<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?><FictionBook xmlns="http://www.gribuser.ru/xml/fictionbook/2.0" xmlns:l="http://www.w3.org/1999/xlink"><description><title-info><genre>antique</genre><author><first-name/><last-name>GinSanRei</last-name></author><book-title>pure5</book-title><lang>ru</lang></title-info><document-info><author><first-name/><last-name>GinSanRei</last-name></author><program-used>calibre 8.4.0, fb2cut 2.5.4, fb2cut 2.6.2</program-used><date>26.7.2025</date><id>0820a2df-4378-4e82-b67b-aa86e9bf58b9</id><version>1.0</version></document-info><publish-info><year>0101</year></publish-info></description><body><section><p>871．ハイ・ライフ　／　降格</p><p>あたしが呼んでくるわあなたが行くと、アニエスが付いて来ようとするでしょうから</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うとジッちゃんに頭を下げて、退室する</p><p>確かにさっきの感じだと、アニエスも水島可憐さんを友達に欲しがっているみたいだったし</p><p>でも、アニエスまで、この部屋に連れて来ることはできないもんな</p><p>ここでは、これからかなり厳しい空気になると思うし</p><p>それにしてもジッちゃんは、どうして鞍馬姉妹をこの部屋に連れて来たまま放置しているんだろう</p><p>鞍馬姉妹は、みすずが主催のパーティに来ることでイチかバチか、鞍馬家の救済をジッちゃんに直訴しようとした</p><p>そして、ジッちゃんはたくさんの名家のお嬢様たちの前で、拒絶してみせた</p><p>鞍馬姉妹は、鞍馬家がもうダメだということで落胆はしているけれど自分たちが黒い森の娼館に売り払われることになっているということは知らないはずだ</p><p>姉妹の父親の鞍馬家の現当主も、どこまで承知しているか判らない</p><p>ジッちゃんは、この姉妹の前で鞍馬家の当主に電話して何らかの話はつけないといけないんじゃないのか</p><p>なのに、鞍馬家の方を飛ばして</p><p>スパイを連れ来てしまった水島家の方から処理しようとしている</p><p>お姉様、お心をしっかりありすがおりますから</p><p>相変わらず気弱な姉を妹が励ましている</p><p>ミナホ姉さんに連れられて緊張した面持ちで、１２歳の水島可憐さんが入って来た</p><p>この度は大変なご無礼を働き、誠に申し訳ございません</p><p>殊勝な態度は関心だが君から謝ってもらっても、どうにもならないのだよ</p><p>これは、水島家と香月家いや、今日のパーティに参加した全ての名家との問題だからな</p><p>天童乙女というスパイが潜入したことは全部の名家に関わる不祥事だ</p><p>天童乙女が、みすずたちの超お嬢様校に潜り込んだことで、それぞれのお嬢様の個人情報を探って、ヤクザに流していたかもしれないという懸念がある</p><p>今日のパーティだってレズッ子仲間にしたお嬢様を操って、みすずにイチャモンを付けたり悪い噂を流して、香月家の評判を落とそうとしていたし</p><p>そういう人間の潜入を許したということは名家全体の問題で</p><p>娘のそれもまだ小学生の可憐さんが謝っても、どうにもできないことだ</p><p>おっしゃる通りでございますわたくしは、まだ若輩者であり今回の失態について、責任を取って責めを受ける資格すら持ってはおりません</p><p>可憐さんは、凛とした態度でそう言う</p><p>ああ、君が自分の意志であのような不逞の輩を、私の屋敷に連れて来たのではないということは判っている</p><p>不逞の輩関西ヤクザたちのスパイである、天童乙女</p><p>君はただ祖父や父親に、あの少女を君の警護役にすると告げられただけだろうだから、全ての罪は水島くんにある私は君を責める気はないよ</p><p>言葉は優しいが、ジッちゃんの表情は冷たい</p><p>お言葉ではございますがしかしながら、私もあの方が問題のある人物であることは承知しておりました判っていたにもかかわらず、わたくしの護衛役として連れ歩いていたのでございます</p><p>だからそれは、君には父親の命令を拒絶することができなかったからなのだろうと言っている</p><p>少し不快そうに、ジッちゃんは答えた</p><p>そうだ悪いのは水島家の可憐さんの祖父や父親たちだ</p><p>可憐さん本人には罪は無い</p><p>それは、あくまでもわたくし個人の事情でございます</p><p>水島可憐さんは、毅然としてそう答える</p><p>そんな理由が名家に生まれた者として、許されないということは承知しております</p><p>若輩者だとしても、わたくしも水島家本家の娘でございます家の外に居る時は、どんな状況に置かれていても、水島の家を代表しているものだと考えております</p><p>名家の本家の娘</p><p>どこに居ても、どんな時でも人々の視線を受ける</p><p>＊＊家の令嬢として、家の名誉を背負っている</p><p>ですから水島家が皆様に対して行ったご無礼は、全て、わたくしも同罪でございます祖父と父の犯した罪は、家の罪ですから、家人としてわたくしも処罰を受けなくてはならないのだと思います</p><p>可憐さんは、おでこに緊張の汗の玉を浮かべている</p><p>一生懸命香月家の恐ろしい当主に立ち向かっている</p><p>特に本日のパーティには、香月様のご家中の皆様だけでなく、わたくしが日頃から敬愛しております先輩の皆様、さらにはわたくしの大切なお友達がたくさんいらっしゃっておりますわたくしは、むざむざと皆様の前に、危険人物を連れて来てしまったのですこの失態は、決して許されるものではございません</p><p>みんな１２歳の可憐さんには、罪が無いことは判っているだろうけれど</p><p>それでも、このままならわだかまりは残るだろう</p><p>形式的だけでも、可憐さんにも何らかの処分をしないとかえって、可憐さんが学校に居づらくなるかもしれない</p><p>香月様は、これから水島の家をご処罰なさると思いますどうか、わたくしも父と一緒に、罰して下さいませそしてお願い致しますどうか、父の臣下やミズシマ・ホールディングスの傘下の企業で働いて下さっている皆様に、罰が及ばぬようにしてはいただけないでしょうか伏して、お願い致します</p><p>可憐さんは、もう一度深々と頭を下げた</p><p>小賢しいね</p><p>驚いてジッちゃんを見る可憐さん</p><p>途中までは良かったが最後のその一言が余計だ作為を感じる</p><p>作為って</p><p>君のような幼い少女が、そういう態度でそういう話をするというのは一見、痛々しくて、何とか救ってやらなくてはいけないように思わされてしまいそうだが</p><p>ジッと、可憐さんを見る</p><p>それも君の祖父や父親の入れ知恵かね</p><p>もし天童乙女の正体がバレて、ジッちゃんの前で申し開きしなければならなくなったら</p><p>こういう風に話せと、祖父たちに命じられてきた</p><p>いや、これは全て、わたくし自身の考えでございます</p><p>可憐さんは、真っ直ぐにジッちゃんを見てそう言う</p><p>だとしたら、君という少女が小賢しいということになる</p><p>まあいい何が本当なのかは、いずれ判るだろうただ</p><p>ジッちゃんは、鞍馬姉妹を見る</p><p>１２歳の少女でも、これだけ立派に自分の意見が言えるのだぞ鞍馬ありすくんは１３歳、鞍馬美里くんに至ってはもう１８歳だろう今まで、この部屋に居て私に対して、何のアピールもしないというのは、どういうことなのかね</p><p>泣いている姉と、その姉を気遣うだけの妹君たちは、自分たちが鞍馬の家を代表しているということさえ判っていないのだな</p><p>ジッちゃんの部屋に連れて来られても鞍馬姉妹は、ずっと怯えているだけだったんだ</p><p>そ、それはわたくしたちから何申し上げるのは、香月様に失礼なのではないかと思ったからなんですっ</p><p>妹のありすさんが、慌ててそう言う</p><p>ふん、後からなら何とでも言える元々、君たちは、みすずの招待にかこつけて、私に鞍馬家の窮状を訴えに来たのだろう</p><p>でも、それはパーティの前に、香月様のご叱責を受けましたので</p><p>一度、怒られたぐらいで、もう諦めるのかねそれで鞍馬家の伝統はどうなる家が潰れたら、ご先祖様に何とお詫びをするんだね鞍馬閣グループで働いてくれている諸君らには何と説明する</p><p>ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい</p><p>姉の鞍馬美里さんが、眼からポロポロ涙を零しながら、ジッちゃんに謝った</p><p>もういいっ君たちのことは、後回しにする水島家の方を先に処理する</p><p>ああこういうことか</p><p>鞍馬姉妹の危機感を煽るために</p><p>部屋に連れて来ておきながら、わざと無視し</p><p>あげくに、後から呼んだ水島家の方を先に片付けようとする</p><p>鞍馬姉妹のプライドは、ズタズタになる</p><p>娼婦に堕とすための精神攻撃は、もう始まっている</p><p>慌てて、言葉を繋げようとする鞍馬ありすさん</p><p>黙っていろと言ったばかりだぞ</p><p>鞍馬美里さんが、また泣き出す</p><p>その阿鼻叫喚な光景が、水島可憐さんの精神も圧迫している</p><p>克子くん、悪いが水島の家に電話してくれ</p><p>はい、かしこまれましたわ</p><p>まるで秘書のように、克子姉が電話を掛ける</p><p>この流れは、事前に打ち合わせしてあったんだろうな</p><p>繋がりました、水島様です</p><p>克子姉の言葉にジッちゃんは、机の上の機械のスイッチを入れる</p><p>香月だ</p><p>か、閣下こ、この度は大変申し訳ございません</p><p>スピーカーから、老人の声がした</p><p>おそらく、これが水島家の現当主で、可憐さんの祖父の声なんだろう</p><p>言い訳は致しません関西の暴力団組織につけ込まれてしまいました気が付いた時には、もう逃げることはできずどうしても、彼らの言う通りにしなければならなくなっていましたそれで、今回のような不祥事を</p><p>水島老人は、ツラツラと語る</p><p>でどうするつもりかね</p><p>ジッちゃんは、一言だけ尋ねた</p><p>そ、それは、もちろん責任を取って、わたくしはミズシマ・ホールディングスの全ての役職から退きます今後は、わたくしの息子に</p><p>それでは足りんね全然、足りない</p><p>ジッちゃんは、バッサリと切り捨てた</p><p>わたくしの息子も、ミズシマ・ホールディングスから離れよと水島家に、ミズシマ・ホールディングスの経営から手を引けとおっしゃるのですか</p><p>そんなことは、どうでもいいのだよ私は、ミズシマ・ホールディングスのことなど興味は無い私を相手に、下らない交渉は止めたまえ</p><p>ジッちゃんは、厳しい声で言う</p><p>水島家の一族が、ミズシマ・ホールディングスの経営陣からいなくなったとしてもグループ企業全ての株の大半は、君が持っているんだ水島家がミズシマ・ホールディングスの傘下企業を支配していることに代わりは無い</p><p>私に譲歩する形にして君の思い通りにしようとする腹づもりだったのだろうがね</p><p>可憐さんの祖父が会長職を辞して、息子に継がせると言えば</p><p>ジッちゃんが、それを拒絶することは判っていたんだ</p><p>それで、ジッちゃんの言うとおりにするフリをして息子を経営のトップの地位に就けないで、話を終わらせようとした</p><p>現実には筆頭株主として、水島家が経営を支配しているし</p><p>いつでも、また企業のトップに戻ることができるのに</p><p>そもそも、君たちはこうなることを狙って、わざと不祥事を起こしたのだろう</p><p>そ、そんなわざとなど今回の一件は、あくまでも暴力団組織の圧力に屈せざるを得なかったという事情から</p><p>ミズシマ・ホールディングスのここ何期かの経営報告を見たよかなり業績が悪化しているようだね</p><p>えいや、あの</p><p>水島老人の声が上ずる</p><p>第２次世界大戦が終わった頃に、こんなジョークがあったのを君は知っているかね</p><p>貧しくて、経済破綻を起こしていてなおかつ国内が、様々な勢力に分かれて争っているどうしょうもない国がある既得権益を守ろうとする古い勢力がのさばっているせいで、国内の社会制度の改革もできないこのままでは、国ごと滅んでしまうことは眼に見えているそこで新しく選ばれた大臣が、こんな提案をするんだ</p><p>こうなったら、もう戦争しかありませんそれも世界一の強国、アメリカに宣戦布告するしかありませんとな</p><p>アメリカに戦争をフッ掛ける</p><p>もちろん、我が国は敗北してしまうでしょう私たちは戦争犯罪人として処罰されるかもしれませんしかし、戦勝国となったアメリカは私たちの国に乗り込んで来て、建て直してくれるはずです何千億ドルもの経済援助をし、古い態勢を崩壊させ、インフラ整備や医療や教育にも協力してくれるはずです戦争に負けることで、アメリカにこの国を再生してもらうのです</p><p>な、何じゃそりゃあ</p><p>第２次大戦後は、実際色んな国がアメリカの援助で立ち直った事例があったからな実際に、国の改革や経済復興のためにアメリカに戦争をフッ掛けた国はないが</p><p>君たちの今回の狙いはつまり、そういうことなのだろ</p><p>名家は潰せない、潰してはならないそれは私の信条だ実際、敗戦時に多くの名家が消えたからな没落したり、品の悪い乗っ取り屋に襲われたりあの頃の私たちは、自分の家を守るだけで精一杯だっただから、助けられなかった家がたくさんあるその後悔を忘れぬために私は、どんなことがあってもこれ以上名家が消えることのないようにしていきたいと思っている</p><p>は、はい、その閣下のお考えは大変よく承知しております</p><p>水島老人は言う</p><p>だから君はわざと不祥事を起こせば、私が君たちの企業に介入し資本を注入し、人材を補強し、傾きかけたミズシマ・ホールディングスを再生すると思ったのだろう</p><p>ジッちゃんが経営陣から、水島家の人間を排除しただけで終わるはずがない</p><p>香月グループから援助をして、ミズシマ・ホールディングスの企業を立ち直させる</p><p>水島家は、大株主だからミズシマ・ホールディングスが蘇れば、それでいい</p><p>ジッちゃんの名家への思いを利用しようとするなんて、酷い話だ</p><p>で、ではお力添えはいただけないのですか</p><p>水島老人は、驚愕している</p><p>君は大きな勘違いをしている私が、次の時代に残していかなくてはならないと考えているのは名家であって、名家の持つ企業グループではない</p><p>し、しかしこのままでは、ミズシマ・ホールディングスは倒れますそうなったら、水島家の資産も全て失われることに</p><p>そうはならんよ</p><p>水島家という名家は残すただし、ミズシマ・ホールディングスという企業グループは、分割し売却する</p><p>ば、売却</p><p>今のままの会社組織、従業員のままで君たちの傘下でない方が、業績が上がりそうなのが何社かあった同業他社に譲渡するべき企業もある雇用者たちの生活を考えたら、そうするのがベストだろうこのまま、ミズシマ・ホールディングスという中途半端な大きさ企業グループの中では、どの企業も先はあるまい</p><p>わ、わたくしたちにミズシマ・ホールディングス・グループを手放せとおっしゃるのですか</p><p>水島老人の言葉に、ジッちゃんは</p><p>そういう了見だから、関西の暴力団組織につけ込まれたのだよ</p><p>強く言った</p><p>水島家にはいや、君には企業グループの総帥たる経営能力が無かったそれだけのことだ世間の皆様にこれ以上迷惑を掛けないうちに、退き給え後片付けぐらいは、助けてやる</p><p>水島家の財産を集めて財団化するんだなそれで、先祖代々の文物は守れる水島家の体面が保てるだけの社会的な地位は、私が用意してやろう狩野家と同じだ</p><p>ああ、社会的な団体とかの名誉職みたいなのをいっぱいやって</p><p>生活だけは何とかできるようにしてくれるのか</p><p>それでは水島家は死んだも同然です</p><p>気落ちした様子で、水島老人は言った</p><p>ミズシマ・ホールディングス・グループを失うなんて</p><p>では、ミズシマ・ホールディングスと共に滅びたまえ</p><p>私の屋敷に暴力団組織の手の者を送り込んだことは全ての名家の怒りを買うことになるだろう私が水島の家は滅ぼすと宣言したら全ての名家が、君との縁を切ることになる</p><p>色んな名家の経営している会社が、一斉にミズシマ・ホールディングスとの取引を止める</p><p>この決定は、私だけでなく歌晏と狩野と連名で出すことにする</p><p>香月家だけでなく３大名家で</p><p>そ、それでは水島家は、全ての名家から見捨てられてしまいます</p><p>君のやったことの結果だ覚悟したまえよ</p><p>か、閣下ぁ</p><p>ああ、君の孫娘だがこのまま、我が家で引き取る私が適当な人物と結婚させ、水島家を継がせるこの娘は小賢しいところがあるが、勇気がある知性もある少なくとも、君や君の息子よりも見所があるちゃんと水島家だけは残してやるから、感謝したまえよ</p><p>お、お待ち下さい可憐はわたくしの大切な孫娘でございます</p><p>大切ならば、どうして暴力団組織の人間に委ねるようなことをしたのかねっ</p><p>厳しく叱責する</p><p>もう切るぞ君のような人間とは、話をするだけムダだ君には誠意が無い真摯さも無い</p><p>お、お待ち下さいかっ、閣下ぁぁ</p><p>ジッちゃんは、返事をせずに電話を切った</p><p>すぐに、別のところへ電話を掛ける</p><p>私だ水島が電話を掛けて来ても、私には繋ぐな君が応対しろそれでミズシマ・ホールディングスの分割の件は、どんどん進めてくれ大丈夫だすぐに泣きついてきて、そうなることになるそれで歌晏家や他の家にも、利益が出るように君のところで調整してくれたまえ今日の件の迷惑料は、それぞれの家に支払ってやらんとならんそうでもせんと、治まらない家もあるだろうから</p><p>ああ大切な家のお嬢様を危険に晒したということで</p><p>他の名家が、水島家を攻撃する前に水島家の持っている利権を分配する話を付けてしまおうというのか</p><p>うむ頼む高浜物産の方は娘がバカだったというだけのことだすでに高浜の方から詫びと今日来ている全ての家に対して、充分な慰謝料を支払うと連絡があった水島のやつも高浜ぐらい、周りを眼を見る眼があれば、こんなことにはならなかったのになまあ、仕方がない</p><p>天童乙女にそそのかされて、香月家に楯突いた高浜さんの方は</p><p>すでに、ジッちゃんや他の名家の人たちに全面降伏したんだ</p><p>だから問題が深刻にならずに許される</p><p>一方、水島家は姑息な工作をしようと企てたから</p><p>全面的に潰されることになった</p><p>頼んだぞ</p><p>ジッちゃんは秘書か、会社の部下か判らないけれど電話を切った</p><p>こういうことになったよ水島可憐くん</p><p>可憐さんに、厳しい表情で言う</p><p>水島家の先祖代々の屋敷や資産はバラバラに売り払われることがないように監視しておくだから、それらはきちんと君が引き継ぐことになるはずだ君個人の物ではなく、君が長となる財団の所有物ということになるかもしれないが</p><p>とりあえず次の世代には、残される</p><p>ミズシマ・ホールディングスという企業グループはなくなるそれは、覚悟してくれたまえ</p><p>可憐さんは、辛そうにうつむいた</p><p>そして、わたくしは水島家には、戻れないのですね</p><p>ああ、申し訳ないが帰すわけにはいかんな人質というわけではないが水島や彼の息子からは、引き離す</p><p>さっき君は家の罪は自分の罪だから、自分のことも罰して下さいと、私に言ったがその考えは、今でも変わっていないかね</p><p>可憐さんは</p><p>はい先ほども申し上げました通りあれは、わたしく自身の覚悟でございます</p><p>祖父や父に命じられたから、ああ言ったのではないと可憐さんは強調する</p><p>では、君自身も処罰することにする</p><p>何なりと、お申し付け下さいませ</p><p>可憐さんは、上品に一礼した</p><p>うむでは君は、今から香月家の家臣となれ</p><p>水島家という名家の令嬢ではない香月家に仕える１人の家臣だ</p><p>可憐さんは、ジッとジッちゃんを見ている</p><p>そうだな君が２０歳になって成人した時に君を水島家の次の当主にするそれまで８年間香月家の臣下して、みすずに仕えるのだ</p><p>みすず様にで、ございますか</p><p>私には、１２歳の少女にしてもらうような仕事は無い</p><p>ムッとして、ジッちゃんはそう言う</p><p>謝罪する、可憐さん</p><p>はっきり言えば君の祖父や父親は、今回、自分たちがしでかしたことの重さを理解していない典型的な坊ちゃん育ちの名家の当主だな自分が何をやっているのか判っていないしやってしまったことの結果、何が起きるかということに対して楽天的過ぎる</p><p>それは私も感じておりました</p><p>水島老人は自分たちが、ミズシマ・ホールディングスの経営から退けば、全てが許されると思っていた</p><p>それどころか、香月グループや他の名家が、ミズシマ・ホールディングスを建て直してくれるだろうとすら</p><p>名家には、結束が必要だ同じ業種で争っている家もあるが長い歴史を共有する古い家同士、なるべく協力しあっていかなくてはならない</p><p>だからこそ水島家が今回したことは、他の名家への裏切り行為なのだ家同士の信頼関係を破壊してしまうことだ</p><p>他の名家のお嬢様たちが集まっているパーティに暴力団関係者を送り込むということは</p><p>しかも、そういうことを引き起こしておきながら簡単に許してもらえるだろうと、舐めた態度に出た</p><p>一罰百戒というつまり水島家に対しては、思い処罰をしなければ、今後またこのようなことが起こらんとも限らない</p><p>暴力団だけでなく、悪い人間たちは、いつだって名家を狙っているのだからもう少し、それぞれの家に警戒させるためにも</p><p>だから、わたくしが名家の地位を剥奪され、みすず様の臣下に降格されるのですね</p><p>可憐さんは、答えた</p><p>うむそこまでやらねば他の家に示しが付くまいそして、さっきは８年後に君が成人したら、水島の家を再興させると約束したがそれも君自身の行動に掛かっている</p><p>わたくしが、みすず様に忠孝を果たさなかったら水島家の再建は無いということですのね</p><p>可憐さんは少し考える</p><p>水島家の先祖代々に伝わる財産の保全に関しては、お約束いただけるのですね</p><p>企業グループは諦めるとしても昔からの屋敷や、美術品などは</p><p>それは保証する私は老齢だが歌晏の息子にも話しておく他の名家の当主たちにもな水島家の財産は、消散しないただしそれを引き継ぐのは、君だ君の祖父や父親とは、私たちは今後、いかなる取引もしない</p><p>ジッちゃんは、１２歳の少女を追い込んでいく</p><p>君は、自らの力でみすずへの忠節を示すことで、それぞれの名家の人々にアピールしていくことになるだろうそして、君の行動が認められれば成人共に、水島家の当主として名家に復帰することができるのだ</p><p>みすずに忠節を尽くすということは</p><p>みすずのペットになるということだ</p><p>そんなことは１２歳の少女は、想像していないだろう</p><p>判りましたわたくし、香月家にお仕え致します</p><p>可憐さんはそう答えた</p><p>わたくしもそうすることでしか、水島家が他の名家の皆様に許していただくことはできないと思います</p><p>そして、何より香月様が、わたくしや水島家のために、ここまでお考えになって下さったことですから</p><p>真面目な顔で、１２歳の美しいお嬢様は言った</p><p>みすず様にお仕えする忠実な臣下になりますわ</p><p>昔、良い家のお坊ちゃん過ぎて大学生でも彼女とセックスしないという男の子が同級生に居ました</p><p>つまり、間違って子供ができたりしたら家の問題になるから、セックスするなと親兄弟に言われてそれを守っているという</p><p>本当に、そういう家の子は実在するわけで</p><p>その男の子の彼女は、セックスしてくれないからという理由で別れてました</p><p>まあ、よくよく考えたら将来的に結婚するつもりはないという表明でもあるわけなので</p><p>一度、その男の子と飲んだ時に聞いたのですが、本当に親に</p><p>お前が誰と結婚するかで、家の力が強化されるんだから勝手に相手を見つけてくるなと言われていたそうです</p><p>そんな人生もあるのか</p><p>872．ハイ・ライフ　／　堕ちる前</p><p>では、後ほど中庭に居る連中に君自身が、そう伝えなさい</p><p>ジッちゃんは、水島可憐さんにそう言う</p><p>今日のパーティに来た名家のお嬢様たちに可憐さん自身が、香月家のみすずの臣下になることを告げるのか</p><p>それは、名家・水島家のお嬢様という地位を奪われることを意味する</p><p>可憐さんは、スッと頭を下げた</p><p>うむ、ではしばらく元の部屋で待機していたまえ</p><p>外では、まだみんな楽しくパーティを続けている</p><p>水島可憐さんがみんなに報告するのは、パーティの終了寸前がベストだろうな</p><p>アニエスの披露と一緒に、すればいい</p><p>あたしが送って行きますわアニエスちゃんたちが居るお部屋でしょ</p><p>ああ、頼む克子くん</p><p>はいじゃあ、参りましょう</p><p>克子姉が笑顔で、水島可憐さんを連れて退室して行った</p><p>部屋の中に残ったのは</p><p>ジッちゃんと2人の専任警護人</p><p>鞍馬姉妹</p><p>そして、オレとミナホ姉さん</p><p>お前たちも、少し外していてくれ</p><p>ジッちゃんが、背後に控えている大徳さん、張本さんに言った</p><p>キョーコくんたちが退室したのだこの部屋にはもう、危険な人物はいない</p><p>は失礼致します</p><p>大徳さんと張本さんも部屋を出て行く</p><p>ドアが、ガチャッと閉ざされると</p><p>お前はどう思うね</p><p>ジッちゃんは、いきなりオレにそう尋ねた</p><p>私はムダなことをしているのかもしれん</p><p>名家のことだよ私は名家を守りたいと思っているが現状は、名家は減る一方だそれも自分から没落の道に進んでいる家が多い</p><p>今の水島の甘えた態度を聞いたいただろ私が名家を潰すようなことはしないと思っているから、こんな不祥事を起こしてもなお、家を救済してもらえるものだと思い込んでいる</p><p>確かに舐めていたよな</p><p>香月家の本家に関西ヤクザのスパイを送り込むっていうことが、どれくらいシャレにならない話なのか全然判っていなかった</p><p>また、今日のパーティには他の名家のお嬢様も来ているわけで他の家がどう思うかなんてことも、考えていない</p><p>だから、あの娘を香月家が保護するのではなく、臣下に落とすしか手がなくなったのだ</p><p>ジッちゃんは苦々しく言う</p><p>話してみたところ水島可憐というあの娘は、まだまともだ今なら、まだ修正がきくだろうしかし、このまま祖父や父親のところへ帰したら名家の地位に甘えただけの困った大人に成長してしまうことは眼に見えている</p><p>いやあの子は</p><p>可憐さんは、ちゃんとした子だったと思うけど</p><p>礼儀正しいし、責任感も強そうだし、頭も良さそうに見えた</p><p>別に、親が変だからって子供も同じ様になるとは限らないと思うけれど</p><p>今の水島家の連中とは引き離し２０歳までみすずに仕えさせ、名家の人間としての教育を徹底的に施してやらんとならんそうしなければ、水島家は屋敷や財産が残ったとしても、名家としての誇りの無い家になってしまうそれでは、家が残ったことにはならん</p><p>ジッちゃんは、オレに話すフリをして鞍馬姉妹に話しているんだな</p><p>鞍馬家もそうだ私たちの忠告を無視して外国資本の口車に乗り、伝統ある鞍馬閣を取り壊し、高層ホテルに建て替えようとしたのに今になって、外国人に騙されていたから助けてくれというのは話にならんよ</p><p>鞍馬姉妹の妹のありすさんが頭を下げる</p><p>君には話していない私は、こいつと内輪の話をしているんだ</p><p>ありすさんを叱りつける、ジッちゃん</p><p>姉の美里さんが、また泣きながら謝る</p><p>水島家は、私の家に不逞の輩を忍び込ませたことによって、傘下の企業グループを失うことになる本家の跡を継ぐべき娘は、香月家の臣下となるそれぐらいの処罰をしなければ他の家が納得しないまた、こんな馬鹿げたことが二度と起こらないように、厳しい態度でのぞむのは当然のことだ</p><p>では、鞍馬家にはいかなる処分を行うべきだろうか鞍馬家が経営している鞍馬閣グループは、本体の鞍馬閣にこそ価値があったその歴史と伝統のある建物と庭園に価値があったからこそ、グループの他のホテルや高級料亭も高い品格を保てたのだ</p><p>価値と品格</p><p>その大切な鞍馬閣が失われてしまった以上、グループに残っているのはどこにでもある普通のホテルや料亭だもし、鞍馬閣の跡地に高級高層ホテルが完成していたとしても、伝統ある古い鞍馬閣が持っていたほどの品格は感じられなかったろう</p><p>どれだけハイグレードな新しいホテルを建設したとしても取り戻せないものがある</p><p>名家とはすなわち何か大切な物を先祖より受け継ぎ、次の世代へと守り続けているかということだ鞍馬の家の場合は、あの鞍馬閣こそが受け継ぎ、守り続けるべきものだったのだそれを失ってしまった以上、鞍馬家はもはや名家ではない私たちが助けてやるべき家ではないのだ</p><p>ジッちゃんの言葉に鞍馬姉妹は、震え上がる</p><p>全く、残念だよこのようなことで、伝統ある名家が１つ消えしまうということは</p><p>ジッちゃんは、水島家は可憐さんの代で再興すると</p><p>企業グループは分割売却しても水島家の先祖代々の屋敷や資産は、財団化してでも、可憐さんに受け継がせると約束していた</p><p>しかし、鞍馬家に対しては</p><p>受け継いでいく価値のあるものさえなくなってしまっているからこのまま潰すと宣言している</p><p>こ、香月様そ、それはあんまりでございます</p><p>あああ、ごめんなさいごめんなさいあああっ</p><p>取り乱す妹と姉</p><p>騒がしいぞ君たちとは、話していないと言っている</p><p>ジッちゃんの態度は、どこまでも冷たい</p><p>怯えて震え上がる妹</p><p>しかし、姉の方は泣きながら</p><p>ご、ごめんなさいわ、わたくしたちがく、鞍馬の家が、もはやお救いいただけないということはわ、判っておりますで、でも</p><p>ポロポロ涙を流しながら、鞍馬美里さんは言う</p><p>わたくしたちは自業自得でもく、鞍馬閣グループで働いていただいている方たちがあの方たちを路頭に迷わせるわけにはそれだけはできません</p><p>ご、ご無礼は承知で申し上げますどうか、鞍馬閣グループだけはお救いいただけけませんか今のままではこのままでは、倒産してしまうと思いますそうなったら、おそらく皆様の退職金を支払うことすらできないのではないかと</p><p>そんな鞍馬美里さんに、ジッちゃんは</p><p>それは君でなく君の父親が、私に言うべきことだろう</p><p>高校生の娘でなくお父さんの鞍馬家の現当主が</p><p>鞍馬閣グループを経営しているのは、お父さんなんだから</p><p>し、しかしあ、あの、香月様は父とお会いして下さらないと伺いましたので</p><p>当たり前だ大金を貸してくれと言ってくるのが判っている男と、どうしてわざわざ時間を作って会ってやらないといけないのだ</p><p>で、ですから父の代わりに、わたくしとお姉様が</p><p>ありすさんも、必死にジッちゃんに言う</p><p>代わりになるわけがないだろうそういうのは、娘を使った泣き落としというのだ</p><p>確かにその通りだと思う</p><p>お前が鞍馬だったとしたらどうする</p><p>ジッちゃんは、オレに尋ねる</p><p>いや、お金を貸してくれるのがジッちゃんしかいないのならまずは、どんなことをしてでも会ってもらうように頑張るだろうけれどでも、自分で会わないと意味がないよなみすずのパーティのついでに、娘からお願いさせるっていうのは違うと思うそれと</p><p>何だ何でも思った通りに言ってみろ</p><p>鞍馬家の方から、自分の身を切るという話が何も出ていないと思う</p><p>身を切るで、ございますか</p><p>ありすさんが、オレに尋ねた</p><p>そうだよただこのままでは、みんな困るのでグループの会社を助けて下さいじゃなくってさジッちゃんにとっても、メリットのある提案をしないとさ</p><p>メリット</p><p>そうだよ鞍馬さんたちは鞍馬さんのお父さんもそうなんだろうけれど、ジッちゃんにはもうすでに充分な資産があって、権力者の知り合いもいっぱいいるからただただ一方的に自分たちの苦況を助けてくれるものだと思ってるだろ</p><p>だからお助け下さいみたいな物の言い方をする</p><p>でもさジッちゃんのとこの香月グループだってみんな営利企業なんだからさ自分にとって損な取引をわざわざやるはずないじゃないか</p><p>しかし鞍馬閣グループには</p><p>ありすさんが反論しようとするが</p><p>本体の鞍馬閣はブッ壊しちゃったんだろうけれど他にもホテルとか高級料亭とかを経営しているんだろ</p><p>鞍馬閣がなくなった以上、他の施設には価値がなくなったと、先ほどおっしゃられたばかりですわ</p><p>ありすさんが、ムッとしてオレを見る</p><p>それは、そう言うさジッちゃんの立場から安く買い叩くチャンスなんだから</p><p>オレは、彼女の眼を見てそう言う</p><p>買い叩く</p><p>驚いている美里さんとありすさん</p><p>はぁホント、お嬢様なんだな</p><p>そういう発想が出て来ないのか</p><p>鞍馬家にお金がないんだから売るしかないんだよジッちゃんは価値が無いって言ったけれどきっと、それでも幾つかのホテルや料亭は、そこそこの値が付くはずなんだゼロっていうことはあり得ない香月グループって、ホテルとか料亭の経営もやっているの</p><p>オレは、ジッちゃんに尋ねた</p><p>もちろんやっている企業もある</p><p>じゃあ、ただお金を貸して下さいじゃなく自分の持っているホテルや料亭を買って下さいっていう話だったら、ジッちゃんは鞍馬さんに会った</p><p>会わんよただ、担当の者に話を聞きに行かせはする無視はせんよ一等地にあるホテルや旅館なら、儲け話に繋がる話になるからな</p><p>で、ですがもし、今の鞍馬閣グループから、高い収益の出ているホテルや旅館がなくなれば</p><p>は、はい鞍馬閣グループが立ち行かなくなってしまいますっ</p><p>美里さんとありすさんがそう言う</p><p>いや、あのだからもう、すでにそういうレベルの話じゃなくなっていると思うんですけれど</p><p>どういうことですのっ</p><p>ツンとするありすさんに、オレは</p><p>だからもう手遅れなんですよ鞍馬閣グループは</p><p>結局、この姉妹も鞍馬家の当主もジッちゃんが動けば、鞍馬閣グループは今のまま存続すると思っている</p><p>君たちの父親は私に資金援助を求めながら、まだ外国の投資家との関係を続けているね</p><p>当座の資金を私から借り入れれば鞍馬閣の跡地に作っている高層ホテルが完成するホテルさえできてしまえば、グループ全体の経営は持ち直すそうなったら、また外国の別の投資ファンドと提携して事業を拡大しようとしているつまり、私のことは一時しのぎだとしか思っていない今後も、私たちの忠告を聞くつもりはないしいつでも、私たちを裏切るつもりでいる</p><p>そ、そんな父は</p><p>わたくしたちのお父様は</p><p>口籠もる鞍馬姉妹</p><p>仕方ないよ君たちの父親は鞍馬くんは名家から逃げ出したいと思っているんだからね</p><p>名家から逃げたい</p><p>名家の一員でいる限り私や歌晏や、他の名家の長老たちの指図を受けることになる私たちは忠告のつもりだが彼にとっては、うるさい老人たちの小言でしかないんだろう名家なんてものから抜けだしてただの実業家として、思う存分自分の力を試してみたいのだと思う</p><p>ジッちゃんの眼は暗かった</p><p>鞍馬くんのような考えは父親から当主を継いだばかりの若い連中に多い自分が名家というぬるま湯の中で育った井の中の蛙だということに気付かず、私たち老人の忠告を聞かずに馬鹿な振る舞いをしようとする者はねただほとんどの場合、臣下が若い当主の暴走を止める鞍馬くんの場合は、残念だったよ家の中に彼を止めてくれる忠臣がいなかったということなんだろうね</p><p>単純に古い鞍馬閣を、最新式の高層ホテルにした方が儲かるって思ったんじゃなくって先祖代々、受け継いで来た鞍馬閣を守り続ける人生が嫌になったってこと</p><p>おそらく完全に破壊してしまえば、過去からの因縁から逃れられると思ったのだろう馬鹿な話だ先祖から受け継ぐ物があったからこそ、名家の一員として豊かな生活を享受してきたというのに</p><p>鞍馬さんのお父さんは、自分の意志で由緒ある鞍馬閣を破壊した</p><p>名家に生まれたしがらみから、逃れたいと</p><p>それなのに資金に困ったら、名家のツテを頼って、ジッちゃんに救済して欲しいと言ってくる</p><p>だからだよ私は鞍馬くんを許すわけにはいかない私たち老人の忠告を聞かなかったら家が潰れようが、企業が倒産しようが絶対に助けないという前例を作らねばならないそうしなければ今後、また似たようなことが起きる</p><p>ジッちゃんたち名家の人たちが残すべきだと思っている先祖代々受け継いできた物を</p><p>若い世代の当主たちが、気軽に処分しないように</p><p>勝手なことをしたら、絶対に助けないというメッセージを出さないと</p><p>わたくしはわたくしだって、あの古い鞍馬閣が大好きでしたあそこには、亡くなったお祖父様たちとの思い出もございましたでも</p><p>鞍馬ありすさんが、ジッちゃんを見る</p><p>なぜ、古い物を残さないといけないのですかわたくしにはお父様のお気持ちも判ります新しい時代なのですから、新しい物を作っていくことだって必要ではありませんか</p><p>君のように若い人間には、判らないことなのかもしれないただ１つの現実があるどれだけ素晴らしいホテルを建て直そうと、古い鞍馬閣の方が価値があったということだこれだけは絶対に覆らんよ</p><p>何故です新しいホテルだってお父様が一生懸命なさったら、古い鞍馬閣の価値を上回ることができるかもしれないではありませんか</p><p>ありすさんはそう言う</p><p>無理だね古き物とはそれだけで、充分な価値があるのだよ</p><p>キッパリと、ジッちゃんは答える</p><p>どんな物もいずれは失われる人は死ぬ物は壊れる永遠に残るものなど、この宇宙にはないいや、宇宙そのものにさえ終わりがある</p><p>エントロピーという言葉を知っているか</p><p>そんなの初めて聞いた</p><p>物質は、エネルギーに変わるエネルギーに変われば、失われるお前は、毎日何キロもの食料を食べるが、お前の体重はそんなに変わらないでは、食べたはずの物質の重さはどこへ行ったのか答えは、エネルギーに変換され消滅してしまった</p><p>判るかね人間が物を食べて活動する度にエネルギー化された分だけ、宇宙から物質が消える火もエネルギーだどんな物も燃やせば消滅するいや、ただこうやって座っているだけでも風が触れるだけで、摩擦熱が起きる熱になることで物質は減っていくこの世のあらゆる物質はいずれエネルギーとなり、消滅する宇宙は誕生して以来、どんどん消滅し軽くなっているのだいずれは何もかもが消えゆく運命にある</p><p>あの鞍馬閣は約百年の歴史があった当時の美術・工芸の粋を集めて作られた建物と庭が百年の時を経て、現存していたのだそれがどれだけ価値のあることだったのか君には判らないのか</p><p>鞍馬ありすさんは、ウッと息を呑む</p><p>物は失われる無常だだからこそ私たちは、古き物をできうる限り、後生に伝えていかねばならないのではないか特に、先祖より古き物を託された私たち、名家の人間は</p><p>ジッちゃんは、ハァと大きく溜息を吐く</p><p>いや鞍馬閣は、もう失われたのだな守るべき古き物を失くした鞍馬家はもはや名家ではない</p><p>も、申し訳ございませんでしたぁぁ</p><p>鞍馬美里さんが、椅子から床に這いつくばりジッちゃんに土下座した</p><p>激しく泣きじゃくりながら</p><p>ありすさんも、慌てて床に膝を付く</p><p>ありすも香月様にお詫びなさい</p><p>でもじゃありませんわ</p><p>だけど香月様にお詫びしてももう、鞍馬家が潰れてしまうのなら</p><p>あらそれは、あなたたち次第だと思うけれど</p><p>ミナホ姉さんが動き出す</p><p>水島さんの件をあなたたちは見ていたのではなくて</p><p>ニヤッと、姉妹に微笑む</p><p>経営していた企業グループは全て失うことになっても水島家は、名家として生き残ることが許されたわただし今後の水島可憐さんの働き次第でしょうけれど</p><p>ジッちゃんは、２０歳になったら可憐さんを水島家の当主にして、名家の一員に復帰させると約束はした</p><p>ただしそれは、可憐さんがみすずの臣下として、ちゃんと働いたことを認められたらで</p><p>可憐さんが忠実な臣下でなかったら約束は守られないだろう</p><p>わ、わたくしたちも香月家の臣下になれとおっしゃるのですか</p><p>気の強いありすさんが、ミナホ姉さんに言う</p><p>臣下になんて、なれるはずがないでしょ</p><p>鞍馬家がしたことは水島家以上の大罪なのよ鞍馬閣は、名家の皆様にとっても、思い出の多い大切な場所だったのだから</p><p>大切な聖地が勝手に壊されてしまった</p><p>ジッちゃんたちの再三の忠告を無視して</p><p>水島家は、罰として一定期間、名家としての地位を失うだけで済んだのよ可憐さんの臣下降格はいずれ、名家に復帰するということが前提になっているんだものでも、鞍馬家は自ら、名家の地位を放棄したと見なされているわけですから</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、鞍馬姉妹はお互いの身体を抱きしめて震え出す</p><p>ではわたくしたちは、どうしたら良いとおっしゃるのですか</p><p>頑張ってそう尋ねるが、ありすさんの声も震えていた</p><p>陰徳を積みたまえ</p><p>イントク</p><p>鞍馬閣グループの優良な施設は、買い取ってやる香月グループだけでなく、他の名家にも口をきいてやる買い叩きはせん適価で買おうそうでないと、外国資本が買い取ろうとするだろうそれは避けたいすでに、君たちの父親のところにに国外からの話が来ていることも知っている</p><p>別に構わん営利企業なのだからより良い条件を出したところに売りたいと思うのは当然だろうただの商売人なら、そう考えるはずだ</p><p>ジッちゃんはもう、姉妹の父親を名家の一員ではなくただの商売人と言い切った</p><p>だから、外国の連中よりは高く買ってやる従業員も、そのまま全員雇用し続けるそれも約束するしかしこれは、名家の人間同士の助け合いではなく、ただのビジネスだ香月グループとしては、それ以上のことはするつもりはない</p><p>で、ですがそれでは鞍馬閣グループには、業績の悪い施設しか残りませんし売却で得たお金だけでは、現在の苦況を乗り切ることはできません</p><p>鞍馬美里さんは、ジッちゃんにそう言う</p><p>そんなことは私は知らんよビジネスにならないことを香月グループはしない</p><p>断固としてそう言う</p><p>もうダメですわお姉様</p><p>諦めようとするありすさん</p><p>ありすさんは、まだ１３歳ですからきっとご存じないでしょうね</p><p>でも、美里さんは、もう１８歳でいらっしゃいますからご存じかもしれないと思うんです</p><p>何のお話でしょう</p><p>床に手をついたままミナホ姉さんを見上げる、美里さん</p><p>あたし黒森御名穂と言います</p><p>ミナホ姉さんは自己紹介をする</p><p>黒い森という組織のこと聞いたことは、ございませんか</p><p>ポカンとしてる、鞍馬姉妹</p><p>政財界の要職にある高貴な皆様に若くて健康的な女性を提供しております</p><p>驚く、美里さん</p><p>お、お姉様どういうお話ですの</p><p>ああ、ありすさんは性的なサービスをする娼婦の存在を知らないのか</p><p>いや、もしかしたらセックスそのものの知識も無いのかもしれない</p><p>瑠璃子という前例もある</p><p>そういう高級娼館の主をしております</p><p>微笑む、ミナホ姉さん</p><p>そういうお仕事の方がわたくしたちに何か御用なのですか</p><p>毅然として、美里さんは尋ねる</p><p>いえお金にお困りでしたら、お売りになられたら良いと思うんですあたしのところは、お客様は皆様裕福な方たちばかりですし</p><p>わたくしに娼婦になれとおっしゃるのですか</p><p>ムッとする美里さん</p><p>そういう選択肢もあるというお話ですわあたし強制するつもりは、ございませんからあなたの方から雇って下さいと頭を下げて来ない限り、あたしの方からお話を進めるつもりはございませんから</p><p>ミナホ姉さんは、余裕たっぷりにそう言い切った</p><p>感想欄の返信が滞りっぱなしで、済みません</p><p>何とか少しずつ、返信していきます</p><p>やっと、時間が取れそうなので</p><p>次話で何とか鞍馬姉妹を納得させてアニエスの披露で、パーティは終わりですね</p><p>で、夜のエロ話の方へ</p><p>1人ずつ、やっつけていく感じですか</p><p>今日、小耳に挟んだ話</p><p>秋葉原で、オモチャ屋さん同士らしい人たちの会話</p><p>先週くらいからさ、妖怪＊＊がパタッと売れなくなった</p><p>やばいじゃん</p><p>うん多分、もう子供が飽きたんだと思う</p><p>流行りに火が付く時もハッとするけれど下火になる時も判るよな</p><p>うんいつものパターン今が潮目もう多分ダメだね</p><p>でも先週とかに、新商品が出たばっかりじゃないプラモとか</p><p>だからＢ社は判ってないんだよ遅いんだってもっと早く出してくれりゃ、飛ぶように売れたのにさ</p><p>まあ、小買の言うことは聞いてくんねーもんなあ</p><p>ああ妖怪＊＊、そんなことになっているんだ</p><p>あくまでも、この人たちの意見なんだろうけれど</p><p>873．ハイ・ライフ　／　魔改造</p><p>お姉様、娼館とか娼婦とかわたくしには、初めて聞きましたそれは、どのようなものなのですか</p><p>やっぱり、まだ１３歳のお嬢様鞍馬ありすさんは、性的な知識を制限されている</p><p>娼婦というのはお金をいただく代わりに、殿方にいかがわしい行為をする仕事のことです</p><p>姉の鞍馬美里さんが、答える</p><p>いかがわしいそれは具体的には、どのようなことなのですか</p><p>それはわたくしにも、よく判りませんっ</p><p>１８歳の美里さんは、世の中にセックスというものが存在していることは知っているようだ</p><p>ただ、その具体的な詳細までは、よく知らないみたいだな</p><p>さっきの水島可憐さんもそうだけど</p><p>本当に、みんな箱入りの超・お嬢様なんだ</p><p>いやきっと</p><p>あれだけ余裕たっぷりの雰囲気を醸し出している歌晏さん桃子姉ちゃんだって、性的な知識は疎いんだろう</p><p>キョーコさんがジッちゃんに抗議していた通りお嬢様たちの性は、抑圧されたままになっているのかもしれない</p><p>でも、お金にはなるわよあたしの娼館のお客様は、皆さん、とってもお金持ちですから</p><p>鞍馬美里さんは、ジッちゃんを見て</p><p>これは香月様のご命令ですか</p><p>キッとして尋ねる</p><p>香月様はわたくしたち鞍馬の血を引く娘を、娼婦になさりたいのですか</p><p>私は知らんよたまたま、ここに居た御名穂くんが、そういう商売もやっている人間で君たちに、ビジネスを持ち掛けているだけじゃないか</p><p>自分の意志とは関係無いと言い切る</p><p>そのオファーを受けるか、断るかは君たち自身の問題だ私の関知する問題ではないただ御名穂くんの話は、よく聞いておいた方が良いと思うぞ今の情勢ならば鞍馬家は確実に破産するし、私たちが買い取りを拒否した鞍馬閣グループのホテルや料亭は、経営破綻する確か解雇する従業員に支払う退職金さえ不足していると言っていたね</p><p>さっき鞍馬美里さんが、ジッちゃんに資金援助してもらうために言った言葉がブーメランになって跳ね返って来る</p><p>鞍馬家のせいで長年働いてくれた従業員たちにまで迷惑を掛けるつもりかね取引先への支払いは、全て終わっているのかね鞍馬閣グループの崩壊の煽りを食らって、よそ様の企業を連鎖倒産させたりしたら大変なことになるぞ</p><p>口籠もる美里さん</p><p>そう思われるのでしたら、お助け下さいお願い致します、香月様</p><p>鞍馬ありすさんが、破れかぶれでジッちゃんに叫ぶ</p><p>いい加減にしたまえ</p><p>私は、できる限り名家を残したいとは願っているしかし、だからといって私に全ての家を救済するだけの力があると思うかね</p><p>でも香月様は鞍馬の家よりも、もっともっと大きなお家のご当主でいらっしゃいますわ</p><p>ありすさんは、半泣きで叫ぶ</p><p>その通りだ正直に言おう香月グループの財力なら、鞍馬閣グループを吸収し、君たちの全ての負債を帳消しにすることは可能だろう</p><p>だが、そんなことは絶対にしてはならないのだ</p><p>強い眼で睨む、１３歳の美少女にジッちゃんは</p><p>名家の当主が舵取りを失敗して、自分の企業体の経営を傾かせてしまったとしても必ず、香月家が救済してくれるなんという噂になっては困るのだそんないい加減なことではなどうせ最後は、香月が尻を拭いてくれると、放漫な経営をする名家が出て来るかもしれないわざと経営を悪化させて、私から資金を引き出そうとするような輩だっている君はさっきの私と水島くんの電話を聞いていただろう</p><p>そうだ水島可憐さんの祖父は</p><p>香月家にスパイを送り込む不祥事を利用して自分たちの企業を、香月家の力で建て直してもらおうとしていた</p><p>名家の当主たちが、みんなああいう甘い考えの人間になってしまったら香月家の財産は、全て、他の家の救済で食い潰されてしまうそういうことは避けないといけない</p><p>そもそも、鞍馬の今の当主だって散々、ジッちゃんの忠告を無視した結果、大失敗をしたのに</p><p>平気で、ジッちゃんに助けてもらおうとしている、どうしょうもない人だ</p><p>だから私は、君たちにビジネスとして成立する以上のことはしてやれなのだ香月グループが買い取る価値のある資産だけは、買ってやる後のことは、知らん君たち自身の力で不足分の資金を調達するか、全てを投げ捨てて夜逃げでもしたまえ</p><p>ありすさんは、どうしていいか判らないという表情をしていた</p><p>幼い君のために、もう一度判りやすく説明してやったのだ感謝して欲しいね</p><p>吐き捨てる様に、ジッちゃんは言った</p><p>一応、あたしの方で計算してあるのよ鞍馬家が、全ての事業を清算するためには、あとどれくらいのお金が必要かまだ残っている採算性の悪いホテルや料亭は、どこかの会社に引き取ってもらうのだってお金が掛かるのよそれから再雇用できない従業員たちの再就職とかのお世話とかも今すでに足りないお金だけでなく、これから必要になるお金もいっぱいあるのよ</p><p>そうねもしあたしのところで娼婦になるのなら、そういう一切合切も全て請け負ってあげることはできるわよあたしが責任を持って、処理するわ</p><p>御名穂くんの能力は、私が保証する彼女の仕事は信頼できるよ</p><p>多分ねあなたたちが娼婦になるぐらいのことをしないと、鞍馬家の抱える問題は対処できないと思うわ</p><p>香月家が救済しないということはこの国の金融機関は、全て鞍馬閣グループの支援はしないということよとういうより今回の件は、あなたたちのお父様が外国の投資家ファンドの口車に乗ったのがそもそもの始まりでしょ国内のお金に関する業務をやっている会社の鞍馬家の評判はサイアクよでも、だからと言って国外の金融機関を頼っても、この先近寄って来るのは、みんなハゲタカよ残っている鞍馬家の資産を剥ぎ取ることしか考えていない連中つまりねあなたたちの家は、もう詰んでいるのよ</p><p>国内には、鞍馬家を助ける人はもういない</p><p>国外を探しても鬼みたいなやつらが寄って来るだけだ</p><p>わ、わたくしたちは</p><p>姉妹は床の上で絶望する</p><p>だから、娼婦になることをお勧めするのよメリットは２つあるわ１つはとにかく、お金になるということあなたみたいな、若いだけで何の能力も無い甘やかされて育てられたお嬢様でも、たくさんのお金を稼ぐことができるわ</p><p>具体的な金額を言わないのは</p><p>この２人が、本物のお嬢様だからだ</p><p>この子たちは、お金で困った経験はこれまで１度も無いだろうから</p><p>１０万円も、１００万円も、１０００万円も大した区別がない</p><p>自分が客といかがわしい行為をして働けば企業グループの損失を埋めるぐらいのお金を稼ぐことができると信じ込ませることができる</p><p>もう１つのメリットは鞍馬家の令嬢が娼婦になってまで、負債を返済しようとしているという姿を示すことができれば今は、あなたたちに冷たい態度を取るしかない名家の皆様も、態度を変えられるかもしれないということね</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、ありすさんが顔を上げる</p><p>結局鞍馬家が、自分のしたことに対して、きちんと責任を果たしているかどうかが問題なのよ香月様や他の名家に泣きつくだけでなくちゃんと、自分の身を切るようなことをしているのかどうかがお嬢様が娼婦になってまで、負債や従業員たちへの補償金を稼いでいるというのは、皆様に対するアピールとしては一番良い物だと思うけれど</p><p>姉の美里さんも、ハッとしてミナホ姉さんを見上げる</p><p>まあいいわこちらのお屋敷に、あたしは、もうしばらく居ますからあたしが帰るまでにじっくり考えておいて</p><p>バサッとミナホ姉さんは、話を打ち切る</p><p>ああ、勝手にやっていてくれたまえいずれにせよ、私は鞍馬家のことには、深くは関わりたくない</p><p>ジッちゃんも、そう言う</p><p>君たちがどうするにしても中庭にいる他の家の少女たちが、この屋敷から帰るまでは、ここに居てもらう鞍馬の娘たちは、先に帰ったらしいなんて話になるのは、君たちも困るだろうしばらく、この部屋に居て今後の身の振り方を考えてみたまえ</p><p>家にお父様と連絡したいのですが</p><p>鞍馬ありすさんが、ジッちゃんに言う</p><p>わたくしたちの携帯電話は、車の方に置いたままになっております</p><p>ああ携帯電話なんかを、香月家のパーティに持ち込むのは無粋だから</p><p>ここの屋敷の中では、携帯電話は使えんよそういう風にしてある</p><p>スパイが入り込んで、外部と連絡なんかをしないようにか</p><p>電話は、ここにあるこれを使いたまえ受話器を取ったら、私の秘書に繋がるから彼女から、鞍馬家でも、鞍馬くん本人の携帯電話にでも繋いでもらうといい</p><p>警察とか、弁護士とか、報道関係者とか</p><p>ジッちゃんが電話して欲しくない人とは、電話することができない</p><p>さて、私もそろそろ仕事に戻らんといけないお前も来い御名穂くんもだこの部屋には、この姉妹だけにしてやろう</p><p>お茶などが欲しくなったら、同じようにその電話で秘書に言い給え遠慮はいらん企業への資金援助はしてやらんが、お茶と菓子ぐらいは幾らでも出してやる</p><p>みすずたちのパーティがお開きになるまで、もう１時間もかかるまいそれまで姉妹で話し合ってみるんだな</p><p>鞍馬姉妹はうつむいたまま返答をしなかった</p><p>ジッちゃんと一緒に外に出る</p><p>ミナホ姉さんも一緒だ</p><p>外では、待機していた大徳さんたちがジッちゃんの前後に立つ</p><p>大丈夫だあの部屋の監視はさせている思い詰めて、自殺するようなことはないだろうというよりそこまで思い詰めるほど、あの姉妹にとって今の逆境がリアリティのある物にまだ感じられていないと思う</p><p>廊下を歩きながらジッちゃんは、そう言う</p><p>鞍馬さんたちがいや、予定ではお姉さんの美里さんだけなんだっけ娼婦になるのは</p><p>ミナホ姉さんが、返事する</p><p>でも美里さんが娼婦になっても、鞍馬閣グループの借金を全部返すとかは無理だろ</p><p>高級娼婦なんだから数百万とか、数千万までは稼げるかもしれないけれど</p><p>当たり前だ鞍馬閣グループの負債は、数百億だぞ</p><p>さっき御名穂くんが言った通り清算してやるだけでも、大変な苦労だだが、やってやらねばなるまい</p><p>あの子たちには、香月様でなくあたしが清算事業を担当すると話したけれどこんな大きな企業グループの清算なんて、香月グループじゃないと無理よ</p><p>そうだ結局は私がケツを拭いてやるしかないだが、それではさっき話していた通り他の名家に対して示しがつかんからなだから鞍馬家は、名家としての地位を剥奪し娘を娼婦に堕とすそこまで酷いことをやらなければならんのだよ</p><p>ああ鞍馬姉妹には、ああ言ったけれど</p><p>実際のところ、ジッちゃんが動いてあげるしかないのか</p><p>鞍馬家にしても、水島家にしても自分から、落ちていく私は、できる限り多くの名家を残したいのに私自身が、名家であった家を格落ちさせる宣言をしてやることになるとは</p><p>香月様水島様の方は、いずれまた名家に復帰させるという予定ですから</p><p>ミナホ姉さんが、そう言ってジッちゃんを慰める</p><p>水島可憐さんが、みすずの忠実な臣下として仕えてくれたなら２０歳で、水島家の当主にして、水島家を再興させるという約束をしている</p><p>それまでは、水島家の先祖代々の財産も保全すると</p><p>水島家は、まだ眼が残っているしかし、鞍馬家は</p><p>ジッちゃんの声は暗い</p><p>子孫に残すべき資産すら、もう無いのだからな</p><p>鞍馬閣の歴史ある建物も庭園も今は、もう無い</p><p>情けない話だまったく</p><p>名家というものに対しての、ジッちゃんの思いはオレには判らない</p><p>とにかく、水島の娘たちの方は頼む</p><p>ジッちゃんは、ミナホ姉さんにそう告げた</p><p>親の方は私が片付けておくよ</p><p>鞍馬の家は本当に潰れてしまうんだな</p><p>良信いいかしら</p><p>黒森公でなく、オレを良信と呼んだ</p><p>黒い森の娼館では、もう娘を無理矢理にレイプして、娼婦に堕としたりはしないから</p><p>だから、鞍馬美里さんには自分から、額を床に擦り付けて娼婦をやらせて下さいと懇願させるわよきちんと納得した上で、働いてもらうようにするから</p><p>それがミナホ姉さんの娼館を再開する覚悟</p><p>そうなるようにするためには嘘も吐くわ酷い誤魔化しもするわそれでも、あの子自身が自分の意志で、そう決めたと思ってくれないと、娼婦なんていうツライ仕事には耐えられないわ</p><p>判っているオレもどんな酷いことでもするよあの子が、割り切って娼婦になれるように</p><p>この件は、鞍馬家とその企業の経済問題だけでなく</p><p>他の名家をも巻き込んでいる</p><p>鞍馬美里さんが娼婦にならないと色んなことが、色んな立場の人たちが収まらない</p><p>だからこの運命は、もう変えられない</p><p>ありすさんもだよね</p><p>ええあなたももう判っていると思うけれど美里さんは、精神的に脆いから</p><p>妹とセットでないと心が壊れる</p><p>いや、ありすさんだって姉だけに、辛い思いをさせることはできないだろう</p><p>でも、ありすさんの方がダマシやすいでしょ</p><p>ミナホ姉さんは、真顔でそう言った</p><p>性的な知識がなくて、姉をいつもかばおうとしていてしかも、物怖じせずにハキハキと喋る子だ</p><p>内向的な性質の姉よりも、堕としやすいだろう</p><p>やり方は、あなたに任せるわ黒い森は１３歳の娼婦は使わないからありすさんの方は、あなた専用のセックス玩具にしてちょうだい</p><p>ミナホ姉さんは、ジッちゃんの前でそう言う</p><p>ああ、お前の好きにしろただしだ</p><p>鞍馬の姉妹には他のお前の女たちのように、セックスをただ幸福なだけの愛の行為だと思わせるな家の犯した罪のために、ガマンしてやらなくてはならない苦行だと思わせろ</p><p>姉は、それで金を稼ぐのだからな肉体とプライドを犠牲にした厳しい労働だからこそ、高い金額を支払ってもらえるものだと思わせなくてはならない妹も、姉と一緒に生活させる以上はセックスがツライ行為だと思っていてもらわないと困る</p><p>鞍馬さんたちを調教する時は、アニエスや他の子たちとは一緒にさせないわよ</p><p>５年経ったら、あたしは娼館を完全に止めるわその時には鞍馬姉妹は、一般社会に解放して、普通の生活をしてもらわないといけないんだから</p><p>絶対にオレたちの家族にはしないってこと</p><p>当たり前でしょあたしたちは、あの子たちを地獄に堕とすのよちゃんと最後まで、嫌われていないといけないわ</p><p>最後まで嫌われる</p><p>娼館の運営者としてのあたしのことを嫌っていた子たちはみんな、黒い森の営業を停止した後、普通の生活を始めてくれたわ</p><p>お屋敷に居た娼婦のお姉さんたち</p><p>だけど娼館の主であるあたしのことを嫌わないでくれた子に限って、みんなまた戻って来ようとするのよ</p><p>新しい生活を始めるためのお金まで渡したのに</p><p>ミナホ姉さんに、また娼婦に戻りたいと言ってきたお姉さんたちが数人居た</p><p>だから、ミナホ姉さんは５年間限定で、娼館を再開しなくてはいけなくなった</p><p>克子や渚もそうでしょあたしのことを好きでいてくれたからまだ、あたしの側に居てくれる</p><p>娼館でのことなんて、さっさと忘れた方がいいのよそのためには娼婦たちに、ちゃんと嫌われていないといけなって思ったの反省したのよ１分、１秒でも早くさっさと娼館から離れたいあたしの顔なんて、一生思い出したくないっていう風でないとまた、戻ってきちゃう子が現れると思うから</p><p>ミナホ姉さんには、苦い体験になっているんだ</p><p>だから、最初から一線を引いておいてあたしたちは、鞍馬さんたちに酷いことをするのよお姉さんを娼婦に堕とし、妹さんを性玩具にするの５年間ねそれは絶対に許されてはいけない犯罪行為なんだからあの子たちには、好かれてはダメなのよ</p><p>５年経ったら関係を断つことができるように</p><p>判った腹を括るよ</p><p>オレは、ミナホ姉さんにそう答えた</p><p>お前たちのそういう真面目さを私は気に入っているよ</p><p>ジッちゃんは、フフンと笑う</p><p>しかし、鞍馬の娘たちは無理に犯さないということは判ったが</p><p>あっちの娘の方はレイプするしかないだろう</p><p>真顔で、ジッちゃんは言う</p><p>あっちの娘ってどっちの娘</p><p>スパイの娘に決まっているだろう</p><p>天童乙女か</p><p>キョーコくんが要らないと言っていた以上お前たちが引き取れ</p><p>あの子も帰るところが無いですものね</p><p>私たちへの嫌がらせとして使い捨ての鉄砲玉にされた娘だもう地元の関西には帰れまい</p><p>お父さんが有名な関西のヤクザらしいし</p><p>敵は巫女の力のことを知っているのよ</p><p>巫女の力で精神支配されているかもしれない娘を関西のヤクザたちが受け入れると思うかね</p><p>オレたちの言うなりになっているかもしれないんだから</p><p>このまま、関西に戻したら大阪駅に着いた瞬間に暗殺されるわよ、あの子</p><p>巫女の力の恐ろしさは、ヤクザたちもよく知っている</p><p>自分の命とかを考えずに、どんな恐ろしいことでも巫女の指示通りにやるのだから</p><p>暴力団の事務所で自爆テロとかされたらたまらない</p><p>と、同時にヤクザの嫌がらせは、まだ終わっていないのよ</p><p>あなたがヤクザだったら次はどんな手を使う</p><p>世間的にはあのスパイの天童乙女さんだって、ごく普通の高校生なのよ</p><p>このままあの子から連絡が途絶えればうちの娘が、香月家のパーティに行ったまま返って来ないと警察に連絡するでしょうね</p><p>ヤクザが警察に</p><p>そしてマスコミにもお金を積んだら、どんな記事でも書くっていう人はいるから</p><p>本当に、地道な嫌がらせだな香月家の評判を落とすためだけの</p><p>こちらが、あのスパイを拘束すれば警察を通じて、取り返そうとするその時にもし、うちの警護人と戦闘した跡が残っていたら香月セキュリティ・サービスに暴行されたと訴えるまた大きな騒ぎにならずに、無事に香月家のパーティから帰って来たり私たちに拘束されても、すぐに解放された場合はヤクザたちがあの娘を殺害する</p><p>無事に屋敷の外に出て来た天童乙女を、なぜ殺す</p><p>それだってマスコミには、香月家のパーティに行ったら死体で帰って来たと騒がせるのさ高校生の娘の変死ならば、どんなことでもニュースになるそうなれば、今日、パーティに来ている他の家の娘たちにも迷惑がかかるそれで香月家が、他の名家から嫌われるようになる</p><p>何て言う身勝手な作戦だ</p><p>だからまずは、水島可憐さんの身柄を抑えたのよ天童乙女さんは、水島さんの警護役という名目で来ているんだから</p><p>可憐さんが帰宅しなければ、天童乙女もここの屋敷に残っても変ではない</p><p>その上で元気そうな天童乙女さんを、一般の人に目撃させておかないといけないわ</p><p>ああ、うちの子が返って来ないとか香月家の中で暴行を受けたとか訴えられても、対処できるように</p><p>パーティが終わった後で、天童乙女さんとハンバーガーでも食べてきなさい</p><p>ついでにヤクザたちの襲撃も跳ね返してね</p><p>襲ってくるのは、決定事項か</p><p>いや、でも天童乙女が、オレとハンバーガーとか食ってくれるかな</p><p>凄い美人だけれどあんな気が強そうで、おっかない人が</p><p>何のために巫女の力があると思っているの</p><p>天童乙女さん性格から何から、全部、あなたの好きなように作り替えなさい</p><p>肉体だけでなく、精神もレイプなさいそれしか方法が無いのよ</p><p>放っておいたら、確実に殺される娘だ死なせたくなかったら、躊躇するな</p><p>子供の頃、夕方の4時頃になるといつも近所の家からピアノが聞こえてきた</p><p>毎日、同じ時間、ピアノの練習をしているのだろう</p><p>曲は毎回違っていてだけど、とても綺麗なクラッシックの曲ばかりだった</p><p>私はいつも、この美しいピアノの曲は誰が弾いているんだろうかと思っていた</p><p>きっと近所の大きなお屋敷にとっても綺麗なお嬢様が居て</p><p>その人が白くて長い指で弾いているんだと妄想していた</p><p>それから数年後</p><p>やっぱり、毎日、午後4時に近所からピアノの曲が聞こえて来るのだけれど</p><p>どういうわけだか</p><p>毎日、演奏されるのは、ドリフのひげダンスの曲だけになっていた</p><p>こりゃ、深窓のお嬢様じゃねーなと、ガックリした</p><p>今はもう、近所からピアノの音なんて全くしなくなった</p><p>そして、結局あのピアノは、近所のどの家が弾いていたのかも、判らないままになっている</p><p>874．ハイ・ライフ　／　オバケの妹</p><p>天童乙女という少女を、オレたちにとって都合の良い性格の少女に精神改造する</p><p>そんなことは、本当なら絶対にやってはいけないことだ</p><p>関西ヤクザの侠客の娘として生まれた天童乙女が、オレたちの仲間になる可能性は無い</p><p>自分でも鉄砲玉として使い捨てになることを覚悟して、ここに潜入して来ているはずだ</p><p>自分が死ぬことで、香月家のことが悪く報道されダメージを与えることができりば、それでも構わないと考えているのかもしれない</p><p>今、天童乙女は</p><p>あっちの部屋に隔離してあるわ</p><p>自分の眼で確かめてこいお前に任したからな</p><p>ジッちゃんはそう言うと大徳さんたちと共に、奥の部屋に消えて行った</p><p>天童さんに会うのなら、月子さんを呼んで来ないといけないわね</p><p>今の天童乙女は、月子の巫女の力で精神支配されている</p><p>オレが様子を見に行くにしても、月子に一緒に来てもらった方が良い</p><p>ヨミとルナは、連れてっちゃダメなんだよね</p><p>ええ複数の巫女が、もし矛盾する内容の命令を受けたら、天童さんの精神がおかしくなってしまうわ</p><p>例えば、月子からずっと、そこに居ろ動くなと命令されているのにヨミやルナから立って、走りなさいとか、新しい指示を命じられたら</p><p>天童乙女の心が混乱する</p><p>今はまだ月子の方が力が強いからおそらく、立ち上がったりはしないだろうけれど</p><p>相矛盾する命令に心が葛藤したままの状態になる</p><p>ブレーキを掛けたまま、自転車のペダルを無理にこぎ続けるようなものだからやがては、かなり深刻なダメージに発展してしまうだろう</p><p>でも、月子で良かったよ天童乙女の心を支配した巫女が</p><p>オレは、月子たちの居る部屋に向かいながらミナホ姉さんに言った</p><p>だってヨミとかだと、おふざけが混じっちゃうだろうからさ天童乙女を、ハチャメチャナ性格の子に変えてしまいそうだし</p><p>ヨミは調子に乗りやすい性格だからな</p><p>その点、月子はとっても真面目な性格だからさ</p><p>無茶なことはしないだろうと思う</p><p>そうかしら月子さんみたいな、一見、大人しくて真面目な子の方が、突飛なことをしでかすものよ</p><p>普段、抑えている人ほど解放されると、弾けるんだから</p><p>そういう考えも、あるんだな</p><p>まあ、いいんじゃない思いっきり、ハチャメチャなことになってもあたしたちからすれば、どうなっても構わない人なんだし</p><p>ミナホ姉さんは、天童乙女のことをそう考えている</p><p>それに月子さんにしても、ヨミさんにしてもルナちゃんは、ちょっと判らないけれど1度はやってみたかったはずよ</p><p>自分の中の巫女の力を全開に解放して人の心を、自由に変えてしまうことそれができるのに今までは、できなかったんだから</p><p>だって、それはそれがどんなに恐ろしいことなのか、オレたちにはみんな判っていることなんだしさ</p><p>巫女の力の暴走</p><p>人生に絶望した月子たちの母親の力が同じ巫女の力を持つ清美さんに飛び火して</p><p>清美さんは力に呑み込まれてたくさんの人を死に追いやった上に、自分も自殺した</p><p>巫女の力は、強大で恐ろしすぎる</p><p>一度、力で捻じ曲げてしまった心は２度と元に戻らない</p><p>オレたちはもう天童乙女に力を使ってしまったんだしさ</p><p>月子は、天童乙女に自分に従えと命じた</p><p>だからもう天童乙女は、月子の命令には逆らえない</p><p>今はまだ天童乙女の性格には手を付けていないから嫌々ながら、仕方なく従うだけなんだろうけれど</p><p>例えばさ時速３００キロの出るスポーツカーを買うとするでしょ</p><p>でも、普通の道路で３００キロなんて出せないわよね危ないし、通行人や周りの車にぶつかってしまうかもしれないしそもそもスピード違反になっちゃうものね</p><p>でも、３００キロ出る車を買ったらやっぱり、飛ばしたくなるのよハンドルを通して感じるパワーが違うんだから思いっきり、アクセルを踏んでみたいなあってどうしたって感じちゃうわよどこまでスピードが出るのか、試してみたいって</p><p>スポーツカーならサーキットへでも行けば、思いっきり走れるわお金さえ積めば、そういう機会を得ることもできるでも、巫女の力は</p><p>鷹倉姉妹たちだって、自分たちの中の力の凄さを感じている</p><p>思いっきり解放してみたいって、心の中では思っているのか</p><p>あの子たちは、あなたのおかげで心が安定しているわだから１度くらい思いっきり力を解放する機会を体験したら、それで落ち着くと思うのああ、こんなものなんだって</p><p>心が不安定な子なら、巫女の力に呑み込まれて力に頼った生活しかできなくなってしまうだろうけれど、あの子たちはそうじゃないから</p><p>巫女の力を全開で使いまくることに、ハマったりはしない</p><p>むしろ１度の経験を戒めにできる子たちよ</p><p>１度だけは全開で巫女の力を使って、人の心を大改造する経験をさせた方がいいのか</p><p>あたしはむしろそうすることで、天童乙女さんが無残な結果になった方が良いかもしれないって思っているわ</p><p>鷹倉姉妹たちが、天童乙女の精神を改造したことが悪い結果になった方が</p><p>余程のことが無い限りあの子たちが、他の人たちに巫女の力を使わないようになる</p><p>今はあなたの許可が無ければ、あの子たちは力を使わないということになっているけれどみんな、少しぐらいなら、それもあなたのためになるのなら、こっそりと力を使っても良いと思っているわ</p><p>ほらみすずさんたちが、あなたに可愛い女の子を捧げようって思っているでしょそういう思いを、あの子たちは心を読んで感じているからだから、自分たちもって</p><p>例えばみすずは、水島可憐さんを自分のペットにしたがっている</p><p>そうなったら自分の眼の前で、オレに犯させるだろう</p><p>瑠璃子も、そんなことをしてみたい相手がいるという話をしていた</p><p>みすずたちのはそりゃ、まあ、そういう風になるように、相手の子の心を誘導するみたいなことはしているけれど</p><p>水島可憐さんは、すでにジッちゃんによってみすずに仕えることを承諾させられた</p><p>仕えるということが、具体的に何をすることなのかは判っていないだろうけれど</p><p>でも、きっとみすずは可憐さんに、自ら裸になり、オレに処女を捧げるように誘導するだろう</p><p>でも、巫女の力はあれは違う全然、違うよ</p><p>誘導されてそうなったとしても、可憐さんには自由意志が残されている</p><p>でも、巫女の力を使ったら</p><p>本人の意志は失われ、何でも巫女たちの言う通りにさせられる</p><p>違わないわよ巫女の力を持つ子たちにとっては</p><p>あの子たちにとっては、当たり前の力なんだからちょっと駅まで競争しようって話になった時に、普通の学生なら走るか自転車なのかもしれないけれどあの子らは、タクシーを使うお金を払って、タクシーに乗るなんてズルいって普通の学生は思うかもしれないけれど、あの子らにはいつでもタクシーを使うだけのお金があるんだからルール違反でも何でも無いのよ</p><p>あの子たちにとっては巫女の力があるのは、当の前のことなんだから</p><p>今まではあの子たちは、ほとんどうちのお屋敷から外に出ていないでしょだから、問題無かったけれどこれからは、困ることになるわ</p><p>みんな学校に通うことになるんだから</p><p>しかも、あの子たちはあなたの心が読めるのよ例えばあなた、今日のパーティで会った子の中で、特に気に入った子はいた</p><p>今日は、みすずが主催のパーティだしみんな、お嬢様ばっかりだし</p><p>次から次へと、色んなことが起きるし</p><p>そんなことを考えている余裕は無い</p><p>あら安城キヌカさんとアーデルハイト鹿取さん、１３歳の子同士が闘っている時に、２人のパンティがチラチラ見えた時には、食い付いていたじゃない</p><p>それはそこに生足とかパンティとかが見えたら、食い付くのが男の子だろ</p><p>歌晏桃子様のドレスの胸の谷間も見ていたわよ狩野桜子様のことだってあなた、ああいう清楚なのに気の強い女の子、抱いてみたいって思ったでしょ</p><p>いいのよそれが普通なんだからみんな綺麗なお嬢様たちであなたは、健康的な男の子なんですものただ</p><p>鷹倉さんの姉妹が、そういうあなたの心に気付いたら歌晏様や狩野様が、あなたのことを好きになるようにいえ、あなたとセックスしてみたくなるように、こっそりと力を使うかもしれないわ</p><p>今はまだ平気よそんなことをしている余裕はあの子たちにも無かったでしょうから</p><p>キョーコさんの乱入から、天童乙女の拘束</p><p>ずっと大騒ぎだったもんな</p><p>そして、歌晏さんが入って来る前に鷹倉姉妹は、パーティ会場を退出した</p><p>でも、これからはあなたの心の中に湧き上がった欲望を読み取って、あの子たちがどんどん色んな女の子たちに力を使ってしまうかもしれないわ</p><p>そんなの絶対にするなって、オレが命令するから</p><p>でも明らかに、性格が変わっちゃっているっていうくらい変化していたら、あなたにも判るでしょうけれどほとんど初対面で、あなたにはまだどんな子だか判らない相手なら</p><p>巫女の力であの子たちには、初対面でも相手の子の心が全部読めるんだから</p><p>そ、それはそうだけれど</p><p>例えば初めて会った子でも、あなたが顔が気に入ったとか裸を見てみたいとかセックスしてみたいって感じることはあるでしょ</p><p>そういうことは無いとは言えないというか、よくある</p><p>でも、相手の女の子はあなたに対する第一印象が、凄く悪いかもしれない会ったばかりだけれど、見ただけであなたに嫌悪感を持っているとか</p><p>そういうことこそよくあるだろう</p><p>オレは全然、美男子じゃないんだから</p><p>そういう時に巫女の力で、こっそりあなたに対する印象を良い物に変えてしまうとかあの子たちには、できるわよね</p><p>オレが気に入っている女の子なんだから女の子の意識も、オレに向けさせようと</p><p>巫女の力によって、女の子の心が変えられてもあなたは、気付かないああ、最初の印象と違って、こういう一面もあったんだとしか思わないわよ</p><p>オレには巫女の力が使われたことに気付かないまま</p><p>その女の子が、最初からオレに好意があったんだと思い込む</p><p>そんなことになるのは嫌だな</p><p>月子たちは、オレに良かれと思ってそうしてくれるんだろうけれど</p><p>ちゃんと自分が評価されていないんだから</p><p>だから天童さんを使って、あの子たちにそういうことをしたらダメなんだって思い知らせないといけないのよ</p><p>つまり月子たちに天童乙女の精神を改造させて</p><p>大きな失敗を体験させないといけない</p><p>気軽に人の心に手を加えてはいけないということを実例を使って学ばせないといけないわ</p><p>でもそれじゃあ、天童乙女が</p><p>あの子の心を人生をメチャクチャにしてしまって、いいのか</p><p>いいのよあの子は敵なんですから</p><p>敵だから、使い潰しにしても構わないと思うし容赦しちゃいけないのよ</p><p>だって、他に今いないでしょ使い捨てにしても構わない女の子が</p><p>天童乙女は身内の関西ヤクザたちからすら、見捨てられている</p><p>あっ、兄さん</p><p>いつの間にか、みんなが待機している部屋の前に到着していた</p><p>ドアをガチャリと開け、ルナが顔を出してオレを見た</p><p>今、中庭の翔お姉様から連絡が来てアニエスちゃんを連れて来て下さいって</p><p>アニエスのお披露目の予定が早まったのか</p><p>何か、パーティの様子が良い感じになっているから今の内にって</p><p>うんこのまま天童乙女に会いに行くより</p><p>少し考える時間を挟んだ方が良いし</p><p>それで最初の予定だとアニエスちゃんの警護役として、ボクとヨミお姉様が付いていく予定だったけれど</p><p>あ、桃子姉ちゃんか</p><p>そう歌晏様はボクたちが、近付くのは嫌だと思うだろうから</p><p>歌晏桃子さんは鷹倉神社の巫女のことを知っている</p><p>じゃあ、オレが１人で、アニエスを連れて行けばいいんだな</p><p>いえ、私も行きます</p><p>部屋から顔を出したのはコヨミちゃんだった</p><p>私のことは知らないはずですから</p><p>鷹倉神社の３姉妹ならともかく</p><p>従姉妹のコヨミちゃんの存在は知られていないだろうと思う</p><p>しかも、もし調査されていたとしてもコヨミちゃんは巫女の修行を途中で止めていて力は持っていないことになっているから</p><p>ええ、コヨミちゃんを連れて行って１人ぐらいお付きがいないと、アニエスちゃんのイメージが良くならないから</p><p>克子姉もやって来てオレに言う</p><p>そうだアニエスは</p><p>香月家の係累のお嬢様という触れ込みで、皆さんに紹介するのだから</p><p>この金髪の自由な性格のハーフ美少女は警護役とかお付きには成りようがない</p><p>それからこの子も連れてって</p><p>克子姉が、水島可憐さんを連れて来る</p><p>みすず様の臣下となりましたことを皆様にご報告させていただきます</p><p>可憐さんは、緊張した表情でそう言った</p><p>ドレス姿のアニエスが、ムギュッとオレに抱きついて来る</p><p>この子ね可憐ちゃんて言うんですの</p><p>いや知ってるから</p><p>オレが連れてきたんだぞアニエス</p><p>なかなか可愛い子ですのアニエス、気に入りました</p><p>そうかみすずのところの子になるから、これからずっと一緒に住むことになるからな</p><p>みすずは、もうオレたちと同居しているんだから臣下の可憐さんもお屋敷に住むことになるだろう</p><p>えっと、可憐さん仲良くして下さいアニエスは、可憐さんとも同い年ですし</p><p>アニエスが学校に通うようになったら、可憐さんも一緒になるんだな</p><p>あのどういう方なのでございますか</p><p>可憐さんは、不思議そうにオレとアニエスを見ている</p><p>ま、そうだよな</p><p>アニエスは金髪碧眼で見た目は白人でとんでもなく美少女過ぎる</p><p>アニエスはパパの娘ですのっ</p><p>オレを抱き締めたまま、ニカッと笑う</p><p>うーんと遠縁ということです</p><p>オレは、そう言って誤魔化した</p><p>パパトウエンて何ですの</p><p>アニエスのことが大好きってことだ</p><p>アニエスもパパのことがだーぁい好きですのっ</p><p>おいおい、あんまり可愛いおっぱいをオレに擦り付けるな</p><p>アニエス、これから外の皆さんの所にご挨拶に行くけれどお前、変なこと言うなよ</p><p>名家のお嬢様たちの前でパパとか言われたら</p><p>どう釈明すればいいのか</p><p>変なこと</p><p>あ、大丈夫です黒森さんそれについては寧さんから、指示をいただいていますから</p><p>コヨミちゃんがオレに言う</p><p>えヤッちゃんが</p><p>本当なら、わたくしとルナが担当するはずでしたのに</p><p>悔しそうに、ヨミが言う</p><p>そう言わないでヨミお姉様ここは、コヨミちゃんにお願いしよう</p><p>ルナが、そう２歳年上の姉に微笑んだ</p><p>アニエスちゃんも大丈夫だよねちゃんとできたら、寧お姉様が美味しいケーキを買ってきて下さるっていう約束したんだから</p><p>判ってますのアニエスは、ちゃんとできますのっ</p><p>寧の指示って何か、ちょっと怖いが</p><p>まあ、ハチャメチャなことにはならないだろう</p><p>寧はイタズラ好きではあるけれどオレたち家族を苦況に陥らせるようなことは、絶対にしない</p><p>よし、行くぞ可憐さんも付いて来て下さい</p><p>可憐さんは、そう返事をする</p><p>中庭のパーティ会場に戻るのは、オレとアニエスとコヨミちゃんと可憐さんの４人だけだ</p><p>アニエスちゃん、頑張ってね</p><p>ルナの応援に、アニエスは笑顔で応える</p><p>コヨミちゃん、頼むわよ</p><p>ヨミの言葉に、コヨミたちゃんが返事した</p><p>オレは部屋の奥の月子を呼ぶ</p><p>うんオレが帰って来るまで、余計なことはしないでくれよ</p><p>天童乙女の性格改造とかを、オレが知らないところでやられたら困る</p><p>そういうのは、戻って来てからみんなが居るところで、一緒にやるからな</p><p>もし天童乙女を、実験動物として精神改造するとしても</p><p>その場には、月子だけでなくヨミも、ルナも、コヨミちゃんも、全員揃っていないといけない</p><p>そうでないと天童乙女をモルモットにする実体験が、共有できない</p><p>ちゃんと人の心に手を入れるということが、どんなことなのか自分自身で理解させないと</p><p>だから、オレが居ないうちに月子が気を廻して、天童乙女の精神をこっそり作り替えるようなことは避けないといけない</p><p>月子はそういうことをしそうな気がした</p><p>月子は、スッとオレに頭を下げた</p><p>身勝手な振る舞いは、絶対に致しません</p><p>それなら、いいんだけれど</p><p>公様のお望み通りにするのが月子の歓びでございますから</p><p>そうよあなたには、この子の心を覗いてこの子の望みが見えるんでしょうけれどいつの間にか、自分の知らないうちに望みが実現しているというのは、気持ち悪いだけですからね</p><p>ミナホ姉さんが、そう付け足した</p><p>ああ月子が、勝手に天童乙女を、オレの好みのタイプの性格の女の子にしないようにか</p><p>うんもしそうするしか手が無いのだとしても、オレはオレの意志でそうしろと月子に命令するから</p><p>天童乙女の精神改造は、やるしかないことだとしてもその罪は、ちゃんとオレが背負いたい</p><p>はい勝手なことは決して致しません</p><p>ヨミやルナのことも、月子が見ていてくれよ</p><p>よし取りあえずは、これでいい</p><p>◇　◇　◇</p><p>わたくしまだよく判らないのですが</p><p>中庭に戻る途上で、可憐さんがオレに尋ねた</p><p>さっきのお部屋の方々はみすず様のどういうお立場の方々なのでしょうか</p><p>水島可憐さんは、公式な香月家の家系しか知らない</p><p>みんな家族ですのっ</p><p>オレに抱きついたまま、アニエスが笑顔でそう応えた</p><p>そしてきっと可憐ちゃんも家族になりますのっねっ、パパ</p><p>アニエスにとって家族とはオレがセックスをする相手のことを指す</p><p>きっと可憐ちゃんの方が、コヨミちゃんよりも先に家族になりますのだからコヨミちゃんは、もっとたくさんご飯を食べて、運動して、いっぱい眠って早く大人の身体にならないとダメですのっ</p><p>アニエスは、コヨミちゃんがオレとセックスをしないのは</p><p>コヨミちゃんの身体の発育が悪いからだと、理解している</p><p>セックスに耐えられる肉体に成長したら、すぐにオレと関係を持つと</p><p>そういうわけでアニエスの心の中では準・家族というポジションになったらしい</p><p>前みたいな拒絶はしなくなったのは、助かる</p><p>あのわたくしには、お話がよく判りませんが</p><p>可憐さんは、キョトンとしたままだ</p><p>いや、あの色々とあるんですいずれ、ちゃんと説明しますから</p><p>オレのことは、主であるみすずのパートナーだから一応は敬ってくれているんだな</p><p>ホント、可憐さんはとっても礼儀正しい女の子だ</p><p>娘はこうなのに何でお祖父さんは、あんなにいい加減な人だったんだろう</p><p>親や祖父が自分勝手な人だから子供は、周りを良く見る子になるんです</p><p>コヨミちゃんが、オレの心を読んでそう言う</p><p>そうでないとどうして、突然機嫌が悪くなったり、ガミガミ怒ったりするのかが判らないですから</p><p>ああ勝手な性格の親は、自分の子供にも平気で当たるのか</p><p>感情のままに、怒ったり、怒鳴ったり</p><p>そういう目に合うのが嫌だから子供は、親の機嫌を察知して、雲行きが危うくなればササッと逃げるようになる</p><p>コヨミちゃんも、そうだったの</p><p>はいまあ</p><p>コヨミちゃんのお母さんの清美さんは神経質っぽい様子だったもんな</p><p>ちょっと大変なお母さんでした</p><p>悲しそうに、コヨミちゃんは言う</p><p>うううパパ</p><p>不意に、アニエスが足を止める</p><p>窓の向こうに、中庭のパーティ会場の少女たちが見えてきたからか</p><p>どうした怖いか</p><p>アニエスは、ギュッとオレに抱きつく</p><p>あんなにたくさんの知らない少女たちの前に出るのは、初めてだもんな</p><p>大丈夫だオレがいる</p><p>私もいるよ</p><p>コヨミちゃんが、ニコッとアニエスに微笑んだ</p><p>それからここからが、寧お姉様とのゲームなんだからねちゃんと頑張ってケーキを貰おう私も黒森さんも、アニエスちゃんと一緒のチームなんだからね</p><p>アニエスが聞き返す</p><p>そう一緒のチームあ、そうだ</p><p>コヨミちゃんが、可憐さんを見る</p><p>水島さんも、私たちのチームに入って下さい</p><p>可憐さんは、オレを見る</p><p>あ、お願いしますアニエスのことはみすずも承知していますから</p><p>でしたらご指示通りに致しますが</p><p>ええっと何と説明しよう</p><p>オレが迷っている間に、コヨミちゃんが話し出す</p><p>アニエスちゃんは、外国から来たばかりで日本語が全然判らないという設定になりますですから、水島さんもそのつもりでいて下さい</p><p>アニエスちゃんも今からは、日本語禁止だからねっ</p><p>それが禁止なのっ</p><p>オレは、アニエスの頭や背中を撫でて緊張を解してやる</p><p>うんとにかく頑張れ</p><p>はいであううううう</p><p>よーしよしよしよし、落ち着け落ち着けぇ深呼吸</p><p>はぁぁ、すぅぅ</p><p>アニエスも、工藤流の鍛錬をやっているからすぐに呼吸が安定する</p><p>よし、行こう可憐さんお願いします</p><p>オレにしがみついたままのアニエス</p><p>その後に続くコヨミちゃん</p><p>さらに後ろから、可憐さん</p><p>１２歳の少女を３人連れて、オレは中庭に入り込む</p><p>あらとっても可愛らしい女の子が</p><p>外国人なのかしら</p><p>まあ、黒森様にくっついてらして可愛らしい</p><p>アニエスは、美少女過ぎるからすぐに注目される</p><p>元からハーフ美少女の上に、マナと同じプログラムもやっているし</p><p>さらに、ほとんど毎日オレとセックスしているから</p><p>１２歳とは思えない、色香さえ漂わせている</p><p>今は、怯えているから可愛らしさばかりが目立っているんだろうけれど</p><p>ああ皆様、ご紹介致しますわ</p><p>みすずが、オレたちに気付いてスッと椅子から立ち上がる</p><p>わたくしの旦那様の隣におりますのは香月家の遠縁で、プリンセス・アニエスと申します</p><p>プリンセスとはまた大きく出たな</p><p>とある中東の王国の宮廷の中で暮らしておりましたが、この度、日本で教育を受けることになりましたそれで、縁者である香月家で暮らすことになりました来月から、あたしたちの学校に編入することになっておりますわ</p><p>そ、そういう設定だったんだ</p><p>何で、オレには教えてくれなかったんだ</p><p>まあ、本当に可愛らしい子ねあなた、お幾つ</p><p>歌晏桃子さんがみんなを代表して、アニエスに尋ねる</p><p>アニエスは日本語ができないことにするんだから</p><p>オレが、代わりに答えた方がいいのか</p><p>しー・いず・１２いやーず・おーるど</p><p>あ、しまった</p><p>何でかオレが英語で答えてしまった</p><p>ま、マズい</p><p>するとアニエスが</p><p>ま、待てお前、喋るな</p><p>バケラッタ</p><p>プリンセス・アニエス様はご自分は、現在１２歳であるとおっしゃっております</p><p>平然とコヨミちゃんが、答える</p><p>プリンセス・アニエス様のお付き兼通訳をさせていただいております</p><p>そして、アニエスに何か耳打ちをする</p><p>すると、アニエスは</p><p>バケラッタ、バケラッタ、バケバケ</p><p>プリンセス・アニエス様は、皆様にお会いできて、大変嬉しいとおっしゃっています</p><p>バケバケラッタ、バケラッタ、バケラッタ</p><p>どうか、わたくしと仲良くして下さいと、皆様にお願いなさっております</p><p>確かにいかにも、寧が思い付きそうなことだけど</p><p>あれどこの言葉ですの</p><p>さあ、中東というのも色々な国がございますから</p><p>ああ、きっと国王様のハーレムの中で育った子なのですわね</p><p>きっと、そうですわプリンセスとおっしゃるわけですから</p><p>香月家の方で、どなたか向こうへ嫁がれた方がいらっしゃるのね</p><p>ああ、それで日本にご留学を</p><p>う、嘘</p><p>これアリなのかよ</p><p>ああ、アニエスの異常な可愛らしさと香月家が、こんな手で人を騙すような馬鹿なことをするわけがないという思い込みから</p><p>つ通用している</p><p>今日はまだ来日したばかりですので皆様にご挨拶だけさせていただきますわ</p><p>みすずが、笑顔でそう言った</p><p>今の子は、オバＱを知らないらしいですので</p><p>オバＱ田代のことは、もっと知らない</p><p>昨日、父の病院の付き添いに母が行ったのですが</p><p>診察を受けて、薬を貰って帰りのバスの中に、薬を全部忘れて来たそうです</p><p>1ヶ月分全部</p><p>慌てて、バス会社に連絡したのですが、見つからず</p><p>今日、もう一回病院へ行って同じ薬を出して貰うように頼んだのですが</p><p>こういう場合だと、保険がきかないそうで</p><p>同じだけの薬に、２万円ほど取られました</p><p>母は、カンカンです</p><p>875．ハイ・ライフ　／　パーティの終わり</p><p>あぅぅ</p><p>たくさんの少女たちに注目されていることで、アニエスの緊張がMAXになっている</p><p>うう、バケラッタ</p><p>アニエスが、ギューっとオレに抱きついて来る</p><p>まあ、本当に可愛らしいですわ</p><p>そんなアニエスの困惑した表情も、お嬢様たちにはキュートに見えるらしい</p><p>はい学校に通うようになりましたらどうぞ、皆様、プリンセス・アニエスのことをよろしくお願い致しますわ</p><p>香月家に縁のあるプリンセスでございますから</p><p>みすずに、こうまで言われたら他の名家のお嬢様たちは、アニエスのことを気遣ってくれるだろう</p><p>そうねま、可愛い方だしわたくしも、可愛がって差し上げますわ桜子もいいわね</p><p>香月家に並ぶ家柄、歌晏家の桃子お姉ちゃんも、そう言ってくれた</p><p>は、はいそうですわね</p><p>狩野桜子さんも、アニエスを受け入れてくれる</p><p>ば、バケラッタ</p><p>真っ赤な顔で、苦しそうにコヨミちゃんにそう言うアニエス</p><p>うんプリンセス・アニエス様は、お水が欲しいとおっしゃっています</p><p>巫女の力で心を読むから、コヨミちゃんにはバケラッタで通じる</p><p>ハイジお水を差し上げてっ</p><p>はい、まり子お嬢様</p><p>鳥居まり子さんに言われて、警護役のアーデルハイトさんがアニエスのために水を取りに行ってくれる</p><p>いや、香月セキュリティ・サービスのメイド部隊の人がササッっと準備したペットボトルの水とコップをアーデルハイトさんが受け取って</p><p>はいお水でございますわ</p><p>差し出されたボトルとコップは、コヨミちゃんが受け取る</p><p>直接、アニエスが受け取ってはいけないこういう時のためのお付きなんだから</p><p>ばバケラッタ</p><p>それでもアニエスが、お礼を言う</p><p>プリンセス・アニエス様は、ありがとうと</p><p>それぐらいは判りますわ</p><p>アーデルハイトさんは、コヨミちゃんにツンとして答えた</p><p>ハイジ、そういうことを言うものではないわよプリンセスが怖がっていらっしゃるわ</p><p>鳥居さんが、自分の警護役を窘める</p><p>ほら、アニエス</p><p>オレは、コヨミちゃんからボトルを受け取って</p><p>うわ、よく冷えてるボトルの周りには水滴が付いている</p><p>ボトルのキャップを外してコップの中に水をトクトク注ぎ</p><p>さあ、飲んで</p><p>オレの顔を見て、アニエスはニコッと微笑み</p><p>両手でコップを掴んで、コクコクと冷たい水を飲む</p><p>何て可愛らしいの</p><p>幸せそうな顔で、水を飲むアニエスを見て</p><p>お嬢様たちの中から、溜息が零れた</p><p>お嬢様たちの視線をアニエスから外さないと</p><p>いつまでも、こんな無理な誤魔化しが通用するとは思えない</p><p>みすず水島可憐さんから、皆様にご報告したいことがあるそうだ</p><p>オレの言葉に、オレたちの後ろに控えていた可憐さんが前に出る</p><p>あら、どうなさいましたの</p><p>みすずは、ニコッと微笑んで可憐さんに尋ねる</p><p>可憐さんは、大きく深呼吸をしてから</p><p>香月みすず様、歌晏桃子様、狩野桜子様本日、お集まりになっていらっしゃる全ての皆様に申し上げます</p><p>スッと、深く頭を下げる</p><p>この度は、わたくしども水島家の不祥事により皆様に大変、ご迷惑をお掛け致しました本当に申し訳ございませんでした</p><p>それはお家の方の問題でありあなたは、巻き込まれただけの被害者にのだから、気にすることはないと先ほど申しましたわ</p><p>みすずは、笑顔を崩さずにそう言う</p><p>いえ今、さっき、そちらのお屋敷の中で香月様とわたくしの祖父、水島家の現当主が、お電話にてお話し合いを致しました</p><p>可憐さんは、会場内の少女たちに言う</p><p>香月様が</p><p>水島様と直接</p><p>名家同士の問題だから、お嬢様たちの関心が一気に可憐さんに移る</p><p>よしよし、オレはアニエスの背中を撫でてやる</p><p>パパ、お尻触って</p><p>小さな声で、アニエスはオレに囁いた</p><p>うん、この様子なら大丈夫だろう</p><p>オレは、ススッとアニエスのお尻に手を伸ばし、１２歳のまだ硬めの尻肉をクイッとつまむ</p><p>はぁぁ、バケラッタ</p><p>大きく息を吐いて、リラックスするアニエス</p><p>結論から申し上げますと祖父は、香月様に大変失礼な態度でお話致しましたですから今後の水島家に関しましては、ご容赦いただけないものだと考えております</p><p>まあ何て、馬鹿なことをなさったの</p><p>歌晏桃子さんが、溜息を吐く</p><p>ここは全面的に頭を下げて香月様のお許しを請うことが肝心でしたのに</p><p>わたくしもそう思いました</p><p>辛そうに、可憐さんは言う</p><p>つまり水島様は、香月様に正しくお詫びなさらなかったということなんですわね</p><p>桃子姉ちゃんの言葉に、可憐さんは</p><p>はいわたくしには、そのように見えました</p><p>そうなるとわたくしたちも、水島の家をお助けするわけには参りませんわよ</p><p>桃子姉ちゃんは言う</p><p>暴力団関係者を連れていらしたことで、危険な目に合いましたのは、ここに居るわたくしたちですからこのことが父や祖父が知ることになれば、全ての家が水島家とご縁を断ち切ることになります</p><p>桃子姉ちゃんの言う通り全ての名家によって、水島家は村八分にされることになるだろう</p><p>大事な本家の娘たちを窮地に陥れたことになるのだから</p><p>また、香月家からすれば本家の邸宅でのパーティにそんな輩を連れて来られるのは顔に泥を塗られたも同然のことだし</p><p>唯一、間に入ることのできる歌晏家までが、水島家を責めるということになったら</p><p>水島の家を擁護してくれる家なんか、見つかるはずがない</p><p>まあ何てことかしら</p><p>でも仕方ないのよね</p><p>ええこれは、水島様がなさったことが原因でございますもの</p><p>わたくしの父も水島様をお許しにはならないと思いますわ</p><p>そうですわねわたくしの祖父もきっと</p><p>香月様のお家に対するご無礼だけでなくわたくしたちの家、全ての名家に対する不祥事ですものね</p><p>水島老人はここまで大きな問題になるとは、全然考えていなかったんだろう</p><p>関西ヤクザにどういう経緯に脅され天童乙女をスパイとして潜入させることに同意させられたのかは判らないけれど</p><p>もし、バレでも適当にジッちゃんに謝れば、許してもらえると思っていた</p><p>それはずっと名家というぬるま湯の中で生きてきて、困ったことがあればジッちゃんや歌晏家みたいな大きな家の人に相談すれば、大抵のことは何とか助けてもらえたから</p><p>そういう甘えた関係が、ずっと続いてきたからのことで</p><p>では水島家は、お取り潰しになるの香月様は、そういう決意をなされたの</p><p>桃子姉ちゃんが、可憐さんに尋ねる</p><p>水島様の家も古いお家ですわこんなことで、消えてしまうのは</p><p>狩野さんも、残念そうにそう言う</p><p>名家は減らしたくないというのはジッちゃんだけの思いではないらしい</p><p>わ、わたくしそれであの決意を致しました</p><p>可憐さんはジッちゃんからの提案でなく、自分の意志として話をしようとしている</p><p>わ、わたくし水島可憐は香月みすず様の臣下にしていただきたいと思います</p><p>自分でそう思い付いて、自分から申し出る</p><p>そういうことにするのが名家・水島家の令嬢としてのプライドなんだ</p><p>ジッちゃんの言うままに行動しているとは、他の家のお嬢様たちには思って欲しくないから</p><p>わたくしの臣下に</p><p>は、はいわたくしから香月様に、そう、お願い致しました</p><p>わたくしが、みすず様にお仕えすることで今回の水島家の不祥事をお詫び致します</p><p>でも香月家の臣下になってしまわれるということは、名家としての水島家が消えてしまうのと同じことではありませんか</p><p>桃子姉ちゃんが言う</p><p>ここにも、親・香月家の名家のお嬢様はたくさん来ているけれど</p><p>親・香月家の名家であることと完全に香月家の臣下になることは全く、意味が異なる</p><p>名家ならば自分の意志で、香月家の派閥に属しているだけで、家や経営している企業体はあくまでも独立した存在だけれど</p><p>臣下というのは、完全に子分になるということだ親分の言うことには、絶対服従で従う香月家に、自分の運命を委ねるということなんだから</p><p>それはわたくしが、みすず様の下僕として忠節を尽くしましたらわたくしが成人した時に、水島家の当主として、家の再興をお認めいただけるというお約束をしていただきました</p><p>それもジッちゃんからでなく、あくまでも可憐さんからの提案ということにして語られる</p><p>このままでしたらどうしたところで、水島家は破滅でございますから</p><p>１２歳の少女が、決意の面持ちで皆に言う</p><p>もちろん、みすず様の臣下として立派に働けるかどうかは今後のわたくし自身に掛かっておりますただ、わたくしとのお約束をお守り下さるために現在の水島家の最低限の資産の保全を、香月様がして下さるそうです</p><p>最低限の資産</p><p>桃子姉ちゃんが、ピクッと反応する</p><p>はい水島家が先祖代々受け継ぎ、子孫に残すべき屋敷や文化財それだけは保全して下さるそうでございます</p><p>桃子姉ちゃんは、お嬢様たちに振り向く</p><p>皆様お聞きになりましたわね今日、お家にお帰りになられましたらいえ、こちらのお屋敷から退席しましたらすぐでも構いません本日、ここで何があったのかをご両親やお祖父様にご報告なさって下さいそして香月様と歌晏桃子が、水島家の経営する企業や、関連事業に関しましては、ご自由になさって下さいと申し上げていたとお伝え下さい</p><p>つまり水島家の企業や事業に関しては、攻撃しようが、横から仕事を奪おうが、何をしても構わないと</p><p>今までは、同業であっても同じ名家の人の会社に対してはみんな手加減していたんだ</p><p>名家は減らせないなるべく潰したくないから</p><p>ただし、水島家の子孫に継ぐべき財産はお手を付けられないようにそれは、いずれここにいらっしゃる水島可憐さんが、お継ぎになられるべきものですから</p><p>桃子姉ちゃんは、可憐さんを見る</p><p>そうねお金に困って水島様が、ロクでもない連中に財産を売り飛ばしたりしないように、全ての名家が監視しなくてはなりませんね</p><p>スッと、頭を下げる可憐さん</p><p>なるほど期間を区切って、水島家から名家の地位を剥奪するというのは、良いペナルティなのかもしれませんわね水島様は、それだけの罰を受けるべくことをなさったわけですからその期間可憐さんが、みすずの臣下になるというのもお祖父様たちと決別し、可憐さんだけが香月家の身内になるということはいずれ可憐さんが当主になった時に、スムーズに水島家の再興も果たせますでしょうし</p><p>みすずに仕えていたという過去が香月グループが、水島家の再興をバックアップしやすくなる土壌を作る</p><p>水島可憐さんは、とって可愛らしいしわたくしの臣下になっていただくという手もありますけれどでも、今回の件は香月様のお屋敷の中で起きたことですものね仕方ないわみすず</p><p>桃子姉ちゃんが、みすずを見る</p><p>あなたの臣下になるからといって可憐さんに厳しくしてはダメよいずれは、水島家を再興する大事な娘なんですから</p><p>みすずは、笑顔のまま</p><p>いいえ、桃子お姉様お言葉ではございますけれどあたしの臣下になって下さる以上は、他の臣下と差を付けるわけには参りませんわそういうことをするのは、可憐さんのご決意に対してとても失礼なことだと思いますし</p><p>はいみすず様のおっしゃる通りでございますわたくしは必死になって、全身全霊をもって、みすず様にお仕え致しますそうしてわたくしの忠節を、みすず様に、香月様にそして、歌晏様や他の名家の皆々様にご納得していただきたいと思いますそうでなければ、水島家の犯しました罪と恥辱は拭えないものだと思っております</p><p>まだ１２歳なのに、立派だなあ</p><p>わたくしが間違っていたようねみすず厳しく躾けてあげなさい</p><p>桃子姉ちゃんが、そう言う</p><p>はいそう致しますわ桃子お姉様可憐</p><p>早速、みすずが可憐さんに声を掛ける</p><p>わたくしの臣下でしたら、わたくしの後ろに控えていなさい</p><p>スッと頭を下げ可憐さんは、みすずの椅子の後ろに立つ</p><p>さっきまでは、椅子に座って良いお嬢様たちの１人だったのに</p><p>今は、主人の命があるまでは席に着くことは許されない臣下だ</p><p>今回の一件水島家に関しては、皆さん、色々と思われることがあるでしょうが</p><p>この様に、水島可憐はあたしの臣下となりました可憐に対しての誹謗中傷や、暴力は香月家に対するものと考えますよろしいですわね</p><p>可憐さんを臣下にするというのは、庇護することでもあるんだ</p><p>香月家だけじゃないわ歌晏家もよ</p><p>桃子姉ちゃんは微笑む</p><p>みすずは、わたくしの妹ですもの妹の臣下を笑われたら姉であるわたくしも笑われたと思いますからね</p><p>あ、ありがとうございますみすず様歌晏様</p><p>感極まって、可憐さんは泣く</p><p>泣いてはいけませんあなたはもう臣下なのですから</p><p>臣下の先輩として美智が、可憐さんにハンカチを差し出す</p><p>主の前で泣くというのは気が緩んでいるということです</p><p>可憐さんは、慌てて渡されたハンカチで涙を拭く</p><p>頑張りましょう</p><p>どういうわけだかお嬢様たちの中から、パチパチと拍手が起きた</p><p>皆さん、今はそんな顔をしていらっしるけれど今の時代、皆さんだって、いつどうなるか判らないですわよ</p><p>ニッと鳥居さんが言う</p><p>ホントにこの子は余計なことを言う</p><p>皆さんの家だってお父様やお祖父様が失敗なさったら、水島さんみたいに他家の臣下にならなくてはいけなくなるかもしれないんですから</p><p>あらあなたの家が一番危ないかもね、まり子</p><p>桃子姉ちゃんが、鳥居さんにニヤッと笑う</p><p>トリイ電子がもし経営危機に陥ったら名家の皆様は、きっと助けては下さらないと思うわよ</p><p>鳥居まり子さんは、母方が名家の出身というだけで</p><p>鳥居家は、名家の一員では無い</p><p>だから、他の名家が名家は減らせないという理屈で、救済してくれたりはしない</p><p>その時はわ、わたくし、桃子お姉様の臣下にしていただきますわ</p><p>そういう鳥居さんに、桃子姉ちゃんは</p><p>嫌よまり子みたいな生意気な娘はわたくしの臣下には要りません</p><p>そんな、お姉様ぁぁ</p><p>道化役と王女のそんなお遊びの会話が続いていると</p><p>あのよろしいでしょうか</p><p>狩野さんが、オレを見る</p><p>オレは、思わず掴んでいたアニエスのお尻に、ギュッと力を込めてしまった</p><p>あ、ごめんごめんアニエス</p><p>アニエスを軽く抱く締めてやると</p><p>鞍馬さんたちはあのご姉妹は、どうなりましたか</p><p>狩野さんはずっと鞍馬姉妹のことを心配していたんだ</p><p>水島可憐さんの方は、何となく救われそうな道が示されたけれど</p><p>鞍馬姉妹は</p><p>ジッちゃんはこう言ってました</p><p>先祖から受け継ぎ、子孫に繋げるものを持っているのが名家だでも、鞍馬家は受け継ぎ、受け渡すべき物を失ってしまったって</p><p>鞍馬閣という由緒ある建物と庭園</p><p>それを鞍馬姉妹の父親が、ジッちゃんたちの再三の忠告を無視して完全に破壊してしまったことは、ここに居る全てのお嬢様が知っているはずだ</p><p>だから、もう鞍馬家は名家ではないってそう言ってました</p><p>暗い顔で、狩野さんはうつむく</p><p>それで今鞍馬さんのご姉妹は</p><p>そこの屋敷の中にいますこの中庭の様子を、きっと見ていると思いますこちらの会場に居る皆さんより先に、ここの屋敷から退出するということもできないので</p><p>そうですわねわたくしたちが立ち去るのを待っているんでしょうね</p><p>本当は、娼婦になることを強要されているから帰りたくても帰れないのだけれど</p><p>狩野さんは、名家の令嬢としての恥辱やプライドの問題として理解してくれた</p><p>そうですの香月様が、そこまでおっしゃるのなら、わたくしにもお助けすることはできないわね</p><p>鞍馬閣の破壊は、わたくしのお祖父様もお心を痛めていらっしゃったから桜子のお父様は、何ておっしゃっていた</p><p>絶対に許すことのできない暴挙だと</p><p>狩野家の当主は、桜子さんのお父さんだ</p><p>つまり、ジッちゃんと桃子姉ちゃんのお祖父さん、桜子さんのお父さん</p><p>３大名家の全ての当主が、鞍馬姉妹の父親のしたことに怒りを感じている</p><p>伝統文化財に指定されるべき建物とお庭だから工事を行わないように、申し入れをしていたのよそれなのに約束していた協議期間が終わらないうちに、鞍馬様が取り壊しの工事を強硬なさったから</p><p>鞍馬家の父親からすれば、鞍馬閣は自分を縛り付けている古い物の象徴だから</p><p>何一つ残さず、徹底的に破壊してしまった</p><p>高層ホテルを建てるために、庭も深く掘り返してしまったというし</p><p>あのご姉妹だけでも、わたくしの臣下にして庇護するというわけにはにかないわよね</p><p>そういう桃子姉ちゃんに、みすずが</p><p>歌晏様のお家で、鞍馬様のご負債も負担なさるのでしたら</p><p>そうねそれもあるのねちょっと無理だわ鞍馬閣グループの負債は、回収できる見込みが全く無いですものね完全に、外国の投資ファンドに騙されているから</p><p>桃子姉ちゃんは、鳥居さんを見る</p><p>まり子の家で助けてあげたらトリイ電子は、業績良好でしょ</p><p>わたくしのお父様は、儲けの出ないビジネスは絶対に致しませんわ元の鞍馬閣が残っているんでしたら、喜んで投資したかもしれませんけれど工事が途中でストップした建てかけの超高層ホテルに、何の特色も無い普通のホテルと料亭だけしかない企業グループでは、ちょっと手が出せませんわ</p><p>それが、鞍馬閣グループの正当な評価なんだろうな</p><p>せめて、どちらかの家にあのご姉妹が、お嫁入りすればそれでお子さんを何人か産んで、鞍馬家を継がせることはできるでしょうけれど</p><p>あの子たちと結婚するのは鞍馬家の負債も一緒に引き受けるということになるわよねそんな罰ゲームみたいなことをする名家は無いわよね</p><p>そんなことをしようとしたら家の人間が許さないでしょうし</p><p>名家の結婚は親や祖父たちだけでなく、分家たち一族や臣下、傘下の企業の重役たちに納得させないといけないから</p><p>オレは、そういう名家の構造をよく知っている</p><p>もし、どこかの名家の御曹司が、鞍馬美里さんやありすさんを気に入って自分の嫁にしようとしても</p><p>鞍馬家に負債があり、他の名家に睨まれているという事情から家の人間たちに猛反発される</p><p>自分たちも、他の名家たちから責められるようなことになっては、大変だし</p><p>でもわたくしに何かしてあげられることはないかって、思うんですの</p><p>そうねわたくしも、そうは感じるけれど</p><p>今は香月様たち大人の方にお任せするしかないわわたくしたち娘にはどうすることもできない問題ですもの</p><p>ありがとうございましたとっても楽しかったですわ</p><p>ようやくみすずのパーティが終わった</p><p>オレとみすずは、中庭の出口に並んでお客様をお見送りする</p><p>美子さんも一緒だ</p><p>瑠璃子はアニエスを連れて、オレたちの後ろに立っている</p><p>色々と勉強をさせていただきました</p><p>武闘派お嬢様の栗宮さんが、オレたちにそう言った</p><p>香月様での鍛錬楽しみにしておりますわ</p><p>みすずが、微笑むと栗宮さんは、ツカツカと美智の前に行き</p><p>無表情のまま、驚く美智</p><p>みすず様の臣下でいらしても技を教えていただく以上は、わたくしの師でございますから</p><p>ああ、そういう考えの人なのか</p><p>そういうことは、警護役の方たちとトレーニングする時にそちらの会場でなさって下さい</p><p>鳥居さんが、栗宮さんに言う</p><p>いついかなる場所も、我が武の鍛錬の場だと考えておりますが</p><p>そういう考えは、あなただけですわもう自分が特殊な人間だっていうこと、お判りになっていらっしゃらないみたいね</p><p>あなたにだけは、そうは言われたくありませんが</p><p>ヤバっ</p><p>マズい空気になった</p><p>ちょっと、ハイジわたくしの前に出なさいよこの人が少し危ない人だっていうことは、あなたも知っているでしょ</p><p>はい、知っていますからまり子お嬢様の前には出ておりません</p><p>ちょっとあなた、それでもあたしの警護役</p><p>あの警護役でしたら解雇されましたし、まだもう一度雇用していただけるという話にはまだなっておりませんが</p><p>だからまた雇ってあげると言ったでしょ</p><p>わたくしの条件提示がまだでございます</p><p>条件提示って</p><p>再雇用していただけるのなら前よりも、良い雇用条件でないと</p><p>ちょっとハイジ</p><p>わたくしは、アーデルハイトでございますっ</p><p>だから、ハイジでしょ</p><p>このコントは、いつまで続くのだろう</p><p>でもみんな良い感じでまとまったわね感謝しているわよ、みすず</p><p>桃子姉ちゃんが、オレたちに言う</p><p>今までは名家の娘同士でも、何かそれぞれ壁を作っていたものね今日のパーティで、それが綺麗に取れたような気がするわ</p><p>それは、桃子お姉様もご参加して下さったからですわ本当にありがとうございます</p><p>まそうなんだろうけれど</p><p>胸を張る桃子姉ちゃん</p><p>わたくしとあなたと桜子これからは姉妹の誓いをした３人で、名家を盛り立てていきましょうね</p><p>明るく微笑む桃子姉ちゃん</p><p>でも、その後ろで</p><p>狩野桜子さんは、まだ暗い顔をしていた</p><p>鞍馬姉妹たちの居るお屋敷の方を静かに見上げている</p><p>人様のブログを見ていたら、ガンダムＢＦは失敗作だという人がいて驚いた</p><p>あれだけプラモデルが売れて、失敗作ということはないだろうと思う</p><p>初期出荷分は、綺麗に売り切ったんだし</p><p>ガンプラ・バトル効果で、他の作品のプラモも売れているし</p><p>オッサンたちばっかりが騒いだだけで、子供たちには人気が無かったというのが失敗の理由なのだそうだが</p><p>いや、プラモ売り場で父親と一緒にガンプラを買っている子とか、よく見掛けるけれど</p><p>世の中、大ホームランの馬鹿売れヒットでなければ、失敗作ということは無いので</p><p>ていうか想定していた金額を越えて売れれば、どんな物でも失敗ではない</p><p>そういう意味では、馬鹿売れするはずと予想して大量に商品を出荷して、前期の商品が全然売れなかったガンダムＡＧＥは、本当に失敗作だと思う</p><p>後半は、これぐらいは売れるだろうという量に出荷を絞っていたけれど</p><p>近所の西友とか2年以上立っているのにジェノアスが山積みになったままだし</p><p>876．ハイ・ライフ　／　ボクトツ</p><p>本当に楽しかったですわ</p><p>とっても、面白かったです</p><p>中庭から退出する前に、お嬢様たちはみすずに笑顔で挨拶していく</p><p>お楽しみいただけて、とても嬉しいですわ</p><p>オレの隣で、みすずが笑顔で言う</p><p>今日の会の主催はみすずなのだから、お嬢様たちの退席の挨拶に一々応えていかないといけない</p><p>これを機にみすず様や瑠璃子様、美子様と、もっとお近づきになりたいですわ</p><p>ええいつでもお声をお掛け下さいそれからプリンセス・アニエスのことも、よろしくお願い致しますわ</p><p>みすずが、後ろを振り向く</p><p>この挨拶の時間だけは、オレにくっついていていけないと言ってあるからアニエスは仕方なく、瑠璃子にしがみついている</p><p>まあ、2人は仲良しだから大丈夫だろうコヨミちゃんも、すぐ脇に控えてくれているし美子さんもいる</p><p>みすずの臣下になったばかりの同い年の水島可憐さんも控えているし美智もいる</p><p>アニエスはこれから学校に通うようになったら、いつもたくさんの人の前に出て注目されることになるんだろうから</p><p>何しろ、ハーフで美少女のアニエスは目立つ美少女揃いのお嬢様たちの中に入っても、ハッと眼を引く魅力がある</p><p>少しずつでも、慣れさせていくしかない</p><p>ええ、わたくしの下の妹が小学部におりますから伝えておきますわ</p><p>うちの家も分家の子が6年生ですからでも、わたくしたちのような家系の者が、プリンセス様のお友達にしていただいてもよろしいのでしょうか</p><p>そういうお嬢様に、みすずは</p><p>構いませんわプリンセス・アニエスには、まだ日本にいらっしゃったばかりですから、お友達はたくさんできた方が良いと思いますの</p><p>今のアニエスには家族しかいない</p><p>違う家で生まれ育ち、学校では一緒だけど、寝起きを共にしているわけではない本当の意味での友達には、まだ出会っていないと思う</p><p>オレたちの家族は絶対に家族を裏切らない</p><p>それはオレたち全員が、運命共同体だからだ</p><p>誰かを切り捨てたら、自分も切り捨てられることになる</p><p>オレもアニエスもこの家族の中でしか生きていくことができない</p><p>この家族以外に心を許すことのできる人たちはいないからだ</p><p>オレもアニエスも本来の保護者親がいないのだから</p><p>だから、オレたちを拾ってくれて、生きていくことを許してくれたミナホ姉さんには、感謝しかない</p><p>こんなオレを受け入れてくれた、みすずたちにも</p><p>素晴らしい家族に出会えたことは、とっても幸せだし家族と一緒に居れば、何も怖いことはない</p><p>オレも、アニエスも家族の温かさに甘えっぱなしになっているわけにもいかない</p><p>外の世界へ</p><p>家族でない人たちと、接触していかなければ</p><p>そいういう努力をしなければ、家族が保っていけない</p><p>オレたちの家族は、閉じた環境で自給自足で生活しているわけではないのだ</p><p>外の世界と接触し、ビジネスを行い金を稼いでいる</p><p>いずれは、オレもアニエスも家族のために稼げる人間にならないといけない</p><p>来年には、渚と雪乃が出産するし</p><p>月子も、できるだけ早く懐妊したいと言っている</p><p>家族は、増えるのだから</p><p>それだからこそアニエスにも、早く外の人たちと生活できるようにさせたい</p><p>家族のみんなから守られている立場から新しく生まれてくる家族を守る立場の子になるように</p><p>そのためには外の世界で友達を作っていく</p><p>友達は家族とは違う</p><p>徹底して運命共同体にはなれない違う家の子なんだから</p><p>考え方も、常識もオレたちとは違うかもしれない</p><p>嘘を付いたり、悪意を持ってアニエスに向かってくるかもしれない</p><p>そういう外の人たちとどう上手く関係を構築していくか</p><p>それはオレ自身も今悩んでいることだしみすずたちだって苦しんでいる</p><p>オレたちと同じ苦悩をアニエスにも体験して欲しい乗り越えて欲しい</p><p>強い子に成長して欲しいんだ</p><p>もちろん、オレ自身も外の現実に負けない</p><p>アニエスは、いつもオレを見ているんだから</p><p>オレがアニエスよりも先に、挫折するわけにはいかないんだ</p><p>黒田様、永束様、お待たせ致しました</p><p>香月セキュリティ・サービスのメイド部隊の女性が、大きな声で呼ぶ</p><p>はい今、参りますでは、みすず様本日はお招きいただきましてありがとうございましたまた、学校で</p><p>わたくしも、失礼致しますわごきげんよう</p><p>お気を付けてお帰り下さいねご機嫌よう黒田様、永束様</p><p>みすずも別れの挨拶をする</p><p>この中庭の向こうにそれぞれの家の迎えの車が、駐車場から順番に廻ってきている</p><p>どの家のお嬢様が先に退出するかというのも、香月セキュリティ・サービスと各家の担当者で事前に話が付いているらしい</p><p>まあ、そういうのにも家の格が影響するのだろう</p><p>歌晏様、狩野様失礼致しますわ</p><p>はい、ごきげんよう</p><p>退出するお嬢様たちは、桃子姉ちゃんと狩野さんにも挨拶する</p><p>桃子姉ちゃんはまるで自分がパーティの主催者のように、明るく挨拶を返すが</p><p>狩野さんは、スッと頭を下げるだけだ</p><p>ああ家柄の高い人は、最後になるんだな</p><p>パーティの種類とか、開催時間にもよるんだろうけれど今日の夕方で終わりの会の場合は、そういうルールになったらしい</p><p>黒森様も失礼致します</p><p>は、はいあの、本日はありがとうございました</p><p>慌てて、頭を下げる</p><p>お嬢様たちは、そんなオレの様子を見てクスリと笑って</p><p>ホントとっても誠実そうな良い方ですわねみすず様</p><p>こんな素敵な方をパートナーになさって、香月家は安泰ですわね</p><p>あ、そうかお世辞だよな</p><p>こんな所で、オレを貶したりしたって仕方ないんだから</p><p>みすずも笑顔で、そう返す</p><p>お嬢様、参りましょう</p><p>はい、今、行きますでは</p><p>警護役の少女に声を掛けられて、お嬢様たちは中庭から外へと出て行った</p><p>続きまして木本様、寺内様</p><p>ま、わたくしたちですわみすず様、歌晏様、狩野様失礼致します</p><p>ええごきげんよう</p><p>スムーズな流れで、どんどんお嬢様たちが帰って行く</p><p>全員が帰るまで、みすずと一緒に挨拶していないといけないのか</p><p>みすずのパートナーというのは、中々大変だな</p><p>今後も、みすずが何かの会を主催したら毎回、こうしないといけないんだろうな</p><p>瑠璃子が主催した場合は、どうなるんだ</p><p>あーやっぱり、瑠璃子もオレが隣に立ってやらないといけないよな</p><p>みすずだけ特別にするのは、不公平だ</p><p>旦那様、あちらをご覧下さい</p><p>みすずの視線の方を見ると</p><p>ああ、レイちゃんの周りには相変わらず、別れの挨拶をするお嬢様や警護役の少女たちレイちゃんファンが集まっている</p><p>その向こうに</p><p>何人かの警護役の少女たちが、厳しい表情で翔姉ちゃんを取り囲んでいる</p><p>今日は、これ以上何もお話するつもりはないわよ</p><p>翔姉ちゃんは、にこやかにそう言った</p><p>これからは、香月セキュリティ・サービスの研修館で、皆さんでの合同トレーニングがあるんですからわたくしに何か相談のある方は、その時にどうぞただし、皆さん、ちゃんとご自分のご主人様のご許可をいただいてから、来て下さいね</p><p>ああ今、仕えている家を離れて、自分の力を試してみたいという子たちか</p><p>今後は、香月セキュリティ・サービスがそういう子たちの窓口になる</p><p>合同トレーニングで、自分の力がどの程度のものなのかチェックすることもできるし</p><p>警護役が余っている家から、足りない家に融通したりすることもできる</p><p>ま今回のスパイの件の詳細が明らかになったら、どの家も深刻に考えることになるでしょうね</p><p>桃子姉ちゃんが、笑ってそう言った</p><p>それぞれの家が自分の家に永年仕えてくれている臣下の娘を警護役にするというのは、年々難しくなってきたものね</p><p>少子化で臣下の家系に娘がいないというケースもあるし名家が抱えていた警護専門の臣下というもの自体が減って来ているんだろう</p><p>まり子のところのアーデルハイトちゃんみたいに、外国から連れてきて雇うっていうのもなかなか難しいしだからって、暴力団組織から警護役を押し付けられるっていうのは論外だけれど</p><p>今までは、それぞれの名家が自己責任で警護役の子を任命して他の家は、一切、口を挟まないことになっていたけれど今回みたいなことがあった以上は、これからは他家の承諾が必要になるでしょうね</p><p>天童乙女が、水島可憐さんの警護役として潜入して来たのは1週間前だと言う</p><p>だから、お嬢様たちは1週間だけは、天童乙女と学校生活を共にしてしまった</p><p>当然、個人情報などを関西のヤクザたちに流された可能性がある</p><p>それぞれの家の承諾っていうか香月家に一括してやってもらうことになるでしょうけれど新しく警護役にする子の身辺調査は、香月セキュリティ・サービスにお願いするのが得策だと思うのよそういう面倒なことは、歌晏家ではやりたくないし</p><p>３大名家でも狩野家は、今は勢いが衰えているからそういう調査期間を持つだけの財力が無い</p><p>名家向けの警護会社は、別に香月セキュリティ・サービスだけではないけれどここは、香月様をご信頼させていただくわお祖父様には、わたくしからお話ししておきます他の家には文句は言わせないわ</p><p>今後はそれぞれの名家がうちの娘の警護役にこの子を付けたいという申請を香月家に出し、香月セキュリティ・サービスがその娘の調査をして警護役の就任を認める</p><p>香月セキュリティ・サービスのチェックに引っ掛かった子は、警護役として学校に連れて来ることはできなくなる</p><p>日頃からそういうことをしていれば、どこの名家にどういう警護役の子がいるのかも、その実力も全て、香月セキュリティ・サービスが把握できる</p><p>お嬢様と年齢や性格が合わなかったりした場合は適した家を探して、所属を変更することもできる</p><p>ハイジはヨーロッパのアカデミー出身の外国人警護人を、名家に斡旋するビジネスをやりたかったのよね</p><p>鳥居さんが、イジワルな笑顔でアーデルハイトさんに言う</p><p>自称Ａ級ライセンスのアーデルハイトさんは、そういうことを考えていたみたいだけれど</p><p>翔姉ちゃん自身が、そのアカデミーの出身だし</p><p>向こうから日本に来たいという人が居たら、香月セキュリティ・サービスの現場トップである翔姉ちゃんに相談してくるだろう</p><p>外国からの警護人の身辺調査なんていうのも、香月セキュリティ・サービスでないとできないだろうし</p><p>まだ１３歳でアカデミーの短期コースしか行っていないアーデルハイトさんの推薦だけでは、ちょっと心配だ</p><p>今からでも遅くないから香月セキュリティ・サービスの関さんに媚びてきなさいよ推薦人の内の１人ぐらいにはしてくれると思うわよ</p><p>鳥居さんは言う</p><p>ああ、アーデルハイトさんがこういう子が日本に来たいと言っていますと翔姉ちゃんに言って、その子のチェックを香月セキュリティ・サービスが行って、身元保証するという手はある</p><p>それならアーデルハイトさんだって、ヨーロッパ時代の仲間に声を掛けることができるし紹介料ぐらいは貰えるだろう</p><p>もちろん、自分１人で斡旋した方が儲かるんだろうけれどこういうのは信用が大事だからなあ</p><p>判りました不本意ですがちょっと行ってきます</p><p>アーデルハイトさんは、安城キヌカさんの鉄爪にビリビリに引き裂かれたスカートからプリプリと生足とパンティを覗かせながら翔姉ちゃんの方へと向かう</p><p>ハイジはもうちょっと世間を知れば、もっと伸びる子だと思うのよ資質は優れているんだから</p><p>鳥居さんはそう言う</p><p>それはあなたも同じよまり子</p><p>桃子姉ちゃんは、クスッと笑う</p><p>みすずまり子とアーデルハイトちゃんは、置いていくから</p><p>まだ色々と残っているんでしょ水島家のことは大体済んでいるけれどさっきのスパイの件もあるし鞍馬さんのご姉妹の件とか</p><p>桃子姉ちゃんは、チラッとみすずの後ろの水島可憐さんを見てそう言った</p><p>鞍馬姉妹の名前が出たことで、狩野さんがビクッと反応する</p><p>わたくしはことの顛末はちゃんと知っておきたいのよだから、本当ならわたくし自身がここに残りたいんですけれどここにはほら、巫女さんたちが居るでしょ</p><p>ニヤッと微笑む桃子姉ちゃん</p><p>歌晏桃子さんだけは鷹倉神社の巫女の存在とその力を知っている</p><p>わたくしはどんな時でも、わたくしでいたいの人に操作されるのは嫌よ心の中を覗かれるのは、勝手にしたらって思うけれど</p><p>この人は、ホントにサバサバしている</p><p>だから、わたくしは残りません代わりに、まり子を置いていくわああこの子は、性格がユニークでしょもし巫女さんに性格を変えられたらすぐに判りますからねそうなった場合は歌晏家と香月家の全面戦争よ</p><p>笑顔のままそう言う</p><p>桃子お姉様どういうお話ですの</p><p>鳥居さんが、キョトンとして言う</p><p>ああ、この子には巫女の力のことは、教えていないんだな</p><p>ていうか鳥居さんに教えたら、平気でみんなに言い広めるだろうし</p><p>そんなことをしたらとんでもないことになるとか考えない子だもんな</p><p>巫女は全てわたくしの旦那様がご支配なさっております鳥居様が、わたくしたちに対してよほどのことをなさらない限りご無礼は致しませんわ</p><p>みすずも、笑顔で返す</p><p>そうま、信用するわみすずはもう、わたくしの妹なんですしまり子、とにかく、あなたは残って成り行きを見届けなさい鳥居家には、わたくしから連絡しておくわあそこの家は、歌晏家には頭が上がらないから</p><p>ああ、鳥居さんの家と歌晏家は結びつきがあるんだ</p><p>今夜は、お泊まりいただくことになるかもしれないですわ</p><p>オレたちの背後からアニエスを抱いた瑠璃子が言う</p><p>別に構いませんわ香月家のご本家に泊めていただくんですしわたくし、いつも桃子お姉様のお屋敷にはお泊まりしていますから</p><p>お泊まりいただく以上は、我が家の家風に従っていただきますがよろしいですわね</p><p>家風よく判らないですけれどまあ、何でも従いますわうふふちょっと楽しみ</p><p>鳥居さんは、クククと笑うが</p><p>オレには瑠璃子が怖い</p><p>こういうことを言い出す時の瑠璃子は、何か企んでいる</p><p>桃子お姉様わたくしたち、異能の力で鳥居様のお心を変化するようなことは致しませんがわたくしたちと一晩過ごしていただいた結果、鳥居様が色々と変わられるということはあるかもしれません</p><p>瑠璃子が桃子姉ちゃんに言う</p><p>お兄様と触れ合った方はみんな成長致しますからわたくしもそうでした</p><p>公ちゃんが</p><p>不思議そうに、オレを見る桃子姉ちゃん</p><p>そうなの良く判らないわねわたくしには</p><p>そしてみすずに</p><p>今回、わたくしがみすずとの関係を良好にしようと決めたのは、公ちゃんを見たからよ</p><p>香月家の本家の娘がよくもまあ、こんな木訥な子を選んだものだなって</p><p>ボクトツ</p><p>でも、こういう男の子を選ぶのならみすずだって悪い女の子じゃないって思ったのよほら、良く言うでしょ恋人というのは、同じレベルの男女だって男の子と女の子、どっちかが優れてて、どっちかが劣っているなんていう差が付くはずがないって</p><p>実際、今日のパーティの進行を見てあなたたちって、余裕が無いわよねいつも、いっぱいいっぱいで汗をかいている感じでエレガントではないわ</p><p>みすずは謝る</p><p>いいんじゃないのみすずは、まだ若いんだしあなたの頑張っている感じが、皆様には良く伝わってたわよだからみんな、みすずや香月家それに公ちゃんにまで、好印象を持ってくれたんだと思うわ</p><p>ああ確かに</p><p>みすずもオレもあんまり余裕は無かったと思う</p><p>でも、あたしだったらもっと優雅なパーティにするわよ次は、歌晏家のパーティに招待するから、公ちゃんと一緒にいらっしゃい</p><p>はいありがとうございます勉強させていただきます桃子お姉様</p><p>でも余裕がなくて、エレガントでは無いパーティでしたがとにかく、どんな時でも一生懸命になって頑張り続けるというのがあたしたちの家風ですから</p><p>家風</p><p>さっき、瑠璃子も同じ言葉を使ったけれど</p><p>あらまた、家風香月家にそんな家風があるなんて知らなかったわ</p><p>桃子姉ちゃんは笑う</p><p>違いますあたしの旦那様黒森公に仕える者の家風ですわ</p><p>みすずは真顔で、そう言う</p><p>ですから、優雅さは桃子お姉様にお任せ致します</p><p>改めて桃子姉ちゃんが、オレを見る</p><p>瑠璃子もそうなの</p><p>はいわたくしもお兄様に従う者でございますから</p><p>美子さんも</p><p>桃子姉ちゃんに聞かれて、美子さんは</p><p>今の香月家は公様を中心にして動いていますわ</p><p>ば、ばけらった</p><p>アニエスが、突然口を開いた</p><p>ギッと、桃子姉ちゃんを睨んでいる</p><p>美智も無言で、桃子姉ちゃんを見ていた</p><p>えー、プリンセス・アニエス様は</p><p>慌てて、コヨミちゃんが通訳しようとするが</p><p>通訳は結構よ何が言いたいのかは伝わったから</p><p>なるほど公ちゃんの影響なの</p><p>はいもちろん巫女とは関係ありませんいえ、巫女たちも旦那様と触れ合ったことで、良い方向へ進むことができました</p><p>じゃあまり子も、良くなるかしら</p><p>お姉様わたくしはいつも最高に良い状態ですわ</p><p>鳥居さんは、反発する</p><p>少なくとも、鞍馬さんたちのことは心配しなくていいのね</p><p>そういう桃子姉ちゃんに、みすずは</p><p>鞍馬さんのご姉妹どころか先ほどのスパイのことも、お任せ下さい</p><p>ふーんこんな木訥だけな子にそんな力があるとはとても思えないけれど</p><p>オレの顔を覗き込む</p><p>オレは、口を開いた</p><p>なあに、公ちゃん</p><p>ボクトツってどういう意味です</p><p>ボクトツというのは人の名前ネ</p><p>突然イーディが、現れる</p><p>ボクトツというのは、前漢の頃の匈奴の王様ネ紀元前１７４年に死んだのネ</p><p>あなたっそれは冒頓単于よっ</p><p>鳥居さんが、叫ぶ</p><p>そうネその人の話をしているノネ</p><p>わたくしたちは、その人の話はしていないのよっ</p><p>イーディそう言えば、お前、今まで何をしていたんだ</p><p>しばらく姿が見えなかったけれど</p><p>スパイの監視ネあの子眼を醒ました途端に、逃げようとしたから、フン捕まえて来たところネ</p><p>ああ、天童乙女か</p><p>今はどうしている</p><p>月子が来てくれたから大人しくしているノネ</p><p>はぁならいいけれど</p><p>あらあら、大変そうねじゃそっちは、あなたたちに任せるわ</p><p>そう言って桃子姉ちゃんは狩野さんの方へと向かう</p><p>まり子は置いていくけれど桜子、あなたはわたくしと一緒に帰りますからね</p><p>狩野さんの手を取る</p><p>鞍馬さんたちが心配なのは判るけれどわたくしたちは、残ってはいけないのよ立場があるんですから</p><p>３大名家の娘として</p><p>みすずとまり子から報告があったことは、あなたにも教えてあげるから今日は、わたくしと帰りましょういいわね</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言った</p><p>辛そうに狩野さんは答えた</p><p>最近、オタクイベントにはすっかり足が遠のいているのですが</p><p>ゴールデンウィークのスーフェスだけは行こうかなと思っています</p><p>ゲストが、V3、スバットの宮内さんとキカイダーの伴さんなので</p><p>このお二人のトークショーは、1度見ておくべきな気がして</p><p>いや、藤岡さんと佐々木さんとスーパーワンの方は、前にトークショーを拝見したことがあるんですけれど</p><p>特撮の金字塔みたいなお二人が、同じ日に同じ会場で観られるのなら行ってみようかなあと</p><p>いつの間にか、入場料が値上げになってますけれど</p><p>877．夜は楽し　／　ハードデイズナイト</p><p>ようやく、最後のお客が帰ってくれた</p><p>みすずの主催したお嬢様と警護役の懇親会パーティは、何とか盛況に終わった</p><p>ああ、日が大分傾いている</p><p>オレたち身内の人間と鳥居さん＋アーデルハイトさんだけの中庭は静かだ</p><p>まあ、色んなコトがあったけれどほぼ目的は達成できたと思いますわ</p><p>いや、別にオレはその辺をウロウロしていただけで、頑張ったのはみすずたちじゃないか</p><p>会の主催者として、ドッシリと構えていたみすず</p><p>みすずを立てて、控え目にしてくれていた瑠璃子</p><p>それから他のお嬢様の中に入り込んで、フォローをしてくれた美子さん</p><p>今は、香月セキュリティ・サービスのメイド部隊と一緒にパーティの片付けをしていくれている</p><p>ええ、美子お姉様には感謝の気持ちでいっぱいですわ</p><p>ジッちゃんが、香月家本家の娘として認知したとはいえ</p><p>美子さんは、亡くなったジッちゃんの長男の隠し子つまり、本妻の娘ではない</p><p>その上、ずっと瑠璃子のお付きとして臣下として仕えてきた</p><p>みすずや瑠璃子と並んで香月家の後継者を名乗るのは気が引けるらしい</p><p>だから、自ら進んで一歩下がった位置に居ようとする</p><p>いや、美子さんがそうやってみすずや瑠璃子を立ててくれないと</p><p>美子さんに対して反発する人々のイジメに合うことになるし</p><p>美子さんを無理に擁立して、香月家を乗っ取ろうとするような連中も出て来るかもしれないから仕方ないんだけれど</p><p>そして、美子お姉様と同じくらい旦那様にも感謝しているんです</p><p>あたし、今日は旦那様が近くに居て下さるから頑張れました旦那様が、ずっとあたしを見ていて下さるって感じているから</p><p>みすずが、オレの手を掴む</p><p>指と指を絡ませて来る</p><p>うんまあ取りあえず、無事に終わって良かったアニエスやヨミたちのお披露目もできたし</p><p>オレには、名家の中の問題よりアニエスたちの今後のことの方が心配だった</p><p>何とか悪い印象を与えずに、受け入れてもらえそうだよな</p><p>みんなみすずたちの学校に編入する</p><p>香月家に関係する女の子たちとして</p><p>ええ今日いらした方たちは、皆さん有力なお家のお嬢様たちですからあの方たちにお気遣いいただければ、他の生徒たちにも受け入れていただけると思いますわ</p><p>後は、マナが残っているけれど</p><p>そうですわねマナちゃんは、また別のルートを考えないといけないですよね</p><p>香月家の力で、みすずたちの学校に編入させるのはアニエス、ヨミ、ルナ、コヨミちゃんが限界だ</p><p>プリンセス・アニエスのお付きがコヨミちゃんで、警護役がルナ香月家の縁者で、中東のとある国のプリンセスということにしてあるからそれで、従者が２人態勢を何とか強引に認めさせる</p><p>ヨミの方は、瑠璃子の警護役という肩書きで</p><p>月子もなあ</p><p>オレは、つい呟いてしまう</p><p>月子を美子さんのお付きということで編入させようかと思っていたけれど</p><p>これは月子自身が、高校には通わないと宣言したことでご破算になった</p><p>巫女の修行とオレの子を孕むことに集中したいらしい</p><p>鷹倉神社を継ぐ決意をしている以上は不用意に外に出ることは、なるべく避けたいのだと言う</p><p>通学はみすずや瑠璃子たちと一緒なんだから警護体勢は万全だし</p><p>ヨミやルナも、同じ学校に居るのだからと説明したけれど</p><p>月子の意志は変わらなかった</p><p>月子さんに美子お姉様のお付きは無理ですわ</p><p>あの方は、すでに巫女としての高貴な気品を身に付けていらっしゃいますからそれに、あの方は今更、他の誰かに仕えるというのは無理です</p><p>ああ、神様に仕えているんだもんな</p><p>巫女になるんだから</p><p>違いますわ月子さんは旦那様にお仕えしているんですよ</p><p>みすずは、クスッと微笑む</p><p>ですから、美子お姉様のお付きはお芝居でも無理だと思います他の方が見たら、すぐにバレてしまいますわ</p><p>自分が瑠璃子に仕える立場だった美子さんは人に仕えてもらうことに慣れていないだろうし</p><p>月子とセットにしても主とお付きには、見えないか</p><p>マナちゃんと同じですわ</p><p>ああマナも</p><p>瑠璃子や美子さんのお付きにはなれない</p><p>マナちゃん、どんどん綺麗になっているから</p><p>今のマナはアニエスと同じで、従者にしては美しく気品があり過ぎる</p><p>あいつも、元は白坂家のお嬢様だから人に仕えることは苦手だ</p><p>もちろん、ヨミやルナみたいな特殊能力があるわけでもないから、警護役は無理だし</p><p>それでも、見た目が異国人のアニエスなら、お忍びで留学してきた謎のプリンセスで押し通せるけれど</p><p>マナは、どこから見ても日本人だからな</p><p>マナちゃんの編入は、春まで待った方がいいかもしれませんわ今はまだ昔の面影も残っていますし</p><p>ああみすずたちの学校には、パーティなんかで昔のマナ白坂舞夏と会ったことがある子もいる</p><p>舞夏の匂いを完全に消すためには、もう少し時間が必要か</p><p>うちの学校の中でヨミちゃんが、お友達をたくさん作った後の方が入り込みやすいですわ</p><p>マナとヨミは１４歳中学２年生同士だ</p><p>先にヨミが編入することでマナが楽に生活できる下地を作ることができる</p><p>ヨミちゃんは今日のパーティでも、皆様にお顔を知っていただけましたから警護役としては、美智に師事していて、香月セキュリティ・サービスとも繋がっているのですから他の子たちからは一目置いていただけると思います</p><p>香月みすずの警護役、工藤美智の強さは今日の、キョーコさんや天童乙女との戦いで証明されただろう</p><p>背後に美智や香月セキュリティ・サービスが居て、本人も不思議な技を使うことができる子をイジメたりはしないだろうな</p><p>まあ勝ち気で明るい性格だから、すぐに友達はできると思うし</p><p>春までに新しいルートを見つけましょう</p><p>うん今日の会で、今まで疎遠だった他の家とも交流できそうだ</p><p>マナは香月家でなく、別の家から編入させた方が良いと思う</p><p>そういうことができるようになるためには、もう少し桃子姉ちゃんたちと仲良くして頼み事を聞いてもらえるような関係にならないとな</p><p>オレとみすずが話していると</p><p>アニエスとコヨミちゃんが、やって来る</p><p>お客さんたちは、ほとんど帰ったのに何でまだ、そんなに緊張しているんだ</p><p>アニエスコヨミちゃん</p><p>いや、もうそういうのはいいから</p><p>コヨミちゃんは、向こうで瑠璃子やイーディと話している鳥居さんとアーデルハイトさんを見る</p><p>まだ居ますから色々と疑り深い方が</p><p>あううう、ばけらった</p><p>アニエスは家族でない人間に対しては、激しく警戒する</p><p>そういうアニエスの気持ちを、コヨミちゃんは感じているから</p><p>あの子たちは、何とか致しますわ</p><p>それよりアニエスちゃん、旦那様にお願いしたいことがあるんでしょ</p><p>ううう、ばけらった</p><p>ほうら、おいでアニエス</p><p>オレがしゃがんで、両腕を拡げると</p><p>ばけらった</p><p>アニエスがワッっとオレの胸に飛び込んで来る</p><p>オレの身体をギューッと抱き締める</p><p>ばけらった、ばけらった、ばけらった</p><p>よしよしうん、怖かったんだなみんなに見られてほら、もう大丈夫だからな</p><p>オレも、アニエスの小さな身体をギュッと抱き締める</p><p>他の家の少女たちがいる間はオレや瑠璃子にしがみついていることはできたけれど</p><p>本当はこうやって、両腕でギュッとして欲しかったんだな</p><p>今日はよく頑張った偉いぞ、アニエス</p><p>あぅぅばけらった</p><p>オレの腕の中で安心したのか、アニエスはハゥと大きく息を吐く</p><p>可憐</p><p>みすずが、ずっと後ろに控えていた臣下になったばかりの少女を呼ぶ</p><p>１２歳の美少女はすぐに応えた</p><p>あなたは、会の途中で裏へ行ったから色々と見聞きしているのよね</p><p>そうだ水島可憐さんは</p><p>屋敷の中で、アニエスが自由に日本語で話しているのも聞いている</p><p>はい、みすず様しかし臣下というものは、ご主人様がお尋ねになられたこと以外は話してはならないものだと思っておりますから</p><p>可憐さんはアニエスが中東から来たプリンセスだと告知された時も、ばけらったしか喋らない時も黙っていてくれた</p><p>それは主も同じよ先程までいらしたお客様の大半はアニエスちゃんが、本当にプリンセスでないことは判っているわでも香月家が公の場で宣言したことは、尊重して下さるという度量を皆様、お持ちですから</p><p>え、やっぱバレてたの</p><p>まそうだよな</p><p>問題ありませんわ今日いらした皆さんがお認めになられるということは学校中の生徒たちが、アニエスちゃんを認めるということですから中東のプリンセスというのは事実かどうか判らなくとも、香月家がとても大切にしている女の子であることに間違いはありませんし</p><p>みすずはそう言って、可憐さんを見る</p><p>可憐はどうやら、お祖父様の最初の試しに合格したようね</p><p>試し</p><p>そうかわざと、お屋敷の中のオレたちの様子を見せて</p><p>可憐さんが、それを他家のお嬢様に吹聴するようなら</p><p>みすずの臣下をクビにするつもりだったんだ</p><p>これからも気を引き締めて、あたしたちに仕えなさい</p><p>１２歳の少女は、ブルッと身震いする</p><p>あなたはあたしと旦那様の臣下よ、いいわね</p><p>それで臣下としての、あなたのお仕事なんですけれど</p><p>可憐にはあたしたちのペットになってもらうから</p><p>ペットですか</p><p>驚く、可憐さん</p><p>そうよペットあたしたちに可愛がられるのが、お仕事よ</p><p>アニエスちゃんもコヨミちゃんも、可愛がってあげてね可憐は、あたしたち家族全員で飼うペットだから</p><p>不思議そうに、アニエスはオレの顔を見る</p><p>うんと後で詳しく説明するよ</p><p>オレは、アニエスのおでこに自分の額を擦り付けて、そう答える</p><p>あ、あのわたくしも、ご説明していただきたいです</p><p>可憐さんも、眼をパチクリさせてそう言うが</p><p>説明は後でします大分、冷えてきたわねそろそろ中へ入りましょうか</p><p>みすずは笑顔のまま、話を打ち切った</p><p>瑠璃子、鳥居さん屋敷の中へ入りますよ</p><p>少し離れた所にいる２人に声を掛ける</p><p>やって来る２人とアーデルハイトさん、イーディ</p><p>この子、話してみるととても面白いですわねハイジの代わりに、あたしの警護役にしたいですわ</p><p>鳥居さんは、イーディのことが気に入ったらしい</p><p>それはダメネアナタのトコは、面白そうじゃナイカラ</p><p>あら、それは残念</p><p>ああ、鳥居さんとイーディは２人とも、物怖じしない性格で似ているかもしれない</p><p>怖い物知らずで、平気でズケズケと物を言う</p><p>ただし、イーディの自由さはその強さが裏付けとなっているけれど</p><p>鳥居さんの場合は</p><p>Darling、このコ良いネ仲間にしておいた方が良いヨ</p><p>このコ経済のセンスがあるネさっきのカアン・モモコも、自分で会社を経営していると言っていたケレド</p><p>わたくしは個人的な株の売買だけですわ</p><p>鳥居さんは、言う</p><p>それも桃子お姉様に教わって始めたことですしわたくしより、桃子お姉様の方が経済的なセンスは優れていると思いますわ</p><p>ああイーディと、何の話で盛り上がっているかと思ったら</p><p>そういう話をしていたのか</p><p>アタシはマリコの方が上だと思うネ一度、ミナホと話してみるといいネアタシはよく、ケイザイの話をするヨ</p><p>ミナホ姉さんも投資のビジネスをやっている</p><p>アタシたちの今後を考えたらこのコの能力は、プラスになるネオモテの世界でケイザイのことができるコがいると、心強いヨ</p><p>ミナホ姉さんはあくまでも裏の世界の人間だ</p><p>表立った場所に、姿を見せることはできない</p><p>だから大きな会社の株を買うときは別の人の名義にしないといけない</p><p>株主総会に黒森御名穂が現れるのは、マズいのだ</p><p>いずれミスズやルリコがコウヅキ家の当主になっても大きな家のアルジだと、思い切ったことはできないネコウヅキ家の動きは、マークされるヨだから、小回りがキいて、小技の使えるコがいると助かるヨ</p><p>それは桃子お姉様は、鳥居さんを歌晏家にとって、そういう子になるようにお育てになられているんだと思うわ</p><p>鳥居さんみたいな、自由に動ける駒を持っていることで</p><p>将来、歌晏家の経済活動の露払いをさせようと</p><p>ダカラ獲っちゃえって言っているノネ</p><p>残念ですけれどわたくしは、桃子お姉様を裏切って、香月家の家臣になるつもりはございませんわ</p><p>鳥居さんは、笑顔でそう言う</p><p>だって、わたくし桃子お姉様が大好きですから香月様よりうふふふふっ</p><p>ニコニコと平然として、そう言い切る</p><p>確かに、この子はキモが据わっている</p><p>別にカシンにならないでいいしモモコのこと好きなままでいいノネ</p><p>アタシたちは、モモコも仲間にしてしまうカラククククーッ</p><p>このイーディの笑いには、さすがの鳥居さんも驚く</p><p>歌晏家のお嬢様である桃子お姉様が香月家に与するはずがありませんわよっ</p><p>違うネコウヅキ家じゃないヨアタシたちは</p><p>ニーィっと、微笑む</p><p>クロモリ帝国《エンパイヤ》ネ</p><p>黒森帝国</p><p>そうヨそして、この人がアタシたちの帝王様ネ</p><p>イーディが、パコッとオレの頭を叩く</p><p>はっ、バカじゃないの</p><p>呆れる鳥居さんに、イーディは</p><p>すぐに判るネアタシたちの帝国の偉大さが</p><p>またクククと大きく笑い出した</p><p>大口を開けたまま呆然とする、鳥居さん</p><p>そこへ美智がやって来る</p><p>翔お姉様と麗華お姉様は、こちらのお屋敷の警護体勢を確認してからいらっしゃるそうです</p><p>ああお嬢様たちを返すのは、無事に終わったけれど</p><p>まだ香月セキュリティ・サービスの仕事が残っているんだ</p><p>今は、周囲の警戒を怠るわけにはまいりませんから</p><p>テンドウ・オトメが逃げだそうとしたということは、彼女を回収しようとしている人間もいるノネ</p><p>えだけど、あのスパイは使い捨てにされる予定で送り込まれて来たんだろ</p><p>オレはそう聞いたけど</p><p>敵だって、色々な考えの人間がいるノネ特に組織のボスが、そう決めても現場の人間が違った行動を取る可能性があるネ</p><p>あのコの親族とか、身内はやっぱり死なせたくないと思っているハズネできれば、回収したいと</p><p>天童乙女の父親は侠客の４２歳の天童貞男っていう人だと聞いた</p><p>父親はボスの命令に従って、娘の死を覚悟しているとしても身内の連中の中には、天童乙女を助けたいと思っている人もいるかもしれない</p><p>もちろん、コウヅキ家の不祥事にスルためにあのコを殺してしまいたいと狙っているヤツラもいるネ</p><p>香月家のパーティに出掛けた女子高生が、香月家の敷地内で変死したらスキャンダルになる</p><p>ダカラ、この屋敷の外には今テンドウ・オトメを生きたまま回収したい人間と、殺してしまいたい人間の両方がいるノネ</p><p>関西ヤクザは、２グループ来ている</p><p>それも何とかしないといけないな</p><p>屋敷の周りで、ドンパチされるのも困るし</p><p>天童乙女の処分は、早急にやらないといけない</p><p>かといって、変死とかされたら寝覚めが悪い</p><p>じゃあ、まず天童乙女さんにお会いになられますか</p><p>まず</p><p>オレが聞き返すと</p><p>今、旦那様にしていただきたいことが大きく分けて、３つあります</p><p>み、３っつ</p><p>１つは、スパイの天童さんのこと２つめは、鞍馬さんご姉妹のこと</p><p>ああ、そうねわたくしもその件に関しては、最後まで見届けないと桃子お姉様に叱られてしまいますわ</p><p>鳥居さんが、鞍馬姉妹に反応する</p><p>３つめは、可憐を臣下として、旦那様に躾けていただくことですわ</p><p>可憐さんが、ビクッと震える</p><p>ペットにすると言われたことの意味が、まだよく判っていないとはいえ</p><p>貞操の危機であることを感じているのかもしれない</p><p>みすずは、自分の眼の前で</p><p>可憐さんが、オレに処女を捧げることを望むだろう</p><p>今夜は、香月家にお泊まりいただくお約束ですけれど</p><p>ああ全て、今夜中に片付けないと</p><p>ミスズ３つじゃないネ、４つネ</p><p>イーディは、そう言って鳥居さんを見て、微笑む</p><p>ああ、そうね４つめもあるわね</p><p>みすずも、ニコッと微笑む</p><p>２人の視線に、鳥居さんは</p><p>な、何よ何で、わたくしを見るんですわたくしは別に何も問題は起こしていませんわよっ</p><p>みすずとイーディは、鳥居さんも今夜中に仲間に引き込むつもりなのか</p><p>うううううばけらったぁぁっ</p><p>オレに抱きついたままのアニエスが、大きな声で叫んだ</p><p>ああ、判った、判ったアニエスもだな</p><p>オレは、慌ててアニエスの背中を撫でてやる</p><p>今日一日のことで、すっかりストレスの溜まったアニエスは</p><p>オレとのセックスを熱望している</p><p>てことはヨミやルナもだよな</p><p>いやいや、みすずと瑠璃子美智とイーディ翔姉ちゃんに、レイちゃん</p><p>月子もふつふつと性欲を滾らせている気がする</p><p>今夜もなかなかハードな夜になりそうだ</p><p>パーティが終わったので、伏線の回収に入ります</p><p>歌晏さん、狩野さんは、栗宮さんは別エピソードにて</p><p>天童乙女、鳥居さん、アーデルハイト、可憐さんは、ここから</p><p>878．夜は楽し　／　インカ最後の皇帝</p><p>うー、うー、うー</p><p>鳥居さんたちという異分子がいることで、アニエスは警戒状態を崩さない</p><p>オレからしがみついたまま離れないので、抱っこしたままの移動となる</p><p>アニエスはまだ１２歳だけれど、発育が良いから結構、重い</p><p>でも、まあ、しょうがない</p><p>ギュッと抱き締めたまま、慎重に運ぶ</p><p>まずはどうなさいます</p><p>中庭から屋敷の中へ入った段階でみすずが、尋ねてくる</p><p>とりあえず、一度、天童乙女に会ってみるよ</p><p>会ってみないと、どんな子なのか判らない</p><p>では、あたしや瑠璃子は同席しない方がいいですね</p><p>あたしたち香月家の娘が居ると緊張するでしょうから</p><p>というより、危ないですわ</p><p>横から鳥居さんが口を挟む</p><p>向こうは、敵地に１人で乗り込んでくるような怖い人ですもの隙を見て、みすず様や瑠璃子様に襲いかかるかもしれません</p><p>ソンナ隙は与えないネ</p><p>イーディが、フフンと笑う</p><p>デモミスズたちは、イナイ方が良いと思うネ</p><p>天童乙女を送り込んで来た関西ヤクザは香月家と敵対しているんだから</p><p>どんな理由でも、香月家の人間が居れば強く反発するだろう</p><p>では、あたしたちは別室で待機しております瑠璃子もいいわね</p><p>じゃあ、アニエスもみすずたちと一緒に</p><p>オレが、そう言いかけると</p><p>ぶるるるるっばけらった</p><p>アニエスは、クビをぶんぶん振って拒絶する</p><p>今まで以上に、ビシッとオレにしがみつく</p><p>いや、コヨミちゃん通訳しなくても判るから</p><p>オレは、アニエスに</p><p>オレと離れるのは嫌か</p><p>今度はウンウンと大きくうなずく</p><p>でもなぁ</p><p>アニエスを抱きかかえたまま武闘派スパイに会いに行くというのも</p><p>そのままで良いと思うネ</p><p>そして、みすずの後ろの水島可憐さんを見て</p><p>アナタは、テンドウ・オトメに何か変なコトはされなかったノカ</p><p>変なことでございますか</p><p>首を傾げる可憐さん</p><p>いいえ特にはとにかく、周りの方々にご自分の正体を伝えるなということだけ、念を押されました</p><p>天童乙女は、水島可憐さんの警護役という立場でこの屋敷に来た</p><p>他に何か言われたカネ</p><p>いえあの方がわたくしの所にいらしてから、ほぼ１週間ですがほとんどお話はしていないんです一切、わたくしには話し掛けようとはなさりませんでしたから</p><p>その証言を聞いてイーディは</p><p>自分たちとは無関係の小さな女のコを無理矢理、巻き込んだりスルのが嫌だったんだと思うヨダカラ余計な接触はしなかったんじゃナイカナ</p><p>でもほら、高浜さんだっけあっちのお嬢様の方は、巻き込みまくっていたじゃないか</p><p>警護役には、発言権が無いから高浜物産のお嬢様に、自分の意見を代弁させて、みすずの主催する会をメチャクチャにしようとしていた</p><p>それは趣味と実益を兼ねているノネ</p><p>あのお嬢様は高校生ネそして、こっちのお嬢様は小学生ヨテンドウ・オトメの好みは、自分と同年代のコだったってことじゃないノカネ</p><p>ああ１２歳の可憐さんには、手を出す気になれなかったけれど</p><p>高校生の高浜さんは、同性愛で自分の手下に堕としたいと思った</p><p>ダカラ、アニエスにも手を出さないと思うヨそうやって、Darlingにしがみついていたら防弾チョッキ代わりになるネ</p><p>クククとイーディは笑う</p><p>いや、こんなぷにぷにしていて温かくて、可愛い防弾チョッキがあるか</p><p>わたくしも、アニエスちゃんを連れて行くのは良いことだと思いますわ</p><p>あの人は多分、香月セキュリティ・サービスの怖い方々に尋問されると思っているでしょうからお兄様とアニエスちゃんが行かれるのは、あの人の緊張を解くのに丁度良いと思うんです</p><p>アニエスは判るけれどオレもか</p><p>ソウヨルリコの言う通りネDarlingは、怖くないネむしろ、ヒトをホッとさせるネ</p><p>自分では、そんなつもりは無いんだけれど</p><p>心配しなくて、イイネどっちみち、アタシが付いていくネ</p><p>イーディがガードしてくれるなら、まあ大丈夫だろう</p><p>美智は、ドウスル</p><p>イーディは、ずっと無言のままみすずに従っている美智に尋ねる</p><p>わたくしはこのまま、みすずお姉様の警護を続けます今日はご主人様の警護は、イーディにお任せしていますし、わたくしたち２人が並んで押し掛けるのは、あの方を刺激するだけでしょうから</p><p>それにわたくしのように警護役の経験しか無い人間では、あの方の心理状態が掴めません</p><p>ソウネ守る側でなく攻める側、いいや潜入して仕留めることを目的とした教育を受けていないと、とっさに動けないカモネ</p><p>イーディはニューオリンズの暗殺教団で、暗殺術を学んでいた子だ</p><p>先ほどの逃亡未遂もイーディだから、阻止できたのだと思います</p><p>美智の言葉に、イーディがオレを見る</p><p>Darlingツキコたちの力には、もう１つ弱点があったノネ</p><p>巫女の力に</p><p>人の心が読めてもそれを理解して、具体的に対処するのには幾らかの時間が必要ネタイム・ラグがあるノヨ</p><p>タイム・ラグ</p><p>意識を回復したテンドウ・オトメが、警護の隙を付いて、逃げだそうと考えたことにツキコは気付いたネだけど、力を使ってテンドウ・オトメを制御しようとした時には、もう脱走のアクションを起こされていたノネ</p><p>巫女の力で、相手の考えが判っても</p><p>鍛え上げられている天童乙女の反射スピードには、追いつかない</p><p>タマタマ、アタシが様子を見にいってた時だから、良かったノネテンドウ・オトメが起き上がった瞬間に、気を叩き付けてやったカラそれで、もう一回ツキコが、失神させたネ正確にはツキコがメザメロと命じるまで、眼を醒まさないようにしてアルネツイデに、香月セキュリティ・サービスから拘束具を借りて、縛っておいたネ今は、ツキコが監視しているヨ</p><p>なるほど、がんじがらめに縛っておけばもしも、突然、テンドウ・オトメが目覚めても、安心だ</p><p>つまり意識を取り戻して、自分が居る部屋の様子を確認した瞬間に、突発的に脱走を企てたのですね</p><p>ソウヨ意識が完全に明瞭になる前に身体が先にソウ反応したダカラ、ツキコには対処できなかったトイウコトはテンドウ・オトメは、心の中では生きたいと思っているノネ</p><p>ソレがあのコの真意ナンダト、アタシは思うヨ</p><p>ニッとオレを見る</p><p>お兄様、わたくし前にテレビのドキュメンタリー番組で拝見したことがあるのですけれど</p><p>イスラム教の過激派の自爆テロをしに、モスクワへ行った女性のお話だったんですが</p><p>自爆テロ</p><p>その女性は、中央アジアの貧しい村の出身でお腹に爆弾を巻いて指定の場所で爆発させて死んだら、残された家族にたくさんお金をあげると言われてモスクワまで来たんだそうです</p><p>今までは故郷から一度も出たことがなくて貧しい生活に絶望し、世の中に絶望し、もう死んでしまってもいいと思って、爆弾と交通費を貰ってモスクワへ行ったのですが</p><p>初めて見る、華やかな大都会の景色に世の中には、こんなに明るい場所があるんだと感動なさって自爆して死んでしまうのが、急に馬鹿馬鹿しく思えてきたんだそうですそれで、自爆テロは止めて警察に出頭なさったって</p><p>ああ自分が生まれ育った世界だけしか、知らなかったから</p><p>世の中には、もっと違う世界もあるんだと感じてそれで</p><p>天童さんも、そういう方なんじゃないかってわたくしは思うんです</p><p>父親が侠客で生まれてからずっと、ヤクザの世界で過ごしてきて</p><p>ですから、あの方に楽しいことを教えて差し上げて下さい</p><p>わたくしもお兄様に教えていただくまでは、美子お姉様と２人で自分の周りの狭い世界だけが全てだと思って暮らしておりましたから</p><p>そうだったな</p><p>アニエスも、オレを見る</p><p>ああ、アニエスもだよな</p><p>オレは、よしよしと抱き締めたアニエスの身体を上下に揺する</p><p>よしじゃあ、行くか</p><p>こっちネ</p><p>天童乙女の拘束されている部屋を知っているのは、イーディだけだ</p><p>あ、待って、待ってわたくしも参りますわよ</p><p>鳥居さんが慌ててそう言う</p><p>安全に問題は無いんですわよねだったら、参りますわたくしにはハイジも付いておりますし</p><p>しょうがナイノネ付いてくるネ</p><p>さすがね、あなた判ってる</p><p>鳥居さんとイーディは、さっきから妙に意気投合している</p><p>わたくしは、あんまり付いていきたくはないのですが</p><p>もうっ、ハイジあなたねっ</p><p>はいはい判りましたお付き致しますマリコお嬢様っ</p><p>アーデルハイトさんは、憎々しげにそう答えた</p><p>私も行きます</p><p>コヨミちゃんまで</p><p>月子様だけでなくヨミさんやルナさんも、いらっしゃるんですよね</p><p>ああコヨミちゃんは、オレの心を読んでいる</p><p>そうだ天童乙女の性格改造は、鷹倉姉妹全員でやれと言われて来たんだっけ</p><p>でしたら、私も参加した方が良いと思うんです</p><p>コヨミちゃんも巫女の力を持っている</p><p>判った、一緒に行こうイーディの後ろから、離れないようにして</p><p>アニエスは、オレから離れるなよ</p><p>キューッとオレを強く抱き締める</p><p>では、お気を付けて行っていらっしゃいませ</p><p>みすずと瑠璃子が、頭を下げて送り出してくれる</p><p>部屋のドアの前に、ルナとヨミが居た</p><p>あの黒森様に、ここで先生を待って、一緒に中に入れと</p><p>ミナホ姉さんが、２人をここに寄越したんだ</p><p>あの人、大分、心がネジ曲がっちゃっているからあんまり同じ部屋に居ない方がいいだろうって、月子お姉様が</p><p>ネジ曲がっている</p><p>ええさっき中庭でわたくしもルナも、感じたんですけれどグッチャグチャなんです、あの人の心は</p><p>そうだよね生きていきたいのかこのまま死にたいのか判らないような</p><p>マーブル模様のアイスクリームみたいなんですわバニラとチョコの</p><p>つまり天童乙女の中で、生きたいという気持ちと死んでしまいたいという気持ちが、ごちゃ混ぜになっている</p><p>そうそう、そんな感じですわ</p><p>さすが兄さんっ</p><p>２人がオレの心を読んでそう言う</p><p>何がそんな感じなのよ</p><p>鳥居さんが、オレたちの様子を見て怪訝な顔で言う</p><p>何かささっきから聞いている感じですと、あなたたちまるで人の心の中が判るみたいじゃない</p><p>この子は馬鹿ではない</p><p>むしろ、勘は鋭い</p><p>だからこそ、桃子姉ちゃんはオレたちに対する監査役として、鳥居さんを残していったのだし</p><p>ソウヨそういうことなのネ</p><p>イーディは、平然とそう言う</p><p>まさかみんなして、わたくしのことを騙そうとしているの</p><p>勘は鋭いけれど疑い深くもある</p><p>そんなコトはシナイネアタシはマリコも、仲間に引き込むツモリダカラ、嘘は言わないネ</p><p>だから、言ったでしょわたくしは、桃子お姉様の側近なんですからあなたたちの身内にはならないってそれより、あなたこそあたしたちに付きなさいよあなただったら、お父様にお願いしてお金は幾らでも払ってあげるわ</p><p>イーディの雇い主ということになっているオレや、自分が今警護役にしているアーデルハイトさんの眼の前で鳥居さんは、イーディを引き抜こうとする</p><p>こういう自由さが、この人の強さなんだろうけど</p><p>お金じゃダメヨ</p><p>イーデイは、ニカッと微笑む</p><p>あら工藤美智さんなら、みすず様の警護役としての栄誉もあるでしょうけれど黒森さんの警護役なら、お金だけの問題なんじゃないの</p><p>ああ鳥居さんがイーディに盛んに話し掛けていたのは</p><p>美智は無理でも、イーディならお金で引き抜けると思ったからか</p><p>あなただってハイジみたいにお金が目的で、わざわざ日本まで来たクチなんでしょ</p><p>準・名家という立場の鳥居さんには自分の警護役を国内の人材から見つけることができなかった</p><p>それで、ヨーロッパからアーデルハイトさんをスカウトしてきたわけで</p><p>オレもまたみすずの相手と認められただけで、名家の一員ではない</p><p>だから、自分と同じ様にイーディをアメリカから呼び寄せたんだと思っているのか</p><p>お金じゃナイノネ愛ネ</p><p>イーディは、答える</p><p>アイ</p><p>アタシは愛しているヨDarlingも、ミスズも、ルリコも、ミチもここに居るアニエスやヨミやルナもネ愛しているから守るのネお金は関係ないヨ</p><p>な、何なのよそれ</p><p>鳥居さんには、理解できない話だろう</p><p>家族《ファミリー》なのネアタシたちはそしてアタシはマリコも、アタシたちの家族になると思っているノネそれからソコのアンタもネ</p><p>驚くアーデルハイトさん</p><p>まあおいおい判るネ</p><p>イーディは、部屋のドアをコンコンとノックする</p><p>中から、月子の声がした</p><p>イーディなのネDarlingも一緒ヨ</p><p>開けて差し上げて下さい</p><p>はーい今、開けます</p><p>アレ、この声は月子じゃない</p><p>ガチャガチャっと、ドアの鍵を開ける音がする</p><p>ああ天童乙女が逃亡未遂をやったから</p><p>徹底して施錠することになっているんだな</p><p>ガチャリとドアが開くと</p><p>お待たせ致しました、どうぞっ</p><p>顔を出したのは香月セキュリティ・サービスの木下さんだった</p><p>ああ、月子だけじゃ心配だから付いててくれたのか</p><p>さっきのパーティの時のメイド服を着たままいつもの爆砕フレイルを担いでいる</p><p>相変わらず明るくケロケロ笑っていて全く緊張感の無い人だ</p><p>捕まえたスパイが暴れたので、拘束具を持っていってついでに監視していろと、関さんのご指示をいただきました</p><p>ちょっと、わたくし１人ではできないことがございまして</p><p>月子が顔を出す</p><p>何かあったのか</p><p>はいこの方毒薬を隠し持っていらっしゃいましたので</p><p>毒薬</p><p>服毒自殺用のカプセルだったんだと思いますね</p><p>ニコニコしたまま、木下さんが言う</p><p>いや、ヤバかったじゃないかパーティの食べ物とか、飲み物に入れられたら</p><p>名家のお嬢様たちに被害が出ていたかもしれない</p><p>それはないですよこの方が危険な要注意人物だということは、わたくしたちメイドも全員知っていましたしホント、この方の一挙手一投足を監視していましたからこの方自身も、それに気付いていましたし</p><p>もし飲食物に毒を入れるような素振りをしたら、香月セキュリティ・サービスのメイド部隊が全員で阻止した</p><p>ホントこんなアウェーの極致みたいなところに、高校生なのによく１人で潜入して来ましたよねここは香月家の本拠地の本丸ですからねなかなか良い根性していると思いますよ</p><p>木下さんは、そう言う</p><p>ああそう言われてみると、確かにそうね</p><p>鳥居さんが納得する</p><p>さっき一度眼を醒まされた時に逃げようとなさった後に、一瞬、毒のことを思い出されたんですわそれをわたくしが感じ取って</p><p>毒のカプセルは、髪の毛の中と下着の中に隠していましたね</p><p>木下さんが、そう言う</p><p>他にまだ持っているってことは無いのか</p><p>オレの問いに、月子は</p><p>無いと思いますわこの方自身の記憶の中にありませんでしたから</p><p>こっそり知らないうちに毒薬を持たされたとしても天童乙女が、その存在を知らないのなら使えない</p><p>潜入者はこの方だけですそれは、チェックしておりますから</p><p>うん、それはそう</p><p>月子、ルナ、ヨミが答える</p><p>３人で手分けして来場した少女たちの心を、１人１人読んでいったのだから間違いはない</p><p>で、今気絶させているんだっけ</p><p>はいいつでも目覚めさせられるようにしてありますわ</p><p>でどこにいるの</p><p>さっきからこの方、この方って言っているけれど</p><p>部屋の奥のベッドには、誰も寝ていない</p><p>公様、そちらではございませんこちらですわ</p><p>月子が、部屋の反対側を指差す</p><p>天童乙女は</p><p>ソファの上に、革の拘束具で縛り付けられていた</p><p>M字開脚で</p><p>何でパンツ穿いてないの</p><p>鳥居さんが、突っ込む</p><p>だから下着に毒薬カプセルを縫い込んでいましたから</p><p>わたくしがハサミで切って剥ぎ取りました</p><p>それと、ブラジャー－の中にも隠していましたのでほら、この通り</p><p>木下さんは、天童乙女の服を捲り上げて</p><p>白い乳房をオレたちに見せる</p><p>乳首はピンク色だ</p><p>すでに髪の中に隠していたカプセルと一緒に、別室に移送してあります</p><p>ニコニコした笑顔のままそう言う</p><p>そんなことはいいから隠しなさいよ男の人の眼があるのよ</p><p>鳥居さんが喚く</p><p>キョトンとしている木下さん</p><p>この人は、元、お下品集団バンバルビー３のメンバーだから</p><p>こういうデリカシーは、完全に崩壊している</p><p>ハンバルビーのルビーさんは、常におっぱい丸出しだったもんなあ</p><p>いいから、隠して早く</p><p>その人のおっぱいよ</p><p>鳥居さんが叫ぶ</p><p>ああ、そうですね出しっ放しだと、冷えて風邪を引いてしまうかもしれませんよね</p><p>木下さんは、天童乙女の生乳を服の下に隠す</p><p>そ、それと</p><p>ああのし、下の方も</p><p>真っ赤な顔で、鳥居さんは叫ぶ</p><p>いや、これは無理ですよこういう、M字開脚用の拘束具を持って来たので</p><p>平然と木下さんは言う</p><p>何で、わざわざ、こんなのを持って来たのよ</p><p>さあわたくしは指示されただけですから</p><p>ミナホ姉さんがジッちゃんか</p><p>とにかく、天童乙女が再び眼を覚ました時に屈辱的なポーズでいるように、指示したんだな</p><p>アタシ理由、判るネ</p><p>尋ねる鳥居さん</p><p>テンドウ・オトメがホントにオトメなのか、確認するためネ</p><p>イッシッシとイーディは、笑う</p><p>ば、馬鹿なことを言わないでっあ、あなたも何をジロジロ見ているのよ</p><p>あオレか</p><p>いやつい</p><p>ついじゃないでしょついじゃ</p><p>鳥居さんが、オレに突っ込む</p><p>Darlingは、どう思うネ</p><p>テンドウ・オトメはVirginだと思うカ</p><p>処女だろこれだけ大きく股を拡げられているのにぴったり閉じてるしさ</p><p>天童乙女の割れ目は、スーッと切れ込みを入れたような一本筋だった</p><p>普段から使ってたらもっとカパッと開いているだろ</p><p>そんな具体的なことを言わないでよっ</p><p>鳥居さんが、真っ赤な顔でオレを叱る</p><p>ああごめんなさいいやでも</p><p>あれがカパッといや、その</p><p>兄さんマンコ・カパックって何</p><p>ルナがオレの心を読んで、尋ねる</p><p>マンコ・カパックつていうのは、インカ帝国の最後の皇帝の名前です</p><p>アーデルハイトさんが、答える</p><p>え何何でここで、マンコ・カパックが出て来るのよ</p><p>鳥居さんには、意味が判らないらしい</p><p>この人もお嬢様育ちだから</p><p>あああ、ルナオレの心の中に浮かんだダジャレまで読み取るなっ</p><p>慌てて、オレは心の中からマンコ・カパックを消そうとするが</p><p>だから、何なのよマンコ・カパックって</p><p>鳥居さんが、さらに喚き出す</p><p>ああそういうことなんですね</p><p>ええっと女の子のここがマンコです</p><p>自分の股間を指して、そう言う</p><p>それが両脚を大きく拡げて、カパッと開いているわけですから</p><p>ああ、だからマンコ・カパックなのかぁ</p><p>なるほどねぇ</p><p>ルナ、ヨミこんな下らないダジャレに感心するな</p><p>ああし、死にたい気分だ</p><p>公様こんなことで死なれることはありませんわ</p><p>本気で月子が心配している</p><p>あああ心を読む人間が、周りにたくさん居るのは</p><p>で結局見たいデショテンドウ・オトメのマンコ・カパック</p><p>イーディがオレに微笑む</p><p>マンコ・カパックじゃなくって処女膜でしょ</p><p>ごく当たり前に、ルナが言う</p><p>な、何言っているのよあなた</p><p>１２歳の少女の発言に、驚く鳥居さん</p><p>だってほら兄さんに処女膜見てもらうのは当たり前のことだから</p><p>うんそうだわ</p><p>ソウソウ、ソウネ</p><p>ルナ月子ヨミイーディアニエス</p><p>木下さんまで</p><p>当たり前のコトネ</p><p>イーディが断言する</p><p>鳥居さんとアーデルハイトさんは、呆気に取られている</p><p>でも、やはりそういうものは、本人の許可を得てから拝見するべきものですわね</p><p>今、目覚めさせますから少々、お待ち下さい</p><p>うーん、何をやっているんだろう</p><p>月子が以外とボケ役で使えることが判った</p><p>舞台の仕事をしていた時に、ある有名な新派の俳優さんの評伝を読んでいて</p><p>え、これ違うんじゃないかと思うところがあったので年輩の演出家の先生に聞いてみたことがある</p><p>するとボクもその本は読んだけれど、実際にその俳優さんが生きていた時期を知っているボクから見ておかしいと思うことが何カ所もあったその評伝の作家は、現在の眼で当時のことを書きすぎていると思うとおっしゃった</p><p>そういうことはよくあると思う</p><p>昨夜、とある掲示板でファミコンで信長の野望が流行る前までは、織田信長なんて人気が無かったし、世間の人は信長なんて知らなかったと主張している恐ろしい書き込みを見た</p><p>いやファミコン以前に</p><p>信長を主人公にした小説も、映画も、歌舞伎もあったわけで</p><p>そう言えば、現代アートの人が主張していた</p><p>秋葉原は、昌平小学校があったから風俗産業が興らず、オタクの街になったというのも凄かった</p><p>秋葉原に風俗産業が根付かなかったのは、すぐ先に上野や鶯谷があるからです</p><p>それと秋葉原という地名は最近のもので</p><p>昌平小学校の辺りは、神田明神下です</p><p>神田明神の存在とかを無視するのはなあ</p><p>ちゃんと下調べもしないで、おかしな自説を喚くのが流行っているのだろか</p><p>879．夜は楽し　／　父が来る</p><p>目覚めなさい</p><p>月子が、天童乙女にそう告げると</p><p>はい、ゆっくり眼を開いて</p><p>ソファの上に革の拘束具でM字開脚させられている天童乙女が、ゆっくりと眼を開ける</p><p>裸の股間を丸出しのままで</p><p>すぐに自分の状況と、秘部を露出させたままだということに気付く天童乙女</p><p>ハーイ、オハヨウさんネ</p><p>イーディが、笑顔で彼女に言う</p><p>何て破廉恥なんだいっ</p><p>ギロッと、オレたちを睨む天童乙女</p><p>ハン香月家は、捕虜にこのような虐待をするようなゲスな家だったみたいだね</p><p>わざと男口調のドスの効いた声で答える</p><p>まあ、この人は同性愛者だから普段は、こういう男の子っぽい感じなんだな</p><p>そんなのアンタがアンダーウェアに毒薬のカプセルを隠していたのがいけないノネ</p><p>笑顔で、イーディが言い返す</p><p>人様の家に毒物を持ち込むようなデリカシーの無いヒトが、他人をゲスとか言っちゃダメネお里が知れるヨ</p><p>それとそれは、わたくしたちの勝手な判断でやっていますので、香月の家の方とは何も関係ありませんから</p><p>香月セキュリティ・サービスの木下さんが言う</p><p>下着を剥ぎ取ったのも、そんなポーズに拘束したのも、あんまり意味は無いですたまたまっていうかちょっと、カピーンと閃いちゃったというか</p><p>この人も、頭のネジが何本も飛んでる人だからなあ</p><p>あたしが意識をなくしている隙に、身体検査をされたのは納得できるけどさそんな男の眼に晒して嬲るのは、ちょっと違うんじゃないのかいっ</p><p>天童乙女は、自分の恥部をオレに見られていることに抗議する</p><p>それはあたしも、ちょっとやり過ぎな気がしますわ</p><p>鳥居さんが、場の空気を読まずに自分の意見を言った</p><p>いいんですよ、まり子お嬢様これで</p><p>アーデルハイトさんが、主人に言う</p><p>相手との関係でこちらが優位に立つためにやっていることなんですから相手は、暴力団組織の送り込んで来たスパイですよまずは、相手の心を折って何でもペラペラ話すような下地を作るための作戦なんですから</p><p>そうなの、ハイジでも、あんまり品が良い作戦とは思えないわよ</p><p>鳥居さんが言う</p><p>肉体的を拷問するよりは、よっぽど品が良いですよ羞恥心を責めているだけですから</p><p>羞恥心ナメられたもんだねえこんなもんあんたらみたいな連中に、マンコを覗かれたって全然恥ずかしくなんかないよっ</p><p>天童乙女は、大声で喚く</p><p>て、言っているケレドDarling、どう思うネ</p><p>どう思うって、何が</p><p>このマンコを見て率直な感想を述べるのネ</p><p>処女らしい可愛いマンコだと思うよ</p><p>処女らしいって、アンタ、あたしが気絶している間に調べたのかいっ</p><p>天童乙女が、荒々しくオレを睨み付ける</p><p>いや、まだだけど</p><p>そうまだネ</p><p>まだってじゃあ、あたしが何で処女だって言うんだいっ</p><p>だって全然使ってないだろそれ</p><p>見れば判るネ</p><p>オレの答えに、イーディがウンウンうなずく</p><p>何か、聞いた話だと天童さんは同性愛者らしいけれどさ、もしかして男役で自分が相手の女の子にアレコレする方で、相手には一切触らせないとか</p><p>想像で、オレはそう尋ねた</p><p>そんなの言えるかいっ</p><p>顔を真っ赤にして、叫ぶ天童乙女</p><p>公様の推理が当たっていますわ</p><p>ああ、あなた処女を失うことを、とっても怖がっているのねだから、女の子と愛し合う時も、絶対に自分の大事なところは触らせない自分でそこを慰めたりしたことも無いのね</p><p>オナニー経験も無しか</p><p>だから、こんなに綺麗な一本筋なんだ</p><p>慰めるって何のこと</p><p>不思議そうに鳥居さんが尋ねる</p><p>この子は案の定、性知識には疎いようだ</p><p>さすが超お嬢様校の生徒</p><p>マンコを、自分の指でグリグリやってイジくることネ</p><p>イーディが、平然と言う</p><p>ちなみにアタシはしないネ</p><p>わたくしも、致しませんわ</p><p>ヨミもしないです</p><p>ボクもしないなあ</p><p>ヨミ、ルナ、アニエスは自分で触る前に、オレにセックスを求めてくる</p><p>私もしたことないです</p><p>コヨミちゃんも恥ずかしそうに言う</p><p>何だ、みんなしたことないんじゃない</p><p>鳥居さんの言葉に、木下さんが</p><p>わたくしはたまにします</p><p>タマ</p><p>occasionally</p><p>sometimes</p><p>often</p><p>そんな感じですねえ</p><p>ニッと笑い会う2人</p><p>ハイジは</p><p>鳥居さんが自分の警護役に尋ねる</p><p>NO　COMMENT</p><p>ムッとして、アーデルハイトさんは叫ぶ</p><p>あらそあなたはどうなの</p><p>それはさせないネ</p><p>うんご自分ではさせませんわっ</p><p>できるわけないよね</p><p>イーディ、ヨミ、ルナ、アニエス</p><p>まあ、今のオレに1人でオナニーしている余裕は無い</p><p>ほぼ24時間誰かと一緒に居るか、監視されているかなんだから</p><p>まあ、そんなことは別にどうでもいいんですけれど1つ、わたくし疑問があるんですけれど</p><p>真面目な顔で、鳥居さんが言う</p><p>さっきから皆さんで、当たり前のように女性の泌尿器辺りのことをマンコとおっしゃっているけれど</p><p>えその話か</p><p>このマンコというのは何語ですのラテン語やドイツ語あるいは医学用語ではありませんわよねもし、そうならわたくし、何かの文献で見ているはずですから</p><p>ああ、もしかしてマンコというのは、仏教用語ですの</p><p>１６歳のトリイ電子のお嬢様が、マンコ、マンコと連呼している</p><p>わたくしは知りませんよ初めて聞いた日本語です</p><p>ハーフで日本に来たばかりのアーデルハイトさんは、プリプリしてそう言う</p><p>うーんと、何と説明しようか</p><p>ちゃんとした日本語ネ辞書にも載っているヨ広辞苑なら２００８年に出た第６版から収録されているネ</p><p>日本語ってでも、わたくしは知りませんわよマンコなどという呼び方は</p><p>鳥居さんまだマンコ連呼するのか</p><p>俗語ヨ下々の言葉なのネダカラ、マリコが聞いたこと無いのも当然なのネ</p><p>イーディは、ニコニコ笑って解説する</p><p>トイウカマリコの知らない言葉ナンテ、いっぱいあるノネ自分が何でも知っていると思ったら、大間違いヨ</p><p>ムッとする鳥居さん</p><p>大丈夫ネその内、Darlingが実地で色々とマリコの知らないコトを教えてくれるネ</p><p>ニヒヒと笑う、イーディ</p><p>ああ、悪いネ別に、アンタのことを無視していたわけじゃないヨ</p><p>イーディは、マンコ丸出しの天童乙女に振り向く</p><p>別にどうでもいいけれどさっ</p><p>ギロッと大きな瞳で、睨み付けてくる</p><p>であたしはどうなっちゃうわけそのお嬢様の実地教育のためにそこの男にヤられちゃうのかいっ</p><p>強い視線がイーディから、オレに移る</p><p>そんなことしようとしたら舌を噛んで死んでやるからねっっ</p><p>また随分と大きな声だな</p><p>残念ですけれどあなたは自死はできませんわ</p><p>あなたには、３つだけ暗示をかけています１つめは、わたくしに何でも無条件に従うということ２つめは、自分自身を傷つけたり、自殺したりしないこと</p><p>暗示という言葉を使ったのは、鳥居さんを誤魔化すためだろう</p><p>月子の力を催眠術的なものだと錯覚させるために</p><p>３つめはどんなことでも、包み隠さずあんたたちに白状させるってことかい</p><p>天童乙女は、そう言う</p><p>いいえわたくしたちから逃げないように、暗示をかけました</p><p>正確には今、巫女の力でそう命じている</p><p>さっきのように、突然、脱走しようとなさったりすると困りますから</p><p>月子は、やんわりとそう言う</p><p>月子、もう一つだオレたちには今、ここに居るメンバーとこの人が香月家の関係者だと思っている人間には攻撃できないように命令してくれ</p><p>アニエスやコヨミちゃんを人質に取ろうとして、ケガとかさせたりしたら困る</p><p>かしこまりました公様</p><p>さあ、わたくしの眼を見て下さい</p><p>天童乙女は必死で抗おうとするが月子の力に屈する</p><p>すごいわねどういう技術なのか判らないけれど桃子お姉様が恐れていらしたのは、これね</p><p>鳥居さんが、月子を見てそう言う</p><p>ああ、月子は暗示をかけて、相手を支配することができるそれから</p><p>相手の考えているコトも読めるノネ</p><p>マリコには隠さなくていいのネどうせ、仲間になるンダカラ</p><p>ヘラヘラと笑う</p><p>ああだから、尋問しなくてもこのスパイが毒薬を隠していたのが判ったのね</p><p>鳥居さんは、鋭い</p><p>でも、ちゃんと色んな機器で検査しましたよこの子が知らないだけで、爆発物とか持ち込まされているという可能性もありましたから</p><p>靴の踵に仕込むとか、色々とできますから</p><p>それで天童乙女は今は靴を履いていないんだな</p><p>それで何か見つかった</p><p>いいえ例の毒薬のカプセルだけです</p><p>木下さんは、答える</p><p>そりゃそうネコウヅキ家の本家のパーティに、スパイを潜り込ませることはできても</p><p>そうねこっさり爆発物を持たせて自爆させるような度胸は、暴力団の皆さんには無いでしょうね</p><p>イーディの言葉に、鳥居さんが続けた</p><p>そんなことをして名家のお嬢様たちに死傷者が出たら暴力団組織は、確実に壊滅することになりますもの</p><p>今は香月家と関西ヤクザが対立しているだけだ</p><p>他の家も巻き込んだらこの国の政財界の権力者全員を敵に廻すことになる</p><p>あたしは、何もしゃべらないからなっあんたは、あたしの心の中が読めるんだろっそれで勝手にあたしの中から情報を引き出しなよっあたしは、協力する気は全くないからねっ</p><p>天童乙女は、また大声で喚く</p><p>そんなことしなくてもイイのネ</p><p>ダッテ、アンタは組織の捨て駒ネロクなことは知らされていないだろうしむしろ、敵はアタシたちの中に人の心が読めるコがいることを知っているノネ最初から、アンタに嘘情報を教えてアタシたちをかく乱するつもりなのネ</p><p>さあ、どうだろうねっ</p><p>天童乙女は、強気でそう言うが</p><p>ダッテアンタ自身が、組織に教えられた情報を嘘だなあって思っているんダロ</p><p>うろたえる天童乙女</p><p>イーディさんのおっしゃる通りです</p><p>月子が心を読んでいる</p><p>この人は、記憶の中でそんなのありえない信じられないって思っていらっしゃいますから</p><p>ああ、組織に教えられたことを天童乙女自身が、信じていない</p><p>そ、そんなことはないからなっあ、あたしはっ</p><p>慌てて叫ぶ天童乙女</p><p>ちょっと、でかすぎるぞ声が</p><p>うん、うるさいですわ耳が痛いです</p><p>そんなに怖いのかこうやって、オレたちに捕まっていることが</p><p>ギョッとてして、オレを見る天童乙女</p><p>こ、怖いだってあ、あたしがっ</p><p>潤んだ眼を大きく見開いて、オレを睨む</p><p>そんなこと、あるわけがないだろっああああんっ</p><p>ああ必死で虚勢を張っている</p><p>まあ、そうだな怖いに決まっているよな</p><p>怖くなんてないって、言っているっ</p><p>だからいいって、怖がっているのはよーく判っているから</p><p>怖くないってんだよぉっ</p><p>あの黒森さんも人の心を読む力があるんですの</p><p>鳥居さんが、オレを見る</p><p>いや、そんなの無いですよ</p><p>じゃあ、何でこのスパイが、怖がっているって判るんですの</p><p>こんなにでっかい声で、ギャーギャー喚いているからですよ</p><p>腹を括って、覚悟ができていたらもっと小さな声で、それも低い声でゆっくり話すんですよ人間は</p><p>ああ、鳥居さんには、よく判らないらしい</p><p>マリコは頭は良いけれど修羅場を潜り抜けてきた経験は、アタシたちのDarlingの方が断然多いのネ</p><p>多分なんだけれど天童さんは、スパイとして今日のパーティに潜入して死ぬ覚悟で行けって言うか、ホントに死んで来いって言われてきているんだよね</p><p>オレは、彼女にそう言う</p><p>この娘は馬鹿ではないと思う</p><p>関西ヤクザに使い捨ての捨て駒にされるということは最終的には、香月家の敷地内で変死しろということだというのまで、ちゃんと理解しているはずだ</p><p>で、天童さんはそう命令されたんだから、こんちくしょう、死んでやるって覚悟して、ここへやって来た</p><p>だからパーティの時の、天童乙女の行動は大胆だった</p><p>堂々と、香月家が不利なるような裏工作をやっていた</p><p>でも、本当のところは心の一番奥底では、こんな下らないことで、死にたくないって思っているんだよね</p><p>オレの言葉に、天童乙女は物凄い形相でオレを睨むだけだった</p><p>だから最初に意識を取り戻した時は、反射的に逃げようとしたんだ隠しておいた毒薬を飲んで、自殺するわけでもその場に居た月子を人質にするわけでもなく、真っ先に部屋から脱出しようとしたんだからそれで、イーディに阻止されたぐらいの時になってハッと自分は死ななくちゃいけないってことを思い出したんだよね</p><p>だから、月子に髪や下着に隠した毒薬の存在を関知されてしまった</p><p>で、アタフタしている間にイーディがノック・アウトしたのかそれとも、月子が気絶しろって命令したのか</p><p>アタシが気を放って、動きを止めた瞬間にツキコが命令したノネ</p><p>つまり天童さんは組織に命令されたから死ななくちゃいけないって思っているけれど、同じくらい死にたくないって思っているんだ</p><p>アンタはあたしを馬鹿にする気かいっあたしは死にに来たんだっ命を捨てに、ここへやって来たんだよっ</p><p>ダーカーラー</p><p>声がデカイのネ</p><p>喚けば喚くほど天童乙女の心の不安が透けて見える</p><p>ダイタイ、マンコ丸出しでソンナことを言ってもカッコ付かないノネ</p><p>ホラ、興奮しているカラ乳首を勃起しているヨ</p><p>ノーブラにされた天童乙女の服の胸先にポツっと乳首が浮いて見える</p><p>恥辱に顔を赤くする天童乙女</p><p>無理することないよ天童さんだって、まだ高校生だろ命令されたから、はい、死にますとかできるわけないってば敵の本拠地に１人で潜入しろとか、そこで憤死しろとか怖くてたまんなくて当然なんだよ</p><p>むしろ、この人はよく頑張ってたと思う</p><p>怖がってなどいないっそんなことは、あたしには許されないんだよっ</p><p>また大きな声で、天童乙女は叫ぶ</p><p>あたしは日本一の侠客の娘だよっここで死んでみせなくちゃ、あたしの侠気がすたっちまうんだよっ</p><p>色々と込み入った事情が、お有りなようですわ</p><p>月子が彼女の心を読んでいる</p><p>ソウでもないネ意外と単純なことだと思うヨ</p><p>ドコの国でも裏社会の組織にとって、一番大きな仕事は嫌がらせネ</p><p>嫌がらせ</p><p>人殺しとかは、リスクが高いだけであんまりお金にならないのネ基本は、嫌がらせヨ誰かに頼まれて、誰かに嫌がらせをすることもあるネ自分から嫌がらせを仕掛けて、お金持ちから金品を強請り取ることもあるネ他の仲間の組織と組んで、嫌がらせを止めさせてやるからって仲介料を取ることもあるノネとにかく嫌がらせが一番の稼ぎの元なノネ</p><p>あああからさまな犯罪行為をするよりも</p><p>ネチネチと嫌がらせを繰り返して、繰り返しお金を強請り取る方が楽なのか</p><p>ダカラ、裏組織というものは基本的に人が悪いノネ性根の悪いヒトでないと出世できないノヨより陰湿な嫌がらせを堂々と仕掛ける方が自分が悪いのに、逆ギレしてさらに酷い嫌がらせをするような人でないとボスになれないのよ</p><p>ああ、なるほど勉強になるわ</p><p>そういう人間の集団だからよく、身内同士でも嫌がらせをし合ったりするノネ</p><p>身内同士でも</p><p>この子が何で、１人でコウヅキ家に潜入して来たのかを想像したらおのずと答えが出るネ</p><p>そうよあたしがここで、見事に死んで見せないとお父ちゃんのメンツが立たないのよっ</p><p>天童乙女が叫ぶ</p><p>森田の親分さんのために、娘の命を犠牲にしろってお父ちゃん、言われてたんだからっ</p><p>父親のために天童乙女は、死を覚悟して潜入して来たのか</p><p>でも、あなた本当は死にたくないのよね</p><p>月子が、優しく言う</p><p>だって、だけど、でもしょうがないじゃないのっ</p><p>屋敷の外には天童乙女を回収しようとするヤクザの一派と</p><p>香月家をスキャンダルに追い込むために、確実に天童乙女を殺そうとしている一派がいると聞いた</p><p>天童乙女を助けたいのは父親の子分たちで</p><p>殺そうとしているのは、森田という親分の手下たちか</p><p>月子天童さんのお父さんは、どう考えているんだこの人の記憶を見てくれ</p><p>月子が、天童乙女の心に入り込む</p><p>この方のお父様が死んできてくれとお願いしていますこの方に</p><p>つまり天童乙女の父親が</p><p>親分の森田からの嫌がらせで</p><p>娘を香月家に潜入させて、死なせてこいと命じられて</p><p>それを了承して</p><p>自分のメンツのために、娘を死なせようとしている</p><p>うんだいたい判った</p><p>オレは頭の中を整理する</p><p>こんなのおかしいし、ダメだ全然ダメだ許せないっていうか、許せる話じゃない</p><p>どんな事情だろうと娘の命を犠牲にするなんて</p><p>もういいのよっ死なせてよっこれは、あたしとお父ちゃんの約束なんだからっ</p><p>大きな声で叫ぶ、天童乙女</p><p>うるさい、喚くな</p><p>オレは、小さな声でゆっくりと彼女に言った</p><p>ヒッと怯える天童乙女</p><p>静かにした方がいいノネアタシたちのDarlingは、アンタが思っている何百倍も怖い人ヨ</p><p>どうするつもりなの</p><p>鳥居さんが、オレに尋ねる</p><p>まずは情報収集ていうか、どうせ翔姉ちゃんたちはもう動いてるよだから、その報告を待つ</p><p>この香月家の邸宅の周辺に隠れている敵の動向は全て、チェックしているはずだ</p><p>今日のお客の中にこの子以外に、もう１人、関西ヤクザと繋がっている子が来ていたんだああ天童さんみたいに本職の子じゃないよただ単に、今日の香月家のパーティであったことを後で教えてくれってだけ言われている子が</p><p>その子はわざと見逃して、家に帰した</p><p>だからパーティの最中に、天童さんがオレたちに捕らえられたことは、もうそろそろ敵に伝わった頃だと思う</p><p>敵の方も少しは、様子を見るんじゃないかな予定通りに天童さんが自殺したのなら、救急車が呼ばれるかあるいは、香月家の車が、こっそりと病院へ向かうだろうから</p><p>スキャンダル化するためには敵は、天童乙女の遺体を確保しないといけないだろう</p><p>何も動きが無ければ、天童さんが生きているってことだから別の方法を使うと思う</p><p>別の方法ですか</p><p>鳥居さんが、尋ねる</p><p>うちの娘が香月家のパーティに行ったまま、返って来ないって言って警察に捜索させるとかあらためて、この屋敷の中で天童さんが死ぬように、誰か殺し屋を送り込んで来るとか</p><p>お父ちゃんが来るわよっあたしを殺しに</p><p>あたしが死なないとメンツが立たないんだものっ森田の組長さんが、お父ちゃんにやらせるに決まっているわ</p><p>この話はあんまり引っ張らずに、終わらせます多分</p><p>ブッシュ息子が、国賓になっていないことに驚きました</p><p>ああいう人だから、国賓待遇ではお迎えしないのか</p><p>あるいは、ブッシュ家のような上流階級の人は国賓になんてなりたくないのか</p><p>オバマの前がクリントンだし</p><p>880．夜は楽し　／　お風呂でドッキリ</p><p>カポーン</p><p>ああいい湯だな</p><p>昼間のガーデン・パーティは、何だかんだで汗をかくようなことがたくさんあったから</p><p>こうやって温かいお湯に浸かるのは本当に気持ちがいい</p><p>あたしは何をやっているんだ</p><p>オレの眼の前では、全裸の天童乙女が呆然として湯に浸かっている</p><p>股間と乳首は、必死になって特殊素材の手錠をはめられた手で隠しているが逃げ出すことはできない</p><p>オレの隣の月子が、そんな勝手なことは許さないのだから</p><p>とりあえずさ、風呂でも入って気分をサッパリさせた方が良いんだよ</p><p>オレは、天童乙女にそう言う</p><p>ジロジロ見るなっお前みたいな男と同じ湯に浸かってサッパリなんかできるかぁぁッッ</p><p>相変わらず大きな声で、ギャンギャン喚くな広い浴室の天井に声が拡散して、ワンワン響く</p><p>もおっ、うるさいですのっ</p><p>オレの背中に可愛いおっぱいを押し付けながら、アニエスが言う</p><p>鳥居さんたちが居ないから、ばけらった語は喋っていない</p><p>あんまり騒ぐと、そのお尻を蹴飛ばすネ</p><p>褐色の裸身のイーディが、そう言う</p><p>ヨミにルナ、コヨミちゃんも一緒に風呂に入っている</p><p>香月セキュリティ・サービスの木下さんは、まだ仕事中なので風呂場には来ていない</p><p>しかし香月家の本宅に、こんな大浴場があったとはな</p><p>総檜造りの、かなり豪華な浴室だった外には、露天風呂まである</p><p>昔はよく、お客様をお招きして泊まっていただいていたからですわ</p><p>ガラガラと、脱衣所からガラス戸を開けて全裸のみすずが現れる</p><p>とりあえず、天童乙女と一緒に風呂に入ろうというのはオレの提案だった</p><p>内線電話で、みすずにそう言うと</p><p>すでに風呂を沸かしているという話だったので</p><p>オレは、大きなお屋敷だから４～５人くらいが一緒に入れるぐらい浴室だろうと想像していたら</p><p>２０人ぐらいは一度に入れそうな大きな風呂場だったので、驚いた</p><p>お風呂付きの客間もあるんですけれどほら、昔は、地方から出て来られた方が、たくさんお供をお連れになられていましたから</p><p>えここ、お供の人用の浴室なのか</p><p>はい、そうですわ</p><p>みすずは、風呂場のタイルに跪き白い肌に掛け湯をする</p><p>適度にオレの精液を吸い続けている１７歳の柔肌がぷるるんと弾んでいる</p><p>それにしちゃあ、造りが豪華なんじゃないのか</p><p>ちょっとした高級旅館の大浴場にしか見えない</p><p>お供の方用の施設だからこそ、手が抜けないんですわ</p><p>香月家の邸宅にお泊まりになった感想を、地元にお戻りになった後に話されるのはその方たちなんですから</p><p>ああ主の方は、豪華な部屋に泊まることに慣れているし</p><p>香月家の本家に泊まったからといって、内装が豪華だったとか誰かに話したりはしない</p><p>色々と噂話をするのはお供の人たちの方だ</p><p>見かけは綺麗でも、お供の方用の施設は汚れていたとか施設に不備があったとか言われるのは困りますもの</p><p>むしろ、香月家はお供の人たちの宿泊施設まで素晴らしいという感想を持ってもらわないと困る</p><p>今は、交通機関が発達致しましたから地方からいらしても、お泊まりになられるなんてことはなくなりました</p><p>お祖父様がおっしゃっていましたわ新幹線が開通する前の方が、地方への出張が楽しかったって</p><p>はい朝、東京駅から列車に乗られて関西圏ですら現地に着くのが、夕方ですわその日は、お仕事になりませんから、そのままホテルに入られて２日目になって、ようやくお仕事の相手にお会いになって、夜の宴席では現地の美味しいものを食べますそして、３日目に少しだけ観光みたいなことをしてから、東京へ帰られるんだそうです</p><p>地方出張が、２泊３日コースなんだ</p><p>今みたいに、日帰りなんてできませんものちょっとした旅行みたいで、とても楽しかったとおっしゃっていましたわ今は何でもスピーディになって、面白味にかけるそうです</p><p>ゆったりと電車に乗って、風景が変わっていくのを見ながらの旅だったんだろうな</p><p>もっとも、お祖父様がお若い頃のお話ですから、そういうことを楽しむだけの余裕があられたんだと思いますわ</p><p>みすずは、ニコッと微笑んで浴槽に入って来る</p><p>月子が、ススッとみすずの入る場所を作った</p><p>そうだよな今のジッちゃんの体力だと、長い時間、電車に乗り続けせれたりしたら、それだけでグッタリしちゃうんだろうな</p><p>みすずが、オレの左側に肌を寄せる</p><p>右は、月子背中はアニエス</p><p>あらあの子たち、どうしたのかしら</p><p>みすずは、開けっ放しのガラス戸の方を見て、そんなことを言う</p><p>ルリルリ、どうしたの</p><p>瑠璃子も、来ているのか</p><p>ああ、パーティが終わったからみすずは瑠璃子の呼称をルリルリに戻している</p><p>済みません鳥居さんたちが</p><p>脱衣場から、裸の瑠璃子が顔を出す</p><p>どういうことですの、納得がいきませんわっ</p><p>まだ服を着たままの鳥居さんが、アーデルハイトさんと現れる</p><p>それから水島可憐さんも</p><p>みんな、裸になってオレと風呂に入ると知って真っ青になっている</p><p>みすず様、瑠璃子様と一緒に入浴せよというご命令でしたら喜んでお受け致しますわでも</p><p>鳥居さんは、チラと横目でオレを見る</p><p>どうして、わたくし黒森さんとまで入浴しなければなりませんのっ</p><p>アーデルハイトさんが、鳥居さんの後ろに隠れるようにして身を小さくしている</p><p>そのアーデルハイトの後ろに水島可憐さんが</p><p>さっき、申し上げましたわうちにお残りになるのでしたら、香月家の家風に従っていただきますって</p><p>みすずはキッパリとそう言う</p><p>でも黒森様は、殿方ですわ</p><p>鳥居さんの言葉に</p><p>アーデルハイトさんと可憐さんも、ウンウンとうなずいている</p><p>何か問題がございますの</p><p>瑠璃子キョトンとしてが、鳥居さんに尋ねる</p><p>だって男の人と一緒に、おっ、お風呂なんてそんな破廉恥なこと、誰かに知られたら</p><p>誰も話しませんわよこの家でのことは</p><p>ニコッと、瑠璃子が微笑む</p><p>ええ、そうですわ鳥居さんがご自分でご放言なさらない限りは外部の人間に漏れることはございませんわ</p><p>浴槽の中から、みすずが言う</p><p>眼をパチクリさせている鳥居さん</p><p>瑠璃子早く来いよ裸のまんまだと、風邪を引くぞ</p><p>オレは脱衣所に、いつまでも瑠璃子が全裸のまま居るのが心配になる</p><p>はい、お兄様今、参ります</p><p>瑠璃子が、風呂場へ入ってくる</p><p>瑠璃子の裸身もまだ１５歳なのに、いつの間にか色香を感じさせるようになっている</p><p>桜色の乳首に白い肌</p><p>別に、体付きが大きく変化したわけでは無いんだけれど</p><p>セックスを覚え、楽しみ、満足しているエッチな美少女の裸身だ</p><p>オレの公式なパートナーであるみすずはともかく瑠璃子までが、オレに平然と肌を晒す様子を見て鳥居さん、アーデルハイトさん、可憐さんは、驚いている</p><p>み、見られてますわよ</p><p>み、見てますあの方</p><p>ああ、名家のお嬢様たちにとってはオレが、名家でない子たちイーディや、月子や、ヨミや、ルナや、アニエスや、天童乙女と入浴していることは、さほどショックでは無かったらしい</p><p>ただ自分より格上のみすずや瑠璃子が、平然と裸を晒していることには驚きを隠せないようだ</p><p>名家の令嬢というものは、特別な存在だと思っているから</p><p>あら、わたくしも、いつも入浴はお兄様と一緒ですわお兄様のお身体を洗って差し上げますし、わたくしも洗っていただいておりますし</p><p>そうよ我が家の家風ですからみんなでお風呂は</p><p>みすずが、オレに裸身を預けてそう答える</p><p>わたくしも、いつもご一緒させていただいております</p><p>鳥居さんの後ろからついっと、全裸の美智が浴室に入って来る</p><p>堂々と裸を晒して</p><p>相変わらず、小柄でつるぺたの胸で、無表情な顔付きの飛びきりの美少女だ</p><p>美智ってホント、日本人形みたいに綺麗だよな</p><p>つい、感想を述べてしまった</p><p>多分さ、人間国宝とかのクラスの工芸作家の先生が作った日本人形のさ着物を脱がして、裸にしたらこんな感じなんだと思う</p><p>うんそういう特異な美しさが、美智にはある</p><p>あ、ありがとうございますご主人様</p><p>無表情だった美智の顔が照れて、赤く染まる</p><p>白磁の陶器のように傷一つなく、つるるんとしている肌がほんのりと赤く染まる</p><p>ホント何であの体で、あんなに動けるのよ</p><p>鳥居さんと同じで服を着たままのアーデルハイトさんが、ジッと美智の裸の背中を見ている</p><p>美智の裸身を、闘う女の身体としか見ていないんだなこの１３歳のハーフ美少女は</p><p>あっちの人の方はまだ理解できるんだけれど</p><p>アーデルハイトさんの視線が、イーディに移る</p><p>天童乙女に対処するために、浴槽の縁に座っているイーディ褐色の肌の健康美少女の裸身に</p><p>イーディは、尖ったおっぱいをプルッと揺らしてアーデルハイトさんに手を振る</p><p>いつまで人の身体をジロジロ見ているノネ</p><p>あ申し訳ありません</p><p>アーデルハイトさんと一緒に、水島可憐さんも頭を下げた</p><p>やっぱり色んな子たちの裸に、ついつい眼が向いてしまっていたらしい</p><p>あのやっぱり、警護役としては、お風呂まで入らないといけないものなんでしょうか</p><p>アーデルハイトさんが、イーディを警護役の先輩と見込んでそんなことを尋ねる</p><p>違うネこれは、ウチのルールなのネ</p><p>仲良くなるためには、みんなで一緒にお風呂なんですわ</p><p>ヨミが、弾けるロリ巨乳を風呂の湯に浮かせてそう答えた</p><p>そうそうウチでは大切なことなんです</p><p>ルナも、明るい笑顔で答える</p><p>コヨミちゃんも、優しく笑っている</p><p>一方、アニエスはオレの背中にしがみついて、鳥居さんたちを睨んでいる</p><p>よそ者に対して厳しく警戒している</p><p>はぁなるほど、これが家風ってことなんですわね</p><p>アーデルハイトさんは、そう呟く</p><p>どう致しますまり子お嬢様わたくしたちも、入りますか</p><p>嫌よ、わたくしはっ</p><p>警護役に、鳥居さんは強くそう言う</p><p>柔肌を殿方に晒すなんてそんなことできませんわっ</p><p>そ、そうですよね</p><p>困惑している２人</p><p>その後ろで、水島可憐さんも困っている</p><p>はーい、そんな皆さんのために水着をお持ち致しました</p><p>翔姉ちゃんとレイちゃんが、現れる</p><p>み、水着</p><p>驚く、鳥居さん</p><p>ええヨーロッパでは、スパで入浴する時は水着を着ますわそれで、男女一緒になって、お湯に浸かります</p><p>そ、それは知っているけれど</p><p>口籠もる、鳥居さん</p><p>鳥居様も水着を着ることはございますよね</p><p>レイちゃんが、尋ねる</p><p>ば、馬鹿にしないでよっそんなことぐらい、あるわよわたくしにだって</p><p>鳥居さんは喚く</p><p>で、でも学校での水泳の授業は、地下の温水プールに全員女子ですし</p><p>みすずたちの超お嬢様学校は若い男性の教師は、一人も採用しないらしい</p><p>だから、体育の教師も女性なんだろう</p><p>あらビーチへ海水浴に行かれたりはなさらないんですか</p><p>今度は、翔姉ちゃんが尋ねる</p><p>び、ビーチ</p><p>はい、夏のバカンスなどで</p><p>それはもちろん着ますわ、水着になるわよ当たり前でしょ</p><p>鳥居様が行かれるのは、国外の高級リゾート地でしょうけれどそれでも、周囲に男性の方もいらっしゃいますわよね</p><p>そりゃまあ父や父の警護役やリゾートの他のお客さんとか色々といらっしゃるから</p><p>もごもごと答える</p><p>では、水着をご着用になられたら皆様とのご入浴も構いませんわね</p><p>翔姉ちゃんが、ニヤッと笑う</p><p>水着を着れば変わりませんわビーチも、このお風呂場も</p><p>いや結構、違う様な気もするけれど</p><p>翔姉ちゃんの話は、強引な気がする</p><p>みすずそう言えば、夏にみすずたちと行ったビーチは、オレたち以外誰もいなかったよな</p><p>あそこはオレたちだけだった呼ばないと、誰も来ない</p><p>しかも、みすずが事前に命じていたから現地の人は、若い女の子のメイドさんしか来なかった</p><p>あのビーチでは、オレは一度も男の姿を見ていない</p><p>だから、浜辺で全裸になっても全然平気だった</p><p>あそこは、完全にプライバシーが守られている最高級のリゾート地ですから</p><p>あの島を利用できることが許されているのは、日本では香月家だけだと思います桃子お姉様も行かれたことは無いはずですわ</p><p>ああ、世界的に知られたお金も家柄もある名家でないと利用させてもらえない超高級リゾート地なんだっけ</p><p>うふふまた行きましょうね、旦那様</p><p>あのリゾート地を、みすずは気に入っているんだよな</p><p>あれ鳥居さんが、呆然としている</p><p>ああ、あのリゾート地の存在は知っているんだ</p><p>でも鳥居家の信用では、利用することができないんだろう</p><p>自分の家と香月家と家の力の差を改めて感じているらしい</p><p>はーい、前を失礼致します</p><p>とさっさと服を脱いだレイちゃんが、鳥居さんの前を通って風呂場へ</p><p>ええ、藤宮さん</p><p>驚く、鳥居さんたち</p><p>不思議そうに振り向く、レイちゃん</p><p>な、何であなたまでは、裸なの</p><p>あら裸にならないと、お風呂には入れないですわよ</p><p>レイちゃんの代わりに脱衣しながら、翔姉ちゃんが答える</p><p>せ、関さんもど、どうして</p><p>可憐さんが、驚いている</p><p>鳥居さんが、オレを指差して</p><p>お、男がいるんですのよっおおお男の人がははは、裸でっ</p><p>ただの殿方ではこざいませんわ</p><p>はいわたくしたちの大切な主様ですから</p><p>レイちゃんも、明るい笑顔でオレを見る</p><p>み、みすず様と結婚して香月家の主になる人だからってこと</p><p>鳥居さんは、そういう風に感じたらしい</p><p>テイウカイツモのコトネ</p><p>ショウもレイカもいつも、お風呂はミンナと一緒ネ</p><p>イーディから、ルナ、コヨミちゃん、アニエス</p><p>アニエスは、またばけらったか</p><p>とにかく、鳥居様たちの水着は、そこにありますからどうぞ、お着替えになられてお入り下さい</p><p>翔姉ちゃんは、そう言うと裸になって、浴室へやって来る</p><p>どどどどうするハイジ</p><p>どうするってまり子お嬢様</p><p>顔を見合わせる１６歳のお嬢様と、１３歳のハーフ警護役</p><p>あら全てを見届けて、桃子お姉様にご報告するんではなかったの</p><p>桃子お姉様なら面白がって、あたしたちと一緒にご入浴なさると思うわ</p><p>みすずが、さらに挑発する</p><p>そうですわねあの方は、こういうことをお楽しみになられる大きな器がございますものね</p><p>翔姉ちゃんが、身体に湯を浴びながらそう言った</p><p>鳥居さんは思っていたよりも、小さな器の方みたいね、ルリルリ</p><p>ええ、わたくしたちとはご一緒に入浴していただけないようですわみすずお姉様</p><p>香月家の２人の言葉に、鳥居さんは</p><p>わ、判りましたわっやってやりますわよっ</p><p>ああヤケクソになった</p><p>ハイジ水着に着替えるわよ</p><p>えー、わたくしもですか</p><p>当たり前でしょあたし１人じゃ、恥ずかしいですものあなたも、一緒よ</p><p>何よあなた、わたくしの警護役でしょ</p><p>鳥居さんは、浴槽の中の天童乙女を見る</p><p>あそこには敵もいるんですからわたくしをしっかりガードしなさいねっ</p><p>はぁ判りました</p><p>アーデルハイトさんも、諦める</p><p>そうそう、あなたも入っておいた方がいいわよ</p><p>日本では一緒にお風呂に入るのは、親睦の証なんですから</p><p>翔お姉様と親しくなるチャンスだよ</p><p>レイちゃんが、アーデルハイトさんにそう言う</p><p>そうですねまあ、いいです水着を着ていいのなら</p><p>ほら、ハイジ早く</p><p>鳥居さんが、脱衣所の奥に消える</p><p>服を脱いで水着に着替える所を見られたくないんだろう</p><p>あ、わたくし</p><p>水着で入浴することを決意して、動き出した鳥居さんたちに</p><p>水島可憐さんは、置いて行かれる</p><p>あ、あのわたくしの分の水着もございますか</p><p>１２歳のお嬢様は、恥ずかしそうに翔姉ちゃんに尋ねた</p><p>一応は、用意してありますけれど</p><p>可憐は、水着を着ることは許しませんそのままそこで裸になって、お風呂に入っていらっしゃい</p><p>可憐さんの顔が、サーッと蒼白になる</p><p>あなたは、もうあたしの臣下なのよあたしの命令が聞けないの</p><p>少女の眼が、オレを見る</p><p>この方はあたしの旦那様ですあなた旦那様に裸をお見せすることもできないの</p><p>口調は厳しいが、みすずの顔は優しく微笑んでいる</p><p>こんなことすらできないのなら臣下失格よ水島家も、お終いね</p><p>可憐さんが２０歳までみすずに仕えることが水島家を再建する、たった一つの道になっている</p><p>さあどうするの、可憐</p><p>風呂と食事は、この作品の基本なので</p><p>なかなか感想欄の返信を書く時間が、取れなくて済みません</p><p>ちょっと色々と煮詰まってまして</p><p>少しずつでも、やっていきますのでお待ち下さいごめんなさい</p><p>グッスマが、日本に工場を作ったというニュースを聞きました</p><p>可動フィギュアがブームになって、５年くらいでしょうか</p><p>海洋堂のリボルテックが、最初に発売になった頃は１体、２０００円くらいでした</p><p>グッスマのフィグマが、最初に出た頃は２５００円くらいでした</p><p>バンダイのフィギュアーツが、３０００円前後</p><p>それが今や４０００円台から、５０００円</p><p>リボルテックが、サイズを１２分の１から１８分の１にダウンさせるという話ですが</p><p>小さくなっても、２６００円だそうです</p><p>この１０年で、中国の人件費が高騰してもう以前の様な価格で売るのは無理なんでしょうね</p><p>でも、毎月、１体４０００～５０００円のものを買える人なんてそんなにいるはずもなく</p><p>新規で買い始める人も減るでしょうし</p><p>玩具業界の先行きは、どうなっちゃうのか</p><p>881．夜は楽し　／　少女ストリップ</p><p>新たに主と仰いだみすずに水島可憐さんは、全裸になるように命じられる</p><p>別におかしなことではありませんわお風呂で裸になるのは、当たり前のことですしわたくしたちも、ほらみんな裸です</p><p>瑠璃子が、優しく可憐さんに微笑む</p><p>そうだ確かに、みすずも瑠璃子も他の女性たちも、みんな裸身を晒して入浴している</p><p>可憐さんは泣きそうな眼で、チラリとオレを見る</p><p>そうこの浴室には、オレがいる</p><p>全裸の男が</p><p>男に見られながら、裸になれストリップしろというのは、お嬢様育ちの１２歳には、かなり酷な命令だ</p><p>ちょっと水島さんが可哀相ですわ</p><p>脱衣所の奥で、水着に着替えているはずの鳥居さんが顔を出す</p><p>上半身は、すでに白いビキニの水着で下半身には、バスタオルを巻いている</p><p>翔姉ちゃんが持って来たあの白ビキニ</p><p>あれ布地が薄いから、お湯をかけたら透けると思うけれど</p><p>今すでに、鳥居さんのかわいいおっぱいに乳首の突起が、ツンと目立っている</p><p>ちょっとまり子お嬢様</p><p>遅れて、胸までバスタオルで隠したアーデルハイトさんが飛び出して来る</p><p>ああタオルの下は素っ裸なんだな</p><p>いきなり鳥居さんが飛び出したから、バスタオルだけ纏って慌てて追い掛けて来たんだ</p><p>しかし、白人とのハーフだけあって本当に白い</p><p>それなのに東洋人特有のきめの細かい肌をしている</p><p>プロポーションも、アーデルハイトさんはまだ１３歳なのに１６歳の鳥居さんと同じくらい発育している</p><p>ハイジは黙っていなさい</p><p>鳥居さんは、アーデルハイトさんにそう言うが</p><p>黙られるのは、鳥居さんも一緒ですわ</p><p>みすずがにこやかに言う</p><p>これはあたしたちの香月家内の問題ですから鳥居さんが口を挟まれるべきことではありません</p><p>みすずの言葉に可憐さんは、ウッと息を呑む</p><p>で、でも水島さんだって、歴史のある水島家のご令嬢ですわ</p><p>鳥居さんは、強く抗議するが</p><p>今は、あたしの香月みすずの臣下ですわ先ほど、皆様の前でそう宣言しましたよね可憐</p><p>今日のパーティに来た名家のお嬢様たちの前で水島可憐さんは、確かに誓った</p><p>あの覚悟は言葉だけのことだったの</p><p>みすずにそう言われて、可憐さんは</p><p>わ、わたくしはみ、みすず様にお仕えするのだと思っておりましたから</p><p>だから、何あたしに仕えるということは、あたしの旦那様にもお仕えするということでしょ</p><p>で、でもあの</p><p>可憐さんは、泣きそうな眼で震えている</p><p>泣いちゃダメですよ</p><p>可憐さんにそう声を掛けたのはコヨミちゃんだった</p><p>待って今、そっちに行くから</p><p>あ、ボクも行きます</p><p>コヨミちゃんに、ルナとアニエス</p><p>１２歳の３人の少女が、裸のまま可憐さんのいる脱衣所へ向かう</p><p>幼すぎる身体のコヨミちゃんに毎日、オレに中出しされてどんどんエッチな身体になっていくアニエスその中間年齢相応の体付きをしているルナ</p><p>同い年でも、プロポーションは全然違う</p><p>これが成長期ということなんだろう</p><p>でも、張り詰めた肌の感じや、胸やお尻の肉の付き方から３人とも、まだ小学生であることがはっきりと判る</p><p>ほら、ボクたちも裸なんだから大丈夫だよ</p><p>ルナがニコッと可憐さんに微笑む</p><p>助けてくれそうな同年代の子たちが来てくれたことで</p><p>可憐さんの眼は、ますます潤んでいく</p><p>だから泣いてはダメなんです</p><p>コヨミちゃんが、可憐さんの泣きたい気持ちにブレーキを掛ける</p><p>今、泣いたらほんの少しだけ、ツライ現実から逃げられますでも、それは思考停止でしかありませんあなたが泣いても、何も変わらないんですから</p><p>むしろここで泣いたら、あなたはダメな子だって烙印を押されちゃうよ</p><p>コヨミちゃんルナ</p><p>プリンセス・アニエスも泣いたら負けですよっておっしゃっています</p><p>コヨミちゃんが、アニエスの心を通訳する</p><p>な、何を言っているのよ、あなたたち水島さんは、まだ小さいんだから泣いたっていいのよていうか、泣くわよこんな状況になったら、誰だって</p><p>上半身だけ白ビキニの鳥居さんが、髪を振り乱してコヨミちゃんたちに言う</p><p>もう、落ち着いて下さいまり子お嬢様</p><p>何よ、止めないでよハイジおかしいことは、おかしいって言わなきゃダメでしょ</p><p>まり子お嬢様が、抗議したってどうにもなりませんよこんなこと</p><p>アーデルハイトさんが、吐き捨てるように言う</p><p>水島様は香月みすず様の試されておられるんですから</p><p>試し</p><p>鳥居さんが、みすずを見る</p><p>みすずは微笑みを崩さないし、何も答えない</p><p>本当に水島様が、みすず様の臣下としてやっていかれるのか試しとして、わざとお辛いことをお命じになられているんじゃありませんか</p><p>だから、ただのイジメじゃないのっそういうのを見て見ぬフリするみたいなことが、わたくしには一番ガマンできないのよ</p><p>ワンワンと喚く鳥居さん</p><p>わたくしこのことを桃子お姉様にご報告致しますからね学校の皆様にもお話し致しますわ</p><p>それでどうなるのかしら</p><p>みすずは涼やかに、そう言う</p><p>水島さんはそ、そうねわたくしから、桃子お姉様にお話しして、歌晏様のお家で引き取っていただくわみすず様みたいな方の臣下になるのは、可哀想過ぎますものっ</p><p>興奮気味に、鳥居さんは喚く</p><p>だから、そんなことはできないですってば</p><p>呆れた口調で、アーデルハイトさんが言う</p><p>な、何よハイジわたくしがお願いすれば、桃子お姉様は歌晏様の家なら、香月様の家と対等の家柄なんですから</p><p>だーかーら歌晏桃子様は、まり子お嬢様のご提案をご了承にはなられませんて</p><p>そんなこと、どうしてハイジに判るのよ</p><p>鳥居さんがプリプリ怒りながら、そう言う</p><p>今回水島家によって、被害を被ったのは香月様ですだから、この件には歌晏様は介入なさいませんしできません</p><p>あらあなたは、ご主人様とは違って、良く判っているのね</p><p>翔姉ちゃんが、アーデルハイトさんに言う</p><p>わたくしはアカデミーで、各国の上流階級の事情というものも詳しくレクチャーされていますから</p><p>なるほど短期コースでも、そういう授業があるのね</p><p>この２人は同じヨーロッパのアカデミーの出身者だ</p><p>じゃ、ここから先はわたくしが解説致しますね</p><p>翔姉ちゃんが、にこやかに鳥居さんに言う</p><p>今日は、水島様と鞍馬様の不祥事がたまたま同時に明るみになってしまいましたが</p><p>水島家は関西ヤクザに脅されて、香月家に天童乙女というスパイを連れて来たこと</p><p>鞍馬家は外国人投資グループに騙されて、伝統ある鞍馬閣の建物と庭園を破壊してしまったこと</p><p>どちらも問題の根は同じですわ</p><p>同じ何がよ</p><p>鳥居さんが、聞き返す</p><p>全然違うでしょ水島さんは暴力団絡みだし鞍馬さんは、高層ホテルへの建て替えが上手くいかなくなっただけですし</p><p>困った状況になってもどうせ、最後には香月閣下がお救い下さるという甘えがあったことですわ</p><p>閣下が今の時代まで存続している名家は潰さずに次の時代へ残したいと考えられていることは、皆様、ご存じですから</p><p>ああ可憐さんの祖父の水島家の祖父は、ジッちゃんへの謝罪の電話で</p><p>今回の責任を取って、自分は当主を退くから香月家の力で、水島家を再建してくれみたいな要請を平然としていた</p><p>ジッちゃんが名家のリーダーの家の１つである香月家が、そうするのは当然なことだと言わんばかりに</p><p>鞍馬家だってジッちゃんの忠告を無視して、外国の投資グループを信じて、資金難になったのに</p><p>鞍馬姉妹をみすずのパーティに出席させて娘たちの口から、ジッちゃんに救援を直訴させようとした</p><p>そうしたら、きっとジッちゃんは、資金を提供してくれて鞍馬家の危機を救ってくれるだろうと考えて</p><p>そんなことは判っているわよだから鞍馬さんたちは、名家としての地位を剥奪されることになったんだし、水島さんはみすず様の臣下になることになったんでしょ</p><p>でもそれは形だけのことでしょだって鞍馬さんのご姉妹だって、水島さんだって名家のお嬢様ですわ</p><p>鳥居さんはみすずが、本気で可憐さんをペットにしようとしていることも</p><p>鞍馬さんが、娼婦に堕とされることになっていることも知らない</p><p>そうね鳥居さんだけでなく先ほど、お帰りになられたお嬢様たちも、そうお考えなんでしょうね</p><p>不祥事のペナルティとして、こういうことになったが現実には、香月家は彼女たちの名家の令嬢として手厚く保護するし、プライドを傷つけるようなことはしないと</p><p>でも、そうはならないわ</p><p>驚く鳥居さん可憐さん</p><p>だから、桃子お姉様は見届け役として、鳥居さんを残されたのよ香月家が、今回の件に対して苛烈な処分を行ったという証人として</p><p>はい二度とこのような不祥事が起きないようにするためには罰を徹底するしかありませんから</p><p>可憐があたしに試されているようにあたしも、今、お祖父様に試されているのよここで水島家という名家の令嬢だからって、臣下になったはずの可憐を甘やかしたらそんな人間には、将来の香月家の舵取りは無理ですものねあたしは、お祖父様の後継者失格になってしまうわ</p><p>みすずは翔姉ちゃんを見る</p><p>関さんや藤宮さんもそうここで、あたしを止めたり諫めたりしたら香月家セキュリティから、放逐されるわ香月家がどういう家で、どんな立場の存在なのか判っていないということだもの</p><p>翔姉ちゃんも、レイちゃんもただ笑っているだけだ</p><p>可憐あたしの臣下になった以上は、どんな理不尽な命令にも従いなさいそれが嫌なら、今からでも水島家にお帰りなさい</p><p>みすずは、可憐さんにそう言う</p><p>でも、わたくしが逃げ帰ったら水島の家は</p><p>滅ぼされることになるでしょうね香月家が直接手を下さなくても他の家が、全面的に水島家を攻撃するでしょうから</p><p>名家の秩序を乱す家を他の家は許さない</p><p>世の中を動かしている人たちが、全員、名家の人間というわけではないわむしろ、名家とは関係の無い政財界の人たちの方が多いのよだから、今の時代名家は結束して、お互いを助け合わないといけないそうしないと、新興勢力に呑み込まれてしまうから名家の財産を食い物にしようとしたり、栄誉ある古い名前だけを利用しようとする悪い人たちもたくさんいるんだから</p><p>残念ながらわたくしの鳥居家も、そういう家だと思われておりますわ</p><p>鳥居家は古くから続く名家ではない</p><p>ただ、鳥居まり子さんは祖父が、名家の狩野家の人だから、準・名家のお嬢様として認知されている</p><p>そんなことないわあたしたちが鳥居家に疑いを持っているのならまり子さんを今日のパーティに招待致しませんし、そもそもあたしたちの学校にだって通えないわまり子さんの考え過ぎよ</p><p>鳥居家が名家に敵対する家でないと評価されているから鳥居まり子さんは、みすずたちの学校に通うことが許されている</p><p>でも、今みすず様は、名家は結束するものお互いに助け合うものだとおっしゃいましたわね</p><p>鳥居さんは尋ねる</p><p>ええ、言ったわ</p><p>でしたら水島家の大人の世界のことは判りませんが、幼い可憐さんには優しくしてさしあげるべきなんではございませんか</p><p>あたしたちは、いつまでも子供のままではないのよみんな、大人になるのよ</p><p>可憐さんを見る</p><p>大人の皆様のことはお祖父様にお任せ致しますわでも、あたしたちはあたしたちの世代だって、すでに始まっているんですから</p><p>始まっている</p><p>鳥居さんが聞き返す</p><p>可憐だってあたしの臣下として、このまま香月家に残った方が自分と香月家の結び付きが強くなった方が、将来的に水島家にとって有利だと判断したはずなのよ</p><p>ジッちゃんとの会話した時に</p><p>そう考えたからみすずの臣下になることを承諾したわけで</p><p>だから、あたしが可憐に余計な気遣いをしてはいけないんですわこの子自身が、自分で決めたことなんですから元が名家の令嬢であろうとも、今はあたしの臣下ならあたしの命令は、全て従ってもらいます</p><p>命まで差し出せとは言わないわでもどんな時でも、あたしに仕えてくれていることを信じられないような子は、臣下として必要ありませんあたしたちが生きている世界は、本当に苛酷なんですから</p><p>みすずの臣下だけれど水島家のお嬢様だからって、可憐さんだけを特別扱いするわけにはいかない</p><p>思い空気が、浴室と脱衣場に漂う中</p><p>ホント全然、判ってないノネ</p><p>イーディが、苦笑してそう言う</p><p>鳥居さんが、イーディに尋ねる</p><p>アタシたちは、とっくに裸になっているネアンタたちに対して</p><p>だから何なのよ</p><p>コウヅキ家のお嬢様と裸のお付き合いをすることが許されるのは、栄誉ではないノカ</p><p>お互い、裸になって一緒に汗を流す以上のシンボクは、そんなに無いノネ</p><p>だから、アタシたちは仲良くなりたい相手トハ、まずお風呂ネソシテ、それからもう一つ上のステップに進むネ</p><p>お風呂より、上のステップ</p><p>お風呂がデキナイ人には、教えられないネ</p><p>オレの家族女たちは、クスクスと笑う</p><p>風呂より上はみんなで一緒に、セックスだ</p><p>た、確かにみすず様たちとお風呂っていうのは、栄誉だと思うわよで、でも問題は</p><p>鳥居さんは、オレを指差す</p><p>だから男の人と一緒っていうのが、変だって言っているのよ</p><p>ダカラソレモ、アンタはよく理解していないネ</p><p>わたくしが何を理解していないって言うのよ</p><p>ムッとする、鳥居さん</p><p>みすずには強く当たれない分イーディには強気だ</p><p>この状況で恥ずかしいのは、Darlingの方ネ</p><p>ミーンナ、女の子の中でDarlingだけ男の子で、裸なのネ</p><p>アンタは、Darlingに見られることを恥ずかしがっているけれどDarlingだって、みんなに見られて恥ずかしいノネお互い様なのネ</p><p>オレは何かもう、慣れて来ているから</p><p>女たちの中で、オレ１人だけ丸裸みたいな生活に</p><p>恥ずかしいところなんて、みんなに見られているし</p><p>うっ、うーんそういう視点は、持っていなかったわ</p><p>鳥居さんが唸る</p><p>この人は、頭が良いけれど色々と抜けてるみたいだなあ</p><p>も、もういいです判りました</p><p>可憐さんが言う</p><p>鳥居様、ありがとうございましたでも、わたくし</p><p>一度、鳥居さんに頭を下げてからみすずに</p><p>みすず様の臣下になるって、お誓いしたんですものねそうですよねどんなご命令にも従わないと良い臣下には、なれませんものね</p><p>必死に、自分に言い聞かせていく</p><p>それに今、おっしゃっていた通り黒森様お一人だけなんて、本当はお恥ずかしいんですよね</p><p>で、どうするの可憐</p><p>みすずは改めて尋ねる</p><p>ご命令通り、裸になります裸でお風呂をご一緒させていただきます</p><p>真っ赤な顔でそう言う</p><p>ご一緒だけじゃダメよあなたは臣下なんだから身体を洗うのを手伝ってちょうだい</p><p>あたしの身体ではないわあたしの旦那様のお身体よ</p><p>お嬢様育ちの１２歳の美少女には高校生のオレの身体を洗うのは、抵抗があるだろう</p><p>一緒にしようっいつもは、ボクたちが洗っているから兄さんの身体</p><p>ルナとアニエスが笑顔で、可憐さんに言う</p><p>じゃあ、せっかくの機会だからわたしも、黒森さんのお背中をお流し致します</p><p>いつもは、やってくれないコヨミちゃんまでが、そう言った</p><p>ボクたちと一緒なら大丈夫だから</p><p>あなたは、一人じゃありませんわたしたちがいますから</p><p>１２歳トリオが、可憐さんに言う</p><p>は、はいでは、教えて下さいませ</p><p>ルナたちの申し出を、心強く感じたらしい</p><p>うん、じゃあまず裸になって</p><p>わたしも最初は、恥ずかしかったんですけれど今は平気になりました</p><p>コヨミちゃんが言う</p><p>そんなのボクだってそうだよ裸になって、兄さんとお風呂に入るのは最初はとっても恥ずかしかったけれど</p><p>でも、今は平気です家族ですから</p><p>うー、ばけらったばけらった</p><p>はい判ってます判っていますけれど、それはもう少し</p><p>ああ、アニエスは家族だと言うのなら、早くオレとセックスしろと</p><p>コヨミちゃんに、強く言ったんだろう</p><p>アニエス急ぐことはないし、無理することもないんだゆっくり、そのうちでさ</p><p>ううー、ばけらった</p><p>セックスが大好きなアニエスとしては、コヨミちゃんにも性の快楽を早く知ってもらいたいんだろうけれど</p><p>幼すぎる肉体を、無理に犯してケガさせたくはない</p><p>ああー、そうかそうなんですよね</p><p>突然、可憐さんが言い出す</p><p>わたくし自分のことばかりになっていてそうですね皆さん、とっくに裸なんですね裸で黒森様と向き合っていらっしゃってて恥ずかしがっておられる方なんて、一人もいらっしゃいませんものね</p><p>可憐さんが浴室の中の少女たちを見る</p><p>いえここに一人、いらっしゃいます</p><p>美智が手錠をはめたまま、湯に浸かっている天童乙女を指差す</p><p>天童乙女は本当に何で自分は全裸でここらいるんだろうと困惑した表情だ</p><p>大丈夫ですちゃんと監視していますから</p><p>はい問題ございませんわ</p><p>レイちゃんと月子が、オレにそう報告してくれた</p><p>でも、他の方は裸でも堂々となさっていて</p><p>いつも、一緒に入浴していますし信頼している家族でございますから</p><p>はい、そういうことでーす</p><p>ヨミも笑う</p><p>ダカラ、早くアナタも、仲間に入るネ</p><p>そうよ、可憐早くなさい</p><p>その場で服を脱いであたしたちに、あなたの裸を見せなさいそしてこっちに来なさい</p><p>可憐さんは、腹を括る</p><p>うん、早く早くボクたち、ここで待っててあげるから</p><p>３人の１２歳少女に見守られて</p><p>可憐さんは、服を脱ぎ始める</p><p>わ、わたくしたちはどうしたらいいのかしら</p><p>鳥居さんが、アーデルハイトさんに尋ねる</p><p>そんなの、わたくしは知りませんよ取りあえずわたくしは、水着を着用させていただきます</p><p>えハイジ</p><p>ヨーロッパでは、混浴の時は水着着用が常識ですからわたくしは、国際ルールを守らせていただきます</p><p>そう言って着替えのために、脱衣所の奥へ向かう</p><p>ちょっ、ちょっと待ちなさいよ</p><p>まり子お嬢様は、香月様と親睦を深められるためにフル・フロンタルになられた方がいいんじゃありませんか</p><p>そんなのあーっ、恥ずかしいわよ嫌々、わたくしも水着を着ますグローバル・スタンダードに従うわよ</p><p>結局、鳥居さんも着替え途中の水着を取りに戻る</p><p>ストッ</p><p>可憐さんがオレたちの見ている前で、家から着てきたパーティドレスを脱ぐ</p><p>１２歳の小学生なのに</p><p>可憐さんは、お嬢様らしく絹の本格的な下着を身につけていた</p><p>きっと、特注なんだろうな</p><p>少女の身体に不似合いな、大人っぽいレースの下着が妙に艶めかしい</p><p>アニエスが、可憐さんの肉体を見て呟く</p><p>アニエスとルナの中間だな</p><p>まだ少女らしい薄い肉体だけれど</p><p>おっぱいは、盛り上がり始めている</p><p>この身体なら、コヨミちゃんとは違って</p><p>問題無く、セックスできると思う</p><p>可憐には、２０歳までに旦那様の赤ちゃんを産ませます</p><p>水島家と香月家の関係を強化するためにはそれが一番ですから</p><p>可憐さんは指が震えて、ブラジャーの背中のホックが外せないようだ</p><p>アニエス、ルナ、コヨミちゃん手伝ってあげて</p><p>オレの命に</p><p>３人の裸の少女たちが、可憐さんの周りに取り付く</p><p>いいから、ボクたちに任せて</p><p>黒森様たちによく見えるようにね</p><p>オレたちの視線を遮らないように</p><p>直立した可憐さんの背後から</p><p>ルナが、可憐さんのブラを外した</p><p>乳首が外気に触れたことに震える、可憐さん</p><p>はいはい、脱ぎ脱ぎしまーす</p><p>ルナが、ブラを取り外す</p><p>ああ形が良いおっぱいだな</p><p>今は小さいけれど、きっと大きく発達すると思う</p><p>桜色の乳首は、まだ乳輪の中に埋もれている</p><p>下も脱がしますようっ</p><p>アニエスと、コヨミちゃんが一気に、可憐さんのパンティを引き下ろした</p><p>怖くない、怖くないから</p><p>はい、みんな一緒ですから</p><p>ああおへその下に、毛は無い</p><p>つるっとした股間に、スーッとナイフで切れ込みを入れたような筋が一本</p><p>足も細いし長いですわねあの子美人になるように育てますわずっと、旦那様に可愛がっていただけるペットになるように</p><p>とろんとした眼で、みすずはオレにそう言った</p><p>というわけで、明日はＶ３とキカイダーの中の人のトークショーを観に行く予定</p><p>同じイベントではこれまでに、1号、2号、Ｘ、アマゾン、スーパーワンの中の人のトークショーを観ました</p><p>後、タイガーセブンの中の人</p><p>いや、子供の頃タイガーセブンて、一度も観たことが無いんですけれど</p><p>裏番組は何だったんだろう</p><p>ビデオの無い時代は、裏の作品は観られませんでしたから</p><p>ミラーマンの裏がシルバー仮面で</p><p>ウルトラマンエースが、変身忍者嵐だったような</p><p>あと、ヤマトとハイジと猿の軍団が被ってました</p><p>でも、みんなハイジを観ていましたね</p><p>日曜の夜だったのでフジテレビの6時30分がサザエさんで、7時がグレートマジンガーで、7時30分がハイジという流れだったはずです</p><p>当時は母と子のフジテレビというキャッチフレーズで、子供番組を重視していましたから</p><p>今はゴールデンタイムの子供番組なんて、ほぼ消えてしまいましたけれど</p><p>ビデオがあっても、ボトムズを録画しながら観ていたので</p><p>私は、クリーミーマミの前半は観ていません</p><p>ボトムスが最終回になってからは、マミを観ていました</p><p>882．夜は楽し　／　このチンコを見よ</p><p>ぜ、全部脱ぎました</p><p>水島可憐さんが張り詰めた声で、みすずに言う</p><p>では、こちらへいらっしゃい手などで身体を隠してはダメよ可憐の綺麗な身体を隅々まで見たいから</p><p>浴槽の中から、みすずは言う</p><p>返事はするが、可憐さんは震えていて足が動かない</p><p>平気だよほら、行こう</p><p>ルナとアニエスが、左右から可憐さんの手を引く</p><p>心配ないですから</p><p>コヨミちゃんが、可憐さんの背中からそう囁いた</p><p>同い年の3人の少女に導かれ裸の可憐さんが、脱衣場から浴室へと、ゆっくり入って来る</p><p>うん12歳にしては、かなり発育の良い胸だけれど</p><p>やっぱり、まだ固いおっぱいだから歩いても、ゆさゆさ揺れたりはしない</p><p>しかし、ホント</p><p>可憐さんも、アニエスも、ルナも、コヨミちゃんもみんな足が細くて、長いな</p><p>この世代の女の子のプロポーションは、みんなこんなに良いんだろうか</p><p>いや、やっぱりこの子たちは、特別なんだと思う</p><p>可愛くて、綺麗で愛すべき少女たちだ</p><p>さあ、掛け湯をして浴槽に入りなさい</p><p>可憐さんは、浴槽の縁に立って、キョロキョロと周囲を見る</p><p>はい、可憐さんお探しなのは、これですよね</p><p>コヨミちゃんが、湯桶を持って来てくれた</p><p>可憐さんは、コヨミちゃんに礼を言うと浴槽の前で、しゃがむ</p><p>ああ、それでもぴっちりと閉じた割れ目は、少しも開かない</p><p>さすが１２歳の処女だ</p><p>あ、あの恥ずかしいです</p><p>オレやみすずの視線を感じて、可憐さんは頬を赤らめる</p><p>恥ずかしくて当然よ可憐は今、あたしと旦那様に肉体を吟味されているんですからさあ、続けなさい</p><p>湯桶で可憐さんは、浴槽の湯を汲みザバッと、自分の身体にかける</p><p>その所作も綺麗だ</p><p>可憐さんも、日舞とかやっているんだったっけ</p><p>さあ、早くお入りなさいあたしと旦那様の側へ</p><p>浴槽の縁を乗り越えるために足を上げた時可憐さんの内側のピンク色が、ちょっとだけ見えたような気がした</p><p>ちゃぽん</p><p>手で身体を隠すなと命じられているから可憐さんは、腰を屈めて首まで湯に浸かる</p><p>それでもお湯の中に、ピンクに輝く乳首と乳輪が見えている</p><p>そこは遠いわさあ、ここよここに来なさい</p><p>みすずが、可憐さんが入るべき場所を示す</p><p>オレと息が触れ合える距離に可憐さんは、身体を丸めて入り込む</p><p>すでに息が荒い緊張しているんだな</p><p>お湯に入ったばかりなのに、もうおでこに汗をかいている</p><p>ほら、顔を洗いなさい</p><p>チャパチャパと、湯面を掬って顔を洗う可憐さん</p><p>ルナたち３人は、浴槽に入らず洗い場の縁から、可憐さんに微笑み掛ける</p><p>そうまだ風呂に入っていない子たちがいるから</p><p>窮屈にならないように、スペースを空けてくれているのだ</p><p>お待たせ致しましたわ</p><p>浴室に、白ビキニの水着を着た鳥居さんとアーデルハイトさんが、入って来る</p><p>ちょっと、これ小さめなので、キツイですわ</p><p>翔姉ちゃんが、２人のために用意した水着は確かに小さかった</p><p>ブラジル製ですからその大きさで良いんですわ</p><p>平然と翔姉ちゃんは答える</p><p>南米だと、少しキツメの水着を着て、身体のラインをアピールするのが普通ですから</p><p>あらそうなのハイジ知ってた</p><p>鳥居さんは、隣の警護役に尋ねる</p><p>そういう映像を観たことはありますけれど何で、わたくしたちがここでブラジル水着なのかは、よく判りません</p><p>オレもよく判らない</p><p>ああ、そうだったわねハイジは、わたくしの警護役になるかブラジルの大富豪の警護役になるか、迷っていたのよね</p><p>はいそういうお話もございましたがブラジルの方は、少し問題がございましたので、まり子お嬢様の警護役の方を選びました</p><p>ま、当然よねわたくしの警護役になる方が条件が良いに決まっていますもの</p><p>胸を張る鳥居さん</p><p>いえ、報酬などの労働条件はブラジルの方の方が、鳥居様よりも上でした</p><p>じゃあ、何やっぱり、わたくしのような知性と教養溢れる、聡明な主に仕えたかったのかしら</p><p>まり子様が、聡明でいらっしゃるかどうかはコメントを差し控えさせていただきますが</p><p>アーデルハイトさんは、言う</p><p>最終的には、消去法で決めさせていただきました</p><p>消去法</p><p>はいブラジルの方は、４８歳の男性だったのですがどうも、少女性愛者ではないかという印象がとても強かったので</p><p>ハイジショウジョセイアイって何よ</p><p>鳥居さんは性的な知識が、いささか欠けている</p><p>ちょっと、頭がおかしい人っぽかったということです</p><p>アーデルハイトさんはムスッとして、そう答える</p><p>ですからそんな方にお仕えするよりは、まり子お嬢様の方がまだマシなのではないかと思いまして</p><p>え、そういう消去法なの</p><p>何か問題がございますか</p><p>そんなことでもなければアカデミーで学んだ、わたくしが極東まで参りませんわたくしを捨てた父の故国になど</p><p>ああこの子にも、色々と事情があるんだ</p><p>でも、ヨーロッパでは雇い主を見つけられなかったのよねだから、ブラジルとか日本とか遠いところへ行くしかなかったんでしょ</p><p>他には中国でも、わたくしのような年の若い警護役を探しているというお話がありましたがそちらも、条件がよろしくはありませんでしたので</p><p>というよりあなたの年齢では、何らかの組織に加入していない限り、まともな依頼は来ないわよ</p><p>まだ１３歳の警護役だもんな</p><p>大きな組織が、身元を保証してくれなければまともな人は雇いいれないだろう</p><p>普通はあなたぐらい有望な子なら、アカデミーが卒業時に、どこかの組織に推薦してくれるはずだと思うけれど</p><p>ヨーロッパのアカデミーの事情も知っている翔姉ちゃんが尋ねる</p><p>わたくしのプライベートに関わることですのでお話することはできません</p><p>アーデルハイトさんは、冷たい口調でそう答える</p><p>そうそれなら、聞かないでおくわ大体、想像も付くしね</p><p>翔姉ちゃんは、優しい笑顔でそう言った</p><p>アーデルハイトさんが、ヨーロッパで雇い主を見つけることができなかった理由って何なんだろう</p><p>お話は、そこまでにして鳥居さんたちも、お風呂へどうぞいつまで、外にいらっしゃるの</p><p>みすずが、２人に言う</p><p>ああ、そうですわねでは</p><p>鳥居さんが、さっき可憐さんが使っていた湯桶を使って、サブッとお湯を浴びる</p><p>背中と前と、股間を丁寧にお湯で流して</p><p>ま、まり子お嬢様っ</p><p>いきなり、鋭い声でアーデルハイトさんが言う</p><p>何どうかしたの</p><p>浴槽の縁で、アーデルハイトさんを見上げる鳥居さん</p><p>す、透けていますわ</p><p>そうだ予想通り</p><p>鳥居さんの着ている白ビキニは、とても生地が薄かった</p><p>お湯を浴びたら、素肌にぴっちりと纏わり付いて下の肌が完全に透けている</p><p>肌の色も乳首の桜色も</p><p>股間だって、割れ目の形がクッキリと浮かび上がっている</p><p>ああ、そうみたいねそれがどうかしたの</p><p>いや、あのだって、まり子お嬢様水着の下の肌が透けるのは、お恥ずかしくはございませんか</p><p>そう言うアーデルハイトさんに、鳥居さんは</p><p>だから、何で</p><p>わたくしは、こうやってちゃんと水着を着ているわ裸じゃないんだから恥ずかくはないわよ</p><p>と、鳥居さん</p><p>この人は男の前で、裸になることは恥ずかしいことだと、上流階級のお嬢様としての知識として知っているだけなんだ</p><p>性的な知識に欠けているんだから</p><p>だから、さっきあんなに可憐さんが、オレの前で全裸になることに抗議していたけれど</p><p>あれは、オレみたいな男に、名家のお嬢様が裸を見られることを恥辱だと感じているだけで</p><p>男に裸見られること自体には余り、気にしていていないんだ</p><p>だから、透け透けになっても水着１枚でも着ていれば、メンツは保たれるのだから</p><p>それで問題は無いのだと思っている</p><p>まり子お嬢様を主に選んだのも間違いだったかもしれません</p><p>アーデルハイトさんは、ハァと溜息を吐く</p><p>何言っているのよほら、あなたもお湯を浴びなさい入るわよ</p><p>鳥居さんは、アーデルハイトさんに湯桶を押し付ける</p><p>はい仕方ありませんね</p><p>アーデルハイトさんは、胸と股間を片手で隠してお湯を浴びた</p><p>ちゃぽんとお湯に入る、鳥居さん</p><p>アーデルハイトさんも、主人に続く</p><p>あら意外と温いんですわね</p><p>お湯の温度が熱すぎないことに、鳥居さんは驚く</p><p>はい温めのお湯に、長時間は入って身体の芯まで温めるのが、香月家流ですわ熱いだけのお湯は、心臓に悪いですし</p><p>それとオレたちは、よく風呂の中でもセックスするから</p><p>温くないと、心臓がバクバクして息苦しくなる</p><p>まあ、香月様は熱い方がお好みだと思っていましたわ</p><p>ああオレと同じ風呂に入っていることは、完璧に無視することにしたようだ</p><p>でも、なかなか良いおっぱいだな</p><p>腰つきも締まりが良さそうだ</p><p>香月家は元々は京都の家ですから熱いお湯を好むのは、江戸の伝統でしょ</p><p>ああ、そうですわねわたくしのお祖父様はとにかく熱いお湯で、ご自分が一番風呂でないとお怒りになられますそうですわね確かに、鳥居の家はずっと東京ですから</p><p>そんな話を続けている</p><p>さてとようやく、皆さんで一緒にお風呂に入れましたから</p><p>みすずが、話を変える</p><p>さ、わたくしたちは先に身体を洗っていましょうねみすずお姉様たちは、お仕事のお話をなさるみたいですから</p><p>ヨミが浴槽から立ち上がり外のアニエス、ルナ、コヨミちゃんに言う</p><p>あの子たちは、わたくしにお任せ下さい</p><p>大きなおっぱいをプルンと揺らして、ヨミがオレに微笑んだ</p><p>わたくしも、あちらに今日のことは、全て、みすずお姉様にお任せしておりますから</p><p>瑠璃子も洗い場へ向かう</p><p>で、ではわたくしも</p><p>オレとみすずのすぐ横で小さくなっている可憐さんも、ヨミと瑠璃子に続いて浴槽から脱出しようとするが</p><p>あなたはダメよ、可憐もう少し、お湯に浸かって温まらないと</p><p>みすずが、可憐さんを制する</p><p>旦那様、ちょっと可憐を抱き締めてあげていて下さい逃げ出さないように</p><p>ビクッと震える可憐さん</p><p>背中から優しく抱き締めていただきなさい旦那様に身体を預けてリラックスするのよあなた、ちょっと緊張しすぎているから</p><p>そうネ、それがイイノネ</p><p>みすずの言葉に、イーディが乗っかる</p><p>いやあのい、いいんですか</p><p>アーデルハイトさんが、鳥居さんに言う</p><p>もう、こうなったら何でも同じよ一緒のお風呂に入っているんだから</p><p>鳥居さんは、風呂の中でオレと可憐さんが肌を接触させることには反対しない</p><p>生理的な嫌悪感があったとしても、自分がオレに抱き締められるわけではないし</p><p>性的な意味合いを理解していない</p><p>アーデルハイトさんも、まだ１３歳だ戸惑っている</p><p>しかし、みすずの提案に大人の翔姉ちゃんや、レイちゃんも抗議しないのだから</p><p>それ以上は、何も言えない</p><p>可憐さんおいで</p><p>オレは、可憐さんに声を掛ける</p><p>可憐さんは、お湯の中で体育座りで身体を固く丸めたまま、震えている</p><p>大丈夫ですから公様ですもの</p><p>フッと、月子が柔らかな微笑みでそう言った</p><p>巫女の力で可憐さんの身体の力が、スーッと抜けていく</p><p>おっと、危ないよ</p><p>オレは背中から１２歳の裸身を抱き締めた</p><p>はひっ</p><p>肌と肌の接触に、電流が迸ったようにビクッとなる可憐さん</p><p>ほら、怖くないからな</p><p>オレは、やんわりと小さな肉体を抱き締める</p><p>うんやっぱり、肌触りが違う</p><p>名家のお嬢様として生まれて大切に育てられた、傷一つない肌</p><p>つるんとした透明感のある白い背中</p><p>それからお尻の感触も</p><p>それで今の状況は、どうなっているのかしら</p><p>みすずが、翔姉ちゃんたちに尋ねる</p><p>オレの腕の中で怯えている１２歳の少女には気付かないフリをして</p><p>ああ、そうですわねわたくしも知りたいですわ</p><p>鳥居さんもお湯の中では、完全に白ビキニが透けている</p><p>こんなの全裸よりも、エッチだ</p><p>視覚から、オレの性感を刺激する</p><p>だけど、本人は全然、オレの感情に気付いていない</p><p>目先の興味に集中してしまって、周りが見えなくなるのがこの人の悪いところだ</p><p>この屋敷の近くに潜んでいる関西の暴力団組織の手の者は全て捕捉しています</p><p>大きく分けて２つのグループがそれぞれ、数班に分かれています</p><p>ああ天童乙女を殺して、香月家のスキャンダルにしようと画策している連中と</p><p>彼女を救出したいと願っている天童乙女の身内のグループか</p><p>まだ早いわねもう少し焦らしてからにしましょう</p><p>敵がうちの娘が、香月家のパーティに出掛けたまま返って来ないもしかしたら、屋敷の中で何かのトラブルに巻き込まれたのかもしれないと警察やマスコミに吹聴するにしてもまだ早過ぎる</p><p>まだパーティがお開きになってから、１時間程度しか経っていないんだから</p><p>はい敵の監視は、このまま現状を維持します</p><p>翔姉ちゃんは、そう答えた</p><p>しっかしこの子、本当に大人しくなっちゃっているわよねどうなっちゃっているの</p><p>鳥居さんが天童乙女を見る</p><p>そりゃ無理に決まっていますよ</p><p>アーデルハイトさんが、呟く</p><p>こんだけの数の人に取り囲まれているんですから</p><p>風呂の中に、手錠をはめられて座らされている天童乙女</p><p>その周囲にイーディ、美智、レイちゃん、翔姉ちゃんの４人が囲んでいる</p><p>わたくしだってこんな状況になったら、すっかり萎縮してしまいますわ</p><p>さすがの侠客の娘も、裸でこの４人を相手にしてはどうすることもできないだろう</p><p>しかし、天童乙女が喚きも叫びもせず、黙ったまま大人しくしているのは</p><p>月子が、巫女の力で制圧しているからだ</p><p>もう少し、そうやって見ていて下さいね</p><p>みすずが、天童乙女に言った</p><p>あなたにはこんな下らないことで命を捨てようとすることが、どれだけ馬鹿馬鹿しいことなのか、心から理解して欲しいのよ</p><p>天童乙女は、キッと強い眼でみすずを見る</p><p>そうねあなたには、侠客であるお父様がヤクザ世界の中でメンツを保つことに意味があると思っているのよねそのためなら今日、ここで死んでもいいって思って来たのよねでも</p><p>憎しみの視線に、みすずは笑顔で返す</p><p>そういうのって、やっぱり下らないわ人間はそんな馬鹿なことで死ぬために、生まれて来たんじゃないもの</p><p>空気を読まずに鳥居さんが言う</p><p>ホント馬鹿よあなたもあなたのお父様も</p><p>天童乙女の憎しみの眼が、鳥居さんに向かう</p><p>な、何よそんな眼で睨んでもむ、ムダよ</p><p>まり子お嬢様捕虜を刺激するようなことをおっしゃらないで下さい</p><p>アーデルハイトさんが、主を叱る</p><p>あ、この人も天童乙女に集中して、ガードが緩くなっている</p><p>さっきまでは、オレに見えないように必死に手で、胸を隠していたのに</p><p>今は、白ビキニの下の乳首が、ぽっちりと透けて見える</p><p>ああ、この子乳輪が大きいハーフだからか</p><p>不意に可憐さんが、困惑の声を上げる</p><p>な、何ですかこ、これ</p><p>鳥居さんが、こっちに振り向く</p><p>な、何かわたくしのお尻に、ムニムニしたものが当たっているんです</p><p>あ、ゴメン勃起しちゃった</p><p>ボッキって何ですの</p><p>もちろん鳥居さんは知らないよな</p><p>ちょっあ、あのそ、それってもしや</p><p>アーデルハイトさんは知識としては、知っているんだ</p><p>ああっ、何かピクッてしたぁぁ</p><p>可憐さんは身体を固くしてオレから身体を放そうとする</p><p>まだ時間はアルんだからいいんじゃないノカ</p><p>イーディが、オレとみすずに言った</p><p>そうね旦那様、いかがです</p><p>勃起なされてしまわれたのでしたら射精なさらないと、ご気分が優れませんよね</p><p>Darlingも、もう判っていると思うケレド</p><p>今、同時進行で起きていることシリアスなことを、アタシたちはグッチャグチャにして笑える話にしないといけないノネ</p><p>天童乙女の命のこと</p><p>可憐さんの未来のこと</p><p>鞍馬姉妹の将来のこと</p><p>それにはセックスの力を借りるのが、一番ネ</p><p>ああ、オレが頭のネジを３本ぐらい抜いて、馬鹿になりきっちゃった方がいいのか</p><p>そういうことよ馬鹿馬鹿しいことには、もっと馬鹿馬鹿しいことをブツケて、全部フッ飛ばすノネ</p><p>みすずやイーディの考えていることの方向性がオレにも判った</p><p>よーしそれじゃあ</p><p>オレはまだセックスを知らない、鳥居さん、アーデルハイトさん、可憐さん、天童乙女に向けて</p><p>男の勃起っていうのが、どういう現象なのか見せてやるよ</p><p>オレは後ろから抱いていた可憐さんの身体を放してやる</p><p>ザバッと風呂から立ち上がった</p><p>これが勃起です</p><p>ばみょーんっ</p><p>隆々と逞しく反り返ったオレのペニスを</p><p>可憐さんの眼前に、ブンッと突き出す</p><p>ひっひぃぃぃぃぃぃぃぃいぃッッツ</p><p>ショックが大きすぎたらしく、可憐さんはオレの張り詰めた亀頭を凝視したまま硬直する</p><p>な、何なの、それ病気なの</p><p>鳥居さんも、驚いている</p><p>うわ初めて見た</p><p>アーデルハイトさんも、眼を丸くしてオレの勃起チンコを見ている</p><p>はい、眼を反らしてはダメですわじっくりとご覧になって下さい</p><p>月子が天童乙女に指示する</p><p>だから、天童乙女もオレの勃起から、眼が離せなくなっている</p><p>もうすぐアレがあなたの中に入るんですわ</p><p>月子がニコッと笑った</p><p>天童乙女を父親やヤクザ世界のしがらみから、解放するためには</p><p>父親や仲間や、彼女を殺そうとしているヤクザの前で犯すしかない</p><p>身も心もオレの女になってもうヤクザの世界には戻らないのだと、理解させるしか</p><p>可憐もよ</p><p>みすずが、可憐さんに言った</p><p>あなたも、今夜中にもう戻れないところまで行くしかないんだから</p><p>というわけで、スーフェスに行ってきました</p><p>まず、声優のガルマ・サビの中の人のトークショーから始まって</p><p>キカイダーの俳優さんと、ハカイダーの声優さんのトーク</p><p>そしてＶ３の俳優さんのショーを観てきました</p><p>キカイダーの伴さんは、あんまり喋られなかったのですが</p><p>宮内さんは、トークに慣れ過ぎていらっしゃいます</p><p>何か、他の昭和ライダーの俳優さんのトークショーの時の倍以上のお客さんが来ていました</p><p>やっぱり、人気があるんですねえ</p><p>一度はご本人を拝見したかったので大変、満足致しました</p><p>883．夜は楽し　／　みすずのセックス見学会　その１</p><p>さて、では致しましょうか旦那様</p><p>な、何をなさるおつもりですのっ</p><p>性知識に乏しい鳥居さんは、すっかり戸惑っている</p><p>旦那様にご奉仕するんですわ</p><p>こんなに大きく張り詰めていらっしゃって苦しそうでしょだから、あたしがお慰めして差し上げるんですわ</p><p>オレの勃起ペニスをみすずの白い指が、ススッと撫で上げる</p><p>敏感な亀頭から、快感が衝き上がって来る</p><p>慰めるって</p><p>鳥居さんは、みすずの愛撫するオレのペニスを見つめたまま</p><p>ちょっちょっと、わたくし外に出てもよろしいですか</p><p>１３歳のアーデルハイトさんの方が、まだ性知識はあるから慌てて、逃げだそうとするが</p><p>主を置き去りにシテ、１人だけ逃げるノカ</p><p>いえ、まり子お嬢様もお嬢様、出ましょうねっ</p><p>透け透け白ビキニの胸を隠していた手を解いてアーデルハイトさんは、鳥居さんの腕を引っ張るが</p><p>ハイジ何なのみすず様は、どういうお話をしているのあなた、判っているのならわたくしに説明してちょうだい</p><p>だからあのそれは</p><p>１３歳のハーフ美少女は、１６歳のご主人様にセックスについてどう説明するか困惑しているようだった</p><p>見ていれば判りますわ</p><p>鳥居さんは桃子お姉様のご命令で見届け役として、ここに居るのよねでしたら、大きく眼を開いて見届けていただかないと</p><p>ももも、もし、まり子お嬢様やわたくしにそ、その危害を加えられるおつもりでしたらわわわ、わたくしは</p><p>アーデルハイトさんが、鳥居さんの前に出る</p><p>貞操の危機だと感じているらしい</p><p>どうして、そんなことを想像なさるの</p><p>みすずは、アーデルハイトさんに微笑む</p><p>あたしは旦那様にご奉仕するというお話をしただけよ鳥居さんやあなたのことなんて話していないわよ</p><p>ででででも</p><p>半パニックのアーデルハイトさんを無視して、みすずは可憐さんと天童乙女に振り向く</p><p>あなたたちは、よーく見ていてね後で、あなたたちにもしていただくことですから</p><p>可憐さんにはさらに</p><p>特に可憐これは、あなたがあたしの臣下としてしなくてはいけない一番大切なお仕事ですからね</p><p>可憐さんは眼の前に突き付けられているオレの勃起と、それを愛撫するみすずの手の動きを見て凍り付いている</p><p>可憐はあたしのペットで旦那様の性欲処理人形になってもらうわ</p><p>可憐さんの１２歳の裸身が、奥のすぐ隣でブルルルッと震える</p><p>ば、はげらったぁぁっ</p><p>洗い場から、アニエスが吠える</p><p>アニエスちゃんもしたいのうふふでも、今日はあたしの日でしょだから、一番最初はあたしがご奉仕するわ</p><p>そうだ今日は、みすずの日ということになっている</p><p>それで、みんなで香月家の屋敷に泊まるということになっていたのだから</p><p>アニエスは、みすずに招待されたゲストという立場になる</p><p>大丈夫よ旦那様は今日は、今までずっとガマンして下さっていたんですしいつも１回の射精ではご満足なさらないことは、アニエスちゃんも知っているでしょ</p><p>そうだ今日は、色々とゴタゴタしていたから</p><p>朝からまだ、一度も射精していない</p><p>いつもなら、夕方のこの時間には誰かの子宮に、２、３回は射精している</p><p>アニエスちゃんお兄様のための準備を手伝って下さい</p><p>瑠璃子が、浴室の隅から四角いものを運んでくる</p><p>はい、アニエスちゃんがスイッチを押してお屋敷にあるのと同じものですから</p><p>にこっと、微笑む瑠璃子</p><p>アニエスがパチンと四角い箱の脇のスイッチを入れる</p><p>もこもこもこ、と四角い箱は膨れあがり、エアマットを形成していく</p><p>風呂場でのセックスで、いつも使っているものだ</p><p>わざわざ持って来たんだな今日、ここへ来る時に車に積んで</p><p>エアマットが、タブルベットの大きさに膨れあがると</p><p>アニエスが、可愛い手でパンパンと叩いて弾力を確認する</p><p>ベッドの完成を、オレに告げる</p><p>さあ、参りましょう旦那様</p><p>みすずは、オレの亀頭の先にチュッとキスする</p><p>み、みすず様汚いですわ</p><p>みすずは、潤んだ眼で妖しく微笑む</p><p>だって、そこは男の方の、そのお小水が出て来るところですよね</p><p>オショースイ</p><p>おしっこのことですか</p><p>みすずは、敢えてそう言う</p><p>そ、そうですわそういう器官だということはわたくしだって、知っておりますわだ、だって</p><p>鳥居さんは、真っ赤な顔で</p><p>わたくしも、その辺りからお小水を致しますし</p><p>頭が混乱しすぎて、自分が何を言っているのかよく判らないようだ</p><p>ここは、おしっこも出ますけれどもっと他の大切なものも出る場所ですわ</p><p>みすずは、そう言いながら舌でペロペロとオレの亀頭を舐めあげる</p><p>いずれにしてもあたしの大切な旦那様のお身体の一部ですわ汚いところではありません</p><p>みすずの、ぷっくりとした唇が、ちゅぱっとオレの亀頭をシゴく</p><p>わたくしは旦那様のお身体でしたら、どんな場所でも舐めます舐めたいんですわ</p><p>みすずのフェラチオが、本格的になっていく</p><p>うふふ、美味しい可憐も後で、ご奉仕のやり方を教えてあげるわ</p><p>可憐さんは、自分の眼の前で行われているフェラチオの光景にただただ絶句している</p><p>それでも眼を大きく開いて、みすずの舌技を見つめていた</p><p>さあ続きは、あちらで致しましょうね鳥居さんは、どうぞこちらでお見届けになられて下さいね可憐は付いていらっしゃい近くでよく見て覚えるのよ</p><p>可憐さんは身体が硬直して、動けなくなっている</p><p>はいっっッ</p><p>美智が、可憐さんに気を放つ</p><p>まるで金縛りにあっていたようだった可憐さんの身体がふわっと、柔らかくなる</p><p>みすず様に従うのです今のあなたは試しの場にいるのですよ</p><p>美智の言葉に、可憐さんは</p><p>乾いた声で、小さく答えた</p><p>捕虜はこのまま、この場でよろしいですか</p><p>ええ、頼むわ美智</p><p>天童乙女もこのまま浴槽の中から、オレたちのセックスを見学させられる</p><p>月子お姉様わたくしがおりますから、ご心配なく</p><p>美智が月子に言う</p><p>そうねわたくしもいるし</p><p>わたくしもいますわ</p><p>翔姉ちゃんとレイちゃんも、天童乙女の背後に付く</p><p>月子たち心が読める子たちは</p><p>オレとセックスしている時のみすずの快感を感じ取ってしまうから</p><p>自分自身も、気持ち良くなってしまう</p><p>そうなると今、天童乙女の肉体を制圧している巫女の力の集中が、弱まってしまうかもしれない</p><p>だから美智や翔姉ちゃんたちは</p><p>月子の集中がオレたちに向かっている間は自分が、天童乙女を抑えておくと宣言してくれたんだ</p><p>ええでも、大丈夫だと思います多分わたくしの心が、この方に鋭敏に逆流してしまうでしょうから</p><p>月子は自分がみすずから感じ取った性感が、そのまま天童乙女に伝わってしまうだろうと言う</p><p>つまり、天童乙女は、処女のまま月子を通して、みすずのエクスタシーを体験させられる</p><p>オレたちがセックスに没頭している間に、ここから逃げ出すなんていう余裕は無い</p><p>だったら、ついでにこっちのコにもネ</p><p>イーディは、アーデルハイトさんを指差した</p><p>確かカアン・モモコという人は、ミスズにそっちのコには、巫女の力を使うなって言っていたネ</p><p>そうだ、桃子姉ちゃんは鳥居さんには力を使ってはいけないと、みすずに言い含めていた</p><p>デモ、そっちのコには使うなとは言ってないネ</p><p>そうアーデルハイトさんには</p><p>警護役のことまでは約束していない</p><p>ななな、何ですのわたくしをどうするおつもりですの</p><p>怯えるアーデルハイトさん</p><p>別に何もしないネ肉体的ニハ</p><p>じゃあ、その子はヨミが担当しまーす</p><p>ヨミが、ロリ巨乳をぷるぷる揺らせてアーデルハイトさんに近付いていく</p><p>何でもないわよ握手するだけはーい、握手握手</p><p>ヨミが無理矢理、アーデルハイトさんと手を繋ぐ</p><p>さてとでは、旦那様、可憐あちらへ参りましょう</p><p>みすずは、浴槽から立ち上がってオレたちを招く</p><p>これから、あたしたちがするのはセックスという愛の行為です</p><p>エアマットに全裸でペタンと座った、みすずとオレ</p><p>可憐さんは、マットの端に座らされている</p><p>小さく身体を丸めて、オレに見えないように手で胸を隠しているが</p><p>股間は丸見えだ</p><p>１２歳のお嬢様は、陰部よりも乳首を隠すことに集中している</p><p>ああ、可愛い割れ目がハッキリと見える</p><p>大丈夫だよボクたちも一緒だから</p><p>ルナが、そう言いながらそんな可憐さんに寄り添った</p><p>アニエスとコヨミちゃんも来る</p><p>これは月子やヨミと同じく可憐さんに、みすずの性感を注ぎ込むつもりなんだな</p><p>やり過ぎるなよ、ルナ</p><p>オレは、ルナに注意した</p><p>天童乙女は月子に注ぎ込まれた性感でメロメロになっても良いが</p><p>幼すぎる可憐さんには、刺激が強すぎると良くない</p><p>可憐さんが、セックスに興味を持つ嫌悪感でなく、気持ち良いことだと判る程度でいい</p><p>うん、気を付ける兄さん</p><p>ルナが、オレにそう答えた</p><p>愛し合っている男女がセックスをしますそして、セックスをすることで赤ちゃんができますこれは、そういう行為なんです</p><p>みすずは、そう言うとオレに近付き、オレの唇にそっとキスをする</p><p>まあ男の人と接吻をすると赤ちゃんができるという話は、本当だったのですわね</p><p>いいえ、これはまだ普通の接吻ですセックスはこれからですわ</p><p>みすずはクスクスと笑いオレを抱き締める</p><p>旦那様好きです</p><p>オレも好きだよみすず</p><p>愛してる旦那様ぁ</p><p>ああ、オレもだみすず</p><p>オレたちは全裸で抱き合ったまま何度もキスを繰り返す</p><p>うふふ旦那様のキス、甘いです</p><p>みすずのキスは酸っぱいよレモンみたいな香りがする</p><p>１７歳の唇は柔らかい</p><p>うふふ、こうやっていつもとは違う人たちに見られてするのって、興奮しちゃいます</p><p>見られてするのみすずは好きなんだろ</p><p>はい好きです旦那様、舌が欲しいです</p><p>みんなの見ている前でオレたちは、舌を絡め合う</p><p>ハイジみすず様たちはあれ、何をやっているの接吻は知っているけれど何で舌をあんな風にしているの</p><p>わたくしには判りませんっ</p><p>１６歳のお嬢様に聞かれても１３歳の警護役にはなあ</p><p>２人とも、確実に処女だろうし</p><p>きっとみすず様たちは、変態であらせられるんですよっ</p><p>ヘンタイ</p><p>アカデミーの授業で、注意を受けたことがありましたわ世界の上流階級の皆様には変態嗜好の強い方々も多いから、気をつけるようにって</p><p>いや、舌を絡め合うぐらいで変態扱いされたら</p><p>これから起こることには、耐えられないぞ</p><p>特にみすずはおしっこ披露のクセがあるし</p><p>だから、ヘンタイっていうのは、どういう意味なのよ</p><p>まり子お嬢様は、変態がお判りでないのですか</p><p>知ってるわよアレでしょメタモルフォーゼ</p><p>昆虫とかが幼虫から、さなぎになって、成虫になる</p><p>ああ完全変態とか</p><p>それは生物用語の変態ですわっ</p><p>アーデルハイトさんが、キレる</p><p>じゃあ、ハイジが言うヘンタイっていうのは、何の用語なのよっ</p><p>キレ返す、鳥居さん</p><p>ええっとそれは一般語ですよ多分</p><p>多分じゃ判らないわよ</p><p>わたくし、日本語は母国語じゃないんですからそれくらい知ってて下さい、まり子お嬢様</p><p>何よ人を馬鹿みたいに言わないでよっ</p><p>ああオレとみすずのセックスが始まって</p><p>場の雰囲気が、すっかり妖しくなっているから</p><p>２人で大きな声で喚いて心の不安を吹き飛ばそうとしているのか</p><p>HENTAIというのは欧米では、日本製のエロティックなアニメやマンガ・イラストのことネ</p><p>嘘だと思ったら、後で検索してみるといいのネ</p><p>何なのよアニメとかマンガって</p><p>鳥居さんがアーデルハイトさんに尋ねる</p><p>だから、わたくしは知りませんって</p><p>アーデルハイトさんが、そう言った瞬間</p><p>旦那様ぁみすずのおっぱい舐めてぇ</p><p>好きな人におっぱいを舐められるととっても、ゾクゾクするのよ気持ち良いの幸せな気持ちになるの</p><p>みすずが、膝立ちになってオレの顔に自分の胸を押し付けてくる</p><p>乳首はすでに勃起していた</p><p>オレは、みんなからよく見えるようにみすずの乳首に舌を這わす</p><p>ううっ、いいですわ</p><p>うっとりとした眼で、みすずが震える</p><p>おっぱい、舐めてる</p><p>ポカーンとして、オレたちを眺めている鳥居さん</p><p>は、ハイジおっぱいというのは、赤ちゃんにお乳を飲ませるためのものではないの</p><p>だからわたくしには判らないですって</p><p>オレは、乳首をチューチューと吸う</p><p>ああ、気持ち良いですうふふ、旦那様、可愛い</p><p>みすずは、オレの頭を優しく撫でてくれる</p><p>ああ、もっと触って揉んで下さいみすずのおっはいは、旦那様のものですから</p><p>オレは、みすずの胸を揉む</p><p>どうです、旦那様</p><p>うん、この数ヶ月で大きくなっているよな</p><p>みすずは、どっちかと言えば小振りな方だったけれど</p><p>今は、大分、大きくなって来ている</p><p>だって旦那様にいっぱい愛していただいているんですもの</p><p>嬉しそうに、みすずは微笑む</p><p>それにあたしも、胸が適度に大きくなって、しかも形が良くなるプログラムを教えていただいてますから</p><p>ああ、ミナホ姉さんたちの</p><p>食事と運動美しい身体になるためのプログラムか</p><p>元々は娼館で美しい娼婦を作るために色々と試行錯誤されたものを</p><p>１４歳のマナに対して全面的に実践してみた</p><p>そしてマナが、最初の数ヶ月だけでも、どんどん綺麗になっていくから</p><p>今では他の子たちも、自分たちの体調に合わせてプログラムを組んでもらうようになっている</p><p>ずっと旦那様に可愛がっていただきたいからみすずも、一生懸命なんですよ</p><p>知ってるよみすずが、頑張り屋さんなことは</p><p>オレは、みすずの胸に顔を埋めたまま言う</p><p>だから大好きなんだオレは、みすずが</p><p>みすずは、オレをキュッと抱き締めた</p><p>何か身体のプロポーションが綺麗になるプログラムとかがあるみたいよ</p><p>オレたちの会話に、食い付いてくる鳥居さん</p><p>ええ、ありますわヨミたちもやってますから</p><p>ヨミが自慢の巨乳を見せつけるようにして答える</p><p>成長期の女の子が、どんどん綺麗になるプログラムですわ</p><p>それ本当なの</p><p>ここに居る女の子たちを見れば、判りますわ</p><p>わたくしも、そのプログラムを実践していますわ</p><p>瑠璃子が答えた</p><p>ルナとアニエスも</p><p>背後からの声に、思わず振り返る鳥居さん</p><p>藤宮さんもですの</p><p>は、はいやっぱり綺麗になりたいですから</p><p>レイちゃんは、頬を赤くして答える</p><p>しかも、黒森家のこのプログラムは闘うための筋肉や神経が衰えることはない、とても良いものですから</p><p>鳥居さんが、感心している</p><p>わたくしもやっています</p><p>もう、成長期でないということは、重々承知しているのですが綺麗になりたいんだもんっ</p><p>翔姉ちゃんは充分、綺麗だよ</p><p>思わずオレは、そう叫んだ</p><p>う、うんありがとっ</p><p>みすずが、オレを睨む</p><p>今は、あたしの時間です</p><p>もういいですそんな顔しないでホント、可愛いんだから、旦那様は</p><p>申し訳なさそうな顔をしたオレを見て、みすずは微笑む</p><p>好き好き大好きだから、みすずの腕の中にいる時だけは、みすずのことを見ていて下さい</p><p>うんみすず</p><p>オレたちは抱き合ってまたキスをする</p><p>旦那様舐めて</p><p>みんなの前で舐められたいの</p><p>みすずは、エアマットに横たわり大きく開脚する</p><p>ほら、みすずのこここんなに濡れていますわ</p><p>みすずの秘部は、すっかり潤っていた</p><p>そうだなオレが舐め取らないと、溢れちゃいそうだもんな</p><p>お願い致します旦那様</p><p>オレは、みすずの股間に頭を</p><p>う、嘘ま、まさか、あんな所を舐めるの舐められちゃうの</p><p>鳥居さんが、興奮して注目している</p><p>だってそこ、お小水が出るところよ舐めちゃって、病気にならないのね、ハイジ</p><p>わたしに聞かないで、下さい</p><p>ハイジさんも顔を真っ赤にしているがオレたちの様子を凝視している</p><p>オレはよく見えるように舌を伸ばして</p><p>みすずの潤った泉を舐める</p><p>みすずが、可愛く啼いた</p><p>な、何なのよまるで、イヌみたいよ子犬がミルクを飲んでる時みたいそう思わないハイジ</p><p>だから、判りませんって</p><p>オレは、わざとピチャピチャと水音を立てた</p><p>ああっ、ああーっ、ああーん、気持ち良い気持ち良いです旦那様ぁぁ</p><p>瑠璃子は啼き続ける</p><p>可憐見て気持ち良いの旦那様の舌って、とっても気持ち良いのよああっ</p><p>マットの上から、可憐さんに切ない眼で、訴える</p><p>そうだよね兄さんにペロペロしてもらうととっても、気持ち良いんだよね</p><p>ルナとアニエスが、可憐さんの左右から囁く</p><p>可憐さんは、眼の前で起きていることの衝撃に</p><p>胸を隠すのも忘れている</p><p>そうそうおっぱいも気持ち良いけれど、下を舐められるのはもっと気持ち良いですわ</p><p>ヨミが、独り言のように言った</p><p>アーデルハイトさんは、もうヨミと手を繋いだままだということも忘れている</p><p>真っ赤な顔で興奮して、ジッとみすずを舐めるオレを見ている</p><p>ハイジ何か、身体が熱くなってきましたわ</p><p>鳥居さんも興奮してきている</p><p>うふふ、みすず様とっても気持ち良さそうですわね</p><p>月子も、世間話のように天童乙女に話し掛けている</p><p>ううッ</p><p>天童乙女も、顔を赤くして</p><p>ああ、下半身をモジモジさせている</p><p>オレに責められているみすずの快感が、月子に伝わり</p><p>月子がその感覚を天童乙女に届けている</p><p>ああっ、旦那様ぁぁいいです気持ち良い</p><p>みすずの性感が周りの女の子たちを浸蝕していく</p><p>昨日のスーフェスで100円で売っていたガンダムエックスのプラモを組み立ててみました</p><p>再販品でなく、マジで当時の品です</p><p>だって中に毎週金曜日午後5時絶賛放映中のチラシが入っている</p><p>放送時間変更前なんですね</p><p>そうかVガン、Ｇガン、Ｗ、Ｘは金曜日の午後5時の放送だったんですね</p><p>サンライズ作品は、土曜の午後5時30分というイメージが強くて</p><p>サテライトキャノンに貼る銀シールの大きさが合っていない</p><p>今は食玩でも、バンダイ製品のシールはピッタリ合ってますけれど</p><p>昔は、こういうクオリティだったよなあ</p><p>さて、次は同じく100円で買ったデスサイズを作ろう</p><p>ヴィクトリーの時は、ビームサーベルなんかはクリヤー素材だったのに</p><p>ウイングの頃は、使っていないんですよね</p><p>ビームサイズの刃が白い</p><p>884．夜は楽し　／　みすずのセックス見学会　その２</p><p>見てぇぇ、皆さん</p><p>浴室の洗い場に展開した、エア・マットの上で</p><p>みすずが、大きく開いた足の間の自分の割れ目を、みんなに見せつける</p><p>ほら、もうこんなにトロトロなんですよ</p><p>陰唇が緩んで、内側のピンク色が見えている愛液がタポタポと、みすずの胎内から溢れ出している</p><p>何どうなっちゃっているの</p><p>性的知識に乏しい鳥居さんは、食い入る様にして伸び着込んでいる</p><p>こ、こんなのわ、わたくし</p><p>アーデルハイトさんは、手を握っているヨミに誘導されている</p><p>眼を背けたくても、背けられない</p><p>オレとみすずの痴態を観続けるしかない</p><p>それは、月子に肉体を支配されている天童乙女も同じだ</p><p>天童乙女の場合は、みすずの性的興奮と快感もダイレクトに自分の肉体に再現されている</p><p>うわぁ、すごいね可憐さん</p><p>ルナが、背中から可憐さんの耳にそう囁く</p><p>水島可憐さんは、オレたちのすぐ至近距離で見学することを強制されている</p><p>どうしたんですの、みすず様お、お病気なの</p><p>１２歳の生まれながらのお嬢様水島家令嬢は、女が濡れるということさえ知らないのだろう</p><p>違うよ兄さんに愛してもらうとみんな、ああなっちゃうんだよほら、ボクだって</p><p>ルナの股間も濡れている</p><p>アニエスも、切なそうに腰をくねらせている</p><p>可憐さんもすぐに判るよ</p><p>自然な感じでルナが、可憐さんの肩に手を置く</p><p>月子が天童乙女にしているほど強力にではないが可憐さんの体内に性感を送り込んでいくつもりなんだろう</p><p>ここにいるオレの女たちは、みんな共犯だ</p><p>天童乙女、鳥居まり子さん、アーデルハイト鹿取さん、そして水島可憐さんという犠牲者たちをセックスの快楽に引きずり込むための</p><p>見てここ</p><p>みすずが、自分で女性器を拡げる</p><p>クリトリスを剥き出す</p><p>小さな紅の宝石のように、テラテラと輝いている</p><p>な、何あれ</p><p>鳥居さんは、自分の性器を凝視したこともないんだろうな</p><p>女の子には、みんな付いているものですわ</p><p>瑠璃子が、優しい笑顔でそう言う</p><p>ここを舐めていただくのが一番、気持ち良いのよ</p><p>すっかり紅潮した顔のみすすが、ゴクッと唾を呑む</p><p>旦那様お願い致しますわ</p><p>オレは再び、みすずの股間に顔を埋める</p><p>舌を伸ばして、すでに固くなっているみすずのクリトリスを</p><p>あああーっんっ気持ち良いぃぃぃ</p><p>みすずは、可愛く啼く</p><p>いいの気持ちいい旦那様にペロペロされるの大好きああっ、ああーっ、幸せあたし、幸せですぅぅ</p><p>乱れるみすずの性感が巫女たちによって、浴室内に伝播していく</p><p>判んないけれどよく、判らないけれど、あれ気持ち良さそうね</p><p>鳥居さんが、興奮気味にそう言う</p><p>わ、判りませんわたくしは</p><p>両脚を閉じてモジモジしているアーデルハイトさん</p><p>どうしたのハイジ</p><p>だから、判らないんです身体の中心が、何だか熱くて</p><p>ヨミが、アーデルハイトさんの手を繋いだままクスリと笑う</p><p>それはわたくしもよ何か変なの胸がモヤモヤするの</p><p>そういう主に、アーデルハイトさんは</p><p>わたくしは、もっと胸じゃなくて、腰の辺りが熱い血が、キュキューッと集まってきている感じなんです</p><p>腰が</p><p>歌晏家と香月家の約束桃子姉ちゃんが、鳥居さんには力を使うなと言ったから</p><p>鳥居さんだけは、純粋に場の性的な空気に酔っているだけだ</p><p>アーデルハイトさんのように、性感そのものを注入されているわけではない</p><p>この好奇心の塊のようなお嬢様がセックスに惹かれないわけがない</p><p>ああっ、ああーっ、ああーっ、いいわとっても気持ち良いですああ、旦那様ぁぁ</p><p>みすずは、お風呂の湯で火照った身体からじんわりと汗をかいていく</p><p>ああ、愛液の酸っぱい匂いと、少女の汗の甘い匂いが立ち込めていく</p><p>ぐぐっ何なんだい、こ、これは</p><p>天童乙女は強制的に身体の中に燃え上がらせられている愛欲の炎に、必死で抵抗している</p><p>あなたは同性愛者でいらっしゃるのよねでしたら今、みすず様が感じていらっしゃる快感はよーくお判りでしょ</p><p>月子が囁く</p><p>そうだった天童乙女は、同性愛の技で高浜物産のお嬢様を籠絡していたくらいだから</p><p>クリトリスを舐められる快感だって、経験しているはずだ</p><p>膣への挿入経験が無いだけで女の子同士で、裸で抱き合ったり、舐め合ったりすることは</p><p>お、男の舌なんて気持ち悪いだけよ</p><p>苦しそうに、天童乙女は言う</p><p>でも、あなたみすず様と愛し合いたいって、感じているんですわね</p><p>月子が、天童乙女の心を読む</p><p>ああ、他の女の子たちみたいにオレに舐められているみすずを、自分に重ね合わせるのではなく</p><p>オレに取って代わって、みすずを責めたいのか</p><p>さっきまで、ジッと黙って心を抑え込んでいた天童乙女が、饒舌になっている</p><p>これもまた性の力で、心を開かされているということなのか</p><p>あ、可憐さんも濡れてきたよっ</p><p>ルナの声に、可憐さんを見ると</p><p>ぽたり、ぽたりと</p><p>１２歳の処女の割れ目から、熱い滴が垂れている</p><p>アニエスちゃんが、わたしと同じって言っています</p><p>コヨミちゃんが、そう通訳してくれた</p><p>なるほど、アニエスも大股開きになって可憐さんに、自分の濡れた女性器を示している</p><p>ホントすごいですね、アニエスちゃん</p><p>そう言うコヨミちゃんは、まだ処女だけれど</p><p>巫女の力で、他の女たちのセックスを追体験してきている</p><p>まだ幼い肉体のせいで、セックスに対する恐怖感は強いけれどセックスに対する嫌悪感は、まったく持っていない</p><p>いや、それはオレの女たち全員の特色だ</p><p>みんなセックスというものを嫌わずに、楽しんでいる</p><p>それは違うよ兄さん</p><p>ボクたちは兄さんとのセックスだから、楽しくできるんだよ</p><p>そうですわ他の男の人とはヨミ、絶対にできないですもの</p><p>公様だから怖くないですし、むしろ温かい気持ちになるんですわ</p><p>ルナヨミ月子</p><p>わたしも判ります黒森さんは、本当に怖くないですもの</p><p>ソウネ、それがDarlingの良いトコロなのネ</p><p>お嬢様たちだけのパーティに、１人だけ紛れ込んでいてもこうやって、女の子ばかりでお風呂に入っているのに１人だけ男の子が混じっていても、何となく溶け込んでいくのよね</p><p>恐怖感も、嫌悪感も感じさせないからするすると、心の中に入ってきてしまうんですよわたくしも、そうでした</p><p>レイちゃんも、そう言った</p><p>今だって月子お姉様たちのお力だけで、こうなっているのではありません</p><p>はいこれはお兄様のお力です</p><p>瑠璃子が、最後にそう言う</p><p>あああーっ、旦那様ぁぁ、あたし欲しいもう、欲しいですっ</p><p>みすずが、身体をガクガクさせながら叫ぶ</p><p>このままイクのは嫌旦那様のオチンチンでイキたいのぉ</p><p>オレは、みすずのクリトリスを責めていた舌の動きを止める</p><p>あたしが、上になってもいいですか</p><p>すっかり潤んだ眼で、とろんとした表情でみすずが、オレを見上げて微笑む</p><p>上で自分で腰を使いたいのか</p><p>いえあたしが上の方が、初めてセックスを見る人が怖くないと思いますから</p><p>男に上からのし掛かられてガンガン突き込まれる様子を最初に見るより</p><p>女が男に跨がって、自分のペースでセックスを楽しんでいるのを見た方が良い</p><p>みすずは起き上がり、オレと場所を交換する</p><p>オレは、ゴロンとマットの上に仰向けで横たわる</p><p>さっきより、大きくなってない</p><p>ビュンッと天に向かって勃起しているオレのペニスを見て鳥居さんが、そう言った</p><p>うふふ、旦那様</p><p>みすずは、オレのペニスをペロペロと舐め上げ全体に唾を塗していく</p><p>な、何をなさるおつもりなのかしら</p><p>興味津々で、鳥居さんが見ている</p><p>この旦那様のお身体の一部をあたしの身体の中に入れるのよ</p><p>嬉しそうにみすずが、鳥居さんに言った</p><p>そ、そんなのは、入るんですかだって、大きいですそれ</p><p>鳥居さんは、ただただ驚いている</p><p>ちょっと、どうなのハイジみすず様のおっしゃっていることって</p><p>そう言われたアーデルハイトさんは</p><p>は、入りますよそ、それがセックスですから</p><p>赤い顔で、ハァハァと息をしながら答える</p><p>みすずの燃え上がる性欲を注入されてすっかり、感覚がおかしくなっているらしい</p><p>ヨーロッパで専門教育を受けたとはいえ、警護役とはいえまだ１３歳だもんな</p><p>お、男と女はセックスをして、赤ちゃんを作るんですっそういう風にできているんですっだから変な雇い主と契約して、性的に変なコトをされないように注意しろってアカデミーで教わってきたのにあああー、わたくし</p><p>どうしちゃったのハイジ</p><p>鳥居さんには、アーデルハイトさんの状態が判らない</p><p>少し興奮しているダケヨ気にしたら負けネ</p><p>フフンとイーディが、笑ってそう言う</p><p>可憐、見ていなさいここに、旦那様のものが入るの</p><p>みすずは、自分の割れ目を拡げて見せる</p><p>胎内から滴る愛液を手で掬いこれもまた、オレのペニスに塗っていく</p><p>後であなたもこれをするのよ</p><p>怯える可憐さん</p><p>怖くないよ怖くないから</p><p>ルナ、アニエス、コヨミちゃんが可憐さんに寄り添う</p><p>くっ、嫌だこんなのあたしは</p><p>あああなた、セックスに対してトラウマがあるのですね</p><p>震える天童乙女の心の奥底の記憶に、月子が触れる</p><p>でも、大丈夫ですわ公様ですからわたくしたちも、みすず様のお幸せなお気持ちを分けていただきましょうね</p><p>スッと背後から、天童乙女の裸身を抱きかかえる</p><p>はーい、ではいただかせていただきますわ</p><p>みすずが、腰を浮かせてオレの亀頭を、自分の膣口にあてがう</p><p>う、嘘本当に入れちゃうの</p><p>鳥居さんは、オレたちの接触ポイントを凝視している</p><p>いや、アーデルハイトさんも、可憐さんも、天童乙女も</p><p>他の女たちも</p><p>旦那様ぁぁあうううっ</p><p>オレの亀頭がみすずの狭い入り口を、こじ開けて行く</p><p>あああんっ、この一番太いところがジュルッて入る時が好きなのっ</p><p>ゆっくりと腰を下ろしていくみすず</p><p>ずるるるっとオレの勃起を、咥え込んでいく</p><p>うわわほ、ホントに、入っていっちゃってるわ</p><p>驚きの声を上げる、鳥居さん</p><p>ちょっとどこまで入るのよもう半分入っちゃっているわよみすず様、大丈夫なのねっ、ハイジ</p><p>アーデルハイトさんに、そう言うが</p><p>あああっ、お腹の中が熱いですぅぅ</p><p>アーデルハイトさんには、みすずの体感がヨミによって伝えられている</p><p>１３歳の処女向けに、多少は快感の度合いを落としているんだろうけれど</p><p>嫌、嫌だ嫌だあたしの中に、入って来ないでっ</p><p>月子による天童乙女への注入はむしろ強化されているかもしれない</p><p>ああっ、気持ち良いわ旦那様があたしの中を擦っているのああっ可憐ちゃんと見ているわね</p><p>１２歳の可憐さんは、オレたちのすぐ横から男女の結合を見学させられている</p><p>旦那様のあたしの中に、どこまで入ると思う</p><p>ああ可憐さんの乳首が、プクッと尖っている</p><p>この子も興奮しているんだ</p><p>全部よ</p><p>みすずは、グイイッと腰を落とした</p><p>ぴちゅうう</p><p>みすずの胎内の愛液がオレの亀頭に押し出されて、一気に結合部から染み出して来る</p><p>すごい本当に、全部入っちゃったわ</p><p>鳥居さんは、呆然としていた</p><p>何であんなことしているの</p><p>男と女の全裸での結合</p><p>初めて見た生々しいセックスの意味を問う</p><p>オトコとオンナで愛し合っているカラネ</p><p>イーディが、鳥居さんに言った</p><p>男と女</p><p>さっきも言ったネニンゲンの身体は、こうなるようにできているノネ</p><p>人間なら誰でも、セックスできるようにできていますしかし</p><p>わたくしたちが愛し合うのはご主人様だけです</p><p>そうよ、旦那様だけよ</p><p>みすずが、ゆっくりと腰をくねらせ始める</p><p>くちゅっ、くちゅっ</p><p>みすずの腰が上下する度にいやらしい水音がする</p><p>ああっ、気持ち良い</p><p>オレの上で、腰を振るみすず</p><p>可愛いおっぱいが、揺れている</p><p>な、何今度は何で、みすず様あんな動きをしているの</p><p>気持ち良いからネ</p><p>イーディが鳥居さんに答える</p><p>気持ち良いってあんな太いのをお腹の中に入れたら、苦しいだけのはずでしょ</p><p>ご覧になっている通りですみすずお姉様は楽しんでいらっしゃいます</p><p>今度は、美智が答えた</p><p>ああっ、ああーっ、ああーっ</p><p>リズミカルに、腰を上下させていくみすず</p><p>その顔は、快感に蕩けてオレを見ながら、嬉しそうに微笑んでいる</p><p>うふふ、旦那様ぁあたしの旦那様ぁみすず旦那様と、こうしている時が一番好きぃ</p><p>一度腰の動きを止めてオレの唇に、チュッとキスする</p><p>旦那様も気持ちいい</p><p>ああ、気持ち良いよみすずの中は、温かくて、キューッと締まっていて</p><p>嬉しい克子お姉様にまた教えていただいたんですよ</p><p>みすずは、クイックイッと腰を左右にくねらせる</p><p>オレは、思わず声を上げてしまった</p><p>うふふ旦那様、可愛いあたしの旦那様</p><p>みすずは、またオレにキスを求めた</p><p>他の子が克子お姉様に、パンの作り方ばかり教わっているからみすずは、セックスを技を教えていただいたんです旦那様に歓んでいただきたいから</p><p>パンのことに夢中になられるのもいいですけれどみすずのことも忘れないで下さいね</p><p>また、クイクイッと腰を捻る</p><p>まるで、みすずの胎内で勃起を雑巾みたいにギュッと絞られた感じだ</p><p>ああ、判ってる判っているから</p><p>パンのこととは愛のことだ</p><p>オレが、最近パン工房で愛と長時間過ごしていることにみすずは嫉妬している</p><p>ミスズDarlingは、今日一日、ミスズのために時間を作っているのにソレハちょっと言い過ぎなのネ</p><p>イーディが、みすずに抗議する</p><p>そんなこと言うなら次は、アタシやミチの日を作ってもらうヨ</p><p>そうだ今日のパーティでは、オレはずっとみすずのパートナーとして</p><p>みすずの横に居た</p><p>イーディからすれば、不満もあるだろう</p><p>イーディは、オレの公的なパートナーとは名乗れないんだから</p><p>ああっ、ごめんなさいごめんなさい、ああーっ</p><p>みすずは激しく腰を振りながら謝る</p><p>もうっ、セックスするか、謝るかどっちかにするネ</p><p>じゃあセックスセックスにしますああー、いいのこうやってみんなに見られてするのとっても興奮しちゃう</p><p>みすずのマゾッ子魂が悦びに震えている</p><p>ああっ見てる見えている、可憐</p><p>可憐さんは、掠れた声で答えた</p><p>何が見えているの説明してごらんなさいあんっ!</p><p>み、みすず様の中に黒森さんのあの出たのは入ったりしています</p><p>ああっ、旦那様の何がはっきり言いなさい可憐</p><p>可憐さんの幼い瞳がオレとみすずのピストンしている一点に集中している</p><p>おオチンチンオチンチンです黒森さんのオチンチンが、みすず様の中をグッチョグッチョしています</p><p>可憐さんの股間も、すでにぐっちょりと湿っている</p><p>それだけ他には何が見える</p><p>あのみすず様のおっぱいが、揺れています</p><p>おっぱいの先、固くなっているでしょ旦那様にしていただくとこうなっちゃうの旦那様みすずのおっぱいをおっぱいも、イジメて</p><p>オレは下から手を伸ばし、みすずの可愛いおっぱいを揉む</p><p>キュキュっと手の平の中で、絞り出すように</p><p>ああっ、気持ち良いです旦那様、乳首も</p><p>ああ乳首も、クリクリと指でつねったり、擦ったりする</p><p>ああんっ、とっても感じますああ</p><p>膣を衝き上げるペニスの快感と、乳首を責められる快感</p><p>感じるポイントを同時に攻められ、みすずの身体が震える</p><p>可憐見てるどうあたし</p><p>全身汗まみれになって、激しく腰を動かしながらみすずは尋ねる</p><p>み、みすず様はとっても気持ち良さそうです</p><p>可憐さんは、そう答えた</p><p>ああっ、そうよ気持ちいいのこれとっても気持ち良いの旦那様とのセックスはああっ、気持ち良い、気持ち良いああああっ</p><p>高まっていくみすずの快感は他の女の子たちにも、響いていく</p><p>こ、こんなのこんなの嫌ぁぁ</p><p>そう呟く天童乙女に月子は</p><p>でも気持ち良いんですわね判りますわわたくしにも</p><p>ああっ、何か変変です、わたくし</p><p>どうしたのハイジっ</p><p>だ、大丈夫ですっみすずお姉様の気持ちいいのが伝わってきちゃってるだけですからっ</p><p>ヨミは、自分もハァハァしながら鳥居さんに答える</p><p>可憐さんも判るよねみすずお姉様の気持ちよさが</p><p>ルナが、可憐さんに囁く</p><p>ああっ、わたくしわたくしあああ</p><p>生まれて初めての快感に、可憐さんは戸惑っているようだった</p><p>可憐も気持ちいいのねでも、それだけじゃないのよ</p><p>ね、可憐、見てあたしを見て旦那様に愛していただいている、みすずを見てぇぇ</p><p>可憐あ、あたし幸せなのよ今とっても気持ち良くて同じくらい幸せなのおっ</p><p>可憐さんがハッとする</p><p>は、はいみすず様はとっても、幸せそうなお顔をしていらっしゃいます</p><p>そうよだってあたしぃ、こんなに幸せなんだものっ</p><p>みすずが、最後のスパートをかける</p><p>ああっ、幸せよっもっと、幸せになりたい幸せになるのっ旦那様とあたしとみんなで、幸せになるのっずっとずっと幸せになるのよっ</p><p>ああオレはもう</p><p>だから、可憐も旦那様に幸せにしていただきなさいっいっぱい、セックスしていたたくのよっ赤ちゃんができるまで愛していただくのよっ</p><p>心配しないであたしたちが一緒だからっだから、あなたは勇気を持って、飛び込んでくればいいのよっ</p><p>そうだよ、可憐さんボクたちと一緒にねっ</p><p>ルナが可憐さんの耳に囁く</p><p>わ、わたくしわたくしは</p><p>旦那様に処女を捧げるとセックスすると誓いなさい</p><p>ああっ、判らない判らないですけれど</p><p>可憐さんも、すっかり汗だくになっていた</p><p>小さなおっぱいの谷間に汗の玉が下りていく</p><p>な、何でもみすず様の言う通りに言うとおりに致します</p><p>ズンズンとみすずから発せられるセックスの波動に可憐さんは屈する</p><p>じゃあ、セックスすると約束なさいっ旦那様とセックスするって</p><p>はいしますっ黒森さんとせ、セックス</p><p>誰が</p><p>か、可憐がですっ可憐、黒森さんとセックス致しますっ</p><p>旦那様がお望みの時は、いつでもどこでも何度でもよ</p><p>はぃぃ、何でも何でも言われた通りに致しますっ</p><p>あああ、オレの亀頭が、ぐわっと膨れあがる</p><p>みすずの胎内で爆発しそうだ</p><p>みっ、みすず</p><p>判ります出そうなんですわねみすずの中でお漏らししそうなんですね</p><p>ああもうっ</p><p>ああんっ、待ってあたしももうすぐです</p><p>は、早くみすずっ</p><p>オレは肛門にキュッと力を込めて耐える</p><p>ああーん、可愛いっ見て、可憐旦那様のお顔、とっても可愛らしいわっ</p><p>みすずの腰の動きは止まらない</p><p>ああっ、ああーっ、あああんっあっ、あたしもみすずもイキそうです旦那様ぁ、一緒に、一緒にねっ</p><p>みすずは、早く</p><p>あああっ、ああー、クルっキチャうっああーっ、ああーっ、ああーっ、旦那様ぁぁ、旦那様ぁぁ</p><p>みすずが、グリグリとプリプリとした子宮口に、オレの亀頭の先を擦り付ける</p><p>みすず、イキますっイクっ、イクっ、イクイクイクッイッちゃうううっ旦那様、旦那様、旦那様ぁぁッッッ</p><p>みっ、みすずっ</p><p>大量の精液がみすずの子宮に飛び込んで行く</p><p>あああーっ、熱いの入って来てるぅぅっっ</p><p>みすずは身体をガクガクと痙攣させながら、オレの身体にギュッとしがみつく</p><p>オレは、下から腰をグイグイ押しあげてドクドクと射精する</p><p>好きぃぃ、好きなのっホントに大好きっああんっ、あたしの旦那様ぁぁっ</p><p>みすずの１７歳のみずみずしい肉体</p><p>柔らかい女体が、今はエクスタシーで全身を強ばらせている</p><p>愛液と精液と汗と淫臭が立ち込める</p><p>み、みすずっ</p><p>あん、可愛いっみすずの中に射精なさっている時の旦那様ってどうして、こんなに可愛いのぉぉぉっ</p><p>そう叫ぶみすずも</p><p>オレに射精されている時のみすずもとてつもなく可愛い</p><p>射精が止まらないっっ</p><p>なんか、随分久しぶりにセックスシーンを書いたような気が</p><p>最近ちょっと、どうかしていたかもしれない</p><p>何か祝日に海の日があるから、山の日も作ろうという意見があるそうで</p><p>子供の頃に、海のトリトンの兄弟に山のトリトンがいると言い張っていたクラスメイトのことを思い出しました</p><p>ちなみにトリトンは、髪の毛が緑色なので人間世界ではイジメられていましたが</p><p>アニメの世界では、緑の髪の毛のキャラは、そんなに珍しくないので良く判らない絵になっていました</p><p>波乱万丈も、ブライトさんも髪の毛の色は緑ですし</p><p>緑の蓬髪という言葉もあるので濃い緑は、人間の髪の色として認知されていたみたいです</p><p>ちなみに青髪やピンク髪は昔は、普通の人間とは違う宇宙人や妖怪などを示す記号として使われていたのですが</p><p>昔はセルに塗る色の種類が、そんなに無かったので</p><p>ロボットアニメで湖川氏が主人公側の普通の人間のキャラにも派手な色使いをしたことが発端で</p><p>ピンク髪のヒロインみたいなものが、生まれてしまったそうです</p><p>何かのインタビューで、湖川氏が反省なさっていました</p><p>生物の遺伝子としてあり得ない髪の色を流行らせたのは、よくなかったと</p><p>それまでは、普通の人間のキャラの髪は、黒か茶か金髪か緑が一般的だったみたいです</p><p>ああ、となるとピンク髪の元祖は、イデオンのカミューラ・ランバン</p><p>ミンキーモモよりも古いです</p><p>885．夜は楽し　／　アニエスと一緒　(パパとセックス)</p><p>みすずと騎乗位で繋がったままのオレ</p><p>みすずの裸の胸を見上げたまま息を整える</p><p>ああ、女の子の汗の匂いって、なんでこんなに甘ったるいんだろう</p><p>みすずの火照った肌、固くシコッた乳首に手を伸ばし指の腹で擦り上げる</p><p>みすずの膣が、キュキュッと締まった</p><p>オレのペニスの尿道に残っていた精液が、ピピュッとみすずの子宮へ絞り出される</p><p>ふぅぅ旦那様、気持ち良かったですか</p><p>みすずは、汗ばんだ顔でオレに微笑む</p><p>ああ、気持ち良かった</p><p>いっぱい出ましたわねお腹の中に温かいのをたっぷり、いただきましたわ</p><p>ああ、大量に射精した</p><p>可憐、見ていたわよね射精なさっている時の旦那様のお顔、とっても気持ち良さそうで可愛いいの</p><p>みすずが、オレの顔を手で撫でる</p><p>あたしが気持ち良くしてさしあげたのよあたしも旦那様に気持ち良くしていただいたのうふふあたし、生まれて来て良かったって思うわ女の子で良かった旦那様に出会えて、本当に良かった</p><p>みすずは、そう可憐さんに告げる</p><p>可憐さんは、生まれて初めて見たそれもすぐ眼の前で行われた男女の交合に、すっかり戸惑っている</p><p>みすずの命もあったし、ルナによる誘導もあったから眼を離すことなく、オレとみすずのセックスを凝視させられていた</p><p>ほら可憐見えるでしょあたしと旦那様こうやって繋がっている1つになっているのよ</p><p>改めてオレのペニスを根元まで呑み込んだ、自分の女性器を見せつける</p><p>これをちょっと名残惜しいけれど、旦那様のオチンチンを抜くとねう、うんっ</p><p>みすずは、ずるりとオレの勃起を引き抜く</p><p>オレの勃起は、まだ剛直を保っている</p><p>こんなにも大きく太いモノが、みすずの胎内を犯していたことに可憐さんは、改めて驚愕しているようだった</p><p>しかも、オレの亀頭からみすずの割れ目の中に、精液が白く糸を引いている</p><p>よく見ていてううっ</p><p>みすずは、オレの上で大きくM字に開脚して下腹に力を込める</p><p>どろり</p><p>割れ目の奥から白濁液がとろろろっと滴り零れる</p><p>な、何ですのあれ</p><p>向こうから鳥居さんの声がした</p><p>ああ鳥居さんたちにも、見られているんだ</p><p>アーデルハイトさんと、天童乙女の眼もみすずの秘部に集中している</p><p>鳥居さんは、まだ元気だけれど</p><p>みすずの絶頂の余波をくらった、アーデルハイトさんと天童乙女は少しぐったり気味だ</p><p>特に天童乙女は月子によって、快感を増幅されているから</p><p>これが旦那様の赤ちゃんの素よこれを女の身体の奥に注ぎ込んでいただくことで、赤ちゃんができるのよ</p><p>みすずが詩文の女性器を拡げて、性教育を始める</p><p>えということは、今の行為で、みすず様のお腹の中に赤ちゃんができてしまわれたのですか</p><p>鳥居さんが、そう質問する</p><p>興味津々で、食い付いている</p><p>この好奇心の塊みたいな女の子が、今まで性知識を全然持っていなかったんだから</p><p>見ること聞くこと、全てが新鮮なようで眼を輝かせている</p><p>すぐにはできないわあたしはまだ高校2年生ですし、今の香月家を取り巻く状況では、あたしが今、赤ちゃんを産むのは得策ではありませんから</p><p>今はお薬を飲んで調整していますでも、もちろんいずれは旦那様の赤ちゃんを産みますわそのためにあたしは生まれてきたんですから</p><p>避妊薬というものがあるとは言わない</p><p>あくまでも調整だと言い張る</p><p>鳥居さんたちや可憐さんに何か誤認させようとしているのか</p><p>可憐も、まだ１２歳ですから今すぐ赤ちゃんを産めとは言わないわよそうね最初の赤ちゃんは、１６歳か、１７歳ぐらいがいいかしら</p><p>みすずは、優しく可憐さんに振り向いた</p><p>新たに主となるお嬢様の言葉に、可憐さんは震え上がる</p><p>そんなに怖がることないってボクも産むし</p><p>ルナとアニエスが、左右から可憐さんにそう言う</p><p>驚く可憐さんに</p><p>みすずお姉様そろそろ、よろしいですか</p><p>横で見ていた瑠璃子が口を開く</p><p>わたくしも、アニエスちゃんもルナちゃんももう我慢できませんわ</p><p>みすずは、微笑んでエアマットを下りて、可憐さんの隣へ行く</p><p>ああ、３人ともすっかり欲情している</p><p>アニエスとルナは、昼間のパーティの時からセックスしたがっていたもんな</p><p>もっとも、オレだって１度の射精で、勃起が萎えるはずがない</p><p>ああ、来いよ３人とも</p><p>オレがそう言うと同時に裸の３人の少女が、エアマットに寝転んだオレに飛び掛かってくる</p><p>こ、今度はな、何</p><p>鳥居さんが唖然としている</p><p>ま、まさか瑠璃子様まで</p><p>アーデルハイトさんも、驚きの声を上げた</p><p>みすずとオレは公に告知されたパートナーだからセックスするのは、変では無い</p><p>こうやって、みんなに見せているのは変だけれど</p><p>セックスが子供を作る行為でありみすずは、すでにオレの子を産む覚悟ができていると明言しているわけだし</p><p>しかし瑠璃子たちは</p><p>はいわたくしもお兄様の赤ちゃんを産みますわ</p><p>瑠璃子は、オレの口に自分の乳首を含ませながらそう答えた</p><p>ちなみに、アニエスとルナはオレのペニスを舐めている</p><p>で、でもそ、それでは</p><p>びっくりしすぎて、鳥居さんも頭が廻らなくなっているようだ</p><p>あら、香月家にとってはこうなるのが一番ですわ</p><p>瑠璃子は、明るくそう言う</p><p>わたくしも、みすずお姉様も同じ男性の子を産むんですですから、わたくしたちの産んだ子は兄弟香月家の未来に跡目争いはありませんわ</p><p>みすずと瑠璃子が、別々の男の子供を産んだら将来的には、男の一族も混ざって凄惨な相続問題に発展するかもしれない</p><p>瑠璃子はジッちゃんの次男の娘だけれど父親は、自らの罪によってジッちゃんに粛正された</p><p>一方、みすずは三男の娘で父親は、香月グループに属さないで国家官僚になったから</p><p>２人ともジッちゃんの孫娘だけれど、香月家の分家たちやグループ企業の重役たちに、何の問題もなく後継者として認知されることはあり得ない</p><p>それぞれを後押しする派閥に別れて色々と文句を付けて、相手を蹴散らそうとすることは判っている</p><p>わたくしたちが、同じ男性を愛するほど仲良くしていれば争いごとを起こそうとなさる方は現れませんわ</p><p>というかここにいらっしゃる方にだけ、こっそりお教え致しますけれど</p><p>瑠璃子は、ククッと微笑む</p><p>わたくしお祖父様からお兄様に、売り払われましたのセックス奴隷として</p><p>オレは瑠璃子を３０００円で買い取った</p><p>ですから、わたくしは本当はもう香月家の令嬢ではありませんの今のわたくしは、お兄様にご奉仕するためだけに生きているただの奴隷ですわ奴隷の瑠璃子でございます</p><p>そう言って、オレの顔を何度もキスする</p><p>奴隷ですから大変ですのよわたくし、お兄様に見捨てられてしまいましたら行き場所がございませんからお兄様に歓んでいただけるように、毎日、一生懸命学んでいます</p><p>家事もパン作りもセックスも</p><p>全ては、オレのために</p><p>ですから、可憐さん安心して下さいねわたくしは、このまま生涯、お兄様の奴隷ですけれど可憐さんは２０歳までですよねセックス奴隷の先輩として、わたくしが何でもご相談に乗りますわ</p><p>やんわりと微笑む瑠璃子</p><p>まあ、良かったわね可憐</p><p>みすずが、隣の可憐さんの髪を撫でながらそう言う</p><p>あ、ボクも兄さんのセックス奴隷ですから</p><p>オレのペニスを舐めながら、ルナも言う</p><p>ボクの場合も一生ですボク、兄さんでないとダメだし、無理だから</p><p>巫女の力を持っている子は</p><p>ヨミも、そうです</p><p>浴槽の中で、アーデルハイトさんと手を繋いだままのヨミが笑顔で叫ぶ</p><p>先生以外の人とか、絶対無理だからっ</p><p>結局普通の精神の男には、巫女の相手はできないんだ</p><p>鷹倉３姉妹の父親も、コヨミちゃんの父親も巫女の力を持つ妻によって、人生を食い尽くされた</p><p>わたくしも奴隷になることはできませんが、この肉体と心は全て公様に捧げておりますわ</p><p>天童乙女を制圧している月子もそう言う</p><p>月子は、次の鷹倉神社の巫女を継ぐつもりだからオレのセックス奴隷にはなれない</p><p>く、黒森さんのどこがそんなに良いの</p><p>鳥居さんが、率直な疑問を投げ掛ける</p><p>嘘を付かないところですわううん、嘘をつけないっていうことね</p><p>いつでもあたしたちに、ご自分の全てをさらけ出して下さるからあたしたちも、全部旦那様にさらけ出せるのよあたしたちの心の汚いところも欲望も全部、旦那様は呑み込んで下さるから</p><p>お前たちに汚いところなんか１つも無いじゃないか</p><p>みすずはみすずだし、瑠璃子は瑠璃子みんなそれぞれ、別の女の子でみんな、すっげぇ可愛い</p><p>みすずたちが、自分を汚いと思っていることなんて全然、汚いのうちには入らないんだよただただ、可愛いだけだって</p><p>オレは本物の汚い心を知っている</p><p>そしてかつて雪乃をレイプした、オレ</p><p>兄さんだけだよ、そんなことを言うのは</p><p>そうねだから香月家の娘の夫も、巫女の亭主も公様でないと無理なのですわ</p><p>この人となら、一緒に生きていける耐えられるっていう自信があるんですわ</p><p>みすずが、鳥居さんにそう言った</p><p>ま、Darlingは何でもアリだからネどんなコでも受け入れるカラ</p><p>そう言うイーディに、美智は</p><p>何でもではないですわご主人様は麗しい女の子だけです</p><p>えっとわたくしも、麗しい女の子でいいのかしら</p><p>翔姉ちゃんが、苦笑する</p><p>はいわたくしは翔お姉様ほど麗しい少女を知りません</p><p>真顔で、美智が答える</p><p>レイカもね可愛いヨ</p><p>顔を赤くして照れるレイちゃん</p><p>普段はとっても凛々しいレイちゃんが、本当はとっても女の子だということは同じベッドで一夜を共にした子しか知らない</p><p>ということで現在香月家にまつわる女の子は、全員、旦那様の寵愛を受けておりますから</p><p>はいみすず様のパートナーになられたということはわたくしたち、香月の女も全て、ご支配いただくということですわ</p><p>みすずと瑠璃子が、鳥居さんに答える</p><p>ちょっ、ちょっと待って下さい美子様もですか</p><p>鳥居さんが尋ねた</p><p>うーんと美子お姉様は</p><p>そうなのよねえ</p><p>美子ちゃんは、とっても恥ずかしがり屋さんなんですのっ</p><p>アニエスが、オレの亀頭から口を離して喋る</p><p>だから、パパの方から寄って来てもらいたいって、思ってますの</p><p>お、おいアニエス</p><p>でも、ダメですのパパは忙しいんですからどんどん、自分の方から行かないと、セックスしてもらえませんのっ</p><p>プンプンして、そう言う</p><p>みんなの視線を集めていることで自分で気が付く</p><p>ばばばばばば、ばけらった</p><p>もういいわよ、別に日本語がちゃんと判ることは、知っていたから</p><p>鳥居さんが、呆れた表情でそう言う</p><p>そうなのですのらった</p><p>もうグダグダだ</p><p>さ、アニエスちゃんお先にどうぞ</p><p>瑠璃子がニコッと微笑んでアニエスに言う</p><p>その視線は、オレの勃起に向いていた</p><p>は、はいですのっ</p><p>アニエスがうんしょとオレの上に跨がって来る</p><p>可憐ちゃん見ててっコヨミちゃんも、見るんですのっ</p><p>オレの亀頭を、自分の入り口に擦り付ける</p><p>アニエスの中は、充分に湿っていた</p><p>くちゅりくちゅりと膣口から溢れるアニエスの愛液が、オレのペニスをぬめらせていく</p><p>アニエスにできることなんですから２人にだってできますのっ</p><p>子ネコのようにノドを鳴らして</p><p>オレの太いペニスを、胎内に受け入れる</p><p>あううううっ気持ち良いですのぉぉぉぉっ</p><p>アニエスの胎内は、みすずよりも温度が高い</p><p>嘘、あの子も入っちゃうの</p><p>鳥居さんは、自分よりも年下のアニエスがオレと繋がっていくことに震え上がる</p><p>１歳年上のみすずがしているのを見た時よりも、幾ら発育が良いとはいえまだ１２歳のアニエスでは、身体が違う</p><p>くぅぅもっと奥まで、入りますのぉ</p><p>アニエスは、ククッと腰を使いはぁ、ううっと深呼吸して根元まで、オレを受け入れる</p><p>はぅぅ、ほら全部入りましたのっ</p><p>可憐さんとコヨミちゃんに、ニコッと微笑む</p><p>パパ、気持ち良いアニエスの中</p><p>嬉しそうに、そう尋ねる</p><p>アニエスもとっても幸せですの</p><p>ニカッと、天使の様に笑う</p><p>そしたらねこうやって、おへそのところを中心にグリングリンしますのっ</p><p>アニエスは、円を描くようにゆっくりと腰を廻す</p><p>あああっ、こうしますとパパのオチンチンが、アニエスの内側にグニグニ当たってああぅぅ、気持ち良いですのぉぉ</p><p>切なそうな眼で、アニエスはオレを見る</p><p>パァパ、好き大好きですの本当は毎日パパと、セックスしたいですのぉ</p><p>最初の頃は、本当に毎日していた毎日、アニエスの子宮に射精していた</p><p>ううん、ホントはアニエス一日中、してたいですのずっと、裸のままパパのオチンチンを入れてたいですの</p><p>あ、ごめんなさい入れてるだけじゃダメですのアニエスがおしゃぶりしますのアニエスのお腹の中だけじゃなくって、お口の中にもピュッピュして欲しいですのアニエス、パパの精液を飲むのも大好きですの</p><p>アニエスはセックスのことしか教えられてきていない子だ</p><p>白坂創介の性玩具になるために生み出され、奉仕する教育しかされてきていないのだから</p><p>処女を失った今、本来ならセックス依存症になるしかないはずだった</p><p>でも家族のみんながいますからアニエスは我慢ですのアニエスばっかり、セックスしてもらっていちゃいけないですのパパには、他に大切なお仕事もありますのだから、我慢しないといけないんですの</p><p>そう言いながら、アニエスの腰の動きは激しくなっていく</p><p>我慢できなくなったら、いつでも言えよ無理して我慢したら、病気になっちゃうからな</p><p>うん、パパ、うん、パパああっ、パパのオチンチン気持ち良いですのっアニエス、パパとセックスするの大好きですのっ</p><p>すっごい気持ちいいですのっすっごい幸せなんですのだから、だからね</p><p>アニエスは蕩けた表情で、言う</p><p>コヨミちゃんも可憐ちゃんも、早くパパとセックスするですのっパパとセックスしてアニエスの家族になって欲しいですのっ</p><p>パパ、上になってアニエス、パパに犯されたい</p><p>オレたちは、体位を入れ替える</p><p>パパ犯したいアニエスのこと、犯したいですの</p><p>ああ、犯したいよアニエス</p><p>アニエスもパパに犯されたい犯して、パパぁ</p><p>オレは、アニエスの両手を押さえつけて</p><p>一気にグィィィッと、アニエスの胎内に勃起を押し入れる</p><p>ああああっ、入ってきますのぉぉぉ</p><p>後は欲望のままに、荒々しく腰を突き入れる</p><p>はぁぁ、あああっ、パパパパいいっああんっ、犯されるの好きですのっ</p><p>レイプごっこは、みすずとオレがしているのを見てアニエスも、やりたがるようになった</p><p>ああっ、アニエスっ</p><p>オレは激しく、アニエスの中を突き込む</p><p>ぱっ、パパァァ</p><p>アニエスの小さなおっぱいが、ぐりんぐりん揺れる</p><p>じんわりと全身から汗が染み出してくる</p><p>何かすっ、すごいわ</p><p>絶句する鳥居さん</p><p>さっきのみすずが上になっての女性が主導する体位と違い</p><p>幼い少女が、男に押し倒されて荒々しく犯されているのだから</p><p>しかし、それを望んだのはアニエスだ</p><p>その過程も、全て見せている</p><p>ああっ、ああーっ、ぱ、パパアニエス、もう</p><p>いいそ、イッちゃえ、アニエス</p><p>オレは、さっき出したばかりだから</p><p>オレとみすずは、絶頂までイッているけれど</p><p>アニエスは、見ていただけだ</p><p>先に昇り詰めるのは、仕方がない</p><p>でもアニエスの中に、ピュピュッとして欲しいですの</p><p>また、今度だ今日はみすずの日だろそれに</p><p>オレの視線にアニエスも、瑠璃子とルナの方を見上げる</p><p>はいですの順番守らないといけないですのね</p><p>うん、良い子だ愛しているよアニエス</p><p>アニエスも愛してるぅぅあああっ、パパぁぁ</p><p>オレは、アニエスを絶頂へのレールに乗せる</p><p>腰の動きを一気に加速させた</p><p>ああっ、あああーっ、パパ、パパ、パパ</p><p>イキそうですのっアニエス、イッちゃいそうですのっ</p><p>ああ、イケっアニエス</p><p>イッちゃったらキューっとして、パパ、アニエスを抱き締めてキスしてぇぇぇぇ</p><p>判っている、アニエス</p><p>ぱ、パパぁぁイッちゃう、イッちゃう、イッちゃうアニエス、飛びますのぉぉっ</p><p>美しい金髪を振り乱して、アニエスが達する</p><p>ビクビクビクッと、痙攣するアニエスの膣</p><p>オレのペニスを、キュンキュン締め上げる</p><p>オレは、アニエスの小さな肉体をギューッと抱き締めるっ</p><p>ぱ、パパぁぁ</p><p>アニエスが、オレの舌を求めた</p><p>まるで乳児がお母さんのお乳を求めるようにオレの舌をチュッチュッと吸う</p><p>オレは、アニエスの身体を抱きしめる</p><p>ちくしょう、何て可愛いんだ</p><p>このオレの娘は</p><p>アニエスの舌が、オレの舌を刺激する</p><p>可愛いおっぱいの弾力と、コリコリとした乳首の感触を胸に感じる</p><p>そして小さな膣が、何度もオレを締め付ける</p><p>アニエスの子宮が、オレの精液を求めて蠢いている</p><p>うぐうっ</p><p>あパパ、出てますの</p><p>我慢するつもりだったのに</p><p>アニエスの中にとっくんとっくん出てますのっ</p><p>嬉しそうにアニエスは、ニコッと微笑んだ</p><p>アニエスが可愛すぎるから</p><p>アニエスの中で、お漏らししちゃったの</p><p>め、面目ない</p><p>えへへパパパパ大好きっ</p><p>アニエスがまた、オレにキスする</p><p>オレはアニエスの中でぴゅるぴゅると、精を放っていく</p><p>温かいですのっ気持ち良い幸せっ</p><p>アニエスは、大きく叫んだ</p><p>もう一組やって、お風呂場セックスは終わります</p><p>処女喪失は、別のシチュエーションで</p><p>記念写真撮影会とかもしないといけないですし</p><p>ハメ撮り大好き瑠璃子が、許してくれません</p><p>しかし暑くなったり、寒くなったり、気候が安定しませんね</p><p>昨夜からちょっと風邪を引いています</p><p>皆様もご自愛下さい</p><p>886．夜は楽し　／　乙女の秘密</p><p>うししっ、幸せ全開ですのっ</p><p>はいですのっパパは</p><p>アニエスなんだから、気持ち良いに決まっているだろ</p><p>オレは、１２歳の日仏ハーフの美少女に頬擦りする</p><p>嬉しいですの</p><p>まだオレを受け入れている膣が、キュキュツと締め付けてくる</p><p>可愛いおっぱいの弾力美しい金髪の感触白い肌が、今は汗と火照りでピンク色に潤っている</p><p>オレだって幸せだよ</p><p>こんなに可愛い子と、思いっきりセックスできるんだから</p><p>パパ大好きですの</p><p>アニエスが、オレの舌をチューチューと吸う</p><p>ずーっとセックスしましょうですのっアニエスは、パパと一緒ですのっ</p><p>そう言って微笑むアニエスに</p><p>アニエスちゃん、そろそろ幸せを他の子にも分けてあげて</p><p>みすずは水島可憐さんの隣から、オレとアニエスのセックスをかぶり付きで見ていた</p><p>全裸の可憐さんは、真っ赤な顔で興奮してぶるるっと震えている</p><p>ルナが、可憐さんの肩に手を置いてアニエスの性感を流し込んでいたようだ</p><p>ああ、そうでしたのっパパ、ちょっと身体を起こして下さいのっ</p><p>オレは、アニエスと繋がったまま上体を起こす</p><p>オレとアニエスの結合が、はっきりと見えるようになった</p><p>可憐ちゃん、コヨミちゃんほら、アニエスの中にパパが入っていますのっ</p><p>満面の笑みで、アニエスは２人に言う</p><p>ねっ、アニエスに入るんだから２人もできますのっ</p><p>あ、あなたそんなものを突っ込まれて、痛くないの</p><p>鳥居さんがアニエスに尋ねる</p><p>ああ、鳥居さんもすっかり興奮している</p><p>眼を輝かせて、興味津々に質問してきた</p><p>痛いのは、最初の何回かだけですの今はとっても気持ち良いですの</p><p>鳥居さんに結合がよく見えるように、さらに大きく足を拡げるアニエス</p><p>あ、もちろん相手がパパだからですのっパパのオチンチンだから、気持ち良いんですのだから、パパのオチンチンに感謝ですのっ</p><p>アニエス何だそりゃ</p><p>アニエスはパパだけですのパパ以外の男の人とは、お話もしないですの</p><p>いや、アニエスそんな風に決める必要はないんだぞ</p><p>オレは、アニエスに男の子の友達だって、作って欲しいし</p><p>だって、そうしないとパパ、心配になっちゃうでしょ</p><p>アニエスは、ずーっとパパのアニエスなのにパパは、アニエスがどこかへ行ってしまうんじゃないかって、とっても不安に思っていますの</p><p>だからパパだけのアニエスなことを、いつも感じてて欲しいんですのっ</p><p>パパ、アニエスはお腹いっぱいですから</p><p>あ、そうだな</p><p>オレはアニエスの中からペニスを引き抜く</p><p>ずるるるっ</p><p>ぬっぽん</p><p>はぁううっ</p><p>アニエスが、切なそうに顔をしかめる</p><p>見ててですのっくううっ</p><p>アニエスも、みすずがしたみたいに下腹に力を入れた</p><p>白濁液の滴が、アニエスの胎内から零れ出る</p><p>ああ、イクつもりがなかったのに、射精しちゃったから量は、そんなでもなかったんだな</p><p>みすずと連続して、２発目だったし</p><p>次にする時は、いっぱい下さいですのっ</p><p>元気にアニエスは、そう言う</p><p>ええっと次は、ルナですのそれとも、瑠璃子ちゃん</p><p>ああオレに休憩は許されないんだな</p><p>ええっとボクはちょっとでいいです</p><p>あの気持ちよさは、もう充分、感じているから</p><p>巫女の力でオレとセックスして絶頂を味わったみすずとアニエスの性感を、全て感じ取っている</p><p>でも、ボクはアニエスちゃんよりも、身体が子供だからボクが兄さんとセックスしているところを見せた方が、コヨミちゃんも可憐さんも安心できると思うから</p><p>今、この浴室に居る１２歳の少女は４人</p><p>その中で、ハーフのアニエスが一番発育が良い</p><p>アニエスの次が、可憐さん</p><p>ルナはその次だ</p><p>コヨミちゃんは実際の年齢より、２～３年は幼く見える</p><p>コヨミちゃんとは、まだセックスするのは無理だと思う</p><p>しかし、可憐さんの方は</p><p>自分よりも幼い肉体のルナが、オレのペニスを受け入れている様子を見れば</p><p>セックスに対する恐怖心が、和らぐかもしれない</p><p>ええ、お先にどうぞルナちゃん</p><p>瑠璃子が、ルナにそう言う</p><p>はいでは兄さん、失礼します</p><p>礼儀正しく、ルナは全裸で三つ指ついて、オレに頭を下げる</p><p>我が儘なルナを可愛がって下さい</p><p>はーい、交代しますの</p><p>アニエスが、エアマットから下りてルナの場所を作る</p><p>兄さんは、そのまま寝てボク、上になるから</p><p>ルナが、オレの上にのしかかって来る</p><p>パパの精子が付いたまんまですのおしゃぶりして、綺麗にしなくていいんですの</p><p>アニエスが、ルナにそう言うが</p><p>ボクはこの方がいい</p><p>ルナは精液とアニエスの愛液でドロドロになったままのペニスを、自分の膣口にぺちょぺちょ擦り付けていく</p><p>ルナのそこは</p><p>すっごく熱くなっている</p><p>だってさっきからもう、グチョグチョなんだよ兄さんのが欲しくて</p><p>割れ目に亀頭を擦り付けていく度にルナの息が荒くなってくる</p><p>兄さんああ、兄さん</p><p>まだ幼さの残る少女が性欲にたぎった眼で、オレを見ている</p><p>くちゅくちゅくちゅ</p><p>ルナの粘膜と擦り付けられていくうちにルナの１２歳の太ももに挟まれているうちに</p><p>オレのペニスは、挿入に必要な硬度を取り戻していく</p><p>ほら固くなってきた</p><p>ニッと、ルナがオレに微笑む</p><p>ボクのここはすっかり準備ができているよ</p><p>ルナが、腰をいやらしく蠢かせる</p><p>クイイッと腰を押し下げ止める</p><p>オレの亀頭が、ルナの膣口に入り込むギリギリの感触を楽しんでいる</p><p>亀頭が割れ目に食い込んでルナの入り口をこじ開ける</p><p>つつつーっ、と</p><p>ルナの温かな愛液が、膣口から亀頭、さらにはオレの陰茎へと伝わってとろとろと垂れ落ちていく</p><p>見ててボクのだって、兄さんを全部呑み込めるんだからね</p><p>濡れた眼で可憐さんに、そう告げた</p><p>じゅるりッ</p><p>オレのペニスはルナの内側に埋没していく</p><p>すっ、すごいわ</p><p>挿入場面を見せられるのは３回目でも自分と同い年で、体格の劣るルナのセックスは、可憐さんにはインパクトがあったようだ</p><p>まあ、みすずは可憐さんからすれば５つも年上のお姉さんだし</p><p>アニエスは、同い年っていったって見た目も性格も規格外の子だから</p><p>だけど、ルナは</p><p>見た目だって、普通のいや、普通の子よりは遥かに美少女だけれど</p><p>でも、肉体はこれこそ、１２歳の女の子っていう感じだもんな</p><p>うわわ、処女の子に見られてセックスするのってとってもゾクゾクする</p><p>ゆっくりとずりずりと腰を落としていく</p><p>狭い膣を、オレの亀頭が押し開いていく</p><p>えへへ経験者っていうだけなのに、ちょっと偉くなった感じ</p><p>そんなの全然偉くないんだぞこんなのはさ</p><p>ルナの動きが、止まる</p><p>他の人が食べたことのない美味しい料理を食べたことがあったって他の人よりも偉いことにはならないだろ</p><p>経験は、経験でしかない</p><p>人と違う経験をしたということは何かの力になるのかもしれないけれど</p><p>経験したことだけで、人よりも偉くなるなんてことは無い</p><p>そうだね経験しているだけじゃダメなんだね経験した結果人とは違う能力が身に付かないと、意味がないんだよねただセックス体験があるだけではダメなんだ</p><p>再び、ルナが腰を落としていく</p><p>だから、ボクセックスの上手い女の子になりたい</p><p>ぐちゅりっ</p><p>オレのペニスを根元まで受け入れて、体重を全てオレに委ねたルナ</p><p>はふぅと大きく、息を吐く</p><p>こんなに小さい身体に、全部入ってしまったわ</p><p>鳥居さんも、アニエスの時より驚いていた</p><p>だから可憐もできるのよ</p><p>みすずが、怯えている可憐さんに囁く</p><p>うんこんなこともできるよあううっ</p><p>ルナは、オレの上で腰を使う</p><p>オレのペニスを軸に８の字を描くように</p><p>キュッキュッキュと亀頭だけを摘まむように、締め付けたり</p><p>克子姉のテクニックだ</p><p>ルナは、克子姉の技を巫女の力で全て、写し取っている</p><p>ああっ、違うよ酷いなあちゃんと実地で教えてもらった技もあるんだよ</p><p>オレの上で腰を振りながら、ルナは言う</p><p>やっぱりあんっ身体が、違うからあああっ、克子お姉様と同じにできるわけじゃないから</p><p>ああっ、し、締まるっ</p><p>だからボクの身体で再現するためにはあああっ、どうしたらいいのか随分、克子お姉様に相談したんだからっ</p><p>巫女の力で、人の記憶や体験を読み取ることと</p><p>それを自分の身体で再現することには差がある</p><p>そういうこと世間の人が思っているほど、巫女の力は万能じゃないんだよあああっ</p><p>ソウネ、引退したプロ・スポーツ選手みたいなのネ</p><p>キャリア・ハイで、１００メートルを１０秒切って走れた選手にはその時の記憶や経験があるネデモ引退した後は、もうソンナ早さでは走れないヨ</p><p>記憶があることと、それを再現できることは別なんだ</p><p>ルナたちはアタシたちの技も、記憶としては読み取っているけれど再現できるだけの身体能力が追いついていないから、できないのネ</p><p>セックスも、そうだよ克子お姉様のテクニックの中には、あんなにグラマーで大人の身体だからっていうのも多いんだよボクの身体でも、上手くやるためには何でそれが気持ち良いのかを理解して、自分なりにアレンジしないと</p><p>ルナは、クイックイッと腰を動かす</p><p>オレのチンコが、ルナの膣壁にグニグニと押し付けられる</p><p>ルナそれ気持ち良いよ</p><p>でしょうボク、研究したんだからこういうのは、穴が狭いボクの方が気持ち良いはずだって</p><p>嬉しそうに、微笑むルナ</p><p>公様のおかげでわたくしたちは、今までの巫女が持っていなかった応用力を身に付けることができましたわ</p><p>月子がそんなことを言う</p><p>そうですわ今までの巫女はこの力をどう有効的に使えばいいのか、考えることすらしてこなかったんですもの</p><p>ヨミもそう言う</p><p>うん、ルナそれ、すっごく良いわ先生が、気持ち良くなっているのが判るものこのテクニック、わたくしがする時にはどんな風にしようかしら</p><p>１２歳のルナと１４歳で、しかもロリ巨乳のヨミでは肉体が違う</p><p>だからルナが研究した技を、ヨミは自分なりにさらに改良しないといけない</p><p>わたくしはどういたしましょう</p><p>１８歳の月子は身体的には、もう大人に近いけれど</p><p>肉感的な克子姉とは違って、とってもスレンダーだ</p><p>ずるいですのっルナたちばっかり、色んなことを研究してっ</p><p>アニエスが怒る</p><p>ああ、ごめんなさいアニエスちゃんちゃんと、アニエスちゃんにも相談するからあああっ</p><p>ルナが、オレの上で揺れながら答える</p><p>ああんっこれ、ボクもいいのっすっごくいいっ</p><p>後で、アニエスにも教えてですのっ</p><p>うん、判ったあああっ、判っているからああああっ</p><p>兄さんボクイッちゃいそう</p><p>すでに２回のセックスを体験しているルナは絶頂が近かった</p><p>うん、いいぞイッちゃえ</p><p>オレも下から、腰をグイグイと押し上げる</p><p>あああっ、それいいっ気持ち良いっ兄さんいいいっ</p><p>ルナの小さなおっぱいが、淫らに揺れる</p><p>もうダメボク、ボク、ボク</p><p>ルナはオレの手を求める</p><p>両手を繋ぐ</p><p>ルナは、ギュッとオレの手を握りしめた</p><p>オレに支えられる形で、一気に腰をガンガン上下させる</p><p>大きくM字に脚を拡げた汗まみれの１２歳</p><p>ルナの秘部に、オレの太いペニスが出し入れされているのが、丸見えになる</p><p>何て生々しいのよ</p><p>鳥居さんが、絶句している</p><p>アーデルハイトさんは、もう声も出ない</p><p>すっかりグッタリとなっているがヨミによって、オレたちの交合は見続けさせられている</p><p>天童乙女と可憐さんも、同じだ</p><p>あああっ、イキそうっあっ、イクよ、兄さんボク、ボク、ボクあああっ</p><p>うん、ルナ</p><p>見てて、兄さん見てて</p><p>ああ、見ているぞ</p><p>あああーっ、イク、イク、イッちゃううううーっはうはうはうっ</p><p>ルナの小さな身体が、痙攣する</p><p>オレのペニスを激しく締め付ける</p><p>兄さぁんボクの兄さぁん</p><p>うん、ルナとっても可愛いぞ</p><p>好きぃぃ大好きっ</p><p>ルナが、オレの上でぐったりと脱力する</p><p>幼い少女の肉体は軽い</p><p>はぁぁ、ううっあんっあんっ</p><p>エクスタシーの余波で、膣の中は何度も収縮を繰り返す</p><p>オレのペニスを刺激する</p><p>もう、兄さんだけでいい兄さんだけいてくれたら何にもいらないボク</p><p>絶頂に包まれたまま、ルナがオレに囁く</p><p>兄さんのためなら何でもするよ、ボクあああ</p><p>うんルナ</p><p>オレはルナの背中に手を廻して、優しく抱き締めてやる</p><p>髪と背中を擦っていく</p><p>ああ、気持ち良い兄さんの優しい手</p><p>公様は黒森御名穂様から、わたくしたちのことについてお話がありましたわね</p><p>突然、月子が言う</p><p>良く知っているなあと一瞬思ったけれど</p><p>月子は、オレの記憶を読んで話しているんだ</p><p>わたくしたちが、思い切り力を行使したいと望んでいるとあの方はおっしゃったのですね</p><p>月子たちは、思い切り巫女の力を使いたがっていると言っていた</p><p>一度、思いっきり力を振るう機会がないと、力の魔性に負けてしまう</p><p>だから天童乙女を、自由に精神改造しろと</p><p>そのご意見は、間違っておりますわ</p><p>わたくしたちは相対した人の心の全てが、見えてしまいますその方の良い記憶も、悪い記憶も性格の良し悪しも</p><p>それが巫女の心を読む力だ</p><p>だから従わせる力で、人を変えてしまうことの恐ろしさを良く理解しております人は何年にも及ぶ、体験と記憶の積み重ねで現在の自分を形作っておりますわ</p><p>人は単純ではない</p><p>考え無しに、あさはかに人の心を変えてしまえばその人間、そのものの存在を否定してしまうことになりますその人のそれまで生きてきた人生、出会った人たちとの記憶さえ、壊してしまうことになりますから</p><p>心を読む力で、普段から人を見ている月子たちは</p><p>従わせる力で、人の心に変更を加えることには、物凄く慎重なんだ</p><p>簡単な命令命令するまで動くなとかわたくしに従えなら良いのですしかし、人の人格そのものさえ変えてしまうような変更は</p><p>うんそんなの怖くてできないですわ</p><p>ヨミも言う</p><p>はぁ、はぁ、はぁに、兄さんがしろっていうのならボクたちはするけれど</p><p>オレの上で、息を整えながらルナが言う</p><p>自分からはしたくはございませんそういう欲求も、ございませんわわたくしたちは力に呑み込まれてしまった者の末路を知っているのですから</p><p>コヨミちゃんのお母さんの清美さんか</p><p>巫女の力に呑み込まれて色んな人を死に追いやった末に、自殺してしまった</p><p>わたしも怖いです自由に、力を使うのは</p><p>コヨミちゃんもそう言う</p><p>ええ、ですからわたくしたちは、公様に全てを委ねたのですわたくしたち自身の身体も、心も、人生も</p><p>うん自分では決められないしそうしたら、力に呑まれちゃいそうだから</p><p>月子とヨミが、そう言った</p><p>で、でもミナホ姉さんは</p><p>強大な力を持ってしまった以上使いたくなるのが当たり前だ</p><p>だから、思いっきり使って欲求を解消しないといけない</p><p>それは黒森御名穂様、ご自身の欲望ですわ</p><p>ああ、そういうことですか</p><p>瑠璃子が、納得する</p><p>お兄様人は、自分の欲望を話すときによくあの人が、そう望んでいたと他の人の話に投影してしまうことがありますわ</p><p>わたくしのお友達にも高橋さんという子なんですけれど、この前、杉山さんが、瑠璃子様と親しいお友達になりたいと望んでおられるっておっしゃるんですそれで、その杉山さんという方とお話してみたのですが違うんですわ</p><p>杉山さんと親しくなられたいのは高橋さんご自身なんですでもわたくしには、杉山さんが瑠璃子様ととおっしゃるんです</p><p>投影、か</p><p>自分の欲望を他人のものだと</p><p>御名穂お姉様は、色々と苦労なさった方ですし今も色んな活動をなさっていらっしゃいますから自分が、もしも巫女の力を持っていたら、あんなこともこんなこともするのにできるのにと思われているんですわ</p><p>ああ、ミナホ姉さんの性格なら</p><p>巫女の力があったら、全面的にビジネスに生かしていく</p><p>もちろん巫女の力を無制限に使うのは、良いことではないと判っていらっしゃいますわでも一度ぐらいは、無制限に力を使いたいと望んでいらっしゃるのでしょうね</p><p>うん黒森さんて人の心や性格を変えちゃうとか、やってみたくてしょうがないタイプの人だと思う</p><p>ヨミが、そう言った</p><p>確かにそうだなあ</p><p>ミナホ姉さんはそういうのが好きだと思う</p><p>ですから巫女の力が眼の前にあるのに、自在に使えないことに欲求不満なのは</p><p>わたくしたちではなく</p><p>はぁ、はぁ黒森さんなんだね</p><p>鷹倉姉妹が、口々にそう言った</p><p>それでどう致しましょう、公様</p><p>黒森御名穂様の欲求不満を解消するためにこの方の心を変えてしまいますか</p><p>月子は、自分が支配している天童乙女を示す</p><p>な、何だって</p><p>ギョッとする天童乙女</p><p>黒森御名穂様が、わたくしたちの欲求不満を解消するにはそうするしかないと、おっしゃったということは</p><p>それは実際はミナホ姉さんの欲求不満を解消するための方法なんだな</p><p>ち、ちくしょうっば、馬鹿にしやがって</p><p>天童乙女が、ブチ切れる</p><p>月子が天童乙女の支配を緩めたんだ</p><p>天童乙女の本音を知るために</p><p>あ、あたしはあんたたちのオモチャじゃないんだっ</p><p>大きな声で、喚く天童乙女</p><p>あたしに気持ち悪いものを散々見せつけやがって</p><p>気持ち悪いもの</p><p>男と女のセ、セックスなんて</p><p>散々、抑圧された天童乙女の心が噴火する</p><p>お、男なんてちっ、ちくしょうっくそっああーっ</p><p>身体の方の拘束は、まだ解かれていない</p><p>だからこそ、心が弾ける</p><p>こんなのこんなことを見せつけられてああああーっ</p><p>何に天童乙女は、怒りを感じているんだ</p><p>確か、天童乙女は同性愛者だったはずだ</p><p>同性愛で女の子を責めるけれど自分の身体は責めさせない</p><p>だから、女性器は処女のまま自慰すらしたことがないはずだけれど</p><p>やっと見えましたわ</p><p>月子どういうことなんだ</p><p>この方が心の奥底に隠していた記憶ですわ徹底的にガードなさっていたから、簡単に覗くことができなかったんです</p><p>無理に覗こうとすると、やっぱり、この方の心を壊してしまいますから</p><p>月子の手は、さっきからずっと天童乙女の肩に置かれていた</p><p>この方は、幼い頃にお母様を</p><p>うわっ、テメエ喋るなっ</p><p>お静かに</p><p>喚く天童乙女を月子は封じる</p><p>声が出せなくなる、天童乙女</p><p>お母様がお父様以外の男性にレイプされている様子を、見てしまったのですわ</p><p>天童乙女の母親が犯された</p><p>それを幼い彼女が見た</p><p>それでこの方は、男性を嫌悪なさるようになってしまわれたのです特に男女のセックスを</p><p>だから、同性愛に走ったのか</p><p>父がどんどんボケている</p><p>やっぱり、長期間入院したのが原因だと思うけれど</p><p>今までやっていたことが、どんどんできなくなっていく</p><p>忘れていってしまう</p><p>前の父は、コンピューターとかの好きで自分でホームページを組んだりもしていた</p><p>今では、そういうのも全然判らなくなってしまっている</p><p>自分がそのページを作ったという記憶すら、欠落させている</p><p>しかも、母の友人のお店のホームページなんかも作ってあげていたらしい</p><p>母＊＊さんが、ホームページに新しい写真を載せたいって言っているんだけれどお父さん、もう何がなんだか判らないって言っているのよ</p><p>母それでさあなた、コンピューターのチップにホームページを入れて郵便で送ってあげてくれない</p><p>私ごめん、よく判らない</p><p>母あら、できないの</p><p>私そうじゃなくって母さんが何を言っているのか、良く判らない</p><p>母どこが判らないのよ</p><p>私いや、まずコンピューターのチップって何</p><p>母ほら、あれよ今、持って来るから</p><p>私これはＵＳＢメモリー</p><p>母チップじゃないの</p><p>私チップじゃない</p><p>母まあ、いいからそれにホームページを入れて、郵送して欲しいのよ</p><p>どうやら毎年、店の税理士の先生から</p><p>最終的なデータをＵＳＢメモリーに入れてもらっているので</p><p>コンピューター関係のものは、郵送するものだと思っているらしい</p><p>887．夜は楽し　／　フラグメンツ</p><p>あのレイプって何です</p><p>空気を読まずに、鳥居さんが突っ込んでくる</p><p>さっきから、わたくしを無視して皆さんだけで、どんどん話を進めてしまっているのは不快です納得できませんわちゃんと、わたくしたちに説明して下さいませ</p><p>ああ歌晏桃子姉ちゃんに命じられた見届け役として必死に、気を張っている</p><p>実際は、顔は真っ赤だし、膝がガクガク震えている</p><p>初めて見る生のセックスに、すっかりビビッているんだ</p><p>は、ハイジあなたも、そう思うでしょ</p><p>鳥居さんが、そう警護役の方に振り向くと</p><p>わ、わたくしもうダメです、限界でございますはふぅぅ</p><p>アーデルハイトさんは、お湯の中でグッタリとしていた</p><p>ど、どうしたのハイジ</p><p>鳥居さんは、オレたちのセックスをただ見学しているだけだが</p><p>アーデルハイトさんは、ヨミからセックスしている女の子の性感を注ぎ込まれている</p><p>まだ１３歳の少女には、刺激が強すぎたようだ</p><p>のぼせたみたいネしょうがないネ</p><p>イーディが、ウンショとアーデルハイトさんを浴槽から引き出し洗い場のタイルの上に寝かせる</p><p>これを</p><p>美智が脱衣所に備え付けてある冷蔵庫から、冷たいお茶のペットボトルを持って来る</p><p>まずは、アーデルハイトさんの首筋に当てる</p><p>はぁぁ、冷たくて気持ち良いですぅ</p><p>すっかりのぼせているアーデルハイトさん</p><p>白いピチピチの小さなビキニの水着は完全に透けて、下の地肌も乳首もはっきりと判る</p><p>いや、恥丘や割れ目の形すら</p><p>ご主人様も、どうぞお疲れでしょう</p><p>美智は、オレにもお茶を勧めてくれた</p><p>確かに、風呂場でのセックス３連続は汗をかいて、喉が渇いている</p><p>ルナ、いつまでご主人様と繋がっているのですそろそろ、離れなさい</p><p>美智に言われて、オレの身体に自分の裸身を重ねていたルナは</p><p>はーい美智お姉様</p><p>名残惜しそうに、身体を起こす</p><p>そして、可憐さんとコヨミちゃんの方を見て</p><p>ほらほら、兄さんオチンチンルナから出るよっぬんっ</p><p>ぬぽっとルナの狭い膣口から、オレのペニスが抜ける様子を見せつける</p><p>オレはルナとのセックスでは射精していないから、まだまだ勃起は萎えていない</p><p>あー、気持ち良かったやっぱり自分の身体でした方がいいね</p><p>ルナはそう言って、微笑む</p><p>他の人が気持ち良くなっているのを追体験するだけだとやっぱり、ちょっと物足りないよね</p><p>オレには巫女の力は無いからよく判らない</p><p>その通りですわヨミも、お腹の中に欲しいです</p><p>人様の記憶や体験を読み取ることができても自分自身の実体験と重ならないものだと、何だかぼやけた感覚になってしまうんですわ</p><p>はいわたし、まだセックスしたことがないからそれが、どういう体験で、どんな風に気持ち良いのかは感覚として判るんですけれどでも</p><p>コヨミちゃんが、オレに言う</p><p>まだ、したことないからきちんと理解はできていないんです</p><p>えへへ、ボクとかヨミお姉様は兄さんが、精液を出す時の快感も読んでいるんだよでも、あんまりよく判らないんだよ気持ちよさは判っても、ボクたちにはオチンチンが無いから</p><p>ルナが、苦笑する</p><p>ああ自分に無い器官が発する快感は、捉えようがないのか</p><p>女のコのクリトリスは、ペニスと同じネお母さんのお腹の中で、オトコとオンナに分化する時に、発達したかどうかの違いなのネ逆に、オトコの玉袋の裏の筋はヴァギナの名残なのネ</p><p>でも、ダカラといってクリトリスとペニスの感覚がイコールになることはないネなかなか難しいヨ</p><p>女には、男のセックスでの射精の快感は理解しきれない</p><p>同様に、男もオンナのエクスタシーは判らない</p><p>あの玉袋の裏の筋って何ですか</p><p>ああ、Darling、ちょっとゴメンネこれだヨ、コレ</p><p>イーディが、オレのチンコをむんずと掴んで玉袋の裏を見せる</p><p>ほら、ナンか縫い目にみたいになっているネ</p><p>ほ、ホントですね</p><p>うわっ、ボクも知らなかった</p><p>コヨミちゃんとルナが、オレの裏筋に注目する</p><p>ほら、可憐も見せていただきなさい</p><p>みすずは、可憐さんにも強制的に見せる</p><p>アニエスは知ってましたのそこをペロペロすると、パパ、とっても悦んでくりますのっ</p><p>へえ、ボク、今度やってみよう</p><p>今度と言わず、今、舐めてみたらいいのネ</p><p>どうしますのコヨミアニエスと一緒にペロペロしてみます</p><p>ちょっと、あなたたち</p><p>鳥居さんが、腰に手を当てて、ぷんぷん怒っている</p><p>いや、鳥居さんも白水着が完全に透けて、全裸よりもエッチな姿になっているけれど</p><p>わたくしの質問を無視なさらないで下さいませっ</p><p>質問て</p><p>何だっけ</p><p>美智、お茶くれちょっと水分を補給しないと、頭がホーッとしてきた</p><p>オレはまだ、持って来てくれたお茶も飲んでいない</p><p>美智は、ペットボルトのキャップを開けると</p><p>なぜか、ボトルの中のお茶を自分の口に含んだ</p><p>オレは、美智から口移しで、ゴクゴクとお茶を飲む</p><p>はぁ、生き返る</p><p>冷たすぎるお茶は、ご主人様のお身体によくないと思いわたくしの口中を経由させました</p><p>真顔で美智は、そう言う</p><p>ちょっとそこの平たい胸の民族まだ、わたくしを無視する気なの</p><p>鳥居さんの言葉に美智が</p><p>今何とおっしゃいました</p><p>つるぺたの胸を突き出して言う</p><p>だって仕方ないでしょわたくし、みすず様の警護役のお名前とか覚えておりませんでしたから</p><p>鳥居さんは、強気でそう言う</p><p>名前が判らない以上は身体的な特徴をあげるより、他に方法がないもの</p><p>確かにわたくしは、人様より多少、胸の肉付きがかんばしくございませんが</p><p>美智の無表情さが怖い</p><p>肉付きなんて言うほど、お肉が無いじゃないそういうのは、かんばしいとか言わないわよ無いものは無いんだから</p><p>そして鳥居さんの空気の読まなさ加減も怖い</p><p>そうおっしゃる鳥居様も同じご年齢の皆様ほど、胸が発育してはいないと思いますが</p><p>鳥居さんはオレと同じ１６歳</p><p>美智が裸を知っている１６歳の女の子というと雪乃に、メグに、愛たちか</p><p>まあ、確かに鳥居さんの胸は、雪乃ほどじゃないけれど</p><p>でも、雪乃は妊娠中で、どんどん胸が大きくなっているし</p><p>まあ、確かにわたくしは、そんなに胸が大きいとは思わないけれどでも、全くゼロの人にそんなことを言われるのはね</p><p>ゼロではございません</p><p>美智が、立ち上がりその場で、ピョンピョン飛び跳ねる</p><p>ほら揺れております</p><p>美智の胸を実際に触ってみると肌の下に、確かにこれからおっぱいに発展するであろうムニムニした部分が感じられるから</p><p>美智本人は、何かが揺れている感覚があるんだろうけれど</p><p>何が揺れているのあなた頭、大丈夫</p><p>ご自分の不安感を打ち消すために、あたしの警護役をからかうのは止めて下さい</p><p>確か鳥居さんのご質問は、レイプとは何かというご主旨でしたわね</p><p>レイプってとっても楽しいことですわ</p><p>わたくし、よくお兄様にしていただきますの</p><p>ニコニコしながら、そう言う</p><p>先週もわたくしが、お庭でお洗濯物を干しておりましたら、お兄様が働いている瑠璃子のお尻を見ていたら、ムラムラしてきたっておっしゃって下さってそのまま芝生の上で、子犬のポーズで後ろから犯していただきましたわとっても楽しかったです</p><p>あれは何か、エプロンをして洗濯物を干している瑠璃子の格好が、何かエッチで</p><p>え瑠璃子、何回したの</p><p>みすずが、慌てて尋ねる</p><p>その時は２回です１度目は、今、お話した通りに後ろから２度目は、裸エプロンというのを体験させていただきましたわ</p><p>１５歳の中学生お嬢様を裸エプロンにして</p><p>天気の良い芝生の上で、犯すというのはなかなか気持ち良かった</p><p>旦那様どうして、わたくしにはして下さらないのです</p><p>みすずが、オレを責める</p><p>ソレはミスズが、そういう隙を作らないからなのネ</p><p>イーディが、ニヤッと微笑む</p><p>Darlingは、アイのコトもムラムラして、よく襲っているネ</p><p>アタシは知っているヨ昼休みの後に、パン工房の片付けが終わった後で</p><p>判っているヨメグミには内緒にしておくノネDarlingは、一生懸命働いているオンナのコを見るとムラッとしちゃうんデショ</p><p>工房の片付けと掃除が終わった後の愛は何か、妙に可愛いんだよな</p><p>可愛いって言うか、エロいというか</p><p>汗の匂いが消えないうちに、セックスしたくなる</p><p>ミスズみたいに、セックスしたいデスの匂いをプンプン撒き散らしてDarlingに迫る方が、良くないノネ</p><p>みすずは思いっきり、思い当たっているらしい</p><p>ちなみにアタシは、よく逆レイプするネ</p><p>Darlingがエッチなことを想像していない時にアタシの方がムラムラして、襲いかかるノネとっても気持ち良いヨその気じやなかったDarlingのオチンチンを、ピクンピクンするまで勃たせてアタシの中に挿れるのネ</p><p>ああ、イーディには突然、襲われることが多い</p><p>まあ、それも楽しそうですわね</p><p>つまりサプライズを企画するということですね</p><p>いや、瑠璃子そういうことでなく</p><p>わたくしも、何か計画を立ててみますわ</p><p>眼を爛々とさせて、そう言う</p><p>どんな内容であれ、瑠璃子にとってオレとのセックスは全て楽しいものなんだ</p><p>瑠璃子はセックスの持つ、ダークな側面を知らない</p><p>瑠璃子だけじゃないアニエスもか</p><p>オレはアニエスに、セックスは楽しいだけで決して辛く苦しいものではないと教えてきた</p><p>そうしないと生まれてからずっと、白坂創介に施されてきた偏った性教育が、アニエスの心を潰してしまう</p><p>わたくしたちもですわ</p><p>月子オレの心を読んでいるのか</p><p>わたくしたちも公様には、セックスの悦びだけを教えていただいております</p><p>それは巫女の運命から逃れるためには、そうするしか無かったから</p><p>わたくしはこの方のお気持ちは、よく判るんですの</p><p>月子が、天童乙女を見て言う</p><p>わたくしも母が、父以外の男性に犯されている様子を見せられたことがございますから</p><p>月子も鷹倉神社の巫女だった母親が、ヤクザの親分に犯される姿を無理矢理見せられた</p><p>あなたと同じですわわたくしの母も暴力団組織の上層部の方に、強制的に犯されていましたわたくしは、それを目撃させられて</p><p>月子の告白に、驚く天童乙女</p><p>そして、わたくしも妹たちも、母と同じ様に組織の親分様たちの慰み者になる予定でしたそれを公様にお救いいただいたのです</p><p>嘘じゃないわ判るでしょ月子お姉様のお言葉が本当だって言うことは</p><p>ヨミが叫ぶ</p><p>巫女の力で心が繋がっているから天童乙女にも、月子の記憶が見えているはずだ</p><p>でも、組織から逃れられてもそいつの慰み者になっているのなら、同じことじゃないっ</p><p>天童乙女はオレを睨む</p><p>そうだ確かに</p><p>暴力団組織の玩具にされる運命から脱せても</p><p>オレとセックスするだけの人生でこの子たちは、本当に良いんだろうか</p><p>え良いんだよ</p><p>だって好きだもん</p><p>兄さんも兄さんの家族みんなのことも</p><p>ボク神社に居た頃は、将来、自分はどうなっちゃうんだろうって、ずっと不安だったあんなヤクザの親分さんたちの機嫌を損ねたらいつでも殺されちゃうかもしれないってビクビクしている生活は</p><p>ルナは、天童乙女を見る</p><p>お姉さんはさアッチから来た人だから、ボクたちのそういう事情も知っているでしょ</p><p>天童乙女は関西のヤクザたちが送り込んで来たスパイだ</p><p>父親が侠客ヤクザ世界の住人だから、鷹倉神社のことも良く知っているはずだ</p><p>それが今は兄さんのところには、みんなが居ていつでも誰かが、ボクの家族が居てくれるそれで、みんなでこの家族を守ってずっと楽しく生きていくんだって、目的があるんだよ未来があるんだ</p><p>巫女として関西のヤクザたちに支配されなくても生きていける未来が</p><p>だから、お姉さんだってお父さんのメンツのために、死ななくても良い未来があるんだよだって、お姉さんはそんなことのために生まれてきたんじゃないんだから</p><p>ルナの言葉を黙って、天童乙女は聞いている</p><p>そろそろレイプという言葉の意味の話に戻るネ</p><p>ニカッと、イーディが微笑む</p><p>ルリコやアタシたちが楽しんでいるのはレイプごっこであって、本当のレイプとは違うノネ</p><p>あら、そうなんですの</p><p>けろっとして、瑠璃子が答える</p><p>ああ、本当のレイプっていうのはセックスしたくない女の子を、男が無理矢理犯すことなんだとっても、怖くてツライことなんだ</p><p>そういうことなんだろうとは判っておりましたわでも、お兄様そういうことは、わたくしたちには関係の無いことではありませんか</p><p>瑠璃子関係が無いって</p><p>だって、わたくしたちお兄様としか、セックス致しませんし</p><p>いや、でも悪いヤツラの犯罪に巻き込まれたりとか</p><p>そういうことに陥らないために香月セキュリティ・サービスがあるのですわ</p><p>ミッチーや、イーディお姉様も居て下さいますこの間からは、月子お姉様たちも周りに不穏な方がいないかどうかチェックして下さっていますし</p><p>そもそも、わたくしたち、警護体勢が万全な場所にしか参りませんわそれに年少の子たちアニエスちゃんたちや真緒ちゃんにも、決して危険な場所へは足を踏み入れさせないつもりでおりますし</p><p>ニコニコ笑顔で、瑠璃子はそう言う</p><p>そして、もし万が一わたくしが、悪漢の手に落ち、セックスを強要されたら</p><p>犯される前に死にますわお兄様以外の男性に犯されたら、わたくしはもう生きていけませんもの</p><p>る、瑠璃子それは</p><p>いえ、そういう覚悟をしているというお話をしているだけですわ</p><p>みんなソウヨDarling</p><p>アタシたちも覚悟しているノネアタシたちのFamilyはDarlingを要にしているダカラDarling以外のボス・ライオンとしか交尾しないソレハ、あたしたちのプライドであり、誇りなのネ</p><p>ね、パパレイプって、お洋服をビリビリに破かれて、キャーとかイヤーとか叫んで、追いかけっこしてセックスすること</p><p>アニエスずーっと前に、ビデオで観たことがありますのまだ、下の部屋に居た頃に</p><p>アニエスは、白坂創介が女たちを犯し、調教する映像を延々と、観せられてきたんだっけ</p><p>白坂創介のセックス人形になるために教育として</p><p>パパ、アニエスもあれしてみたいですのっ</p><p>きっと、パパとなら楽しいと思いますのっ</p><p>ニカッとアニエスは、微笑む</p><p>途中で笑っちゃったりするかもしれないですけれどうししっ、楽しみっ</p><p>オレはアニエスのこんな欲求も、呑み込まないといけないんだな</p><p>あのもし、本格的なレイプごっこをなさるのでしたらわたくしも</p><p>美智が、真顔でそう言う</p><p>わたくしご存じの通り、真性のマゾ娘ですのでしかも、肉体の頑健さには自身がありますので酷いことこそ、ウエルカムでございます</p><p>み、美智、あなたね</p><p>みすずが前に出て</p><p>旦那様、今までの数々の失礼をどうかお許し下さい</p><p>オレの前に手を付いて頭を下げる</p><p>あたしのことこそ犯して下さいっ思いっきり</p><p>みすずはマゾっ気とサドッ気の両方がある</p><p>しかも、どっちも強烈だ</p><p>そうですわ、可憐も一緒に旦那様、レイプしていただきましょうねっ</p><p>あ、あんたたち全員頭がおかしいんじゃないのっ</p><p>天童乙女が、呆れて叫ぶ</p><p>オトコに犯してくれとかそれがオンナの言う言葉</p><p>だってパパだから</p><p>ケロッとして、アニエスが言う</p><p>そうだよね兄さんだもんね</p><p>わたくしも何か、変わったセックスをしていただこうっと</p><p>公様キョーコ・メッサーが、香月様にお話になっていた言葉を思い出して下さいませ</p><p>わたくしは、もちろんその場におりませんでしたが公様の記憶を読んでおりますわ</p><p>キョーコさんはジッちゃんに何て言ってたんだっけ</p><p>キョーコ様は、こうおっしゃっていたんですお嬢様たちにも性欲はあると</p><p>キョーコさんは、ジッちゃんたちの方針は名家のお嬢様たちを抑圧すると怒っていた</p><p>男性と同じ様に、女性にも性欲はございますしかも初潮を迎えれば、女はいつでも孕むことができるのですから</p><p>ああ男のオレたちが、たぎる性欲に困惑するように</p><p>女の子たちにも、性の衝動はある</p><p>もちろん、毎日、体内で精液を作られる男性と月に一度、生理を迎える女性では、性欲の出方は違いますでも、あるんですわ性欲は</p><p>ええ、お兄様お兄様のように全てを受け入れて、楽しくセックスすることのできる方に出会えたんですものもう、どんなセックスだって怖くないですわお兄様とすることでしたら、どんなことでも楽しいだけですワクワクいたしますわ</p><p>あ、もちろん、瑠璃子はお兄様のセックス奴隷ですからお望みでないことは致しませんわお兄様が、絶対にわたくしたちの身体や心を痛めるようなことはなさらせないように</p><p>あ、あの旦那様みすずも、何でもしますからレイプして欲しいです</p><p>わたくしは頑健ですからお望みでしたら、叩くなり蹴るなり</p><p>みすずと美智はそっちの方向から、帰って来い</p><p>結局、人間というものは最初に出会ってしまったものに影響されるんですよ</p><p>ずっと、オレたちを見守っていたレイちゃんが言う</p><p>天童さんは生まれて初めて見たセックスが、お母さんが苦しめられているレイプだっただから男女のセックスというものに深い嫌悪感を抱いてしまったそうですよね</p><p>天童乙女は答えない</p><p>でも、この子たちみたいにセックスというものは、とにかく楽しくて楽しくて仕方がないって思っている子たちもいるんですわたくしもそうですけれど</p><p>鳥居さんが</p><p>ああ、なるほどそういう考えもあるわね</p><p>ふんふんと、うなずく</p><p>鳥居さん自身はどうなの初めてなんでしょセックスを見たのはあたしやこの子たちが旦那様とセックスする姿を見て、どう思われたの</p><p>それはそうね、楽しそうだなあって思いましたわ確かに</p><p>みんな、ニコニコして嬉しそうでしたし身体の中に、男の方のそんな変なものを入れるのが、どうしてそんなに気持ち良いのかは判りませんけれど</p><p>旦那様のこと怖いと思う</p><p>オレが怖い</p><p>え、どういうことですの</p><p>あたしたちとセックスする旦那様を見てあなたは怖いと思った</p><p>まさか黒森さんずっと、みなさんにお優しくなさっていたしあと、何か、気持ち良さそうにニヤけているだけだったじゃないですか</p><p>セックスしている時は、相当、フヌケた顔をしているんだな</p><p>怖くなんてありませんわよ</p><p>天童さんも、そう思ったんじゃないですか</p><p>レイちゃんが微笑む</p><p>世の中にはこんなセックスもあるんですよ怖くないセックスが</p><p>天童乙女が、母親がレイプされる様子を見たのはまだ幼い時だ</p><p>彼女の中の男女のセックスに対する嫌悪感は</p><p>セックスや男というものに対する、根源的な恐怖感と繋がっている</p><p>はいセックスは楽しいですわ楽しいセックスをもう一度、感じてみて下さい</p><p>瑠璃子が、天童乙女に言う</p><p>お兄様瑠璃子のお相手をお願い致しますわ</p><p>月子が、天童乙女に</p><p>はい、今度はわたくしたちは、セックスを楽しんでいるということを認識した上で、感じてみて下さいね</p><p>オレと瑠璃子のセックスを瑠璃子が、どう感じていくかを逐一、天童乙女にも追体験させるのか</p><p>きっと、あなたも思われるはずですわ過去を捨て、しがらみを捨てわたくしたちと一緒に生きたいと</p><p>父親のメンツのために死ぬなんて、悲しくて寂しいだけですもの</p><p>月子の手が、再び天童乙女の心に浸蝕していく</p><p>そうですのそして早く、お姉さんもパパとセックスしたらいいんですのっ</p><p>可憐ちゃんも、コヨミもですのっパパとセックスしたら、どんどん幸せになれるんですのっ</p><p>それはさすがにちょっと、どうかと思うけれど</p><p>鳥居さんが、苦笑する</p><p>まあ、皆さんの理屈は判りましたわどうして、こういうことをなさっているのかもまあ、わたくしは見届け役ですからそれ以上は、個人的な意見は申し上げませんが全て、桃子お姉様にご報告致します</p><p>必死に自分を建て直そうとしている</p><p>お姉さんはどうして、兄さんとセックスしないの</p><p>ルナが、率直に尋ねる</p><p>は、はいな、何を言っているのよあ、あなた</p><p>慌てふためく、鳥居さん</p><p>だって自分もしてみたいって思っているじゃないですか</p><p>わ、わたくしがそそそ、そんなはずがないですわわわ</p><p>いやこの好奇心の塊が</p><p>興味を持ったものに、ついつい手を出してしまう少女が</p><p>セックスに興味を持たないはずがない</p><p>でも兄さんのこと、怖くないんですよね</p><p>あ、あたり前じゃないの</p><p>それって好きってことじゃないですか</p><p>だからこの人なら、セックスを試してみてもいいかもって、思っているんじゃないですか</p><p>１２歳の巫女能力者がクスッと微笑む</p><p>今日知って、ショックだったこと</p><p>新しいキカイダーの光明寺博士役が、ナガシマ・カズシゲさんだということ</p><p>ということはハカイダーの脳みそは</p><p>父が温泉に行きたいというのですが</p><p>温泉旅館に泊まりに行く、お金も余裕もないので</p><p>実は、東京には温泉の出る銭湯がたくさんあります</p><p>普通の銭湯料金の450円で、温泉に入れる施設が</p><p>ということで、父を連れ電車に乗って、温泉銭湯へ</p><p>いや、温泉はあっても普通の地元の人用の銭湯なので</p><p>背中に和風のイラストのある人や幼女と一緒に入浴してきました</p><p>父の手を引きながら</p><p>うーん、何だろうこの状況は</p><p>ほらほら、石けん、ここにあるからね</p><p>みたいな</p><p>ちなみに東京から湧く温泉は、ほとんどが黒湯です</p><p>888．夜は楽し　／　しがらみ</p><p>あ、もしかして怖いんですか</p><p>ルナがクスクス笑って、鳥居さんを挑発する</p><p>兄さんの大きなオチンチンを、身体の中に入れるのが</p><p>ルナはわざと、さっきまでオレを受け入れていた割れ目を鳥居さんに見せつける</p><p>そ、それはだって異常なことよそんなものを、お腹の中に入れられるなんて</p><p>えー、ボクたちみんなしているじゃないですかルナだってできているのにお姉さんに入らないはずがないですよ</p><p>そうですのアニエスだって、全部入りますのっ</p><p>アニエスがオレの亀頭の先を手で撫でる</p><p>可愛いですのパパのオチンチンまだ、こんなに元気ですの</p><p>チュッと、唇でキスをする</p><p>ルナも舌を伸ばす</p><p>アニエスとルナ、１２歳の美少女コンビによるタブル・フェラだ</p><p>あたしが旦那様としていたのもご覧になっていらしたわよね異常ではないわこれは、人間が男と女が愛し合うためにすることですわ赤ちゃんを作るために誰にでもできることだし、こういうことができるように人間の身体はできているのよ</p><p>みすずが、鳥居さんに言いながら可憐さんを見る</p><p>鳥居さんも可憐も見ていて、どんどんお腹の底が熱くなってきたでしょほら、ここが</p><p>みすずが、可憐さんの股間に手を伸ばす</p><p>怖がらないで可愛がってあげるだけだからうふふ、思った通り可憐のここ、熱くなって湿っているわ</p><p>い、いやこ、怖いです</p><p>可憐さんは、怯えているが</p><p>大丈夫よ大きく深呼吸して、あたしに体重を預けなさい</p><p>みすずは、右手で可憐さんの股間をグリグリと刺激しながら左手で、可憐さんの可愛らしいおっぱいを揉む</p><p>ほら、気持ち良いだけでしょ酷いことはしないわよ可憐は、あたしと旦那様の大切なペットですもの２０歳になるまでいいえ、可憐が望むのなら一生、あたしたちが可愛がってあげるわ</p><p>ほらほら、身体から力を抜きなさい今日からは、あたしがあなたのママですからねああ、あたしも渚様に、最初にこうしていただいたのよ</p><p>そうみすずは</p><p>本来は男嫌いで、同性愛の嗜好が強い</p><p>だから、渚の性奴隷ペットになって楽しんでいた</p><p>最初の出会いから、オレは１人の男でなく、渚からみすずを譲り受けた新しい飼い主として、みすずの心に刻まれた</p><p>みすずがオレを旦那様と呼んだのは自分を支配する存在だと認知したからだろう</p><p>まずは飼い主とペットという関係からスタートして、それから家族パートナーという関係に変化した</p><p>だから、みすずの相手はオレだけにしか勤まらない</p><p>家族でもなく、自分の飼い主でもないただの男を、みすずが受け入れることは決してないからだ</p><p>これは白坂創介によってアニエスが歪んだ教育を受けてきたようにジッちゃんが、みすずをそういう性癖にしてしまった結果だから、もう変えることはできないと思う</p><p>うふふ、可憐にキスしてあげたいけれど可憐のファーストキスは、旦那様に捧げないといけないものねだから、後でね指も、表面を撫でるだけよ可憐のここに最初に入るのは、旦那様のオチンチンなんですから</p><p>みすずは楽しんでいる</p><p>オレのペットであるみすずが、次は自分のペットを欲しがるということは想像しておくべくことだった</p><p>いや、ジッちゃんは想定していたんだ</p><p>だから水島可憐さんは、みすずに捧げられた生け贄なのかもしれない</p><p>みすずの愛撫に、ビクビクと震える可憐さん</p><p>視覚、聴覚、嗅覚そして肌からの触覚</p><p>次から次へと襲って来る性的な刺激に、すっかりわけがわからなくなっている</p><p>可憐さんあなたのファーストキスも、ファーストセックスもわたくしがちゃんと記録してさしあげますわ</p><p>自分のハメ撮りも、他の子の撮影も大好きな瑠璃子がそう言う</p><p>そうね瑠璃子にお願いしましょうね可憐の処女喪失は、どこでしましょうかお風呂場はもういいわよねあたしのベッドルームでするそれともお庭車の中というのも面白いかもしれないわね</p><p>あっ、あっううっ</p><p>可憐さんは、感じすぎて涙を零す</p><p>みすずの言葉は、もう耳には入っていないようだ</p><p>ちょ、ちょっとな、何を始められたんですの</p><p>鳥居さんは、呆然としている</p><p>今まで、わたくしたちがこうやってしていることは全て天童乙女さんへのメッセージですわ</p><p>瑠璃子が、ニコニコして言う</p><p>月子に身体の動きを拘束されたままの天童乙女がギョッとする</p><p>ええ、わたくしはあなたが、どの様な体験をんさったのかはよく判りませんわわたくしには、力はございませんからでもあなたに、お伝えしなくてはいけないことがあるということは判っています</p><p>瑠璃子は告げる</p><p>セックスというものは、とても楽しいものだということをあなたが、たまたまご覧になられたセックスが、不幸にも悲惨なものであったというだけで世の中には、幸せで、幸せで、嬉しくてたまらないセックスがあるということを判っていただきたいんですわ</p><p>ば、馬鹿なことを</p><p>そう吐き捨てる天童乙女</p><p>でも、あなたはもう感じていますわ公様とみすず様、アニエスさん、ルナのセックスをセックスしている時の皆様の感情を感じて</p><p>月子が、天童乙女の耳に囁く</p><p>今までずっと、月子はセックス中のみすずたちの気持ちや感覚をそのままダイレクトに天童乙女に注ぎ込んできた</p><p>あなたは今までセックスというものを男性が女性を一方的に、暴力的に犯すレイプという形でしか理解していらっしゃいませんでしたわね</p><p>お母様がかつて犯されているのをご覧になった経験から</p><p>ああ巫女の力が、天童乙女の記憶を呼び起こしている</p><p>そ、そうだよあたしのママはすっごく嫌がってたんだよ、痛がってた、あのオッサンに何度も殴られて服をビリビリに破かれてさ、何度も嫌です、許して下さい子供が見ているんですって言ったのにあのオトコは</p><p>吐き捨てるように、天童乙女は言う</p><p>ニヤニヤ笑いながら、ママをレイプしたんだよっあいつはあたしの方を見てニタニタしながらママの中に中出ししたんだっママは、大声で泣いてたサイアクだよ最低だお、オトコなんてぇぇ</p><p>それが天童乙女のトラウマになっている</p><p>ああ、その場にお父様もいらしたのですわね</p><p>つ、月子</p><p>月子が読み取っている天童乙女の記憶の中に父親の天童貞男が居る</p><p>そ、そうさアイツは見ていたんだ最後まで、黙って</p><p>幼い頃の天童乙女の家に</p><p>それも、ヤクザのしがらみということなんですわね</p><p>わたくしは鷹倉神社の娘ですから、あの世界のことはよく判っておりますわ</p><p>天童乙女は口籠もるが、心の中に湧き上がる記憶を月子は次々と読み取っていく</p><p>この方のお父様の所属なさっていた組が大きな失敗をなさったようですわ</p><p>天童貞男は４２歳まで、侠客としては名前を売ることはできなかったという</p><p>だから、それまではどこかの暴力団組織の下っ端をしていたんだろう</p><p>しかもその失敗は、この方のお父様がとてもお世話になっていた兄貴分の方がなさったことで何としても、その失敗の穴埋めをなさいたいと思われたのですね</p><p>だからって自分の妻を売るのかよっ</p><p>天童乙女が、思わず叫ぶ</p><p>ああ他の組の幹部の方に、お前の嫁を抱かせてくれるのなら、助けてやってもいいと言われたのですね</p><p>それで天童乙女の父親はそのヤクザの幹部に、自分の妻を売った</p><p>ママは美人だったから前から、ソイツはママに気があったんだヘンタイ野郎だよっあたし家の台所で、あたしとアイツの見ている前でママを</p><p>天童乙女が、怒りに震える</p><p>アイツこれは組のためだからアニキのためだから渡世の義理のためだからって</p><p>でも嘘だったのですね</p><p>そうさっそいつはママを好きなだけ犯してだけど、終わったら思ってたほど良くなかったガバマンだった太平洋かと思ったぜってママを馬鹿にして</p><p>パパ、ガバマンて何</p><p>シッ、アニエス後でな</p><p>いや、後でもガバマンて何だろう</p><p>結局、ソイツはあたしたちの組を助けてくれなくてアイツのアニキは責任を取って、首を吊って死んだよ良い人だったアイツなんかとは比べ物にはならない、本物の渡世人だったんだよ</p><p>アイツ自分の父親を、そう呼ぶんだ</p><p>そしてママはヤラレ損でしかも、あのクズオトコが、あちこちに天童のカミサンはガバマンだった緩かったぜって言いやがったから関西にもいられなくなって</p><p>酷い話だ</p><p>ある日、あたしが学校から帰ってきたらいなくなってたどこへ行ったのかも判らないアイツも探そうとしないんだよあんな恥ずかしいところを夫と娘に見られたら、一緒に住めなくなるのは当たり前だなんて言いやがって</p><p>天童乙女の母親は家を出たんだ１人だけ</p><p>娘を連れて行かなかったのは母娘だけで生活する自信がなかったからですよ</p><p>月子が、そう言うが</p><p>あたしだって、そう思いたいよっでもママは、あたしにも見られたことを苦に思っているんだきっと、そうなんだよ</p><p>そうやって、自分を責めてはいけませんよ</p><p>興奮気味の天童乙女の身体を、月子が優しく撫で擦る</p><p>だから、あたしは今度だって</p><p>アイツがあたしに死んで来いって言うのさ組織のお偉いさんがみんなを集めて誰か娘を鉄砲玉にできるヤツはいないかって言うから、自分が手を上げたって</p><p>今回、スパイとして香月家のパーティに潜り込んだことか</p><p>何が誰かだよっ向こうはアイツにあたしっていう娘がいるってことを知ってて、わざとみんなの前でそう言ったのに決まっているだろっ</p><p>天童乙女は、荒々しく喚く</p><p>判っているよあたしだってずっと逃げられなかったんだから親父が、どっぷりヤクザの世界に全身浸かっているんだだから、あたしだって、この世界に捕まっちゃってさ子供の頃から、必死に武術を習い覚えたからそんで、誰にでも嚙み付いて、半死半生にして天童乙女は狂犬みたいなオンナだって評判を作ったのさそうでないと弱いままだと、ママみたいにオトコに犯されるから</p><p>眼の前で母を犯されたトラウマが戦闘的な天童乙女の人格を作った</p><p>オトコなんて、みんな大ッ嫌いさこの世から、１人もいなくなればいいあたしは、そう思っているよだって</p><p>彼女は言う</p><p>組のためだから渡世の義理だから、悪いが東京へ行って死んできてくれって言うんだよアイツは、あたしに</p><p>父親天童貞男に、そう言われたのか</p><p>ああ、判ったよそれなら華々しく死んできてやるよこれでようやく、アイツやヤクザやオトコたちから逃れられるそう思って、あたしは来たのさここへ</p><p>なるほど今考えると</p><p>今日のパーティで、天童乙女がやって来たことは全て、ヤケクソ気味だった</p><p>ヤクザの娘でも女子高生１人で香月家と渡り合えるはずがない</p><p>オーケー、これで確信が持てたわ状況が</p><p>やっぱり、この子はオトリの捨て駒ねこの子を使って、屋敷の中で騒ぎを起こしておいて外で別働隊が動いているのよ</p><p>サバッと、浴槽から出る</p><p>みすず様わたくしは、香月セキュリティ・サービスの指揮に戻ります麗華は、最後まで付いていて</p><p>レイちゃんが返事すると、翔姉ちゃんはオレたちに</p><p>心配しなくて平気よそういう想定で、すでに各部隊を展開しているからわたくしは、確証が欲しくて、ここへ来ていただけです</p><p>翔姉ちゃんにとっては事情聴取だったんだ</p><p>そう言って、早歩きで脱衣所の中へ入っていく</p><p>ちくしょうっどいつもこいつも、あたしを馬鹿にしやがって殺すなり嬲るなり、とっととしろよっそうでないんなら死なせろよテメエらぁぁっ</p><p>天童乙女が、大声で喚く</p><p>死ぬ気なんてないのにそういうことを言うのは、よくないと思うよ</p><p>な、何だとこのおっ</p><p>月子が力の支配を強化する</p><p>あなたは世の中というものが、もっと広大だということをお知りになるべきですわ</p><p>な、何のことだよっ</p><p>わたくしもかつてはそうでした鷹倉神社とそれにまつわるヤクザ世界だけが世の中の全てだと思っておりましたそれは、今からして見ればとても小さくて狭い世界でしたのに、あの頃のわたくしにはとてつもなく強大でわたくしたちは一生、あの世界の支配から逃れられないのではないかと思い込んでおりました</p><p>そうだ鷹倉神社から東京へ来たばかりの頃の月子は</p><p>今の天童乙女と同じで絶望し、諦めの心境に浸っていた</p><p>でも、違ったんですわあんな狭い世界が、この世の全てではありませんわたくしたちは逃れることができました</p><p>な、何言ってるんだい鷹倉神社の娘たちは今でも、あたしたちの関西の組織の人間から狙われているんだよあんたたちは、全然、自由なんかじゃないあたしたちの組織に囚われていたのが香月家に変わったってだけのことじゃないか</p><p>今だって、月子たちに自由は無い</p><p>どこでも好きな場所へ行って、気ままに生きることは許されていない</p><p>何をするにも香月セキュリティ・サービスの監視と保護を受けることになる</p><p>あら、香月家ではございませんわわたくしたち公様に捕らえていただいているんですわ</p><p>月子は、ニッコリと笑ってそう言う</p><p>それの何が違うっていうのさ</p><p>ギッと強い眼で睨む天童乙女に月子は</p><p>何もかも違いますわわたくしたち今は毎日が楽しいですし、幸せですから愛していますし、愛していただいておりますもの</p><p>な、何が言いたいのか、あたしには判らないよ</p><p>天童乙女は、そう突っぱねる</p><p>よく見て下さいわたくしたちみんなとっても、幸せそうではありませんこと</p><p>月子は、そう言う</p><p>公様とみすず様、アニエスさん、ルナとのセックスあなたが、ずっと思い込んでいらっしゃった男女の交わりとは、全く違いましたでしょ</p><p>オレたちのセックス</p><p>公様が男の方が、暴力的でしたかいいえ、違います女性が嫌がっていましたかいいえみな、女の子の方から求めていましたわ公様に愛されることを</p><p>わたくしずっと、みすず様たちの心の動きも、あなたにお伝えしてきましたわみんな、公様のことを信頼なさっていて公様が、絶対に女の子の身体や心を傷つけたりはしないということに確信を持っていますだからただただ、交わりをセックスを楽しんでいますそうでしたわね</p><p>天童乙女が、オレを見る</p><p>世の中にはこんな男性もいらっしゃるんですわいつも開けっぴろげで、女を騙したり、嘘を付いたりしない方が公様が、わたくしたちとセックスなさるのはわたくしたちに性的な欲求を感じられるからでわたくしたちの持つ力をご自分のものにしようとか、あるいは香月家の財産を手中に納めたいとかそういう野心は全くお持ちでありません</p><p>うんアニエスパパが、アニエスのことエッチな眼で見る時が好きですのっ</p><p>パパ、アニエスを裸にして、アニエスとセックスしてアニエスのお腹の中にピュッピュッしたいってそれだけを考えていますのアニエスのこと、欲しがっていますのそういうパパに、はい、どうぞってするの大好きっ</p><p>わたくしも先生に、おっぱいチラチラ見られるのが好きですわ</p><p>よ、ヨミ</p><p>前は年の割に大きすぎるこの胸は、わたくし、そんなに気に入っていませんでした今も、他の男性にジロジロ見られるのは好きではありませんでも、先生はわたくしの胸をチラチラ見ながら触りたいなあ、裸にしてペロペロ舐めたいなあ、でもそんなこと急に言ったら、怒られちゃうかなあってずっとオドオドなさってて、それがとっても可愛いんですの</p><p>オレそこまで、何を考えているのか、丸見えなんだ</p><p>あのいつでも触ったり、舐めたりして構いませんからねせっかくの機会ですからお伝えしておきますけれど</p><p>ヨミが、１４歳のロリ巨乳をプルンと振るわせてそう言う</p><p>オレ何か、セックスのことばかり考えているみたいじゃないか</p><p>何かとても恥ずかしいぞ</p><p>ダカラ、いいのネ</p><p>はいお兄様の前ではこの身体と心だけで、お仕えできますからわたくしにまつわる他のもの香月の家のことなど全て忘れて、肉体だけでご奉仕できることが、わたくしの悦びなのでございますわ</p><p>ダカラ、アタシたちこうやって、みんな裸になって風呂場に集まったノネ</p><p>テンドウ・オトメ見なさいネアタシたち、みんな裸ネ生まれて来たままの姿ネもちろん、みんなこれまで生きてきたことでのしがらみは背負ってきているネでも、Darlingの前ではそんなの何１つ関係無いネ</p><p>はい、お兄様は裸のわたくしたちにしか、ご興味をお持ちでないですからわたくしたちも、全てを脱ぎ捨てて、裸になれるんです</p><p>ソシテ今アンタも裸なのネココデハ</p><p>イーディが、ククッと天童乙女に微笑む</p><p>アンタが今まで抱えてきたシガラミは関係ないノネダッテ、裸ダカラ裸のアタシたちダケなんだから</p><p>若干、裸でない方も２名ほどいらっしゃいますが</p><p>美智が、透け透けの白ビキニを着て入浴している鳥居さんとアーデルハイトさんを見る</p><p>アーデルハイトさんは、洗い場に引っ繰り返って冷たいペットボトルの水を、グビグビ飲んでは、首筋やおでこに当てているがオレたちの様子をジッと見ている</p><p>意識ははっきりとしているようだ</p><p>ま、ソレハ放っておくネソレヨリ</p><p>アタシたちが、どういう風に愛し合っているノカもう一度、見せてあげるべきネルリコ</p><p>ルリコが、オレの方へやって来る</p><p>お兄様、お待たせ致しましたいっぱい、射精して下さいね</p><p>わたくし赤ちゃんできちゃっても構いませんから</p><p>それからミッチーとヨミちやんもいらっしゃい一緒に、お兄様にご奉仕いたしましょう</p><p>瑠璃子は、２人を呼ぶ</p><p>え、わ、わたくしは</p><p>驚く、ヨミ</p><p>ヨミちゃんは鳥居さんの警護の子がダウンしちゃいましたから</p><p>ああ、アーデルハイトさんにこれ以上性感を送り込むのはマズいな</p><p>今すでに、腰が抜けているんだから</p><p>ああ、来いよヨミ</p><p>オレも、ヨミを呼んだ</p><p>そのおっぱい揉みたいんだ</p><p>は、はいっ、ただ今</p><p>ヨミは、とても嬉しそうにこっちへ来る</p><p>美智もほら</p><p>美智は、イーディとレイちゃんをちらっと見る</p><p>大丈夫ネアタシは、普段、Darlingを襲っているカラ</p><p>ええ、こっちのことは気にしないでわたくしたち、お姉さんが見ていますから</p><p>そうかセックスに集中しすぎて、天童乙女が暴れ出したり、逃げ出したりしないように</p><p>イーディとレイちゃんが、監視に付いてくれているんだ</p><p>翔姉ちゃんが、１人で先に仕事に戻ってしまったし</p><p>タダシ心月はダメネ今、ここでアレをやられるとアタシたちも腰が抜けちゃうネ</p><p>ああ、心月の波動がイーディやレイちゃんにも伝わったらしばらくは、まともに闘うことができなくなる</p><p>では、お言葉に甘えて失礼させていただきます</p><p>美智も、エアマットの方へやって来る</p><p>月子お姉様申し訳ないですわ</p><p>ヨミが、月子にそう言った</p><p>月子だけは、天童乙女の精神拘束の仕事があるからこの浴室で、オレとセックスすることはできない</p><p>いいんですよわたくしは公様に抱いていただく時は、常に懐妊を覚悟しておりますからお布団の上の方が良いんですわ</p><p>ああ、月子にはアウトドア・セックスとかの趣味は無いんだ</p><p>オーソドックスな布団の上での交わりを求めている</p><p>将来、娘にあなたは、このお布団の上で愛し合ってできたのよと教えてあげたいですから</p><p>お風呂場のエア・マットの上というのは伝えにくいですから</p><p>こういう想像をする子なんだ月子って</p><p>わたしはむしろお前は、この草むらで愛し合って生まれたと、娘に伝えたいです</p><p>イーディお前は</p><p>あるいはこの犬小屋とか</p><p>犬小屋の中に、わたくしが両手を付いてこの淫らなわたくしのお尻だけを外に出しご主人様に、文字通り後ろから犬の様に犯していただくとか</p><p>それ面白そうね</p><p>みすずお前もか</p><p>うふふ、可憐の処女喪失はどんな風にしようかしら</p><p>ああっ、み、みすず様</p><p>みすずは、ずっと可憐さんを抱き締め愛撫していたらしい</p><p>では、せっかくですからわたくしたち、３人、四つん這いになって、ワンちゃんのポーズで後ろからお兄様に犯していただきましょうか</p><p>瑠璃子が、そんな提案をする</p><p>えっと、ヨミは構いませんけれど</p><p>わたくしはウエルカムでございます</p><p>ヨミと美智が、そう言う</p><p>ね、本当にみんな、楽しそうでしょこういう世界もあるんですよ</p><p>月子が、天童乙女に囁く</p><p>そして、そこはあなただって、入れるかもしれない世界なんです</p><p>天童乙女は、呆然としてオレの前に四つん這いになって、可愛いお尻を振る３人の美少女たちを見ている</p><p>みんな笑顔で欲情してる</p><p>幼い少女たちが、自分からオレにセックスを求めている</p><p>う、うそ香月瑠璃子様が警護役と一緒になんて</p><p>ダウンしているアーデルハイトさんが驚く</p><p>ああ今までは、みすずとは単独でセックスしたもんな</p><p>アニエスも、香月家にまつわるお嬢様ということにしてあるし</p><p>ルナとも単独のセックスだ</p><p>オレは名家の人間でないから求められたら、誰とでもセックスする男奴隷ぐらいにしか思っていなかったんだろう</p><p>でも、今</p><p>名家中の名家、香月家の令嬢で瑠璃子が</p><p>警護役のはずの美智とヨミと</p><p>３人仲良く並んで、オレにお尻を突き出している</p><p>ですからお兄様の前では、関係ありませんわ</p><p>裸のわたくしは裸のミッチーやヨミちゃんと同じ、お兄様に愛していただくだけの存在ですから</p><p>す、素晴らしいお考えですわ</p><p>鳥居さんが、瑠璃子の言葉と行為に感激している</p><p>この３Pでお風呂場編は、終わりです</p><p>可憐と乙女の処女喪失編は、別室で</p><p>瑠璃子の写真撮影がありますから</p><p>というか、そろそろ鞍馬＆安城姉妹の方のストーリーもやらないと</p><p>狩野さんと桃子姉ちゃんは、別の日になります</p><p>しかし８８８話ですか</p><p>銀河鉄道９９９のテレビ版に出て来る、８８８号を思い出しました</p><p>889．夜は楽し　／　敵は味方</p><p>わたくしも、お兄様も本当は、名家のことなんてどうでも良いと思っています</p><p>わたくしたちは、お祖父様のように名家は永遠に守り続けなくてはならないというような思想はございませんから</p><p>もちろん、わたくしも香月という古い血を受け継いでおりますし、先祖代々守り続けてきたものを次代へ送り届けなくてはいけないという責任も感じてはおります</p><p>風呂場のタイルの床に四つん這いになって、オレに可愛いお尻と、熱く湿った女性器を晒したまま、瑠璃子は話し続ける</p><p>しかし名家の生まれであるということが、他の皆様とは別の存在である貴い人間なのだという考えには同調できません</p><p>瑠璃子の言葉を、鳥居さんは真剣に聞いている</p><p>わたくしの隣にいるミッチーはわたくしたちを守って下さる警護役ですが、それはあくまでお役目としてお仕事として、そうしていただいているだけで人間としては同等です</p><p>美智もまた、オレに向かって四つん這いで可愛いお尻を向けている</p><p>こうやって裸になればわたくしと同じ、お兄様にご奉仕することを悦びとする１人の女の子です</p><p>わたくしは警護役として、みすずお姉様やご主人様そして、わたくしを家族として受け入れた下さった皆様を守ることを使命としておりますが</p><p>１人の女としてはこの肉体の全てを駆使し、ご主人様にご奉仕することこそが、わたくしの生き甲斐なのでございます</p><p>ヨミもですわわたくしたち姉妹とコヨミちゃんを受け入れて下さった先生と家族の皆様に心から感謝しておりますし家族のために、わたくしができることは何でも致しますでも先生には、いつでもヨミのこの身体で思いっきり気持ち良くなって欲しいと思っています</p><p>ヨミも、ぷるるんとしたお尻を蠱惑的に揺らす</p><p>１５歳にしては、つるんとした肉体の美智と</p><p>１４歳にしては、グラマラス過ぎるヨミが、同じことを言うというのもうーん</p><p>わたくしたちはお兄様に愛していただくことでそれまでの過去も、しがらみも全て捨てて、対等な存在になれたんです今のわたくしは裸の瑠璃子は、香月家の娘ではありませんからわたくしもお兄様のセックス奴隷の１人、ただの瑠璃子でございますから</p><p>わたくしも、ただの奴隷のヨミでーすっ</p><p>わたくしこそ、ご主人様の忠実な性奴隷でございます</p><p>並んでイヌのポーズを取る３人の少女が、順番にそう言う</p><p>あたしも同じ考えよあたしたちは旦那様にお仕えすることで、対等なの家族であり、姉妹であると思っているわ</p><p>みすずも、そう鳥居さんに言う</p><p>過去は関係ないよアタシたちのDarlingは、そんなものは平気で呑み込んじゃうカラ文字通り、身体１つで飛び込めばいいノネ</p><p>イーディが、アーデルハイトさんにそう言う</p><p>わ、わたくしにあなたたちの仲間になれと</p><p>でもわたくしは今は、まり子お嬢様の警護役でございますし</p><p>ちらっと鳥居さんの方を見る</p><p>誰も、アンタにソンナことは言ってないネ</p><p>クスッと笑うイーディ</p><p>アタシたちは、絶対に強制はしないノネアタシの時も、そうだったヨアタシがこの家族のメンバーになりたいと思って、Darlingにお願いしたノネDarlingも、打たしがそういう気持ちになるまで、ずっと待っててくれたヨ</p><p>嬉しそうに、過去を語る</p><p>ダカラ、アンタが入りたいってDarlingにお願いして、Darlingがアンタを受け入れてもいいって思わない限りはアンタがアタシたちの仲間になることはないノネ</p><p>膝を屈して額を床に擦り付けて、懇願しろと</p><p>アーデルハイトさんが、イーディを睨む</p><p>ソンナことも言ってないネどうして、アンタは発想が極端なのネ</p><p>オレたちが、アーデルハイトさんにお願いですから、家族になって下さいと必死に嘆願するか</p><p>アーデルハイトさんの方から、仲間にして下さいと土下座するか</p><p>どっちかしかないと思っているのか</p><p>世の中は、そんなにキツイだけじゃないノネアンタが考えているより、緩いヨ</p><p>アンタが今まで、酷い人たちに出会ってきて、苦労してきたことは判るネダカラ、あんまり他人を信用したくないっていうことモデモ世の中、悪い人ばっかりでもなかったデショアンタだって、マリコみたいな優しい子にも出会って来ているじゃナイカ</p><p>イーディが、アーデルハイトさんに微笑む</p><p>えわたくしが優しい</p><p>ポカンとする、鳥居さん</p><p>わ、わたくしはハイジには厳しく接してきたつもりですわっ主と使用人の分別はきちんとわきまえてきたつもりですっ</p><p>それがマリコの悪いところネ</p><p>苦笑するイーデイ</p><p>マリコは名家のコじゃないのに、名家のコと同じ立場にイルそのことを自分でも、納得できていないネトリイの家は充分に栄華を誇っていてお金持ちなのネ名家のお嬢様と呼ばれる女の子と対等のいや、没落しつつある家の子たちよりは、遥かに豪勢な生活をしているノネ</p><p>没落しつつある家関西ヤクザの介入を受け入れてしまった水島家</p><p>そして娘を売りに出すしかないところまで追い詰められている、鞍馬家</p><p>狩野さんの家だって、他の名家から財団なんかの名誉職を斡旋してもらって、何とか地位を保っていると聞いた</p><p>鳥居さんの家はここ数十年で財を成した古くからある名家ではない</p><p>でもトリイ電子という会社の名前は、世界に轟いている</p><p>家柄と血筋だけで、名家の女の子たちが偉そうにしているのは確かに間違っているノネ人と人ただの女の子という意味では、差なんか無いンダカラ</p><p>そうよそうなのよですから、わたくしは瑠璃子様が、警護役と対等だとおっしゃったことに感激したのですわ</p><p>普段、みすずたちの超お嬢様校で名家のお嬢様たちから、冷たくあしらわれている準・名家待遇の鳥居さんだからこそ</p><p>名家中の名家の娘、瑠璃子が臣下である警護役たちと、対等の立場になろうとしたことに感動した</p><p>デモマリコ自身は、自分と自分の警護役の間には差がアルと思っているノネ</p><p>ダカラ厳しく接して、主と使用人の分別をわきまえてきたんだネ</p><p>鳥居さんはハッとして、洗い場にダウンして寝転がったままのアーデルハイトさんを見る</p><p>人は自分が他人に差別されているコトに関しては敏感ダケレド、自分が差別していることには鈍感なものナノネ</p><p>は、ハイジ、わたくしはあの、そういうつもりでは</p><p>アーデルハイトさんは、主を見上げ</p><p>いえ、判っておりますからまり子お嬢様が、どのようなお方なのかは判った上で、警護役として契約させていただいたのですし</p><p>ハァと、息を吐く</p><p>まり子お嬢様は鳥居様のお家ということですけれど、わたくしが契約交渉を致しました家の中では、何もかも一番でしたわ他の家は特にヨーロッパの方々は、日本人とのハーフで孤児のわたくしには、とても冷たかったですから</p><p>淡々とアーデルハイトさんは言う</p><p>まあ鳥居様やまり子お嬢様にも、使用人であるわたくしへの偏見があることは事実でございます時にはムッとすることもございますが我慢できる範囲でございますヨーロッパでは、絶対に許すことのできないような酷い言葉で罵られることもございましたし</p><p>苦労しているんだな、この子も</p><p>ご、ごめんなさい、ハイジあたし</p><p>謝られることはございませんわたくしはまり子お嬢様の使用人でございますから</p><p>アーデルハイトさんは、鳥居さんから眼を背ける</p><p>もう、ツンツンしすぎですのっ仲良くしたいのなら、仲良くなりたいって言わないとダメですのっ</p><p>アニエスが、プンプンする</p><p>そうそう、あなたの心の中はボクにはよーく見えているんだからねっ</p><p>ルナも、笑っている</p><p>そうねあなた鳥居さんのこと大好きみたいですものね</p><p>あたしには月子さんみたいな不思議な力は無いけれどそれぐらい判るわよあなたの様子を見ていれば</p><p>それはオレもそう思う</p><p>鳥居さんみたいに、何でも楽しく文句を言い合えるご主人様なんてなかなかいないでしょうから</p><p>鳥居さんとアーデルハイトさんは、なかなか気が合っていると思う</p><p>だから、時々反発もするけれどすぐに元に戻れる</p><p>暴言を吐き合ったり、ケンカしたりしても関係が壊れない</p><p>ま、ソッチはソッチでやっててネ</p><p>イーディが顔をアーデルハイトさんたちの方から、天童乙女に向ける</p><p>アタシが話し掛けていたのはアナタの方ヨ</p><p>ニタッと微笑む</p><p>ソウネアナタこそ、アタシたちの仲間になるっていう選択肢もアルのネ</p><p>ふ、ふざけるなっあ、あたしは侠客の娘だよっ仁義を捨てるはずがないだろっ</p><p>天童乙女が、そう叫ぶが</p><p>アイツとしか呼べないような父親に義理立てして命を捨てに来る娘はいないネ</p><p>天童乙女にとって父親は自分の兄貴分への義理を果たすために、母親をレイプさせたような人間だ</p><p>そして、母親は天童乙女を捨てて家から出てってしまったんだ</p><p>さっきから父親に対しては恨み言しか言っていない</p><p>父親のメンツのために、命を捨てる覚悟をして香月家に潜入して来たのは変だ</p><p>そ、それはあたしは、あたしの仁義のために、こうしてるだけさ</p><p>天童乙女自身の仁義</p><p>アナタの父親はヤクザネ、キョーカクネデモ、アナタ自身はヤクザでないそれなのにジンギなのカ</p><p>う、うるさいねっあたしのことなんかどうだっていいだろ</p><p>天童乙女はまだ何かを隠している</p><p>あたしの心の中のことはこの女の変な能力で丸見えなんだろ下らないことやっていないで、さっさと調べればいいじゃないかっ</p><p>あらまだお判りではないんですの</p><p>月子が、天童乙女の背後から囁く</p><p>わたくしたち公様のご命令で、乱暴な力の使い方は一切しておりませんから</p><p>ニッと優雅に微笑む</p><p>な、何なの力って</p><p>鳥居さんが、食い付いてくる</p><p>ああ、もういいわね旦那様鳥居さんに説明してしまってもよろしいですわね</p><p>うんいいたと思うよ月子</p><p>月子が、うなずく</p><p>わたくしたちは人の心を読んだり、人をわたくしたちの命じるままに従わせる力がございます</p><p>心を読む方は、何となく判っていたけれど従わせる力もあるのねあっ、ていうことはキョーコ・メッサーとのエキシビションで使っていたのは</p><p>鳥居さんが、美智たちの方を見る</p><p>わたくしやイーディの技はあくまでも気の力の応用です</p><p>ボクとヨミお姉様のは月子お姉様と同じ力です</p><p>ルナが、そう答えた</p><p>ただし、この力は慎重に使わないと、人の心に大きな傷跡を残してしまいます</p><p>人の心は小さな水槽の中の水だと考えて下さいわたくしたちの力は、その水槽の中の水をかき混ぜるようなものです</p><p>心は器に入れられた水のようなもの</p><p>日常生活での行動などは表層部分で絶えず対流していますしかし、大事な思い出などは水槽の下の方に沈んでいます澱みのない落ち着いた水底に大切に保存されているんです</p><p>今、わたくしはこの方の身体能力を制御しておりますが、こんなことは表層部だけの操作ですから心の奥底にまでは影響致しません</p><p>ああ、身体を動かすなんていうのは日常のことだもんな</p><p>しかし、心の深い部分に関してはもちろん、わたくしたちの力を使えば、底に沈んでいる記憶を無理矢理に浮かび上がらせるようにすることもできますしかし、そんなことをしてしまったら心というもの全体を、手荒にかき混ぜてしまうということですから</p><p>ああ記憶も意志も、心の中が全てグチャグチャになってしまうのか</p><p>はい心を入れた器そのものにヒビが入り、割れることもあります清美様の時の様な障害が起こります</p><p>一度巫女の力で捻じ曲げられてしまった心は、元には戻らない</p><p>自滅するしかない</p><p>だから、わたくしとても慎重に、あなたの心を掴んでいますわ</p><p>月子が、天童乙女に言う</p><p>ヅカヅカと、あなたの心の深層に手を突っ込んであなたの真実を知ることは簡単ですが、そういうことを公様は嫌われますから</p><p>うん、兄さんはお姉さんのことも死なせたくないって思っているんだもんね</p><p>あたしを殺したくない</p><p>オレは嫌なんだよ他人のメンツとか、馬鹿みたいな考えで死んで来いって言われたから死にに来たとか、そういうのはさ</p><p>オレは、吐き捨てるようにそう言う</p><p>オレたちはさ、そんな下らないことのために生きているんじゃないんだからさ</p><p>く、下らないって言うのかいこのあたしが</p><p>ああ、下らないねこんなこと許せないよ</p><p>と、公様はおっしゃっていますわですから、天童乙女様、申し訳ございませんがあなたが心の深層で隠していらっしゃることを、ご自分で表層へ浮かび上がらせて下さいませんか</p><p>あなたは関西の方ですから、わたくしたちの力については、あらかじめご存じですわね</p><p>そう天童乙女は、最初から巫女の力の存在や能力を知って来ている</p><p>そして、あなた自身ある程度、気が使えるお方ですからそうやって、心の深層に秘密を隠したままでいられるのですねいやそういうことができるからこそ、あなたが潜入役に選ばれたそういうことですのね</p><p>月子が読み取っていく</p><p>天童乙女は気の力で必死に、何かの情報を隠そうとしている</p><p>あたしは知らないよ何も知らないっ</p><p>天童乙女は、ブンブンと首を振る</p><p>知りたいことがあったら、あたしの心をブチ壊して調べればいいんだよっ</p><p>それはできませんわそれはあなたを殺すのと同じです心が壊れるというのは、死ぬのと同じことですから</p><p>いいんだよっ、あたしは死ぬ覚悟で来ているんだからさっ</p><p>ああそうかあなたが、発狂しちゃうっていうパターンもヤクザのオジサンたちは想定しているんですのね</p><p>ヨミが読む</p><p>香月家のパーティに行った少女が、死体で帰って来るというのと精神異常を起こすというのは、スキャンダルの重さ的には変わらないんだ</p><p>お姉さんが気のガードで、頑張れば頑張るほど頭が変になってしまう可能性が高いから</p><p>だから、天童乙女なのか</p><p>彼女が死んでも、発狂しても息の掛かったマスコミに大々的に報道させて、香月家をスキャンダルに陥れるための</p><p>ああ、ちくしょうっちくしょうちくしょう</p><p>喚く天童乙女</p><p>月子、一旦、カットだ</p><p>月子が力の支配を解く</p><p>すぐに、レイちゃんとイーディが、天童乙女の左右に付いた</p><p>もっとも、天童乙女はグッタリしているから逃げたり、暴れたりはできないだろうけれど</p><p>あのさあなたが、そうやって命を張らなきゃいけない理由が、お父さんのためじゃないんだとしたら</p><p>多分、何か理由があるんだろうけれどそれって、オレたちが何とかできないことなのか</p><p>ふざけないでよ香月家の財力や権力では、どうにもならないことが世の中にはあるんだよ</p><p>天童乙女が、オレを見上げる</p><p>何でも、あんたの思い通りにいくと思ったら大間違いだからね</p><p>そんなことは判っているあんたに言われなくても</p><p>それでもオレたちには、あんたを救う方法はないのか今は、あんたがただ１人でここで踏ん張っているだけだしかも、情勢は圧倒的に不利だろでもオレたちがあんたの仲間になったら何とかできるかもしれないたろ</p><p>無理だね</p><p>天童乙女は言う</p><p>あたしのオヤジは、侠客だよ頭の中が、カチンコチンのカタブツの馬鹿ヤクザなんだ義理だ人情だって理不尽なことを押し付けられるのが大好きなキチガイなんだ金を積んだって、脅したって、気が変わったりしないよ馬鹿なんだからさ本物の自分が死のうと、娘が死のうと組や親分のためなら仕方ないって平気でいいやがるんだから</p><p>天童乙女の眼に涙が溢れる</p><p>渡世の仁義のためには、鬼にも修羅にもなるって言うけれどさ違うよ馬鹿だよホントの馬鹿あんなヤツ馬鹿は死んでも治らないんだよっ</p><p>巫女の力なら</p><p>巫女の力ならカチンコチンの頭を変えられるよ兄さんいいよね、このお姉さんをこんなに苦しめるような人なら思いきりやっちゃって</p><p>そうですわそんな方でしたら、心を変えてしまえばいいんです</p><p>そういう手もあるんだぞ</p><p>オレは、天童乙女に言った</p><p>あんたの父親もそれと、あんたの父親も多分、関西の別のヤクザに見張られているんだろうなとにかく、今回、東京へ出張って来た連中をみんな残らず、心を操作してしまうことができる</p><p>ソウネ香月家のパーティに出席したのはアナタだけなんだカラ今夜、タマタマ香月家のお屋敷の廻りをうろついていたヤクザが集団発狂しテモ香月家のスキャンダルにはならないネ</p><p>ついでにどうせヤクザたちはマスコミの記者も呼んでいるだろうカラ、ソイツらもセンノーしてしまえばいいノネ</p><p>オレたちにはそんなこともできるけどどうする</p><p>オレは、さらっと尋ねる</p><p>何て恐ろしい力ですの本当にそんなことが</p><p>鳥居さんが、愕然とした顔でそう言うが</p><p>ああ、できるよただ</p><p>オレは、天童乙女に</p><p>あんたがオレたちを信用して隠していることを全部、話してくれたらだけど</p><p>天童乙女は返事をしない</p><p>まあ、いいやしばらく考えていてくれ</p><p>オレは、眼の前のヨミのお尻を撫でる</p><p>オレは、この子らを可愛がっているからさ</p><p>言葉では信用なんてしてくれない</p><p>オレが、だれだけ家族を愛しているのか</p><p>家族が、どれだけオレを信じてくれていて、結束しているのか</p><p>それを示していくしかない</p><p>ごめんな、待たせちゃって</p><p>オレは、後ろからヨミのお尻に顔を近づけ</p><p>あああっ、先生っ</p><p>ヨミの割れ目を舐めていく</p><p>ああっ、舌良いっ</p><p>ぶるっと背筋を振るわせるヨミ</p><p>オレは後ろから、おっぱいも揉む</p><p>大きいけれど、まだ固さの残る１４歳の乳房</p><p>牛の乳搾りをするように、手の平全体で揉んでいく</p><p>ああっ、気持ち良いわっ先生っ</p><p>ヨミが、可愛く啼く</p><p>瑠璃子が、四つん這いでお尻を振ってオレを誘う</p><p>今度は、瑠璃子の秘裂を味わう</p><p>うっ、ああんっ</p><p>１５歳のお嬢様は、とっても濡れやすい</p><p>すぐに内部から、トロトロと滴をこぼす</p><p>それをジュルジュルとわざと音を立てて啜る</p><p>お兄様、恥ずかしいですわ</p><p>瑠璃子美味しいよ</p><p>瑠璃子の小振りなおっぱいも揉む</p><p>白い肌に、清楚な雰囲気がしてなかなか良い</p><p>瑠璃子は、肌触りが良いんだよな</p><p>ありがとうございますいっぱい触って</p><p>ご主人様ぁわたくしも</p><p>美智も、お尻を振る</p><p>ああ、今、行くから</p><p>美智の小柄な身体</p><p>でもお尻は、丸くて艶々としている</p><p>割れ目に舌を這わす</p><p>ああーっ、ご主人様いかがですか</p><p>美智のお味は</p><p>酸っぱい</p><p>愛液の味を、正直に答えた</p><p>何を謝っているんだ愛液は酸っぱいもんなんだぞ</p><p>あ、はいああんっ</p><p>オレに舌を差し込まれて、美智が喘ぐ</p><p>美智、今度舐めっこしましょうねあたしのお汁舐めさせてあげるわ</p><p>もちろん、旦那様の前で可憐、あなたも一緒よ</p><p>あぁぁ</p><p>みすずは、可憐さんへの愛撫を再開した</p><p>ほら、よーく見ておきなさいね可憐もすぐに、ああやって愛していただくんですからね</p><p>ああ水島可憐さんの問題も、まだこれからだよな</p><p>まあ、慌てても仕方ない</p><p>一つずつ、やっていくしかない</p><p>オレは、美智の胸も揉む</p><p>す、済みません平たい胸の民族で</p><p>そういうことを気にするなオレは気に入っているんだから</p><p>四つん這いになると、美智の胸のわずかな膨らみが、よく判る</p><p>肌の下の、ぷるっとした感触が</p><p>はい、ありがとうございますわたくしも好きですご主人様に触っていただくのは</p><p>あれ、アニエスルナ</p><p>パパも、途中でお話してましたから</p><p>うん、ボクたちが</p><p>ルナが自分の手にたっぷりと唾液を付けて</p><p>オレのペニスをしごく</p><p>ああ、１２歳の小さな手指の動きが気持ち良い</p><p>オレの肛門を舐める</p><p>あ、アニエス汚いから</p><p>パパは、アニエスの身体にはどこにも汚いところは無いって言っていましたのだから</p><p>わっ、小さな舌の感触が背筋にゾクゾクとくるっ</p><p>パパの身体にも汚いところなんてありませんのっ</p><p>ああオレの勃起が、いよいよ大きく張り詰めていく</p><p>ジョン・レノンが日本に来たときに撮った有名な写真があって</p><p>レノンはワーキングクラス・ヒーローと書いたTシャツを着ています</p><p>それが若い頃、ずっと不思議で</p><p>だって、レノンはもう大金持ちになっていて、奥さんのオノ・ヨーコだって資産家の娘だし</p><p>ワーキングクラスの人たちのような、労働はしていないのに</p><p>それでも、ワーキングクラス・ヒーローなのか</p><p>労働者階級に生まれた人は、どれだけ成功しても労働者階級のままなんだろうかと</p><p>今日、アイルトン・セナの没後20年記念の雑誌の記事を読んでいたら</p><p>セナとホンダのメカニックがケンカをした時に</p><p>当時のマクラーレン・チームのボスのロン・デニスが</p><p>ホンダのスタッフ全員の前で、セナに謝罪させたという話が載っていました</p><p>ロン・デニスという人は、メカニックからチームの代表にまでのし上がった人で</p><p>当然、労働者階級の人なんです</p><p>だから、そういうことができるんだろうなって思いました</p><p>もし、チームの代表が貴族階級だったら</p><p>セナをホンダに謝らせるために間に入って、話をしたり</p><p>そういう場をわざわざセッティングするなんて、しないと思うんです</p><p>どちらも貴族様にとっては、使ってやっている低い身分の人たちなので</p><p>自分から、人間関係の修復に手を貸して上げようとか思わないわけで</p><p>ロン・デニスに関しては、色々なエピソードがありますが</p><p>こうやって自分の手を汚すことができる人だから、のしあがったんだなあと思いました</p><p>890．夜は楽し　／　ヨミと美智のご奉仕セックス</p><p>わ、わたくしにはよ、よく判りませんわっな、何でそんなことをなさっているのか</p><p>鳥居さんが、震え声でそう言う</p><p>しかし、その眼はオレたちの痴態を見つめたままだ</p><p>風呂場の床にダウンしているアーデルハイトさんも</p><p>そして、月子によって天童乙女も、オレたちの様子を見せられている</p><p>なぜ、今こんなことを</p><p>天童乙女が言う</p><p>あたしとの話を途中で止めて何で</p><p>オレたちがセックスを再開したことが、不服らしい</p><p>だってパパのオチンチンがカチンコチンですの</p><p>アニエスが、オレの尻を舐めながら言う</p><p>うん、精液をぴょるぴゅる、いっぱい出さないとね</p><p>オレの勃起をシゴく、ルナも</p><p>わ、わたくしたちも身体が、お兄様を求めておりますものああんっ</p><p>そうそう、できる時にしていただかないと次の機会をいただくまで、お預けになってしまいますからあんっ</p><p>待っているだけでは、ご主人様に種付けしていただくのは難しくなっておりますからくぅぅっ</p><p>瑠璃子、ヨミ、美智がよがり声を上げながら、そう言う</p><p>オレの舌は瑠璃子の秘裂を舐めている</p><p>右手はヨミの乳を</p><p>左手は美智のお尻を、イジくっている</p><p>よーし、じゃあそろそろ挿れるぞ誰からにしようか</p><p>ヨミちゃんから、してあげて下さい</p><p>一番年下の妹から</p><p>わたくしも後回しで、結構でございます</p><p>美智も、そう言う</p><p>よし、ヨミいくぞ</p><p>はいっ犯して犯して下さいわ、ワンちゃんみたいにしてっ</p><p>オレはヨミの１４歳にしては大きく張りのあるお尻を掴む</p><p>四つん這いの少女を、後ろから犬の様に犯すんだ</p><p>そして、亀頭の先をヨミの割れ目に擦り付ける</p><p>はぁぁっ、せ、先生っ</p><p>ゾクゾクゾクッと、背筋を振るわせるヨミ</p><p>亀頭の先で、陰唇を開く</p><p>途端に、トロロローッと熱い愛液が、オレの亀頭をヌルヌルにしていく</p><p>い、イジワルしないでは、早くっ</p><p>そんなに欲しいのか</p><p>欲しいですわっヨミ欲しいのっ</p><p>亀頭の先が、若い秘肉を押し分けていく</p><p>ああっ、は、入って来るのぉぉっ</p><p>悦びの声をあげるヨミ</p><p>もっと奥までヨミの中、いっぱいにしてぇっ</p><p>オレは、ヨミの尻をガシッと掴みすぶずぶと剛直ペニスを</p><p>ああんっ、あああーっ、ヨミの中押し広げられてるよぉっ</p><p>ほーら、これで全部だっ</p><p>オレは、ゴンッと最後まで一気に押し込む</p><p>オレの先っぽがヨミの赤ちゃんの部屋の入り口とキスしている判るか</p><p>うん判る前は最初の頃は、よく判らなかったけれど今は</p><p>ヨミの中に入っているオチンチンの形だって判るよオチンチンの先の膨らんでるところで、内側をゴシゴシされるのも</p><p>ヨミは、ここが好きなんだよな</p><p>オレはペニスを引き抜きグイッと、ヨミの膣壁のぷっくりとしている部分に強く擦り付ける</p><p>あああっ、そう、そこぉぉっそこ好きぃ</p><p>オレは同じポイントを狙ってゆっくりと腰を前後させていく</p><p>ああっ、ああーっ、ああーっ気持ちいいですぅぅ</p><p>１４歳の少女は、ロリ巨乳をユサユサ揺すって激しく喘ぐ</p><p>ここ何ていうところなのか、この前克子姉に教わったろ覚えているか</p><p>あん、ああ、はいっっ</p><p>何て言うんだ</p><p>じ、Gスポット</p><p>聞こえないぞ</p><p>GスポットGスポットですいやぁぁんっ</p><p>ヨミの内側から、どんどん愛液が滴る感じている証拠だ</p><p>いやなのかなら、やめようか</p><p>いやぁぁん、やめないでヨミのGスポット、もっともっとイジメで下さい</p><p>ヨミは、可愛い声でそう叫ぶ</p><p>先生だけなのぉぉ、先生のオチンチンでないとヨミのGスポットがゴシゴシできないのぉぉ</p><p>オレの女たちは自慰しない</p><p>自分でするオナニーの経験は無いし、そういうことを一切教えていない</p><p>また、ミナホ姉さんと克子姉は</p><p>世の中にバイブレーターのような性具があることも一切、話していない</p><p>だから、ヨミたちは自分の性器に指を入れることは無いし</p><p>ましてや、男根に似せた物体で、そこをエグることも知らない</p><p>ううん、違うのヨミたちは、知っているのぉぉぉ</p><p>ヨミオレの心を読んでいるのか</p><p>ヨミたちはお姉様たちの考えていることは、読めちゃうんだから</p><p>ああ、克子姉たちがこの子たちには、バイブの存在は教えたくないと思った瞬間に</p><p>バイブというものがどういうモノなのかということと、それを実際に使った時の克子姉たちの記憶がヨミの心に伝わってしまう</p><p>モノをイメージしたら、それにまつわる自分の体験も再現されてしまうからだ</p><p>でも、ヨミたちは先生のオチンチンだけでいいのヨミたちのお腹の中には、先生のオチンチンしか入れないって、決めたんだからぁぁっ</p><p>黒森御名穂様、克子お姉様たちが、なぜ、わたくしたちにそういう道具があることを隠されたいのかということも、伝わっておりますしわたくしたち自身、公様とのセックスを大切にしたいのです</p><p>月子</p><p>そう、そうなのっ道具なんてそんなの嫌ぁぁっヨミは、先生と先生と一緒に、気持ち良くなりたいのっああんっ、先生とのセックスが大好きなのっ</p><p>ヨミは、自分から腰をくねらせ始める</p><p>うんボクも自分で触ったり、道具を使ったりするのは嫌です兄さんとのセックスが気持ち良いんだし兄さんのオチンチン以外は、挿れたくないです</p><p>つまりこの３姉妹は、性欲過多ではないし同性愛の傾向も無いノネ</p><p>わ、わたくしはご主人様のおペニスを愛しておりますがみすずお姉様のお指でも触られたいと思います</p><p>同性愛傾向のある美智が呟く</p><p>わたくしはお兄様のお手とオチンチンが好きですわでも、そうですね可愛がって差し上げたい女の子もいます</p><p>あたしは今、進行形で可愛がっていますわ</p><p>みすずは、裸の可憐さんを抱き締め小さなおっぱいをこね回し、乳首をクリクリとつねっている</p><p>ああっ、わ、わたくし</p><p>可憐さんは、完全に快感に酔ってしまっていた</p><p>異常な緊張感と性的興奮の高まりにもう、何がなんだか判らなくなっているようだ</p><p>ただただ、みすずの好きに身体をまさぐられている</p><p>ほら、見なさい、可憐ヨミちゃんの中に旦那様のたくましいモノがズボズボしているわよ</p><p>ああっ、ああっ</p><p>１２歳の少女が、オレたちの交合をピストンするたびに飛び散る、汗と愛液の煌めきを眺めている</p><p>オレはヨミの背中に覆い被さって、後ろからヨミのおっぱいを両手で鷲掴みにした</p><p>いやぁぁんっ</p><p>嫌なのか</p><p>ヨミの耳に、そっと囁く</p><p>い、嫌じゃないですき、気持ち良いっ</p><p>ヨミは、熱い息をハァハァ吐きながら、そう答えた</p><p>わたくしこんな大きなおっぱい、前は嫌いでした</p><p>おっぱいは赤ちゃんを産むためのものでわたくしにとって、それは定められた運命だと思っていましたから</p><p>以前のヨミは自分こそが鷹倉神社の巫女を継がないといけない娘なんだと、思い込んでいた</p><p>それはわたくしの子にも、血の運命を押し付けることでしたし</p><p>巫女の家に代々続いた呪いのような運命</p><p>関西のヤクザたちのオモチャにされるという</p><p>いずれは、赤ちゃんを産まないといけないって思っておりましたけれど怖かったですそうなる日が来ることが</p><p>大きな乳房はヤクザに犯され、子を孕む未来をヨミにイメージさせていたのか</p><p>でも、今は</p><p>わたくし、先生の赤ちゃんでしたらいつでも産みますから喜んでっ</p><p>ヨミの膣が、キュッと締まる</p><p>それに赤ちゃんにお乳をあげるという目的以外に、わたくしの胸にはお役目があることも判りましたし</p><p>お役目って</p><p>先生に楽しんでいただくことですわ</p><p>ああオレの両手の中の温かな感触</p><p>克子姉や渚の豊乳は、マシュマロのような柔らかさがあるけれど</p><p>ヨミの１４歳のロリ巨乳はゴム鞠の弾力がある</p><p>克子姉たちの肌は、とても薄くて絹の肌触りがするけれど</p><p>ヨミの肌は、厚いビロードのようだ</p><p>これも成長期だからこその感触なんだろう</p><p>今だけしか、味わえない</p><p>うん、気持ち良いよヨミの身体は</p><p>先生のオチンチンも熱くていいですわ</p><p>すっかりグチョグチョに潤ったヨミの胎内を、オレはガシガシと突き込んでいく</p><p>熱いのが出たり入ったりしているの犯されるのって、気持ち良いっ</p><p>ずっと可愛がって下さいねううん、イジめてヨミをヨミの身体をヨミ先生じゃないとダメなんだからぁ</p><p>大粒の汗の玉が、ヨミの身体を転がり落ちていく</p><p>乳首の先から、ポタポタとエアマットの上に弾けていく</p><p>ああっ、どうしようヨミ、ヨミあのね、先生ヨミ、もう</p><p>ああ、いいぞイッちゃって</p><p>あああっ、ああーっ、ああーっ、くるのぉぉ、くるくるくるぅぅあああ、先生、大きな波が白いのがくるのぉどうしようどうしよう先生どうしようっ</p><p>大丈夫だオレが、ここに居る</p><p>うんっ先生っ先生がいるから先生だから、ヨミ、ヨミああああーっ</p><p>ヨミが、オレに腰をグリグリと押しつけて来る</p><p>オレも、一気にピストンを加速させた</p><p>先生ヨミはぁぁ、飛んじゃうッッ</p><p>そしてヨミは歓喜の世界へ飛翔した</p><p>ヨミがエアマットの上に、うつぶせで転がる</p><p>大きく口を開けて、ハァハァと息をしている</p><p>全身に力が入らないらしい</p><p>ヨミ、大丈夫か</p><p>せ、先生きょ、今日は仕方ないですけれど</p><p>つ、次の機会はよ、ヨミの中に中に出してぇ</p><p>ヨミは、蕩け切った顔で、そう言う</p><p>お腹の奥に熱いのが拡がらないと物足りないですわ</p><p>まだ１４歳なのにすっかり、中出しでないと満足できない身体になってしまったらしい</p><p>ああ、そうだなオレも、ヨミに出したかったよ</p><p>オレは、ヨミにキスする</p><p>ヨミは情熱的に、オレの舌を啜った</p><p>次はどっちだ瑠璃子か美智か</p><p>オレはヨミの中から勃起をずるっと引き抜きながら、そう尋ねる</p><p>２人は顔を見合わせ</p><p>ミッチー</p><p>はい、ルリルリ</p><p>ああ、鳥居さんたちの前でもついに、美智がルリルリを解禁した</p><p>一緒に、お兄様にご奉仕致しましょうね</p><p>はい、わたくしたちの関係はそうでないと理解していただけないでしょうから</p><p>名家のお嬢様と、臣下の使用人であるはずの警護役が</p><p>オレの前では、対等な家族であり姉妹であるということを</p><p>ヨミお姉様はこっちに</p><p>うんしょっ</p><p>ルナとアニエスが、エアマットに突っ伏したまま脱力しているヨミの肉体を引っ張ってスペースを作ってくれる</p><p>裸の美少女たちの不思議なやり取りを見ていると</p><p>お兄様、少しお疲れでしょうこちらに横になられて下さい</p><p>全裸の瑠璃子は正座をして、ぽんぽんと自分の膝を叩く</p><p>膝枕というものがあると聞きましたわ</p><p>瑠璃子の膝はお嫌ですか</p><p>オレは瑠璃子の膝に頭を乗せて、仰向けに横たわる</p><p>真上に瑠璃子の白い乳房とピンクの乳首</p><p>その上に、優しく美しい笑顔が見える</p><p>では、わたくし、失礼させていただきます</p><p>一方、美智は</p><p>オレの股間に取り付いて</p><p>ヨミの膣から出したばかりの勃起を、口に含む</p><p>ああ、たっぷりと唾液を集めた口内で</p><p>オレの亀頭が清められていく</p><p>しょっぱくて、美味しゅうございます</p><p>美智は、オレを上目遣いで見上げながらそう言った</p><p>瑠璃子の方は</p><p>お兄様とっても可愛いお顔をなさっておりますわ</p><p>にっこりと微笑んで、オレの髪や頬を優しく撫で続けてくれる</p><p>２人一緒っていうから２人かがりで、オレの感じるところを責めてくると思ったよ</p><p>だが、実際は</p><p>性感担当は、美智だけで</p><p>瑠璃子は癒やしを受け持ってくれている</p><p>わたくしたちも、たくさん学びましたから</p><p>性的な刺激だけがセックスではないとお兄様がわたくしたちを愛して下さっているように、わたくしたちもお兄様を愛して差し上げたいのですわ</p><p>わたくしは最近お兄様のお姿を見るだけで、心が和らぎますのホッとするんですお兄様が、そこにいらっしゃって下さるだけで</p><p>この間のテレビの撮影の時も、ご足労をお掛け致しました</p><p>ああ、香月家の世間に対するイメージアップのために</p><p>瑠璃子が、この本家邸宅を紹介するという形でテレビに出た</p><p>あれはここではなく今は、特別な時にしか使っていない明治の洋館の方でしたけれど</p><p>この香月家の本家邸宅は広い広すぎる</p><p>そして、さすがに明治時代に作られた建物は、住みづらいので今は使っていない</p><p>寒さをしのぐための施設が、暖炉だし</p><p>電気も電源コードを引っ張って来ないと</p><p>古くて由緒のあり過ぎる建物なので新しくコードを通す穴とかを開けるわけにはいかないのだそうだ</p><p>ただし、香月家の催しなどは行われているから掃除などは完璧にされている</p><p>ほとんど外部の人間を通したことのないその洋館を瑠璃子が案内するという形で、テレビ放送した</p><p>人気のある夜のテレビ・ニュース・ショーの特集コーナーとして</p><p>ずいぶん、評判になったみたいじゃないかヤッちゃんが、ネットのログを集めていたよ</p><p>すげぇ、美少女とかこれが本物のお嬢様かとか</p><p>お兄様のお陰ですわ</p><p>翔お姉様が演出からカメラマンさんまで、全て女性のスタッフをご用意して下さいましたけれど</p><p>そうだその辺の人選は、翔姉ちゃんが徹底していた</p><p>もちろん女の人だからって油断はしない</p><p>関西のヤクザや裏社会と接してそうな人は、全て排除した</p><p>撮影現場にも、レイちゃんをはじめ香月セキュリティ・サービスの女性警護人に来てもらったし</p><p>カメラの後ろに、ずっとお兄様が立っていて下さいましたから</p><p>オレも心配で撮影に立ち合った</p><p>ですから、わたくしお兄様にご説明するつもりで、カメラに向かってお話したんですそれで全部、上手くいきました</p><p>瑠璃子は、嬉しそうにそう言った</p><p>それから撮影の後</p><p>ここ数十年間に、あの洋館の中でセックスしたのはわたくしとお兄様だけだと思いますわ</p><p>撮影班が撤収した後で</p><p>少し興奮気味の瑠璃子と、洋館の大広間で愛し合った</p><p>瑠璃子の可愛い喘ぎ声が、大広間の壁に響いて</p><p>熱いですカチカチでございます</p><p>美智が、オレの亀頭に頬擦りしてそう言う</p><p>ああ、思い出したらつい</p><p>今度は第２弾で伊豆の別荘を撮影することになりましたわ</p><p>わたくし下着を付けませんから、今度は撮影途中のお昼休みにも</p><p>撮影の後半はお兄様の精液を子宮に注いでいただいたままうふふ、楽しいと思いますわ</p><p>実際の放送を観たときにセックス前とセックス後の瑠璃子の違いを</p><p>テレビには、はっきりと映るのだろうか</p><p>もう、瑠璃子ばかりあたしも何かイベントを考えることに致しますわ</p><p>話を聞いていたみすずが言う</p><p>可憐も考えてねその時は、あなたもあたしと一緒に旦那様にご奉仕するのよ</p><p>あっぅぅ</p><p>可憐さんは、もう声も出ない</p><p>さあ、お兄様のオチンチンがカチンカチンになられたようですからミッチー</p><p>瑠璃子が、美智に声を掛ける</p><p>あなたは、どんな風にしていただきたい</p><p>美智は、ちゅぱっとオレの亀頭から口を離して</p><p>わたくしは立ちバックで</p><p>あの、せっかくお風呂場で鏡がいっぱいあるのですから</p><p>か、鏡</p><p>立ったまま、後ろから激しくご主人様に犯されている自分の姿を鏡に映して見たいのでございます</p><p>相変わらず、マゾッ子だ</p><p>うんやろう</p><p>美智がやりたいのなら、仕方がない</p><p>オレはどこまでも付き合ってやる</p><p>美智がみんなから見やすい、鏡を選ぶ</p><p>こ、ここでお願い致します</p><p>鏡に両手を付いて立ったまま、お尻をオレに突き出す</p><p>オレは瑠璃子の膝枕から起き上がり勃起したチンコを揺らしながら、美智の方へと向かう</p><p>鏡に映った美智</p><p>鏡の前後に、２つの美智の姿がある</p><p>美智は、鏡の中の屈辱的なポーズの自分の姿を見ている興奮している</p><p>あ、あのご主人様、前戯はいりません痛くても構いませんからいいえ、痛い方がいいので一気に奥まで、ズドンとお願いします</p><p>ズドンだな</p><p>はい、ズドンで</p><p>何てバカな会話をしているんだろう</p><p>美智の身体は、本当に小柄だ</p><p>腰なんて細い細すぎる</p><p>その美智の腰を、オレはガシッと掴んでホールドする</p><p>亀頭の先に、狙いをつける</p><p>ああ、美智は</p><p>犯されるという興奮だけで、ポタポタと愛液の滴を太ももの内側に垂らしている</p><p>あのさ美智</p><p>美智が、そう返事をした瞬間に</p><p>スドン</p><p>ぎゃうううっ</p><p>きっ、きつい</p><p>不意を突かれた秘肉が美智の鍛え抜かれた肉体が</p><p>オレの侵入を拒むが</p><p>ああっ、ああああーっ</p><p>オレは、ずぶぶぶぶっと美智の中へ侵入していく</p><p>熱く熱したナイフを、カチカチに凍ったアイスクリーム・ケーキを押し入れていくような感覚だ</p><p>こういうのが好きなんだろ</p><p>は、はぃぃぃあああっ、見えますっわたくしの中にご主人様のものが入ってくるのがあああっ、好きぃぃこういうのレイプ、大好きですっ</p><p>人が聞いたら勘違いするぞ美智ぃぃ</p><p>オレは、狭い膣でグリグリとシゴく</p><p>もっ、もちろんご主人様だけですっわたくしをレイプしていいのは、ご主人様だけですぅぅ犯されたいご主人様に犯されたいぃぃぃ</p><p>だから今、犯しているだろっ</p><p>オレはガシゴシと腰を前後させていく</p><p>はい、はぃぃあああ、でもでもぉぉぉぉ</p><p>もっともっと犯していつでも、どこでも美智をレイプして下さいませぇぇぇ</p><p>美智は叫ぶ</p><p>まあ、とっても楽しそうですわね</p><p>瑠璃子が、やって来る</p><p>ミッチー、こういうのはどう</p><p>瑠璃子は、オレに</p><p>お兄様キスいたしましょう</p><p>さあお兄様</p><p>オレは、後ろから美智を犯しながら瑠璃子とキスをする</p><p>あああ、ルリルリい、今はわたくしがご主人様に犯していただいているのですよっ</p><p>鏡越しに、オレと瑠璃子のキスを見て美智が喚く</p><p>お兄様お顔はそのまま、瑠璃子を見ていてうふふ、可愛いですわいっぱい、キスして差し上げます</p><p>瑠璃子が、ペロペロとオレの唇を舐める</p><p>る、ルリルリご主人様、今のレイプしていただいているのはわたくし、わたくしでございますっ</p><p>泣きそうな声で、美智が叫ぶ</p><p>おい瑠璃子</p><p>ちょっと美智が可哀相になって、そう言うと</p><p>大丈夫ですわミッチーは、こういうことが大好きなんですもの</p><p>はいっゾクゾク致しますっ最高ですルリルリ</p><p>ああ、瑠璃子は美智のマゾ精神を煽ってやっているのか</p><p>でも、そろそろお兄様を返してさしあげますわ</p><p>瑠璃子は、そう言ってオレたちの横にしゃがみ込む</p><p>まあ、凄いわミッチー、お兄様に犯していただいてこんなにトロトロに潤っている</p><p>ううう、は、恥ずかしい恥ずかしいです</p><p>ああ、今度はそういう作戦か</p><p>瑠璃子は、美智の性癖を実によく理解しているな</p><p>ミッチーの奥まで、お兄様が突き刺さってますわ</p><p>ううっ、恥ずかしいです</p><p>よし、オレもセックスに集中しよう</p><p>美智の小さな腰を掴んだ手に力を込め強めに、ガンガンと突き入れる</p><p>ぴちゃっぷ、ぴちゃっぷ</p><p>ぱん、ぱん、ぱん</p><p>結合部からは、いやらしい水音が跳ね</p><p>オレの下腹と美智の白いお尻がたたき合わされて、リズミカルに鳴る</p><p>あああっ、あああーっ、わたくしぃぃ犯されてる犯していただいていますぅぅ</p><p>美智は鏡の中の自分を見て、蕩けた表情でそう言った</p><p>そうよ、ミッチー犯していただいているミッチー、とっても楽しそう可愛いわ</p><p>瑠璃子は性的な快感は全て楽しいという言葉に変換する</p><p>オレも鏡の中の美智を見る</p><p>ああ、必死につま先立ちになって、オレに尻を向けている</p><p>美智の細くて長い足がプルプルと震えていて可愛いな</p><p>つるぺたの胸も美智という少女にとっては、魅力のうちだ</p><p>何よりこの子は、本当に顔立ちが美しい</p><p>日本人形のような整った顔が、今は歓喜に蕩けているそれがまた、エロい</p><p>ああっ、ああーっ、気持ち良いですっご主人様ぁ、わたくしのご主人様ぁぁ大好きですぅぅ</p><p>オレは今度は鏡の中でなく、現実の美智を見る</p><p>美智の丸くて可愛いお尻</p><p>感触も弾力も素晴らしい</p><p>もちろん、オレのペニスを咥え込む膣の締め付けも、吸入力も</p><p>亀頭を吸い込むように、絡みついていく</p><p>これだって、最高だ</p><p>だけどそれより</p><p>美智お前</p><p>は、はいご主人さまぁぁ</p><p>美智は感じながら、オレに返事をする</p><p>お前の背中すっげぇ綺麗だな</p><p>オレは、ガハゴシと突き込みながら</p><p>ビクビクと震える、美智の背筋を背中を見る</p><p>白くて背筋がスッとしていて細くて、小さくて</p><p>１５歳の美少女の背中は</p><p>こうやって立ちバックで後ろから犯すと、その魅力が露わになる</p><p>お前がどれだけ、真っ直ぐで一生懸命に生きてきたかこの背中を見れば判るよ</p><p>うん美智の背中は</p><p>美智が、これまで頑張って来た武術の鍛錬や</p><p>いかに普段から姿勢正しく、礼節を守って生きていているかがよく判る</p><p>美智の背中綺麗だとっても、美しいよ</p><p>オレが、そう美智に囁いた瞬間</p><p>プシャァァァァァァァァァァ</p><p>美智は、オレと繋がったまま</p><p>オシッコを漏らしている</p><p>わ、わたくしあんまりにも嬉しすぎて</p><p>ご主人様のお言葉が嬉しすぎて思わず、漏らしてしまいましたっ</p><p>う、嬉しくて漏らした</p><p>イヌが良くそうなるネ嬉ションていうノネ</p><p>イーディが、苦笑している</p><p>ああああご主人様ぁぁ、おしっこがお漏らしが、止められませんっ</p><p>シャァァァァァァァァァ</p><p>美智は、ジョバジョバと小便を漏らし続ける</p><p>じゃあ、しょうがない漏らし続けていろ</p><p>はいっ、はぃぃぃ、ご主人様ぁぁご主人様ぁぁ</p><p>美智は心が溶けていく</p><p>もう、クチャイですの美智ちゃん</p><p>もう、美智は困った子ね</p><p>アニエスとみすずが、そう言う</p><p>ホント、お兄様に犯していただいている最中にお漏らしなんて恥ずかしいことですよミッチー</p><p>すぐ間近から、瑠璃子が美智の耳に囁く</p><p>は、はいも、申し訳ございません、申し訳ございませんああああああっ</p><p>それでも、美智の放尿は止まらない</p><p>オレも、美智の熱い飛沫を浴びながら、さらにピストンを激しくする</p><p>あああっ、恥ずかしいですぅぅああああーっ</p><p>そうだな、恥ずかしいな、美智</p><p>はい、ご主人様ぁぁ、ご主人様ぁぁああああーっ</p><p>あああ、恥ずかしいあああー、ご主人様こんな美智を美智をお見捨てにナならないで</p><p>捨てられるかお前みたいなのは、一生、オレの側にいろっ</p><p>はいっ、はいっ、はいっご主人様ぁぁ、愛しておりますっ</p><p>オレも愛しているぞ美智</p><p>ご主人様わたくしイクっ、イクっ、イクぅぅ</p><p>羞恥の極致で、美智は絶頂に飛ぶ</p><p>イクぅぅ、イッてますぅぅあああーっあああーっイグゥゥゥゥ</p><p>膣の中が痙攣し、オレのペニスをビュクビュクと何度も締め付ける</p><p>それでも、美智は</p><p>おしっこが止まらない</p><p>こどもの日</p><p>私が子供の頃には、東京でも町中に鯉のぼりが立っていたのですが</p><p>組み立て式の柱とかも売ってましたし</p><p>ウチにもありました</p><p>というか、父よ母よ</p><p>鯉のぼりとか、武者人形とかいつの間にか処分しましたね</p><p>家中探しても、どこにもない</p><p>鯉のぼりは、江戸時代は関東圏だけの風俗だったそうです</p><p>それも武家の</p><p>商家は、吹き流しだけ立てていたそうですがまあ、裕福な家でないとできませんね</p><p>ということは、日本中に鯉のぼりの風俗が広まったのは、明治以降ということらしいです</p><p>そして、どんな家でも男の子には、鯉のぼりと鎧人形女の子にはひな人形を買ってあげるのが普通になったのは</p><p>やっぱり、高度経済成長期からなんだと思います</p><p>戦前は、どの家にもあったものではないはずです</p><p>そう考えると私が子供の頃の男の子の居る家は、どんな家でもみんな鯉のぼりを揚げていたあの時代が特殊だったのかもしれません</p><p>そういえば、昔はクリスマスとかもサラリーマンが、髪の三角の帽子を被って酔っ払って浮かれまくっていたりして</p><p>今よりも、ハチャメチャに盛り上がっていたような気がします</p><p>891．夜は楽し　／　瑠璃子とヌルヌルセックス　赤ちゃんできちゃってもいい</p><p>もう、美智お姉様はしょうがないなあ</p><p>美智ちゃん、クチャイですのっ</p><p>ルナとアニエスが美智の撒き散らしたオシッコを、湯桶に汲んだお湯で流していく</p><p>はい、ルナちゃん</p><p>ありがとコヨミちゃん</p><p>ジャバッと流したところへ、コヨミちゃんが次の桶を持って来てくれた</p><p>お風呂場で良かったわねえ</p><p>瑠璃子も苦笑して、エア・マットの上の汚水を流していく</p><p>わたくしも、オシッコまみれですわ</p><p>同じエアマットの端で、絶頂の余韻でグッタリとしたままだったヨミは全身に美智の小便を浴びてしまった</p><p>頭からシャワーの湯を浴びて、洗い清めている</p><p>ヨミ、頭を洗ってあげるネレイカ、ツキコ</p><p>イーディが、ヨミの方へ向かいながら2人を見る</p><p>ええ、こっちは大丈夫よ</p><p>はい、問題ありません</p><p>天童乙女は、オレたちの連続セックスと美智のお漏らしにすっかり呆然となっている</p><p>レイちゃんと月子分担して肉体と精神を監視しているから、イーディが抜けても問題無いだろう</p><p>イーディは、年下の子に対しては世話好きだからヨミの手助けがしたくて仕方ないのだ</p><p>ごめんなさい、この子が限界みたいですから</p><p>みすずは両腕で、ぐったり気味の可憐さんを抱いているから動けない</p><p>ああ、オレたちでやるから気にするなよ</p><p>オレも足から下は、びっちょりと温かいオシッコを浴びてしまったのでまずは浴室の壁のシャワーへと向かう</p><p>ノブを捻って、シャワーのズルからの噴流がお湯に変わるのを待つ</p><p>ほら、美智こっちに来い、洗ってやるから</p><p>オレは、お漏らししながらイッてしまってエアマットの上にうつぶせで倒れている美智に言う</p><p>こっちから行ってやりたいけれどシャワーのホースが届かないんだ</p><p>美智の方から、来てもらうしかない</p><p>うん、そのままだとマットの上のお掃除ができませんのっ</p><p>美智お姉様、兄さんの方へ移動して下さい</p><p>12歳コンビにそう言われて、美智はのろのろと身体を起こす</p><p>ううう本当に、面目次第もございません</p><p>ああ、かなり落ち込んでいるな</p><p>ほら、温かいお湯で洗ってやるから来いよ</p><p>は、はいご、ご主人様ぁ</p><p>ああ、戦闘古武術少女もエクスタシーの直後は、腰が抜けている</p><p>のたのたと、オレの方へ歩いてくる</p><p>ほーら、お尻を向けろ</p><p>オレは、美智のお尻にシャワーを当てる</p><p>丸い形の良いお尻と、細くてしなやかな足に水流が流れていく</p><p>うん、水を弾く肌というのは、こういうのだな</p><p>病の兆候は肌に出るというけれどこんなにつるつるとして、真っ白な肌だもんな</p><p>１５歳の美智はとてつもない健康優良だ</p><p>ほら、前もだ</p><p>無毛の割れ目から、太ももの間を洗っていく</p><p>あ、お姉さんのところまで、オシッコの飛沫が飛んでますね今、流しますから</p><p>ルナちゃん、はい</p><p>ルナとコヨミちゃんは浴室のタイルの上に寝転がってダウンしていたアーデルハイトさんにも、湯桶で丁寧にお湯をかけていく</p><p>そ、そんないいわよ自分でするから</p><p>ふらつきながらも、立ち上がろうとするアーデルハイトさん</p><p>いいえ、ボクたちのお姉さんがしたことですから</p><p>アニエスたちが、綺麗にしてあげますのっ</p><p>アニエスは、スポンジにボディーシャンプーをつけて泡立てるとアーデルハイトさんの身体をゴシゴシ洗っていく</p><p>きゅっ、い、いいから</p><p>いいえ、やりますですのっ</p><p>１２歳のアニエスが、１３歳のアーデルハイトさんの裸身を洗っていく</p><p>心配しなくても平気よアニエスちゃんは、武術はやっていないわ彼女の体付きを見れば判るでしょ</p><p>レイちゃんが、アーデルハイトさんに言う</p><p>それに、アニエスちゃんは他の子の身体を洗うのにも慣れているしわたくしも、よく背中を流してもらっているわ</p><p>はいですの、おまかせあれですのっ</p><p>アニエスのスポンジが、アーデルハイトさんの足を擦っていく</p><p>でも、身体を洗うのは兄さんが一番上手だよね</p><p>ルナが、美智を洗っているオレを見る</p><p>オレも、石けんで美智のお尻や足を洗い始めたところだった</p><p>それはだって、みんながオレに洗わせるからじゃないか</p><p>オレは一緒に暮らしている女たちの身体は、一通り洗っている</p><p>オレが洗わないのはマルゴさんと、コヨミちゃんと、美子さんだけだ</p><p>ちなみにキョーコさんとミス・コーデリアの背中も洗ったことがある</p><p>キョーコさんにあたしたちの背中を流しなと言われたら、断れない</p><p>まあ、背中だけだし</p><p>他の女たちは前も、アソコもオレが洗うことになっている</p><p>美智の身体は、ホント、触り心地がいいなあ</p><p>石けんでヌルヌルになると、またプニプニとしていて</p><p>はうう、そういうことをおっしゃらないで下さいまた、お漏らししてしまいます</p><p>恥ずかしそうに、美智が言う</p><p>そうよオシッコと言えば、あたしだったのに美智ったら</p><p>みすずが、最愛の妹分に不平を言う</p><p>そう言うなよみすずのはオシッコ披露だけど、今回の美智は本当に漏らしたんだから</p><p>みすずは、オレに放尿を見せるのが大好きなんだけれど美智のお漏らしは、自分の意志と関係無くやらかしてしまったことなんだし</p><p>はい今は二番煎じになりますから致しませんけれど旦那様には後で見ていただきますわ可憐と一緒に</p><p>みすずの腕の中の可憐さんが、突然、自分の名前を出されて驚く</p><p>あなたの毎日の日課よ詳しいことは、あとで説明するわね</p><p>これからはみすずだけでなく、可憐さんのオシッコ報告を毎日、見聞きすることになるのか</p><p>はーい、マットの方は綺麗になりましたわ</p><p>エアマットを清めていた瑠璃子が言う</p><p>ああ、ありがとう瑠璃子</p><p>美智の身体も後は石けんを流すだけだ</p><p>あ、あの皆様、な、何をなさっておられますの</p><p>鳥居さんがオレたちに言う</p><p>どうして、そんなに一致団結して、仲良くお掃除を</p><p>それも、る、瑠璃子様までどうして、他の方々と一緒にお掃除を</p><p>香月家のお嬢様が、おしっこを洗い流しているのは変か</p><p>まあ、鳥居さんの常識としてはそうなんだろうな</p><p>掃除なんて使用人がするもので、お嬢様は見ているだけで手を出さないものだと</p><p>はいここはわたくしの家ですしミッチーは、わたくしの大切な姉妹ですわお掃除するのは、当たり前のことだと思いますが</p><p>不思議そうに、瑠璃子は言う</p><p>わたくし普段から、お掃除もお料理もお洗濯も家の中のことはやっておりますわわたくし自身と大切なお兄様、そして家族のために身体を動かすことは、わたくしの喜びですから</p><p>今や瑠璃子は克子姉、マナと３人揃って、お屋敷の主婦となっている</p><p>いや、でもあの瑠璃子様は、香月様のそれも本家の血を引く</p><p>お兄様の前ではそんなことは関係無いと申し上げたはずですわ</p><p>瑠璃子は、ニコッと笑ってオレを見る</p><p>わたくしもお兄様にご奉仕する１人の女ですミッチーや、他の皆さんと同じ身分ですそれが、わたくしたちですから</p><p>鳥居さんは、愕然としている</p><p>言葉でなく、実践を伴った行動として瑠璃子の心を見たのだから</p><p>黒森様に全てを委ねていらっしゃるというのは真実なのですね</p><p>委ねるも何もありませんお兄様と共に、わたくしたちの未来があります</p><p>ソウネDarlingと出会わなかったらアタシは、闇社会から抜けられなかったネ</p><p>イーディはニューオリンズの暗殺教団からミス・コーデリアに売り払われたけれど</p><p>同性愛者のミス・コーデリアとは、相性が悪かった</p><p>オレたちの家族にならなかったら今頃は、ミス・コーデリアから離れて、別の裏組織に引き取られて暗殺者をやらされていたかもしれない</p><p>アニエスはパパが来てくれなかったら、ずっと暗いお部屋に閉じ込められたままでしたの</p><p>だからずっと、パパと一緒に居たいんですの</p><p>アニエスは、少しずつなぜ自分が地下室に閉じ込められていたのか理解している</p><p>いずれは、白坂創介という人間のことをアニエスの本当の父親のことを、話さなくてはいけないだろう</p><p>ヨミたちも、そうですわ</p><p>ヨミが天童乙女を見る</p><p>わたくしたちは関西のヤクザの親分さんたちによって、未来を封じられていましたそのことは、あちらからいらしたあなたはよくご存じだと思いますわ</p><p>うん、兄さんに会ったから兄さんに救ってもらえたから、ボクたちは呪われた運命から脱出できたんだよ</p><p>２人をジッと見上げる天童乙女に月子は</p><p>ですからあなたも、逃れることができますわあなた自身が、そう望まれるのなら</p><p>天童乙女も父親がヤクザ界の住人だという運命に縛られてきている</p><p>天童乙女は、うつむいて考えている</p><p>アンタもネ</p><p>イーディは、そうアーデルハイトさんに言った</p><p>今まで、アンタが１人で生きてきたのは大変だったろうけれどこれからもずっと１人で生きていく必要はないノネ</p><p>アーデルハイトさんも、イーディを見上げる</p><p>アンタが、それを望むのナラアタシたちは、絶対にヒトに強制はシナイ</p><p>うん、ボクたちも自分で選んだんだよ</p><p>ええ、そうですわヨミだって</p><p>イーディ、ルナ、ヨミ警護役となることを決めた３人が、同じ警護役であるアーデルハイトさんに言う</p><p>あなたもよ可憐</p><p>みすずが、抱き締めている可憐さんに言う</p><p>あたしは色々と勝手なことばかり言っているけれどでも、旦那様は一向にあなたに手を出されないでしょ</p><p>あたしの旦那様はあなたが自分で決心するまで待って下さっているのよそういう方だから</p><p>で、でもわたくしは、まだ１２歳ですし自分で自分の将来を決めることなんて</p><p>可憐さんは、震える声でそう言う</p><p>ボクは決めたよあなたと同い年だけれどアニエスちゃんだって</p><p>だから、あなただってできるよ、きっと</p><p>ニコッと優しく、微笑む</p><p>わたしも頑張らなきゃ</p><p>コヨミちゃんが、元気なくそう呟く</p><p>そんなの頑張んなくていいんだよコヨミちゃんは、コヨミちゃんのペースでやっていけばいいんだからさ可憐さんもそうだみんな違うんだから自分の歩幅で、進んで行けばいいんだ</p><p>コヨミちゃんと可憐さんそして、鳥居さんとアーデルハイトさんが、オレを見る</p><p>そりゃ人生だからどうしようもないことだってあるよ自分では変えられない運命も、辛いことを受け入れるしかない状況だってあるかもしれないでも、それでも最後は自分だから自分で決めることだから運命に従うのも、運命に逆らうのもそこに確固とした自分の意志があるのなら、それは運命と闘いなんだその結果運命に勝つかもしれないし、負けてしまうかもしれないだけど自分で決めたっていう記憶があれば、後悔はしない</p><p>逆に、人の言うままに、運命にただ流されるだけだったならさ後に残るのは、後悔だけになるよ自分で決めてきていないんだから</p><p>ちょっとした成功を手に入れたとしても、あそこで別の選択をしていたら、もっと良い結果になったかもしれないと思うだろう</p><p>自分で選んだ未来じゃないんだから</p><p>お兄様に会うまではわたくしにとって、香月の家に生まれたことは自分では選んでいない運命でした</p><p>でも、今のわたくしにとっては香月の家を守ることも、わたくし自身が選んだことですわだって、お兄様やわたくしの大切な家族を守るためには香月家の力は必要ですもの</p><p>そうねあった方が良い力ですものねあたしも、そう思うわ</p><p>力というものは、ただ強大な力持ち続けていることを目的にしてはいけないのよ力とは何かをすめためのものだから今のあたしにはビジョンがあるわだって、愛する旦那様と家族が居るんですもの香月家の力だってあたしたちの家族が幸せになるために使うわそう考えたらどんな苦労も苦労じゃなくなるのよだって一生懸命頑張ったら、あたしに優しく微笑んでくれる家族が居るんですから</p><p>わたくしたちも、そうですわ古から受け継いだ巫女の力禍々しいこの力を呪ったこともございますしかし今は公様と家族の皆々様のために有効に使わせていただきたいと思っております</p><p>月子も、そう言う</p><p>一緒に笑って生きていきたい家族ができたことで、みんな変わったんですよ</p><p>わたくしも昔は、１人きりを気取っていたけれど家族がいる方が楽しいですよ</p><p>アーデルハイトさんに、そう言った</p><p>昔のレイちゃんは能力はあるのに、誰ともチームが組めなくて香月セキュリティ・サービスの中で浮いていたんだよな</p><p>今は、オレたちの頼りになるお姉さんだ</p><p>それもこれもみんなお兄様が、一番、耐えて下さっているからですわ</p><p>さ、こちらへマットへお戻り下さい</p><p>オレを呼ぶ</p><p>お兄様、まだセックスの途中でスッキリなさっていらっしゃらないでしょ</p><p>ミッチーがお兄様が射精なさる前に、お漏らししてしまいましたから</p><p>美智が、ペコリと頭を下げる</p><p>鳥居さん、可憐、アーデルハイトさんそして、天童乙女さん</p><p>みすずが、彼女たちに言う</p><p>あたしたちの旦那様はいつでも、こうやってご自分のことよりも、あたしたちのことを優先して下さるんですこんな素晴らしい方、他にはいらっしゃいませんわ</p><p>普通の男性なら、ご自分の性欲の解消を優先なさるわそう思わない</p><p>みすずは、天童乙女を見る</p><p>こんな男性も世の中にはいるのよあなたが、これまで見てきた男の人たちとは違うのよ</p><p>天童乙女の母親を犯したヤクザ</p><p>それを了承し、娘と一緒に眺めていた父親</p><p>そうですわねお漏らしした警護役を、ご自分の手で洗われるなんて</p><p>鳥居さんが呟く</p><p>それも、とても丁寧に愛情がこもっているのが判りましたわ</p><p>洗ってる時だけではないですセックスの時だって</p><p>ボクや、アニエスちゃんや、ヨミお姉様それぞれの体格や様子を見て、とても気遣ってして下さっています</p><p>そうなのよすっごく愛されているって感じちゃうのよ</p><p>パパは、いつも気持ち良くしてくれますの</p><p>わたくしの希望に応えて強く責めて下さいます</p><p>アニエスと美智も、そう言う</p><p>だから、わたくしたちもお兄様が大好きなんですわ</p><p>瑠璃子が、ペタンとエアマットに正座する</p><p>全裸の１５歳の少女が、オレに向かって三つ指をつく</p><p>お兄様瑠璃子で気持ち良くなって下さいませ一生懸命、ご奉仕させていただきますですからあの</p><p>頬を赤らめて言う</p><p>赤ちゃんができても構いませんから、瑠璃子の中にいっぱい出して</p><p>わたくしは、すっかり綺麗にしていただきました</p><p>お風呂場のお掃除も、完璧でーす</p><p>美智とルナが言う</p><p>アタシとレイカとツキコは任務中ダカラ、気にしなくていいノネ美智も戻ってキタシ</p><p>イーディが、天童乙女の監視に付く</p><p>あたしたちは、もう充分ですわ後は旦那様がルリルリをお楽しみ下さい</p><p>みすず、アニエス、ルナ、ヨミ、美智とはもうセックスした</p><p>見学組を除けば瑠璃子が最後か</p><p>うん、そうだなオレも思いっきり射精したいし</p><p>この風呂場での最後に</p><p>はい瑠璃子をお使いください</p><p>オレのペニスがまた、熱い血で勃ち上がる</p><p>お兄様失礼致しまーす</p><p>瑠璃子は、オレをマットの上に寝かすと</p><p>自分の裸身に、ボディシャンプーを擦り付ける</p><p>お身体洗わせていただきますねっ</p><p>ヌルヌルになった自分の裸身を、オレに擦り付ける</p><p>ああ克子姉に習ったんだな</p><p>ソープランド嬢のテクニックを</p><p>うふふ、お兄様これ楽しいですわ瑠璃子、ヌルヌルです</p><p>可愛い１５歳のおっぱいが、オレの胸や腹に擦り付けられていく</p><p>固くなった乳首の感触も肌に気持ちいい</p><p>本当はわたくしよりも、克子お姉様や渚お姉様、寧お姉様たちのような豊満なお身体の方が、お兄様はもっと楽しんでいただけるのでしょうが</p><p>確かに、グラマーなお姉さんたちの泡まみれボディ洗いは気持ち良いけれど</p><p>そんなことないよ瑠璃子には瑠璃子の良さがある</p><p>このぷっくりとした弾力のおっぱいと柔らかい身体もとっても気持ち良い</p><p>それにボディ洗いなら、ミナホ姉さんが凄く上手いんだ</p><p>まあ、そうですの</p><p>うんミナホ姉さんて、すっごく細いだろだけど、そういう身体を生かしたテクニックを自分で見つけたんだってさ</p><p>ミナホ姉さんの娼婦時代に</p><p>ミナホ姉さんは１２歳で娼婦に堕とされて赤ちゃんの産めない身体にされて</p><p>全然肉の付いていない、ほっそりとした体付きをしている</p><p>それなのにオレの性感を刺激するテクニックを持っている</p><p>結局、自分の身体を使ってどうしたら、相手を気持ち良くできるかだけを追求するしかないんだって</p><p>そうですわね他の方の肉体と自分の肉体を比べても何の意味もないんですわね</p><p>瑠璃子がクニクニとおっぱいを擦り付けながら話す</p><p>ああ、オレは瑠璃子の心を持った瑠璃子の身体の瑠璃子が好きなんだから</p><p>嬉しそうに、瑠璃子は微笑む</p><p>わたくしもお兄様の心を持たれたお兄様の肉体のお兄様が大好きですわっ</p><p>アニエスも好きですのっ</p><p>ヨミもですわ</p><p>月子もですわ</p><p>美智もです</p><p>わ、わたしも好きです</p><p>わたしも黒森さんのこと、好きです</p><p>お兄様今は、瑠璃子がお相手していますわ</p><p>瑠璃子は、石けんでヌルヌルになった手でオレのペニスをシゴく</p><p>亀頭に、自分の乳首を擦り付ける</p><p>ああっ、瑠璃子っ</p><p>うふふ、気持ち良いですかお兄様</p><p>ここのままヌルヌルのまま致しましょうか</p><p>泡まみれになったままのセックスか</p><p>お兄様上下、どちらがよろしいですか</p><p>お兄様のお好きでいいんですわ</p><p>瑠璃子は、ニコッとして</p><p>判りましたわ瑠璃子は犯していただく方が好きです</p><p>オレを気遣ってそう言ってくれる</p><p>レイプというのですよね瑠璃子、お兄様にレイプしていただくの大好きですとっても楽しくてですから、いつでもどこでもなさりたい時に、レイプして下さい瑠璃子も、それを望んでいるんですから</p><p>優しい笑顔</p><p>瑠璃子はオレの性癖を知っている</p><p>雪乃をレイプした初体験が、トラウマになっていることを</p><p>アニエスもレイプでいいですの</p><p>わたくしは、むしろレイプの方が</p><p>アニエス、美智</p><p>なさいたいようになさっていいんですわわたくしたちも望んでいます</p><p>月子が、みんなの心を代弁してそう言う</p><p>はい、お兄様場所を交換致しましょう</p><p>瑠璃子が、エアマットに寝そべり大きく開脚する</p><p>瑠璃子の割れ目は処女喪失以来、何度もセックスしたというのに</p><p>ぴっちりと閉じて、美しい形を保っている</p><p>こうやって見ただけだと処女としか思えない</p><p>はぁい、お兄様ぁ</p><p>屈託のない無邪気な笑顔で、瑠璃子は自分の割れ目をクパァと開く</p><p>その内部は、すっかり潤っていた</p><p>もちろん、処女膜は無い</p><p>オレが完全に削り取ったから</p><p>どうぞいらして</p><p>愛液が、トロロロとこぼれた</p><p>クリトリスが、紅く輝いている</p><p>前戯はいらないな</p><p>オレは、お湯でペニスについた泡を流し落とす</p><p>勃起を清潔にして瑠璃子の上にのしかかる</p><p>亀頭の先が瑠璃子の中に</p><p>ああ、まるでチンコの先だけ、温泉に浸ったようだ</p><p>それくらい瑠璃子の中は熱く湿っている</p><p>お、お兄様もっと</p><p>ぐぐぐぐぐっ</p><p>ああ、お兄様のっ入って来たぁぁ</p><p>瑠璃子の奥へ</p><p>ああ、キツイ締まるッ</p><p>膣肉に押し返そうになるのを力尽くで押し込んでいくっ</p><p>ああっ、瑠璃子、犯されてるっあああっ、楽しい楽しいですわっ</p><p>感じるというのを瑠璃子は楽しいと変換する</p><p>ズッズッズッとオレは、ピストンを始める</p><p>瑠璃子の石けんでヌルヌルの身体です、滑る</p><p>思わず突き込みが、強くなるッ</p><p>動作を抑えたくても、ブレーキが効かないっ</p><p>ううっ、あああーっ、ああんっおっ、お兄様ぁぁ</p><p>瑠璃子の切なそうな表情を見ていたら</p><p>この可愛らしい少女を激しく犯したいという衝動を止められないッ</p><p>るっ、瑠璃子っ</p><p>オレは物凄い勢いで、ガシカジッと瑠璃子の中をかき混ぜていくッ</p><p>ああんっ、お兄様ぁ楽しい楽しいのぉっあああっ</p><p>オレに荒々しく揺さぶられて</p><p>瑠璃子の身体が、いやらしく揺れる</p><p>かわいいおっぱいが、円を描くようにくるんくるんと踊っている</p><p>もう、先生ったらヨミにだって、これくらい荒っぽくしてくれてもいいのに</p><p>兄さんは、ヨミお姉様の身体を心配してくれているんだよ</p><p>姉にルナが言う</p><p>ボクたちはまだ小さいから</p><p>ルナたちは１２歳でもヨミは、もう１４歳ですわおっぱいだって、お尻だって先生に犯していただくために、こんなに発育していますのに</p><p>だから次の時には、もっと激しくして下さいって言おうよ今の、瑠璃子のお姉様のように</p><p>ヨミがいや、部屋の中の女たち全員が</p><p>オレと瑠璃子のセックスに注目している</p><p>オレの激しい突き込みと瑠璃子の大きな喘ぎ声を</p><p>ああんっ、楽しいっセックスセックス楽しいですわっ</p><p>とろんと蕩けた瞳で、瑠璃子が叫ぶ</p><p>ルリルリって本当に楽しそうにセックスするわよね</p><p>みすずが、笑顔で呟く</p><p>明るくて、伸び伸びとしたセックス見ているだけでも、幸せな気分になるわ</p><p>可憐さんも、瑠璃子を見ている</p><p>うふふ楽しいのっお兄様ぁ、瑠璃子の身体はどうですか楽しいですか</p><p>ああ、気持ち良いよ瑠璃子っ</p><p>はい、いっぱい楽しんでああっ、ああーっ、瑠璃子もお兄様がああっ、オチンチンが楽しいのぉぉああああっ</p><p>ああ、瑠璃子の顔を見ているだけで射精してしまいそうだ</p><p>る、瑠璃子、お、オレ</p><p>あんっ、お兄様待って瑠璃子ももうすぐもうすぐですから</p><p>オレは瑠璃子のおっぱいを揉む</p><p>こね回す</p><p>かわいいおっぱいも、石けんでヌルヌルで気持ちいい</p><p>ああっ、お兄様それ、それいいですっ</p><p>ああっ、あああー、お、お兄様ぁぁ、る瑠璃子瑠璃子</p><p>瑠璃子もイク気配を見せた</p><p>昇りの気流に乗った</p><p>ああ、瑠璃子</p><p>オレは、暴発しないように、ギュッと尻の穴に力を込め</p><p>両腕でエアマットを抱えて最後のスパートに向かう</p><p>あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あーいいですそれいいですわっ</p><p>小刻みに、力強く瑠璃子の子宮口を、亀頭の先でエグッていく</p><p>る、瑠璃子お兄様にお兄様に犯されていますぅぅあああっ、もっと、もっと犯してお兄様ぁぁ、瑠璃子、これが好きなのお兄様に犯されるのが大好きなのぉぉ</p><p>あああ、オレの中に熱いモノがこみ上げて来る</p><p>好きぃぃ、レイプお兄様にレイプされるのが好きですあああっ、お兄様ぁぁ熱いの出して瑠璃子の中にお兄様の熱い精液を精液を下さいませ</p><p>うあああうぐぐぐっ</p><p>ああん、可愛いですぅお兄様瑠璃子をレイプしている時のお兄様のお顔可愛いっ好きぃそれも好きぃぃあああっ、どうしましょうあああーっ、どうしましょう瑠璃子、瑠璃子もお兄様に犯していただいて気持ち良く気持ち良くなっちゃいますわぁぁ</p><p>瑠璃子の眼から、歓喜の涙が零れる</p><p>すっかり全身の肌が火照って、真っ赤に上気している</p><p>汗と愛液の生々しい匂いと、石けんの清潔な香りが淫靡な空気を作っている</p><p>ああ、もうオレは</p><p>ペニスでの瑠璃子の胎内の感触</p><p>肌での百合子の触感</p><p>そして今まさに、爆発しそうな瑠璃子の感極まった笑顔</p><p>あああっ、お兄様ぁぁお兄様ぁぁわたくしのお兄様ぁぁ瑠璃子跳びますですから、お兄様も出してぇ、瑠璃子の中にお兄様の熱いの下さいませぇぇ、ああああああんっ</p><p>瑠璃子が弾けた</p><p>るっ、瑠璃子ぉぉぉぉぉッッッ</p><p>ドビュゥゥ</p><p>ドビュウウッ</p><p>ドビュゥゥゥゥ</p><p>オレも弾けるッッ</p><p>あああっ、熱いぃぃぃぃぃっっ熱いっお兄様ぁぁ</p><p>オレの熱くたぎった精液が瑠璃子の幼い子宮に、飛び込むッッ</p><p>あああんっ、入って来てます瑠璃子瑠璃子赤ちゃん、できちゃうううっ</p><p>ドクドクと瑠璃子の子宮を白濁液が満たしていく</p><p>こんなに楽しいんですもの、できちゃってもいいっあああ瑠璃子展あああんっ、瑠璃子お兄様の赤ちゃん欲しいのぉぉぉぉぉっっっ</p><p>瑠璃子は、エクスタシーの海に溺れていく</p><p>もはや食玩を買うことしか楽しみのない私ですが</p><p>破幻のジスタ・チョコ昨日が発売日で、全10種のうち３つだけ買ったのですが</p><p>なかなか良さそうなので、他のも買おうと思ったら全て売り切れ</p><p>他の店にも無い</p><p>第１弾だから、生産数が少ないのでしょうか</p><p>アサルトキングダムの第１弾も、こんな勢いで消えた記憶があります</p><p>第2弾以降は、それなりに余ってましたけれど</p><p>先々週ぐらいに発売になった６６ライダーズはシークレットのあるカブト以外は、全然売れ残っているのに</p><p>892．夜は楽し　／　不良少女でないとさっ</p><p>ああんっあふふっ楽しいですぅお兄様ぁ</p><p>瑠璃子は、まだ快感の余韻の中にいる</p><p>オレが瑠璃子の唇にキスすると激しくオレの舌を求めた</p><p>好きですぅ大好きぃ</p><p>大きな瞳を潤ませて、そう言う</p><p>汗ばんだ顔火照った肌</p><p>大きくハァハァと息を吐く</p><p>芳しい吐息が、オレの皮膚を撫でていく</p><p>甘い汗と酸っぱい愛液と、オレの苦い精液の匂い</p><p>瑠璃子とのセックスは、とても心地よかった</p><p>オレもだよ瑠璃子</p><p>オレは瑠璃子の黒髪を撫でてやる</p><p>あん、気持ち良いですお兄様</p><p>セックスの快感が楽しいで、髪を撫でる愛撫が気持ち良いなんだ</p><p>瑠璃子の場合は</p><p>うふふふ、ふふふふ、くふふふふ</p><p>オレの顔を見て、突然、クスクスと笑い出す瑠璃子</p><p>オレのペニスを受け入れたままの膣が、キュキュッとしまる</p><p>陰茎の中の精液の残滓が、ピヒュッと瑠璃子の胎内に絞り出される</p><p>オレは、ウッとなりながらも瑠璃子に尋ねる</p><p>いえとっても幸せだと感じたのですわそしたら、笑いたくなって</p><p>瑠璃子は、満面の笑みでそう言う</p><p>お兄様に犯していただいてそれを皆様に見ていただいてわたくし、お兄様と皆様と一緒です1人ではありませんこんなに楽しい日々が、これからもずっと続くんだなあと感じたら嬉しくて</p><p>オレは瑠璃子の温かな頬にキスをした</p><p>15歳の美少女の艶やかなつるつるとした肌をペロッと舐める</p><p>美子お姉様も、早く、こちらにいらっしゃればいいのに</p><p>いえ、それも美子お姉様ご自身のご選択ですものねわたくしは、何もご助言は致しませんわ</p><p>そうだ、オレたちは強制はしない</p><p>美子さん自身が、自分の意志で決めることだ</p><p>わたくしも今は、自分のことだけで精一杯ですもの</p><p>はいお兄様のそして家族の皆様の役に立つ娘になるためにいっぱい勉強させていただいておりますわ</p><p>家事やオレのパン作りの手伝いや</p><p>アニエスたち、年下の妹たちの世話まで</p><p>瑠璃子は、とっても良くやってくれているよ</p><p>当然ですわ瑠璃子は一生、お兄様の奴隷でございますからっ</p><p>そう言って、今度は瑠璃子の方からオレにキスしてくれた</p><p>お兄様、そろそろ</p><p>オレは瑠璃子の胎内から、勃起を引き抜く</p><p>ううっ零れちゃう</p><p>ちゅぽんと亀頭が外れると同時に白い粘液がどろりと滴る</p><p>いっぱい出していただきましたありがとうございます</p><p>気持ち良かったよ瑠璃子</p><p>オレは感謝のキスをした</p><p>瑠璃子の唇と乳首に</p><p>あんっうふふ、楽しいっ</p><p>瑠璃子のおっぱいを揉んで後戯をする</p><p>ミスズ、ウカウカしているとDarlingの正妻の座、ルリコに獲られちゃうヨ</p><p>オレたちの様子を見てイーディが、笑って言う</p><p>そう言うイーディさんだって狙っていますよね旦那様の正妻の地位を</p><p>みすずも、笑顔のままそう言い返す</p><p>アタシはDarlingの正妻は、別に一人きりでなくてもいいと思っているノネ</p><p>イーディは、カラッとそう言い切る</p><p>今のDarlingは幾つもの顔を持っているんダカラそれぞれの顔に合わせた正妻が居てもいいノネそれに</p><p>アタシたちの希望と実際の姿も大分、ズレてきているノネ</p><p>希望と実際</p><p>一番正妻になりたがっているメグミが実際は、Darlingのワガママな妹になっちゃっているネダカラ、ツキコがホントに妹分として引き取ったのは正解なのネ</p><p>そうだよね恵美お姉様は上から抑え付けていてくれるお姉さんがいないと暴走しちゃうタイプだよね</p><p>ルナが、うなずいている</p><p>逆にDarlingのお姉さんになりたいはずのネイが、今では一番妻みたいになっているネ</p><p>えそうか</p><p>Darling、困ったことがあると相談するのは、ネイかカツコダカラ</p><p>そう言われたらそうかも</p><p>あら、イーディさんあなただって、旦那様の相談相手になっているでしょ</p><p>アタシの場合は身近でゲンジツ的な問題の時だけネあれはどうしたらいいのかなミタイナネイやカツコの場合は、もっと精神的な問題ネ</p><p>うんイーディは頭が良くて、情報を分析する力も優れているから</p><p>ついつい、相談してしまう</p><p>それでも旦那様の相談相手になれるというのは羨ましいわあたしなんてあたしの方からご相談するばかりですもの</p><p>みすずは、溜息を吐く</p><p>ミスズは肩の力が入りすぎなのネ</p><p>Darlingに悪く思われたくないからって、ついつい意識して接してるネダカラだよミスズが軽やかにならないと、Darlingも軽やかになれないネ</p><p>ソウヨこのままだとアタシたち、Darlingの正妻の座をアイに獲られちゃうネあのコは凄いヨ常に自然体ダカラ</p><p>ああ、愛は常にマイペースだ自分のスピードで生きているから</p><p>そ、そうねあの子のことは、意識しているわ</p><p>違いますわ、みすずお姉様意識しちゃダメなんですわたくしたちは、わたくしたちで自分のペースを守らないと</p><p>瑠璃子が、みすずに言う</p><p>お兄様は、常にわたくしたちに合わせて下さろうとお心遣いして下さいますからその分、心労を溜まっていらっしゃるんですでも、愛お姉様はふんわりと、お兄様をご自分のペースで包み込まれますからだから、お兄様の方から襲っていただけるんですわ</p><p>愛がマイペースだからオレが襲っている</p><p>わたくしお二人の様子を見て、愛お姉様の様にわたくしたちの方から、お兄様に強く働きかけるのではなくふんわりと、自分のペースで日常の生活をするように心がけましたわそうしたらお兄様の方から、セックスのお誘いをして下さるようになりました</p><p>ソウダヨミスズたちはDarlingに強くセックスを求めスギなのネ求められたら、どんな時でも必死で応えるのがDarlingなんだカラ心にも身体にもよくないノネ本当は</p><p>えっとそれは</p><p>アタシもさっきは、アタシがムラムラした時に、Darlingを襲っているって言ったケレド本当はネタマタマ、２人きりになって、時間にも余裕があって、Darlingの中であ、ここでセックスしたいなあっていう衝動が湧き上がった時を見計らっているダケなのネDarlingのリビドーが高まった瞬間に声を掛けたら、いつだって良いセックスができるノネ</p><p>あたしたちは自分の性衝動だけで、旦那様を引きずり回しているということ</p><p>だから旦那様の方からは、誘って下さらないのね</p><p>女性の方から誘うセックスも時には良いものだと、公様はお考えになっていらっしゃるようですわ</p><p>月子が、オレの心を読む</p><p>例えば今の当番制の今日は、誰々とセックスするんだというのは、公様もワクワクなさっていらっしゃるようです</p><p>うん今晩は、あの子とセックスするんだからどういう風にやろうかと考えたりするのは楽しい</p><p>ですが、そのおつもりが無い時に急にセックスを求められることは、公様に獲ってはご負担なだけの時もあるということです</p><p>その点、わたくしたちは気を付けていますわ</p><p>月子に続いて、ヨミが言う</p><p>わたくしたち先生の今、したいんだなっていう気持ちが判りますから</p><p>うんヨミお姉ちゃんは、そういう時にはいつも兄さんの前でおっぱいプルプル揺すっているよねボクもなるべく素足とかお尻とかが兄さんによく見えるようにしているよ</p><p>そ、そんなことが</p><p>ですから、わたくしたちも自然に先生に犯していただいておりますわ</p><p>わたくしは、そういうことに巫女の力を使うのは公平でないと思っていますのでそれにお当番の日に、ベッドの上で抱いていただく方が、気兼ねなく思い切り愛していただけますし</p><p>でも、ヨミやルナはまだ幼いですから妹たちの気持ちを察してあげて下さいませ</p><p>それは判っているよ</p><p>精神的に不安定になった時にみんな、オレとのセックスを求める</p><p>肌と肌を生々しく重ね合わせることで、辛い記憶や不安を吹き飛ばしているんだから</p><p>ヨミやルナだって、口ではオレの性欲に合わせているようなことを言っているけれど</p><p>この子ら自身だって、色んな思いを抱えているんだから</p><p>１番寂しい思いをしている子がパパに甘えていいんですの</p><p>２番目に寂しい子ぐらいまでは、一緒に甘えていいけれど３番目の子は、我慢しないといけませんのお姉さんなんですから</p><p>みんなに真顔で、そう言う</p><p>みすずちゃんは、アニエスよりも年が上だけれど時々、寂しそうにしいる時は、アニエスの方がお姉さんなんですのそれで、アニエスのパパは寂しい子のために居るんですから、アニエスは我慢しないといけないんですの</p><p>それだとアニエスちゃんも寂しくなるんじゃないの</p><p>そうなったら、アニエスが１番、寂しい子ですの正々堂々と、パパにセックスしてもらいに行きますのっパパ、セックスってお願いしますのっ</p><p>それがアニエスのルールなんだ</p><p>そ、そうねこれからはあたしも気を付けるわアニエスちゃんみたいに</p><p>でも、仕方ないですのみすずちゃんは、いっぱい寂しいことを抱えている子ですから</p><p>うん、兄さんいっつも、みすずお姉様のこと心配しているよ</p><p>ルナも、そう言う</p><p>そうそう、ヨミのことなんて全然、心配してくれないのにいつも、先生ったら、わたくしのおっぱいばかり気にしてて</p><p>あ、ごめんヨミ</p><p>ううん先生がヨミのおっぱいを好きになってくれているのはすごく、嬉しいんですわだからもっと素直に触ったり、犯したりして下さい</p><p>ヨミの身体にムラムラしてくれているのに先生が我慢しているのを感じるのが、一番嫌なんだから</p><p>心を読まれているんだから我慢するのは、失礼なのか</p><p>したいならしてヨミもしたい時は、したいって言うから</p><p>兄さん兄さんのオチンチンのお掃除、ボクがしてもいい</p><p>ルナがニコッと笑う</p><p>あ、ヨミもしたいですわ</p><p>うんじゃあ、頼むよ</p><p>ルナ、ヨミ、アニエスが分担して、お掃除フェラを始める</p><p>あ、あの黒森さん</p><p>わ、わたしも舐めてみていいですか</p><p>ついにコヨミちゃんが</p><p>わたしもしてみたいです</p><p>真剣な顔で、そう言う</p><p>コヨミちゃんはダメですのっ</p><p>ええ、アニエス</p><p>お前が一番、コヨミちゃんにオレとのセックスを勧めていたんじゃ</p><p>キスより先に、お口でご奉仕とかよくありませんのっ最初は、キスそれで今は、コヨミちゃんが生まれて初めてのパパとのキスをするのには、時も場所もよくありませんのっするのなら、アニエスがちゃんと考えてあげますからもうちょっと待ってなさいですのっ</p><p>ああ、アニエスもお姉さんになるんだな</p><p>ホント家族になっていっているんだよね、ボクたち</p><p>ルナが笑う</p><p>そうだ、オレたちどんどん変わっている</p><p>一緒に時間を過ごす度に、親密になっていく</p><p>より濃い家族に</p><p>みすず、元気を出せよ</p><p>オレは、みすずに手を差し出す</p><p>オレはペニスを３人の少女に口で清めてもらっているし</p><p>みすずも可憐さんを抱きかかえているから</p><p>お互いに近寄ることはできない</p><p>今は手だけだけど後で、抱き締めてやるから</p><p>みすずも手を伸ばしオレの手をギュッと握りしめる</p><p>申し訳ございませんあたし旦那様より年上なのに</p><p>オレたちに年は関係無いよアニエスが言ってた通りだ寂しがっている子が妹なんだよだから、いいんだ</p><p>みすずが寂しいのならオレやみんなで、抱き締めてやる</p><p>それでいい</p><p>判ったカネアタシたちはこういう家族《ファミリィ》なのネ</p><p>イーディが天童乙女とアーデルハイトさんにそう言った</p><p>誰かが誰かに従っているんじゃナイのネ愛し合っているノヨみんな、Darlingの前では公平な立場でネ</p><p>関西の侠客の娘と、ヨーロッパから来たアカデミー出身の警護役は呆然として、オレたちを見ている</p><p>それから鳥居まり子さんも</p><p>あなたたち、そろそろ出なさい長湯が過ぎるわよ</p><p>ああ、今出るよ</p><p>オレは、天井に叫ぶ</p><p>もう、いいからほら、身体や髪を洗う子は早く</p><p>そういうのは洗いたくなったら、後でまた入るよ</p><p>まだ今夜は、終わりじゃないと思うし</p><p>オレは、天童乙女を見る</p><p>とりあえず、この香月家の邸宅の近所に潜伏しているという天童乙女の父親たち、関西ヤクザの連中たちの問題がある</p><p>レイちゃんや、美智とイーディだけでなくヨミやルナにも出動してもらうことになるかもしれない</p><p>脱衣所の方に、誰か来た</p><p>はいはいはーい、着替えを持って来たようっみんな、早く出てっ</p><p>出て下さーい</p><p>真緒ちゃんもですの</p><p>ヨミとアニエスが、反応する</p><p>うん、真緒ちゃんが寂しがってたからマルゴお姉ちゃんと交代で、こっちに来ちゃった</p><p>来ちゃったえへへ、パパ</p><p>ということはお屋敷の方の警備に、マルゴさんは戻った</p><p>ああ天童乙女の父親たちが、オレたちのお屋敷の方を攻撃してくる可能性もあるのか</p><p>関西ヤクザの出張組は、嫌がらせだけが目的なんだから</p><p>防御の手が薄くなった方へ、矛先を変えてくる可能性もある</p><p>みんなで、こっちへ避難して来ても良かったんだけれど愛ちゃんが、新作のパンを作り始めちゃったから</p><p>ああ、愛が愛のペースで作業を始めたら終わらない</p><p>あっちは渚さんとメグちゃんと雪乃ちゃんも居残っているし使えないけれど、遙花ッチも居るし</p><p>工藤遙花は確かに使えないま、居ないよりはマシだろうけれど</p><p>でも、アニエスちゃんがこっちだから真緒ちゃんは連れてきた方がいいかなって</p><p>うん、寧の言うとおりだな</p><p>向こうで遊び相手がいなくて寂しがらせておくよりは</p><p>逆に、妊娠中の渚と雪乃は移動させない方が無難だ</p><p>メグは香月家の屋敷に来ると、コンプレックスを悪化させるだろうし</p><p>白坂家の本家で、イジメられていた頃を思い出して</p><p>あれ、そう言えばマナは</p><p>マナちゃんは、向こうの部屋で克子お姉ちゃんと冷たい飲み物の準備をしているよっ</p><p>さすが瑠璃子と並ぶ、もう一人の幼い主婦</p><p>とにかく、早く出て出てっ</p><p>ほら、アニエス拭いてやるから</p><p>オレは、アニエスをバスタオルで拭いてやる</p><p>みすずも拭いてやろうか</p><p>さっき落ち込んでいたみすずに、声を掛ける</p><p>いや、あたしは先に可憐を拭いてあげますから</p><p>みすずは、可憐さんにバスタオルの掛ける</p><p>いいのよ拭かせて</p><p>１２歳の水島可憐さんの裸身を拭いていく</p><p>にひひ、ヨミちゃん、ヨミちゃん</p><p>真緒ちゃんが、ヨミのロリ巨乳にタオルを当てて、プニプニ感を楽しんでいる</p><p>もう、ヨミのおっぱいで遊ばないでっ</p><p>笑いながら、そう言うヨミ</p><p>ヨミのおっぱいをオモチャにしていいのは先生だけなんだから</p><p>アニエス、ルナ、コヨミちゃんの１２歳トリオは３人でお互いの背中を拭いている</p><p>コヨミちゃんがお掃除フェラに参加したいと発言したことで、アニエスはすっかり打ち解けている</p><p>この様子なら、３人で学校へ通うのは問題ないだろう</p><p>あ可憐さんもいるのか</p><p>むしろ、すでに超お嬢様校の在校生である可憐さんと親しくなれば</p><p>アニエスたちが学校に溶け込むのも容易くなるだろう</p><p>ほら、拭いてあげるネ</p><p>イーディが、アーデルハイトさんに言う</p><p>自分じゃ背中はちゃんと老けないネ</p><p>そんなことはありませんわたくしは、いつも一人で</p><p>自分でするのと人にしてもらうのとの違いを試してみるノネ</p><p>イーディは、強引にアーデルハイトさんの背中を拭く</p><p>ほら、自分でするより楽なのネ</p><p>うつむいて黙るアーデルハイトさん</p><p>ちょっと誰か、わたくしを拭いて下さる方はいらっしゃいませんの</p><p>鳥居さんが透け透けになった白ビキニで、全身濡れたまま叫ぶ</p><p>自分で自分の身体を拭くという考えは無いらしい</p><p>ああ家では、誰かに拭いてもらっているんだな</p><p>えっとオレが拭こうか</p><p>他の人に、鳥居さんの侍女みたいな仕事をさせるのも何だし</p><p>ここには使用人はいないんだから</p><p>く、黒森さん以外の方でっ</p><p>あ男に身体を拭かれるのは、嫌なのか</p><p>わたくしがして差し上げますわ</p><p>そう声をあげたのは瑠璃子だった</p><p>あら、わたくしではお嫌ですの</p><p>いえ、あの</p><p>畏れ多いとかおっしゃらないで下さいね鳥井さんは名家の娘が、血筋だけで貴ばれている現状にはご不満なのでしょ</p><p>瑠璃子が、鳥居さんの背中を拭いていく</p><p>コレ、取らないとダメネ濡れているカラ</p><p>イーディが、アーデルハイトさんの透け透け白ビキニを引っ張る</p><p>ああ、鳥居さんもですわね</p><p>瑠璃子も、ビキニの背中を外そうとする</p><p>鳥居さんは、慌てて</p><p>こ、こっちを見ないでっあっちを見ていて下さいっ</p><p>オレに叫んだ</p><p>ああそうですね</p><p>オレは、鳥居さんが指差した方を見る</p><p>壁一面、大鏡だけど</p><p>まったく</p><p>鏡越しに、鳥居さんが水着のブラを外してぷるるんと可愛いおっぱいが弾け出るのとかピンクの乳首とか丸見えなんですけれど</p><p>ああ気にしないんだこの人</p><p>アーデルハイトさんの方は、オレに見えないようにイーディの後ろに回って、自分で脱いでいる</p><p>お姉ちゃんっ真緒が拭いて上げるっうししっ</p><p>真緒ちゃんが、タオルを持って天童乙女に言った</p><p>可愛い幼女の申し出に、天童乙女は戸惑っている</p><p>お姉ちゃん、寂しそうだからっ</p><p>拭いてもらいなさい</p><p>月子が、天童乙女にそう言った</p><p>真緒ちゃんが拭きやすいように、しゃがみ込む天童乙女</p><p>はーい、拭きまーす</p><p>真緒ちゃんは、普段、みんなと拭き合いっこをしているから慣れている</p><p>この小さい子は、誰なんだい</p><p>天童乙女は、月子に尋ねた</p><p>オレの子だよ</p><p>オレが答える</p><p>そうだよ、真緒はパパの可愛い娘なんだよっ</p><p>真緒ちゃんが楽しそうに答えた</p><p>そんな馬鹿なこと</p><p>オレはまだ高校１年生の１６歳だ</p><p>真緒ちゃんぐらいの娘がいるはずがない</p><p>アニエスと一緒ですの</p><p>そうそうそうなんだねぇっ</p><p>笑い合う、２人</p><p>わたくしたちはこういう家族なんですよ</p><p>血筋としての家族ではなく、１人１人が自分の意志で家族を作り上げているんですわ</p><p>今もなお、どんどん家族になっていっているんだよねっ</p><p>寧が天童乙女に言う</p><p>あ、あたし奈島寧っヨッちゃんの最愛のお姉ちゃんだよっ</p><p>自分で最愛とかまあ、ホントに最愛なんだけど</p><p>で、あなたは天童乙女さんだよねっ</p><p>そうだけど、何</p><p>冷たく天童乙女は、寧を見上げる</p><p>ところで、天童乙女さんあなたの姉妹を、ついさっき翔お姉さんたちが保護したってさ</p><p>だから、もう心配はいらないってさあなたのお父さんたちの方も、もうちょっとしたら全員、確保するみたいだし</p><p>天童乙女の姉妹</p><p>ただ問題なのはさ今は、取りあえず安全な状態にいるけれどこのまま、天童乙女さんや乙女さんの姉妹が関西へ戻ったら元の木阿弥になるってことだよねっ</p><p>向こうへ戻ったら関西ヤクザの本体は残っているんだから、また付け狙われて、とんでもないことを要求されることになるそうだよね</p><p>だったら何だってのさ</p><p>今のチャンスをどうして生かそうとしないのかなってことだよっ</p><p>寧は、ヌフフンと笑う</p><p>そう天童乙女さんが、ここであたしたちに捕まったのは、チャンスでしょ姉妹のみなさんも保護してあるんだしあ、すぐに映像を見せるよ何なら、会話してもいいってちゃんと自分の眼で、全員無事か確認してねっ</p><p>寧の言葉を天童乙女は、ジッと聞いている</p><p>あんた何者</p><p>だから、言ったでしょっあたしは寧だって</p><p>クククと寧は笑う</p><p>あたしたちの家族にはさ、ちゃんとあたしみたいな子もいるんだよねっそんで結局、天童乙女さんは、あたしみたいな子じゃないと交渉にならないでしょ</p><p>寧みたいな子</p><p>ミィちゃんやルリちゃんたちは、お嬢様だしレイちゃんやミッちゃんたちは、生真面目すぎるからイーディも意外とマトモな子だしさ</p><p>ニタァっと、天童乙女に微笑む</p><p>不良少女には、やっぱり不良少女でないとさっ話がつかないと思うんだよっ</p><p>ま、いいや詳しい話はあっちの部屋に行ってからにしようねっはいはい、みんな着替えて着替えてっ</p><p>寧は、裸の少女たちに着替えのパンティを配っていく</p><p>きゃっ、きゃああ何を見ていますのっ</p><p>あ、鳥居さんが</p><p>やっと鏡越しで、自分の全裸が丸見えなことに気付いた</p><p>みみみ、見ないでぇぇぇ</p><p>両手でおっぱいを隠す鳥居さん</p><p>すでに濡れた水着の下も脱ぎ捨てているから股間が丸見えだ</p><p>胸だけ隠して、陰部の一本筋は剥き出し</p><p>ああやっぱり、処女なんだな、この人は</p><p>はい、お姉ちゃんっ</p><p>真緒ちゃんが大きめのバスタオルを手渡すと、鳥居さんは慌てて身体に巻き付ける</p><p>j9シリーズ、復活って</p><p>ぎ、銀河神風ジンライガー</p><p>10年遅いよせめて、スパロボにブライガーが出た頃でないと</p><p>というか、旧シリーズの主役だった塩沢さんが亡くなってもう14年</p><p>893．夜は楽し　／　シスターフッド</p><p>・アーデルハイト鹿取／１３歳まり子の警護役日独ハーフなぜかハイジと呼ばれている</p><p>はーい、みんな着替えたぁそんなら行きましょうっ</p><p>寧が、全員を先導する</p><p>あ、あの何でわたくしたち、こんな格好なの</p><p>鳥居さんが、困り顔でそう言う</p><p>それもそのはず、寧が風呂上がりの女たちのために持って来た着替えは</p><p>えー、いいでしょみんなでラフに仲良くねっ</p><p>白パンティの上に、白いYシャツのみ</p><p>ノーブラだから、乳首は浮いているしYシャツの布地が薄いので、桜色の乳首が浮いている</p><p>パジャマ・パーティみたいなもんだよっ全員分のパジャマとか用意できなかったからあ、そのシャツもヨッちゃん用の買い置きだからさ</p><p>うん、同じサイズしかないから</p><p>レイちゃんとかは小さすぎて、胸元を大きく開けている</p><p>逆に、小学生たちは大きすぎて、ダブダブさせていて可愛い</p><p>アニエスなんて、ハカセみたいだよねっ</p><p>袖をぷらぷらさせているアニエスを見て、寧が言う</p><p>ハカセって何ですの</p><p>アニエスが、キョトンとする</p><p>ああ、昔のマンガのキャラクターだよ今度、見せてあげる</p><p>寧はお屋敷の書庫の昔のマンガは、一通り読んでいるから</p><p>面白そうなのマンガを、みんなに教えてあげたりもしている</p><p>この間もさ、キョーコさんが電話してきたときに今、日本ではどんなマンガが流行っているんだって聞くから、シンゲキのキョジンだよって教えてあげたんだよそしたら、キョーコさんたらシンゲキのキョジンああ、ウノ・ジューキチの伝記かいだってさ</p><p>寧は、ゲラゲラ笑うがオレたちは、何が面白いのか全然判らない</p><p>誰なんだウノ・ジューキチ</p><p>とにかくその格好でしばらく、くつろいでてよっ</p><p>結局、寧にはぐらかされてしまった</p><p>みんな裸Yシャツにスリッパを履いて、パタパタと香月家の邸宅の廊下を歩いて行く</p><p>天童乙女もみんなと同じYシャツ＋パンティの姿で月子以下、レイちゃん、美智、イーディたちに監視されている</p><p>アーデルハイトさんは、何も言わずにみんなと同じ格好に着替えて無言で付いて来ている何か考え込んでいるようだ</p><p>水島可憐さんもみすずの後ろをうつむいて、従っている</p><p>一方、真緒ちゃん＋小学生たちは、みんな元気だ</p><p>ほらほら、暴れないで大人しく、付いていらっしゃい</p><p>こういう時は、14歳のヨミがお姉さんらしく面倒を見る</p><p>ところでオレだけは、ちゃんとシャツもズボンも穿いていた靴下に靴まで</p><p>風呂に入る前まで着ていたパーティ用のスーツではない</p><p>動きやすい普通の服だ</p><p>ていうか、このズボンはいつものオレの学生服のズボンだ</p><p>Yシャツも校章とかを外しているだけで、いつも学校に着ていくシャツ</p><p>靴も革靴じゃなくって、普段履いているスポーツシューズだ</p><p>寧はオレのために、わざわざ持って来てくれた</p><p>オレは、この後この屋敷から外に出る予定になっているのかもしれない</p><p>みすずの相手である黒森公でなく、ただの高校生吉田良信として</p><p>レイちゃんや美智たちは、みんなと同じ裸Yシャツだから</p><p>出動の予定は無いのか</p><p>いや外に居るのは、天童乙女の父親たち関西ヤクザの関係者だから、香月セキュリティ・サービスのオモテの顔であるレイちゃんや、みすずの正式な警護役である美智は動かせないのだと思う</p><p>外の連中がマスコミを使って香月家の評判を落とすためのスキャンダルを狙っているのだとしたら</p><p>レイちゃんや美智がヤクザと闘っている写真とかを撮られるのはマズいし</p><p>ただ、イーディも裸Yシャツなのが気になるけれど</p><p>ちゃんとした服を着ているのはオレと寧と真緒ちゃんだけだ</p><p>もっとも、真緒ちゃんがこの後、外に出動するわけがないけれど</p><p>はーい、冷たいお茶の準備ができていますよっ</p><p>ソファなんかのある大きめの広間にマナが待ち構えていた</p><p>マナも裸Yシャツにエプロンを掛けていた</p><p>あら、綺麗な子ね</p><p>鳥居さんが、ついそう言ってしまうほど今のマナは、美しい少女になっている</p><p>あ、お兄ちゃんがお世話になっていまーす</p><p>ペコッと頭を下げる</p><p>あたし、お兄ちゃんの妹のマナですっ</p><p>妹黒森さんの</p><p>それで、確かそっちの人はお姉さんだったわよねぇ</p><p>鳥居さんは寧を見る</p><p>何か文句あるのっ</p><p>いえお姉さんと妹さんは、とてもよく似ていらっしゃるけれど黒森さんとは、あんまり似ていないなあって</p><p>寧とマナが似ている</p><p>いや、寧は超絶美少女だしマナもどんどん綺麗になっているけれど</p><p>ああ、あたしとお兄ちゃんは血は繋がっていないんです</p><p>マナは、ニコッとしてそう言う</p><p>はいだからいっぱい、セックスしてもらっていますお兄ちゃんの赤ちゃんだって産みますよ血が繋がっていないんですからっ</p><p>軽やかにそう言うマナに、鳥居さんは</p><p>そ、そうなのま、人の家のことは良く判らないから、何ともわたくしには言いようがないけれど</p><p>マナは、お兄ちゃんに幸せにしてもらっていますからっ何も問題はありませんっ</p><p>あ、はい、そうですか</p><p>タジタジになる鳥居さん</p><p>アナタはお嬢様たちの中では、規格外で自分は飛び抜けていると思っているんダロウケド</p><p>イーディが、鳥居さんに言う</p><p>世間ではもっとブッ飛んでるコたちがいるノネユキノとかと話をしたら驚くと思うヨ、あのコ、アバンギャルドなのネ</p><p>ああ、そうだな</p><p>鳥居さんみたいな子は、雪乃と話してみるといいのかもしれない</p><p>あ、来たわね</p><p>ミナホ姉さんが部屋に入ってくる</p><p>もちろん２人とも、ちゃんと服を着ている</p><p>皆さんはくつろいでくれていていいんだけれど天童さん関係の話を詰めちゃいたいから</p><p>そっちのソファのあるコーナーにみんなで座って話しましょうか天童さんと月子さんは付いていてくれる</p><p>はい、黒森様</p><p>麗華さんは外していて天童貞男さんの処理は、香月セキュリティ・サービスでなく、黒森家で行うことになったから</p><p>はいじゃあ、真緒ちゃんたちとあっちでお茶をいただいています</p><p>はい、お兄ちゃんたちちょっとお仕事の話があるから、向こうへ行ってようねっ</p><p>マナが真緒ちゃんに声を掛ける</p><p>えー、やっとパパと遊べると思ったのに</p><p>わがまま言ったらダメですのっさっ、向こうへ行きますのっ</p><p>アニエスが率先して、マナを連れて行ってくれようとする</p><p>コヨミちゃんとルナちゃんも真緒ちゃんと一緒に居てあげて</p><p>つまり、ヨミは実働部隊に組み込むのか</p><p>真緒ちゃんの好きなカフェ・オレもあるからっ</p><p>真緒ちゃんが好きなのはミルクをドバドバ入れすぎているから、カフェ・オレというより、コーヒー牛乳に近い飲み物なんだけれど</p><p>判ったパパ、真緒、向こうに居るからね</p><p>ああ、みんなと仲良くしているんだぞ</p><p>マナが真緒ちゃんたちを連れて、部屋の奥へと向かう</p><p>わたくしも、あちらへ行っておりましょうか</p><p>瑠璃子が、そう言うが</p><p>いえ、瑠璃子さんはみすずさんと一緒にここに居てちょうだい</p><p>一応、何がどうなっているのかは知りたいでしょ</p><p>ですがわたくしは別に、後でお知らせしていただくだけでも結構ですから</p><p>マナちゃんだけに、小さな子のお世話をお任せするのは申し訳ありませんし</p><p>瑠璃子の心は、すっかり主婦になっている</p><p>大丈夫だよレイちゃんもいるし</p><p>レイちゃんも小さい子好きだから真緒ちゃんたちと仲良く遊んでくれると思う</p><p>香月セキュリティ・サービスの皆さんには外れていただきましたけれど香月家の方には、この場には居ていただきたいのよ</p><p>そういうことでしたらあの、御名穂お姉様</p><p>美子お姉様は今はどちらへ</p><p>姿を見せないもう一人の香月家の娘美子さんのことが気になるらしい</p><p>克子と一緒に、皆さんのお夕飯の準備をしているわ大丈夫よあの子の方は、克子が見ていてくれるから</p><p>ああ、克子姉と一緒なら大丈夫か</p><p>こういう時に、どう振る舞うべきか美子お姉様は、まだ決めかねているんだわだから、今はね</p><p>みすずが、瑠璃子にそう言う</p><p>で鳥居様とその警護のアーデルハイト鹿取さんでしたわね</p><p>ミナホ姉さんは、２人を見る</p><p>そ、そうよそれが何だって言うのよ</p><p>鳥居さんは、ミナホ姉さんに少しビビッている</p><p>鳥居様は、歌晏桃子様からのご依頼で見届け役としてこちらにいらっしゃるようですが</p><p>ここから先は後戻りできなくなりますよ今のうちに、向こうの女の子たちの方へ行かれた方が良いと思いますけど</p><p>な、何なのよあなた</p><p>プレッシャーに負けて、鳥居さんは強く出る</p><p>さっきもソウだったけれどあなた何者どうして、わたくしに名乗らないの</p><p>そうださっきパーティの席に姿を現した時も</p><p>ミナホ姉さんは、自分が誰なのかを話していない</p><p>名乗らないことが答えなのよ</p><p>みすずが、鳥居さんに言う</p><p>はあ意味が判らないわこの人は、わたくしが誰なのか知っているのに自分のことはわたくしに話さないそういうのって不公平なんじゃありませんかっ</p><p>裏の世界の方だからですよ</p><p>アーデルハイトさんが鳥居さんに言う</p><p>裏の人間だからこそまり子お嬢様が、この方と面識があるというのはマズいことになるんだと思いますこの方のお名前を知るべきでないでしょうしこうして、今、話していることも記憶から消すべきなんだと思います</p><p>そして天童乙女を見て</p><p>天童さんが関西から持ち込んで来た災厄は非合法な手段でないと、解決できませんから香月セキュリティ・サービスはオモテの世界の企業ですからあんまり無茶なことは、できませんわだから、ここからは裏の住人あたしたちの出番ということになるんです</p><p>そういうことになるんだろうな</p><p>ですからまり子お嬢様は、あちらへ</p><p>はぁ、ハイジあなたは残るつもりなの</p><p>この方はまり子お嬢様にしか警告なさっていませんわたくしはもう</p><p>もうって、何よ</p><p>あのわたくしたちは、先ほどの浴室でそのみすず様や瑠璃子様たちのとてもプライベートな状況を見てしまったんですよ</p><p>ちゃんとセックスって言いなさいネ</p><p>絶対に外部の人間に漏らしてはならない秘密を知ってしまったんですまり子お嬢様は、それでも鳥居家のお嬢様ですから、お目こぼしがあるでしょうがわたくしは</p><p>どうなるって言うのよ</p><p>鳥居さんは、ポカンとして尋ねる</p><p>この人は、全然、自分が背負っているリスクに気付いていない</p><p>どうもなりませんわ人の記憶は、脳に定着するまで一定の時間を必要としますですから今でしたら、お二人がご覧になった記憶を綺麗に消すことはできますわお二人の心を深くかき混ぜることなく上辺だけ掬い上げるように</p><p>わ、わたくしたちの記憶を消せるっていうの</p><p>はいわたくしには、そういう力がございますですからあなたも、そんなに怖がらなくてもいいのですよあなたがお嫌なのなら全て、消してしまいますから</p><p>月子は、アーデルハイトさんに言う</p><p>そうですわねその場合は、今日１日の記憶を丸まる消すことになりますけれど</p><p>ああ、オレたちの都合良く残す記憶と消す記憶を選択することはできないんだ</p><p>そういう面倒なことをしたら、アーデルハイトさんの心が壊れてしまう</p><p>心に大きな傷跡を残さないように記憶を消すのなら、ザッパリと大きく削り取るしかない</p><p>そ、それは嫌ですわたくし、今日１日で色々と学んだことが多いですから</p><p>では、このまま記憶を持ち続けますか</p><p>それはオレたちの裏の仕事に荷担するということだ</p><p>これから先、オレたちはそういう話をし行動に移るのだから</p><p>１３歳の警護役少女がミナホ姉さんに答える</p><p>わ、わたくしは、腹を括ります</p><p>心配はいらないわあなたを犯罪に巻き込むつもりはないからただ、これから起こる非合法な事柄については、一生、誰にも言わないと誓ってもらうわよ</p><p>誓うも何もその方の力で、そういう風になさるのでしょ</p><p>アーデルハイトさんは、月子を見る</p><p>だから、そうなる前に選択する機会をあげているんだけれど</p><p>ミナホ姉さんは、フフンと笑う</p><p>でもその人の力なら、結局、わたくしのことをどうにでもできるじゃないですかわ、わたくし信用していいのか、よく判りません</p><p>アーデルハイトさんが、そう思うのも当然だ</p><p>月子の力なら今日１日の記憶を消すと言って、実際にはアーデルハイトさんを奴隷化してしまうこともできる</p><p>ここで立ち去るを選択してもそれで安全だとは思えない</p><p>馬鹿ね、ハイジそんなの信用していいに決まっているでしょ</p><p>何のために、この場にみすず様、瑠璃子様が立ち合っていらっしゃると思っているのこの胡散臭い方が不正を働かないようにという保証としてでしょ</p><p>ミナホ姉さん胡散臭いとか言われちゃったよ</p><p>でも、この胡散臭い方みすず様や瑠璃子様にだって記憶操作するかもしれないじゃないですか</p><p>アーデルハイトさんもそう言う</p><p>あのね、ハイジ良く判らない力を持っているのは、この胡散臭い人じゃなくってそちらの女性</p><p>鳥居さんは、月子を指差す</p><p>あるいはこの子多分、あっちの子も</p><p>ヨミとルナたちのことも指差す</p><p>そして、この人たちはこっちの黒森さんの言うことしか聞かないわ</p><p>最後に、オレを指差す</p><p>だけど、この方がこっちの胡散臭い方の命令に従ってしまったら</p><p>アーデルハイトさんは、オレとミナホ姉さんを指差す</p><p>だーかーらあなた、今まで何を見てきたわけ</p><p>この人は何かよく判らない殿方だし、変わった人だと思うけれどとにかく、今まで何でもオープンに、フェアな状態でわたくしたちに何でも見せて下さっていますわ隠し事ゼロでしょ</p><p>そりゃオレはセックスから、射精の瞬間まで見せている</p><p>この方がわたくしたちを陥れるつもりならとっくにやっているわよそれだけの人材は揃っているんだしそれに</p><p>みすず様、瑠璃子様、それに香月セキュリティ・サービスの関さんや藤宮さんまでが、この方に信頼を寄せているわけでしょ他の子もそうよね可愛い子ばっかり小さな子まで、この人に信頼しきっているわこんなのさよほど、頭が良くて狡く立ち回れる人か、よほどの馬鹿かどっちかでないとあり得ないわよ</p><p>馬鹿の方ネ、モチロン</p><p>うん、ヨッちゃんすっごい馬鹿だから</p><p>でもだから好きなんですわ</p><p>イーディ、寧、みすず</p><p>だ、そうよまあわたくしは何でもいいんですけれど</p><p>鳥居さんは、ミナホ姉さんに振り向く</p><p>ここまで来たら、非合法な手段を使わさざるを得ないということは納得しますそういうご事情があるんでしょうから裏の方に出て来ていただくしかないんでしょうね</p><p>そして天童乙女に</p><p>もういい加減、話して下さる誰が人質になっているんですか</p><p>鳥居さんの言葉に、ギョッとする天童乙女</p><p>さっき、お風呂場の脱衣所であなたが、黒森さんのお姉さんの方と話していたのはつまり、そういうことですわよね</p><p>寧と天童乙女の会話</p><p>寧は天童乙女の姉妹がどうだかと話していた</p><p>その方たちを救うためには、非合法な方たちが必要だとそういう判断になったのでしょオモテの香月セキュリティ・サービスが全面に出ると、その方たちに危険が及ぶと</p><p>あなたも見てきて判っているでしょとにかく、この方たちはあはん、うふんて、とても変なことばかりしていらっしゃるけれどとにかく、どんなことでもわたくしたちにさらけ出して下さったわ隠し事抜きでわたくしには、到底理解できない生活をなさっているみたいですけれど信頼はできる方たちだと思うわ</p><p>そりゃあ、まああんなにセックスばかりして</p><p>鳥居さんには、納得できない生活なんだろうけれど</p><p>どういう関係でいらっしゃるのか、本当にワケがわからないですけれどみすず様たちから、小さい子たちまで、みんなで助け合って仲良くしていてみんな、ニコニコ笑っているわ</p><p>美智の漏らしたオシッコを全員で笑いながら掃除したりもしたし</p><p>ここで急に胡散臭い人が増えたとしてもこの人たちの集団に対するわたくしの評価は変わりませんわ鳥居まり子はこの方たちを信用致します</p><p>鳥居さんは、そう宣言した</p><p>あたし、そんなに胡散臭い</p><p>ミナホ姉さんが、少しゲッソリした表情でオレに尋ねる</p><p>うん、まあカンバレ</p><p>イーディが、ポンとミナホ姉さんの肩を叩いた</p><p>さすが、鳥居さん場の雰囲気を考えずに、ご自分の言いたいことをお話になれるのは感服するわ</p><p>みすずが、鳥居さんにそう言う</p><p>ええ、それがわたくしの長所ですから</p><p>鳥居さんは、胸を張るが</p><p>まり子お嬢様そこは、威張るところじゃないですから</p><p>アーデルハイトさんが、ハァと溜息を吐く</p><p>もう、いいです何でも好きにして下さい</p><p>アーデルハイトさんは、オレを見る</p><p>このまま、仲間にしていただいた方がわたくしにとって得な気もしてきましたし</p><p>アンタ、Darlingとセックスできるノカ</p><p>Darlingを歓ばすことのできないオンナは、必要ないノネ</p><p>顔を真っ赤にするアーデルハイトさん</p><p>イーディ、止せよ</p><p>オレは、イーディを制す</p><p>アーデルハイトさん損得勘定だけで考えているうちは、オレたちのことは判らないよ</p><p>そう言うオレを、アーデルハイトさんは見る</p><p>損得勘定でなければ、何で判断しろというのです</p><p>必要かどうかだよ</p><p>お互いがお互いを必要としているかどうかが、大切なんだ</p><p>それが損得勘定ではないのですか</p><p>アーデルハイトさんは、オレを睨む</p><p>違うオレのためにオレの家族がいるんじゃないオレは、オレの家族を幸せにしたいからどんなことだって、頑張れるんだもし、それで家族が幸せになるのならオレは、いつ死んだって構わないと思っている</p><p>ヨッちゃんそれはダメだよっ</p><p>強い声で寧が言った</p><p>そんな理由で、ヨッちゃんが死んだら家族のみんなは幸せになれないからねっヨッちゃんも、ちゃんとみんなと一緒に自分も幸せになることを考えないとさっ</p><p>家族の幸せ</p><p>水島可憐さんがポロっと、そう呟いた</p><p>家族とわたくし</p><p>ああ、色々と悩む状況にあるんだな</p><p>あなたの家族は、あたしたちよ</p><p>みすずが、可憐さんを抱き締める</p><p>すぐに、その意味が判るわ</p><p>判ったよ負けだ負けだ負けだあたしの負けだ</p><p>天童乙女が、大きな声でそう言う</p><p>よくもまあ、ここまで専門家に尋問させるどころか、拷問もせずこのオンナの巫女の力で強制的にあたしの心をこじ開けるでもなくあんたたちの愉快で楽しそうな、ヘンタイセックスまで見せつけてくれてさホント、馬鹿にされたもんだよちくしょうっ</p><p>苦々しげに、そう吐き捨てる</p><p>アンタ黒森御名穂さんかい</p><p>天童乙女が、ミナホ姉さんを見る</p><p>天童乙女は、関西のヤクザに命じられて潜入して来たのだから</p><p>巫女の力の秘密も、黒い森のことも知っている</p><p>あんたはあたしたちを助けてくれる気があるのかい</p><p>それは、あなた次第ね</p><p>ミナホ姉さんは、相手の眼をジッと見つめている</p><p>あたしたちが助かったらあんたのところで働かされるのかい</p><p>ああ黒い森は、娼館だから</p><p>うちは、高級娼館なのよ高く売れない子は、必要ないわ</p><p>でも、今のままのあなたたちなら売春だってできないんでしょ</p><p>あたしたちが判っていることを話してもいいかしら</p><p>天童乙女は答える</p><p>関西から上京してきたヤクザの皆さんたちそのリーダーがこの子のお父さんの侠客、天童貞男さんなんだけれどね</p><p>ミナホ姉さんは、オレたちに言う</p><p>はっきり言うわ全員、半端モノの酷いメンバーだわ捨て駒にしてもいい組織にとっては、どうでもいいヤクザたちを送って来たのよ本当に関西の人たちは、香月家に嫌がらせがしたいだけなのね天童貞男さんたちが、どんなに騒ぎを起こしても関西の組織の人たちは私たちとは関係の無い人たちですって突っぱねるつもりなのよ</p><p>最初っから、トカゲの尻尾切りにできるメンバーしか送り込んでいない</p><p>逆を言えば送り込まれて来た連中は、ここで大きな成果を上げないと、組織の中で立場が無いような切羽詰まった人たちしかいないのよ</p><p>ああ、ヤケクソで来ているんだ</p><p>だからこそ、とんでもない無茶なことも一か八かでやりかねない</p><p>そういう困ったヤクザの人たちの一団が娘さんたちを連れて、上京してきたわけ</p><p>天童乙女さんだけじゃないのよ今回はみすずさんたち、お嬢様をターゲットにして来たでしょだから、関西の組織はただの半端モノでなく、お嬢様たちと年の近い娘のいるヤクザを選んだわけそして、一緒に東京へ来させたのよ</p><p>何のためにです</p><p>若い女の子同士なら、気を許すネヤクザの娘たちを使って</p><p>そうよみすずさんたちの学校に通うお嬢様たちに、無差別テロを仕掛けようとしたのよ</p><p>イーディの言葉に、ミナホ姉さんが答える</p><p>無差別テロですの</p><p>警護役のいないお嬢様も多いだろそういう子と接触して誘拐するとか、途中でオヤジのヤクザが現れて乱暴するとかそれで恨むんなら、香月家を恨めって言い捨てればさ</p><p>それをさお嬢様たちが警戒する前に、オヤジと娘でグルになって同時多発的に事件を起こせって</p><p>なんて酷い</p><p>鳥居さんが、怒りに震える</p><p>でもあなたは、お仲間の娘さんたちに、そんなことをさせたくなかったのですわね</p><p>天童乙女の中に湧き上がった記憶を月子が読む</p><p>当たり前だろっ何だって、オヤジたちの犯罪に、あの子たちが付き合わないといけないんだよっそれも女の子の誘拐やレイプの手伝いなんてさっそんなんで、警察に捕まったらオヤジたちは何年かムショ暮らしをしたら、また組織に戻るんだろうけれどあの子たちの将来はどうなるんだいっ</p><p>天童乙女は、叫ぶ</p><p>あたしたちは、ヤクザの娘に生まれたってだけなんだっあたしたちまで卑劣な犯罪をやんなくちゃいけないなんて、そんなのはおかしいだろっ</p><p>だけどさアイツは言うんだよこれも渡世の義理だやらなくちゃならない仕事なんだってアイツは馬鹿だよっ人間のクズだよっ恩の深い兄貴分からの命令だからって罪も無い女の子たちを傷つけることに渡世の義理があるもんかっ</p><p>溜め込んでいた感情を天童乙女は叫ぶ</p><p>だから、あなたはお父さんを説得して、自分が潜入工作する作戦に切り替えさせたのね</p><p>そうだよっあいつらホント、口ばっかりでじゃあ、どうやって誘拐するとか、レイプするとか何も具体的なプランが思い付かないんだよっ東京へ出て来ても、パチンコ打つか、麻雀するかでさっでも、一緒に連れて来られてきた子たちは学校だってあるんだしさこのまま、いつまでもグダグダやっていたら、関西の親分たちから処分されちまうだろだから、あたしが作戦を立てて関西の組織に提案して、実行したんだ</p><p>水島家の警護役に入り込む作戦は天童乙女が立てた</p><p>水島様の家を指定したのは</p><p>それは組織の上の人からの指示だよあたしの計画を読んでそれなら、水島家へ行けってメールが来たんだ</p><p>組織の誰から</p><p>ミナホ姉さんが、詰め寄る</p><p>口籠もる、天童乙女</p><p>あなたもう戻れないのよ</p><p>だけどあたしにも、義理がある</p><p>ギロッと、ミナホ姉さんを見る</p><p>斉藤組の若頭の猪鹿蝶一郎さんという方です</p><p>あ、あんた</p><p>わたくしに心を読まれたのですから仕方がないですわよね</p><p>ニコッと、月子が微笑む</p><p>ありがとう月子さん</p><p>ミナホ姉さんも、礼を言う</p><p>ということは外には３種類の人たちがいるのね</p><p>３種類</p><p>何にしろ今日のパーティが、天童乙女さんの潜入工作のピークになる予定なのよ何かしらの騒ぎを起こして、香月家の名声を傷つける</p><p>そ、それはそうだな</p><p>お嬢様たちの集まるパーティで仕掛けて来たんだから</p><p>だからもちろん、天童さんのお父さんたちの半端モノのグループも動いているそれからそのヤクザさんたちの娘さんたちこの子たちは天童さんを何とかして助けたいと思っているはずよ</p><p>オレたちは外に、天童乙女を救出したいと考えているグループがいると予想していた</p><p>それがヤクザの娘たちか</p><p>天童さんだけが知力と行動力に優れているとは思えないから自分たちの身代わりとして、たった一人で香月家のパーティに潜入した天童さんをその女の子たちは見捨てないわよ</p><p>ソレカアンタの言ってた姉妹なのネ</p><p>天童乙女と同じヤクザの娘たちのグループ</p><p>そして、もう１つどうせ、天童貞男さんたちが使えない人たちだってことは判っているんだから関西から、後詰めの人たちが来ているはずよね</p><p>後詰めって</p><p>猪鹿蝶一郎さんが自分で手下を連れて来ているはずよ</p><p>ああ、天童乙女の起こしたアクションを確実に、香月家のスキャンダルにするために</p><p>自ら動くのか</p><p>感想欄が、6000件を越しました</p><p>そして、ごめんなさい</p><p>昨夜、感想欄の18ページから16ページぐらいまでは返信しました</p><p>何とか時間を作って、少しずつ返信致します</p><p>高校の時に変な先輩に、変な宗教団体の集会へ連れて行かれたのですが</p><p>みんな仲間なんだから、悩みがある人は、ここでみんなに打ち明けてみんなで考えれば、どんな悩みも解決できるから</p><p>という気持ち悪い司会者に、一人に女の子が手を上げて</p><p>私のお父さん、ヤクザなんですけれどどうしたらヤクザを辞めてくれるでしょうか</p><p>会場が凍りました</p><p>うーん、どうしたらいいのかねえ</p><p>どんな悩みも解決できるのではなかったのか</p><p>天童乙女のストーリーは、その子のことを考えて作っています</p><p>それっきり、私はその団体の集会へは行ってないのであの子がどうなったのかは判りません</p><p>894．夜は楽し　／　敢えて血族を払う</p><p>・天童貞男／48歳乙女の父侠客ということになっているが、んなりの役立たず</p><p>・猪鹿蝶一郎／38歳関西ヤクザり幹部若頭</p><p>どうせ、関西ヤクザの大親分たちはあなたのお父さんたちが、まともに働くとは思っていないわただの捨て駒、香月家や香月セキュリティ・サービスを掻き回すだけ掻き混ぜてくれれば良いと思っているだけよそして、美味しい所だけを猪鹿蝶一郎さんが、ピンポイントで掻っ攫う予定なんでしょうね</p><p>ミナホ姉さんが、天童乙女に言う</p><p>で、あんたたちはどうするつもりなんだい</p><p>天童乙女は、ぶっきらぼうな態度でミナホ姉さんを睨み付けるが</p><p>それはこちらのセリフよあなた、どうするの</p><p>ミナホ姉さんは、ニヤッと笑い返す</p><p>香月家としては、このままこの邸宅に亀のように閉じ籠もることもできるのよこちらからは何もしないであなたや水島さんが帰宅しないことについてなら、水島さんの方へもう話を付けているから家の子が帰宅しないで乗り込んでくるのは無理よ悪徳弁護士やインチキ・ジャーナリストを巻き込んで大騒ぎをするとしても今日の段階では無理でしょ</p><p>ああ、うちの娘が、香月家のパーティから帰って来ないきっと何か、香月家の邸内で事件に巻き込まれたんだとか、ネットで騒ごうとしても</p><p>まだパーティが終わってから、数時間しか経っていない</p><p>今の段階で騒ぎ立てても、自作自演を疑われるだけだ</p><p>むしろ時間が無いのは、あなたの方でしょ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、天童乙女はビクッとする</p><p>あなたのお仲間は人質になっているようなものなんでしょうからそろそろ、お父様に何らかの連絡を入れないとマズいんじゃないの</p><p>香月家のパーティに潜入してどうだったのか</p><p>今は、どうなっているのか</p><p>外のヤクザたちはパーティが無事に済んで、名家のお嬢様たちがそれぞれの送迎車で帰宅したことは目視で確認しているはずだ</p><p>パーティの様子を話す子を1人、泳がせてあるんだっけ</p><p>天童乙女の他に、もう1人関西ヤクザと直接コンタクトがあるわけではないが、パーティの様子を後で話してくれるように頼まれている女の子が来ていた</p><p>そういう子がいることをオレたちは巫女の力で関知していた</p><p>ええ、わざと気が付かなかったフリをしてお帰りになっていただいたけれどただ、あの子はもうヤクザの人たちとは連絡を取らないかもしれないわよ今日のパーティに出席していたのなら水島家や高浜家に重いペナルティが課せられることになるのは、みんな判っているし香月家プラス歌晏家と他の名家からも、交際を断たれる可能性があるようなことをするかしら</p><p>天童乙女をパーティの場に連れてきてしまった水島家</p><p>その天童乙女にそそのかされて、香月家に不利な風評を流してしまっていた高浜家</p><p>どちらもすでに、処罰されることは決まっている</p><p>こういう事態になってもなお何だか得体の知れない人に、今日のパーティの内容を漏らすような真似はしないか</p><p>ただ、とにかくあなたのお父さんにしろ、猪鹿蝶一郎さんにしろ、現在のあなたがどういう状態になっているかは知りたいと思っているはずよ</p><p>天童乙女は毒薬を持参していた</p><p>予定なら、この邸宅の中で自殺するはずだった</p><p>それも可能ならば、名家のお嬢様たちのパーティの最中に</p><p>高浜物産のお嬢様を使って、散々、香月家の誹謗中傷を流した上で</p><p>パーティの最中に、水島家の警護役の天童乙女が変死したら</p><p>とんでもないスキャンダルになる</p><p>それこそお嬢様たちのために用意された飲食物の中に毒が入っていたとか</p><p>みすずや瑠璃子が、どこかの家のお嬢様を狙って暗殺しようとしたとか</p><p>幾らでも、大きなスキャンダルに発展させることができるからだ</p><p>そうねパーティへの潜入工作員が、あなた1人じゃなくて、もう何人か使える子が潜り込んでいたら、大変なことになっていたわね</p><p>ミナホ姉さんの言う通りだ</p><p>1人が変死して、他の工作員が香月家のせいにして、騒ぎ立てる</p><p>その方が、お嬢様たちをパニックに陥らせることができる</p><p>でも、あなたはすべて1人でしようと思ったのよね自分の仲間まで香月家に潜入するような危険な目には合わせたくなかったんでしょ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に天童乙女は、しばらく間を置き</p><p>いやどうやったって、あたし1人しか潜り込めなかったのさ水島の家じゃ、警護役を何人も連れて来るのは変だからね</p><p>ああ、可憐さんが何人も警護役を連れ歩いているのは、おかしいのか</p><p>水島家は、それほど家格の高い家ではないんだな</p><p>今日は名家のお嬢様たちの集まりだから</p><p>家格に合っていないことをすると他の家から睨まれる</p><p>警戒されて、香月家を陥れる工作がやりにくくなるということもあるんだろう</p><p>いずれにせよ、外の人は今のあなたの様子を知りたいはずよ生きているのか、死んでいるのかそれによって、今後の対応が違うんでしょうから</p><p>天童乙女が、オレたちに拘束されたとしても自死できたのなら</p><p>敵は、天童乙女の遺体をネタにスキャンダルを公表しようと動き出す</p><p>拘束されているだけなら女子高生が誘拐監禁されているみたいなネタで</p><p>ただし、そっちのスキャンダルの方は、成立させるのに手間と時間が掛かる</p><p>で、結局あんたは、あたしに何をさせたいのさ</p><p>天童乙女は、探る様にミナホ姉さんを見る</p><p>あなたは何ができると思う</p><p>何だよ、それ質問に質問で答えるのかよっ</p><p>天童乙女は、不満そうにそう言うが</p><p>あなたお父さんたちのこと、信用しているの</p><p>黙り込む天童乙女</p><p>お父さんたちの上の立場にいる、猪鹿蝶一郎さんのことは</p><p>これも無言だ</p><p>それじゃあそういう人たちに、あなたの姉妹たちを預けたままでいることはどう思う</p><p>天童乙女の姉妹彼女と同じ境遇にある、半端モノのヤクザの娘たち</p><p>だからあなたには時間が無いんじゃないのって言っているのよこのまま、あなたが何の成果も出さないままだと次は、別の女の子たちが身体を張ることになるんでしょうから</p><p>天童乙女の潜入作戦がもし不発に終わったとしたら</p><p>最初の予定通り、ヤクザの娘たちにお嬢様たちの誘拐や暴行の手引きをさせることになる</p><p>今までは、天童乙女が居たから他の子たちが強制されるのを食い止められていたのに</p><p>その天童乙女が、居ないとなれば</p><p>ね、ちょっとミナホお姉ちゃんっ</p><p>寧が会話に割り込んで来る</p><p>もうそろそろさ対決姿勢で話をするのは止めようよそれだとさ、天童さんが警戒しちゃうだけで、話が進まないからさっ</p><p>明るい笑顔で、そう進言する</p><p>天童さんブッちゃけさ、あたししたちとあなたって共闘できないのかな</p><p>キョウトウ</p><p>あたしたちが手を組んでその結果、あなたにとっても、あたしたちにとっても良い結果になるっていうWIN＝WINの関係になれることって、あると思うんだけれど</p><p>あたしに裏切れって言うの</p><p>ていうかさ義理を果たす意味があるわけあなたのお父さんとか、ヤクザの猪鹿蝶一郎さんとかに</p><p>怖い顔で寧を睨む天童乙女とニコニコと笑っている寧</p><p>天童さん的にはさあなた自身と、あなたの仲間の女の子たちが自由になれば、それでいいんじゃないかって思うんだけどさっ</p><p>けっ、馬鹿馬鹿しい</p><p>天童乙女は、吐き捨てる様に言う</p><p>そんなことできるわけないだろあたしたちは、ヤクザの娘だよ生まれた時からヤクザの世界に居るんだアイツらがどれだけタチの悪い連中で、どれだけ逃げても追い掛けて来るっていうことは、よーく判っているんだよ</p><p>さっき、そこの女に言われた通りさあたしたちは家出するための金を作るために、売春することもできないんだよっ売春てのはさヤクザの領分だからね１～２回はエンコ－して、小銭を稼ぐこともできるかもしれないけれどすぐにオヤジたちにバレるバレたら金は没収さそして、下手をしたら次からは、オヤジたちに売春を強要されることになる</p><p>裏社会は狭い</p><p>そして、天童乙女たちの父親は本物のクズなんだな</p><p>だからあたしたちはウリはやらないんだよ誰かの親に強制されたり、犯されたりしないようにいつも姉妹団でツルンでいるんだ</p><p>あのバイシュンて何ですの</p><p>空気を読まない、鳥居さんが尋ねる</p><p>そういう犯罪行為があるんですよこの人たちは、親が犯罪組織の人間ですからウカウカしていると犯罪行為に巻き込まれちゃうんで、いつも女の子同士で固まっているという話をしているんです</p><p>アーデルハイトさんが、そう説明してくれた</p><p>ま助けてくれる人もいたしねあたしの仲間のお祖父さんが武道の道場をやっていてねあたしたちは子供の頃から、そこを溜まり場にしていたからオヤジたちは、あのジィさんを苦手にしていたから道場でタムロってる限りは、ヤバイ目には合わされずに済んだのさ</p><p>その人は今は</p><p>去年、死んだよだから、ヤバイのさ今</p><p>ああ、だから今回、利用されることになったのか</p><p>てことさっ、天童さんにとって、お父さんとかお父さんの属しているヤクザの組織は、必ずしも味方ってわけじゃないんだよねっ</p><p>どういう意味だい</p><p>ギロッと、寧を見る</p><p>いや、だからさ今回のことをキッカケにして、ヤクザのお父さんとはさキッパリ縁を切って、自由に生きていきたいとか思わないっ</p><p>そんなの無理に決まってるだろアイツらは</p><p>天童乙女は、声を詰まらせる</p><p>絶対にあたしたちに付きまとってくるんだよっ逃げられないんだよっアイツらからはさ</p><p>お父様だから親だからですか</p><p>鳥居さんが尋ねる</p><p>ヤクザだからだよっクソッ</p><p>天童乙女は、苦々しく答えた</p><p>いや、そんなの全然、逃げられると思うけれど</p><p>な、何だとぁっ</p><p>怒りの眼差しを、オレにブツけてくる天童乙女</p><p>だって、オレたちにはそれを可能にする力があるから</p><p>香月家のオモテの世界に働きかける力と財力</p><p>続いて、ミナホ姉さんを</p><p>黒い森の裏の世界との交渉力</p><p>最後に月子を</p><p>そして巫女の力</p><p>月子の力ならあなたのお父さんから、あなたの記憶を消し去ることだってできるよ自分には、娘なんていないって思い込ませたら、永遠に付きまとってくることもなくなるだろうし</p><p>戸籍の方も操作してしまえばヤクザの父親は、娘が居たということに気付かないだろう</p><p>そんなのチチオヤの方を徹底的に改変シチャえばいいノネ例えば、自分はヤクザじゃなくってずっと、ホームレスで全国を放浪していたとか記憶を改竄する手もアルヨ</p><p>今の名前もヤクザとしての過去も、全部、忘れさせてチガウ人間として、生活させることもできるネそれも、わざとカムチャッカ半島へ行けトカ、無人島へ行ったまま、帰って来るなトカ、２度と会わずに済む設定を打ち込むこともできるノネ</p><p>会いたくなければ、永久に会わないで済ませることもできる</p><p>はいわたくしにはできますわ</p><p>月子が、平然とそう言う</p><p>天童さんや、あなたの仲間のヤクザの娘さんたちの運命を変える力を、オレたちは持っているっていうことさ</p><p>オレの言葉に天童乙女は</p><p>そ、そんなの信じられないね</p><p>えっと、何が信じられないんだよ</p><p>オレは問い質す</p><p>だってそういう力があるんなら、こんな話はしないでささっさとあたしをあんたたちの都合の良いように改変するだろ普通はさ</p><p>そういう風に考えるんだ</p><p>それがあたしたちの旦那様は普通じゃないのよ</p><p>ええ、お兄様は安易に、人の運命を捻じ曲げてしまうような行為は、お嫌いですから</p><p>はぁよく、言うよあんたたちみたいな良い家に生まれた、恵まれた連中は、いつだってあたしらみたいな地べたを這っている人間の運命をメチャクチャにしているじゃないかっ</p><p>天童乙女は喚く</p><p>今回だって香月家がどれだけ偉いのか知らないけれどさっ、あんたたちのせいで、あたしらは関西から呼ばれて、こんな目に</p><p>ソレは理屈が変ネヤクザの世界のことは、アタシたちとは関係ないヨ</p><p>ていうかさ人間は、みんな地べたを這って生きているんだよ</p><p>人間は空は飛べないからオレも、あなたも、みすずや瑠璃子だってみんな、自分の足で大地を踏みしめて、必死に生きているんだよヤクザの娘だからとか名家のお嬢様だからなんていう差は無いんだよ実際は</p><p>あんたに、あたしたちの何が判るっていうんだい</p><p>天童乙女が、オレに言う</p><p>そう言うあなただって、オレやみすずたちの何が判るんだよ</p><p>ふん、判りたくないねっあんたたちみたいな連中のことはさっ</p><p>天童乙女は、そう言うが</p><p>じゃあ、いいんだね天童さんの仲間の女の子たちは、このまま見殺しで</p><p>脅す気かい</p><p>天童乙女は、寧に言う</p><p>脅すまでもないよ天童さんは、あたしたちにもう捕まっているわけで取引が成立しないのなら、見捨てるだけだよあたしたちには、天童さんや天童さんの仲間を助けることには、何のメリットも無いんだからさ</p><p>寧も絶対に、笑顔を崩さない</p><p>オレたちは今夜中に、あなたのお父さん天童貞男さんたちのグループも、関西から追加でやって来た猪鹿蝶一郎さんたちの一派も、ブッ潰すよ再起不能にするもしかしたら殺さなきゃいけないかもしれない</p><p>オレの言葉に、鳥居さんが驚く</p><p>こ、殺すって</p><p>オレたちを付け狙うのは判るけれど他の家のお嬢様まで巻き込もうとするのは、ちょっと酷すぎると思うこういう馬鹿な計画を再び企てないないようにかなりキツイ処分をしないといけないだろうね</p><p>オレは、彼女に答えた</p><p>一罰百戒だよジッちゃんが、名家が香月家に甘えてこないように釘を刺すために、鞍馬家を救わない決意したようにオレたちも、腹を括らないといけないと思う</p><p>そう言ってオレは、改めて天童乙女を見る</p><p>あなたやあなたの仲間のことはオレたちにとっては、二の次のことなんだよオレたちは、オレたちでいっぱいいっぱいでやっているんだから本物のヤクザとの殺し合いをさとっくに、こんなの遊びじゃなくなっているわけだらさ</p><p>天童乙女は、オレを見つめている</p><p>だからあなたが、オレたちがヤクザたちと闘うのに、何らかのメリットをもたらしてくれるのならオレたちは、あなたとあなたの仲間を助けることもできるかもしれないあくまでもかもしれないだよオレたちにとっての優先順位はヤクザたちを完全にブチのめすことであって、あなたの仲間を救うことではないから</p><p>オレはフェアにカードを切ることにした</p><p>こういう論理で話が通じない人ならこの人のことはもう、諦めるしかない</p><p>それでも、保証が欲しいねあたしがあんたたちに協力したらあたしはどうなってもいいんだだが、あの子たちは助けて欲しいんだよ</p><p>天童乙女は、真顔でそう言う</p><p>ダメだ保証はしない</p><p>オレははっきりと、そう告げた</p><p>オレとあなたとの取引はフィフティ・フィフティじゃないからな</p><p>あたしは命を賭けているんだよっ</p><p>あなたの命だけじゃ、釣り合わないってことだよ</p><p>天童乙女が、ギギッとオレを睨む</p><p>オレは、オレの家族みすずや瑠璃子だけじゃない、あなたに見せてきた子たちと、あなたには見せていない子たちまで全員の運命を背負っているんだあの子たちを不幸にするわけにはいかないんだよっ</p><p>オレは部屋の奥で楽しそうに、冷たい飲み物を飲んでいる真緒ちゃんやアニエスたちを見る</p><p>オレの命より家族の方が大切だそれから、みすずたちが幸せに生きていくためには他の名家の人たちにも、絶対に迷惑を掛けてはいけないことも判っているだからあなたやあなたの仲間を優先することはできない</p><p>命を張っているのは、アンタだけじゃないノネ</p><p>イーディが、天童乙女にそう言う</p><p>そうだよあたしたちと天童さん利害関係が合うところでしか、共闘できないよ</p><p>それでもいいのなら、手を貸して欲しいオレには、そういう風にしか言えない</p><p>天童乙女に、そう告げるオレを見て、鳥居さんは</p><p>黒森さんはどうして、そんなに馬鹿正直でいらっしゃるの</p><p>呆れた表情でそう言う</p><p>こんな人適当に、上辺で相手が望むような約束をしておいて、とりあえず利用してしまえばいいですのに</p><p>ああ鳥居さんにとっては</p><p>天童乙女のような娘は、そういうことをしてもいい下賤な存在なんだ</p><p>人と人ですから命を張っている人間同士ですから、嘘は吐けません</p><p>こういうところで嘘を吐くような人間はどんなに頭が良くて、優秀で、能力のある人間でもダメだと思うんです</p><p>何がダメなの</p><p>鳥居さんは、不思議そうにオレを見ている</p><p>最終的に裏切るかもしれない人間と命懸けの戦いを一緒にすることはできないからですよ</p><p>そんなのこちらが、この人が裏切らないように監視していれば</p><p>違います鳥居さん</p><p>自分の方の問題じゃないんです</p><p>鳥居さんは、いつも自分の立場でしか物事を考えない</p><p>オレは、天童乙女を指差し</p><p>この人がオレとなら一緒に闘えるって感じてくれないと、本気で命懸けで闘うことができないでしょ</p><p>オレは、この人に自分の父親を切り捨てろって、言っているんですから</p><p>オレは再び、天童乙女を見る</p><p>天童さん、あなた自分のお父さんを、見殺しにできますか</p><p>天童乙女は、ブルブルと震え出す</p><p>あなた自身と、あなたの仲間を救うためにはもう、それしかないんですオレたちは、あなたのお父さんを殺さなくて済むかもしれないけれど巫女の力で、お父さんの心は改変しますあなたのことを一生、思い出さなくなるかもしれません</p><p>それは別にいいさ、あんなやつ</p><p>本当にいいんですか</p><p>オレは、さらに詰め寄る</p><p>これは架空の話じゃないんですこれから起こる現実の話ですそれでも、天童さんはいいんですか</p><p>だって、他に手は無いんだろ</p><p>オレには思い付かないです天童さんたちをヤクザたちから自由にするためには</p><p>殺すか巫女の力で心と記憶を殺すしかない</p><p>だったら仕方ないじゃないか</p><p>そういう話をしているんじゃねぇっ</p><p>鋭く、天童乙女に言った</p><p>仕方ないとか、どうしようもないとかそんなことじゃなくって、あなた自身は覚悟できるのかって聞いているんだよっ</p><p>そんなのどうだっていいじゃないかっ</p><p>天童乙女が、オレに逆ギレしようとする</p><p>ちゃんと覚悟できないで、流れのままに親を見捨てたら、一生後悔するだろ</p><p>そういう情けない思いを抱えて、一生生きていくのは良くないよ</p><p>驚く天童乙女に、寧は</p><p>ヨッちゃんもさ親を切り捨ててきた子なんだよ覚悟して</p><p>昔の特撮は、変身前も変身後も同じ俳優さんがやっていました</p><p>これは特撮モノのルーツである時代劇で</p><p>＊＊小僧とか＊＊頭巾とか鞍馬天狗とか</p><p>覆面はしているけれど、眼は出ているので同じ役者さんがやっていたことから始まっているのだと思います</p><p>月光仮面も、変身の前後とも同じ俳優さんでしたし</p><p>ウルトラマンだけが、巨大ヒーローでウェットスーツで怪獣と闘うという特殊性から、変身後は別の人が演じていました</p><p>宇宙人らしいスマートな体型が出したかったという話もあります</p><p>だからシルバー仮面は、前半の等身大ヒーローは柴俊夫さんが、そのまま演じていましたが</p><p>後半のジャイアント仮面で巨大ヒーローになってからは、専門のスーツアクターに変わりました</p><p>大きな変化が起きたのは仮面ライダーで藤岡弘、さんがバイク事故で大ケガをしたことからで</p><p>実は、事故までは特殊な場面以外は、藤岡さん自身がライダーのコスチュームを着て、怪人と闘っていました</p><p>ところが事故が起きてしまったことと</p><p>急遽、２号ライダーに選ばれた佐々木さんがすでに他のドラマに出演なさっていて多忙だったため、戦闘シーンまでやっている余裕が無かったので</p><p>旧２号ライダー編から、マスクを付けてのアクションは、スーツアクターがするようになっていきます</p><p>そしたら、思い切ったアクションの撮影もどんどんできるようになって、かえって良かったという</p><p>スーツアクターはアクションの専門家なわけですから</p><p>変身モノが流行った頃に、うちも１つやってみようと某会社が作ったバンキッドと言う作品がありまして</p><p>すでに、スーツアクターの時代になっているのにそういう事情に疎かったのか</p><p>変身後も、小学生にマスクを付けさせて、爆発とか危険なアクションもやらせているという</p><p>１２歳ぐらいの女の子にも、ぴっちりしたスーツにマスクを付けさせて無茶なアクションをさせています</p><p>残念ながら、ＤＶＤとか出ていないのでなかなか観る機会が無いのですが</p><p>895．夜は楽し　／　アリのママ</p><p>天童乙女は、オレを見る</p><p>詳しい話をするつもりはないよオレのことは、オレの問題だからもう、全部、終わったことだし</p><p>オレの戸籍は変更されている</p><p>親父もオレの母親も、もう今のオレとは無関係な人たちだ</p><p>だが、あんたの問題は今、現在の問題なんだよオレたちは、あんたとあんたの仲間の女の子たちを、ヤクザの世界から抜け出させることはできるけれどそれには、親との縁を切ることが不可欠だそれは判るだろう</p><p>今回は、何とか助けてやったとしても</p><p>天童乙女が、父親の侠客・天童貞男を見捨てられずにまた、関西ヤクザの手先になったりしたら困る</p><p>あんたが、完全に親と決別できないのなら助けてやる意味も価値も無いんだから</p><p>オレの言葉をジッと天童乙女は聞いている</p><p>だから助けて欲しいのなら、腹を括って覚悟してくれ悪いけれど、オレたちは大人のヤクザたちまで助ける気は無いから</p><p>そうだね慈善事業じゃないからねあたしたちは、犯罪組織だもの営利目的でしか行動しないよっ</p><p>判ったよアイツのことはオヤジのことは諦めるその代わりあの子たちのことは助けてやって欲しい</p><p>月子が、オレに</p><p>本心から、そうおっしゃっていますわ</p><p>この状況で、嘘は吐かないか</p><p>巫女の力の凄まじさも、香月家の持つ表と裏両方の力も、もうよく判っているんだろうし</p><p>あなたの仲間一緒に関西から連れて来られた仲間は、何人いるんだよ</p><p>オレの問いに、天童乙女は</p><p>８人さ</p><p>みんな、ヤクザの娘なのか</p><p>そうだよあたしと同じみんな、組織の中ではあぶれている半端モノのヤクザの娘さ</p><p>吐き捨てる様に、天童乙女は言った</p><p>ジャア、取りあえずその子たちの身柄を確保する方法を考えるネ</p><p>そうですわね悪いお父様たちと引き剥がさないといけませんわ</p><p>イーディの言葉に、鳥居さんがノリノリで答える</p><p>ていうか、何で鳥居さんが、そんなに前のめりになっているんだ</p><p>ミナホ姉さんが場を制す</p><p>天童乙女さん個人の決意は判ったけれどそれだけではダメよ</p><p>あなたは、自分の父親を見捨てる覚悟を決めたけれど他の８人の娘は、どうなのヤクザの世界から足抜けするために親を捨てるということに同意してくれるかしら</p><p>困るのよ、最後の最後に親との情を選択して全てを台無しにされたりするのはあたしたちも、命が掛かっているんですからね</p><p>そうか天童乙女だけでなく</p><p>他の８人の女の子たちの意志も確認しないといけないし</p><p>親を捨てる覚悟をしてもらわないといけない</p><p>わ、判ったそれはあたしが説得するよ</p><p>悪いけれどそんなことしている余裕は無いのよ時間的にね</p><p>ミナホ姉さんは、冷たくそう言う</p><p>天童さんとは、こうやって直接お話する時間が取れたけれどこれから外へ出て、天童貞男さんの半端ヤクザグループと、猪鹿蝶一郎さんの追加派遣グループを牽制しながら８人もの女の子たちと討論会をやっていくのは無理よ意見が割れたらどうするの</p><p>確かに説得が長引いてしまったりしたら</p><p>あなたが、自発的にあたしたちに協力してくれるならそれはあたしたちにとって有効な手札になるかもしれないけれど話し合いがグダクダしているうちに、どうも天童乙女は香月家に付いたらしいっていう話が敵に伝わったら元も子も無いわ</p><p>それはそうですわね</p><p>またしても、鳥居さんが食い付いていく</p><p>と、いうか敵は、大人のヤクザの２つのグループも天童さんのお仲間の８人の女の子たちも巫女の力のことは知っているのよね</p><p>だとしたらみんな、あなたがあたしたちに捕まって巫女の力で洗脳されった可能性は、もう考えていると思うわよ</p><p>天童乙女の洗脳</p><p>まさか、たっぷりと時間を掛けた上に、こんなに馬鹿正直に腹を括って仲間になれなんて勧誘しているとは想像しているわけがないもの</p><p>そうかどんなことでも人を従わせる力があるんなら</p><p>さっさと使っているか普通なら</p><p>そ、そうだよっあ、あんたたち何でこんな、面倒なことを</p><p>天童乙女が、オレたちを睨む</p><p>やっぱりあたしを騙しているのかいっ</p><p>違うヨアンタのためネ</p><p>イーディが、ハァと溜息を吐く</p><p>巫女の力による心の改変はさっ影響が強すぎるんだよっ</p><p>例えばさ月子さんが、天童さんに毎日、外で午後３時に腕立て伏せ１００回しろって命じるとするでしょ半分冗談ででもさ一度、そう力で心に命令が刻まれちゃったら天童さんは、５０年後でも毎日午後３時にお外で腕立て伏せしているよっ</p><p>一度、変えてしまった心はもう、元には戻らない</p><p>いや、５０年持たないよだって、天童さんがインフルエンザで熱が４０度あろうとたまたま、吹雪で閉ざされた雪山に居たとしても午後３時になったら、外へ出て腕立て１００回だから</p><p>気楽には使えない力ですの人の死に繋がることに発展してしまいますから</p><p>月子がミナホ姉さんに微笑む</p><p>だからこそ、この力はヤクザにも香月様にもお預けできませんしわたくしたち自身も、自分では自由に使いませんわ全て公様に管理していただき、公様のご認可をいただかなければ使用致しません</p><p>オレが許可しているのは身を守ること</p><p>それも、相手の心に深く突き刺さらない簡単な命令だけだ</p><p>この方だけは、例外ですわこの方にはわたくしに従いなさいと命じてしまいましたから</p><p>そうだ月子は、天童乙女にそういう命令をしている</p><p>ですから、わたくし必要がない限りは、ずっと黙っておりますわわたくしの発言がキッカケで、この方の意志が変更されてはいけませんから</p><p>そうネここまでのアンタの決定に、ツキコの意志は影響していないヨ</p><p>イーディが、そう天童乙女に言う</p><p>アンタが、アタシたちと手を組もうとしたコト父親を見捨てる覚悟を決めたのは、アンタ自身の意志だそうだヨネ</p><p>それはそうだと思うよ</p><p>天童乙女は、巫女の力で自分の意志を曲げられていないことを確認する</p><p>あなたには幸いこうやって話す時間が取れたわでも、他の女の子たちにはそんな時間を取ることは無理よ</p><p>だからさらに覚悟して欲しいの天童さんも公、あなたも</p><p>オレも覚悟をする</p><p>８人のヤクザの娘さんたちには巫女の力を使うしかないわそして、強制的にお父さんたちを見捨てさせるのよ</p><p>ちょ、ちょっと待ってくれよあの子たちの中にはどうしょうないクズ野郎だとは思っていても、それでも父親のことを慕っていて簡単には、見捨てることのできない子だって居るんだよっ</p><p>では、そういう娘さんはお父さんたちと一緒に見捨てなくちゃいけなくなるわね</p><p>いや、待ってくれそれはあたしが１時間、いや、３０分でもいい時間をくれればみんな説得するから</p><p>そういう時間を与える余裕は無いっていう話をしているのよ</p><p>ミナホ姉さんはきっぱりと言う</p><p>８人の女の子を助けるためには巫女の力で、一気にあたしたちの側に付かせるしかないわ迷ったり、躊躇している時間は与えられないだって、その子たちには監視が付いているはずだから</p><p>ドタバタしている間に大人のヤクザたちが来てしまうネまあ、全員、ブッ倒せばいいんだけれどアンタの仲間の女の子を人質に取られたりしたら、厄介なことになるヨ</p><p>ああ、親を捨てる決心ができない子が、人質になったら</p><p>その子が自分の意志で、こっちに逃げてくることもないだろうし</p><p>公あたしはあなた、強大な力を持っていても、可能な限り天童さんに情報開示し、自分の意志で自分の運命を決めさせるという考えは素晴らしいと思うわあなたの常にフェアであろうとする熱意と信念を誇りに思うでもね</p><p>いつでも、こうやってたっぷりと時間を掛けていくことが許されるとは限らないのよ時間との勝負の時もあるわだから</p><p>時には、敢えて罪を犯す覚悟をしなさい</p><p>仕方ないときはどうしようもないと、諦めて</p><p>罪を犯す</p><p>天童さんもよ８人の仲間の女の子を助けたいのなら一生、その８人に罪を詫びる覚悟もしなさい</p><p>彼女たちの意志を無視して強制的に、親を捨てさせる</p><p>巫女の力で命じてしまったらその８人の女の子たちは、親を捨てたことを、後悔することさえ、生涯ないんですからね</p><p>ああ巫女の力で親のヤクザは見捨てて、自分だけ助かるためにオレたちに付いて来いと命じたら</p><p>８人のヤクザの娘たちには親を見捨てたのは当然のことだったという記憶しか残らない</p><p>あの時、お父さんを見捨ててしまって良かったのだろうかと、後で後悔することさえ自分ではできなくなる</p><p>巫女の力による命令は絶対なのだから</p><p>どうするネ</p><p>イーディが、天童乙女に尋ねる</p><p>それはちっ、判ったよ腹を括るよ</p><p>うつむいてそう言う</p><p>それでもさこのままオヤジたちと一緒に、ヤクザの世界に囚われていたらさあの子たちの未来は暗いまんまなんだからさ</p><p>ヤクザの娘として生まれたということ</p><p>ただのチンピラなら、全力で抜け出すこともできるけれどあたしたちのオヤジは、ソコソコに名が通っているからね偉くはなれないけれど、無名でもないだからあたしたちも監視されるまともな学校は、願書を出しただけで落とされる仕事だって、まともな会社は雇っちゃくれないだろうよかといって、裏の商売だってオヤジの名前が知られているから、みんなビビっちゃって雇っちゃもらえないこんなんじゃさあたしたち</p><p>グッと奥歯を噛みしめる天童乙女</p><p>チクショウ、判ったよあの子たちに対しては、あたしが一生、罪を背負うその代わり、絶対にオヤジたちから、関西の組織からあたしたちを守ってくれよっ</p><p>追い込まれた表情でそう言う</p><p>アイツらと完全に切れるんならあんたたちの下で、売春でもなんでもするよっちくしょうっ</p><p>何で売春するんだよ</p><p>オレは、呆れて尋ねた</p><p>だってお前んとこは、売春組織じゃないか</p><p>いや、黒い森は確かにそうだけれど</p><p>だけど黒森御名穂っていう女は、配下の売春婦にはきちんと金を払っているって聞いているよ待遇は良いって引退した売春婦の面倒も、きっちりと見てくれるっていう話だった</p><p>地元の関西から離れて親を見捨てて何のコネもないあたしたちが、こっちで暮らしていくんなら、他に生きる道は無いだろ世の中生きていくのには、金が掛かるんだからさ売春させられるぐらいのことは判っているし、覚悟しているよ</p><p>あの天童乙女おい</p><p>アンタは、そこそこ腕が立つんダカラボディガードとかの仕事もできるネ</p><p>イーディが、そう言うが</p><p>あたしはそうでも、武術も何もできない子だっているんだっ他の子が売春するしかないってのに、あたしだけ他の仕事ができるかってのっ</p><p>最初に言ったと思うけれどあたしの娼館は、可愛い子しか働かせないのよ</p><p>あたしはどうなんだいあたしの器量じゃ無理かい</p><p>グッと、顔を突き出す天童乙女</p><p>あなたは顔と身体は、まあ合格ね</p><p>セックス、舐めるな</p><p>オレは天童乙女に言った</p><p>うちはさ高級娼館なんだよ若くて可愛けりゃ良いっていうんじゃないんだよセックスだってそれなりに才能のある子じゃなきゃ、使えねーんだよっ</p><p>アンタvirginダヨネ</p><p>イーディが、呆れ顔で言う</p><p>天童乙女が、処女であることはさっき風呂場で確認した</p><p>そんなのヤりながら覚えるさっ</p><p>ヤる前にヤラれるのネアンタ、オンナなんだカラッ</p><p>先のことは、８人の女の子たちが助かった後にするわ実物を見ないと、どうしようもないもの</p><p>食い下がる天童乙女</p><p>すると月子が</p><p>ああ、８人の娘の中にとても可愛らしい方がいらっしゃるのですね</p><p>天童乙女の心に湧いたイメージを読む</p><p>可愛い子だから娼婦にされると思うのですねだからその方と一緒に同じ運命を辿りたいと</p><p>自分も一緒に、娼婦になりたい</p><p>あなた、その方を愛しているのですわね</p><p>天童乙女は同性愛者だった</p><p>天童乙女は高浜物産のお嬢様を同性愛のテクニックで籠絡させていた</p><p>つまり女同士の慰め合いの経験は豊富だ</p><p>あなたの恋人だから、あなたはお父さんを見捨てても、その女の子を助けたい１人で、香月家に潜入して来たのもその子を危険な目に合わせたくなかったから</p><p>だ、だったら何さ</p><p>図星なのか</p><p>一応、聞いておくわその子のお名前は</p><p>クククと笑う、ミナホ姉さん</p><p>べ、別にいいだろ</p><p>教えておいてくれた方が、良いんじゃないのかしらあたしは、そう思うけど</p><p>ここに居るうちの何人かは、現場での救出作戦に参加するんだろうから</p><p>わ、判ったよと、徳大寺園子だよっ</p><p>天童乙女は、顔を赤くしてそう言った</p><p>ありがとうこれでだいたい状況が判ったわ</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うと持って来ていたノート・パソコンを開く</p><p>はい、みんなこっちを見て</p><p>チャチャっと操作をしてミナホ姉さんは、画面に地図を呼び起こした</p><p>これはこの香月家の本家邸宅の周囲の地図よみんな判るわよねあたしたちが居るのがここ</p><p>地図の真ん中の広大な空間ああ、１丁目の全部が香月家の敷地なんだ</p><p>で天童貞男さんのグループの大半が８人の娘さんがいるのがここそして猪鹿蝶一郎さんの本体が隠れているのがここよ</p><p>どうして判るんですの</p><p>このお屋敷の周囲には、監視カメラがあるし香月グループに属している会社のお店にもカメラが付いているわ</p><p>ミナホ姉さんが操作をすると邸宅の周囲にある、香月グループのお店が全て青く表示される</p><p>それぞれのお店は、防犯目的でカメラを取り付けているんだけれどその画像状況は、リアルタイムで香月セキュリティ・サービスに送られているわだから、このお屋敷の周囲にどこに誰がいるかは、常に把握しているのよ特に不審な人はすぐに、香月セキュリティ・サービスのデータベースを使ってチェックされるわ天童貞男さんも猪鹿蝶一郎さんも香月セキュリティ・サービスに顔写真が記録されていたから</p><p>なるほどこの近所に居ることは、とっくに把握していたんだ</p><p>もちろん、両方のグループとも手下を何班かに分けて偵察に出しているから、全員が同じ場所に揃っているわけではないわよでも、今までの様子で別れている手下まで、だいたい把握できたみたいね</p><p>ああ今日は、オレたちがパーティをやっている頃から、この近所をウロウロしていて</p><p>途中で何度も交代したり、合流したりしているから誰が、どっちのグループに属している手下なのか、もう判別が付いている</p><p>さて取りあえずは、天童貞男さんの方から始めましょうか</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うとポケットから、携帯電話を取りだした</p><p>それあたしの</p><p>ああ、天童乙女の携帯電話なのか</p><p>月子に力で拘束された時に、没収されていたんだな</p><p>携帯電話に、ミナホ姉さんは何かの装置を付け、ケーブルをノートパソコンに繋ぐ</p><p>これで、会話の内容をあたしたちも聞けるわここのスピーカーから、声が出るのよ</p><p>ああ、ノートパソコンの内蔵スピーカーから、電話した相手の声が流れるようにしたのか</p><p>じゃああなたのお父さんに電話して</p><p>ミナホ姉さんは、ケーブルを付けた携帯電話を持ち主である天童乙女に差し出す</p><p>月子が、天童乙女の肉体制御を一部だけ解放する</p><p>天童乙女は、おずおずと自分の携帯を受け取ると</p><p>そ、それでアイツにあたしは、な何て言えばいいのさ</p><p>ミナホ姉さんを見る</p><p>そうね取りあえずは、自分は無事で元気だっていうだけでいいわ</p><p>まずは天童乙女の安否を知らせるのか</p><p>敵にとっては、知りたい情報だろう</p><p>やつらは、天童乙女がこの邸宅で自殺したことを香月家を陥れるためのスキャンダルにしたいのだから</p><p>その後は、あなたのお父さんの反応を見て考えるわ</p><p>さあ、早くして</p><p>天童乙女は電話を掛ける</p><p>ツツツ、ツツツプルルル、プルルルル</p><p>呼び出し音の後に</p><p>野太い男の声がした</p><p>あ、あたしだよ乙女だ</p><p>おーおーおー、乙女何じゃ、お前、生きているのか</p><p>あ、ああ残念ながらね</p><p>天童乙女は、そう言いながらミナホ姉さんを見る</p><p>次の指示を待っているのだ</p><p>だが、その前に</p><p>おーと、ところでのぉ乙女ぇわしなぁ、東京で良いビジネスの種を見つけたぞっこれが上手くいきゃ、わしらは大金持ちじゃぁ</p><p>天童貞男が、話し出す</p><p>いやなに、昨夜行ったキャバクラでなとある、お姉ちゃんが教えてくれたんだがなほら、今、何か妙に流行っているアニメの映画があるだろう</p><p>キャバクラアニメ</p><p>ほら、アリのママがどうしたとかいう歌のアメリカのネズミ－の</p><p>どんどん勝手に天童貞男は話し続ける</p><p>あれのなセル画をアメリカから大量に仕入れるルートが、あるんじゃそうじゃそれがな、アニメのマニアたちに飛ぶように売れるんだそうじゃよ特に、主人公のお姉ちゃんがスッポンポンでシャワーを浴びているシーンのセル画が７３０００枚あるんだそうだこれを１枚１万円でマニアに売れば七億三千万の稼ぎになるぞっちなみに仕入れは、１枚３２００円でいいんだそうだっ</p><p>と天童乙女は</p><p>携帯電話を握り潰しそうなぐらい力を込めてプルプルと</p><p>あ、あのなぁオヤジぃ</p><p>な、なんじゃい</p><p>ＣＧで作っているアニメに、セル画があるわけねーだろっ</p><p>大声で怒鳴る</p><p>シー、シージーだとぉ</p><p>そうだよっだいたい、シャワーシーンに７３０００枚って何だよどれだけシャワーシーンが続くんだよっ</p><p>シージーっていうのはカー・グラフィクスのことか</p><p>コンピューター・グラフィクスだよっこの馬鹿オヤジぃぃぃ</p><p>なるほどどうやら、謎の力で洗脳されたりはしていねぇようだな</p><p>いつも通りの乙女のまんまじゃいっ</p><p>あんたたち、いつも親子でこんな会話をしているのかっ</p><p>今はコンピューター彩色なので、セル画は無いのですが</p><p>セル画ないはずのアニメ映画のセルを大量に掴まされたのは＊＊＊＊＊</p><p>ちなみに販売用に、わさわざセルを作っている作品もあります</p><p>896．夜は楽し　／　仕掛けて仕損じなし</p><p>・天童貞男／48歳乙女の父侠客ということになっているが、かなりの役立たず</p><p>おう、それとなもう一つ、シノギの良いネタを思い付いたんだがなっ</p><p>電話の向こうから天童乙女の父親、侠客・天童貞男が話を続ける</p><p>ほら、昔なサザエボンて、サザエさんとバカボンのパパをキメラ合成させたパチもんがあったろ</p><p>キメラ合成</p><p>おい、オヤジありゃあ、ダブルで版権無視していてヤバイことになったんじゃなかったのかよ</p><p>天童乙女が携帯電話に叫ぶ</p><p>そんなのよ、パパーッと作って、ザパーッて売りさばいて、シュパーッて逃げちまえばいいんだよっ版権元が気付かねえうちによっそんでだわしが考えた新キャラクターだがなっクックック、耳の穴かっぽじって、よーく聞きやがれよっ</p><p>いや、そんなにもったいぶらなくても</p><p>デビルマンとレビル将軍を合体させた、その名もレビルマンてのはどうじゃいっ</p><p>レビルマン</p><p>レビル・ウイングで空を飛び、レビル・チョップはパンチ力じゃぁぁっ</p><p>おいこら、クソオヤジレビル将軍てのは何なんだよ</p><p>天童乙女が、白けた表情で尋ねる</p><p>何だとぉお前、高校生にもなってレビル将軍を知らねえのか</p><p>そんなの知らないよっ</p><p>クー、ヤクザ生活２５年これほど情けない思いをしたのは、初めてじゃぁっ</p><p>何なんだこれは</p><p>てことは、乙女オメェ、サザエさんとバカボンのパパとバイオレット・サザエの三種合成、バイオレット・サザエボンもダメかいのぉ</p><p>だからっバイオレット・サザエってのは何なんだよっ</p><p>おいおい、お前の手の中の魔法の携帯マッシーンッは何のためにあるんだ今すぐ、検索してみろっ</p><p>あんたと電話しながら検索なんてできめわけがないだろっ</p><p>チキショウバイオレット・サザエボンがダメなら、ひみつのアッコちゃんとタッコングの禁断のキメラ合成生物、アッコングもダメだな</p><p>だから、タッコングってのは何なんだよっクソオヤジぃぃぃぃぃッッッ</p><p>もう勝手にやってくれ</p><p>ま、こんなのはどうでもいいことだなおい、乙女電話を代わってくれ</p><p>な、何だよおい、オヤジ</p><p>天童乙女は、驚く</p><p>オメエ、１人で香月の家を脱出したとかじゃねーよなそんなことができるほど、香月は甘かねーだろ今、そこには誰がいるんだあんオメェにオレへ電話を掛けさせたのはどこのドイツなんじゃい</p><p>天童さん、代わって</p><p>ミナホ姉さんが、天童乙女に手を差し出す</p><p>ちっ、ほらよ</p><p>天童乙女は、携帯電話をミナホ姉さんに手渡した</p><p>もしもしお電話、代わりました</p><p>ふんっ、オンナかつーことは、アンタは香月セキュリティ・サービスの関か</p><p>天童貞男は、娘を捕らえているのは翔姉ちゃんが率いる香月セキュリティ・サービスだと思っているらしい</p><p>いいえ、違うわあたしは、フジ・ミネコという名前ですから</p><p>み、ミナホ姉さんフジ・ミネコって</p><p>わしは天童貞男わしらのギョーカイでは４２歳の天童貞男という名で通っているちなみに４８歳じゃぁ</p><p>天童貞男はそう名乗った</p><p>ところであんたは、フジ・ミネコはん、知らねえなっとにかく、アンタみたいな誰だか判らねえオンナじゃ話にならねぇ誰でもいいからよ、香月の家の関係者に代わってもらおうかっ</p><p>天童貞男は、そう強く突っぱねる</p><p>香月あら、何のお話ですあたしはたまたま、あなたのお嬢さんをお預かりしていますけれど香月なんていうお名前の方は、存じ上げませんわ</p><p>天童貞男は、電話の内容を録音しているだろうから、ミナホお姉ちゃんは会話内容を気を付けているんだよ</p><p>寧が、小声でオレたちに言う</p><p>そうか、会話の中に香月家という名前を出したらそれを使って、スキャンダルのネタにされてしまうのか</p><p>あなたのお嬢さんがたまたま、道に落ちていたバナナの皮に滑って転んで、頭を打たれて気絶していたのであたしのところで寝込んでいたんですわそれでそろそろ、お引き取りいただこうかと思っているんですけれど</p><p>はんっ、面白いことを言うネーチャンだなちなみに、どこ産のバナナだ台湾か、フィリピンかまさか、エクアドルとか言わねえだろうなぁっ</p><p>あいにく、道に落ちているバナナの皮の産地を確かめるようなことはしていませんわ</p><p>なんだいノリの悪いネーチャンだぜそんなんじゃ、化粧のノリも悪いだろうよ</p><p>この男はどこまでフザケているんだろう</p><p>とにかくよ乙女を、人格改造しないでくれていることだけは感謝しておくぜわしはもうワヤになっちまっていると思っていたぜドスケベ、エロエロ女に改造されて今頃は、香月セキュリティ・サービスのオトコどもにマワされながら、ハメ撮りさせられれてると思っていたぜ</p><p>そんなことはいたしませんわ</p><p>こんな可愛らしいお嬢さんを廃人にするのは、勿体ないですもの</p><p>そうかわしなら、とっくにアヘ顔・ダブルピースさせているぞアンタたちみたいな、力を持っていればないややっぱ、違うな前言は撤回する</p><p>よくよく考えたら犯す相手は、乙女じゃねぇか何だよ相手が乙女だと思うと、萎えるな他のオンナなら、勃起が止まらなくなるだろうけれどヤル気にならないのは、やっぱ自分の娘だからかそれとも、乙女の見た目がマッチョ・ゴリラだからか</p><p>誰が、マッチョ・ゴリラだぁぁっ</p><p>天童乙女が、喚く</p><p>でも、まあ世の中には、マッチョ・ゴリラの方が良いっていう奇人・変人もいるだろうしな今からでも、乙女のことは好きにしてくれ煮るなり、焼くなり犯すなり、アンタたちの自由にしやがれってんだわ</p><p>わしらはな、乙女を潜入させた時から生きて帰って来ないってことは腹を括っている乙女も死を覚悟して出撃したんだ何で、まだ生きているのかその辺が不可解だが、わしの娘じゃ華々しく、ドドーンと死んでくれるだろう</p><p>天童貞男は改めて、娘に死ねと言っている</p><p>あら、せっかく丈夫に育ったお嬢さんにそういうことをおっしゃるんですの</p><p>じゃかわしぃわっ乙女は、わしの娘ヤクザの娘じゃぁっヤクザの子はな男子なら将来はチンピラ、女子なら全員ソープに沈むってことが、生まれた時から決まっておるんじゃいっ</p><p>何だその理屈は</p><p>乙女も本当なら、ソープでわしらのために稼いでくれるはずだったんだがわしの渡世の義理のために、ここでドバッと死ぬっつーのが、アイツの運命だったんじゃろうまあ、仕方がないのぉっ</p><p>勝手なことを</p><p>落ち着くネDarling</p><p>イーディが、オレの手を握る</p><p>今は駆け引きをやっているところなのネ</p><p>駆け引き</p><p>まあ、そういうことだからのぉそっちで乙女の身柄を確保しているからって、わしらに対する人質にはならんからのぉどぉぞ、ぞまんま煮るなり、焼くなり、川端康成</p><p>かわばたやすなり</p><p>判りましたわあなたがいらないのならお嬢さんは、あたしが引き取ります</p><p>あんたが</p><p>あたしは女性が男性に奉仕をしてお金を得る仕事をしていますその元締めを</p><p>あんたもしかして</p><p>ええ、天童貞男さんが、今、想像なさった通りだと思います</p><p>天童乙女も知っていたんだオレたちのことは</p><p>電話の相手が香月セキュリティ・サービスの翔姉ちゃんでないとしたら</p><p>ヤクザとの交渉に、同じ裏社会の人間である黒森家のミナホ姉さんが出て来るというのは、想定できることのはずだ</p><p>ところであなた、何か勘違いなさっているようですけれど人質がどうのってそういうことを考えなくてはいけないのは、あなたの方なんじゃありませんか</p><p>ミナホ姉さんが、最初の仕掛けを施す</p><p>あんどういうことだ</p><p>天童貞男は、尋ね返す</p><p>いえあなたたちが今いらっしゃるのはああ、２丁目のカラオケ・ボックスカサンドラ・クロスですわね</p><p>お、おいちょっと待て</p><p>天童さんスマートフォンをお使いだから、今、いらっしゃる場所が、あたしからは丸わかりなのよ</p><p>本当はそれ以前に、香月セキュリティ・サービスによる情報収集で天童貞男たちの居場所は判っている</p><p>だけど、ミナホ姉さんは香月セキュリティ・サービスと自分との繋がりを喋るわけにはいかないから</p><p>ここだけの話ですけれどあなたたちがいらっしゃる辺りは、あなたたちを探していらっしゃる怖いお兄さんたちがいっぱいいるみたいよはっきり言って逃げ道は無いわね</p><p>ちょ、ちょっと待てええっと、ミネコ・蝶々さんだったか</p><p>フジ・ミネコです</p><p>ミナホ姉さんは、冷たく答える</p><p>フジ・ミネコでも、マギー・ミネンコでも何でもいいっわしらがすでに包囲されているとしてわしらが人質のことを考えるってのはどういうことなんじゃい</p><p>天童貞男は尋ねる</p><p>まさか、わしらがここのカラオケボックスの店員のネーチャンを人質にするとか</p><p>残念ですけれどそこのお店の店員さんは、すでに怖いお兄さんたちに交代していますわそれとお客さんも、あなたたち以外はいませんあなたたちより前にいらしたお客さんには、全てお帰りいただきましたし新しいお客さんは、お断りしていますから</p><p>あなたたちが、そちらのお店に入られてどれだけ時間が経っていると思っているんです</p><p>楽しげな声で、ミナホ姉さんは言う</p><p>そう言えば誰も、時間延長の電話を掛けて来ねえそれどころか、飲み物のオーダーもさっきから持って来ねえし他の部屋から歌声も聞こえねえっ</p><p>すでに、天童貞男たちの一味はカラオケボックスの店内に閉じ込められている</p><p>ただし、そこのカラオケボックスに張り付かせているのは全て、あたしの配下です外にいる怖いお兄さんたちはまだ、あなたたちがそこに居ることに気が付いていませんわ</p><p>平然と嘘を吐く、ミナホ姉さん</p><p>その様子に鳥居さんやアーデルハイトさんは感心して、声も出なくなっている</p><p>オレたちは慣れているけれど</p><p>じゃああんたたちに対して使える人質を持っているっていうのは、何なんだオレたちは身内以外は何も残っていないじゃねぇか</p><p>ええ、そのお身内です</p><p>鋭く言い切る</p><p>あなた天童乙女さんと同じくらいの娘さんを８人ほどお連れですよね</p><p>あ、ああそれが何じゃい</p><p>あたしたちはいいえ、これはあたし個人の望みなんですけれど若い女の子が欲しいのよね</p><p>軽やかに、ミナホ姉さんは言った</p><p>判りますわよね</p><p>乙女と同じレズッ子なのかい</p><p>オレは大きくズッコケたがミナホ姉さんは</p><p>いい加減にしないと、本当に全員見捨てるわよ</p><p>冗談めいた声の中に、怒気を含んでいる</p><p>こういう声が使えるのも、ミナホ姉さんの凄さだ</p><p>わ、わしは判ってるぞあんたが本当は誰でどんな生業をしているかっていうことは</p><p>天童貞男は黒森家が娼館をやっているということは、当然知っている</p><p>ええ、だから使えそうなオンナの子がいたら欲しいのよ若い子なら、何人でもね</p><p>さっき何かおっしゃっていたわねヤクザの子は、男はみんなチンピラになって女の子はみんなソープに沈めるでしたっけあたしのところは、ソープよりは高級よまあ、大して違いはないんだけれどうちは、年齢制限が他と違うことぐらいかしら</p><p>違法な娼館だから未成年でも働かせている</p><p>そ、それで娘たちを引き渡したらあんたは、わしらの安全を保証してくれるっつーのかい</p><p>天童貞男は言う</p><p>そ、そんなのはなーな、ナメるなよっわ、わしらだってなぁ命を賭けて関西から出張って来たんじゃいっ渡世の義理を果たすためになぁオヤジやアニキやオジキから命じられた使命を果たすためなら死んでも構わんのじゃあっっ</p><p>ば、馬鹿にするんじゃねぇわしらは、命なんか惜しくはないんじゃいっこうなったら、娘全員引き連れて香月の家の前で、切腹してやるわいっ屋敷の前を血で汚されたら、香月にとっては大きなスキャンダルになるだろう明日の新聞のトップニュースは、わしらの憤死ってことになるんじゃいっ</p><p>ああ、もうヤケクソだなあ</p><p>あら、カッコ良いわね</p><p>ところであなたが、上の人に命じられてきたことって何なの</p><p>そ、それはのぉっ</p><p>あこれは、困惑の声</p><p>それはオメェな、内緒じゃいっ組織外には、ぜったいに秘密だっあんたになんか言えるはずがねぇだろっ</p><p>別に具体的な命令なんていうのは、何も無いんでしょ</p><p>ミナホ姉さんが探る</p><p>あ、ああーん</p><p>だから東京へ行って、嫌がらせをしてできれば、何かスキャンダルの種になりそうなことを見つけて来いってだけなんでしょ</p><p>香月家にという言葉は、あえてカットする</p><p>それで、たまたまパーティに潜り込むツテができたから、乙女さんを潜入させたってだけで他には特に、何も具体的な策は考えて来ていないのよね</p><p>ううっぐぅぅ</p><p>唸る天童貞男</p><p>だからあなたとしては、何でもいいから親分さんや兄貴分さんたちに、具体的に高く評価してもらえそうなモノが欲しいのよねそういうもので、何らかの結果が得られたら大手を振って関西へ帰れるんでしょうからそしたら組織の幹部にだって、昇格させてもらえるかもしれない</p><p>あなたが娘さんとの会話で、お金儲けの話ばっかりしていたのだって頭の中は、何とかして大金を得ることばかり考えているからでしょ大きなシノギを確立して組織に毎月、たくさんのお金を上納することがヤクザが出世する道ですものね</p><p>ミナホ姉さんは話し続ける</p><p>抗争事件で、誰か有名な人を仕留めるとか誰かの身代わりで、刑務所に入るとかあなたが今までやってきたような武闘派の生き方では、現在の暴力団組織の中では出世できないものね今回みたいに、いいように使われるだけ使い捨ての駒にされてそれでオシマイそういう人生は、もうやっていられないわよね</p><p>天童貞男の心を抉るように言う</p><p>あなただって、あなたの仲間だって別にここで死にたいわけじゃないんでしょできることなら、生きて関西の組織の人たちを見返してやりたいと思っているのよねそれができないくらいなら、死んだって構わないって思っているけれど死んでも構わないと、死にたいとは全然別のことですものね</p><p>あんた、何が言いたいんじゃい</p><p>ミナホ姉さんは、次のカードを切る</p><p>鷹倉神社の巫女を１人、差し上げるわ</p><p>スッとヨミを見る</p><p>ヨミは、コクッと小さくうなずいた</p><p>お、おいそ、それは</p><p>関西の皆さんからしたら自分たちが支配していたはずの巫女をその娘たちを全員、東京の権力者に奪われたというのが頭に来ているんでしょ</p><p>月子、ヨミ、ルナ３人とも、ここに居る</p><p>コヨミちゃんにも力があるということは、関西の連中は知らないはずだ</p><p>だから、もし巫女を１人でも関西に連れ帰ることができたら、それって大手柄になると思わない巫女を奪い取った東京の権力者に対しても、最高の嫌がらせになるでしょそして、その偉業を成し遂げるのはあなた</p><p>わわし</p><p>ミナホ姉さんが、天童貞男の心を煽る</p><p>ああ、巫女は薬で眠らせておくわ問題無いわあの子たちは、すっかりあたしのことを信用しているし一番上の子は難しいけれど下の中学生と小学生の子ならまだ子供だからちょっと優しくしてあげたら、懐いて来たのよそうね、その中学生の方にしましょう小学生の子じゃ、あなたが関西に連れて帰っても上の人たちに対するインパクトが弱いでしょ巫女の力も、まだ弱いでしょうし</p><p>でも、力が弱い方がオレたちが、捕まえておくためには</p><p>天童も、巫女の力の怖さはよく知っている</p><p>ああ、知らないのね巫女は、眼と口を塞いでおけば力が使えないのよだから、目隠しと猿轡があればそんなに怖くはないのよ</p><p>ミナホ姉さんは、平然と嘘を吐く</p><p>それと単純に、中学生の子の方が騙せそうなのよ割と簡単に、あっさりとだから、そっちの子ならあなたたちに引き渡せると思うんだけれど</p><p>そ、そうなのか</p><p>天童貞男は食い付いてくる</p><p>その代わりあなたたちの娘、８人いえ、ここに居る乙女さんも含めて、全部で９人ね全員、あたしに引き渡して欲しいのよあたしの店で働かせるわ</p><p>できれば処女の方がいいんだけれどこの際、非処女でもいいわ経営を拡大させたいから、新人がたくさん要るのよ</p><p>お、おい、待てよわしらの娘９人と、中学生１人を交換するのか</p><p>あら、こっちの子は鷹倉神社の巫女よ９人分の価値はあると思うけれど</p><p>それとプラスしてそうねあなたたちが、安全に包囲網から抜けられるようにしてあげるわそれなら釣り合う話だと思わない</p><p>し、しかしな</p><p>考え込む天童貞男</p><p>オメエえっと、フジ・ミネコさんかそんなの上手くいくのかオメェは、そんなことをやっちまって香月にブッ潰されるんじゃないのか</p><p>そう簡単には、信じないか</p><p>そんなヘマはしないわよそれに警護の責任者はあたしじゃないものあたしあの子、嫌いなのよあなたがさっきあたしをその人だと思った人</p><p>香月セキュリティ・サービスの関翔</p><p>現場部門の責任社である翔姉ちゃん</p><p>ああいうエリートの気取った女に、思いっきりヘマさせてやりたいのよあたしはほらあなたたちと同じ、裏の世界の女ですから</p><p>それに、もしあたしのせいだってバレたってあたしはただの接待業の経営者よあの高貴な方々の企業グループにだって属していないんだから処罰しようがないわよあたしのお店の顧客は、ここの人たちだけじゃないし処罰されるのはグループの一員で、警備の責任者であるあの女だけよ</p><p>黒い森の娼館は、香月グループではない</p><p>失態は、全て翔姉ちゃんに押し付ける</p><p>そういう理屈で押し通す</p><p>乙女さん、あなたからもお父さんに話してちょうだいあたしが信用に足る女だってことを</p><p>ミナホ姉さんは、携帯電話を天童乙女に返す</p><p>天童乙女は、一瞬悩むが</p><p>腹を括ったんじゃないのあなた</p><p>鳥居さんが、小声でそう言った</p><p>その言葉に、天童乙女は</p><p>おう、オヤジこの人は、信用できるよあたしが、頭を変にされずに済んだのもこの人のお陰だ</p><p>今、話していた通りこの人は、根っからのワルだよあたしたちと同じ世界で生きている人だカタギじゃない</p><p>それはそうだろうな</p><p>とりあえず、香月セキュリティ・サービスの連中は騙せると思うよこの人の力なら</p><p>電話を戻すよ</p><p>天童乙女は、携帯をミナホ姉さんに渡す</p><p>で、どうしますあたしの計画に乗りますかそれともこのまま、何かを成し遂げることもなく粉砕されて終わりにしますか</p><p>ふ、粉砕ってオメェ</p><p>今はそこのカラオケボックスに張り付いている人たちは、さっき言った通りあたしの手下よそして、その近辺をパトロールしているあの女の部下たちは、全員買収してありますでも１時間３０分後には、警備担当者が交代になりますから</p><p>それまでにアンタから巫女を受け取って、逃げ出さないといけないってことか</p><p>受け取るだけなんですか</p><p>そ、そうかオレたちの娘と引き替えなんだよな</p><p>あら、覚えていて下さって嬉しいですわ</p><p>一時間以内に、中学生の巫女を連れてそちらに参ります歌でも歌って、待っていて下さい</p><p>一時間も掛かるのかよ</p><p>巫女を眠らせて、連れ出したりあなたたちが逃走するのに使う車も用意しないといけないでしょ</p><p>わ、判ったあんたに任せる</p><p>じゃあ、そういうことで何かあったら、この乙女さんの携帯に電話して下さいいいですわね</p><p>ああ了解したぜた、頼むぞフジ・ミネコ</p><p>はい頼まれましたわ天童貞男さん、ところで</p><p>個人的な質問なんですけれど天童さんのお父さんのお仕事は何だったんです</p><p>わしのオヤジ</p><p>ヤクザの子は、男の子は将来チンピラ女の子は全員ソープに沈めるのが当たり前だとこの人は言っていた</p><p>じゃあ、天童貞男の父親は</p><p>やっぱり、この人もヤクザの子なのか</p><p>わしは電気屋の息子じゃいっ</p><p>で、電気屋</p><p>天童電気町の商店街で、テレビや冷蔵庫を売る</p><p>電気屋の息子が何でヤクザに</p><p>そうですかでは、後ほど</p><p>ミナホ姉さんは、プチっと電話を切った</p><p>マギー・ミネンコは、ソ連の男性スパイの名前だと思っていました</p><p>歌手なのか</p><p>ちなみに勘違いしていたソ連のスパイは、キム・フィルビーでした</p><p>東京には、その一帯に監視カメラがいっぱいあって</p><p>外部の人間がウロウロしていると、私服の怪しい人たちに尾行され続けるという怖い場所が本当にあります</p><p>どことは書けないですけれど</p><p>そこいら辺が、本当にとある一団の建物だらけで</p><p>897．夜は楽し　／　馬鹿の壁</p><p>・猪鹿蝶一郎／38歳関西ヤクザの幹部若頭</p><p>さてとこれで仕込みはオーケイね</p><p>天童貞男との電話を切ると、ミナホ姉さんがそう言ってオレを見る</p><p>あんないい加減な話で引っ掛かるの</p><p>ミナホ姉さんが、自分の娼館で働かせる女の子が欲しいからヨミと引き替えに、天童たちヤクザの娘８人と交換するとか</p><p>翔姉ちゃんのことが気にくわないから、天童たちを無事に逃がしてやるとか</p><p>もちろん、天童さんだってあたしの話なんて信じてはいないわよ</p><p>でも、自分たちの現在位置をあたしが突き止めているということは判っているでしょ</p><p>ミナホ姉さんは天童貞男たちが潜伏しているカラオケボックスの店名を言い当てた</p><p>じゃあ、普通なら慌てて、別の場所に逃げだそうとするんじゃないの</p><p>あなたなら、そうするわよね何で</p><p>ニコッと、ミナホ姉さんはオレに微笑む</p><p>それはミナホ姉さんが、翔姉ちゃんと組んで天童貞男たちを騙している可能性が高いからだよミナホ姉さんが香月家の人たちを裏切ってしかも、まだ会ったこともない女の子たちと引き替えに、巫女と交換しようとするとか変すぎるよ</p><p>幾らなんでもリスクが高すぎる</p><p>そうだよ天童貞男って人からしたらミナホ姉さんは信用できるはずがないんだから</p><p>黒い森にとっては、香月家との繋がりは生命線だ</p><p>それなのに、あえてバレたらジッちゃんを起こらせるような真似を、ミナホ姉さんがするはずがない</p><p>そうよね普通に考えればあなたの言う通りよ</p><p>でも、ほら天童貞男さんは、普通じゃないから特に今は</p><p>オレだけでなく、みすずや瑠璃子鳥居さんまでが、ミナホ姉さんの話をジッと聞いている</p><p>天童乙女まで</p><p>中国の三国志に許攸っていう人が出て来るんだけれど、知っている</p><p>いや知らない</p><p>建安５年の官渡の戦いの時に、曹操を攻めた袁紹の参謀ネ</p><p>イーディお前、中国史まで堪能なのか</p><p>袁紹は大軍で曹操を攻めていたから曹操は、ずっと不利だったノネでもその許攸という人が、主である袁紹を裏切って、曹操に袁紹の兵糧基地である烏巣を攻めさせたから戦況が逆転して、曹操が勝ったノネ</p><p>当時の状況はね袁紹が北から大軍で、曹操の勢力地に攻めてきてそれで、曹操の味方だった土地の豪族なんかも、みんな袁紹に味方してしまって曹操としては、どうしようもなくピンチだったのよ官渡なんて、曹操の本拠地ギリギリのところで何とか攻防していたぐらいだから</p><p>そんな時に袁紹の参謀だった許攸が裏切るそれが原因で、曹操と袁紹の勢力が逆転するのよ</p><p>うわ、何か凄いねでも、どうして、その人は裏切ったんだよ</p><p>だって、状況としては自分の主人の方が優勢だったんだろ</p><p>ソレは許攸の進言を主の袁紹が聞き入れなかったからとか、許攸の親族が悪いことをしたからって連帯責任を取らされそうになったからとか言われているノネ</p><p>でも、イーディさんあなた、許攸という人が主人である袁紹とは若い頃からの知り合いでそれこそ、以前は袁紹に何かあったらすぐに駆けつける奔走の友と呼ばれるぐらい親しい関係だったっていうことは知っている</p><p>知っているネ袁紹の奔走の友の５人のうちの１人ネ</p><p>ミナホ姉さんの問いに、イーディが答える</p><p>え何かあったらすぐに駆けつける親友だった人が、裏切り行為をしたの</p><p>オレの驚きに、ミナホ姉さんは</p><p>そうよ昔から主の袁紹のことをよく知っている親友だったからこそ裏切るしかないって覚悟したのよ</p><p>許攸が袁紹を裏切って、曹操に通じた頃の戦況はね圧倒的な大軍で、袁紹が曹操の支配地に攻め込んだけれどギリギリの状態でしのがれて、袁紹が最初にイメージしていた予定通りに物事が進行していなかったのよ</p><p>予定と違う</p><p>だって、思いっきり大軍で攻め込んで敵の支配地の豪族も、自分たちに寝返らせて予定なら、ササッと殲滅できちゃってるはずなのよそれが、ギリギリのところで相手の息の根を止められず、時間だけが経過していく</p><p>ジリジリと反撃されたりもして、大分勢力が均衡してきちゃっているけれどそれでも、まだ袁紹の軍隊には、曹操を攻め倒すだけの兵力は充分に残っていたそうよでも</p><p>すでに、主である袁紹が最初にイメージしていた予定とは大幅にズレているわけこのまま、思い切って全軍で突撃したら曹操を倒すことができるかもしれないけれどもし、そうやって戦争に勝ったとしても</p><p>戦争に勝っても</p><p>自分の主、昔から良く知っている袁紹の性格なら例え、勝利しても自分のことを罰するだろうと思ったのよね</p><p>え、何で途中で色々あったとして、最終的に勝ったのならそれでいいんじゃないの</p><p>勝手なお、部下を罰するなんてそんなことをするのか</p><p>何でも自分のイメージ通りに物事が進行しなかったら、頭に来ちゃって部下を罰するような人だったのよ袁紹って人はね</p><p>ソウネ、袁紹はカッとなると、後先考えずに無茶苦茶なことをするタイプなのヨ</p><p>さて眼の前に敵の大軍がいて、これから全軍で死に物狂いになって戦ったら勝てるかもしれないけれど勝っても負けても、どうせ主に罰せられることは判っている男がいます</p><p>それがその時の許攸か</p><p>だったら、敵に寝返っちゃったらそりゃ、味方だった軍隊に裏切り者として殺される可能性もあるけれどもしかしたら、生き残れる可能性もあるわよね</p><p>そのまま味方の袁紹の軍に居たら、勝っても負けても殺される</p><p>でも、袁紹を裏切って、曹操の側に付いたら生き残るチャンスはある</p><p>わずかなチャンスでも生き残る可能性があれば、人はそっちを選ぶわ逆を言えば、どんなに強大な勢力の中に居てもどういう結果になっても殺されるって思っちゃったら、逃げ出すしかないのよ</p><p>ミナホ姉さんは、フフっと笑う</p><p>天童貞男さんも、そうよこのままなら香月セキュリティ・サービスに捕まっても破滅だし、何とか今の潜伏先から脱出したって関西の組織から処分されるでしょだって、あの人たちはまだ何の成果もあげていないんだから</p><p>関西の組織から命じられたのはどんなことでもいいから、香月家のスキャンダルになるネタを掴んで来いと言うこと</p><p>天童乙女さんの潜入が失敗に終わったのなら今のあの人たちには、次の手は無いでしょ</p><p>最初に関西で考えて来た計画通りヤクザの娘たちを使って、みすずたちの学校に通うお嬢様たちを襲うというのも</p><p>現在の包囲を突破しないことには、始められない</p><p>そして、今あたしが、可能性は薄くても組織に対して面目が立つ提案をしたわ</p><p>つまりヨミを誘拐して、関西へ連れて帰るということ</p><p>巫女の力を持つ少女が、１人でも取り返したということは香月家のメンツを潰したということでもあり</p><p>関西のヤクザ組織にとっては大きな勝利となる</p><p>上手くいくかどうかは判らなくても天童貞男さんは、この話に食い付くしかないのよ今のままなら、何も勝機は無いんだから</p><p>怪しい話でも食らいついてくる</p><p>人はね自分は他の人よりも幸運だと思っているか、自分は他人よりも不幸な身の上だと思っているか、どちらかなのよ</p><p>あなたは自分をどう思う</p><p>オレはもちろん、他の人よりもラッキーなんだと思うだって、みんなと家族と出会えたしみんな良い子ばっかりだしこんなに幸せなのに人よりも幸運じゃないなんて言ったら、バチが当たるよ</p><p>そうねあなたは、そう答えるわよね</p><p>ミナホ姉さんは、ニコッと微笑み天童乙女を見る</p><p>天童さんはあなたのお父さんはどっちの考えだと思う</p><p>ちょっと考えてから、ハァと溜息を吐く</p><p>オヤジはアイツは、救いようのない脳内ハッピー野郎だよっ自分は、どんな時でも宇宙１ツイてるって思い込んでやがるんだよっだから、いっつも、いっつもまともに考えたら、上手く行くはずがないような話にコロッと騙されるんだよッ</p><p>ああセル画が存在しないＣＧアニメのありえない長さのシャワーシーンのセル画販売とか</p><p>あたしも、そう思うわだからあたしの仕掛けた罠に引っ掛かるのよ本人としては、多少、怪しくてもケースバイケースで臨機応変に対処すれば上手くいく自分には、そうやって切り抜けるだけの才覚があるって思い込んでいるでしょうから</p><p>その通りだよっアイツは、自己評価が馬鹿みたいに高いから自分なら何とかできるってさ訳の判らない、おかしな確信を持っててさそれでいつも、ことごとく失敗してきやがるんだっそして、反省しないっ何度でも、似たようなことで騙されて来やがってあの野郎はぁぁっっ</p><p>お父さんのこと、本当は好きなの</p><p>アーデルハイトさんが、静かに尋ねた</p><p>はぁぁ何だよそりゃあ</p><p>好きなわけないだろっあんな馬鹿でクズで自分のことしか考えていないでアイツのせいで、あたしがどれだけ嫌な思いをしてきたことかっあんなヤツぅぅ</p><p>天童乙女の喚きに、アーデルハイトさんは小さく呟く</p><p>いずれにせよこれから１時間、あの人は何もせずにボーッとカラオケボックスの中で待機しているわよまあ、手下にお店の他の部屋や、外の様子を偵察に行かせるくらいはするでしょうけれど</p><p>ミナホ姉さんの次のアクションまでただ、待っている</p><p>そして、天童さんの手下の中には関西の組織から来た監視役の猪鹿蝶一郎さんと通じている人がいるはずよ当然、あたしがヨミさんを連れて来るかもしれないという情報が伝わるわ</p><p>ヤクザのもう１グループの猪鹿蝶一郎たちも</p><p>そしたら、猪鹿蝶一郎さんはどうすると思う</p><p>ミナホ姉さんは、オレに尋ねたが</p><p>天童さんから、手柄を横取りしようとなさいますわね</p><p>鳥居さんが、答えてしまう</p><p>そうよ巫女を１人奪取できるというのは最初の香月家をスキャンダルに陥れる嫌がらせをして来るなんていう話より、よっぽど価値が高いでしょもちろん、猪鹿さんだって、あたしのことは疑っているでしょうけれど影からじっくり状況を観察して、もし本当にヨミさんが現れたら、横から掻っ攫おうとするんじゃないかしら</p><p>つまり猪鹿蝶一郎さんたちの一派も、この邸宅の周囲から脱出しようとはしないということですわね</p><p>ええ少なくとも、天童貞男さんたちがどうなるか見届けるまでは、動かないでしょうね</p><p>これでヤクザの２つのグループはどちらも、オレたちの監視下から逃げられなくなった</p><p>彼ら自身の意志で</p><p>結局天童貞男さんたちにしたって、猪鹿蝶一郎さんにしたって関西の組織の上層部の人たちからしたら鉄砲玉でしかないのよ</p><p>テッポーダマとは</p><p>ヤクザの世界での誰かを襲撃させたりする時に、使い捨てにするニンゲンのことネ</p><p>誰かの命令で誰かを傷つけたり、殺したりするネ当然、捕まって裁判されて、刑務所に行くネソシテ、刑務所から出た後にゴクローサンて、ちょっとだけ偉くなったりするノネ</p><p>馬鹿みたいそんなことで、何年も刑務所に入るのは人生の無駄遣いよ</p><p>鳥居さんは、そう言うが</p><p>そうは言っても渡世の義理なんでしょ</p><p>ミナホ姉さんは、天童乙女を盛る</p><p>大恩ある親分さんや兄貴分のためあるいは、組や自分自身のメンツのためはたまた、単純にお金になるとか、普通にしているよりは組織の中で出世できるとかハクが付くとか</p><p>そうだよ、馬鹿げているよ</p><p>天童乙女が呟く</p><p>鉄砲玉なんて馬鹿だから、やらされるのさ</p><p>今回の場合は実行部隊の天童貞男さんたちも、監視役の猪鹿蝶一郎さんも今回東京に派遣されてきた連中は、どっちも使い捨ての駒なのよ関西の組織からしたら</p><p>監視役の方まで</p><p>オレは、驚いて尋ねた</p><p>そうよ天童さんたちと別に考えちゃダメよ天童さんたちだけが鉄砲玉だと思って、猪鹿蝶一郎さんの方は関西の組織上層部と直接結びついていると思ったら大変な失敗をするわ</p><p>本当に組織の中に必要な人間なら天童さんたちの監視みたいなことで、東京に送り込んで来ないから</p><p>そ、そうか使い捨ての鉄砲玉の監視者だって、オレたちに潰される可能性は高い</p><p>こんなことで、まともな人間を失うのは、組織の損失だ</p><p>だから、天童さんたちにしても、猪鹿さんたちにしてもこの後、関西のヤクザ組織の上層部の人たちは自分たちは知らないそいつらが勝手にやったことだってシラを切る気なのよ香月様や警察に際しては最初からそのつもりなのよ</p><p>て、ことは天童貞男や猪鹿蝶一郎に、メッチャクチャにプレッシャーを掛けて何が何でも、香月家や名家のお嬢様たちあるいは、オレたちに仕掛けてこさせる</p><p>自分たちが、責任を取る気がないのだから</p><p>東京に送り込んだ鉄砲玉たちは好き放題に暴れさせてる気なのか</p><p>そしてヤクザの組織には、鉄砲玉に仕立てられる人材は幾らでもいるわ今回、天童さんと猪鹿さんを撃退したとしても、次の鉄砲玉が派遣されてくるかもしれない</p><p>だから、二度とこんなことができないように関西の組織の中の人たちに香月家の件で鉄砲玉に行くのは、絶対に嫌だと思ってもらえるような、恐ろしいことをあたしたちはしないといけないのよ</p><p>これもまた一罰百戒か</p><p>天童さんには悪いけれどお父さんたちには、そういうことをさせてもらうわ</p><p>ミナホ姉さんは、天童乙女にそう言う</p><p>か、勝手にしなよっ今まで、いい加減に生きてきたオヤジたちが悪いんだあ、あたしは</p><p>園子たちさえ助けてくれたら文句は言わないよオヤジたちがどうなろうと知ったこっちゃないさっ</p><p>苦々しく、そう言った</p><p>あなたも本当の覚悟をするのは、これからよ</p><p>あなたがこれまで相手にしてきた人たちはシザーリオ・ヴァイオラですら、理屈で話ができる人だったわ</p><p>オレはオレが撃ち殺した、あの極悪人を思い出す</p><p>これから相手にする人たちはヴァイオラなんかよりは、全然、凶悪ではないわ時と場合によっては、明るくて楽しい人たちかもしれないただ、救いようがないくらい馬鹿なのよ</p><p>馬鹿</p><p>何も考えていないのよいつも、その場しのぎでその時の感情のままに行動するだけ先のことは何も考えていないそういう動物みたいな人たちよ</p><p>恐ろしいことに世の中には、そういう人がたくさんいるのよ明日のことを何も考えていない人たちが</p><p>オレはさっきの天童貞男と乙女の電話の内容を思い出す</p><p>娘が囚われていることを知っていてなおどうでもいい、インチキ商売の話をしていた</p><p>え、もしかして天童貞男の話していたインチキ商売とかあれって、こっちの様子を探るために話した冗談とかじゃなくって</p><p>マジだよマジあの馬鹿オヤジは、いつだって大マジなんだよっ</p><p>いや、だって今は考えなきゃ行けないことの優先順位としては</p><p>本当なら、自分の娘である乙女の救出が一番だ</p><p>でも、天童貞男は娘は人質にはならないぞって、ミナホ姉さんに牽制した</p><p>いや、あれも牽制でなくって本気</p><p>頭がオカシイのネ</p><p>何を最重要だと思うとか無いのねその時に思ったことが最優先なのネ</p><p>明日、支払わないといけないお金があるのに、ポケットにあるお金を全額パチンコに注ぎ込んでしまう性格ネ</p><p>そうだよそして全部、スッちまってから言うのさ１万円札が５万円になるはずだったんだってさ</p><p>そりゃあ、勝てばなるさ１万円が５万円にもでも、いつもほとんどが負けさだのに、たまに勝つときもあるからまた、パチンコにブチ込んでいくトータルして見れば、勝ったのはほんの数万円で負けた方は、とっくに１００万を超えているなんてことには気付かないんだよっアイツはさっ</p><p>はぁそ、そうなんだ</p><p>こういう人も、世の中にはいるのよそしてそういう人たちが、あたしたちにトラブルを仕掛けて来るというのも、これからは何度もあるわ</p><p>話の通じない理屈ではどうしようもない人たちが</p><p>こういう人たちは断ち切っていくしかないのよ人間は、ガン細胞とは共存できないんだから</p><p>そのことを、あなたにはよく理解して欲しいしああいう人の匂いを察したら、素早く関係を断ち切ることも学んで欲しいの</p><p>変な人間に近寄って来られないように断ち切る技術を学ぶ</p><p>そうじゃないとあなた、どんな人のことも理解してあげようとするでしょ</p><p>そしてこれも判って欲しいことなんだけれどそういう、どうしようもない人間は男だけじゃないのよ</p><p>女にも居るから拾って来て欲しくないのよあなたには</p><p>天童貞男みたいな女</p><p>そういう子はね拾って来たら、もうアウトなのあなたやあなたの周りの子に、トラブルを起こすわ迷惑なことばかりしでかすのよ</p><p>あたし天童乙女さんのお仲間の８人の女の子の中には、そういう子がいると思うのよ</p><p>女の子は父親を見て育つから天童乙女さんみたいな方が珍しいと思うのよ</p><p>確かに天童乙女は</p><p>ハチャメチャな父親に似ず、とても責任感のある女の子だと思う</p><p>何だよあたしの仲間を馬鹿にするつもりなのかいっ</p><p>天童乙女が、ミナホ姉さんに嚙み付くが</p><p>あたし娼館の経営を１０年以上やっているのよ今までにたくさんの女の子を見てきたわそしてどういう子が、困ったちゃんになるのかはよーく判っているのよ</p><p>冷たく笑う</p><p>まあ、約束だからあなたの仲間の女の子は助けるわでも、正直８人の女の子の中で、うちで使える子は１人ぐらいじゃないかって思っているのよ</p><p>１人</p><p>あなたのことよ天童乙女さん</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、ゾッとする天童乙女</p><p>ミナホ姉さんは本気で、天童乙女を娼婦にしようと思っているのか</p><p>まあ、その話はまたおいおいするとして公</p><p>全然、理屈が通じない子ならまともに話せない子なら、巫女の力で制御するしかないわよ</p><p>例えば天童乙女さんが説得しても、何が何でも、お父さんたちと最後まで行動するそれで死んだって構わないとかその場の気分だけで、ギャーギャー泣き喚く子だっていると思うのよ</p><p>それはそうか</p><p>さっきの天童貞男の少女版をイメージすれば判る</p><p>そういう子は喚きだしたら止まらなくなるわパニックになるからでも、状況によっては女の子たちが騒ぐと、作戦行動に影響することも考えられるでしょ</p><p>天童貞男や猪鹿蝶一郎の裏をかくためには</p><p>こっさり、先に少女たちを逃がさないといけなくなるかもしれないし</p><p>だから有無を言わさず、いきなり巫女の力で制御することもあるわよ</p><p>女の子たちの意志とかは無視して</p><p>あ、相手の子がどんな女の子なのかはわたくし、心を探れば判りますから</p><p>あ、この人は危険だって思ったらわたくしの判断で力を使うことを許可して下さいますか</p><p>これから、オレたちと一緒に危険な場に飛び込むのはヨミなんだ</p><p>オレは、ヨミの安全にも気を配らなくてはいけない</p><p>判ったヨミに任すよ今夜は</p><p>そして、あなたも判ってねそういう困った子たちの扱い方を</p><p>今夜は、あなたにとって重要な勉強の場になると思うのよ</p><p>ルルルルル</p><p>内線電話が鳴る</p><p>ミナホ姉さんが出る</p><p>みすずを見て</p><p>みすずさん水島様からお電話だそうですわ</p><p>水島</p><p>みすずの隣で、ずっと小さくなって控えていた水島可憐さんが顔を上げる</p><p>ご当主ではなく、そちらのお嬢様のお父様からだそうです</p><p>さっきジッちゃんと電話していたのは現当主の可憐さんのお祖父さんだった</p><p>今度はお父さん</p><p>香月様からみすず様がお話するようにと</p><p>判りました電話を</p><p>みすずが、ミナホ姉さんから受話器を受け取ると</p><p>ミナホ姉さんは、内線のスイッチを切り替えた</p><p>もしもし、お待たせ致しました香月みすずでございます</p><p>タイトルは忘れましたが、本当にヤクザの鉄砲玉として人を殺した人のドキュメンタリーの本があって</p><p>それを読むと、いかに無計画でその場のノリだけで行動しているかという</p><p>本当にメチャクチャですから</p><p>某、料理漫画のことが大きな話題になっていますが</p><p>あの原作の人はダイアポロンとメガロマンのＤＶＤ化をなぜ許さないのか</p><p>幾ら原作者だからってアニメや特撮は、多くのスタッフが関わってできたものですし</p><p>当時のファンもいるんですから</p><p>というか、原作の銀河戦士アポロンには、ロボット出てないし</p><p>ダイアポロンのロボの玩具さえ、現在は販売されないというのは</p><p>898．夜は楽し　／　ロング・グッドバイ</p><p>みすずは、内線電話に付いているスイッチをパチンと押した</p><p>水島です水島可憐の父です</p><p>スピーカーから、電話相手の声が聞こえてくる</p><p>この屋敷の電話には、全て、こういう装置が付いているらしい</p><p>あの私は、香月閣下とお話ししたいのですが</p><p>可憐さんの父親は、恐る恐るそう言う</p><p>それはできません先ほど、水島様がご当主様の水島様とのお話し合いの結果、お祖父様はとてもご立腹になられてしまいましたから</p><p>みすずは、落ち着いた声でそう言う</p><p>それは、その大変失礼致しましたその件も含めまして、私から香月閣下にお詫びさせていただきたいのですが</p><p>しかしご当主でない方とは、お祖父様はお話しなさらないですわ</p><p>私では水島家の代表にはならないと</p><p>いや、でも私は、水島家の嫡男ですし、いずれは家を継ぐわけで</p><p>可憐の父親は、必死に弁解しようとするが</p><p>本日開催致しました、わたくしのパーティ歌晏桃子様、狩野桜子様もご出席下さいましたわ</p><p>他の方々も名家中の名家のお嬢様たちばかりでございますそういう場に、暴力団組織の方を潜入させるというのが、どれほど危険なことかお考えになりませんでしたの</p><p>いや、それはその、ごもっともですが私は、知らなかったのです全て父が水島家当主である父が、関西の連中との関係で仕組んだことでして</p><p>水島様のお家の中のことは、関係ございませんわもう一度、申し上げますが今日のパーティは、わたくし香月みすずの主催でございました</p><p>は、はいそれが</p><p>ああ判っていない</p><p>水島家が今回なさった不祥事はわたくしの名誉を傷つけるためのものでしたわ</p><p>みすずが呼び掛けて、色んな名家のお嬢様たちに来てもらったパーティに</p><p>関西ヤクザのスパイである天童乙女が潜入したというだけで不名誉なことだ</p><p>結果的には、サプライズ・イベントっぽく処理して、お客のお嬢様たちには楽しんで帰ってもらったから良かったけれど</p><p>本来は、メチャクチャとんでもないことだ</p><p>実際、天童乙女はみすずや香月家の評判を落とすために、高浜物産のお嬢様を使って裏工作をしていたし</p><p>先ほどは名家の当主同士のお話し合いと言うことで、お祖父様がお出になられましたしかし、本来はわたくしが処理しなくてはならない問題です水島家のなさったことで被害を被ったのは、わたくしでございますから</p><p>ああ、普段は自分のことをあたしと言っているみすずが</p><p>今はわたくしを使っている</p><p>つまりこれは、香月家の令嬢としての公式な対話ということになるのか</p><p>ご、ご迷惑をお掛けしても、申し訳ありません</p><p>可憐さんの父親は謝るが遅すぎる</p><p>最初に、みすずにそう言うべきだったのだ</p><p>みすずを娘だと思ってナメているから</p><p>お祖父様からは今回の件は、わたくしが被害を受けた以上これより先は、わたくしが処理するように言われておりますお祖父様が、水島家のご当主にお申し付けになられた内容はごぞんじですわね</p><p>いや、そのちょっと、手厳しいというか何とか、もう少し緩めていただけないかと思い、お電話したのですが</p><p>可憐さんの父親も水島家は長く続いた名家だから、ジッちゃんは最後の最後で許してくれると思っているのか</p><p>ホントに舐めているよな</p><p>あの、その、つまり香月閣下も、私たちが好きこのんで、関西の暴力団の指示に従ったのではないということはご理解いただけると思うんです仕方なかったんですからだって、相手は暴力団ですよ</p><p>そんな理由でわたくしのパーティに、良からぬ輩を潜入させるなどということが許されるとお思いなんですの</p><p>だって許していただくも、何も私たちには、他に選択肢が無かったのですから</p><p>ああダメだこりゃ</p><p>そうですかでは、今回も水島家に選択肢はございませんわ</p><p>あの他に無いって</p><p>すでにご当主様からお聞きでしょうが水島家が、今なさっている全ての事業は、他の名家に分配されることになりますから</p><p>みすずは、きっぱりと言う</p><p>いや、ちょっと待って下さいそれも父から聞きましたが何もかも、急すぎます横暴ではありませんか</p><p>名家の令嬢たちが集まるパーティに、暴力団関係者を連れて来ることは横暴では無いのですか</p><p>だって暴力団関係者って言ったって、あんな高校生の女の子1人じゃないですか</p><p>根本的にどうしようもない</p><p>香月セキュリティ・サービスの調査ですと現在、香月家の本家邸宅の周囲に、関西の暴力団の方たちが集結していますわ</p><p>水島様がおっしゃる高校生の女の子1人の手引きで大きな騒ぎを起こす計画だったんでしょうね今、香月セキュリティ・サービスの関さんや藤宮さんに対処していただいていますわパーティに来て下さったお客様たちも、無事に皆様、お帰りいただきましたけれど水島可憐さんの警護役として潜入した女の子に騙された、どこかの名家のお嬢様が誘拐されたりしていたとしたら考えるだけでも、恐ろしいですわ</p><p>いや、でもそういうことは起きなかったのですよね</p><p>可憐の父は言う</p><p>皆さん、無事だったのなら問題は無いではありませんか</p><p>水島家のなさったことに罪は無いとおっしゃるんですか</p><p>そ、そうは申しませんがちょっと、ご処罰が厳しすぎるんじゃないかと思うのですが</p><p>あら、これでも軽くしていただけた方だと思いますわ</p><p>と、とにかくみすず様とお話していても、ラチが開きませんあの香月閣下とお話させていただけませんか</p><p>お祖父様は、あなたとはお話なさらないと申し上げたはずです</p><p>いや、でもみすず様のようなお嬢さんとお話ししても</p><p>ダメだコリャ</p><p>みすずさん代わりますわ</p><p>ミナホ姉さんが、手を差し出す</p><p>みすずは、受話器をミナホ姉さんに託す</p><p>心配しなくていいですからね</p><p>電話の様子を、ずっと緊張しながら聞いていた可憐さんを抱き締める</p><p>きゃっ、み、みすず様</p><p>ビクッとする可憐さん</p><p>ちょっと抱き枕になっていてあたし、ちょっと頭に来ているからおっぱいも触るわよ</p><p>みすずは、可憐さんをモニュモニュと抱く</p><p>顔を赤くして耐える、可憐さん</p><p>お電話代わりましたわ黒森御名穂です</p><p>クロモリ</p><p>不審そうに聞き返す、可憐の父親</p><p>ええ水島様のお父様にはご贔屓にしていただきましたあの黒森でございますわ</p><p>ああ、可憐さんのお祖父さんは黒森楼時代のお屋敷には、来ていたんだ</p><p>可憐さんの父親が成人した頃はもう、白坂創介がお屋敷を乗っ取った後だから</p><p>この人自身は、黒い森の客になったことはないんだな</p><p>それで黒森の人間が、何だっていうんだ</p><p>不快そうに、可憐さんの父親は答える</p><p>あら、わたくし現在は、香月セキュリティ・サービスで情報分析の仕事をしておりますのよつまり香月家の裏の世界との対応を担当させていただいております</p><p>今回の件は関西の暴力団組織が絡んでおりますから、わたくしの担当案件となりました</p><p>そんな話はどうでもいいあのみすず様に電話を代わってくれいや君から香月閣下へ繋いではもらえないか</p><p>水島父は、高飛車な態度でそう言った</p><p>名家の人間が、自分の使用人に話すように</p><p>あら、まだお判りでないのですわね</p><p>わたくしも祖父の代から、名家の方々を相手にビジネスをさせていただいておりますが</p><p>だったら、気を利かせてくれっ私は水島だぞっ水島家の嫡男だっ</p><p>おい、君は名家の人間というものが、どんなモノなのか判っているんだろうそういうビジネスをしてきたんだから</p><p>黒い森は政財界の重鎮、名家の人間を顧客とした高級娼館だ</p><p>はい、判っておりますわ名家と呼ばれるお家の中でもお家の格によって、違いがあるということを</p><p>香月家のご令嬢であるみすず様はもはや、あなた様のような方とはお話しなさりたくないそうですわもちろん閣下も、そうお考えです</p><p>ちょっと、待て私は、水島だぞ水島の家は名家中の名家だぞ</p><p>みすずたちの通う超・お嬢様校に警護役を連れて来られる家なのだから</p><p>他の家よりも格は高いのだろう</p><p>でも、香月様のお家よりは格下でいらっしゃいますわ</p><p>そ、それはそうだけれどでもああ、そんなこと、君に言われる筋合いのことではないっ</p><p>すっかり腹を立てる水島父</p><p>しかも今は敵でいらっしゃるわけですから</p><p>て、敵何で、私たちが</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、驚く</p><p>香月様のお家に対して、敵対的な行動を取られたのですから仕方ありませんわね</p><p>いや、敵対行為って</p><p>今回の不祥事はそう受け取られても仕方がないことだということですわ</p><p>だから私はこうやって、お詫びの電話をして敵意は無いことを、ご理解していただこうと</p><p>水島父は、必死にそう言うが</p><p>もう無理だと思いますわ大変失礼ですが水島様のご発言は、みすず様に対しての謝罪にはなっていらっしゃいませんでしたし</p><p>私はちゃんとお詫びすると申し上げたっ</p><p>ゴメンで済んだら、警察はいらないよ</p><p>そういう水島様のご様子を、みすず様は大変ご不快に感じていらっしゃるようですわ</p><p>この父親も自分の周りのことが、全然見えていない</p><p>ところでお嬢さんの可憐様ですが</p><p>ミナホ姉さんが、話を変える</p><p>ああ、そうだったその話もしないといけなかったんだな</p><p>その話も</p><p>可憐さんを香月家が引き取るという話もジッちゃんが、水島祖父に話していたことだ</p><p>当然、この水島父も知っている</p><p>あなたたちのやっていることは、誘拐ですだからすぐに可憐を家に帰して下さい</p><p>平然とそう言う</p><p>可憐さんが、今、無事なのかとか寂しがっているのではないかとかは、尋ねない</p><p>天童乙女に引き渡してみすずのパーティへ行かせちゃうぐらいだもんな</p><p>残念ですけれど閣下のご決定ですからお返しするわけにはいきませんわ</p><p>そ、それなら私にも考えがあるぞけ、警察に訴える弁護士にも相談するからなっ</p><p>水島父は、感情的になって喚く</p><p>そうなりましたら水島家にとっても、手痛いスキャンダルになると思いますが</p><p>ミナホ姉さんは、嘲る様にそう言った</p><p>か、構わないよっ香月家の方が大きいんだからダメージは、そっちの方が上のはずだっ</p><p>ちょっちょっと、待って今、私が話をえあご、ごめんなさいごめんなさいお父さん</p><p>電話の向こうで、水島父が謝っている</p><p>水島ですそちらは、どなたですかな</p><p>この声は可憐さんのお祖父さん</p><p>水島家の現当主か</p><p>黒森御名穂です香月セキュリティ・サービスの担当としてみすず様に代わって、お話しさせていただいておりました</p><p>黒森の家の人がみすず様の代わりに</p><p>はい、ご子息がみすず様に対して、大変失礼な言動を何度もなさいましたので申し訳ありませんが、途中からわたくしが受け答えさせていただくことになりました</p><p>そうですかそれは失礼を致しましたみすず様に、水島が申し訳なかったとお伝えしていただけませんか</p><p>とみすずは</p><p>代わって下さい</p><p>ミナホ姉さんに電話機を渡してくれるように求める</p><p>少々お待ち下さいみすず様がお話になられるそうです</p><p>おお、それはありがたい</p><p>みすずが電話に出る</p><p>香月みすずです</p><p>本日は、わたくしどものしでかしたことで大変、ご迷惑をお掛け致しました申し訳ありませんまた、息子が大変失礼をことを申し上げたようで重ね重ね、申し訳ございません</p><p>水島祖父は、みすずに謝る</p><p>閣下とお話させていただいてから頭を冷やしました閣下からのお申し付けは、全て受け入れます</p><p>よろしいのですね</p><p>はい水島の家が存続するのなら、それだけで結構です</p><p>老人はそう言う</p><p>正直に言えばあれから、様々な名家の当主たちから電話をいただきましたみな、私たちのしたことに大変、怒っていましたそうなんでしょうね、どの家でも年頃の娘は宝ですから</p><p>ああ、自分の家のお嬢様を危険な目に合わせたことで水島家に抗議の電話が殺到したのか</p><p>幾つかの家からは、絶交を宣告されましたその中には私たちの企業にとって、重要な取引先の家もありましたミズシマ・ホールディングスはもう無理です私が浅はかでしたまさか、こんなことになろうとは</p><p>水島祖父も天童乙女1人が潜入したぐらいのことでは、大した問題にはならないと高をくくっていたのか</p><p>今後は全ての事業を清算し引き受けて下さる企業は、他の名家に差し上げます私たちは名家の地位を放棄し、蟄居させていただきます</p><p>それは、お祖父様かお祖父様のご指定になった方とお話になって下さいわたくしには、判りませんから</p><p>みすずは、冷たくそう言う</p><p>ところで可憐さんのことですが</p><p>みすずの腕の中で、可憐さんがビクッと震える</p><p>可憐のこともこれは、縁戚関係にある他の名家の当主に相談致しました皆、香月様が可憐を引き取って教育して下さるということは水島家が、将来、名家に復帰するためには必要なことだと私に言ってくれました</p><p>ええ、今、お話ししましたけれどお父様も、相当、独創的なお方のようですし</p><p>やや秘肉っぽく、みすずは言う</p><p>あの父親の下で教育を受けたら可憐さんも、自分は名家の人間だから、特別扱いしてもらうのが当然という困った人間になってしまうかもしれない</p><p>むしろ可憐を通して、香月家との結び付きを作って下さるという、これは香月閣下のご好意なのだと皆から諭されました</p><p>色んな人から怒られたり、忠告されたりして客観的に、現状が見えるようになったんだな</p><p>では可憐さんは、わたくしが香月みすずが責任を持って、お預かり致しますわ</p><p>わたくしの大切な妹として、面倒を見ますその代わり</p><p>可憐の将来もわたくしがいえ、香月家が決めることになりますが、よろしいですわね</p><p>可憐さんの眼が、大きく見開かれる</p><p>つまり可憐さんが、将来、どなたの赤ちゃんを産むことになるのかは、わたくしが決めさせていただきます</p><p>水島祖父は少し、間を置いて</p><p>そ、それはやはり香月家の縁者ということになるんでしょうか</p><p>当然ですわ</p><p>みすずは、キッパリと答えた</p><p>そ、そうですかいやうむそうですよね香月家で育てられた娘なのですから</p><p>はい、色々と様々な名家から、お話があると思いますわ</p><p>そうだまだ、ジッちゃんの孫娘だと公表される前の美子さんだって</p><p>瑠璃子と親しい関係にあるというだけで、あちこちから縁談が来ていたんだっけ</p><p>可憐さんも、このまま香月家で暮らすということになれば</p><p>しかも、みすずの妹分として可愛がられることになるのなら</p><p>水島家の娘ということでなく、香月家に親しい娘として可憐さんを狙う人が増えることになる</p><p>水島様も色々なお家とのご縁がございますでしょうけれど、わたくしにお任せしていただきますわ</p><p>水島家も名家として可憐さんを他の名家に嫁がせたいだろうけれど</p><p>可憐さんの幸せは、わたくしが保証致します</p><p>判りましたこのまま零落していく水島の家の中に居ても、可憐に良い縁談は廻って来ないでしょうそれよりは香月様のお家に置かせていただく方が、きっとあの子のためになると思います</p><p>水島祖父はみすずの提案を受け入れる</p><p>今、ここに可憐さんがいます可憐さん</p><p>みすずは、可憐さんに受話器を渡す</p><p>おお、可憐元気にしているか</p><p>は、はいみ、みすず様たちには良くしていただいております</p><p>いや裸にして、一緒に風呂に入ったり</p><p>生のセックスを見せつけたり</p><p>かなり酷いことをしている気がするけれど</p><p>お前も大変だと思うが水島の家のためだ、頑張ってくれるかね</p><p>は、はいお祖父様</p><p>お、お母様は</p><p>ああ、お前の話を聞いて今、ちょっと寝込んでいる</p><p>お母様とは、後でまた電話でお話する機会を作ってあげるわ</p><p>可憐さんの髪を撫でながらそう言う</p><p>みすず様が、後でや母様とお話させて下さるそうですわ</p><p>そうかでは、伝えておくよ</p><p>お祖父様わたくし、頑張ります負けませんからですから、お祖父様も、お母様も、お父様もお気を落とさずに、堪えて下さい</p><p>うむ、うむ判った、可憐</p><p>余りにも落ち込んでいる様子の祖父に元気付けるようなことを言ってあげたんだな</p><p>自分も将来どうなるのかが、とっても怖いはずなのに</p><p>可憐さんは良い子だ</p><p>そろそろ代わって可憐</p><p>あ、はいお祖父様、みすず様に代わります</p><p>みすずが、可憐さんの身体を抱きしめたまま電話を受け取る</p><p>可憐さんを香月家で引き取ることについて一筆記していただきますわ</p><p>一筆</p><p>どなたから、無理矢理誘拐されたなどと世間に噂されると困りますから</p><p>ああ、息子がそんなことを申しましたか判りました私の署名と実印で、書類を作ります可憐は、香月様の家へ行儀見習いのために住み込むことになったと</p><p>お願い致しますそれと可憐さんの身の回りのモノと、学校に必要なものを香月の邸宅まで届けていただけますか</p><p>いっそのこと、一度、可憐を帰宅させて自分で準備させましょうか</p><p>それでは可憐さんがお辛いでしょうから永久にご自宅へ戻れなくなるわけではありませんから必要なものだけ、お持ち下さいその内に、可憐さんの心に余裕ができたらご自宅へ戻ることもあると思いますから</p><p>判りましたでは、そう致します</p><p>水島祖父は、そう言う</p><p>学校からの帰宅途中でしたら週に何度か、お母様と会うことは許可致しますもちろん、水島様もおいで下さいただし、香月セキュリティ・サービスの警護人を付けさせていただきます</p><p>それは、とても有り難いですがなぜ、香月セキュリティ・サービスの方を</p><p>水島様にはまだ関西の暴力団組織の方たちに監視されているはずですから</p><p>ああ、失念しておりました申し訳ない</p><p>でも、取りあえず可憐さんは、みすずと暮らすことになっても</p><p>母親やお祖父さんたちと会うことができる</p><p>多分、電話することも</p><p>可憐さん、お祖父様に何かお話することはあるかしら</p><p>みすずが、そう言うと可憐さんは</p><p>お祖父様お身体に気を付けてお休みなさい</p><p>ああ、可憐も辛い思いをさせて済まない</p><p>いいえ頑張りますわお母様には後ほど、お電話致しますから</p><p>みすずは、可憐さんから受話器を受け取り</p><p>では失礼致しますわ水島様</p><p>みすず様可憐を、よろしくお願い致します</p><p>ええ、わたくしの大切な妹ですから</p><p>頼みますでは</p><p>そして水島家との電話は切れた</p><p>アンタのしたことで、名家が1つ零落したネ女の子が1人、犠牲にナッタそのことは判っておくノネ</p><p>イーディが天童乙女に言う</p><p>なーに自分も悪い大人のせいで、巻き込まれただけだから罪は無いとか思っているのっ</p><p>天童乙女に、寧が言う</p><p>天童さんはそうでもこの子には関係のないことだよっこの子は天童さんが来たから、こんな運命になっちゃったんだしさっ</p><p>天童乙女は可憐さんを見る</p><p>自分だけが辛い運命の犠牲者ダトカ、思っちゃダメヨ</p><p>自分だって誰かの運命を変えているんダカラネ</p><p>何にしてもこれで、可憐がここに居ることに明確な裏付けができたわ</p><p>水島家の当主が行儀見習いとして香月家に住み込みに行かせたって認めてくれるんだから書類もあるのよ誰にも文句は言わせないわっ</p><p>みすずは嬉しそうに、可憐さんを抱き締める</p><p>そして、可憐聞いていたわねあなたに誰の赤ちゃんを産ませるのかも決めるのはあたしよ</p><p>可憐さんは、ブルルッと震えながら</p><p>小さく答えた</p><p>可憐が産むのは、あたしの旦那様の赤ちゃんよそうね可憐はまだ１２歳だから、最初の赤ちゃんは５年以内にね</p><p>赤ちゃんを作る練習は、今日から始めますからねっ</p><p>自分の腕の中で怯える可憐さんを見て、みすずは</p><p>ホント、可憐は可愛いわねでも、お願いするのは、あたしじゃなくって旦那様にでしょほら、旦那様に可憐に赤ちゃんの作り方を教えて下さいってお願いして</p><p>可憐さんが１２歳の可愛らしいお嬢様が、半泣きの眼でオレを見る</p><p>か、可憐にあ、赤ちゃんの作り方を教えて下さいっ</p><p>よくできましたよろしいですわね、旦那様</p><p>みすずは、とっても浮き浮きしているけれど</p><p>昨日の三国志の話は、toggeterで読みました</p><p>これはツイッターをどなたかがまとめてくれたものですが</p><p>普通の意見とか討論より歴史のジャンルがとても面白いです</p><p>最新の研究の学説なんかを話している場合もあるので</p><p>特に三国志関連は、眼からウロコでした</p><p>蒼天の曹操と袁紹が本当は逆なんですね</p><p>廻りの人の意見をよく聞いて、約束したことを守るのが曹操で</p><p>自分の言う通りでないと怒り出して、約束を反故にするのが袁紹</p><p>そのほか、蒼天や横山三国志では判らなかったことを色々と勉強させていただいています</p><p>http://togetter.com/t/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97?page=1</p><p>899．夜は楽し　／　ルイルイ</p><p>・徳大寺園子</p><p>アニエス、ルナ、コヨミちゃん、ちょっとこっちに来てくれ</p><p>オレは、部屋の奥の方で遊んでいた小さい子たちを呼ぶ</p><p>マナと真緒ちゃんもいるけれど今は、取りあえず１２歳トリオだけでいい</p><p>はいですのっ何ですの</p><p>アニエスが、子犬の様にオレの方へ走ってくる</p><p>他の子たちもすぐにやって来る</p><p>水島可憐さんが、正式にうちで暮らすことになったからみんな、仲良くしてあげてくれ可憐さんが、寂しくないようにな</p><p>この子もパパとセックスするですのよね</p><p>あくまでも、それがアニエスの基準らしい</p><p>改めて強く、オレに尋ねる</p><p>オレは肯定する</p><p>じゃあ、仲間ですのっ</p><p>ニカッと、微笑むアニエス</p><p>いいですのっうちの子は、みんなまだ身体が小ちゃい子以外は、パパとセックスしないといけませんのっ</p><p>アニエスにとっては、コヨミちゃんと真緒ちゃんはいずれ、オレとセックスする子ということで、納得しているらしい</p><p>それとパンが作れないといけませんのっ</p><p>アニエスの言葉に驚く、可憐さん</p><p>でも、大丈夫ですのっセックスもパンも、アニエスがしっかりと教えてあげますから心配はいりませんのっ難しいことはあれませんのっ</p><p>フフンと胸を張るアニエス</p><p>アニエスは、可憐さんに勉強を教われよ</p><p>オレの一言に、アニエスは</p><p>ギョギョギョッですのっ</p><p>多分、可憐さん勉強ができる子だと思うから</p><p>真緒ちゃんの真似をしてもダメだ教えてあげられることは、教えてあげて教えてもらえることは、教えてもらえそれで仲良くなれ</p><p>小さくなるアニエス</p><p>ルナたちも頼むな</p><p>はい寂しくないよ、これからはボクたちがずっと一緒だから</p><p>ルナが、可憐さんに言う</p><p>お母様と離れ離れになって、今は辛いでしょうけれどすぐに会えますわ</p><p>コヨミちゃんは、可憐さんの心を読んでそう言う</p><p>小さくうつむく、可憐さん</p><p>可憐は、それでも会うことのできるお母様がいらっしゃるからいいわこの子たちは</p><p>うんボクもコヨミちゃんもお母さんは、もう亡くなってしまっているんだよ</p><p>アニエスはホントのママに会ったことがないですのっ</p><p>困惑する可憐さん</p><p>でも、アニエスにはパパがいますのっ大好きなパパがっ</p><p>アニエスはオレを背中から、ギュッと抱き締める</p><p>アニエスは欲張りな子じゃないですからパパのことは独り占めしませんのっ</p><p>うん可憐さんも寂しくなったら、いつでも兄さんにセックスしてもらえばいいんだよ心がポカポカするからね</p><p>アニエスとルナが、そう言う</p><p>もおっ、まだぁ早くぅっ</p><p>遠くから、真緒ちゃんがアニエスたちを呼んでいる</p><p>もうちょっとだから、待っててね</p><p>コヨミちゃんが、明るい顔で真緒ちゃんに言う</p><p>家に来たばかりの頃は、こんな表情はしなかった</p><p>いつも沈んだ表情で</p><p>やっぱり、たくさんの家族に囲まれて暮らしていることで心が安定してきたんだと思う</p><p>可憐さんも、そうなればいい</p><p>今、真緒ちゃんたちと何して遊んでいるんだ</p><p>オレが尋ねると、アニエスは</p><p>しりとりですのっあっパパ</p><p>るの付く言葉ないですの</p><p>る</p><p>マナちゃんが酷いんですのアニエスに何度も何度もるなんですの</p><p>ルビー</p><p>それは、最初に使いましたのっ</p><p>ルイ１４世は</p><p>それも、もうとっくですのっ１世から１８世まで、全部使っちゃってますの</p><p>１８世</p><p>あのボクたちのルールでは、ルイは１８世までしか使っちゃいけないことになっているんです</p><p>あれ、フランス革命の時がルイ１６世じゃないっけ</p><p>その後、王政復古で１６世の弟が１８世としてフランス国王に即位しているノネ</p><p>１７世は一応、１６世の子供ということになっているノネ即位は確認されていないケレド</p><p>シャルル１０世の子、ルイ・アントワーヌをルイ１９世だと言う学者もいるネ後ルイス・アルフォンソ・ゴンサーロ・ビクトル・マヌエル・マルコ・デ・ボルボン・イ・マルティネス＝ボルディウがルイ２０世だと言っている人もいるネ</p><p>ルイス何だ</p><p>スペインの銀行員ネブルボン王家の血を引いているので、この人がフランスの王位継承者だと主張する一派がいるノネ１９７４年生まれだから、まだ生きているヨだから、この人を認めてもルイは２０世までしかいないノネ</p><p>でも、私たちは一応、歴史の本に出て来るルイ１８世までしかしりとりでは使わないルールにしたんです</p><p>ああ、そういうしりとりなんだへえ</p><p>オレきっと、付いていけないな</p><p>ねえ、アニエスちゃんの番のまんまだよっ早くぅ</p><p>真緒ちゃんが、部屋の奥からアニエスに言う</p><p>るだからねっるぐっしっし</p><p>ああ、真緒ちゃんはアニエスがマナにるばかりで攻められて困っているのを面白がっているんだ</p><p>はいですのルイス・アルフォンソ・ゴンサーロ・ビクトル・マヌエル・マルコ・デ・ボルボン・イ・マルティネス＝ボルディウ</p><p>な、何それ</p><p>驚く真緒ちゃん</p><p>スペインの銀行員ですのっ</p><p>アニエスは、堂々とそう言う</p><p>嘘、もう１回言ってみてっ</p><p>ルイス・アルフォンソ・ゴンサーロ・ビクトル・マヌエル・マルコ・デ・ボルボン・イ・マルティネス＝ボルディウ</p><p>ニカッと笑う、アニエス</p><p>アニエス一度で覚えたのか</p><p>す凄い</p><p>あと、ルイ・アントワーヌも使えますのっ</p><p>ああ、会話の途中にそんな人名も出ていたか</p><p>ルイ・フィリップは</p><p>それは、もう使っちゃってます歴史の本に出て来る人ですから</p><p>えっと歴史の本のどこに出て来るんだ</p><p>１８３０年の七月王政で即位ですわ</p><p>月子こういうことで、オレの心を読むのは止めてくれ</p><p>あら、失礼致しました</p><p>みんな凄いな</p><p>というか、オレが本当に馬鹿で物知らずなだけか</p><p>ねっね、アニエスっるの付く言葉、１つ教えてあげるねっ</p><p>はい、何ですのっ</p><p>ワクワク顔で寧を見るアニエス</p><p>ルームメイト井上涼子っ</p><p>それは何ですの</p><p>ラブプラスのご先祖様だよっ</p><p>寧は、ムフフンと笑う</p><p>もうっ、パパたちに教えてもらっているでしょっずるいー</p><p>真緒ちゃんが怒る</p><p>ごめんねっじゃあ、真緒ちゃんも何か教えて欲しいのある</p><p>寧が、真緒ちゃんに叫ぶ</p><p>うんとねずの付く言葉</p><p>ず</p><p>もう、逗子マリーナも逗子市役所も使っちゃったから</p><p>ずか頭にずの付く言葉はなかなか無いもんなあ</p><p>そんなのさズール皇帝とかズリル長官とか眠れる巨人ズシンとか円盤獣ズメズメとか幾らでもあるじゃんか</p><p>寧悪いんだけれど、うちの子たちにあんまり変な言葉は教えないで</p><p>えー、変じゃないって</p><p>変です寧お姉様っ</p><p>みすずが、寧を制する</p><p>ま、真緒ちゃんズッキーニとかあるでしょ</p><p>ミナホ姉さんが、無理に微笑んでそう言う</p><p>ずっきーに</p><p>お野菜よ見たことあるでしょ</p><p>ああ、ずっきーにありがとっ</p><p>真緒ちゃんが、ニコニコと笑う</p><p>さあ、また向こうでみんなで遊んでいろ可憐さんも連れてな</p><p>はーいじゃあ、行こう</p><p>アニエスが、ニコッと笑って可憐さんに言う</p><p>可憐さんは、みすずを見るが</p><p>行きなさい旦那様のご命令ですから</p><p>みすずが、可憐さんを放す</p><p>真緒ちゃーん、１人増えるよっ</p><p>えー、また始めからにする</p><p>そうだねえどうしようか</p><p>明るく話すアニエスと真緒ちゃんに今は、ルナたちがくっついているような状況か</p><p>でも、また変わっていくだろう</p><p>あんなに感情を露わにして明るく話しているアニエスだって最初は、オレたちに対して心を頑なに閉じていたんだから</p><p>はーい、真緒ちゃん可憐さんだよー</p><p>ルナが、真緒ちゃんに可憐さんを紹介する</p><p>あこんにちはよろしくお願い致します</p><p>礼儀正しく、可憐さんはみんなに頭を下げるが</p><p>あ、そういうのはいいから、いいから</p><p>真緒ちゃんの隣に居たマナが、可憐さんに言う</p><p>慣れるまでは、色々とドキドキすることも多いと思うけれどすぐに幸せにしてくれるから、安心してっ</p><p>うちのお兄ちゃんはそういう人だからっ</p><p>マナが、オレを見て微笑む</p><p>マナもすっかり出しゃばらなくなった</p><p>その時その時で、自分が何をしたらいいのか判って行動してくれる</p><p>あーっと可憐さんの飲み物、用意するね何がいい</p><p>あ、わたくしお手伝い致しますから</p><p>いいよ、いいよまだうちの子になったばかりなんだから、今日はゆっくりしてて</p><p>マナは立ち上がる</p><p>お兄ちゃんたちも飲み物のお代わりとかいる</p><p>そうだ、この部屋に来た時に冷たい飲み物を用意してくれていたのもマナだった</p><p>今はいいわすぐに移動するから</p><p>ああカラオケボックスに潜伏している、天童貞男たちを制圧しに行かないといけない</p><p>みすずお前が、可憐さんを可愛がるのはいいけれど</p><p>でも、何があっても幸せにしてあげようなオレたちで</p><p>親や家族と引き離されてみすずのペットになるとしても</p><p>オレのセックスの相手をさせることになろうとも</p><p>幸せにはしてあげないといけない</p><p>はい旦那様、あの</p><p>こういうことを言って下さる旦那様が大好きです</p><p>みすずは、オレの頬にチュッとキスをした</p><p>さて、可憐さんの方はとりあえず、あの子らに任せるとして</p><p>夕食までには片付けたいよね</p><p>ええ、ご飯を食べた後に、激しい運動をするのは嫌ねというか、元からあの人たちには時間を区切って伝えてあるし</p><p>あ、そうか天童貞男には、１時間後に行くって伝えたんだっけ</p><p>くふふっ、とっても面白そうですわねっ</p><p>鳥居さんが、ノリノリでそう言うが</p><p>いや、鳥居さんはここまでだよ</p><p>え、何でですのわたくし、今、とってもワクワクしていますのに</p><p>桃子姉ちゃんに命じられた見届け役っていうことだからここまでは見せたんだでも、ここから先は本当に非合法な事柄になるからさ</p><p>トリイ電子のお嬢様を共犯にするわけにはいかないわ</p><p>ミナホ姉さんもそう言う</p><p>不服そうな鳥居さんを無視して、オレは</p><p>みすずと瑠璃子もだここから先は、席を外してくれ２人はこの先のことを知らない方がいい</p><p>オレの言葉に、２人はうなずく</p><p>香月家の娘としてオレやミナホ姉さんの方針は、納得してくれるよな</p><p>ええお兄様</p><p>２人は、真顔でオレに言う</p><p>では、方針だけを了承してもらって具体的に何が起きるかは、知らないでいてくれ</p><p>もしも、オレたちが失敗した時に</p><p>警察沙汰になった時に共謀したと見なされないために</p><p>まあ、大人のジッちゃんや翔姉ちゃんは疑われても女学生の２人が捜査対象になることはないと思うけれど</p><p>それでも一応</p><p>あたしは元から黒い森のメンバーだからっ</p><p>寧は、実行部隊に加わる</p><p>アタシも、当然行くネ</p><p>イーディが、ニタッと笑う</p><p>ヨミ頼むぞ</p><p>ヨミは、取引の要になる子だから連れて行くしかない</p><p>というか、今日がヨミの裏仕事のデビューとなる</p><p>ルナはまだ小さいから、今回の仕事からは外した</p><p>わたくしも参りますわ</p><p>月子は鷹倉神社の巫女を継ぐ娘だ</p><p>だから危ない仕事はさせられないと思っていた</p><p>オトメは、もうアタシたちの側に付くしかなくなったんだからツキコがいなくても平気ヨ</p><p>はい、もしもの場合はわたくしがおりますし</p><p>巫女の力を持つヨミが姉に言う</p><p>いえわたくし行かなければいけませんわ</p><p>月子は、そう言って天童乙女の顔を見る</p><p>天童乙女の心の中に何か見つけたのか</p><p>詳細は、後ほどお話し致しますそれと</p><p>月子は、美智を見る</p><p>美智さんも来ていただけませんか</p><p>美智はみすずの正式な警護役だ</p><p>天童貞男たち関西ヤクザとの非合法な戦いに美智が参加していることがバレると</p><p>一気に、香月家やみすずにまで火の粉が飛ぶ</p><p>しかも、相手が狙っているのは香月家にターゲットを絞ったスキャンダルのネタだ</p><p>お嬢様の警護役ヤクザと大乱闘なんて記事にでもされたら</p><p>モシカして、ミチの心月を必要としているノカ</p><p>イーディが、月子に尋ねる</p><p>複数の敵を一気に行動不能にする気による制圧技、心月</p><p>デモ心月ならアタシも使えるネ</p><p>はい、それは判っておりますが</p><p>月子は、それでも美智が必要だと思っているのか</p><p>ワカッタミチマスクでも被るネ</p><p>美智は、ウンとうなずく</p><p>これで、実行部隊のメンバーは</p><p>オレ、ミナホ姉さん、寧、ヨミ、月子、イーディ、美智</p><p>もちろん天童さんにも来てもらうよ</p><p>天童乙女は戦力としては期待できないかもしれないけれど</p><p>敵は、天童乙女の父親たちなんだから</p><p>わたくしも、連れて行って下さい</p><p>そう言ったのはアーデルハイトさん</p><p>ああ、ハイジそれは良い考えねこの先のことはわたくしは見せていただけないんですからわたくしの代わりに、ハイジが見届けてくるというのは</p><p>いえ、まり子お嬢様わたくしは、お嬢様の警護役という立場でなく１人の戦闘要員として使っていただきたいのです</p><p>アーデルハイトさんの眼は真剣だった</p><p>どういうことハイジを解雇するとかしないとかの話は、もう終わったはずよ</p><p>わたくしこの作戦に参加することで、自分の新しい運命が切り開かれるような気がするのです</p><p>新しい運命</p><p>ですから、お願い致しますわたくしも、連れて行って下さいませ</p><p>深々と頭を下げる、アーデルハイトさん</p><p>マルゴお姉ちゃんが居ないからていうか、もう裏の仕事はしないって宣言しているから戦える子は多い方が良いと思うけれど</p><p>でも、今までの感じだとこの子は、現場で勝手な行動をすると思うんだそういうところは、ご主人に良く似ているから</p><p>まあ、何ですって</p><p>鳥居さんがむくれるが無視する</p><p>か、勝手な行動は致しません全て、指示に従います</p><p>アーデルハイトさんは、そう言うけれど</p><p>ハァアタシが面倒見るヨ</p><p>ソレナラいいネDarling</p><p>オレの問いに、イーディはアーデルハイトさんを見て</p><p>マア、何か色々と思うコトがアルんだと思うノネ連れてってあげるネ</p><p>アンタもマスク・ウーマンになるノネ</p><p>そうだなハーフのアーデルハイトさんは目立つから</p><p>マスクがいるな</p><p>こうなったらさ全員でマスクしようかっ</p><p>寧が、そう提案する</p><p>ああそうしようかマスクとかあるのかな</p><p>香月セキュリティ・サービスの方で何か持っていると思うよっ翔お姉ちゃんに聞いてみるっ</p><p>寧が内線電話を取る</p><p>それじゃあ、みすず、瑠璃子行って来るから</p><p>お気を付けて旦那様</p><p>ご無事でのお戻りをお祈りしておりますわ</p><p>あの子たちのこと頼むぞ</p><p>オレは部屋の奥で遊んでいる少女たちを見る</p><p>ぴえろ・でっら・ふらんちぇすか</p><p>かすぱーる・はうざっ</p><p>ざるつぶるくっ</p><p>くろうほうがんよしつねっ</p><p>ねずみこぞうじろきちっ</p><p>ちぇんばれんのゆうわせいさくっ</p><p>まだしりとりを楽しんでいるのか</p><p>しかし、どういうしりとりなんだ</p><p>まあ、アニエスや真緒ちゃんの語彙が増えるのは良いけれど</p><p>くろっかす</p><p>すず</p><p>あこの２つは判る</p><p>えー、またずなのぉ</p><p>真緒ちゃんがふくれる</p><p>あれ、パパどっか行くの</p><p>ああ、オレたちが部屋を出ようとしているのを気付いた</p><p>ああ、晩ご飯までには帰って来るから</p><p>はーい、みんなで仲良くしてまぁっす</p><p>真緒ちゃんは笑顔で、そう答えてくれた</p><p>アニエスも笑っている</p><p>マナのは、小さい子が怖がらないための作り笑顔だな</p><p>ルナとコヨミちゃんは、オレたちが戦いに行くことが判っているから少し暗い顔をしている</p><p>大丈夫でわたくしみなさまに仲良くしていただいていますから</p><p>とオレに言った</p><p>出撃メンバーだけで部屋を移動する</p><p>６畳ぐらいの会議室みたいな部屋に</p><p>とにかく行動を起こす前の作戦会議をしないと</p><p>翔姉ちゃんこの部屋の会話は、みすずたちには聞こえないようにして</p><p>オレは部屋に入るなり、天井に向かって話す</p><p>どうせ翔姉ちゃんは、盗聴しているはずだ</p><p>映像はいいから話は聞こえないように</p><p>ここは、香月家の邸宅の中だ</p><p>ああは言ったけれどみすずの性格なら、オレたちの作戦会議を盗み聞きしようとすると思う</p><p>はい回戦をカットしたわわたくしは聞いていていいの</p><p>翔姉ちゃんの声がスピーカーから聞こえた</p><p>うん翔姉ちゃんは聞いていてオレたちがどういう行動をするのか、翔姉ちゃんは知ってて欲しいから</p><p>もし、オレたちが失敗した場合は</p><p>香月セキュリティ・サービスに救援してもらうしかない</p><p>判ったわそれとこちらから、応援メンバーを送るわ</p><p>応援メンバー</p><p>とコンコンッ</p><p>部屋をノックする音がする</p><p>ミナホ姉さんが返事をすると</p><p>失礼しまーすっ</p><p>入って来たのは私服の木下さん</p><p>元バンバルビー３で、今は香月セキュリティ・サービスの</p><p>何か、非合法な裏仕事なんでお前が応援に行けと言われてきましたーっ</p><p>さっきのでのメイド姿でもなく、香月セキュリティ・サービスの警護員らしいスーツ姿でもない木下さんは</p><p>うーん、私服だとホント、高校３年生ぐらいにしか見えないなあ</p><p>さすがダダドムゥおじ様に、合法ロリと呼ばれただけのことはある</p><p>ただし例の粉砕フレイルを担いだまんまだけれど</p><p>致しますです</p><p>入って来たのは安城姉妹</p><p>鞍馬さんの姉妹の警護役だった</p><p>その子たちも使ってあげてとにかく、どんな仕事でも一生懸命するって言っているから</p><p>何でもやります</p><p>主の借金を少しでも返済するためにはわたくしたちが</p><p>身を粉にして働かなくてはならなーいのでありますっ</p><p>マルゴさんがいなくて、戦力不足かと思ったけれど</p><p>美智とイーディにアーデルハイトさん、木下さん、安城姉妹</p><p>戦闘要員が増えるのは助かるけれど</p><p>大丈夫かこのメンバー</p><p>この期に及んで、まだ天童乙女の愛する少女園子さんの設定を考えていないという</p><p>年齢がもう大体、色んなパターンの子を出し尽くした気がするし</p><p>明日までに考えます</p><p>900．夜は楽し　／　ラインを引く</p><p>・木下涼子／香月セキュリティ・サービスの警護人元、バンバルビー３いつもニコニコしているが、粉砕フレイルで誰でもブッ倒す怖い人</p><p>座って作戦について話したいから</p><p>ミナホ姉さんが、全員に言って会議室の議長席に座る</p><p>四角くテーブルと椅子が並べられたホワイトボードのある方の席へ</p><p>木下さんが、粉砕フレイルをガチャガチャ鳴らしながら一番ドアに近い椅子に着く</p><p>何かあった時に、誰もこの部屋の外へ逃亡させないためにだろう</p><p>木下さんも香月セキュリティ・サービスの一員だ</p><p>ここでこれから話されることが、香月家に関わるトップシークレットだということは理解している</p><p>そして寄せ集められた子たちが、飛びきりの問題児だということを</p><p>しからば</p><p>らばっ</p><p>安城ミタマ＆キヌカ姉妹も、どっしりと腰を下ろす</p><p>位置は木下さんの隣</p><p>これはまあ翔姉ちゃんの指示で、木下さんに連れて来られたのだから</p><p>つまり、この姉妹にとっての仮の上司は、木下さんということなんだな</p><p>もしかしたら、一々、木下さんを通さないとミナホ姉さんの指示に従ってくれないかもしれないちょっと、面倒だ</p><p>いっそのこと、ずっと木下さんと同じチームということにした方がいいんだろうか</p><p>木下さん自身ちょっと理解不能なところがある人だもんな</p><p>アーデルハイトさんは、キヌカさんの反対側の席に無言で座った</p><p>昼間に泥仕合をやった仲だから近くは嫌なんだな</p><p>オレは部屋の状況が見やすいように、議長席のミナホ姉さんの向かいに座った</p><p>そのオレの隣には、寧が座る</p><p>月子が天童乙女をドアから遠い方の列に座らせた</p><p>イーディと美智が、さらに天童乙女を監視できる位置に座る</p><p>ヨミは姉の向かいの席に座った</p><p>巫女の力を持つ娘が、それぞれ会議室のテーブルに並んで座っている全員をチェックすることができる位置に付いたんだな</p><p>もし、誰かが突発的に暴れ出しても、制圧できるように</p><p>天童乙女が完全に信用できないように安城姉妹やアーデルハイトさんも、突然、勝手な行動に出る可能性があるから</p><p>悪い子たちじゃないんだけれどとにかく、人の言うことを聞かないタイプの子たちだから</p><p>オレは、小さく溜息を吐いてもう一度、出撃メンバーの顔を見る</p><p>このメンバーで、どうにかやるしかないんだな</p><p>最初に月子さんに確認しておきたいんだけれど</p><p>ミナホ姉さんが、月子を見る</p><p>あなたが自分も作戦に参加しなくてはいけないと思った根拠は何</p><p>そうだオレも、それが知りたい</p><p>巫女の力の持ち主なら、ヨミがいる</p><p>オレたちは、まだ幼すぎるルナを実戦メンバーから外したように鷹倉神社の巫女を継ぐ予定の月子も今夜の作戦には連れて行かないつもりだった</p><p>それはみすずさんたちには知らせない方がいいことなのよね</p><p>しかも、月子はその理由をみすずたちの前では言わなかった</p><p>何か理由があるんだと思った</p><p>だから、この会議室の会話はみすずたちには聞こえないようにしてもらっている</p><p>黒森様がご想像になられている通りですわ</p><p>月子は、静かにそう言った</p><p>月子には、ミナホ姉さんの心が読める</p><p>それでは、みんなに判らないわちゃんと判るように言葉で説明して</p><p>ここにいらっしゃる他の方々には話してよろしいことなのでしょうか</p><p>月子は、会議室の中の少女たちを見る</p><p>ここに居る子たちは、みんな裏の世界のことも知らないといけない立場よ話してしまってもいいと思うわ</p><p>ミナホ姉さんは、そう判断する</p><p>判りましたわたくしが参らねばならない理由は、こちらにいらっしゃる天童乙女さんのお心を拝見させていただきました結果</p><p>ちょっと待てっあんた、何を話すつもりなのさっ</p><p>天童乙女が、慌てて叫ぶ</p><p>そんなにワメかなくてもいいのネアタシも判っているカラ</p><p>アタシには、人の心を読み取る力なんて無いケレド</p><p>ミナホ姉さんとイーディは判っている</p><p>あたしも見当が付いているよっ</p><p>わたくしは判らないです</p><p>申し訳なさそうに、美智が言った</p><p>オレもよく判らないけれど</p><p>ミナホ姉さん、イーディ、寧は何に気付いたんだ</p><p>あら、あなただって判るはずよ公</p><p>ミナホ姉さんが、オレにニヤッと微笑む</p><p>あなたさっきの部屋での天童乙女さんの言動で変だなって思ったことはなかった</p><p>オレは、天童乙女の顔を見る</p><p>な、何さ</p><p>天童乙女も、オレを見た</p><p>天童さんは、自分と仲間の女の子たちを救出してもらえるのなら黒い森の娼婦になってもいいって自分から言っていた</p><p>そうさ、あたしは覚悟はできているよっ</p><p>強気に喚く、天童乙女</p><p>だけどミナホ姉さんからあなたが一番、娼婦の素質があるって言われたら、物凄く驚いていたギョッとしていた</p><p>あれは、娼婦になることを覚悟している人の反応じゃないと思う</p><p>そっそれは</p><p>ていうか処女だってことがはっきりしている天童乙女さんが、あんなにあっさりと娼婦になってもいいとか言い出すこと自体が変だ</p><p>では、公そこから導き出される推論は何</p><p>す、推論</p><p>推測して論じる</p><p>天童乙女さんにとって娼婦とか、娼婦に堕とされるということが割と身近な話だっていうこと</p><p>身近に娼婦に堕とされた人を知っているからこういう話に抵抗が無い</p><p>あなたが一番素質があると言われて、あんなに驚いたということは</p><p>天童さんは自分よりも、もっと娼婦の素質がある人を身近に知っている</p><p>だから、あなたが一番に抵抗を感じる</p><p>だって、天童乙女は処女なんだから</p><p>処女の天童乙女が娼婦の才能が有ると感じる様な人は処女のはずがない</p><p>今現在の彼女にとって身近な人とは誰のことだと思う</p><p>ミナホ姉さんが、さらに言う</p><p>今、天童さんのお父さんたちに捕らえられている８人の女の子たち</p><p>関西から無理矢理連れて来られたヤクザの娘たち</p><p>その中に全員てことはないと思うけれど、そういう子がいるってことよね</p><p>ミナホ姉さんは、天童乙女に言う</p><p>そしてここから先が重要なんだけけれどその子は、自分の意志で売春しているのそれとも誰かに無理矢理、身体を売らせられているの</p><p>８人の仲間の中に、すでに売春経験のある子がいるから</p><p>だから、天童乙女は口では、娼婦にでも何でもなるとか言えたんだ</p><p>自分の親しい友人が、すでにそういう経験をしていることを知っているから</p><p>言いたくなければいいわ月子さんに聞くから</p><p>ミナホ姉さんは、月子を見る</p><p>無理矢理の方ですわ</p><p>売春という以前に父親によって性的な虐待を受けている子が、２人ほどいるそうです</p><p>月子は、天童乙女の意識に浮かんだイメージを読み取る</p><p>父親に性的な虐待って</p><p>はい日常的に被害を受けているということです</p><p>天童乙女さんが好意を持っていらっしゃる徳大寺園子さんも、その１人ですわ</p><p>おいっ、テメェェっっ</p><p>天童乙女が激高して、月子に殴り掛かろうとするが</p><p>イーディが、その腕を押さえつける</p><p>月子自身も、肉体制圧の力を強化したから彼女は、動けない</p><p>悪いけれどこれから、あなたの仲間を助けに行くためには、必要な情報なのよあたしたちだって、野次馬根性で知りたがっているわけではないわ</p><p>ミナホ姉さんが、そう言って月子に振り向き</p><p>ヨミさんだけに任せられないというのはあたしたちが突入した時に、女の子たちがヤクザたちに犯されている可能性があるからなの</p><p>ヨミ１人では、乱暴されている少女の心を読み取ってしまった瞬間に、パニックを起こしてしまうと思ったのです</p><p>妹の顔を見て言う</p><p>ヨミたちの力は、最近、急激に伸びましたから絶望しきっていたり、恐怖に打ち震えているような心は、まだ見ていないはずですから</p><p>ああヨミは読む力よりも、従わせる力の方が強かったんだよな</p><p>わたくしは、そういう人間のマイナスの心を読むことにも慣れていますから</p><p>月子は、３人姉妹の中で一番、精神が安定している</p><p>子供の頃から、自分の母親がヤクザに犯されているところを見せられたりもしてきたから</p><p>醜い心を読んでも自分の心が折らないように鍛えられている</p><p>ヨミにはまだそういう経験が不足している</p><p>こういう場合は従わせる力だけに集中し、心を読む力をカットしてしまえばいいのですが今のヨミは、どうしても心を読む力を頼ってしまうと思うのです</p><p>ああ相手が今、何を考えているのか判る力があれば</p><p>ついつい、使っちゃうよな</p><p>判ったわ女の子たちの救出にはヨミさんは出せないということね</p><p>ヤクザたちに襲われている女の子たちの苦しみの心や</p><p>犯されていないとしても、絶望のどん底にいたりしたら</p><p>ヨミに、その苦しみが伝わってしまい中毒を起こす</p><p>動けなくなるだろうし、悪くすればヨミの精神にも大きな傷を残すことになる</p><p>作戦を変更するしかないわね</p><p>それと天童乙女さんは、虐待を受けているのは、８人のうちの２人だけって思っているの</p><p>はい、この方の記憶では</p><p>でも天童乙女さんが、水島さんの家に潜入して１週間近く経っているでしょその間に、他の子たちもレイプされちゃっている可能性は</p><p>それは、無いいや、無いと思う</p><p>月子に答えられる前に天童乙女が言う</p><p>その根拠は</p><p>だってみんな、親と一緒に来ているわけだから</p><p>自分の娘を他のヤクザにも抱かせる親は、そうはいないよヤられちゃっている２人は親が弱いから</p><p>ヤクザの中でもいや、ヤクザだからこそ厳しい順列がある</p><p>特に園子は美人だから</p><p>悔しそうに、天童乙女は言う</p><p>美人だから兄貴分たちに犯される前にって、父親に犯されてその話を聞いて、兄貴分たちも</p><p>唇を噛みしめて</p><p>あたしは守れなかったんだ園子と繁世は</p><p>本気で悔しがっている</p><p>残りの６人のうち３人は、両親と一緒に来ているしね</p><p>両親</p><p>だから、あたしのオヤジと一緒に関西から夫婦で来ているんだよ両親と娘２人の家族が１組と両親と娘１人が１組</p><p>そうか天童貞男の仲間は、男ばかりじゃないんだ</p><p>メンバーに女もいる</p><p>それが母親なのか</p><p>ヨシミさかとマリさんは、自分の娘をオヤジたちに犯させたりはしないよ</p><p>３人の少女は、母親がいるから他のヤクザは手が出せない</p><p>その２人の母親は、自分の娘は守って人の家の娘が犯されるのは、黙って見ているノカ</p><p>イーディが、不機嫌そうに言う</p><p>それはしょうがないだろオヤジたちは切れると怖いんだからあたしたちは、ずっと園子たちに申し訳って思っているんだよ</p><p>悲しそうに、そう言う</p><p>犯されているノガ２人母親が見ているのが３人残り、３人は</p><p>２人は、まだ中学１年生だからロリコン動画でデビューさせられているんだよ本番はしないでエロい水着を着せられてるだけの映像だけれど、結構、全国規模でファンが付いているらしいんだよだから、無茶なことをして商品価値を下げられないだろもう少しロリコン動画で稼いだ後でないと処女じゃなくなったってバレたら、一気に売れなくなるから</p><p>徹底的に自分たちの娘を食い物にしているんだな</p><p>最後の１人はあたしが言うのも何だけれど、可愛くないんだよ性格は良い子なんだけれどオヤジたちにブス好みはいないから大丈夫だと思う</p><p>つまり天童乙女や乙女の武術の師匠が、ヤクザの娘たちを守ったというのは嘘だったのか</p><p>嘘ではないですわこういうことになったのは、ほんの半年以内のようですわ</p><p>そうさ師匠が亡くなって、全てが変わっちまったのさ</p><p>結局あたしがあたしの武術で守れたのは、あたしだけさいや、あたしだってオヤジの侠客・天童貞男の娘だってことで、みんな手を出さなかっただけで</p><p>それだけじゃないでしょ</p><p>あなたのお父さんの仲間の中に同性愛者の女性がいるわよねそして、多分その人は、かなりの力を持っていて、男たちからも一目置かれているあなたは、その人のペットになっただから、他の男たちには犯されずに済んだそうよね</p><p>ギロッと、天童乙女はミナホ姉さんを見る</p><p>そうでないとあなたの高浜物産のお嬢様を尾としたレズ・テクニックをどうやって身に付けたかが説明付かないわ</p><p>ああ、やっと見えましたあなたが心の奥底に、ずっと隠していらっしゃった女性のイメージが</p><p>わたくしもこの黒い影が何なのか、ずっと引っ掛かっていたんですわ</p><p>天童乙女には同性愛の師匠がいる</p><p>あたしは元々、男よりも女の方が好きだったのさ男はみんなオヤジみたいなロクデナシばかりだから</p><p>ヒロミさんはあの人だってマトモじゃないけれどそれでも、あの人の下に付いていれば、あたしも園子も他の連中だって最悪なことには巻き込まれずに済むと思っていたから</p><p>そして天井を見上げる</p><p>チクショウ最悪だよ東京まで連れて来られてこんな目に合うなんてさ</p><p>この方はそのヒロミさんという方に対しては、恐怖しか感じていませんわ</p><p>天童乙女の心を探って言う</p><p>怖い人だから今の今まで、心の奥底に押し込んでいたのか</p><p>そうだと思いますわ公様</p><p>月子は、さらに</p><p>お仲間たちのこと徳大寺園子さんや他の娘さんたちのことについては、本当に心から心配なさっています８人の女の子たちを助けたいという思いは、真実ですわ</p><p>天童貞男よりも、そのヒロミという女の方を天童乙女は怖がっている</p><p>そんなにヤバイ人間なんだろうか</p><p>どうして話さなかったのそのヒロミさんという人のことを</p><p>わたくしたちが、そのヒロミさんという方と戦っている間に徳大寺園子さんと２人だけで逃げ出すおつもりだったみたいですわ</p><p>月子が天童乙女の心を読む</p><p>他の女の子たちは、香月セキュリティ・サービスに任せれば大丈夫だろうとそう思っていらっしゃるのね</p><p>あたしは園子を自由にしてやりたいんだよっ</p><p>天童乙女は、そう言った</p><p>やっと、あのクソオヤジどもから逃れられたとしても今度は、娼婦にさせられるんじゃあ園子が可哀相だろ</p><p>そういうことは自分の手で自由を勝ち取ってから、考えなさい</p><p>ミナホ姉さんは冷たくそう言った</p><p>自由でない人間が、そういうことを主張するのは滑稽でしかないわ</p><p>あんたに何が判るってんだよ</p><p>喚く天童乙女に、ミナホ姉さんは</p><p>あたしも、親による性的虐待の経験者よ</p><p>あたしは１２歳だったわ何度も犯されもしたし売春もさせられたわヘンタイ相手にね、ありとあらゆる行為をさせられたわ子供の産めない身体なのよ、あたしその頃に色々とヤられた結果</p><p>驚く天童乙女に、ミナホ姉さんは</p><p>あなたが今、見ている世界なんてまだ、地獄の入り口にも到達していないわよ実の親がロクデナシだったなんて、あなたたちだけじゃないんだから</p><p>穏やかに告げる</p><p>自分たちだけが恐ろしい思いをしてきたと思ったら大間違いよ</p><p>ミナホ姉さんは絶望のどん底から１６年掛けて、自分を陥れた男に復讐したんだ自分の力で一歩一歩、のし上がってやり遂げたんだよ復讐を</p><p>うんミナホお姉ちゃんの辛かった年月を馬鹿にする人がいたら、あたしが許さないよっ</p><p>寧もそう言ってくれた</p><p>天童さんは、まだ何もやっていない確かにあなたの、いや、あなたたちは酷い運命の中で必死で生きてきたんだろうけれどまだ全然途中じゃないか</p><p>ふ、ふざけんなっあ、あたしは</p><p>天童乙女は、感情を爆発させようとするが</p><p>父親のヤクザと縁を切るにしても、仲間たちを助けるにしても今のアンタは、アタシたちの力が必要なんじゃナイノカ</p><p>そ、そうだよっちくしょう</p><p>ダッタラ、堪えるネ</p><p>でも、あんたたちだってあたしの協力がなければ</p><p>天童乙女が、そう言った瞬間</p><p>いえ、その必要はございませーんっ</p><p>木下さんが、ニコッと微笑む</p><p>今のお話で、充分、必要な情報は取れました後は別にあなた無しでも、任務は遂行できますから</p><p>木下さんは持って来ている資料を取り出す</p><p>敵が潜伏しているビルは、出口は２箇所しかないんでそれで、こちら側を封鎖してしまったら、ほら１箇所のみそれで、この部屋とこの部屋にいることはもう判っていますから、この窓とこの窓に催涙弾をですねぇ</p><p>ちょっと待って中の女の子たちは</p><p>慌てて、オレが尋ねると</p><p>あ、大丈夫ですそんなに強力なのは使いませんから２～３日、涙が止まらないだけで済みますそれで、同時にこの辺から発煙筒を焚いて火事だぁって叫びますからそしたら、悪い人たちはみんなビルから飛び出して来ますよね</p><p>ニコニコしながら、木下さんは言う</p><p>でも、いっぺんに１０人以上の人が飛び出して来るわけですよね</p><p>でも皆さん、当然、逃げ出してくるスピードに個人差がありますから１人ずつバラバラになったところで幕末オープンゲットです</p><p>何だそれは</p><p>それで１人１人、力尽くで幕末ゲッターチェンジで退治します若い血潮が真っ赤に燃えますよっ</p><p>木下さんは、粉砕フレイルをガチャガチャと鳴らす</p><p>良く判らないけれど技の名前か何かなんだろう</p><p>ということですんであなたはもういいです</p><p>ビシッと、天童乙女を指差す木下さん</p><p>ちょっ、ちょっと待ちなさいよあ、あたしも、行くわよ園子たちを助けたいもの</p><p>いえ、結構です足手まといになります</p><p>ニコニコ笑顔で、木下さんは言う</p><p>木下さんあなたのプランは、却下よ</p><p>スピーカーから、翔姉ちゃんの声がする</p><p>えー、何でですかぁ</p><p>あのねぇ敵が潜伏しているカラオケボックスは、大通りにあるのよ催涙弾とか、発煙筒とか使えないわよっ通行人がいっぱいいるんだからっ</p><p>ああ確かにオオゴトになる</p><p>幕末ゲッターチェンジもですかぁ</p><p>それが一番ダメっ却下</p><p>うううー、残念ですぅ</p><p>オレたちは、そんなに残念では無い</p><p>御名穂さん、月子さんご配慮ありがとうございます</p><p>みすず様や瑠璃子様にはあまりお聞かせしたくないお話でしたから</p><p>ああ親が娘たちを食い物にしているって話だもんな</p><p>特に、瑠璃子様はセックスというモノの、暗い側面については全くご存じありませんから</p><p>こういうゲンジツがあることを瑠璃子には知って欲しくない</p><p>それからアニエスにも</p><p>あいつらには、永遠にセックスが幸せいっぱいなものだと信じていて欲しい</p><p>ありがとう、月子ミナホ姉さんも</p><p>オレは２人に礼を言った</p><p>確かにこういうことはオレたちだけで処理するしかないもんな</p><p>それだけじゃないわよ公</p><p>もし、無事に助けられたとしても徳大寺園子さんと７人のヤクザの娘さんたちは、あたしたちの家族とは接触させませんからね</p><p>年が近い子が居たりしたらアニエスは友達になりたがると思うから</p><p>そして、ヤクザの娘さんたちと交流した結果</p><p>アニエスが、恐ろしい親による性的虐待について見聞きしてしまったら</p><p>アニエスから真緒ちゃんや、他の子たちに伝わってしまうわそれは、よくないことだと思うのあの子たちの成長にとって</p><p>何だよ、あたしたちは毒かバイキンだって言うのかいっ</p><p>天童乙女が、また喚く</p><p>違うよっアニエスは</p><p>アニエス自身が父親の性的虐待のために生まれて来た子なんだよっ</p><p>あたしたちは、絶対にアニエスにそのことを気付かせちゃいけないんだよっ</p><p>自分が父親にセックスのオモチャされるために産み出されたと知ったら</p><p>そんなの辛すぎるし、悲しすぎる</p><p>そうよだから公天童乙女さんとそのお仲間とは、仲良くなれないことを覚悟しておいてちょうだいね</p><p>あなたは、これからもたくさんの人たちに出会うわでも、今いる子たちのことを考えたらどんなに可哀相でも、それだけでは家族にしてはいけない子のよいいわね</p><p>うん、ヨッちゃん助けてあげることと、家族にすることは別だからね</p><p>そうだこれからは、ちゃんと考えて行動していかないといけないんだ</p><p>とにかく、天童乙女の仲間たちはアニエスや瑠璃子たちには会わせてはいけないんだ</p><p>だからあたしは、話をする場所を移動したのよ</p><p>そうだったのか</p><p>900話っていや、1000話までは続けることにしました</p><p>やっぱり、毎日更新で1000話とならないと、へえとはならないと思うので</p><p>別の作品も書きたいんですけどねえ企画はあるのに</p><p>今のエピソードは、そろそろ家族は増やさないよーということをテーマなしています</p><p>今までの子は共存できましたけれど天童乙女の仲間たちは、無理だということです</p><p>良信くんは誰でも受け入れられても、家族たちは違うということです</p><p>ここで８人増えるのもちょっとね</p><p>901．夜は楽し　／　わたしの知らない世界</p><p>あんたのことをよく知らないのにグダグダ文句を言ったのは、悪かったよ</p><p>天童乙女は、ミナホ姉さんに謝る</p><p>でもやっぱり違うのさあんたたちと、あたしたちはさ</p><p>ミナホ姉さんは、ニコッと微笑み</p><p>だってさ確かに、園子たちがオヤジたちにヤられまくっていてサポもヤらされてたのは本当だよあたしがヒロミさんにレズられてたのもさでも、あたしがあたしだって、売春宿のオンナぐらい勤まるはずだって思ったのはね</p><p>少しずつ、言葉を紡いでいく</p><p>あたしはいや、あたしたちは、親がヤクザだそれも頭が廻るインテリ・ヤクザじゃなくって頭が悪いだけのつーか、頭が悪いだけの馬鹿ヤクザの娘さ</p><p>ミナホ姉さんは、彼女に好きに喋らせることにしたらしい</p><p>みんな、マトモに高校だって通っていないんだよサボりまくってても、何とか卒業証書を貰ったなんていうんなら良い方さほとんどの親は、高校中退で男はヤクザ、オンナはお水の世界に進んでいるんだよ</p><p>あなたたちのご両親はそうなのね</p><p>あたしたちだって、そうだよ馬鹿の子は馬鹿なんだよあたしは、まだ学校に籍は残っているけれど今回、一緒に東京へ来た子の半分は、もう中退しているつーか、中学すらまとも通っていないし入学試験の答案用紙に名前を書いただけで合格できるはずのサイテイの馬鹿高校にも落ちた子もいる自分の名前を書けなかったんだよ漢字を間違えたんじゃないよ、ひらがなが書けなかったんだあだかおだか判んないんだよあの子の字は</p><p>園子と一緒にヤられてる子だけどさおがわ・しげよっていう名前なのにあかゆ・つけ♪って書くんだよ濁点を忘れるんだよわがゆにしか読めないんだよよの代わりに♪を書いちゃうんだよもちろん数字もいい加減に書くから、受験番号も読めないんだよそんなの落ちるに決まっているだろ</p><p>そりゃ誰の答案用紙か、全く判別できないんなら</p><p>だからさシゲヨなんて、どうせ水商売へ行くんだよオトコに騙されて、ソープに沈められるんだよいや、その前にシゲヨのオヤジが売っちまうかもしんないけれどとにかく行き着く先は、判っているんだよ</p><p>あたしだってさ武術を習ったから、無茶されないだけのことでさいずれは、ヤクザのオンナになるしかないのさあるいはレズっ子の姐さんに飼われるかだって、しょうがないだろホンモノの筋モノの娘なんてさどうやって、世の中を生きていけるってのさあたしらのオヤジたちは、ただのチンピラ・ヤクザじゃないからねもっともっとタチの悪い、クソ野郎たちさみんな、前科何犯て感じなんだからさ</p><p>そうね法に触れるようなことをして稼いでいて一々、警察に捕まるなんていうのはどうしようもないわね</p><p>ミナホ姉さんは、微笑みを崩さない</p><p>そうさあんたたちとは違うのさだって、あんたたちはあたしたちよりも何だ全然、上っていうか思いっきり、レベルが上じゃないか</p><p>オレたちを睨み付ける、</p><p>何だよあんたたちのとこの小さな子たちはしりとりで、ルイ何世とかさっアッタマ良さそうにしやがって普通、ルイならルイ・ヴィトンだろうそれかお笑い芸人のルネッサーンスとかつーか、るの言葉だったらルーラとかルシファーとか思い付かないのかいっ</p><p>ルーラって何ネ</p><p>イーディが、寧に尋ねる</p><p>ゲームに出て来る呪文だよどこにでも行ける</p><p>Thank YouネLUCIFERは知っているネキリスト教の悪魔ネ</p><p>バカなこと言うんじゃ無いよ携帯ゲームのキャラだろっ</p><p>天童乙女が、イーディを睨む</p><p>キリスト教の悪魔の名前を携帯ゲームが使っているだけなんじゃナイノカ</p><p>あんじゃ、何だよルシファーって、マジでいんのかよっ</p><p>携帯ゲームじゃないんなら、ホントにいるってことだろああーっ</p><p>アタシは自分の眼で見たモノしか信じないネだから、イルかイナイかは判らないのネ</p><p>イーディは、穏やかにそう言う</p><p>あっそとにかくさあんたたちは、みんな頭が良くて、お高く止まっていてあたしたちみたいな、ヤクザの子供のバカ娘たちとは違うんだよっだから、あんたたちにはあたしたちの気持ちなんて絶対に判らないのさ判られてたまるかっての</p><p>今まで抑え込まれていた分キレまくる天童乙女</p><p>ところで、あなたのお父さんは何で４２歳の天童貞男って呼ばれているの</p><p>ミナホ姉さんが、にこやかに尋ねる</p><p>ああ、それはさあたしのオヤジは４２歳まで、バカでダメで最下層のチンピラをやってただけだったんだよ年下のチンピラにまで小馬鹿にされて使イッパとかまでやらされてさ</p><p>それがさ４２歳の時に、組同士の抗争事件があってさオヤジのとこの組長さんが、全員に集合を掛けてさ誰か、鉄砲玉で敵の親玉をブッ刺してこいって言い出してさみんな、そんな仕事やりたくないからオヤジに押し付けてこれを持っていけとか言われて、兄貴分の人からドスとか手渡されてさそしたら、オヤジはさ頭の中のブッ太い血管がブチブチ切れちゃったみたいでさそれまでは気弱なだけのクズだったんだけどさ行ってきまーすって、そのまま出掛けてホントに相手のヤクザをブッ刺してきちゃったんだよ</p><p>４２歳にして大役を果たしたわけね</p><p>ミナホ姉さんが、相の手を入れる</p><p>大役っつーかさ破れかぶれだったんだろうけどさ詳しくは良く知らないよ</p><p>どうしてネ</p><p>だって、オヤジそのまま３年くらい帰って来なかったから</p><p>帰って来ない</p><p>いや、目撃者だらけのところで人を刺したわけだからさ、すぐ捕まって裁判で、懲役だから</p><p>そんで帰ってきたらさオヤジがブッ刺した人が、そこそこ名のある人だったらしくてさ＊＊さんを刺したあいつは凄いとか言われて、変なハクが付いちゃってさそんで、オヤジもその気になってさ親分さんや兄貴分の人たちにどんな命令でも、自分は必ず成し遂げますなんて言っちゃってさそんで、ホントにやるんだよ後先、考えないからホントに、指示されるままどんな相手だろうと、殴ったり、蹴ったり、刺したりするんだよオレはアニキたちのスーパー・イエスマンですからとか本人は言っちゃってさまあ、その度に警察へ行ってささらに２年懲役も食らってたんだけどさ</p><p>ああヤクザの鉄砲玉専門になっちゃったのねリスクが多い代わりに上の人に褒めてもらえたり、下の人にチヤホヤされるのが嬉しくて</p><p>そうなんだよっだから、この６年あたしは、あのオヤジとロクに生活はしていないんだよっ捕まっていた方の時間が長いからさ</p><p>何という親娘関係だ</p><p>とにかくさ、４２歳で突然、人が変わったみたいになっちゃったからさ４２歳の天童貞男って呼ばれているんだよオヤジ自身はさオレは、若い頃に報われなかったチンピラでも、４０過ぎで花開くこともあるっていう実例でみんなの希望だとか言っているけれど周りの連中は、バカで使えないクズ野郎だと思っていても、長年頭を踏みつけていたら、天童みたいにイカレた野郎にクラス・アップしちまうこともあるから気を付けろって言ってるらしいけどね</p><p>であなたのお父さんは、今回のこの仕事を請けた</p><p>ミナホ姉さんを見て、天童乙女は</p><p>だってオヤジはスーパー・イエスマンだから組の命令なら何でもやるよ娘を利用しろっていうのも、組からの命令だからさ</p><p>ヤクザの娘たちを使ってみすずの学校のお嬢様たちに工作しようというのは、組からの指示なのか</p><p>オヤジ以外の連中もみんなそうさただのチンピラじゃなくってあいつは、ちょっとヤバイっていう評判を立てたことで何とかギリギリ組の中に居場所を作っている連中上の人間に命令されたらどんなことだってやるイエスマンたちだよ園子のオヤジなんて園子の身体を兄貴分の人に献上してたしさそれを見て、あたしのオヤジはお前も、もう少し色っぽかったらオヤジやアニキに抱いてもらえたりになぁとか言ったんだよあたしたちのことなんて、自分たちの地位を守るための道具だとしか思っていないのさ</p><p>憎々しげに、天童乙女は言う</p><p>あなたの気持ちは判ったわだから、とにかくお父さんたちとの関係を断ち切りたいのねあなた自身と８人のヤクザの娘たちと一緒に</p><p>ミナホ姉さんが、天童乙女の眼を見る</p><p>当たり前だろうこのまんま組のスーパー・イエスマンにとっ捕まっていたらさ命が幾つあっても足りないよ同じ身体を売るにしたってさオヤジたちから離れられれば、カネは自分のものにできるんだろ</p><p>そうね仲介のマージンは引くけれど</p><p>それでもゼロじゃないよねあのオヤジたちの下なら全部、巻き上げられるからね</p><p>天童乙女はそう言う</p><p>判ったよ園子とドサクサに紛れて逃げ出すとかは諦めるからあたしも腹を括るよオヤジたちとの縁切りさえできれば何でも良いその後売春でも何でもするからだから、あたしと園子とあそこに囚われている女の子たちを助けてくれよ</p><p>天童乙女の言葉は、真剣だが</p><p>オレは、天童乙女の隣に座っている月子の顔を見る</p><p>月子はオレに向かって、小さく首を横に振る</p><p>つまり嘘だ</p><p>天童乙女は、オレたちを利用したいだけで隙を見付けて、逃げ出したいと思っている</p><p>天童乙女が、月子のその動きに気付かないのは</p><p>巫女の力で制しているんだな</p><p>今の天童乙女は月子のことを忘れてしまっているし、存在も見えなくなっている</p><p>まあいいわあなたのお父さんの仲間のことを教えてちょうだい</p><p>女の子たちの方はいいわどうせ、逃げないように１箇所にまとめられているでしょうし８人なのよね</p><p>そうさ、８人だよ</p><p>月子が小さくうなずく</p><p>園子とシゲヨとヤチヨと</p><p>だから、女の子の方はいいからお父さんたちの方を教えて</p><p>本当の名前はよく知らないけれどそれでもいいかい</p><p>何ていうかさヤクザ業界の中で使っているヤクザ・ネームの人が多いんだよね</p><p>ヤクザ・ネームとかあるんだ</p><p>まずねうちのオヤジの参謀格がねナカヤマ・ミホ太郎</p><p>それともう１人、スガイ・金ゾウさんね</p><p>ヤクザなのかお笑いなのか</p><p>夫婦で来ているのが２組いるって言ったろ一組目がカドカワ・ハルキゲニアって人とガンギ・マリさんこっちの娘は例のブサイクな子</p><p>もう一組が、ヤクシマル・ヒロシとイワサキ・ヨシミって人この夫婦は娘を２人連れて来ていて例のロリコン動画に出演させている</p><p>それも聞いた</p><p>何で、夫婦のファミリーネームが違うノネヤクザ・ネームだからナノカ</p><p>それもあるけれどちゃんと結婚していない場合も多いから</p><p>天童乙女はさらっと答える</p><p>ああ内縁状態ってやつだね</p><p>寧が、大きくうなずいた</p><p>オレは、月子の様子を見ている</p><p>月子は嘘のサインを出していない</p><p>ここまでの話は、信用できる</p><p>で今、話したイワサキ・ヨシミさんにはお姉さんがいて、この人も来ているそれがイワサキ・ヒロミさんだよ</p><p>天童乙女をレズ支配していた</p><p>その人も娘を連れて来ているのか</p><p>いや、ヒロミさんはあたしたちの監視だけだよ結婚していないし、娘もいないし</p><p>月子が、小さく首を振る</p><p>そのヒロミという人は格闘技を何かやっているノカ</p><p>イーデイが、それとなく尋ねる</p><p>あまあね結構強いよ</p><p>オトメよりモカ</p><p>んそ、そうだね</p><p>月子は、反応しない</p><p>これは本当なんだ</p><p>残り３人よね</p><p>何気なく、ミナホ姉さんが尋ねる</p><p>娘は８人</p><p>ナカヤマ、スガイ、カドカワ✕ガンギ夫妻が１人ずつ</p><p>ヤクシマル✕イワサキは娘２人</p><p>ヒロミという女には娘がいないと天童乙女は主張しているから</p><p>ああ、そうだねそれからキクチ・ドラザエモンて人とこの人は完全に偽名だねそれからシゲヨのお父さんのオガワ・ノリオとそんで、園子のお父さんのトクダイジ・エンリケ</p><p>これで８人</p><p>娘の数は合っているけれど</p><p>となると、天童乙女の嘘は何なんだ</p><p>月子が天童乙女の心の奥をほじくり返せばすぐに答えは判るだろうけれど</p><p>無理にそんなことをすれば、天童乙女の心が再起不能になる畏れがある</p><p>自然に、ふわっと月子が問題無く読み取れる心の表層部に、天童乙女がイメージすれば問題ないのだけれど</p><p>月子は厳しい顔をしている</p><p>何か、心の奥深くに隠しておきたいようなことなんだ</p><p>木下さんどう</p><p>ミナホ姉さんが、木下さんを見る</p><p>香月セキュリティ・サービスの調査報告では、潜伏先のカラオケボックスには、大人１３人と娘８人がいるということになっていますけれど</p><p>嘘じゃないってばあたしだって、腹を括っているって言ったろ</p><p>こいつは、まだ何か大きなことを隠している</p><p>その２人は多分天童さんが、水島家に潜入してから加わった人たちよ</p><p>きっと、ジャーナリストだと思うわお金で何でも書いちゃう種類の</p><p>ああ天童貞男たちは、香月家をスキャンダルに陥れるために来たわけだから</p><p>それで、ジャーナリストの方は何かが起きたら、いつでもネットに書き込み、情報拡散ができるように準備していると思うわ</p><p>オレたちが下手に天童貞男たちのいる部屋に攻め込んだら</p><p>香月家の関係者に、突然、暴力を振るわれたとかあちこちに書き込みまくるつもりなんだな</p><p>あるいはすでに、デッチアゲの文章だけ作ってあって</p><p>オレたちのアクションに合わせて、発信するとか</p><p>とにかく全部で２０人の人間を、運ばないといけないのね</p><p>カラオケボックスの前は、人通りの多い通りかまいったね</p><p>オレも困惑する</p><p>そんな場所から、一般の人たちに知られないようにして天童貞男たち困ったヤクザたちと８人の娘を連れ出さないといけない</p><p>さらに天童貞男さんたちを見張っている、もう一組のヤクザグループがいるもんねっ</p><p>そうだ猪鹿蝶一郎の一派もいる</p><p>ミナホ姉さんが、ヨミを天童貞男に引き渡そうとしたら</p><p>横から奪い取ろうと狙っている</p><p>いずれにしても街中での騒ぎとなったら、香月家の負けです</p><p>マスコミ沙汰や、警察沙汰になったら</p><p>敵は、一斉に香月家にやられたと言い張るはずだ</p><p>スキャンダルの導火線に点火されてしまう</p><p>あたしたちも前にやったけれどさニュースを１つ作っちゃえば、後はどこからでも煽ることができるからさ</p><p>寧の言うとおりオレたちは、以前、白坂創介のスキャンダルを拡散しまくったことがある</p><p>１つ眼を惹くスキャンダルのネタがあればどうにでもできる</p><p>ヤクザたちだって、ネット上なら関西の本部からだって、情報操作ができる</p><p>何とか世間には知られないように、処理しないといけないわ</p><p>ミナホ姉さんがそう言うとイーディは</p><p>アンタたちは何か変装とかできのノカネ</p><p>ずっと黙って話を聞いていた安城ミタマ＆キヌカ姉妹に尋ねる</p><p>よくぞ、聞いて下さいましたっ</p><p>ましたっ</p><p>我らが安城流拳法は主、鞍馬の家を守るために、いついかなる場所、どんな状況でも力を発揮できるように作られております</p><p>おりますっ</p><p>わたくしと妹のキヌカも、幼い頃より世間を欺くための変装を数種類マスターしておりますっ</p><p>おりますですっ</p><p>相変わらず、ハイテンションで話す姉妹だ</p><p>それでドンナ変装ネ</p><p>イーディが尋ねると</p><p>わたくしたち姉妹が一番得意なのは虚無僧でございますっ</p><p>はぃぃぃぃッッ</p><p>こ、こむそう</p><p>こむそうって何だ</p><p>ああ、虚無僧ネ</p><p>驚いて、つい聞いてしまった</p><p>アレDarling、虚無僧知らないノカ</p><p>すまん知らん</p><p>ホラ黒い和服に、頭がスッポリ隠れる編み笠を被って胸のトコロに明暗と書いた箱を付けていルネそれで尺八とかいう竹の笛をプオーっと吹いて</p><p>はい、わたくし尺八もできますっ</p><p>ミタマお姉様は上手ですわたくしも大好きです</p><p>もしかして時代劇とかで出て来るやつか</p><p>ソウネよく子連れ狼や座頭市に斬られているヨ</p><p>はい、わたくし中身が刀になっている隠し尺八も持っております</p><p>キヌカさんが、満足そうに微笑む</p><p>いやいやダメだ、虚無僧はダメだ</p><p>え、何故でございます目立たぬ変装と言えば虚無僧こそが最適かと</p><p>ミタマさんが、真顔でそう言うが</p><p>それは江戸時代だろう</p><p>何をおっしゃいます現代にも虚無僧はおりますっ</p><p>いや、居るかもしんないけれど目立つだろう</p><p>目立たぬための虚無僧でございますっ</p><p>キヌカさん</p><p>女子高生と女子中学生の２人連れの虚無僧とか目立たないはずがないってば</p><p>だから、虚無僧ですからわたくしたちが學生であるとは誰にも気付かれませぬっ</p><p>強硬にミタマさんは、そう言うが</p><p>そうかあなたたち安城流は</p><p>そうだこの２人の警護役の家系は</p><p>ずっと昔から鞍馬家を守ってきていてしかも、他の流派とは全然交流していなくてつまり、江戸時代のまんまなんだな</p><p>技自体はスカイラブ・ハリケーン・ミキサーだから、この子ら自身で色々と改良を施しているんだろうけれど</p><p>その他の警護にまつわることは昔ながらの伝統に従っているんだ</p><p>虚無僧がたくさん居て、道を歩いていても目立たなかった時代のまま</p><p>ていうか虚無僧の変装って、ホントは大人の男がするんだろもしかして、安城流には女の子用の変装術は無いのか</p><p>警護役は本来は男の仕事だ</p><p>名家のお嬢様のための専属の少女警護役なんて明治以降に、お嬢様学校ができてからのものだろうし</p><p>それ以前は、お嬢様だって、大人の男に警護されていたはずだから</p><p>あ、ありますあることは</p><p>ありますっ</p><p>安城姉妹は、暗い顔でそう言う</p><p>ただ、それはあの</p><p>越後獅子でございますので</p><p>エチゴジシ</p><p>あるいは角兵衛獅子とも言います</p><p>言いまする</p><p>カクベェジシ</p><p>何なの、ソレ</p><p>し、知らないのかっイーディ</p><p>ついにイーディにも知らないものが現れたぞ</p><p>まって、今検索しているから</p><p>寧がスマートフォンで検索する</p><p>あ、あった江戸時代からの子供がやっていた大道芸だって笛と太鼓に合わせて、跳んだり跳ねたり逆立ちする</p><p>はい映画の鞍馬天狗でミソラヒバリ様がなさっておりました</p><p>テレビではイトウ・ツカサ様がっ</p><p>安城姉妹は、元気よくそう叫ぶ</p><p>わたくしが笛を吹きキヌカが芸をするという形でしたら、何とか角兵衛獅子の変装をすることは可能だと思いますが</p><p>いや、それって</p><p>虚無僧と、そんなに違いがないような</p><p>いいわねそれでいきましょう</p><p>ええっミナホ姉さん</p><p>どなたかがブログで書いていましたが</p><p>現代においては、地方と都会、頭の良い高校と偏差値の低い高校では</p><p>過ごしてきた高校生活が全く異なるらしいです</p><p>今の大手出版社の編集者たちは、みんな頭の良い高校を出ているので</p><p>不良校の話なんかは、全てファンタジーになってしまっていると</p><p>うん、まりみてもお嬢様女子校のリアリティは、さすがに卒業生で無いと判らない世界があってとても面白かったですが</p><p>釈迦みての男子校は信じられないくらいファンタジーでした</p><p>運動部と文化部の勢力が拮抗している男子校とか無いですから</p><p>文化部とかぜんぜ部費とかもらえないですし</p><p>というか、高校の部費のほとんどは硬式野球部に持ってかれることになっていますから</p><p>902．夜は楽し　／　ニンゲン、シンボウだ</p><p>とりあえず、この子たちの路上パフォーマンスで周りを歩いている一般の人たちの注意を惹き付けてもらうわ</p><p>その隙に天童貞男たちと女の子たちをカラオケ・ボックスから回収するってことか</p><p>そうよ公</p><p>ミナホ姉さんは、スピーカーに向かって</p><p>翔さん車の手配はできていて</p><p>２トントラックを２台用意してあります引っ越し業者か、運送業者の偽装ができるように準備させてあります</p><p>ああ、トラックをカラオケ・ボックスに横付けしてこっそり連れて出ればいいのか</p><p>それとさっきお話しした、香月セキュリティ・サービスの旧研修館がすぐ近所ですのでそちらを使って下さい</p><p>この邸宅のすぐ近くにある今は使っていない施設か</p><p>ありがとう、翔さん</p><p>下さいませ</p><p>え安城姉妹</p><p>ということはわたくしたちは、ただ見せ物になっていろということでございますか</p><p>肝心なワルモノの成敗には立ち会えないと</p><p>なんなんだ成敗って</p><p>あのさっあなたたちの言うワルモノっていうのは２グループ居るんだよっ</p><p>寧が、苦笑して説明する</p><p>ソレデカラオケ・ボックスの中に潜伏している連中は、人質も居るからこれはじっくり丁寧に処理しないといけないだから、アタシたちがヤるのネ</p><p>イーディが続ける</p><p>その人たちとは別にもう一派の敵が、外から襲いかかって来るはずですからあなたたちはそちらを</p><p>美智が、クールにそう言った</p><p>なるほど、我ら姉妹はそちらを撃滅させればよろしいのですねっ</p><p>このまんまではミナホ姉さんが連れて来た鷹倉神社の巫女(ヨミ)を横から掻っ攫おうとしてやって来るであろう猪鹿蝶一郎のグループは</p><p>天下の往来で、この姉妹と大立ち回りをさせられることになる</p><p>それはそれでヤバくないか</p><p>目撃者がいっぱいいたら、大きなニュースになるだろうし</p><p>あなたたち姉妹だけではないわよ木下さん、この子たちの面倒見ていただけかしら</p><p>ミナホ姉さんは、安城姉妹を木下さんに託す</p><p>はーい、いいですよー</p><p>相変わらずのニコニコ顔で、木下さんは了承する</p><p>チームリーダーは木下さんよこの人は、香月セキュリティ・サービスの人ですからあなたたち、ちゃんと指示に従うわよね</p><p>ミナホ姉さんは、姉妹に言う</p><p>そう言えば、安城姉妹をこの部屋に連れて来たのは木下さんだ</p><p>わたくしの言うことを聞かないと関さんに報告しちゃいますからねっ</p><p>勝手な判断で作戦全体に支障をきたすようなことになったらあなたたち、お払い箱よ香月セキュリティ・サービスが、あなたたちは使えない子だって他の警護会社や名家の皆様にお話することになるわ</p><p>ミナホ姉さんが、しっかりと釘を刺す</p><p>安城ミタマ＆キヌカ姉妹の目的は、自分たちが働いて主家である鞍馬さんの家の借金を少しでも減らしたいということだから</p><p>香月セキュリティ・サービスに逆らうようなことはしないか</p><p>仕方ありません木下さんのご指示に従います</p><p>従いまする</p><p>逆を言えば安城姉妹はおそらく、同年代の美智やイーディの指示には従わないだろう</p><p>現場では、自分たちの判断でハチャメチャナことをする可能性がとても高い</p><p>もちろん、警護役でないオレや寧の言うことも聞く耳を持たないと思う</p><p>ていうか、正直ミナホ姉さんの指示だって、平気で無視しそうだし</p><p>そういう意味ではこの姉妹を抑えられるのは、ここには香月セキュリティ・サービスの看板を背負っている木下さんしかいない</p><p>木下さんも、安城姉妹以上にハチャメチャな性格の人なんだよなあ</p><p>この組み合わせは正解なんだろうか</p><p>木下さんたちのグループが路上パフォーマンスをしている間にミナホお姉ちゃんがヨミちゃんを連れて、カラオケボックスの前に現れる</p><p>そうよあたしたちは車で行きますからいいわね</p><p>ヨミが緊張気味に返事をした</p><p>翔さんが用意してくれた２トントラックで行くわ天童さんたちにはヨミさんを連れて、東京から脱出するための足として持って来たつて伝えるから</p><p>関西へ戻るための移動手段として用意して来たと</p><p>それで、あたしとヨミさんが姿を現したら、すぐに猪鹿蝶一郎さんたちも行動を起こすでしょうから</p><p>はい、そちらはわたくしたちが全力で阻止致しまーすっ</p><p>木下さんが、明るくそう言う</p><p>外の騒ぎにカラオケ・ボックスの中のニンゲンの意識が集中している隙にアタシが内部に侵入して、女のコたちの安全を確保するネ</p><p>ではわたくしは正面から突入致します</p><p>美智が、いつもの無表情でそう言った</p><p>アンタは、アタシでもミチでもどっちに付いてもイイヨ</p><p>イーディは、アーデルハイトさんに言う</p><p>表と裏どっちが得意ネ</p><p>アーデルハイトさんは、イーディと美智を見比べる</p><p>表だと思います</p><p>まあ、正統派護衛役のアーデルハイトさんからしたら美智の方がイーディよりも、一緒に仕事しやすいと思ったんだろう</p><p>では、わたくしに従いなさい命令違反は許しませんいいですね</p><p>早速、美智がアーデルハイトさんにプレッシャーを掛ける</p><p>よーし、裏からアタシ、表からミチそして敵を全員行動不能にシテ、それをDarlingがダンボール箱に詰めて外に搬出するネ</p><p>うん、どうせオレはそんな仕事しかできない</p><p>寧は、女の子たちの誘導を頼むネ</p><p>あたしはあたしは何をしたらいいんだいっ</p><p>天童乙女が、ギロッと睨む</p><p>こいつはオレたちと一緒に行くつもりなんだな</p><p>やっぱり自分の仲間の女の子、特に、徳大寺園子さんという子のことが心配なんだな</p><p>そうねあなたは</p><p>ちょっとポーズってできる</p><p>何だいポーズって</p><p>今の天童乙女は、月子に支配されていることを忘れてしまっている</p><p>月子の力が、そうさせている</p><p>あのオーディオ機器なんかにあるでしょPAUSEよ</p><p>だから、何のことはうっ</p><p>天童乙女の思考がPAUSEする</p><p>はい、一旦停止致しました</p><p>月子が、穏やかに言った</p><p>天童乙女は大きく口を開けたまま、ポカーンと何も無い空中を見上げている</p><p>ここまでのところ、どう思う</p><p>ミナホ姉さんが、イーディに尋ねる</p><p>このコ自身はキホン的に嘘は吐いていないと思うネただ</p><p>そうよね敵にとっては天童乙女さんが、あたしたちに捕まるっていうのは最初から想定内なのよね</p><p>巫女の力でアタシたちから知っていることを全て話させられるというノモネ</p><p>そうかだから、天童乙女の情報はアテにしてはいけないのか</p><p>敵の大人の人数がこのコの証言と香月セキュリティ・サービスの調査で違っていたのが証拠ネ</p><p>天童貞男たちのメンバーにもう１人、天童乙女の知らない人間が加わっていた</p><p>その人が増えることを、天童乙女は父親から知らされていなかった</p><p>デモ、この子は変に誤魔化したりはしなかったネ悪意は感じられなかったヨ</p><p>ああ自分の知っている情報とゲンジツが食い違っていても</p><p>その場で作り話をしたりして、オレたちを攪乱しようとはしなかった</p><p>お父さんたちのことが嫌いで仲間を助けたいという気持ちだけは、本当なんだと思うわ</p><p>でもだからといって、信用していい子じゃないわいつでも、あたしたちのことを平気で裏切るわよ</p><p>天童乙女にとっても仲間は関西から一緒に連れて来られた８人の女の子だけなんだ</p><p>オレたちが彼女を完全に信用できないように天童乙女だって、オレたちが信用できるはずがない</p><p>確か一個だけ、確実に嘘を吐いていたよね天童貞男のメンバーのイワサキ・ヒロミさんだっけ</p><p>天童乙女は関西から来たヤクザたちの中で、イワサキ・ヒロミという人だけは自分の娘を連れて来ていないと言った</p><p>はい、嘘だということは判りましたわでもこの方は、そのイワサキ・ヒロミという人のことについては、心の奥の方へ沈めてしまっていますから</p><p>もちろん力を使えば、心の奥底の深いところにある記憶も強引に読み取ることはできますが</p><p>あんまり、人の心を無理矢理、底から掻き混ぜるようなことをすると心の中がグチャグチャになって再起不能になる</p><p>確かイワサキ・ヒロミという人の姉妹も一緒に来ているのよねイワサキ・ヨシミさんだったわよねヤクザの内縁の夫婦で来ていて娘さんのロリコン動画を売っているという</p><p>ミナホ姉さんが、月子に言う</p><p>はい、そういう方もいらしていると言っていましたわ</p><p>では、彼女の心の中のイワサキ・ヨシミさんの位置はどの辺にあるか判るイワサキ・ヒロミさんみたいに奥底に沈ませたりしている</p><p>月子は天童乙女の後頭部に手を置いて</p><p>いいえ他の関西から一緒にいらしたヤクザの方たちと同じ位置ですこの方にとってイワサキ・ヒロミという女性だけが、心の底に押し込まないといけない重いモノになっていますわ</p><p>お父さんの天童貞男さんと同じくらい</p><p>あ、そうですねでも、お父様のことは基本的には、心の底に落とし込んでいますがこの方は、頻繁に心の表層部に浮かび上がらせていますから</p><p>よくその人のことを思い出し考えている</p><p>だから、その記憶や思いを巫女の力で盗み見ることができる</p><p>そんなに、そのヒロミさんて人に同性愛の相手をさせられたことが嫌だったのかな</p><p>他の大人のヤクザと比べて１人だけ、記憶の底に埋めてしまいたいような相手なんだから</p><p>何とも言えないわねただそんなに心配するようなことではないと思うわ</p><p>ヤクザみたいな相手と闘う時はね考えすぎたらダメなのよ向こうは、あんまりよく考えないで突発的に行動していることの方が多いんだからこういう可能性も考えられる、もしかしたら、こういう罠を張っているかもしれない色んなことを考えすぎてしまうと自由に動けなくなるわよ</p><p>アイテは自分よりも、頭が良いかもしれナイあるいは自分よりも頭が悪いかもしれナイ</p><p>Darlingはイツデモ敵は自分より頭が良くて、能力もアルと想定して行動するのが良いところダケレドたまには逆の想像もしてみないとイケナイノネ</p><p>天童貞男たちは娘の天童乙女の話を聞く限りは、底抜けのクズでバカだ</p><p>親分や兄貴分の命令に従って暴力を振るうことに躊躇がない</p><p>警察に捕まったり、刑務所に行くこともヤクザ世界の中では、ハクの付くことだとしか思っていない</p><p>仲間の娘を犯したり、売春させることも平然とできる</p><p>自分の娘を敵の屋敷に潜入させて</p><p>そうだ、天童貞男は</p><p>天童乙女に、香月家の邸宅内で服毒自殺させようとしていた</p><p>ヤクザ組織からの命令を遂行するためには、自分の娘の命すら捧げる</p><p>そういうことをカッコ良いと勘違いしている、クズ人間だ</p><p>そうだなこっちの裏をかくような、複雑な作戦を思い付いたり実行できる人じゃないよな</p><p>感情のままに、いきなり刃物で斬り付けるだけの短絡的な人間だ</p><p>多分、イワサキ・ヒロミという人は猪鹿蝶一郎さんと繋がっているんじゃないかなっ</p><p>寧が推理する</p><p>１人はいるはずなのよ天童貞男さんたちの様子を、定期的に猪鹿蝶一郎さんに報告する監視役が</p><p>天童乙女は、それを知っているからイワサキ・ヒロミさんのことだけ、心の中で別の場所に置いているってこと</p><p>うん違うかな</p><p>寧の推理は、多分、当たっていると思うわでもそれだけではないわよ、多分ね</p><p>いいわ天童乙女さんの意識が一時停止している間に、作戦に手を加えるわみんな、聞いてちょうだい</p><p>ミナホ姉さんは話し出す</p><p>天童乙女の一時停止が解除される</p><p>ああ、天童さんはイーディと一緒に裏から潜入してそれで女の子たちを確保いいわね</p><p>ミナホ姉さんは、何も無かったかのようにそう言う</p><p>判ったよオヤジたちとは顔を合わせたくないからね</p><p>天童乙女は自分が停止していた間に流れてしまった時間に気付いていない</p><p>それと正面からの入り込み方なんだけれど美智さんが突入する前に、公と寧とアーデルハイトさんは、カラオケボックスに来たお客のフリをして先に入り込んでおきなさい</p><p>カラオケボックスなんだからそれが一番自然でしょ</p><p>それで中で合流するのか</p><p>できれば天童貞男さんたちが何号室にいるのかとか、女の子たちの状態とか偵察して、携帯電話で教えて欲しいのよ</p><p>なるほどいきなり飛び込むより、詳細な情報を知りたいもんな</p><p>でも今はホンモノの店員さんたちは全員逃げ出してて閉店状態になっているんだろ</p><p>この邸宅の周囲の商店はだいたい香月グループの傘下だから</p><p>天童貞男たちが入店した段階で、他の客を帰し店員たちも脱出したと聞いた</p><p>その辺は機転を利かせなさい</p><p>大丈夫だよヨッちゃんあたしに任せてっ</p><p>でも、戦闘メンバーが全員出払っちゃったらミナホ姉さんとヨミの警護をする人がいないよ</p><p>大丈夫よ現地に着いてしばらくは、美智さんにガードしてもらうし美智さんが、建物の中へ突入したら、あたしたちは木下さんたちの大道芸の方へ行くから</p><p>ミナホ姉さんは、木下さんを見る</p><p>ということですからあなたたちは、猪鹿蝶一郎さんの一派の襲撃を抑えるのと同時に、あたしたちのガードも頼むわ</p><p>了解でーすあなたたちもいいわねっ</p><p>木下さんが、笑顔で安城姉妹に言う</p><p>合点承知の助左右衞門でございます</p><p>木下さんの粉砕フレイルの威力はよく知っているから大丈夫だろうけれど</p><p>安城姉妹の方はどうにも心配だ</p><p>園子たちの居場所が判ったら絶対にあたしにも連絡するんだよっ</p><p>天童乙女は、強くオレに言う</p><p>ああ、彼女はまだ月子が認識できていない</p><p>さっきから現地で月子がどういう行動を取るのかも話していないし</p><p>月子は、どこまでこの状態を続けるつもりだろう</p><p>幾ら月子でも、イーディや天童乙女と一緒に建物の裏から内部に侵入するのは無理だ</p><p>彼女はそういう能力は持っていないのだから</p><p>じゃあ、それぞれ準備に入りましょう</p><p>変装道具とか、色々と用意してありますからこちらへどうぞ</p><p>オレたちは、木下さんに誘導されて別室へ向かう</p><p>天童乙女も付いてくる</p><p>その背後に、ぴったりと月子が張り付いている</p><p>よいしょっとこんな感じかな</p><p>オレは、このまま学生服姿で行くから変装の必要は無い</p><p>女の子たちは、みんな動きやすいカジュアルな服に着替えた</p><p>美智は雰囲気を変えるため、髪もツインテールにした</p><p>ピンクのTシャツの上にGジャンスニーカーにホットパンツの美智</p><p>うん、たまにはこういう格好もいいな美智は美少女だから、何でも似合う</p><p>美智は顔を赤らめて、失神しそうなぐらい恥ずかしがる</p><p>アタシは、これネ</p><p>イーディは、ダークブラウンの長袖Tシャツと茶色のホットパンツ</p><p>暗がりを行く時は真っ黒より、濃い茶色や紺色の方が目立たないノネ</p><p>ああ、潜入を意識してこういう色にしたのか</p><p>お待たせ－っ</p><p>寧もGパンに着替えていたでも、足とお尻のラインがクッキリと判ってセクシーだ大人っぽい大学生ぐらいに見える</p><p>わ、わたくしこれなんですか</p><p>アーデルハイトさんは白いレースのワンピース姿だった</p><p>こんなあの、スカートとか</p><p>一番可愛らしい格好をしている可愛い女の子が、まさか戦闘要員だなんて思わないでしょっはい、これもっ</p><p>寧がアーデルハイトさんの頭に、白いカチューシャをハメる</p><p>何ですかこれは</p><p>可愛いでしょ日本では、カチューシャって言うんだけれどヨーロッパでき何て言うんだっけ</p><p>ただのhead　BandかAlice　Bandネ</p><p>何でアリスなんだ</p><p>ルイス・キャロルの鏡の国のアリスの挿絵でアリスがしているからネ</p><p>日本のカチューシャだって昔、有名な女優さんがカチューシャって役をやったのが由来でそういう名前になったんでしょ</p><p>そう言われてはいますが実際には、大正時代の舞台劇復活で女優・松井須磨子が演じたカチューシャがヘアバンドをしている絵や写真などは発見されていないのです</p><p>いや、もちろん松井須磨子演じるカチューシャが、カチューシャという名前の語源となったことは確かなのですが当時は、芝居とは関係無いものでも勝手に人気にあやかって名前を付けることは多かったですし松井須磨子はサロメも演じましたがスカーフのサロメ巻きとか薬のサロメチールとか芝居とは全然関係無いモノにまで名前が付けられていますし</p><p>へえ、そうなんだ名前だけなんだぁ</p><p>嫌だ嫌だあんたたちって、何でもお勉強にしちまうんだね</p><p>文句を言いながら天童乙女が現れる</p><p>彼女は紺色のツナギに、作業帽姿だった</p><p>配送の係員か引っ越しのアルバイトに見える</p><p>その後ろに立っている月子も、同じ格好をしていた</p><p>お待たせ致しましたーっ</p><p>致しました</p><p>そして、現れた木下さんと安城姉妹は</p><p>恐山のイタコ</p><p>おへんろさん</p><p>オレと寧が、同時に突っ込む</p><p>３人は、白い和服に身を包んでいた</p><p>頭にも、頭巾のようなものを被っているし</p><p>いえ、せっかくですので和風の路上パフォーマンスということで</p><p>木下さんは、ニコニコして言う</p><p>武田信玄をイメージしてみましたっ</p><p>和風の路上パフォーマンスだと武田信玄なんだ</p><p>わたくしも武田信玄です</p><p>わたくしも、信玄ですっ</p><p>しかも３人も</p><p>しんげんずっていうユニット名も、もう考えちゃってるんですよっ</p><p>木下さん</p><p>合い言葉は</p><p>ニンゲン、シンゲンだっ</p><p>３人で一斉に、そう言う迷い無しに</p><p>木下さんはバンバルビー３だった</p><p>３人組を作らせたりしたら</p><p>そりゃ、こうなるか</p><p>タケダ美少女騎士団もいいかなって思っているんですけれど</p><p>何故、武田信玄で騎士団なのかは聞かないことにする</p><p>毎日更新というのは、本当に毎日書き続けないといけないわけで</p><p>とりあえず書いちゃって、後で困ることがいっぱいあります</p><p>天童貞男なんて、名前だけでつい出しちゃったのに</p><p>ガンダムエースが創刊13周年だそうです</p><p>ガンダムという作品の凄さはそのスケール感の大きさで</p><p>昔のアニメはよくこの世界には、画面に登場する10人ぐらいしか存在しないのかなどと言われるぐらい世界感が狭かったのですが</p><p>ロボットアニメとか、平気で主人公チームと敵の将軍たちしか存在しないとか</p><p>最初は、悪のロボに壊される町とか逃げ惑う人々とか</p><p>主人公ロボを応援する子供たちも居たりするのですが</p><p>そのうち、敵の本拠地とロボの研究所の周囲しか出て来なくなり</p><p>いつも同じメンツでドツキ合っているだけの話が続いたり</p><p>ガンダムの世界は主人公たち以外も、地球の裏側では別の部隊が闘っているんだろうなあとか</p><p>同じ戦場に居ても、主人公たちが見えないところで色んなコトが起きているんだろうなあということを想像させるだけの深さがありました</p><p>実際戦争の勝敗を左右する、ソーラーレイやギレンの暗殺には、アムロとガンダムは無関係に起きていますし</p><p>だから、別の戦場に居る自分の考えたザクとかジムを想像することができましたしプラモでオラがザクを作ることもできました</p><p>ファンが、どんどん想像を拡げていくことができる素地があったわけです</p><p>ガンダムエースの13年はファンの想像できる余地を殺していった13年のように感じます</p><p>あの時には、こんなことが裏で起きていたとかこのモビルスーツには、こんなバリエーションもあったとかをとんでもなく積み上げられてしまったので</p><p>何か、ＦＳＳみたいになって来たような気がします</p><p>ＦＳＳは、この世界の設定は、どんな細かいことも作者が全部設定するということですから</p><p>903．夜は楽し　／　GO　TO　HELL</p><p>最後に、ミナホ姉さんがヨミを連れて現れた</p><p>あ、これロープで縛られているみたいに見えるけれど、本当はこうですからっ</p><p>ヨミが笑いながら、手をパタパタさせる</p><p>ああ、簡単に解けるようになっているんだ</p><p>現地ではさらに猿轡と目隠しもするわ</p><p>はーい、お手柔らかにお願いします</p><p>ヨミは笑った</p><p>それじゃあ、行きましょうか</p><p>ミナホ姉さんの号令で、全員が動く</p><p>ミナホ姉さんと行動を供にするのは、ヨミと美智</p><p>ただし、美智はゴー・サインが出たら、敵が潜伏しているカラオケボックスに飛び込む</p><p>外で、路上パフォーマンスをしながら敵の注意を惹くのが、木下さんと安城ミタマ＆キヌカ姉妹同時に、乱入してくるはずのヤクザ・猪鹿蝶一郎たちも抑える</p><p>裏からカラオケボックスに密かに侵入する予定なのがイーディと天童乙女だ</p><p>そして、先にカラオケボックスの中に客を装って潜入するのがオレと寧とアーデルハイトさん</p><p>車は、こっちでーす</p><p>木下さんが、翔姉ちゃんの用意してくれたトラックの場所まで連れて行ってくれた</p><p>ああ、アルミの壁で四角く囲まれた荷室に大きく引っ越し社のマークが描かれている</p><p>目的地の１ブロック前までは木下さん、運転して下さる助手席にはイーデイと天童さんね</p><p>2トンのトラックは、運転席に３人しか乗れない</p><p>だから、残りの人間はみんな荷室の中に隠れて乗るしかない</p><p>トラックの荷室に人を乗せるのは違法行為らしいが</p><p>オレたちは最初から、犯罪組織だから問題は無い</p><p>何であたしが前に</p><p>天童乙女が、ミナホ姉さんに食って掛かる</p><p>仕方無いネ引っ越し業者の格好をしているのは、アンタだけネ</p><p>アタシもこの格好なら、私服に着替えたアルバイトに見えるネ</p><p>イーディは、天童乙女と同じ引っ越し業者の作業帽を目深に被って顔を隠す</p><p>確かに、スポーティな格好をしているから引っ越し作業の終わった帰りで、私服に着替えたアルバイトの女の子を駅まで送って行く途中に見えるだろう</p><p>そりゃあんたは、そうだろうけれど</p><p>天童乙女は、木下さんを見る</p><p>でもさ運転手がタケダ・シンゲンのコスチュームなのは、どうなんだい</p><p>木下さんと安城姉妹はタケダ・シンゲンをイメージした、白い頭巾と和服のコスチュームを着ている</p><p>いごっそぉぉ</p><p>木下さんは、意味不明な言葉を叫んだ</p><p>タケダシンゲン、関係無いじゃないか</p><p>別にいいのよ、格好なんてどうせ、この邸宅は監視されているわあたしたちがトラックでここから出発したら、尾行が付くと思うのよね</p><p>この時間に、香月家の邸宅から引っ越し業者のトラックが出て来るなんて変なことはバレバレだから</p><p>いやいや、オヤジたちは、そんなことしてねーよ見張りとか地道な作業ができないクズ人間どもなんだからっ</p><p>どーせ、あいつらは暗いカラオケボックスの個室の中で全員で膝をつき合わせておでこから、脂汗をタラタラ零してさうわわ、これからどうしようって、グダグダグダグダ延々と答えの出ない話し合いを続けているだけさ</p><p>あらそうかしら</p><p>そ、そりゃちょっとは、外に偵察に出るくらいはあるかもしれないけれどでも、香月家の門の前に、ベタ付きで見張りなんかする余裕はないねっあのオヤジとオバハンたちじゃさ</p><p>天童乙女は、キッパリと言う</p><p>でも、あなたのお父さんたちじゃなく猪鹿蝶一郎さんたちだったら</p><p>苦笑する、ミナホ姉さん</p><p>あそうかそっちなら居るかもしれない下っ端のチンピラに、見張らせておくぐらいのことは</p><p>天童貞男の方は、ダメなヤクザとその妻たちの仲間しかいないが</p><p>猪鹿蝶一郎の方は、一応は組織の幹部だから何でも命令に従う手下だっているはずだ</p><p>だから、天童さんは、走る車の窓から外を見ていて敵が近付いて来ないかチェックしていて欲しいのよ</p><p>ミナホ姉さんは、苦笑したままそう言う</p><p>このトラックに、あたしやヨミちゃんが乗っていることを確認するまでは猪鹿蝶一郎さんは手を出してきたりはしないと思うけれどねでも、あたしたちが作戦を開始する前に、チョッカイ出されるのは困るもの</p><p>天童貞男たちと接触する前に猪鹿蝶一郎たちとの戦闘になったら</p><p>天童貞男たちは、ビビッて何をするか判らない</p><p>それこそ８人の女の子たちを人質にして、カラオケ・ボックスに立て籠もられたりしたら困る</p><p>そんなことになって、もしマスコミなんかが取材に来たりしたら大きなニュースになってしまうし</p><p>無理に香月家と関連づけられて勝手な風評をネットなんかで流される危険性もある</p><p>関西のヤクザたちは香月家をスキャンダルに陥れたがっているのだから</p><p>そのためのネタになるのならそのまま、天童貞男も猪鹿蝶一郎も使い捨てにして構わないと思っている</p><p>でも、あたしは猪鹿のオッサンの手下は全員は知らないよっ</p><p>天童乙女は答えた</p><p>それてせも１人も知らないよりはマシでしょ普通の車なら、後部座席からでも警戒監視できるけれどトラックは、そうはいかないんだからあなたと木下さんとイーディ３人の眼だけが頼りなのよ</p><p>ミナホ姉さんはそう返す</p><p>判ったよそういうことなら</p><p>天童乙女は、イーディを見る</p><p>具体的な指示は、この子からしてもらえばいいんだね</p><p>ええ、悪いけれど頼むわ</p><p>はぁっしょうがないねっ</p><p>プリプリしながら、天童乙女は助手席に乗り込む</p><p>イーディも向かった</p><p>じゃあ、荷室開けまーすっ</p><p>木下さんが、ガチャガチャッと荷室の扉を開いた</p><p>電灯、付けっぱなしにしときますねーバッテリーに余裕がありますから、大丈夫ですよー</p><p>ああ、荷室の中に照明があるのか助かる</p><p>この荷室は、外からでないと閉められませんからどんどん、乗っちゃって下さーい</p><p>木下さんは外に残って扉を閉めてくれるのか</p><p>ほいっしょっ</p><p>よいしょでございますっ</p><p>シンゲン衣装の安城姉妹が、大きな風呂敷に包まれた荷物と長い棒をトラックに詰め込んでいく</p><p>あれは路上パフォーマンスで使う道具なんだな</p><p>奥には、段ボール箱や拘束用の道具も入っていた</p><p>天童貞男たちを捕まえた後に、縛るための</p><p>これも積んで置いてねーっ</p><p>かしこまってございますっ</p><p>キヌカさんが、木下さんから重い粉砕フレイルを預かる</p><p>さすがにアレを抱えたまま、運転はできない</p><p>ヨッちゃん、乗ろうっ</p><p>寧とオレミナホ姉さん、アーデルハイトさんも荷室に乗り込む</p><p>大丈夫なのか、あの天童乙女は</p><p>オレが尋ねると、月子は</p><p>はい作戦中はどんなことがあろうとイーディさんに従うという暗示を掛けました軽いものですだから大丈夫ですわ</p><p>よいっしょっと</p><p>ヨミも乗り込む</p><p>ではお願いします</p><p>全員が乗り込んだことを確認して、ミナホ姉さんが木下さんに言う</p><p>はいはいはーい</p><p>ぎぃぃぃ、バシーン</p><p>ガチャ、ガチャ、ガシン</p><p>トラックの扉が閉まる</p><p>しばらくして、前の方でバタンとドアの閉まる音と衝撃がした</p><p>木下さんが、運転席に乗り込んだんだな</p><p>バルッ、バルルルルルルルッ</p><p>エンジンが始動し</p><p>トラックがゆっくりと走り出す</p><p>ここからはスピード勝負よ</p><p>２トン・トラックの荷室の中で揺られながら</p><p>あなたたちが今、イメージしているよりも２倍のスピードで片付けるわ</p><p>ゆっくりと確認とかしなくていいわ相手を行動不能にして制圧することだけに集中して</p><p>ああ、ジックリ観察して対処を考えるとか、しなくていいってことっ</p><p>寧が、そう聞く</p><p>そうよ相手のことや、相手の思考を理解しようとしたらドツボにハマるわだって細かいことを考えていない人たちなんだから</p><p>天童貞男たちはそういうヤクザだ</p><p>その場の思いつきだけで、突発的に動くような人たちには時間を与えてはいけないということなのですね</p><p>そういうことよ変に隙を与えたら、あたしたちの想像の斜め上の行動に出るからこっちが想定しようがないようなアクションを取られたら対応するのが大変よ</p><p>台所のネズミを殺すのに、核爆弾を使っちゃうような人たちだから後先は考えない眼の前にあるものなら、何でも反射的に使ってしまうから</p><p>眼の前にあるものに手を伸ばす隙を与えてはいけないんだね</p><p>そうよ公だから、ゴーサインが出たら、全員、一撃で失神させて美智さんの心月を使ってもらってもいいわ行動不能にさせて気絶させちゃって</p><p>美智がうなずく</p><p>それから８人の女の子たちも</p><p>全員有無を言わさず心月で失神させてちょうだい</p><p>ストックホルム症候群て判る</p><p>誘拐とかされた被害者が長い時間、誘拐犯と一緒にいるうちに、犯人たちに対して仲間意識を持ってしまうことがあるのよ</p><p>それに今回の場合は、８人の女の子たちを監禁しているのは、実の親だし天童乙女さんは、自分のお父さんに対して軽蔑と憎しみしか感じていないみたいだけれど他の女の子たちの中には、親に対する情愛の残っている子もいると思うのよ</p><p>普段なら、天童乙女さんと一緒に自分たちの親は間違っていると話しているような子だって眼の前で、自分の父親が倒されたらとっさに助けようとするかもしれないわ</p><p>救出するはずの８人の女の子たちが、オレたちを攻撃してくる可能性もある</p><p>だから、そうならないように出会った瞬間に、心月で気絶させて欲しいのよ</p><p>ミナホ姉さんは、美智に言う</p><p>しかし、天童乙女さんはそういうやり方を嫌がるのではありませんか</p><p>天童乙女は仲間を救出に行くと思っているのだから</p><p>美智が心月で女の子たちを気絶させるのは不当な攻撃に感じるだろう</p><p>だから、美智さんと天童乙女さんを別のグループに分けたのよそしてイーディもいるわ</p><p>天童乙女の暴走は、イーディが抑えるのか</p><p>はっきり言って８人の女の子たちの今の精神状態が、全く予想できないのよ絶望しきっているかもしれないし、怒りを溜め込んでいてそれが何かのキッカケで爆発するかもしれないお父さんたちに犯され続けている子たちなんて発狂している可能性だってあるわ</p><p>だからヨミは、絶対に女の子たちの心を覗き込んではダメですよ崩壊した心に引きずり込まれてあなたまで壊れてしまうかもしれないから</p><p>月子がヨミにそう言った</p><p>８人の娘さんたちについてはわたくしが見させていただきますわ</p><p>月子の精神力はヨミたちよりも、安定している</p><p>もし、女の子たちの心に大きな傷があったとしたらそれを癒やしてさしあげるのは、鷹倉神社の巫女の仕事だと思うんです</p><p>穏やかにそう言う</p><p>だから、彼女たちにはわたくしがああ、天童乙女さんも、わたくしがこのまま担当致しますわ</p><p>スッと運転席の方を見る</p><p>あの方もかなり傷付いていらっしゃいますから</p><p>天童乙女の心が</p><p>あのわたくしたちは、いかが致しましょう</p><p>安城ミタマさんが、ミナホ姉さんに尋ねる</p><p>わたくしたちの方はその猪鹿蝶一郎という人たちの一派が襲って来たら成敗してしまってよろしいのでしょうか</p><p>この姉妹は死なない程度にとかの力加減はできるのだろうか</p><p>あなたたちのことは、木下さんにお任せしています木下さんは、あなたたちに何か言ってなかった</p><p>それが、あの観衆の前で闘う時は、笑いを忘れてはいけないと</p><p>オーディエンスに笑いを届けろとおっしゃっておりました</p><p>安城姉妹は、困惑気味に答える</p><p>わたくし、闘って笑いを生むということは今１つ、よく判らないのですが</p><p>はいわたくしたち安城流拳法の伝承者は戦いとは美しくないといけないと教わって参りましたし</p><p>美しき戦士であるわたくしたちに笑いなんてねえ、キヌカ</p><p>はい、ミタマお姉様とても戸惑っております</p><p>この姉妹は、あのキョーコさんに対してスカイラブ・ハリケーン・ミキサーを仕掛けたのに</p><p>あれも美しい闘いだと思っているんだろうか</p><p>思っているんだろうなあ</p><p>ああ見えて木下さんは、もう何年も様々な現場で闘い続けた歴戦の勇士です</p><p>はいあの方は見た目よりも、もっとお年を召していらっしゃいますから</p><p>美智その言い方はどうだろう</p><p>すっごく若く見えるけれどそれこそ、外見はまだ女学生だけれど</p><p>それでも、木下さんは、まだ２０代前半だぞ</p><p>あなたたちよりも、何十倍も実戦経験が豊富な方よ今は、あの人に従って学んだ方がいいわ</p><p>黒森様のおっしゃる通りですあなたたち姉妹は、家の中での鍛錬ばかりで実戦経験に乏しいのですから</p><p>ミナホ姉さんと美智の２人に、そう言われる</p><p>な、なるほど判りました</p><p>では、全て木下さんのご指示のままに致します</p><p>ウンとうなずく姉妹</p><p>２人とも、タケダシンゲンの格好だから何か、シュールだ</p><p>ぶるるるるるっ</p><p>トラックが停車した</p><p>バタン、バタンと運転席のドアが開く音がする</p><p>ガチャ、ガチャ、ガチャリと</p><p>トラックの荷室のドアが開く</p><p>はーい、ワンブロック前に到着でーす</p><p>木下さんと、イーディと天童乙女が顔を出す</p><p>尾行は</p><p>あすこに居るヨ黄色いレンタカーわナンバーだから、すぐに判ったヨ</p><p>イーディは、ニヤリと微笑む</p><p>今、電話しているみたいよ仲間を呼ぶ気なんじゃないかしら</p><p>天童乙女の言葉に、ミナホ姉さんは</p><p>荷室のドアの外に、わざと顔を出し周囲を見る</p><p>そっちじゃないって尾行の車は、あっちだよ</p><p>指差そうとする天童乙女の手をイーディが、グイッと抑える</p><p>ミナホは、尾行車を探しているんじゃナイノネ尾行している連中に、自分の姿を見せているノネ</p><p>あたしたちは、猪鹿蝶一郎さんたちも全員捕まえないといけないのよだからこっちに集まって来てもらわないとね</p><p>そう言いながら、ミナホ姉さんは携帯電話を取り出す</p><p>外に顔を出したままカチャカチャと操作して</p><p>あもしもし、あたしよフジ・ミネコです</p><p>天童貞男に電話している</p><p>取りあえず、上手くいったわ鷹倉神社の娘次女の夜見子って子を香月の屋敷から連れ出せたわええ、今は薬で眠らせてあるわよ後、１２時間は目覚めないはずよ</p><p>そう言われたヨミは荷室の奥、オレの隣でニコニコ笑っている</p><p>それとあんたたちが脱出するための車も用意したわ引っ越し屋のトラックだけど荷室の中に入れば、全員乗れると思うわよえ、何トラックの荷台で集団移動は嫌昔のアングラ劇団みたいだってだって、しょうがないでしょバスなんか借りてきたら、目立ってしょうがないし大体、バスなんてあんたたち運転できないでしょ２トン・トラックなら普通免許でいいんだからさそうよ東京を脱出するまでの辛抱じゃないどうしても我慢できなかったら新横浜あたりで乗り捨てて、新幹線で関西へ帰りなさいよチケット代ってそこまではあたしも面倒見きれないわよっ</p><p>脱出するトラックまで、用意してもらっておきながら文句を言うんだ</p><p>ホントに自分の立場とか状況とか、全然、見えていないんだな</p><p>えーとそうねそれじゃあ、今から２０分後２０分後にあなたたちの居るカラオケ・ボックスの前に横付けするわ取引は、その時っていうことでいいかしらなあにもっと早く来い無理よこっちも香月セキュリティ・サービスの眼を盗んでやっているんだからさ２０分くらい、待ちなさいよ</p><p>ミナホ姉さんは電話にそう言う</p><p>はーい、それじゃあ２０分後に着いたら、また電話するわじゃあねフジ・ミネコでしたぁっ</p><p>ミナホ姉さんは、電話を切ると</p><p>美智さんちょっと出て来て</p><p>美智が、トラックの外に出る</p><p>幸い人通りはないわね</p><p>木下さんは、オレたちがトラックから降りるところを見られないように、通行人のいないところを選んで車を停めたらしい</p><p>つまり見ているのは、あすこにいる人たちだけね</p><p>尾行車の中の猪鹿蝶一郎の手下だけ</p><p>美智さん、そこに古い交通標識があるでしょ</p><p>確かにちょっと折れ曲がっていて、スプレーで落書きされた汚い標識が立っていた</p><p>それ、ブッ壊してちょうだい思いっきりね</p><p>美智が、ふわっと空中にジャンプすると</p><p>服の裾から赤いムチをシュバッと取り出す</p><p>ムチの先端は音速を超えるという</p><p>しかも、美智のムチの先端には金属の刃が埋め込まれている</p><p>ジャキンッッ</p><p>交通標識の金属プレートが、バッバッと鮮やかに切り裂かれる</p><p>セイッ</p><p>美智が、さらにムチを繰り出す</p><p>ガッ、ガッ、ガッ</p><p>標識の柱が、どんどん削られていく</p><p>ラストッ</p><p>バムンッ</p><p>お、折れた太い金属の柱が</p><p>ビュンとムチが奔るッッ</p><p>交通標識のプレートは、粉々に切り裂かれ柱は真ん中から、ポキリと折れた</p><p>ベコベコベンッ</p><p>カラカラカラーンッ</p><p>金属の破片がアスファルトの地面に転がる音だけがする</p><p>美智はフゥと息を吐くと、ムチをまた服の内側にしまっていく</p><p>ありがとう、美智さん</p><p>これであの見張りの人たちは猪鹿蝶一郎さんたちが到着するまでは、あたしたちを襲って来ないわ</p><p>自分たちだけで仕掛けて大ケガしたくはないものね</p><p>そのために美智にデモンストレーションさせたのか</p><p>すっげぇな、あんた</p><p>天童乙女が、驚いている</p><p>わたくしたちならもっと凄いことができますわ</p><p>できるであります</p><p>安城姉妹は、対抗意識を燃やしている</p><p>そうねやりましょー、やりましょーはいはい道具を出して、持って持って</p><p>木下さんは、そう言って自分の粉砕フレイルや路上パフォーマンスで使う道具をトラックの外に出していく</p><p>ヨッちゃん、あたしたちも</p><p>うんアーデルハイトさん</p><p>オレは、アーデルハイトさんを見る</p><p>アーデルハイトさんは、暗く沈んでいた</p><p>大丈夫アーちゃん</p><p>寧が、声を掛ける</p><p>あ、大丈夫です参りましょう</p><p>アーデルハイトさんは、返事をしてくれた</p><p>どうして、この子はこの作戦に参加しようと思ったんだろう</p><p>主の鳥居さんの指示ではなく自分の意志で</p><p>これから出発するという時なのにオレの脳裏にはそんな疑問が浮かんでいた</p><p>トラックの荷室って人が乗っちゃいけないんですけれど</p><p>演劇の裏方の仕事をしていた時に、閉じ込められたことがあります</p><p>まだ一番下っ端だった頃ですね</p><p>大道具の搬出の時に</p><p>劇場から大道具を搬出して、劇団さんの倉庫に入れに行くんですけれど</p><p>運転席に乗れる３人だけでやるのは嫌だからお前も来いと</p><p>夜公演が終わってからの搬出なので１０時を越えていましたね</p><p>電車とかで倉庫に向かったら、間に合わないし</p><p>タクシーとかを使う予算は無いからって</p><p>舞台監督が怖い人だったのでええ、１人だけ真っ暗な荷室の中に閉じ込められまして</p><p>ベニヤのパネルや椅子とかカーペットに挟まれて２０～３０分ぐらい乗りました</p><p>いやー、暗いわ、狭いわ、怖いわ</p><p>もう２０年くらい前ですから時効でしょうけれど</p><p>７０年代、８０年代のアングラ劇団は本当に、トラックの荷台に乗せられて旅公演していたそうです</p><p>それは幌のトラックだったそうですが</p><p>天井の鉄の金具にロープを結んで、そのロープをつり革代わりにして</p><p>それで２０人くらい荷台に乗せられて何時間も</p><p>しかも、道中はずっと焼酎の１升瓶を廻し飲みしながらだという</p><p>恐ろしい話ですね</p><p>904．夜は楽し　／　ハイ・パフォーマンス</p><p>さて、じゃあ各部隊、出撃するよっ</p><p>寧がオレたちにそう言う</p><p>オレと寧とイーディが、ヨッコイショとトラックの荷室から外に出る</p><p>ああ、外はすっかり日が暮れようとしている</p><p>街路のあちこちで街灯が点灯していく</p><p>いいのかよあたしたちが、このトラックの荷室から出て行くのをあいつらに見られるぜ</p><p>降りて来た天童乙女がオレたちを監視している猪鹿蝶一郎の手下たちの車を差す</p><p>おいそんなに思いっきり、指を指すな</p><p>へーき、へーきあたしたちが何をしようとしているのか、どういう集団なのかとか全然、理解できないだろうからさっ</p><p>はいはいはーい、あなたたち荷物、荷物</p><p>了解でございます</p><p>木下さんと安城ミタマ＆キヌカ姉妹が色々な道具の入った風呂敷を背中に背負う</p><p>手には長い棒を持って</p><p>何か、３人ともタケダ・シンゲンじゃなくてムサシボウ・ベンケイっぽくなっている</p><p>こんなの謎の３人組が香月家の邸宅から出て来たトラックから降りてきたら</p><p>そりゃ尾行して来た連中は戸惑うはずだ</p><p>結局ボスの猪鹿蝶一郎さんが自分の眼で確認するまでは、何も方針が決まらないわよ</p><p>わたくしはここに</p><p>美智は、スタッとトラックの屋根に登った</p><p>おい、そんなところに登ってさ</p><p>呆れたように、天童乙女が言う</p><p>暴走した若者みたいなタイトルでネットに写真が流されてしまうよっ</p><p>ああコンビニの冷凍庫に入っておどけている若者みたいに</p><p>トラックの屋根によじ登っている女子中学生として</p><p>すでに辺りは暗いですし気配を殺しますから、一般の方たちには気付かれません</p><p>今、わたくしがここに登ったのを目撃した敵だけですわたくしが、ここに居ることを知っているのは</p><p>美智は交通標識をあっという間にブッ壊すというデモンストレーションをしたばかりだから</p><p>向こうの尾行車の中の猪鹿蝶一郎の手下たちはトラックの屋根の上に、ヤバイ子が隠れているとボスや仲間に報告するだろう</p><p>このトラックにうかつに近づけなくなる</p><p>後ろの扉ロックしないですよだから、気を付けて下さいね</p><p>木下さんが、トラックの中に残ったヨミと月子に言った</p><p>ヨミが、緊張した顔で答える</p><p>オレは月子にそう言った</p><p>月子は、ニコッとオレに微笑む</p><p>ていかわらず、天童乙女には月子が感知できない状態になっているらしいからそれ以上の会話はしない</p><p>大丈夫よ屋根に美智さんがいるし急発進、急停車はしないわ</p><p>木下さんも出撃するからこの後のトラックの運転は、ミナホ姉さんがする</p><p>寧ゴーサインは、あなたが出しなさい</p><p>ミナホ姉さんは、寧に携帯電話を手渡す</p><p>これで電話すると会話内容が、各班の人たちに伝わるわ</p><p>イーディと木下さんにイヤホンの付いた携帯ラジオのようなものを手渡す</p><p>トラックの屋根の上の美智にも手を伸ばして、１つ手渡す</p><p>寧と公とアーデルハイトさんはカラオケボックスの中の女の子たちの位置を確認してそれで突入できそうなら、みんなに指示してみんなは、寧の指示が出たらすぐに作戦開始よいいわね</p><p>はーい、了解でーす</p><p>オーケイネ</p><p>はぁ、責任重大だヨッちゃーん</p><p>ニコニコ顔の木下さん、無表情のイーディ、ニカッと笑うイーディ</p><p>寧は、ギュッとオレを抱き締める</p><p>天童乙女さん、アーデルハイトさん、安城さんの姉妹もよろしくお願いするわね</p><p>おっ、おーよっ</p><p>拝命致しました</p><p>そしてミナホ姉さんは、運転席に入る</p><p>オレと寧とアーデルハイトさんの偵察班</p><p>イーディと天童乙女の裏口潜入班</p><p>木下さんと安城姉妹の攪乱路上パフォーマンス班は</p><p>それぞれ徒歩で天童貞男たちの潜伏するカラオケボックスへと向かう</p><p>ミナホ姉さんと美智、ヨミと月子のトラックは少し遅れて現地に到着することになるだろう</p><p>しっかし、ヨッちゃん今回は、月子さんの怖さを思い知っているよね</p><p>寧が夜道を歩きながら、オレに言う</p><p>だってさ天童乙女さんの心を、完全に掌握しているでしょ</p><p>天童乙女とイーディは少し早足で、オレたちの先を歩いている</p><p>彼女たちは、カラオケ・ボックスの建物の裏にぐるっと廻り込まないといけないから</p><p>ミィちゃんやルリちゃんや鳥居家のお嬢さんたちが居る前では、全然別のそれほどショッキングでない話を天童乙女さんに話させたでしょ</p><p>そうだみすずたちの前では</p><p>仲間の８人の娘は父親たちに性的な被害は受けていないと言っていた</p><p>でも天童乙女は、あれは少し前のことで性的な虐待が始まったのは、半年ぐらい前からだって言ってたよね</p><p>だーかーらミィちゃんたちの前では、半年以上前の状況しか話せないように、月子さんが制御していたんだよっ</p><p>それは、やっぱり瑠璃子や鳥居さんたちに、セックスに対するネガティブな情報を聞かせたくないから</p><p>親に犯されるとか、売春させられるとかああ、ロリコン動画に出演させられている姉妹もいるんだっけ</p><p>そんな恐ろしいことが、ゲンジツに存在することをあのお嬢様たちには知って欲しくないから</p><p>ヨッちゃんがそう思っているからだよ</p><p>ヨッちゃんの希望通りに月子さんは、してくれているんだよ巫女の力だって、前は思いっきり使っていたでしょ今みたいに相手の心を壊さないように慎重に操作しているのはさヨッちゃんが怖がっているからだよ</p><p>オレは後ろを振り向く</p><p>銀色のアルミのトラックの荷室もちろん、月子の姿は見えない</p><p>だから、怖いんだよ月子さんはあの人、ヨッちゃんのためならホントに何でもすると思うよ</p><p>オレが頭の中で、ちょっと考えただけで</p><p>そう例えば、ヨッちゃんが頭の中で、こんなクズ人間、死んじゃえばいいんだなんて思ったら頭の中でだよ口に出してそう言わないとしてもそう考えちゃったらさ</p><p>ヨッちゃんが何かする前にクズの人は突然、自殺しちゃったりするかもしれないよ</p><p>月子が巫女の力で、そいつを自死に追い込む</p><p>まあ、悪くすればね逆に、ヨッちゃんが可愛い女の子を見てさほんのちょっとでもセックスしたいなあとか思っちゃったら</p><p>月子によってオレとセックスしないといけないと思い込まされる</p><p>まあ、仕方ないんだけれどね今の月子さんにとっては、ヨッちゃんは生きる目的そのものなんだから</p><p>鷹倉神社の巫女を継ぐったって巫女は、ここ百年近くずっと関西のヤクザたちのオモチャにされていたわけだしさこれからの巫女は、何をどうしていくべきなのか月子さんにもビジョンは無いんだよ</p><p>でも天童乙女の仲間の女の子たちが、心に傷を負っていたら癒やしてあげるのは巫女の仕事だとか、言ってたよね</p><p>それもヨッちゃんがの心を読んだんだよ</p><p>もし、ヤクザの娘の８人の子がツライ思いをしていたら助けてあげたいと思っているのは、ヨッちゃんでしょ</p><p>それもオレか</p><p>月子さん自身が、本当はヤクザの娘さんたちのことをどう考えているかはあたしには判らないよ</p><p>そして寧はアーデルハイトさんを見る</p><p>アーちゃんも本当に自分の意志で、この作戦に参加したのっ</p><p>どう、自覚はあるもしかして月子さんが、戦闘要員が足りないと思って、アーちゃんに自分から参加させたとかないよね</p><p>寧も鳥居さんの警護役であり、この作戦には本来何の関係も無いアーデルハイトさんが、自分から参加を申し出たことを不思議に思っているらしい</p><p>わたくしは誰の意志の力にも左右されておりません</p><p>アーデルハイトさんはキッパリと答えた</p><p>寧はアーデルハイトさんの反応を見る</p><p>本心からそう言っているのか月子の力でそう思い込まされているのかをチェックしようとしているのだろう</p><p>わたくしにはこの作戦に参加する理由がございますから</p><p>アーデルハイトさんの眼は自分の心の底から思いを語る力と光があった</p><p>どんな理由</p><p>いや、もちろん言いたくなかったら、言わなくてもいいけれど</p><p>わたくしも売春窟の生まれなんです</p><p>売春窟ヨーロッパの</p><p>わたくしも、幸運を拾わなければ今でもあの売春靴の中でもがき苦しんでいたと思います</p><p>アーデルハイトさんが、１３歳で警護人のアカデミーを卒業するまでには色々なことがあったらしい</p><p>わたくしの父はわたくしと母を捨てましたからだから、わたくしは自分の娘を苦しめるような父親が許せないのです</p><p>拳をギュッと握りしめて、ブルルッと震える</p><p>天童貞男たちが、娘たちを支配し苦しめているという話に怒りが込み上げてしまったんだ</p><p>判った信用するよ、アーデルハイトさん</p><p>オレは、彼女にそう告げる</p><p>でも作戦の間は、絶対に勝手なことはしないでくれよ全員の連携が大切なんだから</p><p>うつむいて、そう答えるけれど</p><p>頭に血が昇ったら我を忘れて、暴れ出したりしないだろうか</p><p>ヨッちゃんそんな顔しないのっミナホお姉ちゃんが言ってたでしょスピード勝負だって</p><p>寧がオレの腕をギュッと抱き締める</p><p>ヨッちゃんが今悩んでいるようなことはミナホお姉ちゃんだって、とっくに想定しているはずだし</p><p>そうかミナホ姉さんが、アーデルハイトさんをオレたちと組ませたのなら</p><p>心配なことは、何とかできるという算段ができているはずなんだ</p><p>月子さんも、ミナホお姉ちゃんには力を使っていないから</p><p>だって、ヨッちゃん月子さんは、こういうことの作戦立案とかはできないじゃない専門外なんだから無理にミナホお姉ちゃんの心を操作して歪な作戦になっちゃったら、ヨッちゃんやあたしたち全体が危険でしょそんな危ないことはしないよ月子さんてそういうところは、とってもクレバーだから</p><p>ま、いいやアーデルハイトさん、寧と手を繋いで</p><p>びっくり顔で、オレを見る</p><p>いや、今からの偵察で一応、仲良し３人組のフリをしていくんだからさ今から慣れておいた方がいいよ</p><p>あっ、そうだねアーちゃんだけ、あたしたちよりも身体が離れているよ親しい友達なんだから、もっと身体を寄せ合っていないと敵に不審に思われちゃうよ</p><p>何なら、ヤッちゃんじゃなくてオレと手を繋ぐ</p><p>躊躇っているアーデルハイトさん、そう言うと</p><p>いえっ、こちらの方と</p><p>ガシッと、寧と手を繋ぐ</p><p>オレが嫌いとか同性愛嗜好があるとか</p><p>そういう反応とは違うな</p><p>これは処女なんだな、この子は</p><p>オレは、そう感じた</p><p>ヨッちゃん、ちょっとしばらく英語で喋っててもいい</p><p>アーちゃんは英語は母国語じゃないかもしれないけれどでも、翔お姉さんと同じアカデミーに居たのなら、英語は話せるでしょ</p><p>えっとなぜ、英語なのです</p><p>アーデルハイトさんは、寧に尋ねる</p><p>ヨッちゃんに、あたしたちの会話の内容を教えたくないからだよっ</p><p>そして、それからは</p><p>物凄く早くて流暢な英語に切り替える</p><p>アーデルハイトさんも、必死で英語で話している</p><p>オレには時々、聞こえるSureとかRealyなんかしか判らない</p><p>そのまま寧が英語でワーッと喋って</p><p>アーデルハイトさんが、ぽつぽつ答える会話が続いていた</p><p>でもオレは知っている</p><p>こんな会話でも続けていけば、少しずつ仲良くなっていくということを</p><p>ミナホ姉さんが、アーデルハイトさんをオレたちの組に入れたのは</p><p>寧なら少しずつ、アーデルハイトさんの心の壁を崩していけると思ったからかもしれない</p><p>天童貞男たちの潜伏しているカラオケ・ボックスはそこそこ人通りの多いバス通りに面していた</p><p>通行人が途切れない</p><p>ああ、すぐ向こうが駅なんだな</p><p>空はすっかり暗くなっていたが街の灯りで、結構明るい</p><p>ただし、カラオケボックスは臨時休業の札が出され、看板なんかを照らすライトも切られている</p><p>その店の前だけ少し暗い</p><p>どういうわけだか、そのカラオケ店の前の街灯も消えたままになっている</p><p>薄暗さのせいで、通行人たちはカラオケ店に自然と近付かなくなっている</p><p>おっし、イーディと天童さんは裏に廻ったねっじゃあ、木下さんたちスタートしてっ</p><p>寧がさっき手渡された携帯に模した無線機で、指示を出す</p><p>どんでんどんでんどんでんどん</p><p>たったかたー、たたたっ、たったかたーっ</p><p>大きく口で出囃子を叫びながらシンゲンの衣装を着た安城姉妹が、カラオケ店の方へ向かって行く</p><p>わざと店の入り口を数メートル外した位置に陣地を張る</p><p>おいしょっ</p><p>こらしょっ</p><p>背中に背負っていた風呂敷をどすんと地面に下ろす</p><p>ピカッと突然、消えていたはずの街灯が点く</p><p>ああ、翔姉ちゃんか</p><p>ここだけわざと暗くしていたのは香月セキュリティ・サービスのしわざだったんだ</p><p>何あの子たち</p><p>急に明るくなった場所に現れた異形の女の子、２人</p><p>通行人たちの興味を惹く</p><p>やあやあ、遠からん者はこっちに来て下さい</p><p>やあやあ、近からん者は寄ってらっしゃい見てらっしゃいっ</p><p>古人曰く虎穴に入らずんば虎児を得ず</p><p>入らばんば、ラバンババランバ、ランババラバラ</p><p>姉妹は、３メートルはある長い棒を槍のように片手に持ち胸を張って、観衆たちに叫ぶ</p><p>見よ、我が技</p><p>そして、驚けイヤァァァッ</p><p>はーい、行くわよーっ</p><p>いつの間にか、２人の背後に回った木下さんが持って来た荷物の中から、大きな円盤状のモノを取り出す</p><p>っていうか円盤そのものというか</p><p>あれはお皿陶器の</p><p>はい、よいしょっとっ</p><p>木下さんが、ひょいっとそのお皿を空中に投げる</p><p>せいやっ</p><p>それをミタマさんが３メートルの棒の先端で、受けとめるっ</p><p>はーい、そっちも</p><p>ばっちこーいっ</p><p>キヌカさんも、フワッと宙高く舞い上がったお皿を棒の先で捕らえる</p><p>あら、よっと</p><p>ちょいなちょいなっ</p><p>さ皿回しか</p><p>うわわわ、凄―い</p><p>あの子たち上手ね</p><p>何かのテレビ番組の収録とかか</p><p>通行人たちが足を止めて安城姉妹の皿回しを眺めていく</p><p>はーい、続いて２本目ぇ</p><p>木下さんが、姉妹にもう一本、棒を手渡す</p><p>いっくよーっ</p><p>はぃぃぃっ</p><p>どんとこーい</p><p>木下さんが、同時に２枚の皿を空中に投げると</p><p>安城姉妹は、それぞれ空いている方の棒の先で皿を受けとめ、廻す</p><p>これで左右両方の手にそれぞれ棒を掴んで、皿を廻している</p><p>器用だなあ</p><p>うんこういうのをやっている演芸の家の子なのかな</p><p>ミタマさんは美人だしキヌカさんは、可愛いから</p><p>皿回ししている姿も、妙に様になっている</p><p>ただ、表情が固いよなあ２人とも</p><p>まだ子供みたいだから、仕方ないんじゃねーの</p><p>うん無表情なんだよなあ</p><p>姉妹とも</p><p>あっちの皿を投げてたお姉さんは、あんなに愛嬌があるのに</p><p>木下さんはいつも通りのニッコニコ顔だ</p><p>はいはいはーいここからが、凄いんですよーっ</p><p>大きな声で、観衆たちに叫ぶ</p><p>えー、まさか口でもう一本、棒を咥えて３枚目のお皿を廻すとか</p><p>お調子者っぽい男が、木下さんに言った</p><p>ザンネーンっもっと凄いんですよおっさぁっ、お二人さーんっ</p><p>木下さんが、姉妹に声を掛ける</p><p>行くぞっ、お姉様っ</p><p>いらっしゃい、キヌカ</p><p>キヌカさんは、両手で皿回しをしたままタタタと木下さんの方へ向かって走る</p><p>何をするつもりだ</p><p>オッケイでっすっ</p><p>木下さんは身体を屈める</p><p>その眼でしかと見よトオオオッ</p><p>キヌカさんが、木下さんの前で大きくジャンプしたっ</p><p>木下さんは、キヌカさんの身体を下から空中へポーンと跳ね上げるッ</p><p>もちろん、キヌカさんの廻しているお皿も高い空へ</p><p>ひっさーつ美少女姉妹合体</p><p>グランド・クロースッッ</p><p>そのまま高く飛び上がったキヌカさんは</p><p>ストッとミタマさんの頭巾の上に、降り立った</p><p>はいはいはーいっ</p><p>そのまま、ミタマさんの頭上で宙に飛んだお皿も、ストッ、ストッっと軽く受けとめる</p><p>ああ両手で皿回しする姉の頭の上で</p><p>妹も、両手に棒を握って皿を廻し続けている</p><p>我ら姉妹の力恐れ入ったか</p><p>いったか、いったか</p><p>観衆を睨み付ける安城姉妹</p><p>周囲からは、大きな歓声が起こった</p><p>はーい、これでこの子たちとわたくしギャラはおんなじなんですよーっ</p><p>木下さんが、そんなギャグを飛ばす</p><p>第一段階完了あたしたち、突入するからミナホお姉ちゃん、イーディ、ミッちゃんよろしくねっ</p><p>寧が、通信機にそう言う</p><p>これだけ通行人の注意を安城姉妹が惹き付けてくれていたら</p><p>カラオケボックスの中で多少の騒ぎがあっても、誰も気付かないだろう</p><p>ヨッちゃん行くよ</p><p>アーちゃんも</p><p>もうっ、そんな緊張感漂わせていたらダメっ笑うのっ</p><p>ヨッちゃん、アーちゃんのお尻を揉んでっ</p><p>ビクッと震えるアーデルハイトさん</p><p>はい、身体の固さが取れたっ行くよんっ</p><p>そのまま寧は、アーデルハイトさんの手を引っ張る</p><p>オレも二人を追ってカラオケボックスの店内へと向かう</p><p>家に帰ってきたらいかにも怪しいセールスらしい人が来ていて、父が相手をしている</p><p>このままではいけないと思い</p><p>あの何ですか</p><p>えー、あのわたくし、こういう者ですが(チラッと胸のネームプレートを見せるだけ、よく判らない)実は、こちらの地域のサービスが変更になりまして</p><p>何のサービスですか</p><p>えっとこちらのお宅は、Ａ社の光回線を入れていただいていると思うんですけれど今度、新しいサービスがスタート致しまして、従来よりも月々の費用がグンと安くなります</p><p>安くなる</p><p>はい、今、お使いになっていらっしゃるルーターを新しいモノに交換していただいてお時間は全然変わりませんあと、変更の書類をいただくだけで安くなります</p><p>変更の書類</p><p>何か嫌な感じがした</p><p>もしかして契約内容の変更とか、今までの契約を打ち切って、新規に再契約しろとかそういうのですか</p><p>まあ、平たく言うとそういうことなんですけれど</p><p>ここまでの間セールスマンは、チラチラと資料を私に見せるだけで</p><p>こっちにパンフレットとかを渡してくれません</p><p>いや、あの何かよく判らないんですけれど</p><p>え、何が判らないんですか月々の費用が安くなるんですよ</p><p>あなたあの、本当にＡ社の方ですか</p><p>いえ、わたくしはＢ社の者ですが</p><p>いや、最初にそう名乗りましたが、ほら</p><p>と、あの小さなネームプレートを見せる</p><p>いや、こっちにはよく伝わっていませんでしたから</p><p>つまり、うちは今、Ａ社の光回線を使っていますけれどそれをＢ社に切り替えろというお話ですか</p><p>はいまあ、そういうことになります</p><p>でも、ほらうちの方がホント、Ａ社さんよりも安くなりますから</p><p>何でライバル企業の人が私の家とＡ社の契約内容を知っているんだよ</p><p>あの、帰って下さい</p><p>えー、どうしてです安くなるんですよ</p><p>済みません個人的にあなたのことが信頼できないんで、帰って下さい</p><p>そう言ってドアを閉めました</p><p>ずっと見ていた父は</p><p>最初から最後まで今の人は何が言いたいのか、1つも判らなかったよ</p><p>うん、わざと判りにくく話して強引に契約させようとしていたんだよ</p><p>いやもしかしたらＢ社に切り替えた方が安くなるのかもしれないけれど</p><p>人を騙しに掛かっている人は信用できないです</p><p>905．夜は楽し　／　うす</p><p>はいはいはーい、みなさん、こんばんわーっ毎度、お騒がせしておりまーすっ</p><p>夜のバス通り</p><p>タケダシンゲンの格好をしている安城姉妹が上下に重なって見事な皿回しの妙技を披露している前で</p><p>木下さんが、ショーの司会者のように、集まって来たヤジウマたちに挨拶する</p><p>わたくしたちは、日本の伝統と文化を守る曲芸バカ一代その名も、姉妹拳CHARGEマンとＡＳＵＫＡ・ラングレイでーすっ</p><p>ええっとしんげんずじゃなかったのか</p><p>えー、あちらの姉妹のただ今、下になっております美少女がシスター(CHARGEマン)ケンそして、姉の頭の上に乗っております小柄な美少女がシスター(ＡＳＵＫＡ)ケンでございますっ</p><p>何で、姉妹とも名前がケンなんだ</p><p>そして、わたくしがユニット・リーダーお願い、守護神ペガサス、みんなの夢を守ってでお馴染みのシスター(ドラゴンバスター)ラングレイでございますっ</p><p>木下さんの声に、寧が</p><p>そ、そうきたかさすが、元バンバルビーあなどれないっ</p><p>何か全部、元ネタがあるんだろうけれど、オレにはよく判らない</p><p>はーい、お皿はそろそろいいわよーっ</p><p>木下さんことシスター・ラングレイの指示に</p><p>あらはぁっ</p><p>ミタマさんとキヌカさんは、長い棒の先の大きな陶器の皿を、ポーンと天高く投げ上げる</p><p>姉妹がそれぞれ左右の手で皿を廻していたから合計4枚のお皿が、クルルルンと空に舞い落下してくるっ</p><p>うわっ、あぶなっ</p><p>観衆たちは、ハッ息を呑むが</p><p>はいはいはーい、回収しまーすっ</p><p>木下さんが、パパパっと軽くジャンプして</p><p>シュパパパっと、4枚のお皿を掴んでいく</p><p>うわっ、すげーっ</p><p>ああ、あのお姉さんも曲芸師なんだな</p><p>しっかし、みんな美人だなあ</p><p>すっかり観衆の視線は、３人に注がれている</p><p>はーい、お皿に続きまして今度は、和傘の上で鞠を廻しまーす</p><p>木下さんが、ミタマさんの頭の上に直立しているキヌカさんに和傘を投げ上げる</p><p>はいやっ</p><p>格好良く傘を掴みポーズするキヌカさん</p><p>はーい、鞠もいくわよーっ</p><p>腰に手を当てて、直立不動のミタマさんの上でキヌカさんが、投げ上げられた鞠を器用に廻していく</p><p>最初は鞠、次はマス最後は、自転車の車輪を廻す予定でーす</p><p>はいやーっ</p><p>３人ともプロの曲芸の人にしか見えない</p><p>中国なんかの気功とかの人と同じなんだね</p><p>武術がさスポーツとしての格闘技に変化できなかった場合にさ、世間の人にアピールするために見せ物的な側面を持っちゃうことがあるんだよ</p><p>見せ物</p><p>うんだって、自分たちの武術の凄さを伝えるために、一々、道場破りとかしてらんないでしょそんなことしたら、犯罪者として捕まっちゃうだけだもんだからさ、市場なんかで見せ物的なパフォーマンスをするんだよ木の棒で殴られても痛くないとかさ子供用のＴシャツを身体を縮めて着て、筋肉の張りだけで一瞬で破るとか腹筋をかためて、お腹の上に車を走らせるとか</p><p>ああ、テレビなんかで観たことがある</p><p>武術を凄さを伝えるためのパフォーマンスなのに、そのうち、見せ物として観衆からお金を貰うのが目的になってっちゃうんだけれど安城さんの家の拳法も古そうだから江戸時代ぐらいには、ああやって曲芸パフォーマンスをやっていたんだと思うよ</p><p>ミタマさんもキヌカさんも、全く、迷いがなくやっているもんな</p><p>見せ物パフォーマンスも、流派の大切な伝統として徹底して、教え込まれているんだ</p><p>しかも、木下さんのハチャメチャなＭＣが、姉妹の曲芸をセンセーショナルに煽っているし</p><p>観衆たちはどんどん集まって来ている</p><p>来た、ミナホお姉ちゃんのトラック</p><p>寧がミナホ姉さんの運転するトラックを視認する</p><p>その後ろから、例の尾行車いや、１台じゃない</p><p>のろのろと走るトラックを３台の車が追って来ている</p><p>おそらくあの中にヤクザの幹部、猪鹿蝶一郎も乗って来ているはずだ</p><p>現場で、手下たちに指示をするために</p><p>作戦、開始するよっ偵察班突入しまーす</p><p>寧が、携帯に模した通信に告げる</p><p>いくよ、ヨッちゃんアーちゃん</p><p>アーデルハイトさんが、ウンと小さくうなずいた</p><p>オレたちは天童貞男たちのヤクザ・グループと８人の女の子が居る</p><p>カラオケボックスカサンドラ・クロスへ</p><p>こんばんわーっ</p><p>寧が、明るい声で店のガラスのドアを大きく開ける</p><p>勢いよく</p><p>そのまま、ガラスのドアが開きっぱなしになるように</p><p>な、何じゃ</p><p>受付のロビーには男のヤクザ３人と派手なオバサンが１人居た</p><p>見張りなのかと思ったけれど</p><p>みんな、店の中からガラス・ドア越しに、安城姉妹たちの曲芸パフォーマンスを見ていたようだ</p><p>えっと予約していたハラダですけれどあれっ、お店の人は</p><p>寧が、不思議そうにそう言う</p><p>店のモンはおらんわっ今日は、臨時休業らしいぞほら、帰れ、帰れっ</p><p>オッサン・ヤクザの１人が言う</p><p>えー、そんなの困るよ予約していたんだからさっホントに誰もいないのっ</p><p>寧はロビー奥の廊下を覗き込む</p><p>おらん、ちょーたら、おらんのじゃあいっ</p><p>ほら、帰れ帰れっ</p><p>そういう男のヤクザ２人に対して</p><p>おいおい、待てカラオケの機械は使えるんだからよ、このお嬢ちゃんたちに遊ばしてやってもいいんじゃねぇか</p><p>ヒゲのヤクザが寧とアーデルハイトさんをジロジロ見て言う</p><p>でもアニキ</p><p>よく見たら可愛い嬢ちゃんたちじゃねぇか小僧はいらねーけどよ</p><p>学生服のオレのことは無視らしい</p><p>ちょっと、ナカヤマさーんまたロリコン病なの</p><p>ゲバいオバサンが、そう言う</p><p>ていうことは、このヒゲ・ヤクザはナカヤマ・ミホ太郎か</p><p>何だよロリコンじゃねーよこんな良いケツとパイオツしている姉ちゃんにロリコンは失礼だろうよ</p><p>下碑た笑いで、寧を見ている</p><p>おいおい、どうしたんだ何があった</p><p>廊下の手前の部屋から紫のシャツの胸元を大きく開けたオッサンが出て来る</p><p>短く刈り込んだ角刈り頭で夜なのにティアドロップ型のサングラスをしていた</p><p>胸元にはブッ太い金の鎖が、ブラブラ揺れている</p><p>予約していたハラダですけどっお店の人はいないのっ</p><p>大きな声で寧がやって来るオッサンに言う</p><p>予約って何の予約だぁっ</p><p>カラオケ屋さんなんだからカラオケの予約に決まっているでしょっ</p><p>寧がそう言い返すが</p><p>そんなのは知らんわっとっとと帰れっ</p><p>帰れって帰れないよっあたしたち、ちゃんと予約していたんだからさっ</p><p>カラオケ屋なんて、他にもあんだろ他の店へ行け</p><p>だってここでカラオケするって、みんなと約束しちゃっているんだよっあたしたち、予約時間よりちょっと早く着いちゃっただけだから</p><p>寧の言葉にオトコは</p><p>何だと後、何人来るんだ</p><p>えーと、イーちゃんと、オーちゃんと、ミッちゃんととりあえず３人かな</p><p>裏からイーディと天童乙女</p><p>表から美智</p><p>あー、後どれぐらいでみんな集まるんだ</p><p>えっと１０分以内には来ると思うよ</p><p>どうしたんすか天童サン</p><p>ヤクザの一人がオトコに言う</p><p>やっぱり、この角刈りサングラスが天童貞男か</p><p>バーカ、オメェオレたちが、こっから出て行くところを見られちゃマズイだろ</p><p>天童貞男は、手下に言う</p><p>いや、オレは別に見られたっていいですけれど</p><p>お前のことなんかどーでもいいあっちの部屋の</p><p>天童貞男は廊下の奥の部屋を見る</p><p>お前たちが、よってたかって乗り回すからブッ壊れちまったんじゃねぇか</p><p>乗り回す</p><p>壊した</p><p>あんな状態を見られちゃマズイだろ</p><p>ヤクザたちが犯している２人の娘のことか</p><p>おう、姉ちゃん悪いんだけどよー、とにかくこの店はダメなんだわだからダチに電話してよ、他の店に行ってくれよ</p><p>天童貞男は、寧にそう言う</p><p>えー、何それぇ予約してるんだよ、あたしたち</p><p>そんなの、おいらたちにに言われても困るわっ</p><p>そうそう店の人間がいなくなっちまっているんだからよ</p><p>天童の手下たちが、そう言う</p><p>そうそう、オレたちだって店の奥から勝手にビールを探し出して、飲んでんだから</p><p>バカッ、そう言う話をすんなっ</p><p>天童貞男が、手と他の頭をゴツンと殴る</p><p>ホントバカねお嬢さんアタシたちは、ここのお店のオーナーのお友達なのよだから、そういうことをしても怒られないってだけだからね</p><p>ケバいオバサンが、ニヤニヤ笑ってそう言う</p><p>しょうがないなあちょっと、みんなにメールしてみるねっ</p><p>寧はカチャカチャと携帯をイジる</p><p>天童さんいっそのこと、こいつらも連れてくってのはどうですか</p><p>ヒゲのヤクザが、天童貞男に言う</p><p>みんな園子たちにも、そろそろ飽きてきちまったみたいですし</p><p>寧とアーデルハイトさんを狙っているのか</p><p>バーカ、そこまでヤバイ橋を渡れるかよ</p><p>天童は言う</p><p>えー、ダメすか</p><p>あったりメーだろ</p><p>でもどうせ、ベッソー行きになんのは判ってんですから</p><p>別荘行きは刑務所行きってことか</p><p>なるべく、デッカイことをやった方が香月を陥れるには、いいんじゃねぇですか</p><p>寧やアーデルハイトさんを誘拐して、レイプして後で警察に捕まった時に、それも香月家のせいだと主張する</p><p>理屈がメチャクチャでも、関西ヤクザの雇った悪徳ジャーナリストが香月家が起こした事件として大きく取り上げ、スキャンダル化する</p><p>いやまてよ</p><p>おい、何だ外の騒ぎは</p><p>天童貞男はわざと話を逸らす</p><p>何にしても、ここで今すぐに寧たちを誘拐するのはリスクが大きすぎると判断したんだろう</p><p>あ、何か曲芸をやっているヤツラがいるんですわ</p><p>そうなのよ、天童さんなかなか上手なのよ</p><p>他の連中も話を変える方を選んだ</p><p>何かある</p><p>おう、そうだなさすが東京だなあれか何つったっけ道端で芸をするのは</p><p>なあに路上パフォーマンスのこと</p><p>寧が、携帯のキーをカチャカチャやりながら天童貞男に言った</p><p>そうそうそれだしかしよ</p><p>天童が呟く</p><p>あんなこと、この店の近くでやられていたらよ</p><p>不意に携帯がチャンチャラ鳴る</p><p>天童さんでしょ女のみちは</p><p>ああワシだ</p><p>天童が電話に出る</p><p>ワシじゃああああんたか、フジコ・アビオさんだったかのぉ</p><p>フジ・ミネコだっ</p><p>つーかミナホ姉さんだ</p><p>どうした車はええ、もう着いたどこにあん人だかりのせいで、トラックをカラオケ屋の前に横付けできない</p><p>木下さんと安城姉妹が、曲芸パフォーマンスを続けているから</p><p>ああ、ワシも今それを心配していたところだほんで道の向かいにトラックを停めるから、そっちまで来いって</p><p>バス通りの向かいにミナホ姉さんの運転するトラックが、スススと現れ停車する</p><p>トラックの屋根の上の美智は見えない</p><p>ぺったりと屋根の上に寝そべって隠れているんだろう</p><p>し、しかしよこの人通りの中をワシらがゾロゾロ歩いて行くのか</p><p>不満そうに、天童は言う</p><p>向かいに停車したトラックからミナホ姉さんが、携帯電話で喋りながら降りてくる</p><p>えいや、あんたもリスクを負っていることは判っているがなどうしょうもねぇだろってしかしだな</p><p>ミナホ姉さんは、トラックの後ろの扉を開ける中に入り</p><p>何だあん</p><p>道行く人はみんな、安城姉妹の曲芸に注目している</p><p>ミナホ姉さんのトラックを見ているのは天童貞男たちとオレたちぐらいだろう</p><p>いやもう一派いるか</p><p>後部の扉からミナホ姉さんが、縛られて猿轡をされているヨミを引き出す</p><p>ヨミの顔をカラオケ店の方へ向けた</p><p>うん確認した確かに鷹倉夜見子だな</p><p>ヨミを関西の親分に届ければ天童他貞男たちにとっては、大きな成果となる</p><p>そして、今ヨミの姿を、もう一派のヤクザ猪鹿蝶一郎たちも確認したはずだ</p><p>えキーは、付けっぱなしにしてあるあんたは、このまま曲芸の観客に紛れ込んで帰るからあのトラックと中身は、オレたちの好きにしろって</p><p>ミナホ姉さんは、トラックの扉をロックしないまま軽く閉じると</p><p>そのまま、安城姉妹たちを見る観衆の中に入って行く</p><p>ちっしゃあねぇな全員で、あのトラックまで行くぞっ</p><p>天童は決心したらしい</p><p>おい、みんな呼んでこい出発だ</p><p>はい、天童さん</p><p>ヒゲのヤクザを除いたオトコ２人とケバいオバサンが同時に動いた</p><p>１人のオトコは廊下の手前の部屋のドアを開ける</p><p>アニキ、姐さん行きますぜ</p><p>もう１人は奥から３部屋目をドアを開けた</p><p>おう、お前らここを出るぞ</p><p>最後に一番奥の部屋のドアをオバサンが開ける</p><p>何だいあんた、まだヤってたのかいもう行くよ早く、パンツを履きな</p><p>手前がヤクザたち</p><p>真ん中が娘たち</p><p>奥は園子さんたちが犯されている</p><p>全ての部屋のドアが開いた</p><p>おう、お前ら悪いが予定変更だお前らにも、ワシらと一緒に付いて来てもらうぜ</p><p>天童貞男はオレたちも人質にする計画に変更することにしたらしい</p><p>そうこなくっちゃ天童さん</p><p>ヒゲの男がポケットから、スッとナイフを取り出す</p><p>おい、騒ぐなよ騒いだら、殺すからな</p><p>寧が携帯に囁く</p><p>天童が、不思議そうな顔をした瞬間</p><p>スゥエエイッ</p><p>アーデルハイトさんが、ヒゲ男のナイフを蹴り上げるッ</p><p>ぶわんっと捲り上がるアーデルハイトさんのスカートから</p><p>さらに２発の鋭い蹴りがヒゲのヤクザの頭に炸裂するッッ</p><p>天童貞男が、声にならない叫びを上げた頃には</p><p>道の向かいのトラックの屋根から美智が飛び降り</p><p>シュパパパパっと、凄い勢いでこの店に向かって来る</p><p>な、なんじゃあっお、おいっお前ら</p><p>天童は表の美智に気を取られている</p><p>アーちゃんは、あたしとヨッちゃんのガードだけでいいっ</p><p>バコン</p><p>ヤクザたちの居る奥の廊下の天井の点検口が、突然開いた</p><p>WOWOOOOO</p><p>裏口から侵入した、イーディが天井から飛び降りて来る</p><p>ななな、何だオメェは</p><p>問答無用ネッWOWOO</p><p>イーディは、部屋から出て来たヤクザたちを一撃ずつで失神させていく</p><p>トゥリャアッ</p><p>美智も開けておいたガラスドアから、店内へ飛び込んで来た</p><p>遅いヨ</p><p>オトコのヤクザたちは、すでにほぼ全員イーディが仕留めている</p><p>ち、ちくしょうっ</p><p>天童貞男は手下を見捨てて、店の外へ走り出た</p><p>もちろん、目指すのはミナホ姉さんが残したトラックだ</p><p>あぶなーいっ</p><p>木下さんの楽しそうな声と共に</p><p>ばみょーんっと</p><p>安城キヌカさんが走って来た天童の上に、落下したッ</p><p>ムギュッ</p><p>だから、あぶないって言ったのにー大丈夫ですかぁ</p><p>ニコニコしたまま、キヌカさんの下敷きになっている天童貞男に近付く</p><p>わたくしサルカニ合戦のうすですか</p><p>キヌカさんは無表情で、そう言った</p><p>あ、でも大丈夫みたいですね打ち所が良かったみたいメンゴメンゴ</p><p>そう言って木下さんは、片手で天童貞男の襟首を引っ張り上げると</p><p>ちょっと、あっちのお店の中で休んでもらいますねぇ大丈夫、大丈夫ちょっとアクシデントが起きちゃいましたから、今日はもうおしまいでーすっみなさん、バイビー</p><p>余りにも明るく飄々と言うので観衆は呆然としたまま</p><p>つーか、あんなに美人なのにすっげー力持ち</p><p>あれも曲芸なのかなあ</p><p>まああれだけ平然と言うんだから、大丈夫なんだろうけど</p><p>そこへ安城ミタマさんが</p><p>見せ物ではないぞさあ、帰れ、帰れ</p><p>いや、あんたたった今まで、見せ物をしていただろ</p><p>はーいゲットしてきましたーっ</p><p>気絶した天童を片手でブラブラさせたまま木下さんがカラオケ店に入って来る</p><p>すぐにガラスドアを閉めカーテンも閉ざす</p><p>店の前は安城姉妹がガードしていてくれるはずだ</p><p>木下さん翔姉ちゃんに連絡して</p><p>オレはすぐにそう言う</p><p>この店の中に爆弾か毒ガスかとにかく何か仕掛けられているはずだから</p><p>さっきのヤクザは言っていたどうせ刑務所に行くことは、決まっているんだからみたいなことを</p><p>天童貞男たちは組織の命令なら、どんなことでもすると聞いた</p><p>香月家をスキャンダルに陥れるためならそれぐらいのことは、していくはずだ</p><p>木下さんが、携帯電話を取り出す</p><p>美智、イーディ残りは</p><p>廊下と手前の部屋に居たヤクザたちは男女とも、気絶させた</p><p>あと２人ネオトコとオンナ</p><p>イーディは、ちゃんと数えている</p><p>はぁ、はぁ、はぁあんた、早過ぎるよ</p><p>裏からの潜入して来た天童乙女がようやく到着する</p><p>アンタ、身体がカタいノネソンナンジャ、ダメヨ</p><p>普通の人が入り込めないようなところからイーディはさっさと潜り抜けて来たらしい</p><p>そっち部屋に女の子たちが居る園子さんは、多分、一番奥の部屋だ</p><p>判ったわみんな助けに来たわよ</p><p>部屋のドアに向かう天童乙女をイーディが止める</p><p>ミチッ</p><p>イーディは、美智に目配せする</p><p>美智は、うんとうなずいてドアの前へ</p><p>Darlingたちのところまで、下がっているネ</p><p>イイカラッ</p><p>あわ、判ったわよ</p><p>早くネ</p><p>も、もうっ</p><p>オレたちの居るロビーに走って来る天童乙女</p><p>眼と耳を塞いで、身体を縮めてアーデルハイトさんも、木下さんも</p><p>ほらほら早く</p><p>オレと寧はみんなにそう言う</p><p>これだけ離れていても結構、衝撃が来るはずだ</p><p>急いでっ</p><p>オレたちの様子に天童乙女とアーデルハイトさん、木下さんも耐える姿勢になってくれた</p><p>ゆっくりと静かに部屋のドアを開ける音がする</p><p>きっと、イーディがやっている</p><p>中から女の子たちの声が聞こえないのはやはれ、そういうことなんだろう</p><p>オレは、ギュッと眼と閉じ耳を押さえる</p><p>心月ッッッ</p><p>気が爆発する</p><p>美智を中心に気の風がブオオオッと吹き荒れるッッ</p><p>な、何うぐぅぅっ</p><p>はぐうっ</p><p>心月初体験の３人にはキツイだろう</p><p>気の爆発がおさまったことを確認するとオレは眼を開け、身体を起こす</p><p>部屋の中の人間は全員、気絶させました</p><p>イーディは心月の余波を食らったのか、廊下に倒れている</p><p>美智の精神統一を確実なものにするためには静かにドアを開けるのは、イーディがやるしかなかった</p><p>覚悟の上だ</p><p>ちょっ、ちょっと</p><p>天童乙女がふらつきながら立ち上がる</p><p>あたしの仲間に何するんだよっ</p><p>もつれる足取りで仲間たちのいる部屋へと向かう</p><p>オレも後を追った</p><p>あれを見てもおっしゃりますか</p><p>美智が、部屋の中を指差す</p><p>中には６人の少女たちと、１人の男のヤクザが倒れていた</p><p>オトコのヤクザは片手にナイフを持ち腹には</p><p>ダイナマイトを使った自爆装置みたいですね</p><p>遅れてきた木下さんが中を覗き込みそう言った</p><p>爆発物は、用意されていたんだ</p><p>もし、香月セキュリティ・サービスが力尽くで、天童貞男たちを捕まえようとしたら自爆テロを起こすつもりだったんだな</p><p>天童乙女に毒物を飲んで死ぬ様に指示したように</p><p>天童貞男は、自分たちの命も安いものだと思っている</p><p>しかしミナホ姉さんからの連絡で</p><p>ヨミという手柄を手にして関西へ戻れる可能性ができたから</p><p>無理な自爆は止して爆弾だけここにセットして、タイマーで爆発させるつもりだったんだろう</p><p>全員、一気に気絶させるしかありませんでした</p><p>最後の部屋も何が仕掛けられているか判りません</p><p>残るヤクザは１人</p><p>今の子は、さるかに合戦を知らないみたいです</p><p>というか、話も改変されていて</p><p>お祖母さんは死なないで、ケガするだけとか</p><p>牛の糞は登場しないとか</p><p>さて、そろそろ大徳寺園子の設定を考えよう</p><p>せめて、年齢だけでも</p><p>さすがに次話には、登場させないといけないので</p><p>906．夜は楽し　／　制圧</p><p>最後の一番奥のドアがゆっくりと開いていく</p><p>敵が、自分から外に出て来た</p><p>それは野太いオンナの声だった</p><p>デ、テメェら、今、何をしやがったんだよっ</p><p>ああ、そのオンナはわずかに開いていたドアの隙間から、廊下の様子を監視していて</p><p>美智の心月の余波を食らったんだな</p><p>オンナは怒りに歪んだ顔だけを、廊下に出す</p><p>身構える美智</p><p>至近距離で心月を食らったイーディは、まだ動けないで床に倒れたままだ</p><p>オレと天童乙女は、廊下の途中</p><p>寧と木下さんとアーデルハイトさんは少し離れたロビーに居る</p><p>乙女っ、あんた、あたしたちを裏切ったんだねっ</p><p>憎しみの眼で、天童乙女を見る</p><p>ヒロミさんっ</p><p>天童乙女が、思わずそうを口走った</p><p>つまりこのオンナが天童貞男グループの謎のオンナ、イワサキ・ヒロミか</p><p>もう逃げられないですよぉ大人しくした方がいいんじゃないですかぁ</p><p>木下さんが、相変わらずのニコニコ顔でイワサキ・ヒロミにそう言う</p><p>ふざけんなっこれを見なよっ</p><p>ゆっくりと廊下に出て来るイワサキ・ヒロミ</p><p>その胸には隣の部屋に居たオトコのヤクザしと同じ</p><p>ダイナマイトを巻いたベストを着ている</p><p>半裸の少女を抱きかかえていた</p><p>そ、園子</p><p>天童乙女が呆然となる</p><p>少女は、何度も激しく犯されていたことが明白だった</p><p>下半身には何も身に付けておらず髪はぐしゃぐしゃで、心が喪失してしまったかのような呆けた表情をしていた</p><p>眼にも生気がない</p><p>１０メートルは離れているオレたちのところまでぷーんと、汗と精液の匂いが漂ってきた</p><p>ヒロミさんあんた、園子に何をしたんだぁっ</p><p>天童乙女が叫ぶが</p><p>このまま、みんなで爆死するっていう可能性もあったんだオトコたちが最後にイッパツってヤりまくったのさ仕方ないだろ</p><p>イワサキ・ヒロミは言う</p><p>あんたがいけないなんだよ乙女っあんたが予定通りに香月の屋敷の中で死んでいたら、こんなことにはならなかったんだっ</p><p>こいつらの最初の計画では天童乙女が香月家のパーティの途中で変死することで、スキャンダルに陥れるということだった</p><p>それが上手くいかないのなら全員で派手に爆死してそれを香月家のせいだという話しにして、スキャンダルに発展させることになっていたのか</p><p>とにかく何らかの成果を得ないことには、関西の組織の親分たちに対してメンツが立たない</p><p>ミナホ姉さんがヨミを関西へ連れて行くという、別の成果を提案したのは追い込まれたこいつらが無茶なことをしないようにか</p><p>こっちに来るんじゃないよっこの子がどうなってもいいのかいっ</p><p>イワサキ・ヒロミは意識が朦朧としている半裸の園子さんの首筋に、右手でナイフを突き付けていた</p><p>左手には自爆ジャケットの起爆装置のスイッチを握っている</p><p>さっきの変な技を使ってもあたしは前に倒れるからねっ倒れた拍子にスイッチは押されるし、この子は死ぬよっ</p><p>それ以前に心月を受けた瞬間に、筋肉が強く収縮してしまう恐れがあります</p><p>この状況では美智の心月は使えない</p><p>しかしそれ以前に</p><p>このオバサン死ぬ気だったら、とっくに起爆スイッチを押しているよな</p><p>つまり、死ぬ気は無い</p><p>今、こんな風に人質を取ってみたけれど</p><p>この先、どうするかについては、ノープランなんだ</p><p>ひ、ヒロミさんあ、あたしはどうなってもいいからそ、園子は、園子のことは放してやってくれよっ</p><p>天童乙女が、オバサン・ヤクザに叫ぶ</p><p>冗談じゃないよっ、乙女っ親をバカにしやがって</p><p>親</p><p>あんたみたいな親を裏切る様な子は、いらないんだよっ</p><p>マズい感情が高ぶりすぎている</p><p>このままだと、突発的に、起爆装置のスイッチを押したり園子さんの首筋を切り裂いたりしてしまうかもしれない</p><p>不意に、木下さんがとぼけた声を出す</p><p>お話中のところ失礼致しますがこっちから見てて、アレレって感じたんですけれどぉぉ</p><p>人に親切をする時のように</p><p>木下さんは、ニッコリと笑って言う</p><p>その起爆スイッチコードが爆発物に繋がってないですよ</p><p>あ、ホントだ線が繋がってないや</p><p>ああ、そうですねそれでは爆発しないですよ</p><p>アーデルハイトさんまで</p><p>少し離れたロビーから俯瞰して見ている３人が揃って同じことを言う</p><p>繋がってないう、嘘だろっ</p><p>イワサキ・ヒロミは自分の左手のスイッチから、自爆ジャケットに繋がるコードを眼で確認する</p><p>左手を大きく上にあげて自分の脇の下を覗き込む感じで</p><p>そして、ギュッとする</p><p>ああああっ、ホントに繋がってないじゃないかっっ</p><p>コードの端っこはプラプラ宙に揺れていた</p><p>動けなかったはずのイーディがババッと飛び起きるっ</p><p>何だいっ</p><p>イワサキ・ヒロミがイーディを意識した時には美智の赤いムチが、彼女の手のナイフを弾き飛ばしていた</p><p>BAWOO</p><p>そのまま、イーディの跳び蹴り一発</p><p>ギャウッ</p><p>イワサキ・ヒロミは、失神するッ</p><p>そ、園子ッッ</p><p>急いで、彼女の方へ走る天童乙女</p><p>もう、大丈夫だよっ園子ぉぉっ</p><p>イワサキ・ヒロミから園子さんを引き剥がし、抱き締める</p><p>園子あたしだ乙女だよっ園子ぉぉ</p><p>必死に園子さんに話し掛ける</p><p>おおとめ</p><p>ようやく、園子さんは天童乙女を認識する</p><p>ああ判るかいあたしだよもう大丈夫だから</p><p>し、シゲヨは</p><p>シゲヨさんは園子さんと一緒に、ヤクザたちに犯されていたもう１人の女の子の名前だ</p><p>コッチの部屋に居るネアア、このコも酷いことになっているヨ</p><p>イーディが奥の部屋を確認してそう言う</p><p>デモ、大丈夫精神的にダメージを受けているダケで死んではいないネ</p><p>シゲヨも大丈夫だよ園子</p><p>天童乙女がギュッと園子さんを抱き締める</p><p>イーディが、オレに声を掛ける</p><p>ヨッちゃんほら</p><p>寧がロビーから、オレを手招きする</p><p>すぅぅ、はぁぁ</p><p>美智が深く呼吸を整えている</p><p>オレは、急いでロビーへと戻る</p><p>木下さん、もう一発来ますから</p><p>アーちゃんもさっきと同じ感じで耐えてねっ</p><p>オレと寧は身を屈めて眼と耳を強く塞ぐ</p><p>木下さんとアーデルハイトさんも、オレたちに習ったようだ</p><p>オトメゴメンネ</p><p>イーディの声の後に</p><p>心月ッッ</p><p>再び美智による気の爆弾が炸裂する</p><p>バムゥゥゥゥゥゥッ</p><p>気の爆風が吹く</p><p>眼を開けると</p><p>ああ天童乙女と園子さんも、グッタリと気を失っていた</p><p>部屋の中のコもちゃんと気絶しているネ</p><p>イーディが、シゲヨさんの様子を確認する</p><p>このまま意識があるより気絶しちゃった方が楽になれるからねここから移動させるのも、この方が楽だし</p><p>寧がそう言いながら、通信機を取り出す</p><p>作戦終了全部終わりっ、問題無しミナホお姉ちゃん、こっちに来て</p><p>イーディと美智が、園子さんを抱き締めたまま気絶している天童乙女とイワサキ・ヒロミを見ている</p><p>この２人</p><p>ソウネ</p><p>そこへ、トコトコと木下さんが入って行き</p><p>はい多分親子なんだと思いますぅ</p><p>親子</p><p>天童乙女とイワサキ・ヒロミが</p><p>オレとアーデルハイトさんも天童乙女たちが倒れている廊下へ向かう</p><p>寧はロビーのガラス・ドアのカーテンを開けてミナホ姉さんたちが来るのを待っている</p><p>ホントの血の繋がった親子じゃなくて義理の親子なんでしょうけど</p><p>いや、でもイワサキ・ヒロミって同性愛なんじゃなかったか</p><p>それで天童乙女とも、同性愛の関係にあったはずだ</p><p>両方イケルクチだったんだと思いますよぉほらあっちに倒れている天童貞男さんとと深い関係だったみたいですぅ香月セキュリティ・サービスの関西支部から届いた調査レポートに、そう書いてありましたからいわゆる内縁の妻みたいな感じなんだと思いますぅ</p><p>内縁の妻</p><p>天童家の父親と娘両方とも、食べちゃってたノネ</p><p>そういうオンナなのか</p><p>ああ、だから天童乙女は</p><p>イワサキ・ヒロミは娘を連れてきていないと言う嘘を吐いたんだ</p><p>自分がこのオンナの娘であることを認めたくなくて</p><p>オレたちを騙そうとしたんじゃなかったんだな</p><p>こんなオンナを母親とは認めたくなくて</p><p>それで、心の底の方に思いを沈め込んでいたんだ</p><p>まあ、色々あるネ家族のことハ</p><p>でも、イーディ何でお前、美智の心月を至近距離で食らって平気なんだ</p><p>心月は、広範囲MAP兵器みたいな技だが</p><p>自分の味方も、打ち倒してしまうのが弱点だった</p><p>工藤流古武術ダカラなのネ</p><p>工藤流の奥義は気を反らすことで、気の技を使う者と闘うということでした</p><p>美智が、言葉を続けた</p><p>そのことを、美智たちは今日の昼間のパーティで、キョーコさんから学んだ</p><p>その応用ダヨネ工藤流の気の受け流しの技を使って、心月の気の波動も受け流したノヨ</p><p>つまり工藤流を学んだ人間には、心月は効かないってことか</p><p>正確には工藤流のような技を学んだヒトナノネ</p><p>世界は広い</p><p>イーディがお祖母さんから習ったニューオリンズの暗殺教団の秘術だって</p><p>工藤流古武術と、とても近かった</p><p>気を使う技を発展させていけばいずれは行き着くネ</p><p>心月が使えたり、心月が効かない武術者は他にもいる</p><p>いやいやいやこんな技が使える人は、世界中探してもそうはないですよぉ</p><p>木下さんが言う</p><p>デモ心月が無敵ではないということは判ったノネ</p><p>はい例えば、ダダドムゥおじ様のような方には、心月は使えないと思います</p><p>美智の言う通りあの異次元戦士も、気を受け流すもんな</p><p>はい、おじ様は決して、場の空気をお読みにならないですもんねぇ</p><p>木下さんが、ニコニコしてそう言った</p><p>わたくしは、あのおじ様には大変可愛がっていただいていますが１年に２回ぐらいにしたいですぅおじ様とお話するのはぁ</p><p>あのオジサンの方は木下さんのことをもっともっと可愛がりたいと思っているよっ</p><p>ムフフッと笑いながら寧がやって来る</p><p>もっと可愛がるってどういうことですかぁ</p><p>キョトンとする木下さん</p><p>ていうか、今はどんな風に可愛がってくれているのっ</p><p>寧の質問に、木下さんは</p><p>えーと会う度に、お小遣いをくれますちゃんとポチ袋に入れて去年まで、２０００円だったんですけれど、今年から２５００円になりましたぁ</p><p>ああホントに木下さんを、子供扱いしているんだ</p><p>何とかなったみたいね</p><p>安城さんの姉妹にはトラックの方の警備に行ってもらったわ</p><p>ヨミと月子の方は</p><p>２人は無事なんだろうか</p><p>問題無いわ月子さんがもう一つのグループの方、猪鹿蝶一郎たちを全員捕獲したから</p><p>月子が</p><p>トラックの中に縛られて、猿轡をされて巫女の力が使えないヨミさんだけを残してあたしと美智さんは、車から離れたでしょ</p><p>ミナホ姉さんは安城姉妹の曲芸パフォーマンスの観衆に紛れ込み</p><p>美智は、このカラオケボックス店の中へ飛び込んで来た</p><p>だから猪鹿蝶一郎さんは、漁夫の利でヨミさんを捕まえようと、みんなしてトラックへ押し掛けて来たわけ</p><p>天童たちが来る前にヨミを捕らえてしまおうと</p><p>そして、トラックの荷室へ入ってみんな、月子さんの力に支配されちゃったわけ</p><p>ああヤクザたちは、月子もトラックの中に居たことは知らなかったから</p><p>で月子さんが支配したヤクザを使って、猪鹿蝶一郎さん本人も呼び出して</p><p>精神支配しちゃったんだ</p><p>そういうことよゴキブリホイホイみたいだったわよヤクザたちが、どんどんトラックに乗り込んで来てみーんな、制圧されちゃったんだから</p><p>月子は凄い</p><p>頭が切れる上に、度胸もある</p><p>落ち着いているしな</p><p>で今は</p><p>翔さんにお願いして香月セキュリティ・サービスの私服部隊に来て貰っているわヤクザさんたちは監視の下、自分の足で、例の香月セキュリティ・サービスの使っていない施設に行ってもらうからここにも来るわよヤクザたちと女の子たちを別々に運び出すわ女の子たちは、ちゃんと女性警護員が搬送してくれるそうよ今日の昼間のパーティにメイド服を着て、たくさん来てもらっているから人数的にも問題はないでしょうし</p><p>あれ、オレが段ボール箱に詰めてトラックに詰め込むっていうのは</p><p>いいのかオレ、働かなくて</p><p>あなたは、そんなことしなくていいわよ</p><p>いや、でも今回は裏の仕事だから、香月セキュリティ・サービスには手伝ってもらわないで全部、オレたちでやるんじゃなかったの</p><p>裏のことは黒い森だけで</p><p>もういいのよ敵の関係者は、全員、捕まえちゃったんだから表も裏もないのよ</p><p>ていうか本当は、表も裏も無いのよ香月セキュリティ・サービスも黒い森も上に居る人間は一緒なんだから</p><p>ミナホ姉さんは天童乙女を見る</p><p>あれは天童さんに、２つの組織が一体ではないと思い込ませるために言ったことなのよ</p><p>裏と表は別だと</p><p>ていうか今後も、外の人にはそう思わせないとダメよ２つの組織がどちも、あなたをトップにして成立しているということは知られてはいけないことだから</p><p>香月セキュリティ・サービスは、香月家の組織だから本当のトップは、ジッちゃんだ</p><p>黒い森は、ミナホ姉さんがボスだけれど香月家と提携しているだけで、傘下ではない</p><p>ミナホ姉さんがしている香月セキュリティ・サービスの仕事だって業務を請け負っているだけで、香月セキュリティ・サービスの正社員になったわけではないから</p><p>つまり黒い森の犯罪が、世の中にバレたとしても</p><p>香月家に飛び火することは無い</p><p>そんな犯罪組織と取引しているとは、知らなかったと突っぱねることができる</p><p>黒い森が香月家に属していない以上は</p><p>しかしゲンジツは</p><p>オレたちの家族というものがありその中で、黒い森組と香月セキュリティ・サービス組に分かれているだけだ</p><p>オレたちは運命共同体で繋がっている</p><p>表の香月セキュリティ・サービスと裏の黒い森を状況によって使い分けているだけだ</p><p>そのことは世間にも、他の裏社会の組織にも知られてはいけない</p><p>なぜ、それをわたくしが居る場でおっしゃるのですか</p><p>アーデルハイトさんが、ミナホ姉さんに言う</p><p>だってあなたはもう気付いているでしょ今更、後戻りはできないってことに</p><p>クスッと微笑むミナホ姉さん</p><p>あなたの大切なお嬢様は全然、気付いていないみたいだったけれどでも、あなたはあのお嬢様よりも鋭敏で頭が良い子のはずよ</p><p>香月家の秘密を見せていただいた以上、もはや、逃げ出すことはできないということは判っております</p><p>みすず様、瑠璃子様その他の方たちの、あのああいう行為を、その見せていただいたということは</p><p>ああいうって</p><p>ああ、風呂場でのセックスか</p><p>香月家に忠誠を誓わなければ処分されるということなのでございましょう</p><p>そんなことナイネツキコが言ってたと思うケレド今日一日ぐらいの記憶ならサクッと消せるネ</p><p>そうだよ勘違いしちゃダメだよヨッちゃんたちはさ仲間にしたい子にしか、自分のああいう姿は見せないからねっ</p><p>わ、わたくしをあの仕えさせるのではなく</p><p>アタシは仲間になれると思うヨアーデルハイトとマリコは</p><p>まり子って鳥居さんのことか</p><p>オトメは無理かもシレナイ</p><p>イーディは、失神している天童乙女を見る</p><p>わたくしと天童乙女さんと何が違うと言うのですか</p><p>アーデルハイトさんが、尋ねた</p><p>INTELLIGENCEヨ</p><p>い、いんてりって</p><p>インテリジェンス知性ってことネ</p><p>イーディは、オレに微笑む</p><p>アーデルハイトさんは、頭が良くて天童乙女は、頭が悪いってことか</p><p>ソウジャナイヨ頭脳の明晰さとは関係無いネもちろん、身体能力とも関係無いヨ</p><p>えっとオレには、よく判らない</p><p>他の家族と、仲良く一緒に生きていくための広い視野を持っているかってことなんだと思うよっ</p><p>アーデルハイトさんはみんなが話している時に、邪魔にならないように静かに控えているでしょ周りの人たちが、自分には判らない話をしていてもジッと話を聞いて、情報を集めたりそういうのが知性でしょ</p><p>オトメは自分の話したいことしか話さないし人の話は聞かないノネ</p><p>いやそれは判るけれど</p><p>そんなこと言ったら鳥居さんが、一番、自由奔放じゃないか</p><p>周りの空気を読まないで話したいときに話すし</p><p>聞きたいことは、その場で聞くし</p><p>ソレが違うノネ</p><p>あの人は計算して、ああ演技していらっしゃいますから</p><p>図々しい人の演技をしているだけで本当は繊細な人だと思うよあたしも</p><p>あたしなんて、ヨッちゃんたちが話しているのを監視カメラで観ていたからさ、あの子のお芝居はよーく判ったよ</p><p>ああ、来たみたいね翔さんの部下の皆さん</p><p>ミナホ姉さんがガラスドアの外を見て、そう言った</p><p>車だと目立つから私服で歩いて来たらしい</p><p>香月家の邸宅の香月セキュリティ・サービスの警備施設から</p><p>女の子たちは全員天童乙女さんも含めて、香月セキュリティ・サービスの診療所でお医者さんに診てもらうから</p><p>性病にかかっている可能性があるわ天童貞男さんたちがそういう病気を持っているかもしれないでしょ</p><p>オトコのヤクザたちは他でもオンナを買ったりしているだろう</p><p>その病気が娘たちにも感染している</p><p>でもホントに犯されるところまでいってたのは２人だけだろ</p><p>園子さんとシゲヨさんだっけ</p><p>処女は奪わなかったとしてもフェラチオぐらいさせていたかもしれないわ</p><p>天童乙女さんには、毒薬持たせて自分たちは、自爆テロの準備でしょあのヤクザたち、死ぬかもしれないってことになって娘さんたちに無茶なことをしたかもしれないわ</p><p>そうだった天童乙女は、約一週間前から、水島家に潜入していた</p><p>天童乙女がいない間に園子さんたちの他にも、性的虐待を受けた子がいるかもしれない</p><p>性病の中には、キスで感染するものもあるから</p><p>全員のチェックが終わるまであなたは女の子たちに触れてはダメよ</p><p>オレがもし性病にかかったら</p><p>家族のみんなに拡がってしまう</p><p>それだけはできない</p><p>でもさぁ、あの人たちホントに死ぬ気とかあったのかな</p><p>このオバサンが自爆用のジャケット着てたけれど、爆破スイッチのコードは繋がってなかったしさ</p><p>イワサキ・ヒロミはオレたちが指摘するまで、そのことに気付かなかった</p><p>天童貞男さんたちは組織の命令なら、人を刺したり殺したりするのは恐れないし、それで刑務所へ行くことになっても全然平気っていうのがウリだったでしょ</p><p>だから親分の命令なら、何でも聞くっていう風に思われていたのよね周りからも自分たち自身も</p><p>自分も</p><p>だけど人を傷つけることに躊躇しないっていうことと、自分が死ぬことに躊躇しないっていうことは別だから</p><p>人は傷つけられても自分が死ぬのは怖い</p><p>きっと、天童さんの仲間の誰かが怖くなって、自爆装置のコードを外したのよそのまんまにしておくと、仲間の誰かが自暴自棄になって勝手にスイッチを押しちゃうんじゃないかって思って</p><p>心の準備ができていないのに、いきなりボカンとか嫌でしょ</p><p>失礼致しますＢ班の斉藤です</p><p>ガラスドアをごく普通に開けて１人の私服警護員が入って来る</p><p>おっ、斉藤さーん待ってましたよー</p><p>木下さんが、ニコニコ顔で出迎える</p><p>日本の雑誌の黄金期は、90年代だと思う</p><p>記事は面白く、写真とレイアウトは素晴らしく、紙質も良かった</p><p>色んなコトが学べたし</p><p>今は紙質は悪くなり、ページは減った</p><p>記事もうーん</p><p>80年代の半ば頃のマリークレールの日本版が凄まじいレベルだった</p><p>何が凄いって</p><p>化粧法と、身の上相談と、セックス記事がそもそも載っていない</p><p>そして、例えば映画の特集とかだと</p><p>普通は、その映画監督についての紹介から始めるはずなのだが</p><p>当時のマリークレールは読者の皆様は、当然、＊＊監督のことはもうご存じでしょうと、基本的な説明は一切しない</p><p>映画雑誌よりも、専門的な記事とかが載ってて</p><p>半端じゃなくキレキレだった</p><p>90年代の頭に、古本屋で必死になってバックナンバーを買った覚えがある</p><p>今はサブカル系の雑誌も、ずいぶん廃刊になっているんですよね</p><p>907．夜は楽し　／　帰宅</p><p>お帰りご飯できているよっ</p><p>香月家本家の邸宅あの広大な屋敷に戻ってきた</p><p>玄関口でマナが、出迎えてくれる</p><p>まだでも取りあえず、一山終わった感じだよ</p><p>カラオケ屋の方は、香月セキュリティ・サービスに任せて</p><p>オレたちは、香月家の本家邸宅に戻って来た</p><p>カラオケ店から少し離れた道で、翔姉ちゃんが廻してくれた車に乗って</p><p>とにかくこの邸宅の周りにウロツいているヤクザたちは、全員捕獲した</p><p>香月セキュリティ・サービスが、屋敷の周囲の監視カメラを全てチェックしているからそれは確実だ</p><p>関西の組織から送り込まれて来た連中は全員、抑えた</p><p>今度は、捕まえたあいつらを処理しないといけない</p><p>お帰り、パパ</p><p>お帰りなさいですのっ</p><p>真緒ちゃんとアニエスのコンビが、早速、オレに走って来る</p><p>あれれヨミちゃんたちは</p><p>アニエスが出掛けた時より、人数が減っていることに気付く</p><p>ああ、ヨミと月子とミナホ姉さんはまだお仕事だご飯は、後で食べるって</p><p>天童貞男のクズ・ヤクザグループとその監視役だった猪鹿蝶一郎の一派</p><p>そして天童乙女の仲間のヤクザの娘たち</p><p>イーディの打撃や美智の心月で気絶した連中は全員、今は使っていない香月セキュリティ・サービスの旧・研修館へ秘密裏に運ばれる</p><p>３人はそっちに付くことになった</p><p>ヤクザたちの意識が戻ったら巫女の力で制圧するために</p><p>心を読んでまだ何か隠していないか探るという作業もある</p><p>ミナホ姉さんは、２人の指示役として残った</p><p>ヤクザたちの心から何を読み取るべきかどんな情報に注意するかは、裏社会の情報分析能力のあるミナホ姉さんでないとできない</p><p>木下さんも、向こうに残った</p><p>オレと一緒に戻って来たのは寧と美智とイーディとアーデルハイトさんと安城姉妹だ</p><p>オレも晩ご飯を食べたら、もう１回、外へ行かないといけないんだ</p><p>心の調査とそして、ヤクザの娘たちの肉体の診断が終わるまでには時間が掛かる</p><p>その間に、みんなと夕食を食べてくるようにミナホ姉さんに言われた</p><p>一度、頭をクールダウンさせるために</p><p>えーっそうなんですの</p><p>うー、つまらないーっ</p><p>アニエスと真緒ちゃんはオレに遊んで欲しかったみたいだけれど</p><p>ほらほら、我が儘言わないのっ今夜は、遊ぶ相手がいっぱいいるんだから新しい家族と仲良くなる時間にしなさいっ</p><p>寧が、笑顔でお姉さんをする</p><p>そうヨ、カレンとは仲良くナッタカ</p><p>イーディも小さい子たちを、いつも気遣っている</p><p>それなら、大分、仲良くなりましたのねぇ</p><p>そうだよっ可憐ちゃんとは、もう仲良しだもんねっ</p><p>２人の少女は顔を見合わせて微笑み会う</p><p>ああルナを置いていったのは正解だったな</p><p>真緒ちゃんにアニエスルナとコヨミちゃんそして、可憐さん</p><p>年少組がこれだけ集まれば、何とか仲良くなってくれるだろう</p><p>パパ疲れてるみたい</p><p>うん、お疲れですの</p><p>真緒ちゃんとアニエスが、オレの顔を見上げて言う</p><p>正直、ちょっとくたびれている</p><p>風呂場での連続セックスよりもヤクザとの闘いの方が疲れた</p><p>お疲れ様ご飯食べたら、ゆっくり休みなさい</p><p>翔姉ちゃんが、廊下の奥から現れる</p><p>ああ、そうさせてもらうよ</p><p>状況は、ずっと観ていたわ</p><p>ああ、監視カメラで</p><p>こっちが想定していたよりもハチャメチャな人たちだったわねまさか、爆発物まで用意していたとは</p><p>やっぱり理詰めで考えたら、ダメねああいう人たちは、ホント、こっちの考えの斜め上だから危ない目に会わせちゃってごめんなさい</p><p>気にしない、気にしないネ何とかなったカラ</p><p>はい貴重な体験をさせていただきました</p><p>イーディと美智は、そう言う</p><p>うん、まぁ問題無しだよあたしたちもイーディとミッちゃんが規格外だから</p><p>ヤクザたちも、こんな若い美少女たちが気の技を巧みに操るとは想定していない</p><p>というかオレたちみたいなのが、実戦部隊としてやって来るとは思っていなかったろう</p><p>攻撃してくるのなら、大人の香月セキュリティ・サービスの正規部隊だと思っていたはずだ</p><p>でも、ちょっともどかしいのよねせめて現場にわたくしが立ち会えれば良かったんだけれど</p><p>とはいうものの</p><p>さすがに、香月セキュリティ・サービスの表の顔である翔姉ちゃんが、現場で陣頭指揮を執るのは目立ちすぎる</p><p>それに、今日はジッちゃんが在宅だ</p><p>ジッちゃんをここに置いて翔姉ちゃんが外に出れば、それだけで敵の関心を惹く</p><p>翔姉ちゃんが、さっきのカラオケボックス店へ向かっていたら</p><p>猪鹿蝶一郎たちのグループは、慌てて撤退してしまっただろうし</p><p>天童貞男は外に翔姉ちゃんの姿を見たら、破れかぶれになって自爆テロを仕掛けたはずだ</p><p>街の人を巻き込むだけよりも香月セキュリティ・サービスの現場責任者も爆死させることができれば</p><p>関西の組織の上層部からは、高く評価されるだろうから</p><p>香月家に対する嫌がらせとして大成功なだけでなく後で、爆発テロ事件を香月家のせいだと広めるのにも有効的な一手となるのだから</p><p>それで敵の動きはどう</p><p>天童貞男と猪鹿蝶一郎の２派が潰れたところを狙ってさまさか、また関西の連中が第３の部隊を送り込んで来ているとかは</p><p>そういう可能性は無いのか</p><p>こちらの心の隙を突いて</p><p>それは無いわよ安心して</p><p>翔姉ちゃんが、ニコッと笑う</p><p>元々、関西から上京してくる向こうの組織ヤクザたちは地元を離れた段階で、全員、捕捉しているわ香月セキュリティ・サービスには、関西支社だってあるんだから</p><p>３番目の敵のグループは来ていない</p><p>それに麗華も含めて、香月セキュリティ・サービスの最強部隊の人員は、この屋敷の中に温存されたままようちの会社に属しているユーメードコロはね</p><p>翔姉ちゃんとレイちゃんに大徳さんたち谷沢チーフも、ここに居る</p><p>天童貞男さんとか猪鹿蝶一郎さんたちが、わたくしたちに対し何らかのダメージを与えることができたのなら、次の矢を放つという手もあるけれど先遣部隊が完全に不発に終わった以上、下手な動きはしないわよムダ死にを増やすだけだから</p><p>それと関西の組織に近い東京の暴力団組織には、全てこちらから脅しを掛けておいたわ歌晏様のお家も動いて下さったみたい</p><p>ああ、桃子姉ちゃんの歌晏家も</p><p>名家のお嬢様たちのパーティに、ヤクザがスパイを潜り込ませるような遣り口は許せないだろうしな</p><p>ていうか関西の組織が香月家をスキャンダルに陥れるために雇っていたジャーナリストの会社とか、弁護士の事務所とか全て、歌晏様の方で始末して下さったわ</p><p>歌晏様は香月家の香月セキュリティ・サービスみたいな実働部隊はお持ちでないから裏の世界には、直接的に力を発揮なさるのよ</p><p>歌晏家が懇意にしている裏社会の大物を使って関西のヤクザと繋がりを持った連中を全て処分させたのか</p><p>ということだから新規の敵は、もう来ないわ一応、このお屋敷の周囲の警戒レベルはマックスのままにしているけれど</p><p>全員捕獲したとはいえあの人たちの処分が終わるまでは、警戒態勢を崩すべきではないということですね</p><p>天童グループと猪鹿グループで合計して３０人近いですからねこれだけまとまった人数の敵が、すぐ近所に居るんですから</p><p>うん気は緩められない</p><p>あいつらが、何かのトラブルで全員逃げ出すなんてことだって起きるかもしれないんだから</p><p>捕獲した人たちの処理は、なるべく早く済ませたいわ</p><p>翔姉ちゃんの言葉は、重い</p><p>でも、医療班が血液検査をするのに１時間ちょっともかかるみたいなのよ</p><p>血液検査</p><p>Darlingオトメの仲間の女のコたちのコトネ</p><p>イーディが、オレにそう言う</p><p>血液検査というのはあの少女たちが、性病や他の病気に感染していないかどうかのチェックか</p><p>もちろん身体の傷なんかも手当てするわよ</p><p>翔姉ちゃんは、言葉を選んでくれている</p><p>アニエスや真緒ちゃんの前で性的虐待という言葉を出さないように</p><p>まあここのお屋敷はさっ、すぐ脇に香月セキュリティ・サービスの施設があるからさっお医者さんや医療設備も充実しているから助かるよねっ</p><p>寧が明るい声で、そう言う</p><p>香月家の本宅を警護するためだけに中規模のビルが一棟建てられている</p><p>警護員だけでなく、医師も常駐している設備が</p><p>いつもみたいにさ池田先生の所まで連れて行くとか、ちょっと大変だもんねあの人数じゃさ</p><p>トイウカ短時間で血液検査ができるような機器は、個人の医院に置いてないネ</p><p>ダカラ、ショウの１時間ちょっともかかるは間違いネ１時間チョットであの人数の血液検査の結果が判るのなら大したモノヨ</p><p>池田先生は、個人医院の上に非合法なお医者さんだし</p><p>でも、香月セキュリティ・サービスの医療班のおかげで、ヤクザの女の子たちの診察が秘密裏にできる</p><p>園子さんとシゲヨさんが親のヤクザたちの慰み者になっていたことも、秘密にすることができるかもしれない</p><p>とにかくしばらく、ご飯を食べて休んでいて</p><p>翔姉ちゃんは、オレたちにニコッと微笑む</p><p>そうそう、ご飯ご飯</p><p>マナも、そう言った</p><p>あ、そうだそう言えばさ</p><p>キョーコ・メッサーさんたちもう、とっくに着いている頃よね</p><p>キョーコさんとミス・コーデリアは昼過ぎに関西へ出発した</p><p>ジッちゃんの依頼で関西の組織に、今日の報復をするために</p><p>ヤクザというのは得意技が嫌がらせだって聞いたネ</p><p>デモキョーコなら、どんなヤクザよりも数百倍は、ヒドいことをするネ</p><p>うん、そうだと思うあーあ、カワイソウだねっ</p><p>キョーコさんたちが暴れているのなら</p><p>関西の組織から、オレたちを攻撃する指示はしばらくは出ないな</p><p>東京のコトになんて、手を出している余裕はもう無い</p><p>あのお話はもうお済みでしょうか</p><p>でしょうか</p><p>安城ミタマさんとキヌカさんが翔姉ちゃんに話し掛ける</p><p>ええ、なあに</p><p>翔姉ちゃんが、笑顔で２人を見る</p><p>ああ、ギャラのことね</p><p>安城姉妹が、オレたちの作戦に参加してくれたのは</p><p>主家である鞍馬さんの借金の返済を、少しでも助けたいと思ったからだ</p><p>ええ、約束通りちゃんと払うわよ時給１０５０円に</p><p>せ１０５０円</p><p>そんな契約でやっているのか</p><p>危険手当を１５００円足すわそれにボーナスよね</p><p>翔姉ちゃんの言葉に、ミタマさんは</p><p>我が妹キヌカは、とっさの機転で敵を１名捕獲しました</p><p>ああ、天童貞男を</p><p>はい、ギャラクシィ・ヒップ・プレス２回転捻りですっ</p><p>き、キヌカさんあれ、そんな名前の技なんだ</p><p>判っているわ特別ボーナスとして３０万円支払うわそれでどう</p><p>ございますっ</p><p>ミタマさんとキヌカさんも興奮気味にそう言う</p><p>この子たちはずっと名家の鞍馬家の家臣として生きてきたから</p><p>世の中の金銭的な相場とかは、全然、判っていないんだ</p><p>それで、あのわたくしたちのお嬢様たちにお会いすることはできますか</p><p>ますかっ</p><p>今度は一転して寂しそうに、翔姉ちゃんに尋ねる</p><p>ごめんなさいそれはわたくしではなくて閣下やみすず様たちがお決めになることよ</p><p>翔姉ちゃんは、笑顔を崩さずにそう言う</p><p>もしかしたら夕食の席に、鞍馬様たちのご姉妹もお呼ばれになられるかもしれないけれどわたくしには、判らないですわ</p><p>ますか</p><p>ぐったりとうな垂れる安城姉妹</p><p>トニカク、ダイニングルームへ行ってみるネ</p><p>イーディが２人に言う</p><p>わたくしたちもよろしいのですか</p><p>ですか</p><p>ああみすずや瑠璃子との夕食だから</p><p>警護役の自分たちは、参加できないと思っているのか</p><p>ヨッちゃん、どうするっくくっ</p><p>寧が笑って、オレを見る</p><p>たった今、一緒に戦った仲間なんだから一緒にご飯を食べようよ</p><p>大丈夫ですよっお二人の分も、ちゃんとありますから</p><p>よろよろよろよろしいのですね</p><p>ですね</p><p>まだ困惑している２人に、イーディが</p><p>イイカラ、来るノネ</p><p>どうぞこちらです</p><p>この香月家の邸宅に詳しい美智が、安城姉妹を先導する</p><p>安城姉妹にとっては、美智もイーディも香月家に関わる警護役だから</p><p>警護役も呼ばれる夕食会なら、自分たちが付いて行っても良いのではないかと思い直したらしい</p><p>さあ、アーちゃんも行こうっ</p><p>寧が、ずっと静かだったアーデルハイトさんに言う</p><p>どうしたのああ自分のご主人様に会うのが怖いっ</p><p>何で、アーデルハイトさんは</p><p>鳥居さんに会うのが怖くなるんだ</p><p>うーんヨッちゃんはいつでも、どこでも、どんな時でもヨッちゃんのままだから判らないかもねー</p><p>ほんの１時間の間に色々なものを見ましたから</p><p>アーデルハイトさんは、呟く</p><p>１時間てこの屋敷を出て、カラオケ屋で戦って、また帰って来るまで</p><p>ホンモノをいっぱい見てアタマをカチ割られてきたのね判るわ</p><p>わたくし何もできませんでした</p><p>ええ、アーデルハイトさん</p><p>いやいやいや、アーデルハイトさんはオレと寧と一緒に、最初に強行偵察に行ってそんで、ヒゲのヤクザが突き付けてきたナイフを蹴飛ばしたじゃないか</p><p>バシッと決まった重みと鋭さのある良いキックだった</p><p>それだけしかできませんでした</p><p>それだけでれば充分じゃないか</p><p>違うんだよヨッちゃんアーちゃんはさ、自分は現場でもっと動けて、働けるって思っていたんだよ</p><p>ほらアカデミーのライセンスを持っている人だからさっ</p><p>その言葉に、アーデルハイトさんはグッと落ち込む</p><p>日本は、資格よりも現場経験が優先だっていうのよく判ったでしょ</p><p>は、はいわたくし、自分がいかに増長していたか、よく判りました</p><p>ちょっと待ってよあの時のアーデルハイトさんは、あれで充分だよオレや寧のガードに専念してくれていて、とても助かったんだから</p><p>ああ、美智やイーディ並みに働くことができると自分の中のイメージでは、そう思っていたんだな</p><p>グダグダ言ってても仕方無いよ自分が思っているほど動けなかったっていうのなら次は、イメージ通りに戦えるように頑張るしかないんだから</p><p>そうね経験することでしか、身に付かないことがあるわ</p><p>翔姉ちゃんが、彼女に諭す</p><p>あなたは１３歳にしては飛び抜けた能力を持っているけれどプロの警護人としては、まだまだよ力もスピードも鋭さもね</p><p>反論しようとするアーデルハイトさんに、イーディが</p><p>ダメよ、そうやってアタマで考えすぎるノハ</p><p>優しい笑顔で、そう言った</p><p>アンタは、アタマが良すぎるノネだから今までは、アタマの中のイメージだけで自分はできるって思い込んでたノネそれが、今度はゲンジツのゲンバに出て、アタマの中だけで自分はダメなヤツだったと思い込んでいるヨ</p><p>アーデルハイトさんが、イーディを見る</p><p>真剣な眼差しで</p><p>アンタはさ評価の基準がキョクタンなのネ</p><p>評価の基準</p><p>アンタの中の世界は全然ダメかミンナが賞賛してくれるくらい凄いの２つだけなのネデモ、世の中にはその２つの真ん中にユル―いとりあえず、オーケイとかまあ、仕方ないけれどアリみたいなフンワリした世界もあるノネ</p><p>今日のアンタの仕事は、間違いなく合格ネアンタは、アンタに求められている仕事を、キチンとこなしていたネアレ以上のことができなかった自分はダメだっていうのは、間違っているノネ</p><p>アーデルハイトさんは何を苦しんでいるんだ</p><p>人より常に秀でていないと自分が不安なのよこの子は</p><p>そうやって、他の人たちよりも優れた才能と力を見せることで生き抜いてきた子なのよ</p><p>売春窟から脱出して</p><p>警護のアカデミー入学して、１３才でライセンスを取得したというのは</p><p>そ、そうですわわたくしはいつだって、他の人たちよりも強くならなければ這い上がらなければいけないんです</p><p>それがさっき圧倒的な、美智とイーディの能力に負けた</p><p>いや、アーデルハイトさん本人だけが、負けたと感じている</p><p>いや、わたくしよりもお二人の方が能力が高いことは、昼間のパーティの時に判っていましたでも、わたくしはもっと自分は動けるはずだともっともっと能力があるはずだと思っていたのです</p><p>最初のヤクザを倒した後残りの連中を全員、美智たちに取られるとは思っていなかったのか</p><p>しかも次々と起こるトラブルに対して、常に冷静に対処なさっていって</p><p>自爆ジャケットを着たヤクザに心月を食らわせたりあのわけの判らないイワサキ・ヒロミを撃退したり</p><p>黒森様たちまで、飄々として状況に平然と対処していらしてドキドキして何もできなくなったのは、わたくしだけで</p><p>それは違うよーっあたしたちは今日みたいな修羅場は慣れっこだしさっヨッちゃんは、ああいう時にビビらない病にかかっているだけだからっ</p><p>そうよこの人はちょっと壊れているのよ、そういう所の頭の回路が</p><p>翔姉ちゃんまで</p><p>でも、わたくしはわたくしは</p><p>イワサキ・ヒロミが自爆ジャケットを着て現れたことに、アーデルハイトさんはビビッたんだ</p><p>明確にこのまま死ぬかもしれないという恐怖を、生まれて初めて感じた</p><p>でも、オレたちがノホホンとしていたから</p><p>いや、それは違うってオレとヤッちゃんと、美智にイーディに、木下さんだろこのメンバーは、ホントにもう慣れっこなんだよ今日ぐらいのことはさ</p><p>違いますっわたくしがダメだったんです戦う意志に欠けていたんです</p><p>すると真緒ちゃんが、トコトコとやって来て</p><p>お姉ちゃんそういう時は、パパに甘えていいんだよっ</p><p>ぬししっ真緒判ってたよパパは、お姉ちゃんは連れて帰って来るけれどもう一人の眼付きの悪いお姉さんは連れて帰って来ないって</p><p>眼付きの悪いって天童乙女のことか</p><p>アニエスも、判っていましたのっ</p><p>アニエスもそう言って、微笑む</p><p>パパは可愛い女の子が大好きですけれど可愛いだけじゃダメなんですの</p><p>おいおい、何を言い出す</p><p>パパは可愛くて優しい子じゃないとダメなんですの</p><p>うん、そうだよねえユキノちゃんとかだってイジワルっぽいことを言ったりするけれど、とっても優しいもんねぇ</p><p>真緒ちゃんが、そう言う</p><p>それでパパは、お姉ちゃんのこと好きだよ</p><p>はいですのお姉さんは可愛くて、優しい人ですから</p><p>２人が、ニッと笑ってアーデルハイトさんを見る</p><p>わたくしが優しい</p><p>そんなことはございませんっわたくしは生き抜くために心を鬼にして、たくさんの人たちを蹴落としてきたのですから</p><p>だーかーらそういうのは、もういいから</p><p>そうそうもういいですのっ</p><p>クスクスと真緒ちゃんとアニエスちゃんが笑う</p><p>これからはパパとそれから真緒と</p><p>そうそう、みんなと一緒なんだから</p><p>お姉さんは自分の成長に合わせて、ゆっくりと頑張ればいいんですのっ</p><p>そうそうパパが見ていてくれるんだから</p><p>寂しい時は、いつでもギューッとしてくれますの</p><p>アーデルハイトさんは絶句している</p><p>役所に謄本を取りに行く</p><p>いや、何かよくは知らないのですが母の店の書類を</p><p>前は、倒れる前の父が取りに行ってくれていたらしいので</p><p>私どこへ行けば取れるんだ料金は</p><p>父うーん、多分、あの辺の駅だ</p><p>私あの辺じゃ判らないよ</p><p>父じゃあ、一緒に行こう</p><p>私だから、何という役所に行くんだ</p><p>父お前は忘れた場所は大体覚えている</p><p>というので恐る恐る、父と家を出ました</p><p>父確か、ここで電車を乗り換える</p><p>私うん</p><p>父確か、ここの駅だったと思う</p><p>父確か、こっちの道だ</p><p>そして法務局に着きました</p><p>父そうだそうだ確か、ここの3階だ</p><p>私証明書なんかの交付は、2階って書いてあるよ</p><p>父じゃあ2階だ</p><p>父確か、手数料が300円だ</p><p>法務局の人600円です</p><p>父じゃあ、600円だ</p><p>法務局ちなみに手数料じゃないんで、後ろの窓口で600円の収入印紙を買って来て下さい</p><p>父じゃあ、買って来なくちゃ</p><p>覚えていることと、記憶が曖昧なことがゴチャ混ぜでとても怖いです</p><p>まあ無事にもらって来れたので、いいのですが</p><p>908．夜は楽し　／　スープとカツレツとカレーとサラダ</p><p>もちろん、強制じゃないわよゆっくり考えていいことだから麗華に、あなたと話をするように言っておいたわ</p><p>翔姉ちゃんは、アーデルハイトさんに笑顔で言う</p><p>藤宮麗華さんでございますか</p><p>驚く、アーデルハイトさん</p><p>ええ、昔の麗華は今のあなたに、とってもよく似ていたのよ</p><p>昔のオレたちの家族になる前のレイちゃん</p><p>あの子は、香月セキュリティ・サービスという組織の中にいながら誰とも共闘できずに孤立していたわ何でも自分1人でやろうとして他人に心を開こうとしなかった</p><p>ああ、トップ・エリート警護人なのに英国紳士の男装でピリピリしていて、いつも1人で行動していたよな</p><p>だから、いつも精神的に不安定だったわ個人でどれだけ高い能力を持っていても、それではハイレベルの仕事はできないわ</p><p>アタシはこのFamilyに入って、ホントに良かったと思っているヨ全部、1人でやらなくていいカラさっきだってDarlingやネイたちが敵の注意を惹いて、アタシが飛び出して、最後はミチが突っ込んでクルお互いが何を考えていて、どう動いて、何をしたらいいのか、ちゃんと判り合っているから、スムーズに動けたのネ</p><p>どんなトラブルが起きても、お互いにフォローし合う自信がアルからネテンパったり、トッ散らかったりしないのヨ</p><p>それはチームとしての訓練ができているからでは</p><p>アーデルハイトさんが、イーディに切り返す</p><p>ノンノンノン、Teamでナイのネ、FamilyなのヨFamilyでないとこの連携はできないのネ</p><p>何が違うというのですか</p><p>カンケイの深さヨアタシたちのFamilyは、運命共同体ダカラ</p><p>ニッと、イーディは微笑む</p><p>ホントに血が繋がった血族よりも、濃い関係ヨアタシは、Darlingもミチもネイもマナやアニエスやマオのことも、大切ネ自分の命より</p><p>イーディは、アニエスと真緒ちゃんの髪を優しく撫でてあげる</p><p>なぜです本当の血族でもない人間たちにどうして、そんなに親近感が持てるのですか</p><p>アーデルハイトさんの問いにイーディは</p><p>ウーン結婚したみたいなコトと同じナンダと思うネ</p><p>結婚</p><p>ホラ、結婚シタラ血の繋がっていない人たちとfamilyになるネ普通は</p><p>血の繋がりはなくても、そこがアタシのHOMEで一緒に暮らしている人は、みんなアタシのfamilyネアタシが愛するべき人たちネ</p><p>ああ、その感覚よく判るわ</p><p>アタシは正式な結婚はデキナイけれどまあ、それはショーガナイのネアタシは普通のコじゃないカラ</p><p>アタシは人殺しを請け負う暗殺教団に生まれて、シカモ、その教団から売り飛ばされたノネ</p><p>ギョッとする、アーデルハイトさん</p><p>生まれがロクでもないのは、アンタだけじゃないヨアタシも、メチャクチャ、マトモじゃないノネ</p><p>でも、今の時代に人が売り飛ばされるなんて</p><p>別に珍しいコトじゃナイネルリコだって、Darlingに売り飛ばされたコだし</p><p>本当だよ瑠璃子はオレが、ジッちゃんから買い取ったから</p><p>３０００円で</p><p>悪いけれど冗談ではナイのネルリコ本人は、自分が売られた娘だということをよーく判ってイルシあのコをただのお嬢様だと思ったら、大間違いネあのコは、あのコで複雑な環境の中で、色々とツライ思いをして生きてきたんダカラ</p><p>香月家本家の娘という人生は決して楽ではない</p><p>アタシの話に戻るケレドアタシは売り飛ばされた相手から逃げ出して、Darlingのfamilyになったコなのヨ大正解だったネ今の生活は生きていることが、毎日楽しいモノ</p><p>アーデルハイトさんが、おずおずと尋ねる</p><p>裏の世界に生まれたアタシは正式な結婚はできないネデモ、この人がアタシの大切なDarling</p><p>イーディが、ギュッとオレを抱き締める</p><p>あっ、イーディちゃんアニエスもっ</p><p>真緒も、真緒もっ</p><p>アニエスと真緒ちゃんも、オレの足にしがみついてくる</p><p>そして、これがアタシの大切なFamilyミンナの幸せは、アタシの幸せネ今のアタシには、守るモノがある大切にしたいモノじっくりと、育てたいモノが</p><p>嬉しそうに微笑む、イーディ</p><p>ダカラDarlingの公式のパートナーは、ミスズに譲るけれどデモ、いいのネミスズだって、アタシの大切なfamilyの一員ネミンナI　LOVEヨ</p><p>アーデルハイトさんは、小さくそう言う</p><p>今のあなたがそこそこの能力を持っていることは認めるけれど、でも、今のままならこれ以上は伸びないわ１人のままじゃね</p><p>麗華の場合は、それでも香月セキュリティ・サービスという組織に入れたから、まだ良かったけれどあなたの場合は、どこかの組織に属するのも難しいでしょうし</p><p>グッとうつむく、アーデルハイトさん</p><p>だから、ヨーロッパを離れて日本に来るしかなかったんでしょそして、日本での売り込みも鳥居様のお家以外は成功しなかった</p><p>ああヨーロッパは、日本以上にコネ社会だって言ってたっけ</p><p>特に警護の仕事は名家の人たちに関わるから</p><p>専門のアカデミーを出て、A級ライセンスを持っていてもあなたを受け入れてくれる名家や組織は、ヨーロッパには無かったまあ、レベルを落とせば無いことは無いんだろうけれどそうなると警護会社というよりも裏社会の方に近い組織になっちゃうでしょうしね</p><p>１３歳の女の子が、安心して所属できるようなところではない</p><p>でも、さっきも言ったけれど日本だって、素性の良く判らない子を雇うような名家はないわまあ、鳥居様はたまたま、特別な家だったから、あなたを雇い入れて下さったのよ</p><p>名家でないけれど、警護役を連れて来ることが黙認されている鳥居さんだから</p><p>鳥居まり子さんは、お祖父さんが名家のさらに名門である狩野家の当主だったから</p><p>高貴な血を引いているということで、準・名家のお嬢様として認められている</p><p>しかし名家でない鳥居家のお嬢様の警護役のなり手は、今の日本国内の警護役の家系の人たちの中には一人もいなかった</p><p>それで、アーデルハイトさんを海外から連れて来るしかなかったわけで</p><p>でも、あなたこのまま、鳥居まり子様の警護をずっと続けていくそれはそれで楽しそうだけれどでも、あの方が高校を卒業したら、女の子のお付きの警護役はお役御免になるのよ</p><p>名家の令嬢が高校を卒業したら日常生活には、普通に男性の男の警護が付く</p><p>同年代の女の子の警護役が付くのは、あくまでも、あの超お嬢様校に通っている間だけのことだ</p><p>鳥居家の中でも狩野家の血を引いていらっしゃるのは、鳥居まり子様お一人だけだわ鳥居家では、もう、あなたの仕事はないわよ</p><p>鳥居まり子さんしか、準・名家の資格を持つ娘がいないのなら</p><p>だからぁ、うちへおいでよおっ</p><p>真緒ちゃんが、アーデルハイトさんに言う</p><p>真緒たちのうちは楽しいよっうししっ</p><p>と、アニエスが</p><p>真緒ちゃん、ちょっと耳を塞いでいて下さいですのっ</p><p>いいから耳を両手で塞いで、あーって言ってて下さいですのっ</p><p>うん、あーっ</p><p>真緒ちゃんが、アニエスの指示通り耳を塞いで、あーと声を出す</p><p>アニエスの声、聞こえないですの</p><p>アニエスの問いに、真緒ちゃんは</p><p>あーっうん、聞こえてないよっあーっ</p><p>聞こえているじゃないか</p><p>アニエスは、ウンとうなずくと鳥居さんに</p><p>これは真緒ちゃんには、まだ内緒のことなんですけれど</p><p>アニエスたちの家族になるととーっても、いいことがありますのっ</p><p>パパがねセックスしてくれますのっお願いしたら、いつでも、どこでも、何回でもしてくれますのっ</p><p>とーっても、気持ち良いですのっとろけちゃいますのっしないと損ですのっ</p><p>あのアニエス</p><p>アーデルハイトさんが、またポカーンとしている</p><p>真緒ちゃん、もういいですの</p><p>あー、もういいのっ</p><p>真緒ちゃんが、耳から手を離す</p><p>聞こえなかったですのよね</p><p>うん、聞こえなかったぁ真緒が大人になるまでは、知らなーいにしししっ</p><p>笑う、真緒ちゃん</p><p>真緒ちゃんが大人になるまでではないですのっパパが、真緒ちゃんを大人にしてくれるまでですのっ</p><p>あっ、そっか間違えちゃった</p><p>もう、真緒ちゃんっ</p><p>この天使のように可愛い２人はどうしたらいいんだろうか</p><p>まあゆっくり考えなさいさあ、ご飯に行きましょ</p><p>あ、そうだった</p><p>先行していた安城姉妹たちは、とっくに行ってしまった</p><p>うん、急ごう</p><p>はーい、お姉さんも行こうっ</p><p>まだ困惑したままのアーデルハイトさんの手を、真緒ちゃんは引っ張る</p><p>とりあえずダイニングルームへと向かう</p><p>おお、やっと来たか</p><p>ダイニングルームには、ジッちゃんも来ていた</p><p>みすず、瑠璃子、美子さん鳥居さんもいる</p><p>ルナとコヨミちゃんに水島可憐さんも</p><p>レイちゃんも来ていた</p><p>いつもならメイドが居るんだが今日は、克子くんと美子、それにマナくんが作ってくれた料理を、私たちだけで食べることにした</p><p>使用人たちは、下がらせているのか</p><p>お前、この部屋を見てどう思う</p><p>どう思うっていや、凄い豪華だと思うよ</p><p>何か、シャンデリアとかあるし</p><p>壁には油絵とかも掛かっているし</p><p>ジッちゃんが、ニヤッとオレを見る</p><p>全体として、１２畳ぐらいの部屋だ</p><p>真ん中にどーんと大きなテーブルがあって、椅子が並んでいるだけの</p><p>前にミナホ姉さんに連れて行って貰った、高級中華料理店の個室によく似ている</p><p>うちのお屋敷の食堂よりは狭いよね真ん中のテーブルも大きすぎるしたくさんの人を招いて、パーティとかはできないよね</p><p>香月家の本家の邸宅なんだからパーティとかも、やるんだろうけれど</p><p>この部屋じゃ無理だよな</p><p>ふん、この部屋ではパーティなぞやらんよそういうことをするのは、別に広間がある</p><p>ダイニングルームというのは、そのお屋敷の家族が晩ご飯を食べるための部屋なのよ</p><p>克子姉が、ニコニコ笑いながらお盆に食器を乗せて、やって来て言った</p><p>そうだここは本来は家族だけが使う部屋なんだ家族以外でも親しい人間を招くことはあるがまあ、今日も何人か家族でない人間もいるようだがお前たちの友人ということで許してやろう</p><p>鳥居さんとアーデルハイトさん可憐さんのことか</p><p>あれ、安城姉妹は</p><p>あのヘッポコ戦闘姉妹はオレたちより先に、こっちへ来たはずだけれど</p><p>ああ彼女たちは向こうの部屋で食べて貰うわご主人様たちと</p><p>零落した鞍馬美里、ありす姉妹を、ジッちゃんと一緒に食事させるわけにはいかない</p><p>だから、安城ミタマ＆キヌカ姉妹も</p><p>心配しないでお夕飯の内容は、あたしたちと同じだから</p><p>それよりお前、克子くんの言葉で聞き逃していることがあるぞ</p><p>克子くんはここを、どんな部屋だと言った</p><p>えっと家族がご飯を食べる部屋だろ</p><p>違うよ、お兄ちゃんご飯じゃなくて、晩ご飯だよ</p><p>オレたちが到着したから、マナが料理の乗ったワゴンを押して来る</p><p>晩ご飯</p><p>はい晩ご飯つまりDINNER〈ディナー〉を食べる場所が、DINING　ROOM〈ダイニングルーム〉ですわ</p><p>美子さんも、料理を運びながら教えてくれた</p><p>え、晩ご飯専用の部屋なの朝ご飯は</p><p>あちらのモーニングルームでいただきます</p><p>よ、美子さんも、モーニングルームって</p><p>じゃあ、まさかお昼は、ランチルームですかっ</p><p>すると、ジッちゃんを始め部屋の中の女たちが、一斉に笑う</p><p>みすずも瑠璃子も鳥居さんも</p><p>マナも美子さんも克子姉も</p><p>寧に、翔姉ちゃんレイちゃんとルナ</p><p>美智とイーディアニエスと真緒ちゃんさえ</p><p>パパ、面白いっ</p><p>何でヨッちゃんは、そんなことまで真剣なのっ</p><p>ああ、オレの無知を笑ったのでなく</p><p>オレの大げさな表情が、面白かったのか</p><p>笑っていないのは、アーデルハイトさんと可憐さんだけだ</p><p>お昼用のお部屋は、特に決まっていないんですだから、ランチルームはないんです</p><p>美子さんが、オレにそう言った</p><p>私は基本的には、昼間は出掛けているからな</p><p>ああ、当主が家で昼食を摂らないのだから専用の部屋は作らないか</p><p>覚えておいて下さいね、旦那様これからは他の名家のお宅にお呼ばれすることもあると思いますから</p><p>そうか知らない人のお屋敷に行って、勝手にダイニングルームに入ったり</p><p>泊めてもらって、翌朝朝食を食べにダイニングへ行こうとしたりしたら、笑われるのか</p><p>香月様のご邸宅のように、由緒ある古いお屋敷でないとモーニングとダイニングを分けるようなことは、もうしていないと思いませんわ</p><p>鳥居さんが、みすずにそう言う</p><p>あら、歌晏様のお宅は</p><p>桃子お姉様のお屋敷はわたくし、何度もお泊まりさせていただいているんですけれどそう言えば一度も、ダイニングルームには入ったことがございませんわ</p><p>みすずの問いに、鳥居さんは答える</p><p>桃子お姉様は歌晏様のご邸宅の中に、ご自分の別邸をお持ちですから</p><p>それは、いわゆる離れとかじゃなくて本当に邸宅の中に別のお屋敷があるんだろうな</p><p>歌晏様の本邸の方にはわたくしは、入れていただいたことはございません</p><p>当主が住む方の邸宅には、鳥居さんは行ったことが無い</p><p>ダイニングとモーニングの区別をもうしていないと申し上げたのは狩野家の邸宅のことですわ</p><p>鳥居まり子さんは狩野家の血縁者でもある</p><p>祖父の家なのだから、泊まったこともあるんだろう</p><p>お部屋自体は残っているんでしょうけれど今は、朝食も夕食も同じお部屋で食べていますわ</p><p>狩野家は今は、昔の勢いを失って</p><p>ジッちゃんたち他の名家から、財団などの名誉職を与えてもらって何とか暮らしているらしい</p><p>昔のように、たくさんの使用人を雇ったりできないんだろう</p><p>だから、食事の部屋も１つにまとめているのか</p><p>ダイニングだけを使っているのかね</p><p>ジッちゃんの問いに、鳥居さんは</p><p>いいえモーニングの方だけを使っております今はあちらで暮らしている方が少ないですから狭いモーニングルームの方が使いやすいみたいですわ</p><p>ジッちゃんは、少し悲しげに呟いた</p><p>香月家、歌晏家、狩野家が３大名家だった時代を知っていると</p><p>小さな部屋だけを使っているという話は狩野家の没落をイメージさせて、ちょっと生々しいのだろう</p><p>はいはい、お喋りはそこまでご飯ですよっ</p><p>克子姉が、笑顔で場を和ませる</p><p>夕食は、香月家流でなくうちの流儀で作りましたからフルコースとかじゃないわよ</p><p>スープと、ミラノ風カツレツと、お豆のカレーです</p><p>カレーはマナと美子さんが作りましたつあっ、サラダもあるからねっ</p><p>マナが付け加える</p><p>お兄様も、お座りになって下さい</p><p>瑠璃子がオレに椅子を勧める</p><p>ああ、オレ、立ったまんまだった</p><p>ていうか、オレの席そこなんだ</p><p>みすずの隣の席が、空いていた</p><p>どうかなさいました</p><p>席順も決まっているんだ</p><p>当主であるジッちゃんが、一番良い席なのは当然として</p><p>次はみすず</p><p>オレはみすずのパートナーだから、その隣</p><p>鳥居さんという外部の人が来ているからきちんと順列は守る</p><p>だから、準・名家の鳥居さんはお客様ということで、ジッちゃんやみすずに近い上座に席があるけれど</p><p>アーデルハイトさんの席は、ずっと下座にある</p><p>ああ、翔姉ちゃんやレイちゃんが側に居る</p><p>うん、大丈夫だろう</p><p>ところで外の方の問題は片付きましたの</p><p>料理が運ばれて行く中で</p><p>鳥居さんが、いきなり尋ねる</p><p>ええ、とりあえず問題を起こしそうな人たちは、全員、捕まえました</p><p>オレは詳細をボカして答えた</p><p>そうですのハイジ、どうだった</p><p>鳥居さんは、アーデルハイトさんに尋ねる</p><p>無事に全て終わりました</p><p>それでは判らないわあなたは、現地の様子を見てきたんでしょどんな風だったの</p><p>皆様が活躍なさりましたわたくしは、自分の未熟を恥じております</p><p>ハイジ</p><p>あら、そんなことを言うなんてあなたらしくないわねちょっと自信家で、上から目線なところが、ハイジの可愛い所なのに</p><p>あれだけ圧倒的な力の違いを見せていただいたら自信なんて吹き飛んでしまいました</p><p>ちょっと不機嫌そうに、鳥居さんは言う</p><p>旦那様は、この後、またあちらへ戻られるんですわね</p><p>みすずが小声でオレに言う</p><p>ああ、ミナホ姉さんと、月子とヨミに残ってもらっているからオレも行かないと</p><p>御名穂お姉様から、ご指示をいただいております</p><p>ミナホ姉さんがみすずに</p><p>旦那様にたっぷり家族を感じていただくようにと</p><p>家族を感じる</p><p>守らなくてはならないものを今一度、感じていただかないといけないそうです</p><p>天童貞男たちにしても、猪鹿蝶一郎たちにしても</p><p>オレたちは、相当、酷いことをしなくてはいけない</p><p>二度と、関西のヤクザたちがみすずや瑠璃子、そして名家のお嬢様たちに手を出さないように</p><p>名家の令嬢たちを傷つけようとしたら、こんな目に合わされるんだということを徹底して、伝えなくてはいけない</p><p>一罰百戒だ</p><p>だけどオレたちが助けた、あのヤクザの娘たちの中には</p><p>自分の父親や母親が、悲惨な目に合わされることを嫌がる子もいるだろう</p><p>それでも、やらなくてはいけない</p><p>オレが、オレの大切な家族を守るために</p><p>あの女の子たちに、憎まれることになったとしても</p><p>心を鬼にして</p><p>旦那様は、お優しいから囚われていた人たちに感情移入してしまうのではないかと、御名穂お姉様は危惧なさっているようです</p><p>ずっとあのまま、向こうに居たら</p><p>オレが天童乙女と８人のヤクザの娘たちに、同情して</p><p>天童貞男たちに厳しい処分が下せなくなるかもしれないから</p><p>だから、一度、こっちの邸宅に戻って</p><p>家族との夕食時間を持って</p><p>心の緊張を、ブレイクできるようにしてくれたんだ</p><p>そういえばあの娘は、一緒に戻っては来なかったんですのね</p><p>天童乙女のことだ</p><p>ああ、向こうで仲間の女の子たちと一緒に居るよ</p><p>正確には他のヤクザの娘と一緒に気絶している</p><p>こっちには、もう戻って来ないと思うよ</p><p>そうですか良かったあれは良くない方でしたから</p><p>だって、あの方は結局、一度もわたくしたちや黒森様の眼を真っ直ぐに見て、お話して下さいませんでしたもの</p><p>天童乙女はオレたちを、ちゃんと見ていなかった</p><p>あの人の頭の中はずーっと、ご自分のお仲間のことばかりでしたから</p><p>鳥居さんの言う通りだ</p><p>天童乙女は、最初から最後までずっと父親たちに囚われている徳大寺園子さんと仲間の女の子たちの心配しかしていなかった</p><p>オレたちの顔は見ていても</p><p>頭の中は、ずっとそのことばかり</p><p>わたくしも口の悪い方には、いつも自分のことしか考えていないと言われますが</p><p>でも、わたくしはいつも、きちんと皆様を見ているつもりですわあの方みたいに、１つのことだけしか見えなくなるようなことはありませんもの</p><p>この子は俯瞰して、周りの状況を見ている</p><p>図太い性格だけど頭の良い人だ</p><p>押しは強いけれど、無理はしない</p><p>ああ、アーデルハイトさんと同じなんですね</p><p>わたくしが、ハイジと</p><p>はい一緒に、現場に出てみてそう感じました</p><p>アーデルハイトさんもよく見ている子だ</p><p>自己主張が強い時もあるけれど無理に押し通したりはしない</p><p>感情的になって、人の話を聞かなくなったりはしない</p><p>他人の意見を冷静になって受けとめるだけの強さを持っている</p><p>そっか天童乙女には、そういう部分が欠けているのか</p><p>どういうことですの旦那様</p><p>みすずがオレに尋ねる</p><p>いや、天童乙女とは一緒には仕事ができないってことさ</p><p>自分の気になることだけに集中して、周りが見えなくなる</p><p>人の話が聞けないのなら</p><p>だからイーディは天童乙女を置き去りにして、１人で素早く潜入したんだな</p><p>イーディと天童乙女は、裏からカラオケボックスの中に潜入するはずだった</p><p>そこで、イーディが天童乙女の潜入をサポートしていたら作戦開始に間に合わなかったかもしれない</p><p>園子さんの救出に焦れまくっている天童乙女が、先に現場に到着していたらイーディの命令を待たずに、勝手に暴走したかもしれない</p><p>月子が、天童乙女にイーディに従うように命じたけれど</p><p>イーディが命じる前に、アクションを起こしてしまったらヤクザたちに、警戒させてしまっただろう</p><p>だから、イーディは天童乙女を無視して</p><p>自分の最大スピードでとっとと先に行動したんだ</p><p>正しい判断だ</p><p>ていうか、イーディと天童乙女を組ませて裏に配置した、ミナホ姉さんが凄いんだな</p><p>ちゃんと判っているんだ</p><p>オレもまだまだ未熟だな</p><p>未熟で良いんですわゆっくり、学んで参りましょう</p><p>はい、一つずつ気付いて、一つずつ学んでいくのが人生の楽しさですわお兄様</p><p>みすずと瑠璃子が、そう言ってくれる</p><p>オレはダイニングルームをぐるっと見渡す</p><p>オレの家族たち</p><p>ミナホ姉さんの言う通り、今は家族を感じていよう</p><p>やがて、全員の前に料理が並べ終わる</p><p>温かくて、美味しそうな匂いの</p><p>家族の愛情がいっぱい注がれている晩ご飯が</p><p>はーい、みなさんそれでは一緒に</p><p>いただきまっす</p><p>明るい声が、部屋の中に響く</p><p>来年は2015年でエヴァンゲリオンの作品内の現在の年なのだそうです</p><p>１９９９年にセカンドインパクトで、2000年は地獄で</p><p>使途襲来で、シンジくんが初号機に乗ったのが2015年</p><p>ちなみに、ジェッタ－マルスが生まれたのも、2015年</p><p>エヴァは、1995年の作品なのでもう19年前なんですね</p><p>ミサトさんが携帯は必需品でしょと、中学生に携帯電話を与えていたのが</p><p>当時としては、違和感があったのですけれど</p><p>携帯電話を普通の大学生でも使うようになったのは、1996年～97年辺りです</p><p>自分も買ったから、よく覚えています</p><p>その段階でも、中学生に携帯を与えている親は、そんなにいなかったと思います</p><p>今では、当たり前ですからなかなか先見の明があったのだなあと思います　でも、シンジくんが聞いているのはＤＡＴテープなんですけれど</p><p>デジタル・オーディオ・テープ</p><p>新劇場版では、父親が若い頃に使っていたものということになったらしいですが</p><p>909．夜は楽し　／　加入希望</p><p>わたくし、桃子お姉様のご命令でこちらに居残りさせていただいて本当に良かったと思いますわ</p><p>和やかな夕食の席で</p><p>鳥居まり子さんが、みすずたちにそう言う</p><p>アーデルハイトさんはああ、レイちゃんや翔姉ちゃんと話しながら食事をしている</p><p>うん、今のアーデルハイトさんはプロの警護人であるあの2人でないと、ちゃんと相談はできないと思う</p><p>数歳年上の美智やイーディには、反発もあるだろうから素直に相談したりはできないだろうし</p><p>その点、翔姉ちゃんたちは大人だから</p><p>翔姉ちゃんが、わざわざオレたちを出迎えに来てくれたのもアーデルハイトさんのことが心配だったからだろう</p><p>つまり、翔姉ちゃんはアーデルハイトさんの採用に前向きなんだ</p><p>他の警護役安城姉妹には、ろくに声を掛けなかったし</p><p>天童乙女のことは、無視している</p><p>あら、どうしてですの</p><p>瑠璃子が、にこやかに鳥居さんに尋ねる</p><p>ジッちゃんはニヤニヤして、娘たちの会話を聞いている</p><p>わたくし、パーティの席では怒らないで下さいませ香月様たちは、どうしてこんなに余裕の無い方たちなんだろうと不思議に思っていたんですわわたくしは桃子お姉様の大らかなお振る舞いをよく存じ上げておりましたから</p><p>歌晏桃子さん桃子姉ちゃんは、香月家と並ぶ大名家、歌晏家の令嬢だ</p><p>自信家で何か、物凄く余裕たっぷりな人だった</p><p>怖い物知らずというか</p><p>鳥居さんは、そんな桃子姉ちゃんに妹分として可愛がられている</p><p>でも、それは家風の違いなのですね</p><p>あちらの可愛い皆さんを見れば一目瞭然ですわ</p><p>鳥居さんは、食卓のテーブルの角の方に固まって座っているアニエスや真緒ちゃんたち、年少組の子たちを見る</p><p>お風呂場でも、その後のお部屋でもあの子たち、大きな声で騒ぎ廻ったり、暴れたり、我が儘なことを言ったりは一切しませんでしたわホントに、ビックリしています何て、大人しい子たちなんでしょう</p><p>えいつもアニエスを中心に、楽しそうに遊んでいたと思うけれど</p><p>つい尋ねてしまった</p><p>ええ、いつもにこやかで楽しそうな笑顔をしていらっしゃいますわでも</p><p>鳥居家の親戚にも、小さな子供たちがおりますしお正月には、一族全員が集まるようなこともありますわいつも、大変な大騒ぎになります男の子でも女の子でも、あんな風に落ち着いてジッと椅子に座っていたりはしませんわ泣いたり、喚いたり、ケンカしたりオレンジジュースが欲しいとかニンジンは食べたくないとか、大きな声で騒いでいつも、困っていますの</p><p>普通の子供たちはもっと、大騒ぎしている</p><p>そういう視点で、アニエスたちを見たことはなかったな</p><p>やっぱり、鳥居の家は庶民からのし上がったばかりだからなのでしょうかだから、子供たちの躾がなっていないのでしょうか</p><p>広いお風呂なんて連れて行ったら多分、みんなで飛び込んだり、お湯を掛け合ったりして大人にイタズラをしたりもしますわメチャクチャになると思いますの</p><p>それはうちは、みんな女の子だからじゃないのかな</p><p>いいえ、小さい時は男の子も女の子も関係無いですわわたくしの従姉妹には、とんでもない悪戯っ子の女の子が何人もいますわ</p><p>オレは親戚付き合いというものを全然してきていないから</p><p>そういうのは、よく判らない</p><p>大人が真面目な話をしている時でも、平気で邪魔をしに来ますしほんと、自分勝手で我が儘なんですのよ</p><p>そう言う鳥居さんに、ジッちゃんは</p><p>君も小さい頃は、そういう少女だったのではないかね</p><p>鳥居さんはポッと頬を赤らめて</p><p>そうですわねそうだったかもしれません</p><p>今だって、これだけフリーダムなんだから子供の頃は、もっと</p><p>だから思ったんです香月様のお宅では、小さな頃から人に迷惑を掛けない、大きな声で騒がない、大人の邪魔をしないなど小さな子供にきちんとした躾をなさっているんですわねですからみすず様や瑠璃子様は、いつもとっても真剣で、真面目な態度でいらっしゃるんだと思ったんです余裕が無いのではなく、そういう教育を受けてこられたからなんだと理解致しました</p><p>確かに、桃子姉ちゃんの余裕たっぷりの大らかさに対して</p><p>みすずや瑠璃子は、いつも真面目過ぎる印象があるのかもしれないけれど</p><p>君は幾つかの点で勘違いをしておるよ</p><p>ジッちゃんが、口を開く</p><p>どういうことでございます</p><p>聞き返す、鳥居さん</p><p>まず香月家にも、困った子供たちはたくさんおるそれも幼稚園児なら我慢も出来るが、高校生や大学生になってなお、躾のなっておらん連中が何人もおる</p><p>ああジッちゃんの私塾の連中の中にも</p><p>困った性格のやつが何人もいるもんなあ</p><p>名家のというより、金持ちの家に生まれた子供を躾けるというのは、なかなか難しいことだと思うよ金に余裕があると、ついつい子供たちを甘やかして育ててしまうからな子供に愛情を注ぐことと、金を惜しみなく与えることの区別のできない親もいるそうして甘やかされて育った子が親になり、今度は自分の子を甘やかすそういう悪い連鎖が起きておるよ私など一族の中の５０を過ぎた男のだらしない態度について、その親の７０過ぎの老人にお前の息子の躾がなっておらんと苦言を呈すこともある</p><p>ジッちゃんは８２歳だから</p><p>７０歳の人を叱るんだ</p><p>香月家も子供の躾けについては、鳥居家と変わらないと</p><p>ああ、変わらんよそういうことはな</p><p>鳥居さんを、ジッちゃんはギロッと見る</p><p>しかし、名家でも本家のしかも家の跡継ぎとなるような人間は違う生まれた時からの注目と期待周囲から受けるプレッシャーが圧倒的にな</p><p>いつも色んな人から見られているから恥ずかしいことはできなくなる</p><p>周囲の人たちの期待に応えようと</p><p>真面目で、公明正大な人間だと言う評判を得ないと家の結束を損なうこともあるお家騒動などということになれば、家が没落することになるかもしれんなかなか難しいのだよ特に、日本人は上に立つ人間に対しては点数が辛いからな</p><p>ジッちゃんの話を鳥居さんは、ジッと聞いている</p><p>歌晏の孫娘が桃子くんだったな彼女が、あんなに鷹揚な性格でいられるのは本家の娘であっても、当主の後継者ではないからだよ</p><p>ああ家の跡継ぎになる男の兄弟が居るんだっけ</p><p>確か、男の子の方は真面目で、実直な性格だと聞いている</p><p>香月家だって瑠璃子の夫を狙っていた、香月操とかは真面目な性格だった</p><p>よほどラッキーなことでも起こらない限り、自分が後継者に選ばれるはずがないことを判っている香月仁とかは、テキトーな性格だったし</p><p>環境がというより、状況が人の性格を形成するということは、よくあることだ</p><p>ジッちゃんは、みすずと瑠璃子を見た</p><p>みすずと瑠璃子は同じ世代に嫡男となる子供がいなかったら、女の身でありながら子供の頃から香月家本家の後継者として育てられただから、実直な君から見れば、余裕の無い性格になったというだけだ</p><p>いえ、あの失礼を致しました</p><p>慌てて頭を下げる鳥居さん</p><p>いや、別に構わんよ世間から大らかだ、余裕がある、鷹揚だと言われるより真面目で、公明正大で、実直だと言われる方が何倍も良いみすずたちにとってはな</p><p>逆に美子は、この間まで瑠璃子のお付きとして暮らしてきたからな使用人的な性格がなかなか抜けないようだな</p><p>美子さんが、祖父に頭を下げる</p><p>いや、それはいいのだよほどのことが無い限り美子が、香月家の後継者となることはないのだから</p><p>みすずと瑠璃子が行方不明になるとか、死ぬとかしない限りは</p><p>美子さんは、ジッちゃんの３人の孫娘の中では一番年上だけれどジッちゃんの亡くなった長男の隠し子であって、正妻の娘ではない</p><p>それに、みすずや瑠璃子には一族の中で後押しする勢力がすでにできているけれど急に孫娘と認知された美子さんには、そういう後援者はいない</p><p>というか、美子さんはお付きとして、子供の頃から、ずっと瑠璃子と一緒に暮らしてきたのだから</p><p>瑠璃子との関係を断ち切って、自ら後継者候補に名乗りを上げるとは誰も思っていない</p><p>しかし、一族に甘い顔を見せて、馬鹿なやつを勘違いさせてはならんぞ</p><p>一か八かの逆転を狙って、美子さんを担ぎ出そうとする人間を出さない様に</p><p>今は近寄って来る者には気を付けろ少しでも怪しいと思った相手とは、交際するな</p><p>はい、お祖父様のおっしゃる通りに致します</p><p>美子さんは、恭しくジッちゃんに答える</p><p>さて、ところでさっき、君の言っていた向こうの幼い子たちのことだが</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんにアニエスたちを示す</p><p>あの子たちの躾ができているのは香月家とは関係が無いあの子らは、黒森家の子だからな</p><p>香月様のご意志で躾けていらっしゃるのではないのですか</p><p>黒森の家は名家ではないのだから鳥居さんの考え方なら、鳥居家の子供たちよりも</p><p>もっとハチャメチャでないといけない</p><p>というかうちは別に、躾とかしていないわよね</p><p>克子姉が、苦笑して言う</p><p>真緒ちゃんもアニエスちゃんも何も言わなくても、あたしたちを困らせるようなことはしないしお手伝いも進んでしてくれるし</p><p>うんうちはみんなそうだよねっ誰も我が儘なこと絶対に言わないし</p><p>親の背中を見て育っているからだよ</p><p>渚くんは自分の花屋を軌道に乗せるまで、随分、苦労したからねそうだろ</p><p>真緒ちゃんに、そう言う</p><p>うんママはいつも頑張ってて、お疲れさんだから真緒は、頑張れ頑張れって応援してあげないといけないのっだから、我が儘なことはダメママが寝ている時は、静かに起きる時間になったら、優しく起こしてあげるのっ</p><p>そんなことを思っていたんだ</p><p>でも、今はパパがいるから前より、ずっとママは元気っ真緒も元気みんないるし、楽しいし</p><p>でも、騒いじゃダメですのちゃんとパパたちの迷惑にならないように、周りをよく見ていないといけませんのアニエスたちのせいで、パパが他の人に怒られたりしたら可哀相ですから</p><p>アニエス真緒ちゃん</p><p>アニエスは、ヨッちゃんの背中を見て成長しているんだねっ</p><p>あら、アニエスさんだけではありませんわわたくしもお兄様の背中を見つめてお兄様が恥ずかしくない娘であるように心がけております</p><p>あたしもそうですお祖父様には申し訳ないんですけれど香月家のために頑張るということでしたら、あたし、もう限界だったと思いますでも旦那様のためならどんなことでも耐えられますし、幾らでも頑張れますわ</p><p>ていうかさ、お兄ちゃんのためっていうよりお兄ちゃんの真似をしているんだよアニエスちゃんたちは、あたしもそうだけど</p><p>だってお兄ちゃんは、いつも、あたしたちに対して誠実に接してくれてて、嘘吐かなくて、真面目で</p><p>そうですわね今日のパーティでも旦那様は、ずっと控え目にしていて下さって</p><p>そうね他の男の子ならもっと、自己アピールしたり、大騒ぎしたりしているわよね</p><p>マナみすず克子姉</p><p>わざと他の名家のお嬢さんたちの前でさミィちゃんに、オレに水を持ってこーいとか命令するとかさ</p><p>いや、ヤッちゃん何でオレが、そんなことを</p><p>だって天下の香月家のお嬢様のパートナーになったんだから、普通はそれぐらいの増長はするよっおい、みすず酒だ、酒だ、酒を持ってこーいとかそれがどうした、文句があっかーとか</p><p>それじゃあバカ男だ</p><p>逆にあんな女の子だけのパーティだったんですから、恥ずかしがられてお顔をお見せにならないものですわ</p><p>鳥居さんが、オレに微笑む</p><p>それなのに黒森様は、パーティの間、ずっとみすず様に付き添っていらっしゃいましたから</p><p>ああ、何か言われたな</p><p>パーティに来たお嬢様たちに</p><p>オレが大人しい男で良かったみたいなことを</p><p>そっか、普通の男は自己主張してアピールしまくるか</p><p>恥ずかしがって、隠れているのか</p><p>でもみすずたちだけにしておくわけにはいかないから</p><p>今日のパーティだって、色んなコトがあったんだし</p><p>危ないことが起きた時に、ちゃんとオレが守れる位置にいないとさ</p><p>本当に、変わっていらっしゃいますのねわたくしの周りには、そういう考え方をなさる男の方は１人もおりませんわ</p><p>鳥居さんが、オレに言う</p><p>Darlingはライオンなのネ</p><p>アタシたち家族という群れの中心に居る一匹のオス・ライオンなのネいつも、群れ全体に危険がないように、アタシたちを見ていてくれるノネアタシやミチは敵と闘う闘士ダケレド闘う相手は何ナノカを見極めてクレルのは、Darlingなのネ</p><p>家族の要でございますから</p><p>うん結局ヨッちゃん、なんだよねヨッちやんは、ほら絶対に、相手をナメてかからない人だからどんな時でも、真っ直ぐに相手を見てどう対処するか考える人だし楽観的にはならないんだよね今の幸福も一つの間違いで崩壊してしまうような、危ういものでしかないということを身にしみて感じているから</p><p>寧が、オレをそう分析する</p><p>だから、ヨッちゃんは誰に対しても感謝の気持ちを忘れないし、あたしたちに甘えきったりもしない</p><p>恐がりなんだよ</p><p>オレは家族のみんなに嫌われることが、すごく怖いからだから嫌われるようなことは、絶対にしたくない</p><p>アニエスもそうですのっ</p><p>アニエスだってパパに嫌われるのが、一番怖いですのっだからパパに嫌われるようなことは絶対にしませんのいつも、良い子にしてますの可愛い子でいられるように頑張りますのお勉強も頑張ってますの</p><p>アニエスはオレに捨てられたら、もう行く所が無いと感じている</p><p>だから、オレに嫌われることをそんなにまで恐れていて</p><p>そうじゃないよ、兄さん</p><p>ルナオレの心を読んだのか</p><p>アニエスちゃんは、純粋に兄さんのことが好きなんだよそれは本当</p><p>ルナの言葉に、アニエスははいですのっと大きくうなずく</p><p>それで家族のみんなに嫌われたら、外に放り出されちゃうんじゃないかって、心の底で怖がっているのは兄さんだよ兄さんのそういうネガティブな気持ちが、アニエスちゃんたちにも伝わって良い子じゃないといけないという緊張感の素になっているんだよね</p><p>じゃあやっぱり、オレが悪いのか</p><p>オレのネガティブな気持ちが悪影響を与えているのなら</p><p>うーん、どうかなあボクはこの緊張感は、あった方が良いと思うよみんなこの家族を守り育てていくために、自分も何かしなくちゃいけないって言うの責任感を感じているんだし</p><p>うん、あたしも今のままでいいと思うよ</p><p>ヨッちゃんが心の奥底にネガティブな感情を抱えているのは、仕方無いものそれはヨッちゃんが生きてきたことの結果なんだし簡単には治らないことだと思うし</p><p>オレのこういう性格が家族のみんなに迷惑を掛けることになったら</p><p>それはありませんわ</p><p>あたしたち家族のメンバーは色んな性格の人がいますから</p><p>そうだよお兄ちゃんはさネガティブっていうか、家族を守っていくことの方に意識が集中しちゃう性格でしょでも、ほらうちの家族には、性格的にイケイケの人もいるし</p><p>雪乃のことか</p><p>はい最終的にはバランスは取れますわさっき、イーディお姉様とミッチーが言っていた通りに、お兄様は要ですから家族を束ねて下さっているのですから、今のまま重くていいんですわ</p><p>私が言うのも何ですが皆さん、黒森さんのことが大好きですし、黒森さんに嫌われたくないって思っています</p><p>まだオレの女でないコヨミちゃんが、中立な立場からみんなの心を読んだ結果を教えてくれる</p><p>それで、あの今一番、黒森さんに嫌われることを怖がっているのは</p><p>月子お姉様なのであの、気にしてあげて下さい</p><p>月子がオレに嫌われることを恐れている</p><p>はい月子お姉様も黒森さんのこと、ものすごーく好き好きですから</p><p>年上で、鷹倉姉妹の中では一番、精神的に安定しているって安心しちゃうのは良くないってことなのね</p><p>克子姉が、コヨミちゃんに尋ねる</p><p>はい月子お姉様はすぐに無理をしようとするからそれとヨミお姉ちゃんが、割と調子に乗りやすいですから</p><p>２人を現場に置いて来たのはマズかったか</p><p>心配することはないわ御名穂さんがいるのよ</p><p>そうですあの人が月子さんの異変に気付かないはずがないですから</p><p>レイちゃんも、そう言ってくれた</p><p>うん判ったとにかく、向こうに戻った月子と話してみるよ</p><p>コヨミちゃんは、ペコッとオレに頭を下げる</p><p>どうだね香月家じゃないだろみーんな、黒森家だ</p><p>ジッちゃんが、鳥居さんに言う</p><p>いつの間にか、香月家本家の屋台骨はこの小僧に持ってかれたのだよ</p><p>クフッと、笑う</p><p>ジッちゃんだってオレのジッちゃんだよ</p><p>そうだな私もお前に持ち去られた人間の１人だな</p><p>面白そうに言う</p><p>だが、私はこの家族に希望を感じるよこれだけ才能の溢れた人材が、機動的に助け合っている集団を私は他に知らない</p><p>鳥居さんはポカーンとしている</p><p>可憐あなたも今日から、あたしたちの家族の一員ですからね</p><p>みすずが、改めてテーブルの端に座っていた水島可憐さんに言う</p><p>全然心配いらないですのっパパが幸せにしてくれますからっ</p><p>アニエスが笑顔で、可憐さんにそう言う</p><p>最初だけはちょっと痛いですけれどすぐに、とっても気持ち良くなりますからっ</p><p>アニエスそれは</p><p>もうそろそろ、覚悟したまえただし、幸せを受け入れる覚悟だがな</p><p>ジッちゃんが、可憐さんにそう言う</p><p>はい皆様のお話を伺って黒森様も皆様も、とても優しくて良いお方なんだと確信が持てました</p><p>おどおどと可憐さんは言う</p><p>どうか、よろしくお願い致します</p><p>ススッと頭を下げる</p><p>大丈夫ですのアニエスも、ルナも、コヨミちゃんもいますの</p><p>あたしもいるよっ</p><p>マナも、可憐さんに微笑む</p><p>みすず、瑠璃子１人ずつにしておくんだぞ</p><p>ジッちゃんが、小さな声で言う</p><p>それはペットとして飼う女の子の数のことだろう</p><p>お前たちはよくてもこいつが大変だ</p><p>チラッとオレを見る</p><p>あら、旦那様は平気ですわねえ</p><p>でも、みすずちゃん限度は決めるべきですわ</p><p>じゃあ２人ずつまでということにしましょうか</p><p>そう致しましょう</p><p>おい２人とも</p><p>みすずも瑠璃子も２人ずつペットの女の子を飼うつもりなのか</p><p>おい、ちょっと</p><p>オレがみすずたちに話し掛けた途端</p><p>アーデルハイトさんが座席から立つ</p><p>鳥居さんが驚くが</p><p>わたくしも仲間に入れて下さいっ</p><p>わたくしも皆様の家族にして下さい</p><p>これを書くようになってから、ホントにテレビを観なくなりました</p><p>まあ、1日のうちの3時間前後を執筆に費やしているので仕方ないのですが</p><p>でも、たまに見るとホントに面白くないですね</p><p>ひな壇ばかりのバラエティもつまらないですがドラマも</p><p>数年前に、アニメの有名な監督がインタビューで</p><p>プロデューサーと脚本家だけで企画を練ってお前ら、オレたちの望むように作品を作れと現場の演出やアニメーターたちに強いるような態勢が増えているけれど、こんなことをしていたら作品が良くなるはずがないということを言っていました</p><p>それって、つまりトレンディドラマ以降の、テレビドラマの作り方ですよね</p><p>プロデューサーが、メチャクチャ権限を持つという</p><p>ドラマをやっていた、あるいやりたかった人がアニメの担当になって、そんなやり方をしてしまったのでしょうか</p><p>しかし、アニメは現場スタッフのモチベーションが切れるようなことをしたら、すぐに作品のレベルが低下しますし</p><p>逆にこの作品面白ぇと思ったら、メチャクチャ奮闘してくれるものですが</p><p>ちなみに、昔のアニメはプロデューサーが作品そのものを全然見ていないという</p><p>エヴァ＊ゲリオンのプロデューサーは、商品化されるまで黒いエ＊ァ３号機の存在を知らなかったという</p><p>何だこりゃ玩具屋が勝手に作ったのかと言い出したという</p><p>それからガンダムも</p><p>マ・クベなどとという妙な名前の人物を出したのに、プロデューサーが何も言って来なかったのでオンエアーは見ていないんだと思いました</p><p>と、トミノ監督が書いていました</p><p>910．夜は楽し　／　増える家族・失われる家族</p><p>アーデルハイトさんの突然の発言に</p><p>いいよねっパパっ</p><p>真緒ちゃんが、ニコッと微笑む</p><p>オレは、突然のことに頭が付いて行っていない</p><p>いいのヨ、こうなることは判っていたンダカラ</p><p>イーディが、パクパクご飯を食べながらそう言う</p><p>familyをLOSTしたコはそして、才能と能力があってカワイイ女の子は、ミンナ、アタシたちのところに集まってくるネコレ世の中の定理ヨ常識ヨ</p><p>わたくしが責任を持って面倒をみますですから、お願いします</p><p>自分の妹分として、アーデルハイトさんを受け入れてくれるんだ</p><p>もちろん、わたくしも面倒を見るわよこの子が望むなら、一流のプロ警護人になれるように、鍛えてあげるわ</p><p>翔姉ちゃんも、そう言う</p><p>プロ警護人それも、トップ・エリートの2人にとっては、アーデルハイトさんは才能溢れる人材なんだろう</p><p>わたくしも麗華もあなたに会うまで、世の中に対してちょっと突っ張っていたでしょこの子もそういうところがあるから面倒見てあげたいのよ</p><p>アーデルハイトさんのことを、妹のように可愛いとも思っているのも本当なんだろう</p><p>わたくしたちの突っ張りも、この子の意固地さも結局は、自分の家族を持っていないことから来る寂しさが原因だったわ</p><p>だから受け入れてあげたいのです</p><p>レイちゃんは、優しくアーデルハイトさんを見る</p><p>ちょっ、ちょっと待ちなさいハイジは、わたくしと契約しているのよ</p><p>鳥居さんが、文句を言う</p><p>あら、鳥居様はパーティの席で、一度、この子との契約を解除なさいましたわ</p><p>でも、その後また、わたくしが雇ってあげると宣告致しましたわ</p><p>ツンとして切り返す、鳥居さん</p><p>でも、この子鳥居様のお申し出に同意しました</p><p>し、してたわよっそうよねっハイジ</p><p>鳥居さんは叫ぶが、アーデルハイトさんは返事をしない</p><p>何かそれを証明する書類はありましたこの子は、正式な雇用契約書にサインをしましたか</p><p>翔姉ちゃんが、たたみ掛ける</p><p>鳥居さんは、一瞬、考え込んで</p><p>そんなことを言ったらわたくしが先ほどハイジを解雇したということだって、誰も証明できないでしょだったら、まだハイジにはわたくしを警護する契約が残っているはずですわ</p><p>どうしても、アーデルハイトさんを手放したくないらしい</p><p>あら、鳥居様がこの子を解雇したのは、わたくしも目撃していますわ麗華も見たわよね</p><p>はい、わたくしも先ほどのパーティの席におりましたから</p><p>ぼ、ボクも見ました</p><p>ルナが小さく手を上げる</p><p>オレと瑠璃子とみすずはすぐ近くで見ていたよ</p><p>美子さんは、別のテーブルに居たけれど</p><p>これだけ証人がいるのにまだ、この子を解雇していないとおっしゃいます</p><p>翔姉ちゃんが、鳥居さんを挑発する</p><p>だ、だからその後、もう一度雇い入れるって言ったわよわたくしは</p><p>正式な契約書が存在しない以上その新規契約は成立していないと申し上げています</p><p>こういう話は、大人で香月セキュリティ・サービスの現場トップである翔姉ちゃんに、ただのお嬢様である鳥居さんが勝てるわけがない</p><p>よしんば、前の契約が生きていたとしても確か、この子が鳥居様のお家と契約していたのは今月末まででしたわね</p><p>他人のことでも、契約条項何かについては常に聞き耳を立てているし、忘れない</p><p>いずれにしても、誰と契約するかはこの子の自由ですわ鳥居様のご希望通りにはなりません</p><p>そういう翔姉ちゃんに</p><p>違うヨ、ショウこのコが望んでいるのは、アタシたちのfamilyになることで契約ではないカラ</p><p>一度、familyにナッタラ辞めれないヨダッテ、familyダカラ</p><p>血は水よりも濃いと言いますがわたくしたちの絆は、血よりも濃いのです</p><p>美智が、アーデルハイトさんに言う</p><p>しかし、一度家族になったからは今後、何があろうとあなたはわたくしたちの家族ですわたくしたちは、全力であなたをサポートしますし自分の命を犠牲にしても、あなたのことを見捨てることはありません</p><p>ソレが、アタシたちのfamilyなのネ</p><p>美智とイーディの言葉に、鳥居さんは</p><p>何なのあなたたちカルト集団か何かなの</p><p>ダーカーラ、familyだって言っているノネ</p><p>イーディが、面倒臭そうに鳥居さんに答える</p><p>みんな、仲良しってことですのっねっ、ルナ</p><p>アニエスがルナに言う</p><p>えーっと鳥居様のように、ご家族がきちんといらっしゃる方には判らないことなんだと思います</p><p>ルナは、そう答えた</p><p>ボクらは、みんなホントに、自分の本当の家族がブッ壊れちゃって行き場がなくなった子ばかりですからボクたち鷹倉家の３人姉妹も両親を亡くしたばかりですし</p><p>ルナは、笑顔でアーデルハイトさんを見る</p><p>ボクたち姉妹は不思議な力を持っていますだから普通の大人は、ボクらを捕まえて、自分たちの利益のために働かせることしか考えませんでも、兄さんはボクたちを家族として受け入れてくれました</p><p>あのルナちゃんたちだけでなく、わたしのことまでそれも、生活のことだけじゃなく、これから先のこと学校のことなんかまで、家族の皆さんで一生懸命考えて下さって</p><p>当然だよっコヨミちゃんだって、あたしたちの家族なんだからっ</p><p>もういいや、ブッチャケちゃおうよこの中でお父さんやお母さんや本当の血の繋がった家族を誰かに殺されちゃって、この家族に受け入れてもらうしかなかった子は手を挙げてっ</p><p>寧は真っ先に手を挙げる</p><p>あたしは両親と双子の弟を殺されているだから、今はヨッちゃんがあたしの大切な弟でみんなが大切な家族なんだよ</p><p>するとマナが手を挙げ</p><p>あたしもだよっあたしは父親をね</p><p>白坂創介はもういない</p><p>そして、可憐さんあたしもね、家から見捨てられたのあたしの本当のお祖父さんもお母さんも、もうあたしはいらないんだってそれで、お兄ちゃんに拾ってもらったの可憐さんだけじゃないからね家から捨てられたのはだから、歓迎するし命懸けで、守るよ今度は、マナが可憐さんのお姉ちゃんだから</p><p>水島可憐さんにそう言う</p><p>あ、あなたは</p><p>驚いている可憐さん</p><p>あたしはマナよろしくねっ</p><p>さっきも言いましたけれどボクたちの両親も殺されちゃったんです</p><p>わたしの両親ももういません</p><p>ルナとコヨミちゃんがそう言う</p><p>だから、アーデルハイトさんあなたも、ここに居ていいんです歓迎します</p><p>アーデルハイトさんも孤児なんだ</p><p>ルナたちは、アーデルハイトさんの心を読んでそれを知っていた</p><p>読んだのは翔姉ちゃんと、レイちゃんの心だ</p><p>香月セキュリティ・サービスは、アーデルハイトさんの履歴を詳細に調べ上げているはずだから</p><p>孤児なのに、自力で警護のアカデミーでライセンスを取り、１３歳でプロとして生き抜いていこうとしているアーデルハイトさんのことを翔姉ちゃんたちは高く評価していた</p><p>その記憶を読んだから</p><p>わたくしもなのよお父様を亡くしていますわ</p><p>瑠璃子が、寂しそうに微笑む</p><p>瑠璃子の父親は香月家の中に乱を起こそうとしたため、ジッちゃんの命で粛正された</p><p>ジッちゃんも、悲しそうに瑠璃子を見る</p><p>だから、アーデルハイトさん本当に本当に本当に、わたくしはあなたの心に寄り添うことができるわあなたは１人ではないわ</p><p>感激するアーデルハイトさん</p><p>ただし、あたしたちの家族になるためにはあなたも覚悟していただくわよ</p><p>はい条件は承りました全て、受け入れます</p><p>アーデルハイトさんは、答える</p><p>オレたちの家族になる条件</p><p>それはオレの女になるということ</p><p>それは条件ではないわよ</p><p>はいお兄様に幸せにしていただくというだけのことですから</p><p>それよりあなた自身も、この家族を愛し家族のために生きていくという覚悟はできる</p><p>みすずのその言葉に</p><p>やっぱり、カルトですわ</p><p>鳥居さんが、抗議するが</p><p>違いますわわたくしたちは、こういう共同体なんです別に誰も強制していません全て、自分の意志で自分の道を決めています</p><p>アーデルハイトさんわたくしは、あなたみたいな子、好きよちょっと意固地だけど可愛いと思う</p><p>翔姉ちゃんとレイちゃんが、アーデルハイトさんに言う</p><p>アニエスも可憐ちゃん、好きですのずっと家族でいたいと思いますの</p><p>わたしもそうです</p><p>アニエスとルナとコヨミちゃんが可憐さんにそう言う</p><p>可憐ちゃんは、どうですのアニエスたちのこと好き</p><p>アーデルハイトさんはわたくしたちを姉として受け入れられるそして年下の子たちを妹として</p><p>アーデルハイトさんはこの中で一番小さい、真緒ちゃんを見る</p><p>あれれれれ真緒は、どうだったっけっ</p><p>ん何を悩んでる</p><p>真緒はお父さんを殺されちゃったりしたんだっけ</p><p>真緒ちゃんは母親の渚１人に育てられた</p><p>父親は誰だか判らない</p><p>白坂創介の命令で、渚を犯した男の１人だってことは間違いないんだろうけれど</p><p>それを突き止めても、何もならないし</p><p>真緒ちゃんのパパは、アニエスと同じパパですのっ</p><p>アニエスが、真緒ちゃんを抱き締めてそう言う</p><p>パパはいるんですのっだから、そんなことは考えなくていいんですのっ</p><p>あっ、そっかぁさすが、アニエスちゃん</p><p>真緒ちゃんは笑う</p><p>まだ幼いから信頼しているお姉さんから断言されたら、あっさり信じてしまう</p><p>そうですのねっ、パパパパはずーっと、アニエスのパパですものねっ</p><p>アニエスはもう判っているんだ</p><p>アニエスのパパ白坂創介とオレが、入れ替わったことを</p><p>そして白坂創介が死んだ殺されたということも</p><p>当たり前だっアニエスは、永遠にオレのアニエスだからなっ</p><p>オレは、アニエスの眼にはっきりと告げる</p><p>はいですのっねっパパ</p><p>アニエスが、ニコッとオレに微笑む</p><p>大好きっ大好きですのっ</p><p>オレもアニエスのことが大好きだぞっ</p><p>知ってますのパパは、アニエスのことも、真緒ちゃんのことも、みんなのことも大好きですのっだからっ</p><p>新しい子たちのことも、大好きになってくれますのっねっ、パパ</p><p>オレはアーデルハイトさんと可憐さんを見る</p><p>もちろんさっ歓迎するよ２人とも</p><p>はーい、ワイン開けちゃうわ大人はワインで子供はジュースで乾杯しましょ</p><p>克子姉が、ワインの瓶を取り出す</p><p>あ、あなたはダメよまだお仕事が残っているんだからシゲちゃんは、お身体のことがあるから舐めるだけね</p><p>オレはジュース</p><p>ジッちゃんは、ほんのちょっとだけ</p><p>家族だけの部屋だから克子姉は、ジッちゃんをシゲちゃんと読んだ</p><p>あー、マナも手伝う</p><p>わたくしもお手伝いしますわ</p><p>みんなのグラスにワインとジュースを注ぐのにマナと瑠璃子も加わる</p><p>今は黒森家の家族の食卓ですから</p><p>瑠璃子はうちではすっかり家事を担当してくれている</p><p>ううー、わたくしには理解できませんわ</p><p>しかし、香月家本家のお嬢様がこんなことをするというのは鳥居さんには納得できないようだ</p><p>こんなこと桃子お姉様に、何と報告したら良いのでしょう</p><p>さあ鳥居さんのご覧になった通り、お話になられればいいわ</p><p>みすずは笑って言う</p><p>歌晏桃子様今はあたしにとっても桃子お姉様ねあの方が、あなたのお話を信じて下さるかどうかは判りませんけれど</p><p>そうなんですわこんなこと、桃子お姉様はきっと信じて下さらないです</p><p>鳥居さんは、頭を抱えている</p><p>オレたちの家族のカンケイが根本的に、理解できないんだな</p><p>でもみすず様や瑠璃子様だけでなく香月様まで、こんな不可解な集団を認めていらっしゃるみたいですし</p><p>同じ食卓でジッちゃんは、ずっとオレたちの様子を見ているんだから</p><p>私もこの家族の身内のつもりなんだがね</p><p>ジッちゃんが苦笑する</p><p>鳥居さんの思考が停止する</p><p>うん、そうそうそうだよねっオジィちゃん、大好きっアニエスたちもそうだよねっ</p><p>寧が、ニコニコしてそう言う</p><p>はいですのっパパのおジィちゃんは、アニエスのおジィちゃんですの</p><p>アニエスも天使のような笑顔でそう答える</p><p>えその場合は、ひいお祖父様とかにはなるのでは</p><p>キョトンとする鳥居さん</p><p>君は、何でも論理的に考え過ぎだよ</p><p>ジッちゃんが、鳥居さんにそう言う</p><p>恐縮する鳥居さん</p><p>だが、面白い娘だ歌晏の孫娘が手放さないのは、よく判る</p><p>ギロッとジッちゃんに睨まれた鳥居さんは、さらにははーと身を小さくする</p><p>君は頭の回転は優れているが自分が育って来た環境の中だけの常識に囚われ過ぎている</p><p>だが、その凝り固まった常識が崩れたら見通しの利く娘になれるだろう君の問題は、君の育った環境に起因するものであって君自身の資質とはカンケイ無いからだ</p><p>そうなんでございますか</p><p>常識を飛び越えて、柔軟な思考を持ち給えこいつのように</p><p>ジッちゃんは、オレを示す</p><p>こいつは香月家を手に入れたのではない私とみすずと瑠璃子の方を、黒森家に引き入れてしまったんだ</p><p>鳥居さんは、言葉の意味が判らないらしい</p><p>ジッちゃんたちは、オレの家族だけれど</p><p>他の香月家の人たち香月操や昴、仁たちはオレの家族ではない</p><p>何がどんな風になって、こうなっているのかそれを君がちゃんと理解したら、君もこちらに来られると思うよ</p><p>そうね今のままならダメだけれどコペルニクス的な発想の転換を得ることができたら、鳥居さんもあたしたちの家族になれると思うわ</p><p>しかし、美子お前は、いつまでお情けで家族に入れてもらっているつもりなんだね</p><p>ジッちゃんが、美子さんに言う</p><p>急に話を振られて慌てる美子さん</p><p>待っているだけではダメだこいつは忙しいんだからな美子は少し、積極性に欠けておるぞ</p><p>あのお祖父様よろしいのですか</p><p>ジッちゃんの孫娘香月家本家の令嬢の最後の１人である美子さんも、オレの女になってしまっていいのかという質問だ</p><p>それはお前が決めることだろう私は、命令するつもりはないよ</p><p>ただ今のように、他の家族たちから情けを掛けられている状態が続くのは、良いことだと思わんよ</p><p>さっき皆の前で家族にして下さいと宣言したあの娘の勇気を、美子は見習うべきだと思う</p><p>そう言って、ジッちゃんはアーデルハイトさんを見る</p><p>アンタワインはダメよこの後アタシと来るネ初仕事ヨ</p><p>イーディが、アーデルハイトさんに声を掛ける</p><p>ミチはワインにしなさいネこの後のDarlingのガードは、アタシが行くカラ</p><p>オレが天童貞男たちの拘禁場へ戻るのに、イーディはアーデルハイトさんを連れて付いて来てくれるのか</p><p>わたくしは、こちらの警備を致しますからアルコールは</p><p>そういう美智に</p><p>それはわたくしたちの仕事よここは姉に任せて美智ちゃんもたまには、他の子たちと交流しなさい</p><p>翔姉ちゃんもレイちゃんもワインでなく、ジュースを選んでいる</p><p>美智翔姉ちゃんたちに甘えさせてもらえ</p><p>美智は受け入れてくれた</p><p>トイウコトだからいいネ</p><p>イーディが、アーデルハイトさんに念を押す</p><p>アーデルハイトさんは、何かに戸惑っている</p><p>イーディは、それに気付いて</p><p>アタシのことはイーディお姉様でも、シスター・イーディでも何とでも好きに呼ぶネアタシはもう、アンタのお姉様ヨ</p><p>は、はいあそれでしたらお姉様もわたくしのことはハイジとお呼び下さい</p><p>アーデルハイトさん</p><p>ちょっと、ハイジあなたのことをハイジと呼ぶのは、わたくしだけの</p><p>鳥居さんが、大きな声でそう言うが</p><p>死んだ父がわたくしのことを幼い自分にハイジと呼んでくれていたのです</p><p>父は日本人でしたどうして、アーデルハイトがハイジになるのかわたくしには良く判らなかったのですがでも、父にハイジと呼ばれていたのは、わたくしにとって大切な思い出です</p><p>アーデルハイトさんは鳥居さんを見る</p><p>まり子お嬢様と最初にお会いした時名前がアーデルハイトなのだから、ハイジと呼ぶとおっしゃっられたことが、わたくしには嬉しかったのですとても懐かしくてわたくしがヨーロッパを離れ日本の鳥居様の家にお仕えすることを選んだのは、お嬢様のその一言があったからだと思います</p><p>どうして、アーデルハイトがハイジなんです</p><p>えヨッちゃん知らないの</p><p>アルプスの少女ハイジって知らないっ</p><p>ちゃんと観たことは無いなあ</p><p>じゃあ、アルプスの少女ハイジのパロディの日本アルプスの少女ハイジはっ</p><p>全然、判らない</p><p>それが関係しているのか</p><p>ちょっと、寧ちゃん</p><p>おおっと、メンゴメンゴヨッちゃん、日本アルプスの方は忘れて</p><p>アルプスの少女ハイジの本名が、アーデルハイトだよっ</p><p>だから、アーちゃんのお父さんは、アルプスの少女ハイジからアーちゃんにアーデルハイトっていう名前を付けたんだよっ</p><p>うん、間違いないねっ</p><p>寧が、アーデルハイトさんに断言する</p><p>ハイジなら昔の再放送を撮ったビデオテープが、お屋敷の書庫にあるからさっみんなで観ようっ</p><p>ああ、お屋敷で暮らした娼婦たちの残したマンガやらビデオやらの詰まった、あの部屋か</p><p>うん、観るですのっルナも、コヨミも、可憐も、真緒ちゃんも一緒に観るですのっ</p><p>いいよね、可憐さん</p><p>コヨミちゃんに話し掛けられて、可憐さんが答える</p><p>じゃあ、約束だよハイジお姉様</p><p>ルナは笑顔で、アーデルハイトさんにそう言った</p><p>はーい、みんな準備できたよーっ乾杯しよう</p><p>マナがみんなに言う</p><p>はいはいはーい、グラスを持ってね</p><p>真緒ちゃんもはい</p><p>克子姉と瑠璃子が、みんなにグラスを持たせる</p><p>じゃあ、乾杯の音頭は</p><p>寧が、オレを見るが</p><p>みすず頼むよ</p><p>あたしですか旦那様</p><p>今日はみすずの日だろ</p><p>パーティの主催もみすずだったし</p><p>こうやって香月家の邸宅に居るのもみすずの日だからだ</p><p>はいではあたしが</p><p>みすずが席を立ち、みんなを見渡す</p><p>ハイジさん、可憐のあたしたち家族への参加を祝ってそれから家族全員の健康と幸せを祈って乾杯っ</p><p>みんなで乾杯する</p><p>鳥居さんも、こういう時だけは笑顔で参加する</p><p>ホント、面白い性格の人だな</p><p>美子さんはジッちゃんの苦言が堪えたのか、少し落ち込んでいる</p><p>無事にあのコたちが家族になれて良かったネ</p><p>アーデルハイトさんいや、ハイジさんは、何か吹っ切れた顔をしているし</p><p>可憐さんも、みすずに強制されて承諾した時よりも穏やかな顔になった</p><p>この家族がどんな人たちの集まりなのかということも判ったしアニエスたち、年の近い子らが仲良くしてくれるからだろう</p><p>やっぱりずっと年上で、香月家の令嬢であるみすずのことは怖いと思うし</p><p>今は家族が増えるところを見たネ</p><p>でも、この後はオトメが家族を失うところを見ることになるヨ</p><p>天童乙女はこれから家族を失う</p><p>乙女の実の父親天童貞男には、厳しい結末が待っているはずだから</p><p>家族を失ってオトメの思考が、コペルニクス的に引っ繰り返ったらまだ救える芽が残っているノネ</p><p>それって</p><p>家族をLOSTしたコならアタシたちの家族になれるかもしれないノネ</p><p>何か、次々と驚くようなニュースが続きますね今年は</p><p>ノコギリってコトノハサマか</p><p>911．夜は楽し　／　コンポジション</p><p>真緒ちゃんたちが、オレに手を振る</p><p>アニエスは、お勉強してますの</p><p>うん、ボクと可憐ちゃんも一緒にするからねっ、可憐ちゃん</p><p>同じ１２才のルナと可憐さんがアニエスの勉強を見てくれるのか</p><p>何て言っても、今まで学校に通ったことのないアニエスだけはみすずたちの超お嬢様校の編入試験に通るためには、猛勉強をしないといけない</p><p>ルナとコヨミちゃんは、成績が良いみたいだから</p><p>私は、真緒ちゃんと遊びます</p><p>えへへ、真緒はコヨミちゃんに遊んでもらいますっ</p><p>ルリお姉ちゃんは、真緒ちゃんの方をお願いお片付けは、マナと克子お姉ちゃんでするから</p><p>でも悪いわ</p><p>いいの、いいのここは香月家のお屋敷なんだからルリお姉ちゃんは、お客さんのお相手もしないといけないでしょ</p><p>お客さんとは、鳥居まり子さんのことらしい</p><p>いいわよ、任せておいて</p><p>すっかりそれぞれが何をするべきなのか仕事の分担が判っているらしい</p><p>わたくしは警護本部に戻るわ麗華はこの子たちを旧施設へ連れて行って</p><p>翔姉ちゃんは、香月セキュリティ・サービスのトップだからこの邸宅からは移動しない</p><p>だから、レイちゃんがオレたちを、天童貞男や天童乙女たちが収容された香月セキュリティ・サービスの古い研修館へ連れて行ってくれることになった</p><p>オレと一緒に行くのは</p><p>んじゃ、行こうか、ヨッちゃん</p><p>犯罪組織黒い森のメンバーである寧と</p><p>オレたちのガードとしてイーディ</p><p>そして、家族入りしたばかりのアーデルハイトさんいや、ハイジさんだ</p><p>ハイジを連れて行ってどうして、わたくしは連れて行っていただけないんです</p><p>鳥居さんが、ムッとして言う</p><p>何かこっちに残っているよりも面白そうですのに</p><p>あら、鳥居さんは中年の暴力団員の皆さんに、そんなにご興味がお有りなのかしら</p><p>そうだよゴツいオッチャンとケバいオバチャンたちがズラ－っと並んでいるのを、尋問していくだけなんだけどそんなの見たいのっ</p><p>寧も、嘲るようにそう言う</p><p>鳥居さんは、ハイジさんをチラリと見る</p><p>ああハイジさんが、行ってしまうのが嫌なんだな</p><p>ハイジさんとどこかで２人きりで改めて話をする機会を設けて自分の警護役に戻るように説得したいんだ</p><p>そうさせないためにイーディは、ハイジさんを連れて行くことにした</p><p>お嬢様の鳥居さんには、ハイジさんの決心は理解できないだろうから</p><p>ここでさっさと、オレたちの家族としての活動に参加させることで</p><p>鳥居さんの未練を断ち切ろうと</p><p>危険人物がたくさん居る場所ですから、鳥居様をお連れすることはできません</p><p>レイちゃんが、優しい笑顔でハッキリとそう言う</p><p>ええもし、鳥居様がおケガをなさるようにことにでもなりましたら鳥居様のお家だけでなく、歌晏様、狩野様からもわたくしたちが糾弾されることになりますから</p><p>翔姉ちゃんも、そう言った</p><p>鳥居さんは、歌晏桃子姉ちゃんの命でここに居残りをしているんだし</p><p>お祖父さんが狩野家の当主だからそちらの家とも血縁関係もある</p><p>鳥居さん、諦めて下さいあなたのお相手はあたしと瑠璃子、美子お姉様が致しますから</p><p>みすずが、キッパリとそう言う</p><p>香月家本家の３人のお嬢様が揃っているのだから、鳥居さんは断れないはずだ</p><p>向こうでどんなことがあったのかは桃子お姉ちゃんに報告できるように、後でオレが話しますから</p><p>オレがトドメを刺す</p><p>わ、判りましたわ</p><p>意気消沈する鳥居さん</p><p>は、ハイジ気を付けて行きなさいね</p><p>元・主の言葉にハイジさんは</p><p>皆様よろしくお願い致します</p><p>みすずたちに頭を下げる</p><p>まり子お嬢様をと付け足さなかったのは、もう臣下ではないという意思表示なのだろう</p><p>美智こっちの警備、頼んだぞ</p><p>オレは、美智にそう言う</p><p>もう大丈夫だとは思うけれど身辺警備を怠るべきではない</p><p>美智はスッと頭を下げる</p><p>最後にジッちゃんが、オレを見る</p><p>ヤクザたちに容赦はするなよ世の中には絶対に共存できないものがある</p><p>オレの眼を見てそう言う</p><p>どんな人間も、適材適所に配せば不必要な者はいないという説があるそれは間違いだ世の中には存在するだけで、社会の害毒でしかないという人間もいるガン細胞のような人間がな</p><p>それが天童貞男たち</p><p>ガン細胞を保持したままでは、肉体全体が死に至る悪しきモノは、ザックリと切除して葬り去るしかないそういうものだからな</p><p>白坂創介やシザーリオ・ヴァイオラみたいな人間たちは</p><p>確かに、存在を滅するしかなかった</p><p>生かしておくだけで世の中に毒を撒き散らす</p><p>そんなトンデモない悪党なのかな天童貞男とか猪鹿蝶一郎っていう人たちは</p><p>どっちかというとかなりの小物だと思うけれど</p><p>お前が今まで相手をしてきた大きな悪党たちより、小物の方が世間に対する実害は大きいのだよ今回は、それを学んで来い</p><p>レイちゃんに先導されて、邸宅の廊下を歩いていると</p><p>安城ミタマ＆キヌカ姉妹が、落ち込んだ様子で部屋のドアの前で、へたり込んでいる</p><p>あなたたちは、ご飯は済ませたの</p><p>レイちゃんが、明るく姉妹に話し掛けた</p><p>ああ、姉妹は香月セキュリティ・サービスが配布したものらしい弁当箱とお茶を持っていた</p><p>まだでございます</p><p>暗い表情で、２人は答える</p><p>うん、どう見てもまだ弁当箱を開いていないな</p><p>どうしたんだこんなところで</p><p>わたくしたちに会って下さらないのです美里お嬢様が</p><p>お顔をお見せ下さらないのですありすお嬢様が</p><p>ああ、このドアの向こうにこの姉妹の主の鞍馬姉妹がいるのか</p><p>どのようにお声掛けをしても</p><p>お返事がないのです</p><p>父親の失敗によって、鞍馬家は潰れるしかないところまで行ってしまっている</p><p>ジッちゃんたちの忠告を無視し、先祖代々受け継いだ由緒ある建物と庭園を全部、ブッ壊したあげく、海外投資家に引きずり回されて、破産するしかないところまで追い詰められているのだから</p><p>そしてジッちゃんも、もう一つの大名家である歌晏家も鞍馬家への救済を拒絶した</p><p>今、鞍馬家が背負っている借金は鞍馬美里さんが娼婦に堕ちることで返済させるということになっている</p><p>ジッちゃんに直訴するという最後の手に失敗した、鞍馬姉妹は</p><p>もう雇い続けることができないという理由で、自分たちの警護役だった安城ミタマ・キヌカ姉妹との主従関係を解消した</p><p>もう、臣下ではないから</p><p>だから、鞍馬美里・ありす姉妹は安城さんたちと会おうとはしないのだろう</p><p>わたくしたちは鞍馬のお家のために</p><p>香月セキュリティ・サービス様で働かせていただいて</p><p>その給金をお家再興のために使っていただこうと</p><p>そう決意致しましたこともご報告致しましたのに</p><p>それでも、この姉妹は鞍馬家のお嬢様の臣下であり続けたいと願っている</p><p>自分たちが身体を張って稼いで鞍馬家の借金返済を助けたいと</p><p>ダッタラ何で、ご飯を食べないノネ</p><p>お腹が空いているままで、警護の仕事が勤まるわけがないのネッ</p><p>ハッとする安城姉妹</p><p>教えておいてあげるけれど中にいらっしゃる鞍馬様のご姉妹も、夕飯は君たちと同じお弁当だから閣下のご指示でね</p><p>名家である鞍馬家のお嬢様ではなく借金返済のために身売りをした少女たちとして扱う</p><p>だから、食事も特別なものは与えないということだ</p><p>中の娘タチはちゃんとご飯がノドに通っていると思うカ</p><p>ミタマお姉様</p><p>キヌカ、これは大変な盲点であった</p><p>姉妹は、慌てて弁当箱を開く</p><p>美里お嬢様安城ミタマ、弁当を使わせていただきまするっ</p><p>ありすお嬢様安城キヌカ、弁当を使います</p><p>弁当を使う</p><p>昔の日本語では弁当を食べるということを弁当を使うと表現シタノネ</p><p>それを来日数ヶ月のアメリカ娘に教えてもらうオレの立場は</p><p>美里お嬢様と同じお弁当だそうでございます</p><p>ありすお嬢様失礼ながら、同じ内容のお弁当を食させていただきます</p><p>姉妹は部屋の中、ドアの向こうに叫ぶ</p><p>ああ、この卵焼きの何と甘きこと</p><p>塩鮭の塩辛さも最適でございます</p><p>美里お嬢様もどうか、お食事になって下さいませ</p><p>ありすお嬢様もキヌカとお食事致しましょう</p><p>うーむ、このタクアンコリコリと良い歯応えにございます</p><p>コロッケですよありすお嬢様コロッケの中身は、クリームコロッケでございましたっ</p><p>行きましょう</p><p>ソウネ後は、ショウに任せておくネ</p><p>翔姉ちゃんが、こんなに一生懸命な姉妹を見捨てることはないか</p><p>部屋の中のお嬢様たちのことはミナホお姉ちゃんが帰って来ないことには、どうすることもできないもんね</p><p>鞍馬美里さんを娼婦にするというのはミナホ姉さんが担当の仕事だ</p><p>今は天童貞男たちの方に行っているからここに戻って来るまでは、鞍馬姉妹の件の進展は無い</p><p>ハイジさんもオレにそう言った</p><p>オレたちは、部屋のドアの前で弁当の内容について感想を叫び続けている安城姉妹を置いて、廊下をさらに進んで行く</p><p>名家の警護役の家に生まれて子供の頃から、ずっとお嬢様たちに付いてきたのですものね</p><p>レイちゃんが感慨深く、そう言う</p><p>簡単に主従関係は捨てられないそういう人生なんだよっ</p><p>ちょっと、うらやましくも感じます</p><p>ハイジさん</p><p>うらやましがることはないネハイジもこれからは、ずーっとウチの子なのネ</p><p>そうそうもう、ずーっと一緒だからねっハァちゃん</p><p>人のことをうらやんでいる余裕は無いわよ</p><p>イーディ、寧、レイちゃんが順々にそう言った</p><p>は、はいそうですね</p><p>ハイジさんも、自分に言い聞かせるようにそう言う</p><p>はーい、こっちよ乗って</p><p>屋敷の裏から出て、駐車場へ</p><p>レイちゃんは、香月セキュリティ・サービスの社用車の黒いバンにオレたちを連れて行った</p><p>これなら目立たないで、香月セキュリティ・サービスの旧館へ行ける</p><p>レイちゃんが、運転席</p><p>イーディが、助手席</p><p>オレと寧とハイジさんは後ろの席に座る</p><p>ハイジさん、後方監視</p><p>はい、麗華お姉様</p><p>ハイジさんも警護のA級ライセンスを持っている子だからすぐに順応した</p><p>鳥居さんのことだけではないんだ</p><p>ハイジさんも、あのままみんなと居るより現場に連れだした方が、良かったんだ</p><p>この子のプライドはプロの警護役であることなのだから</p><p>現場の中に居た方が、活き活きとしている</p><p>はい、シートベルトしましたね行きます</p><p>レイちゃんが、車を始動させる</p><p>香月家の敷地から出るところで、香月セキュリティ・サービスの制服警護員のチェックを受けるが</p><p>レイちゃんが運転する車だから、問題無く外に出られる</p><p>旧館までは、２分も掛かりませんから</p><p>その旧施設というのは、この香月家本家邸宅を警護する香月セキュリティ・サービスの前の本部があったところだから</p><p>邸宅の正門のすぐ近くにあるらしい</p><p>しかし、ここの本家邸宅はとにかく広いから</p><p>今出た裏口から、ぐるっと邸宅の周りを廻っていくのに時間が掛かる</p><p>正門から出ればすぐなんですけれど</p><p>正門は今は使えませんから</p><p>正門から出入りするのはジッちゃんやみすずたち、本家の人間たちだけだ</p><p>今日来たお客様たちにはお客様専用の門がある</p><p>使用人である香月セキュリティ・サービスの人間は、裏門など他の門を使わないといけない</p><p>香月セキュリティ・サービスのスタッフ用の社用車が１台だけで出立するのなら裏口からでないとおかしい</p><p>ところでさっハァちゃんはどうして、あたしたちの家族になるって決心したのっ</p><p>寧が、笑顔で尋ねる</p><p>ここでもう一度、ハイジさんに自分の決心を思い返させることで</p><p>浮き足立つ精神を、安定させようとしているんだと思った</p><p>それは色々と理由はあったのですが一番は、藤宮さんのいえ、麗華お姉様のお話を聞いたからです</p><p>後方の監視を続けながら、ハイジさんは答える</p><p>あらわたくし、何を言ったっけ</p><p>ルームミラー越しに、クスッと微笑むレイちゃんが見えた</p><p>あのわたくしは何と言いますか今までの人生で色々とありましたので自分は一生結婚することもなければ、子供を産むこともないとそう思っていたのです</p><p>ハイジさんは言う</p><p>わたくしのように娘が母になるなどということは、生まれてくる子に申し訳がないというか１人で育てるのは無理だと思いましたいえ、生まれてしまえば、子は勝手に育つということはわたくし自身が一番良く知っているのですが</p><p>ハイジさんは、売春窟の生まれで孤児だ</p><p>でも、子供を幸せにわたくしでは、幸せな子供に育てることができないと思いました幸せにできないのなら生む資格はないそう思い込んでおりました</p><p>ああ、その話ですね</p><p>わたくしも前は、全然、恋をする気も、子供を生む気もありませんでしたから一番トンガって英国紳士の男装をしていた頃ですね</p><p>レイちゃんは、今も男装だけど香月セキュリティ・サービスの制服をベースにしたものになっている</p><p>デザイン化されたものだからカッコ良いし、凛々しいけれど</p><p>前の徹底した英国ダンディの男装みたいなマニアックな感じは無い</p><p>でも、ほら今は家族がたくさんいますからお姉様たちも妹たちも子供を産むことが全然怖くないんですみんなで育てみんなで愛してもらえることが判っていますから</p><p>実際渚の娘である真緒ちゃんを、みんなで可愛がっている</p><p>来年には、渚と雪乃がオレの子を産むことも決まっている</p><p>月子も妊娠したがっている</p><p>判らないことは教えてもらえるし助けが必要な人には、みんなでサポートするこの家族の中で、自分の子も他の人の子も、みんなで一緒に育てていくのは、とっても楽しいと思うわってハイジさんに話したんです</p><p>そうだよねっあたしも全然怖くないもんっみんなで助け合っていくのは判ってるからさ</p><p>それでハァちゃんは、家族に入るって決めたんだ</p><p>ハイジさんは</p><p>誰も大声で怒鳴って怒ったり、叱ったりする人がいないんです</p><p>厳しいお話をなさる時でもみんな、笑顔のままで</p><p>ああ、そうだねうちは基本的にそうだよね</p><p>そして年上の方たちも、小さな子たちも自分が何をするべきなのかを、ちゃんと心得ていて他の人の迷惑にはならないようにしていますし</p><p>そう言いながらハイジさんは、オレを見る</p><p>わたくしあなたみたいな方、はじめてです</p><p>普通の男性は女に対して、偉そうに振る舞うだけで自分の欲求のままに命令するだけで暴力的で、わがままでいつも他人の悪口ばかりをグチグチと言っているだけじゃないですか</p><p>でも、あなたは偉そうにしないし、自分の欲求だけで女に命令したりはしません女を叩いたり、怒鳴ったり悪口を言うこともありません</p><p>ジッと１３才のハーフ美少女が、オレを見る</p><p>そうだよねヨッちゃんて悪口は言わないよねっていうか、グチも言わないよね</p><p>グチっているヒマがあったら、何か始めているネDarlingは</p><p>そういう方がカナメとしていらっしゃるから、この家族は上手くいっているのかなと感じました黒森様は香月家のみすず様も警護役のイーディお姉様も、同じように接していらっしゃいますし普通では考えられないことだと思いました</p><p>ていうか、そういうヨッちゃんだからミィちゃんもベタ惚れなんだよ</p><p>香月家という背景を完全に無視していますからただの１人の女としてしかわたくしたちのことを見ていないですし</p><p>裸の女としてアタシたちのこと、愛してくれているノネ</p><p>えっとオレは</p><p>みすず様のパートナーに選ばれたことを鼻に掛けないですし先ほどのように、自ら進んで危険な場に赴かれることも驚きました</p><p>ああ、さっきのカラオケボックスでの戦闘か</p><p>だって、オレは男なんだからさみんなにだけ任せて、みすずたちとお茶を飲んで待っているとか、ダメだろ</p><p>現場には行かなくてはいけない</p><p>オレは、犯罪組織黒い森の実働メンバーの一員なんだから</p><p>そりゃ、イーディや美智の足手まといになるのなら行くのを控えるけれどさでも、できる限りオレが現場へ出ないとさ</p><p>マルゴさんが、アメリカで格闘家デビューすることで</p><p>黒い森の戦力は減ることは判っているんだから</p><p>偵察でも、牽制でもオレにできることがあるなら</p><p>ホントこんな人、初めてです</p><p>ハイジさんは、オレを見て改めて、そう言った</p><p>だからわたくしも、この家族の中に入れていただいてこの中でなら、子供を産んでもいいかもしれないってそう感じたんです</p><p>ソレだけ</p><p>寧がぬふふんと笑う</p><p>ソウジャないネ判っているヨ</p><p>ハイジさんは、顔を赤くして</p><p>あ、あのそ、それと</p><p>お、お風呂場でのみなさんのそのせセックスを拝見して</p><p>１３歳の美少女が、恥ずかしそうに言う</p><p>わたくし売春地区の生まれですからせ、セックスは前にも見たことがありますあっあのもちろん、わたくしはまだヴァ、ヴァージンですけれど</p><p>は、ハイジさん</p><p>でもあそこでの苦しそうで、気持ちの悪そうなセックスと違ってみすず様も瑠璃子様もアニエスちゃんまで本当、楽しそうで幸せそうで</p><p>あんなセックスならしてみたいって思いました</p><p>赤面したまま、ハイジさんは言う</p><p>Darlingだからヨ他の人だと、アアはならないネ</p><p>そうそう、ヨッちゃんだからこそだよ</p><p>イーディと寧が、ハイジさんに言う</p><p>は、はいわたくしもそれは、あの判ります</p><p>ハイジさんは言った</p><p>つまり、ハァちゃんはヨッちゃんとしたいの</p><p>寧が、直接的に尋ねる</p><p>し、したいっていうより</p><p>ハイジさんは、恥ずかしそうに答えた</p><p>この人なら赤ちゃんを産んでもいいかなってそう思っちゃいました</p><p>ロスト・ヴァージンを飛び越えて、もう出産にまで意識が飛んでるのか</p><p>わたくしも、みなさんと同じ様に幸せになりたいって</p><p>心配しなくて良いよハイジさんも幸せにするから</p><p>あは、はいよ、よろしくお願い致します</p><p>ハイジさんは、そう答える</p><p>ヨッちゃん、可憐ちゃんの方も心配なしだと思うよ今頃アニエスとルナちゃんが上手くフォローしてくれていると思うし</p><p>水島可憐さんもオレの女になる</p><p>大丈夫ヨあのコもお風呂場で、Darlingたちのセックスを見ていたネセックスに対しての興味は増していても、恐怖感の方は減っているはずネ</p><p>ま、アニエスが今頃ヨッちゃんとのセックスは最高気持ち良いっていう話を、しているだろうしねっ</p><p>そして、ルナがアニエスの意見を肯定するんだろうな</p><p>問題無しヨカレンもネ問題は</p><p>まり子お嬢様ですよね</p><p>ハイジさんが言う</p><p>皆さんの気持ち良さそうなセックスを見てあのまり子お嬢様が、ご自分でも試してみたいと思われないはずがありませんもの</p><p>好奇心の塊だもんなあのお嬢様は</p><p>ですからあの</p><p>ハイジさんが、オレを見る</p><p>まり子お嬢様のお相手もお願い致します</p><p>どうして、オレが鳥居さんまで</p><p>このまま、お家にお戻りになられたらまり子お嬢様は、きっと、どなたが相手でも構わないからセックスを経験してみようとなさいます</p><p>でも、わたくしあんな優しいセックスができるのは、黒森様だけだということを知っておりますから</p><p>鳥居さんから、好奇心だけでその辺の男とセックスしたりしたら</p><p>相手が変な人だと一生のトラウマになっちゃうよねっ</p><p>はい、それがとても怖いんですわたくし暴力的で、自分の欲望だけに忠実な男性に教われたりしたら</p><p>あああのカラッと明るい性格は、汚されてしまうかもしれない</p><p>ショーガナイネDarlingマリコの相手をしてあげルネ</p><p>いや、イーディ</p><p>あたしたちの家族にするとか、ヨッちゃんの女にするとかじゃないよあのお嬢様はセックスにだけ、興味があるんだからっ</p><p>オレたちの家族に加わりたいわけではないし</p><p>オレのことが好きなわけでもない</p><p>ただセックスというものを試してみたいだけだ</p><p>ヨッちゃんもさそろそろ、そういうセックスを覚えるべきだと思うよ</p><p>そうネセックスした子を全員、家族にしていくわけにはいかないノネ</p><p>でも、お願い致します他の方にはこんなことをお願いできませんから</p><p>はーい、その話はまた後にして下さいっ</p><p>運転席のレイちゃんが、明るく言う</p><p>着きました香月セキュリティ・サービスの研修館の旧館ですっ</p><p>車は７階建てのビルの前で停まる</p><p>よし、鳥居まり子、ハイジ、可憐さんのフラグ立ては完了</p><p>いよいよ、徳大寺園子の設定を考えないと</p><p>まだ年齢も決めていません</p><p>明日は、もう決めないとどうしようもないし</p><p>ジンコウガクエン２が発売になったら</p><p>WUGのキャラを自作しようと思っていましたが</p><p>もうWUGについての記憶が薄くなっています</p><p>912．夜は楽し　／　コンクリートの夜</p><p>今は使われていない香月セキュリティ・サービスの古い研修館の1室で</p><p>ミナホ姉さんが、オレたちを待っていた</p><p>月子とヨミと香月セキュリティ・サービスの木下さんも居る</p><p>とりあえず、お腹が空いているでしょっはい、これ克子お姉ちゃんとマナちゃんから夕飯は、あっちに帰ってからまた別に用意してあるってさ</p><p>寧は、ミナホ姉さんたちに小さな包みを配っていく</p><p>えっわたくしの分もですかぁ</p><p>うん木下さんもこっちに居るから渡してって言われて来たよっ</p><p>寧は、木下さんにも食事のパックを手渡す</p><p>ああ、すみませんいいのかなぁわたくしには、香月セキュリティ・サービスからお弁当が支給されているんですけれど</p><p>ああ、さっき安城ミタマ＆キヌカ姉妹も食べていたお弁当か</p><p>克子さんたちの作ったモノの方が、仕出しのお弁当より美味しいですよ</p><p>オレたちを連れてきてくれたレイちゃんが、笑顔でそう言う</p><p>この場ではレイちゃんの方が、木下さんよりも立場が上になるのか</p><p>香月セキュリティ・サービスへの入社も先だし、現場トップの翔姉ちゃんに近いのもレイちゃんの方だから</p><p>ただし、他の隊員には内緒だよ</p><p>今、この建物の中には香月セキュリティ・サービスの警護員がたくさん来ている</p><p>制服組も私服組も</p><p>じゃあ、今、食べちゃいまーすっ</p><p>木下さんは、ガサゴゾと包みを開く</p><p>ああ、ケバブサンドなんですねー美味しそー</p><p>パクパクと食らいついていく、木下さん</p><p>御名穂お姉様たちも、どうぞわたくしたちは、食事を済ませてきましたから</p><p>ええ、じゃあ、いただきましょう</p><p>ヨミも食べなさい</p><p>はい、いただきます</p><p>ミナホ姉さん、月子、ヨミも軽食を摂る</p><p>ところでどんな感じですか</p><p>レイちゃんが、３つのモニターを観る</p><p>オレたちも順番に覗き込んでいく</p><p>右のモニターは見覚えのないオッサンたちが１部屋にまとめて閉じ込められている映像が映っている</p><p>ということは関西ヤクザの猪鹿蝶一郎とその手下たちだな</p><p>美智やミナホ姉さんがいなくなったトラックから、ヨミを奪取しようとして</p><p>隠れていた月子に、ゴキブリホイホイみたいに一網打尽に捕らえられた</p><p>真ん中はオッサンたちとケバいオバサンの集団だけど、こっちは見たことのある顔もいる</p><p>関西から、命を張って香月家に嫌がらせしに来た天童貞男と仲間たちだ</p><p>先のことを考えずに、その場の感情だけでハチャメチャなことをしでかす、ヤクザの鉄砲玉たちていうか究極のバカ・ヤクザたちだ</p><p>自分の娘に香月家の邸宅の中で服毒自殺するように命じたり自分たちも、ダイナマイトを腹に巻いて自爆する準備をしていたし</p><p>ああ、割と元気そうだねっあの子もさっ</p><p>寧が、３つめの最後のモニターを指差す</p><p>こっちは若い女の子たちしかいない</p><p>９人の少女たちその中心にいるのは</p><p>天童乙女だ</p><p>うん、元気そうだなかなり煮詰まった顔をしているけれど</p><p>女の子たちの方は、もう医療チームの人たちに診てもらったわ目視と触診では、問題無いみたいだけれど今は、血液検査の結果待ちよ</p><p>親のヤクザたちの慰み者になって、セックスを強要されていた徳大寺園子さんともう１人の娘シゲヨさんだっけその２人だけでなく、９人の少女全員にミナホ姉さんは性病検査をしている</p><p>レイプされていた女の子２人は、陰部に擦過傷や肌のあちこちが腫れていたわかなり、酷いセックスを強要されていたみたいねただ、命に別状はないそうよ</p><p>ああ天童乙女の隣で、暗い顔で沈んでいるのが園子さんだな</p><p>顔に幾つか絆創膏も貼られている</p><p>殴られたりもしたんだろう</p><p>あの人たちには食事はあげないんですか</p><p>ハイジさんが、ミナホ姉さんに尋ねる</p><p>確かに、３つの拘禁室とも食事が与えられた様子は無かった</p><p>ええ、今は何も与えないわご飯なんかあげたら、元気になっちゃうものお腹がいっぱいになると、余裕が生まれるから</p><p>食事を配給する時に、隙もできるしね誰が食事を運んで来たか食事の内容は、どんなものか弁当なら内容を覚えておいて、後で業者を特定しようとしたりするよ</p><p>今はあの人たちに、できる限り、こっちの情報を与えたくないんだよ</p><p>えーと、大人の人たちは気絶したまま全員、それぞれの部屋に監禁しましたら目が醒めたら、あの部屋に閉じ込められていた状態でーすっ女の子たちは、あの部屋に閉じ込めた後一度、目覚めさせてから医療班が検査しましたけれど、みんな全身白いユニフォームで白マスクして診ましたから、こっちのことは判っていないはずですっ</p><p>木下さんが、食事をしながらそう教えてくれた</p><p>とにかく、猪鹿蝶一郎さんたちも、天童貞男さんたちもこの建物が何処なのか判らないままだし、あたしたちの正体が香月セキュリティ・サービスだという確証が持てないままなのよ</p><p>ソレハそうネアイツらの居場所を急襲して、気絶させたのはアタシたちだからネ</p><p>天童貞男たちの潜伏先だったカラオケボックスに強襲を掛けたのは、オレたちだ</p><p>制服の警護員かあるいは、私服でも大人だったら、彼らは香月セキュリティ・サービスに捕まったと思っているだろう</p><p>彼らが観たのはオレやイーディや寧やハイジさんや美智</p><p>どっから見たって、子供だ</p><p>ついでに後から乗り込んだ木下さんだって見た目は、高校生だ</p><p>香月セキュリティ・サービスの正規の職員だとは、とても思えない</p><p>その上天童貞男が直接交渉して、話をしたことがあるのは、ミナホ姉さんだけだし</p><p>ミナホ姉さんは香月家とは別の、黒い森という裏社会の売春組織のボスだということしか一般には知られていない</p><p>香月セキュリティ・サービスの情報分析担当もやっていることはオレたちしか知らない</p><p>だいたい、娼館の経営者を香月家のような名家が、高く評価するはずがないからだ</p><p>協力者として利用することはあっても香月家の重要な組織である香月セキュリティ・サービスの中に迎えられているとは、想像できないはずだ</p><p>猪鹿蝶一郎さんたちも、何がなんだかわからなくなっているはずよもし、自分たちを捕られたのが香月セキュリティ・サービスならさっさと、翔さんレベルの人が現れて尋問を開始しているはずだから</p><p>猪鹿蝶一郎は、関西の組織の中では一応、幹部だから</p><p>大切な情報源として、香月セキュリティ・サービスでも上層部の人間が直接尋問しに来るものだと思っているのだろう</p><p>さてでは、猪鹿さんのところから始めましょうか</p><p>ミナホ姉さんは、席を立つと部屋の奥へ向かう</p><p>そこには椅子が一つありその前に、三脚に乗せられたカメラがあった</p><p>せっかく来てくれたから寧、カメラマン頼める</p><p>おっけーっ</p><p>寧が、カメラに付く</p><p>はいはい、待って下さーいじゃあ、猪鹿蝶一郎グループの部屋のテレビと回線を繋げますねーっ</p><p>木下さんが、パソコンをカタカタと操作していく</p><p>はい、準備オーケイでーすっタイミングは、そちらで</p><p>じゃあ、行くよーっミナホお姉ちゃん本番、１０秒前からでいい</p><p>椅子に座ったミナホ姉さんが重々しい感じの表情を作る</p><p>はーい、１０秒前８、７、６、５、４、３、２、１キュー</p><p>寧のカメラのランプが赤く点灯する</p><p>こんばんは皆さん、お加減はいかがかしら</p><p>カメラに向かって、ミナホ姉さんが微笑む</p><p>ああ、３つのモニターの中の一番右猪鹿蝶一郎たちの部屋で</p><p>部屋の中のテレビに、ミナホ姉さんの姿が映っている</p><p>音声拾いまーす</p><p>木下さんが、猪鹿蝶一郎たちの部屋の音声をスピーカーから流してくれた</p><p>突然、点いたテレビモニターから話し掛けて来る怪しい女</p><p>ざわつく拘禁室の中で、とりわけ厳めしい顔をしたヤクザがギロッと睨む</p><p>なんなんじゃ、おめぇは</p><p>ああ、こいつがボスの猪鹿蝶一郎なのか</p><p>あたしは、黒森御名穂そういえば、お判りですよね</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、その男は</p><p>そんなやつは知らねえなアンタじゃ話にならねぇもっと上の人間を呼んできやがれっ</p><p>上の人間翔姉ちゃんや、谷沢チーフ</p><p>あるいは、香月家の当主であるジッちゃん本人か</p><p>ワシらはのぉ、おめぇみたいな小娘とは交渉なんざしねぇんだよ</p><p>男は、最初っからカマしてくる</p><p>あたしも猪鹿蝶一郎本人としか、お話するつもりはありませんわ</p><p>ええっと、あなたはタドコロさんかしらごめんなさい、香月セキュリティ・サービスからもらって来た資料には、あなたみたいな下っ端のヤクザのことまでは詳しく書いてなかったのよ香月セキュリティ・サービスの関さんとか藤宮さんたちなら今、その部屋にいる皆さん全員の顔と名前を把握ているんでしょうけれど</p><p>わざと自分は、香月セキュリティ・サービスとは関係が薄いように伝える</p><p>アニキ</p><p>ミナホ姉さんと話をしていたヤクザが、別のヤクザを見る</p><p>しゃあねぇなワシが猪鹿蝶一郎じゃ</p><p>猪鹿蝶一郎はすごく小柄で、痩せた男だった</p><p>はじめましてといっても、これが最初で最後になると思いますけれど</p><p>どういうこったアンタ、何が狙いだアンタは香月のところのヤツラとは別に動いているのか</p><p>猪鹿蝶一郎は、尋ねる</p><p>お答えするつもりはありませんわその必要もないでしょうし</p><p>だったら、ワシも何も答えんからな</p><p>猪鹿蝶一郎は、虚勢を張る</p><p>アンタはどうせ香月に雇われて、ワシから関西の情報を聞き出そうとしておるんじゃろわかっとるぞワシの眼は、フシアナじゃあないからな</p><p>あら、あたしの仕事はあなたたちの処分だけよ尋問とか情報収集とかそんなこと、あたしにできるはずがないでしょ</p><p>絶句する、猪鹿蝶一郎</p><p>あなたあたしが、誰だか判っているの</p><p>オメェはあの関東の金持ち相手の売春宿を経営しているネーチャンだろそれぐらいは、ワシだって知ってるわ</p><p>ああ、大声で喚きだした</p><p>ミナホ姉さんのプレッシャーが効いている</p><p>ああ、それしか知らないのね</p><p>ミナホ姉さんは、ケロッと言う</p><p>あたしは裏社会の女よだから、非合法なことでも、お金になることは何でもするわ</p><p>何でもするっておい</p><p>だから言ったでしょあたしが、香月家から請け負ったのは、香月セキュリティ・サービスにはできないケガレ仕事よつまりあなたたちを処理するという</p><p>ミナホ姉さんの微笑みに猪鹿蝶一郎たちは、ゾッとする</p><p>あなたたちだって鷹倉神社の巫女のことは聞いて来ているでしょ人の心を読む人間を相手にするのにあなたたちに関西の親分さんたちが、大切な情報なんて話すはずがないでしょむしろ、わざと嘘の情報を教えて、香月家を攪乱しようとしているのに決まっているわ</p><p>ニヤニヤと微笑みながら、ミナホ姉さんはそう言う</p><p>だから香月家は、あなたたち存在に価値を認めていないわけ尋問とかしたって、時間のムダだからさっさと裏の世界で処理しろって、あたしに引き渡したのよ</p><p>ちょっちょっと待て、オメェ</p><p>さて、あなたたちどんな風にして死にたいこれだけたくさんの人数となると骨も残さずに消滅させるのは、なかなか難しいんだけど</p><p>だから、待てってこらっ</p><p>今コンクリート・ミキサー車の手配をしているから、もう少し待っててね</p><p>顔が硬直する猪鹿蝶一郎</p><p>コンクリートミキサーってオメェ</p><p>あらガタガタ抜かしたら、コンクリで固めて海の底に沈めるぞっていうのが、ヤクザさんたちの定番でしょ</p><p>ミナホ姉さんは、また笑う</p><p>できることなら、皆さんの地元の大阪湾に沈めてあげたかったけれどあたしは、そっちに知り合いがいないから東京湾で我慢してねちょうど埋め立て工事をやっているところがあるから大きな建物の基礎部分に、埋め込んであげるわそうね３０００年ぐらい経ったら、２１世紀の東京の遺跡として、あなたたちの遺体も発見されるかもしれないわね２１世紀の日本では、まだ建築物を建てる時に神に人柱を捧げていた証拠として研究されるかもしれないわよ</p><p>おいっ、こらぁっ</p><p>じゃあ、そこで大人しく待っててあ、そうだあなたたち、何か欲しいものあるお茶とお饅頭とか</p><p>お茶とお饅頭は欲しいかって聞いているのよ</p><p>猪鹿蝶一郎は、ちょっと考えて手下たちの顔を見る</p><p>手下たちは、みんな困惑したままで</p><p>そ、そりゃあ喉はカラからだし、何か食えるものがありゃあ、饅頭でも良いととは思うが</p><p>毒が入っているけれどそれでもいいかしら</p><p>ミナホ姉さんは、さらりとそう言った</p><p>ど、毒</p><p>そうよ毒入りのお茶とお饅頭その方が簡単でしょ、あなたたちを殺すのには</p><p>て、テメェ正気かワシらはヤクザだぞっ</p><p>知っているわよでも、あたしも裏社会のオンナですから一々、ヤクザを怖がっているわけにもいかないのよ</p><p>殺すことが決まっている人たちに、普通の食べ物や飲み物を与えるわけがないでしょあなた、今晩のおかずになる魚に餌をやる</p><p>毒ガスと毒薬なら毒薬の方が安く済むから、できれば毒薬の方で済ませたいのよ</p><p>ど、毒ガス</p><p>毒ガスだと使ったあとのお部屋の掃除も面倒だしほら、そこのお部屋の壁とか黄色く変色しちゃってるでしょ</p><p>おおいっ</p><p>ヤクザたちは、慌てて部屋の中を見渡す</p><p>あ、アニキあの辺から、毒ガスとかシュボーッて流れてきそうですぜ</p><p>いや、ここの小さな穴とか怪しいと思いますぜ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、みんな踊らされて行く</p><p>まあいいわ毒ガスでもあなたたちの処理の経費は、香月家に請求するからまあ、あなたたちの処理は、天童さんたちの後だからもう少し、のんびりしていて</p><p>猪鹿蝶一郎は天童の名に反応して</p><p>天童たちもここに捕まっているのかっ</p><p>それは言えないわよこの建物の中かもしれないし他の場所かもしれないあたしだって、どこか遠い場所から指示を出しているだけかもしれないわよ</p><p>ミナホ姉さんは、さらに牽制する</p><p>でも、良かったわねあなたたちは静かに死なせてもらえることになっているから天童さんたちなんて大変よ香月家からはこの世の生き地獄を体験してから、ジックリと苦しみ抜いて、あの世へ送れって厳命されているから</p><p>い、生き地獄</p><p>息を呑む猪鹿蝶一郎に</p><p>当たり前でしょう天童さんは、娘さんを使って香月家本家のお嬢様のパーティをメチャクチャにしようとしたのよ香月家に恥をかかせようとした人が簡単に死なせてもらえるわけがないでしょ</p><p>無茶苦茶な論理だが猪鹿蝶一郎たちは信じるだろう</p><p>このヤクザたちは、大名家香月家というものをそういう恐ろしい存在だと思っている</p><p>香月セキュリティ・サービスという武装組織を持って、すでに関西のヤクザ組織に多大な被害を与えている家なのだから</p><p>というわけだからお話しできて楽しかったわじゃあね</p><p>おい、まだ話は終わってないぞおいっ</p><p>はい、カット</p><p>ま、待</p><p>猪鹿蝶一郎たちとの通話回線が断たれた</p><p>同時に、部屋の音声も消される</p><p>思ってた通りの面白味の無い人だったわねまあ、関西の親分さんたちが天童貞男さんたちと一緒に失っちゃっても惜しくない人材だと思って送り込んで来た人たちだから仕方ないんでしょうけれど</p><p>どうせこちらが知りたいような有益な情報は、何も知らない</p><p>猪鹿蝶一郎さんたちは、このまま放っておきましょう</p><p>最終処理は、一番最後でいいわ</p><p>このまま疑心暗鬼になって、拘禁室の中で恐ろしい夜を過ごすことになる</p><p>はーい、では次、どうします</p><p>木下さんが、ミナホ姉さんに尋ねる</p><p>天童貞男さんたちは、一番メンド臭いから先に、娘さんたちの方を確認しましょうかちょっと、部屋の中の音声だけ聞かせてもらえるかしらこの子たちにも、状況を知ってて欲しいから</p><p>オレたちは、一番左の天童乙女たちの部屋の監視モニターに注目する</p><p>木下さんが、部屋の隠しマイクからの音声をスピーカーから流す</p><p>ちょっとあたしたち、どーなっちゃうんですか乙女さん</p><p>金髪の高校生ぐらいの少女が、天童乙女に言った</p><p>こんなところに閉じ込められちゃってこの先、どうなるんです</p><p>その隣の赤く髪を染めた少女も、乙女に言う</p><p>ホントっスよこのままじゃ、マズイっスよ乙女さん</p><p>パーマ頭で、眉毛の薄い少女も天童乙女を責める</p><p>そんなのあたしだって判らないよっ</p><p>天童乙女を、少し、興奮気味にそう言った</p><p>隣に居る、徳大寺園子さんはグッタリしている</p><p>ああ、もう一人シゲヨという子も</p><p>中学生くらいの少女が２人、手を繋いで年上の少女たちの会話を聞いていた</p><p>もう１人、奥にしゃがみこんでいる子がいる</p><p>あの子たちの名前とか、覚えなくていいわよ</p><p>それはつまりあの少女たちを今後、娼館で使うつもりはないということか</p><p>ああ、あの中学生の双子はもしかしたら使うかもしれないわそれと、奥の地味な顔をした子は</p><p>中学生の双子</p><p>ああ、確かにそっくりな顔をしている</p><p>ミナホお姉ちゃん、あの双子ってもしかして</p><p>ええ、天童乙女さんが話していた親にロリコン動画に出演させられていたっていう姉妹よ</p><p>あの子たちは見た目は可愛いしまだ中学生なら、どうにかできるかもしれないわ</p><p>でも、今、天童乙女さんに絡んでいる３人はダメよ下品すぎて、あんな子たちは使いようがないわ</p><p>３人の娘金髪と赤毛と眉無しパーマか</p><p>親たちにレイプされたいた子は眼がもう死んじゃっているわ美人だから、他の娼館なら使うかもしれないけれどうちはダメうちのお客様には、心を病んでいる子はお出しできないから</p><p>園子さんとシゲヨさんをミナホ姉さんは、そう判断したらしい</p><p>もっとも血液検査の結果が出るまでは、何も決められないわだからまだ名前を覚えないで</p><p>名前を知ってしまうと情が湧いてしまうから</p><p>この子たちを助けられるかどうかまだ判らないんだから</p><p>だいたい何だったんです、さっきの医者たちは</p><p>金髪が、天童乙女に食って掛かる</p><p>医者っていうかあの白衣にマスクの集団、すっげぇ気持ち悪かったじゃないですかそんで人の血を勝手に採って</p><p>それからパンツ脱いで、マンコ見せろってのはどういうことっスか</p><p>赤髪と眉無しパーマも、ヒートアップする</p><p>あいつら何スかヘンタイですか</p><p>あたし、ケツの穴の中まで調べられましたよ</p><p>あたしもだよ、あたしもっ</p><p>３人だけで、ワーワーと叫ぶ</p><p>仕方ないだろあたしは、香月家の邸宅に毒薬を持ち込んだんだしオヤジたちは、爆薬まで用意してたんだからさっ</p><p>天童乙女が、３人に言う</p><p>ケイムショへ入った時に、変なモノを持ち込んでないかって肛門の中まで調べられるだろアレと一緒だよ</p><p>でも、乙女さんどんな権利があって、あいつらはあたしらを調べるんですか</p><p>そうだよっあたしらは親に無理矢理連れて来られただけだよっ</p><p>そうそう、親に虐待された可哀相な被害者っスよあたしらは</p><p>天童貞男さんたちの自分たちの娘を使って、名家のお嬢様たちと仲良くなって、誘拐するっていう計画が頓挫したのはあの子たちのせいね</p><p>あれっだけ品が無くて、ガサツだったらお嬢様たちと仲良くなるなんて無理だもんね</p><p>寧も呆れていた</p><p>ダカラオトメが１人だけ、水島家に潜入したノネ</p><p>名家の警護役という演技が何とか勤まりそうなのは天童乙女だけだったんだな</p><p>他の子というかあの３人には、無理だ</p><p>ねえ、ホントあたしら、どうなっちゃうんですか</p><p>そう言う、金髪娘に天童乙女は</p><p>とにかく香月家のお嬢とは、話を付けてあるんだ言質をとってあるから</p><p>ホントなんですか</p><p>話を付けてあるって証文を書かせたとかじゃないんでしょ</p><p>そりゃ、ダーメですよっ</p><p>あー、あたしらどうなっちゃうんですっ</p><p>乙女さんのせいですからねっ何とかしてくださいよっ</p><p>思った通りネ</p><p>オトメは自分のfamilyをロストするノヨ</p><p>天童乙女の家族</p><p>それってお父さんの天童貞男のことじゃなくて</p><p>オトメはとっくに、父親のことは自分のfamilyだと思ってないネ自分の身内の女の子たちを犯すようなオトコを親だとは思わないネ</p><p>天童乙女は徳大寺園子さんを大切に思っている</p><p>その園子さんが父親たちの慰み者にされていた</p><p>オトメにとってのfamilyは自分と同じ境遇にあった８人のムスメたちだけネ</p><p>その仲間を守るために決死の覚悟で、香月家のパーティに潜入した</p><p>死ぬかもしれないということを承知で</p><p>ダケド、今オトメのfamilyが、オトメを糾弾しているノネ</p><p>オトメさんが自分が何とかするって言うからあたしらは信じて今までやって来たんですよ</p><p>そうっスよオトメさん何とかして下さいよ</p><p>どうしてくれるんですかオトメさんねえっ</p><p>昔、演劇の裏方の仕事をやっていた時に</p><p>日韓の舞台演出家や劇団のトップの人が集まるのシンポジウムの仕事をしたことがあるのですが</p><p>日本のパネリストの方はお名前を漢字とローマ字で表記すればいいのですが</p><p>韓国の人は、ハングルとアルファベットと漢字とカタカナで表記しないといけないという</p><p>いや、日本語はアルファベットで表記する時は、ヘボン式の公式ルールがあるのですが</p><p>韓国の場合は、公式な表記のルールが無いので</p><p>自分の名前は、自分の好きに書いていいのだそうです</p><p>だからウさんなのに英語の表記がなぜかwoooとｏが３つもあったりして</p><p>本人が３つの方がカッコ良いと思ったら、そうしていいんだそうです</p><p>ただ、そうなるとアルファベット表記だけでは、どう発音すれば良いのか全然判らないので</p><p>だから、まずハングルで</p><p>でも、日本でのシンポジウムだから、ハングルの名前は読めないので</p><p>次に、アルファベット表記で</p><p>でも、これもどう発音するのかよく判らないので</p><p>その次に、漢字表記で</p><p>でも、韓国語読みなので</p><p>最後に、カタカナでお名前を書くという</p><p>シンポジウムのチラシとかポスターが</p><p>本当は、日韓、同じ人数のパネリストが出演していたのですが</p><p>どう見ても、韓国の人の方が4倍多い感じになっていました</p><p>913．夜は楽し　／　おーい、空よ</p><p>拘禁された９人の関西ヤクザの娘たち</p><p>ぐったりしているのは、父親たちのセックスの相手を散々させられた徳大寺園子さんと、シゲヨさん</p><p>静かに様子を見ている２人が両親にロリコン動画を販売させられていた双子の中学生</p><p>端っこで、小さくなっている地味な女の子</p><p>そして天童乙女を糾弾している、金髪、赤毛、眉無しパーマの３人</p><p>２＋２＋１＋３＋天童乙女合計９人</p><p>もうちょっと待ちなよていうか、騒ぐなっ園子たち、ダウンしているんだからさ</p><p>天童乙女はギロリと刃向かってくる３人娘を睨む</p><p>そうっスよこのまま、こんなトコに捕まってても</p><p>ていうか、腹ペコですよあたしたち</p><p>あー、何か食いたいっラーメンとか</p><p>たこ焼きでもいいっ</p><p>ホント、どうにかならないんですか乙女さん</p><p>口々に、勝手なことを言う</p><p>天童乙女だって、一緒の部屋に拘禁されているんだから</p><p>どうすることもできないことは判っているはずなのに</p><p>とにかく、待ちなって知っている顔を見つけたら、話をつけるから</p><p>だって誰も来ないじゃないですか</p><p>そうっスよもう２時間も、このまんまですよ</p><p>そんなわけあるかいあんたたちが眼を醒まして、白衣の連中に検査されてからまだ１時間も経ってないよ</p><p>えー、嘘絶対にもっと経ってますよ乙女さん</p><p>ちっくしょうケイタイ取り上げられているから、時間も判りゃあしねぇ</p><p>ああ気絶している間に、通信手段は全て没収されているのか</p><p>乙女さんこのまんま飲まず食わずで飢え死にとか、あたしは嫌ですよ</p><p>金髪が言う</p><p>そうっスよもし、そんなことになったらあたしは園子を食ってでも生き延びますからねっ</p><p>赤毛も</p><p>ていうか、ケイタイあいつらから、取り返して下さいね買い換えたばっかりなんですから</p><p>眉無しパーマは、そんなことを言う</p><p>判ったからメシもケイタイも何とかするからちょっと待てってんだよっ</p><p>天童乙女は、これだけ身勝手なことを言われてもブチ切れたりはしない</p><p>少女たちのリーダーとしての責任を感じているらしい</p><p>さっき、白衣を着た連中があたしたちを調べに来ただろこのまんま、あたしたちを殺すつもりなら、血まで採ったりはしないよだから、このまま見殺しってことはないよ絶対にもうすぐ誰か様子を見に来るハズだからだから、今は大人しく待つんだよ</p><p>そう言う天童乙女を、モニターで監視して</p><p>フンなかなかクールに状況分析できるコなのネ</p><p>そうねこのまま切り捨ててしまうにはもったいないかもしれないわね</p><p>イーディとミナホ姉さんが、そう言う</p><p>香月セキュリティ・サービスで正規雇用するのは無理でしょうけれど工藤さんに鍛えていただいて、裏の方なら使える子になるかもしれないわ</p><p>天童乙女は美智の父親に預ける</p><p>いや、確かにそっち向きの人材だとは思うけれど</p><p>まあ、いいわ天童乙女さんたち娘９人の部屋の様子は、これで大体判ったわね</p><p>ミナホ姉さんは、そのまま木下さんに振り向いて</p><p>木下さん女の子たちの部屋の音をカットして今度は、お父様たち天童貞男さんたちの部屋の音声を聞かせてくれるかしら</p><p>木下さんが、パソコンを操作する</p><p>はい真ん中のモニターに注目して</p><p>オレたちは、ミナホ姉さんが示したモニターを見る</p><p>天童貞男さんよぉワシら、これから一体どうなるんじゃあ</p><p>そうよ、そうよアタシ嫌よ、このまんまこんな所で殺されちゃうとか</p><p>つーか、腹が減りましたって何か、食いモンとかないんですかいのぉ</p><p>ここで飲まず食わずで兵糧責めとか、ワシはゴメンですぜ</p><p>もし、そんなことになったら徳大寺をブチ殺して、アイツの肉を食ってでも生き残りますわ</p><p>徳大寺なんか食いたくないっス何かもうチッと美味いモンを</p><p>外の連中に交渉して下さいよねぇ、貞男さん</p><p>天童のアニキ</p><p>天童さんよぉぉ</p><p>他のメンバーから、天童貞男が一方的に糾弾されている構造は娘たちの部屋と変わらない</p><p>ただ、糾弾している人数がこっちの部屋の方が全然多いけれど</p><p>娘たちの部屋と同じで部屋の隅の方にいて何も話さない人たちも居る</p><p>皆まで言うな</p><p>天童貞男が低い声で、言う</p><p>ワシだってな色々と考えとるんじゃいっ一発逆転、本末転倒の大ネタをなっ</p><p>一発逆転は判るけれど本末転倒ってのは違うんじゃないのか</p><p>でもよー、天童のアニキぃ</p><p>とにかくっワシらの今回の活躍は間違いなく、関西の大親分たちの耳に届いておるっワシらは英雄じゃあのにっくき香月家に、ドデカイ嫌がらせをしたヒーローとして</p><p>えっと天童貞男の計画って、何か一つでも成功していたのか</p><p>ホントに関西の親分さんたちは、判っているんですかいオレらが、とっ捕まったってことは</p><p>とっ捕まったなんて言うなワシらはなぁ、香月の秘密施設への潜入に、見事に成功したんじゃねぇかやつらに捕まるフリをしてそうだろう</p><p>天童貞男は、部屋の中のオッサン・ヤクザとケバいオバサンたちを見る</p><p>そりゃ、まあ視点を変えれば、そうなのかもしれませんけれど</p><p>そうなんだよっ変えろ、変えろ、視点を変えろもっとな、世の中っちゅーもんも斜め上から、見下ろして見ろ上から目線でそうしたらのぉ普段、はっきり見えているものも見えにくくなるそれが、この世の真実だ</p><p>何を言っているんだ天童貞男は</p><p>今のワシらはある視点から見たら、確かに敵にとっ捕まっているのかもしれないしかし別の視点から見たら、敵の腹の中に見事に潜入したっちゅーことだそうだろそうだろソースだろ</p><p>自信満々に言い切るから、周りのヤクザたちは取りあえず黙る</p><p>勝負は、ここからだ何とか、この部屋を脱出してだなワシらが持って来たいた爆薬なんかも、きっとこの建物の中に運び込まれているはずだアレを使ってだなこのビルをフッ飛ばす爆破するドボチョーンと爆発させるんだよっ</p><p>なぜ、爆破の擬音がドボチョーンなんだ</p><p>自分たちの施設のビルが爆破され炎上なんてことになりゃ香月家にとっては、大きなダメージだ何人か死人が出りゃ、さらに良いとにかく、新聞・ワイドショーが食い付いてくるようなニュースになりゃ後は、関西の親分たちが手駒のジャーナリスト崩れたちに、あること無いこと無いことあること書きまくらせるはずだ</p><p>この期に及んで、まだそんなその場しのぎの作戦を立てるのか</p><p>でも、天童さんお言葉ですが</p><p>ヤクザの１人が言う</p><p>確かに、そりゃ魅力的な作戦だとは思いますがワシら、今更そんなことをするまでもなく、もう充分、立派に働いたと思うんですわ</p><p>不快そうに、天童貞男はそのオトコを睨む</p><p>そ、そうよあたしたち、関西から東京へ出て来てもう充分、お役目を果たしましたわっ</p><p>うん、そうそうもうさ、関西へ帰っても良いと思うんだよねワシも</p><p>ていうか腹減ったぁ天童さん、メシはまだですかのぉ</p><p>天童貞男は</p><p>何言ってるんだオメェらはオメェらは、東京に着いてからずっと、隠れ家の安ホテルで食っちゃ寝、食っちゃ寝してただけじゃねーか</p><p>文句を言う仲間たちに怒りをぶつける</p><p>飯食うか、酒飲むか、シコシコ、アッハン徳大寺のムスメたちをニャンニャンするかだけだったじゃねぇか</p><p>まともに働いたのはワシんとこの乙女だけじゃねぇかオメェらの娘たちは、わざわざ東京まで連れて来たのに、全然役立たずだしよっ</p><p>それは違いますよ乙女ちゃんが自分が全部やるからって、オレらの娘たちに仕事を廻さなかったんじゃねえですか</p><p>そうよ、あの子が１人で何でもやるからって言うからよ</p><p>だからワシらは徳大寺の娘たちと、ニャンニャンするしかヒマの潰しようが無かっただけっスよ</p><p>ニャンニャンてのは何なんだ</p><p>暗号か</p><p>つーか、天童さん自身だって乙女ちゃんに任せて、自分は何もしてないじゃないっスか</p><p>阿呆なことヌカスなっワシはなぁ、愛する愛娘を死地に送ったんじゃ乙女に香月の屋敷の中で死んで来いって、毒薬まで渡したんじゃいっ組織のため、親分のため、兄貴たちのためには心を鬼にしたんじゃいそのワシの侠気、オメェらには判るまいっ</p><p>シーンとなる部屋</p><p>いや、天童のアニキ乙女ちゃん、思いっきり生きてたじゃないですか</p><p>１人のオッサンが、ポツリと言う</p><p>そうだよアタシゃ見たよ敵を連れてきたのは、あの子だったじゃないか</p><p>最後に爆薬ジャケットを着込んで、園子さんを人質にしていたイワサキ・ヒロミという武闘派のオバサンだった</p><p>オレら乙女ちゃんに裏切られたワケですよね</p><p>ヤクザたちの冷たい視線が、天童貞男に注がれる</p><p>天童貞男は、大きな声でそう言う</p><p>一番ツライのはなぁ愛娘に裏切られた、このワシなんじゃい娘よお前は何で、悪魔に魂を売ったんだっ　ゆうゆうと馬鹿にのんきそうじゃないかっどこまで行くんかぁっ磐城平の方まで行くんかぁぁ</p><p>グッと堪える芝居をする天童貞男</p><p>天童のアニキ何ですか、それは</p><p>知らんのかいっ詩じゃシャルル・ボードレールの詩じゃいかんいかん、またワシの中から虹色の知性がにじみ出してしまったわ</p><p>山村暮鳥ネ</p><p>それを知っているイーディお前は何者なんだ</p><p>１９２４年に亡くなっているから著作権も切れているネ</p><p>とにかくだなっ関西から、ワシらを監視しているチームが来ておるはずだだから、ワシらが敵に捕まったことは、もう親分さんたちにも伝わっておるし、その監視チームの連中が動き出しているはずだっ</p><p>天童貞男たちは自分たちを監視していた猪鹿蝶一郎たちも、オレたちに捕まっていることを知らない</p><p>ワシらを捕まえたことで、敵は今、警戒を緩めているはずだ監視チームは、絶対にこのビルの近所までは来ているはずだからワシらがここを脱出すれば、上手いことキャッチ・アップしてくれるに違いないああ、違いない違いないったら、違いない</p><p>強引な論理を強弁する</p><p>きっと、もうすぐ敵がワシらと交渉するためにやって来る</p><p>天童貞男は、固く閉ざされているドアの方を指差す</p><p>えっ、何でワシらと交渉するんですか</p><p>何だオメェ、そんなことも判らないのかそりゃあ、オメェワシが天童貞男だからだっ</p><p>乙女のやつがあの腐れメスガキが、ワシらを裏切ったとしても人間には、良心というモノがあるっあのメスガキが実の父親で、大恩あるこのワシ、偉大なる義侠の太陽、男の中の男、百戦百勝の尊敬すべき２１世紀最高の侠客であるこのワシをこのまま、見捨てておくものかっきっと、敵にお父ちゃんだけは、お父ちゃんだけは助けてあげて下さい堪忍ですっと泣きついているはずだッ</p><p>そして、偉大なるこのワシのこれまでの業績を想像力豊かに膨らませて、香月のやつらに熱く語っているのだろううんうん、娘よお前の気持ちはよく判るぞ愛する父を裏切って、お前は今、激しく後悔しておるのだろう泣け喚けそして、父の命乞いを全身全霊を掛けて香月のやつらに頼み込め</p><p>あの、ワシらはどうなるんですか</p><p>ていうか腹ぺこですわ</p><p>呆れてそう言う仲間たちに、天童貞男は</p><p>ええい、黙れっ英語で言ったら、シャーラップッ今、ここが一番、良いとこなんじゃい</p><p>断固として、馬鹿げた妄想を話し続ける</p><p>乙女の涙ながらの願いを聞いた、香月のやつらも思わず、涙を零すそっと、涙を拭うデキン公王は、思わず杖を落としたそして、口々に言うのだそんなに素晴らしい人物なら、このまま閉じ込めておいてはいけない急いで、監禁室からお出ししろ慌てて、下っ端たちがワシを解放しにやって来るそこのドアの鍵がガチャリコガチャリコチャンチャピーと開けられドアがギィと開くそして外から、ワシの姿を確認して言うんだ</p><p>天童貞男のワンマンステージが続く</p><p>こんなムサ苦しいお部屋に監禁致しまして、大変失礼致しましたさあ、ここを出ましょう外に馬車が用意してありますお夕食は、満漢全席でございますと</p><p>腹減ったぁ</p><p>ヤクザの１人が呟く</p><p>そのヤクザを、ビシッと鋭く天童貞男を指差し</p><p>その瞬間にお前、お前がっ</p><p>わ、ワシですかっ</p><p>そうだ、お前だお前はドアの外の香月の下っ端を目掛けて、突進しろショルダー・アタックだっ</p><p>体当たりですか</p><p>そうだっで続いて、そっちのオメェオメェが跳び蹴りを食らわせるっこっちは、腹ぺこなんだ普段の３倍はパワーとスピードが出る香月の下っ端なんか、チョチョイのチョイだっ</p><p>いや、でも天童のアニキ</p><p>学の無いオメェらは知らないのかもしれないがなっ人間は、普段の生活では潜在能力の一割も使ってないんじゃいっ残りの９割火事場のクソ力を解放するんじゃ宇宙《コスモ》を燃やせっ</p><p>そんでドアを開けたやつらを全員、ブッ倒すんですね</p><p>そうだ、そうそうアゲ潮じゃあっそのまま、ワシらは出口へ向かって逃げるっ全身全霊をかけてここからの脱出だけに集中するだからな徳大寺</p><p>天童貞男は部屋の端でうつむいたままの男に言う</p><p>お前、何とかしてワシの爆薬を見つけてこのビルを爆破しろっ</p><p>絶対にあるはずだから、この建物の中にワシらの自爆セットがお前、アレを探して自爆しろなるべくたくさん、香月の兵隊を道連れにして</p><p>こいつ何を言っている</p><p>お前、バカだから一応、言っておくけれどなちゃんと、ワシが安全なところまで逃げ出したのを確認してから自爆するんだぞワシまで、爆発に巻き込んだらテメェのこと、バッキバキにシバきたおしてやるからなっ</p><p>何で、爆死してしまった後でシバキ倒したりできるんだ</p><p>つーことは、アニキワシらは、一目散に逃げるだけでいいっていうことですか</p><p>そういうことじゃいっ絶対に監視チームが救援に来てくれているから、関西ナンバーの車を見つけたら、中に飛び込めば良いんじゃ</p><p>どうしたらいいんだろうこいつらは</p><p>下らない冗談は、そこまでだよ</p><p>だいたいさアタシらを捕まえたのが、香月家の人間かどうすら判らないのに、訳の判んない妄想を炸裂させるんじゃないよ</p><p>オメェ、妄想とか言うなよそんじゃ、オメェワシは夢見る夢子ちゃんみたいじゃねぇか</p><p>天童貞男は、食って掛かるが</p><p>うるさいね黙ってな</p><p>ギロッと天童を睨み付ける</p><p>アタシたちに襲撃を掛けて来たのは香月セキュリティ・サービスじゃあ、なかったよ高校生ぐらいの子供たちだったからね</p><p>そう言えば、そうでしたね姐さん</p><p>ああ、そうだったそうだった</p><p>ヤクザたちが、うなずく</p><p>香月セキュリティ・サービスなら大人を使うだろアタシらの相手をわざわざ子供にやらせる理由が見つからないよ</p><p>イワサキ・ヒロミはそう言う</p><p>て、言うとどういうことなんです、姐さん</p><p>１人のヤクザの問いに</p><p>香月家のお嬢様の個人の警護役が動いたんじゃないですか</p><p>そう答えたのは徳大寺と呼ばれていた、ヤクザだった</p><p>オメェ、勝手に発言するんじゃねぇ</p><p>姉さんに失礼だろが、こらぁ</p><p>徳大寺のくせにナマイキだぞ、ああっ</p><p>ヤクザたちは、大声で徳大寺という男を威嚇する</p><p>静かにしなよっ</p><p>イワサキ・ヒロミは鋭く叱る</p><p>アタシもそう考えていたところさ乙女のバカは、香月セキュリティ・サービスじゃなくって香月のお嬢様に泣きついたんじゃないかあの子は徳大寺サンの娘に、ホの字だからさ</p><p>ああレズッ子の恋ですか</p><p>そういうことだよあの子を助けたいから、何とかしてくれって泣きついたんだと思うねそんで、香月のお嬢様は自分の直接の臣下だけを動かした</p><p>イワサキ・ヒロミは、そう推理する</p><p>香月セキュリティ・サービスは、香月家の当主のものだから例え、本家のお嬢様だとしても勝手には動かせないだから、自分の警護役たちだけを動かしたんじゃないかな</p><p>イワサキ・ヒロミの立場からだとそう思うんだ</p><p>まあ、翔姉ちゃんたちとオレたちの親しい関係は想像できるはずがないか</p><p>すると、天童貞男が</p><p>おい、待てよ最初に、乙女のケイタイからワシに電話を掛けて来たのは、変なオンナだったぞミネ・リュウコとか言う</p><p>フジ・ミネコよ</p><p>苦々しい口調で、ミナホ姉さんが呟いた</p><p>ていうか、ありゃ黒森ナントカっちゅう、売春組織のオンナだろ香月の家と取引があるとかいう</p><p>さすがに、ミナホ姉さんについての情報は知っている</p><p>同じ裏の世界の住人だものな</p><p>だからさお嬢様の警護役の子が、知り合いのツテか何かでそのオンナを使ったんだろ香月セキュリティ・サービスを動かせるんなら、そんなオンナは使わないよ</p><p>ミナホ姉さんでなく香月セキュリティ・サービスの警護員たちの中から、交渉役を出す</p><p>うーん典型的な頭の良いバカの思考ネ</p><p>イーディが、イワサキ・ヒロミの推理をそう評価した</p><p>自分の見聞きした情報だけが全てで見えていないところに、もっと大きなモノが隠れているとは考えないのネ頭は良いけれど想像力と洞察力に欠けているヨ</p><p>ていうことは何だ、ワシらは香月のお嬢様の手下の子供に捕まったってのかこのワシが偉大なる義侠の太陽、天童貞男が</p><p>不満そうにブツクサ言う、天童貞男</p><p>バーカ相手がもし子供なら、こっちにだって打つ手はあるじゃないか</p><p>イワサキ・ヒロミはニタリと笑う</p><p>しかも香月セキュリティ・サービスと違って、大した人数はいないはずだよ</p><p>しかし、ヤクザたちは</p><p>でも、姐さんあいつら、メッチャクチャ、強かったですぜ</p><p>オレも、一発でノサれたし</p><p>子供だけど香月の本家の警護なんかやっているヤツラですよまともに相手したら、またブッ倒されるのが、オチですよ</p><p>美智の心月で気絶した連中は何がなんだか判らないうちだったから、詳細を覚えていないけれど</p><p>イーディやハイジさんに仕留められたやつらは、どれだけ強い子たちなのかということを身体で知っている</p><p>だからさ何か汚い手を使うしかないね人質とか</p><p>平然とイワサキ・ヒロミは言う</p><p>人質っておい、ヒロミ</p><p>天童貞男はキョトンとして問う</p><p>だから今、あたしたちを監視しているのも、多分、子供たちなんだよだからさ、その１人でもとっ捕まえれば、人質にできるだろ</p><p>ですけど姐さんこの部屋の外で、オレたちの監視をしているのが例のバカッ強い子供だったら</p><p>そうですよ人質になんかする前に、ヤラれちまいますよ</p><p>無理ですよ、無理っ</p><p>しかし、イワサキ・ヒロミは</p><p>言ったろ相手は子供だって香月セキュリティ・サービスのプロたちよりは、隙があるはずだよ</p><p>ぐるっと部屋の中を見渡して</p><p>うん、あの辺がいいかな</p><p>ドアの正面の奥を指差す</p><p>徳大寺さん、アンタ、悪いんだけれど</p><p>イワサキ・ヒロミは、ニヤッと徳大寺を見る</p><p>あそこに首を吊って死んでくれないかな</p><p>あんたが首つりして死んでそして、他の連中で死んだ、死んだって大騒ぎをするそしたらさ監視の子は、心配になって覗きに来るだろドアの奥で、プランプラン死体が揺れてたら、確認しに中に入ってくるしかないでもさ幾ら、香月家のお嬢様の警護役でもできたてホッカホカの死体の検分は、思わずビビっちゃうと思うんだよねっ</p><p>なるほど、その隙を付いて全員で襲いかかって人質にするのか</p><p>天童貞男が、納得する</p><p>そういうことさとにかく、１人人質をゲットできれば相手は子供だ、アタシらの要求には逆らえなくなるよ</p><p>メシ食わせてもらえますねっ</p><p>バーカ、逃げる方が先だよっ</p><p>イワサキ・ヒロミは、改めて徳大寺という音海のヤクザに振り向く</p><p>ということだから徳大寺サン、あそこで首をくくって</p><p>おう、徳大寺ワシのためだと思って、潔く死ねーいっ</p><p>部屋の中のオッサン・ヤクザとケバいオバサンたちの眼が徳大寺に集まる</p><p>父の病院の付き添いの帰りにコーヒー店に入ったら</p><p>それで父と時事ニュースについて、適当に話していたら</p><p>(父の呆けの確認のために、わざと最近のニュースについて話すようにしています)</p><p>隣のテーブルに座っていた年輩の男性が</p><p>ボクの認識とはちょっと違うな</p><p>と、突然、持論を私たちに熱く語り出しました</p><p>いや、現実世界で、ツイッターみたいなことをされると</p><p>何か困るというか</p><p>だって、私と父の会話は</p><p>私維新が分裂するんだってね</p><p>父どう分裂するんだっけ</p><p>私石原グループと橋下グループだよ</p><p>父後、一つはどこだ</p><p>私もう1つって</p><p>父３つに分裂するんじゃなかったか</p><p>私そんな話は、聞いたことがない</p><p>こんな会話に割り込まないで下さい</p><p>適当に相づちを打って店を出ました</p><p>914．夜は楽し　／　死んでもらいます</p><p>結局、あの徳大寺という人が一番弱い立場なのね</p><p>天童貞男たちの部屋の様子を映すモニターを見ながらミナホ姉さんが言う</p><p>そうだね自分の娘を他のオッサン・ヤクザたちに差し出さないといけないぐらいだもんね</p><p>判るついつい、喋っている人たちばかりに注目しちゃうけれど部屋の中にヒエラルキーが存在しているのよ</p><p>ヒエラルキー</p><p>人間集団におれる階級制のことネ</p><p>イーディが、笑顔で教えてくれた</p><p>ほら、天童貞男さんと楽しそうに罵り合っていた人たちって全体の半分くらいだけでしょっ</p><p>今、槍玉に挙げられている徳大寺さんを始め残りの人たちって、ずーっと部屋の端の方に居てさ兄貴分の天童貞男さんたちが椅子に座っているのに、立ちっ放しでしょ</p><p>確かに寧の言うとおりだ</p><p>全然、兄貴分たちの会話にも参加できないで大人しく、話を聞いているだけでさ</p><p>グループのリーダーの天童貞男と自由に話をしている兄貴分たちと見ているだけで、会話に割り込むことも許されない下っ端たちに、ヒエラルキーが別れているんだよ</p><p>天童貞男やイワサキ・ヒロミの勢いのあるバカ話のせいで部屋の奥の人たちの方を注視していなかった</p><p>そして兄貴分たちの中にも、細かい立場の強弱があるわ</p><p>天童がリーダーで、イワサキ・ヒロミがサブ・リーダーみたいな</p><p>意見を言うにしたって、天童貞男のことを天童サンと呼ぶヤツもいれば、天童のアニキ、あるいはただアニキと呼んでたりもする</p><p>それがそれぞれの人間の階級を暗示している</p><p>逆に下っ端の連中だって、格差があるんだよっ</p><p>兄貴分たち全員から、死ね死ね言われている徳大寺っていう人が一番立場が弱いってことだよね</p><p>天童貞男さんたちは、ヤクザ組織の中の鉄砲玉と呼ばれるはみ出しモノたちの集団よ全体として、きちんとまとまった集団ではないわ今回の東京遠征のために急遽、集められた人たちのはずなのよ</p><p>なのにみんなして徳大寺さんをイジメてるわ誰1人、徳大寺さんを助けてあげようとはしないでしょ</p><p>モニターの中では徳大寺が、他のヤクザたちから早う、死なんかいと吊し上げにあっている</p><p>やだよねー、こういう人たちこいつは、幾らイジメても刃向かわないだから、こいつはイジメてもいいんだって判断したら、徹底的にイジメるから</p><p>好きか嫌いかとか、良い人か悪い人かじゃないんだよっイジメてもいい人間だっていう場の空気を感じたら何も考えずにイジメに入るからっ</p><p>動物なんですよ人はなく</p><p>ハイジさんが、小さな声でそう言った</p><p>イジメられる方にも、問題があるっていうのは勝手な理屈ですからゲンジツには少しでも、イジメの対象にできそうな人間がいれば、アイツラは襲いかかってくるんですよ人の心の隙を狙ってくるんです</p><p>売春窟の出身の孤児で日本人とのハーフ</p><p>ハイジさんは、ヨーロッパで色々と苦労したんだろうな</p><p>確かあのヤクザたちに東京遠征中の慰み者にされたのは、徳大寺さんの娘とシゲヨっていう子だけだったわよね</p><p>ミナホ姉さんが、スッと話を変える</p><p>うんそうだったよ</p><p>おそらく、一番弱い立場なのが徳大寺さんでその次が、シゲヨっていう子の父親なんでしょうね</p><p>立場が弱いから自分の娘をアニキたちに差し出して、堪えないといけない</p><p>イジメる側からの圧力だけじゃないんだと思います</p><p>他の下っ端のヤクザたちも自分たちの娘たちまで、相手をさせられるのは嫌だから一番立場の弱い人にたち、自分たちから娘を差し出すように圧力を掛けたはずです</p><p>自分たちのところに火の粉が飛んでこないように一番、弱い人を追い詰めるんです</p><p>思い詰めた眼でそう言う</p><p>ハイジ、しっかりするネ</p><p>イーディが、背中からハイジさんをギュッと抱き締める</p><p>アタシたちは、そんなことはしないネダッテ強いからヒドイことをスルやつには、シスター・イーディがキックで制裁してヤルのネ</p><p>そうそう、今のハァちゃんには、強いお姉ちゃんたちがいっぱいるんだからねっ大丈夫だよっ</p><p>怖がることはありませんよ</p><p>レイちゃんも、ハイジさんに微笑む</p><p>あああれだけ強がっていた裏側には、色々な思いがあったんだな</p><p>ハイジさんは、ずっと一人きりで闘って来た子だから</p><p>さてじゃあ、そろそろ、あっちのイジメも終わりにさせるわ</p><p>麗華さんと寧、こっちに来てくれる</p><p>こっちとはカメラの前</p><p>あの人たちだって藤宮麗華さんの顔は知っているでしょそれから寧は、さっきカラオケ店であの人たちと会話しているのよね</p><p>レイちゃんと寧の顔を、天童貞男たちは知っている</p><p>木下さん天童貞男さんたちの部屋と回線を繋いでくれるかしら</p><p>はーい、喜んでーっ</p><p>木下さんが、カチャカチャとパソコンを操作する</p><p>はーい、準備できましたっ</p><p>だからな、徳大寺ワシは別に、難しいことをオメェに頼んでいるわけじゃねぇんだ</p><p>天童貞男が、他のヤクザたちに取り囲まれた徳大寺に言う</p><p>簡単なことだあそこに首を吊って、死んでくれ大丈夫だ、やればできる人間、辛抱だ首をくくったら、窒息する、血が止まるどんな人間もあの世に行くオメェみたいな、クズ野郎だって確実に死ねるほら、死ねぇ</p><p>無茶苦茶だ</p><p>徳大寺さんアンタだって、鉄砲玉として関西から派遣されたんだとっくに命は捨ててるはずだろ</p><p>イワサキ・ヒロミもそう言った</p><p>そうだよ予定ではオメェは、自爆ジャケットを着込んで、香月の屋敷に火ダルマで血ダルマの状態になって飛び込むことになってたんだからよぉ今、ここで死んだって別に構わねえだろ</p><p>そうだ、そうだオメェも、男ならサクッと死ぬや</p><p>天童のアニキとイワサキの姐さんが頭を下げているんだぞオメェにもチンコが付いているんならよ、男らしく黙って死ぬもんだぜ</p><p>何か、首くくりに丁度良い紐はねえのかネクタイとかよ</p><p>えー、徳大寺の首吊りに使わうのはカンベンして下さいよバッチィですよこいつが首なんてくくったら何がタラタラ垂れ落ちてくるか判らねえんですから</p><p>徳大寺のベルトでいいじゃないですか</p><p>そうだ、そうだオメェ自分のベルトで首くくれっ</p><p>えー、大丈夫か本革じゃなく合皮だろブチッと切れたりしねえのか</p><p>大丈夫っスよこいつロクにメシを食わせてねぇから、軽いですもん</p><p>でもよー、ベルト無しだとスボンが落ちるだろ</p><p>別にいいだろ徳大寺だぞこいつが死ぬんだからよスボンがズリ落ちて、白ブリーフ丸見えになったってよ</p><p>死ぬ時まで、みっともねぇままか徳大寺らしいなぁ</p><p>兄貴分たちは、勝手なことばかり言う</p><p>まあ、そういうことだ徳大寺、ベルトを外せそんで、そこの窓の金具に引っ掛けて首を吊るんだッ</p><p>天童貞男は、徳大寺にそう命じる</p><p>て、天童さん</p><p>ずっと黙ったままだった徳大寺が、掠れた声で言う</p><p>か、カンベンして下さいお、お願いしますから</p><p>いいや、カンベンできねぇワシが生きてここから脱出するためだぁワシのために犠牲になれオメェの死を乗り越えることで、きっとワシらは時の涙を見るオメェは、そのためにこの世に生まれてきたんだそう思って、ザックリポックリ逝ってくんな</p><p>せ、せめて娘に園子の無事が判らないうちには</p><p>お前の都合なんて聞いてねえんだよっ死ねったら、死ねやぁぁ</p><p>部屋の壁のモニターが点く</p><p>画面に映ったミナホ姉さんが、天童貞男に言った</p><p>悪いんだけれど、そんなところで首吊りされたら、後片付けが大変なのよ</p><p>オメェは</p><p>ギロッと睨む天童貞男</p><p>何よカラオケ屋さんの前で、顔は見せたでしょフジ・ミネコよ</p><p>おーっすオジサン、元気ぃ</p><p>寧もカメラに向かって、手を振る</p><p>わたくしは初めましてね自己紹介した方がいいかしら</p><p>レイちゃんも、カメラに向かって微笑む</p><p>て、天童のアニキ藤宮麗華ですぜ</p><p>香月セキュリティ・サービスのエースだろ</p><p>やっぱり、レイちゃんは有名人だ</p><p>だっからさ、オジちゃんたちはダマされちゃったんだよっザンネーンくふふっあたしたちと香月セキュリティ・サービスは連携していましたっ</p><p>寧が、わざと煽る</p><p>というわけだからさそこの可哀相なオジサンが首を吊っても、何もならないよっオジサンたちの部屋を監視しているのは、屈強な香月セキュリティ・サービスの正規職員だからねっ</p><p>もし、徳大寺の変死に驚いて、拘禁室の扉を開けて入って来たとしても</p><p>中に居るヤクザたちを外に逃がさないだけの戦力は揃っている</p><p>くかかかかっオメェらこそ、ワシのパーフェクションな計画に引っ掛かりおって</p><p>天童貞男は、高らかに笑う</p><p>ホントだよ香月セキュリティ・サービスったって、表の組織の連中は、やっぱり甘ちゃんだねぇ</p><p>イワサキ・ヒロミもニヤッと笑う</p><p>ど、どういうことですアニキ、姐さん</p><p>オレには、全然、意味が判らねえですけれど</p><p>ヤクザたちが、２人に尋ねる</p><p>アンタたちもバカだねえいいかいあいつらが、このままアタシたちを殺す気なら、徳大寺が死ぬのを止めたりはしないんだよっ</p><p>どうせ、全員殺すんなら１人分、手間が省けて楽になるってこった</p><p>イワサキ・ヒロミと天童貞男が、顔を合わせて微笑み合う</p><p>どうせ、監視されているとは思っていたけれどさこのタイミングで、止めに入ったってことは</p><p>まだ、ワシたち全員を生かしておかないといけない理由があるってことだわなっ</p><p>ミナホ姉さんたちは、顔色一つ変えない</p><p>考えられる可能性は２つこいつらは、ワシらから聞き出したいと思っていることがあるもしくは</p><p>アタシたちを監視していたチームがアタシらの身柄と引き替えに、香月家と交渉している最中だってことだよっ</p><p>ああそれでも、関西から監視して来た猪鹿蝶一郎たちもオレたちに捕まっている可能性は想像しないんだな</p><p>サイアクの事態だけは想像できない</p><p>こいつらの思考構造は、どうしてこう歪んでいるんだろう</p><p>コッペパンを要求するッ</p><p>天童貞男は、自信満々でそう言った</p><p>天童のアニキ何スか、コッペパンて</p><p>オメェ、コッペパンも知らねえのか</p><p>いや、コッペパンは知ってますけれど</p><p>ワシ、知らないです何スか、コッペって</p><p>コッペパンのコッペは、フランス語で切られたという意味を表coupéが由来よ</p><p>で、何なのコッペパンが欲しいの</p><p>天童は</p><p>くーっ、世も末じゃのぉ今の若いヤツらは、コッペパンを要求するというネタも知らんのかネットでコッペパンを検索したら上から３つ目にコッペパンを要求するって出て来るんだぞっ</p><p>いや、ワシは別にコッペパンなんぞ欲しくはねぇんだがとにかく、ワシらは腹が減っておるっ大至急食い物と飲み物を持って来て貰おうかのっ</p><p>それとアタシらの娘たち、裏切り者の乙女も含めてだよ全員、ここに連れてきなっ今すぐ</p><p>天童貞男も、イワサキ・ヒロミも</p><p>まだ自分たちには、生かしておくだけの価値が残っているんだと考えている</p><p>だから、こうやって強気な要求をしてくる</p><p>何か、勘違いしているみたいね</p><p>ミナホ姉さんは、クスッと笑った</p><p>まず、１つ目の可能性あなたたちから聞き出したいと思っている情報なんて、何も無いわよだって、あなたたち関西の組織についての重要な情報なんて、何も知らないでしょ</p><p>ギョッとする天童</p><p>そうだよっだって、オジサンたち鉄砲玉なんだからさっ捨て駒にする人たちに、関西の親分さんたちが大切な話とかはしないよねっ</p><p>寧も、ぬふふと笑う</p><p>寧の美しすぎる笑顔で、余裕たっぷりに嘲笑されるのはなかなかキツイ</p><p>むしろ、あたしたちに囚われた時のことを考えてあなたたちには、嘘の情報を教えていると思うわだからあたしは、あなたたちを尋問したりはしないわよ時間のムダだから</p><p>ミナホ姉さんは、キッパリと言う</p><p>第２の可能性あなたたちの監視役、猪鹿蝶一郎さんよね</p><p>ほら、みろやっぱり、猪鹿の野郎とコンタクトしてるんだろオメェらは</p><p>天童貞男が喚く</p><p>してないわよもし交渉していたとしてもあなたたちは鉄砲玉の捨て駒なのよ死んでも組織にとっては困らない人をわざわざ選んできたのにあなたたちの身柄を引き渡せなんて話が出るわけがないでしょていうか猪鹿蝶一郎さんたち、もう帰ったわよ新幹線で</p><p>か、帰ったぁ</p><p>当たり前じゃんかオジサンたちの香月家への嫌がらせ作戦は、無様に失敗したんだからその上、全員、あたしたちにみっともなく捕まっちゃったんだからさ監視役の人たちはダメだコリャって関西に帰るに決まっているじゃんかっ</p><p>実際には猪鹿蝶一郎たちのグループも、全員、この建物の中に囚われている</p><p>ふざけんなっワシらを見捨てやがったっていうのかっ</p><p>天童は大声で喚くが</p><p>当たり前じゃん鉄砲玉なんだから、オジサンたち</p><p>標的に当たらずに、あさっての方向に飛んで言ってしまった弾をわざわざ探しに行ったりはしませんよね</p><p>レイちゃんも笑って、そう言う</p><p>ちょちょっと、ま、待ちなよだ、だったら、何でアンタたちは、徳大寺が死ぬのを止めようとしたんだいっ</p><p>イワサキ・ヒロミが、そう言う</p><p>だからそんなところで、首を吊られるのは困るのよ掃除するのが大変なんだから</p><p>ここ借りているのよねあなたたちを監禁するためだけに、廃ビルをレンタルしているのだから、なるべく綺麗なまま返したいのよメンド臭いことは、あんまりしたくないのよ</p><p>うちの隊員も死体の処理は嫌がりますからね</p><p>レイちゃんが、うなずく</p><p>あなたたちは、これから山奥へ連れて行くことになっているのよそこで１人ずつ、自分の墓穴をスコップで掘ってもらうから穴が充分深く掘れた人から、銃撃して殺していくわで死体にガソリンをかけて、燃やしてからブルドーザーで土を被せるわうちはいつも、そういうルールで死んでもらっているのよ勝手に死なれちゃ困るのよ</p><p>ミナホ姉さんはニコニコ笑いながら、そう言う</p><p>オメェ、く、狂っているのか冗談ならわ、笑えねえぜ</p><p>裏の世界で生きているのは、あなたたちだけじゃないわよしかもあなたたちが知らないような、もっと深くて暗い世界もあるの</p><p>香月セキュリティ・サービスが表の組織ならあたしは裏専門よ</p><p>ふ、ふざけんなっアンタはただの売春宿のオンナだろ</p><p>イワサキ・ヒロミが、そう言うが</p><p>ホーント表も裏も、上辺のことしか知らないのねあなたたち</p><p>ちょっと前の事件だけれど白坂創介っていう男のこと、覚えているかしら</p><p>し、白坂あん</p><p>アニキ、あれっすよチンコ切られて、手も舌も切り落とされて、血塗れになって発見されて死んだ</p><p>そうそう、まだ犯人捕まってねーんだよな</p><p>その犯人があたしよ</p><p>ミナホ姉さんは微笑む妖艶に</p><p>あたしが殺したのそういうことをやってきているオンナなのよ、あたしは</p><p>若くして赤ちゃんが産めない身体になったミナホ姉さんの細い身体</p><p>決して、セクシーな肉体ではないしそういう艶っぽさを醸し出すことは、そんなにない人だったのに</p><p>白坂創介を殺したのは自分だと告白するミナホ姉さんは</p><p>たまらなく、艶めかしかった</p><p>て、テメェあ、あ</p><p>天童貞男は、何とかミナホ姉さんに言い返そうとするが</p><p>ミナホ姉さんの発する暗いオーラに負けて、タジダジになっている</p><p>世の中には、ヤクザの鉄砲弾よりも恐ろしい人間がいるんだよっオジサンたち、判ったかなっ</p><p>寧がおどけて場の空気を拡散させる</p><p>ていうか判ってるっ見えてるっ</p><p>ななな、何がだ</p><p>そ、そうだよ何のことだいっ</p><p>寧の明るい声に天童貞男とイワサキ・ヒロミは、反抗心を取り戻そうとする</p><p>注目すべきポイントは２つまず、１つ目っあたしたちが香月セキュリティ・サービスの藤宮さんまで出て来てもらって、３人でオジサンたちに顔を見せたってことが、どういうことか判るっ</p><p>そ、そんなのあんたたちが、全員、グルだったってことだろ</p><p>イワサキ・ヒロミが叫んだ</p><p>そうだよっあたしたちは、全員グルで香月家のお嬢様たちに対する、オジサンたちの嫌がらせを排除しましたそんで、今オジサンたちの前に、こうしてその事実を公開していますこのことが意味することは</p><p>意味って</p><p>何だか、ワケのわかんねーことを言うんじゃねーっ</p><p>イワサキ・ヒロミも天童貞男も頭がもう回転していないようだった</p><p>続いて、２つ目今、この人がコード・ネームフジ・ミネコさんねこの人が、どういうわけだか白坂創介を殺したのは、この私ですと皆さんに告白しましたそうだったでしょさてここから、導かれる答えは何</p><p>天童貞男たちは全員、呆然としている</p><p>誰もがモニターの中の、ミナホ姉さんや寧たちを見上げたまま身動きをしない</p><p>ああの人たちは</p><p>口を開いたのは</p><p>さっきまでヤクザたちに首を吊って死ぬと強要されていた徳大寺だった</p><p>ぼ、ボクたちを生かして返すつもりがないんですよ</p><p>ハッとなるヤクザたち</p><p>絶対確実に全員殺すと決めているからああやって、ボクたちの前に３人揃って姿を見せているんですっ自分のやった殺人のことも、平然と話せるんですよっ</p><p>この後、殺す相手だからこそ何でも話せる</p><p>秘密を守る必要なんてない</p><p>はーい、ご名答っその通りでーすっ</p><p>寧は、大きな笑顔でヤクザたちにそう告げた</p><p>日本の玩具メーカーは、この玩具はこういう風に設計されているのでこちらの想定通りに遊んで下さいという考えが強いのだそうだ</p><p>だから、メーカーが想定したのとは、別の遊び方でユーザーが楽しむことを好まないらしい</p><p>例をあげると、仮面ライダーの食玩は右手と左手、右足と左足の軸やボールジョイントの大きさが変えてあるので、手足を入れ替えて遊ぶことができない</p><p>仮面ライダーフォーゼなんて、手足に付く武器の交換が売りなのに</p><p>右手用の武器を左手に付けて遊ぶことさえできない</p><p>こちらが決めた設定から、逸脱するなと言う考え方らしい</p><p>最近、日本のテレビアニメでアメコミのヒーローが出る作品があるので</p><p>スパイダーマンやキャプテン・アメリカやアイアンマンのミクロマン・サイズの人形が発売された</p><p>このサイズは、スターウォーズの３．７５インチの人形とほぼ同じだから</p><p>というか、同じぐらいサイズのフィギュアは山ほどあるので</p><p>新しいスパイダーマンの人形だって、混ぜて遊ぶことができる</p><p>新発売のこの人形たち全部、手がグーのまま</p><p>スターウォーズの人形の武器を持たせたり</p><p>食玩の仮面ライダーのバイクに乗せて遊んだりできない</p><p>この商品は、このシリーズの人形とだけ絡ませて遊べということらしい</p><p>海洋堂のリボルテックもミクロマンの大きさに、サイズダウンするそうで</p><p>すでにアイアンマンの製品の概要が発表されているけれど</p><p>やっぱり、モノを持つ手やハンドルを掴む手は、付いていない</p><p>915．夜は楽し　／　ワイルドでいこう</p><p>ということですからあなたたちには、全員、このまま死んもらうわ</p><p>ミナホ姉さんが、天童貞男たちにそう宣告する</p><p>おい、ちょっと待てや待てっつーのっ</p><p>天童貞男は、慌ててミナホ姉さんに話し掛けようとするが</p><p>あなたたちと話すことはもう無いわ聞きたいこともないし、あなたたちには、あたしたちと交渉できるような材料も無いわよね</p><p>いや、ちょっと待てコラ、今、何か考えるからよっホラ、テメェらも嘘でもいいから、何か思い付け逆転のネタはねぇのかプランBは</p><p>天童は、他のヤクザたちにそう言うが誰からも、返答は無い</p><p>準備ができしだい、１人ずつ死んでもらうわそれまでもう少しだけ、時間を潰しててちょうだい</p><p>そう言えば、その部屋後ろのロッカーの中に麻雀牌とマットが幾つか入っているはずだよ</p><p>レイちゃんが、クスッと笑ってそう言う</p><p>麻雀だと、おい</p><p>あ、天童のアニキホントに入ってました、牌とマットが２セット</p><p>ヤクザの１人が、麻雀道具を発見する</p><p>他には、何かねーのか</p><p>後はトランプが３セットと初代ゲームボーイが３つあります</p><p>ゲームソフトはあるのか</p><p>はいテトリスとSDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズってのがあります</p><p>最初のステージで、僧侶ガンタンクがボブゴブリン・ザクに捕まってるやつか</p><p>天童貞男は、そう呟いた</p><p>あなたたちにしてあげられるサービスは、それだけよ食事や飲み物を与えるつもりはないけれどせめて、娯楽ぐらいはね時間になるまでそれで楽しんでなさい</p><p>ミナホ姉さんが、冷たい笑みを浮かべる</p><p>じゃあね、天童さんとお仲間の皆さん</p><p>さようなら、皆さん</p><p>ばいばいきーんっ</p><p>ミナホ姉さん、レイちゃん、寧が天童貞男たちに別れを告げる</p><p>天童貞男たちの部屋の壁の大型モニターがプツッと途切れる</p><p>はーい、回線カットしましたぁっ</p><p>木下さんがミナホ姉さんたちに、そう言った</p><p>ねぇ、これであの人たち、どうすると思う</p><p>ミナホ姉さんが、オレに問い掛ける</p><p>ミナホ姉さんに確実に全員殺すと宣言された</p><p>レイちゃんもいるから香月家の表の力も使われるかもしれない</p><p>関西の組織たちが、自分たちを救出してくれるという可能性も極めて低い</p><p>状況は極めて厳しいけれどそれでも、このまま何もしないで死ぬのは嫌だろだから、みんなでどうしたら、生き残れるのか必死に話し合うんじゃないかな</p><p>オレならそうする</p><p>もちろん、みんなで話している内容が盗聴されているということも判っているけれど</p><p>それでも全員で結集して事態に立ち向かう態勢を作らないと</p><p>いざという時に、反撃に出られなくなる</p><p>じゃあ実際は、どうなのか見てみましょうか</p><p>ミナホ姉さんは、オレに天童貞男たちの部屋の画面を見るように手で示す</p><p>どうしますアニキ</p><p>ホント、どうすんだよ天童さんよぉ</p><p>アタシ、こんなとこで死ぬのはマッピラゴメンだよっ!</p><p>つーか、今のまんまじゃあオレら無駄死にじゃねぇっスか</p><p>組織の上の連中にも顔向けできないですぜ</p><p>このまま、あんなオンナたちに殺されたら男が立たねえっスよ</p><p>オッサンのヤクザとケバいオバチャンたちただし、立場の強い人たちだけが、口々に文句を言いながら、天童貞男に詰め寄る</p><p>ちくしょう、しゃーねーな</p><p>苦々しくそう言うと</p><p>おい麻雀のマットを拡げろ</p><p>とりあえず打つぞレートは、点５でいいかウマがゴットーだ</p><p>えー、アニキせめて、点ピンのワンツーにしましょうよ</p><p>バカヤロ、オメェらが今持っている金のことを考えたら、点５以上は苦しいだろこの状況じゃ、銀行に金を下ろしに行くのは難しいからな</p><p>マジで麻雀する気なのか</p><p>アタシにそのゲームの機械を持ってきなテトリスでいいからさ</p><p>イワサキ・ヒロミもそう言う</p><p>ああ、あんがと</p><p>ゲーム機を受け取ると、そのままイワサキ・ヒロミはテトリスを始める</p><p>おい、徳大寺とあと、隅っこの方にいるそうだ、オメェらオメェらは、参加しなくていいから何か、ここから抜け出す良い手がないか必死に考えてろ</p><p>天童貞男は弱い立場のヤクザたちにそう言う</p><p>いや、でも天童のアニキ、いいんスかオレたち、麻雀なんかしてても</p><p>天童の側のヤクザが、そう言うが</p><p>いいんだよっこーいう時はな気分転換にギャンブルでもしながらよ、現在の自分らの状況を俯瞰してじっくり考えるんだよそういう方が良い結果になるんだよ</p><p>天童貞男は、そう言い切る</p><p>牌とマットが２つずつなんだからよ２卓に別れて、東風戦で２抜けってことにすっかよし、チーム分けすっぞ</p><p>あ、はいアニキ</p><p>しゃーねーな天童さんよぉ</p><p>ヤクザたちは麻雀大会を始める</p><p>もういいわ、木下さん音声を落として</p><p>ミナホ姉さんが、そう指示をした</p><p>何であいつらこの状況で、麻雀とか始められるんだ</p><p>オレはただ驚いていたびっくりしていた</p><p>これから殺されるっていう生死の瀬戸際だっていうのに</p><p>何も考えていないからだよっっていうか深く考えたら、怖くなるだけだからさ</p><p>ああやって、現実逃避の道具を用意して上げたらさそっちに逃げて行くわけ</p><p>生活苦なのに家では、子供がお腹を空かせているのにパチンコとか競馬にのめり込んで、スッカラカンになるまで賭けちゃう人とかだっているんだから</p><p>ゲンジツを直視するより少しでも長く、ギャンブルの世界に現実逃避していたいっていう考えなのネ</p><p>よく見ておいてそして、忘れないでね世の中には、こういうどうしようもない人たちがいるっていうことをただ他の人に迷惑をかけるだけで、自分のすることに一切責任を取らないまま好き勝手なことばかりしている人たちがね</p><p>ミナホ姉さんはオレに言う</p><p>もちろん、あたしはそんな、ロクデナシな人たちにも生きる権利はあると思うわよでも今回みたいに、そういう人たちがあたしたちの人生を脅かそうと近寄って来たら容赦なく叩き潰すわ</p><p>シザーリオ・ヴァイオラと同じなんだよあの人たちはその場、その場の自分の欲求に素直に生きているだけでなーにも考えていないんだから</p><p>あの人たちには他の人たちを尊重するとか、他人の人生を大切にするっていうことさえ理解できていないいつも、その瞬間の自分の快楽しか考えていないだからどれだけ長い時間をかけて話をしたって、絶対に理解し合えない人たちなんだよ</p><p>アタシたちが、アノ人たちのことを理解できないようにアノ人たちも、アタシたちが理解できないいや、違うネアノ人たちは、最初から自分のことにしか興味がナイカラ、アタシたちのことなんてドーでもいいと思っているノネ</p><p>だからああいう連中がオレたちに危害を加えてきたら、躊躇無くブッ倒すしかない</p><p>そうよ可哀相とか話せば判るはずだなんて考えたら何をされるか判らないもの</p><p>ミナホ姉さんが、真顔でそう言う</p><p>自分１人だけなら相手を甘く見た結果、酷い目に合うのは自業自得だけれど今のあなたには家族がいるのよ</p><p>絶対にああいう人たちには、弱みや隙を見せちゃダメなんだよヨッちゃん</p><p>寧の眼も真剣だった</p><p>家族がああいう人たちに傷付けられたり、殺されたりするのを見るのはあたしはもう嫌だからね</p><p>寧は両親と双子の弟を自分の眼の前で殺されている</p><p>寧の両親がシザーリオ・ヴァイオラに騙されて殺されたのは</p><p>シザーリオ・ヴァイオラという極悪人の本性に気付かずに寧の両親が、つい信用してしまったからだ</p><p>そのたった一つの判断のミスで人が簡単に殺される</p><p>寧の両親は殺され寧と弟のケイさんは、長い期間シザーリオ・ヴァイオラに囚われてしまうことになった</p><p>判ったよミナホ姉さんヤッちゃん</p><p>つまりこの状況で、麻雀をする方へ逃げるような天童貞男たちは</p><p>ホントにもう、どうしようもないんだ</p><p>助けることはできない</p><p>それと今、３つの部屋を猪鹿蝶一郎さんたちの部屋、天童乙女さんたちの部屋、天童貞男さんたちの部屋と順番に見たわけだけど</p><p>何か感じたことはある判ったことは</p><p>猪鹿蝶一郎の部屋はまあ、ボスが猪鹿蝶一郎で他のヤクザたちは、みんな猪鹿蝶一郎の直属の子分たちだから、統率が取れていたけれど</p><p>天童の父親も娘も、寄せ集めの集団のリーダーになっているだけだから</p><p>天童差乙女と天童貞男は同じように、他の子たちから突き上げを食らっていたそれも正面から文句を言うのは、一部の立場の強い人だけで立場の弱い人は、会話にすら参加していなかった</p><p>２つの部屋の人間関係が、同じ構造になっていたでしょ</p><p>人数が少ない分、乙女さんたちの部屋の方が判りやすかったわよねリーダーが天童乙女さんリーダーに直接文句を言う、立場の強い女の子が３人何も文句が言えない子が３人一番立場が弱くて、虐げられている子が２人</p><p>リーダー天童乙女</p><p>立場の強い子金髪、赤毛、眉無しパーマ</p><p>文句の言えない子ロリコン動画の双子地味な子</p><p>虐げられている子徳大寺園子さんシゲヨという子</p><p>お父さんたちの方の部屋とも、完全に同じ構図なのよ天童乙女さんに食って掛かっていた子の親が、天童貞男さんに文句を言っていたの黙っていた人たちも親と子で同じ虐げられていた人もね</p><p>親子で部屋の中の力関係が同じになっていた</p><p>普通は親と子で、ここまで関係が同じになることはないんだけれどね親たちと子供たち生活している世界が違うからでも、あの人たちの場合は一緒に関西からやって来て、１週間以上共同生活をしていたわけでしょ</p><p>関西のヤクザ組織から香月家のスキャンダルのネタを作ってこいと指示されて</p><p>天童乙女が水島家に潜り込んだのが、１週間近く前だから</p><p>あのヤクザと娘たちは東京の中でずっと共同で潜伏活動していたということになる</p><p>しかも親たちは全員、ヤクザの世界の人だからね同じ関西の組織の中に居て、何だかんだって上下関係があるわけでしょその親たちの関係に娘たちも引き摺られているんだよ</p><p>つまりさ親たちの集団の中で、徳大寺さんという人は今すぐ首を吊って死ねなんてメチャクチャなことを命令されるぐらい立場が弱くて虐げられている人だったでしょだから自分の可愛い娘を兄貴分たちに差し出さないといけなかったりしたんだけれど</p><p>娘の立場なら、冗談じゃないっていう話だよねっでも多分、そのことを、娘たちのグループでも立場の強い３人は、仕方ないことだって割り切っていると思うんだよあの虐げられている徳大寺さんの娘なんだから犯されちゃうのは仕方がないってさ</p><p>人と人の人間関係の中におかしな階級とか階層とかができるとさ、そういうことを考え始めちゃうんだよそんであたしはあの子よりも、立場が強いんだからあの子よりも偉いだから、何をしてもいいとか思っちゃうんだ</p><p>だって、すぐ眼の前で親たちが、そうしているんだもん娘たちだって真似をするよ</p><p>天童貞男たちが、徳大寺さんをイジメるように</p><p>あの３人の娘たちも徳大寺園子さんたちをイジメる</p><p>それが当然のことだと思う</p><p>今のお話よく、判りますわたくし</p><p>ハイジさんが、うなずいた</p><p>そうやって集団の中で、イジメを受けたことがあるんだ</p><p>ネ、アナタたちはずっと黙っているケレドどう思うネ</p><p>イーディが、部屋の壁際にずっと座っていた月子とヨミに尋ねる</p><p>わたくしたちはね、月子お姉様</p><p>ええ、ヨミ</p><p>微笑み合う姉妹</p><p>わたくしたちは御名穂様のお心も、公様のお心も見えておりますから</p><p>うん黒森さんが丁寧にお話している過程が全部見えるからとっても勉強になっています</p><p>月子とヨミが、そう言う</p><p>今回の敵の襲来を徹底的に、公様の教育に使われるおつもりなのですね</p><p>ミナホ姉さんは、オレの教育のために</p><p>だから、わたくしたち自分の意見を述べたりすることはできませんわ</p><p>うん見えちゃっているからズルになっちゃうし</p><p>公様に不必要に情報をお話してしまうかもしれませんし</p><p>だから、ずっと眺めているだけで、会話に参加しなかったんだ</p><p>気を遣わせてしまって、申し訳ないわね</p><p>ミナホ姉さんは、姉妹にそう言う</p><p>さてと公、猪鹿蝶一郎さんたちと天童貞男さんたちのことは、もういいわ後は処分するだけだしそれは、あたしたちの仕事で、あなたには関係のないことだから</p><p>だけど天童乙女さんたちは、あなたに処分の方法を判断してもらうわ</p><p>判っていると思うけれど天童乙女さんも含めて、あたしたちの家族に加えることはできないわよあの子たちうちの小さな子たちに対して、与える影響が悪すぎるから</p><p>美智さんのお姉さんぐらい人畜無害な子なら一緒に生活することもできるけれど天童乙女さんは危険だわ</p><p>美智の姉の工藤遙花は</p><p>なぜかオレたちと同居しているが家族ではないし、オレの女でもない</p><p>あの人は、空手バカだけれど香月家に対する忠誠心はあるから</p><p>みすずや瑠璃子を怒らせるようなことは、絶対にしないし</p><p>うちの小さな子たちをイジメるようなこともしない</p><p>ていうか、子供が苦手なんだな</p><p>毎日、筋トレと空手の稽古ばかりして</p><p>美智やイーディたちに試合を申し込んでは負けている</p><p>でも、知っての通り黒い森は、今、新人の子を募集しているわあたしが、こうやってモニター越しに観る限りはちょっと、うちで使うのは難しい子たちだと思うけれどでも、あたしは女ですからね公あなたの男の眼で、あの子たちの中で使えそうな子がいるか判断して来て欲しいのよ</p><p>助けてあげたいとか、この子は可哀相だなとかではなく純粋に娼館の経営者の立場から、あの子たちの価値を見極めるのよ</p><p>私情を全て払い去ってあの子たちが、売り物になるかだけを考える</p><p>天童乙女さんもよあの子の場合は娼婦じゃなくて、警護役として売り払うこともできるわ</p><p>でも、能力がどんなに高くても性格的に使えない子なら売れないでしょそういうことまで考えて、よく見て判断するのよいいわね</p><p>確かに天童乙女には、名家の警護役を勤めることができるだけの身体能力・戦闘能力はある</p><p>だけどあの自分と自分の仲間のことしか考えない性格では、人に仕えることはできない</p><p>今、ここで考えてはダメよもう一度、本人に会ってそして、よく観察して決めなさい</p><p>今までのことを元に、想像するより</p><p>もう一度、本人に会って新しい視点から、見てみるべきだ</p><p>寧とイーディさんは、一緒に行ってあげてそれから</p><p>はいわたくしも参ります</p><p>月子はヤクザの娘たちの心のケアがしたいと言っていた</p><p>それで、ミナホ姉さんあのヤクザの娘たちもし、娼婦として売れないってオレが判断した場合は、どうするの</p><p>さあ、どうしましょうかあなたどうしたい</p><p>あの娘たちは親たちに無理矢理、東京へ連れて来られただけであたしたちの敵ではないわある意味被害者よね大人のヤクザたちに犯された徳大寺さんたちなんて、完全にそうよ</p><p>でもあたしたちの秘密を知ってしまった以上、そのまま関西へ帰すわけにはいかないわそれは判るわよね</p><p>月子に頼んで記憶を削り取るとかは、アリなの</p><p>巫女の力ならそういうこともできる</p><p>ただ、人の心は、無理な操作をすると壊れてしまうから</p><p>力の使用は、慎重に行わないといけない</p><p>自由にどうぞ最終的に問題がないかどうかのチェックは、もちろんするけれどあの娘たちの処遇は、全てあなたに任せるわただ公</p><p>あの子たちはヤクザの娘よ東京での記憶を全て削り取って関西へ帰ったとしてもその後、どうやって生活していくのかしら</p><p>悪いけれどあの子たちの親は、マトモな状態では関西へ戻さないわあの人たちを殺すつもりはないけれど死ぬよりも、もっとツライ体験をさせるつもりだから</p><p>そうしないと関西のヤクザ組織に対して見せしめにならないのよ</p><p>このまま、猪鹿蝶一郎たちや天童貞男たちをただ皆殺しにするのは</p><p>関西のヤクザたちに恨みを抱かせるだけになる</p><p>猪鹿たちも天童たちも人として使い物にならない廃人となって、戻れば</p><p>今後、香月家に逆らう者は、こうなるという強いメッセージになる</p><p>だから、あの子たちの親はもう、マトモには生活できなくなるわあなたが関西へ戻ることを許してあげても安心して暮らせる家は無いかもしれないのよ</p><p>そして悪いんだけれど、あたしたちはあの子たちに例えば、高校を卒業するまでの生活費をあげるとか、親がいなくても生活できるように何か良い仕事を紹介してあげるとかできないからね敵の娘にそんなことをしてあげるだけの余裕は、あたしたちには無いわよというよりそんなことを始めてしまったら、この先、どうなるのお金に困ったヤクザたちが、子供たちの生活のために大挙して香月家を襲いに来ることになるわよ</p><p>自分は処分されても、子供たちに保障があると知ったら</p><p>オレは簡単に、あの子たちに関西へ戻れって言うこともできないんだね</p><p>そうよ帰りの新幹線のチケットぐらいはあげられるだろうけれどそれで済む問題ではないのよ</p><p>地元へ戻ってもあの娘たちが、援助交際でもしなくちゃ生きていけないような環境になるしかないかもしれないわそういうこともあなたは、想像しないといけないわ</p><p>ヤクザのそれも鉄砲玉になるような連中の娘なんだもんな</p><p>引き取ってくれる親戚なんかも無いかもしれない</p><p>もちろん、あなたがこの子はそうなったって構わないって感じたのなら、そうしてくれてもいいんだけれど</p><p>別にヨッちゃんは市役所の人とか、学校の担任とかじゃないんだからさあの子たちの幸せを考えてあげなきゃいけない立場じゃないんだよだから何こいつ、スッゲー嫌な女ムカツク激おこっって思ったらこいつが、この先どーなろうとオレは知らないって、関西へ無一文で送り返す選択をしたっていいんだよっ</p><p>そうよあたしが、この機会にあなたに学んで欲しいことは黒い森という裏社会の組織を動かすボスになるための教育だから公共の福祉のことなんて、あなたが考えなくていいのよ</p><p>今までのヨッちゃんはどんなことでも、全力で受けとめて、何とか解決してきたけれどさっこれからは、そうはいかなくなるんだよっ家族の人数が増えて、ヨッちやんだって今までみたいに身軽には動けなくなるんだからさっ</p><p>そうよこの人は助けられない見捨てるしかない切り捨てるしかないっていう選択をしなくちゃいけないことが起きるのよこれからは</p><p>あなたがたった１人きりで生きているのなら、あなたが背負う重荷は全て、あなた個人のものだけれどでも、あなたがみんなと家族で生き抜いていくためには申し訳無いけれど、背負うべきではない重荷は見捨てていくしかないのよ</p><p>時には、人を切り捨てる決断もしなくてはいけない</p><p>それをこれから、天童乙女さんたちの部屋で学んで来て欲しいの</p><p>家族として受け入れられない人には、家族のように優しくしてはいけない人のことを情でなく人材として、有能かだけで見極めるどうしてあげることもできなくて切り捨てるしかない人がいるということも、身をもって学んでくるそういうことだよね</p><p>可哀相だと感じても助けられない人は、助けられないんだ</p><p>オレたちはそんな力は持っていない</p><p>みんな助けようとしたら、オレの家族がパンクしてしまう</p><p>ソレだけじゃ足りないネ</p><p>ソレじゃあ、Darlingはfamilyのためだけに生きて、familyの重さに押し潰されてしまうネ</p><p>イーディは、ミナホ姉さんを見る</p><p>ミナホDarlingに、もう１つ選択肢をあげるべきネ</p><p>選択肢</p><p>家族にはならないとしてもDarlingが、自分のセックス奴隷にしたい子が居たら、そのムスメは家族の外で、Darlingの奴隷として受け入れてアゲルのネ</p><p>そうねそれは大切なことよね公だって家族以外の子と、性欲を吐き出すためだけのセックスもしたいでしょうから</p><p>ま、待ってミナホ姉さん</p><p>あのロリコンの双子の中学生とかお勧めネDarlingはまだ、双子とはシたことないデショ</p><p>お、おいイーディ</p><p>判ったわ公がどうしても、セックス奴隷にしたい子が居た場合はその子だけは、引き受けるわうちのお屋敷ではなく、今、準備している新しい黒い森の娼館の中に</p><p>Darlingのハーレム空間を作るのネ</p><p>どうして、そういう話になるんだ</p><p>ヨッちゃんミナホお姉ちゃんは、ワイルドカードをくれたんだよ</p><p>そして、天童乙女たちの部屋を見て</p><p>あの中には、色んな子がいるしもちろん、よっぽどのことが無い限り、ヨッちゃんはあの子たちを切り捨てて行くしかないんだけれどさ</p><p>まだ天童乙女は３人の少女に文句を言われている</p><p>園子さんたちは、苦しそうなまま</p><p>見ているだけの子は、不安そうな表情を浮かべている</p><p>それでも、もし、ヨッちゃんがどうしても切り捨てることができない子がいてだけど、家族に受け入れるのは無理な子だったらさ</p><p>ヨッちゃんのセックス奴隷という名目なら、ミナホお姉ちゃんが引き受けてくれるって言っているんだよ最後の手段のワイルドカードとしてね</p><p>ステッペンウルフのBorn To Be Wildをワイルドで行こうという日本語タイトルに翻訳したのは誰だ</p><p>同様に、ブルース・スプリングスティーンBorn to Runを明日なき暴走というタイトルにした人も、どうかしていると思う</p><p>916．夜は楽し　／　スプライト</p><p>ほんじゃあ、行こうかっヨッちゃん、イーディ、月子さん</p><p>寧が天童乙女の部屋に行くメンバーに声を掛ける</p><p>ハイジさんが、そう言うが</p><p>アンタはダメネ</p><p>イーディが、彼女を制止した</p><p>うん今回はヨッちゃんが、どれだけクールな頭で判断することができるかが課題だからさっ</p><p>感情が高ぶっているアンタを連れて行くとDarlingが集中できないノネ</p><p>ハイジさんが一緒だとオレは、ついつい彼女のことを気にしてしまう</p><p>オレの判断でなくハイジさんが、どうするべきだと考えているかを感じて</p><p>彼女の意見に左右されてしまうかもしれない</p><p>あたしたちはヨッちゃんが決めたことに、素直に従う子たちだからさっ</p><p>アタシたちの意見を押し付けてタリはしないノネ</p><p>わたくしもお２人と同じですわ</p><p>寧、イーディ、月子</p><p>だが、それが怖い</p><p>何もかもがオレの判断に委ねられているということは重いプレッシャーだ</p><p>しかも、オレの心はずっと月子に読まれている</p><p>はいですからお心を偽らないで下さいませ</p><p>娼婦や警護役などで使えないような子なのにこの子は使えるとか言うのはダメだ</p><p>ただ可哀相だからという理由だけで、オレのセックス奴隷として飼うというのも</p><p>嘘は吐けない</p><p>ヨミでしたら、公様のお気持ちを汲んで見逃すこともあるかもしれませんがわたくしは、絶対にそのようなことは致しません</p><p>月子はオレより２つも年上だし</p><p>鷹倉神社の巫女を継ぐ決意をしてから何事もクールに見極めている</p><p>まだ１４歳のヨミなら、情に囚われることもあるだろうが月子なら、そんな甘さは無い</p><p>うーわたくしだってクールですわ</p><p>ヨミもオレの心を読んで、そう言う</p><p>あっ医療部から、検査結果が来ましたーっ</p><p>木下さんが、ノートパソコンを見てそう言う</p><p>電子メールで届いたんだな</p><p>検査結果って</p><p>ああ、天童乙女たちの</p><p>ちょっと、見せて寧とイーディさんも来て</p><p>あいよー</p><p>オーケー</p><p>ミナホ姉さんと寧とイーディが木下さんの背後から、画面を覗き込む</p><p>ていうか、何でオレは呼ばれない</p><p>まあ、呼ばれても医療関係のレポートなんて、オレには理解するのが大変なものなのかもしれないけれど</p><p>へえ、こういう結果なんだっ</p><p>あの子たちには、寧が伝えてあげなさい公にも、それまでは教えないでね</p><p>寧は、おどけて敬礼する</p><p>はい、これがこの施設の中の地図よ今、わたくしたちがいるのがここ天童乙女さんたちの部屋はここ</p><p>レイちゃんが、１枚の紙を取り出して指で示す</p><p>セキュリティの問題があるから、この地図は渡せないわよ今、ここで暗記して</p><p>任せるネ</p><p>イーディは、元は暗殺教団で暗殺者の教育を受けてきた子だから</p><p>図面をその場で暗記して、建物の内部構造を把握するような能力もある</p><p>教えてくれるのは、天童乙女たちが拘禁されている部屋だけで</p><p>親の天童貞男たちや、猪鹿蝶一郎の居場所は判らないままにしてくれている</p><p>もしもの場合そんなことが起こるとは、思えないけれど</p><p>オレらが、天童乙女たちに捕まって父親たちの囚われている部屋へ連れて行けと命じられたとしても</p><p>オレたちは天童貞男たちの居る部屋の位置を知らないのだから、どうすることもできない</p><p>そんな状況まで想定している</p><p>あなたたちの移動について、香月セキュリティ・サービスの警備員が制止したりしないようにわたくしの方から指示しておくわ</p><p>レイちゃんが、オレにそう言った</p><p>よーしそんじゃあ、改めてレッツ、ゴーだよっ</p><p>ハイジさんここで観ていてヨミ、ハイジさんのことよろしくミナホ姉さん、レイちゃんじゃあ、行ってくるよ</p><p>冷静に判断するのよ</p><p>レイちゃんとミナホ姉さんは、笑顔で送り出してくれた</p><p>いってらっしゃーい</p><p>ニコニコ顔の木下さんも</p><p>エレベーターで、数階下りて廊下を通って、今度は階段で上がる</p><p>そして、またエレベーター</p><p>ああ、この建物もシザーリオ・ヴァイオラと闘ったホテルみたいな複雑な構造になっているんだな</p><p>普段は、普通の建物だけれどボタン一つで、隔壁や防火扉が閉鎖されて、内部が立体迷路になる</p><p>元はここが、香月家本家の邸宅に一番近い警護員たちの待機所だったんだから</p><p>敵の襲撃があった時にジッちゃんやみすずたちを一時避難させておく役目も想定していたはずだ</p><p>そんでそこを曲がるネ</p><p>移動の間香月セキュリティ・サービスの警護員には、一人も会わなかった</p><p>各フロアに、誰かしら待機しているはずだけれど</p><p>監視カメラで、オレたちを移動を観ているんだと思う</p><p>レイちゃんの指示があったからスルーしてくれているんだな</p><p>しかし廊下のどこが、警護員たちの待機スペースの入り口になっているか、全く判らない</p><p>ここが今はもう使っていない旧館なら、新しい施設はもっと凄いことになっているんだろうな</p><p>で、ここなのネ</p><p>イーディは、廊下の途中のドアの前で停まる</p><p>Darlingいいネ</p><p>オレは、スゥハァと深呼吸をする</p><p>うんオーケイだ</p><p>こういう緊張感には、慣れて来ている</p><p>いや、慣れてはきたけれど</p><p>馴れてはいけない</p><p>緊張感は大事だ</p><p>イーディが先頭で、次がオレ月子とヤッちゃんは、後ろからそれと不穏な空気を感じたら、月子はすぐにみんなに教えてくれ間に合わないと思ったら、巫女の力を使っても構わない</p><p>ドアを開けた途端に</p><p>天童乙女が、襲いかかって来る可能性もある</p><p>イーディは平気だろうが</p><p>月子や寧は、危なくないように後ろに下げておいた方がいい</p><p>オッケー、ヨッちゃん</p><p>オレたちは、フォーメーションを組む</p><p>それじゃあ開けてもらおうかっ</p><p>寧が廊下の天井のカメラを見上げる</p><p>この拘禁室の鍵は、電子式だろうからロックの解除も、さっきの部屋からやってもらうしかない</p><p>こっちはオーケイだよっドア、開けて</p><p>Darlingコウイウのはもっとスマートにやった方が、楽しいネ</p><p>イーディが分厚い金属のドアを、ドンドンッとノックする</p><p>OPEN　SESAME</p><p>カチャン</p><p>電子ロックが解除される</p><p>ツツツツツツーッッ</p><p>そして、拘禁室のドアがゆっくりと横に開いていく</p><p>ハーイ、元気ダッタカ</p><p>イーディが、中で驚いている天童乙女に微笑む</p><p>あ、あんたたちっ</p><p>天童乙女の顔が、みるみるうちに怒りに赤く染まっていく</p><p>今の今まで、何していたんだよっ</p><p>だんっと、立ち上がってオレたちに詰め寄ろうとする</p><p>散々あそこに居る３人ムスメに、文句を言われ続けていたからな</p><p>オレたちという、フラストレーションを解消できる相手の登場に</p><p>一気に、不満を爆発させる</p><p>HAWOOO</p><p>イーディが気の塊を、天童乙女に放った</p><p>ぬぅぅッッ</p><p>そのまま、天童乙女は後ろにペタンと尻餅を付いた</p><p>天童乙女だけじゃない</p><p>彼女の後ろに居た、金髪、赤毛、眉無しパーマも気の風に、ビクッと震える</p><p>壁際でうつむいていた中学生の双子と、地味な女の子もハッとオレたちの方を見た</p><p>ぐったりしていた徳大寺園子さんとシゲヨさんまで</p><p>アタシたちには、アタシたちの都合がアルのネッアンタたちに合わせてアゲルわけにはいかないノヨッッ</p><p>イーディが、ハッキリと強くそう言う</p><p>その間に、オレたちは全員部屋の中へ入る</p><p>CLOSE</p><p>イーディが低い声でそう言うとドアが、スルスルと閉まっていく</p><p>あちょっと待てよ</p><p>天童乙女がそう言うがもう遅い</p><p>ドアは閉まり、ガチャリと自動的に施錠される</p><p>状況説明とあなたたちの今後を相談しに、やって来たんだ</p><p>物騒なことをお考えになってはいけませんわあなたには、それはできませんから</p><p>月子が天童乙女に微笑む</p><p>ああ、頭の中でオレたちを人質にするとか、傷つけるとか考えたんだな</p><p>あなたの心に刻みましたわたくしに従いなさいという命令はそのままになっていますから</p><p>月子は昼間のパーティで、天童乙女を捕獲した時に</p><p>そういう命令をしていた</p><p>公様このお部屋には、天童乙女さんほどの使い手はいませんわ</p><p>ささっと、部屋の中の少女たちの心をスキャンする</p><p>ああ天童乙女が話していたことが本当なら</p><p>この部屋の少女たちの中には、天童乙女と一緒に武術を習っていた子もいるはずだ</p><p>大丈夫ヨもし、全員で掛かって来てもアタシ１人で倒せるネ</p><p>イーディは、構えを崩さない</p><p>一体何が、どうしたっていうんだい</p><p>ようやく、天童乙女が口を開く</p><p>あたしがあんたたちに協力したらこの子たちは助けてくれるっていう約束だったろ</p><p>ああ、オレもそうしたいと思っているさだから、こうして話をしに来たんだ</p><p>話なんかより何か食い物を寄越せよっ</p><p>そ、そうだよっ飲み物とかさ気が利かねえんじゃねぇの</p><p>そうだよオメェが誰なのか知らねえけれどさもう少し、待遇を良くしろってんだよっ</p><p>オレの話をしに来たという言葉を聞いて金髪、赤毛、眉無しパーマが喚き始める</p><p>危害を加えにきたんじゃないと判ったら一気に態度がデカくなる</p><p>つーか、何なんだよオメェら</p><p>おい、コーラ持って来いよコーラ</p><p>アタシ、スプライト</p><p>ホントどうしようもねえな</p><p>あたしらはオヤジたちに無理矢理連れて来られただけの被害者なんだからなっ</p><p>そうだよっ、こんなとこに閉じ込められんのはジンケン蹂躙だよっ</p><p>オメェ、香月家の関係者かだったらよ一流ホテルに宿とって、豪華なディナーぐらい食わせろってんだよっ</p><p>そうだよ、そうだよ金持ってるんだろっ</p><p>金持ちだからって、ふざけやがって</p><p>何か言えよこらぁぁ</p><p>彼女たちは虚勢を張っている</p><p>本心では怖いんだ</p><p>巨大な力によって、１室に閉じ込められていることが</p><p>自分たちの中で一番強い天童乙女がイーディの気合いだけで参ってしまったことが</p><p>月子の何とも言えない、不思議な雰囲気が</p><p>余裕たっぷりに、ニコニコ笑っている寧の美貌が</p><p>唯一、文句が言えそうなオレたぢを見てギャアギャアと喚いている</p><p>他の子たちは怖くて見れないからオレだけに、フラストレーションを放出している</p><p>一緒に捕らえたお前たちの親たちとはもう二度と会えないと思ってくれ</p><p>な、な、何だ</p><p>そ、それどういうことだよ</p><p>オイ、コラいい加減なことをヌカスと</p><p>香月家の力であいつらは全員、処分することに決定した骨一つ残らないだろうそういうことになる</p><p>そう呟いたのは徳大寺園子さんだった</p><p>待って下さいあたしなら、どうなっても構いませんからパパはパパを助けて下さい</p><p>必死になって、オレにそう言う</p><p>残念だけれどオレには、どうすることもできないこれは、香月家の決定だから香月の家に害をなそうとした者は全員、処分する</p><p>でも、パパはパパは、気が弱いだけで周りの人たちに脅されてそれで、一緒になっていただけなんです</p><p>オレはさっきモニター画面で見た、可哀相なこの子の父親を思い出す</p><p>他のヤクザたちに虐げられていた徳大寺を</p><p>そんなことは関係無いオレたちの知ったことじゃないし知るべきことでもない</p><p>１人残らず全員、処分されたということにならないとまた、あんたの父親みたいな人間が生まれる香月家に手出しすることは、殺されに行くことと同じなんだってことにならないと脅されたぐらいで、馬鹿な連中に付き合う人がまた出て来るから</p><p>だからあの徳大寺という人も、処分されなくてはいけない</p><p>天童貞男たちに強制されることを断る勇気を</p><p>いや、天童貞男みたいな男に支配されない知恵を</p><p>あの人が持ち合わせていなかったことが、悪かったんだ</p><p>あなただってそういう弱いお父さんだったからこそ、こうして巻き添えになってしまったんじゃないですか</p><p>関西から無理矢理、東京へ連れて来られて</p><p>他の大人のヤクザたちの暇つぶしに犯され続けた</p><p>あたしのことは、どうでもいいんですっパパは</p><p>オレだって、あなたのことなんかどうだっていいんだよっ</p><p>第２のあんたみたいな子を作らないようにするためには、あんたのお父さんも処分するしかないんだよっ</p><p>シンとなる部屋の中</p><p>そ、園子に怒鳴るなよっ</p><p>天童乙女が、オレに文句を言うが</p><p>うるさいヨ黙ってナ</p><p>イーディが、睨んで制する</p><p>園子さんは、自分のお父さんのためならオッサンのヤクザたちの慰み者にされても構わないのかもしれないけどさ</p><p>園子さんの眼をジッと見る</p><p>オレたちが、寛大な処置をすることでまた関西から、鉄砲玉のヤクザが派遣されてそいつらもまた娘を連れて来てレイプされ続けるかもしれないんだよ</p><p>娘が嘆願したから、命だけは助けたっていう話が広まったら</p><p>関西の組織は、また娘連れのヤクザを東京に派遣して来るだろう</p><p>園子ちゃんうちは嫌やうちや園子ちゃんみたいな思いをする子が、他にもできるんわ</p><p>ぐったりしていた、もう一人の犯され続けていた娘シゲヨさんが、そう言う</p><p>うちだってお父ちゃんが死ぬのは嫌よでももう、仕方ないんよお父ちゃんたちが殺されないと済まないところまで、もう行ってしまってるんよ</p><p>うんまあそういうことなんだよね</p><p>寧が、少女たちに言う</p><p>あなたたちが、どれだけ泣いて嘆願してももうダメだよこれは、香月家っていう大きな家と関西のヤクザさんたちの組織との闘いだからあなたたちの親は誰一人助けられないよ</p><p>そんなの簡単に言うんじゃねぇよ</p><p>親が殺されるってのに黙ってられるかってんだよ</p><p>ふざけんなよっテメェェェ</p><p>３人ムスメが喚き出す</p><p>じゃあ、あんたたちも親と一緒に死ぬか</p><p>３人ムスメの表情が、凍り付く</p><p>ちょ、ちょっと待ちなよ</p><p>な、何でそういう話になるんだよ</p><p>あたしらが、何をしたって言うんだよっ</p><p>あんたたちは香月家の秘密を知ったオレたちが、あんたたちを殺す理由は充分にある</p><p>ムスメたちは</p><p>ちょっな、何だよ、それ</p><p>だ、誰か、警察呼んでよおまわりさーん</p><p>そんなメチャクチャなことが、この日本で許されるはすがないだろっ</p><p>そう表の世界なら</p><p>悪いけれどオレは、裏の方犯罪組織黒い森人間だから表の法律は関係無いんだよ</p><p>何であなたたちに会いに、表の香月セキュリティ・サービスの人たちが来ないのか判らないっ</p><p>アンタたちの父親を、法の力の及ばない世界で処分できるのは犯罪組織だけネ</p><p>つまりオレたちだ</p><p>ブルルッとムスメたちが、恐怖に震える</p><p>待ってくれこの子たちはこの子たちは、助けてくれるって約束したはずだろっ</p><p>天童乙女が、慌ててそう言う</p><p>ああ、そのつもりだったからこうやって、あんたたちに会いに来たんだでも</p><p>オレは、部屋全体を見渡す</p><p>この子たちを生かしておくことで、オレたちに不利益になるのならやっぱり、死んでもらうしかないってことにもなるだろ</p><p>乙女は</p><p>そ、それはほら、あたしたちの記憶はそこの目付きの怖い女の、何とかって力でガッサリゴッソリ削り取るとかだってできんだろそういうのをやけばいいじゃないかっ</p><p>そうヨツキコは記憶操作も記憶改変もできるネデモ</p><p>一々、ソウやってヒトの脳みそをイジクルより殺しちゃった方が手間がかからないと思わないカ</p><p>お、思わないよっあ、あたしは記憶改変で良いと思うよっ</p><p>必死にそう主張する乙女</p><p>お、乙女さん脳みそをイジくられるって</p><p>頭がパーになっちゃうってことですか</p><p>い、嫌ッスよあたし、そんなの</p><p>バカっ死ぬよりはマシだろうがっ</p><p>天童乙女は３人を黙らせる</p><p>テイウカアタシたちは、こう見えてもアンタたちが思っているヨリ、ずっと慈悲深いノネ</p><p>慈悲深い</p><p>ソウヨ記憶改変をして、アンタたちの脳に手を加えてアンタたちに、東京に着いてから見聞きしたことを全て忘れ去らせるというはカンタンなことなのネ</p><p>はいわたくしにお任せいただければ</p><p>月子が、やんわりと言う</p><p>デモその後、アンタたちはどうなるネアンタたちを東京に連れて来た親たちは、もうイナイヨ親無しでアンタたちは生きていけるノカ</p><p>ヤクザの娘たちに動揺が走る</p><p>関西に帰ってもさ東京で起きたことについて、何か知っているんじゃないかってお父さんたちの組織の人たちに追い回されることになるかもしれないしねっ</p><p>ていうか、あなたたちのお父さんたちは組織に命じられた鉄砲玉としての使命に失敗したわけだからさ娘であるあなたたちのことを、関西の親分さんたちが大切にしてくれるとはちょっと考えられないよね組織が可哀相な遺族であるあなたたちの生活を保障してくれたり、お金をくれたりすることは絶対に無いよ</p><p>ムシロ今回の事件について、関西の組織は自分たちは知らない東京へ行った連中が、勝手にやったことだとシラを切ることになるはずネダカラアンタたちの立場は、ますます悪くナルネ</p><p>関西の組織の支配地域ではこの子たちは、もう暮らせなくなるだろう</p><p>そうだよねっあなたたち、関西にはもう住めないと思った方がいいよっ</p><p>ということだからさ別の地域に住んでいる親戚とか、知り合いとかで、あんたたちを引き取ってくれそうな人はいるかアテはあるのか</p><p>これから生きていく場所が無いとアンタたち、大変なことになるノネ</p><p>助けてあげても野垂れ死にするしかないってことになっちゃうよっ</p><p>あ、あんたら香月家なんだからさ金は有り余っているんだろあたしたちがしばらく生活できるだけのお金ぐらい、用意してくれたっていいんじゃないかい</p><p>だーかーらあたしたちは、香月家じゃなくって犯罪組織黒い森だってのっ</p><p>犯罪組織は、慈善事業はシナイのネ</p><p>あんたは確か、あのみすずってお嬢様と良い仲だったよね</p><p>オレもみすずも個人では金を持っていないよ香月家の資産は、全てジッちゃんのものだし黒い森は、ミナホ姉さんが全て管理している</p><p>オレにはどうすることもできない</p><p>別にくれって言ってるんじゃないよ必ず返すから貸してくれるだけでいいっ</p><p>それでも、天童乙女は食い下がる</p><p>ここに居る９人でさどっか遠くの街へ行って、暮らすよ９人で一生懸命働いて、借りた金は必ず返すからっだから何とか、あたしたちが新しい生活を始められるだけの資金を誰かから借りてもらえないかい頼むこの通りだっ</p><p>オレに頭を下げる天童乙女</p><p>彼女はこの親を失うことになるヤクザの娘９人で共同生活を送りたいらしい</p><p>でも、乙女さん</p><p>無理っスよあたしらだけなんて</p><p>ていうかどこへ住むんですか関西には戻れないんスよ</p><p>３人ムスメは納得していないようだ</p><p>そんなの沖縄か北海道か、どっちかに決まっているだろっ</p><p>天童乙女は、言い切る</p><p>関西の人たちに見つからないようにするんならなるべく遠くへ行くしかないんだからっ島だよっ島へ逃げるよっ</p><p>そんなの嫌ですよあたし</p><p>島とか無理ですよ</p><p>だって、周り全部海ですよ</p><p>いいじゃないか、海サイコーだろ沖縄なら、毎日、素潜りができるし北海道なら、流氷が見られるよっ</p><p>ああ、こういう極端な思考はオヤジそっくりなんだな</p><p>無茶ですよ</p><p>無理っスよ</p><p>ていうかダメっスよ</p><p>もう、それしかないんだよっ</p><p>オレは他の子たちの様子を見る</p><p>双子の中学生はただ呆然としている</p><p>地味な子は、下を向いたままだ</p><p>園子さんとシゲヨさんは絶望の表情を浮かべている</p><p>親を失い地元の関西にも、もう戻れない</p><p>だからといって乙女と一緒に、遠くの街で暮らすのも無理だと思っている</p><p>いいだろう金を借りられるかどうかは判らないけれどミナホ姉さんに、話はしてやるよ</p><p>寧が驚いて、オレを見る</p><p>この部屋からじゃ話をするのは無理だから天童さんだけ、通信できる部屋まで付いてきてくれ</p><p>ミナホ姉さんは、監視カメラで今のこの部屋の状況を見ているんだから</p><p>い、いいのかい本当に</p><p>天童乙女は、オレにそう言うが</p><p>オレは仲介するだけだミナホ姉さんを説得するのは、自分でやってくれ</p><p>あそ、そうか判った判ったよ</p><p>天童乙女は、部屋の中の子たちに振り向いて</p><p>とにかくあたしが行って話をつけてくるから安心しなっ絶対に、みんなで一緒に暮らせるようにしてみせるからさっ</p><p>自分自身を鼓舞するようにそう言う</p><p>しかし、園子さんたちはそんな天童乙女を見ようとはしない</p><p>あ、じゃあお願いします、乙女さん</p><p>金髪が言った</p><p>それとついてでいいんですけれど、何か食い物ももらって来て下さい</p><p>赤毛が言う</p><p>あ、あたしスプライトがいいっス</p><p>眉無しパーマも</p><p>急に暑くなりました</p><p>今年は温度が高低が激しすぎます</p><p>私は大学は演劇科だったのですが</p><p>一人の女子大生の子が、教授に</p><p>わたしは、身体を売る娼婦みたいな人の気持ちは全然判りませんああいう人たちは、わたしとは違う思考回路なんだと思います</p><p>と言ったことがありました</p><p>教授は</p><p>では、試してみよう</p><p>とまず女の子にたっぷりと柔軟体操をやらせて、身体をリラックスさせ</p><p>最後に、激しい運動をさせピークになったところで</p><p>はい、ストップそのまま床に寝転がれ</p><p>そしてゆったりとした音楽をかけて</p><p>はい、君は今自分の家にいます自分のベッドで横になっているはい、朝になって眼が醒めた</p><p>そこから、一つ一つ彼女に暗示をかけていきます</p><p>親が急死して、借金を残す</p><p>そのお金を返さないと、妹たちが困ることになる</p><p>でも、そんな大金を返す方法は自分にはない</p><p>身体を売るしかない</p><p>という、女の子が身を売る決心をするまでの心理状態を</p><p>その子の現在の人生をベースにして、想定して</p><p>追体験させました</p><p>はーい、もういいぞカット</p><p>と、教授が追体験を打ち切った時には</p><p>女の子はボロボロ泣きながら</p><p>うう、身体を売らないといけない子の気持ちが判ったぁぁ</p><p>と話していました</p><p>なかなか不思議な授業でした</p><p>サイコドラマというジャンルなんですけれど</p><p>917．夜は楽し　／　ゲンジツの壁</p><p>よし、じゃあドアを開くよ</p><p>OPEN　SESAMEネ</p><p>イーディが、そう言うと電子ロックが外れ、ドアがツツツーッと開いていく</p><p>ネイ、ツキコ、先に出るネアタシ、見張ってるカラ</p><p>天童乙女や３人ムスメたちが逃げ出さないように、イーディが見張る</p><p>仲間を置き去りにして、逃げやしないよそんなことをしたら、あたしたち全員の立場が悪くなることは判っているからね</p><p>天童乙女は、落ち着いてそう言う</p><p>園子とシゲヨのこと、頼んだよ</p><p>３人ムスメの金髪をギロッと睨んで、そう言う</p><p>はい、判ってまっす</p><p>つーか乙女さんあの、食い物のこと、ホントによろしくお願いしまっス</p><p>あの、スプライトもできれば</p><p>３人ムスメは、そう答えたが</p><p>園子さんやシゲヨさんそれに、双子の中学生と地味な女の子も何も答えない</p><p>とにかく、あたしを信じな絶対に、みんなで何とか生きていけるように、交渉してくるからさ</p><p>天童乙女は、部屋の中の少女たちにそう約束した</p><p>はいはい、いいから天童さん、早く出てっ</p><p>寧が、天童乙女を急かす</p><p>オレとイーディが、最後に部屋から出た</p><p>３人ムスメは、ジッとオレたちの様子を見ている</p><p>それじゃあ、閉めるよっ</p><p>イーディの合図で、ドアが再び閉まっていく</p><p>さあ、早いとこあたしをあんたたちのボスのところへ連れて行きなっ例のあの嫌味なオンナだろあたしが交渉するのは</p><p>天童乙女は、ミナホ姉さんと交渉する気満々だが</p><p>ソンナのはしなくていいノネ</p><p>イーディが、あっさりと否定する</p><p>天童乙女は、怪訝な顔をするが</p><p>この拘禁用の部屋は、完全防音になっているノネダカラ、中のコたちの会話を廊下に居るアタシたちが聞くことはできないし中のコたちも、今ここでアタシたちが話していることを聞くことはできないノネ</p><p>天童さんは知らないんだろうけどこの建物の中は、監視カメラと隠しマイクだらけなんだよっ</p><p>だからさっ拘禁室の中のマイクで拾った音声を、ここの廊下のスピーカーに繋いでもらえばさっ</p><p>アタシたちには、中の会話を聞くことができるようになるノネ</p><p>木下さん、中の音声をオレたちに聞こえるようにしてよ</p><p>天井に向かって大きな声で言う</p><p>あ、音だけじゃなくって映像も出せますよっ</p><p>スピーカーから、木下さんの若々しくて元気な声が聞こえると同時に</p><p>拘禁室のドアの上のパネルが迫り上がりモニターが現れる</p><p>拘禁室の中の様子を監視員が見られるように、元々、モニターが仕込んであるんですっ</p><p>液晶画面が点くと天井から、俯瞰して見下ろした室内の映像が映った</p><p>園子さんたちは、オレたちが部屋を出た時と同じ状態だったが</p><p>例の３人ムスメたちは、どうやらドアの前に集まって何かしている</p><p>はい、音声も今だしまーすっ</p><p>オープン、セサム</p><p>ダメだねえ</p><p>やっぱ、セサムじゃなかったんじゃないスか</p><p>いや、あの色黒オンナ絶対に、セサムって言ってたよ</p><p>セサモかセサヌだったんじゃないかい</p><p>ちっくしょうドアの解錠の呪文が判らねえ</p><p>イーディが、冗談でやっていたオープン・セサミをドアを開ける合い言葉か何かだと思っているのか</p><p>はあ、もう止そうやここから、上手く抜け出せても、外に出られるとは限らないんだしさ</p><p>つーか携帯電話を取り上げられたまんまだもんなそれが一番、ツライよオサイフケイタイも使えねえし</p><p>財布の方は返してもらったでしょ今、幾ら持ってます</p><p>あたしは４０００円ぐらい</p><p>あたし、１５００円しかないですよ</p><p>８００円ス</p><p>はぁ逃げても、１人分の交通費にもならないね</p><p>３人ムスメは、口々にそう言う</p><p>こいつらから徴収しましょうか</p><p>眉無しパーマが、金髪に言った</p><p>おい、ロリコン双子あんたら、金を持ってたら出しなっ</p><p>親にロリコン動画に出演させられていた中学生の双子を脅す</p><p>あ、あいつら</p><p>中の様子に、天童乙女は憤るが</p><p>静かにするネ今は、アンタがいない時のあのコたちの状態を観察する時間なのネ</p><p>イーディが、乙女を叱る</p><p>３００円くらいですけど</p><p>あたし、１５３円持ってます</p><p>双子はか細い声で、答える</p><p>ああ、こいつら親がケチですからね大金を持っているわけないんスよ</p><p>眉無しパーマが、金髪たちに言う</p><p>しょうがないねっあいつは</p><p>今度は壁際の地味な女の子を指差す</p><p>あいつの金は昨日、財布ごとあたしらがブン取ったじゃないですか</p><p>ああそうかじゃあ、持っているわけないね</p><p>あんたが悪いんだからねあんたがウスノロで、あたしらの命令をパッパカやらないから制裁しただけなんだからねっ</p><p>そうそう罰としての制裁金だから</p><p>ていうか、あいつ、いつもあたしらに払ってますよね制裁金</p><p>この３人ムスメは日常的に、あの子から金を巻き上げているのか</p><p>て、ことは園子とシゲヨも、スッカラカンだね</p><p>そうっスよこっちの２人も昨日、持ち物検査したばかりですから</p><p>ああ、大したモノを持っちゃいなかったね</p><p>こいつらオヤジもビンボーっスからね</p><p>部屋の中の会話にムッとする天童乙女</p><p>あいつらあたしが居ないところで</p><p>昨日まで１週間近く天童乙女は、水島家へ潜入していたから</p><p>その間に３人ムスメたちが、他の少女を恐喝していたこと知らない</p><p>乙女のやつには、言うんじゃないよ</p><p>言ったらまた、酷い目に合わせるからね</p><p>判ってんだろうねああんッ</p><p>こういう態度は本当に父親たちにそっくりだと思う</p><p>親を見て子は育つ環境のせいで、こうなったのか</p><p>ていうかさホント、アッタマくるよね乙女のやつさ</p><p>そうっスね偉そうに威張っちゃってそりゃ、確かにあの格闘バカが強いのは判りますけどね</p><p>眉無しパーマは、そう言う</p><p>いいじゃないっスかあいつは、こっちがヘーコラして奉っておけば、メンドーなことはみぃんなやってくれるんですから</p><p>赤髪は、そう思っているようだ</p><p>つーか、あの暴力サイコ・レズ園子にゾッコンだからね園子のためなら、何でもするんだよ</p><p>はぁホント、気持ち悪いっスよね女同士なんて不毛っスよ</p><p>あんなオヤジたちに散々、精液まみれにされたオンナのどこがいいのか判らないですけどね</p><p>３人にそう言われて園子サンはうつむく</p><p>乙女のレズっぷりも気持ち悪いけれどさあの子らも、気持ち悪いよねオヤジたちに何度もマワされてさ</p><p>そうっスよウチのオヤジとかの相手ですよ加齢臭のする</p><p>ああ、気持ち悪いこっちに近寄るんじゃないよっオッサンの臭いニオイがするからさ</p><p>ホント園子とシゲヨは、これからどーすんだろうねオヤジたちにマワされたなんてあたしだったら、とっとと手首切っているよ</p><p>あたしも死にますよ舌噛んで</p><p>そうだよね普通の子なら、ヤられる前に死ぬよね恥ってモノを知っていりゃあさ</p><p>今度は園子さんとシゲヨさんのことを激しく罵る</p><p>天童乙女は、怒り心頭に達して</p><p>ドアを開けなよっあいつら、あたしがブチのめして、性根をたたき直してやるからっ</p><p>落ち着きなさい</p><p>月子が穏やかに、天童乙女を制した</p><p>静かに黙って続きを見るのです</p><p>巫女の力で天童乙女は、月子に従わななくてはならないことになっている</p><p>そういや、オヤジたちのことだけど</p><p>赤髪が、話を変える</p><p>さっきの連中の話どう思いますオヤジたちは全員、香月のやつらに捕まって、ミナゴロシになるっていうのは</p><p>そりゃ、まあマジなんじゃないの</p><p>金髪は言った</p><p>だって、オヤジたち無計画で無鉄砲すぎたからさホンキで香月家の連中を怒らせたっていうのはホントだと思うよ</p><p>じゃあもう２度と会えないってのは</p><p>しょうがねぇよ諦めるしかないんじゃないか</p><p>その赤髪の言葉に</p><p>園子さんが、おいおいと泣き出す</p><p>うっさい、泣くんじゃないよっ</p><p>そうだよっ泣きたいのは、オメェじゃなくって、あたしたちの方だっての</p><p>園子のオヤジなんて、最初っから役立たずのクズの死んだ方がマシなバカ男だったじやないかっいつも、あたしたちのオヤジに小馬鹿にされてさ</p><p>あたしも小馬鹿にしてましたーっ</p><p>そうだよあたしらのオヤジだって、みんな組のはみ出しモノのクズ・ヤクザだけどさそんなオヤジたちに小馬鹿にされてんだから、あんたのオヤジの方がもっとクズなんだよっ</p><p>あたしらが泣かないのに、クズ・オブ・ザ・クズのムスメがイッチョマエに泣くんじゃねーよ</p><p>ていうか、あたしらは泣かないけどねぇ</p><p>オヤジたちなんていなくなった方が、むしろセイセイするからねっ</p><p>３人ムスメは、勝手なことを言う</p><p>でもさぁオヤジたちが居なくなるとして、今後、あたしたち、どうしようか</p><p>暴力サイコ・レズの乙女はどこか遠くで、あたしたち全員で暮らそうとかバカなこと言ってましたけど</p><p>冗談じゃないよね乙女のバカなんかと、一緒に暮らせるかっての</p><p>そうっスよね肩凝っちゃいますよねぇ</p><p>ていうか、あの暴力サイコ・レズはどうせ、愛しの乙女ちゃんと別れたくないだけなんでしょうけれど</p><p>ああ、あたしらの希望を聞かずに勝手に話を決めようとしてたもんね</p><p>ホント、あの暴力サイコ・レズはどうしようもねえっスよねいつも、自分さえ良ければそれでいいっていうオンナですから</p><p>ああホンキで、全員のことを考えているんなら、あなたたちはどうしたいとか聞くよなあ普通はさ</p><p>普通じゅないから暴力サイコ・レズなんスよ</p><p>まーねレズじゃない園子を延々と口説いてる辺りとか背筋がゾッとするもんねえ</p><p>オトコだったら、絶対にストーカーになって事件起こしているタイプですよね警察から注意されても、ツキマトイ行為を止めないとか</p><p>オトコがオンナを追っ掛けているだけ、まだマシだよオンナがオンナを追い回すってのはさ</p><p>あー、マジ気持ち悪いっスあの暴力サイコ・レズあー、スプライト飲みたい</p><p>３人ムスメの本音を知って天童乙女は、愕然としている</p><p>あ、あたしはいつもあいつらのことを考えて</p><p>アンタがどう考えていたとしてもアイツらは、ああ思っていたんだから、どうしようもないノネ</p><p>そんでどうします、この後</p><p>判んねぇけどさとにかく、さっきの連中の話を信じるのなら、あたしたちは何とか解放はしてくれるみたいだろオヤジたちと一緒に消されることはないと思うんだよ</p><p>でも、このままだと乙女のやつが</p><p>あー、だからさ何とか外に出られたら、どこかで乙女とはサヨナラするしかないね</p><p>金髪は、赤髪と眉無しパーマに言う</p><p>乙女が香月から、どうにか金をせしめらてきたらまた、上手いことあの暴力サイコ・レズをおだててさあたしたちに金を分配させて</p><p>でも乙女のやつ、交渉とか下手そうじゃないですか</p><p>でも、またどうせ、さっきの連中と戻って来るだろそしたら、あたしたちでさっきのやつらあのオトコは、甘ちゃんだと思うんだよみんなで、あいつを持ち上げてさとにかく関西へ戻るだけの金とあたしたちの携帯だけはゲットしようよ</p><p>ああ、オレはまだナメられるような態度をしているんだな</p><p>え関西へ戻るんスか</p><p>当たり前だろ地元へ帰らないで、どうすーんだよ</p><p>だって、あいつら地元だと、オヤジたちの仲間があたしたちを追っ掛けて来るって</p><p>そんなの無視だよ無視つーか、若頭のセキネさんとか、あたし知っているしさ</p><p>金髪は言う</p><p>多分色々と紹介してくれると思うんだよね高校生ぐらいの子なら、いつでも大歓迎だって言ってたしさ</p><p>えウリ、やるんスか</p><p>ウリ売春</p><p>仕方ないだろ今は、他に稼ぎようがないしどうせ、あんたたちだって、高校を出たら、おミズの仕事をするしかないっていうのは覚悟してたろ</p><p>そりゃあオヤジがヤクザですから</p><p>普通の会社を面接受けても落とされるのは判ってますけれど</p><p>どうせ、バイトぐらいしか仕事がないのは判っていますから少しでも金になる水商売に行くしかないってことは覚悟してますけれど</p><p>つーかうち、アネキも親戚も、みんなおミズですし</p><p>地元の仲良かった先輩たちってぜーんぶ、ホステスやってますもんね</p><p>そういう世界なのかこの少女たちが生きているところは</p><p>でも、おミズはおミズでもいきなり、ウリってのは</p><p>そうっスよ未成年でウリは、ハードル高いってスよセキネさんて、結構、マニアックな連中に女の子を派遣しているって聞きましたよ</p><p>赤毛と眉無しパーマは金髪に言う</p><p>だからさウリは、園子とシゲヨにやらせんだよ</p><p>２人をセキネさんのところで働かせてさあたしたちは、園子たちの稼ぎから分け前をもらうのさ</p><p>あ、なるほどそれは良い手ですね</p><p>あたしたちが、オミズで働けるような歳になるまではさ園子とシゲヨに養ってもらおうよあいつらはさ、あたしたちに恩がいっぱいあるんだからさそれぐらいしてもらって構わないだろ</p><p>金髪は、そう言うが園子さんもシゲヨさんも、うな垂れたままジッと身体を固くしている</p><p>そんでさついでに、そっちのロリコン双子をさ、セキネさんに売っちまおうと思っているんだよ</p><p>え、こいつらスか</p><p>ああ、こいつらの親がこいつらの裸とかを動画に撮って売りさばいてただろ結構、ファンが付いているらしいんだよだけどさこいつらの親たちも、香月に殺されちゃうわけだしさ</p><p>双子の中学生は、無言で３人ムスメの話を聞いている</p><p>いや、でもあたしらには、ロリコン動画の販売とか、できないですよ</p><p>バカ、だからセキネさんに売り飛ばすんじゃないかそうだね１人２００万円くらいで買って貰おうよその後はセキネさんが、こいつらを使ってロリコン動画の商売を続けるかもしれないし、ロリコンのオッサン相手に売春させるかもしれないけれどそれは、もう、あたしらの知ったことじゃないからさ</p><p>ああ、４００万あればしばらくは何とか暮らせますもんね</p><p>さっすがそれでいこう、それで</p><p>眉無しパーマが壁際の地味な子を指す</p><p>であいつはどうするんです</p><p>あいつはさあんなムサい子、セキネさんだって買い取ってくれないよむしろ、処分料を取られるよテレビ捨てる時みたいにさ</p><p>金髪は地味な子を見る</p><p>あんたはさ乙女と一緒に、とこかへ行っちまいなっていうか、あんたが上手いこと立ち廻って乙女をあたしたちと分離させるんだよあたしらは園子とシゲヨと双子を連れて関西へ向かうからあんたは、乙女に嘘を付いてどこか全然違う場所へ向かうんだよオーホーツクとか、カムャッカへ向かいないいね</p><p>カムチャッカってどこですムカ着火ファイヤーと関係あります</p><p>ねーよ、バーカ</p><p>３人ムスメたちだけでゲラゲラと笑う</p><p>さて、どうしようかあの子たち</p><p>モニターを見上げていたオレたち</p><p>寧が、明るい声でそう言う</p><p>天童乙女が、口を開こうとするが</p><p>天童さんじゃないよあたしは、ヨッちゃんに聞いているんだよ</p><p>クールになれ、冷静に考えろ</p><p>感情的なことは抜きにしてあの子たち、何かに使えると思う</p><p>そうだミナホ姉さんに言われた</p><p>あの娘たちをどうするかの基準は使えるかどうかだけだ</p><p>価値だけで判断しろ</p><p>無理だねオレたちの商売にはあの３人は使えないよ</p><p>もちろん、黒い森という高級娼館で娼婦なんか勤まらないだろうし</p><p>それ以外にも、オレにはあの３人を有効に使う手立ては見つからない</p><p>記憶を削ったら、１人１万円ずつ握らせて解放しようその後、あの３人がどんな人生を送ろうとオレたちか一切関知しない</p><p>オレは忠告した関西には、戻らない方が良いと</p><p>それでも関西へ戻ると言うのだから父親たちの組織の人間に追われることになっても、本人の責任だ</p><p>ちょちょっと待ちなよそんなのあんたたちが勝手に</p><p>天童乙女が、オレに文句を言おうとするが</p><p>あなたたちは今、オレの制圧下に居るあなたたちをどうするかはオレの勝手だよ</p><p>オレは、ハッキリとそう告げた</p><p>オトメ、いい加減に眼を醒ますノネ</p><p>オトメは、あの３人のコたちを自分のfamilyだと思っているけれどあの３人の方は、そう思ってないノネ自分たちの都合で、上手に利用するだけの他人だと思っているヨ</p><p>今、あなたがご覧になられた通りですわ</p><p>ご自分の思い描く希望にすがるのでなく冷静に、ゲンジツを直視なさい</p><p>巫女の力が始動する</p><p>天童乙女は月子に言われた通り、ゲンジツを受けとめる</p><p>あの３人とはこの先、一緒には行かれないネそのことは、オトメだって判っているデショ</p><p>イーディの言葉は重い</p><p>まあ、いいんじゃないあの子たちのトンデモないヴァイタリティならさどこへ行ってでも元気にやってけるだろうしねっ</p><p>ヨッちゃん、あのささっきのあの子たちの診断の結果なんだけどね</p><p>ああミナホ姉さんたちの部屋を出る寸前に</p><p>木下さんが寧たちに見せていた</p><p>天童乙女たちの身体を香月セキュリティ・サービスの医療班が調べた報告書か</p><p>確か性病とかにかかっていないかなんかも、調べていたはずだ</p><p>まず、天童乙女さんおめでとっあなたは、健康で何の病気にもかかっていないことが判りましたしかも、処女であることも女医さんがしっかりと証明書を出してくれましたっ</p><p>寧は乙女にそう言う</p><p>で双子の中学生も問題無し病気もなく処女これは、香月セキュリティ・サービスの調査員が別に調べたんだけれどあの子たちかなり可愛いから、親が売っていたロリコン動画、すごい売れてるんだって大人気だからさ処女のまんま、もう少し売り続けるつもりだったみたいロスト・ヴァージンしちゃうと、人気が落ちるらしいから</p><p>壁際のうつむいている子も、処女だって確認されたよ病気もなしただ全身に痣があって、日常的に虐待されていたみたいだけれど</p><p>虐待</p><p>親からなのかそれとも、あの３人たちにやられたのかその辺は判らないけれど</p><p>天童乙女は、何も言わずに堪えている</p><p>園子さんとシゲヨさんも身体中に、痛めつけられた跡が残ってたよまあ、親のヤクザたちにずっとレイプされてたわけだし、あの子たちにもやられているかもしれない女性器も、腫れ上がってしばらく痛むだろうってただ幸いなことに、病気の方は心配ないって妊娠の方も、多分、大丈夫だろうって結果が出たらしいよ</p><p>天童乙女が、悲しそうに寧を見る</p><p>そんで最後にあの３人なんだけれど笑っちゃうことにさ</p><p>笑っちゃう</p><p>３人とも処女じゃないし２人は性病にかかっているもう１人は妊娠しているよ</p><p>３人とも、結構、奔放に遊んでいるんだと思うよそれで、多分金髪の子は、エンコーとかもやっているさっき話していたセキネっていうヤクザが、元締めなんだと思うよ</p><p>他の子はウリは嫌だって言ってたけれど金髪の子は、もうとっくに売春で稼いできているんだよ</p><p>だから他の娘に身体を売らせて、稼ぎを巻き上げるなんてことを思い付くノネ</p><p>オトメアンタは、気付いていたノカ</p><p>いや全然、気付いてなかったよ</p><p>ダカラ、アンタはあのコたちのことをずっと見てきているつもりで、実は何も見ていないノネ判っていないノヨ何も</p><p>あの３人のことダケじゃナイヨアンタはあのソノコっていう子のことだって、ちゃんと見てきていないノネアンタの勝手な思い込みを押し付けているダケなのネ</p><p>中に入って、あなた自身の眼で確認したらいい</p><p>木下さんもういいですもう一度、部屋の中に入ります</p><p>オレは、廊下の天井に向かって言う</p><p>了解でーす監視モニターしまいまーす</p><p>ドアの上のモニターが壁の中に収納されていく</p><p>乙女さんいいですね</p><p>オレの問いに天童乙女は</p><p>ドアが開いたら、月子あの３人を制圧してくれ</p><p>じゃあ、第２ステージいくよんっ</p><p>OPEN　SESAMEネっ</p><p>イーディの声に</p><p>ガチャッと、扉の電子ロックが外れる</p><p>ああ、ゲンジツを直視しないと</p><p>いつまでも、この作品を続けているべきではないんだよなあ</p><p>判っているのに、止められない</p><p>918．夜は楽し　／　ここではないどこかへ</p><p>ツツツーッと、拘禁室のドアが開く</p><p>部屋の中から、３人ムスメがオレたちの方を振り向く</p><p>あ、乙女さんどうでした</p><p>さっきまで乙女のやつとか暴力サイコ・レズとか好き勝手言ってたくせに</p><p>天童乙女が姿を現したら、敬語になる金髪</p><p>どうでした香月から金、引っ張れそうっスか</p><p>つーか、スプライトありましたか</p><p>赤髪と眉無しパーマも、ヘラヘラ笑ってそう言う</p><p>はい、皆さんわたくしを見て下さい</p><p>月子が笑顔で前に出る</p><p>３人ムスメは、月子の力の詳細を知らない</p><p>思わず、ハッと見てしまう</p><p>はい心を掴みました</p><p>月子が支配する</p><p>くぅ</p><p>あへっ</p><p>３人ムスメは、ポワーンと呆けた顔になる</p><p>さて、公様いかがいたしましょうか</p><p>月子が３人を睨んだままオレに指示を仰ぐ</p><p>こいつらの処分は</p><p>オレたちの記憶だけ、消去しようさっきのカラオケボックスで気絶したところから、今までの記憶だけ消すんだ</p><p>はいそれが一番この方たちには、障害が残らないと思いますわ</p><p>ほんの数時間前の記憶でしたら、まだ脳に定着しきっておりませんから</p><p>ヤクザの親たちに東京へ連れて来られたこの１週間余りの記憶は残す</p><p>オレたちの襲撃を受けて、オヤジたちは全員捕まって全員処分されたって、思い込ませろ</p><p>消した記憶の先を書き足す</p><p>すでにある記憶を書き換えるのは心に負担が大きいケレド、新しい記憶を追加することは負担にならないネ</p><p>心というモノが、水槽の中に溜められた水ナラ改変は、水を掻き混ぜることにナルケレド書き足しは、上から静かに水を注ぎ足すダケダカラ</p><p>つまり矛盾した無いようでなければ、幾らでも継ぎ足せる</p><p>天童乙女さんや、他の女の子たちとははぐれたでも、他の子たちと接触すると、親たちみたいにオレたちに殺される可能性があるから、絶対に会ってはいけないそれは、思いっきり怖いイメージを植え付けておいてくれ今後、香月家と絡んだら死ぬより怖い目に合わされるって</p><p>月子の眼が大きく見開かれる</p><p>うがっ</p><p>ああ、月子が恐怖のイメージを送り込んだんだな</p><p>３人ムスメの表情が歪む</p><p>終わりましたわ</p><p>巫女の力による記憶の改変と書き足しが完了する</p><p>じゃあ、そのまま気絶させろ</p><p>はい皆さん、そのまま倒れて下さい頭を打たないように、ゆっくり気を付けて</p><p>３人ムスメが、フワリと床に倒れる</p><p>はい意識を切りますカット</p><p>そのまま気を失う</p><p>よし、気絶したままどこかの駅前にでも運び出そう１万円札を１人に１枚ずつ握らせて１万円あれば、どうにか関西へ帰れるだろうし</p><p>新幹線だと足りないけれどねっま、鈍行か高速バスなら</p><p>後のことはオレたちは関知しないこいつらが、どうなろうと</p><p>オレは、わざとそう言った</p><p>ちゃんと言葉にしておかないと覚悟が鈍ることになる</p><p>ま、待てよこ、こいつらはあ、あたしの</p><p>月子に支配されたままそれでも、天童乙女は必死に訴えようとするが</p><p>何でもないよただ顔を知っているだけであんたの仲間じゃない友達ですらないあんたのことを利用しようとしてたいただけで他の子たちを脅していた、どうしようもないヤツラなんだから</p><p>でも、こいつらはあたしがいないと</p><p>そんなことないネこの子たちは、勝手に生きていくネ性病にかかってて、妊娠したままデモオトメが居なくても、タクマシク生きていくコたちなのネ</p><p>わたくしもそう思いますわ</p><p>イーディの言葉を、月子が肯定した</p><p>むしろ、あなたの存在はこの方たちを甘やかすだけでしたわ</p><p>あたしは仲間たち全員のことを考えて</p><p>天童さんが一生懸命だったってのは知っているよっでもさこの子たちには、天童さんのそういう気持ちは全然伝わってなかったじゃんかっ</p><p>この３人が他の子たちに、どれだけ酷いことをしていたか天童さんだって、観たでしょっ</p><p>廊下の外から監視カメラで</p><p>この子たちを放り出さないと他の子たちが、これからもずーっとイジメられ続けることになるよっ</p><p>この３人ムスメは仲間の少女たちをヤクザに売り飛ばすことまで話していたんだから</p><p>ち、ちくしょう</p><p>うな垂れる天童乙女</p><p>オレは呆然としている他の子たちに言う</p><p>みんな、オレの言うことをよく聞いてくれ</p><p>強い眼で、１人１人を見ていく</p><p>みんな顔を伏せて、元気がないままだ</p><p>この３人とはここでお別れだだから、さっきこいつらが話していたみたいなことにはならない</p><p>天童乙女と地味な子を途中で捨てて、関西へ戻り</p><p>園子さんとシゲヨさんには知り合いのヤクザのところで、売春させ</p><p>双子の中学生は売り払うという計画</p><p>それから、天童乙女さんがさっき言ってた計画も無しだ</p><p>この子たちが関西ヤクザの手の及ばないのどこか遠くに逃げて、そこでどうにか共同生活するっていうのも</p><p>そういうのは、全部無しの真っ白な状態に戻してあなたたち自身が、この先どうするか、どうしたいかを考えて欲しい</p><p>さっきも言ったけれど、関西には戻らない方がいいヤクザたちとは絡まない生活をした方が</p><p>少女たちはまだうつむいたままだ</p><p>オレの方を見ようとはしない</p><p>だから、例えば関西じゃないところに居る親戚を頼るとか自分のことを引き取ってくれそうな人がいたら、そっちへ行くとか</p><p>この鉄砲玉ヤクザの娘たちにそんな親類はいるんだろうか</p><p>とにかく、さっきも言ったけれどあなたたちの親は、もうダメだから二度と会うことはできないから</p><p>絶対ですか</p><p>ヤクザたちに犯され続けたシゲヨさんが口を開く</p><p>絶対にうちのお父ちゃんや、あのオッちゃんたちはもう戻って来ないんですか</p><p>ああ、悪いけれど</p><p>完全に蒸発させるネ死体どころか、髪の毛一本も残さないネ</p><p>父親を殺されるっていう時に娘にそんなことを言うのは</p><p>違うヨ、Darlingこのコはあの親たちと二度と会いたくないノネ心底、アイツラを憎んでいるノネ</p><p>お父ちゃんが生きていたらどこへ行っても、うちはまた捕まりますそんでまた色んなことをさせられます</p><p>色んなこと売春</p><p>ホントにホントですよねもう、お父ちゃん、うちの前に戻って来ないんですね</p><p>シゲヨさんは顔を上げ涙目でオレを見る</p><p>ああ戻って来ないいや、何があっても、あなたの前に姿を現さないようにするオレが約束するよ</p><p>ミナホ姉さんからは、まだ天童貞男たちの処分方法を聞いていない</p><p>シゲヨさんは、遺体の顔を見るのだって嫌なんだと思った</p><p>だから、オレは約束する</p><p>遺体でも、遺骨でも、遺髪でもDNAの一個ですら、あなたが見ないで済むようにそうするから</p><p>シゲヨさんは</p><p>だったら、うち新潟のお母ちゃんの方の実家を頼りますまだ、お祖父ちゃんとお婆ちゃんが元気ですから今まではお父ちゃんが怖くて、逃げられなかったですけどお父ちゃんが、お祖父ちゃんたちにまで迷惑を掛けるのが怖くてでも、もうお父ちゃんが戻って来ないなら</p><p>そして彼女は、天童乙女を見る</p><p>乙女ちゃん、堪忍な乙女ちゃんには、色々と助けてもらったけれどうちは、乙女ちゃんたちと一緒に行くのは嫌やなんよ</p><p>シゲヨ、あんた</p><p>だって、乙女ちゃんたちと一緒だといつまでも、お父ちゃんたちのことヤクザの人たちのこと、忘れられないから</p><p>シゲヨさんは言う</p><p>あたしもう嫌なんよヤクザもお父ちゃんたちと暮らしてたことも、乙女ちゃんたちとのこともみんなみんな、忘れたいんよ</p><p>父親たちに犯され続けた少女の言葉は重かった</p><p>嫌な記憶は、消すこともできますわ</p><p>月子が、シゲヨさんに言う</p><p>わたくしにはそういう力があります</p><p>でもせやかて、今更、みんな無かったことにしたってうちがバージンに戻れるわけやないし</p><p>犯された記憶を全部消去したら</p><p>シゲヨさんが、いずれ恋人とセックスする時に変に感じるかもしれない</p><p>うちにとっては、覚えていたくはない記憶ですけど忘れてしまうというのは、いけないことだと思うんです</p><p>それはゲンジツに起きてしまったことなのだから</p><p>でも、辛いだけの記憶を少しでも和らげることはできますわ</p><p>無理矢理に乱暴されたという事実は忘れられないとしても、犯された時の記憶は、消去することができます</p><p>何をサセラレタか全部覚えているヨリレイプされたけれど、その時のことは意識を失っていて覚えていないという方がマダイイネ</p><p>回数も最初の１回だけだったと記憶を変えた方がいいよそんなお父さんの仲間たちから何度もレイプされたなんてことを覚えていたら、辛すぎて恋人なんて作れなくなっちゃうよっ</p><p>うちに恋人なんてできるんやろか</p><p>シゲヨさんは寂しそうに言う</p><p>できるよていうか、できないと幸せになれないだろっ</p><p>もう、ヤクザのお父さんは戻って来ないんだ怖いことは、もう起こらないんだからだから、あなたは幸せになっていいんだよっ</p><p>でも、うちの身体は</p><p>関係無いよっやっと今までのしがらみから逃げられるんだろっだったら、シゲヨさんも前だけを向いて、生きていけよっ</p><p>はいお父ちゃんはもう帰って来ないんなら</p><p>では一度だけレイプされたことがあるけれど、その時のことは気を失っていてよく判らないという記憶に改変致しますわそれからお父様は、もう二度と帰って来ないし、お父様の怖いお友達たちももうやって来ないということもあなたの心にハッキリと刻み込みます</p><p>アンタがこれから生きていく勇気を掴み取るためにネ</p><p>判りました、お願い致します</p><p>公様細かい改変になりますので、少しお時間を下さい</p><p>レイプされた記憶なんて、心に大きな傷跡としてクッキリ残っているだろうから</p><p>それを改変するとなるとシゲヨさんの心を掻き混ぜ過ぎてしまうんじゃ</p><p>大丈夫です無かったことにするのではなく、あったことだけど、よく覚えていないに変えるのですから</p><p>その時の怖かった記憶を上から全て、真っ黒に塗りつぶしてしまえばいいのですわ</p><p>ああ犯された時の、辛さも痛みも恥ずかしさも怖ろしさも</p><p>全部、塗りつぶして何が何だか判らない記憶に変えてしまうのか</p><p>頼む、月子</p><p>月子はシゲヨさんのところへ行く</p><p>手を繋ぎますよあなたの心の奥深くまで入り込みますから</p><p>そして、月子は力を使い始める</p><p>シゲヨさんのことは、このまま月子に任せよう</p><p>さて、シゲヨさんはお祖父さんの家に行くことになったけれど他の人たちはどこか行くアテはあるか</p><p>残りの中学生の双子と地味な子、そして園子さんにオレは言う</p><p>そんなのないです</p><p>今度は、地味な子が口を開いた</p><p>あたしんとこお祖父ちゃんたちもヤクザでしたからそんで、父ちゃんはヤクザだらけの親戚の中でもメッチャ評判悪いですからあたしのことなんて引き取ってくれる人はいないです</p><p>そうか天童貞男の同類だもんな</p><p>ヤクザの中でも好きこのんで鉄砲玉みたいなことをしている連中は好かれていないってことか</p><p>どこにも行き場のない子はどうしたらいいんでしょうか</p><p>地味な子はオレに尋ねる</p><p>うーん、そうだなあどうすりゃあ、いいのかなぁ</p><p>オレも困る</p><p>だったらさあたしと園子と一緒に</p><p>天童乙女は、まだ共同生活の夢を捨ててないらしい</p><p>あたしも乙女さんたちと一緒に行くのは嫌です</p><p>地味な子はそう言った</p><p>だってそんなのは、今までと何も変わらないじゃないですか</p><p>変わらないことはないだろっオヤジたちは、もう付いて来ないんだよっ</p><p>あのあたしにとっては、同じなんです</p><p>地味な子は眼を伏せる</p><p>お父さんたちも乙女さんも同じように怖い人たちです</p><p>あたしが怖い</p><p>だって乙女さん、いつもあたしを怖い顔で睨むじゃないですかキツイ言葉で怒鳴り付けるじゃないですかっ</p><p>地味な子は天童乙女との会話を断ち切って、オレに振り向き</p><p>あたし何でもしますっ元の生活に戻らなくていいのなら、何だってしますっとにかく、あたしっ、もう地元には戻りたくないですっ家には帰りたくないですっお父さんたちにも会いたくないし、ヤクザの居るところへは帰りたくないっ</p><p>それは深刻な心の叫びだった</p><p>あの３人とももう二度と会いたくないですっ</p><p>床に倒れている金髪、赤髪、眉無しパーマを指差す</p><p>そんでっ乙女さんとも、もう一緒に居たくないないですっ</p><p>天童乙女は唖然として、彼女の叫びを聞いている</p><p>だって、みんなっあたしのこと、イジメるからっみんなみんな、大っ嫌いっあたし、大嫌いなんです</p><p>この子はマイナスな感情を、内面にいっぱい溜め込んでいたんだな</p><p>あたしもなのかい</p><p>天童乙女は、ようやくそれだけ言葉にした</p><p>そういうところが一番嫌いっいつでも、あたしのことバカにして何も出来ない子だって、あたしのことをいつでもバカにしてるから</p><p>天童乙女の仲間たちに対する思いは空回りしていた</p><p>全然、届いていない</p><p>あたしどこでもいいから、別の世界へ行きたいんですっ今までの人あたしの周りに居た人が１人もいない世界にみんな嫌いみんなの居ないところへ生きたいっそれで今より、もっとヒドイことになってもツライ目に合ったって構わないんですっこのままでいるよりはっここではない、どこかに行きたいっっ</p><p>彼女は喚く、泣く</p><p>感情が爆発する</p><p>でも、オレには</p><p>この子をどうして良いのか判らない</p><p>本当に、何でもするの</p><p>驚いて泣き止む地味な子</p><p>聞いているのよ今までと違う生活ができるのなら、どんなことでもするかって</p><p>ししますあ、あたし何でも</p><p>あたしは黒森御名穂上流階級の裕福な男性を対象にした娼館を経営しているわ</p><p>判る売春だけれどただの売春じゃないわ相手はみんなお金持ちでそうね、あたしの顧客は年輩の方が多いわ怖いことはしないというより、あたしの娼館では女の子に暴力的な行為を求めるお客様にはご遠慮いただくから</p><p>白坂創介時代のような経営には戻さない</p><p>ヘンタイ客は、受け入れない</p><p>そうね５年間だけ、働いてみない５年後にはそうね、最低でも三千万円貯まるわよあたしのところで働いて貯めたお金を元手に自分のお店を始めたという子も何人もいるし</p><p>ホントだよっ、お花屋さんとか、美容室とか今、パン屋さんの開店準備をしている人もいるしっ</p><p>５年間だけ頑張ればその後は自由よお金持ちのお客様が、娼婦を辞めた後に始める事業の支援して下さることもあるわそれに、皆さん権力者ですからヤクザからあなたを守るわうちの娼館の子になればね</p><p>おい、待てよあたしの仲間を、娼婦なんかにさせないよっ</p><p>あたしは今、そこの子と話しているのよ彼女の人生は、彼女が決めるべきものでしょあなたが口出ししていいことじゃないのよ</p><p>あたしは、こいつの</p><p>こいつじゃないですっあたしは乙女さんの子分でも手下でもないですっあたしは、黒沢直子ですっ</p><p>地味な子はそう叫んだ</p><p>でどうしましょうか黒沢直子さん</p><p>今のままならそうね、あなたはどこかの養護施設かなんかに送られることになるわそして、またその施設には天童さんみたいなお節介過ぎる子や、そこに倒れている３人みたいなイジメっ子がいて同じことの繰り返しよあなたは、また他の人に干渉され引きずり回されることになるでしょうね</p><p>あたしのところで娼婦になればもちろん、娼婦は男に身体を売る仕事だから、厳しいわよでも、あたしの店は高級娼館お客様も一流なら、あなたたちも一流のドレスを着て、一流のオンナになるように教育してあげるわ間違いなく、今とは人生が変わるわよそれは保証するわ</p><p>この子多分ミナホのオファーを受け入れるネ</p><p>金持ち相手だとしても、娼婦は娼婦だ</p><p>黒沢さんだって、まだ処女で若いんだから</p><p>娼婦になることには、抵抗があるはずだ</p><p>この子は、ヤクザの娘ネ身の回りに身体を売っているオンナの知り合いが、いっぱいいるノネ</p><p>そこに倒れている子たちだって多分、エンコーしているだろうって話なのネ</p><p>そうだそこの３人ムスメは、さっき話していた</p><p>自分たちは、はみ出しモノのヤクザの娘だから水商売以外に進む道が無いと</p><p>あのコだってもうちょっと大きくなったら、親に売春させられるんじゃないかって、ずっと思ってたはずなのネ</p><p>つまり娼婦になるかもしれないということを考えたことがある</p><p>ソンデただの娼婦ジャナク、ヤクザも絡まない金持ち相手の仕事なら心が動くネ</p><p>すると、黒沢さんは</p><p>でも、あたしこんな顔ですよ</p><p>自分の顔を両手で触る</p><p>あたしみたいなブスをお金持ちの人が相手にしてくれるんでしょうか</p><p>あら、お金持ちの上流社会の人だからこそあなたみたいな純朴な子を求めているのよ</p><p>お、おい騙されるなよ</p><p>ちょっと黙ってて下さい今、大切な話をしているんですからっ</p><p>黒沢さんは乗り気になっている</p><p>あたしの方の条件は３つだけ本気で一生懸命にやること絶対に、あたしやお客様には嘘を吐かないこといつでも５年後に娼婦を辞めた後のことを考えて準備を始めていること</p><p>さっき話した引退後にお店を始めた人たちも現役時代から、準備や勉強を始めていたからさっ</p><p>ええ、開業するための通信講座なんかを受講するのは構わないわ娼館の営業は、基本的に夜だけだから昼間は、自分の勉強に使っていいわよ</p><p>ただお客様は、上流の方々だから、あなたのことを気に入って下されば、色々と助けていただけるけれどもし、あなたが失礼なことをした場合は、大変なことになるからね</p><p>死ぬよりも、もっと恐ろしいことを体験してもらうわもっとも、あなたがお客様やあたしにとって良い娼婦のままでいてくれるのなら、そんな心配はしなくてもいいんだけれど</p><p>アメとムチの言葉を、交互に繰り出す</p><p>で、どうする黒沢さんやってみる</p><p>できるかどうか判らないですけれど</p><p>できるわよあなたはきっと人気のある娼婦になるわあたしはそう思うから、こうして声を掛けているのよ</p><p>判らない他の子にはあたし、話し掛けていないでしょ</p><p>３人ムスメやシゲヨさんの時には</p><p>ミナホ姉さんは、介入して来ていない</p><p>ごめんなさいね、公この子だけは、どうしても確保しておきたかったから</p><p>オレに任せると言ったのに、介入したことをミナホ姉さんは謝る</p><p>そういえば、ミナホ姉さんは最初から、この地味な子は使えると話していた</p><p>いや、いいんだで、黒沢さんいいのか</p><p>オレが、改めて尋ねると</p><p>あたし頑張りますよく判らないけれど一生懸命、頑張ってみますから</p><p>おい、待てよそんなに簡単に決めるんじゃないよっ</p><p>天童乙女の声は、黒沢さんには届かない</p><p>だって、チャンスなんですよあたしにとっては今までの世界から、抜け出すための</p><p>でも、娼婦だぞっオトコに身体を売るんだぞっ</p><p>黒沢さんは</p><p>今までの生活よりは、よっぽどマシですよっ</p><p>地獄だったんだもんあたしにとっては、ずっと</p><p>その彼女が捨て去りたい呪われた世界に天童乙女も入っている</p><p>あたし、何でもしますっよろしくお願いしますっ</p><p>天童乙女はまた１人仲間を失った</p><p>ここではないどこかへって、寺山修司さんが翻訳したアメリカの詩人の詩の中にあった言葉だと思ったのですが</p><p>＊＊セントの列車の切符を買って</p><p>ここではないどこかへ行きたい</p><p>ここでないのなら、どこでもいいから</p><p>ここではない、どこかへ行きたい</p><p>みたいな感じの</p><p>本棚を引っ繰り返すのも何なので、今、コンピューターで検索したら</p><p>ここではないどこかへってＧＬＡＹの曲のことしか出ない</p><p>919．夜は楽し　／　メタモルフォーゼ</p><p>地味な女の子、黒沢直子さんはミナホ姉さんに娼婦としてスカウトされた</p><p>本人も、かなり乗り気だ</p><p>結局そういう仕事の人たちが、身近にたくさんいた環境で育ったコには、抵抗がないノネ</p><p>ヤクザの世界でもはみ出しモノだった父親と一緒に暮らしていれば</p><p>売春で生計を立てているような人たちを、子供の頃から何人も見てきているんだ</p><p>そしていつも、自分もそういう仕事に堕とされると覚悟していた</p><p>ロクデナシの親によって</p><p>ソウイウ未来像しか描いてこれなかったコはコウなるシカないノネ</p><p>イーディは、オレに言う</p><p>それでもDarlingはあのコのために、たくさんのお金と時間を費やして世の中にはもっと素晴らしい未来かある夢がある希望があるって教えてアゲルカ</p><p>それは無理だ</p><p>ヨッちゃんは、白坂創介によって歪んだ人生観を与えられてしまったアニエスに父親の性奴隷となる以外の人生を理解させるために何ヶ月も費やしているよね</p><p>寧も、オレに囁く</p><p>それで、ようやく今は、少しずつアニエスも変わってきたけれどヨッちゃんの努力がどれだけ大変だったのかは、あたしたちも知っているよだけど、それはヨッちゃんの中にアニエスに対する深い愛情があったからでしょ</p><p>あの子に黒沢直子さんにも、アニエスと同じくらい愛情を注ぎ込める</p><p>オレは黒沢さんを見る</p><p>年齢はオレと同じくらいだ1つ年上かもしれない</p><p>オレは、初めて気付く</p><p>アニエスにオレが強く関われたのはアニエスが、オレより４つも年下だからだ</p><p>だからオレは、強い意志でアニエスの人生に関わることができた</p><p>だけど、同い年の女の子に対しては</p><p>初対面の他人の人生に踏み込む勇気は、オレにはない</p><p>いや、同い年の女の子なら愛が居たけれど</p><p>愛は、初めっから他人に依存しまくる困った体質の子だったから</p><p>遠慮なく踏み込めたけれど可奈センパイも一緒だったし</p><p>でも、他の子たちは</p><p>オレは黒沢さんにあなたの人生観は間違っています世の中は、あなたが考えているようなものではありませんとは、言えない</p><p>黒沢さんと一緒に暮らして細かくケアしていくことは</p><p>家族にはなれないでしょあの子では</p><p>いいんだよ、ヨッちゃんヨッちゃんは、慈善家でも福祉家でもないんだからヨッちゃんが愛していたい人だけを愛せばいいんだよ</p><p>無理することはないノネ誰でも受け入れるのは、もうダメネ</p><p>家族として受け入れられる子でなければ</p><p>すでにいる他の家族たちに、迷惑を掛けることになる</p><p>その代わり受け入れられない子は、きっちりと見捨ててあげないとダメだよ</p><p>未練を残したらDarlingも見捨てられた子もツラクなるだけなのネ</p><p>縁が無かったと、キッパリ切り捨てていくしかないんだ</p><p>まあ大丈夫だよミナホお姉ちゃんが教育するんだから５年間だけ娼婦をやって、自分で稼いだお金を元手に商売を始める</p><p>変なヤツラに働かされて搾取されるよりはイイのネ未来があるヨ</p><p>それはその通りなんだ</p><p>このまま、気絶している３人ムスメたちのように</p><p>黒沢さんにも１万円札１枚だけ握らせて、オレたちに関する記憶を削って外に解放したとしても</p><p>彼女には行き場がないのだから</p><p>娼婦になる以外の道は無いのか</p><p>あたしたちにはこれ以上のことはできないからね</p><p>そうだヨDarling</p><p>ミナホ姉さん自身、１２歳で誘拐されて来てからはずっと娼婦たちの中で生活してきたから</p><p>無理矢理に強制されて娼婦に堕とされるということには、激しく憤りを感じているけれど</p><p>娼婦という職業そのものには、抵抗が無いんだ</p><p>男に性的なサービスをして、充分な対価を娼婦自身が受け取ることができるのなら</p><p>お金も住む場所も無い女の子が、自分の力だけで生きていける仕事としてアリだと思っている</p><p>そして、オレにはミナホ姉さんに、どんな理由があろうと、身体を売ることは間違っているとは言えない</p><p>それは、ミナホ姉さんの今までの人生を全否定することになるからだ</p><p>白坂創介に圧倒的に虐げられていた少女のミナホ姉さんが</p><p>少しずつ反撃する力を溜め、ついに白坂創介に復讐を果たすことができたのは</p><p>娼館のビジネスを成功させたからだ</p><p>ミナホ姉さんが娼館の運営に才能を見せたからこそジッちゃんのサポートも得られたのだし</p><p>渚や克子姉、マルゴさん、寧たち仲間を手に入れることができた</p><p>黒い森が高級娼館だったからこそ大金と政財界の大物たちとのコネクションを手に入れることができたんだから</p><p>契約についての細かいところについては、後で直接話をするわ質問があればその時にあなたの要望も聞くわだから、考えておいて</p><p>ミナホ姉さんは、黒沢さんに言う</p><p>要望ですか</p><p>そうよ１週間に取るお客様の人数は何人にするかとかああ、うちは高級娼館だから、１晩にお相手する相手は１人だけよそのかわり、きめの細かい対応が要求されるけれどその辺は、全て教えてあげるから心配しないで</p><p>１週間に３日しか働かない人と、７日働く人では収入が違うのは当然でしょあたしの方は、なるべく３日は働いて欲しいけれど無理強いはしないわあなたの人生なんだから、あなたが決めなさいそうね５年後に娼婦を辞めた時に、具体的に幾らぐらい貯金ができたらいいのか、自分なりに想定してみなさいそうすれば、どれぐらい働かないといけないかが逆算して判るわ</p><p>黒沢さんの眼に生気がみなぎってくる</p><p>さっきまで３人ムスメにイジワルされて、へたり込んでいた子だとは思えない</p><p>もちろん、あなたが特にお金持ちのお客様に気に入られたりしたら、あなたの手に入るお金も増えるわよそういうお客様の中には他のお客はもう取るなと毎日予約金を支払って、娼婦を囲い込む人もいるしねそうなったら実際には、１週間に１度しかお見えにならないのに、あなたには毎日お金が入ることになるわよ</p><p>な、なるほどお客様に気に入っていただけるように、頑張りますっ</p><p>黒沢さんがそう言うと</p><p>徳大寺園子さんが口を開く</p><p>な、直子ちゃん直子ちゃんは、きっと、あたしのことも好きじゃないと思うけれど</p><p>園子さんは、黒沢さんを見る</p><p>でも、あたしもあたしも、直子ちゃんと一緒に働かせてもらいたいです</p><p>園子さんも娼婦に</p><p>お、おい何を言っているんだよ、園子</p><p>あんたは、あたしがあんたを娼婦になんかさせないよっあたしが、この腕で稼ぐからさあたしと一緒に暮らすんだよっ園子はっ</p><p>園子さんへの思いを喚く</p><p>あんたは今回のことで、オヤジたちにメチャクチャにされちまったんだからさあたしは、あんたを守れなかったからだから、今度こそな園子これからはずっと一緒だよそうじゃないといけないんだよっ</p><p>しかし園子さんは</p><p>乙女ちゃんの言葉は嬉しいけれどでも、ダメだよあたしは、乙女ちゃんとは行けないよ</p><p>一緒だとあたし、乙女ちゃんに頼ってばかりになっちゃうと思うし</p><p>いいんだよっ頼ってあたしは、あんたのことが好きなんだからっ</p><p>でも、それじゃあ幸せになれないよ</p><p>あたしは園子が一緒なら、それだけで幸せなんだよっ</p><p>天童乙女は大きな声で訴える</p><p>そうじゃないよ幸せになれないのは、あたし</p><p>寂しそうに、そう言う</p><p>園子</p><p>呆然とする、天童乙女</p><p>あたしは乙女ちゃんのことを友達としか思えないからあたしには乙女ちゃんの恋人になることはできないから</p><p>そんなの、どうだっていいんだよっあたしが好きなんだからっあんたの方が、そうじゃなくたってあたしは構わないんだよっ</p><p>ああこれが天童乙女の悪いところだ</p><p>とっても、情熱的な人だけれど</p><p>自分の思いばかりが燃え上がって相手の気持ちのこととかは、全然理解していない</p><p>判ろうとすらしない</p><p>あたしは構うよごめん嫌なの乙女ちゃんと一緒に生きていくのは</p><p>園子さんは</p><p>これが、天童乙女との別れになると感じている</p><p>だからわざとキツイ言葉を選んでいる</p><p>ちょっと、待ちなよ、園子</p><p>家族でも恋人でもない人を頼ってそんな人に甘えて生きていくことなんて、あたしにはできないよ</p><p>あたしは園子のことを家族だと思っているよこ、恋人っていうのは園子がそうじゃないっていうんなら、そうじゃないのかもしれないけれど</p><p>家族でもないよ違うんだよあたしと乙女ちゃんは</p><p>園子さんは、キッパリと言う</p><p>違わないよっ園子っ</p><p>違うんだよだって、あたしは女の子は愛せないもの</p><p>言葉の銃弾が、天童乙女の心を砕く</p><p>今まで、仲良くしてくれて本当にありがとうねでももう、おしまいっ元気でね、乙女ちゃん</p><p>園子さんの眼に、涙が溜まっている</p><p>別れのために、わざと酷い言葉を投げ掛けたけれど</p><p>この人は本当は、優しい女の子なんだと判った</p><p>あたしっあたしも、行く場所がありませんっ引き取ってくれる人もいませんしっお金もありませんっだからっこんなあたしだけど、一生懸命働きます何でもしますっ１週間に７日だって、お客さんの相手をしますっ言われたことには絶対に逆らいませんっだからっだから、お願いしますっ</p><p>園子さんが、天井を見上げて叫ぶ</p><p>あたしも娼婦にして下さいっもう、今まで同じところに戻るのは嫌なんですっあそこじゃない場所に行けるのなら少しでも上に行けるのなら</p><p>はみ出しモノのヤクザのそれも一番下っ端で、仲間たちに虐げられていた父親の娘に生まれて</p><p>今まで、園子さんはとてもツライ思いをしてきたんだろう</p><p>この数日は父親の仲間たちに犯され続けてきた</p><p>ね、直子ちゃんあたしも、娼婦にさせてお願い、お願いだから</p><p>園子さんは、先に娼婦になることが決まっていた黒沢さんに言う</p><p>黒沢さんは、ちらっと天童乙女を見て</p><p>園子ちゃんなら、いいよあたし前は、園子ちゃんのことが嫌いだったけれどあたしより綺麗で、みんなにチヤホヤされているのが憎たらしくてでも、東京へ連れて来られてから、園子ちゃんとシゲヨちゃんが酷い目に合わされているのをずっと見てきたし</p><p>お父ちゃんたちにあんなことされたら何度も、何度もそしたら、園子ちゃんもう娼婦にしかなれないと思うし</p><p>園子を娼婦になんかにしてたまるかよっ</p><p>キレた天童乙女が、怒りを黒沢さんにブツケようとするが</p><p>はい、お静かに</p><p>アグッぅぅっ</p><p>シゲヨさんの記憶改変を行っていた月子がサッと天童乙女を制する</p><p>そう黒沢さんは、徳大寺さんも一緒に娼婦になることは構わないのね</p><p>天井から、ミナホ姉さんの声がする</p><p>あ、はいあたしは</p><p>黒沢さんは、ミナホ姉さんに答えた</p><p>あのお願いしますどうか</p><p>改めて園子さんは、天井に向かって請願するが</p><p>さて、どうしようかしらあたしは黒沢さんには、どうしても来てもらいたかったのよだからこうやって介入しちゃったんだけれど</p><p>あたしホントに何でもしますっ文句は言いませんだから</p><p>公、あなたが判断してちょうだいこの子娼婦として使い物になるかしら</p><p>オレが決める</p><p>ええ、元々そういう予定になっていたでしょ</p><p>ミナホ姉さんに、そう指示されてオレは、ここに来た</p><p>オレは真っ直ぐに、園子さんを見る</p><p>園子さんもオレを見た</p><p>徳大寺園子さんは何歳なんですか</p><p>１７歳です高校は行ってません</p><p>オレより、１つ上か</p><p>みすずと同じ</p><p>行きたかったんですけど行かせてもらえなかったんです</p><p>香月家のお嬢様のみすずとは全く違う人生が、ここにある</p><p>娼婦になるとしても５年だけです５年働いたら、別の仕事をしないといけなくなります徳大寺さんは、何かしたい仕事とかありますか</p><p>今はまだよく判りませんあたし自分は何にもなれないと思ってましたからコンビニとかでアルバイトしたこともあるんですけれど、お父さんの仲間たちがお店に来て嫌がらせをするんでいつも、すぐに首になっちゃってましたし</p><p>オレはふと、黒沢さんの方を見る</p><p>園子さんはかなり可愛らしい顔立ちをしている</p><p>それこそ、父親の仲間のヤクザたちが手を出してくるくらい</p><p>一方、黒沢さんの方はとても地味な顔立ちをしている</p><p>なのにミナホ姉さんは</p><p>黒沢さんを娼婦として確保するためには積極的に、全力で介入して来た</p><p>だけど、園子さんの方はオレが決めろと言う</p><p>かなり、消極的だ</p><p>ミナホ姉さんには地味な黒沢さんの方が、黒い森の娼婦になるための良い資質があることが見えているんだ</p><p>一方、可愛らしい顔立ちの園子さんの方はそうでもないと感じている</p><p>その着眼すべきポイントはどこなんだ</p><p>黒森様がご経営になる娼館は上流層のための高級娼館なのでございますよね</p><p>月子がオレの心を読んで、そう言う</p><p>だからなのではございませんか</p><p>金持ち相手の娼館だから</p><p>見てくれより性格が大事なのネ</p><p>お金持ちは美人には慣れている</p><p>ていうか、どれだけ美人でも</p><p>黒い森の娼館に来て、大金を支払って小狡かったり、我が儘だったりするような性格の悪い子と接したくはないだろう</p><p>渚にしても、克子姉にしても性格はとっても気さくで、明るい性格だ</p><p>そういう子でないと、政財界の大物たちが楽しめる応対はできない</p><p>オレは改めて、黒沢さんを見る</p><p>この人は、顔立ちは地味だけどとっても素直な性格の子だ</p><p>思ったことを言葉を繕って誤魔化さずに話す</p><p>どんなことでも、言われた通りに一生懸命するというのも心からの言葉だと思う</p><p>そういう黒沢さんの性格は黒い森の顧客には受け入れられるだろう</p><p>むしろ、地味な顔立ちも性格の素直さと合わされば、１つの魅力になる</p><p>特にジッちゃんたち年輩の世代は、こういう子が好まれるだろう</p><p>そうか、若者や中年ぐらいの男ならこの可愛らしさが売りになるんだろうけれど</p><p>政財界の人たちにとってはどうなんだろう</p><p>園子さんには暗さというか、陰りが強すぎる</p><p>１７歳なのに、人生に疲れ果てたみたいな雰囲気が</p><p>一言で言うと貧乏臭い</p><p>こういう暗さは</p><p>少なくとも、ジッちゃんは園子さんを指名することはないと思う</p><p>今のまんまの徳大寺さんだとうちで娼婦をするのは難しいと思う</p><p>そんな、あたし頑張りますからっ</p><p>園子さんは、慌ててそう言う</p><p>だから徳大寺さんを商品として成立させるためには、色々と手を加えるというかアレンジしないといけないっていうか徳大寺さん自身も、変わるように努力してもらわないといけないんです</p><p>ミナホ姉さん、そういうことだよねそういう手間をかければ、徳大寺さんを娼婦にすることはできめけれど果たして、そこまでやる価値があるかってそれをオレに判断しろっていうことだよね</p><p>そういうことよ、公</p><p>ミナホ姉さんの声が、部屋に轟く</p><p>コストパフォーマンス費用対効果ということよお金や時間を費やしても、充分な収益が見込めるかどうかが大事なのよ</p><p>黒沢さんなら、来週からでも働いてもらえるわ黒沢さんが、東京や上流階級のことを何も知らないことだって武器になるからこの子が、お客様たちに教えて下さいって素直にお願いしたら教えてあげるということが、１つの娯楽として成立するから</p><p>ああ、何だ、そんなことも知らないのかよしよし、わたしが教えてやろうと</p><p>おジィちゃんたちが、ニコニコ顔で話している様子が眼に浮かぶ</p><p>黒沢さんの素朴で木訥な雰囲気がそういう雰囲気を醸し出すんだな</p><p>でも、徳大寺さんだと知らないと言うことが１つの罪悪のように見えるのよ</p><p>顔が可愛いのに、メチャクチャ暗くて、貧乏臭いから</p><p>上流階級の社交場にそぐわないんだ</p><p>おいおいそれぐらい勉強してから店に出なさいと</p><p>暗い雰囲気のせいで、お客にメチャクチャ嫌われることになると思う</p><p>なまじ顔が良い分かえって暗さと貧乏臭さが鼻につくんだ</p><p>いや、これが安いキャバレーとかなら暗い園子さんでも、可愛いだけで売れっ子になるんだろうけれど</p><p>黒い森の顧客たちとは望まれるサービスの中身が違うから</p><p>園子さんの事前教育には、大変な手間が掛かることは想像できるでしょ</p><p>この顔の可愛らしさだけを生かして、貧乏くささを消すのは</p><p>うん結構、大変だと思う</p><p>園子さんは、貧乏臭さがすっかり身体に染み込んでしまっているから</p><p>事前教育そんなのはいらないネ</p><p>あたしたちにはツキコがいるヨ</p><p>記憶が変えられるのなら性格だって変えられるはずなのネ</p><p>でも、性格が変わるっていうことは今の徳大寺さんがいなくなっちゃうってことになるんじゃないか</p><p>巫女の力で性格が変わればそれはもう別人だ</p><p>何か問題があるネ</p><p>イーディは、スタスタと園子さんの前に立つ</p><p>アンタ今の自分、好きカ</p><p>ジッと、園子さんを見る</p><p>自分のこと、嫌いなんダロダカラ、アンタは暗いノヨ暗さの原因は、そこにあるノネ</p><p>いいかネアンタは、変わることができるヨアンタが望むアンタが、自分で自分を好きになれるアンタにツキコの力ナラ</p><p>イーディに言われて、園子さんは月子を見る</p><p>月子は、シゲヨさんの記憶改変を続けている</p><p>もうすぐ終わりますわ最低限の情報だけを残してなくしてしまうべき記憶は全て消えてしまいます</p><p>シゲヨさんはレイプされて処女を失ったという事実だけを残して</p><p>それも、たった１度きりということにして</p><p>父親たちに犯されていた時の記憶は全て、消去している</p><p>レイプされたことは辛い現実だけど、その時のことは気絶していたので覚えていないということに改変している</p><p>その方が、今後、シゲヨさんが生きていくのには良いはずだから</p><p>あなたも残しておきたい記憶だけを残して、忘れてしまいたいものは全部消せますよ</p><p>思い詰める園子さん</p><p>アンタ、今のままのアンタでいいノカ変わりたくないノカ</p><p>それは変わりたいです</p><p>園子さんは答える</p><p>変わられるものならあたし、今まで生きてきたあたしが嫌だもの</p><p>悲しそうな眼で、天童乙女を見る</p><p>乙女ちゃんが、あたしのことを好きだっていうのあたしには理解できないものこんな、あたしがあたしがあたしを嫌いなのにあたしを好きになるなんて、変だよあたしのこと見えていないんだと思うもん</p><p>その言葉に、天童乙女は口惜しそうに奥歯を噛んだ</p><p>じゃあ、考えるネどんな自分なら、好きになれるかアンタは、今どんな自分にも変われるンダカラ</p><p>はいわたくしがいかようにも致しますわ</p><p>月子の言葉が園子さんの心に響く</p><p>実写のラブ＆ポップの時</p><p>庵野監督が、主演の女の子をちょっと地味顔な女の子にしたのが正解というか、凄いというか</p><p>主演の子の友達役で、仲間由紀恵さんとかも出ているのに</p><p>というか、オーディションは同時にしているのに</p><p>美形でなく、地味顔を選ぶ</p><p>今考えると、凄いなーと思います</p><p>美人なだけの子とか、本当に面白くないんですよ</p><p>女優さんとか、ホントにそうですから</p><p>とくに美人でも、性格の暗い子は</p><p>女の子は性格の方が大切だと思います</p><p>920．夜は楽し　／　わたしは＊＊になりたい</p><p>あたし今のあたしには、なりたい自分なんて判りません</p><p>大徳寺園子さんは言う</p><p>ただ今の自分は嫌ですこんなの嫌ですこんな人生は</p><p>ヤクザの中でも一番どうしようもないはみ出し者のグループの中のさらに一番立場の弱い父親の娘として生まれ</p><p>世間から疎まれ、父親の仲間たちに生活を脅かされついには、輪姦されてしまった彼女は</p><p>ナラ全部、忘れてしまうということもできるヨアンタの記憶の中の過去を全て消してしまうコトガ</p><p>あたしの過去を消すのですか</p><p>ソウヨアンタが、過去にあったことをツラかったコトも、悲しかったコトも、父親のコトも、全部忘れてしまえばアンタは、今の自分から解き放たれて自由にナレルネ</p><p>不安そうな顔をする園子さん</p><p>日常生活に支障が無いように過去の記憶だけを塗りつぶすことはできるハズネツキコの力で、人為的に記憶喪失にナルのヨ</p><p>記憶喪失</p><p>記憶喪失になったヒトは自分の過去のコトは忘れてしまっていても、普通に言葉は喋れるし、生活していくための知識についてはちゃんと覚えているモノネ</p><p>テレビドラマなんかで見る記憶喪失の人は普通に日常生活はできているもんな</p><p>特定の記憶は失ってしまっていてもトイレの使い方とか、電話の使い方なんかについては忘れていない生活能力はある</p><p>アンタの場合はソコまでやらないとダメだと思うネ一旦、頭の中の過去の記憶を消去して新規作成でやり直すシカ</p><p>そんな思い切ったことをしないと</p><p>園子さんの暗過ぎる重さは、なくならないのか</p><p>しかし、イーディはそう断言する</p><p>大丈夫ヨ記憶喪失になった後のアンタのことは、あたしたちがちゃんと面倒を見てあげるネミナホ、ソウダロ</p><p>イーディは、天井に向かって尋ねる</p><p>ええもちろん、５年間は娼婦として働いてもらうけれどそれは、あなたが新しい人生を買うための代償だと思いなさい新しい名前で新しい戸籍も作ってあげるわ今までのヤクザの娘としてのあなたは、死んだことにしてあげるお父さんのお仲間の関西の組織の人たちが、あなたの生存を追跡できないように徹底的に裏工作をしてあげるわあたし、そういうの得意なのよ</p><p>そうね何か事故にでもあって記憶を失ったけれど別に過去のことについては思い出さなくても良いと思っているという設定を、月子さんに植え込んでもらえばいいわ</p><p>巫女の力で、そう心に刻みつけられれば自分から過去を思い出したいとは思わなくなるだろう</p><p>あなた本当に真っさらな心で、人生を再スタートできるわよ</p><p>そうかも、しれませんね</p><p>ほんの少しだけ考え込んでそう呟いた</p><p>あたしみたいなホントに運の無いダメな子はそこまでやらないと生まれ変われないですよねそう、するしかない</p><p>ちょっと、待てよそんなことをしちまったら園子、あんたはあたしたちのことも思い出せなくなるんだぞ</p><p>天童乙女が、口を開く</p><p>あたしたち、仲間だろそりゃ、嫌なこともたくさんあったけれどでも、あたしたち仲良くやってきたじゃないかっあたしたちのことをあたしのことも、園子は忘れてしまいたいのかい</p><p>園子さんは暗い表情で、床を見る</p><p>天童乙女の方には、振り向かない</p><p>乙女ちゃんには、いっぱいいっぱい感謝しているけれど</p><p>でも、乙女ちゃんたちとの思い出はツラくて嫌なことの思い出とセットになっているから</p><p>だから悪いけれど本当に申し訳ないけれど忘れられるのなら、忘れてしまいたいのあたし</p><p>天童乙女は、絶句する</p><p>だって乙女ちゃんは乙女ちゃんは、天童さんの娘であたしやシゲヨちゃんみたいな目には合わずに済んだじゃない</p><p>あたしはあたしで死ぬ覚悟で香月の屋敷に潜り込んだんだよ</p><p>でも、乙女ちゃんは死なないで生きてるだけど、あたしとシゲヨちゃんはいっぱい酷いことをされた恥ずかしいことをツライことを</p><p>父親の仲間たちに犯され続けこと</p><p>自分の父親は、娘が慰み者にされているのに助けてくれなかったということ</p><p>乙女ちゃんには判らないんだよあたしがどんなにツラい思いをしたか情けなくて、悲しくって、怖くて仕方なかったか</p><p>園子さんは天童乙女を見ない</p><p>うんそうだよそうだよね、あたしホント、一度死んでしまわないといけないんだよ死ぬしかないんだよだって嫌だもんあんな記憶をこれからずっと引き摺って生きていくことはそんなの耐えられないよだけどだからって、あたし、自殺しちゃえるほど強くもないし</p><p>自殺するというのは強くないとできないことなのか</p><p>死ぬのにだって気力はいる</p><p>今の園子さんには、そんな生命力も残っていない</p><p>だから死ぬ代わりに、今までの記憶を全部消してもらうっていうのは、良いことなんだと思うあんなことは、全部無かったってことにして何もかも忘れてしまわないとあたし、一生、暗い世界から抜け出せないままになると思う</p><p>うつろな目で、イーディに振り向く</p><p>うんあたしの記憶消して下さいそれで、その後は娼婦になりますあんな思い出を消せるんなら５年じゃなくても、１０年でも２０年でも働きますだって、娼婦は自分からあたしが、そうなるって決めてなるんだもの今までみたいに、無理矢理にされるんじゃないもの</p><p>暗いオーラが、部屋の中に溢れていく</p><p>あの人たちあたしが嫌がると、それを面白がってもっと酷いことをしたわあたしが、反応しなくなると叩いたり、抓ったりしてあたしか痛がるのを楽しんでたそれから、あたしお父さんが見ている前でも、何度も犯されたいやらしいことをまるでヘンタイみたいな言葉をお父さんの前で言わされたの奥まで見てとか中に出してとかそんなこと言いたくないのにっ</p><p>今まで園子さんの内面に溜め込められていたドス黒い感情が、一気に噴き出そうとしている</p><p>まずいオレは、月子を見る</p><p>他の娘たちに、この黒いオーラが伝染してしまうのは</p><p>大丈夫です他の子たちの意識をカットしています</p><p>ああ、月子が改変中のシゲヨさんには園子さんの声が聞こえていないようだ</p><p>ボーっとした顔で、壁の方を見ている</p><p>この人は園子さんと一緒にレイプされていたのだから園子さんの黒オーラの影響を一番受けやすいだろうから</p><p>こうやって完全に、意識をカットしておかないと</p><p>地味顔の黒沢さんも、双子の中学生たちも今は何も聞こえていないようだただボーっとている</p><p>いじめっ子の３人ムスメは、気絶して倒れているまんまだし</p><p>天童乙女の眼は、生命力を失っていない</p><p>口惜しそうに奥歯を噛みしめて、ジッと園子さんを見ている</p><p>それじゃあ、いいのね記憶消去で、その後のことはあたしたちにお任せで</p><p>ミナホ姉さんの声が、スピーカーから響く</p><p>あなたは色々と吐き出したい思いもあるんでしょうけれどそれを全部、受けとめてあげるほど、あたしはヒマじゃないのよそれと</p><p>冷たい声で、ミナホ姉さんは言う</p><p>あたしは、あなたよりも酷い地獄を体験した子を何人も知っているわだからツラい思いをしたのは自分だけだなんて思わないでちょうだい</p><p>でも、あたし本当にツラかったんですっ</p><p>園子さんは、叫ぶ</p><p>あら、そうでも、そういう記憶は、もう全部消しちゃうんだからいいでしょそうやって、いつまでもグダグダ騒がれるのは迷惑よいい加減にしてちょうだい</p><p>ミナホ姉さんの強い言葉に園子さんは</p><p>す、済みませんごめんなさい</p><p>ヒートアップした頭が冷えたようだ気落ちして、そう答える</p><p>じゃあ、いいのね進めてしまって</p><p>ミナホ姉さんは追い詰める</p><p>だ、ダメだ、園子ああっ、あたしはバカだから言葉で上手く言えないけれど、とにかくダメだよっ記憶を思い出を捨てるなんて</p><p>天童乙女が必死に訴える</p><p>しかし、その思いが逆に、園子さんの背中を押した</p><p>全て、お任せしますあたし変わりたい変わりたいですから</p><p>天童乙女を見ないまま</p><p>彼女は、そう言った</p><p>今はまだ、こちらの子の途中ですしあなたの改変は、少し時間がかかりますからしばらく、眠っていて下さい</p><p>月子がシゲヨさんを頭を抑えたまま、そう言う</p><p>次に眼をさました時にはあなたは別人になっていますよ</p><p>園子さんはスッと眼を閉じる</p><p>月子が、ふわりと園子さんに力を放つ</p><p>園子さんは脱力して、ゆっくりと床に寝転がった</p><p>失神した園子さんを前にして</p><p>さて、どうしましょうか公</p><p>園子さんの希望は聞いたけれど別に、本当にそうしてあげることはないのよ</p><p>あなたは、この子をどうしたい</p><p>お、お前っ園子との約束を破るつもりなのかっ</p><p>天童乙女が喚く</p><p>うるさいわね月子さんしばらく、喋れないようにしておいてあたしたちの話は聞こえるままでいいから</p><p>ちょっと待てよ、こらぁぁっ</p><p>月子が、天童乙女の肉体を制する</p><p>さて、静かになったところでさあ、答えを出しなさいこの子を、あなたはどうする</p><p>どうするって記憶を全部消して、黒い森の娼婦になってもらうんじゃ</p><p>本当にそうするかどうかはあなたが考えて、決めるのよ</p><p>そうよ徳大寺園子という女の子が、心の中にどれだけの暗い思いを抱えているかもう判ったでしょ</p><p>このまま、この子の記憶を消して、あたしたちの店で働かせるということは良いことなのかしら善悪という意味ではないわよ損得での判断で</p><p>オレは倒れている、園子さんの顔を見る</p><p>こうやって見る分には可愛らしい外観の女の子なんだけれど</p><p>月子今、質問しても平気か</p><p>オレはまだシゲヨさんの改変中の月子に尋ねる</p><p>シゲヨさんの心を塗り替えながら天童乙女を制圧し、黒沢さんや双子の精神をストップしたままにしている</p><p>月子の巫女の力は姉妹の中で一番強くて、正確だ</p><p>はい、びっくりするようなことでなければ</p><p>ああ、月子の集中を削ぐように質問は避けないといけないんだな</p><p>率直に聞きたいんだ過去の記憶を全て消したら園子さんの心の中の重いものは全部消えるのか</p><p>いいえ、消えませんわ</p><p>月子の答えに、天童乙女はギョッとする</p><p>一度、精神に傷を負うと肉体にもストレスが残りますから記憶の消去は何が原因で、心に傷を負ったかということについて忘れてしまうだけで肉体に受けたストレスまでは消せません</p><p>おそらく本人には理由の判らない強い衝動が蓄積されたままになると思います</p><p>衝動</p><p>何でだか判らないけれど泣いたり、喚いたり、怒鳴り散らしたいっていう感情が、そのうち爆発するってことか</p><p>それが他人に向けられれば、攻撃の衝動となりますが自分自身に向けられれば、自傷行為になります</p><p>自分で自分の肉体を傷付ける</p><p>じゃあ記憶を全部抹消するというのは、園子さんの心を救う解決策にはならないんだな</p><p>天童乙女の眼が、憎しみに燃えて月子を睨む</p><p>じゃあ、何でそういう提案をしたんだ何か理由があるんだろ</p><p>理由無しに、月子やミナホ姉さん、それからイーディが勧めたりはしない</p><p>今の段階では、ああ言わなければ彼女の心が保たなかったからですわ</p><p>ホント、心の弱い子だよね黒沢さんが、娼婦になるって決めたから慌てて飛びついてきただけでさっ実際は、全然まだ覚悟できていないんだから</p><p>この世のどこにも行き場の無いこのコはとにかく、身の置き所を確保したかったダケナノネ</p><p>生きていける場所が手に入るのなら身体を売ってもいいと、頭では思っているダカラ、ミナホにそう言ッタデモ心で覚悟はできていないネ</p><p>それだけじゃないわよって寧もイーディさんも、本当は判っているんでしょ判っていて、どうして公に教えてあげないの</p><p>だってちょっと、言いづらいっていうか</p><p>Darlingは、自分で気付くと思うノネ</p><p>園子さんが何が何でも、これから先の居場所を大至急決めなきゃいけないと焦っていた理由ですわ</p><p>人の心の中ではしばしば、理由と結果が別になりますわ</p><p>園子さんはどうしても天童乙女さんと離れたいんだな</p><p>という顔をする天童乙女</p><p>今の彼女は、口が利けない</p><p>このままだと天童乙女さんに頼って、一緒に生活するしかなくなるからそうしなくて済むように、娼館でも構わないから、自分で稼いで生活できる場所に行きたいんだ</p><p>ソウイウことネ今は、たまたまミナホの娼館の話が出たから、慌ててそれに跳びツイだけで別に何でも良かったノネ</p><p>園子さんにとっては、これから先は天童乙女から自立するということの方が重要で</p><p>それこそ海底探検でも、火星開拓でも、オトメと離れる理由になるコトなら何でも飛びついたと思うヨ</p><p>どんな内容の仕事でも、別れる理由になることなら受け入れただろう</p><p>だからといって、本当に娼婦になる覚悟ができているというノトハ、ちょっと違うと思うネ</p><p>とにかく提示された話に乗っかってきただけで身体を売って生活するということについて、まだ深刻に受けとめてはいない</p><p>でもどうして、そんなに天童さんと離れたいんだろう</p><p>オレの言葉に、天童乙女は情け無さそうに下を向く</p><p>天童さんに言い寄られるのが、迷惑で嫌だからってことではないよな</p><p>うーん、３割ぐらいはそうだと思うよ天童さん、ちょっと愛情の押し売り状態だったから</p><p>でも、それ以上に嫌なんだと思う自分が、天童さんの重荷になるのが</p><p>重荷</p><p>ほら、天童さんはそこそこ強いわけだからさ生命力もあるしどこへ行っても、平然と生きて行けそうでしょ</p><p>天童乙女のバイタリティはそっちの床に転がっている３人ムスメと同じくらい強い</p><p>神経もブッ太いもんな</p><p>日本中、どこへ行っても、誰かをブッ飛ばしてのし上がって行く子だと思う</p><p>徳大寺さんは天童さんが自分のことを好きなことは判っているし、自分のためなら危ない仕事だって平気で引き受けるだろうってことは判っているんだよ</p><p>もし、２人が共同生活をしたら</p><p>だから、園子さんは天童さんが自分のために、そういうことをしたりするのが申し訳なくてそれで離れないと、天童さんに申し訳ないって感じていたのか</p><p>オレの言葉に、天童乙女がハッとして顔をあげる</p><p>うーん、そういうことじゃないんだよねー</p><p>Complexネ</p><p>このコはオトメに対して、コンプレックスを抱いているノネ</p><p>倒れている園子さんの顔を見てそう言う</p><p>自分よりも強くて生き抜く能力のあるオトメが羨ましいノネそして、弱くてオトコたちにレイプされた自分が恨めしいのネダカラツライし、嫌なのヨ</p><p>オトメが自分と一緒に生きていこうと言ってくれることは判っテルデモ、そんなことをしたら自分はずっと強いオトメと弱い自分を比較しながら生きていくしかナクナルそれがツラいのヨものすごく嫌なのヨ耐えられないノネ</p><p>イーディの言葉に、天童乙女はブルルッと震える</p><p>オトメはこの子と同じ高さの場所に立っていないノネオトメは、同じ高さに居ると思ってイテモ、このコにはソウなのネずっと見上げ続けるのはツラいヨ自分が、どうしょもなく弱い人間に思えるカラ</p><p>続いて、寧が</p><p>さっき、この子が自分で話していたけどさ、ヤクザたちにレイプされたことだけでも、この子には天童さんに対して物凄くコンプレックスがあるんだよ強い天童さんなら、自分みたいな目には合わなかったって思っているんだから</p><p>グループのリーダーである天童貞男の娘で武術のできる天童乙女なら、他のヤクザたちは襲わない</p><p>はみ出し者のあいつらは少しでもリスクのあることはしないから</p><p>そういう徳大寺さんだからさ娼婦になるっていう選択は、彼女がマイナスの体験をプラスに変えられることだったんだよっ</p><p>散々レイプされてしまった自分なら娼婦になったって仕方ないって思い込むことができるのと同時に強い天童さんは、娼婦になることはないってイメージしたんだよこれなら、自分と天童さんの人生が重ならないって、そう感じたんだと思う</p><p>幾ら天童乙女でも、園子さんを追って自分も娼婦になりますとは言い出さない</p><p>それに、ミナホ姉さんだって天童乙女を勧誘することはないだろうって、感じたんだな</p><p>で、その後の記憶を消します云々の話はさ</p><p>この子にとって一番忘れたいのはオトメのことなのネ</p><p>そうどんなツラい思い出よりも天童さんの存在を頭の中から消したいんだよ</p><p>自分が、メチャクチャにコンプレックスを感じている相手から求愛され続けるのは、トテモ嫌なコトなのネ</p><p>やっと意味が</p><p>園子さんは天童さんみたいな強いオンナになりたかったんだな</p><p>ある意味、憧れの理想像なんだな</p><p>ソウヨただこの子がこの人みたいになれればいいのにと思っているダケで乙女と暮らしたいとか、仲良くしたいとかは思ってないノネこの子の心の中にある手の届かにい理想像であって愛し合ったりする、生々しい存在ではナイノネ</p><p>だからこそそういう人から、過剰に求愛されたり、一緒に暮らそうとか言い出されるのは本当に嫌なんだ</p><p>そうヨ遠くに見上げていたい相手といつも一緒に居るのは、自分がミジメになるだけなのネ</p><p>どう、公徳大寺さんは、黒い森の娼婦としてやっていけると思う</p><p>ミナホ姉さんの声が、オレを揺さぶる</p><p>無理だと思う</p><p>黒い森の娼婦は、こんな中途半端な気持ちではできないよ</p><p>政財界の大物を顧客たちに大金を支払っていただく高級娼館なんだから</p><p>そうねあたしも、そう思うわ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、オレはホッとする</p><p>そうだよな園子さんには無理だ</p><p>天童乙女も、安堵している</p><p>じゃあ、徳大寺さんを娼婦にするためには何をしたらいいと思う</p><p>天童乙女の顔色が変わる</p><p>言っちゃわるいけれどこの徳大寺さんみたいな子は、うちの娼婦になるぐらいしか生きていく道がないのよ</p><p>そして、公黒い森が受け入れる娼婦候補者の８割は、娼婦には向いていないと判断するしかない子たちなのよ</p><p>いいえ高級娼館の娼婦に相応しい才能のある子は、みんな娼婦なんかにならなくても他の仕事で稼いでいけるような子ばかりなのよお父さんが何十億も借金しているとかでもなければ、そういう能力のある子が娼婦に堕ちてくるはずがないのよ</p><p>黒い森の娼婦は明るくて、気が利いて、優しくて、頭が良くて、顧客たちが喜ぶような話題が豊富に話せるような女の子でないといけない</p><p>そんな子は普通なら、大企業の会長の秘書とかになっているはずだ</p><p>あるいは、本人が起業したり、バリバリのビジネス・ウーマンとして活躍するだろう</p><p>実際に、黒い森を引退したお姉さんたちのほとんどが自分のビジネスを成功させている</p><p>だから、あたしたちは縁あって、あたしたちの前に現れた娼婦に向かないはずの子を教育して、黒い森に相応しい娼婦に育てあげなくてはいけないの</p><p>育てる</p><p>徳大寺園子さんを教育する方法を考えておきなさい徳大寺さんと黒沢さん、それから鞍馬さんのお姉さんの方ねこの３人は、セットで今後の黒い森のエースになってもらう人材なのよ</p><p>あの没落した名家の鞍馬美里さんか</p><p>いい、勧誘する時は一番、地味な子から声を掛けることそして、あなたが必要だと伝えるの自分が必要とされていると感じた地味な子は、使命感を持って働いてくれるわ</p><p>だから、ミナホ姉さんは黒沢さんから声を掛けた</p><p>そして、地味な子がコンプレックスを感じている可愛い子には少し冷たい態度で接しなさい自分よりも地味な子が必要とされている光景を見たから徳大寺さんは、自分からあたしに娼婦にしてくれと言ってきたのよ</p><p>ミナホ姉さんは最初から、園子さんも手に入れるつもりだった</p><p>あ、でも勘違いしないでねあたしは別に、黒沢さんを徳大寺さんを釣り上げるためのエサにしたわけではないわよ娼館には地味な子も必要なのよ全員が美人では、成立しないのもちろんメチャクチャな顔をした子はダメよでも、黒沢さんみたいにちょっとお化粧すれば映えるぐらいの地味な子は欲しいわ美人で気品のある子は、鞍馬さんが居るんだから</p><p>そんなことまでもう考えているのか</p><p>まあいいわ徳大寺さんのことは、気絶させたまま取りあえず保留にして残りの子たちの結論を出しなさい</p><p>残りの子</p><p>ああ、中学生の双子か</p><p>親にロリコン動画を販売されていた</p><p>見た目は、可愛いんだけれどほとんど喋らないから、よく判らない</p><p>一番年下だから、怖いお姉さんたちに萎縮していたんだろうな</p><p>うちは中学生の娼婦は使わないわよだからもし、うちで引き取るのなら、あなた専用のセックス奴隷としてになるわよ</p><p>そんな話もあった</p><p>ああ、天童乙女がオレを睨む</p><p>この双子のことも、彼女は自分が保護者みたいに感じているんだろう</p><p>それともう一人</p><p>あなたは、天童乙女さんをどうするのかしら</p><p>オレと天童乙女の視線が合う</p><p>トミノ監督は、最初のガンダムの段階で</p><p>地球圏を出た人間は、違ったセンスになるはずと考えていたので</p><p>木星帰りのシャリア・ブルはブラウ・ブロみたいな変な形のＭＡを使います</p><p>これはメカの形で、センスの違いを表現したかったわけで</p><p>だから、ゼータ・ガンダムでも</p><p>アストロイド・ベルトから帰還したアクシズのネオ・ジオン軍は、</p><p>キュベレイとガザＣという異形のＭＳを使うわけです</p><p>こいつらは、地球の連中とはセンスが違うと言うことで</p><p>なので、ハマーンのネオ・ジオンが敵になったダブル・ゼータは</p><p>最初は、永野護氏デザインの異形のＭＳと戦う予定でした</p><p>ところがあんまりにも異形すぎて、キャンセルされます</p><p>この変更がどれだけ突然だったかというと</p><p>当時のコミック・ボンボンのダブルゼータの第1話は永野デザインのガルスｊが描かれていましたから</p><p>マンガの制作時は、まだ永野ＭＳがキャンセルされる前だったはずです</p><p>で、永野メカが却下された後の</p><p>現在、知られているネオ・ジオンのＭＳは、みんな慌てて作ったもので</p><p>出淵氏がデザインしたものも、なぜかクリンナップは別の人がやってて</p><p>Ｒジャジャなんて、改悪して書き直されているし</p><p>デザインのコンセプトがハチャメチャになったまま、迷走しました</p><p>最初の数話は、シナリオ段階では永野メカのイメージで書かれているわけですから</p><p>異形のＭＳが襲ってくるはずなのにコロニー内で、現在のガルスjとかだと</p><p>監督の最初のイメージに合ってるはずがないんです全然違うメカですから</p><p>ダブルゼータという物語自身、2クール、26話で終わる可能性もあったので</p><p>4クール分の契約が決まって、ようやくストーリーが落ち着いたように思いますが前半、ホント迷走しっぱなしなんですよね</p><p>劇場版新訳ゼータの時に、トミノ監督がダブルゼータのことはよく覚えていないと発言されたのは、ある意味当然で</p><p>最初に用意したコンセプトが、1つも上手く動かせなかったということなんだと思います</p><p>だから、今のガンダムUCで、ダブルゼータ時代のＭＳがカッコ良くリメイクされて出て来るのを観ると</p><p>何かチョット、複雑な気分になります</p><p>921．夜は楽し　／　国会で決まった</p><p>天童さんのことあなたは、この先、どうしたらいいと思う</p><p>憎しみの眼で、オレを見上げている</p><p>ちっきしょうっあんたらはよぉっ、そうやってあたしらを見下して、何でもかんでも勝手に決めるのかよっ</p><p>天童乙女が、オレに叫ぶ</p><p>月子が肉体の支配を少し緩めているんだな</p><p>じゃあこのまま、あなたも外に放り出しましょうか</p><p>そこに転がっている品の無い３人と一緒に関西へ戻る</p><p>気絶している金髪、赤髪、眉無しパーマの３人ムスメと一緒に</p><p>一応、言ってくけれど関西へ戻ったら、あなたは大変なことになるわよ</p><p>関西のヤクザ組織は、全力で天童乙女を捕らえるだろう</p><p>彼女は東京へ派遣した鉄砲玉グループのリーダー・天童貞男の娘であり</p><p>香月家本家の邸宅への潜入に成功しているのだから</p><p>関西の親分さんたちは、あなたからどんな小さいことでも、情報を聞き出したいと思っているでしょうからだけどここからあなたを解放するのなら、あたしたちは当然、あなたの記憶を消去するわよそうね今日、香月家の門を潜ってからの記憶は全部抹消ね</p><p>パーティの席で見たことみすずや瑠璃子たちの様子や、その人間関係</p><p>名家のお嬢様たちでも誰と誰が親しく、誰と誰の仲が悪いのか</p><p>それぞれの名家の警護役の顔と能力</p><p>そんな情報だって、関西の連中に知られるのは困る</p><p>もちろん、徳大寺園子さんとどんな風にお別れしたかも、忘れてもらうわ今、あなたたちが居る部屋のことだって、覚えてもらっていたら困るから</p><p>ちょっと待てよっあたしはっ園子と別れるつもりはないよっ</p><p>天童乙女は叫ぶ</p><p>残念だけれどあたしのところで娼婦になると宣言したのは彼女よ徳大寺さんの意志は尊重しないといけないんじゃないかしら</p><p>そ、それはあんたが、そうするようにソソノカしたんだろっ先に黒沢に娼婦にならないかって誘って園子を釣り上げたんだっ</p><p>だから、何</p><p>ミナホ姉さんの声が、低く響く</p><p>あたしは娼館の経営者よあたしに道徳を求めるのは間違っていると思わない</p><p>そうだオレたちは、そもそも犯罪組織の人間だ</p><p>悪徳の側に立っている</p><p>あなただって、今まで散々、他人を利用して来たじゃないたくさんの人たちを巻き添えにしてきたはずよ</p><p>水島可憐さんや、高浜物産のお嬢様は</p><p>天童乙女の潜入工作のせいで、名家のお嬢様としての地位と名誉を剥奪されることになった</p><p>あたしはただ園子をいや、あたしの仲間たちを助けたかっただけさ</p><p>自分の身内のためなら、他人はどうなってもいいのふーんそれなのに、あたしを批判するのあたしだって自分の家族のために頑張っているだけなんだけれどね</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、ムッとする天童乙女</p><p>ムカツクんだよっ頭に来るんだよっあんたのそのイヤミな口振りがさっふざけんなっバカにしやがって</p><p>ああ、感情に囚われて理屈で言い返すのを止めてしまった</p><p>ダメだ、こりゃ</p><p>ホントどうしようもないなあんたは</p><p>呆れてオレは、天童乙女にそう言った</p><p>キレそうになる乙女に、イーディが</p><p>オトメがどっかの名家の警護役にでもなれそうなら良かったのにネ</p><p>ていうかもうちょっと、思慮深い子なら、香月セキュリティ・サービスに入れてもらうようにお願いすることもできたんだよっ</p><p>でも、ダメだどれだけ武術が使えてもそんな性格じゃ、人を護る仕事はできないよ</p><p>オレは、ハッキリとそう言った</p><p>何だぁ誰が、そんなことを頼んだんだいっあたしがいつ、香月セキュリティ・サービスに入れてくれとかって頼んだんだよっ</p><p>天童乙女は、ヒートアップしている</p><p>だからさ、天童さんヤクザたちからの干渉されずに、あなたが大金を稼いでいくためには、そういうような仕事に就くのがベストだったんだよそう思わない</p><p>香月家側の人間になってしまえばヤクザたちは手が出せなくなる</p><p>ジッちゃんや名家の人間は警察なんかに対しても強いパイプがあるんだから</p><p>あなたさっき言ってたみたいにさこの部屋の人たちと、北海道か沖縄の端っこの方まで逃げて、そこでみんなで共同生活するとかよりあなたが、香月家に近いところで警護の仕事をして、その稼ぎでみんなを養う方がよっぽど現実的だったと思うよっ</p><p>あ、あたしは嫌だねっ香月家に尻尾を振るような人生はマッピラさっあたしは、誰の飼い犬にもならないからねっ</p><p>それが親に香月家の邸宅の中で自殺して来いって命じられた人間の言うことかよ</p><p>一度も、自立できていなかった人間が飼い犬になりたくないとかさホント、あんただけは、どうしようもないな</p><p>ダカラ、ソノコもアンタと一緒に生きていくのは嫌だって断ったノネ</p><p>イーディの言葉が、天童乙女の心に刺さる</p><p>アンタは口だけで信頼感が全然無いのヨ</p><p>うん天童さん自身が、何をどうしたいのかはよーく判るんだけれどそれを実現するために、天童さんが何をするかっていうのは全然アヤフヤなんだよねそんなんで、他の子たちが天童さんを信用して付いていくはずがないってば</p><p>あげくに自分の思い通りにならなければ、怒鳴って喚くのよね上手く行かない理由を、全部他人のせいにして</p><p>イーディ、寧、ミナホ姉さんが彼女に告げる</p><p>自分の気持ちだけを常に優先にしていて周りの状況とか、周りの人たちの気持ちとかは無視しているでしょ</p><p>そういう人には警護は無理だよ</p><p>娼婦もね</p><p>徳大寺さんが娼婦になるのなら、自分も娼婦になりますぐらい、言い出すと思っていたわ彼女１人だけに、そんなツラい思いをさせたくないとか徳大寺さんに身体を売らせるのなら、自分が先に身体を売るとか</p><p>そういう発想が無いノヨオトメはコンナ状況でもまだ、自分は強いと思っているカラ</p><p>イーディ、それって</p><p>これまで腕力だけで、自分の居場所を築いてきたコだからもちろん、自分よりも強いヒトには勝てないってことは、もう判っているヨ今日のパーティで、怖いヒトたちをいっぱい見たカラ</p><p>キョーコさんやミス・コーデリアマルゴさんに、レイちゃん</p><p>美智やイーディに不思議な力で人を支配する月子たち</p><p>デモ、オトメは上は見ないカラこのコは、世の中には自分よりも弱いコがいっぱい居るって判っているカラダカラ、日本中ドコへ行っても弱い人をシメ上げれば、自分は生きていけると思っているノネ</p><p>ああ、見知らぬ遠い土地へ行っても、何とか生きていけるはずだっていうこの子の変な自信は、そこから来ているのね</p><p>あたしは腕力派じゃないから、判らなかったわ</p><p>ソノコたちも、判らなかったネテイウカ普通のコは、オトメみたいに世間をナメていないから、理解できないノヨ</p><p>そっかそういうトコの考え方は、お父さんの天童貞男さんと同じなんだっ</p><p>いつもその場しのぎの感情任せでそれでも、自分の思い通りの幸運な結果が付いてくると身勝手な妄想に浸ってしまうのは</p><p>父親の生き方をついつい真似てしまっているのか</p><p>とにかく今のままの天童乙女さんなら、何者にもなれないわよ</p><p>ミナホ姉さんの言葉が重い</p><p>ミナホ姉さん、天童乙女の結論も保留にしてもらっていいかな</p><p>いいわよただし明日の朝までには答えを出しなさい</p><p>明日の朝か</p><p>徳大寺さんのこともその時までにね</p><p>オレは、気を失っている園子さんを見下ろす</p><p>園子さんと天童乙女は２人でセットにして考えないといけないと思うんだ</p><p>あたしとしては鞍馬さんたちの方も同時に進めたいのよ</p><p>鞍馬美里さん</p><p>お嬢様から娼婦に堕ちる</p><p>一緒に娼婦になる仲間がいないとあの子がパンクしちゃうわ気が弱い子でしょ</p><p>ああ、鞍馬美里さんはずっと、妹のありすさんに支えられていたもんな</p><p>言葉に詰まっていた天童乙女が、オレたちに言う</p><p>絶対に、あんたたちの思い通りにはならないからなっ絶対に</p><p>結局オレたちが、どんな状況を見て、何を話し合っているのか</p><p>全然、理解できないし理解する気も無い</p><p>ただ、自分のフラストレーションを怒りを吐き散らかすことで解決しようとしている</p><p>これでは動物だ</p><p>月子は、にっこりと微笑んで</p><p>しばらく、眠っていて下さいませ</p><p>天童乙女もウウッと、意識を失う</p><p>さて中学生の双子の意識を回復させてくれ</p><p>まだ、この子たちの話だけ聞いていない</p><p>はい意識を戻します</p><p>ポケッと天井を向いたまま意識を飛ばされていた２人が</p><p>あへ</p><p>こんにちはいやもう、とっくにこんばんはか</p><p>オレは年下の女の子たちに対して、間抜けな挨拶をした</p><p>あれ、あれれれ</p><p>みんな、あれ</p><p>周囲を見渡して、驚く双子</p><p>２人が意識のあった時に、気絶させられた３人ムスメだけでなく</p><p>いつの間にか、天童乙女や園子さんたちも気を失っているから</p><p>シゲヨさんは記憶改変の途中</p><p>黒沢さんは、意識を飛ばされたまま</p><p>君たちにうるさくするお姉さんたちは何も聞こえないようにしてあるから</p><p>ちょっと、君たちがどう考えているのか聞かせてくれないかな</p><p>わ、わたし</p><p>それともうち</p><p>同じ顔で、キョトンとして尋ねてくる</p><p>いや、２人ともだよあのもう判っていると思うけれど、君たちの親は、もう戻って来ないだから君たちは、今後どうするか決めないといけないんだけれど</p><p>えー、そんなの困る</p><p>うちも困る</p><p>ヨッちゃん、まず名前とかから聞いた方がいいよっ</p><p>ああ、そっか</p><p>ちょっと突然すぎたな</p><p>うんオレは黒森公君たち、名前は</p><p>わたしエリ</p><p>うちリエ</p><p>エリとリエ</p><p>うっわぁ</p><p>天童貞男の仲間のこの双子の親の子供に対する愛情が、よく判る</p><p>お父ちゃんたちもう戻って来ないの</p><p>リエちゃんこの兄ちゃんが、今、そう言うたろ</p><p>でもホントかしら</p><p>多分、ホントだよだって、お父ちゃんたちみたいな極道は、とっ捕まったら処分されるって決まっているもん</p><p>で、エリちゃんわたしら、どうなるん</p><p>そんなんうちに言われても、判らんわー</p><p>ああのんびり喋る子たちなんだなあ</p><p>でも、やっぱり天童乙女や３人娘みたいな怖いお姉さんたちの前だと</p><p>緊張して、全然喋ったりできなかったんだな</p><p>いや、だからこれから、どーするのかを相談しようと思って</p><p>でも、さっき乙女さんが、わたしら全員でどっか遠くで暮らすって言うてなかった</p><p>そんなん嫌やわぁうち</p><p>わたしかて嫌よでも、言うとおりにしないと乙女さん怖いし</p><p>うん、怖いな乙女さんは</p><p>だから、それは気にしなくていいから天童乙女が言ってたみたいにはならないよ</p><p>他の人たちがみんな断ったんだよっ天童さんとは一緒に行きたくないってさっ</p><p>寧が、間に入ってくれる</p><p>園子さんも</p><p>園子さんは</p><p>ああキーマンが誰かは、判っているんだ</p><p>徳大寺園子さんも断ったよ</p><p>園子さんが行かないんならみんなで、どっかで暮らすっちゅう話はご破算になったんとちゃうかな</p><p>そうかな乙女さんのことだから意固地になって、園子さん抜きでも行くぞってうちらだけ連れて行こうとするかも</p><p>うんあるかもな</p><p>どないしようエリちゃん</p><p>２人で顔を見合わせる双子たち</p><p>だから天童乙女とは行かなくていいんだよ</p><p>オレが行かせないからだから天童乙女のことは気にしなくていいんだ</p><p>双子は</p><p>うん乙女ちゃん、メッチャ怖いもんなぁ</p><p>だから、平気だって言ってるだろ</p><p>また面倒な子たちだな</p><p>だってえーと</p><p>黒森さんだよ確か</p><p>黒森さん乙女さんて、すっごい強いんですわ</p><p>そんで怒りっぽいんです</p><p>怒ったら何言うても聞いてくれないもんなあ</p><p>うち乙女さんに叩かれるの嫌です</p><p>ああ天童乙女の真逆なんだ</p><p>ずっと、上から力で抑圧されてきたから</p><p>自分がどうしたいかでなく</p><p>どうすれば、怖い人にイジメられないかしか興味が無い</p><p>ソンナン平気ネアタシは天童乙女の十倍強いヨ</p><p>イーディが、双子に言った</p><p>ソンデアタシは、このDarlingの言うことなら何でも聞くノネ</p><p>天童さんが何か変なことを言ってきたら、ヨッちゃんが許さないからだから、もう大丈夫なんだよっ</p><p>ホントかな</p><p>なかなか信じてはくれない</p><p>テイウカ、見ての通りヨオトメ、気絶しているネ</p><p>えっとお姉さんが叩いたん</p><p>グーでかグーで乙女さん叩いた</p><p>上目遣いにイーディを見る２人</p><p>デコピン１発ネ</p><p>イーディは、クックックと笑う</p><p>ホンマかいな</p><p>ホンマなのネッ!!!</p><p>瞬間、イーディはブワッとジャンプして</p><p>高速でシュッシュッとシャドウ・ボクシングし</p><p>鋭い回し蹴りの型を見せる</p><p>スゴイ</p><p>乙女さんより強そう</p><p>イーディのスピードと身体のキレに双子は驚嘆している</p><p>ダカラ１０倍強いノネ</p><p>イーディは、ピタッとハイキックのポーズを保ったまま２人に言う</p><p>ということだから天童乙女のことは、もう気にしなくていいから</p><p>オレは、何とか話を戻そうとする</p><p>だから、君たちエリさんとリエさんか今後のことなんだけれどどうしたい</p><p>ということはリエちゃん</p><p>そうやなエリちゃん</p><p>わたしら、今後はこの１０倍強いお姉さんに付いていけばいいんか</p><p>そういうことになるんかな</p><p>ならんわっ</p><p>アタシはDarlingの言うことしか聞かないからアタシに付いて来るんなら、Darlingに従ってもらうことになるヨ</p><p>双子は、ようやくオレを見る</p><p>この兄さんにかぁ</p><p>でも、さっきからこの兄さんが代表して、うちらに話し掛けておったしなぁ</p><p>うんこの兄さんがやっぱりアタマなんやろなあ</p><p>ちゅうことはこの兄さんの言う通りにせなあかんのかなぁ</p><p>そうするしかないんとちゃうかぁ</p><p>しゃーないかリエちゃん</p><p>しゃーないわエリちゃん</p><p>そしたら、あたしらどうしたらいいですか</p><p>うちら何したらええですか</p><p>この子らの思考回路はオレには、よく判らない</p><p>ソウいう時は、まず、自分が何ができるかそれを報告するノネ</p><p>ああ、そうやな確かに</p><p>１０倍のお姉さん、ありがとうございますぅ</p><p>ペコッとイーディに、頭を下げる</p><p>わたしらに何ができるかっていうとリエちゃん</p><p>やっぱ、あれかなぁエリちゃん</p><p>顔を見合わせる双子</p><p>わたしら、お父ちゃんに言われてロリコンさん向けのエッチなビデオに出てますの</p><p>結構、人気あるらしいですお父ちゃんより、稼ぎが良いらしいですから</p><p>売り上げは、お父ちゃんに丸ごと取られちゃってましたからあたしらは良く知らないんですけれど</p><p>でも、とにかく売れてるみたいですぅ</p><p>それは聞いていたけれど</p><p>でお父ちゃんは、もう帰って来ないんですよね</p><p>そしたら、そのシノギは兄さんが、続ければ良いと思います</p><p>お父ちゃんわたしらなら、もう１年くらいは稼げるはずだって言うてましたから</p><p>どうぞ、うちらのロリコンビデオで大儲けして下さい</p><p>あ、残念だけれどそういうビジネスは、オレはやってないから</p><p>だったら、始めればいいです</p><p>うん、もったいないですやっと売れるようになったんですし</p><p>わたしらファンが全国にいっぱいいるみたいですから</p><p>みんなロリコンですけど</p><p>そうやな、みんなロリコンなんやな</p><p>ちょっと情けないな、エリちゃん</p><p>仕方ないよ、リエちゃんロリコンでも、ファンはファンやで</p><p>あたしらの動画にお金払ってくれるもんなぁ</p><p>そうやお金くれる人は、みんな神様やでぇ</p><p>うーんまさか</p><p>今まで全然喋っていなかった、この双子が一番の難敵になるとは</p><p>あ、それからなもうちょっとしたら、わたしらロリコンの人にエッチされるんよ</p><p>そうやエッチされるとこも動画配信するってお父ちゃん言うてたな</p><p>今はリエちゃんとわたしで、体操服や白のスクール水着でチラチラ、えっちぃ姿を見せてたらええんやけれどな</p><p>それから、ちょっと紐みたいな水着とか着てな</p><p>そうそう、ブラジルのな水着</p><p>それで、えっちぃポーズしたり</p><p>２人でレズッ子みたいな真似をしてたらそれで良かったんやけどな</p><p>しかし、この双子は全然、笑わない</p><p>眼に生気がない</p><p>心が死んだままになっている</p><p>でもなそんな動画ばかりだと、ファンに飽きられちゃうってお父ちゃんが言うて</p><p>つーかお父ちゃんが、ちょっとまとまったお金が欲しいからとちゃうのか</p><p>あー、リエちゃんもそう思うかわたしも、そう思うわ</p><p>ほんで今、ネットでオークションしておるんよ</p><p>オークション</p><p>うちらの初めてロリコンさんたちに値付けさせとるんよ</p><p>そんでその人たちに、わたしにエッチなことをされるんよ</p><p>そんで、その様子も動画に撮って売るらしいねん</p><p>そういう風に、宣伝しちゃっているんですわ</p><p>双子の処女をネットオークションにかけて</p><p>処女喪失動画も、売りさばくつもりだった</p><p>それもお父ちゃんがもう戻って来ないんなら</p><p>お兄さんが続きをやったらええと思います</p><p>お父ちゃんの計画だと随分、儲かるはずですわ</p><p>あ、でも組へのジョーノー金を取られるとか言うてなかった</p><p>お兄さんはどっか、上納しなくちゃいけないトコとかあるんですか</p><p>いや無いけれど</p><p>この子たちは</p><p>オレも、どこかのヤクザ組織の人間だと思っているのか</p><p>いや父親が属していた、ヤクザの世界のことしか知らないんだ</p><p>だから、そういう発想になる</p><p>でも嫌やな、リエちゃん</p><p>うん嫌やわ、エリちゃん</p><p>初めての相手がロリコンさんなのはな</p><p>知らん人やもんな</p><p>向こうはわたしらの動画観ているやで</p><p>でも、うちらは判らんもん</p><p>そやな</p><p>そうや</p><p>でも、仕方ないなお父ちゃんが、ネットでもう盛んに宣伝してしまったから</p><p>うん、今更、中止とかしたらロリコンさんたちがお怒りなさるわ激おこぷんぷん丸やで</p><p>やっぱ、そうやろな</p><p>期待している人たちに申し訳ないもんな</p><p>でもな、わたしらなんかまだマシなんよリエちゃん</p><p>そうなんエリちゃん</p><p>何か、聞いた話だと初めての相手が、自分のお父ちゃんだった人もおったらしいで</p><p>それも動画配信</p><p>それは、嫌やわぁ</p><p>お父ちゃんは嫌やな</p><p>でも、前に撮影している時に、うちらのお父ちゃんもエロい眼して言うてたわ</p><p>金になるから仕方ないけれど、本当ならワシがお前らのヴァージンを奪ってやりたいんだって</p><p>ゲロゲケロゲケロや</p><p>うんゲロゲケロやな</p><p>ああ、そんでお父ちゃん、園子さんやシゲヨさんをイジメてたんか</p><p>エロ親父だもん</p><p>もう戻って来なくて良かったな、リエちゃん</p><p>まったくやエリちゃん</p><p>それ全部、中止にするから</p><p>君たちのロリコン動画の配信も中止、処女のオークションも中止全部、終わりにするからな</p><p>でも儲かるんやで</p><p>お兄さん、うちらで儲けなくていいんか</p><p>いいっ</p><p>キッパリと、オレは言った</p><p>そういうビジネスはしないんだよっオレは</p><p>でもなぁリエちゃん</p><p>うん、もったいないんとちゃうかエリちゃん</p><p>あのね君たちが知らないうちに、そういうロリコン・ビジネスは全部禁止になったんだよっ</p><p>え禁止</p><p>どこで禁止になったん</p><p>国会で完全に禁止になったからっ処女をお金で売り買いすると、罰金１億円だからっ</p><p>嘘ぉん</p><p>嘘やわぁ</p><p>ホント、ホントホントだからっだから、その話はもう忘れちゃってオークションに集まっている人たちも、みんなもう知っているはずだからっ</p><p>ソウヨダカラ、もういいノネ</p><p>でもね、リエちゃん</p><p>うんエリちゃん</p><p>再び顔を見合わせる双子</p><p>ロリコン動画も、初めてオークションもなくなったら</p><p>うちら何の稼ぎもないんよ</p><p>他に何もできないし</p><p>そんな子要らないんとちゃいますかお兄さん</p><p>天童乙女なんか放っておいて</p><p>さっさと、このロリ双子の話を進めれば良かった</p><p>児ポ法の改正については、ノーコメントです</p><p>とりあえず、今回はマンガ・アニメは除外されましたが</p><p>まだ狙っている議員はいるんですよね</p><p>922．夜は楽し　／　双子のタンゴ</p><p>何の稼ぎも無いのに、わたしらみたいな子なんか引き受けてくれはる人なんかおらへんしなぁリエちゃん</p><p>そうやな、エリちゃんうちら、ヤクザの子だもんなぁせやから、友達だぁれもおらへんもんなぁ</p><p>家庭訪問も、うちだけ先生、パスするもんなぁ</p><p>お父ちゃんが、よく駅前で暴れてるからだと思うよ</p><p>というか、不良の兄ちゃんたちとよくケンカしとるしなぁ</p><p>お父ちゃん、すぐ刃物振り回すから不良の兄ちゃんたちからも、キチガイ扱いされてるしなぁ</p><p>それに、あんなお父ちゃんかて、ゴッツウ怖い組の一員だっていうことは、みんな判っとるもんなあだから、うちらには不良も近付かん</p><p>ここんとこ、わたし、リエちゃんとしか喋ってないわぁ</p><p>うちもやエリちゃんとしか話してないわぁ</p><p>今日は珍しいな、こんなお兄さん、お姉さんたちがわたしらに話し掛けとるわ</p><p>ホンマやなぁ</p><p>双子の中学生姉妹は、ポーカーンとした会話を続けている</p><p>あのさ、一応聞くけれど君たち、親戚とかで引き取ってくれる人って思い付く</p><p>わたしらを</p><p>引き取る</p><p>顔を見合わせる姉妹</p><p>うーんうちらの親戚はエリちゃんとうちを引き取ってくれると思うか</p><p>やっぱ無理とちゃうみんな、貧乏やもんな</p><p>しかも、うちのお父ちゃん親戚の中でも、メッチャメチャ嫌われとるからなぁ</p><p>ヤクザの半端モンではみ出しモンで役立たずのスットコドッコイだっけ</p><p>人間のクズっちゅうたら、人間のクズに失礼だって言われたで</p><p>人間のクズ以下やもんな</p><p>人間以下やわ</p><p>何を言うねんお父ちゃんより、まだ犬や猫の方が何千倍もマシな存在やわ</p><p>コオロギ、バッタにも勝てんかもしれんな</p><p>ゲジゲジくらいになら勝てると違うかぁ</p><p>神戸のオバチャンなんてあんたんとこのお父ちゃんは、フンコロガシのフンにも劣るって言うてはったで</p><p>何や虫の方じゃのぉて、糞の方かいな</p><p>それも、フンコロガシが転がしている大きい玉になっている方の糞じゃなくてホンマに、フンコロガシがヒン出している方の糞や</p><p>そりゃまた小っちゃいなぁ</p><p>でも、うちにのお父ちゃんはホント、そんぐらい小っちゃい人間やよ</p><p>心狭いもんなぁ</p><p>みんなうちらのエッチな動画を売って稼いでいるのを、一番怒っとるみたいやでぇ</p><p>まあ年頃の娘のエロ動画でロリコンさんたちから、小銭を巻き上げてるかやからなぁ</p><p>みんな、情けない、情けない言うてるらしいわ</p><p>そりゃ、そうだわなわたしも、そう思うもんなぁ</p><p>だから、うちらの家全部の親戚から絶交されとるんよ</p><p>オレの顔を見て、そう言う</p><p>それでもさお父さんはもう帰って来ないんだからさお父さん抜きで、君たちだけなら引き取ってもいいとかそういう人が現れる可能性は無いか</p><p>なあ、お兄さん、お父ちゃんたちが二度と戻って来ないっちゃーのは</p><p>そやお兄さんそれってつまり、思いっきりヘマこいたってことやわな</p><p>そっくりな顔の美少女2人が、大きな瞳を4つ並べてオレを見る</p><p>つまり、ヤクザの世界的には不始末をしでかしたってことですわな</p><p>相当、アカン失敗をしたってこたになるん</p><p>まあ、そうだと思うよ多分</p><p>親分から命じられた使命を果たせなかったンダカラダメダメなのネ</p><p>イーディが、オレの背後から断言する</p><p>そしたら組の関係の家だと、お父ちゃんの娘のわたしらを引き取るのは、嫌なんとちゃうかリエちゃん</p><p>そうやな、エリちゃん上の人たちに睨まれるもんなぁ</p><p>わたしら親戚の半分は、ヤクザだもんなぁ</p><p>そうなるとホント、引き受けてくれる家は無いなぁ</p><p>そうやなぁ</p><p>同じポーズで考え込む、2人</p><p>あ、リエちゃん親戚と違うけど、ミナミのオッチャンはどうだろか</p><p>うん、エリちゃんあのオッチャンなら、お父ちゃんとも仲良かったしお父ちゃん並みにはみ出しまくっとるからなぁ</p><p>わたしらを引き取って、上の人に睨まれたりするのをむしろ、面白がったりしてくれるんとちゃうか</p><p>でもなぁ、エリちゃん</p><p>そうやなぁ、リエちゃん</p><p>ミナミのオッチャンロリコン病だし</p><p>かなりこじらせとるもんなぁ</p><p>うちのこと、いつもかなりえっちぃ眼でジロジロ見てるねん</p><p>そんなら、わたしのこともえっちく見てはるよ</p><p>うちの方を、見てるんよ</p><p>わたしの方ね</p><p>じゃあエリちゃんに、ミナミのオッチャンやるわ</p><p>要らんわあんなハゲチャビンリエちゃんにやるわ</p><p>うちも要らんでも</p><p>そうやな</p><p>ミナミのオッチャンの家へ行ったらうちら２人とも、えっちぃことされてしまうわ</p><p>ついでに、動画販売も継続や</p><p>ミナミのオッチャン、お父ちゃんの真似してあたしらの画像、売るわな</p><p>その後ロリコンさんたちのお客も取らされるわきっと</p><p>ミナミのオッチャン１５歳過ぎたオンナは、みんなオバハンって言うてたもんな</p><p>オマエがオバサンになっても、ワタシはロリコンって歌ってたもんな</p><p>わたしら、後２年したらどっかに、売られることになるわ</p><p>それまで散々、ミナミのオッチャンの相手して動画とかロリコンさんにもヤられて、いっぱい稼いだのに年を食ったからって、一文無しで放り出されたりすんのは、ちょっと嫌やわなぁ</p><p>でも、ミナミのオッチャンなら、きっとそうするで</p><p>うちのお父ちゃん並みのはみ出しモンのクズやからなぁ</p><p>フンコロガシのフンや小っちゃい方の</p><p>つまりどこにも、行き場が無いんだな</p><p>うん多分な</p><p>ちょっと思い付かんわ</p><p>１５歳マイナス２年だから今年、１３歳の双子はそう答えた</p><p>むしろ、わたしらがお兄さんに聞きたいわ</p><p>うん、うちも聞きたい</p><p>お兄さんわたしらをどうするつもりです</p><p>どうしますうちら</p><p>よし正直に言おう</p><p>オレらは売春婦のビジネスをやっているそれも、普通の人を相手にしているんじゃなくってお金持ちだけを専門にした高級娼館ていうやつだ</p><p>スゴイな、リエちゃん</p><p>うん、エリちゃん</p><p>言葉だけで、眼に生気が無い</p><p>まだ、オレの言葉を信用していない</p><p>それで徳大寺園子さんと黒沢直子さんは、オレたちのところで娼婦として働いてもらうことになった</p><p>その辺の過程は、この双子もこの部屋の中に居たんだから、聞いていたはずなんだけれど</p><p>改めて説明することにした</p><p>シゲヨさんは、本人の希望で親戚のところへ行くそっちに転がっている３人は使い物にならないから１万円札１枚だけ握らせて、外に放り出す</p><p>順番に話していく</p><p>乙女さんは</p><p>そうや乙女さんは、どうなるん</p><p>ああ、天童乙女の話をしていた時だけはこの双子は月子に意識をカットされていた</p><p>オレたちの会話の内容を聞いていない</p><p>天童乙女の処遇は、まだ保留だよ</p><p>警護役にも娼婦にも使えないのならどうするべきか</p><p>外に放り出したら、面倒だしなこの子は</p><p>園子さんを取り戻そうととんでもなく過激なことをやりかねない</p><p>乙女さんが売春したりとかはないんですか</p><p>そうそう、それが知りたいわ</p><p>双子は、オレに尋ねる</p><p>それは無いよこの人に向いているはずがないだろそういう仕事</p><p>そんなら決まりですわ</p><p>うんうんそうやな</p><p>わたしらも売春して働きますわ</p><p>ちゃんとお給料もらえるんですよねお兄さんのとこ</p><p>もちろんいっぱい貰えるよーんっお金持ち相手だからねっ</p><p>なら、決まりやないですか</p><p>ロリコンさんよりも、条件良いわな</p><p>うんどうしてだかお父ちゃんのお客のロリコンさんは、そんなにお金持って無さそう人ばかりだったしな</p><p>お父ちゃんが、そういう人ばかり集めてたんとちゃう</p><p>うーんむしろ、お金持ちのロリコンさんはわたしらのお父ちゃんはウサンクサ過ぎて、近寄りなかったんと違う</p><p>ああ、そうかもな</p><p>そうやわきっと</p><p>２人は、ウンウンとうなずく</p><p>どうせ、今のままでもお父ちゃんの命令で、その内にロリコンさんたちの相手をすることになってたからなぁ</p><p>しかも、うちらがえっちぃことされて稼いでもどうせ、稼ぎは全部、お父ちゃんたちに巻き上げられてたもんなぁ</p><p>お金持ちの相手をしてちゃんと、お金がもらえるんなら</p><p>うちらは全然、オッケーですわ</p><p>売春婦になります</p><p>身体売ります</p><p>２人はそうオレに言う</p><p>ゴメン、悪いけれどうちの娼館では、中学生は働かせてないんだ</p><p>えー、何でです</p><p>高校生がオッケーなら、中学生もオッケーでええやんか、なぁ</p><p>そうですわ構わへん、構わへんですわ</p><p>何か違う</p><p>この子らは喋っていることと、心に差があると思う</p><p>ていうか年齢とは関係無しに、君たちみたいな子はうちでは使えないよ</p><p>えー、何でですわたしもリエちゃんもごっつう可愛いですやんっ</p><p>そうやわうちら、ロリコンさんたちのファン、いっぱいいるもんな</p><p>みんな、可愛い、可愛い言うてくれてはります</p><p>そんなうちらを雇うのは絶対勝利ですわ、お兄さん</p><p>迷うたらありませんここは買いの一手ですわ</p><p>うちらを雇わんなんてもったいないですわ</p><p>もったいないオバケが出ますわ</p><p>もったいなーい</p><p>だって君たちみたいな嘘吐きを売ったら、お客さんたちに怒られちゃうからね</p><p>わたしらが</p><p>うちらが</p><p>わたしら嘘なんか吐いてませんわ</p><p>そうですわ何を言うてはりますんや</p><p>側にあったパイプ椅子を、思いっきり蹴り飛ばした</p><p>はぁぅっ</p><p>双子が恐怖に震える</p><p>イーディが、一瞬で双子の眼の前に迫る</p><p>彼女たちの眼前に隠し持っていた手裏剣の刃を突き付けた</p><p>動くナッ動くと殺すヨ</p><p>双子は金属の刃の輝きを見て</p><p>ガクガクと震え出す</p><p>２人とも、奥歯がガチガチと鳴る</p><p>なかなか面白かったけどさ君たちの芝居は、３流ヤクザにしか通用しないよ</p><p>オレは双子に言った</p><p>まあ、今まで３流以下のヤクザにしか会って来ていないんだから、仕方ないんだろうけれどさ</p><p>怯えている可愛い双子</p><p>うんようやく１３歳らしい表情になった</p><p>何とか、オレたちにとって得になる話をして何もかも、オレたちにに屈服しているフリをしてそうやって、オレたちを安心させて隙ができるのを待っていたんだろ</p><p>ち、違いますわ</p><p>双子は小さな声で答える</p><p>それで様子を見ながら、どこかで途中でオレたちから逃げ出せそうなチャンスがあったら、２人で脱出するつもりだったんだろ</p><p>見た目の上では、全面降伏している中学生に警戒はしないと思ったんだろう</p><p>この子たちの常識では</p><p>この子たちが生きてきた半端ものヤクザ世界では、そういうところもヌルそうだし</p><p>一流の人たちがする完璧な仕事を見たことがないから</p><p>どうにかなるはずだと、思ったんだろう</p><p>そうかそうやって２人で演技をして父親たちから受ける被害を最小限に留めてきたんだな</p><p>うちには、よう判らんです</p><p>口ではそう言っているが、顔は真っ青になっている</p><p>足は震えている</p><p>父親にロリコン男たち相手に売春させられないように、色々と提案していたのは君たちの方なんだろ動画配信とかネット・オークションで値を釣り上げるとか少しでも、売春させられるのを遅らせようとして</p><p>後、１年ぐらいは処女のままにしておいた方が動画がよく売れるはずとか</p><p>自分たちから、父親に主張して</p><p>そのために、普段の動画はわざとエロくする</p><p>セックスや男との絡み以外のことは、何でもする</p><p>肉を切らせて骨を切るじゃないけれどある程度までのことを我慢することで、大切なものを守ってきたんだろそういう遣り口なんだよな君たちは</p><p>どうして、そんなことが判りますんっ!</p><p>そうやわうちらのことなんて、お兄さんに判るはずがないですわっ</p><p>これも無理して頑張っているだけの演技だ</p><p>オレが売春という言葉を出してから君たちの表情の中に、ぎこちないものを感じた口では売春して働きますって言っているけれど顔にはそんなことしたくないって書いてあるよ</p><p>オレは追い詰める</p><p>そんなんそんなん、お兄さんの勝手な意見じゃないですか</p><p>そうやわうちらは、うちらは全然、嘘なんか吐いてませんわ</p><p>必死になってシラバくれようとする双子</p><p>オレは、月子に振り向く</p><p>はい、公様全て公様のお見立ての通りですわ</p><p>やんわりと微笑む月子</p><p>双子を見て</p><p>あなたたちは、わたくしの力を催眠術みたいなものだと思っているのね違うわわたくしには本当に、あなたたちの心が読めるのよ</p><p>そんな、わけないですわ</p><p>そんなんあり得へんわ</p><p>怯える２人</p><p>そうやっていつも、２人で悪い大人たちに必死で嘘を吐いて虚勢を張ってそうやって、生き延びてきたのねあなたたちは可愛いわ</p><p>でも、ダメな大人としか出会ってきていないから圧倒的に、経験値が不足しているノネそんな芝居じゃダマされないヨアタシたちのDarlingハ</p><p>イーディは、双子の眼の前で刃のちらつかせる</p><p>で、ヨッちゃんどうするの、この子たち</p><p>もちろん、家族にはしないこの子たちを連れて帰ったら、アニエスや真緒ちゃんたちに悪い影響しか与えないだろうから</p><p>双子で２人で論理を補強し合って、他の人に嘘を吐くのだから始末が悪い</p><p>うちの年少組は素直な子ばかりだからこの双子の嘘を、あっさり信じてしまうだろう</p><p>そうやって何度もダマされると心に傷を負ってしまうかもしれない</p><p>ジャア捨てるカ</p><p>イーディが、わざと殺気を発して言う</p><p>コノママ、父親たちと一緒に殺すというテもアルヨ</p><p>ニヤッと笑う、イーディに</p><p>はわわわわわわ</p><p>あうううううう</p><p>双子はオシッコを漏らした</p><p>汚いノネ</p><p>イーディは、スッと後ろに下がる</p><p>が、いつでも手裏剣を放てるように殺気は消さない</p><p>い、いやぁぁ</p><p>し、死ぬのは嫌です</p><p>双子の太ももから足にかけてオシッコが垂れていく</p><p>部屋の床を塗らして</p><p>おいおい、さすがに小便臭くするのは可哀相だろ</p><p>そっちに引っ張っておこうっ、ヨッちゃん</p><p>倒れていた３人娘のところまで、オシッコが拡がりそうだったので</p><p>オレと寧で、３人の身体をずりずりと引いていく</p><p>ごめんなさいです</p><p>力なく、自分のしたオシッコ溜まりに、ペタンとへたり込む双子</p><p>あーあ、服がオシッコまみれだ</p><p>この子ら、今のまんまじゃ使い物にならないけれどちゃんと鍛えれば、オレたちの裏の仕事に使えると思う</p><p>オレはそう判断した</p><p>この双子のチームワークと</p><p>状況を見ながら、巧みに嘘を吐いていく能力は役立つと思う</p><p>お前ら売春はしなくていいから</p><p>オレの言葉に双子がハッと顔を上げる</p><p>オレの女になれ</p><p>犯罪組織黒い森の人間としてそう告げた</p><p>お、お兄さんの</p><p>お、オンナですか</p><p>ああ、双子の頭の中でまた次の芝居が始められようとしている</p><p>ここは何とか、オレの機嫌を取って</p><p>何とか、この窮地を脱しようとする</p><p>その前にオレたちをダマそうとした罰を受けてもらうそうだな２つほど、お前たちの心に命令を刻み込む</p><p>オレは、月子を見る</p><p>はい、いつでもどうぞ公様</p><p>微笑む月子</p><p>一つ目お前たちは今後、オレに一切嘘をつくことは許さない</p><p>ギョッとしてオレを見る双子</p><p>二つ目お前たちは、オレとしかセックスしないキスもだ男と女がする性的なことは、全部、オレとしかできない</p><p>今は、まだ１３歳の少女たちだが</p><p>この子たちは放っておくと自分たちの肉体も、他人をあざむくために使い始めるだろうから</p><p>オレが引き取ることする</p><p>今は、それだけでいいオレのことを好きにならなくていいし嫌々、従っているだけで構わない罰としてその２つを命じる</p><p>わたしらが今の２つを約束すればええのん</p><p>そ、そんなの約束するわなあ、エリちゃん</p><p>うん、リエちゃんわたしら、約束するよ、お兄さん</p><p>お兄さんにこれから先は、嘘は吐かんそれでええんよな</p><p>それと、えっちぃことはお兄さんとだけ判ったわ</p><p>悔しいけどうちの初めて、お兄さんにあげるわ</p><p>わたしもしょうがないから、あげるわ</p><p>約束しますわ</p><p>約束するわな</p><p>この子らはまた</p><p>その場しのぎだけで、そう答えているだけだ</p><p>だからオレの命令は、心に刻む</p><p>お２人も、わたくしの眼を見て下さい</p><p>そして巫女の力が放射される</p><p>双子は、自分がしたオシッコの中に倒れ込んだ</p><p>公様心の深いところに刻みましたそれとこの子たちには、公様の命令には絶対に従うという命令も書き込みました</p><p>そうしておかないと、この悪戯っ子たちはとんでもないことをしでかしますわ</p><p>オレに嘘を吐くなだけじゃ、足りなかったか</p><p>いずれにしてもこの子たちは、一生、公様のものですわ</p><p>月子が微笑む</p><p>ああ、また大変な子たちを拾っちゃったな</p><p>こうしてオレは１３歳の双子の美少女奴隷を手に入れた</p><p>ご苦労様良い判断だったと思うわあたしも、その子たちは黒い森にしっての良い人材になると思うし</p><p>天井からミナホ姉さんの声が響く</p><p>今、木下さんにお願いしてその部屋に人を廻してもらったわ</p><p>ああ、掃除しないと汚れちゃったもんね</p><p>双子のオシッコで、床が濡れてしまった</p><p>そうじゃないわ必要の無い３人は、ここで放出シゲヨさんは、香月セキュリティ・サービスで保護してご親族のところまでお届けするわ黒沢さんは、月子さんの記憶改変が残っているから、別室へ徳大寺さんと天童さんは保留のままだからこれもそれぞれ別室へ双子は、シャワーを浴びせて着替えさせた方がいいでしょ</p><p>ああ、この部屋でするべきことは全部終わったってことだね</p><p>後は、さっさと大人のヤクザたちを片付けてしまいましょ</p><p>天童貞男たちと猪鹿蝶一郎たちのグループか</p><p>ま、こっちは処分するだけだから簡単に終わるわ</p><p>あかん、双子を書くのは楽し過ぎます</p><p>ヤクザの処理は、さっさと終わりにして</p><p>早く、夜のエッチ大会へ行きたいです</p><p>923．夜は楽し　／　あるとしか言えない</p><p>はーい、ヨミが来ましたっ</p><p>わたくしも参りました</p><p>はーい、次はこっちでーす</p><p>天童乙女たちの部屋から移動して</p><p>オレとイーディは廊下の途中で、ヨミとハイジさんと木下さんに合流した</p><p>月子は、シゲヨさんたちの記憶改変に時間が掛かるので別室へ移動した</p><p>双子のエリ＆リエは、漏らしたオシッコまみれになってしまったので寧がシャワールームに連れて行った</p><p>例の金髪、赤髪、眉無しパーマの放出は、香月セキュリティ・サービスの方でやってくれるらしい</p><p>天童乙女は、気絶させたまま別室で監禁する</p><p>ということでオレたちは、捕まえたヤクザたちの処分に向かう</p><p>ああ、ヨミが緊張している</p><p>大人のヤクザたちとの対決を14歳の少女が任されたんだから</p><p>オレがそう声を掛けると</p><p>うん平気ですわわたくしは自分で裏の仕事で生きていく道を選んだんですからちゃんとやりますっ</p><p>鷹倉神社の巫女にならなかったヨミが、この先、色々な人間の介入をハネのけて生きていくためには</p><p>自分が持っている巫女の力を全面的に肯定していくしかない</p><p>他人の意志でコントロールされるのではなく、自らの意志で力を武器に生き抜くということ</p><p>巫女の力を持った両親のいない可哀相な少女でなく</p><p>巫女の力のあるプロの警護役として、自立していくためには</p><p>ヨミが簡単には打ち倒すことのできない強い人間であることを示さないといけない</p><p>あいつは不思議な力は持っていても、所詮、ただの小娘だと思われたらまた、ヤクザたちに執拗に狙われることになるから</p><p>だから恐ろしい汚れ仕事を、ヨミは平然とこなしていくしかない</p><p>ヨミだってずーっとヤクザの人たちを怖がり続ける人生は嫌ですから</p><p>鷹倉姉妹は、子供の頃からずっとヤクザたちに脅かされて生きてきた</p><p>そのトラウマとコンプレックスも薙ぎ払わないといけない</p><p>どっちのグループの部屋から行きますかっ</p><p>木下さんが、粉砕フレイルをジャラジャラ鳴らしながらニコニコ顔で、オレに尋ねる</p><p>天童貞男たちの方から行きます</p><p>関西の組織の幹部である猪鹿蝶一郎にはメッセージを持ち帰ってもらわないといけない</p><p>でも、天童貞男たちとはここでお別れだから</p><p>少し緊張気味なヨミが、多少、やりすぎの命令を心に刻みつけても問題は無い</p><p>天童貞男たちで変格を体験してから落ち着いて、猪鹿蝶一郎たちに向かえばいい</p><p>どういう命令をするのかもう、決まっているのか</p><p>オレがヨミに尋ねると</p><p>は、はいっ御名穂お姉様と寧お姉様が、事前に作られていたものをいただきましたさっきから、何回も読み返していますからもう、ちゃんと暗記できてますっ</p><p>ミナホ姉さんと寧が作った</p><p>アタシも参加したよアイデア出しデ</p><p>何か悪い予感がするけれど</p><p>別にいいのか</p><p>天童貞男たちに対することなんだし</p><p>ま、ナルようにしかナラナイノネ</p><p>相変わらずの迷路構造になっているビルの中を進み</p><p>階段を上がったり下がったり、エレベーターを何度も乗り降りして</p><p>オレたちは、天童貞男たちを拘禁している部屋の前に着いた</p><p>ドアが開いたらアタシが気を放って、中の連中の意識を惹くネその瞬間に、ヨミは全員の心を掴むノネ</p><p>は、はいっイーディお姉様</p><p>ああ、やっぱり肩に力が入り過ぎている緊張しているなぁ、ヨミは</p><p>ソンデ、キノシタとハイジはドアが開いた瞬間を狙って、外に飛び出そうとするヤツラがいないかチェックするネドアの真裏とかに隠れているかも、しれないカラ</p><p>木下さんは全然、余裕の表情だが</p><p>ハイジさんは、緊張している</p><p>イーディ、オレは何をしていたらいいんだ</p><p>決まってるネDarlingは、ヨミのバック・アップネ</p><p>ヨミ、ちょっと来い</p><p>オレは、ヨミの小柄だけどプニッとした肉体を抱き締める</p><p>ほら、深呼吸しろ</p><p>う、うんはぁぁ、すぅぅ</p><p>はぁぁ、すぅぅ</p><p>くふっ</p><p>ヨミが、オレの顔を見て微笑む</p><p>だってわたくしに合わせて、先生まで深呼吸するんだもん</p><p>ああ、オレヨミと一緒に深呼吸してたか</p><p>ギュッとして、先生</p><p>キスも</p><p>ヨミはオレの舌を求めた</p><p>おでこに汗をかいている</p><p>あーん、緊張する</p><p>怖くないか</p><p>怖くはないです先生が一緒だからイーディお姉様たちも居るし</p><p>やっとヨミに笑みが浮かぶ</p><p>でも、もしヨミがトッチラカッちゃったら先生が助けて下さいね</p><p>ああ、任せろ</p><p>ソレジャア、始めるネ</p><p>イーディが、オレたち全員の顔を見る</p><p>ドアの正面に、イーディとヨミ</p><p>ヨミの背後にオレ</p><p>左右は、木下さんとハイジさんが付いた</p><p>ドアのOPENはレイカが操作するノカ</p><p>イーディが、木下さんに尋ねる</p><p>はーい、わたくしがこっちに来たのでそのはずでーす</p><p>ああ、ミナホ姉さんたちが監視していたあの部屋で</p><p>レイちゃんが、コンピュータを経由して遠隔操作するのか</p><p>レイカ、聞こえるカ</p><p>ええ、こっちはいつでもいいですよ</p><p>廊下のスピーカーから、レイちゃんの声が聞こえてきた</p><p>ヨミ、ハイジいいネ</p><p>改めてイーディは、ヨミとハイジさんの様子をチェックする</p><p>ホント、面倒見の良い子なんだよな</p><p>自分だけで、どんどん物事を先に進めたりはしない</p><p>ちゃんと、経験不足の子のことを気にしている</p><p>わたくしは大丈夫です</p><p>ハイジさんが答える</p><p>オレは、ヨミの肩を後ろからポンと叩く</p><p>ひいやっ</p><p>力を抜けガチガチになっているぞ</p><p>オレは、ヨミの耳に囁く</p><p>もう一度、深呼吸だ</p><p>はぁぁ、すぅぅはぁぁ、すぅぅ</p><p>深い息でヨミの身体が、ゆっくりと解れていく</p><p>ヨミ、後でセックスしような</p><p>オレは、１４歳の少女の耳にそう囁いた</p><p>ヨミは、どんなセックスがしたい</p><p>ヨミは、先生に思いっきりお仕置きされたい</p><p>うん、紐でおっぱいを縛られてお尻を先生に叩かれながら、犯されたい</p><p>判ったお仕置きしてやる</p><p>うんしてして下さい</p><p>よしもう大丈夫だ</p><p>レイカOPEN　SESAMEネっ</p><p>拘禁室のロックがカチャッと外れるッ</p><p>ドアが自動でツツツツツーと開き始めた</p><p>な、何じゃいっ</p><p>部屋の奥天童貞男の顔を、肉眼で確認する</p><p>他のヤクザのオッサンと、ケバイオバチャンたちもオレたちに注目している</p><p>だが、みんないい年だから</p><p>ササッと立ち上がって、こっちへ向かって来るヤツはいないか</p><p>あっ、あの女</p><p>お前、カラオケ屋の天井から飛び降りてきて、ワシを蹴飛ばした</p><p>そっちのムスメは鷹倉神社の子じゃねぇスか</p><p>イーディとヨミに気付いたヤクザがいる</p><p>ヨミの顔は、関西を出る時に組織から教えられたのか</p><p>ミナホ姉さんが人質役に使ったから、顔を覚えていたのか</p><p>ちぃぃぃっ、巫女はマズいよっ</p><p>武闘派のイワサキ・ヒロミが飛び上がり</p><p>オレたちに方に襲い掛かって来るっ</p><p>今ネっHAWWOO</p><p>イーディが拘禁室の内側に気を放つ</p><p>あわわ</p><p>たわばっ</p><p>るえっ</p><p>意識を引っ張られるッ</p><p>くそぉぉっ</p><p>イワサキ・ヒロミも真っ直ぐにこちらを睨んだまま、動きを止める</p><p>さあ、ヨミっ</p><p>皆さんわたくしを見て下さい</p><p>白い風が吹いたように感じた</p><p>ヤクザたち全員がポカーンと呆けた顔になる</p><p>しかし、ヨミも表情を歪ませる</p><p>どうした、ヨミ</p><p>気の逆流ネあのヤクザたちの心から、ヨミの方に</p><p>こいつら全員ハチャメチャナ性格をしているから</p><p>たくさんのはみ出し者のオッサンとオバサンの記憶と感情が</p><p>一気に、ヨミの心の方に流れ込んで来ているのか</p><p>ヨミ、しっかりしろっ</p><p>オレは、後ろからヨミを抱き締めて</p><p>ヨミの１４歳とは思えないロリ巨乳をグイッと強く握るッッ</p><p>ひゃううっえっ先生</p><p>そうだヨミ落ち着けっ</p><p>オレは、ヨミの胸を揉み揉みしながら耳の後ろをペロペロ舐める</p><p>お前の肉体はここにあるオレの腕の中にだから、安心しろ</p><p>ヤクザたちの心の洪水に押し流されないように</p><p>オレがヨミを大地と繋ぎとめる重りになる</p><p>うん、ギュッとしててギュっとしてて先生</p><p>ああ、大丈夫だここに居るからな</p><p>オレの手の中で服の布地越しに、ヨミの乳首が固くなっていくのが判った</p><p>うん、大丈夫ヨミ平気でも、このまま抱き締めてて</p><p>判っているヨミ次に何をするか判っているか思い出せるか</p><p>うん、大丈夫大丈夫です</p><p>ヨミは天童貞男たちの方を向いて</p><p>ニューヨークへ行きたいですかぁっ</p><p>あ、違ったニュー・ファンドランド島だっ</p><p>ソレモ違うヨヨミ</p><p>イーディが叱る</p><p>ああニュー・ファンドランド島というのは、ニュー・ファンドランド犬の原産地ですねえカナダのラブラドール半島の先にあるんですけれどラブラドール・レトリバー犬の原産地もその島です</p><p>キノシタッ余計なことを言ワナイッ</p><p>ヨミ島が違うネ</p><p>ハッとする、ヨミ</p><p>改めて</p><p>みなさーんっニュー・ペカペカ島へ行きたいですかーっ</p><p>そんな島ホントにあるのか</p><p>ソウヨそれでいいのネッ</p><p>はい、皆さんわたくしに注目して下さい</p><p>ヨミの力がヤクザ＆オバチャンを支配する</p><p>皆さんは徳川埋蔵金のことは、もうご存じですよね</p><p>今度は埋蔵金</p><p>もう噂は知っていますよねそして、その眼で確かめたいですよね</p><p>ヨミの声が天童貞男たちの拘禁室の中に響いていく</p><p>ドッキリするほど、たくさんの金塊ギックリするほど、溢れるロマンですわ話題騒然、空前絶後、平成時代のショッキング・アドベンチャーですわっ</p><p>な、何を言っているんだ</p><p>いや、すっごく寧やイーディの趣味を感じるけれど</p><p>徳川埋蔵金というのは、幕末に勘定奉行、小栗上野介が隠したと言われている３６０万両もの幕府御用金のことです幕府最高のための資金として密かに隠されましたが兵法、八門遁甲の偽計が張り巡らされ平成の世となった現在でもまだ発見されておりませんっ</p><p>しかし、徳川埋蔵金は実在するのですいいえ、あるとしか言えないのですっそして、我々取材班はついに徳川埋蔵金の在処を突き止めたのですっ</p><p>そうですっ徳川埋蔵金は、ニュー・ペカペカ島の南、沖合１０００キロメートルの海底にありますっそう、ニュー・ペカペカ島こそ、かつて繁栄を極めながらも、神の怒りによって沈んだと言われている幻の黄金伝説・ブロンソン大陸の地上に残った最後の一片だったのですっ</p><p>ぶ、ブロンソン大陸</p><p>天童貞男が呟く</p><p>言葉だけでなくヨミの力が、ヤクザたちの心に浸透しているんだ</p><p>そうですそこへ行けば、どんな夢も叶うという迷わず行こう、行けば判るその大陸の名はブロンソン、南の海にあるユートピアですっ</p><p>どうしたら、そこへ行けるんじゃい</p><p>お、教えて欲しい</p><p>ついに、ヤクザたちがヨミに叫ぶ</p><p>ニュー・ペカペカ島はアフリカ沖、南太平洋のセントヘレナ島から南に７００キロの位置にありますっ</p><p>アフリカ沖セントヘレナ島の南</p><p>そこに徳川埋蔵金３６０万両は、今も眠っているのです皆さんに、発見される日を待って</p><p>ヨミはニッと微笑む</p><p>ほら、どうですか皆さんの頭の中は、もう徳川埋蔵金のことしか考えられなくなっていますよねニュー・ペカペカ島のブロンソン大陸に眠っている大量の小判のことで頭がいっぱいですこの埋蔵金を見つけたら皆さんは、大金持ちですよぉしかも、世界的な英雄になりますもう、凄いんです世界の歴史に名前が残りますほーら、皆さんはもう埋蔵金を探しに行くしかありませんだって、それは絶対にそこにあるあるとしか言えないのですから</p><p>ああ、こうやって</p><p>こいつらを狂わせるつもりなんだ</p><p>ホンモノの廃人に</p><p>セントヘレナ島の周りには、何も無いネダカラ、ナポレオンが幽閉されてたノネ</p><p>し、質問っその江戸時代の人はどうやって、そんな遠くまで金を運んだんじゃい</p><p>１人のヤクザが、ヨミに尋ねる</p><p>あ、良い質問ですね答えはどこでもドアを使ったからです</p><p>ヨミは答える</p><p>ちなみに、ニュー・ペカペカ島の島民との会話には、翻訳コンニャクを使いました</p><p>どこでもドアかぁ</p><p>なら、しょうがないのぉ</p><p>ああ、ヤクザたちは思考力も奪われている</p><p>この人たちの心の一番中核になっている場所にニュー・ペカペカ島で埋蔵金を見つけ出すということを刻みつけているノネそれだけが人生の目的で他のことは、もう何も考えられなくなるネ</p><p>ニュー・ペカペカ島で徳川埋蔵金を見つけ出すまでは今の名前は、捨ててしまいましょうはい、一番端の人から順番にペカペカ・チャレンジャー１、隣の人が２です自分のナンバーを確認して下さいそれだけが、あなたの名前です今の名前のことは、全部忘れちゃって下さい埋蔵金が見つかるまでは２度と思い出すことはありません</p><p>徳川埋蔵金というのは、どこかに埋まっているかもしれないけれど</p><p>間違いなく、ニュー・ペカペカ島には無い</p><p>だって、ニュー・ペカペカ島という島は実在しないのだから</p><p>だから、このヤクザたちは永遠に自分の名前を失う思い出すことは二度とない</p><p>おっし、ワシはペカペカ・チャレンジャー１３じゃなっ</p><p>嬉しそうに、天童貞男は言った</p><p>巫女の力で一度変化してしまった心は２度と元には戻らない</p><p>ほんでそのニュー・ペカペカ島には、どうやったら行けるんじゃ</p><p>天童貞男はヨミに尋ねる</p><p>それは皆さんを東京に送った、親分さんがご存じですわ</p><p>お、親分が</p><p>そうです皆さんの親分さんがご存じですからご自分の力で、聞き出して下さい</p><p>オレは、しっかりとヨミを抱き締める</p><p>ヨミは今天童貞男たちの死刑判決を読み上げているのだから</p><p>急いで聞き出さないと親分さんが、先にニュー・ペカペカ島へ向かってしまいますよそうしたら、徳川埋蔵金を全て盗られてしまいますよ世界からの賞賛も、名誉も皆さんが受け取るべきものであったものが、全て奪い取られるのです</p><p>そんなこと許せるかっニュー・ペカペカ島の埋蔵金は、全て、ワシらのもんだぞっ</p><p>そうだ、そうだ例え、親分でも渡すわけにはいかねえっスよ</p><p>ああ、どんなことをしてでも島の位置を聞き出さないといけないねっ</p><p>あのイワサキ・ヒロミまでがヨミによって、狂わされている</p><p>こうしちゃいられねぇオメェら、関西へ戻って親分と直談判だっ</p><p>そして、その足でそのまま、ニュー・ペカペカ島へ向かうよっ</p><p>関西の親分は発狂した天童たちが、殴り込みに来たとしか思わないだろう</p><p>何を話しても、天童たちにはもう埋蔵金のことしか頭に無い</p><p>ニュー・ペカペカ島のことを聞き出すまでは例え、相手が組織の上の人間でも</p><p>はい死んでも頑張って来て下さいね</p><p>天童たちは、このまま親分たちによって殺されるだろう</p><p>いや、殺さない限り死ぬまで、ありもしない埋蔵金のことで親分を付け狙うことになる</p><p>はーい、出口はこっちでーすそれで、外に出たらレンタカーのお店の位置を教えますから、自分たちで車を借りて、分乗して関西へ帰って下さーい</p><p>おおっみんな行くでぇ輝かしき、ニュー・ペカペカ島への出発じゃぁっ</p><p>徳川埋蔵金絶対にゲットするからねっあれはあたしらのものだっ</p><p>ぶわっと立ち上がるヤクザたち</p><p>これなら、香月セキュリティ・サービスの関与の証拠は何も残らない</p><p>全て、天童貞男たち自身による行動だ</p><p>このまま天童貞男たちは、勝手に関西へ戻りしかも、まっすぐに自分たちの親分のところへ向かう</p><p>明日の関西は、大変なことになるだろう</p><p>わけのわからないことを叫びながら詰め寄って来る天童たちを親分は、どんな思いで受けとめるだろう</p><p>これでもう関西のヤクザたちが、鉄砲玉を派遣してくることはなくなるはずだ</p><p>東京へ放ったはずの弾が凶弾となって、戻って来るのだから</p><p>はい、ドアの前を開けて皆さんは、あちらに下がって下さい</p><p>木下さんが、粉砕フレイルでオレたちの前をガードしてくれようとするが</p><p>徳大寺さん徳大寺園子さんのお父さんは、どこにいますか</p><p>えっと一斉にヤクザたちが立ち上がったから、見えなくなった</p><p>あの園子の父親は私ですが今の私はペカペカ・チャレンジャー９です</p><p>徳大寺という名前は、もう失われてしまったから</p><p>ヨミ、この人だけ別ルートで行かせてやってくれ</p><p>オレの顔を見るヨミ</p><p>このまま天童貞男たちと行ったらこの人は、最後の最後まで天童たちの使いっ走りにさせられる</p><p>もちろん、オレにはこの人だけを助けてやることはできない</p><p>この人も、この鉄砲玉グループのメンバーである以上</p><p>このまま死んでもらうしかないんだ</p><p>判った、先生ペカペカ・チャレンジャー９、アナタだけは高速バスに乗って関西へ戻りなさい</p><p>皆さんもこのペカペカ・チャレンジャー９とは、同じ車では帰りたくありませんよね</p><p>力が放射される</p><p>おう、ペカペカ・チャレンジャー９オメェだけはバスで来いただし、ワシらはとっとと親分のトコに行くからな後から遅れて来たらよオレたちは、とっくにニュー・ペカペカ島へ向かった後かもしれんが、悪く思うなよ</p><p>天童貞男は、ニカニカ笑いながらそう言った</p><p>関西へ戻るまでだけでも園子さんのお父さんが、天童貞男たちの束縛から逃れられるのなら</p><p>それぐらいは、してあげたかった</p><p>天童貞男たちを外に解放して</p><p>今度は、猪鹿蝶一郎たちの方へ</p><p>猪鹿たちにはこのまま関西へ戻って、まっすぐに警察へ向かい</p><p>自分が知っている組織や自分の親分、兄貴分たちの犯罪行為を全て告発するように命じた</p><p>見聞きしたことならどんな小さい犯罪でも</p><p>自分の罪も、仲間たちの罪も</p><p>そして、香月家のことはひょうたん島</p><p>鷹倉神社のことは、ホテル・カリフォルニア</p><p>天童貞男のことはデビッド・ハッセルホフ</p><p>というように、脳の中で言葉が入れ替わってしまうように記憶を操作した</p><p>東京の香月家に、鷹倉神社のことで恨みがあったので天童貞男たちの集団を送り込んだ</p><p>と、供述しようとしても</p><p>東京のひょうたん島に、ホテル・カリフォルニアのことで恨みがあったのでデビッド・ハッセルホフの幻影騎士団を全機、抜剣して光速突撃《ワープ》</p><p>みたいな会話しかできない</p><p>完全に心と記憶を、巫女の力で変えられてしまっているのだから</p><p>警察も、何がなんなのか事態を把握することはできないだろう</p><p>彼らも全員関西ヤクザたちから殺されることになるだろう</p><p>オレたちの命令は１度だけ、組織の犯罪を暴露しろではない</p><p>猪鹿蝶一郎たちは、これから死ぬまで何度でも</p><p>周りに誰がいようと、人の多い繁華街だろうと警察官の姿を見掛けたら</p><p>自分と組織がこれまでに犯してきた犯罪を延々と暴露し続けることになる</p><p>親分たちが生かしておくはずがない</p><p>こうして、ヤクザたちは関西へ送り返された</p><p>香月家からの死の使者として</p><p>新作が書きたくて、準備をしています</p><p>でも、なかなかこっちが終わらないうーん</p><p>ホント、1日は短いですね</p><p>いや、毎日更新をやっているからなのは判っているんですけれど</p><p>ツイッターで手塚治虫先生が、もしツイッターをやっていたらというネタがありましたが</p><p>しかも、才能ある若手に嫉妬してあれぐらい私にも描けますみたいなネタばかりなんですが</p><p>手塚先生は、きっとマンガを書くのに忙しくて、ツイッターは全然やらないと思います</p><p>若手とかに嫉妬の言葉とかも、ツイッターでは呟かないんじゃないかなぁ</p><p>だって、ああいう話は後に、編集者とかから出て来た話なわけで</p><p>それも打ち合わせとか、パーティの席での話で</p><p>公の場では、手塚先生は問題発言はなさっていないはずですから</p><p>マンガ家の代表として、言葉には気を付けていらっしゃったと思います</p><p>924．夜は楽し　／　双子の処遇</p><p>ヤクザ２グループの処理を終えてオレとイーディとヨミとハイジさんは、元のミナホ姉さんの監視ルームに戻った</p><p>木下さんは、他の香月セキュリティ・サービスの警護員とヤクザたちを建物の外部に誘導している</p><p>天童貞男たちも、猪鹿蝶一郎たちもここから、勝手に近くのレンタカー屋に行き</p><p>関西へと戻る</p><p>そして、天童たちは自分たちに東京行きを命じた親分の所へ押し掛け、架空の島ニュー・ペカペカ島の位置を教えてもらうまで暴れ続ける</p><p>猪鹿たちは、関西の地元の警察へ自分と組織の犯した罪を全て報告しに</p><p>そして、両方のグループとも東京で見聞きしたことについては、何も話さない</p><p>いや、話せなくした</p><p>天童たちはニュー・ペカペカ島にあるという徳川埋蔵金のことしか、考えられなくなっているし</p><p>猪鹿たちは、地元に戻った瞬間から警察官の姿を見つけたら、いつでも、どこでも、何度でも、公衆の面前だろうと、自分たちの罪を告発し続けることしか頭にない状態になっている</p><p>東京で何があったと問われても、いや、そんなことよりと、自分たちの主張しかできない状態に改造されている</p><p>そして、この改造は絶対に元には戻らない</p><p>これで良かったのかな</p><p>だって、あたしたちにはこうすることしかできないでしょ</p><p>一罰百戒関西のヤクザたちに、２度と鉄砲玉を派遣させないためには</p><p>正攻法でなく香月家や黒森家に手を出そうとすると鷹倉神社の巫女によって発狂させられるということを示しておかないといけない</p><p>ヨミが、オレに身体を寄せる</p><p>大きな瞳が下からオレを心配そうに見上げている</p><p>いや、ごめんヨミが一番大変だったんだよな</p><p>ヤクザたちの身勝手で暴力的な思考を受けとめながら事実上の死刑を宣告したんだから</p><p>良くやった助かったよ</p><p>みんなで生きていくためだもん</p><p>あの人たちを可哀相とか思っちゃダメだよ、先生気を許したら、嚙み付かれる家族や仲間を奪われたり、殺されたりするんだよ</p><p>ヨミは両親をヤクザに殺されている</p><p>だから、ヨミは闘うんだよ負けたらヨミだけでなく、家族のみんなが傷つけられるんだから</p><p>ああ、やっぱり気が高ぶっているんだ</p><p>何十人ものヤクザたちを狂わせたことで</p><p>うんありがとうずっと一緒だぞ、ヨミ</p><p>うん先生</p><p>ヨミもオレをギュッと抱き締めた</p><p>そんなオレたちの様子をハイジさんが、ジッと見ている</p><p>はーい、連れて来たよーんっ</p><p>と寧が、例の双子の中学生エリとリエを連れて来る</p><p>オシッコを漏らしたから、シャワーを浴びに行かせたんだった</p><p>ヤッちゃん何で、白スクール水着それに</p><p>エリとリエは白いスクール水着に、首輪をしていた</p><p>首輪には、カランコロンと大きな鈴まで付いている</p><p>判りやすくするためだよっ蛍光オレンジの首輪がエリちゃんで蛍光グリーンがリエちゃんだからっ</p><p>ま、まあ同じ顔だからな</p><p>うう何で蛍光なのん</p><p>うち、普通に赤とかが良かったわぁ</p><p>赤の首輪は、みぃちゃんて決まっているんだよっ我が家では</p><p>みすずは今でも、首輪プレイを楽しんでいる</p><p>赤い首輪を付けて、全裸でお屋敷の庭をお散歩とか</p><p>樹木にしがみついて、後ろから犬の様に犯されるのも好んでいる</p><p>何か、２人とも元気が無いんじゃないか</p><p>さっきみたいに、２人で軽口をたたき合ったりはしない</p><p>妙に雰囲気が暗い</p><p>ああ、着替えながら自分たちの親が、ヨミちゃんに変えられていく様子をモニターで見せたんだよっ</p><p>ああいう不思議な力を持っているのは、月子さんだけじゃないってことを教えておかないとね</p><p>月子の力は直接見ている</p><p>だから、今度は同じ力をヨミが使うのを見せたのか</p><p>ちなみに、月子さんとヨミちゃんの２人だけでもないから</p><p>ソウヨ、この力が使えるコはまだまだいるネ</p><p>アンタたちも悪いコのままだとアタマをおかしくシテ、外に捨てるネ</p><p>巫女の力が使える子はあと、ルナとコヨミちゃんがいる</p><p>しかし誰が力を使えるのかは、今はまだこの双子には教えない方がいいだろう</p><p>この双子には、少しプレッシャーを掛けておかないといけない</p><p>ほら、挨拶しなっあの人があたしたちのボスだよっ</p><p>寧が、双子にミナホ姉さんを示す</p><p>こ、こんばんは</p><p>こんばんわですうちたちは</p><p>名乗らなくて良いわあなたたち、もう今までの名前は捨てるんだから上の名前、苗字わね</p><p>ミナホ姉さんが、冷たい微笑で答える</p><p>もう元の家には帰れないし、あなたたちの親はまもなく死ぬわいいえ、精神的には、すでに死んでいるのも同然よ頭がおかしくなっているんですもの</p><p>強力なプレッシャーを、双子に与える</p><p>公、あなたのセックス奴隷なんだからあなたの好きな名前を付けなさい</p><p>そうだよこの際だから、ヨッちゃん一号と２号とかキキとララとかジュンとネネとかユウコとヤヨイとかリンリンとランランとかファインとレインとかタツヤとカズヤとか</p><p>もういいよ寧</p><p>面倒だから、下は今と同じエリとリエのままでいいよ苗字は</p><p>オレは、２人を見る</p><p>取りあえず、吉田ってことにしておこうか</p><p>えわたし、吉田エリになるん</p><p>うち吉田リエ</p><p>不満そうにオレを見る双子</p><p>いやなら、タノムサク・エリ・ギャラクシージムとリエ・ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジに改名させるよっ</p><p>嫌やん、そんなの</p><p>ていうかうちら、何人</p><p>あなたたちは、公のセックス奴隷としてのみ受け入れるわだから、公をセックスで満足させている間は、あなたたちの衣食住を保証するわ関西の怖い人からも守ってあげる</p><p>でも、公があなたたちとのセックスに飽きたら捨てるわよもちろん、あたしたちについての記憶は全て消して、あなたたちの頭もおかしくしてからね</p><p>ニッと微笑むミナホ姉さんに、双子はゾッとする</p><p>あたしたちは犯罪組織の人間だけれど香月家の庇護下にいるわ国も警察も、あたしたちには手出しはできないヤクザもねだからせめてもの嫌がらせとして、あなたたちの親を鉄砲玉として送り込んで来たわけだけど、こういう結果になったわ</p><p>黙り込むエリとリエ</p><p>あたしは無能な人間と裏切り者が大嫌いよまあ、普通は誰でも、そうだろうけれど逆に一生懸命、あたしたちのために働いてくれる人には、ご褒美をあげるわ</p><p>アメとムチ</p><p>あなたたちに対する最低保障は、飢え死にしない程度の食事と、雨がしのげる程度の住居と、寒くないだけの服だけよあなたたちが、ギリギリ生きていくための最低のものだけは無償で与えてあげる</p><p>ま、待ってぇなそんなんじゃ、わたしら死んでしまうん</p><p>そうやわうちら、このお兄さんとえっちぃことをせーへんといけないよ</p><p>抗議する２人に</p><p>そうよあなたたちの仕事は、公への性的奉仕よだからセックスの回数で、お金をあげるわ最低保障以上の生活をしたいのなら、公への奉仕で稼ぎなさい</p><p>そうね公を１回射精させる度に１０００円あげるわ</p><p>うそ、安いわそれ</p><p>そうや、１回１万円はもらわんと割に合わんわ</p><p>あら公、あなた一晩でだいたい何回ぐらい射精する</p><p>うーんと大体、１０回前後かな</p><p>学校から帰って来て夕食前に、誰かとセックスするし</p><p>夜は寝る前に２～３人相手にするし</p><p>真緒ちゃんと一緒じゃなければ、風呂場でも誰かに膣内射精する</p><p>この子、絶倫なのよこの子に奉仕するってことは、それぐらいするってことよ</p><p>いや相手が１人じゃないから、そうなっているわけで</p><p>この双子だけを相手にしているわけにはいかないんだけれど今のオレは</p><p>て、ことは毎日、１０回ずつしてたら１晩で１万円か</p><p>でも、そんなんしたらお股がすり減ってしまうよ</p><p>そんなことないってハマダのオバチャンがソープに勤めてた頃は、毎日、⒎人ぐらいは相手してたってゆーてたわ</p><p>そうか１０回ってゆーても、うちら２人居るから</p><p>１人５回なら、楽勝や</p><p>そもそも、セックスして１晩１万円で興奮しているところがすでにおかしいんだが</p><p>この子らはまだ１３歳だし、売春業の相場の金額とかは知らないのか</p><p>両親は、この双子を使って稼ぐことばかりに夢中でこの子らには、全然、お金を与えていなかったみたいだし</p><p>でも、わたしら２人とも初めてなんよ</p><p>そうですわ初めての値段だけは、もうちょっと欲しいですわ</p><p>どうする、公</p><p>じゃあ、ロスト・ヴァージンだけは、３万円払うよ</p><p>オレの言葉に、エリ＆リエは</p><p>ホンマか、お兄さん</p><p>２人で３万ですかそれとも</p><p>１人ずつに３万円ずつやるよ</p><p>その代わり痛いから、もうヤダとか言うなよオレが満足するまで、キッチリ相手してもらうからな</p><p>ええっでもしゃーないか</p><p>３万円やもんなぁ</p><p>どういう生活をしてきたんだ</p><p>いや、この子たちの暮らしていた世界はかなり異常だったから</p><p>親が双子の娘の処女をネットオークションで売ろうとしていたくらいだし</p><p>それから言っておくけれど、避妊はしないからな</p><p>ヒニンて何</p><p>エリちゃん、アレやゴムつけないで、中で出すっちゅうことや</p><p>そんなん、赤ちゃんできちゃうやないか</p><p>そうですわお兄さん、大変なことになりますよ</p><p>慌てる２人</p><p>大変なことになんか、ならないよ</p><p>だってわたしら</p><p>そうですうちらは</p><p>赤ちゃんができたら、産むんだだから、問題無しだ</p><p>うへーっ</p><p>もちろん、実際には毎日、避妊薬を飲ませる</p><p>しかし、この双子にはそのことを教えない</p><p>お前たちは、オレがお前たちの身体に飽きるまではオレのセックス奴隷だそれで、もし飽きたら頭をおかしくして、捨てる死ぬのと同じだ判るな</p><p>どうせ、この双子はまた</p><p>この場の流れだけで、相づちを打っている</p><p>本気で、一生、オレの奴隷でいるつもりはない</p><p>とりあえず、オレたちの言う通りにしておいて</p><p>いつか、隙を狙って逃げだそうとしている</p><p>あるいは、オレたちが今は怖いことを言っているけれど</p><p>その内、情が移れば自分たちを解放してくれるかもしれないと</p><p>甘い期待を持っている</p><p>その望みを崩す</p><p>いいか、オレに仕えるっていうことはもうお前たちの一生はオレのものだっていうことだこの後、１０年も２０年もずーっとオレに奉仕するってことだお前たちが、オレに奉仕することを忘れたらオレはいつだって、お前たちを放り出すからな</p><p>そんな１０年、２０年て</p><p>２０年も経ったらうち、オバサンになってしまうわ</p><p>いや、今１３歳なんだからまだ３３歳だろ</p><p>オバサンになっちゃったらお兄さん、絶対にわたしらのこと飽きるわ</p><p>そんなんで、頭をアホにされて死ぬのは嫌やわ</p><p>だから年を取る度に、変わっていくんだ今は、ただの子供だけど可愛い女から、可愛いお母さんになっていけそうしたら、オレはお前たちが何歳になっても可愛がってやる</p><p>この双子の問題は</p><p>親から受けた影響なんだろうけれど刹那的過ぎるんだ</p><p>今のことしか、考えていない</p><p>１０年後、２０年後という長期間の未来のことを考えていない</p><p>年を取って可愛いお母ちゃんになれって</p><p>そんなん、うちら判らへんよ</p><p>可愛いお母ちゃんなんて、見たことないもんなぁ</p><p>ケバくて、脂ぎってるお母ちゃんなら、よう知ってるけれど</p><p>知らなきゃ、勉強するネ</p><p>世の中に生きているニンゲンはアンタたちがこれまでに見てきたヒトたちより、もっともっとたくさん居るのネ</p><p>そうそう悪いけれどあんたたちの暮らしてきた、関西のせまーいエリアのことだけを基本に物事を考えてたらダメだよっ</p><p>でもなあ、リエちゃん</p><p>これってもし、お兄さんが死んでしまったら、どうなるねん</p><p>オレが死ぬ</p><p>そうやお兄さんがヤクザとかに殺されたりしたら、うちらはどうなるん</p><p>２人の眼が、オレを見上げる</p><p>ああ、この子たちの生きてきた世界は</p><p>身内が突然、死んだり殺されたりする世界でもあったから</p><p>死なないノネDarlingハ</p><p>真顔で、イーディが言う</p><p>アタシが守るカラ</p><p>そうだよ、ヨッちゃんは死なないよっ絶対に</p><p>寧も、ぷんぷん怒っている</p><p>でもなあ</p><p>守るゆーてもお姉さんの方が先に死ぬかもしれへんしな</p><p>アタシが先に死んだら、ミチがDarlingを守るネあるいは、レイカがショウがハイジがツキコやヨミもいるネ、他のコたちも</p><p>はいヨミもいますっルナたちだって</p><p>ヨミがそう答える</p><p>Darlingのオンナはたくさんいるノネイッペンに全員を仕留めることは、どんな殺人鬼にも無理なことネそして、もし誰かが倒れたら残されたニンゲンが復讐するネ</p><p>もし、公が先に誰かに殺されてしまったとしたら、あたしたちは全力で復讐するわそして、復讐を遂げたらあたしたちも死ぬわ</p><p>ギョッとする、双子</p><p>公のいない世界なんて生きている意味はないもの</p><p>そうだよっあたしも死ぬよっヨッちゃんが居ないなんて、耐えられないもんっ</p><p>アタシもダヨソンデ、その時は</p><p>アンタたちも、一緒に死んで貰うネアタシが先に死んでたバアイは、他のコがアンタたちを殺すヨちゃんと伝えておくネ</p><p>わたくしが殺します</p><p>ずっと黙って見ていたハイジさんが口を開く</p><p>わたくしがこの双子を殺して皆さんの後を追いますお約束致しますから</p><p>こ、怖いわ</p><p>嫌やぁ</p><p>双子は２人で抱き合って、ガクガクと震える</p><p>あなたたちは、もう戻れない場所に来てしまっていることを理解するべきです</p><p>ハイジさんは、そう言った</p><p>もちろんわたくしも、覚悟できております</p><p>オレたちの家族に入ったら</p><p>オレの女になったら</p><p>もう、元には戻れないということを</p><p>死ぬまで家族でいるしかない</p><p>黒森家の秘密を知っている人間を外に出すわけにはいかないのだから</p><p>ま、アンタたちは馬鹿じゃないネただ、育った環境が悪すぎて今まで、色んなコトを深く考えていなかったダケネ１３歳ダッケ</p><p>ナラ、まだ全然、修正が効く年齢ネDarlingのセックス奴隷から家族に昇格できるかもしれないヨ</p><p>この双子は、頭の回転は良い周りの空気を見る能力もある</p><p>単純に、ちゃんと教育されてきていないだけだ</p><p>ああ、今は無理だとにかく、セックス奴隷として、きっちり奉仕しろよふざけたことをしたら、本当に捨てるからな</p><p>今のままのこの子らはオレの大切な家族と接触させるわけにはいかない</p><p>アニエスや真緒ちゃん、ルナやコヨミちゃんたちに悪影響を与えるだけだ</p><p>この双子は、自分よりも弱そうな子をイジメルと思う</p><p>うちの子たちが仲違いするような悪口や嘘を、わざと広めると思う</p><p>そうやって、自分たちの立場を固めようとすると思う</p><p>なぜなら、天童乙女たちの少女グループがそうだったのだから</p><p>あの金髪や赤髪や眉無しパーマと同じ世界の考え方をしている</p><p>この双子の監督役を誰か決めないといけないよな</p><p>あたしがやろうか</p><p>ヤッちゃんはダメだよ</p><p>寧の不良少女は、付け焼き刃だ</p><p>本当の寧子は気が弱くて、大人しい少女だ</p><p>この双子は、すぐに寧の本質に気付くだろう</p><p>そして、ネチネチと寧をいたぶっていくと思う</p><p>ヤッちゃんは、ほらマルゴさんとのアメリカ行きも控えているし</p><p>あ、そっかあたしにはずっと付いててあげるのは無理だもんね</p><p>取りあえず、そういうことにしておく</p><p>ヤッパ、アタシかネ</p><p>いや、イーディも合わないと思うぞ</p><p>イーディは、頭が良すぎるから</p><p>この双子の方が、反発すると思う</p><p>わたくしの仕事ですわ先生</p><p>この子たちと居るのは良いお稽古になると思うんです</p><p>稽古って</p><p>人の悪意を受けとめて流す、お稽古です</p><p>さっきはヤクザの人たちの、ギトギトした思考が流れ込んで来て、溺れそうになりましたそういうのを受けとめるだけ受けとめて、ささっと脇に流してしまう練習をしないといけないんだと思うんです</p><p>ヨミはそう言う</p><p>月子お姉様はああいう人たちを前にしても、心がまったく動じませんわあれは鷹倉神社に居た頃にお母様と親分さんたちと面談する機会が多かったからだと思います</p><p>そうだ月子は</p><p>ヨミよりも４歳年上で</p><p>本当の父親のヤクザの親分なんかとも、面談していた</p><p>そして、ヤクザたちの邪な思考が自分の中に流れ込んで来るのと、必死で闘っていた</p><p>ヤクザの親分たちは月子を次の巫女にして、犯すことを考えていたのだから</p><p>この子たちはさっきから、心の中ですぐにグチや悪口を言っていますわ先生のことも、わたくしたちのことも小馬鹿にして</p><p>そ、そんなことないわ</p><p>この姉ちゃん勝手に話を作っておるわっ</p><p>悪いけれどわたくしには、判るのよ</p><p>ヨミは、双子を見る</p><p>そんなはずはない絶対、嘘や</p><p>ヨミに心を読まれてギョッとする、エリ</p><p>嘘、嘘、そんなん困る何やのこの姉ちゃん</p><p>リエもハッとする</p><p>だから、そういうことを考えちゃダメですわ言葉にしたら、許さないわよ</p><p>ヨミは、ニッと微笑む</p><p>確かに、この双子のトゲトゲとした思考を読むのは</p><p>ヨミにとっては、良い稽古になるだろう</p><p>ヨミもある意味、お嬢さん育ちなんだよな</p><p>品の無い双子のバイタリティに、１人で対抗できるのか</p><p>ヨミさんだけではダメねマナさんにも来てもらいましょうか</p><p>マナに監督させる</p><p>本当に適任なのは、雪乃さんだと思うけれどあの子は、身体のことがあるから</p><p>ああ、雪乃の登山ロープのように太い神経ならこの双子に動じないと思う</p><p>でも、雪乃は妊娠中だからな</p><p>双子がキレて暴れたりしたら危ない</p><p>マナさんも最近は落ち着いてきたしあの子には、悪意への対応力があると思うのよ</p><p>ミナホお姉ちゃん、マナちゃんこっちに呼ぶ</p><p>そうね、そうしましょうか顔合わせは早い方がいいわよね</p><p>ヤクザのお父さんたちは解放したけれどこの子たちは、このままこの建物に残すしかないものね</p><p>この双子も、天童乙女たちも香月家の本家の邸宅に連れて行くわけにはいかない</p><p>明日の朝になったら例のホテルの地下の黒い森の施設に連れて行くわ</p><p>ああ、前に一度行ったことがある</p><p>オレたちの街の駅前の大型ホテルの地下にある娼館の外部施設だ</p><p>あそこが、新しい黒い森のメイン施設になるから</p><p>今のお屋敷は、オレたちが住んでいるから</p><p>いくら広大な屋敷だと言っても、みすずや瑠璃子が暮らしている場所で娼館を営業することはできない</p><p>まあ、克子と渚がビルを建てたらあなたたちは、そっちに引っ越して、娼館はお屋敷に戻してもいいんだけれど</p><p>克子姉のパン屋と渚の花屋を中心としたビルを街の中心部に建てる計画がある</p><p>でも、ビルの建築なんて簡単にはできないから</p><p>予定では、オレが高校を卒業する２年後をメドに完成させる予定になっている</p><p>ミナホ姉さんの娼館は、５年間限定だから</p><p>いずれお屋敷での営業を再開することになるだろう</p><p>シゲヨさんは解放して黒沢さんは娼館に入るわ徳大寺さんは、まだ決定ではないけれど本人がやると言ったんだから、娼婦にしたいわ</p><p>だから、園子さんと天童乙女の処遇は明日の朝までに決めないといけないんだね</p><p>そういうことよあんまり長く、このビルを借りているわけにはいかないもの</p><p>ここは香月セキュリティ・サービスの持ちビルだから</p><p>いつまでも、黒い森の娼婦候補者を置いておいてもらうわけにはいかない</p><p>でも、慌てなくて良いわよあなたも少し落ち着きなさいそうね</p><p>先にその双子の味見でもしてみたらどうかしら</p><p>黒い森の娼館の方へ行く少女たちは</p><p>ミラージュ騎士団のレフトグループみたいにしたいと思っています</p><p>表の家族たちとは別の集団ですね</p><p>少し毛色の違う感じになると思います</p><p>さて、感想の返信が全然できていなくて申し訳ありません</p><p>なかなか、時間が取れなくて</p><p>先に、最近のものを返信して</p><p>かなり時間が経ってしまっているものは後回しにするかもしれません</p><p>ちょっと溜まりすぎてしまっているので</p><p>書かれた方も、もうその時のことを忘れてしまっているかもしれませんし</p><p>うーん、いつやろう</p><p>925．夜の火遊び　／　ＭＯＲＥ　＆　ＭＯＲＥ</p><p>隣の部屋が仮眠室になっているから、自由に使っていいわよ</p><p>畳の部屋だし、お布団もあるしこの子たちも、せめてお布団の上で処女を失いたいでしょうから</p><p>ビクッと震えるエリとリエ</p><p>そっと強ばった顔で、お互いを見る</p><p>どないしょ、リエちゃん</p><p>困ったな、エリちゃん</p><p>ミナホお姉ちゃん、ビデオカメラとかデジカメの機材ってあるのかなっ</p><p>香月セキュリティ・サービスの機材を借りることができると思うわ</p><p>じゃあ、カメラのセッティング何かはあたしがやるよっ</p><p>ああ、処女喪失は記念撮影するのがオレたちの流儀だ</p><p>マジでするん</p><p>このお兄さんにヤられちゃうん</p><p>双子はわざと大きな声で、心配そうにそう言う</p><p>オレたちに同情してもらおうとしていることは明白だから無視する</p><p>今、手配してもらうからちょっと待っててお茶でも飲んでなさい疲れているでしょあなたたち</p><p>ミナホ姉さんは、館内電話を取る</p><p>そういえばレイちゃんの姿が見えなくなった</p><p>解放した天童貞男たちが、ちゃんとレンタカー屋へ向かったか確認しに行っているんだろうか</p><p>ここの冷蔵庫の中の物自由に飲んでいいわよ冷蔵庫の上の箱の中には、お菓子もから適当に食べなさい</p><p>ああ、確かに部屋の片隅にホテルなんかに置いてあるような、ミニ冷蔵庫がある</p><p>その上に、洋菓子の入っていそうな箱も</p><p>ええー何があるん</p><p>うち、喉がカラカラやー</p><p>暗い顔をしていた双子が、いきなり冷蔵庫に注目する</p><p>勝手に開けたりはしない</p><p>こういうところは、徹底的に彼女たちの暮らしてきた世界のルールに則っているらしい</p><p>なあお兄さん冷蔵庫の中開けて見てええですかぁ</p><p>そんで何か飲んでもいいですかぁ</p><p>媚びた眼で、オレを見る</p><p>その場における人間関係の上下は動物的に守る群れの中のケモノと同じだ</p><p>ここでの１番は、ミナホ姉さん</p><p>でも、ミナホ姉さんは怖いから直接は話さない</p><p>２番がオレだと空気から感じたらしい</p><p>で、ミナホ姉さんがオレに自由に飲食するように勧めてくれたから</p><p>全力でオレに媚びる</p><p>ハイジさん、冷蔵庫を開けて中に何が入っているか見てくれないか</p><p>オレは、双子を無視してそう言う</p><p>ハイジさんが立ち上がり、冷蔵庫へ向かう</p><p>ガチャッと扉を開け</p><p>オレンジ・ジュースが２本、炭酸飲料が２本、缶コーヒーが５本後、お茶のペットボトルが４本入っています</p><p>ハイジさんが、冷静に報告してくれる</p><p>それから、マカロンみたいな洋菓子が７つありますね</p><p>冷蔵庫の上の箱も開けて確認してくれた</p><p>ミナホ姉さんやレイちゃんは、ずっとこの部屋に詰めていたから</p><p>すでに何か飲んだり、食べたりしているのかもしれないけれど</p><p>あ、わたしオレンジ・ジュースが欲しいですわあと、マカロンも</p><p>うちは炭酸のシュワッとするのが欲しいわマカロンも</p><p>いきなり、そう言い出す双子</p><p>ミナホ姉さん、何かいる</p><p>まず最初にオレたちのボスに尋ねる</p><p>あたしはいいわさっき、コーヒー飲んだばかりだから</p><p>ヤッちゃんは</p><p>寧はオレの大切なお姉ちゃんだ</p><p>お茶もらおうかなっマカロンはいらなーい夕飯の後には、甘い物は摂らないことにしているからっ</p><p>恭しく、ハイジさんがお茶のペットボトルを差し出す</p><p>あんがとっ</p><p>オレは次にイーディに尋ねるが</p><p>Darling、先に選びナヨ</p><p>いいんだよイーディは、今日は頑張ってくれているからさ</p><p>昼間のパーティからずっと、オレに付き合ってくれている</p><p>ソンジャ、COFFEE下さいネマカロンも食べるヨアタシは、チョット糖分を脳に供給したいから</p><p>だったら、炭酸とかの方が甘いよ</p><p>サイダー類は、糖分が入り過ぎネシカモ人工甘味料ダシ缶COFFEEでイイヨアタシは</p><p>ハイジさんが、イーディに缶とマカロンが１コずつ小分けにされて入っている小さな袋を手渡す</p><p>Thank Youね</p><p>ヨミ、先に選べ</p><p>オレは、ヨミに微笑む</p><p>いいんですの</p><p>いいんだよお前も、いっぱい頑張ったんだから</p><p>ヤクザの処理で１４歳の少女が、力を必死でコントロールしながら精一杯やってくれたんだから</p><p>精神的には、かなりグッタリしているはずだと思う</p><p>じゃあ、オレンジジュースをそれからマカロンも食べます</p><p>ハイジさんが手渡す</p><p>あ、オレンジジュース、後、一本になってしもうた</p><p>うちの炭酸は、まだ残っとるわぁ</p><p>ふん、炭酸はギョーサン、砂糖が入っているらしいでリエちゃん</p><p>うち、ダイエットなんてしなくても細いモンエリちゃん</p><p>これも演技だ</p><p>ハイジさんも、好きなのを選んで</p><p>いいえ、わたくしは最後で結構です</p><p>いや、いいから選んでくれ</p><p>では、お茶をいただきます</p><p>ペットボトルのお茶を選ぶ</p><p>お菓子は</p><p>いえ大丈夫です</p><p>そう言うハイジさんに、イーディは</p><p>アンタは、作戦中には飲食しないタイプなのネ</p><p>いえ、あのそうするように、アカデミーで指導を受けましたから</p><p>ああ、ハイジさんは</p><p>デモ、今は作戦中ジャナイのネ</p><p>ヤクザたちの処理の緊張感が、まだ抜けていないで緊張したまんまなんだ</p><p>怖イデショ人の人生を終わらせてシマッタンダカラ</p><p>カラオケのお店の方が、バトル・アクションは多かったケレドアッチは成り行きで、殴る蹴るしたダケネデモ、今のは確実に、人の生き死にに直結するコトに直面シタんダカラ</p><p>想像力の問題だ</p><p>カラオケ店の戦闘は、ヤらなくてはこっちがヤられるんだから闘った</p><p>その結果、天童貞男たちがケガをしたり、死んだりしたとしても割り切れる</p><p>しかしさっきのは</p><p>圧倒的な巫女の力デぷちっと虫を潰すように、アイツラを死に追い込んだネ怖いよネ</p><p>天童たちが、実際に狂っていく様子を見てそして、この後、死に向かって突進していくことが想像できるから</p><p>ハイジさんは、小さくうなずく</p><p>アタシたちのこと怖くナッタカ</p><p>ハイジさんは、オレを見る</p><p>いえ怖くはないです</p><p>ドウシテ、そう思うネ</p><p>イーディは、笑顔で尋ねる</p><p>皆さんが力に溺れて、暴走しないように黒森様が、安全装置としていつも付いていらっしゃることが判ったからです</p><p>オレが安全装置</p><p>ソウヨヨミやツキコの力も、アタシやミチの武力もミナホの知力も、ミスズたちの持っている権力も全部、凶器なのネ普通に使ったのナラ、死人がドカバカ出るネアタシたちほらみんな、ブレーキが欠けている人間ダカラ</p><p>ダカラ危険を承知で、現場にDarlingに来てもらっているノネDarlingに判断を仰ぐウウン、Darlingの顔を見ていれば、アタシたちはどんな時でもやり過ぎないで済むカラ</p><p>そうそうそう、あたしたってどんなにテンパッた状況の時でも、ついついヨッちゃんの顔を見ちゃうからねっヨッちゃんがヤバッって顔をしていたら暴走しないもん</p><p>テンドウ・オトメがダメなのは、ソレヨ自分の内面だけに集中してシマウト、外の状況を感じる力が失われてしまうノネダカラ、あのコはいつも自分のコトダケになるノヨアタシたちは、いつだってDarlingのことが気になるカラネDarlingの位置、健康状態、表情どんなコトを考えているのかを、いつも気にしているヨダカラ、修羅場にナッテもイッパイイッパイにはならないノネ</p><p>はいヨミも先生が、背中から抱き締めて支えていて下さったから先生の体温を感じていられたから、心が暴走せずに済みました</p><p>あんなたくさんの数のはみ出し者ヤクザと心をリンクさせるのは、本当は怖くて危険なことなんだよな</p><p>ヨミの方が多人数のヤクザたちに、心を引っ張られてしまう可能性もあったんだから</p><p>今のアタシたちは１人１人が、トテモ危険な存在ネデモ、その中心に重しとしてDarlingが居てくれるから問題無く機能しているノネ</p><p>だから、香月のオジィちゃんだってあたしたちの存在を許してくれているんだよ</p><p>ちゃんと安全装置のある力なら有効に使えるからねっ</p><p>なるほど、理解できました</p><p>最初は、危険な現場にどうして黒森様が立ち合われるのか、ずっと不思議だったんですけれど</p><p>公は重しとしては適任なのよそれに、今の年齢から修羅場を経験しておけばますます、強い重しになるわ</p><p>あたしはこの子をとことん鍛えたいのよ安全なところに匿ったって、温室育ちのひ弱な男にしかならないわだから、危険を承知で現場に出しているのよ</p><p>オレはオレの女たちだけに危険な思いをさせたくないから</p><p>オレも現場に出ているだけなんだけれど</p><p>ハイジちゃんと切り替えるノネもう、一番危険なコトは終わったノネ後は、ショウやレイカたちに任せればイイアタシたちの作戦は終了したノネ</p><p>でも、まだ天童乙女さんが残っています</p><p>え、ハイジさん</p><p>ソウネモシカシタラ、眼を醒ましたオトメがソノコを連れて、ここから逃げだそうと大暴れスルかもシレナイノネそういう可能性は残っているヨデモオトメの監視は、ミナホたちがやっているノネ</p><p>天童乙女が今、拘束されている部屋もミナホ姉さんは、チェックし続けている</p><p>ハイジは、今までは何でも１人でヤッてキタから何もかも気になってシマウんだろうケド分担している仕事は、担当の人に任せるノネそんなに、ずーっと緊張していたら、心がマヒしてしまうヨアタシたちはというより、ヨミとDarling、それとハイジは、今ちょっとキツめの仕事をして、心が縮こまっているノネだから、ミナホはリラックス・タイムをくれたノヨ切り替えなきゃダメここで緊張をホグしておくノネ</p><p>あはいなるほど</p><p>納得するハイジさん</p><p>お茶とお菓子で休憩してDarlingは、その後セックスもするノネリラックスには一番デショ</p><p>すると、あのパーティの後、皆さんでお風呂場でその</p><p>ハイジさんは、風呂場でのオレたちのセックス大会を鳥居さんと見学していた</p><p>ソウヨ昼間のパーティが終わってみんな緊張を緩めたかったカラネミスズたちも、アニエスたちもダカラ、リラックスしたい子はミンナ、セックスしてたノネ</p><p>あの時、イーディと寧はオレとセックスしていない</p><p>今度は、ヨミとツキコがリラックスする番ネデモ、ソレダケじゃDarlingが楽しめないからそっちの双子も犯すノネ</p><p>イーディが、エリとリエを見る</p><p>そその</p><p>そろそろ、わたしらも</p><p>うちらは貰えませんの</p><p>ああジュースとマカロンか</p><p>こいつら、今のイーディとハイジさんの会話を聞いていなかったのか</p><p>いや、飲み物に夢中になっているフリをしているだけだ</p><p>オレたちの人間関係を理解しようと、必死で聞き耳を立てている</p><p>月子が帰って来る</p><p>ご苦労様どうだった</p><p>シゲヨさんの記憶は改変しました今は、香月セキュリティ・サービスの方がご親戚の所へお届けするために連れていかれました黒沢さんの方も、わたくしの力での処理は終わりました今日はこのまま、朝まで眠られた方が良いと思いますのでそう暗示してあります少し記憶が混乱するかもしれませんので明日また、微調整は致します天童乙女さんと徳大寺園子さんは、まだ手つかずで眠らせてあります２人とも、わたくしが命ずるまでは、眼を醒ましません</p><p>ああ、月子疲れているようだな</p><p>ヨミの方はヤクザ相手だから、かなり荒っぽい力の使い方で良かったけれど</p><p>ヤクザの娘たちの方はこれからの人生があるから</p><p>かなり繊細に心と記憶を操作していったんだ</p><p>こればかりは、鷹倉姉妹の中で一番力が強くて、安定している月子でないとできない</p><p>ほら、月子ここに座れよ冷たいものでも飲まないかマカロンもあるんだぞ</p><p>オレは、月子に椅子を勧める</p><p>あ、あのオレンジジュースと炭酸飲料と、缶コーヒーとお茶がございます</p><p>あわてて、ハイジさんが飲み物の種類を告げる</p><p>じゃ、オレンジジュースをいただきますわ</p><p>月子が、そう言った瞬間</p><p>あ、あかんわ</p><p>エリちゃん、残念やな</p><p>最後の一本を取られてしまったエリが悲鳴を上げる</p><p>なあにああ、あなたが欲しかったのねごめんなさい</p><p>疲れているから双子の心を読んでいなかったらしい</p><p>いいから月子が飲みたいものを飲め</p><p>一生懸命頑張って来た人が優先だ</p><p>すると双子は</p><p>ちょっと、お兄さんそれはないわ</p><p>そうやな、エリちゃん</p><p>不服そうに、オレを睨む</p><p>わたしらかて頑張ってたんやでぇ</p><p>そうや乙女ちゃんとかあのイジワル３人組とかと、ずーっと一緒に居て</p><p>堪えておったんや</p><p>ツラかったわぁ</p><p>それに、園子ちゃんとか直子ちゃんがメッチャ、辛気臭かったかなぁ</p><p>ごっつー、陰気やったんやぁ</p><p>そんでも、わたしら一番年下だったから</p><p>うんずーっと我慢しとったん</p><p>頑張ってたんやぁ</p><p>そうや、そう</p><p>双子は、そうアピールする</p><p>じゃあ、選べよただし、オレンジジュースをは、もう月子のだからな</p><p>オレは、そっけなくそう言う</p><p>もおっ、ぷんすかっ</p><p>ぷんすかっ</p><p>怒っとるんやで</p><p>ムカついとるんやで</p><p>双子は、オレを睨む</p><p>じゃあ何も飲むなマカロンも食うな</p><p>うー、お兄さんのイケズ</p><p>あー、酷い人やぁん</p><p>と、月子が</p><p>あなたたちその作戦、良くないわよ</p><p>双子に、ニコッと微笑む</p><p>な、何のことですぅ</p><p>うちら作戦とか使こうてないもんなっエリちゃん</p><p>そうやこれが自然なんやもんなっリエちゃん</p><p>身を寄せ合うエリとリエ</p><p>あなたたちが今、わざとやっているそういう喋り方とか、そういう態度は公様には響かないわよ</p><p>うんあなたたちはロリコンのオジサンたちが、そうしたら喜ぶからって</p><p>、そんな風にしているけれど先生は別に、ロリコンじゃないし</p><p>ヨミも双子の心を読んでいる</p><p>ウッソやぁだってな、リエちゃん</p><p>そうやわ、エリちゃん</p><p>わたしらまだ１３歳や</p><p>１３の子とエッチしたがる男は、ロリコンに決まっとる</p><p>双子は、お互いの顔を見てウンウンとうなずき合う</p><p>そうヨミだって、まだ１４歳だけれど先生とセックスしてるよそれに先生、１２歳の子とだってしてるし</p><p>アニエスとルナは</p><p>うわっ、ガチでロリコンやわぁ</p><p>怖い、怖いわぁ</p><p>でも、ヨッちゃんはあたしともセックスしているよ</p><p>あたしのこの身体を抱いてそれでもロリコン</p><p>豊満な胸を、自分で持ち上げる</p><p>ホンマか</p><p>アタシも、Darlingとセックスしているネ</p><p>え、そうなん</p><p>て、ことはお姉さんも</p><p>リエが、ハイジさんに尋ねる</p><p>いえ、わたくしはこれからです</p><p>ハイジさんは、そう答えた</p><p>何や、全員、ヤられているんかと思って、ドキドキしたわ</p><p>そんでも、ビックリやなエリちゃん</p><p>うん、ビックリやリエちゃん</p><p>ちなみにあたしも、公と寝ているわよ</p><p>最後に、双子に存在を無視されたミナホ姉さんが、そう言った</p><p>セックスはしていないけれど</p><p>あたしだって公にご奉仕しているんだからっ</p><p>ツンとしてそう言う</p><p>あわわわ、リエちゃん</p><p>うわわわ、エリちゃん</p><p>もしかして、このお兄さん</p><p>ロリコンじゃなくて</p><p>何でもアリの来る者拒まずかも</p><p>そうでもないネ</p><p>うん、ヨッちゃんちゃんと人を選んでいるもんね</p><p>ですから、あなたたちも公様のセックス奴隷に選ばれたことを誇りに思うべきですよ</p><p>イーディ、寧、月子が言う</p><p>見るべき所の無い人間は先生は、救いませんから</p><p>ヨミもクスッと笑う</p><p>そんなこと言われてもなあ</p><p>そうやだってな</p><p>うんリエちゃん</p><p>セックス奴隷とかなるんは嫌やもんな</p><p>仕方ないのは判ってるけれど</p><p>うちらまで小さいコたちだしな</p><p>エッチなんて、もっと大人になってからするものだもんなぁ</p><p>まだ、早いわ</p><p>そうそう早いですわ</p><p>そんなことを言い出す双子に、月子は</p><p>だから、ダメなのですよそういう可愛い子ぶって、同情を誘おうとする作戦は</p><p>うん、ヨッちゃんそういうの一番嫌いだもんねっ</p><p>だ、だから作戦じゃないです</p><p>そうですうちらが可愛いのは</p><p>元から可愛いからですわ</p><p>可愛い子ぶったりはしていません</p><p>可愛いんだから可愛いのは、仕方ないですわ</p><p>ああ結局</p><p>親とか、親が連れて来たロリコンの客とかしか大人と対話していないから</p><p>こういうノリと態度で、何とか生き抜いてきたんだろうけど</p><p>ｐｉｐｉｐｉｐｉｐｉ</p><p>館内電話が鳴る</p><p>ミナホ姉さんは、受話器を取り</p><p>はい、黒森ですそう判ったわ直接、ここへ連れてきてええ、最短ルートでいいわもう館内の迷路化は解除しているから</p><p>月子が起こすまでは目覚めないと言う以上</p><p>天童乙女のことも心配しなくていい</p><p>ミナホ姉さんは、受話器を置き</p><p>今、すぐに上がって来るそうよ</p><p>え誰が</p><p>木下さんに迎えに行ってもらっていたのよ</p><p>ああマナか</p><p>この双子の監督役にするんだっけ</p><p>香月家の本邸は、このビルのすぐ先だから</p><p>警戒態勢が、最高レベルから落とされた今なら、すぐに車で往復して来られる</p><p>そんでお前ら何を飲むんだ</p><p>オレは、話を戻す</p><p>そんならわたしも炭酸でいいわ</p><p>うちも、炭酸マカロンも欲しい</p><p>カラオケボックス以来、飲まず食わずの双子は大きな声で要求する</p><p>ハイジさん、渡してやって</p><p>オレの命に、ハイジさんが２人にペットボトルとお菓子を渡す</p><p>うわー、冷え冷えやぁ</p><p>やっと、冷たいものが飲めるわぁ</p><p>双子は、礼も言わずにボトルのキャップを外す</p><p>んぐぐぐぐっ</p><p>冷とうて美味しいなリエちゃん</p><p>喉がシュワシュワするわエリちゃん</p><p>マカロンも、袋を乱暴に破って貪るように食べた</p><p>はぁ、甘いわっ</p><p>うん、これなかなか高級品だと思うわ</p><p>前に、こんなのロリコンのファンのオッサンがくれたわな</p><p>でも、あれは怖くて食えんかったもんな</p><p>うん、お店の製品なのに何でか封が切られてたもんなぁ</p><p>菓子の中に、何の汁が混入されているか判らんもんなぁ</p><p>だから、あん時は綺麗なお菓子なのに見るだけだったわぁ</p><p>情けなかったなぁ</p><p>今日は食べられたわ</p><p>マカロンてこんな味なんやな</p><p>ホント、マカロンって感じの甘さやわぁ</p><p>２人だけで勝手に盛り上がって騒ぎ出す</p><p>あんなぁ、お兄さん</p><p>あんた、ホンマにうちらのこと判っとらへんみたいだけれど</p><p>わたしら可愛いんや</p><p>ホントにギョーサン、ロリコンのファンがおるんや</p><p>みんな、可愛い、可愛いって言うてくれはるんやで</p><p>裏ロリコン界のキラキラ星なんやうちらは</p><p>そりゃ普通の大人の女なら、そっちのお姉さんの方が美人やと思うわ</p><p>うんそこのお姉さんには、確かに色んなところの成長で負けてるわ</p><p>双子は、寧を指差す</p><p>寧の美貌は認めるんだ</p><p>でもなぁ、わたしらは</p><p>そうや未成長ということでは、そのお姉さんを凌駕しとるんや</p><p>綺麗さや、巨乳さ加減では負けてるかもしれんけどな</p><p>可愛らしさと、微乳の美ではうちらの勝ちや大勝利や</p><p>お兄さんは、ホンマ、幸せモンや</p><p>こんな可愛くて、成長未満のうちらを自由にできるんだから</p><p>せやからなぁあたしらのその価値を認め</p><p>うちらの待遇を改善するべきだと思いますぅ</p><p>ああ炭酸とマカロンから、糖分を吸収しただけで</p><p>こんなに雄弁になるんだ</p><p>いや、判ってますホントは、お兄さんも</p><p>うちらの可愛らしさは認めてくれとおるんよな</p><p>だからわたしらが欲しいんやろ</p><p>でもだったら</p><p>不意にドアがノックされた</p><p>ああ、来たわね</p><p>ミナホ姉さんは、監視カメラでドアの向こうの廊下に居る人間を確認する</p><p>部屋のドアの電子ロックを解除した</p><p>はーいお連れ致しましたーっ</p><p>木下さんの言葉に続いて</p><p>来たよーっ</p><p>参りましたわ</p><p>マナだけじゃない</p><p>瑠璃子まで来た</p><p>お兄様が、新しいセックス奴隷をお選びになったと聞きましたので</p><p>どんな子が、セックス奴隷の先輩として確認しに来たよーっ</p><p>究極の箱入りお嬢様である瑠璃子と</p><p>ここ最近、グングンと美しさを増しているマナ</p><p>１５歳と１４歳の少女が入って来る</p><p>瑠璃子とマナの登場に</p><p>リエちゃん、こりゃアカンわ</p><p>うんエリちゃん、アカンかも</p><p>呆然として呟く</p><p>わたしらより可愛いやん</p><p>うちらより可愛い子が来ちゃったわ</p><p>ということで、瑠璃子＋マナ参戦で双子の陵辱になります</p><p>今日知ったこと</p><p>コンバトラーＶのデザインは、元々はバンダイ(ポピー)のムラカミ氏がデザインしたものを安彦氏がアニメ用に書き直したもので</p><p>ムラカミ氏のデザインは、目玉と口があったが、安彦氏がカッコ悪いと、書き直してしまった</p><p>そのことをムラカミ氏はとても怒っていたと言われていましたが</p><p>実はコンバトラーＶは、元々、手塚治虫先生の弟子が起こしたひろみプロの企画で</p><p>その段階から、手塚治虫・原案になっている目玉と口のあるロボットのデザイン画が存在する</p><p>つまり、デザインの最初期から、ムラカミ氏が関わっていたのではなく</p><p>目玉と口は、元デザインから受け継いだもの</p><p>知らなかったです</p><p>926．夜の火遊び　／それぞれの選択</p><p>瑠璃子やマナは、間違いなく可愛い美少女だけど</p><p>オレからすると寧の方が、見た目はズバ抜けて美しいと思う</p><p>顔の造形や、肉体美が</p><p>１８歳ということもあり、今まさに美女として完成する寸前の美しい少女の頂点を極めようとしていると思う</p><p>なのに、エリとリエの双子姉妹は寧には、特に対抗意識を持っていなかった</p><p>いや、月子やヨミ、イーディやハイジさんだって普通の子たちよりは、際立って可愛いし綺麗だ</p><p>それぞれ特徴的な魅力を有している</p><p>でも、双子姉妹は彼女たちのことを全然意識していなかった</p><p>どうして、瑠璃子とヨミの出現にこんなに反応するんだ</p><p>方向性が同じだからですわ</p><p>瑠璃子が、オレの心を読んでそう言う</p><p>うん、カブッているのヨ</p><p>イーディ被っている</p><p>この子たちは、自分とは違う種類の魅力の持ち主のことはライバルだとは思っていないんですよこの姉妹割と自信家ですから</p><p>寧の美しすぎる魅力や</p><p>月子の落ち着いた魅力</p><p>イーディの明るさと肉体美</p><p>ヨミの素直さと発育の良い肉体なんかとは</p><p>双子姉妹のロリロリとした可愛らしさとは、魅力の種類が異なっている</p><p>被ってはいない</p><p>うんこのお姉さんたちが、動画配信したら</p><p>そうやなうちらよりもぎょーさんファンが付くと思うわ</p><p>不安そうに、姉妹は言う</p><p>エリとリエはそういう意味で、瑠璃子とマナに脅威を感じているのか</p><p>人間てさ、どんな馬鹿げたことでもさ人に評価されたら、嬉しくなっちゃってそれを自信にして、前向きに生きていったりするもんねっ</p><p>この双子は親たちに、自分たちのエロ動画をロリコンの人たちに売られていたけれど</p><p>自分にはファンが居て、高く評価してもらえているというとが双子姉妹にとっては、存在意義の柱になっているのか</p><p>あたしたちはさロリコン層には、受けないタイプだもんねっ</p><p>なるほど寧も、月子も、イーディもちょっと違うのもしれない</p><p>ヨミには巫女の力があるし、ハイジさんに戦闘力があるだから、２人とも絶対に大人の男に媚びるような顔はしない</p><p>そういう意味ではルリコとマナは、自分たちと同じジャンルでしかも上位互換のできる人材だと思ったんだろうネ</p><p>瑠璃子は香月家本家の娘としてたくさんの大人たちに笑顔を振りまいている</p><p>いつも、愛想良くにこやかに応対しなくてはいけない</p><p>マナも白坂舞夏の時は、そうしていたろうし、今はスーパー・モデルを目指しているから</p><p>２人とも大人を相手にして、強く自分をアピールする魅力を身に付けている</p><p>そういや、こいつらいつも、姉妹で会話しているフリをしてるけれどあれって結局、オレに自分たちの存在を強くアピールしようとしているだけなんだよな</p><p>双子だけの会話の形をしたアピールだ</p><p>オレに自分たちの魅力を認めさせ少しでも立場を良くしようとする</p><p>そうそう、この子たちは意識して、そうしているよねっ</p><p>そこがダメなところネルリコなんて、意識してないのに、人に影響を与えているネ</p><p>ただ居るだけで、人から注目される</p><p>発言が注視される</p><p>瑠璃子の意志に従って、状況が変化していく</p><p>それが香月家の娘の生活だ</p><p>この子たちが目指している存在をルリちゃんは、もう達しているんだよね</p><p>そして、マナも近付いているノネ</p><p>マナもずっと、お屋敷の中での様子しか見ていなかったけれど</p><p>この数ヶ月で、爆発的に美しさが増している</p><p>現在のマナが、共学の学校とかに編入したら大騒ぎになるだろう</p><p>それぐらいの美少女になっている</p><p>そして周囲がどれだけ騒ごうと、平然と対応していくだけの心の強さを、今のマナは持っている</p><p>どっしりとした安定感と、余裕が</p><p>なるほどそれで、可愛いの方向性が、カブッているということか</p><p>オレは双子と、瑠璃子＋マナを見比べて納得する</p><p>こいつらの自信は自分たちにはたくさんのファンがいるっていうことだけれど</p><p>双子がギロッとオレを睨む</p><p>でも、そんなのやっぱり大した自信じゃないんだな不安なんだだから、さっきからずっとキャンキャン吠えてたんだな</p><p>わたしら、犬じゃないもん</p><p>そうだよ吠えてなんかないもんね</p><p>そんな言葉にすら媚が見える</p><p>ほら、可愛いでしょわたしたちというような、小賢しいアピールが</p><p>お兄様素地は良いと思いますけれど、躾のなっていない子たちみたいですわね</p><p>瑠璃子が、ニコッと優しく微笑む</p><p>そうだね可愛いけれど、可愛げのない子たちだよねお兄ちゃん</p><p>マナは、余裕たっぷりに微笑む</p><p>か、可愛いもんなわたしらなぁ、リエちゃん</p><p>そうや、可愛いもんなうちらエリちゃん</p><p>お互いに励まし合う、双子</p><p>あら、可愛いだけではダメですわ</p><p>そうそう可愛いだけならもっと可愛い子に、あっさり負けちゃうからね</p><p>もっと自分の内面を磨かないと内から輝かなければ、深みが出ませんわ</p><p>判るだから、あたしとルリお姉ちゃんは家事も頑張っているんだよねっ</p><p>そうだこの２人は</p><p>ここ半年近く克子姉の下で、家事を学んで来ている</p><p>家族のみんなの世話をするということは常に、みんなに気遣いするということだ</p><p>その経験値が瑠璃子とマナの美しさを増幅させているんだと思う</p><p>冷蔵庫の前からハイジさんが言う</p><p>お二人何かお飲み物は</p><p>ガチャッと冷蔵庫の扉を開けて中を見せる</p><p>ありがとうございますそれでお茶をいただきますわ</p><p>あたしコーヒーを下さい</p><p>ハイジさんが、瑠璃子にお茶のペットボトルをマナに缶コーヒーを手渡す</p><p>どうですお兄様たちと行動を共にするのは</p><p>瑠璃子が、ハイジさんに声を掛ける</p><p>あの次から次に色んなことが起きて戸惑ってばかりです</p><p>慌てることはないですわちゃんと、お兄様が見守っていて下さっていますから</p><p>そうそう、お兄ちゃんに思いっきり甘えちゃっていいからねっ</p><p>瑠璃子とマナは、姉としてハイジさんにそう言った</p><p>あなたとお兄様の床入りは向こうに帰ってからでいいかしら</p><p>瑠璃子床入りって</p><p>急にこういうことになりましたからやはり、鳥居まり子様に見届けていただかないといけないと思いますから</p><p>鳥居さんはハイジさんの元の主人だ</p><p>そして、香月家に並ぶ大名家・歌晏家のお嬢様である桃子姉ちゃんに今夜の顛末を全て見届けるように命じられている</p><p>はい、わたくしもまり子お嬢様の前で、純潔を捧げたいと思っております</p><p>ハイジさんは、真顔でそう言う</p><p>そして、できれば鳥居まり子さんにも、お兄様と愛し合っていただきたいと思いますわ</p><p>みすずお姉様も、そう思っていらっしろゃいますわまり子さんはとても個性的な方ですけれど、わたくしたちの家族の今後の発展のためには必要な人材だと思うんです</p><p>まり子お嬢様は、好奇心が旺盛な方ですからわたくしが抱いていただく様子をご覧になれば、ご自分も体験してみたいとおっしゃられると思います</p><p>ハイジさんとオレのセックスを見れば</p><p>さっきの風呂場でのセックス見学で下地はできている</p><p>ハイジさんが無事に処女喪失したら、自分もしてみたいと言い出すだろう</p><p>しかし、瑠璃子様まり子お嬢様は、歌晏様のお気に入りですそのまま、まり子お嬢様がみすず様、瑠璃子様の陣営に加わってしまうと歌晏様との間に遺恨が残ることになるのではございませんか</p><p>ハイジさんは、そう言う</p><p>香月家と歌晏家は現在は、ほぼ対等の関係にある</p><p>ただ、歌晏桃子姉ちゃんが高３でみすずはまだ高２という年の差があるだけで</p><p>それでオレたちは、桃子姉ちゃんを姉として敬うことにはなっているけれど</p><p>家と家ジッちゃんと歌晏家の当主との関係は、あくまでも対等だ</p><p>桃子姉ちゃんのお気に入りの鳥居さんを、みすずが奪い取ったなんていう、つまらないことが</p><p>回り回って、家と家との確執に発展することになるかもしれない</p><p>それは大丈夫ですみすずお姉様とわたくしは歌晏桃子様にも、お兄様の赤ちゃんを産んでいただくつもりですから</p><p>もちろん狩野様にも</p><p>もう１つの大名家、狩野家のお嬢様の狩野桜子さんまで</p><p>驚いているハイジさん</p><p>そりゃそうだ３大名家のお嬢様たち全員を、オレの女にするっていう、とんでもない陰謀計画なんだから</p><p>驚くことないネルリコもミスズも、野心家なのネ想定の範囲内ナノネ</p><p>イーディは、ニヤリと笑った</p><p>Darlingはドウあの２人に赤ちゃん産ませてミタイカ</p><p>桃子姉ちゃんも、狩野さんもすっごいお嬢様で、綺麗だ</p><p>もちろん、セックスしてみたいと思う</p><p>２人とも処女だっていうことは確実だろう</p><p>オレが最初の男になりたい</p><p>あの人たちの無垢な子宮に、たっぷりと精を注ぎ込みたい</p><p>それは、男として本心から、そう思う</p><p>性的な欲望を感じる</p><p>なさりたいのですね</p><p>月子が、オレの心の中に湧き上がった性衝動を感じ取る</p><p>でも、それだけじゃないよそういうことだけじゃなくって</p><p>同じ屋敷の中でさみすずと瑠璃子そして、桃子姉ちゃんと狩野さんが一緒に居てそれで女の子たちが、全員、オレの赤ちゃんを腕に抱いていてさ仲良く、ニコニコ笑い合いながらみんなで子育てしたらなんか、とっても幸せだと思う</p><p>そんな幸福なイメージが浮かんだ</p><p>わたくしとまり子お嬢様も、そこに居りますわ</p><p>ハイジさんが、オレに言う</p><p>ああ、ゴメンゴメンそうだよな</p><p>大名家のお嬢様お嬢様の中のお嬢様たちは、心を許し合える友達が極めて少ない</p><p>みすずと瑠璃子はオレの家族になることで、たくさんの姉妹を手に入れた</p><p>いつでも助け合い、どんなことでも相談できる血族よりも親しい存在を得られた</p><p>そんな幸せを桃子姉ちゃんと歌晏さんにも、感じて欲しいと思う</p><p>瑠璃子様まり子お嬢様のことは、わたくしにお任せ下さい</p><p>ハイジさんがそう言う</p><p>確実に瑠璃子様、みすず様のご意志に沿うように、誘導致します</p><p>鳥居さんが、確実にオレとセックスしオレたちの身内になりたいと自分から言い出す様に、仕向けてくれるのか</p><p>頼みますでもアーデルハイトさん</p><p>瑠璃子は、ハイジさんを正式な名前で呼んだ</p><p>今はまだ、あなたはお兄様に女にしていただく前ですから構いませんがお兄様の精を子宮で受けとめたら、わたくしたちのことはお姉様と呼んで下さいわたくしたちは姉妹になるのですから</p><p>ハイジさんは、大きくうなずく</p><p>瑠璃子は、ミナホ姉さんを見て</p><p>御名穂お姉様わたくしとみすずお姉様とだけで決めてしまったことですがどうかご助力をお願い致します</p><p>鳥居さん、桃子姉ちゃん、狩野さんをオレの女にする計画を、ミナホ姉さんにも承認してもらおうと瑠璃子は、大きく頭を下げる</p><p>そんなことしなくていいわあたしも瑠璃子さんの姉なんですから</p><p>ミナホ姉さんは、コンピューターのモニターから顔を上げ瑠璃子にそう言う</p><p>その後の天童貞男たちの様子や、天童乙女たちの監視を続けながらずっと、オレたちの会話を聞いていてくれている</p><p>というかねあたしも今、あたしの仕事のために、公に働いてもらっているわだから、あなたやみすずさんも香月家のために、公に動いてもらいなさいもちろん、公が納得して、受け入れた場合だけよ</p><p>ミナホ姉さんの現在の課題は黒い森の娼館の再開だ</p><p>そこで働く、新しい娼婦を雇い入れること</p><p>ヤクザの娘たちから、とりあえず２人ほど候補者が出た</p><p>しかし、まだ徳大寺園子さんが娼婦としてやっていかれるかどうかは判らない</p><p>そして園子さんを熱愛している天童乙女の処遇も未定だ</p><p>瑠璃子さんが、マナさんと一緒にこっちに来たのはあたしに今の話をするためね</p><p>はいあちらの邸宅ではみすずお姉様が、ずっと鳥居さんのお相手をしていらっしゃいますから</p><p>この後の鳥居さんのことについてこっそりと相談することができない</p><p>何しろ、鳥居さんは好奇心の塊だから</p><p>みすずと瑠璃子で秘密会議をしようとしても、わたくしは見届け役ですと乱入して来るだろう</p><p>だから、ミナホ姉さんと話をするためには何か理由を付けて、直接、こっちに来るしかない</p><p>怖い方たちは、もうこちらにはいないということと御名穂お姉様が、マナちゃんをお呼びだということで、わたくしもこっそり付いて参りました</p><p>鳥居さんには話してないのね</p><p>はい鳥居さんには、みすずお姉様がずっと付いて下さってますから</p><p>トイレに行くフリでもして、ササっとマナを運ぶ車に飛び乗って、こっちに来たのか</p><p>年上のみすずでないと、鳥居さんは抑えられないし</p><p>香月家に泊まる他家のお嬢様のお相手は勤まらない</p><p>瑠璃子の方は、鳥居さんよりも年下だから何かの用ができたということで、急に姿を消しても不審には思われないだろう</p><p>あちらの邸宅に残っているのは、賑やかな子ばかりですから問題ありませんわ</p><p>アニエスに真緒ちゃんという、華やかなコンビがいるし</p><p>鳥居さんの心を読めるルナとコヨミちゃんもいる・</p><p>克子姉とジッちゃんもいるし</p><p>ああ、元お嬢様の水島可憐さんもいるんだよな</p><p>ルリお姉ちゃんご報告は、もう終わりでいいよねっ</p><p>マナが笑って双子を見る</p><p>ああ、話が脱線したからエリもリエもキョトンとしている</p><p>ごめんねあなたたちのこととか実は、そんなに優先順位が高くないんだよ</p><p>マナは、双子にそう言った</p><p>でも、良かったよねお兄ちゃんが家族にして、一生責任を背負うっていうんじゃなくてただの性欲処理の奴隷として、この子たちを引き取るって言ってくれたんだから</p><p>はいこれでわたくしも安心してお兄様に、犯していただきたい女の子をご紹介できますわ</p><p>その方はとっても可愛い子ですわお兄様に楽しんでいただくのに充分な、美貌と可憐さを持っていますでもわたくしたちの家族に入っていただくような子ではありませんからインテリジェンスが不足しているんですわ</p><p>判るよルリお姉ちゃん今、眼の前に居る、この子たちみたいなんでしょ</p><p>マナが双子を見る</p><p>この子たちも見た目は、本当に可愛いけれど知性に欠けているもんねっお兄ちゃんのセックス奴隷には丁度良いと思うけれど家族に入れるのは無理だよ</p><p>公が、その区別がきちんとできるようにしたいのよそれが、今夜の課題の１つになっているわ</p><p>何でもかんでも誰にでも、全身全霊を振り絞って情けをかけてはいけないのよ与えることと奪うことは、できる限り等価でないとね</p><p>ミナホ姉さんの眼が、オレを見た</p><p>この双子は１日１０００円ずつあげたら、それだけでも満足しちゃうような子よそういう子たちには多くを与えてはダメなのよ</p><p>もちろん、オレたちの方が一方的に搾取するわけにもいかない</p><p>そうだねっあたしたちの家族に入ったってこの子たちには、その価値や意味は理解できないと思うもんね</p><p>でも、殺さないで生かしておいてあげることにしたんでしょだったら公が、この子たちを犯して楽しむのはこの子たちの生に対する正当な報酬よそう思いなさい</p><p>ミナホ姉さんは、そうオレに言う</p><p>公が一方的に何かを与えるだけの関係になってはダメなのよこちらが与えることに対して、相手の中に対価として奪えるものがあるのなら平然と奪いなさい</p><p>オレはこの双子の衣食住を保障し、関西の組織から守ることにした</p><p>だから、いいのだ</p><p>この子らをオレ専用のセックス奴隷として働かせても</p><p>ううっちょっと待ってぇな</p><p>そうやちょっと理屈がおかしいわ</p><p>双子は言う</p><p>そんなんで女の子の大切な初めてを奪ってええんか</p><p>えっちぃことをこれから、ずーっとされなきゃいけないとか</p><p>わたしらの方が損しているわ</p><p>うん絶対、うちらが損や</p><p>お前たちは、処女じゃなくなったら死ぬのか</p><p>２人に尋ねた</p><p>そんなん</p><p>死ぬことはないと思うけれど</p><p>でも、キムスメじゃのぉなるんやしな</p><p>貞操の危機ですわ</p><p>うちらにとっては大変なことですわ</p><p>でも死ぬよりはマシだろ</p><p>そりゃそうでしょうけどなぁ</p><p>うんこんなん、絶対おかしいわ</p><p>そうやわたしもおかしいと思う</p><p>また２人で世論を形成しようとする</p><p>ねえねえ、お兄ちゃん</p><p>この子たち双子なんだよね同じ顔してるし声もそっくりだし</p><p>ああ、見ての通りだよ</p><p>今更何を言い出すんだ</p><p>そしたらさお兄ちゃんのセックス奴隷にして生かすのは、１人だけにしようよ同じようなセックス奴隷が２人いたって意味がないもん</p><p>お、おいマナ</p><p>ソウネヨクヨク考えたら、ソレガ正しいネ１人だけ残してもう１人は、父親たちと同じ様に、ヨミの力で脳みそクールクルのFOOLに改造して、外に放り出そうヨ</p><p>あ、賛成っこの子ら、セットにしておくとささっきから、ずーとガチャガチャうるさいだけだもんねっ</p><p>イーディと寧が、そう言う</p><p>脳みそクールクルってリエちゃん</p><p>お父ちゃんたちみたいなアホにされちゃうんエリちゃん</p><p>双子はマナが天童貞男たちを狂わせていく映像を、観せられている</p><p>わたしあんなんになるの嫌や</p><p>うちかて嫌や</p><p>お兄ちゃんどっちを消して、どっちを残す</p><p>どっちでも同じだよっ顔も体型も声も、全部一緒なんだからっ</p><p>アタシは右のコの方を残した方がいいと思うネ</p><p>寧とイーディは、そう言う</p><p>ダメやぁわたしら、生まれた時から、ずーっとセットなんやからっ</p><p>そうやっずっとずっとエリちゃんと一緒だったんだからな</p><p>これからも、リエちゃんと一緒がええんや</p><p>バラバラにされるんとかは嫌やぁ</p><p>だったら大人しく、２人揃ってオレの奴隷になれよ</p><p>死ンダリ、馬鹿にナッタリ、離れ離れになるヨリはマシなのネ</p><p>はいわたくしやヨミはいつでも、あなたたちに力を行使することができますからね</p><p>ちなみにこの力を持っているのは、ヨミと月子お姉様だけじゃなくてよ</p><p>月子とヨミも双子に、そう告げる</p><p>よし、ちょっと休憩してみんなでお茶飲んで、菓子を食べたら隣の部屋に行こう</p><p>この双子はさっさと犯してしまうべきだと思った</p><p>その方が、この子らも踏ん切りが付くだろう</p><p>処女を失えば、この子らのグダグダした愚痴も止まるだろうし</p><p>ああ、だからミナホ姉さんは先に、この子らを犯せとオレに言ったのか</p><p>Darling、アタシとハイジはちょっと抜けるネ</p><p>チョット稽古するヨハイジと</p><p>ハイジさんと何で今、トレーニングを</p><p>さっきチョット感じたんだけれど</p><p>イーディは、ハイジさんを見る</p><p>アンタちゃんとした師匠に付いてトレーニングしたことが無いネ</p><p>いや、でもハイジさんは、警護のアカデミーの出身だろ</p><p>学校の授業と武術の師匠が居て、稽古を見てもらうノハ違うノネ</p><p>ハイジさんが、真剣な眼でイーディを見る</p><p>学校の体育の授業での学習体験ダケでは、どんなスポーツも上達しないデショ</p><p>どんなに運動神経の良いやつだって</p><p>日頃から、特定のスポーツについて専門的な指導を受けている選手には適わない</p><p>アンタの技とかには、ちょっとクセがあるネでも、師匠が居ないからちゃんと修正されていないノネここが悪いとかここを直した方が良いとか、細かく指導してくれる人がいなかったんだと思うヨ</p><p>ハイジさんはうなずく</p><p>わたくしの武術は全て、アカデミーでの授業と、本で読んだ知識や、自分で映像などを見て真似したものばかりですから</p><p>あれ、確か昼間のパーティで、安城姉妹のキヌカさんと闘った時にゲルマン忍法とか言ってなかったっけ</p><p>そんな技をハイジさんは、使っていた気がする</p><p>あれはわたくしがデッチ挙げたんです</p><p>デッチあげた</p><p>わたくしはハーフですから、半分は日本人ですしヨーロッパでは、忍術をマスターしていると言った方が高く雇っていただけると思いまして</p><p>ああ向こうの人は、日本には忍者がまだ居ると思っているから</p><p>そういうことにして、就職活動をしていたのですが結果的に、日本の鳥居様の家にお仕えすることになりましたので</p><p>ただの忍術だと日本に来たら、バレてしまうと思いましてですが、エントリーシートには、忍術が使えるとハッキリ書いてしまってありますから仕方ないので、忍術は忍術でも日本古来のものではなく、ヨーロッパで発展したゲルマン忍術というものがあるということに</p><p>ま、この子まだ１３歳だしな</p><p>経歴を盛るにしても、誤魔化すにしてもやることが大胆だ</p><p>だから才能はスゴイのネハイジは見様見真似で流派を１つデッ挙げられるンダカラ</p><p>ダケド、今のママではダメネ間合いのツメ方が、悪いネ細かいコトだけど、それを少し修正したいノヨ</p><p>でも、イーディ何で今なんだ</p><p>急いでやるべきことでは、ないような</p><p>天童貞男たちも猪鹿蝶一郎たちもいなくなったんだから</p><p>眼の前の危険は、取りあえず回避できたわけだし</p><p>オトメとハイジを闘わせたいノネ</p><p>天童乙女</p><p>ソコの双子が自分たちにファンが居ることで、自信を保っているように</p><p>動画を買っているロリコンのオッサンたちに可愛いと褒められることに、自分の存在意義を感じてしまっているように</p><p>オトメは自分の武術を自信の柱にしているネソレをヘシ折りたいノヨ</p><p>ツキコやヨミに屈するノハ武術に負けたんじゃないって、オトメは感じているネアタシやミチに負けるノモアイツラはちょっと違うからとか、勝手な理屈を作って、自分を誤魔化すノネホラ、アタシたちはキョーコたちとも闘って見せたカラ</p><p>ああパーティの最初に</p><p>キョーコさんとやり合うような人間は、自分とは違うと言い訳するのか</p><p>普通のその辺にいる警護役の女の子よりは、自分は強いトイウノガ、あの子の自信の源なのネ</p><p>ああ、判る芸能人やアイドルには負けるけれど学校の中では、自分は格別に可愛いとか思っている女の子っているもんね</p><p>ソウヨオトメは、井の中のカワズナノネ</p><p>ソシテ、オトメは昼間ハイジの闘いを見ているネ多分、自分よりは弱いと思っているネこのコ相手なら負けないトカ、思っているヨ</p><p>だからわたくしが闘うのですか</p><p>ハイジさんが尋ねる</p><p>ソウヨソレデ、オトメをコテンパンにやっつけてあのコの鼻っ柱をたたき折らないといけないノネ</p><p>天童乙女の心を折る</p><p>オトメは自分は強いコだと思っているネダカラ、ソノコや他のムスメたちを自分が守れると思っていたヨ</p><p>そうか仲間のヤクザの娘たちに対する強い執着は</p><p>自分は、他の娘たちより強いという自負があったからだ</p><p>ソウジャないオトメは弱いというコトをオトメ自身に気付かせないといけないノネ</p><p>園子さんや他の娘たちを背負いきれるような力は無いんだと、自覚されるのか</p><p>ここは香月セキュリティ・サービスの研修館だったビルだから格闘技の道場も下にあるわ今、使わせてもらうように、話してあげるから</p><p>ミナホ姉さんが、館内電話を取った</p><p>トイウワケで、アタシとハイジはトレーニングしているネDarlingは双子でも犯して楽しんでてネ</p><p>そちらは、わたくしマナさんが監督致します</p><p>あたしは、撮影係ねっ</p><p>月子お姉ちゃんとヨミちゃんもおいでよっきっと楽しいよ</p><p>マナが２人を誘う</p><p>楽しいというかヨミも、先生にお仕置きして欲しい</p><p>ああ、ヨミとは約束があった</p><p>わたくしも、見学させていただきますわ</p><p>月子も微笑む</p><p>リエちゃん、いよいよマズイわ</p><p>ホンマにうちら、ヤられちゃうんか</p><p>双子は真っ青になっていた</p><p>うーん、書き始める時間が遅くなるので書き終わる時間も遅くなる</p><p>良くないなあ何とかしないと</p><p>927．夜の火遊び　／　双子のためのセックス教室　(勉強編・１)</p><p>はいはいはーいヨミちゃん、そのカメラ、もう少し右に振って</p><p>オッケーイ、グーだよーん</p><p>畳敷きの仮眠室の真ん中に、布団を敷いて</p><p>それを取り囲む様に、寧がビデオカメラを4台配置した</p><p>あと1台はハンディね手持ちで撮影するよーん</p><p>静止画の方はわたくしが撮りますわ</p><p>ハメ撮りが大好きな瑠璃子がデジカメを手にして、そう言う</p><p>自分のセックスも、他の子のセックスも写真に撮るのが好きでどんどん撮影技術が上達している</p><p>テクニックというか、芸術性が増している</p><p>イーディが、セックス写真なのに気品を感じるネと言ってたぐらいだ</p><p>瑠璃子には、写真の才能があるのかもしれない</p><p>デモ、モデルがDarlingとアタシたちだから展覧会とかできないのが残念ネ</p><p>うん幾ら芸術的な写真だったとしても一般の人たちに、オレたちが全裸で絡み合っている姿を公開するのはマズ過ぎる</p><p>えーと、各カメラからの映像はこのパソコンにデータを取り込むから編集なんかも簡単にできるよ</p><p>寧がケーブルをつなぎながら、そう言う</p><p>うわぁ何か大変なことになってるわぁ</p><p>ホンマやわぁ</p><p>双子のエリとリエはペットボトルの炭酸飲料をコクコク飲みながら呟いた</p><p>逃げ出せるものなら逃げ出してしまいたいんだろうけれど</p><p>この人数じゃあな</p><p>イーディが、ハイジさんと稽古しに行ってしまったから武闘派の人間は誰もいないけれど</p><p>代わりに、巫女の力の持ち主の月子とヨミが２人揃っている</p><p>双子の心の中は、監視されているし</p><p>オレたちに逆らおうとすれば力で支配される</p><p>でもお兄さんたちも、結局えっちなんやなぁ</p><p>うんやっぱり、うちら、カメラで撮られるんやな</p><p>双子は飲みかけのボトルを床に置いてカメラの前に行く</p><p>リエちゃんこんな感じだよね</p><p>うん、エリちゃんこんなだよね</p><p>白スクール水着に首輪姿の可愛い中学生姉妹がカメラに向かって、ポーズする</p><p>ほらほら、お兄さんこうやろ</p><p>エリが、オレに向かってM字開脚して、腰を突き出す</p><p>それともこうか</p><p>リエの方は四つん這いになって、お尻をオレに向けて左右に振った</p><p>いつも、わたしら撮影の時には、こういう格好をさせられてるんです</p><p>そうやお父ちゃんが次は、こうせいっちゅーて、うちらに色んなポーズをさせるんや</p><p>このポーズなんか、ごっつう売り上げが良かったんやで</p><p>そうや水着のお股のところに、わざと筋を作るんやこうやってな</p><p>リエが、水着の股の生地を寄せて、しわを作る</p><p>あとな、胸もなおっぱいんとこギリギリな、乳輪の端っこの色だけチラッと見せるぐらいなのを１枚だけ混ぜるんや</p><p>そうそう、お股の筋と乳輪の端な売る写真の１セットの中に、１枚ずつ混ぜとくんです</p><p>その２枚のお宝のために、ロリコンのオッサンたちが４８枚フルセットを買ってくれるんやもんな</p><p>そうそう、残りの４６枚はナメた写真でええんですうちらの可愛いだけの写真でな</p><p>水着とか、エッチな衣装でなくてもええんです</p><p>制服とか可愛い服とかそういう写真も混ぜて、水増しするんですわ</p><p>双子はそう言う</p><p>判ってないねーオッチャンたちは、エロい写真だけ欲しがっているわけじゃないんだよ普段の普通の格好をした可愛い女の子が、段々、エッチな格好になっていくのを見るから興奮するんだよっ</p><p>でも、わたしらはなあ</p><p>そうや普通の格好の時の写真は手を抜い取るもんなぁ</p><p>ボケーっとしてるだけやもんなぁ</p><p>勝手に、お父ちゃんがパシャパシャ撮しとるだけやもんな</p><p>えっちぃ格好に着替えた後の方が、気ぃ遣うもんなぁ</p><p>やっぱり、売りモンやからなぁ</p><p>ロリコンのオッチャンたちを、上手いことコーフンさせてやらんと次の写真セットや動画を買うてくれなくなるもんなぁ</p><p>うちらの生活がかかっとったからなぁ</p><p>この双子姉妹の違法ロリコン写真＆動画でこいつらの親は、稼いでいた</p><p>どうです、お兄さんコーフンしますかぁ</p><p>こんなスク水じゃなくて何なら、もっとえっちぃ水着を着ましょうか</p><p>お尻丸出しTバックとか、紐みたいな水着とかでも</p><p>ふんどしとかでもええですよ</p><p>ああ、あったなぁエリちゃんお父ちゃんに、ふんどし穿かされたこと</p><p>あれ、売り上げ良かったんよなぁ</p><p>うん、ロリコンさんの中には、ふんどしマニアの人が多いみたいやな</p><p>それからほらわたしらが紐の水着で、犬と仲良うして遊んでる写真</p><p>あれもヒット作だったなぁ</p><p>犬と水着のわたしらの絡みでみんな、コーフンしたらしいですわ</p><p>絡みったって、ただジャレ合って遊んでるだけなんですけどな</p><p>アレは、どこの犬だっけ</p><p>お母ちゃんが、昔の仲間から借りてきたんや</p><p>ああフーゾク嬢は、犬飼う人が多いモンな</p><p>あの犬撮影の途中で、シャワーッとオシッコしちゃってな</p><p>そうそう水着姿のうちらのすぐ脇でな</p><p>その犬が、わたしらの前でオシッコしとる写真がロリコンさんたちには、一番人気だったんですわ</p><p>よう判らんけど</p><p>そうやなロリコンさんたちの考えることは、よう判らんな</p><p>あの犬、オスやったかんなぁ犬のチンチンから、オシッコが飛び出してて</p><p>それをわたしらが見て、ケラケラ笑ってるのがツボにハマッたらしいわ</p><p>何か、ロリコンさんから気持ち悪いメールが来とったなぁ</p><p>ああ、お父ちゃんの営業用のスマホにな</p><p>ボクも、エリちゃん、リエちゃんの前でオシッコしているところを見られたいですだったなぁ</p><p>ホンマ気持ち悪かったなぁ</p><p>うん気持ち悪かったわ</p><p>双子は、そう言ってクスクスと笑う</p><p>お兄さんも、そういうの好きですかぁ</p><p>お兄さんも、うちらの前でオシッコしたいですか</p><p>相変わらず姉妹２人で会話しているフリをして</p><p>オレに、じわじわと悪意を投げ付けてくる</p><p>お兄さんかて結局、わたしらとエッチしたいだけなんやろ</p><p>そうやあの気持ち悪いロリコンさんたちと同じですわ</p><p>ああ、ホンマにカワイソーやなわたしら</p><p>うんうちらは世界一可哀相な双子やわ</p><p>こんなところで無理矢理、エッチされるなんてなぁ</p><p>ホント酷いわまともな人間のすることではないわ</p><p>わたしらまだ１３歳なのになぁ</p><p>あのゴクドーのお父ちゃんすらホンマのエッチは、まださせへんかったもんなぁ</p><p>そうやギリギリの寸止めエロで止めとる方が、まだまだ儲かるからなぁ</p><p>うちらの写真と動画ホントによう売れるんですわ</p><p>ホンマに、飛ぶように売れますから</p><p>お父ちゃんのスマホに、お客さんのロリコンさんたちのデータも入ってますからな</p><p>今、ここで初めてを散らっしゃうのは、モッタイナイですわ</p><p>せっかく、ここにこんなに撮影機材があるんなら</p><p>そうですわわたしらの新作のエッチ動画とかを撮って売る方が得ですわ</p><p>断然、オトクですぅ</p><p>月子、こいつらってオレに従うようになっているんじゃないのか</p><p>月子に尋ねる</p><p>はいですからこの子たちは、公様に逆らってはいません提案しているだけですわ</p><p>なるほど提案か</p><p>本心では、オレに犯されたくはないから</p><p>オレが気を変えて、双子を犯さなくなるように何とか誘導しようとしている</p><p>オレの意志に、真っ向から抵抗しているわけではない</p><p>あなたがわたしたちに、何を命令しても、それはあなたの自由だし、わたしたちはそれに従うがわたしたちは、こうした方がいいんじゃないかと提案する</p><p>まず、その変なポーズを止めろ</p><p>オレは、双子に言った</p><p>えでも</p><p>そんなら、こんなんはどうや</p><p>うんこれもロリコンさんたちに人気のポーズなんですわ</p><p>慌てて２人は、別のポーズを取る</p><p>やっぱり、安物のエロ写真にありそうな扇情的なだけのポーズだった</p><p>オレは、止めろと命令している</p><p>ヒッひぃっ</p><p>月子が双子の心に刻んだオレに従うという命令が発動する</p><p>双子たちは、布団の上にペタリと座り込んだ</p><p>オレの前でいや、ありとあらゆる男たちの前で、二度とそんなポーズをするな</p><p>オレはエリとリエの眼を見て、命ずる</p><p>そういう格好はお前たちの美しさを台無しにしてしまうだけだ</p><p>美しい</p><p>キョトンとしている</p><p>お前たちは素のままの方が、可愛いし、美しいいい加減、その馬鹿みたいな芝居は止めろよ</p><p>オレが、そう告げると</p><p>わ、わたしら</p><p>う、うちらは</p><p>芝居なんかしとらんもんな</p><p>そうやこれがこのまま、素のうちらや</p><p>わたしらは、こういう子なんや</p><p>何も知らんくせに、勝手なこと言わんで下さい</p><p>ムッとする、双子</p><p>なら、あんたたちも勝手に決めつけないでよね</p><p>月子やヨミと一緒に、オレたちを見ていたマナが言った</p><p>あたしたちのお兄ちゃんは、あんたたちのファンのロリコン男たちとは違うんだから</p><p>そうだねロリコンのオッチャンたちがそうだったからって、ヨッちゃんも同じに違いないと思うのは間違っていると思うよっ</p><p>そんなん同じに決まってるわ</p><p>そうやうちらにエッチしたがるような人はなぁ</p><p>みんな、ロリコンさんや困った人たちなんや</p><p>お兄さんだってあのオッチャンたちと違ってるわけ、ないわっ</p><p>双子は親によって、ずっとロリコン相手の商売をさせられてきたから</p><p>男性観が歪んでいるのは仕方ないか</p><p>お前ら、取りあえず布団の上からどけよ</p><p>姉妹は、意味が判らないという顔をする</p><p>最初は、お前たちからじゃないからだ</p><p>オレは、２人にそう言う</p><p>お前たちの最大の問題はいつでも、お前たち姉妹が世界の中心にいるって思い込んでることだ</p><p>何もかも自分たちを中心にして、自分たちの損得だけで考え行動している</p><p>でも、そうじゃないからさ</p><p>オレの言葉に、２人は</p><p>はぁ何を言うてますん</p><p>そうやうちらはうちらの人生の主役ですわ</p><p>うちらが、うちらのことを一番に考えて生きてるのは当たり前のことですわ</p><p>強く、反発する</p><p>そうだ確かに、お前たちの人生の主役は、お前たち自身だでも主役だからって、何でも思い通りになるわけじゃないからな</p><p>そんなん、お兄さんに言われなくとも判ってますわ</p><p>うちらかて今まで、たくさんツラい思いして生きてきたんです</p><p>ああやっと判ってきたぞ</p><p>この双子は</p><p>お前たちはお前たち自身しか、信用していないんだな</p><p>親も仲間も信用していない</p><p>親は自分たちをロリコンに売り込んでいるんだし</p><p>天童乙女たち、年上のヤクザの娘たちにもこの双子は、心を許して来なかったんだ</p><p>誰も信じない信じられない</p><p>自分たち、双子の姉妹だけなんだ</p><p>ずっと子供の頃から双子の相方と２人きりで、やってきたんだ</p><p>オレはお前らが、今までの人生で見てきたものを、経験してきたことを否定するつもりはないよ</p><p>でも、世の中はそれだけじゃないんだお前たちが、たかだか１３年の人生の中で見知ったものだけじゃ</p><p>ヤクザのいや、ヤクザの世界の中ですらハミ出し者だった父親に育てられ</p><p>普通の生活とは違う人生を強制されてきたことは判る</p><p>親が信用できない子供が世間の他の人たちを信用できるはずがない</p><p>どうしたってこの双子みたいな、歪んだ性格になる</p><p>身勝手な親にキレられて殴られないようにいつも、顔はニコニコと愛想笑いをして</p><p>だけど、心の方は、常に警戒態勢のまま誰も信じない</p><p>自分たちの可愛い顔と身体だけを武器に双子だけで闘って来たんだ</p><p>そんなのお兄さんだって、そんなに長く生きてきたんじゃないですよね</p><p>偉そうなこと、言わんで下さい</p><p>双子は、いつでも闘っている</p><p>どんな時でも、その場の主導権を得ようと２人でタッグを組んで</p><p>ああ、オレだってまだ子供だからな確かに、お前らに偉そうなことを言うのは間違っているんだろうけどさ</p><p>判ってるんなら、もう何も言わんといて</p><p>そうですわうちらのこと判ってるみたいな顔をするのは、止めて下さい</p><p>でもなオレは、お前らよりももっと色んなことを経験して来たし、色んな人たちの人生を見てきたからな</p><p>だから今のまんまのお前らじゃ、良くないってことは判っているんだよ</p><p>わたしらのこと犯そうとしている人が、何を言うてるねん</p><p>そうですうちダマされませんわ</p><p>頑なに２人だけの心の壁を死守しようとする</p><p>えーお兄ちゃんに犯されるのってとっても良いことだよ</p><p>不意にマナが口を開く</p><p>あたしとか初めても、レイプしてもらったもんお兄ちゃんに今年のゴールデンウィークの連休の時だけどさ</p><p>ニコニコと明るく笑って、そう言う</p><p>外でさ小雨が降っている芝生の上に、押し倒されてさ洋服とか、ビリビリに破かれちゃってもちろん、処女だったから、すっごく怖かったし痛かったけれどさお兄ちゃん、すっごく愛情を込めてあたしを愛してくれたからさ３回もお腹の中に射精してくれたんだよっ</p><p>双子は呆然として、マナの言葉を聞いている</p><p>それで、それからお兄ちゃんと一緒にお風呂に入ってさ、出血した処女の血とか、身体に付いた泥とかを洗ってもらってさ次は、普通のお部屋の中でまたレイプしてもらってさそのままあたし、お兄ちゃんに誘拐されたんだよね</p><p>改めて聞くとオレって、マジで極悪人だな</p><p>そんで、その夜もお兄ちゃんに犯されたし、次の日もねあたし、処女じゃなくなったばかりだったけれど１日で１０回以上、犯してもらったんだよ</p><p>うらやましいですわ</p><p>わたくしが、お兄様に処女を捧げた夜は１０回もしていただけませんでしたもの</p><p>そうだよねえ中々、愛情がないとあの時のヨッちゃんみたいなことはできないよねえ</p><p>当時のことを知っている寧がそう言う</p><p>な、何を言ってるんです</p><p>この人たちわけわからんわ</p><p>明るく話しているマナたちに、双子が愕然としている</p><p>あのねあたし、その時は殺される寸前だったんだよね</p><p>マナが笑顔で言う</p><p>あたしの父親がどうしようもない人でね色んな人たちから恨みを買っていてねまあ、何て言うかたくさんの女の人たちの人生を狂わせてパパのせいで死んじゃった人も何人もいてさ</p><p>ミナホ姉さんの妹やメグのお母さん</p><p>他にも、白坂創介に誘拐されて娼婦に落とされたことで衰弱死したり、自殺してしまった人たちが何人もいる</p><p>だからパパに復讐したい人たちが、あたしのことを殺そうとしていたんだよ肉親をパパに殺されたから</p><p>嘘じゃないよホントのことだからね</p><p>寧が肯定する</p><p>そんなん親のことなんだから、お姉さんには関係ないじゃないですか</p><p>そうやわそんなん変やわ無茶苦茶だわ</p><p>でもさ、あんたたちだってヤクザの娘だから、判るでしょ世の中、理屈じゃないんだよっ</p><p>まそういうことなんだよね</p><p>寧の言葉に、マナがクスッと微笑む</p><p>でも、あたしバカだからさホント、今のあなたたちみたいさ誘拐されているのに、必死で心を閉ざしてさどこで逃げ出せそうなら、いつでも逃げようと思っててなのに、態度だけはとっても愛想良くしてね芝居してたよあんたたちはいいね２人居るからあたしなんて自分の父親のことを死ぬほど憎んでいる人たちの中に、たった１人だったんだからね</p><p>あたしはそう、ホント、今のあんたたちに似てたあたしもさ、子供の頃からいつも、自分の心を隠してお芝居して暮らしてたからさあ、あたし小さい頃は身体が弱くて、ずっと親戚の家に預けられてたんだよだからさニコニコ愛想良くしている芝居が、自分は上手いんだと勘違いしてた自分の本当の気持ちは、誰にも見せていないって信じてたホント、バカだったなぁ</p><p>双子はジッと、マナを見ている</p><p>だから、あたしのことを誘拐した人たちにもあたしのお芝居は通じる、バレてないって思ってたんだよねあははは全然ダメだったよもうバレバレむしろその人たちの方が、あたしを油断させるためにお芝居してたま、そうだよねだって、みんなあたしよりもずっと大人なんだからさあたしの嘘なんて、すっかりお見通しだったんだよ</p><p>演技する白坂舞夏にダマされていたのはオレだけだった</p><p>あたしは結局さ、そうやって馬鹿な芝居をしたことでむしろ、どんどん自分を危険な状態へ追い込んでいたんだよね今なら、よく判るんだけれどあの人は、あの時、本気であたしを殺そうと決めていたあたしは殺されて死ぬ予定だったんだよ</p><p>あの人ミナホ姉さんは、今、隣の部屋に居る</p><p>もちろん、このマナの話も盗聴しているだろう</p><p>あの時今、ここにいるお兄ちゃんがお兄ちゃんだけが、あたしを死なせないでくれようとしてくれたんだよ</p><p>そんなことないよメグだっていたし</p><p>でも、お兄ちゃんだよあの人が、あたしを殺すのを止めてくれたのはお兄ちゃんが、あたしを守ろうとしてくれたからだよ</p><p>あたしは殺される代わりにね、お兄ちゃんのセックス奴隷になることを条件に生き続けることを許されたんだよだから、今、生きているお兄ちゃんのセックス奴隷として</p><p>そんなの</p><p>メチャクチャですわ</p><p>双子は、理解できないという表情をしている</p><p>でも、幸せだよっ物凄く幸せ普通の女の子だった時よりも何百倍も、今の方が幸せだって愛してるし、愛されているもんお兄ちゃんはさ最初に、あたしのことをレイプした時から、優しかったもんマナのこと、大切に優しく犯してくれたもんそうじゃなかったら１晩で１０回以上も、レイプしてもらえないよただのその辺の変な人が、性欲だけでレイプするのとは違うんだよ普通の男の人なら、３回ぐらいで飽きちゃうもんお兄ちゃんは、マナのことを心から好きでいてくれたからだから、あんなに必死になって、マナのことを犯してくれたんだもん</p><p>オレはそんな男じゃない</p><p>何でそんなにレイプされないといけなかったんですか</p><p>そうやそれが判らへんわ</p><p>双子が尋ねる</p><p>１つは殺すのと同じぐらいツラい思いをさせないと、生かすことは許さないってあたしのパパに復讐する人が思ってたから</p><p>もう１つはお兄ちゃんのセックス奴隷になることでしか、あたしは生きる場所を見つけることができなかったからあたしのパパは、結局、復讐されて殺されちゃったし社会的に抹殺されたのそれからその前だったけれど、あたしはママとお祖父ちゃんにも見捨てられたの</p><p>父の死という言葉に、双子はゾッとする</p><p>家族がいなくなってしまったあたしをお兄ちゃんは、家族として受け入れてくれたんだよでも、あたしはお兄ちゃんに返せるものが何もないでしょいけないんだよ血が繋がっていない人間が、無償で誰かに施しを受けるなんてことはだから、家族にしてもらう以上はあたしはお兄ちゃんに、ご奉仕するセックス奴隷でなくちゃいけないんだよだって、ホントはお兄ちゃんにあたしを受け入れてもらう理由なんてないんだから</p><p>それは、あたしの人間としての、１人の女としてのプライドとして一生、ご奉仕するんだよだって、お兄ちゃんとはもう一生、家族なんだからずっとずっと家族でいるんだから何でもするしどんなことがあっても、あたしはお兄ちゃんを裏切らないもう、お兄ちゃんとしか一生、セックスしないしお兄ちゃんの赤ちゃんを産むんだだって、マナお兄ちゃんだけなんだもの</p><p>他のみんなも家族だしみんなみんな大切だけれどその中心に居るのは、マナが一番大切なのは、お兄ちゃんだからお兄ちゃんが居てくれるから、マナはみんなと家族でいられるんだから</p><p>マナちゃんのことおかしいと思う狂ってると思う頭がおかしくなっていると思う</p><p>寧が双子に言う</p><p>でも、あたしたちみんな大体、同じようなものだからあたしだってヨッちゃんだけ血は繋がっていないけれど世界で一番大切な、あたしの弟だよだから、セックスするんだよヨッちゃんとだけあたしがヨッちゃんを気持ち良くしたいし、あたしもヨッちゃんで気持ち良くなりたいヨッちゃんが、あたしのお腹の中にピュピュッて射精してくれる瞬間は幸せすぎてゾクゾクするんだよあたしもヨッちゃんの赤ちゃんを産むしヨッちゃんが死んだら、あたしも死ぬそれぐらい好きっ</p><p>わたくしは眼の前で父が殺される様子を目撃致しましたから</p><p>瑠璃子の父親は、香月家の混乱の原因を作った罪でミス・コーデリアに蹴り殺された</p><p>その時は本当は、心の中がメチャクチャになっていましたショックで怖くて、悲しくて今のあなたたちと同じです</p><p>本当は恐ろしいのですよねお父様たちや天童乙女さんのことを考えるのが怖くてたまらないのでしょ</p><p>この双子が、妙にエキセントリックなのは</p><p>それが原因なのか</p><p>わたくしも、そうでしたわ本当は、心の名がクシャクシャなのに必死で、平気な自分を演じようとしてお祖父様やお兄様に、強がりなことばかり言っていましたわ</p><p>父親の死後すぐの頃の瑠璃子はそうだったと思う</p><p>だから、そんなわたくしをお祖父様はお兄様に、売り飛ばしたんです１人のセックス奴隷として</p><p>ニコッと、微笑む瑠璃子</p><p>奴隷としてお兄様に抱いていただいてもちろん、わたくしも処女でしたわそれで、やっと心の中に溜まっていた思いを全て吐き出して、泣くことができましたお兄様の胸にすがってわたくしお兄様だけには、思いっきり甘えることができます弱音も吐きますだってわたくしは、お兄様の奴隷ですから一生、可愛がっていただきますしわたくしも、全身全霊をかけてご奉仕致しますわ</p><p>気品溢れるお嬢様の言葉に、双子は驚いている</p><p>あなたたちだけじゃないのよツラい体験をして堪えて生きているのは</p><p>わたくしとヨミも両親を殺されていますやっぱり、公様に家族にしていただくことで救っていただきました</p><p>そうですわだから、ヨミも先生の奴隷ですご奉仕致しますわ</p><p>公様この子たちは、どうやらセックスというものからして、誤解しているんだと思いますわ</p><p>月子が、そう言う</p><p>うんこの子たちセックスに汚いイメージしか持ってないもの</p><p>ヨミも双子の心を読む</p><p>だから、判らないんですわなぜ、わたくしたちが、こんなにセックスを大事にしているのか公様とのセックスを絆だと感じているのかが</p><p>エッチなんて汚いもんですわ</p><p>そうや気持ち悪い</p><p>お父ちゃんがオンナ連れ込んでるのとか、散々見たもんなぁ子供の頃から</p><p>お母ちゃんだってオトコを連れ込んでたよ</p><p>それにわたしらのことを、えっちぃ眼で見てるオッサンたちも</p><p>気持ち悪いわ</p><p>お父ちゃんに見せられたもんなぁ</p><p>うちらと同じくらいの年の女の子が無理矢理エッチさせられているビデオ</p><p>お前らもそのうちに、こういうことして稼ぐんだから勉強しとけってなぁ</p><p>嫌やエッチなんて</p><p>うんしとうないわ</p><p>ていうかみんな嫌いや</p><p>みんなみんな、大っ嫌いやっ</p><p>お前たちは</p><p>いいから、お前ら布団から下りて、そっちへ行ってろ</p><p>オレは２人に言った</p><p>今、オレがお前たちに、本当のセックスを見せてやるから</p><p>母が、コンピューター用語を間違えて覚えているという話は前にも書きましたが</p><p>ＵＳＢメモリーのことをチップと言います</p><p>プリントすることをコピーと</p><p>逆にコピー・ペーストのことは、アップとか言います</p><p>それだけなら、まだ良かったのですが</p><p>今日、居間に置いてあった私の携帯を見て</p><p>母さっき、あんたの携帯にウィルス来てたわよ</p><p>メールのことを、なぜウィルスと言う</p><p>一瞬、マジでビビりました</p><p>928．夜の火遊び　／　双子のためのセックス教室　(勉強編・２)</p><p>最初は、誰とするのっ</p><p>わたくしは、先ほどしていただきましたから</p><p>瑠璃子が、他の女たちに言う</p><p>今は撮影係に専念致しますわ</p><p>デジカメを持って、立ち上がる</p><p>あたしも、ビデオカメラの方をやるよっ</p><p>寧は、動画のカメラを担当してくれる</p><p>とちなると</p><p>月子お姉様とマナお姉様お先にどうぞ</p><p>えー、そんなに気を遣ってくれなくてもいいよ月子さんと姉妹丼ていうのも、お兄ちゃんは楽しいと思うし</p><p>マナは、ヨミと月子を見る</p><p>そう言えば、月子とヨミと一度にセックスするっていうのはそんなにやってないな</p><p>でもわたくしたち姉妹は、１人は冷静でないといけませんし</p><p>ああ、巫女の力のある姉妹が２人ともセックスに夢中になってしまうのは、良くないな</p><p>ありがとう、ヨミマナさん、わたくしと一緒はお嫌ですか</p><p>月子はマナに微笑む</p><p>とんでもございませーん月子お姉ちゃんとは、一度組んでみたかったんですっ</p><p>マナは、敬語で答える</p><p>２人とも、よーく見ててね</p><p>マナはクスクスと笑いながら、双子に言う</p><p>ふ、２人でいっぺなにするん</p><p>なんでやねん</p><p>双子は驚いている</p><p>だってあなたたちだって２人いるじゃんかっ</p><p>そうですわ２人でお兄様にご奉仕する方法を学ばないと、いけないんですよ</p><p>瑠璃子も、にっこりと微笑んでそう言った</p><p>そうだよあたしたちの後で、あなたたちもするんだからさっ女の子２人でお兄ちゃんを気持ち良くする方法を、よーく勉強しててねっ</p><p>マナも、笑顔でそう言う</p><p>エリとリエは</p><p>そんなん、わたしら</p><p>うん勉強しとうないな</p><p>できることならな</p><p>あうううっー何で、こんなことになっとるんやろ</p><p>不安げに、お互いの顔を見る</p><p>そっちではないわ公様の方を見ているのです</p><p>月子が２人に指示する</p><p>さぁて、お兄ちゃんあたしたちの服、自分で脱がせたいそれとも、脱ぐところを見たいあ半分着たまま、エッチするって手もあるよね</p><p>マナが、オレにそう言う</p><p>マナは、どんな風にしたいんだ</p><p>えっとそうだなぁ今日は</p><p>マナがオレにリクエストしようとするが</p><p>お待ちなさいマナさん</p><p>月子が、マナを制す</p><p>笑顔だけれど、その声は真面目だった</p><p>今はこの子たちに、公様にご奉仕するということを学んでいただかないといけないのですから</p><p>そのままオレに振り向く</p><p>公様本日のわたくしたちは、セックス奴隷としての正しい様式を遵守させていただきたいのです</p><p>セックス奴隷としての正しい様式って何だ</p><p>そんなの、オレは知らないぞ</p><p>公様は、とてもお優しいお人柄でございますからいつも、わたくしたちに大変なお気遣いをして下さっていらっしゃいますわ</p><p>月子は、オレに言う</p><p>それこそ、主と奴隷という立場以上の愛情をわたくしたちに注いで下さいますでも</p><p>月子は改めて双子を見る</p><p>この子らに見せるべきセックスは、そういうセックスでないと思うのです</p><p>この子たちもまた、公様のセックス奴隷となるのですからまずは、正しいご奉仕の在り方を正しい形式で、適確に見学させないといけません</p><p>だから、奉仕の正しい形っていうのは何だ</p><p>オレにもよく知らないんだけれど</p><p>今、ここには公様のセックス奴隷のうちの、若い人たちが揃っておりますが</p><p>月子は、部屋の中の少女たちを見る</p><p>１５歳の瑠璃子、１４歳のマナとヨミ</p><p>オレよりも、年下の３人</p><p>私見ではございますが最近少し、セックス奴隷としての本分を逸脱しているように感じます</p><p>だから何なんだよセックス奴隷の本分て</p><p>公様もそう感じていらっしゃるのではございませんか</p><p>そうってどうなんだ</p><p>オレは瑠璃子、マナ、ヨミを見る</p><p>この子たちはすでに、セックスの歓びを知っている</p><p>いや、むしろ</p><p>瑠璃子なんて、自慰の経験すらないうちにオレとセックスしてしまったから</p><p>いまだに女性器に、指だって差し込んだことはないはずだ</p><p>瑠璃子の秘裂には、オレのチンコしか入ったことはない</p><p>性欲を感じたら、オレにセックスを求めるだけだ</p><p>性欲はオレとのセックスでしか解消されないものだし、最後は必ず膣内射精されなくてはいけないものだと思い込んでいる</p><p>最近のわたくしたちは公様の愛に甘えさせていただいて、少し、ご奉仕するという気持ちが緩んでいるように思われます</p><p>月子それは</p><p>確かに、今のオレの女たちは</p><p>この子らは、みんな頭が良い上に、自分の考えというものをしっかり持っている子たちだから</p><p>今日は、こういうセックスをしたいとか今度は、こういうセックスをしたいとか</p><p>どんどん自分から提案してくる</p><p>どんなことを求めても、オレが受け入れてくれるということを判っているから</p><p>でも、そればかりではいけませんわわたくしたちは自分がどうしたいのかということを主張する前に、もっと公様が何を望んでいるかを理解しようとするべきなんだと思います</p><p>オレが何を望むかって</p><p>いや、別にオレのことなんて、どうでもいいんじゃないかな</p><p>そんなに気を遣ってもらわなくても</p><p>オレは、みんなが望むことをするだけで嬉しいし</p><p>どうでもいいことなんかじゃないよっ</p><p>寧が、強い口調でそう言う</p><p>あたしたちだって、ヨッちゃんのことが大切なんだからっ</p><p>それはありがたいけれど</p><p>オレにはああしたいとかこうしたいとか</p><p>そういうのは別に</p><p>ないことはないですわ</p><p>うんあるよね先生にも</p><p>ヨミもオレの心を読む</p><p>そうですわお兄様は最近になってようやく、わたくしのことを犯して下さるようになられましたわ</p><p>いや、何でだか判らないんだけれどさお屋敷で洗濯物とかを干している瑠璃子のお尻とか見ていたら、急にムラムラしてきたりしてごめん</p><p>謝られることはございませんわ瑠璃子は、お兄様の奴隷でございますからいつでも、犯して下さい瑠璃子も、とても嬉しいですし犯していただけることを幸せに思っております</p><p>瑠璃子は、ニコニコしてそう言う</p><p>ああ、判ったあたしたち、奴隷のクセにお兄ちゃんに求め過ぎなんだね</p><p>もっと、お兄ちゃんの方から襲って来てもらえるように日常生活から、考え直さないといけないんだ</p><p>いや、わざわざそんなことをしなくたって</p><p>ううんするべきだししなくゃダメだよ</p><p>今のままじゃホント、あたしたちヨッちゃんに甘えているだけだから</p><p>いや、甘えてくれていいんだよ</p><p>そうじゃないよ、ヨッちゃんハーレムの王様が、一番、クタクタになっているような状況は、やっぱりマズイってば</p><p>はい公様はハーレムの主でいらっしゃるのにハーレムの主としての歓びを満喫なさっていませんわ</p><p>あたしたちはさヨッちゃんのおかげで、セックスに対するネガティブな感情が無いからさそれこそ年長組のお姉さんたちから、アニエスやルナちゃんたちまで、セックスがとっても好きでしょヨッちゃんとするのが</p><p>うんそれで、みんな好奇心旺盛だから、色んなことをやりたがるよね</p><p>マナが、うなずく</p><p>仕方ありませんわわたくしたちは、みんな健康ですし一度、先生とのセックスの楽しさを知ってしまったら</p><p>ええ、お兄様とのセックスは本当に楽しいですものね</p><p>ヨミの言葉に、瑠璃子が乗る</p><p>瑠璃子にとっては、感じるということが楽しいという言葉に変換される</p><p>それはさヨッちゃんになら、どんなことを求めても、恥ずかしく無いしヨッちゃんなら、どんなセックスでも喜んで受け入れてくれるはずっていう絆をみんなが感じているからだと思うよ</p><p>でも、そればかりでは確かに、お兄様の方は息苦しくなってしまわれるかもしれませんね</p><p>うんセックス奴隷の方のリクエストがエスカレートしてお兄ちゃんの方が、楽しめなくなってちゃうような気がする</p><p>もう一度セックス奴隷と主という立ち位置に戻ってみることも必要だと思いますわ</p><p>月子はオレに言う</p><p>だからこそこの子たちを、公様の奴隷にしなくてはいけないんですわ</p><p>そう言って怯えている双子を見る</p><p>この子たちは今まで、公様が抱いていらした女とは違うということは、お判りですね</p><p>この双子エリとリエは</p><p>この子たちこそ公様が、奴隷と主の関係からの逸脱をお許しになられたらどうしようもないほどまでに増長すると思いますわ</p><p>そうだ、こいつらは</p><p>常に注意していないといい気になって、とんでもないことをしでかすと思う</p><p>だから家族にはできない</p><p>アニエスや真緒ちゃんたちに、接触させることもできない</p><p>この子たちはアニエスたちに悪影響を及ぼすと思うから</p><p>この２人には公様は、徹底してセックス奴隷と主という関係をキープし続けるべきだと思います</p><p>それは月子の言う通りだと思う</p><p>ミナホお姉ちゃんも、そういうつもりでこの子たちを受け入れたんだよね</p><p>寧が、しみじみと言った</p><p>今までのヨッちゃんは助けてあげたいと思った子は、みんな自分の家族に入れてあげちゃったけれどもう、そういうことはしていられないんだからさ</p><p>オレの許容量にも限度はあるし</p><p>すでに家族になっている子たちをまず守らないといけないんだから</p><p>だからこの子たちを生かしておいてあげるために、ヨッちゃんのセックス奴隷にするけれどそれ以上の関係にはならないってことを、肝に銘じていかないとね</p><p>ですから、わたくしたちもこの子たちに見せて、学ばせるセックスは、公様のセックス奴隷としての正しいご奉仕だけでなくてはいけませんわ</p><p>そうだなさっきのマナと始めそうになった</p><p>オレがどうしたいかでなく、奴隷の女の子の方がこうしてみたいと言い出すようなセックスは教えるべきではない</p><p>そして、またわたくしたちにとっても、公様の奴隷としてのセックスに徹してみることが、今、必要になっているのだと思いますわ</p><p>月子お姉ちゃんに賛成</p><p>うん、良いと思うよっ</p><p>わたくしももっと良いセックス奴隷になりたいですわ</p><p>ヨミもそう思います</p><p>マナ、寧、瑠璃子、ヨミ</p><p>ではこれよりは、初心にかえってセックス奴隷としての本分に沿った、正しいセックスを致しましょう</p><p>月子はそう言うが</p><p>どうぞ月子にお任せ下さい</p><p>月子は強い眼で、オレにそう言う</p><p>ヨッちゃん、月子さんに任せた方がいいよっ</p><p>寧もオレにそう言う</p><p>そうだよ確かに、最近のあたしたち、良くなかったと思うもんマナも改めて、セックス奴隷としての基本にかえりまーす</p><p>だからセックス奴隷とする正しいセックスっていうのは</p><p>どんなセックスなんだ</p><p>セックス奴隷の基本とか</p><p>オレには、それが判らないんだよ</p><p>常に公様に喜んでいただくということを、考え続けることですわ</p><p>オレの心を読んで</p><p>ではマナさん、こちらへ来て</p><p>公様は、そのままで</p><p>畳の部屋の真ん中に敷かれた布団</p><p>それを挟んで、オレと月子＆マナが向かい合う</p><p>では、始めましょう寧様、瑠璃子様</p><p>月子が、２人に声を掛ける</p><p>ああ、動画撮影の方はオッケイここのパソコンから、固定のカメラは全部、操作できるしいい感じになってきたら、ハンディ持ってそっちへ行くから</p><p>普通のお写真の方は、わたくしにお任せ下さい</p><p>寧も瑠璃子も撮影態勢は万全なようだ</p><p>あなたたちも良ろしいいですねこれから、わたくしたちのすることを、見てよく覚えるのですよ</p><p>月子は改めて双子に告げる</p><p>お返事はどうしたのです</p><p>巫女の力の強制力が働くから双子は、月子の命に従うしかない</p><p>マナと一緒に、畳の上に敷かれた布団の脇に正座したままオレの方を向く</p><p>はーい、カメラスタートするよんっ</p><p>寧が録画を始める</p><p>全てのビデオカメラに、RECを意味する赤いランプが灯る</p><p>月は、ススッと畳に両手を付き、オレに向かって頭を下げる</p><p>お兄ちゃんいえ、ご主人様</p><p>マナも、月子の真似をしてオレに平伏する</p><p>これより、本日のご奉仕をさせていただきます</p><p>マナもご奉仕致します</p><p>な、何だ仰々しいな</p><p>２人の挨拶を寧がカメラで記録している</p><p>同じように、双子たちの脳にもこの月子たちの凛とした姿が刻みつけられているはずだ</p><p>どうか、この卑しいわたくしにお情けを下さいませ</p><p>マナにも下さい</p><p>お情けって何だ</p><p>オレは、つい尋ねてしまった</p><p>公様のとても温かい精のことでございますわ</p><p>今夜こそ月子に子種をお授け下さいませ</p><p>月子は、オレの子を妊娠することを望んでいる</p><p>ええっお、お姉さん</p><p>あ、赤ちゃんできちゃってもええんか</p><p>驚きの声をあげる双子</p><p>ええわたくしは、公様のお子を孕みたいと思っております</p><p>マナもできちゃってもいいからね</p><p>来年には出産して健やかに育てたいと思っておりますどうか、たっぷりと月子にお授け下さい</p><p>マナの中にも、いっぱい出してね</p><p>精一杯ご奉仕、勤めさせていただきます</p><p>マナも頑張りますっ</p><p>２人は、畳に額をこすりつけてそう言う</p><p>オレも何か言わないといけないのかな</p><p>こんなの初めてだしな</p><p>ま、とにかく</p><p>た、頼んだぞ月子、マナ</p><p>何とか、それだけ声が出た</p><p>はいでは失礼致します</p><p>マナさん、わたくしは公様のお洋服をお脱がせ致しますからあなたは、公様が眼で楽しまれるようにして差し上げて</p><p>はい判りました月子お姉様</p><p>ああ、服を脱がせてくれるんだ</p><p>そうだよなあ奴隷が居るのに、自分で脱ぐのは変か</p><p>でもオレが、眼で楽しむってのは</p><p>とにかく、月子はスッと立ち上がりオレの方へやって来るけど</p><p>そして、白くて長い指がオレの服のボタンを一つ一つ、丁寧に外していく</p><p>うわっ、何かいいなっホントに奴隷みたいあたしも、今度からああやって、ヨッちゃんの服を脱がしてあげよっ</p><p>オレにペコッと頭を下げると布団の上に乗る</p><p>お兄ちゃんマナを見て見て下さい</p><p>赤い顔で、はあっと熱い息を吐いて</p><p>オレによく見えるように着ていたブラウスの胸元のボタンを</p><p>ゆっくりと外していく</p><p>マナの可愛い胸白いレースのブラが見えてくる</p><p>お兄ちゃんご主人様ぁ大好きだよ</p><p>マナは、自分でゆっくりとスカートを捲り上げていく</p><p>布団の上で、オレの方に足を伸ばして１４歳の白い生足が、露わになる</p><p>まだ肉の付ききっていない、可愛い太ももが</p><p>そしてブラとお揃いの白いパンティが見える</p><p>うふふ見える、お兄ちゃん</p><p>マナは、小悪魔みたいに微笑むとそのまま、大きく足を開脚する</p><p>公様、失礼致します</p><p>オレのシャツを脱がし終わった月子は</p><p>今度はオレの下半身に手を伸ばした</p><p>オレのベルトをカチャリと外して</p><p>お兄ちゃん見てぇ</p><p>マナは、背中に手を廻してブラのホックを外した</p><p>半脱ぎのワンピースの内側でブラが緩む</p><p>ゆっくり焦らすようにブラジャーを上に捲り上げた</p><p>ぽろんとピンク色の小さな乳首が転げ出す</p><p>ほら、お兄ちゃんにしかペロペロされたことのないおっぱいだよマナのおっぱいは、お兄ちゃんのモノだからいつでも、お兄ちゃんの舌で舐められて、お兄ちゃんの唇で吸われるのを待っているんだよ</p><p>その間に月子が、オレのズボンを下ろす</p><p>オレはすでに勃起していた</p><p>り、リエちゃん、アレ</p><p>お、大きくなっているなぁ</p><p>双子はオレの股間に注目していた</p><p>まだ勃起はパンツの中だ</p><p>うふふ、お兄ちゃんに見てもらっているとドキドキするマナ、興奮しちゃっているよ</p><p>マナの舌が、自分の唇を濡らす</p><p>ほら、見てもう、マナ濡れてきちゃった</p><p>大きく開かれたマナの股間</p><p>白いパンティが愛液で湿っていくのが見える</p><p>マナの痴態を見て興奮しているオレの股間を</p><p>下着の上から、月子の手が撫でていく</p><p>公様熱くなっていらっしゃいますわ</p><p>布地越しに、オレのペニスの熱さを月子は感じたらしい</p><p>お兄ちゃんもう脱いじゃうね</p><p>マナは、クスッと笑ってオレに見えるように、パンティを脱いでいく</p><p>同時に月子の手が、オレの下着を下ろす</p><p>うわっリエちゃん</p><p>チンコでかいわぁ</p><p>何なんよあれ</p><p>双子は、露出したオレの勃起を目撃して震えている</p><p>それを月子が握ってシゴいていく</p><p>何やっとるん</p><p>判らんわうちには</p><p>生の手コキを見るのは、初めてなんだろう</p><p>ほーら、お兄ちゃん</p><p>オレに向かって大きくM字開脚して、女性器を晒す</p><p>お兄ちゃんのオチンチンしか入ったことのないお兄ちゃんが、精子をビュクビュク発射するための穴だよお兄ちゃん、マナのここに入りたい突っ込みたいマナのこと犯したい</p><p>マナは犯されたいよ、お兄ちゃんに突っ込まれたいよお兄ちゃんのオチンチンにっ</p><p>ホント、ここのところ日々、日常生活に追われています</p><p>何とかしないとなあ</p><p>それでも、何とか新作を書き始めたくて</p><p>色々と、アクセクしています</p><p>929．夜の火遊び　／　双子のためのセックス教室　(見学編・１)</p><p>はい、マナさん交代よ</p><p>オレのチンコをイジっていた月子が、マナに言う</p><p>うん、今度はマナがお兄ちゃんのをお触りするねっ</p><p>マナが、半脱ぎだったワンピースを脱ぎ捨て全裸になって、オレの方へ来る</p><p>途中で、月子と手をタッチさせて今度は、月子が布団の上へ</p><p>わたくしも裸身を披露致しますわ</p><p>ニコッとオレに微笑んで月子はストリップを始める</p><p>はーい、お兄ちゃんも全部脱ぎ脱ぎしましょうね</p><p>オレの足下にしゃがんで、オレのスボンやパンツを完全に脱がせてしまう</p><p>公様、うふふっ</p><p>月子はいきなり、スカートの中に手を入れて</p><p>パンティから脱いだ</p><p>はいこれでスカートの下は裸ですわわたくし</p><p>脱いだパンティを、ふわっと投げ捨てる</p><p>うわっ、月子さんて意外とマニアックなことが好きなんだねっ</p><p>ハンディカメラで月子を撮影しながら、寧が言う</p><p>わたくしの趣味ではありませんわ</p><p>月子は、ニカッと微笑んだ</p><p>公様がこういうことをお望みになられましたから</p><p>ちょっと、そういうのもいいかなと想像したよしましたよ</p><p>清楚でストイックなイメージのある巫女の月子が</p><p>ちょっとエッチになって、乱れるのが見てみたいなって</p><p>心を読まれるというのは良いことなのか、悪いことなのか</p><p>何でも、こちらの欲望が知られてしまうということは</p><p>公様ですから何の問題もございませんわ</p><p>月子は、笑う</p><p>だって、公様は最初から、わたくしたちに隠し事など1つもなさらないですし</p><p>はい先生ってすっごい、正直ですものいつでも、どこでも</p><p>オレはさ人よりも、自分が頭が悪いことが判っているからさ嘘吐いて、相手を騙しながら駆け引きするとかそういうことができないからバトル物の主人公にはなれないタイプの男なんだよ</p><p>いいえ、公様世の中では、より頭の悪い人の方が、人に嘘を吐いて騙そうとする傾向にありますわ</p><p>うん、そうだよね月子お姉様頭の悪い人の方が、自分は相手よりも優秀で、相手を騙すことができると思い込んでるよね</p><p>人の心を読むことのできる姉と妹がそう証言する</p><p>普通の男の人たちは皆さん、嘘ばかり吐いていますわわたくしたちは、よく知っています</p><p>うんそうだよね、ホント</p><p>月子とヨミは微笑み合う</p><p>先生が、嘘吐かない人だからヨミも月子お姉様も、ルナやコヨミちゃんたちだって、安心して生活出来ているんだと思うもん</p><p>本当ですわわたくしたちに嘘を吐いたり、騙そうとしている方と話を合わせないといけないのは大変でしたから</p><p>ああ鷹倉神社が、関西のヤクザたちに干渉されていた頃のことか</p><p>特に月子は自分の巫女の力を隠していたもんな</p><p>当時のヨミは従わせる方の力だけで心を読む力には、目覚めていなかったし</p><p>醜い心が見えているのに見えていないふりをするのは、辛かったですわ</p><p>でも、今は幸せですわたくし</p><p>さぱっと、ブラウスを脱ぎ捨てる</p><p>うふふ綺麗だよね月子お姉ちゃんの身体のライン</p><p>マナが、オレの勃起を上下に愛撫しながらそう言う</p><p>あら、マナさんだって綺麗ですわ</p><p>ああ、マナもどんどん綺麗になっているぞ</p><p>食事によるコントロールとボディ・ラインを整え、美しく肉体を成長させるための運動を毎日頑張っているから</p><p>スポーツのための鍛錬ではない</p><p>成長期の場合、筋肉が付きすぎると成長を阻害することもあるから</p><p>締めるべきところは引き締め成長を促進するべきところには、刺激を与える</p><p>毎日、慎重に肉体の成長度合いを確認しながら</p><p>ただ、美しい少女になるためだけのトレーニングを続けている</p><p>ありがと、お兄ちゃんでも、まだまだだよ３年後を楽しみにしていてねっ</p><p>１４歳のマナは１７歳で、スーパー・モデルとして世界デビューすることを夢見ている</p><p>うらやましいですわマナさん、成長期ですものねこれから、どんどん綺麗になるのね</p><p>そう言う、月子に</p><p>何言うとるなやお姉さんかて、綺麗やないか</p><p>ホンマやそんな、ご立派な身体をしてて、何を言うとるんや</p><p>双子が苦言を呈す</p><p>ていうかあんたら、何で次から次と出て来る人がベッピンさんばかりなんや</p><p>そうやわこんなん、ワケがワカランわ</p><p>本音でそう思って言っているのかはたまた、何かの駆け引きをしようとしているのか</p><p>こんな綺麗どころをギョーサンはべらせててお兄さん、何でわたしらも欲しがるんや</p><p>そうそう、欲しがりすぎですわなあ、エリちゃん</p><p>そうや、リエちゃんわたしらみたいな、河原の石っころみたいな小娘、いなくてもいいんと違いますか</p><p>お兄さん、無理することないんやで</p><p>後者の方か</p><p>わたしらみたいな、何の凹みも出っ張りもない身体</p><p>お触りしても楽しゅうないですよ</p><p>いや、お前らは１３歳にしては、結構良い身体しているよ少なくても、男の勃起を胎内に受け入れられるぐらい発育ができている</p><p>慌てる双子</p><p>そ、そんなことないわなぁ、リエちゃん</p><p>むそ、そうやエリちゃんの言う通りや</p><p>わたしらなんてなマッチ棒みたいなもんやもんな</p><p>頭でっかちで、細―い軸がひょろひょろしているだけやもんなぁ</p><p>この双子はホント、往生際が悪い</p><p>いいえあなたたちも今だって、充分に綺麗だしこれからもっと綺麗になりますわ</p><p>月子は服を脱ぎながら、そう言う</p><p>そうそうお兄ちゃんのオチンチンを奥まで差し込んでもらって子宮に、ドバドバ射精してもらったら、もっともっと綺麗になるよー</p><p>マナも、笑う</p><p>う、嘘やそんなわけない</p><p>そうですわそんなん変ですわ</p><p>変じゃないですわさっきあなたたち、ご自分の口で言っていましたわ</p><p>双子に、瑠璃子が言う</p><p>わたくしたちがみんな綺麗だってわたくしも、他の皆さんも前から綺麗だったわけではありませんわ</p><p>そうだよねっみんなヨッちゃんとエッチしているからこんなに綺麗になれたんだよねぇっ</p><p>そんなことないだろヤッちゃんはオレと初めて会った時から、もう、ホント、メチャクチャに綺麗だったよ</p><p>あれ、そうだったっけ</p><p>トボケる寧</p><p>瑠璃子だってすっごい綺麗で、可愛かった月子は、今とおんなじ神秘的な美しさがあったし、ヨミは華やかで綺麗だったそれから、マナもすっげぇ、可愛かったよ</p><p>オレが、この女たちを美しく変えたなんて、はずがない</p><p>みんな魅力的で、可愛い美少女だった</p><p>マナは笑って、ちょんちょんとオレの張り詰めた亀頭を突っつく</p><p>でも、お兄ちゃんのお陰で綺麗になっているっていうのも本当なんだよ</p><p>そうだよねあの頃のあたしは心が歪んでるだけの、どうしようもない不良娘だったし</p><p>あたしだって甘やかされて育っただけのツマンナイ女の子だったよ</p><p>わたくしこそ傲慢なだけの可愛げのない娘でしたわ</p><p>わたくしは生きることに絶望していましたわ</p><p>わたくしなんて大切な自分の姉妹に迷惑をかけるだけの悪い子でした</p><p>外見がどうだったかは、判りませんが内面は、決して綺麗では無かったと思いますそれを公様に出会ったことで、歪みを治し、汚れを拭い去ることができたんですわ</p><p>改めて、月子がオレに言う</p><p>あんなぁ、こういうことを言うとお姉さんたち、怒るかもしれんけどなぁ</p><p>うんうちにも、判るでエリちゃん</p><p>わたしらにはどうしても、お姉さんたちは頭がおかしい人たちにしか見えへんのや</p><p>お兄さんもや普通やないで</p><p>あんたたちは変や</p><p>こんなんおかしいわ</p><p>正直、気持ち悪いわ</p><p>うん、気持ち悪いなエリちゃん</p><p>嫌悪感をオレたちに示す</p><p>判っとるでそんでも、わたしらお兄さんにエッチされないといけんのやろ</p><p>そうしないと生かしておいてもらえへんのは、判ってるで</p><p>でも、なあわたしら、絶対に受け入れられへんわ</p><p>うん、お兄さん、お姉さんたちの生き方とか考え方とかうちらには、納得できへんわ</p><p>納得できるわけがないわっこんなん</p><p>そうやあんたたちみんな、頭がおかしいんや</p><p>うんそうだろうな客観的な視点から見たら、オレたちのしていることなんて矛盾だらけだし、気持ち悪いんだろうな</p><p>でも、しょうがないんだよこうしかあたしたちには、生きていく道が無かったんだからさっ</p><p>寧お姉ちゃん、そういうことを言ったってこの子たちには判らないよ判らない人には、判らないことなんだからさ</p><p>そして、公様この子たちの視点も、決して客観的なものではございませんわ</p><p>月子が、オレに微笑む</p><p>そうだなこの双子だって、普通ではない</p><p>親がヤクザで、ロリコン動画を売られ処女を売春オークションにかけられていたんだから</p><p>そういう現実を当たり前のコトだと受け入れていた双子なんだから</p><p>ほらほら、お兄ちゃんエッチに集中しよっ</p><p>あなたたちさぁ、こういうのは知ってるま、知ってると思うけれど</p><p>マナは、大きく口を開いて、はむっとオレのペニスを頬張る</p><p>し、知っとるわ、そ、それくらい</p><p>ふぇ、フェラチオやろ</p><p>お父ちゃんの持ってた動画で見たわっ</p><p>の男の人のチンコをパクッとしとるところを生で見るのは初めてやけどなっ</p><p>わたしらかてロリコンさん向けの動画で、疑似でやらされたわっなぁ、リエちゃん</p><p>ギジ</p><p>そうや魚肉ソーセージを、チンコに見立ててなこう、パクッと</p><p>お父ちゃんとお母ちゃんが、やり方を教えてくれてな</p><p>唇をうかおの発音の時の形にして、唾を多めに、チュパチュパすればええんやろ</p><p>わたしらの疑似フェラ動画評判良かったもんなっ</p><p>そうや魚肉ソーセージなことが嫌やったけれど</p><p>あんまり、美味しくないしな</p><p>動画撮影の間、１時間ぐらいおんなじ魚肉ソーセージを、ずーっとチュパチュパしてるんやもんな</p><p>だんだん味がせーへんようになってなワケワカランわ</p><p>聞いている方が、訳が判らない</p><p>えー、お兄ちゃんのホンモノは、こんなに美味しいのにっ</p><p>マナは、うっとりとした眼で、オレのペニスの亀頭に舌を這わしていく</p><p>わたくしも致しますわ</p><p>全裸になった月子が、オレの股間に美しい顔を寄せる</p><p>じゃあ、マナはタマタマの方を舐めるねっ</p><p>チンコの先を月子に譲り、マナの舌は下降していく</p><p>でもリエちゃんアレ間違いなく、魚肉ソーセージより太いわな</p><p>太いし、先っぽのところ大きく張っとるわ</p><p>あんなんブチ込まれたら、お腹に穴が開いてしまうわ</p><p>うちら、出血多量で死んでしまうかもしれへんなぁ</p><p>それは無い</p><p>この双子の肉体なら充分にセックスは可能だ</p><p>アニエスやルナよりも発育している</p><p>う、うっ</p><p>オレは快感に思わず、声を漏らしてしまった</p><p>上目遣いで、マナが尋ねる</p><p>気持ち良いんだよマナと月子と２つの舌が、オレの一番感じるところを刺激しているから</p><p>しかも上手い</p><p>２人の舌の感触も違うし、温度も違うからスゴイ良いんだ</p><p>うふふ、嬉しいですわ</p><p>マナさん、こっち、お願いします公様はそろそろ、おっぱいをお望みのようですから</p><p>ええ、あああ</p><p>オッケイですマナはフェラチオ続行してまーす</p><p>再び、オレのペニスを咥えるマナ</p><p>月子は身体を起こしオレの眼前に形の良い乳房を寄せる</p><p>オレは、月子の柔らかな胸に顔を埋め</p><p>桜色の乳首を吸う</p><p>うふっ、気持ち良いですわとっても満たさせた気持ちになります</p><p>公様に抱いていただくようになってからわたくし、胸が一回り大きくなりましたわ</p><p>あ、ヨミもです</p><p>え、ヨミロリ巨乳が、さらに成長しているのか</p><p>今までのでは、ちょっと苦しいから先週、ブラを買い換えたんです</p><p>ほら、こうして２人でご奉仕すると公様におっぱいを楽しんでいただきながら、お口でのご奉仕もできるんですよ</p><p>月子が、双子に言う</p><p>あなたたちも、後でこうするのですよよく見ておいてあんっ</p><p>オレが乳首を甘噛みしたから、月子が喘ぐ</p><p>もう、公様ったら</p><p>優しい顔で、オレの頭を軽く抱いて髪を撫でてくれた</p><p>月子お姉ちゃんそろそろ、いいよね</p><p>マナが、舌でオレのペニスの硬度を確かめながらそう言う</p><p>はいでは、公様お布団の上にどうぞ</p><p>オレが下になるのか</p><p>あの子たちのためですから</p><p>男が上になるセックスは強い恐怖感を与えてしまうかもしれない</p><p>でも、オレが寝転んで女が上になる騎乗位なら</p><p>挿入したり、動いたりする主導権が女の方にあるから</p><p>見た目では、それほど怖くは感じないか</p><p>それに繋がっているところが、よく見えますから</p><p>そっか、正常位だと結合部が影になって見えづらいかもしれないよな</p><p>オレは布団の上に、ドカッと大の字になって横たわる</p><p>マナさんお先にどうぞ</p><p>年齢の近いあなたが先に挿入した方がこの子たちには受け入れやすいと思うの</p><p>月子の１８歳の成熟が近い肉体より</p><p>マナの１４歳の小柄な身体の方が</p><p>了解です、月子隊長</p><p>マナは、おどけてそう言うと</p><p>オレの上に、跨がって来る</p><p>そう和式トイレで、オシッコする時のポーズになって</p><p>よく見るのよ絶対に眼を離してはいけませんからね</p><p>月子が、双子に命じる</p><p>はいはーい、皆さーんマナの股間に注目っ</p><p>マナが、オレの肉体の上で大きくM字開脚する</p><p>マナの割れ目は、すでに湿っている</p><p>たぽたぽとした汁が、オレの下腹に垂れてきている</p><p>皆さーん、マナの右手をご覧下さーいこちらにございますのがタネも仕掛けもない、ごく普通のオマンコですっ</p><p>自分で、双子に向かって割れ目をクチュリと開いて見せる</p><p>トポトポトポっと愛液が糸を引いて垂れていく</p><p>な、何やグロいわ</p><p>うん、ちょっと怖いな</p><p>双子も、他人の女性器を見せられるのは、これが初めてなんだろう</p><p>彼女たちがやっていたロリコン動画は、全裸で膣内を開帳みたいなハードな路線はまだやってなかったみたいだし</p><p>お兄ちゃんのオチンチンしか入ったことのないまだまだ、綺麗なオマンコだよっ半年しか使っていないんだから</p><p>嬉しそうに、ニヤッと微笑むマナ</p><p>処女膜は綺麗に破ってもらったから、何も残ってないけれどねはーい、ここにこのお兄ちゃんのオチンチンをネジ込みまーす</p><p>マナは、オレのチンコを手で掴んで自分の膣口に当てる</p><p>あんな太いのが入る</p><p>嘘やわぁ、こんなん</p><p>オレは、そんな巨根なはずはないんだけれど</p><p>でも、まだ処女の１３歳の双子にとってはオレのモノでも大きく見えるらしい</p><p>では入れちゃいまーすお兄ちゃん、いい</p><p>オレが返事をすると</p><p>皆さん、お先にいただきます</p><p>月子だけでなく、寧や瑠璃子にも挨拶して</p><p>マナは、じゅぶっと腰を下ろす</p><p>うわっ、入っていくで</p><p>こんなん無茶や裂けてしまうで切れてしまうかもしれへんわ</p><p>キレてなーいっ裂けませーんぐっ</p><p>マナの膣口のすぼまりにオレの亀頭の一番張っている部分が押し込まれる</p><p>大丈夫なんかあんなん</p><p>く、苦しくないんか</p><p>マナのおでこに汗の玉が浮かんでいる</p><p>苦しくないよお腹の内側を擦られて背筋がゾクゾクするんだよっああーんお兄ちゃんのオチンチン気持ちいいよっ</p><p>マナは、性感に蕩けた顔でそう言う</p><p>嘘、お姉さんどこまで入れるつもりなん</p><p>それ以上、もう入らんわ</p><p>双子は、すっかり動揺しているけれど</p><p>オレのチンコは、まだマナの胎内に半分しか挿入されていない</p><p>まだまだ入るんだよぉぉああああうっ</p><p>マナの腰が、グググィッと</p><p>ほーら、これがここが終点だからっ</p><p>マナが、オレの全てを呑み込む</p><p>オレの下腹とマナの下腹が、ぴったりとくっついて</p><p>マナは、オレの上でハァッと大きく息を吐く</p><p>オレたちは、完全に繋がり合っている</p><p>スゴイわ根元まで、全部入っとる</p><p>このお姉さん、バケモノかもしれへんで</p><p>すぐ眼の前での男女の交わり</p><p>しかも、自分たちと１歳しか変わらない幼い少女の</p><p>双子は、ブルルッと震えた</p><p>あたしがバケモノなわけないでしょっこんなの女なら、誰だって根元まで入れられるんだからっ</p><p>ええあなたたちだって公様を胎内にお迎えするのよ</p><p>月子が、優しい微笑でそう言う</p><p>そんなこと言われてもなあ、リエちゃん</p><p>うん無理なもんは無理やわなエリちゃん</p><p>双子には、自分が男性器を受け入れるというイメージが、リアルにならないらしい</p><p>それで、ここからが大切なんだよお兄ちゃんのオチンチンは、お腹の中へお迎えしただけでなくオマンコ全体で、締めて絞って刺激しなくちゃいけないんだから</p><p>マナが、ゆっくりと腰を動かす</p><p>あわわ、これかお父ちゃんのビデオん中でやってた腰をカクカクさせる動きは</p><p>なかなか、グロくてエグいことをしとるで</p><p>オレの勃起ペニスが出入りする様子を双子は、真剣な眼で見学している</p><p>ほら、お姉さんのオマンコからトクトクと溢れとるで</p><p>この何とか液が、潤滑油とかの役割をするんやろ潤滑油ってのが、何なのかようらへんけれど</p><p>オチンチンとオマンコの間をヌルヌルにして、滑りを良くするためのものだよ</p><p>いっぱい濡れてた方が、気持ちがいいんだよああんっ</p><p>切なそうに、オレの上で腰をくねらせる</p><p>その間に、月子は</p><p>公様キス致しましょう</p><p>オレの唇に情熱的なキスをする</p><p>舌と舌を絡ませる吸う</p><p>セックスしている相手とキスしている相手が違うと言うのは興奮する</p><p>身体の上と下で別人の粘膜と触れ合っている</p><p>ほらほら、見ててねこうやって、入り口からマナの内側の壁に、お兄ちゃんのオチンチンを擦り付けるんだよっ</p><p>マナが巧みに、腰を使う</p><p>ここに、お兄ちゃんのオチンチンの先をスワッと下から削り取るみたいに、擦り付けるのがいいんだよ気持ち良いああっ、ああーっ、あふぅぅ</p><p>自分の感じるところをエグるように</p><p>な、何でや何で、こんな変なことしてんのに</p><p>このお姉さんこんなに気持ち良さそうなんやろか</p><p>マナの痴態にすっかり呆気に取られている、双子たち</p><p>だって、お兄ちゃんだもんっお兄ちゃんとセックスしているんだもんっ</p><p>マナは全身に汗を光らせてさらに腰の動きを加速させる</p><p>大好きっマナのお兄ちゃんお兄ちゃんとのセックスも大好きっああんっ、幸せマナ、どんどん幸せになっちゃうよぅ</p><p>はい、公様マナさんを見ていてあげて下さいませ</p><p>月子は、オレとのキスを中断し</p><p>でも、お手は月子の胸を弄んで弄んで下さい</p><p>オレの手に自分のおっぱいを握らせる</p><p>月子は、公様の耳を舐めておりますから</p><p>ああ、熱い息と舌がオレの耳の裏を</p><p>ああ、お兄ちゃんマナ、もうもう、イクよイッちゃうよっ</p><p>マナはオレの上で、セクシーに揺れていた</p><p>マナ、イッちゃってもいいお願いいいって言ってお兄ちゃんお願い、お願いしますお兄ちゃぁぁんッッ</p><p>ああ、マナイケイクんだぁっ</p><p>はい、お兄ちゃん見ててねお兄ちゃんで、はしたなくイッちゃうマナの姿を見ていてぇぇぇぇっっ</p><p>見てるぞマナぁっ</p><p>くふぅっ、嬉しい</p><p>マナの性感が大きく跳ね上がり天界へ飛ぶ</p><p>イクゥゥ、イクゥゥイクイクイクッッマナ、イッちゃうううッッ</p><p>小柄な１４歳の裸身が、オレの上で弧を描いて反るっ</p><p>幼い膣が、オレのペニスをキュキュキュッと締め上げ激しく痙攣するっ</p><p>気持ち良いよぉぉぉぉぉっ、お兄ちゃぁぁんッッ</p><p>赤裸々にセックスの快楽を楽しむマナの姿を見て</p><p>こんなんが、そんなに気持ちええんか</p><p>でも、このお姉さんホントに気持ち良さそうにしとるわ</p><p>ただただ、愕然としていた</p><p>うーん、調子の良くない時でも何とかダマシダマシ、書き続けないといけない</p><p>そういうことで、この作品は書き続けてきたのですが</p><p>今がまた、山というか谷ですね</p><p>何とかして、乗り切ろうはぁ</p><p>930．夜の火遊び　／　双子のためのセックス教室　(見学編・２)</p><p>はぁ、はぁ、はあ、はぁ</p><p>オレの上で、熱い息を吐くマナ</p><p>オレの方はまだ射精していないから、勃起は太く強ばったままマナの胎内を抉っている</p><p>月子は、オレに自分の豊かな胸を揉ませたまま何度もオレの唇にキスしている</p><p>ああ、判っている次は月子だろ</p><p>だから、オレはマナの中に漏らしてしまわないように堪えたんだ</p><p>その後には、ヨミのことも抱いてやらないといけないし</p><p>そして、双子も</p><p>ミナホ姉さんは、オレに双子の味見をしろと命じだんだから</p><p>いいえ、違いますわ</p><p>月子は、オレの心を読んでニコッと微笑む</p><p>黒森様がおっしゃったのは双子の味見でみしてみたらでしたわ命令ではありません</p><p>また、公様は義務感に囚われていらっしゃいますわそれではいけません</p><p>月子いや、それは</p><p>公様は、公様のなさりたいことだけをなさればいいんですわ</p><p>判りましたでは公様が今、何をしないといけないかを一つ一つ思い出して下さいませ</p><p>この双子を何とかしたら</p><p>いよいよ、天童乙女と徳大寺園子さんのことを何とかしないといけないし</p><p>それが終わったら、香月家の邸宅に戻って</p><p>ハイジさんと鳥居さんのこともあるし</p><p>ああ名家のお嬢様から娼婦に堕とされる鞍馬姉妹のこともあるな</p><p>それから、鞍馬さんの警護役だった安城姉妹のこととか</p><p>いや、ホント明日が休日で良かった</p><p>学校で売るパンの仕込みのことは、今夜は考えなくて済むから</p><p>ああ、お屋敷で留守番している渚や愛たちにも電話した方がいいかな</p><p>オレたちのことを心配しているかもしれないし</p><p>それで全部ですか</p><p>オレは、月子の美しい顔を見る</p><p>いや、本当はどこかで寧とイーディ、それから克子姉の時間を作りたい</p><p>できれば、ミナホ姉さん、翔姉ちゃん、レイちゃんの時間も</p><p>今日は、本当に色々とやってもらってばっかりだから</p><p>判りました公様のお考えは全て</p><p>では、今、公様の頭の中にあるやらなくてはならないことリストを全て白紙にしてしまって下さい</p><p>ああ、もちろんわたくしは公様に力を使って強制したりは致しませんわ公様が、ご自分で忘れてしまって下さいませ</p><p>ああ、ごめん後のこととか関係無しに、オレは今、月子に集中するべきだよな</p><p>ヨミの次は月子とセックスするというのは決まってたんだから</p><p>ごめん、後のことを考えるなんていうのは今、オレとセックスしてくれる月子に対して失礼だったと思うそれから</p><p>オレは、オレの上に汗ばんだ裸身を重ねているマナを抱き締める</p><p>マナもごめんな</p><p>えっ、何でお兄ちゃん</p><p>驚いて顔を上げるマナ</p><p>いや、オレつい、体力を温存するとか、余力を残しておくとか考えちゃったからさマナと一緒に、オレも射精しないようにガマンしちゃったから</p><p>そんなの、どうだっていいんだよっ</p><p>マナは、笑顔でオレに言う</p><p>そりゃ、もちろんマナは子宮が感じちゃうから、お兄ちゃんの温かいのをピュピュッと出されるのは大好きだけれどでも、こうやって繋がっているだけでも幸せだよ</p><p>わたくしも無理に愛していただかなくても平気ですわ</p><p>むしろ、義務とお考えになられて抱いていただく方が辛いです悲しくなりますわ</p><p>月子は、こんなに美しく魅力的な少女なんだ</p><p>こんな可愛い子を義務感なんかで抱くのは、間違っている</p><p>どんなに美味しいご飯でも、絶対に食べ無いといけないっていう義務が課せられたら美味しくなくなっちゃうってことか</p><p>でも、オレ別に、セックスにウンザリしているわけじゃないんだぞオレは、みんなとセックスするのは大好きだしさ</p><p>そんなの判っているよだって、お兄ちゃんマナのお腹の中で、まだまだ元気だもんっ</p><p>マナが、ゆっくりと腰をくねらせる</p><p>次の人にパスするまでは、マナの中にキープだもんっ</p><p>ああ、温かくてそれでいて吸い付くように締まる、１４歳の膣</p><p>ヨッちゃんは、絶倫だもんね毎晩、１０回は射精しないと気が済まないでしょ</p><p>いやオレだって、必ず射精しないと悶々として眠れないとか、そういうんじゃないから</p><p>でも、したいんでしょヨッちゃん</p><p>まあそりゃ、できれば</p><p>誰だって男なら毎日、したいだけセックスしたいと思うはずだ</p><p>公様がなさりたいのなら、お望みのままになさるべきでわ</p><p>はーい、マナはもう大丈夫だからさお兄ちゃん、次は誰としたい</p><p>順番だからわたくしということではなく今、公様がお抱きになりたい方はどなたでございますか</p><p>いや、でも次は月子だったんだから</p><p>義務でなら、していただかない方が良いですわ</p><p>オレは、頭がちょっと悪い方向にハマっているんだな</p><p>ごめんでも、やっぱり次は月子だ</p><p>月子の言う通りこの後、何をしないといけないとかは全部忘れるよただ月子の身体にだけ溺れたい</p><p>オレは、月子のおっぱいに手を伸ばす</p><p>今のオレが欲しいのは</p><p>この月子の１８歳の肉体だ</p><p>オレよりも、お姉さんの</p><p>いや、本当に何もかも忘れて、セックスに没頭するのなら寧の豊満な肉体と、お姉ちゃんの心に包まれる方が良いんだけれど</p><p>それは、どこか個室で寧と２人きりにならないと、解放できない</p><p>みんなの前ではちょっと恥ずかしすぎる</p><p>月子がオレの心を読んで、寧を見る</p><p>いいんだよっ月子さんもヨッちゃんのお姉さんなんだからさっ</p><p>寧はニコニコと笑っている</p><p>ヨッちゃんのこと、可愛がってあげて</p><p>その言葉の裏にあるのは</p><p>オレと寧が２人きりでする時のセックスはヨッちゃんと寧のセックスではないということだ</p><p>あれはオレのもう一つの戸籍上の名前黒森恵人と、寧の本当の人格黒森寧子のセックスだ</p><p>オレたちは、完全な姉弟となって激しく愛し合う</p><p>この寧子との秘密のセックスは他の家族たちには、観せていない</p><p>オレの恵人としての人格に触れないのなら</p><p>月子がオレの姉になることを許すと寧は言っている</p><p>判りましたヨミも良いわね</p><p>月子は、自分と同じようにオレや寧の心を覗き込んでいるヨミに釘を刺す</p><p>は、はいお姉様</p><p>ヨミは、慌ててそう答えた</p><p>ところで、月子さんはいつまであたしのことを寧様って呼ぶつもり御名穂お姉ちゃんのことも、黒森様のままだし</p><p>鷹倉姉妹の他の２人は</p><p>寧お姉様って呼んでいるよな</p><p>あ、でもミナホ姉さんのことは黒森様のままか</p><p>わたくしはいずれ、鷹倉神社に帰る身ですから</p><p>オレの女になっても、黒森家との関係をどうするか迷っているのか</p><p>安易にわたくしが、黒森様をお姉様とお呼びするとヨミやルナの行く末だけでなく、鷹倉神社のことまで責任をお感じになられるのではないかと思うのです</p><p>鷹倉神社の巫女の娘たちを庇護するということと</p><p>巫女の力を自分の支配下に置くということは別だ</p><p>月子、ヨミ、ルナ、コヨミちゃんを引き取っているからといって</p><p>ミナホ姉さんが、月子たちに力の使用を命じることはできない</p><p>あくまでも、月子たちの力が必要な時に要請するという形にしている</p><p>つまり、オレたちはみんな家族の一員だけれど</p><p>犯罪組織黒い森に、鷹倉神社は支配されてはいない</p><p>この辺は、黒い森と香月家の関係に似ている</p><p>黒い森は、香月家と提携しているし庇護を受けているが</p><p>でも、黒い森は香月家の傘下ではないし支配されていない</p><p>あくまでも、独立した別組織だ</p><p>表の世界の名家である香月家が、裏の世界の犯罪組織を呑み込むのはリスクが大きすぎるからだ</p><p>同様に</p><p>ただの犯罪組織である黒い森が長い歴史を持ち、巫女の力を有している鷹倉神社を受け入れることはできない</p><p>あくまでも別々の組織であるべきなんだ</p><p>それでしたら黒森のお姉様と呼ばれればよろしいですわ</p><p>香月家の瑠璃子が言う</p><p>寧お姉様が、そうなさっていますわわたくしのお祖父様を香月のおジィちゃんと呼んでらっしゃいますわ</p><p>黒い森のオリジナル・メンバーである寧はちゃんと区別をしているのか</p><p>いや、あたしのは身内が結婚して、新しく縁戚になったおジィちゃんに声を掛けてるみたいなもんだからさ</p><p>でも、月子さんが黒森のお姉様って呼ぶのはさヨッちゃんのところにお嫁に来た人が、義理のお姉さんのことを呼んでいるみたいだね</p><p>寧の言葉に、月子は頬を赤らめる</p><p>そ、そういう風にお呼びするのは黒森様に失礼ではございませんか</p><p>そんなことないよ御名穂お姉ちゃんは喜ぶと思うよっ</p><p>寧は、笑顔でそう答える</p><p>それより、あたしと月子さんの方だよあのさっ</p><p>もしかしてあたしたち、おない年なのにあたしが１年、高校をダブッてたりしてるのがネックになってる</p><p>２人とも１８歳だけれど</p><p>月子は高３で寧は、まだ高２</p><p>寧お姉ちゃん、考え過ぎじゃないの</p><p>いやいやいーや学校のクラスの子とかさホント、気にする人は気にしてるからさあたしはダブりの上に、ちょっと前まで大不良少女としてユーメーだったでしょだっからさぁあたしにだけ敬語で話し掛けるクラスメイトとか、居るんだよねひどい子になると、わざわざ先輩とか言うのよあたしに</p><p>えー、冗談でやっているんでしょそんなの</p><p>それがさ真面目な女の子と、不良の男の子が、そうしてくるんだよ不良の女の子は、逆にわざとあたしのこと呼び捨てにしてくるからキッと睨み付けてやるんだけれど逆に男の子なんかで、必要以上に馴れ馴れしくしてくる子もいるけれどアレも、タブリのあたしと話す緊張感からだと思う</p><p>いや、単純に寧に気があるだけなんじゃ</p><p>月子さんもさ、あたしにそういうのを感じているとか</p><p>寧の言葉に、月子は</p><p>いえ、そういうのはございませんただ、あの</p><p>ちょっと困ったという顔をする</p><p>わたくしずっと、同年代の友人がおりませんでしたから</p><p>家の神社にヤクザの方たちが、出入りなさっていましたしわたくしと友人になることで、その方たちに迷惑をお掛けしてはいけないと思いまして</p><p>ああ月子の育った環境では、一般人の女の子たちとは親しくできないか</p><p>だから判らないんです寧様とどうお付き合いするべきなのかが</p><p>それとわたくし、下に妹が２人おりますから姉なら何とかやれると思うのですが自分が妹になるというのは、なかなか慣れなくて</p><p>ああ、月子さんていつも、シャキッとして余計なことは話さないタイプだと思っていたけれど意外と不器用</p><p>はい不器用だと思います</p><p>何だじゃあ、あたしと同じだねっ</p><p>あたしもさホントは不器用な性格だからうん、よしじゃあ、そういうことなら不器用な子同士で仲良くしようっ</p><p>今からあたしは月子さんのことをツッキーって呼ぶから、月子さんはあたしをネイネイって呼ぶよし、それでいこうっ</p><p>それは、あのちょっと恥ずかしいですわ</p><p>えー、じゃあ何にしようか寧だから、ネイ坊とかネイ助とかネイ太郎でもいいよっネイマール以外なら、何でもいいよっ</p><p>では寧さんとお呼びします</p><p>それはダメっ寧さんだと姉さんみたいだからでも、あたしたち同い年で、学年はあたしの方が下なんだし</p><p>じゃあ寧ちゃんで</p><p>それも、姉ちゃんみたいじゃんかぁ</p><p>判りました寧って呼び捨てにさせていただきますだから、寧様もわたくしのことは月子と呼び捨てにして下さいっ</p><p>今、寧様って言ったぁ</p><p>ね、寧よろしいですか</p><p>困惑の表情で、月子が叫ぶ</p><p>いいよよろしくね月子っ</p><p>ニコッと、寧が微笑む</p><p>じゃあ、月子っヨッちゃんのオチンチンのお世話を頼むねっ</p><p>はーい、月子お姉ちゃんちゃんと、マナのお腹の中で硬いままにしてあるよっ</p><p>みんなが話している間も</p><p>マナはオレの上に乗ったまま、ゆっくりと腰を動かしていた</p><p>オレのペニスを締め上げ可愛いおっぱいをオレの胸に擦り付けていた</p><p>そんじゃあ、交代っ</p><p>マナは身体を起こし</p><p>ずるるるっと自分の胎内から、オレの勃起を引き抜く</p><p>つつつーと、愛液が糸を引く</p><p>まだ、あんなに大きいままやな</p><p>あれが、ずーっと中に入ってたんやな</p><p>なのに、あのお姉さんずっと普通に話してたわ</p><p>でも、せわしなく身体を揺すってたわ貧乏揺すりみたいな感じで</p><p>ずっと黙っていた双子がオレのペニスに注目する</p><p>あなたたちが、さっき言ってた通りだねあたしたちって、ホントに変だよ</p><p>みんなでセックスしながら真剣に、色んな話をしているんだから</p><p>そうだね普通じゃないよねっ</p><p>でも、こうやってお兄様を要として、わたくしたちは仲良くなっていくのですわ</p><p>ええ、そうですわねっ</p><p>ヨミが、明るく笑った</p><p>はい公様、いらして下さい</p><p>月子が、布団の上に横たわり大きく開脚する</p><p>オレは、月子の裸身にのしかかり</p><p>まずは、キス</p><p>わたくしを絶頂に導くとかご自分が、わたくしの中に射精することを目的となさらないで下さい</p><p>今、公様が望まれていることはそういうことではございませんわ</p><p>オレの心の中を読む月子はオレよりも、現在のオレの欲望をよく知っている</p><p>マナさんの中に入ったままずっと、わたくしたちの会話を聞いていらっしゃった公様はとても安らかな表情をなさっていましたから</p><p>今はただ、繋がったままのんびりしていたい</p><p>激しくガンガン突き込んだり、全身汗まみれになって腰を振るとかでなく</p><p>ただ女の胎内に挿入したまま柔らかい女体に身体を重ねて体温を感じていたい</p><p>できれば、おっぱいに顔を埋めて</p><p>マナも大分、背が伸びてきたし発育も良くなっているけれど</p><p>ちょっとまだ背が足りない</p><p>では、わたくしの中にどうぞ</p><p>月子が、オレを誘う</p><p>うん入れるぞ</p><p>はい来て</p><p>オレは、ベニスの先を月子の割れ目に擦り付ける</p><p>上下に擦っているうちにクチュリ、クチュリと、月子の膣口が温かい蜜に満たされてくる</p><p>もう、大丈夫だろう</p><p>オレは、クイッと腰を押し込む</p><p>正常位でのセックス</p><p>狭い入り口をオレの亀頭が押し広げていく</p><p>ま、またやわ</p><p>このお姉さんのあそこあんなに拡げられてるわ</p><p>お兄さんのあんなに太いのスブズブ入っていく</p><p>何度見ても、凄いなうち、腰が抜けそうや</p><p>わたしもやリエちゃん</p><p>でも違うな女の子って人によって、こんなに違うやな</p><p>うんこっちのお姉さんの入り口の方が、低いところにあるみたいやな</p><p>ああ確かに、月子の方が膣口が低い位置にある</p><p>双子は、そんなことに興味があるらしい</p><p>ほら、月子全部、全部入るぞ</p><p>オレは根元まで月子に押し込むと</p><p>月子の裸身に身体を重ねて脱力する</p><p>はい、公様お休み下さいませ</p><p>月子が下からオレの背中に手を廻して抱き締めてくれる</p><p>やっぱり良い</p><p>ちょっと年上の女の子と繋がったままこうやって抱き締めてもらえるのは</p><p>あの瑠璃子様はこちらに、ヨミはこちらに公様に添い寝していただけますか</p><p>公様が、それをお望みです</p><p>ああ、確かにそうだ</p><p>オレはそれを望んでいる</p><p>布団の真ん中に正常位で肌を重ねている、オレと月子</p><p>そのオレの右に瑠璃子が寝そべり、身体を寄せる</p><p>左には、ヨミが</p><p>温かい</p><p>オレは全身で命の温かさを感じている</p><p>ペニスを打ち込んだ月子の胎内のぬめりと温かさ</p><p>素肌で感じる月子の体温</p><p>オレは月子の柔らかな胸に、顔を埋めていた</p><p>トックントックンという月子の鼓動が、耳に楽しい</p><p>そして、右を向けば瑠璃子が大きな瞳で、オレを見つめている</p><p>瑠璃子の吐息を感じる</p><p>左を向けばヨミが</p><p>オレの腕に、自慢のロリ巨乳を押し付けている</p><p>やっぱり、澄んだ眼でオレを見て、微笑んでいる</p><p>マナもお兄ちゃんの背中に乗っかっておっぱいを擦り付けてあげたいんだけれどそんなことしたら、お兄ちゃんの下の月子さんが潰れちゃうよね</p><p>ああ月子とマナの裸身にサンドイッチにされるというのは、気持ち良さそうだ</p><p>でも、確かに華奢な月子に２人分の体重が乗るのは危ないな</p><p>それは今度、あたしでやろうあたしなら、ヨッちゃんとマナちゃん２人分ぐらい受けとめてあげられるからっ</p><p>寧が、そう言って笑うが</p><p>レイちゃんかイーディだな</p><p>大丈夫そうなのは</p><p>こうやってみんなでのんびり身体を寄せ合っている方が幸せだよ</p><p>激しく１人ずつ、交合していくより</p><p>何かハーレムの王様になったみたいな気分だよ</p><p>えっ、ヨッちゃんてまだハーレムの王様気分を味わってなかったのこんなにいっぱい女の子がいるのに</p><p>寧が驚く</p><p>わたくしたちがいけなかったんですわ</p><p>瑠璃子が、反省している</p><p>お兄様にゆとりを感じていただかないままただただ、お兄様に求めるばかりでしたから</p><p>よしよし、公様</p><p>月子がオレを受け入れたまま、オレの頭を撫でてくれる</p><p>どうしたんだ、月子</p><p>こうして欲しいって、公様のお心がおっしゃっていますから</p><p>ヨミは、オレの背中を優しく撫でてくれる</p><p>よしよしもっと力を抜いて怖くないから</p><p>はい、わたくしたちは、みんなお兄様を愛していますわ</p><p>瑠璃子は、オレの首筋を撫でてくれた</p><p>マナが、足をマッサージしてあげるねっ</p><p>マナは、オレの足を揉みほぐしてくれた</p><p>あー、あたしは撮影係兼監視役だからそっちに行かれないよーっ</p><p>悔しそうに、寧がそう言った</p><p>オレは、全身に女たちからの愛を感じた</p><p>もっと力を抜いて下さい公様はまだ、力が抜けきっていませんわ</p><p>オレの下から、月子がそう言った</p><p>そうか、オレはずっと気張りすぎてたんだな</p><p>余計な力が、全身に入り込み過ぎていたんだ</p><p>ふぅぅ</p><p>オレは女たちに包まれて、脱力する</p><p>幸福と愛を感じて</p><p>スロー・セックスだよねこれ</p><p>克子お姉ちゃんが前に話してたでも、その時はハァハァする方のエッチの方が気持ち良いのにって、思ってたんだけれど</p><p>そうか性器が繋がったままで、リラックスする</p><p>のんびりと、射精を焦らないで</p><p>うんスゴイいいよこれ</p><p>オレは、そう呟くと</p><p>そしてふと</p><p>双子の方を見た</p><p>キョトンとした顔をして、愛し合うオレたちを見ていた</p><p>ああこの子ら</p><p>この子らも絶対に、こうしないといけないという義務はない</p><p>オレの中に閃きが生まれる</p><p>この子に対する別のアプローチが</p><p>それ、良いお考えだと思いますわ</p><p>月子が、オレの心を見て答えた</p><p>わたくしも、この子たちの問題はそこにあると思いますから</p><p>何でも解説してくれるイーディが居ないと、書きづらいです</p><p>かといって、いつもイーディが居すぎのも良くないし</p><p>夕食の後</p><p>父おい、明日は父の日らしいぞ</p><p>私うん、そうだね</p><p>父それで、お前はオレに何かくれるのか</p><p>私え</p><p>父プレゼントとかあるのか</p><p>いや、そんなことを</p><p>前日の午後8時過ぎに言われても</p><p>私何か欲しいの</p><p>父いや、特にそういうわけではないんだが</p><p>すると、横にいた母が</p><p>母昔から、結婚記念日だろうが何だろうが、あたしに何もくれなかった人が80過ぎて何言ってるのよ</p><p>と、プンプン怒り出して</p><p>そっちをなだめる方が大変でした</p><p>そて、明日、どうしよう</p><p>931．夜の火遊び　／　TELEPHONEを使います</p><p>でも、ホントこれ、いいですわね</p><p>オレを深く受け入れたまま月子が言う</p><p>こうして、のんびりと愛していただきながら公様とお話をするというのは</p><p>うん月子の濡れた膣が、時々、キュキュッと締まる</p><p>内部の微妙な蠢きを、ペニス全体で感じる</p><p>気持ちがいい</p><p>慌ててセックスして相手をイカセないといけないとか、自分も合わせて射精しなきゃいけないとか考えないで、交じり合い続けるのは</p><p>今度、わたくしともして下さいお兄様こういうのも、とっても楽しそうですわ</p><p>オレに添い寝している瑠璃子が言う</p><p>ヨミもしたい</p><p>ヨッちゃんこれからは大事な話をする時は、エッチしながらにしようねっ</p><p>マナとヨミ、寧もそう言う</p><p>双子たちは</p><p>リエちゃんこのお兄さん、お姉さんたち、よう判らんわ</p><p>うん、そうやなエリちゃん</p><p>お父ちゃんのビデオではいつも、女の人がオッサンにズボスボされとるだけやもんな</p><p>そんで、ヒィヒィ喚いてもう、あかん堪忍してぇとかやもんなぁ</p><p>さっき、そっちのお姉ちゃんが叫んでたみたいに、イグイグイグゥッていうのもあったわ</p><p>あれが普通のエッチのはずやわ</p><p>そうや真夏のお昼過ぎの犬みたいにハァハァして、最後はグッタリするのがエッチのはずやわ</p><p>そうするとな、今、このお兄さんたちがしとるのは何</p><p>ワケワカランわオチンチン突っ込んだまま、楽しそうにダベッとるし</p><p>やる気がないんかな</p><p>わたしらには、判らへんよ</p><p>そうやなうちら、未経験なんやもんな</p><p>相変わらず、姉妹だけの閉じた会話をしている</p><p>いや、閉じた会話をするフリをして</p><p>オレたちの行為に文句を言っているんだ</p><p>よーしよしヨッちゃん、何とか繋がりそうだよ</p><p>寧はオレの指示で</p><p>撮影カメラを固定して自分の携帯電話をパソコンにケーブルで繋ぐ作業をしていた</p><p>月子と繋がったまま思い付いたことを実践するために</p><p>まずは、外部の人の意見を聞きたいと</p><p>あのさここはさビルの中だと、携帯の電波が遮断されるようになっているからっ</p><p>作業しながら、寧は言う</p><p>携帯電話はさ通話していなくても、基地局に電波を発しているから遠隔操作で盗聴とかに使うことができるっていう話があるんだよねホントかどうかは知らないけれどさっ</p><p>このビルは香月セキュリティ・サービスの旧・施設だ元から、外部からの盗聴されないように注意して建造されている</p><p>だから、どの部屋にも窓が無い</p><p>窓があれば外から望遠鏡で覗いて、口の動きで何を話しているか読み取ることもできるし</p><p>窓ガラスの振動から、室内での会話内容を調べる装置もあると聞いた</p><p>それにさっきまでここで、敵のヤクザたちを収容していたし</p><p>今も、天童乙女たちヤクザの娘たちが隔離されている</p><p>例の3人ムスメと、親戚の家へ行くことを選択したシゲヨさんは外へ連れ出されたが</p><p>だから、このビルを使っている時はさ通信機能抑止装置を作動させているんだってさほら、病院とかコンサートホールとかで使っているやつ携帯の電波にジャミングをかけて電波が届かないようにしているんだよ</p><p>携帯とパソコンの接続を確認して、寧は何やら操作をする</p><p>というわけであたしの携帯から外部に電話をかける場合は、こうやってビルの中の通信回線を通すしかないんだよねよし、繋がったかけるよーんっ</p><p>寧は、笑顔で電話機に向かう</p><p>さってとんんんどうかなっ</p><p>あっ、もしもしあたしだよ、寧だよカナちゃん今、電話してても平気大丈夫っ</p><p>寧が電話を掛けたのは可奈センパイだ</p><p>え、あたし今はね、香月家の本家のお屋敷ていうか、そのちょっと離れみたいな所だけど</p><p>このビルは香月家の本家邸宅の正門のすぐ前にある</p><p>うんもちろんヨッちゃんと一緒あ、ミィちゃんは今はここに居ないけれど、ルリちゃんは居るよ後、マナちゃんとか他の子も、今日はこっちに遊びに来ているから</p><p>寧は楽しそうに会話する</p><p>うん今日はミィちゃん主催のパーティだったんだよっあ、あたしたちとパーティじゃなくってミィちゃんやルリちゃんたちの通っている学校のそうそう、名家のお嬢様たちばかりが集まった超・セレブなパーティあ、もちろんあたしは顔を出してないよでも、ほらヨッちゃんは出席しないといけなかったしさ美智ちゃんとイーデイは護衛でああ、麗華お姉ちゃんたちも来ているから警備態勢に問題は無いんだけれど名家のお嬢様たちは、みんな同年代の護衛役を連れてきているから</p><p>あ、ゴメンゴメンこの話は、今度学校でするからさっあのねっ、ヨッちゃんがさどうしても、カナちゃんに相談したいことがあるんだって</p><p>オレの視線に気付いて、寧が本題に入る</p><p>うんだから、今代わるからちょっと待ってて</p><p>寧は、ケーブルの繋がった携帯電話をオレに手渡してくれた</p><p>同時に、他の子たちにも聞こえるように可奈センパイの声をパソコンのスピーカーから聞こえるようにした</p><p>もしもしオレだけど</p><p>なあに、どうしたのノブ</p><p>可奈センパイの明るい声を聞いた瞬間</p><p>オレの勃起ペニスを包む月子の膣が、キュッと締まった</p><p>いや、ちょっとさ</p><p>ていうか、今、何してるの</p><p>まさか、月子とスロー・セックスの最中とは言えない</p><p>またちょっと、色々とトラブルの渦中に居るっていう感じかな</p><p>オレは取りあえず、そう言った</p><p>ああ、あたしが知らない方がいいことなのねオッケイ、じゃあ聞かないであげるっ</p><p>可奈センパイは割り切りが良い</p><p>この人のバランス感覚は見事だと思う</p><p>それであの、可奈センパイに相談するっていうか意見を聞きたいことがあるんだけれど</p><p>えー、どんなことよていうかさあたしの意見なんて参考になるのあたしはお嬢様とかの世界のことは判らないわよ</p><p>違う、違うオレの知りたいことは、普通の世界のことだから</p><p>オレは普通の感覚を持っていない</p><p>その自覚は強くある</p><p>オレたちは、ほらみんな、ちょっと普通じゃない生活をして来ているからさ普通の人の普通の視点から見た意見てのが、よく判らないんだよ</p><p>あー、だからあたしなの</p><p>電話の向こうで、可奈センパイがクスッと笑う</p><p>ま、庶民に生まれちゃったんだからしょうがないけれどね</p><p>ち、違うよ可奈センパイそういうことじゃなくってさ</p><p>オレはさオレの知っている人の中で、可奈センパイが一番たくさん友達がいて、色んな人たちのことを見てきているって思っているそれもさ、ただ見てきたってだけじゃなくって可奈センパイは、ちゃんと判っている人だと思うから</p><p>あたしが何を判っているの</p><p>不思議そうに尋ねる可奈センパイ</p><p>バランスの良い視点だよ可奈センパイには、人を見る眼があると思うから</p><p>そんなおだてないでよ</p><p>可奈センパイは、苦笑しているようだった</p><p>でも、オレは本当にそう思う</p><p>例えば、頭の良さや、色んなコトから見知った知識なら可奈センパイより、イーディの方が遥かに上回っている</p><p>でも、イーディには閉ざされた暗殺教団での生活と、オレたちとの半年間しかない</p><p>どっちも、普通ではないかなり特殊な世界だ</p><p>一緒に暮らしてきた人は、みんな普通では無い</p><p>いや、本当だよオレだって自分がマトモな感覚を持っているとは思わないものだから、可奈センパイに相談したいんだ本気で</p><p>超お嬢様の瑠璃子や、そこそこのお嬢様だったマナ</p><p>アメリカの犯罪組織の中で囚われていた寧やヤクザの支配下にあった鷹倉神社の姉妹では判らないこともある</p><p>もちろん、親に見捨てられたオレにも</p><p>まあ、いいわわざわざ電話してきたんだから困っているのねで、あたしに何が聞きたいの</p><p>明るく可奈センパイはそう言ってくれた</p><p>今、困っているのは双子のことなんだよ</p><p>双子</p><p>可奈センパイ、双子の知り合いっている</p><p>あーんそうね、二組ぐらいなら小学校の同級生とそれから、今のクラスメイトの妹が双子よあ、そうだ中学の時の部活の先輩も双子だったわ</p><p>それだけいれば、充分だ</p><p>それから三つ子も見たことがあるわよ小学校の時に</p><p>いや、三つ子はいいから今知りたいのは双子の女の子のことなんだ</p><p>双子でも女の子限定なのね</p><p>可奈センパイのクスッという笑い声が電話の向こうから、聞こえて来る</p><p>うん今、オレたちの問題になっている双子はまるで、２人で１人みたいな喋り方をするんだ２人で１セットみたいなもちろん、背丈も顔もそっくりなんだけれど性格までそっくりみたいに見える</p><p>双子は、ビクッとしてオレを見る</p><p>２人とも静かにしててね</p><p>オレの下の月子が力で双子を制している</p><p>大声出したら、わたくしもあなたたちを制圧しちゃうんだからねっ</p><p>ヨミも、ニッと双子に微笑んだ</p><p>ああ、いるわねそういう双子</p><p>それでノブは何が疑問なの</p><p>こういうのは双子だから、先天的にこうなのかなそれとも後天的にこうなったのかな</p><p>何よセンテンテキとかコーテンテキって</p><p>だからさ双子はだから、生まれつきお互いの気持ちが何でも通じ合ってて、それで２人で１つの人格を形成したりしているのかなそれとも、双子として生まれた環境の結果たまたま、こうなってしまっただけなのかな</p><p>うーんそれは難しいなぁえっとさぁ双子で思い出したことがあるんだけれど、ちょっと話してみていいかな</p><p>いいよ、何でも話して</p><p>小学校の時にさ５年と６年の時ね、双子がクラスに居たのよそれまでは、同じクラスになっことがなかったんだけどでも、双子って目立つから、昔から存在は知っていたのよ同じ小学校に居るってことは</p><p>いや、今、目立つって言ったのはさ姉妹が似たような顔をしているってだけじゃなくってさ着ているものとかのことなのよね</p><p>着ているもの</p><p>ほら、あたし子供の頃から、ファッションが気になる子だったから小学生の双子だとさ毎日じゃないけれどさ、まったく同じ服を着て登校してくることがあるわけ</p><p>ああ、今のエリ＆リエと同じだ</p><p>といっても、こいつらは寧が着せたお揃いの白スクール水着だけど</p><p>おんなじ顔の上に、同じ服っていうのがさあたし的には、気になっちゃってさていうかさ仲の良い友達に年子の子が居てね年子って判るお姉さんと１つしか離れていない子ねその子も顔がそっくりなのよ１コ上のお姉さんとで、その子がいつも、あたしに言うのよ</p><p>それがねお姉さんとのお揃いのペアルックは嫌だって結局さ小学生くらいだと、田舎のお祖父ちゃんお祖母ちゃんとか、親戚とかが、子供の洋服を買って送ってくれることも多いわけよそしたらさ同じ服を２つ送ってくれるっていうパターンが多いんだって</p><p>祖父母や親戚としては姉妹で違う服だと差が付いてしまうような気がするから</p><p>お揃いの服を送った方が、ケンカにならなくていいとか思っているのかな</p><p>でもさ、さすがに５年生くらいになるとさお姉ちゃんと一緒なのは嫌だって思うんだって１歳上のお姉さんの方も、嫌がってたって言ってたなやっぱり、自分は自分で姉妹とは違うって思うんだろうね</p><p>オレには兄弟がいないからそういう感覚は判らない</p><p>あたしは、その子のことを知っていたからさ５年生になって、初めてクラスメイトになった双子の子を見て、不思議に思ったのよ何で、この子は何日かに一遍、姉妹で同じ格好で学校に来るんだろうって双子の姉妹と同じファッションでいることは嫌じゃないのかなってさ</p><p>だからさ、思い切って聞いてみたのよ放課後に、たまたま校門のところでその双子に会ったからその日も同じTシャツに、同じスカートに同じ靴下に同じ色の靴で来てたから髪留めの色だけが違ってたんだよね</p><p>今のリエとエリも</p><p>首輪の革の色だけが違う</p><p>あたしがさあんたたち、そうやって同じ格好してて嫌じゃないのって聞いたらさ双子は、不思議そうに顔を見合わせて別にって答えたんだよね</p><p>嫌ではない</p><p>子供の頃から、いつもこうしているしって言うのよだいたい服でも物でも、一緒に買ってもらうことが多いから同じモノの色違いとかになることが多いってそれが普通だから気にしたことがないって言うのよ</p><p>だから、その時は１コ違いの姉妹だと違ってないと嫌だと感じるけれど同時に産まれた双子だと、同じものを着ることに嫌悪感はないのかなって思ったんだよね</p><p>ああ、言い忘れたけれどあたしのクラスに居たのは、双子の１人だけねもう１人は別のクラス何かさ、小学校の方針でさ双子を同じクラスに入れると、変に２人だけで固まっちゃうから、先生たちがわざと別のクラスにしたんだってさその方が良いって</p><p>ああ、今のエリ＆リエみたいに、２人だけで閉じた会話をしたりするようになるのか</p><p>それからうちの小学校だと、５年生からクラブ活動が必須なのよねその部活もできれば、双子は別々のものをやるように指導されたのよそれでうちのクラスの子はバレー部に入ってもう一人の方は、バトミントンだったかなぁとにかく、違うのに入ったのよ</p><p>違うクラスに違うクラブ</p><p>そんでさ小学校も５年生くらいになるとさ、色々あるわけよ気の早い子は、男の子と付き合っちゃったりもするしね色々とさ、趣味に目覚めたりするじゃないオタクっぽくなっちゃう子もいれば急に大人っぽくなっちゃう子とかさ</p><p>ああそれは判る</p><p>オレが、クラスの友達に付いていけなくなった頃だ</p><p>それまでは親から小遣いとか貰っていないオレも、何とか一緒に遊んでもらえたけれど</p><p>小学校の高学年になると何かとお金の掛かることを始める子が多いからな</p><p>ていうか、オレが金を持っていないことを露骨にバカにするやつも出て来たし</p><p>それから、やっぱりクラスの色っていうのも、あるのよあたしのクラスの担任は、まだ３０歳ぐらいの男の先生でさ割と学校行事とかもノリノリでやってたし運動会に向けて、クラスで特訓とかさでも、双子のもう１人が入ったクラスは定年間近の女の先生でさそっちは戦争の怖ろしさについてとかの特別授業ばっかりやつてたらしいし</p><p>だからさ５年生になったばかりの頃は、双子がそっくりだったんだけれど６年生の最後の卒業間近の頃は変わったよねいや、やっぱり同じ顔をしているしペアルックで登校してくることもあるんだけれど顔付きが違うっていうかさ遠くから見たらどっちがどっなのか、見分けが付かないんだけれどさでも、すぐ近くで見たらはっきりと判るんだようちのクラスの子はこっちで他のクラスの子は、そっちだって</p><p>人としての違いが現れる</p><p>特にさうちのクラスの子には、彼氏がいたし違うクラスの子の方が、クラブ活動に打ち込んでたとかそういう所から違ってきたんだと思うあの生活に対する方向性とか、態度が違うからそれで個性がはっきりするようになったんだと思うな</p><p>だからさノブの最初の質問に戻るけれどさえっと双子がそっくりで、まるで２人で１人みたいになっているんでしょちょうど、あたしが５年生になったばかりの頃に話した双子みたいにそういうコンビネーションが、生まれつきのものなのかそれとも一緒に生活していくうちに芽生えたものなのか、そういうのはあたしには判断できないけどさ</p><p>でも幾ら双子だって、ずっと何から何まで一緒に生活し続けることはできないからさどうしたって、別々の方向に進んでそんで、別々の個性になっていくんだと思うよ今、話したあたしの小学校の時のクラスメイトが、そうだもの中学は同じところへ行ったらしいけれど高校は別のところへ行ったらしいわ１人はバトミントンの選手で、インターハイの予選の決勝まで行ったって聞いたわもう１人の方は、近所のコンビニでバイトしているんだけれどちょっとチャライ雰囲気になってたなあやっぱ、どうしたって変わっていくって</p><p>双子は同じままではいられない</p><p>あたしが知っている他の双子もそうよ中学の部活の先輩なんてさっき何で思い出すのが遅れたのかと思ったら、もう全然違う感じになってたからよあたしの先輩はテニス部でその人の双子の姉妹は、剣道部だったんだけれど顔はそっくりでもさ剣道部の方の人は、ものすごい頭してたからべリーショートっていうか、男の子のスポーツ刈りがちょっと伸びたぐらいしか毛が無いのよほら、剣道で頭に布巻いて面を付けるでしょだから髪の毛が多いと、熱くて嫌なんだってでも、だからってねぇ何か、性格も凄く男の子っぽい人だったしあたしの先輩の方は、テキトーにテニスやっているだけの人だったからそういえば双子だったよなあ、ぐらいしかイメージが残ってないのよ</p><p>ああどんな生活を選択したかによって</p><p>性格は変わるんだ</p><p>あたしが話せるのは、そんなことぐらいだけれど</p><p>いや、すっごい助かったさすが、可奈センパイオレなんかより、色んなことを見てきているしよく判っている</p><p>何よこんなことで褒められるのは、何か気持ち悪いわよ</p><p>ううんこのお礼は絶対にするから何でもするよ</p><p>えー、別にいいけどさノブが困った時に、あたしに電話して来てくれたってだけで結構、嬉しいし</p><p>クスッと微笑む</p><p>でも、次は寧さんじゃなくって、ノブが自分でかけてきなさいねっ</p><p>あ、ゴメンオレちょっと、手が離せなくて</p><p>というかチンコが</p><p>勃起が、月子の中に入ったままだから</p><p>まあ、何か大変なんでしょよく判らないけれどそれに寧さんも、香月家のお嬢様たちも、結構嫉妬深そうだからあたしのところに電話するんでも、許可取らないといけないとかなんでしょ</p><p>いや寧も瑠璃子も、この会話を聞いているんだけれど</p><p>そうじゃなくって香月家の本家の中は、普通の携帯電話は使えないんだよあの電波が遮断されてるとかでさ</p><p>そうだからヤッちゃんの電話を、香月家のコンピューターの回線に繋いでもらってそれで今、可奈センパイと話しているんだよ</p><p>はぁぁ、やっぱり大きな家は、大変なのね</p><p>でも、とても広くて綺麗なところだよ今度、可奈センパイも遊びに来ればいいよ</p><p>オレの発言に、眼の前で瑠璃子が笑ってうなずく</p><p>えー、いいのあたしなんかが行っても</p><p>大丈夫明治とかの壮麗なお屋敷もあるけれど瑠璃子の部屋とかは、最新式の設備が整っているしそれにお茶やお菓子も美味しいし</p><p>へぇじゃあ、行ってみようかな一度ぐらいは、ホンモノのお嬢様の生活も見てみたいし</p><p>じゃあ、本当にありがとう可奈センパイまた学校で</p><p>そうねじゃあ愛と一緒に可愛がって貰おうかしら</p><p>お礼は何でもするって言ってたでしょ学校でエッチしたいなぁノブと愛と３人で</p><p>ノブってさ昼休みの後、パン工房の片付けをした後に、時々、愛のことを襲っているんでしょ</p><p>恵美が気にしていたわよノブが最近午後の授業に戻って来る時間が遅くなっているって</p><p>何か、一緒に片付けしているとさテーブルを拭いている愛のお尻とか見ていたら、ムラムラしちゃったりしてさいや、毎日そんなことしているわけじゃないんだよ</p><p>週に２回ぐらいは</p><p>片付けの後に、待機部屋で愛とセックスしている</p><p>だ－から、たまにはあたしも混ぜなさいっ木曜の午後がいいわ古文の授業、サボるから恵美には内緒にしておいてあげるから</p><p>わ、判ったよ可奈センパイ</p><p>いや、オレがなかなか教室に戻って来ないからメグにはバレると思うけれど</p><p>うふふっ、授業サボってエッチするのって、とっても楽しそうっそんじゃあね、ノブあんたのトラブルが上手く解決することを祈ってるわよっ</p><p>ああ、ありがとう可奈センパイ</p><p>じゃあねぇ</p><p>ヨッちゃんじゃあ、あたし火曜日の午後ね</p><p>お兄ちゃん、マナは水曜日の午後でいいよ</p><p>メグお姉ちゃんには、黙っててあげるからさっ</p><p>愛ちゃんは、あたしたちの仲間だしねーっ</p><p>午後の授業をサボってのセックスがみんなしたいのか</p><p>月子お姉様、ヨミたちはいつにします</p><p>新しい学校に編入する前に公様の学校へお邪魔しましょうね</p><p>大丈夫ヨミも恵美お姉様には話しませんから</p><p>わたくしも黙っておりますわ</p><p>いずれにしても、どこかでバレてメグに怒られるな</p><p>ああん嫌ですわ、公様</p><p>わたくしの中で公様が勢いをなくしてますわ</p><p>メグお姉ちゃんに怒られることを想像すると萎えちゃうんだ</p><p>でも、メグちゃんはその内またガス抜きしないとねあの子は溜め込むだけ溜め込んで、爆発する子だから</p><p>さて、ヨッちゃんこの双子のことだけど</p><p>寧の言葉に、オレはエリとリエを見る</p><p>可奈センパイの言うとおりならこの双子が、今、絶妙なコンビなのは今まで、産まれてからずっと一緒の生活を続けていたからだと思う</p><p>この子らはまだ１３歳だ</p><p>そして、親がヤクザで</p><p>それも子供のロリコン動画を売りさばくような、どうしようもないハミ出し者で</p><p>だから同年代の友達はできなかったんだと思う</p><p>ひたすら、双子の姉妹同士だけで、身体を寄せ合って会話したり、遊んだりしていたんだろう</p><p>だから、この子たちは日常の生活と、そこから体験した記憶の全てが今は共有化されている</p><p>だからこんな風に２人だけで閉じた姉妹になってしまっている</p><p>でも２人が別々の体験をしたらお互いが知らない記憶を持つ様になったらそこから、この２人は別々の個性に別れていくと思う</p><p>そういうことだよね、ヨッちゃん</p><p>２人別々の体験とは</p><p>だからお前たち双子は、別々の場所で、別々のシチュエーションで犯すことにする</p><p>処女喪失の体験を記憶を違うものにしてやるっ</p><p>午後の2時過ぎに街へ出たのですが</p><p>いやぁ、サッカーの代表のレプリカのユニフォームを着た人の多いこと</p><p>みんな渋谷とかのパブリックビューイングで応援していたのでしょうか</p><p>今度のワールドカップでは、レプリカのユニフォームの売り上げが前回の数倍だそうです</p><p>Jリーグが開幕して</p><p>ワールドカップへの挑戦が、マスコミで大きく取り上げられたのが94年</p><p>初めて日本がワールドカップに出場したのが、98年</p><p>日韓大会の2002年</p><p>2006年、2010年があって</p><p>今年2014年は20年目</p><p>子供の頃から、代表のユニフォームを着て応援する光景を見慣れた世代が大人になったということなんでしょうね</p><p>まあ、昔と違ってユニフォームも簡単に手に入りますし</p><p>931．夜の火遊び　／　最後通牒</p><p>月子離れるけど、いいか</p><p>オレは、月子からペニスを抜くことにした</p><p>スロー・セックスは気持ち良いけれど</p><p>そろそろ、この双子をレイプしないといけない</p><p>はいわたくしはいつでもしていただけますから</p><p>ヨミも、後回しで構いませんわ</p><p>そうかじゃあ</p><p>双子たちによく見えるように、ジュプリと月子の胎内から</p><p>剛直ペニスを引き抜く</p><p>月子の愛液とオレの先走りで張り詰めた亀頭がテラテラと輝いている</p><p>もあっと、熱と淫臭が部屋の中に立ち込める</p><p>さてどっちから犯そうか</p><p>オレが、ペニスの先端を双子の顔に向けると</p><p>い、嫌や、嫌や、嫌やっ</p><p>喚き出すエリ</p><p>うちも嫌や</p><p>リエも、そう言う</p><p>あ、あんなぁお兄さんちょっと待ってや</p><p>そうです待って下さい</p><p>あのなわたしら、今まで、お兄さんたちに言うてなかったことがあるんや</p><p>そうですまだ言うてないことがあるんです</p><p>双子は興奮気味に言った</p><p>わ、わたしらな実はな、彼氏がおるんですわ</p><p>彼氏</p><p>うん、そうなんですわうちもエリちゃんもな</p><p>２人とも恋人がいる</p><p>リエちゃんの彼氏はな、ローソクくんて言うんですわ</p><p>エリちゃんの彼氏はな、ミズシマくんですぅ</p><p>本当のことを言っていますわもっとも、まだ手も握らせていないようですが</p><p>月子が、2人の心を読み取る</p><p>だってそれはなぁ、リエちゃん</p><p>うん、エリちゃんうちらお父ちゃんが、怖かったもんな</p><p>わたしらの家わたしたちのロリコン動画で生活してたから</p><p>うちらが彼氏作ったことがバレたらお父ちゃんに、ゴッツぅシバかれるわ</p><p>ていうかミズシマくんたちがボコられるわ</p><p>死ぬまで責められるわ</p><p>ミズシマくん、刺されるわいや、お父ちゃんピストルを持ち出すかもしれん</p><p>ローソクくんなんて、背骨をポッキン折られてしまうわ</p><p>ミズシマくんの家の人も、みんな皆殺しや</p><p>ローソクくんの家に火を付けるわダイナマイトでフッ飛ばすかもしれん</p><p>わたしらのお父ちゃんがヤクザっていうことは彼氏たちには、内緒にしてあるんや</p><p>バレてしもうたら学校の男子たちみたいに、うちらには近寄らんようになるからな</p><p>わたしらのお父ちゃん、ただのヤクザじゃのうてホンマに頭がオカシイ人やから</p><p>キレたら何するかワカランしお父ちゃんのツレも、みんなそんな人ばっかしやからな</p><p>そいつらにはさっき会って来た</p><p>この双子の父親は、天童貞男と一緒に関西に向かって、バイオレンス帰郷の最中だ</p><p>レンタカーに分乗し、明日の朝には自分たちの親分の家に乗り込んむことになる</p><p>オレもこの双子も、もう二度と、会うことはないだろう</p><p>その彼氏たちとは、どこで知り合ったんだ</p><p>うちからちょっと離れたとこにあるショッピングモールのゲーセンや</p><p>うちらナンパされたんや</p><p>ナンパ</p><p>向こうから声掛けてきたんやわ</p><p>そうやうちとエリちゃんが遊んでたらローソクくんとミズシマくんが来てな</p><p>わたしらのこと、可愛いって言うてくれてな</p><p>ソフトクリーム、オゴッてくれたんや</p><p>そんでLINEでな</p><p>うんLINEでな</p><p>毎日、メールで話すようになってな</p><p>２人とも地元の子やないからわたしらのことを知らん人だったんや</p><p>隣の市に住んでる人やからな</p><p>たまたま、モールになチャリキで遊びに来てたんや</p><p>チャリキって何だ</p><p>オレは、つい尋ねた</p><p>チャリキは、チャリキですわな</p><p>お兄さん、チャリキも知らんのか</p><p>この子らの頭の中に浮かんでいるイメージですと、自転車のようですわ</p><p>そうそう、そうとも言うわ</p><p>チャリキや、チャリキ</p><p>ミズシマくんホンマにカッコええんや</p><p>ローソクくんかて、ゴッツぅカッコええわ</p><p>２人ともわたしらよりも１コ上なんや</p><p>そうそう、中２なんよ</p><p>そんで毎日、ラインでメールしてるんや</p><p>そんで何日かしたら、２人とも、うちらと付き合いたいって言うてくれたからな</p><p>だから、付き合っとるんや</p><p>だからうちら、彼氏持ちなんや</p><p>双子は、そう言う</p><p>で付き合ってどれぐらいで普段、デートとかしているの</p><p>えーと、もう２ヶ月になるんか</p><p>そんな感じや</p><p>デートとかはまだや</p><p>何たって、隣の市の人やからな</p><p>向こうは会いたい、会いたい言うて来るけどな</p><p>うちらお父ちゃんにバレないようにせんといけんからな</p><p>お母ちゃんにもや</p><p>それとロリコン動画の撮影とかも立て込んでたしな</p><p>冬が来る前に外でエロ水着の動画とか撮りだめせーへんといけんかったからな</p><p>寒い時に外で水着になるんは、たまらんからな</p><p>お父ちゃんが用意する水着は紐みたいのバッカやからな</p><p>着てるんだか、着てへんのかワカランからな</p><p>いや、着てるで裸なら、もっと撮影料金を貰わんといけん</p><p>そうやな今はまだギリギリ、乳首とアソコを隠して、ロリコンさんたちからお金を搾り上げないといけない時期やもんな</p><p>別のものも絞り出しとるけどな</p><p>そういうオヤジ・ギャグはええんや</p><p>双子のロリコン漫才は、続く</p><p>ロリコンのオッサンたちを集めての撮影会とかも、暖かいうちにせーへんといけないからな</p><p>そうや、今の内にあの人たち、家の外が寒くなると途端に、ロリコン撮影会とかの出席率が悪くなるんや</p><p>わたし、思うんやけど何人かの人は、間違いなく冬眠しとるわ</p><p>確かにな春になると、また撮影会に顔を出すもんな</p><p>間違いないな</p><p>うーん、間違いないわ</p><p>わたしらの配信動画は、冬の間も買うてくれてるから死んでなくて、どうにか生きているっちゅうことだけは確認できるんやけれどな</p><p>あの人たち冬場は、布団の中から出て来ないんやと思うわ</p><p>おかしいな、あんなにコッテリと肉が付いているのにな</p><p>エリちゃん、ロリコンさんはみんな小太りでもないでやたら、細い人もおるわ</p><p>うーんデブかガリかノッポかチビかだいたい、皆さん、特徴的な人が多いわな</p><p>でも、８割はメガネや</p><p>ああ、何でコンタクトにせーへんのやろ</p><p>うん判らんなぁ</p><p>そんなロリコンのオッサンの生態情報はどうでもいい</p><p>だからなお兄さん、わたしらな、初めてはミズシマくんたちにあげたいんや</p><p>うちもローソクくんにあげたいわ</p><p>双子は、急にオレに切り込んで来る</p><p>お父ちゃんたちに内緒で作った彼氏やからな</p><p>初めての彼氏や</p><p>初恋の味は、レモンの味や</p><p>カルピスみたいに、甘酸っぱいんや</p><p>判るやろお兄さん</p><p>判ってくれんかなぁ、お兄さん</p><p>２人の猫なで声のコンビネーションが続く</p><p>いや、判らねーよそんなの</p><p>きっぱりと、そう言った</p><p>な何でやお兄さんには、血も涙も無いんか</p><p>そうやうちらをイジメんのが、そんなに楽しいんか</p><p>こいつらは情に訴えて</p><p>オレに何とか、自分たちが損しないように譲歩させようとしている</p><p>オレの意志に逆らっているんじゃない</p><p>あくまでもオレが心変わりするように、あの手この手で攻めてくる</p><p>だいたいさお前ら、その彼氏たちのこと、そんなに好きじゃないだろ</p><p>そんなことないわお兄さん、バカにせんといてよ</p><p>そうやラブラブなんやで、うちらなあ</p><p>じゃあ、そのミズシマってのと、ローソクっていう男のこともっと教えてくれ</p><p>そ、それはなあ、リエちゃん</p><p>う、うんそうやな、エリちゃん</p><p>何だよ自分の彼氏のことが話せないのかよ</p><p>強くそう言う、オレに</p><p>リ、リエちゃんの彼氏のローソクくんはサッカー部らしいで先週も練習試合でゴールを３回キメたって書いてあったわ</p><p>そ、そうやそんで、エリちゃんの彼氏のミズシマくんは野球部の子やまだ２年なのにレギュラーなんやてそれもセンターや、センター</p><p>そうそう、センターフォワードや</p><p>センターフォワード</p><p>野球で</p><p>そんでチームの中継ぎのエースでな、毎回、後続をピシャリと３球３振で抑えとるんやで</p><p>そ、そうやっミズシマくんからな、わたしに野球のユニフォーム着て、バット持っている写真が送られてきたわ</p><p>ああ、見た見たうちも見せてもらったわ何か、変にカッコつけてたなぁ</p><p>ミズシマくんが、こっちを睨んでるけど後ろで、他の部員がケラケラ笑ってるワケワカラン写真だったけどなぁ</p><p>きっと、ミズシマくん彼女に送るんやってキバッて撮ってたんだろうけどな</p><p>というか自分の写真を送るから、お前も写真送って来いってメールに書いてあったわ</p><p>あ、それうちもローソクくんから来たわ</p><p>ああお互いの写真を交換して欲しいってことか</p><p>でも、送るわけないわな</p><p>エリは言う</p><p>当たり前や</p><p>リエも</p><p>わたしらの写真なんか送ったら、何に使われるか判っとるもんなあ</p><p>まあ、アレやな</p><p>わたしらの写真や配信動画でロリコンさんたちがしてるのと同じことやろな</p><p>しかもミズシマくんたちが、うちらの写真をネットに流したりしたら</p><p>マズイことになるもんな</p><p>うちら、ロリコンさんたちにエロ写真売って、生活しとるからなあ</p><p>お父ちゃんが販売したセット以外のあたしらの写真が、ネットに流出したら</p><p>わたしらのファンのロリコンさんたちが写真の出所を調べるだろうしな</p><p>あっという間に、ミズシマくんもローソクくんも個人情報が特定されてしまうわ</p><p>お父ちゃんにバラす人も出て来るだろうしな</p><p>お前のトコのムスメに彼氏がおるでってな</p><p>彼氏のいるムスメはロリコンさんにとっては、不良品やもんなぁ</p><p>つまり、お前たちミズシマくんたちのことは、ホントは、そんなに興味が無いんだな</p><p>何となく判った</p><p>双子は、ギョッとして</p><p>そ、そんなことないわっミズシマくんは、わたしの彼氏やでっ</p><p>そ、そうやローソクくんかて、うちの大切な彼氏なんや</p><p>あくまでも写真がダメっちゅうことで</p><p>愛はあるんやで愛は</p><p>お前らにはまだ愛とか恋とかは、全然判っていないよ</p><p>こいつらまだ１３歳、中１だ</p><p>だってわたしには彼氏がおるんやで</p><p>そうや彼氏がおるんやからローソクくんていう</p><p>と瑠璃子が</p><p>そのローソクというお名前とても変わっていますねご本名なんですか</p><p>うん、ちょっと珍名さんだよね</p><p>そ、そんなんアダナや</p><p>アダナに決まっとるやないか</p><p>ニックネームや</p><p>うちが付けたんや</p><p>リエが付けたアダナ</p><p>ローソクくんはホニョーッと背が高くてな</p><p>髪の毛が、モサッとした感じのソフトモヒカンなんや</p><p>だから、ローソクみたいだからローソクくんなんや</p><p>ちょっと考えれば判るやろそんなこと</p><p>エリとリエは、そう答える</p><p>ふーんじゃあ本名は何て言うのさっ</p><p>寧が呆れ顔で、尋ねる</p><p>えっと、それは</p><p>困惑した表情で、お互いの顔を見合わせる双子</p><p>くくくっ</p><p>不意に、ヨミが笑い出す</p><p>この子たちちゃんと覚えていないみたいですわ自分の彼氏の名前</p><p>双子の心を読んだらしい</p><p>わ、判っとるわお、オザワや、オザワ</p><p>あ、あるいは、ヤザワですぅ</p><p>双子はイチかバチか、そう言う</p><p>下の名前はっ</p><p>寧が、即座に尋ねる</p><p>何とかんど確か、最後に人って漢字が付いてたわな</p><p>くらんどかたかんどかあきんどだったよ</p><p>そうそう、そんな感じ</p><p>間違いないわ</p><p>蔵人か高人か商人</p><p>で一応、聞いておくけれど、ミズシマくんの下の名前は</p><p>マナの問いに</p><p>ミズシマくんは確か、ヤマシタ・シンジのはずや</p><p>うん、確かそうやそれは、ちゃんと覚えているで</p><p>双子は、胸を張って答える</p><p>へミズシマってのも、アダナなの</p><p>そうやミズシマくんはな、ビルマの竪琴のミズシマに、よう似とるんや</p><p>うん、だからエリちゃんがそう付けたんや</p><p>ビルマの竪琴</p><p>わたしらが小学生の時に、学校で観せられたんや</p><p>ハンセンキョウイクの一環でな</p><p>何か知らんが、視聴覚室で映画を見せられたんや</p><p>眠かったら、眠ててもええ時間だったんですわ</p><p>いや、眠るなよそこは映画を観ろよ</p><p>そんでミズシマぁ、一緒に日本へ帰ろーってなぁ</p><p>エリちゃんは、映画のそこんとこしか覚えとらへんのや</p><p>一番、最後のクライマックスとこやからなあ眼が醒めたんや</p><p>後はずーっと、グースカ眠ってたからな</p><p>えー、リエちゃんかて眠ってたやろ</p><p>うちは最初のところも覚えておるもんイシザカ・コージがいきなりみんなで合唱しようって言うとこクラスの男子が爆笑しとったから何で戦場でオッサンたちが集まって歌うのか、まったく意味不明や</p><p>ああ、うちは覚えとらんわ始まる前から寝とったんやな</p><p>そんな話は、どうでもいい</p><p>とにかくミズシマくんてアダナを付けるぐらい、わたしはあの人にラブラブなんや</p><p>うちかて、名前はよー覚えてないけどローソクくんにラブラブやで</p><p>そうやっ、名前なんてどうでもええんよとにかく、わたしらには彼氏に対する愛があるんやから</p><p>そうやだからここでお兄さんに初めてをあげるのは、申し訳ないんですわ</p><p>わたしのミズシマくんにな</p><p>うちのローソクくんにもですわ</p><p>２人はオレを見てニッと微笑む</p><p>せやからな</p><p>頼みますわお兄さん</p><p>わたしらのお願い、判りますやろ</p><p>うちら綺麗な身体のままでいたいんですわ</p><p>２人の顔が、パッと明るくなる</p><p>リエの処女から奪うことにする</p><p>一瞬の喜びから、急転直下</p><p>ギョッとする２人</p><p>うんさっき、サッカーのセンター・フォワードとかの言葉が出たんで、それで判ったんだけど</p><p>オレは双子を見る</p><p>お前らのコンビを主導しているのは、エリの方なんだな</p><p>この双子の会話は常にエリからスタートしている</p><p>エリが出す言葉のパスに、リエが応えているだけで</p><p>つまり、ゲーム・メイカーはエリだ</p><p>改めてお前たちを観察してみて、よく判ったよお前らは、とてもチームワークの良い双子だけれど対等じゃないんだな</p><p>可奈センパイに教わったこと</p><p>双子には、お互いに通じ合っている何かがあるのかもしれないが</p><p>人格は違う</p><p>だから、まるで２人で１人みたいな言動をしていても</p><p>実際には差がある</p><p>だから、お前たちのコンビネーションを崩すためにリエの方から犯す</p><p>裸にしてキスもするし、乳首も舐めるマンコの中を覗き込んで、膜も確認するそれから、オレのチンコをブチ込んで処女膜を破る子宮の中に精液をたっぷり吐き出す妊娠するまで何度もだ</p><p>オレは、リエの眼だけを見て</p><p>リエの心に直接打ち込むように、そう告げた</p><p>な、何でうち</p><p>ぶわっと、リエの眼に涙が溜まる</p><p>双子の切り込み隊長は常にエリだから</p><p>リエの方が、打たれ弱い</p><p>ちょっと、待ってぇなお兄さん</p><p>慌てて、エリが間に入ろうとする</p><p>犯したいからだよオレがレイプしたいから、リエを犯すそれだけだ</p><p>オレは冷たく、そう答えた</p><p>だ、だったらわたしからしてぇなリエちゃんやのうとわたしから</p><p>エリはそう言う</p><p>り、リエちゃん</p><p>大丈夫やからなわたしがおるからなリエちゃん</p><p>そういうエリを見て、リエは</p><p>そんならお兄さんせめて、エリちゃんと一緒にして下さいう、うちもエリちゃんと一緒なら、ガマンしますガマンできると思いますから</p><p>涙の溜まった眼で、オレにそう言う</p><p>ダメだリエだけだしかも、エリの見ていない所でリエだけを徹底的に犯すオレが無理矢理、大人にしてやるオレ専用のセックス奴隷にする身も心もオレに捧げるようになるまで、徹底的にセックスを仕込むからな</p><p>エリを無視して、オレは全ての意識をリエだけに注ぎ込む</p><p>ひ、酷いですわ</p><p>身震いするリエ</p><p>リエちゃん</p><p>リエは、エリを抱き締める</p><p>な、何でどうしてですっ</p><p>エリは、ムッとしてオレを睨むが</p><p>お前たちは今までそうやって、双子の姉妹同士で助け合うことで何とか生きてきたハチャメチャな親たちからも、ギリギリのところで自分たちを守ってきた</p><p>ロリコン動画は撮らしても</p><p>売春させられるのは、何とか先送りにしてきた</p><p>双子同士のコンビネーションで</p><p>お前たちのコンビの連携は、なかなかのものだと思う正直、スゴイと思うだけど</p><p>オレは、双子を見る</p><p>今のままではオシマイだ</p><p>はっきりと言ってやらないといけない</p><p>こいつらはオレが少年だと思って、ナメている</p><p>あるいは今、眼の前にあるゲンジツから眼を背けるために</p><p>わざと、平静を装っているのかもしれない</p><p>何がオシマイなんです</p><p>エリが、オレに尋ねる</p><p>いつもならそうですわ何がですんとか、後に続けるはずのリエは黙っている</p><p>判っているだろお前たちの生きてきた今までの状況ならそうやって、２人だけで必死にコンビを組んで立ち向かえば、何とかサイアクなところまでは堕ちないでいられた</p><p>双子の４つの眼が、ジッとオレを見ている</p><p>だが親たちはすでに処分され、お前たちにはもう関西に帰れる場所も無いオレたちだって、このままお前たちを解放することはできない</p><p>改めてゲンジツを伝える</p><p>もう、双子が２人だけの世界に逃げ込むことを許さない</p><p>外に解放するのなら、お前たちもお前たちの親たちのように頭を変にさせるしかない生きたまま、解放するならなもっと楽な手はこのまま、お前たちを殺してしまうことなんだろうけれど</p><p>ぶるるるっとリエが震える</p><p>そんなリエの身体を、エリがギュッと抱き締める</p><p>悪いなオレも見た目通りの、脳天気な高校生じゃないんだよオレは黒森公、犯罪組織黒い森のメンバーでここにいる女たちの支配者だからな</p><p>オレも覚悟する</p><p>この双子とは馴れ合ってはいけない</p><p>これ以上、甘い顔をしたらオレを舐めて、つけあがるだけだ</p><p>そうなったらオレの意志とは関係無く、ミナホ姉さんがこの双子を処分するだろう</p><p>いや、こいつらを正しく管理できるかどうか</p><p>オレは今、ミナホ姉さんに試されているんだ</p><p>お前たちが生き残る方法は、１つしかないオレに尽くせオレのセックス奴隷となって身も心も捧げろそうするしかないんだというより、そうならないのならオレもお前たちを見捨てるしかない</p><p>ついにエリも、ブルブルと震える</p><p>安心しろオレは、お前たちに、そうなれと命じているんじゃないお前たちの意志なんか、関係ないんだよとにかくこれからお前たちを別々にレイプするセックスする犯すお前たちがどれだけ嫌がろうと、拒もうと、必ずする自殺だってさせないオレの女は、お前たちの意志をコントロールできるんだからな</p><p>月子が、そう答えた</p><p>それで、とにかくお前らの身体を徹底的に楽しんでみてこれから先も、セックスし続けたいと思ったら、生かしておいてやるああ、セックスしてもつまらないだけだなと思ったら処分する一応、言っておくけれどオレは別に、セックス奴隷には困っていないどうしても、お前たちが欲しいというわけじゃないんだ</p><p>そうだよあたしがお兄ちゃんのセックス奴隷１号だし</p><p>わたくしが２号ですわ</p><p>マナと瑠璃子が、双子に言う</p><p>じゃあ、あたしがV３だねっ</p><p>寧がオチャラケるが</p><p>ああ、こういう脅し方は、寧はあんまり好きじゃないんだろうな</p><p>でも、仕方がない</p><p>ヨミもセックス奴隷です</p><p>わたくしたちの他にも、公様の女は美女が揃っておりますわ</p><p>ヨミと月子が、流れを元に戻す</p><p>さらに言うとお前たち２人とも残さないといけない理由はないんだエリだけ残して、リエは殺すかもしれないしリエを残して、エリを殺す選択をするかもしれない２人とも気に入らなくて、処分するかもしれない</p><p>オレの冷たい気に双子は震えている</p><p>犯されるだけでなくてお兄さんを気持ち良くするように、必死で頑張らないと生かしておいてくれないっちゅうことですか</p><p>そんなん、無理やうち、セックスなんて</p><p>オレは、ただ楽しませてもらうだけだオレに期待するなよただ、これだけは言っておく</p><p>双子が、オレを見ている</p><p>生き残るためには、何でもしろお前たち双子だけの世界に逃げるなお前たちの相手は、このオレだオレを見ろオレに立ち向かえ一生、憎んでくれて構わないから今は、姉妹で甘え合うんじゃなくオレと闘うことだけを考えろ</p><p>エリは</p><p>ホンマ一生、恨みますわ、お兄さん</p><p>ギッと、オレを睨む</p><p>ああ、恨めよただ、お前の一生は今のままなら、後６時間も残ってないけどな</p><p>よし、エリの方は闘争心に火が付いた</p><p>だけど、リエは</p><p>うわわわぁ、うち、怖いエリちゃん、怖いわぁぁ</p><p>エリに抱きついて、ワーワーと泣く</p><p>そうだやっぱり、この子の方が心が弱い</p><p>オレは、エリより先にこのリエから犯さないといけないんだ</p><p>よし、何とか繋がった</p><p>ということで、明日は双子のリエから陵辱です</p><p>932．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　(リエ編・１)</p><p>大丈夫や、リエちゃんわたしが、わたしが付いとるからな</p><p>エリは、ギュッと泣きじゃくる双子を抱き締める</p><p>月子、エリの意識を落とせオレが良いというまで、目覚めないようにしろ</p><p>オレは冷たく命じる</p><p>ちょっ、ちょっと待ってぇなお兄さん</p><p>慌てて、エリはオレにそう叫ぶが</p><p>待たないエリが意識を失っている間にリエは、オレに犯されるリエがどんな風に処女を破られるのか、お前は見ることも、聞くこともできないんだ</p><p>お前たち双子は生まれてから、ずっと一緒にいるつまり、今までの13年間の人生をほぼ完全に共有しているんだよな嬉しいことも、悲しいことも、楽しかったことも、怖かったことも</p><p>そ、そうやっわたしらはいつも一緒だったんやこれからだって</p><p>エリちゃん</p><p>お互いを強く抱き締め合う、2人</p><p>だが、それならこのまま2人で死ぬことになるぞ</p><p>双子の絆がどれだけ強くても</p><p>今みたいに、2人だけの世界の殻に閉じ籠もったままなら</p><p>お前たちの親や、お前たちが今まで出会って来た人間ほどオレは甘くないからな</p><p>今までは双子のコンビネーションで、ギリギリ危険を回避してきたんだろうけれど</p><p>そんなことは、もう通じない通じさせない</p><p>なら、いいですわわたしらこのまま、一緒に死んだって</p><p>え、エリちゃん</p><p>そうやろ、リエちゃんわたしの知らんとこで、リエちゃんが酷い目に合うとか、そんなんわたしは嫌や絶対に嫌や</p><p>うちかて嫌や怖いことも、恐ろしいこともエリちゃんと一緒がええわ</p><p>そうやわ、一緒ならどんなことも堪えられるわな</p><p>うんずっとずっと一緒だったんだから</p><p>泣き顔で、エリを見つめるリエ</p><p>エリの眼にも、涙が浮き上がる</p><p>悪いなお前たちの思うようにはならないんだ</p><p>お前たちの運命はオレが決める月子</p><p>ま、待ってぇやわたしは</p><p>エリは必死な表情で訴えるが</p><p>巫女の力がエリの心を支配する</p><p>はいぐっすりと眠りなさい</p><p>エリの意識がスーゥッと途切れる</p><p>リエの腕の中で、エリは気を失った</p><p>はい、回収っ</p><p>オッケイ、寧お姉ちゃん</p><p>寧の指示で、マナがリエからエリを引き離しに行く</p><p>い、嫌やっエリちゃんエリちゃん起きてぇなっ眼を醒まして</p><p>月子、静かにさせろ</p><p>かしこまりましたわたくしを見なさい</p><p>月子が、リエに力を及ぼす</p><p>肉体を支配されるリエ</p><p>はい、大丈夫だよこの子はマナが、向こうに寝かしておいてあげるからねっ</p><p>ヨミも手伝いますわ</p><p>マナとヨミでリエを部屋の片隅に運ぶ</p><p>わざとエリの居る方とは反対側の壁に顔を向けるようにして、寝転がらせる</p><p>リエが叫ぶがエリはピクリとも動かない</p><p>壁の方を向いているから、表情も見えない</p><p>月子、強制的に精神を安定させろパニックに墜とすな</p><p>月子の力の放射に、リエがブルルッと震える</p><p>はぁ、はぁ、はぁぁ</p><p>はい、心を穏やかにあなたの心は、今、わたくしと直結していますわ</p><p>月子の精神は鷹倉姉妹の中で、一番安定している</p><p>いや、今となってはオレの女の中でも１、２を争う安定度を保っている</p><p>そうでないと人の心を読む力も人を従わせる力も、存分には使えない</p><p>自分の心に逆流してくる力に押し潰されてしまう</p><p>さすがですわ、月子お姉様</p><p>同じ巫女の力を持つヨミが、驚嘆している</p><p>ヨミにはここまで制圧できませんわ</p><p>ええ、力の加減がほどほどでないとこの子の心に、大きな傷を残してしまいますからやんわりと丁寧に心全体に均等に力が及ぶように、抑え付けるのです</p><p>その感覚は巫女の力を持たないオレには判らない</p><p>しかし、この力は、本当に危険なものだから</p><p>一度、傷つけてしまったり、壊してしまった心は絶対に治らないのだ</p><p>さっき、ヨミが天童貞男たちに力を振るったように</p><p>ヨミちゃんは処分するしかない相手だったから、あれで良かったんだと思うけれど</p><p>天童貞男たちはもう狂ったままだ</p><p>訳の判らないことを自分の親分たちに喚き散らしたまま死ぬことになる</p><p>ヨミよりも強い巫女の力を持つ月子にだって、もう元には戻せない</p><p>完全に壊されてしまったのだから</p><p>ええ、これからも生きていていただく方の場合は、最新の注意が必要ですよ</p><p>はいそれはよく、判りました</p><p>鷹倉3姉妹の中では次女のヨミが、一番力の使用に積極的だった</p><p>ルナやコヨミちゃんは、どちらかというと内気な性格だから</p><p>オレたちのところに来る前から、まだ微弱な力を好きに使っていたのはヨミだけだ</p><p>月子は、自分の強い力を隠していたし</p><p>ヨミが、思いっきり力を使ったらどんなに恐ろしいことになるのか、よく判りましたから</p><p>天童貞男たちと猪鹿蝶一郎たち２グループのヤクザたちを死に追いやったことで</p><p>ヨミは、リアルに恐怖したらしい</p><p>スッとオレを見る</p><p>先生ヨミはまだ未熟者ですだから今後は、先生のご命令が無い限り力の使用は控えます約束致しますわ</p><p>そういう口約束は、前もしていた</p><p>実体験から学んだことでなければ自分の血肉にはならない</p><p>前のは、オレとの口約束</p><p>今のは、ヨミ自身による誓約だ</p><p>オレに約束するという形を取っているが実際は、自分自身に誓っているんだ</p><p>ということみたいだよ、元祖・先生っ</p><p>寧が部屋の天井に仕掛けられている監視カメラに向かって言う</p><p>どうせオレたちの様子を監視しているであろう、ミナホ姉さんに</p><p>ヨミちゃんの力をアテにしちゃダメだからねっ</p><p>ああ、ミナホ姉さんが自分の裏の仕事に、ヨミを使わないように釘を刺しているのか</p><p>ええ、ヨミにはもう少し、力を正確に制御する経験を積ませなくてはなりませんわ</p><p>ミナホ姉さんも、そのことは判っているよ</p><p>今日だって、その経験値を得るためにヨミに色々と動いてもらっているんだしさ今だって、月子の力のコントロールを見させているんだよ</p><p>天童貞男たちみたいな相手でないと、思いっきり力を使う体験はできない</p><p>今日のパーティだって恭子さんたちとの実戦体験もできたし</p><p>たくさんの人の中から、個別の人の心を読み取るという鍛錬もできた</p><p>どんなことだって、そうやって実際にやってみることで少しずつ学んでいくしかない</p><p>ミナホ姉さんは、ヨミや月子やルナやコヨミちゃんのことだって妹として受け入れてくれているんだから心配するなよ</p><p>違うんだろうな</p><p>月子たちが、ミナホ姉さんのことを黒森様と呼び続けて来たのは</p><p>ミナホ姉さんの中で、巫女の力のある姉妹たちを、道具として使いたいという欲求があることを感じているんだろう</p><p>月子たちは、ミナホ姉さんの心だって読めるんだから</p><p>だからこそオレたちが、間に入って</p><p>ミナホ姉さんが、月子たちを道具に使えないようにしていかないといけない</p><p>ミナホ姉さんほど、家族を大切にしている人はいないんだから</p><p>オレがこう発言することでミナホ姉さんの欲求にブレーキを掛ける</p><p>今日、月子やヨミやルナに力を使わせたのは</p><p>ミナホ姉さんの内面のガス抜きのためでもあるんだ</p><p>強大な力があるのなら、自分の自由にしてみたいと考える</p><p>ミナホ姉さんの本性は、野心家なのだから</p><p>そうだねっミナホお姉ちゃんを信頼してあげないといけなかったね</p><p>寧も、オレに話を合わす</p><p>家族の一員ならミナホ姉さんも、しっかりと自分の心の中の欲求を抑えられるはずだ</p><p>さて、リエ少しは、落ち着いたか</p><p>オレはリエを見る</p><p>こいつはこの双子は、オレたちの家族にはならない</p><p>ミナホ姉さんは絶対に、この子たちの家族入りは認めないだろう</p><p>う、うち</p><p>リエは少し、ボーッとしていた</p><p>パニック寸前だった心に、月子の力が上からギュッと重しをかけて無理矢理、動揺の波を抑え付けてしまっている</p><p>月子、リエの意識を飛ばさないようにして安定させておいてくれ泣いたり、喚いたり、恐怖で記憶を飛ばしたりしないように</p><p>これからオレに何をさせるのか自分がどんな風にレイプされて、処女を失ったのか、リエには一生覚えておかせたい</p><p>うちは嫌です嫌ですわ</p><p>ぷるぷると首を振るリエ</p><p>オレはリエの眼を見て</p><p>オレは、リエの身体だけを犯したいんじゃない身も心もリエの全てを、オレのモノにする徹底的に、しゃぶり尽くすからな</p><p>リエは、怯えているが</p><p>大丈夫です、公様わたくしが制御しております</p><p>月子に心と身体のコントロールを握られている</p><p>ルリちゃん、撮影再開するよっ</p><p>寧が、瑠璃子に声を掛けてカメラをコントロールするパソコンに向かう</p><p>はい寧、お姉様</p><p>瑠璃子も立ち上がって、デジカメの用意をする</p><p>ヨミちゃん、あたしたちは何かあったらすぐに動けるように、サポートね</p><p>了解ですわ、マナさん</p><p>ヨミとマナもカメラの視界の後ろに下がる</p><p>そんじゃあスタートするよ、ヨッちゃん</p><p>香月セキュリティ・サービスの旧・研修館</p><p>その仮眠室として作られた畳の間</p><p>このビルの部屋は全て、外部からの侵入を防ぐため窓が無い</p><p>密閉された部屋</p><p>その真ん中に布団が敷かれている</p><p>全裸のオレが、アグラをかいて座っている</p><p>オレのチンコは勃起してその亀頭は、すでにマナと月子と愛液によってテラテラ輝いている</p><p>そして、オレの２メートルほど前に</p><p>薄い白のスクール水着に革の首輪を填められたリエが怯えて座っている</p><p>体育座りで、身体を丸くして</p><p>オレたちの周囲には３脚に載せられた何台ものカメラが配置されている</p><p>そのカメラの全てが録画中を示す、赤いランプが灯っていた</p><p>カメラに囲まれた空間には、今やオレとリエしかいない</p><p>月子もカメラの外へ出ている</p><p>エリは壁際で失神したままだ</p><p>リエこっちに来い</p><p>オレは１３歳の双子の片割れ</p><p>全国にロリコンのファンがいるという美少女に命ずる</p><p>さあ公様のところへ行くのよ</p><p>月子がリエの身体を制御する</p><p>ひぃぃあ、あああ</p><p>リエは必死で抵抗しようとするが、月子の支配には適わない</p><p>ずるずると、身体を引き摺るようにオレの居る布団の方へ、這ってくる</p><p>い、嫌やこ、怖いっ</p><p>布団の上で待っているのは、全裸の男</p><p>しかも、激しく勃起しているのだから</p><p>こ、怖いわエリちゃんエリちゃん助けてぇぇ</p><p>無理だエリの意識は途切れている</p><p>リエのロスト・ヴァージンは、全部録画しておくからなだから、いつかエリが観ることもあるかもしれないそして、悔やむんだよ自分が同じ部屋に居たのにリエを守れなかったことをリエの初めてが奪われた様子を何も覚えていないことに</p><p>一生、エリは後悔するだろう</p><p>それでいいんだ</p><p>これが、双子の姉妹がそれぞれに自立していくための第一歩になるんだから</p><p>い、嫌やい、嫌ああああ</p><p>ついにリエの小さな身体がオレに最接近する</p><p>リエ</p><p>オレは、リエの身体を抱き締めた</p><p>真っ直ぐでなく、かなり崩れた態勢のリエを抱いている</p><p>オレの腕の中で、身体をギュッと固くするリエ</p><p>ああ、オレに抱き締めたている白い肌がリエの背中にさぁぁっと、鳥肌が立っていく</p><p>また随分と、嫌われているものだな</p><p>裸の男に抱き締められるのは初めてか</p><p>あ、当たり前やそ、そんなんっ</p><p>リエは、オレから顔を背けようとする</p><p>オレを見ろ</p><p>公様を見るのです</p><p>はぁう</p><p>震えながら、リエがオレの顔を見る</p><p>ほら、今、お前の太ももに当たっているの判るか</p><p>熱い勃起ペニスが、１３歳の弾力のある肌に押し付けられている</p><p>き、気持ち悪いわ</p><p>リエは、恐ろしそうに答えた</p><p>そうかリエお前、ファースト・キスはオレの唇とチンコ、どっちがいい</p><p>驚くリエ</p><p>まだ、彼氏とはキスしてないんだろ</p><p>メールでやり取りしただけでデートもしていないんだから</p><p>ふぁ、ファースト・キスならエリちゃんとしたわ</p><p>リエは言う</p><p>子供の頃から何度もロリコンさん向けの動画でも、うちとエリちゃんがチュッチュしているところを何度も撮ったし撮影会とかでもな</p><p>ああ、双子の美少女がキスしているのをロリコンのオッサンたちに観せていたのか</p><p>そうか、ファースト・キスが済んでいるんならいきなり、フェラチオでもいいな</p><p>ギョッとする、リエ</p><p>いや、やっぱりキスからだな</p><p>オレは、いきなりリエの唇を奪う</p><p>リエは、突然のことに対応が間に合わない</p><p>そのままですよ</p><p>月子がリエに命じる</p><p>はーい、撮りますわよ</p><p>全裸のオレと白スク水のリエのキス・ショットを瑠璃子が、パシャリ、パシャリと記録していく</p><p>ん、んんんんんっ</p><p>リエは、息を止めて苦しそうだ</p><p>鼻で息をすればいいのに</p><p>一度、口を離してやる</p><p>うっ、ううううちは、初めてやったのに</p><p>何だ双子同士のキスは、自分でもノー・カウントにしていたのか</p><p>つまり、今のがリエのファースト・キスだ</p><p>う、うちこ、こんなのがうちの初めてなんてぇ</p><p>リエの眼に、ぶわぁっと涙が溜まる</p><p>はい、泣かせませんわ泣いてはダメよ</p><p>巫女の力で心の波を抑え込まれる</p><p>ほらこれが２度目のキスだ</p><p>オレは再び、リエと唇を重ねる</p><p>ぬっ、むむむむむっ</p><p>リエは嫌がるが</p><p>そうじゃないのわたくしが指導してあげるわ</p><p>月子の力が放射される</p><p>途端に、リエの唇から力が抜けた</p><p>緊張と恐怖と驚きで固くなっていた唇がぷっくりと柔らかくなる</p><p>リエの意志に反して口が開かれる</p><p>オレは、そのままリエの口中に舌を送り込んだ</p><p>ぬみっ</p><p>初めて知る男の舌の感触と味</p><p>リエは戸惑っている</p><p>それはこうですよ</p><p>月子がリエの舌を、オレと舌を絡ませる</p><p>ぬむむむっ</p><p>１３歳の美少女は、ただただ困惑していた</p><p>ああ知らないんですわね舌と舌を絡ませ合うのは</p><p>リエの心を読んでヨミが言う</p><p>あ、そっかエッチ・ビデオとかだと、あんまりやんないもんねっ</p><p>ほら、この子たちの性知識って親の持ってたエッチ・ビデオだけでしょああいうのって、女優さんによってはディープキスは嫌がるから</p><p>人前でエッチするのは良いけれど、キスはあんまりしたくないっていう人が、割かしいるみたいだよああいうのに出る人たちにはさ</p><p>ヨミなんて、先生の舌、大好きですのに</p><p>うん、マナもお兄ちゃんとチューチューするの大好き</p><p>ヨミ、マナ、寧とそう答える</p><p>わたくしも好きですわというより瑠璃子は、お兄様とのセックスは全て好きですから</p><p>写真を撮りながら、瑠璃子も言う</p><p>月子お姉様は、いかがです</p><p>わたくしも、好きですが</p><p>月子が、瑠璃子に答える</p><p>ごめんなさい今は、この子の制御に集中させて下さい</p><p>あ、失礼致しました</p><p>平静に見えて月子も、かなり精神集中しているんだな</p><p>やっぱり、人の心と身体を完全に制御するというのは大変なことなんだ</p><p>いえ今、わたくしの集中が途切れるとその子の歯が、公様の舌を噛んでしまうかもしれませんから</p><p>この娘には公様の舌を噛み切ろうとするような、攻撃性はありませんがそれでも、何かの拍子に間違ってということも起こり得ますわ</p><p>こういうところが月子の安定感なんだろう</p><p>どんな時も自分を過信せずに状況を細やかに見て色んなことを想定している</p><p>はい、力を抜きなさい自分の体重を公様に預けるのですほら、感じて公様の身体をあなたが身体を預けても、公様は倒れたりしないですわ安心して、力を抜きなさい</p><p>月子の言葉にリエの力が、ゆっくりと抜けていく</p><p>オレは、がっしりとリエの小柄な肉体を抱き締めた</p><p>ほら、判るわねこれが男の人に抱き締められるということです</p><p>オレは、リエの口から唇を離した</p><p>途端に彼女は、はぁぁぅと大きく息を吐いた</p><p>それでまた、リエの力が抜ける</p><p>さあ、感じなさい公様の肌の臭い汗の匂いぬくもりあなたを抱き締める、腕の筋肉</p><p>そうだただのレイプなら</p><p>恐怖感と拒絶する気持ちから心を閉ざす</p><p>痛み以外の感覚が閉ざされてしまう</p><p>しかし、今のリエは</p><p>月子によって、逆に全ての感覚を全開にさせられている</p><p>視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚五感の全てでオレを感じさせられる</p><p>ペロッと、リエの耳の後ろを舐めた</p><p>ビクッと震えるリエ</p><p>うん、リエの肌美味しいぞ</p><p>うちが美味しい</p><p>驚いてオレを見るリエ</p><p>すでに、相当、緊張と興奮が高まっているんだろう</p><p>額に丸く汗の玉が浮いていた</p><p>それもオレは、ペロッと舐め取る</p><p>ああ、これは塩っぱいでも、リエの味だ</p><p>そ、そんなん舐めんとって下さい</p><p>恥ずかしそうに、リエは言う</p><p>いっぱい、味わせてもらうぞリエの身体を</p><p>オレは、そのままリエの頬や鼻に、何度もキスした</p><p>そして、リエにも味わってもらうからなオレの味を</p><p>お兄さんの味</p><p>エリが、オレを見ている</p><p>少しずつ、月子の力に矯正されオレに見ているのが当たり前になって来ている</p><p>そうだオレのチンコの味とか精液の味をな</p><p>リエの眼はドキリと驚いているがオレを見たままだ</p><p>オレも早く知りたいリエの乳首の味や、マンコの味それから、愛液の味も</p><p>さあ、脱げよ自分でオレの前で裸になれリエの誰にも見せていないところをオレに見せるんだ</p><p>リエは、まだオレを見ている</p><p>双子同士で、エリとマンコの見せ合いとかしたことがあるか</p><p>そんなんないわあるわけない</p><p>呆然としながらリエは答える</p><p>じゃあ、これもオレが最初になるんだなリエのマンコの中を最初に覗き込んだ人間に</p><p>そ、そうなるんか</p><p>ああ、そうなるんだだから</p><p>もう一発、念を押す</p><p>さあ裸になれ、リエ</p><p>うーん、どうしても書き出す時間が遅くなってしまって</p><p>更新時間が遅くなるというスパイラルから抜け出せなくなっています</p><p>そしてまた明日は、朝一で父の病院の付き添いがあるし</p><p>生きていくということは辛いです</p><p>アカルサはホロビの姿であろうか</p><p>太宰治ではなく、キャプテン・ハーロックですが</p><p>933．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　(リエ編・２)</p><p>リエは</p><p>薄い生地の白いスクール水着に革の首輪しか付けていない１３歳の少女</p><p>いつも一緒にいた双子の姉妹のエリは気を失っている</p><p>リエの方に顔が向いていないから、表情すら判らない</p><p>いいんですよあなたは、ただわたくしに操られているだけですからこれから起きることは全て、あなたの意志によるものではありませんあなたに責任はないんです</p><p>うちのせいでないんよなみんな、お兄さんお姉さんのせいなんやもんな</p><p>リエは赤い顔で熱い息をハァと漏らす</p><p>いや、月子によって強制的に性的興奮の状態へ高められていく</p><p>そうだオレが無理に命令しているんだ脱げ裸になれああ、首輪はそのままだぞお前は、オレのセックス奴隷になるんだから</p><p>正直、色違いの首輪をしていてくれないと双子の見分けに困る</p><p>それくらいこの子たちは似ている</p><p>まあ、ずっと見てきたから大分、色々と判ってきたけれど</p><p>ジックリ観察すれば、判別はできる判る</p><p>双子のコンビの主導的なのが、エリで</p><p>受動的なのが、リエだ</p><p>エリの切り出した話に、リエが乗っかっていくことはあっても</p><p>リエの方から、率先して話し出すようなことはない</p><p>とはいえ最初から、色違いの首輪をしていてくれた方が助かる</p><p>そうよ公様のおっしゃる通りにするのいいわね</p><p>月子の力が、放射される</p><p>一瞬、この白水着を乳首や陰部のところだけ破って犯すようなレイプもしてみたい気がしたけれど</p><p>やっぱり、処女の全裸は見ておきたいし</p><p>親によって、ロリコン動画を売りさばかれていたリエの処女時代の最後の裸身は、ちゃんと記録しておくべきだと思った</p><p>わ、判ったわう、うち脱ぎます</p><p>布団の上オレの前に、スッと立ち上がるリエ</p><p>すかさず、瑠璃子と寧がリエにカメラを向ける</p><p>は、はぁぁぅ今まで、えっちぃ水着とかは散々着させられて撮影したけれどカメラの前で裸んぼになるんは、これが初めてですわ</p><p>月子の支配は、リエの心の根深いところにまで及んでいる</p><p>リエは、もう泣かない騒がない喚かない</p><p>オレに犯されてロスト・ヴァージンするという運命に粛々と従っている</p><p>処女の手が、スク水の肩紐を引っ張って裸の肩にズリ下ろす</p><p>女の子の水着って、こんなに伸びるんだ</p><p>まあ、そうじゃないと着れないし、脱げないもんな</p><p>両肩が剥き出しになったところで、リエの手が止まる</p><p>恥ずかしそうに、オレを見下ろす</p><p>う、うちおっぱい小さいですから</p><p>オレは、水着の胸の膨らみを見上げる</p><p>そんなことない１３歳で、それだけあれば充分だ</p><p>つるぺたの美智よりはある</p><p>発育の良いアニエスと同じくらいか</p><p>でも、アニエスの弾力の良い柔らかな胸よりはまだ固そうだ</p><p>オレが、揉んだり、舐めたり、しゃぶったりして形の良いおっぱいに育ててやるからな</p><p>まあ、良かったわね公様に、よろしくお願いしますとお返事なさい</p><p>月子は命じる</p><p>よ、よろしくお願いしますお兄さん</p><p>顔を真っ赤にして、そう答える</p><p>ここまで強く巫女の力で支配されていれば、逆らえない</p><p>ああ、月子って</p><p>実は、サディスティックの素養が強いんだな</p><p>月子は、鷹倉姉妹の長姉でヤクザの親分たちに、一番、抑圧されてきたから</p><p>精神的に追い詰められてきたからこそ自由になった今は、自分の方から他者に対して強く関係を強要したいという欲求が強い</p><p>それは、ミナホ姉さんと同じだ</p><p>抑圧されすぎたからこそ、マゾになっちゃう子もいるけれど</p><p>月子は本質的には、サディスティックなんだな</p><p>月子は、オレの女としては、新参だから</p><p>香月家では、みすずや瑠璃子たちのことを立てなきゃいけないし</p><p>黒森のお屋敷では、ミナホ姉さんや克子姉、渚、寧たちに頭が上がらない</p><p>だからといって、自分の可愛い妹たちに対して、サディスティックなセックスを強いることもできないだろう</p><p>リエは月子にとって、初めての生け贄なんだ</p><p>思い切り力で操作して、サディスティックな欲望を注ぎ込むことが許される</p><p>壊してしまわないように、最新の注意はしておりますわ</p><p>それに、わたくしはわたくし自身の快楽よりも公様に楽しんでいただくことを一番に考えております</p><p>これが、ヨミなら自分の欲求に引っ張られて、暴走してしまうかもしれないが</p><p>月子の安定感なら、大丈夫か</p><p>ここに、オレが居て香月家の瑠璃子、黒森家の寧、妹のヨミたちが観ているということが、月子の心に対しての適度にブレーキをかけてくれるだろう</p><p>はいですから、公様もご自分の欲望を吐き出して下さい</p><p>大丈夫ですわわたくしたちが居ることがブレーキになりますから</p><p>ニコッと、月子は微笑む</p><p>そうだよ、ヨッちゃんここに居るのは、あたしとルリちゃんとマナちゃんとヨミちゃんと月子さんだよっ</p><p>ちょっとぐらい、ヘンタイさんチックになっちゃってもマナたち、全然、平気だよ</p><p>はい、わたくしもお兄様のことを、もっとよく知りたいと思っておりますし</p><p>ヨミには先生の心は、判っていることだから隠さなくてもいいよ</p><p>寧マナ瑠璃子ヨミ</p><p>まあ、ヨッちゃんが優しい男の子であたしたちのことを大切にしてくれているからなんだってことは、判っているけれどさ</p><p>ていうかお屋敷だと、メグお姉ちゃんが常識派すぎるから、ハメが外せないんでしょ</p><p>香月家ではお兄様が、欲望を解放し過ぎるとみすずお姉様が暴走してしまいそうですものね</p><p>て、いうか先生は、アニエスちゃんやルナやヨミのことを気にして下さっているんですよねあんまり、過激なセックスを今から覚えてしまったらあたしたちが、ヘンタイさんになっちゃうんじゃないかって</p><p>そうか、お屋敷では良識派のメグがいるから、ヘンタイ的なセックスはしていないんだ当番制で寝室の中だけで、セックスしている</p><p>香月家では、あんまりハメを外すとそれこそ、ホントにみすずがより過激なことを求めそうで</p><p>そして、確かにアニエスたちが、今からハードなセックスを覚えてしまうことも危惧している</p><p>でもさっヨッちゃんの周りには、これだけ可愛い女の子が集まってるんだからさもっと、メッチャクチャにハーレムを楽しみたいに決まっているんだよ</p><p>判っているってばお兄ちゃんが、ハーレムに浸って自堕落になっちゃったら、あたちたち全体が大変なことになっちゃうってそう思っているんだよね</p><p>うんオレは、怖い</p><p>しかし、お兄様の中には欲望は明確にあるんですわだから最近、家事をしている時のわたくしや</p><p>パン工房で片付けをしている愛ちゃんを襲っちゃうんでしょ</p><p>瑠璃子寧</p><p>メグお姉ちゃんや、みすずお姉ちゃんが居ない場所で、アニエスちゃんたちも見ていないそれで、女の子の方からエッチを求めて来ていない状況が良いでしょ愛お姉ちゃんもルリお姉ちゃんも、お兄ちゃんにレイプされるの大好きだし</p><p>正直にお話致しますと瑠璃子は、お当番の時のセックスよりお洗濯物を干している時に、お兄様にレイプされる方が好きですわ最近は、洗濯機を廻す度にあそこがいやらしく濡れてしまいます</p><p>まあ、それはいいとしてでも、ヨッちゃんのガス抜きはしないといけないんだよね自分のハーレムの中で暮らしていて、毎日、１０回以上射精しているのに欲求不満っていうのは良くないから</p><p>でも、お兄様が危惧なさっていることは本当ですわわたくしたちの家は、今、ギリギリのモラルで成立していますから</p><p>今はお屋敷の中で、みんな、ちゃんと服を着ているし</p><p>セックスだけでなく、それぞれ学校の勉強や、自分の夢のための学習もできている</p><p>オレがハメを外したらグッチャグチャになることだけは、判っている</p><p>だからミナホ姉さんは家族の外にこれからミナホ姉さんが再開する娼館の中に、ヨッちゃんのための性奴隷コーナーを作ることにしたんだよそこの女の子たちは、ヨッちやん専用でどんなエッチも強要できるんだよ</p><p>ヨッちゃん、頼まれているでしょ新しい娼館の仕事</p><p>オレは確かにミナホ姉さんに、新しく娼婦にする娘たちの仕込みを命じられている</p><p>まだ処女の子だけ、限定で</p><p>処女を破り、お客に出せるようになるまでセックスを指導しろと</p><p>娼館は黒い森の原点だから黒森家を継ぐヨッちゃんが、娼館の仕事を手伝うことは、メグちゃんも、ミィちゃんも文句は言えないもちろん、アニエスたちは新しい娼館には、絶対に連れて行かない</p><p>ミナホ姉さんの新しい娼館はオレたちのお屋敷の中でなく</p><p>黒い森の駅前のシティホテルの地下にある施設を使うことが決まっている</p><p>もちろん、新しい娼館にはメグちゃんや、ミィちゃんも行かないし、入ることも許されないと思うよ</p><p>メグは、母を娼館の中で亡くしている娼婦の娘を娼婦に墜とさないのが、ミナホ姉さんの願いだということを知っているから新しい娼館には立ち入らないだろう</p><p>みすずは、香月家の娘という立場がある</p><p>だけどあたしたちは行くからねお兄ちゃん</p><p>はい、お兄様わたくしも変装してでも参りますわ今、この場におりますように</p><p>え瑠璃子もなのか</p><p>わたくしは、すでにお祖父様によってお兄様に売却されておりますから香月家の娘でなく、お兄様の奴隷としての使命を果たしますわお兄様の性欲を解消する場には瑠璃子がいるべきだと思いますから</p><p>瑠璃子は３０００円でオレが買い取った</p><p>ヨミも参りますわたくしたちは、先生のセックス奴隷ですから</p><p>あたしは、元々の娼館の管理者の１人だもんねっだから、出入りしたって編じゃないよねっ</p><p>寧は旧・黒い森の娼館でも、監視役の仕事をしていた</p><p>新しい娼館に、ヨッちゃん専用のセックス奴隷・コーナーを作るんなら、誰かが管理しなくちゃいけないしさ</p><p>それをマナたちが持ち回りでするよ</p><p>ずーっと、新しい娼館の方へ行っちゃってるわけじゃないよマナたちで順番に、管理人をやるってことそうしないとさ、お兄ちゃんの新しい性欲解消用のセックス奴隷さんたちが困るでしょ</p><p>はい、お任せ下さいお兄様</p><p>ヨミも頑張ります</p><p>寧、マナ、瑠璃子、ヨミでオレのセックス奴隷たちを管理してくれるっていうのか</p><p>でもあれ</p><p>わたくしは、来年には京都に戻らないといけませんから</p><p>そうだ京都の鷹倉神社</p><p>伝統ある鷹倉神社が、いつまでも無人のままではいけない</p><p>はい公様の赤ちゃんを孕んであちらで育てます</p><p>もちろん、ちょくちょく会いに行くからな</p><p>京都って言ったって、地の果てではない</p><p>月子だけを独りぼっちにするわけにはいかない</p><p>ヨミたちもお供しますわ</p><p>他のセックス奴隷の子も、連れてっちゃおうよ</p><p>そうですわね愛さんとかも</p><p>いっそのこと、京都にもヨッちゃんのセックス奴隷コーナー関西支部を作ったら</p><p>みんなして、物騒なことを言う</p><p>まあ、何にしても家族の外の、メグちゃんやミィちゃんが手出しをできない、ヨッちゃんのための性欲解消用・スーパーセックス奴隷の第１号がリエちゃんだから</p><p>寧が、呆然としているリエを見る</p><p>２号がエリちゃんになるかどうかは、ヨッちゃん次第だけれど３号は、鞍馬さんの家のありすさんだからそこまでは御名穂お姉ちゃんの予定で、もう決定しているから</p><p>ミナホ姉さんは鞍馬姉妹のお姉さんの美里さんだけを娼婦として働かせると言っていた</p><p>妹のありすさんはオレのセックス奴隷にしろと</p><p>いいんだよ、みんなヨッちゃんのセックス奴隷になる以外、生きていく道が残っていない子たちなんだから</p><p>そうそう、マナだってそうだし</p><p>ヨミも先生の奴隷にしていただいて、とても幸せですわ</p><p>そうだマナ、瑠璃子、ヨミだって</p><p>オレの奴隷になるしかない事情があったんだ</p><p>鞍馬美里さんが娼婦に墜とされるのは家を没落させた名家に対する罰としてだこれ以上、愚かな行為をする名家が出ないようにするための見せしめとして</p><p>ジッちゃんが、そう決めたことだ</p><p>これから娼婦として働かなくてはいけない人をアニエスたちと接触させるわけにはいかない</p><p>美里さんは、精神的に弱そうだから妹のありすさんとは、引き離すことはできない</p><p>しかし、新生・黒い森は若すぎる娘を娼婦にはしない</p><p>だから、アリスさんは専用奴隷として、オレが引き取るしかないんだ</p><p>姉が毎日、男に身体を売って苦しむのならありすさんも、自分の身体を汚すことを選択するだろうから</p><p>黒い森のメンバーとして、オレが責任を持ってレイプし続けてあげないといけない</p><p>姉の美里さんが客に身体を売った数だけありすさんを犯す</p><p>一方、リエたちはもう帰る場所がない</p><p>だけど、今のリエやエリではやはり、アニエスたちには近づけられない</p><p>この子らは大人の悪意に毒され過ぎている</p><p>いいんですわ公様お好きなようになさって</p><p>いいんだよ、お兄ちゃんヘンタイさんになっちゃって</p><p>思いっきり、解放なさって下さいお兄様</p><p>ヨミたちの前なら、構わないんですわ</p><p>ヨッちゃん、いいんだよいっぱい、いけないことをして</p><p>月子、マナ、瑠璃子、ヨミ寧</p><p>だって、ヨッちゃんもあたしたちもみんな悪い子なんだから悪いことをしていいんだよっ</p><p>その一言に</p><p>オレの心の中の、最後のタガが外れた</p><p>オレは、半脱ぎの水着の胸を両手で押さえている１３歳の美少女を見上げる</p><p>リエは少し、酔ったようなポワンとした表情をしている</p><p>だが、意識ははっきりとしたままだろう</p><p>月子の支配は続いていてる</p><p>見せろよおっぱい</p><p>オレは処女の胸が、リエの乳首が見たかった</p><p>あ、あのどうしてもですかぁ</p><p>リエが、相変わらずの関西訛りで答える</p><p>ああ、見せろオレに逆らうな</p><p>オレも、本性はサディストだ</p><p>雪乃を最初にレイプした時に、思い知っている</p><p>雪乃以降のセックスは、常に自分を抑えてきた</p><p>自分の中のサディストが眼を醒まさないように</p><p>大丈夫ですわたくしたちがおりますから</p><p>うん、ちゃんと見ていますわ先生</p><p>２人の巫女が、オレの心を監視してくれている</p><p>オレは自分の暴走を恐れずに楽しんでいいのか</p><p>寧、マナ、瑠璃子、ヨミ、月子</p><p>確かに、この子たちにならオレは本性を見せられる</p><p>ミナホ姉さんの人選はいつだって正しい</p><p>ほら、リエおっぱいだ</p><p>息を呑むリエ</p><p>オレも、ゴクッと唾を呑み込む</p><p>ぬ、脱ぎますわッ</p><p>ウンッと覚悟を決めて</p><p>水着を下ろす</p><p>ぷるるんっ</p><p>きゃうっっ</p><p>顔を真っ赤にして、震えるリエ</p><p>ああ、月子がリエの羞恥心もＭＡＸに高めてくれている</p><p>オレの悦びのために</p><p>うん、１３歳にしては良いおっぱいじゃないか乳首がツンと上向きになっている色も綺麗だ</p><p>まだ固そうだけれど</p><p>このおっぱいなら、いずれ美乳に発達するだろう</p><p>オレが、確実に育てる</p><p>オレ専用のセックス奴隷にするんだ</p><p>リエのことは、一生オレが面倒を見る</p><p>ほら、公様にありがとうございますでしょ</p><p>月子が命じる</p><p>あ、ありがとうございますお兄さん</p><p>リエは、答えた</p><p>うん、リエそのまま、こっちに来いお前のおっぱいの弾力と味が知りたい</p><p>さあ、そのまま公様に胸を突き出しなさい</p><p>ううち、何でああんっ、こんなん嫌なのにああ</p><p>布団の上に全裸でアグラをかいて座るオレの前に水着を胸まで脱いだリエが、膝立ちになる</p><p>クイッと自らオレの眼の前にに、可愛い乳房を付きだした</p><p>ああ、やっぱり乳首はまだ乳輪の中に陥没している</p><p>今までに、胸を誰かに触られたことはあるのか</p><p>エリちゃんとは撮影の時に、よく触りっこしたわ</p><p>エリのことは数に入れなくていい他には</p><p>いつも２人きりで生きてきた双子のことはノーカウントだ</p><p>他にはお医者さんぐらいやわお父ちゃんがうちとエリちゃんの身体は大切な商品やから、誰にも触らせるなって言うとったからローソクくんにも、触らせてないです</p><p>リエは、真っ直ぐにオレを見て答える</p><p>本当は、オレから顔を背けてしまいたいのだろう</p><p>オレから逃げ出して、眼をギュッと閉じて現実逃避してしまいたいのだろう</p><p>だが、そんなことはオレと月子が許さない</p><p>お前はもう商品なんかじゃないオレのモノになるんだだから、オレにはいつでも好きなだけ触らせろいいな</p><p>は、はい判り判りましたううう何でや何で、そうなるんや</p><p>自分の意志とは関係無く、オレを主として受け入れさせる</p><p>オレは、右手でリエの乳房をまさぐる</p><p>怖がるなオレが触っているんだぞ</p><p>ああ厚めのビニールに閉じ込められたゼリーみたいな弾力だ</p><p>プリプリというより、ムニムニだな</p><p>この固さのある弾力がリエの幼さを表現している</p><p>オレは、反対の胸の弾力も確かめる</p><p>あああ、何やのこれうち何で</p><p>半脱ぎになった水着姿で首には皮の首輪</p><p>広い畳の部屋の真ん中に敷かれた布団の上で周囲は、ぐるりとビデオカメラで取り囲まれている</p><p>そして、楽しそうにオレたちを見つめる美少女たちオレの女</p><p>異常な室内で、リエの陵辱がスタートしている</p><p>リエが最も頼りにしていた双子のエリは壁際で失神したまま</p><p>ああここに乳首があるな</p><p>オレは、乳輪の上を親指でグリグリと押す</p><p>陥没している乳首が固くシコり出している</p><p>何や、こんなんえっちぃ過ぎるわ</p><p>自分の胸を荒々しく揉みしだくオレの手の動きを見てリエは呟く</p><p>まだまだ、こんなのはエッチのうちには入らないぞ</p><p>オレはリエの胸に唇を寄せる</p><p>ひ、ひぃやっ</p><p>ペロッと乳輪を舐めるオレの舌の感触に</p><p>オレは、そのままベロベロと舐め続ける</p><p>うん、緊張して汗をかいているのかな</p><p>リエの肌は、塩辛い</p><p>こ、こんなんこんなん、うち初めてや</p><p>オレは、陥没乳首を吸い出そうとチュウチュウと吸った</p><p>あっ、ああーっ、む、無理ですわそんなんせーへんでっ</p><p>震えるリエ</p><p>ああ、もう何度かセックスしなければ乳首を隆起させるのは無理っぽいな</p><p>まあ、急ぐことはない</p><p>この１３歳は、ゆっくりじっくり楽しんでいけばいいんだから</p><p>オレは左右の乳房を舐め比べながらそう思う</p><p>次は白スク水の柔らかな布地の上から、リエのお尻を触った</p><p>ああ、生尻を触るよりも触り心地がいいかも</p><p>こっちもまだ肉が付ききっていない</p><p>でも、なかなかの弾力だ</p><p>い、いやぁぁんっな、何をしますのっ</p><p>もう片手でリエの股間を触る</p><p>これも水着の布地の上から</p><p>ググググッと、指でバイブレーションを送り込む</p><p>ひぃぃ、いゃぁぁ変なことしたらあかんですぅ</p><p>胸を舐められながら尻と股間を攻められるリエ</p><p>心配しないで今のあなたは普段よりも、何十倍も敏感になっているだけですから</p><p>やはり月子か</p><p>オレは、恐怖に怯えるリエを力尽くで犯したいのではない</p><p>この発育途中の肉体を感じさせまくって、強制的に花開かせたい</p><p>そういう念を読み取ってくれている</p><p>そうだ、そんなに感覚が鋭敏化されているのなら</p><p>月子リエに右手を上に挙げさせろ</p><p>な、何い、嫌ぁぁ</p><p>月子の力でリエが、大きく手を挙げる</p><p>白い肌の腋が無防備になる</p><p>お前の腋舐めるぞ</p><p>な、舐めるぅ</p><p>オレは舌を伸ばして</p><p>リエの脇の下を、ペロペロと舐めた</p><p>きゃ、きゃああんっい、嫌ぁぁ、腋なんて舐めないでぇぇぇぇ</p><p>感じるポイントを攻められてリエは震え上がる</p><p>あ脇毛が少し生えている</p><p>舌先がジョリジョリとした</p><p>その間にも、尻揉みと股間への愛撫は欠かさない</p><p>ちゃぴちゃぷ</p><p>水着の下のリエのあそこからエッチな水音が鳴る</p><p>濡れてきたな、リエ</p><p>う、嘘な、何でやうち、こんなん嫌なのにこんなん、全然、気持ち良くないのに</p><p>でも、ほらここに染みができてきたぞ</p><p>白スク水の股間が、湿っていく</p><p>はーい、写真を撮りますよぉ</p><p>瑠璃子と寧のカメラが迫る</p><p>い、嫌やぁこんなんうちのこんな姿、撮らんでぇ</p><p>リエは、恥ずかしがる</p><p>よし、そろそろいいな</p><p>オレは、リエに</p><p>全部脱げ裸になれ</p><p>うっ、うう</p><p>裸にならないとセックスできないだろ</p><p>い、嫌ぁぁ、何で、何でですん</p><p>オレがしたいからだリエとセックスが</p><p>う、うちは嫌ですぅ</p><p>リエは、ぷるぷると首を振る</p><p>しょうがないなぁ</p><p>オレはむっくりと、立ち上がる</p><p>リエは、膝立ちでオレの前にいるから</p><p>ひ、ひぃぃぃぃぃッッ</p><p>リエの眼の前に、オレの勃起ペニスを突き出す</p><p>すぐにセックスが嫌なら舐めろよ</p><p>こ、こんなの無理ですぅ</p><p>知識としてフェラチオのことは知っているだろうが</p><p>いきなり、男の勃起チンコを押し付けられるのは</p><p>あら、問題無いですわわたくしがやり方を教えて差し上げますから</p><p>月子の支配が強まる</p><p>よく覚えておいて下さいね公様は、こういうのがお好きなんです</p><p>月子の意志によってリエの唇が、オレの亀頭に接近する</p><p>リエの眼は強制的に、オレを見上げさせられている</p><p>上目遣いのまま美少女はオレの亀頭にチュッとキスをした</p><p>その光景も、カメラが撮影していく</p><p>まずはキスそれから舌で舐めますよ</p><p>ぬぐぐぐぐっ</p><p>どんなに嫌がってもリエの舌は、月子の思い通りに動く</p><p>オレの亀頭の周りをベロベロと舐めていく</p><p>カリの裏をチロチロと舐めた</p><p>どんな味がする</p><p>塩っぱくて苦いですぅ</p><p>苦しそうにリエは答えた</p><p>それがオレのチンコの味だ、覚えておけよリエはこれからずっとこのチンコにご奉仕するんだからな</p><p>そうですよあなたは公様以外の男性とは、絶対にセックスしないのですからあなたが、ご奉仕するのはそれだけです</p><p>月子の言葉が、リエの心に響いていく</p><p>は、はいう、ううんそんなん、嫌や嫌や嫌なのに</p><p>ほら、次はお口で咥えて公様を唇でご奉仕するのです</p><p>リエの小さな口が、オレのペニスをチュパチュパと上下させる</p><p>生まれて初めてのフェラチオのはずなのに</p><p>月子のテクニックを無理矢理に再現させられているから、上手い</p><p>月子自身克子姉や渚のフェラチオ・テクニックをそのまま巫女の力で自分のものにしているし</p><p>公様出ちゃいそうなんですの</p><p>月子は、オレの射精感も読み取る</p><p>ああこのまま出してリエに飲ませる</p><p>オレはそう決意した</p><p>そうですかでは、加速させます</p><p>ん、ぐぅぅ</p><p>リエの唇と舌が加速する</p><p>同時に、リエの手がオレの金玉袋をさわさわと刺激した</p><p>月子がやらせている</p><p>ああっ、リエ出すぞ飲めよオレの精液全部、飲むんだぞ</p><p>んんん、んんんんっんぐぐぐぐっ</p><p>月子の眼は、激しく拒絶している</p><p>その輝きが、オレの射精の引き金を引いた</p><p>びゅるるっ、びゅるるる、びゅるるるるっ</p><p>１３歳の少女が、苦悶に震えるっ</p><p>その小さな口の中にオレは思い切り、吐き出す</p><p>そのままだまだの飲むなよ、口の中に溜めておくんだ</p><p>オレは最後の一滴まで、リエの口内に注いだ</p><p>よし、引き抜くぞ</p><p>リエの口から、ちゅぽんと勃起を引き抜く</p><p>あーんと口を開いて、中の精子を見せろ</p><p>くぐぅっ</p><p>半泣き顔でリエが大きく口を開く</p><p>リエのピンク色の舌の上に、オレの白濁液がたっぷりと溜まっている</p><p>はい、撮りますわ</p><p>瑠璃子が、そんなリエの顔も撮影した</p><p>もちろん、フェラから射精までの様子は全て、寧が動画でも記録している</p><p>よし、もういい口を閉じろそして、口の中でクチュクチュして自分の唾に、オレの精液を溶かせ</p><p>やりなさい</p><p>月子によってリエは、クチュクチュする</p><p>よし飲め</p><p>リエは口内のものをゴクッと飲み干した</p><p>もう一度、口を開いてオレに見せろ</p><p>リエが悔しそうに、口を開ける</p><p>中は空っぽだ</p><p>オレの味はどうだった</p><p>こ、こんなん苦いわ</p><p>泣きそうな眼で、そう呟くが</p><p>違うわそこはとても美味しかったですと、公様にお答えすべきよ</p><p>月子が力でリエの涙を止める</p><p>泣いてパニックになることは許さない</p><p>お美味しかった美味しかったですわ</p><p>リエは、オレを見上げてそう言う</p><p>何が、美味しかったんだ</p><p>お、お兄さんのあ、あれですわ</p><p>精子、精液、スペルマだ</p><p>オレは強要する</p><p>ううっ、うちあああっ、お兄さんの精子精液、スペルマとっても美味しかったですぅっううううっ</p><p>じゃあ、後でまた飲ませていただきましょうね</p><p>追い打ちをかける月子</p><p>は、はいいっ</p><p>今のリエは、オレや月子にNOとは言えない</p><p>朝は父の病院の付き添いで取りあえず、問題無し</p><p>これで明日から母が父を、友人たちの団体旅行に連れて行ってくれるので</p><p>土曜までは、楽になります</p><p>まあ、母の親しい人たちの老人ばかりの親睦旅行で、添乗員も付くらしいので</p><p>その母は</p><p>母この前の東京オリンピックって何年だった</p><p>私1964年だよ、確か</p><p>母うーん</p><p>私どうしたの</p><p>母今日、うちのお店に来たお客様たちとのお話の中で東京オリンピックの時には何をしていたかっていう話題になったのよ</p><p>私それで</p><p>母お母さん、全然、覚えていないのよね東京オリンピックの頃って何していたのかしら</p><p>そんなこと私に言われても</p><p>母1964年て、昭和で何年</p><p>私昭和39年だよ</p><p>母うーん、あんまり記憶がないわねぇ</p><p>すると隣で聞いていた父が</p><p>父昭和39年なら、オレたちが結婚した年だよ</p><p>母あら、そうだったかしら</p><p>父いやそうだってオレ、会社の＊＊部に配属が変わった時だから</p><p>母まあああっ</p><p>母よ何で、自分の結婚式とか新婚旅行とかの頃の記憶がない</p><p>母まあ、結婚とオリンピックは関係ないものね</p><p>934．夜の火遊び　／　ワン・クッション</p><p>うん、可愛いぞリエ</p><p>オレはオレの精液を飲み干した１３歳の少女の頬を撫でる</p><p>リエは、戸惑っている</p><p>自分がなぜこんなことをしているのかそれさえも判らないのだろう</p><p>半裸にされ今日初めて会ったばかりの男に、ファースト・キスを奪われ</p><p>まだ幼い可愛い乳房を舌で舐められ、陥没した乳首を吸われて</p><p>尻と股間を弄ばれ</p><p>男の性欲の溜まった勃起を咥えさせられ、舌で刺激させられ</p><p>熱くて臭い精液を飲み干すことを強要されたのだから</p><p>助けて、エリちゃん</p><p>リエは壁際で気絶している双子の姉妹を見る</p><p>ダメよあの子は目覚めないわだから、あなたを守ってくれる人は、もういないのよ</p><p>月子が、リエに言う</p><p>エリとリエの双子が、盛んに２人だけの会話を続けていたのは</p><p>それも、こんな絶望的な状況で必死に平静を装って、軽口を叩いていたのは</p><p>ずっと一緒に生きてきた姉妹が側に居ることに双子は、双方とも依存し合っていたからだ</p><p>エリちゃんがいるから平気、リエちゃんがいるから、耐えられるそうやって、お互いを支え合って見事なコンビネーションで会話をして</p><p>実際は２人だけの世界に閉じ籠もっていただけだ</p><p>うち、１人じゃダメやわ助けて、エリちゃん</p><p>まだ１３歳の幼い少女だ</p><p>本当なら精神が、パニックに陥って、大泣きして喚き出したい気分だろう</p><p>こんなことは、ゲンジツじゃないと意識を飛ばしてしまいたいだろう</p><p>リエは、今自分の身に起きていることを何１つ認めたくないはずだ</p><p>親とはもう二度と会えないだろうということも</p><p>生まれ育った関西の地元にも、もう戻れないということも</p><p>ダメでも仕方ないわここには、あなたしかいないんだから</p><p>月子が巫女の力で、リエの心に介入している</p><p>強引に心を安定させこんな状態でも、冷静に物事を考えられる様にキープしている</p><p>でも、うちはダメなんよ昔からうちは、エリちゃんがいないと何もできない子なんやもん</p><p>そうこの双子は、背丈も容姿もそっくりだけれど</p><p>同じではないコピーではないんだ</p><p>エリのことが、何でも主導的で</p><p>リエの方が、エリに対して少し従属機な性格だ</p><p>そこには姉妹に対するコンプレックスがある</p><p>それを衝く</p><p>いや、リエリエの味方にはまだ、リエ自身がいるよ</p><p>うち</p><p>そうさリエは、エリとの２人組で１人前なんじゃないリエ自身は、１人だけでも立派な女なんだ双子である前にリエはリエなんだ</p><p>でも、うちは</p><p>自分に自信を持てないリエにオレは</p><p>オレのチンコを見ろよ</p><p>１発射精したぐらいでは、オレの勃起は萎えない</p><p>むしろ、今、放出されたオレの睾丸の中では、次弾となる新鮮な精子が現在、高速生産されている</p><p>とっぷりとリエの子宮に注ぎ込むために</p><p>震え上がるが月子に肉体支配されているリエには、オレの張り詰めた亀頭を見つめるしかない</p><p>手を出せ握ってみろ</p><p>怯えるリエに、月子が</p><p>こうよ、公様はこうするとお悦びになるの</p><p>リエの白い手を操作してオレのペニスを握らせる</p><p>あっ、うううっ</p><p>勃起の熱をリエは手の平で感じている</p><p>そのまま軽く力を込めて、握ってこんな風に上下させるのよ</p><p>えっああ</p><p>リエがオレをチンコをシゴいていく</p><p>これも、覚えるのよこれからのあなたの大切なお仕事ですからね</p><p>い、嫌ぁぁこんなこと覚えとぅない</p><p>大丈夫よあなたが覚えたくなくてもわたくしか、あなたに記憶させておくわ</p><p>月子自身が、克子姉たちの記憶からセックス・テクニックを読み取ったように</p><p>今度は、リエの記憶に強制的にコピー・ペーストするというのか</p><p>リエ今、お前が握っているチンコが、もうすぐお前のお腹の中に入るんだオレのチンコは一本だし、お前のマンコの穴だって１つしかない判るかみんなで一緒にセックスを楽しむことはできても本当のチンコとマンコの結合は、１人ずつとしかできないんだつまりオレと繋がっている時のお前は、オレと1対1になる</p><p>な、何を言うてはるんですか</p><p>リエは判らないという表情をする</p><p>お前は今、自分が試されているという自覚はあるのか</p><p>オレのチンコを握る手の動きが止まる</p><p>いいかここまではオレは、お前から奪ったキスも、胸への愛撫も、フェラさせて飲精もさせたもちろん、このまま最後まで、強引に奪いきることもできる</p><p>オレは、リエの眼を見てはっきりと言う</p><p>もちろん、オレは絶対にリエの初めてを犯すつもりだしお前の子宮に、オレの精液を吐き出すつもりだそれは、もう何があってもそうするつもりだけどな</p><p>リエの手が、キュッとオレのチンコを強く握る</p><p>おでこに汗の玉が浮いていた</p><p>緊張している</p><p>でも、それだけじゃあツマラナイからな２、３回レイプしただけでお前のことなんか捨てるかもしれない</p><p>う、うちをす、捨てる</p><p>当たり前だろオレには、この通りリエよりも綺麗で可愛い女たちが居るんだセックスの相手には困っていないそれから今、お前が自分で体験している通り、月子の力があれば、どんな女の子だってオレは自由にレイプできるんだぜ</p><p>はい、公様がお望みでしたらどんな方でも、公様の前に跪かせて、股を拡げさせますわ</p><p>月子がニコッと微笑む</p><p>あたしたちも協力しちゃうしねっ</p><p>ビデオカメラを操作しながら、寧が言った</p><p>お前とエリはまあ、エリがそう始めたからなんだろうけれどオレたちのこと、いや、オレのことをナメていたろう適当に話をしたら、何とか自分たちの言う通りにしてくれるんじゃないかって甘い考えでいたろ</p><p>う、うちは</p><p>リエは身体を震わせる</p><p>う、うちはお、お兄さんは、や、優しい人やと思うたんやだ、だから</p><p>人に優しい人だと思われることはある意味においてはナメられるということと同じだ</p><p>悪いなオレは犯罪組織の人間なんだよ</p><p>ここで一気に追い込む</p><p>リエの心を折る</p><p>それもお前たちの親みたいな半端モノとは違う本当に、ヤバイ組織を背負っている人間なんだ</p><p>リエは怯えた眼で、オレを見る</p><p>オレたちは、ロリコン動画の販売みたいな安っぽい仕事はしないしかも今、お前たちの新作動画をオレたちが配信したら足がつくだろ関西のヤクザが、警察にリークするかもしれないお前たちのネット上の足跡はもう全て消してしまうしかないんだもちろん、関西にいるお前の恋人にも、もう一生メールすることさえ無理だ</p><p>お前もエリも行方不明になるしかないからだお前たちの親がどうなったかリエは知っているよな</p><p>リエの親のヤクザたちは頭をおかしくして、関西のヤクザたちへの逆・鉄砲玉として送り返した</p><p>今のお前はオレに犯されてから、殺されるかオレに気に入られて、一生、オレのセックス奴隷になるか２つに１つなんだよ</p><p>そ、そんなん嘘やだってお兄さん、シゲヨさんのことは解放するって約束してたわ</p><p>リエは、オレを強い眼で見る</p><p>それにあの意地の悪い３人のお姉さんたちも、頭の中の記憶を壊すだけで外に放り出すって</p><p>さっきの天童乙女たちの部屋で話をした時に</p><p>リエとエリは、会話に参加せずにオレたちの様子をジッと見ていた</p><p>そして、オレがあの金髪・赤毛・眉無しパーマの３人娘を気絶させたり</p><p>シゲヨさんを親戚の家に解放するなんていう</p><p>そういう甘い態度でいたことを、双子は見ていて</p><p>それがオレが、エリとリエにナメられている原因になったんだな</p><p>オレは、あのヤクザの娘たちに対して親身になりすぎていたのかもしれない</p><p>いや、心の中では親身であってもいいが</p><p>表の態度は、もっと冷たく突き放していないといけなかったんだ</p><p>ミナホ姉さんやキョーコさんならそうしている</p><p>優しく接しようとすることで、相手に過度の期待を抱かせてしまうことがある</p><p>オレがああいう態度だったからエリとリエは、オレを上手く説得できると思い込んでいたんだ</p><p>誰に優しくしようが、オレの勝手だろうオレは、犯罪組織の人間だぞダブル・スタンダードで何が悪い</p><p>オレは強く出ることにした</p><p>オレは、役所の人間でも、学校の先生でもないんだ誰にでも公平に接しないといけないなんて、ルールはないぞ</p><p>リエお前、マジで死にたいのか</p><p>冷たい気をリエに放つ</p><p>お、お兄さん</p><p>あんまり、オレを怒らせるなよオレ、本当にお前とエリを殺さないといけなくなるじゃないか</p><p>なるべく殺したくないんだよだから、これだけ手間を掛けているんだよ判るか</p><p>ブルッと震えるリエ</p><p>ずっと言ってるだろオレのセックス奴隷にならないのならお前たちは、もう殺すしかねーんだよそういうところまで煮詰まってきてるんだよ</p><p>で、だもう、ブッチャケるけどよさっきみたいに、月子の力で無理矢理にお前の身体を支配してもあんまり楽しくないんだよオレが</p><p>肉体を奪われるという体験はフェラチオ飲精までで充分だ</p><p>この先はリエ自身の精神に届かないと</p><p>いや、無理にシャブラせて強引に精子を呑ませるところまでは、まぁ楽しいうちに入るかもしれないでもこのまんま、セックスするのは変わらないだろ今までのフェラチオ飲精までの流れと</p><p>処女喪失はダメなんだ</p><p>肉体だけを奪うのでは</p><p>同じレイプするにしても、リエが自分から身体を開かねば</p><p>精神まで犯すのでないと</p><p>その先がない</p><p>そんなうちのこと犯したいんなら、無理矢理犯せばええやんかさっきみたいに</p><p>リエはそう言う</p><p>もう、うちだって諦めとるんよこんな力で抑え付けられたら、初めてを奪われるのは仕方ないって</p><p>だからそういうのは、ツマンねえって言ってるんだよ</p><p>つまるとか、つまんないとかうちには関係ないですわ</p><p>リエもオレに反発する</p><p>こんな恥ずかしいことエッチなことを無理矢理されているのにこの上、お兄さんはうちに何を求めてはるんです</p><p>セックス奴隷として生きる、覚悟ですわ</p><p>オレの代わりに月子が言った</p><p>このままレイプしただけならあなたは、無理矢理に犯された可哀相な女の子になるだけですその方があなたのプライドは保てるのでしょうが</p><p>お兄ちゃんは楽しくないんだよね</p><p>ていうかそれじゃあ、その先あなたがヨッちゃんのセックス奴隷としてやっていけなくなるんだよ</p><p>月子の言葉に、マナと寧が続ける</p><p>もう、はっきり言うけどさオレはもう、面倒な女はいらないんだよ今いる家族だけで精一杯なんだよこれ以上、セックス奴隷を増やすのなら気楽にセックスできる子じゃないと困るんだよ</p><p>う、うちはうちもエリちゃんも、お兄さんの奴隷になりたいわけではないです</p><p>じゃあ、死になよ</p><p>もう、そこまで煮詰まってるってお兄ちゃんが言ってたでしょ</p><p>オレは確かに、そう言った</p><p>セックス奴隷として受け入れるのなら今のリエやエリは、オレには煩わしいんだよだって、お前ら、言うことやることが一々小賢しすぎるんだよ</p><p>もう全部、腹を割ってしまおう</p><p>今は話を掻き混ぜようとするエリは失神している</p><p>リエだけなら、まともにオレの言葉を聞いてくれるかもしれない</p><p>おお兄さん</p><p>このままリエとセックスしてさ、それでオレが楽しくなかったらオレは、リエのことをセックス奴隷になんかにできねえんだよ</p><p>な、何でですそんなの無理にうちらに強要すれば</p><p>お前なセックス奴隷の主になるんだって、責任と覚悟がいるんだぞ一生、オレが飼うんだからなペットと同じだよ死ぬまで面倒見る気がなけりゃ、飼えないんだぞなのにお前もエリも、顔は可愛いけれど態度は、メチャクチャ可愛くないだろっそんなペットを飼えるか</p><p>オレは、一気にまくし立てる</p><p>リエは呆気に取られている</p><p>オレだってお前もエリも殺したくないよできることならなでも、ミナホ姉さんがオレたちの組織のボスだミナホ姉さんが、お前たちをオレのセックス奴隷にしろって言うのならそうならないのなら、もう殺すしかないってことなんだよだって、お前ら小賢しいからな、ホントにあのアホの３人娘やシゲヨさんとは違うお前ら双子は例え記憶を削ったとしても解放しない方が良いそれは、オレにだって判るだから何度も言っているけれど、お前とエリはオレのセックス奴隷になるか、オレたちに殺されるかもう、どっちかしか残っていないんだよそれが、お前のゲンジツなんだっ</p><p>オレには選択肢はない</p><p>あたしの時もそうだったよね</p><p>あたしはお兄ちゃんにセックス奴隷にしてもらうことで、生きていることを許されたんだあれから半年経って今はもう、あの時とは状況が違うとしてもマナは一生、お兄ちゃんの奴隷だよ</p><p>すると、寧は</p><p>リエちゃんあたしたちね、あなたが思っているよりも、ずっとシリアスな世界に生きているんだよだから、ホントここに居る子たちは、リエちゃんには同情しないよだって、あたしたちあなたたち姉妹より、もっとハードで恐ろしい経験をしてきて、ヨッちゃんに救われてきたから</p><p>そうですわお兄様のセックス奴隷すら勤まらないのなら処分するしかないと、わたくしも思います残念ですけれど</p><p>いや、瑠璃子だって香月家の本家の娘だ</p><p>使えない人材は、集団全体に害を及ぼすだけだということを知っている</p><p>瑠璃子の本質は冷徹だ</p><p>セックス奴隷って、そんなに難しいことではありませんわただどうすれば、先生に楽しんでいただけるかそれだけを考えて、ご奉仕すればいいんですから</p><p>ヨミは、そう言った</p><p>そうですわあなたたちは外見は良いのですから後は、その肉体をどうお兄様に楽しんでいただきか、それだけを考えればいいんですわ</p><p>そうそうお兄ちゃんに可愛がってもらうには、どうしたらいいかをね可愛くない子は、可愛がってもらえないでしょお兄ちゃんのペットになるんだから</p><p>瑠璃子とマナが、改めてそう言う</p><p>みんなあなたたち姉妹を死なせたくないと思っているのです</p><p>最後に月子が言う</p><p>でも、生きるのなら代償が要ります何も支払う気が無い、無礼な娘ならわたくしたちも見捨てるしかありません</p><p>代償</p><p>ああ、そんなことも判らないんだね</p><p>ヨッちゃんの奴隷になればヨッちゃんが、あなたを守ってくれるあたしたちも、協力するよあなたみたいな子は、絶対にあたしたちの家族にはなれないだろうけれどまあ、ヨッちゃんの可愛い奴隷なら助けてあげないとね</p><p>それが、どれだけ素晴らしいことなのかあなたには判らないのですか</p><p>衣食住が保証されてあたしの場合もそうだけれど、過去を特定されないための新しい戸籍まで手に入れてくれるんだよ</p><p>マナの新しい戸籍はまもなく手に入ることになっている</p><p>とても大事にして下さいますわセックスも楽しいですし</p><p>あなたが支払うべき代償とは公様を裏切らないということただ、それだけですあなたが、公様を裏切らない限り公様は、決してあなたを裏切りません</p><p>月子がリエに言う</p><p>どうしてそんなんお姉さんのあの力で、うちに無理矢理強要したらええやんかそしたら、うち死んでも、お兄さんに逆らわんようになるんやろ</p><p>呆然としてリエは尋ねる</p><p>公様がおっしゃった通りですそれではつまらないと</p><p>月子は、ニッとオレを見る</p><p>月子たちの力を全開にすればそれこそ、ロボットみたいにオレの命令をなんでも聞く子ができるんだろうけれどそういう子は味気ないよ一緒に居ても楽しくないと思うだからって、力をセーブして使うと女の子の中ではオレに反発しているのに、身体だけがオレの言うとおりの子ができるさっきのリエみたいにこれもフェラチオまでだなぁ本当のセックスはちょっと違うと思う</p><p>そう相手によっては楽しいと思うよ</p><p>ヨッちゃんは信じてるんだねこの子ならリエちゃんなら、ヨッちゃんの気持ちが判ってくれるって</p><p>リエは、驚いて寧を見た</p><p>ただ生意気なだけの子なら強引にレイプしちゃう方が楽しいと思うよもう、１人のエリちゃんの方は、そうしたら</p><p>そうだねあっちの子は昔のあたしと同じだから、お兄ちゃんに１０回ぐらい中出しされないと判らないよ</p><p>マナも、気絶しているエリを見る</p><p>でもあなたはねちゃんとお兄ちゃんのセックス奴隷として正しく処女を捧げられる子だと思うんだよ</p><p>とマナは、リエに振り向いた</p><p>あっちの子が目覚めた時にあなたが、正しい奴隷としてご奉仕できるようになっていないといけないと思うそうでないとさあなたは生き残っても</p><p>そうだねあたしたちはエリちゃんの方は、殺さないといけなくなるかもね</p><p>エリはリエ以上に、オレのことをナメている</p><p>オレに屈服することを受け入れないかもしれない</p><p>うちが、お兄さんの奴隷になっていないとエリちゃんが</p><p>リエはゾクッと背筋を振るわせる</p><p>そりゃ、そうだよどうせ、眼を醒ましたらまた、あの子はあなたとタッグを組んでヨッちゃんに逆らおうとするんだろうから</p><p>２人が束になって公様に失礼を働くから今は、あなただけとお話ししているという事情は判りますよね</p><p>寧、月子が言う</p><p>そうやな今のまんまならうちも、またエリちゃんに引っ張られてしまうと思うわ</p><p>リエは溜息を吐く</p><p>何やそんなら、そうと早く言うて下さい</p><p>スッとオレを見た</p><p>握ったままだったオレのペニスの愛撫を再開する</p><p>うち奴隷になりますお兄さんの</p><p>リエ</p><p>エリちゃんのためなら何だってします双子ですもん、当たり前やないですか</p><p>プライドを捨てるためのリエがオレに屈服する理由は</p><p>双子のエリに基点を作ってやらなきゃいけなかったのか</p><p>この子たちは個としての自分がない</p><p>ずっと双子のままで来たから</p><p>だから自分１人の死や、今後の生活について何を話しても</p><p>具体的なイメージが湧かないんだ</p><p>エリと一緒の双子としての話にしたら、スッと受け入れる</p><p>さっきのまんまお兄さんたちに反発しているだけじゃいけないっていうことは、うちにも判っていました</p><p>そうですわなうちら２人のことを考えたらこうするしかないんですね</p><p>リエは悲しそうな眼で、オレを見る</p><p>うちは奴隷になりますからエリちゃんも、ちゃんとお兄さんの奴隷にしてあげて下さい</p><p>散々、オレたちに脅されアドバイスされたことが</p><p>自分１人のことだとしたら全く、リアリティを感じなかったのに</p><p>双子の姉妹として考えたらそれしか道がないことを、あっさりと受け入れた</p><p>いや、それはエリが眼を醒ましてからエリ自身に決めさせないといけないことだから</p><p>大丈夫ですうちがエリちゃんを説得しますから２人で、お兄さんの奴隷になろうって</p><p>おいリエ</p><p>メンドイ子は嫌なんですよねうちきちんと、可愛がってもらえるような、可愛い子になりますから</p><p>エッチも頑張りますぅそやな生かしといてもろうて、ご飯も住むところも用意してもろうと、お父ちゃんたちの仲間から守ってもらうんですもんなお兄さんにご奉仕するのは、代償として当然なんですわな何で、うちそんなことがワカランかったんやろ</p><p>１つ受け入れたことでオレたちへの反発が、全てパタパタと倒れていったのか</p><p>えっとエッチだけすればええんですか</p><p>いや、子供も産め</p><p>思い切って、そう言ってみた</p><p>あ、はい判りましたお兄さんの赤ちゃんを産みます</p><p>これも、あっさりと了承する</p><p>それからお兄さん以外の人と、エッチはもちろん、キスとかもしません男の子とは、これからは話もしませんそれでいいですか</p><p>まあ、お兄さんのことを絶対に裏切らないで奴隷になるっちゅうことは、そういうことですわな</p><p>リエはそう言った</p><p>色々と回り道させてしもうて、ホントにごめんなさい今になったらお兄さんやお姉さんたちが、色々と言うてくれたことの意味よく判ります</p><p>お兄さんリエの初めて貰って下さい</p><p>リエは自分から、オレのペニスに舌を伸ばした</p><p>うちの身体お、犯して下さいお兄さん</p><p>両親が旅行へ行ったので</p><p>7時前に帰宅して、買って来た総菜と一緒に</p><p>冷蔵庫の残り物で夕食を摂ったのですが</p><p>何か、古いモノが混じってたらしく</p><p>８時頃から、胃が痛くなり</p><p>そのうち、ジンジンとのたうち回り</p><p>胃の中の物を戻してしまいました</p><p>ちょっと、どうにも具合が悪くなってベッドに横になったのですが</p><p>１０時過ぎに、何とか痛みが大分引いたので起き上がって、今日の分を書きました</p><p>胃痛の辛い時にセックス・シーンは無理です書けないっす</p><p>というこで、ワン・クッション置きました</p><p>申し訳ない</p><p>うー、母が不在だとどの食材が、古いとか全然判らないから</p><p>では、ブッ倒れます</p><p>935．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　(リエ・処女喪失レイプ)</p><p>ちゅぱっ、ちゅっぱ、ちゅっぱ</p><p>さっきは、月子による強制だったけれど</p><p>今のリエは、自らの意志でオレに口での奉仕をしている</p><p>オレの勃起は、１３歳処女の舌でグングンと硬度を増す</p><p>亀頭が、張り詰めていく</p><p>リエの心が折れた途端に、こんなにもオレに屈服するのは</p><p>オレの心を読んで月子が応える</p><p>相手の心に過剰な負担を掛けないようにするにはこれが一番ですから</p><p>リエが、双子のエリとこれからも一緒に居るために</p><p>オレへの屈服を決意した瞬間に</p><p>一気に巫女の力で、リエの心を書き換えたのか</p><p>オレたちに対して強い反発心が残っている時に、力で強制させようとするとリエの心が壊れてしまう</p><p>だから、今まではリエが壊れない範囲で、心の全体を抑え付けるような感覚でじんわりと力を掛けていたのが</p><p>心の隙が生じた瞬間に一気に、深部まで制圧した</p><p>リエ自身が、オレに屈すると覚悟を決めた流れに乗っかった制圧だから</p><p>リエの心には、大きな傷は生じない</p><p>いや月子に心の奥深くまで入り込まれたことすら、気付いていない</p><p>今ならリエの心を自由に書き換えることができる</p><p>ヨミ覚えておきなさいこのタイミングとスピードですよこれは、公様のために必要なことになりますから</p><p>月子が、自分と同じ巫女の力を持つ妹に言う</p><p>幾ら巫女の力が、強力だとしても</p><p>状況とタイミングを考えないとで、力を振るえば心の壊れた狂人ばかりを作ることになる</p><p>普段は弱い力で、相手を屈服させる方向に誘導し</p><p>相手の心が折れた瞬間に一気に書き換える</p><p>それが、相手を狂わせずに支配するための正しいやり方なんだ</p><p>わたくしが京都に帰った後はヨミが、公様のための巫女となるのですから</p><p>はい、月子お姉様しっかり、拝見させていただきます</p><p>ヨミに力の使い方を教えるためにこの場に連れて来たのか</p><p>公様もよろしいですわね</p><p>公様は、その子を一生、お飼いになられるのです</p><p>リエを、オレのセックス奴隷にする</p><p>家族ではないただの奴隷、ペットとして</p><p>その子には公様以外の男性とは、交わらせませんね</p><p>ああこいつは、オレだけのものにする</p><p>他の男とセックスはさせない</p><p>オレは、一生懸命フェラチオを続けるリエの顔を撫でてやる</p><p>公様の赤ちゃんを孕ませるのですね</p><p>オレのチンコの先を舐めながら、リエは上目遣いでオレを見る</p><p>でしたら遠慮する必要はございませんわ公様のお望みのままにその子を味わって下さいませ</p><p>リエが一生、オレとしかセックスしないのなら</p><p>オレのセックス奴隷として生き続けるのなら</p><p>オレの性癖のままにこの１３歳の少女を染め上げてしまっていいんだ</p><p>でもそんなことをしたら</p><p>いや、そんなことはしてはいけないんじゃ</p><p>月子お前、オレにも力を使っているのか</p><p>オレは自分の欲望を抑えきれなくなりそうになっている</p><p>わたくしは公様が、ご自分で抑圧なさっている心の扉を開いただけですわ</p><p>その性的な抑圧は自己規制は、公様のお心と肉体にとって、良くはありませんから</p><p>オレがオレを抑圧している</p><p>ヨッちゃんいいんだよ好きにして</p><p>そうですわ、先生</p><p>お兄様、何も問題はございませんわ</p><p>そうだよだって、みんなお兄ちゃんのセックス奴隷なんだもん</p><p>寧、ヨミ、瑠璃子、マナ</p><p>最後に、リエがオレの亀頭から舌を外し、オレを見上げる</p><p>うちが、お兄さんの奴隷になるって決心したのにお兄さんの方が、遠慮したらアカンわ</p><p>真面目な眼でオレに、そう言う</p><p>ここでガマンされたらうちがバカみたいですわ</p><p>月子の力で後押しされているとはいえ</p><p>リエの決心は、ホンモノなんだ</p><p>その覚悟には、報いなくてはいけない</p><p>その代わりエリちゃんのことも、よろしくお願いします</p><p>どうせ、うちとエリちゃんそのうち、お父ちゃんにロリコンさんたちに身体を売らされることになってたんですそれが、お兄さん１人だけになっただけですわそれも、赤ちゃんまで産めって言うはるんなら年取って、うちらが可愛くなくなった後までも面倒を見てくれるっちゅうことですよね</p><p>ああ、そうだ死ぬまで面倒は見る</p><p>リエは、クスッと笑い</p><p>ホントにどうなるかは判らないですけどそんなことを言うて、お兄さん、あっさり死んでしまわれるかもしれないし結構、ヤバイことばかり、してはるみたいだから</p><p>オレは確かに、危険なことばかりしている</p><p>もし、オレが死んでもリエとエリが困らずに済むように、オレの女たちに言っておくから</p><p>はい、承りましたお兄様</p><p>すぐに瑠璃子が答えた</p><p>あたしたちも、約束するよっ</p><p>別にええですわ信用しますお兄さん、いつもマジやからだからお兄さんの言うことは信じます</p><p>リエはそう言ってくれた</p><p>そしたら、うちどうしますかお兄さんは、うちのことをどうしたいです</p><p>ああ、リエももう、オレたちと駆け引きをする気はないんだ</p><p>後は、オレとリエとの奴隷契約を成立させるだけだ</p><p>契約書はリエの処女の肉体</p><p>契約のサインは赤い処女血で行われる</p><p>よし、それだったらあの</p><p>オレは、オレの望むセックスを要望していいんだな</p><p>いや命令するべきなんだな</p><p>べきじゃない命令していいんだ</p><p>どうしました、お兄さん</p><p>改めてリエを好きにして良いということになると</p><p>何か恥ずかしいな</p><p>公様は、言葉でご要望を説明する必要はございませんわ</p><p>公様が心の中で望まれたことをわたくしが、この子に伝えますから</p><p>そうしてくれると助かる</p><p>こういうシチュエーションで、こんなセックスがしたいからここでは、こんなセリフを言ってとか一々、言葉で説明するのは面倒だし、小っ恥ずかし過ぎる</p><p>くふふっ、ヨッちゃんのそういうトコ可愛いね</p><p>寧が、オレの様子を見て笑う</p><p>ホント、お兄ちゃんて考えていることが顔に出るもんね</p><p>マナまで</p><p>公様、今はこの子に集中して下さいませ</p><p>オレが恥ずかしがっている場合ではない</p><p>オレは、改めてリエを見る</p><p>ロリコン動画で人気があるという１３歳の肉体</p><p>今は首に革の首輪をし</p><p>白いスクール水着を、腰まで下ろして可愛い乳房を露出させている</p><p>乳輪は淡いピンク乳首はまだ陥没している</p><p>リエは可愛いな</p><p>多分、親たちがロリコン動画の売り上げを良くするために</p><p>わざと子供っぽい髪型のままにさせているんだと思う</p><p>双子のエリも、そうだけれど</p><p>でも、この子は大分、大人びた顔をしている</p><p>身体の方も、まだ少女のラインのままだけれど</p><p>確実に成長している</p><p>ああ全裸のリエが見たいな</p><p>オレが、そう考えると</p><p>あ、はいあのお兄さん見て下さい裸のうちをリエを見てぇ</p><p>リエは、恥ずかしそうにモジモジと立ち上がると</p><p>自分で、白スク水に手を掛ける</p><p>腰のクビレから丸いお尻へと押し下げ</p><p>ああ淡い股間が見えた</p><p>生えているんだ</p><p>ほんのちょっとだけれど</p><p>いや、このロリ娘の場合は陰毛がある方が、いやらしい侃治がる</p><p>こんなんですわうち</p><p>リエは、太ももから足―と水着を脱いで片足ずつ上げて、脱いだ</p><p>傍らに、ポンと投げ捨てる</p><p>首輪をしただけの全裸となった</p><p>待って下さい今、写真を撮りますから</p><p>瑠璃子が、処女のヌードを撮影していく</p><p>あん、やっぱ恥ずかしいですこういうの</p><p>リエは、顔を羞恥で赤く染める</p><p>しかし、胸や股間を手で隠したりはしない</p><p>オレが、リエの裸身を鑑賞したがっていることを月子を通して、知っているから</p><p>えっと次はえ布団の上に座って足を開くんですか</p><p>オレの要求を心で受け取る</p><p>は、はい判りましたホンマにお兄さん、エッチですわ</p><p>リエは布団の上に、ぺたりと座り</p><p>あのこうですか</p><p>オレに向かって、大きくM字開脚する</p><p>リエの幼い割れ目は足を開いても、ぴったりと閉じたままだ</p><p>まるで滑らかなクリームチーズの表面に、パレットナイフでスッと筋を一本入れたような美しい股間だ</p><p>その割れ目から透明な液が染み出している</p><p>え、嘘うちそんなことするんせなあかんのですかもう、お兄さんのイケズ</p><p>１３歳の白い指が自分の股間に伸びる</p><p>はい見て見て下さいお兄さんうちのまだ誰も入ったことの無い内側を見て下さいああんっ、もうっ、エッチ過ぎやわっ</p><p>リエの指がくぱぁ</p><p>おつゆがとろとろとろり</p><p>綺麗なサーモンピンクの内側</p><p>近くで見るぞリエ</p><p>もう好きにしてぇな</p><p>リエは、熱い息を吐く興奮しているんだ</p><p>もっと開け奥が見えるように</p><p>リエは、両手でさらに大きく女陰を開く</p><p>見えた</p><p>白っぽい桜色の処女膜が</p><p>あ、はいこ、これがうちの処女膜ですも、もうすぐお兄さんに破ってもらう膜ですもうなくなってしまうものですからジックリ見て下さい</p><p>うん、記録しとくよーん</p><p>寧が、ハンディ・タイプのデジカメでリエの股間を接写する</p><p>リエの胎内の、ピクピクッという痙攣まで動画で撮される</p><p>リエの恥ずかしそうな表情まで</p><p>わたくしも撮りますリエさん視線を下さい</p><p>リエの全裸M字開脚、処女膜披露を瑠璃子のカメラが撮影する</p><p>瑠璃子は本当に自分自身のハメ撮りも大好きだが、他の子の撮影も好んでいる</p><p>うん、もういいんじゃないヨッちゃん</p><p>はいどうぞお兄様</p><p>処女喪失前の記録タイムが終わる</p><p>ああの、お兄さん</p><p>リエはM字開脚のままオレを見上げる</p><p>うちはリエは</p><p>オレが、リエに言わせたいことを</p><p>奴隷宣言を自分から始める</p><p>うちはお兄さん専用のエッチ奴隷ですいつでも、お兄さんが好きな時にうちのことを犯して下さいうちのおっぱいはまだ、小さくてゴメンなお兄さんとお兄さんの赤ちゃんだけが、チュウチュウするためにありますいつでも、ペロペロして下さい赤ちゃんができて、ミルクが出るようになったら飲んで下さいお願いします</p><p>まだ成長途中のリエのおっぱいを、オレは見る</p><p>これをオレが揉んで、舐めしゃぶって大きくする</p><p>子供を孕んだら、さらに大きく張り詰めるだろう</p><p>５年以内には</p><p>ホント、ヨッちゃんおっぱい好きだもんねぇ</p><p>うん、マナのお当番の日とかもずーっと舐めてるもんね</p><p>ヨミは、先生に抱っこされる形でセックスしながら乳首を吸われるのが大好きですわ</p><p>瑠璃子は立ったまま、荒々しく後ろからお兄様に犯していただきながら強く、胸をもみしだかれるのが好きです</p><p>色々とやらかしているんだな、オレは</p><p>そ、それからリエのリエのオマンコは処女膜を破ってもらったら、それからずっともう、ずっと、お兄さんのものですお兄さんのオチンチンしか入れません入らせませんお兄さんだけの穴になりますう、うち</p><p>恥ずかしさで真っ赤な顔</p><p>興奮から、じっとりと汗をかき出している</p><p>両手で大きく開いたままの膣口が蠢きたららと愛液を排出させ続けている</p><p>そ、それであのひ、避妊は避妊は、せーへんでいいですい、いつも生でして下さいそれで生で、うちの中を突っついてだ出してううちのうちの赤ちゃんができちゃうトコにいつでも、好きなだけお兄さんの精子を精液を出してぇ出してええですからな、中出し中出しです中出しして下さいっ</p><p>リエは叫ぶ</p><p>大丈夫だよあたしたちも、いつも中出ししてもらっているから</p><p>はい中出しですわ</p><p>当然だとうなずく、寧と瑠璃子</p><p>生で膣内射精か、お口の中に射精して呑み込むか、どっちかだよねっ</p><p>はい、先生の精液は全て、ヨミたちの中に注いでいただかないといけませんから</p><p>マナとヨミも</p><p>そうですわ外に出されるなんてもったいないですもの</p><p>現在、妊娠を切望している月子がそう言う</p><p>は、はいり、リエはお兄さんの赤ちゃんなら、できちゃってもいいですからいえ、赤ちゃんができるつもりで犯されますレイプされますあ、あんホントにホントに、うちお母ちゃんになるんなるんやわううん、お兄さん、うちをお母ちゃんにしてぇな</p><p>リエは、妊娠まで宣言した</p><p>でも、ここからはうちのうちからのお願いやけれどホント、エリちゃんも一緒に頼みますエリちゃんも、お兄さんのエッチ奴隷で生で中出しでうちと一緒に、お母ちゃんにしてあげてぇなお願いしますホンマに、お願いします</p><p>リエの双子のエリは</p><p>まだ、壁際で気絶したままだ</p><p>姉妹のリエが自分の知らないところで、急速に変化していくことを気付かないまま</p><p>エリが眼を醒ました時リエは、もう処女じゃなくなっているんだぞ</p><p>判ってますお、お兄さんに大人のオンナにされちゃいます犯されて、レイプされてもしかしたら、妊娠までさせられちゃいます</p><p>いいんだなそれで</p><p>オレが念押しすると</p><p>いいも悪いもそうしたがってんのは、お兄さんじゃないですか</p><p>だったらお兄さんのしたいようにしてぇなうち奴隷なんですから</p><p>そうだリエはオレの奴隷</p><p>何をしてもいいんだ</p><p>抱くぞリエ</p><p>オレはリエにのし掛かっていく</p><p>あわわや、やっぱり、ちょっと怖いわ</p><p>うん、最初が怖いのは当たり前だ怖がってろ</p><p>初めてのセックスにおののく様子を見るのもオレには楽しい</p><p>あホント、するんホントにホントにするん</p><p>そうだ、するんだリエ</p><p>いやぁんお父ちゃんに叱られるわ</p><p>その父親はもう戻って来ない</p><p>ほらリエ</p><p>オレはまずは、リエを抱き締めた</p><p>自分もオレも裸のまま</p><p>裸の男に抱き締められることには、まだ慣れていないのだろう</p><p>身体を固くする</p><p>怖がるなこんなこと、怖がってられないぞこれから、ずーっとオレにこうされるんだからな</p><p>慣れろほら一緒に深呼吸するぞはぁぁ、ふぅぅ</p><p>はぁぁ、ふぅぅ</p><p>素直に、リエはオレと呼吸を合わせる</p><p>２、３回深呼吸を繰り返すと身体の固さが少しは取れてくる</p><p>オレは、リエのすべすべの背中を優しく撫でながら</p><p>もう、お前はオレのペットだからなこれからは何かあったら、オレを頼れオレがお前を守ってやるから</p><p>エリちゃんは</p><p>エリとはエリともセックスしてからだなセックスするまでは自分のモノになった気がしないから</p><p>じゃあ、まずはうちとも、エッチせーへんと</p><p>一々、言わんでもいいですわ何でもして下さい</p><p>オレは裸のリエを抱き締めたまま、唇にキスをする</p><p>リエは眼を開けたまま、オレを見ている</p><p>眼は閉じさせない自分が、誰に何をされているのかを、じっくりと記憶させるために</p><p>月子を通じて、リエにそう指示している</p><p>きゃあうっ</p><p>唇からリエの耳を舐める</p><p>それから、首筋を</p><p>そ、それくすぐったいですわんっ</p><p>いや、ここは性感帯感じているんだ</p><p>チロチロとペロペロと１３歳の柔肌を、舐めていく</p><p>ああんっ、お、お兄さんっ</p><p>こうやって、抱き締めるとリエの肉体は、まだ薄い</p><p>肉の厚みはない痩せているのではなく、まだ幼いんだ</p><p>それでも、おっぱいの肉は</p><p>あああっ、ま、またおっぱいですか</p><p>硬めのぷるぷるした肉塊をオレは手で捏ねる</p><p>それから、乳輪の本当なら乳首があるはずの位置を舐める</p><p>ああ、陥没したままの乳首の先だけが固くシコッているのを舌先で感じた</p><p>ああんっ、そこゾクッとなっちゃいますからダメですぅ</p><p>悪いがオレは、おっぱい好きなんだ</p><p>気の済むまで、舌で責めさせてもらう</p><p>ああ、いやぁんお兄さんのイケズぅ</p><p>何だ関西の表現かオレには、よく判らない</p><p>やがて、オレの舌はおっぱいを離れて</p><p>リエの身体を仰向け寝かして女体探索の旅に出る</p><p>柔らかくてつるつるの肌のお腹を舐め</p><p>そ、そこも舐めるん</p><p>ああ、リエの味をオレも知りたいからな</p><p>リエには、すでにオレの精液を味わせた</p><p>だから、オレもリエの愛液を</p><p>い、いやぁ、ま、待ってぇなああっあああんっ!いやぁぁ、こ、こんなんあああんっそんなとこ、舐めんといてっ</p><p>割れ目の内側を、ザラザラとしたオレの舌の粘膜で舐められ</p><p>リエは悶える</p><p>い、嫌やぁぁ、は、恥ずかしいわこ、こんなんああん、お母ちゃんお母ちゃん、カンニンやぁぁ</p><p>感じると父や母のことを思い出すらしい</p><p>この双子の性は商品として、親たちに完全に支配されていた</p><p>こうやって今、オレに身体を捧げようとしていることに対して罪悪感が残っているんだろう</p><p>リエたちの処女は、親がネットオークションで売りに出していたのだから</p><p>もっと気持ち良くなるぞリエ</p><p>親のことなんて忘れてしまうぐらい気持ち良くしてやる</p><p>オレはリエのクリトリスを、舌で剥き出す</p><p>リエのそこは紅いルビーのように充血して、輝いていた</p><p>きゃあああんっな、何やあああっき、気持ちていいわぁぁ</p><p>クリトリスを直接、舌でネブられるような経験をリエはしてきていない</p><p>あああっ、あああっ、だ、ダメですわお兄さん、これダメゾクゾクし過ぎですっこれアカンアカンですぅ</p><p>リエが何て言おうとオレは、クリトリスへの舌攻撃を止めない</p><p>舌先で転がすように最初は、上下次は左右に</p><p>ああっ、ああんっはぁぁ、くぅぅ</p><p>リエが息を荒げて、悶えていく</p><p>次は、唇をすぼめてスススッと吸い上げる</p><p>きゃあああっ、あああっ何なのこれぇっあがぁぁっ</p><p>リエの内側から、どんどん愛液が滴って来る</p><p>オレたちが絡む布団のシーツに、まるでオネショしたみたいな染みを作っていく</p><p>この子は特に濡れやすい体質みたいだ</p><p>オレは頃合いを見計らって、舌攻めを止めた</p><p>１３歳の少女だ</p><p>このままクンニでイカせるのは、無理だろうし</p><p>ここで絶頂に達してしまったら初めてのセックスに耐えるだけの体力が、リエには残らないかもしれない</p><p>イカせるのは、次の機会として</p><p>今は処女膜が破れる瞬間と、初めての膣内射精を</p><p>はっきりとした意識で記憶させたい</p><p>何十年経っても、リエが忘れない思い出にしてやる</p><p>リエの胸が大きく呼吸の度に上下している</p><p>かぐわしい吐息が、オレの顔に当たっている</p><p>オレは、リエの足を大きく拡げさせてその間に、身体を入れる</p><p>ホンマにするんやなお兄さん</p><p>ハァハァ息するリエは、良い感じに力が抜けていた</p><p>仰向けでオレを見上げて尋ねる</p><p>ああ、ホンマにするんだ</p><p>オレは、自分で少し勃起をシゴいて硬度を確認する</p><p>うんイケルだろう</p><p>うち怖い怖いですわ</p><p>リエは、正直にそう言う</p><p>まだ１３歳なのにさっき出会ったままのオレに、処女を奪われるんだ</p><p>しかも、その後は一生、セックス奴隷になれと命じられている</p><p>こんなの怖くない方がおかしい</p><p>まずはゴメンな、リエ</p><p>驚いてオレの顔を見上げるリエ</p><p>多分、痛くするどんなにリエが痛がってもオレがリエの子宮に射精するまでは止められない止めないからな、オレは</p><p>そう宣言する</p><p>い、痛いんやろな</p><p>大分、ほぐれてきたとはいえ</p><p>リエの幼い膣口がオレの勃起を受け入れるのは、大変だろう</p><p>セックス自体は、問題無くできると思う</p><p>アニエスやルナよりリエの性器は発育していると思う</p><p>処女膜が破れるのは痛いしオレのこれが根元までズッポリ入って、リエの子宮を衝き上げるんだからな</p><p>こんなんが全部入るんむ、無理やわそんなん</p><p>大丈夫だみんな、受け入れてるから</p><p>そうだよさっき、あたしがお兄ちゃんとエッチしてたとこ見てたでしょ</p><p>そ、それはそうやったけど</p><p>自分がするとなると怖くなる</p><p>それからもう一つ、ゴメンがあるな</p><p>オレはリエに言う</p><p>んリエじゃなく、リエの恋人にゴメンだ</p><p>何て名前だったっけ</p><p>そいつはリエとセックスできるって思ってるんじゃないのかせっかく、恋人になったんだから</p><p>メールでのやり取りだけで</p><p>全然、会えていないとしても</p><p>彼氏彼女の関係になった以上はその内、チャンスが巡って来ると信じているだろう</p><p>ローソクくんのことは、もうええんです</p><p>リエは言った</p><p>うちは忘れます今は、もうローソクくんに迷惑が掛かるだけですから</p><p>リエとエリに恋人が居たことがバレれば</p><p>関西のヤクザたちが、そいつらにも接触するかもしれない</p><p>でも、オレは謝っておくよリエの大切なヴァージンは、オレが貰うんだから</p><p>オレの言葉にリエは、ちょっと悲しそうに微笑んだ</p><p>そんなら、うちもローソクくんには、ゴメンなさいですわ</p><p>ぽろっと、涙を零した</p><p>ああん、ホントうち、もう変わってしまうんですね今までのうちじゃのうなるお兄さんのお兄さんの奴隷として、生まれ変わるんや</p><p>そうだ、リエ</p><p>オレは張り詰めた亀頭を、リエの股間に押し付ける</p><p>ひぃっ、ひぃぃ</p><p>まだだまだ、馴染ませているだけだから</p><p>リエの割れ目の上に亀頭を押し付け、上下させる</p><p>そうやって、勃起ペニス全体にリエのトロリとした愛液を擦り付けていく</p><p>はぁぁもむああっ、ああああっこ、怖いです怖いです、お兄さん</p><p>オレを見上げたまま、リエが言う</p><p>チンコを擦り付けられているだけでも怖いのか</p><p>大丈夫だリエオレに全てを委ねろ</p><p>は、はいお兄さん</p><p>はいはぁぁすぅぅ</p><p>オレの念が月子によって増幅されリエに届く</p><p>オレの欲望に従ってリエは</p><p>お、お兄さんリエはリエは、お兄さんに処女を処女をレイプされたいと思っています</p><p>オレは、手でリエの割れ目を拡げる</p><p>ああ、そんでうち、今からされちゃいますお兄さんに犯されるぅっ</p><p>リエの膣口に、亀頭を当てる</p><p>くちゅっ</p><p>そこはすでに、熱く湿っている</p><p>ひ、ひぃぃあああ、怖いこんなん怖いよぉっエリちゃんうち、怖いぃぃ</p><p>初めてへの体験への恐怖は根源的なものだ</p><p>リエは今、生理的な恐怖とオレに従わなくてはいけないという冷静な気持ちの、両方の波に揉まれている</p><p>オレに委ねろ</p><p>オレは、再度命じた</p><p>は、はいお、お兄さんもうぇぇから、早く破ってぇっ犯してっ怖いのは、もう嫌やぁぁっ</p><p>リエは、涙目で懇願する</p><p>リエを犯して下さいっ</p><p>その瞬間オレは、グイッと腰を送り込む</p><p>ぎゃあうっ</p><p>リエの膣口が、オレの亀頭の形にぐわっと押し広げられるっ</p><p>肉の壁がオレの侵入を阻んだ</p><p>破るぞっ、リエっ</p><p>オレは、処女膜を貫くッ</p><p>痛ァァァッッッッッ</p><p>腰をズラして、頭の方へ逃げようとするリエの身体をオレはグッと抑え付け</p><p>まだだっまだ半分ッ</p><p>嫌ァァァァァァッッ</p><p>グリグリグリグリッ</p><p>ヌプププププッッ</p><p>痛いっっ嫌ぁぁっ嫌ぁぁッ怖いっ裂けちゃうぅぅッ</p><p>処女膜なら、もう裂けてるっ</p><p>オレは、もう一押しリエのキツ過ぎる処女膣へ突き込むっ</p><p>もう嫌ぁぁっエリちゃんエリちゃん助けてぇぇぇぇぇっっ</p><p>ここが終点だッ</p><p>ズムッ</p><p>オレの下腹とリエの下腹が接触する</p><p>ああああっはぁぁはぁぁ</p><p>大きく口をパクパクして呼吸を繰り返す、リエ</p><p>全身に、汗をかいている</p><p>ほら、オレたち繋がっているんだぞ</p><p>オレのチンコが全部、リエの中に入っているんだ</p><p>リエは、それを眼と胎内で確認すると</p><p>うっ、うううっ</p><p>ポロポロと涙を零して泣き出した</p><p>やっぱり、嫌やこんなんこんなんが、うちの初めてなんてうううっ</p><p>泣くなっ泣くと何がどうなっているのか判らなくなる</p><p>涙は辛すぎるゲンジツから逃避する手段だ</p><p>だが、一度泣いてしまえばその間に起きていることの記憶が不確かになる</p><p>暴発する感情のせいで、訳が判らなくなる</p><p>しっかりしろっ!リエっ</p><p>月子の介入もあるのだろうリエの涙が、パッと止まった</p><p>オレとリエは今、どうなっている</p><p>う、うちはお、お兄さんにチンチン入れられてます</p><p>どれぐらい入っている</p><p>ぜ、全部です</p><p>そうだもうリエはヴァージンじゃないんだオレにレイプされているんだからな</p><p>は、はいうちは、お兄さんにレイプされています</p><p>オレの眼を見上げてリエは、ゲンジツを言う</p><p>よし、そのまま、オレの顔を見て今の言葉を繰り返せ</p><p>オレは、ゆっくりと腰を前後させる</p><p>い、痛いっお兄さん動かんといてっ</p><p>繰り返せって言っている</p><p>ああっ、痛いっ痛いよっお兄さんあああ</p><p>オレに何をされているのか言うんだっ</p><p>ぐちゅっ、ぐちゅっ</p><p>処女の締まりはスゴイ</p><p>ああっうちはリエは痛いお兄さんにレイプレイプされてるぅぅ嫌やぁぁこんなん嫌やぁぁ痛いぃぃぃ</p><p>オレをちゃんと見ていろっオレがいいと言うまで、繰り返すんだっ</p><p>ぐちゅうっ、ぐちゅうっ</p><p>オレの勃起の根元に愛液と処女血が絡みついてくる</p><p>はいっリエ犯されてますぅレイプされてますぅお兄さんに嫌ぁぁもう止めてホントに痛いんですぅ</p><p>何を止めて欲しいんだ</p><p>ぐちゅう、ぐちゅう</p><p>オレは、同じリズムでリエの胎内をエグッていく</p><p>レイプですぅうちを犯すのをもう止めて止めてぇなお願いですぅ後生ですから、お兄さんお兄さんっ</p><p>リエは、オレの眼を見つめて必死に懇願する</p><p>いいからリエもうすぐだもうすぐだから</p><p>嫌ぁぁホントに痛いのぉっ苦しいんですっこんなん、もう嫌やぁお兄さん、犯さんといてぇぇうちをレイプしないでぇぇぇ</p><p>そう言いながらリエの胎内では、愛液の量が増えている</p><p>異物の侵入に怯えていた膣が少しずつ、ほぐれていっている</p><p>オレの勃起の形に拡がっていっている</p><p>月子がリエの肉体を、オレの性奴隷に改変している</p><p>はぁぁ、あああっお兄さんお兄さんああ、もう止めて止めて下さい犯さないでうちを犯さないで</p><p>段々痛みさえ、訴えなくなって来た</p><p>痛覚を月子が弱めている</p><p>オレは少しずつスピードを速めていく</p><p>大丈夫だ、リエの肉体はこのセックスに耐えられる</p><p>嫌ぁぁ犯されるの犯されているの嫌やぁぁ</p><p>言葉とゲンジツは違う</p><p>さっきリエは、言葉でオレに処女を捧げると約束したが</p><p>ゲンジツにこうやって、勃起ペニスで胎内を掻き混ぜられたら</p><p>生理的な嫌悪感や恐怖感に襲われる</p><p>人は、言葉だけで生きていない肉体に引っ張られる</p><p>゜ああんっ、ああーん何で、うちこんなこと、されとるん</p><p>それでも、リエは自分の内面に逃げ込めない</p><p>オレに肉体を揺さぶられている間ずっと、オレを見つめている</p><p>オレと結合している膣内からの感覚を感じ取り続ける</p><p>オレとのセックスレイプを、記憶に刻みつけさせられている</p><p>こんなことってどんなことだ</p><p>オレの突き込みで、リエのおっぱいがぷるぷると揺れている</p><p>オレは、片手で乳房を握り感触を確かめる</p><p>嫌ぁぁレイプやっうちレイプされとるんやっ</p><p>お、お兄さんに</p><p>リエの思考が結論に達する</p><p>うちがお兄さんのエッチ奴隷やからです</p><p>だからいいんだろオレがリエをレイプするのは</p><p>オレは、ぐいぐいと腰を押し込む</p><p>あああっそ、そうですわ嫌ぁぁでもそうなんやうちはうちは</p><p>うちお兄さんの奴隷になってしもうた</p><p>結局のところ言葉で何を約束させても、それだけでは不十分だ</p><p>人は脳みそ理性だけで生きているのではない</p><p>人間には肉体があり肉体は、意志よりも生理的な反応によって動いてしまう</p><p>だから言葉で心で屈服させた後</p><p>こうやって、実際のセックスで肉体でも屈服させないと行けない</p><p>頭と身体理性と生理両方で</p><p>はーい、こっち見て下さい</p><p>瑠璃子が、オレとリエの結合を記録していく</p><p>は、はい判りましたあああ</p><p>リエは、怯えた表情のまま瑠璃子のカメラに視線を送る</p><p>動画の方は、寧が撮影しているし</p><p>リエの処女喪失は、これで永遠に残る</p><p>もうすぐ出るからなリエ</p><p>オレはそう告げた</p><p>な、何がです</p><p>怯えるリエ</p><p>お前前の生理はいつだった</p><p>いいから答えろ</p><p>オレは、ググッ腰を突き込むっ</p><p>あうっ２週間ちょっと前ですぅ</p><p>じゃあ今は、危険日の真っ最中だな</p><p>き、危険日って</p><p>オレの子供孕むんだぞそうさっき約束しただろ</p><p>もちろん、本当にまだ１３歳のリエを妊娠させるつもりはない</p><p>初めての中出しを妊娠を覚悟して、体験させたかった</p><p>でも、じゃないっほらっもうイクから言えよリエ</p><p>何を言うかは月子を経由して、リエの心に浮かび上がる</p><p>い、嫌ぁぁこんなのこんなの</p><p>ほら言え言うんだオレの奴隷なんだろリエッ</p><p>オレの腰が加速する</p><p>ああああっ、うわわわっ嫌ぁぁ、イヤァァ嫌ぁぁっ</p><p>早くしろっリエっ</p><p>オレの強い命令に、リエは</p><p>そ、そのまま中に中に出してぇリエの中に出して下さいっあああっ</p><p>何をだっ</p><p>お兄さんの精子っ精液っ中出ししてぇぇっ</p><p>いいんだな子供ができるぞっ</p><p>オレはスパートする</p><p>パンパンと、下腹をリエに叩き付ける</p><p>リエの肉体が、リズミカルに揺れている</p><p>オレたちは汗だくだが涙はない</p><p>リエはパニックにならないまま、オレを見上げている</p><p>いいからっ赤ちゃんできていいですからっリエの中にくっ、下さいっっ</p><p>オレは、リエの身体をギュッと抱き締めて</p><p>グリグリと亀頭をリエの子宮口に擦り付けて</p><p>嫌やぁぁ怖いっ、怖いぃぃぃぃぃぃッッッ</p><p>射精</p><p>ああああっ、熱いぃぃぃぃっ</p><p>びゅわわっ</p><p>リエの胎内に子宮の中にオレの精液が、拡がっていく</p><p>これ、出てるん</p><p>ああっううっ、出てるぞ出しているぞリエっ</p><p>オレはリエの中に、トクトクッと注ぎ続けている</p><p>う、嘘そんなうち</p><p>絶望に震えるリエ</p><p>これでリエはううっ本当にオレの奴隷だからなああっ</p><p>オレは、腰をグイグイッと送り込んで最後の一滴まで、射精する</p><p>うちもう戻れへんわ</p><p>呆然とするリエに</p><p>そうだよおめでとう</p><p>そして、ようこそ</p><p>これで、あなたもわたくしたちの仲間ですわ</p><p>マナ、瑠璃子、ヨミとオレのセックス奴隷たちが、リエの参加を歓迎する</p><p>今日は何としてもリエの処女喪失までやらないといけないと思ったら長くなりました</p><p>まだ昨日の食中毒の影響が残ってます</p><p>昨夜みたいに、胃痛でのたうち回ることはないのですが</p><p>胃が重くて、食欲がありません</p><p>パンしか食べてないです</p><p>両親は、明日まで旅行に行っているのでまあ、1人だから気楽なんですが</p><p>936．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　(リエ・抜かずの2回戦／エリの目覚め)</p><p>お腹の奥が熱いしお兄さんがハマッてるところが痛いわ</p><p>オレの下でオレの勃起を受け入れているリエが呟く</p><p>ヴァージン・レイプの途中から、月子がエリの痛みを緩和させていたようだったけれど</p><p>オレの射精ととも、リエの痛覚を通常に戻したらしい</p><p>うちホンマに犯されとるわお兄さんに</p><p>リエに、この処女喪失を生涯刻みつけるために破瓜の痛みを再確認させておく</p><p>月子の判断は、正しい</p><p>ああ、リエううっ</p><p>オレは、肛門にキュッと力を入れて、改めてリエの膣奥に擦り付ける</p><p>陰茎の中に残っていた精液の残滓がリエの子宮にトクッと注ぎ足された</p><p>ああ、リエの中狭くて気持ち良いぞ</p><p>オレは脱力して、リエの身体に自分の肉体を重ねる</p><p>13歳の少女の裸身は、汗で輝いている</p><p>火照った肌の感触が、気持ち良い</p><p>オレは、改めてリエにキスする</p><p>リエは、呆然とした表情のままオレのキスを受け入れた</p><p>眼は、オレを見ている</p><p>オレは、右手でリエの可愛い乳房を弄ぶ</p><p>乳輪を親指の腹で擦る</p><p>お、お兄さんんっ</p><p>リエが、オレの愛撫に反応する</p><p>お兄さんが、うちの中に出したからもう、終わったんとちゃうの</p><p>オレの勃起は、まだリエの胎内で萎えてはいない</p><p>一度、射精したら終わりじゃないんだオレが満足するまでは何度でも出すからな</p><p>それに、1回中出ししたくらいじゃ妊娠しないかもしれないしな</p><p>お、お兄さんうち、ホントに痛いんよお願い今日は、もう</p><p>オレは、身体を起こし腰を動かす</p><p>ヒィィっ、痛い痛いですぅ</p><p>うんヴァージン・レイプの時は、オレも興奮しているから</p><p>リエの肉体の全てをちゃんと感じ取れてなかった</p><p>やっぱり、処女を犯す時は抜かずの2連発にしないといけないな</p><p>マナの時もマナの初めては、お兄ちゃんの本気のレイプだったから確か、３回、連続で中に出してくれたんだよね</p><p>小雨の降るお屋敷の中庭で全身、泥まみれになりながら</p><p>わたくしは、お祖父様に観ていただきながらでしたけれど今考えると、お兄様に犯していただくというのも、ドラマチックで良かったかもしれません</p><p>いいじゃんレイプなら、いつでもヨッちゃんにしてもらえば</p><p>はいお兄様に荒縄で縛られて、瑠璃子のお洋服をビリビリに破かれてご奉仕を強要されるみたいなことをしていただきたいですわ</p><p>もちろん、それもカメラで撮るんでしょ</p><p>はい大切な記録ですから</p><p>恥ずかしそうに、瑠璃子は笑う</p><p>瑠璃子のハメ撮りコレクションはこの先、どれくらい増えるんだろう</p><p>ああっ、痛い痛いですお兄さん</p><p>オレの下でリエは苦悶に震えている</p><p>それでも、月子による肉体コントロールは続いているから</p><p>リエの膣は、愛液を放出と続けている</p><p>オレの膣内射精の精液と合わさって潤滑油の役割を果たしている</p><p>さっきよりも、抜き差しはスムーズになっていた</p><p>処女膜が破れた傷は痛いままだろうけど</p><p>はい辛くないように、わたくしが</p><p>オレの心を読んで、月子がまたリエの痛覚を抑え込む</p><p>はぁぁっ、あぅぅあああっ</p><p>リエは、オレを見上げている眼を瞑ることは許さない</p><p>誰に犯されているのかこれからは、誰に生涯奉仕しなくてはならないのか</p><p>完全に覚え込ませるために</p><p>オレも、リエの顔を見ている</p><p>お、お兄さんあああっ</p><p>これで、もうお前はオレのモノだオレの奴隷セックス奴隷なんだからな</p><p>ううっうちああっうちは</p><p>オレの突き込みを、エリの幼い肉体が受けとめている</p><p>まるで、ふわふわのエア・クッションのように</p><p>ズンッと子宮を衝くと、リエの身体が反発する</p><p>その女性器の穴は狭い</p><p>オレをキツく、締め付けている</p><p>亀頭のカリに、リエの濡れた膣壁がネットリと絡みついてくる</p><p>ほら、オレの背中に手を伸ばしてリエから、オレを抱き締めてみろ</p><p>いいからオレも抱き締めてやるから</p><p>オレは、布団とリエの背中の間に両腕を入れて繋がったまま、リエを抱き締めてやる</p><p>リエも、早く</p><p>リエも下からオレの背中に手を廻した</p><p>よしいいぞ</p><p>身体を密着させ、抱き締め合うオレたち</p><p>リエの可愛い胸が、オレの胸に押し潰されている</p><p>ほら、舌を出せ舌を絡めるんだ</p><p>リエの桜色の舌を、オレは啜った</p><p>下半身では、オレのペニスがリエの胎内を抉っているが</p><p>上半身では、オレの方がリエの舌を受け入れている</p><p>オトコとオンナの粘膜と粘膜の接触</p><p>オレはリエの舌を吸いながらも、カクカクと腰を蠢かせていく</p><p>ちゅぱっと舌を外して、リエの顔を見る</p><p>うちホンマにお兄さんに全部、獲られてしもうたんやね</p><p>そうだファースト・キスも処女も、身体も心もリエの未来も、もう全部オレが奪った</p><p>そうやななら、もうええわうち</p><p>リエの心の色が変わっていく</p><p>こうやってお兄さんのオチンチン、突っ込まれとるのは辛いけどギュッとされとるんは、何か安心できるわ守ってもらえとる気がする</p><p>ああ、そうだオレの奴隷になった以上は、オレがリエを守るからな</p><p>オレの身体の奥から、また熱いモノが込み上げてくる</p><p>リエ強くするぞ</p><p>またうちの中に出すん</p><p>そうやねうちは、そのためのエッチ奴隷なんやもんな</p><p>リエの身体から、スーッと力が抜けていった</p><p>お兄さん好きにしてええで</p><p>オレは、腰の動きをダイナミックに</p><p>ああっ、それ強い、強すぎるわっ</p><p>すぐだからっ、リエっ</p><p>なら、早ようしてっ早うして下さいああっ、あああっ、ああっ</p><p>もうすぐだもうすぐだからなっ</p><p>は、早う早うだ、出してっ</p><p>リエの中に出してぇ出して下さいお兄さぁん</p><p>いくぞ、いくぞリエっ</p><p>ああっ、早う早う、中に下さいッッ</p><p>ううっ、ああっイクぞ出るぅぅッッ</p><p>オレは、グイッとリエの中を衝き上げ１３歳の裸身をガッシリと抱き締めるッ</p><p>くぅぅッッ</p><p>リエの口と処女膣に続いての３回目の射精だ</p><p>量は減っているが勢いよく、子宮目掛けて噴出するっ</p><p>あああうちの中にまた、出とるわぁ</p><p>リエは、気持ち良さそうに射精するオレの顔を見上げながらそう言った</p><p>あああっんっお、お兄さんそんなに気持ちええんか</p><p>ああ、リエの身体スゲェ、いいよオレんだこんなこと、オレとしかさせないからなうううっ</p><p>オレは、射精を続ける</p><p>あああんっ判った判ったわこんなことお兄さんとしかせーへんよううっ</p><p>身体を痙攣させながら、リエは言った</p><p>これがお兄さんに奉仕するんがうちのこれからの生活なんやもんな</p><p>はーい、ヨッちゃん引き抜いて</p><p>処女貫通から、２連続射精を子宮に受けて</p><p>ようやく、オレのペニスが胎外に引き出される</p><p>ルリちゃん、カメラ良い</p><p>はい、どうぞお兄様っ</p><p>寧のビデオカメラと、瑠璃子のデジカメの前で</p><p>あああっんっ</p><p>身を捩るリエ</p><p>ああオレのチンコに、処女血が絡みついている</p><p>まだ張り詰めている亀頭が、膣口を拡げて</p><p>ニュポンと、押し出される</p><p>一瞬遅れて、大量のオレの精液が白でなく、処女血とミックスされてピンク色になっているトロロロロリッと、リエの割れ目から滴った</p><p>その様子を、寧と瑠璃子のカメラが撮影する</p><p>ああ、セックスに夢中になってて気が付かなかったけれど</p><p>リエの処女血で、布団の白いスーツに大きな赤い染みができている</p><p>すげぇ、良かったぞこれからも頼むな</p><p>オレは、そう言ってリエの唇にキスをした</p><p>リエは恥ずかしそうに、オレに答える</p><p>あ、リエちゃんはそのままそのままの格好で、脱力していて</p><p>オレに組み敷かれて、犯されていたから大きく足を拡げたまま、リエは布団の上に転がっている</p><p>シーツに付いた処女の血ってさしばらくすると凝固して赤黒くなっちゃうからさ、鮮やかな赤を保っているうちに記録しておかないとねっ</p><p>ええ、お兄様との貴重な記録写真になりますからっ</p><p>寧と瑠璃子は、ノリノリで撮影を続ける</p><p>リエは、貧血気味の子の朝のように少し、ボーッとしている</p><p>はーい、わたくしに視線を下さい</p><p>それでも、瑠璃子のリクエストには応えているからまあ、大丈夫だろう</p><p>先生、ヨミが綺麗にして差し上げますわ</p><p>ヨミがウエット・ティッシュで精液と愛液と処女血が纏わり付いたオレのペニスを拭いてくれた</p><p>あ、ごめんなヨミ</p><p>はい何のことです</p><p>いや、次はヨミの順番だったはずなのに</p><p>そうだホントは月子の次は、ヨミとする約束だった</p><p>月子も月子の中には射精しなかったのに、リエに２回も中出ししてゴメン</p><p>月子とヨミは、顔を見合わせ笑う</p><p>お気になさることはございませんわ</p><p>そうですわ先生はしたいことをすればいいんです</p><p>わたくしとヨミは皆様の心を感じ取れますから</p><p>うん他の子がしていても、その子の気持ちよさを感じられるし先生の気持ちよさも</p><p>今、先生がこの子の中で射精した時ヨミも軽くイッちゃっいましたわ</p><p>ニコッと、ヨミは笑う</p><p>だからいいんですわ</p><p>公様公様には、わたくしたちとの性交を義務ではなく公様がお持ちになっていらっしゃる正当な権利として行使していただきたいと思いますわ</p><p>セックスは、オレの義務でなく権利</p><p>最近、その辺の認識の逸脱が甚だしいからねぇだから、今回のプロジェクトにメグちゃんは外されたし、今、この場にミィちゃんが呼ばれてないんだよ</p><p>メグとみすずが</p><p>今のまんまだと、ヨッちゃんの正妻が愛ちゃんになっちゃうってことそろそろ、うの２人は気付かないといけないんだけどねぇ</p><p>ヨッちゃん愛ちゃんと２人でパン工房の中で作業している時の方が気楽でしょメグちゃんやミィちゃんと居る時より</p><p>それは愛は、少し反応は遅いが</p><p>オレが言っていることは、ちゃんと理解しているし</p><p>２人でパンを作っている時は、集中して作業できている</p><p>恵美お姉ちゃんやみすずお姉ちゃんと一緒の時はお兄ちゃんは、あのお姉ちゃんたちのご機嫌具合をいつも気にしてないといけないもんね</p><p>マナが、タオルでオレの背中の汗を拭いてくれながらそう言った</p><p>メグはちょっとしたことで、すぐに不機嫌になるから、いつでも言動に注意していないといけない</p><p>みすずの方は２人きりの時はいいけれど、今日のパーティみたいな場では香月家のことを考えて上手く立ち廻っていかないといけないから</p><p>愛ちゃんは、ああいう性格だから自分から、ヨッちゃんに干渉しないからねだけど、完全にヨッちゃんのことを受け入れていて</p><p>だからだと思うんだよ一番忙しい、昼休みの仕事が終わってちょっと気が緩んだ時に、ヨッちゃんが愛ちゃんを襲っちゃうっていうのはその話を聞いてから、どういうことなんだろうってずっと考えてたんだけれど多分、今、一番、ヨッちゃんが気楽にセックスできる相手が愛ちゃんなんだと思うな</p><p>寧は、そう分析する</p><p>そんで２位がルリお姉ちゃんなんだよルリお姉ちゃんも、絶対に、お兄ちゃんに強要はしないから</p><p>わたくしは最初から、お兄様のセックス奴隷として存在していますから</p><p>瑠璃子は初体験の時には、すでにオレの奴隷だった</p><p>ですから、瑠璃子は奴隷としての本分は忘れたくないんですわ</p><p>瑠璃子も、とんでもないお嬢様で究極の美少女だけれど</p><p>最近は、お屋敷の中でみんなのために家事をしている姿ばかり見ているから</p><p>だから、オレは安心して、襲ってしまうのか</p><p>みすずお姉様は、今はどうしても香月家の未来を考えて、行動なさっていますから</p><p>やっぱり、香月のおジィちゃんが高齢だからね今の内に、香月グループや名家の中で、地位を築いておかないといけないって思っているんだろうね</p><p>はいみすずお姉様が今日のパーティを開かれたのも、その一環ですし</p><p>名家のお嬢様たちを通じてその親たちや、香月グループに、みすずの支配力を印象づけるために</p><p>そうだ、今日のパーティにはわざわざ冒頭だけ、ジッちゃんが顔を出した</p><p>あれは、ジッちゃんが自分の後継者はみすずだと示したということなのか</p><p>そして、ジッちゃんが後見人として控えているという形にしておいて</p><p>香月セキュリティ・サービスのエースである、翔姉ちゃんやレイちゃんたちをもみすずが差配している様子も見せた</p><p>わたくしたち家族のためにみすずお姉様としては、なるべく早く香月家を継承したいとお考えなんだと思います</p><p>それはアリガタイけどさあんな風に貫禄が付いてきちゃうと、ヨッちゃんの方は、気楽にミィちゃんと接せなくなるよね</p><p>そんなことはないけどさ</p><p>ああ最近</p><p>みすずが、当番のセックス日はあいつ、ゲストを呼ばなくなって来てるな</p><p>オレと２人きりで、大好きなワンワン子犬セックスばかりしている</p><p>首輪を付けて、オレの愛犬ペットになりきってオレに甘えてくる</p><p>それって、やっぱりみすずの中にフラストレーションが溜まっているんだろうな</p><p>香月家の問題は色々と大変だから</p><p>うん、みすずのことは気にしておくよガス抜きはしないといけないもんな</p><p>ミィちゃんのガス抜きのことはいいんだよあたしたちが心配しているのは、ヨッち</p><p>ゃんのガス抜きのことだってば</p><p>ダーメ、そういうこと言っているとどっかでパンクしちゃうよ</p><p>お兄様の方から、わたくしや愛お姉様を犯して下さるようになったことは、大変喜ばしいのですが</p><p>それって同時にお兄ちゃんの中にガスが溜まっているってことだからね</p><p>寧、瑠璃子、マナ</p><p>判った気を付ける</p><p>そんなことは、気を付けなくていいのですよもっと、気楽にわたくしたちをお求下さい</p><p>そうだよヨミたちはそのためのセックス奴隷なんですわ</p><p>微笑む、ヨミ</p><p>今日からは、リエちゃんもいるしね</p><p>マナはそう言って、全身が濡れたリエのことも新しいタオルで拭いていく</p><p>あのうちだけじゃなくエリちゃんも</p><p>撮影は終わったらしいが、寧と瑠璃子から許可が出ないのでリエは、全裸開脚で寝そべったまま、オレに言う</p><p>お兄さん、約束ですうちの次は、エリちゃんを</p><p>リエは、双子の姉妹も一緒にオレのセックス奴隷にして欲しいと願っている</p><p>公様あちらの子も、そろそろ目覚めさせますか</p><p>月子が壁際で気を失っているエリを見る</p><p>いや、ちょっと待ってとりあえず、リエの処女喪失・ドキュメント撮影はもういいんだね</p><p>うん、次は双子の劇的ご対面の撮影かな</p><p>瑠璃子と寧は、そう返事をした</p><p>ちょっと待ってまず、何か飲む物をくれないかリエも欲しいだろ</p><p>連続セックスで、汗をかいた</p><p>ああ、この部屋にも冷蔵庫があるね</p><p>マナが冷蔵庫を見つけて、中を見る</p><p>うん、隣の部屋とだいたい同じような感じだよ</p><p>リエ、何がいい今度はイジワルしないから、好きな物を飲め</p><p>うち炭酸が欲しいです</p><p>じゃあ、オレも冷たくて甘いのが欲しいから</p><p>かしこまりぃっ</p><p>マナがオレとリエのために、炭酸飲料のペットボトルを持って来てくれた</p><p>裸のままで飲むんですか</p><p>布団の上から、リエが尋ねる</p><p>ああ、そのままだエリに見せたいから</p><p>オレも布団のリエの隣にしゃがんだ</p><p>裸で肌と肌を触れ合わせて</p><p>はい、お兄ちゃんリエちゃんも</p><p>ありがとうございますうわ、ちゅべたいですっ</p><p>まだ性の興奮が残っているリエの肌には熱が残っている</p><p>冷えた炭酸飲料が、刺激的だったらしい</p><p>よし、そんじゃあオレたちが一口飲んだら、エリを起こしてくれ</p><p>オレは、月子にそう頼んだ</p><p>ボトルのキャップを開ける</p><p>シュワッという、炭酸の弾ける音</p><p>お兄さん開けてぇなうち、まだ指に力が入らん</p><p>じゃあ、こっちを飲め</p><p>オレは今開けた方のボトルをリエに手渡す</p><p>ありがとうお兄さん</p><p>そしてリエの持ってたボトルを開ける</p><p>プシュワァァァ</p><p>ゴクリと飲む</p><p>ああ美味い</p><p>ひゃっこくて、美味しいわぁ</p><p>リエも全裸で体育座りをして、オレの隣でコクコク喉を鳴らした</p><p>それでは意識を戻しますわ</p><p>オッケイ、月子さんっ</p><p>寧は、ハンディのカメラをエリに向けていた</p><p>これから起きることも記録するために</p><p>月子の力が弾ける</p><p>気絶していたエリは、ビクッと飛び上がるように眼を醒ました</p><p>あ、お早うエリちゃん</p><p>リエが、エリに声を掛ける</p><p>えリエちゃん</p><p>壁の方を向いていたエリは、リエの声に振り返る</p><p>エリを見ている月子、ヨミ、マナ</p><p>カメラで彼女を撮している寧と瑠璃子</p><p>り、リエちゃんあ、あんた、何してるん</p><p>布団の上で、仲良く全裸で炭酸のペットボトルを飲んでいる</p><p>双子の姉妹とオレの姿に驚く</p><p>見ての通りやわジュース飲んどるひゃっこくて美味しいわ</p><p>そうやのうて、リエちゃん、あんた</p><p>うちが気を失ってた間に何があったん</p><p>それも、見ての通りやわ</p><p>オレの胸に頭を預ける</p><p>うちなこのお兄さんのエッチ奴隷になったんよ</p><p>な、何を言うとるのリエちゃん</p><p>驚嘆するエリ</p><p>ほら、このシーツのここんとこ赤いやろこれがうちがヴァージンやった証やわ</p><p>リエはエリにそう告げた</p><p>体調が戻らずに、１日グッタリ気味でした</p><p>一方、両親が友人たちとの団体旅行から戻って来ました</p><p>ちなみに、奈良へ行ってたらしいです</p><p>私お帰りで、奈良はどうだった</p><p>父うん、京都とは違ってああいう区域がみんな広いな</p><p>私ああいう区域って何</p><p>父ほらあの何だっけ、ホトケとかがいる</p><p>私え、まさか</p><p>父何て言うのか、判んなくなっちまった</p><p>私もしかして寺という単語が出て来ない</p><p>父そうだその寺だうん、寺だな</p><p>私どんな寺を見てきたんだ</p><p>父えーと(メモを見て)唐招提寺</p><p>私ああ、ガンジーが来たところだね（もちろん、冗談で言ってます）</p><p>父ああ、だからかそれでインド人が居たのか</p><p>私ええ、違うよ唐招提寺に来たのは鑑真だろ!ガンジーじゃなくって</p><p>父そうだったか</p><p>私そうだよっ</p><p>父いやガンジーかもしれんぞ</p><p>私鑑真だってばそれで、後はどこへ行ったの</p><p>父えーと、東大寺</p><p>私ああ、じゃああのデッカイのを見てきたんだ</p><p>父デッカイ</p><p>私東大寺って言ったら、デッカイので有名だよ</p><p>父いやそんなデッカイものは見なかったぞ</p><p>私東大寺まで行って大仏を見なかったの</p><p>父ああああー、大仏かいや、デッカイのとか言うからネズミか何かが出たんだと思うだろ、普通</p><p>私思わないよそれで大仏は見たの</p><p>父あれどうだったっけ</p><p>と、私たちの会話を横で聞いていた母が</p><p>もう、お父さんと一緒に旅行へ行くのは大変よっずっとチンプンカンプンなことばっかり言ってるんだから</p><p>ああ大変でしたね</p><p>しかし、父と母も高齢なので夫婦で旅行なんて、もうなかなか機会がないだろうし</p><p>937．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　(リエのレイプ感想報告会)</p><p>あ、あんたり、リエちゃんにホンマにし、し、し、したんかぁぁっ</p><p>自分が気絶していた間に最愛の姉妹をオレに犯されたと知ってエリが激高する</p><p>オレは答えずに、炭酸飲料を飲もうとペットボトルを持ち上げるが</p><p>リエ、口移しでオレに飲ませろ</p><p>リエに命じる</p><p>リエは、エリの視線が気になるらしい</p><p>オレの奴隷なんだろ</p><p>そ、そうですぅ</p><p>なら、言われた通りにしろ</p><p>リエは、自分の持っているボトルを見て</p><p>ま、ええかお兄さんとはもう、何度もチュッチュしたしな</p><p>その言葉に、ギョッとするエリ</p><p>リエは、炭酸飲料を口に含むとニコッとオレに微笑む</p><p>オレは、リエの口に自分の口を付け</p><p>リエが、オレの口中に炭酸を流し込む</p><p>うん、美味いオレも飲ませてやる</p><p>はいなお兄さん</p><p>今度は、オレの方からリエに口移しで炭酸を飲ませる</p><p>美味いか</p><p>はい美味しいですお兄さん</p><p>オレに従がうリエをエリは、呆然と見ている</p><p>リエオレに何をされたのか、エリに説明してやれ</p><p>えー、うちが</p><p>そうだ何から何まで詳しくだ</p><p>お兄さんのえっちぃ</p><p>恥ずかしそうに、全裸の肉体をくねらせるリエ</p><p>でも、しょうがないわなうちが話してあげないとエリちゃんは気絶してたから、何が何だか判らへんやろうしな</p><p>そう言って姉妹を見る</p><p>リエちゃんあんた、どうしたんうちが知らん間に頭が変になってしもうたんかそんなお兄さんと、スッポンポンでそんなに近くでベタベタしとって、気持ち悪うないんか</p><p>リエには、何もかもが悪夢だろう</p><p>１つの布団の上で、全裸のオレとリエが仲良く身体を寄せ合っているというのは</p><p>１３歳でまだ処女のエリからすれば生理的な嫌悪感でたまらなくなっているはずだ</p><p>うーん、最初はちょっと嫌やったけどもう慣れたわ</p><p>リエは姉妹に答える</p><p>慣れた</p><p>そうやうち、エリちゃんが気絶してからなぁこのお兄さんに、唇を奪われてなぁうちのファースト・キスやあっ、エリちゃんとしているのは、ノーカウントやでエリちゃんは、女の子でうちの姉妹やからな</p><p>リエは話し始める</p><p>それから、裸にされてないや、違うわ最初は、おっぱいだけだわおっぱいだけ、剥き出しにしてお兄さんに、色々とイタズラされたわ</p><p>イタズラ</p><p>そうや揉まれたり、舐められたり、チューチューされたりお兄さんのやりたい放題やうちのおっぱい、オモチャにされたんや</p><p>ニコッと、微笑むリエ</p><p>それからなうちが、お兄さんのオチンチンをなエリちゃん、フェラって知っとるやろあれやお口でフェラさせられたわ熱くてピクピクしとんのをうちが舐めたり、吸ったりしてなそんで、口の中に出されて飲まされたわ</p><p>飲んだ</p><p>精子やお兄さんのとっても苦いんやで精液って</p><p>そこまで言って、リエはハッとしてオレの顔を見て</p><p>いいえ、とっても美味しかったですぅお兄さんの精液、美味しかったですわ</p><p>オレは、リエの肩を抱き寄せ優しく撫でてやりながら</p><p>じゃあ、また飲ませるからな</p><p>はい飲みますううんの、飲ませて下さいお兄さんの美味しい精液リエのお口にいっぱい下さい</p><p>その顔が、とても可愛かったからオレは、リエのおっぱいをプニッと揉む</p><p>リエちゃん、な、何を言うてるんあんた</p><p>エリには、双子の姉妹の変貌が理解できない</p><p>気を失う前は生まれてからずっと一緒に生きてきた相手であり</p><p>お互いのことは、何もかも理解していた</p><p>考え方も経験も、何もかもが同じだった双子の姉妹だったのに</p><p>今のリエはエリには理解できない存在になっている</p><p>エリの知らない体験をリエだけが経験したことで</p><p>双子の人間関係が変わる</p><p>ましてや、エリは双子の姉妹でも主導的な立場に居た</p><p>エリに従属的なリエのことは思い通りに動く、自分の分身だと感じていたと思う</p><p>しょうがないわぁだって、うちらこのお兄さんのエッチ奴隷になるしか、この先、生きていく道がないんやもん</p><p>だからその人の言うなりになったんかチンコ舐めさせられて、精子飲まされたんか</p><p>そうや仕方ないやんか</p><p>仕方なかったのかもしれんけどでも、何でわたしが目覚めるまで待っててくれへんかったんや</p><p>エリ</p><p>わたしがちゃんと起きてたらリエちゃんに、そんなことさせへんかったのに</p><p>これはエリのリエに対する執着</p><p>双子の姉妹へのリエは自分のモノだという、強い思いが</p><p>無茶な言葉になる</p><p>そんなん無理や</p><p>エリちゃんこそ、どうして眼を醒まさんかったんやうち、何度もエリちゃんに向かって叫んだんよ助けて、エリちゃん助けてってでも、エリちゃんは、眼を醒ましてくれへんかったうちのこと、助けてくれんかったやないかっ</p><p>愕然とするエリ</p><p>うん、言ってたよねえエリちゃん、助けてって何度も</p><p>マナが、ニヤッと笑って証言する</p><p>お兄さんの精子飲まされたんなんて、まだ途中やうちは、その後な丸裸にさせられてな身体中、お兄さんにペロペロ舐められたわおっぱいも、お腹もアソコもやっ</p><p>ヒートアップするリエに、オレは</p><p>気持ち良かったろリエ</p><p>オレに舐められて気持ち良かったんだろ</p><p>リエのおっぱいをオレは強く揉む</p><p>は、はいき、気持ち良かったです</p><p>リエはうつむいて、答える</p><p>それから、オレに何をされたんだ</p><p>うちは</p><p>リエは、オレにレイプされたんだろ</p><p>オレは、リエの首筋をペロっと舐めた</p><p>エリの声にリエは、スッと顔を上げて姉妹を見て</p><p>そうですわうちお兄さんにレイプされましたオチンチンを、お腹の中にブチ込まれました</p><p>ああ、確かにヴァージンだったオレが、ブチ破ったんだこのチンコでな</p><p>オレは、エリにペニスを見せる</p><p>３回連続射精はしたがまだ半勃起ぐらいの硬度はある</p><p>ああんた、わたしのリエちゃんに何てことをするんやっ</p><p>喚くエリ</p><p>エリちゃんそんなに大きな声出すことないわな</p><p>リエは姉妹に言う</p><p>もう全部何から何まで、終わってしまった後やからな</p><p>スッと、自分の下腹を抑える</p><p>処女破られるのってなごっつう痛いんやでお兄さんの太くて熱いのがなうちのこの辺まで、衝き上げてくるんやグッグッグーってな</p><p>さっきの処女喪失のレイプを思い出して言う</p><p>ほんでな最後に、ビュビュッて、うちのお腹の中に精液を出すんよ判るんやでお腹の奥に、熱いのがジワジワジワッて拡がっていくんやうちなただレイプされたんじゃないんやもしかしたら、孕まされたかもしれん</p><p>リエちゃんハラムって</p><p>中出しやからなお兄さんの赤ちゃん、できたかもしれん</p><p>オレは、下腹を抑えているリエの手に自分の手を重ねる</p><p>できてもいいんだよできたら、産めばいいんだから</p><p>あ、あんたな、何を言うてるんり、リエちゃんまだ１３歳やで</p><p>絶句するエリ</p><p>大丈夫だよこの身体なら全然、平気だったしな</p><p>あんまり平気やないですやっぱり、痛かったし、怖かったです</p><p>リエは、オレにそう言う</p><p>リエちゃん、何を落ち着いているんやっま、マズイでっ犯されて妊娠とかメチャクチャ、マズイやんかっ</p><p>エリは、また喚き出す</p><p>せやから、もう遅いって言うてるんやっ</p><p>リエは鋭い声で姉妹に告げる</p><p>もううちは、犯されてヴァージンじゃなくなっててお腹の中に射精されとるんよそれも１回やないエリちゃんが目覚める前に、うちは２回もお兄さんに犯されとるんやっ２回とも、中出しされとるんやっ</p><p>エリは、ショックで何も言えなくなっている</p><p>ああ、口に１回飲ませて子宮に２回出したリエは、もう一生、オレのセックス奴隷だオレとセックスして、オレの子を孕んで産むそういう運命になったんだ</p><p>そうですうちはお兄さんのエッチ奴隷ですわ</p><p>リエは姉妹に向かって、大きくM字に脚を拡げる</p><p>ほら、エリちゃん見てぇなうちのここなもう、お兄さん専用になってしもうたんやお兄さんがオチンチンを差し込んで、ぴゅるぴゅる射精する穴なんや</p><p>マンコだけじゃないぞリエの身体は全部、オレのモノだほら、キスしろリエ</p><p>双子の前でリエとキスする</p><p>キスしながら、いやらしくリエの胸や太ももをオレは、まさぐった</p><p>でも、大丈夫なんやでエリちゃんこのお兄さんは、うちの他にも何人もエッチ奴隷がおるしな一生、ちゃんと面倒見てくれるらしいわうちが産む、赤ちゃんのこともな</p><p>ええ何も心配はいりませんわ</p><p>瑠璃子が笑顔で、そう言う</p><p>あなたがきちんとお兄様の奴隷として使命を果たしている限りは</p><p>わ、判ってますう、うちはずっと、一生、お兄さんのお兄さんのエッチ奴隷でいますお兄さんを裏切ったりはしません</p><p>リエはオレにセックスで心と身体を屈服させられた上に、心が折れた瞬間に月子の巫女の力にも侵されている</p><p>もう、オレの奴隷としてしか生きていけないということを刻みつけられている</p><p>り、リエちゃんあんた、ダマされとるわ</p><p>エリはその過程で起きたことを、全て知らない</p><p>そんなんこんな人たちが信用できるわけがないやんかっわたしらが信用できるのは、双子のわたしらだけやでっ今まで、ずーっとそうやってきたやないかっお父ちゃんやお母ちゃんだって、信じられない人たちやからだから、わたしらはわたしらだけで、ずっとずっと生きてきたんやでっここの人たちなんか、信用しちゃダメやわっ</p><p>それは正論だ</p><p>自分を無理矢理レイプした男を性奴隷にしようとしている男を、どうして信じられだろう</p><p>エリちゃんそんなこと言うたってな、うちはもうこのお兄さんのエッチ奴隷なんやっお兄さんに２回もチンコ入れられて、射精されとるんやでっもう元には戻れへんのやっうちはヴァージンじゃないんやからっ</p><p>処女を犯されて、２回膣内射精されたぐらいで人生をその男に捧げるというのは、実際には変な話だ</p><p>でも、この１３歳の少女は他には人生の選択が無いと信じているいや、信じさせられている</p><p>エリちゃんの言うことは全部、遅すぎるわだって、うちはうちは、もう</p><p>エリも理屈がどうであろうと</p><p>リエが、すでにオレに犯されているというゲンジツを前にしては何も言えなくなる</p><p>何でこんなことになるんやわたしは、ずっとこの部屋におったのにリエちゃんが大変な時に、何でわたしは起きられなかったんや</p><p>それはオレが覚醒させなかったからだ</p><p>ほら、リエ</p><p>オレは、リエを優しく抱き締める</p><p>オレの顔を見ろオレの体温を感じろうん、リエの肌は温かいな</p><p>触れ合った肌のぬくもりを感じる</p><p>大丈夫だぞオレは可愛いペットのことは、守るからな面倒見てやるからなリエは何も心配することはないんだぞ</p><p>かつてこの双子の姉妹は</p><p>お互いの細い腕で抱き締め合って苦難を耐えてきた</p><p>しかし、今は</p><p>双子の片割れリエだけが、オレの男の太い腕で抱かれている</p><p>うんうち、信用しますわお兄さんのこと</p><p>リエは、オレの腕の中からオレを見上げて言う</p><p>リエちゃん何で</p><p>驚くエリ</p><p>エリちゃんかてこのお兄さんの腕で抱かれてみたら、よう判ると思ううちお父ちゃんにも、こんな風に抱いてもろうたことはないなぁお父ちゃんはうちらのことを商品だとしか思うてなかったもんなぁ</p><p>リエはエリに</p><p>このお兄さんはなちょっと違うんや不思議な人なんやこうやって、裸で寄り添うているだけでもな心が安らかになるんよ怖くなくなるんや変な感じやでだって男の人と、ハダカンボでくっ付き合っとるんやでホントなら、それだけでも怖いしゾゾゾとなるはずなんやいや、最初はそうやったそうやったんやけど何やろ今はこうやって、お兄さんと肌をくっ付けてることが、自然なことに思えるんよ</p><p>ああ、それはヨッちゃんの不思議な力だから</p><p>ヨッちゃんて女の子に怖さを感じさせないんだよだから、いつの間にか何となく近くに接近していても生理的な反発が起こらなくなっちゃうんだよっ</p><p>確かに、そうでしたわお昼間のパーティでも男性はお兄様お一人だけなのに、来場なさった皆様はいつの間にか、お兄様の存在を受け入れてしまわれていましたから</p><p>あれはみんな、オレのことは無視していただけだろ</p><p>みすずのパートナーとして臨席しているだけなんだから、あんまり波風を立てるわけにもいかなかったんだろうし</p><p>本当に無視されているのなら強い嫌悪感が発せられますわ無視というのは、相手に対して無反応ということでなく相手を拒絶するがゆえのマイナスの感情を発しますから</p><p>ま、ヨッちゃん自身にはよく判ってないんだろうけどね香月のおジィちゃんとか、あのカリスマお嬢様歌晏さんだっけああいうオーラ出しまくっている人たちと、平然と同じテーブルに座っていられてそんで歌晏さんたちも、ヨッちゃんがそこに居ることを何も考えずに受け入れているっていうのは、なかなかスゴイことだったんだよ</p><p>とにかく、女の子に生理的な嫌悪感を感じさせないでスーッと相手の懐に入れるのがヨッちゃんの能力だっていうことは、判ってて</p><p>あ、そうかそういうことなんだ</p><p>だから、あたし最初にお兄ちゃんにレイプされた後、お兄ちゃんのことがそんなに怖くなかったんだ</p><p>マナをヴァージン・レイプした時</p><p>ほらレイプされたのに、どうしてだかお兄ちゃんと一緒にお風呂に入ってさ身体とか洗ってもらってあの時は、どうしてこの人に、こんなことされているんだろうって思ったけれどうん、そうだね確かにレイプされたことは怖かったけれど、お兄ちゃんに対する生理的な嫌悪感は感じなかったなあていうか他の人たちの方が、よっぽど怖かったし</p><p>あたしとか</p><p>うんあの頃は寧お姉ちゃんも、メチャクチャ怖かったあの時のマナは、敵の娘だからしょうがないんだけれど</p><p>ごめんね、マナちゃんっ</p><p>いや、それはもう終わったことだからいいんですだけどそうか、だから、あたし気が付いたら、自分をレイプした人を一番頼りにしていたもんなぁ</p><p>人質時代のマナの当時は、白坂舞夏保護者役は、オレとメグだったもんな</p><p>だから、あたしには今のリエちゃんの気持ちは、よく判るよあたしも、そうだったからお兄ちゃんにレイプされちゃったけれどううん、レイプしてもらったからこそ、お兄ちゃんのことが信頼できるのこの人は、ずっとあたしに優しくしてくれるしあたしのことを見捨てたりしないなって肌で判るんだよね</p><p>マナがリエにそう言う</p><p>うちにはまだ、よう判らんですけど</p><p>リエは、自分からオレに抱きついて来る</p><p>でも、これがうちの運命なんだってことは感じます</p><p>それが正しい判断なのかただの妄想なのか</p><p>ただ、リエの期待には応えないといけないと思う</p><p>裏切ってはいけないと</p><p>オレは、リエにキスした</p><p>リエも、オレの舌を受け入れる</p><p>お兄さんもう１回します</p><p>うちエリちゃんの見ている前で、お兄さんに犯して欲しいです</p><p>リエは、オレの胸に自分の胸を擦り付けてくる</p><p>うちの中にお兄さんのオチンチンがハマッているところも見て欲しいしお兄さんが、うちに射精するところも見せたい</p><p>リエはエリを見る</p><p>エリは、戸惑いの表情のまま双子を見つめていた</p><p>そしたら、きっとエリちゃんもお兄さんとエッチしたいって言うてくれると思うんです</p><p>り、リエちゃんな、何で</p><p>エリちゃんもうちと一緒になろうなこのお兄さんのエッチ奴隷にエッチ奴隷になって、ずっとずっとずーっと、うちと一緒にお兄さんにご奉仕しよ一緒に、お兄さんの赤ちゃんを産んで育てよなぁ</p><p>そ、そんなんわたしは</p><p>うちは、もうお兄さんのエッチ奴隷になってしもうたんやだからエリちゃんもエッチ奴隷になってくれんとうちらは、もう一緒にはおられなくなるで</p><p>ニコッと笑顔でリエは言う</p><p>一緒におられんようになるんは嫌やけどでも</p><p>エリはオレを見る</p><p>その顔にはセックスというものに対する恐怖、将来への不安などがアリアリと見えた</p><p>だから、見とってうちがお兄さんに犯してもろうとるところをうちにできることなら、エリちゃんにだってできるわうちら顔も背丈も、おんなしなんやから双子の姉妹なんやから</p><p>お兄さんお願いしますぅ</p><p>いや、今はしない</p><p>はっきりと言った</p><p>何でですのだってさっき、うちに約束してくれはったじゃないですかうちの次はエリちゃんのことも、エッチ奴隷にしてくれるって</p><p>約束はしたけれど今すぐにするつもりはない</p><p>このまま、なし崩しに場の流れだけで、エリを奴隷にするのは得策ではないと</p><p>でも、お兄さん</p><p>リエお前は、オレの何なんだ</p><p>う、うちはお兄さんのエッチ奴隷です</p><p>だったら奴隷が、オレに命令するな</p><p>ああ今、マナの昔話を聞いておいて良かった</p><p>マナもそうだったけれど</p><p>オレやセックスに対しての恐怖感がなくなると一気に甘えてくるんだよな</p><p>自分の希望通りに、オレを動かそうとする</p><p>マナが、そうだったし他の子にも、そういう傾向はあった</p><p>だから、ここはキリリッと締めないといけない</p><p>お前たちをどうするかは、オレが決めることだお前はオレに、提案することは許すけれど命令はするな可愛くないペットなら捨てるって言ってあるよな</p><p>ご、ごめんなさいお、お兄さん</p><p>オレの腕の中でリエは震え上がる</p><p>もうしないな</p><p>も、もうしませんもうしないからリエをリエを捨てないで下さい</p><p>震えながら、オレにしがみついてくる</p><p>オレはエリを見る</p><p>エリは、オレに従容となっているリエのことが理解できないらしい</p><p>わざわざ、エリが気絶している時にリエを犯したのは理由がある</p><p>お前たち双子は今まで、お互いのことは何でも知っていた今まで生きてきた経験もほとんど同じだ</p><p>同じ日に生まれて、同じ家で育ってきたのだから</p><p>だから、さっきはまでのお前たちはまるで２人で１人みたいな、絶妙のコンビネーションを見せていた</p><p>そして同時に双子２人だけの世界に、閉じ籠もって居た</p><p>でも、お前たちは今初めて違う人間になっているリエはもう男を知っている双子だけで助け合って生きる生活でなく、オレを頼って生きることも肌で教え込んだ前のままのエリとは違う</p><p>双子でも、エリに主導権を渡していた自分からアプローチすることが苦手だったリエが</p><p>今では、オレを自分の思うとおりに動かそうとすらした</p><p>お前たちはもう、お互いが違うということをエリとリエが別々の人格の別々の人間だということを確認する時間を持つべきだと思うんだ</p><p>今すぐに、アクションを起こしたら</p><p>リエとエリが、２人ともオレのセックス奴隷になったら</p><p>同じ環境の中で、この双子はまた双子だけの世界に逃げようとするかもしれない</p><p>いずれ、エリもオレの奴隷にするそれは約束するというかオレの奴隷にならないんなら、頭をバカに変えて外に放り出すか、殺すかしか選択肢が無いんだよ今のオレたちにはな</p><p>改めて、エリにそう告げておく</p><p>オレはできる限り、エリのことは殺したくはないだから、肉体を殺されたり、心を殺されたりするのが嫌なら腹をくくれ</p><p>それはエリちゃんは、うちが説得します</p><p>リエがそう言う</p><p>うん任せるとにかく、少し、２人で話す時間を持ていいな</p><p>リエは、納得してくれた</p><p>それとリエちゃんこれも、ヨッちゃんの奴隷として知ってて欲しいんだけれど</p><p>今さ、ヨッちゃんのオチンチンはリエちゃんに３回射精したから、精液タンクの量が減っているんだよいや、あたしたちのヨッちゃんはタフだからこのまま１０回でも、２０回でも射精できるけどさっ</p><p>あのオレは、精液放射器か</p><p>でも、処女の子には新鮮な精液をたーっぷり出してあげたいでしょだから、ヨッちゃんのタンクが満タンになるまで、時間を取ってあげようねっ</p><p>お兄様の生理的なことについては後で詳しく教えて差し上げますわ</p><p>えあ、嘘そうだったんですの</p><p>えヨミ</p><p>どうした</p><p>瑠璃子お姉様って、先生がエッチしたくなる時間とか、状況とか全部調べて知っているんですのね</p><p>えー、じゃあヨッちゃんが、ムラムラしてついルリちゃんを犯しちゃうっていうのは</p><p>調べたデータに合わせて公様に近付いていらっしゃるのですね</p><p>月子も瑠璃子の心を読んだ</p><p>あらららわたくし、月子お姉様やヨミちゃんの前では心の表面に出さない様に、必死と似隠してまいりましたのに</p><p>オレがムラムラしている時に、ススッと瑠璃子がオレの視界に入ってくるのは</p><p>しかも、オレの方から襲いかかるように</p><p>洗濯物なんかを干すフリをしてわざとお尻を強調したりして</p><p>こんなに可愛い子が、お兄様の新しい奴隷になったのでつい意識してしまいましたわ</p><p>瑠璃子お前が一番、やんわり怖い</p><p>えーとルリちゃん、とりあえずそのデーターは全員に公表ね</p><p>瑠璃子はうな垂れる</p><p>ということで、リエ編は終了で</p><p>天童乙女とハイジの対決に移ります</p><p>リエ・レイプを経験したことで、良信くんから甘さが消えます</p><p>冷徹な眼で、天童乙女をどうするのか決めることになります</p><p>双子と3Pはそのうちに</p><p>938．夜の火遊び／Supercalifragilisticexpialidocious</p><p>とにかく、しばらくこの部屋に２人きりにしておいてやるから色々と話してみろよ</p><p>オレは双子に言いながら、服を着る</p><p>天童乙女やハイジさんの方の様子を見に行くのだから、裸のままじゃマズイ</p><p>ええっと冷蔵庫の中の飲み物は、勝手に飲んでいいからそれは許可する</p><p>リエは今、炭酸を飲んだけれどエリの方は喉が渇いているだろう</p><p>飲み物ぐらいは与えても良いだろうと思った</p><p>お兄さん、うちは</p><p>リエが、オレに尋ねる</p><p>このままハダカンボのまんま、待ってた方がええの</p><p>このビルの中は、空調で温度が保たれている</p><p>裸でも寒くないな</p><p>そのまんまで待ってろどうしても寒かったら、そこのバスタオルでも羽織っていろ</p><p>オレは、そう命じる</p><p>リエは、ニッコリとオレに微笑んだ</p><p>悪いけれど、部屋の鍵はロックしちゃうからねぇ何かどうしても困ったことがあったら、大声で喚けばあたしたちのうちの誰かが見に来るよっ</p><p>寧が、双子にそう言う</p><p>リエがオレにレイプされた布団とその周りに配置された、ビデオ・カメラの３脚はこのままにしていくつもりらしい</p><p>レイプ動画を全て記録したノート・パソコンだけを持ち出すつもりみたいだ</p><p>あのオシッコとかしたくなったら、わたしらどうすればええ</p><p>エリが尋ねる</p><p>ああ、ここの仮眠室にはトイレは付いていないんだな</p><p>あっ、ごめんお兄ちゃんに言うの、忘れてたっ</p><p>マナが、ハッと思い出したらしくスタスタと、押し入れに向かう</p><p>ガララッと戸を開けると</p><p>はい、ここにおまるがあるから</p><p>押し入れの中から、マナが昔ながらのスワンの形をしたおまるを取り出す</p><p>お兄ちゃんが、オシッコ披露とかさせたいんじゃないかって用意しておいてもらったんだよ</p><p>マナオシッコ趣味は、みすずだ</p><p>まあ、いいじゃんかオシッコ・プレイはまた後でさっ</p><p>何でしたら今、わたくしが致しましょうか</p><p>いや、瑠璃子今はいいから</p><p>どうして、みんなオレが、女の子の放尿を見たがっているって信じているんだ</p><p>違いますわ公様</p><p>皆さんの方が公様に見ていただきたいんですよ</p><p>うんみすずお姉様も瑠璃子お姉様も、他の皆様もご自分の美しさに自身があるんですわだから一番、エッチではしたない姿を先生に見ていただきたいと思っているんです</p><p>ヨミがそう言う</p><p>ああオレに見られたいのかジッと集中して</p><p>乙女心は複雑だよねえヨッちゃんくふふっ</p><p>他人事のように、寧は笑う</p><p>まあいいとにかくオシッコなんかは、それを使っててくれ</p><p>オレはシャツを着ながらスワンのおまるを指差す</p><p>こんなん嫌やわ</p><p>わたし嫌ですわこんなのにオシッコするのは</p><p>でも、オレたちはみんな居なくなるんだからリエと２人きりなんだから、恥ずかしくないだろ</p><p>だってまた、すぐに戻って来るんでしょ戻って来たときにわたしらのオシッコの臭いとかおまるの中に溜まってるのを見られたりするのも嫌ですし</p><p>エリは、そう言う</p><p>そうかじゃあオシッコするなガマンしてろ</p><p>オレは、冷たくエリに、そう言う</p><p>な、何やそれっわたしらがオシッコをガマンしてたら、ボウコウエンになってしまうわっお兄さん、フジョ・ボウコウ罪で捕まるでぇっ</p><p>婦女暴行ならガチ・レイプをリエにしたばかりだ</p><p>リエはどうなんだ</p><p>オレはほんの少し前に、精飲１回、処女レイプ膣内射精２回を強制されたばかりの少女に尋ねる</p><p>うちは、このおまる大切に使わせてもらいますわ</p><p>双子の返答に驚くエリ</p><p>あ、でもお兄さんが戻って来るまで、ガマンしてた方がええですかお兄さん見たいですかうちがオシッコするところ</p><p>上目遣いでオレに尋ねる</p><p>見たいけれど、リエの健康の方が大切だオシッコしたくなったら、ガマンしないですぐにしろいいな</p><p>リエは答える</p><p>それじゃあちょっと、待っててくれ</p><p>オレ、寧、月子、ヨミ、マナと部屋の外に出る</p><p>瑠璃子は仮眠室の中に残ったエリとリエを、パシャッとカメラで撮影した</p><p>もう１枚はい、ではご機嫌よう失礼致しますわ</p><p>瑠璃子も外に出てドアを閉める</p><p>寧が、ロックを掛けている間に</p><p>瑠璃子が、たった今撮った画像をデジカメの画面に呼び出して、見せてくれた</p><p>オレと結びついたリエは少し、落ち着いた表情をしている</p><p>エリの方は不安でいっぱいの表情だ</p><p>まったく同じ顔で、体付きもそっくりの１３歳の双子の美少女たち</p><p>２人とも色違いの革の首輪をしているが</p><p>エリは白スクール水着を着たままで、リエは全裸だ</p><p>まだ処女のエリと男に犯されることを体験してしまったリエ</p><p>２人の対称相似性は崩れている</p><p>今のエリとリエは同じではない</p><p>すぐに隣の部屋ミナホ姉さんの居る監視室に飛び込む</p><p>ミナホ姉さんは案の定、仮眠室に閉じ込められた双子の監視をしていた</p><p>ちょっと、あなたも観ておきなさい</p><p>ミナホ姉さんが、部屋に入って来たオレに言う</p><p>隠しカメラによるモニター画面の中</p><p>ああ、エリとリエは気まずそうにしている何も喋らない</p><p>しばらくしてエリが、ドタドタッと部屋の隅のミニ冷蔵庫に向かう</p><p>行儀悪く、ガバッと冷蔵庫の扉を開けた</p><p>リエちゃんは、何にするん</p><p>エリが冷蔵庫の中を覗き込んだまま、そう言う</p><p>うちはええわ今、お兄さんと炭酸飲んだばかりやから</p><p>リエは空になったボトルを見て、そう答えた</p><p>わたしとは飲んでくれんのかまあ、ええわ</p><p>エリはオレンジジュースのボトルを取り出すと、ドカッと足で蹴ってドアを閉めた</p><p>その場で、ペットボトルのキャップを外すと畳の上に、ポンと投げ捨てる</p><p>そして、ラッパ飲みでグビグビとジュースをあおった</p><p>はぁぁ、生き返るわけぷっ</p><p>慌てて飲んだから、エリはげっぷまでする</p><p>そして、畳の上にどかっと、あぐらをかいて座る</p><p>それから、おもむろに双子の姉妹に対して</p><p>リエちゃんどういうことやねん</p><p>真顔で尋ねる</p><p>どうもこうもないわ見ての通りやわ</p><p>うちは、あのお兄さんのエッチ奴隷になってしもうたんやしゃあないわもう、レイプされてしもうたし今のうちのお腹の中には、もうお兄さんの赤ちゃんができてしもうとるかもしれへんしな</p><p>そんな簡単に子供なんかできんわっ確かすぐに洗えば、妊娠せーへんはずや何やったっけお母ちゃんが言うとったそうや、膣内洗浄や急いで膣内洗浄すれば何とかなるばず</p><p>エリは、そんなことを言い出す</p><p>そんなんうち、やり方を知らんもの</p><p>えっと、確かなお母ちゃんの話だと、炭酸のペットボトルを何十回も振ってなそんで、開けた時にシュハババッと炭酸が噴き出すやろそれをマンコの中に突っ込んで、炭酸の勢いで中を洗うんや確か、そうや炭酸の飲み物は酸性だから、お腹の中のオトコの精子をみんな殺してくれるんやって</p><p>そう言ってエリは再び、冷蔵庫に向かう</p><p>ああ、まだ炭酸のボトルが一本残っとるリエちゃん、このボトル突っ込んで膣内洗浄したらええわ</p><p>リエは不機嫌に</p><p>そんなん、お股に突っ込むのは嫌やうちは嫌やエリちゃんが、やってみたらええ</p><p>何で、わたしがするん</p><p>エリちゃんが言ったんやからエリちゃんがすればええわ</p><p>わたしは、ヤられてないのにかお腹の中に精子出されてないのに何で膣内洗浄せなあかんのやしかも、うちのヴァージンこんな炭酸のボトルで破ることになるで</p><p>知らんわうちはとにかく、そんなことはせーへんから</p><p>双子の会話の雰囲気がどんどん危うくなっていく</p><p>でも、洗浄せーへんとホンマに、あの気持ち悪い兄さんの赤ちゃんができてしまうで</p><p>そういうエリにリエは</p><p>別に構わへんできたら産めってうちは、お兄さんに言われとるから</p><p>何やそれ</p><p>エリは呆れている</p><p>うちはもう、あのお兄さんのエッチ奴隷なんやお兄さんが望むことなら、どんなエッチなこともせなあかんし子供ができたら産むんよそんで、一生、あのお兄さんにご奉仕するんやそう決まったんや</p><p>馬鹿なこと言わんといてリエちゃん、あんたまだ１３歳やであたしと同じなんやで</p><p>てもうちの身体は、エッチできたわお兄さんのオチンチン、根元まで受け入れたわそれとうちが、どう思うと、あのお兄さんにはかなわんわあのお兄さんは、したくなったら、うちのことをレイプするんようちの気持ちとか関係無い嫌でも、断ってもどうせ、オチンチン突っ込まれて、中出しされるんよだから、諦めるしかないわ</p><p>何で諦めないといけないんやわたしは諦めたりせーへんから</p><p>エリはそう、双子の姉妹に言う</p><p>そうやなさっき、あのお兄さんが言うてた通りわたしも、あのお兄さんにエッチされるわ仕方ないわリエちゃんが、ヤられてしもうたんだからとにかく、わたしも同じ数だけ、あの兄さんにヤられるわガマンするリエちゃんと、同じになるためやから堪えるわしゃーない</p><p>エリはあくまでも、リエと同じ境遇になるためだけに、オレに犯される覚悟を決めた</p><p>というかわたしのことも無理矢理エッチして、わたしとリエちゃん、２人の初めてをゲットしたらあの兄さんにも、隙ができると思うんやわたしらがもう逃げ出さないだろうって警戒が緩むはずやそれを狙ってわたしら２人、ここから逃げような、リエちゃんそうしよう</p><p>エリは、そんな逃亡計画を語り出す</p><p>これも、お母ちゃんが言うとったけれどなオトコっちゅうもんは、オンナの中に一発中出しをキメると自分のオンナになったみたいな気になって、甘くなるらしいわお母ちゃんなんて、若い頃にお金に困ったら、知り合いのオトコに一発ヤらしてやってたんやって身体を売ってたんやないで知り合いの人とエッチして、オトコが精子出してクターッとしている時に、ねえ、ちょっと、お金貸してって言うたら、みんなホイホイ貸してくれたらしいわしかも、全部踏み倒したけれど誰も、お母ちゃんにあの時の金を返せとは言うてこんかったらしいわ</p><p>それって結果的には売春なんじゃないのか</p><p>だからな、リエちゃんあのお兄さんが戻って来たら、わたしとリエちゃんでとにかく、チヤホヤしてなお尻とか触られるのもガマンしてなそんで、うちもヤられるわそれはもう、覚悟したわリエちゃんと同じ数だけうちも、あのお兄さんにランボーされるわそれは約束する絶対に、リエちゃんだけ辛い思いはさせんだから、なあリエちゃん</p><p>２人で、あのお兄さんがクタクタになるまでエッチの相手をするんやそしたら、絶対に逃げ出すチャンスがあるあるはずやチャンスが無いはすがないわたしは、そう考えとる</p><p>必死に、リエに提案する</p><p>そんで、何とか逃げ出したらすぐにコンビニで炭酸を買うわそんで、わたしとリエちゃん、一緒に膣内洗浄しよううちが、リエちゃんのオマンコに炭酸のボトルを突っ込んであげるからリエちゃんはあたしに突っ込んで多分、公園の公衆トイレとかそういうとこでするしかないだろうけれどとにかく、妊娠せーへんように、逃げ出したら最初に膣内洗浄やっ</p><p>しかしリエは</p><p>逃げるどこへ</p><p>冷ややかにエリに答える</p><p>今のうちらに逃げれる場所なんか、１つもないわ</p><p>それは、そうやけど</p><p>エリは言葉に詰まる</p><p>で、でもなぁこのまま、ここにおったって</p><p>うちはあのお兄さんを信じてるわ</p><p>リエは、強い眼でエリを見た</p><p>何でやあの人はうちらのお父ちゃんたちの敵やリエちゃんのこと、無理矢理エッチした人なんよ</p><p>エリの言葉は正論だと思う</p><p>何で信じられるんあんなまだ会ったばかりで、何者かも判らん人のことを</p><p>でも、うちはエッチしたんやお腹の底に熱い精子をたっぷり出されたんや</p><p>裸の下腹を両手で擦る</p><p>無理矢理レイプされたんやろ</p><p>そうやけど違うんや</p><p>エッチしたから判るんやあのお兄さんは、とっても怖い人やわでもうちのことは守ってくれる大事にしてくれる人だって判ったんや</p><p>だから、何で、そう思ったんやわたしには、判らんわ</p><p>エリには、リエの言葉が理解できない</p><p>エリちゃんもあのお兄さんとエッチしたら判るわていうか、エッチしないと判らんと思ううちな２回目に、あのお兄さんに中出しされた時に感じたんや</p><p>ああやってお兄さんに、ギュッと抱き締められるのが、うちの運命だってこうなるために、うちは今まで生きてきたんだって</p><p>そんなわけないやんかっリエちゃんはあのお兄さんのエッチ奴隷になるために生まれてきたんか何や、その人生そんなものになるために、リエちゃんは生まれてきたんやないっ一緒に生きてきた、わたしが断言するわ</p><p>エリには、受け入れられない話なんだろう</p><p>双子のリエがほんのわずかの時間で、ここまで変わってしまったということを</p><p>エリちゃんスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスや</p><p>エリにそう言って微笑む</p><p>うち、あのお兄さんとエッチした時に魔法の呪文をかけられてしもうたんよそんで、この魔法はどうにも解けんわ</p><p>リエちゃん何やて</p><p>スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスや覚えとるやろほら、昔うちとエリちゃんとで観た</p><p>何のことや</p><p>エリは、ポカンとした顔をしている</p><p>え、エリちゃんスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスのこと、忘れてしもうたん</p><p>う、うんとごめんわたしには、何のことか全然思いだせんわ</p><p>エリの返答にリエは、ハァと大きく溜息を吐く</p><p>何やエリちゃんとは、何から何までみいんな通じ合ってて一緒にしたことも、みんな覚えていると思ってたけれどそうやないんやな</p><p>ちょっと、待って今、思い出すからそのスーパー何とかのことを</p><p>双子の姉妹が語る記憶を、自分だけが忘れてしまっていることにエリは慌てる</p><p>もう、ええようん、うちら潮時だったんやなあのお兄さんは、ええキッカケをくれたんかもしれんわ</p><p>り、リエちゃんキッカケって</p><p>うちらはもう、今までと同じではあかんわうちもエリちゃんも</p><p>な、何でや何でそうなるん</p><p>エリとリエは生まれてからずっと、２人きりで生きてきて</p><p>２人だけの閉じた世界でお互いを支え合ってきた</p><p>双子の姉妹は、同じ記憶を有して同じ方向を見て同じ考えで</p><p>２人で１つの生命体のように生きていると錯覚していた</p><p>ゲンジツには</p><p>どれだけ同じ時間を共有しようとも</p><p>リエにとっては大切な記憶なのにエリの方は、覚えていない忘れてしまっているなんていうことはたくさんある</p><p>顔の造形や体付きが、そっくりだとしても</p><p>心までは、同じにはならない</p><p>ええわとにかくエリちゃんも、あのお兄さんとエッチしてみたら判るきっと判るからうちには、そうとしか言えんわ</p><p>リエは話を打ち切った</p><p>不意に、オレたちの居る監視室のドアがノックされる</p><p>イーディなのネハイジの特訓、終わったヨ</p><p>どうぞ、入りなさい</p><p>ミナホ姉さんの言葉にイーデイとハイジさんが入って来た</p><p>２人とも、少し疲れている</p><p>オレがイーディに尋ねると</p><p>３割増しになったネ取りあえずハイジの戦闘能力アップは、ここまでヨ</p><p>付け焼き刃でできることはそれが限界か</p><p>デモ、オトメには勝てると思うネ</p><p>イーディは、ニッと微笑む</p><p>ハイジさんはどう思う</p><p>判りませんあの方も相当の腕前を持っていらっしゃいますから</p><p>真顔で、そう答えた</p><p>ハイジさん変わったみたいだね</p><p>オレの言葉にはとなる、ハイジさん</p><p>前のハイジさんなら、勝てるかどうか判らなくても意地になって絶対に勝てますとか言ってたと思うから</p><p>前の鳥居さんの警護役だった頃のハイジさんは</p><p>何から何まで虚勢を張っていた</p><p>黒森様には、何でも謙虚に素直にお答えしないといけないと思いましたから</p><p>ハイジさんは、顔を赤らめてそう言う</p><p>あ、そうだハイジさん、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスって知ってる</p><p>オレは、ふと思い付いて聞いてみた</p><p>一度聞いた言葉を忘れないようにするのは工藤流の稽古で、美智にやらされている</p><p>戦闘時の集中力を鍛えるレッスンとして</p><p>だから、オレはリエの話していた単語を再現することができた</p><p>何か、ヨーロッパの言葉っぽいから</p><p>向こうの出身のハイジさんは知っているんじゃないかと</p><p>イーディは、どうせ知っているだろうからここは、あえてハイジさんに尋ねてみた</p><p>Supercalifragilisticexpialidocious</p><p>ハイジさんが、オレに向かってニコッと微笑む</p><p>わたくし、勝ちます絶対に勝ちます黒森様</p><p>Supercalifragilisticexpialidociousは、どんな願いも叶う魔法の呪文ヨ</p><p>イーディが、笑ってオレにそう言う</p><p>はいわたくし黒森様に呪文を掛けていただきましたっだからっ、負けませんっ</p><p>梶島先生が原作のパラダイス・ウォーの３巻が先月発売されたことを知らなくて</p><p>昨日から、探しているんですが</p><p>ラノベのメジャーじゃない文庫は、そもそも家の近所の本屋には置いていませんし</p><p>しょうがないので、帰りに秋葉原に寄ったのですが</p><p>アキバの専門店でも無い</p><p>３巻が発売された時に増刷されたらしい、１巻と２巻は売ってたんですが</p><p>元々、どれぐらい売れるかのメドが立っているでしょうし</p><p>メジャーでないラノベは、発売時期を逃したらなかなか買えないのかもしれません</p><p>食玩みたいになってきたなあ</p><p>とはいえ親と同居しているので、アマゾンでラノベとか買えないし</p><p>939. 夜の火遊び　／　どっとはらい</p><p>メアリー・ポピンズって映画の中に出て来るんだよ歌もあるんだよね</p><p>寧がオレに教えてくれた</p><p>さあって、じゃあ行こうか</p><p>天童乙女とハイジさんの対決</p><p>どうしてそれが必要なのか、オレにはよく判らないけれど</p><p>天童さんにとっては、余計なプライドを削ぎ落とすためハイジさんにとっては、自分に自信を持つためそして、公様にとってはよく見極めて判断するためですわ</p><p>ソウヨアタシはハイジは、アタシたちのfamilyに必要な人材だとすぐに判ったネデモ、オトメは別にどうでもいいノネDarlingの判断に任すネ</p><p>オレには、天童乙女とハイジさんの戦闘力のことは良く判らない</p><p>１３歳のハイジさんの方が伸びしろが大きいだろうぐらいのことは判るが</p><p>天童乙女だって、気の技を使うぐらいだし能力は高い</p><p>なぜ、イーディにとって、ハイジさんは仲間にしたい人材で天童乙女は、そうじゃないのか</p><p>単純に、戦闘力だけの問題でないということは判るけれど</p><p>今のあなたなら、ちゃんと判断できると思うわあなたはもう単に可哀相だと思ったからなんて理由だけで、厄介者を身内に入れようとしたりはしないでしょうから</p><p>あなたも学んできているはずよ</p><p>純粋に天童乙女という人間が、オレたちにとって有益かどうかだけで見極めないといけない</p><p>オレたちにとって必要の無い人材なら捨てるしかない</p><p>その結果、天童乙女が関西のヤクザたちに追われて、死ぬかもしれないとしても</p><p>オレたちは、慈善事業をやっているのではないしオレたち自身だって、反社会的な犯罪組織だ</p><p>自分たちが生き残るためには非情な判断もしなくてはならないんだ</p><p>ピピピと、館内電話が鳴る</p><p>ミナホ姉さんが、受話器を取った</p><p>ああ、木下さんそう天童乙女さんと徳大寺園子さんの移送が完了したのね</p><p>徳大寺さんも</p><p>ええ、じゃあ、すぐに公たちを行かせるわよろしくね</p><p>ミナホ姉さんは、電話を切る</p><p>あの子たちを目覚めさせる役はヨミさんでいいのかしら</p><p>ミナホ姉さんは、月子に尋ねる</p><p>今後のことを考えるとヨミさんに行ってもらった方がいいと思うのよ月子さん抜きで</p><p>月子は、いずれ鷹倉神社の巫女を継ぐために京都に帰る</p><p>ヨミは、東京に残って香月家の縁戚のプリンセス・アニエスの警護役として、学校に通うことになる</p><p>１人で修羅場を経験することには、慣れておいた方がいい</p><p>そうですわねヨミの経験値を高めるためにいいですね、ヨミ</p><p>はい、お任せ下さい月子お姉様</p><p>ヨミが、月子に笑顔で答える</p><p>瑠璃子さんは、ここで待機よ天童さんは、瑠璃子さんの顔を知っているから逆上して、人質にしようとするかもしれないから</p><p>仕方ありませんわ</p><p>あたしも、一緒に待つよあっちのリエちゃんたちのことも気になるし</p><p>マナは双子の姉妹の居る仮眠室を映しているモニターを見る</p><p>そうだなリエとエリのこと、よく見ててくれ何かあったらオレに連絡してくれ</p><p>了解、お兄ちゃん</p><p>あたしは元から黒い森の実働部隊だからねっもちろん、行くよっ</p><p>オレも寧が来てくれた方が助かる</p><p>場所はどこネ</p><p>イーディが、ミナホ姉さんに尋ねた</p><p>さっきまで、あなたたちが稽古していた部屋よ天童さんと闘うのなら、あそこが一番でしょ</p><p>この香月セキュリティ・サービスの旧・研修館の道場か</p><p>オーケイアソコなら、行き方も判るネ</p><p>じゃあ、いってらっしゃい公ついででいいんだけれど、できれば徳大寺園子さんの方も何とかしてくれると助かるわ</p><p>さっき、園子さんは黒い森の娼婦になると言っていたけれど</p><p>人生に絶望した娘の、破れかぶれの発言みたいになっていた</p><p>今のままの園子さんでは</p><p>普通の高校生売春婦にはなれても黒い森みたいな、高級娼館で働くのは無理だ</p><p>捨て鉢なだけの娘では高額で、政財界の大物たちに売ることはできない</p><p>そういう人たちが、わざわざ大金を支払ってくれるようなサービスはできないだろうから</p><p>高級娼婦はお客様の前では、明るく、前向きでないといけない</p><p>どんなに辛いゲンジツを抱え込んでいたとしても</p><p>克子姉や渚、それに元・娼婦のお姉さんたちみんな、お客様の前では、明るく微笑んでいられるだけの心の強さを持っていた</p><p>園子さんの暗さは黒い森の娼婦としてはマズイ</p><p>判ったやってみるよ</p><p>オレはそう、約束して部屋を出た</p><p>イーディに先導されてエレベーターホールへと向かう</p><p>もう、この建物の中に、捕虜のヤクザたちは居ない</p><p>全員、解放して関西へ戻るように巫女の力で指示してある</p><p>ただ、本当に指示に従うかどうかの確認と</p><p>力のせいで精神的に不安定になっているヤクザたちが、一般の人たちに迷惑を掛けないように</p><p>レイちゃんがトップになって、香月セキュリティ・サービスの私服隊員が監視を続けているはずだ</p><p>まあ、レイちゃんは有名人だから監視車の中から指示するだけだろうけれど</p><p>香月家としては、泰然と構えていないといけないから翔姉ちゃんは、香月家の本家邸宅から動けないし</p><p>ところでさヨッちゃん</p><p>エレベーターを待ちながら、寧がオレに言う</p><p>この間さネットで、こういう話を見たんだけどさ</p><p>ネット</p><p>ある人がねネット販売で、媚薬を買ったんだって媚薬って判るいわゆるホレ薬じゃなくってそれをお酒か何かに混ぜて、女の子に飲ませると、すっごいエッチな気持ちになっちゃって身体が火照って、エッチしたくてたまんなくなっちゃうっていう薬だったらしいんだけどさ</p><p>女の子がセックスしたくなる薬</p><p>そんなのあるんだ</p><p>で、とある男の子が、その薬を手に入れてねそんで、狙っている女の子とその子は彼氏持ちだったらしいけれど、どうしてもその男の子は、その子を墜としたかったらしくてさそんで、何とか、あの手この手を使って２人きりでお酒を飲む機会を作ってねもちろん、お店の中でだよ飲み屋さんね個人宅とかに来てくれるような仲じゃないから</p><p>それで、女の子がトイレに行った隙に、女の子のグラスにその媚薬をトポトポ注ぎ込んでみたんだって</p><p>寧は、ニヤッと笑う</p><p>気になっている女の子にエッチしたくなる媚薬を飲ませることに成功ってことか</p><p>そ、女の子が媚薬入りのお酒を飲んで、エッチしたそうな顔付きになったらそのまま、ラブ・ホテルに連れ込んじゃおうっていう計画だったらしいよ</p><p>そんなこと、本当にやるやつがいるんだ</p><p>ところがさどうなったと思う</p><p>ビヤクなんて、効果が無いんじゃナイノカ</p><p>イーディが返事する</p><p>ヨミもそう思います媚薬とか、インチキくさいですあり得ないですわ</p><p>いやいや、ヨミ</p><p>お前こそ巫女の力という、もっとあり得ないような魔力で人を自由に操っているだろ</p><p>とっころがさぁ、そのネットで買った媚薬は本当に効いたんだってさすぐに女の子は顔が赤くなるしハァハァ、熱い息をしているし腰をくねらせて、両脚をモジモジさせててエッチしたそうな様子になったらしいよ</p><p>多分さ、発情させるっていうより、肉体を興奮させて、交感神経を刺激するみたいな、そういう薬だったんじゃないかな性的な興奮が高まった時と、同じ体調にすることで、擬似的に発情状態だと感じさせるみたいな</p><p>でも、あのところがっていうことは、上手くいかなかったということですよね</p><p>ハイジさんも、寧に言う</p><p>そうそう、そうなんだよっハイジくん</p><p>その男の子の作戦は、結局、上手くいかなかったんだよねーっはい、それではここでクエスチョンですっヨッちゃん、何でだったからだと思う</p><p>そんなことオレに言われても</p><p>いや、判らないヤッちゃん、教えてよ</p><p>女の子はさっ、お酒を飲む度にどんどん、エッチな表情になって来てねそんで身体が熱くなったのか、上着とかも脱ぎだしてシャツのボタンも開けてみたりとか男の子の方からしたら、おおお、これは効いてる、効いてるっって、もうワクワクさん状態だったらしいんだけどね</p><p>わ、ワクワクさんて</p><p>Darlingそこは突っ込まない聞き流すトコ、聞き流すトコなのネ</p><p>そんで、女の子がさいよいよいよいよ、ついにっあっはーんあたし、もう、ガマンできないわーんっっていうレベルに達っしたらさっ</p><p>ど、どうなったんだ</p><p>その女の子は突然、こんな風に携帯電話を取りだしてね</p><p>寧は電話を掛ける動きをする</p><p>あー、もしもし、あたしあたしそうそう、あたしあのさー、今から、そっちに行くからうん、行くから泊まるからだから、シャワー浴びて待ってねーっって、自分の彼氏にハイテンションで電話してそういうことだから、バイバーイ今日は、ごちそうさまっって、媚薬を飲ませた男の子を酒場に置き去りにして１人で脱兎のごとく、バビューンっとタクシーに乗り込んでいなくなっちゃったんだってさっどっとはらい</p><p>アハハと、寧は笑う</p><p>どっとはらいって何です</p><p>ハイジさんの問いに</p><p>日本の昔話の終わりに付ける言葉ネどっとはれとかとっぴんはらりのぷとか色々なバージョンがあるノネ</p><p>日欧ハーフの美少女の質問をこの間まで日本語を知らなかった完全アメリカ人が答える</p><p>判る、ヨッちゃん媚薬を飲ませられて、急に身体だけがエッチしたくなっちゃったとしてもさだからって、すぐ隣に居る男の子を選ぶとは限らないんだよ</p><p>ああ、エッチしたい気分になったら自分に靡くと思って男の子は媚薬を飲ませたけれどそういう気分になったって、男の子とエッチしてくれるとは限らないんですね</p><p>選択肢が他にもあるのなら別に隣にいる男に勢いで抱きついたりはしないんだ</p><p>そうだよっオシッコしたくなったら、普通はトイレを探すわけでしょガマンできる限りは、ガマンするよねよっぽどのことがないと、その場でお漏らしとかしないでしょ</p><p>ウンセックスもそうネ急にしたくなったからって、誰でもいいからして欲しいにはならないネ</p><p>イーディもうなずく</p><p>そうだよっエロ・マンガとかエロ・ゲームなんかでも、そういうシチュエーションがよくあるけどさ違うんだよ媚薬とかで女の子を発情させたからって、すく眼の前にいる男の子に身体を開くかっていったら、そんなはずがないんだよ誰でもいいからにはならないって女の子に自意識が残っていたら、エッチする相手をちゃんと選ぶし好きでもない人とエッチするくらいなら、１人でトイレの個室に籠もってオナニーとかするってば</p><p>そうですわね誰でも構いませんから、今すぐわたくしを抱いて下さいとは、なりませんわ</p><p>ヨミも、そう言った</p><p>でも麻薬なんかで、完全に意識がブッ飛んでるのなら、何がなんだか判らなくなって、レイプされてしまう場合は</p><p>ハイジちゃんそれは、そもそもの前提が違うでしょそれはもう、媚薬を飲まされてどうのっていうレベルじゃないもん</p><p>ああ、そうですね</p><p>結局さ女の子に、ほんの少しでも自分の意識が残っているんならさ例え、身体がどんなにエッチを渇望したとしても、エッチしたい人がいる場所へ帰るまでガマンできるもんなんだよ普通の人間ならさ</p><p>ムシロ、誰でもいいからって、ホントに誰とでもエッチしちゃうような子はいないわけじゃないケレドそれはただの病気ネ</p><p>ああNymphomaniaですね</p><p>ハイジさんが呟く</p><p>そうヨ異常性欲症日本語では、色情症とも言うネ</p><p>ま、そういう人には、そもそも媚薬が必要ないよねちょっとしたことがスイッチになって、すぐにエッチに発展しちゃうからヨッちゃん、うちの学校にも１人いるでしょ</p><p>ああ生徒会長の岩倉さんか</p><p>でも、あの子ですらさあの子は、ホンモノの色情狂だけど相手は、ちゃんと選んでるからね</p><p>そうだ岩倉さんですら、誰とでもセックスするわけではない</p><p>岩倉さんの趣味・好みでセックスする相手を選んでいる</p><p>なるほどだから、媚薬を飲んだからといって、イコール色情狂になってしまうというのは違うということなのですね</p><p>ハイジさんが話をまとめる</p><p>この子、こんなにオレたちの会話に、率先して参加する子だったっけ</p><p>イーディと２人だけで稽古したことでまずは、イーディと親密になって</p><p>しかも、ここにはハイジさん、イーディ、寧、ヨミ、オレと５人しかいない</p><p>普段の寧やヨミは、明るくて人懐っこいから</p><p>だから、少しは心を開いてくれているんだな</p><p>というワケで、ヨッちゃん判った</p><p>あたしもそうだからねっ</p><p>や、ヤッちゃんな、何がそうなの</p><p>寧は、ニコッと微笑んで</p><p>だーかーら、もしも誰かがあたしに媚薬を盛ったとしてもさあたしは、ヨッちゃんのことしか頭の中にないからヨッちゃんにエッチしてもらいに、飛んで帰るだけだからねっ</p><p>あたしにとってセックスするっていうことはさ、ヨッちゃんとするっていうことだけだからあたしのイメージには、ヨッちゃん抜きのセックスは無いんだよそこんとこ判るアイラブユー、オーケイ</p><p>ええ、えーと</p><p>YES判るネ</p><p>アタシもそうヨセックス・イコール・Darlingなのネ</p><p>そうだよ、ヨッちゃんよく、女の子がセックスを覚えるとさ最初は、自分の恋人とのエッチのことばかり考えているんだけれどその内、他の男の子を見てさこの人に抱かれたら、どんな気持ちなんだろうとかこの人の筋肉、触ってみたいなあとかこの人のオチンチン、大きそうとかって他の男の人とエッチすることを想像しちゃうってとかって聞くんだけれどね</p><p>ああ身体がセックスに慣れたら</p><p>もっと別の肉体もっと、イケメンとか身体が締まっているとか筋肉隆々だとか</p><p>そういう相手とも、セックスしたくなるのか</p><p>オレだって、色んな女の子に目移りするもんな</p><p>新しく、可愛い女の子と知り合ったりしたら</p><p>でも、あたしには、そういう感覚は無いんだよこれっぽっちもヨッちゃんとエッチするようになって半年になるけれど今でも、ヨッちゃんのことしか考えられない</p><p>アタシもネDarlingだけヨ他のオトコとSEXしたいとか思わないし、その必要もないネ</p><p>わ、わたくしもヨミもですわっ</p><p>ヨミまで</p><p>ヨミも先生とかしませんっ他の男の人とか、絶対嫌です死んでも嫌ですそんなことになったら、舌を噛み切って死にますっ</p><p>そこまで言われるとかえって怖い</p><p>みんな、Darlingに満足しているからネDarlingとアタシたちのfamilyにネ</p><p>家族は関係ないよあたしは家族抜きで、ヨッちゃんが好きだもんヨッちゃん以外の男の子とは、口をきくのも嫌だからさホントにね</p><p>いつもの明るい寧でなく寧子は、そうだ</p><p>オレという弟の存在だけを糧にして生きている</p><p>だから安心してねあたしは、ずーっとヨッちゃんから離れないからねお仕事で、近くにいられなくなることも増えると思うけれどお姉ちゃんの心は、いつもヨッちゃんと一緒だよっ</p><p>寧は、オレを抱き締める</p><p>もうすぐ寧はマルゴさんの格闘技ビジネスを手助けするために、アメリカへ向かう</p><p>もちろん、ずーっと向こうに居て帰って来なくなるわけじゃないけれど</p><p>アタシも好きだヨッ、Darling</p><p>イーデイも、オレに抱きついた</p><p>そうだ、イーディも</p><p>マルゴさんと一緒に、格闘技の試合に参戦する</p><p>暗殺教団に居た過去を消すために</p><p>ええっとよく判らないですけど、ヨミも先生が好きっ</p><p>ヨミも、オレに抱きついて来る</p><p>ハイジ、何やっているネ</p><p>オレに抱きついたまま、イーディがハイジさんに言う</p><p>みんな、ちゃんとハイジが抱きつくスペースを開けておいているノネ</p><p>イーディは、首でクイッとハイジさんも、オレに抱きつくように示す</p><p>いや、イーディそんなの無理にさせなくても</p><p>オレがそう言うが</p><p>ハイジも、抱きつきたいんデショアタシたちのDarlingに</p><p>ナラ、抱きつけばいいのネ</p><p>あ、あのよ、よろしいですか</p><p>恥ずかしそうに頬を赤らめハイジさんは、オレに尋ねる</p><p>し、失礼致しますっ</p><p>ペタッとハイジさんも、オレに抱きついた</p><p>わ、わたくしもき、きっと黒森様だけになりますから</p><p>そんなの当たり前ネ</p><p>そうそうヨッちゃんとエッチしたらみんな、あたしたちみたいになるんだもんね</p><p>痛いのは最初だけですすぐに先生に抱いていただくのが大好きになりますから</p><p>早速、リエちゃんもヨッちゃんオンリーの女の子になっちゃったもんね</p><p>エッチの間中、ずーっとヨッちゃんて相手の女の子のこと見ているでしょ気持ち良さそうにそれであたしたちも、リエちゃんは月子さんが支配していたからだけどずーっとヨッちゃんを見てたでしょあれがキクんだよねあれでみんなセックス・イコール・ヨッちゃんて、心と身体に刻みつけられちゃうんだよ</p><p>リエが処女レイプされてから、急にしおらしくなったのは</p><p>あ、あれは月子の力だろ</p><p>月子が、リエの心を誘導したから</p><p>それだけじゃありませんわ先生はご自分がお持ちになっている力のことも、お知りになるべきです</p><p>月子と同じ力を持っているヨミがそう言う</p><p>ホーント、ヨッちゃんはみんなに刻みつけているんだよっ</p><p>はい、一生、消えませんわ</p><p>寧とヨミが笑う</p><p>ハイジも早く刻みつけてもらうネ</p><p>イーデイの言葉に</p><p>は、はいわたくしは、いつでも構いませんっ</p><p>オレにいつでも処女を捧げる覚悟ができている</p><p>あ、いやあの、あちらのお屋敷に戻ってからですよねわたくしの初めてはまり子お嬢様にも見ていただかないといけませんから</p><p>ハイジさんの旧・主人鳥居まり子さん</p><p>そうだよねえそれで鳥居さんも一緒にゲットしなくちゃね、ヨッちゃん</p><p>寧は、ヌフフと笑った</p><p>オレが鳥居さんも抱くということは、すでに決まっているのか</p><p>あ、やっと来た</p><p>エレベーターが、ようやく到着する</p><p>オレたちは、中に乗り込む</p><p>エレベーターで階下へ</p><p>イーディの案内で、オレたちは道場へ</p><p>木下さんが、待っていた</p><p>お待ちしていましたぁ天童乙女さーん、徳大寺園子さーん、デリバリー完了していまーす</p><p>道場の中を見ると２人の少女が、気絶したまま横たわっている</p><p>ただし、それぞれ１０メートルは離して、寝かされている</p><p>はーい、受領証に印鑑かサインをお願いしまーす</p><p>アタシでもいいノカ</p><p>誰でもいいでーす</p><p>なぜかイーディが、受領証にサインした</p><p>では、終わりましたら、また回収に伺いまーす</p><p>そう言うと、木下さんは天童乙女たちを運んできたストレッチャー台車を押しながら退場して行った</p><p>さてとソノコは人質だから、Darlingと寧はソノコの方に居るネヨミもそっちネもし、オトメが逆上して暴れ出したら、アンタが止めるのヨ</p><p>イーディが、オレたちに指示する</p><p>園子さんに誰も付いていないと天童乙女は、園子さんを奪取して、ここから逃亡しようとするだろう</p><p>そんな動きをさせないために、オレたちが園子さんに付いていないといけない</p><p>よーし、ヨッちゃん、ヨミちゃんほんじゃあ、あたしたち、こっちだよっ</p><p>オレは寧とヨミは道場の畳を模したマットの上に横たわっている園子さんのところへ行く</p><p>園子さんの寝顔を上から見下ろした</p><p>うん儚げで、可愛らしい人なんだよな</p><p>だからこそ、天童貞男たち大人のヤクザが園子さんを輪姦していた</p><p>それも、父親の見ている前で</p><p>そういう体験をした暗さをこの子は背負っている</p><p>ヨミ、その距離からこっちのオトメも起こせルカ</p><p>イーディが、ヨミに尋ねる</p><p>１０メートルの距離でヨミの力は届くのか</p><p>できると思います</p><p>ヨシじゃあ、始めるネ</p><p>イーディとハイジさんが、天童乙女とオレたちとの間に立つ</p><p>媚薬の話は、昔、エロ雑誌の試してみたら、こうなったみたいな記事で読みました</p><p>ああいう雑誌の埋め草みたいな記事が面白かったんですけれど</p><p>でらべっぴんのエヴァンゲリオン特集とか</p><p>富野監督にまで観てないから判りませんとかコメントをもらってたり</p><p>最近は、エロ雑誌を全然読んでないですねえ</p><p>940．夜の火遊び　／　乙女VSハイジ　ケンカを売る編</p><p>目覚めなさいっ</p><p>ヨミが格闘技道場の畳マットの上に、10メートルほど離されて横たわっている2人の少女に力を振るう</p><p>天童乙女と徳大寺園子さん</p><p>2人とも、ハミ出し者ヤクザの娘だけれど</p><p>天童乙女は、グループのリーダーだった天童貞男の娘であり</p><p>格闘技を使う武闘派の女子高生で同性愛嗜好だ</p><p>一方、徳大寺園子さんは</p><p>天童貞男グループの中でも一番立場の弱いヤクザの娘で</p><p>オッサンのヤクザたちにこの1週間近く、ずっと輪姦されていた</p><p>2人のヤクザの娘はハッと眼を醒ます</p><p>園子っ</p><p>周囲を見て、園子さんの存在に気付いた天童乙女がバッと飛び上がって、園子さんに駆け寄ろうとする</p><p>そうはさせないネッ</p><p>イーディが電光石火のスピードで、走る天童乙女を畳の上に投げ倒す</p><p>しばらく気を失っていた天童乙女は、イーディの早業に全く対抗できない</p><p>グシャッと、マットの上に崩れる</p><p>お、乙女ちゃん</p><p>思わず、徳大寺さんが叫んだ</p><p>大丈夫ヨ、コンナ程度で壊れるようなコじゃナイノネ</p><p>イーディは、うつ伏せに倒れた天童乙女の背中に乗り彼女の片腕をキュイッと捻り上げる</p><p>イーディの関節技は、完璧にキマッている</p><p>これでは、天童乙女は動けない</p><p>下手に抵抗したら、筋肉が断裂し骨を折られる</p><p>な、なんなんだよっちくしょうっあたしたちをどうするつもりなんだいっ</p><p>畳に顔を押し付けられて、天童乙女は大声で喚いた</p><p>アタシたち何のことネオトメが心配しないといけないのは、オトメ自身のコトダケじゃないノカ</p><p>何言ってんだよっあんたたちは園子を人質にして</p><p>そう言う天童乙女に、園子さんの横に立つ寧が</p><p>何、言っているの徳大寺園子さんは、自分の意志であたしたち犯罪組織黒い森の娼婦になるって決めたんだよっだから、もう、あたしたちの仲間だよっうちの組織のメンバーなんだからっ</p><p>そういうことだこの部屋に居る人間で、オレたちの敵は天童乙女さん、あなただけだよ</p><p>オレもイーディに組み伏せられている天童乙女に、そう言った</p><p>あ、あのな、何をしているんです乙女ちゃんどうなっちゃうんです</p><p>園子さんが、ビビリながらオレたちに尋ねる</p><p>それはさっあの子、天童乙女ちゃんの処分をどうしようかって思ってさっ</p><p>ああ、他の子の行く先は決まったから後は、天童乙女さんだけなんだよ</p><p>寧とオレが答える</p><p>他の子ってあたしの仲間は、どうなったんだいっ</p><p>天童乙女が、大声で叫ぶ</p><p>おとめゃんの仲間あれれ乙女ちゃんに仲間なんていたっけ</p><p>ふざけんなっ関西から一緒に来たあたしの仲間は、どうなったんだよっ</p><p>ああ、ヤクザのお父さんたちそんなら、みんな頭をパーにされて、関西の親分さんたちのところへ逆・鉄砲玉として送り出したよ明日の朝ぐらいには、ヤクザの事務所が大変なことになると思うけどねっ</p><p>ありもしない徳川埋蔵金を隠したアフリカ沖の島の場所を知るまで天童貞男たちは、自分たちの親分に食らいつき続ける</p><p>オヤジたちのことなんて、どうでもいいんだよっあんなヤツらのことはさっあたしが知りたいのはあたしの仲間のあのムスメたちのことだよっ</p><p>天童乙女はヤクザの娘たちを、自分の身内だと思っている</p><p>いや自分の子分か</p><p>えっと、あの小うるさいだけの３人は記憶を消して、どこかの駅前に捨てて来たシゲヨって子は、香月セキュリティ・サービスが保護してお祖母さんの家だかに送ってるもちろん、あたしたちに関する記憶は削って黒沢さんは、うちの娼婦になるって決めてくれたから、今はこの建物の別の部屋にいるよそんで中学生の２人は</p><p>ああ、あいつらはオレのセックス奴隷として生きていくことになったからとりあえず、もうリエの方はレイプしたぞうんちゃんと処女だったし、なかなか良い抱き心地だったエリの方は、この部屋での仕事が終わり次第処女を奪うつもりだ処女穴と口で、オレの精子の味を覚え込ませないとな</p><p>てっ、テメェよくもっ</p><p>リエとエリのことも天童乙女は、自分の支配下にあると思っている</p><p>オレが、勝手に手を出したことが、許せないんだろう</p><p>ブッ殺してやるっドゥアアアッ</p><p>キレた天童乙女は強い気を発するッ</p><p>オレや寧、ヨミやハイジさんは一瞬、怯むが</p><p>アタシには、その技は効かないノネッ</p><p>気の技を受け流すのが極意である工藤流を美智から教わっているイーディには通じない</p><p>逆に</p><p>アラヨッ</p><p>天童乙女と自分の身体の位置をグルンと引っ繰り返し</p><p>い痛たたたたたたたたたっ</p><p>うわっ、ロメロ・スペシャル吊り天井カダメイーディ、やるぅ</p><p>うん、天童乙女が、イーディに手足を取られて空中で大きく身体を反らして、無理矢理ブリッジさせられている</p><p>ロメロ・スペシャルは、掛けられる相手の協力がないと不可能な技っていうのは嘘だったんだねっ</p><p>コウイウ態勢になるように、チョット仕向けたよ気は、アタシの方が強いからネ</p><p>イーディは、天童乙女に技をかけたままそう言った</p><p>いっ、痛ッは、放せっ放せよっ痛たたたたっ</p><p>苦しんでいる天童乙女</p><p>ま、この辺にシトクネこれ以上スルと、ハイジとの闘いに響くネ</p><p>イーディは、技を解いてやる前に、ヨミを見る</p><p>はーいっ動くなわたくしが良いというまでは</p><p>ようやくプロレス技から解放された天童乙女は巫女の力で縛られる</p><p>さてとこれでやっと、話ができるな</p><p>一応、言っておくけれどエリは、ちゃんと納得したからなオレのセックス奴隷となることをだって仕方ないだろあいつらはもう、関西へは戻れない地元にはあいつらを引き取ってくれる親戚もいないし、オヤジの仲間のヤクザに捕まって、ロリコン動画のビジネスを続けさせられるだけだそのうちに売春も</p><p>だ、だからってあんたの性奴隷をさせられるんじゃあ、同じじゃないかっ</p><p>身体は縛っても、口は自由だ天童乙女は、オレに向かって吠える</p><p>オレの奴隷になった以上はオレが守る全力でヤクザたちとの縁は絶ちきれる衣食住は保証する香月家の庇護も得られる今のあの双子が生きていくには、最良の場所だと思うけどな</p><p>あんたにヤられるじゃないかっ</p><p>そうだセックス奴隷なんだから</p><p>オレの性欲の解消という仕事は勤めてもらう</p><p>当たり前だろオレたちは、慈善団体じゃない犯罪組織なんだぜ匿って、養ってやる以上は今のあいつらにできることをやってもらう</p><p>今のリエとエリには自分の心と肉体しかないだから、それを使ってオレに奉仕してもらうそれが、あいつらを生かしておいてやることへの代償になるんだ</p><p>かっ、勝手なことを言いやがって</p><p>憤慨する、天童乙女</p><p>えーほんとはさヨッちゃんとセックスできることが、一番の特典なのにねっ</p><p>そうですわ匿ってもらって、ご飯ももらえて、その上、セックスまでしてもらえるっていう最高の環境ですのにっ</p><p>寧とヨミは、そう言う</p><p>けっ、狂ってるねあんたら虫酸が走るよっ</p><p>天童乙女は、唾を吐く</p><p>ところであの双子は、お前のことなんて何の心配もしていなかったぞ</p><p>オレは天童乙女に言う</p><p>天童乙女さんは、自分があの双子の保護者みたいなつもりになっているんだろうけれどリエもエリも、お前のことなんかどうでもいいって思っているみたいだ</p><p>ああ、そうだったね</p><p>寧が、相槌を打つ</p><p>他の子も誰１人、乙女さんはどうなりますとか尋ねてこなかったらしいよっ</p><p>そ、そんなはずがないよっ</p><p>ギョッとする、天童乙女</p><p>あたしは今まで、どれだけあの子のために、身体を張ってきたかあいつらだって、みんな判っているはずだよっ散々、あたしが世話してやったんだからさっ</p><p>それは天童乙女の幻想だ</p><p>彼女が思っているほど他のヤクザの娘たちは、天童乙女に恩を感じていない</p><p>今回のことだってさあたしが、１人で身体を張って香月家に潜入したんじゃないかったった１人でオヤジの命令で、毒薬まで持たされてマジで死ぬ覚悟でさっ</p><p>あの子たちや園子に危ないことをさせたくなかったからだから、あたしは</p><p>乙女の眼が園子さんを見る</p><p>園子は、判ってくれるよねあたしが、みんなのために必死で頑張ってたってこと</p><p>園子さんは、顔を床に向ける</p><p>乙女ちゃんは頑張ってくれてたんだと思うけれどでも</p><p>さっきは他のヤクザの娘たちも居た</p><p>でも、ここは園子さんと天童乙女だけだ</p><p>オレたちの眼があるとしてもさっき以上に、本音で話せる</p><p>乙女ちゃんが居なくなってからあたしとシゲヨちゃんは地獄だったんよ</p><p>ホント、あの人たちにメチャクチャにされたんよ</p><p>だって、あたしは園子たちを守るためには、あたしが１人で潜入工作をするしかなかったから</p><p>うんそれは判ってるでも、乙女ちゃんがいなくなったからあたしとシゲヨちゃんは</p><p>何日も朝昼晩、ブッ通しで代わる代わる犯され続けた</p><p>乙女ちゃんはいなかったんだよあたしたちのこと、助けてくれなかったんだよ</p><p>愛する少女の言葉に天童乙女は絶句する</p><p>な、何だよそれあ、あたしは園子のために、命を張ってたのにっ</p><p>これはどうしようもない話だ</p><p>天童乙女は、園子さんに自分の頑張りを評価してもらいたいと願っているが</p><p>父親の眼の前で、他のヤクザたちの慰み者にされたという体験が園子さんの心に大きな傷を作っている</p><p>今の園子さんには、天童乙女に優しくするような余裕は無い</p><p>それに、もし優しくしたら</p><p>天童乙女が図に乗って、ますます園子さんに対して無遠慮になることも見えている</p><p>だから冷たく突き放すしかない</p><p>ソノコのためにトカ誰かのためにトカそういうコトを言っている状況じゃナイヨ今の乙女は</p><p>イーディが、ククッと笑う</p><p>アンタ自分自身のことを考えナヨアンタ、ドーナルの、コレカラ</p><p>天童乙女はイーディを見て</p><p>いいよ、他の子があたしを見捨てたってならそれでもさ</p><p>エリとリエのこともあんたが一生、責任を持って面倒を見るって言うんなら、あんたにくれてやるよっ</p><p>ホントに判ってないな</p><p>そんなことは乙女さんと約束することじゃないよオレとリエとエリで決めるから</p><p>あいつらは、まだ１３歳なんだっあたしの眼の黒いうちは、あんたの好きにはさせないよっ</p><p>大丈夫ヨオトメの眼は、黒くないカラどっかと言うとブラウン系だと思うネ</p><p>茶化すなっ</p><p>ギッと、イーディを睨む天童乙女</p><p>茶化してないヨこの状況で、ソウやって上から目線で話ができるアンタの方が、よっぽど冗談が上手いと思うケドネ</p><p>今の天童乙女は自分の立場が全然判っていない</p><p>で乙女さんは自分自身は、今後、どうやって生きていくつもりなんだよ</p><p>あ、あたしにはまだ、この身体がある腕がある</p><p>自分自身を鼓舞するように言う</p><p>この腕をどこかの組織に買ってもらうさあたしの能力を認めてくれる人は絶対にいるそれで稼いで園子と一緒に暮らすんだよっ</p><p>園子さんと</p><p>園子あんたを娼婦になんて絶対にさせないからねっあんたのことはあたしが、どんなことをしても養うから黙ってあたしに付いてきなっあんただけは、あたしは絶対に見捨てないから手放さないからねっ</p><p>その真面目な顔と言葉はある意味、格好良いんだけど</p><p>手放すも何もあたしは、元から乙女ちゃんのものじゃないから</p><p>そ、園子っ</p><p>別に、あたし少女ちゃんに養って欲しいわけでも、守って欲しいわけでもないから</p><p>園子さんは言う</p><p>あたしにだって自分の身体があるわだから、この身体で稼ぐわううん、自分の命を買うんだよ自分自身で</p><p>園子、あんた何言ってるの</p><p>驚く天童乙女</p><p>リエちゃんたちの話を聞いて本当に判ったわあたしたちは本当はあたしたちの親たちと一緒に消されちゃうべき存在なのよそれを生かしておいてもらうんだからさ、それ相応のことをしないといけないのよリエちゃんたちにとっては、それが奴隷になることであたしにとっては娼婦になることそういうことなのよ</p><p>園子、あんた判ってないのよそいつらの顔をよく見てみなよそいつら甘ちゃんだよだって、実際シゲヨたちのことは、無罪放免で解放してやったんだろ</p><p>エラソーな態度をしているけどさこっちが強気で突っぱね続ければ、こいつらは引くよそういう連中さどっちが先にビビるかのチキンレースをしているんだよ今、あたしたちはっ</p><p>天童乙女の半端者ヤクザの娘の発想では、そう見えるのか</p><p>こんな脅し、あたしはビビんないよっナメんなってんだよっ</p><p>まず先に言っておくけれどシゲヨさんや、あの金髪・赤髪・眉無しパーマを解放したのはあの娘たちには、オレたちにもたらすモノが何も無かったからだ必要な人材ではないしだからといって、ブチ殺すほどの価値も無かった記憶を消して放流したけれど今後、あいつらが幸せになれるとは思えないねまあ、そんなことはオレたちの知ったことじゃないんだが</p><p>冷たく言い切る</p><p>黒沢さんと徳大寺さんは娼婦として売れるとオレたちのボスが判断したから、受け入れたんだオレたちの組織がやっているのは高級娼館政財界の大物専用の売春宿だからなどんな娘でも良いっいうわけじゃないんだ若くて可愛いだけじゃダメだ明るくて頭が良くて、機転が効いて、優しい子じゃないとな</p><p>オレの言葉に園子さんが黙り込む</p><p>自分でも、自分のことは暗いと感じているんだろう</p><p>最後にエリとリエだがあいつらは行儀が悪いからうちの娼婦には無理だそれ以前に、うちは中学生に客を取らせないけどなだけど、あいつらは可愛いだろだから、オレが可愛がることにしたただ、それだけのことだ</p><p>犯罪組織の人間としてオレは語った</p><p>さて、天童乙女さんあんたのことなんだが、オレたちは非常にあんたの扱いに困っているだって、あんた何も使えないくせに、外に解放するとロクでもないことをしでかしそうだからなあんただけは、マジでブッ殺すべきなんじゃないかとさえ感じている</p><p>ちょっちょっと待って下さい</p><p>徳大寺園子さんがオレに言う</p><p>乙女ちゃんがどうしようもなく失礼で、ハチャメチャな子だっていうことは判っていますけれどで、でも殺すなんて</p><p>それは、オレが判断することだ天童乙女さんを見て</p><p>スーッと視線を、少女に向ける</p><p>今まで観察して来た限りでは殺した方がいいんじゃないかと思うけれどね</p><p>上等だよっ殺せるもんなら、殺してみやがれってんだっ</p><p>強い眼で、オレを睨む</p><p>ア、イイノカ殺しテモ</p><p>や、や、やれるもんならやってみなよっあ、あんたたちだって、どうせ口だけだろっ本当は人なんか殺したことはないんだろっ</p><p>アタシはまだないネDarlingは、あるケド</p><p>イーディは、笑顔でオレを見る</p><p>ああ、オレは人を殺したことがあるよ</p><p>オレはシザーリオ・ヴァイオラを射殺した</p><p>それからあたしたちが、キョーコ・メッサーの関係者だってことも思い出してねっ</p><p>キョーコさんは、ホンモノの国際重犯罪人だ</p><p>世界のあちこちで恐ろしい犯罪を犯してきていることは天童乙女も知っているだろう</p><p>まあいいやとりあえず、天童乙女さんには自分がどれくらい使えない女なのか自覚してもらうことから始めようか</p><p>乙女さんあんた、さっき、どこかの組織に自分の腕を売り込んで、雇ってもらうとか言ってたけどさ</p><p>天童乙女のすぐ横で、彼女を監視しているイーディを見る</p><p>でもさあんた、うちのイーディに全然敵わないじゃないかイーディと互角の戦いもできないのに、あんたみたいな小うるさい小娘を雇ってくれる組織なんてあると思うのか</p><p>こいつは別格だろこいつと香月家の警護役の小娘はさっあのキョーコ・メッサーと組み合えるんだから</p><p>昼間のパーティでイーディと美智が、キョーコさんたちとエキシビション・マッチをした様子を見ている</p><p>別格だろうとなんだろうとイーディみたいな子が実在しているんだぜイーディに勝てないような腕のあんたが雇われるはずがないだろ</p><p>オレは挑発する</p><p>何言ってるんだいあたしはさこの１週間、水島家に潜り込んでいたし今日のパーティでも、色んな名家のお嬢様たちの警護役っていう連中を見たよ８割は、大したことのない連中だったじゃないかどっちがお嬢様だん判んないくらい、無防備でボサーッとした警護役も居たしそりゃ、そこのバケモノや香月家の警護役みたいなのとは戦えないけれど他の連中の腕を見れば、あたしに仕事が無いわけがないんだよっ</p><p>他の名家の警護役のレベルを見たから</p><p>自分が雇われる可能性もあると思っているんだ</p><p>実際には今日のパーティで天童乙女の正体は、各名家にバレているから</p><p>関西ヤクザと関係のある子なんて、どこの家でも雇ってくれるはずがないんだけれど</p><p>天童乙女は、自分の戦闘能力を過信しているから</p><p>強さを示せば今までのことを不問にして、雇い入れてくれる家なり組織なりがあると思っている</p><p>ソウナノオトメジャア、アンタ、このコのことはどう思っているネ</p><p>イーディがずっと大人しくしていたハイジさんを示す</p><p>アンタもパーティで、この子が他の警護役のコと闘ったトコロは見ているハズネ</p><p>ハイジさんは鞍馬家の警護役の安城キヌカさんと１３歳少女デスマッチをやった</p><p>もっとも、その途中でオレたちは、天童乙女を捕縛したから</p><p>そんなにちゃんとはハイジさんの闘いを見ていないだろうけれど</p><p>アタシは無理でもこのコなら勝てるカネ</p><p>このコに勝てないノナラソレコソ、アンタは無能ということにナルネ</p><p>わたくしが勝ちますわこの人に負ける要素は１つもありませんもの</p><p>鳥居さんの警護役だった頃の少し高飛車な態度のハイジさんだ</p><p>そうか、天童乙女はその頃のハイジさんしか知らないから</p><p>あえて、前の自分を演じている</p><p>ふざけんなよあたしがあんたみたいな小娘に勝てるはずがないだろ</p><p>天童乙女は眼に怒りの炎を燃やしている</p><p>あらでは、実証して差し上げますわどうぞ、掛かって来て下さい</p><p>ハイジさんが、天童乙女を嘲笑する</p><p>その顔グチャグチャに叩き潰してやるからねっ</p><p>天童乙女も戦闘モードに入る</p><p>オレたちに囚われてからのフラストレーションを</p><p>闘うことで、一気に晴らしたいんだろう</p><p>本当に、この娘は</p><p>自分の気分に沿ってしか生きていない</p><p>他の人のことを見ていない判ろうとしない</p><p>なのに、自分の望みは全て思い通りにならなくてはいけないと思っている</p><p>ほら、あたしの身体を自由にしなよっ</p><p>少女は、ヨミに要求する</p><p>一応、言っておくけれど彼女との戦闘中に、オレや他の子を攻撃したり、人質にしようとしたりしたら</p><p>わたくしが、容赦致しませんわ</p><p>アタシがブッ殺すネ</p><p>ヨミが心をイーディが肉体を強制的に制する</p><p>もちろん、園子さんを連れて、ここから脱走するっていうのも不可能だからっ</p><p>ダッテ、オトメアンタ、ここがドコなのかだって知らないダロ</p><p>寧とイーディが、釘を刺す</p><p>天童乙女も園子さんもカラオケ屋から、この香月セキュリティ・サービスの旧施設に気絶したまま連れて来られているから</p><p>ここがどこかも判らない</p><p>とにかくあんたの腕前ってやつを、オレたちに証明しろよそれができないんなら何１つ、交渉なんかできないんだぜ</p><p>乙女ちゃんには、交渉カードが無いってことになるもんねっ</p><p>この気が荒いだけの武闘派少女が、武術の腕前を証明できないのなら</p><p>ただのウルサイだけの女だ</p><p>わたくしのことを倒せばいいんですわまあなたには、できないことですけれど</p><p>ハイジさんはニヤッと笑う</p><p>ブッ倒してやるよホント気にくわないガキだねぇあんたみたいなのが大嫌いなんだよ、あたしは金持ちのお嬢様にヘラヘラ媚びているだけのくせに</p><p>あら、でもわたくしにはあなたと違って、実力がありますから</p><p>くっほら、早くあたしを自由にしなっこのまんまじゃ、戦えないよっ</p><p>ヨミがオレを見る</p><p>先生よろしいですか</p><p>イーディが、スッとオレや寧、園子さんをガードする位置に動いた</p><p>ああ許可する</p><p>では拘束を解きます動いていいですよっ</p><p>天童乙女がスクッと立ち上がる</p><p>この野郎ギッタンギッタンにしてやるからねっ</p><p>その言葉そのままお返し致しますわ</p><p>天童乙女とハイジさんが相対す</p><p>また、近所の駅に七夕の笹飾りが置かれる季節になりました</p><p>近隣の何軒かの幼稚園の子が書いた願いの短冊がたくさん、ぶら下げられています</p><p>毎年、大きくなったら、キュア＊＊になりたいとか＊＊ジャーになりたいという短冊が幾つもあるんですが</p><p>（プリキュアと戦隊物の＊＊ジャーになりたいはあっても、仮面ライダーはなぜか無い）</p><p>今年、私のツボにハマッたのは</p><p>大きくなったら、雪の女王になりたい　ひろし</p><p>ひろしなぜだっ</p><p>941．夜の火遊び　／　乙女VSハイジ　血戦ファイト</p><p>天童乙女１７歳</p><p>ハイジさん１３歳</p><p>この年代の４歳の差は、相当大きい</p><p>２人は、睨み合う</p><p>天童乙女は地元の知り合いの道場で武術を習ったと言っていた</p><p>ハイジさんは短期コースとはいえ、ヨーロッパの警護要員育成アカデミーを飛び級で卒業している</p><p>開始の合図は、誰が出すんだい審判はあんたがやるのかい</p><p>視線をハイジさんに向けたまま、天童乙女がイーディに聞く</p><p>実戦に開始の合図トカ、審判とかアルノカ</p><p>はん、ケンカ・ルールかい上等だよっあたしも、そっちの方が気楽だ</p><p>天童乙女は拳を握って、構えたままジリジリと、ハイジさんとの間合いを詰めていく</p><p>むしろ、あんたにジャッジなんかやられたらあたしの不利になるだろうからねあたしがこの小娘を叩き潰すまで、手出しするんじゃないよっ</p><p>弱い犬ほど、よく吠える</p><p>そんな言葉を、オレは思い出した</p><p>へえ、乙女ちゃんにとっては実戦イコールケンカなんだっ</p><p>寧が煽る</p><p>あたしたちにとっは、実戦イコール相手を殺すってことだけどねっ</p><p>よく言うよこんな、名家のお嬢様のお飾りの甘ちゃんの小娘に何ができるって言うんだい</p><p>天童乙女は、ハイジさんを睨む</p><p>金持ちに雇われて、のほほんとしていられるようなご身分のくせにあたしはねえ、あんたたちとは違うんだよ関西で地元でホンモノの地獄を見て来たんだからね</p><p>天童乙女は知らない</p><p>ハイジさんもヨーロッパの売春窟で生まれて、自力でそこから脱した過去があるということを</p><p>いや、オレたちのことも知らない</p><p>知ろうという気持ちも無い</p><p>そりゃあ、ハミ出し者のヤクザの娘として生まれて来たのは色々と苦労もあったと思う</p><p>今回だって、父親たちのいい加減な作戦に巻き込まれて無理矢理、東京へ連れて来られたんだろうし</p><p>辛い思いに耐えて生きてきたのは、天童乙女だけじゃない</p><p>両親と弟さんをシザーリオ・ヴァイオラに殺され、ずっと監禁されていた寧はどうなる</p><p>暗殺教団という閉じた世界で育って来たのに、ミス・コーデリアに売り飛ばされたイーディは</p><p>あたしがお嬢様のお付きの小娘に負けるはずがないんだよっ</p><p>天童乙女は、自分自身を鼓舞している</p><p>つまりハイジさんと相対していて、彼女に怖さを感じている</p><p>だから、必死に自分の方がハイジさんよりも強いはずだという理由付けをしているんだ</p><p>ハイジさん落ち着いて攻めるんだ</p><p>慌てなければ、絶対に勝てる相手だよ</p><p>ハイジさんも間合いを詰める</p><p>じょ、冗談じゃないよ何で、あたしが</p><p>ハイジさんが仕掛ける</p><p>ざけんなっ</p><p>天童乙女は、回避しようとするがハイジさんのスピードは速い</p><p>ちぃぃぃぃっ</p><p>ハイジさんのキックを、何とか腕でガードするのが精一杯だった</p><p>こなくそっはあっ</p><p>天童乙女は、気を発する</p><p>ハイジさんの動きを止めて隙を狙って、必殺の一撃を食らわせようと</p><p>NON</p><p>ハイジさんの身体を、天童乙女の気は擦り抜けてしまう</p><p>気を受け流す技工藤流古武術</p><p>な、何でお前がっ</p><p>美智やイーディが、その技を使うことは判っていても</p><p>まさか、４つも年下のハイジさんが気を受け流す技術を身に付けているとは想像していなかったらしい</p><p>ヒトは刻一刻、進化するノネ</p><p>乙女が気を失っていた間にハイジは次のレベルに進んだノヨ</p><p>そんなはずがないっ</p><p>天童乙女が気を乗せた正拳を、ハイジさんに叩き込もうとする</p><p>勝負は、あっけなく終わった</p><p>ッッッ</p><p>ハイジさんの蹴りが、カウンター気味に天童乙女の脇腹にキマる</p><p>ぐぅええっ</p><p>天童乙女の身体は、キックの勢いで空中を一回転して格闘技道場の畳マットの上に無様にバタゴロッと転がった</p><p>ぐぅぅっっっ</p><p>脇腹を抱えてのたうち廻る、天童乙女</p><p>涙と鼻水と唾をだらだら零しながら、苦しんでいる</p><p>ジタバタと１人畳マットの上で</p><p>乙女ちゃん</p><p>思わず、徳大寺園子さんが立ち上がって駆け寄ろうとするが</p><p>コッチに来ちゃダメヨ</p><p>イーディが、彼女を制する</p><p>大丈夫ヨ苦しんでるけれど死にはしないカラ</p><p>はい、死なない程度にしてあります</p><p>ハイジさんが、園子さんに言う</p><p>ただ、この急所をヤられるとホントに苦しいノヨネオトメも、オシッコ漏らさないだけすごいネ</p><p>ぐぅああああっ</p><p>天童乙女はまだ、大声で唸りながら苦しんでいる</p><p>ホント、みっともないネ大口を叩いたクセニ</p><p>イーディは、倒れている天童乙女を見てハッと笑う</p><p>ヨミ、力で痛みを緩和しろこのままじゃ話もできない</p><p>ヨミが、巫女の力を使う</p><p>ほら痛みが和らいでいきますよ</p><p>あ、ぐぐぅ、あぐぐぅぅううっ、ああっ、ふぅぅ、あっ、ふっ、ふーっ</p><p>天童乙女の息が、落ち着いてくる</p><p>脇腹を押さえて倒れたままだけどのちうち廻るのは止まる</p><p>痛みが減ったカラって動いちゃダメヨ身体に受けたダメージは、そのまま残っているカラネ</p><p>イーディが告げる</p><p>今、無理に動くとホントにヤバくなるカラネ</p><p>はぁぁ、あぁぁ、はぁぁ</p><p>落ち着いてはきているが、まだ涙と鼻水が止まらない状態だ</p><p>オトメアンタは、どうしようもないくらい井の中の蛙ダッタのネ</p><p>アンタは普通の人に対しては、ソコソコ強いネデモアンタの武は、大したレベルじゃないノネアンタは、ちゃんと学んできていないカラ</p><p>何か言い返したいみたいだが、今の天童乙女には唸ることしかできない</p><p>ああ、そうネアンタも、一応は武術を習って来ているノヨネデモ、オトメアンタは、ちゃんとマジメに学んできてないネアンタの流派の技の派手でオイシそうなとこだけ摘まんできたダケで土台ができていないノヨダカラ、経験が正しく積み重ならないノネ</p><p>武術のセンスはあったんだろうだから、派手な技は覚えた</p><p>気の技だって使える</p><p>でも、総合的な下地が圧倒的に不足している</p><p>シカモ、アンタは今の自分の能力でも、何とか世の中を渡っていけると甘い判断をしていたから日々の鍛錬も足りてないネダカラ使えないノヨアンタは</p><p>そのまま、イーディはハイジさんを見る</p><p>ハイジは警護のアカデミーで、一通りの基礎を習っているネアカデミックな教育という物は、決してバカにしてはいけないモノヨたくさんの人たちが、長い時間を掛けて理論的に構築していったモノダカラハイ・レベルなテクニックは、各流派ごとに異なっているけれど基礎に付いては、そうは変わらないネ人間の肉体の構造は、みんな同じなんダカラハイジは、アカデミーでしか教育を受けていないデモ、アカデミーで教わった基礎は、今でも徹底して鍛錬を続けているネダカラほんの数時間で、新しい技をマスターできるノネ肉体が鋭敏で柔軟になっているカラ</p><p>ハイジさんはアカデミーを卒業しているということが、彼女のプライドになっていると同時に</p><p>コンプレックスにもなっていた</p><p>上流階級や、一流の警護会社へ繋がるコネを持っていないハイジさんは</p><p>アカデミー以外の場所で学ぶ機会が無かったから</p><p>キ</p><p>パーティの時にエキシビションで闘った時に、ハイジが使ってたゲルマン忍法とかイウ足技アレ、ハイジの創作デショ</p><p>イーディが、ハイジさんに問う</p><p>ああ靴先から刃物を出して、ひたすらキックだけで闘うみたいな謎の技</p><p>は、はい申し訳ありません</p><p>謝るハイジさん</p><p>謝ることはないネああやって自分は特別の技を身に付けているとアピールしないといけないって、思い込んでたノヨネ</p><p>はいわたくしは日欧ハーフですから西欧の方には、日本古来の忍術をマスターしていると言った方が雇用される確率が高いと思ったのですがわたくし、ヨーロッパ育ちですから、忍術のことはよく判りませんし</p><p>ハイジさんはさっきオレに話してくれたことをイーディにも語る</p><p>結局、ハイジさんはヨーロッパでは警護人としての雇い主が見つからなくて</p><p>日本の鳥居さんの警護役になったわけだけど</p><p>ハイジのゲルマン忍法の足技はお粗末だったネ突き詰められて考えられている技じゃないからあちこち、ちゃんとしてないところが多いノヨ</p><p>確かにキヌカさんとの１３歳警護役対決は、妙な雰囲気になっていた</p><p>キヌカさんの猫拳も、相当、困った感じだったし</p><p>もっとも、安城流拳法の方は鞍馬家警護役の中だけで伝承されているうちに、時代遅れになっちゃったんだろうな</p><p>あの姉妹とか、他の警護役たちと全然、交流していなかったし</p><p>オトメは、ハイジのあのゲルマン忍法を見てそのお粗末な技にこの子は大して能力は無いと決めつけたノネ</p><p>だから、自分の方が強いと信じていた</p><p>デモ、アタシはお粗末な技でも、ハイジが日頃から基本に忠実に自分の身体を鍛えていることは判ったヨこのコは、先達に恵まれなかったダケで性格は、素直で実直だし、キッカケさえ掴めばグングン伸びるコだと思ったダカラ</p><p>あの時からハイジさんがオレたちの家族になることを望んでいた</p><p>ハイジさんの表向きの傲慢さはコネが無いことに対する焦りであって</p><p>本当のハイジさんは、とっても真面目で素直な良い子だということを理解していた</p><p>オレも何となく判ってたハイジさんは、鳥居さんにキツいことを言っても、ちゃんといつもご主人様よりも一歩引いていたし</p><p>自己アピールには熱心だったけれどそれは、必死だっただけなんだよな</p><p>名家のお嬢様たちが集まる会場で何とか、雇い主のクラス・アップをしたかったわけで</p><p>それは、鳥居さんが本当は名家のお嬢様ではない微妙な立場の人だったからだし</p><p>うん、悪い子ではないって感じてたただ、世間知らずなだけで</p><p>アカデミーの正規コースの卒業生である翔姉ちゃんが居るのに</p><p>アカデミーの短期コースの卒業生たちを名家に紹介するビジネスを始めようとしていし</p><p>でもハイジさんに、嫌悪感は感じなかった困った子だけど、面白くて可愛い子だなって思ってたよ</p><p>鳥居さんや狩野さんや歌晏桃子姉ちゃん</p><p>それに、安城ミタマ＆キヌカ姉妹と同じで</p><p>ハイジさんが、頬を赤く染めてオレに言う</p><p>で、ヨッちゃん乙女ちゃんのことは、どう感じた</p><p>オレは、まだ倒れたまま起き上がれず、言葉も喋れないままの天童乙女を見る</p><p>天童さんには嫌悪感しかないな</p><p>正直に言う</p><p>カラオケ屋に、園子さんたちを救出に行った時は仲間思いな人なのかと思ったけれどでも、違うんだよな</p><p>天童さんの優しさは相手に対する押し付けでしかないから相手が何を望んでいるとか、何を考えているとか気にしないんだよな自分の言う通りにしろってただ、強制しているだけだから</p><p>あたしも、そう思うよ</p><p>だからヤクザの娘さんたち乙女ちゃんは、全員、自分の身内で、自分が守ってあげなくちゃいけない存在だと思ってたけれど</p><p>あああの子たちは、そういう天童さんの態度を利用していただけだった</p><p>特に、金髪・赤髪・眉無しパーマの３人ムスメは</p><p>あるいは園子ちゃんみたいに、有り難迷惑にね</p><p>寧は園子さんを見る</p><p>園子さん、もう一度ハッキリ言ってあげた方がいいと思うよ園子さんは、乙女ちゃんとは一緒に行かないってことを</p><p>畳マットの上に倒れたままの天童乙女に言う</p><p>乙女ちゃんあたしね</p><p>穏やかにでも、重い言葉で</p><p>あたしだってこのまま娼婦になるのが正しいことなのかは、よく判らないよあたしだって、まだ１７歳で世の中のこととか、よく判らないものあたしは今、流されているだけで娼婦にならないと、お前にはもう生きる道はないって言われているから、それでこの運命を受け入れちゃっているだけかもしれないあたし弱い子だから強い意志なんてないし人生は、あたしの思い通りにならないってことも判っているあたしはいつも、屈服するだけだよそれが天童貞男さんたちから、この人たちに変わっただけなのかもしれないあたしはやっぱり、支配されるだけの子なのかもしれないだけど</p><p>畳の上から、天童乙女が強い眼で、園子さんを見ている</p><p>声さえも儚くて、生命力の薄い園子さんのことを射貫くような、眼の光だ</p><p>あたし乙女ちゃんとは、行かれないだって、あたしにとってはそれは、乙女ちゃんに屈服して、乙女ちゃんに支配されるっていうことだから変わらないんだよ他の人と、乙女ちゃんがあたしにはだって、乙女ちゃんはあたしの気持ちなんてずっと無視しているんだもん</p><p>ヨミが巫女の力を使っている</p><p>別に、園子さんにヨミが勝手な言葉を語らせているということではない</p><p>園子さんがずっと心の中に秘めていた思いを</p><p>天童乙女という友人に、どうしても言えなかった思いを</p><p>今だけは、素直に吐き出せるように</p><p>巫女の力でアシストしている</p><p>さっきの月子から学んだんだな</p><p>相手の心を傷つけたり、圧力をかけたりせずに上手に促すテクニックを</p><p>それにあたしと乙女ちゃんが、どこかへ逃げたとしてもあたしたち２人で生きていくのは無理だよあたしも乙女ちゃんもダメになっちゃうよだって乙女ちゃん身体は強いけれど、心は弱いもんあたし弱い乙女ちゃんを支えていくのは嫌だよそんなってあたしが辛いだけだもん</p><p>そのぉこぉ</p><p>ようやく、天童乙女がそれだけ喋った</p><p>苦しそうに、悲しそうに</p><p>オトメが、彼女を守ってきたというのはオトメの錯覚なのネ</p><p>自分が、ソノコを他のムスメたちを守っていると思い込むことで、オトメは自分の心の安定を図ってただけヨ実際は守ってないし、そんな強い絆はアンタたちの間にはないノネ</p><p>天童乙女は、呆然と園子さんを見上げている</p><p>うん、守られてないよだって、あたし天童貞男さんたちに乱暴されちゃったしさっき、乙女ちゃんがさあたしは地獄を見てきたなんて言い出した時、あたし、思わずはあっって思っちゃったよ地獄を見たのはあたしとシゲヨちゃんだよ乙女ちゃんは判ってないよ</p><p>あたしは黙って、あたしたちがレイプされているのを見ていた他の子たちも許さないみんな大っ嫌いエリちゃんとリエちゃんだけは、まだ小さいから許すけれどていうか、あの子たちもその人の奴隷になって、エッチさせられるんでしょだったら、許してあげるよ直子ちゃんもあたしと一緒に娼婦になるって言うから、許してあげるでも、他の人は許さないあたしたちを犯した人も、見ていた人もお父さんも、絶対に許さないみんな頭をおかしくされて、このまま死んじゃうんでしょいい気味よあんな人たちみんなみんな死ねばいいのよ</p><p>園子さんの心の中から黒い思いが吹き出してくる</p><p>あーたーしは</p><p>天童乙女が、必死に尋ねる</p><p>乙女ちゃんだって許さないよ大っ嫌いだよずっとずっと、大嫌いだったんだから乙女ちゃんのことなんてっ</p><p>その言葉は</p><p>園子さんに、同性愛的な愛情を抱いている天童乙女には厳しいだろう</p><p>みんなみんな嫌いだよ誰もあたしのことを助けてくれなかったんだもんっみんなみんな、大嫌いだよっ</p><p>でも、嫌い嫌い言っているだけじゃこの先、生きていけないからな</p><p>それでも、園子さん天童乙女の一方的な好意から来る、有り難迷惑だとしてもこの人が居てくれたせいで、助かったことだってあるんだろ</p><p>天童乙女の行動の全てがムダだったはずはない</p><p>天童さんはホント、やることなすこと空回りな人だけどさあなたたちを巻き込みたくなくて、たった１人で香月家のパーティに潜入してきたんだからさ</p><p>最初の計画では他のヤクザの娘たちも、名家のお嬢様たちに突撃させるはずだった</p><p>そんなのあたしは知らないです</p><p>園子さんは顔を背ける</p><p>ああ、そうじゃあ天童乙女は、このまま処分することになるけれどいいね</p><p>今のままじゃうるさいだけの役立たずだからなハイジさんに負けるぐらいじゃ警護にも使えないし記憶を消して、放り捨てるか</p><p>ヨミを見る</p><p>しかし、先生天童乙女さんから、わたくしたちや香月家についての記憶を消そうとすればどうしても、徳大寺園子さんについての記憶に接触してしまいますわこの人にとって香月家と敵対した理由が徳大寺さんの救出ですから</p><p>と答える</p><p>オトメの心の中で今回の一件とソノコのことが、強く結びついているノネダカラ</p><p>オレたちについての記憶を消すとなると園子さんについての記憶も消すしかなくなる園子さんは、このままオレたちのところで娼婦になるんだからな天童乙女の中に園子さんへの思いが残っていたらこの人のことだから、必死になって園子さんを捜すだろうしそうなるのは、ちょっと面倒だよな</p><p>オレの言葉に、園子さんは</p><p>別にいいですよ、あたしは乙女ちゃんがあたしのことまで思い出せなくなっても構いませんから</p><p>そ、の、こ</p><p>天童乙女は、死刑宣告されたような顔になる</p><p>いいんだよあたしたち会わなかったことにした方があたしと乙女ちゃんとのことなんて、全部無かったことにすればいいんだよっ</p><p>心を解放されている園子さんは、かなり過激なことを言う</p><p>ソウイウコトじゃナイノネ</p><p>はい徳大寺さんとの記憶は、天童さんの心の中の深い部分に、かなり大きな分量で占めていますから</p><p>徳大寺さんの記憶を消すと確実に、天童さんは自我崩壊しますわ</p><p>心全体が地殻変動を起こして、グッチャグチャに崩れるノネ</p><p>つまり発狂する</p><p>オトメがそうなってもイイノカ構わないノカ</p><p>イーディの言葉に、園子さんは</p><p>青ざめた表情で天童乙女を見る</p><p>うーん、何か体調が悪いです</p><p>熱くなったり、寒くなったり、ジメジメしたり気候が不順ですねえ</p><p>あと1話で、この話は終わらせて双子の残りに戻る予定です</p><p>942．夜の火遊び　／　死ぬ気になるということ</p><p>ち、ちくしょう、ば、バカにしやがって</p><p>苦しそうに、天童乙女は呟く</p><p>まだ涙と鼻水は止まっていない</p><p>脇腹を押さえたまま、畳マットの上に転がっている</p><p>テメェら、ぜ、全員絶対に許さねえあ、あたしをな、ナメやがって</p><p>そんなことを言う彼女に、イーディは</p><p>ナメてたのは、アンタネ</p><p>冷たく言う</p><p>アンタハイジになら勝てるって思って、闘うことを了承したんデショアタシが相手だったら、受けなかったハズヨ</p><p>天童乙女は、そういう女だ</p><p>アンタは基本的に小狡いのヨ勝てると思う闘いしかしないコなのネソシテ、自分より弱いコたちにはイバるし強い人のことは影でバカにしているノネ</p><p>天童乙女が反論する前に、寧が</p><p>そうだねホント乙女ちゃんは、お父さんにソックリだよねっ</p><p>乙女の父天童貞男</p><p>テキトーでいい加減で、強い相手には媚びるくせに、弱い相手はとことんイジメる迷惑なだけの困ったちゃんだよねっ</p><p>あ、あたしはお、オヤジになんか似てないよ</p><p>天童乙女は、怒りの眼で寧を見る</p><p>そうかなああたしにはそっくりだと思うけれど</p><p>寧が言うほどは、この親娘は似ていないと思う</p><p>親父の天童貞男の言動には一々、悪意が感じられた</p><p>天童貞男の根幹には、どうしようもないくらいの邪悪さがあったと思う</p><p>でも、娘の乙女は</p><p>こいつはバカで、ホントに他人の気持ちとかは考えないないけれど</p><p>でも、悪意は無い</p><p>アリガタ迷惑なところもあるけれど園子さんや仲間たちを助けたいという気持ちは、純粋だったと思う</p><p>そして、園子さんあなたも、お父さんに良く似ているねっ</p><p>園子さんの父親もオレたちは会ってきた</p><p>気が弱くて、いつも状況に流されてその結果、自分の親しい人たちが酷い目に合うことになっても、文句も言えずに黙認してしまう</p><p>園子さん父親は娘が天童貞男たちに輪姦されているのを許していた</p><p>娘を助けようとはしなかった</p><p>自分にはそんな力はないと最初から、諦めきっていた</p><p>やっぱり、親子だから性格が似ちゃうのは仕方がないことなのかなぁ</p><p>大きな声で、寧は言う</p><p>運命なのネ</p><p>アメリカであった事件ダケレドあるお金持ちの夫婦が、まだ赤ん坊の男の子を養子に貰ったノネ夫婦もそのコも元の親がどんな人なのかは知らない養子縁組の施設は何も教えてくれなかったソウネその夫婦は、男の子に良い教育を授けたね家庭環境も何も問題無しネ夫婦が、養子のコに深い愛情を注いで育てたことは、地域のコミュニティの人々が全員証言しているノネダケド</p><p>その養子の男の子はハイ・スクールに入ってから、乱暴な性格に成り、次々と犯罪に手を染めるようになるネそして最終的には、人を殺して逮捕されるノネ</p><p>人を殺した</p><p>ソシテ裁判の場で、養子の本当の親のコトが明らかにナルノネ殺人を犯して捕まった養子の父親は凶悪な殺人犯だったノネ子供と同じで、トテモ粗暴な性格だったラシイヨ</p><p>人を殺した養子の父親も殺人犯だった</p><p>この事件が示していることは、とても重いコトなのネ普通ヒトが粗暴な犯罪者になってシマウのは、生まれて育った環境の影響だと言われているネどんな、粗暴犯も穏やかで優しい、良い環境で育ったのなら、そんな人間にはならなかったハズだと思われていたネ</p><p>デモ、この事件の場合養子は、殺人を犯して逮捕され裁判になるまで、自分が殺人犯の子ダトハ知らなかったノネ殺人犯の親にも、一度も会ったことがないノネツマリ環境面で、粗暴な親からは何も影響されていないノネ</p><p>自分が本当は殺人犯の子だと知ってグレたとかそういうことも無かった</p><p>養子が育ったのは、お金持ちの家庭で虐待はされていないし、良い教育も受けさせてもらえていたノネ何より、その家には他にも子供がいたノネアメリカの場合、自分の子がいるのに養子を貰うなんてコトは、よくあるコトダカラ特に保守的なキリスト教徒のお金持ちとかは、進んで養子を貰う家が多いヨデその家の他の子供たちは、みんなちゃんとした人間に育っている成長するにツレテ、どんどん乱暴になり、犯罪者になっちゃたノハ、その養子ただ1人だったノネ</p><p>ツマリこの事件は、人が凶悪犯罪者になるのは環境に影響されるノデナク人間の遺伝子の中に、反社会的な人間にナッテしまう要素が含まれているのではナイカということを示唆しているノヨ</p><p>養子には凶悪犯になるような家庭環境は、全くなかった</p><p>なのに彼は人を殺した</p><p>そして、養子の本当の父親は凶悪な殺人犯</p><p>だとしたら、父親から殺人犯になってしまう遺伝子を受け継いでしまっているのではないかという推論が起きる</p><p>多くの場合親と子の性格が似るのは、一緒に生活しているからだと思われているネ子は親の言動を見て、それを真似するカラ子は親の影響下にあるモノネダケド、成長して学校へ通うような年齢になったら、子は親以外の大人のモデルに出会うネ親以外の様々な人間の影響を受けるようになって、親の影響下から遠ざかるネ</p><p>ああ尊敬しているプロ・スポーツの選手の言葉とか</p><p>身近な先輩なんかの影響を受ける</p><p>ダケド、この養子の事件では養子は本当の親と接触していないノニ、少年期からどんどん本当の親のように性格が凶暴化していっているのネ外部要因デナク、養子自身の内面からそうナッテいったとレポートされているネ</p><p>だから遺伝子なのか</p><p>親の性格を受け継いでしまう遺伝子なんてモノが本当にあるのか</p><p>ダカラオトメ、ソノコアンタたちが、親の性格を引き継いでいることは仕方のないコトなのヨ諦めるネどうすることもできないコトダカラ</p><p>あ、あたしがあんなオヤジと</p><p>あたしお父さん</p><p>天童乙女も園子さんも考え込んでしまった</p><p>自分自身と自分の父親を心の中で比較しているのだろう</p><p>そんな話オレは信じないよ</p><p>受け入れられるものか</p><p>オレはオレの親たちみたいにはなりたくないから死んだってあんな人間にはならない</p><p>オレという存在を自分が産んだ子供を、最初っから無視していた母親</p><p>オレを平然と見捨てていった父親</p><p>あいつらみたいな人間には、絶対になりたくない</p><p>もし、そんな遺伝子があったとしてもオレは、あの人たちみたいな性格にはならないよオレは拒絶する断固としてオレはオレだあの人たちとは違う人間なんだっ</p><p>ソウヨ、Darlingヒトは、自分が望んだように変われるノネちゃんと、自分の心と向き合って悪いところを直して、良くなろうと思えば遺伝子にも環境にも、運命にすら対抗できるノネ</p><p>そうだオレは、オレ自身でそれを体験してきている</p><p>そして、オレの廻りの人たちもみんな、自分の意志で良い方向へ変わっている</p><p>そうだねっ大切なのは、自分の運命と闘う覚悟を持っているかどうかだよねっ誰にとっても</p><p>運命と闘う覚悟があれば断固として、運命を拒絶することもあるしあるいは、敢えて運命を受け入れながら抵抗し続けることもあるでも、大事なのは闘う意志ファイティング・スピリッツを持っているかどうかだよっ闘う意志が無い人はただ、運命と状況に流されているだけだよ自分はダメな子だから、こうなっていくのが運命だからそんな気持ちでいたら、ただただ堕ちていくだけだよそして、自分が何もしなかったのに後でいっぱい後悔するんだよダメな自分や、自分を助けてくれなかった周りの人たちを恨むんだよずっとずーっと</p><p>寧の言葉に、ハイジさんは</p><p>そんなのは嫌ですわたくしは、そんな風に堕落したくはありませんっ</p><p>大丈夫ヨ、ハイジはアンタは、ヒネていたケレドファイティング・スピリッツは持ってたから運命に流されるのではなく自分で運命を切り開こうとする闘志に燃えていたネ</p><p>そうだったハイジさんは</p><p>どんな時も、自力で前途を切り開こうとする熱意があった</p><p>オレは、天童乙女と徳大寺園子さんを見る</p><p>そっか天童乙女さんは、ずっと流されてただけだもんな</p><p>オレを見る天童乙女</p><p>仲間の子たちを救うためって言いながら結局は、父親の命令通りに香月家のパーティに潜入して来ただけだし今度はオレたちと、カラオケ屋に園子さんたちを助け出しに行くことになっても結局は、イーディの立てた作戦に従うだけだった</p><p>ソウヨだから、アタシはオトメを置き去りにして先行したノネ</p><p>あの時天童乙女は、イーデイと一緒に建物の裏からカラオケ店に潜入するはずだった</p><p>だけど乙女は、イーディの素早さに追いつけないで現場への到着が遅れた</p><p>オトメには、一緒に作戦を遂行する協調性がないネ状況を冷静に見極める洞察力がないネとっさの出来事に反応して、最善の行動を思い付くクリエイティブさもないねダカラ誰とも組めないノヨダカラ、置き去りにシタネ連携が取れない味方は、敵よりもキケンだカラネまあ、何よりオトメは、壊滅的に判断・行動が遅いから仕方ナインダケレド</p><p>イーディは、ハッキリとそう言う</p><p>能力的ニモ、才能的ニモ、性格的ニモアンタには、アタシたちの世界の仕事は無理ネ今までみたいに、自分より弱いコにダケ、強さを誇示してイバッてたら</p><p>そんなこと、いつまでもやっていられないよニセモノに寄り付くのは、ダメな人だけだからマトモな子は、乙女ちゃんがホンモノじゃないってすぐに気付くからさっさと乙女ちゃんから逃げて行くよっ</p><p>ああ、そうか天童貞男の仲間のヤクザがみんなどうしようもない連中だったのは</p><p>寧の言葉で、オレは理解した</p><p>そうだよ、ヨッちゃん自称・侠客の天童貞男さんは、ニセモノだったもんあの人には、覚悟とか気概とか侠気とか感じなかったでしょそんな人に寄り付く人たちだって、みんなニセモノのダメ人間に決まっているじゃんかっ</p><p>ね、園子さんちょっと聞きたいことがあるんだけれどさ</p><p>園子さんを見る</p><p>オレたちの組織が、園子さんと契約するのは、今から５年間だけなんだよあなたは、今１７歳だよねだから、２３歳になった時にはオレたちの娼館から解放されることになるよ</p><p>ミナホ姉さんは、５年間限定で娼館を再開させる</p><p>それは、最初から決まっている</p><p>5年間しか娼婦として雇わないという話も、すでにミナホ姉さんが園子さんに伝えてある</p><p>で園子さん、５年後はどうするどうしたいどうしていくつもりだ</p><p>園子さんは困惑していた</p><p>そ、そんなのよく判りません</p><p>うつむいて、下を見る</p><p>あ、あたし今は、あなたたちの言う通りに娼婦になることしか考えていませんから</p><p>自分の人生に絶望して娼婦になることを了承しただけだ</p><p>その先のことは何も考えていない</p><p>いや、多分娼婦になるということを覚悟した段階で自分の人生は、もう終わったと諦めている</p><p>それにあたし娼婦だって、ちゃんとできるかどうか判らないですし</p><p>この人は自分自身に何１つ、自信が無い</p><p>だから、流されていく</p><p>１人で生き抜く力生命力が、とことん薄い</p><p>こんな後ろ向きな暗い娘では黒い森の娼婦は勤まらない</p><p>できなかったら殺すよ</p><p>園子さんの顔が強ばる</p><p>お、お前、そ、園子に</p><p>天童乙女が、オレに文句を言おうとする</p><p>口だけのやつは、黙ってろお前は、何もできねー女じゃないかっ</p><p>オレは、鋭くそう言った</p><p>ソウネオトメはホント、役立たずネ</p><p>イーディが、笑いながら殺気を醸し出す</p><p>天童乙女はこの気だけは感じられる</p><p>まだ起き上がることもできない以上黙り込むしかない</p><p>園子さん生きていたかったら、できるようにしろよそれこそ、マジで死ぬ気で頑張れ</p><p>震えながら、園子さんは答えた</p><p>天童乙女にしても、徳大寺園子さんにしても</p><p>優しくしちゃダメなんだな</p><p>こういう性格の子たちには優しさは、甘やかしにしかならない</p><p>オレたちは目的意識を持っていない娼婦はいらないんだだから娼婦から解放された５年後に何を始めるのか、今から考えておけよいや、明日の朝までに考えて、オレに報告しろいいなっ</p><p>は、はいでも、あの</p><p>あ、あたしそんなのよく判らないですしあの明日の朝までとかは</p><p>もっと考える時間が欲しいということではない</p><p>この人の場合は</p><p>面倒なことは考えたくないから、先延ばしにしたいということだ</p><p>何でもかんでも思考停止で受け入れるのが、この人のやり方だから</p><p>ダメだ明日の朝までに、人生プランを考えろそれと</p><p>オレは今のままじゃダメなんだと気付く</p><p>客に身体を売って、金を稼ぐということだけでは、この人を追い込むことはできない</p><p>すでに、園子さんは天童貞男たちに輪姦された経験があるのだから</p><p>オレはもう一つ別の切り口から攻めることにした</p><p>ところで、園子さんあなたは、天童乙女に生きてて欲しいか</p><p>いや、あなたもさっきからの話を聞いていて判っていると思うけれどその女には、本当に使い道が無い役立たず過ぎる弱いし、性格は悪いし、文句ばかり言っているし</p><p>彼女は、悔しそうにうつむいていた</p><p>もはや、喚き散らすこともできなくなっている</p><p>かといって、外に捨てるためには天童乙女の脳ミソを完全に破壊するしかないその話もしたよな</p><p>オレたちについての記憶と園子さんに関する記憶を強引に削ったら天童乙女の精神が崩落する</p><p>そうなるとブッ殺すのが、一番楽ってことになる生かしておくと、ホント、小うるさいだけだしな</p><p>ソウネその方がイイヨ</p><p>うん、仕方ないよねだって、乙女ちゃん、ホントにどうしようもないんだもんっ</p><p>イーディと寧が、オレに賛成してくれる</p><p>天童乙女が、ビクッと震えながら床を見ている</p><p>園子さんは、どうしていいのか判らなくてオドオドしている</p><p>オレたちは、そう思うんだけれど園子さんは、どう思う</p><p>オレは真っ直ぐに彼女の眼を見る</p><p>園子さんの意見が聞きたいんだよ園子さんは、天童乙女が死んでもいいのかなそれともあの人に生きてて欲しい</p><p>園子さんは、怯えた表情のまま硬直している</p><p>頭の中がパニックになって、思考停止になっているんだな</p><p>答えろって言ってるんだよっ</p><p>オレは、美智に習った気を園子さんに発する</p><p>ひ、ひぃっ</p><p>天童乙女を死なせたいのか死なせたくないのかはっきり言えよっ</p><p>し、死んだら困りますっ乙女ちゃんが</p><p>一旦、思考停止まで追い込んだから</p><p>この答えは、園子さんの率直な本音だ</p><p>オレの顔色を読んで、とりあえず言ってみたというような答えではない</p><p>何で、天童乙女が死んだら困るんだよっ</p><p>オレは、さらに畳み込むっ</p><p>だ、だってだってだって</p><p>パニックになって思考から逃げるようなことは許さない</p><p>答えろよっさあっ</p><p>乙女ちゃんは友達だからっ</p><p>追い詰められた園子さんの中から言葉が零れる</p><p>友達だからっ死んで欲しくないですっ生きてて生きてて欲しいっ</p><p>判ったそれじゃあ天童乙女の命の代金は、園子さんに支払ってもらうことにするよ</p><p>１０００万円だ</p><p>キョトンとする園子さん</p><p>大丈夫だよ園子さんは５年間で娼婦として何千万も稼ぐんだからさその内の１０００万円を天童乙女の命の代金として貰い受けるよいいな</p><p>今の園子さんはオレたちに、１０００万円の借金があるっていうことだよ毎月、分割で支払ってもらうよ返済が滞ったら天童乙女を殺すよ</p><p>園子さんは自分が酷い目に合うことなら、何でも受け入れる</p><p>オレが園子さんを殺すと言ったらあっさりと、受け入れるだろう</p><p>それぐらい、自分の身体や命に関しては、執着が希薄だ</p><p>だけど他の人に関しては</p><p>自分のせいで、天童乙女が死ぬということを</p><p>この人は受け入れられるか</p><p>そ、そんなの困りますあ、あたしちゃんとできるか判らないですし</p><p>じゃあ、乙女は死ぬそれでいいな</p><p>天童乙女のために、１０００万背負うかそれとも、あいつを見捨てるか、２つに１つなんだよっ</p><p>園子あたしはいいからっ</p><p>あたしは園子の重荷になんか、なりたくないっそんなことになるぐらいならっ、死んだ方がマシだよっ</p><p>ああまた</p><p>感情だけで、反射的に叫んでいる</p><p>実際には死ぬ覚悟なんてできていないのに</p><p>そんな友人を見て徳大寺園子さんは</p><p>するいよ乙女ちゃんは</p><p>え園子</p><p>２人の眼が合う</p><p>こんな時に、そんな風に言われたらあたし</p><p>そうだ天童乙女の感情だけの言葉は</p><p>園子さんを追い詰めるだけの効果しかない</p><p>乙女ちゃんのこと助けるって言うしかないじゃんか</p><p>園子さんは、ぽろりと涙を零した</p><p>じゃあ、いいな</p><p>借金１０００万円分は、確実に稼いでもらうからなだからできる限り早く、金が稼げる娼婦になれよ</p><p>それから１０００万円払うことになっても、園子さんは５年後には何千万も資金が残るんだから娼婦を引退した後の将来設計を考えろ明日の朝までに</p><p>い、今は１０００万円を払うことしか考えられません</p><p>園子さんの胸を、ムニッと鷲掴みにする</p><p>オレがやれって言ったら、やるんだよっやっぱ、乙女を殺すかオレの気が変わらないようにしろよっ</p><p>ポロポロと涙を零す園子さん</p><p>うーんとね子供の頃とかになりたかったお仕事とかを考えればいいんだよったいていのものはお金さえあればできるんだからっ</p><p>そんなの思い付きませんあたし子供の頃から夢なんてなかったし</p><p>泣きながら、そう言う園子さん</p><p>そんなの嘘だ</p><p>どんなに絶望的な境遇に居たって、人は夢を思い描くもんだオレは知っている</p><p>オレだって辛い時があったんだ</p><p>絶望するしかなかった夜が</p><p>あんたは今、忘れているだけだ思い出せあんたの夢を必死になって思い出せっ</p><p>園子さんが、返事をする</p><p>オレは、園子さんの胸から手を離した</p><p>あ、あたしもなるよ</p><p>天童乙女が小さな声で呟く</p><p>園子だけに背負わせないよあ、あたしも</p><p>切なそうな眼で、園子さんを見つめている</p><p>娼婦になるよあたしも、娼婦になる</p><p>２人で稼いだら１０００万円なんて、すぐに返せるさね、園子</p><p>このバカ女</p><p>娼婦、ナメんなよ</p><p>お前みたいな女に、娼婦なんて勤まるはずがないだろっ</p><p>天童乙女は、ギロッとオレを睨む</p><p>じゃあ、あんた、あたしにどうしろって言うんだいっ</p><p>そんなこと、オレが知るかぁぁっ</p><p>オレは、全力で天童乙女に言い返した</p><p>アタシに任せてネ、Darling</p><p>オトメの問題は本当の恐怖を知らないことにあるノネ</p><p>本当の恐怖を知っていたらこんなウカツで、感情垂れ流しのムスメにはなっていないノヨ</p><p>そして倒れている天童乙女の前に、立つ</p><p>殺さないケレド、死ぬホドの恐怖を教えてあげるネ</p><p>ニヤッと不敵に笑う</p><p>アンタも気の技を使うけれどアンタのは幼稚園レベルなのネホンモノがどれだけ怖いか教えてあげるヨ</p><p>そして、イーディは</p><p>スゥゥゥゥゥゥ、ハァァァァァ</p><p>体内に大きな気を練り上げていく</p><p>ちょっちょっと待てよ</p><p>震え上がる天童乙女</p><p>乙女はイーディの全身全霊を注ぎ込んだ全力の気を知らないが</p><p>イーディの中に溜まっていく強大な気の龍のことは感じられるようだ</p><p>スゥゥゥゥ、ハァァァ香月流奥義心月雲龍波</p><p>イーディの気が弾けるッ</p><p>動けない天童乙女の顔ギリギリに上から鋭い正拳を振り下ろすっ</p><p>YEHAAAッッッ</p><p>最大の気が天童乙女に放たれたッ</p><p>脳天から、肛門へ</p><p>気の稲妻がスバババババッと突き抜けるッッ</p><p>うぎゃあああああああてッッッ</p><p>今度こそ、天童乙女は悶絶した</p><p>ぷしゃぁぁ</p><p>眼をカッと大きく見開いたまま気絶した</p><p>ピクピクと全身を痙攣させながら、激しくオシッコを漏らしている</p><p>あ、これは確かに臨死体験だねっ</p><p>ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ</p><p>呼吸を整えるイーディ</p><p>これで意識が戻ったらもう、今までのオトメじゃなくなっているネ</p><p>本当に、死ぬほど怖い思いをした人間は変わるしかないカラネ</p><p>旧スタートレックに</p><p>惑星全部がギャングたちによって支配されている星があって</p><p>カーク船長が、その星を惑星連盟に加入させようと交渉に行くのですが</p><p>価値観や考え方が違うので、交渉にならず</p><p>最終的に、エンタープライズ号の武力で脅して</p><p>ギャングたちの流儀に合わせて</p><p>オレたちの傘下に入りやがれ今日からこの星は、オレたちのシマだ</p><p>と、言って無理矢理、加入させた話がありました</p><p>上納金が、連盟への会費ということで</p><p>確か、ラストシーンで、ミスター・スポックに船長、あれで良かったんでしょうかと聞かれて、やつらの流儀に合わせただけだよみたいな会話で終わったと思います</p><p>話せば判るとかいうのは幻想なので</p><p>追い詰めないとダメな人というのは、本当にいます</p><p>言葉だけでは、何も始めないという人が</p><p>943．夜の火遊び　／　ライン・オーヴァー</p><p>中途半端な能力を持っていて小狡いヒトが一番困るノネ</p><p>自分の実力は判っているカラ、トップの人たちとの勝負はしない競い合えば、負けるカラさらに努力を重ねて、今よりも強くなろうとも思わない今のままでも、自分より弱い人たちは威圧できるカラ</p><p>上を見ないで下の人たちに威張ることしか考えなくなる</p><p>テンドウ・サダオというヒトはそういう人間ダッタシそういう親を見て育ったオトメも、そういう考え方にナッテタネ</p><p>イーディは、オレを見る</p><p>ダカラ、ここまでしなくちゃダメなのヨオトメに二度と、自分は武術なら普通の子たちよりも強いナンテ考えなくさせるノネ</p><p>イーディの全力の気の一撃で死ぬほどの怖ろしさを体験させられることで</p><p>よくゼロからの出発って言うデショ何か、人生に失敗した人が再起しようとする時に、ゼロからやり直しますトカアレハ間違いなのネ人生は、ゲームじゃないヨ今までのコトをオール消去して、ゼロ・ポイントから再出発することなんてできないノヨ再起地点は、ゼロじゃなくそのヒトの人生の現在地点でしかないノネそれまで生きてきた人生の続きヨつまりプラスかマイナスのどこかのポイントネ</p><p>それまでの人生で経験や人脈が充分にあるのなら、再起地点はプラスの位置ネ逆に、犯罪歴や悪い交友関係が残っているのならホントにマイナスからしか再起動できないノネ生まれ変わった気持ちで、ゼロからというのは甘えた言葉ヨそのヒトの今まで生きてきた人生を無かったことにできると思っているンダカラ</p><p>ソノコアンタは娼婦になることで、今までの人生がリセットされると思ったら大間違いネ</p><p>イーディは、園子さんにそう言う</p><p>このまま思考停止してただ言われた通りに、客を取ってればソレデ良いと思ったら大間違いヨアンタはアンタで、今までの過去を背負っていくしかないノネ</p><p>園子さんは、ジッとイーディを見上げている</p><p>アンタだって、今まで色々とオトメに助けてもらってキタンダロダッタラ、オトメの命の代金１千万円はアンタが背負ウネアンタはマイナスの人生のコなんだから、娼婦生活もマイナスから始めるンダヨ</p><p>力なく立ち上がって悶絶して失禁している天童乙女のところへ行く</p><p>しかし、天童乙女の身体に触れることはできず悲しげに上から、気絶している乙女を見下ろしているだけだった</p><p>あなたたちの言っていることは判るわ乙女ちゃんの命の１０００万円、あたしが背負いますそれも受け入れますでも</p><p>徳大寺園子さんが、オレたちに振り向く</p><p>その瞳には憎しみの色が浮かんでいた</p><p>何であんたたちに、ここまで言われてここまでされないといけないのよっあんたたち、何なのよっどうして、あたしや乙女ちゃんに酷いことをするのよっそんな上から目線で偉そうにっ</p><p>ああ、オレたちにはそうするだけの力があるからな</p><p>冗談じゃないわよっあんたたちだって、あたしと変わらないぐらいの年の子供じゃないのっあなたの力じゃないでしょっあんただって怖い人たちの力を借りて、偉そうに威張っているだけじゃないっお父さんたちみたいにっ</p><p>園子さんの父親たち天童貞男グループハミ出し者のヤクザたち</p><p>ああ、オレはそうだよオレも犯罪組織の一員で色んな人たちの力を借りて、偉そうにしているだけだ自分自身には何の力も無いくせにな確かに園子さんや天童乙女を批判する資格は無いかもしれない</p><p>そうよっあんたたちなんて大っ嫌いよ</p><p>園子さんは、半泣きの眼でオレを睨む</p><p>でもイーディの強さはホンモノだ今、見たろイーディ自身の強さだ力だ</p><p>イーディの全力の気の放出の凄まじさは園子さんにだって判るはずだ</p><p>それからハイジさんだって彼女は、自分よりも強いかもしれない天童乙女と闘って勝ったんだぞそのハイジさんの勇気は、ホンモノだろ</p><p>オレは、ハイジさんを示す</p><p>ヨミだって他人の心を読んだり、他人の身体を制御する不思議な力を持っているこれは、ヨミ自身の力だ誰かの力を借りたものじゃない</p><p>ヨミはニコッとオレに微笑んだ</p><p>今、園子さんの眼の前にはホンモノが居るんだ他人の力でなく、自分の力を持っている人たちがそうだよ、あなたの言う通りオレたちは、そう大して年齢は変わらないでも、あなたの同世代には存在しているんだよちゃんと、自分の力を武器にして生きている子たちが</p><p>園子さんは半端モノのヤクザの父親から自立できなかったんだよねそれは、まあ親娘の情でお父さんを見捨てられなかったのかもしれないけれどさまだ高校生の身の上じゃ、どうすることもできなかったのかもしれないでもね世の中には居るんだよハイジちゃんみたいに、まだ１３歳なのに自活しないといけなかった子とかヨミちゃんも、そうだよね１４歳だけど</p><p>はい、先生の家族にしていただいたのですから自分のできることを精一杯しなくてはいけませんから</p><p>そうだオレたちの家族は慈善団体ではない</p><p>みんな自分のできることをして、働いている</p><p>マナや瑠璃子は家事をしてくれているし</p><p>アニエスやコヨミちゃんたちだって、パン作りのお手伝いはしてくれている</p><p>弱い人間が集まって、徒党を組むのは世間の人たちにとっては迷惑でしかないからね園子さんのお父さんたちのことだよ</p><p>あたしたちは犯罪組織で非合法な家族だけれど弱い子たちの集まりじゃないから弱いだけの子が身を寄せ合って、お互いの傷を舐めながらワーワー泣くのなんて、絶対に嫌だしねあたしたちは強い子の集まりでいたいんだもちろん、あたしだって全然、まだ強さは足りないけれどでも、いつだって強くなりたいと思っているし、強くなるためなら何でもするよだって、あたしが強くなるのは、あたしのためじゃなくって、ヨッちゃんのため家族みんなのためだからねっ</p><p>イーディが、ハイジさんを推して、天童乙女を認めなかった理由が判った</p><p>ハイジさんは強くなりたいと思って努力している子で</p><p>天童乙女は、自分の今の強さに慢心して、何もしていない人間だった</p><p>現在の戦闘能力でなくハイジさんの心を、イーディは認めていたんだ</p><p>ソウヨダカラ、アタシは平気で、アンタに偉そうなコトを言うヨダッテ、アンタもオトメも弱いだけダカラ悔しかったら、強くナリナどんなジャンルのどんなコトでもいいアンタの自分自身の力をアタシに認めさせルンダネ今の弱いアンタなら、ドコへ行っても誰かに虐げられるダケネだって、弱すぎるカラ食物連鎖の一番底にイルのネ</p><p>イーディが、強く言う</p><p>そんなのできるわけないじゃないあたしはあんたたちとは違うわあんたたちみたいに、何かを持っているわけじゃないんだもんっあたしには何も無いんだからっ</p><p>園子さんは喚く</p><p>そうかな少なくとも、園子さんは普通の子よりも、可愛いと思うけれどね</p><p>娼婦として成功する下地は、充分にあると思うよ</p><p>オレは、この人を良い娼婦にしなくてはいけない</p><p>黒い森の本業は高級娼館の運営でオレはその組織のメンバーだ</p><p>それと５年娼婦を勤め上げたら、少なくとも１０００万円の資金が手に入るそれで事業を興して成功して、オレたちを見返すことだってできるんだ</p><p>そうだよ娼婦をやりながら、次の人生のための勉強とか、資格を取ったりしている人もたくさんいるしねっ</p><p>娼館のお姉さんたちを見てきた、寧が言う</p><p>うつむく、園子さんに</p><p>あれ、園子さんはオレたちのことが憎くないの</p><p>に、憎いわよっ大っ嫌いよっあなたたちなんてっ</p><p>オレの煽りに、ギロッと睨み返す</p><p>だったら見返してみろよっそれとも、このままオレたちに一生、小馬鹿にされて生きていくのか</p><p>オレは真顔で、そう言う</p><p>はいそれまでよ</p><p>道場の入り口のドアが開いてミナホ姉さんが入って来た</p><p>木下さんも一緒だ</p><p>天童貞男さんたちは全員、レンタカーに分乗して関西へ向かったわ尾行は付いているけれど麗華さんたちは、こっちに戻って来たわだから、あたしの手が空いたの</p><p>香月家本家邸宅の周囲から、関西ヤクザの派遣部隊が全員いなくなった</p><p>それどころか、東京からも出て行ったのだろう</p><p>だから、警戒態勢はレベルが引き下げられる</p><p>ミナホ姉さんがやっていた監視の仕事は、レイちゃんが引き継いだのか</p><p>というわけであたしは本業に戻るわこんにちは徳大寺園子さんあたしは、黒森御名穂あなたが働く、売春組織のオーナーよ</p><p>ミナホ姉さんは、園子さんに挨拶する</p><p>あたしも、元娼婦というより、あたしは１２歳で誘拐されて、レイプされて、お客を取らされたの妊娠もさせられたし、お腹の中の子を強制的に堕ろされたわそのせいで、赤ちゃんの産めない身体にさせられたのよあたし</p><p>いきなり、自分の思い過去を晒すミナホ姉さん</p><p>だから正直、あなたが１週間、お父さんの仲間たちに輪姦されたって聞いても、そんなに同情できないのよあなたは１７歳でしょあたしは１２歳だったし強姦されたことなら、人数も時間も状況もあなたより、何倍も酷い体験をしてきているから６０ワットの電球をアソコに押し込まれて、点灯されたことなんてあなたにはないでしょ自分のお腹が内部から光るのよ電球が熱いし、膣内で割れるかもしれないって考えたら怖いし怖すぎて、オシッコすら盛らせないのよ電気がショートしたら感電死でしょ</p><p>ニヤッと笑うミナホ姉さんに、園子さんは呆然としている</p><p>あたしはそんな最低辺の娼婦からいえ、実際には奴隷よあの頃のあたしは、お客を取らされても１円も貰えなかったしね完全に搾取されていたのよあたしを誘拐して、犯した人たちにね</p><p>平然と話すミナホ姉さん</p><p>だけど、そこからのし上がって今では、あたしが組織のボスよ１６年掛かったわあたしを苦しめた組織が、全て、あたしの支配下にあるのそしてあたしを誘拐して娼婦に墜とした男にも復讐したわあたしと同じ苦しみを与えて辱めて、殺してやったわ</p><p>こ殺した</p><p>驚く園子さん</p><p>白坂創介って、知っているでしょ</p><p>白坂創介のスキャンダルとその無残な死は、ほんの半年前のことだ</p><p>当時は、マスコミで大々的に報じられていた</p><p>園子さんだって、知っているはずだ</p><p>アレをやったのはあたしとあたしの身内よあいつを、社会的にも生物的にも抹殺してやったのよ恨みを晴らすというのには、ちょっと物足りなかったけれどしょうがないわあいつの命は、１つしかなかったから</p><p>ミナホ姉さんが、これを話すということは</p><p>園子さんを絶対に逃がさないということだ</p><p>解放するつもりがないから恐ろしい話が平然とできる</p><p>だから、あなたも強くなりなさい強くならなければ、食い殺されるだけよこの世はね大丈夫よ、あたしにできたことなんだからあなたにもできるわ</p><p>ミナホ姉さんは、ポンと園子さんの肩を叩いた</p><p>まあ、いいわ詳しいことについて上に部屋を用意して貰ったから、そこで話しましょう黒沢さんも来てもらうわ２人一緒にね</p><p>もう１人の娼婦候補黒沢さんも呼ぶのか</p><p>まあ、１人ずつ別々に話すとあの子にだけ話して、あたしは知らないコトがあるのではとか疑心暗鬼になるかもしれないしな</p><p>園子さんは、悶絶している天童乙女を見る</p><p>ああ、その子のことは木下さん、お願いね</p><p>はいはいはーい医療班に連れて行きまーすっていっても、打撃の方は、手加減してますよね、これ</p><p>木下さんは天童乙女の服を捲って、ハイジさんが蹴り込んだ脇腹の青アザを見る</p><p>その物理的な一撃よりその後の精神的な一撃が効いたんだよっ</p><p>ああ、医療班にセラピストとか、呼んだ方がいいですか</p><p>そう尋ねる木下さんに、ミナホ姉さんは</p><p>必要ないわ治療だけして、監禁室へ入れておいて眼が醒めた時に独りぼっちの方が良いと思うのよ独りなら、心置きなく泣けるでしょうから</p><p>徹底的に負けたことに泣くのか</p><p>この子の命については、園子さんが支払うということでいいわでも、命だけは助けるけれど今後のことについては、また時間を置いてから話しましょうね</p><p>園子さんが何か言う前にミナホ姉さんは、どんどん話を進めてしまう</p><p>公、ご苦労様園子さんを良い状態にして引き渡してくれたわありがとう</p><p>つまりただ絶望して、流されるままに娼婦になるのでなく</p><p>１０００万円という負債を背負わせることで何としても娼婦をして稼いでいかなくてはいけないという状況を作ったこと</p><p>いつもの、天童乙女がアリガタ迷惑的に園子さんを助けるのとは逆で</p><p>園子さんの方が、天童乙女の命を救うという構造を作ったこと</p><p>それとオレたちに対して、強い憎悪を感じることで</p><p>何もかも諦めることで、無気力になっていた園子さんを奮起させたこと</p><p>ここからは、あたしの仕事だからこの子はもう男を知っているから、あなたに特別研修してもらう必要も無いしねああ、したかったらしてもいいのよある程度、お客様を喜ばせるテクニックを覚えたら、あなたにチェックしてもらおうかしら</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、園子さんは不快そうな顔をする</p><p>なあに、その顔は園子っ</p><p>ミナホ姉さんは、園子さんを呼び捨てにした</p><p>一応、言っておきますけれど公は、あなたの身体になんて興味は無いのよそこに居る寧やイーディたちと毎日セックスしている子よ</p><p>ヨミもしていますっ</p><p>ヨミが割り込む</p><p>あ、あのわたくしも、加えていただきたいと思っています</p><p>ハイジさんまで</p><p>あら、そうそれは良かったわ</p><p>ミナホ姉さんはハイジさんに微笑んでから、再び、園子さんに</p><p>あなたは、これから自分の肉体をセックスを売るのよ買って下さるお客様を選り好みできる身分ではないでしょ研修にも正規の料金は払って上げるわ公に奉仕できなくて、娼館にいらっしゃるお客様たちにご奉仕できるはずがないわよ</p><p>ミナホ姉さんの鋭さに園子さんは付いていけない</p><p>このまま、この子はミナホ姉さんに流されて行ってしまうだろうな</p><p>ミナホ姉さんが、しっかり手綱を握っているのなら</p><p>オレが園子さんに自立しろと言ったことをミナホ姉さんは否定している</p><p>今の園子さんに、そこまでのことを求めるのは無理だと</p><p>今は憎しみでもいいから、園子さんが自分の内面から湧き上がる感情で奮起すればそれだけでいい</p><p>後のことはミナホ姉さんが、上手にコントロールする</p><p>娼婦として自信を持って稼げるようにならないと園子さんは自立できない</p><p>それがゲンジツか</p><p>じゃあ、公たちは元の部屋に戻ってあっちのお屋敷に戻ってもいいし</p><p>いや、まだ双子のもう１人が残っているよ</p><p>リエは犯して奴隷にしたけれどエリの方がまだだ</p><p>明日にしてもいいのよ</p><p>いや、鉄は熱いうちにだから</p><p>今夜中に仕留めないといけない</p><p>そうそれなら、好きにしなさいあの子たちは、あなたのものなんだから</p><p>オレたちは取りあえず、監視室に戻ることにした</p><p>瑠璃子たちがあそこに居るし</p><p>あたしも、色んな女の子に会ってきたけれどさ</p><p>エレベーターホールで、寧が言う</p><p>ホントに娼婦になるぐらいしか使い道の無い子って、初めて見たよっ</p><p>園子さんのこと</p><p>うんだって、ホントに気力が無いっていうか人に命令されて、従うことに慣れ切っているっていうかあれだけ、自分でどうしたいとかどうなりたいが何にも無い人ってなかなかいないよねっ</p><p>だからさヨッちゃんとイーディは、よくあの子をキレさせたよねえスゴイと思うよ</p><p>わたくしたちのこと大っ嫌いって言ってましたものね感情剥き出しで</p><p>多少は、ヨミが力でアシストしていたんだろ</p><p>それは先生が、そうお望みだったからでも、少しだけですわあの方が、気付かない程度にです</p><p>ヨミが巫女の力の使用を告白する</p><p>でも全然、ダメだったあの人が、自立しようって思ってくれるところまでは行き着けなかったしそれが無理だって判っているから、ミナホ姉さんが割り込んで来てくれたんだろうし</p><p>オレは敗北感を感じていた</p><p>そうでしょうかわたくしはこれで良かったと思います</p><p>あの方にとってはああやって、他人に面と向かって批判されそれに対して自分も感情剥き出しで抗議するという経験が必要だったんですわそういうことさえ、今までは無かったんでしょうから</p><p>真っ正面から、自分のことを批判してくれる人それも、ただの悪口雑言でなく、愛情を持って親身になってもっと、こうした方が良いんじゃないかなんて言ってくれる人はなかなかいませんから</p><p>ハイジさんはそう言う</p><p>親しい友人でも、こんなことを言うと友情が壊れるとか自分にはそんなことを言ってあげる資格はないとか、あれこれ理由を付けてその人の問題を指摘してあげたりはしないものです</p><p>ソウネアタシもそう思うヨ</p><p>親や兄姉ですら言ってあげなかったりスルものネ裏でコソコソ悪口は言っても、本人の前でお前はここがよくないとかはネ</p><p>オレは、親とは関係が薄かったからよく判らない</p><p>死んだバァちゃんには、よく叱られたけれどオレがまだ本当に小さい頃のことだしな</p><p>黒森様があの人や、天童乙女さんのことを真剣に考えてお話なさっていることに、わたくしは感銘致しました</p><p>ハイジさんは、そう言うが</p><p>だって人の人生の転換ポイントに立ち合っちゃっているんだからさ無責任なことはできないだろ</p><p>いや、ホントは無責任でいいノネダッテ、Darlingには責任は取れないンダカラ</p><p>そのこともよく判った</p><p>仕方ないネアタシたちも、タマタマ、立ち合ってしまっているダケだカラネ</p><p>オレだって黒い森のメンバーなのだから</p><p>園子さんを娼婦にするというミナホ姉さんの決定には従うしかない</p><p>ミナホ姉さんに土下座して、園子さんを娼婦にしないでくれと頼み込むほどオレは、園子さんの人生に関わっているわけではない</p><p>オレが一生、責任を負うつもりのオレの女たちのことなら、どんなことをしてでも阻止するけれど</p><p>園子さんは、オレの家族ではない</p><p>オレの女どころか友人でさえない</p><p>そういう相手には無制限に優しくしてあげてはいけないんだ</p><p>そんなことをしていたら</p><p>オレの家族が困窮することになるから</p><p>どこまで手を差し伸べて、どこから先はシャット・アウトするかヨッちゃんは、見極めないといけないよね</p><p>両手の届く範囲マデヨそこから先は、Darlingの方から近付いてはイケナイネ</p><p>自分から、オレに助けて欲しいと寄って来る子に関しては助けてあげても良い</p><p>しかし、自分の殻に閉じ籠もっている子にわざわざ、オレの方から出向くのはダメなんだな</p><p>そこまでやってあげて助けてもその子のためにはならない</p><p>甘えて、増長してどこまでも、オレを頼って来るだけの子になるだけだ</p><p>園子さんと天童乙女さんの線引きはあそこで正解だと思うよ</p><p>園子さんは娼婦になるって言っても、ミナホ姉さんが見ててくれるんだから心配しないけれど天童乙女は、この先、どうなるのかなぁ</p><p>警護役としては使えないあんな性格じゃ、他の名家にも紹介できない</p><p>もちろん、娼婦も無理だ</p><p>かといって、地元にも戻れないし</p><p>トリアエズは、ソノコのためにミナホが飼っているダロウネ</p><p>乙女の命を園子さんが１０００万円で救ったということになっているから</p><p>しばらくは、ミナホ姉さんが監視して娼館に置くのか</p><p>テイウカ乙女が目覚めたら、どんなコになっているか、アタシにも判らないネ</p><p>ああイーディの気で、臨死体験しているからなぁ</p><p>今までの、強気で人をナメたままの天童乙女ではなくなっているかもしれない</p><p>ま、ソレモミナホのお手並み拝見ネ</p><p>そうだよヨッちゃんが心配しなくても平気だよ</p><p>ミナホお姉ちゃんが、今までどれだけの人数の娼婦のケアをしてきたと思う</p><p>ミナホ姉さんは、娼館の運営者になってからは娼婦たちの相談相手となって、待遇改善に努めてきた</p><p>歴代の娼館のお姉さんたちにはさ園子さんみたいに、絶望に沈んでいた人もいただろうし乙女ちゃんみたいに、強気でヤンキーが入っている子も居ただろうしさ</p><p>白坂創介が一番悪辣だった頃は、克子姉や渚みたいに誘拐されて来て絶望している子ばっかりだったろうし</p><p>逆に攻撃的になって、暴れ出す子も居ただろうし</p><p>どんな女の子が娼館に来たとしてもミナホ姉さんは、心のケアをして、立派な娼婦に育ててきた</p><p>だから今でも、引退した元・娼婦のお姉さんたちに慕われている</p><p>だから心配はいらないよ</p><p>そうかオレに任せるって言ったのは</p><p>あくのでも、オレの教育のためだけだもんな</p><p>オレに家族でない子たちと接するラインを見極めさせるための</p><p>ああそうだね</p><p>だから、ここから先はミナホ姉さんに、任せて良いんだ</p><p>オレには、他にやらなきゃいけないこと接しないといけない子がたくさんいるんだから</p><p>次はエリだ</p><p>あの双子をオレのセックス奴隷にする</p><p>前も書いたかもしれませんが</p><p>今はもう６０代の舞台演出家の先生で結婚して以来、一度も家に生活費を入れたことがないという人を知っています</p><p>しかも、奥さんや子供の居る家に帰らずずーっと、他の家で暮らしている</p><p>その先生は、反体制が信条なのですぐに今の政府は間違っているとか今の日本はダメだとか、稽古場でもお酒の席でも言い出すのですが</p><p>国の心配をする前に家に帰るとか、生活費を入れるとか</p><p>そういうことを、誰からも言って貰えないというのは友達に恵まれなかった人なんだろうなと、私は思います</p><p>うんうん、そうだよな今の政府は間違っている</p><p>とか、話を合わせてくれる人は本当の友達じゃありません</p><p>結局、子供が成人して離婚したそうですが</p><p>944．夜の火遊び　／　疲れマラセックス</p><p>ちょっと疲れたよ</p><p>監視室へ戻るエレベーターを待ちながら、オレは呟いた</p><p>何か、今日は色んなコトがありすぎだ</p><p>昼間のパーティから、カラオケ店での闘い、ヤクザたちとその娘たちの処分、リエのレイプそして、天童乙女と徳大寺園子さん</p><p>Darling少し休むカ</p><p>イーディが、心配そうにそう言う</p><p>双子ちゃんのこととかは、別に明日以降でも構わないんだよあの子たちは、黒い森で引き取ることになっているんだし明日の朝に黒沢さん、徳大寺さん、それとオマケの乙女ちゃんと一緒に、駅前の例の施設に移送することになると思うし</p><p>例の施設とは、ミナホ姉さんが娼館を再開させる駅前のシティホテルの地下にある黒い森の別館だ</p><p>リエとエリの双子は、オレのセックス奴隷になるわけだけど家族ではないから、お屋敷には連れて行かない</p><p>だから、そっちの施設で、娼婦候補の女の子たちと暮らすことになる</p><p>ソレだけじゃないネ、ネイクラマの姉妹もダヨ</p><p>イーディの言葉で、思い出す</p><p>元・名家のお嬢様鞍馬美里さんとありすさんもだ</p><p>娼婦になるのは、姉の美里だけだけど</p><p>ありすさんの方はオレのセックス奴隷にしろと言われている</p><p>あの姉妹とは、まだちゃんと話もしていないんだよな</p><p>ソンデ、もしかしたらクラマ・シスターズを追い掛けて、アンジョウ・シスターズも連れて行くことにナルネ</p><p>鞍馬姉妹の警護役の安城ミタマ＆キヌカ姉妹も</p><p>まだ、今後のことが決まっていない</p><p>今の感じだとあの姉妹は、ご主人様の鞍馬姉妹にどこまでも付き従っていきそうだし</p><p>なかなか、大変だな</p><p>だからさ、ヨッちゃん無理することは無いんだからさ、双子ちゃんのもう一人のことは明日にしたら</p><p>いや、リエもエリも最初にガンとやって、自分たちの立場を判らせないと、後々、面倒なことになるよだから、今日中に片付けるよ</p><p>あの子たちは少しでも、オレが弱みを見せたらそこを突いてくる</p><p>あいつらとのセックスは、常に闘いだ</p><p>一度、屈服させたぐらいではダメなんだ</p><p>何度でも、セックスする度に屈服させ、征服しないといけない</p><p>気を許してはいけない</p><p>家族でない子とセックスするということは、そういうことなんだ</p><p>そして、おそらく</p><p>そういうセックスが、オレを鍛え磨き上げていく</p><p>まったりと安心して、甘えたセックスをするのなら家族の子と幾らでもできる</p><p>ミナホ姉さんが、オレに何を期待しているのかようやく判ってきたよ</p><p>ヤクザたちとのこと</p><p>エリやリエをオレの奴隷にするということ</p><p>天童乙女や園子さんに憎まれるということ</p><p>オレはもう人に嫌われることを恐れてはいけない人に恐れられることも、怖がられることも人を脅し、屈服させることにも慣れていかないといけない</p><p>オレが出会った人たちその全員と理解し合うことはできない</p><p>世の中には、絶対に解り合うことのできない人間もいる</p><p>白坂創介や、シザーリオ・ヴァイオラ</p><p>あるいは、天童貞男たち</p><p>そして、天童乙女や園子さんにだって</p><p>オレは心底、理解し合うことはできない</p><p>コンピューター言語みたいなもんなんだよね心の中の理屈のルールが違う人とはさどうしたって、判り合えないよね</p><p>寧が悲しそうに言った</p><p>申し訳ないことだけれどさ向こうの理屈やルールに合わせたらさオレ1人なら、ガマンできるかもしれないけれどオレの大切な家族に危害が及ぶようなことになるのだけは、避けないといけないから</p><p>例えばあのヤクザたちと話し合って、双方、痛み分けの形で手打ちをすることになったら</p><p>いずれ、香月家が大変なことになるだろうジッちゃんや、みすずや、瑠璃子に深刻なダメージが及ぶ</p><p>今回、関西ヤクザたちが標的にしたのはみすずと交友がある、名家のお嬢様たちだったからだ</p><p>だから、こちらは一歩も引けない</p><p>天童貞男たちや猪鹿蝶一郎たちが死ぬ結果になることが判っていても関西に逆・鉄砲玉として送り返す</p><p>二度と、名家のお嬢様たちに手出ししないように思いっきり、残酷な方法で仕返しをする</p><p>もっとも、すでに関西に乗り込んでいるキョーコさかとミス・コーデリアが仕返しの第一弾を始めている頃だけれど</p><p>鞍馬さんの家のことも同じなんだな</p><p>鞍馬家の若い当主が、自業自得で家運を傾けたのをジッちゃんが、仏心で助けてあげたら他の名家たちも、みんなジッちゃんや歌晏家みたいな大名家を頼り始めることになるから</p><p>全ての名家を救済できるほど香月家も歌晏家も強大ではない</p><p>ここで戒めないと、名家全体が崩れてしまう</p><p>だから、鬼だと思われても構わないんだよ鞍馬家を最低限の形で残す代わりに、鞍馬美里さんは娼婦に墜とされないといけないんだ安易にジッちゃんに縋り付こうとしたら、代償は大きいということを他の名家の人たちに、教えるために</p><p>ま、そうだよね</p><p>ミナホお姉ちゃんが１人で運営する新生・黒い森はさ名家や名家に準ずる政財界の大物しか、顧客にしないもんねだから、鞍馬の令嬢が娼婦に墜とされたことは上流階級の人間しか知らない世間一般の人たちが知らない以上鞍馬家の社会的な名誉は失墜しないそれって、いずれ鞍馬家が再興される時のことまで考えてのことだと思うよ</p><p>鞍馬美里さんの娼婦堕ちは上流階級の人間にしか伝わらない</p><p>あくまでも、名家の世界の中だけの処罰なんだ</p><p>マア他の名家の人たちもイツ自分たちの親類縁者から、同じ様なペナルティを受けるムスメが現れるか判らないからカノジョのことは吹聴しないダロウネ</p><p>いえ黒い森そのものが、秘密の高級娼館という犯罪組織でございますから黒い森のことを世間に喋った段階で、その人間は処分されますわ</p><p>そうか、だからジッちゃんは、自分の支配下にあるミナホ姉さんに鞍馬姉妹を預けたのか</p><p>白坂創介に乗っ取られる前の黒い森は名家の人たちの秘密の社交場だったのだから</p><p>ジッちゃんたちの世代や、今の名家の人たちの親たちはみんな通っていた</p><p>その時の記録や写真は全て、ミナホ姉さんが持っている</p><p>それぞれの家のスキャンダルの火種になる可能性のあるようなものも</p><p>その事実も白坂創介の事件の時に、名家の人たちには伝えられている</p><p>公式には白坂創介は、黒い森の顧客名簿を暴力団に売り飛ばそうとしたことが発覚して、ジッちゃんによって処分されたことになっているのだから</p><p>香月家は室町時代から続く名家中の名家だ</p><p>ジッちゃんは恐れられているが名家を打ち壊すことは望んでいないと、信頼されている</p><p>だから、ジッちゃんが黒い森を抑えている限り過去の記録が流出されることはないと、みんな信じている</p><p>そんな状況にあって黒い森をわざわざ攻撃しようとする名家の人間は居ないだろう</p><p>下手に手を出したら、どこに飛び火するか判らないんだから</p><p>今のジッちゃんは大手マスコミも抑えているし</p><p>政府にも顔が効く</p><p>その上、香月セキュリティ・サービスという私兵であると同時に私立の秘密警察も持っている</p><p>そう考えると今日のパーティって、よく考えられているよなぁ</p><p>改めてオレは、思った</p><p>名家の人たちは色んな問題についての情報を、娘さんたちから聞かされることになるんだからさ</p><p>まずは鞍馬姉妹の失墜について</p><p>娼婦に墜とされることまでは、知らないだろうけれど</p><p>とんでもないことになることはみんな想像がつく</p><p>ジッちゃんが、鞍馬家を救済しなかったということも</p><p>そうだよねぇお嬢様たちはみんな、家に戻ってから、自分のお父さんやお祖父さんたちにうちは大丈夫香月家を怒らせるようなことはしていないって聞くよねぇ</p><p>名家の当主たちからすれば娘や孫娘から、真剣にそう聞かれるのが一番堪えるだろう</p><p>そして鞍馬家の令嬢が娼婦堕ちさせられたことを知って</p><p>自分たちの娘は、そんな目に合わせたくないと本気で考える</p><p>そんでヨッちゃんを黒森公という名前の男の子を、ミィちゃんのパートナーとして公表したのは香月家が、ちゃんと黒い森を抑えているっていう証明だからね</p><p>ミナホ姉さんがいや、黒い森が、ジッちゃんの意志を無視して、勝手な行動に出ることはないということを名家の当主たちに教えているのか</p><p>名家の当主の人たちは、みんな娘さんたちにみすずさんのパートナーは、どんな男だったかって尋ねているよ</p><p>デモ、Darlingハ常に、ミスズの側で大人しくしてたネDarlingが威張ってたり、他の女の子に手を出したりしているところは見せなかったネ</p><p>ええ皆様の心を読みましたが、先生に対して悪い印象をお持ちの人はいらっしゃいませんでしたわ</p><p>イーディとヨミが言う</p><p>つまりヨッちゃんが香月家をナイガシロにするような子じゃないってことは、判ってもらえたと思うよ</p><p>ソウネクラマ家には厳しい処分を下したケレド名家の人タチの香月家に対する信頼はアップしたと思うヨ</p><p>歌晏家と狩野家を仲良くなれたことも、大きいよねっ</p><p>ああ、他の大名家歌晏桃子姉ちゃんと狩野桜子さんが、みんなの前でみすずと義姉妹の誓いをしたというのは大きい</p><p>そのこともパーティ会場に居た娘たちから、親の当主たちに告げられる</p><p>オレは、ずっとあのパーティを</p><p>みすずと名家のお嬢様たちの関係を良くするためのものだと思っていたけれど</p><p>ジッちゃんは、最初から名家全体に対するアピールに使うつもりだったんだ</p><p>だから、パーティの席でキョーコ・メッサーも登場させる</p><p>お嬢様たちからすれば、テレビの世界の人たちのバトル・ショーだけれど</p><p>キョーコ・メッサーの実態を知っている大人たちからすれば</p><p>香月家がキョーコさんを雇っていて、手駒にしているということと証明になる</p><p>デオトメの騒ぎがあったデショアレで他の名家も、コウヅキ家と一緒に関西ヤクザを壊滅させなくてはいけなくナッタネ</p><p>関西ヤクザは名家のお嬢様たちのパーティを襲ったのだから</p><p>ジッちゃんが、あいつらは許せんと言えば他の名家も追随しなくてはいけなくなる</p><p>ああそうなるように、天童乙女を泳がせて内々で処理するんじゃなく、他のお嬢様たちが見ている前で騒ぎを起こさせたのか</p><p>ソウヨデモホントは、名家の中にもヤクザと取引のある家がアルはずネそういう家は、香月家とヤクザどっちに付くか、マダ迷っているネトコロガ</p><p>明日の朝には天童貞男さんたち逆・鉄砲玉が関西に着くんだよ迷っているうちに、香月家はさっさと最初の仕返しを開始するキョーコさんたちも動くどんどん、関西のヤクザたちにダメージが溜まるから迷っていた人たちも、香月家に付くしかなくなるんだよ</p><p>キョーコがコーデリアとカンサイに出向いたってコトはこの抗争は、もう終わりネキョーコは、アッチの組織が完全に壊滅させるヨそして、カンサイは日本の他の裏社会のニンゲンが手を出す前に、ミス・コーデリアのシマになるノネ</p><p>外国組織にシマを奪われたらカタギのコウヅキ家なんかと抗争している余裕はなくなるネ</p><p>元々、日本に自分の組織を拡大させるのが目的だった</p><p>コウヅキや他の名家の人タチダッテ、今のカンサイ・ヤクザたちの組織よりコーデリアの方が交渉しやすいネ余計なメンツとか無いカラネ純粋に、お金の話だけで交渉できるカラ</p><p>ということで来週辺りには、関西のヤクザさんたちとの抗争は終了だよ下っ端の人たちの恨みを買うことはあっても取りあえず、組織対組織の大きな闘いは終了月子さんもヨミちゃんたちも安心して、鷹倉神社に戻れると思うよ</p><p>個人のヤクザには、今後も注意しなくてはいけないけれど</p><p>それでも、大きな組織で攻めてくるということはなくなる</p><p>でもヨミはもう、こっちで暮らすと決めましたから</p><p>ヨミが、自慢のロリ巨乳をオレに押し付ける</p><p>ああ、プニッという感触が</p><p>はぁぁ、何かちょっとムラムラする</p><p>私物を取りには行きたいですけれど</p><p>ずっと、鷹倉神社へ行くという話はあったけれどなかなか、実現できなかったんだよな</p><p>やっぱり、向こうは関西ヤクザの本拠地だから</p><p>オレは、ヨミの身体を抱きしめながら</p><p>ここ、シャワールームってあるのかなあ</p><p>ふと思った</p><p>双子のところに戻る前に、シャワーを浴びたいよ</p><p>色々あって、汗もかいたし</p><p>オレのペニスは、リエの処女血で汚れている</p><p>エリの胎内に突っ込む前に、洗っておきたい</p><p>エリはエリで大切なロスト・ヴァージンなんだから</p><p>確か双子ちゃんの居る仮眠室の隣が、シャワールームだったよ</p><p>そうか、仮眠室とセットになっているんだな</p><p>じゃあ、ちょっと浴びて来るよヨミ背中を流してくれ</p><p>ヨミとはまだセックスしていない</p><p>うん、そうだねヨッちゃんは１回、シャワーを浴びて気持ちを切り替えた方がいいよね</p><p>何ニシロオトメとソノコのコトは、後味が悪いカラネ</p><p>あの２人は永遠にオレたちを憎み、恨み続けるだろう</p><p>別にいいんだけれど</p><p>無気力で運命に流されるだけよりは</p><p>あの、わたくしもお背中を流しましょうか</p><p>ハイジさんのための時間は、ちゃんと作るし後悔しないロスト・ヴァージンにするから今はまだ、自分を大切にしていてよ</p><p>ハイジさんの裸はその時に、ゆっくりと楽しみたいんだ</p><p>今、見たり、抱いたり、触ったりするのはもったいないよ</p><p>この可愛いハーフ美少女はちゃんと全力で愛してあげたい</p><p>ハイジさんは、了承する</p><p>どうせ、双子の方はまたルリコとネイが記録係で行くんデショダカラ、ハイジは監視室でアタシと待ってるネ</p><p>イーディがまた、ハイジさんの世話係を担当してくれる</p><p>ああ、イーディはハイジさんみたいな武闘派の妹が欲しかったんだな</p><p>ネイ何か、暇つぶしのモノは持って来てないノカ</p><p>うんとね２人でするんなら、ゲーム機とソフトがあったよあそこの仮眠室に多分、香月セキュリティ・サービスの当直の人が休憩時間に遊んでたんだろうけどさ</p><p>そんなのあったんだ</p><p>ああ、寧はビデオカメラのセッティングで電源コードを繋いだりしていたから</p><p>ソレどんなのネ</p><p>えっとね、確かメジャー　Wi　iパーフェクト・クローザーがあったよ</p><p>ソレどんなゲームか、ネイ、知っているカ</p><p>うん知ってる、知ってる有名なゲームだから野球ゲームなんだけどさ、審判とバッターがピッチャーにお尻を向けて構えていたり投球中のピッチャーの頭が、180度後ろに向いていたりピッチャーの腕が、左右でビックリするぐらい太さが違ったりするから</p><p>ナニソレ</p><p>呆れるイーディ</p><p>そういうバグだらけで有名なゲームなんだよっ他にも、９回裏５対２で延長戦に突入したりするからっ</p><p>な、何なんだその野球ゲーム</p><p>確か、クソゲー・オブ・ザ・イヤーの大賞を取ってたハズだよっ</p><p>ああ、香月セキュリティ・サービスの人は置いていったんじゃなくって、捨てていったんだな</p><p>あのわたくし、そもそも野球のルールを知りません</p><p>ハイジさんが、そう言う</p><p>大丈夫、大丈夫そのゲーム、元から野球のルールがメチャクチャだからセンターに飛んだ打球をキャッチャーが取りに行ってファールになったりするし</p><p>め、メチャクチャだ</p><p>それは遊べないネ</p><p>残念そうに言う、イーディ</p><p>後は、作りかけのプラモデルがあったなぁ確か元祖SD No.18武者精太頑駄無 風雲騎馬スペシャル2人でそれでも作ってたら</p><p>現物を見てから決めるネ</p><p>半年前に来日するまで、日本のことを知らなかったアメリカ人と</p><p>ずっとヨーロッパにいたハーフ少女が</p><p>判るのか精太頑駄無</p><p>まあイイヨ、DarlingハヨミとRefreshしてくるネ</p><p>イーディは、笑ってそう言ってくれた</p><p>はーい、お背中流しまーす</p><p>シャワールームへ入るオレとヨミ</p><p>あ、ここのシャワーはプールなんかのシャワーと同じなんですね</p><p>ヨミが、シャワーのノズルを見上げてそう言う</p><p>シャワーヘッドを手で持って、浴びるタイプではない</p><p>シャワーの吹き出し口が天井にあってただ落ちてきた湯を浴びるだけのタイプだ</p><p>まあ、よく考えたら香月セキュリティ・サービスの施設の仮眠室に付属しているシャワールームだから、こういう学校とか公共施設に多いタイプなんだろうな</p><p>オレはギュッとヨミを抱き締める</p><p>ああ、ヤバイちょっと力が強すぎた</p><p>オレどうしたんだ</p><p>何でこんなに焦っている</p><p>大丈夫ですヨミは先生の心が読めますから</p><p>ヨミは、オレにニコッと微笑む</p><p>寧お姉様とイーディお姉様も、判っていますハイジさんは判っていないみたいでしたけれど</p><p>えーと、寧お姉様が心の中でおっしゃってましたけれど疲れマラって言うんですか</p><p>１４歳のロリ巨乳少女が、ニコッとして言う</p><p>男の人が、精神的にちょっと疲れてしまった時に無性にエッチしたくなる現象なんですよね寧お姉様の記憶を見たんですけれど</p><p>あオレは</p><p>乙女さんたちの部屋を出たくらいから先生、ムシャクシャしているのが判りましたからそれでヨミがさっき、おっぱいを押し付けたらオチンチンがキューって大きくなりましたよねそれで、お姉様たちは気付いたんです</p><p>オレが勃起したのに気付いた</p><p>はい、わたくしたちみんな先生とセックスしていますから気が付きますよっ</p><p>それは何か、恥ずかしい</p><p>それで先生今のムシャクシャした気持ちのまんま、双子のもう１人のヴァージンを破りたくないんでしょこんな気持ちを、処女の子にぶつけるのは可哀相だと思ったんでしょだからヨミをシャワーに誘ったんですよね</p><p>オレの心が読める女の子に嘘を付いても仕方がない</p><p>うんそうなんだけれどあの、ごめん</p><p>何で謝るんです</p><p>キョトンとするヨミ</p><p>何か、ヨミをオレの性欲の捌け口にするみたいで</p><p>ヨミは、オレに抱きつきチュッとオレの唇にキスする</p><p>ヨミは嬉しいですよヨミのこと性欲の捌け口に選んでくれたこと</p><p>寧お姉様とイーディお姉様はどうして、あたしを選んでくれなかったのチェッって思ってらっしゃいましたよ</p><p>判ってますハイジさんが居ますからお姉様たちには、お世話をお願いしないといけないですものね</p><p>ヨミはクスクスっと笑って</p><p>それとヨミのおっぱいを感じてヨミのこと、メチャクチャに犯したくなったんですよね</p><p>ヨミがブラウスの前を開く</p><p>ブラジャーに包まれた、大きな肉塊をオレに見せる</p><p>いいんですよヨミはただ、先生</p><p>ヨミ、先生の心を読むんじゃなくってちゃんと、先生の口から言葉で言って欲しいです</p><p>ヨミお前を犯したいメチャクチャに犯したい今のオレのムシャクシャした気分を全部、お前の中に吐き出したい</p><p>はいヨミも先生に犯されたいです全部、ヨミの中に出してっ</p><p>その胸に顔を埋める</p><p>ヨミが先生を脱がせるから先生は、ヨミを脱がして</p><p>オレたちは、そのまま</p><p>立ったまま、お互いの服を脱がし合った</p><p>何度もキスする舌を絡める</p><p>オレたちは全裸になる</p><p>シャワーを浴びながら後ろから、ヨミを犯したいの</p><p>ヨミの眼は、すでに情欲に濡れていた</p><p>ああ、後ろからヨミのおっぱいを揉みしだきながら、犯したい</p><p>じゃあ、そうしましょう先生</p><p>ヨミが、シャワーのノズルを捻る</p><p>水がお湯に変わるまで待てなかった</p><p>オレは、後ろからヨミに襲いかかる</p><p>激しい水滴がオレたちを濡らしていく</p><p>ああん、待ってそこの鏡のところでヨミも先生に犯されているヨミが見たいから</p><p>オレも見たい</p><p>オレは、ヨミを鏡に連れて行く</p><p>身体を濡らす水が暖かくなって来る</p><p>頭の上にも降り注ぐ湯髪の毛の間も、お湯が通り抜けていく</p><p>いいよ来てぇぇ犯して先生、ヨミをレイプしてぇぇ</p><p>オレが望む通りの言葉をヨミは叫んでくれた</p><p>オレに向かって白いお尻を突き出す</p><p>年齢よりも発達している胸に比べてヨミのお尻は年相応だ</p><p>１４歳の小さな白いお尻</p><p>先生うふふ、先生が、ヨミのお尻を狙ってるうふふ</p><p>ヨミは鏡越しに、自分の裸の背中をいやらしい眼で見ているオレを見ていた</p><p>ああ、天井からの湯がオレのペニスも洗ってくれている</p><p>張り詰めた亀頭に水滴が当たって気持ちいい</p><p>オレは２、３回、勃起をシゴいて汚れを拭い取る</p><p>いいよもういいよ痛くてもいいからヨミの中に突き込んでっ</p><p>ヨミは、鏡に手を付いてオレの挿入を待つ</p><p>オレは、背後からヨミに抱きついた</p><p>後ろから、可愛いおっぱいを揉む</p><p>ヨミの艶やかな背中をペロペロと舐めた</p><p>ああんっ、先生っ</p><p>そして勃起を</p><p>立ったままの後背位でヨミの女陰へ</p><p>うふっ、ヨミが入れて上げるっ</p><p>ヨミは、自分でオレのペニスを掴んで</p><p>自分の膣口に誘導した</p><p>このまま、先生っ貫いてっ</p><p>オレは、ヨミのおっぱいをギュッと握りつぶしながら</p><p>グンッと、突き入れるっ</p><p>あああああんっ</p><p>じゃぷぷぷっ</p><p>身体に当たるお湯とは違う温かさ</p><p>そして愛液のぬめり</p><p>ヨミの胎内は、すでに潤っていた</p><p>それでも、１４歳の肉体はまだ充分に開ききっていない</p><p>オレは、狭い膣道をオレの勃起で、押し広げていく</p><p>あああっ、あああーっ先生っアンッヨミ、犯されちゃってるぅぅ</p><p>眼の前の鏡の中には</p><p>背後からヨミの白い身体に侵入していくオレの赤黒いペニスが、はっきりと映っている</p><p>ああんっ、あああーんっ、先生あああ、メチャクチャにしてっ先生、犯してぇぇぇっ</p><p>オレは頭の中を真っ白にして</p><p>ただ、ヨミをレイプすることだけに集中していた</p><p>疲れマラという言葉は、本宮先生の俺の空で知りました</p><p>俺の空は最初のシリーズは傑作なんですけれど</p><p>まだ青年マンガ誌が創刊される前の作品で</p><p>週刊プレイボーイに連載したということで</p><p>セックスのある青年向けのマンガを試行錯誤しながら描いているというか</p><p>主人公がヤってしまう女の子を、全部、少女マンガ家の奥さんに担当させているのでよくもまあ、こんな可愛い子がヤられてしまうものだというか</p><p>時代を遥かに先駆けて、ネトラレが３回もありますし</p><p>非処女ヒロインが、さらにライバルにレイプされるとか</p><p>ホント、最初のシリーズは面白いんです</p><p>続編の刑事編は今となっては、昭和世界の話になってしまっていますが</p><p>三四郎編以降は迷走してますね</p><p>２１世紀バージョンとかは、蛇足だよなあと思います</p><p>何よりエロくないんですよねえ</p><p>945．夜の火遊び　／　奴隷は奴隷として</p><p>ああーんっああんっいいですぅ気持ちいいいい</p><p>頭から全身にシャワーの湯を浴びながら</p><p>バックから、ヨミを犯している</p><p>いいのぉ先生っもっと、グリグリしてぇヨミの中、えぐってえぐって下さぁい</p><p>まだ１４歳のヨミは小柄だ</p><p>身体は小さいのに、胸は大きく肉感的に発育している</p><p>ぷるんぷるんと揺れて、水滴を弾くヨミのおっぱいをオレは、後ろからムニムニ揉んでいる</p><p>固く尖った乳首を、指先でこねくり回す</p><p>シャワーで濡れたヨミの黒髪</p><p>その白くて細い首筋から、桜色に染まった耳の後ろをペロペロと舐める</p><p>ああんっ、それ感じちゃうピクビクしちゃううっ</p><p>ヨミの膣が、オレのペニスをキキュッと締める</p><p>オレは下腹をヨミのお尻にグイィッと押し付けた</p><p>あうんっ奥まで奥まで来てますぅぅっ</p><p>オレの張り詰めた亀頭がヨミの子宮口をコツコツとノックする</p><p>ヨミの膣は、オレのペニス全体を締め付けているが</p><p>ペニスの根元膣口の締め付けが一番キツい</p><p>そして、下腹で感じるヨミの可愛いお尻の弾力</p><p>わずか十数センチの間でヨミは何種もの方法でオレを楽しませてくれている</p><p>こうやって抱きかかえることもできるんだよなヨミの身体は小さいから</p><p>おっぱいを掴んだ両手と膣の奥深くに突き入れたペニスオレは、３点でヨミの身体を抱きかかえている</p><p>ヨミ身体を起こしてみろ</p><p>正面の鏡に向かってヨミは真っ直ぐに立つ</p><p>ああヨミの割れ目に、オレの太いチンコが侵入している様子がハッキリと見える</p><p>入ってますヨミの中に</p><p>鏡の中のヨミの顔が、うっとりとした表情でオレに犯されている自分自身の裸身を見ていた</p><p>うん、綺麗だぞヨミ</p><p>オレに犯されている時のヨミは美しい</p><p>完全に悦楽に蕩けている表情</p><p>まだ１４歳の少女が、ここまでいやらしい顔をするんだ</p><p>ああんっ、すごくエッチでスゥヨミ、ヨミ気持ちいいのぉっ</p><p>ぶるるっと、震える</p><p>ね、先生</p><p>ヨミは、鏡越しにオレを見ている</p><p>ヨミ、このままオシッコしちゃいたいです</p><p>オレに胎内をえぐられたまま</p><p>このままお漏らししちゃっても、いいですか</p><p>はぁぁっと、熱い息を吐きながらヨミは言った</p><p>ここはシャワー室だ</p><p>放尿したって、別に問題はない</p><p>よし、漏らせヨミ</p><p>オレは、片手でヨミの右足を大きく拡げて持ち上げる</p><p>はいヨミ先生の前で、お漏らしいたしますっ</p><p>ヨミは身体を大きく反らせてオレとの結合部を鏡に向かって付きだした</p><p>くぅ、うううっ</p><p>大きく拡げられたヨミの股</p><p>オレを咥え込んでいる膣口</p><p>尿道は、膣のすぐ上にある</p><p>膣と恥骨の間だ</p><p>尿道が排尿のために拡がれば膣が締まる</p><p>じょろろろろろろ</p><p>ヨミの尿道口から弧を描いて黄色い水流が迸った</p><p>オレに片方の足を持ち上げられているヨミのシャワー室のタイルを踏みしめている足がクククッと痙攣する</p><p>は、恥ずかしいですよ、ヨミ犯されながら、オシッコしちゃってる</p><p>羞恥に染まるヨミの表情</p><p>可愛いぞヨミ</p><p>あんっ、見て先生いやらしいヨミを見てヨミでいっぱい、コーフンしてヨミの中に、いっぱい吐き出してっ</p><p>オレは、ヨミが放尿しているというのにじゅぼじゅぼと腰を突き込む</p><p>いやぁぁんっ、ああんっ気持ちいいっ</p><p>ヨミの小さいのに豊かな肉体が歓喜に震える</p><p>あのね、先生ヨミね、ヨミすっごいエッチなのぉインランなのぉだから、だからね先生、ヨミのこといっぱい犯して</p><p>ヨミの放尿が終わる</p><p>今度は、オレが攻める番だ</p><p>ああ、犯すぞヨミっ</p><p>オレは本格的に、ピストン運動を始める</p><p>まずは浅く、浅く、深く</p><p>トン、トン、ズムットン、トン、ズムッの３拍子だ</p><p>あんっ、いいですぅもっと激しくてもヨミは大丈夫ですから</p><p>よし、また鏡に手を付いて両脚で踏ん張ってろ</p><p>ヨミは、オレに言われた通りの態勢を取る</p><p>これなら、多少、荒っぽい突き込みをしても大丈夫だろう</p><p>一気にいくからなっ</p><p>オレは、ヨミの細い腰を両手で押さえて少しずつ、突き込む力とスピードをアップさせていく</p><p>あっ、あっ、ああんっあっ、あっ、ああーんっ</p><p>浅く、浅く、深くのオレの腰の動きに合わせてヨミが喘ぐ</p><p>あふっ、あふっ、あああーっあぐっ、あぐっ、あうううーっ</p><p>少しずつ啼き声が変わっていく</p><p>オレは、リズムを変える３拍子から、２拍子へ</p><p>あがっ、あぐぅっあがっ、あぐっ</p><p>そしてスパートするっ</p><p>あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あああんっいいっいいのぉ先生っ先生っ</p><p>ヨミっ、ヨミっ、オレ</p><p>ああ大きな熱い塊が、身体の奥底から湧き上がって来る</p><p>ヨミも、もうすぐですっもうすぐだからあああっ</p><p>オレは肛門にギュッと力を込めて暴発を防ぐ</p><p>ヨミ一緒に一緒にイクぞ</p><p>はい先生っああっ、嬉しいっ嬉しいですぅ</p><p>鏡の中のヨミがオレに微笑む</p><p>あああっ、来るキちゃいそうですあああーっ、大きい波があっ、ああーっ、先生、先生っ</p><p>ああ、見てるぞヨミをちゃんと見ているから</p><p>うん、見ててぇぇ、見ててぇぇ先生、ヨミイクよおっヨミヨミあああんっ</p><p>ヨミが弾ける</p><p>いっイクぅぅッッッッ</p><p>オレも全力でガンガンに突き込むっ</p><p>ああああっ、イク、イクッイッちゃってます、ヨミっ</p><p>鏡の中のヨミが切ない眼で、オレに報告した</p><p>オレも出すぞ出すぞおっ</p><p>中に中に出してぇぇぇっ</p><p>どおっびゅっ</p><p>ああんっ、入って来るぅぅっっっ</p><p>オレの射精をヨミは胎内で感じる</p><p>ああんっ、幸せっお腹の中が温かいのぉぉぉぉっ</p><p>どおぴゅ、どぴゅぴゅっ</p><p>第２波、第３波も放出するぐぅぅっ</p><p>ヨミぃぃぃっ</p><p>オレは、背中からヨミをギュッと抱き締めて</p><p>最後の一滴まで、ヨミの子宮に注ぎ込んだ</p><p>ヨミが微笑む</p><p>オレたちは、シャワーを止めて</p><p>タイルの床に全裸で抱き合って横たわっていた</p><p>熱い湯のせいで、タイルは温まっている</p><p>オレたちは頭から足まで全身、びっしょりと濡れている</p><p>股間だけは、別の液体愛液と精液で濡れているけれど</p><p>こうやってエッチの後に、キュッとしてもらうの大好き</p><p>オレはヨミを背中から抱き締めてヨミのロリ巨乳を、手で弄んでいた</p><p>ヨミのおっぱいが好きなら、普段からもっと触ってくれればいいのに</p><p>２人きりでセックスの余韻が残っているからいつものヨミのかしこまった敬語は出て来ない</p><p>１４歳と１６歳の１対１の女と男の会話になっている</p><p>ヨミ、ブラジャーするの止めようかそれで、いつもシャツの前のボタンを外して胸の谷間を見せてるのそしたらもっと触ってくれる</p><p>ブラはしてろよブラしないと、胸の形が悪くなるんだぞ</p><p>今の１４歳のロリ巨乳はお椀型の美乳だ</p><p>それにオレは、ブラジャーを外すのも好きなんだ</p><p>あのおっぱいが、ぷるんと弾け出るところが良い</p><p>知ってる</p><p>ヨミは笑う</p><p>そうだこの子は、オレの心が読めるはずなのに</p><p>ヨミね先生が好きって言うのが好きなの</p><p>先生もっと、ヨミたちに好きなことしていいんだよ</p><p>ヨミは、そう言ってオレの半萎えのペニスを触る</p><p>例えば、先生はこれをどうされるのが好き</p><p>ニッと微笑む、ヨミ</p><p>オレはお掃除フェラされるのが好きだ</p><p>はーいヨミがいたしまーす</p><p>ヨミは、ぺちょぺちょとオレの亀頭を舐めていく</p><p>ツツッと、尿道に残った精液を吸い取ってくれた</p><p>はうむむっホント、ガマンしちゃダメだからねヨミのこと、もっと奴隷にしちゃっていいんだよ</p><p>ヨミは奉仕しながらそう言ってくれた</p><p>でも何か悪くてさ</p><p>オレの欲望のままヨミたちに命令するのは</p><p>じゃあ、先生ヨミのこと、奴隷じゃなくって、恋人にしてくれるそうなったら、他の子とエッチしたらダメだよヨミ、嫉妬深いんだから</p><p>セックスはヨミとだけキスもダメもちろん、ヨミが１６歳になったら、すぐに結婚式だからね</p><p>ヨミは、そこまで言って寂しそうに笑う</p><p>そんなのは無理でしょ先生はみんなのご主人様でないといけないんだから</p><p>オレはみんなの</p><p>恵美お姉様が、時々暴走しちゃうのはあの人が一番、普通の感覚だからなんだよね先生を独占して自分１人だけが、先生の恋人で他の人は全員いなくなって自分だけが結婚したいま、当たり前だよね女の子なんだから女の子はみんな、独占欲が強くて、ヤキモチ焼きなんだから</p><p>でも、恵美お姉様だってさすがに、今のわたくしたちの家族の現状は判っているから誰かが先生を独占することは許されないってことはねだから、ジレンマなんだと思うよ</p><p>メグだって黒い森の娼館の生まれだ</p><p>ミナホ姉さんに対しての義理もある</p><p>自分の望み通りにならないことは痛切に感じている</p><p>家族のまとまりを考えたら誰も先生の恋人にはなれないんだよ正式なパートナーになれるのは１人だけだから女の子の考え方ではね</p><p>女の子はそうなんだ</p><p>だから先生の恋人でなく、黒森さんや寧お姉様は先生のお姉さんになることを選んだわけでしょ</p><p>いやミナホ姉さんも寧も、自分の本当の家族を失っているから</p><p>そのコンプレックスがあるからだ</p><p>だから、オレの姉になってくれた</p><p>ううんそれだけが理由じゃないよ先生</p><p>オレの心を読んでヨミは言う</p><p>時期が悪かったんだよ２人とも、先生のお姉さんになった時には、もう恋人になることはできない状態だったから</p><p>そうかミナホ姉さんや寧が、オレの女になると決めてくれた時には</p><p>オレはもう、たくさんの女を抱えていた</p><p>アニエスちゃんや真緒ちゃんにとっては、先生はパパだし克子お姉様や渚お姉様は、愛人感覚なんだよね恋人っぽくは振る舞わないようにしているもの、２人とも</p><p>克子姉も渚も他の子たちを刺激しないようにみんなの前では、どんな時でもオレに対して恋人のようにベタベタしない</p><p>あれは愛人感覚なのか</p><p>２人とも元・娼婦だそれも超一流の</p><p>顧客と一緒に高級レストランや観劇に行ったこともあるだろう</p><p>そういう時に、馴れ馴れしくしているように見られないように品良く振る舞うことを身に付けている</p><p>他人行儀ではないけれどベタつかない関係</p><p>見た目からして、娼婦と顧客と判らないように</p><p>親戚のお嬢様とたまたま仲良く同席しているように周りの人たちに思わせないと、顧客が安心して娼婦を連れ歩けないから</p><p>そのテクニックをオレにも使っているんだ</p><p>お早うやお休みなさい、あるいは行ってきますのキスはするけれど</p><p>それ以上の性的な接触は、絶対に他の子たちの前ではしない</p><p>本来なら、オレを奪い合うライバルであるはずの克子姉や渚に他の子たちが懐き、相談をする</p><p>恋人にはなれないけれど恋人の次に親しい関係になろうとしたらそういう風になっちゃうってことなんだと思う</p><p>レイちゃんと翔姉ちゃんもそうだな</p><p>２人も外では一線を引いてくれている</p><p>二人っきりになった時、翔姉ちゃんはオレのお姉さんになるけれど</p><p>レイちゃんは、オレのことをお兄ちゃまと呼んで、自分が妹になる</p><p>ヨミたちが、先生の奴隷なのもそうなんだよ</p><p>ヨミは、そう言ってチュッとオレの亀頭にキスをした</p><p>奴隷ってことは、もう先生の所有物なんだもんこんなに近い関係はなかなかないよね</p><p>自分自身が、丸ごとオレの所有物になってしまえば離れられなくなる</p><p>所有物なら奴隷なら恋人になれないことを不満に思うこともないものだって、そういうのはご主人様に対して失礼でしょもう奴隷なんだから所有してもらっているんだから、後は可愛がってもらえばいいんだもん余計なことは考えなくていいし、考えちゃいけないんだよ</p><p>オレの奴隷たち</p><p>ヨミ、マナ、ルリコ、ルナ、月子、愛それから</p><p>みすずがオレのペットっていうのもオレの所有物ってことだよな</p><p>美智もオレの所有物になりたがっている</p><p>例外はイーディお姉様であの人は天才だからねぇイーディお姉様は、先生の何もかもになりたいって思ってる</p><p>うん姉でもあり、妹でもあり、娘でもあり、母親でもあり、親友でもあり、先生でもあり全部になりたがっている</p><p>イーディは日本での暮らしはまだ半年だから、オレがイーディに教えてあげることもあるオレを頼りにしてくれることも高校生活なんかでは</p><p>でも、凄まじい勢いで色んなコトを学び、記憶していくからオレがイーディに教わることも多いし、何かと頼りにしている</p><p>もちろん、戦闘力だって素晴らしい</p><p>先生は色々と欠落しているからイーディお姉様は、そこを補う存在になりたいと思っているんだよそして、だからといって絶対に出過ぎたことはしないからだから、黒森さんたちも許しているんだよ</p><p>ああ、オレは正しい家族生活を知らない</p><p>友達もそういや、学校のことなんかでもイーディに相談することが増えているな</p><p>メグだと相談できないようなこともイーディにはできる</p><p>まるで男の親友にしか話せないようなことも</p><p>そういや、ここしばらくイーディとセックスしていないや</p><p>さっきの風呂場でみんなとセックスした時も</p><p>イーディは、みんなに譲ってオレとしなかった</p><p>気を遣い過ぎなんだよあいつ</p><p>ううんそれくらい気を遣わないと先生の足りないもの全部にはなれないんだよ</p><p>先生と他の家族全員との調整役にもなるっていうことだからだから、自分のことは後回しにしているんだよイーディお姉様と、月子屋姉様と、寧お姉様は</p><p>あ確かに、今日は寧ともセックスしていないニコニコ笑って見ててくれるだけだ</p><p>月子とはしたけれどオレがゆったりとしたスロー・セックスにしてしまって月子はイッてないし、月子の中に射精していない</p><p>それなのに、文句を言わずに受け入れてくれている</p><p>ああみんなに気を遣わせているんだな、オレ</p><p>オレは反省する</p><p>ダメです反省しちゃ</p><p>先生は先生で一生懸命やっているんだからそして、ヨミたちもお姉様たちもみんな、そのことを良く判っているんだから</p><p>さっき言われたばかりでしょ手の届く範囲のことを精一杯するしかないって</p><p>そうだ、さっきエレベーター・ホールで</p><p>それでね手の届く範囲のことを精一杯するっていうことは、割り切るってことだよさっき先生が、徳大寺園子さんにとっての嫌われ役になっても構わないって、割り切ったみたいに</p><p>誰にでも好かれて、誰にとってもいい人になるのは無理だって先生は気付いたんでしょ</p><p>縁のあった人、顔見知りになった人全員を救うことはできない</p><p>そんなことをしたら、今、オレの所に来てくれている家族が守れなくなる</p><p>そういうことだよだからね、先生ヨミたちのことも、割り切って下さい</p><p>家族だけれどヨミは先生の奴隷なんですだから奴隷として扱って下さい</p><p>うーん、もうブッちゃけちゃうけどさ今のヨミと先生の話は、誰も聞いていないから</p><p>黒森さんは徳大寺園子さんたちの説明会をするって言ってたでしょ</p><p>そうだ黒い森の娼館についての説明を</p><p>で、イーディお姉様たちは隣の監視室で、例のダメなゲームとかして遊んでいるはずだよ</p><p>イーディは、わざと寧に時間つぶしができるものを尋ねたのか</p><p>理由は２つ１つは、先生が少し悩んでいるみたいだから、誰かが相談相手にならないといけないってことホントはヨミじゃない方が、もっと上手にできるんだと思うけれど先生がヨミを選んだから</p><p>そうだ、疲れマラの解消セックスの相手にオレはヨミを選んだ</p><p>逆を言うと寧お姉様やイーディお姉様だと、お説教されるんじゃないかって先生は恐れたんだよねだから、年下のヨミなのだって、先生ヨミがこんなにお喋りになるとは思ってなかったでしょ</p><p>うん、思わなかった</p><p>でも、しょうがないんだよねお姉様たちが心の中で、先生にこういう話をしたいって念じていたんだもの</p><p>ヨミは寧やイーディの心を呼んで</p><p>そして、寧たちもどうせ、ヨミが自分の心を読んでいるはずだからと</p><p>オレとの会話を、ヨミに託した</p><p>もう１つの理由はまだ、ハイジさんがヨミたちの正式の家族じゃないからこういう話を先生としているところをハイジさんに見せたくないんだと思う</p><p>家族だけの大切な話だからねもちろんハイジさんのことは認めているけれど、先生とのことは実際にセックスしてみないと、あの子には判らないことだと思うから</p><p>ああ、ハイジさんに聞かせたくないから寧やイーディたちも、盗聴はしないのか</p><p>黒森さんも、ここはちょっと先生のことは、ヨミたちだけに任せるってことなんだと思う</p><p>オレの園子さんに対するアプローチが強すぎるということで</p><p>ミナホ姉さんは、途中介入してオレたちを帰したわけだから</p><p>オレが反省し始めることは判っているからオレに対するフォローは、ヨミたちに任せてくれたということか</p><p>突き放してくれたんだな</p><p>園子さんたちの説明会があるから、自分は監視していないと言い放つことで</p><p>だから今はヨミだけだから、よく聞いてわたくしの大切なご主人様</p><p>先生は、ヨミたちをみんな公平に扱ってくれているけれどでも、ヨミたち鷹倉家の姉妹はやっぱり新参者なんだよ</p><p>恵美お姉様たち、先に家族に居た人たちには気を遣わないといけないしもちろん、みすず様たちにもねヨミたちは、本当に生かさせてもらっているんだから</p><p>いや、だけどそんなの、オレたち家族には</p><p>先生がそうでも家族の中には、微妙なパワー・バランスがあるんだってば</p><p>だからマナお姉様と瑠璃子様が、家事を担当なさっているんだよマナお姉様も生かしてもらっている身だって自覚しているから、他の家族よりも良く働くんだよ瑠璃子様は、逆に他の家族から気を遣われないように自分の方から積極的に家事を担当しているだよ</p><p>いや、あの先生がそんなに深刻に考えなくていいからだって、わたくしたちみんなそれぞれ、自分で考えて行動しているしちゃんとお互いに気遣いし合って生活しているから雪乃お姉様が、何１つ家事を手伝わないのだって雪乃お姉様の気遣いだから</p><p>確かに、雪乃が他の子たちと一緒に家事をすることになったら色々とギクシャクするだろうしな</p><p>ああやって、偉そうにのほほんとしていてくれた方が波風は立たない</p><p>みんなさずっと先生と一緒に居たいと思っているし、家族でいたいんだよだから、自分なりに努力してるし、助け合っているし相談し合ったり、助言したりもしてくれているのっ何となく、チームワークも取れてきているしだから、だからねっ</p><p>そんなに何でもかんでも、先生が心配しなくてもいいし心配しちゃダメなんだよ先生は家族の要なんだからドッシリとしててもっと、我が儘言ってくれていいしみんなに求めて欲しいんだよヨミたちは、みんな喜んでみんなで協力し合って、先生のお望みに応えるからっ</p><p>オレは考えすぎで</p><p>自分で動きすぎなのか</p><p>ヨミたちが先生の奴隷なんだよだから、先生はご主人様としてヨミたちに命令してくれればいいのっ先生が家族の奴隷になっちゃダメだよっ</p><p>みんな、それぞれ先生との関係を取り決めてあるでしょ黒森さんや寧お姉様はお姉さん、アニエスちゃんや真緒ちゃんはパパそして、ヨミたちは奴隷なんだよっだから、奴隷として割り切って愛して下さい</p><p>そうでないとこの後の双子とか、鞍馬家のお嬢様たちとか他の子も、相手できなくなっちゃうよ</p><p>そうだなリエとエリは、オレのセックス奴隷として割り切らないといけないんだよな家族にはできない子たちなんだから判っているけれど</p><p>ついついあの子たちにとって何が一番良いのかを考えてしまう</p><p>先生はさあの子たちにも、自分のことを判って欲しいんだよね</p><p>でも、それは無理家族になれない人には先生のことは判らないんだよ</p><p>あの双子たちを何とか理解してあげたいと思っていた</p><p>だけど、それは</p><p>オレのことも、あの２人に判って欲しいという願いの裏返しか</p><p>奴隷は奴隷なんだよでも奴隷として愛してあげることはできるし、ご主人様と奴隷という関係の中でも絆を結ぶことはできるよ</p><p>でもご主人様と奴隷という枠を越えることは許されないんだよそんなことしたらご主人様と奴隷ではなくなっちゃうから</p><p>そしてヨミは、改めてオレのペニスを舐め</p><p>自分のロリ巨乳に挟む</p><p>わたくしは鷹倉夜見子は、あなたの奴隷ですこの身体は、あなたのためにありますあなたを喜ばせるためだけにわたくしの肉体と心がありますわたくしは、いずれあなたの赤ちゃんを産みます生涯、あなたとしかセックスしないことを誓いますあなたに逆らわず、どのような命令でも喜んで致します夜見子はあなたのセックス奴隷ですあなたのセックス奴隷にしていただいて幸せです</p><p>あなたのセックス奴隷だから、わたくしはここに居ることが許されているのですから</p><p>オレが、ヨミを奴隷として扱わなくなれば</p><p>ヨミは、オレたちと一緒に居られなくなる</p><p>ジッちゃんか、みすずか、ミナホ姉さんか</p><p>とにかく誰かがヨミをオレから遠ざけるだろう</p><p>この巫女の力という圧倒的なパワーを有している女の子をオレが奴隷として支配しているから、安心して置いておけるんだ</p><p>オレとヨミの立場が対等になったらヨミが巫女の力を自由勝手に使うかもしれないと、危惧する人間が現れる</p><p>オレは徹底して、ヨミを奴隷として支配しないといけない</p><p>判ったヨミ</p><p>オレは、ヨミを抱き寄せる</p><p>その豊かな胸を自分の所有物として、好きに触る</p><p>お前のことはオレが、ずっとずっと可愛がってやるからな</p><p>ヨミは嬉しそうに、微笑んだ</p><p>家族であったとしても姉は姉、ペットはペット、奴隷は奴隷それぞれ割り切って、接しないといけない</p><p>それがオレの義務なんだな</p><p>あの双子も奴隷として愛してやろう</p><p>家族ではなくあくまでも奴隷として</p><p>オレが割り切らないとあの双子は、行き場を失う</p><p>必要以上の情けを掛けてはいけない</p><p>奴隷は奴隷なんだ</p><p>オレの腕の中でヨミが言う</p><p>ヨミは好きです愛しています先生のことあの奴隷として</p><p>誰も盗聴していない今だからこそヨミはオレに告白する</p><p>オレも好きだよ愛しているヨミ</p><p>女性器の尿道の位置が確認したくて、WIKIで調べてしまいました</p><p>いつでもマンコのアップが見られる、恐ろしい時代になりました</p><p>やおい同人誌には、やおい穴という謎の穴がありましたが</p><p>昭和のエロ同人誌は、童貞の絵師が数多くいましたから</p><p>これってどこに突っ込んでいるの</p><p>というような、謎の体位のセックス描写が数多くありました</p><p>946．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　（エリ編　奴隷調教１）</p><p>ヨミとシャワー室を出る</p><p>用意してあったバスローブを羽織って</p><p>誰かが用意しておいてくれたんだな</p><p>瑠璃子か、マナか</p><p>そのまま双子を監禁している仮眠室の前に行く</p><p>随分スッキリとなさったようですわねお兄様</p><p>お兄ちゃん、準備オッケーだよ</p><p>オレがイメージしていた、瑠璃子とマナがドアの前で待っていた</p><p>寧お姉ちゃんは、来ないって第2ラウンドは奴隷シスターズだけで何とかしなさいって言ってたよ今の内にチェックしておきたいことがあるんだって</p><p>さっきはオレたちを心配して付いて来てくれたけれど二度目はお任せか</p><p>まあ、ミナホ姉さんが娼婦候補者たちの説明会に行っちゃったから</p><p>香月セキュリティ・サービスの指揮は、戻って来たレイちゃんが別の部屋でやっているんだろうし</p><p>寧は監視室の機材を使って、香月家の本家邸宅の周囲の現在の状況を調べておきたいんだな</p><p>さすがにもう関西の組織から派遣されたて来た敵は居ないだろうけれど</p><p>念には念を入れて</p><p>えっと、カメラと記録するコンピューターの使い方は教わってきたから動画撮影はマナがするよ</p><p>静止画は、わたくしがいつも通りに</p><p>今度はエリを犯す</p><p>その処女レイプの撮影は、マナと瑠璃子がするのか</p><p>イーディお姉ちゃんは、ハイジちゃんとゲームでもして待っているって</p><p>ハイジさんにはエリを奴隷に墜とすところを見せたくない</p><p>そんなことをしたら、ハイジさんもオレの奴隷になろうとするだろうから</p><p>ハイジさんは、あくまでもイーディの妹として家族に迎え入れたい</p><p>イーディはオレの奴隷じゃないんだから、その妹だって奴隷にはできない</p><p>ゲームって例の野球ゲームか</p><p>何だっけ野球のバグの多いクソゲームのタイトルは</p><p>ううん、月子さんも居るからテトリスみたいな落ちゲーにするってほら、月子さんは、心が読めるから反射神経で勝負する系のゲームでないと一緒に遊べないんだよ</p><p>ああ、野球ゲームですら、球種とか選んで対決するから事前に相手の考えが読めるのは有利になってしまうのか</p><p>年上をみんな＊＊お姉ちゃんと呼ぶマナなのに月子は、月子さんなのか</p><p>なかなか難しいな</p><p>それぞれの立場とか人間関係が複雑だから</p><p>マナは、まだ月子に心を許していない</p><p>もっとも、ヨミだってミナホ姉さんのことを、まだ黒森さんて呼んでいるし</p><p>微妙な距離感と壁があるんだな</p><p>あ、双子の精神チェックと、いざという時の肉体拘束はわたくしがやりますだから、ヨミは基本、フリーでいます</p><p>ヨミが、オレに言う</p><p>とにかくオレ＋ヨミ、瑠璃子、マナの奴隷シスターズが、双子レイプの第2ラウンドを担当することになった</p><p>では、参りましょうかお兄様</p><p>あ、お兄ちゃん、部屋の鍵はマナが預かって来たから</p><p>マナが、鍵を差し込みロックを開ける</p><p>この音は、部屋の中に閉じ込められている双子も気付いたろう</p><p>オレたちが、エリを性奴隷に墜とすために戻って来たということを</p><p>よし入ろう</p><p>オレはドアノブをカチャリと開けて中へ</p><p>はぁぁ、来てしもうたわ</p><p>部屋に入って来たオレを見て革の首輪に白いスクール水着を着ているエリが溜息を吐く</p><p>そうやなお兄さん、戻って来てしもうたな</p><p>オレが部屋が出た時のまま革の首輪に全裸のリエが答えた</p><p>そっくりの顔、そっくりの声の双子だけれど今は、ハッキリと区別できる</p><p>まあ、首輪の色が違うし着衣と全裸の違いもあるけれど</p><p>すでにロスト・ヴァージンしてしまったリエの方が余裕がある</p><p>まだ処女のままのエリの方が、少し緊張しているようだ</p><p>待たせたな２人とも</p><p>で乙女ちゃんたちは、どうなったん</p><p>そんなことを聞くのも、リエの方だ</p><p>園子さんは予定通り娼婦としてオレたちの組織で、身体を売ってもらう天童乙女は</p><p>双子の反応を観察しながら、オレは言った</p><p>色々、グダグダと文句を言うから半殺しにしてきた思いっきり脇腹を蹴り上げて、痛みで身動きができないようにしてついでに心の方も、臨死体験させてやった今は気絶しているよ</p><p>はぁぁん、しゃーないなぁ乙女ちゃん、場の空気が読めん子やからなぁ</p><p>ケロッとして、そう言うのは非処女のリエだ</p><p>エリの方は、ビクビク震えている</p><p>オレたちに下手に逆らったら、自分もそうなるかもしれないと感じているんだろう</p><p>いずれにしても天童乙女や徳大寺園子さんへの心配や同情は無い</p><p>この双子はやっぱり自分たちのことにしか、興味が無いらしい</p><p>乙女はもうオレの手を離れた後はミナホ姉さんがどうするか決めることになる</p><p>オレは２人を見る</p><p>あ、あんなぁお兄さんうちとエリちゃんでジックリ話し合ったんやけどなぁ</p><p>リエが、話を切り出す</p><p>エリちゃんもなぁお兄さんのエッチ奴隷になってもええって、納得してくれたんよ</p><p>しゃあないわリエちゃんが、ヤラレちゃったんやからわたしも、リエちゃんと同じになりますわ</p><p>その代わりなんですけれどお兄さん</p><p>そうや、お兄さんわたしら双子を２人とも侍らせるんやから</p><p>ああここで条件交渉するんだ</p><p>おいおい、奴隷っていうのが何なのか判ってないんじゃないか</p><p>オレは、鋭く釘を刺す</p><p>だってなあ、エリちゃん</p><p>そうやなリエちゃん</p><p>うちら２人とも、こんなに可愛いんですから</p><p>そうですわ姉妹２人ともエッチぃことができるなんてお兄さんは、果報者ですわ</p><p>面白いことに双子の主導権を取る方が変わっている</p><p>前は、何でもエリが話を切り出してリエは、エリに追随するだけだったのに</p><p>今は、すでにロスト・ヴァージンしたリエの方がリーダーになっている</p><p>しかも、エリは前のリエみたいに、ただ相手の言葉を肯定するだけでなく</p><p>何とかまた自分の方が主導権を握れないかと、少し背伸びしている感じだ</p><p>うるせぇな少し黙れよ</p><p>オレは、双子にそう言った</p><p>な、なんやのそんな言い方は、ないやんか</p><p>そうですわうち、お兄さんのために一生懸命エリちゃんを説得したんですよ</p><p>ほらショックを与えると</p><p>口を開く順番が、元に戻る</p><p>芝居はいいんだよオレに靡いてるフリとかしなくても</p><p>とにかく姉妹２人でオレに犯されるところまでは覚悟を決めて</p><p>その代わり、自分たちにとって良い待遇にしてもらえるように２人で団結して、オレと交渉しようというところまでは決めたんだろう</p><p>本当に、一生、オレの奴隷として生きていくという覚悟は定まっていない</p><p>とりあえず、今だけ乗り切ればそのうち何とかなるだろうとしか思っていない</p><p>前向きなようでいて、実は状況に流されているだけ</p><p>それが、今のこの双子の精神状態だ</p><p>あのなお前たちには選択肢は無いんだよオレは命令しているんだ強要しているんだ双子揃ってオレの奴隷にするって</p><p>だからそうなるって言うてます</p><p>もう、判ったですからうちもリエちゃんも、お兄さんのエッチ奴隷ですそれでええんでしょ</p><p>こいつらは何も判っていない</p><p>やっぱいらないなこんな、やつら</p><p>お兄様のお好きになさって下さいませ</p><p>瑠璃子お前は、オレの何だ</p><p>わたくしはお兄様のセックス奴隷でございますお兄様のために生まれ、お兄様にご奉仕させていただくことを生き甲斐としております</p><p>瑠璃子は笑顔で、そう答えた</p><p>よし、脱げ瑠璃子ヨミとマナもだ</p><p>瑠璃子とマナが脱衣を始める</p><p>ヨミは、バスローブ１枚を脱ぎ捨てればそれで終わりだ</p><p>何で、みんな裸になるん</p><p>双子は、場の雰囲気にビクつく</p><p>この３人は全員、オレのセックス奴隷だからなオレが命令すれば</p><p>はい、いつでも、どこでも裸になりますお兄様にご奉仕致しますセックスを致します</p><p>オレが命じたことなら、どんなことでもするんだよな</p><p>はい、どんなに恥ずかしいことでも喜んで致しますわただ</p><p>１つだけできないことがございますが</p><p>ああお兄さんに死ねとか言われたら、困るもんなぁ</p><p>あ、そっかぁさすがエリちゃん死ぬんは無理やもんなあ</p><p>双子はまたオレに許可を取らずに発言する</p><p>いえお兄様に死ねと命じられたら、瑠璃子は死にますわ</p><p>瑠璃子は、にっこりと微笑む</p><p>死ねと命じられるということはお兄様は、瑠璃子はもう要らないということですものお兄様に必要とされないのなら瑠璃子は、もう、この世に生きている意味はございませんわ</p><p>きっぱりと断言する</p><p>今しがた申し上げた通りわたくしは、お兄様のためにのみ生きている、お兄様のセックス奴隷でございますから</p><p>優雅に服を脱ぎ捨て下着姿になった瑠璃子が言う</p><p>わたくしが、承服できないのはお兄様が、わたくしに他の男性とセックスせよと命じられた場合ですわその時は例え、お兄様のご命令だとしても、お断り致します</p><p>瑠璃子は、するりとパンティを脱ぎ捨てる</p><p>瑠璃子のセックス器官は全て、お兄様しか受け入れないようになっておりますから今までも、これからもここには、お兄様しか入りませんしお兄様の精液だけを注入していただきます他の方の陰茎が差し込まれることは拒絶致します</p><p>あたしもマナの中も、お兄ちゃんしか入ったことがないし、お兄ちゃんの精子しか出されてないからこれからも、ずっとそうでいたい他の人とは、絶対にエッチしたくないよ</p><p>マナも全裸になって自分の淫部をオレに晒す</p><p>ヨミもです一生奴隷なんですから、一生可愛がっていただきますほら、見て</p><p>ヨミは、指で自分の割れ目を開いた</p><p>ツツ、ツーっと</p><p>ヨミの胎内から、オレの精液が糸を引いて、仮眠室の畳の上に垂れ落ちる</p><p>今、シャワーを浴びながらレイプしていただいたばかりなんですよ子宮にたっぷり、いただきました幸せです</p><p>双子は２人とも青ざめている</p><p>リエちゃんこの人たち、みんな頭がおかしいかもしれへんよ</p><p>うん、エリちゃんそうかもしれんわ</p><p>よく見ろ３人とも美人だろ可愛いだろこれからも、どんどん綺麗になるからなしかも、お前たちよりもずっと頭も良いんだぞ頭がおかしい人間とは、顔付きが全然違うからな</p><p>はい、わたくしたちはすこぶる正気ですわ</p><p>うん自分で決めて、お兄ちゃんの奴隷にしてもらっているんだもんね</p><p>はい自らの選択に後悔はありませんわ</p><p>３人は、笑顔でそう言う</p><p>で、でもほら、もしかしたら</p><p>そうですもしかして、その内にこのお兄さんより、もっとカッコ良い人と知り合うかもしれないじゃないですか</p><p>もっと、お金とか権力とかも持ってる人とかな</p><p>そしたらそっちの人に乗り換えようとか、思うんとちゃいますの</p><p>この世には、お兄様よりも素晴らしい男性なんていませんわ</p><p>そんなことを言われるとさすがに困る</p><p>ていうかルリお姉ちゃんは、お金や権力はもう充分すぎるくらい持っている人たちは山ほど知っているんだよね</p><p>はいわたくしはこれまで色んな方とお会いして参りましたが、お兄様が一番ですわそれに</p><p>お金も権力もお兄様は、いずれは全てお兄様のものになりますからわたくしたちが、そう致しますから</p><p>わたくしたち瑠璃子とみすず</p><p>オレが香月家の当主になることは、絶対に無いけれど</p><p>みすずか瑠璃子かどちらかはいずれ、香月家を継ぐ</p><p>そして、オレは２人の主なんだ</p><p>オレにも香月家当主が担うべき責務を果たさなくてはならなくなる</p><p>ヨミが不思議な力を持っていることは、あなたたちも自分の身体で知っているでしょこの力もヨミのご主人様の先生のものですわ想像してみなさいこの力があったら、どんな恐ろしいことだってできますわ</p><p>双子はヨミによる肉体支配を体験している父親たちが、ヨミの力で狂わされたことも</p><p>で、で、でもなリエちゃん</p><p>そ、そ、そうやエリちゃん</p><p>あのそんでもほら、例えば</p><p>さっきのうちみたいに自分は嫌でも、無理矢理レイプされちゃうなんてこともありますから</p><p>そうですわレイプされちゃって、そのお兄さん以外の人とエッチしちゃったりしたら</p><p>そん時はどうするんです</p><p>双子が、こう言うのは</p><p>一生、オレの奴隷として、オレに人生を捧げるのが嫌だからだ</p><p>もし、自分たちにとって有利そうな選択を見つけることができたら</p><p>オレから逃げて他の男に乗り換えられる可能性を残しておきたいからだ</p><p>あくまでも、今、オレの奴隷になると了承したのは</p><p>この苦しい状況を、何としても凌ぐためであって</p><p>自分たちの本意でない以上オレから脱出できる可能性を残しておきたいんだ</p><p>そんなことになった場合はわたくしは、すぐに死んでいますわ</p><p>優しい笑顔で、瑠璃子は言う</p><p>お兄様以外の男にレイプされそうになったらわたくしは舌を噛んで、絶命致しますから死んだ後のわたくしの肉体は、陵辱されるかもしれませんがわたくしの魂は、永遠にお兄様だけのものです</p><p>いや、香月セキュリティ・サービスの全隊員がそんなことさせないってルリお姉ちゃん</p><p>今、このビルの周囲に香月セキュリティ・サービスの人が何十人も張り付いているらしいけれど全員が、ルリお姉ちゃんの警護のためだってさ</p><p>今の瑠璃子は、お忍びでここに来ているけれど</p><p>翔姉ちゃんが、万全の警護体勢を組んでくれているはずだ</p><p>外からは目立たないが、腕利きの私服警護員で固めている</p><p>ジッちゃん、みすず、瑠璃子は香月家の御旗だから</p><p>現在の香月グループのトップである司馬さんがもし暗殺されたとしても香月家の屋台骨には響かない</p><p>しかし、本家の当主であるジッちゃんと、ジッちゃんが次期当主候補として育てているみすずと瑠璃子が何者かに襲撃されてケガでもしたら</p><p>それは香月家と香月セキュリティ・サービスにとっては、大きな恥辱となる</p><p>ま、それはそれとしてマナも、お兄ちゃん以外の人にレイプされるぐらいなら死ぬなあ</p><p>わたくしもどんな手を使っても、そんなことにならないように致しますわ</p><p>ていうか、ヨミちゃんはいざとなったら、レイプ犯の意識をコントロールしちゃえばいいんだからさ</p><p>人の心に手を入れることはなかなか難しい</p><p>下手に力で歪めると相手は狂い死にすることになる</p><p>この双子の親や天童貞男たちのように</p><p>でも、操を守るためでしたらわたくしは、どんな恐ろしいことでも致しますわ</p><p>オレの心を読んでヨミが言う</p><p>わたくしの力で相手に死ねと命じることもできますもっと簡単に息をするのを止めろと命ずることも</p><p>肉体を支配され、記憶を書き換えられるのだから</p><p>そんな究極の命令を実行させることもできるのか</p><p>でも、そんな事態になる前にそもそも、必要でない限りは、わたくしお兄様とお祖父様以外の男性とは会話も致しませんから</p><p>お兄様はあの、実は割とヤキモチ焼きさんですから瑠璃子が、他の男性と喋るのもお嫌でしょ</p><p>まあ、その通りだ</p><p>わたくしは、女子校ですしわたくしたちの学校は、結婚していてある程度の年齢で心理テストなどで、少女嗜好のないことが確認されている男性教諭しか採用致しませんから</p><p>名家の子女のための女子校なんだからそこまでやっているよな</p><p>何しろ、ジッちゃんも瑠璃子たちの学校の運営に携わってきたって話だし</p><p>名家のお嬢様たちに手を出しそうな男の先生は絶対に雇わないように、何重ものチェックをしているんだろう身辺調査なんかも厳しく</p><p>あ、そう言えばあたしもそうだ</p><p>あたしもこの半年お兄ちゃんだけかも</p><p>マナは、ずっとお屋敷の中から外に出ていないから</p><p>なかなか、マナが通う新しい学校が決まらないのだ</p><p>みすずや瑠璃子の学校に押し込むことも考えたけれど</p><p>あの学校にも、昔のマナ白坂舞夏のことを知っている生徒が居るんだよな</p><p>マナの方が怖がっている</p><p>この半年で、すっかり背も伸びたし美しさも増した</p><p>白坂舞夏とは別人だと言い張れば通るだろうとオレは思うけれど</p><p>肝心のマナの心が真実を指摘されることを恐れているから</p><p>じゃあ、ヨミもそうしますわ男の人とは必要がなければ、会話致しません</p><p>だから、大丈夫ですわわたくしたち絶対に、一生、先生から離れませんから</p><p>はいずっと、お兄様の奴隷のままです</p><p>うんそうだよ、お兄ちゃん</p><p>あなたたちも、そうなるのですよお兄様のセックス奴隷になるということは、そういうことですから</p><p>瑠璃子は双子に言う</p><p>エリがリエを見る</p><p>うちはもう、ヤられちゃってるしお兄さんたちに逆らえないことは、よう知ってるから</p><p>ここで双子のチームワークは、崩れる</p><p>しばらく２人きりにしたから、元通りの関係に戻っていたけれど</p><p>さっき、オレがこの部屋を出た時の状態に</p><p>すでにオレに犯され、オレの奴隷になることを承諾させられたリエと</p><p>まだ何も知らないエリの</p><p>立場も現状認識も違う２人にバラけた</p><p>いや、別にオレは無理にお前たちをオレの奴隷にしなくたっていいんだよ</p><p>オレは次のカードを切る</p><p>ええんですか</p><p>エリが食い付いた</p><p>ダメよ、エリちゃん</p><p>お兄さんの奴隷にならないってことはエリちゃん、殺されるかもしれへん</p><p>そんなアホな</p><p>エリは、オレを見る</p><p>でも、現実にお父ちゃんたち、処分されたらしいわ</p><p>天童乙女もだよ</p><p>天童乙女はあいつはバカだ最後の最後まで、オレたちをナメてオレたちに逆らい続けたから</p><p>乙女ちゃんどうなるん</p><p>リエが、尋ねる</p><p>オレも知らないよとにかく、オレにはもう助けてやれないことになったオレの組織ボスが、処分を担当することになったから</p><p>ミナホ姉さんが、天童乙女をどうするのかオレにも判らない</p><p>黒森さんは厳しい人だから容赦しないと思うよ</p><p>あたしだって命懸けで、全裸土下座してコンクリートの床に、おでこを擦り付けてお願いしますから、おにいちゃんのセックス奴隷にして下さいっって泣いて懇願したから何とか生きているのを許してもらえたんだもん</p><p>マナは白坂舞夏は、ミナホ姉さんの初期の計画では殺されることになっていた</p><p>今だって怖いもんあたしが甘えたことをしたら黒森さんは、やっぱりあたしを殺すって思い直すかもしれないもんだから、あたしは絶対に馬鹿なことはしないお兄ちゃんを絶対に裏切らない</p><p>殺されるかもしれないという恐怖が、マナの心に今でも巣くっているのか</p><p>大丈夫よマナさんがお兄様の忠実な奴隷である限りあの方は、手出しなさらないわお兄様の持ち物なんですから</p><p>瑠璃子が、マナを抱き締めてそう言う</p><p>う、うんそうだねあたしはお兄ちゃんのモノだもんね</p><p>そうですよ瑠璃子と同じです</p><p>瑠璃子は、３０００円でオレに売り払われている</p><p>ヨミも一緒ですわ一緒に、先生にお仕え致しましょうね</p><p>マナと瑠璃子の心を読んでヨミがそう言う</p><p>ヨミだって、帰る場所はもう無い</p><p>３人とも、こっちに来いよ</p><p>オレは、オレの３人の奴隷を呼ぶ</p><p>先生喜んで</p><p>３人とも今はもう、全裸だ</p><p>順番にキスしてくれ</p><p>瑠璃子が、背伸びしてオレと唇を重ねる</p><p>愛してますわお兄様</p><p>次はマナが</p><p>ああ、マナの方が瑠璃子よりも、背が高くなったんだ</p><p>チュッとキスをする</p><p>唇の感触は、女の子ごとに違う</p><p>舌もそうだけど</p><p>最後に、ヨミがロリ巨乳をオレの胸に押し付けて、顔を寄せてくる</p><p>プニッとした唇の弾力</p><p>あ、舌を入れてきた</p><p>唾液の味も、３人とも異なっている</p><p>オレは、ヨミのおっぱいを摘まみながら</p><p>見たかこれが、オレの愛する奴隷たちだみんな、キス１つだって手抜きはしないぞオレを気持ち良くするために、全身全霊で愛してくれるんだ</p><p>双子は、呆然とオレたちを見ていた</p><p>当然ですわお兄様の奴隷なのですから</p><p>手を抜くとか考えられないよねっ</p><p>そんなことをするぐらいなら、死んだ方がましですわ</p><p>３人はそう言う</p><p>こんな素晴らしい奴隷たちが、オレにはもういるんだこの瑠璃子、マナ、ヨミのレベルに達しないのなら新しい奴隷なんて、オレには必要ないからなっ</p><p>ウッと震えるリエとエリ</p><p>で、でもさっき、お兄さんはうちのこと欲しがってたじゃないですかだから、うちの初めてを奪ったんでしょ</p><p>リエが言う</p><p>ああ、処女は貰っただからもう、要らないってことになるかもしれないリエが、今のまんまのクソつまらない女のままなら</p><p>うちがつまらん</p><p>そうだろうお前は、エリを説得するって言ってたけれどこうやって、戻って来てみたらなんだっエリと２人で、オレを上手いことコントロールしようと考えてたじゃないかっ</p><p>ち、違いますわ、お兄さんわたしらは</p><p>エリが、慌てて口を挟む</p><p>違わねえよっオレの奴隷になるってい言うんなら、奴隷らしくなれよっ何だ、今のお前らの偉そうな態度はっそんな奴隷がいるかっ</p><p>お前らの命を助けてやるために、オレがガマンするなんていうのは、あっちゃいけないことなんだよっ死にたくないのならこのまま２人揃って、生きていたいのならもっと必死になれよっ必死にオレの奴隷になれっこれ以上、オレを舐めたらお前たちのことは見捨てるからなっ</p><p>ショックを受ける２人</p><p>今は喋ってはダメですわ今のあなたたちでは、何を喋っても先生の逆鱗に触れるだけです</p><p>双子が反論する前にヨミが言う</p><p>余り難しく考える必要はありませんわあなたたちにはわたくしたちという先達がいるのですから</p><p>そうだよマナたちをよく見てマナたちみたいになればいいんだよ</p><p>あたしこそ殺されずに済んで、お兄ちゃんに愛してもらえている幸せな奴隷なんだからあたしの真似をして</p><p>オレの足下にひれ伏して全裸土下座の態勢を取る</p><p>体調も良くないですし、なかなか時間を有効に使えていません</p><p>できれば、もう一作スタートさせたいというかさせないとマズイと思っているのですが</p><p>いつになったら、この谷間を抜けられるのか</p><p>947．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　（エリ編　奴隷調教2）</p><p>ほら、こうだよ手は床に付けて、おでこも土下座だよそれで言うんだよお願いしますわたしをご主人様のセックス奴隷にして下さい</p><p>マナが双子に全裸土下座の手本を見せる</p><p>わたしの心と身体は、全て、ご主人様のものですいつでも、お好きな時に使って下さいレイプして下さいご主人様の赤ちゃんができたら、喜んで産みます大切に育てますですから、わたしの子宮にご主人様の暖かい精液をたっぷり流し入れて下さい</p><p>やろうエリちゃん</p><p>すでにオレに犯されているリエがマナの横で土下座しようとする</p><p>せやけどわたし</p><p>処女のエリの方は、決心が付いていない</p><p>わたしエッチするのはガマンできると思うけれどなこのお兄さんの赤ちゃんを産むのは</p><p>うちはもう、できちゃってるかもしれんから</p><p>リエは、スッと自分の下腹を撫でる</p><p>うち、もうお兄さんに犯されてしもうたからお腹の底に精液を出されてしもうただから、赤ちゃんできちゃってるかもしれん</p><p>中出し膣内射精を経験させられてしまったリエは諦めの境地に居る</p><p>できちゃってるかもじゃない確実に、妊娠させる出産させるオレの子をそれと、一生、オレとしかキスもセックスさせないからな</p><p>そんなリエをオレはさらに追い詰める</p><p>今は断固として、優しい顔を見せてはいけない</p><p>わ、判ってますう、うちはお兄さんの奴隷ですからいつでも、言われた通りにエッチしますお兄ちゃんの赤ちゃんもう、産みますから</p><p>リエは、床に額を擦り付けてオレに平伏して、そう宣言した</p><p>その様子を、瑠璃子がカメラで記録していく</p><p>エリは、どうするんだ</p><p>オレはこの仮眠室の中で、唯一まだ服を着ているもっとも、白スクール水着一枚きりだがエリに尋ねる</p><p>迷っているエリ</p><p>エリちゃん、うちと同じになろうよ２人一緒ならどんなことでも堪えられるよ今までだって、そうやっただからなこれからも</p><p>リエは顔を上げて、エリを見上げてそう言う</p><p>うちは、もう元には戻れないから</p><p>オレに処女を犯されたという事実は変わらない</p><p>で、でもでもな、リエちゃん</p><p>エリは双子の姉妹を見ずに</p><p>お兄さんは、ズルいですわ</p><p>何がズルいんだ</p><p>わたしらに、そんなこと誓わせなくともお兄さんは、無理矢理力尽くでわたしをレイプできるやないですかそっちのお姉さんの不思議な力であたしやリエちゃんに命令することだってできるじゃないですか</p><p>オレは男でエリは、まだ１３歳の少女だ</p><p>オレが抑え付けて、エリの身体にのしかかることだってできる</p><p>ヨミに命じて、エリに身体を開かせることも</p><p>わたしをえっち奴隷にしたいのなら無理矢理すればいいんですこんな面倒なことをせーへんでも</p><p>そういうことを言い出すエリの方が、よっぽどズルいんだよ</p><p>ハッキリと言った</p><p>エリは自分にはどうすることもできなかった嫌々、オレに強要されて奴隷にさせられたって思い込みたいんだろだから、そんなことを言う</p><p>当たり前やないですかっわたしはっわたしは、別にお兄さんとエッチしたいわけじゃないんですからていうか、ホントはしたくないんですっお兄さんに初めてをあげたくないですわっ</p><p>厳しい現在の状況から</p><p>オレに犯され、オレの奴隷にさせられるということはもう覚悟しているらしい</p><p>だけど、自分からオレに差し出すのは嫌なのだ</p><p>あくまでも、仕方ない状況だったと思い込みたいのだ</p><p>そんなメンド臭い奴隷なら要らねえやリエだけ残して、エリはやっぱり処分しようか</p><p>土下座態勢のリエが慌てる</p><p>ま、待って待って下さいほら、エリちゃん早くお兄さんを怒らせたらアカン</p><p>自分の隣で土下座するよう、エリに勧告する</p><p>このお兄さん見た目より、ずっと怖い人なんやから</p><p>エッチのことは、うちが教えてあげるから怖くないから、うちと一緒になあ、一緒になろう</p><p>リエちゃんが、そこまで言うんならはぁぁ、仕方ないなぁ</p><p>リエの隣に座ってオレに土下座する</p><p>えっと何だっけ</p><p>奴隷になりますお兄さんと、いつでもエッチします赤ちゃんも産みますやわ</p><p>エリに耳打ちするリエ</p><p>これだって小芝居だ</p><p>エリは本当は、自分が何を宣言すべきか判っている</p><p>何が何でもオレに無理矢理強要されという形を守りたいんだ</p><p>エリ自身のプライドのために</p><p>はぁぁ、しゃあないなあ</p><p>リエは、双子の脇でオレに手を付き</p><p>わたしも、お兄さんのえっち奴隷になりますいつでも、エッチさせてあげます赤ちゃんも産みますこれでええんですね</p><p>そのエリの土下座を、パシャパシャと撮影する瑠璃子</p><p>今は動画のカメラは動かしていない何でか判るか</p><p>オレはエリに尋ねる</p><p>そんなん判らんですわ</p><p>やる気なさそうに悪い態度で答える、エリ</p><p>静止画の写真だと実際に起きたことの全ては写し取れないからだよ</p><p>残された写真から判るのはリエが、自分の意志でオレの奴隷になりたいと土下座したっていう事実だけだ</p><p>はいそういう風に撮影していますわ</p><p>つまり、エリの表情までは映していない</p><p>オレに対して全裸の姉妹と一緒に、平伏して土下座しているという写真だけが残る</p><p>お前が後から、どう言い繕うとリエとエリの双子は、命を助けてもらうかわりに自分たちから、オレの奴隷になりたいと申し出たということになるそこまで言うのなら仕方ないとオレはお前たちが奴隷になるのを承認する嫌嫌なそういうストーリーが、オレとお前たちの歴史的事実になるからなこのお前たちの土下座写真が、その明らかな証拠になるんだ</p><p>そ、そんなズルいですわ</p><p>エリは食い付いた</p><p>実際はこんな写真ぐらいで、証拠も何も無い</p><p>同じ写真を元に、別のストーリーを語ることは簡単だ</p><p>しかし、まだ１３歳の少女は</p><p>双子の中でも、いつでも自分が主導的な勝ち気な少女は</p><p>オレの作った空虚な論理に乗っかってしまう</p><p>あら、１０年後、２０年後のことを考えたらそういうストーリーの方が良いと思いますわ</p><p>生まれてくる赤ちゃんにお母さんは、嫌なのにお父さんに無理矢理犯されて、あなたができたって言うよりお母さんの方からお願いして、お父さんの奴隷にしていただいたのって話せる方が良いですもの</p><p>そ、そんなの</p><p>ブルルッと震えるエリ</p><p>そうだよリアルに考えなきゃあなたたちがお兄ちゃんとセックスすることも、お兄ちゃんの赤ちゃんを産むことも、もう決まっているんだから</p><p>現実的な問題として１０年後、２０年後を考えるべきですわ</p><p>マナとヨミも言う</p><p>この双子はいつだって、今のことしか考えていない</p><p>１０年単位の長期的な展望は全くない</p><p>まあ仕方ないんだろうけれど</p><p>娘のロリコン動画を販売したりいずれは、娘たちに売春させるつもりだった両親に育てられたのだから</p><p>未来のことなんて考える余裕は無かったんだと思う</p><p>いつだって、その時その時で自分たちの状態を少しでも良くしようと</p><p>刹那的に生きてきたのだから</p><p>だから常に自分を支配している相手に対し、双子でタッグを組み</p><p>自分たちのペースに持ち込み、相手にプレッシャーを掛け</p><p>それで、少しでも現状の待遇を良くしようと交渉し続ける</p><p>先のことは考えない</p><p>とにかく今を何とかしようと、ただそれだけで</p><p>相手を言い負かせたり、揚げ足を取ることだけに必死になる</p><p>そうリアルさだよなリアルに考えろよ</p><p>これからはこの双子の好きにはさせない</p><p>お前たち双子はもう、お前たち自身のことだけを考えていればいいってわけにはいかないんだ</p><p>この双子が自分たちだけの世界に閉じ籠もって居る限りは</p><p>双子は常に自分たちの外の人間たちと対立し続けることになる</p><p>双子VS誰か</p><p>今なら双子VSオレという構図になる</p><p>オレの奴隷になるっていうことは、オレの所有物になるっていうことだ所有物がいつまでも、オレに逆らい続けて敵意を抱いているなんていうのはたまらないからなだったら、そんな重苦しい奴隷はいらないさっさと処分するべきだっていう考えにだってなるだろう</p><p>オレの言葉に、エリは</p><p>やっぱりズルいですわそうやって、お兄さんはわたしらを心の底から屈服させたいんですよねわたしらみたいな小さい子をイジメて、楽しいですか</p><p>なおも戦意を崩さない</p><p>楽しくはないさ楽しくないからだったら、そんな奴隷は要らないってことになるしょうがないなエリには死んでもらうしかないみたいだな</p><p>ひ、卑怯やっホンマに卑怯ですわっ</p><p>エリが叫ぶが</p><p>もう止しぃなエリちゃん</p><p>うちらとお兄さんは立場が違うんようちらは処分される前の子豚みたいなもんやこのお兄さんの気分次第でどうにでもされてしまう対等な立場で交渉するのは無理や</p><p>そんなことはわたしにも判っとるわでもなぁこのまま屈するんは悔しいんないかわたしらかて人間なんやから人間と人間としてわたしはこのお兄さんと向き合ってるんや</p><p>無理やわこのお兄さんは血も涙もないものうちらのことだって、人だとは思うてないわ</p><p>いや、わたしはこのお兄さんの人間性に賭けるこの人は、ちゃんと話したら判ってくれる人だと思うで</p><p>またしても茶番だ</p><p>オレに譲歩させるために双子がコンビネーション・プレーをしているだけだ</p><p>しかもオレに譲歩させるにしても、具体的なプランは何も無い</p><p>ただオレに一歩退かせたいだけなんだ</p><p>何か１つでも良いからこの場の支配者であるオレに負けさせたい</p><p>それで、少しでも勝利感を得たい</p><p>ただそれだけの彼女のプライドのためだけの、刹那的な欲求</p><p>そんなことを許してしまえば、こいつはどんどん増長していく</p><p>エリお前は、オレをナメ過ぎた</p><p>エリには罰を与える</p><p>先生、どう致します</p><p>ヨミが、オレに尋ねる</p><p>エリとリエの身体を制してくれエリの尻を叩くことにする</p><p>ちょっ、ちょっと待ってお兄さん</p><p>エリは慌てるが</p><p>はい制御致します</p><p>ヨミが双子の身体を自分のコントロール下に置く</p><p>ヨミエリを四つん這いにして、尻を突き出させろ</p><p>エリの身体が、自分の意に反して動き出す</p><p>ちょっ、ちょっと待ってこんなんないわっ人権蹂躙やっわたしの身体を勝手に</p><p>四つん這いになったエリの尻をオレはギュッと摘まむ</p><p>いやややあっスケベっ何するんっ</p><p>うんまだ１３歳のプリリッとした固い肉の感触</p><p>叩くぞエリ</p><p>オレの手の平で叩くことにする</p><p>肌と肌の接触でなければエリにオレの気持ちは届かない</p><p>ま、待ってっ</p><p>待てるかっ</p><p>パシーンッ</p><p>ぎゃううっ</p><p>オレだって、美智と毎日トレーニングしている</p><p>オレの尻打ちは相当痛いはずだ</p><p>最初の一撃から、エリの尻に赤くオレの手形が残る</p><p>まだまだだぞっ</p><p>ぎゃうあっ</p><p>肉塊がオレの手の平に、ボヨヨンッと響く</p><p>も、もう止めてあげて下さいっエリちゃん、痛がってますぅ</p><p>リエが、オレに嘆願するが</p><p>ダメだ顔が反省していない１０発は叩くぞ</p><p>パシーンっ</p><p>ぎゃああんっ痛い、痛いですぅもう止めてぇな</p><p>うるさいっ</p><p>ぎゃああっもういややこんなん嫌やぁぁ</p><p>泣き出すエリを、オレは打擲し続ける</p><p>これで最後だ１０発目</p><p>ひいぁぁっ</p><p>泣きながら痛みに耐えるエリ</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁあああっ、痛い痛いわ</p><p>痛みに息を荒げてポロポロと涙を畳の上に零している</p><p>何でわたしがこんな目に合わないといけんのや</p><p>小さく呟いたその声をオレは聞き逃さなかった</p><p>そうか、じゃあもう５発追加だな</p><p>ひぃぃっと、怯えるエリ</p><p>何でお仕置きされているのか判らないのなら罰の量を増やすしかないだろ</p><p>パシーンッッ</p><p>てんぎゃあうっも、もう止めて止めて下さい</p><p>止めるはずがない</p><p>オレは、追加の５発もきっちりとエリの尻に刻みつけた</p><p>うわーお兄ちゃん、正確に同じ位置を叩いているね</p><p>マナがエリのお尻を見てそう言う</p><p>エリの尻についたオレの手形真っ赤に腫れたそこは、オレの手の輪郭を正しくトレースしていた</p><p>はぁ、はぁ、はぁう、う、う</p><p>エリはヨミに身体を制御されているから、高く尻を突き出した四つん這いのポーズを崩せない</p><p>ただ泣きべそ顔で尻のジンジンとした痛みに耐えている</p><p>エリちゃん何も喋っちゃダメだからねまたお仕置きされるよ</p><p>リエが、そうエリに忠告した</p><p>さて、じゃあそろそろしようか、セックス</p><p>オレの言葉にエリがギョッとする</p><p>セックスは、今よりもっと痛いからな</p><p>減ページで済みません</p><p>マジでちょっと体調不良です</p><p>948．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　（エリ編　奴隷調教３ ）</p><p>お兄ちゃん、動画の撮影の方もスタンバイ・オーケイだよ</p><p>仮眠室の真ん中に敷かれた布団の周囲には、三脚に設置した何台ものビデオカメラが取り囲んでいる</p><p>マナは、そのカメラと寧から預かったノートパソコンを接続する</p><p>全てのカメラからの映像は、リンクしてパソコンに記録されるからここまではこのカメラの画像、このシーンはこっちのカメラからと、後で動画の編集が簡単になる</p><p>固定のカメラは廻しっ放しにするからマナはハンディ・カメラでクローズアップを撮るねっ</p><p>さっきのリエの処女レイプの時に、寧がしていたことを見ているからマナの行動はスムーズだった</p><p>一方、ヨミも月子がしていたように、巫女の力で双子の身体を押さえ込んでいる</p><p>ヨミも、さっきの月子お姉様をジックリと見させていただきましたから力の加減具合がよく判りました</p><p>ヨミが、オレに微笑む</p><p>寧はもうすぐ、マルゴさんとアメリカへ出発する</p><p>月子は、いずれ、京都の鷹倉神社に戻る</p><p>オレの側から離れない妹たちに自分たちの技術を伝えておきたいと思ったんだろう</p><p>身体だけ制御して、なるべく心は抑え付けない促すだけその方がこの子たちに良いのですね</p><p>下手に心にストレスを与えるとバランスを崩して、大きなトラウマになるかもしれない</p><p>巫女の力で強制的に書き換えた心は歪んでしまうそして、二度と元には戻らなくなる</p><p>だから、無理に力をかけるのでなく相手の心の状態を見て、感情の流れを利用してこちらの望む方向へ促していく自然な感じで追い込んで行くそれだけでいい</p><p>さてじゃあ、ヤろうか</p><p>オレは、布団の上の双子を見る</p><p>怯えた表情で、抱き合っているリエとエリ</p><p>リエは、必死に双子の姉妹を抱き締めている</p><p>エリは右の手はエリの肩に触れているが左手は、オレに叩かれて赤く腫れ上がっている尻を辛そうに撫でている</p><p>無理矢理エッチされんのは、もう仕方ないわ諦めよう、エリちゃん</p><p>すでにオレに犯されているリエがエリに言う</p><p>大丈夫やうちだってガマンできたことだからきっと、エリちゃんも堪えられるよだから怖くない怖くないよエリちゃん</p><p>見つめ合う双子</p><p>ごっつー痛いけどお股が裂けるかと思うけど大丈夫、死んだりせーへんからうちだって、さっきお兄さんのチンチンをブチ込まれたんだから</p><p>そ、そうやな</p><p>判らんことがあったら、うちが教えてあげるから経験者が教えてあげるからな</p><p>た、頼むわリエちゃん</p><p>ああ、また双子だけの世界へ逃げようとしているな</p><p>誰が経験者だって</p><p>マナがニヤリと微笑み</p><p>じゃあ、ちょっと観てみようか</p><p>クルッと、ノートパソコンの画面を双子の方へ向けて</p><p>ポチッと、キーを押す</p><p>い、嫌ぁぁ、痛い、痛い、痛い、痛いぃぃぃぃぃッッ</p><p>モニターの中にさっきのリエのロスト・ヴァージンの様子が再生される</p><p>こんなの嫌ぁぁ、やめてぇぇ、やめてぇぇ嫌ぁぁッッ</p><p>大股開きにさせられて、処女地にオレの勃起をネジ込まれている、リエ</p><p>や、止めてぇな何で、そんなん観せるのッ</p><p>リエが叫ぶ</p><p>ダメよ２人とも、観なさい</p><p>ヨミが、力で２人の眼を固定する</p><p>痛い、痛い、痛いィィィッ助けて助けて、エリちゃーんっ</p><p>ほんの１時間ちょっと前のリエは犯されながら、エリの名を叫んでいた</p><p>泣き叫びながら、陵辱されている姉妹を見てエリは恐怖に震える</p><p>止めてぇぇエリちゃんに観せんといてっ</p><p>リエは、絶叫した</p><p>どうして、こんな酷いことするんっエリちゃんが気絶している時に、うちのことレイプしたくせに何で今になって、観せるんのっ酷い、酷いわっ</p><p>リエが、エリに教えてあげるとか言うからだよ</p><p>低い声で、そう言った</p><p>リエだってただレイプされただけで、まだセックスのことを何も知らないくせに</p><p>そうですわあなたたちは、まだセックスについて何も知っていません</p><p>判らないことがあったら、あたしらに聞きなよ</p><p>はいヨミたちはあなたたちの先輩ですから</p><p>瑠璃子、マナ、ヨミが言う</p><p>そうだセックスのことは、セックス奴隷の先輩たちに聞け</p><p>う、うちはエリちゃんが、怖いのは可哀相だと思ったから</p><p>リエが反論しようとするが</p><p>処女喪失が怖いのは当たり前だろましてやこれはレイプだからな怖くなくちゃ意味がないんだ</p><p>そんなん酷いですわ</p><p>エリが呟く</p><p>ああ、酷いよオレはお前たちが一生忘れられないようなレイプをするんだそう決めたんだよ</p><p>ホントに酷い一生恨みますわ</p><p>リエがオレを睨む</p><p>ああ、恨め恨んでいいから一生、オレの側にいろ</p><p>一応、言っておくけれどここにいる３人だって、オレとの初体験は処女レイプみたいなものだったからな</p><p>マナも瑠璃子もヨミも選択権は無かった</p><p>オレに犯されるしかなかったんだ</p><p>マナなんて、ホント、ガチでレイプされたんだから一生忘れないし、一生恨むよお兄ちゃん</p><p>ああ、恨め</p><p>うん、恨むから一生、可愛がってね</p><p>オレは改めて双子を見て</p><p>つまりお前たちは特別じゃないオレはいつも、こんなことをやっている今まで何人ものヴァージンの子をレイプしてきているしお前たちが、その最後でもないだろう</p><p>双子が、双子だけの世界に逃げ込まないようにしないといけない</p><p>辛いのは自分たちだけだと、周りの人たちをシャット・アウトして双子の姉妹だけで傷を舐め合うみたいなことは、もう終わりにさせないと</p><p>こいつらの未来は開けない</p><p>そうそう、そういうことお兄ちゃんは、犯罪組織の人ですっごいエッチなんだから</p><p>あら、お兄様は可愛らしい女の子としかセックスなさいませんわ</p><p>うん、それはありますよねだから、先生の周りの女性は、みんなとっても綺麗</p><p>ヨミさんだって可愛らしいですわ月子さんやルナちゃんだって綺麗です</p><p>ありがとうございます瑠璃子様</p><p>というわけだからさリエちゃん、エリちゃんも、可愛くて良かったよね綺麗な子だったからこそ、お兄ちゃんのセックス奴隷にしてもらえるんだから</p><p>はいわたくしたちと同じ、お兄様の奴隷です</p><p>ヨミたちと同じになるんですよ</p><p>ムチとアメ</p><p>尻叩きと脅迫の次に３人の年上の美少女が、仲間に招く</p><p>そ、そんなん嫌やわあたし怖い</p><p>自分に抱きついて来るエリの髪をリエは優しく、撫でてやるが</p><p>そんなことを言ってもダメだよだって、リエちゃんの方はもう、あたしたちの仲間だもんねっ</p><p>はいお兄様の奴隷ですもう身も心も捧げ尽くしてしまったのですから</p><p>お腹の中、熱いでしょヨミも、先生に最初にお腹の中に射精された時、そうだったから</p><p>先にリエだけ犯したことが効果を見せ始める</p><p>双子が２人だけで殻に閉じ籠もろうとしても</p><p>その内の１人は、すでに処女ではない</p><p>オレに犯され尽くされた後だ</p><p>生まれた時から、ずっと一緒で辛い境遇を共に体験してきた２人</p><p>だからこそ、この双子はいつだって、お互いのことしか信頼せず、他人に対して壁を作っていた</p><p>自分の気持ちは双子の姉妹だけにしか判らないと</p><p>まだ処女のエリの気持ちはリエにも理解できるが</p><p>レイプ経験者のリエの気持ちはエリには理解できない</p><p>生まれて初めて双子の間に大きなギャップが生じている</p><p>リエが、オレを見る</p><p>エリちゃんを犯すんならその間、うちを気絶させておいて下さい</p><p>お兄さんには、何をしたって逆らえないことはさっき体験したうちがよう知っていますエリちゃんもうちみたいにレイプされるんですよねだったらうちは、そんなん見ていたくはないですエリちゃんは、うちのロスト・ヴァージンを見ていなかったんですからうちも、エリちゃんが犯されるところは見たくないです</p><p>キッパリと言う</p><p>エリはリエがオレにレイプされていた時に、自分が同じ部屋に居たのに助けてやれなかったことを後悔しているだろ今、映像を再生して観せた通りリエは、何度もお前の名を呼んで助けを求めていたんだぜ</p><p>オレは、エリに言う</p><p>何で、わたしを気絶させたんです</p><p>エリの眼に、涙が溜まる</p><p>何で、リエちゃんが乱暴されている時に気絶してなきゃならなかったんですか助けてあげられなかったし見ててあげることもできなかったあんまりです</p><p>ああオレは、お前に一生後悔させるためにそうしたんだ</p><p>オレはエリからリエに視線を移す</p><p>そしてエリの処女レイプを、リエが指をくわえて見ていなきゃならなくするのも一生、リエに後悔させるためだ</p><p>エリはリエの処女喪失を生で見ていないのに</p><p>リエはエリの処女喪失を全て見させられる</p><p>そのギャップは一生残る</p><p>双子はもう同じではなくなる</p><p>ヨミリエを頼む</p><p>オレの命にヨミは</p><p>はい、先生リエさんこちらにいらっしゃい</p><p>来るのよ</p><p>巫女の力が、強制的にリエに作用する</p><p>い、嫌ぁ、こ、怖いわぁぁリエちゃん、行かんといてぇ</p><p>え、エリちゃんああっ</p><p>抱き合っていた双子が別れる</p><p>リエはガクガクと震えながら、ゆっくりと立ち上がり、ヨミの方へ</p><p>い、行かないでっ、リエちゃんリエちゃん</p><p>それでも、リエの歩みは止まらない</p><p>布団からヨミの前まで行く</p><p>はい、そこでＵターンわたくしの前に先生とエリさんが見えるように座りなさい</p><p>命じられた通りにしゃがむ、リエ</p><p>はい、捕まえた</p><p>そんなリエを背後から抱き締めるヨミ</p><p>肌と肌が接触していると、巫女の力は効力を増す</p><p>これでもう、リエは完全に肉体を拘束された</p><p>ヨミリエにオレとエリのセックスを、最初から最後まで見せるんだぞ途中で眼を背けたり、眼を閉じたりさせるな</p><p>ついでに少し、刺激しておいてくれ</p><p>エリのロスト・ヴァージンの後は双子の姉妹を同時に弄びたい</p><p>リエもヨミも全裸だ</p><p>裸の美少女が肌を寄せているのは何ともエッチな光景だった</p><p>はい、リエさんのおっぱいを揉んだりペロペロと舐めてあげればいいんですね</p><p>ヨミは、後ろからリエを抱き締め可愛い胸をくにっと揉む</p><p>リエの耳の後ろをペロッと舐めた</p><p>みすずか渚がいれば女の子同士で気持ち良くなるテクニックを教えてもらえるんだろうけれど</p><p>大丈夫ですこの前、少し習いましたしどこを触ったら気持ち良いか、調べながらしますから</p><p>ヨミには、リエの心が読めるのだからリエが感じたところを、攻めていけばいい</p><p>それじゃあ録画をスタートするよ</p><p>マナが、ノートパソコンのキーを押し全カメラからの映像を記録させ始める</p><p>自分自身は、ハンディカメラを片手に持って立ち上がる</p><p>瑠璃子も、静止画のカメラを片手に撮影態勢に入る</p><p>リエには自分で脱がせたけれどエリはオレが脱がしてやろう</p><p>ああ、仮眠室の棚に誰の忘れ物だか判らないが、カッターナイフがあった</p><p>それを手にしてカチカチと刃を出す</p><p>ひいっな、何をするつもりです</p><p>震え上がるエリ</p><p>これで、エリの着ている水着をビリビリにするのさ</p><p>スッと刃をエリに向けてオレも布団の上へと向かう</p><p>そんなこ、怖いっ</p><p>震えるリエの胸元白水着の生地をちょっと持ち上げると</p><p>や、止めてお兄さん、止めてぇな</p><p>オレは無言でカッターを差し込み布地をスバッと切り裂いた</p><p>チキチキとカッターの刃を収め遠くに投げ捨てる</p><p>切り込みを入れた白水着をグイッと掴んで</p><p>力任せに引っ張るっ</p><p>ビリリリリッ</p><p>これはホンモノの競泳用の水着じゃない</p><p>わざと透けるように作られたエッチ用の水着だ</p><p>簡単に破ける</p><p>ぽろんと１３歳の可愛い乳房が零れ落ちた</p><p>い、嫌ァァァァァァッッ</p><p>エリは恐怖に絶叫した</p><p>なかなか感度の良さそうな胸だな</p><p>オレは桜色の乳首を見る</p><p>リエは、陥没乳首だったけれど</p><p>エリの乳首は、外に出ている</p><p>やっぱり、双子といえども発育の状態まで同じではないんだ</p><p>み、見ないで近寄らんといて下さい</p><p>エリは、奥歯をガチガチと鳴らす</p><p>本当に恐怖した時は、震えが止まらなくなるというのは本当だ</p><p>リエの声が聞こえるが</p><p>ヨミ、声を出させるな気が散るリエには見るだけにさせろっ</p><p>はい申し訳ありません、先生</p><p>ヨミが肉体支配の度合いを高める</p><p>エリリエが見ているからな</p><p>オレは、リエの乳首をちょんと突っついた</p><p>リエのおっぱいがゾゾゾと鳥肌になっていく</p><p>オレに触られるのが、心の底から嫌なんだ</p><p>ヨミさっきのリエの時に、月子がしたようなアシストはいらないからなお前は、リエのことだけに集中していろ</p><p>リエの処女レイプの時は月子がリエを濡れやすくしたり、性感を高めてくれた</p><p>しかし、ヨミの場合はリエとエリ、２人を同時に操作しなくてはいけない</p><p>余り複雑な操作をさせるのは避けるべきだろう</p><p>オレも、今度はさっきと少し趣向を変えたい</p><p>舐めるぞ乳首</p><p>えあっひいいぃっ</p><p>オレはエリの乳首に唇を付ける</p><p>チュチュッと啜る</p><p>舌先でペロペロと小さな乳首を転がす</p><p>お兄様は、女の子のおっぱいが大好きなのだから、お求めになられたら、いつでもすぐに舐めていただけるようにするのよ</p><p>瑠璃子が、撮影しながらエリに言う</p><p>ドキドキするでしょジンジンするでしょあなたもすぐに、舐めていただくのが大好きになるわ瑠璃子も大好きなの</p><p>ヨミは、背後からリエの乳房を弄んでいる</p><p>ヨミちゃんは触りがいのある大きな胸をしているもんねっ</p><p>マナのおっぱいも好きだぞ感度が良いから</p><p>オレは、エリの乳輪の周りをクルッと舌でなぞりながら言った</p><p>まるで日常生活の一部のように</p><p>平然とエリの肉体を陵辱するんだ</p><p>ありがとうマナはお兄ちゃんに抱っこされながら、セックスしておっぱいチューチューされるのが１番好きだよ</p><p>ああ、対面座位か</p><p>そうですわねセックスの時の色んな態勢って、面白いですわね</p><p>日本の古くからのものが４８種類あるのをご存じですか</p><p>あ、知ってるルリお姉ちゃん４８手ってやつでしょ</p><p>わたくし、今一つ一つ、それを試して、写真を撮っていますの</p><p>瑠璃子は本当にハメ撮りが大好きだ</p><p>今はまだ２０種類ぐらいですけれどお兄様と繋がっているところを和服のセックスですので、浴衣を着た写真と裸での写真など、色々な角度から撮影していますわとっても、楽しいんですよ</p><p>瑠璃子は性的興奮を楽しいと表現する</p><p>それも面白そうだけどマナはお兄ちゃんとエッチする時は、エッチだけに集中したいなあ</p><p>あら、写真はわたくしが撮って差し上げますわ</p><p>瑠璃子はオレと他の子のセックス写真を撮るのも大好きだ</p><p>あなたたちのも、いっぱい撮ってあげますからねぇ</p><p>双子に微笑む瑠璃子</p><p>ううう、嫌ぁぁ嫌ぁぁ</p><p>オレに乳首をなぶられているだけでエリは泣きだしている</p><p>しかし、その眼は自分の乳首を吸うオレを見ている</p><p>ヨミによる最低限の拘束が効いているから</p><p>うん、美味しいぞエリのおっぱいは</p><p>オレは空いている方のおっぱいを、手で揉む</p><p>ぷにっ</p><p>リエよりも固いかもしれない</p><p>胸の量はそんなに変わらないけれど</p><p>いや、乳首の位置がちょっと違うな</p><p>双子の肉体の違いを、オレは一つ一つ確かめていく</p><p>よし、今度はうつ伏せになれ</p><p>オレは、エリの身体を引っ繰り返す</p><p>下半身はまだ、白水着が残っているが</p><p>布の間から可愛いおしりがプルンとハミ出している</p><p>そこには、赤くオレの手形が</p><p>こんなに腫れて痛いだろ</p><p>オレは、赤く腫れている尻をペロペロと舐める</p><p>敏感になっているところを舐められてエリは震える</p><p>お兄様お母さんネコが、子ネコのお尻を舐めているみたいですわ</p><p>え、お母さんネコって、子ネコのお尻を舐めるんですの</p><p>ヨミが尋ねるから</p><p>そうですよ生まれたばかりの赤ちゃん子ネコは、お母さんネコがお尻の穴をペロペロ舐めて刺激してあげないとウンチができないんです</p><p>恥ずかしそうに、瑠璃子は答えた</p><p>だから、大きくなるまでは毎日ペロペロしてあげるんですよ</p><p>ああ、そうだよね生まれたばかりの子ネコを貰ってきた時は、飼い主が筆を濡らして、お尻の穴をペチョペチョしてあげるんだよねネコ飼っている人から聞いたことがある</p><p>先生ヨミももしかしたら、毎日、お尻の穴をペロペロしていただかないと、お通じが悪い女の子かもしれません</p><p>あ、マナもマナもっ</p><p>わたくしは、どちらかというと毎日、お兄様のお尻をペロペロしてさしあげたいですわ</p><p>楽しそうに３人は言う</p><p>眼の前で進行しているリエの処女レイプを無視して</p><p>そういや、リエの尻の穴はまだ見ていないなじゃあ、先にエリの方を確認するか</p><p>ヨミ、エリの身体を四つん這いにしろお尻を高くだ</p><p>はーい、先生</p><p>い、嫌です嫌ぁぁ</p><p>エリはヨミによって、四つん這いの態勢を取らされる</p><p>オレはさっき投げ捨てたカッターナイフを拾って来て</p><p>今度は白水着のお尻にビヤッと切り穴を開ける</p><p>ひいっっっっ</p><p>エリがまた、恐怖する</p><p>オレはまた、カッターを遠くにやって</p><p>開けた穴をビリビリと引き裂いて大きくする</p><p>エリのお尻の穴が丸見えになった</p><p>よく見えるぞエリのケツの穴が</p><p>オレは、フーッと息を吹き込む</p><p>い、イヤァァッッッ</p><p>エリの肛門がピクピクッと動いた</p><p>ちょっと臭いなエリ、お前、ちゃんと拭いているか</p><p>エリは悔し涙を零すだけで返事をしない</p><p>呆然と姉妹の痴態を眺めているリエの眼前に人差し指を突き出す</p><p>リエオレの指にたっぷりと唾をつけろ</p><p>命じられた通りにしなさい</p><p>ヨミに言われてリエは、へちょっぺょっと、オレの指を舐める</p><p>うん、もういいぞ</p><p>オレはリエの唾がたっぷりとついた指で</p><p>エリの肛門を撫でる</p><p>どうだ赤ちゃんネコは、こういうことをされるらしいぞ</p><p>他人には触られたことがないだろうここばかりは</p><p>い、嫌ぁぁさ、触らないで触らないで下さい</p><p>肛門の中に指を突っ込んだりはしない</p><p>そういう乱暴なタッチはしないで優しく、そわそわと刺激する</p><p>その方がこの子には効く</p><p>あら、モジモジしていますわ</p><p>お尻の穴、ピクピクしちゃって</p><p>刺激したからって、ここでウンチしちゃダメですよ</p><p>瑠璃子、マナ、ヨミが笑う</p><p>み、見ないでわたしのそんなとこ見ぃへんでぇっ</p><p>エリは羞恥に震える</p><p>エリの方がリエよりも、周囲の眼を気にする性格だ</p><p>だからこそ、エリは双子のうち主導的な立場に居た</p><p>そういうエリにはこういう責めが効く</p><p>ほら、リエさんもエリちゃんのお尻の穴、しっかり見ているよ</p><p>うううっ、見ないでリエちゃん、見ないで</p><p>幾ら仲の良い双子だって尻穴の見せ合いっこなんかしていない</p><p>オレに犯されることは覚悟していてもこういう羞恥プレイをさせられることは、想像していなかったはずだ</p><p>もう、いいでしょエリちゃん嫌がってますから</p><p>辛そうに、リエは言った</p><p>いいやまだだ</p><p>オレは、リエの唾液で濡れたエリの肛門をペロッと舐める</p><p>ひいやあっ</p><p>肛門を舌で舐められ、ビクッと震えるエリ</p><p>苦い苦いぞエリ</p><p>エリのお尻の穴はすっげぇ苦い</p><p>わざと大きな声で言う</p><p>嫌やぁぁそんなこと、みんなに言わんでぇぇぇ</p><p>羞恥に赤く染まるエリ</p><p>おい、知ってたかリエエリの尻の味は</p><p>リエは呆然としている</p><p>お前エリのケツ穴を舐めたことはあるか生まれてから今まで</p><p>抱き合ったり、キスしたりお互いを慰めるようなことはしたことがあるかもしれない</p><p>唾液や愛液の味は知っているかもしれない</p><p>でも肛門の舐め合いは</p><p>無いようですわ</p><p>リエの代わりに、彼女の心を読んだヨミが答える</p><p>１３歳の姉妹ではそんなことまではしていない</p><p>そうかやっぱり、そうなんだな</p><p>オレはニヤリと笑う</p><p>オレは知ったぞお前がまだ知らないエリを</p><p>この双子の閉じた関係を壊す徹底的に</p><p>お前たちはお互いのことなら、何でも判り合っているつもりだったんだろうが知らないコトがいっぱいあるんだ</p><p>２人だけの世界なんて幻想なんだ</p><p>そこから出て来て、他の人たちと交わっていかなければ</p><p>この双子姉妹に未来はない</p><p>エリも聞けよオレは、リエのマンコにチンコを突っ込んだオレは、リエの子宮の入り口のプニプニした感触まで知っているぞエリは知らないだろいや、一生知ることはないはずだだって、エリにはチンコが付いてないからなっ</p><p>セックスの感触は男のペニスでしか判らない</p><p>さあ、見ていろオレがリエの知らない、エリを味わい尽くすところをなっ</p><p>オレはいよいよセックスに取りかかる</p><p>見ろ肛門というサブタイトルを考えたのですが</p><p>ネタバレになるので止しました</p><p>体質というものは、年を取る度に変わっていくもののようです</p><p>私は昔、舞台の裏方の仕事をしていたのですが</p><p>劇場の仕事はダニに襲われるのです</p><p>大きな黒幕とか大きすぎて洗濯できないですし</p><p>床に貼るパンチカーペットなんかも、汗とかで汚れています</p><p>しかも、公演が終わる度に、私たちスタッフが黒幕を外して、畳んだり</p><p>パンチ・カーペットを丸めて撤去したりします</p><p>その時にダニにやられるのですが</p><p>２０代の頃の私は、まったくダニに噛まれませんでした</p><p>他の人が酷いことになるような現場でも、私だけ無傷でした</p><p>そういう体質だったのだと思います</p><p>３０過ぎに、板橋区の劇場のバラシに行ったら身体中、悲惨なことになりまして</p><p>年を経ると体質は変わるんですね</p><p>昔、好きだった食べ物が受け付けなくなるのと同じなんだと思います</p><p>949．夜の火遊び　／　双子の処女レイプ　（エリ編　処女破瓜 ）</p><p>嫌やぁぁ、こんなんこんな初めて、嫌やぁぁ</p><p>エリは、半泣きで叫ぶ</p><p>いいから、こっちを向け</p><p>オレはエリの小さな身体を、引っ繰り返す</p><p>四つん這いの態勢から仰向けに</p><p>やっぱり処女レイプは、エリの顔を見ながらしたい</p><p>エリにも、自分の初めてを犯すオレの顔を記憶させたいし</p><p>ヨミ、エリの服はオレが脱がすから抵抗しないように、抑え込んでいろ</p><p>リエには、自分の手で強制的にストリップさせたけれど</p><p>エリの方は、オレが白水着を剥ぐ</p><p>い、嫌止めて、リエちゃん助けてぇ</p><p>エリは、双子の姉妹に助けを乞うが</p><p>あなたも、同じ様にエリさんの名前を叫んでいたわよね</p><p>リエは、ヨミに後ろから抱かれている</p><p>強制的にオレとエリの絡みを見せつけられたまま喋ることもできなくなっている</p><p>エリさんも、先生だけを見るのよ</p><p>ヨミが、巫女の力を放つ</p><p>うん、上手くコントロールしているな</p><p>肉体だけを制御して心には、なるべく触れないようにしている</p><p>よし、腕からだ</p><p>エリの白スクール水着は胸元を大きく引き裂かれて、乳房が露出しているが</p><p>腕の部分は、そのままだ</p><p>だから、まず水着の肩の部分を引き下ろして、腕を抜く</p><p>い嫌ぁぁ</p><p>それから、一気に腰まで引き下ろして</p><p>ヨミエリに腰を浮かせるようにしろ</p><p>嫌ぁ、嫌ぁ、嫌ぁぁっ</p><p>グッと身体を反らして布団からお尻を浮かせる、エリ</p><p>オレは、ズルリっと折りの方から水着を剥く</p><p>そして、前も</p><p>エリの女陰が露わになる</p><p>見、見んといて</p><p>見るに決まっているだろエリの処女マンコだぞ</p><p>オレは顔を寄せて、ガン見する</p><p>うん１３歳の割れ目は、つるんとしている</p><p>産毛すら生えていない</p><p>あるのは、どこまでも真っ直ぐな一本筋だけ</p><p>こりゃ、指で開かないと中の様子は見えないな</p><p>それとエリはどっちかっていうと、マンコの位置が低い身体の真下にあるから真っ正面からだと、割れ目が見えにくい</p><p>いわゆる下付きってやつか</p><p>大股開きにさせて、ちょっと腰を持ち上げないとオレのチンコが挿入できないな</p><p>腰の下にクッションでも入れて、角度を合わせるか</p><p>ううう見ないで、見ないでって言うとるのに</p><p>エリはまた泣く</p><p>まあいいとにかく水着を脱がそう</p><p>処女喪失の前に、全裸で記念写真を撮るのがオレたちのいつもの流儀だ</p><p>オレは水着を引っ張って、太ももから足先へ滑らせるようにして、脱がせる</p><p>エリって足の指の形が、リエとそっくりだな</p><p>ヨミに抱かれている裸のリエの牛の指と見比べる</p><p>ああ、ホントによく似ている</p><p>うううあ、当たり前ですわわたしら双子の姉妹ですもの</p><p>エリがオレを睨んで、そう言った</p><p>いや、違うよそういうことを言っているんじゃないんだエリ</p><p>確かにお前たちの足の指の特徴的なところは、よく似ている似ているけれど同じじゃない</p><p>そうだ似ているとは、同じであるということではない</p><p>似ているだけで違うものなんだ</p><p>エリが、ギョッとしてオレを見る</p><p>お前たち双子の顔とか、背丈とか、体付きと一緒だよ確かに双子だけあって、お前たちはすごくよく似ている最初は、どっちがエリで、どっちがリエなのか判らなかったでももう、判るぞ似ているけれど違うからな</p><p>２人の顔の造形や特徴は、似ているけれど発している生命感、気の色が違う声だって、よく聞くと違いが判ってくるそうやって１つ１つ、違いに気付くとどんどん見えてくるリエは陥没乳首だけど、エリの乳首は出ているマンコの位置も、エリの方が低いヘソの形も違う</p><p>全く同じ遺伝子を持ち、同じ環境で育っても個体には差が生じる</p><p>お前たち双子は、同じじゃない別々の人間なんだ</p><p>お兄ちゃんは、ちゃんと見てくれる人なんだよ</p><p>あたしのパパとママは毎日、一緒に暮らしていても、ちゃんとあたしのことを見ていなかったと思う今思うとねしっかり、顔を見て話をしてくれないんだよだから、あたしが本当はどんな気持ちでいたのかなんて少しも気付いてくれなかったんだと思う</p><p>わたくしもそうですわわたくしに接する、ほとんどの方たちはわたくしを真っ直ぐに見ることなく、ただ、わたくしが背負っているモノに向かって話しておられました</p><p>瑠璃子本人でなく大名家・香月家の本家の令嬢、当主の孫娘という肩書きに対して、頭を下げていた</p><p>崇め奉るだけで誰も、人間らしい付き合いをしてはくれなかった</p><p>お兄様だけですわわたくしをただの１５歳の娘としてのみ、見て下さったのはだから、傲慢だったわたくしは、偏狭なプライドを捨てお兄様の奴隷にしていただくことができたんだと思います</p><p>ていうかルリお姉ちゃんを、平然と奴隷にできちゃう人は、世界中探してもお兄ちゃんだけだよ</p><p>ええ、お祖父様のお許しがあったとしても普通の方には、そんな度胸は無いですわ</p><p>香月家の令嬢を３０００円で買い取って、セックス奴隷にするのは</p><p>確かに、ハチャメチャだったかもしれない</p><p>仕方無いじゃないか瑠璃子は、可愛いんだから</p><p>こんな可愛い女の子を一生、オレだけのモノにできるのなら、どんなことだってするさ</p><p>そうオレの理屈は、それだけでいい</p><p>マナも、ヨミもそうだお前たちはすっげぇ、綺麗で可愛いそして</p><p>リエとエリも、そうだお前たちをオレは可愛い子だと思っているだから、オレのモノにするオレとだけセックスする奴隷にするオレの子を産ませるからな</p><p>か、勝手過ぎるわそんなん酷いわ</p><p>あら、何が勝手なの</p><p>お兄様はあなたたちも、幸せにして下さると言っているのよ</p><p>一生、面倒見るって言ってるんだからねっ</p><p>瑠璃子とマナが、双子に言う</p><p>こうやって先生の心の中の動きをリアルタイムで読んでいると先生って、本当にマジメな人なんですよねぇ</p><p>先生はただ、自分の性欲を解消するために、あなたたちをレイプしようとしているんじゃないのよどうしたら、あなたたち双子を幸せにできるかずっと真剣に考えているのよ</p><p>そんなわけないわ</p><p>エリがうつむく</p><p>じゃあ、わたしのお尻をビシバシ叩いたのも、お尻の穴をみんなに見せて、ペロペロ舐めたのもわたしらの幸せのためなんですか</p><p>そうなのよあなたには信じられないでしょうけれど本当にそうだから、先生はスゴイのよ</p><p>ヨミは、腕の中の小柄な少女にそう告げる</p><p>嘘やわわたしは、信じないだって、このお兄さんはリエちゃんのことレイプして、今度はわたしのことも犯そうとしているそんなんわたしら、幸せになれるはずがないですわ</p><p>にこやかに、瑠璃子が尋ねて</p><p>だ、だって女の子の初めてですわ誰かて、好きな人にあげたいでしょ好きな人とロマンチックに、感動的にしたいんと違いますか</p><p>そう言うエリに、瑠璃子は</p><p>いつか自分の前に現れるかもしれない白馬の王子様を待っていたってダメなのよそんな人は来ないかもしれないんですから</p><p>ううん違うわねあなたたちの前に今、白馬の王子様が現れたのよ</p><p>瑠璃子は、ニコッと微笑んでオレを見る</p><p>お兄様があなたたちの運命の人だったのよすぐに判るわお兄様に奴隷にしていただくことが、どれだけ幸せなことなのかが</p><p>そんなの、判りたくないですわ</p><p>無理にでも、判らせてやるよヨミ</p><p>エリに足の力を抜かせろ</p><p>エリの足を掴んで股を大きく拡げさせていく</p><p>ちょっ、ちょっと待って嫌ぁぁこんな、カエルみたいな格好嫌やぁぁ</p><p>ああエリの太ももは、柔らかい</p><p>女の子の肌触りだな</p><p>つるつるした肌が、ぽよんと手に弾ける</p><p>もう諦めるしかないんよエリちゃん</p><p>ヨミがリエを喋られるようにしたのか</p><p>うちも、レイプされたんよだから、エリちゃんもうちと同じになろうよ</p><p>暗い表情でそう言う</p><p>そしたら、またうちら、同じで、一緒になれるんやから</p><p>あなたたちだけじゃないわよわたくしたちと同じになるのよ</p><p>そうそう、マナたちと一緒だよ</p><p>あなたたちだけがこういう体験をしたわけじゃないんですからね</p><p>さあ処女を喪失する前に、まだ純潔なままのエリの身体を写真に撮るぞ</p><p>オレはエリの足の間に身体を入れて、両手の指でくぱぁと、エリの割れ目を拡げる</p><p>いっ、嫌ぁぁ見んといてっそんなとこ人に見られたくないですわぁっ</p><p>今の内に見とかないといけないんだよ</p><p>オレはエリの胎内を覗き込む</p><p>ああ、まだそんなに濡れていないな</p><p>濡れにくい体質なのかもしれないあるいは、緊張し過ぎているのか</p><p>それでも、テカテカの輝く肉壁の奥にエリの処女膜を確認する</p><p>オレのチンコをブチ込んだらこの膜が破れちゃうんだからさなくなっちゃう前に写真を撮るぞ</p><p>い、嫌ぁあ、そんなの</p><p>震えるエリ</p><p>エリちゃん、うちも撮られたからうちだって、同じ思いをしたんよ</p><p>リエが、姉妹に言う</p><p>もう、何が起きようともオレが、エリのことも犯すつもりなんだと判ったらしい</p><p>だから、せめて苦しまずに済むようにエリに声を掛けてあげるつもりなんだな</p><p>あなたたちだけじゃないわわたくしたちもよ</p><p>そうですわ今度、見せてあげますわヨミの写真も</p><p>あたしがお兄ちゃんに最初にレイプしてもらった時の動画だって、見せてあげるよ</p><p>ヨミにマナ</p><p>今までのあなたたちは、いつも２人だけで頑張っていたのよね辛かったわね大変だったわねでも、今日からは違うのよ</p><p>ええわたくしたち奴隷の先輩がいるんですから</p><p>２人だけで頑張らなくたって良いんだよっ</p><p>双子だけの世界に逃げ込ませないために瑠璃子たちが、囲い込む</p><p>エリたちを見も心も、オレの奴隷にするために</p><p>さあ怯えないでわたくしが、写真を撮ってあげますから</p><p>瑠璃子が、女性器を晒しているエリの裸身にカメラを向ける</p><p>ひぃぃい、嫌ぁぁっ</p><p>拒絶したくても、エリの肉体はヨミに支配されたままだ</p><p>そんな顔しないのこの写真、ずーっと残るんだからね後で見て後悔するのは、自分だよ</p><p>わたくし、もっと笑顔で写真を撮っていただけば良かったと思っていますわ</p><p>マナはまあ、怖がって泣き叫んでいるのも今となっては、良い思い出だしあれはあれでいいかなって思ってる</p><p>ヨミも、後悔はないですわ</p><p>３人のオレの奴隷が口々に言う</p><p>ほら撮してくれ</p><p>オレは、大きくエリの割れ目を拡げる</p><p>いや、もうちょっと濡れていた方がいいか</p><p>オレは顔を寄せる</p><p>な、何するん</p><p>そんなの舐めるに決まっている</p><p>オレは舌を伸ばして、ベロロッとエリの内側を舐める</p><p>ひぃぃぃぃっ</p><p>初めての感覚にエリは震える</p><p>うふふ、可愛いわ</p><p>オレのクンニを瑠璃子は撮影していく</p><p>舐めているオレと舐められているエリの表情を</p><p>あっ、あたしもクローズアップを撮っておこうっと</p><p>マナも、ハンディのカメラを抱えてやって来る</p><p>い、嫌ぁぁ、撮さないでお願いやからっあああっ、リエちゃん助けてぇぇ</p><p>ごめん、エリちゃんうちには、どうすることもできんわ</p><p>リエはヨミに抱き締められて、身体の自由が効かない</p><p>じゃ、クリトリス行くぞ</p><p>クリ何のことやの</p><p>１３歳の少女は自分にそんな器官が付いていることも知らないのか</p><p>ロリコン向けの動画に出演させられていたというけれどハードな撮影はしていなかったんだな</p><p>この子らのハードなオナニーとか、絡みの動画を作ったら一部のロリコンには受けるだろうけれど</p><p>引いてしまって、ファンを止めるロリコンたちも多いだろうし</p><p>ああいうのはソフト路線の方が売れるんだろうな</p><p>ほんのちょっと、ポロリと乳首や陰部が見えてしまうカットがあるくらいが</p><p>クリトリスっていうのはここのことだ</p><p>オレは、人差し指でクリトリスの皮を剥く</p><p>ああ、怯えているだけで、性的に興奮しているわけじゃないから</p><p>エリのクリトリスは小さいままだ</p><p>オレはまず、フーッと息を吹きかける</p><p>きゃううっな、何なのこれぇ</p><p>敏感なんだ</p><p>指だと痛いかもしれないからいきなり舌で舐める</p><p>多めに唾液をまとわりつかせて</p><p>くあっ</p><p>クリトリスを舐められてカッと眼を見開く、エリ</p><p>オレは、舌先を使ってクリトリスの周囲を</p><p>やっ、やめてっ嫌ぁぁ</p><p>次は、唇を寄せてズズッと吸う</p><p>何するのっ嫌やぁぁっ怖いぃぃぃっ</p><p>くちゅくちゅと、刺激していくうちに</p><p>ああ、クリトリスが肥大していく</p><p>真っ赤な宝石のように</p><p>エリの割れ目も濡れ始めた</p><p>愛液の酸味を舌に感じる</p><p>くちゃっ、くちゃっ、くちゃっ</p><p>エリ濡れてきたぞ</p><p>ぬ、濡れてなんかないですぅあああっ</p><p>ビクビクッと身体を震わせるエリ</p><p>オレだけを見ていろエリのご主人様になるオレだけを</p><p>ううう、お、お兄さん</p><p>泣いていただけの顔が変わっていく</p><p>羞恥だけの表情が変化していく</p><p>ほーら、トロトロになって来たもう一度、ちゃんと写真に撮ってもらおうなエリのマンコと処女膜を</p><p>オレは改めてくぱぁと開く</p><p>瑠璃子とマナが蕩け始めたエリの胎内を記録していく</p><p>い、嫌ぁぁこんなのこんなのああああっ</p><p>うん先へ進もう</p><p>オレは、エリの身体にのしかかって行く</p><p>エリの視界からリエを消す</p><p>オレだけしか見えないように</p><p>さあ、キスするぞエリ</p><p>オレはチュッとエリの唇にキスをした</p><p>な、何でぇ何で、わたしお兄さんにキスされとるん</p><p>ハァハァと、息を荒くしてエリがオレを見上げている</p><p>それがエリの運命だからだ</p><p>エリはオレに抱かれるために生まれてきたんだよ</p><p>そして、今度は鼻の頭や、額、ほっぺたにもキスしていく</p><p>可愛いぞエリ</p><p>エリのおっぱいを優しく揉む</p><p>ほら、さっきと違うだろオレの手を感じろオレの唇をオレの舌を</p><p>オレはまたエリの乳首を舐めていく</p><p>ああっホンマやさっきと違うああっ</p><p>身体の中に火が付き始めている</p><p>エリはリエよりも、淫らな体質なのかもしれない</p><p>敏感な分だけ、堕ちるのが早い</p><p>エリのおっぱい、美味しいよ</p><p>は、恥ずかしいことい、言わんといて</p><p>可愛いぞ、エリお前の全てを、オレのモノにするからな</p><p>な、何をするん</p><p>この枕をお尻の下に入れるんだ腰を高くしてその方が痛くないから</p><p>ペニスを挿入する角度が合う方が</p><p>やっぱり、痛いんか</p><p>不安そうに、オレを見るエリ</p><p>最初だけは、しょうがない諦めろ</p><p>みんな体験したことですから</p><p>大丈夫、お兄ちゃんがしてくれるんだから</p><p>頑張って</p><p>瑠璃子たちが、エールを送る</p><p>うちが見てるからなエリちゃん</p><p>だが、エリはオレだけを見ていろいいな、命令だぞ終わるまで絶対にリエを見るなオレだけだ</p><p>震えながらエリがオレに尋ねる</p><p>セックスするのは、オレとエリだこれは、男と女オレたちだけのことなんだだから、オレだけを見ていろオレも全身全霊を掛けて、エリのことだけを感じているから</p><p>そして右手でペニスを握り、エリの膣口へ</p><p>わたし、怖い怖いですわ</p><p>エリがオレに言う</p><p>オレも怖かったさ最初にセックスした時は</p><p>雪乃をレイプした夜</p><p>セックスは快感だけではない恐怖もあった</p><p>お兄さんも</p><p>ああ、でも安心しろオレがちゃんと受けとめてやるから</p><p>オレは左手をエリの背中の下に入れて肩を掴む</p><p>エリの身体を抱きしめるのと</p><p>エリが挿入の恐怖で、身体をずり上げて逃げないように抑え付けるためだ</p><p>オレだって、処女とのセックスの経験値は溜まっている</p><p>エリスウ、スウ、ハァって呼吸しろオレに合わせるんだ２回吸って、１回吐くいいな</p><p>スウ、スウハァ</p><p>スゥ、スゥハァ</p><p>オレとエリの息が合っていく</p><p>オレはタイミングを計る</p><p>息を再び吸い込む瞬間に</p><p>腰をグイッと送り込むッ</p><p>グウッッ</p><p>息を吸い始めた時だからエリは悲鳴も出せない</p><p>オレの亀頭がエリの膣口を押し広げ、内部に侵攻していく</p><p>あああっいっ、痛いぃぃぃぃぃっ</p><p>想像していたよりも緩んでいない</p><p>エリの中は狭い</p><p>それをオレの張り詰めた亀頭が、メリメリと押し広げていく</p><p>やっ、破るぞぉっ</p><p>オレは前方の壁を感じる</p><p>処女膜</p><p>突き込まなければ、膜は破けない</p><p>オレは、グイイッとネジ込むっ</p><p>痛いっ、痛いアグウッさ、裂けちゃうっ</p><p>オレから逃げようとするリエの身体を、オレは両腕で押さえ込む</p><p>逃がすものかぁぁっ</p><p>ひいいいいいっ</p><p>処女膜が破れたぁっ</p><p>じゅぼぼぼっとオレの亀頭が、一気にエリの奥へと突き進む</p><p>もう無理お兄さん、もう無理だからっ</p><p>必死にオレに懇願するエリ</p><p>脂汗の浮いたおでこ</p><p>辛そうに、痛そうにオレを見ている</p><p>そう今のエリは、双子のリエを見ていない</p><p>裸になって組み伏せられ肌を合わせ、マンコにチンコをブチ込まれて</p><p>今のエリは、セックスしている相手のオレだけに集中している</p><p>そんなことはないもっと入るぞっ</p><p>ぬぐぐぐぐっ</p><p>誰も入ったことのない幼い膣道をオレのペニスの形に拡げていく</p><p>でも、痛いのっホントに痛いのぉぉっ</p><p>ガマンしろっ</p><p>ずずずずずっ</p><p>硬めの粘土の中に灼熱の鉄棒を押し込んでいくような感覚だった</p><p>もう、嫌ぁぁ、こんなの嫌ぁぁっっ</p><p>ほーら、ここがっコールだッッ</p><p>ずんっ</p><p>ついにオレの下腹がリエの下腹に接触する</p><p>コリコリとしたリエの恥骨の感触を感じる</p><p>オレたち繋がっている</p><p>１つになっている</p><p>ほら判るかオレのチンコが根元までエリの中に入っているんだぞ</p><p>嘘っこんなの死んじゃうよ</p><p>死ぬわけないだろこういうことができるように、人間の身体はできているんだから</p><p>オレはしばらく腰を動かさないでいることにした</p><p>エリが落ち着くまでは</p><p>エリの汗で湿った髪を撫でてやる</p><p>わたしの処女膜、破れちゃったんか</p><p>エリは潤んだ眼で、オレを見上げている</p><p>ああ、破った破った時の感触が、しっかりと伝わってきた</p><p>ならわたしもう処女じゃないんやね</p><p>悲しそうに、そう言うエリ</p><p>そうだけどまだ半分だ</p><p>半分</p><p>まだエリの中に、オレの精液を出してないから</p><p>エリの身体がぶるると震える</p><p>オレのペニスをキュキュッと締め上げた</p><p>出したら赤ちゃんできちゃう</p><p>うん、そうだなそれでいいんだ何の問題もない</p><p>オレは、エリの瞳を見てはっきりとそう言う</p><p>エリは</p><p>そっか、わたしもう、逃げられへんのやね</p><p>ハァァと、大きく溜息を吐く</p><p>ホントにこれからはお兄さんのエッチ奴隷として生きていくしかないんのね</p><p>そうだエリは、もうオレのモノだオレのモノにしてやる</p><p>い、痛ぁぁ、あんまり激しくせんといて</p><p>ああ、エリエリ</p><p>オレは狭い胎内を、掻き混ぜていく</p><p>エリのためには、なるべく早く射精してやりたいが</p><p>今夜のオレは、もう何度も射精している</p><p>エリ、ちょっだけガマンしててくれ</p><p>オレは、腰の動きを早める</p><p>エリの１３歳の肉体がゆさゆさと揺れていく</p><p>まだ固い乳房は揺れない</p><p>だから、片手でモニモニと揉む乳首を捏ねる</p><p>痛いっ、痛いお兄さん痛いですぅ</p><p>ごめんっごめんなっ、エリ</p><p>エリの中にグイグイと押し込む</p><p>若い裸身が、エアクッションのようにオレの下で反発する</p><p>ごめんなっすぐだからっ急いで、出すから</p><p>ああ、エリエリ</p><p>中にエリの中に出したら、終わりになるからっだからっ</p><p>だったら、早う出してぇっわたしの中に出してぇなっ</p><p>痛みに耐えてオレに叫ぶエリ</p><p>ああ、オレの興奮が一気に高まる</p><p>ああ、出すぞエリお前の子宮にたっぷり、注いでやる妊娠させてやるからなエリああ、エリ</p><p>嫌ぁぁ怖いわ怖いいっ、痛いっあああっ、早くぅぅお兄さん、早くぅぅ</p><p>破瓜の痛みにエリの裸身が、ぐっしょりと汗で濡れている</p><p>オレの中に熱い塊が湧き上がって来る</p><p>あああっ、出すぞっ出すぞっ出すぞぉぉぉぉエリぃっ</p><p>早くぅっ中に出してぇなっ</p><p>あ出てる何か出とるわ</p><p>子宮に注がれる精の熱さをエリは感じている</p><p>あああ、エリ、エリ、エリぃぃぃぃ</p><p>オレは、エリの顔を見ながら射精を続ける</p><p>エリも呆然とオレの顔を見上げている</p><p>何なんお兄さんわたしに何しとるんの</p><p>え、エリに種付けしているんだよっ</p><p>オレは腰をカクッカクッと送り込んで、射精を続ける</p><p>わたしホンマにレイプされてしもうたわ</p><p>そんなことを言うエリを愛おしく感じた</p><p>あっあっううううーっ</p><p>オレは最後の一滴まで、エリの中に絞り出す</p><p>全部出し切ったぞ</p><p>お、終わったん</p><p>あ、ああエリとのセックス、気持ち良かったぞ</p><p>オレは、エリの唇にキスした</p><p>エリはもう嫌がらない</p><p>オレのキスを受けとめている</p><p>そっかホンマに、運命なんやな</p><p>わたしこうして、お兄さんにエッチされる運命やったんわ中出しされて、よー判った</p><p>お兄さん、全然、躊躇してないし気持ち良さそうに、出しとるんやものそっか本気なんやな本気でわたしのこと一生、奴隷にする気なんやな</p><p>ずっと、そう言ってるだろ</p><p>嘘だと思ってたわわたしのこと、今だけレイプしたいだけだと思ってたわ違ったんよねお兄さん本気なんだ</p><p>オレはずっと本気だよ</p><p>エリの裸身に身体を重ね抱き締めてやる</p><p>うんだから、わたしも運命なんだって判ったわ</p><p>エリもオレにしがみついてくる</p><p>うーうちの初めての時よりエリちゃんの方が優しくしてもろうとるわ</p><p>リエの声がする</p><p>絶対、絶対そうやわ</p><p>リエはヨミに抱かれたまま、オレたちを見ていた</p><p>あわたし、リエちゃんに見られてること、すっかり忘れてたわ</p><p>お兄さんのことだけ見てて他のことが見えんようになってた</p><p>これで、この双子の２人だけの殻は無くなった</p><p>リエはリエ、エリはエリとしてそれぞれ、オレのセックス奴隷となる</p><p>リエそう思うのならこっちに来いよ</p><p>オレはエリと繋がったまま、リエに言う</p><p>今度はさっきよりも優しくしてやるから</p><p>今なら双子を同時に愛することもできるはずだ</p><p>続いて、双子３Pでエリとリエ編は終わる予定です</p><p>ホントこの作品は、小説の形をしたブログなので</p><p>日々の私の状況や、体調、精神状態が内容に影響しています</p><p>色々と追い詰められてますねえこのままじゃいけない</p><p>ここのところ日常生活というか、ゲンジツに追われています</p><p>この後、香月家邸宅に戻ってハイジさんと鳥居さんの処女を奪って、この日は終了です</p><p>鞍馬姉妹＆安城姉妹</p><p>歌晏桃子姉ちゃんと狩野桜子さんは新章を立てて、そちらでします</p><p>とにかく、１０００話までは頑張りますので</p><p>950.夜の火遊び　／　事後の勉強</p><p>その前に、お兄様</p><p>瑠璃子が、オレたちにカメラを向ける</p><p>繋がっているところと零れ出るところを</p><p>エリの処女喪失の記念写真だ</p><p>エリ、カメラを見ろ無理に笑ったりしなくていいから</p><p>心配いらないわヨミたちも撮ったから</p><p>エリにヨミが微笑む</p><p>うちも撮られたわ</p><p>リエが呟いた</p><p>だから、ほらカメラを見ろ</p><p>はい、こちらに視線を下さい</p><p>オレと瑠璃子に促されてエリはカメラのレンズを見る</p><p>オレはエリの裸身に重ねていた自分の身体を起こして結合部がはっきりとカメラに撮るようにする</p><p>パシャ、パシャとシャッターを切る瑠璃子</p><p>マナも、ハンディタイプのビデオカメラで、オレたちを撮していく</p><p>よしそれじゃあ、抜くぞ</p><p>オレはエリの狭い膣から、ヌヌヌッと勃起ペニスを引き抜こうとする</p><p>あああっ、いっ、痛いっ</p><p>引き抜かれる亀頭が処女膜が裂けたポイントを擦り、膣口を拡げる</p><p>チュポンっと１３歳の割れ目が、オレのチンコを吐き出す</p><p>やっぱり、鮮血で赤く染まっていた</p><p>酷い出血ではないけれどエリは、相当痛がってたからな</p><p>それに、一度しか射精していないから</p><p>子宮に注いだ精液が零れてこない</p><p>エリ、お腹のここに力を込めろふんって踏ん張れ</p><p>オレはエリの下腹に手を置く</p><p>エリは戸惑いながらも</p><p>はぅんっ</p><p>言われた通りに、腹に力を込める</p><p>きたーっ</p><p>はい出て来ましたわ</p><p>マナと瑠璃子のカメラがエリの胎内からトロリと零れる精液を撮影する</p><p>処女血と混じって白濁液の一部は桜色になっていた</p><p>エリ、よく頑張ったな</p><p>オレは、半泣きのエリの頬を優しく撫でてやる</p><p>今夜はもう、お前の中には突き込まないからな</p><p>エリの可愛いお腹も手の平で擦ってやった</p><p>え、何でですん</p><p>エリではなく、リエが尋ねる</p><p>うちの時は、連続でしたのに何で、エリちゃんは1回だけ</p><p>誰と何回するかはオレが決めることだ一々、文句を言うな</p><p>奴隷の主として、ピシャリと言う</p><p>で、でもズルイですわ</p><p>リエは、不満そうだ</p><p>何がズルイんだオレがお前たちを抱くのは、これからずーっとお前たちが死ぬまでだぞ今夜、何回ずつしたかなんて関係無いんだ</p><p>わ、わたしも全部、リエちゃんと同じがいいです</p><p>オレに犯されたまま、布団に横たわっているエリがオレを見る</p><p>わたしなら平気ですからリエちゃんにしたのと同じことをして下さい</p><p>それでは、この子たちは双子の殻から脱せなくなる</p><p>平気じゃないでしょ相当痛かったはずです</p><p>瑠璃子が、カメラを下ろしてエリに言う</p><p>リエさんの時は続けてしても、身体は大丈夫だろうって判断なさっつたのよお兄様は</p><p>でも、エリちゃんの方は今夜は1回だけにしといた方が良いってことだよね</p><p>マナの言葉に、エリもリエもオレを見る</p><p>女性器の内側の発育具合もエリとリエで違っていたんだ何て言うかお前たちには、チンコが付いていないから判らないだろうけれど</p><p>同じ処女でもリエの方が耐久力があった</p><p>だから、エリは今晩はもう止めておいた方がいいって判断したんだ</p><p>お兄様がおっしゃるのだから、間違いありませんわ</p><p>うん、お兄ちゃんはこれまでいっぱい、女の子の初めてを食べてきちゃってるからよく判るんだよ</p><p>わたくしの妹あなたたちより年下で、身体の発達もあなたたち程でない子ともなさっていますから</p><p>そうだルナの身体は、エリたちよりも幼かったでも、セックスはできるって判断したからしたんだまだ無理そうだったら、オレはしないから</p><p>実際身体の発育が遅いコヨミちゃんとは、まだしていない</p><p>色んな女の子たちとセックスしてきたから、判るんだリエは耐えられるって判ってたから、連続でしたしエリは、今夜はここまでにした方かいい</p><p>女の子は、それぞれみんな違う身体も、心も</p><p>信用しろよ多分、明日になったら、またできると思うから</p><p>この後できっと医師の診察があるはずだ</p><p>ミナホ姉さんは、必ず処女喪失後の検診をさせるから</p><p>池田先生のところに行くのではなく、香月セキュリティ・サービスの医療班に頼むことになるんだろうけれど</p><p>双子は互いに見つめ合う</p><p>あ、今夜はもうチンコを入れないってだけだぞキスしたり、おっぱい舐めたりはするからな</p><p>オレは、慌ててそう言う</p><p>セックスっていうのは、チンコをブチ込まれて子宮に中出しされるだけじゃないからな</p><p>オレは、右腕でエリを抱き締め</p><p>リエ来い</p><p>左腕を拡げて、リエを呼ぶ</p><p>ヨミがリエを解放する</p><p>わたくしたちのご主人様が呼んでいらっしゃるのですから</p><p>リエがオレたちの方へ来る</p><p>よし、捕まえた</p><p>オレは、ガシッとリエを抱く</p><p>右腕の中にエリ左腕の中にリエ</p><p>2人とも裸でオレに犯されたばかり</p><p>お前たちの子宮には、今、オレの精液が詰まっているんだぞ</p><p>オレは、13歳の双子の肌を感じながら囁く</p><p>そうやねエリちゃん、うちら同じになったんよ</p><p>先に処女を失ったリエが姉妹に言う</p><p>うん、同じチンポで女にされてしもうたわ</p><p>エリは痛々しい表情で、そう言う</p><p>だーかーら、それはあなたたちだけじゃないわよ</p><p>ヨミだって、先生に処女を捧げたし今、この部屋に来る前に、シャワー室でお腹の中に出してもらったばかりなのよっ</p><p>わたくしもお兄様が初めてで、お夕飯前に犯していただきましたからここに精液をいただいておりますわ</p><p>瑠璃子も、自分の下腹を擦る</p><p>ううー、マナも処女喪失はお兄ちゃんだけど今日はまだしてない</p><p>じゃあ、しようマナでも、エリの血が付いたままだから、拭いた方がいいよな</p><p>人間の血は舐めたりしない方がいいと教わっている</p><p>待ってて、その辺に綺麗なタオルがあったからちょっと、濡らしてくる</p><p>マナは、ハンディカメラを置いてタオルを探す</p><p>もう、処女喪失の記念撮影は終了だからいいか</p><p>瑠璃子の方は、まだまだハメ撮りを続けたいみたいだけれど</p><p>とにかく、エリリエお前たちはもう、２人だけじゃないんだお前たちには、オレたちがいる</p><p>オレは順番に、ほっぺたにキスをする</p><p>そうですわセックス奴隷の先輩のヨミたちがいますもの</p><p>はい困ったことがあったら、何でも言って下さいね</p><p>でも甘やかしたりしないからねっ</p><p>この仮眠室の奥の給湯コーナーで、タオルを絞りながらマナが言った</p><p>あなたたちとは家族にはなれないけれどでも、同じお兄ちゃんのセックス奴隷仲間だからねっ歓迎するよ</p><p>厳しいことを言ったりするかもしれないけれどイジメたりはしないから安心しなさいね</p><p>そんなことをしたら、わたくしたちの方がお兄様のお叱りを受けますもの</p><p>双子は、オレの腕の中でポカーンとしている</p><p>はい、お兄ちゃんお兄ちゃんのオチンチンは、マナが拭いてあげる</p><p>マナは濡れタオルを何本も作って来た</p><p>ではエリさんは、わたくしが拭いて差し上げますわ</p><p>瑠璃子がマナからタオルを受け取ってエリの処女血で汚れた股間を拭こうとする</p><p>い、いえエリちゃんのことは、うちがしますからっ</p><p>え、あのこんなん自分でしますから</p><p>双子は、そう言うが</p><p>瑠璃子に拭いてもらえ、エリ</p><p>はいお兄様のご命令ですから</p><p>あたしたちはお兄ちゃんの奴隷なんだからお兄ちゃんの命令には、従わないとダメだよ</p><p>はい、お兄ちゃんオチンチン拭くよ</p><p>ああマナの小さな手が、まだ半勃起しているオレのチンコを掴む</p><p>亀頭の皮を全部捲り上げ濡れタオルで</p><p>冷たいタオルの感触が亀頭を刺激する</p><p>はい、足を拡げて</p><p>結局の所エリは上半身をオレの腕に抱かれているから</p><p>瑠璃子を拒絶することはできない</p><p>抜かないと、綺麗にならないしさっぱりできないわよ</p><p>仕方なさそうに、足を開く</p><p>瑠璃子は、エリの秘部を覗き込んで</p><p>出血は、止まっているみたいですわ</p><p>そう言うと指で割れ目を開いて</p><p>濡れタオルで拭く</p><p>裂けたところが浸みたのか、エリはビクッと身体を震わせた</p><p>ほら、しっかりオレに捕まっていろ</p><p>オレも、ギュッと抱いてやる</p><p>ええ、ちょっと我慢していて下さいね今、綺麗に致しますから</p><p>瑠璃子は丁寧に、エリの汚れを抜き取っていく</p><p>あっ、あうううっ</p><p>リエもオレに抱き締められたまま、心配そうにエリを見ていた</p><p>大丈夫だ、瑠璃子に任せていろ</p><p>オレたちはお前たちには酷いことはしないだって、お前たちはもうオレの所有物だからなずっと、大切に可愛がってやるからな</p><p>そんなお兄さん、うちたちに酷いこといっぱいしたじゃないですか</p><p>リエはオレを見る</p><p>うちらのこと裸にして、レイプして奴隷にした</p><p>でも、だからお前たちは生きているんだぞエリと一緒に、離れ離れにならずに済むんだぞ</p><p>リエ、お前、将来の夢とかあるか大きくなったら、何になりたい</p><p>オレの問いにリエは</p><p>夢なんてそんなん無いですわ</p><p>そういう答えが返ってくるとオレは予想していた</p><p>だってうちもエリちゃんもお父ちゃんたちに、ロリコンさん向けの商売させられてたしそのうち、身体も売らされるって判ってたし</p><p>その後は、どうなると思っていた</p><p>うーんソープか何かに沈められちゃうと思ってたそれか誰かに売り飛ばされるとか</p><p>リエの言葉を股間を拭かれながら、エリも聞いている</p><p>正直あんまり先のことは、考えんようにしてました考えても、仕方ないもんうちらのお父ちゃん、メチャクチャな人だしキレたら何するか判らないから</p><p>そうな酔っ払って暴れるお父ちゃんに刺し殺される夢とか、何回も見たしなホンマ先のこととか、怖くて考えられなかったわ</p><p>エリもそう言う</p><p>判るよオレも、そうだったから</p><p>オレは、双子を抱く腕に力を込める</p><p>人間てさ絶望し過ぎると、未来のこととか怖くて考えられなくなっちゃうからそうなると、現実逃避するしかなくなるんだよな</p><p>オレの過去</p><p>両親に捨てられ一人ぼっちの夜を過ごしていた頃</p><p>この先、自分がどうなってしまうのかが怖くて頭から毛布を被って、震えていた</p><p>現実逃避したくて、雪乃を犯すことばかり想像してオナニーばっかりしていたっけ</p><p>でも、もう平気だもう、お前たちの親は戻って来ないから</p><p>巫女の力で心をブッ壊されたヤクザたちは破滅するしかない</p><p>ううん同じですわお父ちゃんが、お兄さんに変わっただけですもん</p><p>これからは、お兄さんがお父ちゃんみたいに、うちらのことを支配するんでしょ</p><p>うーん、それはちょっと違うと思うよ</p><p>お兄ちゃんのセックス奴隷になるっていうことはお兄ちゃんとしかセックスしないし、いつでもどこでも求められたらするっていうことだけでそれ以外は、何をするのも自由だから</p><p>自由ですか</p><p>驚く双子たち</p><p>うんあたしとかさあたし、スーパーモデルになるのが夢なのねあのパリ・コレクションとかに出演しちゃうようなモデルさんだよ世界で活躍するそれが夢だって言ったらお兄ちゃんは、あたしにスーパーモデルになるためのプログラムをさせてくれているの食事とか運動とかねあたしはまだ１４歳だから、背を伸ばしたり、足が長くなるようにとかそういうところから始めているんだよあと、語学もね世界のファッション界で働くんだから、英語とフランス語とイタリア語はできた方がいいでしょ大きなブランドは、そういう国にあるんだから</p><p>わたくしはヨミは、京都の神社に生まれて、自分は将来、その神社の巫女になるんだううんならなきゃいけないって思い込んでいましたわ幼い頃からずっと</p><p>続いて、ヨミが口を開く</p><p>ならなきゃいけないだそれが自分の運命だって、ずっと思っていましたわでも、先生に出会って自分は巫女には向いていないということを教えていただいたんです</p><p>ヨミは姉の月子が、ヤクザの親分が母親に産ませた娘だと知って</p><p>父と母の娘である自分が鷹倉神社の巫女を継がなきゃいけないと思い込んでいた</p><p>ヨミたちの神社はヤクザに支配されていましたわわたくしも、あなたたちみたいにヤクザの人たちの身勝手な理屈に支配されていたのよだから、もしわたくしが巫女を継いでいたらホントに、ヤクザの人たちに徹底的に酷い目に合わされていたと思うわわたくしたちのお母様のように</p><p>ヤクザたちに人生を弄ばれ心を壊し最後は、夫と共に殺された</p><p>そんな運命をわたくしたち姉妹は、先生に助けていただいて</p><p>いや、鷹倉神社のことはオレが助けたわけじゃないぞ</p><p>あれはジッちゃんの力だ</p><p>香月家の力があったから、ヤクザたちを抑え込むことができたんだし</p><p>いいえ先生ですわあの時先生が、ずっとヨミたちに付いていて下さったからだから、わたくしたちは生き延びることができたんですわ</p><p>今のヨミは自由ですわ毎日が楽しいです先生の奴隷ですけれど先生のセックス奴隷にしていただけたから、こんなに自由になれているんだと思いますヨミに勇気が足りない時は、いつも先生がオレの命令だ、やれって、後ろからポンと押して下さいますから</p><p>ヨミは本当は、世間知らずの恐がりな女の子ですから先生の奴隷で安心なんです先生の所有物になっていることで、ホッとしているんです</p><p>それはいいけれどあの、それでヨミは将来、何になりたいんだ</p><p>ちょっと小っ恥ずかしくなってきた</p><p>まだ考え中ですけれどわたくしの能力を使って、先生や皆さんの役に立つ仕事がしたいですわ</p><p>とりあえずはアニエスの警護役として、みすずや瑠璃子の学校に通う</p><p>それは、このままヨミが警護人になるということではない</p><p>京都時代の過去を消して新しい人生を始めるために</p><p>みすずたちの超・お嬢様校を利用するためだ</p><p>あの日本一のお嬢様校でも、警護役を連れてくることが認められているのは、一部の名家のお嬢様たちだけだ</p><p>だからこそ、警護役の身元はその名家が責任を持って保証する</p><p>あえて学校や他の名家が警護役の素性を調べたりはしない</p><p>それは、相手の名家を疑うということになるからだ</p><p>名家にはそれぞれ名誉があり自分の名誉を守るために、無理に他家の名誉を汚すようなことはしない</p><p>そういう背景があったからこそ天童乙女は、水島家の警護役として入り込むことができたのだと思う</p><p>そしてヤクザのスパイの潜入を許したということで水島家は厳しいペナルティを負うことになる</p><p>問題のある人間を警護役にしないという名家同士の信頼を損なったからだ</p><p>だから水島家は、名家から除外され</p><p>水島可憐さんは、みすずのペットとなった</p><p>そういう事例があったばかりだから</p><p>アニエスが、香月家の縁戚という触れ込みでみすずたちの学校に編入し</p><p>その警護役としてヨミたちも転校していけば</p><p>学校や生徒のお嬢様たちは絶対に、ヨミたちの過去を調べたりはしない</p><p>香月家を疑うような行為はできないからだ</p><p>わたくしの夢は、もう叶ってしまいましたわ</p><p>わたくしの夢は毎日、お兄様のお食事を用意してお兄様の下着を洗濯しお兄様のベッドを整えることですわ</p><p>みすずお姉様も恵美お姉様も、お兄様の奥様の名称にこだわっていらっしゃいますがわたくしは、実を取りました</p><p>オレが何で洗濯物を干している瑠璃子を犯したくなるのかが判った</p><p>瑠璃子は実質的に、オレの妻になろうしているんだ</p><p>わたくしはお兄様の奴隷で幸せですわずっと、お兄様と一緒にいられますしご奉仕することが許されているのですから</p><p>はぁぁラブラブやんか</p><p>呆れたように、リエが言う</p><p>エリちゃんうちら、どうする</p><p>そうやな、リエちゃん</p><p>双子は顔を見合わせる</p><p>とりあえずお兄さんのエッチ奴隷をやっていこうか</p><p>そやなそれしか道は無いみたいだし</p><p>そのうちまた、道は開けると思うわ</p><p>うんとにかくこのお姉さんが、１人も嫌々奴隷をしてないっていうのはスゴイことだと思うわ</p><p>みんな楽しそうやもんな</p><p>そんな２人に</p><p>あん、楽しいよっお兄ちゃんと居ると楽しい未来しか、思い付かなくなるからこれから先ずっとずっと幸せになる未来しか、見えて来なくなるから</p><p>はい、お兄ちゃんのオチンチン綺麗になりましたっ</p><p>濡れタオルで綺麗に磨かれ汚れが全て拭い取られた</p><p>えっとまだ、おしゃぶりしていないのはエリちゃんの方だよね</p><p>エリが、えっという顔をする</p><p>そうやうちは、おしゃぶりしたしお兄さんの精子も飲まされたわ</p><p>リエが答える</p><p>じゃあ、エリちゃんあたしと一緒におしゃぶりしようやり方、教えてあげるからお兄ちゃん、ここに寝て</p><p>マナが、ポンポンと布団を叩く</p><p>じゃあ、わたくしたちはそれ以外をねっ</p><p>ヨミが、リエに言う</p><p>はぁ判りましたわ</p><p>リエは受け入れた</p><p>わたくしは、皆さんの写真を撮りますわ</p><p>瑠璃子は、写真係の方がいいらしい</p><p>ほら、お兄ちゃん早く早く</p><p>オレが布団に寝そべると</p><p>マナとエリが股間に</p><p>ヨミとリエは</p><p>はーい、先生おっぱいの時間ですよ</p><p>オレに、おっぱいを押しつけて来る</p><p>うちお姉さんほど胸ないから</p><p>量じゃないの先生は自分の奴隷の身体は、全部好きなんだから</p><p>その通りだ、リエも乳首を舐めさせろ</p><p>オレは顔の前に突き出された、ヨミとリエの乳首を交互に舐める</p><p>一方、下半身では</p><p>こうやってね指で根元をシコシコしながらね、ペロペロって舐めるんだよ</p><p>エリに教えながら、マナがオレのペニスを舐めていく</p><p>さあ、あなたもやってみて</p><p>躊躇するエリに</p><p>みんなしていることですよ</p><p>そうそう、難しく考えることはないですわ</p><p>うちもしたから</p><p>瑠璃子、ヨミ、リエが言う</p><p>そうだよこうやって、ペロペロしているとお兄ちゃんが気持ち良さそうな顔をするんだよその顔が可愛いんだから</p><p>マナが、ちゅぱちゅぱとオレの亀頭をねぶっていく</p><p>ホント、お兄様可愛い</p><p>瑠璃子が、感じているオレの顔を撮影する</p><p>ほらこっちの方から舐めてみて</p><p>雰囲気に流されて、マナの指示通りエリは、オレのペニスに舌を這わせる</p><p>双子と３Pするつもりが</p><p>マナとヨミも加わって５Pになっちまった</p><p>でも、いいか</p><p>双子にとっては、お姉さんとたちと仲良くなるキッカケとなる</p><p>エリとリエが双子だけで殻に閉じ籠もることがなくなったら</p><p>自分たち以外の人たちに対して、優しく接することができるようになったら</p><p>いずれは、こいつらも家族に迎えられるかもしれない・</p><p>そんな日が来ればいいな</p><p>５Pの最後は対面騎乗位でのマナとのセックスとなった</p><p>マナは腰の使い方とセックス中は、常にオレの顔を見ていること</p><p>絶対に眼を閉じてはいけないことを、双子に教えた</p><p>あああ、イクぞイソぞマナっ</p><p>うん、あたしもイクッイッちゃうお兄ちゃん</p><p>だ、出すぞっ</p><p>来てぇぇマナの中に中に出してぇぇぇぇっ</p><p>オレは下から噴水のように、マナの子宮に噴き上げた</p><p>すっごいそうか、こういうことをしてたんやね</p><p>うん、女の子も気持ちよーなるんやね</p><p>自分の身体でセックスを体験したからこそ</p><p>今のマナのことが、よく判るようになったらしい</p><p>ああんっ、好きぃぃぃお兄ちゃん、お兄ちゃぁぁんっ</p><p>汗をポタポタとオレの胸に零しながら</p><p>マナがオレの上で、ビュクビュクと痙攣を続ける</p><p>そんな様子を双子はジッと見ていた</p><p>近所の西友へ行ったら、サッカーの日本代表グッズが投げ売りさりれていました</p><p>まあ、選手の名前や背番号の入ったものはまた、その選手が代表に呼ばれるかどうか判りませんし</p><p>しかし、ただのブルーのタオルとかはまた次の機会に売ればいいのにと思って、見てみたら</p><p>BRAZIL２０１４のロゴが入っている</p><p>そりゃあ、投げ売りするしかありませんね</p><p>951．夜の火遊び　／　緒羅四恩</p><p>長い射精の後、脱力してオレに抱きついてきたマナに囁く</p><p>あんまり出なかったから</p><p>今夜は射精し過ぎだ</p><p>さすがに精液の量が少なくなった</p><p>もうそんなこと気にしてないよ</p><p>マナは、オレにキスする舌を啜る</p><p>こうやって抱いてくれているだけで嬉しいんだから</p><p>マナは、自分の鼻先をオレの鼻に擦り付ける</p><p>お兄ちゃん、あたし今晩、ここに泊まるね</p><p>ここ香月セキュリティ・サービスの旧・研修館ビル</p><p>あの子たちの面倒は、あたしが見るから</p><p>マナは、リエとエリを見てニコッと微笑む</p><p>お兄ちゃんは、そろそろ向こうに戻らないといけないでしょルリお姉ちゃんと一緒に</p><p>瑠璃子は今はお忍びで、ここに来ているの</p><p>この夜の内に香月家本家に帰らないと、色々とマズイことになる</p><p>そうですわねお兄様はみすずお姉様たちも、お待ちになっていらっしゃると思いますし</p><p>瑠璃子の言うとおりみすずたちは、オレたちの帰りを待っているだろう鳥居さんを通じて、歌晏桃子姉ちゃんに報告しないといけないこともある</p><p>そうだなそろそろ戻らないとな</p><p>この双子を、マナだけに任して大丈夫だろうか</p><p>わたくしも、残りましょうか</p><p>ヨミがオレの心を読んでそう言う</p><p>いいよヨミお姉ちゃんと月子さんは晩ご飯も、まだでしょあっちの食堂に用意してあるから食べて</p><p>マナは笑顔で、そう言った</p><p>そうだなヨミも疲れているはずだ</p><p>ヤクザたちの処理をして双子の心の状態もずっと監視しててくれたんだし</p><p>巫女の力を使いっぱなしだそろそろ、解放してやらないといけないか</p><p>はいはいはーい、しっつれいしまーすっ</p><p>仮眠室のドアをガチャリと開けて寧が入って来る</p><p>エッチ終わったよねもう、そろそろかなって思って、タイミングを計って来てみたんだけれどあ、ヨッちゃんは、まだマナちゃんの中に入ったまんまかぁっ</p><p>寧は、繋がったままのオレたちを見てニイッと笑う</p><p>どうせ隣の監視室から、この部屋の様子を観ていたくせに</p><p>はいはい、お疲れーっヨッちゃん、あたしもこっちに残るわだから、マナちゃんとあたしに、この子たちのことは任せておいてっ</p><p>寧とマナで双子の面倒を見てくれる</p><p>ミナホお姉ちゃんもこっちだし木下さんとか、香月セキュリティ・サービスの人も残るらしいから明日の朝にまでは、動かないことにしたらしいよ慌ててもしょうがないし</p><p>香月セキュリティ・サービスの人たちも、昼間のパーティからずっと警戒態勢をキープしたまんまだったからなあ</p><p>天童貞男たち、関西ヤクザからの派遣部隊が全員いなくなったのだから少し、休んでもらった方がいい</p><p>このビルから天童乙女や徳大寺園子さん、黒沢さんそして、エリとリエを移送するのは、朝になってからでいい</p><p>ということで、エリちゃんとリエちゃんお腹空いてるでしょ向こうの部屋に、ご飯を用意してあるから食べに行こう</p><p>寧が双子に微笑む</p><p>うんうちらは</p><p>お互いの顔を見る双子</p><p>もう誰もあなたたちをイジメたりしないから、安心して２人ともヨッちゃんのセックス奴隷になったんでしょこれからは、美味しい物をいっぱい食べさせてあげるよ太らない範囲でね</p><p>２人とも可愛いから奴隷にしてもらえたんだからさ暴飲暴食とかして、可愛くなくなっちゃったらどうなるか判っているよねぇっ</p><p>ビクッと震える双子</p><p>寧お姉ちゃん、威かしすぎ大丈夫だよ栄養バランスの良いご飯を食べて、ちゃんと運動すればいいんだからそういうのは、２人の身体に合ったプログラムを組んでもらうしあたしと一緒にやろうどんどん綺麗になるよマナがそうだもん健康で、美しい身体になっていくしかないんだよっ２人も、これからお兄ちゃんにいっぱい愛してもらえるんだしねっ</p><p>オレの身体の上から起き上がる</p><p>マナの膣から、オレのペニスがずるっと抜け落ちた</p><p>愛液と精液が、マナの胎内からオレの腹の上にツツツーと零れる</p><p>よく食べて、よく寝て身体を美しく発育させる運動をしてそして、ヨッちゃんにいっぱいセックスしてもらったら、みんな女の子としての魅力たっーぷりになっちゃうからねぇっ</p><p>実際たった今、オレとセックスし、膣内射精と絶頂を経たマナは、１４歳の少女とは思えないほどの妖艶な雰囲気を醸し出している</p><p>お兄ちゃんにお腹の中に射精してもらった分だけ、綺麗になっていくんだよあたし</p><p>はいお兄様のセックスは、優しさと愛情をいっぱい注いで下さいますから</p><p>マナと瑠璃子がそう言う</p><p>双子は本当なんだろうかという顔をしている</p><p>セックスで綺麗になるっていうのは、ホントだからねただしちゃんと愛してくれる人とじゃないとダメだけどさ</p><p>寧は、そう言いながら部屋の外から、紙袋を持ってくる</p><p>あ、これ、あなたたちの着替えね香月セキュリティ・サービスのさんメイド部隊の制服なんだけれど</p><p>ああいつまでも白スクール水着で居るわけにはいかないし</p><p>エリの水着は、オレが破いちゃったしな</p><p>下着はサイズ合わないかもしれないけれどとりあえず、スポーツブラとパンティだけ持って来たから、穿いてみて</p><p>寧が、双子に着替えの下着とメイド服を渡す</p><p>あのできれば、先に身体を洗いたいんですけれど</p><p>処女破瓜したばかりのエリが言う</p><p>汗だくの身体と、汚された性器を清潔な湯で洗いたいのだろう</p><p>それはちょっと待ってお医者さんに診察してもらってからね女医さんに残ってもらっているから</p><p>ほら、あなたたちの身体は、これからずっとヨッちゃんがセックスして楽しむ身体なんだからロスト・ヴァージンして、どこか痛めてないかシャワー浴びる前に診ておいてもらった方が良い思うんだよっ</p><p>ニコニコとそれが当たり前なこととして、言い切る</p><p>そうだよマナも最初にお兄ちゃんにレイプしてもらった後に、お医者さんに連れてってもらって検診を受けたし</p><p>瑠璃子もですわちゃんと診ていただきなさいあなたたちも、その方が安心できるわ</p><p>マナと瑠璃子も当然のこととして、言う</p><p>それって、あのさっき、あたし、お兄さんに中出しされてしもうたんですけれどそういうのも、あの妊娠しないように処置してもらったりできるんですか</p><p>エリが、恥ずかしそうに答える</p><p>オレに膣内射精されたことが気になっている</p><p>あれれれまぁだ判ってないんだ</p><p>寧は、意地悪な笑顔で言う</p><p>エリちゃんもリエちゃんももう、ヨッちゃんの奴隷なんだよだからさ妊娠させるかどうかは、ヨッちゃんが決めることであなたたちは、そんなの気にしちゃダメなんだよっ</p><p>そうだよマナだっていつでも、お兄ちゃんの赤ちゃんを産む覚悟はできてるもん</p><p>はいできちゃったら産みますっ</p><p>寧の言葉を瑠璃子、マナ、ヨミの奴隷トリオが肯定する</p><p>そ、そうやなエリちゃん</p><p>双子は困惑している</p><p>何で、そんなに怖がるのエリちゃんたちがお兄ちゃんの赤ちゃんを産んだらみんなで育てるよお兄ちゃんの赤ちゃんは、あたしたち全員の赤ちゃんだもん</p><p>そうよ心配はいりませんわあなたたちだけに押し付けたりしないからお兄様の赤ちゃんは、みんなで仲良く最高の環境で、楽しく育てますから</p><p>ヨミだって、だから怖くないのよあのわたくしと月子お姉様は、人の心を読んだり操ったりする力を持っていることは、もう判っているわよね</p><p>ヨミが改めて、２人に言う</p><p>まあ判ってますけど</p><p>双子の回答に、ヨミは</p><p>わたくしたちのご主人様はいつでも、本気なのよ嘘を言っていないの本当にどんなことも本気で話しているのよいつも心を見ているわたくしが保証するわ</p><p>だからセックス奴隷にしたあなたたちを一生面倒見るというのも本気だしあなたたちに赤ちゃんを産ませるというのも本気なのよだからヨミたちもご主人様のご意志に従うわ</p><p>あなたたちが、お兄様を裏切らない限りセックス奴隷としてお仕えする限りわたくしたちも、あなたたちを守るわ</p><p>そうだよマナたちはあなたたちと同じお兄ちゃんのセックス奴隷だからねっ</p><p>ヨミたちだって先生の赤ちゃんを産むのよ</p><p>誰が先になるかは判らないですしそれこそ、お兄様がお決めになられることですけれど</p><p>誰が赤ちゃんを産んでもみんな、自分の子と同じように可愛がるって、マナたちは誓い合っているから</p><p>セックス奴隷の先輩たちの明るい声に双子は愕然としている</p><p>ていうか今、現在、すでに２人ヨッちゃんの赤ちゃんを妊娠しているしさ</p><p>そうだよ１人はマナの本当のお姉ちゃんマナもお姉ちゃんも２人とも、お兄ちゃんに初めてをレイプされちゃったんだけれど今は一緒に暮らしているんだよねー</p><p>クスクスとマナは笑う</p><p>もう１人は、渚様という方ですわ</p><p>克子お姉ちゃんが、３人目を狙っているけれどはたして、妊娠できるかなぁ</p><p>寧もクククと笑った</p><p>克子お姉ちゃんよりも先に、マナちゃんが妊娠とちゃったりしてね</p><p>えー、あたしより愛ちゃんとかじゃないかな</p><p>うわー、それってアリそうっ</p><p>寧とマナで笑い合う</p><p>こういう世界にもうあなたたちも居るのよ</p><p>最後にヨミが、双子に言った</p><p>ほんじゃあねー、後は任せておいてっ</p><p>みんな服を着た</p><p>これから、それぞれの目的地に移動だ</p><p>お兄ちゃん、お休みなさいほら、あなたたちもご主人様にご挨拶っ</p><p>マナに促されて</p><p>あ、はいお、お休みなさいお兄さん</p><p>お休みなさいお兄さんあ、あの</p><p>リエが口籠もる</p><p>お兄さんて名前は何ですのそんで、うちら今のまんま、お兄さんのことお兄さんて呼んでてええんですか</p><p>あ、そうやなわたしもお兄さん、どこかで自己紹介してくれてたかもしれんけどごめんなさい、名前を覚えてないですわ</p><p>じゃあ、あたしが教えてあげるこの人は犯罪組織黒い森の後継者、黒森公お兄ちゃんだよっ</p><p>マナが、オレの代わりに言った</p><p>そんであたしはマナ、いいわねっ</p><p>わたくしは、瑠璃子です</p><p>わたくしはヨミ</p><p>わざと上の名前は言わない</p><p>今の双子に瑠璃子が、香月家の令嬢であることを、まだ教えるべきではないということか</p><p>あたしは寧まあ、おいおい覚えて</p><p>そんで、あの呼び方の方は</p><p>わたしらも奴隷ならご主人様とか言うた方がええんとちゃいますか</p><p>ゴメン、オレのことをご主人様と呼ぶ子は他にいるんだ</p><p>そうだよねご主人様は美智お姉ちゃんが独占しているもんねっ</p><p>うーん、ミッちゃん他の子がご主人様を使ったら、怒りそうだよね</p><p>ミッチィのことですからぷんぷんすると思いますわ</p><p>止しといた方がいいと思いますわ</p><p>マナ、寧、瑠璃子、ヨミがそれぞれに答える</p><p>お兄ちゃんは、マナが使っているし</p><p>お兄様は、瑠璃子が使わせていただいてますわ</p><p>だから別にお兄さんでもいいんじゃないのヨッちゃん</p><p>でも２人ともお兄さんじゃなくても、いいんじゃないか</p><p>エリとリエは２人で１つのキャラクターになろうとするのを止めて、それぞれ自立するべきだとオレは思う</p><p>オレの呼び方だって、別のものにするべきだ</p><p>まあ、こんなの急いで決めなくてもいいことだからみんなで話し合って決めてくれよ</p><p>オッケー、ヨッちゃんあたしとマナちゃんと双子ちゃんたちで考えてみるよ</p><p>ああそんじゃあ、お休みヤッちゃん、マナ、エリ、リエまた明日な</p><p>オレは、４人に微笑みかけた</p><p>うんじゃあね、ヨッちゃんほら、みんな付いておいでっまずご飯食べて、女医さんとこ行って、それからシャワーだよっ</p><p>ほら、寧お姉ちゃんに付いてって</p><p>あっ、はい失礼します、お兄さん</p><p>お休みなさいお兄さん</p><p>改めて挨拶すると４人は、仮眠室から出て行った</p><p>はぁぁっ</p><p>オレは大きく溜息を吐く</p><p>疲れたマジで疲れている</p><p>双子がいなくなった途端に、ドーンと披露が一気に身体を襲ってきた</p><p>先生あの子たちの前では、疲れた顔をしないように必死に頑張っていましたものね</p><p>オレの心を読んでいるヨミにはバレていた</p><p>そりゃあ、そうだよ今はエリとリエに、隙を見せてはいけないからさ疲れを知らない男を演じていないと弱さを見せたらあいつら、オレのことを信頼してくれないだろ</p><p>あの双子にこのお兄さんなら、信頼しても大丈夫と確信させるまでは</p><p>お兄様って、本当に頑張り屋さんですわね</p><p>瑠璃子が、キュッとオレにしがみついてくる</p><p>みなさん行ってしまわれましたからちょっとだけ</p><p>じゃあ、ヨミも</p><p>ヨミもオレに抱きついて来る</p><p>柔らかい少女の肉体温かな体温</p><p>ああ、お前たちの生命力を充電させてもらっている感じだな</p><p>そう言っていただけると嬉しいですわ</p><p>瑠璃子が、笑った</p><p>とにかく双子のことは、ヤッちゃんとマナに任せよう</p><p>オレは自分に言い聞かせる</p><p>これで正解だと思いますわあのお二人の方があの子たちと親しい関係を築けると思いますし</p><p>わたくしや月子お姉様が居ると、あの子たちが警戒したままになるから、今夜は下がるようにと寧お姉様が心の中でおっしゃっておりましたわ</p><p>常に心を読まれていたり、肉体を支配される可能性があるんだもんな</p><p>それにとても明るい性格のお二人ですから</p><p>寧もマナも今の普段の性格は、人工的に作ったものだ</p><p>寧は寧子マナは舞夏という髪の自分を消すために明るい性格を演じている</p><p>だからこそ、効果があるのだと思いますわあの双子も例のなあ、リエちゃんそうやな、エリちゃんっていうのは演技ですから</p><p>芝居巧者の寧やマナの方が双子の地の心を掘り起こせるかもしれない</p><p>何だかんだ言って、年下の子の面倒見が良い２人だし</p><p>今夜は、このまま寧とマナ、エリとリエの４人だけにするのは正解かも</p><p>お兄様にしていただいた仕込みは、充分ですわここから先は熟成に時間が掛かりますから</p><p>そうだ人間同士の信頼の絆なんてそう簡単に築けるものではない</p><p>瑠璃子とヨミを連れて隣の監視室へ行く</p><p>イーディとハイジさん、月子そして、レイちゃんが待っていた</p><p>ヒドい顔しているネ、Darlingクタビレたノカ</p><p>オレを見て笑うイーディ</p><p>そりゃあ、くたびれたよ</p><p>オレは、椅子にへたり込む</p><p>コウヅキの家まで、アタシがお姫様抱っこして連れてってアゲようか</p><p>イーディの体力なら、できそうな気もするけれど</p><p>こいつ、背や体格はオレとそう変わらないからな</p><p>絵的に変だ</p><p>イーディそうなったら場合はそれは、わたくしの仕事です</p><p>長身のレイちゃんなら、オレを軽々とお姫様抱っこする姿がイメージできる</p><p>いや、どっちにしてもちゃんと自分の足で歩いて戻るよ２人の世話にはならないから</p><p>どうして、男が女の子にお姫様抱っこしてもらえる</p><p>ていうかイーディにしても、レイちゃんにしても本当はオレにお姫様抱っこして欲しがっている子だしな</p><p>他の子が居る時は勇ましいけれど２人きりだと女の子全開になるから</p><p>イーディが、オレを呼ぶ</p><p>これは何ナノダ</p><p>イーディは、自分とハイジさんの眼の前にある物をオレに示す</p><p>プラモデルだろ</p><p>ソレは判っているノネコレは何をモチーフにした、プラモデルなのネ</p><p>本当に部屋にあった作りかけのプラモを完成させたのか</p><p>元祖SD No.18武者精太頑駄無 風雲騎馬スペシャル</p><p>これは日本の戦国時代の武将の姿をモチーフにしていると思うノダガこんな人間はアリエナイのネ</p><p>イーディが完成させたプラモはケンタウロス体型になっていた</p><p>人の形をした上半身に馬のボディ</p><p>そんなものは実在しない</p><p>しかも、戦国武者のイメージが付加されたＳＤガンダム</p><p>このデザインが意味するモノはアタシには判らないネ</p><p>わたくしにも、判りません</p><p>ハイジさんも、そう言った</p><p>アメリカ人とハーフで来日したばかりの子じゃ判らないか</p><p>ガンダムだけでも判らないだろうしなあ</p><p>しかも、ディフォルされて４等身ぐらいなって戦国時代のイメージが足されてさらにケンタウロス体型だからな</p><p>ネイに聞いても、笑ってて教えてくれないノネ</p><p>わたくしも、女子校出身ですからこういう男の子のオモチャは詳しくないですし</p><p>ガンダムというのは、何となく判るんですが何で戦国時代なんです</p><p>オレにも、よく判らない</p><p>月子お姉様は、寧お姉様の心をお読みになったのではありませんか</p><p>ヨミが月子に聞く</p><p>寧お姉様はきっと正解をご存じだったんでしょうから</p><p>ええ、寧さんの考えていらっしゃることは読めたのですがよく判らないんですわたくしには、判らないことばかりでしたから</p><p>武神頑駄無の息子で影舞乱夢《エイブラム》から海を越えてやって来たとか愛馬・緒羅四恩《オラシオン》と合体するとか通常の30倍のスピードとか二代目将頑駄無に出世するとか</p><p>ああそういう設定は、いきなり聞かされても判らないよな</p><p>ていうか、よく知っているな寧は</p><p>確かにディフォルメされたロボットたちが、なぜか戦国時代みたいな世界で人間抜きにロボットだけで闘っているというのは</p><p>落ち着いて考えてみると訳が判らん</p><p>ロボがロボ馬に乗るというのも変だが馬と合体して、ケンタウロス化した方が３０倍速いというのは、もっと判らん</p><p>マンガか何かに出て来るものですかわたくしには寧さんの頭の中のイメージが、いま一つよく判らなくて</p><p>その瞬間オレは、ハッと巫女の力の弱点に気付いた</p><p>相手の心が読めても月子やヨミの中に、それを理解する下地となる知識の無いことは</p><p>どうしたって、判らないんだ</p><p>月子の中で、イメージがまとまらないから</p><p>これは逆に人を従わせる方の力も</p><p>月子もしかして、月子がイメージできることしか人に命じてやらせることはできないのか</p><p>月子は、オレの心を読んで</p><p>そういうことなんですわね</p><p>自分でも驚いている</p><p>わたくしは、運転免許をまだ持っていませんから自分で自動車を運転することはできませんですが、車を運転するということはどんなことだか知っていますから運転のできる方に、命じることはできますしかし</p><p>わたくしには詳細をイメージすることができないものについて人に命じることは難しいかもしれません</p><p>ビックリマンとかも、今、説明しても何であれがあんなにヒットしたのか全然判ってもらえないだろうと思います</p><p>まあ、当時でも十字架天使がクロスエンジェルにパワーアップした時は、名前が英語になっただけじゃないかっって思いましたし</p><p>ちなみに、取りあえず調べてみたビックリマンのメインキャラヤマト王子の進化の変遷</p><p>ヤマト王子が、如面菩薩との相乗聖動により神帝化しヤマト神帝へ</p><p>ヤマト神帝が、消滅したヘッドロココの意志を継いで新ヘッドになったのが、ヤマト爆神後に爆装化</p><p>ヤマト爆神が、パワーアップしたのが聖Ｖヤマト</p><p>その後、ヤマトの因子（）を引き継いだのが次代　ヤマトウォーリア、ヤマトＪ、ヘッド　ジャーニ・ヤマト、ヘッド　ヤマト・チェンジと変化していき</p><p>最終的に、パワー助太刀棒と風動花を得て、フルパワーアップを完成させた最終形がビッグ・ヤマト</p><p>うーん何じゃ、こりゃあワケがわからんです</p><p>952．夜の火遊び　／　変わる関係</p><p>巫女の力も、無敵じゃないということか</p><p>例えば、ある問題に直面していてそれを解決できる人がいるとする</p><p>しかし何をどうしたら良いのかを月子たちがイメージできなければその人に力で命令することはできない</p><p>そういうものなんだって、覚えておかないといけないな</p><p>月子は、オレに謝るが</p><p>気にしなくて良いよそんな無敵の力なんて、この世の中にはないんだから</p><p>どんな力にも、弱点はある</p><p>大切なのは、その弱点を敵に知られないようにすること</p><p>知られてしまった場合の対応策を考えておくこと</p><p>それさえ忘れなければ何とかなる</p><p>御名穂さんに、挨拶してそれから戻りましょう</p><p>レイちゃんが、席を立つ</p><p>香月家までは、わたくしが送るわ</p><p>このビルのことは、もうミナホ姉さんと香月セキュリティ・サービスの部下の人たちに任せれば良くなっているらしい</p><p>ミナホ姉さんは黒沢さんと徳大寺さんの娼婦候補者たちと話しているはずだ</p><p>あの子たちも、明日の朝になってから新しい娼館となる、駅前ホテルの地下の秘密施設へ移送されることになる</p><p>ミナホ姉さんは今日は、このビルに泊まるんだろうな</p><p>レイちゃんを先頭に、オレ、イーディ、ハイジさん、月子、ヨミ、瑠璃子が監視室を出る</p><p>また、エレベーターに乗って別の階へ</p><p>廊下を歩いてこのフロアは、会議室ばかりなんだ</p><p>会議室Ｃ－０１というドアの前で、レイちゃんは立ち止まった</p><p>今、開けるわ</p><p>そう言ってドアのスリットにキー・カードを差し込み、人差し指をセンサーの上に当てる</p><p>電磁式のカードと指紋認証の両方を使っているらしい</p><p>確認致シマシタロックヲ解除シマス</p><p>機械的なアナウンスの後、カチャッとロックが解除する</p><p>はい、あなただけ入って</p><p>他の人は、ちょっとここで待ってて特にイーディはね</p><p>ニコッと笑いながら他の少女たちに、そう言った</p><p>どうしてだか、理由はオレには判らないけれど</p><p>たくさんの人数で押し掛けるとミナホ姉さんの説明会を邪魔しちゃうからか</p><p>とりあえずレイちゃんと２人、部屋の中に入る</p><p>ううっ、ううーっ、ぐすぅ園子ちゃぁん、園子ちゃあん怖い、怖いよおっ</p><p>天童乙女が泣きながら徳大寺園子さんに縋り付いていた</p><p>大丈夫よ、乙女ちゃん大丈夫だからね</p><p>園子さんが、天童乙女の背中を擦ってあげている</p><p>そんな２人の様子を、黒沢さんが冷ややかに見ていた</p><p>ああ、来たのねほんのちょっと前、目覚めたのよそれで、あんな調子なの</p><p>イーディに臨死体験させられたからだと思うわだから、幼児退行しちゃったのよ</p><p>ああ、天童乙女はイーディの心月を食らって</p><p>小便を漏らしながら気絶するほどの怖い思いをした</p><p>うううー、園子ちゃんあたしあたしぃ</p><p>大丈夫だから、ね乙女ちゃん</p><p>あの怖面の天童乙女が小さい子のように、激しく泣きじゃくっている</p><p>あんなに天童乙女を拒絶していたのに、今の園子さんは優しく抱き留めていた</p><p>やっぱり幼馴染みだからか</p><p>今はパニックを起こしているけれどま、一過性なものだと思うわしばらくしたら落ち着いて元の人格に戻るでしょうね</p><p>ミナホ姉さんは、天童乙女を見てそう言う</p><p>人間の心には復元力があるからあなたは心配しなくていいわよ</p><p>もっとも今、イーディの顔を見たら、大変なことになると思うわよ</p><p>それでイーディは、廊下に残してたのか</p><p>その内に我に返るとしても今の状態の記憶は残るわ天童さんにも、徳大寺さんにも黒沢さんにもね</p><p>腕力にモノを言わせて、いつも威張っていた天童さんがわんわん泣きながら、徳大寺さんに縋り付いていたのよこの経験がこの様子を見たということが、今後のこの３人の関係を変えていくわ</p><p>天童乙女は、園子さんに一方的に愛を押し付けていたけれど</p><p>それは園子さんを守りたい自分には、その力があるはずだと思っていることに起因していたと思う</p><p>でも、強い女としての能力をイーデイに完全否定されてしまい</p><p>今はただ泣きじゃくるだけになってしまっている</p><p>園子さんは乙女の弱さを見てしまった</p><p>それは、黒沢さんも同じで</p><p>ヤクザの娘グループの中でイジメの対象になっていた黒沢さんは今後、天童乙女を恐れなくなるだろう</p><p>天童乙女が弱いということイーディどころか、ハイジさんにも負ける実力だということを知ってしまったから</p><p>天童乙女が黒沢さんに威張ってきたらミナホ姉さんに訴えれば、イーディや他の子がやっつけてくれると安心している</p><p>黒沢さんは、あたしがお願いして娼婦になってもらう子だからね強くもなければ、娼婦にもなれない天童さんなんて、黒沢さん以下なのよ</p><p>ミナホ姉さんは、わざと黒沢さんに聞こえるように言う</p><p>こうすれば黒沢さんは、誇りを持って黒い森の娼婦になってくれるだろう</p><p>この場に幼児退行した天童乙女を連れて来たのはミナホ姉さんの策略だ</p><p>園子さんもこうなったら、天童乙女を見捨てることはできなくなる</p><p>自分に縋ってくる幼馴染みの存在は未来への絶望から、自暴自棄で娼婦になることを了承した園子さんの心に、新しい風を送り込むはずだ</p><p>天童さんは、このまま殺さないであげるわその代わり彼女の生活費は、園子さんの稼ぎから引くわよいいわね</p><p>仕方ないでしょ天童さんみたいな子は、外に解放することはできないしこの子の外観と内面じゃあ、お客様に売れないしね園子さんには２人分稼いでもらうわよ</p><p>判りました乙女ちゃんの分もわたしが働きます</p><p>そんな深刻な顔をすることはないわ２倍働く必要はないのよあなたには普通にお客様が付くでしょうから天童さんの生活費ぐらいは、あなたの報酬から無理なく捻出できるはずよ</p><p>徳大寺さんは自分１人のためには、必死になれない子なのよねだから天童乙女さんぐらいの重荷を背負っていた方がいいのよ</p><p>自分だけのことなら自暴自棄にもう、どうなってもいいと人生を投げてしまうこともできる</p><p>しかし養ってあげないといけない人間を抱えてしまったら</p><p>絶望なんてしていられない前向きに稼ぐことを考えないと、自分のせいで幼馴染みが飢え死にしてしまうことになる</p><p>あなたはマイナスからのスタートでないと、プラスになれない子だと思うのよ</p><p>ミナホ姉さんは、園子さんをそう評した</p><p>まあ、みんなそうなんだけれどね新しく事業を始める人は、たいてい銀行から借金するでしょ毎月の返済額が決まっているからこそ必死になるのよ自己資金だけで充分に事業が始められた人の方が、必死になれなくて上手くいかないってパターンもあるし</p><p>マイナスを背負っている人はガムシャラにやっていくしかなくなる後が無いから</p><p>それが、経営者と雇用者の違いなのよ雇用者は働いて、お給料を貰うだけでしょ労働することはゼロからプラスになることなのよお客様が来なくても働いた分だけ、報酬が貰えるわよね契約通りに</p><p>でも経営者の方はお客様が支払って下さったモノから、商品コストと経費と人件費を引いて、さらに銀行に返済もして残ったものが利益だから働いた時間が、そのまま個人収入にはならないのよ</p><p>ま、徳大寺さんには天童さんというマイナスを背負ってもらうわ</p><p>ミナホ姉さんは、園子さんにそう言う</p><p>いいです別に</p><p>園子さんは、うつむいてそう答えた</p><p>エリちゃんとも、したんですか</p><p>ああ、したよエリもちゃんと処女だった双子の姉妹の両方が、オレのセックス奴隷になったんだあいつらにも誓わせたしな</p><p>園子さんは、憎しみの眼でオレを見て</p><p>あなた恥ずかしいとは思わないんですか２人ともまだ１３歳なのにっ</p><p>ああ、フラストレーションをオレにブツケる気か</p><p>大丈夫だよ２人とも、発育が良いしなかなか良い抱き心地だったよ子宮に射精したから、妊娠したかもしれないな</p><p>最低よあなた</p><p>園子さんから見ればそうだろう</p><p>悪いなオレは、セックスしかできないんだオレはオレで一生懸命、自分のできることをやっているだけだ園子さんには、理解できないと思うけれど</p><p>ええ、わたしには理解できません</p><p>オレも判って欲しいとは思わないそういうことじゃないんだよな</p><p>この人は、セックスで人を助けるのよ</p><p>レイちゃんが、笑顔で園子さんに言う</p><p>ヒーローはどんなに披露が溜まっていたとしても、眼の前に守るべき人たちがいたら闘うでしょこの人も、そうなのよセックスするべき人がいればどんな時でも、セックスするわそういう子なのあたしたちのヒーローよ</p><p>そんなの、わたしには判らないです</p><p>園子さんは、そう答えた</p><p>そうねあなたはこの人がセックスするべき相手ではないのよねだから、自分のするべきことをしなさいあなたが、あなたの肉体でできることを</p><p>売春ですか</p><p>他にできることがないのならそうなんでしょうね</p><p>レイちゃんは、笑顔のままそう言った</p><p>わたくしは幸い、能力を認めてもらえたから違うことを生業にすることができていますけどね</p><p>わたしは、藤宮さんみたいに身体を鍛えていたり、テレビに出たりはできませんから</p><p>ああ園子さんにとっては</p><p>レイちゃんは、テレビに出ている香月セキュリティ・サービスの隊長さんという認識なんだな</p><p>そうよあなたは、あなたわたくしは、わたくし比較したって、どうにもならないわよ違う人間なんですからあなたは、あなたのことだけを考えなさい</p><p>わたし</p><p>ミナホ姉さんが割り込む</p><p>ありがとう麗華さんこの子に、良いヒントを与えてくれたわでも、ここから先はこの子たち自身に考えさせるから</p><p>なぜ娼婦にならないといけないのか</p><p>どうして、そういう運命に耐えなくてはいけないのか</p><p>運命に流されるのでなく</p><p>園子さんは、自分で答えを見つけないといけない</p><p>そうでないと腹を括って、娼婦をやれないから</p><p>ミナホ姉さんは、セックスのテクニックだけでなく娼婦としての心構えまで、この子たちに教え込もうとしている</p><p>じゃあ、この子たちを送り届けてきますその後、わたくしは香月セキュリティ・サービスの支社の方へ行きますから</p><p>支社というのは、香月家本家の前の警備本部のことだろう</p><p>ええ、ここはあたしに任せて</p><p>ミナホ姉さんも、香月セキュリティ・サービスの分析担当としての仕事も始めている</p><p>木下さんだけでなく、顔を知っている警護員が何人も残ってくれているんだろう</p><p>公、あなたももう一踏ん張りよ</p><p>今、麗華さんが言っていた通りあなたを求める人がいる限りは、どんなに疲れていても</p><p>判っているするよセックスそれがオレの役割だから</p><p>夜はまだ終わらない</p><p>レイちゃんに、香月セキュリティ・サービスの車で送ってもらうとみすずがオレたちを出迎えた</p><p>鳥居さんと克子姉、美智も居る</p><p>どうでしたあちらは</p><p>そうです、そうですどうなったんです</p><p>鳥居さんが、興味津々で尋ねてくる</p><p>んとりあえず順調だよ詳しいことは、後で話すよ</p><p>鳥居さんには、話せることと話せないことがある</p><p>特に、天童貞男たちハミ出し者ヤクザたちの処理については</p><p>オレたちが、関西に死なせに帰したというのは</p><p>月子やヨミの巫女の力のことも、鳥居さんには正確には教えられない</p><p>鳥居さんの知った情報は全部、歌晏桃子姉ちゃんに伝わってしまうから</p><p>香月家と歌晏家の名家中の大名家同士の関係もあるし</p><p>アニエスや真緒ちゃんたちは</p><p>コヨミちゃんとルナもだけど</p><p>みんな、姿が見えない</p><p>さっきまで、旦那様のお帰りを待っていたんですけれど</p><p>待ちくたびれて、眠っちゃったのよ</p><p>みすずと克子姉がそう言う</p><p>それは悪いことをしたな</p><p>オレは一緒に遊んでやるって約束してたんだよな</p><p>あっちのビルで、少し時間を取られ過ぎたか</p><p>いいのよいつもと違う環境で、みんなで遊んで騒いで疲れちゃったんだと思うわアニエスやルナちゃんは、昼間のパーティのこともあったし</p><p>香月家の遠縁の娘として名家のお嬢様たちにお披露目した</p><p>ルナも、アニエスのお付き・警護役としてキョーコさんとのエキシビションにも出たしな</p><p>２人とも、見知らぬたくさんの人たちの前に出るなんて今日が初めてだもんな</p><p>興奮して、はしゃぎ過ぎたのかもしれない</p><p>あなたが居なくても、あの子たちだけで楽しそうに遊んでいたわ</p><p>明日は、時間を作って遊んであげないといけないな</p><p>アニエスとルナとは、セックスもしよう</p><p>月子さんとヨミちゃんには、ご飯を用意してあるわよ他にも、お腹が空いている人がいるあなたは</p><p>何か食べた方がイイヨDarling、いっぱい働いたンダカラ</p><p>働いたってセックスしただけだけど</p><p>わたくしたちも、お茶をいただきますわ</p><p>瑠璃子が、ニコッと微笑んだ</p><p>ミチコッチは無事済んだネ</p><p>ご苦労様ですイーディ</p><p>みすずの警護役として、この屋敷から離れることができなかった美智が、イーディに答える</p><p>この子、ハイジ使えるネ</p><p>美智は、しげしげとハイジさんを見る</p><p>サア、ハイジもお茶にシヨウネ</p><p>はい、いただきますわ美智様も、よろしくお願い致します</p><p>ハイジさんが、イーディと美智に笑顔で頭を下げる</p><p>随分と気の色が変わりましたねあなた</p><p>美智は、ハイジさんにそう言った</p><p>まあ、良いでしょう今のあなたなら</p><p>あ、ありがとうございます美智様</p><p>美智お姉様です</p><p>あ、はい美智お姉様</p><p>ホントハイジさんは、すっかり素直な性格になったな</p><p>そして優しく笑うようになった</p><p>このハイジさんの変化が次の騒ぎの火種を生むことになる</p><p>ちょっと、どういうことですのっ</p><p>ティー・ラウンジという部屋に移動して軽食とお茶も出してもらっていると</p><p>仲良さそうに、テーブルに並んで座っているイーディと美智とハイジさんを見て</p><p>鳥居さんが、文句を言う</p><p>あのなぜ、わたくしの警護役が、あなたたちの妹分みたいになっているんでしょうかご説明していただけます</p><p>ああハイジさんを取られたみたいで、嫌なんだな</p><p>見ての通りネ妹分じゃないヨハイジは、もうすぐホントにアタシたちの妹になるカラ</p><p>ハイジさんも、オレたちの家族となる</p><p>何よ、それちょっとハイジ</p><p>ギロッと、ハイジさんを睨む鳥居さん</p><p>あなたの主人は、わたくしなんですからちゃんとわたくしの後ろに侍ってなさいよっ</p><p>困惑するハイジさんに代わって、イーディが</p><p>ノンノンノン、ハイジはもうアンタの警護役じゃナイノネ</p><p>鳥居さんに対して、ニヤッと笑う</p><p>ハイジはうちの子になるって、決めてくれたノヨ</p><p>うちの子って、何よ</p><p>鳥居さんが、ハイジさんに詰め寄る</p><p>あのわたくしは、黒森公様にお仕えすることに決めましたっ</p><p>恥ずかしそうに、ハイジさんは答えた</p><p>オレに仕えるということはオレに処女を捧げいつでもセックスする関係になるということだ</p><p>ソウソウ、ダカラ、うちの子ナノネイイコ、イイコ</p><p>イーディは嬉しそうに、ハイジさんの頭を撫でた</p><p>ちょっと、そんなことわたくしに相談もせずに、勝手に決めないでっ</p><p>さらにムッとする鳥居さん</p><p>申し訳ございませんまり子お嬢様でも</p><p>わたくしもこの方に、一生、ご奉仕すると心に決めたんです</p><p>わたくしもって、ハイジ</p><p>わたくしやイーディと、同じ様にということですわ</p><p>美智が鳥居さんに、そう答えた</p><p>なっ、何よ、何よ、何よっ警護役のくせにっみすず様、瑠璃子様この子たち、こんなことを言っていますけれどよろしいんですのっ</p><p>鳥居さんは、みすずたちの方に話を持っていく</p><p>あらあたしは歓迎致しますわ</p><p>瑠璃子もハイジさんが、お兄様にお仕えすることを決心して下さって嬉しく思っております</p><p>香月家の令嬢２人はニコニコと微笑んで、優雅にお茶を飲んでいる</p><p>そ、そんなぁわ、わたくし</p><p>わ、わたくしハイジが居なくなってしまったら困りますわ</p><p>鳥居家は名家ではない</p><p>ただ、鳥居まり子さんはお母さんが、名家の狩野家の出身だから</p><p>準・名家の令嬢として学校に警護役を連れて来ることを許されている</p><p>だけど、そういう事情だから日本国内には、鳥居さんの警護役になってくれる少女は見つからなかった</p><p>だから、ヨーロッパからハイジさんを呼び寄せたわけで</p><p>あら鳥居さんが先に、ハイジさんを解雇したのではなかったかしら</p><p>あれは、ただの冗談でしたわハイジの困った顔が見たかっただけです</p><p>でも誰に仕えるかは、ハイジさん自身が決めることですわ</p><p>ソウヨダカラアンタは、モウ、ハイジのMasterではないノネ</p><p>イーディも、クスクスと笑う</p><p>そんなそんなことって</p><p>鳥居さんは、すっかり狼狽している</p><p>ハイジは、うちで引き取るネソシテ、アタシとミチが稽古してモットモット強くするネアンタのところに居てもハイジは強くなれないデショダカラ、これでイイノヨ</p><p>確かに鳥居家に居たら、一緒にトレーニングする相手も居ないだろう</p><p>だ、だけどっあたしは、ハイジを</p><p>鳥居さんが、大きな声でそう叫んだ瞬間</p><p>部屋のドアが、ギィィィと開く</p><p>小腹が空きました</p><p>皆様、何かお召し上がりのようですが</p><p>安城キヌカさんとミタマさん姉妹</p><p>ああ、この子たちも居たんだっけ</p><p>それから娼婦に墜とされる予定の鞍馬美里さんと妹のありすさんも</p><p>克子姉この人たちにも、お茶を入れてあげてよ</p><p>こっちへいらっしゃいお二人とも</p><p>みすずが、安城姉妹を招く</p><p>今日は、用があって池袋に行ったのですが</p><p>いや、ここ何年か池袋に行く機会がなかったんですけれど</p><p>色々と変わっていて、驚きました</p><p>約束の時間より、かなり早く到着したのですが</p><p>まあ、その辺で時間を潰そうと思っていたら</p><p>とらのあなは、移転しているし</p><p>まんがの森は、なくなっているし</p><p>アムラックスは、閉鎖になっているし</p><p>ポストホビーは、半分、エアガン屋になっているし</p><p>はぁ、世界は変わっていくんだなあ</p><p>25年前に同人誌即売会へ行って、10年前に池袋演劇まつりの仕事で行った区民ホールの前を過ぎると</p><p>アニメイトが出来ていたので、中を覗こうかと思ったら</p><p>中高生の女の子しかいない</p><p>いや、秋葉原のアニメイトなら私でも入れますけど</p><p>こ、これは無理</p><p>数年前と変わっていなかったのは、ビックカメラぐらいでした</p><p>953．夜の火遊び　／　夜食タイム</p><p>はぅぅ、はぅぅ、はぅぅ</p><p>はひぃぃ、はひぃぃ、はひぃぃぃ</p><p>物凄い勢いで安城ミタマさんキヌカさん姉妹は、克子姉の作ってくれたお茶漬けを掻っ込んでいく</p><p>ううう、美味しいですぅ</p><p>五臓六腑に染み渡りまするるるるっ</p><p>この子たち、静かにしていれば可愛くて綺麗なのに</p><p>何か、もったいないというか</p><p>えっと安城さんたちって、鞍馬さんたちの部屋の前で会ったよね</p><p>オレは香月セキュリティ・サービスの旧・研修館ビルに行く前のことを思い出していた</p><p>この姉妹は自分たちの境遇に絶望して閉じ籠もってしまっていた鞍馬姉妹たちに、部屋の外からずっと声を掛けていた</p><p>あうう結局、あの後も美里お嬢様、ありすお嬢様からお返事はいただけませんでした</p><p>ああ子供の頃からの警護役の安城姉妹に、鞍馬さんたちは何も応えなかったんだ</p><p>それで午後の１０時を過ぎましたから</p><p>ましたからっ</p><p>夜、遅い時間にお部屋の外で騒ぐのは、お嬢様たちの迷惑になりますし</p><p>ますしっ</p><p>それで、引き上げて参りました</p><p>まひりまひたっ</p><p>お嬢様たちもこのご様子では、もうご就寝になられたものと思いますし</p><p>それで、わたくしたちお腹も空きましたし、食料を探して、こちらのお屋敷の中をさまよっておりました</p><p>おりまひたっ</p><p>ミタマさん、キヌカさんがお茶碗とお箸を持ったまま、そう言う</p><p>二人ともほっぺたにご飯粒を付けて</p><p>キヌカさんは、口の中に食べ物を入れたまま喋るから、言葉がちょっと変になっている</p><p>えっと鞍馬さんたちの警護役なんだから、部屋のドアの前で交代で不寝番をするとかそういうことはしないのか</p><p>オレの質問にミタマさんは</p><p>ここは、香月様のご邸宅ですしそこまでする必要は無いと思いますが</p><p>な、ない、ないでふっ</p><p>いや、まあ翔姉ちゃんを始め、香月セキュリティ・サービスのプロの警護人たちが揃っているわけだから</p><p>この屋敷の中で、安城姉妹が気張って警戒する必要は無いんだけれど</p><p>こういうところの思考は、常識的なんだな</p><p>行動は、基本的に突飛なのにこの姉妹は</p><p>お夜食を済ませましたらまた、お嬢様たちのお部屋の前へ戻ります</p><p>どりまふっ</p><p>ちゃんと歯を磨いて、お顔を洗ってから</p><p>ナイトキャップも被りまふっ</p><p>鞍馬家のお二人に関しては、今夜は何もないわよお嬢様は、あちらにいらっしゃているから</p><p>ミナホ姉さんは、今夜は旧・研修館ビルの方に泊まる</p><p>明日の朝、娼婦候補の子たちやエリ＆リエを移送するまでは</p><p>順番があるのよ向こうの子たちを、先にその気にさせないと鞍馬家のご令嬢は、お迎えできないわ</p><p>つまり黒沢さんと徳大寺園子さんで、新人娼婦の研修を始めて場の空気を作ってしまう</p><p>鞍馬美里さんを参加させるのは、その後</p><p>すでに娼婦になる覚悟が定まっている子たちがいれば、鞍馬さんも腹を括るしかなくなる</p><p>妹さんの方もねあなたの新しい奴隷の子たちが安定した後の方が入りやすいでしょ</p><p>鞍馬姉妹の姉の美里さんは黒い森の娼婦となるが</p><p>妹のありすさんは、オレのセックス奴隷にする</p><p>家族にはしない</p><p>双子のエリ＆リエと一緒に駅前ホテルの地下の施設に住まわせる</p><p>でも、大丈夫かな</p><p>エリとリエはとても、しぶとい生命力に溢れている</p><p>名家のお嬢様だったありすさんと一緒にやっていけるだろうか</p><p>平気よそのために寧ちゃんとマナちゃんが、躾と教育に残ってくれているんでしょ</p><p>そうか、セックス奴隷の方も、エリとリエから躾けていくことでありすさんを迎え入れる準備をしておくんだな</p><p>あの子たちに任せておきなさいあなたが、何もかも一人で頑張ることはないんだから</p><p>はい女の子同士の方が良いこともありますわ旦那様</p><p>確かに、寧とマナのコンビなら双子と上手く話してくれるとは思う</p><p>寧だけとか、マナだけなら心配だけれど２人揃っていれば</p><p>寧は策士だし、頭の回転も早いけれど実は気が弱い</p><p>マナはちょっと調子に乗りやすいところがある</p><p>２人とも、そういう自分の弱点はよく知っているから</p><p>コンビを組んでお互いをフォローし合うだろうし</p><p>何にしたって、お嬢様がいらっしゃらなければ、何も進まないわ鞍馬様のご姉妹もこの子たちのこともね</p><p>克子姉は、安城ミタマさん、キヌカさんを見る</p><p>この姉妹の今後もミナホ姉さんと話し合って決めるしかない</p><p>わたくしたちは、何があろうとも美里様、ありす様のお側から離れませんわ</p><p>いかにもぉっ</p><p>安城姉妹の決意は固い</p><p>娼婦やオレのセックス奴隷になってしまう少女たちに個人の警護役は要らない</p><p>ミタマさんたちをどうするのかはちょっと悩むな</p><p>今、悩んでもどうすることもできないことは先送りになさるべきですわ</p><p>そうしないと悩むばかりで、堂々巡りになってしまいますから</p><p>ミナホ姉さんの意見を聞かないことには、どうすることもできないもんな</p><p>オレたち黒い森のボスは、ミナホ姉さんなんだから</p><p>ソウネ明日のコトは明日になってカラ考えるネ</p><p>イーディも、オレに言う</p><p>長い時間、悩んだからって良い答えを思い付くワケジャないヨこういうのは、ヒラメキの方が大事ネ頭の中を一度整理してダカラ、今夜はもう考エナイ</p><p>急いでどうにかしないといけないことは、無いんだから</p><p>Darlingが今夜スルのはハイジのことダケでいいノヨ</p><p>イーディの言葉にハイジさんが頬を赤く染める</p><p>ハイジさんとセックスして正式にオレたちの家族に入れてあげないといけないんだよな</p><p>何ですのわたくしのハイジをどうなさるおつもりですの</p><p>ハイジさんの話に戻ったことで鳥居さんが慌ててて、割り込んで来る</p><p>アンタには、関係ないことヨ</p><p>関係ありますわ、ハイジはわたくしの</p><p>旦那様に愛していただいたらあたしたちの家族です美智やイーディさんだけでなく、あたしの妹として受け入れますわ</p><p>みすずが、宣言する</p><p>そんなみすず様</p><p>瑠璃子も、もちろん妹として、可愛がって差し上げますわ</p><p>ツマリ、ハイジがアタシたちの身内にナレバ、アンタよりもミスズやルリコに近い立場にナルノネもう、アンタの命令なんか聞くことはなくなるヨ</p><p>イーディが、ムシシッと鳥居さんを笑う</p><p>そ、そんなっハイジあなた、本当にわたくしを裏切るつもりなのそうじゃないわよね</p><p>鳥居さんは、ハイジさんに尋ねるが</p><p>裏切るも何もわたくしとまり子お嬢様との関係は、契約以上のものはありませんでした</p><p>そうよ、あなたはわたくしと契約しているのよっ</p><p>契約期間は今月いっぱいまでのはずネそれにハイジの方から、契約解除を申し出てもイイネ</p><p>違約金が必要でしたら、香月家が鳥居家に支払いますわ</p><p>鳥居さんとしても、ハイジさんのことで香月家と鳥居家がトラブルになるのは困る</p><p>彼女の家の事業は上手くいっているが鳥居家は、名家ではないのだから</p><p>名家中の名家であり、日本の政財界の中枢部と結びついている香月家と対するのは、世間体が悪い</p><p>もうっわたくし、どうしたらいいんですのっ</p><p>鳥居さんは、すっかり困惑してしまう</p><p>あなた随分、雰囲気が変わりましたね昼間よりも強くなった</p><p>お茶漬けですっかり空腹を満たした安城ミタマさんがハイジさんの変化に気付いた</p><p>今ならうちのキヌカでは太刀打ちできないかもしれません</p><p>キヌカさんも、唸る</p><p>ハイジさんとキヌカさんは、同い年の１３歳だ</p><p>昼間のパーティでの対決は、五分五分だったけれど</p><p>今のハイジさんは、イーディがコーチしてパワー・アップしている</p><p>あなたたちご姉妹はお家の技、安城流拳法というものだけにこだわっていかれるおつもりですか</p><p>美智が安城姉妹に、尋ねる</p><p>もし、そうならあなたたちは、今以上強くなることはないと思いますが</p><p>その言葉が、安城姉妹を刺激したらしい</p><p>安城流拳法は、不滅の暗殺拳ですわいかなる敵にも、負けません</p><p>負けないですぅ</p><p>それは、どうでしょうか</p><p>美智は、冷ややかに</p><p>古い技を、古いまま伝承し続ければ時代に取り残されるだけですよ</p><p>ソウヨ、アンタたちの技は時代遅れネ</p><p>イーディも参戦する</p><p>わたくしたちの家の技を、愚弄なさるおつもりかっ</p><p>もりかぁっ</p><p>ムッとする、安城姉妹</p><p>そもそも、わたくしたち姉妹の技は、古いだけではありません今の時代に合わせて、わたくしたち２人で色々とアレンジしておりますっ</p><p>そうなのですっ</p><p>ああ例のスカイラブ・ハリケーン・ミキサーとか</p><p>昔からある技とは、到底思えないもんな</p><p>その２人だけでやっているというトコロが問題なのネ</p><p>オーケイ、アンタたちの技は古いという言い方は語弊があったネ正しい表現ジャなかったヨ古さでは美智の工藤流古武術も、アタシの暗殺教団の伝承技も変わらないネ</p><p>そうだイーディや美智の武術も、長い歴史がある</p><p>デモ、アタシたちの技は、アンタたちみたいに閉じてないノネアタシたちはマルゴやショウ、レイカ、それからキョーコたち色んな人のアドバイスを受けて、毎日修正したり、付け足したりしているヨ</p><p>今日もキョーコ様から、大きなご指摘をいただきました</p><p>キョーコさんの教え工藤流古武術の神髄は気の技でなく、敵が使う気の技を受け流すことにある</p><p>才能と経験のあるお姉様たちと交わることでわたくしたちは、日々、研鑽しています</p><p>そういう環境にアンタたちはいないネ姉妹２人きりの工夫だけでは、伸びないヨそう思わないノカ</p><p>しかし、安城姉妹は</p><p>他の流派と安易に交われば安城流拳法の魂が失われますわたくしたちは、先祖代々受け継いできたこの技を、後の代に伝えなくてはならないのですっ</p><p>イーディは、苦笑して</p><p>それではただ技に振り回されているだけネ</p><p>そして、美智に</p><p>美智アンタにとって工藤流古武術とは何ネ</p><p>わたくしが研鑽し、作り上げていくものがわたくしの工藤流古武術ですわたくしが祖父より習った技に、わたくし自身の経験と閃きを加え、さらなる高みを目指すわたくし自身がわたくしの武術を体現しているのですからどれだけ元の形から進化しようとも、わたくしの技が工藤流であることに変わりはありません</p><p>ソウヨ本人が意識していればどれだけ変化しても、その本質は変わらないネ技に呑み込まれてはイケナイヨ技は使いこなすモノネ自分にとって最適になるように、自由にアレンジするべきものナノヨ</p><p>ていうかさあなたたちの技なんて、この先、伝え残して行くことなんてできなくなるんじゃないの</p><p>あ鳥居さん</p><p>ホント、この人は場の空気を読まない</p><p>だってさあなたたちの家って、代々、鞍馬家に仕えてきた警護役だったんでしょその雇い主の鞍馬家が事実上のお取り潰しになっちゃったんだからあなたたちだって、失職するのよ判っている</p><p>ハイジさん関係の不満を安城姉妹への攻撃に変換している</p><p>みすずたち、香月家の令嬢とは、ケンカできないからって</p><p>あんたたちは他の家の警護役になるか、香月セキュリティ・サービスみたいな会社に入れてもらうしかなくなるわよ自分たちの能力を生かしていきたいのならでも、そうなったら当然、今までみたいな家伝の技だけしか知らないなんていうのは通用しないと思うわよ現代的な他の武術の技や同僚の警護員たちとコンビネーションが組めるような技が求められるんだからあたしは別に、そういうのに詳しいわけじゃないけれど今日のパーティを見た限りでは、あなたたちって自分たち姉妹以外の人とはコンビが組めそうになかったわよ</p><p>空気は読まなくても鳥居さんは、洞察力に優れている</p><p>確かに安城姉妹は身体能力には優れているけれど技が突飛過ぎて、他の人とは連携できないだろう</p><p>わたくしたちの技は、わたくしたちだけで完結ししなくてはならないのです他の家の人間の力は借りずにわたくしとキヌカだけで、美里お嬢様、ありすお嬢様をお守りするそれが、わたくしたちの安城流拳法なのです</p><p>なのですっ</p><p>いや、この状況でそんなことを言ったって</p><p>美里さんもありすさんもこのまま黒森の家に引き取られることになっておりますわそうなったら、黒森家には黒森家の警護担当者がいますあなたたちが、美里さんたちを警護することはできなくなりますよ</p><p>しかしわたくしたちは、美里様、ありす様の警護役なのですこの世に生を受けてから、ずっとそうなのです今までそうだったのですから、これからもそうですわたくしたち姉妹の命が尽きる時までそして、また、わたくしたちの子供たちが美里様、ありす様のお子様たちを守るのです</p><p>だ、ダメだ</p><p>安城姉妹はゲンジツが見えていない</p><p>そうであるはずと信じている世界から一歩も外に出ていない</p><p>これは一番、マズいパターンネ</p><p>この子たちは、アタシとミチがコテンパンに叩きのめしても自分たちの考えを変えないヨ</p><p>はい、今の安城流拳法のままではダメだということを実戦で証明してもこの姉妹は、認めないと思います</p><p>ゲンジツを認める気が無いから何を言ってもムダということなのね</p><p>まあお夜食あげないで、兵糧攻めにした方が良かったかしら</p><p>なまじ食事を与えてしまったから元気いっぱいで、自分たちの考えに凝り固まっている</p><p>空腹のまま放置すれば少しは、事態の深刻さを理解してくれたかも</p><p>仕方ありませんわ香月家の邸宅の中で、飢え死にされるのも困りますしこの子たちの場合、お台所から何かくすねて、平然と生きていく気もしますし</p><p>この姉妹は、空腹を感じて、食料を求めて屋敷の中をうろついていたと、自分で言っていた</p><p>克子姉が、夜食を提供しなかったら</p><p>勝手に台所を探って、食べ物をゲットしただろう</p><p>そういう、変なしたたかさを持っているから困る</p><p>この子たちも姉妹を分断して、１人ずつ説得していくしかないのかな</p><p>エリとリエの時のように</p><p>あの双子も自分たちだけの世界に閉じ籠もって居たから</p><p>オレはエリの見ていないところで、リエから攻略した</p><p>双子がお互いを頼れないように</p><p>どうでしょうかこの方たちの方があの子たちよりも、タフですから</p><p>もちろん彼女は、安城姉妹の心の内側を覗き込んでいるのだろう</p><p>双子はそれぞれ、不安を抱えていましたからそれを利用して、公様が良い方向に誘導なさったのです</p><p>あああの１３歳の双子は、確かに内面では酷く怯えていた</p><p>上辺では、２人でコンビを組んで余裕のあるフリをしていたが</p><p>父親たちや金髪、赤髪、眉無しパーマの３人ムスメたちのように、記憶と心を操作され、オレたちに処分されるのではないかという不安</p><p>殺されるかもしれないという恐怖</p><p>それが、エリ・リエの内面にあったから</p><p>だから、オレの強気のアプローチで上手くいった</p><p>こちらの姉妹はのほほんとなさっていますから</p><p>月子の言う通りこんな状況でも、安城姉妹は平然としている</p><p>プレッシャーとか、感じない体質なのかな</p><p>コンプレックスが無いノヨこの子たちには</p><p>イーディが分析する</p><p>人は人自分たちは自分違うものだって、最初から割り切ってるカラミチやアタシに、弱いと言われても全然悔しくナイノヨこの子たちには、自分たちのアイデンティティクラマ家の警護役っていうコトしか無いカラより強くなりたいとか考えてないノネ</p><p>はい美里様、ありす様の警護役は、安城家に生を受けたわたくしたち姉妹だけの使命ですいかなる障害があろうとも、わたくしたちはこの使命を全うするだけです</p><p>その通りですっ</p><p>安城姉妹は宣言する</p><p>警護役としての能力や強さはどうでもいいんだ</p><p>とにかく、自分たちは生まれた時から鞍馬家の警護役で</p><p>だから、鞍馬さんたちを警護する</p><p>他のことは何も眼に入らない</p><p>他の人たちのことも、全然、気にならない</p><p>美味しいお夜食でしたっありがとうございます感謝致します</p><p>安城姉妹が、克子姉に頭を下げる</p><p>それでは、わたくしたちはお役目に戻りますしからば御免</p><p>御免でありますっ</p><p>そして姉妹は再び、鞍馬さんたちの居る部屋へと向かって行った</p><p>いや、途中で洗面と歯磨きをしていくんだったっけ</p><p>とにかく香月家の家の中でも、安城姉妹は断固として自分たちのルールで生活し続けている</p><p>参ったなどうしたらいいんだろう</p><p>オレは考え込む</p><p>取りあえずは放っておくネ今のあの子たちは無害ヨ主人が寝ている間はあの子たちも、大人しくしているネ</p><p>そうか鞍馬姉妹が、本当に寝てしまっているのなら</p><p>明日の朝、目覚めるまでは安城姉妹も、新たな行動はしないだろう</p><p>また腹が減ったって、こっちに来るかもしれないけれど</p><p>適当にエサを与えておけば、それでいい</p><p>そうだなあの姉妹もまさか、鞍馬さんたちを連れて、この屋敷から逃げだそうとはしないだろうし</p><p>鞍馬姉妹は、安城姉妹を拒絶してドア越しの呼びかけには、応えなかった</p><p>主人の意志を確かめずに、安城姉妹が勝手にあのドアをこじ開けて部屋の外に連れ出すということは無いと思う</p><p>じゃあ、この件はやっぱり明日以降ってことにするしかないんだな</p><p>むしろ、鞍馬姉妹を先に攻略してその後で、安城さんたちにアプローチするべきだと思いますわ</p><p>ご主人様の方から、意識改革しないと安城姉妹には、オレたちの声は届かないだろう</p><p>今すぐできないコトは、後回しソレでいいノネ</p><p>ということは今すぐした方がいいのは</p><p>オレはハイジさんを見る</p><p>ハイジさんは、スッとオレに頭を下げた</p><p>あたしたち観ていてもいいかしら</p><p>みすずが、笑顔で尋ねる</p><p>どうぞ皆様わたくしの姉になっていただくのですから</p><p>姉たちに見守られたまま彼女はロスト・ヴァージンする</p><p>それじゃあ部屋を変えましょう</p><p>みすずが、オレたちを先導する</p><p>ということで、次話からハイジさんのロスト・ヴァージンです</p><p>そのまま、鳥居さんまで落とせるか</p><p>まあ、それでこの日のエピソードは終わります</p><p>鞍馬姉妹、安城姉妹は翌日</p><p>歌晏桃子さん、狩野桜子さんのエピソードは、また別の日となります</p><p>954．夜の火遊び　／　ハイジを抱く夜　（始動）</p><p>セックスの前に、シャワーを浴びる</p><p>これは、これからオレに処女を捧げてくれるハイジさんに対する礼儀だ</p><p>シャワールームには、1人で入った</p><p>瑠璃子たちが、背中を流してくれると言ったけれど断った</p><p>正直、今のオレは1人になって自分を立て直す時間が欲しかった</p><p>今日のオレはセックスしすぎだ</p><p>いや、いつもみたいに家族との日常のセックスなら、まだいい</p><p>初めての女の子とのセックスは、やっぱり色々と気を遣うっていうか大変だ</p><p>リエとエリの処女を貰ってまた、13歳のハイジさん</p><p>うーん、年下の子は、ホントにオレの方が気を付けてあげないといけないもんな</p><p>オレは、シャワー室の中の鏡を見る</p><p>そこに映っているオレの顔はちょっと、くたびれている</p><p>この顔のままハイジさんのところへ行くわけにはいかない</p><p>立て直さなくちゃ</p><p>オレは美智たちとの朝の稽古の最初にやっている工藤流の呼吸を始める</p><p>はぁぁ、すぅぅ</p><p>呼吸を大きく深くすることで、心肺の機能を高める</p><p>心臓がドキドキし、軽く汗ばむまで、続ける</p><p>身体の内側の血行を良くして、老廃物を汗と一緒に体外へ出す</p><p>神経を鋭敏化させ頭をスッキリさせる</p><p>続いて、軽くストレッチ体操を始める</p><p>今までのセックスで使っていなかった筋肉を伸ばし</p><p>これから使うであろう筋肉の強張りをほぐしていく</p><p>美智が前に、お祖父さんから習ったという教えをオレに話してくれた</p><p>人間もまた動物なのです動物とは、動く物と書きますですから、迷いが生じた時には、軽く身体を動かし肉体を温め、血の巡りを活発にし骨と筋肉と神経と体幹、そして脳に刺激を与えてみると良いのです脳の中だけ使って悩んでいると迷いが深くなるだけですから</p><p>考え事がある時に、布団を頭から被って、悶々と考え込んでいても何も良い手が思い付かない</p><p>思い切って、外に散歩に出たり、風呂に入ってみたりする方がハッと解決策を閃くことが多い</p><p>そういう話なんだろうと思う</p><p>身体をほぐしていくうちに、強ばっていた思考もほどける</p><p>脳内がリセットされる</p><p>客観的に、別の視点から事態を分析する余裕もできる</p><p>肉体を休ませることも大切ですが、わたくしは敢えて身体を動かしてみるという方法もアリだと思っております</p><p>ああ、美智その通りだ</p><p>今のオレは、一休みしようと思ったらそのまま朝まで爆睡してしまいそうだ</p><p>だから、逆に身体をカツを入れないといけないんだ</p><p>疲労困憊しない程度に</p><p>ある程度身体が温まると、オレはヌルめのシャワーで汗を洗い流した</p><p>ついでに、香月セキュリティ・サービスの旧・研修館には無かったシャンプーで頭を洗う</p><p>石けんで身体を洗う</p><p>1人だけの時間を、有意義に使う</p><p>さあ、どうだ</p><p>オレは、再び鏡を覗き込んだ</p><p>さっきよりは、良い顔になったと思う</p><p>眼にも覇気が蘇って来た</p><p>これなら、ハイジさんの前に行っても大丈夫だろう</p><p>シャワー室から、脱衣所へ</p><p>新しい清潔な下着に着替える</p><p>その上に、白い綿のシャツと生成りのズボンを穿く</p><p>さあ、行こう</p><p>あなた、こっちよ</p><p>廊下で、克子姉がオレを待っていてくれた</p><p>そのまま、克子姉に先導されて長いを廊下を歩いて行く</p><p>会場は瑠璃子ちゃんの部屋になったわ</p><p>瑠璃子の部屋</p><p>ほら、セックスのための部屋を作ったんでしょ瑠璃子ちゃん</p><p>この香月家本家邸宅に瑠璃子は、子供の頃から住んでいる</p><p>だから、瑠璃子の私室として瑠璃子が個人で使っている部屋が、この屋敷の中には幾つもある</p><p>半年前からは、瑠璃子はオレたちと一緒に基本的には、黒森家の屋敷で生活しているけれど</p><p>ジッちゃんが寂しくないようにみすずや美子さんと交代で、こっちの本家邸宅に泊まることになったから</p><p>今夜みたいに、次の日に学校が休みの日は、パンの仕込みがないからオレも一緒に泊まりに来ることもあるし</p><p>それで、瑠璃子は自分の持ち部屋の一つを改装したのだ</p><p>オレとのセックス専用の部屋に</p><p>あの子がね初めてのセックスは、あなたち２人きりが良いって言うのよもちろん、みんなにロスト・ヴァージンの様子を観られるのは仕方ないって判っているけれどベッドサイドに被り付いて、すぐ側で見られるのは、恥ずかしいって</p><p>克子姉の言うあの子とはハイジさんのことだ</p><p>それなら、あの部屋を貸してあげるって瑠璃子ちゃんが言ってくれたの</p><p>そうか、ハイジさんの望みを瑠璃子が</p><p>あの瑠璃子のセックス・ルームは、瑠璃子の趣味に合わせて改装された</p><p>つまり瑠璃子は、ハメ撮りが大好きだから</p><p>部屋中にビデオ・カメラが仕込まれて、ベッドの上の痴態を全て記録できるようになっている</p><p>もちろん、その部屋の映像は他の部屋に中継することもできる</p><p>瑠璃子のセックス・ルームでハイジさんはオレと２人きりになれるけれど</p><p>ロスト・ヴァージンの映像は、みんなに観せるからそれでカンベンして下さいっていうことなんだな</p><p>その方が正解だと、あたしも思うわあなたたちがしている最中の部屋の中に見学者を入れると例のお嬢様が、一々、あなたたちにチャチャを入れて来るでしょ</p><p>あのお嬢様鳥居さんのことか</p><p>鳥居まり子さんは、ハイジさんを自分の使用人だと思っているから</p><p>オレとのセックスの最中にも、色々と文句を付けてくるかもしれない</p><p>好奇心の塊で、場の空気を読まずにわーわー騒ぐ人だからな</p><p>ちょっと、ストップ繋がっているところを、よく見せなさいとかハイジが痛がっているから、もう終わりにしなさいとか、横から口出しされたらセックスに集中できなくなる</p><p>あの子のことは、みすずさんが相手をしてくれると思うけど興奮し過ぎて、あなたたちの部屋に乱入とかしないように、あたしもよく見張っておくわ</p><p>うん、頼むよ克子姉</p><p>一生に一度のハイジさんの処女喪失なんだ変なトラブルは、絶対に避けたい</p><p>お嬢様も、マルゴちやんも、渚も、寧ちゃんも、マナちゃんも今はいないからねそういう役目は、あたしがするしかないもの</p><p>ミナホ姉さんと寧とマナは香月セキュリティ・サービスの旧・研修館</p><p>マルゴさんと渚は黒森家に居るあっちには、メグや愛たちも残っているから</p><p>アニエス、真緒ちゃん、ルナ、コヨミちゃんは遊び疲れて、ここのお屋敷の中で眠ってしまっているらしいし</p><p>ってあれ</p><p>そう言えば、美子さんの姿を見てないけれど</p><p>オレは、ハッと思い出す</p><p>パーティが終わった後オレがここのお屋敷から外へ出掛けた時には居たけれど</p><p>帰って来てからは、会っていない</p><p>美子さんもアニエスや真緒ちゃんたちと一緒に、もう自分の部屋に戻って眠ちゃったのかな</p><p>きっと、美子さんもあの年少組の子たちの相手をして、一緒に遊んでくれたと思うし</p><p>子供ならともかく、１８歳の人が眠るにはまだ少し早い気もするけれど</p><p>眠ってるとしてもフテネだと思うわ</p><p>クスッと、克子姉は笑う</p><p>何で、美子さんがフテネをするんだ</p><p>だって、美子さんは自分が勇気を振り絞れないうちに、外から新しい子が来て、瑠璃子ちゃんのあの部屋であなたにヴァージン・ブレイクしてもらっちゃうのよそんなの美子さんとしては、面白いはずがないじゃない</p><p>面白くない</p><p>本当なら瑠璃子ちゃんのあの部屋で、今夜、あなたに純潔を捧げるのは自分じゃなきゃいけなかったのにって今頃、枕に顔を埋めて歯噛みしているわよベッドの中でね</p><p>そもそも、瑠璃子ちゃんが、美子さんは立ち入り禁止のあの部屋を作ったことだって美子さんにプレッシャーを掛けるためだと思うわよ</p><p>美子さんは前は、瑠璃子ちゃんのお付きだったでしょいつも瑠璃子ちゃんなに仕えて、日常生活のお世話をしていたのだから瑠璃子のプライベートな空間に美子さんが居るのは、当たり前なことだったのよ</p><p>本当にまだ幼い頃から、一緒に生活して来たんだし</p><p>瑠璃子の入浴や着替えまで美子さんが、全て手伝っていたんだから</p><p>瑠璃子の全ての私室に、美子さんは自由に立ち入ることが許されていた</p><p>でも、今はセックスに関することについてだけは、瑠璃子ちゃんは美子さんの立ち入りを禁止しているのよ</p><p>だから瑠璃子のセックス・ルームには、美子さんは入れない</p><p>入室を固く禁じられている</p><p>美子さんはまだあなたの女じゃないんだから</p><p>みすずや黒森家から、オレと一緒にここに泊まりに来た女は</p><p>あの瑠璃子のセックス・ルームに入ることもある</p><p>オレと、３人とか４人でセックスすることもあるから</p><p>あの部屋は、決して瑠璃子とオレだけの聖域ではない</p><p>オレの家族になれば、入ることができる</p><p>セックス・ルームに入りたかったら、早くオレとセックスしろというそれが、瑠璃子の美子さんに対する暗黙のメッセージだったんだな</p><p>だけど、美子さんが躊躇している間に知らない女の子が先に、あの部屋を使うことを許されてしまった美子さんからしたら、たまらなく嫌でしょうね自分と瑠璃子ちゃんの間に、強引に割り込まれるような気がするでしょうし</p><p>美子さんはこのジッちゃんの屋敷の中で、ずっと瑠璃子と２人きりで暮らしてきた</p><p>ここには瑠璃子と美子さん、２人だけの思い出が詰まっている</p><p>今は瑠璃子も美子さんも黒い森のお屋敷で暮らすようになっている</p><p>２人が離れ離れに暮らしていたのは、最初の３ヶ月間だけだ</p><p>黒森家での新しい生活にも何とか受け入れられるようになっただろうけれど</p><p>この思い出多い香月家本家の邸宅美子さんのホーム・グラウンドで、自分のコントロールできないことが起きるのは</p><p>美子さんには、たまらなく嫌なことなんだろうと思う</p><p>ま、放っておいてあげましょう悔しい思いをしないと、重い腰が上がらない人だから</p><p>でもさ別に、オレとセックスすることが正しい選択ってわけでもないんだしさ</p><p>美子さんは、オレじゃない男と普通に恋をして、普通に結婚したいんじゃないかな</p><p>オレの家族オレの女になれば</p><p>普通の恋愛、普通の結婚は無理だ</p><p>特に黒森公としてのオレはみすずのパートナーとして、広く告知してしまっているのだから</p><p>美子さんとは、結婚はできない</p><p>ウエディングドレスを着て、友達をたくさん呼んで結婚式とか絶対に無理だ</p><p>どんな選択をするのも、その人次第よそれで幸せになるのも、不幸になるのもその人の自己責任ただ、美子さんの場合は問題を放っぽらかしにして、保留のままにしてあることよ</p><p>もう、そろそろ決めないといけない時期なんじゃないかしら</p><p>オレだって、何十人もの女たちを相手するのは無理だ</p><p>限界は迫っている</p><p>家族として受け入れるのならあたしたちも、覚悟しなくちゃいけないんだから責任があるもの</p><p>そうだ家族になったら、絶対に裏切れないし、見捨てることも許されない</p><p>一生、大切にすると誓うから家族なんだ</p><p>そうじゃなければ家族ごっこで終わってしまう</p><p>あ、先生ちょっと待って下さい</p><p>瑠璃子のセックス・ルームの前にはヨミが居た</p><p>今中で、瑠璃子様が記録写真を取ってますから</p><p>ハイジさんの処女のままの肉体を写真撮影している</p><p>先生とエッチする前にそういうのは全部、終わらしておきたいんだそうです</p><p>ああ、大股開きで処女膜まで見せて、写真に撮られるのオレの前では恥ずかしいんだな</p><p>というかそこに瑠璃子様が居たら、３人での関係ができてしまうでしょ</p><p>それが嫌みたいです最初のエッチは先生とだけの世界でしたいって</p><p>ヨミは、ハイジさんの心を読んだのか</p><p>あの子にとっては今はまだ香月瑠璃子様なのよね</p><p>鳥居まり子さんの警護役として、この香月家本家の邸宅に来たハイジさんは</p><p>香月家の持つ強大な力や、瑠璃子がその当主の孫娘であるということをよく理解している</p><p>理解しているからこそ上手く関係を作れない</p><p>ヨミもそうだよヨミも、ついつい瑠璃子様って呼んじゃうもの瑠璃子お姉様って呼ばないといけないことは判っているんだけれど</p><p>ヨミたち鷹倉姉妹はジッちゃんに助けを求めて、オレたちと知り合ったから</p><p>香月家の人間には、敬語で喋らないといけないというクセが付いてしまっているんだろう</p><p>先生とはこんなに楽にお話しできるのに</p><p>オレに、ニコッと微笑む</p><p>それがこの子のスゴイところなのよ相手が誰だろうとこの子は、全然、態度が変わらないから良い意味で、鈍感なのよねニブイから、いいのよ</p><p>褒められているのか、けなされているのか</p><p>何にせよハイジさん、かなり緊張しているんだな</p><p>オレは察する</p><p>処女喪失を覚悟したって言ったって、まだ１３歳の女の子なんだし</p><p>優しく、厳しくしてあげなさい</p><p>うんそうだねそうするよ、克子姉</p><p>優しくしてあげるのは当然だけど優しいだけじゃ、ただの甘やかしになってしまう</p><p>時には厳しさも</p><p>部屋のドアが開く</p><p>瑠璃子が現れた</p><p>お兄様事前の撮影は、終わりましたわどうぞ、中に入られてお楽しみになって下さい</p><p>部屋の中にある物は、全てご自由にお使い下さいご満足になられましたらお手数ですが、一声お掛け下さいすぐに、事後の撮影に参りますから</p><p>ハイジさんに、オレのペニスが挿入されている写真と</p><p>犯された処女膣からオレの精液が滴り零れている写真</p><p>まあ、いつも通りのオレたちのルールだ</p><p>じゃあ、ヨミは月子お姉様のいらっしゃる部屋へ行きます</p><p>巫女の力を持っている子たちと鳥居さんは、あんまり近づけてはいけない</p><p>鳥居さんの心をオレたちが好き勝手に操作したんじゃないかと歌晏桃子姉ちゃんに疑われることになるから</p><p>だから、月子とヨミは鳥居さんとは別の部屋へ行くんだな</p><p>瑠璃子もヨミちゃんたちの部屋へ参りますわ</p><p>あたしは、みすずさんたちの方のお部屋へまあ、あっちには、美智ちゃんとイーディも居るから大丈夫だと思うけれど</p><p>うんありがとうみんな</p><p>いっぱい楽しんで下さいお兄様</p><p>先生、頑張ってね</p><p>無理をすることは無いわよできる範囲でいいの今日は無理なら、明日に廻してもいいんだからね</p><p>瑠璃子、ヨミ、克子姉は口々に、そう言ってくれた</p><p>ああ、頑張るよオレ</p><p>精一杯やろう</p><p>そう決意する</p><p>と、ドアをノックしてから開く</p><p>あお、お待ちしていました</p><p>ハイジさんは、バスローブ姿で恥ずかしそうに、ベッドに座っていた</p><p>大人用の物だからハイジさんには、ちょっと大きい</p><p>あのよ、よろしくお願い致します</p><p>赤い顔でうつむいてハイジさんは、オレに言う</p><p>オレの方こそよろしくお願いします</p><p>オレは礼儀正しく、ハイジさんに頭を下げた</p><p>オレが、セックスしてあげるのではない</p><p>ハイジさんの処女をもらうセックスさせてもらうんだ</p><p>そういう気持ちでいようと決めた</p><p>それでどんな風にしようか</p><p>みんなにカメラの映像を観られているってことは、判っているんだけれど</p><p>こうやって、部屋の中で２人きりというのは</p><p>だいたいオレ、ハイジさんとはまともに会話もしてくていないと思うし</p><p>普通にするそれともハイジさんの方で、こんな風にしたいとかある</p><p>オレはドアの前に立ったまんま、そう言った</p><p>ベッドに座っているハイジさんの緊張が伝わってきて近づけないのだ</p><p>この子、本当にドキドキしている</p><p>真っ赤な顔で、ハイジさんは</p><p>あ、あのお願いがあります</p><p>う、うん何でもどうぞ</p><p>ハイジさんは、上目遣いでオレを見て</p><p>わ、わたくしのことはハイジあるいはアーデルハイトと、呼び捨てにして下さい</p><p>あうんそうだな</p><p>そしてあの</p><p>わたくしは黒森様のことをSchatz《シャッツ》と呼んでも良いですか</p><p>Schatzです</p><p>だ、ダメですか</p><p>だ、ダメじゃないけれどどういう意味</p><p>あのわたくしの母国で、恋人に対する呼びかけの言葉なのですが</p><p>ああ、イーディのDarlingみたいなものか</p><p>判ったハイジの好きにして</p><p>ありがとうございますSchatz</p><p>ハイジさんは、ニコッと微笑む</p><p>それで、あのSchatz</p><p>ハイジさんは恥ずかしそうに言う</p><p>し、縛って下さい</p><p>わたくしのこと縛って身動きが取れないようにしてお、犯して下さい</p><p>そういう処女喪失がしたいんです</p><p>ドイツ語圏での恋人の呼び方を調べるのに1時間</p><p>うーん、豆知識ばかりが増えていく</p><p>早く、寝なきゃ</p><p>955．夜の火遊び　／　ハイジを抱く夜　（心構え）</p><p>監視カメラで、みんなに観られているとはいえ</p><p>オレとハイジさん、２人きりの部屋</p><p>バスローブ姿で、ベッドにちょこんと座った１３歳のハーフ美少女がオレを見る</p><p>わたくしがスラムの売春窟の出身だということは、以前、お話致しました</p><p>ああ聞いている</p><p>わたくしは何とか、あそこから脱することができました香月セキュリティ・サービスの関様がおっしゃっていた通り、短期コースですが警護のアカデミーを卒業することもできましたしかし</p><p>これまで、わたくしは一度も自分が将来、結婚することは無いと思っていました恋人だってわたくしにはできないだろうと</p><p>ハイジさんはいや、ハイジはそんなに綺麗なのに</p><p>黒髪だけれど彫りの深い顔立ち大きな瞳すーっと通った鼻筋</p><p>この子は、間違いなく美少女だと思う</p><p>それに才能もある短期コースだって、１３歳で卒業できたっていうのは飛び級なんだろ</p><p>身体のキレも良いそれに頭だって良いはずだ</p><p>わたくしの才能など、大したものではございません本日、こちらのお屋敷に伺ってそれが判りました自分がどれだけ、身の程知らずだったのかを</p><p>美智にイーディ、翔姉ちゃんとレイちゃんマルゴさんに、キョーコさんとミス・コーデリア</p><p>底抜けに強い人たちを一度に眼にしたのだから</p><p>うん、まあ落ち込んじゃうよな普通はでもさ、キョーコさんなんて存在自体が反則みたいな人だから</p><p>いえ、わたくしは独りきりで、世の中を渡っていけるはずだと自身の能力を過信していたことが、心底恥ずかしいのでございます</p><p>背伸びしていたんだよハイジは独りでやってかなきゃいけないって思い込んでたからただ、それだけだよ</p><p>世の中に頼れる人彼女を守ってくれる人がいなかったから</p><p>だから、いつでも気を張り詰めて、ツンツンしていた</p><p>警戒心から、他人と対立し自分の周りに壁を作っていた</p><p>よくあることさオレも経験がある</p><p>高校に入学したばかりの頃のオレは誰とも友達になれなかった</p><p>今考えたら、コミュニケーション障害そのものだよな</p><p>あれは両親に捨てられて、誰も信用できなかったからだ</p><p>他人を警戒し過ぎるから言葉だって不明瞭になるし、挙動不審になる</p><p>オレは運良くオレの家族に出会えたんだよだから救われたんだ</p><p>オレはハイジとセックスする前に、ちゃんと話しておきたいと思った</p><p>世の中には数多くの悪意が存在するだろ自分の欲望を満たすために、平気で人を虐げるようなどうしようもないゲスな連中がさ</p><p>白坂創介や、シザーリオ・ヴァイオラみたいに</p><p>ああ、鷹倉神社を支配していた関西のヤクザたちもそうだな</p><p>他人を跪かせ、奪い取ることを誰かを不幸にすることに、歓びにしているヤツラが</p><p>いや、そんな大物の犯罪者たちばかりじゃない</p><p>普通に生きていれば悪意を撒き散らす連中は、どこにでもいる</p><p>隙があれば、誰かをイジメてやろうと狙っているやつ</p><p>自分の不満の解消に、弱いヤツを攻撃しようとしているやつ</p><p>悪意は、いつでもオレを狙っていた</p><p>オレにとって、身内と言えるのは唯一バァちゃんだけだったからなぁそのバァちゃんが死んじゃってからは、ホント、ハリネズミみたいに周囲を警戒して壁を作って息を殺して、気配を消してそんな風に生きていたと思うよ</p><p>国も、学校も血の繋がった実の両親だって、オレのことを守ってはくれなかったんだから</p><p>オレはホントの両親に見捨てられた子供だから</p><p>ハイジは</p><p>よく判ります</p><p>わたくしも、母を亡くしてからはそうでしたから周りの人間は、誰も信用してはいけない善意のフリをした悪意だってあるのですから</p><p>この子は頭が良すぎるから、大人たちの言動の裏まで見えていたのだろう</p><p>だから、悪いやつにダマされて酷い目に合うことはなかったんだろうけれど</p><p>親しい人たちも、できなかったんだろう</p><p>誰も守ってくれないのなら自分の力で、生き抜いていくしかないわたくしもずっと、そう思っておりました</p><p>ハイジは、もと言うけれど</p><p>そこは、ちょっと違うんだよオレとハイジは</p><p>オレはハイジみたいに、能力も才能も無いし頭も良くないから</p><p>ハイジは、ジッとオレを見ている</p><p>だから、オレは自暴自棄になってたオレ独りのことでしかないのならオレなんて、もうどうなってしまってもいいって死んでもいいって思ってた自分には未来がないって、本当にそう思ってた先のことが何も考えられなくて自分の未来のイメージは、真っ暗闇なんだ</p><p>１年先どころか、１ヶ月先のことさえ想像できなかった</p><p>オヤジが、オレを残して失踪してしまってからは</p><p>真っ暗闇の部屋で頭から毛布を被って寒くて、怖くて、情けなくてそう、悲しいっていうより、情けないっていう気持ちの方が強かったどんなに寒くても、自分の体温しか感じられなくて話をする相手もいないただただ、朝になるのを待つんだよ暗闇が怖いから</p><p>家の中に一人ぼっちだった</p><p>夜はトイレに行くのも怖いから明るい内にトイレに行くクセまで付いていた</p><p>わたくしもそうでしたそうだったんですわたくしも</p><p>興奮気味に、ハイジは言う</p><p>独りは怖いです寒いです情けないですだから、わたくしは</p><p>強がってツンツンしていたのは、そんな形でも他人と接触していたかったんだろう</p><p>でも、今は違うんだ今のオレには家族がいるオレと一緒に生きてくれる人たちオレを守ってくれる人たち信頼できる人たちそしてオレが、守りたい人たちが</p><p>世の中の悪意から、守ってあげたいオレ家族たち</p><p>守られたいんじゃなくて守りたいオレ独りだけなら、どうなってしまってもいいって思ってたけれど大切な家族は、オレが守らないといけないんだこの手で</p><p>だから、オレは非合法だろうと何だろうと、ありとあらゆる力を使って、オレの家族を守るよ力がなければ悪意に滅ぼされるそういう世界で、オレたちは生きているんだから</p><p>つまりつまりさハイジ、結局人間は、自分独りじゃダメなんだよどんなに能力があったって独りだけじゃ生きていけない一緒に生きてくれる人、守ってくれる人そして、自分が守ってあげたい人がいないと人はダメなんだダメになるんだ</p><p>背伸びしたままのハイジならどこかで破綻をした</p><p>実際ハイジは鳥居さんの警護役から、もっとステイタスのある名家の警護役にステップ・アップしようとして失敗していた</p><p>アカデミーの出身者を紹介するビジネスもやろうとしていたけれど翔姉ちゃんに阻止された</p><p>ハイジにどれだけ才覚があっても大人には勝てない</p><p>しかも、翔姉ちゃんはホンモノの一流の警護人だ</p><p>美貌と身体能力ヨーロッパのアカデミーで学んだ知識ジッちゃんの専任警護人というステイタスと、その任務を通して得た実績と各界の重鎮たちとのコネクション</p><p>ヒヨッ子のハイジが、どれだけあがいても、敵う相手ではない</p><p>翔姉ちゃんも変わったオレたちの家族に参加して</p><p>前は、結構、トゲトゲとした性格の時もあったけれど</p><p>すっかり落ち着いた余裕ができた</p><p>それだって守らなくちゃいけない家族ができたからだろう</p><p>オレはハイジのことも、守ってあげたいと思っているもちろん、オレの方が弱いし、バカなんだけれどそれでも、オレなりにオレがハイジのためにできることなら、何でもしてあげたいって思っている</p><p>オレは真っ直ぐに、ハイジを見る</p><p>だから、ハイジはハイジも、オレをオレたちを守ってくれ助けてくれ守り合い、助け合うそれが家族になるってことなんだと思うんだ</p><p>はいmein Schatz、判りましたわたくしは、あなたの家族になりたい家族にして下さい</p><p>ハイジは、スッとベッドから立ち上がりオレの前にやって来る</p><p>この家族のシステム素晴らしいと思いますあなたを中心にあなたと性的な関係を結び、あなたの子供を産むと誓い合うことで１つの家族を形成する</p><p>ああ、ハイジはオレたちの様子を別室で観ている鳥居まり子さんに言っている</p><p>鳥居さんを誘っている</p><p>あなたは絶対に家族を裏切らないそういう人ですだからこそ、わたくしたちの要になれるのですねそして、わたくしたちもあなたを裏切りたくはないと思っていますだから、この家族はあなたから、わたくしたちとわたくしたちから、あなたへの２重の絆で堅固に固められているのです</p><p>ハイジは言う</p><p>あなたたちの家族に加えていただくということはあなたとだけしかセックスしないという誓いを立てることただ、それだけで守ってくれる人たちと守るべき人たちに囲まれて暮らすことができるのです</p><p>イーディが、ハイジを早い段階から家族にしようとしていた理由がよく判る</p><p>この子は、独りで生きていかないといけないというプレッシャーとコンプレックスで歪んでいたけれど</p><p>その歪みさえ正せば素晴らしい子になる</p><p>本性はとても素直で、洞察力のある子なんだ</p><p>普通の恋愛も結婚もできないと考えていた、わたくしにとっては最良の道なのだと思います</p><p>どうぞ、わたくしをあなたのモノにして下さい</p><p>彼女の身体を抱き寄せる</p><p>さっきまで処女の証の写真撮影をしていたから</p><p>バスローブの下は、裸だ</p><p>精神は大人びているけれど肉体はまだ子供だ</p><p>小柄で薄くて柔らかい</p><p>Schatzあん、あなたに抱き締められると身体の力が抜けてしまいます</p><p>それでいいんだオレがちゃんと支えてやるから</p><p>オレの腕の中で脱力する、ハイジ</p><p>ハイジの身体が、再びビクッと強ばる</p><p>オレはハイジの顔に唇を寄せて</p><p>そっと、キスする</p><p>ああ、ハイジは緊張で唇にも力が入っている</p><p>オレはハイジの背中に手を廻しキスしたまま、ギュッと抱き締める</p><p>１０秒２０秒</p><p>オレにしっかりと抱き締められていることを感じて</p><p>ハイジの肉体からスーッと、硬直が解けていく</p><p>唇の感触もプニッと柔らかくなる</p><p>一旦、唇を離すと</p><p>ぷはぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ</p><p>ハイジの顔は紅潮し息が荒くなっている</p><p>よし、ハイジ</p><p>オレは、ハイジをお姫様抱っこで抱き上げた</p><p>大丈夫だハイジは軽いからベッドまで運ぶよ</p><p>恥ずかしそうに、ハイジは答えた</p><p>ああ、バスローブの布１枚越しに感じる肌の感触</p><p>オレの右腕はハイジの背骨にカーブを感じている</p><p>左腕は細い太ももとプニッとしたお尻の感触を</p><p>１３歳だから、太ももにはまだお肉が付いていないんだけれど</p><p>女の子のお尻は、幼い時分から、ある程度は膨らんでいるものだ</p><p>夢みたいです男の人にこんな風に運ばれるなんて</p><p>この部屋の様子を別室で観ている子たちも後で、オレにお姫様抱っこしてくれって言い出すだろうな</p><p>真緒ちゃん、アニエス、ルナたちなら楽勝</p><p>小柄な美智やマナ、瑠璃子、ヨミだって、問題無いと思うけれど</p><p>メグや愛、みすず、月子、可奈センパイたちもどうにか、持ち上げられると思う</p><p>ミナホ姉さんも長身だけど細いから</p><p>でも、オレよりも背丈が高い翔姉ちゃんやレイちゃんを抱っこするとなると</p><p>うん今よりももっと、腕力と背筋力を鍛えるしかないなオレ</p><p>一方、背丈はそんなオレと変わらないけれど克子姉や寧たちみたいに、肉体にボリュームがある子たちもいるし</p><p>渚や雪乃は、妊娠中だからお姫様抱っこは、止した方がいいな</p><p>色んなことを考えながらハイジをベッドの上に寝かせた</p><p>ちょっと待ってて</p><p>不思議そうに、オレを見上げるハイジ</p><p>ハイジは、縛られてしたいんだろ確か、その辺のクローゼットの中に</p><p>ここは、瑠璃子のセックス・ルームだ</p><p>瑠璃子も、Ｍっ気の強い子だから</p><p>あったあった革手錠これだと肌に痕が付かないし、血の流れを遮ったりしないから</p><p>強く肌を締め付けたりしないようにできている中々の逸品だ</p><p>瑠璃子は何でも自由に使っていいって言ってたから使わせてもらおう</p><p>オレは革手錠と細いチェーンを持ってハイジの待つベッドに戻る</p><p>この鎖もさ細いけれど、特注品だからハイジを天井から吊しても、余裕で保つらしいよほら、頭の上に手をバンザイしてみて</p><p>オレに言われた通りバスローブを着たまま、ベッドの上でバンザイするハイジ</p><p>オレは彼女の手首を順番に、革手錠を填めていく</p><p>あんまりキツく締めないように、だけど抜けないように</p><p>両手に革手錠を填めるとチェーンでベッドの支柱に結びつけていく</p><p>このベッドも、そういうプレイを想定して鎖やロープを固定する金具があちこちに付いているから強度的には、問題無いはずだ</p><p>どうだ手首を固定されただけでも、縛られているっていう感じがするだろ</p><p>はいドキドキします</p><p>ハイジは、恥ずかしそうに答えた</p><p>オレはシャツを脱いで、そんなハイジの横に添い寝する</p><p>ところでどうして縛られたいんだ</p><p>ハイジの耳元に囁くように尋ねると</p><p>わたくしは、怖くて暴れてしまうかもしれないのでだから</p><p>赤い顔で、オレを見上げる</p><p>縛られているというイメージがあればジタバタしないと思うんです</p><p>ジタバタしたっていいんだぞ</p><p>で、でも皆さん、観ていらっしゃいますし</p><p>ハイジは別室の子たちの視線を気にしているのか</p><p>なるべく往生際を良くしたいんです</p><p>そんな死ぬんじゃないんだから</p><p>怖くないから、オレを信じて</p><p>オレは、ハイジさんのつるつるの頬を手で撫でる</p><p>ハイジは、眼を閉じる</p><p>ダメだよ眼は閉じないオレを見ていて</p><p>眼を閉じたら、誰としているのか判らなくなるだろ自分の内面に入り込んで何でわたし、こんなことをしているんだろとか考え始めちゃうから</p><p>オレたちのセックスでのルールなんだセックス中は、眼を閉じない必ず、相手を見て自分が何をされているのか、どうなっているのか視覚でも確認し続ける</p><p>オレは、ハイジのバスローブの腰紐を緩める</p><p>き、緊張します</p><p>初めてする子とのセックスの時は</p><p>童貞に戻った気になる</p><p>女の子は、１人１人違うから身体も心も、感じるポイントも</p><p>他の子とのセックスで学んできた経験に溺れてはダメなんだ</p><p>今、眼の前にいる女の子を全力で理解しようとしないと</p><p>胸元を開くよ</p><p>見たいんだハイジのおっぱいが触りたいし、ペロペロ舐めたい</p><p>オレはおっぱい好きなんだ</p><p>うん、それじゃあ</p><p>オレは緊張しているハイジのバスローブの胸元を</p><p>グイッと大きく開く</p><p>ハーフ美少女の白い肌</p><p>あ、あのへ、変じゃないですよね</p><p>想像していたよりも大きい</p><p>ヨミみたいな、ロリ巨乳とまではいかないけれど</p><p>おっぱいの形がちょっと個性的だ</p><p>洋梨型ってやつだなヨーロッパの女の子に多いって聞いているよ</p><p>克子姉に教わったことがある</p><p>うん、まるで果実が実っているようなぷるんとした胸だ</p><p>だから、変じゃないよ気にしなくていい</p><p>アーニャのおっぱいが、こういう形だったと思う</p><p>オレはハイジの胸を軽く掴む</p><p>柔らかな肉の弾力そして、温かい</p><p>興奮して、肌が火照っているんだハイジは</p><p>何か変な気持ちです</p><p>こんな風に自分の胸を揉み揉みされるなんて</p><p>痛くないか</p><p>痛くはありませんちょっと、変な気持ちなだけです</p><p>どんな気持ちなんだ</p><p>背中がゾワゾワします胸が、モヤモヤします</p><p>それはいけないな</p><p>もっと触って舐めてやるよ</p><p>ハイジの乳首は綺麗なピンク色だ</p><p>ちゃんと乳輪から勃ち上がっている</p><p>オレは左右の乳首を、指でグリグリする</p><p>ひぃあっゾクッてなります</p><p>震えるハイジ</p><p>うん舐めるよ</p><p>オレは、有無を言わさず右の乳首に唇を</p><p>ぁぁっ</p><p>ハイジは、小さく声を漏らした</p><p>オレは、口の中に多めに唾を出して</p><p>ぺちょっ、ぺちょ</p><p>舌で乳首を舐め上げる</p><p>あっそ、そんなな、舐められてる</p><p>自分の乳首を舐めるオレを見て熱い吐息を漏らす</p><p>ああん、赤ちゃんみたい</p><p>ほら、こっちも舐めるぞ</p><p>今度は左の乳首に舌を這わせた</p><p>台風ですねえ</p><p>80年代の映画の台風クラブに、女子中学生が嵐の中で裸になって踊る場面がありますが</p><p>ああいうシーンは、今度の法案改正でどうなるんでしょう</p><p>わいせつ目的での所持の場合、逮捕されるわけですから</p><p>映画のディスクなんかを丸まる持っている場合は芸術的な表現なんだからと、お目こぼししてくれるのでしょうか</p><p>女の子が脱いでいるシーンだけ抜粋して所持していたらそれはわいせつ目的のコレクションということで、お縄になったり</p><p>どうせ、警察の恣意的な判断になっちゃうことは判ってますけれど</p><p>956．夜の火遊び　／　ハイジを抱く夜　（裸の感触）</p><p>あんっへ、変な気分ですわたくしのおっぱいでもあっ、楽しんで、ああんっいただけるものなのですか</p><p>オレに乳首を舐められながら１３歳のハイジは尋ねる</p><p>ああ、楽しいよハイジは綺麗だしそうやって、恥ずかしがっている顔も可愛い</p><p>オレの唇と舌が、ハイジの乳首と接している</p><p>そして、オレの眼はハイジの顔を見ている</p><p>ハイジも、オレを見ている</p><p>ほら、オレ楽しんでるのが判るだろセックスっていうのはさ、こうやって相手の反応を見ながら男と女、２人で一緒に楽しんでいくものなんだ</p><p>相手を感じなければただのオナニーでしかない</p><p>良いおっぱいとか、悪いおっぱいとかはないんだよこれが、ハイジのおっぱいなんだから</p><p>オレは、ぷりりんとした洋梨型の乳房を揉む</p><p>この肌の感触も弾力も今のハイジだから、こうなんだ今日の今夜の今のハイジを、オレは知りたい判りたい</p><p>まだ、処女の肉体</p><p>明日には、変わっているだろう</p><p>人は毎日、変わっていく少しずつ変化は止められないだから、オレは１回１回のセックスの度に今は、どんななのかを感じたい判りたいんだ</p><p>１度セックスしたぐらいで、女の子の全てが判るわけじゃないし何度もセックスを繰り返しても、判らないことは尽きないんだそれぐらい、女の子は複雑で奥が深いし変化していくスピードも速い</p><p>ハイジが、オレを見つめている</p><p>そうさハイジだって今日の昼間のパーティでは、まさか数時間後にオレとセックスすることになるとは思ってなかったろ</p><p>この子はオレのことなんて、無視していたし</p><p>みすずのオマケぐらいにしか考えていなかったんだよな</p><p>自分の能力をアピールして、売り込みを掛ける相手だとは考えていなかったはずだ</p><p>人は変わるんだよもちろん、オレ自身も変わっていく自分から変わらなくちゃいけないって思って変わる場合もあるけれど知らないうちに、自分が気付かにいうちに変わってしまうこともあるだからいつも、大きく眼を見開いて、自分と相手の今を見ないといけないんだオレのことは、オレが一番判っているとかあいつのことは、だいたい判ってるなんてナメた態度でいたら、トンデモないことになっちゃうから</p><p>トンデモないことって、どんなことですか</p><p>ハイジが尋ねる</p><p>愛している人と離れ離れになっちゃうオレが大好きな人たちに見捨てられちゃうよみんな、オレの周りからいなくなっちゃうオレは、それが一番怖いんだ</p><p>オレがいい気になってオレの女たちに対してナメた態度を取るようになったら</p><p>女たちは、オレを見限るだろう</p><p>オレというできが悪いだけの少年には、何の価値もないのだから</p><p>だからいつでも、ちゃんと見ていたんだ判っていくみんなと変わっていくオレを真っ直ぐにちゃんと見てさえいれば、何をしなくちゃいけないかがよく判るから</p><p>どんな時でも＊＊＊なはずだとは思わない</p><p>オレは判っているとは思わない</p><p>だって、オレは判っていないかもしれないんだから</p><p>自分を過信しない、絶対に驕り高ぶらない</p><p>とにかく今は、どうなっているのかを見る</p><p>以前とはどう変化しているかを</p><p>オレは、みんなより頭が悪いし何が、どうして、どうなっているのかが、パッと見ただけでは理解できないからだから、ジックリと見るんだ決めつけないで頭の中をゼロにして、よく見て考えるんだそうでないと間違えるからみんなに嫌な思いをさせてしまうし</p><p>サイアクの場合はオレの家族であることを辞めてしまうかもしれない</p><p>そんなに大切なのですか</p><p>ハイジが、オレの瞳を覗き込む</p><p>当たり前だろ今の家族なんだから大切だよみんな別れたくない</p><p>オレはハイジの胸に、顔を埋める</p><p>今夜からは、ハイジもオレの家族だ大事にするだからずっと、一緒に居て欲しい</p><p>１３歳のハーフ美少女はまるで母親のような慈愛の眼で、オレを見ていた</p><p>わたくしのSchatzあなたの心には、とても大きな黒い穴が開いているのですね</p><p>ハイジ</p><p>みんなが、あなたの穴を埋めてあげたいと思っているのにあなたは、人に愛されることを怖がっている自分には、愛される資格がないのではないかと恐れている</p><p>いいんですよそれでもあなたが、わたくしに言って下さったようにあなたは、あなたですからそんなあなたを、わたくしたちは心から愛しているのですから</p><p>そして、両手でオレの顔を抱いて</p><p>怖がらなくても平気ですよ今は、ここにわたくしが居ますあなたのことを見ていますわたくしもあなたが、わたくしを見て下さっているように</p><p>ハイジの眼に、うつすらと涙が溜まっていた</p><p>わたくし、幸せですわ</p><p>わたくしを愛して下さる人がわたくしが愛して差し上げる人そういう方に、巡り会えたのですから</p><p>ずっと判らなかったんですみすず様たちがあなたを危険な場所に行かせることにあなたは闘う人ではないのですからみすず様たちとご一緒に、安全な場所にいらっしゃっても良いはずなのに</p><p>オレは天童貞男たちのいるカラオケ店への襲撃に参加した</p><p>その後、香月セキュリティ・サービスの旧施設の中で行われた、ヤクザたちの処分にも立ち合った</p><p>だって、オレは</p><p>オレは、犯罪組織黒い森のメンバーであり</p><p>イーディたちだけを危険な目に合わすわけにはいかない</p><p>Schatzあなたは少し狂っている普通じゃない人に任せるのでなく、いつも自分が危険な場にいかないと行けないって思い込んでる全力で、皆さんの期待に応えないと皆さんの信頼を失うと恐れているそんなことはないのに</p><p>ハイジが、優しくオレに言う</p><p>でも、あなたの家族たちはそういうあなたを愛している大丈夫だから、安心してここに居なさいと、あなたを過保護に守るのではなく積極的に、外に出しているもちろん、最大限のサポートをしているのでしょうけれどそれでも、安易な道は選ばない敢えてあなたのしたいようにさせている本当に、スゴイ愛情ですわ</p><p>愛されてますねわたくしのSchatzはそして、あなたも愛しているのですねあなたの家族を</p><p>ハイジは、ニコッと微笑んだ</p><p>本当に興味深いですわ矛盾だらけだけど矛盾があっても良いのですそこに愛情があれば</p><p>わたくしもあなたを愛しますそして、あなたに愛されるのに相応しい女になりたいです</p><p>教えて下さいあなたに相応しい女になるためのセックスを</p><p>お喋りは、もういいよな</p><p>後は、身体と身体で感じ合おう</p><p>ハイジお前が好きだ</p><p>わたくしもずっと、あなたと居たいです</p><p>オレたちは、唇を重ね合わせる</p><p>オレが、ハイジの口に舌を差し込む</p><p>ハイジの滑らかな歯の表面を舌先でなぞっていく</p><p>つるつるとした感触</p><p>それが、すわっと開かれる</p><p>ハイジの舌が、オレの舌に絡んで来る</p><p>ビクッとなる、ハイジ</p><p>あ、ごめんない舌を絡め合うのが、こんなにドキッとすることだと判らなかったから</p><p>恥ずかしそうに、ハイジは言う</p><p>もっと、ドキッとすることこれからいっぱいするんだぞ</p><p>はい、教えてハイジに教えて下さい</p><p>ハーフでヨーロッパ育ちだから、ハイジは元々、実際の年齢よりも大人びているけれど</p><p>今のハイジの表情は、オレの方がドキリとするほど艶めかしかった</p><p>１３歳の少女は今、開花しようとしている</p><p>大人の女に、急速に成長していく</p><p>まずは耳だ</p><p>オレはハイジに覆い被さって耳の後ろから、首筋にかけてキスする舐める</p><p>あんっ、それゾワゾワッとなります</p><p>ハイジの裸の胸に、オレの胸が重なる</p><p>興奮して尖ってきた乳首が、オレの胸板に擦れる</p><p>ハイジの感じるところ調べていくからな</p><p>オレの舌が、ハイジの首から胸元へ</p><p>ツーッと、書道の筆で書き下ろしたようにハイジの白い肌に、オレの唾が伸びていく</p><p>そして、また乳首</p><p>仕方がない女の乳首は舐めたり、吸ったりするためにあるのだから</p><p>あっ、あっあーさっきと違うさっきより、感じます</p><p>オレじゃないハイジが、さっきまでと違うんだよ</p><p>ほら、こんな乳首が固くなってるコリコリしている</p><p>尖った乳首の先を、チロチロと舐めると</p><p>ああっ、ジンジンしちゃうからっああっ</p><p>もっと激しく、オレは舌で責めた</p><p>ああんっ、ああーっ変になっちゃいます</p><p>ああ、変になれ変になっていいんだオレたち２人きりなんだから</p><p>別室で、カメラ越しに観られてはいるけれど</p><p>ハイジのロスト・ヴァージンが終わるまでは誰かが乱入してくることはない</p><p>オレとハイジ２人きりだ</p><p>は、はいへ、変に変になっちゃいます</p><p>おっぱいギュッと掴んで下さい</p><p>オレは舌で責めているのと反対側の乳房を、グニグニと力を込めて揉みしだく</p><p>ああっ、気持ち良いですその方が</p><p>腫れ物に触るように、恐る恐る触るよりも</p><p>少し力を込めて、揉まれる方が好きなんだな今日のハイジは</p><p>ということは、乳首も</p><p>オレは、強めに吸う</p><p>あんっ、気持ちいい</p><p>そのまま、しばらく左右の乳首をジュッパジュッパと吸った</p><p>それから、オレの舌はさらにハイジの身体を探索していく</p><p>まだ下半身を覆っていたバスローブをぐいっと開く</p><p>いっ嫌</p><p>ハイジの可愛いおへそと下腹部が露わになる</p><p>ハイジは身を捻って、秘部を隠そうとするが両手が頭の上で革手錠で繋がれているから、それ以上の抵抗はできない</p><p>可愛いよハイジ</p><p>ハイジは産毛ぐらいの淡い陰毛が生えていた</p><p>その微妙な生え具合がまた生々しくて良い</p><p>当たり前だ恥ずかしいところを見られているんだから恥ずかしがっててくれ</p><p>こういうの恥じらいがなくなるのは寂しいというか、悲しいというか</p><p>いつでもどこでも、オレの前なら裸になっても平気っていうのはちょっとな</p><p>羞恥に肌を赤らめて、身悶えしていてくれる方がオレは興奮する</p><p>まずは、おへそに唇で挨拶する</p><p>それから舌でペロペロと下降していく</p><p>うん教科書で見た南下政策の図を思い出した</p><p>オレの舌が、ハイジの肌を征服しながら下りていく</p><p>そ、そこはみ、見ないで</p><p>慌てて、ハイジが言う</p><p>ハイジの眼が、恥ずかしそうにオレを見る</p><p>ぬ、濡れているから</p><p>ハイジの処女の割れ目</p><p>ぴっちりと閉じた筋の間から愛液が染み出している</p><p>ああ、濡れている</p><p>だから舐めなきゃ</p><p>舐めないと、ハイジの味が判らないだろ</p><p>オレは舌を伸ばす</p><p>割れ目に沿って、上下に舌先で</p><p>ぷにゅっと、膣内の愛液が零れてくる</p><p>オレの舌に染みる</p><p>ジンッとくる酸味</p><p>ああっ、あっわたくしへ、変じゃないですか</p><p>だから、そういうことは気にするなって言ったろ</p><p>オレは、舌でほじくるように割れ目を刺激する</p><p>変とかそういうことは、どうでもいいんだよハイジはこの身体は、オレのものになるのだからそうだろオレが気に入っているんだからハイジは気にするな</p><p>ああっ、わたくし気に入っていただけますか</p><p>熱く濡れた眼で、オレを見つめる</p><p>当たり前だろこんなに可愛いんだだからハイジ</p><p>足を大きく拡げろ思いっきり大きくだ</p><p>開脚しないと割れ目の内側は、開いて見られない</p><p>両手を革手錠で頭の上に固定されているハイジ</p><p>来ていたバスローブの前を大きく拡げられて１３歳の白い裸身をオレの前に晒している</p><p>そのまだ肉の付いていない太ももが開かれていく</p><p>ほら、もっとだ拡げられるだけ、拡げろ</p><p>ハイジだって、警護役として肉体を資本にして働いている女の子だ</p><p>毎日、ストレッチをして、身体の柔軟性を高めているはずだ</p><p>だから、股関節も柔らかい</p><p>大きく開いた太ももが、ベッドにぴったりくっつくほど拡げられた</p><p>あ、あ、う</p><p>恥ずかしそうに、泣きそうな眼でオレを見上げている</p><p>これだけ拡げられても１３歳の割れ目は、閉じたままだ</p><p>処女だから仕方ないけれど</p><p>開いて中を見るぞ</p><p>ど、どうぞさっきも、瑠璃子様に写真を撮っていただきましたから</p><p>ああ、瑠璃子はオレより先にハイジの処女膜を記録したんだな</p><p>怖くないからな</p><p>オレは、両手の指を使って</p><p>ハイジの肉の扉を開く</p><p>タポポポっと、愛液が滴る</p><p>つーんと、淫らな匂いが立ち込める</p><p>恥ずかしい瑠璃子様の撮影の時よりもっともっと恥ずかしいです</p><p>女の子同士だし、瑠璃子にはレズっ気は無いから</p><p>オレは男の愛欲に満ちた眼で、エロエロに見ているんだろうな</p><p>ああ、わたくしみ、見られちゃってる</p><p>羞じらうハイジは、愛液の量を増やしていく</p><p>これでは内側がよく見えない</p><p>啜るぞ</p><p>ハイジには言葉の意味が判らなかったようだが開いたハイジの女陰にオレは唇を付け、内側の愛液をジュルッと啜り上げた</p><p>ひぃやうっ</p><p>ビクッビクッと身体を震わせるハイジ</p><p>すかさず</p><p>もう少し、拡げるからな</p><p>オレは、さらに割れ目をグイッと拡げる</p><p>これで見えた</p><p>肉壷の奥ハイジの処女膜が</p><p>白っぽいピンク色の肉の膜</p><p>これも人それぞれだよなあ</p><p>女の子ごとに違っている</p><p>うん、確かに処女だ今、肉眼で確認した</p><p>どうしたかハイジは、オレに礼を言った</p><p>でも、すぐに処女じゃなくなるんだぞ</p><p>今、見えている膜はオレのチンコで突き破られ、裂ける</p><p>ハイジが、オレを見る</p><p>でもわたくし、変わるのですから</p><p>真っ直ぐに、オレを</p><p>独りぼっちのわたくしからあなたの女の１人に変わるのですから</p><p>そうだ人は変わる変わらないといけない</p><p>あ、あのわたくし、今日は妊娠する可能性が高い日です</p><p>危険日なのか</p><p>か、覚悟はできていますもし、妊娠してしまったら産みます一緒に、育てて下さいますよね</p><p>ハイジは避妊薬のことを知らない</p><p>オレたちが、そういう薬を使っていることを</p><p>もちろんだオレもオレの家族たちハイジの姉や妹たちも、みんな一緒に育てるからなだから、心配することはないんだ</p><p>それでも怖いのだろう</p><p>ハイジは、震え出す</p><p>ハイジ、大丈夫だから</p><p>オレは、彼女の小さな肉体を抱き締めた</p><p>唇にキスする</p><p>ハイジの震えが、小さくなるまで</p><p>こ、怖くない怖くないですだって、あなただからわたくしのSchatz</p><p>自分に言い聞かせるように、ハイジは言う</p><p>そのシャッツっていうのは、どういう意味なんだ</p><p>ドイツ語圏で、恋人に呼び掛ける言葉です英語のsweetとかと同じですわたしの宝物という意味です</p><p>ああ、イーディのDarlingというのと同じか</p><p>ハイジが落ち着くように、わざとこんな会話をする</p><p>わたくしはハーフですから自分の出自を忘れないようにしておきたいのです</p><p>この子はこの子なりに、自分の過去と現在に向き合っているからこんな言葉が出て来る</p><p>オレは、ハイジの頬にキスをする</p><p>ハイジはとっても真面目な子なんだよな</p><p>融通が利かなくて、申し訳ありません</p><p>褒めているんだよ可愛いなって思ったんだよ</p><p>ハイジは、照れて赤くなる本当に可愛い</p><p>よし、オレも脱ぐよ</p><p>オレはまだズボンとパンツを穿いたままだった</p><p>そろそろ、オレの勃起を解放してやらないといけない</p><p>オレは、ベルトを外しズボンを下ろす</p><p>そして、パンツも脱ぎ捨てた</p><p>大きい</p><p>オレの勃起ペニスを見て、ハイジが息を漏らす</p><p>前にも見せたろ</p><p>ハイジは、パーティの後の風呂場でのオレとみすずたちの交歓を見ている</p><p>当然、オレの張り詰めたペニスだって</p><p>あ、あの時はそれがわたくしの中に入ることになるとは思っておりませんでしたから</p><p>え、えっとわたくし、な、舐めればいいんですか</p><p>あの、わたくしの中に納めていただく前に舌で舐めた方が</p><p>ハイジも性知識は、そんなにないから</p><p>じゃあ、ちょっと舐めてもらおうか</p><p>せっかくだから、処女のうちにしゃぶってもらおう</p><p>全体にまんべんなく、唾を付ける感じでその方が、滑りが良くなるから</p><p>オレは両手を縛られているハイジの口元に、勃起ペニスを突き出す</p><p>ああ、興奮しているハイジの荒い吐息が亀頭に当たる</p><p>舐めてくれ</p><p>ハイジは口を開きオレの勃起を受け入れる</p><p>ああ１３歳の口の中は</p><p>湿っていて、温かい</p><p>昨日の天気予報では、１日雨とか言ってたのに</p><p>台風一過でムアッと暑い１日となりました</p><p>今度のトミノ監督のガンダムは、軌道エレベーターが舞台だそうですが</p><p>ネットに、あれはガンダム００を見て、思い付いたのに違いないと書き込んでいる人が居て、驚きました</p><p>軌道エレベーターなんて、昔からあるアイデアなので</p><p>１９７９年にスペース・コロニーを描いたトミノ監督が、知らないはずがないんです</p><p>１９９８年のターンエーで、ザック・トレーガーみたいなものを登場させていますし</p><p>アーサー・Ｃ・クラークの小説だって読んでるよなあ</p><p>６０年代～８０年代で、ＳＦアニメに携わっていたらハヤカワＳＦ文庫の主要な作品は読んでるのが当然ですし</p><p>実際、ハヤカワ文庫で翻訳出版されたハインラインの宇宙の戦士がガンダムに発展するわけで</p><p>面白いのは、アメコミだと宇宙の戦士のパワードスーツのアイデアが、アイアンマンになっちゃうんですよね</p><p>957．夜の火遊び　／　ハイジを抱く夜　（処女喪失／膣内射精）</p><p>んっんんっ</p><p>１３歳のハーフ美少女が、オレのペニスを咥えている</p><p>ちゃんと習ったフェラじゃないから、たどたどしい舌使いだ</p><p>でも、それが瑞々しくていい</p><p>んんっ、んんっんん</p><p>温かいハイジの口の中でオレのペニスが張り詰めていく</p><p>本当にこんな大きなものが入るのでしょうかわたくしの中に</p><p>ハイジが呟く</p><p>入るよ大丈夫だ</p><p>ハイジの膣口は、さっき確認した</p><p>１３歳でも、日欧ハーフのハイジの肉体は発育が良い</p><p>リエやエリよりの時よりも、スムーズに挿入できると思う</p><p>あの痛みを伴うことは、覚悟しておりますのでどうぞ、思い切りして下さい</p><p>一生忘れられない思い出にしたいんです</p><p>そんなことを言わなくても一生に一度の処女喪失なんだ</p><p>忘れられるわけがない</p><p>良い思い出にしような</p><p>オレはオレの亀頭を舐める、ハイジの頬を撫でてやる</p><p>オレとハイジの大切な思い出にしよう２人で</p><p>そう良い思い出になるように、してやるとかオレが、良くしてやるとは言わない</p><p>セックスは男と女、２人でするものだ</p><p>２人で、作り上げていくものだ</p><p>１０年後、２０年後、３０年後いや、５０年後だって、あの時は楽しかったなって、２人で笑い合って思い出せるセックスにしよう</p><p>ハイジは、オレを見上げて</p><p>小さく、答えた</p><p>あのわたくし、もっとあの、舐めたり、吸ったりした方がいいですか</p><p>教えて下さいもう、一生、あなたとしかしないんですからどうしたら、あなたが気持ち良いのか教えて下さい</p><p>そしたらあの、悪いんだけれどここを舐めてくれないか</p><p>オレは玉袋の裏筋を、ハイジに示す</p><p>そこをですか</p><p>ハイジが知っているかどうか判らないけれどあの、ここに男が精液を作るところがあって</p><p>知っています睾丸ですよね</p><p>あわたくしが知っているのは、警護アカデミーでの解剖学の授業で習った知識だけですが</p><p>うん、この子もイーデイや美智と同じ、天才児だ</p><p>そうじゃなきゃ、１３歳でアカデミーの短期コースを終了したりできない</p><p>医学知識として、男の肉体や生理現象は理解している</p><p>オレ、ほら今日は色々あってもう、何度も射精しているから今、ここで精子を作らないと、ハイジの中に出せないんだよ</p><p>オレは、情けない説明をする</p><p>それでできればオレ、たっぷり出したいからハイジの子宮の中に</p><p>１回で赤ちゃんができちゃうぐらいですか</p><p>ハイジは真剣な眼で、オレを見る</p><p>だからオレも、真剣に答える</p><p>何がなんでも、ハイジを妊娠させたいわけじゃないけれどもちろん、ハイジがもう少し大きくなってからの方がいいんだけれどでも、最初のセックスなんだから、ハイジの子宮にしっかりとオレの味を覚え込ませたい</p><p>子宮の奥から、オレだけの女にしたいんだ身も心もハイジの全部が欲しいんだ</p><p>はい捧げますわたくしの全てを</p><p>そして、オレの亀頭にチュツとキスする</p><p>あなたは本当に面白い興味深い人ですね</p><p>この期に及んでまだ、怖がっているのですねわたくしが、あなたを拒絶するのではないかと</p><p>正直な人大丈夫ですわたくしは、ほらすでに、縛られていますから</p><p>ハイジは自分の手首を拘束している革手錠を見上げる</p><p>あなたが、わたくしを自分のモノにしたと感じられるまで何百回でも犯して下さいどんなことでも命令して下さいわたくしは全てを受け入れることで、証明致しますから</p><p>えっと男性器の裏側、睾丸の辺りを舐めるのでしたね</p><p>舐めますからどうぞ</p><p>オレは、玉袋を持ち上げてハイジの口の前に</p><p>ハイジの桜色の舌がペロペロとオレの睾丸や裏筋を舐めてくれる</p><p>これで良いのですか</p><p>オレの方が玉袋を持って身体を移動させてハイジの舌に、舐めて欲しいところを押し付ける</p><p>うう、気持ち良い精子がドクドク作られている感じがする</p><p>はい、わたくしもたくさん出して欲しいですから</p><p>しばらく、舐め続けさせる</p><p>ああ、もういいよありがとう</p><p>いえ２人で良いセックスをするためにしていることですからお礼なんて言わないで下さい</p><p>ハイジは、そう言った</p><p>オレももうちょっと舐めてやるよ</p><p>オレは再び、ハイジの股間に向かう</p><p>やっぱり、女性器を間近で見られるのは、恥ずかしいらしい</p><p>さっきは味見しただけだからもう少しほぐしておかないと、チンコ入れられないから</p><p>そ、そうですかでは</p><p>さっきは、膣の中だけを観察したけれど</p><p>ハイジここ、自分で触ったりするか</p><p>オレは、彼女の股間からおっぱいの二つの山越しに、ハイジの顔を見上げて尋ねる</p><p>オナニーとか、したことがない</p><p>そういうことはいけないことだと思っていましたから</p><p>わたくし、売春窟の出身ですから性欲に取り憑かれるようなことはしてはいけないと</p><p>セックスを商売にしている人たちが身近にいたからこそセックスに対しての強い嫌悪感があった</p><p>ずっと独りでしたから夜、眠る時でも警戒は怠れませんアカデミーの宿舎も２人部屋でしたが、ルームメイトが同性愛嗜好者かもしれませんしいつでもどこでも安心することはできませんから</p><p>オレは親に捨てられ、孤独と絶望のどん底に居たけれど</p><p>あの独りぼっちの家の暗闇はオレだけのものだった</p><p>だから、オレは現実逃避して、雪乃を犯す妄想ばかりして毎晩、思いっきりオナニーすることができたけれど</p><p>オレにとってのあの家みたいな完全に独りになれる場所を持っていないハイジは</p><p>夜、自分を慰めることさえできなかったんだ</p><p>他人が怖くて</p><p>いつ、周りの人たちが自分を襲ってくるか判らないから</p><p>常に周囲を警戒して戦闘態勢を維持し続ける</p><p>そういう生活だったんだ</p><p>ああ、この子が何で周囲に壁を作って、いつもツンツンしていたのか</p><p>今のオレには、よく判る</p><p>そうかじゃあ、これからも自分では触るな何かムズムズして、性的なことがしたくなったらオレに言えオレが触ってやる舐めてやるセックスしてやるからハイジは、絶対に独りではするないいな</p><p>ハイジは答えた</p><p>自分では触りません全てあなたにしていただきますだから、Mein　Schatzあなたも、いつでもわたくしを求めて下さい</p><p>オレたちはフィフティ・フィフティの関係にならないといけない</p><p>だから、ハイジに自慰を禁じるのならオレも</p><p>オナニーはしない</p><p>射精したくなったら、必ずオレの女の膣か口の中に放出する</p><p>自分で触ったことがないのならこれも知らないだろうな</p><p>オレは、ヒクヒクしているハイジの女陰の上の方に指を伸ばす</p><p>いいから、任せてくれ</p><p>ハイジのクリトリスを剥く</p><p>感じる地点に、オレの吐息を感じてハイジの身体がブルッと震える</p><p>オレは舌先で下からクリトリスを舐め上げる</p><p>きゃあっあふっ</p><p>初めての快感にハイジは</p><p>こ、怖いっな、何ですこれ</p><p>安心しろ女の子の身体には、必ず付いているものだ</p><p>オレは唾を多めにしてチロチロと舐めていく</p><p>紅いルビーの原石を水と砥石で研ぎ出すように</p><p>ああっ、ああっきゃふっ</p><p>ハイジのクリトリスが、紅く充血して肥大していく</p><p>本当に紅玉のようだ</p><p>ああ、ああっ、ああーっああんっ</p><p>ぷちゅぇぇ、ぷちゅぅぅっと膣が愛液を豊かに吐き出す</p><p>濡れやすいんだな</p><p>性的なことを敬遠してきたけれどハイジの肉体は、いやらしいことが好きな体質なのかもしれない</p><p>ああっ、もうもう、ダメですゆ、許して下さい</p><p>ハイジは、開いていた太ももを閉じようとする</p><p>オレの顔をギュッと挟む</p><p>オレは両手でハイジの太ももとお尻を掴んで必死に、クリトリス責めを続ける</p><p>うん、顔と両手で感じるハイジの太ももとお尻</p><p>柔らかくて、温かいプニプニしている</p><p>いやぁぁんっもう、止めてへ、変に変になっちゃいますから</p><p>変になっていいんだ</p><p>セックスを体験する前に、ハイジはエクスタシーを知った方がいい</p><p>オレは、舌での刺激を加速する</p><p>あああっ、何これいやぁぁんああっ、ああーっ、変に変になっちゃいますよぉぉわたくしわたくし</p><p>オレの口の周りは、ハイジの愛液でビシャビシャになっている</p><p>ああっ、あああーっきぃうううっ</p><p>ビュクビュクッ</p><p>ハイジはイッたな</p><p>くぅぅ、あぅぅあぐぅぅ、あぐぅぅ、あぐぅぅ</p><p>両手を革手錠で縛っておいて良かった</p><p>拘束されているというイメージがあったから、ハイジは暴れないでくれた</p><p>オレの舌に攻められるままになって果てた</p><p>あぅぅ、はぁ、はぁぅ、はぁぁっ</p><p>まだ身を捩るようにしてブルブルと震えている</p><p>オレは、そんなハイジの下半身を抱き留めて</p><p>絶頂の余韻が終わるまで愛撫を続けた</p><p>ハイジは、大きく呼吸を繰り返している</p><p>全身が、うっすらと汗ばんでいる</p><p>少女の愛液と汗の匂い</p><p>これにオレの精液と汗の臭いを足してやりたい</p><p>オレは、ハイジの股間から顔を上げる</p><p>ベッドサイドのタオルを取ってハイジの愛液で濡れた口元を拭う</p><p>それから、ハイジにキスをした</p><p>ハイジは、無我夢中でオレの舌を求めた</p><p>肌がすっかり火照っている</p><p>白い肌が、ピンク色に紅潮している</p><p>ぴったり閉じていた割れ目もわずかに開いていた</p><p>準備オーケーだ</p><p>ハイジするぞ</p><p>オレが、そう囁くとハイジは、スゥッと眼を開けた</p><p>力を抜け深ーく、ゆっくり呼吸するんだ息を吐く度に、全身の力が抜けていくように脱力のイメージだオレの真似をしろ</p><p>絶頂に達したばかりのハイジの肉体は良い感じに、力が抜けている</p><p>オレは、ハイジの足をＭ字に大きく開かせる</p><p>それから、腰の下に枕を押し込んで角度も調整した</p><p>ホントにしちゃうんですね</p><p>ああ、ホントにするんだ</p><p>すっかり犯される態勢となったハイジの裸体を見てオレの勃起は、さらに張り詰める</p><p>あのホントにわたくしのこと欲しいですか</p><p>わたくしみたいな子でも良いんですか</p><p>ハイジアーデルハイト・鹿取１３歳</p><p>この子もオレと同じで、自分に自信が無い子だったんだな</p><p>ハイジは、とっても可愛いよ</p><p>オレ、すっげぇヤリたいハイジとセックスしてハイジの中に射精したいハイジを孕ませたい</p><p>正直に告白する</p><p>そんなオレを見てハイジは</p><p>わたくしもしたいですあなたとセックスセックスしたい赤ちゃん出来てもいいからううん、赤ちゃん、欲しい</p><p>あなたの家族になりたいあなたと家族が作りたい</p><p>オレと同じだ</p><p>ハイジも家族を欲している</p><p>うん作るぞ</p><p>オレはハイジの割れ目に、亀頭を当てる</p><p>怖がるな力を抜いてさっきの呼吸を繰り返すんだ</p><p>少しずつ、ハイジの力が抜けていく</p><p>ハイジの眼が、オレを見上げている</p><p>オレもハイジを見ている</p><p>オレは指で、ハイジの割れ目を開く亀頭を膣口に押し当てる</p><p>ハイジの内側からの愛液の熱さにオレのペニスを馴染ませる</p><p>ハイジが、すぅと大きく息を吸い込んだ瞬間に</p><p>オレはグイッと腰を送り込む</p><p>呼吸に合わせて吸い込まれるようにオレの亀頭が、ハイジの中へ潜り込んで行く</p><p>みっちりと詰まったアイスクリーム・ケーキに熱した包丁を突き入れていくような抵抗感</p><p>まだ１３歳のハイジの肉体が異物への拒否反応を起こす前に</p><p>オレは、ハイジの肩を掴んでさらに奥へと侵攻するッ</p><p>グゥッ</p><p>オレを遮ろうとする壁をスブリと突き破るッ</p><p>ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッ</p><p>ズワワワッとオレの熱い勃起が、ハイジの処女膜を押し裂いていくぅぅ</p><p>や、破れちゃったの</p><p>オレを見つめて呆然とする、ハイジ</p><p>ああ破ったもうハイジはヴァージンじゃない</p><p>ああっ神様ぁっ</p><p>ハイジは、そんな風に呟いたけれど</p><p>これで終わりでもないッッ</p><p>オレは、そのまま</p><p>いっ、痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッ</p><p>根元まで、スブズブと押し込んだ</p><p>これで、全部だっ</p><p>ハイジのコリコリとした恥骨の弾力を下腹で感じる</p><p>初めてのセックスにハイジは、汗をかきながら大きく呼吸する</p><p>しばらくこのままだハイジの中が、オレに馴染むまで</p><p>オレは、そう言ってハイジにキスする</p><p>ハイジは拘束された手をギュッと握りしめて、痛みに耐えている</p><p>顔を合わせ、お互いの眼を見て会話するオレたち</p><p>わたくし繋がってるのあなたと</p><p>ほら見てみろよ</p><p>ハイジの視界に、結合しているオレたちが見える</p><p>ホントだ繋がっている</p><p>セックスしているんだぞ</p><p>はいわたくしとあなたで、セックスしてます</p><p>そして、ハイジは</p><p>痛みに眉を顰めながらも、クスクスと笑い出す</p><p>変ですよねセックスってどうして、こんなことするのかしら裸になってこんなに恥ずかしいのに</p><p>ハイジの頬は、羞恥と興奮で紅く染まったままだ</p><p>でも、判りますわたくしこれからずっと、これをあなたとするんですね</p><p>ああ、オレとセックスするんだ</p><p>はいしますあなたとセックスああ</p><p>もう大丈夫ですから動いて下さい</p><p>はい動いてそして、わたくしの中に射精して下さい</p><p>オレはゆっくりと腰を動かす</p><p>ハイジは、苦しそうだ痛そうだ辛そうだ</p><p>耐えられますから平気ですから</p><p>おでこから大粒の汗を零している</p><p>眼が潤んでいるのは痛みからなのか</p><p>オレは、ハイジのおっぱいを揉む舌を絡め合う</p><p>ああ、ハイジの裸身はどんどん温かくなっている</p><p>ドクンドクンと心臓が激しく鳴っているのが判る</p><p>血流が全身に酸素を送り込み、火照った肌が汗を染み出させる</p><p>ハイジちょっとだけ、我慢しててくれっ</p><p>オレはハイジの小さなお尻をクバッと掴み</p><p>一気にラストスパートをかける</p><p>ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっああああっ</p><p>オレが突き込む度に、ハイジが苦痛の吐息を漏らす</p><p>それでもハイジは、オレを見ている</p><p>自分を犯しているオレを</p><p>だから、オレも真摯な気持ちでハイジを犯す</p><p>オレたちは繋がっていた身も心も</p><p>あああっ、出そうだっハイジオレっ</p><p>出してぇっ、早くぅあああっ、下さいハイジに下さいっ</p><p>欲しいというより、この苦痛から早く脱したいのだろう</p><p>だけど、ハイジは彼女の心は、オレを受けとめようとしていてくれた</p><p>ああっ、出すぞっハイジっあああ、出るぅぅッッッ</p><p>ドビュゥゥゥゥッ</p><p>１３歳の少女の子宮に放つ</p><p>あああっ、熱い判ります出ているんですねあああ、お腹の底に拡がっていきます</p><p>射精しながら、オレはハイジを見ている</p><p>痛みに耐えながらオレの精を受けとめてくれている</p><p>気持ち良さそうな顔しています嬉しいですあなた</p><p>射精されながらハイジも、オレを見ている</p><p>オレのハイジ</p><p>オレは、射精を続けながらハイジの上に脱力する</p><p>可愛いですそんなに気持ちいいのわたくしも気持ちいいです</p><p>今のハイジは、ロスト・ヴァージンの痛みばかりで</p><p>まだセックスの良さは判らないはずなのに</p><p>わたくしに射精して気持ち良さそうな顔をしているあなたを見ているのが気持ちいいんです</p><p>ハイジは、痛みに耐えながらオレにそう言ってくれた</p><p>汗と愛液と精液そして、ハイジの処女血</p><p>グショグショになって、オレたちはベッドの上で重なっている</p><p>好き愛していますあああーっ、ずっとあなたとこうしていたい</p><p>セックスは性欲解消のための行為ではない</p><p>愛し合うための行為なんだ</p><p>ハイジの火照った裸身を撫でながらオレは、そんなことを思っていた</p><p>季節外れの台風が来たと思ったら、いきなり猛暑という</p><p>身体に悪い天気が続きます</p><p>958.夜の火遊び　／　パジャマ・パーティ</p><p>オレは、１３歳の少女の裸身の上で脱力する</p><p>さすがに、くたびれている</p><p>深く息を吐くと、ペニスの中に残っていた精液が、ハイジの膣奥へプチュッと絞り出た</p><p>ハイジは、お腹の底で感じたらしい敏感な子だ</p><p>もうしばらく、繋がったままでいたい</p><p>オレは、ハイジに覆い被さったまま、彼女の肌を撫でていく</p><p>つるつるとしたお腹弾力のある胸乳首も</p><p>Mein　Schatzわたくしも</p><p>ハイジも、オレの背中を優しく撫でてくれる</p><p>セックスしちゃいましたね</p><p>幸せですあなただからあなたで良かった</p><p>両手を頭の上で革手錠で拘束されて、大きく足を開かされている幼い裸身</p><p>ハイジがクスッと笑うと、オレにペニスをネジ込まれている膣がキュッと締まる</p><p>痛かったろ大丈夫か</p><p>痛くないと困りますわたくしの初めてだったんですから</p><p>まだオレを受け入れたままで苦しそうだ</p><p>幾ら発育が良くてもまだ１３歳だもんな</p><p>慣れたら、気持ち良くなるからな</p><p>楽しみですわたくしは、セックスのことはよく判りませんから教えて下さいお願いします</p><p>わたくし一生、あなたとしかしないのですから、あなたのお好きなようにわたくしを育てて下さい何が普通で何が普通じゃないとか、わたくしには良く判りませんから</p><p>同世代の友人が余りいませんので</p><p>そっかハイジも、かなりの天才少女だもんな</p><p>頭も良いし、身体もキレる同じ年齢の女の子たちとは、話が合わないか</p><p>アカデミーには、わたくしのように飛び級している人が何人かいましたがあそこでは競い合う相手でしたし東洋人の血が混じっていて、後見人のいないわたくし以外は、皆、ヨーロッパの名家に採用されましたから</p><p>これからは大丈夫だよイーディや美智がいる</p><p>ハイジも美智もかなりの天才児だがイーデイは、底抜けだ</p><p>あいつらは頭が良いだけじゃなくって本当に良い子だからなハイジにも優しくしてくれるよ</p><p>それとハイジは、瑠璃子とも気が合うと思う</p><p>ハイジも瑠璃子も、ジックリ考えるタイプ割と策謀家で野心家だし</p><p>とにかく、これでもうハイジはオレたちの家族なんだからなこれからは、オレやお姉さんたちに何だった頼ってくれていいんだぞ</p><p>下半身で繋がったまま、オレは彼女に言う</p><p>処女を失った痛みが子宮に受けた熱い精が</p><p>オレたちの絆の証だ</p><p>はい皆様にご指導いただきますわ</p><p>素直にハイジは、そう答えた</p><p>ソレだけジャ、ダメなのネッ</p><p>天井のスピーカーから、イーディの声がする</p><p>ウチには、ハイジよりも小さな子も居るのネハイジアナタは、今日からアタシたちの妹ダケドあの子たちの姉デモあるノネ</p><p>はい、わたくしも年下の子たちを指導致しますそして、あの子たちが安全に暮らしていけるように、全身全霊で守ります</p><p>ハイジは、天井に向かってそう叫んだ</p><p>良い返事ネッ</p><p>イーディの声は、満足そうだった</p><p>ああ、本当にハイジのような、武闘派の妹ができて嬉しいんだ</p><p>あのお兄様、そろそろよろしいですか</p><p>イーディに代わって、瑠璃子の声がした</p><p>ああハイジの身体を考えても、このまま２回戦に突入するのは避けた方がいいな</p><p>ていうか、オレの方がそろそろ射精するのが限界にきているし</p><p>うん入って来てくれ</p><p>ハイジの胎内でオレの勃起が萎えないうちに記録写真を撮っておかないと</p><p>コンコンとドアをノックして、瑠璃子とイーディが入って来る</p><p>何だ、すぐ外の廊下に居たのか</p><p>２人ともパジャマ姿だったイーディは、ナイトキャップまで被っている</p><p>確かにもう、そういう時間だ深夜に近い</p><p>ハーイ、写真撮るノネ</p><p>２人とも、大きなデジタルカメラを持って来ていた</p><p>そのままパシャパシャと、繋がっているオレたちを撮影していく</p><p>はーい、目線をこちらに下さーい</p><p>うん、イイヨ、イイヨ</p><p>瑠璃子のハメ撮り好きは、もはや趣味の領域を越えて、天職になってしまっているけれど</p><p>イーディは、嬉しそうだな</p><p>では、そろそろお兄様</p><p>ハイジ、抜くよ</p><p>ずっとこのままでもいいですのに</p><p>処女膜が裂けたばかりのダメージの具合も確認しないといけないし</p><p>また明日すれば、いいのネこれからは、ずーっと一緒ナンダカラ、慌てることはないノネ</p><p>イーディが、ハイジに微笑む</p><p>はいそうですねお姉様</p><p>ハイジも、笑顔で答えるが</p><p>オレがペニスを引き抜こうとすると、苦痛に顔を歪める</p><p>ちょっとだけ、我慢しててくれ</p><p>半萎えの亀頭でも、１３歳の膣口を潜り抜けるのはキツい</p><p>はぁぁあっ</p><p>じゅるるっ、ぬぽんっと、ハイジの女陰がオレのペニスを吐き出す</p><p>ああ、随分、出血していたんだな</p><p>オレのチンコは、真っ赤だった</p><p>処女血と混ざったオレの精液が、トロトロっとハイジの割れ目の奥から滴り零れる</p><p>その様子を瑠璃子とイーデイは、記録していく</p><p>ハイジさん、こっちを見て微笑んで下さい</p><p>お兄様に愛していただいて幸せなあなたを記録したいんです</p><p>手首を革手錠で縛られ大股開きにさせられて、犯されたばかりの女陰を晒している１３歳のハーフ美少女は</p><p>瑠璃子のカメラに、ニコッと微笑む</p><p>幼い裸身が撮影されていく</p><p>撮影が済んで、革手錠を外してやると</p><p>ハイジは、オレに抱きついてきた</p><p>強く強く、オレにしがみつく</p><p>ま、ショウガナイネDarlingとセックスした子は、ミンナ、Darlingが大好きになってしまうカラ</p><p>このことだけはお兄様に愛していただいているわたくしたちと、わたくしとお兄様のセックスをご覧になったお祖父様しか知らないことですから</p><p>ソウネ黒い森最大の秘密ダヨネ</p><p>どうしてなんだオレ、別に特別なことをしているわけじゃないんだけれど</p><p>ソウヨDarlingは、当たり前だと思っているコトを当たり前にしているダケだから、ソレデイイノネ</p><p>わたくしたちも、お兄様としかセックス致しませんのでこれが日常ですそれでいいんです</p><p>２人は、はぐらかすようにそう言った</p><p>お兄様はとっても、優しいんですずっと、わたくしたちのことを見ていて下さいますから</p><p>自分本位なセックスはしないネイク時も、いつもアタシたちに合わせてくれているデショ</p><p>他の男の人ってお兄様みたいじゃないと思いますから近付くのも怖いですし、警戒してしまいます</p><p>瑠璃子は香月家本家の令嬢として生まれた</p><p>子供の頃から、瑠璃子に近付いて来るのは何かしらの下心のある男ばかり</p><p>タダのオトコじゃないノネDarlingはfamilyとして、一生、アタシたちと一緒に生きていく覚悟がデキているからダカラ、アタシたちも安心して身体を委ねラレルのネ</p><p>イーディは、そう言ってくれた</p><p>もう夜ですからハイジさんの検診は、明日の朝にしていただこうと思っています</p><p>香月セキュリティ・サービスの医療班の人に来て貰うのは悪いか</p><p>今日は昼間のパーティからずっと、香月セキュリティ・サービスは最大警戒態勢でフル活動していたから</p><p>タダ、痛み止めのクスリだけは飲んでおくネ</p><p>イーデイは、そう言ってハイジに錠剤を手渡す</p><p>はい、お水もありますよ</p><p>瑠璃子は、部屋に備え付けの冷蔵庫を開けてペットボトルの水を持ってくる</p><p>ここは瑠璃子専用のセックス・ルームだからどこに何があるかは、瑠璃子が一番良く知っている</p><p>はい飲んで</p><p>オレは、その白い錠剤が緊急避妊薬であることを知っている</p><p>ハイジの細い首が、コクンと薬を飲み込んだ</p><p>お兄様は、こちらにいらして</p><p>瑠璃子は、オレを呼んだ</p><p>瑠璃子が、洗って差し上げますから</p><p>瑠璃子のセックスルームにある背の低い陶器の洗面台みたいなものはビデというものなのらしい</p><p>南欧で、下半身を洗うために使っているものらしい</p><p>瑠璃子はセックス後に、陰部だけを洗いたい時に使っている</p><p>シャワーは朝になったら一緒に浴びるから、夜の間は股間だけ洗って、オレの汗の匂いを嗅いで眠りたいのだそうだ</p><p>オレがビデに跨がると</p><p>瑠璃子は水を出して、横から両手でオレの処女血にまみれたペニスを洗ってくれる</p><p>カリの裏まで、丁寧に</p><p>お兄様、今度ビデの上でセックス致しましょうね</p><p>ニコッとオレを見上げて微笑む</p><p>１９世紀のフランスの古典ポルノグラフティで読んだんですわたくしとお兄様の繋がっているところに、冷たい水を当てながらするとゾクゾクして楽しいみたいですよ</p><p>冷たい水と、瑠璃子の白い手でペニスを洗われているから</p><p>ああ、色々と想像してしまう</p><p>あ、お兄様申し訳ございません</p><p>瑠璃子は、慌てて着ているパジャマの胸元を開く</p><p>下に下着は付けていない裸の乳房を露出させる</p><p>わたくしとしたことがお兄様に乳首もお見せ致しませんで</p><p>うんピンク色の瑠璃子の乳首は可愛い</p><p>触りたくなる</p><p>ルリコ、ダメヨ今は</p><p>イーディが、釘を刺す</p><p>Darlingは疲れてイルシルリコは、もうシタでショ</p><p>瑠璃子とは、パーティ後の風呂場でセックスした</p><p>はいでもお兄様が、ご覧になりたそうだったので</p><p>確かに、ついつい瑠璃子の胸元を見ていたかもしれない</p><p>えお兄様のための瑠璃子でございますから気になさらないで下さい</p><p>瑠璃子は優しく、オレに微笑んだ</p><p>オレの次はイーディが、ハイジの股間を洗ってやった</p><p>しみるノカデモ、大丈夫ネDarling、上手に破っているねそんなに傷付いてないことは、アタシにも判るヨ</p><p>イーディは、ハイジの割れ目を覗き込んでそう言った</p><p>ハイジの股間の処女血と愛液と精液も、綺麗に清められる</p><p>ジャア、行こうネ</p><p>イーディ何処へ</p><p>あちらのお部屋に、みんな揃っておりますわ小さい子たちは、もう眠ってしまっていますけれどハイジさんの歓迎会を</p><p>正式なのは、あっちの屋敷に帰ってからまたするネもう遅いしでも、小さな会ぐらいはシタイと思ったノネ</p><p>この香月家の本家邸宅には、オレたちの家族は全員揃っていない</p><p>黒森の屋敷に雪乃、渚、メグ、愛、マルゴさんたちが留守番しているし</p><p>香月セキュリティ・サービスの旧館に、ミナホ姉さんやレイちゃん、寧、マナが残っている</p><p>アニエスたちは、とっくに就寝中だし美子さんも自室に籠もっている</p><p>でも、イーディは妹の歓迎会をどうしても今日のうちにやっておきたいんだな</p><p>お茶とお菓子ぐらいでのパジャマ・パーティになりますけれどあなたのための会ですさあ、どうぞハイジさん</p><p>瑠璃子の微笑みに、ハイジは</p><p>にこやかに返事をする</p><p>では、お兄様たちもパジャマに着替えて下さい</p><p>ここにアルネアタシが持って来たヨ</p><p>確かお茶とお菓子だけのパジャマ・パーティのはずでは</p><p>うふふふ、ワイン開けちゃった</p><p>克子姉が、高そうなワインを開けていた</p><p>あ、鳥居さんがもう飲んでる</p><p>克子姉もみすずも美智も月子もヨミも、パジャマに着替えていた</p><p>やっと手が空いたわ麗華はあっちに残ってもらうけれどわたくしは夜勤担当者に引き継いで来たから</p><p>香月セキュリティ・サービスの司令塔翔姉ちゃんも来てくれた</p><p>翔姉ちゃんは、まだスーツ姿のまんまだけれどスーツの上着を脱ぎ捨て、ブラウスの胸元のボタンを外す</p><p>ここは香月家のプライベート・エリアだからわたくしの直属の部下でも、勝手に入って来ることはないわ</p><p>つまり今の翔姉ちゃんは、香月家の臣下でないオレたちの家族だ</p><p>あら、克子さん随分、思い切ったボトルを開けちゃってるわねいいの</p><p>オレには判らないがかなり高級なワインみたいだ</p><p>大丈夫よこれぐらいのボトルなら、シゲちゃんは気にしないわ</p><p>克子姉は、娼婦時代に顧客だったジッちゃんに連れられて、高級レストランなんかにも同席しているから、その辺の判断はできるんだろう</p><p>もちろん、シゲちゃんの許可はもらっているわよさっき、ここのお屋敷のワインケイブへ降りて選んできたのよ</p><p>ワインケイブ</p><p>地下のワイン倉よ４本ほど選んで来たわ</p><p>ああ、そんな施設もあるんだ</p><p>そうよね克子さんの方がわたくしよりも、高いワインを飲み慣れているのよね</p><p>香月セキュリティ・サービスのエリート社員で、ジッちゃんの専任警護人だった翔姉ちゃんでも</p><p>高級レストランでジッちゃんと同じテーブルに座って、同じワインを飲むようなことは許されなかったんだろう仕事中だしな</p><p>わたくしの稼ぎでは、そのワインを手にするのはちょっと勇気がいるわ</p><p>翔姉ちゃんも、海外に大型クルーザーを持っているような高給取りなのに</p><p>そんなに高いワインなんだ</p><p>構いませんわハイジさんのお祝いですから</p><p>旦那様に、優しくしていただいたみたいね</p><p>みすずが、ハイジに微笑む</p><p>はい素敵な初体験にしていただきました</p><p>ハイジは、答える</p><p>歓迎するわ今日から、あなたもあたしの妹ですからね</p><p>よろしくお願い致します皆様</p><p>ハイジは、礼儀正しく頭を下げる</p><p>あらあら、すっかり険しさが取れたわね</p><p>翔姉ちゃんが、ハイジを見る</p><p>でも、イーディは正しいわわたくしも、スカウトするならあなただと思っていたから</p><p>ソウヨハイジは怖がってたダケなのネソレデ、周りの人たちに対して、イツモ、ケンカ越しだったダケで本性は、素直で良い子ヨアタシは、すぐに判ったネ</p><p>ハイジの眼に、涙が溜まる</p><p>これからは、ずっとわたくしたちと一緒よみんなで楽しく、お兄様にお仕え致しましょうね</p><p>瑠璃子が、親しげにハイジの肩を抱く</p><p>うー、何よ、何よ、何よっハイジは、わたくしの警護役でしたのにっ</p><p>少し酔っているのか、鳥居さんが喚き出す</p><p>酷いですわみすず様はわたくしから、ハイジをお取り上げになるなんてっ</p><p>あら、あたしは何もしていませんわ</p><p>ハイジさんが、自分で決めたことですそれを、あたしたちの旦那様が受け入れたそれだけのことですわ</p><p>何がそんなに不満なんだろう鳥居さんは</p><p>一応、お話しておきますけれどハイジさんは、もう、あたしや瑠璃子の妹ですからねあたしたちの妹に対して、無礼な言動があれば、相手が鳥居さんでも容赦致しませんよ</p><p>マリコとハイジの立場が逆転したノネ</p><p>そうですわ鳥居まり子さんは、歌晏桃子お姉様の妹分でいらっしゃいますけれど妹分は妹分です</p><p>ソウ、あくまでもモモコの子分ネ妹分は妹じゃないヨ</p><p>ハイジさんは、あたしたちの妹身内ですからハイジさんの敵は、香月家の敵と見なしますわ</p><p>オレの女になったことでハイジは、みすすや瑠璃子の身内になった</p><p>歌晏桃子姉ちゃんの妹分の鳥居さんよりも格上の存在なのか</p><p>でも、でも、でもハイジをヨーロッパから日本に連れて来たのは、わたくしでございますわっそれなのに</p><p>喚く鳥居さんに、ハイジは</p><p>まり子お嬢様まり子お嬢様に救っていただいたこと、こうして日本へ連れて来て下さったことを、わたくしは心の底から感謝しておりますわご恩は決して忘れません</p><p>だったら、ハイジわたくしのところに</p><p>ハイジは、笑顔のまま首を振る</p><p>それはできませんわたくしはもう、この方に生涯を捧げると誓いましたから</p><p>スッとオレを見る</p><p>この方を一生の主としこちらの家族の末席に置いていただきますわたくしのできることは何でもして家族のために、主とお姉様たち、妹たちのために一生懸命働いていきたいと思っています</p><p>ハイジあなたっ</p><p>絶句する、鳥居さん</p><p>わたくしはずっと、まり子お嬢様とお友達になりたかったですでも、わたくしたちは主と警護役という枠を越えることはできませんでした</p><p>わたくしはお祖父様が名家の人間でわたくしは、狩野家の血を引く娘でいずれ、わたくしも名家に嫁ぐのですからだから、わたくしは</p><p>ああこれが、鳥居さんのコンプレックス</p><p>気にしていないフリをして</p><p>実は、自分が準・名家の娘であり、ホンモノの名家のお嬢様でないことを気にしている</p><p>だから、名家中の名家の歌晏家の桃子姉ちゃんに取り入ったりもする</p><p>普通の名家のお嬢様たちとは、仲良くできないからそれなら、いっそ桃子姉ちゃんクラスの人と交流しようという考えか</p><p>わたくしもハイジのことは気に入っていたけれどでも、あなたとは友達にはなれないわだって、ハイジはわたくしの</p><p>使用人だからか</p><p>今はもう違うわハイジさんは、あたしの妹よ香月みすずの</p><p>瑠璃子の妹ですわ</p><p>鳥居さんが、名家の血筋にこだわってハイジさんとの関係を、主従から脱せなかったのに</p><p>歌晏家と並ぶ、もう一つの大名家、香月家の令嬢２人は</p><p>このヨーロッパからやって来たハーフの少女をあっさりと、自分たちの身内として受け入れてしまった</p><p>な、何で何で、そうなるのです</p><p>さあ、鳥居さんには判らないことなのかもしれないわね</p><p>でも、ここに居る他の人たちは、みんな判っていますわみんな、ハイジさんのことを歓迎していますからね</p><p>みすずと瑠璃子が、鳥居さんに言う</p><p>はいはい、お話はそれぐらいにして乾杯致しましょうよ</p><p>普段ならこういう時は、寧かマナがブレイクしてくれるんだけれど</p><p>今夜は２人ともいないから、空気を読んでヨミがみんなに言う</p><p>あなたも、一杯だけは付き合ってなかなか飲めないワインなんですから</p><p>克子姉が、オレのグラスにワインを注いでくれる</p><p>ハイジは、月子たちにも頭を下げに行く</p><p>ええ、よろしくお願いしますホント、公様に抱いていただくと心が清らかになるのですね</p><p>月子は、ハイジの心の上澄みを読んでそう言う</p><p>あんなにあった迷いが、綺麗に消え失せていますこの子の可愛らしさだけが活き活きとしていますわ</p><p>そう言ってもらうと、オレも嬉しい</p><p>はーい、皆さん、グラスは持ちましたかぁ</p><p>ヨミが全員に尋ねる</p><p>さあさあ、鳥居様のお嬢様ももう一杯、どうぞ</p><p>翔姉ちゃんが、鳥居さんのグラスにワインを注ぎ足す</p><p>では、旦那様</p><p>ああハイジの家族入りを祝って乾杯</p><p>まだグズッている鳥居さんを除いて楽しいパーティが始まる</p><p>オレはさすがに疲れている</p><p>ソファに深く腰掛けて、身体を休める</p><p>ハイジのことは、イーディが面倒を見ている</p><p>元から世話好きな子だから、任せておいて大丈夫だろう</p><p>美智がやって来た</p><p>何だ、いつも通りの無表情だけれど</p><p>イーディ嬉しそうですね妹ができて</p><p>ああいつも仲良くしているイーディをハイジに取られたような気分になっているのかな</p><p>美智も、なかなか複雑な子だから</p><p>こっちに来い</p><p>オレは、膝の上に美智を乗せて後ろから抱き締める</p><p>イーディは、故郷の暗殺教団でも、年下の子たちの面倒を見てたって言ってたしアニエスたちとも、いつも楽しそうに遊んでいるけどさハイジみたいな、武闘派の妹も欲しかったんじゃないかな</p><p>イーディと美智は、護身のためにオレや年下の子たちに、武術を教えてくれているけれど</p><p>ハイジみたいに、思いっきり武闘を教えられる相手同じ武闘派系の妹ができたとのが嬉しいのだと思う</p><p>それはいいのです確かに、あの子は性格的にも才能的にもわたくしたちの家族に相応しいと思いますしイーディの弟子としても、申し分ないと思います</p><p>美智は、そう言うとオレを見る</p><p>旦那様わたくしも、弟子を取るべきでしょうか</p><p>安城ミタマ、キヌカ姉妹イーデイよりも、わたくしが指導した方が良い人材だと思いますが</p><p>いや、でも妹のキヌカさんはともかく、姉のミタマさんは美智よりも年上だぞ</p><p>キヌカさんは、１３歳ミタマさんは１８歳</p><p>美智は、１５歳の中学３年生だ</p><p>武術の師匠と弟子に、年齢は関係ありません</p><p>きっぱりと、美智は言う</p><p>むしろ、わたくしが武の道で生きていくのなら平然と年長の方たちを弟子にできなくては</p><p>１５歳と１８歳だから、変だと思ったけれど</p><p>４０歳の師匠が、４５歳の人を弟子にするとかありえないことではない</p><p>安城ミタマあの方は、もう一度弟子からやり直さないと、この先はないでしょう</p><p>やっぱり、あの子らの鞍馬家とか、安城流拳法とか、自分たちの身近なことにしか眼が届いていないのはマズいよな</p><p>すでに、袋小路に入っております</p><p>美智の眼から見ても、そうなんだ</p><p>ですから、ご主人様にお尋ねしたいのですあの姉妹、必要ですか</p><p>ミタマさんとキヌカさんか</p><p>必要ならば、わたくしが彼女たちの頭をカチ割って参りますが</p><p>安城姉妹のことは彼女たちの主である、鞍馬姉妹とも繋がってしまう</p><p>ミナホ姉さんが、鞍馬姉妹をどうするのかそれが判らないと</p><p>勝手に安城姉妹に手を付けるのはマズいか</p><p>必要よ頭をカチ割って来て美智</p><p>オレが答える前にみすずが、オレの背後から言う</p><p>あの姉妹の価値観を崩壊させないと鞍馬さんたちのご姉妹も変わりませんわ</p><p>ま、とにかく素地はいいのよねあの子たち物怖じ性格もいいわただどうしょうもなく、自分たちの価値観を盲信してそこから一歩も外に出ていないのよ</p><p>翔姉ちゃんが、そう分析する</p><p>つまり名家鞍馬家があって、自分たちはその警護役だってこと</p><p>安城家は代々、鞍馬家に仕える警護役の血筋だった</p><p>そういうことよでも、鞍馬家はもう名家じゃないわ家はお取り潰しになってしまった</p><p>鞍馬美里さんは、黒い森の娼館で娼婦に墜とされることが決まっている</p><p>いつか名家として再興できるかもしれないけれど今は無理よ家が潰れてしまったのに、警護役が残るのはおかしいわ鞍馬家にはもう、安城さんたちを養うことができないのだから</p><p>そうだ安城姉妹は、必死に鞍馬さんたちを追い掛けているが</p><p>鞍馬美里さんたちは、安城姉妹と会うことすら拒んでいる</p><p>情けないんですよ主としての責務が果たせなくなったのですから警護役たちに合わす顔がないんですわ</p><p>確かに、給金も払えない安城姉妹に食事だって与えられない身分になってしまったのに</p><p>ミタマさん、キヌカさんが、自分たちを追って来てくれるというのは</p><p>安城姉妹に鞍馬家の臣下以外の人生があるということを認識させないといけないってことか</p><p>逆を言えば安城姉妹が追っ掛けて来てくれる間は、鞍馬姉妹は名家のお嬢様だった過去を捨てられませんからね</p><p>今年のＦ１は、本当に底抜けにつまらなくて</p><p>規定が変わって全チーム、ターボの新エンジンなのですが</p><p>ルノーの新エンジンがコケたので、メルセデスの１人勝ちという</p><p>車も変な規制のせいで、みんなカッコ悪くなったし</p><p>これで小林選手が解雇されたらはぁ</p><p>鈴鹿に日本人選手不在というのは、バーニィも嫌だと思うんですけれど</p><p>明るい話題が、ウイリアムズが調子良くなってきたことぐらいなんて</p><p>959．夜の火遊び　／　GOOD NIGHT　BABY．</p><p>でも、今日はもう考えないようにしなさいあなたパンクしちゃうわよ</p><p>美智さんも、今の件は保留ね急ぐことはないし、鞍馬家の姉妹のことは他の名家の人たちにも影響があるから、勝手に行動してはダメよ</p><p>ミナホ姉さんもジッちゃんも、今日は鞍馬姉妹だけ別室に閉じ込めただけにしていた</p><p>天童貞男たちとか他の問題を片付けてからでないと、鞍馬姉妹には手を出さない方がいいと判断したのか</p><p>美智は、納得する</p><p>ただ、いずれにしても安城ミタマ＆キヌカ姉妹のことは、同じように古武術をやっていてお嬢様の警護役を勤めている美智を通した方がいいのは確かだ</p><p>あの姉妹は、自分たちのルールの中だけでしか生きていないから</p><p>オレたちの言葉は、多分、通じない</p><p>鳥居様のお嬢様のことも、今夜はこのままスルーしてその方が悶々とするでしょうから</p><p>翔姉ちゃんは、オレの耳にそう囁く</p><p>悶々て</p><p>あなたにハイジさんを取られたみたいになって、不満な上に下に見ていたハイジさんが、みすず様の身内になったのよその上、あなたとセックスして、ハイジさんが憑き物が落ちたみたいにスッキリと綺麗になったでしょだからよ</p><p>何気なく振り返ると、鳥居さんは１人でワインをガブ飲みしていた</p><p>ハイジさんは瑠璃子とイーディの脇にいるし名家のお嬢様でない他の子とは、話したくないっていう態度でいる</p><p>美子さんが居てくれたら、話し相手になってくれるんだろうけれどここにはいないし</p><p>月子やヨミは、鳥居さんに近付いてはいけない制約がある</p><p>今夜一杯は焦らした方がいいわ</p><p>やがて、克子姉の選んだ４本のワインが空となり</p><p>みすず、瑠璃子、鳥居さんお嬢様たちは、普段からワインを飲み慣れている</p><p>克子姉と翔姉ちゃんこの２人の大人も、お酒には強い</p><p>オレとかは、最初の一杯を舐めるようにして飲んだだけだけど</p><p>うん、高級ワインの味とかオレにはよく判らない</p><p>選んで来てくれた克子姉には、悪いんだけれど</p><p>はーい、じゃあそろそろお開きにしましょう</p><p>グラスは、わたくしがお台所に戻しますからヨミさん集めるの手伝って下さい</p><p>瑠璃子様、ここは香月家のお屋敷なんですからわたくしが致します</p><p>お台所には、夜間勤務のお手伝いさんたちがいるのですから瑠璃子様が、グラスをお戻しになられるのは</p><p>この香月家のプライベートゾーンには呼ばなければ、使用人たちは来ないが</p><p>台所には、２４時間態勢で誰かしらいる</p><p>夜中だろうと、ジッちゃんが飲み物や食べ物を求めたら、すぐに持って来るように</p><p>翔姉ちゃんは、香月セキュリティ・サービスの現場チーフだから</p><p>今、ここに居るのは今日一日の作戦行動の労をねぎらうために、みすずと瑠璃子に呼ばれたからという設定になっつている</p><p>昼間のパーティの主催者は、みすずだから変ではない</p><p>オレたちと一緒にワインを飲んでいるのも、香月家本家邸宅周辺の警戒態勢が緩められた今なら問題はない</p><p>ただ、使用人であるはずの翔姉ちゃんが居るのに</p><p>使ったグラスを主人である香月家の瑠璃子がするのは変に思われる</p><p>翔姉ちゃんの忠義心が疑われる</p><p>あたしがしますわ翔お姉さんは、ゆっくりしていて下さい</p><p>警護人である翔お姉さんに、グラスを運ぶみたいな仕事をさせるとみすずちゃん、瑠璃子ちゃんの人格が疑われてしまいますその点、あたしはここのお屋敷の使用人の方たちは、黒森家から派遣されて来たメイドだと思っていますから</p><p>確かに、克子姉に行ってもらうのが一番良いか</p><p>あ、ヨミも行きますヨミのことも、アニエスちゃんのお付きっていうことになっていますから</p><p>ヨミが、そう言ってくれた</p><p>オレも手伝いたいけれどみすずのパートナーであるオレが、そういう仕事をすると</p><p>みすずが、使用人たちに笑われちゃうんだな</p><p>では、お開きにしましょう鳥居さん、お部屋にご案内するわ</p><p>お兄様は、今夜は誰とお休みになられますか</p><p>えーと、今夜は</p><p>アタシネッ</p><p>イーディが、ニタァッと笑って手を上げる</p><p>ダッテ、アタシシテないネっ</p><p>そうだ今日は</p><p>イーディとは、１度もセックスしていない</p><p>それなのに、ホント丸１日、助けてもらった</p><p>パーティの時から、カラオケ屋の戦闘ハイジの世話まで</p><p>何度も相談にも乗ってもらっているし</p><p>そうだなイーディには、感謝しているよ</p><p>この上、まだセックスするのはツライけれどやるしかない</p><p>セックスは、明日でイイノネ今夜はDarlingの汗の匂いを嗅いで眠りたいノネ</p><p>イーディはニッと笑う</p><p>アタシも疲れたヨお酒を飲んで酔っちゃっテルシネ</p><p>そうねセックスしていただくより、朝までの時間を旦那様とのんびり過ごせる方が贅沢なのね</p><p>ソウヨそのゼイタクがしたくて、アタシはズット我慢してたノネ</p><p>オレと朝まで眠る権利を得るために</p><p>今日のイーディお姉様は、大活躍でしたからよろしいと思いますわ</p><p>わたくしたちに異存はございませんわ</p><p>月子がヨミを見て、そう言う</p><p>ジャア、ハイジとショウとカツコも来るネ一緒に寝ルヨ</p><p>イーディは、３人に微笑む</p><p>慌てるハイジさんにイーディは</p><p>今日からは、毎晩、家族の誰かと一緒に眠るノネハイジはもう、独りぼっちのベッドで寝なくていいノヨ</p><p>そうかハイジが、みんなと仲良くなるためには</p><p>その方がいいな</p><p>カツコとショウは、今日は一日、裏方で大変だったんだからこれぐらいのご褒美はもらうベキなのネ</p><p>確かに２人は、オレたちの見ていないところで頑張ってくれていた</p><p>ええっと、嬉しいけれどわたくしは、また朝が早いのよ</p><p>順調なら、明日の朝にはあの人たちが目的地に到着するから</p><p>ヨミによって狂わされた天童貞男たちだ</p><p>今夜はレンタカーに分乗して関西へ向かっている</p><p>自分たちの親分のところへ強襲しアフリカ沖に隠された徳川埋蔵金という、ありえない財宝の隠し場所を命懸けで聞き出そうとする</p><p>きっとトンデモない騒ぎになる</p><p>同時にキョーコさんたちが仕掛けることになっているわだから、その時間には起きていないといけないのよこっちから、あの人たちを追尾させている人たちと香月セキュリティ・サービスの関西支社の人たちに指示しないといけないから</p><p>それでもまだ数時間はアルネDarlingとベタベタしてても、バチは当たらないヨ</p><p>でも麗華に悪いわ御名穂さんにも</p><p>レイちゃんとミナホ姉さんは香月セキュリティ・サービスの旧・研修館ビルに残っている</p><p>２人とは、後で時間を作るよ</p><p>２人とも仕事であっちに残っているんだ申し訳ないとか思うのは間違っている</p><p>せっかくだから、ベタベタさせてもらいましょう翔お姉さん</p><p>でも、５人で寝られるベッドなんてあるのかしら</p><p>すると、瑠璃子が</p><p>大きめのベッドが２つ並んでいる客間がありますからそれをくっつければ、大丈夫ですわ</p><p>なるほどそれなら５人で寝られるか</p><p>部屋にトイレもバスルームも付いていますからご自由にお使い下さい</p><p>それなら、翔姉ちゃんも身支度して香月セキュリティ・サービスの仕事に戻れる</p><p>月子お姉様とヨミちゃんは、わたくしのお部屋へどうぞせっかくですから、色々とお話したいですわ</p><p>瑠璃子は、月子たちとの交流を深めるつもりらしい</p><p>じゃあ、美智あなたは、わたくしと鳥居さんをお部屋にご案内致しましょうか</p><p>こうして、ハイジの歓迎パーティはお開きとなった</p><p>ＹＥＳ、イイネハイジ、グッと押して</p><p>オレとイーディとハイジで、ベッドを押してくっつける</p><p>何か、修学旅行みたいね楽しいわ</p><p>翔姉ちゃんは、ノートパソコンで状況確認をしながらそう言う</p><p>天童貞男たちの現在位置と、香月家邸宅の周りの現在の状態キョーコさんたちからの連絡のメールそれから、黒森家の周りの状況までチェックしてくれた</p><p>向こうはマルゴさんが戻ってくれたし香月セキュリティ・サービスと公安警察のいつものメンバーも監視している</p><p>問題が起これば、すぐに判る</p><p>はいはい、お待たせぇ</p><p>この屋敷の台所までグラスを返しに行った克子姉が戻って来た</p><p>お客様用のタオルと歯ブラシを余分にもらってきたわさあ、みんな顔を洗いましょう</p><p>客用の寝室には、全て歯ブラシやタオルが置いてあるらしいがまさか、１室に５人で泊まるとは思っていないだろうから</p><p>克子姉が不足分をもらって来てくれた</p><p>イクネ、ハイジ</p><p>みんなで、バスルーム兼洗面所へ向かう</p><p>さすが、香月家の本家邸宅だ客用の部屋の鏡が大きい</p><p>これならみんなで並んで、歯が磨ける</p><p>何か面白いわね</p><p>翔姉ちゃんが、笑った</p><p>翔姉ちゃん、克子姉、オレ、イーディ、ハイジなかなかない取り合わせだ</p><p>それが並んで正確には、小柄なハイジの後ろに翔姉ちゃんは立っているけれど</p><p>みんなで、ゴシゴシと歯を磨く</p><p>お風呂は明日の朝でイイネDarlingの匂いが消えちゃうのは、もったいないネ</p><p>ええ、今は睡眠時間の確保の方が優先だわ</p><p>イーディに、翔姉ちゃんが答える</p><p>ああ、浮き浮きしているなすっごい楽しそうだ</p><p>歯を磨いて、同じコップをみんなで廻して使って口をすすぐ</p><p>それから順番に顔も洗った</p><p>あなたたちはいいわねお化粧していないから</p><p>オレやイーディやハイジは、バシャバシャ顔に水で洗うだけだが</p><p>翔姉ちゃんと克子姉は、メイクを落とすのに一苦労だ</p><p>すっぴんは、あんまり見せたくないんだけれど</p><p>翔姉ちゃんは、そう言うが</p><p>ええ、何で翔姉ちゃんは、お化粧してなくても綺麗なのに</p><p>あうーありがとそんなこと言われたら、困っちゃうわよ</p><p>恥ずかしそうに、顔を赤らめる</p><p>でも、ホント綺麗なんだよな</p><p>大人の世界で働いている人だから、お化粧しなくちゃいけないのは判るけれど</p><p>香月セキュリティ・サービスり顧客は、みんな名家や大企業だし</p><p>克子姉も、今日は香月家本家でジッちゃんに付いていたから、いつもよりバッチリ目のメイクをしている</p><p>でもまだ２１歳だからメイクを落としても、瑞々しい顔をしている</p><p>デハ、アタシたちは寝る準備をするネ</p><p>イーデイは、そう言って着ていたパジャマを脱いでいく</p><p>ちょっと、イーディ何で裸に</p><p>せっかくDarlingと寝るンダカラ、裸になるヨ</p><p>ほらほら、Darlingも脱ぐネ</p><p>イーディは、オレの服も脱がそうとする</p><p>オレが困惑した声でそう言うと、イーディはオレをガバッと抱き締める</p><p>Darling、無理スルことはナイノネ無理して、ペニスを大きくしようとか何としても、アタシたちとセックスしないといけないとかソウイウ考えは、もうダメネ</p><p>Darlingがシタかったらスルシタクナイのならシナイそれでいいのネ裸のアタシたちにも、ソロソロ慣れて</p><p>うん、そうねあたしも脱いじゃおっ</p><p>克子姉が服を脱ぎ出す</p><p>ハイジも早く脱ぐネ</p><p>そしてベッドルームに５つの裸身が並ぶ</p><p>翔姉ちゃんのスラッとした、長身の裸体</p><p>克子姉のダイナマイト・悩殺ボディ</p><p>イーディの鍛えられた褐色の肉体</p><p>ハイジの白くて均整の取れた発育途中の裸</p><p>そしてオレのみっともない裸</p><p>克子姉が、正面からオレを抱き締める</p><p>オレの顔が、克子姉の豊かな胸にふんわりと包まれる</p><p>今日のあなた頑張ったわねあたし、ずっとこうしてあげたかったの</p><p>オレの頭を優しく撫でてくれる</p><p>そんなオレは何もしてないよ</p><p>頑張ったのはみんなだ</p><p>オレはただ近くで見ていただけだ</p><p>そんなことはないわあなたは頑張ってたわたくしは、あなたを誇りに思うわ</p><p>背中から、翔姉ちゃんがオレを抱き締めてくれる</p><p>アタシたちはもう、今夜はDarlingにセックスを求めないヨDarlingがシタければ別ダケド</p><p>それは正直、今日はもうお腹いっぱいだ</p><p>みんなともしたしリエ、エリ、ハイジと３人の処女ともセックスした</p><p>初めての子とは、どうしても気を遣うし疲れる</p><p>こういう夜がアッテもイイでショううんこういう夜も無いと、Darlingがパンクしちゃうネ</p><p>アタシたちとセックスするのは、Darlingの権利であって、義務じゃないノヨそれを勘違いするとDarlingがツライネ</p><p>そうよ、あなたがあたしたちにやらせろって命令してこないといけないのよあなたの方が、しないといけないと思うのは本末転倒だわ</p><p>今日のことで、みすずも瑠璃子も反省しているネあの子たちは、Darlingはスーパーマンで、無尽蔵に精液が湧き出ると思っていたけれど今日ぐらい働かされたら、さすがに限界だって判ったカラ</p><p>今頃、月子とヨミが、Darlingの心の詳細を２人に話しているネどれだけDarlingが頑張ッテタかを</p><p>あの子たちは、オレの心の動きをずっと読んでいたから</p><p>ミスズの計画では、今晩中にマリコまで落とす予定ダッタノネソンナノ無茶だって、アタシとツキコで抗議したノヨ</p><p>オレがハイジとセックスしている間に、色々とあったんだ</p><p>エリとリエは、今日中にDarlingの奴隷にしないといけなかったソレは仕方がないことダッタノネ</p><p>ええ明日になれば、あの子たちの親は確実に死ぬわ</p><p>翔姉ちゃんの言う通りだ</p><p>ヨミの力で狂わされた精神は、絶対に戻らない</p><p>わけのわからないことを言って、親分に詰め寄る天童貞男たちは殺されるまで止まらない</p><p>本当の天涯孤独になる前にDarlingとの絆を作っておかないといけなかったノネ</p><p>親が死んでも今のあいつらは、オレの奴隷だ</p><p>あの双子は、オレが守る</p><p>あいつらは安心して、オレに可愛がられていればいい</p><p>ハイジもそうヨ今晩じゃないとダメだったソウジャないと、独りで寂しい夜を過ごすことになったネ</p><p>ハイジも鳥居さんとの関係が、ギクシャクしてたからな</p><p>はい愛していただいて、本当にありがとうございます</p><p>ハイジは、潤んだ瞳でそう言う</p><p>こんな風に、皆さんと眠れるなんて幸せです</p><p>ああだから、イーディは裸になったんだ</p><p>ハイジに、ここに居るのは本当にハイジの家族で</p><p>裸になっても、安心していい人たちなんだと理解させるために</p><p>今までのハイジは、いつも周囲の人間を警戒していないといけない境遇だったから</p><p>デモ、マリコは急がなくていいカラネあのコは、思いっきり焦らした方がイイヨ</p><p>あのお嬢様（仮）のプライドを、ベシンベシンにブチ折ってあげないとね</p><p>ああなかなか、複雑な子なんだよな鳥居まり子という女の子は</p><p>今晩は、たっぷり悶々していればイイノネ</p><p>ねえ、あなたキョーコさんが閣下にしていた話、覚えている</p><p>え、キョーコさん</p><p>ええ、今日の昼間の麗華が講習会をしている時に、あなた、閣下とキョーコさんが話している部屋へ行ったでしょ</p><p>わたくしはパーティ会場の中庭に居たからさっき、その時の映像記録を見たわキョーコさんは、今はあたしたちの味方だけれどいつ、敵になるか判らない人だから、あの人の言動は全てチェックしているのよ</p><p>あの時何か言ってたっけキョーコさんは</p><p>キョーコさんは、閣下に言っていたわ名家のお嬢様たちは、性的に抑圧されているって</p><p>あ、確かにそんな話をしていた</p><p>お嬢様たちにも、性欲はあるのにって</p><p>家の名誉があるから、お嬢様たちはおかしな男性とはお付き合いできないからみすず様や瑠璃子様も、あなたと出会う前は抑圧されていたでしょ</p><p>それは確かに</p><p>Darlingがスゴイのは、ミスズやルリコの溜め込んだ性欲を全部、マルッと呑み込んじゃた上に、Darling１人だけで何でも満足させているコトネ</p><p>ダッテDarlingは、あのコたちの欲望をあのコらが望むのなら、どんな変態チックなセックスだって、平然とスルデショそれも、一緒、ニコニコ笑って楽しんでルネそんなオトコ、地球の上には他にイナイヨあのお嬢様たちが、安心して自分の性癖を披露できる相手ナンテ</p><p>うん、みすずのオシッコに対するこだわりとか瑠璃子のハメ撮り好きとか</p><p>オレだから、平気で晒してくれているんだよな</p><p>ダカラ、あの２人は絶対にDarlingを手放さないネ今やDarlingは生活の必需品なのヨあのコたちの性的な関心は、全部Darlingに注がれているカラ</p><p>本質的に、みすずも瑠璃子もセックス好きだ</p><p>あのジッちゃんの孫娘なのだから</p><p>でも、その本性はオレにしか見せられない</p><p>いや、オレという本性を晒せる相手が見つかったから２人は、今、セックスの歓びを謳歌している</p><p>そしてミスズとルリコだけでなく、今日のパーティに来ていた他のお嬢様たちも、みんな性的に抑圧されウツウツしているノネ</p><p>もちろんマリコもダヨ</p><p>鳥居まり子さんもか</p><p>はい、そうだと思います</p><p>ハイジが言った</p><p>まり子お嬢様もとてもお寂しい生活をなさっていますから</p><p>名家のお嬢様たち</p><p>いずれは、どこかの名家か新興の政財界の家に嫁ぐ</p><p>家と家との関係を強化するのに利用される</p><p>自由恋愛は、許されない</p><p>だから、みすずと瑠璃子たちの通う、あの超お嬢様学園につながれている</p><p>あのお嬢様たちとそのお付きしかいない学校に、幼稚園から通い続ければ絶対に、変な虫が付かないから</p><p>最初から、そのためにジッちゃんたちは、あの学園を運営している</p><p>でも、マリコも相当、エッチな子なのヨ今日は、夕方からDarlingとみんなのセックスを何度も見せられ、最後はハイジの幸せそうなロスト・ヴァージンまで見せつけられたネ</p><p>ええ、観ていたわよ、あの子みすずちゃんたちと</p><p>克子姉が、証言する</p><p>オレとハイジがセックスしている様子をリアルタイムで鑑賞していた</p><p>今夜のあの子は身体に火が付いているわよ</p><p>好奇心の塊の鳥居さんだハイジがしたことなら自分も経験してみたいと思っている</p><p>ダカラ、ミスズは今夜中に決行しても平気だと思っていたノネデモ、ソレは違うヨここでの一手はスルーダヨ一晩、悶々とさせて焦らすベキナノネ</p><p>なるほどさすが、イーディお姉様</p><p>ハイジが感心している</p><p>ホント美智ちゃんは、実戦部隊専門だけれどあなたは、実戦部門と作戦部門、両方出来るのよね</p><p>翔姉ちゃんも、イーディを褒める</p><p>監視カメラで覗いたら、今頃はオナニーしているかもしれないわねでも、まあ今日はもういいわよね</p><p>克子姉が、話題を打ち切る</p><p>明日も大変なんだからさ、寝ましょ、寝ましょ</p><p>２つ合体させたベッドの真ん中に、裸のオレは大の字になって横たわる</p><p>アタシ、Darlingの左がイイネカツコ、右にドウゾ</p><p>ありがとそうさせてもらうわ</p><p>オレの左右に、イーディと克子姉</p><p>わたくしは、朝になる前に失礼するから</p><p>翔姉ちゃんは、イーディの横に寝る</p><p>ただ、オレが腕を伸ばしているから</p><p>あたしは、これで満足よ</p><p>オレの左手を握りしめる</p><p>では、わたくしはこちら側に</p><p>ハイジが、克子姉の隣へやっぱり、オレの右手を握った</p><p>うううっ、Darlingの匂い好きっ</p><p>イーデイは、オレの胸に顔を寄せてクンクンと匂いを嗅ぐ</p><p>寂しくなったら、あたしのおっぱいとか触っていいからね</p><p>では、寝ましょう</p><p>薄い布団を掛けて克子姉が、ベッドサイドのスイッチで、部屋の灯りを落とす</p><p>セックスを前提としないで、みんなと寝るのっていいかも</p><p>気分が楽になる</p><p>イーディは、オレの匂いのことを言うけれど</p><p>むしろ、オレの方が女の子たちの匂いに、包まれて</p><p>お休みなさい、あなた</p><p>お休みなさい</p><p>お休みネ、Darling</p><p>お休みなさいSchatz</p><p>みんなが、オレにそう言ってくれる</p><p>うん、お休みみんな</p><p>克子姉とイーディの、温かい肌のぬくもり</p><p>翔姉ちゃんとハイジの熱気と吐息</p><p>オレの愛する女たちの生命感の中で</p><p>オレはスーッと、眠りに落ちた</p><p>やっと、この日が終了</p><p>翌日になって、鳥居まり子、安城ミタマ＆キヌカ姉妹、鞍馬姉妹攻略に入ります</p><p>歌晏桃子、狩野桜子さん攻略は、また別の日となります</p><p>国民年金の支払いで年金事務所から1ヶ月分、支払いが二重に行われているので返金しますという通知が来ました</p><p>その手続きをして、1ヶ月分返してもらったら</p><p>今度は1ヶ月分、未払いですという通知が来ました</p><p>どうなっているんだと年金事務所まで確認に行ったのですが</p><p>重複していたのが、今年の1月分の支払い</p><p>未納だったのが、今年の3月分の支払い</p><p>もちろん、月々の支払額は同じ</p><p>事務所の人いやあ、こういう場合重複している1月分を、3月分にウチの方で廻せと思われるでしょ1回、返金して、もう1回支払えとかバカみたいですよね私もそう思いますでも、これができないんですわうちのコンピューターがバカなもんで廻せないんですわコンピューターでなくて、人間が手で入金していた頃なら、そうしていましたけどね</p><p>いやそんな愚痴を聞かされても</p><p>私ああ、とにかく未払いの３月分を払えばいいんですね</p><p>と、お金を出そうとすると</p><p>年金事務所の人あ、ここの事務所じゃ、お金の受け取りとかはできないんですよその辺のコンビニで払い込んで下さい</p><p>世の中は、便利になったのか複雑化して、不便になっているのか</p><p>960．朝の姉妹たち　／　朝のセックス・マラソン　１</p><p>眼を醒ますと、すでに朝だった</p><p>オレは克子姉の胸と、イーディの汗の匂いに包まれてぐっすりと眠ってしまったらしい</p><p>そうよそこのところをねチュチュってするの</p><p>克子姉は眠る前と同じベッドのオレの右側に、裸身を横たえている</p><p>ウンウン、上手いネ独創性を働かせるノネ</p><p>左側には、イーディの褐色の肉体もあった</p><p>翔姉ちゃんは、もういない香月セキュリティ・サービスの仕事に戻ったらしい</p><p>そしてハイジは</p><p>なぜか、アニエスとオレの朝勃ちチンコを、２人で仲良くダブル・フェラしていた</p><p>ハイジは、寝る時に裸だったからまだ判るが何でか、アニエスも裸だ</p><p>ついでに、２人の後ろにこれまた裸のルナまでいる</p><p>あ、気持ち良くて目覚めたみたいよ</p><p>克子姉が、オレの起床に気付く</p><p>お早う、あなた</p><p>オレの唇にキスした</p><p>アタシも、GOOD MORNINGネ　Darling</p><p>イーディも、オレに朝のキスをする</p><p>見ての通りネ</p><p>昨夜、パパに遊んでもらえなかったからルナと朝セックスに来ましたのっ</p><p>レロレロとオレの亀頭を舐めながら、アニエスが言う</p><p>そしたらパパ、この子ともセックスしましたの</p><p>アニエスが、ハイジを見る</p><p>うん、したハイジも昨夜から、オレたちの家族だ</p><p>アニエスたちは先に寝てしまったから、ハイジのことは知らなかったんだよな</p><p>はいですのっパパとセックスした子は、アニエスの家族ですのっ仲良くしましょうっ</p><p>アニエスは、ハイジにニコッと笑う</p><p>アニエスったら、あなたからちゃんと聞くまでは疑心暗鬼だったのよ</p><p>克子姉が、クスクスと笑う</p><p>そういうわけですから、ルナルナも、この子と仲良くしてあげて下さいですのっ</p><p>アニエスは、同い年のルナには先輩風を吹かす</p><p>まあ、ルナは判っている子だから問題はないけれど</p><p>ハイジは、オレのペニスから唇を離して改めて、アニエスとルナに挨拶する</p><p>こちらこそ、よろしくお願いします</p><p>何か判らないことがあったら、何でもアニエスに聞いて下さいですのっ</p><p>アニエスは、嬉しそうにそう言う</p><p>おいおい、アニエスハイジは、お前より１歳お姉さんなんだぞ</p><p>アニエスとルナは１２歳</p><p>ハイジは１３歳だ</p><p>１つお姉さんでも、パパとセックスしたのはアニエスの方が先ですのっ</p><p>アニエスは、そんなことを言い出すが</p><p>そんなことを言い出したら、うちの中で雪乃ちゃんが一番偉くなっちゃうわよ</p><p>克子姉が、笑顔でそう言った</p><p>確かに、オレが一番最初にセックスした相手は雪乃だ</p><p>うー、雪乃ちゃんのことは好きだけど雪乃ちゃんが一番偉くなるのは困りますの</p><p>真剣に悩み出すアニエス</p><p>それに、ハイジさんの方がアニエスより勉強もできるネ良かったヨ、アニエスに勉強を教えてくれるお姉さんがまた増エテ</p><p>そうだなハイジは</p><p>そういうことから、年下の家族たちと交流を深めていくのもいい</p><p>あううう、お勉強は</p><p>みすずたちの学校の小等部への編入試験が近いから勉強のことを言われるとも、アニエスは弱い</p><p>どっちにしても、ハイジはお姉さんなんだから仲良くするのはいいけれど、アニエスが威張っちゃダメだぞ</p><p>はいですのでも</p><p>そうすると真緒ちゃん以外は、アニエスたちがずーっと妹ですの真緒ちゃんは、ずっとずっと年下だし</p><p>真緒ちゃんは４歳か</p><p>アニエスもお姉さんになりたいですの</p><p>何言ってるの、アニエスちゃんだから、ボクたち、学校へ行くんじゃんか</p><p>学校にはたくさんの子たちがいるからボクたちよりも、年下の子もいるよ可愛くて、頭が良くて、家族にしたいなあっていう子を見つけてくればいいんだよ</p><p>なるほどですの</p><p>パパに見てもらって、パパが気に入ってくれたならパパとセックスしたら、アニエスの妹がいっぱいできるのですっ</p><p>アニエスの家族の概念はオレとセックスするかどうかだ</p><p>コヨミちゃんと真緒ちゃんは、今はまだ、身体が幼いからセックスできないけれど、パパとセックスすることが決まっている子として認識されている</p><p>マルゴさんは恥ずかしがり屋なので、オレとセックスしているところを見せないだけでアニエスが寝ている時に、しているのだとも</p><p>家族イコールオレとセックスしている人だから一緒に仲良く暮らしているマルゴさんが、オレとセックスしていないはずがないと思い込んでいる</p><p>誰とセックスするかは、あくまでもこの人が決めることですからねアニエスがどんなに気に入っても、この人が気に入らなかったら家族にはならないわよ</p><p>克子姉が、アニエスに釘を刺す</p><p>それは判ってますのパパは、本当にセックスしたい子としかセックスしないですもの</p><p>だから、パパが選んだ家族は、みんな良い子ばかりですのっこの子も、きっと良い子ですっ</p><p>ハイジに、ニコッと微笑む</p><p>うん、そうなんだよな</p><p>昨日、オレが処女を奪った３人の子</p><p>ハイジは家族として受け入れたけれど</p><p>リエとエリは、オレのセックス奴隷にしただけで家族ではない</p><p>今のあの子たちだとアニエスたちと一緒に生活させるわけにはいかない</p><p>あの双子の精神的な不安定さが、アニエスたちに伝わるとマズいことになるからだ</p><p>双子はオレたちが、アニエスに考えさせないようにしていること</p><p>アニエスの本当の両親のことや、なぜオレとセックスしなくてはいけなくなったかなんかを</p><p>平然と、アニエスに尋ねると思う</p><p>アニエスの心を不安にして、自分たちの立場を良くしようとしたりするだろう</p><p>ところで、真緒ちゃんやコヨミちゃんは</p><p>あの子たちは、パパの朝セックスには連れて来られませんのっ</p><p>アニエスは、再びオレのペニスを手でシゴき始めて真顔でそう言う</p><p>それを見て、ハイジが慌ててフェラを再開する</p><p>真緒ちゃんには、まだ早いですしコヨミちゃんはパパが、急にコヨミちゃんとセックスしたくなったらよくないですのっ</p><p>コヨミちゃんの初めてセックスは、こういうのじゃなくってもっと、ちゃんとした形で、みんなからおめでとうって言われて、した方がいいですのっ</p><p>アニエスは他の子たちのことを、色々と考えてあげるようになった</p><p>半年前は地下室に閉じ込められて、誰も友達がいなかった子なのに</p><p>アニエスの初めてなんて、家族のみんなに祝福されてそれはもう、幸せだったのですからっ</p><p>ちゃんと覚えていないんだ</p><p>あるいは記憶を自分の良いように、作り替えている</p><p>わたくしも昨夜、素敵な初体験をさせていただきました</p><p>ハイジが、アニエスに言う</p><p>アニエスが寝てた時なんですの</p><p>多分、そうです</p><p>うー、残念ですのアニエスも見ていたかったしおめでとうって言ってあげたかったですの</p><p>おめでとうは今、言ってアゲテもいいノネソレに、写真と動画は撮ってアルヨ</p><p>はい、見ますのっアニエス、パパがみんなとセックスしているところ見るの大好きですのっ</p><p>えっと教育を間違えたか</p><p>いや、アニエスは最初っから性的には、外れまくってた子だけれど</p><p>白坂創介によって性奴隷になるための教育だけを施されてきたのだから</p><p>だって、パパとセックスしている子は、みんな幸せそうですのっだから、アニエスも幸せな気持ちになりますのっ大好きっ</p><p>でしたら、昨夜はお見せできなかったですけれど今、お見せしますわたくしのセックス</p><p>だ、大丈夫なのかまだ痛いんじゃないか</p><p>オレが言うと</p><p>平気です休みましたから</p><p>ハイジは、そう言う</p><p>はいはい、待って待ってハイジさんが１番手なのはツライわよ</p><p>ソウネ、最初はアタシからネ</p><p>克子姉イーディ</p><p>アタシたち全員をイカせるとか、全員に射精するトカ考えなくてイイヨ</p><p>みんなでするだけで楽しいんだからあなたは、イキそうになったら誰の中にでも射精しちゃっていいのよ</p><p>２人が、オレに覆い被さる</p><p>そして、朝のセックスマラソンが始まった</p><p>アウウウッオチンチン、カチンコチンなのネ</p><p>イーディの褐色の肉体</p><p>それでも膣の内側の肉色は、他の子と変わらない</p><p>すでに濡れていたソコに、対面騎乗位でオレのペニスを挿入させる</p><p>アアウッ、久しぶりダカラ脳天にズキーンッてクルヨDarlingとのセックス気持ちいいネ</p><p>イーディは、オレの胸に手を付いてオレを深く受け入れたまま、グリグリと腰を廻す</p><p>ペニスを締め付ける膣圧がスゴイ</p><p>アタシが動くカラDarlingは、そのままでイイヨ</p><p>そしてイーディは、ダイナミックに腰をくねらせる</p><p>ジュップッ、ジュップッ、ジュップッ</p><p>オレとイーディの結合点から、いやらしい水音が鳴る</p><p>すごいここまで激しく腰を動かしても良いのですね</p><p>周りで見ている子たちの中でハイジさんが驚嘆している</p><p>まだまだヨもっとハードでも、イイノネっっＨＡＷＯＯ</p><p>イーディが、尻を激しく上下にに振る</p><p>自分の胎内に、オレのペニスを叩き込むように</p><p>オレも手を伸ばして、イーディの揺れるおっぱいを掴む</p><p>乳首をコリコリと指で刺激する</p><p>ナァニDarling</p><p>セックスしながらも見つめ合うオレたち</p><p>優しくオレに微笑むイーディ</p><p>アタシモI　LOVE</p><p>あああーっ、久しぶりダカラァァ久しぶりダカラァァァアタシ、もうイッちゃうヨ</p><p>後の人のことを考えてイーディは、エクスタシーへの階段を昇る</p><p>はぁぁ、ああああ、ううううー、あうううう、あああああっっ</p><p>イーディの腰使いが加速する</p><p>褐色の肌から、一気にブワッと汗が滴る</p><p>ポタポタポタッと、イーディの額からオレの胸に温かい滴が零れてきた</p><p>機関車みたいですの</p><p>ここまでやっちゃってもいいんですね</p><p>荒々しすぎるイーディのセックスに、ルナ、アニエス、ハイジは驚嘆している</p><p>あああ、Darlingああ、イクヨアタシイクネ</p><p>ああ、見ているちゃんと判っているから</p><p>肌の感触もオレが掴んでいるおっぱいが、キュッと固く張り詰める</p><p>オレのペニスを包み込む膣肉もキュウキュウと締まっていく</p><p>来る</p><p>もうすぐ来る</p><p>アアアア、DarlingDarlingアタシいぐぅぅッッッ</p><p>オレの上でイーディが絶頂に飛んだ</p><p>はぁぁ、あああうう、あああっだぁぁ、りぃぃぃぃん</p><p>ここぞとばかりに、オレは下からゴンゴンッと腰を衝き上げる</p><p>あぐぅぅっ!はぅぅっかあぅぅっ</p><p>イーディは、全身を震わせて痙攣し</p><p>オレの身体の上に脱力した</p><p>はぁぁ、ぁぁ、ぁぁ、ぅぅ</p><p>オレをギュッと抱き締めて絶頂の余韻に浸っている</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁし、幸せネ</p><p>オレに笑顔でキスして自分の膣からオレの勃起を引き抜く</p><p>そしてゴロンとオレの横に寝転がった</p><p>はい、交代ネ</p><p>次、アニエスがいきますのっ</p><p>イーディの派手なセックスを見て、アニエスが我慢できなくなる</p><p>よし、来いアニエス</p><p>アニエスも騎乗位で、オレにまたがって来る</p><p>うんしょっと</p><p>１２歳の膣口に、自分でオレの亀頭を当てる</p><p>そして、後ろを振り返り</p><p>ルナそれから、えっと</p><p>ハイジです</p><p>うん、ハイジちゃん見ててっくうんっ</p><p>幼い割れ目が、オレの亀頭の形に拡がる</p><p>ええいっ</p><p>ぬぷぅりっ</p><p>一番狭い場所をオレの亀頭が潜り抜けると</p><p>後はズブズブと</p><p>はあんお腹の中パパでいっぱい、素敵ですのっ</p><p>アニエスとはこの子の精神が落ち着くまでは、毎日セックスしていた</p><p>実のところ、オレの女の中では、一番回数をこなしている</p><p>一番、年少なのに</p><p>あのねっ、パパはこういうのが好きですの</p><p>アニエスは腰を捻って膣壁の同じ部分に、オレの亀頭を擦り付ける</p><p>オレじゃなくって、アニエスが好きなんだろここを突かれるのが</p><p>オレも下から腰を使ってそのポイントを正確に突く</p><p>はあうっアニエスも好きだけどパパも好きでしょああううっ</p><p>ビクビク感じながら、アニエスがオレに言う</p><p>当たり前だオレは、アニエスが気持ち良さそうにしているのを見るのが好きなんだから</p><p>あはぁんっアニエスもあうう気持ち良さそうなパパを見るのが好きですのっ</p><p>１２歳金髪に白い肌の天使の様に美しい少女が、オレの上で跳ねる</p><p>ピンク色の可愛らしい乳首がぷるぷる揺れている</p><p>時々、ククッとおへその辺りに力を入れる</p><p>その度に、小さな胎内が締まる</p><p>あ、アニエスはパパとセックスするために生まれてきましたのはうっ、パパとセックスしている時が一番好きっ</p><p>オレの上で、くちゅくちゅと揺れながら</p><p>だから、パパにずーっとセックスしてもらうためにお勉強も頑張りますのみんなとも仲良くしますのお手伝いもしますのだから、だからパパぁぁ</p><p>セックスしている時のアニエスは本当に可愛い</p><p>アニエスのことずーっとずーっと好きでいて下さいですの</p><p>対面騎乗位から対面座位に</p><p>好きに決まっているだろオレのアニエスだものだから、アニエスもいなくなったりしないでくれよ</p><p>オレは、アニエスの細い腰を抱き締める</p><p>アニエスもオレを抱く</p><p>１２歳にしては形の良いおっぱいが、オレの胸に押し当てられる</p><p>オレはアニエスのブルンッとしたお尻を下から持ち上げてグイグイと腰を突き込んだ</p><p>ああっ、はぁぁ、パパこれも好きぃぃぃ</p><p>知ってる</p><p>だから、やっている</p><p>パパ、キスキスしてぇぇ</p><p>オレは、たっぷりとアニエスと唇を合わせた</p><p>下半身と上半身それぞれの粘膜を擦り合わせる</p><p>しばらく、そんなセックスを楽しむと</p><p>パパぁぁ、ストップストップですの</p><p>はふぅぅこれ以上すると、止まらなくなっちゃいますのそれは悪いですから</p><p>あんなにセックスに貪欲だった子がルナやハイジや克子姉のことを考えている</p><p>パパには、自分の順番の時にたーっぷり、してもらえますのっ</p><p>ああ、そうだなアニエスがしたくなったら、いつでもするからな</p><p>はいですのっパパもアニエスとしたい時は、いつでもどこでもしないとダメですのっ</p><p>あのねパパ</p><p>ちゃんと、アニエスが学校の試験に合格したら</p><p>恥ずかしそうに言う</p><p>学校の制服を着てセックスしてみたいですの</p><p>アニエスの胎内が、ビクッと震える</p><p>みすずちゃんや瑠璃子ちゃんが、ちょっと羨ましかったですのパパと可愛い制服を着て、セックスしているのが</p><p>みすずたちのお嬢様学校は古風なセーラー服を採用している</p><p>とても清楚で、エレガントなデザインの</p><p>アニエスも、あのセーラー服を着てセックスしたいのか</p><p>じゃあ、試験頑張れ受かったら、しようていうかオレもしてみたい</p><p>まだ一度も学校へ通ったことのないアニエス</p><p>その初めての制服姿でセックス</p><p>はいっ頑張りますですのっ</p><p>アニエスは、元気よく返事をした</p><p>また、オレのペニスがアニエスの膣にキュッと締め付けられる</p><p>平行して、別の作品を書き始めています</p><p>この作品には愛着があるのですがずっと続けるわけにはいかないというか</p><p>この作品は、書き続けるくせを付けることと、書き慣れる練習のために始めたので</p><p>それがさすがに、3年近く続くのはうーん</p><p>やっぱり、他の作品も書きたいんですよね</p><p>この作品と違って、長編にするつもりはないので</p><p>ある程度書き溜まったら、アップしていくつもりです</p><p>いや、天童貞男の話なんですけれどね</p><p>えーと、同名の別人です</p><p>こんな面白い名前、脇役に使うのはもったいないと思いまして</p><p>天童貞男という名前の人物の物語を作っております</p><p>字面とか変えるかもしれませんが</p><p>961．朝の姉妹たち　／　朝のセックス・マラソン　２</p><p>それから、昨夜みんなで歯を磨いた隣の客用のバスルームに行く</p><p>ここでするのですか</p><p>大きな鏡の前で裸のハイジが、恥ずかしそうに言う</p><p>ソウだヨその方が自分がドンナにエロティックなことをしているかが判って興奮するネ</p><p>イーディが、笑いながらそう言う</p><p>みんな裸でゾロゾロと付いて来た</p><p>次はハイジがオレと繋がる</p><p>あのねっパパとセックスする時には、とても大切なルールがありますのっ</p><p>アニエスもが、ヌシシッと微笑む</p><p>それはですねっ、パパにしてもらいたいことは、ちゃんと言葉にして自分からお願いしなくていけないということですのっ</p><p>パパ、アニエスたちがお願いしたことは、どんなことでもしてくれますからっ</p><p>その通りヨ</p><p>ウンウンとイーディが、うなずく</p><p>その逆もよこの人あたしたちが嫌がることは、絶対にしないから嫌なことは嫌だって、ちゃんと言うのよ</p><p>ホントですボクが証人になりますから</p><p>克子姉の言葉を、オレの心が読めるルナが肯定する</p><p>例えば、ハイジさんあなたは、昨夜初めてこの人とセックスしたわけだけど何が一番感じた</p><p>克子姉に聞かれて顔を赤くする、ハイジ</p><p>ああ、おっぱいですねおっぱいの先をペロペロ舐めるのが、気に入ったんですね</p><p>おいおい、ルナそういうのを読むのは反則だぞ</p><p>オレは、ルナを叱る</p><p>いえあの、ホントですからわたくし胸がそ、その乳首を舐めていただくのがゾクゾク致しました</p><p>ハイジは答える</p><p>じゃあこの人にまたお願いしたら</p><p>ふふんと微笑む、克子姉</p><p>ハイジは、オレを見て</p><p>あ、あのお願いします</p><p>ソレじゃあ、何をお願いするのか判らないノネ</p><p>わ、わたくしのち、乳首をペロペロしていただけますか</p><p>耳まで真っ赤にして、13歳のハーフ美少女がオレに言う</p><p>もちろん、喜んで</p><p>はいはい、パパ向こうのお部屋から椅子を持って来ましたのっ</p><p>アニエスが子犬のようにパタパタと椅子を運んでくる</p><p>ああ、ありがとう助かる</p><p>オレは、その椅子に座りハイジを向かい合わせで、オレの膝に乗せる</p><p>オレの眼の前に、ハイジの２つの乳房が</p><p>オレは、眼の前の桜色の乳首をちゅばっと吸う</p><p>感じているハイジ</p><p>良かったネDarlingも女の子の胸が大好きダカラ</p><p>そう言うイーディに</p><p>そうですのっパパったら、美智ちゃんの無いおっぱいだって大好きですのっ</p><p>ソレは言い過ぎヨミチの胸は限り無く平らダケレド乳首は突いてルネDarlingが吸い付く場所はアルヨ</p><p>あのなあ、お前ら知らないと思うけれど美智の胸は、真っ平らなように見えて、実は肌の表面の下にプルンというおそらく、これから膨らむスタート地点みたいなのがあるんだぞそれを美智の胸に頬擦りして、ほっぺたで感じるのがオレは大好きなんだっ</p><p>オレは美智の胸だって好きだしあれだって、立派なおっぱいなんだからなっ</p><p>確かに１５歳の美智より１２歳のアニエスの方が、膨らんでいるんだけれど</p><p>おっぱいは量じゃないあくまでも質だお前たちだって、大きさだけなら克子姉や渚やヤッちゃんに負けてるだろでも、克子姉たちだって大きなおっぱいを、形良くキープしておくために色々と頑張っているんだからな</p><p>もちろん、生まれながらにしての美しさというものはある</p><p>だけどそれだけじゃない</p><p>天賦の美貌をさらに日々の努力で磨きをかけているから３人とも、底抜けに綺麗なんだ</p><p>そうよアニエスも、将来大きくなりそうだから教えといてあげるけれど筋トレして、胸が垂れないようにしないといけないし普段はちゃんと、自分の胸に合ったブラジャーを正しく付けているのよいい加減なことをしていると、おっぱいの形が歪んでくるからね</p><p>クスクスと克子姉は、笑う</p><p>ええっパパに嫌われちゃいますの</p><p>アニエスは慌てる</p><p>そんなことぐらいで、この人がアニエスを嫌いになるとは思わないけれどおっぱいの形の良くない子とは、セックスする回数が減ると思わない</p><p>思いますのパパおっぱい好きだから</p><p>おい、そんな眼でオレを見るな、アニエス</p><p>大丈夫よ良い形のおっぱいに育つように、あたしが色々とアドバイスしてあげるから</p><p>お願いしますですのぉぉぉっ</p><p>克子姉の細い腰に抱きつくアニエス</p><p>裸の美少女が、裸の美女と戯れている姿を見るのはいいものだ</p><p>あんっわたくし幸せです</p><p>オレにペロペロと乳首を舐められてハイジが言う</p><p>皆さんが居てあなたが居て胸を舐めていただくと、わたくし、女に生まれてきたんだって実感できます身体がゾクゾクしてだけど、とても幸福なんです</p><p>ハイジは孤独な少女だった</p><p>彼女が本当に求めていたものは家族だ</p><p>ねえねえ、アニエスそろそろ、ハイジちゃんがパパとセックスするところ見たいですのっ</p><p>アニエスの眼の前でセックスしてそれで、本当にアニエスの家族と認可される</p><p>はい、見てて下さい</p><p>ハイジはにこやかに妹に答えた</p><p>大きな鏡の前洗面台に手を付いて、ハイジが裸のお尻を後ろに突き出す</p><p>そうよ慣れていない子は、バックからした方がいいのよ</p><p>克子姉が、ハイジを指導する</p><p>角度が合うし繋がる部分が見えない方が、女の子は不安にならないから</p><p>ああ、勃起した太いペニスが、自分の中に入って来るのを見るのは怖いのか</p><p>ここなら鏡越しに、お互いの顔は見えるでしょでも、洗面台に隠れて繋がっているところはハイジさんには見えないから</p><p>ハイジさんは、鏡の中のこの人の顔だけ見ていればいいからね</p><p>オレはハイジの腰を掴む</p><p>ハイジの裸の背中</p><p>今朝は、完全なアメリカ人で褐色の肌のイーディとのセックスから始まって</p><p>アニエスは日仏ハーフだけれど乳白色の金髪に青い眼に白い肌どっちかっていうと、母親のヨーロッパの要素が強い</p><p>だけど、今度のハイジは</p><p>髪は黒いし肌も、東洋人のしっとりとした感触だ</p><p>ただ顔付きは、間違いなく西洋人なんだけれど</p><p>みんな、それぞれ違う</p><p>そしてみんな、素晴らしい</p><p>綺麗だし、可愛いし愛おしい</p><p>ハイジが言う</p><p>わたくし濡れています</p><p>そうだぐんっと後ろに高く突き出されたお尻</p><p>その下の割れ目から、トロトロと愛液が染み出していた</p><p>うん、恥ずかしくて当然だし濡れているのも当たり前だ</p><p>オレは、アニエスの太ももの内側に垂れる愛液を手で掬って、自分の亀頭に塗る</p><p>それでいいんだハイジは、何も間違っていないこれからもこうしていくからな</p><p>鏡の中のハイジが、オレに返事する</p><p>オレは亀頭の先で、割れ目を押し開く</p><p>あああああっ痛ッ</p><p>昨夜まで処女膜があった場所を潜り抜ける時、ハイジは痛みに震えた</p><p>まだロスト・ヴァージンの傷が癒えていない</p><p>ひぃぃぃ、あぅぅああああっあんっ</p><p>オレは、ジュブジュブと奥へ侵攻していく</p><p>胎内に異物を挿入されてハイジは熱い息を吐いている</p><p>うん、家族っ家族ですのっ</p><p>アニエスは、オレたちの結合を見て嬉しそうに、はしゃぐ</p><p>ほらほら、ルナ家族ですのっ</p><p>ルナも、ニコニコとしていた</p><p>パパハイジちゃんの中気持ちいい</p><p>ああ、温かくて、キュッと締まっててすげぇ気持ち良いよ</p><p>ハイジちゃんは</p><p>幸せです</p><p>本当はまだツラいだろうに</p><p>ハイジは、無理して微笑んでそう答えた</p><p>さっきは乳首が一番、感じるって言ってたけれどその内、変わるわよ</p><p>乳首やクリトリスへの刺激よりもこの人のオチンチンで、お腹の中を擦られたり、子宮を衝き上げられる方が良くなってくるから感じる場所は変わるのよ</p><p>あ、ボクそうです</p><p>最近は中の方が感じます</p><p>アニエスも前は、お腹の底にパパが熱いのをピュピュッて出すのが一番好きでしたけれど今は、オチンチンを入れてくれるだけで好きっアニエスが、ペロペロして苦いのを飲むのも好きですのっパパの精液ですからっ</p><p>ハイジも、キットもっともっと色んなコトが気持ち良くなっていくネ</p><p>はい色々と、教えていただきますわたくしの身体を楽しんでいただきます</p><p>ハイジの内側から、またトロリと蜜が溢れてくる</p><p>ああっ、ああっ、ああっ、ああーっ</p><p>洗面台をギュッと掴んで、オレに揺すぶられていくハイジ</p><p>小さなおっぱいが、楽しそうに揺れている</p><p>ほら、みんな見ているぞみんなが祝福してくれているんだオレとハイジのセックスを</p><p>は、はいああっ、あああーっ、あああんっ</p><p>克子姉、イーディ、アニエス、ルナの温かな視線を感じながら</p><p>オレとハイジは、交わり続ける</p><p>皆様に見守っていただいてわたくし</p><p>幸せだろ</p><p>はいっわたくしああっ、ああっ、ああーっ</p><p>痛みよりも、苦しさよりも幸福感が、ハイジを包んでいる</p><p>オレは後ろから両手で、ハイジのおっぱいを揉みながら、腰を送り込み続ける</p><p>綺麗ですのハイジちゃん</p><p>不意に、アニエスが</p><p>ハイジお姉ちゃん</p><p>そう言った</p><p>ハーフのアニエスにとっては、同じハーフのハイジに何となく親近感が湧いてきたんだろう</p><p>うん綺麗だよハイジお姉様</p><p>ルナもハイジに、そう言う</p><p>２人の年下の妹にそう言われた瞬間</p><p>あううう、ううううううっうわぁぁんっ</p><p>ハイジは泣き出した</p><p>オレに背後から、激しく犯されながら</p><p>ええ、どうしたのですの</p><p>でも、オレには判る</p><p>急に嬉しくなっちゃったんだよな本当に家族になれたんだって実感が、リアルになったんだよな</p><p>オレは腰の動きを止めて</p><p>下半身で繋がったまま、背中からハイジを抱き締めた</p><p>はいっ、はぃぃぃあああ、わぁぁっ</p><p>子供の様に泣きじゃくるハイジ</p><p>そうか、この能力が有り過ぎるのに孤独だった少女は</p><p>今まで、こんな風に人前でワーワー泣くことは許されなかったんだ</p><p>弱みを見せたら酷い目に合う</p><p>そういう苛酷な環境で生きてきたから</p><p>大丈夫だ、もう大丈夫ぞ、ハイジオレが居るみんなが居る</p><p>アニエスとルナもいますのっ!</p><p>アニエスが横から、ハイジを肌に触れる</p><p>ずっと一緒ですのっ家族ですのっ</p><p>うわぁぁっっ</p><p>ハイジが泣き止むのにしばらく、時間が必要だった</p><p>えっと、あの本当に申し訳ございません</p><p>ようやく落ち着いた、ハイジが言う</p><p>ハイジの胎内から、オレのペニスは抜いた</p><p>今は、さっきオレが座っていた椅子に座らせている</p><p>いいんだ気にするなよ</p><p>ハイジの眼はオレの勃起したままのペニスを見ている</p><p>セックスを中断してしまったことを、申し訳なく思っているらしい</p><p>そんなのいいのよ気にした方が負けよ</p><p>今は順番が詰まっているから、ハイジさんはまた今度でいい</p><p>そう、まだ克子姉とルナが残っている</p><p>急がないといけないことなんてないんだから少しずつ、この人のオチンチンで拡げられてこの人のオチンチンの形に仕上げていくのよセックスは、積み重ねだから</p><p>そうですのアニエスも、パパに毎日、コツコツとセックスしてもらいましたのっ</p><p>アニエスが、ウンウンとうなずく</p><p>だから、アニエスのここはパパの形にピッタリなっていますのパパ以外のオチンチンは、入りませんルナは、今、そうなるように特訓中ですの</p><p>特訓というよりアニエスは、普通の１２歳よりも発育が良いから余裕を持って、オレのチンコを受け入れられているけれど</p><p>ルナは普通の１２歳だからホントにキツキツなんだよ</p><p>コヨミちゃんにいたっては、体付きが幼いから１２歳でも、まだセックスは無理だと思うし</p><p>はい、特訓中です兄さん今朝も、特訓、お願いしますっ</p><p>あたしは最後でいいわよ</p><p>今はあたしが一番のお姉さんだから</p><p>ねえねえ、こういうのどう</p><p>あああっに、兄さん好きぃぃぃあああ</p><p>さすが、香月家本家邸宅</p><p>客用寝室には、専用のバスルームが付いていて</p><p>さらに、専用のトイレも付いていた</p><p>そのトイレのドアを全開にして</p><p>便座にまたがったオレの上に、ルナが乗っかっている</p><p>オレがルナの身体を抱きかかえる形での座位だ</p><p>狭いトイレの個室の中でのセックス</p><p>ああっ、これ気持ちいいぃぃ</p><p>ルナは、狭いトイレの中で床と壁を両手と両足で踏ん張って、グイグイと腰を使っている</p><p>オレも背後から、ルナのお尻を持ち上げてオレの下腹に押し付ける</p><p>オレの亀頭の先が、ルナのぷっくりとした子宮口をムニムニと突く</p><p>うう、アニエスもしてみたいですの</p><p>全開のドアの向こうからみんなが、オレたちの痴態を眺めている</p><p>エマニュエル夫人の映画にあるのよ飛行機の狭いトイレの中で、セックスするシーンが</p><p>それからビバリーヒルズ青春白書ってドラマでも、エマニュエル夫人の真似をしてヒロインが旅先で知り合ったばかりの男とセックスしようとする場面があったわ</p><p>ルナが巧みに腰を蠢かせる</p><p>あのドラマ・シリーズはとっても変わっているのよそのドラマのメイン・ヒロインって子が高校生の時に、デートした相手にレイプされてロスト・ヴァージンだし新興宗教にハマったり、ドラッグ中毒になったり、銃で撃たれたり、記憶喪失になったり、またレイプされたり波乱万丈過ぎるビックリ人生なのよ１人だけ</p><p>それはスゴイ</p><p>つーか、どんなドラマなんだよ想像できない</p><p>最後は、その子の結婚式でめでたしめでたしなんだけれどね</p><p>余計なこと考えていたらダメだよっ</p><p>ルナが正確に、オレの気持ち良い所を擦り上げる</p><p>こいつは、オレの心を読む上に克子姉のテクニックを丸ごと覚えてしまっているから</p><p>初めてのトイレ内セックスなのに上手い</p><p>裸足を壁にぐいっと押し付けてオレの上でＭ字開脚で腰を振る</p><p>何ていやらしい１２歳なんだ</p><p>これ、気持ち良いああんっ、毎日しよう兄さん</p><p>そうか豊満な肉体の克子姉や、背の高いレイちゃんだと</p><p>この狭いトイレの中でセックスしたら、動けなくなる</p><p>小柄なルナだからこそこの狭さと、左右の壁を使ってアクロバティックなセックスができる</p><p>ああっ、ああーっ、ああーんっ</p><p>可愛いお尻が、カクカクと動いて幼い膣がオレを締め付ける</p><p>アニエスも、あれしたいですの</p><p>今度してもらいなさい</p><p>コウイウのは、ミスズやルリコがしたがるネあのコたちの場合公園のトイレとかで</p><p>それはやりたがるだろうけれどうーん</p><p>兄さぁぁん</p><p>ルナが体位を変える</p><p>オレの方を向いて対面座位だ</p><p>みんなを見ているより、兄さんが見えている方が好き</p><p>チュッと、オレにキスする</p><p>そしてまた腰をくねらせる</p><p>ね、兄さん想像して</p><p>今のルナはおトイレなの兄さん専用のおトイレなんだよ</p><p>潤んだ眼でオレに言う</p><p>兄さんが精液を吐き出すためのおトイレおトイレとして使って</p><p>はぁはぁと、少女は湿った息を吐く</p><p>ルナも兄さんのセックス奴隷なのに昨夜、連れてってくれなかったでしょ</p><p>昨夜の捕らえたヤクザたちとその娘の処理には</p><p>月子とヨミを連れて行った</p><p>マナと瑠璃子は後から自分の意志でやって来た</p><p>判ってるよルナがまだ小さいから怖い人たちのところに連れて行くのは良くないって、考えてくれたんだよね</p><p>だけどちょっと寂しい</p><p>マナ、瑠璃子、ヨミそして、リエとエリ</p><p>オレのセックス奴隷が集合した夜だから</p><p>判った後でルナにも紹介するから</p><p>家族という括りでなく同じオレのセックス奴隷として</p><p>双子と顔合わせをさせてやらないといけないな</p><p>うん兄さん大好き</p><p>クチュクチュと結合部から、水音がする</p><p>ルナの愛液がポタポタと白い便器の中に滴り落ちる</p><p>狭いトイレの中は、ルナのエッチな匂いが満ちていく</p><p>だから、ルナを使ってルナは、精液おトイレなんだよっ兄さんの温かい精液ルナの中に、ピュルピュルお漏らししてぇぇぇ</p><p>オレは限界だった</p><p>ああ、ルナ出そうだ出そうだよオレ</p><p>うん、いいよ出してルナの中に</p><p>ああでも</p><p>今、オレがセックスしている子の中では一番、身体の幼いルナは</p><p>ルナに射精するということは</p><p>大丈夫だよ、兄さん</p><p>汗だくの顔のルナが微笑む</p><p>ルナ、もう赤ちゃんが産める身体だから‥‥</p><p>ゾクゾクゾクッと‥‥オレの背骨に快感が奔る</p><p>だから‥‥中に‥‥ください‥‥</p><p>‥‥あああ</p><p>る、ルナぁぁッッ</p><p>漏らして、兄さんっっ</p><p>‥‥ぶわわわわわわぁぁっ</p><p>ホースからいきなり水が吹き出すように‥‥</p><p>オレのチンコの先から、精液が噴き上がる</p><p>‥‥感じる‥‥出てる‥‥兄さん‥‥あああ</p><p>胎内に拡がる精の熱さに‥‥</p><p>うっとりとした眼で、オレを見つめる‥‥ルナ</p><p>‥‥ルナの中で、ビュクビュクしてるよ兄さん‥‥もっと、もっとお漏らししてぇぇぇ</p><p>ルナは、オレを抱き締め‥‥キスをした</p><p>舌と舌の接触‥‥オレの舌を吸う</p><p>ルナの子宮が、オレの精液を吸い上げる‥‥</p><p>ああっ、ああー、ああっ‥‥兄さん兄さぁぁんッッ</p><p>ついに堪えきれなくなり、オレは下からガクガクと‥‥腰を振る</p><p>その度にまた、ビビュッ、ビビュッと‥‥精液がルナの子宮へ飛ぶ</p><p>ああーん、兄さん‥‥可愛いルナにお漏らししている兄さん‥‥可愛いよおっ</p><p>ルナは固くシコった乳首をオレに胸に擦り付けながら‥‥</p><p>最後の一滴まで、オレの精液を受け入れた</p><p>うーむ、克子まで保たせたかったのに‥‥</p><p>ルナに搾られたか</p><p>ガンダムの原案の1つとなった宇宙の戦士を書いたハインラインは‥‥</p><p>60年代以降、新しい家族関係を考えていました</p><p>異星の客のハーレム展開から‥‥愛に時間をの共同家族へ</p><p>一夫多妻でなく、多夫多妻ですね</p><p>コミュニティの中では、全員がセックスしてよくて‥‥生まれた子供は全員で育てるというような</p><p>ご本人は、生前、奥さんを大変大切にしていた方なのだそうですが‥‥</p><p>ＳＦ的な未来の家族を考えた結果‥‥みたいです</p><p>この作品の家族を描く上で、影響を受けているなあと‥‥最近感じました</p><p>962．朝の姉妹たち　／　朝のセックス・マラソン　３</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ‥‥</p><p>ドアを大きく開いた状態での‥‥トイレの中でのセックス</p><p>便座に座っているオレの上で、汗だくのルナがグッタリとしている</p><p>オレも‥‥グショグショだ</p><p>はぁ、はぁ、はぁ‥‥ゴメン、ルナがイク前に‥‥イッちゃった</p><p>オレが、そう言うと‥‥ルナは、息を整えながらチュッとオレにキスして‥‥</p><p>‥‥そ、そんなの気にしないでよ‥‥ボクはまだ、５回に１回ぐらいしかイケないんだから‥‥はぁ、はぁ、はぁ</p><p>アニエスは割と早く、セックスでイクことを覚えたけれど‥‥</p><p>ルナの幼い肉体は、そうはならない</p><p>でも‥‥兄さんとのセックスは、とっても気持ちが良いし‥‥幸せだよボク兄さんがボクの中で気持ち良くなるのを見ているだけで‥‥すっごい良い気持ちになるんだよ‥‥</p><p>汗の玉の浮いた顔で、にこやかにルナは言う</p><p>ルナの可愛い胸の谷間を‥‥汗の滴がツツーッと滑っていくのが見えた</p><p>はい判りますのアニエスも‥‥ピュピュとしている時のパパ、可愛いです</p><p>トイレの外から‥‥アニエスがオレたちを覗き込んでいる</p><p>ウンウンとうなずいて‥‥そう言った</p><p>何言っているノヨDarlingは、いつでもどこでも可愛いヨ可愛くない時がナイヨEveryday、Everytime、カワイイのネ</p><p>イーディも、オレたちを見てそう言う</p><p>あのわたくしも‥‥今、見ていて‥‥可愛いなあって思ってました</p><p>ハイジまで‥‥</p><p>オレには‥‥オレのどこに可愛い要素があるのか理解できない</p><p>‥‥特別な関係だからだよ、兄さんあたしたちみんな、兄さんと特別な関係だから‥‥兄さんがたまらなく可愛く感じるんだよ兄さんも、そうでしょ</p><p>オレの心を読んで、ルナが‥‥言った</p><p>いや、特別な関係なんかじゃなくても‥‥ルナは可愛いよ</p><p>大きな瞳と形の良い鼻この子は間違いなく、美少女だ</p><p>前は余り笑わない子だったけれど‥‥最近は表情も豊かになったから、ますます美少女度が増したと思う</p><p>え‥‥あ、ありがと</p><p>照れたルナ‥‥まだオレのペニスを受け入れている膣が、ビクッと締まる</p><p>こんな美少女とセックスできて‥‥膣内射精しているオレは、本当に幸せ者だと思う</p><p>ううん、兄さんとセックスできるルナたちの方が幸せだよ‥‥</p><p>ルナは、そう言ってくれたが‥‥</p><p>ルナ、余韻を楽しむのは良いケレド‥‥そろそろ代わってあげないとカツコが可哀相ネ</p><p>イーディが‥‥言う</p><p>Darlingだって、１回ダケの射精じゃ物足りないデショ</p><p>オレのペニスは‥‥ルナの中で、まだ隆々としている</p><p>よく眠ったことと、朝だから‥‥勃起がおさまらない</p><p>ルナが急いで、自分の胎内からオレのペニスを引き抜こうとするが‥‥</p><p>慌てなくていいわよまだ、抱き合っていたいでしょ</p><p>克子姉は、優しくルナにそう言う</p><p>いえ、ボクは‥‥もう充分ですから</p><p>オレの上から‥‥立ち上がるルナ</p><p>ルナの割れ目から、オレのペニスがヌルッと抜け落ちる</p><p>‥‥と</p><p>トロロロッと、大量の精液が‥‥ルナの膣口から便器の中に滴り落ちていく</p><p>こんなにたくさん中出ししちゃったんだな‥‥この１２歳の少女の胎内に</p><p>はい克子お姉様‥‥どうぞ</p><p>しかし、抱き合って繋がっていたルナがいなくなると‥‥</p><p>何か、全裸で汗だくでトイレの便座に座ってて‥‥勃起したチンコの先から精液を垂らしているオレが‥‥みっともない感じだ</p><p>克子姉は‥‥</p><p>場所を変えましょあたしとは‥‥ベッドで‥‥ね</p><p>‥‥うん判った</p><p>オレもトイレから立ち上がる</p><p>あなたは、ベッドに仰向けで寝ていて‥‥</p><p>克子姉の指示に従って、オレはベッドにゴロンと転がる</p><p>本当に‥‥大人しくて、何でもお願いを聞いて下さる方なんですね</p><p>そんなオレを見て、ハイジが驚いている</p><p>ソウヨDarlingはワガママも言わないし、アタシたちに強要することも無いヨ</p><p>もっと命令してくれてもいいのにボクなんて、兄さんの奴隷なんだから</p><p>ソレはルナ次第ネルリコやアイのことは、最近レイプするようになったからね‥‥Darlingは</p><p>イーディ、その言い方は‥‥ちょっと</p><p>あ、そっかボクとか‥‥まだまだ兄さんに心配してもらっている立場ですものね</p><p>ソウヨDarlingが安心して、レイプできるコにならないとネアタシもダケド</p><p>ククククッと、イーディは笑う</p><p>判りましたのアニエスがパパにセックスしよって言うのでのはなく‥‥パパの方からアニエスにセックスしようって言いに来てくれるようにならないといけないのです</p><p>アニエスが、妙に興奮している</p><p>言いに来るンジャ、まだダメネ何も言わずに‥‥いきなりセックスして来ないとレイプにならないネ</p><p>はいパパが、そうしてくれるように‥‥アニエスは頑張りますのっ</p><p>アニエス‥‥何を頑張るんだ</p><p>毎日、良い子でいて‥‥みんなと仲良くして‥‥お手伝いもして‥‥パパにレイプしてもらうようになりますのっ</p><p>ニコニコと‥‥アニエスは言う</p><p>瑠璃子ちゃんも愛ちゃんも、とっても働き者さんですからっ</p><p>ああ、アニエスも‥‥あの２人がどんな子なのか、ちゃんと見ているんだ</p><p>でも、パパ‥‥どうしてマナちゃんはレイプしてあげませんの</p><p>マナは‥‥</p><p>そうだ、マナだって‥‥お屋敷の主婦として、頑張って働いてくれている</p><p>この人は、マナちゃんのことは‥‥まだまだ心配なのよ</p><p>克子姉が‥‥言う</p><p>瑠璃子や愛は‥‥日常生活のための地盤が、しっかりとしている</p><p>瑠璃子は、香月家の令嬢であり‥‥例の超お嬢様校に通っている</p><p>美智はみすずの警護役だけれど‥‥学年は瑠璃子と同じだから、実際は瑠璃子の警護も兼ねているし</p><p>愛の方は‥‥元からオレたちと同じ高校の生徒だし、今はパン屋の仕事に集中している</p><p>１年生のくせに婚約した変な男子生徒のパン屋として始まったものが‥‥克子さんのパン屋と呼ばれるようになり‥‥愛が参加するようになって１ヶ月も経たない内に克子さんが愛ちゃんに教えているパン屋として、校内の生徒たちに認識されるようになった</p><p>オレはすっかり、オマケ扱いだ</p><p>まあ、オレが店での売り子をやらなくなったから‥‥ということもあるんだろうけれど</p><p>でも、オレとメグが婚約していることは、みんな知っているし‥‥そのメグは売り子をやってくれているから‥‥</p><p>オレと愛がどれだけ長く一緒にパン工房に居ても‥‥オレたちの仲を疑うやつはいない</p><p>愛のパン作りが上達していくとともに‥‥愛の評判も高まっていく</p><p>今では、校内における人気者の１人になっている</p><p>つまり、愛の地盤も‥‥固まってきた</p><p>もう、愛を子分にしようとする女子生徒は‥‥いない</p><p>しかし‥‥マナは</p><p>まだ通う学校が‥‥決まっていない</p><p>アニエスですら、編入試験を受けることが決まっているのに‥‥</p><p>いや、今まで過去の経歴が誰にも知られていないアニエスの方が‥‥嘘の履歴を作りやすい</p><p>でも、マナは‥‥なまじ白坂舞夏としての過去があるから‥‥</p><p>新しい生活を始めるのが大変なんだ</p><p>マナ本人が怖がっている</p><p>昔の自分を知っている人に、ばったり会ってしまうことを</p><p>だから‥‥なかなか外に出ない子になってしまっている</p><p>あなたが、そんな顔をしてもどうにかなる問題じゃないでしょだから、今は考えないで</p><p>克子姉が‥‥オレに言う</p><p>よーし、それじゃ‥‥今から克子さんの逆レイプ大会いってみようかしらっ</p><p>え‥‥逆レイプ</p><p>ほら、今日は面白い顔触れのギャラリーだし‥‥あたしも、ここのところ全力のセックスをしてないからたまにはね‥‥</p><p>克子姉のグラマラス・ボディが‥‥オレにのしかかって来る</p><p>さっきイーディがあなたに全部やってあげるから、あなたは寝ているだけでいいみたいなことを言っていたけれど‥‥そういうコトを言うのは３年早いことを思い知らせてあげるわ</p><p>ニッと微笑む‥‥克子姉</p><p>今までは、女の子の方がアンアン喘いでいたけれど‥‥この人が気持ち良さそうにアンアンするの見たい人ぉっ</p><p>克子姉の呼び掛けに‥‥</p><p>見たいですの</p><p>アタシもみたいネ</p><p>後学のために</p><p>ボクも見たいです</p><p>アニエス、イーディ、ハイジ、ルナは‥‥眼をキラキラさせて答える</p><p>じゃあケッテーイ行くわよ、いいわねっ</p><p>‥‥ええ</p><p>オレ‥‥犯される‥‥</p><p>‥‥克子さんフルパワーよーんっ</p><p>‥‥そして</p><p>克子姉が‥‥</p><p>うっ、ああっ、あああっ、あーっ</p><p>ホントにオレは‥‥喘いでいた</p><p>喘ぎ声が、どんどん大きくなる</p><p>‥‥すっごいですの</p><p>本気で‥‥勉強するネ</p><p>そっか、こうなんだ</p><p>４人の美少女は‥‥静かに集中して、克子姉のテクニックを観察している</p><p>‥‥しかし、オレは</p><p>何をどうされているのか‥‥全然、理解できていない</p><p>克子姉の五本の指と‥‥舌が</p><p>オレの全身の性感帯を‥‥同時に刺激している</p><p>克子姉の柔らかな肉体‥‥</p><p>豊かな胸と、固く尖った乳首が‥‥オレの肌に触れる</p><p>克子姉の太もも、お尻‥‥</p><p>ああ、包まれている‥‥全身、克子姉に包まれている</p><p>‥‥ああーっ</p><p>いつの間にか、克子姉の胎内に‥‥オレのペニスが‥‥</p><p>熱くて、ヌチョヌチョしてて‥‥</p><p>‥‥はぁううっ</p><p>ペニスの根元を締める膣口と‥‥亀頭を締める膣壁‥‥</p><p>それぞれが違った動きを‥‥あうう</p><p>キュウッと奥に吸い込まれるような‥‥</p><p>女の子の膣って、こんなに‥‥</p><p>克子姉は腰を巧みに動かしながら‥‥舌と唇、左右の指の愛撫も欠かさない</p><p>全身で同時に湧き上がる快感に‥‥オレは</p><p>ああっ、ああーっ、ああ、克子姉ぇぇぇぇっ</p><p>いいわよっ、出して‥‥妊娠させて</p><p>克子姉は、もう‥‥避妊薬を飲んでいない</p><p>ああっ、ああっ、ああーっ</p><p>オレは大きく喘ぎながら、克子姉の子宮に‥‥ドクドクと吐き出す</p><p>だけど、克子姉は‥‥</p><p>オレが射精していても‥‥オレへの攻勢を止めない</p><p>むしろ、激しくなる‥‥</p><p>うああっ、ああーっ、ああーっ克子姉っ克子姉っ</p><p>そのまま‥‥抜かずの２発目‥‥できるわよね</p><p>ホントにレイプだ</p><p>オレ、克子姉に‥‥レイプされている</p><p>パパ、気持ちよさそう‥‥</p><p>アニエスが、自分を慰め始める</p><p>この子は、オナニーを日課としてやらされていた時期があるから‥‥</p><p>自分でしちゃダメネDarlingにしてもらう約束デショ</p><p>イーディが、アニエスの肩を抱く</p><p>アニエスの手を‥‥押さえる</p><p>で、でも‥‥でもですの</p><p>アニエスは、身体に火が付いてしまったらしい</p><p>しょうがないわねほら、あなた‥‥アニエスを犯してあげてッ</p><p>克子姉が、自分の胎内からオレのペニスを抜く</p><p>勢いが良かったから、ビヤッとシーツにオレの精液の滴が飛んだ</p><p>アニエスはベッドに上がり、大きく足を開いてオレを待っている</p><p>ほら、あなた‥‥早くッ</p><p>克子姉にそう言われた瞬間、オレも‥‥我慢できなくなった</p><p>アニエスに向かって跳ね起き‥‥小さな裸身にのし掛かる</p><p>パパぁぁ、ちょうだいですのっ</p><p>アニエスの身体を抑え付け‥‥勃起ペニスを小さな割れ目に挿入したッ</p><p>ああああっ、アニエス</p><p>オレは‥‥荒々しく、アニエスを犯す</p><p>腰が‥‥腰の動きが止まらない</p><p>ああっ、はぁぁっ、好きぃぃ、パパ、好きぃぃ</p><p>あああーっ、アニエスっ‥‥あああーっ</p><p>克子姉によって性欲に火を付けられてしまった‥‥オレたち</p><p>‥‥もう止まらない</p><p>２人で、大きな声で喘ぎながら‥‥一気に射精まで突っ走る</p><p>パパぁぁ、パパぁぁ、ぁぁっ</p><p>アニエス、アニエス‥‥あああーっ</p><p>オレは‥‥小便するように、ビュルビュルと‥‥</p><p>アニエスの胎内に‥‥射精した</p><p>パパぁぁ、もっと‥‥もっとアニエスの中に出してぇぇぇぇっ</p><p>出すぞ、出してるぞ‥‥あああ、アニエス‥‥</p><p>射精が‥‥射精が止まらない‥‥</p><p>腰の動きも‥‥</p><p>ああ、熱いの来てますのぉぉ‥‥アニエスも‥‥イクッ、イクッ‥‥イッちゃいますのぉぉぉぉっっ</p><p>子宮に注がれる精液を感じながら‥‥アニエスも達した</p><p>カツコ、チョットやり過ぎネ</p><p>‥‥遠くで、イーディの声がする</p><p>オレは‥‥アニエスの火照った肌の上に脱力している</p><p>ううう‥‥心臓がバクバクする</p><p>アニエスもそうらしい</p><p>ハァハァと大きく呼吸する度に‥‥アニエスの可愛いおっぱいが、上下に動く</p><p>この子を少し解放させてあげようと思ったんだけど‥‥アニエスも、こんなにも心の中に欲求を溜め込んでいるとは思わなかったのよ</p><p>克子姉は、バツが悪そうに答えている</p><p>ソウジャないと思うネアニエスの精神状態は‥‥この半年で、間違いなく落ち着いたヨ</p><p>イーディは‥‥言う</p><p>デモ、心の状態と性欲は別ネ精神は安定しても‥‥アニエスは、もっとDarlingとセックスしたかったんだと思うヨ</p><p>そうよね最初の頃は、この人と毎日しないとダメなくらい性欲の強い子だったものね</p><p>克子姉のそんな声が‥‥聞こえる</p><p>Darlingや他の家族に嫌われないように‥‥性欲を抑え付けて、ガマンしてたノネそれを‥‥カツコが、抑えきれなくしちゃったノヨ</p><p>オレは‥‥</p><p>‥‥どうしたら、いいのかな</p><p>ゆっくりと顔を上げて‥‥２人に尋ねる</p><p>すると‥‥</p><p>パパは‥‥いつも優しくしすぎですの</p><p>アニエスが‥‥オレの下から、そう言う</p><p>髪の毛の中まで汗でぐしゃぐしゃになって‥‥でも、笑顔で微笑んでいる</p><p>アニエス‥‥優しいセックスも好きですけど‥‥今みたいな、セックスも‥‥もったいしたい‥‥</p><p>‥‥アニエス</p><p>アニエス‥‥激しいのが好きですの</p><p>アニエスは‥‥オレにレイプされたいと思っている</p><p>今みたいに、パパがアニエスを激しくするのも好きですし‥‥克子ちゃんがしてたみたいに、アニエスがパパに激しくしたいですの</p><p>オレのことも‥‥レイプしたいと思っている</p><p>したいですの‥‥パパぁ</p><p>そっか‥‥オレ</p><p>アニエスのことが気になって、ハードなセックスは控えていたんだな</p><p>でも、アニエスの性欲は‥‥荒々しいセックスを求めている</p><p>この子は‥‥白坂創介の娘だ</p><p>雪乃も‥‥性欲は強い</p><p>あ‥‥そうかマナもきっと‥‥</p><p>メグだって‥‥</p><p>うん、判ったいつもはしないけれど、たまにしようていうか、今日はちょっと荒っぽくしたいって感じた時は、オレにそう言ってくれ</p><p>はいですのっパパ、大好きっ</p><p>女の子は、優しく可愛がるだけじゃ‥‥ダメなんだ</p><p>時々、ハードなこともしないと</p><p>もちろん、彼女たちの肉体や精神に傷を付けない範囲で‥‥</p><p>‥‥大変ですね、兄さんは</p><p>ルナがオレの心を読んで‥‥言う</p><p>でも、ホント‥‥兄さんは、ボクたちのことばっかり考えてくれているんですよね</p><p>カツコ、さっきは途中でアニエスと代わったから‥‥もう一回Darlingとスルカ</p><p>イーディが‥‥尋ねる</p><p>いいえ一度中に出してもらったし‥‥ちょっと、いい気になってやり過ぎから反省するわ</p><p>克子姉が、そう言うけれど‥‥</p><p>克子姉も‥‥たまにはフルパワーでしたかったんだろ</p><p>最近の克子姉は‥‥すっかり年下の子たちの指導役だったから‥‥</p><p>昔の狂乱のセックス・クィーン時代の克子姉は、すっかり隠れてしまっていた</p><p>克子姉も‥‥どっぷり性欲が溜まっていたんだ</p><p>定期的にセックスしていても、思いっきり発散できないと‥‥溜まっちゃうんだよなうん、良く判っただから、これからは気を付けるよ</p><p>家族が仲良くなるように、女の子複数でのセックスを奨励していたけれど‥‥</p><p>オレと２人きりのセックスを‥‥増やした方がいいのかもしれない</p><p>克子姉は、お姉さんだけど‥‥みんなの保護者でも母親でもないんだから、無理にガマンしなくてもいいんだよ</p><p>オレの言葉に‥‥</p><p>そうねあたし‥‥ちょっと完璧お姉さんになろうとしてたかもしれない</p><p>オレも‥‥そう思う</p><p>あー、渚みたいに年上の余裕が出ないのよね</p><p>それは仕方ないネナギサは、本当にお母さんダカラ‥‥余裕ジャナク我慢デキル女なのネ</p><p>‥‥イーディ</p><p>渚には、真緒ちゃんという実の娘がいる</p><p>真緒ちゃんを産み、働きながら育てるのに‥‥たくさん苦労してきたから‥‥</p><p>今も、すでにオレの子を孕んでいる</p><p>だから、あたしも早く‥‥あなたの赤ちゃんが欲しいのよ</p><p>克子姉は‥‥言う</p><p>慌てることはないよ急がないで‥‥落ち着いていこうオレたちから、幸せは逃げて行かないよよ‥‥克子姉</p><p>オレは‥‥言った</p><p>‥‥そうねあなた</p><p>アニエスも、早くパパの赤ちゃんが産みたいですの</p><p>まだオレと繋がったままアニエスが言う</p><p>そうだな、アニエス</p><p>オレはアニエスの小さな身体を抱きしめて‥‥そっと、キスした</p><p>アニエスは、オレの舌を求め‥‥</p><p>チュウチュウと激しく‥‥吸う</p><p>‥‥そうだった</p><p>アニエスは‥‥こういう方が好きなんだ</p><p>ホント、兄さんは大変だ</p><p>クスッと‥‥ルナが笑う</p><p>でも大丈夫ボクが‥‥兄さんを助けるから</p><p>わたくしも‥‥います</p><p>ハイジ‥‥</p><p>わたくしも‥‥家族の一員にしていただきましたから‥‥皆様のことが、大好きですから</p><p>優しく‥‥微笑む</p><p>‥‥すると</p><p>‥‥コンコンッ</p><p>オレたちの部屋のドアが‥‥ノックされる</p><p>旦那様っおはようございますっ</p><p>‥‥みすず</p><p>そろそろ、よろしいでしょうかっ</p><p>あ、そうか‥‥</p><p>みすずの朝のオシッコ披露タイムか</p><p>みんな裸だし‥‥アニエスと繋がったままだけれど‥‥</p><p>今更だし</p><p>ドアが、ガチャリと‥‥開かれた</p><p>鍵は先に開けられていたのか</p><p>電子ロックで‥‥遠隔操作で開けられるのかもしれない</p><p>おはようございますっ朝食を持って参りました</p><p>大きなワゴンを運び込む‥‥メイド服姿のみすず‥‥</p><p>今朝は、わたくしとみすずお姉様で作りました</p><p>そして、同じく‥‥メイド服姿の瑠璃子</p><p>最後に‥‥</p><p>ううっ、何‥‥この部屋、変な匂いですわ</p><p>部屋の中に立ち込めた淫臭を気にしながら‥‥</p><p>メイド服姿の鳥居まり子さんが‥‥入って来た</p><p>今日、スーパーの食玩コーナーで驚いたこと</p><p>カマキリがバッタに変形‥‥</p><p>セミがスズメバチに変形‥‥</p><p>カブトムシがクワガタに変形‥‥</p><p>http://kabaya.co.jp/catalog/index.php?c=catalog_view&amp;pk=825</p><p>何だ‥‥この食玩</p><p>どうかしているとしか思えない‥‥</p><p>963．朝の姉妹たち　／　朝食の攻防</p><p>はーい、ご飯を食べるんだから、裸のままはダメよみんな、何か着てそれから、顔と手を洗ってサッパリして来なさい</p><p>はいですのっルナ、行きますの</p><p>アニエスがルナを呼ぶが‥‥</p><p>ゴメン、アニエスちゃん‥‥ボクは月子お姉様たちのところへ行かないといけないと思うんだ</p><p>鳥居さんには、なるべく鷹倉姉妹を近づけないという方針になっている</p><p>だから、月子とヨミは‥‥来ていない</p><p>月子とヨミは‥‥あ、真緒ちゃんと一緒なのか</p><p>いえ、真緒ちゃんは‥‥美子お姉様と美智が付いていて、お祖父様と朝食を摂ることになっています</p><p>ああ、ジッちゃんも‥‥鷹倉姉妹は、敬遠しているんだな</p><p>嫌っているわけではないけれど、巫女とは余り接したくないのか</p><p>何かの拍子に巫女の力が発動してしまうこともありえるから</p><p>ああ、そっちはあたしが行くわシゲちゃんのお相手は任せておいて</p><p>克子姉は、ササッとバスローブを裸身に纏う</p><p>シゲちゃんのところに行くなら、コヨミちゃんは一緒じゃないでしょ美子さんと美智ちゃんだけじゃ、場が保たないと思うから</p><p>コヨミちゃんも‥‥巫女の力を保っている</p><p>美智は無口だしなあ</p><p>美子さんが１人で気を遣うことになってしまう</p><p>‥‥でも</p><p>克子姉、その格好で行くの</p><p>セックスしたばかりの‥‥汗と精液の臭う肉体に、布地1枚</p><p>オレが見ても、艶めかしい</p><p>シゲちゃんは、この方が喜ぶわよ年を取ったからって性欲がなくなるわけじゃないから</p><p>今年８２歳のジッちゃんは‥‥もうセックスができない</p><p>勃起が中途半端ということだけでなく、心臓なんかも‥‥耐えられないらしい</p><p>だけど‥‥それで、性欲が消えることはない</p><p>脳は、元気なのだから</p><p>うちの女の子の生足なんかを楽しそうに見ている</p><p>男の煩悩は、死ぬまで途切れないらしい</p><p>真緒ちゃん‥‥こっちに来たがっているんじゃないのかな</p><p>アニエス、ルナと‥‥年下組の仲良しが、こっちの部屋に来ているから‥‥</p><p>あの子も、大人の場所には顔を出してはいけないことは判っているから大丈夫よ</p><p>セックスの場は、大人だけの世界なので‥‥入って来ちゃいけないというルールを真緒ちゃんは理解してくれている</p><p>我慢強い子なんだよな</p><p>仕方ないネアタシも、カツコと行くヨ</p><p>イーディが、バスローブを羽織る</p><p>この子も、真緒ちゃんとは仲良しなんだよな</p><p>ハイジは残って、他の子と交流‥‥イイネ</p><p>イーディは、隣のバスルームでアニエスたちと歯を磨いているハイジに言った</p><p>了解ですイーディお姉様</p><p>食後中庭に集合‥‥トレーニングするヨどうせ汗かくカラ、お風呂は後ネ‥‥Darlingもヨミチたちはアタシが連れて来るネ</p><p>朝食前のトレーニングは、セックス大会でできなかったから‥‥</p><p>ルナも‥‥ヨミを連れて来てネアンタたちは、まだ工藤流の初心者なんだダカラ</p><p>はい、ヨミお姉様にも伝えておきます</p><p>ヨミとルナは‥‥アニエスの警護役あるいはお付きという名目で、みすずたちの学校に編入する</p><p>昨日のパーティで、そのお披露目もした</p><p>だから、トレーニングは続けないといけない</p><p>じゃあ、ボクも行きます兄さん</p><p>月子たちの居る部屋の場所は判っているのか</p><p>あ、みすずお姉様の記憶を読んだから平気です</p><p>そういうことができるのが‥‥巫女だ</p><p>月子さんたちにも、同じ朝食を用意してありますから</p><p>うん、仲間外れにしているんじゃないからな</p><p>変なところに差ができてはいけない</p><p>じゃあ、後でね‥‥あなた</p><p>克子姉、イーディ、ルナが‥‥退室する</p><p>本当でしたら、わたくしもお祖父様の方へ行った方がよろしいんでしょうけれど‥‥</p><p>今朝はお客様がいらっしゃいますから‥‥</p><p>‥‥鳥居さんか</p><p>鳥居さんを抑え込むためには、香月家の令嬢‥‥２人が揃ってた方が良い</p><p>みすずが制して、瑠璃子がフォローするような態勢でないと‥‥</p><p>この準・名家という面倒な立場のお嬢様は‥‥オレとかの話は聞いてくれないだろうし</p><p>ああ、真緒ちゃんをこっちに来させなかったのも‥‥余り、鳥居さんに接触させないようにか</p><p>みすずが、オレにバスローブを着せてくれる</p><p>旦那様も‥‥お顔を洗って下さいませ</p><p>メイド服姿で、ニコッと微笑む</p><p>それより、みすず‥‥いいのか</p><p>オレが、そう尋ねると‥‥</p><p>みすずちゃんおトイレ、空いてますのっ</p><p>隣のバスルームから、アニエスが叫ぶ</p><p>いつものっ‥‥どうぞですのっ</p><p>ニコニコと笑っている</p><p>そうだよ行こう朝飯の前に済ませておこう</p><p>オレが、そう言うと‥‥</p><p>‥‥はい、旦那様</p><p>あら、みすず様‥‥どちらへ</p><p>手をつないで、２人で個室のトイレへ向かうオレたちに‥‥鳥居さんが声を掛ける</p><p>ちょっと、旦那様と‥‥お花摘みですわ‥‥</p><p>‥‥ギィィ、バタン</p><p>やっぱり２人で入るには‥‥狭い</p><p>１人用のトイレなんだから、当たり前なんだけれど‥‥</p><p>その服、似合っているよ綺麗だ</p><p>メイド服を着たみすずは、しても可愛い‥‥</p><p>一度、着てみたかったんです昨日のパーティで使った制服が残っていましたから‥‥</p><p>ああ、昨日のメイドさんたちは、全員、香月セキュリティ・サービスの女性警護員だったから‥‥</p><p>予備のメイド服が、残っていたのか</p><p>ほら、スカートを捲れ‥‥脱がしてやるから</p><p>みすずが、スカートを持ち上げると‥‥細くて長い綺麗な素足が現れる</p><p>オレはみすずの前にしゃがんで‥‥スカートの中に頭を突っ込む</p><p>今日は、淡いブルーのパンティか</p><p>休日だもんな</p><p>学校のある日なら、装飾の無い白いパンティだけど</p><p>どうぞ、旦那様</p><p>‥‥うん</p><p>オレは、みすずのパンティに手をかけ‥‥するすると引き下ろす</p><p>もう何度もセックスしているのに‥‥綺麗な割れ目だ</p><p>‥‥失礼致します</p><p>みすずは、便器に‥‥座る</p><p>そして、オレの手をギュッと握り‥‥</p><p>旦那様‥‥みすずは、これから朝のお勤めを致します</p><p>赤い顔で、オレを見上げて‥‥言う</p><p>‥‥みすず、シーシーしてもよろしいですか</p><p>最近は‥‥幼児っぽくシーシーと言うのが、みすずのマイブームになっている</p><p>ああ、シーシーしろ‥‥みすず</p><p>は‥‥はい‥‥あぅぅ‥‥</p><p>‥‥ジョッ‥‥ジョロロロロ‥‥</p><p>オレが見ている前で‥‥みすずは、排尿する</p><p>旦那様、見えますか‥‥見えてらっしゃいます</p><p>みすずの股間から‥‥水流が弧を描いて放出されている</p><p>ああ、よく見えるぞ‥‥みすず</p><p>あーん、恥ずかしい恥ずかしいですぅぅ</p><p>昔は、携帯電話で‥‥排尿の音を聞くだけだったけれど‥‥</p><p>一緒に暮らすようになってからは、こうして毎朝のオシッコに付き合うことになっている</p><p>その代わり、前みたいに‥‥晩のオシッコ報告はなくなった</p><p>朝だけだ</p><p>‥‥旦那様ぁぁ</p><p>オレの手を強く握りながら‥‥みすずはオシッコを放ち続ける</p><p>‥‥やがて</p><p>はぁぁ‥‥</p><p>膀胱が空になって、みすずは安堵する</p><p>今朝も‥‥みすずのオシッコにお付き合い下さいまして、ありがとうございます</p><p>それで‥‥旦那様</p><p>‥‥え</p><p>みすずは、オレのバスローブの前を開く</p><p>まだ誰も‥‥お掃除していませんでしたよね</p><p>両手でオレのペニスを捧げ持ち‥‥</p><p>愛液と精液が付いたままの亀頭を‥‥咥える</p><p>みすずの唇と舌で‥‥清めていく</p><p>やっぱり、観ていたんだな‥‥オレたちのセックスを</p><p>責めているわけではない</p><p>この香月家の令嬢が‥‥観ていないはずがないんだ</p><p>ジッちゃんだって、観ていたはずだ</p><p>はい‥‥あたしと、まり子さんで観ていましたわ</p><p>‥‥やっぱり</p><p>ルリルリは、朝ご飯の支度をしていましたから</p><p>あれ、瑠璃子はみすずと一緒に作ったって言ってたよな</p><p>ほとんどルリルリですあたしは、ちょっと手伝っただけですわ‥‥んんっ</p><p>お掃除フェラをしながら‥‥恥ずかしそうに、みすずは言う</p><p>ああ言った方が‥‥まり子さんが、盗み見をしていた罪悪感から抜けられからですわ</p><p>ああ‥‥みすずと鳥居さんで、オレたちの朝セックスの隠しカメラ映像を鑑賞していた</p><p>でも、瑠璃子はみすずは、自分と一緒に朝食を作っていたというアリバイを宣言してくれた</p><p>だから、みすずは盗視はしていない</p><p>当然、一緒に観ていた自分も‥‥観ていなかったということになる</p><p>ということで、無罪</p><p>そういう、理屈か</p><p>旦那様、まり子さんのことは‥‥ジックリ腰を据えて対応しないといけないと思っています</p><p>多少、時間が掛かってもまり子さんの方からあの子が裸で土下座して、どうかセックスして下さいと旦那様に懇願するようにしないと</p><p>まり子さん自身がプライドを捨てて、旦那様に身を捧げなければ彼女を救うことはできません</p><p>オレとセックスすることが、鳥居さんの救いになるのか</p><p>はい、もちろんですわ</p><p>みすずは、満面の笑みでそう言う</p><p>まり子さんも、旦那様でなければダメな子ですから</p><p>みすずとトイレから出て</p><p>慌てて、手を洗い、洗顔し、歯も磨く</p><p>パパぁぁ、早く、早くですのっ</p><p>ああ、もうみんな待っている</p><p>部屋の窓が大きく開けられ、外の朝の涼やかな空気が入って来ていた</p><p>もう、淫臭は漂っていない</p><p>今朝は、パンとサラダと卵焼きとハムですご自分でサンドイッチにして下さっても良いんですよ</p><p>瑠璃子が自分が運んで来た大きなワゴンのカバーを外す</p><p>好きなモノをそれぞれが取って食べる形式らしい</p><p>飲み物は、ミルクか紅茶かコーヒーをどうぞ</p><p>みすずの運んで来たワゴンには、飲み物とカップや小皿が載っていた</p><p>香月家の邸宅にお泊りになられるお客様の中は、ご朝食をご自分のお部屋で摂られる方もいらっしゃいますので</p><p>そのために朝食と食器を運ぶ専用のワゴンがあるのか</p><p>ねっ、ねっ、ハイジちゃんこのパン、食べてみて下さいですのっ</p><p>アニエスが、ハイジにパンを勧める</p><p>は、はいいただきます</p><p>一口大にパンを千切って、口に入れるハイジ</p><p>でしょ、でしょっそのパンは、アニエスが作りましたのっこれはコヨミちゃんでこれは真緒ちゃん</p><p>昨夜、旦那様がお出掛けなさっていた時にみんなで今朝用のパンを作ったんです</p><p>ああ、オレが香月セキュリティ・サービスの旧・研修館に行っていた間に</p><p>うちの子は、みんなパンが作れないといけないんですのっハイジちゃんも、アニエスが教えてあげますからねっ</p><p>驚いているハイジ</p><p>わたくしも、毎日、作っていますわ今朝、このパンを焼いたのもわたくしですから</p><p>お祖父様に、プライベート・ゾーンにキッチンを作っていただきましたから</p><p>瑠璃子は、自分専用のセックス・ルームの他にキッチンも増設してもらった</p><p>使用人たちが働く香月家の厨房では、みんな恐れ入って、瑠璃子に調理をさせてくれないからだ</p><p>下手に包丁を持たせたり、火を扱わせて自分の居る場所で、瑠璃子がケガをしたら</p><p>ジッちゃんの逆鱗に触れてしまうのではないかと</p><p>プライベート・ゾーンには許可しない限り、使用人たちは入ってこない</p><p>今朝は、ここに克子姉が居るから</p><p>使用人たちは、オレたちの朝食は瑠璃子でなく克子姉が作っていると思っているだろう</p><p>そもそも瑠璃子がすっかり家事の達人になつていることを知らないのだし</p><p>これはフレンチトーストにしてみましたお兄様、いかがです</p><p>ああ、もらうよ</p><p>まり子さんもいかがです</p><p>鳥居さんは、瑠璃子からフレンチトーストを受け取る</p><p>一口、食べて</p><p>ホントに美味しい</p><p>ああ、瑠璃子は料理上手なんだよいや、料理だけじゃないよな</p><p>はい、お料理、お洗濯、お掃除、それとセックスお兄様のために、一生懸命学んでいる途中でございますわ</p><p>すると、鳥居さんが真顔で</p><p>あの、みすず様はよろしいのですか</p><p>みすずはニッコリと</p><p>あら、何のこと</p><p>あ、あのそのつまり</p><p>ギロッと、オレを見る</p><p>黒森様が他の方ともなさっていることですわ</p><p>ズバッと尋ねる</p><p>黒森様はみすず様のパートナーですよねそれが従姉妹である瑠璃子様とも性的な関係を持っていらっしゃっていえ、それはまだしも、名家の人間ではない他の人ともは、ハイジとまで</p><p>どんどん、声が大きくなる</p><p>ハイジなんて使用人ですわ使用人とせ、セックスしている殿方で、よ、よろしいのですか</p><p>使用人じゃないですのっハイジちゃんは、もう家族ですのっ</p><p>アニエスが、反発する</p><p>家族なんですもの、みんなパパとセックスするのは当たり前ですのっ</p><p>ハイジに抱きつく、アニエス</p><p>新しい家族ができたことを、本当に喜んでくれているんだな</p><p>ハイジさんも、感激している</p><p>か、家族</p><p>顔を顰める、鳥居さん</p><p>いわゆる一般名詞としての家族ではありませんFamilyというかわたくしたちの集団を指す用語だと考えて下さい</p><p>パパとセックスした子は、みんな家族ですのっ</p><p>それはアニエスだけの定義だ</p><p>アニエスは、リエとエリの存在を知らない</p><p>そして、こういうアニエスだから</p><p>今はまだ、あの双子に会わせるわけにはいかない</p><p>旦那様が選んだ方ですわわたくしは、全て受け入れます</p><p>いや、オレはそんなに人を見る眼があるわけじゃないから実際は、みんながチェックしているよこの子は家族にした方がいいとか、推薦してくれることもあるし</p><p>ハイジはイーディの推薦だ彼女の本質は良い子であることそして、彼女がとても孤独で家族を求めていることを、イーディは察していた</p><p>はい、誰でもわたくしたちの家族になれるわけではありませんわ</p><p>ハイジさんは、受け入れられましたがまり子さんは、ダメかもしれません</p><p>そ、そんな、わ、わたくしは別に</p><p>ムキになる鳥居さん</p><p>自分の警護役使用人だったハイジが、オレたちの家族になったことがショックだったんだ</p><p>ええ、ハイジさんはもちろん、公の場では明らかにしませんが、あたしたちの妹として一生可愛がりますわ大切な家族ですもの</p><p>アニエスもですのっハイジちゃん、好きですのパパ、ありがとっ</p><p>アニエスに素敵なお姉さんをくれてありがとうですのっ</p><p>堪えきれなくなって、ハイジが泣き出す</p><p>もうっ、ハイジちゃんご飯中ですの泣いちゃダメですの</p><p>これからは、パパとアニエスがいつも一緒ですのルナや真緒ちゃんもいますのだから、寂しくないんですの泣いちゃうようなことは何もないんですの</p><p>人は誰かに守られるだけではダメだ</p><p>自分が守ってあげないといけない人も要る</p><p>アニエスにとっては、ハイジは守ってあげたい人なんだな</p><p>は、ハイジ裏切り者っ</p><p>鳥居さんは、不機嫌にそう言う</p><p>わたくしには全然理解できませんし、納得できませんわっみすず様みすず様は、どうして黒森様を独占したいと思われないのですっ</p><p>独占</p><p>そうですわ本当に愛しているのなら黒森様を自分だけのものにしたい、独占したいと思うはずですっ</p><p>それなのに今みたいに、黒森様が他の女性と交接するのを見逃していらっしゃるというのは本当は、みすず様は黒森様を愛していらっしゃらないんじゃないんですかっ</p><p>あら、独占しているわよ</p><p>鳥居さんに、ニコッと微笑む</p><p>あたしでなく、あたしたちで</p><p>はい、昨日は丸一日お兄様は、わたくしたちのために働いて下さいました</p><p>まり子さんにはお判りにならないでしょうけれどあたしたちは、旦那様を独占しているわ旦那様の人生をあたしたちも、旦那様に人生を捧げているだから家族なのよ</p><p>はい、パパがいるから、アニエスはアニエスですのもし、パパがいなかったら</p><p>オレは、慌ててアニエスを抱き締める</p><p>もしとか考えなくていいオレは、ここに居るんだから</p><p>アニエスは、ギッとオレにしがみつき</p><p>はいですのアニエスは、アニエスですのっ</p><p>この子にとってはオレが存在の全てなんだ</p><p>地下室に閉じ込められてたまに来る白坂創介と食事を運ぶ老女としかコンタクトして来なかったアニエスは</p><p>誰とも心の絆を持てないまま１２歳まで成長したから</p><p>オレに愛されているという思いが、今のアニエスの全ての原動力となっている</p><p>そして愛されていることを示す行為がセックスなのだ</p><p>わたくしには、判りませんホント</p><p>ムスッとして、鳥居さんは食事を再開する</p><p>でも、わたくしたちのシステムの有益性は、あなたも認めているのでしょ</p><p>美智やイーディあの子たちの警護役としての実力は、あなたも知っているはずよそして、あの子たちは名目上は使用人だけど、実際はあたしたちの家族絶対に裏切らない人材なのよ</p><p>それどころか、進んで危険な任務にも応じてくれますわ</p><p>わ、わたくしも家族の皆さんのためでしたら、何でもしますっ</p><p>ハイジが大きな声で、そう言った</p><p>じゃあ、アニエスもっパパ、アニエスもみんなのためなら何でもするよっだから、また後でセックスしてねっ</p><p>うん、判っている判っている</p><p>不安を感じたら、即座にパパ、セックスにはならなくなっている</p><p>アニエスは、我慢することがでくる子になった</p><p>パパは、マナちゃんや寧ちゃんにもしてあげないといけないもんねっ</p><p>マナと寧が何かの仕事で、昨夜帰って来なかったことも判っている</p><p>今日は、お家に戻る日だからお留守番の人たちともアニエスは、その後でいいですの</p><p>だから、ギュッとしててパパ</p><p>オレは、アニエスの小さな身体を抱きしめる</p><p>そんなオレたちを見て、みすずは</p><p>それとまり子さんわたくしたち、名家の娘にも性欲があるのよ</p><p>みすず、何を言い出すんだ</p><p>人間ですもの男の人に抱き締められたいと思うし、セックスも良いモノよあたし、旦那様と定期的にセックスするようになって、今まで抱えてきたストレスや不安感が全て吹き飛んでしまったもの</p><p>わたくしもですわお兄様とセックスすると気持ちが清らかになります恐れや迷いがなくなるんです</p><p>そ、それよく判ります</p><p>ハイジが、思わず叫ぶ</p><p>わたくしも心の安らぎを感じました</p><p>当たり前ですのだってアニエスのパパですから</p><p>アニエスは、オレの顔を両手で掴んでキスする</p><p>パパ、大好きっ</p><p>ニィィと、天使の様に笑う</p><p>あたしたちは名家に生まれた娘は、どうしても性的な抑圧を受けて育ちますから変な虫がつかないようにとね</p><p>はい、なかなか息苦しい生活ですわいつも笑顔で、みなさまがご不快な思いをなさらないように気を付けて生活しないといけませんから</p><p>あなたはいいわね何でも、思ったことを好きなように誰に対しても言えるんだから</p><p>まり子さんは、背負っている名家がございませんものね</p><p>おい、何で２人で</p><p>鳥居さんのコンプレックスを衝くんだ</p><p>だから、あなたには判らないのよ絶対に、判らないわ</p><p>わたくしたちにとってお兄様に愛されることが、どれだけ大切なことか</p><p>旦那様はいつだって、あたしたちを１人の女として愛して下さるわ香月家とか名家とかこの方には関係無いのよ</p><p>ですから、わたくしたちも生まれたままの姿でこの身体と心だけで、お兄様に愛していただくことができるんですわ</p><p>旦那様との時間があるからあたしは、平然と香月家の娘が演じていられるのよ</p><p>わたくしもですお兄様との時間があれば、どんなツライことだって耐えられますわ</p><p>２人に威圧される鳥居さん</p><p>すっかり、うろたえている</p><p>まり子さんあなたは、思い通りに正直な発言をできない名家の令嬢たちを、心の中で笑っていらしたでしょ</p><p>どうしてみんな、もっと素直に言いたいことを言わないのかって思ってらっしゃいましたわね</p><p>言わないじゃなくて言えないのよ</p><p>わたくしたちの不注意な発言で家と家が対立したり、家で働いて下さっている方たちに迷惑が掛かるかもしれないとかあなたは、考えたことがないのでしょ</p><p>鳥居家は、名家ではないですからね</p><p>多少、失礼なことをしても</p><p>名家でないのだから、判らないのだろうと捨て置かれる</p><p>後ろ指を指されて、笑われることになっても抗争事件にはならない</p><p>しかし、香月家のような名家は</p><p>下手に動いたらトンデモナイことになる</p><p>鞍馬家の没落をあなたは他人事として笑ってらっしゃるんでしょうけれど</p><p>あたしたちにとっては、どうしようもなく重いことなのよ名家として認められていた鞍馬家が失態を犯したのならお祖父様は、徹底的に追い詰めるしかないのよ</p><p>鞍馬家はジッちゃんや他の名家の忠告を無視して</p><p>大切な資産を失った</p><p>ジッちゃんたちの善意を踏みにじり、顔にドロを塗った</p><p>だから、罰として鞍馬美里さんは娼婦に堕とされるわ酷いでしょ厳しすぎる処罰でしょ安心して、もし鳥居家が、鞍馬家と同等の失敗をしたとしてもお祖父様は、こんなことはなさらないから</p><p>だって鳥居家には、厳しい処罰をしなくてはならないような家格が無いんですもの</p><p>名家は先祖代々長い時間を掛けて、成立した</p><p>鞍馬家の当主のように先祖から受け継いだ美しい屋敷と邸宅を</p><p>くだらない理由で破壊してしまったのは</p><p>鞍馬家の先祖に対する罪でもあるのだ</p><p>だから、ジッちゃんたちは許さない</p><p>今の鳥居家がどれだけ隆盛を極めていたとしてもあなたの家には、歴史が無いのですから</p><p>鳥居さんはそういう成り上がったばかりの家の娘だ</p><p>で、ですがわたくしはわたくしの母は名家の狩野家の娘です</p><p>香月家、歌晏家と並ぶ名家中の名家、狩野家</p><p>鳥居まり子さんは、狩野家の令嬢桜子さんの従姉妹でもある</p><p>それが何ですの</p><p>冷たく、みすずが言う</p><p>まり子さんは香月家の本家の娘であるあたしたちに、それを言うの</p><p>母方だけ名家の血を引いている鳥居さんと</p><p>１００パーセント、ドップリと名家の娘であるみすずたち</p><p>名家の娘として家の誇りと責務を担っているあたしたちに、何も背負っていないまり子さんが</p><p>鳥居まり子さんの表情が凍り付く</p><p>確かにオレは責任者だが、責任者だからこそあえて責任を取らないという責任の取り方もあると思うだから、責任を取る気はない</p><p>と、言った男を知っています</p><p>とある劇団の演出家ですが</p><p>私の心の中の絶対許さないリストのトップ１０に入っています</p><p>964．朝の姉妹たち　／　まり子攻略戦</p><p>まあ、まり子さんのご事情なんて、どうでもいいことですけれど</p><p>それから、オレの手を握って</p><p>あたしたちにとっては、旦那様の存在がとても大切なんですこうして旦那様が居て下さるから毎日、心は安定しますし、肉体も健康ですストレスなんてありませんから</p><p>わたくしも、お兄様とセックスするようになってからは悩み事もなくなりましたお兄様にお話を聞いていただくだけで、大抵のこと済んでしまいますしそもそも、わたくしが何か迷っている時は、お兄様の方からお声を掛けて下さって抱き締めて下さいます</p><p>アニエスもですのっパパとセックスすると、お肌がすべずべになりますのっセックスした分だけ綺麗になりますのこれ、みんなそうっ</p><p>ニッと、ハイジを見る</p><p>ハイジちゃんも、昨日より綺麗ですのっパパとセックスしたからですっ</p><p>あえっとはい</p><p>ハイジは、恥ずかしそうに顔を赤らめる</p><p>でも、あの本当に悩みは、消えました昨日まで、あんなに苦しんでたことが嘘みたいに</p><p>悩みあなたが</p><p>不思議そうにハイジを見る鳥居さん</p><p>ハイジに悩みなんてあったのどうして、主人であるわたくしに相談しなかったの</p><p>どんなに親しくても身内でないと話せないことがあるんだよ</p><p>親友でも話せないこと</p><p>家族でないと解決できないことってある</p><p>わたくしはハイジの主ですわ毎日、ほぼ２４時間、わたくしの警護をさせていたのよそれなのに</p><p>相変わらず鳥居さんは、名家の人間ではないオレには態度がでかい</p><p>主従関係では、話せない悩みもあるわというよりまり子さんに相談しても、どうにもならないって感じていたんだと思うわね</p><p>みすずが鋭く言う</p><p>しかし、鳥居さんは</p><p>何なのよ、ハイジたった１回、その人とセックスしただけで、どうしてそこまで信用できちゃうのよっ昨日会ったばかりの人なのよっしかも、その人にはみすず様が居てあなたと結婚したりはできないのよっ</p><p>みすずから受けたプレッシャーを、ハイジさんへの攻撃することで放出する</p><p>１回じゃありませんっに、２回ですっ</p><p>ハイジは、真っ赤な顔で反論する</p><p>昨夜と朝と１回ずつ、していただきましたから</p><p>スッと、自分の下腹を触る</p><p>そうよね２回ともあたしたちと一緒に観ていだでしょまり子さん</p><p>みすずが、クククと笑う</p><p>もうハイジちゃんもずーっと一緒ですのパパと、アニエスと、みんなとっ</p><p>ニコッと、アニエスが微笑む</p><p>パパとセックスしたんですからっ家族ですからっねっ</p><p>アニエスが、ハイジに抱きつく</p><p>ハイジも、愛しそうにアニエスを抱く</p><p>昨夜はイーディお姉様という、大切な姉ができました今朝は、アニエスさんという、大事な妹ができましたわたくしは幸せです</p><p>家族ができたということをその実感を噛みしめる</p><p>もおおっ、パパもいるよ</p><p>あ、はいもちろんです一生、お仕えする男性にも巡り会えましたわたくし</p><p>そして、ハイジは鳥居さんに</p><p>結婚とか、別にいいんですわたくしはわたくしみたいな境遇では、幸福な結婚は無理だと思っていましたからこちらの家族に入れていただいてみなさんと仲良く暮らし、そしてこの家族の中で、わたくしも子供を産みたいと思います</p><p>もちろんよあたしたちもそうだからハイジさんも、旦那様の元気な赤ちゃんを産んでね</p><p>アニエスもパパの赤ちゃんを産みますのみんなで、楽しく育てましょう</p><p>そう言う、ハイジ、みすず、アニエスを見て</p><p>そんなのおかしいですわ馬鹿げています</p><p>鳥居さんは騒ぎ出す</p><p>あら、変ではないわよ世界には、一夫多妻制の国なんてたくさんありますし</p><p>みすず様ここは日本です日本は、一夫一婦制なんです</p><p>あら、日本でも民法においても、刑法においても重婚罪の適応は、法律婚が重複して成立している場合だけですわつまり、戸籍上の問題です事実婚として、戸籍とは関係無く一夫多妻をしている場合は、罪として裁かれることはありませんわ</p><p>ですが道徳的な問題として</p><p>カッとして反論しようとする鳥居さんに、瑠璃子は</p><p>それはどなたの、どういう立場からの道徳ですか</p><p>道徳なんて国や文化で違う</p><p>ちょっと残念ねあたし、まり子さんて、もう少し思考が柔軟な方だと思っていたわ</p><p>瑠璃子からみすずに、バトンタッチする</p><p>あたしたち家族のことは、あたしたち自身とあなたしか知らないのよ秘密さえ守られればあたしたちが家族の中で、どんな風に生活しようと問題は無いと思わない</p><p>あ、あの香月閣下は</p><p>お祖父様は、全てご存知よそして、お祖父様もあたしたち家族の一員よもちろん、お祖父様とはセックスしないけれどあたしたちにとっての男は、旦那様だけだからお祖父様には、みんなの祖父の役目を担当していただいているわ</p><p>アニエスは、ちょっと苦手ですけれどでも、オジィちゃんはとっても良い人ですのだから、失礼なことはしてはいけないしいつも、ニコニコしてオジィちゃんのお話を聞かないといけませんのっ真緒ちゃんも、そうしてますの</p><p>今、この時間真緒ちゃんは、ジッちゃんと朝食を食べている</p><p>普段から、アニエスが真緒ちゃんに、ジッちゃんには失礼なことをするなと話しているんだろうか</p><p>いや多分、逆だな</p><p>渚が真緒ちゃんに、香月様の前では、お行儀良くしていなさいと話して</p><p>それを真緒ちゃんが、アニエスに話しているんだな</p><p>４歳の真緒ちゃんの方が、１２歳のアニエスよりも場の空気を読むのが上手いし</p><p>香月様は認めていらっしゃる</p><p>当たり前でしょそうじゃなかったら、香月家の本家邸宅の中で、こんなに好き勝手なことをさせていただけるはずがないわ</p><p>お兄様のことをお認めになっていらっしゃるから昨日のパーティも、ここで開くことができたわけですし</p><p>昨日のパーティはオレがみすずのパートナーだということを、正式に名家のお嬢様たちに公表する会だった</p><p>しかも、ジッちゃんはパーティの前に、わざとオレとお嬢様たちの前に登場することでオレを認めていることをアピールしてくれたし</p><p>あたしたちにとっては、この家族のシステムが最良なのよ旦那様という１人の男性を、みんなで仲良く愛するというのが</p><p>お兄様のお人柄なんでしょうけれどホント、ケンカとかないですわみんな仲が良いですし、お互いを慈しみ合ってみんなで協力し合って生活しています</p><p>みんな大好きですのっみんな良い子ですっ</p><p>色んな年齢の色々な経験をしてきている子が集まっていますから年長者は年下の面倒を見ますし問題があれば、みんなで率直に意見を出し合って最後は、旦那様に決裁していただいていますし</p><p>いや、みすずオレを変に立てるのは止めてくれ</p><p>家族のお母さん役は、ミナホ姉さんだし</p><p>母親が暴走しないように、お姉さんとして克子姉、渚、マルゴさんそれから、専門職の翔姉ちゃんが見ていてくれるし</p><p>さらに、お父さん役のキョーコさんも居る</p><p>もちろん、お祖父さん役のジッちゃんも</p><p>オレたちの家族は、何重もの安全装置が付いているんだ</p><p>何よりセックスですわわたくし、お兄様でないと、無理ですからお兄様以外の方とセックスするなんて考えられません</p><p>あたしたちも人間ですから女ですから旦那様のように、安心して身体を預けられるセックスしていただける男性がいるということは、とても大切なことなのよ</p><p>で、でもい、今はいいですけれどいずれは</p><p>いずれ</p><p>みすず様も、瑠璃子様も黒森様の赤ちゃんをお産みになられたら香月家の未来は</p><p>そんなこと、あなたが心配することではないわ</p><p>はい万事、わたくしたちで上手くやります</p><p>戸籍上は、誰かが、旦那差様の本妻になるのでしょうけれど</p><p>生まれてくる子の調整は、可能です</p><p>海外の病院であたしの出産の時は、瑠璃子が付き添いに来て</p><p>わたくしの時には、みすずお姉様に来ていただければ本当は、どちらが産んだ子なのか判らなくすることはできますし</p><p>赤ちゃんは、授かり物ですからあたしと瑠璃子、どちらが先に産むか生まれた子が男の子か女の子か、今はまだ判らないことですし</p><p>その時が来たら、ちゃんと対応致しますわ</p><p>でも、これであたしと瑠璃子を担ぎ上げて、香月家を二分しようとする人たちを抑えることができるのよ</p><p>はい、みすずお姉様もわたくしもお兄様から、離れませんから</p><p>みすずや瑠璃子を、自分の子供と結婚させて香月家を乗っ取ろうとする連中を牽制する</p><p>みすずは、オレがパートナーであるとジッちゃんが認めているからもう、手出しはできない</p><p>瑠璃子の方も、ジッちゃんが究極箱入り娘にしていた頃以上に他の香月家の人間たちと接触しない生活をさせている</p><p>普段は、オレたちの黒森の屋敷に居るのだから</p><p>学校と日舞の稽古に行く時しか、外出しないし</p><p>その時には、翔姉ちゃんかレイちゃんがピッタリと警護に付いている</p><p>あ、あの香月家には、美子様もいらっしゃいますが</p><p>鳥居さんの問いに、みすずは</p><p>それこそ、あなたが気にする必要の無いことだと思いますわ</p><p>はい、美子お姉様のことをわたくしたちがないがしろにするはずがありませんわ</p><p>美子さんはみすずのお付きだった</p><p>ずっと２人きりで暮らしていた大切な人なんだ</p><p>小さくなる鳥居さん</p><p>ところで、まり子さんあなた、このあたしたちの家族のことあたしたちの秘密を、桃子お姉様に報告なさいます</p><p>そうだ鳥居さんは</p><p>歌晏桃子姉ちゃんの妹分で</p><p>昨日のパーティ以降に起きたことを、桃子姉ちゃんに報告するためにこの屋敷に残った</p><p>まだ決めていません</p><p>鳥居さんはおどおどして言う</p><p>み、みすず様はわたくしがどうしたら良いとお考えですか</p><p>みすずの意向を尋ねる</p><p>さあそんなのは、あなたが決めるべきことだと思いますけれど</p><p>みすずは、冷たく返事をする</p><p>それより、あなた自身はどう思いますあたしたちの家族を見て</p><p>下を向く、鳥居さんに</p><p>お姉ちゃんもパパとしたいんですの</p><p>パパとセックスしたいんですの</p><p>な、何でわたくしが</p><p>動揺する鳥居さん</p><p>ハイジちゃんがパパとセックスして、とっても綺麗になって、可愛くなったからお姉ちゃんも、してみたいなって思ったのではないんですの</p><p>アニエスは、空気は読めないが鋭い子だ</p><p>スバッと言う</p><p>あのちょっと痛くて、恥ずかしいですけれど幸せになれます</p><p>ハイジが、元の主に言った</p><p>それに黒森様でしたら、まり子お嬢様がセックスなさってもその事は誰にも知られないですし</p><p>オレは公式には、みすずのパートナーであり</p><p>瑠璃子たちともセックスしていることは、完全な秘密になっている</p><p>まさか、みすずと瑠璃子が居る香月家の邸宅で</p><p>鳥居さんがオレとセックスしたなんて想像する人間はいない</p><p>ハイジちゃんを見てお姉ちゃんもしてみたいなって思いましたの</p><p>アニエスの言葉に、鳥居さんは息を呑む</p><p>この好奇心の塊みたいな鳥居さんが、ハイジとオレとのセックスを観て</p><p>でも、ダメですの今のお姉ちゃんはダメですアニエスが許しませんの</p><p>お姉ちゃんは、綺麗だけれどパパにセックスしてもらうには、可愛らしさが足りませんのもうちょっと、可愛くなってからでないとダメですのっ</p><p>アニエスの言葉が、鳥居さんに突き刺さる</p><p>そうね、あたしもそう思うわ今のまり子さんだとあたしたちの家族に迎え入れるのには不十分ね</p><p>ちょ、ちょっとあ、あのわ、わたくし黒森様と、そのするとかみすず様たちの家族に参加するとかそんな話は一言も</p><p>あら、入りになりたくないのまり子さんあたしたちの家族になるということは、あたし香月みすずの妹になるということよ</p><p>そして、わたくしの姉にもなられますわ</p><p>みすずは１７歳瑠璃子は１５歳</p><p>鳥居まり子さんは、オレと同じ１６歳だ</p><p>今のままのあなたは名家の血を引いているけれど名家の人間ではないという中途半端な立場歌晏桃子お姉様の妹分にしていただいていも実態は、臣下ですわ</p><p>ここに残っているのだって、桃子姉ちゃんの命令だからだ</p><p>つまり対等な関係でない</p><p>あたしたちの家族は違いますわだって、あたしたちは旦那様が一番なんですから</p><p>はい瑠璃子はお兄様の奴隷ですわ</p><p>旦那様が、あたしたちに対して公平に接して下さっている以上あたしたちの関係に上下はありません姉妹としての愛情だけです</p><p>アニエス、みすずちゃんも瑠璃子ちゃんも大好きルナも好きハイジちゃんも好きっ雪乃ちゃんたちも好きみんな大好きっ</p><p>あたしたちは知っているのよ自分１人だけでは、旦那様を幸せにして差し上げることができないということがあたし１人では無理みんなの協力が必要なの</p><p>お兄様もみすずお姉様を幸せにするためにそれには、香月家の安定が必要でしたからお祖父様を説得し、わたくしのこともお救い下さった１人を幸せにするためには、周りの人たちも幸せにしなくてはいけないんです</p><p>そういう過程で、旦那様を愛する女旦那様が愛する女が、１人、また１人と増えていったあたしは、ずっと見て来たわだから他の子に対して、嫉妬は感じません旦那様を、あたしが独占したいとも思わない</p><p>この家族だからわたくしたちは、わたくしたちの幸福を築き上げることができたんだと思いますから</p><p>アニエスは、みんな好きっパパが好きになる子は、みんな良い子ですのっ</p><p>でも、お姉ちゃんは良い子じゃないですのっ</p><p>１２歳の少女に否定される鳥居さん</p><p>早く、良い子になって来て下さいですのっ</p><p>スッと、ハイジが鳥居さんの前に進む</p><p>まり子お嬢様ほんのちょっと変わるだけでいいんです</p><p>ほんのちょっと変わっただけでわたくしも、幸せになれましたから</p><p>優しく元・主人に微笑む</p><p>でも、わたくしよく判らないのよ正直遊びでならちょっと試してみるだけなら、黒森様とセックスを体験したいという気持ちはあるわ</p><p>だって、黒森様男の方なのに怖くないしハイジが幸せそうに、セックスしていく様子を観たからわたくし</p><p>元護衛役に正直に話す</p><p>でも、それじゃあダメなんですセックスは遊びでしたりしてはいけないものですから</p><p>ハイジは言った</p><p>そ、そうよねそれは、やっぱりそうなのよね</p><p>まり子お嬢様わたくしは</p><p>わたくしはお嬢様とお友達になりたかったですできれば、姉妹の様に仲の良い関係になりたかった</p><p>でも、わたくしたちは主人と警護役という枠から出ることはできませんでした</p><p>わたくしが悪かったのよね今はよく判るわこうやって、みすず様たちのお話を伺ってわたくしが、主としてあなたに対して威張ってたのがいけないのよねだから、あなたはわたくしを見限った</p><p>そういうわけではございません</p><p>でもハイジはもう、あたしのハイジじゃないわ香月家のみすず様のところの子になってしまった</p><p>あたしのではありません旦那様のです</p><p>みすずが、注釈を入れる</p><p>あたし自身旦那様のものですから</p><p>そんなことは、どうでもいいんです</p><p>ああ、わたくし忘れていましたわわたくしヨーロッパで、最初にハイジに出会った時に</p><p>泣きそうな眼で、ハイジを見つめる</p><p>あたし、思ったのよ何て可愛い子なんだろうってこんな綺麗な子が、わたくしの妹になってくれたらいいのにって</p><p>それで、わたくし父に無理を言って、ハイジをヨーロッパから連れ帰ったのにあたし</p><p>鳥居さんは、悲痛な声で</p><p>あたしハイジを使用人としてしか接して来なかったハイジとお友達になりたかったはずなのに妹みたいに可愛がってあげたかったのにあたしは</p><p>準・名家のプライドが</p><p>自分は、名家の血を引いている娘なんだというコンプレックスが</p><p>ヨーロッパで拾って来た身寄りのない警護役のハイジに対して</p><p>厚い壁を作ってしまっていた</p><p>うううっ、すっごい悔しいし情けないわハイジを取られてしまったことがハイジが、わたくしのハイジでなくなってしまったことが</p><p>両手をギュッと握りしめてポロポロと涙を零す</p><p>オレは、ハイジを促す</p><p>ハイジは、スッと泣き出した鳥居さんを抱き締める</p><p>まだ遅くはないですよまり子お嬢様</p><p>でも、ハイジ</p><p>わたくしは今でも、まり子お嬢様のお友達になりたいと思っていますまり子お嬢様の妹にしていただきたいと思っています</p><p>だけどあなたは、もう</p><p>だから、お姉ちゃんは良い子にならないといけないんですのっ良い子になってパパとセックスするんですのっ</p><p>ビルドファイターの続編とＧレコで</p><p>秋にはガンダムが２シリーズも放映されるのか</p><p>秋までは生きていようと思います</p><p>965．朝の姉妹　／　手負いのマーライオン</p><p>とりあえず、朝食を終え</p><p>服を着替えて、昨日の中庭へ向かう</p><p>アニエス、みすず、瑠璃子、ハイジ鳥居さんも一緒だ</p><p>中庭では、イーデイと美智がすでにトレーニングを始めていた</p><p>ヨミとルナとコヨミちゃん真緒ちゃんも一緒だ</p><p>もう、パパ、遅いよ</p><p>パタパタと真緒ちゃんが走って来て、オレに抱きつく</p><p>えへへ、お早うパパ</p><p>オレも、真緒ちゃんを抱き締めてやる</p><p>過度の甘やかしはいけないけれどスキンシップは、過度の方が良い</p><p>そういうものだと、ミナホ姉さんから教えられている</p><p>旦那様、わたくしと瑠璃子はお祖父様のところへ行きますわ</p><p>みすずが中庭に面した洋館の２階のテラスを見上げる</p><p>ああ、昨日、パーティ前にジッちゃんと話をしたところだ</p><p>オレも見上げるとジッちゃんと克子姉、それに美子さんが中庭を見下ろしていた</p><p>３人で仲良く、オレたちを見下ろして話をしている</p><p>これだけ距離があれば、巫女の力の効力は無い</p><p>美子お姉様に、ちょっとカツを入れてきますわ</p><p>大丈夫ですわ、お兄様わたくしも参りますから</p><p>２人は外階段を上がって、２階のテラスへ向かう</p><p>あ、わたくしも</p><p>鳥居さんも、みすずたちに付いて行こうとするが</p><p>まり子さんは、皆さんと身体を動かしたらいかが</p><p>階段の途中から、みすずが振り向いてそう言う</p><p>戸惑う鳥居さんに</p><p>オウ、アタシが教えてあげるネマリコも護身術ぐらい覚えていた方がイイヨ</p><p>イーディが、鳥居さんに声を掛ける</p><p>ハイジもイルしネ</p><p>鳥居さんはハイジを見る</p><p>その間に、みすずと瑠璃子は階段の上に消えてしまった</p><p>今更、後を追うわけにもいかない</p><p>モットモ、ハイジはプロフェッショナル・コースの方なのネマリコは、マオやアニエスと一緒に初心者コースだヨ</p><p>はいですのっ一緒にやりましょうですのっ</p><p>アニエスが、鳥居さんの手を引っ張る</p><p>えっ、あっはい</p><p>鳥居さんのマイペースさ加減には定評があるがアニエスには勝てない</p><p>真緒ちゃん、コヨミちゃんこの子、まり子ちゃんですのっ</p><p>２人に紹介する</p><p>ルナはパーティの場に居たから、鳥居さんのことは知っている</p><p>えー、アニエスちゃんこのお姉ちゃんて</p><p>ジトッと、鳥居さんを見る真緒ちゃん</p><p>家族でない人には、警戒するように教育しているから</p><p>うーんとそこは、まだビミョーなんですの</p><p>ビミョー</p><p>どっちにしても、どっちにしてもビミョーなとこなんですの</p><p>アニエスとしては家族になるかならないか判らないと言いたいらしい</p><p>でも、真緒ちゃんにはビミョーという言い回しが、ツボに入ったらしい</p><p>はい、ビミョーですの</p><p>ビミョーねぇ</p><p>鳥居さんをハフッと見上げる</p><p>なぁーんだ、ビミョーかぁ</p><p>真緒ちゃんは、大きな声でそう言った</p><p>うんうん、ビミョーだっくししっ!ビミョーだぁぁ</p><p>ぇぇぇぇわたくしが微妙</p><p>戸惑う、鳥居さん</p><p>そんな風に評されたのは、生まれて初めてなんだろうな</p><p>はいビミョーですのアニエスが、そう認定しましたのっ</p><p>何なんだ認定って</p><p>でも、ビミョーというのは、ビミョーということでコヨミちゃんと一緒なんですの可能性がなくはないのですっということでビミョーなんですのっ</p><p>そういうアニエスの物言いの方が、よっぽど微妙だ</p><p>了解このお姉ちゃんは、ビミョーなのねっコヨミちゃん、ビミョーらしいよっ</p><p>年下の子たちにビミョー呼ばわりされて鳥居さんはガクッと落ち込んでいる</p><p>それでねこっちのハイジちゃんは、みんなの新しいお姉さんですのっホントにホントにパパの家族になりましたのっ</p><p>ルナは、昨夜、オレとハイジがセックスしたことを知っているが</p><p>ここは、真緒ちゃん、コヨミちゃんと一緒に大喜びする</p><p>わーいわーい</p><p>真緒ちゃんが一番騒いでいるけれど</p><p>こ、こんにちはわたくしは、アーデルハイト・鹿取ですハイジって呼んで下さい</p><p>挨拶するハイジ</p><p>え、ホントホントにホントに、真緒のお姉ちゃんなのお姉ちゃんになってくれるのっねっねっねーっ</p><p>興奮する真緒ちゃん</p><p>オレを見るハイジ</p><p>１６歳のオレに１２歳のアニエスがパパと呼ぶのは、名称だけだと想像が付くだろうけれど</p><p>まだ幼稚園児の真緒ちゃんは、もしかしたら本当にオレの子かもって思うよな</p><p>どう対するべきか悩んでいるんだ</p><p>つまり姉として向き合うのか母なのか</p><p>真緒ちゃんは、オレたちの家族の渚の娘だよだから、オレの娘なんだ</p><p>オレは笑顔で簡単に説明した</p><p>そうだよっだから、パパは真緒のパパなのっ</p><p>キュッとオレの足にしがみつく、真緒ちゃん</p><p>つまり、アニエスのパパでもあるんですのっそして、コヨミちゃんのパパでもあるんですのっ</p><p>アニエスの論理の飛躍は、よく判らない</p><p>でも、ハイジは頭の良い子だから、スッとオレたちの関係を察してくれた</p><p>オレの女には、すでに子供が居る女性もいるということを</p><p>よろしく仲良くして下さいね</p><p>母と姉の中間従姉妹のお姉ちゃんぐらいの感覚で、真緒ちゃんに接することにしたようだ</p><p>はーい、よろしくぅあたし、真緒ですっうししっ</p><p>コヨミですよろしくお願いします</p><p>コヨミちゃんは、いつも大人しくて礼儀正しい</p><p>うんっハイジお姉ちゃん、可愛いっさすが、パパ見る眼あるぅ</p><p>お、おい真緒ちゃん</p><p>そうですの、そうですのっだぁかぁらぁまり子ちゃんも、早く、ハイジちゃんみたいにならないとダメですのっ</p><p>ビミョーのままは、ダメだよねぇビミョーだからぐししっ</p><p>ああ、アニエスと真緒ちゃんのコンビニは敵わない</p><p>ほらほら、コヨミちゃんも何か言ってあげるですのっ</p><p>えっとわたしも、頑張って、早く大きくなります</p><p>コヨミちゃんは、まだオレとセックスしていないことを悪いと思っているらしい</p><p>ホレホレそろそろ、ストレッチから始めるネ</p><p>イーディが、みんなに声を掛ける</p><p>はーい、イーディちゃん</p><p>さあさあ、やろうやろう</p><p>美智とイーディの教え方はとにかく、ストレッチを念入りにやる</p><p>身体の柔軟性が、何よりも大切だという考えだからだ</p><p>その後は、年少組とプロ・コースでトレーニングが違う</p><p>イーディによると、幼いうちから肉体に筋肉を付けすぎるのは良くないのだそうだ</p><p>筋肉が身体を締め付け、肉体の成長の邪魔になるらしい</p><p>だから、真緒ちゃん、アニエス、ルナたちには動体視力や俊敏性、瞬発力瞬間的に発想し、思い付いたアイデアを正確に実行する訓練を多目にさせている</p><p>それから、集中力をキープしたまま、周囲の状況にも気を配ることができるようになる訓練も</p><p>こういうトレーニングをすると勉強もできるようになるらしい</p><p>はーい、身体は温まったカデハ、ココカラはコースごとネミチ、そっち頼むよ</p><p>２グループに分かれ</p><p>イーディが、ハイジとヨミの体術の指導をする</p><p>ヨミも本当ならまだ初心者コースでいいんだけれど</p><p>１３歳のハイジと１４歳のヨミで仲良くなってなって欲しいから</p><p>イーディがハイジを教え、それをハイジがヨミに伝えるみたいな関係教えてくれる人と、自分が教えないと行けない人が一緒にいる方が良いだろう</p><p>年少組＋オレと鳥居さんは、美智が指導する</p><p>では、各自おのおののハンマーを持ちなさいっ</p><p>ハンマー昔、美智が使っていた、人呼んでビクトリーハンマー</p><p>鎖の先に硬化ゴムの玉を付けて、分銅みたいに振り回して敵にぶつける武器</p><p>あれをみんなで練習している</p><p>いっくよーパパ、見ててっ</p><p>ぶるんぶるんと振り回す、真緒ちゃん</p><p>真緒ちゃんのハンマーだけは、軽い特注品だ</p><p>もっとも、オレやアニエスたちのも美智が使っていた実戦用ではない</p><p>美智からハンマーを手渡されて、困惑している鳥居さん</p><p>子供たちに使わせているのは、柔らかいゴムの分銅ですから当たっても、危険はありませんこれは集中して的を狙い、正確に当てるという訓練ですしかも楽しい</p><p>真顔で、美智は言う</p><p>今となっては、これをわたくしに教えてくれた祖父に感謝しております</p><p>美智は、最初の頃ずっとこの武器を使っていた</p><p>これをマスターすることで、敵との距離と自分の武器の有効範囲を、瞬間的に把握することができるようになりますしかも、頭上で回転させている分銅球を正確に敵に当てるのは難しいこれは、相手に自分の気を当てる練習にもなります</p><p>頭上で分銅球を回転させることは自分の身体の中で気を練り、溜めることに通じますそれを確実に敵に当てる上達すれば、敵の丹田を正確に感じ取り、気で射貫くことができるようになります</p><p>つまり、ビクトリー・ハンマーは</p><p>工藤流古武術の気の技の訓練の一環だったんだ</p><p>みんなで何か楽しそうに木にガムテープで✕印を付けた的にハンマーを投げているけれど</p><p>真緒ちゃんだけは、距離を短くして木の台の上に置いたペットボトルを的にしている</p><p>いずれ、名家の方々に行う指導でもまずはこのハンマーからマスターしていただきます</p><p>美智は名家の警護役や、武術が好きなお嬢様たちに工藤流を教える約束をしている</p><p>昨日、ここに来てくれたあの可憐な女の子たちが、大勢でハンマーを振り回している情景は、なかなかシュールな気がする</p><p>というわけですからどうぞ</p><p>美智は、鳥居さんにも的を狙うように言う</p><p>あそうねはい</p><p>鳥居さんは、考えることを止めたらしい</p><p>とりゃぁ</p><p>アニエスたちの真似をして、ハンマーをブルンブルン振り回す鳥居さん</p><p>ビミョーちゃん、腰が定まってないですのっ</p><p>アニエスが、グイッと腰を落とすように言う</p><p>鳥居さんは、プリッとお尻を突き出す</p><p>全然、安定していない</p><p>それでこうですっ</p><p>ルナが、シュバッと分銅球を放つ</p><p>ゴムの玉は真っ直ぐに木のターゲットに当たり弾ける</p><p>あはいそりゃあっ</p><p>鳥居さんの分銅球は、へろへろへろっとアサッテの方向へ飛んでいく</p><p>はぁぁ、ダメだねぇぇぇ</p><p>真緒ちゃんが、自分の的のペットボトルをパコンと倒してそう言った</p><p>ホントにビミョーだぁぁ</p><p>鳥居さんの負けず嫌いの血が騒ぐ</p><p>ちょっと、ちゃんと教えて下さい</p><p>美智を睨む</p><p>はいではまず重心の位置と、目標までの距離を掴むことから</p><p>美智が、丁寧に指導していく</p><p>うん、これならいいだろう</p><p>さっきの朝食の席で、みすずと瑠璃子香月家のお嬢様２人に全否定された鳥居さんが</p><p>年少組と仲良くなってくれれば</p><p>オレも自分のハンマーをブンッと振り回し的に放つ</p><p>ガムテープのバッテンの中心に、スコーンと当たった</p><p>黒森様意外と器用なんですのね</p><p>オレもみんなのことを守りたいですから</p><p>見た目は遊びみたいですけれどこれは、本当に古武術の訓練ですから</p><p>ハンマーが正確に当てられるようになったら、手裏剣とかも当てられるようになるらしい</p><p>美智やイーディみたいに、高速で走り回りながら同じく次々に場所を変える敵に正確に当てられるようになるまでは遠い</p><p>こちらも的も動かないから、オレでも当てられるんだ</p><p>遮蔽物に隠れている敵とかでも、美智ならムチで死角を攻撃できるらしいし</p><p>ううう、負けませんわ</p><p>鳥居さんは熱くなる性格らしい</p><p>でも、人のアドバイスには耳を貸す人なんだな</p><p>美智だけでなく、アニエスやルナ真緒ちゃんのアドバイスも真面目に聞いている</p><p>決して悪い人ではないんだよな</p><p>しばらく、みんなで楽しくハンマーを続けた</p><p>一方、イーディとヨミとハイジは、汗だくになって組み合っている</p><p>ハイジ、ソコは勇気をもって、もう一歩踏み込むトコロネ</p><p>ハイジは、アカデミーで基礎だけはしっかりやって来ているが師匠がいないから、習ったこと以上の稽古ができていなかった</p><p>それをイーディが指導する</p><p>ヨミもソコは足が逆ネ</p><p>心が読めても武術のコツみたいなものは、とっさには理解できない</p><p>論理や言葉が飛躍している思考だから</p><p>ああ、それは足を注意するんじゃなくって背中の方に重心を移動させろという意味だと思いますわ</p><p>でも、ハイジはアカデミーで論理的な指導を受けてきているから</p><p>イーディの言葉を、判りやすくヨミに解説することができる</p><p>あ、判りました重心がこっちに来るから、足が左右逆になるんですね</p><p>ソウイウことネ</p><p>うんこっちも良い感じだ</p><p>ハァァァ</p><p>突然、美智が茂みに向かって、手裏剣を放つ</p><p>クセモノ今の手裏剣はわざと外しましたっ出て来なさいっ</p><p>今、この屋敷の中でこんなことをするのは</p><p>よくぞ、見破ったさすがは工藤美智</p><p>さすがですっ</p><p>まるで忍者マンガみたいに樹木柄の迷彩の布をパッと跳ね除けて</p><p>安城ミタマ＆キヌカ姉妹が現れる</p><p>とっくに気付いてたネ殺気は無いカラ、放っといたノヨ</p><p>イーディは呆れる</p><p>工藤流古武術の奥義、しかと見せていただきましたっ</p><p>いや奥義って</p><p>初心者コースのビクトリーハンマーだけど</p><p>思っていた通り、焦れて食らいついてきましたね</p><p>美智は姉妹にそう言う</p><p>こいつらも、武闘派だから朝は身体が動かしたいんだな</p><p>何だ、安城さんたちも一緒に稽古したいのか</p><p>稽古何をおっしゃいます安城流拳法は門外不出の秘伝の技たとえ、稽古であったとしても手の内を明かしは致しません</p><p>致しません</p><p>明かさないって昨日から、随分、見ているけれど</p><p>スカイラブ・ハリケーン・ミキサーとか謎の大道芸とか</p><p>ゴタクはイイノネ</p><p>アンタたちが、ここに顔を出したのは自分たちの強さをアピールするためデショ</p><p>オレは洋館の２階テラスを見る</p><p>ジッちゃんやみすずたちはお茶を飲みながら、まだオレたちを見ている</p><p>香月家の当主の前で、自分たちの実力をアピールしようというのか</p><p>わたくしたち姉妹は、武の道に生きる者鞍馬家のお嬢様たちをお救いするには、もはやこの方法しかないと考えました</p><p>ましたーっ</p><p>するとターゲットは美智か</p><p>香月家の警護役である美智を倒すことでジッちゃんに認めてもらい</p><p>香月家で働く代わりに、鞍馬姉妹を解放してもらうとか</p><p>あるいは、鞍馬家の借金を少しでも減らそうと</p><p>工藤美智殿、あなたに恨みはございませんがこれもお家のためですわたくしと決闘して下さいませっ</p><p>いざ尋常に勝負っ</p><p>安城姉妹は、構える</p><p>勝負決闘また、随分、猪口才なことをおっしゃいますね</p><p>美智は、静かに言う</p><p>あー、ところで勝負は、わたくしと美智殿の１対１でお願い致しますあー、そっちの人は抜きで</p><p>色黒の人、抜きでお願いしまーす</p><p>ああ、昨日の闘いを見て</p><p>美智とイーディのコンビネーションには敵わないと考えたのか</p><p>安城流拳法と工藤流古武術それぞれ、代表者同士の決戦ということで一つ</p><p>一つ、お願い致します</p><p>随分、舐められたものですねわたくしとあなたが対等どうぞ、姉妹で掛かって来て下さいあなたたち２人に倒されるような工藤美智ではございません</p><p>何か美智の口調が、芝居っぽいぞ</p><p>美智は判っていて安城姉妹のノリに付き合っている</p><p>ぶははははは工藤美智、破れたりっ</p><p>破れたりたりっ</p><p>案の定安城姉妹は、ノリノリで美智を指差す</p><p>工藤美智殿ならば、きっとそう返事して下さるだろうと思っておりました</p><p>しかし、あなたも判っていらっしゃらないようですね我ら姉妹の本当の実力を</p><p>負けませぬっ</p><p>そっちでやりましょうここだと、小さい子たちを巻き込みます</p><p>美智はススッと人のいない方へ向かう</p><p>隙アリッ</p><p>覚悟ッ</p><p>シュババババッと、突進する安城姉妹</p><p>Darling、ハイジ</p><p>イーディの言葉に、オレたちはそれぞれ女の子たちを保護する</p><p>ハイジは、鳥居さんを</p><p>オレは、真緒ちゃんとアニエス</p><p>イーディは、ルナとコヨミちゃんを</p><p>ヨミも、慌ててオレたちの方へ逃げてくる</p><p>それも計算済みですっ</p><p>そして、この位置はあなたの死角っ</p><p>オレたちの真ん中を突っ切って安城姉妹は、美智に飛び掛かる</p><p>行くぞ、キヌカ</p><p>どっこい、姉様</p><p>安城流奥義ひぃぃさぁつぅぅ</p><p>マーライオン飛行斬りッー</p><p>姉妹が同時に美智に飛ぶ</p><p>マーライオン飛行斬りがどんな技かはこれから考えます</p><p>いや、最初は必殺、ジョルト・コォォラァァだったんですけれど</p><p>ジョルト・コーラってアメリカではまだ売っているんですね</p><p>一々調べないと怖いです</p><p>ちなみに、快傑ライオン丸がライオン丸飛行斬りで</p><p>風雲ライオン丸がライオン飛行斬りなんだそうです</p><p>今は有名なアニメ・特撮の脚本家になった方が、80年代のコミケで</p><p>テレビ・ラドンやたのもしい幼稚園というパロディ同人誌を出していたのですが</p><p>私は1冊だけ持っていました</p><p>その中のネタに風雲ライオン丸の敵、マントル・ゴッドの弟、ホテトル・ゴッドというのがありまして</p><p>いや、今の人は判らないですよねマントルとかホテトルという単語は</p><p>愛人バンクを題材にしたドラマとかもありましたけれど今観たら、ワケが判らないでしょうね</p><p>時代の風俗を映したものは現代では</p><p>ポケベルが鳴らなくてとかポケベルの数字だけで会話する人たちとか</p><p>エロゲーの放課後恋愛クラブとか、恋人になるとポケベルにメッセージが届くという演出がありました</p><p>966．朝の姉妹たち　／　文化が違う</p><p>マーライオン丸飛行斬りッー</p><p>二人同時に、美智に飛び掛かった安城姉妹ッ</p><p>姉のミタマさんの方が先に、手刀で美智に襲いかかったところに</p><p>妹のキヌカさんが、姉の影から</p><p>プゥゥゥゥッ</p><p>口から毒霧を、美智に吹きかけるッ</p><p>もらったぁぁッツ</p><p>その瞬間、美智は２人の視界から消えている</p><p>キヌカさんが吐いた毒霧も、美智には当たっていない</p><p>驚く２人の背後から</p><p>未熟者</p><p>美智が気を込めた拳で、安城姉妹の神経節を打つッッ</p><p>ぎゃひっ</p><p>安城姉妹は、ドタッと中庭の芝生の上に倒れる</p><p>ヨミ、ルナ力で抑え込め</p><p>オレは、２人に命じた</p><p>うん、兄さん</p><p>ヨミが、１８歳のミタマさんを</p><p>ルナが、１３歳のキヌカさんをそれぞれ、肉体支配で拘束する</p><p>あがっ</p><p>はぬっ</p><p>安城姉妹は、もう反撃することはできない</p><p>なぜ、小さい子たちを巻き込むかもしれないやり方で仕掛けたんだ</p><p>美智は、場所を移動しようと言ったのに</p><p>安城姉妹は、わざと真緒ちゃんやアニエスたちの居るド真ん中を突っ切って、美智に仕掛けた</p><p>あ、あうう</p><p>ああ、ルナの方が巫女の力での拘束が強いんだな</p><p>キヌカさんは、まともに話すこともできなくなっている</p><p>ちゃんと答えるネコトと次第によっては、許さないヨ</p><p>イーディも怒っている</p><p>こうでもしなくては、隙が作れませぬ</p><p>ほげげ、ほがほがほが</p><p>キヌカさんはその通りですと言いたいらしい</p><p>今のわたくしたちは、どんな手を使ってでも勝たなければならないのですから</p><p>ほひひひはひはひ</p><p>今度はよく判らない</p><p>絶対に負けられないって言いたいみたいだよ</p><p>ルナが、キヌカさんの心を読んで教えてくれた</p><p>えー、でも負けたよね</p><p>真緒ちゃんが言う</p><p>はい、一撃で美智ちゃんの価値ですの</p><p>ほひひひ、はひはひ、ふひひひ、ぶひぬっ、むへむへげぼぼっ</p><p>わたくしたち姉妹が負けを認めない限り、わたくしたちは負けてはいないだってさ</p><p>え、この状況でもまだ勝てるとか思っているんですか</p><p>コヨミちゃんが尋ねる</p><p>ううん、負けてるっていうことは判っているみたいただ、何としても負けてないって言い続けたいみたい</p><p>はあ、それは随分負けず嫌いですの</p><p>ルナの答えに、アニエスが呆れる</p><p>どうしようもないまでに未熟なのですねあなたたちは</p><p>た、他流派の人間に、未熟などと評されるのは心外です</p><p>姉のミタマさんが、美智を睨んで言う</p><p>流派あなたたちは、流派を代表するほどの手練れではないでしょうしかも、わたくしが言っているのは武術者としての評ではありません</p><p>スッと美智は、芝に倒れている安城姉妹を涼しい眼で見下ろす</p><p>警護役としてあなたたちの今の行動は、失格だと言っているのです</p><p>目的のためなら手段を選ばないというのならテロリストと同じです警護役は、自分の主だけを守れればいいというワケにはいきません主と一緒に、近くに居る無抵抗は一般の人たちも守らなくてはならないのです</p><p>それは貴様の考えであろうわたくしたち姉妹は安城の家はそうではないっ</p><p>ばひひぶひぶひぼふっ</p><p>ミタマさんは、美智に抗議するついでにキヌカさんも</p><p>まあ、３歳も年上のミタマさんからしたら、美智に文句を言われるのは嫌なんだろうな</p><p>安城家にとっては、主家、鞍馬のお家の皆々様のお命とお身体だけが全て近くに居る他の方々を犠牲にしたとしても、主さえご無事ならばそれど良しと覚悟を決めています</p><p>ぶひひあんっ</p><p>これはオレにも判った決めてますって復唱したんだな</p><p>ソンナ考えの警護役を雇っているから、クラマの家は没落したノネ</p><p>くぅぅ、わたくしたちだけでなく、主様たちまでも愚弄する気かっええいっ、この拘束を解けっわたくしと勝負なさいっこの卑怯者</p><p>あうぐぅすとぅすっ</p><p>今度はイーディに決闘を申し込む</p><p>ダカラ、そういうのはダメなのネコウヅキの当主が見ているからって、とにかくどんなことでもガンバッてたら努力賞ぐらいは貰えるという考えは、もう止めるネ</p><p>イーディの言うとおり安城姉妹は、判っているんだよな</p><p>美智やイーディには、実力で勝てないということは</p><p>ただ、昨日から主である鞍馬姉妹とコンタクトできない状況が続いていて</p><p>ミタマさんキヌカさんも、焦っている</p><p>何でもいいから騒ぎを起こしてお前たち、なかなか根性があるじゃないかみたいなことでもいいから</p><p>ジッちゃんと話す機会を得たいと思っている</p><p>鞍馬家の令嬢姉妹の運命を変えられるのは、ジッちゃんだけだからだ</p><p>あなたたちは、大変身勝手ですどんなことでも、自分たちの甘ったれた妄想通りにことが運ぶと思っていますあなたたち自身の武術と同様に視野が狭い想像力が、圧倒的に欠落しているのです</p><p>例えば、昨日のパーティでどなたか１人でも、お客様がケガをしたらみすず様、いいえ、香月家が責任を問われます</p><p>ハイジとヨミとルナも、よく聞いておくネ</p><p>イーディが、警護役候補生たちに言う</p><p>わたくしたちの任務は、主だけ主の肉体的な安全だけを守っていればそれでいいということにはなりませんわたくしたちは、主の社会的な評価、他の人々からの信頼、主家の誇りまでも守り切らなければならないのです</p><p>例えば、みすずお姉様が他の名家のお嬢様と街中を歩いている時に襲撃を受けたとします敵のターゲットは、他家のお嬢様の方でそこに居たのが香月家の令嬢であることに気付かないで襲い掛かって来るということもありましょうみすずお姉様は、たまたま巻き込まれただけですしかし、どんな理由があったとしてもそこに香月家の令嬢が居たということは意味を持ってしまいます</p><p>ぶひっ</p><p>鞍馬姉妹は判らないらしい</p><p>もし、そこでわたくしが、みすずお姉様だけを守り、他家のお嬢様が襲撃者に攻撃されるのを見過ごしたとしたら香月家の名誉に傷が付きます自分たちだけ助かって、なぜ他家のお嬢様をお守りできなかったのだと</p><p>それはそちらの家の警護役の仕事でありましょうターゲットも、そちらのお嬢様だったのならこちらは被害者ではありませぬかっ</p><p>まぁんとひひっ</p><p>そう言う鞍馬姉妹に美智は</p><p>そうはなりません世の中はフィフティ・フィフティで動いているのではないのですから強き者は、常に弱き者を助けることが義務づけられていますそこに香月家の令嬢が居るのならみすず様を狙った襲撃ではなくても全ての襲撃者は撃退され、駆逐されなくてはならないのですただ、その場で倒すだけではありませんその襲撃を企てた人間たちも全て探し出し、この世から根絶します</p><p>そこまで、やらなければ裏社会の連中にナメられる</p><p>オレたちは、圧倒的な恐怖で恐れられないといけないんだ</p><p>もちろん、みすず様や他家のお嬢様さらに、周囲にたまたま居た一般人の皆様まで、誰１人ケガをするようなことがあってはいけませんさらに、警護役であるわたくし自身もケガをすることは許されません</p><p>それは、ケガをしてしまったらそれ以降、主に付き従って警護することができなくなるからですか</p><p>むひはっ</p><p>襲撃犯撃退で肉体にダメージが残ってしまったら、確かに、警護役の仕事に支障が出てしまうかもしれない</p><p>そういうことではありませんわたくしたちが警護役が、そんなことでケガをしたりしたらみすず様や、他家のお嬢様、そしてたまたまその場に居た一般人の皆様が心配するでしょうそういうマイナスの感情を、周囲の皆様に感じさせるのはプロフェッショナルの仕事ではありません</p><p>ああ美智が襲撃者と闘ったことで、ケガとかしたら</p><p>みんな心配するよな</p><p>警護役は常に泰然としていなくてはならないのですどんな時でも、圧倒的な強さで相手を撃滅できなければならないのです人様の眼のある場所では</p><p>もしケガをしたり、肉体にダメージがあったとしても</p><p>周りの人には気付かれないように、耐えなければならない</p><p>敵は卑劣な手段を使って、わたくしたちの死角から突然、攻撃を仕掛けてくるかもしれませんですが、わたしたちは瞬時にそれを察知し、冷静かつ適確に対処し、無傷でできれば一撃で、敵を仕留めないといけないのですそれが本当の警護役の仕事です</p><p>美智の言葉に、安城ミタマさんは</p><p>それは理想論だ実際にはそんなことはできないはずだっ</p><p>はむはむっ</p><p>美智は首を振り</p><p>だから、香月セキュリティ・サービスという組織があるのです１人や２人では無理なことを組織によってカバーしているのです先ほど、わたくしは人様の眼のある場所ではと申し上げました世間の皆様にはみすず様のお側で警護を勤めているのはわたくし１人ですわたくしの姿しか、見えていませんしかし、実際は裏で香月セキュリティ・サービスの方々が調査・偵察・介入・追跡・撃退など様々に動いていますそうして香月家の名を誇りを守っているのです</p><p>香月セキュリティ・サービスは名家全体の情報を集めている</p><p>みすずと一緒に居る名家のお嬢様の情報も当然、持っている</p><p>何かトラブルを抱えている家の子とみすずが行動を共にしたら</p><p>自動的に、周囲に私服警護員たちが配置されるし</p><p>怪しい人間の接近は、全てチェックされる</p><p>美智は、あくまでも警護の最終ライン最後の切り札なんだ</p><p>ついでに申し上げると香月家に敵対する敵なら、わざとたまたま周囲に居た一般人にケガをさせ香月家のせいで、罪の無い人たちが巻き込まれたというネガティブ・キャンペーンを仕掛けて来るでしょうだから、わたくしたちは一般の人々には、絶対に被害を出すわけにはいかないのです常に、そこまで考えて任務を遂行していますわたくしたちは</p><p>家の誇りまで守り切るというのはそういうことだ</p><p>そんなこと香月様のお家だけでございます</p><p>ぶひひひん</p><p>悔しそうに、安城姉妹は言う</p><p>どの名家でもそんなことができるわけがない</p><p>ばばるぅ</p><p>うん名家と言っても</p><p>狩野桜子さんの家みたいに、家柄だけ高くて今は、名誉職だけみたいな仕事で細々と残っている家もあるし</p><p>鞍馬家みたいに、没落が確実な家もある</p><p>香月様のお家だからこそ、香月セキュリティ・サービスの様な組織が持てるのですっ他の名家は</p><p>ちゃんと伝わってないみたいだから、オレが話すけどさ</p><p>美智は、警護役としてのプライド誇りの話をしているんだよオレから見たって、安城さんたちの仕事っぷりはダメだプロとしての矜持が感じられないつーか、あなたたちはいつも思い付いたら、すぐに顔を突っ込むの行き当たりばったりで物事をじっくりと考えるみたいなことが、全然できていないじゃないか</p><p>だから、こんな変な形で美智に決闘を申し込んだりしたわけだし</p><p>もうちょっとさ考えてから、行動しろよそれから、今の香月セキュリティ・サービスのことはさオレたちには、こういう組織がありますから、皆さん活用して下さいっていう話を昨日のパーティで、名家のお嬢様たちにしたろだから、いいんだよ今後は、香月セキュリティ・サービスが名家全体をガードしていくことになるんだから</p><p>この姉妹はホント、主の鞍馬家の令嬢たちのことしか頭に無いから</p><p>それでは困りますっ</p><p>ほびろんっ</p><p>それではわたくしやキヌカは、今度どうやって生きていけばいいのでしょうかっ</p><p>はばろくすくっ</p><p>わたくしたち姉妹は組織との連携などできませんっ</p><p>ばくろぐっ</p><p>わたくしたちはわたくしとキヌカ２人だけで、生涯、鞍馬美里様、ありす様をお守りしたいのですっ</p><p>おっぺけぺっぽうはっぱふみふみっ</p><p>気持ちは理解できるが思いっきり、空回りしているなこの姉妹は</p><p>デモアンタたち、向いていないネ警護役</p><p>警護役にしては、アマリニモ何も考えていないネアマリニモ、顔に表情が出すぎるネアマリニモ、目立つことが大好きネアマリニモ、思い切りが良すぎるネアマリニモ、人の話を聞かないネアマリニモ、状況判断ができないネそして</p><p>アマリニモ、面白すぎるネキャラが立ちすぎヨ</p><p>こんなに主よりも目立って、言動が面白い警護役はダメだダメ過ぎだ</p><p>何とわたくしたちは先祖代々、鞍馬家の警護役を続けている安城家の娘でございまするぞっ</p><p>ぴあにっしもっ</p><p>ダカラ、時代が違うノネ１００年前と今は違うンダカラアンタたちの拳法と同じで今の時代には合ってないノネ</p><p>くくっ安城流拳法は１００年先でも闘い続けられる技として、１７０年前に初代・安城孫左右衞門によって編み出された暗殺拳でございますっ</p><p>ばんぶるっ</p><p>だから時代遅れじゃないか</p><p>その古い技をアンタたちが、いかにゲンダイで通用するようにするかが大切なんだと思うヨ</p><p>アタシもミチも、そうネアタシたちが習い覚えた技も古い武術ネ</p><p>イーディは、ニューオリンズの暗殺教団に伝わっていた技</p><p>美智は工藤流古武術</p><p>わたくしも、以前、同じ壁にブチ当たったのです祖父より工藤流古武術の全てを伝授された後祖父はわたくしに、父の元へ行くように命じました父はわたくしの流派を途中で投げ出して東京へ出た人間でわたくしは、父から習うことなど何も無いと思っていましたしかし父は</p><p>わたくしの父は、香月セキュリティ・サービスの下請けのような仕事をしておりますからわたくしも、父の仕事を手伝うようになりましたそして、実際の現場の中で色々と学んだのです</p><p>工藤父から学んだ</p><p>一つの武術・流派というものはその中で研ぎ澄まされていく内に理想化されていきます流派内部だけでのルールやしきたりが発生します現代剣道では足へ攻撃はルール違反ですが、ナギナタには脛《すね》への攻撃が認められているように実戦の使用にはそぐわないようなことも増えていきます</p><p>わたくしの古武術も日本人が着物を着て、草履を履いているのが当たり前な時代に作られたものですから現代に合わせて直す必要があります相手との間合いや距離感、呼吸が違いますからわたくしの父は、そのアレンジがとても上手いのです</p><p>確かに工藤父は、そういう才能はあると思う</p><p>父の言葉ですが実戦にはルールは無い、何でもアリだと考えるのは、大間違いだというものがあります</p><p>実戦にもルールがある</p><p>ＶＩＰを襲撃するのに、核ミサイルを使う人はいません毒ガスを使って、周りの人間ごとというのも無いですでも、爆弾テロはあるかもしれない銃撃なら撃つ位置があります状況をよく観察し、守るべき人と敵に関する情報を精査すれば敵にとって何はアリで、何はナシなのかルールが見えてきますそれに則って、こちらは対処すればいいのです</p><p>わたくしも、かなり派手な闘い方をしますがそれは敵の注意をわたくしに集めるための行動ですわたくしを先に倒さなければならないというプレッシャーを相手に与えるためです</p><p>アンタたちとは違うノネアンタたちは、何も考えて無くてタダ目立つのが好きなダケだから</p><p>イーディが、安城姉妹に言う</p><p>わたくしたちだって</p><p>はるばるとうさんっ</p><p>イーディがキヌカさんを見る</p><p>アンタ、ソレ面白がってやっているダロ</p><p>結構前から、ちゃんと喋れるようになっているヨネ</p><p>キヌカさんは</p><p>ばぁれたぁかぁぁ</p><p>そういうところがダメなのヨ警護役じゃないノヨ</p><p>うん、お笑い目指した方が良いと思うよ</p><p>この子、美智お姉様の真面目なお話、全然聞いてなくて次に、どれだけ変なことを言うかしか、さっきから考えてなかったから</p><p>そちらのお姉様の方は一応は、聞いていらっしゃるみたいですわ</p><p>ヨミがミタマさんの心を教えてくれた</p><p>ミタマさんは、まだ話が通じるかもしれないが</p><p>キヌカさんは、無理だ</p><p>何が問題で、何をしなくちゃいけないという以前に</p><p>自分が変わらないといけないという気持ちは無い</p><p>だから、何を言われているのか全然判らないし</p><p>判る気もないし</p><p>聞く気もない</p><p>Darling、どうするネ</p><p>取りあえず、美智この姉妹を、お前に預けるというプランはナシだ</p><p>オレは、安城姉妹を見る</p><p>姉のミタマさんだって、論点はズレているものな</p><p>自分たちはこのままでいたい世界の方が、自分たちに合わせて変わって欲しいって思っているわけだし</p><p>美智は真面目だからなこの姉妹とは、合わないと思うよ</p><p>とにかく、美智とではどこまでも平行線だ</p><p>ソウネドッチかっていうとネイの方が合っているネ</p><p>イーディはそう言うが</p><p>寧の明るくオチャラケた性格は作ったものだ</p><p>本当の寧寧子は、大人しくて真面目な性格だ</p><p>この姉妹を指導するのは無理だ</p><p>ミナホ姉さんは娼婦候補の子たちの指導で精一杯だろうし</p><p>もしかしてあたしの出番かしら</p><p>振り向くと、洋館の２階のテラスから克子姉が降りて来ていた</p><p>あたしも最近大人しくしていたから久しぶりに、ヤッちゃおうかしらっ</p><p>そうだ最近の克子姉は、すっかりみんなの気さくなお姉さんになっているけれど</p><p>オレと最初に出会った頃は暴れ大性獣だった</p><p>ヨミちゃんとルナちゃん借りていい</p><p>どうするの</p><p>ん躾けるのよ結局、この子たちは躾がなってないだけだから</p><p>克子姉には具体的な対応策が、見えている</p><p>この子たちみたいに、なーんにも考えてなくて、ただその時の感情だけで突発的に行き過ぎた行動に出る子はね１回、キッチリ型にハメてあげないといけないのよ周りをよく見て、人の迷惑にならないように、よく考えて行動するようにね</p><p>型にハメる</p><p>ヨミちゃん、ルナちゃんとりあえず、この子たち、拳法とか一切使えない状況にしてくれる</p><p>それは拳法に対する記憶とかを全部削っちゃうってことですか</p><p>ルナが聞く</p><p>そんなことをしたら安城姉妹は、２度と自分が学んで来た拳法が使えなくなる</p><p>そこまでしなくていいわとにかく、身体の自由を奪えばいいのよそうね、両方の手首と足首に、１０キロの重りが付いているイメージとかでもいいわとりあえずは</p><p>それぐらいでしたらすぐにできます</p><p>ヨミが答えた</p><p>あぅぅ</p><p>ぎょえ</p><p>安城姉妹は、いきなり感じる手足の重さに驚く</p><p>姉の方はもう５キロ追加ネ妹は、右足だけ３キロ追加左右の重さのバランスが合っていると意外と動けるノネ</p><p>むひっ</p><p>安城姉妹の感じる重さが増える</p><p>とりあえず、あっちの部屋の中でお話しましょうかお話するだけなら、手足が重くても平気でしょ</p><p>イーディも付き添ってくれ</p><p>もしものことを考えて、イーディにも付いてもらう</p><p>安城姉妹と克子姉、ヨミとルナイーディが屋敷の中へ向かう</p><p>オレも行った方がいいかな</p><p>逆に、屋敷の中から翔姉ちゃんが現れる</p><p>オレを見てススッと寄って来る</p><p>その顔は少し悲しそうだった</p><p>どうしたの、翔姉ちゃん</p><p>翔姉ちゃんは、みんなに聞こえないように小声でオレに囁いた</p><p>関西から報告があったわ天童貞男さんたち死んだわ</p><p>全員死亡を確認したそうよ</p><p>そうなるとは思ってたけれど</p><p>あいつらには</p><p>天童乙女や園子さんたち</p><p>リエとエリ</p><p>翔姉ちゃんは、オレを見る</p><p>判ったオレから伝えるよ</p><p>みんなはみ出し者のヤクザで酷い親だったけれど</p><p>親は親だ</p><p>あの子たちに誰かが伝えないといけない</p><p>車、用意してあるわ</p><p>翔姉ちゃんが、オレにそう言った</p><p>この間、テレビに警察犬の訓練士の人が出ていて</p><p>犬に躾をするためには犬に合わせてはダメという話をしていました</p><p>散歩とかも、犬が行きたそうな顔をしている時に行くのではなく</p><p>飼い主が、犬と散歩したいと思った時だけ行く</p><p>義務にしない</p><p>毎日の習慣だから今日は行きたくないけれど行くみたいなのは止める</p><p>飼い主が犬の顔色をうかがうのでなく</p><p>犬の方が飼い主の顔色をうかがうようにならないといけないそうです</p><p>967．朝の姉妹たち　／　夢の途中</p><p>えー、パパ行っちゃうの</p><p>オレが出掛けることを知って、真緒ちゃんが叫ぶ</p><p>ごめん、ちょっと大切な仕事があるんだ</p><p>園子さんたちは、ミナホ姉さんがいるけれど</p><p>リエとエリは、オレが責任を持って面倒を見ないといけない</p><p>オレのセックス奴隷なんだから</p><p>うー、今日こそいっぱい遊ぼうと思ってたのにぃ</p><p>そう言う真緒ちゃんに、アニエスが</p><p>パパはお仕事ですから、仕方ないですの</p><p>アニエスが、お姉さんらしくそう言ってくれる</p><p>それに、アニエスたちはハイジちゃんと遊んであげないといけないです</p><p>ハイジちゃん、まだうちの子になったばっかりなんですからアニエスや真緒ちゃんたちの方から、仲良くしましょってしてあげないといけないですのっ</p><p>真緒ちゃんが、うんとうなずく</p><p>そうでないと、ハイジちゃんのことが心配でパパが安心してお仕事に行けないですのっ</p><p>アニエスはどんどん、良い子に成長してくれている</p><p>あの周りの人と一切コミュニケーションが取れなかった子が</p><p>というわけですから、パパ、ハイジちゃんのことは、アニエスと真緒ちゃんとコヨミちゃんにお任せですのっ</p><p>胸を張るアニエス</p><p>ルナは今、居ないからな</p><p>ああ、頼むよ、アニエス</p><p>オレはアニエスにそう言うとハイジを見て</p><p>ハイジも頼むよ</p><p>スッとハイジは、オレに頭を下げた</p><p>アニエスたちの警護は、自分が引き受けますと</p><p>じゃあ、行こうか翔姉ちゃん</p><p>オレが中庭を後にしようとすると</p><p>旦那様、ちょっとお待ち下さい</p><p>みすずが現れる</p><p>ジッちゃんたちの居た洋館２階のテラスから降りて来たのか</p><p>まり子さんも連れてっていただけますか</p><p>鳥居さんを</p><p>あれ、そう言えば安城姉妹が乱入した辺りから、鳥居さんを見ていないけれど</p><p>鳥居様、いつまでそこに隠れていらっしゃるんです</p><p>翔姉ちゃんが、中庭の茂みに向かって言う</p><p>気付いてましたの</p><p>鳥居さんが、顔を出す</p><p>翔姉ちゃんは、ニコッと笑う</p><p>だって、あの人たちが怖かったんですもの</p><p>ああ、安城姉妹が美智を牽制するために、わざとオレたちのド真ん中を突っ走って来たから</p><p>もう、大丈夫ですよあの子たちは行っちゃいましたから</p><p>克子姉とイーディとヨミとルナに連れられて</p><p>昨日起きた事件の元凶は、全て、掃討されましたこの屋敷周辺に、危険人物はいませんこれから、旦那様がいらっしゃる場所にもです</p><p>翔姉ちゃんが、鳥居さんに言う</p><p>まり子さんは歌晏桃子お姉様から、何が起きたか、全て見てくるようにという命を受けていらっしゃいますよね</p><p>昨夜の状況では、この屋敷からお出しすることはできませんでしたが今朝はもう平気です</p><p>昨夜は香月セキュリティ・サービスの旧・研修館に、天童貞男や猪鹿蝶一郎のヤクザ・グループが居た</p><p>天童乙女も、何をしでかすか判らない様子だった</p><p>しかし、今はヤクザたちはいなくなった</p><p>天童乙女は戦意喪失状態のままだろう</p><p>せっかくですから、色々と見ていらした方が良いと思いますわもちろん、警護は付けます美智、まり子さんをガードして</p><p>みすずは、美智に声を掛ける</p><p>あたしたちは、外出しないから警護はいらないわお祖父様もご在宅だから、大徳さんたちが付いて下さっているし先ほど、谷沢さんも来て下さったわ</p><p>はいわたくしと交代で現場指揮を執っていらっしゃいます引き継ぎもして参りました</p><p>わたくしは、あちらの麗華と交代しますわたくしは仮眠を取らせていただきましたけれど麗華の方は徹夜勤務ですから</p><p>そして、翔姉ちゃんはオレを見る</p><p>御名穂さんもよネット上の情報操作をする班の指導をやってもらったからというより、今が一番忙しいかもしれないわ関西の方でマスコミが動き出したから</p><p>レンタカーで関西へ戻った、天童貞男たちが全員死んだのなら巫女の力で狂わされたあいつらが、大人しく死ぬはずがない</p><p>自分たちに東京行きを命じた組長の家で大暴れをしたはずだ</p><p>同時進行で、キョーコさんたちもアクションを開始したはずだし</p><p>大きな事件としてニュースになれば、ネットが騒ぐ</p><p>ミナホ姉さんの仕事は増える</p><p>じゃあ、急いで行かないといけないね</p><p>ミナホ姉さんが情報操作に張り付いていて動けないのなら</p><p>園子さんたちには、誰も接していないことになる</p><p>美智、鳥居さん行こう</p><p>えっと、わたくしは</p><p>鳥居さんは、戸惑っている</p><p>頼みにしていたハイジは来ないみすずたちお嬢様とも離れることになる</p><p>彼女は、オレみたいな名家の人間でない男を信用していない</p><p>この屋敷に居たままじゃ、真実は判らないよ本当に何があったのかは自分の眼で見に行かないとね</p><p>わざと挑発する</p><p>ま鳥居さんが、見たくないのならいいけれど</p><p>思った通り、鳥居さんはムッとして</p><p>そういうところは単純なんだよな、この人は</p><p>行きますっ全部、見せていただきますわ</p><p>でもうん</p><p>鳥居さんは、好奇心の塊の時の方が良い顔をしている</p><p>移動の車のところまで行くと</p><p>月子が待っていた巫女衣装で</p><p>お待ちしておりましたわ</p><p>月子が、スッとオレに頭を下げる</p><p>月子も行きたいのか</p><p>警護役と巫女１人ずつ居た方が良いとは思われませんか</p><p>あっちの旧・研修館ビルにはもう危険は無いと思う</p><p>そうだな心を読むことのできる巫女が１人は居てくれた方がいい</p><p>親が死んだことを知らされてヤクザの娘たちが、どんな反応を示すか判らない</p><p>うん月子も来てくれ</p><p>香月セキュリティ・サービスの⒎人乗りの車に乗り込む</p><p>翔姉ちゃんが、運転席</p><p>警護役の美智が、助手席</p><p>オレと月子が２列目のシート</p><p>一番後ろのシートに、どっかりと鳥居さんが座る</p><p>あれ、そう言えば鳥居さんそれ、持って来ちゃったんだ</p><p>鳥居さんは、イーディから渡された練習用のビクトリー・ハンマーを手の中に握りしめていた</p><p>ご護身用ですわこんなモノでも、役に立つかもしれませんし</p><p>ああ、やっぱり不安なんだな</p><p>みすずが見てくれているわけでもなく、自分の警護役が居ない場所は</p><p>そういえば、鳥居さん、メイド服のままですね</p><p>朝のみすずたちと同じ、メイド服のままだ</p><p>気にしないわよこんなのっ</p><p>もっとも、オレもトレーニング用に着替えたスポーツウェアのままだ</p><p>運動したから汗をかいているしそもそも、朝のセックスのままだ</p><p>トレーニングが終わってから、みんなで風呂に入る予定だったんだよな</p><p>臭うかな</p><p>大丈夫ですわ気になりませんから</p><p>月子が、オレの心を読んで言う</p><p>むしろ、少し男性的に匂いを発していらした方がこれから行く場所には、よろしいと思いますわ</p><p>その言葉の意味はよく判らない</p><p>はい出発します</p><p>翔姉ちゃんが、車を発進させる</p><p>今朝までは香月家のお屋敷の周りを監視している人たちが残っていたけれど、全員いなくなったわ完全撤退よ</p><p>ゲートを出る前に、翔姉ちゃんがそう言った</p><p>そう言えば、いつ、どんな車が屋敷を出入りするか監視している連中がいたっけ</p><p>あれは、関西の人たちの東京近郊の友好団体の人たちが、様子を見ていたわけだけど情報を収集して、関西に知らせて恩を売るためにね</p><p>関西からの派遣部隊は、天童貞男グループと猪鹿蝶一郎の一派だけだったことは確認されている</p><p>でも、その必要がなくなっちゃったから</p><p>ルーム・ミラーの中の翔姉ちゃんの唇が微笑む</p><p>香月家と敵対していた関西の組織は、全て壊滅したわ天童さんたちは、親分さんを道連れにして死んじゃったし敵が持っていた主要な施設賭場とか、麻薬の集積所とか、組の事務所とか一斉に、キョーコさんが爆破したり火を付けたりしちゃったし猪鹿蝶一郎さんたちが、まっすぐに関西の警察署に行ってそれこそ人殺しから、万引きまで自分自身と自分たちの組の中で見聞きした犯罪の全てを自供しているし</p><p>組織としては崩壊か</p><p>ボスと仕事場を失ったらヤクザは、弱体化するだけよ寄り集まる旗頭と、寄り集まる場を失ったらね元から香月家に敵対することを反対していた組以外は、残らないわあの人たちとの抗争は、これでオシマイ後は、ミス・コーデリアにお任せするわ</p><p>ミス・コーデリアロサンゼルスの裏社会の顔役</p><p>香月家は、名家ですから直接、裏社会とはコンタクトしないわこれからはね</p><p>今まではジッちゃんは、裏社会の人間との繋がりもあった</p><p>しかし、みすずや瑠璃子の代になったら</p><p>あの子たちが、直接、裏社会の人間と接触するのはよくない</p><p>間に裏社会の人間を挟むべきだ</p><p>それも日本の裏社会の連中とのしがらみのない人間を</p><p>日本という国はキトクケンエキを打ち壊すためには、外圧を使うしかないのよね良いことだとは思わないけれど、仕方ないのよ</p><p>関西の組織に綻びが出来たところに、ミス・コーデリアの外国勢力が食い込む</p><p>アメリカの裏社会の組織が侵攻して来れば残った関西の組織は、防衛だけで精一杯になる</p><p>今朝だけで、相当弱体化しているはずだから</p><p>今後、香月家に手を出している余裕はなくなる</p><p>いや、日本中の裏社会の勢力がこれからは香月家に刃向かうことはなくなるだろう</p><p>下手なことをすれば、とんでもない勢いで仕返しされる</p><p>壊滅させられる</p><p>一罰百戒見せしめとして、成功したんだと思う</p><p>多くの命を犠牲にした結果</p><p>あの何が、どういうことですの</p><p>昨日のパーティに水島家の警護役として、関西のヤクザがスパイを送り込んで来ましたよねあのスパイを送り込んで来た組織を壊滅させました</p><p>あらそう良かったじゃない早かったわね</p><p>オレの答えを、鳥居さんはフンフンと聞いている</p><p>で翔姉ちゃん、何人死んだの</p><p>４３人よ</p><p>さすがキョーコさんよね一般の人に死傷者はいないわ関西の組織に属していたヤクザだけよ</p><p>天童貞男グループに親分さんその周りに居たヤクザたち</p><p>それから、ヤクザの施設にたまたま居た連中も</p><p>壊滅させたんですよそりゃ、人も死にます</p><p>あそ、そうなの</p><p>でも、これで２度と名家のお嬢様たちに、ヤクザの人たちが手を出そうとすることはありませんわパーティにスパイを送り込んだだけでこうですから</p><p>鳥居さんは、すっかりビビッている</p><p>今から死んだヤクザの娘たちに会います会って、親が死んだことを伝えます</p><p>鳥居さんは、オレに尋ねる</p><p>それがオレの役目だからですよ</p><p>と月子が</p><p>高貴な立場にある者は、高貴なる者の義務を果たさないといけません</p><p>ニコッと、鳥居さんに微笑む</p><p>ノブレス・オブリージュ</p><p>そういうことですそして公様は高貴なお方なのです</p><p>オレのどこが高貴なんだ</p><p>オレはただオレがしなくてはいけないことをするだけだ</p><p>不意に、美智が口を開く</p><p>ちょっと、ご相談させていただいてもよろしいですか</p><p>いいけれどみんな聞いているわよ</p><p>それはいいんです</p><p>つまり翔姉ちゃんに相談するという形で</p><p>オレたちにも聞いて欲しいということか</p><p>でも、あくまでも翔姉ちゃんと話しているのだから</p><p>意見なんかは言って欲しくないと</p><p>わたくし、少し焦っておりました</p><p>イーディが、ハイジさんという有望な弟子を得たことにですから、わたくしもご主人様や家族のために、有望な弟子を見つけようと考えたのですが</p><p>ちょっと、ハイジは別にあの外人の子の弟子じゃないわよあの子は、わたくしの</p><p>お嬢様でない相手には、鳥居さんは横柄になる</p><p>彼女は美智をみすずの使用人としか思っていないし</p><p>少し、静かにしていて下さいね</p><p>月子が巫女の力で、鳥居さんの口を封じる</p><p>はい、美智さん先をどうぞ</p><p>お手数をお掛けします</p><p>美智は、暗い声で返事をした</p><p>まあいいわそれで美智ちゃん安城さんの姉妹を試してみたわけね</p><p>そうだ美智は安城姉妹を自分の弟子にするプランをオレにも話していた</p><p>わたくし勘違いしていたのです</p><p>あの姉妹は能力はありますきちんと修行しているし、腕は確かですしかし</p><p>警護の仕事には向いていないでしょ性格が</p><p>はい驚きでした安城家は、代々鞍馬家の警護役を勤めているということでしたから警護に携わる者としての矜持は、一族から教えられていると思っていました</p><p>まあね自分の主の安全だけ考えていたら、それで良いなんて甘い仕事じゃないものね</p><p>香月セキュリティ・サービスという、名家の人たちの警護を任務としている会社の翔姉ちゃんは、現場責任者だ</p><p>そういうことは、誰よりも良く判っている</p><p>でも、割と居るわよあの姉妹みたいな考え方の人まあ、結局は主家からクビにされて、ドロップ・アウトしちゃうけどねどんなに能力があっても共存共栄ができない人は弾き出されるわ他の家の人を見捨ててでも、自分の主だけ守る警護役なんて雇っている主の評判を落とすだけだから</p><p>わたくしが指導してあの人たちを修正することはできますか</p><p>美智は尋ねる</p><p>可能性はゼロではないけれど、止めておいた方がいいと思うわ少なくとも、わたくしは香月セキュリティ・サービスは、安城さんたちは採用しないわ</p><p>人の性格はね、その人の生き方そのものだから安易に、干渉するべきではないしそう簡単には変わらないのよ</p><p>ですが、わたくしはご主人様と出会ってから、随分、自分が変わったことを自覚しています他の皆様たちも</p><p>それは、わたくしも感じているわでも、それは全てではないでしょみんな、この人と接して良い方向へ変わったけれど、その一番根本のところにある性格は変わっていないと思うわ人の根っこの問題よ</p><p>確かに美智は変わったけれど、やっぱり美智だ</p><p>出会った時から、この凛とした姿勢や空気は変わらない</p><p>あの子たちは、根本的なところから警護役には向いていないのよ自分の主自分の好きな人にしか興味が無いし周りの人たちの気持ちを感じるということはしないしとにかく、視野が狭いでしょあれは警護役としては、致命的よ</p><p>軍隊式のスパルタ教育で、徹底的に周囲に注意する習慣を付けさせることはできるかもしれないけれどダメだと思うわ軍隊だって、不注意が治らない人はザラだから</p><p>結局ね適材適所なのよ真っさらで、どうにでも教育して成長させられる人材なんていないから根本の性格を見てそれに合わせて、伸ばしていくしかないのよねぇ</p><p>翔姉ちゃんがオレを呼ぶ</p><p>あなたは安城姉妹は、何になった方が良いと思う</p><p>芸人</p><p>注目されるのが大好きだし、派手なことをしたがるし</p><p>くくくっわたくしも、そう思うわ</p><p>ハンドルを操作しながら、翔姉ちゃんは笑った</p><p>とにかく、警護役の家に生まれて、今までずっと警護役を勤めてきたんでしょうけれど安城さんたちは、警護役には向いていないわわたくしは、そう断言します</p><p>いずれにせよ真面目な美智とは、合わない</p><p>美智には、あの姉妹の指導は無理だ</p><p>では、わたくしはわたくしは、どうなのでしょうか</p><p>現在のわたくしは、みすずお姉様の警護役ですが</p><p>そうね今はお嬢様学校の中で、世間の皆様に注目されることなく密かにみすず様をお守りするという役目としては、美智さんは最適よ</p><p>美智みたいな小柄で、可愛らしい女の子が警護役だとは、普通の人たちは気付かない</p><p>みすずの近くに居ても、おかしくないだけの可憐さと品の良さを持っているし</p><p>警護役としての美智はこれ以上ないくらい有能だと思う</p><p>ですがいずれは</p><p>そうよみすず様が成人なさったら大人の、誰が見ても警護役だと判る人をお付けするわこんな人がガードしてるのなら、手出しはできないと犯罪者を寄せ付けないような</p><p>閣下の警護を勤めている大徳さんたちみたいな人をね</p><p>まだ学生の今は筋骨逞しい警護員がいつも侍っているのは、バツが悪い</p><p>だから、美智みたいな一見、警護役と判らない子の方が良い</p><p>でも、みすずが大人になって働くようになったら</p><p>可愛らしい美智を連れ歩く方が変になる</p><p>そこはやっぱり、香月家の後継者としてカッチリとした警護役が付かないと</p><p>わたくしも向いていないのでしょうか</p><p>美智は悲しそうに言う</p><p>安城家の娘たちのように能力はあっても、警護役に向かないのでしょうか</p><p>それは、判らないわ</p><p>だって覚えているわたくしだって、女だけれど閣下の専任警護人だったのよ</p><p>それは翔お姉様は、体格もご立派ですし</p><p>人をゴリラみたいに言わないで背は１７６センチあるけれどそんなマッチョな体型はしていないわよ気を付けているんだから</p><p>翔姉ちゃんは、健康的な素晴らしいプロポーションをしている</p><p>わたくし背も低いですから</p><p>美智は落ち込む</p><p>ちょっと美智さんあなた、まだ１５歳でしょ成長期なんだからマナちゃんなんて、例の促進プログラムを始めてから、グングン背が伸びているじゃない</p><p>マナは、スーパーモデルを目指して食事と運動によって肉体を美しく成長させるプログラムを実行している</p><p>わたくしも、同等のプログラムを組んでいただきましたが成長しません</p><p>胸も１ミリたりとも増えていません</p><p>それだって、判らないでしょ成長の度合いは、人それぞれなんだからマナちゃんにはすぐに効いたけれど、美智さんには時間が掛かるそういうことだって、有り得るんだから</p><p>翔姉ちゃんは、ハァと大きく息を吐き</p><p>ネガティブに考えていたら、どんどん心がネガティブになってっちゃうわよダメよそんなんじゃ暗い空気を、他の人にもうつすわ</p><p>そんなことを考えているよりあなたの理想は、どうなのあなた自身は、どういう女の子になりたいのよ</p><p>翔姉ちゃんは、明るく言う</p><p>警護役だけが人生じゃないのよというより、あなたには警護役以外の人生もあり得るのよ</p><p>ポカンとする美智</p><p>わ、わたくしはあの、みすずお姉様の警護役である自分しか想像したことがございませんが</p><p>それじゃあ、安城さんたちと同じじゃないあの子たちだって鞍馬家のお嬢様たちの警護役以外の人生が想像できないからあんなにシッチャカメッチャカになっちゃっているわけでしょ</p><p>美智もまた生まれてからずっと、武の道を生きてきた子だ</p><p>みすずの警護役を天職だと感じていた</p><p>もちろん、これからもみんなの警護はお願いしたいわでも、世間から警護役だと気付かれないのが、美智さんの取り柄なら警護しながら、他のこともできるでしょ</p><p>この人たちと一緒にパン屋さんをやってもいいし家庭に入って、みんなのお母さんでもいいのよ</p><p>お、お母さんわ、わたくしが</p><p>だって、ほらみんな、この人の赤ちゃんを産むでしょ成長したら、幼稚園とか学校とか行くようになるわけだし送り迎えには、実は古武術の使える強いお母さんの方が良いと思わない</p><p>美智は可愛いお母さんになると思う</p><p>さっきも言ったけれど適材適所で考えた方がいいのよ自分が何になりたいかと今の自分は何ができるか自分の特徴は何なのかを考えて一番、合うものになればいいのよ悩んだりする必要はないわなれるものにしかなれないんだから、人間は</p><p>しっかりしなさい、工藤美智さんっ</p><p>ううー</p><p>美智がどんな道に進もうともオレたちは家族だし、オレはオレ、美智は美智のまんまだろだから、気にするなゆっくり考えていこう何にしたって、しばらくは今のままの警護役の美智が必要なんだから</p><p>みすずが高校を卒業するまで、まだ1年半もあるし瑠璃子は３年半だ美智もその期間はまだ学生なんだからその先のことは、ジックリと時間を掛けて考えていけばいいんだよ</p><p>ただ、思い込むなよ自分には警護役の道しかないとかそんなことはないんだからな</p><p>色んなものに興味を持てよそして、興味を感じている自分に気づけよそしたらきっと見えてくるから、美智は何になるべきなのかが</p><p>公様もそうですわ</p><p>パン屋さんは克子様の夢ですわ公様は、公様のそろそろご自分の夢をサガされるべきです</p><p>演劇の裏方の仕事をやっている頃に、思いましたが</p><p>結局、できる人にしか仕事は与えられない</p><p>お前、これできるかと言われたら、はい、できますって即答しないと</p><p>ちょっと判らないですとかだとじゃあ、いいできるやつに任すということになる</p><p>ちゃんと会社組織になっていて、研修期間とかあるところは育てるっていう思考もあるんですけれど</p><p>私とか、フリーの世界にいましたから</p><p>できるかと言われてできますと答えて、ホントにできないと</p><p>次の仕事が無い</p><p>でも、ああいう厳しさって、経験しておいて良かったと今は思います</p><p>968．朝の姉妹たち　／　プライド</p><p>はい、そろそろ着くわよ</p><p>昨夜と同じで、香月家の広大な本家邸宅の裏口から廻って正面玄関前の旧・研修館ビルに着く</p><p>入り口前には、香月セキュリティ・サービスの制服警備員が居たけど翔姉ちゃんの顔を見たら、すんなり通してくれた</p><p>そのまま地下１階の駐車場へ車を入れる</p><p>えっとあの子たちに話していいのは、親が死んだってところまでだよね</p><p>オレは、翔姉ちゃんに尋ねる</p><p>ええ、具体的なことは話せないわマスコミに報道されているレベルの情報ならいいけれど</p><p>もちろん、香月家が情報を抑えている</p><p>今、ワイドショーで放送しているから信じないようなら、そのまま観せちゃってもいいわよ</p><p>ワイドショーの司会者とかコメンテイターとか、民放局のアナウンサーとかが番組で話しているのを観たら信じるだろうな</p><p>幾ら香月家でも、そんな連中を集めて偽番組は作らない</p><p>いや、偽番組を作るだけの財力やマスコミへの影響力は持っているけれど</p><p>ヤクザの娘たちをダマすために、そんな大掛かりなことはしない</p><p>それぐらいは判るだろう</p><p>おっはよーございまーすっ</p><p>朝から楽しそうに、香月セキュリティ・サービスの木下さんがやって来る</p><p>あたしは麗華と引き継ぎをして御名穂さんとも打ち合わせしてくるわ案内は木下さんにしてもらって</p><p>判ったミナホ姉さんとレイちゃんによろしく言ってありがとう、翔姉ちゃん</p><p>オレが礼を言うと翔姉ちゃんは笑顔で、ビルの奥へ入って言った</p><p>えーと、どうしますか</p><p>木下さんが、オレに尋ねる</p><p>うーんと天童乙女や徳大寺園子さん、黒沢直子さんたちとリエとエリ、それから、うちのヤッちゃんとマナは、別々の部屋に居るんですよね</p><p>一応、尋ねる</p><p>はい、別の階の別の部屋です</p><p>ミナホ姉さんもレイちゃんも忙しかったから今朝はまだ誰もコンタクトしていない</p><p>はい、昨夜は黒森御名穂さんがお話していましたが深夜以降は、情報操作で忙しかったですから</p><p>ああ、園子さんたちに昨夜、娼館での仕事のガイダンスはしたけれど</p><p>その後は、香月セキュリティ・サービスの仕事に張り付いているんだな</p><p>あ、でも、どっちの部屋もわたくしが朝ご飯は届けました</p><p>どんな様子だった</p><p>えっと、上の階はあー、黒森家の人が付いている方ですけれど、そっちはまあ和気藹々と夜遅くまで、仲良くお話していたみたいですから</p><p>寧とマナがエリとリエの面倒を見てくれている</p><p>でも、下の方の階はどっぷりお通夜みたいですねぇ例の子が、すっかり怯え切ってますから</p><p>天童乙女はイーディの気で臨死体験させられていた</p><p>じゃあ下の階から、様子を見に行くか</p><p>昨夜から放っぽらかされている天童乙女たちの方が心配だ</p><p>わっかりました、行きましょうっ</p><p>木下さんが、ニコッと笑う</p><p>美智と月子も、すでに車から降りている</p><p>ほら、鳥居さん行くよ</p><p>オレは、車の中の鳥居さんに声を掛ける</p><p>わたくしはあの</p><p>月子の力は解除されている今の鳥居さんは、自由に喋ることができる</p><p>どうして、黒森様がわざわざ、こんなことをなさるんですか</p><p>あのつまり昨日のパーティに潜入して来た人に、あなたのお父様は死んだって言いにいくんですわよね</p><p>そうだよ正確には潜入して来たあの子、天童乙女だけじゃないけれどあの子以外にも、関西の組織から派遣されたヤクザたちは子供たちを連れて来ていたから</p><p>オレたちが見捨てた３人ムスメと自分から、親戚の家に行くと言ったシゲヨさんは、もういない</p><p>もうどこにも、帰る場所の無い子だけがここに残っているみんな、親が死ぬことになるだろうってことは理解しているでも、ほら実際に死んだって聞かされるのは、どうしたってショックだろうからさ</p><p>ですからなぜ、その役目を黒森様がなさるんです</p><p>鳥居さんは誰かを殴ったことはある</p><p>この人は、女の子だしトリイ電子のお嬢様だし</p><p>自分の手でゲンコツでもいいし、ブン殴り棒でもいいんだけど誰かをガツッと殴るとさ、手応えがあるんだよ自分が相手にどれぐらいのダメージを与えたのか、判るんだ自分で殴っているからオレは殴るだけじゃなく殴られたことはあるからどれくらいの強さで殴ればどれぐらい痛いのかも判る</p><p>オレは、ギュッと拳を握って言う</p><p>オレは誰かを殴るからには、判らなきゃいけないことがあると思うんだその結果、相手がどう感じたのかどれだ痛いのか、苦しいのか、辛いのかちゃんと殴った側が感じていないといけないって、そう思っている</p><p>鳥居さんは、ジッとオレを見ている</p><p>これが自分の手でなく誰かに殴らせたってことならオレには相手にどんな痛みを与えたのかは判らないままだいや、頭の良い人は想像で何となく相手に与えたダメージの分量がが判るんだろうけれどあるいは、物理的にダメージの量を計算して推察できるんだろうけれどオレはバカだから、そういうことはできない</p><p>ちゃんと相手に会って、直接相手を見て判ろうとする努力をしないと</p><p>だから、人任せにできないんだオレが殴って、オレが自分の体感で分からないと</p><p>ですがわたくしたちに悪意を持つ困った人たちなのでしょうわたくしは、あの天童という子しか知りませんがあんな子、２度と会わなくたって構わないと思いますが</p><p>鳥居さんにとっては天童乙女は、名家のお嬢様たちのパーティに潜入して、お嬢様たちの情報を収集し、たくさんの家に害をなそうとしたヤクザのスパイでしかない</p><p>会ってみれば判りますよ</p><p>とにかく向こうから仕掛けて来たことですけれど、昨日のパーティ関連でたくさんの人が死んだんですそれは事実です</p><p>でも、みんな悪い人ですわヤクザとかなんですよね</p><p>鳥居さんは、納得できないようだ</p><p>ええ、オレはあのヤクザたちが死んだことについては、何とも思っていません死んで良かったとすら思っています</p><p>あいつらは東京での暇つぶしに、立場の弱い仲間の娘を輪姦していたような連中だ</p><p>それを黙って見過ごしていた連中も許せない</p><p>でも、親が死んだ子がいるんです理屈じゃないんですそのことについての怒りと憎しみは、誰かが引き受けないといけないんです</p><p>そうでないとあの子たちが、この先、生きていけない</p><p>わたくしにはそういうのは、よく判らないわ</p><p>鳥居さんはオレから眼を反らす</p><p>判らなくて良いですとにかく、見に来て下さい鳥居さんは、全て見届けないといけないんですよね</p><p>判りましたわもうっ</p><p>メイド服の鳥居さんも車から降りた</p><p>はーい、この部屋でーす</p><p>木下さんが、オレたちを天童乙女たちの部屋に案内してくれた</p><p>ピッピッピと数字式の部屋の電子ロックを開ける</p><p>ノックもせずに、ガチャッとドアを開け</p><p>はーい、みんな朝ご飯、食べたぁ</p><p>相変わらず、底抜けに明るい</p><p>というかちょっと怖い</p><p>オレたちも、木下さんに続いてゾロゾロと中に入る</p><p>そこは１０畳ぐらいの畳の部屋だった</p><p>右の奥に自分から娼婦になることを受け入れた黒沢さんが、毛布にくるまっている</p><p>その横には、飲みかけのペットボトルと弁当の食べ殻</p><p>徳大寺園子さんと天童乙女は左の奥に居た</p><p>相変わらず、黒沢さんは２人のことを嫌っているらしい</p><p>園子ちゃん、園子ちゃん怖いよぉっ</p><p>すっかり幼児退行して園子さんにしがみついている</p><p>えっと、あのお早うございます</p><p>取りあえず、オレは挨拶する</p><p>えっと元気ですか</p><p>何かマヌケだけどこういう場合の時候の挨拶が思い付かない</p><p>この部屋は窓がないから今日は良い天気ですねとか午後から雨らしいですよとか言えないし</p><p>やっと来たわね昨夜から、誰も来ないから見捨てられたかと思ったわよ</p><p>黒沢さんが言う</p><p>ああみんな、忙しかったんですよブッチャケて言うと昨夜、ここから出発した皆さんの親とあと、猪鹿蝶一郎さんたちあれから夜通し、車を飛ばして朝には関西に到着しましたから</p><p>オレはできる限り感情を抑えて、サラッと言う</p><p>ふぅんそ、そう</p><p>黒沢さんの声が強ばる</p><p>それでハッキリ言います皆さんの親は死にました全滅です</p><p>そう言うオレに、鳥居さんが</p><p>ちょっとそんな言い方はないんじゃないの</p><p>オレは無視する</p><p>全員、死にましたもう誰１人生きていません</p><p>シーンとする室内</p><p>あ、そうですか判りましたそうですよねやっぱり、そうなりますよね</p><p>黒沢さんが、強がって言う</p><p>仕方ないですよねお父ちゃんたちバカで、クズで、ロクデナシでしたからいつかは情けない死に方で死ぬって判ってましたから、あたし</p><p>グッと奥歯を噛みしめる</p><p>この子は、見た目が可愛くなかったから天童貞男たちには使いっ走りみたいに扱われて、他の娘たちからもイジメられていた</p><p>グッと堪えることには、慣れている</p><p>人殺し</p><p>見た目が綺麗であったからこそ親たちに輪姦されていた園子さんは</p><p>みんな死んじゃったなんてそんなの</p><p>何言ってるのよ清々するでしょ園子これであたしたち、本当に自由になれるのよっあのバカ親たちから解放されて</p><p>黒沢さんは、自分の心の中の葛藤を園子さんにブツケる</p><p>でも、死んじゃったのよ昨夜まではあんなに元気だったのにっ殺されたりのよっこの人たちにっ</p><p>園子さんは、ギロッとオレを睨む</p><p>あたし、知っているわあなたが、あの変な力を持つオンナの子に命令してお父さんたちを、おかしくしたのよ</p><p>園子さんたちにはヨミが、天童貞男たちを狂わせていく監視カメラの映像をリアルタイムで観せた</p><p>そうだオレがオレたちが殺した確実に、お前たちの親が死ぬ様に仕向けたそして、オレたちの計画通りにお前たちの親は死んだ自分たちの親分や組を巻き添えにして</p><p>オレは、天井を見る</p><p>翔姉ちゃん、聞いてるもし聞こえていたら、テレビの映像とか出せる</p><p>聞こえているわこれが今、現在放送している映像よ</p><p>壁のテレビモニターが点く</p><p>いやはや、まあ、大変なことになっておりますわぁ</p><p>画面の中元・お笑いタレントのワイドショー司会者が喚いている</p><p>えー、報道局のスガワラさん現在の状況はどうなっていますか</p><p>画面が、局アナに切り替わる</p><p>ああ、テレビ局の報道エリアも騒然していた</p><p>普段なら夕方のニュースを担当している中年のアナウンサーが、慌てて原稿を読む</p><p>はい取りあえず、ここまで判っていることをまとめます今朝、７時３０分頃、関西の複数の県に跨がる暴力団の住居や事務所が同時テロに襲われましたいや暴力団に対してテロって言うのは正しい表現になるのかどうかはよく判りませんがとにかく、関西一円、少なくとも１０箇所以上の関連施設が爆発・炎上したということです</p><p>画面の中で燃えている家やビルが次々に映される</p><p>何か凄まじいことになっているなあ</p><p>きっとキョーコさんが、爆弾や時限発火装置を仕掛けたんだな</p><p>それで、あの、情報が錯綜していてこちらでも確認している途中なのですが先ほどお伝えした、＊＊警察署に暴力団関係者が多数、自首してきたというのは、今朝の事件とは関係無い別の犯罪についてだそうです詳しいことは、後ほど警察から発表があるらしいですが</p><p>ああ猪鹿蝶一郎たちだな今まで自分たちが関わった全ての犯罪を自白しに警察に出頭した</p><p>それから＊＊市の広域暴力団組長宅へ、やはり朝の７時３０分同時多発テロと同時刻に、１０人以上の人間が押し掛け目撃者の話ですと、全員、この暴力団の関係者らしいのですが口々に、何やら訳の判らないことを喚いて暴れ出し最終的に、暴力団員同士の銃撃戦にまで発展した事件ですが</p><p>これは天童貞男たちだ</p><p>えー、この事件に関して先ほど、所轄の警察署より発表がありましたえー、銃を持って暴れた犯人は全員死亡した模様ですこれは銃撃によるものなのか、その後に発生した火災によるものなのかは判らないですがとにかく、警察発表では、こちらの事件の犯人は全員死亡したそうです一時避難していた、近隣の住民にも帰宅が許されるそうです</p><p>全員死亡の言葉に、ドキリとする園子さんたち</p><p>アナウンサーの元に、メモが運ばれてくる</p><p>今、詳細が届きましたこの家の組長を始め、暴力団員１３名を射殺した犯人たちは、全員、他の暴力団組員たちに射殺されたそうです</p><p>結局天童貞男たちは、アフリカの沖に沈んでいるという徳川埋蔵金の在処を示した地図を求めて</p><p>組長を襲い、発砲し自分たちも撃ち殺された</p><p>えー、死亡した暴力団関係者と犯人たちの名前も公表されていますええー</p><p>画面に白い字で次々と名前が浮かび上がる</p><p>天童貞男の名前もある</p><p>黒沢さんが、溜息を吐いた</p><p>園子さんの父親の名前もあったらしい</p><p>ううー、怖いよ園子ちゃん、園子ちゃん</p><p>天童乙女は、ただただ園子さんにしがみついて、泣きじゃくっている</p><p>もういいよありがとう翔姉ちゃん</p><p>パツンと、テレビ・モニターが切れる</p><p>とにかく、こういうことだからお前たちの親は死んだから</p><p>ちょっとなぜ、そんなことを言うのよこの人たち、すっかり怯えているじゃないっ</p><p>鳥居さんが、オレに怒る</p><p>腹を括ってもらわないといけないからだよ</p><p>この人たちの親は死んだ今まで、この人たちを虐げてきた相手だけど血の繋がった親だそれが死んだだから、これからは１人で生きていかないといけないんだよ</p><p>黒沢さん、園子さん、天童乙女を見る</p><p>今の放送でもう地元には戻れないってことも判ったろ</p><p>親がメチャクチャな事件を起こして銃撃戦をして射殺されたとテレビで報道されたんだ</p><p>生まれ育った故郷にはもう戻れない</p><p>覚悟して東京で働いてくれ</p><p>オレのその言葉に鳥居さんが</p><p>働くってこの子たち、まだ高校生ぐらいでしょ東京で何をして働くのよ</p><p>みすずは、鳥居さんを連れて行けと言った</p><p>つまり話してもいいということだ</p><p>黒森家の生業が娼館だということは歌晏桃子姉ちゃんは知っているだろうし</p><p>売春だよこの人たちていうか、黒沢さんと徳大寺さんには、これから身体を売って稼いでもらう</p><p>ええ何でよ</p><p>どうして、この人たちがそんなことをしなくちゃいけないのよ</p><p>仕方ないだろこの人たちが過去を消して新しい生活を始めるためには、どうしたって金が要るだから、この人たちには５年だけ娼婦として働いてもらうその代わり、オレたちはこの人たちの新しい戸籍と、娼婦を辞めた後に暮らしていくためサポートをする身体を売って働いた賃金で、事業を興す資金を貯めるんだそのためなら５年は決して長くない</p><p>馬鹿げているわそんなのあなたなら、みすず様に相談すれば、幾らでもどうにかできるでしょう</p><p>鳥居さんは、判っていない</p><p>オレにみすずの家の資産から、この人たちを救済しろって言うのか</p><p>そうよだって、この人たち可哀相じゃないの親を亡くして、もう独りぼっちなんでしょ</p><p>そう思うのなら鳥居さんが、助けてやればいいじゃないか</p><p>鳥居さん確か自分で株とかやって儲けているんだろだったらさ、鳥居さんが自分のお金でこの人たちを助けてやればいいじゃないか</p><p>鳥居さんはギョッとする</p><p>わたくしのお金はお父様は、株とかをすることは許して下さっているけれどこの人たちを助けるために使うことは、許して下さらないわ</p><p>何で鳥居さんのお金なんだろ</p><p>わたくしの資産ですけれどわたくしはまだ未成年よ管理は、お父様がなさっているのよ</p><p>つまりお嬢様だってことだ</p><p>買い物とかも、全部カードだから何に使ったかは、全部、お父様に明細が届くわだから、あたしには</p><p>じゃあ、そのお父様に頼んでみろよこの見ず知らずの女の子たちを可哀相だから助けてあげてくれって鳥居さんが頼んだらどうなんだよ</p><p>む、無理よわたくしのお父様はそういうことには、お金は出して下さらないと思うわ</p><p>トリイ電子は、戦後に発展した会社だ</p><p>鳥居さんのお祖父さんが、ほとんど一代で大きくした会社だ</p><p>そんな家だからお金に関しては、厳しいはずだ</p><p>でもあなたなら</p><p>鳥居さんは、オレを見る</p><p>あんなにたくさんの女の子を抱えているんだからできるでしょ</p><p>オレはカチンとくる</p><p>自分ができないことを、軽々しく人に押し付けるなよっ</p><p>あんたたち、いい加減にしなよ</p><p>黒沢さんが怒った</p><p>あたしはあんたたちに可哀相とか思われるのは、ゴメンだよっあたしは、違うんだあんたたちとは</p><p>オレと鳥居さんを強い眼で睨む</p><p>ああ、オレはあんたを可哀相なんて思わないよ死んでも思わないオレだって自分と自分の家族を守るのに必死だからなあんたを助ける余裕なんて、オレには無いんだっ</p><p>オレも睨み返す</p><p>だから黒沢さんは鳥居さんだけを睨む</p><p>あんたたちの助けなんかいらないよあたしはちゃんと、自分でやっていく自分の身体で稼いで生きていくよのし上がってみせるあんたみたいなお嬢様を絶対に見返してやるからね</p><p>黒沢さんの剣幕に、鳥居さんはブルルッと震える</p><p>わたくし、何でこんなことを言われてますのどうして、この人、わたくしのことをみんなに怒っていますの</p><p>対等な人間として、あなたがこの人を見ていなかったからですわ</p><p>ずっと見ていた月子がやんわりと微笑む</p><p>対等な人間</p><p>はい、鳥居様はたくさんのモノをお持ちですだから、平然とこの方を傷つけるようなことをおっしゃるでも、この方は今はもう何も持っていらっしゃらないんですよあるのは自分の肉体だけだから、もはや身体を売るしかないそういうご事情を理解しないでたくさん持っていらっしゃる鳥居様が、無茶なことをおっしゃるのですから憎まれるのは当然ではありませんか</p><p>月子の言葉に、鳥居さんは愕然とする</p><p>そうだよあたしには、この身体しか残っていないんだ身体で稼いで何が悪いんだっただ、ヘロヘロと生きていくんじゃなくってあんたたちを今まであたしをバカにしてきたヤツラを見返すためには、身体でも何でも売ってデッカク稼ぐしかないんだよっ</p><p>黒沢さんは言う</p><p>そちらの方はいかがです</p><p>月子が園子さんに尋ねる</p><p>あたしも嫌です人に恵んでもらうのはあたしもこの身体しかないですから売春でも何でもします自分で稼いで生きていきます</p><p>そうですかでは、最後に、そちらの方あなたは、どうなさいますか</p><p>月子は天童乙女に尋ねる</p><p>うううー、怖い怖いよ乙女ちゃん乙女ちゃん、怖いよー</p><p>天童乙女は、園子さんにしがみつき彼女の胸に顔を埋める</p><p>あああ、怖いよ怖いよ園子ちゃーん</p><p>乙女ちゃんは昨夜から、この状態なんですしばらく、放っておいていただけませんか</p><p>園子さんが、天童乙女を庇うように抱き締める</p><p>そうはいきませんわ</p><p>あなたいい加減になさい</p><p>天童乙女にやんわりと、そう言った</p><p>この方昨夜、イーディさんから受けた精神的な混乱からは、立ち直っていらっしゃいます</p><p>今の幼児退行は、演技</p><p>こうやって、こちらの方に甘えている方が楽だからこうしているのですわ</p><p>元から園子さんラブな天童乙女は</p><p>わざと、園子さんにしがみついている</p><p>そういうことでしたらわたくしの出番ですね</p><p>立ちなさいわたくしはイーディの様な優しい人間ではありませんよ</p><p>美智が構える</p><p>うう、怖い、怖い園子ちゃぁぁんっ</p><p>天童乙女は、さらにギュッと園子さんにしがみつく</p><p>く、苦しい痛いよ、乙女ちゃん</p><p>武闘派の天童乙女に本気でしがみつかれたら、華奢な園子さんはたまらないだろう</p><p>はい、そこまでよ立ちなさい</p><p>月子の巫女の力が、発動する</p><p>天童乙女は、園子さんから手を放してスーウと立ち上がる</p><p>自分の意志とは別の力によって</p><p>あなたが、そんなだとそちらの方が迷います</p><p>月子が天童乙女と園子さんを見る</p><p>あなたを甘えさせたままにしておけるほどそちらの方は、強くありませんから</p><p>幼児退行した天童乙女を抱えて、園子さんが生きていくのは無理だ</p><p>天童乙女の方は、このまましがみついていたいだろうけれど</p><p>さて、あなたはこれからどうやって生きていくのかご相談致しましょうか</p><p>そんな月子の言葉に美智は</p><p>言葉は要りませんまずは拳にて</p><p>黒沢さんみたいに、超テキトーに作ったキャラが自己主張を始めるのは嬉しい</p><p>何か、エルガイムのプライドとかゼネラル・クロソとかの回を思い出しました</p><p>力なきものがナメんなよと叫ぶ</p><p>自分が一番上等に生きていると思うなよだっけ</p><p>エルガイムの２クール目って、30分のロボットアニメで1話完結の青春ドラマをやろうとしているところが好きです</p><p>秋葉原のラジオ会館が再建されたらしいですが</p><p>しばらく、行ってないな</p><p>どんな感じなのか、観に行きたいですね</p><p>969．朝の乙女たち　／　不燃物</p><p>美智が、天童乙女に向かう</p><p>ひぃぃぃいっ</p><p>怯える、天童乙女</p><p>や、やめて下さい今の乙女ちゃんは</p><p>園子さんが、天童乙女を止めようとするが</p><p>すぇいっ</p><p>はぁぅぅ</p><p>美智が放った正拳を天童乙女は、受け流す</p><p>身体が自然に武道の構えとなる</p><p>そうですあなただって、幼き頃から鍛錬を重ねて来たのですから</p><p>美智が、ジリジリと間を詰めていく</p><p>止めさせて下さい</p><p>園子さんが、必死の形相でオレに嘆願するが</p><p>大丈夫ですわ美智さんは、本気じゃありませんから</p><p>やんわりと、月子が告げる</p><p>本気でしたら、最初の一撃で天童さんは死んでいます</p><p>だが、美智は別に手を抜いているわけできない</p><p>通常の乱取り稽古レベルに抑えているだけだ</p><p>すぁぁっ、はぁっ、はぁぁーっ</p><p>ほら、技を仕掛ける時にわざと発声している</p><p>本気の美智なら息遣いだけだ声を出さずに、相手を仕留める</p><p>ヤァァッ、ハッ、トアアッ</p><p>天童乙女も、気合いの声を発しながら美智の攻撃を受ける</p><p>互角の闘いになっているように見えるのは、美智が天童乙女に合わせているからだ</p><p>わたくしに打ち込まれてばかりですがそんな程度なのですか</p><p>クゥゥゥっ</p><p>天童乙女が、美智に回し蹴りを放つが美智は、片手でガードする</p><p>そうではないでしょうあなたは、本当はこういう蹴りを入れたかったはずです</p><p>シュバッと美智の制服のスカートがまくれ上がって鋭いキックが、天童乙女の側頭部にヒットする</p><p>グワワワッ</p><p>畳の上に打ち倒される天童乙女</p><p>叫ぶ、園子さん</p><p>酷いわっもう、止めて</p><p>今度は美智本人に、強く抗議する</p><p>大したダメージは与えていません今のはわざと、蹴り抜かないように打ちました体重も乗せていませんこの程度の蹴りで倒れるのは、体幹の鍛え方が足りないからです</p><p>まさか、美智天童乙女を、自分の弟子にしようとか考えているのか</p><p>安城姉妹を弟子にする計画が頓挫したから</p><p>結局、あなたの武術は不良少女のお遊びレベルです街のゴロツキたちを制することはできても、わたくしたちとは戦えません</p><p>美智の冷たい言葉に、畳に這いつくばっている天童乙女は</p><p>ちっくしょうバカにしやがって</p><p>怯えモードでなく、いつもの彼女に戻って美智を睨む</p><p>そうやって、上から見下してお嬢様のイヌがこんちくしょうふざけんなっふざけんなっお前ら、ふざけんなってんだぁぁッッ</p><p>ブワワッと立ち上がって</p><p>一瞬、クッとオレを睨む</p><p>だが、あらためて美智の見て</p><p>あたしをナメんじゃねぇぇぇぇぇッッ</p><p>そう叫んだその瞬間</p><p>天童乙女が立ち上がった瞬間美智は、まるでテレポートしたみたいに彼女の前に飛び込み、その頭を掴んで、再び畳の上に押し倒したっ</p><p>ふんっっ</p><p>全身の体重を掛けて、美智は天童乙女を押し潰す</p><p>カエルが潰れたみたいに天童乙女は喘いだ</p><p>あなたこそわたくしをナメましたね</p><p>そう良いながら美智は、天童乙女の頭を掴んだ手に力を込め彼女の顔を、グリグリと畳に擦り付ける</p><p>な、何が起こったんだ</p><p>天童乙女さんが、気の技を使おうとなさったんです</p><p>あ、だから美智が、それを察して天童乙女が気を発する前に、抑え込んだのか</p><p>オレが、そう言うと月子は、クククと微笑み</p><p>そうではありませんわこの方も色々と学んでいらっしゃいますから</p><p>天童乙女が学んでいる</p><p>昨夜イーディさんに気の技を放って、受け流されたのですよね</p><p>月子は、天童乙女の記憶を見ている</p><p>だから、美智さんに気の技を使っても同じ様に躱されると思ったようです</p><p>だから、天童乙女さんは気の技を、あちらの方に放とうとなさったんですよ</p><p>月子は黒沢直子さんを指差す</p><p>な、何であたしに</p><p>驚く、黒沢さん</p><p>最初は、公様に放とうなさりましたでも、公様や鳥居様、わたくしに関しては、美智さんが警戒しているだろうと思われてあちらの方に狙いを変えたのです</p><p>だから、一瞬、オレを見た</p><p>確かに、オレと鳥居さんと月子は1箇所に固まっているけれど黒沢さんは、向こうに居る</p><p>美智は、オレたちのガードを考えて自分の位置を定めているけれど</p><p>黒沢さんは、美智のガード・エリアに入っていない感じがする</p><p>でも、どうしてよだからって、何であたしなのよあたしは、全然関係ないじゃないっ</p><p>黒沢さんの言うとおりだ</p><p>どうして、天童乙女は仲間である黒沢さんを攻撃しようとしたんだ</p><p>関係無いあなたが気の技を受けて苦しんだら、わたくしに隙ができると思ったのです</p><p>美智が、なおも強い力で天童乙女を抑え付ける</p><p>ええほんのわすがでも隙ができれば、美智さんに反撃できると考えたようです</p><p>まさか、フェイント</p><p>美智に一瞬の隙を作るために黒沢さんを犠牲にしようとした</p><p>たった、それだけのために</p><p>あなたが、そういう手に出ることをわたくしが、想定していないと思ったのかぁぁ</p><p>美智は月子たちのように人の心は読めないが、気の流れは読める</p><p>天童乙女が、技を放つために気を溜めたことと誰に照準を向けたかは</p><p>だから、全力で飛び込んで天童乙女を制したのか</p><p>黒沢さんに被害が及ばないように</p><p>本当にどうしようもなく下劣な人間なのですね、あなたは</p><p>美智は、そう言うと天童乙女の頭から、手を放した</p><p>はん、何が悪いのさっあたしたちみたいな人間が、あんたたちみたいに何でも持っている連中と闘うためには、卑怯だろうが何だろうがヤるしかないんだよっあんたみたいな、お嬢様のイヌには判らないだろうけどねっ</p><p>床の上から天童乙女は、美智に対して喚く</p><p>ちくしょう、バカにしやがってあたしはあたしたちは、こうやってくしかないんだよっ</p><p>ゆっくりと、身体を起こそうとする</p><p>こいつ、まだ逆転のチャンスを狙っている</p><p>そうやって情けない言い訳をしながら、一生、生きていくのですか</p><p>何と言い繕ったところで、あなたのしようとしたことは仲間に対する裏切りですわ違いますか</p><p>あ、あいつは直子はあたしの仲間なんかじゃないよ</p><p>黒沢さんをギッと見る</p><p>あいつはさっさと、あんたたちのボスに服従を誓った喜んで娼婦になりますだなんてバカじゃないのあいつの方が先に、あたしやオヤジたちを裏切ったんだよっ</p><p>黒沢さんは自分から、黒森家の娼婦になることを受け入れた</p><p>仲間なんかじゃないんだよっ直子は昨夜から、ずっとあたしと園子のことをバカにしてた一晩中あたしは判ってるんだからねっ</p><p>そう言われた、黒沢さんは</p><p>何言ってるのよあんたこそ今まで、ずーっとあたしのことをバカにしてたんじゃないっ他の子たちと一緒に、あたしをイジメて</p><p>直子さんは天童乙女たち、ヤクザの娘グループの中でイジメに合っていた</p><p>そんなの、あんたが弱いからだろっあたしの知ったことかよっ</p><p>天童乙女は、突っぱねる</p><p>では、あなたも弱いのですから仕方ありませんね</p><p>うぎゃああっ</p><p>天童乙女が、苦しむが</p><p>肉体をマヒさせただけです意識は、失神しないレベルに抑えました</p><p>美智は、冷たくそう言うと呆れた表情で、オレを見る</p><p>もしかしてそいつ、もう一回、仕掛けようとした</p><p>ええ、そちらの方と口論しながら今度は、鳥居様を狙っていました</p><p>月子が、鳥居さんを見る</p><p>え、わたくしを</p><p>黒沢さんとケンカしている最中だから、まさか鳥居さんに狙いを付けたりはしないとオレたちに思い込ませようとした</p><p>でも、とてつもなく注意深くて気を読む美智と人の心を読む月子が居るのに</p><p>どうして、オレたちがそんな手に引っ掛かると思うんだ</p><p>人間というモノは、自分を基準にするからですわ</p><p>オレの心を読んで月子が言った</p><p>この天童乙女さんという人にとっても、自分自身が基準ですから</p><p>自分なら引っ掛かるかもしれないと思って仕掛けて来たのか</p><p>公様はご自分よりも、頭が良かったり、能力のある方は世の中にたくさんいると考えていらっしゃいますよね</p><p>ああ当たり前だろ</p><p>オレの頭の悪さはかなりのものだと思っている</p><p>天童さんは世の中の方々は、自分よりも下だと思っていらっしゃいますから</p><p>自分を世の中の基準にしてみんな、自分よりも下だと思っているんです</p><p>ええ何で</p><p>だからです自分よりも、強いイーディさんや美智さんが憎らしいんですズルをしていると思うんですこの方の中では、自分が一番のはずなんですから</p><p>強さだけではありません自分よりも恵まれた環境に居る人名家のお嬢様たちや公様のことも、ズルくて卑怯な人間だと思っています自分が一番になれないからです</p><p>ああー、そういう人多いわよね最近</p><p>鳥居さんがそう言う</p><p>だから、自分より弱い人は平気でイジメルし上だと感じる人には、勝手にコンプレックスを感じてムカムカしているのね困っちゃうわよねこういうタイプは</p><p>上から目線で、そう言う</p><p>いや、あの鳥居さん</p><p>鳥居さんだって、コンプレックスを抱えている子だと思うけれど</p><p>準・名家であって本当の名家のお嬢様でないから名家の人間でないオレたちには態度が大きいわけだし</p><p>公様、人はなかなか自分のことには気付かないものですわ</p><p>あたしのこと、勝手に批判しやがってあんたたちが、そんなにご立派な人間なのかよっ</p><p>身体がマヒしている天童乙女は、大声で悪態を付く</p><p>立派だとは思っていないけれどオレたちは、どんな理由があっても仲間を攻撃したりはしないよ</p><p>仲間は仲間だ信頼を裏切るような人間とは仲間になれない</p><p>はいその通りでご主人様</p><p>美智は、そう言うと園子さんを見る</p><p>この女どうしますか</p><p>園子さんは、真っ青な顔で床に倒れた天童乙女を見ていた</p><p>オレたちと天童乙女の会話を聞いていた</p><p>乙女ちゃん全部、嘘だったのね</p><p>か細い声でそう言う</p><p>そ、園子あ、あたしは</p><p>黙っていて下さいね</p><p>月子がニコッと微笑んで力で天童乙女の口を封じる</p><p>昨日から怖い、怖いってあたしにしがみついていたのも、嘘だったんだね</p><p>園子さんは、天童乙女を見下ろしている</p><p>昨日の段階では、本当に幼児退行していたんだと思うよ</p><p>はい今朝ぐらいからのようですねご自分の心を取り戻されたのは</p><p>月子が読み取る</p><p>でも、幼児化したまま園子さんにしがみついていた方が、楽だって思ったんだろ園子さんと離れないで済むし園子さんにベタベタ甘えながら、オレたちの警戒が緩むのを待って、園子さんと脱走しようと思ってたんだと思う</p><p>オレの推論を、月子が肯定する</p><p>美智は、何で判ったんだ</p><p>美智は、天童乙女の演技に気付いていただから戦いを仕掛けた</p><p>眼を見れば判ります本当に怯えて、錯乱している人間の眼はあんなものではありません</p><p>乙女ちゃんはダマしてたんだよねあたしのことを</p><p>そう言う園子さんに、喋れない天童乙女は必死で首を横に振る</p><p>首から下はマヒしているから、大きくは触れないけれど</p><p>嘘だよダマしていたんだよあたしのことも自分より下だとバカなんだって、思っているんでしょ</p><p>あたし昨夜から乙女ちゃんを抱き締めながら、ずっと考えていたよこの先、どうしようかってすっごく怖かったよこのまま、乙女ちゃんが正気に戻らなかったらずっと、あたしを頼ったままなら、どうなっちゃうんだろうって</p><p>天童乙女は、園子さんから眼を背ける何も無い天井を見る</p><p>ああダメだ、こいつ</p><p>何でそこで相手を見続けることから、逃げるんだ</p><p>園子さんの方は、ジッと天童乙女を見る</p><p>あたしは娼婦になるこれはもうしょうがないって思っているわあたしの運命は、そこにしか繋がっていかないから５年間の我慢だし契約とか仕事のことは、この人たちはちゃんと約束を守ってくれると思ったわこの人たちはあたしに考える時間をくれたし頭ごなしに命令するんじゃなく、自分で決めることを許してくれた</p><p>その園子さんの言葉に、慌てて天童乙女は園子さんを見て</p><p>激しく首を横に振る</p><p>あんたはダマされたいるんだこいつらを信用するなと</p><p>乙女ちゃんの言いたいことは判るよでもごめん今のあたしは乙女ちゃんよりも、まだこの人たちの方が信頼できるから</p><p>園子さんに、そう言われてうなだれる、天童乙女</p><p>また、天井の方に視線を戻す</p><p>乙女ちゃんと一緒に居ても、あたしの人生は何も開けないと思うもの悪いけれどもう嫌だ乙女ちゃんと一緒の人生は</p><p>そして、園子さんは</p><p>直子ちゃん直子ちゃんは、あたしのこと嫌いだと思うけれどでも、これからは娼婦仲間だから２人で一緒に娼婦になるんだから仲良くして下さいこの通りですこんなあたしだけど仲良くして下さい</p><p>黒沢さんに、頭を下げる</p><p>そ、そんなや、やめてよあ、あたしの方こそお、お願いします</p><p>黒沢さんも、園子さんに頭を下げた</p><p>あら、何かとっても良い状態になったわね</p><p>ああ、もっと前に到着していたな</p><p>部屋の外から中の会話を盗み聞きしつつ入って来るタイミングを探っていたな</p><p>娼婦同士が仲良くすることは良いコトよ助け合っていかないと、辛くなるだけだから</p><p>そう言いながら、部屋の奥までやって来る</p><p>後で、もう１人あなたたちの他に、娼婦候補の子が来るからね</p><p>ミナホ姉さんは、２人に言う</p><p>あたしたちの他にですか</p><p>黒沢さんが、尋ねた</p><p>ええ、そうよその子はホンモノのお嬢様よ家が傾いてしまってねお嬢様だけど、あたしに身売りするしかなくなったのよ可哀相でしょ</p><p>まさかホントに鞍馬さんを</p><p>鳥居さんが、思わずそう言ってしまう</p><p>ああ、鳥井さんは詳細を知らなかったんだっけ</p><p>こんな風にミナホ姉さんと話すのも、初めてだよな</p><p>あら、鳥居様には関係の無いお話ですわ</p><p>ミナホ姉さんは、わざと煽った</p><p>ですが、鞍馬家は名家ですわ名家の令嬢がそんな</p><p>名家だろうと何だろうと没落してしまえば、オシマイよそれとも、鳥居様が鞍馬家の莫大な負債を支払われますか</p><p>これはもう香月様が決裁されたことです変更はありませんですから、これ以上のお口出しは無用に願います</p><p>ミナホ姉さんの冷たい笑みが、鳥居さんを圧する</p><p>あなたどなたですか</p><p>鳥居さんの言葉に、ミナホ姉さんは</p><p>あたしは黒森御名穂そこにいる公の姉よ</p><p>ああ、オレの姉さんだ</p><p>今、話に出たけれどあなたたちと一緒に娼婦になるのは、鞍馬美里という子よ本当に昨日までお嬢様暮らしをしていた子だけれど仲良くしてあげられるかしら</p><p>ミナホ姉さんは黒沢さんと園子さんに尋ねる</p><p>２人は、眼を合わせて</p><p>仲良くしますあの元がお嬢様とか、関係無いですからだって、元なんですよね</p><p>黒沢さんは、そう答えた</p><p>あたしもその人だって、あたしたちと同じ境遇になるんですから仲良くします３人で協力し合って</p><p>園子さんも、そう言ってくれた</p><p>そうね５年間の契約期間は、ずっと一緒に暮らすことになるんだから仲良くしてあげてちょうだい</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うとオレを見て</p><p>これで受け入れ態勢ができたわね公鞍馬さんたちの方も進めるから、よろしく頼むわね</p><p>まずは、娼婦仲間の２人の方を整えてから鞍馬さんを墜とすのか</p><p>そうだよなああの妹に縋って泣いてばかりの鞍馬美里さんは、頼れる仲間がいないと精神がパンクしちゃいそうだ</p><p>今、鞍馬美里さんのお名前だけを言われましたが</p><p>オレより先に鳥居さんが尋ねる</p><p>妹さんの鞍馬ありすさんは、どうなるのです</p><p>うちの娼館は若すぎる子は使わないのよありすさんは確かまだ１３歳でしょ</p><p>では鞍馬家にお返しになられるんですか</p><p>鳥居さんの言葉に、ミナホ姉さんはクスッと笑う</p><p>まさかあの子も、鞍馬家の負債を減らすための大切な商品よ</p><p>娼婦にはしないというだけのことよ売り飛ばすのよ、性奴隷として</p><p>ミナホ姉さんは、わざとこう言っている</p><p>黒沢さんと園子さんが後から来る鞍馬美里さんに優しくしてくれるように</p><p>大丈夫よ売却先は、ちゃんとした人を選ぶから女の子の身体をメチャクチャに痛ぶって、殺してしまうような人には売らないわ大事に可愛がって、愛してくれる人に売るのよ調査はちゃんとしますし売却後のチェックもするわもし、虐待とかしていたら香月様の逆鱗に触れることになりますから鳥居様が心配なさることではないですので</p><p>というかオレが引き取ることになっている</p><p>食い下がる鳥居さんに月子が</p><p>それ以上、何をおっしゃっても偽善にしかなりませんわ</p><p>鞍馬家の没落は決定的になっている</p><p>他の名家に波及させないために</p><p>ジッちゃんは、見せしめとして厳しい処分を取るしかないんだ</p><p>つまり鞍馬姉妹は売られる</p><p>それは、もう、ジッちゃんですら止められない</p><p>善行とは、自分にできる最善のことをすることですご自分ができないことを望むのは鞍馬様たちの迷惑にしかなりませんわ</p><p>そうだその通りだ</p><p>鳥居さんは、自分の無力を感じているらしい</p><p>あたしはあたしも、元・娼婦よしかも、働けなくなった娼婦なの</p><p>だからここに居る黒沢さん、徳大寺さんそれから、後で来る鞍馬美里さん娼婦じゃなくって、売り払うことになるけれど鞍馬ありすさんあなたたちの運命を覆すことは、あたしにはできないわあたしも与えられた役目を一生懸命に果たしているだけだからでも、あたしの裁量の許す範囲の中ではできる限り、良くしてあげたいと思っているわ自分の経験した娼婦生活より少しでも、幸せに暮らるようにしてあげたいと思っています今は信じなくてもいいけれどでも、あたしはあなたたちに約束しておくわよ</p><p>黒沢さんと園子さんにそう言った</p><p>はい今はまだ信じられないですけれどお言葉は、覚えておきます</p><p>園子さんが、そう言った</p><p>あたしも、よく判らないですけれどとにかく、よろしくお願いします</p><p>黒沢さんも、改めて頭を下げる</p><p>ええ、こちらこそよろしくごめんなさいね今まで、会いに来られなくてあなたたちのお父さんたちの件が終わるまで、このビルの中はドタバタしていたのよ</p><p>昨夜、説明会をしてから今まで放っておいたことを、ミナホ姉さんは謝る</p><p>いや色々と、ご事情があったのだと思いますから</p><p>園子さんがそう言う</p><p>黒沢さんは、直情的で思い切りがいいけれど深く考えるのは苦手で、丁寧な言葉遣いはしない</p><p>園子さんは、気が弱くて引っ込み思案だけどよく考えるし、言葉は丁寧だ</p><p>この２人、意外と良いコンビになるかもしれない</p><p>オレが、そう考えていると</p><p>ところで、公</p><p>ミナホ姉さんが、オレを呼ぶ</p><p>どうするこのゴミ</p><p>そこには美智によって、身体をマヒさせられ</p><p>月子によって、言葉を封じられた</p><p>天童乙女が、転がっていた</p><p>ところで、ゴミいえ、アララギくん</p><p>私には、ガハラさんがアララギくんに惚れた理由が未だに判りません</p><p>登場人物用の名前を適当に思い付いたら、メモしているんですが</p><p>ラインハル子とか大月マルス、大月フロルとか</p><p>何考えているんだろう私</p><p>970．朝の姉妹たち　／　SAYONARA</p><p>捨てるにしてもあたしたちに関する全ての記憶は、消させてもらうことになるけれどね</p><p>ミナホ姉さんは、天童乙女を見下ろして言う</p><p>それから、徳大寺園子さんたちに関する記憶も消すわよ</p><p>ハッとする、園子さん</p><p>身体と言葉を抑え込まれている天童乙女も、うううと必死に声を出そうとしている</p><p>だって仕方ないでしょ今までは幼馴染みだったのかもしれないけれどここから先は、進む人生が違うんだから</p><p>徳大寺さんは天童乙女さんのことを憶えていてもいいと思うわでも、天童さんの方は徳大寺さんのことを思い出すことができないようにしてしまった方が良いと思わない</p><p>ただの幼馴染みでなく天童乙女は、園子さんに邪恋を抱いている</p><p>園子さんを救出するために、実の父親を裏切って、オレたちに助けを求めたぐらいだ</p><p>このままの状態で解放すればありとあらゆる手段を使って、園子さんを取り戻そうとするだろう</p><p>そうですね黒森さんのおっしゃる通りだと思います</p><p>その一言に天童乙女は、ショックを受ける</p><p>ごめんね、乙女ちゃんでも、あたしたちこれきり別れた方が良いと思うあたしは憶えているから一生、乙女ちゃんのことを忘れないからだから、乙女ちゃんはあたしのことを忘れて</p><p>黒い森の娼婦になるということは裏社会に属するということだ</p><p>ミナホ姉さんの娼館は、日本の政財界の大物たちを顧客にしているということをもう、園子さんは教えられている</p><p>天童乙女が変な行動に出れば、お客様たちに迷惑が掛かる</p><p>逆を言えば天童乙女の命も危うくなる</p><p>あたしはあたしの道を行くから乙女ちゃんも、自分の道を見つけてね</p><p>万感の思いを込めて園子さんは、乙女に言う</p><p>ちょっと、いいのそんなことして</p><p>鳥居さんが口を出す</p><p>人の思い出とか記憶をそんな簡単に消すとか勝手に決めちゃっていいわけ</p><p>記憶を消さないのなら殺すしかなくなりますわ</p><p>ニッコリと微笑んで月子が言う</p><p>え何でどうして、そう極端から極端に飛ぶのよとりあえず、この人を説得して他の人には、絶対に言わないって約束させるとかいや、この人が守るかどうかは、よく判らないけれどでも、まず本人の意志を聞くのが筋なんじゃないのこういう場合</p><p>興奮気味に喚く</p><p>こんなの変よ本人が喋れないようにしておいて他の人が、勝手に運命を決めるなんてそんなの間違っているわ</p><p>本人の意志を聞かないからいいんだと思うけれどね</p><p>責任はオレたちが背負う天童乙女自身に罪は無いだって、オレたちに強要されただけだから</p><p>ええ、徳大寺さんには自分で選択させたわこの人はこれから、あたしたちの共犯になる子だからね天童さんに対する罪は、一緒に背負ってもらうわ</p><p>はいそれで構いません</p><p>園子さんは、そう答える</p><p>ていうか誰だか知らないけれど、すっごい嫌なヤツだよね無関係のクセに、凄く偉そうにしててさ</p><p>オレたちの会話を聞いていた黒沢さんが、鳥居さんに不快感を示す</p><p>ごめんなさいねちょっと、お嬢様に社会勉強をしていただいている途中なの気に障ったら、あたしが謝るわ</p><p>ミナホ姉さんが黒沢さんに言う</p><p>いえ、いいんですけれど</p><p>黒沢さんも、ミナホ姉さんが娼館のボスだということは判っているからそれ以上は言わない</p><p>鳥居さんをこの部屋に連れて来てしまった、オレが釘を刺さないといけないよな</p><p>鳥居さんオレたちはさ、表の世界の人間じゃないんだよ裏の世界いわゆる犯罪組織の人間だこの国の法に触れることをやって生きている</p><p>鳥居さんの眼を見て、静かにはっきりと言う</p><p>だけど、ただの犯罪組織でもないんだオレたちが取引している相手は、この国の大物たち名家の人たちなんだから</p><p>一番の顧客が香月様その他、鳥居様が知っておられる名家のご当主を何人もあたしは知っているわよ</p><p>白坂創介に乗っ取られる前は黒森楼は、名家の男たちの秘密の社交クラブでもあったのだから</p><p>ジッちゃんに近い年齢の当主たちはみんな黒森楼に来ている</p><p>当時の顧客リストもある</p><p>すでに亡くなったり、引退している人もいるだろうけれどジッちゃんみたいに健在の当主も多い</p><p>白坂時代になっても、お屋敷に来て渚や克子姉の顧客になった菱たちもいるみすずと瑠璃子の日舞発表会の時に見た</p><p>鳥居様のお父様やお祖父様には会ったことがないけれど</p><p>鳥居家は、名家じゃない戦後の成り上がりの家だから誰かに黒森楼に連れて来てもらうなんてことは無かったんだろう</p><p>だから何なんですか</p><p>名家の人間でないというコンプレックスを突かれて、鳥居さんはムッとする</p><p>だからあたしたちは、絶対に失敗できないのよ甘い判断は許されないのあたしたちの些細なミスによって大切な顧客の皆様を巻き込むわけにはいかないから</p><p>お祖父様が大名家のご当主様でいらっしゃる鳥居様でしたら家の名誉というものが、どれほど重いものなのかご存知ですね</p><p>さらに煽る</p><p>テキトーに天童乙女を外に逃がしてそれで、この女がオレたちのことや、ここ数日で知ったことを喋ったらトンデモないことになるんだよ</p><p>だから、慌ててオレが間に入る</p><p>こいつは、ここ何日か名家の水島家に潜伏してたし警護役として、鳥居さんたちのお嬢様学校にも行っている昨日のパーティで起きたことも、だいたい把握している香月家のこともね</p><p>本家ご邸宅のどの部屋が、どう繋がっているかというようなことですら敵対者に知られると厄介なことになります</p><p>だから、ホントオレたちのことから、ここ数日の記憶は根こそぎ消すとかないんだよそうできないのなら殺すしかないそして、徳大寺園子さんと黒沢直子さんが、オレたちのところに居るっていうことも、トップ・シークレットになるんだからやっぱり消さないといけない消さなきゃいけないんだよ何が何でも、有無を言わさず</p><p>だから鳥居様がおっしゃる通りに、天童さんの意志を確認して記憶を消すことを納得させるなんていうことをホントにしたら高圧的に脅迫するっていう作業になりますけれどそれこそ、拷問とかもして</p><p>そっちの方が、可哀相だとは思いません本人の意志は無視して、勝手に決めちゃって実行する方が早いですし</p><p>鳥居さんは口をつぐむ</p><p>ミナホ姉さんは、園子さんに</p><p>これで最後だからよく見ておきなさいもう知らない人になるんだから</p><p>園子さんは天童乙女を見る</p><p>天童乙女は、捨てられそうな子猫のように園子さんを見上げていた</p><p>園子さんに抱き締めて欲しがっている</p><p>優しい言葉をかけて欲しいという眼をしている</p><p>乙女ちゃん今まで色々とありがとうね</p><p>あたしのこと好きだって言ってくれて、ありがとうでも、あたしは乙女ちゃんのことは、友達としか思えなかったよ初めて会った時から、今日までずっと</p><p>天童乙女の眼が曇る</p><p>さよならごめんもう、さよならしか言葉が出て来ない</p><p>園子さんは、そう言って泣く</p><p>黒沢さんも天童さんにお別れの言葉はある</p><p>ミナホ姉さんは天童乙女にイジメを黙認されていた黒沢さんにも声を掛ける</p><p>さよならあたしは、ずっと大っ嫌いだったあんたは、いつも徳大寺さんばっかり贔屓して自分にペコペコする、あの３人にも甘くてあたしがあの子たちにイジメられてても、助けてはくれなかった</p><p>憎々しげに黒沢さんは、言う</p><p>あんたは園子を助けるんだって言って１人だけで、出掛けて行ったけれどあんたがいない間、徳大寺さんはあんたの父親たちにずっとレイプされてたんだあんたはさ徳大寺さんのことを助けられなかったんだよっ</p><p>その一言は天童乙女に、深く突き刺さる</p><p>いつもいつも、口ばっかりでちょっと強いからって偉そうにしててでも、実際は何もできないんだそれが、あんただよっちくしょうっ</p><p>もういいですもういいですから</p><p>ミナホ姉さんにそう言う</p><p>じゃあ、公月子さんにお願いしてもらえるかしら</p><p>ミナホ姉さんは自分から、月子に命じない</p><p>月子の巫女の力は、オレが管理するべきものだと思っている</p><p>鳥居さんも見ているしな</p><p>いや、翔姉ちゃんたちもきっと監視カメラで観ているよな</p><p>となれば、ジッちゃんに報告しないといけない</p><p>巫女の力は黒森家の所有物でなく</p><p>あくまでも、鷹倉姉妹とオレとの関係の中で使われているということを、公式に示しておかないと</p><p>うん月子</p><p>オレが、月子に振り向くと</p><p>この人にもこの人にも、お別れを言わせてあげるべきなんじゃないの</p><p>天童乙女にも園子さんや黒沢さんに</p><p>だって、このままお別れも言えなかったら後悔するでしょ</p><p>いやでも、天童乙女は全部忘れちゃうんだぜ</p><p>今までのことも今現在のことも</p><p>だけど忘れちゃうとしても</p><p>鳥居さんは、園子さんに</p><p>あなたは、そう思うでしょ最後にちゃんと、この人の声を聞いてちゃんとお別れしないと、気持ち悪いでしょ納得できないでしょ後悔しちゃうでしょ</p><p>悲しそうに、答えた</p><p>嘘よそんなはずがないわっ</p><p>鳥居さんは納得しない</p><p>何よ、バッカじゃないのっ</p><p>黒沢さんが、鳥居さんを睨む</p><p>このままだと気持ち悪くて、納得できなくて、後悔しそうなのはあんたでしょあたしたちじゃないわっあんたは、ただの見物人だから、そう思うのよっ</p><p>鳥居さんは、言葉を続けようとするが</p><p>はい眠りなさい深い眠りに</p><p>月子が天童乙女の意識が落ちていく</p><p>スーッと穏やかに眼を閉じ、ガクッと脱力する</p><p>ま、待って待ってって言ったじゃないのぉっ</p><p>鳥居さんは、半べそで抗議するが</p><p>申し訳ありませんが、わたくしは公様のご命令のみ承りますので</p><p>月子は、にこっと微笑んで相手にしない</p><p>記憶の削除と改変には時間が掛かりますから今は、眠らせました次に目覚める時はもう、今までのこの方とは違っています</p><p>精神をブッ壊さないように手を加えるのは、細心の注意がいる</p><p>ちょっと、目覚めさせなさいよこのままじゃあんまりよ</p><p>もういい加減、黙ってくれよ</p><p>オレは鳥居さんにそう告げた</p><p>全部納得できるような解答は無いんだよどうして、それが判らないんだ</p><p>園子さんが、気を失っている天童乙女の頬に触れて</p><p>ホントは好きだったよ乙女ちゃん友達としてだけどでも、明るくて、自信家で、元気な乙女ちゃんが好きだったよあたし</p><p>いつも守ってくれてありがとう本当にありがとうね</p><p>園子さんの涙が、ポタポタと天童乙女の顔に滴る</p><p>あたしも大っ嫌いって、さっきは言っちゃったけれどでも、本当は、そんなに嫌いじゃなかったよ</p><p>黒沢さんも、ポツリとそう呟いた</p><p>何よ、それっあなたたち、何でよっどうして、それをこの人が気絶する前に言ってあげなかったのよっ</p><p>鳥居さんが吠える</p><p>気絶したから、言えるんだよっ本人には、言えなかったんだよっ何で、そんなことも判らないんだよっ</p><p>大きな声で、鳥居さんに叫んだ</p><p>園子さんと黒沢さんはミナホ姉さんと娼婦説明会の続きで別室へ</p><p>天童乙女はとりあえず、そのまま</p><p>オレと美智、月子、そして鳥居さんは次の部屋へ向かうことになった</p><p>向こうの部屋でも、わたくしの力が必要になるかもしれませんから</p><p>月子がそう言った</p><p>ああ、次の部屋リエとエリも、親の死を知ったらどう反応するか判らない</p><p>だから、天童乙女は眠らせたままにして月子に付いて来てもらう</p><p>部屋から廊下に出ると、香月セキュリティ・サービスの木下さんが、ちゃんと待っててくれた</p><p>こっちはオシマイですかーでは、次に参りましょう</p><p>この人の明るいマイペースさが、今は助かる</p><p>美智は、いつもの無表情で月子は、いつもの微笑みだ</p><p>そして、鳥居さんがどっぷりと暗い顔をしている</p><p>エレベーターホールに向かいながら</p><p>鳥居さんは、酷く不機嫌そうな声で、オレに言う</p><p>わたくしのことも最終的には、記憶を全て消すおつもりですか</p><p>ああ怒っている</p><p>それともわたくしを殺すおつもりですか</p><p>さて何て答えよう</p><p>こういう時、イーディがいると上手に話してくれるんだけれど</p><p>いやいや、あいつに頼りすぎるのはよくない</p><p>そんなのまだ決めてません</p><p>素直に、答えた</p><p>鳥居さんの記憶を消したら桃子姉ちゃんに、すっげぇ怒られると思いますから</p><p>歌晏桃子姉ちゃんは巫女の力の存在を知っている</p><p>自分の妹分の鳥居さんには巫女の力は使うなと、昨日のうちに釘を刺されている</p><p>だからって、殺しちゃったらもっと怒られそうですし</p><p>当たり前ですわっ</p><p>ムスッとする鳥居さん</p><p>でも、わたくしはあなたたちの秘密をたくさん知ってしまいましたわもちろん、全て、桃子お姉様にご報告致しますからねっ</p><p>実のところオレは、みすずや瑠璃子が何を考えているのか知っている</p><p>みすずたちはこの鳥居さんも、オレの女にしてしまおうと狙っている</p><p>というか歌晏桃子姉ちゃんすら、ターゲットにしている</p><p>だいたい、わたくし知れば知るほど、あなたたちのことが嫌いになりますあなたたちはご自分の身内にばかり甘くて、外の人間には冷たくて酷くてそういうの、わたくしは大嫌いですわ</p><p>ああ、心の中のフラストレーションをオレにぶつけているのか</p><p>身内にこそ厳しく外の方にこそ、優しく対処するのが正しいんですあなたたちは、変です</p><p>オレたちが変だっていうのは認めますけれどでも、鳥居さんの言うことは違うと思います</p><p>何が違うんですの</p><p>身内っていうか家族だからこそ、外の人よりも優しくするんです何で、家族を外の人より冷たくしないといけないんですか</p><p>あなたねえそれは、道徳というか常識で考えれば判るでしょ</p><p>いや鳥居さんの常識は、オレの常識と違うかもしれないから</p><p>そのオレの一言に、カチンと来たらしい</p><p>あなたわたくしを愚弄するのっ</p><p>公様と鳥居様では言葉の概念が異なっているんですわ</p><p>月子が、間に入ってくれる</p><p>鳥居様のおっしゃる身内と公様の家族が、そもそも違いますから</p><p>ああオレたちの家族は、血が繋がっている本当の家族じゃないから</p><p>だから家族を繋ぐ絆は、絶対じゃないんだよ細やかな信頼で力尽くで繋ぎ合わせているだけなんだ</p><p>鳥居さんは、キョトンとする</p><p>だから、オレは家族を絶対に裏切らないし外の人間よりも、家族の方を優先するうちの子がさ自分よりも、知らない子をオレが大切にしたなって知ったら</p><p>アニエスは精神崩壊する</p><p>真緒ちゃんもショックだろうな</p><p>メグは、小一時間はオレに小言を言い続けるだろう</p><p>自分の家族が一番で他の人よりも、家族を大切にするのは当たり前じゃないかだって、家族がなかったらオレはオレじゃなくなっちまう</p><p>何を言っているのか、よく判りませんわ</p><p>オレの家族はたくさんの人が集まって、みんなで家族を作っているんだそれぞれ協力し合ってこの家族があるからオレは、落ち込んだり、ふてくされたり、自殺しちゃったりせずに、毎日何とか生きていられるんだよ家族の存在の方がオレという人間の存在より、上なんだ</p><p>ますます判りませんわ</p><p>鳥居さんには判らないよな</p><p>とにかく信頼が大切なんだよみんなを信頼して、オレも家族から信頼されないといけないんだ困ったことが起きたら、オレが絶対に助けに来るって信じてもらえるようにならないとええと</p><p>何か、もっと上手い言い方はないのか</p><p>好きだって、伝わらないといけないのです</p><p>ご主人様はわたくしのことを好きでいて下さいますそれは、毎日の生活の中で伝わって参りますご主人様は、とても判りやすい方ですから</p><p>オレの心は丸見えらしい</p><p>もちろん、みすずお姉様のことも好きでいらっしゃいますルリルリのこともここにいる月子様のことも他の方もとっても好きでいらっしゃるわたくしたちの家族とはご主人様が好きでいらっしゃる人間の集まりでもあるのです</p><p>何よそれって、つまり黒森様は浮気性っていうこと</p><p>鳥居さんは美智に尋ねる</p><p>そういうレベルの話ではございませんわたくしたちのご主人様は好きって言ったら、とことん好きなんです全身全霊で、わたくしたちのことを愛して下さっているのです</p><p>だから、わたくしたちもご主人様のことを愛していますこれはフィフティ・フィフティの引き合う関係ではありません最初に、ロープを引っ張ったのはご主人様の方なんですご主人様が、わたくしたちに好きだという感情をいえ、感情だけではありません、行動も伴って好きを表現して下さるからこの方は、わたくしのことが好きなのだ、愛して下さっているのだと感じることで、わたくしたちも好きを発するのです</p><p>全然判らないわよその説明</p><p>鳥居さんは、ムスッとする</p><p>すると先頭を歩いていた、木下さんがクルッと振り向き</p><p>えー、お判りにならないんですかー</p><p>キョトンとする、鳥居さんに</p><p>黒森様は鳥居様のことも、お好きなんですよねー</p><p>オレが鳥居さんを</p><p>だって、黒森様鳥居さんのお話に、ちゃーんと応えていらっしゃるじゃないですかぁ</p><p>いや、それは当たり前だよ</p><p>そ、そうよわ、わたくしは歌晏桃子お姉様のご命令で、こうやって視察させていただいているわけで黒森様は、わたくしを案内する義務があるのですから</p><p>鳥居さんも、慌ててそう言う</p><p>いえいえいーえわたくしはそんなに、黒森様のことは存じ上げませんけれど</p><p>木下さんは、ニコッと笑う</p><p>黒森様ってメンド臭い女の子がお好きですよねぇ</p><p>あううう</p><p>つーか木下さん</p><p>あなたが、一番面倒くせぇ</p><p>今日、帰りに秋葉原の新しいラジオ会館へ行ってみたのですが</p><p>何だこの閉塞感と圧迫感</p><p>各階の移動が、基本的に中央のエスカレーターのみなんですよね</p><p>エレベーターはあるけれど、階段は閉鎖されていて使えない</p><p>その建物の中央に、エスカレーターを配したレイアウトが何だかなあ</p><p>で、窓が一切無く天井が妙に高くて、倉庫っぽい</p><p>明るいんだけれど暗い感じ</p><p>前の建物と同じ容積のはずなのに、狭く感じます</p><p>前のラジオ会館は4階までのエスカレーターと、階段が前後に２つもありましたから</p><p>こんな閉塞感は無かったんですよね</p><p>1階なんて、どこからでも入れたし、出れたし</p><p>それが今度は出入り口も前後のみ</p><p>昔みたいな、雑然とした雰囲気の中で宝探しをするような感じはなくなっちゃいましたねえ</p><p>971．朝の姉妹たち　／　RANPO</p><p>それで次は、どこへ行くのよ</p><p>エレベーターに乗ると、鳥居さんがムスッとして尋ねてきた</p><p>ああ、もう２人居るんだよさっきの天童乙女たちと一緒に連れて来られた子が</p><p>オレは、簡潔に説明した</p><p>子ってことは、その２人も女の子なのね</p><p>鳥居さんが、オレを睨む</p><p>で何で、その子たちだけ別の部屋に居るのよ</p><p>さっきの部屋の人たちは天童乙女は違うけれど、あいつは徳大寺園子さんにしがみついてて離れなかっただけだから徳大寺さんと黒沢さんは関西の組織の眼がある地元には帰れないから、オレたちのところで娼婦になるそれは判っているよな</p><p>ええ、判っているわよ納得はしていないけれど</p><p>鳥居さんは、ツンとして答える</p><p>それから鞍馬家のお嬢様姉妹の話も聞いたろ姉の美里さんは、家の負債を返すために娼婦になるけれど</p><p>ああ、妹のありすさんは年が若いから娼婦にはならなくて、その代わりにどこかに売り飛ばされるっていう話でしょそれも、納得はしていないわよ</p><p>別に鳥居さんを納得させなきゃいけない要素は何も無いんだけれど</p><p>あもしかして</p><p>でも、この人は基本的には頭の回転が良い</p><p>オレが何を言いたいのか気が付いてくれた</p><p>これから行く部屋の子は、まだ幼い子なのねだから、娼婦にはなれなくて</p><p>まあ、そういうことだよ違う運命に進む子たちを同じ部屋に置いておくのは、可哀相だろ</p><p>ヤクザの娘たちはなかなか微妙な関係なんだよな</p><p>天童乙女がドッカリと真ん中で威張っててその下で、あの３人娘が表向きは天童乙女にペコペコしながら、他の子たちをイジメていたわけだし</p><p>みんな、そんなに仲良くないというか心を許しあっていない関係だったもんな</p><p>その子たちはあの、ホントに売られちゃうの奴隷として</p><p>いや、外には売らないオレが引き取ることにした</p><p>ああ、オレのセックス奴隷として</p><p>鳥居さんは、オレの顔を引っぱたこうとした</p><p>お静かに願います</p><p>美智が、シュパッと鳥居さんの腕を掴む</p><p>オレも、鳥居さんの気を感じて咄嗟に移動していた</p><p>止めないでよっ今、この人が何を言ったかあなたも聞いていたでしょっ</p><p>鳥居さんは、激高して喚く</p><p>よりによって何で、あなたが自分の奴隷にするのよっていうか、奴隷って何よあなた、女の子を何だと思っているのよっ</p><p>あら、公様がお引き取りにならなければバラバラにされて、お金持ちの少女愛嗜好の方に売られていくことになりますわ</p><p>それよりは姉妹揃って、公様のところに置いていただける方が良いと思いますが</p><p>姉妹</p><p>ああ、次の部屋に居るリエとエリは双子の姉妹なんだ１３歳の</p><p>エレベーターが、開く</p><p>ああ、この階には見覚えがある</p><p>昨夜と同じ部屋だよね</p><p>オレは、木下さんに聞いた</p><p>はーい、そうでっす</p><p>じゃあ、もう判るよありがとうございます、木下さん</p><p>オレは、案内して来たくれた木下さんに礼を言う</p><p>昨日、ミナホ姉さんが居た監視室の隣だ</p><p>仮眠室奥には、シャワー・ルームもある</p><p>では、わたくしはこちらの部屋に居りますから何かありましたら、お呼び下さーい</p><p>木下さんは、ニコニコ顔でそう言うと監視室の中へ入って行った</p><p>何なのよ、あの人わたくしたちのしている話が聞こえているはずなのに、ずっと笑っているし</p><p>不機嫌な鳥居さんは、いなくなった木下さんのことを悪く言う</p><p>あの人は、香月セキュリティ・サービスの中でも裏の仕事専門の人なんだよ</p><p>木下さんは元・バンバルビー３だ</p><p>バービーさんとルビーさんに裏の世界の英才教育を受けてきている</p><p>だから、聞こえていても聞こえないフリをしていてくれるし聞いてしまったことを、他の人に言うことはないよ</p><p>何で、そう言い切れるのよ幾ら香月セキュリティ・サービスの人だからって、大金を積まれたらペラペラ喋り出すかねしれないじゃない</p><p>ご機嫌ナナメの鳥居さんは、香月セキュリティ・サービスのことまで悪く言い始める</p><p>だからっ、どうしてそう言い切れるんだって聞いているんでしょ</p><p>鳥居さんが、オレに怒鳴る</p><p>木下さんとは何回か一緒に仕事しているからあの人は、ホンモノのプロだよオレたちと契約している間は、絶対にオレたちを裏切ったりはしないよ</p><p>シザーリオ・ヴァイオラとのホテルでの戦いから、ずっと見て来ているからな</p><p>じゃあ、契約が切れたらアッサリと裏切られるのね</p><p>鳥居さんは、意地悪そうにそう言う</p><p>そうなる前に香月セキュリティ・サービスは、木下さんとの契約を更新するよあの人ぐらい有能な人はなかなかいないからボーナスを増やすことはあっても、香月セキュリティ・サービスの方からあの人の年俸を値切ったりはしないよ</p><p>それに香月セキュリティ・サービスに行けというのは、バービーさんからの命令だ</p><p>木下さんも、学べることがある限りはここに居るだろうと思う</p><p>有能あの人がいつもヘラヘラしているし、やる気なさそうだし、身体だって細いし、全然、警護の人っぽくないじゃない高校出たばかりぐらいの年齢でしょ</p><p>だから、有能なのです鳥居様が、その事実に気付かれることが無いことをお祈りしておりますわ</p><p>ホント木下さんは、童顔で、若く見えるんだよなあそれにとても可愛らしい顔付きだしね普通の人には、まず判らないんだろうけれど</p><p>あの華奢な身体で、重くて硬い粉砕フレイルを軽々と振り回すバケモノだ</p><p>オレは、木下さんが１人で男のヤクザを３０人ぐらいベコボコニに打ち倒す現場に居たことがあるよ</p><p>鷹倉神社の件でヤクザたちと手打ちをするっていうことになった時に</p><p>ホントだよ</p><p>オレの言葉に続けて、美智が</p><p>ご主人様はこういうことで嘘をお吐きになりません</p><p>それこそ、嘘でしょ</p><p>キッと、鳥居さんは美智を睨む</p><p>いえ、本当ですわ公様はとても正直なお方です</p><p>わたくし、夜見子、ルナそれにコヨミちゃんも、公様の近くに居させていただけているからこそ、心の安定が保たれています</p><p>普通の方はどうしても、心と言葉に差がありますからわたくしたちのお父様でさえ言葉に嘘が見えました</p><p>ちょっと悲しそうに、月子は言う</p><p>しかし、公様はお言葉とお心に違いがありませんから公様が嘘を吐かれる時は、どうしてもその嘘が必要な時だけですしわたくしたち家族に対する愛情から、そうなさっていることは判りますから</p><p>そうだオレだって、全然、嘘を吐かないわけじゃない</p><p>吐かなきゃいけない嘘もある</p><p>例えば、オレはアニエスの本当のパパじゃないわけだし</p><p>そういう、真っ直ぐな公様ですからわたくしたち、人の心が見える者には楽なんです安心して、お側に居ることができます</p><p>月子は、そう言ってくれた</p><p>アニエスさんも、そうですわねアニエスさんは、公様に一番影響を受けていらっしゃいますから真っ正直で、嘘の無い女の子に成長なさっています</p><p>アニエスは思ったことを、全部、言葉にするし顔にも出る</p><p>隠し事が無い嘘も言わない</p><p>ですから今、アニエスさんがルナやコヨミちゃんと毎日、一緒に居てくれることはあの子たちをとても良い状態にしています</p><p>表裏の無いアニエスだからルナやコヨミちゃんが、安心するのか</p><p>アニエスは、心の底からあの子たちと仲良くしたいと思っているし</p><p>真緒ちゃんも含めて、家族であると同時に親友になりたいんだよな</p><p>全ての基点は、公様です公様の存在が、わたくしたちを救って下さっているんです</p><p>そうか、人の心が読めるというのは本当は、ツライことだもんな</p><p>鷹倉神社の巫女の多くが、心を病んで亡くなったというし</p><p>心が読める方たちだけではありません</p><p>わたくしたちだって公様がいらっしゃるから、心が落ち着くのです</p><p>あんたたち、何を言っているのよ全然判らないわよ</p><p>苦々しい顔で、鳥居さんが文句を言う</p><p>もうちょっと、わたくしに判るように説明して下さらないそれじゃあ、わたくしには何がなんだか、全然判らないわよ</p><p>ごめん、これは鳥居さんには判らないと思う</p><p>当事者じゃないと判らないことだから</p><p>鳥居さんは、それでも</p><p>だから、判るように説明しろって言っているのよ忘れたのわたくしは、歌晏桃子お姉様で、ここに来ているのよあなたは、わたくしに説明責任があるんですからねっ</p><p>どう説明したって、判らないと思うよていうか、説明できることじゃないし説明したいとも思わないし</p><p>鳥居さんは、鳥居さんが見て、鳥居さんが思ったとおりに桃子姉ちゃんに報告すれば良いと思うそれで、桃子姉ちゃんに酷い人間だと思われても、オレは構わないよ</p><p>立場や、生きてきた環境の違いがある</p><p>どうやっても、理解し合えない溝も</p><p>何よ逃げるつもり</p><p>鳥居さんはそう感じるのか</p><p>違うよ、逃げているんじゃない</p><p>逃げているわよわたくしから</p><p>そうじゃなくって鳥居さんの方が、高いところに居るんだよオレたちよりもずっと高いところに</p><p>だから、オレの方から鳥居さんの居る高さのところまで上がっていって、鳥居さんが判るように説明することはできないんだ</p><p>何意味が判らないわよ</p><p>涙と共にパンを食べた者でなければ、判らないということですわ</p><p>その言葉は知っているわよ、ゲーテでしょ</p><p>鳥居さんは、答えた</p><p>意味がお判りでも実感が判らなければ、この言葉を理解することはできませんわ</p><p>自分の実体験から感じ取ったもの</p><p>泥にまみれ、泥をすすったことのない方にご自分の感情だけで、喚かれるのは迷惑なんだよ</p><p>結局、鳥居さんはオレたちが園子さんたちを娼婦にすることや、天童乙女の記憶を操作することそれから、これから行く部屋の女の子たちをオレが奴隷にするっていうことが、嫌なんだろ頭に来ているんだろ</p><p>鳥居さんは、カチンと来たらしく</p><p>ええ、そうよ当たり前じゃないっ</p><p>怒りの眼で、オレを見る</p><p>こんなの人が人にしていいことじゃないものっあなたたちはサイテイよっわたくしは許さないわっ</p><p>ああ泥の掛からない高いところが、オレたちを見下ろしている</p><p>オレだって、そう思うよこんなのサイテイだよ許されないと思うよ</p><p>でも、こうするしかないんだよっオレたちだって、最善を尽くしているんだ</p><p>こんな最善があるわけないでしょっ最善て言うのは、みんなが幸せになることよ</p><p>みんながみんな、幸せになれねえから、こうなっているんだろっ</p><p>完全な幸せなんて誰にも作れない</p><p>オレたちができるのは、自分の手の届く範囲で力を尽くすことだけだ</p><p>そんよわけないわよもし、そうだとしたらあんたたちの努力が足りないのよそうに決まっているわ絶対にそうよ</p><p>鳥居さんには判らない</p><p>ていうかあんたたちは、自分たちの私利私欲のために、あの子たちを酷い目に合わせているのよ絶対にそうっあたしには、判っているわ</p><p>自分の手を汚したことのない人には</p><p>独りぼっちで、未来の見えない闇の中で自分の体温だけを感じて、恐ろしい夜を過ごしたことのない人には</p><p>ちょっと、うるさいよ廊下で何騒いでいるのっ</p><p>仮眠室のドアが、ガチャっと開き中から、寧が出て来た</p><p>おおっ、ヨッちゃんオハヨッ</p><p>オレを見てニコッと微笑む</p><p>誰なの</p><p>オレの姉さんだよ</p><p>えあなたのお姉さんは</p><p>鳥居さんは、さっき会ったミナホ姉さんを思い出しているらしい</p><p>姉さんなんだから何人いたっていいだろ</p><p>オレは、さっきの怒りを抑えられないまま鳥居さんに、そう言った</p><p>あれれー、やっと来てくれたと思うたらなあ、リエちゃん</p><p>そうやな、エリちゃんお兄さんたら、また違う女を連れてはる</p><p>呆れた顔で、双子はオレを出迎えた</p><p>あ、お兄ちゃんお早う、今、お茶入れるね</p><p>マナも元気だ</p><p>朝ご飯はちゃんと食べたか</p><p>いややわぁ、お兄さんたらオカンみたいなこと言うてはる</p><p>双子は、クスクスと笑う</p><p>いやだから、ちゃんと食べたのか</p><p>食べましたお弁当やったけど</p><p>さすが、香月セキュリティ・サービスさんのお弁当やなぁ</p><p>うん、昨日までのお父ちゃんたちがくれてた、お弁当より豪華でしたわ</p><p>お父ちゃんたちはわたしらには、基本、ノリ弁やったからなぁ</p><p>ホントですお兄さんうちら、東京へ来てから毎日、ノリ弁でした</p><p>今朝のお弁当はオカズの数からして違っとったもんな</p><p>味も、全然美味しかったわ</p><p>朝から、こんならガッツリ食べちゃったらお昼が入らへんかもしれん</p><p>それはないわエリちゃん、食いしん坊やから</p><p>そうやなやっぱ、昼は昼でガッツリ食べると思うわ</p><p>やっぱり双子をセットにすると賑やかだな</p><p>そんで、お兄さんこのお姉さんたちは</p><p>やっぱりあれですか</p><p>うちらと同じ</p><p>この人たちもセックス奴隷</p><p>双子の言葉に</p><p>ち、違うわよっ違いますわっ</p><p>鳥居さんが、逆上する</p><p>あら違うんやって</p><p>ならお姉さん、お兄さんの何ですか</p><p>♪ミナミノヨーコ、ヨコハバ、ハコスカぁぁ♪</p><p>歌いながら、寧がマナと一緒にみんなにお茶を運んで来る</p><p>色々と引っ掛からないように、語句を変更してみましたぁぁ</p><p>寧が何を言っているのかよく判らない</p><p>そういや、何だろう</p><p>鳥居さんはみすずたちの客として、香月家に来ただけで</p><p>別に、オレの友達とかじゃないんだよな</p><p>お前ら、トリイ電子って会社知ってるか</p><p>知ってる、知ってる</p><p>うちも知ってます</p><p>アレやわな色んな電気の機械を作っている</p><p>パソコンとかですよね</p><p>ああ、あれだけ大きな会社だから、双子だって知っているよな</p><p>そこの会社のえっと、社長の娘なのか</p><p>パパが持ち株会社の社長で、お祖父様が会長よ</p><p>ケンケンした声で、鳥居さんは喚く</p><p>えーと、つまり鳥居さんだトリイ電子の娘だから</p><p>オレが、そう説明すると</p><p>あー、判ったわつまり</p><p>えー、エリちゃん、何が判ったん</p><p>だーかーら、アレやわこのお姉さんは</p><p>エリが、ニヤッと笑う</p><p>お兄さんが、次にコマす予定の子なんやわ</p><p>あっ、そうかっなるほどなぁ</p><p>しっかし、ホントお兄さん、ベッピンさんしかコマさないんやな</p><p>そうですわぁ寧さんに、マナさん昨夜の瑠璃子さんやルナさん今、来た３人さんも、みぃーんなベッピンさんですもんなぁ</p><p>で、お兄さんそっちの２人は、もうコマしとるんですか</p><p>双子が、今度は月子と美智を見る</p><p>はい、コマされておりますわ</p><p>月子は、双子の心を読んでコマすの意味を理解している</p><p>やんわりと微笑む</p><p>な、何よこ、コマ</p><p>もちろん、お嬢様の鳥居さんには判らない</p><p>コマすですわ</p><p>月子が、笑ってそう言う</p><p>だから、どういう意味なのよ</p><p>ええっとど、どう説明する</p><p>英語ですCommerceです</p><p>商取引という意味です</p><p>いや、コマースなら知っているわよわたくしだって</p><p>つまりこの子たちは、鳥居様をご主人様の新しい商取引の相手なのかと聞いているのです</p><p>美智上手いぞよし</p><p>お前ら、余計なことを言うなよ</p><p>オレは、エリとリエに釘を刺す</p><p>でもなあ、お兄さん</p><p>そうやわぁ、お兄さん</p><p>だが、双子はオレが困惑するのを面白がっている</p><p>そこまでになさい</p><p>美智が、双子に言った言葉に気が込められている</p><p>さすがの２人も口をつぐんだ</p><p>あー、そうだこの子が、工藤美智それから、そっちが昨夜のルナのお姉さんの鷹倉月子だ</p><p>こんにちはよろしくお願いしますね</p><p>ニコッと、月子が双子に微笑む</p><p>何や、ルナさんのお姉さんですか</p><p>そう言えば、似てますわぁ</p><p>昨日会ったルナの姉妹ということで、双子には受け入れやすかったらしい</p><p>ということは、ルナさんと同じで</p><p>お姉さんも、お兄さんのセックス奴隷なんですか</p><p>さぁ、どうなんでしょうね</p><p>鳥居さんも、月子の方を見ている</p><p>一生、公様にお仕えすることを誓っていますし公様の赤ちゃんを産みたいと望んでおりますわでも、わたくしは妹たちのように公様の奴隷の地位に安寧することは許されないのです</p><p>月子の家は、神社なんだよだから将来は、神社を継がないといけないんだ</p><p>オレは、それだけ言った</p><p>詳しいことは、今は話せない</p><p>ああ、だから巫女さんの格好をしとるんですね</p><p>コスプレと違って、似合っているなぁって、思うてたんです</p><p>ホンモノは違うなぁリエちゃん</p><p>うん、絵になってます</p><p>２人は納得する</p><p>わたくしは、工藤美智ご主人様の最強の奴隷を目指しています</p><p>おい、美智</p><p>ちょっと、あなたあなたは、みすず様の警護役でしょっ</p><p>みすずお姉様の警護役でありご主人様の奴隷ですわたくしは、お二人とも、心の底からお慕いしているのですっ</p><p>美智は断言する</p><p>これもまた鳥居さんには、判らないことだ</p><p>まあねぇミッちゃんは、ヨッちゃんの前だと、物凄いMッ子になるからねぇ</p><p>はいMです</p><p>美智は、胸を張って宣言する</p><p>うわわわ、リエちゃんこのお姉さん、Mなんだって</p><p>ちょっと、うちには判らんなぁ</p><p>見た目はちょっと怖そうだしなぁ</p><p>でも、Mらしいでエリちゃん</p><p>二人の会話に、鳥居さんが</p><p>Mって、何の略よ</p><p>お嬢様なんだよなあ</p><p>え、知らないのあんなに有名な小説なのに</p><p>小説</p><p>そうだよ小学校の図書室にあるよあたしは、小４で読んだもん</p><p>な、何の話だ</p><p>江戸川乱歩の電人Mホントに読んだことないの</p><p>電人M</p><p>ないわよわたくしたちの小学部の図書室には、無かったわよ</p><p>そうだろうなあ</p><p>日本一の超・お嬢様校の図書室には</p><p>じゃあ、読みなよ読まないと判らないからついでに、鉄人Qと妖星人Rと究極超人Rも読んでおいてねっ</p><p>まあいきなり芋虫や人でなしの恋よりは良いでしょう</p><p>マナは、押絵と旅する男とか好きだよ</p><p>わたくしは、お勢登場が好きですわ</p><p>マナと月子まで、そんなことを言い出す</p><p>えっとお姉さんたち、何の話をしとるん</p><p>えっと江戸川乱歩だよっ</p><p>寧が、クククククッと笑う</p><p>ところで、ヨッちゃん何か用があって来たんじゃないの</p><p>ヤッちゃんあの、レイちゃんや翔姉ちゃんから何か聞いている</p><p>双子の様子を見る限りまだ、親の死を知らないと思うけれど</p><p>でも、一応確認する</p><p>ううん、まだ何もお姉ちゃんたちはヨッちゃんより先に、伝えたりはしないよ</p><p>寧は判っているんだ</p><p>この時間に、オレが双子に会いに来た理由を</p><p>そっかエリ、リエ、オレの話を聞いてくれ</p><p>嫌やわ改まって</p><p>双子は、顔は笑っているが</p><p>何となく、判っているんだろう</p><p>想像はついているはずだ</p><p>お前たちの親だけど関西へ戻って、死んだよ</p><p>オレは腹を括ってスバッと言った</p><p>あやっぱりな</p><p>エリが言った</p><p>そうなんだろうなって思ってましたわ</p><p>死んじゃったかぁ</p><p>何かアッサリした感じやね、エリちゃん</p><p>そうやなサクッと死んでしもうたんやな</p><p>２人は穏やかに、親の死を受け入れていく</p><p>もう、会えんと思うと何やろ</p><p>そやな、ちょっと寂しいわな</p><p>そうか、わたしは清々しとるけど</p><p>ああ、厄介な人だったもんなぁ</p><p>あの人たちが居たらわたしらの人生、未来が無いって思うてたもんな</p><p>双子の両親は娘たちの動画をロリコンたちに売って生計を立てるほどの、クズだった</p><p>ずっと話し合ってたやないかわたしとエリちゃんで早いとこ、こんな家から逃げだそうって</p><p>そうやな２人で家出する計画ずーっと練ってたわな</p><p>あの人たちから逃げたらもう二度と、一生会わなくてもいいって思うてたやないか</p><p>そうやな逃げんとどこまで行っても、あの人たちにしゃぶり尽くされると思うてたもんな</p><p>だからこれでええんよ</p><p>うんええんやな</p><p>２人は力なく、そう言う</p><p>二度と会えなくなって良かったわ清々するわスッキリするわ</p><p>そうやな何か、肩の荷が下りた感じがするわ</p><p>そんな２人に鳥居さんが</p><p>ちょっと待ちなさいよ、あんたたちっ</p><p>鼻息を荒くして言う</p><p>親が死んだっていうのに、清々したはないんじゃないのっわたくしは、よく知らないけれど親なんでしょ親なのよ</p><p>そうですわ親ですわ</p><p>うちらをずーっと苦しめ続けた、親ですわ</p><p>冷たい眼で鳥居さんを見る</p><p>今の小学校には、もうポプラ社の少年探偵団シリーズは置いてないかもしれませんが</p><p>小学校で少年探偵団、中学に入ったら星新一が私が子供の頃の流行でした</p><p>映画のＲＡＮＰＯは、オクヤマ監督版のパーティの場面になぜかいるチクシ・テツヤさんが</p><p>何で、監督を変えて２バージョン作ったのにどっちもつまらないんでしょうかねぇ</p><p>オクヤマ氏自身が、今では日本映画界の結局、何だったんだという人になっちゃいましたし</p><p>972．朝の姉妹たち　／　マナの現在</p><p>エリとリエは、冷たい眼で鳥居さんを見る</p><p>だ、だけど親は親よ親がいなかったら、あなたたちは生まれてないのよ</p><p>鳥居さんは、反論する</p><p>だから何です</p><p>自分が産んだからってどんな目に合わせても構わないって、思っているような親でしたわ</p><p>しかも、ヤクザとその情婦やしいっつも、ヤバイ仕事してて、警察のご厄介になるか判らん生活やったもんな</p><p>実際何度も夜逃げしたしなぁ</p><p>逃げた逃げたお父ちゃんがヘマこいたから</p><p>しょーもないわホンマのアホやったからなぁ</p><p>うちら親のせいで、ほとんど友達できんかったもんなぁ</p><p>あすこの家の子とは、遊んじゃいけんて、後ろ指さされてな</p><p>普通の家の子にら、まだ判るけれどヤクザの家の子にまで、ハブにされてたもんなぁ</p><p>そうやわたしらのお父ちゃんヤクザの世界でも、ブッチギリの落ちこぼれやったもんなぁ</p><p>天童貞男のオッサンみたいな人しか、仲間になってくれんかったもんなぁ</p><p>そのせいでわたしらまで巻き込まれて、東京まで連れて来られたもんな</p><p>やってられんわ</p><p>ホンマや</p><p>鳥居さんが入り込む間を与えず、双子はスルスルと会話を続ける</p><p>でも、もうええんやなこれで、お父ちゃんと縁が切れたんやから</p><p>お母ちゃんともですわ</p><p>はぁぁ何か解放されたって気がするわ</p><p>うちも、そう感じ取るわ</p><p>双子は、安堵の溜息を吐く</p><p>な、何なのよ、この子たち</p><p>鳥居さんは、理解ができないらしい</p><p>この子たちには、人間としての情は無いの変よ変過ぎるわよ親が死んだって聞かさせたのに、どうしてこんなに平然としているのよ</p><p>双子には何を言っても通じないと感じたのか、オレに向かって怒鳴る</p><p>あのちょっと、いいですか</p><p>マナが鳥居さんに言う</p><p>鳥居まり子さんですよね</p><p>鳥居さんは、返事をする</p><p>鳥居さんでご両親とか、お祖父さんお祖母さんとか、親戚のお葬式とか行ったことはありますか</p><p>だから、無いって言っているでしょ</p><p>鳥居さんは、オレと同じ１６歳の高校１年生だから</p><p>そういうことも、有り得るんだろうな</p><p>遠縁の叔父が亡くなったことがあったけれどわたくしは、まだ小さかったから、お葬式には行かなかったわ東京の人じゃなかったし</p><p>あ、やっぱりだから、判らないんですよ</p><p>人の死って洪水みたいに、悲しみがザバァッてやってくるパターンだけじゃないですから最初に聞いた時は、そんなにショックでもなくて淡々と受けとめるだけで後から、ジワジワと感情が湧いてくることもありますから</p><p>ああ、そうだな瑠璃子が、そうだった</p><p>鳥居さんも、知っているだろ瑠璃子は、今年の５月にお父さんを亡くしているから</p><p>ええ、もちろんうちの父も、お葬式に参列させていただいたから</p><p>ああ、あのお葬式に鳥居さんのお父さんも来てくれているのか</p><p>香月家の当主のジッちゃんが喪主を務めた、ジッちゃんの息子の葬儀だもんな</p><p>日本の政財界の人たちは、ほとんど来てくれたはずだから</p><p>瑠璃子も妙に、頭だけが冴えちゃっててちょっと変だったよ不安定なんだけれど、悲しむという方向には気持ちが向いていないというか</p><p>当たり前だよ死んじゃって、もうお別れだって思ったらツライもん耐えられなくなるから、心のリミッターのスイッチが入って、感情が遮断されるんだよ</p><p>そういう、悲しみもあるんだよ親が死んだからってそれだけで、ワーワー泣いたりできないこともあるんだよ</p><p>マナお姉さん</p><p>お姉さんどうなさいました</p><p>エリとリエが驚いている</p><p>真夜中にハッと眼が醒めてあの人は、もうこの世にはいないんだって、ゾッとなって怖くなってガタガタ震えたりするんだよ夜が明けて、朝になるまで１人のベッドの中で、ブルブル震えてるしかないことがさ</p><p>お兄ちゃんと一緒の夜には、そんなことは起きないんだけれど１人のベッドだとね</p><p>すっかり、安定していると思っていたけれど</p><p>いや、そんなわけがないな</p><p>まだ１４歳の中学生が眼の前で、父親を殺されたんだから</p><p>そして、親を殺した人たちと生活を共にして血の繋がった血縁者のところには戻らないでいる</p><p>まあ、今は実姉の雪乃も同居しているから少しは、違うんだろうけれど</p><p>鳥居まり子さんあたし、何度かパーティでお会いしたことがあるんですけれど</p><p>鳥居さんは、キョトンとしている</p><p>あたし白坂舞夏です白坂創介の娘です</p><p>ま、マズいぞ</p><p>マナはずっと白坂舞夏時代を知る人と接触することを、恐れていた</p><p>だから、この半年ほとんどお屋敷の中に籠もったままになっていたし</p><p>新しく通う学校も、なかなか決まらなかった</p><p>アニエス、ヨミ、ルナは香月家の力で、みすずたちのお嬢様学校へ編入することになったけれど</p><p>マナだけは、白坂家の一族としてあのお嬢様学校に、マナの顔を知っている子がいるから、編入は諦めた</p><p>昨日のパーティでも、マナは客前には姿を見せないようにした</p><p>新聞社とテレビ局を支配していた白坂家もトリイ電子も、戦後に成り上がった新興の家だ</p><p>ホンモノの名家の家柄はないけれど似たような、地位にあった</p><p>白坂家の１人で当主に可愛がられていた白坂創介が鳥居さんの一家と、パーティなんかで出会っている確率は高かったんだ</p><p>鳥居さんは驚いている</p><p>だって白坂さんのところの舞夏さんはもっと、背が低くてあなたみたいに綺麗な子じゃなかったわもっと、子供っぽい感じの女の子だったもの</p><p>あれからさ、半年経っているんだよねっ</p><p>半年経てば、女の子は大きく変わるよ成長期だもんねっ</p><p>はい変わりましたからあたし</p><p>マナは背が伸びた大人っぽくなった美しくなっている</p><p>ああそう言われてみると舞夏さんぽい感じもするかも</p><p>鳥居さんは、改めてマナを見てそう言う</p><p>パーティで何度か挨拶したぐらいで特に仲良くしていたわけじゃないんだよな</p><p>それでも、白坂舞夏の根っこのようなものは残っている</p><p>え、でも、ちょっと待ってあなたが、白坂舞夏さんだとして何でここにいるのよ</p><p>あたしはお兄ちゃんのセックス奴隷ですから</p><p>オレに抱きついて来る震えている</p><p>やっぱり、怖いんだ</p><p>オレも、マナの腰を抱き締める</p><p>マナは、おっぱいをオレの腕に、ぐにぐにと強く押し付ける</p><p>一生、お兄ちゃんにセックス奴隷としてお仕えする代わりにお兄ちゃんの側にいさせてもらっているんです</p><p>え何でおかしいわよだって白坂家は、以前の様な勢いはなくなったけれど当主が代替わりして、何とか存続しているでしょ</p><p>ジッちゃんに屈服し、テレビ局の経営権を譲渡することで白坂家そのものは、どうにか形を残している</p><p>それに、確か舞夏さんのお母様は料理研究家で、母方のお祖父様も広告関係の会社をなさっていたはずだわ</p><p>鳥居さんは記憶している</p><p>いや、マナの母親はテレビや雑誌にも登場するような有名人だったからな</p><p>マナが白坂創介の娘だということがバレたら多くの人たちが、母親のことも思い出すんだろう</p><p>白坂家でも、お母様のご実家でも受け入れて下さる家は、あるでしょそれがどうしてこんな人の奴隷なんて、やっているのよ</p><p>マナは呼吸が速くなる押し付けられたオレの腕に、マナの心臓の高まる鼓動を感じる</p><p>大丈夫だから落ち着けなオレもヤッちゃんも居るからな</p><p>オレは、マナを抱いたまま優しく、背中を撫でてやる</p><p>マナの顔には、大粒の汗の玉が浮いていた</p><p>マナの心は闘っている</p><p>ちょっとさ自分がもし、マナちゃんの立場になったらって考えてみなよっ</p><p>自分のお父さんがあんな、ロクデナシのクズ人間でたくさんの女の子を苦しめ、殺してしまうような人間だったらそれで、それが世間にバレてさあんな無残な死に方をしてそれも世間に公開されて</p><p>白坂創介の犯した罪は全て、ネットを通じて公開された</p><p>そして、惨い死を遂げたことも復讐によって殺されたことも、日本の国民の全員が知っている</p><p>一族の恥さらしでさ白坂家は、事実上、白坂創介のせいで没落したんだよそんな状況でさ娘が一族の家に引き取られたら、どんな思いをして生きていかないといけないと思う大変だよ世間からも、一族からも白い目で見られるんだからお前の父親のせいでって</p><p>何言っているのよお父さんと娘は、別の人格でしょお父さんが、どれだけ悪いことをしたからって娘が、そのことで責められるべきじゃないわっ</p><p>だって舞夏さん、まだ中学生だったわよねそんな子に、親の罪のことでとやかく言うとかあっちゃいけないことでしょ</p><p>でも、そうじゃないからべきじゃないとかあってはならないとか理屈ではそうでも、ゲンジツは違うんだよ</p><p>そんなの、ゲンジツの方がおかしいわよっだったら、ゲンジツの方を正すべきでしょ</p><p>この子は舞夏さんには、何の罪も無いんだから白坂家でも、お母様の家でも舞夏さんを、優しく迎え入れてあげるべきなのよっ世間の人だってお父さんがどうであれ、舞夏さんには優しくしてあげるべきよだって、舞夏さんだって被害者になるんだからっこの場合</p><p>この人は本当に高いところにいるんだな</p><p>でも、そうはならないんだよそんな風に理想通りには、ならないんだ</p><p>こいつが元の家に戻っても苦しいことしか待っていないそけが、ゲンジツなんだ</p><p>リエとエリが、ジッとオレたちの会話を聞いている</p><p>で、でももし、そうだとしてもこの子は、白坂舞夏さんなんだから白坂舞夏さんとして生きていくしかないんじゃないの白坂家の中でも、お母様の実家の方でも良いけれどとにかく、血の繋がった人たちの中には、絶対に舞夏さんに優しくしてくれる人はいるはずだからそういう人たちの中で暮らすべきよ家族なんだから</p><p>鳥居さんはオレを見る</p><p>あなたみたいな、赤の他人のそれも、奴隷にさせられているなんていうのは、絶対に間違っているわわたくしは、許さないわ</p><p>細くて長い指でビッと、オレを指す</p><p>あたし自分で選んだんですお兄ちゃんのセックス奴隷になることを</p><p>静かにマナが、鳥居さんを睨み返す</p><p>家とか血の繋がりとかあたしは、信じないですママもお祖父ちゃんもあたしを捨てようとしたあたしはもう汚れた子だから、家の中に閉じ込めて隠してしまおうとした</p><p>マナに対しては言葉だけだったけれどマナの祖父と母親は、雪乃を本当に地方の施設に幽閉しようとしていた</p><p>一族の恥を隠すために</p><p>そういう人間だった</p><p>だから、あたし本当に嫌になっちゃったんです白坂舞夏という存在が名前も、過去もみんな嫌になっちゃったんですこのまま白坂舞夏として生きていくのは、本当に嫌だったそしたら</p><p>お兄ちゃんは、あたしに吉田マナという新しい名前をくれましたあたらしい生活を、人生を</p><p>今のあたしは幸せです白坂舞夏として生きた１４年より、吉田マナとして暮らしているこの半年の方が何万倍も充実しています今のあたしには生き甲斐がありますちゃんと生きてます判りますか</p><p>そ、そんなの判らないわよだって、ただの現実逃避でしょあなたは、白坂家に生まれた舞夏さんなんだからその事実は、絶対に覆せないんだからどんなに辛かろうともその事実を背負って生きるしかないのよ正しい血縁者と</p><p>この人は血に縛られている</p><p>鳥居家は名家でないが鳥居まり子さんの母親は、名家の出身</p><p>だから、彼女は準・名家の人間として扱われいずれは、どこかの名家に嫁ぐことが義務づけられている</p><p>家によって定められた運命を当たり前に受け入れている人だ</p><p>少なくてもさ奴隷は変よ何で、奴隷なんかにならないといけないのよ</p><p>こんなあたしを受け入れてくれたお兄ちゃんにはあたしは、心と身体を捧げるしかないからですっ</p><p>ハッキリと断言する</p><p>お兄ちゃんは一生、あたしと生きてくれるって約束してくれましたお兄ちゃんはこの人は、絶対にあたしを裏切らないあたしのこと、大切にしてくれるそれが判るからだったら、あたしだって奴隷として、お兄ちゃんに生涯を尽くすって誓うんです</p><p>はぁぁ何でよ</p><p>プライドです</p><p>一方的に、お兄ちゃんに優しくしてもらうだけであたしが何も返さないのなんて、嫌ですからっそれに</p><p>マナが、強くオレにしがみつく</p><p>お兄ちゃんに判って欲しいんですあたしもマナも、ずっとお兄ちゃんと一緒に居たいんだお兄ちゃんのことを裏切らないから信じて欲しいからだから奴隷でいいんです奴隷がいいんです離れたくないんだからっ</p><p>あたしたちホントに血が繋がっているわけじゃないからそういう家族だから縛りが居るんだよね</p><p>あたしとヨッちゃんも、ホントは血が繋がっていないけれどでも、今は戸籍上ではホントの姉弟になっているそれが、あたしの縛り絆だよ戸籍のデーターの上だけのことでも、ホントに姉弟なんだから一生、ずっと姉弟なんだよ死んでも姉弟だから</p><p>寧の言葉を聞いて、鳥居さんは月子と美智を見る</p><p>あなたたちもそういう人たちなわけ</p><p>わたくしは奴隷以下の立場で、生涯、ご主人様とみすず様にお仕えする覚悟でございますので</p><p>わたくしは、奴隷にはなれませんのでなるべく早く、公様のお子を産むつもりですわその子が、わたくしと公様の絆です</p><p>鳥居さんは、大きくハァと溜息を吐く</p><p>全然、判りませんわ何なんですの、あなたたち全員、頭がおかしいんじゃありませんこと</p><p>そんなことないわなぁ、リエちゃん</p><p>うん、エリちゃんそんなことないですわ</p><p>双子が口を開く</p><p>わたしにはすっごく良く判りました</p><p>うんうちも判りました</p><p>昨夜は何となく、判ったような気になったけど</p><p>でも、何となくお兄さんたちにダマされているんじゃないかとも感じてました</p><p>何でわたしらがお兄さんのエッチ奴隷にならんとあかんのか</p><p>他には道は無いのか</p><p>昨夜、お兄さんが帰った後に寧お姉さんとマナお姉さんが、色々話してくれましたけれど</p><p>そんでも何となく、釈然としてませんでした</p><p>何言ってるのよ当たり前でしょあなたたちは、ダマされているのよあなたたちみたいな小さな子を奴隷とか絶対にダメでしょっこの人たちは、あなたたちをダマしているのよ</p><p>鳥居さんは、そう叫ぶが</p><p>アホかあんた</p><p>こんな馬鹿正直な人が、どうして人をダマすんです</p><p>みんな、さっきから真っ正直に放しているやないですか</p><p>何で、お姉さんだけ判らんの</p><p>多分、この人、ちょっとお馬鹿さんなんだと思うわリエちゃん</p><p>うちも、そう思うわエリちゃん</p><p>２人は顔を見合わせニコッと笑う</p><p>な、何よおっ</p><p>鳥居さんは、口籠もるしかない</p><p>お兄さんわたし、改めて、お兄さんのエッチ奴隷にさせていただきますわ</p><p>うちも喜んで、お兄さんのエッチ奴隷になります</p><p>な、何でどうして、そうなるのよ</p><p>鳥居さんには理解できないらしい</p><p>そんなん、決まってますわ</p><p>はい決まってます</p><p>わたしもプライドがありますから</p><p>うちもプライドがあります</p><p>２人は言った</p><p>昨夜から、色々話してみて寧お姉さんも、マナお姉さんも頭良いし、綺麗だしその上、したたか者ですわ</p><p>そうですわ２人とも、ちゃんとゲンジツが見えているお人です</p><p>そのお二人のお姉さんたちがお兄さんに、ゾッコンなわけですし</p><p>しかも、お兄さんたちには世の中を渡っていくだけの度量も、力もあるってことを教えてくれました</p><p>うちらのために結構、アブナイ橋を渡ってくれていることも</p><p>色々と偉い人たちも知っているしわたしらが、完全にヤクザの世界から抜けるためには、お兄さんを信じていくしかないってことも判りました</p><p>うちら他に行くとこ無いですし</p><p>ここを逃げ出してもなぁ</p><p>どっかで身体でも売って生きていくしかないですし</p><p>衣食住が保証されるんならなぁ</p><p>お兄さんのエッチ奴隷でもええかなぁって、思ってました</p><p>たくさんの人に売るんやなくて１人にまとめて売るだけですもん</p><p>それはうーむ</p><p>でも、今の話を聞いてそういうことやないんだってことが判りました</p><p>うん、そうやな</p><p>マナお姉さんは、お兄さんのエッチ奴隷やけれど</p><p>でも、それは身体だけの関係じゃなくって</p><p>いわゆる奴隷っていうことやなくて</p><p>お兄さんは、本気でマナお姉さんのことが好きで、大切にしているんだなぁっていうのと</p><p>マナお姉さんも、お兄さんのこと愛しとるんやなってことが判りました</p><p>そしたらなあ</p><p>そうですわなぁ</p><p>双子は、お互いを見て微笑む</p><p>昨夜のことを思い出したらお兄さんは、わたしらのことも</p><p>うちらのことも、本気で愛してくれようとしてはるって判ったんですわ</p><p>だったら、わたしらも</p><p>優しくしてもろうとるだけでは嫌ですから</p><p>ちゃんとわたしらも返さんとな</p><p>はいだからエッチ奴隷ですわ</p><p>お兄さんに守ってもらっている間はわたしらも、絶対にお兄さんを裏切りません</p><p>その誓いです</p><p>奴隷でいいです奴隷になりますわ</p><p>うちらのできることなら、何でもしますわ</p><p>どんなエッチなことも</p><p>お兄さんが望むのなら赤ちゃんだって産みます</p><p>鳥居さんは、唖然としている</p><p>全然、判らないどういう、思考回路をしているのよあなたたち、みんなバカなの</p><p>わたしらは、お姉さんの方がバカだと思ってますわ</p><p>というより、お姉さんは可哀相な人ですね</p><p>リエもそう</p><p>わたくしが可哀相何でよ</p><p>鳥居さんには、納得できないらしい</p><p>お姉さんは、狭いですわ</p><p>うん、狭いです</p><p>双子は、言う</p><p>狭い何が</p><p>エリは平然と</p><p>そんなん、狭いゆうたら視野に決まってますわ</p><p>いやいや、このお姉さん心も相当狭いですわ</p><p>あ、そうやな狭い狭い</p><p>とにかく、ダメですわ</p><p>見た目は綺麗なのにな</p><p>ホントやわぁ</p><p>こういう人のことを心がブスって言うんと違うか</p><p>リエちゃん、それを言うなら残念な人ですわ</p><p>あ、そうやな残念やなぁホンマに</p><p>ホント残念ですわ</p><p>双子の口撃が続く</p><p>月子さん、どう</p><p>寧が、月子に囁く</p><p>大丈夫です問題ありません良い状態に向かっています</p><p>月子が、ここに同席したのは</p><p>双子の現時点における、精神状態のチェックをするためか</p><p>マナちゃんも、落ち着いた</p><p>マナは、まだオレにしがみついたままだ</p><p>ヨッちゃん、マナちゃんとシャワー浴びておいでよ</p><p>鳥居まり子さんは、あたしと月子さんと美智ちゃんで相手しててあげるからっ</p><p>鳥居さんとマナを、離した方がいいかもしれない</p><p>心のチェックができる月子と、警護役の美智が居れば大丈夫だろう</p><p>うん、そうだなそういや朝のトレーニングで汗をかいたまま、ここに来たから</p><p>ていうか、早朝セックスからそのままだ</p><p>マナも、今、変な汗をかいていたから</p><p>全部、洗い流した方がいいな</p><p>マナ、背中を流してくれるか</p><p>マナがようやく微笑む</p><p>あなたたちも、一緒にシャワーを浴びてきなさい</p><p>美智が双子に言った</p><p>マナ妹と親睦を深めるのです</p><p>双子とマナ</p><p>そうだね、リエちゃん</p><p>うん、うちもマナお姉さんと、もっと仲良くなりたいです</p><p>そうか、マナが素直な心で、自分の過去を話したから</p><p>ロクデナシの親のせいで、オレの奴隷になったという経緯は似ているんだ</p><p>今の双子は、マナに一番親近感を感じている</p><p>いいよな、マナ</p><p>オレは、マナに尋ねた</p><p>うん、もちろん一緒においで</p><p>マナも明るく双子の妹たちに言った</p><p>ということで、明日は双子＋マナのセックスですね</p><p>ワン・フェスは行きませんでした</p><p>もう、模型関係は高騰していますから</p><p>中国工場の人件費が上がっているからでしょうけれど</p><p>リボルテックのキングゲイナーが再販になるらしいですが</p><p>原型も金型ももうあるのにほぼ、初版の倍額ですから</p><p>そんな状況で、グッスマが１２分の１のガルパンの戦車をそれも電動可動で、１４８００円で売り出すそうです</p><p>やっぱり、鳥取に新工場を作ったからなんでしょうかうーむ</p><p>コミケには、見るだけでも行こうと思っています</p><p>私の家は、お台場へは４０分で行けるので</p><p>幕張は、ちょっと遠かったです</p><p>973.朝の姉妹たち　／　改造</p><p>何か、スッゴくムカつくわぁ</p><p>今まで居た仮眠室の隣のシャワールームで</p><p>蹴飛ばすように、服を脱ぎながらエリが言う</p><p>お兄さん、結局あのムカツク姉ちゃんは、誰なんです</p><p>うちも知りたいです</p><p>リエも裸の胸を露出させながら、尋ねてくる</p><p>何て説明しようか</p><p>あのさ天童乙女が、お前らと別行動で何をしてたかとか、そういうのは聞いているか</p><p>東京に派遣されたハミ出しヤクザのリーダーの天童貞男は</p><p>最初、連れて来た娘たち全員に、名家のお嬢様たちと接触させようとした</p><p>接触して情報を得るとか、あるいは誘拐するとか</p><p>でも、警護役が付いているお嬢様たちが、見知らぬ女の子たちと仲良くなるはずがないし徳大寺園子さんを、餌に使われるのを恐れて、天童乙女が１人だけで名家の水島家に潜入した</p><p>あんま、よく知らんわ</p><p>ていうか、うちらはなるべく知らないようにしてたんよねエリちゃん</p><p>双子は答える</p><p>変に知ってしまうとメンドくさいことに巻き込まれそうやったですから</p><p>そうやな天童のオッサンやわたしらのお父ちゃんのしでかすことだからどうせロクなことじゃないって判っとったしな</p><p>問題のある両親に育てられてきてから</p><p>自分たちを守るために、そういう知恵を身に付けている</p><p>それが良いことだとは、オレは思わないけれど</p><p>簡単に言うとさ天童乙女は、いいとこのお嬢さんの家に潜り込んでさそんで、昨日、そういう金持ちのお嬢様が集まるパーティに紛れ込んで、色々と問題を起こしたんだよ</p><p>他家のお嬢様たちに香月家の悪口を吹聴したり</p><p>ダマしたお嬢様を操って、一々、みすずに刃向かわせたり</p><p>そんで、まぁ結局、バレて天童乙女は、とっ捕まったんだけどさ</p><p>はぁぁ、乙女さんらしいわ</p><p>ヨソ様のパーティへ行って、迷惑掛けるとことかなぁ</p><p>双子はうなずき合う</p><p>で、さっきの人はそのパーティに来てた人</p><p>ああ、なるほどトリイ電子のお嬢さんだったなぁ</p><p>エリが言う</p><p>そんでわたしらの様子を見に来たんか面白がって</p><p>面白がってっていうわけじゃないけれどお嬢様の世界でも、上下関係があるんだよあの人は、姉貴分の人に結果を見届けて来いそれで、後で報告しろって言われたから、こうして見に来ただけでさ</p><p>歌晏家の名前は、出さない方が良いと思った</p><p>なるべくシンプルに話そう</p><p>何やあの人も、イモ引かされたクチか</p><p>エリは、そんな表現をする</p><p>イモって言うか見届け役だからなお前たちの部屋に行く前に天童乙女とか園子さんたちにも会って来たしほらやっぱり、親が死んだことはオレの口から伝えないといけないって思ったから</p><p>乙女さんたち、どうでした</p><p>リエが尋ねる</p><p>うんと園子さんと黒沢さんは、とりあえず前向きになってくれた前向きって言ってもオレたちのところの組織で、娼婦になってもらうんだけれど取りあえずは、納得してやってくれることになったから</p><p>心配そうに、オレを見上げる</p><p>昨日の金髪・赤髪・眉無しパーマの３人娘みたいに記憶を削って、外に放り出すことになると思う</p><p>天童乙女はどうしようもない</p><p>そこそこ武術が使えても、あの性格では</p><p>えー、でも乙女ちゃん、性格はアレやしレズっ子だけれど、なかなか強いで</p><p>エリが、そう言う</p><p>そうでもないよさっきだって今、隣の部屋に居る美智さっき、オレと一緒に来た小さい方の子だよアイツに、一発でのされちまったから</p><p>昨日のパーティでも、気絶させられてたしお前たちを助けに行った、カラオケ屋での闘いも、天童乙女は最初から最後まで役立たずだったしで、昨日の夜もお前らと別れた後に、また別の子にやられて、小便、漏らしてたからなぁ</p><p>ずっと負けっ放しだ</p><p>うっそぉ</p><p>ホントだよこんなの嘘言ったってしょうがない</p><p>あの小さなお姉さんそんなに強いんか</p><p>でも、エリちゃん確かに、そういう雰囲気あったよ</p><p>もう一人の巫女さんの格好したお姉さんも月子さんやったっけ?あの人も、ちょっと、空気が重いもんなぁ</p><p>双子は、顔を見合わせてそんなことを言い合う</p><p>どっちにしても、天童乙女の能力なら、オレたちの組織には必要ないよ</p><p>強さなら、美智やイーディの方が全然上だし</p><p>それに才能のある子なら美智たちが教えれば、必ず伸びる</p><p>イーディが、ハイジを推薦してきたのは正しいんだ</p><p>あの子の賢さと視野の広さは良い</p><p>最高の警護役に成長してくれると思う</p><p>だから、切り捨てることにしたオレたちも誰でも助けてやれるわけじゃないから慈善団体じゃねぇオレたちは犯罪組織だからな</p><p>自分に言い聞かせるように言う</p><p>あの、お兄さんわたしらは</p><p>そうですうちらはええんですか</p><p>双子が、真顔でオレを見る</p><p>わたしらかて何も力は無いでただの中学生やから</p><p>エッチ奴隷ったってうちら、そんなにエッチな身体してませんわ</p><p>寧お姉さんみたいに、おっぱいもお尻も大きくないしな</p><p>ていうか、うちらそんなに可愛くないやないですか</p><p>な、何だどうして、こんなことを言い出したんだ</p><p>お兄さんがうちらのエロ動画を買ってたロリコンさんたちみたいな男の人なら判るんですけれど</p><p>お兄さん、綺麗なお姉さんぎょーさん連れとるしエッチもしとるもんなぁ</p><p>こうやって、うちらが半脱ぎなのにえっちぃ眼で見ないで、真面目に話してますし</p><p>だって今は、真面目に話さないといけない時だろ</p><p>そうですけどロリコンさんなら、こんな時でも、チラチラうちらの身体を見ますわ</p><p>お兄さん、ずっとわたしらの眼だけ見て話しているし</p><p>それは真面目な話をする時は、相手の眼を見て話すのが礼儀だろ</p><p>裸は、セックスする時に幾らでも見られるんだから</p><p>２人ともお兄ちゃんは、こういう人なんだよとっても真面目でちょっと変なの</p><p>ずっと、オレたちの話を聞いていたマナが笑う</p><p>ちょっとやないわ、すっごい変やわ</p><p>うん変わってますわ</p><p>双子は、そう答える</p><p>でも最高に良い人だよ他の大人のオトコの人たちみたいにあたしたちのこと小馬鹿にしたりしないから今だって本当に一生懸命、エリちゃんとリエちゃんに説明しようとしてくれているでしょ</p><p>双子は、不思議そうにオレを見上げている</p><p>でも、やっぱりちょっだけ判らないですわ</p><p>何でうちらのことを受け入れてくれたんです</p><p>何でそんなに心配するんだ</p><p>寧お姉さんなんて、モノスッゴッイ美人やないですか顔も綺麗でボディもバインボインで</p><p>マナお姉さんもメッチャメチャ美人さんです可愛いし、肌も綺麗だし</p><p>わたしらだってロリコンさんのファンも付いてましたからそれなりに、自分に自信があったんですけど</p><p>昨夜から全然、ダメですわお兄さんが連れて来る人、全部、ベッピンさんなんですもの</p><p>エリリエ</p><p>昨夜の瑠璃子さんも、品の良い美人さんでしたしルナさんも可愛かったですわ</p><p>月子さんも、ゾクっとする綺麗さですし今日来た美智さんだって、メッチャ可愛いです</p><p>それから昨日の外国人の人たちも綺麗でしたし</p><p>さっきのウルサイお嬢様って人も見た目だけは、美人です</p><p>こんなに綺麗で可愛い子ばかり連れててあのお嬢様以外の人とは、お兄さん、エッチもしているんですよね</p><p>リエが、オレに言う</p><p>まあも何もエリとリエを犯す前に、他の子とのセックスを見せているし</p><p>ああいう人たちがおるのにええんですか</p><p>うちらもお兄さんのエッチ奴隷になって</p><p>双子は、大きな瞳でオレに尋ねる</p><p>はぁぁ、女の子だねぇエリちゃんも、リエちゃんも</p><p>そういうことは気にしなくていいんだよこのお兄ちゃんはホントにエリちゃんとリエちゃんのこと、大切にしてくれようとしているんだから</p><p>それは判ります</p><p>お兄さんが、嘘吐いてないことはうちらも感じてます</p><p>双子は手を繋ぎ合って</p><p>何で、そんなに優しくしてくれるか判らないから</p><p>だから、何かもどかしいって言うか</p><p>ちょっと判らないんです</p><p>心がゾワゾワするんです</p><p>率直な思いを話してくれた</p><p>オレはさ</p><p>オレはオレの中の答えを探す</p><p>オレはね親に捨てられた子供なんだよオレ自身もう、親との縁が完全に切れちゃっているんだよ死んでるわけじゃないけれど葬式にも行かないと思うな今、オレを親の代わりに引き取ってくれた人に悪いし</p><p>オレたちはオレの家族はさみんな寂しい人の集まりなんだオレみたいに親に捨てられた人もいるし</p><p>マナもそうだよパパは殺されたけれど殺されても仕方ないようなことをしていたんだしママとお祖父ちゃんには、捨てられたって感じてる</p><p>それからエリやリエ、ヤッちゃんもそうだけど親が殺されて、突然、いなくなっちゃった人もいるし親が健在でも、自分の居場所がなかった人もいるそういう寂しい思いを抱え込んだ人たちが集まって１つの家族を作っていてそこにたまたま、男はオレ１人だからだから、みんな、オレとセックスしてくれているだけで</p><p>違うよお兄ちゃんはあたしたちの要なんだよお兄ちゃんがあたしたちを愛してくれたからあたしたちは１つにまとまれているんだよお兄ちゃんこそが、絆なんだよあたしたち全員の</p><p>でも、マナお姉さんは、それでええん</p><p>お兄さんが、他の女の子とエッチしても気にならん</p><p>ていうか、お兄さんが誰が一番好きとか考えへん</p><p>自分が一番になりたいとか、思わないんですか</p><p>うーんとねあたしも女の子だから思わないこともないんだけれど</p><p>双子に微笑む</p><p>さっき、話した通りあたしの本当の父親は、白坂創介っていう人でだいたい知っているよね５月頃には、さんざんテレビのワイドショーとかで放送されてたからあ今、テレビ出てる白坂雪乃は、あたしの実のお姉ちゃんだよ</p><p>あそう言えば似てるわ</p><p>うんホンマや</p><p>マナと雪乃が似てる</p><p>いや、まあ同じ遺伝子を持つ姉妹なんだから、そうなんだろうけれど</p><p>何かすっごい、ヒドイ人だったってことは知ってます</p><p>うちのお父ちゃんとかお母ちゃんとかゲスい話が大好きなんで、毎日、テレビにカブり付いて観てましたし</p><p>わたしらのロリ動画を売るだけで基本、無職でしたし２人とも</p><p>双子は、答える</p><p>テレビとかで取り上げていたのはほんの一部なんだよもちろん、とてもじゃないけれど放送できないようなことをたくさんパパはしていたしそれだけじゃなくって、テレビの人たちなんかにも知られていないゲスな話があるんだよ</p><p>あたしのパパはううん、白坂創介さんはもうちょっと、自分の親だと思いたくないからここからはそう呼ぶけれどさ</p><p>ハァと１回深呼吸する</p><p>白坂創介さんは女の子を１人、監禁していたんだよ</p><p>それってどっかの別荘から見つかった死体の女の子ですか</p><p>それとは別の話言ったでしょ、テレビ局には教えてないって</p><p>白坂創介さんはさ奥さんじゃない女の人に無理矢理、赤ちゃんを産ませてその子をずーっと、地下室の中に閉じ込めて、育てていたんだよ今年、１２歳になったんだけど</p><p>それって隠し子がバレると困るからですか</p><p>リエが尋ねた</p><p>ああ、白坂創介さんてどっかの大きな会社のエリート・サラリーマンだっていう話でしたし奥さん、お料理の先生でしたよね</p><p>エリがさらに言う</p><p>違うよ白坂創介さん、隠し子なら他にもいるしその地下室に閉じ込めて育てた子は、わざわざ産ませたんだよ自分で作ろうと思って、作った子なんだよ地下室で育てたのも最初からの計画だったんだよ</p><p>え、何のためにです</p><p>そうですわ何で、隠し子を地下室で育てるんです</p><p>それはそれはね白坂創介さん、ホンモノの極悪非道のヘンタイ男だったからね自分の娘を小さい時から、自分だけを崇拝させて学校には行かせないで１人も友達を作らせないどころか、誰にも会わせないでただ、自分のことだけを愛するように自分と父親とセックスすることだけを考えるように、教育して育てていたからだよ</p><p>何なんですそれ</p><p>そんなことホントにあるんですか</p><p>あるも何もあったんだから仕方ないじゃない地下室から、女の子が見つかっちゃったんだから</p><p>何の勉強とかもさせてもらっていないんだよただ毎日白坂創介さんが女とセックスしている映像を見せられそのうち、お前もあれをするんだぞって実の父親とセックスすることだけを教え込まれていたんだよ</p><p>苦々しい顔でマナは、父親に対する嫌悪の感情を露わにする</p><p>あたしの妹なんだよっお母さんは違うけれどあたしの妹なんだっでも、その子が産まれていたことも地下室で、ずっとそんな酷い目に合っていることも知らなかったんだあたしお姉ちゃんなのに</p><p>マナの痛々しい告白にエリは</p><p>ホントのことなんですね</p><p>何て名前の子なんです</p><p>あに</p><p>アニエスだよお母さんは、フランスの人だったらしいオレも会ったことがないから、よくは判らないけれど</p><p>オレは、マナの話が真実だと肯定する</p><p>で、そのアニエスさんは今は</p><p>エリが聞いて来た</p><p>白坂創介に犯される前に助け出したでも、誰かがアニエスの父親代わりにならないとあいつは父親とセックスすることだけを人生の目的だと信じ込まされて育って来たからだから</p><p>今はオレのことを父親だと思わせているアニエスは、オレをパパと呼ぶオレとセックスしている</p><p>エッチも</p><p>セックスしないと心が安定しないんだよアニエスは今はもう半年経ったから、大分落ち着いてきたけれど５月の頃は、毎日セックスしないと不安がってダメだった</p><p>今も危ないなって思ったら、すぐにセックスするようにしているそうでないとアニエスの心が壊れちゃいそうだから</p><p>そういう子もいるんだよあたしたちの家族には</p><p>お兄ちゃんだから何とかなっているんだよお兄ちゃんは、面白半分でセックスしないからセックスの時は、いつだって真剣だからお兄ちゃんが相手じゃなかったらアニエスちゃんは、とっくにオモチャにされて壊されていたと思うよ</p><p>お兄ちゃん、あたし普段は、あんまりアニエスちゃんのことを自分の本当の妹だって意識しないようにしているんだよねそうでないとさ変に意識しちゃうと、あの子、敏感だから何か感じ取っちゃうと思うし</p><p>だけど判っているんだよアニエスちゃんには負い目があるんだあたしが、白坂の家でノホホンと生活していた間も、アニエスちゃんはあの暗い地下室の中で寂しくて悲しい思いをしていたんだからさあたし、お姉ちゃんなのに助けてあげられなかったんだから</p><p>そんな風に思っていたんだ</p><p>確かにマナは普段、自分からはアニエスに近付かない</p><p>今は嬉しいんだあの最初は、誰にも心を開かないで口もきいてくれなかったアニエスちゃんがお兄ちゃんとセックスするようになって少しずつ、お兄ちゃんの女であるあたしたちとも仲良くなって今はお友達もたくさんできたし、毎日、騒がしいぐらいお喋りする子になって今度は、学校にも通うことになったから凄く嬉しい自分のことみたいに嬉しいんだよ</p><p>マナもそろそろ何とかしないとな</p><p>マナだって学校に行かなきゃ新しい友達も、いっぱい作らなきゃ</p><p>マナはうつむく</p><p>外に出たらさっきの鳥居まり子さんみたいに、あたしが白坂舞夏だって知っている人に出会っちゃうかもしれないしあたしが白坂創介の娘だってバレたらお兄ちゃんたちにも、迷惑が掛かるから</p><p>迷惑なんて言うなよそれに鳥居さんだって、お前の方から名乗らなければ判らなかったじゃないか半年前とは違うんだよマナは背も伸びたし、どんどん綺麗になっていているもう大丈夫だよ</p><p>オレは、マナを抱き締めてそう言う</p><p>んうふふ、あはは</p><p>不意にマナは、笑い出す</p><p>そっか、あたし、今、判ったよ</p><p>あたしも同じなんだアニエスちゃんとお兄ちゃんだから生きてこられたんだお兄ちゃんじゃなかったらきっと、この半年の間に頭が変になるか、自殺しちゃってたと思う</p><p>ホント、お兄ちゃんは</p><p>ギュッと、オレを抱き締める</p><p>大好きだよ一生、離さないでマナは奴隷でいいから</p><p>ホーントアニエスちゃんとあたしだけじゃないね他の人たちもみんな、お兄ちゃんじゃないとダメになってたと思うお姉ちゃんたちも妹たちも</p><p>そして、マナは双子に微笑む</p><p>だから、あなたたちも、もう大丈夫だよお兄ちゃんに出会えたんだから信じていいんだよ</p><p>エリとリエは何も答えない</p><p>困惑しているみたいだ</p><p>正直に言うとさまだ悩んでいるんだよオレは、エリとリエを奴隷として受け入れたけれどオレの他の家族に会わせていいのかどうかって</p><p>２人が尋ねる</p><p>今、マナが話した通りオレの家族は、心に傷が残っている人がたくさんいるんだ見た目は明るくても本当は、とっても繊細で、ちょっとしたことで心が壊れてしまうかもしれない子もいる</p><p>寧がそうだ</p><p>エリとリエはさお前たちは、ずっと双子の姉妹でメンドウな親たちと交渉しながら生きてきたろだからさ、ついつい２人でコンビを組んでちょっとでも自分たちの立場を良くするように話をするだろ敵対的な空気を作るし相手を責めるようなことも言うだろオレなんかには、それでもいいけれどささっき話したアニエスとかは、そういうのに慣れていないしあいつは、今、ようやく家族は信頼できる人たちなんだって感じられるようになったんだからさ家の中で、嫌な気を感じて欲しくないんだ</p><p>他にも４歳の女の子がいるオレの子供じゃないよ、オレはまだ１６歳なんだからでも、その女の子のお母さんはオレの女だから、その子はオレをパパと呼んでいる</p><p>ホントは誰の子なんです</p><p>エリが聞く</p><p>今は答えられないそれを教えるのは、エリとリエがその子のお姉さんになるって誓ってくれた時だ</p><p>言えるか真緒ちゃんの父親は、誰だか判らないなんて</p><p>無理矢理、輪姦されてできた子だなんて</p><p>まだ４歳なんだ誰かがパパにならないといけないんだ自分のことが大好きで、愛されているんだって感じていないといけないんだ</p><p>その子も家の中で、誰かから悪意を受けるようなことがあってはいけないんだよ家と家族の中は安全で、楽しくて、何も心配しなくていいって思って欲しいから</p><p>だからエリとリエがもし、その女の子と合わないようなら、オレたちの家には連れて帰れないんだ</p><p>でもそうしたら</p><p>うちらはどうなります</p><p>エリとリエが不安そうに、オレを見る</p><p>ちゃんと別に、住む場所を用意するよオレもできる限り、お前たちのところに通うから</p><p>あたしと寧お姉ちゃんが交代で一緒に泊まるよだから、心配しなくて平気だからね</p><p>あなたたちは、お兄ちゃんの奴隷なんだからあたしたちも面倒を見るから絶対に見捨てたりしないから、安心して</p><p>するとリエが</p><p>判りましたつまりお兄さんの家は、みんなでお兄さんの取り合いをしたり、ケンカとかしないように、皆さんで気を付け合ってらっしゃるんですね</p><p>真面目な顔で、そう言う</p><p>すごく良く判りましたどういう風にお兄さんが、皆さんを愛していて皆さんも、お兄さんを大切に思ってらっしゃるかということが</p><p>うちはできることなら、お兄さんの家族になりたいですそのアニエスちゃんていう子や、４歳の女の子にも優しくしてあげたいですケンカしないです酷いことも言いませんイジワルしないです約束しますそれから</p><p>双子のエリを見る</p><p>エリちゃんのこともうちが、責任を持ちます変なことせーへんように、ちゃんと見張ってますし悪いことをしたら、うちが怒りますから</p><p>ちょっと、エリちゃん何で、わたし、悪い子みたいに言われとるん</p><p>だってそういう、人に絡んでいくのは、だいたいエリちゃんが起点やないか</p><p>この双子は基本的に、エリから言動をスタートする</p><p>だから、うちが気を付けますからだから、お兄さん</p><p>あんたが、そんなことせーへんでいいわリエちゃん</p><p>リエが、強く言う</p><p>お兄さんあの人の心が操作できるお姉さんに、わたしの心を変えさせて下さいな</p><p>お兄さんには、絶対に逆らわないし他の女の子たちに、余計なチョッカイをしないって命令して下さいわたしそういう子になりますから</p><p>わたしとリエちゃんのためにお兄さんが行き来したり、マナさんたちが泊まりに来てくれるなんてバカらしいですわわたしのことが信じられないならわたしの心を改造して下さい</p><p>巫女の力は、強力過ぎる</p><p>一度改変した心は、もう二度と元には戻らない</p><p>心のバランスを崩すような命令を刻めば死に至る</p><p>うん、そうだねじゃあ、そうさせてもらおうよお兄ちゃん</p><p>マナが笑顔で、そう言う</p><p>せっかく、ここまでエリちゃんが言ってくれたんだからさ</p><p>あの、もしそれで納得できないんでしたらうちの心も、お兄さんの好きに変えちゃって下さい</p><p>リエまで</p><p>どうせ、お兄さんのエッチ奴隷として一生、お仕えするやもんな</p><p>そうですわ、エリちゃんいっそ、お兄さん好みの女に変えちゃって下さい</p><p>アオイホノオのドラマ化に関するニュースから</p><p>オカダトシオ氏のツイッターを読んで</p><p>さらにご本人がネットに上げた、講義みたいなものの動画を拝見したのですが</p><p>うわぁ、今、こんな商売をしているんだぁぁ</p><p>恥ずかしく無いのかというか、止めてくれる友達はもういないんだな</p><p>オタク第１世代を名乗った人たちは、本当に今ツライですね</p><p>だって彼らがオタクの元祖ではないわけですから</p><p>彼らは、オタクを商売にしようとした（というか、オタクを相手に金を回収しようとしたオタク）のでしかないわけで</p><p>同世代の人でもまともな人はみんな、ちゃんとしたクリエイターになったんですから</p><p>974．朝の姉妹たち　／　双子とマナのセックス講座　１</p><p>わたしらも、馬鹿やないから判ってますわ</p><p>もう、地元には戻られへんことも</p><p>昔からの知り合いとかとも、連絡しちゃいけないことも</p><p>もちろんローソクくんたちとも</p><p>ラインどころか、普通のメールもダメやろわたしらの居場所がバレてしまうから</p><p>誰にもお別れを言うことすらダメなんですよね</p><p>双子の親は、天童貞男たちとヤクザの親分の家で死んだ</p><p>当然、警察が捜査を始める</p><p>すぐにレンタカー屋の記録から、この香月家本家の近くから彼らが出発したことはバレる</p><p>天童乙女が、水島家に入り込み香月家のパーティで拘束されたことまでは判らないだろうけれど</p><p>関西を出発してから約１０日</p><p>ハミ出し・ヤクザたちの集団が、自分たちの娘を連れて都内に潜伏していたことまでは、すぐに調べられる</p><p>記憶を削られて駅前に放置された、あの３人ムスメや北陸の親戚の家へ向かったシゲヨさんにも捜査の手が伸びる</p><p>警察は行方不明になった、天童乙女・園子さん、黒沢さんそしてリエとエリを探すだろう</p><p>翔お姉さんが、警察に顔が効くとしてもそれって上層部だけでしょ現場の警察官たちの動きを完全に止めるのは無理だよね</p><p>だから、ほとぼりが冷めるまではエリちゃんとリエちゃんは、外に出せないし今までの知り合いとの関係は断ち切ってもらうしかないんだよ</p><p>まあしゃあないですわ</p><p>このまま、お兄さんのとこに置いてもらうためには仕方ないことですから</p><p>エリとリエは微笑む</p><p>警察に保護されても訳の判らん施設に放り込まれるだけでやし</p><p>うち、嫌やはそんなトコで、馬鹿なことして死んだヤクザの娘として、冷たい扱いをされるのは</p><p>うんこうなるとお父ちゃんの友達のヤクザとかが、わたしらをさらいにくるかもしれんしな</p><p>そうや組関係の人に捕まってまたエッチ動画とか、写真撮影会とかすんのは嫌です</p><p>つーか、今度こそ売りをやらされると思うんよ</p><p>だから地元の人と縁が切れてしもうとても、もうええです</p><p>仕方ないわだって</p><p>エリが、オレを見る</p><p>わたしらのお父ちゃんたちのことネット・ニュースとかにも出てますか</p><p>ネットは見てないけれどワイドショーで中継されてたのは、さっき観た</p><p>組長さんの家で結局、銃撃戦になって家が炎上したらしいからすごい騒ぎになっているよ</p><p>やっぱり</p><p>そんなら、うちらのこと知っている人たちはみんな、判っちゃってますね</p><p>そうやな会わす顔がないわな</p><p>きっとお父ちゃんたちが、うちらの動画でエッチ・サイトやってたこともバレるわ</p><p>ああロリコンさんたちに迷惑がかからんとええけど</p><p>うんいっぱい、うちらの動画にお金払ってくれたんのにね</p><p>双子は、ロリコンの人たちの心配までしている</p><p>ま、大丈夫だよどれだけ、世間で大騒ぎになっても</p><p>何とかなるよ名前や戸籍を変えて今までとは別人になって生きればいいんだからあたしみたいにさ</p><p>半年前の白坂創介・騒動は日本中が大騒ぎとなった</p><p>あたしが何とかなってるんだからエリちゃんとリエちゃんも大丈夫っね、お兄ちゃん</p><p>半年が経過したのにマナは、進んで外に出る勇気が出せなかった</p><p>そのマナが</p><p>心配しないでっ大丈夫あたしも昔の友達とか、親類とかぜーんぶ失くしちゃったけれど、今はこんなに幸せだもんお兄ちゃんが居て家族がいるからっ</p><p>同じ境遇の妹たちを迎えることで立ち上がろうとしている</p><p>半年だけ頑張ってあたしも半年前とは、全然違う子になるように頑張ったんだからさっき見てたでしょあの鳥居さんていうお嬢様が白坂舞夏だった頃には何回も会っているのよなのに、あたしが言うまで判らなかった</p><p>わざと明るい声でそう言う</p><p>あのマナお姉さん、すっごく綺麗ですけど</p><p>もしかして整形手術とかしたん</p><p>しないわよっそんなのっ</p><p>マナは、大きな声で言う</p><p>食事なんかを調整して、体質改善をして後は、体操とかホントにあるんだよ自然に綺麗になるように、肉体を成長させるプログラムが</p><p>ホンマですの</p><p>ホントだってそれとうちの家族は、美人揃いだからさ美人の中に居たら、自分も美人になっていくんだよあたしは、家族のみんなのことが大好きだしみんなのために、いつもみんなが笑っている家にしたいし年上のお姉ちゃんたちは、いつもあたしのことを気遣ってくれるからだから、あたしは年下の妹たちに優しくしてあげたいのいつも、そう思っているそしたら頭にくることとかもないしホント、怒らなくなったよ悲しくもないし毎日が楽しいよそういうのが、綺麗になる秘訣なんだと思う</p><p>お兄ちゃんにも、たーっぷり愛してもらっているしそうそう、セックスも大事お兄ちゃんとセックスすると、心の中がスッキリするしお肌がスベスベになるんだよあたし、セックスするようになってから、体調が悪くなったことないもの</p><p>お兄ちゃんだけだよ他の人とセックスしたらあたし、多分、体調が悪くなって、病気になってそのまま死ぬと思うううんていうか、死ぬ自分で死ぬお兄ちゃん以外やだマナの身体は、全部、お兄ちゃんのだから</p><p>マナが震え出すオレは、マナを抱き締める</p><p>マナの震えが止まる</p><p>あたしは月子お姉ちゃんたちの不思議な力とかで操作してもらわなくてもいいんだよ自分で自分に命令してあるからお兄ちゃんだけってそれと家族と仲良くもね我が儘とか言ってられないよあたしは生かしてもらったんだから</p><p>あたしは、本当は白坂創介さんと一緒に殺される予定だったから白坂創介さんに家族を殺された人の恨みを晴らすためにはまだ白坂創介さんが生きているうちに、眼の前で娘を殺すのが一番でしょ</p><p>まるで自分のことではないように明るい表情で、マナは言う</p><p>でも、そうはならなかったお兄ちゃんがあたしを助けてくれたからだから、あたしはここにいるお兄ちゃんに一生、ご奉仕するのは当たり前だよ</p><p>そんなこと言うたらわたしらかて</p><p>似たようなのだと思います</p><p>するとマナは、オレを見て</p><p>お兄ちゃんてさ心のどこかでは、例えば、将来あたしに、お兄ちゃん以外に好きな人ができたら、黙って身を引こうとか考えているでしょ</p><p>でも、同じぐらい一生、あたしのことを誰にも渡さない、ずっと自分の女にしておきたいって思っているよね</p><p>オレの中に対立する２つの思いがある</p><p>マナをずっと、オレみたいなダメな人間が縛ってしまって良いのだろうという思いと</p><p>マナと、絶対に別れたくないという思いが</p><p>マナは絶対に、お兄ちゃんを裏切らないよ誓うよもし、この誓いを破ったらあたしがあたしを殺すよマナはそんな女の子は許せないもの</p><p>だから、安心してお兄ちゃんが、マナを裏切らないようにマナもお兄ちゃんを裏切らない普段は、お兄ちゃんて呼んでいるけれどあたしは、お兄ちゃんの奴隷ですお兄ちゃんを幸せにすることが、あたしの幸せだからね</p><p>そう言うとマナはオレの唇にキスをした</p><p>それを見ていた双子は</p><p>はぁ、敵いませんわ</p><p>２人溜息を吐く</p><p>つまりあの不思議な力で、わたしらに命令してくれっていうのは甘えなんですね</p><p>そんな外の力を借りなくともうちらはうちらで決心して、自分で決めないとアカンのですね</p><p>リエちゃんはどうするん</p><p>うちはホンマのことを言うと、昨夜の段階で、このお兄さんのことかなり好きになっとったから</p><p>そうやな、リエちゃんの方が先やったし</p><p>エッチの順番は関係あらへんわただこのお兄さん、メチャクチャやけど、ビシッと一本筋が通っとるやないかそれが気に入ったんや</p><p>ホンマに一生ご奉仕できる</p><p>できるわ余裕やわ女に二言はあらへんこのお兄さんのエッチ奴隷うちは、やり通してみせるわ</p><p>リエの方が内気だが思い切りは良い</p><p>一生、お兄さんだけを愛するわそれと他の人と仲良うします特に、年下の子には注意やねマナお姉ちゃんをお手本にして頑張ります</p><p>オレに、笑顔でそう言う</p><p>うんホント見た目はニコニコしているけれど、本当に繊細で、まだ心の傷を治している途中の子がいっぱいるから気を付けてね簡単に、ケンカしたり、悪口言ったりしちゃダメだよ</p><p>マナが、お姉さんらしくリエに言う</p><p>だけどまだ心の傷が治りきっていない子というのは</p><p>マナお前もだろ</p><p>ちょっと取っつきにくいお姉さんもいるけれど怒らないでね心の中では怒ってもいいけれど、ちょっと抑えて、あたしに相談してどのお姉さんには、どう対処したらいいのか教えてあげるから家族の中でケンカしたりしたら、お兄ちゃんが一番困るんだから</p><p>判りましたよろしく、お願いしますマナお姉さん</p><p>リエは、マナに深くペコッと頭を下げる</p><p>ほんでエリちゃんはどうするん</p><p>双子の姉妹に尋ねる</p><p>そんなん決まっとるやないか</p><p>わたしも結構、このお兄さんのこと気に入っとるわお兄さんと一緒にいたいわ</p><p>だから色々と気を付けますわもう、判ったわマナお姉さんと寧お姉さんだけでも、わたしで太刀打ちできるような相手じゃなかったからああいう人たちが、まだまだおるんやろ</p><p>みんな、家族には優しい人たちだよでも、お兄ちゃんと家族を守るためなら、鬼にも悪魔にもなっちゃう人たちだからあたしもそうだけどいよいよの時は、人殺しだって平気でするからね</p><p>判りましたわ皆さんの平穏を乱す様なことはしません後から来た新入りとしてリエちゃんと、大人しくしています</p><p>エリも、そう約束してくれた</p><p>なるべく、行儀良くしててくれよあのアニエスたちが真似したりするのは、教育上良くないからさ</p><p>オレは、それが一番心配だった</p><p>大丈夫だよしばらくは、この子たちにはあたしがずっと付くから</p><p>あ、監視しているとかじゃないからねみんな、そうしてきたんだよ最初は家族に慣れるまでは、面倒を見る子が付くんだよあたしの時は、メグお姉ちゃんが付いてくれたし</p><p>そう言えばマナにはずっとメグが付いててくれたな</p><p>２人も、すぐに相談できるお姉さんが側に居た方がいいでしょ</p><p>ええお願いします</p><p>双子は承諾する</p><p>というかマナにとって良いんだな</p><p>この子たちみたいな妹ができたことが</p><p>お兄ちゃん、確か、この子たちも吉田でいいんだよね</p><p>そうだった、オレは双子にオレの旧姓を名乗らせることにしていた</p><p>ああ、そうだ吉田エリと吉田リエだ</p><p>そんで、あたしが吉田マナだよっ</p><p>吉田３姉妹が結成だ</p><p>そう言えばさどっちがお姉さんなの</p><p>マナの問いに、双子は顔を見合わせ</p><p>そのぉ</p><p>わたしら双子ですから誕生日も一緒なんです</p><p>それは判るけれどそれでも、どっちが先に生まれてきたかとかで決まるでしょ</p><p>そのはずなんですけど</p><p>うちらのお父ちゃん、お母ちゃんホンモノのアンポンタンですから</p><p>どっちが先とか、看護婦さんに言われたのもちゃんと聞いてないし</p><p>病院からもらった紙とかもなくしちゃったんです</p><p>というか赤ちゃんの時の段階で、何回もわたしらを取り違えているらしいんですわ</p><p>どっちがリエでどっちがエリかお父ちゃんたちも、判んなくなっとるんだそうです</p><p>わたしらも、小さい頃からセットでおい、エリ、リエって呼ばれてましたから</p><p>小学校へ行くまではどっちがどっちとか、うちら自身もそんなに気にしてなかったんですわ</p><p>でも、ほら小学校は、一応、どっちがエリでどっちがリエか決まってないと色々、都合が悪いですから</p><p>そんで、お母ちゃんがあんたたちで決めろって言うたんで</p><p>わたしがエリってことにしたんです</p><p>うちがリエになりました</p><p>でも、ホントは逆かもしれんのですわ</p><p>だから、どっちが姉なのかはうちらにも、よう判らんのです</p><p>あ、一応、便宜上はわたし、エリの方が姉ということにしてます</p><p>こんなんもお兄さんだからこそ、教えるんです</p><p>よその人には、絶対に言わへんもんな</p><p>うちらの秘密ですから</p><p>判ったじゃあ、秘密にしておくよ</p><p>オレは、双子に約束する</p><p>えっとそれじゃあ、シャワー浴びるか</p><p>双子とマナとオレだけになったことで濃密な話ができた</p><p>もちろん、さっきの鳥居さんとの会話でみんな少し興奮気味で、ここに来たことが良かったんだろうけれど</p><p>とにかくこの様子なら</p><p>この双子を、オレたちの家族に入れても大丈夫だと思う</p><p>もう、この子たちは少しでも、自分たちの立場を良くするために</p><p>２人だけでコンビを組んで反抗することは無いと思う</p><p>今の双子にはマナという姉が、ガイド役として付いてくれているのだから</p><p>何か、一生懸命話したから汗かいちゃったよ</p><p>元々、ここのシャワー室は締め切ってあるから</p><p>オレは、途中だった脱衣を再開しようとする</p><p>ほらほら、お兄ちゃんを脱がせるのはあたしたち奴隷の仕事だよ</p><p>マナが２人に言う</p><p>ああ、そうですわな</p><p>うん、ご奉仕せなあかんな</p><p>今日は見てて、マナがするから</p><p>マナが、オレの前にしゃがむ</p><p>お兄ちゃんマナにさせて</p><p>それでねこの時に、自分の胸を開けておくんだよお兄ちゃんに、チラチラト乳首が見えるように</p><p>マナは、スッと可愛いおっぱいをさらけ出す</p><p>お兄ちゃんに触りたいなぁとかペロペロしたいなぁって、思ってもらえるようにね</p><p>そして１４歳の乳房と乳首を見せながらオレのズボンのベルトに手を掛ける</p><p>失礼しまーす</p><p>ベルトのバックルを上手に外す</p><p>うふふ、お兄ちゃん</p><p>だが、すぐに脱がそうとせずに</p><p>ズボンの布地の上から、オレの股間をサワサワと撫でる</p><p>なるほど勉強になりますわ</p><p>さすが、マナお姉さん</p><p>それから、チャックの金具を指で摘まみ</p><p>この金具をさ歯で噛んで、グイッて下げるっていう人もいるらしいんだけどあたしはいつでも、お兄ちゃんのお顔を見ていたいから</p><p>白い指が、ジーッとチャックを下ろす</p><p>脱がすよっ</p><p>マナが、ズボンを脱がしてくれた</p><p>オレは左右の足を順番に上げてズボンを足から抜く</p><p>あたしねお兄ちゃんのふくらはぎの、キュッとしているところが好きなの</p><p>マナは、オレの足を手で上下に擦っていく</p><p>男の人の足って感じがしてお兄ちゃんの足触るの、好き</p><p>いつものマナならこんなことは言わない</p><p>双子との新しい関係が、マナの心を解放している</p><p>パンツも脱がすよ</p><p>マナは、パンツの上からもオレの男根を確認した</p><p>オレは興奮してきているが</p><p>まだ、完全に勃起してはいない</p><p>はーい、下ろします</p><p>マナは、オレのパンツも下ろす</p><p>オレのチンコは今朝、セックスした時のまんまだ</p><p>中庭で、みんなと朝のトレーニングもしたし</p><p>この旧・研修館に来てからも色々と汗をかいた</p><p>もういいから、先に洗うから</p><p>えー、マナはこのまま舐めたい</p><p>ペロッと自分の唇を舐める、マナのピンクの舌</p><p>マナは平気だよそれに</p><p>マナは、半勃起しているオレのペニスを捧げ持つ</p><p>とっても美味しそう</p><p>パクッと咥える、温かな口</p><p>マナの舌が、オレの亀頭についた汗や愛液や精液を舐め取っていく</p><p>ほら、本当に美味しい</p><p>チュパチュパと巧みに舌と唇を使う、マナ</p><p>ま、マナお姉さんそれがいわゆる１つのふぇ、フェラチオってやつですね</p><p>エリが、尋ねた</p><p>そうだよ美味しいすごく美味しいよ</p><p>マナは、とろんとした眼でオレのペニスをしゃぶっていく</p><p>それってお兄さん、そうするのがお好きなんですか</p><p>今度は、リエが尋ねた</p><p>んー、お兄ちゃんも舐められるのは好きだと思うけれど</p><p>マナが好きなのお兄ちゃんにお口でご奉仕するのが</p><p>チロチロと舌先で、亀頭の裏側を舐めていく</p><p>ほら、可愛いでしょマナが舐めてあげると、お兄ちゃんが気持ち良さそうな顔をするからそれを見るのが好きなの</p><p>マナはフェラしながら、上目遣いでオレを見ている</p><p>確かにお兄さん、気持ち良さそうですわ</p><p>双子は、興味津々で見ている</p><p>はーい、大きくなりましたぁ</p><p>マナの舌技で、オレのチンコがフル勃起した</p><p>ほーら、勃ってる勃ってる</p><p>勃起した亀頭を、マナは指でチョンチョンと突っつく</p><p>大きいですわ</p><p>えっと美少女３人に、チンコを凝視されるのは恥ずかしい</p><p>これが昨夜、わたしの中に入ったんですね</p><p>うちの中にも</p><p>ほら、２人も触ってごらんよただし、優しくだよお兄ちゃんのだからね</p><p>マナに言われて</p><p>双子も、オレのペニスを触ってくる</p><p>うわわ、思ったより温かいですわ</p><p>カチンカチンに硬くなっているんじゃなくて、結構柔らかいものなのですね</p><p>いや、それ充分、カチンカチンだけれど</p><p>リエはもっと、ゴツイ木の棒みたいなものだと思っていたらしい</p><p>ここがほら赤ちゃんの素、精液を作るところだから</p><p>マナが、オレの陰嚢を触る</p><p>ここは絶対に乱暴にしちゃダメだよ</p><p>そう言って玉袋も、ペロペロと舐めてくれた</p><p>何かネコのお母さんが、子ネコを舐めているみたいですわ</p><p>エリ、オレのキンタマ袋はネコじゃないぞ</p><p>マナお姉さんが可愛い、可愛いって舐めてはるからですわ</p><p>リエは、そんな感想を述べた</p><p>はい本格的なフェラチオ講習は、また後でねあたしたちも脱ごう</p><p>マナが立ち上がる</p><p>シャワーを浴びながら３人で、お兄ちゃんのこと気持ち良くしてあげようねっ</p><p>ニコッと双子に微笑んだ</p><p>たまたま80年代のロボットアニメのメガゾーン２３のそれもパート２の方を見る機会があったのですが</p><p>パート１の方は、キャラクター・デザインがアニメチックで主人公の矢作くんとか、何とも言えない服装をしています</p><p>しかし、パート２は、同じ登場人物でもキャラデザを完全に変えて</p><p>80年代日本の風俗とか、ファッションをリアルに再現しているのですが</p><p>今観ると色々と、考えちゃいますね</p><p>何か妙にボワッとした男の服とか</p><p>ヒロインが着ている、原宿とかで流行ってたダボッとしたカーディガンとか</p><p>懐かしいというより、イタタという感じがします</p><p>当時生きていた人でないと判らない感覚がフィルムから感じて</p><p>こういうのをアニメから感じるのは、珍しいんですけれど</p><p>風俗をそのまま映さないからこそ、アニメは時代が経ても通じるのが普通なので</p><p>逆に、宇宙服とか軍服なんかのデザインは今でも通用するんですけれど</p><p>ガンダムやマクロスの映画版は、今でも何とか通用しますが</p><p>メガゾーンは、今の若い人が観たらどんな感想を持つのでしょう</p><p>実写だとそういうああ、これはあの時代に作られた作品なんだなあって感じることはよくあります</p><p>仮面ライダーの２号編で一文字隼人が、バイクで走っているシーンを見ると</p><p>あの70年代の何でだか、やたらと釘が落ちていた道路とかを思い出しますし</p><p>釘と軍手が、よく落ちてたんですよね</p><p>それを踏んで、車のタイヤがパーンとパンクする音が、よく聞こえました</p><p>975．朝の姉妹たち　／　双子とマナのセックス講座　２</p><p>まず、一度シャワーの湯で身体の汚れを洗い落とすと</p><p>いいまずは、こうやってねぇ自分のおっぱいを石けんで泡泡にしまーす</p><p>全裸のマナが、石けんを胸に塗りたくっていく</p><p>うん、ほんで</p><p>マナお姉さん、どうするんです</p><p>同じく裸のエリとリエは、マナの説明を興味深そうに聞いている</p><p>そしたらね、このおっぱいをスポンジ代わりにしてねお兄ちゃんの背中から</p><p>マナは、ヌルヌルのおっぱいでオレの背中を擦る</p><p>ほーら、綺麗してあげますからねーっ</p><p>クインクインと円を描くように</p><p>ああ、柔らかい感触とコリコリとした乳首が気持ちいい</p><p>うわっ、お兄さん、気持ち良さそうやな</p><p>うん、嬉しいそうな顔をしてはるわ</p><p>オレ、そんな顔しているんだ</p><p>エリちゃんとリエちゃんも、やってごらんよ</p><p>マナが笑顔でそう言う</p><p>でも、わたしら</p><p>うちら、そんなにまだ胸がないですけど</p><p>双子は、自分たちの成長途中の胸を見る</p><p>ああ、お兄ちゃんは、別に胸の大きさとか関係無いから肌と肌を擦り合わせるのが良いんだよそれだけで喜んでくれるから</p><p>裸で触れ合えるだけでオレは嬉しい</p><p>じゃあ、やってみようかリエちゃん</p><p>うん、やってみようエリちゃん</p><p>２人は石けんを取る</p><p>まず、手で濡れた石けんを揉むようにして泡立てる</p><p>ほんなら、リエちゃんのおっぱいはあたしが泡泡にしてあげるわ</p><p>じゃあ、うちはエリちゃんのおっぱいを</p><p>双子は仲良くお互いの胸に石けんを塗っていく</p><p>このまま、一緒にいられることになって良かったな</p><p>改めて、エリが姉妹に言った</p><p>うん同じ人にご奉仕することになってホントに良かったわ</p><p>お兄さんも、マナお姉さんも、寧お姉さんもええ人みたいやしな</p><p>他の人はまだ判らんけれど</p><p>でも、平気やわ困ったことがあったら、お兄さんたちに相談すればええ</p><p>そうやなそれでええんやな</p><p>双子は、微笑み合う</p><p>マナお姉さん、わたしら準備オーケイですわ</p><p>おっぱい泡泡です</p><p>そしたら、２人でお兄ちゃんの背中を擦って</p><p>マナが位置を変える</p><p>マナは前を洗いまーす</p><p>マナは、オレの正面に廻り込んでオレの胸に、可愛いおっぱいを押し付ける</p><p>マナお前、本当に背が伸びたな</p><p>半年前は、もっと小さかったのに</p><p>成長中だもんっお兄ちゃんのために、もっともっと綺麗になるからね</p><p>マナは、チュッとオレの唇にキスをする</p><p>お兄さん、わたしらもいきまーす</p><p>ご奉仕、させていただきます</p><p>オレの背中を左右から双子が抱きついて来る</p><p>エリとリエはまだ１３歳だ</p><p>マナよりも、低いところにしかおっぱいを擦り付けられない</p><p>３人の美少女に、同時に胸を擦り付けられるのはマジで気持ち良い</p><p>１３歳２人と、１４歳１人だもんな</p><p>肌の弾力のプルプル感がスゴイ</p><p>おっぱいも、まだ固いけれど今まさに、大きくなっている最中の張り詰めた感じが</p><p>この肌触りは、今しか感じられないんだろうな</p><p>やだ、これ気持ちええわ</p><p>うちも変な気分です</p><p>でしょう男の人の身体ってあたしたちと違うから肌とか、骨とか、筋肉とか</p><p>それとこれがあたしの大切な人の身体なんだって思ったら、ゾクゾクしちゃうよねマナもう、濡れちゃってるもん</p><p>うんうちのご主人様ですわ</p><p>一生、ご奉仕しますわお兄さん</p><p>双子も、笑ってそう言う</p><p>お兄ちゃんもいいよマナの身体好きに触って</p><p>オレも手に石けんを塗してマナのお尻や、太ももを触る</p><p>ああ、気持ち良いよお兄ちゃんに触られるの好き</p><p>あーん、わたしのことも触ってぇな</p><p>うちも、触って欲しいです</p><p>待って待って順番にな</p><p>オレは、エリやリエにも手を伸ばす</p><p>ほら、みんなで洗いっこだ</p><p>泡の付いた手で、オレは少女たちの身体に触れていく</p><p>きゃはは、くすくったいわお兄さん</p><p>でも、もっと触って下さいお兄さん</p><p>２人もお兄ちゃんを洗ってほら</p><p>４人で、ワアワア騒ぎながら楽しく、身体を洗い合った</p><p>よし、泡を流そうマナ、お湯を出してくれ</p><p>マナがシャワーを開く</p><p>また湯が、ノズルから噴き出す</p><p>きゃああ、お兄さんっ</p><p>わーお、お兄さん</p><p>３人が同時に、オレにしがみつき</p><p>一緒に、せっけんを洗い流していく</p><p>お互いの肉体を擦り合うようにしながら</p><p>一度、シャワー室を出て脱衣所のバスタオルで、身体に付いた水滴を拭う</p><p>オレが双子の身体を拭いて双子も、オレの身体を</p><p>マナお姉さん、これどうしたらええんですか</p><p>エリが、オレの勃起ペニスを示す</p><p>それ、今、洗って綺麗にしたからあなたたちも、おしゃぶりできるでしょ</p><p>じゃあ、うちからしますうちおしゃぶりしたいです</p><p>リエが、率先してオレの前にしゃがむ</p><p>あ、おっぱいを見せるんですよね</p><p>羽織っていたバスタオルを外し全裸になる</p><p>それから、オレを見上げて</p><p>お兄さん、あのお願いがあります</p><p>オレは、リエに答える</p><p>うちに命令して下さいあのしゃぶれとか舐めろとか</p><p>顔を赤らめてそう言う</p><p>何や、リエちゃんはそういうのが好きなんや</p><p>エリちゃんは、どうなん</p><p>うーんとわたしも、そっちが好きかも男の人には、強い口調で命令されたいわ</p><p>エリもそうなんだ</p><p>いや、全部が全部やないですエッチなことに関してはやらせろとか抱かせろとか、そういうのがええですわ</p><p>うんお兄さん、優しいからもっと、強引でいいですよ</p><p>わたしら、エッチ奴隷ですから</p><p>２人は微笑む</p><p>ヒドイ人よりは優しい方がええですけれど</p><p>あんまり優しすぎるのも</p><p>お兄さんが、うちらにしたいこと遠慮なく言うて下さい</p><p>そうしてくれんとわたしらも、お兄さんに遠慮してしまいますから</p><p>判ったリエ、オレのチンコをしゃぶれ</p><p>１３歳の美少女が、はむっとオレの亀頭を咥える</p><p>ああ、チンコの先が温かく湿って包まれる</p><p>こんな可愛い女の子が、オレのペニスをしゃぶっている</p><p>うん、そうだよさっきあたしがやったみたいに唇と舌を使って</p><p>マナが、リエを指導する</p><p>エリは、こっちに来てオレにキスさせろ身体を触らせろ</p><p>オレは、片手でエリを抱き締めてキスする</p><p>エリの口に、オレの唾を押し込んだ</p><p>それから、エリのおっぱいを揉む</p><p>湯上がりの火照った肌は、また感触が違う</p><p>うっうっどうですか、お兄さん気持ちいいですか</p><p>下から、リエがオレを見上げている</p><p>そんなこと聞かなくても、お兄ちゃんの顔を見れば判るでしょ色んなところを舐めたり、吸ったりしてどこがお兄ちゃんの感じるところなのか、自分で探すんだよ</p><p>他の人のことなんか、もういいんだからこれからはお兄ちゃんに気持ち良くなってもらうことだけを考えるんだよ</p><p>リエは、色々と試していく</p><p>ああ、舌と唇が様々な動きをする</p><p>あ、ここですねお兄さん、今、ビクッてなりはった</p><p>そうやわリエちゃんのペロペロで可愛い顔になりはったわ</p><p>ホンマ可愛いな、エリちゃん</p><p>うん、可愛いわリエちゃん</p><p>うちの舌で気持ち良うなって</p><p>リエが、オレの感じるポイントをチロチロと舐めていく</p><p>うっわぁ、ホンマ可愛いわぁわたしらのお兄さんやわたしらの</p><p>エリは、オレに抱きつくオレの唇や鼻を、ペロペロと舐める</p><p>うちらの男なんよエリちゃん</p><p>そうや、わたしらの男なんやなお兄さんは</p><p>それで、あたしたちはお兄ちゃんの女だよ</p><p>はいそうですわもう、一生、お兄さんの女ですわ</p><p>うちも、お兄さんの女です</p><p>この双子はヤクザの世界で育ったから</p><p>そういう理解で受け入れていくのか</p><p>リエちゃん、そろそろ変わってわたしも、お口でご奉仕したいわ</p><p>うん、うちもそろそろ、お兄さんとチュッチュしたい</p><p>双子が位置を交代する</p><p>お兄さん、わたしなお父ちゃんの持ってたビデオで観たことがあるから</p><p>エリは、いきなりダイナミックに、オレのペニスに吸い付いた</p><p>チュパッチュッっと、下品に音を立てて舐めしゃぶる</p><p>こういうのも好きですか</p><p>すると、マナが</p><p>あ、エリちゃん、ちょっと雑すぎそれじゃあ、お兄ちゃん痛いだけだよそうする時は、根元を持つてこう</p><p>マナがイマラチオの手本を見せる</p><p>ううっ、さすが克子姉直伝巧い</p><p>お兄さん、可愛い可愛いですわぁうちとチュッチャしてぇな</p><p>そんなオレの唇を、リエが求めてくる</p><p>キスして舌を絡める</p><p>ああ、そっかなるほど</p><p>エリは、マナの舌技を目で覚えていく</p><p>わたしエッチって今まで、男の人に無理矢理ヤられるもんやと思ってましたけど</p><p>わたしらの方からするエッチは、楽しいですわお兄さんを気持ち良くするゲームみたいで</p><p>うん可愛いもんなもっともっと、気持ちよぅさせてあげたいです</p><p>リエもそう言う</p><p>お兄さんて、怖くないところがええですわ</p><p>わたしらほら、お父ちゃんとか、わたしらの動画を買うてくれたロリコンさんたちばっかり見てきましたから</p><p>お兄さんみたいな人、うちら、初めてですわ</p><p>みんなあんま、好きにはなれん人ばかりでしたわお父ちゃんはもう、どうしようもないロクデナシでしたし</p><p>ロリコンさんたちもうちらに優しくしてくれはるんですけれど、下心が見えるんですわ</p><p>そうですどうだ、オレって優しいだろみたいなドヤ顔するから</p><p>お兄さんは、そういう下心は感じないです真面目な話している時は、ホンマに真面目な顔してますし</p><p>ちょろちょろ、エロい目でわたしらを見たり、せーへんもんな</p><p>でも、今はエッチな顔してます</p><p>そういう、ケジメが付いているトコも好きですわ</p><p>ほんでお兄さん</p><p>ねえお兄さん</p><p>次はどうしたいですか</p><p>うちらとマナお姉さんどうしたいです</p><p>入れたいよそろそろセックスしたい</p><p>そうやなくて</p><p>命令して下さい</p><p>ああ、ヤラせろセックスさせろお前たち</p><p>どうぞ、お兄さん</p><p>３人の美少女が、オレに身体を開く</p><p>こういうのたまにはいいでしょお兄ちゃん</p><p>脱衣所の床に、バスタオルを何枚も敷いて</p><p>双子とマナが四つん這いになって、オレに尻を向ける</p><p>正面は大きな鏡だ</p><p>オレがバックから挿入しても３人の表情は、よく見える</p><p>もちろん、この子たちもオレの顔を見ることができる</p><p>マナから犯してエリちゃんとリエちゃんに、後ろから犯される時のやり方を教えてあげたいから</p><p>オレは、マナの後ろに行く</p><p>いい、お兄ちゃんが入れやすいように足は少し開いて、腰をお兄ちゃんのオチンチンの高さに合わせるんだよバックの時でも、あたしたちがお兄ちゃんのしやすいようにしてあげないとお兄ちゃんが大変だからね</p><p>そう言いながら、マナはお尻を振る</p><p>後ろからだとお兄ちゃんに、オマンコもお尻の穴も丸見えでしょ恥ずかしいよねその恥ずかしいっていう気持ちを、大切にするんだよ見られるのに慣れちゃったりしたら、セックスが楽しくなくなっちゃうからね</p><p>お兄ちゃん見てぇマナの恥ずかしいところ</p><p>ああ、見るぞ</p><p>オレは両手で、マナの割れ目を開く</p><p>ツーッと、熱い愛液が糸を引いて床に敷いたバスタオルに滴る</p><p>もう、すっかり濡れているな</p><p>お兄ちゃんに、いつでも犯してもらえるようにマナはいつでも準備できているんだよ</p><p>ううん準備できてなくてもマナの中に突っ込んでマナは、エッチな子だからお兄ちゃんに犯されているうちに、濡れ濡れになるからだから、おトイレにオシッコする感覚で、マナのこと犯して出したいときに、いつでもピュッピュと射精してマナの子宮を孕ませて</p><p>そう言いながら、マナの割れ目からトロトロと愛液が零れてくる</p><p>自分の言葉に、興奮しているんだ</p><p>マナはお兄ちゃん専用の精液お便所だからねもっと気軽に使ってマナのオマンコ使って、お兄ちゃん</p><p>ああ、使わせてもらうぞ</p><p>オレは張り詰めた亀頭の先を、マナの膣口をグリグリと押し付ける</p><p>チンコ全体に、湧き続けるマナの愛液を塗りつける</p><p>よし、準備オッケーだ</p><p>入れるぞマナ</p><p>そうじゃなくってお兄ちゃん</p><p>鏡の中で、マナの眼がオレに訴える</p><p>マナが双子に見せたいのは</p><p>ブチ込むぞ、マナ</p><p>はい、ブチ込んで下さいっ</p><p>ぷちゅり</p><p>オレの亀頭が、マナの割れ目に押し入っていく</p><p>あぐっ入って来たぁぁ</p><p>ぐぬぬぬっ</p><p>オレの亀頭がメリ込むと、ポタポタポタッと大粒の愛液が床に滴り落ちた</p><p>もっと奥まで来て来て下さいっ</p><p>ずぼぼぼっ</p><p>亀頭の膨らみが、マナのすぼまりを抜けるとそのまま一気に最奥くで</p><p>あああーっ、お兄ちゃんが来たぁぁっ</p><p>オレの下腹が、マナの弾力のあるお尻にくっつく</p><p>全部、挿入できた</p><p>オレは、そのまま四つん這いのマナの背中に覆い被さると</p><p>後ろから、マナのおっぱいを揉む</p><p>重力によって下向きになっているおつぱいは感触がまた違う</p><p>乳首を指で、クニクニすると</p><p>マナの１４歳の膣が、キュキュッと締まった</p><p>お兄ちゃん、ちょっとそのままでいて動かないで</p><p>え何だ</p><p>エリちゃん、リエちゃん見ててねこれが、バックの時の女の子の方からのご奉仕だから</p><p>マナは、オレが腰を動かさないのに</p><p>自分の方から、両手で床に突っ張って</p><p>腰をオレに、押しつけて来る</p><p>グリグリと腰を廻す</p><p>一生懸命</p><p>すごいホント、ご奉仕してるって感じですわ</p><p>うん、とってもエッチですマナお姉さん</p><p>双子は、感心している</p><p>お兄ちゃん、気持ち良い</p><p>これね、克子お姉ちゃんから教わっていっぱいイメージ・トレーニングしたんだよお兄ちゃんにしてあげようって</p><p>そうだ、エリちゃん、リエちゃんんんっうちはねあうんっオナニー禁止だからね</p><p>腰を蠢かしながらマナは言う</p><p>自分でオナニーするぐらいならお兄ちゃんに土下座して、犯してもらうんだよあたしたちのオマンコは、お兄ちゃんの指とオチンチンしか入れちゃダメなんだから自分で触るなんて、とんでもないことだからね</p><p>あ、そうですね判りましたわ</p><p>うちも、気を付けます</p><p>全身を使ってオレに奉仕するマナの言葉に、双子は呑まれている</p><p>性欲は、なるべく溜めておくのお兄ちゃんが、セックスしたいって言ってくれた時にあたしたちに、エッチな気分が無いのは申し訳ないでしょ勝手に、オナニーして解消しちゃうとか、セックス奴隷には許されないことなんだからね</p><p>２人の返事を聞いて、マナは</p><p>お兄ちゃん、そろそろこの子たちのことも、犯してあげて</p><p>あお、お願いします、お兄さん</p><p>うちらのことも犯して下さい</p><p>双子が、お尻を高くしてオレを待つ</p><p>このままだと、マナの中で高まって一気に射精してしまいそうだったから</p><p>今度は、双子の割れ目の感触を感じてみよう</p><p>よし、抜くぞ</p><p>オレは、じゅぼぼぼっとマナからペニスを抜き出す</p><p>ポタポタポタッとまた愛液が飛び散る</p><p>あん、急にお腹の中からお兄ちゃんがいなくなるとちょっと寂しい</p><p>また後でな</p><p>さて、どっちから入れるか</p><p>昨夜は、リエからだった</p><p>よし、エリお前を犯す</p><p>ビクッと震える、１３歳の肉体</p><p>こいつは昨夜、すっごく痛がったんだよな</p><p>エリ、お前身体を低くして頭を床に付けてお尻を思い切り高くしろ</p><p>オレに言われたとおり四つん這いの全裸のエリは、尻を高くする</p><p>うん、お前のお尻の穴とマンコが、よく見えるよ</p><p>は、恥ずかしいですお兄さん</p><p>昨夜、処女を失ったばかりの割れ目は</p><p>少し腫れていたが、ぴっちりと閉じていた</p><p>今、舐めてやるからな</p><p>舐めて、もっと濡らさないとチンコが突っ込めないんだよ</p><p>オレはそう言って</p><p>エリの股間に、顔を入れる</p><p>ひぃぃっ、そ、そんなところ</p><p>いきなり肛門を舐めてやった</p><p>そんなん舐めんといて</p><p>どこを舐めようとオレの勝手だエリ、お前は全身、オレのものなんだからな</p><p>それは、そうですけれどあああっ</p><p>オレは、エリの割れ目を開きピンク色の内側に、フッと息を吹き込んだ</p><p>ほら、エリちゃんわたしの身体は、お兄ちゃんのモノですから何でも自由に楽しんで下さいってお願いして</p><p>マナがエリに言う</p><p>あああっお兄さん、わたしの身体は全部お兄さんのモノです好きにして楽しんで楽しんで下さい</p><p>自分の言葉に、興奮したのかエリの割れ目が、ジュワッと愛液を増す</p><p>うん、じゃあ舐めるぞ</p><p>オレは、割れ目の中に舌を押し入れた</p><p>はぁぁ、あぅぅっ</p><p>ビクビクビクッと震える裸身</p><p>オレはベロベロと、舌を動かしていく</p><p>いやぁぁ、恥ずかしい恥ずかしいわぁぁ</p><p>ああ、エリの愛液は酸っぱい</p><p>わざと、ジュバジュバと下品な音を鳴らす</p><p>濡れてきたなエリ</p><p>そこは、お兄ちゃんのおかげで濡れてきましたって言うところだよっ</p><p>は、はいわ、わたしお兄さんにペロペロ舐められてああっ、感じちゃってますオマンコが、濡れてます濡れてるのぉっ</p><p>１３歳の少女が叫ぶ</p><p>エリちゃんが濡れるのは、お兄ちゃんだけだよね</p><p>そうそうですわたしが濡れるのはお兄さんだけですわたしエッチエッチ奴隷ですから</p><p>オレはエリのクリトリスを剥き出し</p><p>ちゅぱちゅぱと舌先で転がすように、舐める</p><p>あああっ、何これあああ、気持ち良いっ気持ち良いですっ</p><p>ぷしゅっとまた、愛液が溢れる</p><p>オレは一気に、舌の攻撃を加速させる</p><p>あああっ、ああーっ、あああーっ、お兄さんお兄さぁんわたしわたし</p><p>エリちゃんイッちゃいそうなの</p><p>あああ、よくよく判らないです</p><p>まだ１３歳なら、絶頂の感覚とかちゃんと理解していないんだな</p><p>じゃあ、お兄ちゃんにお願いするんだよお兄ちゃんにイカせて下さいって</p><p>マナの小悪魔のような囁きが、エリの心を掴んでいく</p><p>うううっ、くぅぅ、ああっお兄さん、お兄さんい、イカせてわたしをイカせて下さい</p><p>オレは、一気に舌をスパートさせる</p><p>当時に、エリの尻や太ももを強く揉む</p><p>手を伸ばして乳首も指の腹で、グリグリと刺激する</p><p>あああーっ、あああーっ、わたしへ、変に、変になっちゃううっ</p><p>じっとりとエリの裸身が汗をまとう</p><p>ああん、ああん、お、おかしくおかしくなっちゃいますぅぅ</p><p>おかしくなっても大丈夫だよお兄ちゃんだからお兄ちゃんが気持ち良くしてくれているんだからね</p><p>ああん、お兄さんお兄さぁぁん</p><p>そして、１３歳の少女は</p><p>ッああああああっあーんっ</p><p>オレの舌で絶頂に達した</p><p>ビクビクビクッと身体を震わせる</p><p>ああっ、ああーっ、はぁぁっ</p><p>女のエクスタシーは、男よりもずっと長い</p><p>しかし、男にイジられる快感を覚えたことで</p><p>エリは変わる</p><p>本当の意味で、オレのセックス奴隷となる第一歩を踏み出した</p><p>何か、今年は薬屋に行かないといけないことが多くて</p><p>ドラクエみたいに、薬を買っているような</p><p>いや、ゲームみたいに、１瓶呑んだら気力も体力も、マックスまで蘇るような薬があればいいんですけれど</p><p>気力が日々、削られていくだけの日々ですね</p><p>97６．朝の姉妹たち　／　双子とマナのセックス講座　３</p><p>ひぃやぁぁん、ああん、はぁぁんっ</p><p>エリは、エクスタシーの余韻に身を振るわせている</p><p>四つん這いだったのに、グッタリと身体をバスタオルを敷いた脱衣所の床に倒す</p><p>全身汗まみれで、ハァハァと激しく呼吸を繰り返している</p><p>これじゃあ、今すぐ挿れるのは無理だな</p><p>セックスは、無理っぽい</p><p>それなら、お兄さんうちに下さい</p><p>エリの隣で、イヌのポーズで待っていたリエがオレに可愛いお尻を振る</p><p>うちもう、トロトロになってますから</p><p>リエの割れ目から、太ももに愛液が、ツーッと滴っている</p><p>アソコがキュンキュンしてます</p><p>昨夜の初体験ではリエは、エリほど痛がらなかったと思う</p><p>双子でも、身体の発育状態は異なる</p><p>リエの方が、肉体がセックスを受け入れているのか</p><p>ああ、そうだなリエ</p><p>オレは、リエの割れ目の周りを指で触る</p><p>あんっ、お兄さんの指エッチぃですわぁ</p><p>鏡の中で、リエが顔を赤くしている</p><p>肛門の周りもさわさわと触ってやる</p><p>もうっ、エッチでも、ええですもっとお兄さんの好きに触って下さい</p><p>オレはリエのまだ小さなお尻を揉む</p><p>プニプニとした弾力柔らかい</p><p>１３歳の女の子の水を弾くような柔肌だ</p><p>ああんっエッチですうち痴漢されてるみたいですわ</p><p>痴漢されるのは、嫌かリエ</p><p>お兄さんなら、ええですお兄さんならいつでも、うちのこと痴漢して下さい</p><p>痴漢でも、レイプでもお兄さんがしたいんなら、何でもどうぞ</p><p>その言葉に、オレの勃起がグンッと強ばる</p><p>リエ、ヤラセロお前の中に、ブチ込みたい</p><p>どうぞリエのオマンコ楽しんで下さい</p><p>オレは、亀頭をリエの割れ目に</p><p>ああっ、やっぱ少し怖いですわぁ</p><p>まだ、２回目だからな</p><p>でも、平気ですお兄さんだからうち、何されてもええです</p><p>オレの亀頭の先がリエの亀裂をに、割り込む</p><p>陰唇を割ってクイイッと、胎内へ</p><p>いいですから、気にせんといてリエのこと犯して、犯して下さい</p><p>オレは、ズズッと腰を送り込む</p><p>オレのペニスがリエの胎内の熱と湿りに、包まれていく</p><p>入って行く</p><p>１３歳の膣に</p><p>うわぁ、リエちゃんがセックスしとる</p><p>ようやく落ち着いたエリが双子の姉妹の胎内に突き込まれていく、オレのペニスを凝視する</p><p>じゃぶじゅぶじゅぶっ</p><p>オレは、深く深くペニスを侵攻させる</p><p>まだ狭いリエの膣道をオレのチンコの形に拡げる</p><p>オレだけのオレ専用のマンコにしてやる</p><p>リエの中に根元まで、入った</p><p>すごいわリエちゃん痛くないんか</p><p>四つん這いのリエは、床を押す手にクッと力を込めて</p><p>まだ、ちょっとは痛いけれどでも、うち、今、お兄さんに満たしてもろうとるから</p><p>はぁはぁと、熱い息を吐きながら答える</p><p>今のうちはもう、子供やない大人や大人のオンナになったんやお兄さんに、オンナにしてもろうたんよ</p><p>額に汗の玉を浮かべながら自分の姉妹に、ニコッと微笑む</p><p>そのうち、お母ちゃんにもしてもらうわ</p><p>だから、うちの中にいっぱい出して下さいうちいつでも、お兄さんの赤ちゃん産みますから</p><p>ああ、出してやる産ませるからなリエ</p><p>オレは、リエの腰を掴みドンッと突く</p><p>ああんっな、なぁエリちゃんスゴイやろこのお兄さん本気なんやで</p><p>１３のうちが、赤ちゃん産むって言うても本気で、産ませるって答えるんよほんのちょっとでも引いたりせーへんのよお兄さん本気で、うちのこと可愛がっていく覚悟をしてくれとるんよ</p><p>判っとるわたしも</p><p>もう、このお兄さんを信じてくしかないっちゃうことは判っとるから</p><p>ずっと一緒に可愛がってもらおうな</p><p>当たり前やわたしら生まれてきた時から一緒なんやから</p><p>床を掴むリエの手にエリは自分の手を重ねる</p><p>リエの膣がキューッと締まりオレの勃起を刺激する</p><p>オレは、ゆっくりと腰を前後に送り込む</p><p>力を抜いて怖くないからなセックスしているだけだからな</p><p>はいはいああっあんっ</p><p>リエの小さな身体が揺れる</p><p>可愛いおっぱいも、ぷるぷると</p><p>あっ、あっ、あっ、あっ、あー</p><p>お兄さん、気持ちええですかリエちゃんの中気持ちええですか</p><p>エリが、双子の姉妹の感触をオレに尋ねる</p><p>ああ、気持ち良いよリエの中温かくて、ヌルヌルしてて締まるすっげぇ、いいよ</p><p>ああっ、嬉しい嬉しいですわ</p><p>鏡越しにリエがオレに言う</p><p>でもお兄さんああんっエリちやんにもエリちゃんにも入れてあげて下さい</p><p>よし、エリお前もリエに並んでオレに尻を突き出せ</p><p>さっきと同じようにエリはリエのすぐ脇で、同じ四つん這いのポーズを取る</p><p>エリのマンコも味わってやるからな</p><p>オレは一旦、リエの胎内からペニスを引き抜く</p><p>抜いた瞬間、酸っぱい匂いの愛液がトポトポと周囲に飛び散る</p><p>ほら、エリの番だ</p><p>エリは身体を固くする</p><p>大丈夫だよお兄ちゃんを信じて</p><p>マナが、横からエリを応援している</p><p>入れるぞ</p><p>ひっ、ひぃぃぃいっ</p><p>エリの膣はまだ狭い</p><p>だが昨夜の処女破瓜で道はできている</p><p>ぴったりとオレのチンコを受け入れることができるはずだ</p><p>ほら、逃げるな大丈夫だから</p><p>オレは、ガシッとエリの尻を固定した</p><p>ちょっと力を込めた方がエリみたいな子は安心する</p><p>エリももう、オレの女なんだからな</p><p>お兄さんの女</p><p>オレの女なら身体でオレを悦ばせろ</p><p>は、はいお兄さんわたしの中にブチ込んで</p><p>ぷにゅつ</p><p>狭い割れ目に突入する</p><p>痛っ痛いです</p><p>我慢しろ昨夜の記憶で、そう感じるだけだ</p><p>処女膜は、完全に破れているんだ</p><p>痛みはあっても、処女喪失の時ほどではないはずだ</p><p>エリちゃん、深呼吸してはぁぁ、すぅぅだよほら</p><p>マナが、エリに呼吸を指導する</p><p>ほら、あたしと一緒にはぁぁ、すぅぅ</p><p>はぁぁ、すぅぅ</p><p>マナに合わせて深呼吸するエリリエも一緒にやっている</p><p>オレは亀頭の先をだけを押し入れた状態でしばらく待つ</p><p>はぁぁ、すぅぅはぁぁ、すぅぅはぁぁ、すぅぅ</p><p>エリが新しい空気を深く吸い込み始めた瞬間</p><p>グググググクッとペニスを突き込む</p><p>エリの肉体は侵入者に拒絶できない</p><p>ずにゅるりとオレの亀頭が、エリの膣口を潜り抜ける</p><p>あっ、あっ、あっ</p><p>大きくパクパクと口を開けるエリ</p><p>ほら、これで全部だっ</p><p>ドムッと最後まで押し込む</p><p>オレの下腹を、エリのお尻にグリグリと押し付ける</p><p>ひぃあああああっ</p><p>鏡の中のエリの顔は、異物の侵入に戸惑っていた</p><p>ほら、今度はエリちゃんがお兄さんとセックスしとるわ</p><p>リエがオレとリエの結合を見て、ニコッと微笑む</p><p>可愛いで、エリちゃんお兄さんも可愛い顔してますエリちゃんの中、そんなに気持ち良いですか</p><p>狭すぎる膣オレを締め付けトックントックンと脈打っている</p><p>エリは苦しくないか大丈夫か</p><p>へ、平気です</p><p>エリが、脱衣所の大鏡越しにオレに答える</p><p>わたしは平気ですからお兄さん、動いて</p><p>わたしもお兄さんの女です気持ち良うなって下さい赤ちゃんも産みますううん、お兄ちゃんの赤ちゃん、産ませて下さい</p><p>ちくしょう可愛いぞ</p><p>じゃあ、動くぞ</p><p>オレが腰を使おうとすると</p><p>お兄ちゃん２０回ずつで交代ね</p><p>１人のオマンコの中を２０回突っついたら次の人に交代それで、お兄ちゃんが射精したらオシマイお兄ちゃんに中出しされた子が優勝そうしない</p><p>その方が楽しいよ</p><p>そうかその方が、マナと双子が仲良くなるか</p><p>２０回ずつなら、激しいセックスにならないからエリとリエの身体の負担も軽くなる</p><p>そうだなそうしよう</p><p>オレは、エリの胎内を</p><p>いーち、にー、さぁん、しぃぃ</p><p>突き込む度に、マナとリエが数を数える</p><p>ああっ、ああっ、あふぅ、あうううっ</p><p>奥をエグられる度に、エリは喘ぐ啼く</p><p>じゅうろく、じゅうしち、じゅうはち、じゅうくはい、交代</p><p>次はマナだ</p><p>さあ、来いお兄ちゃん</p><p>いーち、にー、さぁん</p><p>マナの膣はすっかり、セックスに慣れている</p><p>オレのペニスを吸い付くように奥へと引き込む</p><p>すっげぇ、良いマンコになってきた</p><p>オレのチンコだけを受け入れ、オレの精液を何度も呑み込み</p><p>オレのためだけの気持ち良い穴に進化してきている</p><p>じゅうく、にじゅう</p><p>そして、またリエの膣へ</p><p>ああ、まだ開発されていない胎内</p><p>でも、マナだって半年前はこうだったんだ</p><p>双子のマンコだってすぐに良くなる</p><p>ああんっ、ああんっ、ああーん</p><p>２０回突いて今度はエリ</p><p>待ってましたで</p><p>強きにそう言うエリの中に突き込む</p><p>にぃぃぃ、さぁん、しぃ、ごぉぉぉ</p><p>セックスし過ぎたら、カバガバのダメなマンコになるというのは嘘だ</p><p>ちゃんと開発して鍛えたマンコは良くなる</p><p>膣の周りにも筋肉があるんだから</p><p>処女が一番、締まりが良いわけじゃない</p><p>セックスの仕組みを理解して、どうしてたら男をより気持ち良くすることができるかに精通した女のマンコはスゴイものになる</p><p>克子姉や渚はミナホ姉さんの指導によって、そういう女性器を持っている</p><p>高級娼館のトップを張った娼婦の鍛え上げられた女性器だ</p><p>その開発システムがマナたちにも教え込まれている</p><p>こいつらは、オレとしかセックスしないが</p><p>いや、オレとしかしないからこそオレのために、極上のマンコになろうと日々努力してくれている</p><p>それこそ、みんなで競争して</p><p>あああっ、ああーっ、あぐぅぅ</p><p>はいにじゅう交代</p><p>またマナ</p><p>２周目だと、また色んな違いが見えてくるな</p><p>３人の少女はみんな違う</p><p>肌触りも肌の匂いも違う汗の匂いも</p><p>ペニスで感じる、胎内の感触も</p><p>喘ぎ声、啼き声も</p><p>顔や体格がそっくりの双子だってこんなに違う</p><p>ああん、お兄ちゃぁん好きぃぃ</p><p>はい、交代来て、お兄さん</p><p>２０回突いてリエ</p><p>ああっ、好きうちも、セックス好きになってきましたわ</p><p>２０回ずつのピストンだから安心できるのか</p><p>いつ始まって、いつ終わるのか判っているから</p><p>はい、にじゅうっ</p><p>今度はわたしですバッチコーイ</p><p>さっきまで怯えていたエリまで元気になって来た</p><p>え、エリ</p><p>オレは、エリにグイッと突き込むと</p><p>ごめんもう出したい</p><p>今までよりも、早いリズムでガガガッとペニスを送り込む</p><p>ちょっ、あっ、あああ、あああああああっ</p><p>ああ、出るエリ出るっ</p><p>あああっ、ああああーっ</p><p>ええですよエリちゃんの中にたーっぷり出しちゃって下さい</p><p>エリの代わりに、リエが答える</p><p>あ、あああ、あああ、いやぁぁっ</p><p>ああああ、で、出るぞぉっ</p><p>オレはエリの子宮口に、亀頭をグイグイと押し付けると</p><p>ドビュュッと白濁を噴き上げる</p><p>ひぃ、熱ぅぅっ</p><p>身体の奥で精の熱さを感じ取る、エリ</p><p>まただ、出る、出てるぞぁぁ、エリ</p><p>ドビュゥ</p><p>ドピピュゥ</p><p>２撃目、３撃目がオレの亀頭から放出される</p><p>あぁぁん赤ちゃん、できてしまうわぁぁ</p><p>エリが叫ぶ</p><p>いいんだできてもできたら、産むんだからああ、エリ</p><p>オレの射精は続く</p><p>はぁぁ、そ、そうやなできたら産みますわわたしお兄さんの赤ちゃん、産みます</p><p>長い射精が終わるとオレは、エリの中からペニスをずるりと引き抜く</p><p>エリの割れ目から、トロロッとオレの白濁液が零れて来た</p><p>そのまま、オレはコロンと、脱衣所の床に敷いたバスタオルの上に寝転がる</p><p>エリとリエとマナもオレの真似をした</p><p>４人で裸のまま、ゴロリと横たわる</p><p>はぁ、はぁ、はぁ気持ち良かったよみんなマナも、リエも、エリもありがとうすっげぇ、興奮した良いセックスだった</p><p>オレは、マナと双子に感謝する</p><p>あたしたちだって楽しかったよねぇ</p><p>マナが、双子に尋ねる</p><p>はいうちも、みんなでエッチできて楽しかったですわ</p><p>こういう方が、わたしも好きですわ</p><p>オレとの１対１のセックスより、何人かで和気藹々の方がいいのか</p><p>１３歳の子なら、そう思うのかもしれない</p><p>あ、でも中出ししてもらえたのは、エリちゃんだから今のはエリちゃんが優勝ね</p><p>そんなわたしは</p><p>エリちゃん、お腹の中温かいか</p><p>リエが、双子の下腹を触る</p><p>うん、温かいのもろうたわドクドク出とるのが判った</p><p>エリも自分の下腹のリエの手を見つめる</p><p>ええなあうちも欲しかったわお兄さんの赤ちゃんの素</p><p>中出しされるとホンマに、お兄さんの女になってしもうたんやなぁって、心の底から感じるもんなぁ</p><p>ああ、ソレ判るわわたし、今、そうやから全身、お兄さんのモノやわホントにお兄さんだけのエッチ奴隷やわ</p><p>エリが、感慨深そうにそう答えた</p><p>やっぱりお兄さんとセックスするんも、お兄さんの赤ちゃんを産むのも、当たり前のコトやって思えるようになるもんなぁ</p><p>そうそうそうそう別に変なことじゃないからあたしたち、全員、そうなんだから</p><p>マナがうなずく</p><p>そして、ムックリと起き上がって</p><p>ところで、エリちゃん優勝の賞品は何がいい無茶なことじゃなかったら、お兄ちゃん何でも叶えてくれるよだって、あたしたちのお兄ちゃんは優しい人なんだから</p><p>チュッと、マナはオレの頬にキスをする</p><p>そうだな、少しぐらいなら</p><p>エリもリエも、すごく従順になってきてくれているから</p><p>わたしそうやなぁ</p><p>エリは天井を見上げている</p><p>わたしやっぱり、さっきのお姉さん、許せないですわ</p><p>向こうの部屋に居る金持ちのお嬢さん</p><p>鳥居さんのことか</p><p>あの人をギャフンと言わせてやりたいですわ</p><p>エリは、オレを見てククッと笑う</p><p>そんなの簡単だよねっ、お兄ちゃん</p><p>あのお姉さん処女でしょまだ、未経験でしょ</p><p>だからさ、今はもうセックス経験者のあたしたちの方が、立場が上なんだよ</p><p>エリも、ニヤッと笑った</p><p>ええ、どうするん</p><p>リエには、判らないらしい</p><p>あのお姉さんにはね昨夜から、たっぷりセックスが気持ち良さそうだっていう情報だけ与えてあるからねそろそろ、欲求不満になっている頃なんだよね</p><p>鳥居さんにはオレと色んな女とのセックスを見せている</p><p>ハイジの処女喪失の様子も</p><p>じゃあ、みんなで抑え付けてお兄さんがレイプしちゃいますか</p><p>エリが物騒なことを言う</p><p>ああ、こいつは親がはみ出し者ヤクザだから、思考が過激で極端なんだな</p><p>それはダメこっちから襲い掛かるよりあのお姉さんの方から、お願いですセックスして下さいって、お兄ちゃんに全裸土下座するようにしないとさ</p><p>実は、他のお姉ちゃんたちが昨日から、ずっと追い込んでいるんだよあのお姉さんをマナたちが、勝手にレイプしとかしちゃったらすっごい怒られるよ</p><p>えー、お姉さんたちってそんな怖い人なんです</p><p>エリとリエが、尋ねる</p><p>普段は、すっごく優しいよ妹のこと、大切にしてくれるしでもお姉ちゃんたちの計画を邪魔とかしたらメッチャクチャ怖いよそれぞれ、怖さの種類と方向性が違うんだけれど</p><p>あたしたちがするべきことはあのお姉ちゃんが、まだ処女だっていうことを悔しがらせることだよそれこそ、悔しくて泣くぐらいまで追い込まなきゃ</p><p>マナはそう言うとオレを見て</p><p>ところでお兄ちゃん</p><p>あの人鳥居まり子さんは、最終的にはどうするの</p><p>どうする</p><p>いいんだよねマナたちと同じセックス奴隷で</p><p>セックス奴隷になるように、追い込むからね</p><p>マナは、オレの返事を待たずに</p><p>オレのペニスのお掃除フェラを始めた</p><p>あ、うちもします</p><p>わたしも</p><p>双子もペロペロと、オレのペニスに舌を這わす</p><p>うふふ、さすがお兄ちゃんまだ元気っ</p><p>ちゅぱちゅぱと、マナはオレの亀頭を舐めしゃぶる</p><p>というわけで、鳥居まり子さん包囲網ができていきます</p><p>それをやって香月家に帰還ですね</p><p>そして、今度は鞍馬姉妹＆安城姉妹＆水島可憐さんのストーリーに入ります</p><p>はぁぁ、いつの間にか８月ですか</p><p>月日が過ぎ去るのは、早過ぎる</p><p>977．朝の姉妹たち　／　名家</p><p>ただいまぁ</p><p>マナを先頭に元の仮眠室へ戻る</p><p>オレもマナも双子も、バスローブ姿で下着は付けていない</p><p>マナに着るなと命じられた</p><p>ちょっと全然、納得できないわよっどうしてそうなるのよ</p><p>仮眠室の中では鳥居さんが、寧に食って掛かっていた</p><p>美智と月子は、黙って2人の様子を見ている</p><p>それがさっ、この子がさっ</p><p>寧が、ニィと微笑む</p><p>鳥居さんを話相手にして、楽しんでいるらしい</p><p>何で、他の子は娼婦になって双子ちゃんだけが、ヨッちゃんの奴隷なんだって文句言っているんだよ</p><p>だってそんな、大して変わらないじゃないかオレのセックス奴隷も、うちの娼館で娼婦になるのも</p><p>セックス奉仕をするという意味では</p><p>何言っているのすっごい違いよっ</p><p>鳥居さんは、矛先をオレに変える</p><p>昨夜から、ずっと見せていただきましたけれどねセックス奴隷とか言ったってまあ、そういうことはしているけれど黒森様の場合、全然、奴隷の子を虐待するとかしていないじゃないですか</p><p>いやだってオレのセックス奴隷だよ大切にするよ当たり前じゃないか</p><p>何で奴隷にしたら、虐待するんだ</p><p>訳が判らない</p><p>そういう話は、していないわよ</p><p>いや、そういう話をしているだろ鳥居さんは</p><p>わたくしが言いたいのは黒森様のセックス奴隷になるということは、事実上、香月家のお力で守られ、衣食住を保証されるということですわよね</p><p>衣食住だけじゃないよ勉強したいことがあったら、何でも勉強させて貰えるし望めば、高等教育も有りだよね、ヨッちゃんそこの双子ちやんたちが大学へ進学したいって言い出したら、授業料払ってあげるよね</p><p>いや、わたしら別に大学とか</p><p>うち、高校だって、行かしてもらえないと思ってましたし</p><p>ていうか、中学だって、まともに通えてないもんな</p><p>そうやなお父ちゃんにロリコン動画の撮影とかで、平日から学校休まされたりしとったし</p><p>今だって、お父ちゃんの東京へ行くでついて来んかいの一言でずーっと、学校休んどるしな</p><p>今までのことは、もういいんだよお前らは、オレたちの家族になったんだからやりたいこととか、なりたい仕事のための勉強とかそういうのがあったら、何でも言えよ</p><p>オレは、２人にそう言った</p><p>この双子は、もう少し現実的な夢を持った方がいい</p><p>ヤクザの親たちに支配されている間には、想像することさえできなかった夢を</p><p>そんなん言われてもなあわたしら、頭良くないしなぁどないしよう、リエちゃん</p><p>エリは、そう言うが</p><p>うち、専門学校へ行きたいわ</p><p>リエは、そんなことを言い出す</p><p>いいぞ何の専門学校だ</p><p>それは、まだ考えてないですわあんなうちの近所に住んどったお姉ちゃんが、高校を出て専門学校へ行ったんです</p><p>ああ、裏の姉ちゃんのことやな</p><p>エリが、うなずく</p><p>その姉ちゃん子供の頃から、うちらと同じくらいアホだったんですわ隣町の市民プールに自転車で出掛けて、帰りはバスに乗って帰って来て１０日後にうちの自転車が無い盗まれたぁって、警察に言いに行くぐらいのアホでした</p><p>そうそうイタイ姉ちゃんやったわ</p><p>あの姉ちゃんでも入れるんやからうちらでも専門学校くらいは行けると思うんですわ</p><p>ねそのお姉さんは何の専門学校へ行ったのか判らないの</p><p>何やったっけ</p><p>確かアニメとかの</p><p>声優さんになる専門学校やなかったっけ</p><p>あ、そうやそうや</p><p>学校説明会の授業体験で、立派なアフレコ・スタジオで声優の真似事をさせてもらえたからその学校へ入ったら、そのスタジオを使って勉強させてもらえるもんだと思っていたら</p><p>その立派なスタジオは次の年に入学する生徒を勧誘するためだけに作ったもんで入学したら、在校生は立ち入り禁止だったってゆうとったな</p><p>でその学校を卒業しても、声優にホントになった人は１万人に１人ぐらいなんやそうや</p><p>関西でも地方都市の専門学校やからな地元に、アニメの声優の仕事なんか一つも無いもんな</p><p>その代わり、学校の講師をやっている先生の誰も知らない、訳の判んないミュージカル劇団には、顔パスで入れるそうなんですわ</p><p>そんなんでも、なぜか就職したことにされてしもうて専門学校のパンフレットでは就職率１００パーセントって書いてあるらしいで</p><p>リエはそんな専門学校へ行きたいのか</p><p>まっさかぁそんなわけないやんかうち、声優とか興味無いし</p><p>なら何で</p><p>でも、うちらはそんなレベルのトコやないと無理だと思うから</p><p>この双子はとにかく、生きてきた環境が悪すぎるんだよな</p><p>そんなことねぇよ昨夜から、お前らと話してるけれどエリもリエも、結構、頭が良いと思うちゃんと勉強したら、何にでもなれるよ</p><p>うんあたしもそう思う悲観することないよ２人とも、もううちの子なんだからさ、今までのことは忘れちゃっていいんだからね</p><p>マナが双子に、そう言った</p><p>だーかーら、そういうトコロが違うって言うのよ</p><p>え鳥居さん</p><p>この子たちは奴隷なのに進学とかまで許されるんでしょなのに、娼婦になる方の人たちは</p><p>いや、同じだようちの場合は</p><p>娼婦になった子だって仕事しながら、勉強するのはアリだから契約が５年間でしょその間に資格取ったりしてみんな、次の人生の準備をしているし</p><p>その費用は勉強のための時間は、個人持ちでしょ</p><p>まあ、そうなるのかな詳しくは知らないけれど</p><p>寧も自分が娼婦だったわけではないから</p><p>でも、奴隷の方は無償でしょその人が黒森様が、全部支払うのよね</p><p>まあ、無償っていうかだって、家族だぜ家族のためにお金を出すのは、当たり前じゃないか</p><p>何が言いたいんだこの人は</p><p>とにかく娼婦と奴隷では、待遇が違うのよ立場が違うのよ</p><p>大きな声で、そう力説する</p><p>オレの問いに、鳥居さんは</p><p>鞍馬さんのご姉妹、何とかならないの</p><p>お姉様の美里様も娼婦じゃなくって、あなたの奴隷の方にならないのそれで、あなたが美里様に一切触れなければ、もっと良いんだけれど</p><p>あなたの奴隷は香月家の庇護下になるわけだし、鞍馬様たちがあなたの奴隷だっていうことも、世間の皆様には知られずに済むわけでしょ</p><p>それなら鞍馬の家に傷は付かないわ美里様たちの名誉にも</p><p>鳥居さんは、昨夜からオレとオレのセックス奴隷との関係を見て</p><p>名家である鞍馬家のお嬢様姉妹のことを考えていたらしい</p><p>悪いけれどそれはできないな</p><p>何でよっあなたが責任を持って引き取るって言えば鞍馬様のことは何とかなるばすだわ</p><p>いや娼館のビジネスに関しては、オレに決定権は無いんだ</p><p>それに、今は姉の美里さんは娼婦にして、妹のありすさんはオレのセックス奴隷にしろって言われているけれど</p><p>実際は、どうなるのかまだ判らないし</p><p>何でよ何で、判らないのよ</p><p>だってまだ、ちゃんと鞍馬さんたちの姉妹に会ってないし会ってみて、どんな子たちなのか理解しないとさ</p><p>何を理解するっていうのまさか、裸にして眺めたりとかするつもり</p><p>違う違う一番、知りたいのは性格的なこと可愛い子たちだっていうのは、昨日見たからよく判っているけれど、どんな子なのかまだ判らないし</p><p>それで、話してみて妹さんの方だけど良い子だったら、奴隷として受け入れるけど、無理そうだったら</p><p>ちょっと、あなた鞍馬様のお嬢様よありす様を見捨てることもあるって言うの</p><p>そんなのしょうがないだろ</p><p>何がしょうがないのよ名家のお嬢様なのだから例え、性格的に合わないところがあろうとも、あなたの方が受け入れて差し上げるべきよ</p><p>鳥居さんの名家コンプレックスが炸裂する</p><p>そういうことじゃないんだよ</p><p>判んねーのかな</p><p>オレと合うとか合わないとかっていうレベルの話じゃねぇんだよオレにはさもう何人も奴隷がいるんだからさ家族も今すでにいる子たちと、合わないようなら鞍馬家のお嬢様でも、お断りするしかないってことだよ</p><p>どうして、こんな簡単なことが想像できないんだろう</p><p>あなた、本気で言っているの</p><p>名家のお嬢様なんですから優遇して差し上げるのは、当然でしょ</p><p>えっとオレの家族には、みすずや瑠璃子も居るんだけど</p><p>すでに名家のお嬢様がいる</p><p>それも、名家中の名家、香月家のご令嬢たちだ</p><p>みすずたちだって、自分を優遇しろなんて言わないんだぜ</p><p>でも、みすず様たちは名家を守るお立場にいらっしゃるんですから鞍馬家のご姉妹をお助けしなくちゃいけないということは、判っていらっしゃるはずですわ</p><p>ああここに、みすずか瑠璃子が居れば</p><p>一言で否定してくれるんだろうけれど</p><p>今、ここに居るのは</p><p>鳥居さんは、美智をただの警護役使用人としか思っていない</p><p>オレや寧たちは香月家の傘下にある組織の人間</p><p>双子はヤクザの娘としか思っていない</p><p>つまり、名家の血を引いている準・名家の人間である自分が</p><p>この場では、一番偉いと思っている</p><p>むしろ、あなたからみすず様にお願いするべきよそれで、鞍馬様のご姉妹を２人ともあなたが保護すれば、問題は何もなくなるじゃないの</p><p>オレは、ちょっと頭に来た</p><p>オレたちの周囲で今、起きていることは鳥居さんが考えているほど、単純では無い</p><p>ジッちゃんは、他の名家の人たちの甘えた意識を引き締めるために</p><p>名家・鞍馬家の娘の美里さんを、敢えて、娼婦に墜とす決意をしたんだ</p><p>しかも、娼婦にするったって、ミナホ姉さんの娼館はこれからは、名家の人間しか顧客にしないんだから</p><p>鞍馬家に対する、厳しい罰は名家の人間たちにしか、広まらない</p><p>名家・鞍馬家の公的な名誉は、守られるように色々と考えているんだ</p><p>そういうことを</p><p>鳥居さんは、想像しない</p><p>単に、生理的な問題として</p><p>鞍馬家のお嬢様たちが、辛い体験をするのが気に入らないだけなんだ</p><p>そもそもさオレの奴隷にするかどうかはさ、もっと大事な問題があるんだよ</p><p>まず、何よりオレが、その子を好きになれるかちゃんと、一生、面倒見てやるって決心できるかどうかが大切なんだ</p><p>な、何を言ってるの</p><p>自分の奴隷として受け入れるってのはさその子のために、命を張れるかってことなんだぜさっき、この双子の進学の話が出たけれどさこいつらが、進学したいんならオレは、何をやってでもそのための資金を作る悪いけれど、香月家は金持ちでもオレは、そうじゃねぇだから何か必死で考えて、もちろんジッちゃんや色んな人に協力してもらうことになると思うけれどそれでも、オレ自身の責任で金を借りて自分の力で働いて、返済していくんだよ</p><p>オレはお前たちが、本気で望むのなら、何でも叶えてやるだが、それにはオレが命と身体を張らなきゃいけないんだだからさ自分の将来のことを、適当に考えるな今はまだ、よく判らないだろうけれど本気で考えてくれそうじゃないと、オレも本気で頑張れないから</p><p>お兄さんそこまで、うちらに</p><p>双子が、オレを見る</p><p>お前たちを家族にしたんだオレはいつだって本気なんだぜ</p><p>オレは、真っ直ぐに２人の眼を見る</p><p>お兄さん、狡いわ</p><p>うん、お兄さんが一番、ヤクザやわ</p><p>そうそう、こんなんヤクザの口説き文句や</p><p>うち、ドキドキしてしもうた</p><p>わたしなんてジュンて濡れてしもうたわ</p><p>とにかくオレは、そうなんだ本気で腹が括れる子じゃなかったら家族にしないセックス奴隷だって、受け入れないから</p><p>そうだよお兄ちゃんをお兄ちゃんのセックス奴隷を舐めるなっ</p><p>マナが、鳥居さんに叫ぶ</p><p>あたしたちだって腹を括ってセックス奴隷になったんだ馬鹿にしないでっ</p><p>うん、うちらも</p><p>ああ、リエちゃん、こうなったらわたしらも腹を括ろうな</p><p>そうやうちらかてお兄さんのエッチ奴隷や</p><p>奴隷にしてもろうとことに、誇りを感じてるわっ</p><p>胸を張れますわ大好きなお兄さんのエッチ奴隷やものっ</p><p>マナと双子が共闘して鳥居さんを睨み付ける</p><p>何か、この奴隷トリオはどんどん結束していくな</p><p>うん、よくぞ言いましたそれでこそ、ご主人様の奴隷わたくしの妹ですっ</p><p>あああ、美智までヒート・アップしてきたぁ</p><p>な、何よ何で、わたくしが悪いみたいな感じになっているのよ</p><p>鳥居さんは、場の空気が読めないことに定評がある</p><p>ねまり子ちゃんさ</p><p>寧が、笑顔で声を掛ける</p><p>名家って何名家っていうのは何で名家として認められているわけ</p><p>そんなこと</p><p>いやあたし、真面目に聞いているの今の日本でさ並以上に、お金持ちなら名家になれるの</p><p>寧はわざと、タヴーを踏む</p><p>違うわどれだけ資産を持っていてもそれだけでは、名家として認められないわ</p><p>鳥居家は資産家だトリイ電子は、日本を代表する一流企業なんだから</p><p>だが名家ではない</p><p>名家と認められるにはそれ相応の家柄が必要なのよ</p><p>ふうんじゃあ、家柄って何</p><p>寧はさらに追い詰める</p><p>それは、長い伝統のある</p><p>なぁに、伝統って家が古いってこと古い血筋ならそれでいいのていうかさ古い血筋って何</p><p>今、生きている人はみんな血筋を持っているんだよ全員、ご先祖様がいる先祖がいなくて、突然、地上に生を受けた人なんていないんだからどの家も、本当は古いんだよ全人類元を辿れば、アフリカに居た原人さんに繋がっているんだし</p><p>名家がスゴイという理由は何なんだ</p><p>どの家も先祖代々の血縁はあるんだろうけれどでも、代々、家を継ぐ本家は本家の血筋は、１つじゃないの</p><p>そうかな例えば戦国時代とかで、次男とか三男とかが手柄を立てて、殿様になったりもしているじゃないもちろん、元々の本家があってそっちは長男が、ちゃんと継いだりしててなのに、いつの間にか本家の方が途絶えちゃって、次男とかの分家の方が続いているなんてこともあるでしょ</p><p>ていうかさ家を継ぐっていう考え自体が、封建的でしょ先祖代々、引き継いでいる土地田畑とか屋敷ねあと、お墓かそういうモノがあったからこそ、本家だ分家だっていう思想が生まれたわけだからさっ</p><p>そうだよね受け継ぐだけの財産が無かったらそういうのって、続いていないよね</p><p>近代までは、あくまでも土地領土が基本なんだよだから、戦争も土地の奪い合いだし支配者階級になるっていうことは、広大な領土を得るってことだったから</p><p>寧も、そんな話をする</p><p>それが近代以降は産業を興して、成功した人が名士になれたもう武士とか軍人とかじゃダメなんだよ戦場で手柄を立てて有名になっても、領地とかは貰えないんだから資産がなければ名家には成り上がれない今は何代も続いてるような政治家の家とかだって、みんな明治・大正・昭和で大きな資産家たちと血縁関係を結んでいるんだからさ</p><p>まず近代以前から資産と地位を持っていてそのまま明治維新以降も、家を潰さずに、財産もキープできてて、どうにか現代まで続いている家が、今の名家ってことになるよね</p><p>寧は鳥居さんを見る</p><p>何かさ、アンティークみたいなものなんだよねほら、日本じゃあ定義がいい加減だけれど西洋では、１００年経っているものしかアンティークとして認められないでしょだからさ、鳥居さんの家だって、今のままの勢いを１００年維持できたら名家として認められると思うよ</p><p>何よ、あなたはわたくしの家を侮辱するつもりですのっ</p><p>鳥居さんは、怒りの眼で寧を見る</p><p>違うよ何もかも全部、馬鹿馬鹿しいってこと名家の価値なんてホントは、鳥居さんのお祖父さんの方がスゴイんだよ一代で自分の興した会社を、世界的な電子企業に成長させたんだから</p><p>名家の方はそりゃ、今のご当主が自分で頑張っているところもあるんだろうけれどただ先祖からの受け継いだだけっていう人も多いわけでしょ</p><p>寧はジリジリと</p><p>鳥居さんのコンプレックスを解いていく</p><p>父あ、お茶を入れよう</p><p>私ちょっと、何やってるのっああああーっ</p><p>父は急須に水を入れ直接、ガスコンロの火に当てていました</p><p>ひぃぃぃぃ</p><p>いよいよ、ボケがヤバイ</p><p>この間、母が父の机を片付けたら父のヘソクリのキャッシュカードが出て来たのですが</p><p>母これ何いつ作ったの</p><p>父判らん</p><p>母これ通帳とハンコは</p><p>母カードの暗証番号は覚えている</p><p>父全然判らん</p><p>仕方ないので、母が父と銀行へ行きました</p><p>一応、身分証明になるものも持って行ったのですが</p><p>うちは店をやっているので、銀行の担当者が母のことを知っていたので</p><p>結果、ヘソクリ口座には65万円入ってたそうです</p><p>銀行の人あの２ヶ月ほど前に、CD機で下ろされた形跡がありますが</p><p>母あなた、お金、引き出したの２ヶ月前に</p><p>父判らん、覚えていない</p><p>母下ろしたお金、どうしたの</p><p>父それも覚えていない</p><p>うーん、２ヶ月前まではヘソクリ口座の存在も、暗証番号も覚えていたみたいです</p><p>銀行の人それとなんですが</p><p>母何でしょう</p><p>銀行の人ご主人様の名義で、あと３つ口座がありますが</p><p>母はい</p><p>その３つの口座はなぜか、どれも５００円しか入っていなかったそうです</p><p>謎ばかりだ</p><p>978．朝の姉妹たち　／　ハイ・コンビネーション</p><p>でも、名家は名家は、大切なものですわ伝統文化の多くは、名家があったからこそ現在まで存続しているのですから</p><p>国家に任せていたら、滅んでしまったモノがたくさんあります名家が、この国の文化を庇護してきたのよ</p><p>それはジッちゃんを見ていれば、判る</p><p>長い歴史を持つ名家の人間だからこそ損得勘定抜きで、そういうこともできるんだろう</p><p>あれれー、まり子ちゃんてさっさっき、あたしが言ってたこと、判ってる</p><p>意地悪な笑顔で、寧が笑う</p><p>確かにさあ、そういう側面もあるんだろうけれどでも、それって全ての名家の人がそうしているっていうコトじゃないでしょ色んな時代の、色んな名家の当主に時々そういうことが熱心だった人が居ただけって話だしさ今だって、香月のおジィちゃんが、たまたまそういうことに関心が強いってだけのことでしょ</p><p>そうだ名家に生まれた人間が全員、いつの時代でも常に文化保護に興味があったはずがない</p><p>ほら、ヨーロッパとかの貴族精神とかと一緒だよ確かに貴族とは、こうでないといけないみたいな思想はあるだけど本当に、今でも西欧の貴族の血を引いている人が、全員貴族精神を守っているわけじゃないでしょ</p><p>ヤッちゃん、今でも貴族っているの</p><p>いるよー、国によってはねほとんどの国はイギリスなんかだと、産業革命で古くからの貴族だけでなく、新興ブルジョア階級が台頭して来てまあ、それで時代に付いていけなくて没落した貴族もいるし、逆に自分たちも新しいビジネスに参画してさらにお金持ちになったり成金の家も、代を重ねて立派な名家になったり貴族と血縁関係になったりもするからねだから、そういう人たちの層が今では貴族階級でなく、上流階級っていうのになっているよ</p><p>ブッチャケイギリスでは上流階級、下層階級の区別がまだまだ強いから上流階級の人と下層階級の人が、裁判で争ったらまず下層階級が負けるって聞いたよ雇っている弁護士さんとかのレベルからして違うから</p><p>子供の頃から通う学校も違うものだから、やるスポーツとかも違う上流階級の子は、サッカーとかあんまり興味が無いって言うし</p><p>え、じゃあ何をやるの</p><p>イギリス人て全員、サッカー好きだと思ってた</p><p>ポロとか、クリケットなんじゃないの</p><p>そんなスポーツ店オレは知らない</p><p>日本では、全然流行ってないからね</p><p>これが、フランスの場合だと１８世紀のフランス革命で、大量に貴族が処刑されたり、国外へ逃げたりしてそれが、王政復古で国に帰って来たりでも、元の領地とか権力とかを取り戻せなかった人は、名前だけの貴族だしその後も、第２帝政とか、第３共和制とか、戦後の社会党政権とかコロッコロと体制が変わったからでも、今だに貴族を名乗っている人たちはいるよそんでやっぱり、上流階級はある</p><p>イタリアは貴族が現役だよね例えばさ、ヨッちゃんがイタリアで何か、大きなビジネスを始めようとしたらそこの地元の名士の貴族様に話を通さないと何もできないそれと裏社会の人とも</p><p>マフィアですね</p><p>そう表は貴族、裏はマフィアと話を付けるというかお金をちゃんと払わないと、どんなビジネスも始められないそういうことになっているからもちろん、土地の貴族を中心に</p><p>よく日本はコネ社会で、ヨーロッパは実力主義だって言うけれどそんなの嘘だから実際は、ヨーロッパの方が遥かにコネ社会なんだよ上流階級の知り合いに引き上げてもらわなかったら、どんな仕事もできないんだもん逆を言えば上流階級のコネがあれば、何でもできちゃうってことでさ</p><p>日本はそうでもないから生まれが良くなくても、実力で這い上がることができるでしょていうか名家の存在を、徹底的に隠してきたのが戦後の日本だからさ</p><p>戦前は日本にも、はっきりとした上流階級があったんだよ江戸時代からの大名の家と明治維新に功績のあった人たちは華族という名前で爵位をもらってたわけだしさ明治に鎖国を解いて、海外と大々的に貿易を始めたことでメッチャクチャ儲かったんだから今でも日本全国に残っているお大尽の豪勢な邸宅は、ほとんどが明治以降に貿易で稼いだ人の家だから</p><p>で戦後は一応、アメリカ式の平等な民主主義国家になったっていうコトになっているからさ日本の上流階級は、隠れたんだよ目立つことを嫌ったんだ</p><p>実際戦争に負けたことで、アメリカによる財閥解体とかもあったから、上流階級の勢力も弱まってたし、価値観の変化と次々と新しい産業が始まって新しい若い世代の実業家も生まれて、国そのものが変化し続けたっていうこともあったからまるで、日本にはもう昔ながらの上流階級は残っていないような風になったんだよ大きな会社でも、ほとんどの場合はちゃんと入社試験を受けて、新入社員から叩き上げで出世した人が社長になっていることが多いでしょ元は、名家でも何でもない普通の家に生まれた人が創業者一族が社長を継ぐケースも、無くは無いけれど</p><p>ああ自分の息子たちは、自分の会社に入れなかったという創業者社長の話を聞いたことがある</p><p>確か、自動車の会社だと思うけれど</p><p>でも、隠れているだけで名家は、残っているよねちゃんと</p><p>オレは昨日現在の名家のお嬢様たちを何人も見た</p><p>結局さ昔も今も、有力者同士は子供を結婚させて、血縁関係を作るから古くからの華族と明治になってから、お金持ちになった家が、縁戚になっていってるわけ実際に今の日本の政財界の人たちの家系図を見ると面白いよ古くからの名門の家と明治以降の大政治家、事業を立ち上げて大成功した実業家の血が、複雑に入り組んでいるから実は遠縁の親戚同士っていう人も多いんだ</p><p>それが今の名家</p><p>そうそれぞれの名家が独立していてそれぞれ、古い血や伝統を守っているわけじゃないんだよ今の日本の名家はみんな、遠い縁戚・巨大な血縁関係なんだよ</p><p>どこかの代で何となく、血が繋がっている</p><p>だからか鳥居さんのお母さんが、名家の狩野家の娘だっていうのも</p><p>オレは、鳥居さんを見る</p><p>そう狩野家からお嫁さんを貰ったからまり子さんの代から、鳥居家も名家の仲間にしてもらえるわけまだちょっと、弱いけれどねもう２、３人他の名家とも血縁関係を作って強化しないと、名家としては確立できないけれど</p><p>でも、鳥居まり子さん本人は確実に、名家・狩野家の血を受けている</p><p>だから準・名家として認められている</p><p>なるほど全部が、でっかい血縁で、それを束ねているのが</p><p>名家の中でも、さらに古い歴史と格式のある歌晏、香月、狩野の３家だってことだよ</p><p>そうですわ名家は１つです</p><p>だから、わたくしは名家の人間である鞍馬美里様が、娼婦に墜とされるのが許せないのです</p><p>それだけじゃないんだろ</p><p>オレは、そんな鳥居さんにニッと微笑む</p><p>鳥居さんはオレという人間の存在そのものが、気にくわないんだよね</p><p>うん見えてきた</p><p>名家とは、縁もゆかりもないオレがみすずのパートナーになって、ジッちゃんに承認されて瑠璃子ともセックスしていることが</p><p>この人は名家コンプレックスだ</p><p>自分が、準・名家という中途半端な地位にしかいられないというのに</p><p>オレみたいな馬の骨が、みすずや瑠璃子に子を生ませようとしていることは許せないんだ</p><p>当たり前よあなたなんて何でも無い存在じゃないっ</p><p>鳥居さんは、オレに喚く</p><p>何であなたみたいな訳の判らない人が香月様の家に入り込んでいるのよ</p><p>歌晏桃子姉ちゃんもその理由を知りたがっている</p><p>だから、自分の眼と耳の代わりに鳥居まり子さんを残したんだ</p><p>あなたみたいな馬の骨が入り込むことは許してらっしゃるのに鞍馬家は許して差し上げないなんて、香月様のお考えが判らないわ横暴よメチャクチャだわ</p><p>ここにはみすずも、瑠璃子も居ない</p><p>オレ、寧、月子、美智、マナ、リエ、エリ</p><p>全て、鳥居さんにとっては自分よりも格下の人間だ</p><p>だから、みすずたちの前では隠していた本音をベラベラと喋る</p><p>そんなの、判らなくて当たり前だよ</p><p>だって、鳥居さんはジッちゃんじゃないんだからジッちゃんが、鳥居さんに判るように説明しなくちゃいけない義務もないんだから</p><p>だって、鳥居さんは名家の正式メンバーじゃないんだろ</p><p>オレは、わざと彼女のコンプレックスを刺激する</p><p>ジッちゃんは、鞍馬家に対する処置を歌晏家と狩野家とも、協議して決めてたオレは、ジッちゃんが歌晏家の今の当主の人と電話で話しているのを見ている</p><p>歌晏桃子姉ちゃんのレベルの話ではない</p><p>３大名家の当主たちが協議して、決めたことだ</p><p>て、ことはオレとみすずのことも、ジッちゃんは他の当主たちの了承を得ているってことだよそうじゃなかったら、香月家の本家の邸宅を使って他の名家のお嬢様たちに、オレのお披露目をしたりはいない</p><p>昨日のパーティで</p><p>オレは、ジッちゃんと一緒にお嬢様たちの前に出た</p><p>つまり、オレのことはジッちゃん自身が承認しているということを公に示した</p><p>そういうことを行うのも歌晏家と狩野家には、事前に話してあるはずだ</p><p>だから家格は高くても、今は零落している狩野家はともかく</p><p>香月家並みに家勢のある歌晏家の桃子姉ちゃんまでが、昨日のパーティに来てくれたんだ</p><p>それはそのまま歌晏家も、オレのことを承認しているというメッセージになる</p><p>パーティでオレとみすずと同席してくれたのも、桃子姉ちゃんの独断でなく祖父である歌晏家の当主に、命じられて来たんだろう</p><p>でも、何で何で、あなたみたいな人が</p><p>鳥居さんが、そう言うからオレは</p><p>そんなのは、鳥居さんが自分でオレを観察して答えを出せよオレとか、ジッちゃんとか、みすずたちが一々、答えてやるようなことじゃない</p><p>強く、突っぱねる</p><p>桃子姉ちゃんには、何でも好きに報告してくれていいからさ悪口でも構わない鳥居さんが、感じ通りに伝えてくれ</p><p>そうさせてもらうわ</p><p>ツンとする鳥居さん</p><p>あなたのことようく観察させてもらうわ今は全然、判らないものあなたみたいな人</p><p>何や観察ってはたから、見るだけなんか</p><p>エリが、クスクスと笑う</p><p>鳥居さんは、カチンと来たらしい</p><p>だってな見てるだけじゃ、このお兄さんのことは判らんわ特に、お姉さんみたいな頭がカチコチの人にはななあ、リエちゃん</p><p>そうやな、エリちゃんでも、このお姉さん結構、ヒキョーモンやと思うから、多分、自分はケガせーへんところにいてジロジロ見てるだけやと思うわ</p><p>リエも、鳥居さんを挑発する</p><p>だ、誰が卑怯者よっ</p><p>１３歳の双子に、嚙み付く鳥居さん</p><p>そんなら見るだけ以上のことも、試してみますかぁ</p><p>そしなよ、エリちゃんこのお姉さんには、そんな勇気はないと思うわ</p><p>クスクスと笑う、２人</p><p>み、見るだけ以上のことって何よ</p><p>鳥居さんは挑発にまんまと乗せられる</p><p>そんなん、決まってますわエッチですわ</p><p>ケロッとした顔でエリが言う</p><p>はいセックスです</p><p>リエも、当たり前のようにそう言った</p><p>このお兄さんのこと理解しようとしたらそりゃ、エッチせーへんと</p><p>そうですわセックスしないと、お兄さんのことは判りません</p><p>わたしらもそうやもんな</p><p>うんセックスする前は、疑心暗鬼やったけど</p><p>エッチしてしもうたらすっごい、よー判ったよな</p><p>今では、お兄さんのこと全面的に信頼してます</p><p>というか、エッチする度にどんどん好きになるわな</p><p>お兄さんも、うちらのことを本当に大切にしてくれてるのが判りましたし</p><p>双子がコンビネーションを仕掛けていく</p><p>あれやな、リエちゃんエッチも、思ってたよりもすんなりできたもんな</p><p>いや、エリちゃん前にお父ちゃんの持ってたビデオで観たセックスは、相当エゲツなかったで</p><p>このお兄さんがエゲツなくないんとちゃうんか</p><p>そう思うわちょっと男の人の欲望ムラムラのセックスと違うわ</p><p>何か、わたしらと一緒楽しませてくれようとしているわな</p><p>そうや真っ直ぐ、うちらを見ててくれて全身でうちらのことを感じてくれとるしな</p><p>また、気持ち良さそうな顔をしてわたしらの中に射精するしな</p><p>うんあの時のお兄さんの顔を見ていると何か、すごい良いことをしてあげたような気がするんよ</p><p>あ、判る判るわたしもそうや</p><p>わたしらな何か、よう判らんうちに、お兄さんのエッチ奴隷にされてしもうたけれど</p><p>今は、セックス奴隷になって良かったと思ってます</p><p>別に、この先一生、お兄さんとだけしかエッチしなくてもええよな</p><p>うんお兄さんだけで、充分、楽しいしマナお姉さんや、他のお姉さんたちも居てくれてますし</p><p>何よりこの先、何が起こるのか楽しみやもんな</p><p>そうですうちら昨日までは、お父ちゃんに支配されて、ロリコン動画売られてそのうち、うちら自身も売られる人生しか想像できなかったけれど</p><p>今はこの後、どうなるんか全然判らんですわ</p><p>ただ、お兄さんと居れば怖いことにはならないってことだけ、判ってます</p><p>今夜からどこで暮らすのか、どんなベッドで寝るのかも判らんですけどまあ、心配はいらんわな</p><p>お兄さんが居るから</p><p>絶対に悪いことにはならんわオモロイことばかりや</p><p>今も、訳の判らん話して怒鳴ってるお姉さんの顔見とるだけで面白かったですし</p><p>鳥居さんの顔を見て、双子はクスクスと笑う</p><p>ちょっと、失礼でしょあんたたち</p><p>鳥居さんはスルーすることができない性格だ</p><p>あーれれ失礼なんはお姉さんの方と違います</p><p>うちも、そう思いますわ</p><p>双子はスバッと斬り込む</p><p>このお兄さんのこと外から観ているだけで、理解しようとか</p><p>失礼こくのもたいがいにして欲しいですわ</p><p>エッチもせんでこのお兄さんの魅力が判るわけがないわな</p><p>そうやセックスせーへんと判らんですうちらも、そうでした</p><p>リエとエリは、ウンウンとうなずく</p><p>ば、馬鹿なこと言わないでな、何でわたくしが黒森様とそ、その</p><p>鳥居さんは言葉を探す</p><p>エッチとかセックスという言葉を口にするのは、はしたないと感じているらしい</p><p>こ、交尾交尾しないといけないのよっ</p><p>頭の中から見つけてきた言葉がよりによって、それかよ</p><p>仕方ないですわこのお兄さんのこと、判ろうと思ったら</p><p>セックスですわセックスなしに、お兄さんのことは判りません</p><p>双子は押す</p><p>まあ、そうだよねミィちゃんとか、セックスが先だもんねセックスしてから、ヨッちゃんのことを理解してくれたんだし</p><p>あたしもそうです最初は、かなり強引なレイプだったけれどエリちゃんとリエちゃんの言うとおりだよセックスする度に、お兄ちゃんのことが良く判ったしどんどん好きになってったから</p><p>あたしは、セックスする前から、ヨッちゃんのこと大好きだったけれどねっ</p><p>わたくしなど、ご主人様に犯していただくために、この世に生を受けた女でございますし</p><p>美智、それは言い過ぎだ</p><p>でも、本当に興味深いですわ公様はセックスした相手の女性の心を浄化するお力がありますからわたくし自身、身を持ってそれを経験致しましたし</p><p>月子もそう言う</p><p>そうですわね鳥居様も公様とセックスなされた方が、よろしいと思います</p><p>ちょ、ちょっとな、何を言うのよ</p><p>ずっと黙っていた月子の言葉がそれだから鳥居さんは、戸惑っている</p><p>うん、スッキリするよお兄ちゃんとしたら</p><p>そうですわエッチした方がええですよ</p><p>セックスしてみて下さい</p><p>双子もそう言う</p><p>ばばば、馬鹿なこと言わないでよっせ、性交なんてしちゃったらあああ、赤ちゃんができちゃうわよっ</p><p>今度は性交と来たか</p><p>そうですわな赤ちゃん、できてしまうかもしれんですわな</p><p>そりゃ、できますわお兄さんいつも中出しですから</p><p>外に出すっていうこと、全く考えてないみたいやもんな</p><p>うん、そうだよお兄ちゃんの精液はあたしたちの子宮か、お口の中っていう決まりになっているから</p><p>外に射精なさるなんてもったいないです</p><p>おい、美智怖いぞ</p><p>そ、そんなそんなことしてて、ホントにできちゃったらどうするのよ</p><p>鳥居さんの叫びに</p><p>えー、できちゃったら嬉しいよねっ</p><p>何の躊躇もなく、産みますそして、育てます</p><p>問題ないよあたしも産む</p><p>じゃあ、わたしも</p><p>しゃーないわうちも産みますわ</p><p>わたくしは、早く妊娠したくて懐妊を心待ちにしているのですが</p><p>月子も、クスッと微笑む</p><p>だから、ホラお姉さんも</p><p>できちゃったら、産めばいいんだよ</p><p>双子が煽る</p><p>大丈夫、大丈夫みんなで大切に育てるからっまり子ちゃんは、なーにも心配しなくていいんだよーっ</p><p>寧の言葉に、鳥居さんは</p><p>あああ、あなたたちみんな、頭がおかしいんじゃないの</p><p>その言葉みすず様、瑠璃子様にもおっしゃることができますか</p><p>美智が、スブッと言葉で刺す</p><p>あの子たちも、あたしたちと同じだからね</p><p>寧の笑顔が鳥居さんを威圧する</p><p>ていうかはーい、ここに居る人でヨッちゃんとセックスしたことある人は手を上げてーっ</p><p>鳥居さん以外の少女たちが、全員、挙手する</p><p>そんで、ヨッちゃんとセックスするのが好きな子は―っ</p><p>楽しそうに手を上げる他の少女たちを</p><p>鳥居さんは、呆然と見ている</p><p>ヨッちゃんのこと、大好きな人―っ</p><p>ヨッちゃんの赤ちゃん産む人―っ</p><p>ヨッちゃんとするのが初めてだった人―っ</p><p>それで、このまま一生、ヨッちゃんとしかセックスしない人―っ</p><p>判るまり子ちゃんあたしたち、別に、みんな似たようなタイプの女の子じゃないでしょ</p><p>あたしは犯罪組織黒い森のメンバー裏の人間だよミッちゃんは、ミィちゃんの警護役で、まり子ちゃんと同じ学校の子表の人でしょ</p><p>月子さんは、鷹倉神社っていう京都の神社の巫女さんマナちゃんの過去は、知ってるよね</p><p>新聞社を経営していた白坂家の縁戚だ</p><p>そして、エリちゃんとリエちゃんは関西から来たばかりそれから、香月家のホントのお嬢様のミィちゃんとルリちゃんのことも思い出して</p><p>鳥居さんは唖然としている</p><p>みんな生きてきた環境が違う年も違う考え方も違うそうだよねっ</p><p>そうだみんなバラバラだ</p><p>なのにヨッちゃんを通じてヨッちゃんとセックスして、ヨッちゃんだけの女になることで、繋がっているあたしたち、ほとんどケンカとかもしないんだよみんな仲良しなんだよヨッちゃんを悲しませたくないから</p><p>寧が、優しい笑顔でオレを見る</p><p>それがヨッちゃんの力だよみんなを惹き付け、まとめている力だこの力をちゃんと理解しようと思ったらさエリちゃん、リエちゃんの言うとおり</p><p>寧が鳥居さんに微笑む</p><p>まり子ちゃんも、ヨッちゃんとセックスしてみるしかないと思うけどまり子ちゃんはどう思う</p><p>オーストリア皇家の末裔、ハプスブルク家の現当主は政治家をしている</p><p>フランス王家の末裔ルイ２０世は、スペインで銀行に勤めている</p><p>本当の藤原氏の直系の人たちは全て、今は藤原を名乗っていない</p><p>近衛、鷹司、九条、二条など別の家名になっている</p><p>足利氏も新田氏も源氏</p><p>でも、徳川氏はホントは源氏じゃないらしい</p><p>979．朝の姉妹たち　／　仕掛けて、仕損じなし</p><p>まり子ちゃんも、ヨッちゃんとセックスしてみるしかないと思うけどどう思う</p><p>寧に、そう言われて鳥居さんは</p><p>あれれまり子ちゃんて、もしかして結婚するまでは、何があっても処女を守っとく派なのっ新婚初夜までは、夫にも身体は見せないとか</p><p>ていうかさ鳥居家のお嬢様だと、やっぱり親に決められた政略結婚することになるのもしかして、もう許婚者《いいなづけ》とかいるの</p><p>そんな方はまだいませんっ</p><p>寧の問いに、鳥居さんは顔を真っ赤にして答える</p><p>鳥居家ぐらいだと、そんな感じだよ名家との繋がりが、そんなに強くないんだから</p><p>元・白坂家のマナが言う</p><p>お母様が狩野家の本家の人なんだから狩野家にお嫁に行くことはないでしょそんなことするより、狩野家の当主の孫娘で、トリイ電子のお嬢様ということで売り込んだ方がまた別の名家との繋がりができるし</p><p>狩野家は家柄は高いが今は勢いを失っている</p><p>今の当主は、財団などの名誉職を勤めることで家を保っている</p><p>そんな状況だから、鳥居家としては今以上の結び付きを狩野家に求める必要は無い</p><p>むしろ狩野家との血縁があることを武器に、他の勢いのある名家に娘を嫁がせようとするだろう</p><p>ま政略結婚てのも、なかなか難しいもんね斎藤道三の娘を本妻にした織田信長も、今川家から嫁をもらった徳川家康も結婚した時は、お嫁さんの実家が強かったけれど舅の家が滅んじゃったら、持て余すしかなくなっちゃうもんね</p><p>だから、名家のどこかにお嫁に行くってことは決まっているとしてもその政略結婚の効果をベストのモノにするためには、ギリギリまで相手を品定めしたいだろうし</p><p>鳥居家の未来を考えて</p><p>ほら、政略結婚だとさ結婚した相手の家の味方が、鳥居家に味方してくれることになるかもしれないけれどその家の敵は</p><p>鳥居家の敵になる</p><p>そういうこと今はさ、トリイ電子だって大きな会社になったから電気製品だけ作って売ってるわけじゃないでしょ幅広く、色んな業種に手を広げているわけだから利害関係が合う相手を探さないと</p><p>なるほど大変だ</p><p>か、覚悟はできているわよっわ、わたくしは家の期待を背負って、生まれてきたんですから</p><p>それはいいけどさ政略結婚することは納得してたとしても一生、結婚相手としかセックスしないつもり</p><p>寧が、ズバリ尋ねる</p><p>そ、そんなの考えたことがないわよっ</p><p>あっそじゃあ、今考えて</p><p>寧は鳥居さんを追い込む</p><p>つまんないと思うよーっ政略結婚したどこかの家のボンボンとしか一生、セックスできないなんてのはさっ</p><p>そうだよねえあたしもそう思うしかも、するんなら今だよねえ結婚しちゃった後に、旦那さん以外の人とセックスしたら浮気になっちゃうけど、フリーの今なら、ただの自由恋愛だしさぁ</p><p>鳥居様のようなお家の場合結婚後の不倫が、致命的なスキャンダルとなることもあります</p><p>そうそう、結婚したらもう、大人しくしていないとね慰謝料とか財産分与とか大変だよぅそれに、マスコミとかにも面白おかしく書かれちゃうし</p><p>ウシシっと、寧が笑う</p><p>そんなの今だって、同じですわ今のわたくしがお、男の方とせ、性行為をしているのがバレたら</p><p>バレないよヨッちゃんが相手なら</p><p>寧の言葉に、鳥居さんはギョッとする</p><p>だって、ほらミッちゃんは、ヨッちゃんの公式パートナーだから良いとしてもルリちゃんとも、ヨッちゃんがセックスしていることまり子ちゃんは知ってるよねぇ</p><p>知っているも何も鳥居さんは、昨夜、オレが瑠璃子とセックスしているのを目撃している</p><p>でも、ほらミィちゃんとヨッちゃんがラブラブで、本当に仲が良いことは昨日のパーティで、名家のお嬢様たちに伝えてあるよねだから、まさかヨッちゃんがルリちゃんや他の女の子ともセックスしているなんて想像しないよね</p><p>ヨッちゃんはさっき、まり子ちゃんが言ってた通り馬の骨だよどこの誰だか判らない名家の生まれじゃない男の子だよそんな子が、幸運にも香月家のミィちゃんのパートナーとなり、香月のおジィちゃんにも承認されているんだよね普通なら他の女の子と浮気して、この幸運な状況を自分からブッ壊したりはしないよね</p><p>そうでしょうか黒森様のようなお立場の男性が良い気になって、他の女性を口説いて、破滅するというのもよくあるパターンだと思いますが</p><p>ああ、ヨーロッパのセレブの女の人をコマしたジゴロ系の人とか、そういう感じで破滅するよねでもさぁ</p><p>良い気になって、外で浮気するってことはあるかもしけないけれど香月家のド真ん中で、ミィちゃんと同じ本家のお嬢様であるルリちゃんとエッチするとかそんなことは、なかなか無いと思うけれど</p><p>うんみすずという名家のお嬢様をゲットしたから</p><p>他の家の子とか、庶民の女の子と浮気するっていうことはあったとしても</p><p>香月の本家のもう一人の後継者である瑠璃子と浮気するとか</p><p>それも、ジッちゃんもみすずも居る香月家本家の邸宅内でセックスしているとか</p><p>誰も想像していないだろう</p><p>ていうかさヨッちゃんが、ルリちゃんとセックスしていることは香月のおジィちゃんも了解しているから黙認じゃないよ元々、ルリちゃんをヨッちゃんに引き渡したのはあのおジィちゃんだから</p><p>オレは瑠璃子をセックス奴隷として、３０００円で買い取った</p><p>どうして、そういうことになったのかまり子ちゃんは、判る</p><p>わ、判らないわよっ判るわけないじゃないのっ</p><p>ツンとして答える</p><p>だが、その眼は興味津々だ</p><p>鳥居さんは、好奇心の塊だから</p><p>セックスは楽しいからだよ</p><p>セックスは安心して、身を任せられる相手なら女の子にとっても、楽しいものだよっ男の子だけが、ムラムラして女の子の身体にのし掛かって、性欲を発散するっていうものではないから女の子にだって、性欲はあるし好ましい相手なら、セックスはとっても楽しいし、すればするほど気持ち良くなっていくから</p><p>ああ、それ判りますわ</p><p>リエが思わず言う</p><p>うち昨日まで、エッチとかしたことなんったですけれどお兄さんにしてもらったら、楽しいですものだんだん、気持ち良くなってますし</p><p>わたしは、まだ痛い方が強いですわ</p><p>だけど、楽しいですお兄さんだと、怖くないですから安心してエッチを面白がってできますわ</p><p>エリは鳥居さんに</p><p>お姉さんは今年、幾つになられます</p><p>あたしあたしは、今、１６歳よ高校１年だわ</p><p>わたしとリエちゃんは１３ですわ中１です中１でも、エッチできましたわ</p><p>そうやな、エリちゃんうちも１３やけどもう、気持ちええもんなあお兄さんに巡り会って、ホンマに良かったわ</p><p>そうやこれから、どんどん開発してもらおうなわたしも、もっとエロエロな女になりたいわ</p><p>もちろん、お兄さんだけのエッチな子になりますわ</p><p>わたしもです色んなこと、教えてもらいたいわエッチ、スゴイ楽しいですもん</p><p>１３で、お兄さんのエッチ奴隷にしてもらえて、ホンマに良かったわなぁ</p><p>ホンマにそうやほんで、何でしたっけお姉さん、１６歳でしたっけ</p><p>１３歳のうちらが、エッチできるのに１６歳のお姉さんに、できないわけがないですわ</p><p>こんな楽しいことしないのはアホですわ</p><p>でも、エリちゃんこのお姉さん、口ばっかりかもしれへんからなぁ</p><p>ああ、リエちゃんお兄さんとエッチする勇気とか、この人はないかもしれへんなぁ</p><p>ヘタレっぽいですもん</p><p>つーか、ホンマにヘタレなんやと思うわあたしは</p><p>クククと意地悪く笑う、双子</p><p>な、何よあなたたち、わたくしを愚弄するつもりっ</p><p>双子に小馬鹿にされたと感じて、鳥居さんが怒る</p><p>そんなら、勇気を出して下さい</p><p>そうですわ、勇気を出してお兄さんとエッチしてみて下さい</p><p>そうでないとわたしら、お姉さんはヘタレなんだと思いますわ</p><p>仕方ないですわ１６歳にもなって、セックスもできんような人ですもん</p><p>そこで、寧が</p><p>はーい、この部屋の中でセックスしたことがある人―っ</p><p>また、みんなに挙手を求める</p><p>鳥居さん以外の少女が、みんな手を上げる</p><p>ヨッちゃんが、初めてで幸せだと思っている人―っ</p><p>ヨッちゃんとのセックスが、楽しくて仕方無い人―っ</p><p>何で、まり子ちゃんもヨッちやんとセックスしないんだろうって、思っている人―っ</p><p>無表情の美智と、真面目な月子まで手を上げているところが何とも言えない</p><p>まり子ちゃんヨッちゃんが、こういう子だから、香月のおジィちゃんはミィちゃんだけでなく、ルリちゃんもヨッちゃんに任せているんだよ</p><p>ヨッちゃんのセックスは女の子の心を安定させる力があるから癒やしの効果があるのかなまり子ちゃんは同じ学校に通っているから、昔のミィちゃんやルリちゃんのことも見て来ているでしょあの２人が、ヨッちゃんと知り合ってセックスするようになったのは、半年前だよ今年の５月のゴールデンウィークの頃その前と比べてどう</p><p>わたくしはみすず様とも、瑠璃子様とも学年が違いますから</p><p>でも、知ってたよねあの学校は、在校生だってそんなに多くないし香月家のお嬢様たちは目立つもんしかも、みすずお姉ちゃんは１学年上で、ルリお姉ちゃんが１学年下でしょ知らないはずがないよ</p><p>マナも上流階級のパーティとかには顔を出していたからみすずたちの学校のことは、何となく知っている</p><p>まり子ちゃんはどの段階から入学しているの</p><p>わたくしは幼稚部からですわ</p><p>狩野家の当主の孫娘で、資産家・鳥居家の令嬢なのだから当然か</p><p>なら、絶対に知ってるよね見て来ているはずだよ、昔から、ミィちゃんたちを</p><p>準・名家のコンプレックスがある鳥居さんなら名家中の名家・香月家の令嬢たちに注目していないはずがない</p><p>そうね昔より、みすず様も瑠璃子様も、柔和になられたわ前は、外向きの作った笑顔をなさっていたけれど、最近は自然に笑ってらっしゃるそれと綺麗になられたわ前よりずっと</p><p>それが全部ヨッちゃんの効果だよヨッちゃんと一緒に居て、セックスに満足しているからだよ</p><p>判る女の子は、恋をした方が良いよね綺麗になるし、前向きになれるでも、変な男の子と恋をするわけにはいかないじゃんか香月家のお嬢様たちがさ</p><p>みすずや瑠璃子の周りには香月家の財産を狙っている連中が、たくさん居る</p><p>その、ヨッちゃんは良い子だし絶対に、自分の女を裏切らないしいつも本気で、あたしたちを愛してくれているから自分を裏切らないって信じられることが、どれだけスゴイことなのか、まり子ちゃんにだって判るでしょ</p><p>寧の言葉に鳥居さんは、オレを見る</p><p>その言葉の意味は判りますけれどだからって、この方を信じられるかといっつたら、わたくしは</p><p>えー、お兄さんメッチャ、信じてるでわたし</p><p>うちもです昨日、知り合ったばかりですけど信じてます</p><p>お兄さん、絶対に、わたしらのこと裏切らんし、見捨てないよね</p><p>はいそういう人なら、もうとっくにうちらは捨てられてますわ</p><p>双子がニコッと微笑む</p><p>香月のおジィちゃんからしたらヨッちゃんみたいな人材は、見逃せないんだよさっきも言ったけれど女の子だって、性欲はあるもちろん、香月家のお嬢様たちだって、そうだよミィちゃんとルリちゃん、２人まとめて性欲を処理してしかも、あの子たち、ヨッちゃんを独占しようともしないでしょ仲良く、愛し合っているお互いがヨッちゃんとセックスしているのをニコニコして見ているでしょ</p><p>それは確かに、そうでしたけれど</p><p>昨日から鳥居さんに与え続けて来た情報が、実を結びつつある</p><p>オレたちは、包み隠さずオレたちの性生活を鳥居さんに公開してきたのだから</p><p>そんで、あたしたちもヨッちゃんの女として愛してるし、愛されているでも、みんなヨッちゃんを独占しようとはしていないみんな、ヨッちゃんを要としてファミリィを形成することを選んだんだよあたしたちはヨッちゃんを通して、姉妹になっているだから、お互いに助け合うしヨッちゃんがあたしたちを裏切らないように、あたしたちも姉妹を裏切らない</p><p>それが、香月家のお嬢様たちにとってはものすごく意味があることなんだよあたしたちは、香月みすずや香月瑠璃子の家臣ではない使用人でもない姉妹なんだよ</p><p>香月家の一族は血の繋がった分家でも、本家の人間とは格が違う</p><p>それは、ジッちゃんが分家の連中が勝手な動きをして、香月家全体をガタガタにしないように</p><p>自分自身本家の当主が、圧倒的な力を持つ様にしてきたからだけれど</p><p>その結果、みすずも瑠璃子もずっと孤独に生きるしかなかった</p><p>瑠璃子には、お付きとして美子さんが側に居たけれど</p><p>でも、当時の美子さんは臣下、使用人という身分だったし</p><p>誰とも、心を開いて打ち解けることが許されなかった</p><p>まあ、今でもミィちゃんも、ルリちゃんも内に思いを込める性格だからあたしたちに相談しないで、１人で悩んだりしている時もあるけれど一緒に暮らしてたら、判るからねえそういう時は、ヨッちゃんとセックスする時間を作ってあげるとほぼ１００パーセント、あの子たちの状態は良くなるからあの子たちもヨッちゃんにどうしたんだって心配されたら、ついつい話しちゃうし甘えちゃうもんねていうか、世界で唯一の甘えて良い男の子だからねまああたしにとっても、そうなんだけれど</p><p>わたくしにとっても、そうですご主人様だけがわたくしの全ての性欲を最大限に解放しても良い男性っご主人様の前では、何も恥ずかしくございませんしどんな欲望も、受けとめて下さいますから</p><p>美智ま、いいけど</p><p>わたくしは、そんなに公様に甘えることもございませんがでも、泣いてしまいたい夜に、わたくしをしっかりと抱き締めて下さる方がこの地上に居るというだけで、力強くなれますわ</p><p>月子は、そう言った</p><p>わたくしの全てを知ってなおわたくしを孕ませることを恐れない、強いお心の持ち主ですから</p><p>鷹倉神社の巫女の真実を知ったら普通の男性は、次の巫女の父親になることには恐怖しますわ</p><p>だって、月子はこんなに綺麗なのに</p><p>こんなに美しい女の子が、オレの赤ちゃんを産んでくれるって言ってくれるんだ</p><p>オレは幸せしか感じないけれど</p><p>自分の娘が自分の心を読み、自分の心を操ると考えたら、怖くなりませんか</p><p>月子が、オレに尋ねる</p><p>いや、別にそんなの、今だってそうじゃないか</p><p>オレの周りには、月子、ヨミ、ルナ、コヨミちゃんと</p><p>巫女の力を持つ子たちが、何人も居る</p><p>別に、オレの考えていることとか読まれたって良いし月子たちが、理由もなくオレを操るわけがないし</p><p>そこまで信頼して下さっているからわたくしたちも、公様を信頼しているのです</p><p>正直ヨミも、ルナも、コヨミちゃんは、公様のおかげで良い状態になっています京都に居た頃は誰も信じられなかったですから</p><p>それは、月子もだろう</p><p>絶対に、わたくしたちに嘘を吐かない公様ですから隠し事がなく、わたくしたちのことを真っ直ぐに愛して下さるからわたくしたちも心穏やかでいられるのです</p><p>鷹倉神社の頃は下心のあるヤクザたちが、いつも月子たちを監視していたから</p><p>ていうか、ヨミも月子も東京へ来たばかりの頃は、姉の月子のことすら信用していなかったもんな</p><p>この姉妹が仲良くなったのはこの数ヶ月のことだし</p><p>本当に全て、公様のおかげですわ</p><p>月子は、オレに頭を下げる</p><p>とにかく、ヨッちゃんはスゴイってことだよ</p><p>こんなスゴイ、ヨッちゃんとまり子ちゃんは、セックスしてみようとは思わないの</p><p>ヨッちゃんとセックスしたら人生、変わるよあたしが保証するから</p><p>あたしもお兄ちゃんとセックスしなかったら、今、こんなに笑って生活できてないと思うもんもっと暗い顔をして、うつむいて人生に絶望していたと思うよ</p><p>マナも言う</p><p>そうややるだけ、やってみればええと思うわ減るもんやないし</p><p>処女膜が破けるだけやわその代わり、ぎょーさん、膣内射精してくれます</p><p>処女なんて、どうせどこかで喪くすもんやもんな</p><p>おかしな人より、お兄さんの方が１００倍マシですわ</p><p>いやいや、１０００倍マシです</p><p>つーか、やらんと判りません</p><p>ここまで言われたらやらんといけんわな</p><p>双子も煽りまくる</p><p>で、でももし、黒森様とわたくしが性交したとしても</p><p>ああ鳥居さん</p><p>もしでも、そういうことを考えてしまうのは寧たちの術中にハマってしまっている</p><p>わ、わたくし困りますからま、まだ１６歳なのに妊娠するのは</p><p>そう言う鳥居さんに、寧は</p><p>あのさ香月家のお嬢様たちが、無計画にセックスしているとか考えてるわけ</p><p>わたくしは、もう１８歳ですし今すぐにでも、公様のお子を懐妊したいと思っておりますから、一切、避妊はしておりませんが</p><p>いや、待ちなさいよわたくしみすず様たちが、この人と性交なさっているのは拝見しましたけれど避妊なんて</p><p>鳥居さんは、オレがキッチリと中出しするところしか見ていない</p><p>膣内射精された割れ目から、オレの精液が滴るところも見ている</p><p>女の子が飲む薬があるんだよね今すぐ、妊娠しない薬ミィちゃん、ルリちゃんたちだって、学生の内は妊娠できないからだって、ほら名家のお嬢様だから</p><p>ムフフと笑う、寧</p><p>えー、そんな薬があるん</p><p>それ、ホンマですか</p><p>双子が食い付く</p><p>あー、でも、それは妊娠の進行を止めるだけの薬だからその薬を飲んだら必ず、ヨッちゃんの赤ちゃんを産まないといけなくなるからヨッちゃんの赤ちゃんを産む前に、他の男の子とセックスしたら死ぬから鼻と耳の穴から、ブワワッと血を噴き出して</p><p>寧が、メチャクチャなことを言う</p><p>ミィちゃんやルリちゃんそれに、あたしもそれ飲んでるから</p><p>あ、あたしもあたしもどうせ、いつかはお兄ちゃんの赤ちゃんを産むし、他の人とはセックスしないから構わないし</p><p>鳥居さんが、美智を見る</p><p>わたくしはみすずお姉様の警護役のお勤めを果たすまでは、懐妊できませんから</p><p>しかし、卒業してしまえば警護役としてお仕えすることはできなくなりますからご主人様の子を産みます</p><p>同じ学校に通って主を警護するのは高校卒業までだ</p><p>その後は、みすずには大人の警護が付く</p><p>美智には、そのまま瑠璃子や、これから同じ学校に通うアニエスたちの警護をしてもらうことになるだろうけれど</p><p>美智だって、いずれ学校を卒業する</p><p>わたくしは、決してご主人様以外の男性には抱かれませんもし、無理矢理犯されるようなことになった場合は、膣内に挿入される前に相手ごと爆死します相手を取り逃したとしても、わたくしだけは確実に爆死します遺体になってから、犯される可能性もありますから完全に肉体を破壊致しますなに、心配はありませんもし、そうなったとしてもわたくしの仇は、ご主人様とわたくしの姉妹が確実に取って下さいますから</p><p>冗談でも、そんなことは言うなお前はオレより、１分、１秒でも長く生きろ勝手に死ぬことは許さないからな命を大切にしろ</p><p>は、はいっっっ</p><p>美智はブルッと身体を震わせる</p><p>ご命令確かに承りましたっ</p><p>まったく面倒な性格なんだから</p><p>ということで妊娠しない薬もあるよそんで、ヨッちゃんとセックスしたことはあたしたちは黙っているこれは、お互い様だよねまり子ちゃんだって、他の家の人たちにヨッちゃんが、ミィちゃんだけじゃなく、色んな子とセックスしていることは話さないでしょ</p><p>話さないというか話せない</p><p>昨日のパーティの感じでは</p><p>もし、鳥居さんが黒森公は、香月みすずの他に色んな女生とセックスしている香月瑠璃子も、その１人だと、みんなに話しても</p><p>誰も、信用しないだろう</p><p>鳥居さん自身が、他のお嬢様たちから浮いた存在だし</p><p>で、でもそのクスリを飲んだとしても今すぐには、妊娠しないとしてもいつかは、黒森様の赤ちゃんを産むことになるんですよね</p><p>いつかはね期間はクスリを飲み続ければ、幾らでも引き延ばせるから</p><p>寧はそんな嘘を言う</p><p>そうだねえ、まり子ちゃんが政略結婚したあと、知らんぷりしてそのままハネムーン・ベイビーのフリをして、ヨッちゃんの赤ちゃんを産むっていうのはどう</p><p>そうだよねそういうのはまり子ちゃんは嫌だよね今のは冗談だよ</p><p>人を引っ掛けるためにはまず、大きく無茶なことを言う</p><p>そして、それをササッと引っ込めると</p><p>相手は、一度目より少しレベルを落とした提案にうかうかと乗ってしまうという</p><p>だからさまり子ちゃんの政略結婚が決まったら、３ヶ月ぐらい海外旅行にでも行って、結婚前にそこで産んじゃえばいいと思うよそういう秘密を守ってくれる、海外の病院とかは、あたしたちにアテがあるからさ</p><p>寧はニッと、鳥居さんに微笑む</p><p>産まれた子は、どうなるのよ</p><p>その子は、あたしたちが引き取って大切に育てるよあのさあたしたち、これからみんなヨッちゃんの赤ちゃんを産むんだからさそんで、みんなで育てるんだから１人ぐらい増えても、全然、問題無いしヨッちゃんは、子供たちのことだって公平に愛してくれるに決まっているしさ</p><p>そうそう、マナたちも産むしみんな、誰の赤ちゃんでも、可愛がって育てるよだって、大好きなお兄ちゃんの赤ちゃんだもん</p><p>マナが寧の話を肯定する</p><p>今、言った海外の病院で、こっそり出産ていうのはさ、ルリちゃんが本当にする予定の計画だからルリちゃんだって、そうするしかないんだからさ</p><p>香月家の令嬢が未婚の母になることは、公表できない</p><p>だから、海外で</p><p>ね判っているヨッちゃんの赤ちゃんを産むっていうことは、ミィちゃんやルリちゃん香月家のお嬢様たちと、特別な関係になるっていうことだからねまり子ちゃんが産んだ赤ちゃんも香月家の子供と一緒に育てられるんだよ</p><p>寧が、最後のカードを切る</p><p>鳥居家は香月家と特別な関係になるのは、嫌なのかな</p><p>すみません、ちょっと体調が悪いです</p><p>お休みなさい</p><p>980．朝の姉妹たち　／　オンナのプライド</p><p>鳥居さんは、利には敏感だ</p><p>今の状況で、鳥居家が香月家と親しい関係になるのは無理だ</p><p>名家中の名家と呼ばれる、歌晏家、香月家、狩野家のうち鳥居家が、狩野家から嫁を貰うことができたのはあくまでも、狩野家の財務状況が苦しかったからです</p><p>みすずの警護役として、お嬢様たちの世界を見てきた美智が言う</p><p>経済的に繁栄している、歌晏家や香月家でしたら本来なら、鳥居家の様な新興の家では相手にしていただけません</p><p>鳥居まり子さんのお母さんの嫁入りで、狩野家の縁戚になったって言っても</p><p>そんなことは、歌晏家や香月家にはどうでもいいことだ</p><p>狩野家に付属する小さな家が、1つ増えたぐらいの感覚でしかない</p><p>わたくしたちの学校の中でも、鳥居様は中途半端な存在として浮いていらっしゃいます</p><p>わ、判ってるわよわたくしが、きちんとした名家の娘としては認めてもらえないということは</p><p>狩野家の血を引いていても、鳥居家には名家の家格がないのだから鳥居まり子さんは準・名家というような微妙なポジションに立たされている</p><p>ですから、鳥居様は歌晏様に近付かれましたね</p><p>美智が、穏やかに言う</p><p>そういうわけではないけれど歌晏桃子お姉様とは、気が合ったのよお姉様は、とってもサバサバしたご性格ですしわたくしと同じで、株式をご趣味にしていらっしゃったから</p><p>はい昨日のパーティで鳥居様は、歌晏桃子様との親しいご関係を、他の名家のお嬢様たちに示されました</p><p>ええ、わたくしと桃子お姉様は姉妹の誓いをしていますからこういう機会に、皆様にお披露目できて良かったですわ</p><p>鳥居さんは満足そうに微笑む</p><p>いや、そういう芝居をした</p><p>あれは、よろしくなかったとわたくしは考えます</p><p>やっぱり鳥居さんは、虚勢を張っている</p><p>今までの皆様のご認識は鳥居まり子様は、狩野家の血縁者ということになっていましたが、昨日のパーティ以降は、歌晏桃子様の臣下という風に理解されていると思います</p><p>な、何でよどうして、わたくしが桃子お姉様の臣下なのよっわたくしとお姉様は対等な関係の姉妹ですわっ</p><p>鳥居まり子さんは、唾を飛ばして叫ぶ</p><p>いや、美智の言う通りだとオレも思うよ桃子姉ちゃんと鳥居さんはさ姉妹っていうより、桃子姉ちゃんが姉貴分で鳥居さんが妹分にしか見えないから</p><p>おっしゃっていることの意味が判りませんが</p><p>鳥居さんは、オレに嚙み付く</p><p>だから、スッゲェ、家の力の強い桃子姉ちゃんが鳥居さんを子分にしたみたいにしか見えないんだよ妹じゃなくって部下に見えるんだよ</p><p>はい、明日からはわたくしたちの学校の生徒たちは、そういう眼で鳥居様に接することになると思いますもちろん、歌晏様のご臣下ですから失礼なことは致しませんしかし、今までのように鳥居様を名家・狩野家に連なる方と見なすことはなくなると思います</p><p>鳥居様は血縁のある狩野家をお見捨てになって、歌晏様の配下になられたのですから</p><p>鳥居さんの立場であんなにも桃子姉ちゃんと親しいところを公開したのは</p><p>狩野家の血縁から歌晏家の臣下に所属を鞍替えしたっていうことだ</p><p>全然、意味が判らないわよわたくしはわたくしよ狩野家を見捨てたつもりはないですし、歌晏家に下った覚えもないわ</p><p>場の空気の読めない鳥居さんはそう言う</p><p>まり子ちゃんは、そう思ってても世間は、そうは思わないってことだよ</p><p>寧が、クスッと笑った</p><p>歌晏家は、家柄が高くてお金も権力も持っている狩野家は、家の名は高いお金も力がない鳥居家は、家柄がなくて資産だけこの３つの家の関係だけを見たら鳥居家が、狩野家を踏み台にして、今度は歌晏家に近付いたとしか思わないものしかも、歌晏家は実業家としても、鳥居家よりは上位に居るから、対等な付き合いじゃなくって、鳥居家の方が傘下に入ったとしか思えないってば</p><p>家のこととわたくしとお姉様の関係は、違います</p><p>ふーんじゃあまり子さんは、最初、ヨッちゃんのことをどう思ってた</p><p>ヨッちゃんが香月家の資産を狙って、ミィちゃんに近付いたんじゃないかとか、考えなかったミィちゃんたちをダマしているんじゃないかとか、思ってなかった</p><p>考えるよなオレみたいな馬の骨が、香月みすずのパートナーになるということは</p><p>誰だって、邪推する</p><p>でも黒森様は、そういう方ではございませんでしたから</p><p>そうだよヨッちゃんは昨日のパーティで、名家のお嬢様に好印象を与えることに成功したからヨッちゃんだけじゃなくって、ミィちゃんやルリちゃん、香月のおジィちゃんにミっちゃんやイーディ、裏に居たあたしたちまで、全員で協力して、そうなるようにしたんだけれどね</p><p>うんとにかくお兄ちゃんとみすずお姉ちゃんが、本当に愛し合っていて香月さんやルリお姉ちゃんたちも、お兄ちゃんたちを祝福していてその上、お兄ちゃんが控え目で、大人しくて、香月家に対する野心なんか全然無い人だって、お客様たちに判ってもらえたもんね</p><p>そう、あたしたちは成功したヨッちゃんを名家のお嬢様たちに、受け入れてもらうことに</p><p>寧の言葉には、プラスしないといけないことがある</p><p>オレたちは、お嬢様たちにアニエスや、ヨミや、ルナも、受け入れてもらう</p><p>香月家の遠縁のプリンセス・アニエスと、そのお付きとして</p><p>みすずたちのお嬢様学校に編入させても大丈夫なように</p><p>オレの存在を認知させることよりアニエスたちのことの方が、重要だった</p><p>で、まり子ちゃんは失敗したんだよ名家のオマケから歌晏家の臣下に、成り下がっちゃったんだから</p><p>寧の言葉に、鳥居さんは呆然としている</p><p>判んないあたしは監視カメラで観ていたけれど最初、まり子ちゃんは香月のおジィちゃんに、無理矢理自分をアピールしようとしていたよね</p><p>鳥居さんは、周りの空気を無視してジッちゃんに、挨拶しようとして</p><p>それで怒られちゃって慌てて、フォローしに狩野桜子さんが飛んで来たでしょだって、まり子ちゃんは狩野家の縁戚なんだからまり子ちゃんの無礼は、狩野家本家のお嬢様の桜子さんが謝るしかないのよ</p><p>そう狩野さんが、ジッちゃんとの間に入ろうとした</p><p>狩野家本家の娘でないと縁戚の娘の不始末を謝罪できない</p><p>鳥居家は、名家じゃないのだから</p><p>他の家のお嬢様たちが見ているところで、狩野桜子さんにフォローしてもらったのにまり子ちゃんたら、歌晏桃子さんが登場したら、あの人にベタ付きになっちゃったでしょこういうのって、お嬢様たちの世界からしたらサイアクな印象を与える行為だったと思うよ</p><p>ああ、確かに狩野家を裏切って、歌晏家に鞍替えしたみたいに見える</p><p>そんなの、あの方たちが勝手にそう思われたというだけでしょわたくしは、そういうつもりではなかったんだから</p><p>まり子ちゃんが、どういうつもりだったとしても人に与える印象が、全てなんだよそれが判らないとまり子ちゃんは、一生、名家のお嬢様にはなれないよ</p><p>まり子ちゃんの評判が悪くなればまり子ちゃんを妹分にしている歌晏桃子さんの評判にも傷が付くもちろん、鳥居さんの家のトリイ電子にも</p><p>昨日来てくれたお嬢様たちの父親や祖父はみんな力のある政治家や実業家なのだから</p><p>まり子ちゃんはとにかく想像力が不足しているよ</p><p>わたくしは人に媚びたりするのが、苦手なだけですわ</p><p>鳥居さんは、それでも突っ張る</p><p>媚じゃないんだよ人間関係をスムーズにするための、最低限のコミュニケーション能力は持っていなけりゃいけないってことだと思うよ歌晏さんみたいに</p><p>桃子姉ちゃんみたいに</p><p>歌晏桃子さん自分にとって不利な状況を最終的に、こんなワガママで馬鹿な子を、妹分にしていられるぐらい度量の大きい人っていう評価に変えちゃったから</p><p>寧の言う通りだ問題児・鳥居さんを上手にあやしてみせることで、鷹揚で懐の深いビッグなお姉さんという好印象を得たと思う</p><p>そんで、歌晏桃子さんがまり子ちゃんに香月家への居残りを命じたのはさ</p><p>ニィと、寧が笑う</p><p>香月家と何らかの関係を作って来いってことだよ狩野家と歌晏家と鳥居家のトライアングルだと、まり子ちゃんの不義理な行動だけが目立つけれどそこにもう一つ、香月家が加わればさ</p><p>家柄＋資産・権威の歌晏家</p><p>家柄のみの狩野家</p><p>資産しかない鳥居家</p><p>この３家だと</p><p>鳥居家が、狩野家を捨てて歌晏家に寄って行くようにしか見えない</p><p>今は力の無い狩野家を見捨てて、資産家の鳥居家が狩野家の傘下に入るのは</p><p>狩野家にとっては、顔に泥を塗られるようなことだし</p><p>見ようによっては、歌晏家が鳥居家を使って、狩野家をイジメているようにも取られかねない</p><p>しかし、ここにもう１つ</p><p>歌晏家並みに、家柄と資産・権威のある香月家が加われば</p><p>構図が変わる</p><p>元々、歌晏家、香月家、狩野家は３家で、名家全体を束ねるような家柄です名家世界の中心に、鳥居家が接近しているというだけのお話でしたら、狩野家の名誉は保たれますし、歌晏家を悪く言う人も現れません</p><p>そうだよだから、歌晏桃子さんは香月家に残って関係を深めて来いって言ってるんだよまり子ちゃんにさ</p><p>鳥居さんは、少し考え込むと</p><p>それでわたくしが、香月家と親しい関係を築くために黒森様と性交するべきだとおっしゃられるのですか</p><p>さあねそんなのは、まり子ちゃんが自分で考えて決めることだよたださっ</p><p>寧はリエとエリを見る</p><p>ヨッちゃんとセックスしないような子は、あたしたちは信用できないよねぇ</p><p>双子はニヤリと笑う</p><p>その通りですわお兄さんとエッチする勇気のない人なんて、女やないです</p><p>そうですなぁうちらだってエッチして、初めて判ったことがたくさんありますもんなぁ</p><p>そうそう、このお兄さんのええとこはエッチせんと判りませんわ</p><p>つーか、エッチが一番ええとこですわ</p><p>それは違いますご主人様は、セックスだけの方ではありません</p><p>ありがとう美智</p><p>ですが、ご主人様のセックスは最高ですあんなに素晴らしい時間はございません</p><p>あー、こんな話してたら、あたしもシたくなってきちゃったよミッちゃんは</p><p>わたくしは、３６５日２４時間、常にご主人様専用の精液便所ですからいつでも、万全です</p><p>真顔で、答える美智</p><p>わたくしも公様がお望みでしたら、どこでも身体を開きますわ</p><p>寧に問われて、月子もそう言う</p><p>あたしたちも、向こうでシてもらってきたけれど</p><p>でも、まだヤラレ足りないよねお兄ちゃんも、１回射精しただけだからヤリ足らないでしょ</p><p>わたしもヤラレ足りないですわ</p><p>もっと、うちのこともエッチしてええですよ</p><p>エリもリエも再戦を望んでいる</p><p>ちょっ、ちょっと待ちなさいよわ、わたくしは</p><p>慌てる鳥居さん</p><p>ま、まだ答えが出てないんだから決心ができていないのよ</p><p>鳥居さんの中でオレとセックスするという選択肢が、現実的になってきている</p><p>みすずや瑠璃子との関係を良くするにはそれもアリかもしれないと</p><p>あ、あたしは別にじ、自分の処女なんて、どうとも思ってないだからそんなの、いつでもどこでも捨てちゃったって構わないんだけれどでも</p><p>ああ、みんなに色んなことを言われて頭が混乱しているんだな</p><p>鳥居さんは、とんでもないことを口走っている</p><p>ていうか、昨夜から何度もセックスを見せられて</p><p>本当に、自分でもしてみたいんだな</p><p>性に対する好奇心が、抑えられなくなって来ている</p><p>だから、寧は好奇心を解放する表向きの理由をまり子さんに与えた</p><p>この頭でっかちな女の子はまんまと、寧の罠にハマッている</p><p>さっき言ってたクスリとかだと怖いのよちゃんと避妊具を使ってくれるんならそれならあ、あのわわわ、わたくしとしては</p><p>はあ、何言ってるのまり子ちゃん</p><p>わざと、呆れた顔をして言う</p><p>何で、ここでまり子ちゃんが、ヨッちゃんとセックスするのよ</p><p>ななななな、何言ってるのよああああ、あなたでしょわたくしに、黒森様との性交を熱心に勧めているのは</p><p>うん、勧めたけれど今すぐしろとは言ってないよっ</p><p>クックックと笑う</p><p>はぁぁ何よそれぇ</p><p>軽くキレる鳥居さん</p><p>しかし、寧は</p><p>はあんた、馬鹿なの死ぬの</p><p>鳥居さんの怒りをするっと、逸らす</p><p>もうちょっと、頭を使ってよーく考えなさいよ</p><p>歌晏桃子さんは、まり子ちゃんに香月家との関係を深めろって命じているのよ</p><p>だだだ、だからわ、わたくしが、黒森様とす、すればいいんでしょせせせ、セックス</p><p>鳥居さんの脳は、ヒートアップしまくっている</p><p>それは、そうだよその通りだよ</p><p>寧は、うなずく</p><p>でも今、ここにはミィちゃんもルリちゃんも居ないんだよ香月家のお嬢様が見ていないところで鳥居家の令嬢にして、歌晏桃子さんの妹分であるまり子ちゃんが、ロスト・ヴァージンするっていうのはどうなのかなぁ</p><p>鳥居さんの思考は停止する</p><p>まり子ちゃんさぁ香月家のお屋敷から、このビルに来てこっちに来てからの方が、活き活きしているでしょさっきから、大きな声でガンガン喋っているし</p><p>やっぱり、アレだよねミィちゃんやルリちゃんが、いない方が香月家のお嬢様たちが見ていないところの方が楽あっちは、そう香月のおジィちゃんにだって、バッタリ会うかもしれないもんねぇ</p><p>香月家の本家の邸宅の中なら当たり前だ</p><p>家屋敷の全てが、ジッちゃんの所有物なんだから</p><p>だから、こっちに来てあたしたちとかいないこのビルに来てからの方が気楽でしょいかに怖い物知らずのまり子ちゃんでもミィちゃんやルリちゃんとずっと一緒なのは、プレッシャーを感じちゃうもんねぇ</p><p>鳥居さんだってみすずや瑠璃子に、失礼なことをしてはいけないことぐらいは判っている</p><p>だからさ、こっちに来て、プレッシャーから解放されて思考が柔軟になったから、ヨッちゃんとのセックスもアリなんだって考えられる様になったんだろうけれど</p><p>ああ、みすずたちの前ではそう言う発想はできないか</p><p>でも、そのプランを実行するんならやっぱり、ミィちゃんルリちゃんの見ている前でだよねぇそうじゃないとあの子たち、怒るよ恨むよ</p><p>だって、このビルだって香月セキュリティ・サービスのビルなんだから、香月家のモノでしょそんな場所で、自分たちの知らないうちにまり子ちゃんが、勝手にヨッちゃんとセックスしちゃったりしたら</p><p>みすずお姉ちゃんとルリお姉ちゃんは、セックスに関しては本気で怒るよルリお姉ちゃんなんて、他の子の初めてを撮影するのが趣味なんだから</p><p>ああ、そうやなうちの初めても瑠璃子お姉さんが撮影してました</p><p>わたしん時もです昨夜な</p><p>そうそう、昨夜ですわ</p><p>双子も証言する</p><p>わ、わたくしはい、嫌よ性交を記録されるなんて</p><p>だからさ、それはルリちゃんに直接言ってあたしに言われても困るし</p><p>そうだよとにかくルリお姉ちゃんに知らせないで、ロスト・ヴァージンしちゃうのはマズいよハメ撮りは、ルリお姉ちゃんのライフ・ワークなんだから自分のも、他の子のもお兄ちゃんのするセックスは</p><p>マナが、そう言い切る</p><p>ミィちゃんだって知らないうちに、まり子ちゃんとヨッちゃんがするのは嫌だと思うよ許可をもらうようなことじゃないけれど仁義は通さないとさ</p><p>ジンギ</p><p>そうだよやっぱりさ直接、ヨッちゃんとセックスすることになりましたって、報告ぐらいはするべきなんじゃないの</p><p>事後報告とか印象悪いよねぇヤな感じだよねぇ</p><p>寧とマナで、煽りまくる</p><p>ということなので今回のセックスは、まり子ちゃんは見てるだけぇぇぇ</p><p>しょうがないじゃんだってあたしたちはしたいんだもん</p><p>寧は、スッと立ち上がる</p><p>月子さんもしようっ</p><p>月子も立つ</p><p>もちろん、わたくしも</p><p>美智も立ち上がった</p><p>はーい、それじゃあこれから３人でストリップしまーすっ</p><p>そして、寧、月子、美智が服を脱ぎ始める</p><p>オレやマナと双子は、元々、バスローブ１枚で、下は裸だ</p><p>何かさ、音楽が欲しいよね誰か何か歌って</p><p>ほんなら、わたしらが</p><p>エリが手を上げる</p><p>うん、いいよ何でも歌ってっ</p><p>ほんなら、あのこのお姉さん、何て名前でしたっけ</p><p>エリは、呆然となって脱力している鳥居さんを指差す</p><p>トリイ・マリコさんだよっ</p><p>寧は、ボタンを外しながら答えた</p><p>ほんならリエちゃん</p><p>ああ、アレやなエリちゃん</p><p>うん、いくでぇぇ</p><p>そして双子は</p><p>♪あ、それっまり子のまは、どう書くのっ♪</p><p>♪ああして、こうして、こう書くのっ♪</p><p>くふふっ、それ面白いねっ</p><p>寧は、歌に合わせてお尻をくねらせながら、脱衣していく</p><p>まり子のりは、どう書くのっ♪</p><p>美智もいつもの無表情ながら踊るようにして、服を脱ぐ</p><p>♪まり子の子は、どう書くのっ♪</p><p>月子は、ニコニコと笑って楽しそうだった</p><p>双子は何度も、歌を繰り返す</p><p>寧お姉さん、何ですかいな、それは</p><p>ホンマや、そこまでいくと卑怯を通り越して、ズルイですわ</p><p>寧は、ケロッとして笑っている</p><p>顔も綺麗やと思ってましたし、プロポーションが良いことも判ってましたわでも</p><p>そこまで裸が綺麗なのはズル過ぎますわ</p><p>そうだ全裸になった寧は</p><p>美女神の誕生というような勢いで美しかった</p><p>ただ身体のラインが美しいというだけじゃない</p><p>張りのある、真っ白な肌ピンク色の乳首スッとナイフで切れ込みを入れたような、美しい割れ目</p><p>全身から、生命力を溢れさせて寧は、ただただ美しい</p><p>あったの前じゃんヨッちゃんに悦んでもらうだめだもんあたしの身体は、あたしのモノじゃないヨッちゃんのためのものなんだから食事と健康に気を付けているし、毎日、オンナを磨いているよ</p><p>ここまできたらさまり子ちゃんの心を完全にぽっきり折ってあげないといけないもんね</p><p>鳥居さんが、どんなに自信家でも</p><p>この寧の裸身の美しさには敵わない</p><p>オンナとしてのプライドを賭けるよーんっ</p><p>ニタァと笑う、その顔も美しい</p><p>鳥居さんは、ただただ呆然として寧の肉体美を見上げている</p><p>ということで、次話は鳥居さんだけハブられたセックス大会です</p><p>徹底的に、心を折っていきます</p><p>暑い中、母の店のことで法務局まで行って来たのですが</p><p>母に＊＊をもらって来てと言われた＊＊が母の勘違いでした</p><p>必要な書類でないものを、もらって来たという</p><p>明日また、電車とバスを乗り継いで行くのかはぁ</p><p>昔、ＮＨＫのマンガ夜話のデビルマンの回を録画したビデオが出て来たので、観たのですが</p><p>今になって観るとあんまり良い内容じゃなかったんですね</p><p>的外れなことを指摘してたり</p><p>感想だか、妄想だか判らないことを言ってたり</p><p>サブカルチャーで売っていた人たちは、結局、薄くて浅かったので</p><p>現代では、生き残れなかったんだと思います</p><p>981．朝の姉妹たち　／　寂しいのはお前だけじゃない</p><p>うっふっふっヨッちゃーん</p><p>誇らしげに、自分の魅惑的な裸身をオレたちに晒す寧</p><p>公様、わたくしもおりますわ</p><p>月子も、頬を赤らめて最後の1枚を脱ぐ</p><p>ほっそりとしているけれど、胸とお尻にはちゃんと厚みがある</p><p>全然日焼けしていない白い柔肌</p><p>長い黒髪の和風美少女のヌードだ</p><p>そう寧が太陽的な明るい美女神なら、月子は名前通り月の女神の凛とした美しさを持つ</p><p>ご主人様わたくしも、ここに控えております</p><p>そして美智</p><p>つるんぺたん凹凸のない、流れるような裸身</p><p>あの寧お姉様、月子お姉様とは見劣りがすると思いますがそこは、努力と根性で挽回致しますのでよろしくお願い致します</p><p>無表情のまま、ペコリと頭を下げる</p><p>何度言えば判るんだオレは、美智の身体を気に入っているんだぞ</p><p>胸が無くても、平らでも美智は美智だ</p><p>オレは美智が好きなんだ胸のことは気にするな</p><p>そういう風に、ヨッちゃんに言って欲しいから何度も、同じ風にスネて見せてるんだよミッちゃんは</p><p>オレに美智の身体を気に入っている好きだって、言わせたくて</p><p>あーらら、美智お姉ちゃん可愛いねっ</p><p>マナが茶化す</p><p>何かさっきとイメージが変わりましたわ</p><p>そうやなうちもっと怖い人かと思ってました</p><p>双子が、そう言う</p><p>怖くないよ美智お姉ちゃんは、お姉ちゃんたちの中では一番甘えんぼで、お兄ちゃんのこと大好きだもんっ</p><p>あああぅっマナ妹</p><p>そうでしょ美智お姉ちゃん</p><p>うううそうですわたくしが一番、甘えんぼです旦那様が大好きです</p><p>ええーっ、ヨッちゃんのこと大好きなのは、あたしも同じだって</p><p>月子さんだって、そうでしょっ</p><p>はい、寧様わたくしも、公様をお慕いしておりますわ</p><p>オシタイ</p><p>押し倒すってことですか</p><p>リエとエリが尋ねる</p><p>好きってことだよ月子お姉ちゃん言い回しが古風なんだよ神社の巫女さんだから</p><p>マナが、そう解説した</p><p>ほんじゃ、あたしたちも脱ごうかっ</p><p>あ、そうですなリエちゃんわたしらも</p><p>はい、うちらも裸になろうなエリちゃん</p><p>マナと双子はバスローブを脱げば、もう全裸だ</p><p>うふふっ、お兄ちゃん誰からする誰にしてもらいたい誰を犯したい誰の中に射精する</p><p>オレの周りにズラッと裸の美少女たちが並ぶ</p><p>1人だけ服を着たまま無視されている鳥居さんが声を出す</p><p>だから、まり子ちゃんは見ているだけだってばしょうがないでしょ</p><p>寧が、ニヤッと笑って鳥居さんに言う</p><p>香月家の建物の中でみすずや瑠璃子の承認がないのに、鳥居さんとオレがセックスすることはできないという理屈だ</p><p>残念だよねぇセックス、とっても気持ち良いのに</p><p>マナも、鳥居さんに微笑む</p><p>セックスが良いのではありませんご主人様だからこそ、心地良いのです</p><p>それはあるよねヨッちゃんだから、セックスは気持ち良いし楽しいんだよねっうふふ、ヨッちゃんで良かっただーい好きっ</p><p>そうですわわたしもお兄さんで良かったと思います</p><p>うちもお兄さん、優しいし全然、ガッついてないし</p><p>お父ちゃんたちとか酷かったもんな</p><p>あんなんならずにお兄さんが初めての相手で、ホンマに良かったですわ</p><p>エリとリエは徳大寺園子さんたちが、犯されている様子を知っているんだ</p><p>あんなグロくて、気持ち悪いもんやなくて</p><p>確かに、お兄さんとのエッチは楽しいですもん</p><p>さっきの、マナお姉ちゃんとわたしらと一緒にしたのとか、すっごい楽しかったです</p><p>今度のは、もっと楽しくなるよ寧お姉ちゃんに、月子お姉ちゃんに、美智お姉ちゃんだから</p><p>公様との営みは全く、恐ろしくはありません公様は、わたくしたちを傷付ける様なことは絶対になさいませんからただわたくしたちを楽しませ、ご自分も楽しむことだけを考えていらっしゃいます安心して、性の歓びを満喫して下さい</p><p>月子が双子にそう言った</p><p>うちもお願いします</p><p>双子は、ニコニコと笑っている</p><p>セックスするぐらい開けっぴろげになることは無いんだ</p><p>こうやって、みんなで裸になって自分のセックスを見せ合うということは</p><p>自分の肉体と心の全てを公開するということだ</p><p>寧も月子も美智も新しく来たエリとリエを受け入れることを、言葉だけでなく行為で示している</p><p>だから双子たちももう、裸になってくれた姉たちを警戒していない</p><p>お返しに、自分たちも裸身を晒す</p><p>2人ともなかなか良い骨格をしていますね</p><p>美智が、リエとエリの裸を見て、そう言う</p><p>うん2人ともかなりの美人さんになると思うよっ</p><p>寧が、慌てて語感を変える</p><p>美智は武道家として、骨格を褒めたんだろうけれど</p><p>それは双子には伝わらないから</p><p>双子が喜ぶような言葉に変換する</p><p>そんなお姉さんの方が、わたしらよりずーっと綺麗です</p><p>うんベッピンさんにそんなこと言われたら困ってしまいますわ</p><p>双子は照れて、そう言った</p><p>いやいや、そんなことないってね、月子さん</p><p>寧は、月子に振る</p><p>さすが公様です良い心根の子たちを選ばれました</p><p>月子は、肉体でなく双子の心を褒める</p><p>あの鳥居様</p><p>月子は、うな垂れている鳥居さんを見る</p><p>鳥居様はこう疑問に思っていらっしゃいますね同じ境遇の女の子たちの中からなぜ、この姉妹だけが公様に選ばれたのかどうして、他の子たちと違う待遇になるのか</p><p>ニコッと微笑む月子には鳥居さんの心が読めている</p><p>何で、この子たちは香月家の庇護を受けられて他の子は、娼婦になるのよおかしいわよ理解できないわよっ</p><p>自分の中にあるフラストレーションをオレへの批判にすり替える</p><p>助けるのなら、全員助けなさいよっあなたには、それだけの力があるんでしょ助ける人間と助けない人間がいるなんてダブル・スタンダードよそんなのおかしいし、変よ</p><p>ダブルって何やの</p><p>エリちゃん、ダブル・スタンダード、知らんのか</p><p>知らんわリエちゃん、判るんか</p><p>基準がバラバラっちゅーことやわ同じ条件なのに、片方の人はオッケーしといて、もう片方の人は失格にするみたいな</p><p>ああ、エコヒイキっちゅうことかわたしとエリちゃんが、お兄さんにエコヒイキされとるってこのお姉さんは言いたいんか</p><p>うーん、まあ、そうやな</p><p>リエの言葉に、エリは鳥居さんをジロッと見て</p><p>そうやったら、判りやすくエコヒイキって言えばええのにダブル何とかとか、難しい横文字を使われたら判らんわ</p><p>今時、ダブル・スタンダードぐらい誰でも知ってるわよっ</p><p>エリに嚙み付く、鳥居さん</p><p>お姉さん自分を基準にして、モノを言うのは良くありませんわそういうのは、人に嫌われる原因になります</p><p>ニッと、鳥居さんに微笑む</p><p>そうだよねっ普通ダブル何とかって言ったら、ダブル・ブリザートかダブル・タイフーン、命のベルトのどっちかだもんねっ</p><p>えっと寧</p><p>何ですかそれ</p><p>双子に睨まれる寧</p><p>くくくくっ、寧お姉ちゃんもさ自分を基準にして、モノを言うのは悪い癖だよっ</p><p>うん、ゴメンえっとそのうち説明するよ</p><p>あ、ええです何かロクなことじゃないみたいですし</p><p>うちもええですもう忘れますから</p><p>双子は冷たく、そう言う</p><p>ううう、ヨッちゃーん</p><p>双子ちゃんたちが、あたしに厳しいよーっ</p><p>えっとまあ、気にしないでエリとリエも、すぐにヤッちゃんに慣れると思うし</p><p>ヨッちゃーん、お屋敷に帰ったら、あたしとダブル・ブリザードしてくれる</p><p>スーファミ版の第4次スーパーロボット大戦でもいい</p><p>寧様そういう冗談は、後にしていただけますか</p><p>月子が、穏やかに言う</p><p>メンゴメンゴお詫びに、ヨッちゃん、あたしのおっぱいでも揉んでて</p><p>寧がオレの手を自分のふくよかな胸に運ぶ</p><p>そんなら、あたしたちはお兄ちゃんのオチンチンを撫でてようっ</p><p>はい、マナお姉さん</p><p>あ、うちも</p><p>一方、マナと双子がオレの下半身に取り付く</p><p>はいはーい、ヨッちゃんも脱いで脱いで</p><p>バスローブを4人がかりで脱がされる</p><p>さっきのお話に戻ります公様がこの姉妹は自分の身内にし、他の少女たちはそうしなかったという件ですが</p><p>少女たちに揉みくちゃにされているオレを無視して月子は、鳥居さんに話す</p><p>そして、鳥居様がその件にこだわられるのは鞍馬様のご姉妹をお救いになりたいからですわね</p><p>名家・鞍馬家の美里さんを黒い森の娼婦に墜とさせないために</p><p>当たり前でしょ名家に生まれた方がどんな理由があろうとも娼婦になるなんて、あってはいけないことよ</p><p>鳥居さんは、大きな声で喚く</p><p>あなたたちは、どんな方法を使ってでも鞍馬家のお二人をお助けするべきなのよっ何でそれが判らないのよ</p><p>そう叫ぶ鳥居さんを見て</p><p>お姉さんそれこそが、ダブル・スタンダードですわ</p><p>何でええとこのお嬢様は何があっても助けないといけないんですうちらはううん、園子ちゃんや直子ちゃんは、娼婦になるみたいですけれどそれはええんですか</p><p>だからあたしは、全員助けなさいって言ってるのよ</p><p>あなたが、みんな助ければ問題は全てなくなるのよっ何で、そんなことが判らないのよっ</p><p>全ての不満をオレに集中して、ぶつけてくる</p><p>だから、さっきも言ったけれどさ全員は助けられないんだよ</p><p>助けたら、助けたで責任が生じるしね</p><p>オレは、寧の胸を揉みながら答える</p><p>公様公様がこの子たちを家族として受け入れることを決められた理由は、何でございますか</p><p>リエとエリを家族にした理由</p><p>公様はこの姉妹を、ただのセックス奴隷としておくこともできました家族にはせず他の家族とは引き離して生活させるという選択肢もありましたわ</p><p>月子はオレの心を読んで、話している</p><p>実際、オレは昨夜は、そう思っていた</p><p>エリとリエは悪い環境で、悪い大人たちに教育されている</p><p>だから、アニエスたちと接触させない方が、良いんじゃないかと</p><p>でも今日、もう一度、この双子と話してみて</p><p>いや、セックスしてみて</p><p>オレは、考えを変えた</p><p>思ってたよりずっと、頭が良かったんだよエリもリエも</p><p>オレは２人の頭を撫でる</p><p>いや、頭が良いことは昨夜から判っていたんだけれど</p><p>この双子は最初から２人でタッグを組んで、自分たちの待遇が良くなるようにオレにプレッシャーを掛けてきた</p><p>この子たちは、頭が良い</p><p>だから、悪い大人たちからギリギリ身を守って来られたんだ</p><p>ロリコン動画の撮影は許しても親に売春させられることからは逃れて来た</p><p>双子がいつも一緒に居て大人たちの意志に、ロジックで対抗できたから</p><p>ただ、頭が良いだけじゃダメなんだよな頭の回転が早いだけじゃ何て言うかさちゃんと、自分の置かれた状況を俯瞰して見ることができてさそれで、自分たちだけでなく、他の人の気持ちが判らないとさ</p><p>オレに撫でられながら双子は、ジッとオレを見ている</p><p>最初、オレはこいつらは、自分たちのことしか考えていない子なんじゃないかって思ってただったら他の家族に会わせるのはマズイかなってでもヤッちゃんとマナが、一晩、この子たちの相手をしてくれてこいつらも、心を開いてくれるようになったのが良かったんだと思うよ</p><p>エリもリエも他の子の痛みが判る子だそういう子なら、引き受けられるただの奴隷じゃなくってオレの家族として、受け入れられる</p><p>オレは、双子の頬を左右の手で撫でる</p><p>オレの家族は、みんなお前たちと同じくらい、悲しい過去を背負ってきているツライ思いをしてきたのは、お前だけじゃないだからみんな</p><p>に優しくしてあげてくれそうしたら、みんなもエリとリエに優しくしてくれるから</p><p>双子は涙目で、オレに約束してくれた</p><p>お前たちは賢いからさっきから、香月家だとか名家のお嬢様たちの話をしていても、聞き耳を立てるだけで黙っていてくれたけれど</p><p>情報だけ聞いて余計なチャチャは入れなかった</p><p>この双子は、鳥居さんをハッキリ敵と認識しているから</p><p>自分たちも、ちゃんと判っているという顔をし続けていた</p><p>判らないことは、後で鳥居さんが居ない場所でオレや寧たちに聞けばいいんだから</p><p>こういうことができるのも、この双子の頭の良さを示している</p><p>オレたちの家族には、お嬢様もいるでもやっぱり、色んな悩みや苦しみを抱えている子たちなんだそして、オレたちは家族なんだから助け合わないといけない絶対に、妬んだり、恨んだりするなよ今日からはエリとリエの家族なんだからな</p><p>うちも、約束します</p><p>うん、良い子だ</p><p>オレは2人に微笑む</p><p>公様、改めてお尋ねしますこの姉妹を受け入れられたのはこの子たちが美しかったからですか</p><p>いや、そうじゃないよあ、もちろんリエもエリも可愛いし、綺麗だよ絶対に将来、美人になるでも、顔や姿の美しさだけじゃ受け入れられないよ</p><p>では、何を基準になさったんですか</p><p>基準スタンダード</p><p>そうだな園子さんも、とっても綺麗な人だけれどオレは家族としては受け入れられないな黒沢直子さんもそうだ</p><p>あの2人は心を閉じている自分のことしか、見えていない</p><p>あの人たちも、別に頭が悪いっていうわけではないけれど何て言うか</p><p>ミナホ姉さんなら、何て表現するんだろうそうだ、多分</p><p>言動にインテリジェンスを感じないんだだから、無理だと思ったオレには</p><p>ミナホ姉さんなら娼館の主と娼婦という関係で、あの人たちと関係を構築していかれるだろうけれど</p><p>ましてや、オレの家族に入れることは</p><p>この子たちにはエリとリエには、インテリジェンスを感じるこいつらの賢さは、半端じゃない</p><p>お兄さん、そう言うてくれるのは嬉しいですけれど</p><p>さっきから賢い、賢い言うてくれてますけれど</p><p>わたしらそんなに頭良くないですわ</p><p>テストの成績とか悪いですし</p><p>勉強全然、できんですから</p><p>学校へも、ちゃんと通ってないですから</p><p>双子は、うつむいてそう言う</p><p>そういう賢さとは違う賢さの話をしているんだよ</p><p>オレは、２人に微笑む</p><p>何て言うか世の中を生き抜いていく力っていうか、生命力の強さっていうかそういうことについての賢さだよ</p><p>ああ、しぶとさなら自信がありますわ</p><p>うん、うちら簡単には潰れませんから</p><p>双子に、笑みが戻る</p><p>学校の成績だってお前たちに、生きていく目標が見えてきたら、どんどん良くなっていくと思うよ今までは、暮らしてきた環境が悪すぎただけなんだオレたちと暮らすようになったらお前たちは、きっと良くなる</p><p>集中して勉強する環境があればこの子たちはどんどん伸びる</p><p>もっともっと綺麗にもなるよっあたしが、綺麗になる方法を教えてあげるから</p><p>あたしもお洒落でも、お化粧の仕方でも、何でも教えてあげるからね</p><p>みんなヨッちゃんに愛されててヨッちゃんを愛する姉妹だからね仲良くしようっ</p><p>家族姉妹ができた双子は、嬉しそうに返事をする</p><p>さて、公様この鳥居様のことですが</p><p>公様は、この方にインテリジェンスをお感じになりますか</p><p>鳥居さんが、ハッとしてオレを見る</p><p>いや鳥居さんは、スッゲェ頭が良い人なんだってのは判っているんだよ学校とかのお勉強ができるっていう意味での賢さとしては</p><p>この人は株とかもやって、儲けているらしいし</p><p>でも、人としての人間の世界を生き抜いていくための賢さはインテリジェンスは不足していると思う</p><p>ハッキリとそう言った</p><p>鳥居さんは、もっと周りの人たちに興味を持たないとダメだと思う自分がどう思っているか、どうしたいかを主張する前に、周りの人は、どう思っているのか、どうしたいのかを知ろうとしないと</p><p>あ、あなたにわたくしの何が判ると言うんですっ</p><p>あなたのような人がわたくしを批判しないでっ</p><p>批判じゃねぇんだけれど</p><p>鳥居さんからしたら、名家の人間ではないオレの言葉は、素直に聞けないか</p><p>最後に公様にお尋ねします</p><p>公様は、鳥居様に魅力を感じられますか</p><p>あー、見た目は綺麗だし面白い子だとは思うけれど</p><p>お、面白いわ、わたくしがっ</p><p>鳥居さんは、また唾を飛ばす</p><p>鳥居様に性的な魅力を感じますか</p><p>セイテキミリョク</p><p>お兄さんが、あのお姉さんとエッチしたいって思うてるかってことや</p><p>リエがエリに説明する</p><p>いや、別に鳥居さんとはセックスしたいとは思わないな</p><p>オレは、率直に言った</p><p>ななななな何でよっ</p><p>鳥居さんは、激しく驚いている</p><p>だってインテリジェンスの足りない子とセックスしても、気持ち良くないから</p><p>どんなに美人で可愛くてもお金持ちだったり、お嬢様だったりしても他人の気持ちが判らないような子じゃなあセックスにならないよ</p><p>正直にそう言う</p><p>お姉さんあんた今、このお兄さんに女失格って言われてますわ</p><p>エッチする価値が無いんやそうですわ</p><p>女として終わってるっちゅーことやな</p><p>というか、始まりもしなかったていうことなんと違う</p><p>そうやわエリちゃん</p><p>女だったら誰でもブチ込みたいって思ってるようなそういう男の人なら、お姉さんでも喜んで押し倒すんだと思いますけれど</p><p>お兄さんみたいなええ女をギョーサン連れている人にとってなぁ</p><p>お姉さんみたいな子は要らないそうですわ</p><p>しゃあないですわお姉さん面白うない子みたいですから</p><p>双子は、鳥居さんに追い打ちを掛ける</p><p>さぁって月子さん、もういい</p><p>寧が、月子に声を掛ける</p><p>はい、終わりました</p><p>月子は、笑顔でそう答える</p><p>それじゃあ、まり子ちゃんそこで見ててね</p><p>ヨッちゃんとあたしたちのインテリジェンス溢れるセックスをね</p><p>まり子ちゃんの追い込みに、1話使ってしまいました</p><p>次話こそ、セックスシーンに入ります</p><p>しかし、何で今年はこんなに暑いのやら</p><p>夏ですねえ</p><p>982．朝の姉妹たち　／　見ている眼</p><p>オレにしがみついて来る、裸の美少女たち</p><p>部屋の中でただ１人、服を着たままの鳥居さんは</p><p>わ、わたくしがインテリジェンスに欠けるって、そ、そんな</p><p>オレたちに批判されたことがショックらしい</p><p>た、確かに美しさやプロポーションでは、あなたに負けるわよっ他の子はいざ知らず、美貌だけはあなたには敵わないわそれは認めるわよっでもっ</p><p>寧を睨み付ける</p><p>わたくしが、知性であなたたちに負けるはずがないわっそうよっそんなことはあってはならないのよ</p><p>わたくしは、学力テストだって学年で一番なのよっ入学以来、ずっと１位を守っているんだからっ</p><p>すると美智が</p><p>わたくしも、そうですが</p><p>無表情で言う</p><p>鳥居様とは学年が違いますし鳥居様は、ご自分のことにしか興味を持たれないようですので、ご存知なかったのでしょうが、わたくしも入学以来、ずっと学年１位です</p><p>美智は天才少女だ</p><p>そして、わたくしの姉妹イーディは、わたくしよりもさらに学習能力が高いです来日して、わずか３ヶ月で完全に日本語を使いこなしていますから</p><p>遊びで、変な日本語を喋っているけれど今や、日本の古典や故事、難しい漢字の熟語に至るまで何でも学んで知っている</p><p>ずっと日本で生きてきたはずのオレに、教えてくれるぐらい知識が豊富だ</p><p>それと今、わたくしたちが問題にしているインテリジェンスとは、学習能力や記憶力、数学などを解く思考力のことではございません</p><p>１人の人間として世の中を渡っていくための力のことです</p><p>それが、わたくしに足りないというの</p><p>鳥居さんは低い声で言う</p><p>はい人の織り成している社会の中で生き抜いていくということは分析力や洞察力が必要ですそれが、寧お姉様の言うインテリジェンス知性です鳥居様には、それが圧倒的に不足しています</p><p>美智は双子たちを見る</p><p>困難な状況に陥った時いかに、最良の選択をするか誰がその場のキーマンであり、どの様な人間関係がそこに成立しているかを見極め、対処するそういうことが、この姉妹にはできましたこの子たちは、なかなか良い分析力と洞察力を持っています少し、感覚に品がありませんがそれは、わたくしたちが教育すれば済むことなかなかの逸材だと思います</p><p>双子は顔を見合わせ</p><p>リエちゃん、わたしら何か、褒められとるみたいやで</p><p>でも、品が無いとも言われとるわ</p><p>それは、しゃあないわなわたしらヤクザの子なんやし</p><p>いや、それは違うぞお前たちはもう、ヤクザの娘じゃないオレたちの家族なんだ</p><p>でも、品が良くとかわたしら、よー判らんですし</p><p>お兄さんたちに、恥ずかしい思いをさせてしまうと思いますわ</p><p>ああ、親が半端モノのヤクザだったことがこの双子姉妹のコンプレックスなんだな</p><p>一つ一つ、覚えていけばいい恥なんか、どれだけかいてもいいぞオレも一緒に恥ずかしい思いをしてやるから</p><p>そう言うオレだって、ミナホ姉さんやみすずたちに高級なお店に連れて行かれる度に</p><p>本当は、色々と恥ずかしいことをしでかしているんだと思う</p><p>ミナホ姉さんもみすずたちも後でああいう場合は、こうした方が良いってアドバイスしてくれているけれど</p><p>別にどこかのお嬢様みたいになれって言ってるんじゃないよただ、品が悪いよりは良い方がいいだろこれからは、オレたちはずっと一緒なんだからエリもリエも、お姉さんや妹たちと一緒に色んなところへ行くんだぞ</p><p>ああ、そうやなわたしらが品がのうて</p><p>それで、一緒に居てくれる人たちに恥ずかしい思いをさせるのは良くないです</p><p>わたしらも、シャッキっとせんとあかんな</p><p>うん、エリちゃん色々、勉強させてもらわんといけないわ</p><p>ほら、この双子はオレの言葉の意味を、するりと呑み込んで理解する</p><p>これが、インテリジェンスだ</p><p>徳大寺園子さんや天童乙女だとこんな風にさらっと話が終わらない</p><p>もちろん、鳥居さんも</p><p>判らないわその子たちがまあ、普通の子たちよりは可愛いことは認めるけれど、黒森様がわざわざ庇護なさろうとする様な特別な能力は感じられないですもの</p><p>鳥居さんは判っていない</p><p>じゃあ、鳥居さん今、この部屋に居る人間のっていうか、鳥居さんを除いてだけど、オレたちの順列はどうなっているか判るか</p><p>順列</p><p>そうだよ誰がこの場のリーダーで、誰でサブ・リーダーとかそういうのはどうなっていると思う</p><p>オレの問いに鳥居さんは</p><p>それは何と言っても、みすず様のパートナーである黒森様が順列のトップに居るべきなんでしょうけれど実際は、違うわねそちらの方があなたたちのリーダーよ</p><p>鳥居さんは、寧を指差す</p><p>さっきから、その方が主導的に話を進めているもの黒森様は、そちらの方に従っているだけだわどういう力関係なのか判らないけれどでも、黒森様が２位ね後の方たちは、みんなただその方に従っているだけだと思うわまあ、工藤美智さんは香月家の臣下ですしこちらの方たちはよく判らないですけれど、黒森家の関係者なのですよね</p><p>チラッと月子とマナを見る</p><p>寧がリーダーで、オレがサブ・リーダー美智と月子とマナは同格で、オレたちに従っているということか</p><p>エリとリエはどう思う</p><p>オレは同じ問いを双子に投げ掛ける</p><p>全然違いますわこの場では圧倒的にお兄さんが一番ですわ</p><p>そうですわ寧お姉さんは何か言う度に、１回１回、お兄さんの顔を見てますもん自分の話したことに、お兄さんがどう思っているのか確認しながら、喋ってます</p><p>寧お姉さん世話好きな人なんですだから、わざわざ自分が前に立って、話を進めているだけで</p><p>別に、場のリーダーになろうとか考えて無いと思いますわ</p><p>ほんで寧お姉さんは、こっちのお姉さん</p><p>うん、月子お姉さんやな</p><p>月子お姉さんに、すっごい気を遣ってますわずーっと</p><p>寧お姉さんと月子お姉さんは、どっちがお姉さんなんです</p><p>それがあははホントは同い年なんだけれどあたしが色々あって、留年しちゃってるから学年が１つ下なんだよねっ</p><p>２人とも１８歳だけどあたしだけ、まだ高２だからって、わけじゃないけれど月子さんには頭が上がらないというか</p><p>いつも、お気遣いしていただいて、とても嬉しいのですが寧様、わたくしは</p><p>そうだよな黒い森の初期メンバーである寧と、新参の鷹倉姉妹の長女である月子は、今まで余り交流が無い</p><p>年が同じだからこそ何となく、打ち解けにくいんだろう</p><p>寧は、年下のヨミやルナやコヨミちゃんとは、よく話しているし</p><p>月子も、アニエスたちとは仲が良い</p><p>この際だからさ、２人ともさんや様は止めることにしようよ</p><p>オレは提案した</p><p>同い年なんだからそうだろ</p><p>判ったそうだね、ヨッちゃんじゃあこれからは、月ちゃんて呼ぶ</p><p>寧は、あっさりとオレの提案を受け入れる</p><p>いえ、どうぞ月子と呼び捨てにして下さいわたくしも寧と呼ばせていただきます</p><p>月子は寧の心を読んだんだな寧にとって、人をちゃん付けで呼ぶのは必ずしも、親愛の情からではないから</p><p>寧の明るくサバサバした性格はフェイクだから</p><p>ちゃん付けのうちは、本当はまだ心の壁が残っている</p><p>はぁぁ、もうっ月子には敵わないやっ全部、お見通しなんだもんっ</p><p>寧は溜息を吐く</p><p>あら、ごめんなさいね寧</p><p>クスッと笑う月子</p><p>わたくし名前で呼び合うような、同い年の人、初めてですわ</p><p>そうか月子は、常にヤクザに監視されている巫女の娘だったから</p><p>寧はずっと校内では不良少女を演じていたから</p><p>同い年の親しい友人は居なかったんだ</p><p>これから仲良くして下さいませ</p><p>こちらこそよろしくねっ</p><p>ああ、ヨミやルナでなく月子を派遣して来たのは</p><p>寧と仲良くなる機会を作るためか</p><p>多分、ミナホ姉さんか克子姉が仕組んだんだな</p><p>どういう経緯があったとしても、この後、みんなでオレとセックスすれば仲良くなるのは確実だし</p><p>ええっとそこは、そういうことでええんですけれど</p><p>どういうわけだか、月子お姉さんはマナお姉さんのことばかり気にしてたわ</p><p>あ、それ、わたしも気付いてた</p><p>え月子が、マナを</p><p>月子が恥ずかしそうに微笑む</p><p>マナさんの心の動きを見ているのが、一番、良く判るんですあの、わたくし自分が普通の環境で育ってきていないことは判っておりますから、マナさんがどういう風に感じられて、どう思うのかとても関心があるんです</p><p>人の心が読めても月子だって、ただの少女だから</p><p>鷹倉神社の狭い世界に閉じ込められて生きてきた自分の感性を信じられないんだ</p><p>だから、一番、普通の感覚を持っていそうなマナの心に注視していた</p><p>ああ、判るわあたしとかだとちょっと普通じゃないもんね</p><p>寧の心は元になっている性格の寧子と演技の寧が、二重構造になっているから</p><p>月子が、参考にしづらいんだろう</p><p>美智さんは思考が、とても早いんです時々、追いつかなくなりますから</p><p>天才児であり武闘家の美智は瞬時に判断し、瞬時に行動を起こす</p><p>これまた、月子の参考にはなりにくい</p><p>ほんでねマナお姉さんは、いっつもみんなの様子を見ていて</p><p>はいどんな時でもフォローすることができるようにって、見ててくれてますわ</p><p>双子は次に、マナのことを評する</p><p>そのお姉さんが言うてはったみたいに従ってるんじゃないんです</p><p>そうですマナお姉さんて、もの凄くアクティブですもん</p><p>サッカーのディフェンスみたいですもん自分が必要なところへススッとカバーに入っていくみたいな</p><p>それなら、そっちの美智お姉さんは、ゴール・キーパーみたいですわ</p><p>そうやな、いつも部屋全体を引いて見てるもんな</p><p>美智は警護役だからいつでも、どんな状態でも対処できるように</p><p>場を俯瞰して見ている</p><p>１つのことだけに集中してしまって、見落としてしまうことがないように</p><p>ホント、２人ともよく見ているよねぇ</p><p>マナが、２人に微笑む</p><p>そんなん当たり前ですわ</p><p>よく見ていつでも考えてないと</p><p>変な人が寄って来たら、逃げられんようになってしまいますし</p><p>うちらのお父ちゃんの知り合いとか、アブナイ人ばっかりでしたから</p><p>そうだこの双子は</p><p>人を見る眼分析力と洞察力を高めないと、何をされるか判らない世界で生きてきたんだ</p><p>ロリコン動画の仕事とかだとお父ちゃんをダマして、わたしらを誘拐しようっていう人もいましたし</p><p>うん、ダマそうとしてる人ほど変なテンションで、ペラペラよう喋るもんなあ</p><p>ああ、変な色のベンツのオッチャンな</p><p>そうそう、赤紫のベンツのオッチャンやデンプンにヨウ素液を垂らしたみたいな</p><p>あの人はまだ、口先八丁でお父ちゃんたちをダマそうとしとったけれど</p><p>ああ、言葉やのうて隙を狙って、うちらを無理矢理、車に乗せて連れ去ろうとか考えてる人もおったわなあ</p><p>ああいう人は逆に現場じゃずっと、黙ったままだったなあすっごい、不機嫌そうな顔してカリカリしとるんやそんで、何か企んどるって判った</p><p>ああハイエースのオッチャンな</p><p>そうそう、ハイエースのオッチャンや</p><p>色んな目に合ってるんだなあ</p><p>ヤクザ関係だと誰が一番の兄貴分なのかを確認してな</p><p>ほんで、兄貴よりも若いのに上手いこと出世しとる人とかもおるから</p><p>両方に上手いこと話してケンカさせるんや</p><p>現場に仲の悪い人が揃っとると、お互いに牽制し合うから</p><p>結果的に、うちらに被害が及ばないんですわ</p><p>１３歳にして、そんな日常を送って来たのか</p><p>こういうモノを見る眼が、鳥居さんには欠けているんだよ人をちゃんと見てないからオレがみすずのパートナーだからとか、美智が警護役だからとか、香月家と黒森家の力関係とか頭の中にある知識だけで、何もかも判ったような気になっているから</p><p>オレは鳥居さんに、そう言う</p><p>だから、わたくしにはインテリジェンスが足りないとおっしゃるのですか</p><p>うん少なくてもオレには、頭が良いようには見えないな何て言うか</p><p>鳥居さんは、株の売買なんかで儲けるのとかはスゴイできるんだろうけれど</p><p>鳥居さんが、オレを見ている</p><p>例えばさどこに敵が隠れているのか判らない場所に、２人で潜入したりするのはちょっと嫌だな信頼できない鳥居さんは、きっと敵にオレたちの存在を気付かせてこっちは、敵を捕捉できないままになるそれで、敵に逃げられるんならまだ良い方でさ下手に待ち伏せとかされたら、２人とも命は無いと思うよ</p><p>わたくしには良く判らない例えですわ</p><p>鳥居さんは、ツンとしてそう言う</p><p>例えなんかじゃないよオレたちは、よく、そういう作戦を実行しているからヤッちゃんとは行ける、月子とも、もちろん美智とも、マナもそして、リエとエリとだって、オレは信頼して、一緒に敵地へ潜入できるでも、鳥居さんとは嫌だねオレはまだ、死ぬわけにはいかないからさ</p><p>それがオレの最終的な評価だった</p><p>まあ、いいやちょっと、そこで見ていてよオレたちのセックスをさ</p><p>余計な先入観を消して、ちゃんと見てくれたら鳥居さんにも判るはずだから</p><p>判る何がです</p><p>鳥居さんは、怪訝な表情を浮かべる</p><p>オレたちの理想だよオレたちが、何を目指しているのかそれが、オレたちのセックスの中に見えるはずだそれが判れば鳥居さんにだって、きっと判ると思う</p><p>オレたちがなぜ家族なのかがさ</p><p>オッケーじゃあ、あたしからね</p><p>仮眠室にまた布団を敷いて</p><p>まずは、オレと寧が</p><p>みんなは輪になって、オレたちを見る</p><p>ほら、あのさセックスって、結構、生々しいでしょグロいとこもあるよねでもさ</p><p>寧は、みんなに微笑む</p><p>やり方によっては外から観ても、綺麗なセックスもあるんだよ映画のラブシーンみたいな、セックスもね</p><p>そうだ、見た目の良いセックスも見せてあげないとな</p><p>はい、ヨッちゃん座って</p><p>オレと寧は向き合って、全裸で、布団の上に正座する</p><p>えへへそれではよろしくお願いしますっ</p><p>寧は、ペコッと三つ指突いて、オレに頭を下げる</p><p>あっ、オレの方こそよろしくお願いします</p><p>オレも慌てて、頭を下げる</p><p>うんじゃあ可愛がってねあたしも、可愛がってあげるから</p><p>オレたちは、膝立ちになって</p><p>お互いの身体を、抱き締め合う</p><p>ああーん、ヨッちゃん好き、好き、好きだよっ</p><p>寧の豊かな胸が、オレの胸板に押し付けられる</p><p>白い肌は、すでに火照っている</p><p>勃起した乳首をコリコリと肌で感じる</p><p>寧の手が、オレの裸の背中を優しく撫でる</p><p>オレも寧の背中を</p><p>うふふ愛してる</p><p>オレの耳に、そっと吐息を漏らす寧</p><p>キスもね強く吸ったり、舌を絡めるばかりじゃないんだよこんなのもキスだから</p><p>寧は、チュッチュと小鳥のような軽いキスを繰り返していく</p><p>唇と唇が触れ合ったと思った瞬間にスワッと離れる</p><p>こんなキスも楽しい</p><p>寧の瞳が、優しく微笑んでいる</p><p>ヤッちゃんて、本当に綺麗だよなぁ</p><p>間近だからこそ、心からそう思う</p><p>完璧に整った顔白い健康的な肌大きな黒い瞳</p><p>ヨッちゃんと一緒だからだよ</p><p>あたしは、ヨッちゃんと一緒だとどんどん強くなれるだから、綺麗にもなれるんだ</p><p>オレが居なくても、ヤッちゃんは綺麗だよ</p><p>そんなことないよヨッちゃんが居なかったら、あたし、綺麗になる意味なんかなくなっちゃうもんヨッちゃんのためだけに、あたしは居るんだよ</p><p>そして寧は、オレを布団に押し倒す</p><p>ほーら、おっぱいの時間だよ</p><p>上からオレにのし掛かってオレの顔に、大きな乳房を</p><p>オレは、子ヤギが母ヤギの乳を吸うように</p><p>下から首を起こして、寧の乳首を吸う</p><p>あん気持ちいい気持ち良いよヨッちゃん</p><p>オレの口の中で寧の乳首が尖ってくるシコッてくる</p><p>オレは、ピチャピチとわざと音を立てて</p><p>寧の乳首を舐めしゃぶった</p><p>うわぁ、気持ち良さそうお兄さんも、寧お姉さんも</p><p>ほら、お兄ちゃんてセックスの時に、ホントに怖くないでしょ相手のことをしっかり見ててくれるからアブナイことはしないし、痛くないように気を付けててくれるし自分のペースを押し付けてこないから</p><p>マナの言葉に、リエは</p><p>ホンマですわお兄さん、本当に優しいわ</p><p>オレはオレの思う普通のセックスをしているだけだけど</p><p>ほーら、ヨッちゃんむぎゅうっ</p><p>寧は、胸でオレの顔を覆う</p><p>温かな弾力を、顔全体で感じる</p><p>もう、ヤッちゃん</p><p>オレは寧の肉塊から顔を脱出させると下から、寧の腰を抱き締める</p><p>こんなに胸もお尻もあるのに寧の腰は、細い</p><p>この細さには、いつも驚かされる</p><p>うふふふ、ヨッちゃーん</p><p>また寧が、オレにキスしてくる</p><p>今度は舌も入ってきた</p><p>オレも舌を絡める吸う</p><p>濡れてきちゃったよっ</p><p>熱い瞳で寧は、オレに言う</p><p>さあ、どんな風にしようかっ</p><p>はあ、ハイスコア・ガール</p><p>訴訟で、家宅捜索で、全巻回収ですか</p><p>こんなにテンションが下がるニュースを聞くのはツライです</p><p>スクエニが、上場企業で威張ってたせいだという意見がありましたが</p><p>30年前に、ただのエニックスのウイングマンで遊んでいた身としては</p><p>そんなに偉くなっちゃったんだなあ</p><p>ちなみにＸ－１（エックス・ワン）のゲームソフトでした</p><p>いや、Ｘ－１ていうコンピューターが有ったんですよ、大昔に</p><p>しかし、ハイスコア・ガール</p><p>面白いマンガなのに</p><p>この後、どうなるのでしょうか</p><p>983．朝の姉妹たち　／　寧と綺麗なセックス</p><p>はい、ヨッちゃんおいでっ</p><p>裸の寧が布団の上に横たわり、オレを招く</p><p>大きく足を拡げて</p><p>すでに股間は、トロリと愛液が溢れて湿っている</p><p>うん、ヤッちゃん</p><p>オレは、寧に覆い被さる</p><p>まずはキスだ</p><p>ぷっくりとした唇の感触を楽しむ</p><p>うふふ、ヨッちゃんヨッちゃん</p><p>楽しそうに、寧は微笑む</p><p>オレの肌を手の平で擦って感触を確認している</p><p>あたしのヨッちゃんだうふふ</p><p>寧は、オレの首筋の辺りをクンクンと嗅ぐ</p><p>うん、ヨッちゃんの匂いだっ</p><p>え、オレ臭う</p><p>自分では、よく判らないけれど</p><p>うん、男の子の匂いがするあたしは大好きだよっヨッちゃんの匂いだもの</p><p>そういう意味ではオレも</p><p>寧の胸の谷間をクンクンと嗅ぐ</p><p>甘いミルクのような女の子の柔肌の匂い</p><p>ヤッちゃんも、いい匂いだオレ、この匂いを嗅ぐとさ</p><p>んんーどうなるのっ</p><p>オレますます勃起しちゃうよ</p><p>寧の肌の匂いを嗅ぐとオレは</p><p>しちゃってしちゃって、カチンコチンにしちゃってそれで、お姉ちゃんのことズンズン突いてっ</p><p>お姉ちゃんは、ヨッちゃんのモノなんだからねしたくなっちゃったら、好きなだけしていいんだよっ</p><p>寧の指が、オレのペニスを撫でる</p><p>あ、ホントに固くなってるうふふお姉ちゃんも、ジュンッて濡れてきちゃったヨッちゃんと裸で抱き合っているとお姉ちゃん、どんどん濡れてきちゃうんだよっ</p><p>ああ寧</p><p>オレのお姉ちゃん</p><p>オレは寧の豊かな胸に顔を埋め手でおっぱいを揉みながら、乳首を舐める</p><p>ヨッちゃんは、おっぱいが好きなんだよねあたしのおっぱいどう</p><p>気持ち良いよ柔らかくて、プニプニしてて、温かくて</p><p>いいよぉ、ヨッちゃんの舌ペロペロされるの、大好きっ</p><p>オレは寧のおっぱいをたっぷりと堪能するとそのまま舌を下へ這わせていく</p><p>可愛いおへそをペロッと舐めて</p><p>ヤッちゃんのお腹は柔らかいんだよなぁ</p><p>舌と手で、寧のお腹の肌を感じる</p><p>えー、お腹もプニプニってこと</p><p>あ、違うよもちろん、ヤッちゃんのお腹はキュッて引き締まっているけれど</p><p>ホントに細い抱き締めたら、折れてしまいそうなくらい</p><p>でも、ほら筋肉質ではないからヤッちゃんは</p><p>そりゃ、イーディや麗華お姉さんたちみたいに、鍛えまくってるわけじゃないもんあたしはそこそこにねあたしはヤバい時に闘う人じゃなくって、敵に捕まる前に逃げるのが専門だからそういうのに必要な訓練以上はしないもん</p><p>あたしは、ヨッちゃんにとっての綺麗なお姉さんでいることにしか興味が無いし</p><p>本当に寧は綺麗だ顔も身体もプロポーションも肌も</p><p>ヨッちゃんは、お姉ちゃんのこと好き</p><p>寧が、恥ずかしそうに尋ねる</p><p>もちろん、大好きだよ</p><p>オレは元気よく即答した</p><p>お姉ちゃんも、ヨッちゃんが大好きっ</p><p>寧が、オレを見上げて微笑む</p><p>ね来てもう、欲しいよお姉ちゃんヨッちゃんが欲しい</p><p>オレもお姉ちゃんの中に入りたいよ</p><p>じゃあ、早くね、来てぇ</p><p>オレは正常位で</p><p>寧の割れ目に、勃起を押し付け亀頭全体に、愛液をまとわり付かせる</p><p>くちゅり、くちゅり</p><p>酸っぱい淫臭が、部屋に籠もってくる</p><p>ああっ、早く</p><p>うん、行くよお姉ちゃん</p><p>オレは、クイッと腰を送り込む</p><p>ああんっ、ヨッちゃんが入って来たぁぁっ</p><p>ぷにゅにゅにゅにゅ</p><p>寧は膣の感触も超級美少女だ</p><p>中は熱くそれでいて、オレをキュキュッと締め付ける優しく包み込んでくれるような、感触がある</p><p>んんっ、ふぁぅぅもっと、もっと来てぇ</p><p>ああ、お姉ちゃん</p><p>オレの張り詰めた亀頭が寧の奥へと侵入していく</p><p>この膣は、オレのペニスしか受け入れたことが無い</p><p>いや、オレの勃起チンコしか入れさせない</p><p>寧はオレのモノだ誰にも、渡さない</p><p>ああ、ぐっ</p><p>痛いの痛かった</p><p>オレは、寧の中で動きを止める</p><p>違うよちょっと、感じちゃったの</p><p>えへへと寧は、赤い顔で微笑む</p><p>もっと感じさせてっ</p><p>オレは、ズォムッと一気に最後まで</p><p>はぁぁ全部、入ったぁぁ</p><p>オレと寧の下腹が、ぴったりと付く</p><p>オレの男性器の全てが寧の胎内に入り込んでいる</p><p>はぁぁ、はぁぁ</p><p>異物を胎内の奥深くまで押し込まれて、寧は大きく呼吸を繰り返す</p><p>香しい息が、オレの顔にまで届く</p><p>寧は、ニッコリ笑う</p><p>幸せあたし今、すっごく幸せ</p><p>ヨッちゃんと繋がっているよあんっ気持ち良いよ幸せだよこんなに幸せでいいのかなぁ</p><p>寧の眼が潤んでくる</p><p>いいんだよていうか、もっともっと幸せになるんだよオレたちオレが、お姉ちゃんを幸せにするから</p><p>じゃあ、お姉ちゃんももっともっと、ヨッちゃんを幸せにするねっ</p><p>オレはとっくに幸せだ</p><p>こんなに美しい姉とセックスしているんだから</p><p>うん、動いてあたしの身体で、気持ち良くなって</p><p>お姉ちゃんこそ、オレのチンコで気持ち良くなって</p><p>気持ち良いよぉぉヨッちゃんのオチンチンは、いつだって気持ちいいんだよおっ</p><p>オレはゆっくりと、腰を前後させる</p><p>くぅぅん、はぁぁん、ぁぁ</p><p>寧が啼く</p><p>セックスの快感からだけではない</p><p>寧は、どう喘いだらオレが感じるかを研究してくれている</p><p>声で啼く感じている表情も包み隠さず、全て、オレに見せてくれる</p><p>ああ、お姉ちゃん気持ち良さそうな顔をしているよ</p><p>うんだってぁぁん気持ちいいもんヨッちゃんだって、気持ち良さそうな顔しているよはぁぁっ</p><p>気持ち良いよお姉ちゃんの中気持ちいい</p><p>オレは、腰の動きを早める強くする</p><p>ああっああんっあああっ</p><p>オレの動きに合わせて、寧の裸身がいやらしく揺れる</p><p>豊かなおっぱいが、プルプルと踊る</p><p>オレは、この姿を見るのが好きだ</p><p>いいよぉぉ、ヨッちゃんぁぁ、気持ち良いよぉぉ</p><p>寧は、オレを見上げている眼を開けたままゼッタイに、オレから眼を離さない</p><p>オレも、感じている寧を見ている</p><p>あああっ、あああ、あーんっヨっちゃんヨッちゃぁぁん</p><p>オレはスピードや突き込む力加減を小刻みに変えて</p><p>寧とのセックスを貪っていく</p><p>ああ、ヨッちゃんそ、そこ気持ちいいっ</p><p>オレは膣の中の寧が感じるポイントに、亀頭をグリグリ擦り付ける</p><p>知ってるよ判っているから、しているんだ</p><p>寧とセックスする度に、オレはいつも探しているより深く濃く、寧と交わる方法を</p><p>どれだけ探し続けても、尽きない</p><p>オレと寧のセックスは、どんどん深まっていく</p><p>多分、オレが寧のことは全て判ったと思い込んだ瞬間に</p><p>オレたちのセックスの成長は止まるんだと思う</p><p>オレが、寧の全てを理解できる日は来ない</p><p>だって、寧は毎日、どんどん変わっている成長しているんだ</p><p>そして、オレだって</p><p>愛し合えば、愛し合うほど新しい寧を発見する</p><p>だから、探求は尽きない</p><p>いつでも、眼をこらして今日の寧を知ろうとしないといけないんだ</p><p>ああんっ、今の今の気持ち良いよっ</p><p>何となくした動きが、寧の新しいスポットを捉えたらしい</p><p>こうここ</p><p>そうっああっ、気持ち良いヨッちゃん、気持ち良いよぉっ</p><p>オレは意識して、そのポイントを責める</p><p>覚えておかなきゃ</p><p>あああっ、ヨッちゃぁぁんああああっ</p><p>かなり感じるポイントみたいだ</p><p>オレは、ダイナミックに腰を動かす</p><p>あああー、あたしイッ、イッちゃうよぉぉぉ</p><p>いいよ、イッちゃって</p><p>オレは、一気にスパートを掛ける</p><p>ガシガシガッと、強めに腰を打ちつける</p><p>ぴちゅっ、ぴちゅっ</p><p>オレと寧の結合点から、愛液の飛沫が飛び散る</p><p>ヨッちゃん手を手を繋いでてぇぇっ</p><p>オレが寧の手に自分の手を重ねると</p><p>寧がギューッと、オレの手を握りしめる</p><p>ああ、手にも汗をかいている</p><p>肌も緊張し始めた</p><p>おっぱいが、固くなる</p><p>乳首が尖っている</p><p>頬と肌が、紅潮している</p><p>全身に汗の玉が浮いている</p><p>もうすぐだ</p><p>ヨッちゃんあたしあたしね</p><p>切なそうな眼で、オレを見上げる寧</p><p>うん判っている判っているから</p><p>オレは腰を激しく振りながら言う</p><p>オレもすっかり汗だくだ</p><p>オレの額からポタポタと大粒の汗が寧のゆさゆさ揺れるおっぱいに滴る</p><p>ぁぁ、はぁぁ、ヨッちゃぁぁんあああっ、ああああんっ</p><p>そして寧は</p><p>イクぅぅ、イクイク、イクぅぅ</p><p>ギュウッとオレの手を握りしめたまま、寧が絶頂に跳ぶ</p><p>イッちゃう、イッちゃってるああああ、ヨッちゃぁぁんっ好きぃぃ、好きぃぃ、大好きぃぃぃっ</p><p>大きく背中を反らして寧の狭い膣が、オレを締め付けて痙攣する</p><p>ああ綺麗だ</p><p>イッちゃっている時の寧は</p><p>もの凄く愛おしい</p><p>オレとのセックスで、寧がこんなに感じてくれることが</p><p>はぁぁあ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>寧は、とろーんとした眼で、まだエクスタシーの境地にいる</p><p>オレは、腰の動きを止めるとそんな寧を優しく抱き締める</p><p>唇にキスすると</p><p>寧は、荒々しくオレの舌を吸う</p><p>オレは、寧の胸を優しく揉む</p><p>絶頂の後の余韻の中で後戯も大切だ</p><p>一緒にイクのも最高だけど</p><p>たまには、こうやって寧だけイカせるのも良い</p><p>可愛い寧を、たっぷりと愛でることができるから</p><p>可愛いよ、お姉ちゃん</p><p>オレは、そう言って寧の火照った肌を撫でる</p><p>うーん、こうやって見ているとさあたしとかのセックスは、まだまだなんだなあって判るよね</p><p>オレと寧のセックスを布団の周りから、みんなが見ていた</p><p>月子、美智、マナ、エリとリエ</p><p>そして、鳥居さんも</p><p>寧お姉ちゃんとお兄ちゃんのセックスはさ抱いて、抱かれてっていう配分が一番バランスが良いんだよね</p><p>これが、お兄ちゃんVS克子お姉ちゃんとかだとさまだまだ、克子お姉ちゃんの方がお兄ちゃんを抱いているっていう感じだしあたしとかだと、お兄ちゃんに抱かれているっていう感じの方が強いし</p><p>あたしも早く、寧お姉ちゃんの境地に達したいよ</p><p>オレが悪いんだな</p><p>マナや年下の子とのセックスはオレの方が、優位なんだ</p><p>逆に、克子姉や渚だとオレが甘えちゃうから</p><p>寧の場合オレは寧の美しくて豊かな肉体に抱かれたいとも思っているし、寧の壊れやすい心を抱いてあげたいとも思っている</p><p>だから愛し・愛されるというバランスが丁度良いんだろう</p><p>でも、すごくお兄さんと寧お姉さんが、愛し合っているのが、よく判りました</p><p>そうやなとっても綺麗でしたわエッチって、こんなに綺麗で見てて、心がホンワカするもんだとは知りませんでしたわ</p><p>エリも</p><p>うんお父ちゃんたちが観てたエロ動画とかキッタナイだけやったもんな</p><p>そうやな、アレはグロいだけだったわ</p><p>エゲツのうてな</p><p>うん、エエノカ、エエノカ、ソコがエエノカとかやもんな</p><p>気持ち良かったら、このホラ貝を吹けとかだったもんな</p><p>どんなエロ動画だ</p><p>ちゃんと愛し合っている人たちのセックスはさ、綺麗で可愛いんだよ</p><p>マナが双子に言う</p><p>うんそうですね今お兄さんも寧お姉さんも、見てて可愛いって思いましたもん</p><p>楽しそうで、嬉しそうででも、一生懸命やもんなぁ</p><p>ホンマにお兄さんは、一生懸命にエッチするんやもの</p><p>しかも、寧お姉さんのこと大切に思うてることが伝わって来るし</p><p>だからやね何か爽やかなんよエッチが</p><p>わたしも、そう思いましたわ</p><p>リエとエリが、順番にそう言う</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁヨッちゃん、スゴイ気持ち良かったよありがとっ</p><p>ようやく余韻から醒めた寧がオレに言う</p><p>できれば、あたしの中にピュピュッて射精して欲しかったけれど一番手だから、しょうがないよねっ</p><p>もう、ヨッちゃんそういうのにゴメンとか言わないのあたしは、とっても気持ち良かったんだからさ</p><p>寧は、オレの頭を撫でてくれた</p><p>さあ、ヨッちゃん次の子が待っているよっ</p><p>えっとマナたちは、さっきシャワー室でしてもらったから</p><p>マナが美智と月子を見る</p><p>美智お姉ちゃんと月子さんどうぞ</p><p>月子お姉様ご一緒に、ご奉仕を致しませんか</p><p>わたくしと</p><p>はいその方が良いと思うのです</p><p>美智は、真面目な顔で月子を見ている</p><p>ああそういうことですね</p><p>月子は、美智の心を読んだ</p><p>なるほど美智さんやイーディさんは、本当に発想が豊かですわねわたくしたちは力がございますがそれを生かす知恵が足りないようですわ</p><p>美智は月子に何かを提案した</p><p>ほら、ヨッちゃん交代だから、ねっ</p><p>オレは身体を起こして寧の中から、勃起を引き抜く</p><p>ちょっと寂しいけれどあっ、あんっ</p><p>ちゅるるっと、寧の膣からオレのペニスが零れ落ちる</p><p>よいっしょはーい、タッチ</p><p>寧は布団から起き上がり月子と美智の肩に触れる</p><p>では、参りますいざ</p><p>いざじゃねぇよ美智</p><p>お情けを頂戴致します公様</p><p>月子は全裸で、オレに三つ指をついて頭を下げる</p><p>これもまた古風だな</p><p>おう、よろしく</p><p>１８歳と１５歳</p><p>鷹倉神社の巫女姉妹の長女と工藤流古武術をマスターした警護役</p><p>どういう風に攻めてくるのか、まったく判らないコンビだ</p><p>確か月子お姉様は、昨夜、ご主人様の精をいただいていないはずです</p><p>昨夜は、月子の中には射精していないと思う</p><p>ですから、最後は月子お姉様の中で、お果て下さいませ</p><p>月子は、本気でオレの子を孕みたがっている</p><p>ちゃんと中出ししてやらないといけないよな</p><p>よろしくお願い致します公様</p><p>そして、２人の美少女がオレに向かって来る</p><p>美智は月子に心を読まれていることを受け入れているから</p><p>２人の息が、ぴったりと合っている</p><p>２人で布団の上に座ったオレを、前後から攻めようというのか</p><p>月子お姉様ご主人様の背中側は、わたくしが</p><p>美智が、オレの前の位置を月子に譲ろうとする</p><p>いえ、公様のお背中はわたくしが</p><p>月子は、ニヤッと微笑む</p><p>しかし、わたくしは胸がございませんし</p><p>うつむく美智に、月子は</p><p>ですが、公様は美智さんの可愛らしいお顔が大好きでいらっしゃいますから</p><p>美智にそう言う</p><p>公様に、お顔を良くお見せして下さい</p><p>月子は、美智の胸コンプレックスを覆そうとしている</p><p>うん、美智はすっごい美少女だからな美智の顔、オレは大好きだぞ</p><p>本当に、日本人形のように美しい顔をしている</p><p>こんな可愛い女の子に、無敵の戦闘能力があるとは信じられないくらい</p><p>ほ、本当にわたくしの顔をお気に召していらっしゃるのですか</p><p>美智は、ブルルッと震える</p><p>当たり前だこんなことで嘘を吐いてどうする</p><p>で、ですが美しさでは、寧お姉様には敵いません華やかさでは克子お姉様にみすず様や瑠璃子様も、わたくしよりずっと綺麗でいらっしゃいます</p><p>ジャンルが違うんだよ</p><p>美智はオレの中の小柄で無口な日本少女・部門で、今年度のＭＶＰに輝いている</p><p>えー、お兄さん、わたしらは</p><p>うちらは</p><p>双子が乗ってくる</p><p>お前たちは、小柄だけどよく喋る日本少女・部門だろそれの同率首位をキープしているから安心しろ</p><p>美智の場合の武闘少女とか、エリとリエの場合の双子とか一番の特徴は、口にしてはいけない</p><p>オレは美智のことを強いから好きだっていうわけではないし</p><p>オレとリエだって双子の美少女だから、面白がって家族にしたわけじゃない</p><p>それぞれ可愛い女の子だからだずっと、愛していくと思えたからだ</p><p>しゃあないなほんじゃあ、どっちが１位になるか勝負やね、リエちゃん</p><p>うちは負けんよエリちゃん</p><p>双子が、微笑み合う</p><p>いや、あんたたちさぁ同じ部門で争うんじゃなくって、どっちかが小柄でお喋りだけど、勉強がよくできる子になるとかしてみたら</p><p>寧がタオルで汗と愛液を拭いながら、双子に言う</p><p>そんなら、わたし小柄でお喋りやけど、勉強ができない子部門に行きますわ</p><p>ずるいわ、エリちゃんうちも勉強ができない子部門がいいわ</p><p>勉強はしろ無理はしなくていいけれど</p><p>オレは、２人にそう告げる</p><p>うん、お兄さんがそう言うんなら無理はせーへんですわ</p><p>うちも無理はゼッタイにしません</p><p>勉強はしろ</p><p>父が病院の予定を完全に忘れていて</p><p>慌てて病院へ電話したのですが、お医者さんは来週は夏休み</p><p>とりあえず、薬の処方箋だけはくれることになりました</p><p>診察券の裏の予約を、確認しておけば良かったのですが</p><p>前回の付き添いは、母だったので</p><p>近くの総合病院で内科と呆け、大学病院で心臓外科と内科と、４つの部門にかかっているので</p><p>判らなくなっていました</p><p>それと今は、我が家の洗濯は私がしているのですが</p><p>ここ数日、こんなに暑いのに</p><p>父の洗濯物が異常に少ないのに気付きまして</p><p>全然、着替えていない下着とか靴下を</p><p>慌てて、着替えさせました</p><p>うーん小学生のように細かく見ていかないと</p><p>どんどん痴呆が進行していってます</p><p>984．朝の姉妹たち　／　美智とセックス・ビッグバン</p><p>布団の上に座っているオレの前に裸の美智がやってくる</p><p>月子は、オレの背中側に</p><p>うん美智は、とっても美智らしくて綺麗だオレは好きだよ</p><p>胸はペッタンでもこの白い肌均整の良い骨格</p><p>小柄で華奢なのに健康的な生命感に溢れている</p><p>その上、顔は超級美少女だし</p><p>そんな風におっしゃって下さるのはご主人様だけです</p><p>いや、誰が見たって美智は可愛いよ</p><p>美智の学校の生徒たちは、みんな美智がみすずの警護役であることを知っているから</p><p>香月家が、能力の足らない警護役を本家のお嬢様に付けるはずがない</p><p>それに、昨日のパーティで、名家のお嬢様たちには美智の戦闘力の高さはアピールすることができた</p><p>だから、美智がとんでもなく強い武闘少女であることは知られているけれど</p><p>普通の人たちから見たら、美智はただただ綺麗で可愛い女の子なんだぞ</p><p>それこそ武術とか関係無い、闘う気とかが全然感じられないような、一般男子たちには</p><p>でも、わたくしのような女はご主人様でなければ、受けとめていただけません</p><p>わたくしも自分がどれくらい世間の常識からかけ離れているかは理解しております</p><p>ただの小柄な可愛い子じゃなくってすでに工藤流古武術の奥義を究め、気の技を自在に使い、みすずのことが大好きでうん</p><p>確かに、普通の子ではないんだよな</p><p>それに、わたくしもご主人様しか愛せません</p><p>本当にどうして、こんなに大好きになってしまったのでしょうか</p><p>美智は、オレの顔を優しく撫でる</p><p>今でもわたくしにとって、世界中で一番大切な女性は、みすずお姉様ですが世界中で一番大切な男性は、ご主人様でございます</p><p>そして、みすずにはペニスは付いていない</p><p>だから、美智とセックスできるのは世界中でオレだけだ</p><p>あの好きですお慕いしております愛しておりますそのご主人様</p><p>美智は、恥ずかしそうにオレを見る</p><p>セックスを致しましょう</p><p>そういうと、ぴったりとオレに抱きついて来る</p><p>ああ、美智の肌が温かい</p><p>寧よりも体温が高いように感じる</p><p>皮下脂肪が、断熱材の役割をするのですわ</p><p>オレの背後から月子が、オレの心を読んで囁く</p><p>ですから、概して男性は、女性の身体をひんやりと冷たく感じるのだそうです</p><p>寧様いえ、寧は、肉感的ですから体温が低く感じたんだと思いますわ</p><p>月子のその言葉に</p><p>ちょっと、月子っそれって、あたしが皮下脂肪ばっかりでプクプクしてるってことっ</p><p>プンスカと寧が怒る</p><p>いえ、肉感的と言いました胸やお尻や太ももは豊かですが寧の他の箇所は、キュッと引き締まっていると思いますわ</p><p>ボンッキュッポンッてことっ</p><p>はいそういう表現に置き換えていただいても結構です</p><p>寧は満足そうに、そう言う</p><p>あのということは、わたくしの胸やお尻に肉が足らないということでしょうか</p><p>美智がどんよりとした顔で、月子に尋ねる</p><p>はいそういうことですわですから、公様は寧よりも美智さんの方が、体温が高く感じられたのです</p><p>また落ち込む美智</p><p>あら、わたくしは事実を申し上げただけで公様が、その事実をどうお考えになられているかは、また別の話ですわ</p><p>そうだよ、オレは今のこの美智が好きなんだから、気にするなって</p><p>今度は、オレの方から美智を抱き締める</p><p>美智の眼が、オレの唇を求める</p><p>だから、オレたちは抱き合ったまま、キスをする</p><p>美智はすぐに、オレの口の中に舌を送り込んできた</p><p>積極的かつ攻撃的なのが、この子の本性だ</p><p>んんっ、んんっ、んんっ</p><p>熱情的にキスをしたまま、オレの胸に自分の胸を擦り付ける</p><p>オレも美智のお尻に手を伸ばして揉む</p><p>ふぁうっ</p><p>本当に鍛えている女の子でないと感じられない生ゴムのような弾力感</p><p>脂肪ではなく、固いだけの筋肉でもない柔かで、柔軟性があって、堅固な筋肉の感触</p><p>美智のお尻には、こんなにも魅力がある</p><p>ご主人様ぁあのわたくし</p><p>美智が、はぁと熱い息を漏らして</p><p>少し眼をとろんとさせて</p><p>もう、わたくし充分に濡れていますから</p><p>美智はまだ、そんなに緩んでいない膣に</p><p>無理矢理、オレのペニスを押し込まれるのが好きなんだ</p><p>狭い胎内を、無理にこじ開けられるのが</p><p>そうか、だったらこのまま、美智が入れろ</p><p>オレは、美智に命じる</p><p>布団の上に座ったままの対面座位だ</p><p>はい、ご主人様ご命令、ありがとうございます</p><p>オレのペニスを挿入するために腰を浮かす</p><p>そ、それではセックスをさせていただきますどうか、皆様お見守り下さいませ</p><p>美智は、布団の周りで眺めている少女たちに宣言する</p><p>こういうところは、ホントにＭっ子なんだよなあ</p><p>うわ、わたし近くで見たいですわ</p><p>うちも</p><p>早速、エリとリエが超接近して来る</p><p>さっきの寧お姉さんのセックスは大迫力やったけど</p><p>美智お姉さんは、うちらと同じくらいの背丈ですし</p><p>どんな風にお兄さんのオチンチンが入るのか、よーく見たいですわ</p><p>うちもです</p><p>ああ、マナは背が伸びちゃったからな</p><p>双子としては、寧よりも体格の近い美智のセックスの方が自分たちの参考になると思ったんだろう</p><p>よく、見なさい</p><p>美智は、そう言って双子によく見えるように、大きく足をＭ字開脚させる</p><p>そして、局部にオレの亀頭を自分の手であてがう</p><p>美智お姉さんマンコも小さいですわ</p><p>うちらよりも、小さいんとちゃうか</p><p>ホンマに、ここにお兄さんのブッ太いチンポが入るんか</p><p>裂けちゃったりしませんか</p><p>心配無用ふんんっ</p><p>細い指で自分の割れ目を開き膣口に、オレの亀頭を</p><p>ここで、大きく深呼吸しながら息を吐きながら、腰を落とすのです</p><p>すぅぅ</p><p>ずぶずふずぶっと狭すぎる膣に、オレのペニスが埋まっていく</p><p>うわわ、凄いわ</p><p>ホンマに入っとるわ</p><p>驚く双子</p><p>わたしらのオマンコにも、こんな風に入ったんやな</p><p>そうやわエリちゃんもこんなだったで</p><p>そう言えば、リエちゃんもこんな風にオチンコ、ハメられていたわ</p><p>エリとリエは、興奮している</p><p>そっちのお姉さんも、ジックリ見ておいた方がええですよ</p><p>そうやこんなん、なかなか見れへんですから</p><p>困惑の表情でオレたちを見ている鳥居さんにも、そんな風に声を掛ける</p><p>ああ狭い</p><p>ミッチリと詰まった粘土の層に、指を突き入れるように</p><p>オレの勃起ペニスが、美智の胎内に埋まっていく</p><p>美智は少し苦しそうに、ハァァと息を吐く</p><p>だけど、美智の胎内はどんどん蜜を溢れさせている</p><p>オレのチンコを受け入れながら、美智の膣がセックスに対応していく</p><p>ちょっと痛いですでも、痛いのが気持ちいいっっ</p><p>ずふふぶっ</p><p>ついに、オレのペニスが根元まで美智の胎内に吸い込まれる</p><p>凄いわ全部、入ってしもうた</p><p>あんなに太くて長いもんが根元まで</p><p>人間て凄いわ</p><p>うちらも、こんなことになってたんやなぁ</p><p>双子が、結合部を凝視している</p><p>そうだよエリちゃんもリエちゃんもさっき、根元までズッポリ入ってたよ</p><p>いや、さっきは恥ずかしかったからなぁ</p><p>自分のも、人のも繋がっているところを、ガン見とかできませんでしたから</p><p>今は落ち着いて、見れらるのか美智のセックスなら</p><p>構いません、よく見ておきなさいこれが、わたくしのセックスです</p><p>美智は、ゆっくりと腰を動かし始める</p><p>オレの肩に手を置いてクッと自在に腰を振る</p><p>上下だけでなく、腰を廻すように</p><p>くっちゅっ、くっちゅっ、くっちゅ</p><p>結合点から、イヤラシいリズムで水音が鳴る</p><p>オレのチンコは、美智の胎内で温かく濡れたマンコの中で、刺激されていく</p><p>公様は動かないで美智さんに任せて下さい</p><p>美智と対面座位で繋がっている後ろで月子が、オレの背中にぴったりと張り付いく</p><p>オレの身体を抱いて、船の碇のようにオレの身体を固定する</p><p>だからオレは、自分から腰を使うことができない</p><p>うふふ、公様</p><p>ああ、月子のおっぱいがオレの背中に押し付けられる乳首のコリコリ感が</p><p>ご主人様、ご主人様ぁぁ</p><p>美智が、エッチな声を上げる</p><p>オレは、美智のお尻を掴んで美智の腰の動きを、腕力でサポートした</p><p>何かええな、このエッチのスタイル</p><p>うん、お兄さんに抱っこしてもろうとるみたいですわ</p><p>わたしも、今度してもらいたいわ</p><p>うちもしてもらうわ</p><p>双子は、対面座位の体位が気に入ったらしい</p><p>まだまだ気持ち良い体位がいっぱいあるからねっヨッちゃんにお願いして、色々と試してみてっ</p><p>寧が、双子に言う</p><p>ああ、４８手っていうやつですわな</p><p>そうやな、４８種類あるんやったな</p><p>まだ１３歳なのに、そういうことを知っているんだな</p><p>まあ、双子の育った環境を考えれば</p><p>あははでも、江戸時代からの４８手はさ、よっぽど身体が柔らかい子じゃないと苦しくて無理っていうまもあるからさ</p><p>ルリちゃんが、ヨッちゃんとのハメ撮り・中出し記念写真でコンプリート目指しているけれど１５手ぐらいで止まってるんだっけ</p><p>実際、４８手の中にはそんなスタイルで繋がっても、あんまり気持ちがよくないものも多い</p><p>あと、これって他の体位をちょっと変えただけじゃないかっていうのも</p><p>ルリお姉ちゃんは、諦めてないよ何かヨガの写真みたいになっちゃって、エッチさが足らないからどうしたら、もっとイヤラシいハメ撮り写真になるか色々と研究して、また挑戦するつもりみたい</p><p>瑠璃子は本当にハメ撮りが好きだ自分のセックスも他の子のも、実に楽しそうに撮影している</p><p>それより先に、色んなシチュエーションでハメ撮りの方を充実させたいって言ってたよだから、ルリお姉ちゃん生徒会の役員になったんだって</p><p>ほら、普通の中学なら受験があるから生徒会の任期は３年生の秋までででしょでも、ルリお姉ちゃんたちの学校は、９９パーセントの生徒がそのまんま高等部へ進学するから、２学期の終わりまで任期があるんだよ次の生徒会長の選挙は、１月なんだって</p><p>そういうスケジュールだとさ秋の学園祭を、３年生が仕切れるでしょそれで、ほらルリお姉ちゃんたちの中学は、生徒会長だけが選挙でその他の生徒会の役員は、会長が決めることになっているから</p><p>だから、中３の秋のこんな時期に生徒会の役員になったのか</p><p>中学生でいられるのは、あと僅かでしょだから、どうしてもお兄ちゃんと生徒会室でセックスしている写真が撮りたいんだって</p><p>ルリお姉ちゃんたちの学校でしかも、中等部の生徒会室でセックスする子は、今まで誰もいなかったはずだからって</p><p>日本一のお嬢様学校だぞ</p><p>ご主人様ぁぁわたくしも、わたくしもしたいですぅぅあああっ</p><p>美智の膣が、キュンキュンとうねる</p><p>わたくしも校内でご主人様に種付けされたい</p><p>はあはぁと息を吐きながら、美智が腰をくねらせる</p><p>ああん、レイプレイプが良いですぅぅ、教室でご主人様に犯されたいですぅいつも使っている机で犯して、犯して下さいそれならば美智は卒業までの間、いつも授業中にご主人様に犯されたことを思い出します</p><p>いや授業に集中しろ</p><p>と言っても美智は、１回読んだだけで教科書の内容を全部暗記しちゃうような天才児なんだよな</p><p>普段の授業とか、つまらなくてしょうがないんだろう</p><p>あああっ、わたくしご主人様が好きですご主人様とセックスするのが好きですご主人様に犯していただくのが好きですあああっ、ご主人様でないとダメなんです</p><p>このお顔が、このお身体が、このオチンチンが、この心が好きなんですかぅぅ</p><p>美智の心の解放が、いつもよりも大きい</p><p>オレは、背後の月子を見る</p><p>はい、わたくしですほんの少しだけ、美智さんのお心を開かせていただいています</p><p>月子は、ぴったりとオレの背中に裸身を付けている</p><p>オレは美智と、チンコで繋がっている</p><p>巫女の力は、肌の接触がある方が効果が高くなる</p><p>つまり、オレの身体を通して月子は、美智と</p><p>大丈夫ですわ公様のご心配になられるようなことは致しませんから</p><p>ちょっと美智さんの調整をしているだけです</p><p>調整</p><p>美智さんの内面にある力をロスなく効果的に引き出すために</p><p>今までは６割ぐらいしか、外部には放出できていませんでしたからそれをできる限り１０割解放できるように、わたくしが調整致します</p><p>な何でううう</p><p>オレも、美智に締め上げられて高まってきた</p><p>そうすれば、美智さんが感じているのと同じものをほぼ１００パーセント、伝えることができますから</p><p>月子お前</p><p>公様もですよ我慢なさらないでわたくしたちは、公様がいつでも射精なさって良い女ですわいいんですもっと、お気楽に、わたくしたちを抱いて下さい</p><p>ああ、月子がオレも解放していく</p><p>あああっ、あああっそうでございますっご主人様ぁぁ、もっともっと、わたくしを犯してぇぇレイプして下さいっご主人様の熱い精液をわたくしの子宮に注いで下さいっ</p><p>美智の腰の動きが、さらに速くなる</p><p>ぴしゃ、ぴしゃ、ぴしゃ、ぴちゃっ</p><p>小刻みな激しいリズムでオレと美智の下腹が叩き合って音を鳴らす</p><p>欲しいのっ熱いの欲しいですっ大好きご主人様ぁぁあああっ、あああっ、あああーっ</p><p>激しく喘ぐ美智に、周りの少女たちもすっかり引き込まれていく</p><p>あこれって</p><p>寧が気付いた</p><p>でも、もう遅い</p><p>あああっ、ご主人様ぁぁ、わたくしイキますっ跳びますあああっ、ご主人様ぁぁはしたない美智に美智にトドメを刺して下さいっ</p><p>おオレも、もう</p><p>出してぇぇ、中に中に出して下さい赤ちゃんができてもいいですからっいえ、むしろご主人様の赤ちゃんが欲しいっ美智を美智を孕ませてぇぇぇぇ</p><p>うううっあああああ</p><p>こんな状況でイッたらオレ、頭が変になってしまうかもしれない</p><p>大丈夫ですわたくしを信じて下さい</p><p>月子が、オレの背中を抱き締める</p><p>わたくしがちゃんと、皆様を見ていますから</p><p>美智イクぞ出すぞ美智の中に</p><p>はい、ご主人様ぁぁ出して、出して、出して、射精してぇぇぇあああっ、あああーっ、あああーっ</p><p>オレはもう、ダメだ</p><p>美智ぃぃぃ愛してるぞおっ</p><p>びゅるるるるるっ</p><p>美智の子宮に、オレの精液が噴出するっ</p><p>熱いのぉぉぉ、来ましたぁぁあああっ、イク、イク、イキますぅぅ</p><p>精の熱の拡がりを膣奥に感じて</p><p>美智も絶頂に跳ぶッッッ</p><p>はい心月です</p><p>月子の優しい声が部屋に響いた</p><p>いやぁぁん、何これぇぇぇぇ</p><p>くぅああああっ、ああああんっ</p><p>あああっ、あたしもイク、イク、またイッちゃううっ</p><p>ああああっ、はぁぁ</p><p>ぐぅはぁぁ、うふはぁぁ</p><p>美智、リエ、エリ、寧、マナそして、鳥居さん</p><p>美智の爆発的なエクスタシーが、そのまま１００パーセントの純度で</p><p>彼女たちの心を浸蝕していく</p><p>あああっ、ご主人様ぁぁ、ああああ、好きぃ、好きぃああああ</p><p>くぅぅ、はぁぁ、すごいすごいよぉ、お兄さぁぁん</p><p>うちぃ、うちぃお兄さぁん、お兄さぁぁん</p><p>ヨッちゃぁぁん愛してるぅぅあああん、好き好き好きぃぃぃ</p><p>お兄ちゃぁぁんっあああっ、マナもマナもイッちゃってるよぉぉぉぉ</p><p>ああああ、がはぁぁ、何なの、何ですのいやぁぁ、いやぁぁ、いやぁぁ</p><p>この部屋の中の美少女たちが、全員股間を押さえて、畳の上で悶絶している</p><p>みんな、一気に愛液を漏らしてしまったらしい</p><p>部屋の中の淫臭が濃度マックスになっている</p><p>一方、オレも</p><p>あああっ、出るっ、出るっまだ出るぅぅ</p><p>びゅるるる、びゅるるるっと長い射精を、美智の中で続けている</p><p>美智の子宮が、ゴクッゴクッとオレの精液を飲み干している</p><p>ああっ、幸せですわたくし、幸せですご主人様ぁぁこのまま、妊娠したいですぅぅ</p><p>その美智の幸福感も、性の快感と共に他の少女たちに伝播していく</p><p>ううううーっはふぅぅ</p><p>オレは、最後の一滴まで美智の中に吐き出した</p><p>美智は、オレと繋がったままオレは美智を抱き締める</p><p>そして、そんなオレを後ろから月子が支えてくれている</p><p>大丈夫ですわ大丈夫ですから</p><p>ありがとうございます、最後までわたくしを信頼して下さって</p><p>は、はぁ、はぁ、はぁいや、だってはぁ、はぁ月子が大丈夫だってい言うんだからはぁ、はぁ、はぁ</p><p>オレは全身汗だくで、５０メートルのダッシュを何本もやった後みたいになっていた</p><p>美智も、今はグッタリとしている</p><p>他の子たちも畳に突っ伏したまま、まだ誰も起き上がってこない</p><p>月子ははぁ、はぁ、平気なのか</p><p>オレは、月子に尋ねた</p><p>はい、わたくしは台風の目に居たようなものですから、皆様ほどはでも、まだ腰が抜けています</p><p>美智のエクスタシーの心月は、普通でも周りの女の子たちが腰を抜かす</p><p>しかし、今のは純度１００パーセントだ</p><p>相当、キツイ</p><p>ど、どうしてはぁ、はぁ月子何で</p><p>何で、こんな激しい心月を発動させたんだ</p><p>あの子たちまだ、セックスでのエクスタシーには達していないようですから一度、体験させてあげたいと思いました</p><p>月子は、グッタリしている双子を見る</p><p>これでもう完全になりましたわあの子たちは、セックスの興味だけで、他の男性に身体を開くことは絶対にありません</p><p>はい公様とするとここまでの快感が得られるということを、体験致しましたからしかも、公様でないとこうはならないということを美智さんの感覚から学びました</p><p>人間は、論理だけではダメなんです頭で判っていても、肉体が付いて来ないこともありますから</p><p>ああ頭では、自分たちはもうオレのセックス奴隷だと思っていても</p><p>リエとエリは</p><p>身体が、他の男を求めてしまうこともある</p><p>でも、肉体に刻まれたことは永遠に消せませんから実体験してしまったことは</p><p>美智がオレとセックスして感じている、エクスタシーと幸福感を</p><p>自分の実体験として体感してしまった</p><p>あの子たちにとって、性行為イコール公様です身体がもう、公様しか求めません性感だけでなく、あの子たちにとって本当に必要な幸福感は公様とのセックスでしか満たされないのだと、身体が記憶してしまいましたから</p><p>心を操作したわけじゃないんだな</p><p>はい、わたくしの力は使っていませんわたくしがしたことは、美智さんんの能力を高め、心月の純度を濃くしただけですから</p><p>つまり、双子は美智の幸せなセックスを体感しただけだ</p><p>この経験でどう変わるかは双子たち自身による</p><p>巫女の力で、強制的にあの子たちの心を歪めたのではない</p><p>だから、心を歪めた場合の副作用は出ない</p><p>そしてあの方も</p><p>月子は鳥居さんを見る</p><p>あのご自分の価値観だけに囚われている方にとって、この体感はどう影響致しますでしょうね</p><p>鳥居さんは、処女のまま</p><p>セックスの絶頂を経験してしまった</p><p>これで変わらなければあの方は、女ではないということですわ</p><p>トミノ監督の新ガンダムの冒頭１０分がネット公開されたので、拝見致しました</p><p>密度がスゴイ</p><p>いや、本気でＳＦ映画を目指しているというか</p><p>絵で面白くしようとしているところが、凄いなあと</p><p>モビルスーツやキャラクターだけでなく設定美術に手を抜かないんですよね</p><p>これはもう、最初のガンダムからそうですが</p><p>実際にはない景色を作ってしかも、その景色が一目見て魅力的に感じないといけない</p><p>そういう絵作りがスゴイというか映像作家なのですね</p><p>ロボやキャラが魅力的でも世界が魅力的じゃない作品が、最近多いように思います</p><p>逆を言えば、世界が魅力的ならどんなロボでも、キャラでも成立するわけで</p><p>トミノ監督の作品は、ほとんどが玩具会社主導だったので</p><p>サンライズと玩具会社との間で、次の主役ロボはこれというデザインが決まってから、トミノ監督が呼ばれ</p><p>おい、このロボでアニメを作れという順番だったそうです</p><p>ガンダムやイデオンすらデザインが先行だったという</p><p>そういう状況で苦闘してきた方なので</p><p>世界を練り込むことを大切になさっているんだと思います</p><p>早く本放送が観たいです</p><p>放映が楽しみです</p><p>985．朝の姉妹たち　／　セックスはなぜ楽しいのか</p><p>リエちゃんは、どうやった</p><p>何かピカッてなったわエリちゃんは</p><p>わたしはな、何か白―いのに包み込まれる感じやったわ</p><p>双子が、感想を述べ合っている</p><p>慣れてくると、また色々と違ってくるよ自分の体調や、ヨッちゃんの体調その日の興奮具合とかでも変わるし</p><p>でも、わたしらでも普通に、イクイクイクーッてなれるようになれますか</p><p>なれるなれるセックスでイケるようになるのなんて、すぐだよ慣れたらさ</p><p>早い子だと、もう２回目から遅い子でも、１、２週間エッチしたらイケるようになってたよ</p><p>寧とマナが答える</p><p>しばらくは痛くとも我慢して回数を重ねることです自分の女性器をご主人様の男性器がピッタリ合う形に整えていただかないといけませんから</p><p>えー、美智お姉ちゃんはイクようになったのが、すっごい早かったと思うけど</p><p>わたくしは痛くしていただく方が好きでございますから破瓜の痛みも、快感でしたので</p><p>うち、エッチがこんなに楽しいって知りませんでしたわ</p><p>今度は、リエが言う</p><p>それもみんなでするエッチが</p><p>昨夜の処女喪失は怖さと痛みの方が大きかったろう</p><p>でも、今朝はシャワー・ルームでのマナとの一緒のセックスや、今の仮眠室での寧と美智とセックスの見学、さらには心月で美智のエクスタシーを体感したから</p><p>そうやな、リエちゃんエッチって楽しいわな</p><p>みんな裸で、みんなエロエロで笑えるけど、真剣で</p><p>うん何か、スゴイええわ気持ち良くて、みんな仲良うなって</p><p>双子は笑う</p><p>どうして、こんなにセックスが楽しいのか２人は判る</p><p>うんとやっぱり、人間は本性がエッチだからですか</p><p>女は、どうしてもオチンポには勝てないからですか</p><p>リエとエリは、そう答えるが</p><p>違うよそうじゃなくってさ</p><p>こうやってさ、裸になっても平気でていうか、自分の裸を見てもらいたくて触って欲しくて抱いて欲しくてオチンチンを入れられたら、幸せな気持ちになっちゃう相手がいるからだよ</p><p>寧はオレを見る</p><p>そうだよね安心して、エッチできる相手じゃないとこんなこと怖くてツライだけだよお兄ちゃんじゃないとさ</p><p>ご主人様は、わたくしたちの性的思考も全て、受け入れて下さいますから自分の内側にあるどんな恥ずかしい欲望も、ご主人様には全てお見せすることができます</p><p>うんセックスの時はホント、お互いに隠しっこナシになるもんねあたしたちも、ヨッちゃんも</p><p>だから、安心して抱いてもらえるんだよ嘘がないもんお兄ちゃんは、本当にあたしたちのことを好きでいてくれるんだなぁって判るし</p><p>わたくしも、全身でご主人様の欲望を受けとめたいとセックスに対してポジティブになれますし</p><p>いや、美智お前はいつでもセックスにはポジティブじゃないか</p><p>うんさっきのは美智お姉さんのすっごい幸せな気持ちも伝わってきましたわ</p><p>そうですお腹の奥にお兄さんの精子が飛び散るのを、嬉しいって感じてはるのが、うちらにも伝わってきました</p><p>お兄さんもな、出したい、出したい、イクーッっていうのが判りましたわ</p><p>うん、可愛かったですお兄さん</p><p>双子は、ニコニコしてそう言う</p><p>月子お姉ちゃんも、今、そんな気持ち</p><p>マナの問いに、月子は</p><p>んっっんぅぅはい公様に公様に満たされています</p><p>そう美智の心月の余韻にグッタリとしながらも、何とか回復したみんなに見守られながら</p><p>オレは、正常位で月子と交わっている</p><p>んんっっんんっふぁぁ公様</p><p>月子の１８歳の裸体がオレの下で揺れている</p><p>月子さんは、大きな声で喘ぐのは恥ずかしいみたいだねくくく</p><p>寧の言うとおり、月子はオレに胎内を抉られながら自分の指を噛んで、大きな声を漏らさないように耐えている</p><p>どうせ、あたしたちだけなんだからさ大きな声で、アンアン叫んじゃえばいいのにマナは、そっちの方が開放的で好きだけどなぁ</p><p>でも、こうやって声を押し殺すというのも、なかなか扇情的で良いと思います</p><p>もちろん、今後わたくしがご主人様に屋外で犯していただく場合はきちんとサルグツワをハミますが</p><p>ああ、なるほどその方が、レイプされているっていう感じが出るよねお兄ちゃん、マナもそうしようか</p><p>いっそのこと、口にガムテープとかは</p><p>えー、寧お姉ちゃんそれは見た目がよくないよ口の周りがベタベタになっちゃうし</p><p>あー、お肌が荒れちゃうか</p><p>そういう問題なんだ</p><p>あ、お兄ちゃん、あたしアレがやりたい夜の公園の茂みでさ、無理矢理レイプされちゃうんだけれどお尻の下にハンカチが敷いてあったから和姦ていうやつ</p><p>マナ何なんだ、それは</p><p>とにかくさ、お兄ちゃんとはしてみたいこと、全部できるからねっ</p><p>マナが、双子に言う</p><p>結局さ、セックスって心から信頼できる相手とすると、楽しくて楽しくてしょうがないんだよ身体だけですることだから自分の肉体と心の全てを差し出して、相手の肉体と心を堪能することだから信頼できない人とはしないし、できないしそんなことになったら、舌を噛んで死ぬよあたしはね</p><p>まあ、あたしは一生、お兄ちゃんとしかセックスしないし、お兄ちゃんの赤ちゃんを産むって誓ってるからお兄ちゃんも一生、マナのことを可愛がってくれるって約束してくれているし</p><p>ご主人様のご決意に、嘘はございませんから</p><p>うんわたしも判ったわさっきの美智お姉さんのイクイクイクーッっちゃうのあれは、お兄さんでないとああは、ならんのやろうね</p><p>そうやなうちも早く、お兄さんにイクイク言わせて欲しいですわ</p><p>わたしも、アンアン啼きますわお兄さんのエッチ奴隷ですもん</p><p>うちかてそうですうちのこと、気持ち良うして下さいうちも、精一杯お兄さんを気持ち良くしますからっ</p><p>さっき、月子が言った通りになった</p><p>美智の心月を通してセックスのエクスタシーを身体で経験したことで</p><p>双子のオレへの気持ちが、より濃くなっている</p><p>一緒に、性を楽しんだ姉たちとも、親密になっている</p><p>んんんっ人として、生々しい行為を供にすることでくぅぅ関係が深まるんですわぁぁ</p><p>オレの心を読んで、月子が喘ぎながら言う</p><p>月子の白い胸の上から汗の滴がコロコロ転がる</p><p>ああぅ、ー誰かと親しくなるのに一緒に、ご飯を食べに行くのとぅぅ一緒ですわ</p><p>食事</p><p>ぅぅ食事と、排泄と、セックスはぁぁ人間にとって、一番生々しい行為ですからくぅぅ</p><p>飲食を供にしたり、連れションしたりするのは人の仲を親密にさせる</p><p>セックスもですわぅぅ</p><p>月子オレ</p><p>連続射精で、ちょっとキツかったけれどもう、勃起は完全になっている</p><p>そろそろ、月子の中に吐き出したい</p><p>はい、わたくしも公様公様今だけは、わたくしだけを愛して下さい</p><p>オレは全ての感覚を月子だけに集中させる</p><p>ああっ、公様ぁぁ</p><p>ゴツゴツと腰を送り込みながら月子のおっぱいを揉む</p><p>すっかり尖っている乳首を、指でクリクリと捏ねる</p><p>１８歳オレより２つ年上のお姉さん</p><p>そう、寧も同い年だけれど</p><p>寧は、普段から仲の良いヤンチャなお姉ちゃんだ</p><p>普段は、憧れの眼で見ているちょっと物静かで大人っぽいお姉さんだ</p><p>それも、克子姉みたいな大人のお姉さんじゃない</p><p>まだ、高校生の綺麗なお姉さん</p><p>そんな綺麗なお姉さんとオレは、セックスしている</p><p>うふふでも、セックスはわたくしには判りませんから公様が公様が教えて下さいぁぁ</p><p>高校生の綺麗なお姉さんなのにオレにセックスを教えて欲しいと乞う</p><p>公様の色に染めてあああああああーっ</p><p>オレの色オレの色って</p><p>し、白いの白いの下さい月子の胎内にぃぃぃ</p><p>白オレの精液</p><p>ぁぁあ、公様わたくしわたくしもぅぅイッ、イッてしまいそうですっ</p><p>オレも一気に解放していく</p><p>あああ、月子の肉体月子の感触</p><p>違うみんなとは違う</p><p>抱き心地も、肌の感触も膣の中も</p><p>月子は、月子だこの裸身の気持ちよさは、月子だけのものだ</p><p>あああっ、こ、公様ぁぁっ</p><p>オレに激しく突き込まれながら、月子がオレを見上げている</p><p>わたくしぃ、産みたいっ公様の赤ちゃんが欲しいですっ</p><p>月子は避妊薬を飲んでいない</p><p>確か今日も危険日のはずだ</p><p>いいですから下さいませっ月子の中で中に出してぇぇぇぇっっ</p><p>オレも月子を孕ませたいっ月子月子</p><p>あああっ、こ、公様ぁぁ</p><p>あああく、来るぅぅ</p><p>イッ、イキますっ月子、イカせていただきますっあああっ、公様ぁぁはぁぁ、はぁぁ、はぁぁきゃうううううううううんっ</p><p>可愛く啼いた月子にオレも</p><p>出るぅぅっ</p><p>はぁぁ、熱いぃぃぃ熱いですぅぅ熱いのが拡がっていますぅ</p><p>月子ぉぉぉ</p><p>公様ぁぁ、公様ぁぁ</p><p>月子は、感極まってポロポロと泣きだしてしまった</p><p>その月子の涙を見てオレは、さらに月子の胎内に射精する</p><p>ぁぁ幸せ幸せですぅ公様ぁぁ</p><p>も、もうダメださすがに、これ以上の連続セックスは</p><p>オレは、月子の上にグッタリとなる</p><p>月子の柔らかなおっぱいに、顔を埋める</p><p>公様ぁぁ</p><p>月子が、そんなオレの頭を優しく撫でてくれた</p><p>わ、わたくしわたくしいい</p><p>ああ、セックスの途中まであれだけ、抑え込んでいたから</p><p>絶頂の余韻で心の枷が全て外れている</p><p>わたくしいえ、わたくしも、ヨミも、ルナも公様でないとダメですダメなんですぅぅ</p><p>また月子は、ポロポロと涙を零す</p><p>オレは、何とかムックリと身体を起こして</p><p>月子の涙を唇で吸い取る苦くて塩っぱい</p><p>公様に愛していただく度にわたくしたち姉妹は、浄化されているんです</p><p>公様は、わたくしたちに対して邪念がありません心と言葉に、裏表がなく本当に、わたくしたちを愛して下さっていますから</p><p>ああ、世の中の人たちは嘘ばっかりだもんね</p><p>ヨッちゃんとセックスしている時だけは月子たちが普段感じている緊張がなくなるんだよ安心して、心を解放できるんだよそうでしょ</p><p>はいはいそうです</p><p>そっか巫女の力を持っているせいで</p><p>しかも、月子は一番力が強いから</p><p>普段はどんな時でも緊張して、周囲の人たちに向かってしまうんだ</p><p>色んな人たちの心が見えてしまうから</p><p>それが本心なのか、虚偽なのか常にチェックしてしまう</p><p>月子は美人だし身体も最高だからさセックスしてたら、月子に射精することしか考えられなくなるよ当たり前だよこんなに良い身体なんだから</p><p>今だって月子を孕ませたいという気持ちだけで、頭がいっぱいになった</p><p>オレは、月子のおっぱいを揉む</p><p>チュッと乳首にキスをした</p><p>好きだよ月子オレは月子が好きだずっとずっと、可愛がってやるからな</p><p>はい、公様いつまでも、末永くお仕え致します</p><p>ようやく月子が泣き止んだ</p><p>オレは、頬と唇にキスする</p><p>月子は、チロッとオレの舌を舐めた</p><p>そろそろ、抜くぞ</p><p>もったいないですけれど仕方ありませんわ</p><p>オレは月子から、ズルリとペニスを引き出した</p><p>さすがにもう、硬度がない</p><p>月子の割れ目から、オレの精液がトロリと零れた</p><p>うん凄いわ</p><p>ホンマ、凄いね</p><p>双子が、かぶり付いて見ている</p><p>ほら、２人ともお掃除フェラを教えてあげるからっ</p><p>セックスの後は、お兄ちゃんのオチンチンはお口でペロペロ舐めて、綺麗に清めてあげないといけないのっ</p><p>マナお姉さん、教えて下さいお願いします</p><p>そして、マナと双子は布団の上にゴロンと横たわったオレのペニスに取り付く</p><p>こうだよ、こうすんの</p><p>まずは、マナがペロペロと亀頭を舐めた</p><p>あ、冷たいお茶でも飲もうか今朝、冷蔵庫に補充してもらったから</p><p>全裸のまま、寧が立ち上がる</p><p>月子が起き上がろうとするが</p><p>いいよ、月子はもうちょっと余韻を楽しんでてよヨッちゃんの顔でも見てさ</p><p>寧は、笑って制止する</p><p>わたくしがお手伝いします</p><p>代わりに、裸の美智がスーッと立ち上がった</p><p>２人で奥の冷蔵庫へ</p><p>鳥居さんは居た</p><p>１人だけ服を着たままの鳥居さんが、壁に寄り掛かって</p><p>呆然と、裸のオレたちを見ている</p><p>ああ、本当に意識が飛んじゃっているみたいだ</p><p>オレの位置から、スカートの中のパンティが丸見えになっているし</p><p>今朝は白と青の縞パンか</p><p>ていうかちょっと、凄いことになっているな</p><p>鳥居さんのパンティ、愛液の染みでビチャビチャになっている</p><p>美智の心月で、性感が全開になっちまったんだろうな</p><p>ヨッちゃん、ウーロン茶と麦茶と緑茶とオレンジジュース、どれがいい</p><p>寧がオレに尋ねる</p><p>えっと麦茶</p><p>今の気分だと</p><p>緑茶を下さい</p><p>マナ妹とあなたたちはどうします</p><p>マナはウーロン茶</p><p>うちは、オレンジジュースが欲しいです</p><p>わらひも、オレンヒフューフ</p><p>エリ口にチンコを頬張ったまま喋るな</p><p>まり子ちゃんは</p><p>寧が鳥居さんに尋ねた</p><p>鳥居さんは、ボーッとオレにお掃除フェラするエリを見ている</p><p>まり子ちゃんは、何にするのっ</p><p>寧が強めに言っても、鳥居さんには聞こえていないらしい</p><p>だから、美智が</p><p>鳥居さんに気を当てる</p><p>あぎひぃぃぃぃっ</p><p>ビクッと跳ね上がる、鳥居さん</p><p>わ、わたくしせっくすせーっくす</p><p>お姉さん、何を言うてます</p><p>オレの亀頭の裏を舐めていたリエが、鳥居さんを見上げてそう言う</p><p>だから、まり子ちゃん今は、何が飲みたいかって聞いているんだけど</p><p>寧が苦笑しながら、そう言うが</p><p>で、ですからせっくす</p><p>落ち着いて下さいせええいっ</p><p>美智が、もう一発気を放つ</p><p>ふええーっほえっ</p><p>よし再起動だ</p><p>わわわわ、わたくし今、何を</p><p>頬を真っ赤に染める鳥居さん</p><p>お姉さん、セックス、セックス叫んでましたわ</p><p>そんなに、セックスしとうてタマラないですか</p><p>今度はリエが</p><p>いいい、いえそ、そんなわけないでしょどうして、このわたくしが</p><p>鳥居さんはプルプルと首を振る</p><p>でもなぁこんだけ、気持ち良さそうで、幸せそうなエッチを見てしもうたらなぁ</p><p>それに、お姉さんもさっきの美智お姉さんのイクイクイクーッを感じましたんよねうちらと同じで</p><p>双子が、ニヤッと笑う</p><p>でも、お兄さんのオチンチンはあげませんわ</p><p>そうですこれはうちらのものですから</p><p>２人で同時にピンクの舌で、オレのチンコを舐めていく</p><p>マナお姉さんこの苦いのが、精液ですか</p><p>そうだよちょっと塩っぱくて苦い感じのお兄さんのその日の体調で味が変わるんだよ</p><p>へえ、そうなんですかうちも舐めますわ</p><p>ああ、３つの美少女の舌が、オレを</p><p>鳥居さんは見ている</p><p>オレのペニスをまだ</p><p>ね、まり子ちゃん何が飲みたい何でもいいから、早く決めてよっ</p><p>冷蔵庫の前で、裸の寧が叫ぶ</p><p>えあわたくしはわたくしはせっくす</p><p>頭の中が、セックスに囚われたままになっている</p><p>相変わらず、オレにびしょ濡れのパンティを見せたまま</p><p>大きな黒い瞳が呆然とオレのチンコを見つめている</p><p>これで朝編は終わりです</p><p>次話は取りこぼしだを回収して、また香月家へ移動</p><p>鞍馬・安城姉妹編（＋可憐ちゃん）に入ります</p><p>まり子お嬢様は、もっと焦らしてから</p><p>全裸土下座で処女を捧げるまでは、もう一押しです</p><p>986．朝の姉妹たち　／　裸でお茶会</p><p>ねえねえ、お兄さん</p><p>連続セックスの後淫臭の籠もった部屋の中で</p><p>みんなで冷たい飲み物を飲んでいる</p><p>オレたちは、みんな裸のままだ鳥居さんだけが服を着ている</p><p>オレが麦茶のペットボトルで、頭を冷やしていると</p><p>エリとリエがやって来た</p><p>お兄さん、オレンジジュースも飲みたくないですか</p><p>双子は、自分たちのペットボトルをオレに見せる</p><p>いや、オレ今、麦茶を飲んでるんだけれど</p><p>さっき、寧と美智が持って来てくれた</p><p>ええから飲みたいって言うて下さい</p><p>お願いしますわお兄さん</p><p>エリとリエは、ニコニコ笑っている</p><p>うん、それじゃあ少しもらおうか</p><p>ほんなら、リエちゃんからな</p><p>リエは自分のボトルを開けて口にオレンジジュースを含む</p><p>はい、リエちゃんからの口移しですわっ</p><p>エリの言葉とともにリエの唇が、オレの唇に</p><p>１３歳の美少女が、オレの口内に甘酸っぱいオレンジジュースを送り込んで来る</p><p>ゴクゴクッ</p><p>えへへ、美味しいですか、お兄さん</p><p>あ、ああ、リエ</p><p>ほんなら、次はわたしです</p><p>今度は、エリがオレに口移しでジュースを飲ませてくれた</p><p>美味しかったよ、２人とも</p><p>オレは双子に微笑む</p><p>良かったです、お兄さん</p><p>楽しいなぁ、お兄さん</p><p>双子はそのまま、裸身をオレの左右にくっつけてくる</p><p>２人とも、そういうのはいいけれどオレンジジュースを飲んだ口で、ヨッちゃんにフェラチオとかはしちゃダメだよっヨッちゃんのオチンチンが、ベタベタになっちゃうからねっ</p><p>寧が２人に注意する</p><p>そんな寧も、裸のまま優雅にお茶を飲んでいる</p><p>そうやってさ、お兄ちゃんにベタベタしていくのはまだまだなんだよね寧お姉ちゃんのレベルになるとさぁ、ああやって少し離れて自分の自慢のナイスボディをお兄ちゃんがよく見えるようにしているんだよね</p><p>マナがやって来て、双子に言う</p><p>ち、違うよっあ、あたしだってホントは、ヨッちゃんとベタベタしてたいもんっ</p><p>慌てて寧が言う</p><p>寧はとても妹思いなんですよわたくしたちの姉妹になったばかりのあなたたちに、公様と触れ合う時間をたくさんあげたいと思っているんです</p><p>月子が、笑顔でそう言う</p><p>あすんません気ぃ使っていただいてしもうて</p><p>双子は寧に頭を下げる</p><p>そ、そういうのはいいからっ今日からは、姉妹なんだからねっ</p><p>照れる寧</p><p>よろしゅうお願いします、寧お姉さん</p><p>でも、ホンマ、綺麗ですわ</p><p>うん、寧お姉さんも、月子お姉さんも</p><p>双子は、寧と月子の裸身を見てそう言う</p><p>こんな綺麗な人たちが、わたしらのお姉さんになってくれはるなんて</p><p>ホンマ、夢みたいやわぁ</p><p>もしもし、お２人さん誰か忘れてない</p><p>マナが、ニィと笑う</p><p>あ、もちろんマナお姉さんも、とっても綺麗ですわ</p><p>そうですわホンマに綺麗で、可愛いです</p><p>エリが、向こうで両手でペットボトルを握って、コクコクお茶を飲んでいる裸の美智を見る</p><p>美智お姉さんも</p><p>こうして見ていると、ホンマ、お人形さんみたいですわ</p><p>綺麗で可愛いです</p><p>裸で畳に座って、お茶を飲んでいると美智は、日本人形みたいに美しい</p><p>真っ白の肌に黒髪恥毛も生えていないから</p><p>つるぺたの胸も、小柄な肉体もここから見ると、そういう風に美しく造られた人形に見える</p><p>わ、わたくしはあううう</p><p>照れる美智</p><p>美智、こっちに来いよ</p><p>美智を呼ぶ</p><p>いや、しかし今は、妹たちがご主人様と親睦を深める時間ですから</p><p>そういうのはいいから、すぐに来い猫として来い</p><p>ネコ</p><p>キョトンとする、美智その顔も、可愛い</p><p>そうだ美智は、今だけオレの猫だから猫のつもりになって来い猫は、自分の欲求が最優先だからな</p><p>にゃにゃーん</p><p>恥ずかしそうに、美智は猫のポーズを取る</p><p>にゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃぁぁ</p><p>四つん這いになって、シュパパパっとオレの膝元まで走って来るは、早い</p><p>ごろごろごろ、にゃぁぁ</p><p>美智は、身体を丸めてオレの膝にほっぺたを擦り付けてくる</p><p>よしよし、美智可愛いぞ</p><p>オレは、美智の首筋を撫でてやる</p><p>ごろごろごろにゃあ</p><p>アカン、ホンマに可愛いですわ</p><p>人間捨てて、ホンマに猫になりきってはる</p><p>驚愕する双子</p><p>こういうのばっかりは、美智お姉ちゃんに勝てないよねえ</p><p>あたしたちは自分から、お兄ちゃんに寄って行ったけれど美智お姉ちゃんは、お兄ちゃんの方からこっちに来いって言ってもらえるんだもん</p><p>えこれ計算なんです</p><p>ホンマですか</p><p>いや、計算じゃないよ美智ちゃんは、メッチャメチャ頭がいいけれど計算無しにヨッちゃんの心を惹き付ける力があるから</p><p>とてもお強いのに可愛らしくて、可愛がりたくなるというギャップがありますから</p><p>寧と月子が、そう分析する</p><p>にゃぁぁ</p><p>美智は可愛らしく鳴くと、ペロペロとオレの足を舐める</p><p>その上、ヨッちゃんの言うことには完全服従だからねヨッちゃんがいいって言うまで、ずーっと猫のままだと思うよ</p><p>そうたせよねえこのままお兄ちゃんと街中へ行くことになっても、ずーっと猫をやっているよ美智お姉ちゃん、そういう人だから</p><p>マナの言葉に、双子は</p><p>うわぁ、そうなんや</p><p>美智お姉さんも、お兄さんのこと好き好きなんですね</p><p>こんな裸のオレたちの戯れを、鳥居さんは呆然と眺めている</p><p>寧が渡したジュースのペットボトルにも、手を付けていない</p><p>スカートも捲れたまま、縞パンも丸見えのままになっている</p><p>不意に、部屋のドアがノックされた</p><p>あたしよ、いいかしら</p><p>オレが返事すると同時に、寧がドアの鍵を開けに行く</p><p>どう楽しい時間は過ごせた</p><p>ひゃっ</p><p>双子だけが、慌てて裸身を隠そうとするが</p><p>ああ、大丈夫だよオレたちの姉さんだから</p><p>ええ、いいわよそのままの格好で</p><p>そして、ミナホ姉さんはオレを見る</p><p>えっと、ミナホ姉さんこの子らのことなんだけれど</p><p>そうだ、ミナホ姉さんには</p><p>まだ正式に、エリとリエを家族にすることを話していない</p><p>いいわよあなたのセックス奴隷なんだからあなたが自分で家族にしても問題無いって判断したのでしょ</p><p>う、うんオレは、そう思う</p><p>オレは、ギュッと両脇の双子の裸身を抱き締める</p><p>こいつらなら大丈夫だ</p><p>ミナホ姉さんはニッと笑うと</p><p>あなたが判断したのなら、あたしは構わないわ</p><p>アニエスたちにとっても先のことを考えたら、むしろこういう子たちと交流をした方が良いのかもしれないし</p><p>ああこれからのアニエスは、みすずたちの学校でお嬢様たちに囲まれるわけだから</p><p>お嬢様とは真逆の庶民の生活をしてきた子が身近に居るのはいいことだと思う</p><p>お嬢様たちの生活だけを正しい世界と思い込んでしまうのは危険だ</p><p>でも、あたし下品な子は嫌いなのうちの子たちに、下品なことは教えて欲しくないし、知って欲しくもないわ</p><p>ミナホ姉さんが双子に言う</p><p>それは最初にオレが懸念していたことだ</p><p>双子がこれまで見聞きしてきて醜い世界はみ出し者のヤクザたちのこと特に、仲間の娘を輪姦したなんていうような話は、アニエスたちに話して欲しくない</p><p>それはあの、あたしが面倒を見ますから</p><p>マナが、ミナホ姉さんに言う</p><p>マナは、もうすっかり、この双子のアネキになっている</p><p>犯罪者の親を失って、オレのところに来たという意味ではマナは双子の先輩でもある</p><p>あたしも面倒見るよっミナホお姉ちゃん</p><p>わたくしやヨミたちも見ておりますから</p><p>月子は、双子の心の状態のチェックとケアもしてくれるらしい</p><p>にゃぁぁ</p><p>どうしたの美智さん</p><p>あの、今美智お姉さんは猫なんです</p><p>猫をやってる最中なんですわ</p><p>双子が、慌ててそう言う</p><p>美智もみんなと一緒に、エリとリエの面倒を見てくれるんだよな</p><p>オレが膝の上の美智に、そう尋ねると</p><p>ふにゃぁぁ</p><p>大きく鳴いてくれた</p><p>ミナホ姉さんは、プッと噴き出して</p><p>ま、いいわあなたたちを信じるわしばらくは、監視はするけれどね</p><p>とにかく、みんなでフォローするからなお前たちは、安心してうちの子になれいいな</p><p>改めて双子に言う</p><p>みなさん、よろしくお願いします</p><p>エリとリエは、みんなに頭を下げた</p><p>この様子も鳥居さんは、呆然と見ていた</p><p>さて、公この子たちを連れて、向こうへ戻りなさいそろそろ、お昼の時間だし</p><p>あたしは、このまま徳大寺さんたちの教育に入るからあの子たちは、向こうへは連れて行けないでしょ</p><p>ああ黒い森の娼婦候補生である、徳大寺園子さんと黒沢直子さんは</p><p>香月家の本家邸宅には連れて行かれない</p><p>だから、向こうにいる鞍馬さんの方はあなたに教育を頼みたいのよ</p><p>鞍馬さんの名前を聞いて鳥居さんが、ハッとなる</p><p>第一段階までは、あなたに担当して欲しいのよ第一段階が済まないとこっちの２人と合流させられないでしょ</p><p>第一段階って</p><p>もちろんロスト・ヴァージンよ</p><p>まだ処女のまんまのお嬢様だとこっちの２人が受け入れてくれないわよこっちの２人は、地獄を見て来たわけだから</p><p>園子さんも黒沢さんもハミ出し、ヤクザの娘で</p><p>園子さんは父親の仲間たち、ずっと輪姦され黒沢さんは、それを見せられながら雑用をさせられてきた</p><p>そんな２人に、今日から、あなたたちの仲間ですってお嬢様育ちの鞍馬さんを引き合わせても、仲良くなることはないだろう</p><p>ツライ経験をして来た子はね自分と同じ様にツライ思いをしてきた子には、優しくしてあげるものよだからキッチリ、ツライ体験をさせてあげて</p><p>つまりレイプで処女喪失か</p><p>そういう背景が足されなければ園子さんたちは、鞍馬さんを仲間として認めてはくれない</p><p>あなたのフォローは、克子がするわあの子も後任が決まらないと、正式に完全引退はできないものね</p><p>克子姉も黒い森の娼館の未来については、気になっているんだ</p><p>それと名家のことだからみすずさんと瑠璃子さんは、オブザーバーとして参加してもらって</p><p>そうだ鞍馬家の令嬢を娼婦に墜とすというのは</p><p>黒い森の単独の仕事でなくジッちゃんが、名家を代表して鞍馬家に与えた罰だ</p><p>だから、やり過ぎがあってはいけない香月家が非難されることになる</p><p>あの御名穂様</p><p>天童乙女さんのことなのですが</p><p>月子には、ここに残って天童乙女の記憶を削ってもらわないといけないんだ</p><p>オレたちと園子さんについての記憶を</p><p>いえ、公様それだけでは足りないんです</p><p>昨夜でしたら、記憶だけを削って乙女さんをどこかの駅前にでも放置することができましたが</p><p>実際そうした</p><p>ヤクザの娘のあの性根の悪い、金髪、赤髪、眉無しパーマの３人は</p><p>本当に記憶を削って、街中に捨てて来たし</p><p>園子さんと一緒に輪姦されていたシゲヨさんもオレたちに関する記憶だけを消して、親戚の居る北陸へ向かわせた</p><p>今朝はもう、事情が違います</p><p>あ、そうか関西で、天童貞男さんたちが銃撃、炎上、大爆発事件を起こしちゃっているんだっけ</p><p>はいそして、乙女さんは主犯の天童貞男さんの娘ですから</p><p>今、外に出すと大騒ぎになる</p><p>大騒ぎになるというより関西の組織の方たちに狙われます</p><p>そうだね天童貞男さんたちは自分の親分さんを殺しちゃっているからそこの組の人たちは、乙女さんも仇の１人でしょうししかも、あの子がヤクザさんたちのレベルでは使える子だってみんな知ってたはずなんだよねっ</p><p>そうだたった１人で、香月家のパーティに潜入して来たんだから</p><p>天童貞男たちグループのオッサンたちは、天童乙女のサポートすらしていなかった</p><p>つまり、天童貞男グループで、唯一、能力があったのが天童乙女ということになる</p><p>武術も使えるし、気の技だって使えるんだから</p><p>園子さんたち他のヤクザの娘とは別格なんだ</p><p>むしろ、今回の事件にビビッて香月家に頭を下げて、抗争を終結させたいっていう考えの人たちもいると思うのそういう人たちは、天童乙女さんを見つけ次第、殺したいと思っているはずよ</p><p>え、ミナホ姉さん何で</p><p>だって天童貞男グループの生き残りの乙女さんが、この先、何をしでかすか関西の人たちには想像がつかないからよ</p><p>お父さんたちの仇だって、お父さんたちを殺したヤクザたちを襲うかもしれないし逆に、お父さんの意志を継いで、１人だけでも、また香月家に殴り込んで、話をややこしくするかもしれないそういうことだよね</p><p>そうよ天童貞男さんに命令した親分さんは天童貞男さんたちによって、死んじゃっているから今は、天童乙女さんに命令する人が誰もいないのよ命令の糸が切れちゃっているわけヤクザさんたちは、そういう存在を嫌うわ何をしでかすか判らないんだから</p><p>じゃあ、天童乙女は</p><p>今、外に出したら発見され次第、問答無用で、ヤクザに殺されると思うわ</p><p>そんな乙女ちゃん</p><p>震えるエリとリエ</p><p>この子らにとっては、決して仲が良かったわけでも、好きでもなかったろうけれど</p><p>一緒に関西から連れて来られた仲間だ</p><p>そこでなのですが公様、御名穂様</p><p>わたくしに改めて乙女さんを任せてはいただけませんか</p><p>任せるって</p><p>ただ記憶を削るだけでなくあの方を、わたくしたちにとって有用な人間に根本的に変えてみたいのです</p><p>それって巫女の力で</p><p>はい、わたくしたちの力は人の心を破壊する可能性があります</p><p>矛盾する内容の命令を与えたり肉体や心の限界を超えるような改変を行ったら精神崩壊する</p><p>ですから、注意深く最小限の工程だけで、乙女さんの記憶と心を完全に改変致します</p><p>そんな月子に、ミナホ姉さんは</p><p>具体的なプランはあるの天童乙女さんをどう変化させるかの</p><p>プランでしたら、寧が持っていますわ</p><p>天童乙女さんをこういう風に変えたら良いのにと頭の中でプランをお持ちですよね</p><p>もおっ、月子ったら人の頭の中を覗き込み過ぎだよ</p><p>まあ、いいけどさあたしと月子の仲だから</p><p>それで、寧あなたは、天童乙女さんをどうしたいの</p><p>あのさ乙女ちやんはさ、身体のキレも技もそこそこだけどとにかく性格がダメでしょ自己中心的だからさあれじゃあ、警護役とかは無理だよねご主人様を護る前に、自分が自分がの方が先に出ちゃうんだから</p><p>それで天童乙女の自己中心的なところを改変するの</p><p>まっさかぁそんなの大変だよ人の性格の根幹に関わることだからさぁ乙女ちゃんからジコチュウを取ったら、何も残らないよっ</p><p>なら、どうする</p><p>むしろ、あのジコチューを残しておいてさ性格はあんまり手を付けずに、記憶だけを変えるんだよ</p><p>ああいうジコチュウな性格ってさ格闘家に向いているんじゃないかって思うんだ</p><p>格闘家</p><p>うんマルゴお姉ちゃんとあたしの女子格闘団体はさ今のところ、ガチな子しかいないんだよ１人ぐらいイロモノがいないと、お客様にアピールする幅がないでしょ</p><p>みゃぁ</p><p>美智ネコが鳴く</p><p>ああ、美智ちゃんのお姉さんの遙花さんのことあの人はさ、あたしたちからしたらイロモノだけどさ世間の眼で見たら違うんだよむしろ、あの子が一番のガチだから</p><p>高校２年生で空手チャンピオンになった女の子が、今度は、総合格闘技で世界を目指すっていうストーリーなんだから今のところ、マスコミに一番アピールできるの遙花さんなんだよね</p><p>そうかオレたちにとっては、ちょっとマヌケなお姉さんなんだけれどな</p><p>工藤遙花には、実績があるから</p><p>そんな遙花さんの対抗馬としてさ不良少女上がりの乙女ちゃんが立つっていうのは、面白い構図になると思わないマルゴお姉ちゃんやイーディは、アメリカ人だからさある程度、世の中に知られないと人気に火が付かないと思うんだよねっ</p><p>寧の提案にミナホ姉さんは</p><p>公はどう思う</p><p>オレに意見を求める</p><p>オレは試してみてもいいんじゃないかって思うよ天童乙女のジコチュウを残すんなら精神崩壊するようなことにはならないと思うしそれに</p><p>格闘技で人気になったら女の子たちにモテモテになるぞって言ったら、あいつは乗ってきそうだし</p><p>天童乙女は同性愛者だかなり、ガチの</p><p>そうやなぁ可愛い子にモテるって考えたら</p><p>乙女ちゃん、ノリノリでやると思うわなぁ</p><p>双子が、肯定してくれた</p><p>そうねまあいいわ月子さんと寧に任せるわ乙女さんなら失敗して、死んでしまっても構わないし</p><p>そういう気持ちでやりなさいこれで、あの子を救ってあげられるとか助けてあげられるとか考えると、大火傷するわよ</p><p>うん、そうだねミナホお姉ちゃん</p><p>寧と月子が答える</p><p>あああんなに巫女の力を使うことを恐れていた月子が</p><p>アクティブに力を使うことを望んでいる</p><p>月子も変わり始めている</p><p>じゃあ、ヨッちゃんあたしと月子は、ここに残るから</p><p>同じ年齢の寧と仲良くなったことが、プラスに働いているのだろうか</p><p>とにかく、天童乙女の改変は月子だけでなく、寧にも付いててもらった方が良い</p><p>よし、それじゃあとにかく、みんな、もう一度シャワーを浴びようこのままじゃ、汗でベトベトで帰れない</p><p>香月家の邸宅に戻るんだからこのままじゃあな</p><p>はーい、賛成さあ、エリちゃんリエちゃん行こう</p><p>マナが、双子に声を掛ける</p><p>あっちで、お昼ご飯を用意してくれているはずだからさっ</p><p>うわぁ、わたしもうお腹ペコペコや</p><p>だったら、シャワー室へ行こう</p><p>マナは脱いでいたバスローブを拾って、羽織る</p><p>美智も行くぞ</p><p>オレが声を掛けると美智は</p><p>にゃあ</p><p>猫終了また、今度な</p><p>うううはい</p><p>残念そうに、４足歩行から２足歩行になる美智</p><p>そんなに気に入ったのか猫</p><p>そういえば、みすずもワンちゃん・プレイが好きだもんな</p><p>とにかく、シャワーだ美智</p><p>鳥居さんの前に立ち</p><p>鳥居様も、下着を交換なさった方がよろしいと思います</p><p>美智を見上げる鳥居さん</p><p>その下着、臭っていますから</p><p>美智に言われて鳥居さんは初めて、自分がずーっと濡れたパンティを剥き出しにしていたことに気付く</p><p>はあぅぅっ</p><p>慌てて、スカートで股間を隠す鳥居さん</p><p>あの子の教育も進んでるみたいね</p><p>ミナホ姉さんが、オレの耳にそう囁いた</p><p>昔のエロ映画にあったストーリー展開</p><p>女子高生が、祭りを観に行く</p><p>祭りの余興に、老齢の催眠術師が来ている</p><p>この催眠術師は、ヨボヨボでダメダメだ</p><p>女子高生が客席から指名されて、舞台に上がる</p><p>催眠術師に術をかけられるが全然効かない</p><p>でも、可哀相なので掛かったフリをする</p><p>すると、酔っ払いのオッサンが客席から</p><p>おい、その子を自分はカンガルーだと思い込ませろ</p><p>催眠術師はい、あなたはカンガルーです</p><p>女子高生は、仕方なく、カンガルーの真似をする</p><p>そこで、オッサン服を着たカンガルーがいるかっ</p><p>女子高生ええ</p><p>オッサンカンガルーなら、服を脱がせろこの野郎</p><p>催眠術師カンガルーなので、服を脱いで下さい</p><p>催眠術師カンガルーなので</p><p>仕方なく、女子高生祭りの舞台で、公開ストリップ</p><p>女子高生恥ずかしいよう</p><p>オッサンおい、裸になったけれど本当にカンガルーなんだろうな</p><p>催眠術師はい、カンガルーです</p><p>全裸で必死でピョンピョン跳ねる女子高生</p><p>オッサンいや、違うぞカンガルーじゃねえだろ</p><p>催眠術師どこが違うんでしょうか</p><p>オッサンカンガルーってのはな、おなかに子供がいるんだよ</p><p>催眠術師はぁ</p><p>オッサンしょうがねえなあオレのムスコで代用しろ</p><p>そのまま、公開レイプへ</p><p>エロビデオ以前のエロ映画ってシチュエーションは、色々と凝っているんですよね</p><p>987．昼の陽光　／　有能な怠け者</p><p>ということで、急いでシャワーを浴びて、着てきた服に戻る</p><p>オレと美智、エリとリエ、マナ、そして鳥居さんだ</p><p>また香月セキュリティ・サービスの車で、香月家の邸宅まで送ってもらうことになった</p><p>運転は、木下さんだ</p><p>助手席に美智２列目がマナと鳥居さん３列目がオレと双子ということになった</p><p>車が、香月セキュリティ・サービスの旧研修館ビルを出発する</p><p>でも、ミナホお姉ちゃんずいぶん変わったね</p><p>変わったって</p><p>エリちゃんとリエちゃんのことも、天童乙女さんていう人のこともお兄ちゃんの決定をそのまま支持してくれたでしょ前ならもっと、お兄ちゃんが決心する前にこれは確認したとかこういう面についてはどう考えているって、ミナホお姉ちゃんの方からお兄ちゃんにアプローチしてきたじゃない</p><p>今のミナホ姉さんは、オレを信頼して任せてくれている</p><p>オレが決定したことも、そのまま受け入れてくれた</p><p>教育の方針を変えられたのでしょう</p><p>ご主人様ゼークトの組織論というのを知っていますか</p><p>いや、知らないけど</p><p>どこの国の人なんだ</p><p>第一次大戦後にドイツの参謀総長を勤めたハンス・フォン・ゼークト上級大将の言葉として日本では知られています</p><p>ドイツの参謀上級大将</p><p>いわく有能な怠け者は、前線指揮官に向いている自分が怠け者だから、</p><p>部下を有効に働かせるし、どうすれば楽に勝てるかばかりを考えるから</p><p>有能な働き者は、参謀にするべきだ勤勉に一生懸命考えて行動するから、自分が部隊を率いるより、参謀として軍全体を見させるべきだ</p><p>無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にしろどうせ自分では何も考えず、ただ上から言われた通りにしか行動しないのだから</p><p>無能な働き者は処刑するしかない無能なのに根が真面目だから、どこまでも間違いに気づかないで進んで行動し、周りの人間も危険に陥れるから</p><p>そんなのがあるんだ</p><p>あ、それ見たことがありますわ、わたしマンガで</p><p>ああ、エリちゃんは男の子が好きそうなマンガばつかり読んでるもんなぁ</p><p>双子が言う</p><p>９０年代辺りから、あちこちの小説やマンガ、あるいはビジネス書などに使われるようになったので今では広く知られた言葉になっています</p><p>でも、この言葉ハンス・フォン・ゼークトの言葉ではありません</p><p>ゼークトの書いたあらゆる書物を調べてもそんな言葉はどこにも書かれていないのです</p><p>美智、じゃあ、それって誰の言った言葉なんだ</p><p>不明ですいつの間にか、ゼークトの提唱した話として、日本では認知されているのです</p><p>そんなことってあるのか</p><p>うわぁ、ネットの闇やなあ</p><p>都市伝説ですか</p><p>双子が、そう言うが</p><p>よくあることですインターネットなどとは関係無く、歴史関係のエピソードはよく誤った情報が紛れ込むものですから例えば松永久秀が、平蜘蛛の釜に火薬を詰めて爆死したというのも嘘ですからね</p><p>うそーん</p><p>うち、この間テレビで観ましたよ</p><p>そうやドラマで爆死しとったで</p><p>オレは松永さんというのが誰なのかさえ判らない</p><p>戦前どころか、東京オリンピック以前では、小説でも映画でも松永久秀は平蜘蛛の釜を打ち壊して自害するだけです爆死などしませんいつの間にか、火薬のイメージが付随して絵的に派手なので誰かが爆死する物語を作ったんです</p><p>それが、今では本当の話みたいになってるんですか</p><p>今現在はということです今後は、どうなるか判りません</p><p>美智の話を聞いていた木下さんが</p><p>そうですよねえことと次第によっては、そのうち松永久秀の死因は平蜘蛛の聖闘衣《クロス》をまとったところを石破天驚ラブラブ拳を食らって憤死したとかに変わるかもしれませんもんねぇ</p><p>それはないと思います</p><p>美智は、冷たく言う</p><p>話をゼークトの組織論に戻しますがご主人様は、どう思われますか</p><p>有能な怠け者と有能な働き者と無能な怠け者と無能な働き者だっけ</p><p>無能な働き者が、一番使えないっていう</p><p>何か正しいことを言っているようで、変だと思う</p><p>そういう人間だから、そういう仕事に配置しろなんてやり方で、世の中は廻せるものじゃないと思うし</p><p>この理論を言い出した人は、もの凄く高いところから他の人を見下ろしているんだよそんで神様みたいにこいつはこっちって自分には選り分けることができる能力があるって思い込んでいるから</p><p>実際にはゲンジツが先にある特に組織は</p><p>組織ってのは人間関係なんだからさこんな乱暴な理屈を元にしたって、何も変えられないよ</p><p>誰が有能とか無能とか働き者か怠け者かなんて</p><p>何の意味があるんだ</p><p>人が集まれば、組織ができる人間関係ができるだろその中で今、その場に居る人たちで、どうやって何かを成し遂げるかっていうことを考えなきゃいけないわけだからさ</p><p>人間関係によっては、有能な働き者だって働かなくなるし無能な怠け者にだって、ちゃんと働いてもらわないといけないんだからさ</p><p>こんな区分けは何の意味もない</p><p>むしろ、こんな考えに囚われていたらさ一緒に働いている人たちに対して、あいつは、無能な働き者だとか陰口を言い合うだけになって組織の中の人間関係をブチ壊すだけだと思うよ</p><p>それだけではありません</p><p>冷静に言う</p><p>この組織論には、教育によって人は変わるという考えが抜け落ちています</p><p>あ、そうか無能な働き者でも、ちゃんと教えたら有能な働き者にクラスアップするもんな</p><p>逆に良からぬ教育をすれば、有能な人間も無能になります</p><p>ちゃんと自分の頭で物事を考える力を持っていた人が教育によっては、何も考えずに上からの命令を何でも言われたとおりにこなすだけの人間になってしまいます</p><p>ああクラス・ダウンもあるのか</p><p>つーか、軍隊とかだとそうなっちゃう人の方が多いかもしれへんなぁ</p><p>今度は、リエがそう言った</p><p>そもそも、この偽ゼークト論では有能な怠け者は前線の指揮官有能な働き者は軍全体の参謀無能な怠け者は一般兵士無能な働き者は射殺しろと言っていますが</p><p>実際の軍隊ではそんな風に人が選り分けられることは、絶対にありませんそれぞれ立場と目的が違うのですから</p><p>一般兵士は自分で作戦を考えてはいけません軍の上層部から命令されたことをその通りにするだけです兵士１人１人がこの戦いは、こうした方がいいなどと言い出したら大混乱になってしまいます</p><p>ただし何も考えなくて良いということではありません与えられた命令を実行するために、どうすれば良いのかを１人の兵士として許される範囲で必死に考えて、適確な行動しなくてはいけませんから</p><p>眼の前にある遮蔽物とかを利用しないで敵の機関銃の前に突撃していくやつは、すぐに死ぬ</p><p>許された範囲でどうしたら死なないで上手く戦えるかを必死に考えなくてはいけない</p><p>この許される範囲というものが軍隊内での立場によって変わっていくのです</p><p>部隊指揮官なら上から来た命令には従わなくてはいけませんが、自分の部隊が全滅しないように許される範囲で適確な判断をします参謀なら、国家指導者の命令を受けて、作戦を考えなくてはいけませんが自分の許される範囲で、一番国家にとって良いと思われる作戦を立案します</p><p>そうかみんな、自分の役割に合わせて、ベストを尽くすしかないんだ</p><p>有能な怠け者がどうのとかは馬鹿げている</p><p>あ、そうかこの論には、一番トップの将軍とか国家指導者が抜けている</p><p>これは、自分が国のトップになったらこんなやつは、こうしてやるという、居酒屋でのバカ話みたいなレベルのことなんだな</p><p>そうです組織にとって大切なのはその構成員が、どのような性格の持ち主であろうともそれぞれが、自分の立場と権限においてベストを尽くすようにするということですこの論の様に、構成員にレッテルを貼って区分けするようなことをすれば、組織は崩壊します</p><p>そうやな自分のことを上の人が無能な働き者とか言うてるのが判ったら、真面目に働こうっていう気はなくなるもんな</p><p>有能な働き者でも嫌やわこの人、上から目線で何言うとんのって思うわ</p><p>リエの言う通りだと思う</p><p>まあ、何が有能で、何が無能かなんて仕事によっても違いますもんねぇ</p><p>木下さんがそう言う</p><p>コンピューターの仕事では、有能でも営業は苦手な人とかも普通にいますしその逆もそれから極端な例ですけれど、芸術家の人とかで１年に１枚、絵が売れたら、それだけで生活できる人もいるでしょそうじゃなくても、外注の仕事を１つ仕上げたら幾らっていう仕事の人と、時給でお給料を貰っている人とでは違いますし</p><p>はいこの粗雑な組織論を、現代のビジネスに使えると考える人は間違っていると思います</p><p>ていうか、この話無能だけど、メッチャ強い怠け者とか有能だけど、運動が苦手な働き者とかのことを考えてないわな</p><p>そうやな有能が何を指すのかも判らんし前提がおかしいわ</p><p>うん、双子の言う通り本当に雑な組織論だよな</p><p>ゼークトが言った話でないとしても元の論は、徴兵制だった頃のドイツ軍のことですし複雑化した現代の組織に流用できるものではありませんそんなものが、偉人の名言として取り上げられたりしているのですというか、ハンス・フォン・ゼークトという人の経歴を見る限り偉人とは到底思えないのですが</p><p>言葉だけが訳の判らないうちに、広まっているということか</p><p>御名穂お姉様はもう、ご主人様にはご自分に許された範囲で、何がベストなのかを考えて判断することができると思っていらっしゃるのだと思います</p><p>ご主人様の決定はご主人様が責任を取れる範囲から、逸脱しておりませんから</p><p>エリとリエを家族にし天童乙女の記憶改変を許したことが</p><p>これでもしこの子たちが、わたくしたちを裏切る行為をしたとしてもその場合は、ご主人様が責任を取られますでしょうし</p><p>美智はリエとエリを見る</p><p>そうだなそれは覚悟しているよ</p><p>ええ、どういうことです</p><p>何ですのお、お兄さん怖いですわ</p><p>不安げな、双子はオレの顔を見る</p><p>オレたちには、色々と秘密があるしその秘密の中には、悪いヤツラに売ったら大金になるものもある</p><p>オレは素直に言った</p><p>この車は、香月家の本家に向かっている</p><p>というか、すでに本家の敷地の周りを裏口に向かって周回しているだけだ</p><p>すぐにこの子たちはオレたちの家族の中に、日本有数の資産家の娘たちがいることに気付く</p><p>秘密がバレるとオレたちの家族は危険になるだから、オレはできる限り、お前たちの周りにおかしな連中が近付かないように気を配るでも</p><p>お前らは、何でも好奇心を持つからひょいひょいと、悪い連中に近付いてしまうかもしれないだけど、そうなったら</p><p>ゴクッと唾を呑む双子たち</p><p>お兄ちゃんそれ以上は、お兄ちゃんが言わなくていいよ</p><p>エリちゃん、リエちゃんもし、あなたたちがお兄ちゃんを裏切ったら、あたしがあなたたちを殺すからね</p><p>あたしには、お兄ちゃんのところしか生きる場所が無いから今の家族を壊すわけにはいかないんだよ</p><p>それはうちらも同じです</p><p>普段はおっとりしているがリエの方が、エリよりも心が太い</p><p>うちらかて、お兄さん無しではもう生きられへんのは判ってます</p><p>エリちゃんも、判っとるやろ</p><p>うん判ってます</p><p>リエはエリの手を取りオレの手に重ねる</p><p>約束しますアブナイことはしませんし変な人には近付きませんおかしな人が寄ってきたら、お兄さんやお姉さんたちにすぐに報告します</p><p>わたしも約束します</p><p>どんなことも見たこと聞いたこと、秘密は誰にも言いません</p><p>わたしもです</p><p>うん香月家に入る前に、この話ができて良かった</p><p>もっとも、こいつらは</p><p>オレと鳥居さんが論戦した時の香月家がとか名家がという話を横で聞いた</p><p>なのにあれはどういうこととは、聞いてこなかった</p><p>オレの方から説明されないことは、黙っているという知恵を持っている</p><p>リエもエリも、馬鹿ではない賢い子だとオレは感じている</p><p>それだけでは足りないですね</p><p>わたくしは旦那様と、わたくしの父と祖父以外の男性とは、決して口を効かないという誓いを立てております</p><p>おいえーっと</p><p>そう言えばそんな気もする</p><p>というか、うちは今、女だらけだから</p><p>あ、でも黒い森の番頭さんの森下老人やジッちゃん、香月セキュリティ・サービスの谷沢チーフなんかとも</p><p>美智は、最近、全く会話をしていない</p><p>わたくしの操は全て、ご主人様に捧げておりますから</p><p>あ、それいいねマナもそうしようっと</p><p>お兄ちゃんて、こう見えて焼き餅焼きさんだからマナが、他の男の子と話をするだけでも嫉妬しちゃうでしょ</p><p>マナはこの半年、ほとんど黒森のお屋敷に閉じ籠もって居る</p><p>外の男と会話するも何も無いんだけれど</p><p>でも、お前だってそろそろ学校へ行くんだし</p><p>学校なんて、最初から女子校しか探してないよだってマナが共学へ行くのは、お兄ちゃん嫌でしょ</p><p>嫌って言ってくれないとマナ、泣いちゃうよ</p><p>マナは、ニコッとオレに微笑む</p><p>うん嫌だ</p><p>オレにそれくらい束縛されていたいんだオレのセックス奴隷として</p><p>でも、高校はお兄ちゃんと同じところへ行くよ１年だけだけど、一緒の学校に通えるんだし学校の中でセックスしようねっ</p><p>オレは１６歳、マナは１４歳</p><p>オレが高３の年にマナが高１か</p><p>マナは、みすずお姉ちゃんたちの学校へは行かれなかったんだからさぁそれぐらいの役得はいいでしょ</p><p>白坂家の娘として、お嬢様たちに知り合いのいるマナはみすずたちの超・お嬢様校へは通えない</p><p>アニエス、ルナ、ヨミ、コヨミちゃんまでは何とか、香月家の力で押し込めそうだけど</p><p>マナだけは通う学校が決まっていない</p><p>その代わり、みすずたちの学校は入学したら、高校まではエスカレーターだけど</p><p>そうだな、高校はオレのところへ来い</p><p>１年だけでも同じ校舎で学ぶのも、悪くはない</p><p>鳥居さんがオレたちの方を見ている</p><p>どうかした</p><p>いえ、あなたたちっていつも、こんな話をしているの</p><p>えマナがオレの高校へ進学するって話か</p><p>違うわよゼークトの組織論のことよ</p><p>いや、オレはモノ知らずな人間だけどさ、美智たちはみんな頭が良いから</p><p>イーディーや寧も、こういう話が好きだよな</p><p>ミナホ姉さんや、マルゴさんも</p><p>ああ、キョーコさんもだ</p><p>わたくしたちは、思ったことは率直に語り合う家風なのです</p><p>そういうや、この子もそういう話は好きそうだよな</p><p>今までだったら、オレたちが話しているところに割り込んで来て</p><p>自分の意見をまくし立てて来たはずなのに</p><p>鳥居さんも話したいことがあったら、会話に参加してくれたら良かったのに</p><p>わ、わたしはいいのよっ放っておいてちょうだいっ</p><p>プイッと、窓の方に顔を向けてしまった</p><p>ななな、何なんやこれ</p><p>ああ、やっぱり驚くよな</p><p>ずーっと、壁が続いてましたから大きな公園か、学校かと思うてましたけど</p><p>香月家の裏口のゲートを潜りみんなの居る屋敷の前で、車を降りた</p><p>ていうか、この本家は中に幾つも建物があるから</p><p>向こうの明治のままの建物とか</p><p>こっちの昭和館とか、あっちの平成館とか</p><p>オレたちが入るのは、ジッちゃんとみすず、瑠璃子、美子さん本家の人間だけが入れるプライベートな建物だ</p><p>香月家の分家の連中でも、客室までしか入らせないという</p><p>何か宮殿みたいですわぁ</p><p>高級ホテルみたいですな高級ホテルなんて、行ったことないけど</p><p>リエもエリも、興奮している</p><p>ここがお兄さんの家なんですか</p><p>すっごいなぁ、お兄さん</p><p>違うよオレじゃなくてえーと、瑠璃子は知ってるだろ</p><p>瑠璃子は昨夜、この双子の処女喪失に立ち合っている</p><p>ここは瑠璃子の家だ</p><p>あのお姉さんこんなにお金持ちなんや</p><p>うん、最初に見た時から、上品なお姉さんやと思ってたけどなっ</p><p>そういうこと瑠璃子には言うなよ</p><p>オレは釘を刺した</p><p>瑠璃子だって、好きでこんな大きな家の子に生まれたわけじゃないんだからな</p><p>双子の顔付きが変わる</p><p>判りましたお兄さん</p><p>わたしも、判ったでお兄さん</p><p>うん、今の一言だけで想像してくれたらしい</p><p>ルリお姉ちゃんもあたしたちと同じお兄ちゃんのセックス奴隷だからね</p><p>マナも優しく微笑む</p><p>同じ立場の同じ奴隷だからね</p><p>マナが双子の面倒を見てくれるのは助かる</p><p>双子はマナが白坂舞夏であることを知っている</p><p>自分たちと同じで、犯罪者の父親が死んでしまったこともその父親に、苦労させられたことも判っている</p><p>お帰りなさいですのっパパ</p><p>あアニエスたちが、迎えに来てくれた真緒ちゃんと、ルナ、コヨミちゃんもいる</p><p>双子を見て警戒するアニエスたち</p><p>パパその子たちは何ですの</p><p>松永久秀の件は、こちらをご覧下さい</p><p>http://togetter.com/li/646077?page=1</p><p>他にも、明治時代に陸軍大学に来たドイツのメッケル少佐が、関ヶ原の戦いの布陣図を見て</p><p>これは西軍が勝つと明言したという話も</p><p>どうも、メッケルが本当に言った話なのかどうかよく判らないそうです</p><p>WIKIには、そのまま書いてありますが</p><p>もう1本、連載を開始しようと思っています</p><p>起ち上げにすごい時間が掛かってしまいましたが</p><p>そっちは、週一更新ぐらいになると思います</p><p>聖天童貞王の冒険</p><p>http://ncode.syosetu.com/n9957cf/</p><p>よろしければ、読んで下さい</p><p>こっちの天童貞男さんとは無関係です</p><p>いや、あんまりにも素敵な名前だったので</p><p>その名前で別の主人公を起ち上げてしまいました</p><p>988．昼の陽光　／　食事の準備</p><p>うっわ、何やごっつー可愛い子ばっかやないか</p><p>オレたちを出迎えたアニエスたちを見てエリが驚く</p><p>ホンマやなぁていうか外人さんすっごい可愛いわ</p><p>リエは、乳白色の金髪に青い瞳のアニエスを見て、そう言う</p><p>違うハーフだ日本人だよ</p><p>あなたたちもとっても、可愛いですのっ</p><p>アニエスが、双子を見てニヤッと笑う</p><p>パパこの子たちとセックスしましたの</p><p>あ、真緒ちゃんの耳は、ルナが手で塞いでいる</p><p>真緒ちゃん自身も笑いながらあーと声を出して、聞こえないようにしている</p><p>まだ幼い自分が、聞いてはいけない話ということは、判っているらしい</p><p>うん、したセックスした</p><p>じゃあ仲間ですのアニエスたちの家族</p><p>家族だ</p><p>アニエスは、双子に優しく微笑む</p><p>良かったまた、家族が増えましたのっ真緒ちゃん</p><p>後ろに振り向くと、ルナがパッと真緒ちゃんの耳から手を離す</p><p>家族ですのっ</p><p>やったぁうししっ</p><p>嬉しそうに、微笑む真緒ちゃん</p><p>あのね、あのねあたし、真緒っお姉ちゃんたちは</p><p>エリって言います</p><p>リエです</p><p>真緒ちゃんが叫ぶ</p><p>ボクは、昨夜会ってるよねそれて、こっちの子が</p><p>コヨミです</p><p>アニエスですのっよろしくお願いしますのっ</p><p>アニエスはすっかり年少組のボスになっている</p><p>エリちゃんとリエちゃんにお願いがありますのっ</p><p>え何を言い出すつもりだアニエス</p><p>パパには、ぜーったいに嘘を吐いたらダメですのっダメですのっ</p><p>そうそうダメだよっ</p><p>アニエスの後ろから、真緒ちゃんが言う</p><p>パパは、アニエスたちの話すことは何でも真剣に一生懸命考えてくれますのっしかも、アニエスたちの言うことは、全部ホントだってパパは信じてますのっだから、嘘とか吐いたらダメですのパパ、色々悩んじゃったりして、病気になっちゃいますのっ</p><p>そうそう、嘘はダメっ</p><p>そんな風に、思っているんだ</p><p>アニエスが真緒ちゃんを見ると、すぐにルナが耳を塞ぐ</p><p>真緒ちゃんは、再びあーあー、聞こえなーい</p><p>いつでも、パパにセックスしてもらえるるように、いつも身体は綺麗にしていないとダメですの特にパパは、おっぱいをペロペロするのが大好きですから乳首は綺麗にしてないといけませんのっ</p><p>それからセックスの時は、パパがアニエスたちのお腹の中にピュピュッと出す特のお顔をちゃんと見てあげないといけませんのパパは、ずーっとアニエスたちがあんあんしているところを見ててくれるんですからそれで、セックスが終わったらありがとパパって、キスしてあげるか、頭を撫で撫でしてあげますのパパ、アニエスたちのために一生懸命、セックスしてくれたんですから</p><p>あ、アニエスお前</p><p>うん、判ったわ言うとおりにするわ</p><p>エリが、ニコッと微笑む</p><p>うちもそうします</p><p>他にも、色々教えてぇなわたしらは、判らんことばっかしやから</p><p>よろしくですわ</p><p>双子は優しい笑顔で、そう言う</p><p>アニエスエリとリエは、お前よりお姉さんなんだぞ</p><p>え、そうなんですの</p><p>アニエスちゃん今、何歳なん</p><p>うちらは、今年１３歳ですわ</p><p>アニエスはうつむいて</p><p>ううー、アニエスは１２歳です</p><p>でも、ここではアニエスちゃんの方がセンパイやからな</p><p>うんうちらの方が後から来たんやから</p><p>双子は、そう言ってオレを見て</p><p>お兄さん、この子らで全部やないんですよね</p><p>まだまだうちらの知らん人たちがいるんですよね</p><p>双子は状況がよく判っている</p><p>ああ、ここにいるのは一番年下の子たちだけだもちろん、エリとリエよりお姉さんな子もたくさんいるよみんな、どうしているんだ</p><p>ヨミちゃんと瑠璃子ちゃんと美子ちゃんでお昼を作ってますの</p><p>克子ちゃんがお仕事で忙しいからって</p><p>ああ、克子姉は安城ミタマ＋キヌカ姉妹の相手をしているんだっけ</p><p>みすずお姉様とイーディお姉様とハイジさんは別の用件にかかってらっしゃいますから</p><p>別の用件</p><p>おそらく鞍馬美里、ありす姉妹のことだな</p><p>ずっとあー、あー、聞こえなーいをやっていた真緒ちゃんが</p><p>まだなの</p><p>あ、ゴメン真緒ちゃんもうオッケーだよ</p><p>ルナが慌てて、真緒ちゃんの耳を塞いでいた手を外す</p><p>パパ、お腹空いたよーご飯に行こうっうしし</p><p>真緒ちゃんが、そう言うのでオレたちは、昼食に向かう</p><p>あ、来たわねようこそ、香月家へ</p><p>エプロン姿の瑠璃子が、双子に微笑む</p><p>瑠璃子も昨夜、すでにエリとリエと会話している</p><p>ここはね、瑠璃子ちゃんの家なんですのっ</p><p>アニエスが、双子に言う</p><p>うーん、確かにわたくしの家だけれど正確には、わたくしのお祖父様の家なのえっとハヤシライスなんだけれど、いい</p><p>エリとリエはこの広大な豪邸の娘が、自らオレたちの昼飯を作っていることに驚いている</p><p>こちらでお昼を摂られる方が、何人になるのか判らないのでハヤシライスとサラダにしてみました</p><p>瑠璃子は、すでにお屋敷では克子姉に次ぐ家事のスペシャリストだから</p><p>この本家の人間だけのプライベート・エリアのキッチンで料理して待っててくれたようだ</p><p>アニエスたちも、お手伝いしましたのっ</p><p>ああ、みんなで楽しく作ったのか</p><p>ちゃんと真緒ちゃんが危なくないように、みんなで見ていましたからパパ、安心して下さいですの</p><p>アブナイこととかしないよっもおっ</p><p>真緒ちゃんがムクれる</p><p>それでもみんなでお姉さんをやっててくれたんだな</p><p>ごめんなさいあたし向こうに行ってたから</p><p>もう一人の家事のスペシャリストマナが、申し訳なさそうに言う</p><p>オレと一緒に、香月セキュリティ・サービスの旧・研修館に行っていたことで、昼の支度が手伝えなかったことを詫びている</p><p>いいのよ気にしないで</p><p>瑠璃子は、優しくマナに言う</p><p>瑠璃子は１５歳で、マナが１４歳ここも、いつの間にか姉妹の絆が深まっている</p><p>はーい、みんなお皿運んでっ</p><p>キッチンの中から、エプロン姿のヨミが顔を出す</p><p>あ、今行きますっ</p><p>マナが小走りで向かう</p><p>アニエスたちもお手伝いですのっエリちやんとリエちゃんも助けて下さいですのっ</p><p>え、あそうやな</p><p>何をすればええんの</p><p>アニエスが率先して双子にも声を掛ける</p><p>ルナやコヨミちゃん、真緒ちゃんも一緒に行く</p><p>ああ、ちゃんとマナは双子の様子を見ている</p><p>ルナもだルナはオレのセックス奴隷仲間として、双子の処女喪失にも立ち合っているからな</p><p>細かいことまで気を配るマナと、双子の心が読めるルナが</p><p>２人でエリとリエを見ていてくれたら心配はいらないな</p><p>双子の方も、現状を理解してくれているし</p><p>とりあえず、心配は無い</p><p>お兄様美子お姉様が、ちょっと</p><p>瑠璃子がオレの耳に囁く</p><p>何だか、元気がないご様子なんです気もそぞろでそれと</p><p>美子お姉様はお料理の方は、まだ</p><p>ああ、瑠璃子はこの半年、克子姉に徹底的に家事を仕込まれたし</p><p>本人も意欲的に学んで来たから、すっかり料理も上手になったけれど</p><p>美子さんは、オレたちと暮らすようになってまだ、日が浅い</p><p>というかみすず、瑠璃子、美子さんの３人は</p><p>ジッちゃんが寂しくないように、こっちの香月家の屋敷に泊まることも多いから</p><p>家事のスキルは、上達していないんだよな</p><p>アニエスちゃんやルナちゃんたちの方がテキパキと動くので</p><p>アニエスもお手伝いが大好きだし</p><p>ルナとコヨミちゃんは、相手の心を読むから上達のスピードが早い</p><p>教えてくれる人の記憶やイメージをダイレクトに吸収するんだもんな</p><p>普通の子とは、違う</p><p>ああ、そっかいつもなら、克子姉がキッチンの指揮官だから上手に仕切ってたんだな</p><p>今の美子さんでも、できる仕事を頼んだりして</p><p>アニエスたち年下組に対して、美子さんのメンツが潰れないように気配りしていたんだ</p><p>アニエスもルナもコヨミちゃんも１２歳</p><p>美子さんは、１８歳だもんなぁ</p><p>アニエスたちから見れば寧や月子と同じ年齢大人だ</p><p>美子お姉様は、わたくしと子供の頃からずっと一緒で箱入りの生活をしてきましたから自分では、生活に関することを何もしてきませんでした全て、誰かにやっていたただく毎日でしたから</p><p>料理も洗濯も掃除も使用人がしてくれていた</p><p>わたくしは、この半年で自分自身のこれまでを省みて、自らを鍛え直す機会をいただきましたが美子お姉様は</p><p>ああ瑠璃子だけが、オレたちと暮らすようになって</p><p>家事能力がグングン伸びていった</p><p>美子さんからしてみれば、自分だけ瑠璃子に置き去りにされたような気分だろう</p><p>月子お姉様も、わたくしと一緒に半年前から家事のお勉強を始めれば良かったのでしょうが今更、そんなことを考えても</p><p>時間は、元には戻らない</p><p>あ、美子ちゃんはいいですのっまた、お皿を割ってしまうかもしれませんからっ</p><p>ここのおうちのお皿は、とっても価値があるものばかりですから大切に、気を付けて運ばないといけませんですのっ</p><p>気を付けます</p><p>そうだね、アニエスちゃん</p><p>うん、じゃあ、真緒は見ているだけにするっ</p><p>気を付けて運ばんといけないらしいで、リエちゃん</p><p>うち、注意しような、エリちゃん</p><p>アニエスを中心にコヨミちゃん、ルナ、真緒ちゃん、エリ、リエはまとまりを見ている</p><p>その後からエプロン姿の美子さんが、ショボーンとした雰囲気で手ぶらでやって来る</p><p>ルリお姉ちゃん、ここの家のことはマナだと判らないから次、どうしたらいいか支持して</p><p>マナが、瑠璃子に声を掛ける</p><p>あ、はい今行きますでは、お兄様</p><p>瑠璃子が、マナの方へ行く</p><p>美子ちゃんは、パパと一緒に座って待ってて下さいですのっ</p><p>ついに、アニエスに戦力外通告をされる</p><p>ってそういうことじゃないんだな</p><p>もう、食器を並べてハヤシライスをよそうだけだから</p><p>そんなに人手がいらないんだよな</p><p>新しくやって来たエリとリエと仲良くなるために</p><p>双子の方に仕事を頼むから美子さんのすることが無いんだ</p><p>真緒ちゃんは、見ているだけだし</p><p>つーか、黙って見ていることが真緒ちゃんの仕事になっている</p><p>あの失礼致します</p><p>気落ちした美子さんが、エプロンを外しながらオレの方へやって来る</p><p>わたくし、本当に何もできない女ですわ</p><p>オレもよくそう感じます</p><p>美子こさんに言った</p><p>キョトンとする、美子さん</p><p>というよりあいつらが、みんなスゴイんですすっげぇ頭の良い子ばっかりですしどんどん色んなことを吸収していますから</p><p>瑠璃子も、アニエスも、他の子たちも</p><p>それは仕方ありませんわ</p><p>だって、黒森様はそのような才のある子だけを選んで家族になさっていますから</p><p>特に、そんなつもりはないんですが</p><p>割り込んで来たのは鳥居さんだった</p><p>鳥居さんが、ドカッと椅子に座る</p><p>美智が、そんな鳥居さんの背後に付いている一応、警戒して</p><p>わたくしにはそうは思えませんけれど</p><p>確かに、鳥居さんの言うとおりワガママな子や、状況判断のできない子は家族にしないようにしています</p><p>それをわたくしは才を見て選んでいらっしゃると言っているのです</p><p>わたくしはつまらない人間です何の才も無いだから、黒森様に選んでいただけないのですね</p><p>それはな、何だ</p><p>ああ、そうなんだろうと思いますわわたくしも先ほどあちらの建物の方で、お前は頭が良くないと宣告されて参りましたからだから、わたくしも仲間外れにされているんだと思います</p><p>鳥居さんまで</p><p>あんなぁお姉さんたち</p><p>あの話してもええですか</p><p>オレたちの話を横で聞いていた、エリとリエが割り込んで来る</p><p>嫌だというても話しますけどな</p><p>ええ、話します</p><p>おい、エリ、リエな、何を</p><p>うちらの地元のセンパイになマサミさんて人がいたんですわ</p><p>いたんですわ</p><p>そのマサミさんはなごっつー、ホレっぽい人なんです</p><p>カッコ良いお兄さんを見るとすぐに好きになってしまうんです</p><p>でもな絶対、自分からはコクらんのですわ</p><p>相手の男の人からコクらせるんですわ</p><p>実際はな、毎日、眼からラブラブ光線出しててな</p><p>はい誰が見てもマサミさんが、そのお兄さんのことが好きなのはよー判るんですわ</p><p>わざわざ、お弁当作って来たりするんですわ</p><p>やたらとお兄さんの視界に入り込んで隙を見つけては抱きついたりするんですわスキンシップ攻撃ですわ</p><p>でも自分からは告白せーへんのです</p><p>絶対に、しないんですわ</p><p>もう周りもああ、マサミさんがあのお兄さんにゾッコン惚れているから、近付かないようにしようって</p><p>そういう、雰囲気を作るんですわ</p><p>つーか、裏で色々と手を廻してな</p><p>裏工作しまくるんですわ</p><p>噂話を流したりな</p><p>そうやって、そのお兄さんに気のある他の女の子たちをノカせてお兄さんの男の友達たちがあの子は、きっとお前が声を掛けてくるのを待っているんだよだから、お前からイケよって言い出すところまで、状況を持って行くんです</p><p>はぁそういう女の子がいるんだ</p><p>で、結局外堀を全部埋められてしもうて、惚れられたはずのお兄さんの方からマサミさんに告白することになるんですわ</p><p>それで付き合うんですわ</p><p>２人が、そこまで言うと</p><p>何よ、どんな過程を経たとしても結果的に幸せになったんなら、それでいいじゃないの</p><p>こんなん、幸せになるはずないですわ</p><p>世の中、そんなに甘くはないですよ</p><p>双子は話を続ける</p><p>マサミさんはホレっぽい人なんですから</p><p>他に格好ええお兄さんを見つけたらあっちの方がええかもって思ってしまはるんですから</p><p>そんで、今度は今の彼氏と別れるために、裏工作するんですわ</p><p>噂話流したりして</p><p>今の彼氏に暴力を振るわれたとかな</p><p>さ、最低な女だ</p><p>今度も自分から別れてくれとは言わないんです</p><p>相手のお兄さんの方から別れてくれないかと言い出すまで色んなことをするんです</p><p>まあ、最終的には精神状態がズタボロになって、彼氏さんの方から頼むから別れてくれっていうことになりますわ</p><p>そこまで追い詰めてじやあ、仕方ないから別れるわということになるんですマサミさんはいつも</p><p>何でよ何で、一々、そんなメンド臭いことをするのよ付き合いたいのなら付き合って下さい、別れたいのなら別れて下さいって自分から言えばいいだけのことじゃないそんなゴチャゴチャしたことをするのは、時間のムダよ人生の無駄使いよ</p><p>判らんですかお姉さんたちには</p><p>マサミさんは自分が傷付きたくないんですわ</p><p>自分が傷付きたくないからマサミさんの中ではこの人が付き合ってくれとお願いしてきたから、あたしは付き合ってあげたなんですわ</p><p>ほんでこの人の方から、お願いだから別れてくれと言ってきたから自分は不本意だけれど、別れてあげることにしたなんですわ</p><p>付き合ってあげただし別れてあげたなんですわ</p><p>してあげたことだからどっちも、自分の方が立場が上なんです相手の希望を、優しいワタシが叶えてあげたですから</p><p>ボランティアみたいなことです</p><p>ちょっと待ちなさいよだって、実際にはそのマサミって子の方が付き合いたかったし別れたかったんでしょ</p><p>これ実際がどうなのかは、関係ないんですわ</p><p>マサミさんの気持ちの中で、どうなのかってことですから</p><p>つーか、現実に言葉と行動で付き合ってくれ別れてくれって言うたのは、そのお兄さんの方ですから</p><p>そういう事実だけが残るんでマサミさんは、自分には何も落ち度はないって思い込めるんです</p><p>傷付かないまま、いつまでもノーノーと周りの格好ええお兄さんたちに、唾付けて行くんです</p><p>地元じゃ、地獄のローレライって呼ばれてました</p><p>違うわ、エリちゃん船幽霊マサミやわ</p><p>何よそれバッカみたい</p><p>ええ、バッカみたいですわなでも</p><p>お姉さんたち、マサミさんのこと笑えますん</p><p>すっごい、マサミさんと雰囲気が似てたわなリエちゃん</p><p>うん、そうやわそっくりやったわエリちゃん</p><p>だから、わたしら気付いたんです</p><p>お姉さんたちも、アレですやろつまりな</p><p>相手の方からコクッてくるまで外堀を埋めていくタイプですか</p><p>美子さんと鳥居さんが</p><p>でも、そうはなりませんわ</p><p>うん、うちらのお兄さんはそういう手には引っ掛かりませんから</p><p>だいたい、埋めなきゃならない堀が幅広いですもんな</p><p>そんなことやってても、ムダやと思います</p><p>美子さんと鳥居さんの顔色が青ざめる</p><p>ななな、何で</p><p>オレには何がなんだかよく判らない</p><p>傷付くことを恐れていたら、何も手に入らないっていうコトナノネ</p><p>振り返るとイーディが、部屋に入って来た</p><p>みすずとハイジも居る</p><p>あ、良かったですの今、呼びに行こうと思ってましたのっ</p><p>アニエスが、笑顔で言う</p><p>さあさあ、お昼ご飯ですのっ</p><p>マサミみたいな女の子は実在します恐ろしい</p><p>15年ぶりに思い出しました</p><p>日航機墜落から29年ですかあの事故は、コミケの日の夜でした</p><p>まだコミケが１日だけのイベントだった頃です</p><p>コミケ帰りの人も、亡くなられました</p><p>ありから２９年かぁ何かショックです</p><p>ゼータガンダムの放映年ですね</p><p>さて、もう1本、連載を開始しました</p><p>そちらは週一更新の予定です</p><p>そちらも、お読みいただければ幸いです</p><p>それと、日々の忙しさで感想欄の返信がまったくできていなくて済みません何とかしないととは思っているのですが</p><p>それで本当に申し訳ないのですが</p><p>新作の方が起ち上げたばかりなのでしばらくは、あちらの感想欄の返信を優先しようと思っています</p><p>新規の読者の方がいらっしゃると思いますので</p><p>ホント、申し訳ありません</p><p>989．昼の陽光　／　ハヤシもあるでよ</p><p>お兄様、お兄様はこちらのお席へどうぞみすず、お姉様はこちらへ</p><p>今日の昼食は、瑠璃子が仕切っているから瑠璃子の言うとおりに座る</p><p>あなたたちは、こちらのテーブルにこっちは、お仕事の話になると思うからハイジさんも、こちらのテーブルに座って下さい</p><p>この大きな広い部屋には、大きなテーブルが２つと小さなテーブルが１つあった</p><p>瑠璃子はその大きいテーブルの１つに、アニエス、マナ、エリとリエ、真緒ちゃん、ルナ、コヨミちゃん、ハイジといった年少組の子たちを座らせる</p><p>もう一つの大きなテーブルには、オレ、みすず、美智、イーディ、ハイジ、鳥居さんが</p><p>これは、まあ</p><p>午後からのVS鞍馬姉妹のことについての話すためだろう</p><p>さっきまで、みすずとイーディが会議をしていたみたいだし</p><p>何を、どうするかオレにも話してくれるはずだ</p><p>そして、小さいテーブルには食事係班の瑠璃子、美子さん、ヨミが座るつもりらしい</p><p>その方がお代わりとか飲み物なんかの給仕がしやすいんだろう</p><p>はーい、じゃあ</p><p>瑠璃子が自ら、皿にハヤシライスをよそって</p><p>美子さんとヨミが、各テーブルに置いていく</p><p>はいはい、奥の人から順番にだよ</p><p>みんな協力して下さいですのっ</p><p>年少組テーブルは、マナとアニエスが居るから大丈夫そうだな</p><p>鳥居様もどうぞ</p><p>香月家本家の令嬢である美子さんに給仕されて、鳥居さんは緊張している</p><p>名家コンプレックスだからな</p><p>サラダの小鉢も、まわして下さい</p><p>飲み物は、お水でいいかしら</p><p>いいと思いまーす</p><p>じゃあ、水差しのお水をコップに注いでみんなに届けますのっ</p><p>瑠璃子、ルナ、ヨミ、マナ、アニエスとテキパキと動いていく</p><p>オレたちは、すっかり大人数での食事に慣れているけれど</p><p>双子と鳥居さんとハイジは、戸惑っている</p><p>昨日のパーティとは違うから</p><p>みんなで協力して全員に食事を行き届かせなくてはいけない</p><p>はーい、揃いましたか</p><p>あ、瑠璃子様ハヤシライスのお皿が、もう１つです</p><p>あれれ、サラダの小鉢が１つ足りないよっ誰かのところに２つない</p><p>マナが大きな声で言う</p><p>あ、ごめんなさいここに２つありました</p><p>コヨミちゃんが、答えた</p><p>とりあえず、これで全員の前に食事が並んだ</p><p>ルルルと、壁の内線電話が鳴る</p><p>あ、わたくしが</p><p>いえ、わたくしが出ますわ</p><p>美子さんを笑顔で制して、瑠璃子が電話に出る</p><p>はい瑠璃子ですはい、かしこまりましたお待ちしております</p><p>瑠璃子は、すぐに電話を切った</p><p>みなさん、食べ始めるのは、少し待って下さい</p><p>瑠璃子が、優しくみんなに言う</p><p>えー、どうしてですのっエリちゃんたち、お腹ペコペコみたいですのっ</p><p>いやいやいや、わたしらはな</p><p>うん、うちもリエちゃんも大丈夫ですから</p><p>双子はプルプルと首を振る</p><p>瑠璃子がオレを見てそして言った</p><p>お兄様今、こちらにお祖父様いらっしゃるそうです</p><p>お誘いしていたんですご都合がよろしければ、お昼をご一緒にいかがですかと</p><p>ああ、ジッちゃんも色々と忙しいからな</p><p>香月グループの経営指揮は、司馬さんに任せているけれどジッちゃんは、財界なんかの仕事がまだまだあるし</p><p>今日は、昨日の件の予備日としてスケジュールに、余裕を持たせてあったんだと思いますわ</p><p>昨日のみすずの主催のパーティと、関西ヤクザの東京派遣グループとの戦い</p><p>問題なく撃退できたけれどもしものことを考えて、今日は特別な用事は入れないようにしていたんだ</p><p>するとドアが、ガチャッと開く</p><p>うん、美味しそうな匂いだねわたしも一緒に食事させてもらうよ</p><p>そう言いながら、ジッちゃんとレイちゃんが部屋に入って来た</p><p>お祖父様、こちらへどうぞ</p><p>瑠璃子が、オレの居る方のテーブルの空席にジッちゃんを座らせる</p><p>うわっ、ブシミヤ・レイカやわ</p><p>そ、そうやな、エリちゃん</p><p>双子は、ジッちゃんよりもレイちゃんに注目している</p><p>テレビに何度か出演しているレイちゃんは、世間に広く顔が知られている</p><p>レイちゃんも、アニエスたちの家族ですのっ</p><p>アニエスが、そう双子に説明した</p><p>双子は、すぐ隣のマナに尋ねる</p><p>どういうこともこういうこともないよそういうことだってば</p><p>マナは、苦笑した</p><p>え、ふじみや・レイカも</p><p>そ、そういうことなんですか</p><p>オレの女であり家族の一員だ</p><p>ダメですのっレイちゃんは、アニエスたちのお姉ちゃんなんですから</p><p>うん、麗華お姉さんかレイちゃんて呼ばないとダメだよ</p><p>アニエスとマナが、そう教えてあげる</p><p>麗華お姉様は、こちらへどうぞ</p><p>翔姉ちゃんが、香月セキュリティ・サービスで関西ヤクザたちの状況がどうなったかをチェックしているから</p><p>多分‥今は、レイちゃんがジッちゃんの警護役をしているんだ</p><p>だから、瑠璃子はすぐに行動しやすいテーブルの端の席をレイちゃんに勧めた</p><p>長身のレイちゃんが、颯爽と腰掛ける</p><p>レイちゃん、大丈夫翔姉ちゃんと朝、交代したんだからそんなに寝ていないんじゃないの</p><p>心配になって、オレは尋ねた</p><p>一晩くらいなら平気ですそれに、このご本宅の中は安全ですから</p><p>ああ、この香月家本家邸宅は香月セキュリティ・サービスらよって、完全に護られている</p><p>しかも、今は当主のジッちゃんと３人の孫娘が全て、ここに集まっているのだから</p><p>本家の人間を担当している精鋭の警護班も全員ここにいる</p><p>だから‥わたくしが、仕事としてここに居るのは形だけです本当は、美味しいハヤシライスをいただきに来ただけですから</p><p>レイちゃんは、爽やかに笑ってそう言った</p><p>美子さんが、ジッちゃんに‥</p><p>瑠璃子が、レイちゃんにそれぞれ、ハヤシライスの皿を給する</p><p>サラダとお水は、ヨミが運んで来る</p><p>あ、そうだジッちゃん、紹介するよ</p><p>オレは、新しく家族になったエリとリエを紹介しようと思った</p><p>お前‥それだは順番が違うんじゃないか</p><p>わたしに、あの子たちを紹介するのでなく‥先にわたしを、あの子らに紹介するんだよ</p><p>な、何でだ</p><p>そんなのどっちが先でも、いいような</p><p>ジッちゃんが、そう言うのなら‥</p><p>エリ、リエ紹介するよこの人が、ここの家の持ち主で瑠璃子と、ここに居るみすず、それからそっちの美子さんのお祖父さんだオレたち全員のお祖父さんにもなってもらっているんだけれど</p><p>こんなんで良いのか</p><p>こ、こんにちはわたしエリって言います</p><p>う、うちは、リエですよろしくお願いします</p><p>慌てて双子は立ち上がって、ジッちゃんに頭を下げた</p><p>みんな初対面でジッちゃんに会うと‥威圧されて緊張してしまうらしい</p><p>香月家の当主は、そういうオーラを持っているようだ</p><p>オレは‥そういうのは感じないんだけれど</p><p>うむ、こんにちはわたしは、香月だ今、君たちが居るこの屋敷の主だそして、昨夜君たちが泊まったビルもわたしの会社の持ち物だ</p><p>す、スゴいんですね</p><p>そうは言っても双子には、香月家の持つ資産や政財界への影響力はイメージできないだろう</p><p>オレも半年経っても、まだよく判っていないし</p><p>香月グループの全部の会社に香月の名前が付いているわけできないから</p><p>実は、あれもこれも香月グループの企業の製品だと聞かされて、驚くことが度々ある</p><p>だが、それは君たちには関係のないことだ</p><p>ジッちゃんは、笑顔言う</p><p>よく理解しておいて欲しいわたしはこの家の主だが‥君たちの家族の主ではない家族の長はここに居るこいつだ</p><p>ジッちゃんは、ニヤリとオレを見る</p><p>この部屋は今、君たち家族が使っているだから、今こいつが、この部屋の中の主の席に座っている</p><p>え‥オレの席が</p><p>ああ、上座下座のここが一番上座になるんだな</p><p>いや、ジッちゃん‥オレは別に、その‥</p><p>瑠璃子に言われて、この席に座ったわけで</p><p>ジッちゃんを差し置いて、自分から主の席に座ったわけではない</p><p>いいのだそれでちなみに、瑠璃子がわたしを座らせた席は賓客の席だよ</p><p>いや、賓客はないだろジッちゃんたって、オレたちの家族の一員なんだしさ</p><p>オレの言葉に‥</p><p>‥え</p><p>‥そうなん</p><p>リエとエリが驚く</p><p>おいおい、言葉は正確に使えあの子たちが戸惑っているじゃないか</p><p>ジッちゃんが、フフフと笑う</p><p>いや、だけど‥</p><p>わたしは君たちの家族には、あくまでもオマケとして参加させてもらっているだけだよわたしの大切な孫娘たちが‥こいつに愛してもらっているからな</p><p>ジッちゃんは、リエとエリを見る</p><p>わたしには、数多くの親類縁者が居るが‥わたしのような立場だと、欲得に目が眩んだ、困った縁者ばかりだよわたしが、本当に心を許せるのは‥愛しているのは、この３人の孫娘だけだよ</p><p>ジッちゃんが、みすず、瑠璃子、美子さんを見る</p><p>そして、その孫娘たちが‥今はこいつのところに居るだから、ついでに‥わたしも祖父さん役として仲間に入れてもらっているだけだ</p><p>ニコッと、双子に微笑んだ</p><p>勘違いしないでくれたまえあくまでも、わたしはオマケだからねしかも、老齢だわたしには、君たちをどうこうするというような考えは無いから、安心したまえ第一、こいつが許さないよ</p><p>‥それは</p><p>こいつは‥自分の女は、絶対に手放さない命を張って守り抜く男だ</p><p>ただ家族だとだけ名乗ると双子が、ジッちゃんともセックスしなくちゃいけないのではと考えるかもしれないから</p><p>先手を打って、ジッちゃんの方から自分の立場を伝えたんだ</p><p>君たちのことはわたしは自分の孫娘同然に扱うつもりだだが、君たちの家長は、あくまでもこいつだこいつに内緒で、小遣いをやるとかそういうことは、絶対にしない怒られてしまうんだよこいつもそうだが君たちの家族には、口うるさいお姉さんたちがたくさんいるからね</p><p>クククと笑う、ジッちゃんの顔を見て</p><p>オレは、ようやく理解した</p><p>確かに紹介する順番には意味があるんだ</p><p>オレがやろうとしたようにジッちゃんに、リエとエリを紹介するという形にしてしまったら</p><p>双子は、ジッちゃんがオレをボスだと感じたろう</p><p>こんな大きな屋敷の持ち主が、オレたちを支配している‥と</p><p>オレたちは、ジッちゃんには頭が上がらないどんなことでも、ジッちゃんの命令をきかないといけないと思うかもしれない</p><p>エリとリエは、ヤクザの娘だ</p><p>人が人を支配する‥上下関係で縛られる世界を見て来ている</p><p>オレが、リエとエリに、ジッちゃんを紹介するという形なら</p><p>意味が変わる</p><p>ジッちゃんは大権力者だがオレたちを支配しているわけではない</p><p>オレたちの家族があって、ジッちゃんもそれに参加しているだけだ</p><p>そういう風に理解してくれれば</p><p>双子がジッちゃんを怖がることはなくなる</p><p>はいあたしが、その口うるさいお姉さんです‥</p><p>みすずが、双子に微笑む</p><p>こんにちはあたしは、みすずです香月みすずあなたたち‥エリちゃんとリエちゃんよねあなたたちのお小遣いとかは、旦那様が毎月あげることになるわ他の子たちも、全員、そうだからだから、お祖父様におねだりとかしてもダメよ</p><p>そうですのっパパからしかもらっちゃダメですのっそれと、知らない人についてっちゃダメですの話すのもダメですの</p><p>いよいよ、アニエスを学校に通わせるに当たってそういう話もしているけれど</p><p>心配しなくていいよあたしたちは、お兄ちゃんだけを見ていればいいんだからねっ</p><p>１つ年上のマナが、双子にそう言う</p><p>ええお兄様だけですわわたくしもこの世の中には、お兄様しか信頼できる男性はいませんから</p><p>瑠璃子のその言葉に、ジッちゃんは</p><p>おいおい、瑠璃子わたしのことは信頼してくれないのかね</p><p>お祖父様のことは、８割信じておりますでもお兄様は、１２０パーセント信頼できるお方ですから</p><p>瑠璃子は、ニコッと笑った</p><p>そうですわねお祖父様は時々、色々と企んでいらっしゃいますから</p><p>みすずも、そう言ってジッちゃんに微笑む</p><p>旦那様だけを見ていなさい旦那様のことはあたしたちが全力でフォローしていますから</p><p>みすずとイーディが、胸を張ってそう言った</p><p>挨拶は、また後で個別にすればいいネ早く食べようヨ、Darling</p><p>せっかくの料理が冷めてしまう</p><p>うん食べよう瑠璃子</p><p>オレは、瑠璃子に促す</p><p>はい、それではみなさんいただきます</p><p>楽しい昼食が始まった</p><p>うむ、美味いなこれを瑠璃子が作ったのか</p><p>ジッちゃんが、瑠璃子に振り向く</p><p>わたくしと、美子お姉様とヨミさんと３人で作りましたそれと</p><p>年少組のテーブルから、アニエスが叫ぶ</p><p>いや、なかなか深い味になっているよハヤシライスは学生時代に京都でよく食べたがねこれは美味しい</p><p>ジッちゃんは、満足そうにハヤシライスを食べる</p><p>孫娘の作った料理を食べられるなんて、わたしは果報者だよこれもお前のおかげだな</p><p>お前がいなければ瑠璃子たちが料理を始めることはなかっただろう</p><p>感謝している</p><p>それは、瑠璃子たちが自分で決めて始めたことで</p><p>オレのせいではない</p><p>そういう考えはダメですわ先生</p><p>ヨミがオレの心を読ながらコップの水を足してくれる</p><p>そして、ジッちゃんに</p><p>お代わりもありますからね</p><p>何かさ、みんなどんどん立派になっちゃうんだよ今では、みんなで協力し合って生活するのが当たり前になっているしオレが気が付く前に、誰かがサッとフォローに入っているし</p><p>女の子ばかりで、こんなにたくさんの子が集まっているのに</p><p>ケンカしたりもしない</p><p>みんな、本当に仲が良い</p><p>ホント家の中で、何もしないのは雪乃だけだもんなあでも、雪乃だって昔みたいに、ワガママは言わなくなったし家事とは一切やらないけれど、真緒ちゃんたちの相手はしてくれるし</p><p>雪乃もずいぶん丸くなった</p><p>昔みたいに、人にトゲドケしてことを言って傷つけようとしたりはしない</p><p>いや、それも家族の力か</p><p>安定した家族が居れば心が落ちつくし、ツンケンする必要が無いもんなあ</p><p>もっともメグとは、相変わらず、睨み合っているけれど</p><p>それも今は愛が来てくれたから</p><p>愛のゆっくりとしたのほほんな性格が雪乃とメグの諍いを中和している</p><p>今夜はあいつらの居るお屋敷に戻る</p><p>明日は、学校があるからな</p><p>明日の昼休みに売るパンの仕込みもしなくちゃいけないし</p><p>いや、それも</p><p>ある程度までは、愛とメグでやっててくれると思う</p><p>オレのパン屋として始まった購買部脇のパン工房だったのに</p><p>今じゃ、すっかり愛ちゃんと克子さんのパン屋として校内に知られている</p><p>いや、校内だけなく</p><p>他校の男子生徒が潜り込んで来て、パンを買おうとしたこともある</p><p>運動部の対外試合で来た他校の生徒が、たまたまうちのパンを食べて</p><p>いや、パンも美味かったとは言ってくれたが愛を目当てにして、わざわざ試合の無い日にもやって来たという</p><p>オレが何とかするまえにうちの学校の愛のファンによって、校外へ追放されたのだが</p><p>校門の前で、愛を付け狙おうとしたので最終的には、イーディが蹴った</p><p>いや、そんな話はどうでもいいんだけれど</p><p>何か、最近はオレが居なくても、みんなで家族をやっているからさホントみんな、綺麗だし、頭が良いし、性格の良い子ばっかしだから</p><p>そりゃそうだろうお前が、そういう子たちだけを選んできているんだから</p><p>家族として受け入れるべき子だけを選んで来ているのだから人数が増えれば増えるほど、より強固に強化され、活発で機能的な良い家族になっていくのは当然だ</p><p>そうですわルリルリが、こんなに家の中の仕事が上手になったことにも驚いていますがあんなに内向的だったアニエスが、今では新しく来た子を気遣う立場になっていますし</p><p>鷹倉家のみなさんも自分のポジションを心得て下さっていますから</p><p>そうだなあんなに自己主張の強かったヨミが、サポート役に回っているし</p><p>ルナとコヨミちゃんは、アニエスを立ててくれている</p><p>今、ここにいないけれど月子だって</p><p>全部、旦那様のお力ですわ</p><p>いや、オレは何もしてないって</p><p>いて下さるだけで充分なんですよ旦那様、あたしたち家族の要なんですわ</p><p>カナメというわり重しナノネ</p><p>Darlingがいなくなっちゃうとミンナ、風で飛ばされてしまうヨ</p><p>ところでどうだったね</p><p>ジッちゃんが不意に、鳥居さんに尋ねる</p><p>緊張する鳥居さん</p><p>そりゃそうだ昨日は、挨拶しただけでジッちゃんに徹底的に、心が挫けるまで文句を言われたのだからそれも虫ケラを見るような眼で</p><p>見て来たのだろ色々とどうだった</p><p>鳥居さんはオレたちと一緒に、香月セキュリティ・サービスの旧・研修館へ行った</p><p>オレが、天童乙女を見捨て</p><p>徳大寺園子さんたちを、娼婦に墜とすことを決め</p><p>リエとエリだけを家族にしたことを見た</p><p>君はどう思うこいつのことを</p><p>鳥居さんの眼が、オレを見る</p><p>うーん、夜中の12時過ぎにハヤシライスについて調べるわたし</p><p>明日は、ハヤシライスにしよう</p><p>990．昼の陽光　／　ありのままの</p><p>ジッちゃんの問いに鳥居さんが、オレを見る</p><p>少し顔を紅潮させて、鳥居さんは答えた</p><p>ふむそれはなぜだね</p><p>な、なぜと言われましてもそ、それは</p><p>困惑する、鳥居さん</p><p>世の中の物事には、すべからく理由があるものだ違うかね</p><p>ジッちゃんは、穏やかに笑う</p><p>わ、わたくしはよく判らないのです</p><p>鳥居さんは、一生懸命に言葉を探している</p><p>何が判らないのかね</p><p>こいつのことが判らないのかねそれとも自分自身のことが判らなくなったのかね</p><p>鳥居さん自身</p><p>両方だと思います</p><p>鳥居さんは、率直に答えた</p><p>ジッちゃんは、年少組のテーブルに振り向き</p><p>ああ、君たちそうだエリくんとリエくんだったねちょっと話を聞かせてくれないか</p><p>年少組はアニエスやルナが気を遣って、何とか双子を受け入れてくれたようだった</p><p>双子の方も変な自己主張はしていない</p><p>あの何でしょうか</p><p>うちらに何か</p><p>とにかくジッちゃんが、この壮大な屋敷の持ち主だということは判っているから</p><p>エリもリエも緊張気味に返事をする</p><p>何、大したことじゃない君たちは今、どんな気分かねそれが知りたいのだよ</p><p>わたしらの</p><p>気分ですか</p><p>そうだ君たちが、どういう経緯でここに来たかは藤宮君から、もらった報告書で知っているだから、説明しなくて良いただ私が、知りたいのはだな突然、天涯孤独となり、何だかよく判らないうちに、こいつの女となり急に今日からは、見知らぬ人たちと暮らすということになったことについてだ</p><p>昨日の夕方まではオレたちは、お互いのことを知らなかった</p><p>なのに、この双子は夜にはオレにレイプされ処女を失い</p><p>午前中にも、また犯され集団セックスも体験させられて</p><p>見知らぬ屋敷に連れて来られて、今日からは、この人たちがお前たちの家族になると告げられている</p><p>よくよく考えたらハチャメチャだ</p><p>ええっとリエちゃん</p><p>双子は、お互い顔を見る</p><p>エリちゃんから、話してぇな</p><p>じゃあ、わたしから</p><p>エリが、ジッちゃんを見る</p><p>正直、言うたらまだ、ちょっと怖いですわわたしら、この後、いったいどうなってしまうんだろうって思ってますでも</p><p>これから先のことにドキドキもしていますワクワクもしています</p><p>何かスゴイ楽しいことになるんやないかっていう、予感もありますわ</p><p>うんうちもです少なくとも、悪いことにはなんないんじゃないかって今は、そう思ってます</p><p>双子は、ニコッと微笑む</p><p>うむなるほどなぜ、そう思うのだねわたしたちが全員グルで君たちをダマしているかもしれないぞ明日辺りには、外国の人買いに売り飛ばされてしまうかもしれないとは思わないのかね</p><p>ジッちゃんの問いに、エリは</p><p>ヒトカイて何です</p><p>ああ、判らんのか人さらいのことだ赤マントみたいなヤツラだ</p><p>アカマント</p><p>リエだけでなく、年少組全員がの顔となる</p><p>イーディちゃん、アカマントって何ですの</p><p>アニエスが、イーディに尋ねる</p><p>赤マントというのは、昭和初期に流行った都市伝説なのネ子供を誘拐して殺す赤いマントを着たオジサンが出没するというネタなのヨただの噂で、ホントにはいなかったノネ</p><p>ショウワショキって何ですの</p><p>このおジィさんが子供の頃の時代ネ赤マント今から７５年くらい前ヨ</p><p>ありがと、イーディちゃんリエちゃん、エリちゃんこの通り、イーディちゃんはとっても物知りだから、判らないことがあったら何でも聞くといいですの何でも教えてくれますから</p><p>うーんスゴいよねついこの間まで、日本語が話せなかったのにねぇ</p><p>真緒ちゃんが、感心している</p><p>ホント、イーディの天才は底知らずだ</p><p>ということらしいですので、お祖父様平成の女の子たちに判るように、お話して下さい</p><p>うむ済まんなあれは、７５年も前の噂話だったか</p><p>いや、そんなことでマッタリしなくていいから</p><p>単刀直入に言おう君たちは、わたしたちのことを本当に心から信頼しているのかね</p><p>ジッちゃんは、改めて双子に問う</p><p>信頼するも何もなぁ</p><p>うちらはもう、お兄さんを信頼して付いていくしかないですし</p><p>双子は、オレを見る</p><p>そいつがそんなに信用できるのか見ての通りまだ小僧だぞ</p><p>オレはただの高校１年生でしかない</p><p>せやけどなあ、リエちゃん</p><p>このお兄さん妙にどっしりしてはるんですわ</p><p>オレに任せておけば、安心だっていうオーラがあるんですわ</p><p>だって、ほらこのぎょーさん居る、美人さんや可愛い子たちが、みぃーんな、このお兄さんの言うことを聞いとるもんな</p><p>ここには、今いないけれど寧お姉さんとか、月子お姉さんとかまで、お兄さんのこと好き好きですし</p><p>アニエスも、パパが大好きですのっ</p><p>真緒も好き好きぃ</p><p>いや、アニエス真緒ちゃん、ありがたいけれど今は止めて</p><p>このお兄さんからは悪意を感じないんですわ</p><p>それから、お兄さんの言うことを聞いているお姉さんたちも</p><p>何やろなお兄さんのオーラに触れている人は、みんな悪意がなくなるんやろか</p><p>その辺は、よう判らんですけれど少なくとも、このお兄さんがうちらのことをダマしていないことは判っています</p><p>うん、お兄さんはもの凄く判りやすい人やからな嘘吐いてないのは判ります</p><p>ほんで、そんなお兄さんに接している人たちもみんな、お兄さんの考えを尊重してて、お兄さんを裏切るようなことはせーへんと思うんです</p><p>だからここに居る人たちは、本当にわたしらのことを歓迎してくれていると思うんですわ</p><p>当たり前ですのパパが選んで来てくれた家族ですものっ</p><p>エリちゃんもリエちゃんも悪い子のはずがないんですでも、きっと寂しい思いをいっぱいしてきた子なんですのっパパは、そういう子じゃないと家族にしないですものっ</p><p>愛ちゃんも、そうだったもんねっ</p><p>ボクたちもそうでした</p><p>あたしだって、瑠璃子だってそうでしたわ</p><p>マナもそうだよていうか、ホント、みんなそうだから</p><p>マナが、他の黙っている子たちを代表してそう言う</p><p>あのもしかして、おジィさんもそうだったんと違いますか</p><p>そうですわなぁおジィさんも寂しい人だったのを、お兄さんに助けてもらって、ここの家族に居るのではないですか</p><p>おジィさん、この部屋に入って来た時は怖い眼をしていましたわ口は笑っていても、眼は笑っていないうちのお父ちゃんのとこの親分さんみたいな眼でしたわ</p><p>それがお兄さんに近付くにつれてフワァーっと変わりましたわ今は口も眼も笑ってます</p><p>せやからやっぱり、あるんだと思いますわお兄さんの不思議なオーラが</p><p>人の気持ちを、ふわふわにしてしまうんですわ</p><p>まあそういうことなんだろうな</p><p>世の中の人間は２種類しかおらん心に何らかの欠落を感じているか有り余って感情が溢れ出しているかだわたしもまた欠落している方の人間だったと思うよその欠落をこの家族に埋めてもらっているのだと思う</p><p>しかし、お前はなかなか良い眼を持っているな心に欠落感を持っている人間はたくさんいるが絶対に、痴れ者は連れて来ないちゃんと、判断力も忍耐もある賢い子だけを招き入れるしかも、みんな可愛らしい</p><p>ジッちゃんは、祖父の優しい眼で再び、双子を見る</p><p>ありがとう君たちに対する質問の答えだけでなく、自分自身を顧みることができたいずれ、何か礼をすることにするよ</p><p>そんなん、ええですわ</p><p>そうですわうちらもう家族なんですし</p><p>エリとリエが微笑む</p><p>そうだなうむ食事を続けなさいいや、邪魔をして済まなかった</p><p>うん、食べましょうですのっお代わりもありますから</p><p>年少組は、談笑しながらの食事に戻る</p><p>鳥居くん君が知りたかった答えがあったかね今の会話の中に</p><p>ジッちゃんは鳥居さんに微笑む</p><p>はい、判りましたわたくしが黒森様が嫌いなのは自分が、黒森様に選ばれなかったからだと思います</p><p>え何だ、何だ、何だ</p><p>鳥居さんが何を言っているのかオレには、よく判らない</p><p>やはり、わたくしは馬鹿なのでしょうかあちらの建物でもそう言われました</p><p>ああ、寧に</p><p>いや、君は賢いよ頭が切れる子だということは知っているわたしは、君がやっている株の運用実績を全てチェックした高校生にしては、上出来の部類に入ると思う</p><p>香月様が、わたくしの</p><p>君は、狩野の孫娘だからなわたしにとっても、孫娘同然だ</p><p>鳥居さんのお母さんは３大名家の１つ、狩野家の出身だ</p><p>名家を束ねる立場として、ジッちゃんは歌晏家、狩野家の当主とは若い頃から深い交流がある</p><p>わたしと歌晏のやつは、長生きさせてもらっているが狩野のやつは、先に逝ってしまったからなだから、君のことはあいつの代わりに見てやらんといけないと思っているよ</p><p>で、ですが昨日は</p><p>昨日のパーティの席では、ジッちゃんは鳥居さんに厳しかった</p><p>公の席では、ああせざるを得ないよ当然だろうわたしは香月家の当主で今の君は、鳥居家の令嬢なのだ狩野家でなく</p><p>鳥居家は名家ではないここ数十年で、のし上がって来た家系だ</p><p>他の名家の令嬢たちの前で名家・狩野家の血を引いているとはいえ、名家ではない鳥居家を代表して来ている君を贔屓するわけにはいかない君は少し、君の父上のことを考えるべきだと思うよ</p><p>わたくしの父ですか</p><p>どんなに風当たりが強くなったとしても、君自身が狩野家の血筋であることはみんなが知っているだから、君がしでかしたことのトバッチリは、全て、君の父親が被ることになる笑われ、後ろ指をさされ、陰口を言われるのだよ君の父上は、名家の血を受け継いではいないのだから</p><p>鳥居さんが思っている以上に鳥居さんのお父さんが、恥をかいている</p><p>では、わたくしはどうしたらいいのですか</p><p>鳥居さんが、真剣な眼でジッちゃんに尋ねるが</p><p>おい、お前はどう思う</p><p>ジッちゃんは、オレに振る</p><p>鳥居さんは名家のお嬢様と張り合うのを止めた方がいいと思うよ</p><p>わたくしが張り合っている</p><p>オレを見る鳥居さん</p><p>そうだよ学校に警護役を連れて来ていいのは全校生徒の中でも、一握りの名家のお嬢様たちだけなんだろ</p><p>昨日のパーティに来てくれた３０人ぐらいの超・お嬢様たちだけだ</p><p>他の生徒たちは、親がどんなに資産家だろうとも名家の家柄でない子は、警護役を連れて来ることは許されない</p><p>鳥居さんは血筋だけで、無理矢理、ハイジを警護役にしていたでも、本当は鳥居家は、そういうことをして良い家じゃないんだから</p><p>だけどわたくしは</p><p>鳥居さんには名家のお嬢様に対してのコンプレックスがある</p><p>鳥居さんもしかしたら、手に入ったかもしれないモノに憧れるのはダメなんだよ手に入らなかったモノは、自分のモノじゃないんだ</p><p>うむ鳥居家は名家ではない君のお祖父さんが狩野家の当主だったとしても君が生まれた家は、鳥居家なのだ君はいつかはどこかの名家に嫁ぐことになるだろうが君はもう婚約者は決まっているのね</p><p>ジッチャンは尋ねる</p><p>決まっていませんわお話は幾つかいただいておりますれれど</p><p>まだ決められないだろうねどの名家もみな君が成人するまで待って、君がどんな令嬢に育つのかを見届けたいと思っているだろうしトリイ電子の今後の経営状態にも注視しているだろう</p><p>鳥居家に家柄は無いあるのは、資産だけだ</p><p>今、婚約を決めてしまっても結婚するまでに、鳥居家が没落してしまったら困る</p><p>だから、今すぐの婚約話は無い</p><p>逆に鳥居君も、ギリギリまで娘の相手を選びたいと考えているだろう</p><p>鳥居さんのお父さんもなるべくいい条件で、より良い家柄の家に、鳥居さんを嫁がせたいはずだ</p><p>じっくりと検討したいと思っている</p><p>鳥居さんは、１６歳まだ、慌てる時期ではない</p><p>ていうかさそもそも、鳥居さんがどこかの名家に嫁ぐっていう話だって、全然決定じゃないんだかろ</p><p>オレは、ふとそんなこと思った</p><p>何を言うのよそれは、もう決まっているのよわたくしが、生まれた時から</p><p>決まっているのは予定であってホントにそうなるまでは、違うんだよ運命なんて、ホント、どう変わるか判らないんだからさ</p><p>オレの言葉に、みすずが</p><p>旦那様の言う通りですわあたしもお祖父様がお決めになった婚約者を蹴飛ばしてしまいましたから</p><p>ニコッと、笑う</p><p>ああ、司馬君の長男はもう日本にはいられないと言って、外国の研究機関に留学することになったらしいのだが</p><p>そうだよなあみすずの婚約者を外されたんだから</p><p>みすずの夫として香月グループを掌握するという人生計画が全部、パーになっちゃったんだもんな</p><p>ところが、たまたまカバンに入れて持っていた日本の雑誌のグラビア写真がその国では児童ポルノに相当すると言われて、入国と同時にそのまま警察に捕まったらしい</p><p>日本の若い女優は成人していても、向こうの人間には子供に見えるらしくてなこの写真の娘は、１８歳を越えていると主張しても見た目が子供に見えるならば、全て処罰の対象となるのだそうだその国では</p><p>それは大変だ</p><p>何とか掛け合って、日本には帰って来られるようなんだが児童ポルノ所持の前科一犯で国外退去処分になったという経歴は、消せないそうだ可哀相に</p><p>ホント運命はどうなるか判りませんわ</p><p>しみじみと、瑠璃子が言った</p><p>この世には必ず、そうなるそうしなければならないと決まっていることなんて無いんですわわたくしも、お兄様のおかげで、そのことを学びました</p><p>そうだよ鳥居さんは名家の血を引いているけれど、名家の人じゃない将来、どこかの名家に嫁ぐって話だってまだ、本当にそうなってないんだからだから、鳥居さんは名家のお嬢様じゃないんだ</p><p>鳥居さんは、うつむく</p><p>そんでさ頭を切り換えるんだよ名家のお嬢様にならなくてはいけないとか思わなくていいんだ鳥居さんは、鳥居さんなんだから鳥居さんは名家のお嬢様じゃなくたって、充分に魅力的な女の子なんだから名家に対するコダワリを捨てたら、きっと楽になる心が自由になるって思うよ</p><p>オレの言葉に鳥居さんは</p><p>あ、あなたに何が判るのよっ</p><p>判るさオレも、吉田良信を捨てて来たから</p><p>オレは生まれた時の名前は、吉田良信だったんだよていうかほんの半年前まで、そうだった両親に見捨てられて、行き場のなかった人生に絶望しきってた馬鹿なガキだったよ</p><p>雪乃を平然とレイプしていたオレ</p><p>先のことなんか、何も見えていなかった</p><p>でも、吉田を捨てたらオレを捨てた両親から自分を解き放ったらすごい楽になった今のオレはオレが愛している人、オレを愛してくれている人だけに囲まれているこんな幸せはないよだってしなくちゃいけないこととしてあげたいことが、ほとんど同じだからさ</p><p>オレは楽しく食事をしている年少組の子たちを見る</p><p>あいつらのためなら頑張らなきゃって思うからさ</p><p>鳥居さんは呆然と、オレを見ている</p><p>そうねまり子さんは無理して、名家のお嬢様の仲間入りをしようとするより１人の生徒として、みんなから尊敬される人間になった方がいいと思うわ</p><p>みすずが、年長者として同じ学校に通う先輩として、鳥居さんに言った</p><p>あたしや瑠璃子は、生まれてからずーっと名家のお嬢様をやっているけれど正直、つらいことの方が多かったわよ特に香月家だから妬まれないように、恨まれないように誰に対しても、礼儀正しく、優しくそれでいて、誰とも仲良くなってはいけないあたしたちが仲良くするとその子が、妬みの対象になるから</p><p>ずっと、そういう考えで生きてきたんだけれどそんなことじゃいけないって、旦那様に教わったのよ</p><p>あたしたちが、誰とどう接しようと構わないのよそんなことを、あたしたちの方が、一々、気にしているのは馬鹿げたことだったのもっと、旦那様みたいに堂々と、誰に対してニコニコして向き合っていけば良かったのよイーディ旦那様みたいに方のことを、何て表現するんでしたっけ</p><p>オレみたいな人間</p><p>テンネンネ</p><p>そうそう、それよテンネンよ普段の旦那様みたいに、わざと頭のネジが１本抜け落ちているフリをして自然体で誰にでも向き合うのよ本当は判っているのに判らないフリをして、相手にどうしてですって尋ねるの頭が良いフリをするのは、相手に嫌われるだけだから旦那様みたいに判っていない顔をして、真剣な眼で相手に尋ねるの</p><p>そうしたら、相手も真剣に自分の気持ちを話してくれるでしょしかも言葉にするということは、自分で自分の心と向き合って論理的に言語化するっていうことでしょそういう過程を経ることで、相手も自分自身のことを客観的に見つめ直すことができるのよ</p><p>はい、お兄様との対話で自分を顧みることが何度もありますわ</p><p>る、瑠璃子まで</p><p>いや、それはお前たちの買い被りすぎだよオレは本当にバカなんだからだから、真っ正面から聞くしかないんだよホントに判らないんだから</p><p>真っ正面から真剣に話をするカラミンナも真剣になるノネ</p><p>何にセヨ人に笑われることを恐れずに、立ち向かって行くDarlingの姿勢は素晴らしいと思うヨ</p><p>はいいつも感心していますわ</p><p>大切なのは、どんなことに対しても、真摯な態度でいることなんだなドラッガーもそう書いていたよ</p><p>ドラッガーって</p><p>７０年代のアニメの変身ロボットのコトネ</p><p>嘘よネー</p><p>嘘なのかよ</p><p>さて、それはさておき美子</p><p>ジッちゃんが、ずっと黙ってオレたちの話を聞いていた美子さんを見る</p><p>美子も同じだぞ</p><p>ジッちゃんは、優しく言う</p><p>美子はわたしの孫娘だわたしは、それを認知しただがだからとって美子は、みすずや瑠璃子のような名家の令嬢になる必要は無いんだ</p><p>いいから聞きなさい美子は何としても、香月家に相応しい娘にならなくてはいけないと思い込んでいるから、今、苦しいのだよ全然、自由ではないそうであらねばならないという心に囚われ縛られている鳥居くんと一緒だよお前自身が、お前を縛っているんだ</p><p>孫娘を優しい眼で見ている</p><p>コミケ、どうしようか</p><p>薄い本はもう全然買ってないので企業ブースだけ見たいんですよ</p><p>今、どんなものが流行っているのか知りたいので</p><p>土曜の昼過ぎくらいに行こうかな</p><p>わたしの家はホントお台場まで４０分なので</p><p>確か、３０年ぐらい前の夏コミで</p><p>始発で並んだんですけれど雨が降った年があって</p><p>待機列を入れるために１棟（開場後は、コスプレ広場になる）が湿気でムンムンして酷いことになって、蒸されて苦しかったことを覚えています</p><p>晴海でしたけれど汗だくでみんな開場前から死んでました</p><p>その時代は、冷房が全館に効かなかったのでどこかの壁面に業務用のデカいのが置いてあるだけだったと思います</p><p>ガメラ館の中にワンワン響くたくさんの人の声が、家に帰って来てからも耳鳴りとして残っているという</p><p>私は晴海の後の流通センターでコミケをやっていた頃までしか知らないんですけれど</p><p>流通センターは、狭くて天井も低いので夏コミは、息苦しかったなぁ</p><p>しかも、コスプレ規制が始まったばかりの頃なので</p><p>人でギューギュー詰めの中を、完全武装のランド・アンド・スパコーン様や</p><p>ホンモノの鉄の鎖を付けたアンドロメダ瞬が歩いていて大変でした</p><p>あと、女の子の手製のコスプレがまだ、アレな頃で</p><p>乳首や陰毛出して歩いている中学生とかもいたんですよねえ</p><p>くりいむれもんのビキニ戦士のコスプレとか</p><p>そういう子のコスプレ写真が、エッチな雑誌の投稿写真に載るようになって規制が強化されたんですが</p><p>991．昼の陽光　／　終戦</p><p>無理をして香月家の令嬢に成ろうとすることはない美子は、美子なのだから</p><p>ジッちゃんは、愛しい孫娘にそう言う</p><p>美子さんは半年前まで、瑠璃子のお付き臣下として生きてきたんだ</p><p>それが、ジッちゃんの亡くなった長男の娘だと突然、知らされたから</p><p>主だった瑠璃子と、同じ立場になってしまった</p><p>美子さんは、瑠璃子を見る</p><p>わたくしが、香月家の娘としての義務を果たせば瑠璃子様が自由に生きられるのではないかと思うのです</p><p>香月家の娘の義務</p><p>どこかの名家の人間と結婚して香月家の血縁を残していくということか</p><p>そんな義務は無いし美子には無理なことなのだ</p><p>織田信長は、本能寺の変の時にすでに息子に家督を譲っていた織田信忠だこの嫡男は、明智光秀が本能寺を襲撃した時にすぐ近くの居たため、光秀の軍勢に攻められ自害したしかし、この信忠は信長の長子ではないという説がある</p><p>オダ・ノブマサのコトカ</p><p>オダ・ノブナガの庶子つまり、本妻の子ではなかったから、長男だけれど家督を譲ってもらえなかったというコトになっているネただ、本当にいたかどうかは判らない人ヨ江戸時代の後期の資料にしか出て来なくてノブナガが生きていた頃の記録には、この人のことは書かれていないカラ</p><p>え、でも織田信長の子供の話なんかしているんだ</p><p>わたくしも、お父様の愛人の娘正妻の娘でない以上は、余計なことは考えなくて良いということでございますか</p><p>美子さんが、ジッちゃんを見る</p><p>確かに、美子さんはジッちゃんの長男の隠し子だった</p><p>いや、隠し子だったからこそ殺されずに生き残った</p><p>ジッちゃんの長男は、妻子ともどもシザーリオ・ヴァイオラに殺害されたのだから</p><p>ああその通りだ美子は、香月家の行く末に関しては、何も考えなくていい無論、わたしの孫娘として美子にも、相応の資産は残すしかし、美子では香月の家は背負ない</p><p>わたくしの血は汚れているということなのですね</p><p>違うそういう意味ではないそうではないのだよ</p><p>だが正妻の子でない庶子の立場が良くないというのは事実だ世間は庶子には冷たい今の美子は、公の場に出る時は、常にわたしと一緒だから直接、美子の耳に入るところで、酷いことを言う人間はいないだろうしかしすでに、美子の血筋を悪く言う人間は出て来ているはずだそれが世の中なのだから仕方ないと諦めるしかないのだよ</p><p>ジッちゃんやオレらが、どう思っていようと</p><p>美子さんが隠し子だということを悪く言う人間は居る</p><p>もっとも、そんな悪口を跳ね返すだけの胆力があれば、話は別だ正妻の子がだらしない場合は、才能ある庶子が当主の座を受け継ぐなんてことも時にはある名家の歴史を見れば、前例は幾らでもある決して、珍しいことでは無い庶子の方が、本妻の子よりも活力が勝っているという場合がなしかしだ美子、お前はそういうタイプの娘ではないだろう</p><p>美子さんは、ビクッと震える</p><p>お前は神経の太い子ではない誰から守られていなければ、ダメな娘だ表舞台に立って、家のために世間と向き合い、闘うタイプではない</p><p>美子さんは、とっても大人しくて、内向的な人だから</p><p>みすずも以前は、神経が細かったが今は、こいつのお陰で図太くなった</p><p>瑠璃子は、元々、度胸がある子だったがな</p><p>わたくしそうでございますかお祖父様</p><p>ああ、お前は子供の頃からなかなか、図太い子だったよむしろ、図太すぎて心配していただが、瑠璃子も今は、こいつが良いブレーキ役になってくれているから、安心している</p><p>オレが瑠璃子のブレーキ役</p><p>前なら瑠璃子は、美子との２人だけの世界にしか生きていなかったからもし、あのまま瑠璃子が当主になったら、かなり無茶なことを平気でやっただろうと思う今はこいつや家族のことを優先して考えるからな思い切ったことはしないだろうと思うよ</p><p>そうですわねお兄様に出会う前の瑠璃子でしたら色んな方を巻き添えにするような無謀なことをするだろうと思います</p><p>そんな風に答えた</p><p>結局人はこうならなくてはならないなどということはないのだよそれぞれの能力や才能や趣味嗜好を見て、適材適所に配置するしかない適材がいなければ、組織の方を変えるしかない無論、適材を育てるための教育も行う臨機応変にやっていくしかないのだ</p><p>特に香月家の当主はな子供の頃から、人を支配するということの業を経験し、理解を深めてこなくてはならない自分の命令によって、他人の人生を変えてしまうという恐ろしい現実を直視せねばならんだが、それはやらなくてはならないことなのだ家という人間の集合体を守り継ぐためには平然と、人を切り捨て誰かを犠牲にすることもな</p><p>たくさんの人たちの生活を守るためには</p><p>ジッちゃんは家の中で問題を起こした、瑠璃子の父親、自分の次男を抹殺した</p><p>そうしなければ、家が保てないと判断したからだ</p><p>みすずや瑠璃子には、そういう業に耐えるだけの胆力があるそれは、わたしが教育して育ててきたものでもあるしこいつと出会ったことで、自ら鍛錬を重ねているということもあるだろうしかし、そういう力が美子には無い</p><p>美子、お前は耐えられるのか美子が、わたしの長男の庶子であることはみんな知っているんだぞ今はいい美子は、わたしの庇護の下に居るおかしな連中が、美子に寄って来ないようにわたしが見張っているだが、わたしは高齢だいつまでも、お前たちの側にはいてやれん</p><p>いや、事実だ８０歳を過ぎているということは、いつ死んでもおかしくないということだからな</p><p>だが、わたしはみすずと瑠璃子のことは、心配していないお前たちには、こいつがいるこいつにはこいつの女たちがいる御名穂くんも克子くんも渚くんたちもみんな、したたかだ裏社会の人間であるキョーコくんも付いてくれているわたしはすでに、顧問弁護士と御名穂くんたちを交えてわたしが死んだ後のことについて、幾つかの手を打ってあるみすずの父親とも、話をしたわたしの死後、分家の連中がどう騒ごうとみすずや瑠璃子から、香月家の資産をタカることはできないようにしてある香月家は残るみすずや瑠璃子によってそれだけは確実になるようにありとあらゆる想定をして、対策を行ってある</p><p>ジッちゃんそこまで、してくれているんだ</p><p>だが、底意地の悪い連中は自分の思い通りにことが進まねば、怨嗟の声を上げるものだみすずと瑠璃子はわたしから香月の家を受け継ぐ代わりに、大の人間から妬まれ、恨まれることになるだろうしかし、この２人なら大丈夫だと信じている恨みや妬みを跳ね返すだけの胆力が、みすずと瑠璃子には備わりつつある</p><p>だが、美子お前はどうだわたしが、いなくなってもやっていけるのか今は、わたしの眼があるからお前の前で、お前のことを愛人の子と言うような人間はいないだが、わたしの庇護がなくなったらそういう毒のある人間たちと向き合っていかなければならなくなるんだぞ</p><p>だからみすずや瑠璃子に並び立とうとするのでなく、お前の方から、みすずたちの庇護下に入った方がいいのではないかねわたしは、そう思うよ</p><p>お前から、申し入れるのだみすずや瑠璃子、あるいはこいつの方から話が来るのを待っているのは、もう止めた方がいいこいつらは自分で選択できないゆうな人間を家族にはしないわたしだって自分から頼み込んだのだぞわたしも入れてくれと</p><p>そうだ、ジッちゃんは自分から、家族に入れて欲しいと申し込んで来た</p><p>オレたちは頼んでいない</p><p>全て、ジッちゃんが自分で選択して決めたことだ</p><p>今すぐ、答えを出す必要は無い少し考えてみるんだよいね</p><p>美子さんに対する、ジッちゃんの話は終わった</p><p>さて、鳥居くんなぜ、こんな話を君の前でしたかというと</p><p>ジッちゃんは、再び鳥居さんを見る</p><p>ホンモノの名家というものが、どれだけ面倒なものなのか君に知って欲しかったからだ鳥居家も今は資産家だが子や孫に残すものは、資産だけだろうわたしの場合は香月家が長年に渡って背負ってきた業、しがらみまでもこの子たちに引き渡さなければならない</p><p>この間アメリカの実業家たちのインタビュー集を読んでいたのだが、なかなか興味深かったよ色々な業界で成功した人間が何人も出て来るのだがインタビューする記者が、同じ人間なんだだから、幾つかの質問は全員に同じことを聞いている</p><p>アメリカの成功者たちのインタビュー</p><p>その質問の中で、興味深かったのはねそれはみんな、会社のオフィスでなく、実業家たちの邸宅で行われているインタビューだったんだが今の幸福に不安はありますかというものだった</p><p>幸福への不安</p><p>そうしたら何人かの実業家は、今、こうやって自分の屋敷に居るけれど突然、武装した集団に襲われて、家族が皆殺しになってしまうかもしれないというイメージに取り憑かれることがあると話していたんだ１人ではないよ何人もの人間が、同じ様なことを言うんだ突然、銃を持った人間が家を襲ってくるかもしれないと感じる時があるって</p><p>どうだねなかなか、アメリカ的だろうそういうことが起きるかもしれないということにリアリティを感じているんだ</p><p>そ、そうでございますね日本では、そんなことは余り考えないですわね</p><p>鳥居さんは、そう答えるが</p><p>いやわたしもよく考えるよ本当のことを言うとね今のわたしは幸福だがこの幸福は、突然、酷い形で終わってしまうんじゃないかって恐怖に囚われる時がある</p><p>敗戦の年、わたしはまだ中学生だったここには今こうやって、香月家の本家の家屋敷が残っている向こうには、明治期の館もそのまま残っているこれがこうして現代にまで残っているのはわたしの父親、香月家の先代当主が時代と闘ったからだよ</p><p>ジッちゃんの話を鳥居さんは、真剣に聞いている</p><p>わたしの父親は早い段階から、日本が負けるだろうと気付いていただから、戦争中のうちにこの本家邸宅にあった、先祖代々の大切な文物は全て地方にある屋敷に移動させたわたしも、それらの宝物と一緒に、疎開したよ父は、最も信用ができる部下をわたしに付けてくれたそれはわたしを守るためでなく先祖代々受け継いできたものを失わせないためにだ</p><p>自分の息子よりも家の宝を大切にした</p><p>さて、やがてこの辺りにも、空襲が来る敵の爆撃機が爆弾を落とすわけだがこの敷地内でも、今の平成館辺りに爆弾が落ちたらしいだが、幸いにして母屋が燃えることはになかった窓ガラスなんかは、ずいぶん割れたようだが父はそのままにして、修繕させなかったんだむしろ、わざと家を汚した</p><p>そして、終戦になる占領軍が日本にやって来るはっきり言おう他国の軍隊に進駐されるということは、恐ろしいことだ戦争に負けたからということで日本人の個人資産が平然と侵されるんだ君のお祖父さんの家狩野家の邸宅は、軍の高級将校の住宅にするために接収された家を追い出されて占領軍の軍人が勝手に住むというんだ向こうの家は、家具付きなのが普通だからね先祖代々の家具も、全て勝手に使われるさらに高級将校なんていっても、ほとんどが元は貧しい移民だからね行儀良く住んでくれる人間ばかりじゃない</p><p>そんなおかしいですわ個人の邸宅は、個人の資産ではありませんかそれを勝手に使われてしまうなんて</p><p>でも、当時は本当にそういうことが行われていたんだ名家の邸宅の幾つかは、そういう形で強制的に接収されたもちろん、ほとんどは何年かしたら元の持ち主に返還されたが狩野家のようにねしかし、返還されても元の名家の人間は住まなくなってしまった屋敷も多いよ</p><p>屋敷ぐらいならまだマシだ横浜あたりは、占領軍のブルドーザーが入って元にあった家などを全て壊して、更地にしてしまったからねそれで、占領軍用の住宅を建てたんだ今の山下公園から、港の見える丘公園の辺りが、みんなそうだったらしい住民は全て、追い出されたんだ</p><p>そんなの知らなかった</p><p>そんな時代もあったんだだが、幸いにして香月家の屋敷は接収されずに住んだまあ家具は何１つ残っていないし、敷地内には爆弾の落ちた穴もそのままだ窓ガラスは割れているし、屋敷全体が煤けたままになっている占領軍が、自分で修繕して使うには面倒な状態のままにしてあったんだわざとね</p><p>姑息だと笑ってくれて構わんよしかし思えば、狩野家が往事の勢いをなくしたのも、あの占領軍による邸宅の接収がきっかけだったように思う空襲で、先祖代々の文物を全て焼失してしまった家も多いだが、香月の家は可能な限りのものを残すことができたわたしは父に感謝しているよそんな時代もあったんだ自国の主権を失い、他国に支配されるという時代が本当に恐ろしい時代だよある日突然、全てを奪われるかもしれないんだ戦争中の爆弾の雨が降って、何もかも燃えて消えてしまうというのも恐ろしかったが戦後の混乱期もまた、恐ろしい時代だった</p><p>オレたちは、黙ってジッちゃんの話を聞いていた</p><p>結局、進駐軍が引き上げてからこの屋敷を元通りにしたんだよ壊れ汚れていたところを修繕し地方に移していた家具を戻して</p><p>それが向こうの明治館なんだ</p><p>若い頃にそれも中学生の頃に、そういう経験をしてきたからねわたしは今の幸福が、このまま永遠に続くとは思っていないどんなメチャクチャな理由で、眼の前の幸福が壊されてしまうか判らないのだからそれを理解しているからこそ、もしもの時のための準備は、２重３重にしてある国家権力ですから、他国に支配されれば、力を失うのだからね法律も正義も、常に守られるとは限らない</p><p>わたしが、御名穂くんを高く評価するのも彼女は、そういうことを理解してる女性だからだ御名穂くんは、法も国家も、もちろん銀行も信用していない１つの銀行に全ての資産を預けるようなことはしない複数の国の複数の銀行に分散して預金する権力者を１人知っているからといってその人間だけを追従したりはしない彼女はちゃんとわたしと敵対している財界人とも、コンタクトしているよ彼女には、そういうコネクションがあるから</p><p>黒い森の昔の顧客か</p><p>香月家だけと結び付きを強くすることは、決して良いことではないからねリスクは常に分散させるわたしの命令を何でも聞くイエスマンよりそういう人間も、組織には必要だが御名穂くんのような、したたかな人間をわたしは高く評価するよ生き延びるための努力を惜しまないムダになるかもしれなくても、準備を怠らない人間が身近にいることは良いことだから</p><p>さっきの双子の女のたちだが</p><p>エリとリエのこと</p><p>あの子たちには、ビジネスの勉強をさせておくべきだと思うぞ</p><p>あの子たちは良いセンスを持っていると思う</p><p>オレは楽しそうにアニエスたちと歓談しながら食事している双子を見る</p><p>確かに、そうかもしれないな</p><p>あの子たちは賢いし、すでにより中の色んな側面を見て来ている</p><p>本当に酷い、ゲスな人間たちとも渡り合って来ている</p><p>親によってロリコン動画のモデルをさせられてきたけれど</p><p>売春させられるのは、ギリギリで回避してきているんだから</p><p>将来、何をするにしてもビジネスに関する勉強はしておいて損はない</p><p>それからアニエスくんのことだが</p><p>ジッちゃんアニエスも</p><p>あの子はこのまま、プリンセスとして育てろ</p><p>あの子には華がある明るく、屈託がなく誰でも魅了する才能だそれをそのまま残していくためには彼女をプリンセスとして育て上げろ世の中の暗黒面を見せるなつまらん連中の悪意の届かないところに置いておけ</p><p>ああ、変なヤツラが絡んでこないように、守れっていうこと</p><p>そうだ世の中には綺麗な花園だからこそ、土足で踏み荒らそうとする輩がいるそういう人間に、心を曇らされないように気を付けるんだ</p><p>つまり、アニエスには自分でビジネスとかは、やらせちゃいけないってことだね</p><p>商売をすれば変な人に絡まれることもある</p><p>商売が上手く行けばいくほど悪い可能性も高まる</p><p>ああ、あの華を大事にするんだ</p><p>ジッちゃんはオレを見て、ふふんと笑う</p><p>あの子たちの行く末を考えないといけないんだから</p><p>ちゃんと見てやらないといけないんだな</p><p>あの子たちの才能をどうしたら一番活かしてあげられるかを</p><p>そっか、将来、何になるかはあいつら自身の選択だけど選択肢を拡げるために、色々なことをしてやるのはオレの義務だもんな</p><p>してやらないのも義務だぞ</p><p>どんなことでも経験した方がいいというのは嘘だからな酷い経験をしてしまったことで、元から持っていた良い資質が失われてしまう子もいるのだから</p><p>あ、あの香月様、１つ、お尋ねしたいことがございます</p><p>オレたちの会話を聞いて鳥居さんが、言う</p><p>何かね</p><p>鳥居さんは、チラッとオレを見て</p><p>わ、わたくしはわたくしの資質を考えた場合わたくしは、黒森様とそ、そのけ、経験した方がよろしいのでしょうか</p><p>経験て</p><p>セックスのことかね</p><p>ジッちゃんは、呆れた口調で尋ね返す</p><p>鳥居さんは真顔で頷く</p><p>その問いをわたしにするのは、間違っていると思うね</p><p>ああそんなことを考える前にこいつに襲ってもらえるような、可愛い女になることを考えなさい</p><p>ほへっとなる鳥居さん</p><p>そうだ、君は女の子としては、なかなかチャーミングだ頭の回転は早いし、とても真っ直ぐな性根をしている君の心には、大きな傷はない</p><p>うん名家コンプレックスだって、深刻な心の傷ではない</p><p>鳥居さんには、資産家の良い家で育った鷹揚さがある</p><p>のんびりしていて、コセコセしていない</p><p>頑固で、視野が狭くて、判らず屋だけど悪い子ではない</p><p>むしろ、真っ直ぐすぎるからこうなんだ</p><p>だが、君はこいつがセックスしたいと感じるほど、オンナになってはいない</p><p>わたくしが女らしくないと</p><p>女らしいも何も、君は女だろう男ではないことは確実だだが君の肉体の中のオンナを目覚めさせてはいない</p><p>あの、もっと詳しくお聞かせ下さいますか</p><p>真剣な鳥居さんを見て、ジッちゃんは笑う</p><p>これ以上は無理だわたしは女ではないからね女のことは、女に聞いた方がいいだろう</p><p>ジッちゃんは、そう言ってみすずたちを見る</p><p>まり子さんは人を好きにならなくてはダメよ</p><p>自分がどうしたいとか、どうなりたいかではなく好きな人のために、何かしてあげたいって思えるようにならないと</p><p>今のままならDarlingとセックスしてもダメネ</p><p>ジブンが気持ち良くしてもらいたいダケじゃダメなのヨ気持ち良くなりたいと、気持ち良くシテあげたいが両方、バランス良くないとネ</p><p>そうですわねまり子さんはご自分の方のお気持ちしか、考えてらっしゃらないように思いますわ</p><p>ホント女の子ダケドオンナじゃないノネマリコは</p><p>クククッと、イーディが笑った</p><p>終戦記念日だったのでつい</p><p>昔のアニメはゲッターロボなんかでも、なぜか終戦記念日に合わせたストーリーがあったりして</p><p>早乙女博士が、突然、戦時中の話を始めたり</p><p>明日は、父の面倒を兄が見てくれるそうなので</p><p>昼ぐらいにはコミケに行こうかと思っています</p><p>企業ブースだけ見て、ササッと帰ろうかと</p><p>992．昼の陽光　／　秘宝のありか</p><p>さて、では後のことはお前たちに任せる</p><p>食事が終わるとジッちゃんは、そう言って席を立った</p><p>お祖父様食後のコーヒーもございますが</p><p>瑠璃子が、そう祖父に言う</p><p>うんでは、貰おうただしわたしは、そちらのテーブルに行くよ</p><p>ジッちゃんは、瑠璃子たちの居る小さい方のテーブルに向かい</p><p>悪いが君と交代だ君は、こちらのテーブルに加わってくれたまえ</p><p>ヨミを見て微笑んだ</p><p>はいっかしこまりましたっ</p><p>ということで、ヨミがこっちのテーブルに来る</p><p>オレは年少組のテーブルの方を見ると</p><p>しっかしこのシチュー丼、ホンマに美味いわなぁ</p><p>エリは、何度目かのお代わりを食べている</p><p>エリちゃんシチュー丼やなくて、ハヤシライスっちゅーもんらしいよ</p><p>リエも、まだ食べている</p><p>でも地元じゃ、こんなの食べたことないもんなぁ何とかソースとか言うの</p><p>デミグラスソースだよ</p><p>マナが、笑顔でそう言う</p><p>そうそう、それですわうん、ホンマ美味いわ、なあ、リエちゃん</p><p>うん精神状態は、安定しているみたいだな</p><p>最初は、緊張していましたけれど今はもう、すっかり安心しているみたいですだからあんなに食べているんですわ</p><p>そうか緊張したままだと空腹だっていうことも、自分で判らなくなるもんなあ</p><p>ハミ出しヤクザの親に、無理矢理東京へ連れて来られて約十日</p><p>その間、一緒に連れて来られた園子さんたちが、輪姦されていたわけだし</p><p>他のヤクザの娘たちにも圧迫されていた</p><p>それが、昨夜突然急転直下で</p><p>オレたちに捕らえられレイプされ</p><p>オレのセックス奴隷で家族になったんだもんな</p><p>色々と自分たちの裏が判っているマナちゃんと無垢な笑顔で屈託なくあの子たちを受け入れているアニエスちゃん２人が揃っているから、良いのでしょうね</p><p>マナは自身も辛い過去を抱えているしそのことは双子も知っている昨夜から、寧と一緒にはずっと話をしてきているのだから</p><p>一方、アニエスはオレが家族として受け入れた子に関しては、完全オーケイだただ無警戒で受け入れるというだけでなく、双子たちへの気遣いもできる子になってくれた</p><p>ルナとコヨミも上手に、サポートしているネあの子らは心が読めるからそれに、マオが居るのも大きいヨ</p><p>明るくニコニコ笑っている幼女が一緒に居ることで最初から場が和んでいる</p><p>ハイジも良い感じネあのTWINS《ふたご》と一緒に入ったルーキーでなく、他の子たちと一緒にルーキーを迎えるチームの一員として、ミンナが接してあげているカラ</p><p>午前中の数時間でアニエスたちは、ハイジと仲良くなってくれたらしい</p><p>だから、ハイジにも双子を歓迎するメンバーの一員として接してくれている</p><p>そういうのが、地味に効くんだよな</p><p>あの双子は特にエリは、自己主張が強い子だから</p><p>同時に家族に入ったのではなくハイジの方が先輩ということにしておかないと</p><p>後々、揉めることになるかもしれない</p><p>双子もハイジも同い年の１３歳だからな</p><p>そういや安城姉妹の妹さんキヌカさんも１３歳だっけ</p><p>鞍馬姉妹の警護役の２人は</p><p>そうだ、昨日のパーティの余興でハイジと１３歳対決をしたのだから間違いない</p><p>ご主人様である鞍馬家のありすさんも１３歳か</p><p>あれ、みすず可憐さんて、どうしているんだ</p><p>水島可憐さん</p><p>天童乙女を香月家の邸宅へ連れて来たことへのペナルティとして</p><p>みすずのペットに墜とされた</p><p>確か、あの子はアニエスたちと同じ、１２歳だ</p><p>昨夜はここに居たけれど今日は、朝から姿を見ていない</p><p>可憐は鞍馬さんたちと一緒に居させておりますわ</p><p>あのご姉妹だけですと色々と良くないと思いましたので</p><p>鞍馬姉妹は姉の１８歳の美里さんの方が、心が弱そうだった</p><p>娼婦に墜とされると宣告されてすっかり絶望して、落ち込んでしまっていた</p><p>そんな姉を、妹のありすさんが気丈に支えていたけれど</p><p>あの姉妹だけでなく、同じ様な境遇の可憐が一緒に居れば可憐は名家の娘ですし、鞍馬姉妹より年下です他家の令嬢の前では、みっともないことはできないというのが名家に生まれた娘の性分ですから</p><p>鞍馬姉妹だけにしておくと、絶望に暮れて、どんどん暗い思考に陥ってしまうけれど</p><p>可憐さんが居れば、名家の娘としての体裁を保っていないといけないから</p><p>名家の娘は、そういう風に教育されていますからあたしたちの学校で</p><p>みすずたちの通う日本一のお嬢様校</p><p>もちろん、全員が名家の娘ではないけれどそれなりの家柄のある子でないと、入学を許されないと聞いた</p><p>成金の社長の娘とか、芸能人の娘なんかは１人もいないらしい</p><p>美里さんにしてもありすさんにしても幼稚部から通っていらっしゃるわけですから自分が何か粗相をすれば、家の名前を汚すことになるそういう班長間の中で毎日勉強しているんですよ</p><p>だから可憐さんが居ることが効くのか</p><p>可憐には、よく言い聞かせておきましたから問題はありません</p><p>というより、アノコにとっても良いコトなのネ一度、あたしたちから離れてミルノモ</p><p>みすずの言葉に、イーディが付け足す</p><p>チョット客観的に自分の状況を見つめ直す時間を持つコトがネ</p><p>可憐さんも、まだ１２歳なのに</p><p>怖い天童乙女のせいで香月家に対する裏切り行為になることを承知の上で、ここの屋敷に来なくてはいけなかったのだし</p><p>みすずのペットになるという話も、昨日は勢いで承諾してしまったが</p><p>もう一度、考え直してみる時間が欲しいだろう</p><p>とにかく今はあの令嬢たちが、絶望しきってしまって精神を病んでしまったり、自殺を計らないようにすることを優先にしています</p><p>エリやリエのように心の根幹が強い子たちではない</p><p>無理をしたらあっさりポキッと心が折れてしまうだろう</p><p>何とか、精神的な負担を掛けないように娼婦になることを受け入れてもらえるようにしないといけないんだよな</p><p>なかなかの難問だ</p><p>そして、ジッちゃんはこの問題を、オレたちに丸投げした</p><p>オレたちだけで解決しろと</p><p>そもそも鞍馬様を娼婦になさるということを取りやめるということはできないのですか</p><p>今からでも香月様にお願いをして</p><p>鳥居さんは瑠璃子、美子さんとコーヒーを飲んでいるジッちゃんをチラリと見る</p><p>それはできないんだ</p><p>鞍馬美里さんが娼婦に墜とされることは鞍馬家へのペナルティとして、ジッちゃんが決めたことだよ</p><p>オレは、鳥居さんに言う</p><p>ですから、香月様にお願いして処分を撤回していただければ</p><p>そう言う鳥居さんに、みすずが</p><p>では、現在・鞍馬家が背負っておられる莫大な負債はまり子さんか肩代わりなさります</p><p>お祖父様が、厳しい処分をお取りにならざるを得ないのは今後、香月家や他の有力な名家に鞍馬家のような家が甘えて来ないようにするためですわ鞍馬家は名家なのだから、他の名家が助けてやるべきだということで香月家や歌晏家が一々、援助していたら</p><p>ああ同じ様に、甘えてくる家が続出するだろうないずれは、他の家でも支えきれなくなる</p><p>だから、令嬢を娼婦に墜とすような、酷い罰を与えないといけないんだこんなことが、もう二度と起こらないように</p><p>それは、判りますでも</p><p>鞍馬美里様には婚約者がいらっしゃいます</p><p>幼き日から、ずっとその方のところにお嫁入りすることを夢見ていらしたはずなのに娼婦に墜とされるというのは、あんまりですわ</p><p>ああ、だから鳥居さんは、ずっと鞍馬姉妹の救済を訴えていたのか</p><p>まり子さんあなたは、本当に判っていないのね名家の娘というものが</p><p>家に結婚相手を決められて、その方の元に嫁ぐことと家の犯した失態のために、娼婦に墜とされるということこの２つに、どれほどの違いがあるのです</p><p>どちらも、名家の娘自身には選択権がなく家に命じられたままの人生を歩まなくてはならないということに変わりは無いと思いませんか</p><p>でも、片方は結婚でもう片方は、娼婦ですわ</p><p>だから、同じことなのよ自分の意志と無関係に、身体を奪われるのですから</p><p>むしろ、今回は娼婦として生きる期間は５年間とあらかじめ決まっていますから名家同士の結婚だと、一生、我慢し続けないといけないこともあると思いますわ</p><p>リコンはできないのカ</p><p>名家同士のそれも本家の結婚式ですと、各界から色んな方に来ていただくことになりますし皆様から、お祝いしていただくことになります最近は、離婚なさる方もいらっしゃいますけれど家の恥となりますわ榊木原様の現在のご当主のご長男が離婚なさった時は後継者としての資格がないということになり、お家は次男の方が継がれるということになりましたご長男は、企業グループのトップの座も追われたそうです</p><p>そうか色んな名家の当主や、政財界の重鎮が披露宴に来てくれているんだもんな</p><p>それに離婚なさった奥様の家との業務提携も、全て、白紙になりました奥様の家からすれば、娘を傷物にされたということになりますから</p><p>ああ名家同士の結び付きを強化したくて、嫁に出したのに</p><p>安易に離婚されたら家のメンツが立たない</p><p>家と家その傘下の企業、それぞれの名家と血縁関係のある他の家、それらを全部巻き込むことになるんですよ</p><p>そりゃどうにも面倒だな</p><p>名家同士の結婚は上手く保つことができれば、両家やその周囲の家に繁栄をもたらしますが失敗すれば、周囲全てを不幸にします</p><p>それに、美里さんが婚約なさっていた剣持さんの家も、もう、このお話は無かったものだと諦めていらっしゃいますよ</p><p>剣持家が望んでいたのは鞍馬閣を中心にした健全なビジネスを行っていた鞍馬家との婚姻です今の鞍馬閣を失い、負債を抱え、そして香月家に睨まれてしまっている鞍馬家ではありません</p><p>２つの家が血縁を結ぶことで、互いのビジネスを発展させられると思っていたのに</p><p>鞍馬家はビジネスに失敗し、伝統ある鞍馬閣の建物も喪失し、ジッちゃんに厳しい処分を受けている</p><p>それでは鞍馬家との婚約は、白紙に戻すしかない</p><p>名家の婚約者なんて、まり子さんが考えていらっしゃるようなロマンチックなものではないんですよ</p><p>でも、みすず確か、お前は</p><p>みすずにも、婚約者は居た</p><p>だが、それは他の名家の男ではなく</p><p>香月グループの重役である司馬さんの長男だった</p><p>あたしの場合は香月家には、血縁関係を強化しなくてはならない名家はも１つもありませんから</p><p>名家中の名家香月家は、名家を束ねる３大名家の１つだった</p><p>どこの名家とも、本家分家を通して血縁関係があるんですこれ以上、どこかの名家との血を濃くする必要はありませんしむしろ、半年前までは、香月家の内部がゴタゴタしていましたから</p><p>瑠璃子の父親が暗躍して派閥抗争が起きていた</p><p>だから、お祖父様はグループ内の結束を固めるためにああいうことを考えていらしたわけです</p><p>新興勢力の重役のトップであり、いずれジッちゃんが香月グループの舵取りを委ねようとしていた司馬さんの息子と、みすずを結婚させる</p><p>そういう目論見だった</p><p>でも、旦那様のご活躍で全て、ご破算になってしまいましたわ</p><p>クククと、みすずは笑う</p><p>今の香月グループは、１つにまとまっていますからもう何も心配はいりませんし</p><p>家を守るために自分の次男を抹殺したジッちゃんを見て</p><p>司馬さんも、他の重役たちも今は、一丸となって働いてくれている</p><p>香月家の分家の連中もみすず、瑠璃子、美子さんの３人が仲良くしている以上、それぞれの担ぎ上げて抗争することもできなくなった</p><p>何より、みすずの横にオレがいる</p><p>ジッちゃんがオレの存在を認めてくれている</p><p>これでは、騒ぎようがない</p><p>じゃあ、鞍馬美里さんの婚約者の件は気にしなくて良いんだな</p><p>オレは、みすずに確認する</p><p>はい忘れて下さって結構ですわ旦那様</p><p>ですがわたくしは、知っているんです</p><p>美里様は本当に、婚約者の剣持裕吾様を愛していらっしゃるんです</p><p>それ、本当なのまり子さん</p><p>まり子さんのことだからあなたが、そう思い込んでいるだけという可能性はないの</p><p>絶対、間違い有りませんわたくしこの眼で見たのですから</p><p>な、何を鳥居さん</p><p>美里様が剣持様と抱き合っていらっしゃるところをです</p><p>どこで見たの</p><p>先週のホテル剣持のパーティの時にあの、控え室の方で</p><p>パーティが始まっていたので、控え室にはどなたもいらっしゃらなかったんですわたくしはちょっとニューヨーク市場の株価の動向が気になっていたので、パーティを中座して、スマートホンを見ていたのですそこへ剣持様と美里様が入っていらしてお二人とも、衝立があったのでわたくしの存在に気付かれなかったんだと思いますわたくしの方は、衝立の隙間から美里様たちが見えていましたが</p><p>婚約者たちがパーティ会場を抜けだして来た</p><p>そして、剣持様が美里様に今は、お家が大変な時ですけれど、気を落とさずに頑張って下さいボクはどんなことがあっても、あなたの味方ですとおっしゃって</p><p>はぁなるほど</p><p>そしたら美里様が、ご自分からガバッと裕吾様を抱き締められてそれはもう、力強くも剣持様の身体を抱き締められたで</p><p>わたくし、すっかりビックリしてしまって</p><p>あんな内気な鞍馬美里さんが自分の方から、婚約者を抱き締めたんだ</p><p>そりゃ、驚くか</p><p>物音を立ててしまったので美里様は驚かれて、走って外に出て行かれましたそしたら、剣持様がわたくしに今のことはどうかご内密に願いますとだけ言われて、部屋を退出なさっていかれました</p><p>そんなことがあったのか</p><p>みすずは、すぐにオレたちと同じテーブルに居るレイちゃんを見る</p><p>レイちゃんは、壁の内線電話を取り</p><p>翔お姉様ですか至急、調査をお願い致しますはい剣持家です</p><p>香月セキュリティ・サービスに調査をさせる</p><p>判りましたでは、それはわたくしの方ではい、よろしくお願い致します</p><p>レイちゃんは、受話器を置く</p><p>どうでした</p><p>みすずの問いに、レイちゃんは</p><p>翔お姉様は、すでに剣持家の調査を始めていらっしゃいました中間報告書をこちらに送って下さるそうです</p><p>すでに調査を初めている</p><p>え、それって剣持家が名か怪しいっていうこと</p><p>鞍馬家のことを調査する一環として鞍馬美里様の婚約なさっている家のことも調べます</p><p>というより政財界の有力な家については、普段から継続して調査を続けていますし</p><p>香月セキュリティ・サービスは日本の名家専門の警護会社だ</p><p>剣持家のことだって、調べているのは当然か</p><p>旦那様、わたくしの印象では</p><p>剣持裕吾さんという方は、そんなに良い方ではないと感じましたドライな性質の方で例え、婚約者であろうと、没落しつつある家の娘に優しい言葉を掛けるような方では</p><p>お父様の剣持様が、そもそもそういう方ですビジネスに関することについては、とても厳しい</p><p>ええ、わたくしもそう記憶しています</p><p>レイちゃんがトップ・エリート警護人としての知識から、そう言う</p><p>で、ですが婚約なさっている相手なのですから、剣持様がお優しい言葉をお掛けになられるというのは</p><p>鳥居さんの言葉をオレは遮る</p><p>こういう時は悪い方かに考えるんだよ</p><p>良い方向に考えたら色んな問題を見落としてしまう状況を悪く悪く考えるんだ頭の中でありとあらゆるサイアクの可能性を想像して</p><p>旦那様今の話が先週のことでしたらお祖父様が、鞍馬家に厳しい処分を下すことは、まだ誰も知らないはずです</p><p>ジッちゃんの鞍馬家に対する処断の公表は昨日の香月家でのパーティの中で行われたのだから</p><p>でも、もはや香月家を頼らなければ鞍馬の家が経営破綻するということは、広く知られていましたわ</p><p>もし、剣持裕吾という男が悪い人間だとしたら</p><p>そんな人間が、破綻寸前の鞍馬家の美里さんを</p><p>わざわざ人気の無いところに呼んで、優しい言葉を掛けるのは</p><p>鞍馬家にまだ何か利用価値が残っているのか</p><p>そう考えるのが妥当ですわね旦那様</p><p>みすずがうなずく</p><p>ちょっとま、待って下さい、みすず様</p><p>なあにまり子さん</p><p>それは、さすがに考え過ぎですわ銀行の動きを見ても、鞍馬家が単独で立ち直ることは不可能なはずです</p><p>でも、何か裏技があるのかもしれない</p><p>ウラワザ</p><p>キョトンとした顔をする鳥居さん</p><p>判らないの、まり子さんもし、剣持家の狙いが鞍馬家の隠し資産だったとしてたら</p><p>その資産の額によっては現在の負債を返済できるかもしれないわ</p><p>鞍馬家が、現在の困難を自力で何とかできるのなら</p><p>ジッちゃんの処罰は撤回されるはずだ</p><p>鞍馬美里さんは、娼婦にならなくても良くなる</p><p>あるいは剣持家だけが、資産価値を知っていて鞍馬家の人たちは気付いていないものがあるのかもしれないわ</p><p>それをこっそり鞍馬家から奪い取るつもりなのかもしれない</p><p>麗華お姉様、調査報告書の方よろしく、お願い致します旦那様</p><p>判っている鞍馬美里さんありすさん姉妹と、話をしてみるんだな</p><p>あの姉妹は、何か知っているかもしれない</p><p>イーディとヨミも来てくれ</p><p>天才児の観察力と、心を読む巫女の力が必要だ</p><p>美智は、ここに残ってみんなの警護を頼む</p><p>まだハイジ１人では任せられないこの屋敷にも慣れていないんだから</p><p>美智が、オレに返事をした</p><p>ストーリー展開に行き詰まっていたので</p><p>久々に、書いている最中に新登場人物の設定をしました</p><p>というわけで、剣持裕吾さんは善人なのか悪人なのか、まだ決まっていません</p><p>コミケ雑感</p><p>12時に家を出て、1時にビッグサイトに着いて、2時に帰りました</p><p>見たのは、企業ブースのみ</p><p>色んなコンテンツの絵が似ているというか、それぞれ特徴が薄いというか</p><p>あと＊＊＊ガールズというタイトルが多すぎ</p><p>なんか、キャラクター・ビジネスが袋小路に入っているように思いました</p><p>売れ線を狙うから同じ様な絵柄の同じ様なキャラクターばかりが作られ</p><p>しかも、地味なんですよ</p><p>100メートル先から見ても、これはあの作品のあのキャラと判らないと</p><p>だから、物語シリーズのキャラは目立ってました</p><p>ガハラさんの紫髪に赤紫の制服とか</p><p>しかもノースリーブなので、羽川さんとは違うと遠目でも判る</p><p>八九寺なんてシルエットでも判るし</p><p>そういう、眼で見て判る違いの付け方が</p><p>特に今はモバイルゲーム化するときにキャラを増大させるので</p><p>ますます特徴のないキャラが増えているように思います</p><p>明日は兄に代わって父の世話をしないといけないので</p><p>コミケには行かれません</p><p>しっかし、久々に大量の人の群れを見ました</p><p>993．昼の陽光　／　幽閉された３人のお嬢様</p><p>わたくしも、連れて行って下さいそれと</p><p>鳥居さんは、チラッとジッちゃんの方を見ようとするが</p><p>まり子さん、今はいいのよ</p><p>まあ、いいわまり子さんも一緒によろしいですよね、旦那様</p><p>ああ、鳥居さんも来てただし鞍馬さんたちと話をするのは、オレたちに任してくれ鳥居さんは、黙っていてくれ</p><p>鳥居さんが感情に任せて、鞍馬姉妹にワーっと話したら大混乱になる</p><p>軽々しく、鞍馬家に隠し財産があるかもしれないなんて話をして鞍馬姉妹に希望を与えてしまうのは良くないよ実際に確認できるまでは、話すべきではないからさ</p><p>特に姉の美里さんは、かなり神経が細くなっているから</p><p>やっぱり、そんなものは無かったなんてことになったら、絶望しきって死んでしまうかもしれない</p><p>そんなことは、わたくしだって判っておりますわ</p><p>ムスッとする、鳥居さん</p><p>でもさ場の空気を読まずに、平気で問題発言するのが、鳥居さんの特性だから</p><p>わたくしが見ていますから先生</p><p>ヨミがオレに言う</p><p>そうか、ヨミが心を監視して余計なことを言いそうな時は、巫女の力で止めればいいのか</p><p>今は、その話はするなぐらいの命令なら巫女の力が、鳥居さんの心を壊すようなことにはならない</p><p>とにかく、参りましょう</p><p>オレは皿に残っていたハヤシライスとサラダを平らげコップの水も飲み干す</p><p>瑠璃子、ヨミ、美子さん美味しかったよごちそうさまもし残ったら、オレが食うから残して置いて</p><p>オレは、今日の昼のご飯係の子たちにそう告げた</p><p>はい一応、寧お姉様と月子お姉様たちの分を残してありますのでもし、お２人がお戻りでない場合は、お願い致しますわお兄様</p><p>寧と月子は天童乙女の改変をやっている</p><p>昼ご飯はあっちのビルで食べるかもしれない</p><p>あっちには、ミナホ姉さんも居るし翔姉ちゃんは、他の香月セキュリティ・サービスの施設かもしれないけれど</p><p>ミナホ姉さんには、黒い森の娼婦候補の徳大寺さんたちのレクチャー</p><p>翔姉ちゃんは、関西のヤクザたちの動きをチェックする仕事がある</p><p>今、瑠璃子が名前を出さなかったところをみるとミナホ姉さんたちからは、食事は要らないという連絡があったんだろうな</p><p>克子お姉様たちには、同じお食事をお届けしてありますから</p><p>克子姉と安城姉妹はハヤシライスを食っているんだ</p><p>鞍馬さんたちには</p><p>あの方たちにはこれから、お持ちするつもりだったんですが</p><p>ああ、瑠璃子としてはオレたちや年少組に食事させるのが優先で</p><p>オレたちが食い終わってから、鞍馬さんたちに食事を届けるつもりだったんだ</p><p>あちらのワゴンに全て用意してありますが</p><p>ああ、お皿や炊飯器、ハヤシライスのルーを入れたお鍋なんかが乗っている</p><p>ジャア、アタシが持っていくネ</p><p>イーディが、そう言ってワゴンの方へ行く</p><p>あ、わたくしが全部判っていますから</p><p>ヨミが、追っ掛けるヨミも食事係だったんだからワゴンの支度も瑠璃子と一緒にしたんだろう</p><p>よし、じゃあ行こう</p><p>オレが席を立つと</p><p>あれ、パパまた、お仕事ですの</p><p>アニエスが気付いて、オレに声を掛ける</p><p>ああ、遊んでやれなくて悪いけれどまだ色々としなくちゃいけないことがあるんだよ</p><p>真緒ちゃんやハイジそれから、エリとリエのこと頼んだぞみんなに優しくしてあげてくれ</p><p>マナちゃんや、ルナやコヨミちゃんと協力してみんなが寂しくないようにしますのっ</p><p>仲良くな</p><p>うんさっきジッちゃんが言っていた通り、アニエスは華だ</p><p>ただそこにいて、明るく輝いていればいい</p><p>細かい問題は、マナやルナたちがフォローしてくれるはずだ</p><p>Darling、オッケーネ</p><p>イーデイとヨミがワゴンを押してきた</p><p>頼んだぞお前に全て任せたんだからな</p><p>瑠璃子と美子さんと同じテーブルに居る、ジッちゃんがオレを見て、ニヤッと笑った</p><p>廊下に出てしばらく行くと</p><p>まり子さん、さっきのことですけれど</p><p>あなたが、推察なさっている通りお祖父様は、何かをご存知なんだと思うわ</p><p>そうか、さっき鳥居さんがチラッとジッちゃんを見たのは</p><p>ジッちゃんに、直接、問い質してみるべきではないかと思ったからか</p><p>今のお祖父様は妙に饒舌だったわこういう時のお祖父様は、何か隠していらっしゃるのよ</p><p>それって鞍馬美里さんの婚約者が、負債を抱えた鞍馬家を見放さない理由をジッちゃんは知っているってことか</p><p>はい、旦那様お祖父様は、全てご存知なんだと思います</p><p>レイちゃんの話だと翔姉ちゃんは、まだ調査は途中だって言ってたんだろ</p><p>美里さんの婚約者の家剣持家のことは</p><p>でも、お祖父様は谷沢さんのルートで、すでに調査を完了していることも考えられますから</p><p>ああ香月セキュリティ・サービスの今の現場部門のチーフは翔姉ちゃんだけど</p><p>元チーフで、現社長の谷沢さんには直属のトップ・エリート部隊や美智の父親みたいな社外のスタッフも居る</p><p>翔姉ちゃんの知らないところで、調査させることぐらいはできる</p><p>でしたらなおさら、香月様にお尋ねするべきではないのですか</p><p>鳥居さんが、そう言うが</p><p>いいえお祖父様はこの件は全て旦那様に任せるとおっしゃったのよ</p><p>つまり調査だって、自分でしろということなのよもちろん、香月セキュリティ・サービスを始め、香月家の持つリソースは全て自由に使ってよいということで</p><p>ソウシテ、香月家を自在に操れるオトコになれトイウコトなのネ</p><p>お祖父様は、旦那様を試されるのが本当にお好きですもの今回も、旦那様がどういう結論に達せられるか楽しみになさっているんだわ</p><p>これは試練なのか</p><p>丸ごと全部ジッちゃんが企てた陰謀ってことも考えられるのか</p><p>そもそも鞍馬家が莫大な負債を抱えて、困窮していることから</p><p>ジッちゃんが、何を狙ってしたことなのか</p><p>それは無いですわお祖父様は鞍馬閣の古い建物を、本当に愛していらっしゃいましたから</p><p>鞍馬家が先祖代々大切に保有してきた歴史ある建物</p><p>ジッちゃんたち名家の人たちが、昔から、会合などに使っていたという</p><p>鞍馬家の今のご当主が、お祖父様や他の名家の当主たちの反対を押し切ってそれも、高層ホテルに建て替えるなんて理由で鞍馬閣を破壊してしまったことには、心を痛めていらっしゃったのも本当ですし</p><p>そうだ鞍馬家の今の当主美里さん、ありすさんのお父さんは、鞍馬閣を完全に壊してしまって、更地にしてしまった</p><p>お祖父様が、何か具体的なアクションをなさるとしたら鞍馬閣が取り壊される前ですわすでに失われてしまった以上はどうすることもできませんから</p><p>今回のことだって高層ホテルを建築している途中で、外国の投資家ファンドが手を引いてしまったことで鞍馬家は困窮しているわけですし</p><p>ホテルの建築はすでに始まってしまっているんだ</p><p>それが、資金不足になってストップしてしまっているから鞍馬家はピンチに陥っている</p><p>ホテルが完成しなければ、すでに費やしてしまった投資が回収できない</p><p>そのケンモチという家には、資金はないノカホテルが完成すれば、取りあえずの何とかなるのではナイカ</p><p>イーディが、みすずに尋ねる</p><p>それは香月セキュリティ・サービスの調査報告書を見てみないと判らないわただ剣持家の財務状況は、そんなに良くは無かったと思うのよまり子さん、そうでしょ</p><p>わたくしは剣持家の保有している企業の株は、今は買いませんわあまり良い噂は聞きませんし</p><p>ああ、この人は株をやっているんだっけ</p><p>鞍馬家が今回、外国の投資家と組んで新ホテルの建築をしようとしたことに香月様たちがお怒りになっているということは、広く知られています幾ら、婚約者だからといって剣持家が、香月家から睨まれることを覚悟してまで鞍馬家を助けるということは、有り得ないと思うのですが</p><p>下手に動いたら香月家でなく、他の名家も怒らせる</p><p>ちょっと待って、その剣持という家は名家なのか</p><p>オレはそれを確認したかった</p><p>剣持家はちょっと複雑なんです</p><p>確かに、剣持という名家はあるんですでも、鞍馬美里さんと婚約している剣持さんはその家の分家に当たるんです</p><p>正確には、分家の分家のそのまた分家ぐらいですわ</p><p>確か剣持家本家の５代前のご当主の７男の末っ子の娘の婿養子の次男の家だったと思います</p><p>ああ、名前は同じ剣持だけどずーっと傍系なんだ</p><p>確か、剣持裕吾さんのお祖父様が絹織物の貿易の会社を作られてそれが成功して、現在の剣持グループになられたと聞きました</p><p>設立年は、わたくしの家のトリイ電子とそんなに変わらないはずですわ</p><p>つまり戦後になってから、大きくなった企業グループなんだ</p><p>名家・剣持家の血を引いているが新しく成り上がって来た家なんだな</p><p>業務内容が被っているというか会社を大きくなさる時に、本家の名前を利用したということで今は、剣持の本家とは仲がよろしくないんです</p><p>ですから、裕吾様のお家の企業は全て剣持の名前を使うことが禁じられて、今はソードハブの名前で全国展開していますわ</p><p>ああ、ソートハブなら知っている全国展開している紳士服とかの量販店だな</p><p>そうか、剣持だからSWORD　HAVEなのか</p><p>て、ことは鞍馬家と婚姻関係を結んで、剣持の本家とは別に自分たちも名家と繋がりを持とうとしているってことか</p><p>本家に嫌われている以上本家から、名家の人たちを紹介してもらうことはできない</p><p>ていうか、本家の人に頭も下げるのも嫌なんだろうな</p><p>だから鞍馬家から嫁を貰ってそのツテで、名家の人たちと付き合っていく</p><p>鳥居さんの家が、名家の狩野家と婚姻関係を結んだのと同じだ</p><p>うん状況は判った</p><p>オレは少し考える</p><p>そっかジッちゃんめ</p><p>どうなさったんです旦那様</p><p>鳥居さんは、先週のパーティで剣持裕吾ってやつが、鞍馬美里さんと親しげにしていたのを見たんだよね</p><p>ええ、先ほどお話した通りですわ</p><p>ジッちゃんは剣持家が、美里さんたちに近付いていることを知っていたんだそして、それをヤバイと感じただからだよ</p><p>オレはみんなを見る</p><p>美里さんもありすさんもここに隔離しておかないといけないって考えたんだ</p><p>まず、第一に昨日の香月家のパーティは名家のお嬢様とそのお付き限定だつまり、剣持裕吾は絶対に来られない</p><p>会場内に入れた男は、オレとジッちゃんだけだった</p><p>そして名家中の名家、香月家の本家邸宅で行われるパーティならよほどの理由がない限り、名家の一員である鞍馬姉妹は参加するしかない</p><p>鞍馬姉妹だって、直接ジッちゃんに家の救済を直訴することができるかもしれないんだから来ることは確実だった</p><p>そんでジッちゃんは、他の名家の娘たちの前で鞍馬姉妹を叱ったジッちゃんは気難しい大権力者で、名家の伝統をとても大切にしている人だと知られているからみんな、ジッちゃんの怒りはもっともだと感じた</p><p>ていうかオレと一緒にパーティの始まる前の会場に、ふらりと現れて</p><p>気安く挨拶してきた鳥居さんを怒鳴りつけたところから頑固で怖くて、筋が通らないことは許さない老人イメージをパーティの客たちに植え付けていた</p><p>だから、美里さんとありすさんが別室に連れて行かれたことをみんな、仕方ないことだと感じているだって、パーティの後で鞍馬姉妹のことをオレたちに聞いて来た人はほとんどいなかっただろ</p><p>みんな、これは鞍馬家の自業自得だから何らかのペナルティを受けることになるのは仕方ないと感じている</p><p>名家の令嬢たちも鞍馬家が今回起こしたことは、名家の恥だと感じているのだから</p><p>で、あの子たちは家に帰って父親や祖父たちに報告する色んな名家の当主たちが、ジッちゃんの怒りと処断を知るこのまま、香月家が鞍馬姉妹を家に帰さないことも仕方ないと思うだろう</p><p>それに、水島可憐さんもここに居る</p><p>水島家も香月家の邸宅に賊を侵入させ、他の名家のお嬢様たちも危険な目に合わせたという罪がある</p><p>だから、可憐さんは家には戻れない</p><p>これってさつまり、剣持裕吾が鞍馬美里さんたちに接触できないようにするために仕組んだことなんじゃないかな</p><p>鞍馬姉妹がここに残されているのは香月家と鞍馬家、名家同士の世界での問題だ</p><p>名家でない方の剣持家である剣持裕吾には関係のない世界の話だ</p><p>剣持裕吾には、この件で香月家に抗議する資格すら無い</p><p>なるほどそういうことは考えられますね</p><p>みすずが、うなずいてくれた</p><p>ということは美里様を娼婦にするというお話もフェイクなのですか</p><p>それは判らないよ</p><p>黒い森が娼館を再開させるのに当たって</p><p>娼婦の数が足りないのは、本当なんだ</p><p>徳大寺園子さんと黒沢直子さんが加わってもまだ足りない</p><p>それと、前からいる娼婦でミナホ姉さんが資金やサポートをしてあげると言ったのに、結局、新しい仕事を始められなかった人たち</p><p>うちの生徒会長の岩倉さんもそうだけど</p><p>娼婦の仕事から抜け出せなかった人たちはちょっと心が不安定な人たちなんだと思う</p><p>克子姉や渚のような安定していて、確実に顧客を増やす娼婦ではない</p><p>娼館のエースにはなれないだろう</p><p>岩倉さんなんて、特殊なド変態セックス専門だろうし</p><p>美里さんだって、あの神経のか細さはどうかと思うけれど</p><p>でも、名家のお嬢様が娼婦になるというのは</p><p>新生・黒い森にとっての目玉商品になることは間違いない</p><p>まあ、ミナホ姉さんの教育次第だろうけれど</p><p>ただ色々と裏があるとは、思っていた方が良いと思う</p><p>オレは、そう感じている</p><p>あなたさあの不思議な力で、香月様のお心を覗くことはできないの</p><p>鳥居さんが、ヨミに言う</p><p>わたくしたちは、香月様には絶対にそういうことをしないという誓いを立てていますわ</p><p>ヨミは、ムッとしてそう言った</p><p>香月様の庇護下に置いていただいている以上ご無礼は致しませんわたくしたち、なるべく香月様に近付くことも致しませんし</p><p>そうださっきも</p><p>ジッちゃんは、ヨミを瑠璃子たちのテーブルからどかしてそこに座った</p><p>ヨミは、必ず一定以上の距離を取っていたしジッちゃんの眼は、絶対に見ない</p><p>これは、月子やルナ、コヨミちゃんもそうだ</p><p>そして、鷹倉家の巫女の力を持つ少女たちは常に、お互いの心も監視している</p><p>心が不安定な子には、すぐに他の子がフォローに入るし</p><p>オレにも報告してくれている</p><p>力が暴走し、心が崩壊すればヨミたちの母親や、コヨミちゃんのお母さんのような悲劇が繰り返させてしまうから</p><p>どちらの母親も夫やたくさんの人々を道連れにして死んだのだから</p><p>特にヨミたちはオレや家族たちを暴走に巻き込むことを恐れている</p><p>ジッちゃんの言うとおりオレたちは、自分の力で何とかするしかないんだよジッちゃんの心を覗くのはカンニングだろそんなのダメだよ</p><p>オレはそう鳥居さんに言った</p><p>みすずが、ドアをノックする</p><p>それから、電子キーでドアを開けて</p><p>鞍馬さん入りますわよ</p><p>鞍馬姉妹と水島可憐さんの居る部屋に入る</p><p>お昼のお食事を持って参りましたわ</p><p>持って来たノネ</p><p>ヨミとイーディが、ワゴンを押していく</p><p>オレと鳥居さんは、その後から部屋に入った</p><p>ドアを閉めるとカチャッと電子ロックが締まった</p><p>ホテルの個室のドアと同じオート・ロックになっているんだ</p><p>鞍馬姉妹は昨日と変わらなかった</p><p>怯えた表情の美里さんを妹のありすさんが背中から抱き締めている</p><p>姉妹の座っているソファの向かいに１２歳の可憐さんが居た</p><p>可憐、旦那様にご挨拶は</p><p>あ、申し訳ございませんお早うございます黒森様</p><p>えっともう昼過ぎだが、まあ、いいか</p><p>うん元気か可憐さんは</p><p>あんまり元気じゃないな</p><p>鞍馬さんたちは、どうですか</p><p>オレが尋ねるが美里さんもありすさんも返事しない</p><p>２人でうつむいている</p><p>どうぞ、お食事して下さい</p><p>いえあの姉もわたくしも、余り食欲が無いのです</p><p>姉の代わりに、妹のありすさんが答えたが</p><p>今日のお昼は、瑠璃子が作りましたのまさか、鞍馬さんたちは瑠璃子の作った食事は、喉を通らないとおっしゃるの</p><p>正確には、ヨミや美子さんも一緒に作っているしアニエスたちも、手伝ったと言っていた</p><p>でも、それは言わない</p><p>名家のお嬢様たちにとって、香月瑠璃子お手製の料理は断りようがないからだ</p><p>わ、わたくしいただきます</p><p>真っ先に、可憐さんがそう言う</p><p>美里お姉様わたくしたちもいただきましょうか</p><p>ありすさんが、姉に尋ねた</p><p>そ、そうねありす</p><p>姉も受け入れる</p><p>マナが、鍋や炊飯器のふたを開いて、お皿にハヤシライスを盛っていく</p><p>サラダとお水もあるネ</p><p>イーディは、部屋のテーブルの上に料理を並べていった</p><p>どうぞ、こちらへ召し上がって下さい</p><p>みすずはすっかり女主人の貫禄がある</p><p>幽閉された３人のお嬢様たちがテーブルに着いた</p><p>旦那様はこちらへ鳥居さんは、そちらにお座りになって</p><p>みすずの指示通り、オレたちも席に座る</p><p>コーヒーあるヨ飲むカ</p><p>ああ、コーヒーの入ったポットもワゴンに積んで来たんだ</p><p>じゃあ、貰うよ鳥居さんは</p><p>カシコマリィ</p><p>イーディは、ウェイトレスごっこを楽しんでいる</p><p>うん、ヨミも使用人ぽく振る舞ってくれている</p><p>さあ、どうぞしっかり、召し上がって下さいね後で瑠璃子に味の感想を伝えてあげて下さいねあの子気にしていましたから</p><p>瑠璃子に感想を言わなくてはいけないという理由でしっかり食べることを、みすずは３人に求める</p><p>は、はいいただかせていただきます</p><p>可憐さんが、スプーンを取った</p><p>わたくしたちもね、美里お姉様</p><p>ええ、可憐</p><p>いただきますみすず様</p><p>いただかせていただきます</p><p>鞍馬姉妹も食事を始める</p><p>80年代のコミケが恐ろしかったのは</p><p>参加者の８割が、25歳以下だったということです</p><p>40代以降なんて、ほとんど見なかったですね</p><p>30代でも珍しいというか主催の米澤さんですら、まだ30代前半だったわけですし</p><p>本当に、若い人しかいなかったんですそういう世界でした</p><p>声優ブームなんて、60年代からありますし（最初は、外国ドラマの吹き替えのナポレオンソロの時からアフレコスタジオにファンが来ていたそうです）</p><p>宇宙戦艦ヤマトの古代✕島とか、闘将ダイモスのリヒテル✕アイザム、ガンダムのシャア✕ガルマあたりから腐女子もスタートしているのですが</p><p>でも、人数的には男の方が多かったと思います</p><p>腐女子はその後、Ｊ９シリーズやゴッドマーズのタケル✕マーグと続き</p><p>とてつもなく増大したのがキャプテン翼ですよね</p><p>腐女子のジャンルが、ワッと大きくなったのが</p><p>男は割と、一度好きになった作品は、ずーっと好きだったりするのですが</p><p>腐女子は見切りが早いというか、すぐ別の作品のキャラに興味が移っていくようです</p><p>キャプテン翼のブームの後に一時期、サムライ・トルーパーがワアッと人気があった時代があったのですが</p><p>そんなことは、完全に忘れられてますものね</p><p>ていうか、Ｊ９の頃からキャラの見た目が、カッコ良ければそれでいいという人たちがいるので</p><p>本当に本編を見ているのかと</p><p>ダ・ガーンとかがなぜか一大勢力になったりしていましたし</p><p>腐女子の方が考えることは、私はよく判りません</p><p>まあ、男でも今はこの作品、１話も観ていないけれど、売れそうだから描いてみたなんていう人たちもいるみたいですし</p><p>994．昼の陽光　／　あわよくば</p><p>いきなり、話を切り出すのはよくない</p><p>しばらく、待とう</p><p>とにかく、鞍馬姉妹と水島可憐さんに食事をさせないと</p><p>オレたちも、ヨミの入れてくれたコーヒーを飲んで待つ</p><p>今日もいい天気だね</p><p>窓の外から、明るい光が差し込んでいる</p><p>窓を開いて、外の空気を入れたいが</p><p>この部屋の窓は、開かなくなっているだろう</p><p>ここは香月家の本宅だそれぐらいのことは、とっくにしている</p><p>鞍馬姉妹が、逃げ出さないようにというだけでなく自殺の防止も兼ねている</p><p>この部屋の中には、刃物のようなものは一切、置いていない</p><p>昼食もハヤシライスだからスプーンだけだし</p><p>可憐はどう少しは慣れた</p><p>可憐さんは、重い声で答える</p><p>昨夜は、みすずのペットになることに大分、覚悟を決めていたけれど</p><p>鞍馬美里さんありすさんと一緒になったことで心が揺らいでいるんだな</p><p>鞍馬姉妹の精神安定のために可憐さんと同室にしたけれど</p><p>そのせいで、鞍馬姉妹の心に可憐さんが引っ張られている</p><p>あら、もういいの美里さん</p><p>みすずの声に振り向くと美里さんはスプーンを皿に置いていた</p><p>ハヤシライスは、半分も食べていない</p><p>お口に合わなかったかしら</p><p>いえ、あの食欲があまり、ございませんので</p><p>美里さんは、そう言う</p><p>せっかく、瑠璃子様がお作りになられたものですのに申し訳ございません</p><p>するとイーディが</p><p>無理をシテ食べられるのなら、食べておいた方がイイネ食事は、体の元ヨちゃんと食べておかないと気力が足りなくなるヨ</p><p>は、はいで、でも</p><p>美里さんは、スプーンを取らない</p><p>この人は圧倒的に生き抜く力に欠けているな</p><p>一方、ありすさんはイーディの言葉を聞いて、さらにご飯を頬張る</p><p>妹の方が生命力がある</p><p>さらに、そんなありすさんを見て可憐さんも</p><p>一生懸命、ハヤシライスを口に運んで行く</p><p>この子も、生き抜こうとする意志を持っている</p><p>美里お姉様今は、どんなことでも香月家の皆様に従うべきですわ</p><p>ありすさんが、姉に言う</p><p>でも、わたくしには</p><p>美里さんは、ホンモノの箱入りのお嬢様なんだな</p><p>誰かに物事を強制されたことなんて、生まれてから１度も無かったんだろうと思う</p><p>こうやって自分の家でないところに幽閉されるのも</p><p>そんなことまで気にしなくてもいいのよ、ありすさん</p><p>あたしたちは、無理強いはしません食べきれないのなら、残されるのは仕方ないことです</p><p>やんわりと、鞍馬姉妹たちにそう言う</p><p>その優しい口調が、かえって怖かったんだろう</p><p>ありすさんと可憐さんは完食した</p><p>みなさん、コーヒーでよろしいですか紅茶もありますけれど</p><p>メイド役のヨミが言う</p><p>あコーヒーでいいですお姉様は</p><p>同じで結構ですわ</p><p>わ、わたくしもコーヒーを</p><p>しかしヨミはありすさんだけに、コーヒーを出し</p><p>美里さんと可憐さんには、紅茶を出した</p><p>驚く３人に、ヨミは</p><p>お望みのものをお出し致しました</p><p>どうぞ、召し上がれ</p><p>ヨミの力のことは説明しない</p><p>お嬢様たちに、暗黙のプレッシャーを掛ける</p><p>この場では、ありすさんが３人の主導権を握っているんだな</p><p>というか、美里さんも可憐さんも大人しい性格だから</p><p>ついつい、ありすさんの決定に引きづられてしまうんだろう</p><p>さて、旦那様そろそろ、よろしいと思いますわ</p><p>鞍馬さんたちに、ちょっと聞きたいことがあります</p><p>姉妹がギョッとしてオレを見る</p><p>いや、そんな面倒な話じゃないですちょっと、質問したいことがあるだけで</p><p>２人の様子を見逃すな</p><p>お二人は、昨日の香月家のパーティに来てジッちゃん、いや、香月家の当主に直訴するおつもりでしたよね鞍馬家の背負った負債を救済してもらうために</p><p>姉妹は、一瞬、顔を合わせる</p><p>そうですがそれが何か</p><p>ありすさんが、オレに言う</p><p>ああ、眼が防御態勢になっている</p><p>何かを隠そうとしている</p><p>それはお二人だけで決められたことですかそれとも誰かにそうするように命じられて来たのですか</p><p>ビクッと震える、美里さん</p><p>同時に、ありすさんは</p><p>わたくしたちですわたくしたち姉妹だけで決めましたそれで、こちらのお屋敷に参りました</p><p>眼が嘘を吐いている</p><p>そうですかいや、オレはてっきり剣持裕吾さんの入れ知恵かと思っていましたよ</p><p>スパッとカードを切る</p><p>こんなのヨミじゃなくても、判る</p><p>なるほど判りましたありがとうございます</p><p>オレの言葉に、ありすさんは</p><p>ま、待って下さいあの、確かに、剣持様からアドバイスをいただきましたが直訴の実行を決めたのは、鞍馬家のお父様とわたくしたちです剣持様は、関係ありませんっ</p><p>ますます怪しい</p><p>みすず、翔姉ちゃんに連絡してくれ</p><p>はい、旦那様香月セキュリティ・サービスの関チーフですね</p><p>みすずは、鞍馬姉妹に判るように復唱する</p><p>ちょっと、あの待って下さい</p><p>ありすさんは、慌てる</p><p>姉の美里さんは、顔が真っ青になっている</p><p>剣持様は関係無いんです全て、わたくしたちのしたことですから</p><p>みすずは、そんなありすさんの声を無視して内戦電話を取る</p><p>関係はあるんだよこうなってしまった以上はさ</p><p>もしもし、みすずです現時刻を持って、剣持家分家の方ですそう、鞍馬美里さんと婚約なさっていた方の剣持家を、香月家に対する敵対勢力と認定しますあらゆる手段を執って、剣持家を撃退して下さい</p><p>慄然となる鞍馬姉妹</p><p>可憐さんも名家の令嬢だからみすずの戦闘宣言にはビックリしている</p><p>みすずは、電話を切った</p><p>椅子から立ち上がる、ありすさん</p><p>お座りなさい、ありすさん</p><p>お座りなさいと命じているのよっ</p><p>場が静まる</p><p>ありすさんは、椅子に座る</p><p>忘れないでねあなたたちはもう、名家の令嬢ではないのよ鞍馬家と水島家の名家の一員としての資格は、昨日、お祖父様によって剥奪されたのですから</p><p>どちらの家も名家から除外された</p><p>鞍馬家は外国資本と手を組み、先祖代々受け継いできた鞍馬閣を壊してしまった上に、借財まみれになってしまったから</p><p>水島家は関西ヤクザに脅されたとはいえ、賊である天童乙女を香月家に連れて来て、他の名家の令嬢たちまで危険な目に合わせたから</p><p>まり子さんもこの人たちを、もう鞍馬様と呼ぶのは止めて下さい名家の人間でない以上、あなたが様を付けて呼ぶのはおかしいわ</p><p>みすずは、鳥居さんにそう言う</p><p>鳥居さんが、あっさり了承したのはみすずが、鞍馬姉妹から情報を聞き出すために、わざと厳しい態度をとっていることに気付いているからだ</p><p>さて、一応、聞きますけれど美里さんは、剣持裕吾さんに何て言われたの</p><p>みすずが、問うが美里さんは</p><p>何も答えずに、うつむいてしまう</p><p>大体、想像は付くんですけれどね大方姉妹で泣きついたら、香月家が鞍馬家を救済してくれるかもしれないやってみる価値はあるはずだとかじゃないのかしら</p><p>鞍馬姉妹は、何も答えないが</p><p>ヨミが</p><p>ええ、ほぼそんな感じみたいですわ</p><p>心を読んで、代わりに答える</p><p>いえ、違いますこれは全て、わたくしたちが</p><p>ありすさんが、叫ぶが</p><p>ちょっと黙っててくれそういうのは、もういいから</p><p>オレがそう言って制する</p><p>どういうことなんですにぜ、剣持裕吾という方は、そんなことを鞍馬さんたちに言ったのでしょう</p><p>鳥居さんが、不思議そうに言う</p><p>わたくしも、色々と考えてみたんです確かに、この期に及んで剣持家が、鞍馬家と縁を切らないというのは何か裏があるのだと思います</p><p>莫大な借金を抱えている上に、鞍馬閣の破壊でジッちゃんたち名家の重鎮たちを激怒させているんだ</p><p>普通なら、婚約も取り消して縁を切る</p><p>剣持家だって、日本の中で経済活動しているのだから政財界に影響力のある名家の人たちに嫌われるのは得策ではない</p><p>なのに、鞍馬家にまだくっついていて余計なアドバイスまでしている</p><p>これって、つまり何か利があるということですわ</p><p>鞍馬家の借金を、全部返してしまえて建設が止まったホテルも完成させられるというような</p><p>そして、鞍馬美里さんと結婚することで剣持裕吾が、鞍馬家の資産を全て手に入れる</p><p>上手く行けば、鞍馬家を乗っ取り剣持家が、名家の一員になることもできる</p><p>全てが、剣持家の考えたシナリオ通りに進めば</p><p>ここで一発、鞍馬家が他の名家に泣きつくストーリーが欲しかったんだと思うよ</p><p>ジッちゃんに泣きついてもし、何とか香月家が救済のために資金援助してくれたら御の字だろ</p><p>しかし、お祖父様は厳しいお方です鞍馬家のご当主が自ら、いらっしゃるのならまだしも令嬢お二人の直訴をお聞き届けになられるはずがございません</p><p>でもさ、昨日のパーティには、たくさん観衆がいたんだよ全部、名家のお嬢様たちだ鞍馬さんたちが、ジッちゃんに冷たく断られるところをお嬢様が見て家に帰って、親に話すわけだろ中には、鞍馬家が可哀相だから、何とか助けてあげられないかっていう話になる家もあるだろう</p><p>オレは、鞍馬姉妹を見る</p><p>鞍馬美里さんもありすさんもホンモノのお嬢様だ演技や腹芸はできない本心から、必死に家の救済をジッちゃんに直訴している姿を見たら、みんな可哀相に思うだろそれも家の借金であって、この姉妹には責任が無いんだから</p><p>可哀相な姉妹をアピールするには最高の舞台だった</p><p>ということは剣持家は、鞍馬家の再建資金を名家の皆様から出させるつもりなのですか</p><p>んなわけねーだろそんな、不確実なこと名家の同情を得たからって、ホントに必要な資金が集まるかどうか判らないじゃないか</p><p>わたくしだって、そう思いますわっ</p><p>ムッとして、鳥居さんがオレに言う</p><p>でも、それでしたら剣持家が、鞍馬さんたちに香月様への直訴をするように唆した理由が明瞭にはならないですわ</p><p>鳥居さんもお嬢さんなんだなぁ</p><p>呆れてそう言った</p><p>ど、どういうことですのっ</p><p>ツンとなる鳥居さん</p><p>鳥居さん、あわよくばって言葉判ります</p><p>それぐらい判りますわっ</p><p>だから、あわよくばなんですよ</p><p>本当にズルくて、悪いやつは手には入れそうなものは、全部ガメようとするんですよ抜け目なくて、多少頭が良くて、根性が曲がっているやつは絶対にそうです</p><p>オレにはよく判る</p><p>多分鞍馬家を再建する資金のメドし、他にもう見つけているんですよ</p><p>そうじゃなかったら、美里さんに対するアプローチを止めている</p><p>だけど、ついでにあわよくば色んな名家からも援助金がもらえたらラッキーでしょ名家同士なんだから破格の条件で、資金を貸してくれるだろうししかも、そうやって金を貸してもらったことをコネにして鞍馬家でなく、剣持家が名家と関係を深めることもできるかもしれないしかも、実際には鞍馬家を建て直す資金は、他にアテがあるんだから名家から集めた資金は、全部、別の事業に投入することができる</p><p>そういうことなんだろう</p><p>そんな馬鹿なことがあるはずないですわ</p><p>鳥居さんが、喚く</p><p>じゃあ、何ですの剣持家は、剣持裕吾という方は、そんな理由のために鞍馬さんたちに恥をかかせたの名家の人たちの面前で、香月様に直訴するなんていう恥ずかしい思いを</p><p>鞍馬姉妹が、ガクガクと震え出す</p><p>直訴をお断りになった香月様にだって、冷徹なイメージが付きますわ迷惑千万ではありませんか</p><p>そうだよ、その通りだよ</p><p>こんな酷いことを婚約者をそそのかせてやらせる男性がいるはずがありませんわ</p><p>ソンナコトないネ世の中にはモットモット酷い男もイルヨ</p><p>はいいますわたくしは何人も知っていますし何度も苦しめられましたわ</p><p>鷹倉神社で、ずっと関西やくざに苦しめられてきたヨミも、そう言う</p><p>だからお祖父様は、鞍馬さんたちを家に帰さなかったのね</p><p>みすず姉妹に言った</p><p>美里さんたちが家に帰ったら剣持は、今度はそれぞれの名家にお涙ちょうだいの同情キャンペーンを仕掛けるつもりだったんだと思うわ香月家じゃな、鞍馬家に同情的な名家を一つ一つ廻って鞍馬さんたち姉妹にお金貸して下さいって頭を下げさせるつねりだったのよ</p><p>ああ、あわよくば資金の回収にはそうするのが一番だろうからね</p><p>でも、ジッちゃんは鞍馬さんたちを、この家に残したそれから、昨日はわざわざ３大名家の歌晏家と狩野家のお嬢様にも来てもらったから特に、歌晏桃子姉ちゃんが鞍馬家には救済しないって名言してくれたことが効いていると思う</p><p>あれなら他の名家も、鞍馬家に近付くのを躊躇う</p><p>香月家と歌晏家の両方から睨まれるのはどの家も嫌なはずだ</p><p>それで、まあ鞍馬さんたちと鞍馬家のことは、ジッちゃんに預けたみたいな感じになって、お嬢様たちは帰宅したから剣持の目論見通りにはなってないと思うよ</p><p>鞍馬家に同情している家があっても香月家が最終的にどう動くかが見えてこない限りは、救済の手を差し伸べることはないだろう</p><p>なるほど判りました</p><p>わたくしの想像力が足りていないということはよく判りました</p><p>うん、随分素直だな</p><p>でも、香月様のお考えがもしそうだったとしたら鞍馬美里さんを娼婦にするというお話も、わたくしたちをあざむくためのフェイクですか</p><p>美里さんが、ハッとして顔を上げる</p><p>それはちょっと、判らない</p><p>はぁぁ、答えづらいなあ</p><p>黒い森が新人娼婦を必要としているのは本当なんだから</p><p>ですがもし、剣持家の計画通り、鞍馬家を再建するための資金が隠されているのでしたら</p><p>いやいやいや、それは本当にそのお金が手に入るまで判らないことじゃないか剣持が立てている計画なんだからさヤバいところのヤバイ金な可能性もあるしさ</p><p>予定通り手に入らないことだって、ありえる</p><p>それに、ジッちゃんが怒っているのは鞍馬閣を勝手にブッ壊してしまったことだろそっちの罪は、そのまま残っているわけだしさ</p><p>でも、それは鞍馬家の当主の罪で、美里さんの罪ではありませんわ</p><p>そんな理屈が、ジッちゃんに通ると思っているのか</p><p>まり子さん、あたしたちは名家の娘なのよ</p><p>あたしだって覚悟しているわお祖父様が何か大きな失敗をなさって、香月家の屋台骨が傾くことになったら家のために、この命を捧げることは</p><p>大丈夫です旦那様そうならないようにお祖父様は、香月の家に二重三重のセキュリティを張り巡られていますしわたくしも瑠璃子も、１日も早く香月家を引き継げるよう、日々、精進しておりますから</p><p>でも、覚悟だけはしています名家とはたくさんの人々の人生をお預かりしているのですからあたしたちの家が持つ企業に何千人という方々が働いていますその方たちの生活は、絶対に守らなければいけませんから</p><p>まり子さんとあたしたちの違いはその覚悟だけよ</p><p>そう鳥居まり子さんは、名家の血を引いてはいるが</p><p>名家の娘ではない</p><p>家名を背負っている以上は、あたし自身が香月家の代表なのよいつでも、どこでもねだから、まり子さんみたいな自由な発言は許されないのよ</p><p>鳥居さんが、思ったことを何でも好き勝手に言えるのは</p><p>場の空気を読まずに、平然と持論を言い出せるのは</p><p>家を背負っていないからだ</p><p>いや、新興の鳥居家には</p><p>まだ背負うだけの家の誇りも伝統も無い</p><p>うな垂れる鳥居さん</p><p>馬鹿ね怒ってなんていないわただ時々、まり子さんのことが羨ましくなるのよ</p><p>みすずは、優しい笑顔でそう言った</p><p>さてとここまでの話は、推理だよ状況と照らし合わせて考えて見ただけのことだ</p><p>ていうかもし、剣持裕吾っていうのが、オレの想像通りの男ならスッゲェ、嫌なやつだよな</p><p>そ、そんなことないです剣持様は、立派な方です優しい方です</p><p>ありすさん</p><p>みすず様も、黒森様も剣持様のことを悪くお考えになり過ぎです剣持様は、とっても素晴らしい方なんですからっ</p><p>婚約者である美里さんでなく</p><p>妹のありすさんの方が、ここまでエキサイトするというのは</p><p>あ、それは大丈夫ですわ、先生</p><p>お二人とも処女です手は出されていません</p><p>鞍馬姉妹の記憶を読んだのか</p><p>さすがに、今はそこまでやってしまうと、せっかく築いた鞍馬家からの信頼を崩してしまうと考えたんでしょうね</p><p>だから、違うんですそうじゃなくて、剣持様は</p><p>その瞬間内戦電話が、プルルと鳴る</p><p>はいみすずですはいはいそうですか</p><p>みすずが電話機を抑えてオレたちに言う</p><p>翔お姉様からです鞍馬家のホテル建設の資金が滞ってしまった理由の外国の投資ファンドですが</p><p>そもそもの鞍馬家の経済危機の原因か</p><p>その外国の投資ファンドが金を出すという話だったから鞍馬姉妹の父親は、鞍馬閣をブッ壊して、高層ホテルに立て替えることにしたんだし</p><p>その投資ファンドが、突然撤退したから</p><p>ホテルの工事は中断し鞍馬家は、窮地に陥っている</p><p>やはり、その投資ファンドは剣持家と繋がっていたそうですわ</p><p>最初っから、全て、剣持家の仕組んだ罠</p><p>ぁぁっ</p><p>お、お姉様お気を確かに</p><p>美里さんが、ショックで失神した</p><p>昨日まで、剣持裕吾の設定なんて何もできてなかったのに</p><p>1日でよくここまで思い付くものです</p><p>ホント、行き当たりばったりで書いてます</p><p>さて、週一更新の方の作品も更新致しました</p><p>そちらも、よろしければ</p><p>頑張って書いております</p><p>995．昼の陽光　／　ヒルゾク</p><p>失神した美里さんをベッドに寝かせて</p><p>妹のありすさんが、心配そうに見ている</p><p>今、香月セキュリティ・サービスの医療班の先生に来て下さっているから</p><p>この香月家本家邸宅を守るために正門のすぐ前に、香月セキュリティ・サービスの支社がある</p><p>ジッちゃんのための緊急医療班というのが在駐しているらしいからそこから、医者に派遣して貰うことになった</p><p>結局剣持家による、鞍馬家乗っ取りということですの</p><p>鳥居さんが、みすずに尋ねる</p><p>そのようね外国の投資ファンドに出資してもらって、鞍馬閣を壊して、跡地に高層ホテルを建てるというプランは、剣持家が持ち掛けたんだと思うわ</p><p>鞍馬家は成り上がりとはいえ、企業家として勢いのある剣持家の息子を美里さんの婚約者にした</p><p>それだけ、信頼を得ていたんだと思う</p><p>それで、鞍馬閣を本当に取り壊してしまって、高層ホテルの建築も始まってしまってもう取り返しが付かない段階になったところで、外国からの投資をストップさせたのよ</p><p>鞍馬閣が残っていれば、何の問題も無い</p><p>壊した後でも、更地なら売って資金にすることもできる</p><p>しかし、地面を掘り返し、土台の工事もして、鉄骨でホテルを組み上げ始めてしまった後に資金がストップしたらどうすることもできない</p><p>工事が中断したままの建物では、売ることさえできない</p><p>買い取ったところで鞍馬家が考えていたプラン通りのホテル以外のモノを建てようとしたら、鉄骨から土台から全部壊してやり直さないといけないし</p><p>かといって、そのまま計画通りにホテルの建築を続行するかというと</p><p>やっぱり、買い取ったからには別の設計に変更したいだろう</p><p>1つのハコモノとして建築が完成していたら、諦めがつくんだろうけれど</p><p>中途半端な進行状態での建築途中の建物はなかなか売れないと思う</p><p>おそらく剣持家は、これは自分にとっても想定外のことだったはてはて、困りましたねどうしましょうと、自分が仕掛けたことなのに鞍馬家の身内のフリを続けているんだと思うわ</p><p>それで香月様に泣きついて、救済していただくようにお願いするべきだというのも、剣持家からなのですね</p><p>鞍馬家を乗っ取った後でホテルの建築を再開する資金を、おそらく剣持家は確保しているはずだ</p><p>しかし、その資金の存在を鞍馬家には教えないで他の名家に頼って、あわよくばの資金も得ようとしている</p><p>ココマデの推理が正しいとスルトモノスゴーク、ケチでゲスな人間ネ</p><p>違います剣持様は、そういう方ではありません</p><p>姉を看たまま、ありすさんが言った</p><p>あの方は本当に鞍馬家のことをお救い下さろうとしています皆様の推理は全て間違いですあの方はそんな方ではありません</p><p>肩を振るわせてそう言う</p><p>そうかしらわたくしはあの方なら、いかにもやりそうなことだと思いましたわ</p><p>鳥居さん剣持っていう人、知っているの</p><p>はい剣持家の剣持裕吾さんですよねパーティで何度かお話をしたことがありますといっても、わたくしでなく父とですけれど</p><p>ああ、鳥居さんのお父さんはトリイ電子の社長だから</p><p>あたしもパーティで姿を見たことがあるわお父様の会社でなくご自分で、幾つか会社をなさっているのよねもっとも、あの方はお祖父様やあたしの方には近付いて来ないわよ</p><p>それはそうですわ天下の香月家ですものせいぜい、わたくしの父か鞍馬様に近寄るのが精一杯ですわ</p><p>鳥居家のような名家でない企業家か鞍馬家ぐらいの名家までか</p><p>オレも、みすずにパーティに連れて行かれたことがあるけれど</p><p>ジッちゃんやみすず、瑠璃子レベルになると知らないやつが近付かないように、他の客やパーティ会場のボーイが事前に阻止する</p><p>剣持裕吾さんがなさっている会社はＩＴ関連と金融ですわあと、企業買収ですね企業を買って、転売するみたいな将来的には、お父様の企業をお継ぎになるおつもりなんでしょうけれど今は、ご自分のビジネスを楽しんでいらっしゃいますわ</p><p>ああそういう人なんだ</p><p>そうそれで、まり子さんはあなたは、剣持裕吾さんの会社に投資する株を買いたいと思う</p><p>みすずが、鳥居さんに聞く</p><p>鳥居さんは株が趣味だから</p><p>いいえわたくしは買いません</p><p>良くも悪くも、今時のベンチャー企業の経営者なんですよ剣持裕吾さんはわたくしは、あの方のビジネスに隙を感じます</p><p>隙</p><p>時代の機運に乗って手広く、ビジネスをなさっていますそういう眼の付け所は良いと思いますし、行動力も、決断力もある方だと思いますしかし</p><p>こういう話になると、鳥居さんは眼を爛々として語るなぁ</p><p>本当に、ビジネスに関することが大好きなんだ</p><p>根回しが全然できていないんですよあの方は</p><p>鳥居さんは、ニカッと笑う</p><p>例えば剣持さんは、割とオヤジ転がしなところがあって色々と便宜を図っていただくために、年輩の企業人ともコネクションを築いています財界連でしたら、ヒカリ自動車の棚橋会長、政治家でしたら民輪党の音喜多代表と仲が良いです</p><p>そんなことまで知っているんだ</p><p>それでまぁ、橋下会長や音喜多代表のお力やお名前を借りて色々と、ご自分の事業を開拓なさっているようなんですけれど次の選挙で民輪党から立候補するっていう噂もありますわ</p><p>ああなるほど、判ったわ</p><p>ヒカリ自動車は、今、日本の自動車業界では売り上げが３位ネしかも株の半分を外国企業が持っているノヨ民輪党は野党第３党ヨどっちも、スバ抜けた力があるワケじゃないネ</p><p>ああ１番力のある人たちにくっついているわけじゃないんだ</p><p>そうじゃありませんわ旦那様</p><p>１番とか２番とかは関係ないんです香月家でしたらあからさまに特定の企業や政治家に近付くような愚策は致しませんそれは、結局は不自由になるだけですから</p><p>ヒカリ自動車とくっついたら他の自動車メーカーの敵になるノネ民輪党のサポーターになったら、他の政党の政治家とは組めないネ</p><p>そうですわねわたくしに判るぐらいですものあからさま過ぎて、企業人としてはどうかと思いますわ</p><p>つまり、何と言いますかそう、ちょっと調子に乗っている感じがするんですよそれが危ういと思うんですですから、わたくしは剣持裕吾さんには投資致しませんわ</p><p>その鳥居さんの言葉は判りやすい</p><p>剣持裕吾という人間について理解が出来た</p><p>それに軽いんですよ、あの人</p><p>軽い</p><p>ご自分のＩＴ企業で動画配信をなさっているんですよ他の若手の企業家と対談したり若い人たちを集めて、ご自分のビジネス論を語ったりするのがお好きで剣持裕吾のビジネス道場みたいなタイトルで、本も出していらっしゃいますしソーシャル・ネットワーク・サービスもたくさんなさってます</p><p>ちょっと待ってビジネス道場って、剣持裕吾さんて何歳の人なんだ</p><p>１８歳の美里さんの婚約者って言うから若い人だと思っていたけれど</p><p>道場とか、人にビジネス論を語るとかいうのなら結構年輩なのか</p><p>２７歳でいらっしゃいますわ</p><p>鞍馬ありすさんが呟く</p><p>へまだ２７歳なのに、ビジネス論とか語っちゃって、本とか出しているんだ</p><p>だから軽いんですわ</p><p>鳥居さんは、苦々しい顔をして言う</p><p>そういうことをするのが年輩の企業人の皆様からしたら、生意気だということがお判りではないんですよだから剣持裕吾さんから近付かれて親しくなさっている方もいらっしゃいますけれど激しく嫌ってらっしゃる財界人もたくさんいらっしゃいます</p><p>それ本人は、それでいいって割り切っているのかな</p><p>自分を嫌う人がいるのは仕方ないと</p><p>どうなんでしょうかねぇわたくしが見ている範囲ではあんまり、そういう風には考えていらっしゃらないみたいですわ何というか剣持裕吾さんみたいな人たちって、仲間内だけでグループを作って行動なさっていますから外からどう言われているかとかは、そんなに気にしていないように見えます</p><p>でも、裕吾さんのお父様は剣持社長は、堅実な方だと聞いていますわ</p><p>名家・剣持家の分家からわずか２代でのし上がっていらっしゃった方ですものね</p><p>はい、みすず様ですからわたくしは、今回のことは、全て、剣持裕吾さんお一人だけで立てられた計画なんだと思います</p><p>やり口に人格が見えるんですわこういうイヤらしい計画は、お父様でなく裕吾さんお一人で立てられたのだと思います</p><p>そうね、剣持裕吾さんと鞍馬美里さんの婚約にはお父様がお決めになったんでしょうけれどそれから先は外国の投資ファンドなんというモノを絡めてきたのは、金融のビジネスをなさっている裕吾さんならではなんでしょうし</p><p>テイウカ親なら名家に手を出すことの怖さを知っているハズネ</p><p>オレもそう思うよお父さんの世代なら絶対に、こういうことはしないと思う</p><p>美里さんと剣持裕吾の結婚は、決まっていたんだ慌てなくてもじっくり時間を掛けて、鞍馬家を手に入れることはできたろうし、他の名家とも少しずつ関係を築いていけたはずだ</p><p>そうですわねどうして、剣持裕吾さんはこんな計画を立てられたのかしら</p><p>改めて考え込む、鳥居さん</p><p>若いからだよ若いから待てないんだよゆっくり時間を掛けることが、ムダに思えてしょうがなかったんだよ</p><p>つまりバカなんだ</p><p>み、皆様はどうして、憶測だけでそんなに裕吾様のことを悪くおっしゃるんですか</p><p>ありすさんが、怒って立ち上がる</p><p>皆様は裕吾様のことなんて何もご存知ないのに何も判っていらっしゃらないのに</p><p>その眼には、涙が溜まっていた</p><p>鞍馬ありす様</p><p>ずっと黙ってオレたちの話を聞いていたヨミがすっと前に出る</p><p>でも、あなただって皆様のお話をお聞きになってもしかしら、剣持裕吾という人は、そういう人間だったのかもしれないって感じていらっしゃるじゃないですか</p><p>ヨミには人の心が読める</p><p>願望に逃げてはいけませんわそれは、滅びの道です鞍馬ありす様も、名家の一員であられるのならお家のことを第一にお考えになられるべきですわ</p><p>そ、そんなことあなたに言われなくても判っておりますわっ</p><p>そう言いながらありすさんは、ワァワァと泣きだした</p><p>剣持裕吾のことが好きだったんだな</p><p>優しい人だと思っていたんだな</p><p>でも、オレたちの話を聞いて信じられなくなった</p><p>でその剣持裕吾っていうやつ、次はどんな手を打ってくると思う</p><p>剣持裕吾のプランでは香月家への救済申し込み土下座の次は、鞍馬姉妹に色んな名家に借金させに廻らせるはずだった</p><p>しかしジッちゃんは、鞍馬姉妹を帰宅させずこの屋敷に幽閉させた</p><p>それは想定外のできごとだったはずだ</p><p>プルルル</p><p>壁の内線電話が鳴る</p><p>お医者様が到着なさったのかしら</p><p>みすずが、受話器を取った</p><p>もしもしはいええ</p><p>旦那様剣持裕吾さんがいらしたそうです</p><p>いらした</p><p>今、この邸宅の正門に弁護士さんをお連れになられて</p><p>鞍馬姉妹がこの屋敷に幽閉されたのは、昨日の夜</p><p>今は翌日の午後</p><p>弁護士を連れて、奪回しに来るには良い頃合いか</p><p>あんまり早過ぎると、こちらを責める材料が足りなくなる</p><p>裕吾様が</p><p>泣き止む、ありすさん</p><p>お姉様、裕吾様がわたくしたちを助けに来てくださいましたよ</p><p>失神したままの姉に、そう言う</p><p>やっぱり、あの方は素晴らしい方だったんですわ</p><p>また修羅場だな</p><p>先生、わたくしここに残りますわ</p><p>アタシも残るネ</p><p>ヨミとイーディが言う</p><p>コノ子たちのケアは任せるネ</p><p>うん付いててもらった方がいいな</p><p>剣持裕吾との会談はそのまま観せたいし</p><p>可憐、あなたもお願いよ鞍馬さんたちのことを頼むわ</p><p>みすずが、昨夜ペットにした水島可憐さんに言う</p><p>可憐さんは、小さな声で答えた</p><p>みすずと鳥居さんと３人で</p><p>とりあえずは、ジッちゃんの居るさっきの部屋に戻る</p><p>ここは香月家だ</p><p>剣持裕吾が来たのなら、ジッちゃんへの面会を求めるはずだ</p><p>さっきの部屋に戻ると</p><p>年少組が楽しそうに遊んでいた</p><p>といっても、積み木で遊ぶ真緒ちゃんの相手をしているグループコヨミちゃん、ハイジ、ルナ</p><p>トランプしているグループアニエス、エリ、リエ、マナ</p><p>２つに別れて</p><p>そして、楽しそうな少女たちをジッちゃんが、美子さん、瑠璃子、美智と眺めている</p><p>おう、どうしたね</p><p>ジッちゃんは、笑っている</p><p>実に良いものだね楽しそうに遊んでいる子供たちを見るのは</p><p>いや、それはそうだろけうけれど</p><p>鞍馬さんたちの件で、剣持って人が来たんだろ</p><p>ああ、来たよろしく頼むな</p><p>オレにニヤッと微笑む</p><p>わたしは、お前に任せたんだ</p><p>うちの中にあるモノは何を使っても構わん無論、香月の家名もだ</p><p>香月家の代表としてオレに、剣持裕吾と会談しろってことか</p><p>お祖父様、もちろんあたしは旦那様のモノですからお付きするのは構いませんわね</p><p>ああ、当然だ何でもやれ</p><p>ジッちゃんは軽く言う</p><p>おい、覚えておけよ使えるものは何でも使うんだ力というものは使うためにあるんだもったいぶって使わないのは、愚か者のすることだぞ</p><p>力を使う</p><p>ああちょうど、来たようだな</p><p>とドアから入って来たのは、翔姉ちゃんと渚</p><p>渚が入って来る</p><p>え、どうしたの</p><p>渚は今日は、黒い森の屋敷に居たはずだけど</p><p>迎えに来たのよほら、今日はお屋敷に帰るでしょ</p><p>うん連休は、今日で終わりだ</p><p>明日は学校がある</p><p>だから、明日売るパンの仕込みもしないといけない</p><p>それで、ほらあなたがまた家族を増やしたっていうから帰りの車が足りないと思って</p><p>ハイジとエリとリエか</p><p>関西のヤクザさんたちのことが一段落したからもう、お屋敷の中に閉じ籠もってなくても大丈夫だって言うしああ、ちゃんと香月セキュリティ・サービスの先導車にガードして来てもらったからお屋敷は、マルゴちゃんが守っているし</p><p>雪乃やメグや愛たちが残っているから</p><p>ママ、ママぁ</p><p>真緒ちゃんが、渚に抱きつく</p><p>よしよし真緒、みんなと仲良くしてた</p><p>うんっ仲良くしてあげてたよっ</p><p>もう、真緒が仲良くしてもらってたんでしょうああ、あなたたちが新しい子ね</p><p>ニコニコとハイジと双子に微笑む</p><p>あたしも、この人のオンナよ渚っていうの仲良くしてねっ</p><p>ハイジですよろしくお願いします</p><p>リエですよ、よろしう頼みます</p><p>エリですうちもよろしくお願いします</p><p>華やかで母性的な渚に、ハイジたちは戸惑っている</p><p>はい、よろしく今日からは、あたしがあなたたちのお姉さんだしママよ</p><p>そう言って、渚はオレを抱き締め</p><p>この人にとっても恋人兼ママなのママが足りていない人は、みんなあたしのところに来てねうふふっ</p><p>ハイジは、すでに母親を亡くしている</p><p>エリとリエも</p><p>もっとも双子の母親は、この子らをロリコン動画に出すような極悪人だったから</p><p>みんな、母性には飢えている</p><p>翔お姉様剣持裕吾さんのことですが</p><p>みすずが、翔姉ちゃんに声を掛ける</p><p>翔姉ちゃんをここに呼んだのはジッちゃんだな</p><p>オレたちの参謀役には、翔姉ちゃんが適任だ</p><p>ミナホ姉さんは、娼婦候補者のレクチャーがあるし基本的には裏の世界の対応が専門だから</p><p>表の世界の人間である剣持裕吾の対応は、翔姉ちゃんに意見を聞いた方が良い</p><p>今はまだ、正門前の車の中で待っていただいています</p><p>このまま追い返すわけにはいきませんよね</p><p>弁護士を連れて来ていますから何か、考えがあるのだと思いますわ</p><p>その考えを知りたいよなどうするつもりなのかさ</p><p>追い返すという選択は無しだ</p><p>受け入れるしかない</p><p>わたくしが、お付き致しますわそれと顧問弁護士の先生もお呼び致しますか</p><p>翔姉ちゃんは、そう言ってくれる</p><p>ジッちゃんが会談に出ないから香月家の代表が、みすずやオレというのは向こうは受け入れないかもしれない</p><p>オレたちは、まだ高校生なんだから</p><p>少なくとも、大人が１人は同席していないと</p><p>いや、向こうが弁護士を連れて来るなんて正攻法で来たのならガチで組み合ったら負けるよ</p><p>翔姉ちゃんは、オレたちの様子を監視カメラで観ていてそれで、何かあったらフォローしてくれると助かる</p><p>向こうは香月セキュリティ・サービスの関翔のことは、当然知っているはずだ</p><p>翔姉ちゃんは、ずっとジッちゃんの警護役をしていたし</p><p>内外のＶＩＰとの会談のセッティングの交渉役だったこともバレているはずだ</p><p>翔姉ちゃんだと向こうが、構えて来ると思うんだここは、わざと外した方がいいと思う</p><p>渚、一緒に来てくれ</p><p>正攻法で来る相手をハズすなら渚のやんわりとした笑顔だ</p><p>うん、何も知らないままでいいから一緒に居てくれ</p><p>はぁい、あなた</p><p>楽しそうに、渚は笑う</p><p>それと警護役は、お前だ、美智</p><p>見た目は可憐な女子中学生の美智を警護役だとは思うまい</p><p>お兄様、わたくしも参りましょうか</p><p>瑠璃子が、そう言ってくれるけれど</p><p>いや、瑠璃子はここに残ってくれ</p><p>しかしわたくしも、香月家の娘でございます</p><p>だから、来ちゃダメなんだ今から相手するやつは香月家の娘が、２人並んでわざわざ会ってやるような人間じゃないみすずと瑠璃子が一緒に出て来たら自分のことを香月家は重く見ていると勘違いしてくるぞ</p><p>おかしなメッセージを与えてはいけない</p><p>判りましたわ、お兄様</p><p>わたくしは行ってはいけませんか</p><p>鳥居さん剣持裕吾と顔見知りなんだよな</p><p>さっきお話した通り何度か話したことがある程度ですけれど</p><p>牽制役ぐらいにはなるか</p><p>これはもうマジで、香月家の看板を背負った会談になるからさ絶対に、横から口を挟むなそれが約束できるんなら、付いて来てもいいよ</p><p>は、はいっそう致しますわっ</p><p>よしオレ、みすず、渚、美智、鳥居さん</p><p>このパーティで行くぞ</p><p>みすず様、会談はＢ－３応接室をお使いになった方がいいと思いますわ</p><p>そうねその方がいいわねあ、そうだわ翔お姉様</p><p>剣持裕吾という方のなさっている全ての、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを調べて下さい使っていらっしゃる全てのアカウントを</p><p>そうですね大至急処理致します</p><p>ありがとう渚渚が来てくれないと、次話のストーリーが思い付かなかった</p><p>私は昔、演劇の裏方をやっていましたが</p><p>演劇界にも、30代なのに自分の演劇論を演劇入門と題して出版したアホな人がいます</p><p>まともに考えたら、そんな年齢でそんな偉そうな本を出すのは、バカにされるだけなんですけどねえ</p><p>996．昼の陽光　／　応接室</p><p>Ｂ－３応接室ですからあちらが入室したと同時に、あたしたちも到着した方がいいですね</p><p>はい、その方がよろしいと思います変に間を置くと、気付かれると思いますし</p><p>気付かれるって何を</p><p>何か仕掛けのある部屋なのか</p><p>調整はわたくしの方で致しますので、取りあえず、みすず様たちは応接室へ向かって下さいませ</p><p>この香月家の本家は敷地内にたくさん建物がある</p><p>ここは、ジッちゃんたち本家の人間だけしか入れないプライベートなエリアだけど</p><p>応接室なんていうのは、正門の前にある昭和館の中だよな</p><p>ここからだと、渡り廊下で２～３分は歩かないといけない</p><p>オレたちが向かおうとすると</p><p>あの兄さん、ボクも行きます</p><p>大人のビジネスマン相手の会談に、１２歳のルナを連れて行くのは</p><p>さっき、香月さんがおっしゃってました使える力は何でも使った方がいいって</p><p>ボクに巫女の力があることは知られていないはずですから</p><p>ヨミは鷹倉神社時代に、巫女の力があることをヤクザたちに見せていた</p><p>月子とルナは力があることを隠していた</p><p>月子だともう１８歳で大人っぽいし、妖しい雰囲気もあるから、敵は警戒するかもしれない</p><p>しかし、ルナは見た目は、内気そうな可愛い女の子でしかない</p><p>いずれにしても、月子お姉様もヨミお姉様も今はいらっしゃいませんし</p><p>月子は、香月セキュリティ・サービスの旧・研修館に寧と居る</p><p>ヨミは、鞍馬姉妹たちの精神状態を見ていてもらわないといけない</p><p>わたしもいますけれど</p><p>コヨミちゃんが、オレを見上げて言う</p><p>コヨミちゃんはダメだよこれはボクの仕事なんだと思う</p><p>コヨミちゃんには、まだ兄さんとの信頼の絆ができていないでしょ</p><p>コヨミちゃんとはまだ、セックスしていない</p><p>うん、ルナも来てくれ</p><p>コヨミちゃんが戸惑っているうちに、そう言った</p><p>今は、時間が無い</p><p>みすずが、オレたちを促す</p><p>プライベート・エリアの外に香月家のメイドさんと、香月セキュリティ・サービスの女性警護員が待っていたくれた</p><p>ああ、この人は瀧さんだ前にも警護してもらったことがある</p><p>翔姉ちゃんは、別室からオレたちの様子を監視していてくれるはずだ</p><p>ジッちゃんも見ているだろう</p><p>ここでお待ち下さい</p><p>廊下の角で瀧さんがオレたちを止める</p><p>そこには、廊下の先を映した監視カメラの映像が小さなモニターに映されていた</p><p>こちらでございます</p><p>モニター画面にメイドさんに連れられて、男が４人入って来るのが見える</p><p>２０代から３０代くらいの男が２人４０過ぎが１人もう１人は６０代以上に見えた</p><p>どうぞ、こちらのお部屋でお待ち下さい</p><p>メイドさんが、応接室の中へ男たちを通す</p><p>それで、香月さんはいらっしゃるって</p><p>若い方のうち、エラソーなオールバックの男がそう言った</p><p>それは、わたくしには判りません失礼致します</p><p>メイドさんは、ススッと頭を下げて退室する</p><p>部屋のドアは、開けたまま</p><p>ちっ、しょうがねぇなっ</p><p>男のそんな声がした</p><p>みすずがオレたちに言う</p><p>みすず、オレ、渚、美智、鳥居さん、ルナ</p><p>ぞろぞろと列を作って廊下の角を曲がり、男たちの居る部屋へ向かう</p><p>みすずを先頭に室内へ</p><p>高２女子と高１男子、２１歳の美女と小柄な中３、さらに高１の少女に小学６年生少女</p><p>男たちはギョッとする</p><p>香月みすずですお祖父様は、ご多忙ですのでわたくしが皆様のお話をお伺いすることになりましたまり子さん、ドアを閉めて</p><p>みすずが、名家の令嬢モードで男たちに宣言する</p><p>鳥居さんが、部屋のドアをカチャリと閉めた</p><p>あんっ鳥居さんのとこのお嬢さんじゃないですかっ</p><p>エラソーなオールバックおそらく、剣持裕吾が鳥居さんに気付く</p><p>こればかりは仕方がない</p><p>オレは小さくうなずいて話すことを許可する</p><p>はい昨日からこちらに泊めていただいております剣持様がいらしたというので、わたくしもご挨拶しなくてはいけないと思いまして、みすず様に連れて来ていただきました</p><p>営業スマイルで鳥居さんは、そう言う</p><p>あんどういうことですということはこちらのお宅は、トリイ電子のお嬢様も誘拐なさっていたってことですか</p><p>剣持裕吾は、１発目からカマしてくる</p><p>何だ、そうだと判っていたら鳥居会長のお宅にも電話しておけば良かったなぁ鳥居会長、心配なさっているんじゃないですか大切なお嬢様を監禁されて</p><p>オレたちをギロっと見る剣持</p><p>まあいいでしょうあなたも、ついでに香月家から取り返して差し上げることにしますよ</p><p>やはり、オレたちに幽閉された鞍馬姉妹を婚約者として、取り返しに来たんだな</p><p>鞍馬家はどの程度のことまで、剣持に話しているんだろう</p><p>鳥居さんも、鞍馬姉妹と一緒にオレたちに囚われていると勘違いしているぐらいだから</p><p>あら、何のご冗談ですのわたくしは、昨日、こちらで開催されたパーティにお呼ばれしてそのまま泊めていただいただけですわ昨日今日と連休で、学校はお休みですし</p><p>鳥居会長は、ご存知なんですか</p><p>急に、不機嫌になる剣持</p><p>はい、祖父にも父にも連絡してありますわ</p><p>自然な笑顔で、鳥居さんは答える</p><p>しかし鳥居家は、香月家とはそれほど親しくないと聞いていますがね</p><p>探る様に、鳥居さんを見る</p><p>剣持がイメージしてきた筋書きとは異なる展開になっている</p><p>だからこそですわ香月みすず様と親しくさせていただく機会なんて、なかなかいただけないですもの香月家と親睦を深めることができるチャンスは、逃しませんわ</p><p>実に鳥居さんらしい返答だ</p><p>これで一発、カマし返した</p><p>剣持たちは、鞍馬姉妹を奪還するためにここへやって来たのだろうけれど</p><p>そして、ジッちゃん本人と直接、会えるとは思っていなかっただろうけれど</p><p>香月家の大人が応対して来たところでここに鞍馬姉妹を閉じ込めているんだろうさっさとオレたちに渡せと強く主張するつもりだったんだろう</p><p>鳥居さんみたいな昨日のパーティから、そのまま残った客が、鞍馬姉妹たち以外にもいるのなら</p><p>香月家が鞍馬姉妹を監禁しているという主張は、通りにくくなる</p><p>姉妹自身の意志で同じ学校に通う、香月家のお嬢様たちの家にお泊まりしただけという可能性があるからだ</p><p>ふっ、まあいいでこの連中は何なんです</p><p>あー、オレたちをすっかり女と子供だと思ってナメている</p><p>そういう、あなたこそ誰人様の家を訪ねたら、まず名乗るものだとお母様に教わらなかったの</p><p>渚が、ニンマリと微笑んでそう言う</p><p>あんんっ何なんだあんたは</p><p>ギロッと渚を睨む剣持</p><p>あたしは、片貝渚シゲちゃんに頼まれたのよ何か、礼儀知らずな人が来たから、みすずちゃんが嚙み付かれないように見ていてくれって</p><p>クククと渚が笑う</p><p>やんわりだけど怖い</p><p>さすが、政財界の大物たちを何人も顧客としていただけのことはある</p><p>高級娼館のエースの風格を漂わせている</p><p>シゲちゃん</p><p>わたくしのお祖父様のことですわ</p><p>みすずが答えるそれで、渚は香月家当主と非常に親しい女性であることが保証される</p><p>であたしは名乗りましたけれど、あなたはだぁれ</p><p>渚はニヤッと微笑む</p><p>はんっ、知ってるくせによ</p><p>それでも、ちゃんと名乗るべきなんじゃないかしらあなた、小学校をちゃんと卒業したのそんなこともできないなんて、小さい子に笑われるわよ</p><p>剣持だオレは剣持裕吾</p><p>怒りの形相で、渚を睨む剣持</p><p>あらそ、剣持さんねところで、あたしたち座ってもいいかしら立ち話もなんでしょう</p><p>相手は、男４人</p><p>こっちは、男１、女５</p><p>テーブルを挟んで、長ソファーが２つ向き合っている</p><p>向こうは、そのまま４人並んで座わっているけれど</p><p>オレたちは、まだ立っている</p><p>美智、予備の椅子を出して</p><p>美智が部屋の片隅に積んである予備の椅子を２つほど出す</p><p>ルナここへ</p><p>美智とルナが、予備椅子になった</p><p>いつもなら、警護中の美智は絶対に椅子に座らない</p><p>それが、今は座ったのは相手を警戒させないためだ</p><p>この状況で一人だけ立っているのは私は警護役ですと自己紹介しているのと同じだから</p><p>ソファの方にオレ、みすず、渚、鳥居さんの順に座る</p><p>そうだ、さっきは突発的なことで剣持裕吾と話をせざるを得なかったけれど</p><p>今はオレに探りを入れていいかと聞いている</p><p>オレの許可無しには、喋るなと命じてあるから</p><p>鳥居さんにうなずく</p><p>まずは、顔見知りである鳥居さんから</p><p>とにかく剣持裕吾という人間についての情報が欲しい</p><p>そう言えば、剣持さんわたくし、あなたのブログを拝見致しましたけれど、今度は政治関係のビジネスをお始めになられたそうですわね</p><p>いきなり鳥居さんが、そんな話をする</p><p>あ、ああそれはね</p><p>本題に入りたいはずなのに</p><p>自分のことを尋ねられたからついつい話し出す</p><p>こいつ相当自分中心の性格なんだな</p><p>ほら、今地方政治の政治家が色々と問題を起こしているじゃないですかだから地方議員に向けて特化したコンサルタント業を始めようと考えたんですよ</p><p>あら、面白そうですわね</p><p>鳥居さんが、わざとそう言うと</p><p>ええ、地方の議員なんて、ホント田舎モノばっかしでみんな、現代的な政治のやり方を知りませんからねそれをオレたちがレクチャーして、学ばせてやろうと思うんですよもちろん、それなりの金はいただきますけれどそれこそ、選挙運動から、どんな公約を掲げるべくかまでオレたちの会社で作って、地方のバカ政治家たちにやらせるんです</p><p>こいつまだ２０代後半だろ</p><p>学ばせてやるとか何を考えているんだ</p><p>いやねオレは、そうやってまずは、地方の政治から、ガッチリ抑えていきたいんですよまずは地方から地方の選挙にオレたちの息の掛かった連中をどんどん当選させてねそれで地方議会を牛耳って名前を売りまくったら、今度は国会ですよ</p><p>ほら、国会議員の選挙とかだと、よっぽどの金があって、知名度のあるやつじゃないと勝てないでしょ新党とか作っても、なかなか勝てないんですよだから、目先を変えてねそこがオレたちの新しいトコなんですけれどまずは地方の議会の中である程度のネットワークを作ってみんな、オレたちの言うことを聞く連中ですオレたちがそいつらのコンサルタントなんですからで、そういう田舎モノたちを、ある日突然、ガシッと１つの政党にまとめるんですよドカーンとねこれは、革命ですよ革命地方議会からの巨大新党下からの革命そして、市長とか知事とかも、バンバン、オレたちが作って最後は国会ですよ新しいでしょ鳥居会長にもお話ししておいて下さいこの政治ビジネスは、絶対にイケますからっ投資するなら今ですよオレたちは、絶対に勝ちますから</p><p>何に勝つんだ</p><p>でも、地方選挙の方が難しいんじゃないんですかそれぞれの地方のしがらみがあるでしょうし</p><p>それに、その土地のことはその土地に長く住んでいる人にしか判らないことも多いでしょうし東京に居る人が高いところから指示しても、なかなか上手く動けないと思いますわ</p><p>だーかーら、そういう古くせえ田舎モノの作法は、オレたちが全部、ひっくり返しちまいますからオレらの会社にアメリカの大学で、選挙コンサルタントについて学んで来たやつがいますからそいつのノウハウが凄いんですメディアと広告産業をフルに活用した、最新式の選挙システムっていうのを使いますから詳しくは言えませんけれど、携帯電話のゲームを使った選挙戦略とかねそれに選挙公約なんかもビッグデーターをベースにして、今の日本国民がどういう言葉に引っ掛かるかを抽出して作りますから内容はよく判らないけれど、田舎モノの連中がこいつ、すげーんじゃねって勘違いするような聞き心地の良いマニフェストをバンバン、デッチ上げますからこれで勝てないはずがないんですよ</p><p>ああこいつ</p><p>すっげぇバカだ</p><p>どんなパーティでも、香月家に近づけないように周りの人たちが阻止する理由が判った</p><p>世の中、結局は勝ち負けですから勝たないと、意味がないですから勝てなきゃ、負けるわけですしとにかく、勝つことだけを考えないと</p><p>だから何に</p><p>勝つとか負けるとかだけにしか興味がないのか</p><p>政治とか、ホントはどうでもいいんだなこいつは</p><p>ただしオレらは、どんな時でもルールだけは守ることにしていますルール、つまり法律ですね何はあっても、法だけは守らないといけないですよ人としてねだから、オレたちは、いついかなる場合でもまずは、必死に法律をルール・ブックを読み込むんですそして、ルールに書いていないこと、法律が許していることは何でもやります盲点を突くっていうのが、オレたちの流儀なんですよ</p><p>剣持は、オレたちを見てヘッと笑う</p><p>オレは、こちらの家みたいに国家の権力者たちと癒着しているからって、平然と法律を破るようなことは、絶対にしないんですよそういうのは、まともな人間のすることじゃないですルールが守れない人間は、サイテイですからねま、名家だか何だか知らないですけれど日本の法律が守れないやつは、日本から出て行けって考えています</p><p>これで、香月家ジッちゃんの持っている力を批判したつもりらしい</p><p>ていうことでオレたちは、ルールを守って行動することにしましたで、オレが今回一緒に来てもらったのが、この人たちです</p><p>ようやく、他の３人の男を紹介してくれるらしい</p><p>まず、オレの顧問弁護士の毛利さんですわこの人は、元・裁判官で検事もやってましたから色々なツテはありますよ</p><p>弁護士の毛利ですよろしくお願い致します</p><p>４０代くらいのスーツの男が、一礼する</p><p>そんで、こちらはオレたちの会社の危機管理安全対策顧問の吉川さんですわ吉川さんは、定年するまでは警視庁にお勤めだった元・警察官ですから今でも、警察の中にはたくさんお知り合いがいるらしいですよ</p><p>吉川だ</p><p>６０過ぎの角刈りの男が、ギロッとオレたちを見る</p><p>ほんでこの人は、オレたちの会社と提携しているネットニュース・サイトの小早川さんいや、香月家レベルになると、テレビ、ラジオ、新聞なんかは全部圧力が掛けられるらしいですよねでも、ネットのニュースはそういうことはできないみたいですから</p><p>２０代後半の男が、ククッと笑い</p><p>ガラパゴス速報キターッっていうサイトをやっています、小早川です毎日、何か、良いネタは拾えないかと探していますぐふふふっ</p><p>へぇ、ヤメ検と、元警官と、ネットニュースの人ねぇ</p><p>渚が、クククッと笑う</p><p>どうして、この人たちを連れていらしたの</p><p>渚の問いに、剣持は</p><p>いやぁ、たまたまですよたまたま、一緒に来ただけです他意はありません</p><p>弁護士は何かあったら訴えるぞという意思表示</p><p>元警官は警察の内部にも影響力があるということを</p><p>ネット記者はオレたちに都合の悪いことを書き込むかもしれないという</p><p>この後ちょっとオレが懇意にしている民輪党の国会議員に会うことになっているんでこのメンバーでだからですたまたまです</p><p>剣持は、意地悪くそう言う</p><p>いやあ、代議士の先生には何でも、オレの相談を聞いてくれるんですよ野党でも、国会議員は国会議員ですし世の中、香月家に優しい政治家ばかりじゃないですよ</p><p>あら、何かしらそれはあたしたちを脅しているのもしかして</p><p>まさかオレはただ普通に話しているだけですよこれを脅迫だと感じるのは、どうかしていると思いますがね</p><p>別に、脅迫だなんて思ってないわよおかしな人ね</p><p>渚は、クスクスと笑い</p><p>あなた、覚えていてね裁判官だったとか、検事をやっていたからって、弁護士として強いわけじゃないのよそんな理由で、裁判を有利にできるような世界じゃないからむしろ、ヤメ検であることを売りしているような弁護士は、あんまり信用しない方がいいわよ中には、全然役立たずな人もいるから</p><p>渚の言葉に、ムッとする弁護士</p><p>そちらの人もね警視庁にお勤めだったってことは、普通の警察官だったってことなのよ警視庁は、東京だけを管轄する警察の組織でそこで働いている人の身分は、地方公務員だからそれに、あたしこの５年間の警察幹部の人なら、お名前と階級は全て記憶しているけれど吉川という名前に覚えはないわだから、定年前にどんな部署にいらしたかは判らないけれど現職の警察官に強い影響力を与えられる方だとは、とても思えないのよ</p><p>渚は、元警官についてそう言う</p><p>天下りで、この人の会社の顧問になられたんでしょうけれどここに連れて来られたのは、ちょっとマズイと思っているでしょ</p><p>う、うおっほん</p><p>モジモジする元警官</p><p>ああ、どこへ連れて行かれるかは知らされずに香月家の邸宅へ来ちゃったんだ</p><p>ネット・ニュースの方は何て言うサイトでしたっけ</p><p>ニコッと笑って、渚は尋ねる</p><p>ガラパゴス速報キターッです</p><p>そうそれで、お名前は</p><p>小早川です</p><p>妖艶な渚の魅力にすっかり負けている</p><p>小早川何下のお名前は</p><p>トシアキです小早川トシアキ</p><p>そう、トシアキさんトシアキさんて、ご本名で記事を書いていらっしゃるの</p><p>いえ、ハンドルネームで</p><p>何て言うお名前なの</p><p>あのチャシャＮＥＭＯです</p><p>チャシャ</p><p>いえ、その不思議の国のアリスに出て来るチャシャ猫とモビルスーツネモを組み合わせた全く新しい</p><p>ご自分のサイト以外でも書いていらっしゃる他のＳＮＳは</p><p>あ、トゥイッターとフェイスブックもやっています</p><p>やっぱり、お名前はチャシャ</p><p>チャシャＮＥＭＯです</p><p>他に隠しアカウントとかは</p><p>えっと、トゥイッターでハンプティ・ガルバルディαという名前で</p><p>いえ、もう一つバーソロミューくぱぁというのを</p><p>バーソロミューがその、両脚をくぱぁいえ、ちょっと説明できません</p><p>どうして、渚はそんなことを聞いたんだろう</p><p>まあいいわそれで、剣持さん今日は、どんな御用でいらしたの</p><p>渚が笑顔で尋ねる</p><p>いや、ちょっと待て何で、オレたち、いつの間にかあんたと話しているんだあんたは香月家の人間じゃないだろ香月氏が出て来ないのなら</p><p>剣持は、みすずを見る</p><p>しかし渚は</p><p>みすずちゃんは、相手をしたらダメよこういう人と話をするとみすずちゃんの格が落ちてしまうから</p><p>みすずに黙っているように言う</p><p>みすずちゃんは、さっきの最初の挨拶だけで充分なのこんな人への対応は</p><p>名家の令嬢本人が交渉をするべきではない</p><p>ででも</p><p>だけど、渚は状況をよく判っていないだろ</p><p>そうよ、だからあたしとあなたで、この人の応対をしましょうね</p><p>渚はオレに微笑む</p><p>そのための黒森でしょ</p><p>こういう輩は真っ正面から相手をしてはいけない</p><p>裏の人間が処理するべき案件なんだ</p><p>で、剣持さんは何をどうしたいの</p><p>渚の言葉に剣持は</p><p>そんなの決まっているだろう</p><p>何が決まっているの</p><p>笑顔で返す、渚</p><p>だ、だからここの屋敷の中に居る</p><p>判っているんだろうオレたちは引き取りに来たんだっ</p><p>全然判らないわよ</p><p>鞍馬の娘たちを返せって言ってるんだよ</p><p>剣持は、ようやく要求を告げる</p><p>オレたちに圧力を掛けて自分からは直接的な要求をしないで、鞍馬姉妹を引き渡させようとしたらしい</p><p>それにら、脅迫にはならない</p><p>こいつの言うルールを守るというのは、そういうレベルのことか</p><p>あらそんな子たちが、この屋敷にいるの</p><p>ふざけるなっオレは鞍馬家から聞いて来たんだぞ昨日、娘がここの家に行ったっきり帰って来ないって</p><p>まあ、それは大変ね心当たりのある場所は、全部調べたの</p><p>渚は笑ってそう言う</p><p>おいおいオレは知っているんだぞここの当主が香月氏が、鞍馬家に電話して娘は返さないって言ったらしいなだったら、まだここに鞍馬家の娘たちがいるはずだろ</p><p>ごめんなさい、あたしついさっき、このお屋敷に来たばかりだから、そういうことは何も知らないのよ</p><p>その通りだ渚がここに来てから、まだ３０分も経っていない</p><p>その鞍馬さんの娘さんにも会ってないし見てないわよ</p><p>あんたが見ているとか、見ていないとかは関係ないんだよ</p><p>剣持は喚く</p><p>とにかく、ここへ連れて来いよ連れて帰るからっほら、早くしろっ</p><p>えっと、黒森様よろしいですか</p><p>鳥居さんが、オレに発言を求める</p><p>あの剣持さんは、どういう資格でおっしゃっているんです</p><p>資格ぅ</p><p>ですから鞍馬家から、頼まれてこちらにいらっしゃったんですか</p><p>ああ、さすが鳥居さんこれは良い質問だ</p><p>もし、依頼されている場合はそれを証明する何かはお持ちですか委任状とか</p><p>そんなものはないっ</p><p>剣持は言う</p><p>相談はされたよ鞍馬の社長さんからどうしたらいいだろうかってだから、オレが取り返しに来たんだよ</p><p>相談されただけなんですか鞍馬家が、剣持さんに正式な依頼をしたわけではないのですね</p><p>鞍馬家だって名家の一員だ</p><p>香月家と正面切って戦うようなことはできない</p><p>正式な依頼はないがオレは、鞍馬社長の意志を汲んでだなぁ</p><p>それはルール的にどうなんですかねぇ</p><p>鳥居さんは、首を捻る</p><p>しかし、剣持氏は鞍馬美里様の正式な婚約者ですこちらの家に、交渉する資格は充分にあると思います</p><p>剣持の弁護士がそう言う</p><p>いやぁ、なかなか面白い話が聞けそうですねぇボク、ワクワクしちゃうなぁ</p><p>ニュースサイトの小早川が、ゴソゴソと自分のパソコンを取り出した</p><p>アレ</p><p>変なハンドルネームは、本当にそういう名前を使っている人がいないか検索したのですが</p><p>１つだけ実在していて使えませんでしたそういうこともあります</p><p>地方議員のために公約作りなどのコンサルタントをしますと売り込んでいる会社は、本当にあるそうです</p><p>公約まで、外部発注で作って貰うとか政治家としてはアリなんでしょうか</p><p>恐ろしいというか、情けない時代だなあと思います</p><p>997．昼の陽光　／　安直</p><p>鞍馬美里さんの婚約者こと剣持裕吾が、ネットでニュース・サイトをやっているという小早川に尋ねた</p><p>ノートパソコンを開いて、不思議そうな顔をしている小早川</p><p>いや、それが</p><p>小早川は今度は、スマートホンを取り出す</p><p>電波が来ていない</p><p>剣持と毛利弁護士も自分の携帯電話を取り出す</p><p>ああ、この部屋は電波の受信状態が良くないんじゃないかしら</p><p>しょうがないわよねぇ、建物の問題だから電波事情は、場所によって変わりますからねぇ</p><p>剣持は、ハッとして閉じられている部屋のドアを見る</p><p>おい、もしかしてこの部屋は、携帯で外と会話できないようになっているのか</p><p>できないようになっているんじゃなくってたまたま、そういう場所なだけですわ</p><p>渚はそう言い切る</p><p>凄いな、さっきのみすずと翔姉ちゃんの会話を横から聞いていただけで</p><p>このＢ－３応接室というのが、どういう部屋なのか理解していたんだ</p><p>あたしが昔、暮らしていたお屋敷にもこういう電波の届きにくいお部屋があったのよそこは携帯電話なんかで、外に情報を漏らそうとするような人を閉じ込めるのに使っていたけれど香月の家は、もちろんそんなことはしないわよね</p><p>笑顔で、みすずを見る</p><p>オレたちのお屋敷には電波を遮断している部屋が幾つもある</p><p>それは娼館だった頃に悪い客が、娼婦や他の客の写真を撮って、ネットや自分の自宅のコンピューターにアップすることを防止するためで</p><p>カメラ付きの携帯電話が発売されるという話が出ると同時に白坂創介が、急いで工事させたらしい</p><p>白坂創介本人が、大手広告代理店の部長という表の顔があったから、密かに写真を撮られたくないということもあったのだろうが</p><p>極悪人は、自分以外の娼館の客も全員、同じぐらい腹黒ろい極悪人だと思っているから</p><p>もし、カメラ付きの携帯を手に入れたら絶対に、隠し撮りした写真をネットにアップする客が何人も出るだろうと思ったのだろう</p><p>だから、携帯の電波そのものが届かない部屋を作るし娼婦たちにも、盗み撮りされないように注意する</p><p>渚は元・娼婦だから今でも注意を欠かさない</p><p>おい携帯の繋がる場所に部屋を変えてもらおうか</p><p>剣持が睨む</p><p>ウフフッと笑う、渚</p><p>だって、お前このまんまだと、急にオレのオフィスから電話が掛かって来ても、出られないじゃないか</p><p>あら、あなたは香月家にご訪問されている最中なんじゃないの電話なんて、ここでのお話が終わってからお屋敷の外ですればいいじゃない</p><p>だ、だけどもしかして、緊急の用件とかがあるかも</p><p>なら、今すぐ帰りなさいよあなた、自分がアポ無しで訪問しているっていう自覚はあるのあなたの方から、無理矢理に会いに来たくせにそういうことを言い出すのは、香月家に対して失礼なんじゃないかしら</p><p>剣持に渚は言う</p><p>いや、しかしやはり、携帯電話の通じる部屋に変えていただけませんか</p><p>弁護士の毛利が言う</p><p>だから、どうして理由をハッキリ言って下さい</p><p>あの外部と連絡のできない部屋に、こうして閉じ込められているのはいささか不安を感じますので</p><p>不安あなたも弁護士の先生のはずなのにおかしなことを言うのねあなたたちは男性４人あたしたちは男の子も１人いるけれど、後は女よしかも、あたしは２０歳を過ぎているけれど、この子たちはまだ子供じゃない</p><p>そうだ人数は、オレたちの方が多いけれど</p><p>向こうは</p><p>あなたは会社の社長さん、そちらは弁護士、こちらは警察ＯＢ、ネットニュースの方だって大人の男性よね一方、あたしたちの方はあたし以外は、みんな学生小学生の女の子もいるわ</p><p>ニコニコとして、渚は言う</p><p>あたしたちが、あなたたちと同じ部屋に居て怖いと感じることがあったとしてもあなたたちが、あたしたちに恐怖を感じることなんて無いと思うわよ</p><p>しかし、こちらは香月家のお屋敷ですここに来るまでは、警備員を何人も見ましたし</p><p>毛利弁護士は、強く言う</p><p>だから、何ですかご訪問されて来た人をどの部屋に通すかは、香月家が決めることだと思いますけれどあなたたちの方から、この部屋は嫌だから、別の部屋にしろとか言うのは変だと思いますわ</p><p>ど、どうします剣持さん</p><p>ネットニュースの小早川が剣持に尋ねる</p><p>このままだと香月家なうとかできなくないですよ</p><p>ああ、香月家との会談内容をネットにアップするつもりだったのねあるいは、ここでの会話を集音マイクで拾ってネット回線に流すつもりだった</p><p>ああ、どんな形でも香月家の人間に鞍馬姉妹を幽閉していることを認めさせて</p><p>今の発言をネットに流すぞと、オレたちを脅して鞍馬姉妹を奪還するつもりだったんだな</p><p>あるいは、その問題発言を軸にして、アンチ香月家のキャンペーンを張る気だったとか</p><p>ふんっ、ネット時代の防衛策ということか</p><p>剣持は、苦々しく渚を見る</p><p>違うわよさっき話したでしょこの部屋は、本当に電波の入りが悪いのようふふっ</p><p>香月家としてはわざと電波を遮断する部屋に通したとは、公式には認めない</p><p>ちっ、ちくしょうこのままじゃあ、オレの計画があ、そうだトイレちょっとトイレに行かせろよ</p><p>剣持はそう言う</p><p>あら、トイレからあなたのオフィスに電話して今後の対策を協議するつもり</p><p>なあに、あなたって参謀役みたいな子の意見をいちいち聞かないと、自分で行動が決められないわけ</p><p>ああ、やっぱり会話を携帯談話を通して、どこかへ流そうとしていたんだ</p><p>こいつのオフィスにオレたちの話の裏を探ったり矛盾を追及して、追い詰めるためのチームがいるとか</p><p>専門家４人だけで来たというのは、フェイクで実際は、もっとたくさんの人間にスタンバイさせている</p><p>とにかく、トイレに行かせろっしょうがねえだろっ小便が漏れそうなんだよっ</p><p>そう叫ぶ、剣持に</p><p>トイレなら、そこです</p><p>美智が剣持の背後の壁を指差す</p><p>この応接室専用のトイレです</p><p>確かに目立たないところにドアがある</p><p>トイレそこですって、早く行きなさいよ</p><p>渚も、笑顔で剣持に言う</p><p>どうしての早くしないと漏れちゃうわよ</p><p>もう出なくなった膀胱に引っ込んだ</p><p>この電波が遮断された応接室に付属するトイレならやっぱり、電波遮断されているはずだ</p><p>トイレの中から、携帯で外に通話するのは無理だ</p><p>なかなか興味深い人たちのようですなあなた方は</p><p>とずっと黙っていた、元警官の吉川が口を開く</p><p>しかしフェアな振る舞いではないようですなそこの壁と、あそこの天井それからそこあれは、みな、隠しカメラですな</p><p>この応接室内の監視カメラを指摘する</p><p>おそらく盗聴マイクも複数隠されているはずです</p><p>何だ、テメェらオレたちの姿を勝手に記録しているのかっ</p><p>剣持が喚く</p><p>そりゃあ、確かにフェアじゃねぇなぁどうなっているんだよ、この家は香月家っていうのは、外から尋ねてきた客を勝手に隠し撮りするのかよっ</p><p>うわぁ、とんでもない家ですねぇ</p><p>ネット・ニュースの小早川が煽る</p><p>おい、もし、映像を撮っているんなら今すぐ止めろオレの肖像権の侵害だぞああ、何だこりゃあヒッデェ家だなあ</p><p>大きな声を出して、ふんぞり返る剣持</p><p>確かにこの部屋は、カメラもマイクもありますし、ここでの映像は全て記録されておりますが</p><p>おっ、認めやがったな隠し撮りと盗聴を認めたなよし、小早川このことは、絶対に書けよオレも香月家のトンデモない応対っていうタイトルで、ブログ書くから</p><p>ヒートアップする剣持</p><p>それが何か、罪に問われるようなことなのでしょうか</p><p>美智は平然と言う</p><p>そりゃ、オメェ尋ねてきた客を、勝手に隠し撮りとか盗聴とかしていたら、そりゃあ罪だろうあんっ、お前、そんなことも判らないのか</p><p>それは刑法何条の何という罪ですか</p><p>何だではありませんお尋ねしているのは、わたくしの方です</p><p>冷たい眼で、美智は剣持を見る</p><p>ああんっき、吉川さんこのガキに教えてあげて下さいよ</p><p>剣持は元警官の吉川に話を振る</p><p>それがその</p><p>口籠もる吉川</p><p>そもそも個人宅の室内に、カメラやマイクを設置することは何の罪にもなりません部屋にどんな装置を設置するのも、全てその家の持ち主の自由です</p><p>しかし今、そのカメラがオレを隠し撮りしているんだろうオレの姿を勝手に記録しているんだよなオレの了解を取らずにそれはお前、マズイんじゃねぇのかっ</p><p>その理屈が通るのなら全てのスーパーマーケットやコンビニ、銀行などに設置されている防犯カメラが、全て違法ということになります</p><p>剣持はムッとして</p><p>でも、オレは剣持裕吾だぞオレの肖像権はどうなるんだ</p><p>この映像が何か営利目的に使われるというのでもなければ肖像権を主張することは難しいと思いますが世に広く顔の知られた著名人でも、商業施設を来訪した際には防犯カメラに撮影されていますしその件で、自分には肖像権があるのだから、防犯カメラには写すなという主張は難しいと思います</p><p>こいつの言っていることは本当なのかよ</p><p>剣持は弁護士の毛利に聞く</p><p>はいこの件では、こちらの主張は通らないと思います</p><p>弁護士も美智の主張を認める</p><p>だったら、何で吉川さんは、問題があるみたいに言ったんだよ</p><p>剣持は、元警官を見るが</p><p>それは警察の人がよく使う手なのよね</p><p>違法行為でないことを、さも問題があることのように話して相手の心を揺さぶる手でしょ</p><p>言葉に詰まる吉川</p><p>さっき、その人はこう言ったのよフェアじゃないってつまりあなたたちの携帯電話を封じておいて、あたしたちの方が映像記録を撮っているのはアン・フェアだということだけでこれが違法行為だとは言ってないわ</p><p>ああ、わたくしたちを怖がらせるためにわざと、そうおっしゃったのですね</p><p>鳥居さんが感心する</p><p>なるほど隠しカメラとか盗聴マイクなどという言葉をわざと使うことで、まるで違法性がありそうな印象を与えたのですね</p><p>そうよ覚えておいた方がいいわよ政府系の人がよく使う手だからこりゃマズいねぇとかあれあれ、これはなぁとかあちゃーとか言って確信的なことは言わないのよ雰囲気だけで、こっちを威圧しようとして使うのよ</p><p>勉強になりますわ</p><p>渚の言葉に、うんうんとうなずく鳥居さん</p><p>いやいや、待て今、気付いたけれどカメラの方は良くても、盗聴マイクの方はどうなんだそれは違法性はないのか</p><p>剣持が、改めて尋ねる</p><p>あらそれをあなたが言うの</p><p>笑う渚</p><p>あなたたも、弁護士さんも、そっちのニュースの人もポケットの中に、録音レコーダーを入れて、今ここで話していることを記録しているでしょ</p><p>んがっんぐっ</p><p>現代の常識ですものね誰かと真面目な話をする時は会話を記録して残しておくことは携帯電話にだって、録音機能が付いているし</p><p>そっちもこっさり録音しているのにこちらに文句を言うのはアン・フェアなんじゃないかしら</p><p>でででででででもっお、オレはきゃっ、客だぞぉっ香月家のっ香月家は客をななな、何だって思っているんだっぶぶぶ無礼だぞ</p><p>喚く剣持</p><p>あら、あなた客だったの</p><p>だったら、少しは客らしくしなさいよ今のあなたたちは香月家に難癖を付けに来た要注意人物にしか見えないわよだから香月家としては警戒するしかないのよ</p><p>そうだこんなに失礼なだけの来訪者は、客ではない</p><p>無礼だなんて言われるのは、心外だ</p><p>この部屋の様子は香月セキュリティ・サービスの警護の人も観ているわ当たり前でしょあなたたちが、あたしたちに危害を加える可能性だってあるんだからこれは、最低限の防衛策でありあなたにゴチャゴチャ文句を言われる筋合いのことではないのよ</p><p>そう言う渚に剣持は</p><p>テメェオレが、剣持裕吾だってことは判っているんだろうなぁ</p><p>知ってるわよ、さっき自分で名乗っていたじゃない</p><p>オレをナメたことを、ゼッタイ後悔させてやるからな覚えていろよ</p><p>忘れるわよあなたのことなんて思い出すのは嫌ですもの</p><p>このヤロッゼッタイ潰すお前だけは</p><p>その瞬間、毛利弁護士が剣持を制する</p><p>剣持さんそれ以上はダメです</p><p>何でだよっこの女は</p><p>この部屋の映像を観ているのは、警護の人間だけのはずがありません</p><p>香月家の法務担当者も見ているはずですから</p><p>ハッとなる剣持</p><p>うーん、なかなか良い感じにヒートアップしていたけれどあなた、ボキャブラリーが乏しくて良かったわねもうちょっと、強い言葉だったら脅迫で告訴していたわ</p><p>渚は、残念そうに微笑む</p><p>この方のおっしゃる通りですというか、今のでもアウトすれすれというか訴えられたら、かなり危ういと思いますあの剣持さんは企業の経営者で社会的地位のある男性で、この方はか弱い女性だということをよーく考えてお話しして下さい</p><p>毛利弁護士はそう言う</p><p>何言ってるんだよこの女は、香月家の人間だろだったら、こいつの方が折れよりも社会的な地位は</p><p>この方は片貝渚さんと名乗られました</p><p>そうよ、あたしはシゲちゃんと仲良しだけど普通に街で働いてる、普通のお母さんよ香月家の人ではないのあなたと比べれば、社会的弱者ということになるんじゃないかしら</p><p>剣持の実家は大企業でこいつ自身も、幾つもの会社を経営している</p><p>普通のお母さんにゼッタイ後悔させてやるとか潰してやるっていうのはどうかしらねぇ</p><p>第１ラウンドは、渚の勝ちだ</p><p>剣持さん私が交渉致しますから、少しの間、お静かにお願いできますか</p><p>毛利弁護士が、剣持に言う</p><p>ああ、任せる</p><p>そしてネットニュースの小早川を見て</p><p>おい、ここまでのことは書くなよ</p><p>小早川は、ノートパソコンを開いて準備している</p><p>取りあえず文章でここからの交渉の経過を書き残しておこうというのだろう</p><p>いずれ、自分のサイトに記事としてアップするために</p><p>さて、色々と話が脱線したしまいまして申し訳ありません</p><p>毛利弁護士は、まず詫びた</p><p>いえいえなかなか楽しかったですわそれでは本題に入りましょうか</p><p>渚が切り出す</p><p>私たちは、あなたでなく香月家の方と交渉したいのですが</p><p>ですからあなたたちの応対に関しましては、あたしがシゲちゃんに任されて参りましたそれに、みすずちゃんはまだ高校生ですからここで、あなたとお話しても、香月家としての決定にはなりませんわ</p><p>あのカメラで撮している映像は、香月氏もご覧になっているのでしょうか</p><p>毛利弁護士は、探ってくる</p><p>さあ、あたしには判りませんわ</p><p>ニヤッと笑う、渚</p><p>では、私は香月氏も観ておられるという前提で、お話させていただきます</p><p>それは、あなたの自由ですけれど観ていらっしゃるかどうかは、本当に判りませんからそれだけは、ご理解下さいね</p><p>いや、ジッちゃんのことだから間違いなく、観ているだろうけど</p><p>でも、ここはボカシておく</p><p>それなら後で問題が起きても、ジッちゃんがそんな話は知らないと突っぱねることができる</p><p>単刀直入に申し上げますこちらにいらっしる鞍馬美里嬢、ありす嬢を私たちにお引き渡しいただきたい</p><p>あら、何で</p><p>このお屋敷の中に囚われているということは、判っています</p><p>そう誰に聞いたの</p><p>鞍馬家から伺いました</p><p>で鞍馬家が、あなたたちに引き取ってくるように依頼したの</p><p>はい、その通りです</p><p>毛利弁護士は言う</p><p>あら、そうじゃあ、委任状を見せて下さいな</p><p>委任状</p><p>だって、あなたたちは鞍馬家の人ではないじゃありませんか</p><p>剣持裕吾さんは、鞍馬美里さんの婚約者です</p><p>婚約者なのですからこちらから引き取る権利があると思いますが</p><p>だって、婚約しているだけでしょまだ結婚しているわけじゃないじゃない</p><p>ですが婚約者というのは、特別な関係にあるということですから</p><p>そんなのダメよそれで話を通すつもりなら、鞍馬家から正式な委任状を貰って来なさい</p><p>渚は突っぱねる</p><p>実に安直な回答ですね</p><p>毛利がニヤッと笑う</p><p>私は弁護士ですよ弁護士相手に、そんな安直な答えをして良いと思っているのですか</p><p>弁護士の逆襲は明日までに考えますまだ何も思い付いていない</p><p>昨日、渚の名前を間違えましたねトホホ</p><p>渚は片貝渚で高梨は克子でした</p><p>変身サイボーグの片貝健一から取ったはずですなぜか</p><p>月子は、レッドタイガーだったり</p><p>寧は、サトウ・セイ→カトウ・ケイ→ナトウ・ネイとか</p><p>全部、名前の由来と実際のキャラクターが全然違うのがミソです</p><p>998．昼の陽光　／　ネットの闇</p><p>まず、第一に私たちは、鞍馬社長が娘が香月家に行ったきり、戻って来ないとおっしゃったのを聞いています聞いておりますというより、その時の会話を録音してあります</p><p>毛利弁護士は、四角い音声レコーダーを取り出す</p><p>最近は、こういう機械が小さくなって助かりますね私は常に、複数のレコーダーを持ち歩いています裁判の席では、言った言わないということでモメるケースが大変多いのでどんな場合でも、証拠となる音声が確実に取れるように心掛けています</p><p>つまり、このレコーダーとは別に現在のこの応接室内の会話を録音している別のレコーダーも持っているということだ</p><p>もっと、剣持裕吾本人もネットニュースの小早川もそれぞれ録音装置を使っているだろうけれど</p><p>定年退職した元警官の吉川はちょっと判らない</p><p>とにかくご令嬢が帰宅しないということで、鞍馬さんご一家が非常にお心を痛めているということは事実なのです</p><p>ニヤッと毛利弁護士は微笑む</p><p>では、まずこちらのお屋敷つまり、香月家のご邸宅の中に、鞍馬美里嬢、ありす嬢はいらっしゃいますよねその点について、はっきりとお答えいただきたい</p><p>おい、毛利さん今更、そんなチマチマことを話してもラチが開かねえんじゃないのか</p><p>剣持が焦れて自分の弁護士に問う</p><p>剣持さん、申し訳ありませんが物事には順番がありますまだ、こちらの家の人たちは鞍馬家のお嬢様たちが、ここに居るということをハッキリ名言してはいらっしゃいませんから</p><p>そうだオレたちは、鞍馬姉妹がここに居ることを認めていない</p><p>まず、それをハッキリさせないといけませんあ、嘘は困りますよもしいないとおっしゃって、本当は居た場合は後で裁判の時に、あなたたちが不利な立場に陥ると思いますが</p><p>前提がおかしい</p><p>あのそれ、何の裁判ですか</p><p>もちろん、鞍馬家ご令嬢たちの監禁事件に関する裁判です</p><p>この人オレたちのことバカにしているのかな</p><p>オレは、みすずに聞く</p><p>この人は弁護士で警察官とかじゃないんだよなそれなのに、何で取り調べみたいなことをしているんだ</p><p>すると、毛利弁護士は</p><p>はい、わたくしは弁護士です警察官ではありませんしかしいずれ、鞍馬家がこの監禁事件について警察に訴えた時には、今しているこの会話を証拠として届けますですから今、ここで嘘を吐くのは得策で無いと思いますよ</p><p>そうですなせっかく法律家の先生がいらっしゃるのですハッキリと事実を述べた方がいいと思いますね</p><p>元警官の吉川もそう言う</p><p>みすずが、心配そうにオレを見るが</p><p>いや、答える必要はないと思いますから答えません</p><p>とにかく、理詰めでオレたちから失言を引きずり出そうとしているということだけは判った</p><p>それは、つまり鞍馬家の令嬢たちは、ここに居るということを、お認めになるということですか</p><p>毛利弁護士がオレを睨む</p><p>だから、答えないって言っているんです</p><p>答えられないということは実際は、ここに居るということでしょう</p><p>ああ、相手するだけ、こっちがバカを見ることになる</p><p>だから、オレは何も答えなかった</p><p>ご返答が無いのは、認めたと判断致しますが</p><p>ニヤッと笑う、毛利弁護士</p><p>まあ、いいでしょう認めたということで、話を進めます</p><p>こっちがまだ考えているのに、毛利弁護士は話を進めようとする</p><p>おい、ネット・ニュースでは、認めたって書いておけよ</p><p>剣持が、ニュースサイトをやっている小早川に言う</p><p>黒森様、反論しておいた方が良いんじゃありませんか</p><p>鳥居さんも、心配げに小声でオレに囁く</p><p>いや、いいんだ</p><p>毛利弁護士が、わざとオレたちを不安にあるいは怒らせようとしていることは判っているから</p><p>さてところで、鞍馬家のご令嬢たちはまだ未成年です美里嬢は１８歳ありす嬢に至っては、まだ１３歳の中学１年生どんな理由があったとしても、保護者に返すべきだと思いますが</p><p>そうだ、そうだまだ子供なんだぞちゃんと、お父さんお母さんのところへ返してやるのが筋ってもんじゃねぇのか</p><p>弁護士の言葉に、剣持が続く</p><p>もちろん、あなたたちはこれは、監禁事件などではない鞍馬家の令嬢たちが自分の意志で、ここに滞在しているそうですね、例えばご両親と親子ゲンカをしてご学友である香月さんの家に留まっているだけだなどと主張することもできますしかし</p><p>うん子供が何と言おうと保護者に引き渡すべきだね私もそう思うよ</p><p>元警官の吉川が、大きくうなずく</p><p>でも、あなたたちは保護者である鞍馬さんの正当な代理人ではないのでしょ</p><p>渚がそう返す</p><p>そうです私たちは鞍馬家からの委任は、受けていません私も剣持さんの顧問弁護士であり鞍馬家とは関係がありません</p><p>渚の言葉を毛利弁護士は遮る</p><p>だからこそ今の内に、解決なさるべきだと思いますが</p><p>今回は私たちという非公式な立場の人間による申し入れですが次回は、本当に警察官に同行していただくことになりますよ</p><p>毛利は言う</p><p>香月家としても刑事事件に発展するのは、困るのではありませんか</p><p>もちろん、その時はマスコミも連れて来るぜこの屋敷の中が家宅捜索されるところを報道させるからなっ</p><p>剣持が笑う</p><p>既存の大手マスコミは、香月家が抑えるかもしれないがネットは違うからなネットニュースで、大きく取り上げさせるぞ</p><p>そうですねテレビ、新聞では、全然ニュースにならないのにネットでは大きく取り上げられているとなれば、権力者が握りつぶしたっていうことが良く判りますから最近、そういうネットでしか伝わらないニュースって多いですし</p><p>ニュースサイトの小早川が笑う</p><p>だから、ボクのところのサイトなんかも注目されるわけですけどうっひっひ</p><p>よろしいのですか香月家といったって現実には、香月グループという企業体のボスでしかありません大衆というモノはお金持ちの権力者というものが大嫌いですからねこの監禁事件が明るみに出ることで香月家に対する大バッシングが起きるかもしれませんよ</p><p>そうだ、そうだ不買運動が起きるぞ大騒ぎになる</p><p>ボク、書きますよ実はあの企業も香月家の傘下だってくふふーっ</p><p>それってアレですよね風が吹けば桶屋が儲かるみたいな理屈ですよね</p><p>呆れてオレは、そう言った</p><p>何だと、このヤローオレたちにはな、それぐらいのことは簡単にできるんだよ</p><p>既得権益になっているマスメディアには、入り込めねぇがＩＴ関連の会社には、オレは顔が広いんだ</p><p>そうそう、そうですよ剣持さんは、色んな人を知ってますからねニュース・サイトだって、ボクのところだけじゃなく、アクセス数の多いところとは全部繋がってますから</p><p>今の３０代以下はみんな携帯で、その日のニュースを見るんだぜしかも、トップの項目の国際ニュースや国内のニュースに紛れてオレたちが読ませたい記事を毎日送り込んでいるんだ</p><p>主要ニュースに紛れて、芸能人の話とか、商品の宣伝とかあるなあ</p><p>はっきり言うけれどよもう、時代が違うんだよ名家とかが、エラソーにしていられたのは２０世紀までだ今はもう、２１世紀なんだぜどんだけ金があって、権力者に知り合いがいようとネット時代には、みんな丸裸にされちまうんだ昔からの高貴な血筋だかなんだか知らないけれどよ、名家なんてのがこんなデカイ屋敷でノウノウと暮らして、エバッてられる時代じゃねぇんだよ</p><p>いいかこうなったら、オレも本気でいくぜネットの世界の怖ろしさを思い知らせてやるからな全面戦争だお前たちが、未成年の女を監禁しているってことを全世界に伝えてやるネットは世界に通じているんだぞこの野郎</p><p>剣持さんちょっと抑えて下さい</p><p>さすがに弁護士が制する</p><p>ちょっと良いですか</p><p>元警官、吉川が口を開く</p><p>剣持さんの言う、ネットがどうのというのは私には、よく判りませんがねしかし正直、私もこのお屋敷に来て、とても不快な気分になっています</p><p>吉川は、部屋の中をグルッと見渡す</p><p>何と言いますかねこちらは成人男子が４人も顔を揃えて訪問したというのに、そちらは家人ではない若い女性と子供たちだけというのも我々を小馬鹿にしているとしか思えませんし</p><p>ギロッと、オレたちを見る</p><p>こんな窓も無い部屋に閉じ込めお茶の一杯も出さないという態度も、気に食いません</p><p>そういやお茶とか出していないなあ</p><p>とても不快というか訪問者をもてなすということを全く考えていない、こちらの家に腹立たしく思っていますいや、私も名家というものがどれだけ偉いのかは判りませんが人を馬鹿にするのもたいがいにするべきだぞっ</p><p>何か、剣持とは違うところから怒り出したぞ</p><p>こうやって、資本家は権力者は、我々庶民を見下すのかぁぁっ</p><p>そうだ、そうだ庶民をバカにすんなよっ今の吉川さんのコメントもネットに上げろよ</p><p>はい、剣持さん</p><p>うーんとダメだな、こいつら</p><p>ていうか剣持だって金持ちの息子じゃないか</p><p>何で庶民代表みたいな顔をしているんだ</p><p>すると、毛利弁護士が</p><p>とにかく鞍馬家のご姉妹を、私たちに引き渡されるべきですよそうなさらないといずれにしても、香月家にとって非常に面倒なことが起きると思いますが</p><p>いやこいつらは</p><p>鞍馬姉妹を渡したところでネット上で、香月家を中傷するキャンペーンを始めるだろう</p><p>そういうやつらだということは判っている</p><p>まともに話が通じる連中じゃないんだから</p><p>あなたもうそろそろ、良いと思うわよ</p><p>渚が、オレにニコッと微笑む</p><p>充分に時間稼ぎはできたはずだから</p><p>あなたたちってホンモノの田舎モノよね</p><p>クスッと妖艶に渚が剣持たちを笑う</p><p>だから名家というものの、本当の怖さを全然判っていないのよＩＴだか何だか知らないけれどちょっとぐらい会社を大きくしただけで、天下を取ったみたいになっちゃって可愛いわね</p><p>ば、バカにすんなよオレを誰だと思っているんだ、このヤロー</p><p>剣持が喚くが</p><p>シゲちゃんたちから見ればあなたなんてまだ、ヒヨッコにもなっていないのようふふ</p><p>翔お姉さん、もういいかしら</p><p>天井に向かって尋ねる</p><p>ええ、今、全部終わったわまず、剣持裕吾さんがなさっていたブログとかは全て不正に使われていた可能性があるということでアカウント抹消よＳＮＳもね小早川さんのニュースサイトも今は誰もアクセスできないようになっているから</p><p>翔姉ちゃんの声がする</p><p>ちょっと待てどうしてそんなことが、できるんだよっ</p><p>そ、そうですよ何で、ボクのサイトが</p><p>剣持と小早川が喚くが</p><p>どうして、できないと思うの</p><p>翔姉ちゃんの声は、楽しそうだ</p><p>だってそんなの国家権力だって無理だろムチャだぞ</p><p>そ、そうですよ</p><p>そうね国とかの命令じゃ、こんなことは無理よね違法行為だって、怒られてしまうわ</p><p>そうだ違法だろ</p><p>でも、ほらあたしたちは、そういうのは関係無いから</p><p>いや、待てこれは罠だぞアメリカに本社があるＳＮＳは、そういう圧力は嫌うはずだからなどんだけ、香月家が脅したって勝手なアカウント抹消なんて、できないはずだ</p><p>ええ、だから剣持さん本人に成りすましてアカウントを消したのよ</p><p>成りすまし</p><p>それこそ、マジで犯罪じゃねーかおい、小早川このことをネットに書け香月家は、犯罪をやっているって</p><p>は、はい書きます</p><p>へぇどうやって</p><p>翔姉ちゃんは、さらに言う</p><p>ついでだからあなたたちの携帯とかノートパソコンとかタブレットなんかも全部解約しておいたわあなたたちが使っていると推測される通信機器は全てねだから、その部屋から外に出てもあなたたちが今持っている機材では、ネットに接続することはできないわよ</p><p>２人の顔が、真っ青になる</p><p>もちろん、弁護士さんと吉川さんの携帯電話も申し訳無いけれど、使えないようにさせてもらったわ</p><p>それが本当だとしたら実に恐ろしい犯罪ですね私はゼッタイに訴えますからねっ</p><p>毛利弁護士が、天井のスピーカーに向かって叫ぶ</p><p>そうだ、今持っている携帯がダメなら新しいスマホを買うさ俺の名義じゃ、新規契約できないようにしていたならプリペイド式の携帯を買ういやいや、そんなことしなくてもどっか、ネットカフェに入るとかあー、何言ってるんだオレ、こんなのオレのオフィスに帰ればパソコンがあるんだから</p><p>そうですボクだって友達の会社に言って、そこのパソコンを借りて書きますからねホントにマジで、そんなことをしたっていうんなら香月家の犯罪をボクは全世界に訴えますからね</p><p>と翔姉ちゃんは</p><p>えあなたたち、まだ生きたまま帰してもらえると思っているの</p><p>エッと呻く剣持たち</p><p>そうだなこいつらはこのまま生かしておくと、ロクなことしそうにないからな殺した方がいいかもしれないな</p><p>オレは男たちにそう言う</p><p>ちょ、ちょっと待てい、いいのかこ、香月家みたいな名前のある家が、そんなメチャクチャなことをしても</p><p>剣持はビビッている</p><p>オレは黒森だからさ</p><p>そういうことよあなたたちみたいな困ったちゃんにわざわざ、香月家の表の人間が応対するわけがないでしょ</p><p>渚もクスリと笑う</p><p>こういうのは裏の世界の人間の仕事だからさ</p><p>オレは、ゆっくりと４人の男たちを見ていく</p><p>ちょっ吉川さん何とかしろよあんた、元警察だろ</p><p>警察だったがわ、わたしはずっと地域の生活安全課でマル暴とかのことは詳しくないんだ</p><p>やっぱり元警官なら何でもいいっていう感じで、見つけてきた人なんだ</p><p>あら、あたしたち暴力団なんかじゃないわよそういう連中よりもっと怖い世界の人間なの</p><p>渚は、剣持たちにそう言った</p><p>ちなみに剣持さんが経営している全ての会社のコンピューターのサーバーをダウンさせたわついでに回線も断絶されています可能なところは、物理的にも今、剣持さんのオフィスが入って居るビル丸ごと通信できなくなってますから電話回線も光ファイバーも断ち切りましたし</p><p>そこまでやったんだ</p><p>パソコン内にすでに香月家を中傷する文章が作ってあって、タイマーでネット上にアップするようになっているかもしれないから小早川さんの事務所というか、自宅マンションもそうよ</p><p>そんなオレたちが面倒なことをするわけがないだろっ</p><p>あら、全ての可能性を確実に潰すのがわたくしの仕事よ</p><p>ということはもしかして</p><p>はい、毛利さんの弁護士事務所も今は、電話もメールも使えなくしてありますついでに、停電にもしておきました</p><p>ぎょ、業務妨害だぞっうううう、訴えるからなっ</p><p>毛利弁護士は、そう言うが</p><p>そうできたら良いですよね生きて帰れたらのお話ですから</p><p>翔姉ちゃんの言葉に、ガクッと肩を落とす毛利弁護士</p><p>いや、あのま、マジでボク、殺されちゃうんですか</p><p>怯える小早川</p><p>あら、小早川さんご覧になったでしょ</p><p>正面玄関の検問所からこの応接室に入るまでこちらの邸宅の中に、どれだけの香月セキュリティ・サービスの職員が居ると思っているんですか</p><p>屈強な本家付きの警備員部隊を、こいつらは見て来ている</p><p>香月セキュリティ・サービスは、香月家の私兵です香月家に害を為すものは、全て力で排除致しますわ</p><p>頭を抱えてうずくまる小早川</p><p>ちなみに鞍馬家からは、今回の剣持さんたちの行動は一切、関知していないという文書をいただきましたそれと、あなたと鞍馬美里さんの婚約ですけれど婚約を破棄するという鞍馬さんのお父様の直筆の書状が、もうすぐ届くことになっていますから、後でお渡し致しますねなるべくまだ生きているうちに</p><p>婚約が破棄されたのなら剣持が、鞍馬美里さんを返せとオレたちに言うのは筋違いになる</p><p>こっちでやったことは、以上よまだ何かある</p><p>いや、充分だよありがとう、翔姉ちゃん</p><p>オレは翔姉ちゃんに礼を言うと</p><p>あんたはここへ来てから、ずっとギャーギャー喚いていたけれどさ</p><p>改めて、剣持を見る</p><p>一度も美里さんたちのことを聞かなかったよな体調や具合のことは</p><p>な、何のことだよ</p><p>ギョッとする剣持</p><p>つまり、あんたは鞍馬美里という婚約者を全く愛していない自分が出世していくための駒だとしか感じていないんだ</p><p>本当に鞍馬姉妹の安否が心配ならオレたちに、こんなに高飛車な態度は取らない</p><p>名家がどうのとか、香月家がどうのとか喚く前にあんたは、あの子たちのことをもっと考えるべきだったんだよ</p><p>既存の新聞・テレビの報道が偏っているというのは事実で</p><p>ネットでしか報じられないことが多いことも本当ですが</p><p>でも、ネットのニュースも偏っているという</p><p>ニュースサイトだけ見て判った気になると本当にアブナイというか</p><p>複数の人の意見を聞いて、元のソースを当たらないと</p><p>嘘が事実として1人歩きすることも多いですし</p><p>わざと嘘を流布したり、ステマする人も、炎上ビジネスを仕掛ける人もいますから</p><p>判断が付かないときは、自分で観に行くしかないですね</p><p>資生堂ギャラリーでやっている現代アートの展覧会について、ネット上での評判が別れていたので</p><p>今日が最終日ということで観に行って来ました</p><p>結局、自分で現地へ行かないと判らないことが多いです</p><p>999．昼の陽光　／　国の力</p><p>ちょっちょっと、待てよお前、何だそりゃ殺すとか死ぬとか</p><p>剣持裕吾は、額に脂汗を浮かべながらそう言う</p><p>お、オレは信じねーぞそんな脅しにはノラねぇからなっ大体、オカシイだろオレたちのアカウントを運営会社に圧力掛けて消したとか、回線をぶった切ったとかそういうのは、お前、犯罪だぞ</p><p>そんなことは、最初から判っているよ</p><p>オレは低い声で、そう言う</p><p>ふざけんなっ、お前世の中には、やっていいことと悪いことがあるんだぞっそんなことも判らないのかあんっ</p><p>そ、そうですよ社会の常識というか、ルールをルールを守りなさいっ</p><p>毛利弁護士も、オレに怒鳴る</p><p>え、あの、マジボクらどうなっちゃうんですか</p><p>ネットニュースの小早川も、困惑している</p><p>とりあえず、あなたたちの口は封じますこのまま、外へ帰したらあんたたちは、オレたちにとって不都合なことをするだけでしょう</p><p>さっき本人たちが言っていた通り自分たちの通信機器が使えなくても、ネットカフェや友人のところへ行って、オレたちの犯罪行為をネットに暴露しようとすることは判っている</p><p>いや、その前に警察へ通報しに行くか</p><p>これまた知り合いのネット・ニュース配信サイトの記者を集めて</p><p>少し頭を冷やしたまえ君たちは、自分が何をしているのか判っているのかっ</p><p>定年退職した元警官の吉川がギロッとオレを睨む</p><p>日本という国は、法治国家なのだぞ香月という家が、どれだけ金持ちで権力者と癒着しているとしてもゼッタイに越えてはいけないラインがある</p><p>シンと静まる室内</p><p>君たちはそのラインを越えると言うのかっ</p><p>そんなラインがホントにあるのならオレは、もう何度も線を越えていますよ</p><p>オレはシザーリオ・ヴァイオラを射殺している</p><p>黒い森のメンバーとして白坂創介の謀殺の手伝いもしている</p><p>オレの眼の前で何度も人が死ぬ事件が起きているがオレは1つも警察に通報していない</p><p>今朝の関西でのヤクザたちの銃撃戦だってオレが巫女の力を使わせて、やらせたようなものだ</p><p>そのせいでリエやエリの親たちや天童貞男ヤクザの組長なんかも死んでいる</p><p>雪乃を先頭にもう何人もの女の子たちをレイプしている</p><p>しかも、その少女たちの何人かはオレ専用のセックス奴隷にしている</p><p>オレは間違いなく、犯罪者だ</p><p>そのことをよく理解して日々、生きている</p><p>ていうかゲンジツ世界には、越してはいけないラインなんて存在しないですけれどね</p><p>何言ってんだよ、コラ世の中には、社会のルールっていうか法律ってもんがあんだろうよっ</p><p>剣持が、オレに向かって喚く</p><p>そのルールって、誰が作ったものなんですか法律って、何で守らないといけないんですか</p><p>オレは真っ直ぐに剣持を見据えて、そう尋ねた</p><p>そ、そんなん決まっているだろうこの国で生きていきたかったら、この国のルールを守る法律も守るそんなの当たり前じゃねぇかっ</p><p>ああ、だから剣持さんはいつも、法律で許させていることギリギリを狙っているんですね</p><p>そうだこの男の理屈は、いつだって</p><p>法律に触れなければ、何をしてもいいだ</p><p>だから、弁護士と自分が雇用している元警官とネットニュースの記者を連れて</p><p>香月家にやって来た</p><p>脅迫にならないギリギリのラインでオレたちを脅すために</p><p>当たり前だろうルールがあんだからだったら、そのルールが許している目一杯まで押し込むのは当たり前じゃねぇか</p><p>なるほどオレは、表の世界きちんと社会のルールを守らないといけない世界なら、剣持さんには敵わないと思います</p><p>表のビジネスなら</p><p>オレみたいなバカは、あっという間に食い殺されるだろう</p><p>自分を取り巻くルールをよく理解できないうちに</p><p>でも、ほらオレは、ルール無用の裏の世界の人間ですから</p><p>ニャッと、4人の大人たちにオレは笑う</p><p>あなたたちのルールでのゲームには参加しませんよいや、ゲームそのものをしません眼の前にある障壁は、ただブッ潰すだけです</p><p>そうね剣持さんはさっきから、お話を聞いているとあなたって、何でもかんでもゲームだと思っているでしょだから、勝つことだけにこだわっている</p><p>渚がうふふと微笑む</p><p>今回のことだってあなたにとっては、名家・香月家に頭を下げさせることが目的なだけのゲームなのよねそしてあなたたちが目的を遂げた場合は、今回のことをタネにして、ずっと香月家を強請るつもりだったんでしょ強請るというより、自分のビジネスにとって都合が良いように、香月家に働きかけさせるとか</p><p>渚の言うとおりだ</p><p>もし、オレたちが鞍馬姉妹を剣持に引き渡したら</p><p>それはそれで、この先ずっと剣持に付きまとわれることになる</p><p>あなたにとっては、絶対に勝ちたいゲームだったのよね</p><p>渚の言葉に、剣持は言葉を失う</p><p>でも、オレたちは最初から、ゲームなんかやってないからあんたは、さっき殺す、死ぬって言ってたけれどそうじゃないオレたちは最初から、生きる死ぬだあんたたちを野放しにしたら、こっちが食い殺されるそういう認識で話をしている</p><p>ちょっと、待ちたまえそれでは、君は社会のルールや法律というものを何だと思っているんだね</p><p>そ、そうですよそういうものを無視してあなたの判断で、人を生かすとか殺すとかそんなことが許されていいはずがない</p><p>元警官と弁護士が、オレに文句を言う</p><p>だから、それは誰が許すんだよあんたたちの言う、社会のルールとか法律っていうものは、誰が決めたものなんだそんで何で、そんなものを守らないといけないんだ</p><p>オレは率直に尋ねる</p><p>バカか、お前そんなの守らなきゃいけないからだろ</p><p>剣持は、そう答えるが</p><p>だから、何でなんだよっ</p><p>社会のルールも法律も、国によって変わりますある国においては、法令違反であり、社会的タブーであることが別の国では、ごく普通の行為であることもままあります</p><p>いや、待てよどんな国でも共通の人間なら不変のルールっていうものもあんだろ</p><p>剣持が反論する</p><p>それはどの様なものですか例を挙げて下さい</p><p>そ、それはそうだ、例えば絶対に、人が人を殺してはいけないこんなのは、人類不変のルールだろう</p><p>そうでしょうか例えば、戦争の時に兵隊が兵隊を殺すことは、罪には問われません拳銃を所持した凶悪犯を、警察官が射殺するということもあります</p><p>それは、時と場合によるってことだろ</p><p>はい不変のルールではありません</p><p>冷たく美智は言う</p><p>ほとんどの国で死刑が廃止されていますがまだまだ多くの国では最高刑が死刑のままですそれだって人が人を殺す行為であることに変わりはありませんそして、死刑を執行した者が罪に問われるということもありません</p><p>いや、それは国連を始め、色んな国際機関が活動して全世界で死刑廃止を訴えて、日々活動しているではないですか</p><p>毛利弁護士が美智に言う</p><p>世界的な動きとしては死刑は廃止される方向に向かっていますよ</p><p>本当にそうでしょうか国際機関の力というものは、本当にそんなに大きいのでしょうか西欧の思想が、そんなに地球全体に広まっているのでしょうか今なお、民族や宗教の違う人が殺されている国があります人が人を殺してはいけないというのは理想であって全人類不変のルールにはなっていません</p><p>毛利さん、話を拡げすぎだわ全世界とか全人類とかは、どうでもいいんだよとにかく、ここは日本なんだよだからさ、日本では日本のルールに従うそれが常識そういう方向で攻めよう</p><p>剣持が、弁護士に言う</p><p>そ、そうですね日本は法治国家です法律と社会のルールを守らないといけない国ですだから君たちの主張は、おかしい</p><p>毛利弁護士は、そうまとめた</p><p>国って何だよ何で国が決めた法律を守らないといけないんだよ</p><p>敢えて問う</p><p>お前、マジでバカなんじゃねぇのかぁっ</p><p>剣持は</p><p>そんなの、ニッポンジンなんだからに決まっているじゃないかっ</p><p>じゃあ、日本に居る外国人は日本の法律を守らなくてもいいのかよ</p><p>バカは剣持の方だ</p><p>いや、そういうことじゃないけれどアレ</p><p>ほ、法律を守らないとけ、警察に捕まっちゃうからじゃないですか</p><p>ネットニュースの小早川がそう言い出す</p><p>警察に捕まったら、裁判に掛けられてサイアクの場合は刑務所に入れられちゃいますしそうじゃなくっても、警察に逮捕されたってことが世間に知られたら、仕事を首になったり、後ろ指さされたり色々と社会的なペナルティを受けるからです</p><p>うん、一般の人たちにとってはそういうことなんだと思う</p><p>小早川の意見を、元警官の吉川が肯定する</p><p>警察が見ていないところで、違法行為をする人間は多いそれこそ、スピード違反やら、一時停止無視屋外での立ち小便だって、本当は軽犯罪だからな</p><p>そうよねあたしたちって、結構、法律違反をしているのよ日常生活では</p><p>おいおい、人を殺すみたいな犯罪と、立ちションベンを一緒にするんじゃねぇ</p><p>剣持は反論するが</p><p>あら、何が違うのどっちも、日本の国内ではしてはいけない犯罪行為として法律で決められていることでしょあなたの理屈だと、ニッポンジンなら絶対に法律を守らないといけないことなんじゃないの</p><p>結局法律も社会的なルールも、その国の中で民衆が平穏に暮らしていくために作られた道具《ツール》でしかないのです</p><p>でも、道具だからってお前たちみたいに、法律は守りません、社会的なルールは無視しますなんていうのは通らねぇんだよ</p><p>ああ普通はね</p><p>そっけなく、オレは答えた</p><p>でも、オレたちは普通に法を守っていたら、生きていけないんだよもちろん、それが正しいことだと思っていないよオレたちは間違っているし悪い人間だこうして生きていくことが、どれだけリスクがあることかも判っている</p><p>オレたちが法や社会のルール無視していることが、バレたら</p><p>もう日本にはいられないどころの騒ぎでは、治まらない</p><p>他の国だって、オレたちを受け入れてはくれないだろう</p><p>キョーコさんみたいに国際的な犯罪者にでもなるしかない</p><p>それでも、オレたちはこうやって生きていくしかないんだ</p><p>剣持が問う</p><p>誰かが決めたルールに従わなくてはいけない世界ではルールを決めているやつには敵わないルールに従うということは、そいつらの支配下に入るということだもちろん、普通の人間ならその方が楽だし、安全だだけどオレたちは違う</p><p>オレたちは、ルールを決めている連中が決めているルールでは、もう間に合わない世界で生きているんだだからって、国がオレたちのためだけのルールを作ってくれるはずがないしそもそも、あいつらにはオレたちの世界の実情は判らない</p><p>国のルールはあくまでも、一般国民のために作られている</p><p>オレたちには合っていない</p><p>国のルールに合わせていたら間に合わないことばかりなんだほとんどは、時間切れでアウトになるていうか、国じゃあ対応できないことが、いっぱいあり過ぎるんだよ</p><p>国家に任せていたら白坂創介は、まだのうのうとして生きているだろうそして、また別の少女を毒牙に掛けているはずだ</p><p>シザーリオ・ヴァイオラだって、国に任せたら国外逃亡されている</p><p>鷹倉姉妹は、関西ヤクザたちの支配から逃れられないままだろうし</p><p>だから、何でも自前でやんなきゃいけないんだよそんで、確実に自分の手で相手を滅ぼさないとこっちがヤられるからな</p><p>ゲームじゃないのよ共存できない人たちは、息の根を止めるしかないのよ自分が生き延びるためにはね</p><p>国家の根本は純然たる力なのです</p><p>その国の国土において、法律が有効なのも一万円札に一万円の価値があるのも全て、日本という国家に力があるからです国の力で成立させているのです逆を言えばそれだけしか理由はないのです</p><p>国の力</p><p>警察システムと裁判制度という力があるから国民は法律を守るのであり、法律を守らないといけないからではありません</p><p>そうよね、日本は法治国家だから法律が強いけれど権力者の命令で、何でも変わっちゃう人治国家の国もあるものね</p><p>鳥居さんが、そう呟く</p><p>はい、法治国家の国が、国民に法律を守らせることができる理由は、その国の力によるものですし人治国家の場合は、権力者自身が力を支配しています</p><p>つまり、警察とか軍隊とかそういう国民を制御できる力を抑えているから、言うことをきかせられるのよね</p><p>美智の説明に、渚が付け足す</p><p>はいこれは国民の倫理や道徳心とは関係がないことなのです無論、法治国家では選挙によって国民の意見の代表者を国会に送り込むことで国民の意思に反した法律を拒絶することができますしかし、国民がなぜ法律を守らないといけないかというのは</p><p>逮捕されたり、有罪にされるのが困るからだ</p><p>そうよね、警察に逮捕されないのなら消費税が来週から増税になりますなんていうのは、みんな払いたくないものね</p><p>鳥居さんが、うなずく</p><p>そうです、国家とは力なのです</p><p>改めて、美智はそう言う</p><p>国内に対しては警察力、国外に対しては軍事力直接的な力をベースにして存在しているのですその強大な力が国民を束ね、1つの国家を形成しているのであり力が失われれば、どんな国も滅びます</p><p>剣持さんあなたはしょせん、その国の力に守られてきただけの人なのよ</p><p>あなたはルールだけは守ってきたルール違反ギリギリのところで、ルールーに載っていない隙をついて数々のビジネスを成功させてきたんでしょそれ自体は素晴らしいと思うわでも、ルールから逸脱しないということはルールを成立させている国に守られているだけということなのそんなの全然、アドベンチャーではないのよ大きな力で、守られてきているんだから</p><p>剣持裕吾は、呆然としている</p><p>な、何だよお前ら、法律を守る気が無いっていうんならそんなのお前、ブラック企業と同じじゃないか</p><p>同じじゃないわよそれだけのリスクを背負っているんだから支払いも高額なのよそうじゃないと仕事として成立しないのよ</p><p>渚の言うとおりミナホ姉さんが経営に参加してからの黒い森は、娼婦たちの報酬は高額になっている</p><p>みんな、引退した後に自分のビジネスを始められるように</p><p>香月セキュリティ・サービスだって、お給料は良いし、福利厚生も最高よ</p><p>天井のスピーカーから、翔姉ちゃんの声がする</p><p>そうでないと、今時、有能な人材は集められないわそれも忠誠心のある人はね</p><p>よそから引き抜かれないようにするためには待遇を良くしないといけない</p><p>結局さオレたちだって、日本という国の持つ力には敬意を表するよ日本という国に置いてもらっている以上、なるべくなら日本の法律を遵守したいし、社会のルールもできる限り守りたいオレたちは、オレたちの方から社会を騒がせるようなことは絶対にしないでも</p><p>オレは剣持たちを見る</p><p>自分たちが生き延びるためには、何でもするどんな酷いことだって</p><p>オレたちをどうするつもりだ</p><p>剣持が、不安そうに言う</p><p>ちょっと、待ってわ、わたしには家族がいるんです</p><p>毛利弁護士が喚く</p><p>ああ、オレにだって家族がいるよ大切な家族が</p><p>だったら判るだろ私が今、いなくなったらどんなに家族が悲しむか</p><p>それは判るけれどさあなたの家族を悲しませないために、オレの家族が危くなるわけにはいかないんだよ</p><p>そうだホントにこれは、生き死にの問題だ</p><p>ちょっと、まさか本当に殺しちゃうつもりなの</p><p>鳥居さんが驚いて、オレを見る</p><p>だって、しょうがないだろこのまま解放したら、こいつらは絶対にオレたちのことを世間にバラす</p><p>そんなの絶対に口外しないって約束させればいいじゃないの</p><p>いやこいつらは話すよオレには判る</p><p>そうよねぇ、人の性格は変わらないもの剣持さんのウカツでお喋りなところなんて、一生治らないと思うわよ</p><p>け、剣持さんこ、ここから、逃げましょうよ</p><p>小早川がブルッて、そう言う</p><p>バカ言え、この部屋の外にどれだけ警備員がいると思っているんだ</p><p>だからこの子たちを人質にして香月家のお嬢様まで居るんですよっ</p><p>バカ、お前、そんなの犯罪じゃねぇか</p><p>いえ、取りあえず私たちが保護させていただいて、安全な場所まで行くという手はアリなんじゃないですか</p><p>毛利弁護士が、そんなことを言う</p><p>こうなってしまっては仕方ない向こうも、私たちを脅迫しているのだから多少、強引なことも許されるでしょう</p><p>元警官まで、そんなことを言う</p><p>よしっ、とりあえず香月家の娘だけでも捕まえるかっ</p><p>剣持がそう言って立ち上がろうとした瞬間</p><p>ハアアッ</p><p>美智の気が4人の男たちを威圧する</p><p>そのまま腰が抜けて、ペタンと椅子に座る剣持</p><p>はい、ここで最新ニュースよ</p><p>天井から、翔姉ちゃんの明るい声がする</p><p>剣持裕吾さんのお父様から息子と絶縁するという連絡が来たわ</p><p>そりゃそうよね香月家や他の名家を敵に廻したらビジネスが上手くいくはずがないもの</p><p>ああ、剣持裕吾の父親は息子とは別に、着実に商売をやっているんだっけ</p><p>剣持裕吾さんが、鞍馬家を陥れるために外国の投資ファンドを利用した件、もう証拠が集まっているから外国から資金を集めて、鞍馬閣を潰し、代わりに高層ホテルを建てるという計画を鞍馬家に持ち込んだのが、あなただということも</p><p>建設の途中で、外国の投資家が撤退してホテルが完成しないで、鞍馬家が窮地になるように</p><p>そして、そのまま美里さんの婚約者である剣持が、資金を提供することで</p><p>鞍馬家を完全に乗っ取るつもりだったんだ</p><p>全ては、あなたと通じていた外国人投資家のしたことであなたが直接関与したことできないから日本の法律では、あなたを裁くことはできないわでも日本の全ての名家は、決してあなたを許さないみんな真実を知ってしまったのだから</p><p>鞍馬閣は名家の人たちにとっては、大切な場所だったらしい</p><p>それを剣持は鞍馬家の当主をそそのかせて、破壊させた</p><p>名家が完全に敵になってしまうのなら剣持の父親は、息子を見捨てて、自分の会社を守るしかない</p><p>さて、そろそろボクの出番だよね</p><p>ルナがオレに言う</p><p>どうする、兄さんこの人たち</p><p>オレは、4人の男たちを見る</p><p>さっきあなたたちを殺すって言ったけれど</p><p>ギョッとして、オレを見る4人</p><p>別に命まで獲るつもりはないよただ</p><p>ここで話したことの記憶を消して社会的に死んでもらうから</p><p>うーん、あんまり上手く書けなかったです</p><p>国の話は難しいです</p><p>ただ、新興のベンチャー企業の人たちも</p><p>いわゆるブラック企業の人たちも</p><p>国の力というものに守られていながら</p><p>ルールを隙を探したり</p><p>ルールを守らなかったりするのは</p><p>良くないなあと思います</p><p>ルールだけは守るっていう人も確実に悪人ですから</p><p>1000．昼の陽光　／　セルダム・イリーガル</p><p>それじゃあ、後、よろしくお願いするわね</p><p>こっちに来てくれた翔姉ちゃんが剣持たちを香月セキュリティ・サービスの制服警備員に引き渡す</p><p>剣持たちは、みんなポカーンとした顔をしている</p><p>はい、お帰りはこちらです</p><p>４人の男が連れて行かれる</p><p>ここでした会話どころか、香月家に来たことさえ忘れるようにしたから</p><p>オレは、翔姉ちゃんに言う</p><p>巫女の力を使って、少しグッタリしているルナを渚と美智が抱いていた</p><p>鞍馬家のことも、記憶がアヤフヤになるようにした</p><p>鞍馬姉妹が、どこに連れて行かれたかとか思い出せないようにしてある</p><p>そんで、４人とも香月家という言葉を聞くと頭が真っ白になって、自分が今まで食べた中で、一番美味かったカレーライスのことしか考えられないようにしたから</p><p>カレーライスの味や匂い、どこで食べたのかどんな皿に盛られていたのか</p><p>何を聞かれてもカレーライスのことだけを延々と話す様に心の操作をした</p><p>美智によると、そういうキーワードだけで機械的にそうなってしまう方式の方がやつらの心を崩壊させてしまう危険性が少ないらしい</p><p>何でカレーライスなの</p><p>翔姉ちゃんが、そう聞くので</p><p>いや、昼がハヤシライスだったから</p><p>特に意味は無い</p><p>今まで食べた中で一番美味かったハヤシライスよりカレーライスの方がイメージしやすいかなぁと思って</p><p>とにかく、今後、あの４人が警察や会社の関係者たちから香月家のことを尋ねられたとしても、やつらはカレーの話しかできなくなっている</p><p>彼らが乗って来た車で、香月家の正門を出てからそのまま渋谷へ行くように命令してあるから</p><p>渋谷のスクランブル交差点の真ん中で、剣持裕吾が全裸になって他の３人が体育祭の騎馬戦みたいに裸の剣持を担ぎ上げることになっているからそれで、警察に捕まるまで渋谷の駅前を走り回るように命じてある</p><p>裸になるのは、剣持だけだ</p><p>やつの社会的な生命は、完全に絶つ</p><p>後の３人はそこまですることは無いと思った</p><p>裸の剣持と一緒に、街を騒がせた罪には問われるだろうけれど</p><p>あのね裸で町中にワタシは裸の王様キュア・フロンタルだっ愚民ども、おそれいったか、パパラパーって大声で叫びまくり続けるように指示してみたんだ</p><p>ルナが翔姉ちゃんに言う</p><p>寧お姉様なら、もっと面白そうなのを思い付くんだろうけれどボクには、それが限界だよ</p><p>いや、なかなか良い線いってると思うわよ</p><p>渚が、ルナの背中を撫でてやりながらそう言う</p><p>わたくしもオレの裸は印籠代わり、ヨヨヨイヨヨヨイヨイイヨイめでてぇなぁというのを提案したのですが、ご主人様に却下されました</p><p>美智お前の趣味は、よく判らん</p><p>ま、特にマスコミに情報を流さなくても今は、みんなカメラ付き携帯を持っているから渋谷に全裸男が現れたら、みんなでネットに画像をアップしてくれるわよね</p><p>ＩＴ会社の社長をやっている剣持はネットによって全てを失うことになる</p><p>あたしこれで良かったんでしょうか</p><p>みすずが、暗い顔でオレに言う</p><p>何もかも旦那様や渚お姉様、美智やルナちゃんに助けていただいて</p><p>それから鳥居さんを見る</p><p>まり子さんも、色々とありがとうございます</p><p>いえ、わたくしは何も</p><p>鳥居さんも、何だか表情が冴えないけれどどうしたんだ</p><p>いいんだよオレもそういう時期があったけれど何もかも、自分１人で何とかできるはずがないんだから</p><p>そうですわこの場はみすず様は、最初のご挨拶だけで後の交渉は、この人や渚さんに任せて良かったと思いますわ</p><p>この場でみすず様が話されることは全て香月家の正式な発言ということになってしまいますからね</p><p>オレが渚が話している分にはそれはオレたちの意見だから、言葉の責任もオレたち自身が負えばいい</p><p>でも、みすずは</p><p>あの人たちは、みすず様から何かしら、自分たちが有利になる言葉を引き出そうとしていたのですから喋らないままでいたのは正解です</p><p>そうだよこれからもこういうことは、オレたちに任せてくれ</p><p>翔姉ちゃんとオレは、みすずにそう言う</p><p>みんな家族なんだからさチーム戦でやっていこうよ</p><p>今回は、このメンバーだったけれど</p><p>渚が居なければ、克子姉やミナホ姉さんに牽制役を頼めば良い</p><p>ガード役は、美智の代わりにイーディ、ハイジだって頼める</p><p>切り札の巫女は、月子、ヨミ、ルナいずれは、コヨミちゃんだって戦力になってくれるだろうし</p><p>その時に居る人間と、相手との相性でメンバーを選ぶことができる</p><p>香月家のフロントマンはみすず、お前が頼むぞ</p><p>瑠璃子にはこういう仕事はさせない方がいいと思う</p><p>ほら、さっきジッちゃんが言ってたろアニエスには華があるから、表に出るような仕事はさせるなって</p><p>逆に、エリとリエにはどんどんビジネスを教え込めと</p><p>瑠璃子もそうだと思うんだあいつには華があるだからこういうヤバイ現場に出すようなことはしたくない</p><p>こういうプレッシャーは、瑠璃子の華やかさを削り取ると思う</p><p>だから、今日みたいな香月家絡みの修羅場はオレとみすずが先頭に立って解決していきたいんだ</p><p>みすずは、オレをジッと見ている</p><p>こういう修羅場をさ凛として乗り越えていくのが、みすずの美しさだと思うからそれはそれで瑠璃子とは、また別の華っていうか美しさだと思うみすずの魅力って言うか</p><p>そうよ、あたしたちを率いてキリリッとして構えているみすずちゃんは、格好良かったわよ</p><p>瑠璃子ちゃんだとか弱く見えすぎて、あの人たちももっといい気になって攻めてきたと思うわみすずちゃんだから、あの人たちと拮抗して立ち向かえたのよ</p><p>あたしが居たことはムダではなかったのですね</p><p>当たり前だろ今の場合みすずが大将だったんだからさ</p><p>ドシッと構えててくれて、助かったよみすず</p><p>オレに抱きついて来るみすず</p><p>これからもみんなでな</p><p>抱き合っているオレたちを鳥居さんが暗い顔で、見上げていた</p><p>見ていたよなかなか、面白い見せ物だった</p><p>オレたちが元の部屋に戻ると</p><p>ジッちゃんが、オレたちを待っていた</p><p>この部屋で遊んでいたはずのアニエス、コヨミちゃん、ハイジ、マナがいない</p><p>エリとリエは残っている</p><p>瑠璃子と美子さんも</p><p>そして寧とイーディ鞍馬美里さん、ありすさん姉妹に水島可憐さんまで来ていた</p><p>ああ、彼女たちはわたしが呼んだ皆でお前たちの交渉を観ていたよそれで悪いんだが</p><p>ジッちゃんがルナを見る</p><p>ボクはいない方が良いんですよね</p><p>別に嫌っているわけではないぞしかし、さっきの映像を観たら、この子たちが不安を感じているだろう</p><p>オレたちと剣持裕吾たちの会談を観ていたのなら</p><p>ルナの力で、剣持たちが心を操作される様子も観ている</p><p>あれは特異な力の無いわたしたちからしたら脅威でしかないからな</p><p>そうか、だからここにはヨミもいない</p><p>月子は、寧と一緒だからまだ旧・研修館ビルから戻ってきていないんだろうけれど</p><p>ルナちゃん、ちょっと疲れているみたいですからあたしが連れて行きますわ</p><p>渚が、そう言ってくれた</p><p>待って、ナギサは身重の身体ネアタシが連れて行くヨ</p><p>イーディが、そう言ってルナをお姫様抱っこする</p><p>アタシは名家とか関係ナイしネ</p><p>香月家のジッちゃん、みすず、瑠璃子、美子さん</p><p>鞍馬姉妹と水島可憐さん</p><p>名家ではないけれどお嬢様である鳥居さん</p><p>そして美智も、みすずの警護役で、お嬢様たちと同じ学校へ通っている</p><p>みんな、名家と接触のある人たちばかりだ</p><p>ああ、あの子はお前がどういう風に配置するのか判らないから、この場には残さなかったぞ</p><p>ジッちゃんが、そう言うのはハイジのことか</p><p>ハイジは、鳥居さんの警護役だったからあの超お嬢様校に学籍はある</p><p>しかし、今後はどうするかまだ決めていない</p><p>今は他の年の近い子たちと一緒に居る時間を多く取った方がいいだろうしな</p><p>ハイジは他の年少組の子と早く仲良くなった方がいい</p><p>何で、エリとリエは残したんだよ</p><p>この双子は名家ともお嬢様学校とも全然関係無いぞ</p><p>面白そうだったからだ</p><p>いや、これからのわたしたちの会話はこの子たちのような、劣悪な環境で育った者の眼に晒されるべきだそう思って残した</p><p>リエとエリに見られるということ</p><p>じゃあ、あたしたちは行くわよ</p><p>ルナたちのことは任せるネ</p><p>兄さんまた後で</p><p>渚、イーディ、ルナが退出する</p><p>では、わたくしも別室で控えております</p><p>翔姉ちゃんも、一礼して部屋から出て行った</p><p>再確認しておこう</p><p>今、この部屋に居るのは</p><p>正面に、ジッちゃんとエリとリエ</p><p>右に鞍馬姉妹</p><p>左に瑠璃子と美子さん</p><p>そして、オレの脇にみすずと鳥居さんと美智</p><p>まあ、座れそのままでは、話もできん</p><p>ジッちゃんに言われオレたちは空いている椅子に座る</p><p>お前の処分、なかなか見事だったぞ</p><p>ジッちゃんは、笑ってそう言うが</p><p>そんなことないよ半分以上は翔姉ちゃんのお手柄だよ</p><p>翔姉ちゃんが、剣持たちの計画を暴いてくれてオレに教えてくれたからだ</p><p>いや、彼女がしたことは情報の提供だお前は、それを元に適確に処理した</p><p>そうやわ、お兄さんメッチャ格好良かったでぇあんな、イカツイオッサンたちに全然ビビッてなかったもんなぁ</p><p>そうですわ、お兄さんキリリっとしてました</p><p>わたし、ゾクゾクして濡れちゃったもん</p><p>うちもですお兄さん</p><p>この双子は本当にここに居ていいのか</p><p>おや、鳥居まり子くん君はどうして、そんなに暗い顔をしているのかね</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんに声を掛ける</p><p>正直に答えてくれたまえ君はこいつの差配をどう思った</p><p>驚きましたそして怖いとも思いました</p><p>黒森様が法を犯すということに、まったく迷いが無いということに</p><p>そんなんしゃあないわ</p><p>あんなイケ好かないオッチャンたちなんて、あんなんでええと思うで</p><p>リエとエリは、そう言う</p><p>君はこいつのした処理が、間違っていると言うのかね</p><p>いえ黒森様の判断は、全て正しいと思いますそして、こういうことができるだけの力を黒森家が持ちまた、あの様な人の心を変えてしまう力もあるのなら、それを最大活用することは間違っていないと思います</p><p>では、何を君は恐れているのかね</p><p>ジッちゃんの問いに</p><p>力があるからといって、平然とそれを行使することができる黒森様が怖いのです</p><p>そんなことないわなぁ、リエちゃんこんな頼もしいお兄さんで、わたしらは嬉しいもんなぁ</p><p>そうですわこういう強い人なんやって判って、良かったって思います一生、お仕えせなあかん人ですから</p><p>わたくしは怖いのです他人の運命を変えるということに対し、まったく躊躇なさらない黒森様が</p><p>確かにオレのせいで、剣持裕吾の社会的な生命は終わる</p><p>弁護士や元警官やネットニュースの人もただでは済まないだろう</p><p>渋谷の往来での全裸騎馬戦の首謀者たちとして、何らかしらの社会的なペナルティを背負うことになる</p><p>そうかねわたしも他人の運命を変えることには躊躇はしないがね</p><p>わたしはこれまで、何千人という人間の運命を変えてきた企業を経営するということは、そういうことだ良くも悪くも人の運命に干渉するしかないわたし自身が経営する会社だけでなく下請けの会社や関連企業、わたしの会社の製品を配送する運送会社小売店に至るまでわたしが経営判断を間違えたら、多大な影響を与えてしまうライバル企業もだわたしの会社の業績が増えたせいで、潰れる会社もあるだが、そんな人たちのことまで考えてはビジネスはできんよわたしが何か１つ決裁するたびに、誰かの運命が変わってしまうことは仕方のないことだ</p><p>出世するのも、降格させられるのも失業することになったり、逆に会社に雇用されるのも、人生の大きな転機だ</p><p>ジッちゃんが何か指示を出す度に、誰かの人生が変わる</p><p>そしてまた、わたし自身も他の人間によって、人生が変えられている直近の例だとこいつによって変えられた半年前のわたしなら、自分の周りにこんなに可愛い女の子たちが何人も居る老後など想像もしていなかったぞ</p><p>待って下さい香月様がおっしゃっているのは一般論ですわわたくしが恐ろしいと感じているのは、黒森様が違法行為を犯してでも人の運命を変えてしまわれるということです</p><p>違法行為とは何かね</p><p>さっきの男たちの携帯電話が繋がらなくなったり、会社の通信回線が途切れたり、彼らの契約しているコンピューター関連のサービスが全て使えなくなったりしたのは全て、偶然だよたまたま、不幸なことが重なっただけだ</p><p>ブログやＳＮＳのアカウントが抹消されたり</p><p>会社のビルごと停電したことも</p><p>偶然なのだよこの現象には、誰かの意図などは存在しないだから、この件で誰も罪に問われることはないし警察が捜査することもない</p><p>それは香月家がお持ちになっているお力によるものでしょうでも、実際に起きていたことは犯罪です違法行為ですわ</p><p>いいや違法行為ではない警察に起訴されないのならそれは犯罪ですらないのだよ</p><p>あの鷹倉の娘たちの不思議な力もそうだ人の心を捜査する力の存在は、法的に認められていないだから、あの子らがあの力を使ったとしてもその行為を処罰することは誰にもできないのだよ人を殺したとしてもだ凶器はどこにある誰が、彼女らの犯罪だと立証できる</p><p>それは詭弁ですどんな理由であれ、人を傷付けることは犯罪ですわ</p><p>ジッちゃんはハッキリと言う</p><p>鳥居まり子くん、君は大きな勘違いをしているよ君が、こいつのしたことに引っ掛かっているのはそれが日本の刑法上の犯罪行為だからではない君の中の正義感に反する行為だったからだろう</p><p>鳥居さんの正義感</p><p>あるいは君の倫理観、モラルと言い換えても良い</p><p>ジッちゃんの言葉を、鳥居さんは真剣な眼で聞いている</p><p>最近の日本は企業コンプライアンスということにとてもウルサイこれは、単純に法を守れということだけではない企業の倫理やモラルについても注視している何か問題が起きた時法律上は、その企業には問題がないことだとしても道義的責任があるとして、全面的な賠償をしなくてはいけないことなどよくあることだ</p><p>それは仕方のないことですお客様に製品を買っていただいている以上は</p><p>ああ、表の世界ならそれで良いお客様の信頼を損ねないためにはどんなことでもしなくてはいけないし、今はインターネットの時代で、みんな人のミスを見つけたら、すぐに公表するからな法律を守るでも、企業倫理でも、モラルでも１２０パーセント、気を付けさせるようにしておかないと会社が保たない時代だ</p><p>だが、君は裏の世界のことにも、コンプライアンスを求めるのかねいや、表の世界の考え方では、そもそも裏の世界の人間と接触することがコンプライアンス違反なんだろうがこちらがどんなに拒絶しても、やつらはやって来るよそして警察は民事不介入で役に立たないことも多いし、彼らの動きはとにかく遅い警察と言ったって、役人であることに変わりないからな</p><p>だから黒森様なのですか</p><p>ああこいつはさっきあの剣持という男と対面して、こいつは話をしてもムダな男だと見切った瞬間に、切り捨てた君は、こいつが躊躇しなかったことを怖かったと言ったがわたしは頼もしいと思ったよ見切ってもなお、切り捨てることに躊躇した結果周りの人間も巻き込んで、大変な不幸に陥った人間をわたしは何人も知っているこいつの見切りはわたしたちには必要だ</p><p>ジッちゃんは、みすず、瑠璃子、美子さんを見る</p><p>オレに剣持の相手をさせたのはやっぱりテストだったの</p><p>オレが、そう聞くとジッちゃんは</p><p>何を言うお前にとっては毎日がテストだわたしは、お前の行動と決定の全てをチェックしているぞ</p><p>そういえばそうだな</p><p>そして鳥居まり子くん君の最大の勘違いは君はこいつを怖いと感じたのではないこいつが羨ましいのだ嫉妬しているのだよ</p><p>わ、わたくしはそ、そんな</p><p>さっきのこいつとあの若造の話は、興味深かったこいつが話していた通り国家とは人の入れ物でしかない日本には長い伝統と歴史があるしかし、それは日本民族のものであって日本国という入れ物とイコールではない</p><p>現代の国家では国民を守るのは、国の責任ということになっているだから、例え遠い異国で日本人がその国の反政府組織に捕らえられたとしても日本国が交渉して、囚われた日本人を救出する義務があるいや、例えば、誰もいない太平洋の真ん中で日本人がたった一人で溺れているとしても、そいつ人間が日本人である限り日本国にはそいつを助ける義務がある</p><p>しかし、義務があるということと必ず助けることができるというのは別だ誰もいない海の上で溺れている者は誰にも気付かれず溺れ死ぬだろう日本国にそいつを助ける義務があるとしても実際に助けられるかどうかは、話が別だ</p><p>鳥居さんは静かに聞いている</p><p>また、警察や消防には、日本国の国民の財産を守る義務があるしかし警察というものは大抵、犯罪が起きてしまってから出動するものだ消防も火が出てから消火に向かうもちろん、警察は犯罪を減らす努力をしているし消防も防火のキャンペーンを続けているそれでも彼らには、国民の財産を守る義務はあるが１００パーセント守ることはできない絶対にできないのだよ</p><p>どうしたって犯罪者に被害を受ける人はいる</p><p>火事が起きてしまい、家や家財道具が燃えてしまう人もいる</p><p>他の国家が行っている公共サービスも１００パーセント完全にはできないのだよもちろん、国家の法もだ現実に起きている問題からいつも遅れてからしか決められない国家とは完全なものではないのだいや、現実の方が変化し続ける以上、国家は常に完全を目指し続けるだけで絶対に完成はしないのだ</p><p>法には抜け道やミスが残る</p><p>公共サービスは全てが行き届くことはない</p><p>いつもどこがが不足して何かが困ることになる</p><p>だから国家に不足していることは、自分たちで補わなくてはならないのだよ</p><p>警察の手が及ばないと感じれば自分で警備員を雇ったり、防犯カメラや警報器を設置したりしなくてはいけないあるいは、ボディガードを自費で雇ったりな他のサービスもそうだ公ができないことなら、民間でサービスを始めるしかないもちろん、費用は掛かるが仕方ないことだ国家には全てはできん</p><p>それは、判ります</p><p>わたくしも国は何でもできると思い込んで、文句ばかり言っている人は間違っていると思います</p><p>ああ、ああいう人間たちは今、国家を運営している人間たちはみんなバカで、自分たちが権限を委ねられれば、どんなことも１００パーセントできると思い込んでいるのだ</p><p>確かに、国家の行っていることにはムダとしか思えないこともあるしかし、ムダを削ぐことはできても、ムダを全て取り除くことはできない人間が集まってしていることなのだから文句だけを言っている連中が満足するような国家を作るためには、国民全員が無欲無我で清廉潔白なスーパーマンにならんといけないだろうよ</p><p>さて、こいつの話に戻るが</p><p>ジッちゃんは鳥居さんを見る</p><p>国の法律を守らないといけないというのはそんなに大切なことかね</p><p>もちろん、わたしは国というものを認めているしこの国の法も尊重している国家を騒乱させるつもりはないし、日常的に国法を破っているわけではないわたしはこの国を愛しているしな</p><p>ですけどそれはやっぱり、法律は守らなければならないと思います</p><p>Seldome Illedalという言葉を知っているかね</p><p>セルダム・イリーガルって時には違法という意味ですか</p><p>鳥居さんが答える</p><p>わたしの部下にロサンゼルスで運転免許を取った者がいてねそいつが教えてくれたんだよ自動車学校の教科書に書いてあるんだそうだこういう運転をしたら、違法か、違法じゃないかというページに</p><p>面白いだろうそして、アメリカ人というのは実に率直ではないか時には違法警察官によっては法律違反と見なす場合もあるが、そう見なさない警官もいる何ともいえない微妙な問題だから自動車学校では、違法だとは断定できない</p><p>それはアメリカだからですわ日本はそういうことは全て、違法かそうじゃないか決めるはずですから</p><p>国民性というか日本人の気性としては、そうだろうでも、実際には日本にも数多く存在するよ厳格に法律で違法だと定めてしまったら息苦しくて生活ができなくなるから決められないものあるいは見逃されているものは</p><p>もちろん、法律は守った法が良いしかし守っていたら、どうすることもできなくなるものも多い</p><p>そう言って、ジッちゃんは鞍馬姉妹を見る</p><p>君たちはどう思うねわたしたちが提示した資料は見たね君たちのお父さんをソソノカして、鞍馬閣を壊し高層ホテルに建て替えるプランを示したのは、あの剣持という男だった出資者である外国の投資ファンドに指示して、鞍馬家を経済的苦況に追い込んだのもこの後、鞍馬家を救うホワイトナイトとして剣持自身が資金を出し、そのまま高層ホテルも鞍馬家本体も自分の支配下に置く計画だったのだろう</p><p>鞍馬美里さんは</p><p>はじめは、信じられませんでしたが剣持様がみすず様とお話になっている様子を拝見致しましたから</p><p>美里さんは、どんよりと暗い顔をしている</p><p>あの様な方だったとは全く気付きませんでした</p><p>また美里さんは涙を零す</p><p>ありすさんが姉を抱き締める</p><p>こんなことで貴重な鞍馬閣を失ってしまってわたくしたちは、ご先祖様に会わす顔がございません</p><p>鞍馬閣は、わたしたち名家の人間にとっても、とても大切な建物だった</p><p>申し訳ございません香月様</p><p>君たちにとっては、どうなのかね君たちはあの鞍馬閣を愛していたのか</p><p>そんなの好きだったに決まっているじゃないですか</p><p>気の強いありすさんが、ジッちゃんに言う</p><p>わたくしも、美里お姉様も鞍馬閣が大好きでしたわだって、わたくしたち鞍馬の家の娘ですもの</p><p>でもお姉様と剣持家とのご縁談を成功させるためには</p><p>ありすごめんなさい</p><p>お姉様が悪いのではございませんお父様があんな方の言葉に惑わされて、おかしな野心を抱かれたから</p><p>鞍馬姉妹の父親は若くして、鞍馬家の当主になったから</p><p>古い鞍馬閣を守るだけの生活より現代的な高層ホテルに建て替えるという剣持の夢の様なプランにホイホイと乗ってしまった</p><p>そうか、君たちにとっても鞍馬閣は大切な場所か</p><p>ジッちゃんがニヤッと笑う</p><p>さて、わたしは１つ違法行為をしたもちろん、まだ誰にも気付かれていないからこれはまだ違法行為ではない</p><p>古い日本建築は上手く解体すれば、移築できることを知っているかね</p><p>君たちが雇った、鞍馬閣の解体工事業者は全て、わたしの配下を潜り込ませた鞍馬閣の周囲は外から見えないように覆い建物は、古建築の専門家が慎重に解体した君たちの父親は、まったく気付いていないはずだ</p><p>鞍馬姉妹はハッとする</p><p>そして解体された鞍馬閣は廃材としてわたしの会社が引き取ったついでに庭にあった形の良い樹木も全て、わたしが確保してある鞍馬閣の建物も庭園も工事前の測量調査の際に、完璧に記録してあるから、後はわたしの持っている土地に鞍馬閣を再建するだけだ</p><p>鞍馬閣はジッちゃんが、再現する</p><p>これは違法行為なのだろうかわたしは買った廃材を組み立てるだけなのだがもちろん、君たちのお父さんが取り壊せと言ったはずの鞍馬閣が綺麗に保存解体されたというのは、契約違反だ違法行為ではあるがその解体業者とわたしとの繋がりは誰にも証明できないようにしてある</p><p>倫理やモラルには反しているだろうね結果的に、あの歴史的建築物である鞍馬閣がわたしのものになっているのだからしかし、こういう方法を取らなければ鞍馬閣は、永遠に失われることになっていた</p><p>正しい行為だけでは世の中は上手くはいかない</p><p>鞍馬閣は失われていないのですね</p><p>鞍馬美里さんの顔が、明るくなる</p><p>まだだよまだ解体されたままだあの素晴らしい建物を再建するのに相応しい場所を探している正直今まで建っていた鞍馬家の土地は、周囲に高い建物ができたりしてかつての美観を失っていた今更、あそこに戻すわけにはいくまい高層ホテルを作るために、根こそぎ掘り返してしまっているのだろ</p><p>ホテルは建築途中で止まっている</p><p>今更、鞍馬閣を建て直すことはできない</p><p>しかし、香月様がお持ち下さるのでしたらわたくしは</p><p>嬉しそうに泣く、美里さん</p><p>さてそれはどうなのだろうね</p><p>ジッちゃんは、真顔でそう言う</p><p>鞍馬閣は、鞍馬家の宝ではないのか君は、鞍馬家の娘として鞍馬閣を香月家に奪われたことを悔しく思わないのかね</p><p>するとありすさんが</p><p>く、悔しいですわ悔しいに決まっていますわ</p><p>そうかだったらわたしから買い戻したまえ</p><p>か、買い戻す</p><p>そうだともわたしは廃材として鞍馬閣を買い取ったのだよ新しく鞍馬閣を移築する土地だったタダではない全て、金がかかっているのだ</p><p>ありすさんは</p><p>ど、どれくらいのお金があれば鞍馬閣を買い戻せるのでしょうか</p><p>そうだねいや、金額の問題ではないな君たちに売っても今の鞍馬家なら、また鞍馬家を破壊してしまうだけかもしれんし</p><p>そんなことはありません今度こそ鞍馬閣は、わたくしと美里お姉様で守ります</p><p>ありすさんは、ハッキリとそう言う</p><p>わたしは言葉は信じないよ勢いのある言葉だけなら、誰でも言えるわたしは君たちの覚悟を見たい</p><p>鞍馬閣を君たちに譲る条件は鞍馬美里くんが、５年間、娼婦として働くということそれから、ありすくんが、こいつの性奴隷になることこの２点だけだ</p><p>ハッキリ言っておくがね今の鞍馬家に、鞍馬閣を買い戻す金などないことは判っているのだよ君達の父親は、建設途中のホテルの始末にも難儀しているじゃないか</p><p>そうだ外国の投資家ファンドに逃げられた鞍馬家は、資金繰りに困っている</p><p>とても、鞍馬閣を再建する費用なんて出せるはずがない</p><p>君たち自身が、自分の肉体を犠牲にしない限りわたしは、君たちを信じないそんなこともできないような人間に、鞍馬閣を渡せるはずがないだろう</p><p>と、ありすさんは</p><p>判りましたわ奴隷になれば良いのでしょうわたくしはこの身を捧げます</p><p>うーん、話の展開はこれでいいんだろうけれど</p><p>そして１０００話ですわ</p><p>えー、ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます</p><p>１０００話もかかって、まだ完結しないで申し訳ありません</p><p>最初は30話ぐらいの中編のつもりで始めたんですけどねぇ</p><p>どうしてこんなことになったのか</p><p>もうちょっとだけ続きます</p><p>どうぞ、ラストまでお付き合い下さい</p><p>1001．昼の陽光　／　誉れある奴隷宣言</p><p>鞍馬ありすさんが、叫ぶ</p><p>その代わり、お姉様は美里お姉様は、お家にお家に帰してあげて下さい美里お姉様には、娼婦なんてお仕事は無理ですわたくしが、わたくしなら何でも致しますから</p><p>ありす、あなた</p><p>美里さんが、またシクシクと泣き出す</p><p>美里お姉様は、わたくしがわたくしが守りますわ</p><p>ギュッと姉を抱き締める、ありすさん</p><p>はぁ何を言うとるの</p><p>あんた、アホなのと違うか</p><p>エリとリエが、呆れた顔で２人に言う</p><p>何で、あんたの方が条件を付けられる立場におるん</p><p>そうですわというか、あんた１人がエッチ奴隷になったぐらいで、あんたん家の借金が返せると思うんですか</p><p>どう見たって、そっちのお姉さんの方が稼げるもんなぁ</p><p>お乳大きいですし、美人ですし</p><p>というか、あんたはまだ小さすぎる子だから、娼婦やのうて、お兄さんのエッチ奴隷にしてもらえるんやないか</p><p>うちらと同じです</p><p>そうやわたしらと一緒だった人たちかて園子ちゃんたちは娼婦やもんなぁ</p><p>ていうか、お兄さんによっぽど気に入ってもらえんとエッチ奴隷も無理やしな</p><p>そうやわたしらが、どんだけ苦労してエッチ奴隷になったかあんたら判るか</p><p>おい、そんな苦労させたか</p><p>まあ、それはええよ、エリちゃんこのお爺さんが、お兄さんのエッチ奴隷になれって命令したってどうせ、お兄さんは自分の判断で決めるんやろうから</p><p>そうやなお兄さんはバカで可愛くない子は、エッチ奴隷にせーへんもんな</p><p>お兄さんあの子らと遊んでみて、すっごい驚きましたわ</p><p>あの子らって年少組のことか</p><p>うんスゴイですわ１人もアホな子がおらんしかも、みんな飛びきり可愛いですし</p><p>わたしらな、地元で知り合いとトランプとかしてもまず負けたことなすんですわ</p><p>はい、うちとエリちゃんは</p><p>ああ、この双子だと組んで賭けトランプぐらいはやっているよな</p><p>それがな</p><p>あんなに必死にトランプしたのは、生まれて初めてですわ</p><p>何でみんな、あんな強いんです</p><p>そりゃあ、普段から一緒に遊んでいるのがイーディや美智といった天才児だったり</p><p>ああ、ハイジもすっげぇ頭が良さそうだよなあ</p><p>いやいや、みすずも瑠璃子もメチャクチャ成績が良いんだっけ</p><p>マナとアニエスは父親の白坂創介だって、一流大学へ行って、一流広告代理店に勤めていたエリートだから頭の出来は良い</p><p>雪乃だけ、なぜかバカなだけでいや、あいつも入学当初はそれなりに成績が良かったぞ</p><p>鷹倉姉妹も、みんな頭の回転が早いし</p><p>ゴメン、多分、うちの家族で一番頭が悪いのはオレだから何でこうなったのか理由は良く判らない</p><p>メグも、本当は一流の進学校に合格していたのを雪乃が無理矢理、今のオレたちの高校に行かせたわけだから、本当は頭が良い</p><p>オレと同じくらいの頭は愛ぐらいか</p><p>いや、愛だって思考スピードが遅いだけでジックリと物事を考えるタイプだしなあ</p><p>でも、お兄さんは、そのバカッぽさがキュートやからそれでええんですわ</p><p>そうですお兄さんは今のままがええです</p><p>さっきのエラソーなオッチャンと対決している時のお兄さん、格好良かったですわぁ</p><p>ホンマですうち濡れちゃいましたから</p><p>わたしかてトロトロですわ</p><p>観ていたのはいいがその表現は、何だ</p><p>双子は再び、鞍馬姉妹を見て</p><p>とにかくなぁ、あんたの方からお兄さんのエッチ奴隷にして下さいって、全裸土下座するんが筋なんやで</p><p>そうですわそれで、一生懸命どうしたら立派なエッチ奴隷になれるか、必死に考えてお兄さんにご奉仕せなあかんです</p><p>わたしらみたいにな</p><p>というか、うちらもまだまだですから今、頑張ってます</p><p>判らんかお兄さんが、お前みたいなエッチ奴隷はいらん出てけって言うたら、外に放り出されることになるんよ</p><p>だからエッチ奴隷になってやるっちゅう根性じゃ、ダメなんですエッチ奴隷として、お兄さんに受け入れてもらうためには何でもせーへんと</p><p>お兄さん、わたしら何でもするでぇ</p><p>はい、もうお兄さんのためだけの奴隷ですから</p><p>双子は、一気にそう言う</p><p>おやおや、どうする瑠璃子性奴隷の先輩としての立場が危うくなりそうだぞ</p><p>ジッちゃんが、ニコニコと笑ってそう言う</p><p>そういうことを言葉で言っている間は、まだまだですわ</p><p>瑠璃子は、ニコッと微笑んでそう言う</p><p>わたくしは、お兄様が望まれた時に、望まれるだけ、この身を捧げられるよういつでも準備していますから</p><p>そうよ、旦那様がなさりたそうな時に、スッと身体を差し出すのそれが上手くできた時が、一番、女としての幸せを感じることができるのよ</p><p>エリ妹、リエ妹、あなたたちの行いはまだご主人様にお仕えするという領域には達しておりません精進なさい</p><p>瑠璃子、みすず、美智と先輩たちからダメ出しされる</p><p>ただ、エリさん、リエさんのおっしゃっていたことは本当よありすさんはまだ、頭の中がお嬢様のままなのね</p><p>永遠に失われたはずの鞍馬閣が、再建できるということそして、またあの衣素晴らしい建物が鞍馬家の財産になるということそれに対する代償が、ありすさん１人の人生で釣り合うのかしらね</p><p>単純に考えてご覧なさいあなたのお父様や剣持裕吾さんの眼を誤魔化して鞍馬閣を密かに解体し、運び出すのに掛かった費用そして、これから鞍馬閣を建て直すとしても移築する土地は、それなりの場所を選ぶことになります</p><p>元の土地は、高層マンション建設のために掘り返してしまっているから元には戻せない</p><p>都内での再建は無理だろうから、移築は伊豆辺りを考えておるよ風光明媚な場所でなくては、あの素晴らしい建物が映えんからな</p><p>土地代、移築に掛かる費用あれだけの伝統建築となると、一流の研究者や古い建物のことが判っている職人さんたちを呼ばなければなりません全部で幾らぐらい掛かると思いますか</p><p>何億というお金が掛かるのですか</p><p>ありすさんが、力なく答える</p><p>その十倍は掛かるよただの移築では済まん耐震補強の工事もしないといけないし防火システムも完璧にしなくてはいけないああいう建物は手が掛かる我が家の明治館と同じだ</p><p>この香月家の本家邸宅にも明治時代のままの洋館が残っている</p><p>窓ガラス１つだって、今とは工法が違うからな特に、鞍馬閣の２階のステンドグラスなど、補修は全部手作業で、欠損部分は専門家に手作りで作り直してもらうしかないどこもかしこも金が掛かる</p><p>建てられた時が手作りの時代だからな今の大量生産の工業製品は、使えないのか</p><p>もちろん、このままわたしが持っていても構わんのだぞその場合は、香月閣と名前を変え、香月家の資産として後世に残していくだが、あれは本来、君たち鞍馬家の物だ君たちが買い戻すというのなら、売ってやらんことはないがそれならそれで正当な値段で買い取れというのだよ</p><p>ですがだからといって、美里お姉様が娼婦にならないといけないというのはアンマリですわたくしたちが大人になるまで待って下さいきっと、鞍馬家の事業を再建して鞍馬閣を買い戻しますから</p><p>ありすさんは、必死にそう訴える</p><p>おいおい、わたしは今年８２だよ来年までだって、生きているかどうか判らんそんな１０年も、２０年も掛かりそうな話には付き合えんね</p><p>５年だ５年しか待てんよだから、５年間鞍馬美里くんに娼婦になれと言っているなあに、客は名家の富豪たちだけだ君に対して大金を払える人間にしか売らんよ安売りしても、鞍馬閣を買い戻すだけの金はできないだろうからな</p><p>ジッちゃんは、ギロッと美里さんを見る</p><p>今、１８５年後は２３だね女が身を売るには、一番高く売れる時だとは思わんかね</p><p>で、でしたらわたくしを、わたくしを娼婦にして下さい</p><p>ありすさんが叫ぶ</p><p>それはできんね君はまだ１３だろ１３の平たい身体の小娘を、富豪たちが買うと思うかね</p><p>わたしら、ロリコンさんたちには何でか妙に詳しいけれど</p><p>そうやな、何でか妙に</p><p>エリとリエは両親によって、自分たちのエロ画像をロリコンたちに売られていた</p><p>あの人たちって、妙にケチやもんなぁ</p><p>そうだったわロリコンさんたちは、微妙にケチ臭いんやわ</p><p>会社の社長さんとか、弁護士とか、市会議員さんとかのロリコンさんとかもやったけれど</p><p>そうやなぁドーンとこれを受け取ってくれいっなんて大金をプレゼントしてくれる人しかはおらへんかったよなぁ</p><p>ケチ臭ーく、５００円の図書カードとかくれてそれで、どうやってエバッとるような人ばっかりやったもんなぁ</p><p>というか、撮影会とかやってもお金持ちなはずの人も、妙に貧乏臭い格好でくるんやわ</p><p>アレ、なんなんやろなぁ何でああなのかなぁ</p><p>知らんわとにかくロリコンさんに、ゴッツー気前のええ人はおらんでぇ</p><p>双子が、そう証言する</p><p>あんたみたいな、ガリガリの可愛げの無い子が娼婦になっても貧乏臭い、ロリコンさんが寄って来るだけやで</p><p>せめて、もうちょっと可愛くならんとなうちらみたいに</p><p>エリとリエの言葉に黙り込む、ありすさん</p><p>それと鞍馬家のことだがな</p><p>今のままでは再建できんぞあの高層ホテルの建設がどうにかならん限り、企業グループの崩壊はまぬがれん</p><p>鞍馬閣を壊して、代わりに高層ホテルを建てる計画にジッちゃんや他の名家の人たちは反対していた</p><p>だから、建築資金は剣持裕吾が紹介した、外国の投資ファンドが出していたわけだけど</p><p>剣持が鞍馬家を乗っ取るために、語彙国の投資ファンドは突然資金提供を打ち切って撤退した</p><p>だから、ホテルの工事がストップしてしまい鞍馬家は苦況に陥っている</p><p>このままでは、剣持とは別の乗っ取り屋がやって来て鞍馬グループの高級旅館やホテルを切り売りし始めるだろうそして、最終的には全て奪われて、鞍馬家には何も残らなくなる</p><p>眼の前の借金を返すために、資産を順番に売却していくうちに何もかも無くなってしまう</p><p>＊＊百貨店グループが、アメリカ企業にやられた手だ全てのグループ企業が、高く売れるものから順に売り飛ばされた巨大なグループが見事なまでにバラバラにされたあのグループは、戦後の成り上がり者一族の経営だったからわたしたちは救済しなかったがな</p><p>お祖父様、鞍馬家をどうなさるおつもりですか</p><p>確かに現在の状況では、本業のホテル事業も危うい</p><p>とてもじゃないが、鞍馬閣を買い戻すなんていう余裕は無い</p><p>幸い、鞍馬グループは上場企業ではないだから、会社の株は全て鞍馬家が持っているそれを吐き出させるそうだな、４９パーセントだけを鞍馬家に残し残りの５１パーセントは香月家と歌晏家が買い取る</p><p>つまり、鞍馬家から経営権を奪う</p><p>そうでないと、わたしと歌晏が、鞍馬家を救済してやったということになるそれではまた同じ様に、わたしたちの援助をアテにして無茶なことをする名家の当主が現れるだから、わたしと歌晏で、一先ず鞍馬グループを乗っ取るわたしたちの評判は悪くなるが誰にでも優しい良い人だと思われるよりはみんなに冷たい酷い人間だと思われている方が良いからな名家の当主は</p><p>何にせよ今の当主、鞍馬のセガレには、経営責任を取ってもらわんといけないだから、社長は辞めてもらう新しい社長には、わたしと歌晏が適任者を送り込むだろうそして、鞍馬のやつにはしばらく雲隠れしていてもらわないといけないのだ</p><p>雲隠れ</p><p>剣持裕吾が、組んでいた海外投資ファンドは相当、悪辣な連中だからないや、剣持自身、外国人投資家たちに乗せられて今回の行動に及んだと思われるやつらは、剣持が鞍馬家に入り込む時に、裏から資金を貸しその貸出金を元に、いずれは鞍馬グループを乗っ取るつもりだった剣持裕吾も、切り捨てて</p><p>お前たちが、剣持を処分してくれたことで外国人投資家たちが、鞍馬グループに食い込むことはできなくなったしかし、やつらからすれば美味しい思いができるはずだったのに、横からわたしと歌晏に横取りされたことになる当然、面白くないとなれば、次は鞍馬のセガレに接触してくる</p><p>美里さん、ありすさんの父親に</p><p>いいかね一度はその投資ファンドが、投資してくれるという話になったから、鞍馬のセガレは鞍馬閣を壊し、高層ホテルの建築を始めたんだ</p><p>それがその投資ファンドが、突然撤退したから、鞍馬は資金繰りに困り危機に瀕している</p><p>ここで、再び外国人の投資ファンドが、やっぱり、投資を継続する言い出したらどうなる</p><p>鞍馬のセガレは本当なら、わたしたちに頭を下げたくはないのだ名家の老人たちの苦言を苦々しく思って、鞍馬閣をブッ壊してしまったのだから本来なら、わたしに会わす顔が無いと思っているだから、鞍馬家を救済して欲しいという話を自分自身でなく、ここに居る２人の娘に直訴させようとしたのだろう</p><p>突っ張って、ジッちゃんたちの意見を無視して、ホテル建築にゴーサインを出したのに</p><p>上手く行かなくなったから、助けて欲しいとジッちゃん泣きつくのは、かなり、みっともない</p><p>そんな中で外国ファンドがやっぱり資金を出すと言って来たらわたしたちに頼らなくても、自前で何とか鞍馬グループを立て直せそうな気配を感じたらどうなると思う</p><p>そりゃ飛びつくに決まっとるわ</p><p>そうやな恥ずかしい思いをせんでええなら危なそうな橋でも渡ろうとしてしまうわなぁ</p><p>エリとリエはそう言う</p><p>そういうことだだから、鞍馬のセガレからは経営権を奪っておかないといけない</p><p>鞍馬グループには、鞍馬閣ほどではないがそれなりに歴史のある旅館やホテルが幾つかあるこのままだと、そういう施設が外国人の手に渡ってしまうぞしかも、今回の鞍馬閣のことを見れば判る通り彼らは日本の文化や伝統建築に対する敬意は、全く持っていないいい加減な相手に転売したり、古い建築を壊してみっともない現代風のホテルに建て直すぐらいのことは平気でやるぞ</p><p>だから、鞍馬のセガレには鞍馬グループの４９パーセントの株だけ持って、雲隠れさせる外国人投資家が接触できないところにだ最低でも５年は現場から離れていてもらうそうしないと、悪縁は断ち切れん</p><p>何や、だからこのお姉さんの年期も５年なんやな</p><p>５年間は、娘さんたちもどこかに隠れていないと外国の悪い人たちが寄って来る可能性があるっちゅうことでしょ</p><p>そうななお父さんが見つからなかったら、娘をさらって交渉の道具にしたりしますもんなぁ</p><p>この双子ははみ出し者ヤクザの家で育っている</p><p>だから、こういう想像が早い</p><p>でも、お兄さんの家は、絶対にタダメシは食わさんですもんな</p><p>うんうちも今は、判ってますここにおいて貰うのには、それに相応しい代償を払わんといけないってことは</p><p>わたしらの場合は、処女を捧げていつでも、お兄さんだけのエッチ奴隷になるっちゅうことですわ</p><p>でも、ちゃんとエッチ奴隷をしているんならこのお兄さんは、うちらのことを守ってくれます</p><p>お兄さんはうちらが裏切らない限り、ゼッタイにうちらのことも裏切らないお人ですわ</p><p>この場合の裏切らないっていうことはお兄さんに嘘を吐かないお兄さんの家族とは仲良くするみんなの生活のために進んでお手伝いをするエッチはお兄さん以外の人とは死んでもしないしたら死ぬっていうことですわ</p><p>リエちゃん、後、エッチは必ず中出しっていうルールもあるわ</p><p>あ、そうそう、そうやったアニエスちゃんに、そう教わったもんなぁ</p><p>アニエスが、そう言ったんだ</p><p>その代わりお兄さんのエッチ奴隷でいるんなら、どんな夢を持ってもええし、それに向かって頑張ることにはお兄さんが全力で応援してくれるって聞きました</p><p>それは、寧お姉さんとマナお姉さんにな</p><p>マナお姉さんなんて、エッチ奴隷なのにスーパーモデルになるために、頑張ってるって言ってたもんなぁ</p><p>寧お姉さんかて、自分の夢の話してくれたましたわ</p><p>ああ、昨夜はずっとこの双子と一緒だったもんなあ</p><p>せやからお兄さんのエッチ奴隷にしてもろうたことは、多分、当たりなんやと思います</p><p>よう考えたらあのまま地元で暮らしているより、全然ええですわ</p><p>わたしら、このままならロリコンさんたち相手の売春婦にさせられるはずでしたし</p><p>お父ちゃんたちが居なくなっても、お父ちゃんのアコギなツレがいっぱいおるもんなぁ</p><p>うん、お父ちゃんが死んだって知って真っ先にわたしらのこと犯しに来たと思うもん</p><p>ホンマに、初めてはお兄さんにあげられて良かったなぁ</p><p>というか、初めてどころか最後まで、お兄さんですわ</p><p>うん、ご奉仕しますわ</p><p>みんな気持ちええ子ばっかしやもんなぁ</p><p>こんなうちらのことみんな、明るく受け入れてくれましたもん</p><p>お兄さんがエッチした子なら、ゼッタイに良い子のはずだって初対面のわたしらのこと、信じてくれたんです</p><p>双子の眼に、うっすらと涙が溜まる</p><p>だからこんな、しょーもない子とエッチしちゃダメですわ</p><p>そうですこんな高飛車でエラソーな子はダメです</p><p>２人は、鞍馬ありすさんを睨む</p><p>そうは言うけれどさ</p><p>エリとリエだって初対面の時は、オレに対して相当、高飛車だったぞ</p><p>痛いとこ突かれてしもうたっ</p><p>ジッちゃんが、ハハハと笑い出す</p><p>みすず、どうだねこの子たちのこのバイタリティは</p><p>正直、びっくりしています</p><p>何て元気な子たちなのかしら</p><p>瑠璃子も、眼を丸くしている</p><p>鞍馬美里くん、ありすくんこの子たちは、昨夜、ここに拉致されてきたばかりなんだよ両親はもういない彼ら自身の自業自得で亡くなったばかりだ</p><p>今朝、死んだんだそうですわ鉄砲の撃ち合いで</p><p>ホンマ、最後まで情けない親でしたわ</p><p>双子は、ケロリとしてそう言う</p><p>親が死んだばかりってそれで何で、あなたたちはそんなに平然としていられるの</p><p>鞍馬ありすさんは双子に叫ぶ</p><p>それはなぁ、リエちゃん</p><p>そうななぁ、エリちゃん</p><p>死んだ親よりも、もっと大事な家族が今は身近におるからですわ</p><p>今はお兄さんが居てくれはりますから寂しくないし、悲しくないですし</p><p>２人は、ニコッとオレを見る</p><p>そんなのおかしいわよっ自分の親が死んだのでしょ</p><p>ありすさんのその言葉に</p><p>そうやわたしらの親が死んだんですわ</p><p>葬式も行かれませんわホンマのヤクザが、ヤクザな死に方をしたんですから</p><p>でも、それはわたしら自身の問題ですわ</p><p>あんたがゴチャゴチャ言うことじゃないです</p><p>エリ、リエこっちへ来い</p><p>何です、お兄さんエッチですか</p><p>うち、何でもしますよ</p><p>オレは２人をガバッと抱き締める</p><p>どうしたんです、お兄さん</p><p>もう、お兄さんたら</p><p>オレ、ゼッタイにお前たちを手放さないからな</p><p>こいつらは無理をしている</p><p>こいつらも、初めての場所に来てアニエスたちと仲良くするのだって、気を遣って</p><p>こんなお金持ちな屋敷の中で周りに何人ものお嬢様が居て</p><p>昨夜から今朝までの寧とマナとは違う</p><p>寧とマナは、まだ普通の家を知っている子たちだけど</p><p>アニエスはお屋敷での生活しか知らない子だ</p><p>他の子たちも、エリとリエが今まで接してきた女の子とは全然違う</p><p>関西のヤクザの家に生まれ手自分たちの暮らしてきた世界しかしらなかった双子が</p><p>だけど、必死に笑ってみんなと仲良くして</p><p>ここに自分の居場所を作ろうと頑張っていた</p><p>ジッちゃんだけがエリとリエの必死さに気付いていたんだ</p><p>だから、年少組と離してここに連れて来た</p><p>ここに居るのは全員、双子よりも年上のしかも、ほとんどがお嬢様だから</p><p>周りが全員、自分とは違う種類の人間だと思ったらまだ対処しやすい</p><p>アニエスみたいに、ニコニコ笑って自分から双子に接触して来るような子もいないし</p><p>大丈夫だからオレは本当にお前たちが信じてくれたように、お前たちを裏切らないから</p><p>双子は不安だったんだ</p><p>だから、過剰にありすさんを攻撃していたし</p><p>オレのことをホメまくっていた</p><p>そうしないと、自分が不安だから</p><p>何言うとるん、お兄さん</p><p>そうです、うちらはお兄さんのこと信じてますよ</p><p>双子は、ちょっと狼狽してオレにそう言う</p><p>ああ、オレもお前たちのことを信じているよ</p><p>ぅぅ</p><p>くぅぅ</p><p>双子の眼に、涙が溜まる</p><p>うわぁぁ、お兄さぁぁん</p><p>お兄さぁぁんうちうちぃぃぃ</p><p>エリとリエは、オレにしがみつきワーワーと泣いた</p><p>やっぱり、内面に感情を溜め込んでいたんだ</p><p>うん、エリリエ</p><p>オレは双子の小さな身体を両腕でギュッと抱き締める</p><p>さて、鞍馬美里くんありすくん</p><p>ジッちゃんが、鞍馬姉妹に言う</p><p>君たちは何なのかね所詮、家が事業に失敗しただけではないかその悲しみは、この子たちに勝るものなのかね今朝、親を失ったばかりの子供たちに</p><p>鞍馬姉妹は、呆然としている</p><p>この幼い姉妹は、生きるためにこいつの性奴隷となる人生を選んださて、君たちはどうなのかね君たちは、一度でも自分で自分の運命を選択したことがあるのかね</p><p>君たち姉妹は昨日、親に言われたからわたしに直訴しに来たのだねそれは君たちの意志ではないだろう君たちの親、鞍馬のセガレが決めたことだ</p><p>親に言われて来ただけのことだから昨日の君たちの言葉には、気迫が籠もっていなかった他人に助けてもらおうとしているのにそんな恥辱的に行為を校友たちの前でしなくてはいけない、自分の運命を嘆いていた自分たちを悲劇の主人公だと思って、ただ悲しみと嘆きに溺れるだけでわたしに対して、まともに話すこともできなかった何故だか判るか君たちは、自分で覚悟して直訴に来たわけではないからだっ親に命じられことだからと、どこかで他人事のように感じていたからだ君たちの家、鞍馬家の問題だと言うのに</p><p>ジッちゃんは、怒りの形相でそう言う</p><p>昨日から今日に掛けてもずっとそうだ君たちは、君たち自身の身の上を嘆くばかりで他のことは何もしていない君たちは、瑠璃子に昼食の礼を言ったか</p><p>鞍馬姉妹は美里さんは落ち込んでいるいて、ありすさんはそんな姉を支えるだけで</p><p>瑠璃子の作ったハヤシライスの礼は言っていない</p><p>他人の家で食事をご馳走になって、礼も言わん自分は、今、とてもツライ立場に居るのだからみんなに気遣われていて当然だと思い込んでいた</p><p>そこの双子はな何度も美味しい美味しいと言って、食事をしていたよもちろん、瑠璃子たちの作ったハヤシライスが美味かったのだろうしかし、それ以上に自分たちに優しくしてくれる、食事を給してくれる人たちに感謝しなくては、ここに置いてはもらえないという思いがあったからだ</p><p>鞍馬家は名家だ君たちは、由緒ある血を引いているしかし、何なんだね今の君たちには、名家の人間としての誇りがないこの子たちは劣悪な環境で育ったのだろうがこの子たちの方がよほど高貴な魂をしているぞ</p><p>昨日、みすずがペットにした名家・水島家の令嬢、水島可憐さんが立ち上がる</p><p>この様な時に、大変申し訳ございませんが</p><p>ジッちゃんが、可憐さんを見る</p><p>わたくしも思い違いをしておりました</p><p>わたくしの家、水島家が香月の家に対して行いましたご無礼また、他の名家の皆様をも危険に巻き込んでしまっていたこと確かに、許されないことでございます</p><p>水島家はヤクザのスパイ、天童乙女を香月家のパーティに潜り込ませていた</p><p>それがどうしたね</p><p>いえ、わたくしはそれを、わたくしの父が父があの悪い方々に負けて、あのような人間をこちらに寄越してしまったのでありわたくし自身には、何の落ち度も無いのだと今の今まで感じておりました</p><p>可憐さん</p><p>まだ１２歳の少女なのに</p><p>しかし、それは間違っていましたわたしはまだ、幼いですがわたしも、水島家の血を引くものでありわたくしの警護役として、あの方を連れて来てしまった以上、責任を取らなくてはならないのはわたくし自身なのですね</p><p>警護役とは、家臣だ１人でも家臣を持ったからには、その主人が全ての責を負うそんなことは、名家の人間ならば当然のことだ</p><p>はい大変、申し訳ございませんでした</p><p>可憐さんは、みすずに向かい</p><p>わたくしはわたくしの為すべきことを致しますわたくしは、お申し付け通り生涯、香月みすず様のペットとなります</p><p>それだけではなかったでしょう</p><p>みすずが、可憐さんに言う</p><p>すると、可憐さんはオレを見て</p><p>はいわたくし、水島可憐は、生涯、黒森様の奴隷となりますわたくしの純潔を捧げ黒森様以外の男性には、決して抱かれません</p><p>旦那様の子を孕むのよ絶対に</p><p>はい、畏まりました黒森様のお子様だけを何人でも孕みます</p><p>可憐さんは、そう言い切った</p><p>そんな１２歳のお嬢様の姿を１８歳の美里さんと１３歳のありすさんが唖然として見ている</p><p>では、こっちへいらっしゃい</p><p>みすずが、可憐さんに微笑む</p><p>ペットなんだから、ちゃんとあたしに可愛がられなさい</p><p>慌てて駆け足で、みすずのところへ行く可憐さん</p><p>みすずは、小柄な彼女をギュッと抱き締める</p><p>よく頑張ったわね今のあなたはもう、あたしのペットで旦那様のセックス奴隷だけどあなたにはちゃんと、名家・水島家の高貴な魂があるわ</p><p>一生、あたしと旦那様で可愛がってあげるからね</p><p>可憐さんは、感極まって泣き出した</p><p>バカね、泣くことなんか何もないのにうふふ、でも可愛いわ、可憐</p><p>可憐は、あたしと旦那様の最初のペットですから一生、思い出に残る素敵なロスト・ヴァージンを経験させてあげましょうね</p><p>最初のって</p><p>みすずは、これからもペットを増やしていくつもりなのか</p><p>大丈夫ですわちゃんとご相談致しますから</p><p>みすずは、そう言いながら愛しげに可憐さんを撫でる</p><p>ああ、みすずは本質的には同性愛傾向が強いから</p><p>ずっと欲しかったんだなぁ、可愛いペットが</p><p>水島家の娘には、名家の誇りが残っておったようだね</p><p>ジッちゃんは、そう言って鞍馬姉妹を見る</p><p>今日は、向こうも更新したので</p><p>１日で２話分書くのは結構ツライです</p><p>あちらも、よろしければ、どうぞ</p><p>まだ全然、読んでいただけない作品なので</p><p>２０年前にテレビのヒーロー番組に一度だけ主演したオッサンが</p><p>売れない俳優のまま、ずっと童貞でいて</p><p>今は、俳優の仕事もなく派遣とかで細々と暮らしていたところに</p><p>２０年前の共演者が２０年前のままの若さで現れるという</p><p>実は、２０年前のヒーロー番組の設定は、全て、現実で</p><p>オッサンは２０年前に本当に改造されていたという</p><p>そして、その時に体内に埋め込まれた秘宝を２０年ぶりに、悪の軍団が取り戻しに来るという</p><p>で、気が付くとオッサンの周りには、悪の軍団と闘う美少女たちが集まっていて</p><p>みんな、オッサンの童貞を狙っているという</p><p>このとても単純な設定をもの凄ーく遠回りで描いています</p><p>ご興味があったら、ちょっと読んでみて下さい</p><p>あっちは、週一の更新です</p><p>お願い致します</p><p>1002．昼の陽光　／　お嬢様VS双子</p><p>ううう、お兄さん</p><p>お兄さぁぁん</p><p>オレの腕の中では、双子が泣いている</p><p>ううう、もう平気平気ですから</p><p>うん、うちらもう大丈夫ですから</p><p>エリもリエも強がりなんだよな</p><p>人に弱みを見せると、とことこまで食い尽くされる生活をしてきたから</p><p>それも自分の親に</p><p>いいから、もうちょっとこうしてろ</p><p>オレは、ギュッと双子を強く抱く</p><p>ううう、ううーっ</p><p>あぅぅ、お兄さぁん</p><p>ごめんな早く他のみんなと馴染んだ方が良いと思ってオレが放っておいたから</p><p>いきなりアニエスたちと遊ばせたのは、ハードルが高かったか</p><p>こいつらヤクザの子として有名すぎて、地元に友達がいなかったんだよな</p><p>一緒に東京に来たヤクザの娘たちもいじめっ子の３人娘が睨んでたし</p><p>それは、ええんですお昼美味しかったし、みんな優しかったし、マナお姉さんが気遣ってくれてましたし</p><p>みんな、ええ子やもんなぁだから、逆にうちらみたいのが家族に入れてもらえるのは、申し訳ない気がして</p><p>そういう風に感じていたんだ</p><p>大丈夫だから問題無いからお前たちは、ここに居ていいんだからな</p><p>うん、あんがとなお兄さん</p><p>うちらも、精一杯みんなに受け入れてもらえるように頑張りますから</p><p>こうやって、わたしらがツラそうにしてるって気付いたらギューッとしてくれるから、お兄さん、好きですわ</p><p>うちも好きです</p><p>お父ちゃんもお母ちゃんもうちらのこと抱き締めたりしてくれへんかったもんなぁ</p><p>お父ちゃんの友達のエロいオッチャンたちは、やたらとうちらのこと触ろうとしてきたけど</p><p>リエちゃんお母ちゃんが、わたしらのこと抱き締めてくれたのなんて、いつが最後やろ</p><p>最後も何も物心付いてから一度も記憶にないわ</p><p>あの人わたしらのこと、好きやないみたいだったもんなぁ</p><p>うん、エリちゃんとうちのこと嫌ってたと思うわ</p><p>だから、この可愛らしい姉妹のロリコン動画をネットで販売したり</p><p>この子たちをいずれ、ロリコンたちに売春させる計画を練っていたりしたのか</p><p>オレもそうだよ</p><p>オレの母親もオレのこと嫌っていたから</p><p>あの人に抱き締められたことは無い</p><p>オレはバァちゃんに育てられたんだから</p><p>だから、オレはお前たちを抱き締めてやりたいんだ</p><p>オレの両腕の中に、温かくて柔らかい１３歳の双子の命がある</p><p>そうやな親に愛されなかった子が、自分の子を虐待するなんてニュースがようあるけど</p><p>エリちゃん、ニュースやのうて、うちらそういう家をいっぱい知っとるやないか</p><p>うん、エリちゃんヤクザの家なんて、大抵そうやもんなあ親が子供を泣かして泣いた子供を蹴飛ばして</p><p>でも、うちらはそういう、お母ちゃんにはなりたくないなぁ</p><p>うちらが産むお兄さんの赤ちゃんは、いっぱい抱き締めてあげような</p><p>もちろんやわわたしの赤ちゃんも、リエちゃんの赤ちゃんも、他のお姉さんたちの赤ちゃんもみんなみんな可愛がってあげようなぁ</p><p>うちらの大切な家族やもんな</p><p>エリとリエは、そう言ってくれた</p><p>お前たちそいつの性奴隷となったことに後悔していないのだな</p><p>ジッちゃんが、改めて双子に尋ねる</p><p>後悔とかそういうんやないんですわ</p><p>うん、うちらはここに居るお嬢様たちとは違いますから</p><p>運命なんて自分で決められるようなものではありません</p><p>水が高いところから低いところに流れて行くみたいに</p><p>わたしらの運命もコロコロ転がって、このお兄さんの前に辿り着いただけです</p><p>だから、うちらは眼の前の運命を、受け入れるかどうかで</p><p>このお兄さんに人生を捧げるのはアリだと思うから</p><p>だから、受け入れるだけです</p><p>でも、良かったわお兄さんはええ人で、わたしは好きですから</p><p>好きな人ですから、奴隷でも何でも全然苦じゃないですわ</p><p>ていうか奴隷なんて言葉だけで、みんな本当にうちらに良くしてくれはるから</p><p>うん、天国やわここは</p><p>そうです、昨日までのことを考えたら</p><p>思い残すことは何も無いのだな</p><p>すると、リエが</p><p>ウェディングドレスは着てみたかったですわ</p><p>そうやねそう言えば</p><p>でも、エッチ奴隷に、ウェディングドレスは高望みですわな</p><p>すぐに、みすずが</p><p>そんなことないわよあなたたちも着ればいいわ</p><p>ニコッと双子に微笑む</p><p>結婚式も、みんな一緒にしましょみんなで、花嫁衣装を着て可憐、あなたもよ</p><p>みすずは、自分が愛しげに抱き締めている可憐さんに言う</p><p>わたくしもよろしいのですか</p><p>決まっているじゃないあなたはあたしのペットだけどあたしも旦那様のペットなの旦那様の女は全員平等よそれは旦那様のご信念でいらっしやるから</p><p>披露宴とかは無理だろうけれど花嫁衣装は着せてやりたい</p><p>ああ、オレもエリとリエのウェディングドレス姿が見たいからな</p><p>双子が、キュッとオレを抱き締める</p><p>あら、ではわたくしもウェディングドレスを用意しないといけませんねミッチーは、やっぱり和式の結婚衣装の方がいいのですか</p><p>瑠璃子が、ニコッと笑って美智に言う</p><p>美智は、日本の古武術伝承者だから文金高島田なんだろうか</p><p>わたくしは着ません</p><p>わたくしはご主人様の忠実なる下僕でございますから下僕が、華やかな花嫁衣装を着るわけには参りません</p><p>瑠璃子の問いに、美智はそう答える</p><p>オレは美智の花嫁衣装も見たいけれど</p><p>着ます</p><p>うん、美智はこういうところが可愛い</p><p>わたしも見たいねとなけば何が何でも長生きせんといけないな</p><p>ああ、長生きしてくれよジッちゃん</p><p>さて、君たちのことだが</p><p>ジッちゃんは、冷たい眼で鞍馬姉妹を見る</p><p>君たちを見て、鞍馬の家が子供たちにどんな教育をしているのかがよく判った君たちは名家の血を引いてはいるが、名家の誇りある魂を身に付けてはいないとなれば、名家としての鞍馬家を存続させる必要はないだろう</p><p>キッパリと、そう言う</p><p>鞍馬閣は、このまま香月家が保持する鞍馬グループは、わたしと歌晏家が再建しそれぞれのグループの傘下に入れる老舗の旅館やホテルを守るためには仕方がない今後、鞍馬グループとしての復活は無いと考えてくれたまえ鞍馬のセガレも追放する全ての名家には、鞍馬家との関係を断つように言おうそうでないと、鞍馬のセガレが外国の投資ファンドにダマされるのに他の家が突き合わせされることになるからな</p><p>事実上、鞍馬家はお家断絶か</p><p>全ての名家から、縁切りされることになる</p><p>わ、わたくしたちはどうなるのですか</p><p>ありすさんが、ジッちゃんに尋ねる</p><p>さあ鞍馬ありすくん君が、今後、どうなるかはわたしには判らんよ今の様子だと、こいつは君を必要とはしていないようだまあ、そうだろうな見ての通りこいつは、君よりも美しくて 、素直で、何より賢い性奴隷を何人も抱えているからな君には、何の魅力も感じていないようだぞ</p><p>比較対象はリエとエリか</p><p>名家の令嬢でない双子に負けていると言われてありすさんは震えている</p><p>わ、わたくしはどうなるのでございますか</p><p>鞍馬美里さんが暗い顔で尋ねる</p><p>君は、予定通り娼婦になってもらう今、すでにある鞍馬家の負債は誰が払うのかねわたしと歌晏が、取りあえずは代わりに支払うことになるだろうが君たちの父親には、この莫大な金を穴埋めできる才覚はないだろう</p><p>ジッちゃんは、そう言い切った</p><p>もはや、鞍馬家は名家ではないのだからわたしたちが肩代わりした金は、君が身体を売って返済したまえ５年、１０年、いや何十年かかろうと必ず払ってもらうぞ</p><p>わ、わたくしが娼婦になれば５年で鞍馬閣をお返し下さるというお話だったのでは</p><p>それは、さっきのでの話だ君はさっき、わたしの提案を率直に受け入れなかったではないかチャンスはやったのだぞそれを踏みにじったのは、君たち姉妹だ</p><p>部屋の中が、シーンと静まる</p><p>そうやなあん時、ありがとうございますって頭を下げておれば良かったことやわなぁ</p><p>うんそうしなかったんだから、今更遅いって言われても仕方ないわなぁ</p><p>リエとエリがそう言う</p><p>ちょ、ちょっと待って下さい、香月様あの</p><p>鳥居さんが、手を上げる</p><p>お、お言葉は全てごもっともですがでも、今回の不祥事の発端はその、鞍馬様たちのお父様がビジネスを失敗したからでしかも、それはあの剣持とかいう男にダマされていたからなわけで</p><p>そんなことは君に説明されなくても判っている</p><p>お父様が引き起こした不祥事の責任を娘が背負わされるというのはそんなのあんまりだと思います</p><p>鳥居さんは、必死に叫ぶ</p><p>ああ、その通りだあんまりだよ酷い話だ子供たちに罪は無いその通りだだが、それで済まされないのが名家なのだよ</p><p>君も見たろう水島可憐くんは、家の不祥事の責任を取って自分の身を捧げる決意をした</p><p>生涯、みすずのペットでオレのセックス奴隷になると誓ってくれた</p><p>これが名家に生まれた者の定めだ家の名誉と誇りを守るためには娘だろうが責を果たさねばならんのだ</p><p>で、ですが香月様はもう鞍馬家は名家でないとおっしゃったではありませんか名家でなくなった鞍馬家のために美里さんが苦労しなければならないというのは</p><p>あんた、アホか</p><p>お父ちゃんが作った借金のために、娘が売られるなんて当たり前の話やないか</p><p>うちらの近所に住んでたお姉さんも親が下手こいたんで、お風呂に沈められてたわなぁ</p><p>奥さんが若ければ、奥さんが沈められるし兄弟姉妹とかもなぁ</p><p>コッワイお兄さんが来て、散々脅して逃げても追って来るんよ</p><p>そういうヤクザの追い込みと比べたら、このお爺さんの言うてることなんか全然、優しいで</p><p>つーか、この期に及んで何で関係の無いお姉さんが、口を挟んできたのかよー判らんですわぁ</p><p>ジッちゃんは、フッと笑う</p><p>わたしは甘いらしいぞそうだな世間はもっと厳しいのだろうな</p><p>うん、娼婦になるっていってもミナホ姉さんのとこなら、お客さんは全部政財界のお金持ちだから支払いも良いし、メチャクチャな要求をしてくる人はいないだろうけれど</p><p>新生黒い森は、政財界の大物の顧客しか受け付けない</p><p>白坂創介のヘンタイ客たちは、全て拒絶する</p><p>もし、ジッちゃんが手を引いたらそれでも鞍馬家には借金が残るんだろ建設中のホテルがどうなるかだって決まっていないしお金が無いのならやっぱり、美里さんが身売りしなくちゃいけないことになるかもしれないだけど、普通の風俗産業ならミナホ姉さんのところほどは稼げないし、待遇だって全然良くないはずだよ</p><p>ミナホ姉さん自身が娼婦だったから今の黒い森は、何もかもが改善されている客筋も良い</p><p>でも、他のところなら</p><p>どうしてもミナホ姉さんのところで娼婦になれとは言わないけれどこのままじゃあ、鞍馬家は後が無いってことは気付いた方が良いと思う</p><p>そんなの自己破産すればいいのよっ</p><p>自己破産すれば、借金なんて全部消せるんだからっそしたら美里様やありす様が苦しむ必要だってなくなるのよっ</p><p>それはできませんそれは、あんまりにも無責任ですわ</p><p>鞍馬美里さんがそう言う</p><p>香月様には鞍馬家はもう名家でないとご宣告いただきましたがそれでも、わたくしは名家、鞍馬家の娘です</p><p>わたくしにも鞍馬家が自己破産すれば、わたくしたち家族だけは助かるということは判っていますしかし、それはわたくしたちの家を信じて付いて来て下さった全ての皆様を裏切ることですわまた、これまで何百年も鞍馬家を受け継いで来たご先祖様たちにも申し訳が立ちません</p><p>ありす自己破産してしまったら、鞍馬家の先祖伝来の全ての資産も失われるのよだから、お父様はその道をお選びにならなかった</p><p>そうか、自己破産したら名家・鞍馬家は、その時点で終了なんだ</p><p>それなりに、香月様や他の名家の皆様に額を床に擦り付けて、救済していただくようにお願いすることもしなかったおっしゃる通り鞍馬の家は、名家であることに甘えて、名家の人間として果たさねばならない責任を忘れていました剣持様のような方にダマされて</p><p>美里さんは、悲しげに元・婚約者のことを言う</p><p>わたくしは何も出来ない娘ですこんなわたくしでも、家のために、鞍馬家の誇りのために自分ができることをしなくてはなりません</p><p>美里さんは、ジッちゃんを見る</p><p>香月様こんなわたくしでも、買って下さる殿方はいらっしゃるのでしょうか</p><p>ああ、それはいるだろう君は若く、美しい</p><p>それでしたら娼婦になりますいえ、どうかわたくしを娼婦にして下さいよろしくお願い致します</p><p>美里さんは、深く深く、ジッちゃんに頭を下げる</p><p>自分から娼婦となることを受け入れた</p><p>それで君が身体で鞍馬家の借金を返済するのだな</p><p>いえ、香月様つきましては、お願いがございます</p><p>美里さん</p><p>言ってみたまえ</p><p>わたくしは何十年でも、香月様のお望みのままに働きますですからどうか、鞍馬グループで働いて下さっている皆様のことをお願いしたいと存じます</p><p>それは現在、鞍馬グループで雇用されている全ての人間が、生活に困らないように手配しろといういうことかね</p><p>君の父親はどうする</p><p>それは香月様にお任せ致します父も、鞍馬家の当主ならば身の処し方は心得ているはずです</p><p>お姉様何をおっしゃっているの</p><p>驚くありすさん</p><p>ありすわたくしは、鞍馬家の娘として生きていきますこの先、娼婦として辛い人生が待っているのでしょうがいつも前を向いて、精一杯生きていきます名家の娘として恥ずかしく無い、誇り高い心で生きていきますわたくしは、そう決めたのです自分自身の意志で</p><p>あなたはあなたの道を行きなさい自分で決めるのですただ姉は、あなたも鞍馬家の娘としての誇りを忘れないことを望みます</p><p>愛する妹に、鞍馬美里さんはそう言う</p><p>待って下さい娼婦になることが、どうして誇りなんですかそんなことになってしまったら、名家の誇りも何も意味がないじゃないですか</p><p>美里さんは鳥居さんに、にっこりと微笑んで</p><p>あなたからご覧になれば、その様に見えるのかもしれませんしかし、誇りというのは、わたくし自身の中で輝くものでございますどんな境遇にあったとしても、わたくしの中に誇りがあるのならば人様から笑われようと、罵られようと、わたくしには苦ではありませんなぜならば、この誇りが失われない限りは、わたくしは名家・鞍馬家の娘なのですから</p><p>ありすさんは、呆然と姉を見上げている</p><p>どうやら、君は最後の最後で、名家の誇りを取り戻したようだね</p><p>はい香月様が、根気よく導いて下さいましたお陰でございます香月様のご恩を心より感謝致します</p><p>美里さんは、頭を下げる</p><p>娼婦になるといっても、覚えなくてはならないことがたくさんあるこいつに教えて貰えこいつが、客に出しても良いと判断するまで徹底的にセックスを仕込んでもらいたまえ</p><p>ジッちゃんが、オレを示す</p><p>はいかしこまりました黒森様、わたくしは何も知らない娘ですどうぞ、ご指導下さいませ</p><p>処女を奪いセックスを教える</p><p>フェラチオや腰使いのテクニックも教えないといけないし</p><p>少なくても、セックスでイケるようにならなないといけないよな</p><p>どうして、そうなるのですわたくしには判りませんわわたくしには</p><p>鳥居さんが、大声でそう喚く</p><p>それは、まり子さんあなたが、名家の娘ではないからよ</p><p>名家に生まれた名家の娘でないから、判らないのよ家の重さが</p><p>すると、美里さんが</p><p>わたくしも、今の今まで良く判っていませんでしたわでも、鳥居様が自己破産というお話をして下さいましたのでハッと気付きましたありがとうございます</p><p>スッと鳥居さんにも、頭を下げる</p><p>考えてみましたら鞍馬家の長い歴史の中でも、家の窮地を救うために、成り上がりの武士や商家に嫁いだ娘は何人もいます娼婦にまでなった娘がいるかは寡聞にして知りませんがそうして続いてきた鞍馬家が、わたくしたちの代で途絶えるのは残念でございますがこうしてしまったのは、わたくしたちでございますから</p><p>だから、それは鞍馬家のご当主様であって娘の美里様ではございませんっ</p><p>同じですわたくしは父の娘ですから鞍馬家の娘ですから当主の失態は、わたくしの失態なのです</p><p>美里さんは、全ての割り切った清々しい笑顔でそう言う</p><p>こうなった以上は鞍馬家に使えて下さっていた皆様、グループの従業員の皆様、お取引先やご縁のありました皆々様がお困りになれないことを最優先に考えなくてはなりませんそれができなければ、家の誇りが失われます</p><p>妹のありすさんと、鳥居さんが美里さんの言葉を真剣に聞いている</p><p>わたくしが娼婦になることで、少しでも皆様をお助けすることができるのでしたら、喜んで致します鞍馬家にお金を貸して下さった方たちだって、お金が返済されなくてはお困まりになられるのですから、自己破産などしてはならないのですだから、わたくしは鞍馬家の娘としての誇りを胸に、娼婦となりますわたくしは、そうしたいのです大切なのは、自分がどんな境遇になろうとも家の誇りを失わないことなのですから</p><p>判らないですわたくしには</p><p>そして、みすずに</p><p>みすず様も、同じご意見なのですかもし、香月様が事業に失敗なさって、莫大な負債を抱えられたらみすず様も娼婦になられるのですか</p><p>いいえあたしはなりませんわ</p><p>だって、香月家がその様な窮地に陥るととしたらそれは、世界の終わりですから</p><p>はい香月家が滅べば、日本が滅びますそれは同時に世界の終焉となりますわ</p><p>規模が違うんですよ鞍馬さんのお家とは申し訳ないのですが</p><p>みすず、それって</p><p>香月家は、香月グループだけが全てではありません香月は古い家ですし昔から裕福な家でしたから</p><p>明治期に日本が近代化する時にあちこちの会社の設立資金を融通しているんですわ香月家は当時から銀行業もやっておりますから</p><p>ですから、色んな会社の株を持っています筆頭株主にはなりませんが、少なくとも数パーセント程度は</p><p>そういう会社の多くが、現在は世界的な企業に成長しているんです</p><p>ですから、香月家は潰れられないのです香月家が破綻すれば、日本の数多くの企業に大きな影響が出ますから</p><p>みすずと瑠璃子がそう言う</p><p>うむ、香月グループの方が隠れ蓑なのだよ政財界の人間がわたしを恐れるのは、香月グループが大きな勢力を持っているからではないわたしは、日本の主要な産業の株をたくさん持っているからだわずか数パーセントでも、株主総会の決議を左右することもあるからな</p><p>だから、済まん香月家は破綻できないのだというか、破綻しようがないのだ</p><p>規模がでかすぎて、潰れたら影響がでかすぎるから</p><p>もっとも、何か新しい事業を始めようと思ったら、金は自分の銀行から融資させるしなグループ内で大抵のことは賄える</p><p>だからこそわたしは、みっともないことはできないのだよそれだけの力を持つ者として誇りと矜持がなくてはならない</p><p>あたしたちもですわ外では、絶対に恥ずかしいことはできません</p><p>ジッちゃんとみすずが言う</p><p>今のわたしは力と財に任せて、どんなことでもできるからなだからこそ、香月家の誇りを常に抱いて、自分を戒めていなくてはならないのだ</p><p>自分で自分の欲望を抑えなければいけない</p><p>ジッちゃんの立場では、周りに諫めてくれる人もいないよな</p><p>だから今はお前たちの存在に助けられている特に、お前だ</p><p>お前のおかげで随分、ブレーキが効く人間になれたと思う感謝しているよ</p><p>え何で、オレ</p><p>わたしがお前の立場なら、とっくに酒池肉林のどんちゃん騒ぎに溺れて、救いようのない人間になっているお前は凄いよどんな境遇になろうと、お前はお前でいることをやめないから</p><p>さてと、そういうわけだから家が傾いて、みすずたちが娼婦になる可能性は当家にはないしかし、だからと言って、わたしたちに名家の誇りが無いわけではないぞ</p><p>わたしたちも、自分たちの快楽よりも周囲の人間たちを優先してきたつもりだわたしは、家を守るために自分の息子も犠牲にした</p><p>瑠璃子の父親</p><p>香月家の中で様々な陰謀を企て、実行していた香月重秋</p><p>ジッちゃんは、香月家のためにその息子を処分した</p><p>瑠璃子の父親の変死は、ほんの半年前のことだから</p><p>鞍馬姉妹も鳥居さんも、ハッと思い出す</p><p>家に害をもたらすのならば息子でも処分しなくてはならないわたしだって、そういう体験を何度もしている</p><p>ジッちゃんは、水島可憐さんを見る</p><p>その娘が名家の一員としての立場を剥奪され、みすずの臣下となることで水島家は、存続できるのだそこまでやらなければ、水島家は他の名家に滅ぼされる</p><p>ビクッと震える可憐さんを、みすずが抱き締める</p><p>各名家が大切にしている令嬢たちを危険に直面された責は重いのだもちろん、香月家の敷地で起きたことなのだから、わたしたちの動向も皆は見ているだから、こそここまでやらなければ皆が納得しないだろう</p><p>明日から、可憐さんは学校では、みすずの付き人として振る舞わないといけない</p><p>昨日のパーティの時の美智のようにお嬢様たちと同じ席には座れない</p><p>常にみすずの背後に立ったまま、控えていなければならない</p><p>娘を他家に臣下として獲られるというのは、名家にとっては恥辱でしかないしかし、その恥辱を受け入れなければ、水島家が滅ぶ</p><p>だから、はっきり言おう鞍馬美里くんが娼婦になるというのは、鞍馬家に対する名家からの処罰としては順当なものなのだここまでしなければ、他の名家が許さないなぜなら、鞍馬家は名家の誇りを汚したからだ</p><p>ありすさんが</p><p>鞍馬閣を壊したということが、そんな大きな罪になるのですか</p><p>そうではない外国人の投資ファンドなどという、怪しい存在にダマされたことが恥辱なのだよ</p><p>剣持をそそのかしていたのも結局は、その投資ファンドだったらしい</p><p>それは、国外の経済人たちに日本の名家は、かなり脇が甘いというメッセージを発してしまったのだからそれは、わたしたちの恥辱なのだ</p><p>そ、そうなのですね</p><p>うつむくありすさん</p><p>ところで君はどうするのかね姉の美里くんは娼婦になる覚悟を決めたでは、ありすくん君は、自分自身のこれからをどう定めるのかね</p><p>美里お姉様が娼婦になられるのでしたらわたくしも</p><p>残念だけれど１３歳の娼婦は雇えないんだ</p><p>では、娼婦として雇っていただけるまではど、奴隷に奴隷になります</p><p>ありすさんは、そう言う</p><p>家の借金を返済するためにもまた、他の名家にお許しいただくためにも、美里お姉様と共に、わたくしも娼婦になった方が良いと思うからです</p><p>ありすっ、その態度は何ですっ</p><p>美里さんが、妹を叱責する</p><p>それが、人に何かをお頼みする者の態度ですかっ</p><p>美里さんは椅子から降り絨毯の上に土下座した</p><p>お、お止め下さいお姉様</p><p>ありすさんも慌てて、床に下りる</p><p>えっとわ、わたくしが失礼を致しました</p><p>とにかく、姉の手前ありすさんもオレたちに平伏する</p><p>ありすあなたは、家に戻りなさい香月様へのご奉公は、わたくし１人で致します</p><p>そんな、お姉様お姉様お一人だけが辛い思いをなさるなんて、ありすには耐えられません</p><p>ありすには、無理です</p><p>そんなことありません、わたくしだってちゃんとできます</p><p>へー、できるんやって</p><p>ほんなら、実際にしてもらえばええですわ</p><p>あんた１回、お兄さんとセックスしてみればいいと思うわ</p><p>ホンマにやってみて、ずっと続けられるか試してみればいいわ</p><p>わたしらは、できとるもんなぁ</p><p>そうやうちとエリちゃんは、ちゃんとご奉仕しとるわ</p><p>今はまだまだやけど</p><p>一生懸命、勉強中です</p><p>あんたみたいに、気持ちばっかりギャーギャー先走っとる子に何ができるん</p><p>そうやわ、ホンマに口ばっかしや何もできんくせに</p><p>するとありすさんは</p><p>できますあなたたちにできることなら、わたくしにできないはずがありませんわっ</p><p>ほな、お兄さんとセックスするんやね</p><p>ただするだけやないでお兄さんをちゃんと、満足させないといけんからね</p><p>おい、２人ともどうしちゃったんだ</p><p>だって、お兄さん頭に来るんやもの</p><p>この子結局、自分はお嬢様でうちらのことはバカにしているんだから</p><p>そう感じているのか、双子は</p><p>判りましたわ致します致しますから</p><p>お姉様が娼婦になられるのならわたくしもわたくしだって</p><p>ありすさんは、オレとのお試しセックスを了承してしまった</p><p>やっと、セックス展開へ</p><p>ありすが、先になるとは思ってませんでした</p><p>多分、陵辱方向に行くなぁ、この感じは</p><p>ようやく猛暑が一段落しましたが妙にバテてます</p><p>1003．昼の陽光　／　名家の矜持</p><p>じゃあ、準備致しましょうか</p><p>みすずお姉様、お２階のお客様用の寝室が良いのではありませんか</p><p>みすずと瑠璃子が、すぐに反応する</p><p>いかがでしょう、お祖父様</p><p>みすずと瑠璃子に任せるよあの娘にとって良いようにしてあげなさい</p><p>ジッちゃんは、ありすさんを見てそう言った</p><p>では、わたくしたちで瑠璃子</p><p>はい、わたくしカメラの用意を致しますわ</p><p>瑠璃子は、ハメ撮りが大好きだから処女喪失前と喪失中、中出し後の撮影に張り切っている</p><p>可憐、あなたも手伝ってちょうだい</p><p>みすずが、抱いている可憐さんに言う</p><p>そうだわ可憐も衣装替えを致しましょうね旦那様、可憐の首輪は何色がよろしいですか</p><p>可憐は顔立ちが華やかだから、明るいオレンジの首輪が似合いそうねでも、あたしと同じ赤い首輪にするというのもいいと思いますわこの子は、あたしの大切なペットですから</p><p>嬉しそうに、そう言うみすず</p><p>両方、付けてみて旦那様に選んでいただきましょうそうしましょうね、可憐</p><p>今日は、あたしの予備の赤い首輪を付けてあげるわ旦那様、では失礼致しますわ美智は、ここに残ってちょうだい</p><p>かしこまりましたみすずお姉様</p><p>ないとは思うが、鞍馬姉妹がやっぱり嫌だと暴れ出すかもしれない</p><p>この部屋には今、みすずたちのお嬢様校に通っている女の子ばかりだから</p><p>ジッちゃんの警護に、美智を残すことにしたんだろう</p><p>では、準備ができましたら、お呼び致しますね</p><p>みすず、瑠璃子、可憐さんが退室する</p><p>香月様、今更ではございますが</p><p>姉の初セックスが決まってしまったことに、鞍馬美里さんは</p><p>ありすには、まだ早過ぎますどうか、お許しいただけないでしょうか</p><p>彼女自身が決めたことだ皆の前で宣言した以上、してもらわねば困る</p><p>ジッちゃんは、キッパリと言う</p><p>そうやわ、セックスするって自分で言うたんやからしてもらわんとな</p><p>そうですうちも、ちゃんとこの耳で聞きましたから</p><p>オレの腕の中から、エリとリエが叫ぶ</p><p>しかし、香月様わたくしからもお願い致しますありす様は、思わずカッとなってあの様にご発言なさったのであって、ご本心からではないはずですわ</p><p>鳥居さんも、ありすさんのためにジッちゃんに頼み込む</p><p>鞍馬ありすくん今の君は、何なのかね</p><p>美里さんと鳥居さんの抗議を無視して、ジッちゃんはありすさんに言う</p><p>もし、まだ君が自分を名家・鞍馬家の令嬢だと考えているのなら一度口にした言葉は取り消せんしかし、そうでないというのなら</p><p>わたくしは、鞍馬家の娘鞍馬ありすです二言はございません致しますせ、セックス致しますすればよろしいのですよね</p><p>そう言いながら、ありすさんの身体はブルブルと震えている</p><p>何や、怖いんか</p><p>エッチなんて、そんなに怖いものではないですだって、相手はお兄さんですから</p><p>リエがオレに抱きついて、オレの頬にチュッとキスをする</p><p>そうやわたしらも、お兄さんが初めてやったけど全然、怖くなかったわ今はもう、楽しいだけやわ</p><p>それは嘘だろエリ</p><p>オレは昨夜のことを思い出す</p><p>美子、皆にお茶でも入れてくれ上の部屋の準備には、多少時間が掛かるだろう</p><p>ジッちゃんが、言う</p><p>みすずも瑠璃子も鞍馬家の娘に相応しい褥《しとね》を用意するだろうからな</p><p>名家の令嬢が、処女喪失するのに相応しい部屋相応しいベッドか</p><p>わたしらなんか、あんな変な畳の部屋にペタッとした布団だったわ</p><p>不満そうに、エリが言う</p><p>でも、あれはあれで楽しかったと思いますうちは</p><p>ニコッと、リエがそう言う</p><p>あんっ嫌やったとは言うてへんやんかわたしだって楽しかったわ今、思い返すとな</p><p>悪い思い出やないです</p><p>うんお兄さん、優しくしてくれたから</p><p>双子の中で、昨夜のロスト・ヴァージンがそう思えるようになったのは良かった</p><p>お茶はわたくしが致します</p><p>美智が美子さんに言う</p><p>はい、美智さん</p><p>美子様は閣下にお話なさらないといけないことがあるのではありませんか</p><p>ジッと美子さんを美智は見る</p><p>では、お任せ致します</p><p>美智は、戦闘特化美少女でなくこういう女の子らしいこともできる</p><p>イーディの方は、絶対にやらない家事はまったく</p><p>もっとも、あいつは超天才児だからこの上、家事まで天才ぶりを発揮されたら、他の子の出番がなくなるから仕方ないんだよな</p><p>さて、みすずたちがいなくなったところで鳥居まり子くん</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんを見る</p><p>ここまで見届けて来て、今、君は何を思っている</p><p>そうだった、鳥居さんは元々</p><p>歌晏桃子姉ちゃんの命令で、鞍馬姉妹たちの行く末を見届けるために、香月家に残ったんだっけ</p><p>君の率直な意見を聞きたい</p><p>正直今は、混乱しています</p><p>ハァと溜息を吐いてそう言う</p><p>何に一番、驚いているのだね</p><p>そう尋ねられると鳥居さんは、スッとオレを見る</p><p>そうですね一番は剣持裕吾さんの件を処理するのに、黒森様が非合法な手段を取られることにまったく躊躇なさらなかったことですわ</p><p>しかも、塵ほどの後悔もなさっていない</p><p>剣持裕吾を社会的に抹殺したことに、何も感じていない</p><p>あいつらそろそろ渋谷のスクランブル交差点に着いて、全裸騎馬戦を始めている頃だよな裸の王様、キュア・フロンタルと名乗って</p><p>こいつには、そうするだけの力があった大抵のことは、香月家の力でねじ伏せることができるさらに、こいつには不思議な能力を使う少女たちも抱えている自分が有している力は何でも使うのは当然のことだろう</p><p>ついでに言うのなら、渚くんの交渉力やあの場では発揮されなかったが、美智くんの戦闘力だって、こいつの力だ</p><p>そうだね眼の前に、４人もの男たちが居たのに、オレが全然ビビらずに済んだのはああいう交渉に慣れていた渚が居てくれたのと、もしもの時は美智がみんなを守ってくれるって思っていたからだよ</p><p>鳥居まり子くん、君自身あの部屋へ行ってみて、怖かっただろう何しろ、向こうは、相当の社会経験を持っている男たちだ弁護士も居た元警察官もあの記者だという男も何をしでかすか判らない雰囲気があったからな</p><p>改めて考えればその通りだ</p><p>２１歳の渚と、１６歳のオレと鳥居さん１５歳の美智と１２歳のルナでよく、あんな連中と対抗したものだ</p><p>ホント、みんなのお陰だよオレは、ほら何もできないただのバカ高校生だからみんなが居てくれたから何とかなったんだよ</p><p>オレは、心からそう思う</p><p>心強かったのも、プレッシャーに負けなかったのも高い能力のある、みんなが居てくれたからだ</p><p>もちろん、鳥居さんもだよ剣持と面識がある鳥居さんが居てくれたから、こっちが出鼻を挫くことができたんだし</p><p>鳥居さんは、怪訝な顔でオレを見る</p><p>そうさ香月家の人間だけでいけばあいつらは、物凄い勢いで一方的にオレたちに文句を言ってきたと思う精神的に圧迫して、交渉の行方を自分たちの有利にしようとさでも、鳥居さんが居てくれたからあいつらは、鳥居家の人の前でヤバイ態度を示すわけにはいかないから、最初から抑えざるを得なくなってたなだよ</p><p>目撃者・鳥居さんに剣持が香月家に無礼を働いていたとか、噂を流されるわけにはいかないから</p><p>剣持だって、他の企業との関係があるからトリイ電子のお嬢さんの前では、ムチャはできない</p><p>もっとも、剣持はすぐにブレーキが外れて、どんどんヒートアップしてたけどこういう交渉は、最初が肝心だから弁護士も、元警官も、ネットニュースの記者も、ロクに話して来なかったろ最初のアクションが効いたんだよ</p><p>あいつらの作戦では剣持がわざと、強気すぎる要求を香月家にして、それを弁護士がまぁまぁとかなだめて、それでオレたちに譲歩させるとか元警官や記者が横からフォローするとか、色々とチームプレイをする予定だったんだよでも、ほら弁護士や元警官や記者の方が、想定外の出来事にビビッちゃったからだから、オレたちは剣持だけを潰せば良い状態に持って行けたんだ</p><p>はっきり言うけどさあの弁護士も、元警官も、記者も剣持が、どういう目的でここに来たかは知っていたんだ判ってて、ここへ来たんだ細かい内容までは理解していなくても、剣持が香月家を脅しに来て自分たちはその手伝いをしているという自覚はあっただから、一緒に処罰して良いんだいや、処罰しなくちゃいけないんだ</p><p>可哀相に思って見逃したらこっちが後ろから撃たれる</p><p>こういうことが平気でできる人間は信じちゃダメなんだ話し合って、理解し合うことも、絶対にできないオレたちとは、生き方がルールが違う人たちなんだからだから、見逃さないでキッチリとトドメを刺す</p><p>渋谷で全裸になれと命じたのは、剣持だけだけど</p><p>裸の剣持を担いで、雑踏の中を練り歩いたとなればあの３人にも社会的なペナルティは免れない</p><p>弁護士は顧客を失うだろうし、元警官はその肩書きで仕事ができなくなるネットニュースの人だって、自分がニュース・ネタになってしまえばダメージは免れない</p><p>いいんだよあの人たちは大人で自分の意志で、ここに来たんだからあんな人たちのために、オレが迷ったり、後悔したりしちゃいけないんだ</p><p>一々、そんなことに躓いていたら、オレの家族を守れなくなるから</p><p>割り切らないといけない</p><p>だから、黒森様はこの後、鞍馬ありす様を抱かれることにも迷われないのですか</p><p>女の子の大切な初体験が、こんなことで散らされてしまって良いとお思いなのですか</p><p>それをこいつに言うのは、アンフェアではないかな</p><p>ジッちゃんがニヤニヤ笑って、オレたちの間に入ってくる</p><p>こいつとセックスするのを決めたのは、鞍馬ありすくん本人だぞそういう話を持ち掛けたのも、こいつではない</p><p>ですがセックスなさるのは黒森様ですわ黒森様が、そんなことはできないとお断りになるべきではなかったのですか</p><p>ああそういうことも有り得たんだなぁ</p><p>おやおや、こんなに可愛らしい少女がセックスしたいと申し出てくれているのにそれを拒絶する方が、失礼だとは思わないのかね</p><p>こいつは健康過ぎるくらい健康な男子なのだぞ美しい少女とセックスするチャンスがあるのなら、断らないはずがないだろう</p><p>で、ですがく、黒森様なら断って下さると思っておりましたわ</p><p>え、何でっ</p><p>思わず、尋ねてしまった</p><p>もういいですわわたくしが、黒森様を買い被っていただけのようですから</p><p>そうじゃないわお姉さんは、このお兄さんのことをナメとるんやわ</p><p>うちも、そう思います何も言わず黙って受け入れるからこのお兄さんは、格好ええのに</p><p>わたしらも、さっきの変なオッチャンとの交渉、観とったけどなぁ</p><p>ああいう場で、どっしり構えて他の人に任せているから、格好ええんです</p><p>そうですわお兄さんは、必要なとこしか喋らんですし</p><p>喋った時は、ズバッと何から何まで決めてしまいましたわ</p><p>チョー格好ええですわ</p><p>うち、濡れましたもん</p><p>わたしも、濡れ濡れですわ</p><p>お姉さんは、お姉さんの中のこれはこうやないといけないっちゅう考えが強すぎるんですわ</p><p>自分の中の正解以外を認めないから、いけないんですわ</p><p>だから、そんなに混乱しとるんです</p><p>混乱することなんて、何も無いのになぁ</p><p>双子は鞍馬ありすさんを見る</p><p>結局、あの子はこのお兄さんとエッチしてみぃへんことには、先に進めないんですわ</p><p>他のお姉さんたちは、それが判っとるんですわみんな、お兄さんとエッチしてみて色んなコトから抜け出せたからだと思いますわ</p><p>わたしらも、そうやもんな</p><p>なのに、お姉さんは自分の狭―い考えの中でグルグル煮詰まってて、こんなんあかん、こんなんあかんて思うとるんですわ</p><p>そんなんこそ、アカンわ</p><p>双子に言葉を浴びせられて、鳥居さんはポカンとしている</p><p>鳥居まり子くん、君は本当に今時の普通の少女の考え方をしているのだね</p><p>わ、わたくしが普通っていえ、わたくしは、むしろ皆様に変わっていると言われておりますわ</p><p>個性的で売っている鳥居さんからすれば、普通と言われるのは心外らしい</p><p>いや、君は普通だ考え方も、倫理観も、常識も一般の人たちと変わらないつまり、わたしたちとは違う</p><p>わたしたちは、国家や法律、皆が信じている倫理を尊重するが厳守する気は全くない</p><p>鳥居さんは、ただただ眼を丸くしている</p><p>国家とは入れ物でしかないし、法律とは道具《ツール》でしかない倫理に至っては、時代ごとに変化する流行だ</p><p>ジッちゃんは、断言する</p><p>そんなものに左右されされるのは、嫌だねわたしは無論、わたしは日本を愛しているし、日本文化や伝統を守る活動もしている日本国というものが、大切なものであるということも判っているしかしだ</p><p>ジッちゃんは、窓の外を見る</p><p>日本国が、何もかもできる何もかもしてくれるわけではないし、国に任せておけば全てどうにかなるということもない国に任せてはおけないこと国の対応では時間が掛かるだけで間に合わなくなってしまうことや、どうしても偏った対応になってしまうことはたくさんあるそれらは全て、わたしたち民間がやるしかないんだ国家も法も万能では無い</p><p>国というものが粗だらけなのは、当然なのだよどんどんと状況は変わり、国は後手後手で対応するしかないしかも、国家の予算は限られているだからといって、国の仕事の粗探しをして悦に入るのも、馬鹿げているそれでは何も変わらない国の手が回らないことは、わたしたちがするしかないのだ実際やっている国では充分な支援のできないことに金を出しているのは、わたしたちだ政治家や官僚では会うことのできない、他国の権力者と会談しているのは、わたしたちだ判るかねだから、名家が必要なのだよ</p><p>アメリカでは、大統領が代わる度に国家官僚が全て入れ替わる国の役人だった人間は、その経験とコネクションを活かして民間企業に勤める彼らの代わりに、民間企業で経験を積んだ人間が国家機関に採用される人員が流動するのだそうやって、様々な分野の専門家がたくさん作られていくのだ政府と民間の間に太いパイプが存在しているのだ無論、そのせいで癒着が起きるという弊害はあるがこれは、なかなか手強いぞ</p><p>日本のように、国家官僚になれば一生、同じ省庁に勤めるだけしかも、大半は途中で事務次官に出世するレースに敗れ、外の機関に出向させられる民間での経験は全くないそれでは太刀打ちできん</p><p>むしろ、日本では国家官僚が特定の企業と強く結びつくことを嫌うだから、何年かごとに部署を移動させられたりもする確かに清廉潔白であることは大切だが何か問題が起きた時に、国家官僚にこの仕事なら、あの企業に任せられるあるいはあの企業なら、無理をしてでもやってくれるという結び付きがないのは、この国にとって良いことだとは思えん</p><p>日本では、それを官僚の代わりに、政治家がやってきたのだよ企業との関係は、政治家が主導するしかなかったもちろん、その裏で多くの問題が生じたことは認めるしかし、政治家と企業の個人的なコネクションが、国家運営を滑らかにしたことも事実だ</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんに</p><p>かつて、通産省という省庁があったここは、戦後の日本には自動車などを作る重工業は必要ないと考えていた外国の自動車メーカーと提携して、外国車の部品だけを輸入して日本で組み立てるノック・アウト生産で充分だと思っていた知っていたかね</p><p>実際、戦後芽吹いていた、幾つもの自動車メーカーが国の指導で国策企業と合併させられたその流れを断ち切るために、独立を保つ意志のあるメーカーは、必死に海外輸出を模索したのだ当時の日本は外貨が不足していたから海外旅行に行く時に、外に持ち出せる外貨の額が定められていた時代だ輸出して外貨を稼げる企業となることで、国家官僚の思惑を撥ね除けたのだよ</p><p>日本の企業が全て、国の護送船団方式で守られてきたというのは大間違いなのだよ多くの場合、官僚の考える国のプランは現実と大きく異なっていたわれわれは自力で、あるいは国の嫌がらせを乗り越えて世界に討って出たのだこの日本という国の発展は民間企業が大きく貢献しているそれは今でも変わらない国家官僚や最近の若い政治家たちは、国の主導権を全て自分たちだけが保持し、わたしたちの力を削ごうとしているが無理なのだこの国の足りていないところは、民間が埋めるしかないのだから</p><p>わたしは、その企業家の１人であると同時に名家の人間だ企業家の中には、はっきり言おう、売国奴もいる自分さえ儲かれば、この国がどうなっても良いと思っている人間たちは存在しているしかし、わたしたちはそうではないわたしたちは名家の歴史は、この国の歴史と重なっているのだからわたしたちは、絶対に日本を見捨てることはない先祖代々、ここに暮らし祖先から受け継いだものを後世に伝える義務が、わたしたちにはあるわたしたちが、そういう存在であるからこそ政財界の重鎮たちは、わたしたちを信用してくれているのだよ</p><p>意見は色々とあるだろうけれど、名家は絶対に日本の味方だという信用があるのか</p><p>わたしたちが存在していることが、日本の国益となっているのだ数百年の歴史を持つ名家の当主の訪問は、大抵の国で歓迎されるからなただの国家官僚が訪問するよりも、高い地位の人間に会え、より突っ込んだ話ができる</p><p>なるほどこれがいわゆる貴族なんかだと、高貴な地位だけで、実体がない表敬訪問しかできないけれど</p><p>名家の人は、伝統のある家の出身な上に、みんな大企業の経営者だ</p><p>当然、話の内容が濃くなる</p><p>だから多少の法律違反も見逃してもらえるのだ政財界の重鎮たちと上級官僚たちは、みんな、わたしたちが居なくなったら困ることを知っているからなその代わり、わたしたちもあんまりにも無茶な法令違反はしないお互いに、ナアナアにできるところで止めている</p><p>企業は、国の手に負えないところを肩代わりしている</p><p>名家は、その企業のトップの人たちの一部であり</p><p>日本の伝統文化を受け継ぐ存在として認められている</p><p>外国との交渉ごとにも役立っている</p><p>だから、国はオレたちの法律違反を見逃してくれている</p><p>そうかだから、鞍馬閣が潰されるのは大問題だったんだ</p><p>そういうことだ伝統文化を守る存在であるはずの名家の一員が自分の家が受け継いで来た歴史的建造物を破壊するなど、あってはならないことだ名家全体の信用に関わる</p><p>だからジッちゃんは、違法行為だろうが何だろうが、鞍馬閣の移築を試みた</p><p>鞍馬閣が失われてしまったら、もう取り返しがつかない</p><p>大事なのは、自分たちの存在価値を保ち続けることだそのためには、法もルールも犯す覚悟がなくてはならないもう一度言う法律すなわちルールとはただの道具だそれに引き摺られて、一番大切な物を捨てるわけにはいかないのだ</p><p>いいかね鳥居くん君たちの世代はルールさえ守れば、何をしても良いと考えているしかし、それは国という枠の中で甘えているだけなのだ国外へ出れば、ルール無用の恐ろしい世界が幾つもあるまた、敢えてルールを破らねばならない時もあるルールの枠の中だけで生きている人間になってはならん</p><p>そのルールは誰が決めたのだ誰が、そのルールを他人に強いているのだその人間は、ルールを厳守する人間を本当に護るのかそのルールは、ある日突然、変わったりはしないのか</p><p>誰かが決めたルールはアテにはならない</p><p>もっと強くなりたまえ、したたかになりたまえこいつの様にこいつは、もう自分の家族以外の人間は、最初から信用していないそこまで徹底していなければ、家は守れないのだ</p><p>人の臭いを感じること</p><p>こちらをダマそうといている人間は嫌な臭いがする</p><p>そういうやつとは、絶対に打ち解けることなんかできるはずがない</p><p>闘うしかないんだ</p><p>しかも、一度闘った相手は息の根を止める</p><p>息を吹き返したら、恨みをもってオレたちの家族に害をなすのだから</p><p>わたくしには、名家の一員になることは無理だということですか</p><p>香月様のお話をうかがってつくづくそう思いましたわ</p><p>げんなりとうつむく</p><p>そうですわねわたくしはただの成金の娘なのですね名家の皆様が生まれながらに背負っているものを理解しておりませんでした</p><p>わたしはね言って判らない人間には、話をしないのだよそれこそ、ムダなことだからね</p><p>鳥居まり子くん今の君は確かに名家の人間としての矜持を持っていないしかし、君ならいつかは、わたしたちの一員になれるのではないかとわたしは考えているよ</p><p>君が君自身を縛っているルールを飛び越えなさい</p><p>もう、判っているだろう</p><p>わたくしには、みすず様、瑠璃子様がお持ちになっておられるような名家の一員としての矜持が無いのですわね</p><p>そうだお前がこの半年、一生懸命、香月家の娘になろうと努力してきたことは知っているしかし</p><p>今のわたくしでは覚悟が足りないと</p><p>その通りだで、どうする</p><p>ジッちゃんは、美子さんを見る</p><p>瑠璃子様の臣下に戻ります</p><p>そして、生涯瑠璃子様にお仕え致します</p><p>美子さんは香月家の娘の地位から降りる</p><p>そして、わたくしも黒森様の奴隷にしていただきます</p><p>昔、演劇の業界団体に勤めていたのですが</p><p>文化庁が毎年、国費留学生を募集しているのですけれど</p><p>その審査はお役人は、自分で直接やってはいけないということで</p><p>有識者という名目で、演劇界の偉い人が呼ばれてその人たち決めるんです</p><p>つまり、有識者の知らない劇団の人は選ばれません</p><p>お役人は、完全にノータッチです</p><p>ていうか、基本的に、こちらと仲良くはしてくれません</p><p>結局、癒着がないようにということで仲良くなっちゃダメなんだそうです</p><p>そして、2年ぐらいで違う部署に行ってしまいます</p><p>つまり、演劇に詳しい専門家のお役人なんか、育つわけがないのです</p><p>クールジャパンとかも、そうだと思います</p><p>何か新しい企画を初めても、担当者は数年でいなくなるので</p><p>（だから一度助成金の付いた企画は、延々とお金が出続けます）</p><p>確かに癒着は良くないんですけれどこれじゃあ</p><p>1004．昼の陽光　／　ポジション・トーク</p><p>美子さんが、突然、そんなことを言い出す</p><p>お前、どうするね</p><p>ジッちゃんは、フフッと笑ってオレを見た</p><p>美子さん、それは間違っているそれは、あんまりも短絡的だよちゃんと考えなきゃダメだ</p><p>強く、そう言う</p><p>その後ろで、鞍馬姉妹や鳥居さんも驚いている</p><p>あのさみんな、それぞれ立場があってさ自分の立場に合わせて、物事を発言したり、やるべき行動をしているんだよ</p><p>今、ジッちゃんが言ってたことだってさ名家に属する人間が、全部そうでなくちゃいけないっていう話じゃないんだよジッちゃんは、ジッちゃんの立場つまり、名家は名家でも香月家のそれも当主の立場で話をしているんだ</p><p>オレは真っ直ぐに、美子さんの眼を見る</p><p>ちゃんと言葉を受け入れて貰うためには、相手の眼から視線を外してはいけない</p><p>香月家にだってさ、分家の連中がてるだろ美子さんだって、知ってるよね香月操とかりことだよあいつらは、今、ジッちゃんが言ってたようなことを考えて生きてるか名家を護るということを切実に感じているかそうじゃないだろ</p><p>あいつらは基本的に、自分のことしか考えていないと思う</p><p>まあ、自分のためには香月家という家を守らないといけないことは理解していると思う</p><p>でも、ジッちゃんみたいな当主の持つ真剣さは、あいつらには無い</p><p>別に、オレはあいつらがいい加減だとか批判しているわけじゃないからなだって、あいつらは分家なんだから香月家全体の舵取りのことなんか、考えなくていいんだよ</p><p>みんながみんな、当主と同じ緊張感を持っていたらそっちの方が気持ち悪い</p><p>ですがわたくしは、お祖父様の孫娘本家の娘です</p><p>美子さんが、真顔でオレに言う</p><p>そうだよでもみすずや瑠璃子とは、立場が違う</p><p>オレは、ハッキリと言う</p><p>誰かが、美子さんにハッキリと言わないといけない</p><p>みすずや瑠璃子は、生まれた時から、本家の娘として成長して来たんだし香月家の一族も他の名家の人たちもあの２人がいずれは本家を継ぐと思って、見守ってきたんだよ美子さんは、ずっと瑠璃子の付き人でジッちゃんの孫娘だということは誰も知らないだったろ香月家本家の娘として認知されたのは、ほんの半年前じゃないか</p><p>その通りですわですから、今はわたくしもみすず様、瑠璃子様と同じ</p><p>違うっ同じじゃないんだ</p><p>いいかい美子さんも確かにジッちゃんの孫だよでもだからって、美子さんが、みすずや瑠璃子を乗り越えて、大逆転ホームランで香月家の後継者になれると思っているやつはいないんだよ</p><p>もし、いたとしたらそいつはトンデモない野心家の上に、大馬鹿野郎だ</p><p>オレも今となっては香月家の内情も良く判っている</p><p>かつて、みすず派と瑠璃子派に別れて争っていた連中も</p><p>当のみすずと瑠璃子が仲良くなってしまったので、今はケンカのしようがない</p><p>みすずの方は、オレがパートナーになると公表されてしまったので自分の息子を押し付けようとする縁戚を消えた</p><p>瑠璃子の方は父親の突然の死がネックになって、派閥が活動停止になってしまっている</p><p>こうなってしまったら、ジッちゃんがどちらを正式に後継者に指名するか待つしかないという空気になっている</p><p>第３の本家の孫娘として美子さんが突如として現れたわけだけど</p><p>誰も美子さんを第３の後継者とは見ていない</p><p>当たり前だよ瑠璃子の付き人として、子供のころからずっと仲良く暮らしてきた美子さんが瑠璃子を排除して、自分が後継者になろうとするなんて誰も思わないもの</p><p>美子さんは瑠璃子の味方、あるいは中立な立場だと思われている</p><p>自分から、後継者争いに名乗りを上げるように人格でないことは、みんな知っているし</p><p>この人は、控え目で大人しい少女なんだから</p><p>ていうか、もし美子さんがそんなことをしたって、誰も支持しないよ美子さんが、瑠璃子の忠実な家臣だったひとは、みんな知っているんだから今は同じ孫娘でも周りの人間からは、下克上としか思われないから</p><p>美子さんはジッとオレを見ている</p><p>つまりみすずや瑠璃子とは、違うんだ今、ジッちゃんが言ってたみたいな名家の本家の当主としての考え方や行動とか、美子さんはしなくていいし美子さんが、そんなことをするのはみんなの迷惑になるんだ</p><p>オレを見つめる美子さんの眼にうっすらと涙が溜まる</p><p>わたくしは、ただみすず様、瑠璃子様と並び立つことのできる娘になりたかっただけですわ</p><p>その気持ちは判るよでも、それはダメなんだ立場が違うんだから</p><p>美子さんは、みすすや瑠璃子の様にはなれない</p><p>他の分家の連中と同じで美子さんは、ジッちゃんたちの立っている最前線から一歩引いたとこに立っていないといけないんだよ</p><p>そうだよさっき、ジッちゃんが言ってたことハッキリ言って、メチャクチャだろ日本を動かしているのは、自分たちでだからこそ、多少のルール違反だってやっても構わないと思っているとかこんなの普通の人たちが聞いたら、カンカンに怒り出すと思うよ法律なんて知ったことか、だけど、逮捕されたり裁判に掛けられるつもりもないなんて</p><p>ムチャにも程がある</p><p>でも、ジッちゃんの立場ならそう言うしかないんだ名家の当主なんだから香月家のボスなんだからこれぐらいの覚悟が無かったら、やっていけるわけがない</p><p>剣持みたいに法律の許す範囲なら何をしてもいいぐらいのミミッチィ考えでは世界とは渡り合えない</p><p>法律の方を何とかしろと言い切れるぐらいの胆力じゃないと</p><p>それだけのモノを、ジッちゃんは背負っている</p><p>ジッちゃんの立場だから、こんな暴言だって話していいんだ同じことを、分家のやつらが言ったら、オレはブン殴るよ</p><p>その前に、わたしが蹴飛ばすよ</p><p>ジッちゃんが、そう答えた</p><p>美子さん美子さんはみすずや瑠璃子と同じ立場にならなきゃいけないって思って、それでこの半年、ホントに一生懸命頑張って来たんだろうけれどでも、美子さんは同じ立場にはなれないんだなってはいけないんだ美子さんは、美子さんの自分の立場を見つけないとさ</p><p>わたくしの立場</p><p>そうだよ臣下になったり、オレの奴隷にならなくても一歩下がったところで、瑠璃子の姉になることはできるんじゃないのか</p><p>並び立つのでなく美子さんは、一歩下がって</p><p>無理して、自分をキツイ状況に追い込むことはないんだよ美子さんにとって居心地の良い、楽な立場に就けばいいんだ</p><p>でも、ですけれど</p><p>美子さんにとって一番楽なのは瑠璃子の後ろに居ることだろ</p><p>前でなく、横でもなく瑠璃子の背後に</p><p>そういう場所に居るお姉さんになればいい臣下じゃなくっていいんだそういう距離感で暮らす姉妹だって、有り得るハズなんだから</p><p>無理して、みすずや瑠璃子と並び立とうとするよりそういう姉妹関係を模索してみることの方が、気が楽だと思うよ楽しいし、もっと幸せになれるばすだって</p><p>そ、そういう黒森様はどういうお立場にいらっしゃるのですっ</p><p>どういうお立場から、そんなことをおっしゃっているのですかっ</p><p>オレの立場か</p><p>オレは裏の世界の人間だよ黒森家は、そういう家なんだから</p><p>鳥居さんはさっき、オレが剣持たちに対する処理で、あっさりと躊躇無く違法行為で乗り切ることにしたのを驚いたって言ってたけれどさ</p><p>それは、鳥居さんが物事の本質を、全然理解していないっていうことなんだよ</p><p>怪訝そうな眼で、鳥居さんがオレを見る</p><p>オレは裏の人間なんだよそんなオレにジッちゃんが剣持の処理を任すっていうのならそれは最初っから違法なやり方をしても構わないから、早急にしかも徹底的に問題を排除しろって言うことなんだよ</p><p>オレも、鳥居さんをジッと見る</p><p>当たり前だろああいう連中にに、普通の対応をするつもりならジッちゃんはオレなんかに頼まない香月家の顧問弁護士か香月セキュリティ・サービスの谷沢さん辺りに対処させるさ</p><p>オレも、黒森家の養子になった時に世話になったけれど香月家の顧問弁護士は超一流の人たちだ</p><p>弁護士を連れて来た剣持と、ガチで闘うならあの人たちが出動するべきだ</p><p>オレが全面に出るっていうことはあいつらの頭を狂わせて、社会的に抹殺しても構わないから、この件はここで完全に断ち切れっていうことだよ</p><p>ジッちゃんは、使える力は全部使えと言った</p><p>つまり美智の武力も、ルナの巫女の力も最初っから、織り込み済みなんだ</p><p>剣持は、ホンモノのバカだったからあいつは、名家の怖さを全然理解していなかったろ鞍馬家に上手いこと入り込むことができたからって、同じノリで香月家にも乗り込んで来た香月家と鞍馬家では、名家としての規模も違うのに香月セキュリティ・サービスは、日本の警察上層部とも付き合いがあるのにそんなことも調べないで、身近な元警官なんかを連れてきたろネットニュースをやっている記者ぐらいで、脅しになると思ってたわけだろつまりさ自分の身内の中の世界しか知らない、世間知らずの大馬鹿野郎だったんだよ</p><p>香月家は、大手マスコミテレビや新聞には影響力があるが</p><p>ネットの世界には力が及ばないはずだなんて勝手に思っていたんだから</p><p>香月セキュリティ・サービスには、ネットでの情報攪乱を専門とする部隊がいるし</p><p>ミナホ姉さんだって、白坂創介の時にネット世論の操作をしていた</p><p>ネットなら弱いなんてことはない</p><p>そこまで底抜けのバカだったからああやって、一気に潰すしかないんだああいうタイプのやつは、泳がせておくと世間の迷惑になることしかしないから</p><p>常識知らずの人間は、抹殺するしかないのだよまともに世の中のことを学ぼうという気持ちに欠けているから、ああなるのだ</p><p>本気でわたしを脅そうと思ったら与党の大物政治家か、経済連合会の会長でも同伴させんとなそんな知恵もないような、愚か者はサッサと片付けるべきだ</p><p>自分の弁護士と元警官とネットニュースの記者とかそんなのでパーティを組んでくるなんて、どうしようもないんだよ</p><p>だから、こいつでいいんだこいつと渚くんと女学生たちに相手をさせるので丁度いいのだよあんな連中に弁護士を会わせたら、わたしが笑われてしまう</p><p>ジッちゃんがそう言う</p><p>オレの立場なんて、そんなもんだよまあしょうもないモノを片付ける係なんだと思う他の人が相手をするのはちょっとみたいなヤツラを処理する</p><p>昨日だって天童貞男たちの処理もしたし</p><p>エリやリエたち天童たちが残したヤクザの娘たちのことも、オレたちが何とかしている</p><p>そんな軽い係ではないよ今だって、わたしはお前に大切な役目を任せているからな</p><p>今、お前がした話はお前でなければ、納得させられないことなのだよみすずや瑠璃子が同じことを話したら美子はきっと耳を塞いでしまったと思う</p><p>オレは美子さんを見る</p><p>そうだと思いますわ</p><p>半年間並び立ちたいと思っている相手である、みすずや瑠璃子に</p><p>あなたとあたしたちは立場が違うと言われたら確かにちょっとキツイな</p><p>鳥居くんだって、そうだろ一緒に、交渉の場に居た君だからこそこいつの言葉が胸にしみるだろう</p><p>悔しいですけれど、おっしゃる通りですわ</p><p>わたしは実業家としての剣持さんの華々しい活動も知っていましたし、弁護士さんや他の大人の男性が居らしたことだけですっかり舞い上がっていました黒森様のように冷静に状況を見ていませんでしたこうやって説明していただいてよく判りましたそうですわね躊躇無く処断なさったのが、正しい選択だったのですわね</p><p>うん、わたしらもすっごく、よう判った何で、お兄さんがああしたのか</p><p>うち、背筋がゾクゾクしてます</p><p>え、双子まで</p><p>お兄さん、凄いわさすがですわ</p><p>美人さんたちが、みんなお兄さんから離れない理由が判りましたわ</p><p>いや、そんなこと急に言われても</p><p>そして君たちも色々と考えることがあったのではないかね</p><p>ジッちゃんが鞍馬美里さんありすさん姉妹に言う</p><p>自分の置かれている立場をよく理解するべきだということでしょうか</p><p>美里さんが答える</p><p>そういうことだね</p><p>ジッちゃんが、フフッと微笑む</p><p>香月家と鞍馬家は名家としては規模が違うみすずたちが、君らを優遇したのは同じ名家の娘だからだが</p><p>みすず様たちのお優しさに、ただ甘えるのはわたくしたちの立場では許されないのですわね</p><p>やっと判ったかね</p><p>美里さんは</p><p>鞍馬家の経営しておりました旅館やホテルその従業員の皆様のことは、お願いしてもよろしいでしょうか</p><p>うむそれだけはわたしと歌晏で何とかする伝統ある施設は残すし、生活に困る人間が出ないように手配しよう</p><p>ジッちゃんは笑って約束する</p><p>では、改めてご誓約致しますわたくし、鞍馬美里は生涯、娼婦として働き、香月様、歌晏様のご恩をお返し致します</p><p>うむ了承した後で、契約書にサインしてもらうが契約期間は５年間で良い</p><p>わたしが、それで良いと言っているのだよ</p><p>ジッちゃんの言葉に</p><p>重ね重ね、ご恩に感謝致します</p><p>鞍馬美里さんは、ジッちゃんに深く頭を下げた</p><p>うむ自ら覚悟を決めた娼婦を見るのは、実に清々しいいや、よくぞ決心してくれた</p><p>美里さんの中にもう迷いは無いようだった</p><p>み、美里お姉様ど、どうして</p><p>そんな姉の変容にありすさんは驚いている</p><p>ありすも自分の立場を理解できれば判るはずです</p><p>美里さんは、悲しそうな眼でそう言った</p><p>あなたも、ご主人様とセックスすれば判るはずです</p><p>ようやくオレたちの話が落ち着いたと判断して美智が、お茶を配り出す</p><p>というより、あなたの頑な心は無理矢理、処女を散らされなければ開かれないでしょう</p><p>あ、あなたみすず様の警護役の分際で、わたくしにそんなことを言うのは無礼ですわ</p><p>名家・鞍馬家の令嬢ありすさんが、美智に文句を言う</p><p>リエとエリは一般庶民だけれど美智は、みすずの使用人</p><p>そういう感覚があるのか</p><p>この子たちの通っている学校だとそうなんだろうけれど</p><p>だから、あなたは立場をわきまえなさいと言われているのです</p><p>美智が、ありすさんにそう言った</p><p>そう鞍馬ありすは、もう名家の令嬢ではない</p><p>今の美里さんの誓約で鞍馬家の持つ企業とその従業員たちは救済されるが</p><p>鞍馬家自体は、破滅することが決まったのだから</p><p>ジッちゃんも美里さんも鞍馬家の救済を条件に入れなかった</p><p>ああ、もしもし香月だ鞍馬くんかねまあ、待ち給え、今、君のお嬢さんと電話を代わる</p><p>ジッちゃんが、受話器を美里さんに手渡す</p><p>お父様、美里ですご心配を掛けて、申し訳ありません</p><p>美里さんが父親と話している</p><p>はいお父様のお言いつけ通りわたくしとありすで、鞍馬グループのご救済を香月様にお願い致しましたはい全てお父様のご命令通りに</p><p>オレは双子と美智とお茶を飲みながら美里さんの電話の様子を見守っている</p><p>それではいわたくしとありすが犠牲になれば、鞍馬グループはお救いいただけるというお話をいただきました香月様と歌晏様のお二方でお父様、わたくしは香月様に了承致しましたが、お父様もそれでよろしいですわね</p><p>娘たちが犠牲になるという意味を鞍馬家の当主は理解しているだろう</p><p>いいえ、わたくしは了承していると申し上げましたわそれに、お父様剣持様が、香月様にご迷惑をお掛けしたことももうご存知のはずでございます</p><p>剣持が、香月家本家を脅迫しに来たことで鞍馬家は、慌てて剣持家と縁を切った</p><p>香月様は、その件で大変、ご立腹なさっていらっしゃいますがそれでも、わたくしたちが犠牲らなれば、鞍馬グループをお救い下さるとお約束して下さいましたお父様ここで香月様のご好意を踏みにじるようなことをすれば、鞍馬グループの全職員が路頭に迷うことになりますわ</p><p>これが、今朝まで妹に抱かれて震えていた少女だろうか</p><p>今の美里さんには、強さが感じられた</p><p>自分がしなくてはいけないことをするという意志が</p><p>ありがとうございますでは、わたくしとありすは、このままこちらのお屋敷に残りますそれで、よろしいですわね</p><p>ありすさんは、寂しそうに姉を見ている</p><p>香月様父が</p><p>うむ、代わろう</p><p>ジッちゃんが、電話に出る</p><p>今、君のお嬢さんが話した通りだこれから先のことは、わたしと歌晏で片付けるから君は一切、手を付けるないいね剣持君の件で、君にも資料を送っておいたと思うが君がダマされた海外ファンドは、かなり厄介な連中だ全て、こちらに任せろ君の家の傘下にある企業は、従業員まで含めて全て面倒を見る君が今後、彼らのことを心配する必要は無い</p><p>お嬢さんたちは５年ほど、わたしが預かるだから、君も５年ほど、雲隠れしていてくれ日本国内に居ろ海外に出ると、礼の投資ファンドにやられるぞ５年間どうにか国内で生活するぐらいの隠し資産は、持っているのだろそれを抱えて、今すぐ逃げろ何だ何が不満なんだわたしは、約束したはずだぞ鞍馬家の傘下の企業だけは助けると</p><p>ジッちゃんは、追い込みを掛ける</p><p>剣持裕吾のような人間にダマされた、君が悪いのだよさっきも言った通り君たちをハメた海外の投資ファンドは、悪辣非道な連中なのだよ日本国内に居る限りは、やつらが君を襲わないように手を打つこともできるしかし、海外へ出たらわたしや歌晏でも、君の命の保証はできないと言っているのだよ</p><p>これは脅しでなく半分は、本当なんだろうな</p><p>海外ファンドは、剣持を操って鞍馬グループを全て手に入れるつもりだったんだから</p><p>それを阻止されたら、逆上して何をするか判らない</p><p>で５年経ったら、鞍馬グループを君に返すのかだとそんなことは、これから海外ファンドと闘ってみなければ判らんに決まっているだろう５年後のことなど、今から約束できるかわたしも歌晏も、予言者ではないのだよ君の代わりに、わたしと歌晏が金を出して救済しても今の鞍馬グループが、そのまま残るかどうかは判らんよとにかく、伝統ある施設と従業員の救済を第一にするが君は何だって、あんなに面倒な連中に関わったのだね</p><p>そして５年後に、美里さんの父親に鞍馬グループを返すという保証はしない</p><p>こりゃ、返さないんだろうな</p><p>美里さんやありすさんに返すことがあるとしても</p><p>今の当主のことは、ジッちゃんはもう見限っている</p><p>わたしが剣持裕吾の要求をはね除けたから、外国ファンドは早急に君をターゲットにしてくるぞだから、今すぐ姿をくらませろ忠告したぞどこにどうやって逃げたら良いのか判らないのなら、うちの香月セキュリティ・サービスの関に相談しろ君の相談に乗ってやるように支持してあるとにかく、今すぐ東京から出ろ</p><p>香月様わたくしにも、お父様とお話をさせて下さい</p><p>ありすさんが、ジッちゃんにそう言うが</p><p>ああ、そうだ、関だ君も知っているだろ今後は、彼女と話してくれいいなうむそうか、判った君は君で頑張りたまえうむ</p><p>電話は切れたらしい</p><p>こいつは、ついに一度もわたしに礼を言わなかったよ</p><p>ああやっぱり、そういう人間なんだ</p><p>香月様、どうしてですなぜ、お父様とお話させて下さらなかったのです</p><p>ありすさんが絶望の表情で、そう言う</p><p>仕方ないだろうあいつはわたしに娘の声を聞かせてくれと言わなかったのだから</p><p>とことこん甘い人間だこれが娘との最後の会話になるかもしれないとは想像すらしないのだよここにいるのなら、いつでも電話すれば話ができると思っているのだ</p><p>ホントどうしようもない父親だ</p><p>わたくし、お父様に鞍馬閣が再建できることをお伝えしたかったのに</p><p>多分、姉妹の父親は破壊してしまった鞍馬閣のことなんて、もう忘れてしまっているだろう</p><p>お茶や飲みぃ</p><p>そうです、飲んだらええですわ</p><p>肩を落としているありすさんにエリとリエが、お茶を差し出す</p><p>温かいモノを飲むと、少しは気持ちが楽になるから</p><p>うんだからな</p><p>２人は、ニコッとありすさんに微笑む</p><p>ありす、いただきなさい</p><p>美里さんが、妹に言う</p><p>わたくしたちは、もうここで皆様のお情けに縋って生きていくしかないのよご好意を拒絶したらもう二度と優しくしてはいただけないと思いなさい</p><p>この子たちに、ちゃんとお礼を言って飲むのです</p><p>美智も、ありすさんにそう言う</p><p>ありすさんも、ここまで来たら鞍馬家はもう自分たちを助けることはないと理解している</p><p>ありすさんは、双子の出したお茶を飲んだ</p><p>うん、しゃーないわここまで来たら、乗り掛かった船や</p><p>あなたの初エッチ、うちとエリちゃんも助けてあげるわ</p><p>ロクデナシの親を持った過去が双子にありすさんへの気持ちを変えさせたらしい</p><p>美子さんがオレに囁く</p><p>それでも、わたくしやはり、黒森様に抱いていただきたいと思います</p><p>初めては黒森様と決めています</p><p>でも、ブッチャケ美子さんはオレのこと、そんなに好きじゃないだろ</p><p>この人にとっては、オレは愛する瑠璃子を奪った相手なのだ</p><p>だから、これまでオレとの関係に、一線を引いてきた</p><p>はいですからわたくしを犯していただきたいのです</p><p>改めてご都合の良い時で構いませんわたくしは、あなたに力尽くで陵辱されたいのです</p><p>真顔で、美子さんはそう言う</p><p>瑠璃子様を愛されているのと同じ男性器で貫かれたいのです瑠璃子様に吐き出されているのと同じ精液を、わたくしにもいただきたいのです</p><p>美子さんの人生は瑠璃子の後ろにある</p><p>どうぞ、お願い致します黒森様</p><p>そうオレの耳に囁くとスーッと美里さんの方へ向かって行く</p><p>オレはどうするべきか</p><p>明日こそは、ありすさんからエッチシーンです</p><p>それから、美里さんと安城姉妹もいるんですよね</p><p>美子さんは、別の日で</p><p>今日、たまたま聞いた意見ですが</p><p>新仮面ライダーはホンダのＮＳＸを改造しちゃったのがもったいないです</p><p>Ｆ１はコバヤシ選手が酷いことになっているので、今年はもう見ないかもしれません</p><p>コバヤシ選手がこのまま復帰できないのなら</p><p>何か今年のＦ１は、本当にグダグダですよねえ</p><p>1005．昼の陽光　／　ありすの覚悟</p><p>はーい、お待たせ致しましたお２階へどうぞ</p><p>鞍馬ありすさんが処女を失う部屋の準備ができたらしい</p><p>瑠璃子が、戻って来る</p><p>みすずは上の寝室に残っているらしい</p><p>あれ渚も来たのか</p><p>わたしは別室で鑑賞させてもらうよ美子、一緒に来てくれ</p><p>ジッちゃんは、美子さんを呼ぶ</p><p>お前がどういう選択をしようともわたしの孫娘であることに変わりはない</p><p>ジッちゃんは、美子さんが迷っていることに気付いている</p><p>うん、ここは</p><p>ジッちゃんと一緒に他の部屋へ行って</p><p>少し心を落ちつかせて、客観的に自分を顧みる時間を取った方が良いと思う</p><p>そうでないと、内面の色んな負の感情が拗れて美子さんが悪い方向に暴走する可能性もある</p><p>さて、行こう美子</p><p>美子さんは、仕方なさそうに祖父に返答する</p><p>では、頑張ってくれたまえ鞍馬ありすくん</p><p>ジッちゃんは、ニヤッと笑うとそのまま部屋を退室した</p><p>美子さんも、鞍馬姉妹に一礼して付いていく</p><p>さて、どんな感じかしらあなたは</p><p>渚が、ニコニコと微笑んで鳥居さんに尋ねる</p><p>ああ、さっき一緒に剣持と交渉したメンバーだもんな</p><p>渚と鳥居さんは</p><p>急に渚が話し掛けても、そんなに変ではない</p><p>それに、鳥居さんはジッちゃんが居なくなったことでプレッシャーから解放されて、少しホッとしている</p><p>何か何から何までが、想定外ですわ</p><p>鳥居さんは、そう答えた</p><p>自分がこれまで生きてきた世界は、結局は誰かの作ったルールで守られている小さな世界でその外には、もっと様々なルールなんか通用しない世界があるんだって判りました</p><p>ま、そういうことよねでも、あなたはいいわよねそのことを自分が何かを失わずに学べたんだから</p><p>あたしは今のあなたと同じ年齢の時に誘拐されてレイプされて、無理矢理娼婦として働かされてそれで学んだわ世の中には、法律も社会のルールも通用しない世界があるっていうことを</p><p>鳥居さんはビクッと震えて、渚を見る</p><p>いい世の中には正しいことなんてないのよ正義や倫理や法律によってそうあるべきだとされていることはただの理想でしかないそうなっていたら、いいのにっていうだけのことよねつまり現実の世界は、全然、歪んだままなのよ矛盾だらけだし、タブル・スタンダードなのは当たり前それを一々、指摘していったら際限がないわ</p><p>ルール違反だとかズルイとか不公平だとかダブル・スタンダードだとか文句を言っているだけでは、何も変わらない</p><p>世の中は最初から、不公平にできているんだから</p><p>だからね生きている人間にできることはただ、その時、その時のベストを尽くすことだけなのよ今の自分にできることをするだけでいっぱいいっぱいなのよ本当に、一生懸命生きているのなら</p><p>自分にできることやらなくちゃいけないことは、山ほどある</p><p>文句を言っているヒマがあったら、なすべきことを適確に行動していかないと</p><p>あっという間に、全てが手遅れになる</p><p>あなたはこの人とあの女の子がセックスしなくちゃいけないことに、納得がいかないのでしょ</p><p>渚が、ズバリと鳥居さんに尋ねる</p><p>鳥居さんの言葉に、ありすさんと美里さんがハッとする</p><p>どうして、そう感じるのか自分で判る</p><p>黒森様とありす様が愛し合っていらっしゃらないからです</p><p>わたくしは愛し合っていない人が、性的な行為をするのはあってはならないことだと思いますから</p><p>そうねあってはならないことなのかもしれないわねあなたの世界では</p><p>渚が笑顔で言う</p><p>でも、あることなのあたしは、無理矢理、強制されて娼婦として働かせられた女だから、よく知っているわあってはならないことなのかもしれないけれど愛し合っていない男女のセックスは、現実にあるのよ</p><p>ですがなぜ、鞍馬ありすさんの様な罪も無い名家のご令嬢が、こんなことを体験しなくてはならないのですか</p><p>鳥居さんが、ワッと本音を漏らす</p><p>あたしだって罪も無い、ただの女子高生だったわよ名家のお嬢様ではなかったけれど</p><p>それはそれは、そうだったのかもしれませんが、ありす様はまだ１３歳です性行為には、早過ぎます可哀想過ぎます</p><p>お姉さんそれを言うんなら、わたしらも１３歳やわ</p><p>そうですわうちたちもでも、ちゃんとエッチできましたわ</p><p>うんもう何回も、お兄さんとしとるわ</p><p>でも、うち自分を可哀相とか思ってません</p><p>外から見とるだけの人に可哀相とか言われるのは嫌ですわ</p><p>だって、お兄さんもうちらもこうなるしかなかったってことは、よう判ってますから</p><p>少しも、後悔しとらんもんな、リエちゃん</p><p>そして、エリはありすさんを見て</p><p>だから、あんたも全然、怖がらんでええからな</p><p>お兄さんに身体を委ねればええんです</p><p>エッチせーへんと何も始まらんからな</p><p>エッチできたらすぐに判りますうちも、そうやったもの</p><p>ほんであんたも、わたしらの家族になれたらええのにな</p><p>うちも、そう思ってます</p><p>わ、わたくしは嫌です</p><p>ありすさんもジッちゃんのプレッシャーから解放されている</p><p>わたくしはわたくしは、鞍馬家の娘です鞍馬ありすです何があっても、あなたたちのような人たちの身内にはなりませんっ</p><p>そうこれが、ありすさんの本音本質</p><p>名家の令嬢であるということが、この１３歳の少女の心を頑なにしている</p><p>まエッチしてみたら判るわ</p><p>エリが微笑む</p><p>そうやねお嬢様である前にあんたもただの女なんです</p><p>お兄さんのオチンチン入れられて、お腹の底に熱いの出してもらったらすぐに判ることやわ</p><p>双子はそう、ありすさんに言った</p><p>美里お姉様、わたくしわたくし、怖いです</p><p>ありすさんは、姉に縋り付く</p><p>堪えなさい、ありすわたくしたちはもう、こうするしか道が残っていないのよ</p><p>美里さんは判っている</p><p>鞍馬家は、ジッちゃんによって廃絶させられたのだ</p><p>もう、美里さんもありすさんも名家のお嬢様ではない</p><p>鞍馬家の持っていた施設と従業員たちを保護してもらうためにはジッちゃんの言うことを聞くしかないし</p><p>香月家に奉仕することでしか未来に鞍馬家が再興する可能性も存在しない</p><p>わたくしは娼婦になりますだからありすが産む、黒森様のお子だけが鞍馬家の希望なのですよ</p><p>ジッちゃんが、姉妹を２人とも娼婦にしなかった理由も理解している</p><p>娼婦として、金で身体を売った娘の子は名家を継ぐことができない</p><p>誰の子なのか判らないからだ</p><p>しかし、ありすさんの子は確実にオレの子だ</p><p>ありすさんが、オレのセックス奴隷になるのなら</p><p>はいお兄様のお子様は全て、わたくしたちの子供ですわもちろん、その子の将来は、わたくしたちが責任を持ってバック・アップ致します</p><p>瑠璃子が、にこやかに言う</p><p>ありすさんの子に鞍馬家を再興させると約束した</p><p>ですから、先ほどのまり子さんのお兄様とありすさんは、愛し合っていないから、セックスするべきでないというお言葉は間違いです</p><p>正しくはお兄様に愛していただけるように、ありすさんの方が努力なさせないといけないのですわ</p><p>そうよね、この人の方は別に、あなたとセックスしなくても困らないんだし相手はいっぱいいるものね</p><p>渚が、ウフフと笑う</p><p>そうや、わたしがおるで</p><p>うちもいます</p><p>あなたたちが、それを言うのは半年早いです</p><p>美智が、ジロッと双子を睨む</p><p>そういうのはご主人様と、野外セックスやカーセックス、首輪を付けて全裸でお散歩などの数々の性行為をしていただいてから発言なさい</p><p>えー、そんなんしとるんか</p><p>驚く、エリに</p><p>当たり前じゃありませんか</p><p>お兄様が、性的に興奮なされたらいつでも、どこでも、わたくしたちの胎内に吐き出していただけるように、常に準備していますわ</p><p>わたくしは真夏の嵐の午後に、屋外で土砂降りの雨を浴びながら制服姿でご主人様に犯していただくというのを準備しております</p><p>美智それは</p><p>天気予報をよく見ておこう</p><p>わたしらも色々、考えんといけんみたいやな</p><p>そうやな１３歳の双子でしかできんエッチを考えよう</p><p>わたしら特色を活かしていかんと他のお姉さんたちに負けてしまうわ</p><p>お姉さんだけやないよエリちゃん</p><p>あ、そうか年下のアニエスちゃんやルナちゃんもライバルなんやな</p><p>あの子ら、うちが見てもメッチャクチャ可愛いもんな</p><p>双子がそんなことを言い出す</p><p>お兄さんに目隠しして今、エッチしとるんは、どっちやと思うちゅうのはどうやろ</p><p>あ、いいかもしれんわエリちゃん</p><p>いや、それはすぐに判るから</p><p>え、何でですお兄さん</p><p>どうしてです、お兄さん</p><p>いや、エリとリエは顔も声も背格好も、ホントによく似ているけれどチンコを入れた感じは、全然違うから</p><p>２人とも狭くて温かい、マンコだけれど</p><p>エリの方が、狭くてキツイ</p><p>リエの方は、柔軟だけど、吸い付いてくるような良さがある</p><p>え、そうなんや</p><p>うちとエリちゃんてマンコの具合がそんなに違うん</p><p>でも、えーやんか２人でしたらお兄さんに、バリエーションの違いを楽しんでもらえるわ</p><p>あ、そうやね飽きないで、２人ともエッチしてもらえるんやね</p><p>この双子はいつも明るく、前向きだ</p><p>鞍馬姉妹の方は、どんよりと暗い表情をしている</p><p>とにかくお２階へ参りましょうみすずお姉様たちが、お待ちになっていらっしゃいますから</p><p>瑠璃子が笑って、オレたちに言う</p><p>あのなぜ、こんなにカメラが</p><p>美里さんが、驚いている</p><p>ありすさんは、震えている</p><p>なぜって女の子の最初のセックスは、きちんと記録しておくのが普通ではありませんか</p><p>瑠璃子が、にこやかに答える</p><p>みすずと瑠璃子が選んだ部屋は広い寝室だった</p><p>真ん中に大きなダブルベッドがありその周りを三脚に乗せられたデジカメがグルッと取り囲んでいる</p><p>あたしも瑠璃子も最初のセックスの記録は、ちゃんと残していますわ</p><p>わたくしは、今も普通に記録していますお兄様との愛の交歓の記録ですから</p><p>ホントにこのお嬢様は、ハメ撮りが大好きだ</p><p>わたしらも、そうだったもんな</p><p>うん昨夜のうちらの時も、やっぱりこんな風にカメラがあったわ</p><p>いっぱい撮られたわな</p><p>撮られましたうちらと同じです</p><p>リエは、ありすさんにそう言う</p><p>何言うとるん同じやないわ部屋のグレードが違うとるわ</p><p>エリが、文句を言う</p><p>うんエリとリエのロスト・ヴァージンは</p><p>香月セキュリティ・サービスの旧・研修館今は使われていない古いビルの仮眠用の畳の部屋だったけれど</p><p>ここは、香月家本家邸宅の本家の人間だけのプライベート・エリアにある客用の寝室だ</p><p>天井は高いしまるで一流ホテルの様な調度品が並んでいる</p><p>ベッドだって</p><p>これ何やまさか金かいな</p><p>エリが、金属製のベッドの脚を見てそう言う</p><p>真鍮よ金は柔らかいから、ベッドなんかに使うのには不適格なのよ</p><p>みすずが、笑って答える</p><p>このベッドもアンティークですわ１００年前に作られたベッドですから</p><p>そんなスゴイもんを使うても平気なんですか</p><p>大丈夫よ壊れたりはしていないわ</p><p>みすずは１００年前の製品だから、ガタが来ているのではないかという意味に受け取ったらしい</p><p>だが、リエが聞いたのはアンティークなんていう高価そうなベッドで、セックスしていいのかと聞いたんだと思う</p><p>さて美里さんは、あちらにお座りになって</p><p>みすずが、手招きする方の壁には椅子が並べられていた</p><p>ありすさんの処女喪失を見るための見学席だ</p><p>あイーディとヨミが、もう座っている</p><p>見に来たヨー</p><p>来ましたわ</p><p>最近、仲良しだなこの２人は</p><p>アニエスを呼ぶと興奮し過ぎると思ったからマナに見ててもらっているネ</p><p>うん、最近のアニエスは元気すぎるから</p><p>ルナも一緒ですみんなで真緒ちゃんと遊んでいてもらうようにお願いしてきました</p><p>ていうことはハイジとコヨミちゃんも一緒か</p><p>月子お姉様も、まだお戻りではありませんしヨミが居た方が良いと思いましたので</p><p>そうか、ルナがアニエスと一緒なら巫女の力の使える子が、１人居てくれるのは助かる</p><p>じゃあ、あたしたちもその辺に座らせていただきましょうか</p><p>渚が、鳥居さんに言った</p><p>鳥居さんもこうなった以上は、せめてありすさんのロスト・ヴァージンを見届けるのが自分の義務だと感じているようだ</p><p>それに渚の母性に、いつの間にか捕まっている</p><p>歌晏桃子姉ちゃんといい鳥居さんは、年上の頼れるお姉さんに弱いんだと思う</p><p>いつも、１人で孤立して突っ張っている分ついつい、そういう相手には心を許してしまう傾向にあるんだろう</p><p>それを感じて渚は来てくれたんだ</p><p>いや、みすずが渚に頼んだのかもしれない</p><p>みすずは鳥居さんのことを、かなり気遣っているから</p><p>あなたも、こちらへどうぞ</p><p>渚が、にこやかに鞍馬美里さんに言う</p><p>しかし、美里さんは</p><p>あの黒森様やはり、ありすよりも先にわたくしを抱いていただくということにはなりませんか</p><p>ありすはまだ、幼いですいえ、もちろん、ありすが黒森様に抱いていただかなければならないという状況は理解していますしかしせめて、姉であるわたくしの方が先に体験してありすの恐怖心ず、少しでも和らぐようにしてやりたいのです</p><p>美里さんはそう言うが</p><p>それは、ダメです</p><p>何故でございます、黒森様</p><p>娼婦になる美里さんとはセックスするプログラムが違うからです</p><p>オレは、ありすさんには娼婦としてのセックスは、一切、教えたくはないんです</p><p>美里さんには娼婦としてのセックス</p><p>つまり、オレを客と見立てて、どう対応するかのセックスを教え込まなきゃいけないと思っている</p><p>オレと美里さんは、恋人にはならないのだから</p><p>オレがあなたにするセックスを先に見せたらありすさんは娼婦のセックスしかできない子になってしまいます</p><p>ただ客をもてなすだけのセックス</p><p>それが普通のセックスだと、勘違いしてしまうだろう</p><p>申し訳ございません黒森様が、そこまでありすのことを考えて下さっているとは、思いませんでしたお詫び致します</p><p>美里さんは、サッとオレに頭を下げた</p><p>美里さんも判っていて下さいこれから、オレがありすさんとするのは美里さんとするセックスとは違うものだということを</p><p>美里さんは、そう答えると</p><p>ありす姉は、ここからあなたを見守っています</p><p>イーディの隣の椅子に腰掛ける</p><p>あなたが、しなくてはならないことを精一杯するのです</p><p>ありすさんはさすがに不安なようだった</p><p>鞍馬家の娘なら覚悟なさいありす自身がすると言ったのですから</p><p>１３歳のお嬢様は、ブルブルと震えている</p><p>お兄さん、わたしらも脱ごうか</p><p>エリが、オレに言う</p><p>うん、先にうちとエリちゃんが、お兄さんとエッチして見せようか</p><p>わたしらの時に、そうしてくれたみたいに</p><p>ああセックスの実体を、処女喪失の前に見せたっけ</p><p>あのお嬢様もうちらの１３歳のマンコに、お兄さんのブッ太いおちんちんが入るのを見たら、少しは安心できると思うんです</p><p>そうやお兄さんのオチンチンでスッポズッポしとるとこを見せたら自分のマンコでも入るに違いないって自信が付くと思うんですわ</p><p>ありすさんに、帰るべき家がなくなったことを知って</p><p>エリもリエも、すっかり優しくなっている</p><p>けど</p><p>いいんだあの子の場合は</p><p>オレは、ありすさんを見る</p><p>ありすさんはエリやリエを自分とは違う存在だと思っている</p><p>自分は名家のお嬢様で、特別扱いされるべきだと思い込んでいる</p><p>だから、エリやリエがセックスできていることを見せてあげたって自分も、そうだとは思わないよ</p><p>エリやリエは、庶民だからオレのチンコを根元まで受けとめられるけれど</p><p>自分は高貴な生まれの肉体だから無理かもしれないと思うだろう</p><p>だから、事前に見せるのは無しだありすさんには、いきなり経験してもらうしかない</p><p>元々、この子は自分と姉のことにしか、興味がないのだから</p><p>自分の肉体で、自分の感覚でまずは体験させるしかない</p><p>そっか判ったわ</p><p>うん、ほんならあっちで皆さんと観戦しとるわ</p><p>リエちゃん、観戦はおかしいわプロレスやないんやから</p><p>あ、そうやなエリちゃん</p><p>いやこれは戦いだ</p><p>オレとありすさんの</p><p>じゃ、頑張ってな</p><p>そこから応援しとるわ</p><p>双子も、みんなと一緒に椅子に座る</p><p>イーディ、ヨミ、美里さん、克子姉、鳥居さん、エリ、ルナ</p><p>これが、直接の観戦者か</p><p>後の人たちは、カメラからの映像を別室で観ているだろうけれど</p><p>美智と水島可憐さんは、ドアの前に立ったまま</p><p>これは使用人としての振る舞いを、美智が可憐さんに教えているんだろう</p><p>もうお嬢様ではないのだからいつでも、みすずの指示に従えるように控えているしかない</p><p>固定の動画カメラは、全部まとめてパソコンに画像を取り込みます昨夜と同じですわ</p><p>ハメ撮り記録係の瑠璃子が言う</p><p>それで、静止画の方はわたくしが動画のハンディカメラの方は</p><p>あたしが撮ります</p><p>香月家本家のお嬢様２人に、処女喪失を撮影してもらうというのもなかなかスゴイ</p><p>では、ありすさんベッドに向かって</p><p>ありすさんは、姉を見る</p><p>お行きなさいありす</p><p>美里さんは悲しそうな顔で、そう言った</p><p>とぼとぼとありすさんは、ベッドに行く</p><p>そこへ座ってそうよ、真ん中にはい、こっちを向いて</p><p>瑠璃子の指示のままにありすさんは座り、カメラを見る</p><p>はい撮影開始します</p><p>ベッドの周りの固定のデジカメが、一斉にＲＥＣの赤いランプが灯る</p><p>もちろん、みすずのハンディ・カメラも</p><p>では、こっちを見てお名前をどうぞ</p><p>みすずが、ありすさんに尋ねる</p><p>く、鞍馬ありすです</p><p>処女喪失には、こういう儀式があるのだとありすさんは思っているらしい</p><p>まあ、香月家のお嬢様たちがしていることだからありすさんは信じるよな</p><p>年齢は、何歳ですか</p><p>じゅ、１３歳です</p><p>震えながら、ありすさんは答える</p><p>セックスをするのは、初めてですか</p><p>処女ですか処女なら、処女ですと答えて下さい</p><p>しょ、処女です</p><p>顔を真っ赤にして、ありすさんはそう言う</p><p>今日はこれから旦那様にセックスしていただくのですね誰と何をするのかカメラに向かって、答えて下さい</p><p>わ、わたくしはく、黒森様とせっ、セックスをセックスを致します</p><p>最後は中出しで、いいんですよね</p><p>な、中出しって何ですか</p><p>ありすさんは、震えながら答える</p><p>とっても気持ちがいいことですあたしたちも、いつも中出ししていただいています</p><p>瑠璃子も中出しですわ</p><p>みすずと瑠璃子が明るく言う</p><p>で、ではわたくしも、それでいいです</p><p>ちゃんと話して下さいこの記録は、ずーっと残るのよありすさんの人生の記録なんですから</p><p>ありすみすず様のおっしゃる通りになさい</p><p>姉の美里さんが、ありすさんに声を掛ける</p><p>わ、判りましたわ、わたくしも、中出し中出しでお願い致します</p><p>ありすさんは、震えながらそう言う</p><p>よくできましたでは、ありすさんそこで全部服を脱いで、裸になって下さい</p><p>みすすが、明るい声で言う</p><p>ありすさんの震えが止まる</p><p>脱がなくては、セックスはできないわ自分で、全部脱ぐのよ下着も脱いで、その場で生まれたままの姿になりなさい</p><p>はぁ、８月も終わりだというけれど</p><p>色々と追い詰まってます</p><p>粛々と、一つ一つ片付けていくしかないのでしょうね</p><p>色々と、煮詰まってて済みません</p><p>これから、しばらくはエッチシーンなので</p><p>調子の良い時は、１話、だいたい2時間半で書いていたんですけれど</p><p>ここしばらくは、4時間ぐらい掛かっています</p><p>よくないなぁ</p><p>1006．昼の陽光　／　ありすの処女レイプ・１　のるかそるか</p><p>服を脱いで裸になりなさいありすさん</p><p>鞍馬ありすさんにデジカメを向けた、みすずが言う</p><p>ありすさんは怯えている</p><p>どうしたの早くなさい</p><p>みすずは、明るい声でありすさんを追い詰める</p><p>でできません</p><p>ありすさんは、部屋の壁際にずらっと椅子を並べて見物している少女たちを見る</p><p>特に姉の美里さんを</p><p>だって、こんなたくさんの方たちの前で裸になるのは恥ずかしいですわ</p><p>ありすさんは、まだ１３歳名家鞍馬家のお嬢様</p><p>屈辱的な目に合うのは、これが初めてなのだろう</p><p>裸になるだけではないのよあなたは皆さんの眼の前で、旦那様とセックスをしなくてはいけないの</p><p>だから、早く脱ぎなさい裸になることよりも、もっともっと恥ずかしいことをあなたは体験しなくてはならないのですから</p><p>勢いでオレとセックスすると言ってしまったありすさん</p><p>今、改めてリアルにセックスというもののイメージに震え上がる</p><p>み、みすず様やはり、わたくしが先に</p><p>姉の美里さんが、そう言って立ち上がろうとするが</p><p>ダメですそういうことは、ありすさんに対する甘やかしにしかなりません</p><p>みすずは、美里さんの提案を却下する</p><p>美里さんも、これからはありすさんを庇って差し上げることはできなくなるのですから</p><p>美里さんは娼婦になる</p><p>ミナホ姉さんの新しい娼館に住むことになるだろう</p><p>妹を守ってあげることはできなくなる</p><p>ヨミ頼む</p><p>鷹倉神社の巫女の次女を見る</p><p>はーい、ヨミにお任せぇっ</p><p>ヨミは、ニッコリ笑って立ち上がると</p><p>はーい、わたくしの眼を見て下さい</p><p>明るい声に、ありすさんはついヨミに振り向いてしまう</p><p>はい、捕まえたっ</p><p>ヨミの眼を見たまま、ビクッと身体が震えるありすさん</p><p>心に悪い影響が残らない様に肉体操作だけしますっはーい、もう一度、みすずお姉様のカメラの方を向いて下さい</p><p>ありすさんの意志とは関係無く、身体がカメラへ向く</p><p>はーい、それでは脱ぎ脱ぎして下さいっ</p><p>い、嫌ぁぁ</p><p>ヨミに操作されて、ありすさんが服のボタンを外していく</p><p>眼は、カメラのレンズを見たままだから</p><p>ただの脱衣でなく、ストリップそのものだ</p><p>み、見ないで見ないで下さいませ</p><p>心の中で必死に抵抗しているのだろうありすさんの指先は、ブルブルと小刻みに震えている</p><p>それなのに確実に、服を脱いで行く</p><p>うん、なかなかええ身体しとるんと違うかわたしらほどではないけど</p><p>でも、この子、白くて綺麗なお肌しとるわぁ</p><p>やっぱ、ええとこのお嬢さんやもんなお肌では負けるわ</p><p>しっかし高そうな下着やわぁうちらの安モノとは違いますわ</p><p>パンツくらい買ってやるから気にするな</p><p>やったぁ、さすが、お兄さんわたし、エロエロな下着がええですわ</p><p>うちは、フリフリのがええです</p><p>じゃあ、あたしと一緒に買いに行きましょうね良いお店を知っているから</p><p>渚が、双子に優しく言う</p><p>その間に、ありすさんは完全な下着姿になっていた</p><p>確かに双子が言う通り中学生用サイズだけれど、高級そうな下着だ</p><p>シルクだな、これ</p><p>香月家のパーティに行くから下着も良いモノを選んで来たんだと思う</p><p>ちょっと、そこでストップ</p><p>はい、ストップですわ</p><p>オレの指示で、ヨミが肉体操作を停止させる</p><p>オレは、改めてジックリと下着姿のありすさんを見る</p><p>１３歳相応の肉体か発育が良すぎるわけではないが少なくとも、悪くはない</p><p>おっぱいも、膨らみ始めている</p><p>まだ、お腹から腰のラインが子供体型だけれど</p><p>ああ、足が長いなぁ</p><p>そして、リエが言ってた通り肌が白い</p><p>旦那様、いかがです</p><p>そうだなセックスはできる身体だと思うオレのチンコを受けているには、充分なぐらい成長していると思うよ</p><p>コヨミちゃんみたいに、１２歳なのに小４ぐらいの発育状態だとセックスするのは無理だけれど</p><p>ありすさんは、大丈夫だと感じた</p><p>当たり前ですわわたしらだって、できたんですから</p><p>うちだってズボズボされても平気ですもん</p><p>同じ１３歳のエリとリエが、そう言う</p><p>うん肉体的には、双子とそんなに代わらないもんなぁ</p><p>ただ、ありすさんの方が脚が長くて腰が高い</p><p>おっぱいの位置も、双子より少し上の位置にある</p><p>何て言うか貴族的なプロポーションをしている</p><p>でも、双子は庶民的なのが魅力なんだからありすさんに、可愛らしさで負けているわけではない</p><p>もう、いいよ最後まで脱いでくれ</p><p>はい、再開しまーす</p><p>ヨミの号令でありすさんは、再びストリップを</p><p>背中に手を廻してブラジャーのホックを外す</p><p>い、嫌ぁぁ、み、見ないでぇぇ</p><p>口ではそう言うが、ヨミに操作されている肉体は胸を隠したりはしない</p><p>ぷるんっと揺れる、１３歳の乳房</p><p>乳首はピンク色陥没乳首なのは、仕方ないな</p><p>オレが後で吸い出してやらないと</p><p>綺麗なおっぱいやなぁ</p><p>リエが、ありすさんの胸の形を褒める</p><p>リエの胸だって、綺麗だぞ</p><p>えあううっ、ありがとなお兄さん</p><p>お兄さん、わたしはわたしの胸は</p><p>エリの胸も、なかなか良い</p><p>えへへっあんがとさんっ</p><p>女の子は、褒められるのが大好きだ</p><p>特に、自分の身体を褒められるのは嬉しいらしい</p><p>胸なら、わたくしも負けませんわっ</p><p>ヨミが自慢のロリ巨乳の胸を誇示するが</p><p>この人は大きいおっぱいも、小さいおっぱいも、みんな大好きなのよだから形や大きさで自慢するのはダメよ</p><p>渚がヨミに言う</p><p>はい少々、殺意を抱いてしまうところでした</p><p>みすずの背後に立つつるぺた代表の美智が、そう言う</p><p>気にしちゃダメよ旦那様は、あなたの無い胸も大好きでいらっしゃいますからね</p><p>いつも、あなたとする時は旦那様、ずーっとあなたの胸を触ったり、乳首を舐めたりしていらっしゃるでしょ</p><p>それは美智の胸は、一見つるぺただけれど</p><p>皮膚の下に、ぷるんとしたおっぱいの素が隠れているから</p><p>それを手で触ったり、舌で舐め回すのが好きなだけで</p><p>美智は、ペコッと頭を下げる</p><p>わたくしこそ、言葉が過ぎました申し訳ございません</p><p>ヨミも慌てて、美智に頭を下げると</p><p>ヨミに肉体操作されているありすさんも、同じ様にペコッと頭を下げた</p><p>あはは、何や、面白いなぁ</p><p>ホンマに、心が捕まっとる時はどうしようもないですもんなぁ</p><p>双子も巫女の力の支配は経験済みだ</p><p>では、下も脱ぎますはい、どうぞっ</p><p>えい、嫌ぁ、嫌々嫌々ぁぁ</p><p>口では対抗していても、ありすさんの手は自分のパンティに向かう</p><p>するるるっと絹の下着を下ろしていく</p><p>うわっ、生えとる</p><p>ボーボーやぁ</p><p>それは言い過ぎだ</p><p>でも、ありすさんの女陰の上には、うっすらと恥毛が生えていた</p><p>み、見ないで見ないで下さい</p><p>ありすさんは、大きな声でそう言うが</p><p>手で自分の淫部を隠すことはできない</p><p>１３歳やと、ワッサァっと生えとる方が恥ずかしいもんな</p><p>うんそうやな</p><p>いや、だからそんなに、濃くはないだろ</p><p>取りあえず、撮しておきますわ</p><p>瑠璃子が、カシャカシャとありすさんの裸体をカメラに収める</p><p>と、撮らないで撮らないで下さいませ</p><p>ありすさんは、必死にそう言うが</p><p>はーい、ポーズ変更しまーす</p><p>ヨミによってベッドに腰を掛けさせられ、大きく足を拡げさせられている</p><p>い、嫌ぁぁ、こんなの嫌ですぅ</p><p>操作されているありすさんは、泣くこともできなくなっている</p><p>ヨミ巫女の力による操作が上手くなっている</p><p>いや、この子は最初から、心を読む能力より、心を操る能力の方が優れていた</p><p>実際の体験がヨミの能力をどんどん開花させているんだ</p><p>旦那様、どう致しましょうか</p><p>ありすさんの場合残しておいた方がよろしいですかそれとも</p><p>このお部屋は、お客様用の寝室ですから常備してありますわ</p><p>うん、じゃあ、剃ろう</p><p>ホテルとかだって安全カミソリが置いている</p><p>だから、香月家も宿泊客用に用意しているはずだ</p><p>ありすさんに、もう自分が名家のお嬢様でないことを自覚させるためには</p><p>剃毛はアリだな</p><p>美智、持ってきてちょうだい</p><p>しばし、お待ち下さい</p><p>ササッと、美智が隣接するバスルームに向かう</p><p>ご所望の品をお持ち致しました</p><p>ああＴ字の安全カミソリと、泡が出るタイプの薬用石けんのボトル</p><p>よし、オレがやろうヨミありすさんをベッドに寝かせろそんで、開脚だ</p><p>かしこまりましたわっ</p><p>オレは、ありすさんの方へ</p><p>な、何をい、嫌ぁぁ、何ですの</p><p>ありすさんは恐怖に震えている</p><p>な、何をわたくしになさるのです</p><p>うん、剃る</p><p>ソル</p><p>下の毛をオレが剃ってやるから</p><p>スーッと、顔色が青くなる</p><p>そんなの嫌です嫌ぁぁ、助けて、お姉様お母様ぁぁ</p><p>ヨミ、静かにさせろ</p><p>んぐぐぅぅ</p><p>ありすさんを喋れなくしたところで</p><p>オレは、ありすさんの陰毛に薬用石けんの泡を塗っていく</p><p>んひぃぃ</p><p>オレの指が触れた瞬間、ありすさんの肉体に拒絶反応が出る</p><p>家族以外の男にしかも、陰部を触られるのは、これが初めてだろう</p><p>この子は、名家のお嬢様だ</p><p>幼稚園から女子しかいない名門校に通っている</p><p>通学も自家用車だろうから、満員電車に乗ったこともない</p><p>もちろん、痴漢にも遭うはずがない</p><p>動くなよ、剃るから下手に動くとケガをするぞ</p><p>いや、そう言ったところでありすさんの肉体はヨミが制圧しているのだから、動けないだろうけれど</p><p>こういう時のパターンとして、取りあえず、そう告げておく</p><p>カミソリの刃がありすさんの柔肌に触れる</p><p>ゾリゾリゾリ</p><p>ゾリゾリ</p><p>ご主人様、お湯を汲んで参りましたタオルもございます</p><p>さすが、美智だ</p><p>オレは、剃った毛の付いたカミソリを、美智の持って来た湯桶で洗って</p><p>また剃る</p><p>つっるつるやぁ</p><p>つるつるになりましたわ</p><p>双子の言う通りありすさんの陰部に毛はなくなった</p><p>うん、こっちの方が可愛いわなぁ</p><p>そうやな、綺麗な子なのに下の毛がボーボーっちゃうのも、ギャップがあってエロかったですけど</p><p>つるつるの方がスッキリしてて、清潔感があるわ</p><p>うちもそう思いますわ</p><p>エリとリエに、そんな感想を言われるがありすさんは、ただ呆然としている</p><p>グッタリと、足を大きく開脚したままベットに仰向けになっている</p><p>よし、このまま進めよう</p><p>ヨミ、ありすさんを喋れるようにしてくれただし、大きな声は出せないように</p><p>近くで騒がれるのはウルサイ</p><p>あぅぅっ</p><p>ありすさんが、すぐに反応する</p><p>ありすさん、オレの質問に答えるんだ</p><p>オレはありすさんのつるつるになった下腹部を人差し指で触りながら尋ねる</p><p>ありすさんはオナニーとかしたことはあるのか</p><p>答えるのよ</p><p>ヨミが強制する</p><p>お、オナニーって何ですか</p><p>あ、そうか知らないのか</p><p>ここを自分で触ることだよ</p><p>そ、そんなことは致しませんそこは不浄な場所ですから</p><p>自慰経験はゼロか</p><p>じゃあ、ありすさんはセックスについては、どれくらい知っている</p><p>ありすさんは震える</p><p>が、学校で習った程度です</p><p>みすずたちの学校って、どんな風にセックスのことを教えているんだ</p><p>そうですわね小学校の高学年から何度か性教育の授業があるのですけれど</p><p>自分が結婚する相手としか、するべきではないという内容ですわ</p><p>瑠璃子が話に加わってくる</p><p>ええ、それも婚前交渉は控えるようにと</p><p>中学、高校で妊娠してしまって大変な苦労をした女の子の実話とかを読んだり、ドキュメンタリー映画を観たりしますわ</p><p>もし、わたくしたちがセックスしてそれで妊娠してしまったら、自分だけでなく家の恥辱となるという話を徹底して聞かされます</p><p>それも婚約者でなく、誰だか判らないような男性との性交渉で妊娠してしまったなどということになるとお父様やお祖父様だけでなく、家全体が笑いものになると</p><p>ああみんな良いところのお嬢様ばかりだから</p><p>家の恥辱というのを、一番恐れるんだ</p><p>ですから一度でもセックスすれば、即、妊娠すると思い込んでいるような子もおりますわとにかく、セックスは恐ろしいものだと</p><p>ありすさんはセックスというのが、具体的に何をすることなのかは知っているんだよな</p><p>女性器に男性器が挿入され、卵子と精子が結合することですわ</p><p>あ、こりゃダメだ</p><p>言葉だけしか知らないな</p><p>そうか、実際に男と女がセックスしている映像とかは、観たことがないんだな</p><p>ありません教科書だけです</p><p>じゃあ一つ一つ、教えるよ</p><p>オレは服を脱ぐ</p><p>まず、上半身裸になり</p><p>それから、ズボンを脱ぐ</p><p>ほら、ここ膨らんでるだろ</p><p>オレは、パンツの下で勃起しているペニスを示す</p><p>これが男の男性器だ</p><p>オレは、パンツを下ろす</p><p>天を衝く勃起が露出される</p><p>な、何そ、それっ</p><p>ありすさんが、てらてら輝く亀頭を見るのはこれが初めてだろう</p><p>教科書には、載っていないだろうから</p><p>オレのこれがありすさんのここに入る</p><p>オレは指でぴったり閉じた処女の割れ目をなぞる</p><p>根元までキッチリ入ってズボズボやって、ありすさんの子宮に精子を吐き出すそれがセックスだ</p><p>そ、そんなの入らないです</p><p>ありすさんは恐怖の眼で、オレのペニスを見つめている</p><p>アホかいな入るわズッポリ入るわ</p><p>そうですうちらにだって入ったんですから</p><p>まあ、入るかどうか確認してみようよ</p><p>オレはルナに</p><p>自分で開かせろ</p><p>ええ</p><p>ありすさんは大きくＭ字開脚したまま</p><p>両手で、自分の割れ目を開く</p><p>うんピンク色</p><p>ヨミが判っていて開かせているからちゃんと奥まで見える</p><p>ああ、ちゃんと処女膜があるな</p><p>膣口に白っぽい膜を確認する</p><p>ええ、嘘見たいわ、見たいです</p><p>うちも見たいです</p><p>双子が、ベッドの方へやって来る</p><p>これが処女膜だよ</p><p>オレは指差す</p><p>うわぁ、こんなハッキリ判るもんなんや</p><p>うちらの時は気が動転しとったからよう判らんままやったもんなぁ</p><p>写真と動画が残っているんだから、自分のは後で確認しておけよ</p><p>そうしますわ、お兄さん</p><p>それから、双子は美里さんを見て</p><p>お姉さんも見ておいた方がええと思いますよ</p><p>そうですわ妹さんの処女の証ですから</p><p>美里さんは、戸惑っている</p><p>もうすぐ、破れてなくなっちゃうんやから</p><p>はい、お兄さんのオチンチンで引き裂かれてしまうんですから</p><p>それを聞いた瞬間、ありすさんは</p><p>やっぱり嫌ですわたくしわたくし</p><p>大きく開脚し、自ら女陰を拡げたまま叫ぶ</p><p>こんなの嫌ですぅぅッッ</p><p>それはダメやわ</p><p>うん、それはダメですわ</p><p>ケロッとした顔で、双子がありすさんに答える</p><p>こんな屈辱的な態勢で処女を奪われんのも、あんたの運命や諦めなあかん</p><p>そうですわしゃーないことなんですわ</p><p>大丈夫や、相手がお兄さんやもん</p><p>すぐに楽しいだけになりますから</p><p>双子は、笑顔でそう言った</p><p>見てあげなさい</p><p>渚が美里さんに言う</p><p>お姉さんなんだからね</p><p>席を立って、オレたちの方へ向かう</p><p>わたくしも見ておきたいですわ</p><p>鳥居さんも、こっちに来た</p><p>ありすさんの女陰を覗き込む</p><p>これや、これが処女膜ですわ</p><p>エリが、オレの代わりに指差す</p><p>美里さんと鳥居さんが、ありすさんの処女の証を確認する</p><p>お姉様、わたくしは</p><p>ありす、耐えなさい鞍馬家の娘なら堪えるのよ</p><p>美里さんは、半泣き顔で妹に言う</p><p>わたくしも、すぐにありすと同じ体験を致しますから</p><p>いいえ、あなたはこれよりも、もっと酷い体験をするのよ</p><p>だって、あなたは娼婦になるんだから</p><p>ニコッと優しく微笑む</p><p>お姉さんが、もっともっとツラい目に合うことが判っているのに妹さんは、こんなことにも堪えられないの</p><p>その渚の言葉に、ありすさんは</p><p>堪えます耐えますからだから、お姉様</p><p>姉を見上げて言う</p><p>わたくしのために涙を流すのはお止め下さい</p><p>ええ、ありすわたくしも堪えます</p><p>そんな姉妹の様子をみすずと瑠璃子のカメラが撮影し続けている</p><p>たまには生えてる子で</p><p>1０年ぐらい前のエロゲーで生えてる生えていないをユーザーが選択できる機能が付いたのは衝撃的でした</p><p>あえてロリキャラをボーボーにするというのが意外と、良かったりして</p><p>ええ、ピュアメールですけれど</p><p>同じキャラがルートによっては、Ｍッ子にもＳッ子にもなってしまい</p><p>だけど、この子ならそうなるのもおかしくないかもという</p><p>キャラの芯が通っているというか、妙なリアリティのあるゲームでした</p><p>1007．昼の陽光　／　ありすの処女レイプ・２　処女喪失</p><p>わたくしは、堪えます耐えますから</p><p>全裸でベッドの上で大きく開脚させられ自ら女陰を拡げさせられる</p><p>１３歳の名家のお嬢様にとっては、これまで生きてきて最大の屈辱だろう</p><p>この屈辱は、まだ始まったばかりだ</p><p>ありすさんは、今までにキスしたことはあるのか</p><p>ありますわお父様やお母様や美里お姉様やペロと</p><p>ありすさんは、ギッと強い眼でオレを見る</p><p>ペロって犬やろか猫やろか</p><p>ハムスターとかかもしれんよ</p><p>犬でございますわ</p><p>美里さんが、妹の代われに答えた</p><p>そうか、そんなにキスしているのなら問題無いよな</p><p>オレは、ありすさんの顔に唇を近づける</p><p>ひっ、ひぃぃぃ、嫌です、やめてやめて下さい</p><p>キスだけでも、こんなに怖がるのかでも</p><p>判っておりますわ</p><p>ヨミが支配を強める</p><p>眼は、開けたままにしておけよ</p><p>オレはヨミに指示する</p><p>ありすさんに誰に何をされたのかを、はっきり記憶させないといけない</p><p>眼を瞑ったり、ショックで記憶が飛んだりしたら何の意味もない</p><p>んんんっんんんんっ</p><p>ありすさんは、恐怖の眼で接近するオレの顔を見上げている</p><p>オレはありすさんの唇に自分の唇を重ねる</p><p>うん、ぷっくりしとした感触柔らかい</p><p>はーい、撮りますわ</p><p>瑠璃子が、オレとありすさんの初キスをカメラに記録していく</p><p>くぅぅっっ</p><p>開いたままのありすさんの眼に、じわっと涙が溜まる</p><p>オレは、舌の先でペロッと舐めた</p><p>ちょっと苦いな</p><p>それから、再びありすさんの唇にキスし舌で、ありすさんの唇を開く</p><p>きっちりと閉じられているありすさんの歯そのつるつるの表面を、舌で撫でていく</p><p>はぁ、お口をオープンですわっ</p><p>ヨミの言葉と共にありすさんの顎の力が緩む</p><p>開かれた口中に、オレは舌を押し入れる</p><p>そう、それで舌と舌を絡ませるるのですわ</p><p>ヨミのイメージ通りに、ありすさんの舌がオレの舌を求める</p><p>オレたちは、ベロベロとしばらく、ディープキスを続けた</p><p>嬲られる妹の姿に美里が悲しみの吐息を漏らす</p><p>ようやく、オレが口を離すと</p><p>ありすさんの顔は、すっかり赤く上気していた</p><p>裸の幼い胸が、大きく息をして上下に動いている</p><p>ごめんなさいわたくしの興奮がヨミの興奮も、ダイレクトに伝わっちゃってるみたいです</p><p>今のありすさんはヨミと巫女の力でリンクしているから</p><p>いや、それでいいんだそのままでいい</p><p>オレは、ありすさんの股間が濡れているのを確認してそう言う</p><p>ヨミの性的興奮によって、ありすさんの身体にも欲情の火が付いた方が</p><p>このお嬢様美少女のロスト・ヴァージンがスムーズになると思う</p><p>オレは、ありすさんの首筋を舐める</p><p>それから、耳の後ろも</p><p>ぁぁぅっ</p><p>どちらも、ヨミの感じる場所だ</p><p>ありすさんのそこを攻めることで、リンクしているヨミが感じるそして、ヨミの性感が今度は、ありすさんにフィートバックされる</p><p>な、なぁにこれっ</p><p>オナニーの経験もない子の身体にすでにセックスに慣れきっているヨミの性感を流し込む</p><p>ゾクゾクするだろ</p><p>オレは、チロチロと首に舌を這わせていく</p><p>いゃぁぁん</p><p>くふぅぅっあんっ</p><p>ありすさんとヨミが同時に啼いた</p><p>そのまま、ありすさんの胸に</p><p>形の良い可愛いおっぱいをオレは、強めにキュッと揉む</p><p>その方がヨミは悦ぶから</p><p>ヨミの１４歳のロリ巨乳は、たぷたぷした感触だけれど</p><p>ありすさんの１３歳の処女乳は、少しまだ硬い</p><p>さて、味はどうだろう</p><p>オレは、乳首が陥没している乳輪に舌を這わす</p><p>ペロペロと舐めまくる</p><p>キスの経験は、犬としたかもしれないが</p><p>おっぱいを舐められるのは、これが初めてのはずだ</p><p>ひぃぃぃ、ぁぁぅぅ</p><p>好きでもないオレに胸を舐められるのは、本当ならただただ気持ち悪いだけだろうが</p><p>ヨミの性感が、ありすさんに性欲の炎を焚き付ける</p><p>しばらく、ベロベロと舐め続けているうちに</p><p>乳輪の中央に、硬く尖っている乳首の先端が隆起して来る</p><p>よし来た</p><p>オレは、強めに吸い付く</p><p>ほーら、ありすさん乳首が出て来たぞこんにちはだ</p><p>オレは現れた乳首の先を、舌で転がすように舐める</p><p>い、嫌ぁぁい、嫌ぁぁ</p><p>快感が怖いんだな</p><p>男に肉体を弄ばれているのに感じてしまう自分が</p><p>よし、今度は反対側の乳首だ</p><p>だが、そんな違和感も押し流してしまう</p><p>より強い、快感で</p><p>あっ、ぁぁ、あーっ</p><p>何か、わたしらの時よりも、お兄さん、丁寧にしとるような気がせーへんか</p><p>エリがリエに言う</p><p>それは、しゃーないねん</p><p>何でや、リエちゃん</p><p>この子は、うちらより、何十倍も意地っ張りやからお兄さんは、最初のエッチで徹底的に撃滅せなあかんのです</p><p>ああ、そういうことかいな</p><p>足腰立たんようになるぐらい、ヒーヒー言わせるしかないんですわ</p><p>リエは、よく判っているな</p><p>左右の乳首が、同じくらい隆起したのを確認してオレの舌は、さらにありすさんの下半身へと向かう</p><p>いっ</p><p>おへそを舐めたことに、ここまで反応するとは思わなかったけれど</p><p>まあ、男にへそを舐められるのも、これが初めてだろうしな</p><p>オレはありすさんの両太ももを、改めてグバぁっと大きく拡げさせ</p><p>彼女の股間に、頭を突っ込む</p><p>ぃぃぃぃ、嫌ぁぁ</p><p>ありすさんは恐怖の眼で、オレを見下ろしている</p><p>そんな彼女のぴったりと閉じた割れ目からは</p><p>熱い汁がトロトロと漏れ出していた</p><p>濡れているなありすさん</p><p>ぬ、濡れる</p><p>ほら、ここありすさんの身体の中から、愛液が染み出ている</p><p>オレは指先で、割れ目を開く</p><p>途端に、トロロローッと少女の汁が零れ出す</p><p>し、知らないですそそんなのあああっ、お、お姉様ありす、どうなっちゃったのありす、病気になっちゃったの</p><p>ありすさんは、姉に叫ぶ</p><p>病気なんかじゃないありすさんのここがオレのチンコを受け入れるために、濡れているだけだよ女は、みんなこうなるんだ</p><p>そうや、わたしらも濡れるで</p><p>うちもそうなります</p><p>ち、違うわわたくしはあなたたちとは違うのよ</p><p>ありすさんは、そんなことを喚き出す</p><p>あら、あたしも濡れるわよ</p><p>わたくしは今、もう濡れています</p><p>だが、みすずと瑠璃子が笑顔で、ありすさんにそう言う</p><p>お嬢様だからとか関係無いのよ女は、みんな濡れるの誰でもそうみんな一緒よ</p><p>ああ、この快感も同じだぞ</p><p>オレはありすさんの割れ目に、舌を押し込む</p><p>きゃああぅぅっ</p><p>あ、ありす</p><p>思わず美里さんが立ち上がるが</p><p>あの人に任せなさい</p><p>スッと、渚が美里さんを制する</p><p>ああやって、女の子の入り口を緩めないと初めてがキツくなるのよあの人は、ありすさんの初体験を少しでも良くしてあげようと思って、ああしているのだから、安心して見守って</p><p>そうやなわたしらの地元のエロエロ兄ちゃんなら、あの子の身体のことなんか気にせんで、とっくにブチ込んどるわ</p><p>お兄さんは、優しいからうちらの身体にムチャなことは、絶対にせーへんもんな</p><p>渚の言葉を、双子が肯定する</p><p>ひぃぃっ、はぁぁっ嫌ぁ、舐めないでっわたくしのそんなところを舐めないで下さい</p><p>ありすさんは、涙目で叫んでいる</p><p>鞍馬家のお嬢様からしたら裸になって、陰部を覗かれることよりも</p><p>ベロベロと自分の身体の最も不浄なところを男に舐められることの方が屈辱的で耐えられないのだろう</p><p>どうですお兄さん、その子のお汁どんな味ですか</p><p>エリが、そんなことを言うから</p><p>と、だけ答える</p><p>い、嫌ぁぁっ</p><p>いや、ありすさん</p><p>女の子の愛液っていうのは、大抵、酸っぱいものなんだけれど</p><p>ああ、うちのところまで臭ってきましたわ</p><p>そ、そんなは、恥ずかしい</p><p>恥ずかしいことないわどうせ、すぐにわたしのも、あんたに臭いを嗅がれると思うし</p><p>そうやなうちら全員、臭い仲になるんやろうなぁ</p><p>双子は、笑っている</p><p>そんなの嫌ですわ、嫌ですわたくしはわたくしはあああっ</p><p>オレはありすさんのクリトリスを剥き出した</p><p>うん、小豆大の赤いルビーみたいになってテラテラ輝いている</p><p>な、何をなさるおつもりです</p><p>オナニーを知らないんだからクリトリスのことも知らないよな</p><p>学校の性教育では、クリトリスの快感のことなんて教えないだろうし</p><p>んありすさんを気持ち良くするんだよ</p><p>オレは肉の紅玉に舌を</p><p>舌先で、チロチロと</p><p>い、いゃぁぁっ</p><p>チュッチューッと、吸う</p><p>あああぐぅぅっ</p><p>そうやって、クリトリスを舌で舐めながら</p><p>ありすさんのプニプニしたお尻の肉や１３歳の太ももを揉む</p><p>手を伸ばし、脇腹やお腹もくすぐるようにして、性感帯を刺激した</p><p>はぁぁっ、あああっ、あっっっっっ、ぐぅぅッッ</p><p>今まで体験したことのない感覚が、一気にありすさんを襲う</p><p>あ、ありすが苦しそうですから、一度、緩めて緩めてはいただけないでしょうか</p><p>喘ぎまくる妹を心配して、美里さんが言う</p><p>大丈夫よあの人はちゃんと調節しているしヨミちゃんも、付いているから</p><p>渚が、優しく美里さんに答える</p><p>それに、あのまま１回、イカせちゃった方がその後が楽になるしね</p><p>イカすとは、何のことです</p><p>美里さんもセックスのエクスタシーのことは知らない</p><p>見ていれば判るわ</p><p>オレが、執拗にありすさんの女性器を舌で責め続けた結果</p><p>い、嫌ぁぁ、何、何、変になりますあああー、ありす、変なりますぅぅ助けて、助けて、お姉様ぁぁ、美里お姉様ぁぁっっ</p><p>うんこのまま、イカさせてやるからな</p><p>オレも舌の動きをスパートさせる</p><p>くぅぅ、ぁぁ、み、美里、美里お姉様ぁぁ</p><p>違うわ今、してくれとるんはお兄さんやっ</p><p>そうです、お兄さんをちゃんと感じて下さい</p><p>双子の言葉に、ありすさんがオレを見る</p><p>くぅぅはぁぁッッッッ</p><p>１３歳の太ももが、ギュッとオレの顔を挟み込む</p><p>ありすさんはグッと背中を反らしてブルブルと全身を痙攣させ</p><p>くぅぁぁッッッッ</p><p>絶頂に達する</p><p>愛液がドビュッと噴き出した</p><p>オレの顔が、ネチョネチョになる</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>ぐったりと脱力するありすさん</p><p>しかし、まだエクスタシーは続いている</p><p>時々、カクカクッと腰を痙攣させている</p><p>愛液の放出が止まらない</p><p>全身は、すっかり汗まみれになっている</p><p>オレは、みすずの渡してくれたタオルで顔を拭う</p><p>ありすさんは、完全に全身の力が抜けきっている</p><p>腰が抜けている状態だ</p><p>これならいいだろう</p><p>オレは、ありすさんにのし掛かる</p><p>決定的な瞬間を撮るためにみすずと瑠璃子のカメラが寄る</p><p>な、何をなさるのです</p><p>ありすさんは、はぁはぁ息をしながらとろんと快感に蕩けた眼で、オレを見る</p><p>わ、わたくしは鞍馬ありすあ、あなたのような殿方とは</p><p>オレは張り詰めた亀頭に、ありすさんの愛液を塗っていく</p><p>わたくしはわたくしは、鞍馬のお家のために名家の男性に嫁がないといけないのですから</p><p>エクスタシーの余韻に浸り、まだ頭の中が朦朧としているらしい</p><p>そんな夢心地の世界でありすさんは、名家のお嬢様としての本音を語る</p><p>こんなところであなたのような男性に身体を許すわけにはいかないのです</p><p>鞍馬家はもう名家ではない</p><p>そして、オレたちは裸でベッドの上で重なり</p><p>今まさに、繋がり合おうとしている</p><p>ありすさんオレが、女にしてやるからな</p><p>オレはありすさんの割れ目に、自分のペニスを近づける</p><p>い、嫌ですわたくしは</p><p>まだ、自分の状況に気付いていない</p><p>いいからオレの女になれよッ</p><p>クッと開いたありすさんの割れ目に</p><p>オレはギンギンに張った亀頭をグイイッと、押し入れるっ</p><p>ぐぅッッ</p><p>ハッと我に返る、ありすさん</p><p>痛ぁぁいッッッ</p><p>ヌブブブブッ</p><p>オレの勃起が、１３歳の処女穴をこじ開け拡げていく</p><p>嫌ぁぁ、何、何ですの嫌ぁぁっ</p><p>ああ亀頭の先が、肉の壁に遮られる</p><p>ありすさん、破るぞっ</p><p>ありすさんが、ハッと息を吐いたのに合わせて</p><p>オレは、ドムッと突き込む</p><p>きひぃぃぃぃぃッッ</p><p>ズズズズズズ、ズルッ</p><p>処女膜が、圧倒的な暴力によって押し破られる</p><p>グアッ痛ぅぅッ</p><p>膜さえ破ってしまえば、こっちのものだ</p><p>そのまま、ズルルッとオレの勃起ペニスが温かな密壷の中に侵攻するッ</p><p>ぁぁ</p><p>ずぬぬっ</p><p>入った根元まで、ズップシ入った</p><p>泣いてはダメよあなたが泣いたら、あの子がミジメになるわ</p><p>渚が、美里さんに言う</p><p>美里さんは、必死に涙を堪える</p><p>お、お姉様、わたくしありすは、どうなってしまったのです</p><p>ありすさんは、自分の身体に起きたことが受け入れられないようだ</p><p>そんなん、見ての通りやわ</p><p>あんたとお兄さんが合体しとるんですわ</p><p>ブッ太いチンチンが、あんたのマンコにズッポシ、ハマッとるわ</p><p>うちにも見えてますあんたは、今、女にしてもらったんです</p><p>双子が現実を伝える</p><p>ありすさん自身もオレとありすさんの結合を記録する、みすずと瑠璃子のカメラに気付く</p><p>い、嫌ぁぁ、こんなのこんなところ、撮さないで下さい</p><p>あら、最初から記録を撮影することには同意していただいているはずよ</p><p>みすずは、ありすさんに明るく答える</p><p>それはわたくし判っていなかったからわたくしこんな恥ずかしいことをされるとは、知らなかったのです</p><p>ありすさんは、喚く</p><p>そうねあなたが考えていたセックスというもののイメージと、ゲンジツはちょっと違ってたのよね</p><p>あたしも最初はそうだったわまさかこんな風に、カエルのように大きく足を開かされて、屈辱的に男性器を挿入されるものだとは思っていなかったわよね</p><p>そう言えば、そうやな少女マンガとかのエッチ・シーンは裸でただ抱き合うとるだけやもんな</p><p>女の子が大股開きになって、ズボズボされとる絵とかまず見たことがないもんなぁ</p><p>生々しくて、怖いでしょでも、これが本当のセックスよ旦那様とあなたは、今１つになっているわ</p><p>い、嫌ぁぁもう嫌です痛いんですもう、離れて下さいわたくしの中から出て下さい</p><p>ありすさんは、そう懇願するが</p><p>そうや、お兄さんはまだ、あんたの中にドッピュンしてないわ</p><p>お腹の底に精液をドクドク注ぎ込んでもらうまでが、エッチです</p><p>あんたも中出しでええって言うてたやないか</p><p>お兄さんが出さないと終わらんですよ</p><p>双子のその言葉に、ありすさんは</p><p>で、でしたら早く出して早く出して、わたくしから離れて</p><p>まだお嬢様なんだな命令口調で、オレに言う</p><p>中で出したら妊娠するからなオレの赤ちゃん、産むんだぞ</p><p>そのことぐらいは、ちゃんと学校の性教育で習ったろ</p><p>ありすさんは、ブルブルと震え出す</p><p>妊娠の恐怖がとてつもなくリアルになって、彼女に襲い掛かる</p><p>逆を言えば今の今まで、リアルじゃなかったんだな</p><p>それに少しは楽しませろよ</p><p>ありすの身体を、オレは思いっきり楽しみたいんだ</p><p>んぐぅぅ</p><p>オレは、ゆっくりと腰を前後させ始める</p><p>ありすさんの狭い膣を１３歳の熱く湿った胎内を</p><p>オレの勃起が、グチュグチュと犯していく</p><p>い、痛い痛いですもう、止めてぇぇ</p><p>ありすさんは、半泣きで懇願する</p><p>そんなに痛くはないはずですわ</p><p>ヨミがありすさんの痛覚も、コントロールしている</p><p>先生にズボスボしていただいてとっても、気持ちがいいではありませんか</p><p>ありすさんを通してオレとのセックスを味わっている</p><p>それでヨミが感じる快感が今度は、ありすさんに伝わる</p><p>いきなりセックスでイクことは無理だろうが</p><p>セックスの持つ魅力魔性は、ありすさんにも感じられるはずだ</p><p>嫌ぁぁ、ぁぁ、ぁぁ、ぁぁ</p><p>オレに突き込まれて、ゆさゆさと揺れる１３歳の裸体</p><p>オレは、そんなありすさんのおっぱいを揉む</p><p>乳輪を親指の腹で、擦る</p><p>うううっ、わたくしわたくし何で何でこんなことに</p><p>気にするな運命だよ</p><p>ありすさんはいや、ありすは、オレに抱かれる運命だったんだよオレに犯され、オレの子を産むんだいいなありす</p><p>ぅぅ、わ、わたくしはお、お姉様美里お姉様</p><p>ありすは、オレに犯されながら姉を見る</p><p>ありす黒森様のおっしゃる通りですこれが運命なのだから、あなたは、このまま黒森様にお仕えするのよそれが、あなたにとって一番、良いことなのよ</p><p>自分に言い聞かせるようにそう言う</p><p>鞍馬家が潰れてしまった以上鞍馬姉妹には、もう帰る場所がない</p><p>オレの側に居れば、香月家がありすを守ってくれる</p><p>ここから逃げ出しても、どこにも行く当てが無い以上他に選ぶ道は無い</p><p>わたくしでなく、黒森様を見るのよあなたは、もう名家の令嬢ではないのだから黒森様にお縋りして、黒森様に全てを捧げなければいけないのよ</p><p>でも、でもわたくしは</p><p>ありすは、必死に姉に訴えかける</p><p>いいかげん、プライドを捨てるんやあんたは、今、素っ裸でお兄さんに犯されとるんやないか</p><p>そうやあんたは裸やもう、お嬢様やないただの奴隷ですお兄さんのエッチ奴隷ですわ</p><p>わたしらと同じなんや</p><p>エッチ奴隷としても使いモンにならんのならお兄さんに捨てられてしまうで</p><p>エリもリエも</p><p>あいつらはありすと仲良くなりたいんだよ</p><p>オレは腰使いを止めて、そう言った</p><p>ありすが、オレを見る</p><p>仲間だからな自分たちと同じオレのセックス奴隷だからな今日からは、ありすも</p><p>そうよあたしも瑠璃子もありすさんのことは、旦那様のセックス奴隷としてしか受け入れませんからね</p><p>はい鞍馬家はもう存在しないわけですから</p><p>みすずと瑠璃子が、笑顔でハッキリとそう言う</p><p>ううっ、ううっ、ううーっ</p><p>ここまでやられて、ようやく理解したんだ</p><p>自分がもうお嬢様ではないということに</p><p>泣くなセックスの途中だぞ</p><p>オレはありすの涙を唇で吸い取る</p><p>少し激しくするけれど我慢しろよありすの中に、思いっきり出したいから</p><p>小さな声で、ありすは答えた</p><p>びぎぃっ</p><p>オレは、ゴツゴツと腰を突き込む</p><p>ありすにのし掛かってその唇にキスをする</p><p>今度はありすも、大人しくオレの舌を受け入れた</p><p>可愛いおっぱいを揉み１３歳の肌の感触を楽しむ</p><p>ぅぅ、ぅぅ、ぅぅ</p><p>ありすは全身汗まみれになりながら、オレの侵攻に耐えている</p><p>その切なそうな顔を見ているうちに</p><p>ああ高まってきた</p><p>オレは身体を起こしありすの腰を掴んで</p><p>一気にスパートを掛ける</p><p>パンパンパンパンパンッ</p><p>オレの下腹とありすの下腹が当たって、小気味の良い音を立てる</p><p>んぐぅぅ、ぐっ、ぐっ、ぅぅ</p><p>オレに犯されてありすの可愛いおっぱいが、前後に揺れている</p><p>もうすぐだありすオレを見ていろ</p><p>ありすの眼が、真っ直ぐにオレを見る</p><p>１３歳の自分を犯しているオレを</p><p>そうだそれが、お前の初めての男の顔だ</p><p>そして、一生オレだけにさせてやる</p><p>ありす、出るぞもう出るぞぁぁ</p><p>オレは、腰の動きを加速させるッ</p><p>中で出してって言うんやっ</p><p>早くお兄さんが待っとる</p><p>双子の言葉に、ありすは</p><p>な、中に出して</p><p>うおおおおおおおおッッ</p><p>で、出るゥゥゥッッ</p><p>オレはありすの胎内に射精するぅぅッッ</p><p>ほら、温かいのお腹の底に拡がっとるやろ</p><p>それが精液ですお兄さんの赤ちゃんの素です</p><p>呆然とした表情で、オレを見ながらそう呟いた</p><p>オレは、腰をカクカクと送り込みながら長い射精を続けていた</p><p>そして、ありすの汗の玉の浮いているおっぱいに手を伸ばす</p><p>ありすの胸を、グイッと揉んだ</p><p>ありすは、もうオレのモノだからなオレに従え</p><p>お嬢様の地位から零落しセックス奴隷にまで堕ちた少女が</p><p>そう、オレに答えた</p><p>いつの間にやら、９月とは</p><p>月日が流れるのは早いです</p><p>はぁぁ、今日はこれからあっちも書かないといけない</p><p>どうしてこう、効率的に時間を使えないのでしょうかねぇ</p><p>ジッと手を見る</p><p>1008．昼の陽光　／　ありすの処女レイプ・３　抜かずの2発目</p><p>うん、本当にいい身体だありすは</p><p>射精を終えてもオレはありすの胎内から、ペニスを抜かなかった</p><p>太い勃起を挿入したまま、ありすの火照った肌を弄る</p><p>汗で濡れた１３歳の肉体を</p><p>ありすは、本当なら絶叫して泣きだしてしまいたい心境だろう</p><p>しかし、今の彼女の身体はヨミに支配されている</p><p>大きな瞳で、オレを見上げたまま処女を失ったばかりの少女は耐えている</p><p>うん、この身体なら一生使いたいなありすは、顔も可愛いし</p><p>オレは、ありすのおっぱいを揉みながら、ありすの頬にキスをする</p><p>ありすはまだ、オレのキスを嫌がっている</p><p>ありす、お前が守るべきルールは、そんなに多くない全て今、暗記しろ</p><p>１つ、一生、オレとだけセックスしろ２つ、オレが求めた時には、いつでもどこでもセックスさせろ３つ、他のオレの女とは仲良くしろ以上だ</p><p>ありすは潤んだ眼で、オレを見つめているだけだ</p><p>この３つを守るのならオレは、お前を見捨てないオレの女たちも、お前の味方になってくれる将来、何かしたいことがあるのなら、そのための勉強は何をしてもいいどんなことだろうと、お前が夢を叶えるためなら協力する</p><p>オレは下半身が繋がったまま、ありすに言う</p><p>逆に３つのルールが守れないのなら、お前を放り出すオレは、ルールの守れないような女は要らないし、そういう女がどうなろうと知ったことじゃないオレが見捨てたことで、野垂れ死んでも構わないと思っている</p><p>ありすは何も答えない</p><p>ただの、オレを見つめている</p><p>そのルール、約束します誓います死んでも守りますわわたし</p><p>うちも、誓います</p><p>エリとリエがオレに言う</p><p>だから、あんたも誓った方がええよ</p><p>うちらと一緒にお兄さんのエッチ奴隷しようなぁ</p><p>２人は、ありすにそう言った</p><p>ずっと無言で、ありすが陵辱される様子を見ていた鳥居さんが双子に話し掛ける</p><p>どうして、そんなに黒森様を信用しているのあなたたちだって、黒森様と知り合ってまだ日が浅いのよね</p><p>日が浅いも、何も双子とは、まだ２４時間経っていない</p><p>昨日の夕方に、天童貞男たちが潜伏していたカラオケ店で会ったのが最初なんだから</p><p>今はまだ午後の陽光が燦々と降り注いでいる</p><p>あのお姉さんも、どっかのええとこのお嬢さんなんやろな</p><p>エリが呆れた顔で、鳥居さんを見る</p><p>それやから、判らんのかもしれませんけどな</p><p>お姉さんみたいな人は自分が何でも決められる立場におるんでしょうから</p><p>でも違うんですわ</p><p>わたしらみたいな身の上だと生きていくために、自分で選べることなんて、そんなにありません</p><p>むしろ、人からあーしろ、こーしろって言われて、無理にでも型にハメられてしまうもんなんです</p><p>わたしらは、ヤクザの子に生まれてしもうたから最初から、ロクな未来は無かったんですわ</p><p>それもうちらのお父ちゃんは、仲間のヤクザからもバカにされとるような、クズ人間やったし</p><p>後、１、２年もしたら強制的にエンコーさせられとったろうし、その後は売り飛ばされてたと思うわ</p><p>もちろん、世の中にはそんなん、自分ではね除けて、何とか真っ当な道に進め何でも、自己責任やっていう人もおるでしょうけれど</p><p>わたしらまだ、１３やでヤクザのお父ちゃん相手に何ができる</p><p>周りの人も、お父ちゃんが怖くて文句言えんし</p><p>そもそも、親戚もみーんなヤクザやもんな</p><p>まともな人間が誰もおらんかったんですわ</p><p>だからお父ちゃんに、無理矢理、東京へ連れられて来てしかも、お父ちゃんたち煮詰まって来るから、どんどんおかしくなっていくし</p><p>乙女ちゃんがいなくなってからは園子ちゃんたちをマワし始めるしな</p><p>スッゴイ、アブナイ雰囲気でこのままじゃ、お父ちゃんたち発狂して、わたしらも殺されるって思うてました</p><p>関西ヤクザの親分の命令で、東京へ派遣されてきた天童たちだけど</p><p>天童乙女が水島家に潜入したこと以外は、何１つ上手くいってなかったしな</p><p>プレッシャーは相当あったんだろう</p><p>それをお兄さんに助けてもろうたんですわ</p><p>でも、その後のうちらをエッチ奴隷にするっちゅう話は、はっきり言うてメチャクチャですわ</p><p>ホンマですわ会ったばかりなのにわたしもエリちゃんもヤられてしもうた</p><p>うちらに選択肢なんか無いです</p><p>エッチ奴隷になるか、外に放り出されるかどっちかですわ</p><p>でも、うちら地元に帰れる場所は無いし</p><p>お父ちゃんたちが死んでも他のロクデナシのクズ・ヤクザに捕まるだけですわ</p><p>せやからここに残してもらうしかないんですわ</p><p>お兄さんのエッチ奴隷になるしか道が無いんですわ</p><p>つまり仕方がないから、黒森様の奴隷になる道を選んだということなのね</p><p>悪く言えば、そうですけど</p><p>でも、うちら全然、それで構わんもんなぁ</p><p>エリとリエは、ニコッと笑う</p><p>このお兄さんはホントに信じてええんか、まだよう判らないですけど</p><p>うちら何で、お兄さんがここのお金持ちの家におるのかさえ、よう判ってないですから</p><p>ああ双子には、オレと香月家の関係だって、はっきりは理解していないだろう</p><p>でも、このお兄さんやっとることも、言うとることもムッチャクチャやけど</p><p>お兄さんいつでも、本気ですから</p><p>本気でわたしらのことを、守ろうとしていることは判りますから</p><p>せやから、うちらはもう、このお兄さんを信じるしかないんですわ</p><p>他に道が無くてしかも、唯一の道のお兄さんが信用できそうなら</p><p>全力で信じるしかないです当たり前のことですわ</p><p>このお兄さんの言うとる理屈は、ムチャやけど筋は通ってますしな</p><p>鳥居さんは、リエに尋ねる</p><p>うちらは何も持っとらんのですよお金も無い家も無い親も死にました何も無しです</p><p>だけど、身体はありますうちらには、まだこの身体が</p><p>エリが自分の胸に手を置く</p><p>だからうちらを守ってくれると約束してくれるお兄さんに、代わりにあげられるのは、この身体だけなんですわ</p><p>そうやこれから生きてく場所を貰って、食べ物も貰うて代わりに支払えるのは、この身体だけです</p><p>せやから、エッチ奴隷になるんは当たり前なんです</p><p>２人の会話をありすは、ジッと聞いている</p><p>でも、あなたたちはまだ子供なのよ１３歳なんでしょそんなの助けてもらって当然なんじゃないの</p><p>強く、鳥居さんは叫ぶ</p><p>はぁ、何でです</p><p>うちら乞食やないんです</p><p>ていうか人が見返り無しで、助けてくれるはずがないですわ</p><p>そんなん世の中の基本やないですか</p><p>ていうか、わたしら何回か、お兄さんとエッチして</p><p>それから、寧お姉さんやマナお姉さんからもお話を聞かせてもろうて</p><p>それで、ようやく判ったんですけれど</p><p>このお兄さんが欲しがっとるんはうちらの身体やないんですわ</p><p>ただエッチしたいっていう人やないんですわ</p><p>このお兄さんが欲しがっているのは</p><p>安心して、一緒にいることのできる家族なんですわ</p><p>家族やから、エッチできる</p><p>家族やない人とは、エッチしない人なんですわ</p><p>わたしらは、知ってます</p><p>お兄さん、園子ちゃんや乙女ちゃんとはエッチしなかったですから</p><p>そこのお姉さんみたいに不思議な力の使える人もおったのに</p><p>そうです今みたいに身体を操作して、無理矢理エッチすることもできたんですわ</p><p>でも、そういうことはしなかったんですわ</p><p>園子ちゃんも乙女ちゃんもそこそこ美人なのに</p><p>２人は、そう証言してくれた</p><p>ほんで、こっちのお屋敷に来てお兄さんの家族の皆さんと会うてみて</p><p>みんな、飛びっ切り可愛くて頭が良くて</p><p>それで家族として一緒に暮らしていきたい子しかおらんのですわ</p><p>あの子たちと一緒なら、毎日、楽しそうやもんなぁ</p><p>みんな、いきなりやって来たわたしらにも本当に優しくしてくれるし</p><p>良い人ばかりですわ</p><p>そんなら、わたしらだってここで生きていきたいって思いますわ</p><p>あんなええ子たちを集めた、このお兄さんをとことん信じてみようと思いますわ</p><p>渚が双子を両腕で抱き締める</p><p>大丈夫よあたしは、みんな家族ですからね</p><p>あたしたちは、ボランティアはしないよ見知らぬ人に無償で何かしてあげられる程あたしたちには、余裕が無いから</p><p>こう見えても、必死なのよあたしたちは、あたしたちでこの家族で生き抜いていくために</p><p>香月家がバックに居たってオレたちの本性は犯罪組織なのだから</p><p>あたしたちは全員、この人を愛しているわこの人に、心と身体を捧げた人しか信じられないし、仲間にはなれないわだって、あたしたちは今まで何度も、色んな人にダマされてきているんだから</p><p>この人はあたしたちを信じてくれているだから、あたしたちも、この人を信じることができるようになったのそして、この人が信じている他の人もこの人は信じられる人しか信じないわそういう人としか、セックスしないだから、この人がセックスする人は、あたしたちも信じられるし家族になれるのよ</p><p>そうですわつまりなお兄さんがエッチしたってことは、お兄さんはあんたのことを信じているってことなんですわ</p><p>エリの言葉に、ありすがビクッと反応する</p><p>オレのペニスを挿入した膣が、キュキュッと締まる</p><p>わたくしを信じているのですか</p><p>ありすはお嬢様として、ずっと守られて生きてきたから、今は判っていないだけだだけど優しい子だし、ちゃんと気付く子だと信じているよ</p><p>ありすは、ずっとお姉さんの美里さんを庇い続けて来たろ</p><p>昨日のパーティの時から、気の弱い姉を抱き締めて支えて来た</p><p>優しい子じゃないはずがないよ</p><p>すると美里さんが</p><p>ありす今のわたくしたちの境遇は、この子たちと同じなのですもう、鞍馬の家はわたくしたちを守ってはくれませんわたくしたちを、名家の娘として厚遇して下さる家も無いでしょう</p><p>名家の令嬢としての誇りも特権ももう無い</p><p>この子たちと同じですわたくしたちにも、残されているのは身体だけなのです</p><p>美里さんは言う</p><p>黒森様にお世話になるのならば鞍馬家の恥を世間に晒すようなことにはならないと思います</p><p>それは、わたくしが保証しますわ</p><p>美里さんが娼婦になるという件も顧客となるのは、ジッちゃんが選んだ一部の人たちだけですみんな、政財界の大物で美里さんのことを広言したりはしない人たちのはずです</p><p>オレも、そう言う黒い森は高級娼館として再建されるのだ</p><p>変なやつは、ミナホ姉さんが阻止する</p><p>むしろ、わたくしたちがこちらから放り出されればどんな恥辱が待ち受けているか判りませんそれこそ、わたくしたちだけでなくご先祖様の名誉をも汚すことになるでしょう</p><p>本当に、この子たちの言う通りです今のわたくしたちに、他に選択肢はありませんですがこの選択肢は、決して悪いものではないと、わたくしは考えるのです</p><p>全然、悪くないわむしろ、ええことばっかしや</p><p>うちも、そう思うわ</p><p>ありすさんが旦那様の奴隷になったことだって、あたしたちしか知らないのよ世間の皆様には、決してお話しませんから</p><p>ここまで言うてもろうて、断ったらあんた、ほんもののアホやわ</p><p>そんな人、うちらの仲間になる資格は無いわ</p><p>あんたではありませんわたくしはありすです</p><p>ありすは、鞍馬姉妹を見てそう言う</p><p>わたしは、エリや</p><p>うちは、リエです</p><p>色々とご迷惑をお掛けすると思いますが、どうぞよろしくお願い致します</p><p>ありすは、そう双子に言った</p><p>黒森様お約束致します誓います鞍馬家の娘として家の誇りと名誉に賭けてお誓い致します</p><p>ありす</p><p>わたくしは黒森様の奴隷ですどうぞ、ご存分にお引き回し下さいませ</p><p>真摯な眼で、オレを見つめてそう言ってくれた</p><p>引き回してくれやのうて、ハメ回してくれが正解やと思うわ</p><p>うん、実際今、お兄さんのオチンチンがハマッとるしな</p><p>ハメ回して下さい</p><p>ありすの言葉に、オレの勃起がまた強張りを増す</p><p>ううっ、ううっ</p><p>大丈夫ですわわたくしが見ていますから</p><p>ありすの破瓜したばかりの痛みは、ヨミが緩和してくれている</p><p>先生に犯していただける歓びをたっぷり感じるのですわ</p><p>ぅぅ、ぅぅ、ぅぅっ</p><p>オレが押し込む度に、ありすは唸る</p><p>そうじやないのうっ、うっじゃなくてあん、あんて可愛く啼くのよ旦那様は、その方がお好みだから</p><p>みすずが、アドバイスする</p><p>ぅぅああっ、ああんっ、あんっ</p><p>早速、ありすは喘ぎを変える</p><p>素直で賢い子だ</p><p>お前の身体本当に良いよ、ありす良く締まるし、温かくて、湿ってて</p><p>一生大事にするのに相応しい身体だ</p><p>ありすはポロポロと涙を零す</p><p>ありゃ、泣いてしもうたわ</p><p>そりゃそうやわ家が偉いとか、金持ちだとかやのうてお兄さんは、純粋にこの子の身体を評価してくれとるんやから</p><p>でも、わたしらもそう思うよ</p><p>うん、ありすちゃんは可愛いわ</p><p>双子が、そう言ってくれる</p><p>エリ、リエありすの手を握ってやってくれ</p><p>判りましたわ、お兄さん</p><p>ほな、うち右手エリちゃん、左手な</p><p>オレが犯しているありすの手を片方ずつ、双子が握る</p><p>これからは、ずーっと一緒やで</p><p>そうや何なら、３人姉妹になろうか</p><p>ええ考えやなわたしら３人とも１３歳やし</p><p>なろう、なろうなぁありすちゃん</p><p>エリ、リエありすのおっぱいを舐めてあげてくれ</p><p>驚く、ありす</p><p>しかし、双子は</p><p>ええでどうせ、これからは３人でお兄さんとエッチすることも多くなるしな</p><p>ありすちゃん、うちの舌で気持ち良うなってや</p><p>エリとリエが、それぞれありすの乳輪に舌を這わす</p><p>きゃぅ、ああっ嫌ぁ恥ずかしいあんっ</p><p>恥ずかしゅうないわわたしのお乳も、その内舐めてもらうで</p><p>その前に、３人でお兄さんのオチンチン舐めないとあかんな</p><p>双子は、ありすの胸を舐め続けている</p><p>良かったわね、ありすわたくしは、これでもう思い残すことはございません</p><p>美里さんの方は、また後でフォローしないといけないな</p><p>取りあえず娼婦になる覚悟は決めてくれたんだから今は、それで良しとしよう</p><p>ああっ、ああーっ、ああーっ、ああんっ</p><p>ありすさんは、喘ぎ続けている</p><p>しかし、１３歳の子が２回目のセックスでイケるとは思えない</p><p>ヨミの力や、美智の心月でエクスタシーを体験させることもできるけれど</p><p>今のありすには蛇足だと思った</p><p>このまま、オレが射精して終わりにしよう</p><p>ああっ、あああっ、あああああっ</p><p>我慢してやもうすぐ、やからなっ</p><p>もうすぐお兄さん、イッてしまいますから</p><p>双子が、ありすを応援する</p><p>オレは腰をくねらせて、ありすの内側の感触を楽しむ</p><p>また、汗の玉がありすの肌に浮いてきた</p><p>オレの額からも汗の滴がありすの白くて可愛いお腹に弾ける</p><p>ああ、ありすオレ、オレ</p><p>抜かずの２発目オレに犯され続けているありすの裸身は、とてもイヤらしく揺れている</p><p>ああ、犯している</p><p>オレはこの少女を</p><p>ほら、見てぇ、ありすちゃん</p><p>お兄さん、イッてしまうわ</p><p>汗だくのありすの苦しげな顔と、エリとリエの明るい顔</p><p>３人の美少女がオレを見上げている</p><p>今正に、ありすの中に白濁を放出するオレを</p><p>ああっ、ああーっ、ありすっ</p><p>ああっ、ああーっ黒森様ぁぁ</p><p>オレのラストスパートに、ありすも大きく喘ぐ</p><p>ほら、ありすちゃん今や</p><p>お兄さんの欲しがって</p><p>ありすの大きな瞳が、オレを見ている</p><p>黒森様欲しいですありすのありすの中に下さいませっ</p><p>で、出るぅぅ</p><p>あり、すっ</p><p>あっ、熱い</p><p>ありすが膣奥で性の熱を受けとめる</p><p>うわぁ、お兄さん気持ち良さそうに出しとるわぁ可愛いなぁ</p><p>ホンマ、可愛いわ見えとる、ありすちゃんありすちゃんの中に出すのを、こんなに悦んでくれとるんです</p><p>ありすの方から手を伸ばして射精し続けるオレの身体を、ギュッと抱き締めてくれた</p><p>ありすありす</p><p>オレはありすの中に、吐き出し続ける</p><p>ああっ、ああっ、熱いの拡がってます</p><p>そうや、それがお兄さんの赤ちゃんの素です</p><p>誰が最初に、お兄さんの赤ちゃん産むか競争しような</p><p>双子は、幸福そうにそう言った</p><p>オレは、ありすの上でグッタリと脱力する</p><p>気持ち良かったぞ、ありす</p><p>オレがありすにキスするとありすの方から舌を絡めてくれた</p><p>わたしも、お兄さん</p><p>双子とも、キスする</p><p>双子は、ありすともキスする</p><p>うんみんな、仲良しだ</p><p>しばらく、ありすと繋がったまま余韻を楽しんでいたが</p><p>お兄様、そろそろよろしいですか</p><p>撮影係の瑠璃子が、オレに声を掛ける</p><p>あ、そっか</p><p>ロスト・ヴァージンの後の儀式が、まだ残っていた</p><p>ありす抜くぞ</p><p>大丈夫また、すぐにするんだから</p><p>オレは、ありすの胎内からペニスを引き摺りだそうとする</p><p>あやっぱり、出血しているな</p><p>オレのペニスは、真っ赤に染まっていた</p><p>ちょっとだけ我慢しててくれ、今、抜くから</p><p>亀頭が、一番狭いところを潜り抜ける</p><p>すごいわ、お兄さんのオチンチンがありすちゃんの中から生まれたみたいやわ</p><p>ぬぽんと、膣口から零れ落ちたオレのチンコを見て、エリがそう言った</p><p>そして、すぐに</p><p>血が混じってシェイクされてピンク色になった精液がありすの割れ目から、とろろろーっと滴り落ちる</p><p>それをみすずは動画で、瑠璃子は静止画で記録する</p><p>はい、ありすさんいえ、今はもうありすちゃんよねカメラに向かって、今の感想をどうぞ</p><p>みすずが、カメラをありすの顔に向ける</p><p>大股開きのまま、全身汗だくで、膣口から処女血と大量の精液を溢れ出させている１３歳の美少女</p><p>ありすは、すっかり疲れたという顔をして</p><p>黒森様に処女を捧げることができてありすは幸せでございますどうぞ、末永くありすをお使い下さい</p><p>ありすは、もうオレのセックス奴隷としての第２の人生を歩き始めている</p><p>自分の感情よりオレが喜ぶことを言おうと、心掛けてくれている</p><p>わたしらも、ありすちゃんの初めてが見られて良かったですわ</p><p>うちもこの場に居れて、幸せです</p><p>双子も笑顔でカメラにそう言った</p><p>美智が、隣の部屋からタオルをたくさん持って来てくれた</p><p>ああ助かる</p><p>ここはわたくしが、拭き拭きさせていただきます</p><p>処女血の付いたオレのペニスを、美智が丁寧に拭いてくれた</p><p>ありすちゃんは、わたしが拭いてあげるわ</p><p>ほんなら、うちはお兄さんの背中を拭きます</p><p>みんなで仲良く、拭き拭き大会となる</p><p>その様子もみすずと瑠璃子が記録していく</p><p>オレたちが、家族になっていく様子を</p><p>美里お姉様わたくしのことは、もうご心配無用でございます</p><p>股間から精液を垂らしたまま、ありすは姉にそう告げた</p><p>ええ、わたくしもこれで安心できましたわ</p><p>美里さんは、手で涙を拭った</p><p>不意に鳥居さんが言う</p><p>わたくしが黒森様に選ばれないのはいえ、わたくしのことなど、黒森様の眼中には無いことは判っておりますがそれは、その</p><p>わたくしが愚かな女だからですか</p><p>鳥居さんは、バカだって言われてたよな</p><p>だから、わたくしには女としての魅力が無いのでしょうか</p><p>そういうことやないんや</p><p>うちも、そう思います</p><p>わたしらやありすちゃんは他に選択肢が無くて、そんで、さらにお兄さんがわたしらを受け入れるって覚悟してくれはったからこうなったんですわ</p><p>水が高いとこから低いとこに流れるようにこうなるのが当たり前なんです</p><p>でも、お姉さんの場合は</p><p>お姉さんは、自分で自分の運命の選択肢をたくさん持っているやないですか</p><p>そうねあなたが自分から裸になって、土下座して抱いて下さいって縋り付かない限りこの人は、あなたのことは抱かないわよ</p><p>呆然とする鳥居さん</p><p>あなたのプライドを守るためにこの人が、あなたに跪くことは絶対に無いわそれは、あたしたち全員のこの人の全ての女のプライドを傷付けることだから</p><p>はいですから、お兄様は美子お姉様のことも、お抱きにならなかったのですわ</p><p>渚の言葉に、瑠璃子が続ける</p><p>まだ、抱いていただくのに条件を付けているようですのねただ、お兄様の前に、自分の全てを捧げてしまえば良いことですのに</p><p>瑠璃子はオレと美子さんのさっきの会話を聞いていたのか</p><p>いや、ここは香月家の本家だ</p><p>どこにだって、盗聴マイクはあるか</p><p>さてとあなたたち、お風呂に入って汗と血を洗い流した方がいいわね</p><p>渚が、オレとありすに言う</p><p>あ、わたしも入る</p><p>うちも、ありすちゃんの背中洗ってあげたいです</p><p>双子が、そう言った瞬間</p><p>ボカーンッ</p><p>部屋のドアがブチ破られた</p><p>あああああ、ありすお嬢様そのお姿は、いかがなさられたのですぅぅっ</p><p>血を流しておられる貴様ぁ、ありすお嬢様を傷付けたのかぁぁ</p><p>鞍馬家の警護役安城キヌカ＋ミタマ姉妹が現れた</p><p>何で２人ともエロエロのブラジル極小白ビキニを着ているんだ</p><p>キヌカは、ありすお嬢様をわたくしはあの男に天誅を加えるっ</p><p>はいぃぃぃ、ミタマお姉様ぁっ</p><p>安城姉妹が、部屋の中に飛び込んで来るッ</p><p>ｗｏｏｏｏｏ</p><p>部屋の外からイーディ</p><p>部屋の内側から美智が同時に、気の技を放つ</p><p>むぐぅっ</p><p>その場に、引っ繰り返る安城姉妹</p><p>はいはいはい慌てちゃダメよもう、あんたたちは</p><p>そして真打ち登場</p><p>同じく、ブラジル水着を着た克子姉が笑顔で現れる</p><p>ネズミが急に家に出没しまして</p><p>大騒ぎになっております</p><p>母がネズミよけの臭いのキツイ、スプレーを撒き散らして</p><p>家族全員、臭いで眠れずに困惑しています</p><p>どうなるんじゃこれ</p><p>1009．昼の陽光　／　バカ姉妹</p><p>むぅぅ、美里様ぁ</p><p>もむむむむっ、ありす様ぁ</p><p>ブラジル極小ビキニだけを身に付けた安城ミタマ＆キヌカ姉妹が</p><p>気の技に悶絶しながらも、主人たちの名を呼ぶ</p><p>い、今ぁ、お助け致しますから</p><p>必ず、わたくしめがぁぁ</p><p>完全に一般常識に欠けているし、どこか抜けている護衛役姉妹だけれど</p><p>主である鞍馬姉妹を思う心だけは、ホンモノだ</p><p>ほらほら、あなたたちちょっと、落ち着きなさいっ</p><p>同じく妖艶なダイナマイト・ボディを、ブラジル水着で包んだ克子姉が２人に言う</p><p>さっきから、さんざん教えてあげたでしょこれは、別にケガをさせているわけでも、イジメているわけでもないのっこの人たちはセックス愛の行為をしていたのよ</p><p>そういや、３時間ぐらいずっと克子姉が、安城姉妹の面倒を見てくれていたんだよなぁ</p><p>この子たちねセックスについての知識が何も無かったのよ</p><p>いや確か、安城姉妹も警護役として、みすずたちの学校に通っていたんだろ</p><p>そして日本一の超お嬢様校の性教育の話は、ほんのちょっと前に聞いたばかりだ</p><p>いや、もちろん、学校では教えていたんでしょうけれどそういうのはお嬢様たち向けにやっていることでしょ</p><p>みすずたちの学校の生徒は、ほぼ９９パーセントが政財界のお金持ちたちのお嬢様だ</p><p>そのお嬢様たちの中で学校にお付きや警護役を連れて来ることが許されている子は、小学部から高等部までの学年を全て見ても２０人もいない</p><p>みんな由緒ある名家のお嬢様たちでその全員が、昨日の香月家のパーティに来ていた</p><p>つまり、お付きや警護役のいない普通のお嬢様の方が遥かに多い</p><p>だから、性教育の授業だって、お嬢様たち向けに行われる</p><p>というか数少ない使用人たちのために、別の講義をしたりはしないよな</p><p>それで、この子たちは自分たちに関係の無い授業は、爆睡していたらしいのよ</p><p>寝てた</p><p>テストに関係する授業ならば、真剣に取り組みますが</p><p>わたくしたちの成績が芳しくないと、お嬢様たちに申し訳あれませんから</p><p>わたくしたちの様な者を、あのような学園に通わせていただいているのでございますから勉学にも決して手を抜くことはございません</p><p>鞍馬家の家臣として、当然のことでございます</p><p>しかしながら、テストなどには一切関係の無い授業に関しましては</p><p>全力で、睡眠を取っておきませんと</p><p>放課後のお嬢様たちの警護に万全の態勢で臨みたいですから</p><p>わたくしたち姉妹は、どのような内容の授業であろうと眠ります</p><p>安城姉妹はそう言う</p><p>ということはホームルームとか、テストが無い教科とか、音楽鑑賞みたいなのとかは</p><p>確実に寝ております</p><p>うん、徹底しているというかブッ壊れているな、この姉妹</p><p>正に警護バカなんだな</p><p>主家の鞍馬家への忠節を守り、鞍馬姉妹を守ることだけしか考えていなくて自分自身のこととか、何も見えていない考えたことも無い</p><p>だから、あたしが一通りセックスのことを教えておいたわ取りあえず、そこの知識が抜けていると、この後の話が何もできないから</p><p>克子姉が、ニヤッと微笑む</p><p>いや、克子姉による性教育っていうのも何か、過激なだけの内容の様な気もするけれど</p><p>で、あんなたたち今、あんたたちの年下の方のお嬢様は、セックスをしたの悪いことじゃないのよ愛の行為なんだからむしろ、おめでとうって言ってあげるべきことなのよ</p><p>そうですわねあたしたち、まだありすさんにおめでとうを言ってなかったわね</p><p>みすずが、明るくそう言う</p><p>処女喪失、おめでとうありすさん</p><p>ロスト・ヴァージン、おめでとうございます、ありすさんこれで、今からはあなたもわたくしたちの姉妹ですわ</p><p>まずは、みすずと瑠璃子が</p><p>おめでとうもう、あなたも1人前の女よ女にしてもらったんだから</p><p>そうや、おめでとうさんやありすちゃんは、これでもういつでも、お兄さんの赤ちゃんを産んでええんやからな</p><p>はいお母ちゃんになってもええんですうちらみたいにおめでとうございます</p><p>渚と、エリとリエもそう言う</p><p>美智やイーディが黙っているのは、鞍馬姉妹が彼女たちを自分たちと同じ警護役だと認識しているからだろう</p><p>だから、今は口を出さない方が良い</p><p>一方、鳥居さんは呆然としたままだった</p><p>そうねおめでとうありす</p><p>ありすの実の姉の美里さんも妹の処女喪失に祝いの言葉を述べる</p><p>ミタマ、キヌカありすは、本日より黒森様にお仕えすることになりました</p><p>美里さんは忠臣たちに、そう告げる</p><p>これからは、常に黒森様のお側に侍り生涯、お世話させていただくことになりましただから、これでいいのよ早速、自分の肉体で黒森様にご奉仕したありすをあなたたちも、褒めてあげて</p><p>オレのセックス奴隷になったとは、言えないよな</p><p>それは、あのつまり</p><p>ミタマさんが美里さんに尋ねる</p><p>ありす様は黒森様とご結婚なさったということなのでございましょうか</p><p>ごごご、ご結婚</p><p>ミタマさんの発言に、隣のキヌカさんが慌てる</p><p>生涯を供にするということは、すなわちご結婚ということなのでは</p><p>ミタマさんは、真顔で主人に尋ねる</p><p>そうでは、ありませんあなたたちも知っている通り黒森様は、香月みすず様とのご結婚が決まっているのですから</p><p>美里さんはそう言う</p><p>では、あのどういうことなのでございますか</p><p>まままま、ますか</p><p>安城姉妹が、もの凄く真面目な顔で美里さんに尋ねる</p><p>そうねあなたたちに判りやすく説明するとそうありすは、黒森様の側室にしていただくことになったのです</p><p>側室</p><p>正式なご結婚でなく黒森様の愛姫になられたと</p><p>ムッとした顔で、ミタマさんがオレを睨む</p><p>すぐに、キヌカさんも</p><p>そうよとても、光栄なことです</p><p>あなたたちのいない間に色々と状況が進みました鞍馬の家は事実上、お取り潰しですわたくしもありすも、もう戻る家はありません</p><p>それは、誠でございますかっ</p><p>あなたたちに嘘を言って、何になります鞍馬の家の歴史はもう、何もかも終わってしまったものです</p><p>悲しそうに、彼女は言った</p><p>そ、そんな馬鹿な</p><p>由緒正しい鞍馬の家が、こんなところで終わって良いはずがありません</p><p>安城姉妹は、必死にそう訴える</p><p>全ては、鞍馬家の現当主である父の起こした不始末が原因です剣持さんのような方を信用し、外国の投資ファンドの跳梁を許した父の行いは日本の名家全体の名誉を汚したものとして、非難されるのは当然のことです鞍馬家も、名家の一員である以上は家の誇りを掛けてこの罪を償わなくてはなりませんですから、鞍馬家は潰れてしまわねばならないのです</p><p>しかし、しかしながら</p><p>それで、美里お嬢様、ありすお嬢様までが、ご苦労なさるというのはあんまりでございますわ</p><p>キヌカさん、ミタマさんの言葉に美里さんは、首を振り</p><p>わたくしもほんの先ほどまで、そう考えていました愚かでした甘えておりましたそれは、鞍馬家の娘に相応しい考えではありませんでした</p><p>寂しげに微笑む</p><p>わたくしも、ありすも鞍馬の家に生まれ幼い時から、名家の娘として皆様に愛されて成長して来たのですあなたたちの様な、忠節な家臣にも恵まれました</p><p>そうです、わたくしたちは</p><p>わたくしたちは、ずっとお仕え致します</p><p>でもあなたたちの様な家臣が居てくれるというのも、わたくしたちが鞍馬家の娘だったからですわたくしたち自身の力で、そうなっていたのではないのですわたくしたち姉妹は、常に鞍馬の家に守られてきたのです</p><p>そうやって成長させていただいたわたくしたちが家の危機に、自らを犠牲にせずにいるなどということは許されないのです誇り高き鞍馬家の娘ならば</p><p>ありすが姉を潤んだ瞳で見ている</p><p>処女血と精液に汚れた裸体を晒したまま</p><p>潰れてしまったというのでしたらお家を再興すれば良いのです</p><p>ミタマさんが、そんなことを言い出す</p><p>そうですわたくしたちの手で美里お嬢様、ありすお嬢様の代から、また鞍馬のお家を</p><p>キヌカさんも</p><p>わたくし、今までの１０倍、頑張りますから</p><p>わたくしは１００倍頑張りますお家再興の大望が果たせるまでは</p><p>おいおいおいおい何を、何を頑張るんだ</p><p>本当にこの姉妹は勢いだけで生きている</p><p>悪い子たちじゃないんだけれど</p><p>あなたたちの助けは要りません</p><p>美里さんは、キッパリと言った</p><p>いえ、あなたたちに助けてもらう様なことは何も無いのです</p><p>優しく安城姉妹を見る</p><p>わたくしは失われた鞍馬家の資産を買い戻すために、娼婦となりますそして、資金を貯め手放さなければならなくなった、鞍馬グルーブの旅館やホテルを可能な限り、１つずつ取り戻していきたいと思います</p><p>そ、それならはわたくしたちも</p><p>はい、キヌカも、お供致します</p><p>安城姉妹は、ドンと自分の胸を叩く</p><p>供は要りません名家の娘としての地位を失ったわたくしたちには、警護役は不要ですむしろ、あなたたちが側に居たらわたくしの仕事に差し支えます</p><p>姉妹の警護役がいつも側で睨んでいるなんていう娼婦は売れない</p><p>買いづらいというか困るよないきなり、刺されそうで</p><p>そして、ありすはさっきも話しましたが、黒森様の側室にしていただきましたあなたたちは、よく判っていないようですが</p><p>ありすさんは、真顔で言う</p><p>みすず様のパートナーである、黒森様の側室にしていただくということがどれほど名誉なことかいいですかありすが産む黒森様のお子は、みすず様のお産みになる香月家の後継者の異母兄弟となられるのですよ</p><p>わたくしやありすでは、鞍馬の家を再興させることはできないかもしれませんしかし、ありすの産む黒森様のお子は鞍馬家を再興してくれるはずですいいえ、わたくしがそのための道を切り払い失われた資産を取り戻し、復興のための準備をするのですわたくしの残りの人生は、そのためだけにあるのです</p><p>美里さんが、何もかも吹っ切って娼婦になる覚悟を決めたのは</p><p>ですから、ありすあなたは、黒森様に可愛がっていただけるように、誠心誠意尽くしてお仕えなさい絶対に我が儘を言ってはいけませんよ黒森様のお望みになることは、どんなことでもしなさい決して、黒森様のお気に障るようなことをしてはいけませんよそんなことが起きてしまったら、鞍馬家再興の夢はそこで途切れると考えなさい</p><p>鞍馬家の姉は妹に、オレへの絶対服従を命じる</p><p>そして、みすず様をはじめ、皆々様にも決して逆らわずに、常に頭を下げて控え目に、いつも慎ましやかにしているのですよあなたは、皆様のご好意で黒森様の側室にしていただけただけのですからありすは生かしていただくのであって、あなたに何らかの権利があるということでは無いのですだから、自分から余計な主張をしてはいけませんよ皆様にご迷惑をお掛けしないようにねどんな時でも、鞍馬家の娘として恥ずかしくない態度で名家に生まれた誇りを忘れずに、真摯な態度で生きるのですよ</p><p>美里さんは、これが最後の別れのように妹に言う</p><p>ありすはベッドの上に正座して</p><p>ご忠告、感謝致します全て、美里お姉様のおっしゃる通りに致します</p><p>スッと三つ指ついて深々と頭を下げる</p><p>そんなん考え過ぎですわありすちゃんには、わたしが付いてますから</p><p>そうですうちらが、ありすちゃんを寂しくないようにしますからっ</p><p>双子が、そう言うと</p><p>ありすのことを、よろしく頼みます</p><p>美里さんは、エリとリエに頭を下げた</p><p>そ、そんなんおかしいですわ</p><p>頭を上げて下さいこんなの、そうやってお願いされることやないです</p><p>ありすちゃんは、もうわたしらの家族ですから</p><p>そうです家族と仲良くするのは当たり前です誰かに頼まれることじゃありませんっ</p><p>双子のその言葉を聞いて、ありすは</p><p>ありがとう、ありがとうございます</p><p>ほら、ありす</p><p>オレは、ありすの身体を抱きしめる</p><p>エリとリエも、ありすの肌に手を触れた</p><p>あ、あのわ、わたくしたちは</p><p>ポカンとした顔でミタマさんが言う</p><p>わたくしたちは、この後どうなるのでしょうか</p><p>なるのでしょうか</p><p>キヌカさんも、困惑している</p><p>お払い箱ナンジャないノカ</p><p>イーディが、笑ってそう言った</p><p>アリスがウチに来るんなら、警護役は足りているカラ</p><p>イーディは、安城姉妹を見る</p><p>アタシが居るミチが居るハイジも居るヨミやルナも、警護の仕事を仕込んでる最中ネアンタたちは、要らないヨ</p><p>衝撃を受ける安城姉妹</p><p>ソモソモアンタたちは、アタシたちより弱いネソンナ護衛役は意味がナイのネ</p><p>安城姉妹の眼の色が変わる</p><p>ならば、決闘を申し込みますっ</p><p>込みます</p><p>そして、勝った方が今後の、ありす様の警護を担当するというのでは</p><p>のでは</p><p>あなたも、武士ならばいざ尋常に勝負ッ</p><p>勝負願いますっ</p><p>えーとアメリカ人美少女に向かって、武士っていうのは</p><p>ていうか、ミタマさんたち武士なのか</p><p>その様なことは許しません</p><p>みすずが、ハッキリと言う</p><p>誰を警護役にするかはあなたたちが決めることではないわ勝手なことを言わないで</p><p>ミタマ、キヌカ、皆様にお謝りなさい</p><p>美里さんがきつく言う</p><p>も、申し訳ございませんでした</p><p>お騒がせ致しました</p><p>安城姉妹は、ペコリと頭を下げた</p><p>しかしでしたら、美里お嬢様わたくしたちは、この後、どうすれば良いのでしょうか</p><p>山に籠もり、武芸の腕を磨きましょうかそれでわたくしが、ありす様のお産みになる御曹司様の護衛役を勤めましょうか</p><p>黒森家で産まれた子の警護は、黒森家でやるよ</p><p>では、わたくしたちは影ながら、美里お嬢様、ありすお嬢様を見守り続けさせていただきますそれなら、よろしいでしょう</p><p>影から守ります</p><p>あのさ、安城さんたちって警護以外に何かできることは無いのか</p><p>思わず、聞いてしまった</p><p>忍びの技でしたら少々</p><p>ミタマさんが、答える</p><p>それって具体的には、どんなこと</p><p>はい夜陰に紛れ、敵の城に潜入し、密書を奪って来たり</p><p>水遁の術を使い、水グモで堀も渡ります</p><p>虚無僧や山伏に化け、敵の領内を探索したり</p><p>クナイを使い、土壁に穴を開けることもできます</p><p>うーん、さすが歴史ある名家・鞍馬家に先祖代々、警護役として使えてきただけのことはある</p><p>技術の進化が、江戸時代辺りで止まっているぞ</p><p>ゲンダイでは、何の役にも立たない技バカリネ</p><p>くぅぅ、安城流を舐めるなぁぁ</p><p>時代遅れなことは、わたくしたちもよく知っております</p><p>安城姉妹は、悔しそうにそう言う</p><p>でも、そんなんじゃホント、何の役にも立たないよな</p><p>でも、旦那様ミタマさんもキヌカさんも、学校の成績はいつも学年のトップ５に入っていますわ</p><p>頭良いんじゃないかだったら今からでも、警護役じゃなくて別のことを始めたらいいのに</p><p>何をおっしゃるのです</p><p>ですぅぅ</p><p>オレの一言に安城姉妹は、強く反発する</p><p>わたくしは生まれながらにして、鞍馬家の警護役です</p><p>先祖代々ずーっと、そうやって生きてきたのですからっ</p><p>今更、わたくしたちの代で止めるわけには参りません</p><p>でも、その鞍馬家がなくなっちゃったんだよ</p><p>ならば待ちますっ</p><p>ミタマさん</p><p>鞍馬のお家が再興するまで、何年でも何十年でも待ち続けます</p><p>はい、ミタマお姉様と警護の腕を磨きながら、お待ち致します</p><p>キヌカさんまで</p><p>それは困るわというかそんなの迷惑よ</p><p>お願いですミタマ、キヌカ鞍馬の家のことも、わたくしたちのことも忘れてあなたたち自身の人生を始めなさい</p><p>美里お姉様のおっしゃる通りですわたくしからも、お願い致しますから</p><p>安城姉妹の主たち鞍馬美里さんとありすが、懇願する</p><p>そんなことはおっしゃらないで下さいわたくしたち姉妹には、お嬢様たちをお守りすることしかないのです</p><p>他には何もないのです</p><p>あー、堂々巡りだ</p><p>これはお嬢様たちの方が、良くないと思うわ</p><p>そうねあたしも、克子の意見に賛成よ</p><p>この子たちは子供の時から、鞍馬家のお嬢様の警護役以外の人生を生きてきていないのよそれなのに</p><p>家が潰れてしまったから、あなたたちは新しい人生を探しなさいとかちょっとムチャよね</p><p>そうよあなたたち自身が名家のお嬢様の呪縛から逃れられていないのに</p><p>警護役の子たちには今までの人生を捨て去れっていうのは、ちょっと虫が良いかもね</p><p>お姉さん２人は言う</p><p>では、どうしろとおっしゃるのですか</p><p>美里さんの問いに克子姉は</p><p>どうするもこうするもないわちゃんと、責任を取りなさい</p><p>そうね自分の臣下なら最後まで、きちんと面倒を見てあげるべきよ</p><p>この子たちが、ちゃんと独り立ちできるようになるまではあなたたちの臣下のままでないといけないと思うわよ</p><p>そうですわね家が潰れて雇えなくなったからどこかへ行って自立しろというのは、確かに問題ですよね</p><p>克子姉の言葉に、瑠璃子がうなずく</p><p>ですが警護役として、ミタマとキヌカを雇っていただくことは、無理なのですね</p><p>美里さんが言う</p><p>それは、さっき答えた通りですそれにこの子たちは、旦那様の家臣には相応しくはありません</p><p>うん安城さんたちは、あんまり人の話とか聞いてくれないし勝手に行動するからな正直黒森家では雇えないと思う</p><p>雇っても使い道が無いというかトラブルの元というか</p><p>香月家でも無理ですわ</p><p>そうね警護役としては、無理でしょうね</p><p>でも、この子たちだってセックスぐらいはできるわよ女の子なんだから</p><p>この子たち性格は、この通りスッとぼけてるけど顔は可愛いし、なかなかプロポーションも良いでしょそれをあなたに見てもらいたくて、こんな小さな水着に着替えさせて来たのよ</p><p>克子姉は、平然とそう言う</p><p>ミタマさんとキヌカさんだってこのまま、ご主人様とお別れするのは嫌よねどんなにツライ思いをしてもご主人様たちと一緒に居られるのなら、耐えられるわよね</p><p>はい、わたくしは耐えます</p><p>わたくしも、耐えます</p><p>いやいやいやだって、ミタマさんもキヌカさんも、セックスのことが良く判ってないんだろ</p><p>性教育の授業、全部、爆睡していたんだから</p><p>いかなる地獄の試練であろうともミタマお嬢様のお側に居るためでしたら、わたくしは受け入れます</p><p>わたくしもありすお嬢様と共に生きられるのなら、どんなことでも</p><p>２人は眼を爛々と輝かせてそう言う</p><p>うー、向こうが遅れてまだアップできていません</p><p>ダブル連載は、なかなかキツイです</p><p>我が家のネズミは、１匹捕まえました</p><p>母によると、後、２匹居るらしい</p><p>今日もネズミよけスプレーの臭いが、家の中に充満しています</p><p>1010．昼の陽光　／　愚かなプライド</p><p>はぁ仕方ないな</p><p>驚きの声を上げたのは、鞍馬美里さんでもありすでもなく</p><p>鳥居さんだった</p><p>黒森様はこの人たちを受け入れるおつもりなのですか</p><p>受け入れるも何も</p><p>取りあえず、キヌカさんねミタマさんの方は、今はちょっと判断できないな</p><p>オレは、安城姉妹の妹の方１３歳のキヌカさんを見る</p><p>黒森様、それは何故なのですか</p><p>今度は、ありすがオレに尋ねた</p><p>オレはもう、ありすを受け入れたありすを受け入れるってことはありすにまつわる全ての物も受け入れるってことだろ</p><p>オレは、ありすを見る</p><p>この姉妹は美里さんとありすの警護役の人生しか知らないっていうか警護役であることに依存して生きているそんな風になっちゃったのは、主人であるありすの責任だとなればオレも放っておくわけにはいかない</p><p>だから、何とかしてやんなきゃいけないだろありすの大切な臣下だった子なんだから</p><p>ありすは、ジッとオレを見ている</p><p>オレが引き取るならセックス奴隷としてだ警護役としては、受け入れられない申し訳ないけれど</p><p>今の安城姉妹では、黒い森の仕事はさせられない</p><p>ていうか、黒い森の生業は娼館だからいっそ、娼婦になってもらうっていう選択肢もあるんだろうけど黒い森には若すぎる子は娼婦にしないというルールがあるから</p><p>オレは、極小ブラジル水着を着たキヌカさんを見る</p><p>うん美智と同じくらい、つるぺたな胸だな</p><p>いや、さすがに美智ほどではないか</p><p>ほんのりムニッと、胸にお肉が乗っている</p><p>小柄だけれど、お尻なんかの肉付きは良い</p><p>健康状態は、すこぶる良さそうだし</p><p>セックスには耐えられる肉体だと思う</p><p>だから、キヌカさんはオレのセックス奴隷らなってもらうしかないセックス奴隷をしながら、今後、何をやっていくか探して行くことになると思う</p><p>オレはミタマさんの方を見る</p><p>ミタマさんが黒森家に来るのなら美里さんと一緒に娼婦になるという選択肢もある</p><p>敢えてはっきりと言う</p><p>ていうか娼館についてのことは、ミナホ姉さんの領分だからミナホ姉さんと相談するしかないのだけれど</p><p>ミタマさんが、良い娼婦になるとは思えないけれど</p><p>一応、相談した方がいいよな</p><p>新生黒い森に、若い娼婦が不足していることは事実だし</p><p>ミタマさんは、美人でプロポーションも良い</p><p>つーか、グラマーだよな</p><p>こんな風に極小ブラジル水着姿になってくれたから、今は良く判るけれど</p><p>結構、おっぱいが大きい</p><p>グラビア・アイドルとかもやれそうな、艶やかな肉体をしている</p><p>いえ、それには及びません</p><p>え、美里さん</p><p>鞍馬美里さんは臣下のミタマさんに</p><p>ミタマ、主人として命じます黒森様のセックス奴隷となりなさいいいですね</p><p>かしこまりましたご命令の通りに致します</p><p>ミタマさんは、スッと頭を下げる</p><p>ところで、美里お嬢様セックスドレイとは、どのような任務なのでしょうか</p><p>わたくしも、さっきからそのことをお尋ねしたいと思っておりました</p><p>キヌカさんも、そう言う</p><p>あなたたち、さっき散々教えてあげたでしょセックスのことは</p><p>たっぷりと性教育に時間を掛けたはずの克子姉が呆れて言う</p><p>はい、世の人々がセックスなる行為をしているということは、判りましたまた、それによって子供が生じるということも理解致しました</p><p>わたくしも、眼からウロコが落ちる思いでしたそういう過程を経て子供が産まれるとは</p><p>セックスのことは判っているのよね</p><p>克子姉が、改めて尋ねる</p><p>はい、それはしかし、わたくしたちには関係の無いことでございます</p><p>安城姉妹は言う</p><p>何で関係ないと思うの</p><p>心配そうに尋ねる美里さんに、ミタマさんたちは</p><p>わたくしたち姉妹は、すでに生涯を美里お嬢様、ありすお嬢様に捧げておりますから</p><p>子を生むことはございません</p><p>えっとでも、それではあなたたちの家が絶えてしまうんじゃないの</p><p>家の存続は兄に任せております</p><p>わたくしたちは女ですから鞍馬家警護役安城家を継ぐ必要はございませんし</p><p>このまま、お嬢様たちをお守りして果てる所存でございます</p><p>同じく、わたくしも</p><p>あ、お兄さんが居たんだ</p><p>そうねあなたたちに判るように、説明すると</p><p>みすずが、考えながら姉妹に言う</p><p>そうだわセックス奴隷というのは、旦那様の側室のことよさっき、そういう風に説明したんだったわね</p><p>ああ、ありすとオレの関係をそう話したんだっけ</p><p>だから、ミタマさんもキヌカさんも旦那様の側室になって欲しいのよそれなら、意味が判るでしょ</p><p>なるほどそういう内容のお話でございましたか</p><p>ふーむミタマお姉様</p><p>ええ、キヌカ</p><p>姉妹は、顔を見合わし</p><p>そういうお話でしたら、お断りさせていただくしかありません</p><p>ありませぬ</p><p>やっぱり、警護役じゃないと嫌なのか</p><p>わたくしたち姉妹とアリスお嬢様では、身分が違います</p><p>違いまする</p><p>アリスお嬢様が黒森様の側室になられたのでしたら</p><p>わたくしたちも黒森様の側室にしていただくというのは不敬となります</p><p>あってはならぬことです</p><p>お嬢様と同じ身分となることはわたくしたちには、許されておりません</p><p>臣下として生きてきた安城姉妹は主人と同じになってはいけないと考えているんだ</p><p>えーと、どうしよう</p><p>まったくあなたたちは、何も判っていないようですね</p><p>美智がいつもの無表情で、前に進み出る</p><p>平安時代における、皇后、女御、更衣の違いは判りますね</p><p>何だ、美智何でここで日本史クイズ</p><p>皇后とは、天皇陛下の正妻になられた方のことを指します</p><p>女御とは、天皇陛下のご側室の内、皇族や大臣家出身の身分の高い方たちを指す言葉でございます</p><p>今度は、キヌカさんが答える</p><p>そして、更衣とは大納言家以下の家柄のご側室を指す言葉のはずですが</p><p>ああ、本当にミタマさんもキヌカさんも、勉強はできる人なんだ</p><p>そうです皇后、女御、更衣までが正式な天皇陛下の妻ですもちろん、それ以下の身分であるがゆえに、ご寵愛を受けながら正式な側室にもなれなかった女官たちもおりましたが</p><p>美智は、安城姉妹たちに言う</p><p>ご主人様の正妻になられるのがみすず様でございます鞍馬ありす様は、身分高き側室すなわち女御の様なお立場になられます</p><p>なるほど側室にも身分の差があるのでございますね</p><p>ミタマさんは、ハッとして自分の膝を叩いた</p><p>いや、本当に叩いた</p><p>ハッとすることを膝を打つと言うけれど本当に、そうする人を初めて見た</p><p>すなわち、わたくしたちにはありす様を仰ぎ見る立場である、更衣の様な地位に就けとおっしゃるのですね</p><p>ふむふむ</p><p>安城姉妹は、納得しかけるが</p><p>更衣の立場にいらっしゃる方々は、たくさんおられますあなたたちはご主人様にご奉仕をしていても、正式な側室とすら認められない身分となりますそれがセックス奴隷です</p><p>わたくしは、すでにその地位に就いております</p><p>美智は、姉妹に言う</p><p>工藤美智様が</p><p>美智様は、みすず様の警護役でいらっしゃるのではないのですか</p><p>安城姉妹が、真顔で尋ねる</p><p>みすずお姉様の警護役であると同時にご主人様のセックス奴隷なのです</p><p>あなたたち姉妹は、現在のことしか考えていらっしゃらないようですがわたくしは、将来のことを考えておりますから</p><p>姉妹が、美智の話に乗って来る</p><p>はいいずれ、みすずお姉様はご主人様のお子をご出産なさいますその時には、わたくしは警護役であると同時にお子の乳母とならなければなりません</p><p>なりませんて何で断定系で話すんだ</p><p>香月家の未来の後継者となる方に自分のお乳を飲んでいただく名家に仕える者として女として、それ以上の歓びはないと思います</p><p>ミタマさんは、パーンッと強く膝を叩いた</p><p>素晴らしい確かに、その通りでございますっ</p><p>アリスお嬢様のお子様に、わたくしのお乳をなるほど、なるほど</p><p>おい、そんなことで興奮するのか、この姉妹は</p><p>まだ乳幼児の頃からこの胸に抱きかかえ、お守りするこれは、女の警護役である、わたくしたちにしかできないこと</p><p>わたくしのお乳で未来の鞍馬家のご当主が、健やかにお育ちになるうううっ</p><p>いや、ちょっと落ち着け、安城姉妹</p><p>しかし、そのためにはみすず様がご懐妊する前に、わたくしが妊娠している必要があります</p><p>妊娠しなければお乳は出ません</p><p>なるほど、その通りでございまする</p><p>となればどなたか男性に、妊娠させていただくこととなりますが</p><p>美智は、オレを見る</p><p>それならばわたくしは、ご主人様に孕ませていただきたいと思うのです</p><p>いつもの無表情でそう言った</p><p>我が主みすず様と同じ精で、わたくしも妊娠致しますそして、わたくしが生んだ子はみすず様のお子の腹違いの兄弟姉妹となります</p><p>よ、よろしいのですか主様のお子の兄弟を、臣下が産むなどということが</p><p>ミタマさんの問いに、みすずは</p><p>わたくしは、許しますわたくしは、美智の忠節を心から信頼していますし主として愛しています美智が、旦那様の赤ちゃんを産むと決意していることを、とても嬉しく感じていますわ</p><p>ハッキリと、そう言う</p><p>そして、わたくしの産んだ子はみすずお姉様のお子の警護役となるのですそうなるように、わたくしが教育致します腹違いの兄弟をわたくしの子は、生涯守り続けてくれることでしょう</p><p>す、素晴らしい</p><p>さすがでございます</p><p>安城姉妹の興奮は、高まり続ける</p><p>ミタマお姉様、わたくしもみすず様の様になりたいと思います</p><p>キヌカ、あなたもそう思うのか</p><p>はいアリスお嬢様が、黒森様のご側室としてお子を産まれるのならその方には、わたくしのお乳を差し上げたいと思います</p><p>となるとやはり、キヌカも、黒森様に孕ませていただくことに</p><p>それが許されるのならば是非</p><p>盛り上がっている２人に、みすずが</p><p>さて、それはどうでしょうね</p><p>冷や水を浴びせる</p><p>あなたたちは、わたくしの旦那様の寵愛を受けるのに相応しい女の子なのかしら</p><p>みすずは、スッとオレを見る</p><p>わたくしの旦那様は、誇り高いお方ですあなたたちに、愛するだけの値打ちが無ければ、愛されることはないわ</p><p>ミタマさんとキヌカさんは、顔を見合わし</p><p>いかが致しましょう、ミタマお姉様</p><p>確かにわたくしたち姉妹は、これまで警護のことだけを考えて生きてきましたから女としての魅力には欠けているかもしれぬ</p><p>すると、ありすが</p><p>そうじゃありませんそういうことではないのよ</p><p>裸のままの身体を起こしオレの前に跪く</p><p>わたくし、鞍馬ありすは黒森様の側室として、生涯お仕え致しますどんなことでも、黒森様のお言いつけだけを守ります例え、父や美里お姉様のご命令でも、黒森様のお言葉に反することでしたら拒絶致しますそれから</p><p>どうしたんだ何でまたドレイ宣言を始めたんだ</p><p>ずっと、可愛がっていただけるように日々、努力致します黒森様のお子様の良い母親となれるように、お勉強も頑張りますもちろん、セックスも黒森様に歓んでいただけるように、上達致しますいえ、ありすに教えて下さいませありすは、黒森様に好んでいただける女になりますそれから</p><p>ありすは、必死に言葉を探す</p><p>ありすは、生涯男の方は、黒森様だけです今からは黒森様以外の男性とは、口もききませんそれが父であっても、決して言葉を交えませんありすの心と身体は、全て、黒森様のものですそれから</p><p>ありすはみすずたちを見る</p><p>皆様どうか、わたくしをよろしくお願い致しますわたくしは、何も知らない愚かな娘でございますどうかわたくしをご指導下さいませ皆様の末席に、わたくしを置いて下さい心より、お願い致します</p><p>どうしたんや、ありすちゃん</p><p>そんなこと言わんでもあんたはもう、うちらの家族や</p><p>エリとリエが、そう言うが</p><p>いえ、わたくしは自分を名家の娘だと思い、ずっと皆様に失礼な態度を取って参りましたからそのことをお詫び致しますわたくしは、皆様の一番下の身分でございます黒森様のご側室の一番下の席に置いていただくべき娘です</p><p>ありすは、再びオレを見て</p><p>どうかお願いしますお側に置いて下さいませわたくしをありすを黒森様の女にして下さいお願い致します</p><p>そして、深々と頭を下げる</p><p>オレにだって、ありすが安城姉妹に見せるために、こんな土下座行為をしているというぐらいのことは判る</p><p>しかし、何で何が狙いなんだ</p><p>ありすの決意をミタマもキヌカも、見ましたね</p><p>鞍馬美里さんが臣下の姉妹に言う</p><p>ありすですらこうなのです黒森様のご側室にしていただくということは、それだけの熱意と覚悟が必要なのです</p><p>美里さんは、真剣だった</p><p>今のあなたたちには、ありすと同じだけの熱意や覚悟がありますかあなたたちは、ありすほど黒森様を敬愛していますか自分の身を捨ててでも、黒森様のために生きる意志がありますか</p><p>わたくしはありすは、黒森様を心より尊敬していますこの方は、高貴な魂をお持ちの方です黒森様はいつだって、ご自分のことよりもわたくしたちのことを優先して下さいます一生懸命、わたくしたちの幸せを考えて下さっています</p><p>ミタマやキヌカの様に、自分たちのことしか考えていない様な娘には黒森様のお側に居て欲しくはありません</p><p>わたくしも同じ考えです</p><p>姉の美里さんもそう言った</p><p>ありす様、美里様</p><p>ももも、申し訳ありません</p><p>主に叱られて、小さくなる２人</p><p>今、ありすが黒森様に申し上げたのと同じ覚悟が、できない限りあなたたちは、ここに居るべきではないと思います</p><p>黒森様もわたくしたち姉妹のために、ミタマやキヌカを受け入れて下さるというお申し出は大変嬉しいのですが今のこの子たちでは、皆様のご迷惑になるだけです</p><p>はい美里お姉様のおっしゃる通りですミタマやキヌカの行く末まで案じていただいたことには、心より感謝致しますがこのままではいけないと思います</p><p>ありすまでそう言うのか</p><p>キヌカわたくしは、今の心の卑しいあなたには、わたくしの赤ちゃんのお乳をあげて欲しくはありませんそんなことは、絶対に許しませんからね</p><p>ううう、ありすお嬢様ぁ</p><p>泣いてもムダです</p><p>１回、ブレイクするネソロソロ、話が煮詰まった頃合いネ</p><p>良い問題提起にはナッタと思うヨこの子たちには、少し考える時間を与えるベキなのネ</p><p>少し、客観的になる時間が必要か</p><p>マリコもネ</p><p>イーディは、鳥居さんを見てニヤッと笑う</p><p>まり子さん、さっきから何を悩んでいるの</p><p>ついでだから、話してみたらどうかしら</p><p>鳥居さんは、躊躇している</p><p>あなたは旦那様が、この姉妹を受け入れると、すぐに決められたことが納得できないのでしょ</p><p>みすずの方からそう言った</p><p>どういうことだみすず</p><p>まり子さんは旦那様が自分のことは選んで下さらないのに、安城姉妹を受け入れたことが理解できないんですわ</p><p>いや、あのそ、そういうことではありません</p><p>みすずの言葉に、鳥居さんは慌ててそう言う</p><p>ではどういうことなのかしら</p><p>鳥居さんは安城姉妹を見て</p><p>わ、わたくしは愚かな女だから、黒森様に選んでいただけないのだと先ほど、言われました</p><p>ああ、まだ気にしているのか</p><p>で、ですがこの姉妹は、わたくしにはあの、とても言いづらいことですがわたくしよりも、ずっとずっとずっと愚かに見えます</p><p>それなのに黒森様が、こんな愚かな人たちを受け入れられてわたくしのことはあー、何と申しますかそのっ</p><p>そう言うことか</p><p>そうじゃないんだよ鳥居さん</p><p>安城さんたちは確かにオレもバカだとは思うけれど、でも、この子らは愚かではないよ</p><p>安城姉妹が、怪訝な顔でオレを見る</p><p>この子たちは、とっても素直だから主人である美里さんやありすさんのことが大好きなのも本当だし自分たちの欲求に忠実なのも本当底抜けに素直なんだよ裏表が全くないだから、判りやすいし信頼できる</p><p>オレはそう感じている</p><p>だから、受け入れられると思った色々、面倒なことはしでかすだろうけどでも、素直な子はちゃんと教えれば、直るからね</p><p>オレは、安城姉妹を見て微笑む</p><p>オレには安城姉妹は、最終的には、オレたちの家族に相応しい子になれると思うまあ相当、手間は掛かるだろうけれどでも、それはオレがじっくり時間を掛けて相手をするからオレの手間はタダだからね</p><p>愚かな子っていうのは、素直じゃない子のことだよそういう子は、何をしでかすか判らないからだって、多分、自分自身でもよく判っていないんだと思うよだから、自分はこうしたいっていう単純な考えで行動しないんだよそうじゃなくってああするべきだとかこうしなくちゃいけないのにとか色んな理屈が頭の中で巣を作ってそういう考えに囚われて、自分がしたいことじゃなく、そうしないといけないと思い込んでることを嫌々やってそのせいで、結局、何もかもを無茶苦茶にしてしまうんだ</p><p>鳥居さんは、オレを見ている</p><p>しかも本当はしたくないことをしなくちゃいけないという理由でしたから起きたことに責任を取りたくないと感じてしまう本当は、そんなことしたくなかったんだという思いが、強く残るから自分がしたことなのにね</p><p>そういう子こそ、オレは受け入れられないんだだって、オレは１人で生きているわけじゃないからね愚かな子は、きっとオレの家族を傷付けるからだから、受け入れるわけにはいかないんだ</p><p>すると渚が</p><p>そうね最近の人たちはこうでないといけないとかこうあるべきだっていう思いだけで、行動しがちよね社会正義だとか社会倫理の理屈だけを振り回しているけれど実が無いのよ論理だけだから</p><p>笑って、そう言う</p><p>確かにそうですよねインターネットでも、正義感と倫理観だけで知らない人を批判したりする人たちが増えていますわ</p><p>この人は、そういう考えで動いていないからこうでないといけないとかじゃないのよ率直にゲンジツを見て対処しているだけなのよ</p><p>安城さんたちのことだってこのまま放り出すのは、鞍馬さんたちにとっても安城さんたちにとっても良くないから、自分が受け入れようって思っただけなのよもちろん、このこたちが困ったちゃんだとしても、この子として受け入れられる範囲だって判断してのことだけど</p><p>こうでないといけないじゃなくってこうだから、こうなるっていう考え方ですよね、旦那様はありすさんを受け入れたんだから、キヌカさんも受け入れないといけないって率直に思われるからだから、判断が速いんですわ</p><p>みすすが、オレをそう評した</p><p>まり子さんはああじやないといけない、こうじゃないといけない、でも、本当はこうありたいって、頭の中で色んな思いがグルグルしてしまうからだから、答えを出すのが遅いのよ</p><p>笑顔でそう言う、みすずの言葉を聞いて鳥居さんは、オレを見る</p><p>わたくしは愚かな女ですか</p><p>いや、オレはそうは思わないよちょっと、何か胸に引っ掛かっているものがあるだけだろそれが取れたらスッキリ、悩みとかも解決すると思うよ</p><p>わたくしの胸に引っ掛かっているもの</p><p>鳥居さんは、自分の胸に手を置く</p><p>PRIDEネ</p><p>マリコはプライドが高すぎるのネ</p><p>うーん、ネズミとの戦いが続いています</p><p>というか、ネズミよけスプレーの臭いとの戦いが</p><p>はぁ、日々、大変です</p><p>1011．昼の陽光　／　ふわっとブレイク</p><p>まり子さんは、どうしたいの</p><p>それは自分でも、よく判りません</p><p>鳥居さんは、うつむいて答えた</p><p>あなたが、あなた自身のことを判らないのにあたしたちが、あなたの手助けしてあげることはできないわよ</p><p>そうですねみすず様のおっしゃる通りだと思います</p><p>マリコ、こういうのを知っているカ</p><p>イーディが、鳥居さんに話し掛ける</p><p>人間の行動原理は突き詰めれば、好きか嫌いかダケなのネそして好きというのは、自分の生存本能に繋がっているノネすなわち、自分が生きていく上で、良いと感じられるモノに対して、人間は好意を抱き生きていくのに、好ましくないモノを嫌うノネ</p><p>スラスラと、そう言う</p><p>それが何なのですか</p><p>鳥居さんは、ポカンとしてそう言う</p><p>例えば、眼の前に美味しそうなケーキがあるとするネ美味しいモノを食べたいといのは、それが人にとって心地よいことだからナノネ人間という生物は、歴史的にいつも、腹ぺこで苦しんでいた時代の方が遥かに長いから栄養価の高いものを食べるというのは、生存本能を刺激することなのヨ人が快楽を求めるのは当たり前ナノネなぜなら、それは生存するのに良いことダカラ狩猟生活時代の人間は、常に危険と隣り合わせの生活をしてたカラネ</p><p>イーディは、平然と話を続ける</p><p>だから、眼の前に美味しそうなケーキが、あれば好き食べたいという気持ちになるのは当然のコトなのネ人間以外の生物なら、そのまますぐに食べてしまうネペットに餌を与えると、そうなるデショウ別のペット用に出した餌を、他のペットが飛び込んで来て食べちゃうことだってアルネ</p><p>うんそういうのは、見たことがあるけれど</p><p>これは、自分の餌じゃないとか、動物は考えないもんな</p><p>でも、人間はそうはならないネ眼の前に、美味しそうなケーキがあるからって、何も考えずに飛びついて食べたりはしないデショ</p><p>それは人間には、理性がありますから</p><p>デハ、その理性とは何判りやすく説明してネ</p><p>理性</p><p>物事をあの知性的に判断する力ではないですか</p><p>では、知性とは何ネ</p><p>口籠もる鳥居さん</p><p>古代ギリシアにおいては理性も知性も、同じ言葉ロゴスで表現されていたネしかし、ローマ時代に入って、キケロがこの2つを分け、理性にはratioという別の言葉を使うようになったノネツマリ、理性と知性は別のモノなのヨ</p><p>元の美味しそうなケーキを例にシテ、知性について説明するトネ美味しそうなケーキがあるだから、食べたいというのが、生物として湧き上がる最初の感情ネこれは、生き物ならば、誰でもそういう気持ちにナルネすでにお腹いっぱいで何も食べたくないとか甘いケーキは好きジャナイっていうコトでも無い限りハ</p><p>でも、人間には理性がアルからすぐに次の感情が起こるネツマリこのケーキは、自分が食べても良いケーキなんだろうかというコトネ人間は、群れを作っていなければ生きていけない社会的な生物だから勝手に食べてしまうことで、社会における自分の立場を壊すことを恐れるノネ群れから追い出されるコトは、死に繋がるからネ</p><p>ダカラ、ケーキを見て、飛びついて食べたりはシナイ誰のケーキなのかその人と自分との関係を考慮して食べて良いかどうかを考える頭の中でシミュレートしてみるのネコレを自分が食べてしまったら、どうなるかを</p><p>そうか例えば、母親が家族のために買って来たケーキなら、勝手に食べても怒られないだろうと推察するかもしれないし</p><p>兄や姉のケーキなら怒られるかもしれないなと、食べるのを諦めるかもしれない</p><p>このモノが誰と繋がっているのか、自分との関係はどうなのかを把握することのできる力が理性ネ推論・論証的能力とも言うネこの能力があるから、人は動物の様に情動だけの行動をせずに歴史と社会を築き上げることができたノネ</p><p>もし、全ての人間が、ただ欲しいという個人の感情だけで、何も考えずに他者から奪い取ってばかりいたらそこには社会は作れない</p><p>デモ、勘違いシナイでネ人間は、理性によって感情的な行動を乗り越えてきたわけではないノネ相変わらず美味しそうなモノを見れば、食べてみたいという感情が先に湧いて来るネ感覚、感情、情動、フィーリング、情念、パッション言葉は色々あるケレド、そういう動物的な感情の方が先でそういう感情が湧いた後に理性が働くノネ人間だって動物である以上は、動物的な感情の発露からは逃れることはできないノネ絶対に</p><p>イーディーは言う</p><p>そして最初に言った通り、湧き上がった感情の起点は生存本能なのヨソレ自体は、悪いことジャナイノヨムシロ生物として、必要なコトなのヨ</p><p>理性が、完全に動物的感情を押し殺してしまったら</p><p>動物的感情欲望がなくなった人間は、滅びるしかなくなるヨ</p><p>はぁ、なるほどそういうことなんですかぁ</p><p>このお姉さん、面白い話をするわなぁ</p><p>鳥居さんでなく、リエとエリが感心している</p><p>サテ例えばとある独裁国家があって、そこに今まさに飢えている人がいるとするネそして、その人の眼の前にたまたま食べ物があるけれど、それは全て独裁者に献上されるモノでありだから、飢えている人が勝手に食べることは許されナイとスルネスナワチ、独裁者と食べ物と自分の関係があって通常の理性的思考なら、自分が食べてはいけないモノだから、手を出してはいけないということにナルネデモそれを今すぐ食べないと、自分が飢え死にしてしまうと思ッタラ</p><p>イチカバチか、盗んで食べるわなぁ</p><p>うちも、そうすると思うわ</p><p>双子が答える</p><p>生死ギリギリのところでした、その判断は社会的、倫理的には間違っているネ独裁国家においては、独裁者のモノを盗むことは重罪なのダカラだけど、敢えてそういう判断するのもやっぱり理性の仕事なのネ</p><p>ツマリ理性とは、社会正義とか社会倫理とかが、基本になっているものではないノネあくまでも対象物と自分と社会の関係性を見て、相対的に判断されるモノなのネ何が良くて、何が悪いのか、何は許されて、何は許されないかは、その時の状況によって変化するノヨ世の中に、普遍的な価値観なんてナイからネ</p><p>そして鳥居さんに</p><p>マリコの問題は対象物と自分と社会の関係性を、間違えて捉えていることにあるノネダカラそこから導き出される理性的な思考が、おかしなモノになっているノヨ</p><p>イーディの言葉に鳥居さんは、ハッとする</p><p>わたくしが囚われていると</p><p>ソウヨマリコは自意識に囚われているネ</p><p>マズマリコの中にこうしたいという感情、パッションがあることを認めるベキネそれは、誤魔化せないヨマリコの中に存在しているモノダカラ</p><p>そしてその欲求と、自分と自分が置かれている状況を、もう一度検討してみるべきネ今のマリコは考えすぎになっているヨ</p><p>ソウネ例えば、君と結婚したいけれど、君のお父さんのお兄さんの息子さんは、ボクの父親の弟の妻が勤務している会社のライバル企業に勤めているだから、ボクたちの結婚によって、その人たちの出世に影響するかもしれないから、君との結婚に関しては少々躊躇しているって言うオトコが居たとしたら、どう思うネ</p><p>アホやと思いますわ</p><p>考えすぎやなぁ</p><p>というか自意識過剰なんやな</p><p>ゴチャゴチャ言わんと結婚したいんなら、すればうええんやわ</p><p>エリとリエが、そう即答した</p><p>今のマリコはソンナ状態になっているノネああでもない、こうでもないって頭の中で色んな考えが混線して答えが自分で出せなくなってるヨよくないネ</p><p>イーディがそう言うと</p><p>お姉さんは、ブッチャケお兄さんとしたいんやろ</p><p>エリが鳥居さんに聞く</p><p>鳥居さんは、困惑した表情を見せるが</p><p>もちろんセックスです</p><p>リエが、トドメを刺す</p><p>したいんなら、お兄さんにお願いして土下座でも何でもして、してもらえばええんですわ</p><p>そうですわお兄さんは、ちゃんとお願いしたらしてくれると思います</p><p>お兄さんはお姉さんのこと、別に嫌ってはないと思いますし</p><p>うんかなり、優しく気ぃ遣ってますわ</p><p>双子がそう言う</p><p>で、でもわたくしは、鳥居家の娘で黒森様は、みすず様のパートナーでわたくしは、桃子お姉様の命を受けてここにいるわけでだから、香月家と歌晏家の関係もありますしそれに</p><p>でも、してみたいんですよね</p><p>お兄さんとセックス</p><p>旦那様は、どう思っていらっしゃるんです</p><p>みすずが、笑顔でオレに尋ねる</p><p>正直にお答え下さいいえ、旦那様はいつも、正直でいらっしゃいますよね</p><p>今のイーディの話に重ねるとさそうだな、取りあえず眼の前に居る女の子として動物的感情では、そりゃ鳥居さんともセックスしたいよ</p><p>鳥居さんは面白いし、可愛いし、綺麗な女の子だからヤリたいとは思う</p><p>わ、わたくしがおおお、面白い</p><p>鳥居さんが、そこにだけ反応する</p><p>うん、面白いよ見ていて</p><p>そんなことを言われたのは、生まれて初めてですわ</p><p>ああこの強気なトリイ電子のお嬢さんに、そんなことを言うやつはいないか</p><p>でも、実際面白いですわお姉さん</p><p>うんうちもそう思います見ていて飽きないですわ</p><p>つーか、反応するポイントが間違ってますわ大事なのは</p><p>今、お姉さんはお兄さんにヤリたい、セックスしてみたいって言われたんですけど</p><p>鳥居さんは、耳まで真っ赤になる</p><p>うん、鳥居さんは良い女だと思うセックスしてみたいよでも</p><p>今のオレは片付けないといけないことがたくさんあるから</p><p>ありすや美里さん、安城ミタマ＆キヌカ姉妹を見る</p><p>帰る場所を無くした女の子たちが居てとにかく、この子たちが生きていける場所を探すっていうか、作ってあげるのが先だろ何て言うか</p><p>鳥居さんを見る</p><p>鳥居さんには、帰る家があるんだから今は、この子たちのことを優先しないとさ</p><p>オレは、みすずの後ろの水島可憐さんを見て</p><p>可憐さんのことも忘れていないよ心配しなくていいからな</p><p>１２歳の可憐さんが、恥ずかしそうに答えた</p><p>お兄さんわたしらは</p><p>うちらのことは</p><p>双子が、オレにそう尋ねるから</p><p>え、お前らまだ何か心配なことがあるのか何かあるのなら、早くオレに言えよ解決法を探さないといけないから</p><p>双子はニコッと笑って</p><p>ううん無いです心配なコトなんてもうなあ、リエちゃん</p><p>はいうちもエリちゃんも幸せです</p><p>お兄さん大好きですわ</p><p>うちも大好き</p><p>まあ、問題が無いのならそれでいいけれど</p><p>ありすは美里さんと、ミタマさんにキヌカさんのことが、まだ心配だよな</p><p>オレが尋ねると、ありすは</p><p>いえ心配ではありません全て、黒森様にお任せ致しましたから</p><p>オレに抱きついて来る</p><p>ありすはどんなことでも、黒森様のご決定に従うだけですわ</p><p>オレも、アリスの小柄な肉体を抱いてやる</p><p>あなたたち、そろそろ頭が冷えてきたかしら</p><p>みすずが安城姉妹に言う</p><p>あなたたちの頭の中には主人である鞍馬美里さん、ありすさん姉妹と、それに従う自分たちの４人しか存在していなかったみたいだけれど</p><p>安城姉妹は、裸で寄り添い合うオレとありすを呆然と見ている</p><p>ありすさんが、旦那様に人生を捧げる覚悟をしたのよあなたたちの主人が従う相手をあなたたちは、どう認識するのかしら</p><p>自分の主人の主人もまた、自分の主人と認めるノカあるいは主人の主人は認めないノカ</p><p>日本の後期封建主義なら前者でヨーロッパの封建主義なら後者ナノネ</p><p>それはもう決まっていますわ</p><p>鞍馬美里さんが口を開く</p><p>黒森様を主と認めないならばわたくしたちは、ミタマとキヌカと縁を切ります</p><p>みみみみ、美里さまぁっ</p><p>そんな殺生な</p><p>慌てる安城姉妹</p><p>わたくしも、美里お姉様と同じ考えです黒森様を主と認めるいえ、ただ認めるだけではありません黒森様に敬意を表することができなければ、あなたたちとの縁を断ちます</p><p>ありすもそう言う</p><p>今のままのあなたたちでは、皆様にご迷惑をお掛けするだけですから鞍馬家の家臣でなく、改めて黒森家の家臣となる覚悟が無いのならここから出て行きなさい</p><p>で、で、で、ですがわたくしたちは、先祖代々、鞍馬家にお仕えする身です</p><p>そ、そ、そ、そうですっ美里様、ありす様をお守りすることだけを考えてこれまで生きて参りました</p><p>安城姉妹は、必死にありすに言うが</p><p>しかし、わたくしはもう黒森様の側室です黒森家の末席に置いていただく身分です鞍馬の家の人間ではありません</p><p>ありすは言う</p><p>わたくしもそうですわたくしは、鞍馬家の現当主であるお父様と決別しわたくし自身の身体で、鞍馬家を再興していくのですから鞍馬家と安城家の主従関係とは、もはや関係のない立場におります</p><p>美里さんも、そう言う</p><p>あなたたちが、これまで通り鞍馬家の警護役を続けるというのなら、家に戻ってお父様の警護をなさいわたくしたちの警護は無用です</p><p>そんな、危のうございます美里お嬢様</p><p>そうです世間には、様々な危険があるのですからわたくしたちが、お側に居ないと</p><p>安城姉妹が、強くそう主張するが</p><p>あの警護役でしたら、間に合っておりますが</p><p>いい加減にしないと蹴り飛ばすネ</p><p>美智とイーディが、ニヤッと笑う</p><p>この２人の戦闘力は安城姉妹たちも知っている</p><p>ならば、あなたたち２人を倒して</p><p>警護役の地位を、力尽くで奪うのみっ</p><p>おいおいおい</p><p>いい加減になさいっミタマ、キヌカッ</p><p>ありすが怒った</p><p>そんな、あなたたちだから皆様にご迷惑をおかけしていると言っているのよ</p><p>恥を知りなさいあなたたちの態度は、鞍馬家の名誉を汚していますあなたたちの先祖たちのこれまでの功績も、全て無にするつもりなのですか</p><p>み、美里お嬢様</p><p>ありすお嬢様ぁ</p><p>意気消沈する安城姉妹</p><p>はいはいはーい、ここで一旦、ブレイクよっ</p><p>それぞれの問題点は、明らかになったんだから考える時間を少し取りましょうあなたは、ありす様と一緒にお風呂へ入っていらっしゃいそのままでは可哀相でしょ</p><p>ありすはまだ全裸のまま股間には、処女血と精液が付いたままになっている</p><p>うんそうだねそうだエリとリエを来てくれよ</p><p>せっかく、ありすと仲良しになりそうだから双子にも声を掛ける</p><p>うんそのつもりですわ</p><p>うち、お兄さんもありすちゃんも洗ってあげますから</p><p>双子は、ニコッと笑ってそう言ってくれた</p><p>その間に鞍馬美里様</p><p>克子姉が、美里さんに言う</p><p>美里様には娼婦として、処女喪失をしていただきますですから、そのためのお勉強を渚、頼める</p><p>あたしいいわよ娼婦の礼儀作法を教えてあげればいいのよね</p><p>美里さんは、スッと礼儀正しく渚に頭を下げた</p><p>任せてちょうだい</p><p>美里様もちろん、撮影も致しますそれは、美里様を娼婦として売り出すためのプロモーション映像として活用致しますので、ご了承下さい</p><p>はいどのようにでも、お使い下さい</p><p>て、ことは風呂から上がったら、今度は美里さんか</p><p>鳥居さんのことは、あたしと瑠璃子でフォロー致しますわ</p><p>みすすが、そう言う</p><p>迷いが晴れるまでには、もう少し時間が掛かりそうですものねうふっ</p><p>瑠璃子が、小さく笑った</p><p>いえ、自分の時のことを思い出したんですまり子様</p><p>瑠璃子は、年上の鳥居さんに呼び掛ける</p><p>わたくしもプライドの高すぎる娘でした今のまり子さんの様に、余計な考えに囚われてなかなか、お兄様の胸に飛び込むことができませんでしたわ</p><p>でも、今は幸せですやってみたら簡単なことですわふわりと飛び越えるだけのことですから</p><p>この２人はアタシと美智で見ているヨ</p><p>イーディが、安城姉妹を見て笑う</p><p>このコたちの問題ハこのコたちは、身体は女のコだけれど、心が女のコじゃないノネ</p><p>あ、そうやな判った女子の運動部にたまにおるタイプや</p><p>女だけの世界で生きてきとるから男の子の目とか、全然気にしないっていうか、判ってないんですわ</p><p>あ、そうやなそういうタイプや恋愛とか全然興味がなくて、ひたすらスポーツばっかりやってる様な子ですわ</p><p>リエには、判ったらしいがオレには、よく判らん</p><p>ダカラ、こういう子は自分も女なんだっていうことを判らせることから、はじめないとダメなのネ</p><p>ちょっと手荒いコトをしなくちゃいけなくなるケレドイイカナ</p><p>イーディは、オレでなく美里さんとありすさんに尋ねる</p><p>はい、お任せ致します</p><p>それが必要なことなのでしたら仕方ありません</p><p>美里さんとありすさんは、そう答えた</p><p>それで、イーディどうするんだ</p><p>まず、この部屋はダメねこの子たちご主人様と同じ部屋というのは、受け付けないダロウカラソウネ外が良いと思うヨ</p><p>外</p><p>ソウヨ、DarlingDarlingは、この姉妹を外でレイプするべきなのネ</p><p>レイプ力尽くで</p><p>この異常に度胸と体力だけはある、安城流拳法を使う姉妹を</p><p>レイプってそんなこと、許されると思っているのですか</p><p>デモ、ソウでもしないとこのコたちの心と触れ合うのは無理ネこのコたちは、自分たちと主以外の人間関係を拒絶しているカラ</p><p>力尽くでこじ開けないと、心に触れられないか</p><p>ガチレイプで強制的に女であることを自覚させるしか</p><p>うん、やってみよう</p><p>オレは決意した</p><p>風呂から上がったら、安城さんたちが先だ</p><p>その方が美里さんが、安心して娼婦になれると思う</p><p>とにかく、この厄介者の臣下たちの行く末が決まらないことには</p><p>ミタマとキヌカをよろしくお願い致します</p><p>美里さんは、オレに頭を下げる</p><p>うん、とにかくまずは、ありすを綺麗にしてくるよ</p><p>オレも頭を切り替えたいから、風呂には入りたい</p><p>じゃあ、一度、解散してそれぞれの仕事をしましょう</p><p>克子姉が、みんなにそう言った</p><p>そう言えば、克子は何をするのよ</p><p>渚が、ふと尋ねる</p><p>あたしはみんなにおやつを用意して、それから夕ご飯の支度よ</p><p>ニコッと、克子姉は笑った</p><p>今夜は、ここでご飯食べてから帰るでしょお屋敷の方は、恵美ちゃんと愛ちゃんで何か作って食べるって</p><p>ああ明日のパンの仕込みがあるから、遅くならずに帰りたいけれど</p><p>まだちょっとここで、しなくちゃいけないことが残っているよな</p><p>ということで、週末は安城姉妹のガチレイプです</p><p>バカ姉妹過ぎて、他に手が無いです</p><p>何にせよ、主人のふりすがロスト・ヴァージンしたのと同じベッドでというのは、よくないので</p><p>島耕作で、アジアの実在する実業家と島耕作が会って話をするというのが増えていますが</p><p>いや、実際はアジア企業の宣伝に、島耕作人気を利用しているのでしょうが</p><p>すごく、危ういと思うのは登場した企業家の何人かは、10年以内に失脚する可能性もあると思うので</p><p>コミックスに収録したら、後々、問題になるような気がします</p><p>それと中国の電化製品メーカーの社長さんが出ていましたが</p><p>その会社が、日本の電化製品メーカーの工場をラインごと買い取った話を描かないのはいかがなものかと</p><p>宣伝として割り切っているんでしょうけれどちょっとなあ</p><p>1011．昼の陽光　／　バス＆リターンズ</p><p>どうだ痛むか</p><p>オレは香月家邸宅の客用寝室に繋がっている、バスルームで</p><p>ありすの股間の血と精液を、シャワーで洗い流している</p><p>ちょっと浸みますし、お腹も痛いです</p><p>ありすは、恥ずかしそうに答えた</p><p>オレに犯されている間は、ヨミの巫女の力で痛みを緩和してもらっていたからな</p><p>今になって、ズキリと痛むんだろう</p><p>うん今夜はもう、ゆっくり休んだ方がいいな後で、医者にも診てもらえると思うし</p><p>香月セキュリティ・サービスの女医さんに来てもらおう</p><p>ありすは、オレを見下ろしてそう答える</p><p>はいはいはい、２人の世界はそこまでですわ</p><p>お兄さん、バスタブにお湯が張れました</p><p>エリとリエも裸になってオレたちを呼ぶ</p><p>ありすちゃん、先に入りぃや</p><p>その間に、うちらがお兄さんのオチンチンを洗いますから</p><p>ああ、オレのペニスもありすの処女血で汚れている</p><p>ああ、ありす先に入ってろ</p><p>でも、わたくし黒森様の奴隷でございますしわたくしの血で汚してしまったのですから、わたくしが</p><p>ありすは、腰を屈めてオレの前に跪こうとするが</p><p>ほら、今は処女喪失したばかりなんだから無理をするな温かいお湯に浸かって、身体をリラックスさせた方が良い</p><p>オレは、ありすにそう言う</p><p>申し訳ありませんわたくし、役立たずでございますね</p><p>誰もそんな風に思っていないよ今までのお嬢様暮らしから生活環境が変わるんだから少しずつ、色んなことを覚えてくれればいい</p><p>そうそう慌てても、しゃーないですわ</p><p>そうや今は、身体を休めることだけを考えた方がええよ</p><p>双子も、ありすに優しくそう言う</p><p>お二人とも、あの</p><p>ありすはリエとエリに</p><p>先ほどはわたくしが黒森様の側室などとそれも、お二人よりも身分が高い様なことを申しまして、本当に申し訳ありません実際は、わたくしが一番下の身分であることは理解しております大変な失礼を致しましたどうぞ、お許し下さい</p><p>ああ、安城ミタマさん＆キヌカさんたちを納得させるために</p><p>取りあえず吐いた嘘の設定の件をありすは、謝罪する</p><p>そんなんええねん気にしとらんわ</p><p>あのも頭がコチコチの姉妹を相手にするためにはあんな風に言わないと、どうにもならんということは、うちらにも判ってますし</p><p>仕方ないわあそこまで、ワカランチンな人たちやと</p><p>それに、ありすちゃんが一番下なんてことはないよみんな、お兄さんのエッチ奴隷なんやから同じ立場ですわ</p><p>双子は、笑顔でそう言う</p><p>いや、ありすの希望通りありすが一番、下の身分だという風に対応してやってくれ</p><p>え、お兄さん何でや</p><p>そうですわ何でですんの</p><p>双子は、不思議そうにオレに尋ねる</p><p>そういう風にしてやった方がありすの気が楽になる</p><p>オレはありすを見る</p><p>今のありすは特別扱いされたくないんだよもう、お嬢様じゃないんだから</p><p>せやから、お兄さんみんなと同じ、平等な身分でええのと違いますか</p><p>そうですわみんな同じですわありすちゃんが、一番下っていうのはおかしいですわ</p><p>双子が、オレに抗議する</p><p>いや一番、後からオレの女になったありすが、先に入っていた子たちと同じ立場にしてもらえるっていう段階でありすには優遇されているって感じてしまうんだよありすは、自分で苦労してみんなの仲間として認められたいんだよ</p><p>ありすには、そういうガッツがある芯の強い子だから</p><p>だから、エリとリエももちろん、ありすに優しくしてあげて欲しいけれど必要以上に、手助けしないでやってくれ何でもかんでも、二人が教えてあげたり、他の子との橋渡しをするんじゃなくってありす自身が、自分から行動を起こしていかなきゃいけない様に、見守ってあげて欲しいんだ</p><p>今の双子の様子だと何でもかんでも、ありすの面倒を見てしまう気がする</p><p>でも、それではありすはお嬢様時代と何も変わらない全て、誰かに用意してもらうだけの生活になってしまう</p><p>それに他の子たちに、ありすを紹介する時にエリとリエに守られている子っていうイメージが付いてしまうと、ありすが苦労するよもちろん、現実にはそうはしないけれどありすが自分は一番、下の身分なんだって思って立ち振る舞いに気を付けた方が、おかしな問題にはならないと思う</p><p>おれは、そう告げた</p><p>おかしな問題って</p><p>エリが、キョトンとして尋ねてきた</p><p>例えばさハイジは、ありすが鞍馬家のお嬢様だったことを知っているんだよだから、多分ありすのことをありす様って呼んでしまうと思うさっき、隣の部屋でも、そうだったろイーディなんかは、怖い物なしの傍若無人な性格だから誰のことも呼び捨てだけど美智は普段からみすずの警護役の仕事をしているから、やっぱりありす様って呼んでた</p><p>鳥居さんもあの人は名家コンプレックスがあるから</p><p>そういうのはさ、相手にもう、お嬢様では無いのだから、今からは呼び捨てにして下さいって言っても、なかなか改まらないもんだよていうか、それさえも目上の人間からの命令みたいに感じてしまうかもしれないしだからありすの方が、先に腰を低くするべきなんだと思うそうやって、慣れさせていかないと対等の関係は作れないよ</p><p>最初からわたしたちは対等ですと主張したらハイジたちの方が、ありすにひれ伏す関係になってしまうと思う</p><p>思いっきりありすが頭を低くしたところから、新しい関係を始めないとバランスは取れていかない</p><p>人間関係とかさ誰かの指示で今日からこういう風になるなんて感じで、定着するもんじゃないから少しずつ時間を掛けて築き上げていくものだろだから、最初のスタート地点を自分がみんなよりも下という意識から始めるのは、悪くないことなんだと思う</p><p>オレは、ありすに微笑む</p><p>ありすもそういう風に感じたから、みんなの前で改めて奴隷宣言をしたんだろ</p><p>ありすは小さな声で答えた</p><p>安城姉妹のこともあるもんなもし、これで安城姉妹たちもオレのセックス奴隷になるとしたらあいつらは、ありすを囲んで３人だけの派閥を作ろうとするだろうから</p><p>ああ、そうかそうならないように先に、ご主人様のありすちゃんが、皆さんに屈服して見せたんか</p><p>ありすちゃんが自分は皆さんの中で一番下の立場って宣言してしもうたらあのカチンコチンの姉妹も、エラソーにはできないですわ</p><p>安城姉妹がこちらは鞍馬家のご令嬢、ありす様だみんな、ひれ伏せみたいな態度に出ようとしても</p><p>肝心のありすが、真っ先に他の子たちに平伏しているのだからあの子たちの思惑通りにはいかなくなる</p><p>そっか後々のこと、あのカチンコチンのお二人さんのことまで、考えてるんやな</p><p>さすがあの人たちのご主人様やぁ</p><p>双子は、ありすに感心する</p><p>いえ、わたくしはわたくしは、もう名家の令嬢ではございませんがミタマとキヌカに対しては、責任がございますから</p><p>鞍馬家のお嬢様の警護役とか、頭の中に無い姉妹を何とか自立させなくてはならない</p><p>ありすに責任があるのならオレも、その責任を背負うよ大丈夫だ何とかしてやる</p><p>オレは、ありすの１３歳の裸身を抱き締める</p><p>心配するな</p><p>そして、ありすはチャポンと西洋式のバスタブに浸かり</p><p>お兄さんはホンマにカッコええなぁ</p><p>うんうちもそう思うわ</p><p>双子が、オレの股間にシャワーの湯をかけながらそう言う</p><p>格好良くないよ、オレなんてお前たちにチンコ洗ってもらいながら、勃起しているし</p><p>これでチンコが勃ってなければまだ、格好が付くとは思うけれど</p><p>それが、カッコええねん</p><p>うん、お兄さんのオチンチン大きいですわぁ</p><p>リエが、手にボティシャンプーで泡を作ってオレの勃起を洗ってくれた</p><p>わたしは、タマタマを洗ってあげますわあと、お尻もな</p><p>エリも手に泡を作ってオレの下半身を洗っていく</p><p>ありすは湯の中から、双子の様子を見ている</p><p>あ、わたしらの洗い方は今、適当にやっとるだけやから、参考にせんでええよ</p><p>正しい洗い方は、今度、寧お姉さんとマナお姉さんに教えてもらう約束になってますからありすちゃんも、そん時にうちらと一緒に習えばええよ</p><p>正しい洗い方というのは、克子姉直伝のマット洗いのことか</p><p>オレの女は、いつの間にか、みんなできるようになっているからな</p><p>あの子たちは、オレとセックスするのと同じくらい一緒のバスタイムが好きだから</p><p>でも、確かこういうのがあるはずやわ</p><p>エリは、自分の小振りのおっぱいにボディシャンプーを付けてオレの背中に、ヌルヌルと擦り合わせる</p><p>ああ、あったあったお父ちゃんのエロ画像コレクションにあったわ</p><p>確か、こういうのも</p><p>リエは、オレの勃起を掴み自分の乳首に擦り付ける</p><p>ごめんな、お兄さんうち、巨乳やないから、挟んだりはできんわ</p><p>リエが、そんなことを謝ってくるから</p><p>いや、挟んだりするのは見た目はエッチだけれど、そんなに気持ち良くはないんだよむしろ、そうやって亀頭をリエのつるつるの肌に擦ってくれる方が気持ち良い</p><p>１３歳の張りのある肌セッケンでツルツルの表面が、心地よい</p><p>そうなんですかぁうちで歓んできれると、嬉しいですわ</p><p>エリのおっぱいも気持ちいいぞ</p><p>オレは、おっぱいでオレの背中を洗ってくれているエリにそう言う</p><p>わたしも、嬉しいですわお兄さん、マナお姉さんから聞いたんですけど</p><p>お兄さんが好きなのは中出しとおっぱい舐めとフェラチオなんやって</p><p>エリちゃん、中出しだけやのうて、お兄さんは精子を飲ませるのも好きって言うてやんか</p><p>そうそうとにかく、チンコから出るモノは女の子の体内に入れないといけないそうやろ</p><p>そうだなぁ顔に射精するとか、身体を精液まみれにするとかそんなに興味が無い</p><p>オレの精液は、子宮に注ぐか飲ませたい</p><p>ほな、ちょっと舐めようか</p><p>リエが、シャワーでオレの股間の泡を洗い流す</p><p>オレの張り詰めた赤い亀頭が、リエの眼の前にビョンと勃っている</p><p>あ、わたしも舐めてたいわ</p><p>エリも、背中からオレの前にやって来る</p><p>おい、二人とも</p><p>判ってますわお兄さんこれから、あのカチンコチンの人たちの相手をらなあかんですもんな</p><p>精液出るまではしませんちょっと、ありすちゃんに見せてあげたいんです</p><p>リエとエリが左右から、オレの亀頭を舐める</p><p>赤い舌ザラザラとした触感がオレの亀頭を舐め上げる</p><p>優しくて頼りになって</p><p>ちょっとエッチなところも好きです</p><p>ちょっとやのうて、エロエロですわでも、それがええ</p><p>一生ご奉仕します</p><p>全裸の１３歳の双子の美少女によるダブル・フェラ</p><p>お兄さんそんなに見とるんなら</p><p>触ってええんですよ</p><p>わたしらの身体全部、お兄さんのものですから</p><p>おっぱい好きなの知ってますし</p><p>可愛いおっぱいを揺らしながら双子が微笑む</p><p>じゃあちょっと</p><p>オレは両手を伸ばして双子の胸を揉む</p><p>まだ、ボディシャンプーの泡が付いたままでヌルヌルのおっぱいのぷりりんっとした感触</p><p>エリちゃん、うち咥えるから</p><p>判ったわたしはタマタマ舐めるわ</p><p>リエが、ハムッと亀頭を咥えた</p><p>熱く湿った口内に包み込まれる</p><p>どうですリエちゃんのお口マンコは</p><p>エリが、ニヤッと微笑む</p><p>ああ、唇で亀頭全体を擦り上げるようにちゅぱちゅぱと前後する</p><p>その間にエリの舌が、オレのキンタマの裏筋を舐めていく</p><p>ありすちゃん見えとるやろ</p><p>エリは、リエだけにフェラチオを任せて湯船のありすに振り向く</p><p>お兄さんとっても、気持ち良さそうな顔をしてはるわわたしとリエちゃんに身体を任せて楽しんでくれとるわたしらのこと、心から信用してくれとるから、こんな顔をしてくれるんよ</p><p>この用心深いお兄さんが信用してない相手に、自分のチンチンを舐めさせてくれはるわけがないもんなあ</p><p>ていうか外のお姉さんたちも、仲間になったばかりのわたしらに、お兄さんとありすちゃんのことを任してくれはったんや</p><p>お姉さんたちだって、お兄さんの身体を洗うのは自分がやりたいはずなのに</p><p>あんたたちのこと信用しているからってわたしらに任せてくれたんや</p><p>その信頼には応えないとあかんです</p><p>双子は判っている</p><p>ありすちゃんは、いきなりやったからまだ、お兄さんとのエッチは怖いかもしれないけれどな</p><p>うちらも昨夜は、そうやったんだけど</p><p>寧お姉さんとマナお姉さんに、教わったんやエッチィことをしとる時は眼を閉じずに、ずっとお兄さんの顔を見ていろって</p><p>ほら、ホンマに気持ち良さそうな顔をしてはるこれ、うちがペロペロしてるからそれで感じてくれはるんよ</p><p>ああこれはリエの舌と唇だ気持ち良いぞリエ</p><p>はいうちですうちが今、してますあーん、可愛いわぁうちの舌で、お兄さんがこんなにエッチな顔をしてくれてます嬉しい</p><p>うんホンマに可愛いわフェラしとる時より、本番のエッチでわたしの中にビュビュッと射精しとる時の顔が一番、可愛いけれど</p><p>うちが可愛い顔にしてあげてるんですもの</p><p>なあ、ありすちゃんこの可愛い顔を見ていたら、怖くないやろお兄さんとのエッチは、怖くないんや</p><p>そうです怖くないです</p><p>するとありすが</p><p>わたくしにも教えて下さい</p><p>ザバッとバスタブから立ち上がる</p><p>わたくしも黒森様を可愛らしい顔にして差し上げたいです</p><p>おいでぇなありすちゃん</p><p>うちらと一緒にお口でご奉仕しような</p><p>オレとしては射精を堪えるのが大変だった</p><p>でも、体力を残しておかないと</p><p>まだ、最低でも安城姉妹と鞍馬美里さんと、セックスしないといけない</p><p>水島可憐さんは、黒森の屋敷に帰ってからでもいいだろう</p><p>鳥居さんは彼女自身が決めることだし</p><p>ただ、ありすがエリとリエとフェラチオしたことは良かったと思う</p><p>３人の仲がさらに良くなった</p><p>これなら、ありすが家族の中で孤立したりすることはないだろうと思う</p><p>みんなで、身体を拭き合ってバスルームから出ると</p><p>はーい、着替え持って来たよ</p><p>マナが居た</p><p>ありゃー、わたしらもこれか</p><p>ええんとちゃうみんな、お揃いなんやし</p><p>エリ、リエ、ありすのために持って来られた着替えはさっき安城姉妹たちが着ていたブラジル水着だった</p><p>白くて薄くて極小サイズの</p><p>ただし、この３人には水着の他に同じ色のニーソックスも付いている</p><p>ていうかマナも同じ格好をしていた</p><p>お兄ちゃんのセックス奴隷は、全員、この格好で集合っていうことになったんだよ</p><p>そうか、それならありすも着ないといけないな</p><p>ありすが、ニコッと微笑む</p><p>これ、紐を背中で縛って固定して調節するタイプだから何とかサイズは合わせられると思うよお互いに、縛ってあげて</p><p>双子とありすは、お互いの水着を着せ合う</p><p>お兄ちゃんは、これね</p><p>いつものバスローブか</p><p>ほら、またすぐにエッチしなくちゃいけなてんでしょ</p><p>ザパッと脱げばいいんだからこの方が良いか</p><p>次の会場は、昨日、パーティをやった中庭だって</p><p>ああ、あそこか</p><p>みすずお姉ちゃんから伝言だけど安城さんたちは、お外で犬の様に犯してあげてってさ</p><p>しゃーないわあの人たちは、頭がカチンコチンに固まってるからお兄さんに、思いっきりカチ割られないとダメやもん</p><p>そうやなセイテンノヘキレキみたいなことが起こらんと</p><p>ありすたちの警護役である以前に自分は女なんだってことを、思い出させたいんだ</p><p>オレはありすに言う</p><p>まず女であること人間であることそういうことから、理解させないと安城姉妹は、一生自分の頭の中の狭い世界から抜け出せないと思う</p><p>そこには鞍馬姉妹と安城姉妹しか、存在していない</p><p>自分たちとご主人様以外の人間のことに、何の興味も無いなんていうんじゃ良くないからね</p><p>ありすは</p><p>全て、黒森様にお委ね致します</p><p>真顔で、オレにそう言った</p><p>途中で、ミタマやキヌカが泣き喚くことになろうとも黒森様を信じて、最後まで見守ります</p><p>うん、そうしてくれエリとリエは、ありすに付いていてあげてくれ</p><p>そしてオレたちは、昨日の中庭に向かった</p><p>廊下の途中で</p><p>エリとリエが怯えて立ち止まる</p><p>な、何でや</p><p>どうして、ここにおるん</p><p>見ると廊下の向こうに、寧と月子と</p><p>香月セキュリティ・サービスの制服を着た天童乙女が居た</p><p>おーっ、ヨッちゃーん</p><p>寧と月子が、オレたちの方へやって来る</p><p>その後ろから天童乙女も歩いて来る</p><p>相変わらず、胸を張って大股で男性的な歩き方だ</p><p>双子は天童乙女に対して、恐怖感が残っている</p><p>彼女は双子が捨てた、過去の怨霊そのものだ</p><p>関西から無理矢理連れて来られた、ヤクザの娘たちのリーダーが天童乙女だったのだから</p><p>大丈夫だから、オレの後ろに隠れていろ</p><p>オレは、二人に言う</p><p>やっとどうにかなったよーんヨッちゃーん</p><p>かなり手こずりましたわ</p><p>寧と月子が、そう言うのだから</p><p>この天童乙女はもう、昔の天童乙女ではない</p><p>月子の巫女の力によって、天童乙女は完全に改変されているはずだ</p><p>紹介するねこちらは、あたしの弟のヨッちゃんだよっ</p><p>そうすでに、天童乙女の中からオレの記憶が消されている</p><p>だから、改めて紹介し直さないといけない</p><p>初めましてあたしは、剣道マリア</p><p>テンドウ・オトメからケンドウ・マリア</p><p>寧のネーミングだな</p><p>テンドーがケンドーになって</p><p>乙女が処女で、ヴァージンでマリアという発想なんだろう</p><p>いずれは格闘王になる女です</p><p>格闘女王じゃなくて、格闘王なのか</p><p>そこはちょっと、間違えちゃったんだよっほらマリアちゃん、例のやつやってみてっ</p><p>格闘王にあたしはなるっ</p><p>ビシッとポーズを付けて、空に向かって宣言する天童乙女改め剣道マリア</p><p>間違えたんじゃねぇなわざとだ</p><p>あたしとマルゴお姉ちゃんの格闘団体から、世界に挑戦してもらうことになったからっ</p><p>その通りあたしは、いつでもどこでも、誰の挑戦でも受けるッッあたしこそが、最強の格闘技王キング・オブ・グラップルなのさっ</p><p>ああ記憶を改変されても</p><p>心までは、変わっていない</p><p>この自己中心的で、すぐに自分に酔う性格は天童乙女のままだ</p><p>エリ、リエお前たちも、剣道さんにご挨拶しろ</p><p>初めましてなんだから</p><p>二人は</p><p>初めまして</p><p>恐る恐る、剣道マリアに挨拶する</p><p>ああ初めましてもういいあたし、早く他の選手に会いたいんだよ</p><p>剣道マリアは、全く双子に興味を持たず寧に振り向く</p><p>ああ、すぐにイーディに会わせるから</p><p>寧は、答えた</p><p>そうかイーディも格闘技の試合に出るんだっけ</p><p>だから、こっちへ連れて来たんだ</p><p>ロクでもないヤツだったら、叩き出すからねあたしの所属するチームには弱いヤツはいらないんだからさっ</p><p>剣道マリアはイーディのことも忘れている</p><p>ケンドー・ナガサキを名乗ったレスラーは２人いる</p><p>しかも初代は、日本人から柔道を習ったイギリス人だった</p><p>1012．昼の陽光　／　引っ張って脱がす</p><p>そのまま寧や、月子や、天童乙女改め剣道マリアと合流し</p><p>昨日の中庭へと向かう</p><p>エリとリエは変わってしまった天童乙女が怖いらしく、オレにぴったりくっついている</p><p>だから、ありすはマナが手を繋いであげていた</p><p>剣道さんは、これまでどこで何をしてたんだっけ</p><p>寧がニタニタ笑って、尋ねる</p><p>あんさっきも話したろあたしは、オヤジの仇を追って今まで愛車のオートバイマリア号にまたがり、諸国漫遊の旅に出ていたんだ</p><p>えーとそういう設定になっているんだ</p><p>そして、ついにオヤジの仇、死に神ブーメランの使い手首領Ｓを見つけたと思ったらそいつは、口封じのために三つ首龍３兄弟に殺されてね三つ首龍３兄弟を何とか倒したと思ったら、諸悪の根源総統Ｍってのが現れたんだけれど、そいつの正体は首領Ｓと同じやつだった</p><p>な、何を言ってるんだ</p><p>ごめん、ヨッちゃんズバットと忍者キャプターの最終回が混じっちゃった</p><p>済みませんわたくしが、寧さんのイメージを元にしたら</p><p>ああ、月子が寧に剣道乙女の過去について、どういう設定にするかを尋ねて寧がイメージしたモノを元に天童乙女の記憶を書き換えたのか</p><p>わたくしは物語を考えるような才能はありませんから、申し訳ございません</p><p>月子がオレに謝る</p><p>いやいや、あたしが悪いんだよ紅三四郎のイメージが、何でかズバットになってそんで、どうして忍者キャプターは何であんな打ち切られっぷりだったんだろうとか想像しちゃたから</p><p>寧のイメージの元の作品を知らないからオレには、何が何だか判らない</p><p>あんたたち、何の話をしているんだい</p><p>新生・剣道マリアは、ギロッとオレたちを見る</p><p>いえいえ、こっちの話だよっそんで、マリアちゃんは、その後どうなったんだっけ</p><p>寧が慌てて、話を繋ぐ</p><p>だから結局、全部、ブッ倒してきたよ左腕が釘抜きになっている男・コブラ・ザ・高野が率いる宇宙プロレス連盟の宇宙仮面ＳＭや、世界忍軍３６歌仙の１人家庭教師忍フクロウ博士と関西浪忍・アブハム・ハムガスキーついでに、白蛸ブラザーズとクッパのクータンもあたしが倒してきたんだよッ</p><p>グッと拳を握りしめる剣道マリア</p><p>何なんだろうクッパのクータンて</p><p>カッパと人間のハーフで、闇の仕事人の元締めでカナヅチを投げるらしいですわ</p><p>月子がオレの心を読んで答える</p><p>うん、もう何も言うまい</p><p>今までは、闇の世界の住人たちを、とっととお家に帰してきたあたしだけどねこれからは、表の世界で活躍しようと思ってねそれで、この女の提案に乗って世界最強の格闘王を目指すことにしたのさあたしの人生の第２章が今日から始まるのさっ</p><p>剣道マリアは、笑ってそう言う</p><p>格闘王になってどうするんです</p><p>恐る恐るオレは尋ねた</p><p>どうするもこうするもないよ格闘王っていったら、世界一だよっそうなったらほら、女の子たちが、あたしにキャーキャー叫んで寄って来てくれるだろ</p><p>男と同じだよあたしは、可愛い女の子たちにモテたいんだよっ</p><p>ああレズッ子だったっけ、この人は</p><p>ていうか全然、自分の性的嗜好を隠す気が無いんだな</p><p>名誉も金も二の次さっあたしは、女の子たちのヒーローになりたいのさっ</p><p>巫女の力で、記憶を改変しても</p><p>天童乙女の中には、徳大寺園子さんに拒絶された喪失感が残っている</p><p>その心にポッカリと空いた穴を何とか埋めたいと思っているんだ</p><p>それで可愛い女の子たちに、モテモテになりたいという気持ちになっている</p><p>あ、いたいたあそこにいるのが、一緒に大会に出場するイーディだよっ</p><p>廊下を抜けて、中庭に出ると早速、イーディが居た</p><p>イーディはタンクトップにホットパンツという軽装だった</p><p>あんたが、イーディっていう子かいあたしは剣道マリア格闘王になる女だよっ</p><p>やっぱりイーディのことを覚えていない</p><p>馴れ合うのは好きじゃないんだとにかく、１回、拳を合わせてみようよ言っとくけどあたしは強いよ</p><p>イーディは、ニヤッと笑って</p><p>よく吠えるイヌは強くないヨカカッテキナサイなのネ</p><p>瞬間的に頭に血が昇った剣道マリアは全力で、イーディに向かって突っ込んで行く</p><p>往生せいやぁぁっ</p><p>ぶわんと、イーディに殴り掛かるが</p><p>what’s up?</p><p>イーディは、ニコッと微笑みカウンターで剣道マリアに気を叩き込む</p><p>そのままパターンっと、剣道マリアは気絶してしまった</p><p>別人になっても、強さは変わらないネ性格も</p><p>うんその通りだな</p><p>でも、こういう子が一人居た方が格闘技団体は盛り上がるからさっ</p><p>この子は頭悪いし、自分勝手だし、周りの人たちをナメてるけれどさとにかく、明るくて元気でしょそれって、とても大きな魅力だと思うんだよねっ</p><p>なるほどそうかもしれない</p><p>あたしとマルゴお姉ちゃんの団体の選手予定者にはさ他にも、ミッちゃんのお姉さんの遙花さんがいるけれどさあの子も、このマリアちゃんと同じぐらい頭が悪いし、自分大好きっ子だけれど遙花さんは、根が真面目なんだよね高校生女子空手チャンピオンだし安定した将来を望んで香月セキュリティ・サービスへ入社しようとしていたり</p><p>最初はそうだったんだよな</p><p>それで、色々あって美智が病院送りにしたんだった</p><p>ちょっと内に籠もって暗いところがあるんだよ遙花さんはその点、マリアちゃんは豪快さんだから彼女の方が、格闘技ファンには受けると思うんだよ</p><p>この強気なキャラで売っていくのか</p><p>もっとも格闘技界での知名度からいったら、今は遙花さんの方が上だからねマルゴお姉ちゃんも、イーディも、マリアちゃんも今はまだ無名だからさ最初は、日本の女子高生空手チャンピオンが、アメリカで格闘技に挑戦みたいな感じで、遙花さんを中心に宣伝を仕掛けるしかないんだよ特にマルゴお姉ちゃんとイーディは、見た目からしてアメリカ人だからさ日本のスポンサーを捕まえたり、日本のマスコミに取り上げてもらうのはなかなか大変なんだよ</p><p>でも、マルゴさん昨日のパーティで、名家のお嬢様たち経由でスポンサーが見つけられそうって言ってたよ</p><p>わざとお嬢様たちの前で、キョーコさんやレイちゃんとパフォーマンスをして</p><p>お嬢様たちの中に、マルゴさんのファンが何人もできていたけれど</p><p>それは、マルゴお姉ちゃんの個人スポンサーだよマスコミなんかだと、判りやすいストーリーを欲しがるからさ取りあえずは、遙花さんを主役にして売ってった方がいいんだって</p><p>遙花さんを密着取材してもらってさマスコミのカメラが来ているところで、マルゴお姉ちゃんやイーディの凄さをアピールして、撮してもらわないと女子の格闘技大会だと、専門の格闘技雑誌くらいしか取材に来て無かったするのがザラだからさ</p><p>ああ、スポーツ物のドキュメンタリー番組とかで、取り上げてもらうんだ</p><p>ううん、最初は６時のニュースとかのスポーツコーナーの特集を狙っているんだよほら、２１世紀の東ちゃんを探せみたいのがやっているでしょまずは、ああいうところからだよ</p><p>そんなことをなさらなくとも香月グループがスポンサーになっているテレビ番組で取り上げていただくことは可能ですわ</p><p>みすずと瑠璃子が、やって来る</p><p>チッチッチ、そうじゃないのよミィちゃぁん</p><p>最初は、夕方の全国ニュースでそれから、少しずつ露出を増やして行った方が、サクセス感があるでしょテレビを観ている人は、ただ観ていただけなんだけれど自分たちが育てたみたいな気分になるからさ</p><p>そうかいきなり、大きな番組で取り上げられたりすると無理矢理押し付けられている感じがするもんな</p><p>そうだよ、ヨッちゃんテレビ局や広告代理店によるゴリ押しだと思われたら、オシマイだからねだから、最初はよくある女子高生の挑戦みたいなストーリーから始めるんだよまあ、ああ見えて遙花さんも、結構、美人だし</p><p>美智のお姉さんだからなぁ整った顔立ちはしているんだよ</p><p>性格がハチャメチャなだけで</p><p>そんで、遙花さんと一緒にアメリカの女子格闘技大会に挑戦するライバルとしてマリアちゃんも売り込んじゃうマルゴお姉ちゃんとイーディは、最初は脇役っていうか遙花さんたちと同じチームの人っていうことだけにしておくんだよ</p><p>そして、遙花さんの試合の状況を追うドキュメンタリーの中で少しずつ、マルゴさんと寧の格闘技チーム全体を売り込んでいく</p><p>マ、ソッチはいいのネマルゴたちが作戦を練っているシ必要なことがアレバ、ミスズたちに相談すると思うヨ</p><p>ソレヨリコレ、どうするネ</p><p>ああ天童乙女いや、剣道マリアが中庭の芝生の上に気絶したままか</p><p>気を当てて倒したカラ身体は平気ヨ頭も打ってないカラ</p><p>そんなら部屋の中に運んでおくか</p><p>このまま外に寝かしておくのも可哀相だし</p><p>ホンジャア、Darling足を持って</p><p>あ、わたしらも手伝いますわ</p><p>イーディとオレで剣道マリアの身体を抱え上げ</p><p>横にエリとリエが付いて室内へ運んだ</p><p>乙女ちゃんホンマにうちらのこと忘れてしもうたんやね</p><p>リエが、寂しそうにそう言う</p><p>これでええんやエリちゃんこの方がええんよ</p><p>ああ、そうだよ彼女は、今までのことはみんな忘れてしまったんだろうけれどさこれからまた、知り合いになることはできるんだから</p><p>お互いに死んだわけじゃないんだから</p><p>また、ゼロから関係を築き直せばいい</p><p>お兄さんそれはええですわ</p><p>えリエ</p><p>そうですわわたしら改めて、もう一度乙女ちゃんの知り合いにはなりとうないです</p><p>乙女ちゃん決して、悪い人じゃないけれど</p><p>うんメンドクサイ人やもんなぁ</p><p>エリの一言は手厳しい</p><p>でも、そうかもう一度関係を築き直さないという選択もアリなんだな</p><p>うちらは、遠くから見とるだけにしますわ</p><p>そうやな遠くから見とるだけなら乙女ちゃんは、オモロイ人ですから</p><p>心の中で応援はしますけど</p><p>うんわたしも遠くから応援だけはするわ</p><p>リエとエリは気絶しているかつての仲間の顔を見て、そう言う</p><p>乙女ちゃんと同じでうちらも、変わってしもうたもんな</p><p>今は、お兄さんのエッチ奴隷やからな</p><p>うちらが、乙女ちゃんと接触することで他の子たちに迷惑が掛かってはいけないですから</p><p>だから、離れているのが一番なんですわ</p><p>関西から、一緒に連れて来られたヤクザの娘たちのグループ</p><p>双子は天童乙女が、結局、徳大寺園子さんたちを守れなかったことを気にしているんだ</p><p>園子さんたちは親のハミ出し者ヤクザたちに、輪姦され続けた</p><p>今度の家族にはあんなことがあっちゃいけないんですわ</p><p>もちろん、天童乙女だって園子さんたちが犯されることを納得していたわけではないが</p><p>双子の立場では天童乙女は、父親たちの側の人間に思えるんだろう</p><p>一番辛い時に天童乙女は、水島家に潜入していて</p><p>園子さんたちを守れなかったから</p><p>いじめっ子の３人ムスメの横暴にも、気付いてくれなかったから</p><p>双子には天童乙女に対する複雑な思いがあるんだと思う</p><p>ヤッちゃん天童乙女をマルゴさんとヤッちゃんの格闘技団体へ入れるのはいいけどさうちのお屋敷で引き取るのは、よくないと思う</p><p>この双子と一緒に、生活させるのは無理だ</p><p>さっき、ヤッちゃんが言ってた通り遙花さんみたいな真面目な子じゃないからさ、アニエスたちにも悪い影響を与えると思うし</p><p>この豪快なわたしがわたしがキャラは家の中に居ては良くないと思う</p><p>うん判ったマルゴお姉ちゃんや、翔お姉ちゃんそれに、ミナホお姉ちゃんにも相談してみるヨッちゃんの言う通り、お屋敷の中には住まわせないよっ</p><p>寧が、そう約束してくれた</p><p>というわけだから、安心しろリエ、エリ</p><p>うん、ありがとうございますお兄さん</p><p>お兄さん、ありがとうですわ</p><p>２人はホッとした様だった</p><p>さて、寧と天童乙女（剣道マリア）を部屋に残して</p><p>再び、双子とイーディと中庭に出る</p><p>外には、オレと一緒にここまで来た月子とマナと</p><p>そして、みすず、瑠璃子、鳥居さん水島可憐さんが待っていた</p><p>旦那様、こちらにお席がご用意してありますわ</p><p>確かに広い中庭に面するテラスに、ズラッと椅子とガーデン・テーブルが並んでいる</p><p>すでに、みすず、瑠璃子、鳥居さんは中庭にの方を向いてそれぞれ椅子に腰掛けていた</p><p>みすずのペットになってしまった可憐さんはみすずに抱きかかえられている</p><p>ちゃんと服を着ているのは鳥居さんだけでみすずと瑠璃子と可憐さんは、マナや双子と同じブラジル水着姿だ</p><p>ありすさんもエリちゃんとリエちゃんもお座りになって</p><p>みすずは、抱いている可憐さんの髪を優しく撫でながらそう言った</p><p>さあ、みんな座ろう</p><p>オレはみすずの隣の椅子に座る</p><p>ありすちゃんはお兄さんの隣に座った方がええな</p><p>うん、そうやなその方が色々と安心やと思うから</p><p>エリとリエが、オレの隣の席をありすに譲ってくれた</p><p>ほな失礼します</p><p>双子は、みすずたちに一礼してから自分の椅子に座った</p><p>すでに座ってしまっていたありすは、慌てて</p><p>も、申し訳ございませんわたくしも、失礼させていただいております</p><p>いいのよありすさんはロスト・ヴァージンしたばかりでまだ身体が痛むのでしょあたしや瑠璃子にも覚えがあるわだから、今日は無理しないでね</p><p>優しく、みすずはそう言った</p><p>お兄ちゃん、あたし飲み物とおやつを持って来るねっ克子お姉ちゃんが用意してくれているはずだから</p><p>マナはそう言って屋敷の中へ戻って行く</p><p>じゃあ、わたくしはこちらに失礼致しますわ</p><p>月子が笑顔で端の椅子に座った</p><p>イーディも座れよ</p><p>アタシはガードだからネ今は立っているヨ</p><p>イーディは、ニヤッとオレに微笑む</p><p>窮鼠猫を噛むって言うケレドあの姉妹は、狂った子ネズミだからネ</p><p>追い込まれたら、何をしでかすか判らないか</p><p>瑠璃子のテーブルの上に置かれた内線電話が鳴る</p><p>はい、瑠璃子ですはい、お兄様たちもいらっしゃいましたこちらは準備できておりますわ</p><p>そう答えると受話器を置く</p><p>ああ、瑠璃子愛用のデジカメなんかも全部、テーブルの上にあるな</p><p>レディース＆ジェントルマンソレデハ、選手入場ネ</p><p>イーディが、大きな声でそう告げる</p><p>中庭の向こう側の建物のドアが、ガチャッと開き</p><p>中から安城ミタマ＆キヌカ姉妹と</p><p>ヨミと美智が中庭に現れる</p><p>安城姉妹は、さっきの極小ブラジル水着の上に空手着のようなものを着ていた</p><p>ヨミは、メイドさんの衣装美智は、いつもの学校の制服姿だ</p><p>ありすお嬢様</p><p>２人は、オレの隣に座っているありすに気が付き</p><p>何という、おいたわしいお姿</p><p>今、わたしたちがお助け致します</p><p>そうアリスも極小ブラジル水着しか着ていない</p><p>１３歳の白い肌に薄い生地の小さな水着</p><p>もっとも、みすずも瑠璃子もリエとエリも同じ格好なんだけれど</p><p>安城姉妹は、主であるありすのことしか見えていないらしい</p><p>ミタマさんとキヌカさんは、中庭を突っ切って最短距離で、ありすのところへ来ようと走る</p><p>芝生の中へ飛び込んだ</p><p>姉のミタマさんも妹のキヌカさんも５メートル×５メートルぐらいの広さの芝生の上から、外に出られなくなる</p><p>先ほど、わたくしが力を使いましたわ</p><p>大丈夫です簡単な暗示ですから後で、簡単に取り消せますし、後遺症も残りませんただ、今はその芝生のエリアから外に出られなくなっているだけですわ</p><p>くぅぅ、卑怯なっ</p><p>わたくしたちを、ここから出しなさい出すのですぅぅ</p><p>安城姉妹は喚く</p><p>サテとミチ</p><p>はいイーディ</p><p>イーディと美智が前後から、芝生のエリアに向かって行く</p><p>ヘイ、シスターズちょっと、アタシたちと遊んでみようネ</p><p>イーディが、安城姉妹たちにそう言う</p><p>はい、イーディ</p><p>おっ、Thank Youネ、ミチ</p><p>美智は、イーディに赤いリボンを手渡す結構長い</p><p>イーディは、それを鉢巻きの様にして自分の頭に巻いた</p><p>美智は、もう一本、同じリボンを取り出しチョーカーみたいに自分の首に巻く</p><p>アタシたちから、このリボンを取ったらアンタたちの勝ちネ</p><p>わたくしたちが、あなたたちを裸にしたらあなたたちの負けです</p><p>安城姉妹をこの場で裸にするって</p><p>安城姉妹の方は、空手着の上下と紐で縛るタイプの水着を着ている</p><p>一方、イーディと美智は、リボンを直接付けているだけだから、圧倒的に不利だ</p><p>わたくしたちが勝てば美里様、ありす様をお救い下さいますか</p><p>安城姉妹は、ギッと２人を睨んでそう言う</p><p>約束はデキナイネただ、アタシたちからお願いするぐらいのコトなら、シテもイイヨ</p><p>イーディは、笑ってそう言う</p><p>まあ、どうせ、あなたたちにはできないことですが</p><p>美智も、冷たくそう言い切る</p><p>クッキヌカ、ここまで愚弄されるのは、家の恥参りますよ</p><p>フォーメーションＴＨＸ１１３９断・空・破ですっ</p><p>了解ヤッてやりますッッ</p><p>安城姉妹はいきなり、２人かがりで美智を狙うッ</p><p>ブワッと、姉の肩を踏み台にして宙に舞う、キヌカさん</p><p>ミタマさんは、そのまま大地を駈けて、美智に突進する</p><p>遅いネ</p><p>イーディが、後ろからジャンプしてキヌカさんの空手着の帯を引き抜く</p><p>むげっ</p><p>空中でくるりんと、コマの様に回転させられるキヌカさん</p><p>あなたも遅すぎです</p><p>美智は、シッバッとミタマさんの背後に廻り込みズルッと空手着の下を引き下ろす</p><p>なんとぉぉぉ</p><p>ミタマさんの健康的な太ももが、露わになる</p><p>ちょっと失礼致します</p><p>美智がミタマさんの背中をドンと押し地面に転がすと、そのまま空手着のズボンを足から引き抜いてしまう</p><p>一方、キヌカさんは空中で空手着の上衣を脱がされていた</p><p>うん極小水着に</p><p>下だけ空手着も、上だけ空手着もどっちもエロいな</p><p>このままでは、済まさんっ</p><p>お覚悟を</p><p>ミタマさんとキヌカさんは、頭に血が昇り美智とイーディに、立ち向かうが</p><p>全然、スピードと正確性が違う動体視力も負けているんだな</p><p>姉妹ともどもあっさり、空手着を脱がされてしまう</p><p>キヌカ、こうなったら最後の手段です</p><p>お姉様、まさか</p><p>安城流拳法奥義、空魔鳳雷王</p><p>安城姉妹が、そう叫んだ瞬間</p><p>ダカラ、無意味なのネ</p><p>イーディの手が、ミタマさんの水着のブラジャーを剥ぎ取った</p><p>美智が、キヌカさんの水着の下の紐を引き抜く</p><p>ぼわんっと、ミタマさんの大きな生乳が零れ落ちる</p><p>キヌカさんの無毛の股間も昼間の陽光に晒された</p><p>わわわっ</p><p>これで終わりネ</p><p>終わりです</p><p>イーディと美智は、同時に安城姉妹の最後の１枚を剥ぎ取った</p><p>ひゃううう</p><p>芝生の上に全裸で呆然となる、安城姉妹</p><p>みすずが、テラス席から美智に向かって、何かを２つ投げた</p><p>それは首輪</p><p>あなたたちは、臣下としては余りにもシツケがなっていないわだからイヌからやり直してもらおうと思うのいかがです、旦那様</p><p>みすずがそう言って、オレを見る</p><p>そうかこの安城姉妹は、シツケが全然できていないんだ</p><p>名家のお嬢様の警護役ならただ、主を警護するだけでなく</p><p>主の評判を落とさないように、色々と気遣いができないといけない</p><p>だけど、この姉妹は自分たちと主しか眼に入らないから、周りに迷惑ばかり掛けている</p><p>そうだなシツケから教え込まないといけないんだな</p><p>美智、イーディ安城姉妹に首輪をハメてくれ</p><p>家中にネズミ取りを置いて、５匹捕まえました</p><p>はぁしばらくは、ミッキーも見たくないです</p><p>1013．昼の陽光　／　安城姉妹アオカン・レイプ・１　ドッグラン</p><p>オレの命令に</p><p>くっ、来るなぁ</p><p>来るなですっ</p><p>全裸に剥かれた安城姉妹は、身体を隠すこともせずにイーディたちに構える</p><p>羞じらいってものが、全く無いんだよなぁ</p><p>アンタたちは、自分の現状がまだ判ってないノカ</p><p>イーディが、呆れ顔で言った</p><p>アタシたちは、まだ気の技を使ってないノネ</p><p>そうだ、イーディも美智も単純に、素早くて正確な体術だけで、この姉妹から全ての衣服を剥ぎ取ってしまった</p><p>アンタたちの技には、根本的に欠陥がアルノヨ</p><p>安城流拳法を愚弄するおつもりですかぁッ</p><p>裸の安城キヌカさんが、１３歳の裸身を振るわせて叫ぶ</p><p>愚弄するも何も事実ですあなたたちは、わたくしたちに手も足も出ないではありませんか</p><p>美智が静かに言う</p><p>い、今のは油断しただけですっ</p><p>そうですわたくしとミタマお姉様が本気になればあなたたちなど</p><p>いや、威勢は良いのだけれど</p><p>ミタマさんもキヌカさんも昨日から、まともな戦績は上げていない</p><p>ＶＳキョーコさんは、あのハチャメチャなスカイラブ・ハリケーン・ミキサーを仕掛けたけれどキョーコさんに、あっさり躱されたし</p><p>キヌカさんのＶＳハイジはショッパイ戦いを繰り広げた後で、天童乙女の拘束でウヤムヤになって終わったし</p><p>天童貞男たちを捕まえに行った時は、外でパフォーマンスをしていただけだ</p><p>アンタたちは、身体能力はかなりあるけれどバカ度胸も認めるヨでも、戦闘センスが壊滅的に無いノネ</p><p>それは、あなたたちでなく安城流拳法の方に、問題があるのだと思います</p><p>イーディと美智は言う</p><p>ブッチャケ、アンタたちの流派は対外試合とか実戦とか、全然やって来てないデショ</p><p>安城家は先祖代々、鞍馬家の警護役を勤めている家系だと言っていたけれど</p><p>家の中で身内だけを相手に、技を磨き続けているうちに、世の中の流れから取り残されたのですね</p><p>むしろ、外部と交流せずにいるうちに技本来のキレや鋭さが消えて行ってしまったのだと思います</p><p>身内とは相手を殺すつもりの死闘はしないカラネ</p><p>そうかだから、安城姉妹の戦いには緊張感が無いんだ</p><p>キョーコさんに飛び掛かっていったのだってそんなことをしたら殺されるという発想が抜け落ちているから</p><p>なまじ強靱な肉体と類い希なる身体能力を持っているカラ何でもかんでもナメて掛かっているノヨ</p><p>デモソンナンジャ、全然足りないノネ</p><p>シュバッとイーディが、ミタマさんに仕掛ける</p><p>させるかぁっ</p><p>ミタマさんは、対応しようとするがイーディのフェイントに、あっさり乗ったところを</p><p>アラヨット</p><p>イーディがサルッと足払いをして、芝生の上にうつ伏せに倒される</p><p>ミタマお姉様っ</p><p>キヌカさんが、助けに行こうとするが</p><p>ほら、何も見えていない</p><p>美智に投げ飛ばされる</p><p>くるんと宙を舞って、これまた芝生の上に転がされた</p><p>はいこれでイイノネ</p><p>はい、こうなりました</p><p>美智とイーディは、同時に安城姉妹の首に首輪を填める</p><p>あっという間の早業だった</p><p>カチャッと首輪を止める金具が締まる</p><p>裸にされて、二度も地面に転がされて首輪までハメられたヨコレでも、まだ抵抗スルノカ</p><p>イーディの言葉に、ミタマさんは</p><p>ぬぅぅっ</p><p>悔しそうに芝生の上から跳ね起きてイーディに殴り掛かる</p><p>だから、無意味なのネ</p><p>イーデイは、笑ってミタマさんの拳を避けるとポンッとミタマさんの腰を押して、態勢を崩しつんのめらせる</p><p>また、ミタマさんは芝生の上に転がった</p><p>くぅぅ、無念</p><p>悔しそうに叫ぶ、ミタマさんにイーディは</p><p>そうやって諦めが早いのも真剣勝負の稽古をやってこなかった証拠なのネ</p><p>はいわたくしでしたら、同じ時間に５回は反撃を試みております</p><p>例え、わたくしの能力では勝てない相手に遭遇してしまったとしてもわたくしが反撃を続けて敵を足止めすれば、主様たちが安全な場所に避難する時間が稼げますから</p><p>ああ、警護役としての日頃の心構えからして違うのか</p><p>美智はプロフェッショナルで安城姉妹は、警護役の家に生まれたというだけのアマチュアでしかない</p><p>あんまり虐めては可哀相よ美智</p><p>テラス席から優雅に観戦していたみすずが言う</p><p>あたしたちの学校に連れて来られている警護役で、そのレベルまでの高い意識を持っているのは、何人もいないわみんな年若い少女なんですから</p><p>ああ警護役ったって、イジメを回避するためのご学友みたいな子の方が多い</p><p>昨日のパーティで、良く判った</p><p>ソウネホンモノは、何人もいないネ</p><p>歌晏様の警護役の山田梅子様狩野様の警護役の不知火シエ様それに、栗宮家警護役の御厨くるみ様</p><p>ソレぐらいネ次点が、アンタたちとハイジだったヨ最も、ハイジはこれからアタシたちが鍛えてホンモノにするケドネ</p><p>イーデイと、美智が言う</p><p>歌晏家と狩野家香月家と並ぶ由緒ある名家の警護役は、やっぱりスゴイんだ</p><p>それと栗宮家って、お嬢様も槍術を嗜んでいるって言ってたからオレにはお嬢様の栗宮素子さんも警護役の御厨くるみさんも、可愛らしい女の子にしか見えなかったけれど美智たちの眼にはホンモノだって判別できたんだ</p><p>さて、そろそろいいわ先に進みましょう</p><p>みすずが腕の中の水島可憐さんを撫でながら、そう言う</p><p>小柄な１２歳の元お嬢様は本当にペットとして可愛がられている</p><p>そうネさあ、ヨミ出番ヨ</p><p>イーディの指示で後ろに控えていた、メイド服姿のヨミが前に出る</p><p>はーい待ちに待ってた出番が来ましたわヨミにお任せっ</p><p>ヨミは、笑顔でそう言って</p><p>そーれっわたくしを見て下さい</p><p>安城姉妹たちに対して、パチンッと大きく手を打ち鳴らす</p><p>キヌカさんとミタマさんは、反射的にヨミを見てしまう</p><p>はい、GET</p><p>心がキャッチされた</p><p>さあ、わたくしたちもあちらへ参りましょうか</p><p>瑠璃子が、愛用のカメラを持って席を立とうとする</p><p>ルリコ、動画のハンディは、アタシが撮りたいネ</p><p>イーディが、笑ってこっちにやって来た</p><p>はい、よろしくお願い致しますわ機材は、そちらにございますから</p><p>瑠璃子は、ガーデンテーブルの上に置かれたカメラを示す</p><p>わたくしは見ているだけに致します</p><p>もし、何らかのトラブルが起きてあの姉妹の肉体拘束が解除されてしまう場合があるかもしれませんから</p><p>ああそうなったら、安城姉妹が破れかぶれで暴れ出すかもしれない</p><p>だから、美智は警護役として警戒を緩めたくないのか</p><p>これから何が起きるんだ</p><p>みすずや瑠璃子や美智やイーディたちは、事前に打ち合わせをしているんだろうけれど</p><p>オレやありすや双子には全然判らない</p><p>そういう可能性を考えるとやはり、わたくしが１人で２人の制御をするのは危険ですわね</p><p>月子お姉様申し訳ございませんが、わたくしをバック・アップして下さいませんかわたくしの力ですと快感が逆流してしまって、集中力が途切れてしまうかもしれませんから</p><p>オレと並んで座っている姉の月子に言った</p><p>ええ、判りましたわわたくしが調整役を致します</p><p>ウフッと微笑む月子</p><p>えっとそろそろ、オレにも判るように説明してくれないか</p><p>月子は、みんなの心が読めるから判るんだろうけれど</p><p>オレには、そんな力は無い</p><p>あちらのご姉妹を発情させますわ</p><p>みすずが可憐さんを撫でながら言った</p><p>は、発情</p><p>はいわたくしたちがお兄様にセックスしていただいて一番、感じている時の肉体の状態に強制的に高めてしまいます</p><p>普段のわたくしたちが自分で体験している状態を再現致します身体が熱くなって、肌が火照って胸がキュンとして</p><p>子宮が欲しがるノネ</p><p>はい、そういう状態になっていただいてそのまま、本当にお兄様に犯していただきますわ</p><p>あの姉妹には世の中には、鞍馬家のお嬢様たち以外にも、色々なモノがあるということを理解させないといけませんわ</p><p>他にも大切なモノがあるということを知っていかないといけないし、色々なものに興味を持たないといけませんそうでないと警護役にすらなれないですから</p><p>そのみすずの言葉に、ありすさんがハッとなる</p><p>安城ミタマさんキヌカさんにとっては、鞍馬さんたちご主人様だけが居ればそれでいいんでしょうけれど鞍馬美里さんやありすの方は、これからたくさん人たちとの繋がっていかなくてはいけないのですから</p><p>安城姉妹の望んでいる４人だけの狭い世界に閉じ籠もることは、もう許されない</p><p>ありすはオレのセックス奴隷として、オレたちの家族の中で生活していくことになるし</p><p>美里さんは娼婦になって、鞍馬家の資産特に鞍馬閣をジッちゃんから買い戻さないといけない</p><p>あの子たちは、今まで性感とは無縁の生活をしてきたと思います</p><p>でも、あの子らもやはり女なんです男の方に愛されていずれは母になるための肉体を持っているんです</p><p>ダカラ、肉体を強制的に発情させて今まで味わったことのない経験をさせるノネ</p><p>そして、そのままお兄様を受け入れてしまわれればいいのですわ</p><p>なるほどそういう作戦か</p><p>この一度の経験であの姉妹の認識を完全に変えなくてはいけませんから</p><p>うん殻を破らないことには、安城姉妹の未来は無い</p><p>ありすいいな</p><p>オレは２人の主である、ありすを見る</p><p>鞍馬美里さんも監視カメラの映像をきっと見ているだろう</p><p>わたくしは黒森様に従いますすでに黒森様の奴隷でございますから</p><p>先ほど、黒森様がおっしゃっていたようにミタマとキヌカをこのまま放逐しても、皆様にご迷惑をお掛けするだけだと思いますし</p><p>安城姉妹のアイデンティティが、鞍馬姉妹の警護役であるということだけでしかも、実際は警護役であることで、鞍馬姉妹に依存しているだけなのだから</p><p>ここで大手術を施さなければ外に追放しても、鞍馬姉妹を追い掛けて、無茶なことばかりするだろう</p><p>ホントクソ度胸だけは、呆れるほど持っている姉妹だし</p><p>よっしじゃあ、行くか</p><p>まさか昨日パーティをした中庭の芝生の上でアオカンの姉妹丼をすることになるとは思わなかった</p><p>可憐、あたしたちはここから旦那様のセックスを見学致しましょうね</p><p>みすずは、極小水着を着た１２歳のペットを抱きながら、そう言う</p><p>可憐にとっては、今は見ることがお勉強ですからねあなたにも、すぐに旦那様にご奉仕するんですから</p><p>は、はい、みすず様</p><p>可憐さんは、みすずの腕の中で震えている</p><p>大丈夫よ怖くはないわ旦那様のセックスは、とっても気持ち良くて心地よいことですから</p><p>ええ、そうですわとても楽しいことですお兄様にしていただくセックスは</p><p>瑠璃子が、笑顔でそう言った</p><p>この１５歳の美しいお嬢様は性の快感を全て楽しいと翻訳する</p><p>うちら何かすることはありますか</p><p>双子が心配そうに言う</p><p>ああ、オレとありすが、芝生の方へ行ってしまうから２人だけ、ここに取り残されてしまうのが怖いのか</p><p>瑠璃子は、双子を見てニコッと微笑む</p><p>予備のカメラがありますからお二人も、記録係をお願いできますか</p><p>瑠璃子は自分をセックス奴隷の先輩だと思っている昨夜、セックス奴隷同士の顔合わせをしていたっけ</p><p>わたしらもええんですか</p><p>うちら</p><p>恐る恐る尋ねるエリとリエ</p><p>良いも何もあなたたちも、わたくしと同じ、お兄様の奴隷ではありませんか協力して下さいお願い致しますわ</p><p>瑠璃子は笑って予備のデジカメを２台取り出した</p><p>使い方は判りますか</p><p>だいたい判ると思います</p><p>もし、判らないことがあったら何でも聞いて下さいね</p><p>瑠璃子はそう言って、双子たちの手にカメラを直接手渡す</p><p>あら、どうなされましたお兄様</p><p>不思議そうに、瑠璃子が尋ねる</p><p>いや、瑠璃子もすっかりお姉さんだなって思ったから</p><p>はい年下の子がどんどん増えていますからしっかりしなくてはいけないと思っておりますわ</p><p>不安定だった子たちが妹が来て、姉になることで安定していく</p><p>みんな、そうやって成長している</p><p>さあ、行こうお兄さん</p><p>お兄さん、生きましょう</p><p>双子がオレを手を引っ張る</p><p>ああ、ありす行くぞ</p><p>ありすも主として、鞍馬姉妹の変容を見届けないといけない</p><p>エリ、リエ、ありすに付いていてあげてくれよ</p><p>ありすちゃん、うちがおるからな</p><p>くむむむ</p><p>安城姉妹は、巫女の力で肉体を拘束され芝生の上で唸っていた</p><p>すでにジットリ、汗をかいているが</p><p>これは、性的に興奮して出る汗じゃないな</p><p>自由にならない肉体に戸惑っている冷や汗だ</p><p>この人こうして見ると、ええ身体しているのになぁ</p><p>ホント残念やなぁ何でこんな怖い顔しとるんやろ</p><p>双子が言う通りミタマさなは、なかなかプロポーションが良い</p><p>均整の取れた肉体だ細すぎでもなく、太すぎでもない</p><p>ほどほどにお肉が付いている</p><p>胸も大きいし、形が良い乳首も桜色だ</p><p>グラビアアイドルとかになったら、人気が出るだろう</p><p>そんな美少女が顔をしかめて、ウンウン唸っている</p><p>しかも、ヨミに心を囚われた時のままのポーズを保っているから</p><p>中腰で、お尻を突き出してふんばっている態勢だ</p><p>あんなにフンバッてたら、ホンマにウンチが出てしまうで</p><p>それは嫌やなぁエリちゃん</p><p>そうや、リエちゃんこんなとこで、みんなの前でウンチするんは嫌やな</p><p>イヌでも、もう少しシツケができとるもんな</p><p>オレも見たくない</p><p>スカトロ趣味は無いしつーか、ウンチを捻り出したままの女のとセックスするのは、萎える</p><p>そうならないように、気を付けまーす</p><p>オレの心を読んでヨミが言った</p><p>でも、旦那様せっかく、２人とも首輪をしているのですしオシッコ披露はいかがですか</p><p>放尿大好きのみすずが、テラスから言う</p><p>そうだなこんな怖い顔のままじゃ、始められないし</p><p>もう少し、この姉妹の心を折っておく必要がある</p><p>うん、ヨミこいつらを四つん這いで、芝生の端まで歩かせて片足上げて、オシッコさせろ</p><p>はい、オシッコ注文入りましたーっ</p><p>安城姉妹は、ギョッとするが</p><p>巫女の力が、キヌカさん、ミタマさんの身体を強制的に動かす</p><p>はーい、お散歩お散歩っあなたたちはイヌよイヌなのよ</p><p>さすが身体能力にだけは定評のある姉妹だ</p><p>本当にイヌが小走りするみたいに、四つん這いで軽やかに芝生の縁に向かう</p><p>オレたちも、後を追う</p><p>ああ、ミタマさんのおっぱいが大きく揺れている</p><p>キヌカさんも四つん這いになると、おっぱいがはっきりと判る</p><p>さあ、あなたたちも、どんどん撮ってね</p><p>瑠璃子は、全裸に首輪の美人姉妹のドッグ・ランをカメラに収めていく</p><p>エリとリエも写真を撮り始める</p><p>やっぱ、お尻の穴は撮っておかんとあかんわな</p><p>へえ、お尻の穴って、こうなんやぁ</p><p>クゥゥゥゥゥン</p><p>双子に肛門を近くから撮影されてキヌカさんは、悔しそうに鳴く</p><p>ヨミにイヌと言われているからイヌとして鳴くことしかできない</p><p>はーい、ワンちゃんたちそこに並んで</p><p>ヨミの命令で、姉妹が四つん這いで並ぶ</p><p>えっとワンちゃんて、どっちの足を上げてオシッコするんでしたっけ</p><p>あ、お姉さん２人とも同じ方の足を上げてオシッコしたら、引っ掛かっちゃいますわ</p><p>こんなに近くに並んでいるから２人のうちの１人は、姉妹にオシッコを掛けてしまうことになる</p><p>そうですね少し離れた方がええんと違いますか</p><p>デモ、なるべく同じ画面に２人撮したいネ離れると、細かい表情まで撮せなくなるヨ</p><p>ハンディの動画カメラを抱えた、イーディがそう言う</p><p>そしたら、それぞれ外側の足を上げて、オシッコしたら良いと思いますわ</p><p>うーん、それじゃあちょっと、やって見て、ワンちゃんたち</p><p>ヨミの命令で安城姉妹がミタマさんは左足を、キヌカさんは左足を上げる</p><p>ウーム、左右対称というのもなかなかシュールな画面になったネ</p><p>イーディの言う通りだ</p><p>イヌのように裸で四つん這いになった姉妹がお互いの頭を擦り合わせるようにして、外側の足を高く上げているのだから</p><p>でも、これはこれで妙な味があるし、アリじゃないかな</p><p>安城姉妹は、もの凄い形相でオレを見ている</p><p>そんな大股開いて、オマンコもお尻の穴も丸見えの人たちがそんな顔してもダメですわ</p><p>うんおっぱいも、丸見えやしな</p><p>双子の言葉に安城姉妹は、凹む</p><p>なあ、お兄さんこっちの大きいお姉さんは、毛がボウボウやわ</p><p>リエの言う通りミタマさんは、恥毛の量が多かった</p><p>それに比べて、こっちの子はつるっつるやわ</p><p>一方キヌカさんは、無毛で一本筋だけがプクッと存在している</p><p>どうします、お兄さんありすちゃんの時みたいに、剃りますか</p><p>リエはそれを心配していたのか</p><p>り、リエさんその話は、あんまりしないで下さい</p><p>恥ずかしそうに、ありすが言った</p><p>いや、ありすは剃った方が可愛いと思ったから剃ったんだよミタマさんの場合はモサッと生えている方が、ミタマさんらしいと思わないか</p><p>ソウネこの人、らしいネせめて、もうちょっとお手入れした方がいいのにしないトコロが、実にソウネ</p><p>イーディに言われて、ミタマさんは顔を赤くする</p><p>よーし、それじゃあオシッコしてもらおうか</p><p>はーい準備はいいですかぁ</p><p>ヨミが２人に言う</p><p>くぅぅッ</p><p>ぬぅぅッ</p><p>安城姉妹は、イヌのように唸ってオレに止めてくれと訴えている</p><p>だが止めるわけにはいかない</p><p>女としての羞じらいのないこの姉妹でもこれだけの人数の前で放尿披露するのは恥ずかしいだろう</p><p>その羞恥心が、今、必要なんだ</p><p>はーいいいですかぁ尿道を緩めますよぉッ</p><p>ヨミが姉妹の肉体を操作する</p><p>はい、感じて膀胱に溜まったオシッコが尿道を通ってほーら、出て来ますよぉ</p><p>くぬぅぐぅぅ</p><p>はむぅぐはぐはむぅぅ</p><p>姉妹は、自分の肉体に起きていることに驚愕している</p><p>チロロロロ</p><p>あ、出て来たわ</p><p>ショワワワワ</p><p>すっごい、噴水みたいやわ</p><p>ホンマに、姉妹そろってオシッコしとるわ</p><p>みんなの眼の前でイヌの態勢の安城姉妹が、全裸放尿している</p><p>ほら、ありすよく見てやるんだぞ</p><p>ありすに見られていることに安城姉妹は、絶望している</p><p>しかし、リエちゃん判っとったことやけど</p><p>オシッコっていうのはやっぱり臭いな</p><p>２人分やもんな</p><p>双子の言葉が、さらに安城姉妹を追い込んでいく</p><p>ホラホラ、アンタたちも写真撮るネ</p><p>あ、そうやったわ</p><p>写真撮らなあかんわ</p><p>エリとリエは無遠慮に安城姉妹に近付いて、近距離から姉妹の放尿を撮影していった</p><p>あの例のＡ新聞の歴史を調べていたのですが</p><p>凄いですねえ日本の新聞社って株式を上場していないんですね</p><p>全て、身内だけで持っている</p><p>というか、明治に創業した時に出資した２家がいまだに多くの株を保有しているという</p><p>２００６年までは、株の３０パーセントを創業者の孫娘が持っていたそうです</p><p>今は、そのうちの１０パーセントを系列のテレビＡに売って</p><p>さらに１０パーセントを親族に分けているそうです</p><p>それでもまだ創業者一族で20パーセント保有しているわけで</p><p>もう一つの創業時に出資した一族が、さらに１０パーセントを抑えているという</p><p>戦時中に、創業者の娘婿の社主と新聞の主筆が内部で主導権争いをして</p><p>追い出された主筆が、政治家に転身し</p><p>追い出した社主も、政府の仕事に就いて</p><p>それで終戦後、２人とも公職追放でＡ新聞から離れたそうです</p><p>その間に、社会主義系の記者に新聞を乗っ取られていったらしいのですが</p><p>株だけは、そのまま保有していたので</p><p>創業者の娘婿の方だけは、社主に返り咲いたそうです</p><p>しかし、株式がそういうことになっているので</p><p>株主総会なんかで、この会社は間違っているんじゃないかとか株主から糾弾されることもなく今までやってきたんだそうです</p><p>いや、Ａ新聞だけでなくＹ新聞も、Ｍ新聞も</p><p>実は、株式は上場していないらしいですが</p><p>1014．昼の陽光　／　安城姉妹アオカンレイプ・２　お筆先</p><p>ふぁぅぅ、ふぁぅぅ、ふぁぁっ</p><p>イヌのように四つん這いになって放尿した後</p><p>安城姉妹の息が荒くなっていた</p><p>はーい、どんどん欲情させちゃいますねぇ</p><p>ヨミが、楽しそうに言う</p><p>巫女の力で、ミタマ＆キヌカ姉妹の肉体をどんどん、過敏にしているんだ</p><p>ほんのちょっと性的な刺激にも、激しく興奮するように</p><p>そのままでは、汚いですから拭きましょう</p><p>美智が、タオルと消毒効果のあるウエット・ティッシュを持って来てくれた</p><p>貸してくれオレがやるから</p><p>安城姉妹は、まだ片足を大きく上げたままだ</p><p>身体能力だけは優れているから、バランスを取って平然としている</p><p>先生こちらの姉妹の心はリンクさせてありますから、片方の身体を刺激すると、もう一人にも伝わりますわ</p><p>ヨミが笑顔で、そう言う</p><p>つまり、姉のミタマさんの肉体を弄れば妹のキヌカさんも感じるということだ</p><p>判った、ヨミ</p><p>オレは、まずミタマさんの太ももに滴っているオシッコをタオルで拭いた</p><p>ふひぃぃっ</p><p>布地がサワッと肌に触れただけでミタマさんは大きくのけ反る</p><p>性感が数十倍に高められているからだろう</p><p>うん、なかなか張りがあって綺麗な足だな</p><p>戦闘美少女らしく、鍛えられてはいるが筋肉ばかりの硬い足ではない</p><p>良い感じにムッチリとしている</p><p>やっぱり、１８歳の肉体は大人の身体に近い</p><p>お尻から太ももにかけてのラインが絶妙に良い</p><p>もっと若いとこんなにお尻に肉が付いていないし成人すると、もっとふくよかになる</p><p>あ、あまり見ないでいただきたい</p><p>ミタマさんが、顔を真っ赤にしてオレに言う</p><p>羞恥心からではないな</p><p>単純に、ヨミが性的興奮を焚き付けているから顔が赤くなっているだけだろう</p><p>見るさしっかり、見ておかないとこの後が大変だからな</p><p>この後</p><p>ああ、ミタマさんは、これからオレと子作りをするんだちゃんと、ミタマさんの胎内にオレの赤ちゃんの素をブチ込めるように女性器の具合を確認しているんだよ</p><p>オレは、わざと露骨に言った</p><p>学校の性教育の授業をマトモに受けていないこの姉妹にはこれぐらい言わないと判らないと思う</p><p>そ、そんなことは許しません</p><p>ミタマさんは四つん這いのまま、オレを睨む</p><p>わ、わたくしは今のわたくしは、あなたと子作りをする必要などないからです</p><p>ミタマさんは、そう言う</p><p>子を孕んでしまったら美里お嬢様、ありすお嬢様の警護ができなくなります</p><p>いかにもその通りであります</p><p>妹のキヌカさんも、全裸四つん這い片足上げで、マンコを晒したままオレに言う</p><p>いずれ妊娠して、お嬢様たちのお子様の乳母になるという使命はございますが</p><p>今はまだ、わたくしたち姉妹がお嬢様たちをお守りせねばならないのでありますっ</p><p>相変わらず、思考がそのラインで止まったままか</p><p>アンタたちなんて、警護役としては役立たずナノネ</p><p>使えないコは、必要とはされないヨ</p><p>その通りですわミタマさん、キヌカさんでは警護をお任せするわけにはいきません</p><p>香月家の瑠璃子がハッキリとそう言う</p><p>もう、諦めろお前たちには警護役は無理だ</p><p>オレもそう言う</p><p>し、しかしながら</p><p>ああ、しょうがねぇなぁ</p><p>オレは乾いたタオルで、ミタマさんの割れ目をソッと撫でる</p><p>きゅいっ</p><p>きゃっふぅ</p><p>ミタマさんがビクッと震えると、１間遅れてキヌカさんも震える</p><p>とりかくホラ綺麗にしてやるから</p><p>オレは指でキヌカさんの割れ目を開いて中に残っているオシッコを拭き取った</p><p>ふみゃみゅみゅみゅああっ</p><p>ほにょろろろろ</p><p>うん、感度良好だ</p><p>ミタマさんの大きな胸が、ゆさゆさ揺れている</p><p>ここのところ、処女を奪うのは年の若い小柄な子が多かったからな</p><p>ミタマさんみたいな、おっぱい大きい年上は久しぶりだ</p><p>やっぱり、姉の方から犯そう</p><p>ひぃゃぁぁ、く、くすぐったいです</p><p>もへへへへっ</p><p>喘ぎ声が妙なのも羞恥心の欠落が、影響しているんだと思う</p><p>恥ずかしがる子は、可愛く啼くもんな</p><p>よし、今度は消毒だ</p><p>オレはボトルからウェットティッシュを引き抜いてミタマさんの股間を拭く</p><p>ほええっ</p><p>わぐぅぅ</p><p>濡れたティッシュで火照った肌を拭かれるのは、また感触が違うんだろう</p><p>それに、このウエットティッシュは、消毒用アルコールが染み込まされているから</p><p>フーッとオレが、息を吹きかけると</p><p>きゃぅぅ</p><p>はへーっ</p><p>姉の割れ目の周囲を吹いているのに姉と妹が同時に喘ぐ</p><p>また違う種類の刺激があるようだ</p><p>ご主人様、これをお使い下さい</p><p>美智が、何やら持って来る</p><p>日本画で使う平筆です毛先には、鹿の毛を使っております</p><p>鹿の毛の筆</p><p>なかなか質の良いモノでございますから肌触りがよろしいかと</p><p>こんな筆で、火照った肌をくすぐられたら相当キクよな</p><p>ありがとう早速、使ってみるよ</p><p>オレは美智から、鹿毛の平筆を受け取ると</p><p>ご主人様あの</p><p>何だ、美智</p><p>わたくしにも、今度</p><p>ああ、使って欲しいのか</p><p>判った、今度な</p><p>その時は縄で縛って下さいませ</p><p>縛られてまま筆で徹底的に責めていただきたいのです</p><p>うん、そうしよう</p><p>美智がしたいのなら、仕方ない</p><p>その時は、わたくしが写真を撮って差し上げますわ</p><p>旦那様わたくしもわたくしも、それをしてみたいです</p><p>テラス席の方から、Ｍっ子のみすずがオレに叫ぶ</p><p>可憐も一緒にしていただきましょうね</p><p>抱いている５歳年下の美少女ペットにも、そう言った</p><p>もちろん、ヨミもしたいです</p><p>ヨミも先生に縛られて、イタズラされたいと思っていました</p><p>わたしらは、どうする</p><p>エリが、双子のリエに尋ねる</p><p>うちはしてみたいわ</p><p>リエの方が、性的なことに貪欲だ</p><p>なら、わたしはリエちゃんとお兄さんがしとるところを見てから決めるわ</p><p>それでええですかお兄さん</p><p>うん無理強いはしないからしたくなければしなくていい</p><p>オレは、双子にそう答えた</p><p>アタシは、ボンテージは嫌ネ身体を縛られていると、もしもの時に戦えないネ</p><p>現実的なイーディは、そう言った</p><p>美智は楽しむといいのネその間は、アタシがガードしているカラ</p><p>イーディは、自分を美智の姉だと感じている</p><p>さて、今オレは無理強いはしないと言ったが</p><p>オレは、ミタマさんを見る</p><p>あなたたち姉妹には無理矢理、身体を開いてもらうからな</p><p>鹿の毛の平筆の持ちまずは、ミタマさんの突き出たお尻の上を</p><p>さわさわさわっと</p><p>きゃひぃぃぃぃ</p><p>みぎゅううっっ</p><p>肌を奔る快感にミタマさんが身震いするとそれがそのままキヌカさんに伝わる</p><p>オレは太ももの内側に、たくさん丸を描くようにしゅるるるっと素早く筆を走らせる</p><p>あああんぐっ</p><p>ほんにかぁっ</p><p>ああミタマさんの割れ目が、緩んできた</p><p>内側から、透明な露が滴り出している</p><p>オレは、四つん這いのミタマさんの下向きになってぷるぷる揺れているおっぱいも、筆で刺激する</p><p>桜色の乳首の周りとくるるんと責め乳首の上を、筆先で洗うように</p><p>ひぃええっ</p><p>ぱるるるるるっ</p><p>安城姉妹は、感じまくっている</p><p>ピチュッ</p><p>ミタマさんの股間から、大粒の愛液が零れて芝生の上に弾けた</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁも、もうや、止めて下さい</p><p>止めて下さいませ</p><p>安城姉妹は、荒い息でオレに言う</p><p>くすぐった過ぎて死んでしまいます</p><p>わたくしもであります</p><p>大丈夫だくすぐられて死んだ人間はいない</p><p>今度は何処を刺激しようかとミタマさんの裸身を見る</p><p>それに、今のはくすぐったいんじゃない感じているんだ</p><p>この姉妹はオナニー経験もないだろうな</p><p>それが証拠に、ミタマさんのここが濡れてきているだろ</p><p>オレは、割れ目から滴る愛液を示す</p><p>濡れているとは</p><p>ほら、ミタマさんのここのところが熱くなって内側から、トロトロと何か染み出しているだろ</p><p>それは、先ほどのわたくしの小水の残りだと思いますが</p><p>ショウスイって何や</p><p>オレと同じ疑問を、エリが口にする</p><p>オシッコのことですわ</p><p>瑠璃子が、説明してあげた</p><p>何や、このお姉さん、アホかオシッコとエッチ汁の違いが判らないんか</p><p>エリが呆れて、ミタマさんに言う</p><p>じゃあ、判るようにしてやるよ</p><p>オレは筆で、ミタマさんの性感帯を順番に攻撃することにした</p><p>まずは耳の後ろから首筋</p><p>きゃううううっ</p><p>ほかげらぁっ</p><p>続いて脇の下から、お腹</p><p>みぃやややややぁ</p><p>こんぴらぁっ</p><p>そして、高く上に上げている足の内側を軽やかに駆け上がり</p><p>ひぃぃぃぃぃぃこひひぃんっ</p><p>むひぃぃぃぃぃむひいむっ</p><p>足の裏も筆先で擦る</p><p>きゃ、きゃあああうううっ</p><p>まに、まにまにまぁぁ</p><p>しかし、良く啼く姉妹だ</p><p>ミタマさんの股間から、ポタポタと温かい滴が垂れている</p><p>ももの内側も、すっかり濡れていた</p><p>ほ、ほぇぇぇっ</p><p>あ、あげぇぇっ</p><p>オレは、筆をミタマさんの秘部に</p><p>まずは割れ目の周囲のぷっくりとした土手を大きく丸く一周する</p><p>それから、指で割れ目を開きとろーっと垂れた愛液で筆を湿らせて</p><p>毛の先でピンク色の内側を擦っていく</p><p>ひゃああああっ、あぐっ、あぐっ、あぐぅぅ</p><p>ほんべぇぇぇっ、ほげっ、ほげっ、ほぐぅぅ</p><p>ミタマさんの感じる快感が、ダイレクトにキヌカさんの身体も犯していく</p><p>よーし、いいかスゴイのいくぞ</p><p>オレは、片手でミタマさんのクリトリスを包皮から向き出した</p><p>まるでルビーのような、赤い輝き</p><p>その愛液でテラテラ光った豆粒大の肉の芽を濡れた筆で刺激する</p><p>にっ</p><p>ぬめっ</p><p>身体を貫く快感に安城姉妹が、奇声を上げる</p><p>オレは、クリトリスを丸くなぞるようにあるいは、筆先でクニクニッと強めに磨き上げるように</p><p>早く、リズミカルに筆を動かす</p><p>に、にゃぁぁっああっ、だ、ダメでぅぅく、黒森様ぁぁ</p><p>ふぃぃぃぃいいっぐああんっ、いはぁぁっ</p><p>く、黒森様ぁぁと、止めてソレを止めて下さいませぇぇぇぇ</p><p>むにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃぁぁっ</p><p>２人とも感じすぎて、身体を震わせている</p><p>もちろん、オレは止めてやるはずがない</p><p>ミタマさんもキヌカさんも高く上げた足をプルプル震わせながら、襲いかかって来る快感に必死に堪えている</p><p>うううう、くにゃぁぁッッ</p><p>キヌカさんの方が、先に音を上げた</p><p>プシャァッと潮を噴いて</p><p>そのまま、芝生の上にうつ伏せで、へたり込む</p><p>あああキヌカぁっ</p><p>ミタマさんの方も追い込む</p><p>もっとも、ミタマさんの身体に発生している快感は、今もキヌカさんと共有されたままなんだけれど</p><p>だから、キヌカさんは地面に伏せたまま芝生の大地をギュッと握りしめて、腰をくねくね蠢かしながら、なおも続く快感の波に震えている</p><p>一方、姉のミタマさんの方も</p><p>ひぃぃぃぃいひぃぃぃぃぃくひぃぃぃぃぃ</p><p>絵筆でクリトリスを責められ続けて、全身を震わせている</p><p>愛液が、どんどん滴り落ちている</p><p>内股は、もうグチョグチョだ</p><p>自分で腰を蠢かしているから２つのおっぱいが、いやらしく揺れている</p><p>うんもう、そろそろだろう</p><p>ミタマさんは、生まれて初めての絶頂に達することになる</p><p>もう、嫌ぁぁはがぁぁ、ぐがぁぁ、むごぉぉぉぉぉ</p><p>大きな声で、訳の判らない喘ぎを発する</p><p>全身に汗の玉が浮いて午後の陽光にキラキラと輝いている</p><p>うっ、うううーっ、あぐぅぅ、まぐぅぅ、はぐぅあああーっ</p><p>そしてついに</p><p>もげぇぇぇはがはがぁぁふみふみふふぉぉぉぉーんっ</p><p>意味不明の叫声を上げながら激しくイッた</p><p>にゅあーんっにゅよーんにゅにゃにゅによぉーん</p><p>芝生の上に突っ伏しているキヌカさんも、姉の絶頂の余波を受け</p><p>可愛い裸のお尻をカクカク揺らしながら、初めての絶頂に達した</p><p>しっかし、訳の判らんことを叫んでるわな</p><p>そうやな中原中也の詩みたいやったわ</p><p>知らんですかむにゃーん、むにょーんみたいなの</p><p>悪いが知らん</p><p>はぁぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ</p><p>しかしさすが、体力だけはある</p><p>エクスタシーに達しながらも、妹とは違いミタマさんは、四つん這いの態勢をキープしていた</p><p>大きく上げた片足もピクピク震えてはいるが、そのままだ</p><p>ヨミ顔を見てしたいから、仰向けで横たわらせろ</p><p>オレは、ヨミに命じる</p><p>このままイヌのように後ろから犯すというのも興奮するけれどやっぱり、セックスの時は相手の顔を見ていたい</p><p>判りましたわワンちゃんたち、お腹を見せて屈服なさい</p><p>ヨミが操作する</p><p>ミタマさんは、ゴロンと芝生の横に仰向けで転がって</p><p>イヌが自分よりも強い相手に恭順を示す時のように手と足を拡げた</p><p>なるほど、イヌのお腹を見せるポーズだ</p><p>キヌカさんの方も、うつ伏せの態勢から身体を反転させて、お腹を見せてくれた</p><p>２人とも、火照った肌がすっかり赤く上気しているし汗が凄い</p><p>ふわぁぁと吹いてきた風が、気持ち良いみたいだ</p><p>じゃあ、ミタマさんからしようか</p><p>オレは筆を美智に返して、バスローブを脱ぐ</p><p>美智が、バスローブも受け取ってくれた</p><p>オレのチンコは、すでに隆々と勃起していた</p><p>ミタマさんもキヌカさんも生の男の勃起ペニスを凝視するのは、これが初めてだろう</p><p>さっき、ありすの中に挿入していた時はハッキリとは見ていないと思う</p><p>これを今からミタマさんとキヌカさんの中に入れるからな</p><p>な、何故</p><p>そ、そうでございます何故に、そのようなことを</p><p>今から改めて性教育をする余裕は無い</p><p>いいから、するぞ</p><p>お待ち下さい、黒森様</p><p>ありすがオレの前に、しゃがみ込む</p><p>ありすが、何と言おうとオレは、ミタマさんとキヌカさんを</p><p>いえ、そういうことではございません</p><p>ありすは自分の胸の極小水着をズラして、おっぱいを露出させる</p><p>お口でご奉仕する時は乳首をお見せするのでございましたね</p><p>口で奉仕</p><p>キヌカが痛がらずに済むようにわたくしが致します</p><p>そう言って、ありすはオレの亀頭を舐めた</p><p>あ、ありす様、な、何を</p><p>ど、どうしてなのでございますか</p><p>ミタマさんとキヌカさんが、主のフェラチオ姿に驚愕する</p><p>そんなんお兄さんのオチンチンに唾付けて、滑りやすくするためやないか</p><p>その方が、スムーズに入るような気がするもんな</p><p>お姉さんのためにありすちゃんは、おしゃぶりしとるんやわ</p><p>ありすちゃん健気やわ</p><p>エリとリエが、そう言う</p><p>あ、ありす様</p><p>安城姉妹は、呆然とありすを芝生の上から見上げているが</p><p>いいえ、勘違いしないで下さい</p><p>ありすが、オレの亀頭から口を離してかつての臣下たちに言う</p><p>ありすの唇とオレの亀頭の間は、ありすの唾が糸を引いて繋がっている</p><p>今のわたくしは、黒森様の側室黒森様にご奉仕するのが、わたくしの生涯の仕事ですこれは、あなたたちとは関係のないことです</p><p>ありすはそう言った</p><p>わたくしはもう、名家・鞍馬家の娘ではありませんあなたたちの主人でもありませんわたくし自身が黒森様にお仕えする身ですから</p><p>ここでキッパリと、主従の関係を解消しようというのか</p><p>さあ、黒森様があなたたちとのセックスをご所望ですあなたたちは、全てを黒森様にお捧げするのですよろしいですね</p><p>元主の言葉に安城姉妹は、絶句する</p><p>ここのところ、体調が良くなくて</p><p>色々と、煮詰まってます</p><p>もう一作の方が、止まっちゃってますし何とか立て直さないと</p><p>我が家のネズミ騒動は６匹捕まえて、ようやく収まったみたいです</p><p>いや、まだいるのかもしれないけれど</p><p>とりあえず、ネズミよけスプレーの臭いで睡眠不足になる日々は終わりそうです</p><p>1015．昼の陽光　／　安城姉妹アオカンレイプ・３　フラットな関係</p><p>はぁ、はあ、ぅぅ</p><p>くぅぅ、くぅぅはぁ</p><p>ヨミによって性感に火を付けられている安城姉妹は</p><p>すでに全身汗まみれになって、喘いでいる</p><p>一度イッてしまった割れ目から、泉のように愛液を漏らしていた</p><p>ミタマさんからするよ</p><p>裸になったオレは、芝生の上に全裸で横たわっているミタマさんの裸身にのし掛かる</p><p>怯えるミタマさん</p><p>親族ではない裸の男に、肌が触れる距離まで近付かれたのはこれが生まれて初めてなんだろう</p><p>身体能力に優れた護衛役の娘でも勃起した男が接近するのは、生理的な恐怖を感じるはずだ</p><p>セックスに関する知識に疎くても生物として、強制的に種付けされることに拒絶反応が出る</p><p>だから、オレは焦ってはいけない</p><p>慌てては、いけない</p><p>これは当たり前のことでこうなるのは、絶対的な運命として定められていたことだとばかりに</p><p>リラックスして、落ち着いてミタマさんをレイプする</p><p>オレの中の獣欲を見せてはいけない拒絶反応が強くなるだけだから</p><p>ごく普通に正しい行為として、犯すんだ</p><p>うんミタマさんは、なかなか形の良いおっぱいをしているよね</p><p>まずは褒めるべきことを褒める</p><p>さっきからずっと触りたかったんだ</p><p>仰向けに横たわっているのに、ミタマさんのおっぱいはしっかりとした量感がある</p><p>１８歳の鍛えられた胸は肌の張りが違う</p><p>その先端の桜色の乳首の周囲には、汗の玉が光っていた</p><p>触るよ</p><p>オレは豊かな胸を、ムニッと揉む</p><p>ヨミによって性感を高められているミタマさんは男に胸を嬲られて、喘ぐ</p><p>くぅぅあっ</p><p>感覚がリンクさせられているキヌカさんも、同時に喘ぎ出した</p><p>ヨミが姉妹を繋ぎ、それを月子が監視している</p><p>美智やイーディの気の技にいても、研究を深めているからオレたちと一緒に暮らすようになって鷹倉姉妹の巫女の力は強化される一方だ</p><p>むひぃぃぃ</p><p>きゃぅぅ</p><p>ああ胸の大きい処女とセックスするのは、久しぶりだもんな</p><p>発育中の固いおっぱいも良いけれどこういう、ムニムニと揉み応えのある胸も良い</p><p>それも、克子姉や渚のような大人の巨乳はつきたてのモチのような感触だけれど</p><p>ミタマさんのおっぱいはパン生地だ</p><p>発酵させてオーブンで焼く前のパン生地の弾力を思い出す</p><p>よし乳首もクリクリしよう</p><p>オレは、指でミタマさんの乳首を弄る</p><p>くぅひっ</p><p>ぬっがっ</p><p>性感が伝わっているだけの、キヌカさんの方が大きく喘いだ</p><p>ああ、１３歳のキヌカさんは、１８歳の姉ほど肉体が成長していないから</p><p>姉が発する性感が、幼い小さな肉体により強く刺激してしまっているのかもしれない</p><p>まあ、感じすぎて死んだヤツはないだろうからこのまま放っておくことにかる</p><p>姉妹は２人とも、多少のコトじゃビクともしない頑健な精神と肉体を持っているということは、もうよく判っているし</p><p>つーか、この姉妹は基本、鈍感だから徹底的に肉体に刻み込まないといけない</p><p>セックスの快楽を</p><p>よし舐めるよ</p><p>ミタマさんは、という顔をするが</p><p>オレは、当然の権利としてミタマさんの乳首を舐めしゃぶる</p><p>まずは、右から</p><p>くぅぅ、くぁぁ、むぅぅ</p><p>むぎぃぃぃ、むなぁぁ、むぉぅぅ</p><p>乳首を舌で転がすようにすると実によく啼く</p><p>うん、ミタマさんの乳首はオレからの刺激に、どんどん固く尖っていく</p><p>キュッと乳首が変化していく様子をオレは舌と唇で感じる</p><p>左も勃起させてやるからな</p><p>オレは左の乳首に移る</p><p>しかし、右の乳房も手で揉み続けることは忘れない</p><p>ああっ、あああーっ、ああんっ</p><p>もぎゃ、もきゃーっ、もあんっ</p><p>可憐、見えるでしょもうすぐ、あなたのおっぱいも旦那様が舐めて下さるわ</p><p>見るとみすずが、抱いている水島可憐さんのおっぱいを水着から露出させて揉んでいた</p><p>旦那様、触るだけにしています可憐のおっぱいを最初に舐めるのは旦那様でございますから</p><p>こちらも水着の上から撫でるだけに致します</p><p>みすずの白くて長い指が、可憐さんの股間を弄っていた</p><p>可憐のここは、旦那様のペニスだけを受け入れるべき場所ですからそうよね、可憐</p><p>は、はいわたくしは、みすず様のペットで可憐は黒森様に犯していただくために生きておりますんんっ</p><p>１２歳の元お嬢様は、５歳年上のみすずに弄られて身悶えしている</p><p>まあ、何て可愛らしいんでしょうみすずちゃんのペットは、本当に素敵ですわ</p><p>瑠璃子が振り向いて、テラス席のみすずと可憐の痴態もカメラで撮している</p><p>わたくしも可憐さんのようなペットが欲しいですわ</p><p>でも、ルリたんには当てがあるのでしょ</p><p>はい、近々お兄様に犯していただくつもりですわ</p><p>そんな香月家の娘たちの恐ろしい話をテラス席で、鳥居さんが震えながら聞いている</p><p>ミタマさんとキヌカさんのことでオレも踏ん切りが付いた</p><p>ありすをオレの女にすると決めたのならミタマさん、キヌカさん姉妹まで引き受けるしかないのだ</p><p>１人の女を愛するということはその子が抱えているモノ全てを、丸ごと、オレが受け留めてあげなくちゃいけないのだから</p><p>そこまで覚悟しなければ自分の女にすることなんて許されない</p><p>支配欲の強すぎる、香月家の娘たちにはペットになる女の子がいないとダメだというのなら</p><p>その子たちまでオレは受け入れる</p><p>みすずも瑠璃子も、馬鹿ではない限度は知っている相手も選ぶオレが愛せないような子には、手を出さないだろう</p><p>自分たちの欲を満たすだけの美しさや可愛らしさのある女の子でもちろん、男を連れて来ることは絶対に無い</p><p>みすずも瑠璃子もジッちゃんの偏った教育のせいで、本質的には男嫌いなのだから</p><p>オレだけを家族として主として、受け入れてくれている</p><p>その上、頭脳も明晰で、性質も良く将来的に、香月家やオレたちの家族にとって、プラスになるような人しか選ばないだろうと思う</p><p>一石二鳥、三鳥が好きだからなみすずも、瑠璃子も</p><p>そういう信頼感があるからオレは何もかも許すことにした</p><p>こんなこと、悩んでもしょうがないし</p><p>くぅぅ、くふーっ、くはぁっ</p><p>たっぷりとオレに、胸をイジメられミタマさんは、汗だくで喘いでいる</p><p>その余波を受けて、キヌカさんも</p><p>オレは、ミタマさんの胸に頬擦りする</p><p>火照った少女の肌はポカポカしていて、気持ち良い</p><p>午後の陽光が、オレたちの裸体を照らしている</p><p>午後の爽やかな風が、オレたちの肌を撫でる</p><p>ああ、風が気持ちいいなミタマさん</p><p>はひぃ、はひぃ、はぁ、はぁ</p><p>汗で濡れた身体が、風で冷やされてもミタマさんの身体の熱で、寒くは無い</p><p>ミタマさんの胎内に勃起ペニスを突っ込んだらもっと温かいだろう</p><p>オレは、ミタマさんの心を完全に折らないといけない</p><p>オレは、オレとミタマさんの痴態を見守っているありすを見上げる</p><p>ありすは、さっきオレにフェラチオしてくれた時のまま極小ブラジル水着をズラして、乳首を向き出しにしたままでいる</p><p>鞍馬家の再興のことは、全て美里さんに任せろお前は、もう鞍馬家のことは考えなくて良い</p><p>驚くありす</p><p>お前が、鞍馬家から離れられないままだとミタマさんたちも、ずっとその関係から抜けられなくなる</p><p>鞍馬家と、その臣下お嬢様たちと、その警護役</p><p>だから、ミタマさん、キヌカさんのためにお前は、鞍馬家のことを忘れろそっちは、美里さんに任せるんだ</p><p>ありすは、頭の良い子だ</p><p>これだけで判ってくれる</p><p>本心から、返事しなくてもいいんだ</p><p>ただ、安城姉妹たちの前でありすの方から、主従の関係を断ち切って見せてくれれば</p><p>かしこまりましたありすは、黒森様の側室でございます実家の鞍馬家のことではなく、今からは黒森家の繁栄のことだけを考えます</p><p>ありすはそう言う</p><p>ありすが鞍馬家を捨ててくれれば先祖代々、鞍馬家の警護役だという安城姉妹のアイデンティティの根幹が、破壊される</p><p>黒森様だけにお仕えし黒森様にご奉仕し黒森様のお子を孕むことをお約束致しますわたくしは生涯、黒森様のご支配を受けます</p><p>ミタマ、キヌカあなたたちに尋ねますあなたたちは安城家の娘だから、わたくしと美里お姉様に従ってきたのですかそれとも、わたくしたちをわたくしたちという人間を愛してくれていたのですかもし、家だけのことなら今すぐ、ここを立ち去りなさい黒森様にはわたくしが、お詫びして許していただきます</p><p>ありすは真剣な顔で、そう言う</p><p>わたくしは、今、鞍馬家を捨てました黒森家に嫁いだのでは、ありませんわたくしは黒森様にお仕えする道を選んだのです今のわたくしは黒森様の臣下いえ、奴隷です側室などという甘えた表現は改めますわたくしは、黒森様に奴隷にしていただいたのですですからもはや、黒森様を愛すること以外は考えませんそして、奴隷となった人間が、臣下を持つことは許されないのですからあなたたちとも縁を断ちます</p><p>ありすの眼に涙が溜まる</p><p>もし、あなたたちが鞍馬家の臣下のままなら、家に戻りなさいそして、もう一生、わたくしに会いに来ないでわたくしは、もうあなたたちの主では、ないのですから</p><p>ありすの言葉にミタマさんとキヌカさんは、絶句する</p><p>ありすミタマさんのおっぱいを舐めていたら、セックスがしたくなった水着を脱いで、尻を突き出せ</p><p>ここまで、ミタマさんの肉体を性的に高めておいて放置する</p><p>改めて、主とオレとのセックスを見せつける</p><p>ありすは、震える手で水着の下を下ろす</p><p>あ、ありすお嬢様ぁっ</p><p>思わずキヌカさんが、叫ぶが</p><p>騒がないでこれはわたくしの奴隷としての勤めです</p><p>ありすの震えが止まる</p><p>オレの奴隷に堕ちてもありすの心は気高いままだ</p><p>さっきのミタマさんたちみたいに、芝生の上に四つん這いになれイヌのように、ありすを犯したい</p><p>ありすは言われた通りにする</p><p>足は少し開けもっと、尻を高くそれじゃあ、後ろから入れられないぞ</p><p>全裸のありすがオレに尻を向ける</p><p>さすがに、さっきのミタマさんほど胸やお尻に量感は無い</p><p>でも、この子はスラッとしていて、足の長い外人体型なんだよな</p><p>もしかしたら、先祖に外国人がいるのかもしれない</p><p>名前もありすだし</p><p>こ、これでよろしいでしょうか</p><p>オレはありすの後ろに膝立ちになって割れ目に亀頭を擦り付ける</p><p>ミタマさんの陵辱を見てありすも、すっかり濡れていた</p><p>欲しがれ</p><p>オレのその一言に、ありすは</p><p>あ、ありすを犯して下さいありすの身体を楽しんであ、赤ちゃんのできてしまうようなことを、いっぱいして下さい</p><p>よし、合格だ</p><p>オレは、グイッッッとありすの胎内に、挿入する</p><p>安城姉妹は眼の前で、オレの太いチンコが、まだ１３歳の主の中に埋没していく様子を目撃する</p><p>構わないで</p><p>ありすは、姉妹に叫ぶ</p><p>わたくしは望んで、こうしているのですありすは、自ら望んで黒森様の奴隷となったのです</p><p>ありすのつたない肉体をどうぞ、お楽しみ下さいませ</p><p>オレは、ありすの腰を持ってゆっくりと、抜き差しを始める</p><p>うん、いいぞ狭くて、温かくてありすのマンコは気持ち良い</p><p>あ、ありがとうございますううっ</p><p>ありすは、可愛いなオレは、お前の顔も身体も好きだけど心が一番好きだ</p><p>ありすは、本当に優しい子なんだ</p><p>昨日はずっと、気落ちしている姉を励ましていたし</p><p>今は、安城姉妹のために</p><p>一生、大切に可愛がってやるからな</p><p>はい、ありがとうああっ、ありがとうございます</p><p>オレは、ありすの中に射精する気はないからゆっくりとしたリズムで、ありすの胎内を掻き混ぜていく</p><p>でミタマ、キヌカ、お前たちはどうするんだ</p><p>ここからは呼び捨てにする</p><p>そろそろ決着を付けよう</p><p>見ての通り、ありすはもうオレの奴隷だお前たちの主じゃない</p><p>オレは、わざと亀頭をギリギリまで引き抜きありすの中に、埋没していく様子を姉妹に見せた</p><p>オレは、ありすを犯しているありすは、オレに犯されることを承諾し、受け入れている</p><p>お前たちが、まだ鞍馬家の臣下のつもりならこのまま、見逃してやるよ鞍馬家へ帰れもっとも、帰っても家は残っていないかもしれないがな</p><p>ありすたちの父親は外国の投資ファンドと完全に手を切るために、雲隠れしなくてはいけないことになっている</p><p>鞍馬家の屋敷に戻っても誰も残っていないだろう</p><p>わたくしたちは、父に何としても、美里様とありす様をお守りし続けるようにと命じられているっ</p><p>ヨミに肉体を支配されて裸で芝生の上に大の字で寝そべったまま、ミタマがそう叫んだ</p><p>このまま、お嬢様たちを残しておめおめと帰れるかぁ</p><p>キヌカも、身体が動かせないまま大声で叫ぶ</p><p>それは、お前たちの都合だろっありすは、もう鞍馬家とは関係が無いんだっ本人が、そう宣言しているだろう</p><p>オレはありすを犯しながら、強く、安城姉妹に言った</p><p>しかしも、かかしもねぇっ</p><p>オレの気迫に、ミタマはうろたえる</p><p>どうしても、ありすさんのお側に居たいのでしたらあなたたちも、お兄様の奴隷になるしかないと思いますわ</p><p>瑠璃子がそう言った</p><p>うん、そうやなそれしかないわな</p><p>それが嫌なら、ありすちゃんのことは諦めて尻尾を丸めて、帰ればええんです</p><p>悪いけれど警護役は足りているし、オレはお前たちには警護役の資質は無いと思っている</p><p>ハッキリとそう言う</p><p>だが、オレはミタマの裸も、キヌカの肉体も結構気に入っているありす、２人とも綺麗だし、顔も可愛いそうだろ</p><p>オレにグリグリと子宮口を突かれながら、ありすが答える</p><p>お前たちなら孕ませてもいいかと思っている</p><p>オレの言葉に、ミタマとキヌカはゾクッと震えた</p><p>この無神経なだけの姉妹が女として、オレを恐れている</p><p>眼の前で、ありすの中に挿入されている太い男根が、自分の中にも入って来ることをイメージしている</p><p>今の安城姉妹は身体に性感の炎が燃えているし</p><p>肉体は、完全に他人に支配・操作されている</p><p>警護役としての自信もプライドも、イーディと美智に砕かれている</p><p>クールに自分たちを客観視できるような余裕は、全く無い</p><p>これから先はお前たち次第だこのありすと同じようにオレに仕え、オレとだけとセックスし、オレの子供を産む誓約をするのならありすと一緒に暮らすことを許可するそれが嫌なら外に放り出す</p><p>安城姉妹はお互いの顔を見合った</p><p>判らないノカアリスは自分がアンタたちとの縁を断ち切るコトで、アンタタチがDarlingに犯されなくても済むようにしたノネ</p><p>Darlingも、そんなアリスの覚悟を意気に感じたカラアンタたちを犯すのを止めたノネその代わりアリスがあんたたちの分まで、セックスしてるケド</p><p>そういうストーリーで、安城姉妹を追い込む</p><p>アリスはDarlingの奴隷になると宣言したネ一生、Darlingに愛を捧げ、奉仕すると誓約したネありすにできたコトがアンタたちには、できないのカネ</p><p>ほら、ありすちゃんこんなに、がんばっとるわ</p><p>ありすちゃん、がんばれぇ</p><p>双子も、オレに犯されているアリスを応援している</p><p>まだ２回目やから苦しいだろうに</p><p>でも、エッチ奴隷やからなお兄さんがしたいって言うたら、せなあかん</p><p>わたしらかて、そうするわ</p><p>うちらもありすちゃんと同じ、お兄さんのエッチ奴隷やもんな</p><p>そうやわたしらも、お兄さんと約束したもんな</p><p>エッチ奴隷になりますからここに置いて下さいって</p><p>そうだオレが強制したのでなく、彼女たちが自分で選んだんだ</p><p>実際にはそうじゃないのだけれど</p><p>でも、自分で選んだと信じているからありすも、エリとリエも、今の自分に自信が持てる</p><p>奴隷なのに、活き活きと暮らすことができる</p><p>何やありすちゃんや、わたしらにできたことが、あんたらにはできないんか</p><p>できないんやろうねあんたら、プライドが高くて、自分からは何もせーへん人たちやもんね</p><p>警護役とか言うとったって結局は、ありすちゃんに甘えてただけやもんな</p><p>強そうなフリして根性無しなんよ</p><p>今かて、ありすちゃんが身体を張ってくれとるのに何もせーへんし</p><p>ホンマに、アホなんとちゃうか</p><p>エリとリエの言葉が、手厳しい</p><p>ううっ、ううっ、ああーっ</p><p>その間にもありすは、後ろからオレに犯され、激しく喘ぐ</p><p>キヌカ</p><p>ミタマが、妹に言う</p><p>あなたは黒森様の奴隷となって、ここに残りなさい</p><p>例え奴隷の身になろうともありすお嬢様のお側に居て、いつでもお嬢様をお守りできるようにするべきです</p><p>あの子たちの言う通りですわたくしたちの覚悟が足りていませんでした奴隷に身を堕とそうとも、今はありすお嬢様のお側に居てご信頼を取り戻すことが先決です口惜しいことですが今のわたくしたちは、お嬢様のご信頼を失っております</p><p>ミタマはそう言う</p><p>臥薪嘗胆の故事もあります一度は奴隷に堕ちても、そこから這い上がり栄達を極めた人々もたくさんいますですから今は、キヌカは奴隷となることを受け入れなさい</p><p>し、しかしわ、わたくしだけなのですかミタマお姉様はどうなさるのです</p><p>わたくしは、美里お嬢様のことを案じていますですから、どの様な手を使ってでも美里お嬢様の元に</p><p>ありすとキヌカは、１３歳</p><p>美里さんとミタマは、１８歳</p><p>これは偶然でなく、鞍馬家の警護役である安城姉妹の父が主家のお嬢様たちを守るために、年齢を合わせて子供作ったのだろう</p><p>だから、本当に生まれながらにして、それぞれの姉妹の警護役なんだ</p><p>残念だけれどこれから先、美里さんが生きていく世界に、ミタマみたいな人間は必要が無いんだ</p><p>美里さんは、本気で鞍馬家の再興のために働いていくことになるそこにミタマがいるのは、とんでもなく邪魔にしかならないよ</p><p>だから、警護役ならミタマなんかよりも遥かに仕事ができる人が居るんだよ世の中を舐めるなよっ</p><p>オレがドンッと膣奥を突いたので、ありすが喘いだ</p><p>ミタマさんは何かビジネスに関する知識をお持ちですか</p><p>では、何か警護役以外の能力が有りますか美里さんのために、お食事を作ったり、身の回りのお世話をしたりできますか</p><p>ミタマは答える</p><p>それでは、無理ですわ美里さんは鞍馬家の資産を取り戻されるために、かなり大変なお仕事をしなくてなりません今のミタマさんでは、役に立たないどころか美里さんにご負担を掛けるだけですわ</p><p>美里さんが、これからなさるお仕事は政財界の重鎮の皆様を顧客に致します判りますかもう、鞍馬家や名家の後ろ盾が無いのですから何か一つでも、お客様がご不興になれば美里さんのビジネスそのものが終わってしまいます</p><p>高い値段で金持ちに、極上の娼婦を売る</p><p>もし、ミタマさんが、美里さんのお客様に対して失礼なことをしてしまったらそのせいで、顧客の全てを失うことになるのですよ</p><p>あなたはそういう大人のビジネスの世界に立つ準備は、何もしてきていませんね</p><p>生まれてからずっと鞍馬家の娘たちの警護役として、一緒に暮らして来たということは</p><p>ミタマだって、お嬢様育ちなのだ</p><p>あの超・お嬢様校の世界しか知らない</p><p>娼館でのビジネスを手伝うなんて、絶対に無理だ</p><p>美里さんにはミナホ姉さんが付いているし、そっちのビジネスのことは完全にフォローするうちには詳しい人が何人もいるよたせから、ミタマさんは必要が無いっていうか来られたら、仕事の邪魔だし迷惑だ</p><p>オレは、ハッキリと言った</p><p>それでも、オレのところに居れば美里さんとは、いつでも会えるし、状況も判るむしろ、オレのところ以外なら絶対に判らないよ美里さんがやるのは裏のビジネスだからね外に情報が漏れることは、絶対に無い</p><p>政財界の大物相手の仕事なんだから</p><p>秘密を漏らさないからこそ、ミナホ姉さんは信頼されている</p><p>あの白坂創介に顧客名簿を渡さなかったのだから</p><p>あの人たちには、白坂創介が暴力団に、黒い森の顧客名簿を売り飛ばそうとしたから、ミナホ姉さんに抹殺されたのだと話している</p><p>秘密を守るためには、手段を選ばなかったミナホ姉さんに対して顧客たちの信頼は、さらに高まったらしい</p><p>少しでも、美里さんの近くに居たいのならオレの奴隷になれそれが嫌なら帰れ</p><p>オレは、ありすの膣壁に亀頭を擦り付けながら言う</p><p>もっとも、このありすぐらい抱き心地が良くなければ、すぐにリストラするからな</p><p>黒森様、わたくしよろしいですかお気に召していただいておりますかどんなことでも、申しつけて下さいありすは黒森様に可愛がっていただけるように、何でも学びますセックスのこと教えて下さいませ</p><p>ああ、可愛いぞありす</p><p>オレは、ありすの背中を舐める</p><p>くあんっ</p><p>１３歳の膣が、キュッと締まった</p><p>オレは、背後からありすの小振りなおっぱいを揉む</p><p>今のありすぐらい学ぶことに貪欲じゃないと、見捨てるからないつでも、本気でセックスしろオレを気持ち良くすることに、必死になれ</p><p>はい、必死になります黒森様、どうか、ありすをありすの身体を使って下さい</p><p>ああ、オレだけのセックス奴隷だからなありす</p><p>オレがありすを犯している様子をしばらく、安城姉妹は眺めていた</p><p>ああっ、ああっぁぁ、くぁぁああんっ</p><p>爽やかな午後の中庭芝生の上で</p><p>自分たちの主が、イヌの様にオレに犯されている</p><p>自ら望んで</p><p>それは、そっきまでオレに犯されそうになっていて</p><p>セックスに対する恐怖に心が凍り付いていた安城姉妹にはショックな光景だろう</p><p>もはや、犯されるそれも、主の前でと、絶望していたのに</p><p>反対に主のセックスを見せつけられている</p><p>くぅぅ、はぁぁ黒森さまぁぁ、ぁぁ、くぁぁん、はむっ、あぅあぅ</p><p>ありす可愛いぞもっと啼け</p><p>ぁぁ、ぁぁ、ぁぁはいかしこまりましたぁぁ</p><p>ミタマお姉様わ、わたくしわたくしは、黒森様の奴隷となります</p><p>先に、決心したのはキヌカさんの方だった</p><p>判ったわたくしも、奴隷となる</p><p>ミタマさんも、そう言う</p><p>それじゃあ、ダメですわ</p><p>そうや、さっきありすちゃんは何て言うてた</p><p>ちゃんと、お兄さんに宣誓せなあかんわ</p><p>双子が姉妹を睨む</p><p>ミタマからだ</p><p>オレは、ありすの湿った膣を抉りながら言った</p><p>ミタマ、お前、どうしたいんだ</p><p>ミタマは</p><p>わたくしはわたくしは、あ、あなたの、ど、奴隷になろう</p><p>ミタマはオレみたいな名家の人間ではない男は、地位が低いと思っている</p><p>何か偉そうだなそんなんでいいと思ってるのか</p><p>そうやナメとんのか、わたしらのお兄さんを</p><p>ナメたらあかんです</p><p>双子も、文句を言う</p><p>い、いやす、済みませぬ</p><p>何や、それ</p><p>いえ申し訳ございません</p><p>わ、わたくし安城ミタマは、黒森様の奴隷となり、お仕え致します</p><p>それだけなん</p><p>何か足りてないと思うわ</p><p>ご命令は、どんなことにも従います</p><p>エッチセックスもするんよ</p><p>そうや、いつでもどこでもお兄さんに求められたら、セックスや</p><p>お、お求めでしたらいつでも、どのような場所でも、セックス致します</p><p>ミタマは言う</p><p>セックスって、判っとるな</p><p>今、お兄さんとありすちゃんがしとることです</p><p>いつでも、裸になって、これをするんや</p><p>うちらも、そうしてますから</p><p>双子が、ガンガン、ミタマさんを責める</p><p>それを、致しますいつでも、どこでも黒森様が、お望みでしたら</p><p>ミタマは、泣きそうな顔でそう言った</p><p>ほんで</p><p>まだ、大切なのが残っとると思うんですけど</p><p>ミタマさんは、口籠もる</p><p>赤ちゃんのことや</p><p>お兄さんの赤ちゃんを、お兄さんが望むだけ何人でも産むこれ、エッチ奴隷の常識です</p><p>う、産みます黒森様のお子様をお望みの数だけ、産みます</p><p>ほとんどヤケクソでミタマは、そう宣誓した</p><p>現時刻を持ちまして安城ミタマは、黒森様の奴隷でございます生涯、ありす様と共に、お仕え致しますどうぞ、お見限りのないよう可愛がって下さいませ</p><p>何て素晴らしいことなのかしら</p><p>オレと繋がっているありすがミタマに微笑む</p><p>驚く、ミタマキヌカもビックリしている</p><p>今のミタマはわたくしと同じ、身分なのですわたくしも、ミタマも同じ黒森様のセックス奴隷ですもう、わたくしは主従ではありません今のわたくしたちは、対等な身分なのです</p><p>オレは、ピストンを止め後ろから、ありすを抱き起こす</p><p>座位になって、膣にペニスを打ち込んだままありすを抱きかかえる</p><p>ミタマとまっすぐに対面させる</p><p>夢の様だわわたし、ずっと望んでいましたのミタマとキヌカと、対等になりたいと</p><p>お嬢様ではないわわたしたち奴隷なんですからこれでやっと、お友達になれるわ</p><p>主人と警護役という関係をありすは変えたかったんだ</p><p>それでは互いに依存し合うだけだから</p><p>ミタマやキヌカと友達になりたかったんだ</p><p>でも、まだ早いわね</p><p>ありすは、オレの太いペニスが入っている自分の膣口を、ミタマに示す</p><p>ミタマとキヌカも、早く体験なさいわたくしが、黒森様にしていただいたことを</p><p>気丈にも、自分で腰をくねらせてペニスを出し入れする</p><p>あなたたちも、早くセックスしていただくのよ</p><p>昨夜は小説家になろうのサーバーがメンテナンスだったようで</p><p>投稿どころか、ユーザーページにも行かれなかったので、こんな時間に更新しております</p><p>1016．昼の陽光　／　安城姉妹アオカンレイプ・４　ミタマ18歳処女喪失</p><p>ありす、オレにキスしろ</p><p>ありすが安城ミタマさん、キヌカさんの見ている前で、オレにキスする</p><p>舌を入れると、すぐに吸ってきた</p><p>その様子を、安城姉妹たちに見せる</p><p>エリ、リエお前たちもだ</p><p>続いて、エリとリエともキスをする</p><p>瑠璃子、美智、イーディ、ヨミ、月子</p><p>オレは、周囲に居る女たちとキスしていく</p><p>テラスの席から鳥居さんと可憐さんと一緒に、オレたちを見ているみすずとはキスできないけれど</p><p>みすずは、嬉しそうにニコニコと微笑んでいる</p><p>じゃあ、ミタマの番だ</p><p>オレは芝生の上に、仰向けに寝転んだまま、肉体を拘束されているミタマに言う</p><p>ほら、言わなあかんでおねだりせんと</p><p>お兄さんに、キスして下さいってお願いするんです</p><p>ミタマ何もかも、わたくしと同じになりなさい</p><p>ありすが言った</p><p>わたくしも、全て黒森様が初めてでしたから</p><p>オレは、敢えて尋ねる</p><p>せ、接吻して下さいませ</p><p>ミタマは、キスも初めてなんだよな</p><p>オレが顔を近づけるとあれだけ気丈だったミタマが緊張している</p><p>やはり、女の子としては初めてのキスを奪われるのがツライのだろうか</p><p>わたくしはこ、これで良いのでしょうか</p><p>わたくしの様な身分の者がありすお嬢様と同じになってしまって、よろしいのでしょうか</p><p>ミタマの懸念は、そっちか</p><p>それは、ミタマが考えることじゃない</p><p>お前たちのこれからは、全部、オレが背負ってやるミタマは、ただ受け入れればいいんだよ</p><p>黒森様を</p><p>違うよ今、眼の前にある現実をだ</p><p>ミタマとキヌカが、これからも鞍馬姉妹の側に居たいというのならこの現実を受け入れるしかないということを</p><p>ミタマは、ジッとオレを見てそれから</p><p>黒森様はありすお嬢様とわたくしとキヌカの生涯の主となって下さるのですね</p><p>ああ、オレも誓約するミタマにだけ誓わせるわけにはいかないからな</p><p>オレの言葉にミタマは、大きく深呼吸して</p><p>ならば、もう何も憂いはございません主様、ミタマの初めての接吻をどうぞお納め下さい</p><p>うん、貰おう</p><p>オレはミタマのぷっくりとした唇にキスをする</p><p>その姿を瑠璃子が撮す</p><p>リエちゃん、わたしらも</p><p>双子も瑠璃子から借りたカメラで撮影しだした</p><p>動画の方は、イーディが撮ってくれている</p><p>舌をミタマの口中に差し込むとビクッと反応する</p><p>しかし、すぐに受け入れてくれた</p><p>うう、ミタマお姉様</p><p>性感は伝播わってきてもキスの感覚のようなもまでは、ミタマからキヌカには届かないらしい</p><p>ヨミが、感覚リンクを制限しているのかもしれないけれど</p><p>女の子の初めてのキスは本人だけのものだ</p><p>姉のファースト・キスの感覚で、自分のファースト・キスも済ませてしまった様な気になってしまうとマズい</p><p>ていうかそれは、初体験も一緒か</p><p>性感を高めてイクところまでは、姉妹に共通の体験をさせたが</p><p>セックスは別々の方がいいよな</p><p>ミタマさんとキヌカさんは、体格も肉体の生育状況も違いますからキヌカさんの性体験をキヌカさんが感じると混乱すると思います</p><p>オレは、裸身で芝生に横たわる姉妹を見る</p><p>ミタマの１８歳の肉体おっぱいもお尻も立派でプロポーションが良い</p><p>キヌカはまだ１３歳の裸身だ１３歳にしてはなかなかムッチリとしているけれど、確かに姉ほどは発育していない</p><p>今までみたいにおっぱいを揉んだり、乳首を舐めたり、秘部を舐めるぐらいなら姉の肉体が発する性感を自分の肉体に置き換えるだけで済むけれど</p><p>セックスは</p><p>おそらく、膣の中の発育は随分違っていると思う</p><p>姉がオレのチンコを受け入れた時の感覚を元にキヌカが、オレに犯されれば</p><p>実際の自分の幼い膣を押し広げられる感触に大きく戸惑うだろうと思う</p><p>ヨミミタマとキヌカの感覚リンクを切れ</p><p>これはレイプだオレは、この姉妹を屈服させてオレとセックスすることに同意させようとしているが</p><p>本質的には陵辱でしかない</p><p>ミタマとキヌカは、ありすや美里さんと一緒に居たいのであって</p><p>オレを愛しているわけではないのだから</p><p>本当は、オレなんかとセックスしたいのではないのだから</p><p>ならば、せめて戸惑いの少ない初体験にしてあげたい</p><p>肉体拘束は、そのままだ</p><p>この姉妹は身体能力だけは、メチャメチャに高いから</p><p>ミタマがオレに恭順したからといって拘束を解いてセックスしようとしたら</p><p>破瓜の痛みのパニックで、何をしでかすか判らない</p><p>ついオレに頭突きとか、関節技を仕掛けるとか</p><p>安城流拳法のノリで、やらかす可能性が非常に高いと思う</p><p>はい、オーケーです先生</p><p>ヨミが明るい声で言った</p><p>ミタマ始めるぞミタマの身体を、全部、オレのものにするからな</p><p>ご存分に</p><p>ミタマはオレを見上げて、そう言う</p><p>本心では、眼を瞑って心を閉ざしてしまいたいだろう</p><p>でも、それはヨミが許さない</p><p>誰に犯され、誰に処女膜を押し裂かれ初めて精を子宮に注がれたのか</p><p>ミタマ自身が、このレイプを生涯忘れることのできない記憶として、魂に刻みつけなくてはいけないんだ</p><p>ミタマ</p><p>オレは、もう一度ミタマにキスする</p><p>ミタマの肉体の性感は、感度アップさせられているままだ</p><p>可愛いぞミタマ</p><p>驚くミタマ</p><p>そうよお兄様に犯していただいている時の女の子は、みんな可愛くなるのよ</p><p>だから、わたくしお兄様のセックスの写真を撮るのが大好きなの</p><p>オレは、またミタマのおっぱいを揉み乳首を舐める</p><p>ああっあああんっ</p><p>ミタマは喘ぎを抑えられない</p><p>しかし、形の良い綺麗なおっぱいだなぁ</p><p>ミタマは顔も綺麗だし、プロポーションも良いし、足も長い</p><p>モデルとかになればいいのに</p><p>そう思いながら、ミタマのお腹や引き締まった腰にも、手を伸ばしていく</p><p>傷一つない、つるつるのお肌は今は、赤く上気して火照っている</p><p>ミタマ、足を大きく開け</p><p>あ、主様</p><p>ミタマの処女の証を眼で確認する</p><p>これは大切な儀式ですからわたくしたちも、みんな致しました</p><p>瑠璃子が笑顔で、ミタマに言う</p><p>こうするのです</p><p>ヨミがミタマの肉体を操作する</p><p>ミタマは自分で大きくＭ字開脚をして</p><p>さらに、両手で割れ目を開く</p><p>は、恥ずかしゅうございまする</p><p>いいから、よく見せろ</p><p>オレは愛液が、タラタラと染み出している膣口を眺める</p><p>白つぽい膜が奥に見える</p><p>はい、処女膜撮しますわ</p><p>じっとしていて下さい</p><p>双子が、アップでパシャパシャとシャッターを切る</p><p>ありすちゃんも、よう見とき</p><p>そうやわすぐに、なくなっちゃうモンやからな</p><p>ありすも、ミタマの股間を覗き込む</p><p>これが乙女の証やでちょっとグロいけれど</p><p>ありすちゃんのも、可愛かったけどこのお姉さんにも、ちゃんとあるわ</p><p>わたしらかて、昨夜まではあったわ</p><p>うんみんなお兄さんに貰われてしもうたからな</p><p>年下の少女たちに秘部を見られて、恥ずかしそうにしているミタマを瑠璃子とイーディが撮影する</p><p>お兄さんあっちの子には、見せてあげないんか</p><p>エリが、心配そうに姉を見ているキヌカさんを指す</p><p>ああ、いいんだキヌカに見せると、セックスを怖がるようになってしまうかもしれないから</p><p>この姉妹は性教育をちゃんと受けてきていないから</p><p>姉のマンコの中身とか、生々しいモノを先に見てしまったらトラウマになってしまうかもしれない</p><p>どうせ、映像記録は撮ってあるんだ</p><p>今、無理矢理、見せるべきではない</p><p>ミタマそろそろするからな</p><p>ミタマが、汗だくの顔でオレを見上げる</p><p>さっき、ありすにした様にオレのコレをミタマのココに差し込むそして、これもありすとやってた様に前後に身体を揺さぶったりして、出したり入れたりしながら、オレのチンコを刺激してミタマの胎内の子供を孕む場所に、オレの子供の素をたくさん吐き出すそれが、セックスだ</p><p>簡単に説明した</p><p>ありすお嬢様のお身体に差し込めたのですからわたくしの中にも、入りますよね</p><p>ああ、入るというか、入れる犯すレイプするミタマは、ただオレにやられていろセックスの細かいことは、これから少しずつ教えてやるから</p><p>今日はただレイプされていてくれればいい</p><p>か、かしこまりましたよろしく、お願い致します</p><p>ミタマが、オレにそう言うと</p><p>違うネソコは優しくして下さいと、申し上げるノヨ</p><p>イーディがそう、言う</p><p>あ、はいや、優しくして下さいませ</p><p>ミタマが赤い顔で、オレを見つめる</p><p>してやるとも</p><p>優しく犯してやる</p><p>そのまま、自分で足を抱えていろ</p><p>こういうことです</p><p>ヨミがミタマに、自分の手で太ももを大きく拡げたままキープさせる</p><p>オレは、ミタマの足の間に入り込んで</p><p>亀頭の先を、ミタマの入り口に擦り付ける</p><p>はっ、はぁぁ</p><p>先っぽで、ミタマのクリトリスをグリグリ刺激した</p><p>また、とぽぽと愛液が内側から、滴って来る</p><p>その温かくて酸っぱい液を、亀頭全体にまんべんなく塗って</p><p>オレは、割れ目の中に入り込むッ</p><p>んぐッッ</p><p>身体を押し広げられる感触に、ミタマが反応する</p><p>ヨミがミタマに</p><p>はーいゆっくり、深呼吸しましょうねぇ深呼吸しながら、リラックスしていきまーす</p><p>すぅぅ、はぁぁ</p><p>オレの眼を見つめたまま、深く呼吸するミタマ</p><p>息を吐くごとに、身体が緩んでいく</p><p>すぅぅ、はぁぁ</p><p>ミタマが息を吐き出すと同時に、オレはグイッッと腰を送り込むッ</p><p>むぎぃッッ</p><p>固く張り詰めたオレの亀頭がミタマの一番狭い場所を突破する</p><p>いや、違うミタマの鍛えられた下半身の締まりが良いんだ</p><p>オレは、こじ開けるように亀頭を押し入れる</p><p>そして、前方の障害物に当たる</p><p>くはぁぁッッ</p><p>オレは、ミタマの腰を掴んで一気に膜を押し切るッッ</p><p>いっ、痛いッッッ</p><p>さ、裂けた</p><p>そのまま、亀頭全体で裂け目を拡げていく</p><p>ええいっ、潜り込むッッ</p><p>いいいいっぬふぅぅ</p><p>ずむずむずむっとミタマの熱く湿った内部に、オレのチンコが侵攻して行くッ</p><p>何てキツキツなマンコなんだ</p><p>ズムムムッ</p><p>オレの勃起ペニスは、根元までぴっちりとミタマの中に入った</p><p>オレたちの下腹が完全に、くっつき合う</p><p>亀頭の先が、プニッとした子宮口にキスしている</p><p>ほら、全部入ったぞミタマ</p><p>オレは、そのままミタマの身体にのしかかってミタマの顔にキスをした</p><p>頬や鼻の頭、もちろん唇にも</p><p>つ、繋がっている</p><p>ミタマが、そう言うからオレは身体を起こして</p><p>見ろほら</p><p>ミタマの眼が、結合部を見ていた</p><p>本当に入っていますわたくしの中に</p><p>これで、ミタマもわたくしと一緒ですわ</p><p>ありすが、そう言って年上の元臣下の頬を撫でた</p><p>まだや、ありすちゃん</p><p>そうです子宮にザーメン注がれるまではまだ一緒じゃありません</p><p>リエ１３歳の女の子が、ザーメンとか言うな</p><p>こいつら、ヤクザの子でロリコン動画の販売とかもやらされていたからな</p><p>きっと淫語とかも、いっぱい知っているんだろう</p><p>後で注意しておこう</p><p>アニエスとか真緒ちゃんが覚えたら大変なことになる</p><p>動かすぞ少し痛いけれど、我慢してくれ</p><p>最初の数回は仕方ありませんでも、お兄様はお上手でいらっしゃいますからすぐに気持ち良くなりますよ</p><p>しゃないわなしばらく我慢や</p><p>うちも、堪えましたから</p><p>ミタマわたくしも、同じ体験を致しましたから</p><p>双子とありすも、ミタマにそう言う</p><p>はい主様、どうぞご存分に</p><p>みっちりと詰まった胎内に、オレのペニスの形を覚え込ませる</p><p>ううっ、うううっ</p><p>やはり痛むのだろうがミタマはもう、痛いとは言わなかった</p><p>向こうから心配そうに見ている妹の視線に気付いているのだろう</p><p>自分が痛がり過ぎたらキヌカが、オレとのセックスを怖がると思っている</p><p>オレも、そのことは心配している</p><p>くぅぅ、くぅぅ、くぅぅ</p><p>少しずつ、リズミカルに抜き差しする</p><p>オレとミタマの接合部から、いやらしい水音がする</p><p>その原因は、ミタマの愛液とオレの先走り汁だけではない</p><p>処女血も</p><p>ミッチリとした穴から、オレがピストンするたびに潤滑油のように押し出されてくる</p><p>ううっ、ううっ、くふぅぅ</p><p>オレに肉体を揺さぶられながらもミタマの眼は、真っ直ぐにオレを見上げている</p><p>大きな瞳やっぱり、可愛いなこの子は</p><p>ミタマは、汗がよく似合う</p><p>汗の匂いが、オレの性欲を高めてくれた</p><p>もう少し強くしても、堪えられるか</p><p>いかようにも</p><p>ミタマが、汗びっしょりの顔でオレに答える</p><p>わたくしは主様の奴隷でございますから</p><p>オレは、腰の動きを荒くする</p><p>はぐぅぅ、ばぐぅぅ、ばぐぅぅ</p><p>ミタマの大きなおっぱいが、オレに腰の動きによってユサユサと揺れる</p><p>可愛い乳首が、踊っている</p><p>汗の玉が弾けて飛ぶ</p><p>胸の谷間で、コロコロと転がる</p><p>うんこれが見たかった</p><p>ああうっ、ああうっ、あぐぐはぅぅ</p><p>ああ庭の緑の香りが心地よい</p><p>オレたちの汗ばんだ肌を撫でる風が気持ちいい</p><p>そして、午後の柔らかな陽光が</p><p>全裸で太陽の光を浴びながらするセックスは開放的で、素晴らしい</p><p>ね、素敵でしょ旦那様、ほら、あんなに可愛らしいお顔をなさっている</p><p>テラス席で、みすずが腕に抱いている、可憐さんに言う</p><p>可憐さんは、すっかり水着を剥ぎ取られて裸になっている</p><p>その可愛いおっぱいと股間をみすずは指で弄りながら、オレのレイプを眺めている</p><p>可憐も早く、旦那様にご奉仕しないといけないわ旦那様に犯していただいて、可憐の身体を楽しんでいただくのよ</p><p>は、はいみすず様みすず様はい</p><p>可憐さんは、すっかり朦朧となっていた</p><p>その横で小さく身を屈めて、震えながらそれでも鳥居さんは、オレのミタマのセックスを見つめている</p><p>ああっ、あああーっ、あぐぅぅ、ああああっ</p><p>ミタマの喘ぎが大きくなる</p><p>痛みだけじゃない</p><p>ヨミが、ミタマの中の情欲にどんどん火を付けているから</p><p>ミタマは、オレに犯されることセックスすることに、身も心も炎上していく</p><p>あああーっ、主様ぁぁ主様ぁぁ</p><p>ミタマお前は、オレにこうされるために生まれてきたんだ</p><p>オレは、腰を動かしながらミタマに囁く</p><p>ミタマのおっぱいを、握りつぶすようにギューッと強く揉む</p><p>コリコリとした乳首を、指の腹で捏ねる</p><p>オレに犯され、オレの子を産む運命なんだもう、そうするしかないんだ</p><p>わたくしも、そうですわありすも、黒森様の奴隷となる運命でしたのミタマと一緒なのよ</p><p>ありすも叫ぶ</p><p>は、はいはいわたくしはありす様と同じ運命です</p><p>ミタマ</p><p>奴隷です主様の奴隷となるために生まれて参りましたっ</p><p>レイプで初体験を強制されているミタマの心に刷り込む</p><p>自分たち姉妹と鞍馬家のお嬢様しかいなかった世界に別の登場人物を</p><p>オレを、割り込ませる</p><p>後は、オレを接続ポイントにして他の子たちと、交流させていけば良い</p><p>そうやって、ミタマは閉ざされた世界から解放されるんだ</p><p>そろそろ出すからなミタマの中にオレの子供の素を注ぎ込むからなっ</p><p>ミタマ、ありがたく頂戴するのですどうぞ、注いで下さいわたくしを孕ませて下さいと、あなたからもおねだりするのよ</p><p>ありすの言葉に、ミタマは</p><p>はい主様このミタマめに、下さいませミタマに、赤子を孕ませて下さいませっくはぁぁっ</p><p>ああああっ</p><p>ちょっとだけ堪えてくれ、ミタマ</p><p>オレはスパートをかける</p><p>荒々しく、激しくミタマに突き込んでいく</p><p>ぐぅああああああっむぁぁっあああっあああっあああっ</p><p>処女地をエグられる痛みにミタマは大声で啼く</p><p>肌が揺れる</p><p>おっぱいが踊る</p><p>芝生の上きらめく陽光の下で爽やかな風の中で野外で</p><p>あああっ、イクぞっイクぞっ、イクぞーっ</p><p>オレは尻の穴をキッと締めて、込み上がって来る熱塊を抑え込む</p><p>ああああっ、出しては、早くぅぅ</p><p>ミタマが弱音を吐いた瞬間</p><p>イクっ</p><p>ひぃぃぃぃぃぃっ</p><p>ズムッと亀頭をミタマの子宮口に押し当て</p><p>どぷぷぷぷっと臭い熱液が、一気に弾ける</p><p>ぁぁあ、熱いっっっっ</p><p>大きく眼を見開いてお腹の一番奥底に拡がる温かな精液に驚く、ミタマ</p><p>ミタマの膣が、キューッと締まる</p><p>オレのペニスが、搾られるぅぅ</p><p>それがお兄様の精液赤ちゃんの素ですわ</p><p>瑠璃子は笑顔で射精しているオレと、中出しされているミタマを撮影していく</p><p>ああああま、まだまだ、出ています</p><p>ううっ、ううっ</p><p>ビュクビュクと第２波、第３波が発射されていく</p><p>そうよわたくしも、さっきたっぷりいただきました今、ミタマのお腹の中に出していただいているモノが、わたくしの中にも詰まっています</p><p>ありすがそう言って、ミタマの手を握る</p><p>よく頑張りましたねミタマ</p><p>ああ、これでミタマもオレの女だありすとずっと一緒に居ることを許してやるううッ</p><p>最後の一滴まで、ミタマの子宮に注ぎ入れる</p><p>オレは顔を上げる</p><p>次はキヌカの番だぞ</p><p>まだ、姉と下半身で繋がっているのにオレは、１３歳の少女にそう告げた</p><p>ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ</p><p>キヌカは、ぶるぶると首を振り怯えている</p><p>わ、わ、わ、わ、わ、わたくしには無理ですそ、そんなことできませんそんなことをしたら、死んでしまいます</p><p>姉のロスト・ヴァージンを見せられて</p><p>恐怖心の方が強くなってしまったか</p><p>軟弱者それでも、わたくしの妹かぁぁ</p><p>オレに犯されたままのミタマが、妹を叱る</p><p>父のボケが、また進行している</p><p>父おい、コンピューターのことを教えて欲しいんだが</p><p>病気するまでは、わたしよりも詳しかったのに今では、もう基本的なコトを忘れてしまっている</p><p>書いても書いても、文章が消えてしまうんだよある程度のところまでは残っているんだが</p><p>それは上書き保存をしていないからだよ</p><p>ていうか同じ文面の書類がいっぱいある</p><p>ああ上書きじゃなくて毎回名前を付けて保存しているのね</p><p>しかも、みんなバラバラのフォルダーに入っている</p><p>そんな状態でも、医者からはボケ防止にワープロの打ち込みなんかの作業が良いと言われているから</p><p>母の店の常連のお客さんに出すセールの告知文とか、父が母の手書きの文章をワープロで打ち込んでいるのですが</p><p>ところが、今日は</p><p>父おうい、また判らなくなっちゃったんだが</p><p>父の部屋に行くとコンピューターの起ち上げ画面が出ている</p><p>え、ワープロが判らなくなっちゃったんじゃないの</p><p>いや、これの</p><p>父が、画面を指す</p><p>パスワードって何だっけ</p><p>父のパスワードなんて、知らないよ</p><p>とりあえず、適当に入れてみると</p><p>パスワードが違います　ヒント、妻の＊＊＊＊</p><p>ほら、妻の＊＊＊＊だってさ</p><p>あれ、母さんの＊＊＊＊って、何だっけ</p><p>店に電話して、聞きましたはぁ</p><p>1017．昼の陽光　／　安城姉妹のアオカンレイプ・５　キヌカの強制騎乗位破瓜</p><p>でも、怖いキヌカは怖いのです、ミタマお姉様</p><p>１３歳のキヌカは、本当にセックスを恐れている</p><p>キヌカ、見ろ</p><p>オレはキヌカにもオレとミタマの結合がよく見えるように、ミタマの足をグイッと開かせる</p><p>ぴったりとおれのチンコがハマッた処女が破られたばかりの秘唇</p><p>キヌカにとっては、眼を伏せたい光景だろう</p><p>しかし、ミタマの肉体はヨミによって完全に支配されているから</p><p>オレたちの交合を無理矢理に見せられている</p><p>ミタマ、抜くぞ</p><p>はい、主様</p><p>オレは、ミタマの狭い胎内から、ぬぷぷっと勃起ペニスを引き抜く</p><p>ぬぅっ</p><p>亀頭が狭いところを潜り抜ける時に、ミタマの顔が痛みに歪んだ</p><p>汗と愛液と精液と処女血で濡れた、オレのペニスが外気に触れる</p><p>まだまだ元気だ亀頭がテラテラと太陽の光に輝いていた</p><p>午後の爽やかな風が、オレの燃えるような勃起の熱を冷ましてくれる</p><p>少し遅れて、ミタマの割れ目からたぽたぽと、処女血が混じってピンク色になった精液が溢れ出て来る</p><p>今まで胎内の深い部分まで占拠していた肉棒がなくなったことで、ミタマは思わず腹に力を込める</p><p>さらに、一塊とろろっと、精液が漏れ出た</p><p>キヌカは、そんな光景も見せつけられる</p><p>主様、もう抵抗は致しませんわたくしは安城ミタマは、ありすお嬢様と共に、生涯、主様の下僕となりますわたくしの命と安城家の誇りに掛けて、忠誠をお約束致します</p><p>瑠璃子たちに、中出しされた裸身の写真を撮られながらミタマは、改めてオレにそう言った</p><p>ですからわたくしの身体を自由にして下さいませ</p><p>ヨミによる肉体拘束を解除しろというのか</p><p>妹の側にいてやりたいのです</p><p>ミタマは妹のキヌカも、オレに犯されることを覚悟している</p><p>ありすも、オレに言う</p><p>キヌカは、ああ見えて甘えん坊ですから付いていてあげたいのです</p><p>ヨミミタマを自由にしろ</p><p>ヨミが、笑顔でオレに答える</p><p>ミタマは、股間を押さえた</p><p>少しだけ痛みを軽減していました全く、痛みを感じないのは肉体への負担が大きくなりますから</p><p>ヨミが、ミタマに言う</p><p>ああ、ミタマが全然痛がらないとオレが激しく動きすぎて</p><p>ミタマの膣内を大きく傷付けてしまったかもしれない</p><p>お心づかいに感謝致します</p><p>ミタマは、ヨミにそう答えた</p><p>これをどうぞ</p><p>美智が、ミタマに白いハンカチーフを手渡す</p><p>それに処女血を浸して、残しておくのですそしてご主人様に女にしていただいたことを生涯忘れぬようにするのです</p><p>なるほど了解した</p><p>ミタマは、ハンカチで股間を拭く</p><p>赤い染みが布地に残る</p><p>わたくしも、残しておけばよかったですわ</p><p>ありすが、ミタマのハンカチを見て言う</p><p>あら、ありすさんにはありすさんが、お兄様に抱いていただいたベッドのシーツをそのまま残してありますわ</p><p>本来は、シーツを残しておくのが作法ですからでも、ミタマさんの場合は</p><p>ミタマは中庭の芝生の上で、処女を失った</p><p>ですから、シーツの代わりに絹のハンカチをご用意したのです</p><p>あなたの分もあります</p><p>美智が、キヌカにもう１枚の白いハンカチを見せる</p><p>ひぃぃぃいいわたくしはわたくしは、嫌です怖いです</p><p>キヌカは、犯され、少女を奪われることに恐怖する</p><p>先生あの</p><p>んヨミ</p><p>あの子のことなんですけれどヨミに、完全にコントロールさせていただけませんか</p><p>ヨミがキヌカを</p><p>ヨミも本当は、したいんですアソコがもう、グチョグチョなんです</p><p>腰をモジモジさせて、ヨミは言う</p><p>だからあの子の肉体を借りて、ヨミもしたいんです</p><p>キヌカの身体を完全に乗っ取ってオレとセックスする</p><p>あの子の身体の感覚は全て、ヨミに伝わってきますから</p><p>え、その場合キヌカはどうなるんだ</p><p>ヨミに乗っ取られたら</p><p>感覚は遮断されてしまうのかそれとも</p><p>それは、もちろん全ての感覚を体感しますわ痛覚だけは少し鈍化しますけれど後は、そのまま</p><p>つまり、セックスの体感は全て、キヌカの中に残る</p><p>ヨミが、公様との行為に夢中になってしまわないようにわたくしが、フォロー致しますわ</p><p>冷静沈着な、月子がそう言うのなら暴走は無いだろう</p><p>ああやって、ワーキャー喚いている子を、無理矢理犯しても頭がパニックになって、行為の最中の記憶は消えてしまうだけですから</p><p>ヨミは、ニタッと笑う</p><p>ですから、ヨミがセックスの楽しさを教えてあげたいんです</p><p>ね、これなら怖くないでしょ</p><p>ヨミが、キヌカに微笑む</p><p>さっきと逆で今度は、オレが芝生の上に仰向けになった</p><p>ビョォンと、オレのチンコだけが天に向かって勃っている</p><p>ひぃぃぃぃ、あぅぅ</p><p>そのオレの上にヨミに身体を支配されたキヌカがのし掛かってきた</p><p>全てわたくしたちの方から、先生にしますからね先生は、そのまま寝ているだけでいいですわ</p><p>そのヨミの肩に月子が手を置いて妹と妹を通して見えるキヌカの状態を監視してくれている</p><p>はーい、それじゃあまずキスから</p><p>むぎぃぃぃぃぃ</p><p>キヌカの意志とは関係無くキヌカの顔が、横たわっているオレの顔に接近する</p><p>怯えた顔いつもの感情表現の少ないキヌカとは違う</p><p>いや、本当はこういう子なんだな</p><p>警護役の生活を続けているうちに、クールで無表情な子になっていただけで</p><p>本当は、年齢相応の子供なんだ</p><p>そんな子とオレはキスするセックスする</p><p>はーい、キスしまーすぶちゅうっ</p><p>ヨミの意志でキヌカの唇が、オレの唇に接触する</p><p>はむむむむむむっ</p><p>瑠璃子と双子が、キヌカのファーストキスをカメラで撮る</p><p>そんなに怯えないでゾクゾクするでしょこうよ</p><p>ヨミだってオレとセックスするようになって、まだそんなに経ってはいない</p><p>しかし、鷹倉姉妹たちは克子姉や渚のセックステクニックを、記憶ごと自分のものにしているから</p><p>チュッチュッチュと小刻みに、オレの唇にキスする</p><p>舌でオレの唇を舐め回す</p><p>オレの口中に、舌を差し込んでくる</p><p>レロレロと舌を絡ませて来た</p><p>処女なのに超一流の娼婦のテクニックを使う</p><p>ほら、気持ち良いまた、濡れちゃうわ</p><p>ヨミがキヌカの肉体を通して得た性感がキヌカにフィードバックする</p><p>ヨミはね先生とキスするのが好き心がね温かくなってくるの安心するそれでいてワクワクしちゃうの早く、セックスしたいって</p><p>ヨミの期待感や安心感、性衝動がキヌカの精神を浸蝕していく</p><p>はーい、先生の好きなおっぱいよヨミほど大きくないけれどキヌカさんのおっぱいは、可愛らしくて良いわね</p><p>ヨミによってキヌカの胸が、オレの口元に差し出される</p><p>オレは、迷わずに乳首を吸った</p><p>キヌカとヨミが、同時に喘いだ</p><p>オレは、ペロペロと小さな乳首を舐める</p><p>ああんっこの子、感度が良いですぅあっ</p><p>ヨミが、熱い息を漏らす</p><p>反対のお乳も舐めて下さい</p><p>ヨミの言葉に、オレは</p><p>みゃううっ</p><p>あんっああんっこっちも良い感じちゃう</p><p>心臓がある左の乳首の方が、感じやすいという説がアルネ</p><p>イーディが、そんな豆知識を教えてくれた</p><p>オレは、手を伸ばしキヌカの胸を揉む</p><p>ふんみっ</p><p>んんっ気持ちいいです</p><p>１３歳の胸はまだ固さが残っている</p><p>でも、それが良い</p><p>オレの手の中に、スッポリと収まる</p><p>しばらく、弾力を楽しんだ</p><p>キヌカは肌が白いな</p><p>こうやって、改めて近くから見ると</p><p>それに眼が大きくて、可愛い</p><p>警護役の身体能力少女でなくこれから、オレに犯される女の子として見ると印象が変わる</p><p>髪型変えたら、もっと良ぅなると思うわ</p><p>そうやなこの子はもっともっと可愛くなるわ</p><p>双子が、そう言った</p><p>それは、こっちのお姉さんもそうやと思うけれど</p><p>うちも、そう思いますこっちのお姉さんなんて、メッチャ綺麗になると思うわ</p><p>ミタマが</p><p>背も高いし、そんだけプロポーションが良くて、綺麗なんやから</p><p>うんモデルさんとかになればええのに</p><p>ミタマは、キョトンとしている</p><p>これまでは、お嬢様の警護役としての生活しか知らなかったから</p><p>警護役以外の人生とか、自分の可能性なんて、一度も考えたことが無いのだろう</p><p>こっちの子は、まだ小さいから何になったらええのか、わたしには判らんけど</p><p>でも、可愛い子やから何にでもなれるわ</p><p>そうやな女の子は、可愛いだけでイーハン付いとるもんな</p><p>イーハン</p><p>ありすが、不思議そうに尋ねると</p><p>１翻ですわ役になっとるから、価値が上がってるっていうことやわ</p><p>ありすちゃんやったら、可愛いにお嬢様に頭が良いで３翻ですメンタンピンですわ</p><p>そうかありすちゃんなら、メンタンピン一発ドラ３ぐらいやろ</p><p>うちらは双子やからチートイ、ドラ２ぐらいやな</p><p>となるとこっちのお姉さんは</p><p>エリが、ミタマを見る</p><p>そんなんチャンタでチュンをカンしてリャンシャンカイホウして上がった感じやろ</p><p>なるほどなぁ、確かにリャンシャンぽいわな</p><p>双子だけで、盛り上がっている</p><p>その間も、オレはキヌカの裸身を手で弄っていた</p><p>ああ肌触りは、ミタマによく似ているさすが姉妹だ</p><p>ただ、キヌカの方が幼い分だけみっちりと中身が詰まっているような感じがした</p><p>特にお尻なんか、皮下脂肪が付いていないから筋肉の柔らかさを、そのまま感じる</p><p>ああっ、あぐぐあふぇーっ</p><p>先生の手気持ちいいですわ</p><p>全身の性感帯を、サワサワと撫でられて若い肉体が、反応していく</p><p>そろそろ披露致します</p><p>ヨミがそう言うとキヌカに、オレの身体の上にしゃがませる</p><p>まるで子供にオシッコをさせるポーズで秘部をオレの眼前に</p><p>ふぃぃぃぃぃぃ</p><p>はーい、ご開帳ですわっ</p><p>キヌカの手が、自身の意志に逆らって両手で、割れ目を開く</p><p>さっき一度イッているし、今もヨミの燃え上がる性衝動を感じさせられている</p><p>キヌカのソコはすっかり濡れていた</p><p>くぅぅ、くぅぅ</p><p>膣口が、生き物のようにピクピクと蠢いている</p><p>そして、もちろん</p><p>処女膜、撮影しまーす</p><p>うちもうちも</p><p>まだ男を受け入れていない処女地を、双子が記録していく</p><p>瑠璃子は、恥ずかしそうなキヌカの表情も、カメラに収めていった</p><p>ああん、もうダメですわ先生、ハメたいです</p><p>キヌカの身体を制圧しているヨミが言う</p><p>ひ、ひぎぃぃぃ</p><p>言葉の意味を理解して、キヌカが激しく怯えた</p><p>大丈夫よキヌカ</p><p>ありすが、そんなキヌカの右手を握る</p><p>ああ、キヌカなら耐えられる</p><p>ミタマが、妹の左手を握りしめる</p><p>わたくしたちにも、できたことですから</p><p>この試練、乗り越えて来い</p><p>ありすお嬢様ミタマお姉様</p><p>キヌカは、自分の左右に居る元主人と実姉を見る</p><p>キヌカもわたくしたちと同じになるのだ</p><p>そして一緒に黒森様にお仕え致しましょう</p><p>キヌカの眼は自分に向かっている、オレの怒張を見る</p><p>わたくしは怖いのですわたくしは</p><p>まともにセックスについての知識の無い少女は生理的な恐怖感から、逃れられないのだろう</p><p>怖くても、来いオレを受け入れろ</p><p>オレは命令する</p><p>そして、オレだけの女になるんだ</p><p>オレの眼をキヌカは、怯えた眼で見下ろしている</p><p>はーい、繋がりますわ</p><p>もう我慢できないとばかりに、ヨミがキヌカの身体を強制的に動かそうとする</p><p>もういいじゃありませんかっ</p><p>テラス席から</p><p>鳥居さんが、叫んだ</p><p>その子は嫌がっていますその子まで、性奴隷にするのは可哀相ですわ</p><p>眼を涙で潤ませてオレに叫ぶ</p><p>鞍馬ありすさんと安城ミタマさんを手に入れられたのですからもう、よろしいでしょう嫌がるキヌカさんは許して差し上げて下さい</p><p>黒森様ならキヌカさんお一人ぐらい、見逃してミタマさんと一緒に保護するぐらいの余裕はお有りのはずですわ</p><p>そういうことやないんですわ</p><p>うんちゃうわな</p><p>双子が鳥居さんに言う</p><p>そりゃお兄さんは、お金持ちの知り合いがおるみたいやから</p><p>ここのお屋敷を見れば判ります</p><p>だから、この子１人くらい無条件で保護してあげることぐらいできるのかもしれませんけど</p><p>それではこの子が、わたしらの仲間にはなれません</p><p>うちら、みんなお兄さんとエッチして、お兄さんに大事なモノを差し出してます</p><p>だから、お兄さんはわたしらを守ってくれるんですわ</p><p>お兄さんも大事なモノをうちらに差し出してくれていますから</p><p>そうやこれはフィフティ・フィフティの取引きなんですわ</p><p>な、何があるっていうのよ大事なモノって</p><p>感情剥き出しで叫ぶ</p><p>ただ一方的に、あなたたちがセックスを強要されているだけだわ処女を犯され、性奴隷にされているだけじゃないの</p><p>はぁ、ホンマに判っとらんみたいですな</p><p>そうみたいやな</p><p>わたしらが、お兄さんに差し出しているモノと</p><p>お兄さんが、うちらに差し出しているモノは</p><p>エッチとか、エッチする権利とかそういうモノではないんですわ</p><p>人生ですわ</p><p>この先、どんなことがあろうとお兄さんは、わたしらと生きてくれると約束してくれたんです</p><p>だから、うちらもずっと、お兄さんと一緒に居るって約束したんです</p><p>鳥居さんはそれでも</p><p>そんなの詭弁だわっだって、あなたたちは性奴隷じゃない</p><p>アホか、あんたこんなに好き勝手に、自由にさせてもらえとるエッチ奴隷がおるかっ</p><p>取りあえずエッチ奴隷という名目で、お兄さんの保護下に入れてもらうっていうそっちの方が詭弁ですわ</p><p>あんたかて、見てきたやろお兄さんが、わたしらのことを奴隷みたいに扱っとるか</p><p>すっごい気ぃ使ってもろうて優しくしてもらってますわ</p><p>だから、ありすちゃんかて、こっちの大きいお姉さんかてみんなの様子を見て、お兄さんのエッチ奴隷になることを受け入れたんやないですか</p><p>あんたの眼は節穴か、ドアホ</p><p>そして、双子はキヌカに</p><p>だから、あんたも安心して、お兄さんにヤラれてしもうたらええんや</p><p>そうや一発中出しされたら、覚悟も決まる後は、うちらも周りのお姉さんたちもみんな、あんたの身内になるからな</p><p>お兄さんのエッチしない女の子は受け入れないていう考えは正しいわ</p><p>無料で、何かしてもらえるっちゅうのはこの世では有り得へんことやからな</p><p>つーか、エッチしてお兄さんと１つになってみれば判るわ</p><p>うん、この人を信じてみんなと一緒に生きてっていいんだって、感じるから判るから</p><p>こればかりは、自分の身体で体験しなくては判らないことですわ</p><p>瑠璃子が、ニコッと微笑んで鳥居さんに言う</p><p>そうよ可憐もすぐに体験しましょうね</p><p>みすずが、腕の中で可愛がっている水島可憐さんに言う</p><p>は、はい可憐も、早く体験させていただきたいです</p><p>従順なペットとして、可憐さんはみすずにそう答えた</p><p>そんな彼女を、鳥居さんはギョッとして見ている</p><p>もういいヨミ欲しくて欲しくて、たまらないんです</p><p>キヌカの肉体を支配する、ヨミが言う</p><p>動画カメラ、オッケーネ</p><p>わたくしの方も、準備できていますわ</p><p>撮影係のイーディと瑠璃子が言う</p><p>月子お姉様お願い致しますヨミはこの子と１００パーセント同調致します</p><p>だから、怖がらないでヨミに心と身体を預けて先生とのセックスは楽しくて、素晴らしいことなんですわ</p><p>ヨミが、キヌカの身体を完全に乗っ取る</p><p>それでは、処女を捧げます</p><p>キヌカの口を借りてヨミが言った</p><p>このまま騎乗位でキヌカが上になって、オレと繋がるらしい</p><p>よし、来い</p><p>芝生の上に横たわる全裸のオレ</p><p>キヌカは、左右の手をありすとミタマさんに握ってもらって</p><p>それを支えに、オレの股間に跨がって来る</p><p>角度は、わたくしが合わせて差し上げましょう</p><p>美智が、オレのペニスを掴んで亀頭をキヌカの膣口に当てる</p><p>ひっ、ふぎゃぁぁ</p><p>ミタマは、オレの亀頭の熱さを肌で感じて震え上がるが</p><p>恐れるな</p><p>ありすとミタマに、励まされる</p><p>こちらも開いて差し上げましょう</p><p>美智が、キヌカの秘唇を大きく開きオレのペニスが潜り込みやすくする</p><p>ああっ、背筋がゾクゾク致します気持ちいい</p><p>ヨミは、挿入の予感に悦び</p><p>むむむ、無理ですこんなの入りません</p><p>キヌカさんは、恐怖に震える</p><p>はーい、力を抜いて腰を落としまーす</p><p>ヨミがキヌカを操作する</p><p>むひぃぃぃぃ</p><p>キヌカは自分の中にメリ込もうとする男の肉塊に震え上がるが</p><p>ヨミがキヌカの身体をリラックスさせ、オレを受け入れさせる</p><p>処女の持つ、恐怖感からの拒絶が無い</p><p>セックスに男の勃起を受け入れるのに慣れた女のように</p><p>キヌカの膣は、オレをするりと受け入れていく</p><p>き、キツイ</p><p>ぁぁ、ぐぅぅ</p><p>それでも処女膜は、異物の侵入に抵抗する</p><p>はぁぁ、くぅぅぁぁ</p><p>オレの上で、大きく深呼吸するキヌカ</p><p>可愛い胸が、はぁはぁと大きく上下する</p><p>オレに呼ばれたキヌカが、オレを見る</p><p>下から、腰を使ってキヌカの内側へ衝き上げるッ</p><p>はぎゃぁぁッッ</p><p>オレの亀頭の先がキヌカの処女膜に刺さった</p><p>あああっ、いいです先生入ってくるぅぅ</p><p>い、いやぁぁ</p><p>陽光の下香月家の中庭の中に、キヌカの破瓜の悲鳴が響く</p><p>そのまま力を抜け</p><p>ヨミがキヌカを脱力させると</p><p>ずずずずずっと</p><p>キヌカの処女膜を割って開きながら</p><p>オレのペニスが狭い膣を押し広げていく</p><p>きぃぃぃぃぃぃぃ</p><p>ダメよ、先生を見るの今、あなたが処女を捧げている人を見て</p><p>心が飛んでしまいそうなキヌカを、ヨミが制御する</p><p>は、はぁぁいや、いや、いやぁぁ</p><p>見つめ合ったままオレのペニスは、ズブズブとキヌカの内部に入り込んで行く</p><p>騎乗位だから、キヌカが力を抜けば、身体の重みで自然に結合が深まっていく</p><p>ぅぅ、何で、何で、なぜこのようなことにくぅぅ</p><p>何も問題はない全て、貫いててただくのだ</p><p>キヌカの全てをお捧げするのです</p><p>ミタマとありすが、キヌカに言う</p><p>キヌカの下腹が、オレの下腹と接触する</p><p>オレの剛直が、全て完全に１３歳の処女膣に、呑み込まれた</p><p>はい、一休み</p><p>キヌカは、全ての体重をオレに預けてはぁ、はぁ、はぁと大きく息をする</p><p>ああ狭すぎる膣の中が、熱い</p><p>オレの根元を締め付けるキヌカの膣口からトックントックンと鼓動を感じる</p><p>くぅぅ</p><p>キヌカの眼に、涙が溜まった</p><p>泣いてはダメです泣くと何もかも判らなくなりますから心を逃がすことができますから</p><p>ヨミがキヌカの涙を止める</p><p>頑張りなさい、もう少しだから</p><p>ありすが、キヌカの目尻に溜まった涙を唇で吸い取った</p><p>わたくしが、ここにいるわちゃんと、キヌカを見ているから</p><p>姉もここにいるぞ</p><p>左右から、キヌカを鼓舞する</p><p>わたしらもおるわ</p><p>お兄さんとエッチしたからには、あんたはもう、うちらの仲間や</p><p>絶対に見捨てたりせーへんからな</p><p>後は、お兄さんにドピュッと中出しされるだけです気張ってな</p><p>双子も、キヌカを励ます</p><p>この子の身体の状態が判りましたから後は、わたくしにお任せ下さい</p><p>ふえっ</p><p>キヌカの腰がぐにぐにと円を描くように、蠢く</p><p>痛みを鎮めて、傷を拡げないようにそれでいて、先生に悦んでいただけるように動きます</p><p>ヨミがキヌカの身体を、揺らしていく</p><p>ひぃぃ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁ</p><p>怖がらないでほら、平気でしょ</p><p>処女が破れたばかりの１３歳の裸体が、娼婦の様な腰使いで</p><p>うううわ、わたくしな、なぜ</p><p>今のあなたはヨミヨミはあなた同化するわよあなたの怖さと痛みは、ヨミが分かち合ってあげるだから、あなたはヨミの歓喜を味わいなさい</p><p>ヨミはキヌカの身体を制圧しながら</p><p>まるで、自分の肉体でオレとセックスしているような快感を味わっている</p><p>それをキヌカに分かつ</p><p>うひぃぃ何、何なのです怖い、きゃうっ、あひぃ嫌ぁぁ</p><p>腰の動きが、激しくなる</p><p>ああ、この方向なら処女喪失の傷が拡がらないと、ヨミが確認したんだな</p><p>ああっ、いいわいいですあなたの身体素晴らしいわ</p><p>ヨミはキヌカの身体を借りてのセックスに没頭していく</p><p>ああああっ、気持ち良い先生、好きぃ大好きぃっ</p><p>濡れやすいヨミの様にキヌカの膣が、トポトポと愛液を滴らす</p><p>ぬっちょ、ぬつちょ、ぬっちょ</p><p>湿り気と粘り気のある、いやらしい音がオレとキヌカの股間から、漏れ出す</p><p>こ、怖いありすお嬢様、ミタマお嬢様、わ、わたくしはわたくしは、どうなってしまうのです</p><p>勝手に蠢く肉体にヨミから伝わる、膣底をエグられる悦びにキヌカは、戸惑っている</p><p>信じなさい、黒森様を</p><p>安心しろ、わたくしたちはここにいる</p><p>ありすとミタマが、強く強くキヌカの手を握っている</p><p>何て凄いんだ</p><p>１３歳の処女の締まりの良い穴がセックスに慣れた淫らな動きで、オレをキュウキュウ締め付ける</p><p>キヌカ凄く良いお前の身体良いぞ</p><p>オレは下から手を伸ばしキヌカのおっぱいを揉む</p><p>キリリと尖った乳首を、指先で擦った</p><p>ああっ、それ好きぃ</p><p>キヌカでなく、同調しているヨミが呟く</p><p>ヨミは乳首を弄られるのが好きだから</p><p>ああっ、嫌ぁぁ、何ですのぁぁ、ぁぁ</p><p>キヌカも喘ぎ始める</p><p>痛みを最小限に抑えられているから</p><p>ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ</p><p>さっきまで処女だったはずの裸身が、オレの上で淫らに踊る</p><p>オレは、下からキヌカを見上げていた</p><p>キヌカも、オレを見下ろしている</p><p>ぅぅこの人がわたくしのご主人様</p><p>そうよ、あああんっわたくしたち全員のご主人様よっあああんっ</p><p>ヨミが喘ぎながら、キヌカに言う</p><p>あああっ、先生ヨミ、ヨミ、もう</p><p>キヌカの身体を借りたままヨミがエクスタシーへの階段を駆け上がっていく</p><p>ああ、オレもオレも一緒にイクからな</p><p>はい、先生一緒に一緒にぃ</p><p>ヨミの性欲がキヌカの腰の動きを加速させる</p><p>な、何ぃぃひぃぃぃぃ嫌ぁぁ怖い、怖いですぅぅ</p><p>これから自分の身体に起きることにキヌカは、怯える</p><p>ああああっ、いいわもうすぐもうすぐです先生、先生、中に中に出して下さいね</p><p>ヨミが、そう言うと</p><p>ほら、あんたもやお兄さんに言うんや</p><p>中で出してっておねだりして下さい</p><p>双子が、キヌカに言う</p><p>ええ何ええっ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁ</p><p>いいのよヨミにヨミに合わせて一緒に、あなたも一緒にイきましょう一緒に</p><p>ヨミがキヌカの心を引っ張る</p><p>あああっ、もうイク、イキますヨミ、イッちゃう先生好きぃ、中に出してぇぇ妊娠させて中に出してぇぇぇ</p><p>ぅぅな、中に中に下さいっ</p><p>ヨミに誘われてキヌカまでが</p><p>妊娠したいですぅぅ</p><p>その時ぃぃぃぃ</p><p>あああー、イクイクイクーっっ</p><p>ヨミが跳ぶ</p><p>きゃううううううっあが、あが、あああああーっ</p><p>キヌカも絶頂に達した</p><p>イクぞ出すぞぉぉぉキヌカぁぁ</p><p>オレに名を呼ばれて</p><p>キヌカが、ハッとしてオレを見る</p><p>オレは弓なりになって</p><p>下からドムッと思いっきり、衝き上げるぅぅ</p><p>キヌカの子宮目掛けて、溜め込んだ精液を一気に噴出させるぅ</p><p>どぴゅ、どぴゅ、どぴゅぅぅ</p><p>キヌカの膣奥に弾けた白濁の熱さをヨミが感じる</p><p>キヌカは、奥歯を噛みしめてオレの射精を受けとめていた</p><p>どっぴゅ、どどっぴゅぅ</p><p>あーん、孕んじゃうヨミ、妊娠しちゃうッ</p><p>ヨミが体感している膣内射精はキヌカの胎内で起きている</p><p>嫌ぁぁ、何、これ嫌ぁ、嫌ぁぁ</p><p>狭い膣道の中で、何度も脈動しながら</p><p>幼い子宮に、初めての精が注がれているのを感じている</p><p>お前は、オレの女なんだぞキヌカ</p><p>射精しながら、オレは叫んだ</p><p>オレの子を産めオレたちと一緒に生きろ</p><p>ぅぅ</p><p>ヨミがエクスタシーに溺れてしまったからキヌカへの制御が弱まる</p><p>うううう嫌ぁぁ</p><p>キヌカは、ワアワアと大きな声で泣き出した</p><p>涙が、噴水のようにオレの胸に零れ落ちて来る</p><p>オレの射精は、まだ終わらない</p><p>下から、何度もガシガシと腰を突き上げて最後の一滴まで、噴き上げる</p><p>オレがキヌカの子宮に注ぐ精液がそのまま、キヌカの涙に変わって循環しているような錯覚をした</p><p>泣いてはダメです</p><p>パンッと、月子が手を叩くと</p><p>キヌカの涙が止まる</p><p>キヌカよく頑張ったな、キヌカ</p><p>ミタマが、オレの上にへたり込んだままのキヌカを優しく抱き締める</p><p>ええ、キヌカわたくしも、あなたを誇りに思います</p><p>ありすもキヌカを抱く</p><p>ミタマお姉様、ありすお嬢様</p><p>キヌカは、胎内をオレにエグられたまま２人を見る</p><p>これからも、一緒よキヌカ</p><p>ああ、みんな一緒だキヌカ</p><p>ありすとミタマはそう言った</p><p>色々と良くない時は、仕方ないのです</p><p>良くないと認めるしかありません</p><p>保護モードになって、やり過ごすしかないようです</p><p>1018．昼の陽光　／　草上のティータイム</p><p>うううっ、うううっ、うううーっ</p><p>オレの身体の上で裸のキヌカが、オレの精を受けとめ震えている</p><p>姉のミタマと元主のありすに抱き締められ</p><p>ヨミに操られ、騎乗位での処女喪失まだ、オレの勃起を胎内の奥深くに押し入れられたままで</p><p>ちょっとだけ、そのままでいて下さいね</p><p>瑠璃子が絡み合うオレたちの裸身を撮影していく</p><p>芝生の上の３人の少女とオレは、全員、裸だ</p><p>ありすも、ミタマも、キヌカもみんな、このわずかな時間の間にオレに犯され処女を失った</p><p>３人とも子宮の中にオレの精液をたっぷりと注ぎ込まれている</p><p>はーい、こちらに目線を下さい</p><p>瑠璃子の言葉に、犯された少女たちはカメラのレンズを見る</p><p>３人とも不安な眼をしていたそれでも一番年下のキヌカを励まそうと、震えるキヌカの背中を撫でている</p><p>ミタマ、ありす</p><p>オレは、２人に手を伸ばす</p><p>引っ張って、オレを起こしてくれ</p><p>えという顔をする２人</p><p>ミタマが、オレの左手をありすが、オレの右手を引く</p><p>オレも腹筋を使って</p><p>ウンショっと、キヌカと繋がったまま身体を起こす</p><p>対面騎乗位が、対面座位となる</p><p>ガバッとミタマ、キヌカ、ありすの３人を抱き締めた</p><p>キヌカは、膣に痛みを感じたのか顔を顰める</p><p>それでも、オレは力強く３人の少女を抱き締める</p><p>心配するなお前たちのことはオレが全部引き受けた</p><p>３人の心に染み通るように、ハッキリと言い切る</p><p>お前たちはもう鞍馬家の人間じゃないオレの黒森家の一員だからな</p><p>はい、わたくしたちの家族ですわ</p><p>瑠璃子が笑顔で言う</p><p>歓迎しますありすさん、ミタマさん、キヌカさん</p><p>みすずも、テラス席からそう答えた</p><p>そうやな、わたしらも家族にしてもろうたんやもんな</p><p>皆さんもみんな家族ですわ</p><p>イーディやヨミや月子は、笑顔のままだ</p><p>美智は、いつもの無表情だけれど３人の加入を喜んでくれていることは、オレには判っている</p><p>はーい、先生のオチンチンを抜きましょうね</p><p>そのままだと苦しいでしょはい</p><p>そろそろ、抜いてやった方がいいな</p><p>オレが３人を抱き締めていた手を外すと</p><p>ヨミが巫女の力を使ってキヌカの身体を操作する</p><p>んんんっ、がはっ</p><p>キヌカは、足を踏ん張って腰を上げる</p><p>オレのペニスが引き出されてキヌカの膣口から、ぬぽんと抜けた</p><p>はーい、そのままですわ</p><p>ヨミの指令でキヌカは、和式便所で踏ん張るときのポーズで、オレの身体の上に跨がっている</p><p>はーい、下腹に力を入れまーすうーん</p><p>キヌカの１３歳の可愛いお腹に、キュッと力が込められる</p><p>処女血で赤く染まったキヌカの割れ目からタポタポっと、オレの精液が零れ出す</p><p>オレの下腹や太腿の上に、血が混じってピンク色になった液体が、とろとろっと滴り落ちた</p><p>全身汗まみれのキヌカは、今まで自分の胎内をエグッていたオレのペニスと、自分の内側から零れ出た精液を呆然として見つめている</p><p>大丈夫よわたくしも同じことをしていただいたから</p><p>ありすが、キヌカに言う</p><p>姉もそうだお前が体験したのと同じ、痛みと熱さを知っている</p><p>ミタマも、そう言う</p><p>もし、妊娠してしまったとしても同じです一緒に、黒森様のお子を生みましょうね、キヌカミタマ</p><p>ありすは、２人にそう言った</p><p>ほら、キヌカこっちに来い</p><p>オレは、もう一度、ガバッとキヌカを抱き付く</p><p>今度は、キヌカだけだから</p><p>ああ、こうして抱き締めると小さいな</p><p>腰なんか、本当に細いまだ１３歳だもんな</p><p>火照ったままの肌は、温かくて心地よい</p><p>キヌカの柔らかなおっぱいを胸で感じる</p><p>キヌカお前は、女なんだ</p><p>オレは、キヌカの耳に囁く</p><p>こうやって抱き締めたこの裸体の感触は女だ</p><p>それも</p><p>オレの女だこれから、ずっと可愛がってやるオレとセックスしてオレの子を孕め産めいいな、もう一生、お前はオレから離れないんだからな</p><p>その言葉に、キヌカは</p><p>ガバッと、オレを抱き締め返す</p><p>かしこまりましたぁぁキヌカはわたくしは、主様のモノでございますぅぅ</p><p>オレにレイプされたこと男と女の関係になったこと</p><p>鞍馬家の警護役でなく自分もまた、１人の女であったこと</p><p>それらを、肉体を通して、強制的に気付かされたキヌカ</p><p>それでも、この子には鞍馬家の主従関係を解消して、新しい環境で生きるとか</p><p>自由恋愛をして、好きになった人と結婚して子を産み、幸せな家庭を築くとか</p><p>そういう当たり前の発想が無い</p><p>今までは、鞍馬家に仕え、ありすや美里さんを警護するという人生しか、頭の中に無かったし</p><p>結婚も警護役の血を残すのなら、相手は誰でも良いと思ってただろう親や鞍馬家の当主が、決めてくれるものだと</p><p>しかし、鞍馬家は潰れてしまい</p><p>美里さんは娼婦、ありすはオレのセックス奴隷となった</p><p>もう、キヌカには仕える主がいない</p><p>キヌカのアイデンティティが、失われてしまったからこそ</p><p>新たな主として、オレが就任する</p><p>そして、オレの元には姉のミタマもありすも居る</p><p>美里さんも、近くに居る</p><p>キヌカは、オレのところに来るしかなかったんだ</p><p>水が、高いところから低いところへ流れていくように</p><p>オレの女になるしかなかった</p><p>そう、信じ込ませる</p><p>今、キヌカの精神を崩壊させないためには何とか、安定した状態に持ち込むためには、それしかない</p><p>うん、オレに仕えろオレだけのために生きろいいな</p><p>この子は主に仕えることしか、教えられてきていないのだから</p><p>わたくしと、ミタマと一緒に生涯、黒森様にお仕え致するのですいいですね</p><p>ありすが、念を押すと</p><p>オレを見て、そう答えた</p><p>キヌカの眼に、生気が戻っていく</p><p>この子はまだ、オレのことを好きではないと思うし愛してはいないと思う</p><p>でも、そういうことは人間関係は、少しずつ積み重ねていけば良い</p><p>今は、この子たちに生きる場所だけでもを与えることができれば</p><p>あのお汗をお拭き致します</p><p>水島可憐さんが、タオルを持ってやって来た</p><p>みすずの指示なんだろう</p><p>みすずに半脱ぎにされた極小ブラジル水着は、そのままピンクの乳首も、オレに晒している</p><p>うん、頼む</p><p>１２歳の元・お嬢様の震える手がオレの背中を拭いていく</p><p>可憐さんも今、必死なんだ</p><p>水島家のためにみすずのペットとなって仕える運命を受け入れてくれたけれど</p><p>頭では納得していても心の方が、付いて来てはいない</p><p>やっぱり、怖いだろう恐ろしいだろう</p><p>昨日まで名家のお嬢様だった子が知らない人たちの中で暮らさないといけなくなったのだから</p><p>しかも、みすずの愛玩動物となりオレに犯されることも決定させられている</p><p>だからこそオレは、当然のこととして、可憐さんを奉仕を受け入れる</p><p>ここでオレが、下手に優しくしたら可憐さんの緊張の糸が切れる</p><p>お役目なのだから、堪えてしなくてはならないのだと気張っている間は何とか、やっていける</p><p>そうやって時間を掛けて新しい生活に慣らしていくしかないんだ</p><p>お兄さん、この子はわたしらが拭いてやってええですか</p><p>うちらが、汗を拭いてあげたいんです</p><p>いえ、わ、わたくしは</p><p>全身びっしょりのキヌカが固辞するが</p><p>ええんやわたしらも、あんたと同じお兄さんの奴隷なんやから</p><p>うちらの方が１日だけ先輩なんですから一生懸命、頑張った後輩の汗を拭いてあげるのは当然のことです</p><p>双子は、ニコッとキヌカに言う</p><p>頑張った</p><p>キョトンとする、キヌカ</p><p>あんた、今、頑張ってたやんか</p><p>そうや、お兄さんのオチンチン入れられて、お腹ん中掻き回されるの頑張って堪えていたやないですか</p><p>うん、泣き言も言わず偉かったで</p><p>うちとか、痛い痛いって大泣きしてしもうたんですから</p><p>リエのその言葉は大げさだ</p><p>でも、こいつらは本当に優しい子なんだな</p><p>キヌカのことを、受け入れてくれている</p><p>ま、ええから、ええから</p><p>うちらが拭いてあげるわ</p><p>そのまま有無を言わさず双子が、キヌカの白い背中をタオルで拭く</p><p>か、かたじけのうございます</p><p>キヌカもエリとリエを受け入れた</p><p>処女の証を残す絹のハンカチはどなたが</p><p>美智が、ハンカチを持ってやって来る</p><p>それは、わたくしが主様、よろしいですか</p><p>姉のミタマさんが、オレに許可を求める</p><p>ああ、ミタマ頼む</p><p>はいキヌカ、足を拡げなさい</p><p>ミタマさんが、キヌカの股間の処女血で白いハンカチに赤い染みを作っていく</p><p>ヨミの痛覚緩和がなくなったからキヌカは下腹が痛むらしい</p><p>耐えよ、キヌカ姉も耐えている</p><p>ありすが言う</p><p>わたしとリエちゃんも、昨夜は痛かったもんなぁ</p><p>でも、大丈夫です少し休んでいれば、落ち着きますから</p><p>なあ、お兄さん女の子も、エッチが気持ち良くなるだけになるのは、何回ぐらいした後なんです</p><p>それは、人それぞれよ体質とかによっても、違うみたいですわ</p><p>あたしは２回目から気持ち良かったわよ</p><p>テラス席から、みすずが笑顔で言う</p><p>ソウネ調査レポートによれば、だいたい初体験から毎日セックスしていたら、２週間程度でミンナ、エクスタシーが体験できるらしいネ</p><p>イーディは、ホント、何でも良く知ってるよな</p><p>マンガのオレのソラに書いてあったネ北海道で、バージンの女の２人をコマすトコロのセリフで</p><p>寧と一緒に、お屋敷の図書室を漁ったんだな</p><p>三四郎編でＵＦＯが出て来た時はとなったケレド、２１世紀に入ってからのシリーズは生温かい眼で読んでいるネ</p><p>イーディ、また余計なことを</p><p>なあ、お姉さんはどうやったすぐに気持ち良うなれた</p><p>エリが、美智に尋ねる</p><p>わたくしは少々、痛い方が心地よいですから</p><p>ああ、そういう人なんや</p><p>それはええなぁちょっと、羨ましいわ</p><p>美智と双子で、そんな会話をしている</p><p>おやつ持って来たよー</p><p>マナとハイジがやって来る</p><p>２人とも、ブラジル水着だ</p><p>はーい、お手ふきお手ふきお兄ちゃんも、他の人もとにかく、まず手を綺麗にして下さい</p><p>マナが、みんなに濡れタオルを手渡す</p><p>おやつはどら焼きでーすマナたちで作りました飲み物は、こっちの方が良いと思って</p><p>どうぞ、皆様</p><p>ハイジが、抱えて来たクーラー・ボックスを開くと、中に冷たく冷やしたペットボトルがたくさん入っていた</p><p>わたし、オレンジジュース</p><p>うち、ジンジャーエールお兄さんは</p><p>双子が、元気に笑う</p><p>じゃあ、そこのサイダーをくれ</p><p>温かな陽光の下で連続セックスしたから、喉が渇いている</p><p>今は、シュワッとした炭酸が飲みたい</p><p>リエが、オレにボトルを渡してくれた</p><p>あなたは何にしますか</p><p>ハイジがキヌカに尋ねる</p><p>この２人は、昨日のパーティで対決している</p><p>はい、わたくしもすでに黒森様の性奴隷にしていただいております</p><p>ハイジは真顔で答える</p><p>わたくしも処女を犯していただき、胎内に精液を注いでいただきましたあなたと同じです</p><p>キヌカは、ハイジを見つめる</p><p>いいえ、わたくしはあなたと同じではございませぬ</p><p>わたくしの方が黒森様にお仕えしたのが、後でございますどうぞ、ご先達として、わたくしをお導き下さいよろしくお願い致します</p><p>キヌカは全裸のままハイジに頭を下げた</p><p>頭を上げて下さいご先達でしたら、ここにはたくさんいらっしゃいますわたくしも、あなたと同じ未熟者の若輩者お姉様方に教えていただくことばかりでございますから</p><p>ハイジは、優しい笑顔でそう言った</p><p>これからは朝と夕にイーディお姉様や美智お姉様のお稽古をご一緒させていただくことになりましたあなたもご参加下さいますか</p><p>ハイジの申し出に、キヌカは姉のミタマを見る</p><p>構わぬ参加させていただけ</p><p>ミタマは、妹にそう言う</p><p>しかし、安城流拳法は門外不出の秘技他流との稽古は</p><p>そうやって、外の人たちと交流しなかったカラ悪くナッテしまってイルノネ</p><p>イーディが、キヌカに言う</p><p>ワタシたちの技を覚えろとは言わないネデモ、参考にはするべきネアンタの中に、しっかりと自分の家の技が残っている限り他の流派の影響を受けても、安城流は残ると思うヨ</p><p>わたくしは、工藤流古武術の継承者ですが祖父から受け継いだモノが工藤流ではございませんわたくしが使う技が全て工藤流となるのです</p><p>武術は芸能ではありません闘う技ですならば、時代に合わせて、変化するのは当然いえ、時代が移り変わろうとも、常に強さをキープし続けるためには、日々、新たなる試みを重ね技を進化させていかねばならないのです</p><p>工藤様は、しっかりとしたお考えをお持ちなのですね同じ警護役の仕事をしていた身としては、恥ずかしいばかりですわたくしとキヌカが、警護役失格となったのも当たり前なのですね</p><p>ミタマが、うつむく</p><p>美智とお呼び下さいわたくしも、ご主人様にお仕えする者の１人でございますみな、家族、姉妹でございますからミタマお姉様、どうぞよろしくお願い致します</p><p>美智は、スッと一礼する</p><p>そうだ、ミタマ堅苦しいのは無しだみんな、オレの家族だからな</p><p>そうやミタマお姉さんキヌカちゃん、よろしゅうお願いします</p><p>うちもよろしゅうお願いしますわ</p><p>双子の笑顔が、場を和ませる</p><p>ほらほら、ハイジちゃんみんなにどら焼き配ってみすずお姉ちゃんたちも、こっちにおいでよ</p><p>マナが、テラス席に呼び掛ける</p><p>そうねまり子さん、あたしたちもいただきましょう</p><p>みすずが、同じくテラス席に残っていた鳥居さんに声を掛けるが</p><p>鳥居さんは、下を向いている</p><p>だって、黒森様たち裸のままではございませんか</p><p>ああ、それは申し訳ない</p><p>オレは、さっき脱いだバスローブを着る</p><p>ありすとミタマとキヌカはタオルを羽織っただけで、そのままだ</p><p>可憐さんも、乳首を出したまま</p><p>お兄ちゃんは、女の子のおっぱいを見るのが大好きだから、みんなそのままね</p><p>わたしらも、出した方がええですか</p><p>何なら、舐めてもええですよ</p><p>双子が、そんなことを言うが</p><p>いやいや、今はいいよおやつの時間だから</p><p>わたしらのおっぱいも、おやつにしてくれてええんですよ</p><p>うちも芝生の上で、四つん這いでエッチしてみたいですわ</p><p>わたしもやあのイヌみたいに、後ろからズンズンな</p><p>同じ体験をしてみた方がありすちゃんと、もっと仲良うなれる気がしますし</p><p>少しは、Darlingを休ませてあげるネDarlingが一番大変なのヨ１人で、アタシたち全員の相手をしているんだカラ</p><p>イーディが、オレの代わりに諭してくれた</p><p>それにまだ、お兄ちゃんはやらなきゃいけないことが残っているもんね</p><p>美里お姉様のことよろしくお願い致します</p><p>ありすが、オレにそう言った</p><p>うん美里さんは、ちょっと特殊な立場だからオレがどこまでできるか判らないけれど</p><p>美里さんを黒い森の娼婦にすることはジッちゃんとミナホ姉さんが決めたことだ</p><p>そうするしかないということ鞍馬家の不祥事を、名家全体として処罰し、負債を返済させるためには他に方法が無いことも判っている</p><p>ありすや、ミタマや、キヌカのようにオレが引き取ることはできない</p><p>とにかく、精一杯のことはするよ美里さんが、１人で苦しまずに済むようにできる限り、努力してみるから</p><p>わたくしからも、お願い致します主様</p><p>ミタマとキヌカも、オレに頭を下げた</p><p>はいはい、その話も後々とにかく、お兄ちゃんをみんなで休ませてあげようよ昨日からずーっと、大変なことが続いているんだから</p><p>オレは、特製どら焼きを食べると芝生のままに横になった</p><p>コクコクとサイダーを飲む</p><p>キヌカは、全裸のまま美智やハイジと、武術の話をしている</p><p>みんな仲間なんだと認識したところに立場が近くて、顔見知りのハイジが来てくれたから</p><p>ミナホ姉さんか、克子姉が、翔姉ちゃんか判らないけれど</p><p>中庭の様子を監視していて、マナと一緒にハイジを送ってくれた人がいるんだな</p><p>こういうことかあると、オレもちゃんと見守ってもらえていると、安心する</p><p>誰かが見ていてくれるからオレは、イチかバチかの勝負に打って出られるんだよな</p><p>もし、オレがしくじったり、間違えたりしたら姉たちが、オレを修正しに来てくれるはずだから</p><p>そうして、結局オレたちはお互いにお互いを、見守り合ってそれで、安心できる家族を作っているんだと思う</p><p>お兄ちゃん膝枕は要りませんか</p><p>マナがオレの頭を膝に抱えてくれる</p><p>こんな風に、先に気が付いて声を掛けた人の勝ちだからね</p><p>なるほど勉強になります</p><p>双子は、ふんふんと頷いている</p><p>マナは本当に、グングン成長しているよな</p><p>こうして膝枕されて、下から見上げると良く判る</p><p>半年前は、本当に小柄な中学２年生だったのに</p><p>そりゃ、努力しているもんお兄ちゃんに綺麗だって褒めてもらいたし夢もあるしね</p><p>マナはスーパーモデルになって世界で活躍するという、夢がある</p><p>それとやっぱりお姉ちゃんたちが作ってくれた、プログラムが凄いんだよ</p><p>ミナホ姉さんが、黒い森の娼婦を育てることで手に入れたノウハウ</p><p>食事と運動で、女の子を美しく成長させていくという</p><p>そんなことないよマナは本当に一生懸命、頑張っているしそれに</p><p>マナは、最初に会った時から綺麗だったし、可愛かったよ</p><p>そうだ可愛かった下地を、上手く成長させているだけなんだ</p><p>もう、そんなことないよーうちには、寧お姉ちゃんみたいな究極の美人さんもいるんだしさ</p><p>でも、マナも綺麗だよ好きだよ、マナ</p><p>マナも愛してるよ、お兄ちゃん</p><p>ニコッと、マナが微笑む</p><p>オレは、芝生の中でおやつを食べて、冷たい飲み物を飲んでいるオレの女たちを見た</p><p>ああ、瑠璃子とイーディとミタマが何か話しているな</p><p>ミタマは全裸に首にタオルを下げてあぐらをかいている</p><p>股間の割れ目が、寝転んでいるオレに丸見えだあるいは、わざと見せているのかもしれない</p><p>あっちでは、みすずと月子とありすが話している可憐さんも一緒だ</p><p>さすが、ありすと可憐さんは、全裸でも優雅に座っている</p><p>双子とヨミは、オレのすぐ脇で話していた</p><p>ああ、エリとリエは巫女の力に興味があるんだな</p><p>でも、みんなこうやって、少しずつ打ち解け合ってくれればいい</p><p>まずは気の合う子からそれから少しずつ、輪を拡げて</p><p>大丈夫だオレの家族は、みんな良い子ばかりだから</p><p>それと、ああ</p><p>少し離れたところで鳥居さんが、オレに背を向けて、１人でどら焼きを囓っている</p><p>あのお姉ちゃんも、大分焦れてきたからもうすぐだね</p><p>あんなに、お兄ちゃんのこと意識しちゃって可愛いなぁうふふっ</p><p>１４歳の少女に笑われているぞ、１６歳の鳥居さんが</p><p>オレとマナの視線に気付いたのか、チラッとこっちを振り向いて</p><p>それから、また向こうを向いて背中を丸くして小さくなる</p><p>まるで小動物が、餌を食べているのを人に見られたくなくて隠れる時のように</p><p>そういうんじゃないんじゃないかオレは鳥居さんに嫌われるようなことばかりしているからさ</p><p>鳥居さんの眼の前で次々、可愛い子をレイプしているんだから</p><p>本当にオレのことが嫌いになったから、ああやって離れた所にいるんだろ</p><p>お兄ちゃんは、本当に乙女心が判っていないねえ</p><p>ま、いいけどすぐに判ることだし</p><p>ここのお屋敷で、お夕飯食べてから帰るって話は聞いてるよね</p><p>ああ、克子姉が言ってたな</p><p>うん、マナもこの後、お手伝いに行くよルリお姉ちゃんも</p><p>マナと瑠璃子は、克子姉の家事の一番弟子たちだし</p><p>だから、お夕飯までに決着付けてよね</p><p>まだ、鞍馬美里さんが残っている</p><p>みすずとありすがやって来る</p><p>ありすさんと今、相談したのですけれどミタマさんとキヌカさんに、お洒落な格好をしていただこうと思うんです</p><p>お洒落</p><p>はい、あの子たち２人とも可愛いのに、今まで警護役のことしか頭に無かったから、全然、お洒落をしてきていないんですわ</p><p>ですからあの子たちに、綺麗に着飾ることを教えたいのです</p><p>せっかく、黒森様に女として生きる道を用意していただいたのですから</p><p>旦那様が見て下さるのなら、お洒落して、髪型やお化粧にも関心を持とうと考えるようになって下さると思うんです</p><p>ミタマさんには、わたくしのドレスをキヌカさんには、瑠璃子の服をお貸しすればいいですし</p><p>みすずは、本質的には女の子の方が好きだから素質のある可愛い子を磨いてみたいんだろうな</p><p>いいけど条件がある</p><p>それなら、エリとリエあの双子も、可愛く磨いてやってくれ</p><p>オレはエリとリエを見る</p><p>あの子らこそ、お洒落したくても相談できる相手がいなかったんだから</p><p>ハミ出しヤクザの娘に生まれて全然、友達ができなかったんだから</p><p>そうですわねあの子たちも磨いたら光る素質の持ち主だと思いますし</p><p>それとハイジもだ</p><p>オレは、キヌカと討論しているハイジを見る</p><p>あの子だって、磨かけば輝くよ</p><p>今まで、磨かれる経験をしてきていないだけで</p><p>かしこまりましたわ仰せの通りに致します</p><p>オレのソラは昭和のエロくて大好きだったんですが</p><p>平成版はなあ</p><p>サラ金も、マネーウォーズ編以降はうーん</p><p>出版社編のデジタル・マンガ誌なんて全然、面白そうじゃなかったし</p><p>巨大なサーバーが、山奥の中に隠されていて完全に秘密保護されているというネタも</p><p>誰がメンテナンスや増設をやっているんだとか電源はどこから引いているんだとか、つっこみどころ満載でしたし</p><p>大と大の頃とか、凄かったんですけどねえ</p><p>野党第一党を買い取って、政権交代を実現するなんてその後に、日本新党が実際にやったことを、マンガの中で予言してましたから</p><p>時代と合わなくなってしまったんでしょうか</p><p>1019．午後の陽光　／　現状確認と新しい挑戦</p><p>みすずが、オレから離れたのを見て鳥居さんが、声を掛ける</p><p>結局これはどういうことなのでございますかわたくしには、理解できません</p><p>あら、何が判らないの</p><p>みすずが、鳥居さんに微笑む</p><p>一方、双子がヨミとの話を終えてマナに膝枕されて、芝生に転がるオレの方へやって来る</p><p>わたし、こっちな</p><p>ほな、うちはこっちです</p><p>オレの左右に、幼い身体をコロンと横たえる</p><p>オレにくっついて来た</p><p>お兄さん、そのまま大の字になってぇな</p><p>腕をバーンと横に伸ばして下さい</p><p>オレは、頭をマナの膝に乗せて、仰向けに横たわったまま双子に言われた通りに両腕を左右に</p><p>そうですわぬふふっ、腕枕っ</p><p>腕枕ですわ</p><p>双子は、それぞれオレの腕を枕にしてオレに寄り添ってくる</p><p>やっぱ、お兄さんと肌を合わせているのが一番落ち着きますわ</p><p>うちも、そうです</p><p>リエは、そう言うと</p><p>ありすちゃんうちとエリちゃんで、お兄さんの横を抑えてから</p><p>ありすちゃんには、お兄さんの身体の上を残しといたからな</p><p>オレとくっつきたかったら、オレの上に乗れということか</p><p>いえ、わたくしは今は</p><p>そんなん、恥ずかしがらんでもええのに</p><p>そうやで、ありすちゃん</p><p>双子は、そう言って笑う</p><p>そんなオレたちを見て、鳥居さんは</p><p>わたくしには、全然理解できません黒森様と皆様との関係が</p><p>みすずに言う</p><p>そうかしらあたしはまり子さんは、もう判っていらっしゃると思うけれど</p><p>笑顔でそう言う</p><p>確かに、あたしたちは旦那様を中心とした、特殊な一夫多妻のコミュニティを形成していますわそして、それが一般常識からは大きく逸脱した倫理的には許されないことだということも理解しています</p><p>許されないというより、有り得ませんわこの様な関係は</p><p>鳥居さんが、強く言う</p><p>何や、あのお姉さんサイダーで酔っ払っとるんか</p><p>そうやなテンション高いわ</p><p>しかし、こいつら良い匂いがするなあ</p><p>いや、女の子はみんな良い匂いだけれど</p><p>でも、人によって微妙に違う</p><p>酔ってなどおりませんわたくしは真面目な話をしているのです</p><p>鳥居さんは、双子に言う</p><p>あなたたちも何で、こんなに短期間に、黒森様のことをそこまで信頼しているのですどうして、そんなに心を許しているのよっ</p><p>嘘が無いからですわ</p><p>お兄さんは、いつも全力勝負ですから</p><p>はぁ何よそれわたくしには判らないわよっ</p><p>ツンとする、鳥居さん</p><p>そうねまり子さんは、ご自分のお父様やお祖父様を信じていらっしゃる</p><p>いいから、答えて</p><p>鳥居さんは、ちょっと考え</p><p>それはもちろん、父や祖父のことは、信じていますわ</p><p>みすずは、オレたちの会話を興味深そうに聞いている瑠璃子に振り向き</p><p>ルリタンはどう</p><p>瑠璃子は、ニコッと優しく微笑んで</p><p>お祖父様のことでございますかもちろん信じておりませんわ</p><p>そうよね、あたしもよ</p><p>香月家のお嬢様たちの言葉に驚く、鳥居さん</p><p>ええ、あ、あの瑠璃子様みすず様</p><p>もちろん、わたくしはお祖父様のことを愛しておりますわ孫娘として</p><p>この中庭での会話をおそらくジッちゃんは、盗聴している</p><p>でも、お祖父様のお言葉や行動を信じてはおりません</p><p>そうねお祖父様はあたしや瑠璃子の知らないところで、色んなことを画策なさるし絶対に、真実を全部はお話下さいませんから</p><p>お祖父様がわたくしや、みすずお姉様、美子お姉様を愛して下さっていることは疑っていませんでも、お祖父様は隠し事をなさいますわざと、わたくしたちに嘘を吐かれることもあります</p><p>そうするべきだとのご判断で、そうなさっていることは判っていますですがだから、あたしたちはお祖父様の言動については、常に疑っています</p><p>わたくしたちに隠していることは何なのかどうして、そうなさることになさったのか判断の基準を、見極めたいと思っています</p><p>ジッちゃんは、いつもオレたちを試しているもんなジッちゃんの言葉の裏にあるものが、オレたちに判るが判らないかテストしているんだまあ、判らなきゃ、判らないでいいっていう考えなんだろうけれど</p><p>ジッちゃんは自分のしたことの責任は、自分で取る人だからお前に任せたって、オレに託してくれたことだってもし、オレが間違ったことをやらかしてしまったとしても、最終的にはジッちゃんが全ての責任を負う覚悟をしてくれていると思う</p><p>と、おっしゃるということのは黒森様は、香月様が最終的にはお救い下さることを知っておられるから気楽にご自分の行動をお決めになっているのですか</p><p>まさかジッちゃんが、そういう覚悟でいてくれる以上、オレは失敗できないって思っているていうか、オレは失敗しないけれど</p><p>オレは、ニヤッと鳥居さんに微笑む</p><p>わたくしが、思っていた以上に自信家なんですのね</p><p>オレが自信家</p><p>そういうことじゃないよオレが失敗しないのは成功するまで、諦めないからさ1つの方向からのアプローチで上手くいかなかったらまた、別の手を探せば良い手間と時間は、どれだけ使ってもいいんだオレが頑張るのは、タダなんだから</p><p>オレは、膝枕してくれているマナを見上げる</p><p>マナなんて、本当に大変だったよなオレたちに、心を開いてくれるまですっごい時間が掛かったし、信じてもらえるまで、なかなか苦労したよ</p><p>もうお兄ちゃんたら、昔のことだよ</p><p>恥ずかしそうに、マナが言う</p><p>マナよりもアニエスちゃんの方が大変だったはずだよだって、アニエスちゃん最初の頃は、お兄ちゃんやあたしたちに一切口をきいてくれなかったし</p><p>え、そうやったん</p><p>今、アニエスちゃんすっごく良く話しますけど</p><p>ホント、変わったんだよあたしもお兄ちゃんに出会ったことで、良い方向に変わったと思うけれどアニエスちゃんが一番変わったよ今は、毎日、とっても幸せそうだもん</p><p>精神的に落ち着くまではアニエスちゃん、毎日、お兄ちゃんとセックスしないとダメな子だったしでも、お兄ちゃん、1回も手抜きしないで毎日、アニエスちゃんが満足するまでしてあげてたし</p><p>そうなんや</p><p>アニエスのパパ、セックスしたいですの時代か</p><p>最近は本当に落ち着いてきたから毎日しなくても平気になった</p><p>確かに、アニエスは時間が掛かったけれどでも、あいつは基本的に素直だからさオレはそんなに苦労していないよマナの方が大変だったっていう印象が残っている</p><p>うん、そうだねあたしは、素直な子じゃなかったもんねごめんなさいお兄ちゃん</p><p>マナが、そう言ってオレの頬を撫でる</p><p>ああ、ゴメン別に、文句を言っているわけじゃないんだよマナよりも大変だった子だって、何人もいるし</p><p>その節は、大変お手数をお掛け致しました申し訳ございません</p><p>いや、確かに瑠璃子も時間が掛かったけれど</p><p>でも、それより愛やメグや</p><p>雪乃だよなぁ一番、大変だったのは</p><p>みんなそれぞれ何かしら、旦那様にご負担を掛けてきたのよでも、旦那様はいつも平然と、悠然と、泰然として、あたしたちを受けとめて下さるから</p><p>エリちゃんとリエちゃんが、今、そうやって旦那様にベタベタしたくなっている気持ちは、あたしたちには良く判るのよあたしたちにも、そういう時期があったから</p><p>ニコッとみすずは双子に微笑む</p><p>だから、みんな許してあげているのよあたしたちだって、旦那様にベッタリ肌を合わせていたいけれど今だけはね</p><p>エリとリエは、ハッとする</p><p>いつの間にか、美智やイーディ月子やヨミたちまで</p><p>オレたちの方を見ている</p><p>あ、ごめんなさいですわ</p><p>双子は、慌ててオレから離れようとするが</p><p>いいのよちゃんとお姉ちゃんたちが判ってて許してくれているんだからこのまま、お兄ちゃんとくっついていていいの</p><p>マナも今ちょっとお兄ちゃん成分が足りなくなって、寂しくなっちゃってたから膝枕させてもらって、補給させてもらっているんだもん</p><p>本当に昨日、今日と旦那様には、わたくしたちのことを中心にしていただいているからゴメンなさいね</p><p>みすずが、マナに謝る</p><p>いいんですマナも自分のお当番の日には、思いっきりお兄ちゃんに甘えちゃいますから</p><p>マナは、ニッコリとみすずに微笑む</p><p>だから、ちょっとだけエネルギー・チャージさせて下さい</p><p>昨日と今日は、本当に香月家と名家の人たちに関することで手一杯だもんな</p><p>マナたちと一緒の時間を余り取れていない</p><p>もちろん、この埋め合わせは黒森家のお屋敷に帰ってからするつもりだけど</p><p>さて、まり子さん話を戻すわね</p><p>あたしたちは最も親しい肉親であるお祖父様のことだって信じていないけれどでも、あたしたちは</p><p>はいお兄様のおっしゃること、なさることは全て信じていますわ</p><p>ですからなぜ、そういう結論になるのかが、わたくしには判りません</p><p>旦那様にはプライバシーが無いんです</p><p>まり子さんも見ていらしたでしょあたしたちの旦那様はいつも、家族の誰かと一緒ですしお祖父様や、あたしたちのお姉様たちは、監視カメラや隠しマイクがとてもお好きですから</p><p>お兄様が、どういう判断をなさって誰を家族にしたかという過程は、わたくしたちも全て見せていただいておりますわ</p><p>この香月家の邸宅も、黒森のお屋敷もオレたちの学校も</p><p>全て監視システムがある</p><p>黒森様の言動は全て逐一把握しているだから、信用なさっているということなのですね</p><p>オレが誰とどんな会話をしてどんなセックスをしているか、オレの女たちは、みんな知っている</p><p>オレの行動、オレの決定はいつも、見守られている</p><p>どうして、そういう風にしか思えないのかしら</p><p>お兄様は、ご存知なんですご自分が、常に監視されていることもプライベートが全く、存在しないことも</p><p>瑠璃子は優しく、微笑む</p><p>判っていらっしゃって平然と受け入れられているんですお兄様が、現在の生活について、不平をおっしゃられたことは、一度もありません</p><p>その度量の大きさ、深さが旦那様の最大の魅力ですわ</p><p>いや、オレはただニブイだけだからこうなっちゃったら、仕方ないって思って割り切っているだけだから</p><p>その泰然としたご様子が素敵なんです大好き、旦那様</p><p>えっとその</p><p>こういう方だから香月家の娘であるあたしたちのパートナーとして、お祖父様もお認め下さったんですわ</p><p>普通の男性なら名家の血を受け継いだ人間であったとしても、香月家の娘と相対すれば卑屈になりますから</p><p>あるいは虚勢を張って、無理に尊大な態度を取ろうとします</p><p>お兄様の様に自然体で、わたくしたちを受け入れて下さい男性など、他にはいらっしゃいませんわ</p><p>だから、それはオレが馬鹿だからであって</p><p>そんなに褒められるようなことではないと思うんだけれど</p><p>そうですわね香月様を親しげにジッちゃんと呼ばれたり、歌晏家の桃子お姉様のことも、いきなり桃子姉ちゃんなどと呼ばれるような方ですものねわたくしは、少し頭がおかしい方なのだと思っておりましたが</p><p>そう改めて言われればそうかもしれない</p><p>うんオレって、やっぱり変なんだよなどっか、頭の中の大切な部品が欠けているのかもしれない</p><p>お兄さんは今のままでええんですわ</p><p>そうですお兄さんは、ちょっと変だからええんです</p><p>わたしらが、こうして腕枕してもらってても全然、嫌がらんしな</p><p>というかうちらみたいな、救いようのない子も、平然と受け入れてくれましたもん</p><p>ヤクザの子のわたしらとお嬢様のありすちゃんと</p><p>全然、差を付けないで同じように愛してくれてます</p><p>キヌカちゃんたちもな</p><p>お兄さんの女が、こうしてどんどん増えていってるのに丸っきり、平気な顔してますもん</p><p>だって、ここまで家族が増えたらさ何人増えても同じだよていうか、今すでに家族になっている子たちが、新しい家族を歓迎してくれることは判っているしさ</p><p>鳥居さんが、驚嘆の眼でオレを見る</p><p>皆さんは、本心では黒森様が愛人を増やすことを嫌がっているとは思わないのですか</p><p>というより本当は、皆さん、それぞれが黒森様を独占したいはずです女なんですからこんな一夫多妻が成立するはずがないんですわ</p><p>鳥居さんは、そう断言する</p><p>だから、違うんだって鳥居さんはオレの女たちは、オレと恋人になりたくて、集まってきているわけじゃないからさ</p><p>オレはそんな美男子じゃないし才能も能力もないオレ自身は、何の価値も無いつまらない男なんだそんな、オレと一緒に居たいなんて理由で、嫌々、一夫多妻の生活を我慢しているんじゃないんだ</p><p>それははっきり言っておく</p><p>では、なぜこんな不可解な集団が成立しているんです</p><p>オレたちが求めているのは家族だオレたちは、みんな実際の肉親と家族をやっていくことがダメだっただから、みんなで集まって家族を作ろうと決めたんだ</p><p>オレやマナは本当の家族に捨てられた家族を殺されてしまった人もいるし理由があって、本当の家族と会えなくなっている人もいるみすずや瑠璃子や、ジッちゃんもそうだけど家が立派すぎて、普通の家族になれない人もいる</p><p>いや、キヌカやミタマたちも</p><p>とにかく、オレたちは自分の家族が欲しくて、それで集まって来てそして、今も必死に家族になろうと頑張っているんだオレたちの家族は現在進行形で、みんなで作っている最中なんだから</p><p>テイウカ完成する必要は無いノネ家族は、どんどん変化していくモノなのヨダカラこそ、途中で新規加入が何人増えてもイイノネDarlingとアタシたちで受けとめるヨ</p><p>Familyは、たくさんの方が楽しいものネ</p><p>そうだだから、オレは家族が増えることを恐れてはいない</p><p>放っておいても、増えるよみんな、お兄ちゃんの赤ちゃんを産むんだし人が増えて、色々と大変になることは、みんな覚悟できているからさ</p><p>だから、マナやルリお姉ちゃんは克子お姉ちゃんの代わりに家事ができるように、頑張っているんだよまだまだ増えることは、判っているから</p><p>克子姉が、マナや瑠璃子に家事を教えているように</p><p>次は、マナたちが新しい子たちに家事を教える</p><p>ガードの方もネハイジが来てくれたから、楽になるネミタマとキヌカももっと鍛えるヨ</p><p>お２人は、戦闘力はお持ちですが警戒するための集中力や洞察力に欠けていますそこを重点的に鍛え直します</p><p>イーディと美智も、自分の持ち場を判っている</p><p>そう人は増えるのよあたしたちの旦那様は、何人でも受けとめて下さるからだから、可憐あなたも、旦那様にいっぱい甘えて良いのよ</p><p>みすずが、可憐さんにそう言う</p><p>あたしたちの家族を自分の愛する家族が欲しくてたまらない女の子たちを繋ぎとめる要が、旦那様なのよ</p><p>それに、旦那様は他の子に迷惑を掛けるような人は、絶対にお選びになならいですし</p><p>知ってますお兄さんは、乙女ちゃんは選ばんかった</p><p>昨日もさっきも</p><p>園子ちゃんや直子ちゃんも家族には、せーへんかった</p><p>ミナホ姉さんの元で娼婦になることを決めたヤクザの娘、２人のことか</p><p>だから、うちらも信用しとるんです</p><p>お兄さんはちょっとエッチやけど、誰でも手を付けるような軽い人じゃないんですわ</p><p>ですから、まり子さんあたしたちは、とても注意深くあなたのことを見ているわ</p><p>旦那様はまり子さんのことだって、平気で受け入れることはできるわそんなこと、重荷とすら思わないでしょうねただ</p><p>鳥居さんが真剣な眼で、みすずを見る</p><p>今のままのまり子さんだと旦那様に選んでいただけないかもしれないわよ</p><p>鳥居さんは慌てて</p><p>わ、わたくしはべべべ、別に、皆様のお仲間にしていただこうなどとは、決してその</p><p>あらそうそれなら、いいんだけれど</p><p>クスッと、みすずが笑う</p><p>もうちょっと、自分に正直になった方がええと思いますわ</p><p>そうやな頭でっかちだと、チャンスを見失いますわ</p><p>あああ、あなたたちにわたくしの何が判るっていうの</p><p>そんなん、判らんですわ</p><p>うちらに判るはずがないですわ</p><p>ケロッとした顔で、エリとリエが答える</p><p>でも、わたしらかてこの家族に入れてもらえるっちゅうことが、もの凄い幸運だっていうことは気付いています</p><p>宝くじに当たったようなもんですわ</p><p>だから、わたしらは必死でしがみつきますわ食らいつきますわ</p><p>うちらもう、帰る場所が無いですから</p><p>お兄さんのところで生きていくしかないんですわ</p><p>だから、お兄さんの言うことは何でも従いますしお姉さんたちにも、失礼なことはしません</p><p>皆さんに、１日でも早く家族として受け入れてもらえるように鋭意努力を続けますわ</p><p>ですから、皆さんよろしゅうお願い致します</p><p>２人は芝生の上に正座して、みんなに頭を下げる</p><p>わたくしたちもですミタマ、キヌカ</p><p>ははーっ</p><p>ありすたちも、改めて、みんなに頭を下げる</p><p>ここに居ない人もたくさんいますから気を付けてね</p><p>でも、多分、今も監視カメラの映像は観ていると思うよ</p><p>みすずとマナが言う</p><p>それとここの映像は観ていないと思うけれど、小うるさい面倒なお姉さんたちもいるから本当に悪いんだけれど、気を付けて下さいあたしのマナの本当のお姉ちゃんたちなんだけれど</p><p>雪乃とメグか</p><p>悪い人じゃないんだけれどちょっと困った人たちだから、ホント、ゴメンなさい今の内に謝っておきます</p><p>そこまでマナが頭を下げる必要は無いんだけれど</p><p>白坂家の血筋なんだよなぁ</p><p>瑠璃子の携帯が鳴る</p><p>はい、瑠璃子ですはい、判りましたお伝え致します</p><p>瑠璃子は電話を切ると、オレに</p><p>鞍馬美里さんの準備ができたそうですわ</p><p>いよいよ美里さんか</p><p>美里お姉様のことを、よろしくお願い致します</p><p>お願い致します、主様</p><p>ありすとミタマとキヌカが、オレに頭を下げる</p><p>ああ、判っている任しておけ</p><p>オレは、そう答えるが</p><p>だから、今、みんなでしていた話が必要だったのか</p><p>お兄さん、どうしたんか</p><p>みすずと双子が、オレの顔を見て言う</p><p>Darlingここが試練なのネ</p><p>こいつは、判っている</p><p>オレは今まで、セックスした女は全員、オレの家族にしてきた</p><p>鞍馬美里さんは黒い森の娼婦になる人だ</p><p>オレは、犯罪組織黒い森のメンバーとして、美里さんにセックスを教えないといけないけれど</p><p>娼婦になる美里さんを、オレの家族にすることはできない</p><p>身体を売らないといけない女性はオレだけの女にはならないのだから</p><p>これはDarlingにとって、必要なコトなのネそろそろ、こういうステップを踏まないといけない時期になったノネ</p><p>イーディの言葉が、オレに突き刺さる</p><p>家族が欲しい人は、みんな受け入れてキタケレドアタシたちの家族になりたくても、状況が許さないコも世の中にはいるノネ</p><p>美里さんとは今までの子と同じ様な、セックスはできない</p><p>美里さんに娼婦として生きる覚悟と自身を与え</p><p>それでいて、オレも美里さんに未練を持たないような割り切ったセックスをしないといけないんだ</p><p>あたしたちは別室で観せていただきましょうねまり子さん</p><p>鞍馬美里さんの行く末を見届けるのが、まりこさんのお役目だったでしょ</p><p>鳥居さんはそう、歌晏桃子姉ちゃんに命じられて、ここに居る</p><p>それに、きっとまり子さん自身も、踏ん切りが付くと思うのよ</p><p>旦那様の家族にしていただくことのできたあたしたちとは違う初めてのケースですから</p><p>みすずも美里さんとのセックスの背景を、ちゃんと理解している</p><p>ということで、美里さんと鳥居まり子さんで、このエピソードのクライマックスとなります</p><p>他の人は、また別エピソードでホント、美子さんたら</p><p>1020．少女娼婦の検品　／　美里のファーストキス</p><p>とりあえず、屋敷の中へ戻り1人でシャワーを浴びた</p><p>オレのチンコには、安城姉妹の処女血がこびり付いていたし</p><p>芝生の上でのセックスで、草の匂いも付いていたから</p><p>鞍馬美里さんを抱くためには、身体を綺麗にしないといけない</p><p>それに、オレ自身の心と身体のリフレッシュも必要だった</p><p>だから自分独りだけで、密室のシャワー室に居る時間をもらえたのは助かった</p><p>誰かが居ると、やっぱり気になってしまうから</p><p>セックスはするけれど、自分の女にしてはいけないということ</p><p>鞍馬美里さんは、娼婦になるのだから</p><p>オレは、深すぎる思い入れをしてはいけない</p><p>絶対に、オレの女にはにらないと思っていた雪乃すら今は、オレたちと同居している</p><p>オレは、美里さんを娼婦として送り出すことができるんだろうか</p><p>シャワー室から出ると渚が居た</p><p>他には、誰もいない</p><p>美里ちゃんの方のレクチャーは終わったわ</p><p>お嬢様が、あたしを呼んだのは正解ねあたしは、娼婦を引退して時間が経っているから、客観的になれるけれど今の克子には、この役目は生々しいもの</p><p>役目鞍馬美里さんに、娼婦としての仕事を教える</p><p>克子も、あなたと出会ってからは、もうお客を取っていないけれどというより、黒い森が休業してからそろそろ１年になるから、この１年間は全く娼婦の仕事はしてきていないけれどでも、正式な引退をお客様たちに通知していないから</p><p>克子姉の引退式は娼館の再開と同時にすることになっている</p><p>かつて、娼館の人気ナンバー１だった克子姉の顧客を新しい娼婦たちに紹介する機会を作るのだそうだ</p><p>克子姉自身の発案だ</p><p>引退式をした方が踏ん切りも付くしかつての顧客たちとの繋がりも残せる</p><p>克子姉はこれからのビジネスに、そのコネクションを活かしていきたいらしい</p><p>そうでないと、娼婦として生きるしかなかった時間が無かったことになってしまう</p><p>過去を消去するのではなく辛い記憶も、未来のために活用していきたいと克子姉は言っていた</p><p>そう克子姉の視線は、すでに未来に向かっている</p><p>だからこそ、新しい娼婦の教育無垢な少女を売春婦に墜とすなんて仕事は、させられないんだ</p><p>新生・黒い森の娼館に関することは、顧客の引き継ぎ以外は克子姉には、させられない</p><p>美里ちゃんには、一応、娼婦としての心構えみたいなことは教えておいたわテクニックとかは、もちろんまだ何も教えていないわよ処女の子には余計な知識を与えると混乱するだけだし</p><p>特に美里さんは名家のお嬢様だし性知識は、普通の女子高生よりも低いと思う</p><p>実際にセックスを体験しながら一つ一つ、教えていくしかないな</p><p>オレがそんなことを考えていると</p><p>なぁに、あなたそんな怖い顔をして</p><p>もしかして美里ちゃんに、あなたがセックスを教えてあげないといけないとか、考えているの</p><p>もう、生意気ね</p><p>渚は、そう言ってオレを抱き締める</p><p>渚の豊満な肉体は、柔らかく、温かい</p><p>そんなことは、あなたは考えなくてもいいのよ</p><p>美里さんは、初めてなんだし</p><p>素敵な初体験にしてあげたいとか考えないでね</p><p>あなたは、あの子にとって最初の客でしかないんだから</p><p>美里さんと、このまま深い関係にはなれない</p><p>あなたの役目は、美里ちゃんに身体を売る練習をさせてあげることよ教えるのはセックスじゃないの売春よ</p><p>売春</p><p>だから、気を付けて欲しいのよ売春婦の中には研修相手の男の子に恋をしてしまう子も多いのよねつい、気を許してしまうというか何となく親しみを感じて、相手の男の子に依存してしまうのよね直接、金銭での繋がりのある客でなく、同じ娼館の人間だからこそ疑似恋愛することで、売春みたいな辛いコトに耐えるのよね</p><p>そういう女の子の気持ちを悪用して売春婦を食い物にするオトコも居るわ昔から、売春婦にくっついているヒモっていう職業が存在するのは、そういうことなのよ日本じゃ、売春婦のヒモなんて弱っちくてヒョロヒョロした男のイメージが強いけれど、アメリカ映画なんかじゃ、かなりマッチョな男として描かれるわそれは、西洋ではヒモというのが、売春婦を支配する職業として認識されているからよ無職や芸術家崩れがヒモになって売春婦にタカッているんじゃないのよヒモという裏稼業の仕事があるのよ</p><p>あなたは、黒森家の男の子になったんだから娼婦の初めてを食べるのは権利であり義務なのよ企業が自社製品を売り出す前に、実際に自分で使ってみて、具合を確かめるのと同じよ</p><p>一度も試さないまま客に売ることは、許されない</p><p>あなたがするのは試用であって、検品であってそれ以上のことは、しちゃダメよ商品に疑似恋愛されるのもダメだし、ましてやあなたが美里ちゃんのヒモになるようなことは、あってはならないわそんなのオトコとして最低だし、他の子たちに悪いでしょ</p><p>自分の女に売春させるような男になってはいけない</p><p>だから、オレは美里さんをオレの女にしてはいけない</p><p>みすすや瑠璃子や他の女たちのためにもそれだけは、守らないといけない</p><p>だからあたし、美里ちゃんに言っておいたわ今、あたしのお腹の中にはあなたの赤ちゃんが居るっていうこと</p><p>今、オレを抱き締めてくれている渚はオレの子を妊娠している</p><p>これから娼婦にならないといけない美里ちゃんにはあなたを愛することは許されないっていうことを伝えておいたわそれは、あたしのお腹の中に居る子を不幸にするということだから</p><p>それ以前に美里さんは、常識人だから</p><p>たくさんの女を抱えて、しかも妊娠させてるオレを軽蔑するだろう</p><p>普通の女の子なのだから他の女を妊娠させているという現実は、絶対に受け入れられない</p><p>越えてはならないラインは、引いておいたわいいわね</p><p>渚は、オレの眼を見てそう言う</p><p>オレも、渚の眼を見て答える</p><p>あたしからの注意は、これだけだけれど御名穂さん、何かありますか</p><p>渚が、そう言うと天井のスピーカーから</p><p>じゃあ、１つだけ</p><p>やはり、ミナホ姉さんはオレを監視していた</p><p>今、渚も言っていたけれど教えてあげようみたいな気持ちは全て捨てなさい</p><p>あの子への教育は、あたしたちがするわあなたは、１人の客として娼婦に対してさせたいことを何でもさせなさいあなたがやりたいことは何でもやらせるのよあの子の感情とかは無視するの</p><p>あの子は、これから売春婦になるのよ金で身体を売っている以上お客様のどんな要望にも応える義務があるわ最初のセックスから、そのことをちゃんと理解させないとあなたが甘やかせると、あの子が苦しむことになるわよ</p><p>オレとこれからするセックスが美里さんにとっての基準になる</p><p>オレが、美里さんに気遣い過ぎて求められるのは、こういうレベルのコトかと勘違いしてしまったら</p><p>実際に、客に身体を売る時に困惑することになる</p><p>今、色々と話してみたけれど美里ちゃん自身の売春のイメージは、恥ずかしくて、酷くて、辛くて、痛いことを耐えることなのよもちろん、だからってわざと痛めつける必要はないけれどこんなものなんだって勘違いさせたら、美里ちゃんが後で辛いわよ</p><p>お客様ってホント良い方ばかりではないんだから</p><p>渚やミナホ姉さんは白坂創介の連れて来たサディスティックな客たちに、酷い目に合わされている</p><p>あたしは、新しい娼館にいらっしゃるお客様はなるべく良い方だけをお呼びするつもりだけどでも、最低限度のコトは、あなたがちゃんと体験させておいて欲しいのよあなたには、女のを叩いたり、傷付けたりして興奮する趣味は無いことは判っているからその点は安心しているわでも、少し強引で男が自分の性欲を解消することにのみ貪欲なセックスをして欲しいの</p><p>初めてだからってあなたの方が、下手に気遣うセックスの方が、美里ちゃんのこれからには良くないのよ</p><p>つまりあなたが、やりたいことを全部しなさいやらせたいことを全部やらせるのよ遠慮しないでいいわね</p><p>こういう言い方は、ちょっと酷いかもしれないけれどあなたは、一生、美里さんに好かれることは無いわあなたは、あの子を娼婦に墜とすメンバーの一員なんだからあなたは、あの子の処女を奪い取るのであって、合意はあるとしても、そこに愛は無いのよ生涯、あの子に恨まれるのまずは、その覚悟をして</p><p>それは、ミナホ姉さん自身の覚悟だろう</p><p>ミナホ姉さんも、別の場所で徳大寺園子さんと黒沢直子さんに娼婦になるためのレクチャーをしている</p><p>もちろん、園子さんたちは自分で娼婦になることを選択したけれど</p><p>それでも、やっぱりミナホ姉さんのことを恨むと思う</p><p>黒い森には、今でもミナホ姉さんを慕ってくれている元・娼婦のお姉さんたちがたくさん居るけれど</p><p>ミナホ姉さんを憎んでいる元・娼婦も、いっぱいいるはずだ</p><p>その覚悟がなければ娼館みたいなビジネスはできないわ</p><p>そして娼館は黒森家の稼業だ</p><p>オレも黒森家の男になった以上ミナホ姉さんだけに辛い思いをさせるわけにはいかない</p><p>判った美里さんに一生恨まれることを覚悟してあの人を抱くよ</p><p>オレは、そう返答した</p><p>いいだからといってレイプになっては、ダメなのよレイプだと、女の子の方からしたら自分の意志を無視されて、無理矢理犯されたということにしかならないから娼婦なんだから自分の意志で、お客様の要望を受け入れたという形でないといけないの女の子にとって恥ずかしくて、怖くて、嫌なことを受け入れさせなきゃいけないのよそういう嫌われて当然なことをあなたは、あなたの性欲に忠実に行うのよ娼婦には、気遣い無用なんだから</p><p>嫌われるのは当然で気遣い無しで、性欲を満たす</p><p>美里さんに売春を体験させるんだから</p><p>美里ちゃんにもあなたのことはお客様だと思って対応するように言ってあるわ</p><p>オレたちは売春婦と客という関係</p><p>それ以上でも、それ以下でもない</p><p>それだけでセックスする</p><p>美里さんが、処女だからとかお嬢様だからとかありすのお姉さんだからとか</p><p>余計なことは、頭の中から全部消す</p><p>そう考えたら</p><p>オレ売春婦とセックスするのは初めてだ</p><p>克子姉も渚もオレは、娼婦だと感じたことはない</p><p>そうねだから頑張ってね</p><p>渚は、オレのおでこにキスしてくれた</p><p>あなたは、いつもあたしたちとする時は、自分のことよりもあたしたちのことを優先してくれるでしょ</p><p>渚が、優しく微笑む</p><p>そういう、あなたの優しさがあたしたちは大好きだけれどでも、美里ちゃんは娼婦になるのあなたの女になることは無いのよだから優しくしてはダメ</p><p>欲望を吐き出しなさい我慢しちゃダメよ娼婦を前にして、性欲を我慢することは娼婦を馬鹿にすることだから絶対にしてはいけない、失礼なことだから</p><p>渚に教えられた部屋に向かう</p><p>周囲には誰もいない</p><p>他の子がオレと会わないようにしてくれている</p><p>美里さんの処女喪失前の写真撮影もすでに終わっているそうだ</p><p>全裸と、Ｍ字開脚と、処女膜がハッキリと見える拡げた陰部の写真は</p><p>美里さんが待機している部屋は、監視カメラがたくさんセットされているらしいから</p><p>性交の記録撮影も問題無い</p><p>処女喪失後の写真撮影は、誰かが来るだろう</p><p>とにかくセックスはオレと美里さんだけでする</p><p>娼婦と客だけの密室で</p><p>オレは、すでにバスローブ１枚だ</p><p>気持ちはともかく身体の準備はできている</p><p>美里さんの方はどうだろう</p><p>渚は美里ちゃんは娼婦として部屋で待っていると言っていた</p><p>ということは、格好も娼婦らしい姿なんだろうか</p><p>透け透けのネグリジェとか、赤い肌襦袢だけとか</p><p>その辺は、よく判らないけれど</p><p>教えられた部屋のドアをノックする</p><p>部屋の中から、美里さんの声がした</p><p>オレは、ドアを開き中に入る</p><p>ああ、ここも香月家の客用の寝室なんだな</p><p>お待ちしておりました、お客様</p><p>美里さんは、ベッドの上に正座してオレに三つ指ついて頭を下げる</p><p>その姿は</p><p>どうぞわたくしを鞍馬美里を可愛がって下さいませ</p><p>みすずたちと同じ、超お嬢様校のセーラー服を着ている</p><p>髪の毛も、真っ直ぐに梳かして</p><p>足も、校章の刺繍された紺色のソックスを履いている</p><p>清潔感溢れる、清楚な名家のお嬢様がそこに居た</p><p>深く頭を下げているから首筋に純白のブラジャーの紐が見える</p><p>どうして制服を</p><p>思わず尋ねると美里さんは</p><p>わたくしを買って下さるお客様は名家・鞍馬家の令嬢をお抱きになりたいのですから</p><p>すっと上げた顔は、無理な作り笑いだった</p><p>怖いのだろうすでに眼が潤んでいる</p><p>ですからこの様な姿の方が、お好みに合うと思いました</p><p>オレは甘かった</p><p>美里さんは、ただ娼婦になるんじゃないんだ</p><p>鞍馬家の令嬢が娼婦になるということは</p><p>大金を払って美里さんを抱きたいと思う客は由緒正しい名家のお嬢様とセックスしたいんだ</p><p>それなら、娼婦らしい格好は求めない</p><p>いかにもお嬢様らしい格好の美里さんを抱きたいと思う</p><p>もし、お好みではないのでしたらすぐに着替えますあちらに、色々と服を用意しておりますから</p><p>美里さんは、隣の部屋を見る</p><p>渚とミナホ姉さんのことだから他にもエッチな服とかを用意してくれているんだろう</p><p>いや、そのままでいいむしろ今は、それがいい</p><p>清楚なお嬢様にエロい服を着せてするのは後で良い</p><p>今は</p><p>キョトンとした顔をする美里さん</p><p>いや、あのオレ、多分、１発じゃ治まらないから２回戦は、別の服でやろう</p><p>処女の子に申し訳ないけれどでも、オレの性欲が</p><p>美里さんは、オレの女にはしないさせないならない</p><p>だから、この子とのセックスはこれきりかもしれない</p><p>だったらできることは何でもしたい</p><p>かしこまりましたあの</p><p>美里さんは、恥ずかしそうにオレを見る</p><p>渚様からは性交膣内射精の他に、お口でのご奉仕と飲精を体験するように命じられております肛門での性交は、お客様のお望み次第でするようにと</p><p>オレはアナル・セックスをしたことはない</p><p>あんまり、興味も無い</p><p>この人が娼婦になるのならいつか誰かに犯されるかもしれない</p><p>美里さんの初めては、オレが全て奪いたいという気持ちもある</p><p>だけど初心者が無理してやると、お尻の穴は良くないって克子姉が言ってたな</p><p>オレは上手くやる自信は無い</p><p>ケツには興味が無いだが、お前の子宮はオレの精液でパンパンに膨れるまで注ぎ込みたいと思っている</p><p>一瞬美里と呼び捨てにしたい気分になった</p><p>だが、ダメだオレの女じゃないんだから</p><p>全て、お客様のお望み通りに致します</p><p>よく見ると美里さんは小刻みに、震えている</p><p>本当は、怖いんだよな</p><p>この人は、気の弱い女の子だから</p><p>お客様ど、どうぞこちらへお出で下さい</p><p>ああ、いつまでも離れた距離で向き合ってても、しょうがないもんな</p><p>オレはベッドに向かい、腰を掛ける</p><p>お客様あ、あの、お水はいかがですか</p><p>水</p><p>ああ、ベッドサイドのテーブルに、水差しがある</p><p>よろしければ</p><p>う、うんじゃあ、貰おうかな</p><p>美里さんはガラスのコップに水を注ぐ</p><p>肩から背中のラインが美しい</p><p>こんな所作だけでも、この人が良家の娘できちんとした立ち振る舞いを躾けられていることが判る</p><p>美里さんは、水の入ったコップを持つと</p><p>なぜか、コップに自分の唇を当てる</p><p>水を口の中に含み</p><p>そのまま、オレの元へ</p><p>んん</p><p>オレの唇に自分の唇を当て</p><p>オレの口の中に、冷たい水を注ぎ込む</p><p>ん、ん、んぷはぁ</p><p>口移しの水を飲みきると美里さんのぷっくりとした唇の感覚だけが残る</p><p>わたくしの初めてのキスでございます</p><p>美里さんは、恥ずかしそうにそう言った</p><p>オレは我慢できない</p><p>今度は、オレの方から美里さんにキスする</p><p>ガバッと制服姿の美少女を抱き締めた</p><p>怯えて震える美里さん</p><p>全身が、緊張しているのが判る</p><p>それでも、キスしているうちに抱き締めているうちに</p><p>オレの腕の中で、緊張が緩んでいく</p><p>オレが命じると美里さんは、ピンク色の舌をペロッと出す</p><p>オレは、その舌を啜った</p><p>また、美里さんの肉体が緊張して縮む</p><p>オレは、オレの舌を美里さんの口中に押し入れて口の中の感覚を楽しむ</p><p>これだけで美里さんの息は荒くなっていた</p><p>ああ、心臓もバクバク鳴っている</p><p>全部、初めてなんだな</p><p>初めてです</p><p>よし、それじゃあ</p><p>今度は、オレがコップの水を口に含んで</p><p>美里さんに口移しで飲ませた</p><p>んんんっ、んっんっ</p><p>一生懸命オレに応えようとする、美里さん</p><p>美しく可愛い</p><p>この人の初めてを可能な限り犯したいとオレは思った</p><p>オレはバスローブの前を開く</p><p>見ろ</p><p>自分に向かって勃つ男のペニスを、美里さんは間近で見る</p><p>ほら、触ってみろよ</p><p>オレは、わなわなと強ばる美里さんの右手を掴み強制的に、握らせる</p><p>こんなに、大きいのですか</p><p>まだだ、まだまだ大きくなるぞ</p><p>ああ、熱いですそれに、濡れている</p><p>亀頭の先走り汁に、美里さんは驚いている</p><p>ほら、こうやって優しく手を上下して、撫でるんだ</p><p>オレは美里さんの手に自分の手を重ねて手コキをさせる</p><p>うん、そうだここも触ってくれ</p><p>カリ裏も、指で触らせる</p><p>お嬢様の細くて白い指が生まれて初めて、男の性感を高めるための作業を行っている</p><p>美里さんの熱い息が、オレの顔を撫でる</p><p>すでに、おでこに汗をかいている</p><p>性的興奮よりも、緊張の方が遥かに大きいのだろうけれど</p><p>よし、舐めろ</p><p>ギョッとして、オレを見る美里さん</p><p>これを口に咥えて舐めたり、しゃぶったりするんだ</p><p>美里さんの初めての口唇奉仕をオレは奪い取る</p><p>ということで、美里さんの陵辱が開始されました</p><p>日曜なので、父の世話を兄に頼めたのでグッスリ寝てしまいました</p><p>ちょっと寝過ぎですね</p><p>よくない、よくない</p><p>これで少し体調が良くなればいいのですが</p><p>1021．少女娼婦の検品　／　精の味</p><p>あの、この態勢でよろしいのですか</p><p>ベッドの端に、バスローブの前をはだけてオレは座る</p><p>そのオレの足の間に</p><p>セーラー服姿の鞍馬美里さんが、膝立ちでしゃがみ込む</p><p>１８歳のお嬢様の眼前には、オレの先走り汁でテラテラ輝く勃起ペニスが隆々と突き出ている</p><p>やり方は判りますか</p><p>はい渚様から、模型を使ってご説明していただいておりますただ実際に間近で見ると実物は生々しいです</p><p>男の勃起したチンコなんて、マジマジと見るのはこれが初めてなんだろうな</p><p>はい、ちょっとでもお口でのご奉仕は、娼婦には欠かせないと聞きましたから</p><p>こんな美しいお嬢様を買った客はそりゃあ、絶対にフェラチオさせるよな</p><p>咥えさせらたり、しゃぶらせたりしないはずがない</p><p>黒森様は、シャワーを浴びて来て下さったのですわね</p><p>そりゃまあ汚れたままでは、悪いですし</p><p>渚様のお話ですとお客様の中には、わざと汚れた男性器を娼婦に舐めさせるのがお好きな方もいらっしゃるそうですそれから、娼婦はお客様に命じられたらいつでもどこでも舐めなくてはいけないと渚様は、お芝居が上演中の劇場でご奉仕を命じられた時のお話をして下さいました</p><p>黒い森は高級娼館だからお客が娼婦を連れ出して、観劇や高級レストランへ連れ出すことも多いらしい</p><p>そういう場所でも性的奉仕を要求されることは当然ある</p><p>それからお客様から特に指定の無い場合は、必ず、お客様が射精なさるまで舐めしゃぶり続けるということとわたくしのお口の中に注がれた精液は、唾に溶かして全て嚥下するという定めも教えていただきました</p><p>渚は美里さんを一流の娼婦に教育しようとしている</p><p>この人はオレのモノにはならない</p><p>美里さんが娼婦にならなければ鞍馬家が、他の名家から許されないから</p><p>美里さんの手が細く長い指先が、オレのペニスを捧げ持つ</p><p>確かこうでございますよね</p><p>教わったことを、そのまま反復することで男性器に口を付けることへの拒絶反応や恐怖感を、無理矢理抑え付けようとしているのか</p><p>それではご奉仕させていただきます</p><p>美里さんは、緊張で震えながらも</p><p>チュツと、オレの亀頭の先に唇を付ける</p><p>男根へのキス</p><p>この人が生まれて初めて口に含む男のイチモツはオレのだ</p><p>眼は閉じちゃダメだしっかり見て怖くても</p><p>オレは、美里さんを見下ろしてそう告げる</p><p>は、はい失礼致しました</p><p>美里さんは、恐る恐る眼を開けると覚悟を決めて、オレの亀頭を舌で舐める</p><p>鋭い快感が、オレの背筋に奔った</p><p>温かく湿った赤い舌が、オレの亀頭を舐め上げていく</p><p>気持ち良いよ、美里さんそのまま、続けて</p><p>いつもなら、オレは裸のおっぱいを向き出しにさせて</p><p>フェラチオさせながら、女の子の乳首を鑑賞したり手を伸ばして、生のお乳を揉んだりするのが好きだった</p><p>でも、今は</p><p>一糸乱れず、高校の制服を上品に着ている美里さんがオレのチンコを咥えているという、このギャップが良い</p><p>く、黒森様と、とても、美味しゅうございます</p><p>チンコを舐めたら、そう報告するように渚に教育されたのだろう</p><p>わたくしに、男性器の味を教えて下さってあ、ありがとうございます</p><p>上目遣いでオレを見上げてそう言う</p><p>ど、どうかこのまま、精液の味も美里に教えて下さいませ</p><p>何も知らないお嬢様に、フェラチオさせている状況には、興奮するが</p><p>美里さんの舌技は、まだまだ拙い</p><p>オレの克子姉や渚の口唇奉仕の刺激に慣れたペニスではこのまま、射精に達するのは無理だ</p><p>美里さん、先っぽだけ口に含んでいて唇でカポッと</p><p>は、はい!</p><p>はむっとオレの亀頭を咥える、美里さん</p><p>オレは、自分のペニスの根元を指で掴み前後にシゴく</p><p>いいよ、そのまま口の中で、舌で舐めてそうそれでいい</p><p>オレは、手の動きを加速させていく</p><p>この美しいお嬢様の顔に射精するんだ</p><p>ああ、イクよ美里さん、出るよ美里さんの口の中に</p><p>ぅぅッ</p><p>出るッ</p><p>白濁液が、ビュルルッと美里さんの口内で噴き出るッ</p><p>美里さんは、飛び込んで来た１射目の量と味に驚いてオレのペニスから口を離してしまった</p><p>２射目、３射目の精液は美里さんの顔を汚した</p><p>美里さん、早く咥えてまだ出る</p><p>慌ててパクツと、また亀頭をほおばる美里さん</p><p>ビュルル、ビュルルと精液の残りが、美里さんの舌に注がれた</p><p>んんん、むぬぅぅっ</p><p>やっぱり気持ち悪いんだろう顔を顰めている</p><p>飲むんだ唾に溶かして口の中でクチュクチュして、全部呑み込むんだ</p><p>美里さんは、オレに言われた通り口の中をモグモグさせる</p><p>一度口を開いて中をオレに見せて</p><p>あんっと、美里さんがオレに向かって口を大きく開く</p><p>可愛い舌の上に、オレの白い精液が唾と混じって泡立っている</p><p>よし、呑み込むんだ</p><p>美里さんの喉がゴクリと鳴った</p><p>うんいいよ凄く、可愛い</p><p>オレはベッドサイドのテーブルからテイッシュを引き抜いて</p><p>美里さんの顔に付いた、オレの精液を拭き取る</p><p>あーあセーラ服にまで垂れている</p><p>それから水差しの水をコップに注いで美里さんに渡した</p><p>気持ち悪いだろこれで口をすすいで</p><p>美里さんはオレからコップを受け取ると綺麗な水を口に含み、口の中を濯ぐ</p><p>そして、そのままゴクッと飲んだ</p><p>はぁ、はぁ、はぁはぁも、申し訳ありませんお手数をお掛けして</p><p>初のフェラチオ＆飲精体験だけですっかり、汗だくになっている</p><p>どうだったオレの精液の味は</p><p>思わず本音を言っ手しまった後、美里さんはハッと我に返って</p><p>いえ、とても美味しかったです黒森様の精液は、美味でございました</p><p>いや、美味っていう表現はどうなんだろ</p><p>この味に慣れないといけないのですわね</p><p>精液って人によって味が違うらしいよ同じ人でも、体調によって味が変化するみたいだし</p><p>これから、美里さんが飲まされていくのはオレの精液じゃない</p><p>オレも知らない不特定多数のオトコたちの精液を、この人は味わせられることになる</p><p>だから、今飲んだのが正しい精液の味だとは思わないで</p><p>美里さんは、ちょっと悲しそうに答えた</p><p>オレとのセックスは、美里さんの娼婦生活のスタートでしかない</p><p>この先、もっともっと大変なことが待ち構えているということを彼女自身も想像したようだ</p><p>オレは次の段階に進むことにした</p><p>オレの前に立つんだ</p><p>セーラー服の美里さんがオレの前に立つ</p><p>うん何て、お上品で清楚な娘なんだろう</p><p>たった今、男の精液を呑み込んだばかりには見えない</p><p>自分でスカートを捲り上げてオレにパンツを見せて</p><p>は、恥ずかしいですわ</p><p>また美里さんの呼吸がはぁはぁと荒くなる</p><p>恥ずかしがっている美里さんが見たいんだ</p><p>オレは、彼女の眼を見上げてハッキリと言う</p><p>震える手がスカートの裾を掴み、ゆっくりと持ち上げていく</p><p>１８歳の白い太腿</p><p>本当にこのお嬢様は肌が白い</p><p>でも、１３歳のありすと比べると大分、肉体が成長している</p><p>足も腰もムッチリしていてなかなかエッチだ</p><p>ついに美里さんの股間の純白の布地がオレの眼に映る</p><p>美里さん濡れているよ染みになっている</p><p>女陰の周りが愛液で濡れてパンティの布地越しに、割れ目の形がハッキリと判った</p><p>は、はいも、申し訳ございません</p><p>震えている恥ずかしそうに</p><p>何で謝るんだ興奮したら、女の子は濡れるのが当たり前なんだよそうやって身体の中から、男のチンコを受け入れる準備をしていくんだ</p><p>これからオレとセックスするってことに美里さんは、興奮しているんだよね</p><p>こんなに濡れているんだから</p><p>は、はいみ、美里は興奮しています</p><p>恥ずかしそうに、認めた</p><p>よし、じゃあスカートだけ脱いで</p><p>聞こえなかったのかスカートだけ脱ぐんだ</p><p>美里さんの震える指が制服の横のボタンを外し、ジッパーを下ろす</p><p>するとストンとスカートが足下に落ちた</p><p>超・お嬢様校の上品なセーラー服</p><p>その上半身だけを身に付けて下半身は、パンティのみというのは</p><p>なかなか、いやらしい姿だ</p><p>美里さん</p><p>オレも立ち上がってバスローブを脱ぎ捨てて、全裸になる</p><p>そのまま、美里さんを抱き締めた</p><p>華奢な少女の肉体がオレの腕の中で、小刻みに震えている</p><p>オレよりも２つ年上なのに守ってあげたくなる美しい少女</p><p>いや、こんなにも怯えているからこそ思いきり、汚してみたいとも感じる</p><p>オレが急にキスしたから、美里さんは驚いたらしい</p><p>頭でどんなに恭順しなくてはと思っていても心と身体は、男に陵辱されることを怖がっている</p><p>本当は、オレとセックスなんてしたくないんだ</p><p>そんな彼女の生理的な拒絶反応がオレの興奮に火を点ける</p><p>犯したいこの人を</p><p>この人にオレの勃起をブチ込みまだ誰のモノでもない子宮をオレの精液で汚したい</p><p>ベッドに寝るんだ</p><p>セックスを始めるぞ</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、うううっ</p><p>ベッドに横たわる美里さんの肉体</p><p>オレも、その横に添い寝する</p><p>美里さんは、オレに</p><p>や、優しく優しくして下さいませ</p><p>それは約束できない</p><p>オレは自分のしたいように、美里さんの身体を蹂躙するから</p><p>処女だからといって気遣いはしない</p><p>オレたちは、恋人でも、友人でもないんだからね</p><p>娼婦とその練習相手でしかない</p><p>そうでございましたねお客様</p><p>娼婦の仕事の実地研修なんだからオレは仮のお客なんだ</p><p>本当に金で美里さんを買った客の様に彼女の身体を好きに犯さないといけない</p><p>ここでオレが優しくすると後で、美里さんが困惑することになる</p><p>どうぞ、わたくしをお好きなようになさって下さいどんな、ご要望にもわたくしは従います</p><p>ああ、好きにさせてもらう</p><p>オレはまた、美里さんと唇を合わせる</p><p>舌を差し入れたら、もう慣れたのか美里さんの方から、積極的に舌を絡めてくれた</p><p>オレが、美里さんの胸に手を這わすと驚いて、声を上げる</p><p>触らせろ、揉ませろ</p><p>まずは、セーラー服の上から</p><p>ああ布地の上からでも、ぷにぷにとした弾力が伝わってくる</p><p>かなり、大きい</p><p>あぅぅ、あぅぅ、あぅぅ</p><p>息の荒さが、喘ぎ声に変わっていた</p><p>美里さんは、ずっと自動車通学</p><p>不意に、そんなことを聞いてしまった</p><p>はい幼稚部の頃からそうですが</p><p>さすが、名家のお嬢様</p><p>それなら、朝のラッシュアワーに痴漢に遭った経験もないだろう</p><p>ありすも、そうだよね</p><p>もちろんですわわたくしたちミタマやキヌカも、同じ車で通学していましたからああんんんっ</p><p>オレの手がセーラー服の裾から、内部へ侵入する</p><p>あ、あのお、お客様</p><p>いいから、話を続けるんだ車の運転は誰が</p><p>それはミタマのお父様の部下の方があああっ</p><p>オレは、ブラジャーを押し上げ美里さんの生乳を揉む</p><p>ああっ、あああっこ、こんなことって</p><p>痴漢とかしたことはないけれどこんな気分なんだろうな</p><p>オレの手の中で、温かな肉塊で弾ける</p><p>い、嫌ぁぁこ、こんなのあああっ、恥ずかしい恥ずかしいですわ</p><p>だったら、もっと恥ずかしくするよ</p><p>オレは、セーラー服の上衣を捲り上げて、美里さんのおっぱいを露出させる</p><p>きゃあああっ嫌ぁぁんっ</p><p>やっぱり覚悟ができているつもりでも、実際には</p><p>美里さんはベッドの上でジタバタと両腕で自分の胸を隠そうとする</p><p>隠すな</p><p>オレは、鋭く言った</p><p>お前の身体は今は、オレのモノなんだぞ</p><p>美里さんの身体から、力が抜ける</p><p>は、はいお客様</p><p>手をどけろそれじゃあ、胸が見えない触ることも、乳首を舐めることもできないじゃないか</p><p>美里さんは手を下ろす</p><p>そして、オレを見上げて</p><p>わ、わたくしほ、本当に娼婦になれるでしょうか</p><p>怖じ気づいたのか</p><p>そういうことでは、ございません</p><p>美里さんは自分から大きく服をめくって、おっぱい全体をオレに見せる</p><p>わたくしのこの様な肉体で、本当に皆様がお買い求めになって下さるのでしょうか</p><p>わたくしは渚様のように、素晴らしいプロポーションをしてはいませんから</p><p>ああ、渚も克子姉も豊満でグラマラスな肉体をしている</p><p>セックスアピールが、強烈だ</p><p>それに比べて、美里さんはスラッとしたプロポーションで</p><p>いや、美里さんはなかなか良い身体をしていると思うよ渚みたいな爆乳じゃないけれど、胸だって大きいし均整の取れた、綺麗な身体をしているよ</p><p>でも、わたくしは子供っぽい娘ですから</p><p>同じ年齢の皆様よりずっと劣っていると思うのです</p><p>肉体の発育状態を見る限りは全然、そんな風には思えないけれど</p><p>わたくしは、皆様方よりも人生経験が不足しておりますから</p><p>箱入りのお嬢様として、守られて暮らして来たことにコンプレックスを感じているんだ</p><p>家に保護されて来たことで同年代の女の子よりも、自分には生活体験が不足していると思っている</p><p>だから、自分は子供だと思い込んでいる</p><p>子供っぽいというのは、肉体の発育状況ではなく精神のことか</p><p>そんなの、悩むようなことじゃないよ</p><p>今からオレとセックスしてみたら判るオレが大人のオンナにしてやるから</p><p>驚く美里さん</p><p>大丈夫だ世の中娼婦になる練習で、処女を失うなんていう経験は、なかなかできないんだからこの体験が、強制的に美里さんを大人にするよ</p><p>そうなので、ございますか</p><p>ああ、セックスにはそれだけの力と怖ろしさがあるんだ</p><p>セックスを体験すれば人間も生物で、動物で、しかも野獣だっていうことが心底判るから理性なんて、全然働かないことが</p><p>オレは、美里さんの裸のおっぱいを揉み乳首を指でこねる</p><p>ああ、すっごく良い身体だはっきり言うよオレは美里さんを犯したいセックスして、孕ませたい</p><p>もういいや何かゴチャゴチャしたことを考えるのは、全部止めるオレの眼の前に美里さんが居てオレは美里さんを犯したいメッチャクチャにしたいそれだけでするよ</p><p>悩んだら迷うだけだ</p><p>ミナホ姉さんの言っていた通りオレはオレのやりたい様に、この子を犯す</p><p>余計な心情は捨て去る</p><p>さあ始めるぞ</p><p>いや、待てないね</p><p>オレは、美里さんの胸に顔を埋め頬でおっぱいの弾力と、火照った肌の熱を感じる</p><p>それから、美里さんのピンクの乳首に吸い付いた</p><p>い、嫌ぁぁ、怖いです怖いです嫌ぁぁ</p><p>うろたえるな</p><p>ビシッと、オレは言い放つ</p><p>息を呑む美里さん</p><p>怖いことはしないするのは、いやらしいことだスケベなことだけだ黙って、オレにヤラれて感じていろ</p><p>オレがお前に何をするのか、眼を大きく開けて、しっかり見ていろ眼を閉じたら怖くなるぞ何をされているのか、判らなくなるんだからなでも、ちゃんと見ていれば怖くはならない何がどうなっているのか、判っているんだから</p><p>オレはそう言うと再び、美里さんのおっぱいに吸い付く</p><p>うううッ、嫌ぁぁうぅぅッ、ああっ</p><p>美里さんは声を上げるがさっきよりは、感情が抑えられている</p><p>オレの命令通り、オレを見ているから</p><p>眼を見開いている限りそんなに怖くはならないんだ</p><p>オレは舌で乳首を激しく転がすと美里さんは、大きく喘いだ</p><p>何か、うちにも前に来たあなたの持っている田舎の土地を中国人に売りませんかと言って来た怪しい会社</p><p>逮捕されたみたいですね</p><p>やっぱり、インチキだったか</p><p>世の中、詐欺師ばかりなんでしょうかねぇ</p><p>うちはキッパリ断っておいて良かったです</p><p>1022．少女娼婦の検品　／　娼婦の心</p><p>うううっ、ど、どうしてどうしてです</p><p>はだけたセーラー服姿で、ベッドの上でオレに乳首を吸われている鞍馬美里さん</p><p>18歳の処女が、おでこに汗の玉を浮かべながら潤んだ眼でオレを見ている</p><p>どうしてそんなに、わたくしの胸をあああっ</p><p>オレの舌と唇で刺激された乳首が固く尖っていく</p><p>しょうがないだろ女の子のおっぱいが嫌いなオトコはいないんだから</p><p>ていうかオトコもオンナも関係無く、人間なら誰だって、おっぱいが好きなもんだろ</p><p>こんなにも温かくて、柔らかくて</p><p>母性の象徴である乳房を拒絶する人間はいないはずだ</p><p>乳首なんて、吸ったり舐めたりするために存在しているんだから</p><p>オレは、美里さんの乳首をチロチロと舐め、チュチュッと吸う</p><p>ああっ、で、ですがわ、わたくしの胸でございます</p><p>わたくしの胸はお乳も出ませんし、そんなに吸われても楽しくはないのではありませんか</p><p>いやいや、もの凄く楽しい</p><p>処女のおっぱいだぞ</p><p>まだ、誰も舐めしゃぶったことのない乳首を舐め、乳房を揉んでいるんだぞ</p><p>誰もまだ踏み込んでいない、新雪に足跡を付けるように美里さんのおっぱいをオレは蹂躙する</p><p>そんなことないよ美里さんのおっぱいは最高だ触り心地も、乳首の触感もすっごい良いよ</p><p>１８歳の処女だからこその肌の張りと肉の弾力</p><p>形も良いし、大きさも手頃だよすっげぇ、良い身体だ</p><p>オレは胸の谷間に顔を埋め両手で、おっぱいを揉みしだく</p><p>そんなわたくしなんて</p><p>美里さんは、謙遜するが</p><p>美里さん、そういうのはダメだよ美里さんが、自分のことを高く評価できないとしてもオレが、美里さんの価値を認めているんだから</p><p>そりゃ他の人間の下した自分に対する評価を、納得できないことはあるだろうしそれを無理して、受け入れたりするのは間違っているけれどでも、人に褒められたら、とりあえずは素直にありがとうございますって言うべきなんじゃないかな</p><p>だって、美里さんは娼婦になるんだよお客さんたちは、絶対に美里さんのことを褒めてくれるだって、本当に美里さんは綺麗だしすっげぇ、良い身体をしているんだから</p><p>オレは、ベッドの上の半裸の肉体を眺めてそう言う</p><p>スカートだけを脱ぎ捨てたパンティだけの下半身</p><p>細くて白い生足が艶めかしい</p><p>上衣はおっぱいの上まで捲り上げられている</p><p>ピンクの乳首が、呼吸の度にはぁ、はぁと上下している</p><p>そして羞恥心に赤く染まった、品の良い美しい顔</p><p>全てが一級品だ</p><p>お客さんたちが、美里さんを見て綺麗だとかとても良い身体だとか言ってくれる度にそんなことはありません、わたしより綺麗な人はたくさんいますとか言うつもりそれってお客さんにとっては、テンションが下がるしはっきり言って興醒めだよそう思わない</p><p>オレの言葉に、美里さんは</p><p>いや、そういうのはいいからよし、ちょっと練習してみよう</p><p>練習でございますか</p><p>そうだよオレがこれから美里さんを見て率直に思ったことを言うから褒めるからさ</p><p>あの褒めていただくばかりでは困りますわたくしの悪いところも指摘して下さいませ</p><p>この人は本当に真面目な子なんだな</p><p>名家のお嬢様そのままの性格なんだ</p><p>悪いところは無い</p><p>オレはキッパリと言い切る</p><p>そんなはずはございません</p><p>いや、セックスの相手としての美里さんは最高だよ</p><p>オレは、美里さんの足に手を触れる</p><p>この細すぎでもなく、太すぎでもない良い感じにお肉の付いた足は最高だよそれでいて、長いしうん、プロポーションが良いのは、足が長いからだよな</p><p>さわさわと太腿を撫でるオレの手の感触に美里さんは、身体を震わせる</p><p>お尻と女陰は後で、ゆっくり観賞するとして</p><p>美里さんは、腰がキュッと引き締まってて細いよね</p><p>よくこんな細くて、内臓とかが詰まっているものだと思う</p><p>ホント、抱きついたらポキンと折れてしまいそうなぐらい華奢な腰つきだ</p><p>おへそも可愛いよ</p><p>美里さんのつるつるのお腹にオレは頬擦りする</p><p>形の良いおへそを舌でペロッと舐める</p><p>いやんっ、そんなところ舐めないで下さい</p><p>くすぐったそうに、身を捩る美里さん</p><p>いいや、舐めるよ</p><p>オレは、さらに舌先で、美里さんのへその穴をほじくる</p><p>ああん、いやぁぁんっ</p><p>女性器を責められることは覚悟していたのかもしれないがへそなんかをオレが攻撃してくるとは想定していなかったようだ</p><p>性感帯というものが、人の全身にあるなんていう知識は</p><p>おっぱいもムニムニと柔らかいし、乳首も綺麗な桜色だしこの発起した乳首の舌触りがまた良いんだよな</p><p>オレは、再び美里さんの乳首を舐める</p><p>すっごいよたまんないこのおっぱいなら、一晩中だって舐めていたいよ</p><p>ああっ、あんっああっ</p><p>美里さんの身体に、悪いところなんて１つもない</p><p>さらに、オレは美里さんの首筋を舐め上げ</p><p>ひぃぃいっ</p><p>可愛い唇にキスする</p><p>キスしながら手は美里さんの全身を、まさぐる</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>キスを止めると、美里さんは大きく呼吸する</p><p>興奮しきった赤い顔蕩けた瞳</p><p>あ、あの接吻していただいている間は</p><p>息が息ができませんわ</p><p>口が塞がれていますからですから、あまり長い接吻は苦しいです</p><p>どうして鼻で息をしないんだ</p><p>キスで口を塞がれているのなら鼻で息をすればいいじゃないか</p><p>キョトンとした顔で、オレを見つめる美里さん</p><p>あのこんなにお顔が近いのに、鼻から息をしたりするのはいけないことなのではないかと思ったのですが</p><p>何でそう思うんだ</p><p>だってお鼻の穴が、ぷくっと拡がったりしたら恥ずかしいではありませんか</p><p>ああ、そういう発想か</p><p>あの接吻していただくと、心臓がドキドキしてたくさん、空気が必要になりますから</p><p>それは、鼻の穴が膨らまないように気を付けて呼吸してとしか言えないな</p><p>なかなか、難しいモノでございますわね</p><p>美里さんは、本気で悩んでいる</p><p>ああ、美里さんは本当に可愛いな</p><p>オレは、美里さんの頬にチュッとキスをした</p><p>大きな瞳が、不思議そうにオレを見上げる</p><p>可愛いし綺麗だ</p><p>ただ顔のパーツが整っているんじゃない気品と清潔感がある</p><p>セーラー服を脱がされて、おへそもおっぱいも露出しているのに</p><p>それでも、美里さんはお嬢様として培ってきた品の良いオーラを発している</p><p>こんな麗しい少女が娼婦になる</p><p>この香しい肉体を金で売る</p><p>オトコたちの情欲を好き放題に注ぎ込まれる</p><p>ちくしょうすっごい、悔しい</p><p>美里さんもオレだけの女にしたいよこの身体をオレだけのモノにしたい</p><p>オレは美里さんのお腹に手を置く</p><p>この小さなお腹にいっぱい、精子を注ぎ込みたい美里さんに、オレの子を産ませたいよ</p><p>でもそれは許されないんだよな</p><p>美里さんは鞍馬家の未来のために、娼婦にならなきゃいけないし</p><p>オレは美里さんがこれから働く娼館の人間だ</p><p>こればかりは、オレの我が儘でどうにかなる問題では無い</p><p>美里さんとは、今だけ今日の１回だけなんだ</p><p>グッと奥歯を噛みしめて腹を括る</p><p>割り切らなきゃダメだ</p><p>ジッちゃんやミナホ姉さんの考えはもう覆せない</p><p>いえ、お客様とは今日、１回限りではないとうかがっておりますが</p><p>あの先ほど、黒森御名穂様からお電話をいただいたのですがわたくしが慣れるまでは、研修は今後も黒森様にしていただくと</p><p>今後も</p><p>あのわたくしには良く判らないのですが、性交をしてイクという状況を体験するまでは、何回か体験を重ねなければならないということで</p><p>ああ、美里さんがイケるようになるまでもう数回は、オレが相手をするのか</p><p>それもあらゆる体位とあらゆるシチュエーションで、というお話でしたとりあえず、正常な形式とわたくしが上になっての形式と四つん這いになって後ろからの形の３種類で、常にイケるようになることと屋内とお外とお車の中での性行為をマスターしなくてはならないそうですそうでないと娼婦として売り出せないそうですわ</p><p>正常位と騎乗位とバックでいつでもイケることと</p><p>野外とカーセックスもか</p><p>特に、お車の中での行為をマスターすることが大切なんだそうですわ</p><p>ああ、新生・黒い森の顧客は、政財界の大物たちばかりだから</p><p>会社の役員用の黒塗りの高級車の後部座席で移動中にセックスとか、当たり前なんだな</p><p>お客様に教えていただくのでなくご要望があれば、迷わずに実行できるようにマスターしておくようにとおっしゃっていましたそれは全て、黒森様にお相手していただくようにと</p><p>だけどオレだって、カーセックスとか、そんなに詳しくないよ</p><p>何回か、やったことはあるけれど</p><p>みすずやアニエスが、好きだし車の中でするのは</p><p>でも、プロの娼婦に教えるほどは</p><p>はいですから黒森様にとっても、わたくと学んでいただくのだそうです</p><p>ミナホ姉さんがそう言っていたのか</p><p>黒森様はわたくしの後から娼婦になる方たちにも、研修をなさらないといけないのですから</p><p>ミナホ姉さんが、黒い森の娼館を再開するのは５年間だけだ</p><p>それはもう決まっているけれど</p><p>５年続けるのなら、途中で娼婦の補充もありえる</p><p>うちの学校の岩倉先輩みたいに旧・黒い森時代からの娼婦で、とりあえず他の仕事が見つからなかった人たちと</p><p>新しく娼婦になる子美里さんや、徳大寺園子さん、黒沢直子さん</p><p>それだけでは、娼婦が足りないかもしれない</p><p>また、逆に美里さんみたいに、自分の家の都合で黒い森に身を寄せて娼婦になるしかない運命の人も現れるかもしれない</p><p>オレは、そういう女の子が来る度に最初のセックス研修を担当することになるんだ</p><p>ミナホ姉さんの弟黒森家の男として</p><p>ですからわたくしで、色々とお試し下さい</p><p>黒森様も、まだお若いのにこのようなお役目をなさらなくてはならないのは、本当に大変だと思います一緒に、頑張りましょう</p><p>鞍馬家の長女として妹のありすと、ミタマとキヌカをお引き受け下さったことに、心より感謝致します黒森様のようなお優しい方なら、あの子たちを大切にして下さると、わたくしは信じております</p><p>笑顔でオレに言う</p><p>ですが、わたくしはわたくしのことまでは、黒森様が背負われることはございませんわたくしは家を代表してこの運命を承諾したのですから</p><p>改めて気付く</p><p>この人はオレより年上なんだ</p><p>オレは１６歳で、美里さんは１８歳</p><p>そして、この人は鞍馬家という名家の長女として生きてきた</p><p>家の重さをよく判っている</p><p>黒森様が先ほど、おっしゃった通りわたくしは、ありすたちの様に黒森様にお仕えすることはできませんわたくしは娼婦になるのですお買い求めいただいている時間だけは、その方のモノとなります</p><p>美里さんは、静かに言う</p><p>今は、その研修ですこの研修にも、労働報酬が発生すると黒森御名穂様は、おっしゃっていました</p><p>オレとセックスすることでミナホ姉さんは、美里さんに金を払う</p><p>ですから、黒森様はわたくしの研修の先生ですが同時にわたくしの最初のお客様でもあるのです</p><p>そう美里さんは</p><p>この部屋に入ってから、さっきまでずっとオレをお客様と呼んでいた</p><p>どうぞお客様今だけは、わたくしは、お客様のモノですどうぞ、わたくしをお好きな様にお使い下さい</p><p>再び美里さんはオレをお客様と呼ぶ</p><p>研修という名目で、オレは美里さんを抱く</p><p>美里さんにそれで最初のギャラが支払われる</p><p>つまりこれし売春行為なんだ</p><p>オレたちの間に愛は無い全て、ビジネスだけの関係</p><p>オレもオレの研修としてお金で女を買うセックスを体験しなくちゃいけないんだな</p><p>オレはミナホ姉さんの真意に気付く</p><p>売春で女を買った経験のない男が娼館の経営に参画することは、許されない</p><p>ギャンブルの経験の無い人間に、カジノの経営ができるか</p><p>つまりそういうことだ</p><p>はいお客様がとても、お優しい方だということは、存じておりますわたくしもありすやミタマやキヌカたちの初体験を拝見しておりましたから</p><p>妹たちとオレのセックスを美里さんも観ていた</p><p>ですが、わたくしは娼婦です売春婦です淫売ですそういう娘として今より、扱って下さいませ</p><p>あまり優しくしていただくとわたくしの心が折れてしまいますから</p><p>オレは気を付けていたつもりだったけれど</p><p>ちゃんと美里さんはオレの女にはならないって、割り切っていたつもりだっけれど</p><p>そうか、全然ダメだったか</p><p>謝られてはいけませんわお客様なのですから</p><p>客が娼婦に謝るのは変か</p><p>オレはお前の最初のオトコ、最初の客になるぞ</p><p>はいお客様よろしくお願い致します</p><p>衣装を変えようその格好はオレの趣味じゃない</p><p>オッサンたちなら名門女子校の制服を着た、美里を抱きたいと思うだろうけれど</p><p>オレにとって、この制服はみすずや瑠璃子や美智たちが着ているのを毎日見ているから</p><p>ちょっと生々し過ぎる</p><p>だからだオレが、美里さんを娼婦と完全に認識できなかったのは</p><p>オレの中での美里さんが、まだみすずたちと地続きの名家のお嬢様のまんまになっているんだ</p><p>この姿の美里さんをオレは娼婦として扱えない</p><p>オレが客で、お前を買ったんだからオレには他の服に着替えさせる権利があるよな</p><p>はい、お客様</p><p>美里さんは、すんなりと受け入れてくれる</p><p>こっちの部屋に色んな衣装が用意してあるって言ってたよな</p><p>わたくしは、そう聞いております</p><p>オレはこの客用寝室に続く部屋のドアを開く</p><p>銀色の衣装掛けのバーに、幾つか服が用意されていた</p><p>透け透けのネグリジェや、巫女の服、赤い肌襦袢もある</p><p>看護婦さんの白衣や、ミニスカポリスの衣装も</p><p>パーティグッズ用みたいな、やたら安っぽいセーラー服もあった</p><p>ガーターベルトとか、聴診器とか、小道具の入った箱もある</p><p>どれを着ますか</p><p>美里さんは、セーラー服の上衣に下はパンティだけの格好でやって来た</p><p>これを着ろ</p><p>オレは赤襦袢を選んだ</p><p>今はまだコスプレ・セックスにハマるだけの余裕が無い</p><p>まずは見た目だけでも美里さんを娼婦らしくしたい</p><p>パンティは後でオレが脱がすから、そのまま穿いててくれ</p><p>もちろん、オレの見ている前で着替えるんだ</p><p>美里さんは、恥ずかしそうにセーラー服の上を脱ぐ</p><p>オレにズラされたブラジャーを外し</p><p>靴下も脱ぐ</p><p>それから、肌襦袢をするるっと纏い</p><p>腰紐しか無いようですわ</p><p>小道具の箱から、腰紐を取り出し締める</p><p>何かを見つけて取り出す</p><p>それは椿の花を模したカンザシだった</p><p>美里さんは、髪を上手に束ねカンザシを挿す</p><p>やっぱり、名家のお嬢様だ</p><p>和服を着るのに慣れている</p><p>よく、見せてくれ</p><p>ぴったりと綺麗に纏った和服は、女の身体のラインをハッキリと示す</p><p>薄手の肌襦袢の布地に美里さんの乳首がくっきりと浮いて見える</p><p>胸元や脇から手を差し入れれば美里さんのおっぱいを幾らでも触れることも判った</p><p>本当に、いやらしい格好だ</p><p>それにカンザシでまとめてアップした髪白いうなじがセクシーだ</p><p>ああ、わたくし本当に娼婦なのですね</p><p>美里さんも、壁の鏡で自分の姿を確認する</p><p>いつもの高校の制服を着た普段の自分から赤い肌襦袢の娼婦へ</p><p>美里さん自身も変容していく</p><p>お客様もこちらへ</p><p>オレも美里さんと並んで鏡を見る</p><p>肌襦袢の美しい少女の隣に全裸のオレ</p><p>オレのチンコが勃起している</p><p>お客様</p><p>美里さんは、ウフッと微笑むとオレの前に跪く</p><p>そして、カプッとオレの勃起を咥えた</p><p>オレの男根を頬張る自分を鏡で見ている</p><p>わざと音を立てて、ぺちょぺちょとフェラチオする美里さん</p><p>鏡の中に娼婦が居る</p><p>さっきまでの怯えていた女子高校生は、もういない</p><p>不思議ですわねこの姿だと諦めがつきましたわたくし大胆になれそうです</p><p>もっともっと大胆になれよオレを悦ばせろ</p><p>１８歳の少女は艶やかに微笑んだ</p><p>昨日から母が寝込んだのでちょっと大変でした</p><p>熱を出したので、例の蚊の病じゃないかと疑ったり</p><p>病院へ連れて行ったら、ただの風邪でしたはぁ</p><p>父の方がアタフタして、落ち着かせるのが大変だったり</p><p>1023．少女娼婦の検品　／　美里の処女喪失・最初の膣内射精</p><p>裸身の上に赤い肌襦袢1枚きり</p><p>そして、椿のカンザシで簡単にまとめた髪</p><p>それだけで美里さんは娼婦になってしまった</p><p>人は見た目から、変わってしまうことがある</p><p>うふふお客様</p><p>さっきまで怯え震えていた少女がオレに抱きついて来る</p><p>柔らかな胸肉をオレに押し付けチュッとオレの唇にキスをする</p><p>さあ、ベッドに戻りましょう</p><p>元の寝室に戻り抱き合いながら、ベッドに腰掛ける</p><p>オレは、美里さんを背中から抱き締め肌襦袢の脇の切れ込みから内側に手を差し入れる</p><p>和服ってこういうことがでくる様にデザインされてるのですねあんんっ</p><p>美里さんは、喘ぎながらそう言った</p><p>ああ、着たまんまで美里さんのおっぱいに触れるよ</p><p>肌の火照った乳房をオレは揉む</p><p>あん、エッチですわああんっ</p><p>乳首はさっきよりも固くシコッている</p><p>姿から娼婦になったことで、美里の興奮が高まっているんだ</p><p>そのままベッドに寝て</p><p>美里さんは優雅にベッドの上に横たわる</p><p>帯を解くよ</p><p>帯といっても、細い腰紐が１本きりだ</p><p>蝶結びだから、オレでも簡単に解ける</p><p>シュルッと結び目を解いて</p><p>肌襦袢の胸元を開く</p><p>美しい乳房桜色の乳首</p><p>ああ、さっきのセーラー服の時と違う</p><p>１８歳のお嬢様から子供っぽさが消えている</p><p>処女の聖性を残したまま艶やかな女の色気を漂わせている</p><p>化けていく</p><p>女はどんどん変わっていく</p><p>オレは、もう一度唇にキスをした</p><p>それから首筋を舐め、改めて乳首を吸う</p><p>ああん恥ずかしいですわ声が出てしまう</p><p>いいんだよ声が出て女の感じている声を聞いて、男はどんどん興奮していくんだから</p><p>いっぱい啼けよ啼かしてやるからな</p><p>チュパチュパと乳首を吸いベロベロと舌で舐め回す</p><p>ああんっ、ゾクゾク致しますわああんっ</p><p>美里さんはオレを悦ばすために、さっきよりも大きな声でよがり啼く</p><p>それが娼婦としての正しい作法なんだと学んでくれたらしい</p><p>ああん、ううっお客様、赤ちゃんみたい可愛いですわ</p><p>自分の乳首を吸うオレを見て、そんなことを言う</p><p>胸を舐められることに慣れて来たんだな余裕ができてきた</p><p>オレは、美里さんの下半身に向かう</p><p>肌襦袢の前を開いて</p><p>柔らかなお腹とおへその窪みに再開する</p><p>そして薄い布地に包まれた恥丘に</p><p>そんなに見ないで下さいませ</p><p>白いパンティは、グッチョリと湿っている</p><p>はっきりと女性器の形が判るし、肌の色も透けている</p><p>いいや、しっかり見るよ見ないと、どんな状態なのか判らないから</p><p>オレはパンティの布地の上から、グリグリと陰部を指で刺激する</p><p>処女には、この方が感じるはずだ</p><p>いきなり直に触るのは、どうしても恐怖を感じてしまうから</p><p>布地越しの方が安心できる</p><p>人差し指と中指でクリトリスの辺りを抑えグググッと細かくバイブレーションさせる</p><p>くはぁぁ、ぁぁ、ぅぅ</p><p>大きく息を吐いて、悶える美里さん</p><p>またクチュウと内側から大量の愛液が染み出してくる</p><p>あああっ、ビリビリしますっビリビリが背中まで来るのぉっ</p><p>美里さんも、自分でオナニーとかもしたことが無いんだろう</p><p>女性器をイジって感じるのはこれが最初か</p><p>あああ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>肌襦袢の間から零れ出ている美里さんの胸が、大きく上下する</p><p>上気した赤い肌に、また汗が浮き出してきた</p><p>これを脱がないとセックスできないからね</p><p>オレはすっかり濡れて重みの増したパンティに手を掛ける</p><p>ちなみに脱がさなくても、パンティをズラしてチンコを挿入することもできる</p><p>寧とみすずで試したことがある</p><p>下着を付けたままのセックスに、2人とも激しく興奮していた</p><p>まだ処女のままの美里さんのここを眼に焼き付けたい</p><p>オレの眼で、処女膜を確認したい</p><p>腰を浮かせて</p><p>オレは美里さんに言う</p><p>無理矢理に、パンティを引き摺り下ろしたりはしない</p><p>レイプではないのだから</p><p>今、オレと美里さんがしているのは売春だ</p><p>娼婦には、客の要望に応える義務がある</p><p>美里さんがクッとお尻を上げる</p><p>驚くほど細い腰から、お尻のふくらみへパンティをズリ下ろす</p><p>ああ、ありすも１３歳にしては濃かったから</p><p>１８歳の姉はしっかりと生えている</p><p>美里さんは赤い顔で言う</p><p>こんなことになると判っておりましたらあらかじめ処理しておきましたのに</p><p>いや、これはこれで良い風情がある</p><p>お嬢様の陰毛</p><p>このギャップが、なかなか面白い</p><p>美里さんを買った客は、この毛並みを見て、絶対に興奮すると思う</p><p>そう思ったら辛くなった</p><p>この身体はオレだけのものにはならない</p><p>ほら、全部脱がすぞ</p><p>オレはそのまま、パンティを引き下ろす</p><p>割れ目が見える</p><p>処女の陰唇は、ぴったりと閉じたままだが内部から漏れる液体にテロテロと輝いていた</p><p>オレは、さらに美里さんら細い生足に、パンティを滑らせるように引き下ろし足首から抜く</p><p>まだ肩と腕だけは肌襦袢を着たままだが</p><p>顔、胸、お腹、陰部、足と裸の素肌をオレの眼に晒している</p><p>美里差さんは汗と熱い吐息と、愛液ですっかり蕩けていた</p><p>足を開いて見るから</p><p>ああ、どんな風に開脚すればいいのか、想像できないのか</p><p>まず一旦、そのまま膝を曲げて膝を立てるんだよ</p><p>オレは、美里さんの太ももの裏に手を入れて引き起こす</p><p>クッとくの字に両膝が曲げられた</p><p>そうだそれでそのまま膝を左右に大きく開くんだ</p><p>恥ずかしさに溺れそうになりながら美里さんは、開脚する</p><p>それで、そのまま膝を上にグッと</p><p>オレは美里さんの内ももを掴んで拡げる</p><p>か、カエルみたいですわわたくし</p><p>美里さんは、そう言うが</p><p>冗談じゃないこんなに可愛らしいカエルがいるか</p><p>オレはそう言って美里さんの足の間に入り込む</p><p>まずは、すべすべのお腹に頬擦りして</p><p>それから視線を陰部に向ける</p><p>黒い縮れ毛の下にスーッとナイフでバターに切り込みを入れたような筋</p><p>しかも内側からバターが溶け出している</p><p>オレは、美里さんの両手を掴み秘部に誘導する</p><p>こことここを抑えて拡げるんだくぱあって</p><p>オレに見せるんだ美里さんの一番恥ずかしいところを</p><p>美里さんがオレに言うとおりに下腹部の淫らな唇を指で開く</p><p>愛液が、とろろろっと染み出ると</p><p>内側は、フレッシュなピンクの肉色が、濡れて光っている</p><p>そして、その奥に</p><p>男のペニスを受け入れるための肉穴が</p><p>ああ、白っぽい膜が見える</p><p>うん、綺麗な処女マンコだ処女膜もハッキリ見える可愛いよ</p><p>どうしてだか、美里さんはオレに礼を言った</p><p>あ、あのお客様</p><p>そのわたくしのそこは、お客様を受け入れられそうですか</p><p>セックスに対する恐怖が、そんな質問をさせている</p><p>大丈夫だオレのチンコは、ありすやミタマやキヌカの中にも、根元までズッポリ入ったんだぜ</p><p>オレは、わざと美里さんに見えるように勃起ペニスをシゴく</p><p>１３歳のありすのマンコより、このマンコの方が発育が良いそれに</p><p>美里さんの眼が、オレの張り詰めた亀頭を凝視している</p><p>男と女は、こういう行為をするように最初からデザインされているんだぜ</p><p>人間は、セックスするようにできている</p><p>美里さんのマンコは男のチンコを受け入れられるようになっているんだ</p><p>こんなにも濡れているし、内部も蕩けている</p><p>１８歳の肉体は、すんなりとオレを呑み込むだろう</p><p>そして、美里さんは天井を見上げ</p><p>お父様、お母様お許し下さい美里は、純潔を保ったまま他家に嫁ぐことはできませんでした</p><p>わたくしはこれより身体を売ります美里は女の操をお金で売るような、悪い娘になりますもう、美里はどこへもお嫁に行くことができませんどうか、罪深いわたくしをお許し下さい</p><p>ああ、この人は結婚するまでは、処女を守るのが当たり前だと思っていたのか</p><p>本当に箱入りのお嬢様なんだ</p><p>お待たせ致しましたどうぞ</p><p>自分で、割れ目を開いたままオレの挿入を待つ</p><p>わたくしのつたない肉体を、ご存分にお楽しみ下さいませ</p><p>避妊はしないからな中に射精するいいな</p><p>はい覚悟はできております</p><p>もし、妊娠したらオレが生涯、面倒を見よう</p><p>いや、そんなことにはならないのか</p><p>ミナホ姉さんは、美里さんにも緊急避妊薬を飲ませるだろう</p><p>だから、オレがどれだけ膣内射精しても美里さんは妊娠しない</p><p>オレは激しく、この人を孕ませたいと感じていた</p><p>この人が欲しいオレのモノにしたい</p><p>そうすることはできない、それは許されないことだと頭の中では理解している</p><p>理解しているからこそ欲しくなる</p><p>オレの中に情欲の炎が燃え上がった</p><p>するぞ</p><p>オレは、美里さんのお尻の下に枕を入れて腰を高くする</p><p>その方が、勃起を突っ込む角度が良い</p><p>それから、美里さんの裸身にのし掛かって</p><p>痛がっても、止めないからな</p><p>痛がったり致しませんわわたくし</p><p>美里さんは強がりを言う</p><p>オレは、美里さんにもう一度キスしてから</p><p>唇の感触を楽しんでから自分のペニスを掴んで、美里さんの入り口に向ける</p><p>割れ目に亀頭を押し付ける</p><p>クリトリスから上下にグリグリと</p><p>亀頭の熱さを肌で感じて、美里さんが声を上げた</p><p>やっぱり、膣口やクリトリスを舐めて一度、イカせてあげた方が良いだろうか</p><p>その方が、すんなりとオレの勃起を胎内に受け入れられると思う</p><p>この人は娼婦になるんだ</p><p>いつも、たっぷりと前戯をしてくれる客ばかりじゃないだろう</p><p>美里さんの肉体の状況を確かめずに、いきなり突っ込んで来る男もいるはずだ</p><p>オレとの初体験最初の売春で、美里さんが</p><p>セックスとは、こういうものなんだと思い込んでしまったら、良くないと思う</p><p>だから、これ以上の前戯は不要だ</p><p>このまま、ブチ込んでしまった方がいい</p><p>力を抜け大きく深呼吸するんだスゥ、スゥ、ハァって３拍子で</p><p>リラックスするための呼吸法くらいは、教えたっていいだろう</p><p>これからの売春セックスに役立つはずだ</p><p>ほら、やって見ろよスゥ、スゥ、ハァのリズムだ</p><p>いつもなら、オレも一緒にやってやるんだろうけれど今日は、そこまで優しくしてはいけない</p><p>はいすぅぅ、すぅぅ、はぁぁ</p><p>美里さんは、オレに言われた通りの呼吸を開始する</p><p>すぅぅ、すぅぅ、はぁぁ</p><p>そのリズムに合わせて、オレも亀頭を膣口に擦り付ける</p><p>少しずつ、慣れてくる</p><p>男性器と女性器が、触れ合っていることが</p><p>美里さんの肉体から、緊張が解けてくる</p><p>息を吸い込み始めた瞬間を狙ってグイイイッと奥へ突き込む</p><p>息を吸っている途中だから、美里さんは叫び声を上げることさえできない</p><p>狭い肉壷にオレの熱い勃起が、潜り込むッッ</p><p>オレの亀頭が肉の壁に阻まれる</p><p>オレは躊躇せず、腰に力を込めて破るッ</p><p>処女膜に開いた穴を押し広げるゥゥッ</p><p>痛ぁぁいッッ</p><p>美里さんの顔が、痛みに歪んだ</p><p>それでもオレは、侵攻を止めない</p><p>美里さんの肩を掴んでグググググッと</p><p>あああああっ、痛い痛い痛いですぅッ</p><p>亀頭の膨らみが、処女膜を通過すれば後はゴールまで一直線だ</p><p>ずぶぶ、ずぶぶぶぶぶっ</p><p>痛い痛いぃぃぃぃぃ</p><p>ボロボロボロっと、美里さんの大きな瞳から大粒の涙が零れた</p><p>泣くな、ちゃんと見ていろ誰に処女を捧げたのか、覚えておけオレの顔を記憶に刻みつけるんだ１００年経っても忘れるな</p><p>涙を堪えて、美里さんがオレを見上げる</p><p>そうだ、それでいいんだっふぬぅぅっ</p><p>オレの勃起が根元まで打ち込まれる</p><p>美里さんの狭い膣に全部押し込んだ</p><p>ほら、全部入ったぞ</p><p>くぅああああっ、くぅぅ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁぁ</p><p>美里さんは、おでこに汗の玉を浮かべて異物の挿入に耐えている</p><p>堪えている</p><p>ほら、触ってみろ根元まで全部入っているだろ</p><p>オレは美里さんの手を取り結合部を触らせる</p><p>は、はい入ってます全部あんなに太いものが、わたくしの中に入ってしまっています</p><p>オレたちは、セックスしているんだ</p><p>はいわたくしは美里はお客様と、セックスしております</p><p>オレに処女を捧げられて嬉しいって言え</p><p>はい美里は、お客様に初めてを献上することができてとても嬉しゅうございます</p><p>娼婦として今の美里さんは、オレが悦ぶことは何でもする</p><p>どんな命令にも従うだろう</p><p>好きだぞ美里お前が好きだ</p><p>いいえ、お客様わたくしは娼婦でございますわたくしにはどなたかに愛していただく資格は、もうござません</p><p>美里</p><p>どうぞ、これからも美里の身体をお買い求め下さい可愛がって下さいませどうぞ、美里を</p><p>そうだこの人は娼婦</p><p>鞍馬家の資産と鞍馬閣を取り戻すまでは誰のモノにもならない</p><p>動くぞ痛むだろうけれど、我慢してくれ</p><p>痛ぅぅッ</p><p>ちょっと抜き差ししただけでも、美里さんは痛むらしい</p><p>引き裂かれた処女膜が、傷になっているんだろう</p><p>オレのペニスは美里さんの初めての証で赤くなっていく</p><p>くぅぅ、うううっ</p><p>そうじゃないさっき教えたろすぅ、すぅ、はぁのリズムだ</p><p>すぅぅ、すぅぅ、はぁぁ</p><p>オレと美里さんの呼吸が合っていく</p><p>オレが突き込む度に、美里さんのおっぱいがゆさゆさと揺れる</p><p>オレは、また胸を揉んだ</p><p>乳首を指でこねる</p><p>処女膣の締め付けが気持ちいい</p><p>みっちりと詰まった肉壷が、オレの勃起をキュキュッと包み込む</p><p>あああ、イキそうだ美里さん</p><p>オレの内側から、熱い塊が立ち上って来る</p><p>出すよ美里さんの中に子宮にオレの精液が、ドクドク噴き出すよッ</p><p>どうぞあああ、どうぞ何でもして下さい</p><p>美里さんは興奮と絶望に包まれて叫ぶ</p><p>オレを抱き締めてくれグッとオレを</p><p>はい、お客様ぁっ</p><p>美里さんの細い腕がオレの背中へ</p><p>ギューッとオレを強く抱き締める</p><p>い、イクッ</p><p>オレは、思い切りズブッと腰を押し込んで</p><p>大きく張り詰めた亀頭を、美里さんの子宮口に押し当てる</p><p>オレの臭い白濁液が美里の無垢の子宮を汚していく</p><p>あああっ、お腹の底が熱いです何か入って来るお腹の中に拡がっていくぅぅ</p><p>ドクドク</p><p>それが精液だよっオレの精液で受精しろ美里ッッ</p><p>は、はい、お客様ぁぁはいっっっ</p><p>美里は、ギュッとオレの身体にしがみついて</p><p>オレの精を子宮で受けとめる</p><p>ああああ、わたくし堕ちちゃぅぅ堕ちていくぅぅぁぁ</p><p>オレの射精はなかなか、終わらなかった</p><p>美里さんは汗と涙と愛液と精液で、全身、びしょ濡れになっている</p><p>苦しそうに、大きく息をしていた</p><p>オレは、美里さんと繋がったままぐったりと彼女の火照った裸身に身体を重ねている</p><p>オレは、美里さんの鼻の頭の汗をペロッと舐めた</p><p>塩っぱくて苦い</p><p>い、いかがでしたか</p><p>美里さんが、オレに言う</p><p>わたくしの初めては楽しんでいただけましたか</p><p>良かったよありがとう、オレに処女をくれて</p><p>オレは、美里さんにまたキスをする</p><p>でも、まだ足らない全然射精し足りないよ</p><p>オレはこの人に、もっともっと中出ししたい</p><p>美里さんの肉体から何メートルも離れてもオレの精液の臭いが漂うくらい</p><p>美里さんの胎内に射精したい</p><p>この人の子宮をオレの精液だけで満たしたい</p><p>美里さんを孕ませたい</p><p>ご満足なさるまでどうぞ今のわたくしは、お客様に買われているのですから</p><p>美里さんのその言葉に</p><p>オレのペニスが、胎内でまた強ばっていく</p><p>うーむ、なかなか体調が良くないです</p><p>季節の変わり目というか暑くはないけれど、妙に湿気で蒸す日が続いていますから</p><p>今年は、変な雨も多いですし</p><p>皆様もご自愛下さいませ</p><p>1024．少女娼婦の検品　／　レモレード</p><p>ううっ、うううっ痛っぅぅくぅぅ</p><p>オレの下で裸の美里さんが苦しんでいる</p><p>処女喪失から、連続した２度目のセックス</p><p>オレの勃起ペニスで、胎内をグチュグチュと掻き混ぜられている</p><p>うううっくぅぅうううっ</p><p>美里さんは、まだセックスでの腰使いなんかは判っていないから腰を振って突き込んでいるのはオレだけだ</p><p>美里さんは、ただ仰向けに寝て大きく足を拡げて、オレに一方的に犯されているだけだ</p><p>それなのに美里さんの全身の肌は、汗ですっかりビショビショになっている</p><p>心臓がバクバク鳴って、全身に熱い血液が循環し１８歳の裸身を内側から温めているから</p><p>火照った肌が汗をかく</p><p>まるで炎天下でマラソンでもしているかのようにグシャグシャに濡れている</p><p>あああっあああっぐぅぅ</p><p>まだ、性交が気持ち良いはずがない</p><p>処女膜を破られ、誰も入ったことのない膣道を強引に犯されているのだから</p><p>愛液と処女血とオレの１度目の精液を潤滑油にしているとはいえまだ痛いだろう苦しいだろう</p><p>だけど、オレは腰の動きを止められない</p><p>勃起は最大限に張り詰めている</p><p>吐き出したい</p><p>美里さんの子宮に、ドクドクと</p><p>そして、妊娠させたい孕ませたい</p><p>この弾む肉体をオレだけのモノにしたい</p><p>それは叶わぬ願いなのだということは判っている</p><p>この人は娼婦になる運命なんだということは、判っているけれど</p><p>オレのズンッという突き込みに</p><p>美里さんの汗まみれのおっぱいが、ぷるるんと揺れる</p><p>黒森さまぁぁ黒森さまぁ</p><p>美里さんが、オレを見つめている</p><p>わたくしの肉体はいかがですかわたくし娼婦として、やっていけますでしょうか</p><p>最高だよ美里さんの身体はキュッと締まりが良くて、抱き心地が良くてすっげぇ、可愛い可愛いよ美里さん</p><p>オレは、素直にオレの感じていることを言った</p><p>これから、わたくしたくさんの男性と、これをするのですね</p><p>何十人、何百人もの男性を身体に受け入れるのですね</p><p>娼婦になるのならば</p><p>身体を売る金でセックスを提供するのならば</p><p>今日のこの痛みとお腹の底に感じる熱を、わたくしは生涯忘れませんわ</p><p>少女の身体に異物を差し込まれる</p><p>熱い血潮で勃起した男のペニスで、深々と犯される臭い熱液を子宮に射精される</p><p>美里さんオレ</p><p>やっぱりジッちゃんとミナホ姉さんに</p><p>美里さんを娼婦にしないように、懇願してみようか</p><p>オレの女にしてもらえるように</p><p>オレには鞍馬家が背負っている借金を肩代わりすることはできない</p><p>それに、鞍馬家が名家の誇りを汚したペナルティとして、令嬢の美里さんが娼婦に墜とされるというジッちゃんや歌晏さんたちの決定を名家の人間でないオレが覆せるはずもない</p><p>オレは何も持っていないただの高校生なんだ</p><p>オレは嫌だ</p><p>この人が他の男に金で買われるのは</p><p>この人の子宮に、たくさんの男たちの精子が染み込んでいくのは嫌だ</p><p>そんなお顔をなさらないで</p><p>美里さんが、痛みを堪えながらオレに微笑んでくれた</p><p>どうか、わたくしの身体を楽しんで下さいませ</p><p>そうしていただけないとわたくしが辛いです悲しくなります</p><p>わたくしは娼婦です娼婦になったのですから</p><p>この人は誇り高い</p><p>どんなに惨い運命でも受け入れていく強さがある</p><p>わたくしを娼婦としてお使い下さいませ黒森様には、ありすとミタマとキヌカを引き取っていただきましたわたくしは、それだけで幸せでございますから</p><p>妹や警護役たちと一緒に、美里さんも救済されることはないと彼女は、悟っている</p><p>絶対に越えられないラインがそこにはある</p><p>これで、鞍馬の家はありすが、継いでくれますいずれありすが産む、黒森様のお子がですから、わたくしはこのまま娼婦になりますそれで良いのですわもはや、何の憂いもございません</p><p>ありすが、本当にオレの側室として認知されることになれば</p><p>ありすが産む子は、みすずが産む子の腹違いの兄弟になる</p><p>香月家との間に血縁を作ってその子が、鞍馬家の後継者となる</p><p>わたくしのことはどうぞ、このままお見捨て下さいませ</p><p>美里さんはオレの未練を断ち切ってくれようとする</p><p>あなたは、わたくしの最初のお客様でございますわたくしを娼婦として扱って下さいそうしていただけないと黒森様のお優しさは、今のわたくしには毒になります</p><p>美里さんが、もう覚悟しているのにオレが割り切らないと</p><p>美里さんだけが辛くなる</p><p>そうだね結局、美里さんを娼婦でなく、オレの女にしたいというのはオレの身勝手な気持ちでしかないんだよな</p><p>いえ今だけは、わたくしはお客様のモノになっていますわ</p><p>美里が、小さくオレに微笑む</p><p>わたくしの中にお客様がいらっしゃいますわたくしの初めてはお客様だけに捧げております</p><p>明日以降は、どうなるか判らないが</p><p>今だけは少なくとも、このセックスの間だけは</p><p>美里さんは、オレのモノだ</p><p>ああ、美里さん美里さんあああっ</p><p>オレは熱情のままに狭い膣肉に、勃起ペニスを突きたてる</p><p>ああオレの突き込みが、強すぎたらしい</p><p>いいのですもっと、もっとわたくしを犯して下さいわたくしの初めてを味わって下さいませ</p><p>ああ美里さん美里さんあああっ</p><p>くぅぅ、あぅぅ、あああっ、うううっ</p><p>眼で耐える美里さんの麗しき顔を見る</p><p>耳で苦しむ美里さんの喘ぎを声を聞く</p><p>鼻で香しき美里さんの酸っぱい淫臭を嗅ぐ</p><p>手で弾ける美里さんの熱っぽい肌を嬲る</p><p>そして、ペニスで狭く湿った美里さんの胎内をエグる突く</p><p>ぅぅ、ぁぁ、ぅぅ、くぅぅ</p><p>今だけは美里さんの肉体の全てを知っているのは、世界中にオレだけだ</p><p>美里さんの処女膜が破れた感触を体験できたのはオレだけ</p><p>最初に処女の子宮に精を流し込んだのも</p><p>ああっ、出そうだまた出そうだよ美里さん</p><p>オレは、ラスト・スパートに奔る</p><p>くぅぁぁ、出してぇ出して下さいわたくしの中に下さいませ</p><p>ああ、出すぞこのまま妊娠しろ孕めよ美里、あああ、美里ぉぉ</p><p>オレは本心を叫ぶ</p><p>あああ、美里ぉぉぉ美里ぉぉぉぉ</p><p>出して出してわたくしに</p><p>ああああ、美里ぉぉぉぉぉぉぉッッッ</p><p>亀頭の先から噴き出るぅぅッ</p><p>熱い出てますああ、熱いのがお腹の奥に溜まっていくぅぅ</p><p>美里は１回目の射精の時と同じ様に、ギュッと下からオレの背中を抱き締めてくれた</p><p>オレは、美里の唇にキスしながらガクガクと何度も腰を押し付けて</p><p>子宮の入り口に亀頭を擦り付けながら、精を吐き出し続ける</p><p>ああああっ、美里美里美里ぉぉぉ</p><p>オレは射精しながら</p><p>スーッと全身の力が抜けていく</p><p>美里の裸身に身体を重ねたままオレは意識を失った</p><p>眼の前に美里さんの大きな瞳があった</p><p>お目覚めですか</p><p>オレ、どれくらい寝てた</p><p>美里さんと繋がったまま、射精後に脱力して</p><p>１０分ぐらいですわ</p><p>オレの下の美里さんの裸身は、まだ汗で湿っている</p><p>ありすやミタマたちもお相手なされたからお疲れなのですね</p><p>いやそれを言うなら、昨日から</p><p>ずっと、セックスし続けている</p><p>それも、一番気を遣う処女とのセックスが重なっているから</p><p>ごめん、重いだろ今、どくから</p><p>オレは、美里さんの裸身の上で気絶していたんだな</p><p>ベッドに手を付いて、何とか身体を起こそうとするが</p><p>身体が鉛のように重い</p><p>ああ今までは、緊張して集中していたから、自分の疲労に気付いていなかったけれど</p><p>軽く意識を失ったことでどすんと身体が重くなっている</p><p>こんなにくたびれていたんだ</p><p>大丈夫です苦しくはありませんからお客様の重みを感じられて、むしろ幸せですわたくし</p><p>美里さんは、そう言ってくれた</p><p>あなたが、初めてで本当に良かったですわ</p><p>あなただからわたくしの初めては、怖くありませんでした安心してできました</p><p>でも、痛かったろ苦しかったんじゃないのか</p><p>それは初めてですから、仕方ありませんわ</p><p>美里さんは、オレの額に自分のおでこを押し付けて言う</p><p>でも、あなたが一生懸命して下さったから恐怖は感じませんでしたありがとうございます</p><p>そ、そう言われても</p><p>もちろん、わたくしにだって全てのお客様が、あなたのように優しくないことは判っていますきっと、わたくしが苦しむ様子を見るのがお好きな方もたくさんいらっしゃるのでしょうね</p><p>娼婦は色んな性癖の客の相手をしなければならない</p><p>客が望むなら、どんなことでも</p><p>そういう方が最初でしたに、わたくしは心が折れてしまったかもしれません本当に、あなたで良かったです</p><p>美里さんは笑っている</p><p>もうしばらくは、わたくしの研修が続くことになると思いますどうぞ、よろしくお願い致しますお客様</p><p>美里さんが、イケるようになるまで</p><p>セックスに慣れるまで２週間ぐらいは、オレが相手をし続けることになる</p><p>色々と教えて下さいませ</p><p>そう言って、チュッとオレの唇にキスしてきた</p><p>美里さんの方から</p><p>コンコンと部屋のドアがノックされ</p><p>オレたちが返事する前に、ガチャリとドアが開く</p><p>失礼入るわよ</p><p>渚と寧だった</p><p>はーい、お疲れ様記念写真を撮りに来たよ</p><p>寧はカメラを持って来ていた</p><p>今はほらルリちゃんたちは、ここには越させられないからさっ</p><p>幾ら瑠璃子が、ハメ撮り写真の撮影が好きでも</p><p>娼婦としての美里さんを、香月家の令嬢が撮しに来るわけにはいかない</p><p>今は黒い森の人間だけで、全てをやらないと</p><p>寧は、娼婦ではないけれど</p><p>黒い森のメンバーだし、ここ数年は、娼館で暮らしていた</p><p>だから、娼婦たちに慣れている</p><p>はい、あなたはこれを飲んで冷たいレモネードよこういう時は、甘くて酸っぱいものを飲んだ方が、頭がスッキリして、身体が楽になるから</p><p>渚が持って来たワゴンを部屋の中に入れた</p><p>何かドリンクの入ったボトルから、コップに注ぐ</p><p>オレは、重い身体を起こし渚からコップを受け取る</p><p>この部屋の中は、オレたちの汗や何かで少し湿っている</p><p>冷たいレモネードを入れたコップには、水滴がいっぱい付いていた</p><p>レモンの鮮烈な匂いがする</p><p>ああオレ、もの凄く喉が渇いている</p><p>美里さんだけでなく、オレもいっぱい汗をかいたしたくさん射精したもんな</p><p>慌てないで、ゆっくり味わって飲むのよ</p><p>オレはゴクリと飲む</p><p>一気に飲み干したい欲求を抑えて、ゆっくりと</p><p>冷たい甘い酸っぱい</p><p>身体に染み込む</p><p>もう一杯くれよ美里さんにもあげたいから</p><p>オレがコップを返すと、渚がまたレモネードを注いでくれた</p><p>うん、美里さん</p><p>オレはまずは、自分の口にレモネードを含み</p><p>そのまま口移しで美里さんに飲ませてあげる</p><p>んんっ、んんっ</p><p>コクコクッと可愛い喉が鳴る</p><p>はぁぁ美味しいですわ</p><p>美里さんも、身体が冷たい飲み物を欲していたみたいだ</p><p>それならオレはさらにレモネードを、仰向けの美里さんの口に送り込む</p><p>また喉が、コクッと鳴る</p><p>オレたちのそんな様子を寧がカメラで撮っていく</p><p>よーし、そんじゃあちょっと、そのまま繋がっているところを撮りたいから</p><p>オレのペニスは、まだ美里さんの中に入っている</p><p>美里さーん、あたしのカメラに目線を下さーい</p><p>男女の結合をしているオレたちの痴態を寧は何枚も撮していく</p><p>じゃあ、ヨッちゃん抜いてアソコから、精液が垂れているところを撮るから</p><p>いつまでも、繋がったままではいられないか</p><p>美里さん抜くよ</p><p>オレたちは、お互いの顔を見つめ合ったまま</p><p>グッと、狭い膣肉に包まれたペニスを引き出す</p><p>美里さんの顔が、切なそうに歪んだ</p><p>そして、オレの亀頭がぬぽんと、割れ目から出る</p><p>さすがに萎え始めていたから、簡単に抜けた</p><p>ほんの少しの時間差で美里さんの割れ目から、とぽとぽと２発分の精液が零れ落ちる</p><p>その様子も寧がカメラで記録していった</p><p>この写真少し加工して、美里ちゃんのプロモーションに使うから</p><p>美里ちゃんは、もう処女じゃないセックスをちゃんと仕込まれているって宣伝した方が、よく売れるのよ娼婦を買うのならある程度のテクニックがあって、男の心理を判っている方が好まれるから処女としてみたいっていう願望を持っていらっしゃるお客様はたくさんいらっしゃるけれどでも、実際に処女の相手をするのは面倒だし、大変だってことは、みんな判ってらっしゃるからホンモノの処女じゃ気楽にセックスできないものそれよりは処女性のある娼婦を抱く方が楽しく遊べるものね</p><p>うんオレには、良く判る</p><p>処女の子とセックスすると色々と、考えちゃうもんな</p><p>その子のその後の人生を全て、オレが背負わないといけないって</p><p>新しい黒い森では処女は売っていないということもお客様たちには、判っていただかないといけないわだから美里ちゃんが、セックスを体験済みだという証拠として、この写真をお客様にお見せすることもあるのよ</p><p>あ、写真画像を渡したりはしないから安心してっそういう証拠に残るようことは絶対にしないからただ娼婦を選んでもらう時に、見せるだけだよ</p><p>わたくしは、そういうことに関しては何も判りませんから全て、皆様にお任せ致しますわ</p><p>美里さんは、寧に裸身を撮影されながらそう答えた</p><p>とにかく、娼婦として売り出される美里さんはもう処女ではないということが強調されるんだな</p><p>すでに研修でセックスを仕込まれていると</p><p>はーい、オッケーこれで使用前、使用後両方撮影したからねっ</p><p>ああ、オレは見ていないけれど処女のままの裸体も、撮影済みなんだっけ</p><p>はいじゃあ、今日の研修は終了よもっとも、あなたがまだヤリ足りないのなら続けてくれていいけれど</p><p>いやオレは、もう充分だよ</p><p>２回も中出ししたし意識を失うほど、疲れている</p><p>そうじゃあ、美里ちゃんはそっちのバスルームでシャワーを浴びて来て</p><p>わたくしだけでございますか</p><p>美里さんはオレを見る</p><p>あのわたくしが、お客様を洗って差し上げるべきではないかと思うのですが</p><p>本当はそうなんだけれどね娼婦のお仕事としてはセックス前とセックス後にお身体を洗って差し上げて、服を着せて差し上げるところまでしないといけないんだけれど今日はいいわちょっと、この人にお話があるのよだから、あなただけ先にシャワーを浴びて来て</p><p>美里さんが、ゆっくりとベッドの上で身体を起こす</p><p>つッ</p><p>ああお腹が痛むんだな</p><p>処女を失ったばかりだから</p><p>大丈夫か立てるか</p><p>オレが手を貸そうとすると</p><p>美里さんは、よろよろと立ち上がった</p><p>ポタポタポタッと割れ目から、オレの白濁液が床に滴る</p><p>美里さんの内股は、処女血で赤く染まっていた</p><p>洗って参ります</p><p>美里さんは、腰を落として痛むお腹を擦りながらのたのたと、シャワールームへ入って行った</p><p>やっぱり、オレ一緒にシャワーを浴びてくるよ</p><p>オレが付いていた方が良いと思う</p><p>独りになれる時間をあげないとねどんなに覚悟を決めたって好きでもない男の子に、処女を奪われたのよやっぱり、ショックなのよ女の子なんだから</p><p>どんな理由があろうとも誰だって、娼婦になんかなりたくはないんだから</p><p>美里ちゃんは、お嬢様育ちだからヨッちゃんの前では、何とかセルフコントロールで毅然とした顔でいるけれどさ本当は、メチャクチャ辛いと思うよ</p><p>だから独りでシャワーを浴びて、泣く時間をあげないといけないのよシャワーを浴びながらなら、泣けるでしょ水音で誤魔化せるから</p><p>そうか渚は、よく判っている</p><p>渚自身が、元・娼婦だから</p><p>それは少し、甘すぎるんじゃないの</p><p>天井のスピーカーから、ミナホ姉さんの声がする</p><p>むしろ、ここで緊張の糸が切れてしまう方が良くないわ</p><p>でも御名穂さん</p><p>今、優しくするとあの子がヤワになるわそんなんじゃ、この先、生き残っていけなくなるわよ</p><p>公あなた、あの子を追い掛けてシャワールームに行きなさい</p><p>やっぱり、オレが行くのか</p><p>それで美里さんをオレが洗ってあげればいいのかな</p><p>違うわもう一度、犯すのよ</p><p>独りになって気が緩んで、泣き出したあの子を犯しなさいあの子が、シャワーのお湯で洗い清めた女性器に、もう一度あなたの精液を注ぎ込むのよ</p><p>そこまでやらないとあの子は、お嬢様から脱皮できないわ</p><p>ご覧なさいこれが今のあの子よ</p><p>壁のモニターにシャワールームの様子が映し出される</p><p>泣いている美里さんの姿があった</p><p>シャワーヘッドを股間に当て必死に、オレの精液を洗い流している</p><p>くぅぅ、ぅぅ、わたくしわたくしは</p><p>ボロボロと大粒の涙が大きな瞳から床のタイルに零れ落ちている</p><p>わたくしはどうして</p><p>手がブルブルと震えていた</p><p>なぜこんなことにうううっ</p><p>さっきの初めてが、あなたで良かったみたいな言葉は強がりだったんだ</p><p>本当はオレに処女を奪われたことが、ただただショックなんだ</p><p>娼婦になると決めたと覚悟と実際の心の状態が乖離している</p><p>オレや渚たちの前では強がったままで独りだけになったら、恐怖がフラッシュバックしてくるようになる</p><p>あの子は今の姿を、あなたに見られたくないと思っているでしょうね激しく泣きじゃくっている素顔の自分を</p><p>判ったもう一発、犯してくるよ</p><p>強がりな顔に戻る前に素顔の美里さんを、もう一度犯す</p><p>１回では足りないかもしれないわあの子が、あなたに屈服するまで何度でも犯しなさい</p><p>それが、娼婦を支配するということよあなたは娼館の主になるんですからね</p><p>人はすぐに嘘を吐くので相手にも、自分にも</p><p>だから、トドメを刺すときは徹底的にしないと</p><p>1025．少女娼婦の検品　／　風呂場で再レイプ・嫌い嫌い好き</p><p>オレはシャワールームのドアをガチャっと開く</p><p>美里さんは、いきなりオレが入って来るとは思っていなかったようだ</p><p>やっぱり、この人はお嬢様だ</p><p>こういう形で、プライベートな時間を侵されるとは想像していない</p><p>全裸で泣きながらしゃがみ込んで、自分の股間にシャワーヘッドを当て胎内に残ったオレの精液を洗い流していたのだから</p><p>それは、彼女にとっては他人には見せられない恥ずかしい姿なんだと思う</p><p>何で泣いているんだよ</p><p>オレは鋭く尋ねた</p><p>美里さんは、慌てて涙を拭おうとする</p><p>そういうことを聞いているんじゃないよ何で、こんなところで独りで泣いているんだって聞いているんだ</p><p>ううっすみません、わ、わたくし</p><p>オレに怒鳴られて、また美里さんは泣く</p><p>泣きたきゃ、泣いてもいいんだよっただ、独りで泣くな</p><p>オレは、シャワールームの奥へずかずかと入り込み美里さんの前に仁王立ちになる</p><p>で、ですがわたくしのお見苦しい姿を、皆様にお見せするのは</p><p>美里さんは、うつむいたままオレから眼を背けようとする</p><p>見苦しいか、見苦しくないかは、美里さんが決めることじゃないんだよ勝手な判断をして、自分の殻に閉じ籠もるなそんなんじゃストレスが溜まって、心がブッ壊れるぞ</p><p>黒森様ひぃっ</p><p>美里さんが驚きの声を上げたのは眼前にオレのペニスが、隆々と勃起していたからだ</p><p>オレはこの通り泣いている美里さんの涙を見て、勃起しちまうような最低のクズ男だよだけどさっ</p><p>オレは張り詰めた亀頭を、美里さんの顔に押し付けるようにしながら言う</p><p>処女を犯され、裸で泣いている１８歳の少女の姿はエロチックだった</p><p>オレの性欲が再びたぎるのに充分なほどの</p><p>そんなオレを美里さんは、利用していかないといけないんだよっ</p><p>利用ってそ、そんな</p><p>ああじれったいな</p><p>鞍馬美里おっ自分の意志で生き残っていこうという強い意志を持てよっ</p><p>オレは、美里さんの裸の肩をガッと掴んで彼女の瞳に言う</p><p>苦しさも、辛さも、悔しさも、悲しみも武器にしろ自分の中に溜め込むな独りで堪えているんじゃないっ生き残るために、使っていくんだ</p><p>生き残るために使う</p><p>美里さんは、驚いた顔でオレを見上げる</p><p>そうだよっ人は、独りでは生き残っていけないんだよ独りで悲しみに耐えているヒマがあったら、周りの人間を自分の味方にすることを考えろよ</p><p>いいかオレは美里さんを犯して、娼婦に墜としたクソ人間だありすや、ミタマやキヌカを自分のセックス奴隷にした極悪人だよ美里さんは、本心からオレみたいな人間を信用することはできないだろう</p><p>そ、そんなことはございませんわたくしは</p><p>そうさっきの美里さんは、言葉ではオレのことを信じているような素振りを見せていた</p><p>頭ではオレという人間を信頼したいと思っている</p><p>しかし身体では</p><p>だったら、何で独りで泣いているんだよっどうして、オレの眼の前で泣かないんだ</p><p>それは人様の前で、みっともない姿を晒すのは、恥ずかしかったからでございます</p><p>人様の前つまり、美里さんはオレとの間に大きな溝を感じている</p><p>おい、美里そこで大きく足を拡げて、オレに犯されたばかりのマンコを見せろ</p><p>いいから、早くしろ</p><p>美里さんはその場でＭ字開脚する</p><p>震える指で、自分の割れ目を開く</p><p>ピンク色の内側を、オレに見せる</p><p>美里それは、みっともない姿じゃないのか</p><p>オレは、お前のマンコを見ているああ処女膜が完全になくなっちまっているなこの奥にはオレの精液がブチ込まれているシャワーなんか掛けたって、子宮の中に入った精液は洗い流せないんだぞ</p><p>この人は指を膣内に押し入れて、中の精液を搔き出すみたいなことはしていなかった</p><p>オナニーも知らなかった箱入り娘だ</p><p>膣の中に指を入れることさえ、まだ怖いのだろう</p><p>処女喪失の痛みも残っているし</p><p>オレは、美里の身体のことを美里が知らないことまで、知っているぞ美里のマンコの中の感触や、締まり具合までほら、もっと見せろああ、美里の尻の穴は、こんな色をしているんだな</p><p>そんなこと、おっしゃらないで</p><p>美里さんは、羞恥に震える</p><p>ここまで恥ずかしい姿を見られているのにどうして、泣いている姿を見られるのがみっともないんだ今のオレと美里の間にみっともないなんて、もうないぞ処女膜をブチ破られて、子宮に中出しされた時の美里の顔だって、オレは知っているんだからな</p><p>もうやめて、やめて下さいませ</p><p>美里さんの眼から、再び大粒の涙が零れる</p><p>良い涙だ興奮するよ</p><p>オレは、ガバッと美里さんに襲い掛かる</p><p>いやっ、な、何を</p><p>もう一度だ鞍馬美里、タイルの上に横たわってオレを向かい入れる格好をしろ</p><p>も、もう嫌ぁぁ</p><p>そうだ感情を吐き出せ</p><p>堪えるな溜め込むな</p><p>早くしろよ美里</p><p>ぅぅ、はい</p><p>美里さんは、シャワールームのタイルの上に横たわり</p><p>ほら、足を拡げろカエルみたいに</p><p>開脚する美里さん</p><p>オレはのし掛かる</p><p>欲しいです下さい美里を犯してって言え</p><p>ほ、欲しいです下さいませ美里を犯して下さい</p><p>ぽろぽろと涙を零しながら美里さんは、必死に感情を抑えてオレに言う</p><p>ブチ込むぞ</p><p>オレの亀頭が、再び美里さんの熱い粘膜に触れる</p><p>まだ痛むのは当然だ</p><p>それでも、オレはズブズブと突っ込む</p><p>だが、根元まで一気には突き込まない</p><p>美里、鏡を見ろ</p><p>オレは、シャワールームの壁の鏡を示す</p><p>オレのチンコが、美里のマンコに突き刺さっているのが見えるか</p><p>ぅぅ、はい</p><p>美里さんは、犯されている自分自身の痴態を確認する</p><p>また涙が、零れる</p><p>どうだみっともないだろ情けないだろ美里は今、愛していない男に犯されているんだぞ慰み者になっているんだ</p><p>お前はもう、鞍馬家のお嬢様じゃない娼婦なんだよ金で身体を売るみっともない女なんだ</p><p>美里さんの膣が、キュッと締まった</p><p>それが判ったらお嬢様時代のつまらないプライドは捨てろ</p><p>涙を隠すな全部、見せるんだ美里の泣き顔に、男は興奮するんだからな</p><p>オレは、グッと腰を送り込む</p><p>根元まで、グイグイと押し込む</p><p>そして、美里さんの裸身をギュッと抱き締める</p><p>うん、良い身体だ美里は、良い身体をしているよこれなら、何度だって子宮に射精したくなるいいよな、また美里の中に吐き出しても</p><p>はいご存分にどうぞ</p><p>オレは、いきなり腰を動かす</p><p>ああっくぐっくぁぁん痛い痛いです</p><p>１８歳の裸身が、淫らに揺れる</p><p>そうか、もっと啼けよ痛かったら、痛いって言えよ辛かったら、辛いって言え悔しかった、悔しいって言えよ</p><p>ああっぅぅ嫌ぁぁこんなのもう、嫌ぁぁ</p><p>泣きながら美里さんは犯されている</p><p>それでも、一度押し広げられた膣は、オレのペニスを深々と受け入れている</p><p>愛液も精液も潤滑油として、まだ充分に胎内を潤していたから</p><p>正直に言えよ、美里はオレのこと嫌いだろ</p><p>オレは、グリグリと美里の膣を責めながら問う</p><p>嫌いですぁぁ、嫌い、嫌い、嫌いですぅぅ</p><p>犯される苦しみに、美里さんは本音を叫ぶ</p><p>ちゃんと、オレの眼を見て言えよッ</p><p>ううっ嫌い嫌いですぅぅ</p><p>潤んだ瞳で、美里は言う</p><p>酷いですこんなのこんなのもう、嫌ぁぁ</p><p>そうかよっ</p><p>オレは、強く突き込む</p><p>ひぎぃっ</p><p>美里さんの胸が、大きく揺れた</p><p>オレは、おっぱいを掴みその肌の弾力も楽しむ</p><p>ほら、今度は後ろからするぞ立てよ、美里立って、鏡に手を付いて、オレに尻を突き出せ</p><p>立ったまま、オレに犯されるんだよっ</p><p>オレは、無理矢理、美里さんを引き起こし立ち上がらせる</p><p>ほら、こうやって鏡に両手を付けそうだほら、後ろからブチ込むぞ</p><p>今まではあくまでも、横たわっている美里さんをオレが犯している構図だったけれど</p><p>立ちバックだと美里さんも、自ら進んで身体を開いているようにしか見えない</p><p>ほら、鏡を見ろセックスしているだろ嫌いな男と美里は、自分から嫌いな男に身体を許しているんだぞ</p><p>こんなお嬢様がいるか娼婦なんだお前は、娼婦だ</p><p>嫌ぁぁ、嫌嫌、いやぁぁ</p><p>オレは、わざと美里の尻に下腹を叩き付けてパンパンと小気味の良い音を鳴らす</p><p>グチュグチュと、結合部から音が鳴るようにする</p><p>わざと空気を入れてブブッと音を鳴らしてみた</p><p>ほら、いやらしいだろ美里の身体本当にいやらしいよ</p><p>ああ、恥ずかしい恥ずかしいです</p><p>それでいいんだもっともっと恥ずかしくなれ、美里ぉぉ</p><p>オレは、さらに抜き差しを早める</p><p>下向きになった美里さんのおっぱいが、淫らに揺れている</p><p>この人は足が長いから立ちバックで尻を突き出している姿が綺麗だ</p><p>裸の背中のラインも、美しい</p><p>み、美里オレ、またイキそうだ美里の中に出すぞ</p><p>ぅぅ、ぅぅ、ぅぅ、ぁぁ</p><p>オレたちは、揺れている</p><p>まるで１つのピストン・マシーンになったかのように</p><p>激しいリズムで、身体の最も感じる箇所を打ちつけ合う</p><p>いいよなまた出しても美里の赤ちゃんの部屋に射精するぞ</p><p>美里は</p><p>ぅぅ、嫌ぁぁ嫌ぁぁ嫌ぁぁ</p><p>泣いている鏡の中の、犯されている自分の姿を見て</p><p>嫌でも、出すぞううううっ</p><p>ひぃやぁぁっ</p><p>美里の膣奥にドヒュッと出す</p><p>連続の３回目だ、量は少ないが熱液の塊が、美里の子宮を満たす</p><p>ぁぁ、ぅぅ、ぁぁ</p><p>もう一度聞くぞオレのこと嫌いだろ</p><p>胎内に拡がる精液の熱さと</p><p>後ろから犯され、膣内射精されている自分の姿を確認しながら</p><p>鏡越しに、オレに言った</p><p>お嬢様らしい気遣いで、オレが喜ぶようなことを言うよりは</p><p>美里さんに必要なのは、本心を話せる相手なのだから</p><p>美里さんの中からチンコを引き抜く</p><p>ほら、鏡に映る自分をよく見ろ</p><p>美里さんに、膣口から滴り落ちるオレの精液を確認させる</p><p>ぅぅ、嫌ぁぁ</p><p>これが本当の恥ずかしさとみっともなさだ</p><p>泣いている姿は、恥ずかしいから見られたくないなんていうのは、お嬢様のタワゴトに過ぎない</p><p>この人は、昨日はずっとメソメソ泣いていたんだよな</p><p>それが娼婦になると覚悟した瞬間にお嬢様としてのプライドが湧き上がって来たんだろうから、人間の心というのは本当に複雑だと思う</p><p>英語で言うと、ＳＯ　ＣＯＭＰＬＥＸだっけ</p><p>ちょっと疲れたこっちに来い</p><p>オレは美里さんを抱いて、鏡の反対側の壁際にへたり込む</p><p>オレに背中から抱き締められている美里さんの裸身が、鏡に映っていた</p><p>オレは、後ろから美里さんのおっぱいを揉む</p><p>美里さんは、ボーとした顔で鏡の中の自分とオレを見つめていた</p><p>わたくし、これからどうなってしまうのでしょうか</p><p>不思議だな</p><p>肌は触れ合っているのに鏡越しに、お互いの顔を見ている</p><p>この方が、本心から話してもらえている</p><p>美里さんという女の子は、直接、眼と眼を合わせて話す方が本心を隠す</p><p>嘘を吐く</p><p>オレにも自分自身にも</p><p>そんなのオレには判らないよ</p><p>オレの冷たい答えに、力を落とす美里さん</p><p>何がどうなるかなんて、全部、これからの美里さん次第だからな</p><p>もう誰も美里さんの都合に合わせて、動いてはくれなくなるんだから名家のお嬢様なら、周りの人たちが色々と気遣ってくれたんだろうけれどこれからの美里さんは娼婦美里さんの方が、お客さんを気遣う立場になるんだよ</p><p>オレのことは、嫌いなままで構わないていうか、好きになったらおかしいオレは、美里さんを利用しているだけの男なんだから</p><p>ハッキリとそう定義する</p><p>だけど嫌いな人間でも、利用しろオレが、美里さんを利用している様に、美里さんもオレを利用するんだ</p><p>鏡の中の眼が、ハッとオレを見る</p><p>オレに好かれようとしなくていい媚を売る必要も無いただ利用しろオレだけじゃないよどうしたら自分にとって良い状況になるか、それだけを考えて人と向き合うんだ</p><p>オレは美里さんが身体を売る場にまでは、付いていけない</p><p>美里さんは１人で客と対峙しないといけない</p><p>知らない人に身体を売るっていうことは、怖いだろきっと、良い人ばかりじゃない底意地の悪い人だっているいや、一見優しい人だって心の中は、とんでもなく邪悪かもしれない</p><p>鏡の中の美里さんが、応える</p><p>そういう人たちの相手をするのに心を隠していたら、漬け込まれるよあっちは、お嬢様育ちの美里とは違う本当にズルい人間は、人の心に平気で割り込んで来るから</p><p>真剣な眼で、美里さんは鏡の中のオレを見ている</p><p>だからさ溜め込んじゃダメなんだ独りになってメソメソ泣いてたりしちゃダメなんだそうやって、表の自分と本当の自分を使い分けているつもりでもさ心に隙ができるから悪いやつは、そこを狙って来るオレだけは、君の本当の悲しみに気付いているよみたいな、甘いことを言って美里に寄って来るよ悲しみを溜め込んだままの美里ならそういう、ズルい男のズルい言葉に乗せられてしまうあっという間に、食い物にされるよ</p><p>美里さんは、そう言った</p><p>だから、辛い気持ちを隠しちゃダメなんだ平然と、表に出してどんどん垂れ流していいんだよ人前で泣いていい、辛さをアピールしていい、周りの人に甘えていいんだ娼婦はそうじゃないと心が保たない溜め込んで、作り笑顔で頑張ってたらどこかで破綻するよ</p><p>克子姉も渚もミナホ姉さんも他のオレが出会った黒い森の元・娼婦のお姉さんたちもみんな、ユーモアに溢れていて、どんな辛いことも笑いに変えるような強さを持っていたそういう人じゃないと生き残れないんだよな文句があれば、溜め込まずに相手に言うし感情を抑え付けずに、どんどん発散するミナホ姉さんなんて、感情表現は抑えているけれど思い立ったことは、何でもすぐに実行するから良いことも悪いこともムカついた相手には、徹底的に反撃するしホント、溜め込まないよねそうしていかないと感情がどんどん溜まる一方になって、潰れちゃうんだろうな</p><p>岩倉さんなんて、欲望に忠実過ぎて、底が抜けているし</p><p>みんな、積極的に人に関わってさ別に愛されようとはしていないんだよただ、お互いに利用できる関係になろうとする利用し合える関係にならないと生きていかれなかったから昔の黒い森の娼館は、娼婦のお姉さんたちには厳しい世界だったから</p><p>白坂創介という、メチャクチャな極悪人が支配していたから</p><p>だから娼婦たちは、結束して自分たちの身を守ろうとしていたんだよな</p><p>普通ならもっと娼婦たちの中に派閥ができて、ケンカしたりもするんだろうけれど</p><p>白坂創介という共通の敵がいたからミナホ姉さんは、娼婦たちをまとめることができたんだと思う</p><p>ああ今後の黒い森は、その点が課題になるんだろうな</p><p>岩倉さんたち、出戻りの娼婦たちと</p><p>新しく娼婦になる、徳大寺園子さんと黒沢直子さん</p><p>それに元・お嬢様の美里さん</p><p>今まで生きてきた経緯が違うから、なかなか打ち解けられないと思う</p><p>とにかくさ、お客さんに対しては良い顔しなくちゃいけないとしてもオレに対しては、あんたなんか嫌いだ、死ねとか、本音をぶつけてくれていいよオレは娼館の内側の人間なんだから</p><p>オレにまで気を遣う必要は無いんだよ美里が、オレのことが大嫌いだってことは、よく判っているしさ</p><p>美里さんは、鏡でなく振り向いて、オレの眼を見る</p><p>大きな黒い瞳が、オレを見ている</p><p>いや、そこはハッキリしておこうよオレは、美里を娼婦に墜として、妹たちを奪った憎い男なんだ美里は、オレのことは嫌いなんだよでも利用しなくちゃいけないんだオレが娼館の内側に居る以上は</p><p>そう言うとオレの唇にキスをした</p><p>これは、そのワイロです今後は、利用させていただきますのでどうぞ、黒森様もわたくしを利用して下さいませ</p><p>ああ、時々犯させろセックスさせろ美里の身体は、すっげぇ良いからでも、あのえっと、安くしてくれよ</p><p>オレには高級娼婦に支払えるような大金は無い</p><p>黒森様でしたら、無料で結構でございます</p><p>そうはいかないよ美里は娼婦なんだから研修はともかく、オレがしたくてする時は、金は払うよそうじゃないとミナホ姉さんに叱られる</p><p>それでは特別料金ということに致します黒森様は、内部の方ですから</p><p>ああ、従業員割引ってことだなうん、ミナホ姉さんに、それで頼んでみるよ</p><p>美里さんは、クスッと笑った</p><p>わたくし黒森様のことは嫌いです嫌い、嫌い、大嫌いでも、好き</p><p>嘘ですわ娼婦のタワゴトです信じてはいけませんよ</p><p>笑顔でそう言うとオレの方へ身体を向ける</p><p>教えて下さいませ娼婦としては、この後、何をしたらよろしいのでしょうか</p><p>研修として、教えて下さいませ</p><p>じゃあ、身体を洗ってもらおうかな美里のおっぱいに、セッケンを付けてそれでオレの身体を洗ってくれよそれから、チンコも洗ってお掃除フェラもしてもらおうかな</p><p>かしこまりましたどうぞ、ご教授下さいませ</p><p>オレは美里さんに、身体を洗われオレも美里さんの裸身を手で洗って、肌の感触を楽しんだ</p><p>それから、ペニスを手で洗わせセッケンを洗い流した後で、しゃぶらせた</p><p>鏡に映る、美里さんのフェラチオ姿が、いやらしかったから</p><p>オレは、もう一発美里さんの口内に射精した</p><p>飲めよ</p><p>美里さんは、コクっと嚥下する</p><p>飲むの好きになったか</p><p>オレの問いに、美里さんは</p><p>嫌いです苦いですし、ネバネバして飲みづらいですから</p><p>笑顔で正直に、答えた</p><p>でも、嫌いでも飲みますわたくしは娼婦でございますから</p><p>そう言ってオレに抱きついて来る</p><p>セックスも慣れますそれまでは、どうぞご容赦なく、わたくしの身体をイジメて下さいませ</p><p>美里は、ちょっと酷い言葉でイジメられる方が好きだろ</p><p>この子も、Ｍっ気が強いと思います</p><p>判りませんわでも、痛いのは好きではありません</p><p>痛いのは、すぐに直るよ</p><p>そうでしょうか黒森様のお言葉は信じられません</p><p>黒森様こと、わたくしに酷いことをするのがお好きでしょ</p><p>ほら、やっぱり</p><p>大きな声で美里さんは、笑った</p><p>美里さん編は、次話で終わります</p><p>それでいよいよ鳥居さん編に入るのかな</p><p>このエピソードも、そろそろ終わりです</p><p>上野でやっている葛飾北斎展を観てきました</p><p>なかなか、良い展覧会でした</p><p>やっぱり、北斎の作品にはユーモアがあります</p><p>どっかトボケているところに味があるというかドラマ性があるというか</p><p>1026．そして夜が来る　／　家の果て</p><p>お拭き致しますわ</p><p>じゃあ、オレも</p><p>タオルで、お互いに身体を拭き合う</p><p>美里さんの１８歳の裸の感触が、気持ち良い</p><p>肌からは、セッケンの清潔な匂いがした</p><p>ここもお拭き致します</p><p>美里さんは、オレのペニスも丁寧に拭いてくれる</p><p>娼婦になるのだからこういうこともできるようにならないといけない</p><p>男性器に触れることは、まだ羞恥心も怖さも残っているだろうけれどそれでも、美里さんはオレに奉仕してくれた</p><p>オレも、美里さんの陰部を拭く</p><p>シャワーを浴びたけれど大量の精液を注ぎ込まれた胎内から、またトポトポと残滓が垂れ落ちてくる</p><p>こればかりは、どうしようもない</p><p>さあ、出よう</p><p>オレたちがシャワー・ルームから元の客用寝室に戻ると</p><p>渚と寧と</p><p>美里お嬢様</p><p>ありすとミタマとキヌカたちも来ていた</p><p>３人は、お揃いの白いバスローブを羽織っている</p><p>今なら、もうみんな心の整理がついていると思ってそれで来て貰ったのよ</p><p>渚が笑顔で、オレと美里さんに言う</p><p>美里さんは裸にバスタオルを巻いたまま</p><p>ありす、ミタマ、キヌカわたくしも、あなたたちと同じにしていただきました</p><p>バスタオルを外して妹と元臣下たちに、自分の裸の下腹を示す</p><p>お姉様、わたくしたちも</p><p>ありすが、バスローブの前を開き可愛いおっぱいと陰部を露出させる</p><p>ここに黒森様の精を注いでいただきました</p><p>ミタマとキヌカもバスローブの帯を解いて、裸の肌を晒す</p><p>みんなオレに犯された秘所を見せ合う</p><p>４人ともオレによって、同じ日に処女を失った</p><p>今日という日においてはわたくしたち４人は、同じ身の上です皆、同じ様に黒森様に愛していただきましたでも</p><p>少し寂しそうに笑う</p><p>わたくしだけは明日からは、別の男性の精を受けます何人も何人も、違う殿方に抱いていただいて、お金をいただく身の上となります</p><p>わたくしは、その運命を喜んで受け入れますわたくしは、そうやって鞍馬家の犯した罪を償い家を再興する資金を貯めるのですから</p><p>美里さんの眼に、もう迷いは無かった</p><p>黒森様が優しくして下さいましたからもう、思い残すことはございません</p><p>それから、妹に</p><p>ありすあなたは黒森様に誠心誠意、お仕えするのですよあなたが産む黒森様のお子が、鞍馬家の継ぐことになります判っていますよね</p><p>ありすが、大きくうなずく</p><p>ミタマ、キヌカあなたたちも、ありすと共に黒森様にお仕えするのですねわたくしたちに示してくれた忠節を、黒森様にも注いで下さいそれから、これからは同じ身分となりますが、ありすのことを頼みます主としてでなく、同じ黒森様にお仕えする身として仲良くしてあげて欲しいのですよろしくお願い致します</p><p>美里さんは、ミタマとキヌカにスツと頭を下げる</p><p>美里お嬢様わたくしは</p><p>ミタマが困惑した表情でそう言うが、美里さんは</p><p>わたくしのことは、気にしないで今のわたくしは、１人の娼婦ですただの娼婦が、自分だけの警護役を持つことはできませんそれに黒森家の娼館には、相応の警護の方が付いておられるはずですわ</p><p>だから警護役はいらない</p><p>自分に付いて来るなとミタマたちに告げる</p><p>新しい娼館は、香月セキュリティ・サービスの方たちが警護して下さることになっているわだから、あなたたちが心配することは無いのよ</p><p>ミナホ姉さんの新生・黒い森の娼館の運営には、ジッちゃんも絡んでいる</p><p>これからは創業時の精神に立ち返って、政財界の大物たちのみを顧客とする高級娼館に戻るのだから</p><p>香月セキュリティ・サービスの様な背景がハッキリとした組織が警護に絡まないと、お客さんたちが信用してくれない</p><p>そうだよ大丈夫だよ娼館とオレたちが暮らているお屋敷とは別の場所になるから、一緒には暮らせないけれどでも、会いたくなったらいつでも会いに行けるようにするからさ</p><p>新しい娼館は、駅前のホテルの地下の施設を使うことになっている</p><p>美里さんはそっちに住むことになるだろう</p><p>でも、同じ市内だし車で１５分も掛からない距離だ</p><p>警護役でなく、美里さんの妹として、親しい友人としていつでも会いに行ってくれ美里さんの方に、うちに来てもらってもいいんだし</p><p>とにかく、鞍馬姉妹と安城姉妹の主従関係は完全に解く</p><p>そうでないと、この４人は新しい生活を始められない</p><p>黒森様のお許しをいただいたら、いつでも会えるのですよだから寂しくはないのよ</p><p>美里さんは、優しく妹たちに言う</p><p>ええ、もし何か問題が起きたら、あたしたちに相談してくれればいいわ</p><p>美里ちゃんが暮らす娼館のことでも、ありすちゃんたちが暮らすお屋敷のことでもあの子がイジワルだとかみんなと仲良くするのには、どうしたらいいとか、どんな相談でも受け付けるわよそれに</p><p>あなたたちは、あたしのことは、まだちょっと信用仕切れないかもしれないけれどこの人のことは、信用できるでしょ</p><p>オレが前に出て身体を張らないといけない</p><p>ああ、何でもオレに言ってくれよオレ１人じゃ解決できないようなことでも、オレからミナホ姉さんや他の人にどんどん話してどんな手を使ってでも、絶対に何とかするから約束するよ</p><p>オレは胸を張って、そう言った</p><p>お屋敷の方は心配ないみんな、新しく家族になった子には優しいし、みんなでフォローし合って気遣いしてくれる</p><p>問題があるとすれば娼館の方だ</p><p>そっちは、オレもよく知らないからなぁ</p><p>出戻りの娼婦のお姉さんの中には、岩倉会長みたいに難アリの性格の人もいるし</p><p>新人でも、関西ヤクザの娘の徳大寺園子さんも黒沢直子さんも、なかなか込み入った性格をしているし</p><p>名家のお嬢様だった美里さんと、仲良くしてくれるかどうか</p><p>まあ、ミナホ姉さんはずっと娼館の運営をやって来て、岩倉さんみたいな人も制御コントロールしてきたんだから、大丈夫だとは思うけれど</p><p>オレも、チョクチョク様子を見に行かないといけないと思う</p><p>さあ、あなたたちあちらのお部屋に香月セキュリティ・サービスから女医さんに来てもらっているの全員一緒に検診を受けてもらうわ</p><p>渚が２組の姉妹に言う</p><p>あ、みんなロスト・ヴァージンした後に受けてもらっているやつだからみすずや瑠璃子の時も、お医者さんに検診してもらってるからさ</p><p>オレは処女喪失検診が普通のことだと力説する</p><p>そうそう、みーんな、受けてるからっ</p><p>今まで黙ってた寧が、オレの言葉を肯定してくれた</p><p>判りましたでは、ありす、ミタマ、キヌカ、参りましょう</p><p>美里さんが、率先して妹たちに言ってくれた</p><p>検診が終わったら、ご飯だからね今日は、４人で食卓を囲みなさい</p><p>ありすとミタマとキヌカは、オレと一緒に黒森家の屋敷に行くことになる</p><p>美里さんとは離れることになるだろう</p><p>今夜別れたら、しばらくは一緒に食事ができなくなる</p><p>美里さんが、渚に頭を下げた</p><p>はーい、じゃあこっちよあたしに付いて来て寧ちゃん、この人のこと頼むわよ</p><p>渚が、美里さんたちを引率するらしい</p><p>オッケー、任しといてっ</p><p>寧が明るく返事をする</p><p>では、黒森様また後ほど</p><p>行って参ります</p><p>美里さん、ありす、ミタマ、キヌカとみんなオレに一礼して</p><p>渚と一緒に、部屋から出て行った</p><p>はぁぁ</p><p>鞍馬姉妹と安城姉妹が退出して部屋のドアが閉まったのを確認すると</p><p>オレは大きく深く、溜息を吐く</p><p>ぬふふふーんさすがのヨッちゃんもくたびれた４人連続だと</p><p>いや、昼からは確かに４人連続だけどオレ、午前中も色々あったしそもそも、昨日からのことを考えたら</p><p>お嬢様たちの野外パーティからヤクザたちとの死闘だの天童乙女（現・剣道マリア）問題があってリエとエリを犯して、それから</p><p>とにかく、修羅場の連続だったからなぁ</p><p>いや、ホント申し訳ないけれど、ちょっと疲れたよ美里さんやありす、ミタマやキヌカの前じゃ、絶対に疲れた顔を出せなかったしさ</p><p>気張って、平然としていないと信用してもらえない</p><p>こればっかりは、ホント、無理でも元気なフリをしていないと</p><p>ま、ヨッちゃんが一番大変だよね処女の子とのセックスは、気を遣うしヨッちゃんは、本当に自分勝手なセックスはしないからさ</p><p>それは処女膜を破ったりするので、女の子の身体にどうしたってダメージを与えてしまうんだから</p><p>酷過ぎる状態にならないように、気を配るのは当然だ</p><p>でも、ヨッちゃん、大分、処女の子とエッチするのは上手くなったと思うよオチンチンを挿入する角度とかまでよく判ってるし</p><p>それはまあ経験から学んだというか</p><p>雪乃以来何人もの処女をもらって来たわけだから</p><p>少しは上手くなっていないと、みんなに申し訳ない</p><p>お前は何も学んでいないとか言われたくないし</p><p>だから、お医者さんに来てもらったけれど深刻な問題は無いと思うよ</p><p>問題があったら困る</p><p>でも、ホント疲れたよ</p><p>オレはバタンと、ベッドに転がる</p><p>正直、晩飯食わないでこのまま一眠りしたい</p><p>ほら、お屋敷に戻ったら明日のパンの仕込みをしないといけないし</p><p>それは大丈夫だよさっき、克子お姉ちゃんが電話して愛ちゃんとメグちゃんで、できるところまで進めておいてくれるように頼んでたから</p><p>愛とメグで</p><p>後は、あっちに戻ってから克子お姉ちゃんと、マナちゃんやルリちゃんたちにも手伝ってもらって、明日売るパンの準備をするってヨッちゃんは、今夜は休んだ方がいいからね</p><p>愛とメグのコンビって大丈夫か</p><p>今の愛は、パン作りのことに関してはメチャクチャ詳しくなっているけれど</p><p>メグとはスピード感が違うからなあ</p><p>愛の説明をゆっくり過ぎて、メグが怒り出したりしないのか</p><p>メグはどうして、最近、あんなに怒りっぽくなっちゃんたんだろう</p><p>ヨッちゃん、寝ないでっ</p><p>スーッと、眠りに落ちてしまうところだった</p><p>もうちょっとだから今は、まだ起きててよっ</p><p>もうちょっとって</p><p>そうよ悪いけれどもうしばらく起きていてちょうだい</p><p>公、服を着て香月様のいらっしゃるお部屋へ行ってちょうだい</p><p>ジッちゃんの部屋</p><p>鞍馬家のお嬢様たちについて最終報告をしなくちゃいけないでしょ</p><p>どうせジッちゃんは、オレたちの様子を監視カメラで観ていたんだろうけれど</p><p>それでも、オレには、直接ジッちゃんに報告する義務があるよな</p><p>結局、あの姉妹たちをどうするのかを</p><p>判ったよ、ミナホ姉さん</p><p>オレは、重い身体を起こす</p><p>服はああ、そこに用意してあるな</p><p>寧か渚が、持って来てくれたんだ</p><p>寧、あなたが確実に連れて行ってね公が途中で居眠りしちゃわないように見張ってて</p><p>りょうかーい</p><p>いや、居眠りとかしないって</p><p>気合いを入れるぞ</p><p>うんこらしょっと</p><p>オレは、バチンと自分の頬を叩いて眠気を追っ払う</p><p>大丈夫、ヨッちゃんお姉ちゃんが、服を着せてあげようか</p><p>寧が苦笑している</p><p>自分でできるよっていうか、着せて貰ったりしたら、途中で眠るから今、気張らないといけないところだからさ</p><p>じゃあ、気張って、気張って、頑張ってっ</p><p>オレは眠気を噛み殺して、服を着た</p><p>ほーい、こっちだよ</p><p>寧に連れられて、香月家本家邸宅の長い廊下を抜けて</p><p>はい、ここの部屋のはず</p><p>ジッちゃんがいるという部屋に到着した</p><p>コンコンココンコンッ</p><p>寧が、リズミカルにドアをノックする</p><p>おジィちゃーんヨッちゃん連れて来たよーんっ</p><p>入りたまえ</p><p>部屋の中からジッちゃんの声がした</p><p>じゃあ、ヨッちゃん頑張ってね</p><p>寧は報告の場には、付き合ってくれないらしい</p><p>まあ、しょうがないか</p><p>報告の義務があるのは、オレだけだし</p><p>ジッちゃん、入るよっ</p><p>オレは、もう一度自分の顔をピシャッと叩いてから部屋のドアを開けた</p><p>みすずがいる瑠璃子もいる美子さんも鳥居さんまで</p><p>鞍馬家という名家の娘たちの行く末についてをこの子らに聞かせたいと思ってな</p><p>ジッちゃんは大きなソファに座ったまま、オレを迎えてくれた</p><p>香月家だって没落してしまったらあの娘たちのような身の上になるかもしれないのだからな</p><p>みすずや瑠璃子や美子さんが娼婦に</p><p>そんなことは絶対にないよ、ジッちゃん</p><p>オレが、そんなことは死んでもさせないから</p><p>ジッちゃんは、ニヤッと微笑み</p><p>それは、お前が香月家を守るということか</p><p>香月家が、今の鞍馬家の様に大きな負債を抱え先祖から受け継いで来た資産も全て奪われそうになった時にはお前が責任を持って、香月家を救ってくれるのか</p><p>いや、オレは経営とか、そういうのは判らないし、そんな才能も無いからだから、香月家のことはよく判らないよオレに香月家を救うことなんて、できるはずが無いんだから</p><p>でもさもし、何かトンデモないことが起きて、香月家がヤバイことになったとしたらオレが、みすずと瑠璃子と美子さんを連れて逃げるから</p><p>逃げるですって</p><p>鳥居さんが、驚く</p><p>そうだよ夜逃げだよ夜逃げするんだよよ夜逃げそれで、絶対にみすずたちが娼婦になるようなことだけは回避するから</p><p>すると香月家の負債はどうなる</p><p>そんなの判らないよとにかく、みすずたちを安全な場所に確保する悩むのは、それからだ</p><p>それはつまりお前は、香月家の負債のことには関知しないということか</p><p>ジッちゃんは、楽しそうに尋ねてくる</p><p>そうは言わないよ返済できるかどうかは、ちゃんと調べるし何とか返済する方法が少しでもあるのなら、オレがヤバイ橋を渡って何とかするさでも、どうやっても返済できそうにないんなら</p><p>その時はどうするね</p><p>その時は、借金を踏み倒すよそうするしかないんだからさ</p><p>オレは躊躇わずに答えた</p><p>あなた、それで良いと思っているの負債を返済しないことで、自分の企業グループだけでなく、他の企業を巻き込むかもしれないのよたくさんの人が路頭に迷うことになるかもしれないわよ</p><p>そうなるとしてもオレは、みすずたちに、身体を売るようなことだけはさせない何があろうと、絶対に何万もの人に恨まれたって、それだけは守る</p><p>あ、あなたね</p><p>呆れてオレに文句を言おうとする鳥居さんに、ジッちゃんは</p><p>いや、いいのだよ、鳥居くんこいつの場合は、そういう覚悟で良いんだ</p><p>こいつは、香月家の人間では無いこいつの中での優先順位は、香月家の安定よりみすずや瑠璃子たちの安全の方が遥かに高いのだよそれも、こいつにとってこの子らは香月家の娘でなく自分の女ということだからな</p><p>オレには、香月家の娘とか関係ない</p><p>香月家の資産などどうでもいいのだみすずたちが着の身着のままどころか、素っ裸でも良いのだろお前が、この子らと夜逃げする時は</p><p>当たり前だよ</p><p>みすずたちはどうだ</p><p>ジッちゃんは、みすずたちに問う</p><p>あたしは申し訳ありませんが、全て旦那様に従います</p><p>もちろん、家のために可能な限りのことは致しますが鞍馬美里さんのように、家のために身を売ることはありません旦那様を悲しませるようなことは、絶対にしたくはありませんから</p><p>瑠璃子は、どうだね</p><p>瑠璃子は、少し間を置いて</p><p>わたくしは、お兄様の奴隷でございますわたくしをお売りになられたのは、お祖父様ですわ</p><p>そうだったな</p><p>はいですから今のわたくしには、香月家のために自分を犠牲にすることは許されませんわたくしの心と身体は、すでにお兄様に捧げておりますから香月家のために娼婦に身を落とすことは有り得ませんわお兄様が、わたくしにそうお命じになられない限りは</p><p>オレが瑠璃子にそんな命令をするわけがない</p><p>美子はどうだね</p><p>美子さんも、少し考え込む</p><p>よく判りませんそういうことはわたくしが自分で考えて良いことではないと思いますし</p><p>ふむ、どういうことかね</p><p>ジッちゃんが、踏み込んで尋ねる</p><p>あのわたくしには、わたくし自身の将来を自分で決めるなどということはおこがましいのではないかと思うのです</p><p>おこがましい</p><p>お祖父様やみすず様、瑠璃子様が、わたくしに望まれるのならば娼婦にもなりますもっと辛い境遇にも、喜んで堕ちますわでも、わたくし自身は自分で自分の運命を決めてはいけないのだと感じるのです</p><p>結局、香月家の臣下瑠璃子のお付きとしての思考から、逃れられないでいるのだろうか</p><p>さてでは、わたし自身の意見を述べよう</p><p>実のところわたしも、お前と同じだみすずたちを守るためなら、家など放り出すその結果、何人もの人間を地獄に堕とすことになろうとも大切な家族だけは守るよ孫娘たちに身体を売らせるぐらいならわたしは世界を滅ぼすよ</p><p>また、大きくでたなジッちゃん</p><p>大切な孫娘たちを不幸にしてまで守らなくてはいけない家など無いどんなに長く続いた名家だろうが家族を犠牲にしてまで、継続させる価値は無いのだ</p><p>オレも、そう思うよ家だけが残ったってしょうかないもんな</p><p>家族を不幸にするだけの家ならそんなの潰してしまった方がいい</p><p>ちょっと待って下さいそれならば、香月様はなぜ</p><p>鞍馬美里様が娼婦になって、鞍馬家の負債を返すという計画を承認なさったのですか</p><p>ジッちゃんは何を考えてるんだ</p><p>済みません、ちょー眠いのは吉田くんでなく、わたしです</p><p>眠い、眠いよぉぉ</p><p>一昨日ぐらいに、お昼のワイドショーで</p><p>新宿2丁目のオカマバーの紹介をやっていて</p><p>この国は、もうダメかもしれないと思いました</p><p>ＯＬさんでも、５０００円あれば、オカマちゃんたちとのコミュニケーションを楽しめますとか</p><p>昼間に放送するものじゃないようーむ</p><p>1027．そして夜が来る　／　モンキー・ビジネス</p><p>香月様が、娘を娼婦にするくらいなら、家など潰れてしまっても構わないというお考えをお持ちでしたらどうして、鞍馬美里様を苦界に墜とされるようなことをなさるのです</p><p>ジッちゃんは自分の家、香月家が経済的な危機に陥ったとしても、絶対にみすずたち孫娘を娼婦に墜とすようなことはしない</p><p>夜逃げさせる高飛びさせる</p><p>それで香月家が滅ぶことになったとしても断固として</p><p>鳥居まり子君残念ながら、人の世は平等にできてはいないのだよ</p><p>ジッちゃんは、苦笑して言う</p><p>名家だってそうだ申し訳ないがわたしの香月家と鞍馬家は違う水島家とも</p><p>水島ってみすずのペットになった水島可憐さんの家か</p><p>あれ、そう言えばどうして、可憐さんはここに呼ばれていないんだろう</p><p>それから、もちろん名家ではない君の家、鳥居家とも違う立場にある</p><p>それほどまでに、香月家は尊いということでございますか名家を束ねる名門中の名門でございますものね鞍馬家や水島家とは格が違うということでございますか</p><p>少しムッとしてそう言う</p><p>その通りだ言っただろうこの世は平等でないとね</p><p>家が動かしている経済の規模が違うのだよ香月家が経済破綻しそうになるということは、日本経済の危機いや、国際的な金融パニックが起こるだろうみすずと瑠璃子と美子の３人が揃って娼婦になったとしても、この経済危機を打開することは不可能だそんなことをする意味が無いのだよだったら、そこの小僧と夜逃げした方が良い南の島にでもな</p><p>ジッちゃんは、わざと挑発するように鳥居さんに言う</p><p>アメリカのゼネラル・モーターズが、２００９年に経営破綻したが企業としてまだ残っている倒産させてしまっては、余りにも影響が大きいのでＧＭの従業員だけではない下請け企業や、製品や部品を運ぶ運送業、全世界の販売店ＧＭに関係して生計を立てている全ての人間が路頭に迷うことになるだから、潰せなかった２００９年から２０１３年まで、ＧＭは事実上アメリカ政府が株式の６１パーセントを保有する国有企業となっていた公的資金を注入して、延命させたのだよ実に、不公平なことだ当時は、前年に起きたリーマンショックによって、経営危機になり倒産する企業が続出していたそれなのに、普通の企業なら、潰れて当然の状態だったＧＭが図体がでかいばかりに、国に助けられ生き残ることを許されたのだからな</p><p>香月家もそういう存在なのでございますか</p><p>君はどう思うね</p><p>ジッちゃんは、質問に質問をぶつける</p><p>香月様のおっしゃる通りだと思いますわ香月グループは、明治以来の財閥でございます日本が世界に誇るブランドの１つですものもし香月グループが経営破綻して倒産したならそれは、日本の国力が衰えたという印象を世界に与えてしまうことになりますほですから財界の皆様たちも国も、香月グループを何としても救済なさるでしょう</p><p>鳥居さんはそう言った</p><p>香月家は潰れることができないのだよ許されないのだホテルや旅館を幾つか持っているだけの中規模な企業グループである鞍馬家とは違う申し訳ないが鞍馬家が破綻しても、誰も困らんのだわざわざ救済してやる値打ちはない冷静に、ビジネスだけで考えた場合はな</p><p>鞍馬家に何かしら価値があるすればそれは、あの素晴らしい鞍馬閣という建物だけだわたしの世代の名家の人間は、あの建物にたくさんの思い出があるからな</p><p>鞍馬閣という古い建物は、昔から名家の人たちに愛され会合などに使われてきた明治期の名建築だったらしい</p><p>だから、わたしは破壊される寸前の鞍馬閣は確保した今は解体されているがいつでも移築できるように保存してあるただし、わたしはあれを騙して手に入れた今の鞍馬家の当主が、完全に破壊するように解体業者に命じたものをわたしが裏から手を廻して、慎重に分解させ廃材として運び出されたものを買い取ったのだからなこれに関しては、多少、後ろめたい気持ちもある</p><p>ジッちゃんは、フフッと笑った</p><p>だからだ鞍馬の今の当主をわたしは信用しないが鞍馬美里君が、自分の身体で稼いで金を貯めたのなら、鞍馬閣を売ってやっても良いと考えた鞍馬閣さえあれば、鞍馬家は再興できるいや、鞍馬閣がなければ、鞍馬家が名家として蘇ることはできないあの建物は、鞍馬家が後世に受け継いでいくべきものだただ歴史が長いだけでは名家ではない名家とは先祖から受け継ぎ、子孫に残していくべきモノを持つ家だそれが鞍馬家にとっては鞍馬閣なんだとわたしは考える</p><p>オレは、ふと思った</p><p>だったら香月家が先祖から受け継ぎ、子孫に残すモノって何なんだろう</p><p>香月家にも、名家としてそういうモノがあるはずだ</p><p>名家の令嬢に、娼婦になれというのは、いささか厳しすぎるかもしれないわたしも、そう思うだが、やってもらうしかないのだ今すでに、わたしはかなりの金額を使っているからな違法に鞍馬閣を解体保存させるのは、なかなか大変だった裏の人間でも、そういう専門的なことができる人材は少ないからなそうして、密かに運び出したことにもこれから新しく良い土地を見つけて、建て直すことにも金が掛かるその費用だけは、何としても鞍馬美里君に支払ってもらう</p><p>いや、実際はジッちゃんは歌晏家の当主と組んで、鞍馬家の資産であるホテルや旅館を買い取った</p><p>それに、例の鞍馬閣の跡地の工事が停滞したままになっている高層ホテルもある</p><p>鞍馬家の破綻に対して、ジッちゃんが支払う金はもっと多いはずだけど</p><p>鳥居さんの前ではなぜか鞍馬閣のことしか言わなかった</p><p>そっか美里さんが５年間娼婦として働いても、鞍馬閣を買い取るぐらいのお金しか稼げないんだ</p><p>そうだよなあ鞍馬が持っていた老舗旅館や一流ホテルまで買い戻すのは、ちょっと無理だよなあ</p><p>いや、黒い森の娼館を引退した元・娼婦のお姉さんたちはさみんな、仕事を辞めた時に、自分で新しく事業を始めるくらいのお金を持っていたんだよ</p><p>ミナホ姉さんはお姉さんたちが生活に困らないよう気にしているから</p><p>でも、それは何億円なんていう大きな金額にはならないんだよだって無理だから幾ら黒い森が高級娼館だからってそこまでは稼げないよでも、ほら高級ホテルなんて一棟でも、１億円とかしちゃうんだろ</p><p>オレの言葉に、鳥居さんはハッとする</p><p>この人も良いトコのお嬢様だから美里さんの様な名家の令嬢が身を売れば、とんでもない大金が簡単に手に入ると、錯覚していたんだろう</p><p>娼婦の稼ぎなんて、よく判っていないんだから</p><p>何を言う鞍馬閣を再建する費用だってあっさり１億円は越えるぞ</p><p>ジッちゃんが、クスッと笑って、オレに言う</p><p>そんなに高いんだ</p><p>普通に建物を建てるだけでも金が掛かるが古建築を完全に移築保存しようと思ったら、通常の何倍も金が掛かる百年以上前に建てられた建築物を、この後も何百年も残していくつもりならな</p><p>いいかね逆に考えてみたまえ鞍馬閣の再建に、それだけの費用が掛かるという現実があって鞍馬美里くんという１８歳の少女が、５年で１億円以上稼ぐためにはそれこそ高級娼婦になるぐらいしか選択肢が無いのだよ</p><p>美里さんが黒い森の娼館で、必死に働いてそれでようやくギリギリ鞍馬閣が買えるかもしれないというレベルの話なんだ</p><p>あの年齢で娼婦になるというのは、辛く厳しいことだろうが安全な職場に顧客も、こちらで用意してやるんだ納得してもらうしかない</p><p>高い値段で美里さんを買ってくれるような人は政財界のお金持ちしかないだろう</p><p>それでいて、白坂創介が連れて来たようなヘンタイ客じゃなくって安心して、身体を売れる相手をミナホ姉さんが選別してくれる</p><p>香月セキュリティ・サービスの警護も付く</p><p>条件としては、決して悪くはない</p><p>し、しかし、香月様</p><p>鳥居さんは断固として、納得しようとしてくれない</p><p>なぜ、君がそんなに食い下がるのかね娼婦になるのは、鞍馬美里君であって、君では無いんだぞ、鳥居まり子くんしかも、彼女はすでに納得している自分の運命に君も、みすずたちと一緒に、こいつと鞍馬美里きんの様子を観ていたのではないのかね</p><p>鳥居さんはオレが、美里さんを買った様子を</p><p>美里さんの処女を何度も犯した過程を観ている</p><p>当事者でない君には、この件について口を出す権利は無いと思うがね</p><p>それはそれは確かに、おっしゃる通りでございますがしかし</p><p>生理的に受け入れられないというのは、判るよ自分の知っている娘が、娼婦にならざるを得ないというのは、ショックなことだろうしね</p><p>ジッちゃんは、そう言ってからオレに振り向き</p><p>お前は、どうなんだどうにか受け入れられるようになったのか</p><p>もちろん、納得はできていないよ本当はオレは、美里さんもオレの女にしたいよ他の男に、金で身を売って欲しくはないと思うよでも</p><p>そういう話では無いんだよな</p><p>オレの希望とか聞き入れられるはずが無いレベルで事態は動いている</p><p>納得できなくても呑み込まなきゃいけないことなんだって、判ったオレは、美里さんの覚悟を尊重したい</p><p>しかし、それはそう覚悟するように、強制されたことですわ本当に、美里様が自由に選択できたことではございません</p><p>鳥居さんはそう叫ぶ</p><p>ちょっと待ってよ鳥居さん</p><p>オレは彼女に</p><p>世の中さ何でもかんでも、自分で決められるわけが無いんだからさ</p><p>ほとんどの場合ただ従容と運命を受け入れることを強いられる</p><p>選択肢だって、わずかしか無い</p><p>それが人生だ</p><p>自由に選んで生きていくことなんてできないんだよそりゃお嬢様だった人に、今日から娼婦をやれなんていうのはメチャクチャだけどさそのメチャクチャを受け入れなくてはいけない場合もあるんだよっ</p><p>そんなのおかしいですわ変ですこんなこと、あって良いはずがありませんわ</p><p>良いも悪いもないよっこうして、眼の前で起きていることなんだよ現実なんだよっ</p><p>間違っていることですわたくしたちは、この間違いを正すべくですわわたくしは、そう思います</p><p>でも、美里さんが受け入れているんだよっ覚悟してくれているんだよ</p><p>黙れよ美里さんが一番辛いんだよっオレたちが、脇からギャーギャー言うことじゃないんだっ</p><p>オレは鳥居さんに怒鳴ってしまった</p><p>情けないけれどオレたちには、頑張れって応援してあげることしかできないんだ美里さんが、安心して娼婦をやっていけるようにその他の心配事がなくなるようにしてあげるんだよありすや、ミタマや、キヌカのこととかで心配させないようにとか</p><p>オレは、本当に無力だ</p><p>情けないけれどそんなことぐらいしか、オレにはできないんだ</p><p>本当に情けない</p><p>いや、それで充分だろう</p><p>むしろ、それだけしてやれるとしたら素晴らしいよ普通の人間は、そんなバックアップはしてもらえないからな</p><p>そして、ジッちゃんは天井を見る</p><p>御名穂くんこいつは良い感じに吹っ切れているようだぞ</p><p>その様でございますわね</p><p>さてそろそろ種明かしをしてやるべきではないのかね</p><p>種明かし</p><p>公ビジネスというものは、合理的に一番儲かる方法を選択するべきなのよ</p><p>つまり鞍馬美里さんは、あたしたちの娼館の娼婦になるけれどあたしは、誰でも構わずにお客様に提供したりはしないわうちは高級娼館ですからね安売りはしないのよ</p><p>無条件で、不特定多数のお客様に何度も身体を売ると娼婦の価値が下がってしまうのよあの子は、特定の条件を満たしている特別なお客様しかお売り致しませんという風にした方が、結果的には儲かるのよ誰でも買える子じゃないからこそ、高い値が付くの娼婦がみんな、誰にでもお金さえ出せば買える女の子だと思ったら大間違いよ</p><p>江戸時代よりの日本の遊郭が、そういう仕組みになっている最高級の花魁、太夫は普通の客には買えんそれなりに地位と資産がある人間にしか売らないだからこそ、花魁の相手ができるということがステイタスになるのだもちろん、花代は相応に高額だ最下層の娼婦が、一晩に４人も５人も客を取って稼ぐ金の何千倍もの額を、花魁は一晩で稼ぐしかも、相手は１人きりだ</p><p>ていうことはつまり</p><p>鞍馬美里さんは名家のお嬢様よそういう身分の子を抱いてみたいとと思うお客様は多いわだけど、簡単にはさせてあげないわどこまで、値を釣り上げられるかが、あたしの仕事なのよそれと、どれだけお金を積まれても変な人には売らないわそういう男に抱かれたとなると、美里さんの価値が下落してしまうのよ</p><p>よほどのお金持ちで、社会的地位のある人にしか美里さんは売られない</p><p>わたしの古くからの友人で７人ほどのグループを作ろうと思っている皆、それなりの人物だそして、鞍馬家の先代に世話になった経験がある者ばかりを集める</p><p>鞍馬家の先代ってつまり、美里さんやありすのお祖父さん</p><p>そうだもう亡くなって何年にもなるが良い人だった今の当主の若造は、どうしようもないが先代は、なかなかの人物だったよわたしたちが鞍馬閣に良い思い出があるのはあの人のお陰だと思う</p><p>美里さんやありすのお祖父さんに世話になった人たちで、グループを作るということは</p><p>わたしたちは先代に恩を感じているから、先代のお孫さんを慰み者にしようという気は無いむしろ７人で美里くんに手を出す人間がいないようにお互いを見張り合うだろう</p><p>わたしたちは、美里くんが家のために娼婦になるという決心をしたことを尊重するだからわたしたち７人で美里くんの時間を買い占めるがセックスはしないぞ断固として男の名誉に賭けてこれは人で誓い合う誓書にサインもする</p><p>美里さんの時間を買うが身体は抱かない</p><p>みんな、ただ、美里くんをレストランや劇場に連れ出したりするために高い金を支払うことになるいや、若くて綺麗なお嬢さんを同伴できるのだからしかも、それは名家の恩ある方のお孫さんなのだから、わたしたちはそれだけで満足だわたしたちは全員鞍馬美里くんに、鞍馬閣を受け継いで欲しいと考えているのだから</p><p>あたしたちにとっても、その方が良いのよ鞍馬美里さんを連れ出すのに、まず高いお金を支払っていただいて美里さんを抱かなかったお客様は、代わりにうちの他の女の子も買って下さるわ</p><p>美里さんとはセックスしないで他の娼婦を買う</p><p>そうなるだろうねみな、根はスケベ爺ィだからね美里くんを連れ回したことでタギッた情欲を、他の娼婦で解消しようとするだろう</p><p>つまり美里さんと他の子と、２倍の売り上げが見込めるのよ</p><p>同じ娼婦なのに美里さんは美味しい物を食べて、あちこちへ連れて行かれてでも、お客様とセックスはしないそれなのに、他の娼婦は身体を売ることになるこういうのをズルいとは、思わないでね娼婦をどう扱うかは、お客様の自由なんだから娼婦を買うのは、セックスだけが目的じゃないのよ</p><p>うちの娼館の古いお客様で、元・大学の先生がいらしてねその方は、娼婦に講義をなさるのがお好きなのよセックスはしないわいつも時間いっぱいまで、ご自分のご専門の学科を教えて下さるのその方はセックスでなく、それがしたいんだからあたしは、真面目にお勉強してくれる娼婦をご用意させていただくだけよ</p><p>客は性欲の解消だけを目的としていないのか</p><p>わたしのグループはわたしの様に可愛い孫娘に恵まれているやつらばかりではないからな美里くんと食事するだけで満足する者もいると思うよ</p><p>そういう需要もあるのよ若い女の子に、美味しいものを食べさせるのが生き甲斐という方もいらっしゃるしまあ、あたしとしては美里さんとのデートで、性欲を悶々とさせて帰っていらして、そのまま他の娼婦をお買い求めいただく方が助かるけれど</p><p>じゃあ、結局美里さんは、娼婦になったけれど、誰にも身体を売らずに済むの</p><p>予定ではそういうことになるはずよ</p><p>でも、美里さんには言わないでねあの子の緊張感が抜けてしまうから本人が自分で気付くまでは今日こそ、犯されるってオドオドしてて欲しいのよそういう表情が、お客様の性欲に火を付けるから</p><p>それで美里さんと交代で、他の娼婦を買う</p><p>美里さんは、それを自分の魅力が足りないからだと思うでしょうねそれでそのお客様との次の時に、必死にアピールをしてそれがまたお客様に別の娼婦を買うキッカケになるのよ</p><p>さ、策士というかちょっとズルいかも</p><p>公は定期的に、美里さんを抱くのよ研修として公とセックスすればするほど美里さんは色っぽくなるでしょうから</p><p>だが、わたしたちはあの娘を抱かない誓いを立てているからな</p><p>定期的にあなたとのセックスがあれば美里さんの精神も安定すると思うし</p><p>つまり、これからも美里さんは、オレだけとセックスすることになる</p><p>それで２年経ったら、あの子を妊娠させるわよ</p><p>美里さんは、５年間娼婦をする約束なんじゃないの</p><p>２年で充分よそれで元は取れるはずだから</p><p>わたしの仲間は７人のメンバーのうち、誰かがついに我慢できなくなって、美里くんに手を出したのだと思い込むだろうだが、誰もわたしが欲望に負けましたとは言い出さない</p><p>その子は、オレの子なんだから</p><p>美里さんが定期的にオレとセックスしていることはお客さんたちには教えないのか</p><p>だから７人のメンバー全員が、美里くんの産む子を自分たちの子のように感じる出産によって、美里くんは娼婦を引退するがわたしたちは、その後もフォローを欠かさない２年経てば鞍馬閣の再建工事も終わっている美里くんは２０歳で鞍馬閣の主人となるそういう計画だ</p><p>ジッちゃんたちは、そこまで考えていたのか</p><p>そういうことよだから２年間は待ちなさいこの２年間はセックスはするけれど、あの子はあなたの女ではないわ身体は売らないけれど娼婦なのいいわね</p><p>うん判ったよミナホ姉さん</p><p>それでもオレは嬉しかった</p><p>美里さんがオレ以外の男に抱かれないで済むということが</p><p>さて、公練習はここまでよ</p><p>練習</p><p>美里さんの件で女の子と割り切ってこの人は、自分のモノにはならないと覚悟して、踏み込みすぎないでセックスする練習は充分にできたでしょ</p><p>あなたはさっきまで、美里さんのことを割り切っていたんだから</p><p>絶対にオレの女にならない人なんだと必死で思い込んでいた</p><p>現実を噛みしめていた</p><p>来週２人、女の子が来るわどっちも処女で家の借金を返すために、娼婦になるしかなくなった子よ１６歳と１７歳の子なかなか美人で性格も良いわもう面談してあるのよ</p><p>２人の新人娼婦</p><p>この２人は本当に娼婦になるわお金で、誰とでもセックスする女になるのあなたは、研修としてその２人にセックスを教えてちょうだい</p><p>美里さんは練習で</p><p>今度が、本番</p><p>オレは、オレの女にはならない子を割り切って、抱かなくてはならない</p><p>徳大寺園子さんと黒沢直子さんの研修は、あたしがするわあの子たちは、男を全然信用していないから、あなたじゃダメなのよ</p><p>ヤクザの娘の２人は園子さんが、父親の仲間に輪姦させその様子を黒沢さんはずっと見ていた</p><p>だから、男を信じられないというのはよく判る</p><p>黒沢さんの処女は、あたしがペニスバンドで破るわレズプレイから、少しずつ教えていくことにしたのだからあなたは、来週来る２人の方をお願いね</p><p>これで新人が５人でしょ美里さんは、置物みたいなものだけれど他の４人は、フル稼働させるからこれに幸代たち古株を混ぜて黒い森を再開させるわ</p><p>５年間だけの予定で、ミナホ姉さんの娼館が再び、始まる</p><p>大丈夫ですわ、旦那様旦那様は、一生懸命、美里さんのことを割り切ろうとなさっていましたから</p><p>ええ、ちゃんとできていましたわお兄様は</p><p>みすずと瑠璃子が、オレに言う</p><p>良かったわね、まり子さん</p><p>みすずが、鳥居さんに振り向く</p><p>な、何のことですの</p><p>これで、まり子さんも割り切って、旦那様に抱いていただけますわ</p><p>学習院から皇族の方たちが逃げ出すような時代なので</p><p>名家なんてものは、本当はもう存在しないのでしょうけれど</p><p>でも、歌舞伎座とかに行くと良い家の人って本当にいるのです</p><p>こっそりと隠れて、伝統文化なんかのパトロンをやっているような方たちが</p><p>戦後の日本は、本当に良い家の人は、世間に顔を出さないようにしているのだと思います</p><p>だから、成金で趣味の悪い金持ちばかりがマスコミに顔を出すわけで</p><p>1028．そして夜が来る　／　プライバシーの無い男</p><p>あなたはね女の子に対しての情が深すぎるのよ</p><p>だから抱いた女の子は全て、自分の家族として受け入れたいと思ってしまうのよでも、そろそろあなたのキャパシティも限界でしょうし女の子の方だって、色々と事情があるのよみんながみんな、あなたの家族になれるわけじゃないのよ</p><p>鞍馬美里さんだってこれからもあなたとしかセックスしないでしょうし、あなたの子を産んでもらうことになるけれど今はまだ、あなたの家族ではないのよ身体を売らなくても黒い森の娼婦であることに変わりはないんだからあなた個人の女ではないのよ</p><p>美里さん自身は、まだ自分が娼婦として客に身体を売ることになると信じている</p><p>美里さん自身が、彼女の顧客たちは自分を抱く気が無いのだと気付くまで、ミナホ姉さんもオレもそのことを伝えない</p><p>美里差さんの緊張の糸が切れてしまわないように</p><p>だから美里さんとオレとの関係は、娼婦と娼館のセックス研修の相手のままで</p><p>オレたちの間にある溝はしっかりと残っている</p><p>判っていると思うけれど現役の娼婦の子は、あたしたちの家族に参加させるわけにいかないわよ</p><p>娼館の中で育ったアニエスや、母親が娼婦だった真緒ちゃんのことを考えたら現役の娼婦と一緒に生活させるわけにはいかない</p><p>あの子たちにはまだ、自分の出生の秘密を知るのは早いと思う</p><p>あたしも、しばらくは黒森の屋敷に帰らないわあの子たちに娼館の匂いを感じさせたくないから</p><p>ミナホ姉さんは新しく娼館を開業する駅前ホテルの地下の施設で寝起きする</p><p>やっと改装が終わったのよ暮らしていくことに不自由は無いわだって、あそこは上がホテルだから食事なんかにも困らないしね</p><p>このまま、徳大寺園子さんと黒沢直子さんとあっちの施設に向かうわ幸代たち、出戻りの子たちも合流させる予定よ</p><p>大丈夫なのミナホ姉さんだけで</p><p>かつての補佐役の克子姉も、娼館の警護役のマルゴさんも今回は、ミナホ姉さんに付いてはいかない</p><p>大丈夫よあたしのフォローに、珠代さんが来てくれることになったから</p><p>珠代さんは黒い森の元娼婦の1人だ</p><p>今は、スタイリストを目指しながらラブホテルの経営をしている</p><p>娼婦でなく運営役の方ならって快く引き受けてくれたわ</p><p>あのお姉さんなら、娼館のシステムも娼婦たちの精神状態のこともよく判っている</p><p>何より、白坂創介が無茶苦茶をやっていた時代を生き抜いた人は根性が座っているし</p><p>警護の方は取りあえずは、香月セキュリティ・サービスから木下さんが来てくれることになったわ</p><p>ああ、元バンバルビー３の見た目は可愛いお姉さんなのに、いつも爆砕フレイルを肩に担いでガチャガチャ鳴らしている</p><p>幸代がおイタしないようにするためには、あの人ぐらい個性が際立った人じゃないとね</p><p>岩倉さんがナメた態度を取ったら木下さんに笑顔でボコられる</p><p>何の躊躇もなく、ヤクザ３０人を笑顔でブチのめしていく人だからなあ</p><p>それから、もちろん森下さんにも来ていただくわだから、心配しなくていいのよ</p><p>森下さんミナホ姉さんのお祖父さんの代から、黒い森の番頭さんだった人</p><p>白坂創介が黒い森を乗っ取った時に、一度は追放されたけれど</p><p>ミナホ姉さんがジッちゃんの後ろ盾を得て、経営に加わった時に真っ先に呼び戻したという</p><p>５年間だけの再開だし無理を言って、来ていただくことにしたわ去年の娼館の休業は白坂創介を追い込むために、突発的にやらざるを得なかったことだから黒森楼以来、７０年近い歴史がある娼館は、きちんと華々しく終わらせるべきなのよそのためにはやっぱり、５年という時間は必要だと思うの森下さんも納得して下さったわあの人にとって、黒い森の娼館は人生そのものだから</p><p>森下さんは自分の手で、娼館を閉じたいんだな</p><p>自分の人生に、ケジメを付けるため</p><p>とにかく娼館の運営のことは、あなたは考えなくていいわそれはあたしの仕事だからあなたは、さっき話した通り鞍馬美里さんと、来週来る２人の新人娼婦の研修だけしてくれればいいわそれは、あなたにしかできないことだから</p><p>処女の娼婦候補者たちにセックスを教える</p><p>まだ何も知らない子にはあなたが一番なのよセックスに対する恐怖心がなくなるから</p><p>それが、あなたの凄いところよね本当に楽しそうに、女の子を怖がらせずにセックスするからあなたが初めてだった子たちは、みんなセックスに対してのトラウマやコンプレックスが無いもの素晴らしい才能だと思うわ</p><p>だからこそ徳大寺園子さんと黒沢直子さんは、あなたじゃダメなのよあの子たちはもう、セックスが怖くて、辛くて、女がミジメな目に遭わされることだと心に書き込まれてしまっているから</p><p>だから、オレではダメ</p><p>大きく傷付けられてしまった人間の心は、治らないのよどれだけ癒やされても傷跡は残るのだから、心に傷を負ってしまった人はそれ相応の対処をしてあげるしかないのよ</p><p>父親の眼の前で、父親の仲間のオッサン・ヤクザに輪姦された園子さんと</p><p>犯され続ける園子さんをずっと見続けてきた黒沢さん</p><p>もうすでに男という生き物を信用できなくなっているんだろうな</p><p>そうか、だからミナホ姉さんは、レズプレイから教え込むのか</p><p>女同士から、身体の触れ合いに慣らしていかないと</p><p>いきなり男と肌を合わせたらトラウマの記憶がフラッシュ・バックしてしまう</p><p>ちょっと時間が掛かるわね男の人の相手をするにしてもあなたみたいな若い子じゃなくって、もっと包容力のある年輩のロマンス・グレーのおじ様の方が良いと思うのよあの子たちの父親よりも、１５歳ぐらい年上の</p><p>父親たちがホントに救いようのないクズ人間だったもんな</p><p>父親と同年代だと、拒絶反応が出るかもしれないから明確に、父親よりも年上のおじ様がリードするのか</p><p>本当の父親がロクデナシだったからこそ園子さんたちは父性を求めている</p><p>それなら１６歳の高校生のオレが出る幕はない</p><p>でも御名穂お姉様のおっしゃる通りだと思いますわ</p><p>不意に、ずっと黙って話を聞いていた瑠璃子が口を開く</p><p>セックスについて詳しいことを知らない女の子には初めては、お兄様が最適だと思います</p><p>えその話に戻る</p><p>何と申しますかそう、お食事と同じなんですよ</p><p>お兄様はわたくしたちの作ったお料理を、いつも本当に美味しそうに食べて下さるんですそれも、わざとらしく美味しい美味しいと連呼なさったりはしないんですただ、お食事なさっている時のお兄様のお顔を見ていると本当に美味しいと思って食べて下さっていることが判るんですだから、わたくしもっともっとお料理が上手くなりたいと思うんです</p><p>えっとそれは、判ったけれど</p><p>そのことと、オレが女の子の最初のセックスの相手になることとどう関係するんだ</p><p>セックスの時もそうなんですお兄様は、本当に気持ち良さそうになさっていますから抱いていただいているわたくしも何かとても良いことをしてさしあげているような心持ちになるんです</p><p>そうね旦那様とのセックスに背徳感みたいなものは、まったく感じないものね</p><p>はい本当にわたくしの肉体で、こんなに悦んでいただけるんだってそのことが嬉しくて、誇らしくなるんですもっともっと、お兄様にご奉仕して差し上げたいと思います</p><p>旦那様が、あたしたちに全てをさらけ出して下さるからあたしたちも、身も心も裸になって、セックスを楽しむことができるんだと思うわ</p><p>お兄様でないと、こういう気持ちにはならなかったと思います</p><p>うむ食事に例えるとよく判るなわたしも、お前と食事をするのは好きだお前は出された料理に文句を言ったりはしないし、いつも本当に美味そうに食う確かに見ていて爽快な気持ちになる</p><p>ジッちゃんまで、そんなことを言い出す</p><p>これが、わたしの私塾の連中だとあいつらは、親に連れられて幼い頃から一流のレストランに出入りしているからな一緒に食事をするととにかく、やかましい味が今１つだとかソースの味付けが良くないとかシェフに言って料理法を変えろだの前に行った他の店の方が美味かったぞとかまだ親のスネを囓っている高校生や大学生の分際で、料理評論家気取りで文句ばかりを言うあれでは、一緒に食っているわたしは食事を楽しめん</p><p>ああ香月家の分家の子供たちや、香月グループの重役の子供たちか</p><p>あいつら確かにうるさそうだもんなぁ</p><p>ていうかジッちゃんのオゴリだろう、そういう食事の席は</p><p>それでも文句を言うのか</p><p>まあ、金持ちの子っていうのは、そういうもんなんだろうけど</p><p>ということは、あいつらセックスでも、ああなんだろうな相手の女に、ううしろ、こうしろ、何でこうしないんだなどと文句ばかり言ってずっと不機嫌のままなんだろうな女に甘えたいだけ甘えておきながら終わった後には今イチだったとか暴言を吐くんだろう</p><p>ああ、何か見えるようだ</p><p>特に女遊びの酷い、香月仁あたりは</p><p>そんな男の人とは、絶対にセックスしたくはありませんわわたくしは、お兄様の奴隷で本当に良かったですわ</p><p>一生、お兄様だけに可愛がっていただけるのてすから</p><p>ニコッと、天使の様な笑顔でオレを見る</p><p>みすずも、そう思っていますわ旦那様に巡り会って本当に良かったといつも神様に感謝しております</p><p>鞍馬美里さんのご様子を観ていてもそう感じました旦那様はセックスを繰り返すことで、美里さんの心を包み込んでしまわれましたから</p><p>みすずも瑠璃子もそして、鳥居さんや美子さんも</p><p>オレが美里さんを抱いた様子は、全て、観ているんだっけ</p><p>旦那様は言葉の人では、ないですから行動の人というか態度の人というかあるいは存在の人と言うべきなのかもしれません</p><p>何か難しいことを言い出したぞ</p><p>旦那様は、決してあたしたちを騙そうとはなさらないしいつも、真っ直ぐな持ちで、ふわっとふたしたちを包んで下さいますから</p><p>判りますお顔の表情というか、持っておられる雰囲気でスーッと、わたくしたちの心と身体を開いてしまわれるから</p><p>みすずと、瑠璃子の言うことはオレに良く判らない</p><p>そうだなわたしは何回か、ホンモノの職業的な詐欺師に会ったことがあるが</p><p>詐欺師というのは言葉だけは、とても良いことばかりを言うのだよこちらにとって有利で、有益がことがあり自分は信頼に足る人物なのだととうことを強く主張する一流の詐欺師だと態度や雰囲気も良いだから、ついつい信じてしまいそうになる</p><p>だから、わたしは良いことを言う人間には、必ず何か１つ行動させてみることにしているそれが詐欺師なら必ず、言っていることと行動に差が生じる言葉では、あんなに頼もしく、小気味の良いことばかり言っていた人間が言葉通りではない行動をする例えば、自分は時間には厳しいし、人との約束は必ず守る人間ですなどと豪語していたやつが、約束の時間を守らなかったり約束してあった書類を仕上げて来なかったりする言葉と行動に、１つでも差がある人間は信用に足る人間ではないいずれ何か、トンデモないことをしでかすだろうだから、わたしはそういう人間とは、縁を切ることにしている</p><p>そう言えば、確かにいるよな自分からオレは＊＊な人間だとか、周りに強くアピールしているやつ</p><p>言葉に勢いがあって、見た目もちゃんとしているからついつい信用したくなってしまうけれど</p><p>そうか、試しに何かやらせてみて言葉と行動に差があったら、信用してはダメなんだな</p><p>その点、お前は余計な自己アピールは、一切しない人の話をよく聞いて、自分にできることだけを引き受けるお前には、嘘が無い言葉と行動に全くギャップが無いだから、ふんわりと女たちの懐に入り込むことができるんだろうしかし</p><p>ジッちゃんは、オレを見て</p><p>こいつのこういう性格はビジネス向きではないな相手に心が見えすぎているというのは商売での駆け引きには不利だみすずこいつにはビジネスはやらせるなよこいつは、家の真ん中でドシンと座らせておく方が良い</p><p>かしこまりましたお祖父様</p><p>何せよ、嘘がなく余計な野心もなく、心から自分の女を愛している男というのは貴重だみすずや瑠璃子にとってはな男女の恋愛での駆け引きで、疲労困憊して精神を磨り潰すなんてことは時間のムダだよ生産性が悪すぎるその点、こいつが相手だと心身ともにリフレッシュできるだろ</p><p>お祖父様のおっしゃる通りですわお兄様と一緒の時間はとても有意義で素晴らしいですわ</p><p>そりゃそうだろう絶対に自分を裏切らないで、自分のことを愛してくれると判っている相手なら正しく家族だしかも、こいつとはセックスもできるんだからな</p><p>その通りですわわたくしはこの方を、本当のお兄様だと思って敬愛しておりますその上、わたくしはこの方の奴隷です所有物です全身全霊で愛して差し上げるべきお方なのです本当に夢のようですわ</p><p>わたくしとお兄様の間には、何の隠し事もございませんというより現在のお兄様にはプライバシーが存在しませんわたくしたちは、お兄様がいつどこで誰と何をしているか全て存じ上げております</p><p>あたしも、全て知っていますあたしの方も旦那様に毎日のスケジュールを公開していますけれど旦那様の方が、遥かにプライバシーがございません</p><p>オレのプライバシー</p><p>黒森のお屋敷の中や旦那様の学校でのご様子は監視カメラでの撮影をいつでも拝見できますし</p><p>ああ、やっぱりミナホ姉さんだけじゃないんだ</p><p>みすずが、オレの毎日の行動を監視していないはずがないもんな</p><p>あたしは、旦那様のご健康のために旦那様が、毎日、何時頃どこでおトイレに行かれたか、全て記録していますから</p><p>そしてオシッコ好きだ</p><p>オレに毎朝、放尿を見せる習慣があるけれどオレのオシッコもチェックしていたか</p><p>ですから、旦那様が新しい女の子とセックスなさることもあたしは全然、平気なんです旦那様が、どういう状況でどういうお気持ちで、そう決心なさったのか詳細を存じ上げておりますから</p><p>例えば双子のリエちゃんとエリちゃんを新しい奴隷になされて天童乙女さんや、徳大寺園子さんには手を出されなかったことを、あたしは素晴らしいと思っています旦那様は可哀相な境遇の子だからとか、見た目が可愛いというだけでは、ご自分の女にはなさらないんですちゃんと旦那様が抱かれるのに相応しい、器量と才能の有る子だとお認めにならない限りは</p><p>ええ、お兄様はミッチーのお姉さんの遙花さんも、お抱きになりませんでしたし</p><p>瑠璃子が、ニヤッと微笑む</p><p>本当に旦那様が、選ばれた子はみんな優秀ですし結果的に、あたしたちの家族を強化しています</p><p>あたし、全て観ていましたから旦那様それでよろしいのですわね</p><p>オレは今のオレの家族を守るためなら、何でもするからだから、とっくにプライバシーなんて諦めているし気にしていないよ</p><p>そもそもミナホ姉さんはオレの高校や黒森のお屋敷の中に徹底した監視システムを設けていた</p><p>それは、白坂創介の悪行に対抗するためだったんだろうけれど</p><p>１２歳で誘拐されて、娼婦に墜とされ妹さんを殺され、赤ちゃんの産めない身体にさせられたミナホ姉さんは</p><p>根本的に、人間を信じられない人になってしまっていた</p><p>だから、機械的な監視システムで人を裏から見ていないと、安心できない</p><p>そういうミナホ姉さんの心の傷を</p><p>克子姉も渚もマルゴさんも寧やキョーコさんも、知っているから</p><p>だから、ミナホ姉さんが人を監視し続けることをいまだに黙認している</p><p>オレはいつでも、みんなに観られているのは仕方ないことだって判っているから割り切っているから全然平気だよ</p><p>プライバシーが無くても、全然平気だ</p><p>オレの家族がオレのものであるようにオレという人間も家族みんなのものだと思っているから</p><p>こういうところが、こいつの飛び抜けているところだトンデモない環境を、泰然として平気で受け入れられてしまうことがなだから、他の連中も全てを受け入れてしまう</p><p>はい旦那様がこういうお方ですからあたしたちも、旦那様を自分だけで独占したいとは思いませんし、他の子たちと旦那様の関係に嫉妬することもございません</p><p>お兄様のお心の中には、ちゃんとわたくしも存在していることを知っていますから</p><p>まあその</p><p>どう羨ましいでしょまり子さん</p><p>みすずが、鳥居さんを挑発する</p><p>う、羨ましいとかそういう感情は、ございませんわ</p><p>鳥居さんは、大きな声で答える</p><p>ちょっとテンションが上がっている</p><p>みすず様たちの黒森様との奇妙なご関係が、それなりに安定しているものだということは判りましたが</p><p>そうよ素敵でしょこんな素晴らしいものにどうして、あなたは参加しようとなさらないのかしら</p><p>旦那様のセックスの素晴らしさはまり子さんも、もう知っているでしょあの双子の子や、鞍馬ありすさんたちも初めてなのに、そんなに痛がらなかったしどんどん、旦那様とのセックスを楽しむようになってきているわよね鞍馬美里さんだって</p><p>まり子さんも本当は、あたしたちの旦那様としてみたいんでしょ</p><p>そ、そんなことはございませんっ</p><p>慌てて、叫ぶ</p><p>ああ、あなたがどうして、そう答えなきゃいけないかはもちろん、判っているわよまり子さんは鳥居家のために、いずれはどこかの名家の男性とご結婚なさらないといけないんですものね</p><p>名家でない鳥居家が、家格を上げるために</p><p>３大名家の１つの狩野家から嫁を貰って産まれた娘だ</p><p>成人して鳥居さんがまた別の名家に嫁ぐことで鳥居家と名家との血縁関係を強化していくことになる</p><p>まり子さんには、あたしたちの家族に入って生涯、旦那様だけにご奉仕するという人生は許されないのよね</p><p>オレには鳥居さんをオレの女にすることは許されない</p><p>この人は、オレではない別の男に嫁がないといけないから</p><p>そ、その通りですわそれが、わたくしの定めでございますから</p><p>鳥居さんはそう答える</p><p>それはあなたの決心なんですから、あたしには何も言えませんけれどでも、まり子さんあなた、結婚するまでは純潔を守り続けるの</p><p>親の決めた相手と結婚し、一生、その人しか男性は知らないという人生を過ごすの</p><p>そんなのって、つまらないと思うわセックスぐらい、今の内に体験してみたいとは思わないの</p><p>ストレートにみすずは尋ねた</p><p>あたしたちの旦那様は今日、また大きなハードルを乗り越えられたのよ</p><p>みすずは、鳥居さんの言葉を遮って言う</p><p>判る鞍馬美里さんの件を通して旦那様は、ご自分の家族に加えることで、生涯責任を取る関係以外にいずれ別れる相手だとしても、割り切って愛して差し上げることができるようになったわ</p><p>今の旦那様ならセックスして、処女を奪った相手だからって、何が何でも一生面倒を見るなんてこと言い出さないわよいずれ別れるということを前提にしても、男女の関係を結ぶことができるようになられたわ</p><p>みすずの言葉を鳥居さんは、ジッと聞いている</p><p>後腐れはまったくないわよ１度セックスして、あなたがもう２度と旦那様とはしたくないと感じたのなら素直にそう言ってくれればいいのよ旦那様は、それだけであなたのことは諦めて下さるわあなたを追い掛けることは絶対に無いだって、あたしや瑠璃子が旦那様を観ているんですから</p><p>ていうか嫌がっている女の子を追い回すようなことは、オレにはできない</p><p>そんな余裕も無いし</p><p>オレには、プライバシーが無いんだから</p><p>それからまり子さんは、もう気付いていると思うけれど旦那様とは、妊娠の心配も無いわよあたしや瑠璃子も、高校を卒業するまでは妊娠できないから避妊薬を飲んでいるわとても、効能の確かな薬よ鞍馬さんたちも、今頃、飲んでいると思うわさっきの会話を聞いていたと思うけれど鞍馬美里さんに、旦那様のお子を孕んでいただくのは２年後の予定だから今すぐ妊娠していただくわけにはいかないのよ</p><p>ミナホ姉さんが美里さんで、ある程度の金を回収するまでは</p><p>それにありすさんやキヌカさんみたいなまだ１３歳の子を孕ませるわけにもいかないしねちゃんと、避妊はしているのよ</p><p>みすずの言葉に鳥居さんは</p><p>後腐れなしで妊娠もしないのですか</p><p>そうよそして、旦那様はあたしや瑠璃子のご主人様よ香月家の娘と同じ人を愛してみるというのは刺激的だと思うけれどあなたはどう思う</p><p>鳥居さんは名家に対するコンプレックスが強い</p><p>みすずや瑠璃子と同じ体験をすることができるというのは魅力的なはずだ</p><p>さて、あなたはどうするのかしら</p><p>みすずの言葉に、鳥居さんは</p><p>昨日たまたま、父の母校の高校の前を通ったのですが</p><p>それで、まあ父の高校時代の話を聞いたのです</p><p>ちなみにわたしの父の高校時代は、昭和２０年代です</p><p>父いや、私立の男子校だったんだが４人ぐらい女子生徒もいた</p><p>私何それ</p><p>父いや、戦前は完全に男子校だったんだが日本中が女子がいる高校なんてなかったしだけど、マッカーサーが男女共学になれって命令したから</p><p>私 え、それで急に女子も入学してきたの</p><p>父でも、４人ぐらいだぞ</p><p>ほとんどが男子の元男子校に４人だけ女子が入学って</p><p>そんなグリーン、グリーンみたいなことが６５年前にあったのか</p><p>父でも、その４人の子とは一度も話したことがないんだがな</p><p>それはもったいない</p><p>1029．そして夜が来る　／　インスピレーション</p><p>鳥居さんが答える前に、オレは</p><p>そういうのは、ちょっと変だと思う鳥居さんを、みんなで誘導しているだけじゃないか</p><p>でも最終的にどうするかを決めるのは、まり子さんですわ</p><p>だから、変だって言ってるんだよオレはオレには、選択権はないのか</p><p>みすずと瑠璃子で、鳥居さんにオレとのセックス体験を勧めているけれど</p><p>オレの気持ちとかは、完全に無視されている</p><p>で、ですがあ、あの旦那様はまり子さんともなさいりたいと思ってらっしゃると察しておりましたので</p><p>お兄様は、まり子さんのこともお好きでしょう違うのですか</p><p>みすずも瑠璃子み、びっくりしている</p><p>全然、悪気が無いんだななるほど</p><p>あのさ勝手に察するな相談せずに、話を進めるなほら、昔から言うだろ</p><p>親しき仲にも礼儀ありだ</p><p>一緒に暮らすようになってオレのことを色々と判ってくれているんだろうけれどそれでも、察しているつもり、判っているつもりになるなよちゃんと言葉にして聞け事前に相談しろそう、何度も言っているだろ</p><p>みすずが、オレに謝る</p><p>みすずと瑠璃子は鳥居さんにすごい魅力を感じているんだなだから家の都合があるから、鳥居さんをオレたちの家族にすることはできないけれどそれでも、仲間にしたいと思っているそうだろ</p><p>お兄様もそうお考えなのではございませんか</p><p>だからオレのことは、１回、頭から抜けよお前たちはさ自分がそう思っているから、きっとオレもそう思っているはずだって考えてそれがさらに脳内で変化して、オレが望んでいるからそうしなくちゃいけないに置き換えているんだよいつの間にか</p><p>自分の望みをオレの望みだと思い込んでいる</p><p>あのさ前に、こんなことを言われたことがあるんだけれど人と人は、暗闇の中をライトを点けずに高速で走っている２台の車みたいなものなんだよ親しくなれば、すぐ隣に並走していることに慣れてしまうけれどでも、ちゃんと常にお互いの距離を捉えていないといけないそうしないと、いつの間にかお互いの姿を見失ったり、ぶつかって２台ともクラッシュすることになるぞ</p><p>オレはきっちりと２人の眼を見て、言う</p><p>鳥居さんは確かに良い人だと思うけれどでも、鳥居さんの思考を誘導するようなことをしてはダメだこの場のノリでオレとセックスしたって、後で後悔するだけになるよ他人の思惑に乗せられたっていう事実が、後からジワジワと湧き上がってくるから</p><p>オレは鳥居さんを見る</p><p>この人は、誇り高い女の子なんだ自分の意志でそう決めたっていう形になっていても、場の雰囲気に流されたという記憶は残るよそうなったら絶対に、後で後悔する</p><p>ですが、お兄様とのセックスでしたらまり子さんが後悔なさるようなことには</p><p>オレを過大評価するなよそれに何にだって相性ってものがあるだろすっげぇ美味しいって評判になっているお店の料理を食べても自分には合わなかったっていう人がいるんだオレは、どんな子でもオレとのセックスに満足してくれるとは思わないよそんなはずがないんだ</p><p>世の中に絶対は無い</p><p>オレはそのことを良く知っている</p><p>だから、誰が食べても美味しいラーメンみたいに、オレのことを宣伝するのは止めてくれみすずや瑠璃子にとっては、たまたまそうだったかもしれないけれど他の人には、そうじゃないかもしれないんだから</p><p>ですが旦那様とセックスした子は、みんな旦那様に満足していますわ</p><p>それだってたまたま、今居る子たちがそういう子ばかりだったからかもしれないだろしかもオレの女たちの方が、世間から見れば変なのかもしれないんだぞみすずは、みんなって言ったけれどオレの女たちが、世の中の女性全てを代表しているわけじゃないんだから</p><p>オレとのセックスなんて気持ち悪いだけだと感じる女の人の方が世の中では主流かもしれない</p><p>そんなことは無いですわ</p><p>みすずが、否定しようとするが</p><p>決めつけるなよく判らないことは、判らないんだって認めろ</p><p>今のみすずたちの傾向は良くない</p><p>だって、この子らは名家・香月家の後継者ジッちゃんからトンデモない財産と権力を引き継ぐことになるのだから</p><p>自分の勝手な想像だけで他人の運命を左右するような人間になってはいけない</p><p>これは、こうだこうするべきなんだって思ったら一回立ち止まって、客観的に別の視点から考えてみろ思い込みを、ダイレクトに行動に移すな時間が掛かっても良いから</p><p>いや、それは違うな世の中には、スピードが勝負のこともある</p><p>大事なのは、インスピレーションだ正しいのか間違っているのか、イケることなのか無理なことなのか、瞬間的に嗅ぎ取る能力が、組織のトップには必要なのだ</p><p>じゃあ、オレは間違っているってこと</p><p>そういうことではない今、お前がみすずや瑠璃子を諭していることこそがお前のインスピレーションが働いた結果だろうお前が、この子らの言動に違和感を感じたからだお前の方が、インスピレーションに従いよく考えずに発言しているよ</p><p>いやそうかもしれない</p><p>そして、そのインスピレーションはおそらく正しいただ、お前はポイントを間違えているよお前が違和感を感じたのはみすずと瑠璃子だけでは無いだろう</p><p>この子たちの態度はお前が言う通り、確かに良くなかったお前のことを軽んじ、ないがしろにしている実に良くない</p><p>ジッちゃんは、笑顔でそう言う</p><p>しかし、今のお前の違和感の起点は別のところにあったはずだだから、お前も間違えているお前のみすずたちに対する怒りが大きすぎるのだみすずたちの態度から発生した怒り以上にの強い感情を放出したからみすずと瑠璃子は、戸惑っているとてもよくないな</p><p>こう考えて見ろある朝、家で何か腹の立つことがあった男がいるとするまあ妻とケンカでもしたのだろうそのフラストレーションが、心の中に残っているが男は自分は自制心の強い人間だと自惚れているから、そういう気持ちを抑えて会社へ行く</p><p>さて、会社に着くとその男の部下が、何かしらミスをする当然、男は部下を叱るが自分では意識していないうちに、その叱責の中に、朝の妻とのケンカで生じていた怒りが混じるささいなミスに対して、激しい怒りを放出する男はそれを変だとは気付かないなぜなら、些細なミスでも大きな損失につながる可能性があるからだ部下のためにも、今日は強く叱責したそれだけのことだと思い込むしかし、怒られた部下の方は何で、こんなつまらない失敗のことで、こうまで徹底的に怒られなければならないのかと感じる不満と遺恨が残る</p><p>オレは、怒りすぎていた</p><p>お前が言っていた通りお互いの距離を測らないで生きるから、そうなるのだ</p><p>オレもみすずや瑠璃子との距離感を捉えるのに失敗していたのか</p><p>ごめんみすず、瑠璃子</p><p>いえあたしも、旦那様のおっしゃった通り思い込みだけで、勝手なことをしていたのですから申し訳ございません</p><p>お兄様申し訳ございませんでした</p><p>それでも、ジッちゃんの言うとおりオレは、強く怒りすぎていたと思う</p><p>みすずや瑠璃子に対してだけでなくその前に、怒りの発火点となるモノを感じていた</p><p>ミナホ姉さんまだ聞いているよね</p><p>オレは、天井のスピーカーを見て尋ねる</p><p>ええ、あたしは聞いているわよ</p><p>ここに誰を呼ぶべきだろう</p><p>マルゴさんや寧はダメだ</p><p>渚も真緒ちゃんと自分の店がある</p><p>消去法で答えは、すぐに出た</p><p>瑠璃子、克子姉にここに来て欲しいって伝えてくれ</p><p>克子お姉様はお夕飯の支度をなさっていますが</p><p>いいから、早く頼むよ</p><p>瑠璃子が、内線電話で台所の克子姉を呼ぶ</p><p>みんな、悪いけれど克子姉が来るまで、このままで待っていてよ</p><p>オレは、部屋の中の人たちにそう頼んだ</p><p>どうしたの、急に</p><p>数分後克子姉は、エプロン姿で現れた</p><p>手にお玉を持ったままなのはちょっとやり過ぎだよ、克子姉</p><p>うん、ちょっと話があるんだすぐ済むから</p><p>オレは、わざと克子姉が来るまでの時間黙ったままでいた</p><p>みすずも瑠璃子も美子さんも鳥居さんもオレの次の言葉に注目している</p><p>ジッちゃんは笑っている</p><p>ミナホ姉さんの新しい娼館のことなんだけれど</p><p>克子姉娼館の経営が軌道に乗るまで、ミナホ姉さんのフォローをしてくれないか</p><p>それは克子姉にとっては、辛い話だということは判っていた</p><p>今の克子姉が娼婦の世界に戻りたいはずがない</p><p>例え、自分が身体を売るのではない経営者側としての参画だとしても</p><p>学校のパン屋の方はオレと愛で、何とか続けていくから</p><p>克子姉は、ジッとオレを見ている</p><p>待ちなさい、公克子は、必要ないわ経営は、あたし１人で充分よ</p><p>そうかなオレは、そう思わないミナホ姉さんは、大胆なことも繊細なこともできる人だけれど時々、ポカもするからだから、後ろからフォローしてくれる人が必要だよ</p><p>判っているわよだから、森下さんや珠代さんに来ていただくんだし</p><p>いや、足りないミナホ姉さんの仕事のサポートは、克子姉が一番適任だと思う</p><p>でも克子は、もう娼館に戻るべきではないわあなたとのパン屋さんの仕事も始めているんだし</p><p>でも、パン屋の方は今は、オレの修行として学校でパンを売っているだけだよ克子姉の店が本当にできるのは、オレが卒業するのを待ってからだからまだ２年あるその期間だけでも、ミナホ姉さんのサポートをしてもらえたら</p><p>みんな、自立しているのよマルゴや寧も、アメリカで自分の仕事を始めるわだから、克子だってあたしだって、独り立ちするべきなのよ</p><p>それが、モナ補姉さんの本心か</p><p>だから、オレたちに相談せずに新しい娼館の人事を１人で決めてしまったんだ</p><p>ミナホ姉さんは、ダメだよ今、１人になっちゃ</p><p>オレだって岩倉さんが、どれだけ面倒な人かは良く知っている出戻りの娼婦のお姉さんたちだって、みんな似たようなものなんだろ</p><p>去年の黒い森の休業を機にミナホ姉さんは、全ての娼婦たちを解放し、それぞれが新しい仕事を始めるための資金も渡したのに</p><p>結局、娼婦以外の仕事ができないで出戻りを希望してきた人たちなんだから</p><p>徳大寺さんと黒沢さんや新しい娼婦の子たちだって、これから指導していくのは大変だろうし美里さんのことだって</p><p>鞍馬美里が、身体を売らないのに、お金を稼ぐ娼婦だということを知ったら他の娼婦は、どう思うだろう</p><p>娼婦の気持ちが判って娼婦たちの人間関係を交通整理できる人が必要だよミナホ姉さんは、組織のボスだから娼婦たちと親しくなりすぎるわけにもいかないだろ</p><p>ボスは、恐れられていないといけない</p><p>ナメなれたら、負けだ</p><p>だからその役は、珠代さんにやっていただこうと思って</p><p>珠代さんは、娼婦を引退してから結構経っているしミナホ姉さんよりも年上じゃないか今、必要なのはミナホ姉さんと若い娼婦たちの間に入れる人だろ</p><p>珠代さんが来てくれるのは嬉しいけれどそれは、怖いお姉さんが倍増するっていうことだから</p><p>で、でも克子は克子は嫌でしょもう娼館に戻るのは</p><p>ミナホ姉さんの声に、克子姉はオレを見て</p><p>あなたが、そう命じるのならあたしは何でも従うわ</p><p>その眼はそう言っていない</p><p>やっぱり、嫌なんだろう戻るのは辛いんだろう</p><p>ごめんこれは、オレではできないことなんだ</p><p>オレでは娼館のことは判らない動けない</p><p>オレは克子姉の瞳を、真っ直ぐに見上げる</p><p>家族のピンチなんだよ、克子姉</p><p>克子姉にしかできないことなんだだから、克子姉に頼むしかないんだよ</p><p>渚でも無理だ引退してから４年も経っている</p><p>マルゴさんや寧は、アメリカに行くし娼館で暮らしていた経験はあっても、娼婦ではないから踏み込んだことはできない</p><p>ごめん、本当に申し訳ないんだけれど</p><p>娼館と娼婦のことをミナホ姉さんの次によく判っているのは克子姉だけだ</p><p>そんな顔しないで</p><p>克子姉は、寂しげに微笑みギュッとオレを抱き締める</p><p>そうねあたしが間違っていたわ家族のピンチなのよね</p><p>娼館の営業は夜だから昼間は身体が空くのよ</p><p>夜と朝の仕込みは手伝えないけれどお昼の売り子は続けさせて味のチェックもしたいし、お客さんの反応も自分の眼で見たいから</p><p>お嬢様のお手伝いをしながらだって新製品のパンを考えることはできるわあなたと愛ちゃんの指導もね２年後には、３人で素敵なパン屋さんをオープンさせるんだから</p><p>克子姉はパンと娼館の仕事を両立させる</p><p>うん、克子姉ならできるよオレも頑張る何でも努力するから</p><p>ええ、お願いね頼むわよ</p><p>克子姉は、オレの唇にキスをした</p><p>お嬢様こういうことになりましたから克子は、これからもお嬢様のお手伝いを致しますわっ</p><p>克子、でもあなた</p><p>克子は、お嬢様の家族でございますっ</p><p>もっと、克子に甘えて下さいませ最近のお嬢様は、水くさいですわ</p><p>克子姉の言うとおりだよ自立するっていうことと、無理をするっていうことは同じじゃないよミナホ姉さん</p><p>わたしも君の人事案は、少し薄いと感じた立ち上げからしばらくは、克子くんに来てもらうべきだと思う</p><p>ジッちゃんもそう言う</p><p>今の君は、少し意地を張り過ぎているよ、御名穂くんこいつが話さなければ、わたしが意見するところだった</p><p>結局、オレはミナホ姉さんが、オレたちから離れて娼館を始動させるという話を聞いて違和感を感じたんだ</p><p>そのメンバーで、本当に上手くいくんだろうかと</p><p>今までの黒い森は、ミナホ姉さんを克子姉、マルゴさんの２人がフォローする形で上手くいっていたんだから寧も色々とサポートしいたし</p><p>マルゴさんが、寧と自立したいという気持ちはよく判るしそれはそれで応援しているけれど</p><p>今のミナホ姉さんから、克子姉までが離れるのは心配だ</p><p>ミナホ姉さんは、見た目ほど精神が強い人じゃないから</p><p>克子いいのね、あなた</p><p>克子がするのはお嬢様のサポートだけですよそれ以上のことは致しませんからねっ</p><p>家族のために自分の心を抑えてくれた</p><p>ありがとう克子あたし本当はちょっと不安だったのよ</p><p>でしたらもっと早く、お声を掛けて下されば良かったのに</p><p>だって公と学校でパンを売っているあなたが、とても幸せそうだったから</p><p>はい克子は幸せですわもっともっと、幸せになりますパン屋さんを開く夢も実現致しますし、お嬢様のサポートも致します克子は、欲張りなんですよ</p><p>そうねあたしも、見習わないといけないわね</p><p>とにかくさ一度、ちゃんと会って、顔を見て話そうよそうやって、監視カメラ越しに会話しているのはオレたちに顔を見られたくないから</p><p>そうじゃないわよあたしは、こっちで徳大寺さんたちの研修があるから</p><p>食事くらいはこっちでしなよオレたちも、夕食を食べたら帰るから</p><p>そうですわお嬢様も、こちらでお食事なさって下さい</p><p>まだ香月セキュリティ・サービスの旧研修館ビルに居るのならこの邸宅のすぐ向かいなんだから</p><p>でも、徳大寺さんと黒沢さんは、そっちに連れていけないでしょ</p><p>新人娼婦候補の２人のヤクザの娘は香月家の本家邸宅に招くわけにはいかないか</p><p>リエやエリと一緒に、食事するのは無理だな</p><p>双子の方が嫌がるだろうし</p><p>お嬢様、それは違いますわ</p><p>そちらに居る子たちは、今、食事時間ぐらいは、お嬢様と一緒に居たくないと感じているはずですから</p><p>ミナホ姉さんは、厳しいから</p><p>昨夜から、研修をしているとすればそろそろ息苦しくなってきているだろう</p><p>判ったわあの子たちには２人だけで食事をさせてあたしは、そっちに顔を出します</p><p>お待ちしていますわもう１５分ぐらいで、お夕飯ですからお嬢様、お早くお越し下さいませ</p><p>克子姉は、明るい声でそう言った</p><p>じゃあ、お台所をマナちゃんに任せて来ているからあたしは戻るわ</p><p>克子姉が、オレたちに微笑む</p><p>あ、わたくしも参りますわ</p><p>マナと並ぶ克子姉の家事の弟子瑠璃子が言う</p><p>何か結局全て、わたくしたちが先走りし過ぎたようですお兄様、申し訳ございません</p><p>素直な表情で、瑠璃子は改めてオレに謝った</p><p>まり子さんのことはわたくしたちが、慌てて促すようなことではございませんでした本当に、ごめんなさいまり子さん</p><p>あたしも謝るわ、ごめんなさい</p><p>瑠璃子とみすずが、鳥居さんに謝る</p><p>いえ、あのわたくしも</p><p>今の皆さんのお話し合いをお聞きしていたら、色々と考えが変わりましたわ</p><p>そう言って、オレに向き合う</p><p>わたくしは正直、セックスというものに興味があります昨日今日と、黒森様と色んな方のセックスを拝見させていただきましたが皆さん、途中の過程はどうであれ最終的には、とても幸せそうになられますからわたくしも自分で体験してみたいという気持ちも、もちろんあります</p><p>ですが、それ以上にわたくしは、黒森様にとても興味がございますそのことに、今、気付きましたわたくしは、ずっとあなたの言動を見て、感心してきたということに</p><p>あなたは面白い方ですわ興味が尽きません</p><p>いや、オレは面白くはないと思うよそんな、笑える話とかできないし</p><p>そういう、女の気惹くようなことを全くなさらないところが実に面白いですわ黒森様は女の眼を一切気になさらないですものね</p><p>いや、だってそんなの気にしたってしょうがないじゃないか</p><p>オレは、オレなんだから</p><p>美男子でもなければ、頭も良くない無価値な人間だ</p><p>女の子の気を惹いたってオレに話し掛けられた子が迷惑するだけだろうし</p><p>あれだけ次から次へと女性を抱いていらっしゃる方が、そういうご認識だからとても興味深いのですわ</p><p>それで、まり子さんはどうなさるおつもり</p><p>もう、決められたのでございますか</p><p>みすずと瑠璃子が、鳥居さんに尋ねるが</p><p>そういう話は後にしようぜ克子姉が言ってたろもうご飯だって</p><p>とりあえず、晩ご飯だよ腹ぺこのまんまじゃ、何もできないよ</p><p>そろそろ食事休憩でブレイクしないとオレの方が保たない</p><p>そうだなわたしたちも、食堂へ向かおう</p><p>ジッちゃんが、そう助け船を出してくれた</p><p>さあ、行こう美子</p><p>そう言えばついに美子さんは、一度も発言しなかったな</p><p>オレたちの話を聞いて、どう思ったんだろう</p><p>仕方ありませんわね、参りましょう旦那様</p><p>行きましょう、お兄様</p><p>みすずと瑠璃子が、オレの手を握る</p><p>まり子さんには、触れさせてあげませんから</p><p>美子お姉様にもですわ</p><p>２人はなぜか、そんなことを言った</p><p>ここのとこ体調が良くないです</p><p>今日は旗日だったので、少しゆっくりできたのですが</p><p>1030．そしてよ夜が来る　／　食卓を囲む</p><p>パパ、ご飯、ご飯んんっ</p><p>食堂へ行くとエプロン姿の真緒ちゃんが、オレたちを出迎えてくれた</p><p>長い食卓に、全員分の食器が用意されている</p><p>パパのお席はここですのっおジィちゃんは、こっちですのっ</p><p>同じくエプロン姿のアニエスが、オレとジッちゃんの席を教えてくれた</p><p>ちょっと待ってて下さいですのっもうすぐ準備ができますからっ</p><p>アニエスは、そう言って台所の方へ戻ろうとする</p><p>あの、わたくしたちも何かお手伝いすることはございませんか</p><p>ございませんか</p><p>先に食堂に到着していたらしいミタマとキヌカが、アニエスに尋ねる</p><p>お当番は、明日からでいいですのっ今日は、ゆっくり休んで下さいですの</p><p>ニコッと微笑む、アニエス</p><p>アニエスも、初めての日はお股がジンジン痛かったですからっ</p><p>処女喪失したばかりの安城姉妹は、今日は大人しくしていた方がいいか</p><p>お席は、そちらとそちらですのっありすちゃんは、その隣に座ってもらって下さいですのっ</p><p>食卓の座席の割り振りはアニエスの担当なのか</p><p>新しく来たばかりの子は、パパの近くの席にしましたのだから、みすずちゃんと瑠璃子ちゃんは、こっちのお席でお願いしますのっ</p><p>アニエスなりに、色々と考えてくれているんだ</p><p>ええ、判ったわまり子さんは、どこに座っていただけばいいの</p><p>みすずが、アニエスに尋ねる</p><p>えーとそのお姉さんは、もうパパとしましたの</p><p>苦笑して、鳥居さんが答える</p><p>じゃあ、こっちですの痛い思いをした子が、今夜は優先ですのあ、エリちゃんとリエちゃんも、パパの近くですの</p><p>そう言えば双子はどうした</p><p>姿が見えないけれど</p><p>まさか、台所の方か</p><p>そっちを見ると克子姉が、エプロンを外しながら出て来た</p><p>あたしが席を外しても、ちゃんとあの子たちだけでやっててくれたわ</p><p>マナちゃんが中心になって、お料理しててくれたんだけれどあの子ら、凄いわね</p><p>あの子らって</p><p>だから双子のエリちゃんとリエちゃんよ</p><p>それって、どういうことだ</p><p>はいですのエリちゃんとリエちゃんとってもお料理がお上手ですのっ</p><p>アニエスが笑顔で、言う</p><p>どうも、お母さんがちゃんと家事をしない人だったみたいだから、２人とも、小学生の頃から自分でお料理をしていたみたいなの</p><p>双子は両親が、どうしようもないハミ出しヤクザだったから</p><p>娘のエロ動画をネットで売って生活費を稼ぐような</p><p>ちょっと、お話もしてみたけれどあの子たち、とってもいいわよねえ、あなた</p><p>克子姉が、ニヤッとオレに微笑む</p><p>あたしが、あなたのお願いを聞いたんだからあなたも、あたしのお願いを１つ聞いてくれないかしら</p><p>ミナホ姉さんの娼館のサポートを起ち上げ期間だけでも、して欲しいとオレは克子姉に頼んだ</p><p>克子姉が、娼館の仕事に関わりたくないのを承知で</p><p>何何でも聞くよオレにできることなら</p><p>あなたじゃなくて、あの双子ちゃんのことよ</p><p>あの子たち雪乃ちゃんのテレビ番組に出してみない</p><p>雪乃の謎の番組</p><p>週末のゴールデンタイムの民放で丸一時間スポーンサー無しで、コマーシャルも入らないでひたすら、雪乃と芸人のスナッチとオカマのコラムニストのフランシーがダベッているだけというか</p><p>雪乃が、世間に毒を吐き続けているだけのタイトルすらない謎の時間帯</p><p>新聞の番組欄にも、白坂雪乃、スナッチ、フランシーしか書かれていない</p><p>なぜ放送が続いているのか、誰にも判らないテレビ界の闇と呼ばれている、あの番組か</p><p>ほら、雪乃ちゃん、これからお腹がどんどん大きくなるしその内、産休もしないといけないでしょだから、今の内にレギュラーを増やしておいた方がいいと思うのよ</p><p>だけどそれで、エリとリエを出すのか</p><p>何で１３歳の双子を</p><p>だって、あの子たち機転は効くし、話していることは面白いしそれに、タイムリーでしょ</p><p>タイムリー</p><p>あの子たちの親が事件を起こしたのは今朝なのよ</p><p>ヨミの巫女の力で、記憶と心を書き換えられた天童貞男とヤクザ仲間たちは</p><p>昨夜から、レンタカーで夜通し走って地元の関西に向かい</p><p>今朝、自分たちを東京に派遣したヤクザの親分の家に襲撃を掛け</p><p>激しい銃撃戦の末、全員が射殺された</p><p>あの子たちなら、そんな恐ろしいゲンジツも笑い話にできるわ</p><p>今のままなら、あの子たちをうちで引き取ってもヤクザとの繋がりが断ち切れないわよあの子の両親は亡くなったけれど仲間のヤクザが、あの子たちを狙っているでしょうから</p><p>その話は、双子自身も言っていた</p><p>エリとリエのロリコン動画で一稼ぎしようとか、あいつらに売春させようとか企んでいるヤクザたちが、地元にはたくさんいると</p><p>だけど、それはあいつらがこのまま東京に居れば、オレたちと一緒に生活していればオレたちが守ってやれると思うんだ</p><p>そうは言っても、あの子たちをずっと家の中に閉じ込めておくわけにはいかないでしょ今のままじゃあの子たちを、受け入れてくれる中学校を見つけるのは大変よ</p><p>親が銃撃戦をやって死んだことはテレビで大々的に報道されたから</p><p>そういう死に方をしたヤクザの娘を引き受けるのは、普通の中学校なら躊躇するか</p><p>それに、関西の中学から転校するっていう形になるからそこから、関西のヤクザたちにあの子たちの現住所がバレるかもしれないわ</p><p>え、そういうのは個人情報だから、外に漏れないんじゃないの</p><p>漏れない個人情報なんて無いわよしかも、相手は非合法が当たり前のヤクザ屋さんたちよ</p><p>裏から手を廻して双子の居場所を調査させているかもしれないか</p><p>関西のヤクザたちからしたら東京に派遣したはずの天童貞男たちが、突然、親分を裏切って襲撃して来た理由が知りたいだろうし</p><p>いや巫女の力だっていうのは、何となく判っているだろうけれど</p><p>それでも、東京で行方不明になったリエとエリや、徳大寺園子さん黒沢直子さんについては調査を続けるだろう</p><p>上手くいけば、香月家に一矢報いる手掛かりになるかもしれないのだから</p><p>だから雪乃ちゃんの番組に出しちゃうのよあの番組は、アンタッチャブルの象徴だから白坂雪乃のように、あの双子も手を出そうとしたら闇の力によって排除されるっていうメッセージになるわ</p><p>むしろ、積極的に雪乃のテレビ番組で双子が、オレたちの保護下にあることをアピールした方が</p><p>関西ヤクザたちは、手が出せなくなるのか</p><p>わたくしも、その方が良いと思うわなかなか冴えた作戦だと思うわよ</p><p>振り向くと翔姉ちゃんが居た</p><p>御名穂さんも、そう思うでしょ</p><p>翔姉ちゃんの後ろに隠れるようにミナホ姉さんが、小さくなっている</p><p>あの来たわよ</p><p>恥ずかしそうに、ミナホ姉さんは言った</p><p>あなたがちゃんと顔を見て話をしろって言うから</p><p>わたくしが、車で連れて来たわ</p><p>香月セキュリティ・サービスの旧・研修館ビルから引っ張って来てくれたのか</p><p>あっちの女の子たちは、うちの木下が面倒を見ているわ大丈夫よ木下は大抵のことには動じないから</p><p>いつもニコニコしている木下さんが新人娼婦候補の２人を見ていてくれている</p><p>うん、ミナホ姉さんよく来てくれたね</p><p>オレは、ミナホ姉さんの細い身体を抱きしめる</p><p>公</p><p>ほら、深呼吸して</p><p>それとここは、身内しかいないから</p><p>鳥居さんの存在は無視する</p><p>そうね良信</p><p>黒森家の人間としての公式の名前である黒森公でなく</p><p>ミナホ姉さんの戸籍に入った義弟の黒森良信に戻る</p><p>意地張りすぎだよもう少し、みんなに甘えてくれないと</p><p>でも克子の気持ちを考えたら</p><p>克子姉は、ミナホ姉さんが思っているよりも、ずっと強い人だよ</p><p>ええ、お嬢様克子は強いですわお嬢様のサポートも、パン屋さん開店の準備もどちらも、おろそかに致しませんから</p><p>克子姉は、胸を張ってそう言う</p><p>克子ありがとう</p><p>ミナホ姉さんは、克子姉に礼を言った</p><p>ほら、ちゃんとお互いの顔を見て話をすることは大事だろ</p><p>オレは、ミナホ姉さんを抱き締めたままそう言う</p><p>会って顔を見たらどんどん甘えてしまうような気がしたのよ</p><p>甘えていいんだよ家族なんだから</p><p>でも迷惑でしょ</p><p>迷惑でいいんだよ家族なんだから</p><p>克子姉だけじゃ、サポート仕切れないようなら他の家族にも手伝いに行ってもらうから大丈夫だよみんな、ミナホ姉さんを１人にしたりはしないから</p><p>そうですわ御名穂さんわたくしや麗華にも、いつでも声を掛けて下さいそちらのビジネスのことは判りませんけれど、お行儀の悪い子を躾けることぐらいはできますわ</p><p>岩倉さんとかがまた悪事を企てたら翔姉ちゃんやレイちゃんが睨んで黙らせてくれるんだろう</p><p>それがさっき、キョーコさんから電話があったのよ</p><p>関西での仕事が片付いたので、東京へ戻るけれど例のあたしたちの秘密施設があるホテルを定宿にするから、部屋を通年で押さえておけって</p><p>キョーコ君は、元々、わたしが黒い森の番人として日本に呼んだ人だからね</p><p>白坂創介が支配した結果、メチャクチャな状態になってしまった黒い森に</p><p>ジッちゃんは、経営の立て直しにミナホ姉さんを抜擢し、追放されていた番頭の森下さんを呼び戻し</p><p>白坂創介がおかしなことをしないように睨みを効かせる役目としてキョーコさんを雇い入れた</p><p>キョーコ君も、なるべく御名穂君の側に付いていてあげたいと思っているのだろう彼女にとって御名穂君は妹同然だからね</p><p>昔みたいに、ずっと黒い森の娼館に居てもらうことはできないだろうが</p><p>キョーコさんなら、何か事件が起きたら世界の何処に居ても、２４時間以内にミナホ姉さんを助けに来てくれると思う</p><p>あの人は、ホンモノのスーパー・ウーマンだから</p><p>うん、克子姉とキョーコさんが付いててくれるなら心配いらないね</p><p>オレもようやく安心する</p><p>キョーコさんは、マルゴさんや寧が黒い森に身を寄せる前からミナホ姉さんのサポートをしてくれていたんだから</p><p>娼館のことも良く判っているはずだし</p><p>そうねあたし頑張るわ</p><p>ミナホ姉さんは、笑顔でそう言った</p><p>さてじゃあ、あたしは向こうの部屋に行くわ</p><p>え、ミナホ姉さんご飯は</p><p>オレたちと一緒に食事をしないのか</p><p>あっちの部屋で鞍馬美里さんといただくわ美里さんは、こっちの部屋に連れて来られないでしょ</p><p>今の美里さんはオレたちの家族じゃない</p><p>黒い森の新人娼婦候補だ</p><p>この部屋で、みんなと食事することはできない</p><p>ずっと渚が相手をしてくれているでしょあたしが行って、渚はこっちに来させるわ渚も本当はもう娼館の仕事はさせられない子なんだから</p><p>渚は、４年も前に娼婦を引退して今は、自分の店を持っている</p><p>ミナホ姉さんを手伝う余裕は無い</p><p>でも本当にありがとう良信、顔を見せに来いって言ってくれてあなたの顔を見たら色々と吹っ切れたわ迷いが消えた</p><p>直接会って顔を見るって大切ですよねわたくしも仕事で迷うと、この人の顔を見に来るんです顔を見て、一緒にお茶でも飲みながら、お話をすると悩んでたことの具体的な解決策が浮かんでくるんです頭の中で、悩みがグルグルとループするのが止まるんですよね</p><p>翔お姉さんは、このままお食事なさりますわよね</p><p>ええでも、あたしの分あります急に来たから</p><p>ちゃんと作ってありますわレイちゃんの分もこちらにいらっしゃれなかったら、香月セキュリティ・サービスのビルまで届けるつもりでしたから</p><p>克子姉に、抜かりは無い</p><p>麗華はあたしと交代で後から来ます</p><p>判りましたじゃあ、いついらしても良いように準備しておきますわ</p><p>克子姉は、再び台所に向かう</p><p>アニエス、翔姉ちゃんはどこの席に座ってもらったらいいんだ</p><p>台所から顔を出したアニエスに尋ねる</p><p>えーと、ここ、ここ、ここに座って下さいですの</p><p>ありがとう、アニエスちゃん</p><p>翔姉ちゃんは、アニエスに礼を言う</p><p>ミナホ姉さんと交代して渚が、ありすと食堂に来る</p><p>美里さんはミナホ姉さんと食事しながら、最初の研修に入るのだろう</p><p>それから、美智とイーディとハイジとミタマとキヌカの武闘派グループが部屋に入って来るヨミも一緒だ</p><p>中庭で軽く汗をかいてきたノネ</p><p>え、大丈夫なのかミタマやキヌカの身体は</p><p>処女膜が破れたばかりなのに、激しい運動とかはしない方が</p><p>このコたちは、見ていたダケネちょっと、アタシ揉んできたヨ</p><p>揉む誰を</p><p>オトメに決まっているネ</p><p>月子によって完全に記憶改変された</p><p>格闘王にあたしなるとか叫んでる変な子に</p><p>いや、変なのは前からだけど</p><p>精神崩壊しないように心の基礎には手を付けていないはずだから</p><p>今は天童乙女改め剣道マリアだっけ</p><p>あのコ設定が変わっても、中身は全然ネまた、ハイジに倒されたヨ失神して、香月セキュリティ・サービスの医療班に連れてかれたネ</p><p>天童乙女は今朝もハイジに倒されている</p><p>じゃあ、ダメかなヤッちゃんが、あいつをアメリカの格闘技の試合に出したいって思っているらしいけれど</p><p>弱いんじゃ、試合に勝てない</p><p>イヤ、ソウイウのには向いていると思うヨギャンギャン喚いて、表情が豊かになったから、見せ物としては面白い素材になったネ</p><p>イーディの評は手厳しい</p><p>オトメは気の技がチョットだけ使えるケレド普段の鍛錬をサボッていたから、身体のキレは全然ダメネ身体だけなら、ハルカの方が今は上ヨ</p><p>美智のお姉さんの工藤遙花も、格闘家に転身することになっている</p><p>あのコはバカだけど、マジメだからネ稽古は休まないで続けているネ</p><p>お屋敷の庭で、毎日、トレーニングしている</p><p>ダカラ、オトメはハルカと一緒に、練習させておけばイイネ</p><p>遙花さんをライバル視するぐらいの方が、良いんだろうな</p><p>そういう設定を、月子に追加してもらうか</p><p>そんなことを考えていると月子と寧が、食堂に入って来る</p><p>天童乙女の改変で、仲良くなったんだろうか</p><p>アニエス、みんなの席を教えてあげてくれ</p><p>はいですのえーと</p><p>アニエスが、１人１人席を示していく</p><p>はーい、ご飯できたよっ</p><p>マナに、真緒ちゃん、ルナ、コヨミちゃん、水島可憐さんに、リエとエリそして瑠璃子</p><p>台所で食事の支度をしていたのは、みんな年少組だ</p><p>それにアニエスも加わって</p><p>ガラガラとみんなで料理の乗ったワゴンを押して来る</p><p>今日の晩ご飯はハンバーグと餃子とジャガイモのスープとサラダでーす</p><p>ハンバーグと餃子</p><p>小さい子たちが、お手伝いしやすいメニューにしたのよ</p><p>ハンバーグのお肉を捏ねたり餃子の皮に中身を包んだりするのは、真緒ちゃんたちでもできるでしょ</p><p>焼いたのはわたしですわ</p><p>うちも焼きました</p><p>ハンバーグや餃子をフライパンで焼いたのは料理に慣れている、エリとリエか</p><p>スープはマナとルリお姉ちゃんで作りました</p><p>マナが、胸を張る</p><p>お料理をよそいますから、お皿を持って来て下さい</p><p>瑠璃子の言葉に、年少組が</p><p>みんな楽しそうだ</p><p>一緒に料理を作ったことで仲良くなってくれたのなら嬉しい</p><p>夢のようだよ</p><p>あの台所は最近、作らせたんだというより、わたしたちが今居るプライベート・エリアというものも、つい最近設定したものだ関君に、色々と骨折りをしてもらってな</p><p>ジッちゃんが、少し離れた所に座っている翔姉ちゃんを見る</p><p>それまでのわたしはさっき、お前が言っていたように、プライベートの全く無い男だった生まれてからずっとこの年までな</p><p>ジッちゃんは名家香月家の嫡男として生を受けた</p><p>子供のころから家の跡取り息子として、他の弟たちとは区別されて育った</p><p>いつでも、周りに誰かいる使用人を使うということは、使用人に監視されるということだ食事も家の中の食事係が作ったものを、ただ食べるだけだった意外と主人には選択権が無いのだよこちらをどうぞと言われたら、そんなに食べたくないものでも食べるしかない</p><p>使用人との生活それも食生活にまで他人が関わってくるというのは、大変だろうな</p><p>しかし、瑠璃子がお前と暮らすようになって料理をするようになったろそして、この秋からはみすずと瑠璃子と美子の３人が、必ず誰かしらわたしと生活してくれるようになった</p><p>３人で順番に、オレたちのお屋敷とこの香月家の本家邸宅で寝起きするようにしている</p><p>高齢のジッちゃんを、一人きりにして寂しい思いをさせたくないからだ</p><p>さらに昨日、今日のように、たくさんの子が泊まりに来てくれるようになっただから、使用人が絶対に入れないプライベート・エリアを設定し瑠璃子たち専用の台所も作ったのだ</p><p>オレたちのことを使用人には、詳しく知られたくないもんな</p><p>どこから情報が漏れるか判らないし</p><p>わたしがプライベート・エリアに居る時は谷沢か関君か藤宮君が、常に監視していてくれるそれとわたしの体調をチェックする機械を常に身体に貼り付けてもらっているよ呼吸や心拍数などに、異常な兆候が現れたらすぐに医者が飛んで来ることになっている</p><p>それで、このお屋敷の前の香月セキュリティ・サービスの支社には医療班が待機しているのか</p><p>その２つの条件と引き替えにわたしは、こうして家族と水入らずのプライベートな時間を持つことができた本当に嬉しいと思う</p><p>ジッちゃんは、配膳する年少組の少女たちを楽しそうに眺めている</p><p>わたしに、こんな豊かな老後が訪れるとは想像していなかったよ</p><p>ジッちゃんは長男一家は、外国で殺害され</p><p>それを命じたのは、香月家の跡目を狙っていたジッちゃんの次男で</p><p>結局、そいつはジッちゃんが、自らの指示で命を断たせることになった</p><p>三男であるみすずの父親とも良い関係を築けてはいない</p><p>ジッちゃんは家庭環境に恵まれていない</p><p>みんなジッちゃんの家族だよジッちゃんの孫だからさ</p><p>だから、ジッちゃんもオレたちに甘えてくれていいんだ</p><p>そうオレたちは、みんな本当の家族に恵まれなかったから</p><p>だからこれでいいんだ</p><p>オレたちは、血縁は無いが寄り集まって家族になったんだ</p><p>私の母は子供嫌いなのでそういう記憶はないのですが</p><p>昔、付き合ってた女の子が子供の時に、家族みんなで餃子を作る日はとても楽しかったという話をしていたので</p><p>家族とは、1つの宗教でありある人間にとって家族とはこういうものなんだと信仰していることが、他の人には理解できないことがある</p><p>というようなことを昔、カトウ・タカ先生が書いていました</p><p>さて、ご飯タイムの後に鳥居さん攻略があって</p><p>このエピソードは終わる予定です</p><p>水島可憐さんや、昨日のパーティに来たお嬢様たちの件は次のエピソードで</p><p>1031．そして夜が来る　／　家族の現況</p><p>はい、はい、はーい皆さん、ご飯は揃いましたの足りないモノがある子とかいますの</p><p>アニエスが、みんなに尋ねる</p><p>大丈夫みたいだよっ</p><p>こっちも揃っているわ</p><p>こちらも大丈夫です</p><p>渚と瑠璃子が、自分の周囲を確認して答える</p><p>じゃあいただきますはパパがしますの</p><p>オレは、みんなの前に立つような柄じゃない</p><p>今日はアニエスに任せるよ</p><p>何か、もの凄い張り切りモードだから</p><p>鷹倉３姉妹が家族になって、同い年のルナと出会った時より、興奮している</p><p>1歳年上のリエとエリに、ハイジ、キヌカ、ありすそれと自分と同じ１２歳の水島可憐さん</p><p>年少組の大量増加が、とっても嬉しいんだろうな</p><p>じゃあ、アニエスがしますのっ</p><p>アニエスがニコッと微笑むと</p><p>ええなぁ、アニエスちゃんは可愛いからな</p><p>そうやなみんなの前に立つと見栄えがするわ</p><p>双子が、ついそんなことを言ってしまう</p><p>何を言ってますのリエちゃんとエリちゃんだって、とっても可愛いですの</p><p>あもちろん、他の子もみんなみんな可愛いですのアニエスたちのパパは、可愛い子しか可愛がってくれませんものっだから、アニエスたちは、もっともっとパパに可愛がって貰えるように毎日、頑張るんですのっ</p><p>大きな声でそう言う</p><p>はぁぁ、そうやなよくよく考えるとここに居る可愛い女の子は、みーんなお兄さんとしとるんやもんなぁ</p><p>真緒ちゃんが居るから、エリは言葉を濁す</p><p>うん言うたらアレやけどお兄さん、やっぱりセンスええわぁホンマに綺麗な子ばっかりですわ</p><p>リエも、改めて食卓を囲むみんなを見て溜息を吐く</p><p>だーかーら、エリちゃんとリエちゃんも、そうですのとっても可愛いですの</p><p>アニエスが、ニコニコと微笑む</p><p>あ、そうだコヨミちゃんと可憐ちゃんは、まだですのでも、それはまだ身体が小さいからで大きくなったら、ちゃんとしてもらえますのだから、安心して、いっぱいご飯を食べて大きくなって下さいですの</p><p>コヨミちゃんは、そうだけれど水島可憐さんは、まだセックスできるかどうか調べてもいない</p><p>ていうか昨日からオレ、メチャクチャ忙しいし</p><p>ペットの飼い主としてのみすずの意向もあるんだろうから時間を置いて、ゆっくりしよう</p><p>あれれアニエスちゃん真緒は真緒は、どうしたらいいの</p><p>真緒ちゃんが、不思議そうに尋ねる</p><p>自分の名前が出て来ないから何か仲間外れにされたような気がしたのだろう</p><p>真緒ちゃんも、いっぱいご飯を食べて早く大きくなるですのそしたら、パパがいいことをしてくれますから</p><p>いいことって</p><p>それは大きくなってからのお楽しみですのっ</p><p>こういう切り返しも上手くなったなあ</p><p>アニエス半年前の地下室に閉じ込められていた無口な少女が、こんなにみんなとコミュニケーションするのが大好きになって</p><p>アニエスちゃん、ボク、お腹空いたよ早く、いただきますしようよ</p><p>あ、ごめんなさいですのそれでは、みなさんいただきますっ</p><p>そして家族の夕食が始まった</p><p>お兄さん、ハンバーグの焼き加減どうです</p><p>うちたちは中までこんがり火を通してよく焼くのが普通ですから</p><p>もしかして、あんまり焼かない方が好きだったらごめんなさいですわ</p><p>ハンバーグを焼いたのは、双子なんだよな</p><p>いや、美味しいよオレ、焼き加減とかこだわり無いから</p><p>それなら良かったですわ</p><p>アニエスちゃんに、焼き過ぎじゃないかって言われたから</p><p>オレは、アニエスに振り向く</p><p>だってエリちゃんたち、すごーく焼いているんですもの</p><p>ああ、克子が作るとだいたいミディアムレアだものね</p><p>そうねあたしだと、ここまでウェルダンにはしないわ</p><p>ハンバーグを焼く前に克子姉は、台所からオレに呼び出されたから</p><p>その場に立ち合っていないんだな</p><p>台所はマナが監督してフライパンは、エリとリエに任せたんだ</p><p>あのわたしらの場合、何でもきっちり火を通す習慣になってたんですわ</p><p>はいうちらの生活だと火を通さんと色々と怖いことになりそうで</p><p>双子の暮らしていた関西の家だと食材が良くなかったのか</p><p>ヤクザの両親は、そういうことがいい加減だったみたいだしな</p><p>これはこれで美味しいわよそうね今までだと、あたしの好みの味付けをみんなに押し付けてただけなのかもしれないわねお料理のできる子たちが来てくれて嬉しいわ</p><p>克子姉は、笑顔で双子に言う</p><p>そんなわたしらなんて、なあ、リエちゃん</p><p>うん、エリちゃん大したことはないですわ</p><p>そんなことないわよあなたたちの味付けは、なかなか面白いわあなたたち、お料理の才能もあると思うわ</p><p>克子姉は双子のタレント性を、すでに認めている</p><p>今度は、料理の才能か</p><p>あたしのミディアムレアのハンバーグも、今度、食べて見て大丈夫よ、新鮮な材料しか使わないから一緒に色々と作ってみましょう</p><p>アニエスたちにも教えて下さいですの</p><p>ええ、もちろん教えて欲しい子は、みんないらっしゃい</p><p>良かったですのルナもコヨミちゃんも、ありすちゃんたちも一緒行きましょうですの</p><p>えー、真緒は</p><p>真緒ちゃんが、不満そうに言う</p><p>真緒も教えてもらいなさいまた、ハンバーグのお肉をこねこねするのよ</p><p>渚が愛娘に微笑む</p><p>真緒、あれ好きこねこね大好き</p><p>ミタマお姉様、わたくしたちも何かしら皆様の戦力にならなくてはならないと思いますが</p><p>確かに、その通りだな</p><p>安城姉妹が、顔を突き合わせてそんなことを言い出す</p><p>警護役は足りています</p><p>そうそう、そっちはしなくてイイネ</p><p>美智とイーディが、釘を刺す</p><p>何をしたらいいのか判らない時は、とりあえずパンを作るのを手伝ってみて下さい</p><p>そうそう、そうですのっうちの子のお手伝いは、パンを作ることですの</p><p>ボクやコヨミちゃんも、お手伝いしていますから</p><p>アニエスとルナも、そう言う</p><p>そうだよっうちの子はみんな、パンを作って焼けないといけないからねっ</p><p>ミタマに寧が言う</p><p>わたくしに、できるでしょうかお姉様</p><p>キヌカが、不安そうに姉のミタマに言う</p><p>子供の頃から、安城家秘伝の拳法しかやってきていないからなこの姉妹は</p><p>教えていただきましょうそして学ぶのですわたくしたちも、皆様の一員にしていただいたのですから</p><p>ありすがミタマとキヌカに言った</p><p>あの、心配いらないです皆さん、優しい人たちばかりですから丁寧に教えて下さいます</p><p>いつも余り喋らないコヨミちゃんが新たな家族たちに言った</p><p>そう言えば、あの家族の皆様は、ここにいらっしゃる方の他にもおられるのですか</p><p>ありすが尋ねる</p><p>えっとね今居ないのは、ミナホちゃんとレイちゃんとマルゴちゃんと</p><p>御名穂さんは、知っているわよねさっきこの部屋にも来ていたし</p><p>藤宮麗華お姉さんとマルゴお姉ちゃんはありすさんたちは、昨日のパーティで見ていると思うよっ</p><p>昨日の名家のお嬢様たちを集めたパーティでの、エキシビション・マッチでレイちゃんとマルゴさんは、キョーコさんとミス・コーデリアのペアと闘っている</p><p>ハイジとミタマとキヌカもその場に居た</p><p>キョーコちゃんもね、たまに来る来るとちょっと騒がしい</p><p>真緒ちゃんがそう言った</p><p>でも、キョーコさんは優しくていい人でしょ</p><p>渚が慌ててフォローするが</p><p>うん時々はでも、騒がしい時の方か多い</p><p>真緒ちゃんの評価は辛い</p><p>ええっとね後、黒森家のお屋敷の方で雪乃ちゃんと、メグちゃんと、愛ちゃんがお留守番しているよっ</p><p>寧が、笑顔で話を戻す</p><p>雪乃ちゃんとメグちゃんはこっちのお屋敷はアウェーだと思っているから、アニエスたちと一緒に来なかったんですの</p><p>おいおいアニエス</p><p>ちょっちょっと、アニエスちゃん雪乃ちゃんはお腹が大きいし、メグちゃんは部活があったからじゃないの</p><p>渚が訂正する</p><p>それで愛ちゃんは、のんびり屋さんですからお家で、ゆっくりしているそうですの</p><p>アニエスは、そう言ってからハッとした表情となり</p><p>あのね愛ちゃんはみんな、よく聞いて下さいですの</p><p>もったいぶって、双子とありすたちに言う</p><p>本当に何から何までゆっくりで、のんびりなお姉さんなんですのでも、だからって決して、愛ちゃんのことを笑っちゃいけないんですのだって、愛ちゃんには愛ちゃんのスピードがあって愛ちゃんは、その早さで生きていてそれは全然悪いことではないんですのその上愛ちゃんて、とってもとっても凄い子なんですから</p><p>そうだよねえ愛ちゃんボクたちよりも後から、家族になったのにどんどんパンを作るのが上手くなっているし</p><p>天賦の才能もあるけれどあの子は努力家よ</p><p>そうですの愛ちゃんは、一生懸命で頑張り屋さんですのだから、一生懸命な子は、絶対に馬鹿にしてはいけないですのっ愛ちゃんは、ホントに凄いんですから</p><p>アニエスは愛のことをそう思っててくれているんだ</p><p>パッと見で、馬鹿にしたりとかわたしらはしないですわ</p><p>うちそんなん怖くてできません</p><p>だって、なぁリエちゃん</p><p>うんそうやわな、エリちゃん</p><p>顔を見合わす双子</p><p>ここの家族にはルナちゃんや、ルナちゃんのお姉さんたちみたいに不思議な力を持ってる人たちもおるし</p><p>メッチャ強いお姉さんたちも、何人もおるし</p><p>ものすごーいお金持ちとかなぁ</p><p>うちらからしたら、みーんな凄い人ですわ</p><p>みんな、見た目と違いますわ</p><p>見た目以上です</p><p>だから誰にどんな力があるかとか詳しい話は、今はええですわ</p><p>はい一気に全部聞いたらうちら腰を抜かして立てんようになると思いますし</p><p>結局、お兄さんの周りの人たちは綺麗なだけじゃないんです</p><p>みんな、能力の高い人たちばかりやないですか</p><p>克子お姉さんは、プロのコックさん並みにお料理の手際が良かったですし</p><p>マナお姉さんと瑠璃子お姉さんもすっごい、お料理に慣れてて</p><p>ほんで、真緒ちゃんたちが退屈しないように色々とお手伝いすることを見つけてあげたりな</p><p>ずっと、笑顔で優しいんですわ</p><p>わたしらのお母ちゃんだったらうざいから、近寄るなとか叫んで、小さい子を蹴飛ばしとると思うから</p><p>台所での、克子姉たちの様子を見て双子は、そう感じたのか</p><p>ま、そういうのも言ってみれば異文化体験みたいなものなのよね</p><p>異文化関西のヤクザの家での生活とオレたちの家族</p><p>でもあたしたちの文化が全部正しいわけじゃないし、あなたたちが今まで生きて来た文化は全部間違っているわけでもないわよそういう風に思っちゃダメだからね</p><p>あなたたちが作って、このとても良く焼いたウェルダンのハンバーグだってやっぱり、こんなに美味しいんだからあたしは、あたしが作って来たミディアムレアのハンバーグだけが正しいとは絶対に思わないわよ</p><p>オレたちは正解ではない</p><p>過去を全否定するのも、あたしたちとの新しい生活を全肯定するもよくないコトよそうする方がもあなたたちにとっては気持ちが楽になるのかもしれないけれど覚えておくべき大事なことの記憶まで否定して、心から消して、何が何だか判らなくなっちゃうから</p><p>ああ克子アルの言う通りだ</p><p>双子の両親との記憶だって悪いモノばかりじゃないはずだ</p><p>今、双子がやたらに過去に否定的なのは</p><p>今朝、両親が無残な死に方で、命を落としたというゲンジツと</p><p>オレたちの家族になった以上は、過去を完全に捨て去らないといけないという強い思いがあるからだ</p><p>何か、今１つよう判らんですけどでも、気を付けますわ</p><p>エリは言った</p><p>うちもとにかく、気を付けます</p><p>リエも、不明瞭な顔をしている</p><p>この双子は、まだ１３歳だから現在の自分の精神状態を、客観的に見ることはできていない</p><p>今は、関西での記憶は全部忘れてしまいたいと感じているし</p><p>オレたちのことは、全部、素晴らしく思えるのだろう</p><p>克子姉の心配は理屈では判るが、感覚的に捉えてはいない</p><p>これはオレたちが、この子たちをよく観察して、気を付けてあげるべきことなんだ</p><p>今は、新しい環境に入った緊張感で、色々な思いが抑え付けられているけれど</p><p>過去の記憶が、突然フラッシュバックして強い心の喪失感に双子が襲われることもありえる</p><p>それはありすや、ミタマとキヌカも同じだ</p><p>オレは油断せずにこの子らの心の状態を常に感じていないといけない</p><p>これから、ずっと</p><p>人と一緒に生活するということは、そういうことだ</p><p>あいつなら平気だと過信した瞬間に相手を見失ってしまう</p><p>えっと、お留守番している子の話に戻りたいですの</p><p>あ、アニエス</p><p>そうか、愛のことだけ話したいわけじゃないのか</p><p>雪乃ちゃんはちょっとイジワルな時もあるけれど、優しい子ですの</p><p>そうそう、すっごい毒舌だけど基本は、優しいよねていうか、照れ屋さんなんだよ</p><p>雪乃さんは、心の中ではいつもんもうっって言っているから</p><p>雪乃の心</p><p>兄さんが、他の人と特に、みすずさんとベタベタしているとんもうっって言ってるよ恵美お姉さんとかだと、あんまり言わないけど</p><p>そうですわそんなに気になるのなら、自分も先生にところへ行って、抱きつけばいいのにっていつも思いますわ</p><p>雪乃さんは、遠くから眺めたままんもうっですから</p><p>ああ、あいつは自分からオレに寄って来るのは、気恥ずかしいんだろうな</p><p>そういうのは、放っておいていいんだよ雪乃さんは勇気のないライオンだから昔から、ヘタレなところがあるからさ</p><p>雪乃さんマナさんとも、もっと仲良くしたいと思っていらっしゃいますわ</p><p>姉妹なのにマナさんとの会話が少ないことを、不安に思われているようです</p><p>マナは、白坂舞夏から吉田マナになってから</p><p>雪乃のことを基本的に雪乃さんと呼ぶようになっている</p><p>確かに、普段の会話は極端に少ない</p><p>不安に思っているだけで、自分からアプローチして来ないのが雪乃さんだからそれも変わらないよねあの人は、どんなことも自分のために人が動いてくれると信じているから</p><p>ん判っているよお兄ちゃんちょっと、考えてみる良い方法はないかだって、だからってマナの方から積極的に雪乃さんに話し掛けたりとかしたら、あの人結局何も変わらないままになるもんいつも人の好意を待っているだけでさ</p><p>雪乃は本当に自分からは動かないもんなあ</p><p>一緒に暮らしているけれど家事もパン作りも一回も参加したことがないし</p><p>メグやアニエスとは、よく喋っているけれどみすずや瑠璃子とは、話ていないもんなぁ</p><p>うん、これは向こうのお屋敷に戻ってから色々話そう</p><p>はぁぁホント雪乃さんはさんもうっだよね</p><p>実の妹として、マナが嘆息する</p><p>それで、あの最後にメグちゃんですけれど</p><p>アニエスが、話を戻す</p><p>みんな、メグちゃんにだけは気を付けて下さいですの</p><p>メグちゃん、もの凄―く怒りっぽくていっつも、アニエスたちのことをガミガミ叱りますから</p><p>うん恵美お姉さん発火点が低いよね</p><p>ボクたちを心配して、怒ってくれているのは判るけれどでも、やっぱりちょっと怒りすぎだと思う</p><p>メグちゃんもそろそろ根本的な解決を図らないといけないのかもねっ</p><p>これだけ新しい子を何人も連れて帰ったらまたメグちゃんが不機嫌になるの判っているしさっ</p><p>そうだなぁ</p><p>メグは思いっきり機嫌が悪くなるよなあ</p><p>２日間留守をして新しい女をたくさん連れて帰ったら</p><p>ま、判っていることなんだからヨッちやんが何とかしないとねっ</p><p>お屋敷に戻ったらまた一波乱あるのか</p><p>お兄様時間差を付けて帰るというのはいかがですか</p><p>ですからお兄様がお戻りになられる前に、わたくしたちだけで先に、新しい家族の皆さんをお連れして帰宅するんです</p><p>オレ、抜きで</p><p>お兄様は、まだ、こちらのお屋敷でのお仕事が残っていたということにして</p><p>いや、だけどオレが一緒に帰らないと、どうなるんだ</p><p>恵美お姉様が強い態度で対されるのはお兄様と雪乃さん、マナさん、アニエスちゃんだけですから</p><p>お兄様と自分の姉妹にだけ、恵美お姉さんは強い対応をなされるのですわ</p><p>オレはともかく</p><p>雪乃とマナとアニエスはメグの腹違いの姉妹だ</p><p>そういや、愛にも怒鳴ったりはしないな</p><p>わたくしやみすずちゃんには全然、厳しいことはおっしゃられませんから</p><p>ヨミたちにもですわ</p><p>香月家の娘たちや、鷹倉姉妹にはメグは当たらない</p><p>ああそこにメグのコンプレックスがある</p><p>ですからわたくしたちが先に戻って、恵美お姉様に新しい皆さんをご紹介致しますわそれで、どういう経緯でお兄様が、家族になさったのかをご説明致しますから</p><p>オレが一緒に帰ったら、メグは感情的になって一方的にオレを責めるだろうけど</p><p>オレが帰宅する前にワンクッションあれば</p><p>メグの反応も、落ち着いたモノに変わるか</p><p>そうした方が良いと、わたくしも思います</p><p>恵美様の問題は公様に大きく依存し過ぎていることにありますから</p><p>メグがオレに</p><p>公様が居ないなら恵美さんが、感情をぶつける相手がいないので、落ち着いて状況を受けとめて下さると思います</p><p>月子がそう言うのなら、そうするか</p><p>まあ、ええですわとにかく、その恵美さんて人に気を付けるわ</p><p>ほんで家族はそれで全部なんです</p><p>リエがそう尋ねると</p><p>えっと、後ホントの家族じゃないけれど可奈ちゃんが、たまに遊びに来ますの</p><p>ああ、可奈センパイも来るなあ</p><p>それと謎のロシア人も、たまに来ますです</p><p>ロシア人</p><p>アーニャちゃんだよ</p><p>ミス・コーデリアの部下のロシア系アメリカ人</p><p>ニキータ・ゴルバチョフことアーニャも時々、遊びに来る</p><p>今はだいたい、そんな感じですの</p><p>アニエスは、ニコッと微笑んだ</p><p>えー、違うよ、アニエスちゃん</p><p>真緒ちゃんが、慌てて言う</p><p>もう一人、居候がいるってば</p><p>あー、そう言えば居ましたの</p><p>わたくしの姉が、ご迷惑をお掛けしております</p><p>美智が恥ずかしそうに言った</p><p>まあ、確かに居候だよねぇ</p><p>真緒ちゃんとアニエスは工藤遙花を、そう感じているのか</p><p>オレとはセックスしないし、家事やパン作りも参加しないで</p><p>ずっと空手の練習をしているもんなぁ</p><p>遙花ちゃんは居候のくせに、ご飯をお代わりし過ぎですの</p><p>アニエスはそう言う</p><p>雪乃やメグが懐かしい</p><p>そろそろ出さないと</p><p>というか、このエピソードは香月家寄りなので出せなかったのですね</p><p>新しい子たちと出会うことで、雪乃やメグにも変化が起きるはずです</p><p>1032．そして夜が来る　／　雑談</p><p>食事の後アニエスたちは食器の片付けと、家に帰る準備を始める</p><p>オレは、ジッちゃんに呼ばれてソファのあるコーナーで、食後のコーヒーを飲んでいた</p><p>みすず、瑠璃子、美子さん、鳥居さん、翔姉ちゃんも一緒だ</p><p>最近なみすすが使っているという高校の教科書を見せてもらった</p><p>はっきり言って盛り込みすぎだな日本の高校生が学んでいる内容は１５０年前なら、ヨーロッパの名門大学の教授の持つ知識に等しい</p><p>みんな、静かにジッちゃんの話を聞いている</p><p>いや、当時の大学教授でも、自分の専門分野には詳しくても他分野の知識まで詳細に知っている人間は少なかっただろう現在の高校生は、それほど高度な内容を教えられている</p><p>教えられているだけでそりゃまあ、テストもあるけれどでも、何から何までちゃんと判ってて、活用できているわけじゃないよオレとか、関数とか因数分解とか本当は何に使うものだか判らないもの歴史だってさ、御成敗式目なんて高校を卒業したら一生使わないと思うし</p><p>確かに、一般教養というには、余りにもハイレベルな教育を、普通の高等学校で施しているのかもしれんな</p><p>いや、みんなしっかりと覚えているわけじゃないし、テストや受験が終わったらあんなことも習ったなあぐらいにしか思い出さないと思うよ</p><p>そう言えば、この間、とても興味深いことがあったんですわ</p><p>わたくし劇場に観劇に行ったんですけれど歌舞伎の俳優さんが主演をなされておられたのですが、平安時代の武士の世界を舞台にした普通のお芝居だったんです</p><p>商業演劇ということかね</p><p>はいそうですわそのお芝居の中で主人公の武士の家に、仲間の武士が尋ねて来るんですそしたら武士の家の下女をが、お客様にお茶を持って来るんですよ</p><p>お客さんにお茶</p><p>それが、どうしたんだ</p><p>そうしたらわたくしの前の列に、小学生ぐらいの女の子が観劇していたんですけれどその子が自分のお母さんにあれはおかしいって言い出したんです</p><p>ああお茶を日本に伝えたのは、鎌倉時代の栄西か</p><p>今は、栄西以前にもお茶が日本に伝わっていたことは判っていますけれど京都の宮廷や貴族、それに一部の寺院で飲まれていただけですし、平安末期にはお茶を飲む文化はすっかり廃れてしまっていたそうですわ宋から帰国した栄西が日本にお茶の種を植えて、喫茶養生記を書いてお茶の普及を計ったのが日本でお茶が飲まれるようになったキッカケということになっています</p><p>ああ、何か習ったな喫茶養生記には覚えがある</p><p>ですから、栄西が帰国する以前の平安時代末期に、それも都から離れた田舎で貧しい暮らしをしている武士が、お客様にお茶を出せるはずがないんです</p><p>今みたいに、どこの家でも普通にあるものじゃないのか</p><p>ああ、そうか栄西の名前は、小学校でも教えますものねそれに色んな物のはじめてはいつかみたいな小学生向けの本もたくさんありますし</p><p>そういう本とかを読んでいたら、平安時代の武士がお茶を飲んでいるのを変だと思うのか</p><p>それにもう一つ、問題があるんです</p><p>舞台の上に出て来たお茶は、今、普通に来訪されたお客様に出される煎茶だったんですけれど</p><p>煎茶が確立しましたのは、江戸時代ですものね</p><p>ああ、昔はお抹茶なのよね聞いたことがあるわ</p><p>ですから、歴史的には間違っているんですでも小学生のその子以外は、気にしないですよねそんなことは</p><p>あオレとかも、そういう場面の芝居を観たら</p><p>特に気にはならないよなあ平安時代の武士が、お茶を啜っていても</p><p>知識があるからこそ、気になるんだろうなそういうことは、よくある</p><p>知っていれば、フィクションの世界のことでも気になるものだそれで今のテレビでは警察を舞台にした作品は苦戦しているのだろ</p><p>話を翔姉ちゃんに振った</p><p>はい、今の視聴者は色々と警察機構についての知識を持っていますから昔のように、架空の警察署の捜査１係が新宿で起きた殺人事件の犯人を追跡して、汐留で銃撃戦とか有り得ないことが判っていますから</p><p>他の署の管轄まで勝手に押し掛けて、ピストルを撃ち合うなど無茶過ぎるからな東京なら、各警察署の上に警視庁がある広域にまたがった犯罪を１つの警察署の刑事たちだけで捜査したりはできないのだよ</p><p>そういう知識がある人が多いからすぐテレビ局にクレームが入るのよ今の放送での描写はおかしいってだから、突飛なことはできなくなったのよ</p><p>もっとも、リボルバー式の拳銃なのに、弾込めしないで何発でも弾丸が撃てたりショットガンで、相手の銃を撃ち落とすみたいなメチャクチャなエンターテイメントが今の時代でも通用するかどうかは疑問だけれどね</p><p>何にせよとても細かいことに人々の眼が向く時代になっていることは確かだと思うよそして、すぐに抗議が来るそれを恐れてテレビなどの製作者たちは、縮こまってしまっているのだろう</p><p>今は携帯からメールで、簡単に抗議できるしな</p><p>相手に直接抗議しなくても、ネット上にあの作品はここがおかしいって幾らでも書き込めるし</p><p>それとは逆で知識が無いから、判らなくなっていることも多いと思うぞ</p><p>今の子どもたちは、物心付いた時にはもう携帯電話があっただろだから、携帯電話の無かった時代のことを知らないと聞いたよお前たちは、１０円玉を入れる公衆電話のそれも赤いのとか黄色いのとかを知っているか</p><p>赤い電話</p><p>やはり、知らないかいや、これもこの間の会合で、とある企業の社長から聞いたのだがね今の子どもたちは、昔の日本の風俗を知らないとね</p><p>フーゾク</p><p>いや、昔といっても戦国時代とか江戸時代とかではないぞほんの２０年、３０年前ぐらい前のことだ</p><p>例えば、今は店の商品に付いている値札は全て、コンピューターの文字で綺麗にプリントアウトされているだろう店によっては、すぐに値段を変えられるように液晶画面を使っているところもある</p><p>ああ、デパートとかスーパーの食料品や生活用品は、液晶表示のところもあるな</p><p>ジッちゃん、スーパーとか行くの</p><p>視察には行く今の日本の状況というのは、なるべく肌で感じたいからな</p><p>毎回、とても大変なのよ</p><p>ジッちゃんの警護をする翔姉ちゃんが苦笑した</p><p>老舗の高級デパートみたいなところなら楽なんだけれど最近は、地方のショッピングモールみたいなところまで足を伸ばされるから</p><p>食料品売り場は必ず見ることにしているよ時代の空気が判るからな</p><p>高級店のみを視察して、日本の景気の動向が判ったみたいなことを言うような人間にはなりたくないからないや、話を戻そう商店における値札のことだ</p><p>ジッちゃんは、話を続ける</p><p>ああいう値札はちょっと前までは、全て手書きだった大きく見やすい書体で、マジックインキの太いので書くんだ商業高校で、綺麗に値札を書くための授業があったくらいだからなもっと古い時代だと、毛筆で書いていた</p><p>えー、手書きだと大変だろ食料品売り場の野菜とか、日によって値段が変わるんだし</p><p>仕方ないだろう今みたいに、便利な機械は無いからなそう、バーコードも無いから、今みたいにピッとやるわけにはいかんぞ店員は、店の中の商品の値段を暗記していないといけなかったんだ</p><p>料理屋なんかもそうだぞ機械のピッとボタンを打ち込むみたいなものは無いからな店員は、全てのテーブルの注文を全部暗記していないといけないし注文を受けた順番通りに出さないと、客に怒られたそういう記憶能力が無ければ、料理屋のホールで働くことはできなかったんだ</p><p>物を買っても、今みたいに白いレジ袋みたいなものは無かったからな茶色い紙袋だったり、新聞紙に包んで手渡されたりもしたあの袋が使われるようになったのは７０年代の後半からだからな</p><p>電車の切符を買う自動販売機は、料金の書いてある丸いボタンを押した子供用の切符は、大人用のボタンの下に赤い板が下がっていて、それを持ち上げると子供用のボタンがあった改札には駅員が居て、ハサミをカチカチ鳴らして、一枚一枚切符を切っていたその切り口は、駅によって形が違った地下鉄には冷房が入っていなくて、夏は暑かった地下鉄の駅と駅の間に一瞬だけ電気が消えて、暗くなる場所があった</p><p>ジッちゃんは、次々に言う</p><p>どれもほんの数十年前のことだわたしにとってはつい最近のことだだが、お前たちは、そういうほんのちょっと前の日本の生活の匂いを知らないだろ</p><p>それはまあ知らないよ</p><p>いや普通、そういう少し前の時代の風俗は、映画で観て知るのだよ古い映画を観てああ、昔はこうだったんだとねドラマという物は、その時代の風俗を写し取っているからなだが</p><p>ジッちゃんの顔が、険しくなる</p><p>今の子どもたちはなかなか古い映画などを観る機会もないだろうテレビでやらないからなドラマも昔のものは再放送しないようになってきている</p><p>いや、それは再放送でも、出演者やスタッフに金が払われるようになったことや作品によっては、製作会社がすでになくなっていて著作権の持ち主が判らなくなっているからということもあるんだろうが</p><p>それだけでは、無いですわね</p><p>今のテレビ局員は今、自分たちが作っているモノだけを観て欲しいのよ再放送では、自分たちの手柄にならないでしょ</p><p>ああまさか夕方の時代劇の再放送まで、なくなってしまうとは思わなかった</p><p>ジッちゃんは、嘆息する</p><p>再放送するにしても、今やっているドラマの前シリーズとか酷い時は、平日の９時から放送しているドラマを、そのまま土日の午後に再放送したりするでしょちょっとでも宣伝しようってとにかく、自分たちが今作っているモノがヒットしないと、自分たちが評価されないからそれだけしか考えていないのよ</p><p>後はお手軽なニュースショーだな同じニュースを何度も繰り返すニュースの合間に、タレントを使ってどうでもよいレポートを挟み込んで時間を埋めるとにかく、自分たちの仕事を少しでも増やそうとするその結果、今のテレビはほとんど今の作品しか放送していないワイドドラマの再放送なんかでも、せいぜいこの１５年以内に作られたものだけだろう９０年代以前の作品は、再放送されていないと思うぞ</p><p>携帯電話が安くなって、一般に普及したのは１９９６～９７年あたりよダカラ、それ以前のドラマでは特別な地位にある人しか、携帯を持っていなかったわ</p><p>そう言えば今、放送しているドラマは、みんな携帯を持っているもんな</p><p>つまり、携帯普及以前のドラマは、ほとんど放送していない</p><p>だから、今の若者たちには判らないのだよちょっと昔の頃の日本の空気がね現在の日本の空気とは違う匂いだったということが、判らなくなっている</p><p>今の日本人とは、考え方や好みや習慣が違っているのだ日本人だって、ずっと同じではないのだいや、もちろん根底には日本人らしさという変わっていないものもあるしかし、その土台に乗っている細かなモノはやはり時代によって変化しているのだ</p><p>日本人の根っこの部分は同じでも数十年前とは違っている</p><p>戦後、アメリカは日本の政治家や企業家たちをファシズムの軍部に協力したということで公職追放したつい最近、中東でアメリカがしていることと同じだ政権に近い人間たちを追放すれば、日本を民主化できると思ったのだしかし、実際は日本国内に社会主義勢力が台頭しただけだった冷戦が深まっていった時期だアメリカは、そのままでは日本が社会主義国家になってしまうのではないかと危惧したそれで追放したはずの政治家、企業家たちを呼び戻した夢想的な社会主義者と違って、彼らは実際に国家を動かしてきた人間だゲンジツを見た話ができるしかし、そういう形で戦中の頃の指導者たちが、権力を取り戻したことに反発する人間も多かった５５年体制では国会の３分の１を社会主義政党が占めていたのだそして、与党は数では過半数を占めていながら、野党の意見を聞き、譲歩する根回しを求められていた与党なんだからいいんだと強行採決に踏み切ることは、恥ずべきことだと思われていた</p><p>みすずが、オレに微笑んでいる</p><p>ジッちゃんが、話したがっているのだから聞いてあげてと</p><p>黒森のお屋敷に戻ったら、しばらく会えないもんな</p><p>６０年安保で、デモをした学生たちは戦時中に、まだ子供だった連中だ彼らの兄たちの多くは戦死していなかったつまり、５歳から１０歳年上の人間が極端に少なかったのだだから、２０代前半で大きな地位に就くことができたこれに対して７０年安保に参加した学生たちは、戦後のベビーブームで生まれた世代だいわゆる団塊の世代とにかく、人数が多かったしかし、６０年安保の世代は、彼らを戦争を知らない子供たちと軽んじた７０年安保の学生たちも、自分たちが戦争を知らないことにコンプレックスを持っていたもっとも、戦争を知っているとはいえ６０年安保の連中は従軍体験があるわけではないまだ子供で疎開や空襲、親や兄の戦死や、戦時中の食糧難などを経験してきただから、自分たちを戦争の被害者としか感じなかった</p><p>戦後の日本はずっと世代闘争を続けていただけなのだよ政財界の指導者層が戦前戦中と変わらなかったことに、戦中に子供だった６０年安保の連中は怒りを感じていた戦争を知らない７０年安保の団塊の世代は、その怒りに乗っかった思想的な違いから来る戦い以前に、世代のぶつかり合いがあったまだ存命だが１９８２年から８７年まで、延々と日本の総理大臣だった男がいる彼は、終戦時には海軍主計少佐だつまり、そこそこの位の軍人だったのだ１９９１には終戦時に大蔵官僚として戦争保険を担当していた男が総理大臣になるつまり、バブル崩壊の直前まで日本の政界には、戦時中にすでに大人で国の仕事をしていた世代が主要な地位を占めていたのだ</p><p>へえ、そんな頃まで</p><p>５５年体制が終わったのが、１９９３年だ以降、日本の政治は迷走する６０年代安保世代の総理大臣たちは、大抵は立場が弱いままで政党政治の中で翻弄されていた一人だけ例外がいるが結局、政治の不安定は続き最大の迷走が数年前の政権交代となるここで初めて７０年代安保世代の総理大臣が生まれ、国家をさらにメチャクチャにした面白いのは、最初に総理になった方は７０年安保の時には施政者の息子として体制に守られていたのに２人目は、学生運動を通して政治家にのし上がった男と、全然違う立場だということだよく同じ政党に居たものだと思う育ちも考え方も全然違うというのに</p><p>ああ、あの２人はそうなんだ</p><p>３０年前に、何でも反政府でリベラルなことを言っていれば、格好が付いたのそういう世代ごとに仲が悪い構造があったからだ上の世代が、気にくわなかったのだよしかし、戦争の時に大人だった世代は死に絶えつつある少なくとも、もう皆政財界の要職からは離れて引退しているだが、今、その地位を受け継いでいる連中には重みが足りないのだなわたしには、そう感じられるね</p><p>ジッちゃんは、コーヒーを啜る</p><p>そして、そういう背景はというより、時代ごとに変わっていった空気だそういうものについて、今の子は何も教えられていない昔も現在の自分たちと同じ様な考え、倫理基準がまかり通っていたと勘違いしているそれは、もちろん今の若い子たちが悪いのでは無い変化を教えない、大人たちが悪いのだ</p><p>オレはちゃんと判っているのだろうか</p><p>オレも自分の見てきたものだけで、物事を判断してしまっている気がする</p><p>オレが見てきたものなんて、大したものじゃないのに</p><p>ああ、そうかオレとジッちゃんでは考え方や、考える基準になっているものが全然違うこともあるんだ</p><p>それはそうだろうわたしはお前の何倍も長く生きているんだぞ</p><p>それも色んな空気の時代をな時代の変化を肌で感じて来たのだから</p><p>そして、みすずたちを見て</p><p>少なくとも、日本の女の子は昔よりずっと綺麗になった足が長くなったし、胴は短く顔も可愛いこれは椅子の生活が増えたこととか、食生活の変化も関係しているらしい</p><p>はい正座の文化だと膝小僧が前に出てしまうそうですわですから、わたくしは日舞のお稽古の時以外は、正座をしないようにしています</p><p>固いモノを噛まなくて済むようになったから今の日本人は、顎が小さくなったという話もありますわね親知らずが生えてこない子もいるそうですわ</p><p>この５０年で、日本人の体格は全然違ってしまっているものな</p><p>はい、お祖父様昔は１反の布地で１人分の浴衣が縫えましたけれど今はもう、皆さん体格が良いので、１反では足りませんから</p><p>あ、あたし、旦那様の浴衣を縫おうかしら</p><p>浴衣はもう時期が違うだろう</p><p>これから、季節は冬に向かうんだから</p><p>じゃあ、来年用に今から準備しておきますわ</p><p>お料理とかは、ルリたんやマナちゃんに負けちゃっていますからあたしはお裁縫を</p><p>あら、冬が近いんだから編み物をしたらいいんじゃありませんか</p><p>編み物はもうブームが始まってますから</p><p>みすずが苦笑する</p><p>みんな旦那様のマフラーやセーターを編むって研究を始めていますわ</p><p>渚お姉様が教えて下さるんです</p><p>瑠璃子も編むのか</p><p>だから、あたしはライバルの少ない浴衣にしようかなって</p><p>着物を縫うっていう子は、そんなにいないよな</p><p>じゃあ、わたくし洋裁とか革細工を勉強致しますわ</p><p>瑠璃子が張りきって言う</p><p>まったくお前は、モテモテだな</p><p>ジッちゃんが、呆れ顔でオレを見た</p><p>ところでお前に、ちょっと質問したいことがある</p><p>何ジッちゃん</p><p>眼の前に、お前とは意見の合わない男がいるとするお前は、そいつをどうする</p><p>オレとオレの家族に危害を加えないのならそのまま放っておくよ</p><p>そいつに意見して、考えを変えさせようとは思わないのか</p><p>思わないだってオレに何か言われたからって、考えを変えるような男はいないよそういう人と、あえてコンタクトしたいとは思わないね面倒ゴトに巻き込まれるかもしれないしさオレはいいけど家族が巻き込むのはイヤだし</p><p>ふむそうか</p><p>ジッちゃんは、オレの眼を見る</p><p>では、そいつがお前と意見の違う男が、お前やお前の家族に危害を加えようと企てているとしたら</p><p>黙らせる</p><p>どんな手を使ってでも、そいつがオレたちに手出しできないようにする</p><p>それは暴力的な手段を使うということか</p><p>当たり前だろそんなやつ、話し合ったってラチが開かないしオレの家族がどんどん危なくなっちゃうんだからこいつは敵だって感じたら、速攻で潰すよ</p><p>殺すことも想定しているのか</p><p>当たり前だろヤバイ人間なら生きているだけで、オレたちの脅威になるんだから殺すしか黙らせられない相手なら、オレは躊躇わないよ</p><p>そういう割り切りが、すでにできているところがお前の凄いところだ敵に対しては、情を掛けないか</p><p>だってそんな余裕ないからさ何でも話し合えば解決するなんて思ってるほどオレは、世の中を甘く見てはいないよ</p><p>こういうこいつを君はどう思う</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんに尋ねた</p><p>最近の子は鬱展開に耐えられないというか</p><p>マンガとかだと、主人公が窮地に陥るとみるみる人気が下がるそうです</p><p>だから、3月のライオンの1話で鬱展開から建て直したのは、凄いなあと思いました</p><p>1033．そして夜が来る　／　譲渡</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんに尋ねる</p><p>とても危ういと思いますわ</p><p>黒森様はお身内とそうでない方の区別がハッキリしていらっしゃいますお身内には、どこまでもお優しいですが</p><p>敵対者には手厳しいな</p><p>いえ、明確に敵意を向けてこられる方には、そうなのでしょうけれど黒森様は、お身内以外の人間には基本的に無関心だと思いますわ</p><p>オレはそうなんだろうか</p><p>そんなことはないと思うよオレはパンのことがあるから、学校のみんながどんなパンを求めているかとか気になっているし</p><p>家族以外の人に無関心なつもりはないけど</p><p>でも、明確に心の中で身内と外と区別するラインを引いていらっしゃいますよね</p><p>鳥居さんが、オレの眼を見る</p><p>オレたちの家族は、普通ジャナイからいわゆる、世の中の倫理とか常識とか道徳とかを飛び越えちゃっているしさ世の中の普通の人たちには、絶対に理解してもらえないってことは判っている</p><p>オレたちの家族は</p><p>黒森家は犯罪組織がベースになっているのだから</p><p>オレたちのしていることは、反社会的で、法律にもいっぱい触れている一般の人たちには隠さないといけない秘密にしないといけない</p><p>だから、明確なラインを引かないといけない</p><p>そうでしょうね黒森様のようなお若い方がこれだけの女性たちを囲って、ハーレムを作っていることなんて、世間に知られたら大変なことになりますものね</p><p>あら、そんなことにはならないわよ</p><p>みすずが、軽く笑う</p><p>だって、世間の皆さんはそんな話を信じないですから</p><p>オレがハーレムを形成していることを信じない</p><p>旦那様が名家の人間でなく、資産家の息子でも、家柄が良いわけでもない１６歳男の子が、香月家の娘のあたしのパートナーになってそれも、ちゃんとお祖父様に認めていただいているという段階で、普通の人には想定外ですから</p><p>香月みすずの相手は本当なら、かなりの名門の子弟か、香月グループの重役の息子が選ばれるはずだ</p><p>実際、ジッちゃんは香月グループの経営を任せた司馬さんの長男とみすずを婚約させていたし</p><p>普通の高校生の男の子が、名家中の名家である香月家の中に入るということが、どれだけ大変なことかは皆様、判っていらっしゃいますし</p><p>そうだな、普通の人間なら気後れしてしまうな</p><p>せっかく掴んだ幸運を手放さないようにわたしやみすずに嫌われないように、緊張して生活することになるだろうわたしが、どんなに恐ろしい人間なのかも皆知っているからな</p><p>はい世間の皆さんは旦那様が、あたしに絶対服従を誓っていると思っていらっしゃいますわ実際は逆ですけれど旦那様のご支配を受けているのは、みすずの方ですが</p><p>ああ客観的に考えると、そう思うのが普通か</p><p>日本の政財界と深い繋がりのあるジッちゃんに嫌われることは、死を意味する</p><p>オレがもし、みすずを裏切って浮気とかしたらジッちゃんの恐ろしい制裁が待っているはずだ</p><p>だから、平民のオレはビビッて、みすずに服従するしかないということか</p><p>そういうイメージを覆すためにも、昨日のパーティを開いたのよ</p><p>昨日、香月家で開かれた名家のお嬢様たちを集めたパーティ</p><p>そうですわねわたくしも、昨日、こちらに伺うまでは黒森様は、みすず様を騙して、香月家に入り込もうとしている悪い男性だと思っていましたわ</p><p>それが、パーティが進むうちにとても控え目な方で、みすず様のことをとても大切に思っていらっしゃるみすず様もつまり、相思相愛の素敵なカップルに見えて参りましたからホント、騙されましたわ</p><p>いやいやその</p><p>黒森様がみすず様以外に、瑠璃子様や他の方を小さな女の子まで、ご自分のハーレムに囲っていらっしゃるなんてしかも、新しくハーレムの寵姫が増員されていく過程も、わたくしは全て拝見致しましたわ</p><p>鳥居さんは、昨日、今日とオレが何人もの女を犯していくのを見ている</p><p>なるほどみすず様のおっしゃる通りですわねこんなこと誰も信じないと思いますわ黒森様が、みすず様に隠れて外で、下賤な娘と浮気しているというような話でしたらまだ信ぴょう性がありますが本妻のみすず様もご承知で、瑠璃子様をはじめ、麗しい女性たちを愛姫となさっていてしかも、皆さんとても仲が良くて、一緒にハンバーグを作って楽しくお食事しているなんて普通では考えられませんものね</p><p>異常なんだ</p><p>オレは、すっかりこの家族に慣れてしまっているけれど</p><p>残念だけれどまり子さんあたしは、旦那様の本妻ではないのよ</p><p>旦那様の正妻はまだ、みんなで競い合っている段階なのよねルリたんだって狙っているでしょ</p><p>うふふ、秘密ですわ</p><p>わたくしは、ずっと年上ですし影の女の方が好きですからだから、この人のお妾さんのトップを狙っていますわ</p><p>同席している翔姉ちゃんが、笑顔でそう言った</p><p>だって、この人はまだ若いし長いレースになることは判っていますものね今、１２歳のアニエスちゃんやルナちゃんだってすぐに大きくなりますわ</p><p>はい強敵ですライバルですわ先ほどの夕食の時の様子を見る限り、アニエスちゃんも本妻候補レースに出馬したみたいですから</p><p>ああやたら場を仕切ろうとしていたもんな</p><p>年少組が増えたことで、アニエスの勢いも増した</p><p>あらわたくしは、あの双子ちゃんたちも、かなり手強い相手だと思っているわよ</p><p>とにかく、旦那様の本妻候補レースはまだ始まったばかりなのよそして、ここでは香月家の娘だからって、あたしや瑠璃子が有利ということも無いのよ</p><p>お兄様の女は現在は、みな対等な立場ですお兄様が、そう感じてらしてわたくしたちを平等に扱って下さっていますからわたくしたちの中でも、仲の良い子同士のグループはありますが派閥みたいなものにはなっていません</p><p>家族が仲良くしていないと、旦那様が悲しまれます旦那様がご自分よりも、あたしたちを優先して下さるように、あたしたちも旦那様が一番大切ですから</p><p>だから、みんな仲が良いのよね気が合うから自然に仲良くなっているのではないのよみんな、仲良くしないといけないっていう自覚があるから、積極的に仲良くしているのみんな、この人に嫌われたくないですから</p><p>みすずと瑠璃子の話に、翔姉ちゃんが付け足しをする</p><p>あたしたちの内の何人かは、この人から離れたらもう死ぬしかないからこの人に嫌われるということは、生き続ける希望を失うことなんですだから、全身全霊を懸けて、必死にしがみついているのよこの人に</p><p>それは黒森様から離れられないという強迫観念に囚われているということですか</p><p>鳥居さんが、真面目な顔で尋ねる</p><p>いいえ絶望していたのは、むしろ、この人に出会う前よこの人を知ったことで人生に希望を見出したんだと思いますわだから、この人の側から離れ慣れなくなったんです</p><p>翔姉ちゃんは、そう説明する</p><p>あたしは、その通りです旦那様の女にしていただいたことで、人生に光が見えるようになったのよだから、離れられないし旦那様でないとダメなの旦那様のお側に居るためには、何でもするし他の子とも仲良くするわ</p><p>わたくしはお兄様のセックス奴隷ですから、お兄様にご奉仕するのは、瑠璃子の喜びですわお兄様はわたくしに奉仕することがとても楽しいということを教えて下さったんですわたくしも、生涯離れませんわもちろん、他の皆様とは仲良くさせていただきます</p><p>香月家の２人がそう言うのを少し離れた椅子から、美子さんが見ていた</p><p>やはりこれは、普通の人には判らないことですわね</p><p>わたくしは、この２日間皆さんと一緒に生活させててただきましたから少しは理解できるようになりましたでも、世間の普通の方たちには理解することも、想像することもできないと思います</p><p>鳥居さんの言うとおりオレの家族の在り方は、オレたちにしか判らない</p><p>とても興味深いだろうわたしは、こいつらのこのコミュニティに期待している</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんに言う</p><p>家柄が高く、資産のある人間にはそれを狙う不届きな輩が近付いてくるものだわたしの秘書の１人は、そういう人間からのコンタクトを拒絶することだけに日々忙殺されている相手に礼を失しないように丁寧に、かつ２度とわたしに接触してこないように誘導しないといけないちょっとでも、こちらの態度が尊大だと感じたらそれをネタに、金を脅して来るからな自分たちの作った雑誌を高い値で大量に買い取れとか、自分たちの組織の後援をしろとか、政財界の有力者を紹介しろとか要求は様々だしかも、こちらには何の見返りは無いただ一方的に、わたしから奪おうとする生まれつき、地位と財産のある人間には、どんな無礼を働いても構わないと考えているらしい</p><p>度か過ぎる人たちにはあたしたちが相手をするわ</p><p>翔姉ちゃんつまり、香月セキュリティ・サービスの裏部隊が動く</p><p>彼らがしていることは乞食だよしかし、乞食なら乞食らしくこちらに頭を下げるべきだそれなのに、偉そうにわたしの存在が社会に対する悪で、自分たちはそれを糾弾する正義の士みたいに思い込んでいるからタチが悪い</p><p>ああ、ジッちゃんみたいな立場だと大変なんだな</p><p>だからこいつの身内以外はシャットアウトするような明確さは、わたしには好ましく思える話してみないと判らないとか世の中、悪い人ばかりではないとかじっくり話せば誰とでも理解し合えるみたいな綺麗事を信じている人間では、わたしの家は守れないからな群がって来る悪い人間たちに食い潰されるのが落ちだ今回の鞍馬家のように</p><p>ああ、鞍馬家の今の当主ありすと美里さんのお父さんは</p><p>美里さんの婚約者だった男にそそのかされて海外の投資家ファンドを信じて</p><p>家を潰すことになってしまった</p><p>笑顔で近付いて来て、通常では有り得ない良い話を持って来る人間を信用する方がどうかしているだがあっさりダマされるのだよ自分は他人よりも幸運なはずだと思い込んでいる愚かな人間は、そういう良い話の落とし穴に気付かないだからだまた１つ、由緒のある名家が消えてしまうことになってしまった</p><p>でも、ジッちゃんはそのうち鞍馬家を再興させるつもりなんだろ</p><p>美里さんかありすの代で</p><p>そのつもりだが実際にどうなるかは、まだ判らんよあの馬鹿な鞍馬の小僧がまた誰かにダマされるかもしれないしそれに、1度家が潰れれば先祖代々受け継いできた宝物の多くが四散してしまうものだわたしと歌晏でなるべく買い集めるつもりだが</p><p>現在の鞍馬家の資産を、全部そのまま残すことはできないか</p><p>一番恐ろしかったのが、鞍馬が娘を名家との血縁を望んでいる悪い人間に売り飛ばしてしまうことだそんなことで、名家の中に成り上がりの野心家が入って来るのは困るそれこそ、何をされるのか判らん</p><p>関西のヤクザ組織に脅されわたしの家のパーティにスパイを送り込んだ水島家といい、今は名家全体が危機に瀕している狙われているし悪い人間に浸透されつつあるこのままではいけないだから、こいつの様な鼻が効いて、悪人をシャットアウトできる男が必要なのだこいつは本当に悪人に対しては、迷いが無いし、容赦しないからな</p><p>ムダな対話はせずに殺すしかないと判断した相手は、躊躇無く抹殺するということですね</p><p>こいつは綺麗事で生きていないからなこいつは裏の世界の怖ろしさをよく知っている戦いにおけるスピードの重要性もな話し合うだけの値打ちの無い相手と対話して時間をムダにすれば、寝首をかかれることもある先手必勝だ相手を駆逐するためには、先に一撃でしとめないといけないそういうことが判っているつまり香月セキュリティ・サービスのオーナーに相応しい</p><p>オレが香月セキュリティ・サービスを</p><p>わたしは、すでに高齢だ今夜にも死ぬかもしれんそうなったら今のままの香月グループをそのまま孫娘たちに引き渡すことはできないだろう分家の連中や重役たちは、必ず争いを起こすそれを制するにはみすずも瑠璃子も、まだ若すぎる</p><p>ジッちゃんは、わざと美子さんの名を口にしなかった</p><p>だから、香月セキュリティ・サービスを今のうちにお前に引き渡しておきたい</p><p>どんな騒ぎになろうとお前が香月セキュリティ・サービスを抑えている限り、有利な対応ができる香月セキュリティ・サービスには政財界の裏の情報が集まってくるしもしもの場合に、対応できる人材がいる戦闘力そのものが</p><p>香月グループの人たちはもちろん、他の名家の警護も請け負っているのだからヤバい情報は幾らでも知っている</p><p>そして、制服組だけでなくトップ・エリートと呼ばれる猛者が何人も居る</p><p>大抵の組織とはガチで戦える</p><p>香月セキュリティ・サービスは、すでに香月グループから切り離してある株式は、１００パーセントわたしが持っているがそれを、お前たちに譲りたいお前には３０パーセントみすずと瑠璃子にも２０パーセントずつ関くんと御名穂くんに１５パーセントずつだ香月セキュリティ・サービスは、非上場だから株式の移動も、誰が何割持っているかも世間に公表する必要は無い誰にも知られないうちに、お前たちに譲ることができる</p><p>つまり、香月家の分家も重役たちも他の名家の人間たちも知らないうちに、ジッちゃんからオレたちに譲られる</p><p>わたくしと御名穂さんにもですか</p><p>翔姉ちゃんは、驚いていた</p><p>当然だろうまだ学生のこいつらだけを株主にして経営が上手くゆくはずがないだろう株主総会はどうするんだこいつとみすずと瑠璃子の３人で顔を突き合わせても、何も決められまい</p><p>だから、申し訳ないが君たちも受け取ってくれたまえ</p><p>あの谷沢さんは、よろしいのですか</p><p>翔姉ちゃんは、恐る恐る尋ねる</p><p>谷沢さんは、香月セキュリティ・サービスの前の現場チーフで今は、社長だ</p><p>翔姉ちゃんが入社する前から、香月セキュリティ・サービスを支えて来た人だ</p><p>そういう功労者を差し置いて、翔姉ちゃんが株主になるのは良くないのではないかと思ったらしい</p><p>谷沢は、オーナーになる気は無いそうだそれは、あいつのわたしに対する忠誠心に背くことになるらしい</p><p>すでに谷沢さんにもオファーはしたんだ</p><p>そして断られた</p><p>関くんは、こいつの家族なのだからこいつと一緒にオーナーとなって苦労する覚悟はできるのだろう</p><p>は、はいそれは</p><p>翔姉ちゃんは、大きくうなずく</p><p>では、問題無いな秘書に命じて、今週中に株を譲渡するぞ</p><p>ジッちゃん、ミナホ姉さんには</p><p>ああ、御名穂くんにはもう了解を得ている</p><p>それならいいか</p><p>判った香月セキュリティ・サービスは、オレたちで預かるよ</p><p>そう返事するオレを、鳥居さんが</p><p>うっ、嘘</p><p>何で、そんなに驚いているんだ</p><p>く、黒森様あ、あなた判っているの香月セキュリティ・サービスを手にするということの意味が</p><p>判っているよスッゲェ、ヤバイ力を、ジッちゃんから預かったってことだろ</p><p>こんなことぐらいでは動じないのよあたしたちの旦那様は</p><p>ええ、お兄様は人でも企業でも、平然と呑み込まれてしまわれますから</p><p>だから、あたしたちみんなこの人の女でいられるのよ</p><p>許容する懐の広さが尋常ではないんですわ</p><p>瑠璃子は、そう言って笑った</p><p>だって、預かるだけで現状は何も変わらないんだよ</p><p>翔姉ちゃんだって居てくれるし、谷沢さんだって別にこれがキッカケで退職するなんて話にはなっていないんだろ</p><p>ああ、わたしが株主でなくなっても、これまで通り働いてくれると約束してきれた</p><p>ていうか、株主じゃなくなったってジッちゃんが元気な限り、オレもみすずも瑠璃子もジッちゃんに従うし、色々と相談するし実質は、ジッちゃんがオーナーのままじゃないか</p><p>あくまでも名義上の変更だけだ</p><p>ご、香月様は将来、黒森様が香月家に反旗を翻す可能性を考えてはいらっしゃらないのですか</p><p>鳥居さんは、今度はジッちゃんに尋ねる</p><p>無いねなぜならわたしが死んだ後の香月家は、こいつが主導するこいつが香月家のトップになるのに香月家に反旗を翻すわけがない</p><p>でも、あのみすず様や瑠璃子様を無視して、香月セキュリティ・サービスを私的に動かされるかも</p><p>有り得ないまず、こいつがみすずや瑠璃子を見捨てることは無いしこいつには私がないこいつが動くとすれば、自分の家族のためだ</p><p>ていうか、翔姉ちゃんやミナホ姉さんが見てくれているんだから香月セキュリティ・サービスみたいな大きな会社が、オレ１人の意見で勝手に動かせるはずが無いんだよ株を持っているんだから、オレの命令に従えとかそんな単純な話じゃないだろ</p><p>ええこの人は、会社経営や警護の業務のことに関しては素人なんですからこの人に＊＊したいという意見があるのならわたくしたちが聞いて、それを実現する方法を提示するだけよ</p><p>そうだよオレがアレをこうしろとか細かいことを言ってもさ翔姉ちゃんたちは、オレの知らないもっと良い解決法を知っているんだろうしさやっぱり、その道のプロに任せるしかないんだよだからジッちゃんから株をもらったからって、オレが香月セキュリティ・サービスを牛耳れるわけがないんだよ</p><p>鳥居さんが大きく溜息を吐く</p><p>黒森様って、どうしてそういうところは冷静なんです</p><p>変なところは、とっっても直情的でいらっしゃるのに</p><p>オレはえっと</p><p>決めましたわわたくしも黒森様に抱いていただきます</p><p>鳥居さんは、憑き物が落ちたような晴れやかな顔でそう言った</p><p>あのわたくしは将来的に鳥居家から、名家に嫁がねばなりませんから黒森様のハーレムに参加することはできません</p><p>ですが、あなたはとても興味深くそして、根は悪い方ではないと思うんです黒森様の言動を拝見している限りは悪い人だと思いますけれど、元々の性根は</p><p>ああ、やっぱりオレは悪い人間に見えるんだな</p><p>自分でも、そうだと思うけれど</p><p>だからお友達にはなれると思いますいえ、わたくしは黒森様のお友達になりたいと思います</p><p>鳥居さんは上目遣いでオレを見る</p><p>親しい友人としてどうぞ、わたくしにセックスというものを教えていただけませんか</p><p>変な雑談続きで済みません</p><p>次話からなんとか、鳥居さんの処女喪失のストーリーに入ります</p><p>1034．そして夜が来る　／　土下座・陥落</p><p>勘違いしていただきたくないのですがわたくしは、もちろん黒森様に恋愛的な感情を抱いてはおりません</p><p>ただ体験してみたいのです一度きりで構いません黒森様なら、いいかなって思っただけですから</p><p>フフッと、オレを見て鼻で笑う</p><p>妊娠の危険が無いということとこれがキッカケで、黒森様がわたくしに付きまとうようなことも起きないでしょうし黒森様は、わたくしなんかより、魅力的な女性に囲まれているわけですから</p><p>まあ一度、セックスしたからって、オレが鳥居さんにストーキングするようなことは無いよな</p><p>オレはオレの女たちに二十四時間見張られているんだから</p><p>ていうかパン屋や家族のことで、オレにはそんなことをしている余裕は無いし</p><p>前々から、不満だったんですわ男の方はその、色々、他の女性たちとお遊びになられるのにわたくしたちには、結婚まで純潔を守れと強いられていることに</p><p>そうねあたしたちの学校はそういう風に指導しているわよね</p><p>みすずが、ジッちゃんを見る</p><p>お祖父様たちは、あたしたちにいつまでも純潔でいさせたいのですよね</p><p>みすずたちの超お嬢様学校を現在の形にしたのはジッちゃんや歌晏家の当主なんだっけ</p><p>元々は、名家のお嬢様たちに変な虫を付けないように古くからの名門校を、さらに令嬢専用の学校に作り替えた</p><p>だから、みすずたちの学校はただの成金の金持ちの子供は入れてもらえない</p><p>徹底的に審査され名家のお嬢様のご学友に相応しい子しか、入学を認められないという</p><p>そのことについては昨日、キョーコくんにも指摘されたよ名家の娘にも性欲はあるとなわたしたちは、お前たちを世の誘惑から守りたいと思っていたのだが確かに、抑圧しているだけなのかもしれん</p><p>もちろん、わたくしたちも判っていますわ簡単に男性に身を任してはいけないということはわたくしたちが恥ずべき行いをしたら父や母の名誉をも汚すことになります家全体に迷惑が掛かるということは</p><p>うむ君は判っているのだろうが恋は盲目だからね恋に落ちたと思い込んだら女は幾らでも突飛な行動に出るそして家柄や資産のある女を狙うハイエナ男ばかりじゃないむしろ純愛の方が怖いのだよ若い恋人たちは、一緒に死ぬことにさえロマンを感じてしまうからね</p><p>一緒に死ぬ心中</p><p>マイヤーリンク事件や天城山心中事件など、君たちは知らないだろうがね死なれるのが一番困る残された人間にとってはねだから、なるべくなら名家の娘たちには、できるかぎり異性と接しないで欲しいと願うよ接触すればどこかで恋の炎が燃え上がるのだから</p><p>ジッちゃんは、苦笑した</p><p>もっともそれが無茶なことだということも判っている戦前までは、女は学校を出たら、すぐに嫁に行くのが普通だった昔は、５人兄弟、６人兄弟なんていうのは珍しくなかったが当たり前だ、早く結婚して子供を産む年齢が早いのだから１０代で母親になるのが普通だった当時は、子供がいる若い母親が一番色気があると言われていたが実際は、２０歳前後ぐらいの年齢だったのだよ</p><p>１０代半ば過ぎで結婚して、子供を産んだ２０歳ぐらいの女性</p><p>うん、それは確かに色っぽいんだろう</p><p>まだ若いのに、セックスを知り尽くしているんだし</p><p>人間という生き物は本来、２０歳になるのを待たずに結婚し、子供を産むようにできているのではないかと思う長い歴史の中ではずっと、そうだったのだから</p><p>しかし、現在では、国民が高所得で資産のある国ほど晩婚化が進んでいるこれは別に、低所得だから早婚になるということではない元々、娘というものは１０代半ば過ぎで結婚するものだったのだからどこの時代のどこの国でも</p><p>つまり晩婚化している先進国の方が、異常なのですね</p><p>そういうことだ社会へ出るまでの教育期間が延び、１人前になるまでに時間が掛かるから結婚が遅くなるし高度な教育を受けるためには、教育資金も高額になっているから気軽に多くの子供を産むわけにもいかなくなる少子化になるのだよ</p><p>そんな早く結婚して、たくさん子供を産むのが普通なのですか</p><p>当たり前だろう子供が多ければ、その家の勢力が増す働き手が増えるのだから娘は結婚させて、他の家との縁を固める人間はずっとそうやってきたんだ王家ですらオーストリアの女帝マリア・テレジアは１９歳で結婚し、１６人の子を産んだよ男が５人女が１１人だその娘の１人がフランス王妃となったマリー・アントワネットだということは、君たちも知っているだろう彼女の姉たちも、パルマ公やナポリ王に嫁いでいるイギリスのヴィクトリア女王も、９人の子を産んだこっちは４男５女だ娘たちは、主にドイツ貴族に嫁いでいる当時のイギリスがフランスを敵視し、ドイツと関係を深めていたからだ</p><p>上流階級でも産む必要がある人は、ガンガン産んでいたんだ</p><p>しかし１９世紀のイギリスのビクトリア朝では、結婚適齢期が２５歳以上だったと聞いたことがありますが</p><p>それは、産業革命が成功して、中産階級の資産家が増えたからだヴィクトリア時代のイギリスは、特異な時代だ急激に国全体が富み、生活が変化しているというのに社会制度が間に合っていなかった従来の身分制度は残っているから、娘の結婚相手は自分と同じような家柄で、おなじような資産を持っている者に限られる相手を探す選択肢が少ないのだその上、１９世紀のイギリスは何度も他国で戦争をしたますます、男が減るメイドという女性の職業があるだろう</p><p>メイドってあのメイドさんのこと</p><p>あのような職業は、１９世紀以前には存在しなかったのだ貴族が使うのは、本来、男の召使いであって女は使われなかった今でも一流の高級レストランへ行ってみろ給仕係は全員男だ女のウェイトレスを使っている店は、それだけで格が落ちるのだよ女が様々な役職で雇用れるようになったのは、社会の中で男が不足していたからだつまり戦争のやり過ぎだ従って、結婚相手がなかなか見つからない女性が増える適当な相手が見つからないまま、年齢が過ぎ多少、妥協してようやく結婚が決まった頃が２５過ぎだったということなのだろうもちろん、生涯結婚相手の見つからなかった女性も多かっただから、１９世紀後半から２０世紀初頭の小説には、よくオールドミスが登場する何とも特殊な時代だったんだ</p><p>ジッちゃんは、そう説明してくれた</p><p>ただしヴィクトリア時代であっても、上流階級の娘は別だ貴族の娘たちの結婚年齢は低くかった１６歳で社交界に出て、結婚相手を探し１８歳頃には結婚するのが普通だったこれはもちろん、政略結婚だったからだ若い貴族の娘と結婚する男の方は大抵、ずっと年上だ１８歳の少女に対して、３０過ぎの男が結婚するのは普通酷い場合だと、５０過ぎの貴族と結婚させられる場合もあった</p><p>これは仕方ないのだ男の貴族にとって、結婚するというのは１人前になって、自分の屋敷を持つということなのだからある程度の年齢にならなければ結婚できないしかし、ここで問題が起きる</p><p>果たして、男は３０過ぎまで性欲を抑えて、純潔を守れるだろうか結婚するまで、童貞を守れるか答えは、もちろんノーだ男の貴族たちは、売春婦を買って、性欲を発散していたビクトリア朝は、キリスト教の道徳意識が強く働いていた禁欲的な文化ということになっているが実際は売春婦だらけだったさっき言った通り、戦争で夫を亡くした女もいるし男よりも女が余っているにもかかわらず、産業革命によって都市では景気が良い田舎を捨てて都会へ出た娘たちが、暗い道に堕ちてしまうこともあった男の貴族は、そういう娼婦たちで幾らでも性欲を満たすことができた男は</p><p>貴族の娘の方はどうだったのですか</p><p>貴族の娘の方は子供の頃から家の中で育てられる教育は、家庭教師が行う女だけの修道院に送られる娘もいるそして、１６歳で社交界デビューして結婚相手を探すそれは全て、娘の親たちが取り仕切る娘の意志が尊重されることは、ほとんど無いそして、１８歳頃に結婚だ結婚まで処女を守っていないといけないし処女でなかった場合は、大問題になる</p><p>つまり、男の方は売春婦と遊び放題で</p><p>娘の方は結婚まで純潔を厳守させる</p><p>不公平ですわ</p><p>わたしも、そう思ういや１００年以上前の他国の社会を、ここでとやかく言っても仕方無いが</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんやみすずたちを見て</p><p>わたしも同じことをしていたと思う</p><p>わたしたちは君たちの性欲を抑え付けていただけなのだろうないや、それは君たちを守りたいという気持ちからだったんだが結果としては</p><p>みすずが、こいつに抱かれたのはわたしの関知していない場所だった</p><p>みすずは、渚がジッちゃんから預かっていたのに</p><p>渚は、ジッちゃんの意志を無視してオレにくれた</p><p>当時は、わたしもかなり憤慨したがその後のみすずの精神の安定を見ると、こいつとのセックスが有効だったのだと認めざるを得ない</p><p>瑠璃子もだこいつとセックスする様になってからの方が綺麗になった立ち振る舞いも、雰囲気も格段に良くなったセックスによって、精神が浄化されているのだと思う</p><p>はいお兄様とのセックスにはカタルシスを感じますわ</p><p>瑠璃子は、オレの知らない言葉を使った</p><p>心が洗い清められていくということですわ</p><p>ニコッと、オレに微笑んだ</p><p>お兄様の前では、どんな恥ずかしいこともできますし瑠璃子の全てを解放できますだって、お兄様は瑠璃子の全てを受けとめて下さいますから</p><p>そうねあたしも旦那様とセックスする度にドキドキしますドキドキが治まりません</p><p>これで、こいつがただのタチの悪いジゴロだったなら香月家は、もう終わりだだが、幸いなことにそうではなかったこいつは本質的には善良な人間だからなみすずや瑠璃子を裏切るようなことはしないし香月家を乗っ取ろうとするような野心も無い</p><p>当たり前だろ、ジッちゃんオレは馬鹿なんだから頭が悪いんだからさ香月家みたいなデッカイ家なんて、どうすることもできないよ</p><p>オレに動かせるようなシロモノでは無い</p><p>こんな風に自分を判っている謙虚なのだよそしてこれが一番大切なのだが、こいつは幸福になりたいと願っている</p><p>ジッちゃんの言葉に、鳥居さんと美子さんが反応する</p><p>それも、１人でなくこいつが認める家族全員で、幸せにならなければ意味が無いと思っている盲目的になだから、こいつは絶対に家族を裏切らないし、自分１人で生きようとはしないだから信用できる</p><p>ジッちゃんは、鳥居さんを見て</p><p>さっき、君が言った通りこいつは危ういこいつは家族のためにら、平気で自分の命を投げ出してしまう自分１人だけ生き残るという発想が無い君の指摘通り家族に対しては全てを信用しているし家族でない人間のことは、全く信用していない</p><p>だが、こいつのそういう問題点はわたしたちがフォローしてやれば済むことだこいつは一方的に、自分の家族に盲目的に愛を注ごうとするクセがあるがわたしたちの方だって、こいつのことを愛しているのだ</p><p>はい、愛しておりますわ旦那様</p><p>お兄様を、決して１人には致しませんわ</p><p>みすずと瑠璃子の明るい声を美子さんは呆然として聞いている</p><p>だから、こいつのことに関しては心配はいらない鳥居まり子くん君は、この２日間見てきたのだろうこいつがどれだけたくさんの女を愛しまた、女たちからも愛され、支えられてきているかを</p><p>オレは家族のみんなから支えられている</p><p>はい見せていただきましたわもう、充分に</p><p>こうなったら、正直に申しますわたくしも黒森様を信用していますこの人はちょっと悪い人ですけれど、信じていい人だと思いますだからわたくしの初めてを差し上げてもいいかなって、思ったんです</p><p>優しくオレに微笑む</p><p>いえそうじゃないですわね判りましたどうして、香月様がこんな回りくどい方法でわたくしを諭されているのか</p><p>ジッちゃんが鳥居さんを諭す</p><p>く、黒森様はわたくしとセックスなさりたいわけではないのですものね</p><p>鳥居さんは、オレを見てそんなことを突然言い出す</p><p>いや、鳥居さんは女の子として、すっごい魅力的だし可愛いし、プロポーションも良いしオレだって、できるものならセックスしたいとは思うよ</p><p>慌てて、そう言うと</p><p>できるものならなのですわね</p><p>鳥居さんは苦笑する</p><p>わたくしはどうしてもしたいのです子宮が疼いているんです</p><p>そして、スッと席から立つと</p><p>鳥居さんは、オレの足下にしゃがみ込んだ</p><p>オレの前に、両手を付いて</p><p>伏してお願い致しますどうか、わたくしの処女をお受け取り下さい</p><p>な、何で土下座</p><p>１度きりで構いませんまり子を、大人の女にしてくださいませっ</p><p>いや、ちょっと鳥居さん、頭を上げて</p><p>オレが、そう言うと鳥居さんは逆に、床に額を擦り付ける</p><p>香月様が見込まれ、みすず様、瑠璃子様が愛されているお方にわたくしは、これまで何度もご無礼致しました申し訳ございませんどうかお許し下さい</p><p>ようやく気付いたみたいね</p><p>旦那様に対する失礼はわたくしやルリタン、そしてお祖父様に対する無礼だということに</p><p>わたくしたちの前で、お兄様に気軽にセックスを教えて下さいなどと申し上げるのは許されないことですわ</p><p>はいですからこうして伏してお願い致します黒森様がお嫌でなければわたくしの身体を、どうぞご賞味下さいませ</p><p>と、鳥居さんな、何で</p><p>オレにはどうして、こうなるのか判らない</p><p>まり子さんは、素直になったんですわ</p><p>ご自分の中の抑圧された性欲の存在をお認めになられたんです</p><p>はいわたくくしの中にはまり子の中には、性欲があります認めますわたくしはどうしても、してみたいんです皆様のセックスを拝見してわたくしも、どうしても今夜、体験したいんです</p><p>あら、体験したいだけなら相手は誰でも良いんじゃないかしら</p><p>みすずが、イジワルに尋ねる</p><p>いえ、黒森様に黒森様に、お願いしたいんです</p><p>どうして、お兄様が良いのです</p><p>瑠璃子も尋ねる</p><p>黒森様なら、怖くないから</p><p>黒森様でしたら、わたくしきっと怖がらずにできると思うからです</p><p>旦那様と関係を持つことでわたくしや瑠璃子、香月家に近付きたいということではないのね</p><p>はいわたくしはわたくしは、ただ純粋にセックスセックスが体験したいだけです</p><p>黒森様にセックスしていただいたからといってそれで、いい気なったりは致しませんお約束致します</p><p>いいのね旦那様の家族にはならないのねあくまでも、１度きりのことなのよね</p><p>はい今夜だけ一度だけ、わたくしを抱いて下さい</p><p>何が起きているか判らんという顔をしているな</p><p>うん判らない</p><p>オレは、正直に言った</p><p>鳥居くんは仁義を切っているんだよ</p><p>ジンギ</p><p>そっき鳥居くんは、お前にセックスを教えて下さいと言ったろみすずと瑠璃子の前で</p><p>こう考えて見ろ自分の亭主がいる前で他の女が平然とセックスしようと誘っているのを見せつけられたら、妻としては面白くないだろ</p><p>でも、みすずと瑠璃子だってずっと、鳥居さんにオレとのセックスを勧めていたじゃないか</p><p>それとこれとは話が別だ客が来たから、菓子を出すだが、その菓子はどうぞと声を掛けられるまでは、勝手に食べてはいけないし客は食べる前にいただきますと言うものだ</p><p>ああみすずは、鳥居さんにオレとのセックスを勧めていたけれど</p><p>オレにいきなりセックスしようと言う前に</p><p>みすずたちに、一応、許可を取るべきだったのか</p><p>何でそうなったかというと鳥居まり子くんが、お前のことを軽く見ていたからだ</p><p>そうですわだから、旦那様のことをあたしたちの前で、危ういなんて評することができるんです</p><p>危ういはずがありませんわお兄様のことはわたくしたちが全力でフォローしているんですから</p><p>つまり鳥居くんの中では、お前は香月家の家臣ぐらいに思われていたということだだから、わたしにお前の問題について、ああ言った臣下の問題を、主人に相談するように</p><p>ですが、旦那様は香月家の臣下ではありませんあたしとルリたんの方が、旦那様にお仕えしているんです</p><p>わたしにとっても、お前は身内だだから、香月セキュリティ・サービスの株を一番多く、お前にやるんだ</p><p>ジッちゃんはオレを自分の家族として扱っていてくれている</p><p>色々と途中で、わたしとお前の関係を示したそれなのに鳥居くんは、ようやく今になってお前が、香月家にとっても最重要人物なんだと気付いたのだよ</p><p>だから慌てて、土下座した</p><p>じゃ、何鳥居さんはホントはオレとは、セックスしたくなくてジッちゃんやみすずたちに申し訳ないから、土下座してオレにお願いしているの</p><p>そうではない</p><p>ええまり子さんは本心から、旦那様とセックスしたいんですわ</p><p>ご自分がお兄様とセックスしたいのにお兄様を香月家の家臣と侮っていらしたから</p><p>だから、旦那様の方から誘ってくれるように待っていたり</p><p>いよいよ待ちきれなくなったらわたくしたちの前で教えて下さいみたいなことを言い出したんですわ</p><p>お前もどうせ自分としたいのだろうと不遜な態度で申し出たのだ</p><p>本当にしたいのはまり子さんの方なのに</p><p>ああプライドの問題か</p><p>名家の血を引いていながら、名家の人間ではない鳥居さんは</p><p>名家中の名家である香月家にはコンプレックスを感じている</p><p>しかし、オレは名家どころか、完全な庶民だ</p><p>鳥居さんの家みたいな、大企業を経営する資産家の生まれでもないし</p><p>だから、鳥居さんはずっと、オレのことを自分よりも低く見ていた</p><p>旦那様が、昨日今日と裏のお仕事をなさっていたのも、まり子さんからすれば、香月家の家臣の様に見えたのだと思います</p><p>ああ天童貞男とか、ヤクザたちの処理とか</p><p>そういうことを担当しているのが、組織の下っ端みたいに見えたんだな</p><p>ていうか、あれは黒森家の仕事で</p><p>黒森家は、香月家の家臣じゃない独立した家なんだけれど</p><p>その辺の関係性が、鳥居さんには判らないから</p><p>全て、ジッちゃんの指示で、オレたちが動いているように見えたんだろう</p><p>お祖父様が、香月セキュリティ・サービスの株を旦那様に譲られる話をしても、まだ気付かなくてストレートに、家族として愛しているという言葉を聞いて、ようやく理解したんですわご自分が、どれだけの失礼をしていたのかを</p><p>いや、別にオレは失礼なことをされたとは思っていないけれど</p><p>下に見られていたのも仕方がない</p><p>オレは貫禄とか無いし鳥居さんが頭を下げるような人間じゃないんだから</p><p>旦那様に対する無礼はあたしたちやお祖父様、香月家に対する侮辱になります旦那様も、そろそろお気づきになって下さい</p><p>昨日のパーティで、旦那様が香月家の一員であることを各名家のお嬢様たちにご披露したのですから</p><p>そうだお前を侮辱する者が居たら、これからは香月家が全面的に叩き潰すまた、お前も他家に笑われるようなことは慎まねばならん</p><p>オレのことを名家のお嬢様たちは、もう知っている</p><p>昨日のパーティの始まる前にジッちゃんは、オレと一緒にお嬢様たちの前に姿を見せて</p><p>オレを認めてくれていることをみんな示してくれた</p><p>あの瞬間から名家のお嬢様たちは、オレを香月家の一員として見てくれていたんだ</p><p>ただ１人名家でない家の鳥居さんだけが、そのことに気付いていなかった</p><p>オレをあくまでも、ただの庶民の子として見下していた</p><p>それでも鳥居さんは、オレとセックスしたいのか本当に</p><p>したいですいえ、していただきたいです</p><p>土下座したまま、鳥居さんが叫んだ</p><p>始めは変な人だなとしか思っていなかったんですでも、段々いつも真剣で真面目な人なんだって判ってすぐに、色んな人とセックスしちゃうけれどでも、セックスしている時も真剣でそしたら、わたくしもまり子も、して欲しいって思えてきたんです</p><p>鳥居さんはスッと顔を上げオレを見上げる</p><p>まり子がしたいんですまり子が、抱いて欲しいんです認めますセックスして欲しいのは、わたくしですですから、どうぞ抱いて抱いて下さいここで正直に申し上げなければわたくし、一生後悔してしまうと思うんです</p><p>ほらねアニエスは、こうなると思ってましたの</p><p>台所からアニエスとマナと双子が、こっちを覗いている</p><p>真緒ちゃんには刺激的なのであっちのお部屋に行ってもらってますの</p><p>うん、お兄ちゃん渚お姉ちゃんと寧お姉ちゃんたちが連れて行ったから</p><p>しっかし、お兄さんお盛んですなぁ</p><p>ええんとちゃうお兄さんやし</p><p>いいんですのセックスしたいって言っているのは、あのお姉さんの方なんですから</p><p>ああ、アニエスは鳥居さんが、オレとセックスしたがっていることに気付いていたんだな</p><p>だから、家族の食卓に鳥居さんがいることに反応しなかった</p><p>それで美子ちやんは、どうしますの</p><p>そうだよね美子さんもそろそろプライドを捨てないといけない時期だと思うよ</p><p>あの子の言う通りだな美子</p><p>ジッちゃんが、美子さんを見る</p><p>お前のことは半年前に、香月家の娘として認知したそれまでのお前は、みすずのお付き、香月家の家臣という立場だったそれなのに</p><p>はいわたくしは</p><p>美子さんが、重い口を開く</p><p>鳥居様と同じ様に黒森様を、自分よりも低い存在として見下ろしておりました</p><p>だから、いつまで経っても、お兄様に抱いていただけないんですわ</p><p>お兄様はいつだって、わたくしたちと対等でいてくださいます女をご自分より、上にも下にもなさいませんから</p><p>そうね美子お姉様は、旦那様の方から、美子お姉様に遜ってそういう形で、セックスを誘っていただきたかったんですよね</p><p>でも、オレは美子さんは、言葉だけで</p><p>本当は、美子さんはオレとはセックスしたくないんだと思っていた</p><p>美子さんの言葉には、いつも真剣味が感じられなかったから</p><p>そういう美子お姉様は良くないと思いますわわたくしだって、いつもお兄様にわたくしの方からお願いして、セックスしていただいているんです</p><p>みすずも瑠璃子もそう言う</p><p>うん、それはあかんあかんですわ</p><p>自分からパンツも見せないでお兄さんにエッチしてもらえると思ったら、大間違いですわ</p><p>そうやほらほら、お兄さん、わたし白です</p><p>うちもエリちゃんとお揃いです</p><p>双子が向こうから、スカートを捲ってオレに白パンをチラチラ見せる</p><p>あっちは真剣な話をしているんだからあなたたちは、チャチャ入れちゃダメよ</p><p>克子姉が顔を出し、双子を叱った</p><p>ほら、こっちの部屋に入ってなさい</p><p>しゃあない</p><p>アニエスちゃんも、お台所に入ってよ</p><p>お姉ちゃん、頑張ってですのっ</p><p>克子姉、エリ、リエ、マナ、アニエスが台所の中に戻る</p><p>とにかく美子さんのことは、今はいいだろこんなこと、糾弾しても意味が無いし</p><p>で、鳥居さんはマジでするんだねオレとセックス</p><p>はいふつつか者ですが、よろしくお願い致します</p><p>するのか</p><p>ホントに今日、１回だけの関係でいいんだね</p><p>オレの家族にはならない</p><p>どんなに性欲がたぎっていても、この人は自分の家のことは忘れない</p><p>鳥居家が名家と懇意になるためには鳥居さんが、どこかの名家に嫁ぐしかないんだ</p><p>そのために、鳥居家は名家・狩野家から嫁をもらって鳥居さんが生まれたんだから</p><p>この人は将来的には、オレではない男の妻になる</p><p>今日は抱けても次はないこれっきりだ</p><p>そんな条件でオレはセックスできるのか</p><p>本当にオレでいいの大切な初めてなんだよ</p><p>黒森様にお願いしたいのです</p><p>鳥居さんは香月家に屈服したことで、完全に素直になるしかないところまで追い詰められているから</p><p>馬鹿正直に、心の内をカムアウトしまくる</p><p>黒森様に、思いっきり、いやらしいことをしていただきたいんです!わたくしの身体に</p><p>怖い物知らずだなこうなっちゃうと</p><p>後は旦那様が決めて下さい</p><p>はいお兄様のお好きな様に</p><p>わたくしがまり子が可愛くない娘だということは、よく判っていますでも、でもどうぞお願い致します黒森様</p><p>仕方がない</p><p>判ったじゃあ、しよう</p><p>オレは鳥居さんを見ながら、自分の心に</p><p>踏み込みすぎるなよ</p><p>この人は、オレのモノにはならないんだから</p><p>廊下からパチパチと拍手する音がする</p><p>まあ、素晴らしいわあのまり子が、こんなに素直になるなんて</p><p>たった２日間で、この頑固な子をここまで調教するなんて流石ねあなたも、そう思うでしょセバスティアヌス</p><p>はい、桃子お嬢様</p><p>それは歌晏桃子姉ちゃん</p><p>香月家と並ぶ大名家・歌晏家の令嬢で鳥居さんの姉貴分</p><p>そして、隣にいる男装の美少女は桃子お姉ちゃんの警護役の</p><p>みすずあの人、誰だっけ</p><p>桃子お姉様の警護役のセバスティアヌスこと山田梅子さんですわ</p><p>桃子お姉様</p><p>鳥居さんも、突然の桃子姉ちゃんの登場に驚いている</p><p>そんな顔しないのあなたがロスト・ヴァージンするっていうのなら、当然姉であるわたくしには見物する権利があるでしょだから、見に来たのよ</p><p>見に来た</p><p>ていうか、結構前からこのお屋敷に居た</p><p>賭はあなたの価値よみすずちゃん</p><p>桃子姉ちゃんは、微笑む</p><p>２日で本当にまり子が陥落するとはわたくしには、想定できなかったわ</p><p>ほええ、桃子姉ちゃん再登場は予定通りです</p><p>父を連れて、三越本店まで行ったのですが</p><p>いや、伝統工芸展を観にもう３年ぐらい連続ですね</p><p>そして、気が付きました</p><p>巨人優勝セールの看板に</p><p>全然知りませんでした</p><p>巨人が優勝したこと</p><p>ホント、野球に全然興味がなくなっている自分に驚いています</p><p>２００４年ぐらいまでは、野球中継でよく深夜アニメの放送時間がズレて困ったんですけれど</p><p>天地無用GXPとか</p><p>1035．VS鳥居まり子・処女喪失決戦　／　ルール・ミーティング</p><p>とりあえず君も座り給え</p><p>ジッちゃんが、歌晏桃子姉ちゃんに椅子を勧める</p><p>昨日、義姉妹の誓いをしたからみすずのことは、気安く呼び捨てにする</p><p>優雅な物腰で、スッと席に着く</p><p>警護役の山田梅子こと、セバスティアヌスさんは</p><p>あ、逆だセバスティアヌスこと山田梅子さんは、当然のように主人の後ろに直立する椅子には、座らない</p><p>今、お茶をご用意致しますわ</p><p>瑠璃子が立ち上がり、台所へ向かおうとする</p><p>あ、判っていると思いますけれどわたくしの近くに巫女ちゃん姉妹は寄せ付けないで下さいね</p><p>桃子姉ちゃんは、鷹倉姉妹たちの巫女の力の怖ろしさを知っている</p><p>それと鞍馬ありすさんを呼んでいただけますか</p><p>ありすを</p><p>一応、お話を聞きたいですから</p><p>瑠璃子は、ジッちやんの顔を見る</p><p>ジッちゃんは、小さくうなずいた</p><p>かしこまりましたあの、歌晏様</p><p>桃子お姉様でいいわわたくしは瑠璃子のことも、みすずと同じでわたくしの妹だと思っていますから</p><p>ニコッと、桃子姉ちゃんは余裕たっぷりに微笑む</p><p>ありがとうございますそれで、あのお飲み物は何を召し上がりますか</p><p>うんと梅昆布茶</p><p>確か、香月家には秘蔵の梅昆布茶があるのだそうですわねお祖父様にうかがったことがございますわ</p><p>ジッちゃんは、苦笑し</p><p>瑠璃子、構わんわたしの昆布茶を出してやれ</p><p>何だよ、ジッちゃん自分専用の梅昆布茶とか秘匿しているんだ</p><p>では、すぐにお持ち致します山田梅子様は</p><p>ありがとうございますしかしわたくしは、勤務中でございますから</p><p>直立不動のままの山田梅子さんは、そう言って断ろうとするが</p><p>いただきなさいセバスティアヌスこちらは、香月様のお屋敷ですよ</p><p>桃子姉ちゃんが、そう告げる</p><p>失礼致しましたでは、コーヒーを頂戴致します</p><p>男装の女子高生確か、桃子姉ちゃんと同じ１７歳だったと思う山田さんは、瑠璃子にスッと頭を下げる</p><p>おい、コナを出してやれ</p><p>ジッちゃんが、瑠璃子に言う</p><p>いや、ジッちゃん粉ってインスタントだろそれは、幾ら何でも</p><p>お前は何を言っている</p><p>ジッちゃんが、オレを睨む</p><p>うふふふ相変わらず、公ちゃんは面白いわね</p><p>桃子姉ちゃんは、笑い出す</p><p>お兄様粉でなく、コナですわハワイのコナコーストで採れたコーヒー豆のことです</p><p>瑠璃子が振り向いて、オレに言う</p><p>瑠璃子、こいつにも一杯、持って来てやれ少しずつ、美味いものの味を教えていかないとな</p><p>はい、お祖父様香月家秘蔵のコーヒーをお持ちしますわ</p><p>瑠璃子は、微笑んで台所に向かう</p><p>ああ、オレの分も持って来てくれるんだ</p><p>ジッちゃん、梅昆布茶の方は</p><p>アレはダメだお前には、飲ません</p><p>ところで、あの桃子お姉様、いつからこちらへ</p><p>鳥居さんはまだ床に土下座したままだった</p><p>桃子姉ちゃんを見上げて、恐る恐る尋ねる</p><p>そうね取りあえず、ハンバーグは美味しかったわお上品な味付けででも、わたくしはもう少し味が濃い方が好きだわちょっと、お子様向けの味付けだったわよね</p><p>アニエスたちが作ったハンバーグを食べている</p><p>そうだミナホ姉さんと鞍馬美里さんの分の食事は、別室に運んだんだ</p><p>娼婦になる美里さんはオレの家族とは、一緒にできないから</p><p>今、あちらで鞍馬美里さんとお話させていただいたわすっかり落ち着いてご自分の意志で運命を決めたみたいね昨日のオロオロと狼狽えている姿を覚えているから、驚いたわ本当に、1日で人はああまで変わるのね</p><p>ミナホ姉さんと美里さんの居る部屋で美里さんと話した</p><p>まり子、あなたの報告が遅いからよだから、仕方なくわたくしが自ら、ことの次第を見届けに来たんですわ</p><p>桃子姉ちゃんは、明るく言う</p><p>わたしの真意は、電話で歌晏に話した通りだ</p><p>ジッちゃんは桃子姉ちゃんの祖父、歌晏家の今の当主にすでに話している</p><p>鞍馬美里さんは黒い森の娼婦になるが</p><p>実際には、身体を売らせないということを</p><p>鞍馬家の先代に世話になった名家の人たちが、美里さんを時間で買うことになるけれど</p><p>その人たちは、お互いの名誉に懸けて美里さんには手を出さない</p><p>鞍馬家への制裁になると同時に、その名誉は汚さないとても素晴らしいご采配だと思いますわ歌晏桃子、感服致しました</p><p>名家の娘が、娼婦に堕ちたからといって誰でも、金を出せば身体を買えるなんてことになっては困る鞍馬美里くんは、名家の中でも由緒ある家柄の当主クラスの人間でないと買うことができないということにするそれでどうにか体面を保つことができるだろう</p><p>あのお呼びでございますか</p><p>台所の方からありすがやって来た</p><p>申し訳ありません今、洗い物をしておりましたので</p><p>ありすはエプロン姿だ袖を肘までまくっている</p><p>夕食の食器を、他の子たちと洗っていたんだな</p><p>あらすでに、名家の令嬢ではないのね</p><p>桃子姉ちゃんが、ニヤッと笑う</p><p>は、はいわたくしは鞍馬ありすは、黒森様の側室にいえ、セックス奴隷にしていただきましたこれから生涯を懸けて、黒森様にご奉仕させていただきます</p><p>１３歳の少女は、キッパリとそう言った</p><p>それでいずれ公ちゃんの赤ちゃんを産んで、その子に鞍馬家を再興させるのね</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言うが</p><p>いえ、わたくしは奴隷でございますからそのようなことは、一切考えておりません全て、ご主人様である黒森様にお任せしております</p><p>ありすは、真っ直ぐに桃子姉ちゃんの瞳を見て言う</p><p>わたくしのするべきことは、黒森様にお仕えすること黒森様がお求めになることは何でも致しますいずれ早ければ来年でございますが黒森様がお望みになられましたら、黒森様のお子様を出産致しますそして、わたくしが愛情を注ぎ、一生懸命育てますわたくしの子の行く末に関しましても、黒森様にお任せ致します</p><p>あらいいの何もかも、公ちゃんにお任せで</p><p>少し意地悪な口調で、桃子姉ちゃんは尋ねた</p><p>もちろんでございます</p><p>ありすはオレを信じてくれている</p><p>オレが、絶対にありすを見捨てないと</p><p>ありすのことを幸せにするって</p><p>面白いわねお姉様の鞍馬美里の方には、まだ名家の令嬢としての気概が残っていらしたけれどありすさんは、もう完全に公ちゃんの奴隷なのね</p><p>美里さんが娼婦になると覚悟したのはお金を稼いで、鞍馬家の資産を買い戻すという夢があるからで</p><p>つまり、美里さんは娼婦だけどまだ、鞍馬家の令嬢だ</p><p>だから、オレの家族にはならないしオレの女にはならない</p><p>だけど、ありすは</p><p>はいわたくしは奴隷にしていただきましたことを、心より感謝しております</p><p>ありすはオレの女になった</p><p>もう、鞍馬家には戻れないと判っている</p><p>歌晏様あの</p><p>歌晏様に見ていただきたいものがございます</p><p>ありすの言葉に桃子姉ちゃんは</p><p>いいでしょう何でも見るわ</p><p>ありすは、台所の方を見て</p><p>ミタマお姉様、キヌカ、こちらへ</p><p>ああ、ありすのことが心配でミタマとキヌカが、ドアの隙間から様子を見ていたんだ</p><p>ミタマとキヌカが、腰を低くして入って来るかその後ろから、ゾロゾロと</p><p>エリとリエの双子と、マナとアニエスが付いて来る</p><p>あら、あなたたちはなぁに</p><p>桃子姉ちゃんの問いに</p><p>あ、気にしないで下さいただの付き添いですから</p><p>そうですわたしらは付き添いです</p><p>うちらのことは、気にせんでええですから</p><p>そうですのそうですのルナたちは来ちゃダメって言われたので、向こうから応援していますの</p><p>ありすはミタマとキヌカを見て</p><p>わたくしたちは、昨日までは主従でしたが今日は姉妹です他の皆様もみんな、わたくしを導いて下さる優しいお姉様たちでございます</p><p>アニエスは１コ下ですのルナとコヨミちゃんと可憐ちゃんもです</p><p>えっとあのアニエスさんたちは、わたくしの大切な妹です</p><p>はいそうですのっ</p><p>うんうんと、アニエスがうなずく</p><p>なあに名家の娘である矜持を捨てて、楽な方に逃げたのありすさんは</p><p>今の鞍馬家は矜持を保てるほどの家ではございません家が崩壊してしまったというのに名家の娘だからと虚勢を張るのは愚かなことだと思いましたわたくしは黒森様に生かしていただいているのです奴隷なのですその現実を、謙虚に受けとめるべきだと思っております</p><p>そうやありすちゃんは、わたしらと同じやっだから、わたしらの身内や、仲間なんや</p><p>ありすちゃんに酷いことを言う人は、うちが許しませんわ</p><p>エリとリエが、ありすの後ろに立って叫ぶ</p><p>お、お二人</p><p>かたじけのうございます</p><p>そんな双子の様子に、ミタマとキヌカが感激している</p><p>はいはい、どうどう落ち着いて、落ち着いてあのお姉さんと別に敵対する必要は無いんだからさ</p><p>とにかくありすちゃんのことは、お兄ちゃんとあたしたちが守りますから</p><p>そうですのみんな、アニエスの家族ですの</p><p>判ったわとにかく、ありすさんは幸せになれそうね昨日、最後に見た時は真っ青な顔で、自殺しちゃうんじゃないかと思っていたけれど</p><p>そうか桃子姉ちゃんが最後に、鞍馬姉妹を見たのはパーティ会場から姉妹が連れ出された時なんだ</p><p>ジッちゃんや歌晏家に、鞍馬家の救済を直訴しに来たのに</p><p>他の名家の令嬢たちがズラッと揃った場で完全に拒絶されたから</p><p>美里さんもありすも、絶望のどん底に居た</p><p>たった一晩で、それだけ元気になったんだからもう大丈夫ね一緒に生きていくお友達もできたみたいだしありすさんのことも、良しということにするわ</p><p>桃子姉ちゃんは、オレを見て</p><p>公ちゃん、ちゃんと責任取りなさいね途中で飼えなくなったって泣きついてきても、お姉ちゃん助けてあげないわよ</p><p>ああ、判っている大切にするよ桃子姉ちゃん</p><p>大丈夫ですわそんなことにならないように旦那様には、あたしが付いていますから</p><p>ああ、そう言えば、みすずの方が１つ年上なのよね姐さん女房お姉ちゃんだものね</p><p>桃子姉ちゃんは、茶化して笑う</p><p>まあいいわとにかく、この件は解決ね香月様、お祖父様にはわたくしがご報告致しますわ</p><p>ああ、頼むよ歌晏も、わたしの話より君が実際に見聞きしたことを知りたいだろうしな</p><p>はいもういいわよ皆さんお仕事に戻ってご苦労様</p><p>ああ、みんな台所へ行っててくれ</p><p>桃子姉ちゃんとオレに言われて</p><p>ありすとミタマとキヌカは、桃子姉ちゃんとジッちゃんに一礼してから</p><p>他の子たちは、そのままゾロゾロと</p><p>元の台所へ戻って行く</p><p>でまり子、あなたまさか今の集団に参加したいっていうわけではないのよねあんな子たちの仲間になるのかしら</p><p>まだ土下座スタイルのままの、鳥居さんに言う</p><p>ももも、もちろん違います違います違うんです</p><p>鳥居さんは、慌てて言う</p><p>わわわ、わたくしはあの、せせせ、セックスが体験したいだけでくくく黒森様のかかか家族にしていただきたいわけではございませんので</p><p>それを聞いて安心したわまり子は、あたしの妹分ですもの公ちゃんに取られるのは、ちょっとクヤシイものね</p><p>桃子姉ちゃんは、苦笑する</p><p>でも、良い決断だと思うわよまり子は、ちょっと生意気なところが可愛いんだけれどでも、生意気過ぎて周りの皆さんとは上手くいっていないみたいだったからここでセックスみたいなことを体験して、人としての幅を拡げるのは悪いことじゃないと思うわ</p><p>は、はい桃子お姉様</p><p>それで公ちゃんという選択がまた良いわよね公ちゃんなら、後腐れがないしまり子の身体にのめり込んで、我を忘れるなんてことにはならないでしょ公ちゃんはホラ、もっとグラマーな子ともセックスしているわけだし</p><p>セックスには慣れているんだから、まり子の相手なんて全然平気でしょなるべき痛くしないであげてねあ女の子の初めての時は、どうしても痛いっていうことは、わたくしも知っているわよでも、公ちゃんなら痛みを減らすことぐらいはできるでしょ</p><p>眼を爛々と輝かせて桃子姉ちゃんは言う</p><p>桃子姉ちゃんも処女だ</p><p>処女だけどセックスに興味津々なんだ</p><p>さっき、ジッちゃんが言ってたとおり</p><p>名家の令嬢たちは、性的に抑圧され過ぎているから</p><p>まり子、もちろんわたくしは特等席で、あなたの初体験を観戦させてもらうわよっいいわよねわたくしは、あなたのお姉様なんですから、当然、観る権利があるはずよ</p><p>えあええっと</p><p>鳥居さんは困惑している</p><p>まり子は鞍馬ありすさんたちの初体験は、見学させていただいたのよね</p><p>あ、はい見ていました</p><p>だったらわたくしが、あなたの初体験を見たっていいでしょ</p><p>そういう理屈で、押し切るか</p><p>いいんじゃないかお前、見せてやれ</p><p>ジッちゃんが、オレに言う</p><p>お前はどうせ、見られるのは慣れているんだし</p><p>そりゃまあ</p><p>今のオレは、常に監視されている</p><p>オレのセックスは、いつも誰かが観ている</p><p>ホンモノのセックスを教えてやるんだな</p><p>ジッちゃんは、オレにニヤッと笑った</p><p>今の桃子姉ちゃんは、余裕たっぷりだけれど</p><p>この人は、ホンモノの生々しいセックスを知らない</p><p>腰を抜かしてやるか</p><p>鳥居さんの方だって昨夜から、オレが色んな子とセックスする様子を見てきて、感覚がマヒしている</p><p>セックスをするということがどんなことなのかはよく判っていない</p><p>教育してあげたまえ</p><p>はーい、お茶が入りましたよ</p><p>そこへ瑠璃子が、お茶を持って来る</p><p>はい、お祖父様と歌晏様は梅昆布茶お祖父様の分もお持ち致しましたわ</p><p>それはありがたいわたしの秘蔵の品を横で飲まれているのをただ見ているだけというのは、忍びないからな</p><p>山田様とお兄様、コナコーヒーでございます</p><p>それぞれ、お盆からテーブルの上に置く</p><p>テーブルを囲んでいる他の人たち翔姉ちゃんや、みすずや、美子さんたちには、元々飲んでいたお茶がまだ残っている</p><p>あら、ありがとうごめんなさいね香月家のお嬢様に、わざわざ運んでいただいてしまって</p><p>いいえわたくしもさっきの子たちと同じ身分ですから</p><p>瑠璃子は、ニッコリ笑って答える</p><p>わたくしも、お兄様の奴隷ですあの子たちの姉妹ですわ</p><p>瑠璃子は怒っているんだ</p><p>桃子姉ちゃんが、ありすやアニエスたちをあんな子たちと言ったことに</p><p>あら、失礼ごめんなさい</p><p>桃子姉ちゃんは、笑顔のままそう言う</p><p>お判り下されば結構ですわ</p><p>笑顔の瑠璃子は</p><p>実はみすずより、頑固だし怒らせたら怖い</p><p>今、鳥居まり子さんのためのお部屋を準備していただいていますしばらく、お茶を飲みながらお待ち下さい</p><p>ああ、瑠璃子が戻って来るのが遅かったのは</p><p>鳥居さんとオレがどの部屋でセックスするのか指示して来たんだな</p><p>それできっと、寧たちが支度している</p><p>だから、顔を出さない</p><p>お兄様まり子さんのこと、いっぱい可愛がって差し上げて下さいませ</p><p>ああ、瑠璃子の笑顔が怖い</p><p>これは、つまりアレだな</p><p>いわゆる１つのヒーヒー言わせろってやつだな</p><p>そんで、ついでに</p><p>見学している桃子姉ちゃんも圧倒しないと</p><p>やれやれ大変なことになった</p><p>オレはコーヒーを啜る</p><p>うわっ、何だこれ</p><p>美味いし、香りも違う</p><p>それが、コナコーヒーだホンモノのな</p><p>ニセモノも多いのだよそれは１００パーセント、コナだけの豆を使っているそれもエクセレントファンシーという最高級の豆だそれを最高の状態で焙煎させた特注のコーヒーだ</p><p>うへぇぇぇ</p><p>こんなコーヒーが、存在するんだ</p><p>アメリカのホワイトハウスの晩餐会で出されるのも、このコナのコーヒーだからな</p><p>そんな凄いコーヒーなんだ</p><p>お祖父様確かに、そのコーヒーは素晴らしいですけれど</p><p>瑠璃子が割り込む</p><p>ホワイトハウスの晩餐会でコナコーヒーが使われるのはアメリカ合衆国の中で、商品としてコーヒーが作られているのがハワイだけだからですわ</p><p>そのハワイで一番のコーヒーがコナだからです</p><p>まあ、そうなのだがね</p><p>ホワイトハウスの晩餐会には外国からの賓客を招くわけだからできる限り、アメリカの国土の中で採れたモノを選ばないとならんアメリカの農産物や酒などの宣伝にもなるのだからしかしながら、アメリカという国はあれだけ大きいのに、商品になるぐらいコーヒーを栽培しているのがハワイだけなのだよ</p><p>だが、そのこととコナのコーヒーが稀少で、美味く、とても高価だということは別のことだ</p><p>ホワイトハウスにコナのコーヒー以外選択肢が無いというのは事実だしかし、だからと言って、コナのコーヒーが他国のコーヒー、ブルーマウンテンやキリマンジャロに劣るわけではないコナのコーヒーは、素晴らしく美味いほら、飲んでみろ</p><p>オレはまたコーヒーを飲む香りを嗅ぐ</p><p>うんその通りだと思う</p><p>言葉に騙されるなよ人の評価は参考にしてもいいだが、盲信するな自分の知覚を信じろ</p><p>お前にとって価値が有るモノは、他の人間にとっては無価値かもしれないそれでも、お前にとって価値が有るということを大事にしろ世間の言説に惑わされるなそうでないと、お前の大切なものは守れないぞ</p><p>世間の人に馬鹿にされても構わない理解されなくても、受け入れられなくても</p><p>オレはオレの大切なモノを守り続ける</p><p>桃子姉ちゃんも、鳥居さんもオレたちの家族を横から見て、判っている気になっている</p><p>でも判っていない</p><p>オレたちの本質は</p><p>どんなモノも、実物に触れてみれば判るホンモノかどうかが直に接触してみても判らないのなら、そいつはとんでもないバカモノか感性が鈍化し尽くしているのだろう</p><p>そうだよほどの馬鹿じゃなければ、判る</p><p>このコーヒーは、美味いしかも、とっても高価なものだとオレにだって判る</p><p>人から聞いた知識では、実体は判らん限界があるどんなに面倒でもホンモノを知るためには、自分で触れてみるしかないんだ</p><p>よし触れさせてみよう</p><p>鳥居さんにホンモノのセックスを</p><p>Don’t trust over 30３０歳以上は信用するなという言葉があるけれど</p><p>今は、作家もジャーナリストも年齢関係無く、信じられない時代になったと思います</p><p>年輩の人は年輩の人で、若い人は若い人でそれぞれ、信用できないというか</p><p>本当に、何を信じたら良いのか判らない時代ですね</p><p>1036．VS鳥居まり子・処女喪失決戦　／　選手宣誓</p><p>さてわたしは部屋に引き上げるよ後は君たちで好きにやりたまえ</p><p>お前に任せるぞ</p><p>オレを見て、ニヤッと微笑んだ</p><p>うんジッちゃん</p><p>お祖父様、お部屋までわたくしが</p><p>美子さんが、付き添おうとするが</p><p>いえ、それはわたくしが致しますわ</p><p>翔姉ちゃんが先に席を立つ</p><p>翔姉ちゃんは、元々はジッちゃんの専任警護人だから付きそうのは変では無い</p><p>美子は、皆と居なさい</p><p>ジッちゃんは美子さんを見下ろして、そう言う</p><p>そして、自分のこともよく考えてみるのだね</p><p>美子さんは返答しない</p><p>では、桃子くん楽しんでくれたまえ</p><p>はい、ありがとうございますわ</p><p>桃子姉ちゃんは、席を立ってジッちゃんに一礼する</p><p>後ろの山田梅子（セバスティアヌス）さんも</p><p>一拍遅れて、鳥居さんも飛び上がってジッちゃんに頭を下げる</p><p>ジッちゃんと翔姉ちゃんの姿が見えなくなると</p><p>さて楽しみだわまり子の初体験はどんなものになるのかしらねぇ、セバスティアヌス</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、背後に立つ警護役に言う</p><p>はい桃子お嬢様</p><p>もう、恥ずかしいですわ桃子お姉様</p><p>鳥居さんは、口ではそう言うが</p><p>さっきまでと、明らかに様子が違う</p><p>ほんのちょっと前には図に乗りすぎたと、オレたちの前で土下座したというのに</p><p>姉貴分である桃子姉ちゃんが姿を現して、ジッちゃんが退席したことですっかり緊張が解けている</p><p>３大名家の１つである歌晏家の令嬢には、ジッちゃんでも手を出せないから桃子姉ちゃんの妹分である自分も、もう安全だと感じているのか</p><p>でも、正直な話、怖くないのまり子は</p><p>桃子姉ちゃんが、尋ねる</p><p>ちょっとは怖いですけれどでも、わたくし鞍馬様たちの初めての様子も何度も拝見致しましたし、その前に</p><p>あたしや瑠璃子のセックスもお見せ致しましたから</p><p>ええ、皆さん、そんなに痛そうでもなかったみたいですから何か、あっけない感じでしたわ見せていただいた限りは</p><p>あっけらかんと、そう言う</p><p>それに、黒森様でしたらそんなに大変なことにはならないと思いますの本当に淡々と、するするするっていう感じでしたから</p><p>まあ、そうなのわたくしはまり子の初めてを見せてもらはないと判らないわ見るのは初めてですから</p><p>え、エロ動画とかも見たことないの</p><p>エロ・ドーガって何なのセバスティアヌスあなた知っている</p><p>寡聞にして存じ上げません</p><p>あの男と女がセックスしているような映像のことなんだけど</p><p>ああ、医学的な研究に使う映像ねもちろん、そういうものは観たことがないわ</p><p>桃子姉ちゃんはあの、セックスのことってどれぐらい知っているの</p><p>あら、全て知っているわよわたくしだって、学校でちゃんと性教育は受けてきているし生物学や医学的な本も読んでいるわ</p><p>箱入りだ</p><p>当たり前だけどこの人も、究極の箱入り娘なんだ</p><p>理論は知っているけれど、実態は判っていない</p><p>判らないことはないわよ何なら子宮の構造図を描いて見せましょうか</p><p>ああ解体新書レベルの知識しかないんだターヘルアナトミア</p><p>桃子お姉様、実際にご覧になったらビックリ致しますよその勃起なさった男性器の大きさとか形とか色とか</p><p>何かちょっと、ピクピクしていて怖いんですけれどまり子は、もう慣れました何度も拝見致しましたから</p><p>いやいやいや鳥居さんが見慣れたのは、オレのチンコだけだからチンコってのは人によって、結構、大きさや形が違うんだからさ</p><p>慌てて、オレは言う</p><p>オレの勃起チンコをオトコの基準だと思われては困る</p><p>まあそうなの</p><p>興味津々な、桃子姉ちゃん</p><p>うんとても大きい人もいれば、極端に小さい人もいるらしいよ大きくても、スポンジみたいにポヨポヨの人もいれば、小さくても固く張り詰めている人もいるんだってさ</p><p>前に渚が話していた</p><p>チンコといいうのは、ホント、人によって千差万別なものなんだって</p><p>ああ、公ちゃんは男の子だから色んな男の人のオチンチンを見て来ているのよね</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言う</p><p>ええいや、あのそんなわけないだろ</p><p>でも、おトイレや学校などでシャワーを浴びた時とかに、他の人の男根を見ることはあるでしょ</p><p>そりゃ、あるけれどそういうのは、ジロジロ見るのは失礼だしさ</p><p>ああ、そういうこともあるのね</p><p>それにあのさ男のチンコは、普段は小さいままなんだよ</p><p>知っているわよ本で読んだわ性的な興奮をすることで海綿体に血液が集まって勃起という現象が得きるのでしょ</p><p>だから男しかいない場所で、性的に興奮しているやつとかいたらヤバイだろ</p><p>あら成人男性の半数は、ホモ・セクシャルなのではないの</p><p>ホモ・セクシャルな方が、他の男性の性器を見たら性的な興奮をなさるんじゃなくって</p><p>学校の男トイレとかで小便してる時に、後ろに立ってる野郎がオレのチンコをガン見しながら、ギンギン勃起させてたら</p><p>嫌だな</p><p>ものすごーく嫌だ</p><p>あの、桃子姉ちゃんどこから、そういう情報を得たのか判らないけれどさ</p><p>だって、フィクションの世界では男子学生の多くはホモ・セクシャルだということになっているわよねえ、セバスティアヌス</p><p>フィクションの世界って</p><p>誰だ、桃子姉ちゃんにボーイズ・ラブを読ませたのは</p><p>しかしあれは、フィクションの世界の物語でございますから</p><p>お前かセバスティアヌス</p><p>ええ、もちろん判っているわフィクションの世界では、男子学生のほぼ１００パーセントがホモ・セクシャルであるかのように描かれていますけれど現実はそうではないことは判っていますおそらく、５０パーセントぐらいの割合なのでしょ</p><p>うちの学校の女生徒の約半数に、同性愛嗜好があることからも推察できるわ</p><p>みすず、そうなのか</p><p>女子校ですから、そういう傾向が強いことは事実ですが本当に同性愛に踏み込んでいる生徒は、１割ぐらいだと思いますわ</p><p>１割はいるんだ</p><p>っていうか、みすずも美智も元々はそっちだったっけ</p><p>男子生徒もそうなのでしょ本当に同性愛での性行為を行っている生徒は、１割程度でしょうけれど男性器に興味を持つ、同性愛嗜好者は５割はいるはずよ</p><p>桃子姉ちゃんは、そう決めつける</p><p>いや、あのそうではないと思う</p><p>いや、思いたいよオレは</p><p>いっそのこと、色んな形の男性器を並べて、その違いを比較してみたいわきっと面白いと思うのよ</p><p>桃子姉ちゃんは、そんなことまで言い出す</p><p>みすずも、見てみたいでしょあなただって、公ちゃん以外の男性の性器にも興味があるんじゃない</p><p>笑って、そう言うが</p><p>いえわたくしは旦那様以外の男性には興味がございませんわ</p><p>みすずも笑顔で、そう言い返す</p><p>あらなぜ</p><p>桃子姉ちゃんは</p><p>だって、公ちゃんは色んな女の子とセックスして楽しんでいるんでしょそれならみすずだって、色んな男性の性器を試してみたいとは思わないの</p><p>わたくしのお父様たちもそうだけれど男の方たちばかり、家の外で遊んでいらっしゃるのはズルいわよそうでしょ</p><p>具体的なセックスの実態は、知らないが</p><p>男が家の外で、他の女と浮気して性を楽しんでいるということは理解している</p><p>あたしたちの旦那様は遊んではいませんからいつも本気でセックスなさっていますわ</p><p>みすずは、真顔でそう返す</p><p>旦那様の本気のセックスを体験すれば他の男性とセックスしたいなどと思うことはありませんわ有り得ませんこんな素晴らしい方、他にはいらっしゃいませんしもし、他の男性とあたしが遊んだりしたら、あたしは二度と旦那様に愛していただけなくなります</p><p>あら、公ちゃんて、そんなに心が狭いの自分は他の子とセックスしてもみすずたちには、許さないの</p><p>いいえ、旦那様でなく旦那様の家族、旦那様の他の女お姉様たちや妹たちが、決してあたしを許さないでしょう</p><p>あたしももし、姉や妹が旦那様を裏切るようなことをしたら決して許しませんから</p><p>ふーんよく判らないわねぇ</p><p>わたくしたちは、お兄様と性的な関係だけで繋がっているわけではありませんからわたくしたちは、お兄様を要として信頼し合った家族を形成していますお兄様とのセックスは、とても楽しいですけれどそれだけが、わたくしたちの集団の全てではございませんわ</p><p>見かねて瑠璃子も、そう言った</p><p>ええ、公ちゃんを中心に才能ある人材が集まっているということは知っているわ例の巫女ちゃんの他にも、戦闘能力の有る子も集めているんでしょアーデルハイトちゃんは、どうなったの</p><p>ハイジも黒森様に取られてしまいましたわ</p><p>鳥居さんが、桃子姉ちゃんに言う</p><p>鞍馬家の警護役の２人もよねホント、昨日のパーティで光っていた人材は、ことごとく回収してしまったわね公ちゃん</p><p>こんなに人材を集めて公ちゃんは、何をするつもりなの</p><p>香月家のみすずと瑠璃子に、鞍馬家のありすさん水島可憐さんもよね香月美子さんはどうやら、まだみたいだけれどとりあえず、名家のお嬢様だけでも４人警護役が、みすずの美智さんに、昨日の外人の子、鞍馬家の２人、アーデルハイトちゃんさらに、不思議な力を持った巫女ちゃんたちでしょ</p><p>桃子姉ちゃんは、笑って羅列していく</p><p>香月家の後ろ盾があって、香月セキュリティ・サービスという力も自由に使って良いことになったのよね</p><p>この人は、オレがジッちゃんから香月セキュリティ・サービスの株式を譲り受けることになったという話も知っている</p><p>いや、ジッちゃんは桃子姉ちゃんにも聞かせるつもりで、話していたんだ</p><p>さらに、元々の裏の世界に強い黒森家の力もあるわ高級娼館の黒森家なら、香月家以外にも政財界の大物とコンタクトできるでしょうし例のキョーコ・メッサーとも繋がりがあるのよね</p><p>桃子姉ちゃんは、眼を爛々とさせて言う</p><p>わたくしが、公ちゃんだったらかなり、思い切ったことを始めるわよみすずたちを使えば、表の世界の人たちに食い込めるし裏の世界だって、香月セキュリティ・サービスと黒森家が組めばどうにでもできるでしょ公ちゃんに敵対する人は、巫女ちゃんたちを使って排除すればいいんだし１０年後を見据えて、今から行動を起こせば、トンデモないことになるわよ</p><p>公ちゃんには、今、どんなプランがあるの一応、聞いておきたいのよ面白そうなら、手伝ってあげてもいいわよ</p><p>そうですわねわたくしも知りたいですわ昨日、今日と黒森様の周りにいらっしゃる方々の怖さと凄味を体験致しましたから黒森様が、あの方たちを使って何を目指していらっしゃるのかわたくしも知りたいですわ</p><p>鳥居さんもそう言う</p><p>オレはオレ自身は、計画とか何も無いよ</p><p>克子姉がパン屋をやるから、オレは手伝う今、決まっているのはそれぐらいだな</p><p>パン屋</p><p>驚く桃子姉ちゃん</p><p>そうだよ、パン屋えっと一応、ビルを１つ買って、渚の花屋と隣通し営業するっていう話になっているけれど詳しいことは、オレはタッチしていないだって、判らないもの</p><p>高校生のオレに立地の良さとか、土地の値段とか判るはずがない</p><p>それにオレは、オレの女たちを使うつもりはないよむしろ、オレがみんなのために何をできるかを考えている</p><p>良く判らないわだって、公ちゃんが集団の要になっているんでしょ</p><p>そう言う桃子姉ちゃんにみすずが</p><p>はい要でございますだから泰然としていて下さらないと困るんです</p><p>この集団をより良く継続させていくことはわたくしたち、１人１人が考えて行動していくことですから</p><p>要の旦那様が、コセコセなさる必要は無いんです</p><p>お兄様は、こうしてドッシリと構えて下さっているからわたくしたちは安心していられるのですわ</p><p>瑠璃子と共にそう答えた</p><p>でも、これだけの力があれば自分の思い通りにしてみようとは思わないの今の公ちゃんは、何だってできるのよ</p><p>何だってできるわけじゃないしオレの思い通りにはならないさだって、オレはみんなと暮らしているんだから誰かと一緒に暮らすっていうことは、何でもかんでも自分の思い通りにはならないってことだよやりたいことをする前にやらなくちゃいけないことがあるし１日はどうしたって、２４時間しかないんだからさ</p><p>そんな奴隷根性でいいのかしら</p><p>違うよやらなくちゃいけないことを確実にするっていうのは自分ではない他の人に対する責任を果たすっていうことだやりたいことだけするなんていう方が、よっぽど子供だよ</p><p>例えばオレは、これから鳥居さんとセックスするらしいけれど本当にするの</p><p>わたくしは体験してみたいと申し上げたはずですわ</p><p>ムッとして、鳥居さんは言う</p><p>黒森様ならわたくしとセックスしたことは、外にはお話にならないでしょ黒森様も、みすず様たちも</p><p>ええ、絶対に口外はしないわ</p><p>みすずが、約束する</p><p>そういうことに関しては、信頼のできる方たちだと理解しておりますわこの２日間で、よく判りましたからその上妊娠の心配も無いということですから</p><p>だったら、まり子は体験してみたいと思うわよね誰にも知られず、その後の問題も何も無いんですから</p><p>逆に鳥居さんも旦那様としたことを吹聴なさっては困りますよもし、そんなことをなさった場合は</p><p>判っておりますわわたくしも香月セキュリティ・サービスや、例の巫女に処断されるのは怖いですから黙っています</p><p>鳥居さんは、巫女の力の怖ろしさも間近で見ている</p><p>で、それが何なの公ちゃんあなただって、まり子のような可愛い娘とセックスできるのは嬉しいでしょ</p><p>まさかまり子を抱くことを、あなたはやらなければならないこと自分の意志に反して、嫌々させられることだと考えているわけじゃないわよね</p><p>もちろん、そうは言わないよオレだって鳥居さんは綺麗だと思うそりゃ、セックスしてみたいよそれも初めてなんだから誰もまだ到達したことのない場所に入り込んで、最初の精液を注ぎ込みたいと思うよでも</p><p>鳥居さんに、良いセックスをなるべく良い初体験をさせてあげたいと思ったら、それだけじゃあダメなんだオレが楽しんでやろうみたいな気分でいたら、鳥居さんが苦しむだけのセックスになる</p><p>この人はスレンダーな肉体をしている</p><p>均整の取れた身体だけどイーディみたいに鍛えているわけではない</p><p>ふんわりと柔らかそうな肉体だ</p><p>鳥居さんのためにオレには、やらなきゃいけないことがあるんだセックスの時に鳥居さんの身体をよく観察して初めてだから、よく濡らさないといけないしリラックスするように、身体を解さないといけないもしかしたら、一回ぐらいイカせた後の方が良いのかもしれないしとにかく、オレの思い通りにはならない</p><p>旦那様は、こういう方ですから</p><p>まり子さんは幸運ですわお兄様の様な方が初めてで!</p><p>瑠璃子だって、そうだったじゃないか</p><p>はいですから瑠璃子はずーっと幸福ですわ</p><p>みすずも、幸福ですこの幸福を逃したくはありませんから一生、旦那様としかセックス致しませんわ</p><p>桃子姉ちゃんたちはよく判らないという顔をしている</p><p>テーブルの隅に座っている美子さんも</p><p>今、何となく判ったことなんだけれどさ桃子姉ちゃんも鳥居さんも、オレのことを男の娼婦みたいに思っているんだよな多分、黒森家が娼館だからなんだと思うけれど</p><p>つまりオレは、男の娼婦だからオレに任せたら、何の気がねもなく、楽しくセックスを体験させてもらえるはずだって思っているんだろそういうことをするロボットみたいに思っていないかただ次々と、女の子とセックスするだけの</p><p>だ、だって黒森様は、実際、昨日から何人もの女の子とセックスなさっていたわ初めての子だって、鞍馬様たちの方にもたくさんいましたわ</p><p>でも、オレは仕事でやっているんじゃないよオレは女なら、誰とでもセックスするわけじゃないいや、昨日からオレは、ずっと試されていたんだ</p><p>ミナホ姉さんやジッちゃんに</p><p>何度もそれがお前の仕事なんだから、その子を犯せって言われたけれど結局オレは、自分が本当に抱きたい女を抱いただけだ抱きたくない子は抱かなかったっていうよりできないよ好きでもない子とはさ</p><p>天童乙女や、徳大寺さんたちとはオレはしていない</p><p>オレはセックス・ロボットじゃないし、男の娼婦でもないオレはただの高校生でただの人間なんだだからさ、名家のお嬢様たちが性欲が溜まってて、それを解放したくてたまらなくなっているっていうことは判っているけれど</p><p>オレは、天井を見上げる</p><p>そして、オレの話を聞いているであろうミナホ姉さんとジッちゃんに言う</p><p>秘密裏に、お嬢様たちにセックス体験させるための男の娼婦にはならないよオレは人間だオレには心があるオレだって、オレの感情で生きているんだ</p><p>桃子姉ちゃんの突然の闖入で判った</p><p>鳥居さんのオレとの初体験を見せることで</p><p>ジッちゃんは、桃子姉ちゃんもオレとセックスさせようとしている</p><p>だけど、そこには</p><p>鳥居さんや桃子姉ちゃんの中にはセックスに対する興味しかない</p><p>ブッチャケ、オレじゃなくてもいいんだ</p><p>みすずのパートナーとして、背景がしっかりしていて</p><p>セックスしたことを絶対に誰にも言わなくて</p><p>絶対に妊娠しない</p><p>そういう条件が、たまたま重なっただけだ</p><p>鳥居まり子さん</p><p>オレは、この２日間一緒に居て鳥居さんに、友情を感じている間違いなく、オレと鳥居さんは一緒に苦難を乗り越えた仲間なんだ鳥居さんの性格の全部が好きとは言えないけれどでも、嫌いじゃないそれは本当だよ</p><p>鳥居さんは、困惑している</p><p>鳥居さんがオレのことを、香月家の子分みたいな低い身分の人間だと思っていることは判っているけれど、それでもオレは、鳥居さんに友情を感じているだから</p><p>たった１回、鳥居まり子さんとセックスすることが許されるのならオレは友人であるあなたのために、精一杯のセックスを贈りたい絶対に素敵な思い出になるように頑張るよそれは約束する</p><p>そうわ、判ったわよ</p><p>だからそのことだけは、判っていて欲しい鳥居さんがオレのことをどう思っていようとオレは、鳥居まり子さんを友達だって思っているってことを</p><p>その時マナが部屋に入って来た</p><p>お部屋の準備ができたよっ</p><p>お部屋鳥居さんが、処女を失う部屋が</p><p>我が家では、この夏はずっとネズミとの戦いだったわけですが</p><p>６匹捕らえてなお、まだ大物が１匹捕まりません</p><p>目撃情報は日々あるのですが賢いんですよねうーむ</p><p>よく、人気の無い倉庫とか事務所に人の気配がしたとか、物音がしたとか</p><p>オバケじゃないかと言う人がいますが</p><p>ネズミです</p><p>ホント、そのことが良く判った夏でした</p><p>1037．VS鳥居まり子処女喪失決戦　／　前哨戦</p><p>それじゃあ、先に帰っているわよ明日のパンのことは、あたしたちに任せてあなたは、眼の前のことを片付けることだけに集中しなさい</p><p>新しい子たちのことも、あたしたちがちゃんと面倒を見るからお部屋の割り振りなんかも、きちんとしておくから安心して</p><p>とりあえず、克子姉と渚の２人だけで他の子たちを連れて、先に帰宅することをオレに伝えてくれた</p><p>アニエスや双子たちが、直接オレに話しに来るかと思ったけれどここに桃子姉ちゃんが居るから避けたんだろう他の子たちの気持ちを考えて</p><p>ありすは、名家のお嬢様でなくなったから今日はもう、桃子姉ちゃんに会いたくないだろうし</p><p>ありすの気持ちを慮って、ミタマとキヌカも顔を出さない</p><p>鷹倉姉妹たちは、桃子姉ちゃんに近付くのは禁止になっているし</p><p>だから、大人の克子姉と渚だけがやって来た</p><p>うん頼むよみんなのこと</p><p>オレがそう言うと２人は</p><p>では、失礼致しますわ</p><p>礼儀正しく、歌晏桃子姉ちゃんに一礼して部屋から立ち去る</p><p>はいはい、さようなら</p><p>桃子姉ちゃんは、軽く言った</p><p>さすがね黒森家の関係者は、ちゃんと退場させるんだから</p><p>克子姉たちが消えたドアの方を向いて桃子姉ちゃんは言う</p><p>プロフェッショナルのセックス・スキルのある人たちが身近に居ると、わたくしやまり子が落ち着けないもの</p><p>巫女ちゃんたちの不思議な力も怖いけれどプロの娼婦のテクニックでメロメロにされちゃうのも怖いわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、オレを見てニヤッと微笑む</p><p>わざわざ、ここに克子姉と渚を来させたのはミナホ姉さんだ</p><p>２人が帰宅することを告げて鳥居さんの処女喪失には、黒森家は関知しないことをアピールしている</p><p>公ちゃんは、昨日今日と大変だったからちょっと、お疲れでしょだから、前座っていうかまり子の準備をするためとか理由を付けて、あの人たちが介入して来るのは困るものね</p><p>鳥居さんをよく濡らすために渚や克子姉がレズ・プレイしたりして</p><p>それで絶妙のテクニックでメロメロにされたりしたら</p><p>まり子は、セックスを経験してみたいのであってお姉さんに好き放題されるのは嫌でしょ</p><p>桃子姉ちゃんが、鳥居さんにそう言う</p><p>それはそうですわね確かに、黒森家の娼婦に肉体を蹂躙されるのは嫌ですわ</p><p>鳥居さんも、そう言う</p><p>２人とも、もう引退しているよ娼婦じゃない</p><p>同じですわ現役当時に身に付けたスキルは、そのままなんでしょうから</p><p>鳥居さんは、オレに言う</p><p>じゃあ、オレは何なんだよオレだって、黒森の人間だよ</p><p>ムッとして、オレはそう言うが</p><p>公ちゃんはいいのよだって、あなた黒森家の子になって、まだ半年も経っていないじゃない</p><p>桃子姉ちゃんはオレの正体を知っている</p><p>半年前は、公ちゃんはまだ童貞さんだったのよね</p><p>フフフと桃子姉ちゃんは、笑う</p><p>黒森家の娼館は、去年の秋から閉鎖していたんだから公ちゃんは、まだ娼館のビジネスには関わっていないんでしょだから、今のお二人とはセックスしてきているんでしょうけれど娼婦のテクニックを持っている人を相手にしたのは、あの人だけでしょたかが、半年わたくしたちが、恐れるほどの力は無いはずよ</p><p>でも、桃子姉ちゃんはセックスの実態を知らない</p><p>黒い森のことも、オレのことも細部までは、理解していない</p><p>あの、桃子お姉様でも、黒森様はそのホント、凄いんですわよ</p><p>オレのセックスを何度も見て来ている鳥居さんが言う</p><p>それは、まり子がセックス初心者だから、そう感じているだけよ人間がどんなに頑張っても、半年で身に付けられる能力には限界があるわわたくしは子供の頃からテニスを嗜んでいるから、よく判るわどんなに才能が溢れている子でも、最初の半年は初心者よ完全にはならないわ</p><p>自信たっぷりに、そう言う</p><p>だから、いいのよ今の公ちゃんがいいのまり子の体験の相手にはねもう半年後だったら、絶対にさせないわ公ちゃんにまり子が翻弄されてメロメロになっちゃうかもしれないから</p><p>オレが鳥居さんをセックスで墜とすと思うんだ</p><p>やっぱり、オレを男の娼婦だと思っているんだな</p><p>ま、とにかくわたくしは見せていただくわ楽しみよ</p><p>そして自分の妹分の初体験を、見せ物として楽しんで鑑賞して良いと思っている</p><p>はーいそれでは皆さん参りましょう</p><p>マナが声を掛ける</p><p>ってマナ</p><p>マナ、何でお前は残っているんだ</p><p>みんなと一緒に、黒森のお屋敷に帰らなくていいのか</p><p>何でってだって、誰かがお兄ちゃんに付いててあげないといけないでしょ</p><p>今居る、プライベート・エリアは香月さんの命令が無い限りは、香月家のメイドさんたちは立ち入りできないんだから誰か残らないと、お茶も飲めなくなるよ</p><p>それはわたくしが</p><p>瑠璃子が、口を開くが</p><p>ダメダメルリお姉ちゃんは、ここのお屋敷の人なんだから、ドッシリしててくれないとさっきも、お客様へのお茶を自分で入れちゃってさあんなの、マナたちに言ってくれれば良かったんだよ</p><p>でも、あのわたくしも、マナちゃんと同じお兄様のセックス奴隷でございますし</p><p>そう言う瑠璃子に、マナは</p><p>それがダメなんだよ内のことと外のことを一緒にしちゃダメだよあたしたちの家族の中では、ルリお姉ちゃんもマナも同じ立場だけれど外の人に対する時は、そうじゃないでしょちゃんと、香月家のお嬢様をやってて下さいでないと、歌晏様にナメられちゃうよ</p><p>なるほど白坂舞夏さんだった人だからこそ、言えることよね</p><p>桃子姉ちゃんが笑う</p><p>マナは名家・白坂家の一族の生まれだ</p><p>本家ではないけれどパーティなんかにも、顔を出していた</p><p>だから香月家と歌晏家の力関係を知っている</p><p>だから、写真記録係もルリお姉ちゃんにはさせないからね寧お姉ちゃんに頼んでおいたからっ</p><p>寧に</p><p>マナも寧お姉ちゃんも、お兄ちゃんが初めてだしお兄ちゃんとしかセックスしたことはありません娼婦じゃないですからだから、いいですよね</p><p>マナが、桃子姉ちゃんに言う</p><p>あらそうまあ、いいわあなたも、可愛いし</p><p>桃子姉ちゃんは、マナの顔を見て</p><p>あなた、昔と全然違うわねもちろん、面影はあるけれど綺麗になっているわ</p><p>あれ、知らないんですかお兄ちゃんとのセックスには、美容効果もあるんですよ</p><p>ムフッと、桃子姉ちゃんに笑い返す</p><p>ほらよく、セックスで綺麗になるって言うじゃないですかでも、お兄ちゃんの場合は美容効果が数千倍ですからエッチしただけ、綺麗になるんですマナだけじゃないですよ歌晏様は、毎日学校で姿を見ているから、そんなに判らないんでしょうけれどみすずお姉ちゃんやルリお姉ちゃんだって、どんどん綺麗になっています</p><p>桃子姉ちゃんは、みすずたちを見る</p><p>それで、美子さんはまだ処女ですから、前より綺麗になってません</p><p>マナの言葉に、美子さんはうつむく</p><p>まあ、ゴタクはいいです皆さん、行きましょう</p><p>そう言うマナに、みすずが</p><p>マナちゃん、それでどちらのお部屋に</p><p>鳥居さんが処女喪失する部屋は</p><p>鏡の間です</p><p>あああそこね</p><p>納得するみすず</p><p>はい香月さんが、そこを使うようにと</p><p>みすず、鏡の間ってどんな部屋</p><p>まあ、鏡の間って言うんだから鏡があるんだろうけれど</p><p>お祖父様がお若い頃に愛人をお抱きになられる時に使われていたお部屋ですわ</p><p>つまり、ジッちゃんのセックス部屋</p><p>あら、凄いわねまり子、あなたのために香月様の専用寝室を使わせて下さるようよ</p><p>えっと、あのよろしいんでしょうか、わたくし</p><p>いいんじゃない一生に一度のことなんだから喜んで使わせていただきましょうね</p><p>マナを先頭に瑠璃子、桃子姉ちゃん、鳥居さん、山田梅子（セバスティアヌス）さん、美子さん、みすず、オレで部屋に向かう</p><p>どうもジッちゃんの特別室は、２階にあるようだ</p><p>歩きながら、廊下の窓の外を見る</p><p>すっかり真っ暗だ</p><p>香月家本家邸宅の広大な庭にはあちこちに街灯が灯っている</p><p>マナちゃん、流石ですわね</p><p>みすずが、そっとオレの耳に囁く</p><p>やっぱり、一度は地獄を見た子の方が肝が据わっていますわ</p><p>マナは母親と祖父に見捨てられ、父親の死を乗り越えてきている</p><p>同じ名家の娘ですからあたしやルリたんだと、桃子お姉様のペースに引っ張られてしまいますから</p><p>名家の令嬢というものを一応知っていてそれに負けないだけの精神力があるマナが残ったいや、残されている</p><p>多分、これもミナホ姉さんの指示だ</p><p>それと美智もこの屋敷に残っているはずですわあの子が、あたしに挨拶をせずに出発するわけがありませんし</p><p>美智は、みすずの護衛だ主人を無視して、屋敷を出るはずがない</p><p>桃子お姉様と護衛役の方を刺激しないように姿を隠しているだけだと思います</p><p>ああ２人とも、昨日のパーティで美智の気の技を見ている</p><p>鷹倉姉妹と違って、美智は正式な護衛役だから幾ら桃子姉ちゃんでも、美智を自分の前に連れて来るなとは言えない</p><p>自分も護衛の山田梅子さんを連れて来ている以上、そんなことを言うのは香月家の令嬢に礼を失することになってしまう</p><p>だから、美智の方から席を外している</p><p>今、オレたちの周囲に戦闘能力の有る人は、山田梅子さんしかいない</p><p>これなら、桃子姉ちゃんも山田梅子さんも過度の警戒はしない</p><p>心が緩むはずだ</p><p>多分、イーディも残っているな</p><p>帰宅の車列には香月セキュリティ・サービスに警護を頼んで</p><p>ハイジは、アカデミー出身だからちゃんと警戒ができるはずだ</p><p>戦闘要員なら、ミタマとキヌカがいる</p><p>巫女の力を使える子たちもいる</p><p>心配はいらない</p><p>寧に、美智に、イーディが残っていてくれていると考えただけで</p><p>オレは、心が軽くなった</p><p>うん、大丈夫だきっと何とかなる</p><p>ミナホ姉さんだって、まだこの屋敷に残っているはずだし</p><p>はーい、ここでーす</p><p>ある部屋の前でマナが立ち止まった</p><p>ああ、さすが特別室</p><p>ドアまで豪華だしかも大きい</p><p>飴色に輝く木製のドアは、まるで巨大なビスケットのような装飾が施されていた</p><p>開けますよー</p><p>マナが、ガチャリとドアを開く</p><p>まあ、綺麗ね</p><p>暗い部屋の中には何十本もの蝋燭が灯されていた</p><p>それが、壁一面の鏡に反射してまるで、星の海の中にいるようだ</p><p>天井も壁も床も鏡張りの部屋なんて、下品なだけかと思ったけれど</p><p>ジッちゃんのこの鏡の間は美しく細工された金のフレームに鏡が填め込まれていて</p><p>まるで黄金の鳥籠の中に要るようだった</p><p>部屋の広さは２０畳くらいか</p><p>中央にベッド</p><p>それ以外はたくさんの燭台しかない</p><p>様々な高さの燭台に灯された炎が揺らめいて無限の宇宙を作り出している</p><p>お待ちしていましたのっ</p><p>ベッドの上には、白く透けたネグリジェだけを身につけたアニエスがペタリと座り込んでいた</p><p>下着は付けていない</p><p>蝋燭の炎が、薄い布地の下のピンクの乳首を透かしている</p><p>何でこのベッドの上に、アニエスが</p><p>そんなの、ヨッちゃんの手伝いに決まってるでしょ</p><p>見ると壁際に、寧がいる</p><p>ああ、燭台の間に何台か三脚に乗せられたビデオカメラがある</p><p>それが、固定カメラで</p><p>寧は、ハンディカメラの支度をしていた</p><p>寧も、なぜかアニエスと同じ、薄物１枚の格好をしている</p><p>そうですの、アニエスはパパのお手伝いのために残りましたのっ</p><p>アニエスは、元気にガッツポーズをする</p><p>わたしはアニエスですのっ年齢は１２歳初めての相手はパパですのっそれで、これからもずっとパパですのっ</p><p>いきなり、桃子姉ちゃんたちにそんなことを言い出す</p><p>あのどういうことなの</p><p>桃子姉ちゃんは、一番年上の寧に尋ねた</p><p>え判んないのヨッちゃんはさこの２日間、いっぱいセックスしてお疲れだろうからさ</p><p>まり子の準備係とかなら必要ないわよ</p><p>ピシャリと言う桃子姉ちゃんを見て、寧はクスクスと笑い出す</p><p>何でさっそんなことはしないよっねえ、アニエスちゃん</p><p>アニエスちゃんには、ヨッちゃんのオチンチンのメンテナンスのために残ってもらったんだよっ</p><p>オレのチンコの</p><p>そうだよっ鳥居さんと裸になっても、ヨッちゃんのオチンチンが勃たなかったら困るでしょ</p><p>だから、アニエスですのっ頑張りますですのっ</p><p>そういうわけでうちで一番、綺麗で可愛い子を用意したんだよっ</p><p>あら、そうよく判らないけれどまあいいわでも</p><p>その子が、公ちゃんを奮い立たせる係だとしてどうして、あなたまでそんな格好をしているのかしら</p><p>そうだ何で記録係の寧まで、裸身透け透けなんだ</p><p>えー判んないえーとぼくの妻はシャルロット・ゲンズブールって映画観たことないっ</p><p>いや、この映画は本当に、シャルロット・ゲンズブールの旦那さんが監督・主演でさ映画スターの妻と結婚してしまった男の悩みを描いているんだけれど映画の中で、シャルロット・ゲンズブールがベッドシーンの撮影をすることになってでも、シャルロットは裸になるのが嫌なんだよだからさ、自分だけ裸を見せるのは不公平だどうしても、そのシーンを撮影したいのならスタッフ全員も裸になれって言うわけそう言ったら、撮影がキャンセルされると思ってところがそこまで言うんならって、本当に撮影スタッフも全員裸になったから</p><p>それが何だって言うの</p><p>桃子姉ちゃんは寧の言葉を遮る</p><p>あのさー、あなたには判らないかもしれないけれど人に自分の裸やセックスを見せるということは、とても恥ずかしいことなんだよっ</p><p>まり子は、承諾してくれたわ</p><p>そっちの子のことは知らないよあたしが言っているのは、ヨッちゃんのことだよっ</p><p>ヨッちゃんが恥ずかしい思いをしなくちゃいけないんならあたしたちだって、一緒に裸になるよっ</p><p>振り向くとマナがすでに服を脱いでいた</p><p>ていうかメイド姿の下に、最初から下着を付けていなかった</p><p>手には、静止画撮影用のデジカメを持っている</p><p>あたしも、ちょっと暑いからこれも脱いじゃおうっと</p><p>寧も、最後の１枚の薄物を脱ぐ</p><p>部屋の中央のベッドの上に、１２歳のアニエス</p><p>その右側に１８歳の裸身の寧</p><p>左に１４歳の裸のマナ</p><p>蝋燭の炎の宇宙の中でまるで三美神の絵の様だ</p><p>あ、見学の人はそっちの椅子に座って下さーいっそんでヨッちゃんの対戦相手の選手の方は、ベッドのそっちが赤コーナーなんでそこにある丸椅子に座っててねっ</p><p>寧が指し示すそこにはボクシングのコーナーに置かれているような、安っぽいパイプ椅子があった</p><p>一方、桃子姉ちゃんたち用の席は布張りの豪奢なアンティーク風の椅子だった</p><p>瑠璃子が、寧に話し掛けるが</p><p>ダメだよーんミィちゃんやルリちゃんは、脱いじゃダメ２人は、お客様を連れて来たんだからそういうことをしちゃダメなんだよ</p><p>そうですわねルリたん、寧お姉様のおっしゃる通りよ桃子お姉様、どうぞこちらへお座り下さい美子お姉様もどうぞ</p><p>みすずが椅子を勧める</p><p>ま、まあいいわ何が始まるのか、よく判らないけれど</p><p>桃子姉ちゃんは、プリプリしながら椅子に座る</p><p>山田梅子さんは、その後ろに侍る</p><p>美子お姉様</p><p>改めて、瑠璃子にも声を掛けられ</p><p>美子さんも、椅子に座る</p><p>まり子さんは、そちらだそうですよ</p><p>え、ええ</p><p>みすずに促されて鳥居さんは、ベッドサイドの椅子に座った</p><p>裸の三美神に着衣の少女が加わった</p><p>やられたわね</p><p>桃子姉ちゃんが、思わず呟いた理由がオレにも判った</p><p>寧はとにかく美しい信じられないくらいの美貌と、素晴らしいプロポーションをしている</p><p>アニエスもこの金髪のハーフ美少女は、天使の様に美しく、可愛らしい</p><p>そしてマナ</p><p>お前、この半年の間にここまで美しくなっていたのか</p><p>長い手足と高い腰スレンダーだけれど、痩せすぎてはいない</p><p>そして、元から可愛らしかった顔には麗しさも足されていた</p><p>ただ裸でカメラを準備しているだけなのに物腰が、優雅で上品だ</p><p>立ち振る舞いが綺麗だ</p><p>だから、磨かれている肉体がさらに美しく見える</p><p>この蝋燭だけの明かりはマナの美をさらに強調していた</p><p>いや、寧やアニエスも</p><p>言葉遣いが乱暴でもその肉体は、実に優雅だ</p><p>これはつまり黒森家の教育によるもの</p><p>まり子がすっかり、呑まれてしまっているわ</p><p>鳥居さんだって、なかなか美人だしプロポーションも悪くない</p><p>しかし、この裸体の三美神の前にはかすんでしまう</p><p>これも、ミナホ姉さんマジックか</p><p>家柄を誇る桃子姉ちゃんに対してミナホ姉さんは、美しさで圧倒できる相手を３人派遣して来た</p><p>しかもみんな、学生で</p><p>桃子姉ちゃんは、鳥居さんを自分の手駒だと思っているから</p><p>自分の鳥居さんが、美しさで圧倒されるのは口惜しいだろう</p><p>桃子姉ちゃんが負けを感じる相手をミナホ姉さんは、選抜したんだ</p><p>これが克子姉や渚なら桃子姉ちゃんは、自分とは別の世界の人だって思っているから</p><p>どんなに美しさを誇っても桃子姉ちゃんの心には触れないだろうけど</p><p>ま、いいわわたくしは、見学者ですからここから、あなたたちがどうするのか、精々楽しませていただくわ</p><p>それでも、桃子姉ちゃんは余裕を崩さない</p><p>まあ、これから処女喪失するのは鳥居さんだからな</p><p>桃子姉ちゃん自身が、負けたわけじゃない</p><p>でも、桃子姉ちゃんの心を挫くことには成功したといえるだろう</p><p>さあ、パパ来て下さいの</p><p>ベッドの上から、アニエスがオレを呼ぶ</p><p>Ｆ１は、取りあえず小林選手が鈴鹿に出場できることになって一安心</p><p>でも、あの車にあのチームじゃまともに走らせてもらえないかもしれませんが</p><p>今年は結果を見るだけで、全然レースを観ていません</p><p>車の形は醜く、エンジンはメルセデス１強ですから</p><p>ルールを悪い方にイジクリすぎです</p><p>最終戦だけ、ポイント２倍とか</p><p>来年はホンダが復活しますが、どうなることやら</p><p>1038．VS鳥居まり子・処女喪失決戦　／　豪華な前座戦</p><p>はーい、パパ脱ぎ脱ぎですのっアニエスが脱がせてあげますのっ</p><p>壁際に並べられた椅子から、歌晏桃子姉ちゃん、山田梅子（セバスティアヌス）さん、みすず、瑠璃子、美子さん</p><p>そして、ベッド脇のパイプ椅子に鳥居さん</p><p>ベッドの左右から、カメラを構えた寧とマナ</p><p>たくさんの人たちに見られながらアニエスが、オレの服を脱がせてくれる</p><p>うんしょっ、うんしょっ</p><p>シャツのボタンを外し、背中側から脱がしてくれる</p><p>アニエスちゃん、ヨッちゃんの奥さんみたいだよっ</p><p>奥さんじゃないですのっアニエスは、ずーっとパパの娘ですのっ</p><p>ニコニコしながら、そう答えた</p><p>そうですのねー、パパっ</p><p>娘なのにオレのチンコのメンテナンスをしてくれるのか</p><p>ほらほら、そんな暗い顔しちゃダメですのっパパにはアニエスが付いているんでいから</p><p>アニエスは、オレの裸の背中に頬擦りする</p><p>もうちょっとですから頑張りましょうですの</p><p>アニエスもルナも、他の子たちもみーんなパパが、ずっと一生懸命だったことは知っていますのお疲れなことも</p><p>アニエスは、前に廻り込んでオレに微笑む</p><p>でも、大丈夫アニエスがいますのルナたちだって、みんなパパ頑張ってって応援していますの</p><p>オレは独りじゃない</p><p>オレには家族が居る</p><p>そして、みんな今、自分が何をするべきか判って行動してくれている</p><p>桃子姉ちゃんに対しては、自分たちはここに残るべきではないと判断した克子姉と寧は、他の子を連れて黒森の屋敷に帰ってくれた</p><p>ミナホ姉さんや、美智やイーディはわざと姿を隠してくれている</p><p>そして、オレの直接のフォローにはアニエスと寧とマナが来てくれた</p><p>巫女の力や戦闘能力は無いけれど</p><p>大名家歌晏家のお嬢様の威厳に、まったく動じない３人</p><p>しかも、みんな揃って飛びきりに美しい</p><p>パパ大好きですのっアニエスも他の子も、みんなパパが大好きですのだからねっ</p><p>アニエスは、オレの身体に抱きつく</p><p>薄い透け透けの布地越しに、１２歳ハーフ美少女の弾む肌を感じる</p><p>何か良く判らないけれどまあ、いいわ面白そうだから</p><p>桃子姉ちゃんは、オレたちを眺めてそう言う</p><p>鳥居さんは、無言のままだ</p><p>はーい、パパ下も脱ぎ脱ぎしましょうねですのっ</p><p>アニエスがオレのベルトを緩めズボンを下ろす</p><p>パンツも脱ぎ脱ぎですのっ</p><p>アニエスの白くて長い指が、無造作にムンズっとオレのパンツを引き下ろす</p><p>桃子姉ちゃんは、やっぱり興味があるんだ</p><p>オレの股間を、ガン見している</p><p>だが、オレのペニスはまだ勃起していなかった</p><p>まあ、今日は何回も射精を繰り返しているし</p><p>パパ、ベッドに座って下さいですの</p><p>アニエスは笑顔で、自分の着ている薄物のネグリジェを脱ぎ捨て全裸になる</p><p>１２歳の金髪少女の裸は柔らかなラインが美しい</p><p>膨らみ始めている胸に、細く締まりつつあるウエストそして可愛いお尻</p><p>アニエスは、ベッドの縁に座ったオレに正面から抱きついて来る</p><p>ギュッとしてアニエスも、ギュッとしてあげますの</p><p>オレは小柄な肉体温かい裸身を抱き締める</p><p>よしよしパパ</p><p>アニエスは、オレの背に回した手で優しく背中を擦ってくれた</p><p>オレもアニエスの美しい乳白色の金髪を撫でてやる</p><p>うふふ、パパぁ</p><p>アニエスが、オレの鼻の頭にチュッとキスをする</p><p>それから、左右のほっぺたにも</p><p>おでこにも</p><p>オレもしてやるよ</p><p>オレも、アニエスの顔中に何度もキスしていく</p><p>オレたちは、抱き合ったままキスをした</p><p>アニエスの唇は、ぷっくりとして柔らかい</p><p>アニエスは恥ずかしそうに身をくねらせるとオレの口に舌を入れてくる</p><p>舌と舌の絡み合いを見物人たちに見せる</p><p>うん、パパお顔が和やかになりましたのやっぱり、パパはそうじゃないといけないです</p><p>もっともっと、チュッチュしましょうパパ</p><p>少し、状況に囚われていたのかもしれない</p><p>鳥居さんや、桃子姉ちゃんのことで</p><p>セックスは楽しくないと、つまらないですの</p><p>ニッと、アニエスが微笑む</p><p>しなければいけないセックスなんて苦しいだけだ</p><p>だから、娼婦はツライ</p><p>歌晏桃子姉ちゃんはオレを鳥居さんにセックス体験させるための男の娼婦ぐらいにしか思っていない</p><p>オレはそれに反発して怒りすら感じていた</p><p>だから、鳥居さんを抱くことで桃子姉ちゃんにも、セックスの凄さを教えてやろうとか考えていたけれど</p><p>そういうのはダメなんだな</p><p>オレも楽しむことができるセックスでないと負の感情だけでは、凄惨なだけの性行為になってしまう</p><p>はい、おっぱいですのパパ好きでしょう</p><p>アニエスが、オレに自分の胸を突き出す</p><p>オレはアニエスの胸に頬擦りして小さな桜色の乳首を口に含む</p><p>んぁぁん、気持ち良いですのっ</p><p>アニエスはセックスの時には、全てを解放する</p><p>大きな声で喘ぎ、大きな声で啼く</p><p>この子にとっては、セックスは日常生活であり感情表現だ</p><p>初体験以来、セックスを人に見られるのも普通のことだと思っている</p><p>羞恥はない</p><p>あんっ、どうしてパパに、ペロペロしてもらうと、こんなに気持ちいいんですのくはぁん、背中がゾクゾクしますのっ</p><p>オレの頭を抱えてそう言う</p><p>それにこうして、パパがアニエスをおっぱいをチューチューしているところを見ているのが好きですのパパ、可愛いあん、好きっ</p><p>まだ１２歳なのに母性愛も芽生えている</p><p>乳房を揉まれ、乳首を吸われることにたまらない快感を覚えているんだ</p><p>ああ、パパアニエス、おっぱいの先っぽがジンジンしますのっあっ</p><p>ああ、乳首が固くなっているよアニエス</p><p>舌触りが変わっている</p><p>尖った乳首の先っぽを、舌で転がすように舐める</p><p>ぅぅんっ、はぅぅ、パパぁぁあん、パパぁぁ</p><p>ベッドに座ったオレに正面から抱きついているアニエスが、自分の股間をオレの腹にグニグニと擦り付ける</p><p>ぬるっと温かい液を感じる</p><p>赤く上気した顔で、とろんと蕩けた眼でアニエスがオレに告げる</p><p>それなら、舐めてやろうか</p><p>ダーメですの今はパパのオチンチンのくはぁんアニエスが、パパにしてあげる時間なんですから</p><p>パパ、ベッドの上に寝て下さいの</p><p>アニエスが、おしゃぶりしてあげますのっ</p><p>ああ頼む</p><p>オレは、ゴロンとベッドに横たわった</p><p>オレのペニスは半勃ちぐらいまでには回復している</p><p>桃子姉ちゃんや鳥居さんの視線がオレのチンコに集まった</p><p>すぐにアニエスが元気にしてあげますの</p><p>アニエスは、当たり前のようにオレのペニスの根元を掴むと</p><p>まずは、チュッと亀頭にキスする</p><p>それから、舌を広くベロベロとまずは亀頭全体を舐め上げていく</p><p>生のフェラチオそれも１２歳のハーフ美少女の口唇奉仕を見るのは、桃子姉ちゃんは初めてだろう</p><p>つい、声を漏らす</p><p>んんっ、んんんっよいしょっ</p><p>アニエスだって、この半年で克子姉たちからフェラチオ・テクニックを伝授されている</p><p>克子姉の記憶を直接コピーペーストできる鷹倉姉妹たちほどではないけれど</p><p>いや、むしろアニエスはアニエスとして、自分なりに克子姉たちの技を咀嚼して自分のモノにしているから</p><p>プロのテクニックとは違った、アニエスらしいフェラチオ技術になっている</p><p>あ、これは本当にお疲れみたいですの</p><p>アニエスは、オレのペニスを頬擦りしながらそう言う</p><p>つるつるのほっぺたに亀頭が擦れて気持ちいい</p><p>こういう時はこうするといいんですの</p><p>アニエスは、ペニスを指でしごきながら</p><p>オレの玉袋の方に舌を這わす</p><p>睾丸を小さな舌で舐めて刺激する</p><p>オレの精液増産能力を高めるように</p><p>あんなところまで舐めるものなの</p><p>桃子姉ちゃんが、後ろの山田梅子さんに尋ねるが</p><p>わ、わたくしはその寡聞にしてわ、判らないですわ</p><p>ああ、男装の華麗な警護役もやっぱり処女か</p><p>桃子姉ちゃんの専属だもんな同い年の１７歳だし</p><p>あたしは、いつも舐めて差し上げていますわ</p><p>さっきまで、桃子姉ちゃんにペースに押されていた２人が攻勢に出た</p><p>でも、舐めるなんて汚くないの</p><p>旦那様のお身体に、汚いところなんてありませんわ</p><p>それに、わたくしたちもお兄様に舐めていただきますし</p><p>香月家の娘たちは、桃子姉ちゃんに答える</p><p>いえ、女性の方が舐められたりするのは判るのよでも、あの女も、あんな風にしないといけないものなの</p><p>ああ、桃子姉ちゃんの頭にあったセックスは</p><p>女がマグロみたいにベッドに横たわって、男だけがアレコレと愛撫するイメージだったんだな</p><p>それが、オレの方が仰向けに寝転がってアニエスが奉仕しているから</p><p>しないといけないとかそういうルールはございませんわ</p><p>ええアニエスちゃんは自分から、旦那様にして差し上げたくてああしているのですから</p><p>みすずも、笑顔でアニエスを見る</p><p>あ固くなってきたですの</p><p>アニエスは、オレの勃起の硬度を確かめると</p><p>では、本格的にいきますのっ</p><p>パクッとオレの亀頭を口に含みちゅぱちゅぱと、唇を使ってシゴきあげていく</p><p>自分から頭を上下させて</p><p>その様子にも、桃子姉ちゃんは驚いている</p><p>パパぁアニエスのお口マンコ気持ちいいですの</p><p>アニエスが、亀頭の裏をチロチロと舐めながら微笑む</p><p>奥志摩湖</p><p>桃子姉ちゃんが、そんなことを呟くが</p><p>お口マンコですわ</p><p>瑠璃子が訂正する</p><p>おく</p><p>お口がマンコのようになっているという意味です</p><p>マンコ</p><p>マンコというのは、女性器の別称ですわ</p><p>どこの国の言葉なの</p><p>日本語ですわ</p><p>桃子姉ちゃんと瑠璃子の真面目な会話に、寧が噴き出す</p><p>ククク、ちょっとお下品な表現だから外で使っちゃダメだよ、２人とも</p><p>あ、申し訳ございません</p><p>瑠璃子が、慌てて謝る</p><p>うふふ、パパ大きくなったアニエスのお口、気持ち良い</p><p>アニエスは、力を増してきたオレのペニスを舐めながらそう言う</p><p>最近ねやっと、パパの気持ち良いところが判ってきましたの</p><p>でも、まだハッキリとは判らないですのというか、克子ちゃんのお話ですと、パパもどんどん身体が成長していくから、今気持ち良いところが、そのままずーっと気持ち良いわけではないんだそうですの気持ち良いところも変わっていくってだから、判ったつもりになっちゃダメなんだそうですの</p><p>オレの肉体の成長</p><p>アニエスは、そのお話がよく判りましたのだってセックスで、パパのオチンチンを入れてもらっても、前は入り口の近くの方が気持ち良かったですけれど、最近は奥の方が気持ち良いですビュクビュクしますの感じるところが変わってますの</p><p>アニエスは、笑顔でそう言う</p><p>だから、パパもきっと、変わっていくんだろうなって思いますの前よりもパパ、胸が厚くなったしどんどん素敵になってますの</p><p>オレもこの半年で</p><p>美智やイーディに、護身術の基礎を習っているし</p><p>ああオレの服も靴も、黒森家に来てから全て新しくなっているから</p><p>学生服さえ、色んなコトがあって汚れたりしているから買い換えた</p><p>だから、自分では良く判っていなかったけれど</p><p>オレの身体も成長しているのか</p><p>アニエスは、前は毎日パパとセックスしないとダメな子でしたそうでないと怖くて</p><p>半年前はそうだった</p><p>アニエスは、毎日、オレとのセックスを求めた</p><p>あの頃は、夜、眼が醒めた時に、自分のお股を触ってそこにパパの精液の匂いがしないと安心できませんでしたの時々、すっごい寂しい気持ちになってそうなったら、何もかもが怖くなってだから、パパにセックスしてもらわないと安心できませんでした</p><p>その頃は、まだ、そんなにセックスは気持ち良くなかったんですけれどパパと繋がってパパのオチンチンがアニエスのお腹の中にあって太くて、温かくてそれで、パパがアニエスのことを好きでいてくれて本当に気持ち良さそうにセックスしていてピピュッてアニエスのお腹の奥に射精する時の顔が可愛くてアニエスの上でハァハァしているパパを撫でてあげるのが好きでしたのそしたら寂しくなくなりますのだって、アニエスにはパパが居るんですもの</p><p>だから、アニエスはパパの精液の匂いが大好きですのそれからオチンチンの味も大好きずっと、ペロペロしていたい</p><p>今でも寂しい気持ちになったりするのか</p><p>時々はでも、平気ですのアニエスは、本当に匂いを嗅がなくてももう、パパの精液の匂いや、キスの味、オチンチンの味もアニエスの中に精液が拡がる感覚も、全部、いつでも思い出せますからだから、怖くないですそれに今は、パパが突然、アニエスを置いていなくなったりすることないって判っていますから</p><p>昔は、思っていた</p><p>オレに突然捨てられるんじやないかと恐れていた</p><p>だって、ほらみんながいますから特に、ルナたちが来てからよく判りましたアニエスだけじゃなくって、パパのことが大好きな子がたくさん集まって来てそれで、パパもアニエスたちがいないとダメですのだから、パパはいなくならないそう判っていますから</p><p>オレも家族の存在に助けられている</p><p>ルナたちや、それにお姉ちゃんたちもいますからアニエスばっかり、パパとセックスするのはズルいですのだって、みんな、パパのことを好きなんだからみんなで仲良くしないとダメなんですのアニエスたちは、家族なんですから</p><p>それに、本当にどうしても寂しい気持ちに耐えられなくなった時にはパパにまたセックスしてってお願いしますのパパは、アニエスがお願いしたらいつでも、どこでも、どんな時でも、きっとアニエスにセックスしてくれますのアニエスには、判っていますの</p><p>ああもちろんだ</p><p>アニエスの心を裏切るようなことはできない</p><p>はうんっパパ、好き好き大好きっ</p><p>アニエスは、子犬のようにオレに抱きついて来る</p><p>ねぇ、パパオチンチン、大きく固くなったですの</p><p>そして、アニエスのお股もトロトロですの</p><p>アニエスも濡れている</p><p>今、アニエスの中に射精するのはダメってことは判っていますけれどちょっとだけ、欲しいですのアニエスのお腹の中パパのオチンチンでいっぱいにしたい</p><p>桃子姉ちゃんには見せるべきだと思った</p><p>１２歳の小柄な美少女がオレの勃起を全て、呑み込む様子を</p><p>鳥居さんもオレの生セックスは何度も見て来ているけれど</p><p>次は自分の番だと思いながら見るのはまた違うはずだ</p><p>うんいいぞしよう、セックス</p><p>オレは、アニエスに言った</p><p>そしたら、パパはお疲れでしょうからこのまま、アニエスが上になって挿れますの</p><p>ベッドに仰向けになっているオレ</p><p>股間のペニスだけが、グンッと天を向いて勃っている</p><p>そこへアニエスが</p><p>嘘でしょあんな小さな子の中に入るの</p><p>ほら、桃子姉ちゃんが食い付いた</p><p>入りますわいつも、入っていますから</p><p>わたくしたちも、アニエスちゃんと一緒によく、お兄様にご奉仕していますからよく知っておりますわ</p><p>みすずと瑠璃子が、涼しい顔でそう言う</p><p>ほら、パパ、見えますのアニエスのお股にパパのオチンチンが</p><p>アニエスは、自らオレの亀頭を自分の膣口に当てる</p><p>アニエスの内側から滴る愛液が、オレの亀頭にハチミツみたいに垂れてくる</p><p>アニエス、オレのチンコによく塗りつけろ</p><p>判っていますの</p><p>アニエスの白い指が、自分の愛液をオレのチンコ全体に撫でつけていく</p><p>それではパパ</p><p>情欲に燃える眼で、アニエスがオレを見下ろす</p><p>いただきますですのっ</p><p>ずむっ</p><p>ずむむむむむむむっ</p><p>オレの勃起がアニエスの熱く湿った胎内に、押し入れられていく</p><p>アニエスの細い腰が、グイッと下がる</p><p>狭い膣道を熱い愛液を押しのけて、オレのペニスは奥へ奥へ</p><p>はぁぁぅっ</p><p>対面騎乗位で、完全に繋がる</p><p>根元までズッポリと、アニエスの中に入った</p><p>１２歳の少女の体温は高い</p><p>ああ、まるでチンコだけ温泉に浸かっているみたいだ</p><p>熱くキュウキュウと締め付ける</p><p>あんんっ気持ち良いですのアニエスアニエス、パパのオチンチンが入っている時が本当なんですの今のアニエスが、本当のアニエスですの</p><p>潤んだ瞳で、オレに言う</p><p>だって、アニエスはパパとセックスするために生きているんですもの</p><p>アニエスはまだ、生まれの呪縛本当の父親である白坂創介の呪いに囚われている</p><p>白坂はアニエスを自分の性奴隷にするためだけに産ませ、監禁し、教育した</p><p>オレは、アニエスに違う、そうじゃないそんなことのために、アニエスの命があるんじゃないって言ってやりたい</p><p>でも、そんなことを言ったらアニエスの心が崩壊する</p><p>大好きだ愛しているよアニエス</p><p>アニエスに、愛を告げる</p><p>アニエスもですのパパ、大好きっ</p><p>アニエスは、ゆっくりと腰を動かし始めた</p><p>すごいわね公ちゃんのオチンチンが、ペロペロ舐めたら、あんなに大きくなったことにも驚いたけれどあれが全部丸ごと、あんな小さな子の身体に入ってしまうのね</p><p>桃子姉ちゃんには、オレたちの裏の事情は判らない</p><p>歌晏家の調査だって生まれてから１２年間、ずっと黒森家の地下室に幽閉されていたアニエスの出自は判っていないだろうし</p><p>ただ眼の前にある状況オレとアニエスのセックスを見て、感想を述べる</p><p>これなら、まり子あなたもそんなに痛がらずに、公ちゃんのオチンチンを受け入れられるかもしれないわよだって、あなたの方が身体が大きいんだから</p><p>大きいって言っても１２歳のアニエスと比べるからで</p><p>鳥居さんは、普通の１６歳の女の子の背丈と肉付きだ身長１６０センチ前後だよな</p><p>よく、やり方を観察しておくのよ次は、まり子の番なんだから</p><p>桃子姉ちゃんにそう言われた鳥居さんは</p><p>わ、わたくしこんなこと、できるのかしら</p><p>改めて間近で男と女の交合を見て怖じ気づいている</p><p>できるわよていうか、やりなさいそういう約束でしょ</p><p>桃子姉ちゃんは、楽しそうにそう言った</p><p>昨日、小林選手が鈴鹿を走れることを喜んだばかりなのに</p><p>小林選手のチームのファクトリーが、差し押さえにあったって</p><p>チームの機材や車は、すでにサーキットに運ばれているのですが</p><p>鈴鹿で使われる予定だった新規パーツは、差し押さえられて届かないらしいです</p><p>ていうか、チームがそんな状態で、本当に明日からレースに出られるのか</p><p>数年前に新規参入した3チームの中では、一番有望だったばずなのに</p><p>チーム創設時に、全体の指揮を執ったガスコインがなぁ</p><p>ガスコインは結局、どこへ行っても早い車は作れないで評判倒れというか</p><p>このままチーム消滅となると</p><p>F1は決勝20台という約束で、世界中のサーキットと契約しているので</p><p>マジでフェラーリやマクラーレンが、3台目を出場させることになるかも</p><p>ところが、フェラーリはお家騒動中で</p><p>いや、フェラーリの親会社のフィアットがクライスラーと合併した煽りを食らって</p><p>長年、フェラーリの社長だったルカさんが更迭され</p><p>何か、モータースポーツとか全然判らないアメリカで車の販売部門に居たオッサンが、フェラーリの社長になったそうです</p><p>どうなっちゃうんだろうなぁ</p><p>1039．ＶＳ鳥居まり子・処女喪失決戦　／　サンボ</p><p>んんんっパパ</p><p>オレの身体の上でアニエスが腰をくねらせる</p><p>アニエスの小さな膣道が、オレのペニスを愛しく締める</p><p>胎内に打ち込まれた勃起を軸に、グリグリと回すように</p><p>アニエスの可愛いお腹が、右に左に移動する</p><p>キュッとオレを締め上げる度に、おへそが凹む</p><p>気持ち良いよアニエス</p><p>オレも、下からグイグイ突き上げる</p><p>あんんっ、パパぁアニエスも、気持ち良いですの</p><p>アニエスが、ハフゥと熱い息を吐く</p><p>アニエスはいつも、とっても可愛いけれど</p><p>オレは、騎乗位で腰を振るアニエスを下から見上げて言った</p><p>こうやって、セックスしている時のアニエスが一番可愛いよ</p><p>この小さく可憐な裸身にオレのペニスを根元まで受け入れて、悦んでいる</p><p>感じている</p><p>アニエスは、快感に潤んだ眼で、そう言った</p><p>パパだからアニエス、とっても気持ち良いんですの今は、パパだけのアニエスですから</p><p>オレはアニエスの可愛いおっぱいに手を伸ばす</p><p>チンコを挿入したことで、アニエスの肌はさっきよりも火照っている</p><p>まだ固い乳房が熱を帯びて何とも言えない、エロい感触になっていた</p><p>手の中にすっぽりと入る１２歳のおっぱいを揉む</p><p>この感触も、今だけのものだろう</p><p>好き好き、パパギャロップしますのっ</p><p>ギャロップというのは、アニエスが克子姉に教わったテクニックで</p><p>乗馬している時の様に腰を前後と上下に揺らしていく</p><p>それでいて、両太ももでオレの胴をキュッと挟み付けたままで</p><p>パパ、アニエスと手を繋いで下さいの</p><p>手を繋いで、オレが下からアニエスを支える</p><p>オレの手は馬の手綱だ</p><p>いきますのっお馬さん、お馬さん、パカラン、パカラン、ランラン</p><p>手繋ぎ騎乗位のまま、アニエスの可愛いお尻が派手にバウンドするッ</p><p>アニエスの声のリズムに合わせて</p><p>ああんっああんっパカラン、パカランッ</p><p>オレも下から、ガンガン突き上げた金髪の美少女を乗せた馬として</p><p>あああんっくぁぁんパカランラン</p><p>何て可愛いんだろうオレの娘は</p><p>オレとのセックスを、こんなにも楽しんでいる</p><p>あれわたくしも、してみたいです</p><p>思わず、瑠璃子が呟く</p><p>え、ルリお姉ちゃんまだ、お兄ちゃんとお馬さんしていないの</p><p>デジタル・カメラを持った全裸のマナが、驚いて瑠璃子を見る</p><p>え、マナちゃんはしていただいているの</p><p>瑠璃子の方も、驚いている</p><p>うんお馬さんはよくするよあたしも、お兄ちゃんの上になるの好きだし</p><p>マナは、そう言うと</p><p>いやいや、ちょっと訂正マナは、上も下も後ろからも、経ったままなのも好きでしたっお兄ちゃんに犯されるんなら、何でもアリです</p><p>オレのセックス奴隷としては、公式な場で自分の好みを言ってはいけないと思ったらしい</p><p>あたしも、よくするよったまに、あたしの方がヨッちゃんのことをメチャクチャ犯したくなっちゃう時があるからああやって、ヨッちゃんの手をギューっと握りしめて、上で激しくお尻を振るとさ何か逆レイプしているみたいで燃えるんだよねぇ</p><p>ハンディの動画カメラを持った裸の寧も、そう言って笑う</p><p>まだ、前哨戦だから２人とも撮影はしていない</p><p>みすずお姉様は、いかがなのです</p><p>瑠璃子の問いに、みすずは</p><p>あたしは旦那様に犯していただく方が好きですからでも、気持ち良さそうね次の機会にしてみようかしら</p><p>最初から激しく腰を動かすと、オチンチンが抜けちゃうから最初は、様子を見ながら段々強くしていった方がいいよお馬さんセックスの時は</p><p>マナが、みすずに言う</p><p>そっか一緒に暮らしていても、ヨッちゃんと他の子とのセックスを全部観ているわけじゃないもんねそんなのホントにやっているのは、御名穂お姉ちゃんぐらいだから</p><p>自分がオレとのセックスの当番日で無い時はまあ、お屋敷の中なら監視カメラの映像を観ることだってできるけれど</p><p>でも、次の日の予習や、早く寝ないといけない用事があったりもするもんな</p><p>みすずや瑠璃子は、今は週の何日かは、ジッちゃんと過ごすためにこの香月家の本家邸宅に居るし</p><p>ミナホ姉さんだけは他の仕事をしている時でも、モニターの１つは常にオレを映しているらしい</p><p>まあ監視カメラの映像をチェックするのは、昔からのクセだから</p><p>パパぁぁ、パパぁぁ、パパぁぁパカランラン</p><p>アニエスの白い肌に、汗が光っている</p><p>いつもならそろそろ体位を変える</p><p>今度は、オレが上になって一緒にイク</p><p>この半年で、アニエスとしたセックスの数は半端じゃない</p><p>アニエスが次の段階に進みたくなっていることは、判っていた</p><p>アニエスもういいよ</p><p>アニエスは、腰の動きを止めて</p><p>イカセてやるよオレは一緒にはイケないけれど</p><p>まだ、この後鳥居さんの相手をしないといけない</p><p>さすがに、これだけ連続射精していると</p><p>このままアニエスに出したら、また勃起するのに時間が掛かる</p><p>時間さえ掛ければ、後、５回でも射精できるとは思うけれど</p><p>なるべく早く済ませて帰宅しないと明日のパンの仕込みも、愛や克子姉だけでやってもらうのは悪いし</p><p>いいですのアニエスは、もう満足ですの</p><p>アニエスは、そう言うとオレのペニスを挿入したまま、上半身を倒す</p><p>パパイケなくてもアニエスは、こうやってパパと繋がれただけで幸せですの</p><p>一度じゃない何度も何度も、チュッチュと</p><p>アニエスの桜色の乳首が、オレの胸に擦れる</p><p>うん幸せアニエスは元気いっぱいですの</p><p>ニコッと天使の様に微笑んでまた、オレにキスをする</p><p>アニエスの汗の匂い、吐息の香り肌の感触</p><p>膣の中の蠢き</p><p>よしっパパも元気っ</p><p>アニエスは大きくＭ字開脚して</p><p>歌晏桃子姉ちゃんたちと鳥居さんにオレとの結合部を見せつけると</p><p>ゆっくりと胎内からオレのペニスを引き抜いていく</p><p>アニエスの熱い愛液を浴びてテラテラ輝く肉棒は湯気が立ちそうだ</p><p>射精後の萎え始めた勃起ではない</p><p>最高硬度を誇る張り詰めた男根が、アニエスの小さな割れ目から</p><p>ぬぽっ</p><p>赤黒く張り詰めた亀頭が、アニエスの胎内から現れる</p><p>はーい、パパのオチンチンこんなに元気になりましたの</p><p>アニエスは、白く長い指でオレのペニスを撫でながら言う</p><p>どうぞ今度は、お姉ちゃんの番ですのっ</p><p>可愛らしい笑顔で鳥居さんに告げる</p><p>今の今までセックスしていたとは思えないような、純真な笑顔だった</p><p>あわ、わたくしは</p><p>突然、声を掛けられたことに鳥居さんは、困惑していた</p><p>えっえっえーどうしたの、まり子ちゃーん</p><p>寧が、オレの側にやって来る</p><p>もしかして、怖じ気づいちゃったんですか</p><p>あ、ヨッちゃんおっぱい、はい</p><p>寧は、自慢の豊乳をオレの顔に押し付ける</p><p>アニエスちゃん、あたしも</p><p>マナは、ベッドに上がり込みアニエスと一緒にオレのペニスに触れた</p><p>アニエスちゃんのお汁が付いたままだから、マナが舐めて綺麗にしといてあげるねっ</p><p>アニエスもペロペロしますの</p><p>股間では、ダブル・フェラが始まった</p><p>オレは寧の乳首を吸っている</p><p>ほらほら、ヨッちゃんのオチンチンは、今、最高に良い状態だから早く、まり子ちゃんも服を脱いで、こっちにおいでよ</p><p>寧が、鳥居さんを誘う</p><p>そうだよお兄ちゃんのオチンチンみんなだよ</p><p>元気ギンギンですのっ</p><p>わ、わたくし怖いです</p><p>怖くなんかないよヨッちゃんだもん</p><p>怖いわけないじゃん優しいよー</p><p>はいですのパパですから</p><p>ベッドの上の３人の裸の美少女たちは、オレを愛撫しながら笑顔でそう言う</p><p>怯える鳥居さんに、桃子姉ちゃんは</p><p>まり子、約束しましたでしょわたくしにあなたの初体験を見せてくれるって</p><p>ちょっと不機嫌な様子で、妹分に言う</p><p>そうですけれどお姉様</p><p>まり子、あなたまさかこの人たちが、自分よりも美しいからって、圧倒されてしまっているわけではないわよね</p><p>それは違うよっ</p><p>あたしたちは自分で言うのは何だけれど、そりゃ可愛い自信はあるけれどさでもね、ヨッちゃん</p><p>オレを見て、微笑む</p><p>うん鳥居さんだって充分、綺麗だし、可愛いよ</p><p>あたしたちとまり子ちゃんの違いは可愛さとかじゃないんだよあたしたちには、余裕があるんだよみんなヨッちゃんのことを愛していて、自分も愛されている自信があるから</p><p>だから、まり子ちゃんとヨッちゃんがセックスするんだって全然平気そんなことぐらいじゃ、あたしたちとの絆はビクともしないしそれで、ヨッちゃんがまり子ちゃんに獲られちゃうことになるとも思ってないから</p><p>あたしが、悪かったんですね</p><p>みすずが突然、口を開く</p><p>あたしが旦那様を、まり子さんや桃子お姉様に紹介する方法を間違えたのですね</p><p>多分、そうだと思うよっ</p><p>ミィちゃんは、昨日のパーティで自分のパートナーになったヨッちゃんをみんなに見せびらかしたんだよね他のお嬢様たちにそういうつもりは無かったのかもしれないけれど結果として</p><p>家によって将来、結婚相手が決められる運命だっていうことが判っていて超・お堅い女の子だけの名門校に、幼稚園の時から閉じ込められてて変な虫が付いちゃいけないって、一族から監視されて、親族以外の男の子とほとんど交流したことが無いようなお嬢様たちに香月のおジィちゃんの公認も受けて、いつでもどこでもイチャイチャ・チュッチュできるパートナーを見せびらかしたんだよ</p><p>寧は笑顔を崩さずに、そう言う</p><p>みんな内面では性欲がたぎりまくっている女の子なんだからさまり子ちゃんがセックスを体験してみたいって言い出したり、そっちのお嬢様がそれを見学したいって言い出すのは当たり前だよね</p><p>オレは昨日のことを思い返す</p><p>問題なのはさヨッちゃんは、名家の人間じゃないってことそれどころか、香月グループの重役の息子でもなければ、資産家のご子息でもないただの高校生だっていうこと</p><p>有り得ないんだよね名家のお嬢様たちの世界の常識ではヨッちゃんが、香月家のご令嬢のパートナーに選ばれるなんてことは</p><p>だからさパーティの席で、どれだけミィちゃんとヨッちゃんが仲睦まじい様子を見せつけてもさ自分の眼で見ているゲンジツより、頭の中の常識の方が優先されちゃったんだよねまり子ちゃんも、そっちのお嬢様も頭が良すぎる子だから頭の良い子って、論理だけでつい考えちゃうからさ</p><p>寧の言葉にみすずは、冷や水を浴びたような顔をしている</p><p>だからヨッちゃんのことをミィちゃんのペットだとしか思えなかったんだよミィちゃんにお仕えする恋愛＆セックス用の使用人みたいな存在だって思い込んじゃっているんだよ実際に、ヨッちゃんと会話したり、一緒に行動したりしてヨッちゃんの人柄を理解しても、なお</p><p>お兄ちゃんのことを、みすずお姉ちゃんのバター犬みたいなものだと思っているから、こうやってちょっと貸して貰ってもいいだろうっていう発想になっているんだよね</p><p>バター犬って何ですの</p><p>アニエスが、不思議そうに首を傾げる</p><p>犬がグルグル廻っているうちに、バターになっちゃったんだよそれでパンケーキを作って、１６９枚食べたんだよ</p><p>誰がですの</p><p>それを言うと、色々問題になっちゃうから言えないんだよねっ</p><p>とにかくさ言葉で現実を説明しても、全然ダメなんだよこの人たちには、名家の世界の方が上なんだからミィちゃんとヨッちゃんの関係をちゃんと理解できないんだよだって、この子たちの中ではすでにバター犬ていう答えが出ちゃっているから</p><p>しかも昨日からずっと、旦那様には色々な活動をしていただきましたから</p><p>そうそうまるで、香月家の臣下みたいに、あっち行ったり、こっちへ行ったりしたわけだからさ</p><p>桃子姉ちゃんも、鳥居さんも香月家と黒森家の関係は、よく判っていない</p><p>ていうか、この人たちにとっては香月家の当主であるジッちゃんが何よりをも超越して偉いのだから</p><p>オレのことなんて、最初から手下の小物だと思っている</p><p>ヨッちゃんが、まり子ちゃんに見せてきたセックスもミィちゃんやルリちゃんたちの相手は、ヨッちゃんの方がご奉仕しているように見えたんだと思うよそれで、ハイジちゃんや双子ちゃんやミタマちゃんやキヌカちやんやありすちゃんたちはみんな初めてだったからさヨッちゃんがすっごく気を遣ってしていたし</p><p>それも業務のように見えたのか</p><p>だからさここで、一発愛情のあるセックスを見せつけてやらないとダメだと思ったわけこれは、ミィちゃんやルリちゃんじゃダメあんたたち２人と、ヨッちゃんがどんなに愛情溢れるセックスをして見せたって、この子たちには伝わらないから</p><p>みすずと瑠璃子が名家の令嬢という事実があるだけで思考停止する</p><p>オレはセックス用使用人だという結論が、すでに出てしまっているから</p><p>だから、アニエスちゃんなんだよっ</p><p>アニエスでしたのっ</p><p>マナとアニエスが、胸を張る</p><p>あたしたちが、どれだけ本気でヨッちゃんのことを愛しているかヨッちゃんのことを大切に思っているかそれを判ってもらわないと、まり子ちゃんにヨッちゃんは貸せないんだよね</p><p>みすずが、椅子から立ち上がり床に伏す</p><p>みすずは、三つ指突いて寧たちに土下座した</p><p>みすず、あなた何をしているのよ</p><p>驚く、鳥居さんと桃子姉ちゃんそして、美子さん</p><p>あたしが至らぬばかりにあたしが慢心していたから旦那様を</p><p>そうだよこの人たちに舐められちゃったんだよっ</p><p>しかも、そういう人たちにヨッちゃんを貸すのをアリだと思っていたよね</p><p>申し訳ございませんこれは、みすずお姉様だけでなく、わたくしの失態でもあります</p><p>瑠璃子も、椅子から降りて床に手を付く</p><p>うんルリちゃんも、ちょっとズレてたよねここのお屋敷に居るからだと思うけれどあたしたち家族のルールより、名家のルールを優先させていたよね</p><p>そうだよルリお姉ちゃんはマナと同じ、お兄ちゃんのセックス奴隷なんだよお嬢様っていう表の顔があるのは仕方ないけれどその人たちの眼があるからって、奴隷としての本分をないがしろにしてませんか</p><p>オレのセックス奴隷・第１号のマナが言う</p><p>お兄ちゃんのセックス奴隷なんだよそれだけが、ルリお姉ちゃんの全てなんだよ表の顔は、あくまで世を忍ぶ仮の姿でしょそれなのに、その人たちが居るからってお高くとまっちゃってさ</p><p>マナさんのおっしゃる通りですわわたくしも、本来なら服を脱いでそちらで皆様と一緒にお兄様をお助けする身分でございました</p><p>いや、瑠璃子それはさ香月家の娘が、そういうことをすると桃子姉ちゃんたちが余計に勘違いをするだろうから</p><p>だから、みすずと瑠璃子は見学席に居たもらったんだ</p><p>そうだとしてもわたくしはお兄様の奴隷なのですから率先して、ご奉仕しなくてはならなかったのですわそして</p><p>わたくしとみすずお姉様が、こちらの見学席に居たことでかえって、桃子お姉様が間違った印象をお持ちになったのだと思います</p><p>そうかこの豪華な部屋に、寧たちはわざと見学者用の椅子も布張りの立派なものを選んだ</p><p>それが、今名家のお嬢様たちだけの特等席になってしまっているから</p><p>身分の高い人たち（桃子姉ちゃんたち）が、身分の低い人間（オレ）のセックスを鑑賞するという構造を作り出している</p><p>昨日から、ヨッちゃんが香月家に来て色々大変な思いをしなくちゃいけなかったのはさ</p><p>それは、ヨッちゃんがあたしたち全員家族のことを思ってくれたからだよ香月家のためでも、ミィちゃんのためでもないよ</p><p>それが判っているからメグちゃんも、愛ちゃんも、雪乃っちだって喜んで、お留守番しててくれているわけでしょ</p><p>３人は黒森のお屋敷に残っている</p><p>はいあたしあたし、いい気になっていたと思いますあたしのそういう高慢で、鈍感な心が桃子お姉様たちに申し訳ございません</p><p>みすずは額を床に擦り付ける</p><p>ま、本当なら全裸土下座だけど脱いでる余裕が無かったから、そこはヨッちゃん勘弁してあげてね</p><p>というかこれで全裸土下座だと、桃子姉ちゃんにはそういうプレイで遊んでいるだけだと誤解されるかもしれない</p><p>いや、オレも少し勘違いしていたから</p><p>歌晏桃子姉ちゃんの眼を気にして</p><p>元娼婦の克子姉と渚が、わざわざ挨拶しに来てこの屋敷から立ち去ることを伝えたり</p><p>ミナホ姉さんや、美智や、イーディがわざと姿を現さないのは</p><p>そういう気遣いをしなくちゃいけないのが当然なんだとか思っていたけれど</p><p>よくよく考えれば、それは香月家と歌晏家の名家同士のルールであって</p><p>オレたちには関係ない</p><p>オレは、黒森家の人間で香月家の人間じゃ無いのだから</p><p>もちろん、桃子姉ちゃんに失礼なことをするべきではないけれど</p><p>だからって、必要以上に気を遣って恭しく対するのも違う</p><p>桃子姉ちゃんたちの誤解の原因はオレにもあるよ昨日からのオレの様子を見ていたらオレが香月家の使用人みたいに見えるのも判る</p><p>オレも間違えていた</p><p>キョーコさんみたいに、ならなきゃいけなかったんだな</p><p>ジッちゃんの前でも対等のビジネスパートナーとして、泰然としている</p><p>香月家の当主が相手でも、言うべきことはキッチリと言う</p><p>媚びないし、自分にとって得にならないこともしない</p><p>オレがこんなだから克子姉や渚は、寂しい気持ちでここから帰ることになってしまったんだ</p><p>克子姉も渚も桃子姉ちゃんが、自分たちのことを元娼婦と蔑視していることに気付いている</p><p>それなのに冷ややかな視線を感じながら、わざわざみんなを連れて帰ると桃子姉ちゃんの居る場所に来てくれた</p><p>オレが、香月家の使用人だって思われたらオレだけじゃなくってヤッちゃんや、マナや、アニエスや他のオレの家族まで、ナメられてしまうんだな</p><p>オレの言動で家族までもが</p><p>そうだよだから、あたしたちが身体を張って、抗議しに来たんだよ</p><p>名家の権威になんて全く動じない３人</p><p>しかも美しさで、桃子姉ちゃんたちを圧倒できる３人が選抜された</p><p>でヨッちゃんは、どうするの</p><p>オレの罪は後で、みんなに謝るよ特に、一番謝らないといけない克子姉と渚がここに居ないし</p><p>みすず、瑠璃子こっちに来いお前たちは尻叩きだ１人１０発ずついいな</p><p>厳しくしないといけない</p><p>他の女たちの気持ちを考えたら</p><p>今、参りますわ</p><p>みすずと瑠璃子が、オレの方へ来る</p><p>ちょ、ちょっと公ちゃん</p><p>桃子姉ちゃんは、何がなんだか判らないという顔をしている</p><p>あ、悪いけどこれは家族の問題だから</p><p>オレは、そう言って</p><p>四つん這いになって尻を出せパンティも下ろして、生尻だ</p><p>まずは、みすずがスカートを捲って、オレに尻を突き出す</p><p>自分で、パンティを下ろした</p><p>どうぞ、みすずに罰をお与え下さいませ</p><p>痛みだけを与える</p><p>桃子姉ちゃんに、本気でやっていることを伝えるために</p><p>こういうプレイではないと</p><p>オレは、力一杯みすずの尻を叩いた</p><p>ピシャッ</p><p>ひゃうっ</p><p>痛みに震え上がる、みすず</p><p>公ちゃん止めなさい</p><p>ちょっとみすずは、香月家の娘なのよ</p><p>痛がっているじゃないのもう、止めなさい</p><p>セバスティアヌス、止めさせて</p><p>桃子姉ちゃんは、後ろに侍っていた護衛役の山田梅子さんに命じる</p><p>山田さんが動き出そうとした瞬間</p><p>ソレはさせないノネ</p><p>やっぱり居てくれたのか</p><p>あなた、どこから</p><p>気配ぐらいは、幾らでも消せるノネＨＡＷＯＯ</p><p>イーディが、山田さんに気を発する</p><p>わたしには、効きませぬ</p><p>この人も気を反らす流派か</p><p>歌晏家の警護役なんだから古武術には通じている</p><p>暗闇の中から、美智の声がした</p><p>何かが発射され山田さんに当たった</p><p>むげぇっ</p><p>そのまま山田さんは動かなくなってしまう</p><p>テイザーガンでございます</p><p>テイザーガン</p><p>ガスで針を飛ばして、電撃を与えるタイプのスタンガンですどんなに肉体を鍛えていても、一時的に身体が動かせなくなります</p><p>身体に影響は残りませんので、ご安心下さい</p><p>それなら、いいけれど</p><p>あなた、わたくしの警護役になんていうことを</p><p>桃子姉ちゃんは、怒りに震えていた</p><p>わたくしの主の危機でございましたから</p><p>美智は、いつもの無表情で言う</p><p>あなたの主は、みすずでしょ公ちゃんじゃないわ</p><p>そう怒鳴る、桃子姉ちゃんに</p><p>いいえお二人ともわたくしの主でありご主人様でございます</p><p>美智は、全く動じない</p><p>今の内に、このコはふん縛っておくノネ</p><p>イーディが、テイザーガンで身体がマヒしている山田さんに取り付く</p><p>意識は、はっきりとしているみたいだ</p><p>旦那様罰の続きをお願い致しますわ</p><p>オレは、みすず尻叩きを再開する</p><p>次は、瑠璃子だ</p><p>瑠璃子も、みすずと同じ様に裸の尻をオレに向けた</p><p>レコンギスタを観ました</p><p>世界感の情報量がスゴイですね本当によく考え込まれているというか</p><p>鉄腕アトムのテレビ放映の頃から、アニメを作っていて</p><p>７０歳を越えて、テレビシリーズの監督ができるなんて</p><p>やっぱり、バケモノですねぇあの方は</p><p>ヴィクトリーの頃に、あの方を鬱に追い込んだ人たちは、みんな定年になって引退しているわけですし</p><p>アニメだけでなく、テレビ界を全部探してもこんな人はいないと思います</p><p>1040．ＶＳ鳥居まり子・処女喪失決戦　／　素直</p><p>パシィィッ</p><p>瑠璃子の尻叩き１０発も終わった</p><p>白い肌の上に、オレの手の跡が赤く腫れ上がっている</p><p>オレは、熱を帯びた瑠璃子の尻を、そっと撫でる</p><p>は、はい瑠璃子を罰していただいて、ありがとうございました</p><p>瑠璃子は、涙目でオレにそう言う</p><p>あたしたち、確かに考え違いをしていましたものね</p><p>みすずは、すでに服を脱いで全裸になっていた</p><p>はいわたくしたちは香月家の娘であることを、お兄様よりも優先しようとしていました</p><p>オレもそういうものだと思っていた</p><p>香月家には財力も政治力も有る</p><p>黒森家が世間から抹殺されずに済んでいるのは香月家と結びついているからだ</p><p>それは、間違いがない</p><p>オレたちは、オレたちの家族のルールを優先しなくちゃいけないんだよな</p><p>オレは、桃子姉ちゃんを見る</p><p>だから、オレたちは桃子姉ちゃんに、親愛の情は感じているけれどでも、桃子姉ちゃんの命令には応えないよだって、オレたちには名家のルールとかは関係ないんだから</p><p>桃子姉ちゃんは、キッとオレを見て</p><p>そんなことより、セバスティアヌスを解放しなさい</p><p>セバスティアヌスこと山田梅子さんは、美智にテイザーガンで電撃されて今は、イーディが縛り上げている</p><p>イーディ、お前縛るの上手いな</p><p>まだマヒが残って身体の動かせない山田さんを、荷造り用のロープで器用に縛っていた</p><p>ムカシ取った、シノヅカ・アラシなのネ</p><p>イーディが、ニカッと笑う</p><p>ヨッちゃん、解説しようかシノヅカ・アラシというのは</p><p>いや、ヤッちゃんそういうのはいいから</p><p>オレは断る</p><p>どうせ何かのマンガのキャラクターだろう</p><p>最近のイーディは、寧と親しくしすぎだと思う</p><p>というかうちの高校の図書室の本は、あらかた読み尽くして</p><p>寧が管理しているお屋敷の図書室に出入りするようになったんだよな</p><p>あそこには黒い森に過去に在籍していた娼婦たちが、自分や子供のために買ったマンガとかが山のようにあるから</p><p>不思議なことに、イーディにとっては日本語の本を読むより、マンガを読む方が大変だったらしい</p><p>マンガのコマの流れを読み取るみたいなことが、全然判らなかったらしくて</p><p>だからマンガの方を読み出したのは、最近のことだったりする</p><p>えー、変身忍者のアラシ・カンジュウロウくんが、スパイダー・ショットを抱えて撃つなって怒られたから、ゲームセンターへ行って水魚のポーズ＋ムーンサルト＋真空ハリケーン撃ちで１０万点を突破したところで、通算１９６９安打、実働１８年、生涯巨人一筋で引退するんだよっ</p><p>ほら、訳が判らない</p><p>とにかく、わたくしの警護役を解放なさい香月家は、わたくしを何だと思っているのっ失礼だわっ</p><p>桃子姉ちゃんはぷんぷんして、みすずに言うが</p><p>桃子お姉様が、その方に余計なご命令を下されたからですわ</p><p>ここは香月の屋敷です他家の警護役が不意に動けば、こうなるのは当然だと思いますけれど</p><p>みすずわたくし、あなたとは仲良くしていきたいと思っていましたけれど</p><p>ムスッとして、みすずを睨む</p><p>なぁに、あなたわたくしに、ケンカを売るつもりなのかしら</p><p>そういう気はないよみすずもオレたちも</p><p>ていうかさ桃子姉ちゃんとみすずは、義姉妹になる約束をしたんだよね昨日のパーティの最後にさ</p><p>それなのに間違えたんだよみすずも、オレたちも</p><p>桃子姉ちゃんをお客様扱いしちゃったからさだから、こんな変なことになっているんだよ</p><p>名家・歌晏家のお嬢様だと思って、ついつい気を遣いすぎていた</p><p>義姉妹なんだからさ、こんなの失礼もへったくれもないんだよ姉が警護役を使って暴れようとしたから、みんなで止めただけだろ</p><p>それはあなたが、みすずたちに暴力を振るおうとしたから</p><p>暴力ではありませんわこれは、お兄様がわたくしたちを躾けるためにして下さった罰ですわ</p><p>瑠璃子も、服を脱ぎだしていた</p><p>こうやってする、お尻叩きだと旦那様のお手も、かなり痛いんです直接、平手で叩いて下さるんですから</p><p>はい一叩きごとにお兄様のしっかりしろというお気持ちが込められていますわ</p><p>みすずと瑠璃子は、そう桃子姉ちゃんに言う</p><p>で、ですけれどあなたたちは名家の令嬢なのよ公ちゃんみたいな子に、お尻を叩かれてしかも、それが躾けだなんて</p><p>桃子姉ちゃんの中では名家の人間は、一般の人たちよりも崇高なんだな</p><p>わたくし、名家の令嬢なんかじゃありませんわ</p><p>わたくしはお兄様のセックス奴隷です香月瑠璃子ではありませんただの奴隷の瑠璃子です</p><p>瑠璃子は、オレに抱きついて来る</p><p>あたしも旦那様のペットですいやらしい子犬のみすずですわ</p><p>みすずも、オレに身体を寄せる</p><p>香月家の名も、名家に生まれたことも本当は、もうどうでも良いんです旦那様と旦那様の家族だけが、あたしの全てですから</p><p>はいわたくしは、お兄様にお仕えするだけですわ</p><p>桃子姉ちゃんの前で心の中のものをさらけ出す</p><p>馬鹿なことを言わないであなたたちは、３大名家に生まれたのよわたくしたちには、他の家の令嬢たちを指導し名家を守り続けていくという大切な使命があるのよ</p><p>歌晏家・香月家・狩野家名家中の名家と呼ばれる、３つの家</p><p>桃子姉ちゃんは、歌晏家の令嬢</p><p>みすずと瑠璃子は、香月家の令嬢</p><p>わたくしたちは、他の誰よりも高いところで君臨しなければならないのよ</p><p>公ちゃんみたいな子と遊ぶのはいいけれど本気になってはいけないのよましてや、公ちゃんにあなたたちが仕えるなんて、冗談でも絶対に言ってはいけないことだわ</p><p>強い口調で、そう叫んだ</p><p>そうはないといけない、そうならないといけないなんてことはこの世の中には無いんだよ</p><p>それに運命ってものもあるオレたちは出会ったそしてオレが、みすずや瑠璃子に仕えるんじゃなくみすずや瑠璃子が、オレに仕えてくれるっていう人間関係になってしまったこれは、オレたちだけで決めたことじゃない色んな要因があってオレや、みすずや、瑠璃子の心の中の問題もあってこういう形になったんだ</p><p>みすずは旦那様を求めていた</p><p>瑠璃子はオレに売り飛ばされた</p><p>オレはこいつらを、オレが責任を持って愛さないといけないと感じた</p><p>だから、これでいいんだオレたちはこれでいいんだよっ</p><p>お兄様!</p><p>２人がオレにしがみつく</p><p>そうですのっパパはパパですのこれでいいんですの</p><p>アニエスも、背中からオレに抱きついた</p><p>桃子お姉様あたしたちは、旦那様と旦那様の家族にとって、香月家の存在が有益だと考えるから香月家の令嬢としての仕事も続けていますわ</p><p>でも、お兄様にとって香月家が重荷になるのでしたらいつでも、家を捨てます</p><p>旦那様の方が遥かに大切ですから</p><p>もう、見誤りませんわ</p><p>冗談なのよねあなたたち、まさか本気で言っているわけではないわよね</p><p>みすずお姉ちゃんも、ルリお姉ちゃんも本気だよ何で、判らないの</p><p>家なんてさ歌晏さんが思っているほど、貴いものじゃないんだよ今の白坂家を見れば、よく判るじゃんか</p><p>マナの生家の本家である白坂家は</p><p>ゴールデンウィークの騒動以降、すっかりグダグダになっている</p><p>新聞社のオーナーとしては、まだ名を残しているが</p><p>保有していたテレビ局などは、根こそぎジッちゃんに奪い取られてしまった</p><p>どんなに偉そうにしてたってさ１つしくじったら、あっという間に衰えちゃうんだから</p><p>し、白坂家と香月家や歌晏家は違います歴史が、伝統が違うわ</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言うけれど</p><p>でもさ、３大名家の１つだった狩野さんの家は今は没落して、他の名家の援助で何とか体裁を保っているだけなんだよねっ</p><p>昨日のパーティに来た、狩野桜子さんの家</p><p>そして、この場に居る鳥居さんのお母さんの実家は</p><p>そういう家だ</p><p>歴史、伝統があったってそうなっちゃう家があるんだからさっ香月家や歌晏家だって、この先はどうなるのか判らないんじゃないかなーっ</p><p>歌晏家は狩野家のようなことにはならないわよわたくしが、絶対にそうさせない守ってみせますわ</p><p>寧の言葉に、桃子姉ちゃんは反発する</p><p>そうよあなたたちだって香月家には、たくさんの臣下がグループ企業の従業員の皆さんたちが居るのよそれを考えたら、名家の令嬢に相応しい生き方をするべきだと思わないの</p><p>ずっと、そう思って生きて来ました</p><p>わたくしは香月家の娘なのだから、皆様の期待を裏切らないように美しく気高く生きなくてはならないとわたくしの生命は、香月家のためにあるのだとそう思って、生きて参りました</p><p>そうでしょ、そうなのよ</p><p>桃子姉ちゃんは、たたみ掛ける</p><p>でも、違ったんですわ</p><p>瑠璃子の生命は、お兄様のためにありましたそのことに、わたくし気付いてしまったんです</p><p>瑠璃子の瞳が、潤んでいる</p><p>気付いてしまったらもう、どうすることもできませんわお兄様に全てを捧げることしかできませんだって、それが瑠璃子の運命ですから</p><p>瑠璃子ちゃん</p><p>アニエスが、瑠璃子を抱き締める</p><p>大丈夫ですの瑠璃子ちゃんには、アニエスも居るからずっと一緒に、パパの側にいましょうですの</p><p>瑠璃子も、アニエスをギッと抱く</p><p>桃子お姉様あたしも、もう小賢しい会話も、小狡いお話もしたくありませんから何もかも、正直に言います</p><p>本当に、あたしたち旦那様さえいて下さればそれでいいんです香月家のことも、名家のことも気にしていないわけではありませんが、あたしたちにとって１番じゃないんです１番大切なのは旦那様それから、旦那様の家族です本当に、そうなんです</p><p>真剣な眼でそう言う</p><p>今、旦那様にお尻を叩いていただいてこちら側から、桃子お姉様のいらっしゃる方を見てつくづくそう思います</p><p>オレたちはベッド側に居る</p><p>桃子姉ちゃんは、また壁際の豪奢な椅子に見学席に居る</p><p>あたしは、そちら側から見下ろしているだけの立場に居るのはもう嫌なんですこっちで、裸になって旦那様に抱かれていたいです他の子たちとこちら側に居たいんですずっとずっと</p><p>いいんだよミィちゃんずっと、ここに居て</p><p>寧が、後ろから優しくみすずを抱き締める</p><p>ちょっと待ちなさいよ瑠璃子、みすずあなたたち、それで名家の娘としての責任は責任は、どうなるのよ名家の令嬢としての誇りはあなたたちの誇りは、どこへ行ったのよッ</p><p>桃子姉ちゃんは、大きな声で叫ぶ</p><p>そんな馬鹿みたいな理由で、責任放棄なんてそんなこと、このわたくしが絶対に許しませんからねっみすずも、瑠璃子も公ちゃんも許さないんだからっ</p><p>くくくく、ふふふふふ、あはははは、あははははっ</p><p>ずっと黙っていた鳥居さんが笑い出す</p><p>まり子</p><p>みっともないのは、桃子お姉様の方ですわ</p><p>あなた、何を言うのよ</p><p>鳥居さんは、桃子姉ちゃんを見て</p><p>名家の誇りだか何だか知らないですけれどそんな気高い桃子お姉様は、わたくしに何を求められていたんです</p><p>わたくしが、まり子に</p><p>そうですよ桃子お姉様はたった今、わたくしの初体験を初めてのセックスを見物なさろうとしていたではありませんかわたくしを見せ物になさろうとしていたのですわ</p><p>わ、わたくしはただ、ちょっと見てみたいと思っただけで</p><p>そういうお心のどこに誇りがあるんですか</p><p>今、黒森様とその女の子のセックスを間近で見てセックスする２人と、それを好奇心だけでジロジロご覧になっている桃子お姉様の姿をここからは、両方がハッキリ見えますから良く判りましたわッ</p><p>ベッド脇の鳥居さんの椅子からは絡み合っていたオレとアニエスだけでなく</p><p>見学者席から、悠然と眺めている桃子姉ちゃんの姿も、よく見えていた</p><p>そこの子は</p><p>アニエスが、鳥居さんに微笑む</p><p>アニエスさんは桃子お姉様の視線を感じているのに、完全に無視していました黒森様と愛し合うことだけに集中して</p><p>当たり前ですのアニエスは、パパとしているんですから</p><p>アニエスは、誰かに見せるためのセックスはしませんもの</p><p>お兄ちゃんだけだもんねっ</p><p>マナとアニエスが、微笑み会う</p><p>桃子お姉様わたくしには、この子の方がアニエスさんの方が、わたくしたちよりも誇り高いように思えるのです</p><p>まり子あなた</p><p>鳥居さんが、桃子姉ちゃんを見る</p><p>わたくしはまり子は名家の血を引きながら、名家の人間でないということにコンプレックスを感じていましたそれこそ、わたくしの家は鳥居家は、狩野様の家や幾つもの名家よりも裕福ですのに家の歴史が足りないということだけで、低く見られていますずっと、それが口惜しくて</p><p>トリイ電子は今や世界的な大企業なのに</p><p>みすずたちの通う超・お嬢様校では名家の令嬢よりも、立場は弱い</p><p>だから、名家の娘ではないのに学校に警護役を連れて歩いてみたり、他の名家のお嬢様たちと敵対するようなことばかりをして参りました桃子お姉様に近付いて、妹にしていただいたのもそういう思いからによるものだと思います</p><p>それはいいのよあなたは、見ていて面白いからそれにわたくしに近付いて来ようとする子たちに対する、良い障壁になると思ったし</p><p>それが、先ほどみすず様のおっしゃった小賢しくて、小狡いことなのだと思います</p><p>いいんですとにかく、わたくしとお姉様の間には絆でなく、もっと詰まらない損得だけの関係しかなかったと思うんです</p><p>そんなことはないわよ</p><p>いいえそうじゃなかったら、桃子お姉様がわたくしに初体験を見学させろなんて、おっしゃらないはずですわ</p><p>鳥居さんの顔は厳しい</p><p>歌晏様は、わたくしがもし名家の令嬢だったら同じ様に、命じられましたか</p><p>歌晏様は鞍馬美里様がセックスなさった時には、もうこちらのお屋敷にご到着なさっていたのではありませんか</p><p>今日の夕飯前のオレと美里さんの</p><p>あれは、オレと美里さんだけで部屋に籠もって</p><p>みすずや鳥居さんは、監視カメラの映像を別室で観ていたはずだ</p><p>でも、名家のご令嬢である美里様の処女喪失を見るのは歌晏家の娘としては、鞍馬家に対して失礼になるとそう思われて、ご覧にならなかったのではありませんか</p><p>桃子姉ちゃんは黙り込む</p><p>ということはそうなのか</p><p>それなのに、わたくしの処女喪失はご覧になられる</p><p>それはまり子と歌晏美里さんでは違うでしょああ、そういう意味じゃなくてわたくしとの近さがあなたなら見せてって言ったら見せてくれるだろうって思ったのよ</p><p>ええご命令でございますから</p><p>鳥居さんは、吐き捨てる様に言う</p><p>わたくし、昨日から色々のものを見て、判らなくなってしまいました名家に生まれたとしても鞍馬様の家や水島様の家のように、ご当主様が大きな失敗をすれば大変なことになりますわたくしはもし、父が事業に失敗したとして鞍馬美里様のように娼館に行くことになったり、鞍馬ありす様や水島可憐様のように奴隷としてご奉仕しなくてはならない生活を受け入れられるかどうか自分の身に起きることと想定して考えると答えが出ません</p><p>名家に生まれたからこそまだ少女なのに、あの子たちは責任を負わされてしまった</p><p>それでも、ご自分の運命を従容と受け入れていかれた美里様やありす様のお姿は、わたくしにはとても高貴に見えました名家に生まれた者の誇りを少しも失っていないと</p><p>それは、そうよだって名家の娘なんですから</p><p>そうでしょうかだったら、どうしてわたくしは、今の桃子お姉様に、気高さや誇りを感じないのでしょうか</p><p>むしろ、名家とは何の関係も無いこちらのアニエスさんや</p><p>マナです</p><p>寧だよっ</p><p>マナさんや寧さんの方に気高さを感じるのでしょう</p><p>そんなはずがないでしょだって、その子たちは黒森家の人よ</p><p>そうだ黒森家の人間だ</p><p>娼館を生業としている裏の家の人たちに気高さなどあるはずがないわよ</p><p>桃子姉ちゃんには見えていない</p><p>この人たちは黒森様がセックスの見せ物になることを阻止するために、強い意志を持ってここにいらしたのですよ</p><p>鳥居さんは判っている</p><p>桃子姉ちゃんと違う視線から、客観的に状況を眺めたことで何が起きているのかを把握している</p><p>そうだよっヨッちゃんは、あなたみたいな人に娯楽を提供するためにセックスしたりしないんだよっ</p><p>そうだよそういうのは、絶対に間違っているって</p><p>寧とマナが、そう言う</p><p>ごめんなさいあたしが止めるべきだったのね</p><p>申し訳ございませんお兄様、寧お姉様、マナさん、アニエスさん</p><p>香月家と歌晏家との関係の中では、これは仕方ないと思っていたことをみすずと瑠璃子は謝る</p><p>結局さ覚悟の問題なんだと思うよ自分を取り巻くゲンジツと真っ直ぐに向き合って立ち向かって生きていく覚悟ができるかどうか気高さって、そういう覚悟から生まれるものじゃないかな</p><p>鞍馬美里さんも、ありすも覚悟が定まったから、腹が据わったからそうなれたから、あんなにスッキリした顔になれたんだよ</p><p>ただ泣いているだけの時は、どうしようもなかったもんな</p><p>ていうかさ名家とは全然関係ないけれど、エリとリエの双子だって、ミタマとキヌカ、それにハイジだって今はとっても気高く感じる</p><p>みんなあれだけ困った子たちだったのに</p><p>今は、互いに気を遣い合って優しくて、それでいて誇り高い少女たちになったと思う</p><p>それは、ヨッちゃんとセックスしたからだよ</p><p>あたしたちも、そうだけれどヨッちゃんとセックスして、ヨッちゃんの家族になることで自分の生きる道を見つけたんだよここで自分は何をして生きるのかヨッちゃんとみんなのために、自分が何をできるかを考えるようになるから</p><p>そうだみんな、びっくりするほど変わる</p><p>自分ができることを、率先してやろうとする</p><p>初めてのことでも、とにかくトライしてみようとする</p><p>生き甲斐があるんだよね生きていく目的がお兄ちゃんの家族になるとさ</p><p>はいそれは名家の娘に生まれたことから生じる義務感とは、まったく違うものですわ義務じゃないんですわたくしが、したいんですして差し上げたいんです</p><p>瑠璃子はオレたちと暮らすようになって、どんどん家事を覚えていく</p><p>やってみたいことがあってそれを何でも自由にやらせて下さる旦那様がいてあたしたちが旦那様を必要としていて、旦那様もあたしたちを必要として下さっていることが判るからだから強くなれますいつでも、前向きになれるんです</p><p>そうなんです黒森様たちの集団には気高さがあります黒森様は他にも何人もの人と出会ったのに、気高くなることができる人だけを選択なさってご自分の家族になさったんですわたくしは、その様子をずっと見ていました</p><p>この方たちの集団は魅力的です明るく、強く、元気でそして誇り高い決して、卑下たり、鬱屈したりはしないのです皆さん、どんな身の上であろうとも</p><p>まあね強くならないと、お兄ちゃんの家族はやってられないからね</p><p>わたくしは驚嘆致しましたそして桃子お姉様</p><p>この方たちに感じる気高さをどうして、わたくしは今、桃子お姉様には感じないのでしょうか今のわたくしには桃子お姉様が、無粋な俗物にしか見えないのです</p><p>それはさ桃子姉ちゃんが、余裕をブッこいてるからだよ危機感が無いからだよ歌晏の家に完全に守られているから</p><p>さっきさジッちゃんたちと、香月家がもし潰れたらみたいな話をしたろ</p><p>食後の会話で</p><p>そうしたら、ジッちゃんの答えは香月家は、絶対に潰れない香月家みたいなでかすぎる家は、周囲に影響を与えすぎるから国だの他の名家だのが、全力でサポートして、絶対に潰れることは無いって</p><p>致しましたそういうお話を</p><p>歌晏家も、そうなんだろ香月家と並ぶ大名家なんだから</p><p>だろうな</p><p>だから、桃子姉ちゃんには判らないんだよ鞍馬家が潰れたことに関して、自業自得だと思うだけで自分が、美里さんやありすの様な境遇に陥るかもしれないみたいなことは考えたりしない</p><p>そうなる可能性が皆無だからだ</p><p>頭の中で想定できないから同情もできない平然と高いところから、見下ろしていられるんだ</p><p>桃子姉ちゃんは、ギョッとしてオレを見る</p><p>だから、妹分の鳥居さんの処女喪失を興味本位で見物するみたいなことも、平気でできる</p><p>人間はさ想像できないことは、判らないんだよもし自分が同じようなことになったらという想像ができなければ、他人を気遣うことはできないでも、桃子姉ちゃんはいつでも自分は他の人たちとは違うっていうことを前提にして生きているから</p><p>お嬢様中のお嬢様たちの集団である名家の令嬢の中でも群を抜く名門家の娘なんだから</p><p>だから、最初っから他人の気持ちは判らないし判るつもりも無いんだと思う</p><p>な、何でわたくし公ちゃんに、そこまで怒られないといけないのよ</p><p>まり子も、みすずも、瑠璃子も他の人たちも、何で、わたくしのことを愚弄するのみんなして</p><p>皆から怒られているという状況だけを感じて腹を立てている</p><p>パパ、判らない人には判らないですの</p><p>アニエスが、ニコッと微笑んでオレに言う</p><p>それより</p><p>アニエスは、鳥居さんに</p><p>お姉さんはアニエスたちの仲間になりたいですの</p><p>正直に答えて欲しいですのっ</p><p>はぁ、こうなったら正直に言うわわたくしは黒森様たちの仲間になりたいですこの２日間、とっても刺激的だったわそうねわたくしも、ずっと思ってたわこの集団の中で、わたくしなら何ができるかって</p><p>アニエスに優しく微笑む</p><p>みんな、凄い才能と能力を持っているでしょだから、この人たちと組んだら、何か、とっても面白そうなことができるんじやないかって感じたのよ</p><p>お姉ちゃん正直にですの</p><p>アニエスの言葉に鳥居さんは、溜息を吐く</p><p>仲間に入りたいって思ったのよこの人たちなら、わたくしみたいな子でも、平気で受け入れてくれるかもしれないってほら、わたくしって、生意気で、小うるさくって、態度が大きくて嫌な子でしょ</p><p>嘘黒森様だってずっと、わたくしのことを迷惑だと思っていたはずだわ</p><p>そんなことは思わないよ</p><p>でもでもでもでも</p><p>鳥居さんうちには、鳥居さんの１００倍くらい面倒な子も居るんだよ</p><p>生意気で、小うるさくって、態度がでかい女王様が</p><p>２人とも、家でお留守番してますの</p><p>アニエス、それ以上は言うな</p><p>だから、鳥居さんを迷惑だとは思わない</p><p>で、でもそ、その黒森様は、全然、わたくしのことなんて</p><p>鳥居さんは、顔を赤くしてそう言った</p><p>えーパパは、ずーっとお姉さんとセックスしたいと思ってましたの</p><p>アニエスには、判ってましたのパパは心がお腹を空かせている子は、放っておけない人ですから</p><p>わたくし心が、お腹を空かせている</p><p>元気に、アニエスは言う</p><p>だから、お姉さん早く、パパに心をプクプクにしてもらうですの</p><p>鳥居さんは、ものすごく自然に素直に正直に言った</p><p>黒森様わたくし、セックスしていただきたいです</p><p>Ｆ１案の定、コバヤシ選手だけ、日本用のパーツが無いという</p><p>車がシンガポール戦の時のままって</p><p>ホント、日本人が欧米人が平気で契約とか破ることを知ったのはＦ１のおかげなような気がします</p><p>毎年のようにホンモノの詐欺師とか、嘘吐きとか、誇大妄想が現れますし</p><p>1041．VS鳥居まり子・処女喪失決戦　／　可愛い脱衣</p><p>鳥居さんの眼は、真剣だった</p><p>それで、わたくしこちらに参ります</p><p>こちら</p><p>というより、わたくしは最初から、こちらだったのですわ</p><p>わたくしの母は、名家・狩野家の生まれで鳥居家に嫁いだ後も、やはり名家の娘のままなのですお父様やお祖父様たちも、他の家の方たちも、そのように母のことを大切にしていますしかし</p><p>鳥居さんは、口籠もる</p><p>わたくしは、そんな父と母の娘であり名家の血を引いてはいますが、名家の生まれではないのですいずれ、どこかの名家に嫁入りして鳥居家が、名家に近付くための礎になるように命じられておりますが名家の嫁になったとしても、おそらく、わたくしの身分は庶民の娘のままですわ</p><p>名家に生まれた鳥居さんのお母さんは普通の家に嫁いでも、名家の一員だけれど</p><p>普通の家に生まれた鳥居さんは、例え名家に嫁いだとしても一生、名家の一員としては扱われない</p><p>今の桃子お姉様のわたくしに対するお仕打ちでそのことが、よく判りました</p><p>鳥居さんは、美子さんと二人だけ見物席に残っている桃子姉ちゃんを見る</p><p>義姉妹の誓いをしても桃子お姉様は、わたくしをご自分の臣下いいえ、それよりももっと低い玩具としか思っていらっしゃらないのですわ</p><p>まり子、わたくしは</p><p>あなた様は、ご自分の妹のセックスをあんな興味本位のイヤらしい眼で、観察なさるのですか</p><p>鳥居さんの言葉に、桃子姉ちゃんはウッとなる</p><p>それは、あなたとわたくしのその、特別に親しい関係だからこそ</p><p>では、桃子お姉様は、わたくしにご自分の性行為を見せて下さいますか今すぐに、わたくしの前でしてみせて下さいとお願いしたら、裸になってセックスなさいますか</p><p>わ、わたくしはわたくしの貞操は、わたくしだけのものではないのよ</p><p>名家・歌晏家の令嬢としてはそう答えるしかないんだろうが</p><p>あら、黒森様とのセックスは、世間にはまったく知られることはないし妊娠する危険も無いから、やってみろとお勧めになったのは、桃子お姉様ではありませんか</p><p>そうだったよな</p><p>わたくしには勧めておいて、その言い訳はないのではありませんか</p><p>鳥居さんの強い言葉に、桃子姉ちゃんは</p><p>わたくしとあなたでは違うでしょ立場が背負っている家の大きさが</p><p>つい、本音を言ってしまう</p><p>それが桃子お姉様のご本心なのですね</p><p>鳥居さんは、溜息を吐く</p><p>いいですわそれなら見せて差し上げますわまり子の初めてのセックスどうぞ、ご覧になって下さいませっ</p><p>あ、マズイと思った</p><p>オレは、慌ててベッドから起き上がって鳥居さんを抱き締めてあげたいと思った</p><p>だけど、オレがそうする前に</p><p>ダメだよっヤケになっちゃ</p><p>寧が、後ろから鳥居さんを抱き締めていた</p><p>初めてのエッチなんてさそんなにプリプリして、ヤケのヤンパチになってするもんじゃないんだよ女の子にとって、一生の思い出になる時間なんだからねっ</p><p>そして桃子姉ちゃんを見て</p><p>桃子ちゃんはさかーなーり、勘違いしていると思うよ</p><p>桃子姉ちゃんは、ムッとして寧を睨む</p><p>だって、桃子ちゃんはホントは何も背負ってないものむしろ、実質は逆でしょ大きな家に守られているだけで、別に何もしていないじゃんか</p><p>寧は、ニカッと微笑む</p><p>わたくしは名家・歌晏家の名誉と誇りを守るために</p><p>だーかーら、そんなの言葉だけじゃんか桃子ちゃん自身は、何もしていないってそんなことも判らないの</p><p>あ、あなたみたいな人には、判らないのよ名家に生まれた者が、生まれながらに背負っている重責が</p><p>それも言葉だけじゃんかじやあ、具体的に何が大変なのさ</p><p>そ、それは例えば、家の恥にならないように、常に礼儀正しく、身の回りの物に気を配るとか</p><p>そんなことは、名家の子じゃなくたってやっているよどこの家のお母さんだってあなたが、ちゃんとしていないと笑われるのは母さんなんですからねキーッって娘に口やかましく言っているんだから</p><p>でも家の名誉ということについては</p><p>バッカじゃないの名誉なんて、どこの家にだってあるんだよ八百屋さんでも、床屋さんでも、サラリーマンでも、農家だって子供がグレて非行に走って警察に捕まるようなことでもしたら、いつものお客さんや、近所の人や、会社の人や、親戚一同から白い眼で見られて、大変なことになるんだよ一族の名誉、会社の名誉、地域住民の名誉を汚したって</p><p>桃子ちゃんはさ、名家の世界の外のことも判らないとダメだよ自分の周りの世界とそこだけで通じる常識に肩まで浸っちゃって外の世界のことが何も見えていないじゃんか</p><p>みすずなんなの、この人今すぐ、この無礼な人を下がらせなさい</p><p>桃子姉ちゃんは、みすずにそう言う</p><p>そんなことは、できませんわ</p><p>何でよっあなたは、この屋敷の香月家の娘じゃないのみすずがしないのなら、瑠璃子が下がらせなさい</p><p>わたくしにも、できかねますわ</p><p>瑠璃子はニッコリと微笑む</p><p>わたくしの大切な寧お姉様にそんな失礼なことは申し上げられませんもの</p><p>どうしてその人は、黒森家の人でしょあなたが命じれば</p><p>みすずが、桃子姉ちゃんの言葉を遮る</p><p>ここは確かに、香月家の邸宅の中ですがあたしたちは、あたしたち家族のルールに則っていますから</p><p>寧お姉様はわたくしたちよりも年長のそして、わたくしが最も敬愛しておりますお姉様のお一人でございますから</p><p>え、嘘ルリちゃん、そんな風にあたしのことを褒めても、別に何もあげないよ</p><p>寧が照れる</p><p>いえすでにいただいておりますわ勇気を決してくじけない心を</p><p>瑠璃子は寧に、笑顔でそう言った</p><p>わたくしは客よそれも歌晏家からの香月家は、わたくしにこんな思いをさせて、それで済むと思っているの</p><p>桃子姉ちゃんは、瑠璃子ではダメだと思ったのか改めて、みすずに強く言う</p><p>み、みすず様瑠璃子様</p><p>見物席の桃子姉ちゃんの脇で美子さんがオロオロしている</p><p>ダカラ全然、ソウイウコトじゃナイノネ</p><p>美智と山田梅子さんを捕らえているイーディが、クックックと笑う</p><p>ソウだよネDarling</p><p>香月家は、関係ないよこの部屋の中は黒森家が占拠しているだから、名家のルールは通らない</p><p>オレは桃子姉ちゃんに、そう言った</p><p>どういうことまさか黒森家は、歌晏家に敵対するとでも言うの</p><p>桃子姉ちゃんは、オレを睨む</p><p>それは、桃子姉ちゃん次第だよ</p><p>オレも、笑顔で睨み返す</p><p>香月家の後ろ盾が無ければ存続できない裏の家が名家とコトを構えるつもり</p><p>やっぱり、そういう認識か</p><p>オレたちに害を為す相手なら、どんな存在だろうとオレたちは闘うよ今までもそうだったし、これからも</p><p>公ちゃんそれ本気で言っているの</p><p>桃子姉ちゃんは、ムッとして言う</p><p>桃子姉ちゃんの方こそ、そろそろ虚勢を張るのは止めたらどうなんだい</p><p>オレは今、黒森家を代表して話しているオレの決定は黒森家の決定だオレが、そうと決めたら黒森の家は、全力で歌晏家を攻撃するよ</p><p>ソウイウコトネ</p><p>一方オレは、桃子姉ちゃんが歌晏家の一員だっていうことは判っているけれど桃子姉ちゃんは、歌晏家の代表じゃないだろ</p><p>いいのかいこんな馬鹿なことで歌晏家と黒森家が全面戦争になってもちろん、香月家や鳥居家も巻き込まれるだろうそれで、何が原因でこうなったんだって歌晏家の当主に聞かれて、桃子姉ちゃんは何て答えるわけ</p><p>あなたたちがわたくしの名誉を侮辱したからだと言うわ</p><p>桃子姉ちゃんは、即答する</p><p>そんなので話が通るわけないだろこっちは、正直に言うよ桃子姉ちゃんが、自分の眼の前でセックスしてみせるように鳥居さんに強要したからだってさ</p><p>ギョッとなる、桃子姉ちゃん</p><p>そ、そんなのあなたたちが、公表できるわけがないわここは、香月家の邸宅よここで、そんなことが起きていたなんてことが知られたら、香月家にとっても致命的なダメージになるはずよ</p><p>その辺の問題は、オレが引き受けるよそんなの黒森家が、香月家に内緒でやっていたことにすれば良いんだからさ黒森家は裏の家だ悪評がたっても、全然困らないからね</p><p>う、嘘よそうなったら、公ちゃんとみすずは、パートナーではいられなくなるわよそうなったら、黒森家は</p><p>その場合は、あたしが旦那様と駆け落ちすればいいだけですから</p><p>わたくしはどうしましょうまあ、どんな状況になっても、お兄様からは離れませんわ何でしたら、表向きは、香月家は黒森家と縁を切ったフリをして今と同じ生活を続ければ良いんですし</p><p>ミスズもルリコも、とっくに何度も修羅場を潜り抜けて来たノネ</p><p>高いトコロにいるダケで何か大きなモノを背負っているダケのモモコとは違うヨ</p><p>うんあたしたち、何度もメッチャクチャなところから、這い上がって来たからねっ覚悟と根性が違うよっ</p><p>桃子姉ちゃん、オレたちやる時は、必ずやるから手抜きはしない相手の息の根を止めるまで、やり通す下手に生かしとくと、恨みを買って反撃されるからね相手に反撃する力がなくなるまで、徹底的に責めるよ</p><p>そんなことで、わたくしが脅せると思ったら大間違いよ</p><p>桃子姉ちゃんは、震えながらそう言う</p><p>脅し何で、オレが桃子姉ちゃんを脅すんだよこれは最後通牒だから</p><p>桃子姉ちゃんだって、報告を受けているはずだと思うけれど昨夜、オレは鷹倉神社の巫女に命じて、数十人ものヤクザたちの頭をおかしくさせて、関西へ返したんだよ半分は、警察に自首したけれどもう、半分は自分の親分たちと銃撃戦をやって死んだよああ、オレがそう命じたんだ</p><p>公ちゃん</p><p>関西のヤクザたちはみすずや瑠璃子の学校の生徒をターゲットにした昨日のパーティで見た通りだよ二度とやつらにそういうことをさせないためには最も恐ろしい報復をするしかないだからさ</p><p>モモコには、できるのカネ家の重責を背負っていると言ってたケレドモモコは、家のために人を死に追い込めるノカ</p><p>イーディが問う</p><p>うつむく、桃子姉ちゃん</p><p>そういうことはわ、わたくしがするべきことではないのよ</p><p>そうだよこういう汚い仕事は桃子姉ちゃんみたいな立場の人がするべきじゃないもちろん、みすずや瑠璃子もだ</p><p>だから、オレがやるそれは、オレの仕事なんだ</p><p>汚れを祓う役目は</p><p>家族だからね誰かがやらなきゃいけない仕事だから</p><p>お金じゃないノヨ別に、アタシたち、コウヅキの家来でもナイシ</p><p>みすずも瑠璃子もジッちゃんも</p><p>そして、オレは美子さんを見て</p><p>美子さんもオレの大切な家族だからね</p><p>美子さんが思わず声を漏らす</p><p>名家とか、オレたちには関係無いんだそんなのどうでもいいオレたちは、オレたちの家族で幸せになりたいだけだそのために利用できるまなら、名家でも何でも利用するけれどどうしても要るもんじゃない闘わなくならなきゃいけなくなったら、名家とだって闘うし絶対に勝つよ勝たなきゃ、オレの家族が苦しむことになるからねオレたちは、負けられないんだ</p><p>ご当主で、いらっしゃるのですね</p><p>黒森様はすでに、ご当主として生きていらっしゃるのですね</p><p>いや、黒森家の当主はミナホ姉さんだし</p><p>でも、ミナホお姉ちゃんは、ヨッちゃんを次の当主にするために、今から鍛えているよだから、どんな大変なことでもヨッちゃんに任せてやらせてくれているんだし</p><p>まり子ちゃんは、何でヨッちゃんがヤクザ退治の現場にまで行かなきゃいけないのか判らなかったと思うけれどアレが修行だから本気で人を鍛えようと思ったら、一番大変な現場を体験させるしかないからさ</p><p>そう、ですよね</p><p>鳥居さんは呟く</p><p>わたくしは黒森様が軽んじられているのだと思い込んでいましたが、実際は逆だったんですね</p><p>お嬢様たちの感覚では現場でヤバイ目に遭うのは、下っ端だけか</p><p>実働部隊よりも、上から指示しているだけの方が偉そうに見える</p><p>桃子ちゃんはさぁまあ、確かにかなり独創的で、面白い性格をしているとは思うけれどハリボテだよね中身が無いのだって、ずーっと高いところで守られてて、見下ろしているだけで自分の力では、何もしてきていない家の力だけでさ修羅場なんて1つも体験してきてないじゃんか</p><p>寧が、桃子姉ちゃんに言う</p><p>だからだよまり子ちゃんをヨッちゃんに獲られちゃったのは</p><p>桃子ちゃんのハリボテの魅力よりヨッちゃんの中身の詰まった魅力の方が上だもんまり子ちゃんて現実的な女の子だしね</p><p>そういうことなんですねああ何もかも、スッとしました</p><p>わたくしも名家とか家とか、もうどうでもいいです絶対にこっちの方が面白い黒森様たちの方が</p><p>わたくしを裏切って、香月家に付くというの</p><p>嫌ですわ歌晏桃子様わたくしは、黒森家に付くんです</p><p>桃子お姉様とは、もう呼ばない</p><p>歌晏家と鳥居家の関係が壊れるわよ</p><p>まさかぁそんなことにはなりませんわ</p><p>鳥居さんが微笑む</p><p>桃子様に、そこまで歌晏家を動かす力はありませんわそれにわたくしは、香月様とお話させていただきましたから香月様と歌晏家のご当主様が非常にお親しいことも知っていますさらに、トリイ電子はお陰様で業績好調でございますから娘たちのイザコザで、グループ企業の取引に影響が出るとは、到底思えませんわ</p><p>そうだよな世の中、そんなに単純じゃない</p><p>桃子姉ちゃんが文句を言ったからって、大きな会社の経営は変わらないだろう</p><p>わたくしはずっと、歌晏桃子様に憧れていました憧れていて恐れていましたもし、わたくしが鳥居家でなく母の実家の狩野家に生まれ、そして狩野家がかつてのように大名家としての栄華を極めていたなら桃子様のようになれたのにって思っていました桃子様は、いつでもどこでも自信に溢れ、誰をも恐れず悠々となさっていてしかも、美しく麗しかったわたくしは、桃子様が大好きでしたわたくしは本当に桃子様の妹になりたかった桃子様が妹にして下さるとおっしゃられた時は、天にも昇る気持ちでしたでも</p><p>鳥居さんが、寂しそうに笑う</p><p>桃子様はわたくしのことを、本当に妹とは思って下さらなかったのですわね</p><p>だって、仕方ないじゃないあなたはわたくしは、名家・歌晏家の娘であなたは</p><p>もう結構ですわようく判っておりますから</p><p>それに、わたくし桃子様よりも素晴らしい方に出会ってしまいましたから</p><p>そう言って、鳥居さんはオレに</p><p>ふつつか者ですがよろしくお願い致します</p><p>スッとオレに頭を下げる</p><p>ヨッちゃんいいよね</p><p>寧とアニエスが、オレを見る</p><p>ああ受け入れるよ、鳥居さん</p><p>まり子と、お呼び下さいませ</p><p>鳥居さんは、そう言った</p><p>はい、ルリお姉ちゃんカメラはやっぱり、ルリお姉ちゃんの方が上手いから</p><p>マナが、瑠璃子にデジタルカメラを差し出す</p><p>もう、名家のお嬢様だから見ているだけとかしないでしょ</p><p>ええ、そうねマナさんわたくしが致しますわいつも通りに</p><p>瑠璃子が、ニッコリと微笑んで、カメラを受け取る</p><p>動画の方はぬふふっ、あたしに任せてっ</p><p>じゃあ、お洋服を脱ぎ脱ぎしましょうですの</p><p>アニエスが、まり子に言う</p><p>あ、それは旦那様にしていただいた方がいいんじゃないの</p><p>みすずが、そう提案した</p><p>そうだよね初めてなんだしそこからしたもらうと良いよ</p><p>では、あのお願い致します</p><p>まり子は、そうオレに言ってから桃子姉ちゃんを見て</p><p>ご覧になっていて構いませんよわたくし、もう桃子様のことは気に致しませんから</p><p>ふ、不快ですわわ、わたくし退席させていただきます</p><p>椅子から、立ち上がろうとする</p><p>ソンナ勝手が許されると思うノネミチ</p><p>美智が桃子姉ちゃんに気を放つ</p><p>ひっ何</p><p>桃子姉ちゃんは、腰が抜けて再び椅子にストンと座る</p><p>巫女の力ほどではございませんがわたくしにも、ただ座らせておくぐらいのことはできます</p><p>ぬむむむむむっ</p><p>美智の横で、猿轡を噛まさ縛られた山田梅子さんが唸っている</p><p>お静かに気の技が通じないのでしたら、また電撃を加えることになりますが</p><p>美智の鋭い眼光に山田さんは黙り込む</p><p>コッチも修羅場の数が違うノネ</p><p>イーディが、例の針が飛び出すスタンガンテイザーガンを弄びながら、そう言う</p><p>昨日の戦いで、古い流派には気の技を反らす奥義があることは判っていたカラネダカラ、ショウに言って用意してもらったノネ</p><p>イーディと美智は、早速、対策を探したのか</p><p>スタンガンなら相手が死ぬことはないし</p><p>電撃を受けたら、どんなに鍛えている人間でも、一定時間は身体がマヒする</p><p>アタシたちも、絶対に負けられないノヨアタシたちの敗北は、家族の危機ダカラネ</p><p>翔お姉様も流石です1発撃ち切りの使い捨てタイプでなくカートリッジ式で連射のできるタイプを用意して下さいましたから</p><p>オレたちの戦いだと1発だけじゃあ、怖いもんな複数の敵を相手にすることが多いから</p><p>さあ、パパ早くですの</p><p>アニエスが鳥居さんの後ろに回って、オレを呼ぶ</p><p>オレは鳥居さんに近付くが</p><p>鳥居さんの眼が全裸のオレの股間を見ている</p><p>勃起しているペニスを</p><p>鳥居さんは、オレの問いにそう答えた</p><p>怖くはないわ旦那様のだもの</p><p>みすずが、オレの前にしゃがんでオレの亀頭にキスをする</p><p>瑠璃子も舌を這わす</p><p>とっても美味しいですわ</p><p>もう、２人とも今は、まり子ちゃんの時間ですの</p><p>アニエスが、みすずと瑠璃子を叱る</p><p>あら、ごめんなさい</p><p>さあ、お兄様</p><p>オレはまり子の正面に立つ</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>まり子は、興奮しているのか息が荒い</p><p>オレの手がまり子のブラウスのボタンを外していく</p><p>首筋から白い肌が見えてくる</p><p>すいぶん慣れていらっしゃるのですね</p><p>いや、あのふ、服を脱がすのが</p><p>ああ、オレは全然、手が震えることもなく、自然にやっているな</p><p>えっと脱がすのも多いけれど、着せるのも多いから</p><p>着せる</p><p>アニエスは、お風呂に入る時はいつもパパに脱がしてもらってますし、お風呂から出る時は着せてもらってますの</p><p>アニエスだけじゃないですの真緒ちゃんもそうですし</p><p>ごめんなさいあたしもいつも、そうしていただいています</p><p>そうですのアニエスは、みすずちゃんが自分でパンツを穿くところを見たことが無いですの</p><p>そう言えばみすずは、オレにされるのが大好きだもんな下着を脱ぐのも着るのも</p><p>ルリちゃんは、時々は自分で着てます寧ちゃんは、大人だからいつも自分で着ていますの</p><p>えへへみんなのお姉ちゃんだからねっ</p><p>寧は、みんなの前では自分でするけれど</p><p>オレと２人きりの時は、全部オレにさせる</p><p>もの凄い甘えん坊になるから</p><p>そうね昨日のお風呂も楽しかったものね</p><p>まり子は、アニエスにそう言った</p><p>みんなで、わぁわぁ騒ぎながらのお風呂は</p><p>昨日のまり子は、部外者としてただただ驚き震えていただけだったけれど</p><p>これからは違う</p><p>よし、ボタンが外れた</p><p>ブラウスの前を開くブラジャーの色は白だった</p><p>そのまま脱がす</p><p>スカートだ</p><p>スカートはすぐにストンと床に落ちた</p><p>まり子は、下着と靴下だけになる</p><p>靴下を脱がすよ</p><p>オレは、まり子の足下にしゃがみ込む</p><p>あ、靴下はじ、自分で</p><p>パパにしてもらうですの</p><p>よし、右足からだ</p><p>オレは、まり子の靴下を脱がす</p><p>素足が現れる</p><p>まり子ってさ</p><p>は、はい何ですか</p><p>綺麗な足をしているよな小指とか、すっごく形が良い爪もつるつるだし</p><p>まり子は、頬を赤く染める</p><p>はい、反対の足だ</p><p>そして、両脚とも素足になる</p><p>うん足も細いし長いしでも</p><p>まり子は、スポーツとかしていないだろ</p><p>いや、申し訳ないことはないけれど</p><p>オレは、まり子のふくらはぎに触れた</p><p>ひやうっ</p><p>健康のためには、もう少し運動した方がいいよ</p><p>でも、太っているわけじやないしむしろ、ちょっと痩せているか</p><p>でも、おっぱいは結構あるよな</p><p>オレはしゃがんだまま、まり子の胸を見上げる</p><p>うん、白いブラに包まれた肉塊はボリュームがある</p><p>ちょっと楽しみだ</p><p>パパは、おっぱい大好きですの</p><p>うんまあ、そうなんだけれど</p><p>オレは、立ち上がって</p><p>まり子、ブラを外すぞ</p><p>緊張で身体を固くしてそう言う</p><p>そんなに固くならない</p><p>オレは、まり子の背中をススッと撫で上げる</p><p>ゾクッと震える、まり子の背筋</p><p>背中のホックを、一瞬で外す</p><p>キャッ</p><p>ブラから零れた胸を、まり子は慌てて手で押さえた</p><p>隠しちゃダメですのちゃんと脱ぐのーっ</p><p>は、はいはい</p><p>まり子は、口でははいと言うが手は胸を隠したままだ</p><p>まり子、深呼吸だ</p><p>いいから、オレと一緒にほら、スーッ、ハーッ</p><p>アニエスも一緒にしますのスーッ、ハーッ</p><p>まり子も連れられて、一緒に深呼吸する</p><p>スーッ、ハーッ</p><p>ちょっとは落ち着いてきたろ</p><p>怖くないですのパパですから</p><p>まり子は自分から胸を押さえる、手を外した</p><p>ブラ、取るよ</p><p>ブラを外す</p><p>可愛いおっぱいだすごい、綺麗だ</p><p>１６歳の乳房はプクッと丸く、桜色の乳首は上向きだった</p><p>へ、変ではないですか</p><p>え、綺麗だよ乳輪が小さいのも良いなオレ好きだよまり子のおっぱい</p><p>黒森様って本当に、お優しい方なのですわね</p><p>え、何でそう思う</p><p>オレは、素直に思ったことを言っているだけなんだけれど</p><p>わたくしは、その肌に下着の跡が付いてしまっていて、恥ずかしいです</p><p>ああ、ブラジャーの痕跡が赤く白い肌に線を作っている</p><p>これって、まり子ちゃんブラが少し小さいんじゃないの最近、もしかして胸が大きくなった</p><p>あはい多分</p><p>まり子ちゃんて家に、下着のこととか相談できる人が居ないんじゃないのお母さんとは、そういう話はしづらい</p><p>うん、そうなんだろうと思った</p><p>名家出身の母親との間に溝がある</p><p>じゃあ、今度、あたしたちと一緒に買いに行こうか</p><p>そうですの行きましょう行きましょうパパとお出掛けですの</p><p>あたしと瑠璃子も一緒に行くわそれなら、いいでしょ</p><p>お兄ちゃんにエッチな下着を買ってもらうといいよマナも欲しいし</p><p>おいおいマナ</p><p>とにかく、これからはお姉ちゃんたちに何でも相談してねっ</p><p>笑顔で寧が、まり子にそう言った</p><p>わたくしも、お姉様たちに色々なことを教わっていますわ</p><p>だから、心配しなくていいですの</p><p>アニエスが、そう言った</p><p>ほら、パパ次はパンツを脱ぎ脱ぎですのっ</p><p>よし、とにかくまり子を全裸にしよう</p><p>他の女たちと同じように</p><p>Ｆ１</p><p>はぁ、事故ですか</p><p>ビアンキは、フェラーリ昇格の噂もあったのに</p><p>1042．ＶＳ鳥居まり子・処女喪失決戦　／　処女膜確認</p><p>オレは再び、パンティ１枚で立っているまり子の前にしゃがむ</p><p>オレの眼の前に、まり子の柔らかそうなお腹と、可愛いおへそがあった</p><p>フーッと、おへそに息を吹き込むと</p><p>きゃん</p><p>ブルッと震えて、身を捩る</p><p>へ、変なコトしないで下さい</p><p>まり子は、赤い顔でオレを見下ろすが</p><p>そんなの、全然変なコトのウチに入らないよっ</p><p>そうそう、これからお兄ちゃんに、もっともっと変なコトされちゃうんだからさっ</p><p>寧とマナが、笑顔でそう言う</p><p>オレが、まり子のパンティに触れようとすると</p><p>あ、えっとそのはい</p><p>ドキマギしている、まり子</p><p>そんなに、お股をギュッと閉じているとパパがパンツを脱がせられないですの</p><p>アニエスが言うとおり、まり子は立ったまま太ももをギュッと閉じていて小刻みに震えている</p><p>大丈夫よ怖くないから</p><p>でも、羞じらっているまり子さん素敵ですわ</p><p>瑠璃子は、今やパンティ１枚きりになったまり子の裸身を撮影していく</p><p>ほら、落ち着いて</p><p>オレは、笑顔でまり子を見上げる</p><p>よく見ろよまり子の周り、みんな裸なんだぜ</p><p>この大きな部屋のベッドの周囲に集まっているのは</p><p>オレも、アニエスも、寧も、マナも、みすずも、瑠璃子もみんな裸だ</p><p>何なら、アタシとミチも脱グカ</p><p>壁際で、山田梅子（セバスティアヌス）さんを縛り上げ監視しているイーディが言う</p><p>その他は見学者席の豪華な椅子に座り続けている、着衣の桃子姉ちゃんと美子さんしかいない</p><p>早くみんなと一緒になりましょうですのっ</p><p>アニエスの笑顔に</p><p>まり子の震えが止まる</p><p>そ、そうねうん、判りましたええいっ</p><p>まり子は勇気を振り絞って足の力を緩める</p><p>そしてぴったりと閉じていた太ももを、開いた</p><p>まり子、それは開きすぎだ</p><p>今度は思いきって肩幅くらい足を開いて立っている</p><p>これでは、下着が脱がせられない</p><p>もうちょっとだけ、閉じてくれ</p><p>まり子は、申し訳なさそうに少しだけ足を閉じる</p><p>じゃあ、脱がすから</p><p>よ、よしなに</p><p>よしなにって、どういう意味なんだろう</p><p>でも、緊張しているまり子に、そんなことを聞くのも悪いから</p><p>オレは、まり子の小さなパンティを両手で掴んで</p><p>ゆっくりと下ろす</p><p>秘部を守っていた布地が引き下ろされ外気に触れる</p><p>ああ、陰毛が薄いというかほとんど、産毛しか生えていないな</p><p>そしてぴっちりと閉じた、まり子の一筋の割れ目が</p><p>うん目視では、濡れていない</p><p>緊張している方が強くて、性的興奮に繋がっていないんだな</p><p>そ、そんなにみ、見ないで下さい</p><p>いや、見るよ見ないとまり子が、どんな状態か判らないだろ</p><p>オレは超能力者とかじゃないからさちゃんと見てまり子の身体の様子を確認しないとオレの大丈夫なはずだみたいな適当な判断でセックスするのはまり子が嫌だろ</p><p>そ、それはそうですけれど</p><p>とにかくよく濡らして、処女膣を緩めないとな</p><p>でも、その前に</p><p>ほら、まり子片方ずつ、足を上げて</p><p>まり子のパンティを、足から抜く</p><p>そして、下からまり子の完全な裸体を見上げる</p><p>うん綺麗だまり子</p><p>まり子は綺麗だ</p><p>１６歳の裸身</p><p>腰が高く、足が長い</p><p>少し痩せ気味だな手足は筋肉が無いから細い</p><p>普段、そんなに運動していないから</p><p>お腹とか、ホントに柔らかそうだけどでも、ちゃんとくびれて締まっている</p><p>まだ高校１年だもんな</p><p>おっぱいはお椀型で乳首は、キュッと上向きだ</p><p>肌は白いけれど乳輪は、鮮やかなピンク色</p><p>健康で、生命感溢れる元気な肉体だ</p><p>そ、そんなわたくしなんて、他の方と比べれば</p><p>まり子は、寧やマナやアニエスの裸身を見る</p><p>人と比べるなよまり子の良さは、まり子だけのものなんだから</p><p>オレは、そう言って立ち上がる</p><p>キスも初めてか</p><p>まり子は、耳まで赤くなる</p><p>じゃあ、しようファースト・キスが初体験の後とか、良くないだろ</p><p>したくないのか</p><p>し、しますわすればいいんでしょもうっ</p><p>何か軽くキレられた</p><p>まり子は何もしなくていいんだオレがするから</p><p>オレが間合いを詰めるとまり子はあからさまに身体を固くする</p><p>実はオレずっと、まり子とキスしたかったし、セックスしたかった</p><p>驚くまり子</p><p>い、いつから</p><p>昨日パーティ会場で、最初にまり子を見た時から</p><p>ななな、何で</p><p>何でってまり子は可愛かったよパーティのドレスも、良く似合っていた</p><p>わわわ、わたくしなんて生意気で、生意気で、生意気なだけの娘で</p><p>だから可愛かったんだよ</p><p>オレはスッとまり子を抱き締める</p><p>意地を張って、一生懸命背伸びしてでも、他のお嬢様たちに負けるもんかって、元気なまり子は可愛かったよ</p><p>今なら判る</p><p>まり子はまり子でずっと闘っていたんだ</p><p>名家とかお嬢様とか自分の生まれとかと</p><p>それが、外から見たらエキセントリックなだけの騒がしい女の子にしか見えないのかもしれないけれど</p><p>今のオレは、もうまり子の背景を知っているから</p><p>もう、平気だからまり子には、オレがいるオレたちが付いている</p><p>オレは、まり子の唇にそっとキスする</p><p>うん、温かいそして、柔らかい</p><p>瑠璃子が、廻り込んでオレたちの接吻をカメラに収めた</p><p>その撮影音を聞いて</p><p>あんっわ、わたくしキスされちゃった</p><p>ハッとなる、まり子</p><p>そうだぞまり子</p><p>オレは、まり子をギュッと抱き締めて再び、唇を重ねる</p><p>まり子の柔らかな胸と乳首がオレの胸に当たる</p><p>オレの勃起ペニスも、まり子の柔らかなお腹にグッと押し付けた</p><p>舌を入れようとしたが、まり子の歯はグッと閉じられたままだった</p><p>まり子が、唇を離す</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁそ、そんなにずっと、キスしていないで下さいい、息ができないじゃないですか</p><p>キスで口が塞がっている時は、鼻で息をすればイイノネ</p><p>そそそ、そんなことをしたらわわわ、わたくしの鼻息が、黒森様に</p><p>いや、別に構わないけれど</p><p>アニエスたちも、パパとキスする時は、お鼻で息をしていますの</p><p>不思議そうに、アニエスが言う</p><p>よっし、まり子キスの時の、息継ぎの練習だ</p><p>オレはまた、まり子を抱き締めキスをする</p><p>ぬもももももっ</p><p>お鼻で息するんですの大丈夫ですから</p><p>そのままだと、キスで溺れちゃうよまり子ちゃん</p><p>寧が、ビデオカメラを向けて困惑しているまり子を映す</p><p>お鼻で息ですのっはい、すーはーですのっ</p><p>アニエスの合図で、まり子の鼻が大きく膨らむ</p><p>ほら、息を吐いて下さい</p><p>鼻息が、ぷしゅるるるっとオレの顔に当たる</p><p>はい、吸うですのー</p><p>ずばぁぁ</p><p>寧を始め、みんなが笑う</p><p>ぷはぁっわ、笑うのは酷いですわ</p><p>まり子が、唇を離してみんなに抗議するが</p><p>オレは笑ってないよ</p><p>まり子が一生懸命やっているんだから笑うはずがないだろ</p><p>あなたたちホント楽しそうね</p><p>桃子姉ちゃんが、吐き捨てるように言った</p><p>そりゃ楽しいよ桃子姉ちゃんは何で人間がセックスするのか判っているのかい</p><p>オレは、まり子を抱き締めたまま言った</p><p>そんなの子孫繁栄のため、もしくは、性欲を満たすためでしょ</p><p>違うよ楽しいからだよ</p><p>性欲がだぎりまくっているケダモノみたいな人間もそりゃ、確かにいると思うけれどさでも人間は、性欲だけでセックスしているんじゃないと思うよセックスは、人と人が判り合うためのコミュニケーションだし楽しめなきゃ、こんなのミジメでツライだけだからさ</p><p>そうですわセックスは楽しいですだから、瑠璃子はお兄様としか致しません瑠璃子が楽しくセックスできる相手は、お兄様だけですから</p><p>アタシもそうネDarlingとのセックスは面白いヨAMAZINGネダカラ、Darlingが良いノネ他のオトコとはしたくないヨ</p><p>そうだよ自分の心と身体の奥底まで見せ合いっこするんだから楽しめなきゃ、やってられないって</p><p>だから、まり子ちゃん楽しんでいいんだよっまり子ちゃん、楽しいのは好きでしょ</p><p>えっと、まあ楽しい方が</p><p>まり子は、そう言う</p><p>オレは、もうとっても楽しいよだって、まり子と抱き合っているんだからな</p><p>まり子が、オレと肌を接していることを意識してまた赤くなる</p><p>何か、変な気分ですわ</p><p>まり子は、ぺたんとベッドの真ん中に、座り込んでいる</p><p>わたくし、ホントに裸ですわ</p><p>この部屋は、壁が全部鏡張りだ</p><p>鏡の中の裸身の自分を見て、まり子が呟く</p><p>そして皆様も</p><p>そう鏡の中には</p><p>ベッドの周りを取り囲んでいる、裸のオレたちも写っている</p><p>まり子は、１人ではない</p><p>まり子ちゃん、ちょっとＭ字開脚してみて</p><p>寧がビデオカメラを向けて、そう言うが</p><p>Ｍ</p><p>戸惑うまり子の左右に、アニエスとマナが付いて</p><p>足をＭの字にしますのっ</p><p>強制的に、開脚させられる</p><p>うわっ、さすが処女Ｍ字開脚しても、アソコはぴったり閉じているねーっ</p><p>寧の言うとおりだった</p><p>じゃあ、まり子ちゃんちょっとくぱぁしてみてっ</p><p>くぱ</p><p>アニエスが、まり子の秘唇を両手の人差し指で開く</p><p>ひぃ、ひぃぃぃぃ</p><p>驚かないここは開くようになっているのそうでないと、オチンチンが入らないでしょ</p><p>まり子ちゃん、アニエスとパパのセックス見てたから判るはずですの</p><p>自分の割れ目を、いきなりくぱぁされるのはなぁ</p><p>ほら、他の子の初体験の時も、こうやって事前に観察していたろちゃんと見ておかないと判らないからさ</p><p>自分の指で、こうやってくぱぁって拡げていて下さいですの</p><p>アニエスに指導されて、まり子はカメラの前で自分の割れ目を拡げて、内側を見せる</p><p>もちろん、瑠璃子も静止画のカメラを手に局部のアップや、まり子の顔入りの写真をいつも通り撮影していく</p><p>な、何だか恥ずかしいですわ</p><p>そりゃ恥ずかしいよでも、ここにいるみんなも体験してきたことだしさ</p><p>わたくしの部屋に来て下さったら、皆様のお写真もお見せ致しますわ</p><p>寧と瑠璃子が言う</p><p>オレも、まり子の胎内を覗き込む</p><p>ああ少しは濡れてきているか</p><p>でも、全然、充分じゃないな</p><p>あ、まり子ちゃんの処女膜見ーっえたっ</p><p>うん肉色に輝く奥に、白っぽい存在が見える</p><p>え、しょ</p><p>処女膜だよまり子ちゃん、自分でココ拡げて鏡で見てみたこととかないの</p><p>寧の問い、顔を真っ赤に染めて答える</p><p>じゃあ、見てみよう手鏡みたいなのないっ</p><p>ここにありますわ</p><p>瑠璃子が手鏡を持って来る</p><p>用意しておいたんですまり子さんは、好奇心が旺盛だから絶対にご自分の処女膜をご覧になるだろうと思って</p><p>はい、じゃあ、あたしが写してあげるお姉ちゃんは、そのままマンコ拡げててね</p><p>両手で、自分の女性器を拡げているまり子の股間にマナが手鏡を差し入れる</p><p>うわっわたくしこんななんだ</p><p>１６歳の少女には、自分の性器はちょっとグロテスクに感じたらしい</p><p>そんでさこれが処女膜</p><p>マナが、指差して教える</p><p>これが</p><p>ジッと見つめるまり子</p><p>そうだよこうやって見られるのは今だけなんだからすぐに、お兄ちゃんのオチンチンで破られちゃうんだからねっ</p><p>これが破られる</p><p>まり子の割れ目からトロトロと愛液が垂れてくる</p><p>まり子は、自分の処女膜を見て興奮しているのか</p><p>はーい、パパ準備準備ですの</p><p>アニエスが、オレのペニスを舐めしゃぶる</p><p>硬度が増す</p><p>動画カメラ、オッケーだよーん</p><p>静止画も、いつでも大丈夫ですわ</p><p>寧と瑠璃子の処女の肉体記録も完了した</p><p>じゃあ始めるか</p><p>オレは、ベッドに上がる</p><p>えっ、えっ、えっはい</p><p>まり子は、Ｍ字開脚くぱぁの態勢のまま硬直している</p><p>セックスだよさあ、するぞセックス</p><p>うわわわわわわ</p><p>うわわじゃないよまり子</p><p>オレは、まり子の鼻にキスをする</p><p>急がないし、怖くしないから落ち着け</p><p>ははは、はい</p><p>開脚きは、もういいからちょっと、抱き締めさせろ</p><p>まり子が怯えないように、優しく上半身を抱く</p><p>髪と背中をおだやかに撫でる</p><p>オレは、まり子の髪をクンクンと嗅ぐ</p><p>ど、どうかいたしましたか</p><p>いや、良い匂いだなって思って</p><p>シャンプーやトリートメントは、外国製のものを使っておりますから</p><p>そういうことじゃないよ良い匂いなのは、まり子だから</p><p>わ、わたくしそんなことを言われたのは、生まれて初めてですわ</p><p>これからは普通のことになるよ</p><p>そうですのパパは、アニエスたちのことをクンクンするのが好きですから</p><p>女の子はみんな良い匂いがする</p><p>そして、その匂いは１人１人、みんな違う</p><p>でも、パパはおっぱいをペロペロするのがもっと好きですの</p><p>そうなんだよなぁ</p><p>まり子胸を触ったりしてもいいか</p><p>オレの言葉に、まり子は</p><p>戸惑いながらも</p><p>ど、どうぞお、お楽しみ下さい</p><p>うんじゃあ、楽しませてもらうよ</p><p>オレは笑っていないというのは、</p><p>ハセガワシシン先生のイレズミチョウハンという芝居で昔観て</p><p>良いセリフだなあと思ったのですが</p><p>ええ、亡くなったカンザブロウさんとタマサブロウさんの共演でした</p><p>その後、台本で読んでみたくなって、図書館でハセガワシン全集を借りたのですが</p><p>無いんですよね元の戯曲には</p><p>明治期の芝居が怖いのは、劇作家が書いていないセリフを役者たちが足して</p><p>それが名場面になっているのに活字で読めないという</p><p>どこかで実際に上映に使った俳優・スタッフ用の台本を手に入れない限り</p><p>イズミキョウカ先生のオンナケイズも湯島天神で、お蔦がいなくなった後に、巾着切りがやってくる場面は、後からの挿入なので</p><p>キョウカ全集には、載っていません</p><p>何で、そういうことがアリかというと</p><p>劇作家よりも、俳優の方が力が強かったので</p><p>作品を面白くするためには、戯曲に無いセリフも足すし場面ごと付け足したりもして</p><p>でも作者からすれば、何で勝手に足すんだということなので自分の作品集には、上演されたバージョンは載せないので</p><p>アニメもそうですね</p><p>元のシナリオの出来が悪いと、監督が絵コンテレベルで平気で書き換えるので</p><p>デザキ監督とかは、シナリオと全然違う作品になったことがとても多かったそうです</p><p>トミノ監督もガンダム記録全集で、シナリオライターに勝手に変えやがってと文句を言われています</p><p>逆に、ミシマユキオ先生の作品は、今でも一言もセリフを変えないというのが上演の条件になっているそうです</p><p>1043．VS鳥居まり子・処女喪失決戦　／　身体をほぐすための愛撫</p><p>まり子を、ベッドに仰向けに寝かしてもう一度、キスから</p><p>それから耳の後ろ首筋にもキスする</p><p>ひぃやんっ、くすぐったいわよ</p><p>ビクッと身体を震わせるまり子</p><p>そのくすぐったいのが、いいんじゃないのっ</p><p>ほら、動くなまり子</p><p>オレは、首を上から下へチュッチュと吸っていく</p><p>ああんっちょっといやぁん</p><p>それから、まり子の鎖骨へ舌を這わす</p><p>胸が盛り上がっていく辺りを、クンクンと嗅ぐ</p><p>甘いミルクの匂いがするよ</p><p>１６歳の少女の肌の匂いが、男を奮い立たせる</p><p>それって、わたくしが子供っぽいってこと乳臭いの</p><p>オレは、再び頭を起こしまり子と目線を合わせ</p><p>そういうことじゃないよ</p><p>じゃあ、どういうことなのよ</p><p>ホントに負けず嫌いの意地っ張りなんだよな</p><p>まり子が可愛いんだよ可愛いと思うから、甘い香りを感じるんだ</p><p>そう言って、もう一度まり子の唇にキスをする</p><p>わ、わたくしは黒森様にキスされる度に、鼻の奥の辺りでレモンの匂いがしますわ</p><p>それは、まり子ちゃんがパパのことを好きだからですのっ</p><p>だって、アニエスもいつも、レモンの匂いがしますものっチューしてもらえる度に、心がキュンってなってレモンみたいになりますの</p><p>ベッドに横たわっている、まり子が枕元のアニエスを見上げる</p><p>あたしも、いつもそうなりますわ</p><p>みすずと瑠璃子が、笑って答える</p><p>ファーストキスは、レモンの味って言うけれどさ好きな人とキスすると、本当にそんな味がするんだよねーっこういうのは、未体験の人には判らないと思うけどーっ</p><p>寧は、そう言って桃子姉ちゃんを見る</p><p>ペットの犬とか、親戚の赤ちゃんとかがファースト・キスの相手にならないのは、そういうことだよねあのキュンとなる感じと、酸っぱさが無いからさ</p><p>桃子姉ちゃんは、怖い顔でこっちを見ている</p><p>やっぱりキスもしたことが無いんだろうな</p><p>黒森様、もう一度お願い致しますわ</p><p>まり子が、そう言うからまたキスする</p><p>んホントに酸っぱい感じわたくしちゃんと、初めてを体験できているのですわね</p><p>そうさ、だから次に進むよ</p><p>暴れるなよ</p><p>オレは、まり子のおっぱいに触れる</p><p>すでにちょっと汗ばんでいるむにむにと柔らかい</p><p>おっぱい、揉まれたことは</p><p>そんなのあるわけありません初めてですわ</p><p>自分でも</p><p>揉まないです自分の胸なんて</p><p>固過ぎず、柔らか過ぎずなかなか良い弾力だ</p><p>あん、く、黒森様つ、強いです</p><p>ちょっと強く揉まれるぐらいの方がいいだろ</p><p>優しくそっと触るだけじゃセックスの醍醐味は判らないんだよ</p><p>痛くならない程度には、グイッグイッと時々、強く揉んだ方が</p><p>オレに任せろオレが、まり子の身体を傷付けるようなことをするはずがないだろ</p><p>まり子は、それでもまだ心配そうだ</p><p>オレは、まず右の乳首から舌を這わす</p><p>ちょ、ちょっとあんっ</p><p>舌でペロペロと転がすと固く勃起していく</p><p>感度は良い</p><p>嫌ぁん、くすぐったいくすぐったいから</p><p>ちょっとだけ我慢して下さい乳首を吸っていただくのは女にとって、とても気持ち良いことですから</p><p>そうだよねえヨッちゃんにおっぱい吸われているとさ女に生まれてきて良かったって、思うよね</p><p>寧お姉ちゃんは、おっぱい恵まれすぎだよしかも、そんなに大きいのに形も良くて、全然垂れてないしさ</p><p>だって、垂れないように筋トレ頑張ってるもんっヨッちゃんに嫌われないように、プロポーションだけは命懸けで気にしているから</p><p>オレは、そんなことで嫌わないよヤッちゃん</p><p>オレは、まり子の胸を揉みながら言う</p><p>判っているけどぉっあたしが、嫌なのよあたしはずっと、ヨッちゃんにとって綺麗なお姉ちゃんでいたいんだもん</p><p>それ判るマナも可愛い妹でいたいもんなぁ</p><p>マナは自分の胸を自分で揉みながらそう言う</p><p>でも、マナモデルを目指しているから、おっぱいはあんまり増やせないんだよねぇモデルさんて、細くないといけないから</p><p>そうマナちゃんのおっぱいも、なかなか可愛くて綺麗だと思うよねっ、ヨッちゃん</p><p>ああ、オレは好きだぞ</p><p>そこまで言って、ハッと気付く</p><p>まり子、ちょっとゴメン</p><p>いや、いつものお約束だから</p><p>オレはイーディと一緒に、山田梅子さんの監視をしている美智に</p><p>美智、オレはお前の胸も好きだからな</p><p>そのお言葉は大変嬉しいのですが残念ながら、わたくしには胸と呼べるような部位は存在しませんので</p><p>すねてる美智の胸は、つるぺたの真っ平らだから</p><p>でも、オレは好きなんだ後で揉ませろ吸わせろ舐めさせろ</p><p>ご主人様のご命令でしたら</p><p>ね、まり子ちゃん楽しいでしょ</p><p>まり子には、言葉の意味が判らなかったらしい</p><p>これがあたしたちの家族なんだよそんで、これからは、まり子ちゃんの家族だよみんな結構、自己主張が強くてでも、みんなヨッちゃんのことが大好きヨッちゃんは、いつも全員のことを考えて右往左往しているそれが、楽しい見ているだけでも、騒ぎに加わってもね</p><p>ワーワー騒いでも、ケンカとかは絶対にしないですのアニエスたちがケンカすると、パパが悲しみますからでも、その代わりワーワー騒ぎ遭うのは良いんですの</p><p>お腹の中の気持ちをぶつけ合うって言うか隠し事無しの、言いたい放題かな家族の中ではさっ</p><p>というより家族の中では、隠し事ができないのようちには、人の心の中を読める子たちもいるから</p><p>悩み事なども、１人で抱え込んでいることはできないんですわすぐに、読み取られてしまいますから今は皆さん、席を外して下さっていますけれど</p><p>寧、アニエス、マナ、みすず、瑠璃子がそう言う</p><p>ああそうなのよね</p><p>まり子も鷹倉姉妹の力は知っている</p><p>そうか隠してるのは、馬鹿なのね</p><p>オレは今度は、まり子の左の乳首に吸い付く</p><p>あんっああっ</p><p>右の乳首より、左の方が感じる</p><p>くぅぅん、そ、そんなことは判らない</p><p>よくあることだよ左の方には心臓があるから、左の方が感じるってこと</p><p>マナが、そう言うきっと、克子姉辺りからの知識だな</p><p>ああんっ、もぅっ変な声が出て恥ずかしい</p><p>全然、変な声じゃないよっ可愛いよ、まり子ちゃん</p><p>そうですのまり子ちゃんおっぱい吸っている、パパの顔を見てみるですの</p><p>アニエスの言葉に、まり子がオレを見る</p><p>ほら、ヨッちゃん赤ちゃんみたいで、可愛いでしょ</p><p>本当に、お兄様は胸を吸われている時は、いつも幸せなお顔をなさっていますから</p><p>こうやって、お兄ちゃんの頭を抱き締めてみて</p><p>マナに言われて、まり子が自分の乳首を吸うオレの頭を、クッと抱く</p><p>あんんっ、あんんっホントですわ可愛い</p><p>オレを見つめるまり子の表情も緩む</p><p>よし、そろそろ下へ行くよ</p><p>下</p><p>まり子のアソコも舐める</p><p>まり子は</p><p>ええ、い、いいですわ別に、そんなところ舐めなくても</p><p>良く舐めて、解しておかないとまり子が痛くなるから</p><p>オレは、まり子の眼を見て真顔でそう言う</p><p>わ、わたくしも黒森様のそのアレを舐めた方が良いのではありませんか</p><p>恐る恐る、そんなことを言い出す</p><p>色んな子が、オレの勃起にフェラチオする姿を見てきたからか</p><p>今はいいよ次の時で今日は、初めてなんだから</p><p>ヨッちゃんの言う通りだよいっぺんに色んなコトを覚えると混乱するし</p><p>舐め舐めは、今度の時にアニエスが教えてあげますのっ</p><p>寧とアニエスが、そう言う</p><p>その代わり、その時はお口でパパの精液を受けとめて、ゴックンしないといけないですの</p><p>お兄様は、わたくしたちが精液を飲み干す姿をご覧になるのも、お好きですし</p><p>ホント、嬉しそうに見ているんだよお兄ちゃんだから、ちょっと苦くても飲んであげるんだ</p><p>あたしは毎朝、飲みたいです精液の味で、旦那様の体調が判るようになりたいから</p><p>でも、Darling飲精よりも膣内射精の方が好きネ精液を飲ませるのは、アクマデもオプションなのネ</p><p>わたくしも、ご主人様に子宮に新鮮な精を注いでいただく方が好きでございます</p><p>とにかく、オレの舌は下へ向かう</p><p>まり子の乳首から胸の谷間を舌で舐め</p><p>柔らかなお腹の感触を舌で感じ取る</p><p>お、おへそは舐めないで</p><p>震え上がるまり子</p><p>おへそなんて、舐められるとは思っていませんでしたわ</p><p>唇も、首筋も、胸も人に舐められるのは、生まれて初めてでしたけれどおへそなんて</p><p>これからは毎回舐めるから、ちゃんと綺麗にしておけよ</p><p>そんなこと黒森様に言われなくても、ちゃんと致しますわ</p><p>そして、オレの舌はいよいよ、まり子の下腹へ</p><p>うんかなり、濡れてきたな</p><p>でも、まだ足りないと思う</p><p>もっと濡らして、膣口が緩むように解さないと</p><p>いやぁん、また見てる</p><p>そりゃあ、見るさまた拡げるぞ</p><p>今度は、オレの指でまり子の割れ目を開く</p><p>とろーりと熱い愛液が滴り落ちる</p><p>ぁぁ、恥ずかしい心臓がドキドキしますわ恥ずかしくて、死んでしまいそうです</p><p>じゃあ、こうしたらどうなる</p><p>オレはいきなりベロリと舌で舐め上げた</p><p>ゾクゾクゾクッと快感が、まり子の背中を奔るッ</p><p>オレはそのまま、内側に舌を差し入れるようにして小刻みに</p><p>ひっ、ひっ、ひっくぅぁぁっ</p><p>まり子は、大きな声で良く啼く</p><p>酸っぱいまり子の愛液の味が、オレの舌に拡がっていく</p><p>オレは、指先を使って</p><p>な、何を何をなさっているのです</p><p>まり子が、慌てて叫ぶ</p><p>ああ、お兄ちゃんはクリトリスを剥き出しているんだよ</p><p>クリな、何でです</p><p>まり子は自分で触ったことは無いみたいだな</p><p>何でって何となくだよ、何となくっ</p><p>何となーく、クリトリスなんてねっ</p><p>その瞬間オレは、舌先でまり子のクリトリスを</p><p>きゃひぃぃぃ何何々、何ですのぉぉぉ</p><p>だから、それがクリトリスだってっ</p><p>ひぃぃぃぃこれ、止めて、止めて怖いぃぃぃ</p><p>怖くないですの気持ち良いだけですのパパが舐めているんですから</p><p>未知の快感に震え上がるまり子の肩に、寧とアニエスが手を当てて恐怖感を和らげていた</p><p>だから、オレは舌だけに集中する</p><p>うっひぃぃぃあぅぅ、はきゅぅぅ</p><p>ホント、騒がしくて楽しい子だな、まり子は</p><p>あっ、あっ、あーっ、くぅぅっきゃううっ</p><p>舌で転がすように刺激していくうちに、まり子のクリトリスが固くシコッていく</p><p>オレの唾でテラテラと輝きまるで豆粒大の紅玉のようになっている</p><p>くぅぅ、くぅぅ、くぅぅ</p><p>まり子の割れ目からドクドクと愛液が漏れ出して来る</p><p>何だ本当は、濡れやすい体質なんだ</p><p>良かったこれなら</p><p>ああーっ、ああーっ、もう止めてぇっまり子、変に変になっちやうからっ</p><p>まり子の手が、ガシッとオレの髪を掴む</p><p>まり子の太ももが、オレの頭をグイッと挟む</p><p>それでも、オレは舌の攻撃を止めない</p><p>変になっちゃっていいんだよっここには、まり子ちゃんの家族しかいないんだからっ</p><p>まり子ちゃんの気持ちの良い顔、もっとアニエスたちに見せて下さいですのっ</p><p>舌の動きを強くすると同時に</p><p>まり子の尻や、太ももの内側をグニグニと揉み上げる</p><p>いやぁぁんっそれ、ダメそんなことしないでぇぇぇ</p><p>まり子はきっとイクのも初めてだろうな</p><p>あああ、変になるぅぅ変になるぅぅ頭が爆発してしまいますわぁっ</p><p>まり子の息が、荒くなる</p><p>汗の玉が、火照った肌の上をコロコロと転がっていく</p><p>ああ、オレの唾で濡れた乳首も鋭く固くなっている</p><p>きぃぃぃっひぃあああっ、ひぃあああっ、くぅあああああっ、はぁぁんっっッッ</p><p>腰をビクッとさせてまり子は、全身を弓のように反らせていく</p><p>ああああああっ、ああああっ、きゅあああああーんっ</p><p>大きな声を上げて壮絶にイッた</p><p>まり子の秘部から噴き出す愛液で、オレの顔も濡れていく</p><p>きゅあああああああっ</p><p>まり子の長い絶頂が続いた</p><p>はい、お兄ちゃんタオル</p><p>オレは、マナが渡してくれたタオルで顔に付いた愛液を拭き取る</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>まり子は、まだ絶頂の余韻に浸っている</p><p>仰向けにベッドに横たわったまま完全に脱力している</p><p>手足も腰も、力が入らない状態だろう</p><p>白い肌は、すっかり上気して桜色に火照っている</p><p>汗も全身にうっすらとかいている</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>ぼんやりと天井を見上げるまり子の視界にオレは自分の顔を入れる</p><p>はぁぁ、はぁぁく、くろもりしゃま</p><p>様がしゃまになっている</p><p>大丈夫かまり子</p><p>は、はいはぁぁ、はぁぁ、大丈夫です</p><p>まるで、長距離走でもした後のようだ</p><p>心臓がバクバクしてはぁぁ、はぁぁちょっと、息苦しいだけです</p><p>マナ、水をくれ</p><p>マナは、すでにペットボトルを用意していたさすがだ</p><p>冷水だと身体に悪いから常温ね</p><p>そういうことまで、気を配ってくれる</p><p>オレは、ボトルを開け中の水を口に含み</p><p>口移しで、まり子に飲ませる</p><p>んぐっんんっ、んんっはぁぁ</p><p>まり子は、ゴクゴクと水を飲んだ</p><p>その途端、またジワーッと汗が噴き出す</p><p>オレは、唇と頬の数カ所にキスし</p><p>もう一度、まり子の左右の唇を舐めて</p><p>おへそにも、キスする</p><p>まり子は脱力したまま、ただ、オレのキスを受けている</p><p>これなら、いいだろう</p><p>オレは、まり子の両脚をグイッと大きく開かせる</p><p>そして、まり子にのし掛かっていく</p><p>す、するの</p><p>まり子がオレを見た</p><p>ああするよ</p><p>うん、怖いと思うけれどでも、するから</p><p>オレはまり子の割れ目を開いて、オレの亀頭を擦り付ける</p><p>寧と瑠璃子のカメラが決定的な瞬間を撮るために、正しい位置に付く</p><p>怖いわ、わたくしやっぱり</p><p>まり子の潤んだ眼がオレを見上げている</p><p>やっぱり何</p><p>そのあのやっぱり、わたくし</p><p>怖いんだろうな初めてのセックスが</p><p>オレはしたいんだまり子とセックスしたい</p><p>まり子の身体を、全部、オレのモノにしたいお前が欲しいんだよまり子</p><p>まり子は迷っているこの期に及んで</p><p>鳥居家の娘として名家・狩野家の血を引く娘として</p><p>今ここで、オレに処女を与えてしまって本当に良いのかと</p><p>全裸で重なり合い、亀頭を膣口に潜り込ませる寸前でブレーキを掛けられるような男じゃない</p><p>まり子が、オレに与えるんじゃないオレが、まり子から奪うんだ</p><p>そう言うと</p><p>グイッと腰を突き込んだ</p><p>ゆえあって、父を連れて川崎大師まで行かねばならなかったのですが</p><p>実に、30年ぶりぐらいでした</p><p>前に行った時はゼータガンダムの頃ですから</p><p>全然、記憶に残っていないというか忘れているというか</p><p>ただ、参道の土産物屋があってそこに当時、古いオモチャが売れ残ってあったんですよね</p><p>ウルトラマン８０が消防車を運転しているブリキの車とか</p><p>マジンガーＺがレーシングカーを運転しているミニカーとか</p><p>そういうのが残っていたことだけは、覚えていたんですけれど</p><p>今、考えるとゾッとしますね</p><p>ゼータガンダムって、１９８５年くらいですから</p><p>古いオモチャってウルトラマン８０と５年しか違わないし</p><p>マジンガーだって、１０年前</p><p>今から５年前なら、カメライダーはディケイドだし</p><p>１０年前って舞－himeか</p><p>つい最近に感じがするんですけれど</p><p>１０代の時と、時の流れが違っちゃっているんですね</p><p>ターンエー・ガンダムから１５年かぁ</p><p>トミノ監督どころか、アンノ監督の凄さも今の若い人は知らなかったりするそうです</p><p>1044．VS鳥居まり子・処女喪失決戦　／破瓜＆膣内射精</p><p>ちょっ待っ</p><p>待てるはずがない</p><p>オレは、張り詰めた勃起ペニスをまり子の膣口に押し入れるッ</p><p>オレの先走り汁でテラテラと輝く亀頭が、まり子の胎内へ</p><p>すっかり脱力し切っていた、まり子の裸身が異物の侵入にビクッと反応する</p><p>オレの侵攻を排除することは、できない</p><p>は、入って来るぅ</p><p>愛液で、グチョグチョに蕩けているまり子の内側</p><p>まだ、誰も入ったことのない狭い道をオレのチンコの形に押し広げていく</p><p>ああ、湿った熱気が、オレのペニスにまとわりついてくる</p><p>まり子の処女膣に包まれていく</p><p>がっ</p><p>亀頭の先端に、壁を感じる</p><p>まり子破るぞ</p><p>恐怖に震えた眼で、まり子がオレを見る</p><p>イッ、痛いッ</p><p>処女膜を押し裂くッ</p><p>いいいいい、痛ッッ</p><p>オレのペニスが、ズズズズっと内部に侵入すると同時に</p><p>まり子の処女膜に穿たれた穴も押し広げられていく</p><p>もう、無理ッ入らないってこれ以上は</p><p>まり子は、必死で抗議するがまだ半分だ</p><p>オレに任せろ、まり子</p><p>すごく濡れているし、身体も緩んでいる</p><p>それに、この肉体はセックスに充分耐えられるくらい発育している</p><p>オレの手を握ってろ</p><p>いいから、手だ</p><p>オレは、まり子の手に自分の手を重ねグッと握る</p><p>まり子はすぐに、ギュッと握り返してきた</p><p>今、角度を調整するから</p><p>か、角度って</p><p>まり子の中に、真っ直ぐに入れたら余計なところに当たらないから、痛みが減るはずだ</p><p>そうだよオレを信じろ</p><p>じゃ、信じた</p><p>オレは角度を確認して、再度</p><p>ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッ</p><p>ズボボボボッと押し込むゥッ</p><p>肉の抵抗を押し返して、奥へ、奥へ</p><p>まり子の胎内の愛液が、ピストンの潤滑油のようにぴっちり合わさったオレの肉棒とまり子の膣穴の隙間から、溢れ出る</p><p>まり子は、呆然とした眼でオレを見上げている</p><p>う、嘘い、痛いわよ</p><p>痛いのはしょうがないだろ、初めてなんだから</p><p>さっきよりも心に余裕がある</p><p>ほらっ、これで全部だッ</p><p>ぐぬぬぅっぷぅっ</p><p>オレの亀頭の先が最奥に到達する</p><p>オレとまり子の恥骨が重なった</p><p>オレの勃起ペニスの全てがまり子の胎内に入り込んでいる</p><p>まり子は、大きく息をした</p><p>火照ったままの熱い肌</p><p>おでこに、大粒の汗の玉が光っている</p><p>あんなに太くて大きいのが</p><p>ほら、ちょっと顔を上げてみろ見えるだろ</p><p>オレは身体を起こして、結合部が見えやすくする</p><p>まり子が、頭を起こして自分の秘部を覗き込む</p><p>うっわぁホントに入ってる</p><p>瑠璃子と寧が結合したオレとまり子の裸身を撮影している</p><p>少しこのままの状態で休憩だな</p><p>まり子の膣に、オレの勃起ペニスが馴染むまで</p><p>まり子は、天井を見上げ</p><p>あたし、あんな風にされちゃっているんだ</p><p>この部屋は壁と天井に鏡が張りまくられている</p><p>まり子の眼には全裸で、仰向けの態勢で大きく開脚させられて、オレにチンコを押し込まれている自分の姿が</p><p>鏡の中に見えているんだろう</p><p>お父様、お母様、ごめんなさいまり子ははしたない娘になってしまいました</p><p>天井の自分に向かってそう呟く</p><p>まり子が謝ることはないんだよオレがヤリたくてまり子は、オレにヤラレてるだけなんだから</p><p>違いますわまり子だって、黒森様にヤラレたがっているんです</p><p>まり子は、オレを見上げてそう言う</p><p>まり子の中、どうですか</p><p>急に、不安げにオレに尋ねてくる</p><p>変じゃないですか</p><p>変なわけがないだろ</p><p>じゃあ気持ちいいですか</p><p>そんなの、言葉じゃ言えないよ</p><p>言って下さい</p><p>やっぱり、まり子は気持ち良くないですか</p><p>まり子は、ベッドの周りでオレたちのセックスを見ているみすずたちを見て</p><p>まり子は皆様よりも、可愛くないですものね</p><p>この子のコンプレックスは、なかなか厄介だな</p><p>名家コンプレックスから解放されたと思ったのにもう、オレの他の女たちにコンプレックスを感じている</p><p>言葉は、ほら本当の気持ちって、なかなか表現するのが難しいだろ</p><p>言葉に変換したら嘘になってしまうことも多い</p><p>まり子オレの顔を見て判断しろよオレ今、どんな顔している</p><p>まり子の大きな瞳が、オレの顔を見る</p><p>幸せそうなお顔をしています</p><p>幸せだよまり子とセックスしているんだから</p><p>何か気持ち良さそう</p><p>ああ、気持ち良いよまり子の中熱くて、締まりが良くて、スッゲェ良いよ</p><p>ちょっとムカツク</p><p>まり子</p><p>わたくしは痛くてジンジンしているのに</p><p>最初の何回かは仕方ないよ何度もしていくうちに、どんどん気持ち良くなるから</p><p>早く気持ち良くなりたいですわ</p><p>じゃあ、いっぱいオレに犯されろ</p><p>犯されます犯されますから犯して下さいませまり子も気持ち良くなるまで</p><p>うん、約束する</p><p>オレがまり子の唇にキスすると</p><p>まり子の瞳に、ジワッと涙が溜まっていく</p><p>こ、これ痛いからではないです何だか判らないんですけれど涙が込み上げて来て</p><p>オレは、その涙を唇で吸い取る</p><p>処女の涙はしょっぱくて、苦い</p><p>まり子まり子のお父さんとお母さんには、その内にちゃんと会って話するからお前はオレの女になったって</p><p>どのタイミングで、どうやって面談するのかはまだ考えていないけれど</p><p>まり子と、どこかの名家との縁談が進まないようにしないといけない</p><p>まり子は、涙目でそう言うが</p><p>おいおい、こういう時は、ただはいって答えればいいんだよ</p><p>まり子は、小さな声でオレに答えた</p><p>まり子もオレの赤ちゃんを産むんだぞ</p><p>他の女たちとは、仲良くするんだぞ</p><p>まり子は、オレの眼を見たまま</p><p>赤ちゃんは２人産みたいです</p><p>いいよまり子が欲しいだけ、何人だって</p><p>オレは、まり子にまたキスする</p><p>それは変えようよまり子も、そのうち黒森家の人間になるんだから</p><p>まり子とオレ、同い年なんだしさ</p><p>じゃあこ、公</p><p>いきなり呼び捨てできたか</p><p>まあ、こういうところがいかにも、まり子らしいけれど</p><p>ああ、まり子あのさ、そろそろ</p><p>まり子に赤ちゃんができちゃうようなこと、してもいいか</p><p>まり子の子宮に射精したい</p><p>オレも、真っ直ぐにまり子の眼を見てそう言う</p><p>もう公に、そんな眼で言われたら断れないわよ</p><p>いいな</p><p>いいも、何も何でも、公の好きにしなさいよっまり子は、もう何もかも全部、公のモノなんだからっ</p><p>まり子の眼から、ブワッと涙が零れる</p><p>好きっ好きぃぃっ</p><p>オレはたまらなくなって、腰を動かし始める</p><p>あああっ、あああーっ</p><p>いいからまり子のことはいいから最後まで、気持ち良くなって</p><p>くぅぅ、くぅぅ、あぅぅ</p><p>まり子は泣いている</p><p>奥歯をギュッと噛みしめて、痛みに耐えながら</p><p>そんなまり子の姿が、たまらなく愛おしく感じられた</p><p>まり子の１６歳の裸身がオレの腰の動きに合わせて、揺れていく</p><p>なるべく早くイッてやりたいけれど今日のオレは、かなり絞り取られている</p><p>すぐに射精するためには、ハードにしないと</p><p>オレは、まり子のおっぱいを揉む</p><p>その弾力と、肌の感触で性感を燃やしていく</p><p>あああっ、あああーっ、ああっ、くぁぁっ</p><p>まり子の肌から、また甘い匂いが立ち込める</p><p>これは、まり子の汗の匂い</p><p>ま、まり子もうすぐだからもうすぐだから</p><p>はいはい公</p><p>オレは、まり子の腰をまり子のお尻を両手で掴んで、引っ張り上げ激しくオレのチンコを抜き差しする</p><p>くぁぁ、ぁぁ、ぁぁッッ</p><p>一気にスパートをかけるッッ</p><p>ひぃぃぃい、くぁぁ、ぁぁ、ぐぅぅ</p><p>まり子は耐えてくれている</p><p>耐えながらもまり子の眼が、オレを見ている</p><p>ま、まり子もう出そうだ、出そうだよまり子</p><p>わ、わたくしどうしたらいいのです</p><p>中に出してってオレに言ってくれっ</p><p>な、中に出してッ</p><p>まり子がオレの眼を見て叫ぶ</p><p>中に出してっ中に出してぇっまり子の中に出して下さいッッ</p><p>ああっ、オレはオレはオレは</p><p>い、イクぞイクぞイクぞぉぉぉぉぉッッ</p><p>な、中に</p><p>まり子の言葉の途中で噴き出るぅぅッッ</p><p>だ、出してぇぇぇぇぇッッッ</p><p>オレの内側に存在していた熱液がまり子の膣奥に、噴出していくぅぅ</p><p>お腹の底に拡がっていく熱液をまり子は感じている</p><p>ま、まり子まり子まり子ぉぉぉッッ</p><p>オレは、まり子の子宮口に何度も、亀頭を擦り付けるようにして</p><p>ドピュッドピュッと精を吐き続ける</p><p>出してぇぇ中で出してぇぇまり子の中にぃぃぃ</p><p>まり子が、自分に射精しているオレを見ている</p><p>オレもオレが射精しているまり子を見ている</p><p>ああ、あの勝ち気で生意気な美少女が切なそうな可愛い顔をしている</p><p>まり子ッ、好きだよ</p><p>オレは、最後の一滴までまり子の中に注ぎ込んだ</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ</p><p>オレもまり子も汗だくで湯気が立ち上りそうだ</p><p>熱い裸身を重ねたままオレは、まり子の上で脱力する</p><p>あんなに何度も射精した後なのに</p><p>スッゲェ、たくさん出た</p><p>まり子も、全身で息している</p><p>汗で濡れたおっぱいが、オレの身体の下で上下に呼吸を繰り返す</p><p>また、ずいぶん気持ち良さそうな顔をするんだもの</p><p>そんな顔で、わたくしの中に出すんですもの胸がキュンとなっちゃったわよ</p><p>まり子の方から、ガシッとオレを抱き締める</p><p>好きぃ好き好き、大好き公</p><p>まり子は、汗に濡れた自分の鼻をオレの鼻に擦り付けた</p><p>あーん、幸せッすっごい、幸せわたくし女なのよっ公の女になったのよ</p><p>大きな声でそう叫んだ</p><p>まり子ちゃん、おめでとうですの</p><p>おめでとうございますまり子お姉様</p><p>早速、アニエスと瑠璃子が祝福の言葉を述べる</p><p>もちろん、瑠璃子はカメラでの撮影も忘れていない</p><p>どうだった、まり子ちゃん</p><p>寧が、動画のカメラを向けると</p><p>これ凄いですわセックスいえ、セックスが凄いんじゃなくって公が凄いんですこんなこともう一生、公としかできない</p><p>それは、さすがに言い過ぎなんじゃ</p><p>そうよねこればかりは旦那様とセックスした子でないと、判らないことですものね</p><p>みすずが壁際の見物席の桃子姉ちゃんを意識して、そう言う</p><p>まあね普通の男の子だと自分の快感が優先で、女の子のことなんて放っぽらかしにして、自分のペースでセックスするんだろうけどさヨッちゃんはどんな時でも、女の子のペースに合わせてくれるもんねっ</p><p>ずっとわたくしのことだけ、見てくれたんですわたくしの身体で、気持ち良くなってくれたんですわたくしの身体にとっても悦んでくれて、思いっきり気持ち良さそうに射精して</p><p>まり子は、オレを抱き締めたままオレに頬擦りする</p><p>ああ、わたくしも女なんだってすっごく感じたんですこの人を気持ち良くするために、生まれてきたんだって</p><p>あたしにも判るわあたしも、そうだったからこの幸せを知ってしまったら、さっきまで悩んでたことなんて、もうどうでもよくなっちゃったでしょ</p><p>はいわたくしもう悩みません家も血ももうどうでもいいです関係無いです無意味ですわたくしはまり子は、ただの裸の女ですからっ</p><p>まり子は無垢な笑顔で、そう言った</p><p>ただの裸の女として、公に愛していただきましたからッあーんスッゴく、幸せ</p><p>セックスの時には名家の血も、鳥居家の名誉も、関係無い</p><p>オレは裸のまり子を抱いた裸のまり子に射精した</p><p>オレが好きなのは今オレを抱き締めている、この柔らかくて温かい心と身体だけだから</p><p>わたくしも、同じ体験を致しましたわだから、わたくしも香月家のことについては、一切悩んでいません</p><p>わたくしは、お兄様のモノですから余計なことは考えなくていいんですただ、お兄様を愛しお兄様が愛しておられるものを愛し自分も、お兄様に愛していただけるように努力を重ねることだけで精一杯ですもの</p><p>そう言って美子さんを見る</p><p>考え過ぎは、よくないですよわ美子お姉様悩み苦しむ価値も意味も無いものに心を囚われるのは、人生の無駄遣いですわ眼の前の幸せを満喫するだけで良いんですわわたくしたちは</p><p>美子さんは、呆然となって瑠璃子を見ている</p><p>今のわたくしたちはまだ子供ですですから、大人の世界のことは大人の皆様にお任せすればいいんですわ子供のうちは、子供の楽しみをそれで良いんですいずれわたくしたちも、大人になるのですから大人の世界のことは、大人になってから責任を果たしましょう</p><p>結局、名家の問題とか、香月家の将来とかは</p><p>今のオレたちが、どうこうできるコトではないんだ</p><p>それはジッちゃんたち、大人が考えるコトで</p><p>今のオレたちが、将来を考えて悩み苦しむのは馬鹿げている</p><p>いずれ、オレたちの手にバトンタッチされた時に大人としての責任を果たさなければならなくなった時に、向き合えばいいことなんだ</p><p>子供の楽しみがセックスなの</p><p>不快そうに、桃子姉ちゃんが言う</p><p>セックスを楽しめる身体を持っているんだから何も問題無いじゃんか</p><p>まあ、何にしても横からただ見ている人には、判らないことだよ経験していない人にはねっ</p><p>あらそうやって挑発したら、わたくしも公ちゃんとセックスしてみたいとか言い出すと思ったの</p><p>それで、このわたくしが歌晏桃子が、迂闊にも身体を開くと思った</p><p>挑戦的に微笑む</p><p>まっさかぁ、そんなこと考え付きもしなかったよへーっ、桃子ちゃん、そんなことを考えてたんだぁ</p><p>ニヒヒと笑う</p><p>そういうことを想像しちゃうってことはさ桃子ちゃん、したいのヨッちゃんと</p><p>まり子ちゃんの幸せな処女喪失を見て桃子ちゃんも、ヨッちゃんとセックス体験してみたくなっちゃったんでしょ</p><p>ば、馬鹿なこと言わないで</p><p>狼狽える桃子姉ちゃん</p><p>ヤッちゃんオレ、ギブもう、ギブ・アップだから</p><p>オレは、空いている手でベッドの上をパンパンと叩いて示す</p><p>今日は、もう無理特に処女は、絶対に無理</p><p>昨日からオレ、何人とセックスしたんだ</p><p>処女だって、何人もいたし</p><p>ちょっと、もう無理だ</p><p>処女の子とのセックスは１５倍くらい気を遣うし</p><p>まり子そろそろ抜くよ</p><p>え、もう少し公と１つになっていたわ</p><p>でも、射精して小さくなっちゃったから</p><p>まり子が膣に力を込めれば、あっさり外に押し出されるくらい小さくなっている</p><p>お兄ちゃんを休ませてあげてまり子お姉ちゃん、お願い</p><p>マナがペットボトルの水を持って、そう言う</p><p>お水も飲ませてあげないと、可哀相だし</p><p>まり子は、疲労しているオレを見て</p><p>また、しようなセックス</p><p>当たり前よ赤ちゃん、２人以上産むんだから</p><p>まり子が、オレにキスをする</p><p>オレは、ぐったりと重い身体を起こし</p><p>まり子の中から、ペニスを</p><p>ああ、ポロンという感じで抜け落ちた</p><p>あら、こんなに小さくなってしまうのね</p><p>まり子は驚いている</p><p>そうか、勃起している時ばっかり、見ているもんな</p><p>普通の時は、こんなだよそうじゃないと、日常生活に支障があるでしょ</p><p>ああ、そうよね男の人って、いつもあんなに大きくはしていないものね</p><p>納得するまり子</p><p>しかし、オレのペニスは処女血で真っ赤だった</p><p>まり子の割れ目からシーツにも、赤い印がついている</p><p>まり子ちゃんは、そのまんま大きく足を開いて</p><p>そう、それで下腹に、クッて力を入れてみてっ</p><p>まり子のおへその辺りが、クッと凹む</p><p>はーい、出て来た</p><p>まり子の割れ目から血と混ざってピンク色になったオレの精液が、トロトロッと垂れてくる</p><p>はーい、そのままねー</p><p>視線は、こちらに下さいませ</p><p>寧と瑠璃子の事後の記録が始まった</p><p>お兄ちゃん、はいお水</p><p>オレは、ベッドの上でアグラをかいてゴクゴクと水を飲む</p><p>ああもの凄い勢いで、水分が身体に吸収されていく</p><p>そして、またすぐに汗が出る</p><p>こりゃ本当に、くたびれまくっているな</p><p>VS桃子姉ちゃんは、別の章での予定です</p><p>さすがに、もう無理だと思うので</p><p>次話から、このエピソードのまとめに入ります</p><p>今日、帰りに見た月がとても綺麗でした</p><p>赤くて大きな満月で</p><p>というか、その後月食になったらしいですね</p><p>そう言えば、私の見た時は下の方が少し掛けかけていたと思います</p><p>何か妙に楕円の月に見えましたので</p><p>しかし、月があんまりにも赤いとベガ星人が攻めてくるんじゃないかと心配になります</p><p>いや、そういうアニメが昔ありまして</p><p>1045．名家の華　／　水に流せない思い</p><p>痛っっっ、イタッ</p><p>股間にシャワーのお湯を掛けると、まり子が痛がる</p><p>割れ目から太ももにかけて処女血と精液と汗でグッチョリと汚れている</p><p>それを丁寧に洗い流す</p><p>平気ちょっと染みるだけ</p><p>全裸のまり子は、強がってオレに微笑む</p><p>それより、公こそ大丈夫かなり、疲れているみたいだけれど</p><p>ああ疲れているけれどでも、これはオレのしなくちゃいけないことだから</p><p>オレが抱いた女なんだから処女喪失後に身体を洗ってやるのは、オレの仕事だ</p><p>まあ、平気だよオレ、身体だけは丈夫だからさ</p><p>でも、湯船に浸かるのは止めようと思った</p><p>今は、シャワーを浴びるだけにして</p><p>こんな状態でのぼせたら風呂の中で失神してしまう</p><p>まり子ちゃんも、パパのオチンチンを洗うですのアニエスが洗い方を教えてあげますの</p><p>裸のアニエスが、まり子に言う</p><p>その前にアニエスも身体を洗い流してやるから</p><p>アニエスも、まり子の前にオレとセックスしたから</p><p>膣内射精はしていないけれど、汗と愛液でベトベトになっているはずだ</p><p>オレはシャワーの水流を、アニエスの身体に向ける</p><p>きゃーのっパパ、温かいですのっ</p><p>喜ぶアニエス</p><p>お兄様、これをお使い下さいアニエスちゃん、オチンチンだけでなく、お兄様の全身を洗って差し上げて</p><p>瑠璃子が持って来たのは、ソープランド用のエアマットだった</p><p>こんなの黒森家の屋敷から、持って来てたんだ</p><p>お兄様、どうぞ横になられて下さいませアニエスちゃん</p><p>裸の瑠璃子が、アニエスに微笑む</p><p>はいですのじゃあ、まり子ちゃんアニエスがマット洗いを教えてあげますの</p><p>マット洗い</p><p>おっぱいにセッケンを付けて泡々にしてそれで、パパをゴシゴシ洗いますの</p><p>あら、面白そうね</p><p>克子姉直伝のソープ・プレイを今度はアニエスが、まり子に伝授するのか</p><p>パパ、気持ち良かったら、眠ってしまってもいいですの</p><p>ちゃんと、みんながお風呂から出る時に起こしてあげますですの</p><p>ああ湯船で熱い湯に浸かるんじゃなくって</p><p>ここでマットに横になるのなら、少し休んでも問題無いか</p><p>溺れないし、湯あたりもしないで済む</p><p>何より、アニエスやまり子の裸の弾力を楽しむことができる</p><p>じゃあ、そうさせてもらうよ</p><p>オレは重たい身体をゴロンと、マットの上にうつ伏せで横たわった</p><p>そして、広い浴室の中を見る</p><p>この大浴場は、昨日も来た２度目だな</p><p>元は、地方から香月家を尋ねて来た客のための浴室設備だったんだっけ</p><p>昨日は中庭でのパーティの後で、この大浴場でセックスした</p><p>昨日今日と、セックスする度に何度も風呂に入っているよな</p><p>まあ、仕方がないんだけれど</p><p>処女の子が連続だったから、どうしたって事後は身体を清潔にしないといけなかったし</p><p>まずはこうやって、おっぱいを泡々にしますですの</p><p>ああ、こうね</p><p>アニエスとマナはボディ・シャンプーを自分の胸に塗って、泡立てている</p><p>いつの間にか、この２人は仲良しになっているなぁ</p><p>まあ、アニエスにとってはオレとセックスした子は、みんな姉妹だし</p><p>そして、まり子にとっては</p><p>いや、世の中に天使の様に愛らしいアニエスを嫌う人間なんていないんだから</p><p>ニコニコ笑っているアニエスと一緒にいたら、誰だって好きになる仲良くなりたいと思うのが当然だ</p><p>はーい、できましたらパパの背中に、おっぱいをこうですの</p><p>アニエスが、マットの上のオレの身体に覆い被さってくる</p><p>そして、泡まみれのおっぱいでオレの背中を</p><p>はーい、パパぁアニエスのおっぱいですのっ気持ち良いですの</p><p>うんしょ、うんしょと胸をオレに擦り付ける</p><p>可愛い弾力が背中に当たって、気持ち良い</p><p>まり子は、すっかり感心している</p><p>えへへじゃ、今度はまり子ちゃんがやってみますの</p><p>アニエスが、まり子と位置を交換する</p><p>まり子、腰が痛まないか無理してすることはないんだぞ</p><p>処女喪失したばかりのまり子の身体を気遣ってそう言うと</p><p>平気よそれよりやってみたいとっても、楽しそうだし</p><p>そうだったまり子は、人一倍、好奇心が強い女の子だった</p><p>えっとこう</p><p>まり子がオレの身体の上に乗りおっぱいをオレに擦り付ける</p><p>そうですのそれで身体を滑らせますの体重はパパにかけちゃって平気ですのパパは強いですから、そんなことでは潰れたりしませんの</p><p>ああ、１６歳の裸身がオレに密着する</p><p>背中を上下に擦っていくコリコリとしたまり子の乳首を、背中で感じた</p><p>上手いですのまり子ちゃんじゃあ、アニエスはパパの腕を洗いますパパ、こっちに手を伸ばして下さいの</p><p>オレは両手を伸ばす</p><p>マットの上で、うつ伏せの大の字になる</p><p>アニエスは、オレの腕に自分のおっぱいを擦り付けていく</p><p>気持ち良いよ２人に洗ってもらえて</p><p>オレは大きく息を吐いて、脱力する</p><p>頭を横に倒した</p><p>この広い浴室を眺める</p><p>オレとまり子とアニエス瑠璃子湯船の中に、みすずと美子さん</p><p>マナと寧はさっきのまり子が処女喪失した部屋の片付けをするために残ったから、ここには来ていない</p><p>どうして、わたくしたちまで一緒に入らなくてはならないのよ</p><p>本当に何故か歌晏桃子姉ちゃんと、護衛役の山田梅子（セバスティアヌス）さんも湯船に浸かっている</p><p>山田さんの監視のための美智とイーディも、来ている</p><p>ただし、みすずたちは全裸だけれど</p><p>桃子姉ちゃんと山田さんと美子さんは、昨日の入浴時にまり子が付けていたのと同じ白い水着を着用している</p><p>まあ生地が薄くて小さいから、透け透けでかえってエッチな格好になってしまっているけれど</p><p>桃子お姉様も、すっかり汗をかかれていらっしゃるご様子でしたから</p><p>みすずが平然とそう言う</p><p>汗以外の体液も、分泌されていたかもしれませんが</p><p>桃子姉ちゃんは、ジロッとみすずを睨むが</p><p>その手は自分の股間を押さえている</p><p>オレとまり子のセックスを見て桃子姉ちゃんも、興奮していたんだ</p><p>愛液を漏らしていた</p><p>まあ、よろしいではございませんか場所を変えて桃子お姉様とは、もう少しお話させていただきたいと思っておりましたから一緒にお風呂ということで</p><p>もう、桃子姉ちゃんのペースに惑わされない</p><p>余裕を持って、話している</p><p>ルリコ、マットはもう一つアルカ</p><p>イーディが、瑠璃子に尋ねる</p><p>はい、予備があちらに</p><p>悪いケレド持って来てネこのコを、マッサージするカラ</p><p>そう言って山田梅子さんを見る</p><p>湯船の中で、警戒して、スッと身構えする山田さん</p><p>テイザーガンの電撃で、背中の筋肉が変になっているハズヨマッサージしてほぐさないと、良くないネ</p><p>け、結構です</p><p>不愉快そうに、そう言う山田さん</p><p>ダメヨ身体は常にバンゼンのタイセイでないとケイゴヤクとしては、シッカクになってしまうんじゃないノカ</p><p>あ、主の前でマッサージなど受けられるはずがないだろう</p><p>ああ山田さんは、今も勤務中なんだな</p><p>主人である桃子姉ちゃんの前でマットに横になることなんて、本当は許されないのか</p><p>しょうがないのネキンキュウジタイなのダカラ</p><p>イーデイは、桃子姉ちゃんに</p><p>モモコMASTERなら許可してアゲルネ背中の筋肉を痛めたままなのはツライヨ</p><p>桃子姉ちゃんは、ムスッとしつつも</p><p>セバスティアヌスマッサージしていただきなさい</p><p>しかし、お嬢様</p><p>あなたの体調が万全でないと、わたくしが困ります</p><p>山田さんは、イーディと美智を見る</p><p>その心配は無用です</p><p>桃子姉ちゃんが警護役に言う</p><p>この状況で、香月家がわたくしを襲うことは無いわよわたくしにこれだけの屈辱感と敗北感を与えたのですから</p><p>屈辱と敗北</p><p>わたくしから、まり子を奪い獲り精神的に打ち負かせた上に、こうやって見せつけているんだからそれだけで充分なのこの上、肉体的にも危害を加えたりしたら、せっかくの香月家の勝利が台無しになってしまうわだから、このお屋敷の中に居る間は、何の脅威も無いわ</p><p>桃子姉ちゃんは、何を勘違いしているんだ</p><p>でも、ここから帰宅するまでの道はあなたに警護をしてもらわないと困るのですから、敵から贈られてきた塩を有り難く頂戴なさいマッサージでも何でもしてもらいなさいあなただってそうやって、少しは屈辱を味わった方がいいわよ</p><p>も、申し訳ございませんお嬢様</p><p>山田さんは、低く頭を下げる</p><p>わたくしが、不甲斐ないばかりに</p><p>あああっさりとイーディと美智の連係プレイで制圧されてしまったことは</p><p>名家のお嬢様の警護役としては恥辱なんだ</p><p>主人を丸腰にしてしまった上にイーディにも美智にも、一撃も与えていないんだから</p><p>いずれ、このお二方とは果たし合いを致しますそして必ず、わたくしが勝利致します</p><p>山田さんが、そう言うが</p><p>ハタシアイソンナコトを言っているから、アンタはダメなのヨ</p><p>イーディが、鼻で笑う</p><p>きっ、貴様ァッ</p><p>山田さんは、カッとなるが</p><p>美智が低い声で、そう言う</p><p>警護役ならば、常に主の安全を第一に考えるべきでございますいずれ必ず勝つでは遅いのですわたくしたちはいつ、いかなる時でも、例え、万の敵に襲われたとしても、絶対に負けることが許されないのですから</p><p>警護役が負けたら主が死ぬ</p><p>死ななくても、誘拐されて犯されたり、傷付けられたりするだろう</p><p>今日のアンタは負けたノヨまずは、敗北を受け入れるコトネ</p><p>あんな電気ショックなど邪道だしかも、２人かがりだった真っ正面から１人ずつと闘えば、あなたたちなどはわたくしの敵では無いッ</p><p>山田梅子さんは確か、１７歳だ</p><p>イーディは、１６歳</p><p>美智は１５歳</p><p>特に美智のことは、同じお嬢様学校の中で警護役をしているわけだからよく知っているわけで</p><p>２つも年下の子にしかも不意打ちの電撃針の飛び出すテイザーガンなんかで倒されたというのは、納得がいかないのだろう</p><p>山田さんも、おそらく先祖代々、歌晏家に仕えている警護役の家の人だろうから</p><p>この敗北は、歌晏家の警護役が香月家の警護役に負けたことになるから</p><p>山田さんにとっては、家の誇りに泥を塗ったことになる</p><p>アレレアタシたちのやっていることはスポーツでも武道でもナイハズヨジャドウもヘッタクレも無いと思うネ</p><p>テイウカ、今のアンタならアタシたち１人だって相手にデキナイヨ</p><p>背中の筋肉がこわばっています</p><p>山田さんは薄い白水着１枚で湯に浸かっている</p><p>裸の背中は丸見え</p><p>イーディや美智の眼なら、筋肉の状態が一目で判る</p><p>イイカラ早く、コッチに来るネマッサージするカラ今、アンタのMASTERに言われた通りヨちゃんと敗北を味わうノネ</p><p>セバスティアヌス、マッサージしていただきなさい</p><p>これは罰よさあ、早く</p><p>山田さんは主人の命を受け入れる</p><p>湯船から立ち上がり</p><p>ホラ、ここに寝るネ</p><p>口惜しそうに、うつ伏せにマットの上に乗る山田さん</p><p>ホラ、ココが良くないネ</p><p>グッと背中を揉みほぐしていく</p><p>騒ガナイ、暴レナイのネ気を少し使うヨこの気は治療のタメダカラ、流しちゃダメヨ</p><p>そう言って、丁寧に山田さんの背中をマッサージしていく</p><p>どう何もかもわたくしに勝って誇らしい気分でしょみすず</p><p>桃子姉ちゃんが、みすずに言う</p><p>あたしは、そんなに底意地の悪い娘ではありませんわ</p><p>どうだか</p><p>桃子姉ちゃん、本当にご機嫌斜めだな</p><p>はい、パパお背中の方は完了ですの今度は前ですの</p><p>ああ、マット洗いの片面が終わった</p><p>オレはゴロンとうつ伏せから、仰向けになる</p><p>まり子が、オレのチンコを見て声を上げた</p><p>ホント、さっきより小さくなっちゃってる</p><p>ね、可愛いですの</p><p>アニエスが、すっかり萎えたオレのチンコに手を伸ばす</p><p>もう、すっかりクタクタだから今日はもう勃たないよ</p><p>セックスし過ぎだ亀頭の表面が、少しヒリヒリしている</p><p>はーい、まり子ちゃんパパのオチンチンは、こうやって持って洗いますの裏側も忘れちゃダメですのそれから、ここのところも</p><p>アニエスのセッケンの泡にまみれた白い手が、オレのチンコを両手で擦っていく</p><p>まり子も触れる</p><p>そうですのあ、ここも忘れちゃダメですのタマタマ袋ここは力を入れないで、そっと洗いますのそれからお尻の穴まで丁寧に</p><p>美少女たちの４つの手で竿から玉袋、肛門まで清めてくれる</p><p>気持ち良い</p><p>あっちは大丈夫かなあ</p><p>すっかり不機嫌モードの桃子姉ちゃんに、敗北を知る山田梅子さん</p><p>さっきから一言も喋っていない美子さんがすっごい心配だ</p><p>まり子が、オレに囁く</p><p>歌晏様はわたくしに腹を立てていらっしゃるだけですから</p><p>まり子が桃子姉ちゃんの妹分を辞めて、オレの女になったことを裏切り行為だと感じているのか</p><p>いいえ、そうではないです</p><p>苦笑するまり子</p><p>あの方にとっては家来を奪われたことが屈辱なんですわたくしなんて、結局、あの方にとってはそんな価値しか無かったのですから</p><p>それは多分違う</p><p>まり子も桃子姉ちゃんも頭でっかち過ぎるよ頭の中の理屈だけで答えを出そうとするから本当の気持ちが判らなくなっているんだ</p><p>まり子と桃子姉ちゃんの関係がそんなにドライだったとは思えない</p><p>でも、あの方は大名家・歌晏家のお嬢様でわたくしは、名家の娘ではなかったのですから</p><p>ああこれはちょっと、意識を修正しないといけないな</p><p>オレはマットに寝たまま、大声で瑠璃子を呼ぶ</p><p>瑠璃子は、すぐに返答した</p><p>瑠璃子にとって今のまり子は、どんな存在だ</p><p>わたくしの大切なお姉様ですわ</p><p>瑠璃子は、はっきりとそう言う</p><p>今日から、生涯敬愛させていただきますわ</p><p>みすずにとって、まり子は何だ</p><p>とっても可愛い妹です</p><p>その言葉に、桃子姉ちゃんは</p><p>そうやって、みすずはわたしからまり子を</p><p>まり子は桃子姉ちゃんの妹分だった</p><p>違う、違う、そうじやないよ桃子姉ちゃん</p><p>桃子姉ちゃんとまり子がしていたのは姉妹ごっこだろオレたちの関係とは、全然違うんだよ</p><p>何が違うのよあなたたちだって本当に血が繋がっているわけではないのだからただのごっこ遊びでしょそんなの</p><p>そうじゃないですのまり子ちゃんは、今日からアニエスのお姉ちゃんになりましたの</p><p>だから困ったことがある時は、アニエスも他の家族の人たちも、みんな全力でまり子ちゃんを助けますのパパみたいにみんなで仲良く、幸せになりますの素敵ですの楽しいですのそれできっと、アニエスが困った時には、まり子ちゃんも助けに来てくれますのパパみたいに</p><p>アニエスが、満面の笑みでまり子を見る</p><p>昔アニエスが暗いお部屋の中で、１人で寂しくしてて困っていたら、パパが助けに来てくれましたのみんなで家族で真緒ちゃんやレイちゃんも居ましたのみんなで、アニエスのことを元気に、フクフクにしてくれましたの</p><p>アニエスが幽閉されていたあの地下室</p><p>パパはね困ったことがあると、どんな時でも、どんなに離れていても絶対にアニエスを助けに来てくれますのだって、パパはアニエスのことが大好きだしアニエスも、パパが大好きですからお腹が空いたら、一緒にご飯を食べますし寂しくなったら、一緒にセックスしますのいつでも、フクフクにしてくれますの</p><p>パパがフクフクにしてくれるって判っているからアニエスは、なるべく我慢しなくちゃいけませんですのだって、家族はいっぱいいるしアニエスも、もうお姉さんですから真緒ちゃんや、ルナや、コヨミちゃんや、ハイジちゃんや、ありすちゃんや、リエちゃんや、エリちゃんや、キヌカちゃんや可憐ちゃんがパパにフクフクにしてもらうまで、待ってなきゃいけませんのだって、今まではアニエスが小さくて、すぐに寂しがるからって、お姉さんたちは、いつもアニエスがパパと居るのを優先してくれていましたからだから、アニエスも</p><p>お姉さんになるんだな</p><p>アニエスは１２歳で今、名前を上げた中には１３歳の子も居るけれど</p><p>アニエスは、区別が付いていないんだな</p><p>学校に通うようにならないと１歳ぐらいの差は判らないか</p><p>はいですのそれに</p><p>アニエスは、まり子を見る</p><p>まり子ちゃんも、さっきパパとセックスしたばかりですから今だけは、アニエスの方がお姉さんですのっ</p><p>怖くないですの平気ですのどんな心配もきっとパパが、何とかしてくれますの</p><p>まり子の中の桃子姉ちゃんとのわだかまりに対する悩みを、アニエスが感じ取っていたんだ</p><p>だから、元気にマット洗いを教えていた</p><p>まり子が、感激している</p><p>大丈夫ですのアニエスがいます、パパがいますみんなが、まり子ちゃんに付いていますのっ</p><p>うちの家族の姉妹関係はどっちが偉いとかないから上下関係も主従関係も無いんだホントに家族だから</p><p>ええまり子さんは、本当にあたしの妹になったのよ</p><p>はい瑠璃子のお姉様ですわ</p><p>まり子の眼に、涙が溜まる</p><p>わたくしわたくし、名家に対する思いを捨ててしまいましたのに</p><p>まり子は名家コンプレックスから解き放たれた</p><p>そしたら香月家のみすず様、瑠璃子様の姉妹になってしまうなんて</p><p>様はいらないわ姉妹なんだからまり子</p><p>ええ、そうですわまり子お姉様</p><p>まり子の眼から零れた涙が、オレの胸に弾ける</p><p>何なのよ判らない判らない判らないわよっあなたたち何なのよッ</p><p>オレたちの会話に、桃子姉ちゃんが感情を爆発させる</p><p>どうして、わたくしのしていたのがごっこであなたたちとは違うのよあなたたちだって、どうせ</p><p>カケテいるモノが違うノヨ</p><p>イーディが、山田梅子さんの背中を揉みながら言った</p><p>アタシたちは、最初っから本気ネ命懸けヨダッテDarlingが、そうダカラ</p><p>歌晏様わたくしは、見て参りましたわ昨日も今日も、黒森公様が本当に命懸けでいらしたのを</p><p>まり子が桃子姉ちゃんに言う</p><p>いつも本気で、いつも一生懸命なんですこの人は素晴らしい方なんです</p><p>だってアニエスたちのパパですの</p><p>アニエスが、胸を張ってそう言う</p><p>あ、パパ</p><p>まり子とアニエスが、不意にオレを見る</p><p>パパ勃ってますの</p><p>ああ、２人ともみんなと話しながら</p><p>それでも、オレのチンコを手で洗い続けていてくれたから</p><p>こ、公今日はもう無理だって、さっき言ってたわよね</p><p>まり子は、自分の手の中でセッケンの泡にまみれて脈打つ肉棒を見て、そう言う</p><p>えっとそのはずだったんだけど</p><p>疲れているんじゃなかったの</p><p>疲れているからこそ、勃起してしまうこともあるのよ</p><p>大浴場の入り口のガラス戸を開けて</p><p>全裸のミナホ姉さんが入って来る</p><p>疲れマラって言うのよ精神的に困ったことがあったりすると特にそういうことが起きるわ</p><p>パパ困っているですの</p><p>まり子ちゃんがあっちのお姉さんとケンカ中だからですの</p><p>ああ、パパは、みんなに仲良くして欲しいんですのね</p><p>黒森家当主、黒森御名穂です</p><p>ミナホ姉さんは、湯船の中の桃子姉ちゃんを見下ろして名乗る</p><p>あら、娼館の元締めが何なの</p><p>桃子姉ちゃんは、不機嫌に答える</p><p>もちろん、香月様のご命令で参りましたわ</p><p>ミナホ姉さんはニィッと微笑む</p><p>世間知らずのお嬢様のお尻を、引っぱたいてくるようにって</p><p>ビルドファイター・トライ面白かったです</p><p>キャリアのあるシナリオライターが、きちっと書いた脚本に</p><p>メカもキャラもノリノリで</p><p>21世紀になって、Ｇスカイ・イージーの勇姿を見ることになろうとは</p><p>またきっとプラモも売れるんでしょうね</p><p>Ｇレコも、主役機のプラモが売れているみたいですし</p><p>1046．名家の華　／　花と華</p><p>あなたわたくしが誰だか判っているの</p><p>桃子姉ちゃんが、湯船の中からムッとした表情で、ミナホ姉さんを見る</p><p>もちろん、知っているわよ歌晏桃子さんでしょ</p><p>ミナホ姉さんは、ケロッとして答える</p><p>それを知っていてわたくしに無礼を働いているということは、あなた、相当、頭が悪いみたいね</p><p>あら、どうして躾のなっていない高慢ちきな娘に意見するのは、年長者の勤めだと思うけれど</p><p>そのミナホ姉さんの言葉が、桃子姉ちゃんをさらに不機嫌にする</p><p>黒森家の当主ということはあなたが、例の娼館の経営者なのよね</p><p>薄汚い職業の女が歌晏家の娘であるこのわたくしに声を掛ける段階で、すでに無礼なのよそんなことも判らないのかしら</p><p>黒い森の娼館は高級娼館として、政財界の大物たちだけを顧客にして再開することになっている</p><p>白坂創介が連れて来ていた変態客は、全て排除して</p><p>ミナホ姉さんのお祖父さんが設立した時の精神を受け継ぎ娼館であると同時に、上流階級の人たちの社交クラブでもあるような</p><p>当然、名家の人たちは大切なお客様になる</p><p>わたくしが、あなたの無礼をお祖父様に報告したら、大変なことになるのが判らないの</p><p>歌晏家は香月家と並ぶ、名家中の名家だ</p><p>グループ企業もたくさんある</p><p>桃子姉ちゃんのお祖父さんの一言で名家の人間は、ミナホ姉さんの娼館に来るのを止めてしまうかもしれない</p><p>ぷふっ</p><p>ミナホ姉さんは吹き出して笑う</p><p>くくくくっあなたってホント、底抜けね</p><p>な、何よ何がおかしいのよ</p><p>桃子お嬢様に、それ以上の無礼はこのわたくしが許しません</p><p>マットの上でイーディにマッサージされている山田梅子（セバスティアヌス）さんが、叫ぶが</p><p>ホラホラ、静かにしているネ今、良いところナンダカラ</p><p>イーディに、簡単に抑え込まれる</p><p>アンタは背中の筋肉を痛めてイルアタシは万全物理的に抑え込んだら、絶対に動けないヨ</p><p>柔道の寝技的なコトが、極まっているらしい</p><p>これでは、山田さんは動けない</p><p>さっき、あなたはあたしに自分が誰なのか判っているのかって聞いていたけれど</p><p>ミナホ姉さんが、桃子姉ちゃんを見る</p><p>どうやら、あなた自身が自分が何者なのか、理解していないようね</p><p>わ、わたくしは歌晏桃子よっ名家・歌晏家のさらに本家の娘よお祖父様は当主であらせられるしわたくしのお父様が、次の当主になられるんだから</p><p>激昂して、桃子姉ちゃんは叫ぶ</p><p>そうよあなたは名家・歌晏家のご令嬢それは確かに、そうなんでしょうけれどあなたがあたしのビジネスに影響を与えることなんて、絶対に無いのよどうして、それが判らないの</p><p>だから、わたくしがお祖父様に申し上げれば</p><p>桃子姉ちゃんの言葉を、ミナホ姉さんは笑いで遮る</p><p>いつもの嘲笑</p><p>心臓を鷲掴みにされるような、ゾクッとする冷ややかな笑み</p><p>ホントにミナホ姉さんは、人を嘲り笑うのが上手い</p><p>そう大名家であらせられる歌晏家のご当主様が、こともあろうに孫娘に言われたからなんて理由で、他の名家の方々に黒森家の娼館で遊ぶなと命じられるのそんな恥ずかしいことを歌晏様がなさるのかしら</p><p>わ、わたくしが申し上げたということは、別に皆様にお伝えしなくてもいいのよお祖父様が、お祖父様のご意見として他の名家の皆様にお話になられれば</p><p>あら、その場合はあたしが皆様にお伝えするわよ</p><p>ミナホ姉さんの冷笑は変わらない</p><p>もし、そんなことになれば当然、名家のお客様たちは、あたしにお問い合わせになられるから歌晏様からそう命じられたのだが、一体どうしてそんなことになったのかってそしたら、あたしは本当のことを言うわよ歌晏様のお孫さんの１７歳のお嬢様が告げ口なさったからだって</p><p>桃子姉ちゃんは愕然としている</p><p>娼館というところは、殿方の下半身の性欲を鎮めてさしあげる淫靡な場所よ特にあたしの娼館は裏の世界の非合法の特殊施設ですからねお客様たちは皆様こっそりと通われるのよなのよ</p><p>黒い森の娼館は存在そのものがヤバイ</p><p>そんな秘密の施設のことを歌晏様は、どうやってあそこには通うなと皆様にお話なさるのかしらそもそも、誰が黒森家の顧客で、誰が顧客でないのかはあたししか知らないのよ仲がおよろしい間柄の方たちは、お互いのことをご存知でしょうけれど名家の一員の方でも、黒森家を訪れたことがあることを完全に秘密になさっている方もいらっしゃいますし</p><p>だから以前黒森家の顧客リストが問題になったことがある</p><p>そして、白坂創介の処刑の公式の罪状は顧客リストを暴力団に持ち込もうとしたからだ</p><p>その罪があったからこそ黒森家の顧客である政財界の重鎮たちは、ミナホ姉さんたちによる私刑を許可した</p><p>白坂創介の惨めな死の真相は闇から闇に葬られたんだ</p><p>まあ、歌晏様でしたらご自分の身近におられる、黒森に訪れたことがあるであろう方たちに、そっとお話することもできるでしょうけれど今後一切、黒森家に出入りするなという命令の理由が孫娘と黒森御名穂がケンカしたからなんていうのは、物笑いの種よね日本一のお嬢様学園にご在学中の高校２年生のご令嬢が娼館の女経営者と、ゴタゴタしているなんて皆様、どう思われるかしら</p><p>普通に考えたら交流するわけがない２人</p><p>まあ、黒森家のオレが香月家のみすずのパートナーになったのだから</p><p>その縁で、たまたま出会ったということになるんだろうけれど</p><p>あたしは、いいのよ最初っから裏の世界の女だから古いお客様たちは、あたしも娼婦だったことをご存知だし今更、どんな誹謗中傷を受けてもビクともしないわよもっと酷くて恐ろしい体験を何度も潜り抜けて来ているから</p><p>ミナホ姉さんは地獄の苦しみを経験して来た</p><p>でも、あなたはどうなの歌晏家のお嬢様はあたしみたいな下賤な女とケンカしているっていうだけであなたの格が下がることになるけれど、それでも良いのかしら</p><p>金持ちケンカせずという諺《ことわざ》が昔からあるけれど</p><p>実際はケンカできないというのが正しい</p><p>世間の眼がある下らないことで争ったら家名に傷が付くのは金持ちの方だ</p><p>そして、あなたの格が落ちるということは歌晏家の家名も落ちるということなのよ歌晏様は、そうなることをご存知でそれでも、あなたの告げ口を聞いて、黒森家のビジネスを妨害なさるかしらあたしには、そうは思えないけれど</p><p>黒森家のビジネスに関しては、香月家も絡んでおりますこともお忘れなく</p><p>みすずが、桃子姉ちゃんに言う</p><p>今の黒森家の後ろ盾はジッちゃんだ</p><p>娼館の再開だってジッちゃんの昔の黒森楼を再現したいという意志が入っている</p><p>ええこんなことで、香月家と歌晏家が仲違いするようなことになるのは、両家のご当主様は望んでいらっしゃらないと思いますけれど</p><p>歌晏桃子さんあなた、もうそろそろ大人になられた方がいいわよ</p><p>わ、わたくしが子供だと言うの</p><p>桃子姉ちゃんが、ギロッとミナホ姉さんを睨む</p><p>ええ本当にどうしようもないお子様よねあなたは</p><p>ミナホ姉さんの冷笑は途切れない</p><p>あなたは確かに、名家・歌晏家のご令嬢だけれどでも、それだけなのよあなた自身には、何の影響力も無いのだって、歌晏家の地位も財産も名声もあなた自身のモノではないのだから</p><p>あなたはたまたま、歌晏家に生まれて来たからそれだけの理由で、名家のお嬢様としての快適な生活を享受なさっているけれどあなた自身は、まだ海の物とも山の物とも判らないただの高校生の小娘なのよ</p><p>桃子姉ちゃんは、ジッとミナホ姉さんの言葉を聞いている</p><p>あなたはただ家に守られて、養われているだけであなたは自分自身では何も勝ち得ていないのよあなたの服や身の回りのモノは、全て、ご両親に買っていただいたモノでしょあなたを学校に送迎する車も、あなたの警護役もお金を出しているのは家であって、あなた自身ではないわ</p><p>うろたえる、桃子姉ちゃん</p><p>先祖代々受け継いできた家名や、あなたのお祖父様やお父様が守り続けてきた資産があるからあなたは名家のご令嬢として、幸せな生活を送っているわでもあなたは家に守られているだけで、まだ何もしていないでしょ高校生なんだからそれなのに家の威を笠に着て、驕り高ぶるのはいかがなものかと思うわよ</p><p>あなたは歌晏家という家の一部である前に、１人の人間でしょ今の自分の姿を見てご覧なさい素肌に薄い水着を１枚着けただけ</p><p>湯船の桃子姉ちゃんはそれだけしか身に付けていない</p><p>それが本当のあなたよあなたが持っている、あなた自身よ己の肉体以外は全部借り物でしょ名家の令嬢としての地位も、豊かな生活も家から、お祖父様やお父様から、あなたが一方的に享受させていただいているだけのモノであってあなた自身の持ち物では無いのよ</p><p>桃子姉ちゃんは、呆然と湯船の中の自分の身体を見る</p><p>わたくしは、お兄様にお会いしてそのことを理解致しました</p><p>それまでのわたくしは傲慢でわたくし自身が、香月家の名誉を背負っていると思い込んでいましたでも、お兄様がわたくしは、ただの１５歳の小娘でしかないことをもセックスで教えて下さいましたから</p><p>オレを見て、ニコッと微笑んだ</p><p>だから、わたくしは好きなんですセックスがわたくし自身の裸の肉体だけでお兄様にご奉仕することができますしお兄様は香月家の娘でなく、ただの瑠璃子を愛して下さっていますから</p><p>セックスする時は裸だ</p><p>オレも女たちも生々しい心と身体を繋ぎ合わせるだけで</p><p>オレたち自身以外のものは一切、入り込まない</p><p>それよく判りますわ今のわたくしには</p><p>まり子が叫ぶ</p><p>この裸の肉体だけがわたくしなんですそれ以外のことは今のわたくしにまつわることであってでも、わたくしの本質ではないんですそのことをわたくしも、セックスを体験することで学びました</p><p>普通のセックスでは学べないことなのよそれうちの公はちょっと変わった子だからなのよ</p><p>ミナホ姉さんが、そう言うとまり子は</p><p>はい、判っていますですから、わたくしも生涯、公としかセックス致しません</p><p>はっきりと宣言する</p><p>公をこの人を失いたくはないですから</p><p>マットに寝転んでいるオレに抱きつく</p><p>アニエスもですのーっ</p><p>隣のアニエスも、オレの裸身に抱きついてきた</p><p>ああ、そうだまり子さんに香月様からご伝言を預かってきたのよ</p><p>そうよまり子さん本気で、投資に付いて学ぶ気があるのなら、香月様が直接教えて下さるそうよ</p><p>ジッちゃんが直接</p><p>まり子さんだけじゃないんだけれど何人か集めて、毎週講義をなさりたいそうなの</p><p>ミナホ姉さんそれ、ジッちゃんの私塾にまり子も通わせるってこと</p><p>私塾はヤバい</p><p>あそこは香月家の分家と香月グループの重役の子の男ばっかりだし</p><p>女の子を見たら、すぐに声を掛ける香月仁みたいなやつらもいるし</p><p>私塾とは別よ今、香月様がなさっている私塾は未来の香月家の家臣たちを鍛えるためのものだから</p><p>だから、香月家の関係者の子供限定なんだっけ</p><p>香月様はグループの経営を、司馬さんにお任せになられたから、今は多少、お時間に余裕があるそうなのだから、香月家とは関係なく投資や経営についてお教えになられる教室を別に始められるそうなのよ</p><p>ああ、それなら安心だ</p><p>公わたくし、いいのかしら</p><p>まり子が、オレに尋ねる</p><p>いいと思うよまり子は、そういうことに興味があるんだろ</p><p>まり子はうなずく</p><p>ただし、教室での実地指導で行う投資には、必ず自分で働いて稼いだお金を使うことというのが、香月様のお言葉よ</p><p>わたくしが自分で</p><p>そう自分で稼いでお金じゃないと本気では学べないから</p><p>トリイ電子のお嬢様であるまり子にはアルバイトとかをして、金を稼いだ経験はないだろう</p><p>という話しなんだけれど公、どうしてあげたらいいと思う</p><p>オレのパン屋は</p><p>ダメだあれは、オレの高校の中だけでやっていることだから</p><p>お嬢様学校のまり子に、手伝わせるのは無理だ</p><p>だいたい、まり子にバイト代を支払えるほどまだ儲かっていないし</p><p>渚が女の子のアルバイトを１人募集しているみたいよ</p><p>ああ、もう話をつけてあるのか</p><p>まり子花は好きか</p><p>えそれは好きだけれど</p><p>まり子、花屋でバイトしろあの変な店じゃないから店員さんは、みんな女の人だし</p><p>渚の花屋はどっかっていうと、高級な花屋だから</p><p>投資を学ぶ前に経済のシステム、そのものを学んで来なさいという話よ</p><p>仕入れして、加工して、販売して経費や人件費がどれくらい掛かるのか原価にどの程度の儲けを足さないといけないのか売れなくて廃棄しなくてはいけない商品の損失顧客の生々しい反応小さなお店で働くことで色んなことが学べるのよコンピューターの画面上の数字を睨んでいるだけでは、絶対に判らないことがね</p><p>経営そのものを実地で体験した方がまり子を鍛えるのには良い</p><p>ジッちゃんは、そう判断したんだろう</p><p>花屋さんは真緒ちゃんのお母さんのお店ですのまり子ちゃんも、さっき、晩ご飯の時に会ってますの</p><p>アニエスが、説明してくれる</p><p>オレの女の１人だよだから、まり子をただのアルバイトとして働かせるんじゃなく、ちゃんと勉強させてくれるはずだよオレからも頼むし</p><p>心配は要りませんの</p><p>鳥居様には、香月様からお話して下さるそうよ大丈夫よ渚の店は、評判が良いから問題にはならないわ</p><p>オレたちの言葉にまり子は</p><p>判りましたでは、わたくしそちらで、お勉強させていただきますわ</p><p>元気に、そう答えた</p><p>わたくしも家に守られているだけでなく、自分の力で働いて、学ばないといけないのですわね</p><p>そんなまり子の晴れやかな顔を、桃子姉ちゃんは悔しそうに見つめていた</p><p>これも香月様のお言葉ですけれど</p><p>名家に生まれるということは、伝統芸能の家に生まれるのと同じなのだそうよ</p><p>伝統芸能</p><p>先祖から受け継いで来たものがあってできれば、それをさらに子孫に伝えていきたいでも、それは義務ではないのよ</p><p>名家の娘たち</p><p>桃子姉ちゃん、みすず、瑠璃子そして、美子さんがミナホ姉さんの語るジッちゃん言葉を真剣に聞いている</p><p>誰かが守り伝えなくてはならないものなのかもしれないけれど義務ではないし、使命でもない守り続けることを受け入れたとしてもだからって偉くはないのよその人自身の選択でしかないんだから</p><p>伝統芸能の家に生まれたからって、絶対に家を継がなきゃいけないわけではない</p><p>拒絶する権利だってあるんだから</p><p>そして、継ぐ決心をしたからってその人が、継がなかった人よりも偉いなんてこともない</p><p>名家も同じだ</p><p>しかも、家を継ぐ覚悟を決めたって努力と才能がなくてはダメだから</p><p>努力と才能</p><p>才能がなくて、努力もできない人間に家を継がせたら家が潰れるわ鞍馬家のようにね</p><p>鞍馬家美里さんとありすの父親である現当主は</p><p>まんまと外国の投資ファンドに騙されて、全ての資産を失った</p><p>だから、真の名家は後継者を選ぶのよただ、本家の長男だからということだけではなくてね家の子が今１つなら、フォローできる家臣を集めるしよそから、能力のある子をムコ養子に迎えたりもするわ</p><p>それも、伝統芸能の世界と同じなのよ全て、親から子への世襲で成り立っているんじゃないの時折、能力を認められた人の血を足しているから続いているのよ古い血だけでは、行き詰まるから</p><p>つまりその家に生まれたからといって、簡単に跡継ぎになれると思ったら大間違いなのよ名家も伝統芸能の家も周りにたくさんの人たちが居て、その人たちの人生も背負っているんだから</p><p>家の重さか</p><p>実際、鞍馬家のホテル・旅館グループ企業は大変なことになった</p><p>由緒ある施設だけはジッちゃんと歌晏家で、何とか買い取るという話になっているけれど</p><p>仕事を失う人たちもたくさんいるんだろう</p><p>だから鞍馬家のありすがオレの奴隷になり、美里さんは娼婦に墜とされるというのも、仕方ないことなんだ</p><p>当主の家が罰せられなければ下の人たちも、他の名家も納得しない</p><p>だから名家に生まれたからって、今のあなたたちが何かを背負っているとか自分はいずれ、何かしなくてはいけないと考えるのは、間違っているのよあなたたちはまだ子供で家のためには、何もできないし子供に背負えるような義務は無いからただ家の恥にならないように、日々の生活を心掛けて過ごすことぐらいしかできないのよ</p><p>ミナホ姉さんがそう言うと</p><p>それはわたくしに言ってらっしゃるのですよね</p><p>美子さんが重い口を開く</p><p>そうよあたしでなく香月様がだけれど</p><p>香月家の娘だからといって今の美子さんが、しなければならないことなんて何も無いのよそして</p><p>みすずさんや瑠璃子さんと同じになるために美子さんが、公とセックスしなくてはならないなんてことも無いわ</p><p>義務なんて何も無いのよ美子さん</p><p>美子さんは黙っている</p><p>こうしなくちゃいけない、こうでないといけないという思いだけが先走るから辛いのよそんな必要は何も無いのに</p><p>わたくしは自分では、よく判らないんですわたくし自身はどうするべくなのかどうしたらいいのかが</p><p>美子さんは、オレを見る</p><p>むしろ、どなたかにお前はこうしろと命じていただいた方が、わたくしは</p><p>いやオレは、美子さんには何も命令しないよ</p><p>オレはマットから起き上がり美子さんに、そう言った</p><p>どんなに辛くても、それは美子さんが自分で考えて決めることだ</p><p>でも、わたくし自分で自分が判らないのです本当は黒森様に抱いていただきたいかどうかも</p><p>そうだね美子さんは、ずっとオレの方から、美子さんを犯すように仕向けていた今、思い返すとそうだったと思う</p><p>自分では決められないから</p><p>オレに選択を委ねようとしていた</p><p>そうだと思いますホントにわたくし判らなくて</p><p>美子さんはうつむく</p><p>香月家の娘としてわたくしは、後から認知された娘ですからいずれ、香月家と他家の関係を強めるために、嫁に出るのかもしれませんそれならば純潔を保ったままの方が良いのかもしれませんし</p><p>しなくてはならないの話しか</p><p>お祖父様がわたくしと、みすず様、瑠璃子様の融和をお求めならわたくしもまた、黒森様に抱いていただくべきなんだと思います</p><p>これも義務だ</p><p>でも、最近のお祖父様はわたくしに何を求めていらっしゃるのかが、全く判らないのでございます</p><p>ああ、さっきのジッちゃんは美子さんに冷たかった</p><p>何も求めていないんだよジッちゃんはさ</p><p>ジッちゃんが知りたいのは美子さんがどうしたいかだ</p><p>口籠もる美子さん</p><p>ただ１つ今、オレが判ったのは</p><p>オレは、美子さんをジッと見る</p><p>美子さんはオレとセックスしたいとは思っていないんだな</p><p>そ、そんなことはございませんわわたくしは、本当にわたくし自身が判らないだけで黒森様のことは</p><p>いや、そうなんだよ美子さん</p><p>だってオレたち、知り合って、もう半年だよ</p><p>あの５月の連休の劇場での出会いから、半年</p><p>もし、美子さんにオレとセックスしたい気持ちがあるかならオレたち、とっくにヤッているよ</p><p>他の子とはシテいるんだから</p><p>明治の初めに、千葉の漁師町で生まれた男の子が居て</p><p>それが歌舞伎の振り付け師の養子となり</p><p>７代目の幸四郎となります</p><p>６代目とは血が繋がっていませんというか、７代目が生まれる前に６代目は亡くなっているので、会ったこともないはずです</p><p>で、七代目の次男が八代目になります</p><p>何で次男がかというと長男は十一代目の団十郎になったからです</p><p>つまり、十一代目の団十郎は、先代とは血が繋がっていません</p><p>というか、十代目は九代目の婿養子で亡くなってから、団十郎の名を追贈されている人なので、生前は名乗っていません</p><p>このように、家は続いているけれど、血が繋がっていないケースがあります</p><p>まあ伝統芸能は、芸が受け継がれれば良いので</p><p>血よりも、才能が優先されるのだと思います</p><p>1047．名家の華　／　まとめてドーン</p><p>旦那様はあたしたちの気持ちを、いつも感じて下さっていますから</p><p>美子お姉様が、心の中では旦那様のことを拒んでいらっしゃることには、お気づきだったんだと思います</p><p>そんな拒んでいるなんて</p><p>わたくしは判らないだけですわたくしが、この先、どうしたらいいのかを</p><p>美子さんの置かれている状況は複雑だ</p><p>そうね子供の頃からずっと、瑠璃子さんのお付きとして香月家の臣下として生活してきたのに、ある日突然、香月家の令嬢であることを知らされたんですものね</p><p>それを香月様が世間に公表したことで周りの人たちの美子さんを見る眼も変わってしまったんでしょ</p><p>ジッちゃんの孫娘なら香月家の本家の人間だ財産の相続権もある</p><p>急にチヤホヤしてきて、擦り寄って来る連中も気持ち悪いけれど美子さんに嫉妬して、嫌がらせをしてくるような人たちもいたんじゃない</p><p>それはお祖父様や、みすず様、瑠璃子様たちが、未然に防いで下さいましたから</p><p>ジッちゃんは公の席で、美子さんが自分の孫娘であることを公表するとしばらくの間、どこへ行くにも美子さんを連れて行った</p><p>あれだけジッちゃんと親しいことを印象づければ美子さんに、おかしな真似をする人間はいなくなる</p><p>香月家の当主に睨まれることはみんな、極力避けたいだろうから</p><p>美子さんの眼の前ではあからさまなことはしないでしょうけれどでも、裏ではどんなことを言われているか酷いことを言われているだろうということは、美子さんだって気付いているんじゃないのかしら</p><p>瑠璃子さんのお付きだった頃は他の名家の臣下の子たちとは、仲良く会話とかもしていたんじゃないの今はどうなの</p><p>皆様わたくしとは、口をきいては下さいません</p><p>美子さんは、寂しそうにそう言う</p><p>まあ、そうなんですの美子お姉様</p><p>瑠璃子さんも、みすずさんも名家のお嬢様だから臣下の子たちの方は、よく見ていないでしょ</p><p>昨日のパーティには、それぞれ名家のお嬢様たちが、ご自分の警護役を連れて来ていたわよね警護役ったって、ホンモノの戦闘能力を持った子を雇っているのは一部の名家だけでしょお嬢様のお付きを兼ねたご学友みたいな子の方が多かったわ</p><p>お嬢様と一緒に、マルゴさんやレイちゃんのカッコ良い闘いを見て、キャーキャー騒いでいる子の方が多かった</p><p>自分はお金持ちのお嬢様ではないのにお付きや警護役として、みすずさんたちの学校に通うっていうのは、かなりのプレッシャーだと思うのよだって、全校生徒の大部分は審査されて入学を許された上流階級の娘なんだからお付きを連れて来て良いのは、その女生徒たちの中でも、さらにハイ・クラスの名家の令嬢だけよね</p><p>はい昨日、ご覧になられた通りですわ</p><p>昨日のパーティに来てくれたのは小学部から高等部までの三十名足らずの女の子たちだった</p><p>つまり、その半分がお付き</p><p>美子さんも、以前はお付きだったでしょ全校生徒の中で、それだけの人数しかお付きがいないのなら、当然、コミュニケーションを取り合う関係ができているはずなのよ普通ならね</p><p>ミナホ姉さんが美子さんを見る</p><p>皆さん、それぞれご主人様がいらっしゃるのだから大っぴらに仲良くすることはできないでしょうけれど、挨拶ぐらいは当然交わすわよね</p><p>同じ立場で人数が少ないんだから無視はできないよな</p><p>それに美子さんの場合は、小さい頃からずっと瑠璃子のお付きとして、同じ学園に通い続けている</p><p>他にも、美子さんみたいに初等部あたりからお付きをやっている子もいるはずだ警護役だけど、美智がそうだしミタマやキヌカも、きっとそうだろう</p><p>ところで、どなたか昨日、美子さんが他の家の臣下の子と挨拶したり、言葉を交わしているのを見た人はいる</p><p>御名穂お姉様それは、美子お姉様が香月家の娘になってしまわれたので臣下でなく主の方になってしまわれたからそれで他家の臣下の皆様は、遠慮してお声をお掛けになられなかったのだと思いますわ</p><p>あら、そう美子さんは、お嬢様になってしまったのねじゃあ、あなたたちは昨日、美子さんが他家のお嬢様から、親しく声を掛けられて、仲良く楽しそうに会話をしているところを見たのかしら</p><p>みんな凍り付く</p><p>みすずや瑠璃子に挨拶するついでに美子さんにも声を掛けることはあっても</p><p>美子さんだけを目的に積極的に話し掛けてきて、仲良く話してくれるような子は、１人もいなかったと思う</p><p>今の美子さんは、宙ぶらりんなのよお嬢様でもなく、臣下でもなく皆さん、別に悪気があって、そうしているわけではないのよみんな、判らないのよ美子さんと、どう接したらいいのかが</p><p>パーティの終わりに、お嬢様たちと挨拶したけれど</p><p>みんな、別に悪い子たちじゃなかった</p><p>美子さんにイジワルしようとするような人たちじゃない</p><p>とにかく判らないんだ</p><p>お嬢様たちだけではないわよ美子さん自身も判らなくなっちゃっているのよ自分でも、そう言っていたけれどねお嬢様にはなり切れないし、だからって臣下にも戻れない混乱しているのよ</p><p>そんな状態の女の子にあなたは、まさか自分の人生なんだから、自分で進路を決めろとか、適当なことは言わないわよね</p><p>もし、ミナホ姉さんが介入して来なかったら</p><p>オレは、美子さんにそう言っていたと思う</p><p>申し訳ございませんでした、美子お姉様</p><p>ごめんなさい美子お姉様</p><p>瑠璃子とみすずがザバッと湯船から出て、洗い場で全裸土下座する</p><p>わたくし美子お姉様のお辛い状況を、理解しておりませんでした</p><p>あたしもパーティのことに夢中になっていて、美子お姉様のことを</p><p>２人が、風呂場のタイルに額を擦り付ける様子を桃子姉ちゃんが、唖然として見ている</p><p>お、お顔をお上げ下さいわ、わたくしのために、その様なことをなさるのは</p><p>でもわたくしが、気が利かなかったのですから</p><p>そうですわあたしたちが</p><p>そうだよな家族だもんな</p><p>オレも、悪かったと思います気が付いてあげられなくて</p><p>オレも頭を下げる</p><p>そうなんだよな状況が激減して、困っているのは美子さんなのに自分１人で運命を選択しろとか、そんなのはメチャクチャだよな</p><p>ダメだなオレも</p><p>美子さんは、１８歳の高校３年生でみすずは、１７歳の高校２年生瑠璃子は、１５歳の中学３年生だろ登下校の車は、一緒でも自分のクラスへ行ったら、独りぼっちになってたんだよな</p><p>お嬢様でも臣下でもない宙ぶらりんの状態なら</p><p>みすず確か、ミタマが１８歳だよな</p><p>オレは確認する</p><p>はい、そうですわ旦那様</p><p>ミタマは、鞍馬美里さんの警護役としてみすずたちの学校に通っているんだろ学籍があるんだからそのまま、美子さんの警護役になったことにしよう</p><p>残念だけれど、鞍馬美里さんはもう、あの学校には通えない</p><p>黒い森の娼婦になるのだから</p><p>今まで通り、お嬢様学園に行くのは無理だ</p><p>だから、ミタマを昨日のパーティで、他のお嬢様たちの前で美里さんはミタマとキヌカのことを頼みますって、みすずに言ってたんだからみんな、その様子を見ているんだから主のいなくなったミタマを、香月家が美子さんの警護役として雇い入れるのは変じゃないよ</p><p>警護役が居れば他の子たちの、美子さんを見る眼も少しは変わるだろうと思うし同じ学年に、家族が居る方が美子さんも心強いだろ</p><p>し、しかしわ、わたくしのような者に警護役は</p><p>戸惑う美子さん</p><p>いいんだよ美子さんも、ジッちゃんの孫娘なんだから</p><p>オレには他に美子さんのためにできることは</p><p>公、もういいわ</p><p>後は、みすずさんと瑠璃子さんそれに、同じ学校に通っている美智さんたちに任せなさい</p><p>オレはみすずたちの学校のことは、よく知らない</p><p>女子校だもんな</p><p>美子さんの困った状況を、今まで、他の子が気付いてあげられなかったことと美子さん自身も言い出せなかったことが問題だったのよやっと、腹を割って話せるようになったんだから後は、お風呂から上がった後にゆっくり時間を掛けて話せばいいのよ</p><p>ミナホ姉さんが、オレたちを見て微笑む</p><p>美子さんの半年間の孤独がそんな簡単に、解決できるはずがないでしょ美子さんが言い出せなかったことだって、もっとたくさんあるでしょうしその場には、公はいない方がいいのよ女の子だけのトークにした方がね</p><p>オレが席を外している方が今の美子さんは、話しやすいだろう</p><p>みすずや瑠璃子と対等になるためにはオレとセックスしなくてはいけないと思い込んでいたのが、今の美子さんだから</p><p>そんな義務は無いのに</p><p>公わたくしも、お話に参加しても良い</p><p>わたくしも、同じ学校の生徒だしわたくしは名家の娘ではないから、みすず様や瑠璃子様のお耳には入らないような校内の話も知っているから</p><p>そうか、第三者としてのまり子の視点は、大事だな</p><p>うん頼むよみすずまり子も、話し合いに加えてくれ</p><p>かしこまりましたわ旦那様</p><p>みすずは笑顔で、了承する</p><p>とにかく、美子さんの胸の中の今まで溜まっていたことを、まずは全部聞いてそれから、みんなでどうしたら良いのかを考えてくれ美子さんも、それでいいよね</p><p>みんなで考えたら大抵のことは、何とかなるからそれで、もし、どうしようもなければオレの学校へ転校して来てもいいんだし</p><p>ソウヨ楽しいヨ毎日、美味しいパンが食べられるネ</p><p>イーディそれは、お前だけだ</p><p>イーディだけは、パンを売るときの警備をするだけでパン作りも、売り子も絶対に手伝ってくれないから</p><p>まあ、この子は何でもそつなくこなす天才児だから</p><p>出しゃばらないように、してくれているんだろうけれど</p><p>イーディ、オレは、お前が焼いたパンも一度は食べてみたいけどな</p><p>いや、イーディだったら、どんな美味いパンを作るんだろうって思うからさ</p><p>この天才はトンデモないモノを作り上げるような気がする</p><p>ジャソノウチネ</p><p>とにかくさ、うちの高校ならお嬢様も臣下も関係ないんだから美子さんは美人だし、性格も良いからきっと、みんなから好かれると思うし</p><p>でも、わたくし卒業まで、後半年しかありませんわ</p><p>ただ我慢して耐えなきゃいけないだけなら半年は大きいよ自分に合わない環境なら、逃げ出した方が正解だよ</p><p>もし、自分と考え方の違う人間に出会ったらわたしは、その人の考えを矯正しようとは思わない一刻も早く、その相手から遠ざかることにする確か、ハインラインの小説にそんな一文があったわ</p><p>ミナホ姉さんが美子さんに言う</p><p>困った状況に陥るのは運命だけれどそこから、どう脱するかは人間の努力ですものね無理することは無いし、耐えることもないのよさっきも言ったけれどこうしなくちゃいけない、こうならなくちゃいけないなんてコトは、この世には無いから無理をして心が破裂したり、潰れてしまうくらいなら逃げ出す方が良いのよ辛いところから逃げ出しても、楽園は無いというのは嘘だから逃げた先が楽園じゃなければ、また逃げるのよどこかには、絶対にあなたにとって優しい場所があるはずだからそういう場所に行き着くまで、逃げて逃げて逃げ続けるの人生なんて、そんなのでいいのよ</p><p>黒い森の娼館という地獄から逃げられなかった、ミナホ姉さん</p><p>五年間だけの期限を区切っても、娼館を再開しなくちゃいけないミナホ姉さんがそう言う</p><p>御名穂ちゃん先生みたいですのっ</p><p>アニエスが、ニコッと笑う</p><p>アニエスは、まだ学校には行ったことがないですけれどこの間、寧ちゃんたちと学校のお話の映画を観ましたから</p><p>御名穂ちゃん学校の先生みたいですのっ</p><p>ミナホ姉さんはオレのクラスの担任教師だった</p><p>英語の先生のはずなのに、どこの教室でも授業をしない謎の教師だったけれど</p><p>ていうか本当は、教員免許を持っていない偽教師だった</p><p>だから、今は先生ではなくなっている</p><p>あたしも頑張らないとね</p><p>１年で大検に合格して通信制の大学に通っても、５年で資格が取れるとは思えないけれど</p><p>御名穂姉さんの本当の夢は学校の先生になることだ</p><p>大丈夫だよ何年かかっても教育実習に行く高校は決まっているんだし</p><p>オレの高校の理事長は御名穂姉さんだ</p><p>戻って来る場所はある</p><p>御名穂姉さんは、フフッと笑った</p><p>香月様からあなたに、ご褒美があるそうよ</p><p>ご褒美</p><p>ええこの２日間、あなたが頑張ってくれたからって</p><p>な、何なんだジッちゃんが、オレにって</p><p>中学校を１つ手に入れたわ</p><p>正確には私立中学校の中のクラスをね</p><p>ほら、最近は不登校の子とか、家に問題がある子とかそういう子たちが、どこの中学校にも居るのよでも、中学までは義務教育でしょどうしても、通わないといけないから教室でなく、保健室で他の生徒と接触させないで勉強させたりもしているのよ</p><p>香月様のお知り合いが理事長を勤めている中学校にそういう困った状態の子だけを集めた特別クラスを作っていただいたのよ他の生徒が立ち入りできない、古い校舎の中に</p><p>そこへマナを</p><p>マナは新しく通う学校が決まっていない</p><p>白坂舞夏としての過去があるからみすずたちの学校に押し込むのは無理だし</p><p>普通の中学では正体がバレたら、イジメに合うだろう</p><p>白坂創介は、今でも国民の敵なのだから</p><p>マナさんだけじゃないわ、ありすさんもよ</p><p>ありすも</p><p>鞍馬家の姉妹は、もう元のお嬢様校には通えない</p><p>父親が借金取りから身を隠している状態なんだから</p><p>本当に毎日通う必要は無いのよそこに通っているという実績だけ作ればいいの他の生徒たちの前に姿を見せる必要は全く無いのそのために、他の生徒が立ち入りできない校舎に、クラスを作っていただいたんだからていうか、特別クラスの存在は、一般生徒には知らされないままになるわ</p><p>中学の他の生徒たちには一切、会わない</p><p>卒業式だって、校長室でこっそり証書を貰えばいいのよとにかく、学籍を得て中学さえ無事に卒業すれば、高校からはうちの学校に通えばいいだし</p><p>御名穂姉さんはそう言う</p><p>でも、それじゃあマナやありすに、学校での新しい友達ができないよ</p><p>今の状況でそこまで望むのは無理よ</p><p>今の中学生は友達になったら、携帯電話で連絡を取り合うのが普通でしょ誰かがマナさんの正体に気付いたら、あっという間に拡がるわそれも、学校の中だけじゃなくってマスコミにまで</p><p>ああ、うちの学校に白坂創介の娘が居るなんて、ネットで写真付きで呟くやつがいたら</p><p>１日も経たないうちに、日本中に広まる</p><p>マスコミが飛びついて、取材に来るかもしれない</p><p>完全に過去を消し去るためには世間の興味が風化するのを待たないといけないわそれには、どうしたって数年は掛かるわよ</p><p>その間にマナが美しく成長して過去の白坂舞夏のイメージと重ならない少女になるまでは</p><p>ありすさんもね今のままでは、立ち振る舞いも話し方も、お嬢様のままでしょ普通の子たちの中に入れるのは、危険よ</p><p>今のわたくし口調のありすでは笑われて、イジメのターゲットにされるか</p><p>それも、ありすの実家の鞍馬家が、財産を失い没落したことが知られればさらに酷くエスカレートするだろう</p><p>ありすさんの方は、まだ経過次第では手の打ちようもあるけれどマナさんは、中学生の残り1年半は経歴ロンダリングのために丸まる消費するしかないと思うわ高校からよ普通の生活に戻るのは</p><p>御名穂姉さんの判断は、正しいと思う</p><p>どこかの中学に在籍して、卒業したという記録を手に入れないと次のステップには進めないわもちろん、吉田マナの名前でね</p><p>マナがいずれ、スーパーモデルになるという夢を果たすためにも</p><p>吉田マナが、日本の中学校を卒業している記録が要る</p><p>ありすさんの方も、鞍馬でなく別の名前に変えた方がいいわねそれはまた、あなたがありすさんと話して決めて</p><p>御名穂姉さんが、そう言った</p><p>判った２人には、後でオレが話しておくよ</p><p>これもまた、オレの仕事だ</p><p>でもこれでマナたちの問題が解決できるんだからいいか</p><p>家族の中に、同い年のヨミも居るし年少組が増えた</p><p>後は、家族のみんなでマナやありすが寂しくならないように、気を配るしかない</p><p>ああ逆の問題もあるんだよな</p><p>パパなんですの</p><p>オレが、アニエスを見たから不思議そうに、そう言う</p><p>いやアニエスも、もうすぐ学校へ行くんだもんな</p><p>生まれてから一度も学校に行ったことの無い子が超お嬢様校で、上手くやれるだろうか</p><p>まあ、同じ１２歳のルナとコヨミちゃんも一緒だけど</p><p>あの子たちもお嬢様だらけの学校に馴染むのは、大変だろうし</p><p>お兄様、そちらはわたくしたちも、心を配りますから</p><p>ああ、そうですわねアニエスちゃんも、うちの学校の生徒になるのよね大丈夫よわたくしもみんなに声を掛けますわ</p><p>まり子も、そう言ってくれた</p><p>わたくしも、アニエスちゃんが大好きだし何か起きたら、すぐにわたくしが高等部の校舎から飛んでいきますわ</p><p>お願いするわねまり子さん</p><p>そうか、香月家の娘が一々動くと大事になってしまう</p><p>名家のお嬢様ではない、まり子の方が小回りがきくんだ</p><p>楽しそうにそう答えるまり子を桃子姉ちゃんが、微妙な表情で見ていた</p><p>妹分としては、本当にまり子のことを気に入っていたんだろうな</p><p>さ、風呂から上がって冷たいモノでも飲もうよ</p><p>それで、オレは帰るけれど</p><p>はいあたしと瑠璃子は今夜は、こちらに残って美子お姉様とトコトンお話致しますわ</p><p>わたくしも、こちらに明日は、みすず様たちと一緒に登校致します</p><p>まり子はそう言う</p><p>学校の制服とかは</p><p>確か、昨日のパーティに来たまんまのはずだけれど</p><p>家から届けていただきますわ問題ありません</p><p>まり子は、笑顔でそう言う</p><p>美智も、こっちに残るんだな</p><p>美智は、みすずの警護役だから仕方がない</p><p>Darlingのコトは、アタシが護るネ</p><p>帰りの警護は、イーディがしてくれる</p><p>あたしはまた鞍馬美里さんと、徳大寺さん、黒沢さんの方に戻るわ</p><p>娼館再開のための新人の講習か</p><p>黒森の屋敷までは麗華さんが送って下さるそうよ</p><p>レイちゃんが、来てくれる</p><p>オレ、アニエス、イーディ、寧、マナ</p><p>１台でみんな乗れるな</p><p>ところで、パパこれ、どうしますの</p><p>アニエスが半勃起状態のオレのチンコを撫でる</p><p>美智ちゃんが物欲しそうなお顔をしていますから美智ちゃんとしますの</p><p>わわわわ、わたくしは物欲しそうな顔などしておりません</p><p>慌てて、美智が言う</p><p>いや、美智には色々とやってもらっているから相手をしてやりたい気持ちもあるけれど</p><p>オレはかーなーり限界に近付いているから</p><p>それは取っておいて、お土産にしなさい</p><p>ミナホ姉さんが、意地悪な笑顔で言う</p><p>あ、そうでしたのおうちで、雪乃ちゃんと恵美ちゃんと愛ちゃんがお留守番していましたの</p><p>先発隊が、先に帰ったから</p><p>ハイジに、エリとリエの双子に、ミタマとキヌカに、ありす</p><p>オレの女が、ドカッと増えたことを</p><p>メグは、怒っているだろうなぁ</p><p>想像ができる</p><p>それでも帰らないとねあそこが、あなたの家なんだから</p><p>帰ろう帰らなきゃ</p><p>オレの家に</p><p>今年、学んだこと</p><p>仕事で初めて会う人と、待ち合わせをして</p><p>待ち合わせの場所で待っていたら、メールが来て</p><p>先に着いてしまったので＊＊の喫茶店の中で待っています</p><p>なんてことをする人との仕事は絶対に上手く行かない</p><p>指定されて店に行くと、相手はノートパソコンとか、資料とか山ほど拡げて、何やら仕事をしているフリをしていたりして</p><p>ブラフなんだってことは、すぐに判るんだけれど</p><p>オレはこんなに仕事をしているんだぞということを、こちらに示すことで</p><p>優位に立ちたいという</p><p>待ち合わせの時間に、待ち合わせの場所に来られない人は</p><p>結局、人と人の関係を大事にできない人なんだと思います</p><p>結果的に、何も生まれていないし</p><p>1048．名家の華　／　家族だから</p><p>結局、オレは湯船には浸からなかった</p><p>シャワーのお湯だけ浴びた</p><p>ホントに疲れている</p><p>このまま、眠ってしまっていいのなら風呂で温まって、そのままベッドに直行すればいいんだろうけれど</p><p>黒森のお屋敷に帰ったら、明日のパンの仕込みがあるし</p><p>克子姉が、愛たちとやっておいてくれると言ってたけれど全部、やってもらうのは悪いし</p><p>何より、パン作りのお手伝いが上手な３人マナ、瑠璃子、アニエスが揃って、こっちの屋敷に残っているんだよなぁ</p><p>双子や安城姉妹やハイジと人手は増えたけれど</p><p>パン作りの基礎から教えている時間は無いし</p><p>ミタマとキヌカは、ああいう細かい作業は苦手だと思うんだよなあ</p><p>とにかく帰らないと</p><p>でも、桃子姉ちゃんが、まだ不機嫌なままなんだよなあ</p><p>この状況でオレだけ先に帰りますっていうのは、マズイよな</p><p>とにかく風呂上がりのお茶で、仕切り直そう</p><p>どんなに疲れていてもアニエスの身体は、オレが拭いてやらないといけないし、下着も穿かせてやらないといけない</p><p>みすずや美智たちはオレの体調を察してくれて、自分で身体を拭いている</p><p>タオルや替えの下着は、マナが事前に用意しておいてくれたらしい</p><p>タオルと服の畳み方で判る</p><p>瑠璃子の畳み方は、克子姉に教わった通りだけれどマナは違う</p><p>白坂家のやり方というかマナが一昨年まで療養生活をしていた、静岡の親戚の家で習った畳み方なんだろう</p><p>ああその人たちにも、一度、会わせてあげたいな</p><p>今はまだ、白坂創介のスキャンダルの記憶が残っているから無理だけれど</p><p>どうなのセバスティアヌス、体の具合は</p><p>オレの視界から外れて、脱衣所の端で着替えをしている桃子姉ちゃんが自分の警護役に尋ねる</p><p>それがすこぶる快調です</p><p>セバスティアヌスこと山田梅子さんは、肩を大きく回してそう答えた</p><p>イーディのマッサージで、テイザーガンの電撃を食らったダメージから回復したらしい</p><p>当たり前ネアタシの仕事ヨ</p><p>山田さんは一瞬、困惑した表情をしたが</p><p>お役目には、一切支障がございません桃子お嬢様、ご心配をお掛け致しまして大変申し訳ございません</p><p>主人に詫びる</p><p>まあ、いいわあなたが無事なら</p><p>いえこのままで済ませるわけには参りません</p><p>いずれ、あのお二人とは決着を付けます</p><p>また、物騒なことを言い出す</p><p>それは、もう少し鍛え直してきてからにするべきだと思うよ</p><p>現れたのはレイちゃんだった</p><p>香月セキュリティ・サービスの制服でなくカジュアルなシャツにジーパンという私服を着ていた</p><p>昔の英国紳士ルックの様な極端さはないけれど、それでもイギリスの男子大学生みたいなラフな服装だ</p><p>やっと勤務時間が、終わりました</p><p>ああ、香月セキュリティ・サービスは</p><p>昨日の名家のお嬢様たちが集まったパーティの警護から</p><p>レイちゃんは、キョーコさんたちとのエキシビション・マッチもあったし</p><p>その後は、関西ヤクザの派遣グループ天童貞男たちと、猪鹿蝶一郎たちの２派を捕まえて、夜に解放して</p><p>そいつらが、ちゃんと関西に帰るか監視をして</p><p>関西のヤクザたちは、ほぼ壊滅です朝の天童貞男さんたちの組長宅襲撃で、動揺が拡がっていく間に、キョーコさんたちが仕掛けましたから</p><p>ああ、キョーコさんとミス・コーデリアも関西に行ったんだっけ</p><p>一部の組長さんが、香月家に寝返ったと言う情報を流して変装したキョーコさんたちが、次々とあちこちの組の事務所に襲撃を掛けたのでもう、関西ヤクザの皆さんは、お互いに疑心暗鬼になってしまって、誰が敵で誰が味方が判らないようになってしまったんです</p><p>キョーコは、ヨージンボウ作戦でいくって言ってたネ</p><p>用心棒ああ、黒澤明の</p><p>まり子が、納得していた</p><p>このまま、一ヶ月くらいかけて内部抗争をさせて、徹底的に弱体化させるそうだよ同時に、ミス・コーデリアの組織がアメリカからやって来るらしいけれど</p><p>それって、結果的には日本のヤクザのシマをアメリカの組織に奪われたってことになるんじゃないの</p><p>昨日から状況を見ていて裏のことを知っているまり子が尋ねる</p><p>仕方ないよ今居るヤクザさんたちを追放したって、空白地帯にはならないから空いているシマがあれば、他の裏社会の人間たちが奪い獲りに来るし変な外国系のマフィアが侵攻してくるよりは、ミス・コーデリアの組織の方が、話が通じる分だけまだ良いからね</p><p>理想通りには、どうしてもならないんだから何がベストなのかを考えるしかないんだよ</p><p>そうだねヤクザの組織を潰しても１人１人のヤクザは残るし人生をドロップアウトして、ヤクザの道に進む人はこれからも現れる</p><p>今存在している関西のヤクザ組織は壊滅させられてもヤクザそのものは根絶できない</p><p>バラバラになったヤクザたちは放っておくと大変なことになる</p><p>だから上手に、そういう人たちを束ねる組織がどうしても必要になるんだよな</p><p>そして、その組織はオレたちと敵対しない組織でなければならない</p><p>地元のヤクザたちでは、どうしても昔からのシガラミに左右されるし若いヤクザに任せたら、限度が判らないから無茶をするしねそれなら、いっそアメリカの組織という外圧を利用するのもアリだと思うよ</p><p>まあ、そうよねヤクザみたいな人たちもいわゆる必要悪なんだから</p><p>まり子が、そう言うけれど</p><p>それは違うよ、まり子悪は悪だ絶対に必要な悪なんて、この世には存在しないよどんな悪も本当は、なくなってしまった方が良いんだよ</p><p>あら黒い森という裏社会に属している公ちゃんが、そんなことを言うの</p><p>桃子姉ちゃんがオレに言う</p><p>言うさオレも悪の側の人間だからそりゃあ、悪なんてこの世から全て消滅した方が良いでも、オレたちだって、みんな悪になりたくて、こっちの側に落ちて来たわけじゃないから自分の意志とは関係無く運命で悪になった人間だって多いんだよそんで悪だからって、自殺するわけにもいかないからねオレにはオレの、絶対に護らなきゃならないモノがある</p><p>オレは下着姿のアニエスを抱く</p><p>悪だからって無抵抗に殺されるわけにはいかないんだよ生きている限りは、必死で生き続けるんだ</p><p>桃子姉ちゃんは、オレから視線を外し</p><p>そ、そうまあ、わたくしにはどうでもいいことですけれどね</p><p>呟くようにそう言う</p><p>じゃあ、御名穂さんこの子たちのことは、わたくしがお預かり致します</p><p>すでに服を着て、オレたちの会話を楽しそうに聞いていたミナホ姉さんにレイちゃんが言う</p><p>ええ、頼むわじゃあ、公、あたしは行くわよ</p><p>うんミナホ姉さんも無理しないでね</p><p>御名穂お姉様、ありがとうございました</p><p>瑠璃子が、ミナホ姉さんに丁寧に頭を下げた</p><p>あら、わたくしお礼を言われるようなことは何もしていないわよ</p><p>いえ、わざわざご足労いただきまして本当にありがとうございました</p><p>みすずも、ミナホ姉さんに頭を下げた</p><p>もうちょっとだから、頑張ってね</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うと１人だけ先に脱衣所から立ち去る</p><p>御名穂ちゃん、お休みなさいですの</p><p>最後にアニエスが、ミナホ姉さんの背中にそう言った</p><p>ミナホ姉さんも昨日からずっと働き詰めなんだよな</p><p>ちゃんと休憩を取って、無理をしないでくれたら良いのにと願う</p><p>さあ、アニエスちゃん早くお洋服を着て食堂で、マナちゃんが特製アイスクリームを用意して待っているから</p><p>アイスクリームですのっパパ、パパ</p><p>うん、判っている判っているから、早く、服を着ような</p><p>うちのアイスクリームは自家製ですのお台所に、機械を入れていただきましたから</p><p>瑠璃子が料理をするようになってから香月家の本家の人間しか立ち入ることが許されない、このプライベート・エリアに専用の台所を作った</p><p>香月家の料理人が一切手出ししない瑠璃子たちの城だ</p><p>閣下がとでも、喜んでいらっしゃいましたよ</p><p>この２日間は、ずっと皆さんが作ったお食事を食べることができたって</p><p>ああ、克子姉や渚も腕を奮ったけれど</p><p>瑠璃子やマナや小さな女の子たちも、みんなでお手伝いして作った料理だったもんな</p><p>まあ、お祖父様ったらそういうことは、直接、わたくしたちに言って下さればいいのに</p><p>瑠璃子は、恥ずかしそうに言う</p><p>照れてらっしゃるんですよ本当の気持ちというのはなかなか本人には、直接言えないものですから</p><p>そうねよく判ります</p><p>みすずが、うなずく</p><p>だから、直接、ご自分でおっしゃらずに御名穂お姉様に来ていただいたのですわね</p><p>瑠璃子ジッちゃんが、ミナホ姉さんを</p><p>パパ、アニエス、全部着れましたの</p><p>オレは、アニエスの周りをぐるっと見て、服を直す</p><p>よし、行こうか</p><p>アイスクリームですのっ</p><p>はーい、皆さん、お風呂上がりにアイスクリームをどうぞっ</p><p>エプロン姿の寧が出迎えてくれた</p><p>メイド服姿ではない</p><p>すぐに帰れるようにいつもの私服の上に、エプロンだけしている</p><p>でも、この格好もなかなか良いなあ</p><p>それと飲み物は注文を取りますから、欲しいものを言って下さい</p><p>マナも私服にエプロンをして出て来る</p><p>わたくしも、ご注文を承ります</p><p>あ、そうか可憐さんは、みすずのペットになったから</p><p>他の子と一緒に黒森の屋敷には行かないで、ここに残っていたんだ</p><p>彼女だけは、メイド服だった</p><p>まあ、昨日パーティドレスでこの邸宅に来て、そのままなんだから</p><p>着替えが無いんだな</p><p>あれはルナかコヨミちゃん用のメイド服なんだろう大きさ的に</p><p>あら、早速、働かされているのね</p><p>桃子姉ちゃんが、可憐さんに言う</p><p>これも、わたくしのお役目でございますから</p><p>可憐さんは、そう答える</p><p>そう名家の一員から庶民に落とされると大変ね</p><p>可憐さんの実家の水島家は香月家のパーティに賊を侵入させたという罪で、名家の地位を剥奪された</p><p>他の名家の大切な令嬢たちが集まっている場だったのだから情状酌量の余地は無い</p><p>今後は、可憐さんが香月家に仕えることで次世代での名家復帰を目指すしかない</p><p>だから、今の可憐さんはみすずの家来、ペットなのだ</p><p>ホット・コーヒーをちょうだいブラックでいいわ頭を少し、スッキリさせたいから</p><p>桃子姉ちゃんの注文を、可憐さんが受ける</p><p>はいはい、アイスクリームはあたしがお皿に盛るから順番に回してっ</p><p>寧は、ワゴンにアイスクリームメイカーのマシンを乗せて来ていた</p><p>オレたちの眼の前で、銀色に輝く機械の中からバニラのアイスクリームを取り出し皿に丸く盛る</p><p>えーっと、お客さんなのはもう、桃子ちゃんとセバスチャンだけだよねっ</p><p>セバスティアヌスでございます</p><p>山田梅子さんが、鋭く言う</p><p>あ、ゴメンゴメンそんじゃあ、桃子姉ちゃんたちに先にあげてっ</p><p>瑠璃子が、アイスクリームスプーンを付けて桃子姉ちゃんの前に置く</p><p>桃子姉ちゃんは、不機嫌ながらも瑠璃子に礼を言う</p><p>山田さんもどうぞ</p><p>ありがとうございますセバスティアヌスでございます</p><p>山田梅子さんは香月家の令嬢に給されたことに、戸惑っていた</p><p>はい、お兄様もどうぞ</p><p>アニエスが先でいいよ</p><p>えー、パパが先ですの</p><p>あ、じゃあ先にもらうよ</p><p>オレも、アイスを受け取る</p><p>ホントよく躾けされているわよね</p><p>桃子姉ちゃんが、冷ややかな眼でオレたちを見る</p><p>はーい、じゃあ、これがアニエスちゃんの分ね</p><p>次のアイスクリームを瑠璃子がアニエスに渡したことに驚く</p><p>どうして、その子が先なの公ちゃんの次は、みすずではないの</p><p>この家での順列から考えたらそうするべきだと思うわよ</p><p>順列</p><p>お客様だから桃子姉ちゃんたちが先なのは当然</p><p>次は、本当は香月家の人間で、年長者であるみすずになるんだろうけれど</p><p>オレはみすずのパートナーだから、男尊女卑でオレがアイスクリームを貰える</p><p>オレの後に、改めてみすず</p><p>名家とかの地位を考えたら、そうなるんだろうけれど</p><p>関係ありませんわ家族ですから小さい子が先です</p><p>あのアニエスも、可憐ちゃんと一緒にお茶のお運びをお手伝いした方がいいですの</p><p>アニエスは、心配そうにそう言うが</p><p>いいのよアニエスちゃんは、今はそうやって旦那様の側に座っているのがお役目だから</p><p>そして、次のアイスクリームは年長の麗華お姉様ですわ</p><p>瑠璃子が、アイスクリームの皿をレイちゃんに渡す</p><p>どういうことなの藤宮麗華さんは、香月家の家臣のはずよ</p><p>香月セキュリティ・サービスに所属しているトップ・エリート警護人なのだから</p><p>瑠璃子は、笑顔でそう答えた</p><p>次が美子お姉様、みすずお姉様、イーディさん、まり子さん、美智さんそれから作業をなさっている、寧お姉様、マナさん、可憐さんの分をご用意して、最後がわたくしのアイスクリームです</p><p>それが瑠璃子による、今ここに居る家族の順列だ</p><p>わたくし家族でよろしいのですか</p><p>心配そうに、美子さんが言う</p><p>いいんですよだって、美子さんがみすずや瑠璃子の従姉であることに変わりはないんだからこの後の話し合いで、どういう結果が出たとしても美子さんはオレたちの家族ですそれだけは絶対に変わりませんから</p><p>も、申し訳ございませんわたくしが、至らぬばかりに</p><p>自分の身の置き方を決められないことに、美子さんは自己嫌悪に陥っているらしい</p><p>美子さん、謝らないで家族なんだからそういうのは、止めようよ</p><p>これは根深いなあ</p><p>美子さんの中で、ここまでこんがらがっていたとは思っていなかった</p><p>はーい、コーヒーと紅茶とウーロン茶入ったよーっ</p><p>マナが台所から、飲み物の入った入れ物とカップやグラスを満載したワゴンを押して来る</p><p>可憐さんもだ</p><p>はーい、ホット・コーヒーの人から</p><p>マナも桃子姉ちゃんから、カップを渡す</p><p>でも、次は山田さんじゃない</p><p>山田さんは、紅茶を注文していたらしい</p><p>マナは、とにかくまずホット・コーヒーを出して</p><p>それから、紅茶に取りかかる</p><p>ウーロン茶はアイスだから、可憐さんがグラスに注いで配った</p><p>あなたは、また随分、雑なのね</p><p>桃子姉ちゃんは、マナに苦言を呈す</p><p>知ってますよ順列とかあたしだってそういうことに近い世界に居ましたから</p><p>マナは白坂家の一員だった</p><p>でも、そんなことここでは関係ないですからだから、合理的にすることにしました</p><p>あら、関係無いことはないんじゃなくて</p><p>ギッと桃子姉ちゃんがマナを睨む</p><p>関係無いですよ今のあたしは、名家の人は偉いから敬わなくてはいけないとかそういう、おかしな常識の中では生きていませんから</p><p>ここに居るのは家族とそのお友達なんですから順列がとうのとか言い出す方が、どうかしているんですよ</p><p>なあに、わたくしを愚弄する気</p><p>そんなつもりは無いですけれどこの人、頭悪いなあって思ってます</p><p>おい、マナ言いすぎだぞ</p><p>オレは慌てて、間に入る</p><p>そうだよ、マナちゃん頭の悪い子は、本当に頭が悪いから自分の頭の悪さが判らないんだよ何を言ってもムダだってばっ</p><p>寧がニタニタ笑って、そう言う</p><p>すでに、山田梅子さんとの戦闘を想定して美智とイーディが腰を浮かせている</p><p>みすず香月家は、客にこんな無礼を働く家なの</p><p>桃子姉ちゃんは、みすずに矛先を変える</p><p>へえ歌晏家は、まともに礼儀正しいお客様をやる教育は受けさせてもらえないみたいだねっ</p><p>わたくしは、みすずと話しているのよ</p><p>あれ、マナちゃんと話している途中だったんじゃないのっ</p><p>わたくしは歌晏家の娘よ名家の人間よ</p><p>だから、そんなことここでは関係無いんだって</p><p>桃子姉ちゃんと寧との対立が続く</p><p>このままじゃケンカになるぞ</p><p>どうしようどうする</p><p>あ、なるほどそういうことなんですのね</p><p>不意にまり子が口を開く</p><p>歌晏様もう少し、観察力を働かせるべきですわ</p><p>そう言って桃子姉ちゃんを見る</p><p>さっきお風呂場に、黒森様が突然現れたことしかも、ご自分のおっしゃりたいことを言いたい放題話されて歌晏様と香月美子様には、相当、お耳の痛い話しばかりだったと思いますけれど</p><p>それが何だって言うのよまり子</p><p>不機嫌に、桃子姉ちゃんは言う</p><p>いいえアレが１つめのメッセージだったんだなぁって</p><p>メッセージ誰の</p><p>２つめは藤宮麗華さんが、わざわざ私服に着替えられていらっしゃったということ黒森様と交代でそれって今は勤務時間外の、オフィシャルでない場だということですわよね</p><p>まり子が、レイちゃんに尋ねる</p><p>もちろんです今のわたくしはこちらの皆さんの家族の一員です</p><p>香月家に雇われた警護人ではない</p><p>３つめ寧お姉様たちもそうですよねだから、私服にエプロンをなさっている</p><p>そういうこと元々、あたしたちは香月家の関係者じゃないしここに居るのが家族とそのお友達だから、アイスクリームと飲み物を出してあげているだけだし</p><p>ああ黒森家なのねこの場は</p><p>みすずがハッとして、言う</p><p>だから、お祖父様はわざわざ、御名穂お姉様に来ていただいたのよこの問題は、もう香月家では対応しない後のことは、黒森家で解決してくれっていう、メッセージなのね</p><p>はい、ご名答そういうことでーすっ香月のおジィちゃんは、もうこの件にはタッチしませーんあたしたちだけで、何とかしろってさっ</p><p>だからこのお茶会は無礼講、みんな、お腹の中に隠しているコトを何でもかんでもブッチャケて良い言いたい放題大会だからねっ</p><p>だっからさぁ桃子ちゃんみたいに、ねちねイヤミを言うのとかって、みっともないし、メンドクサイじゃんかここには、あたしたちしかいないんだから何でも思い切って言い合っちゃおうっていうイベントだよっさっきのお風呂場での、ミナホお姉ちゃんみたいにさ</p><p>ミナホ姉さんは桃子姉ちゃんと、美子さんにかなりキツイことを言った</p><p>名家のお嬢様暮らしだとあんな風に、真っ正面から人にキツイことを言われた経験は無いでしょどうだった悔しかった頭に来たそれを今度はみんなでやるんだよっ</p><p>桃子姉ちゃんは、お嬢様過ぎてちゃんと人から批判されたことが無いんだ</p><p>でも、その前にアイスクリームを食べましょうですの</p><p>溶けちゃう前に食べないと、美味しくないですから</p><p>うーん、Ｆ１</p><p>コバヤシ選手のチーム</p><p>本当に本部のファクトリーが差し押さえられているらしい</p><p>だから、コバヤシ選手だけ新規パーツどころか、予備部品も無し</p><p>車を壊すと直すお金も部品も無いからエンジンが限界になる前に、レースを止めろと通信が入ってリタイア</p><p>もはや、グランプリに参加しているとは言えないレベルに到達しました</p><p>次のアメリカ・グランプリまでにチーム自体が崩壊しているのでは</p><p>ていうか、こんな酷い状況で、恥をかかせられるためだけにレースに出なければならないコバヤシ選手が可哀相です</p><p>1049．名家の華　／　セックス姉妹団</p><p>風呂上がりのアイスクリームを食べながら</p><p>桃子姉ちゃんとみすずたちの大討論会となる</p><p>だいたい納得できないのよあなたたちのしていることってそれってつまり、公ちゃんのハーレムでしょ</p><p>桃子姉ちゃんが、口火を切る</p><p>ハーレムって何ですの</p><p>アニエスが尋ねるから</p><p>うーんとね家族のみんなが、ヨッちゃんのこと好き好きってことだよっ</p><p>寧が、そう説明する</p><p>はいですのそれなら、確かにパパのハーレムですの</p><p>納得するアニエス</p><p>男の子が公ちゃん１人で後はみんな女の子っていうのは、異常だとは思わないの</p><p>公ちゃん以外の男の人も、居て欲しいとは思わない公ちゃんよりも、もっと大人の人とかそういう人の方が頼りになると思わない</p><p>うーんアニエスは、パパがいいですのアニエスたちのパパは、とっても頼りになりますしこうやって、側にいてくれてたら、怖くないですもの</p><p>アニエスはアイスクリームのスプーンを舐めながら、オレに身体を寄せてくる</p><p>それに、パパ以外の男の人は、みんな悪い人ですから注意しないと、アニエスだけでなく、他の家族まで酷い目に遭ってしまいますですの警戒、警戒ですのっ</p><p>ニコニコしながら、そう答えるアニエス</p><p>また随分としっかり教育しているのね</p><p>呆れ顔の桃子姉ちゃん</p><p>黒い森は犯罪組織だからね今すでに敵対している勢力だけでなくこれから、オレたちに手を出そうとしてくる連中もいるかもしれないから絶対に油断はしないよ</p><p>オレたちの家族の誰か１人でも捕まえて、人質にしようなんていうのはそういうヤツラが、最初にやろうとすることだから</p><p>アニエスの手が、ギュッとオレの膝を掴む</p><p>大丈夫だよここには、オレがいるみんなもいるだろ</p><p>アニエスが、黒森の屋敷を離れて外泊したのはまだ数回しかない</p><p>いつもは、仲良しで巫女の力でアニエスの精神状態が判るルナが、いつも側に付いていてくれたけれど</p><p>歌晏桃子姉ちゃんとの取り決めでは、鷹倉姉妹は近づけられないから</p><p>今のアニエスは、オレを頼りにしている</p><p>鳥居様も、香月セキュリティ・サービスの最重要警護対象に指定致しましたから明日からは、警護員が付きます</p><p>レイちゃんが、まり子にそう言う</p><p>あのまり子と呼んで下さい藤宮麗華さんも、わたくしのお姉様になられたのですから</p><p>恥ずかしそうに、まり子は答えた</p><p>レイちゃんですの</p><p>麗華お姉様とか麗華お姉ちゃんて呼ぶ人もいるけどねっ</p><p>アニエスと寧が言う</p><p>よろしくお願い致します麗華お姉様</p><p>こちらこそまり子さん</p><p>微笑み合う２人を見て桃子姉ちゃんは</p><p>良かったわね、まり子今日はたくさん姉妹ができて</p><p>苦々しい顔で、まり子に言う</p><p>昨日まではまり子のお姉様は、桃子姉ちゃん１人だったのだから、面白くないのだろう</p><p>じゃあ、この際だから、まり子に聞くけれどまり子は、これでいいわけ</p><p>これでいいとは、どういうことですの歌晏様</p><p>まり子は、断固として桃子姉ちゃんを歌晏様と呼ぶ</p><p>それが歌晏家の桃子姉ちゃんからすれば、妹分を香月家に獲られたみたいに感じるのだと思う</p><p>ジロッと、まり子を睨んで</p><p>だから公ちゃんは、絶対にあなた１人だけのモノにはならないのよそれでもいいの他の女の子たちと男を共有とかそんな馬鹿げたことを本当にやっていくつもり</p><p>鼻息荒く言う</p><p>しかもよ香月家のみすず、瑠璃子がハーレムのメンバーに入っているということは、あなたの内部での地位は絶対に高くはならないわよこれから、ずっと下手をすれば一生、みすずや瑠璃子に従わなければならない人生になるっていうこと、あなた判っているの</p><p>まり子は、平然と</p><p>その認識は間違っていますわ歌晏様</p><p>はいまず第一にわたくしたちが、みんなで公を共有したりはしていませんから</p><p>歌晏様ですわ、わたくしたちの状態をハーレムとおっしゃったのはこれが本当に、公のハーレムならわたくしたち女の方が、公に所有されているのではありませんか</p><p>歌晏様は、ご自分がいつも上から見下ろされる立場でいらっしゃるからみすずお姉様や瑠璃子さん、そしてわたくしも公に支配されているということがお判りにならないのかもしれませんが</p><p>まり子は言う</p><p>当たり前でしょ公ちゃんはただの高校生よ黒森家の当主ですらないわ黒森家の今の当主はさっきの感じの悪い女性らしいから</p><p>ああ、やっぱりミナホ姉さんの印象は、サイアクらしい</p><p>ただの高校生に、香月家や鳥居家の娘が支配できるはずがないじゃないのあなたたちが、そんな馬鹿な関係を受け入れたとしても周りの人たちが許さないわ</p><p>桃子姉ちゃんは喚く</p><p>あら、お祖父様は、お許し下さっていますわ</p><p>みすずが笑って答える</p><p>例え、香月様がお許しになっても香月グループの皆様が、納得しないわよ</p><p>オレがみすずのパートナーであることは香月家の分家も重役たちも、すでに知っている</p><p>しかし、みすずだけでなく瑠璃子や他の女の子たちとも関係があり、ハーレムを築いていると知ったら</p><p>まあ、そんなことを許してくれる大人はいないだろうな</p><p>だから、秘密にしているんだよオレの家族のことはさ</p><p>秘密とか誰にも知られないのなら、どんなに倫理に反する行為でもやっていいと思っているのそんなことが許されると</p><p>許されるとか誰に許してもらわなきゃいけないわけ</p><p>オレは桃子姉ちゃんに尋ねる</p><p>オレたちが幸せに生活することに誰かの許可をもらう必要なんてないはずだよ</p><p>に、日本は法治国家なのよ倫理に反する行為をすれば、法律で裁かれるわ</p><p>また、そういう議論になるのか</p><p>桃子姉ちゃん黒森家は裏の世界の犯罪組織なんだよ最初から、法律なんて守る気はないからアウトローなんだぜ、オレたち</p><p>ギョッとなる桃子姉ちゃん</p><p>こ、この国の法律が守れないのならに、日本から出て行けって言われるわよ</p><p>オレは重ねて問う</p><p>オレたちが、非倫理的な犯罪行為をしているっていうことがバレなかったら誰にも糾弾されることはないんだよ</p><p>公ちゃんは、バレなきゃ良いと思っているの</p><p>だから良いとか悪いとかじゃないんだよ、この問題は</p><p>あのねこういうことなんだよ</p><p>寧が、口を挟む</p><p>あたしはさもし、今、突然、ヨッちゃんが死んじゃったらすぐに後を追って死ぬよヨッちゃんのいない世界なんて、あたしには生きていく価値が無いから</p><p>その代わり、ヨッちゃんが幸せなら他のことはどうでもいいのあたし１人のヨッちゃんじゃなくっても全然オーケイヨッちゃんが家族のみんなを愛しているんならあたしもみんなを愛するよヨッちゃんが愛しているものだものあたしにだって、大切なものなんだ</p><p>そうかな今はヤッちゃんだってオレのことを抜きにしたって、家族のことを本当に愛していると思うけれど</p><p>家族のことは愛しているけれどヨッちゃんを抜きにすることはできないよだから、ホントによくない例だって判っているんだけれど、それでも、もう一回言うけれどさもし、ヨッちゃんが死んじゃったら、あたしは他の家族のことを考えないで後追い自殺しちゃうと思うんだよねさすがに今度はさ</p><p>寧は１２歳で両親を、１５歳で双子の弟さんを眼の前で殺されている</p><p>オレが死んだら、後追い自殺するというのはあり得ることだと思う</p><p>あたしってさ、普段はチャラチャラしているけれどホントは、そういう重い女なんだよねそんで、このあたしの重さを受けとめてくれている人がヨッちゃんでこんなこと、ヨッちゃんにしかできないと思うだから、あたしはヨッちゃんじゃないとダメだし、ヨッちゃんが居るこの家族から離れられないんだよね</p><p>寧がそう言うと</p><p>マナは寧お姉ちゃんほど、お兄ちゃんのことが好きなわけではないけれどさ</p><p>マナが、話し出す</p><p>そんなことないですのマナちゃんだって寧ちゃんやアニエスと同じくらいパパのことが好きですの</p><p>まあまあ、それは取りあえず置いといてあたしの場合は、お兄ちゃんが助けてくれなかったら、確実に殺されちゃってたんですよあのあたしのあの困った父親のせいでお兄ちゃんが見放さないでくれたからあたしは、こうして今でも生きていることを許されているんです</p><p>苦笑して、溜息を吐く</p><p>ていうか、今でもそうだなあもし、今突然、お兄ちゃんがいなくなっちゃったらあたしはやっぱり抹殺されちゃうと思います本当はあたしみたいな子を生かしておくのは、とっても面倒なのにお兄ちゃんのおかげで、無理して生かしてもらっていることは判っていますから</p><p>ああマナは</p><p>ミナホ姉さんのことを信じてはいないんだな</p><p>仕方ないか半年前には、本当に殺される計画を立てていたんだから</p><p>それは違うぞ、マナミナホ姉さんは、お前が通う中学校を見つけてきてくれたから</p><p>取りあえず、学籍を得るだけだけど本当に学校に通って、クラスで新しい友達を作るとかは、まだ無理だからそれだけは、高校に行くまで待って</p><p>高校</p><p>そうだよ、学籍があるんだからこれで高校には、必ずいけることになったからうちの高校なら問題無く入学できるしマナが高１の時は、オレは高３だよ１年だけだけど一緒に高校に通えるぞ</p><p>あたし、もうダメだと思ってたよあたしを受け入れてくれる学校は、日本中どこを探しても無いんだって</p><p>やっぱり、気にしていたんだ</p><p>アニエスやヨミやルナやコヨミちゃんはみすずたちの学校に押し込むことが決まっていたのに</p><p>マナだけ、いつまで経っても学校が決まらなかったんだから</p><p>アニエスもパパと一緒に高校に通いたいですの</p><p>アニエスは１２歳オレは１６歳</p><p>ヨッちゃん思い切って留年するあたしみたいにへへっ</p><p>寧は、ホントは高３のはずなのにまだ高校２年生</p><p>それは無理だけれどもうすぐ学園祭があるから、遊びに来いよ</p><p>オレの卒業を待って、克子姉のパン屋を始めることになっているんだから</p><p>アニエスのために留年はできない</p><p>はいですの遊びに行きますですの</p><p>アニエスは、嬉しそうにそう言った</p><p>とにかく、あたしたちはみんなそれぞれが個別の事情を抱えて、旦那様に救っていただいて、ここに集まっているんですわ</p><p>あたしたちが１つの家族を形成したのは始めから、そういう計画があったからではなくて結果的にこうなってしまったんです</p><p>しかも、これはまだ途中で完成されたものではございませんわ</p><p>瑠璃子が、まり子を見る</p><p>この２日間でまた、新しい家族を受け入れたわけでございますし</p><p>これから先もどうなるかは判らない</p><p>わたくしが知りたいのは、そういうことではないわそういう状況に対してみすずや瑠璃子は、どう思っているのよ家族が見境なく次々に増えていって最終的には、香月家の財産を食い潰すかもしれないのよ</p><p>桃子姉ちゃんが、２人を見る</p><p>見境なく増えるということは、ございませんわ今回もお兄様はちゃんと人を見て、家族にするべき方だけをお選びになりましたから</p><p>そうよねむしろ人材の宝庫よねみんな、可愛いし、頭が良いし、性格も素晴らしいし</p><p>瑠璃子の言葉に、まり子が言う</p><p>まり子あなたが一番の問題児なんじゃないの</p><p>桃子姉ちゃんがイヤミを言うが</p><p>そんなことないですの</p><p>ソウヨ困ったちゃんなら、ウチで留守番しているネ</p><p>アニエスイーディ</p><p>コメントはしないでおこう</p><p>まあ、いいわそんなことはどうでもいいわよわたくしが疑問に思っているのはわたくしなら、自分の恋人に他に女が居るのは嫌よ恋人は、わたくしだけのものだし絶対に浮気とかさせないわ２４時間監視させるし、浮気の兆候が見つかったら、すぐに別れるわもちろん、それなりの対価を払っていただいて</p><p>対価って</p><p>歌晏家の娘に恥をかかせたのですから当然、社会的な制裁を受けていただくわよ</p><p>何だろうセイサイって</p><p>オレには、想像できない</p><p>家族だか何だか知らないけれどそれでも、公ちゃんの正妻は、みすずになるわけでしょ香月家よりも良い家はないんだから</p><p>セイサイって何ですの</p><p>シャカイテキなセイサイが、みすずちゃんになるんですの</p><p>短時間にセイサイという言葉が飛び交ったから</p><p>正妻っていうのはヨッちゃんのえーと、代表的な一番仲が良い奥さんてことになるのかな</p><p>パパが一番仲が良いのは克子ちゃんか愛ちゃんですの</p><p>愛ちゃんて誰ですの</p><p>まり子が、寧に尋ねる</p><p>えーと、留守番している子今度、会えるよ</p><p>克子さんはあのお姉さんよねその愛って子と克子さんが、一番、公と仲が良いの</p><p>はいですのいっつも、ずーっと３人でパンのお仕事をしていますから</p><p>あそういうことか</p><p>パン生地の形成とかは、アニエスたちにも手伝ってもらうけれど</p><p>その他の作業は、だいたい３人でやっているもんな</p><p>ていうか、オレと愛は、まだ克子姉にパン作りを教わっている最中だし</p><p>そんじゃあ、アニエスちゃんその次はだあれ</p><p>うーんと雪乃ちゃんと恵美ちゃんですの</p><p>まり子が尋ねる</p><p>それも今度ね</p><p>アニエスたちは、みんなパパの隣に座るのが大好きですのパパに身体を寄せて、くっついているのが好きですのでも、パパの身体は１つですから左右に１つずつしか席がありませんの</p><p>ああ、みんなオレがソファに座ると、寄って来るよな</p><p>だから、いつもは早いモノ順ですの先にパパの隣に座った人が、そのまま座ってても良いことになっていますのそういうルールですのアニエスもルナもヨミちゃんも年少組の子は、みんなそうしていますの</p><p>でも、雪乃ちゃんと恵美ちゃんが来た時はササッとパパの横から離れて、席を譲りますのあの２人は怖いですから</p><p>何かアニエスたちに、文句を言ったりするのか</p><p>オレの知らないところで</p><p>直接は言わないですけれど心の中で</p><p>ルナとコヨミちゃんが、教えてくれましたのササッと逃げた方が良いって</p><p>ああ、ルナたちは巫女の力で、心が読めるから</p><p>口には出さなくても、雪乃とメグは何かグチグチ言っているんだな</p><p>判った何とかするよオレから、２人に言っておくから</p><p>ダメですの、パパそういうことしたらいけませんの</p><p>パパが言ったら、雪乃ちゃんとメグちゃんはもっとグチグチなりますから</p><p>判ったそういうのはお姉ちゃんたちの出番だよねっ</p><p>わたくしが話しますわたくしが、そういうことを言う方がシャレにならないと思いますので</p><p>確かに寧では、２人ともはいはいで済ませてしまうかもしれない</p><p>だからって、こんなことまで一々、ミナホ姉さんに叱ってもらうのも悪いし</p><p>真面目な性格のレイちゃんから、真顔で言われる方がキツイよな</p><p>メグは、根が真面目だから本気のレイちゃんの言葉は受けとめてくれるだろうし</p><p>雪乃も普段、あまり交流の無いレイちゃん相手だと話を変えて誤魔化したり、逃げ出したりはできないもんなあ</p><p>うん頼むよレイちゃん</p><p>ええでも、経過は観察していて下さいわたくしでダメなら、翔お姉様それでもダメなら、御名穂お姉様にお願い致しましょう</p><p>そうだね２人とも忙しいからまずはオレたちで対処してみよう</p><p>ね桃子お姉様見ての通りですわ</p><p>みすずが、桃子姉ちゃんに微笑む</p><p>ハーレムじゃないんです家族ですあたしたちの旦那様はあたしたち全員の夫であり、家長なんですわ</p><p>ソウヨこんなにミンナのコトを考えて行動するハーレムの主はいないネ</p><p>だから、楽しいんですわお兄様の家族であることは</p><p>女の子がたくさん集まっているんですから毎回、色々な問題が起こりますわでも、ちゃんとお兄様がわたくしたちと話し合って、対処して下さいますから</p><p>うん、むしろこうやって、みんなで色々やっていることが楽しいよねしかも、みんなで力を合わせたら、どんなこともきちんと解決するしだから、このまま２０年経っても、３０年経ってもあたしたちは、みんなで幸せに生きていけると思うよ</p><p>思うじゃなくってそうするんだよオレたちでさ今はまだジッちゃんや、ミナホ姉さん翔姉ちゃんにレイちゃん克子姉と渚大人たちに助けてもらうばかりだけどさすぐにオレたちも大人になって年下の子たちを補助してさそれで、みんなで家族を守って、幸せになるんだよ絶対にさ</p><p>なぜか年少組のアニエスが、真っ先に返事をした</p><p>アニエスも、パパと家族のために頑張りますの</p><p>うんじゃあ頑張れ</p><p>あたしたち、みんなさ夢なんかなかったんだよヨッちゃんに会うまでは</p><p>寧が桃子姉ちゃんに言う</p><p>みんな自分の人生の先に、光があるなんて思えなかったからあたしも、アニエスも</p><p>香月家の娘として生まれてきて何もかも縛られているだけの生活は、苦しいだけでしたわ</p><p>ずっと黙ったままだった美子さんが、ハッとして瑠璃子を見る</p><p>瑠璃子と小さい頃から縛られた生活をしてきたのが美子さんだ</p><p>それは今だって変わらないでしょ</p><p>桃子姉ちゃんが、そう言うが</p><p>いいえ今のわたくしはお兄様のセックス奴隷ですから香月家の未来のことは、わたくしは関知しておりませんわ</p><p>そんなことが許されるはずないでしょ名家に生まれたということは</p><p>桃子姉ちゃんが、激高するが瑠璃子は</p><p>どなたが、わたくしを許さないのです</p><p>それは家や、家臣や、家のグループ企業やそれから、ご先祖様よ先祖代々、受け継いで来た名誉や誇りや</p><p>わたくしは、もうそんなものには囚われておりませんわ瑠璃子は奴隷でございますから</p><p>お兄様からご命令があれば香月家でも何でも受け継ぎますわでも、そうでないのなら例え、お祖父様のご命令であっても、瑠璃子は従いません</p><p>み、みすずこんなことを言わせておいていいの</p><p>桃子姉ちゃんは、みすずを見る</p><p>あたしも旦那様のペットですから旦那様に全て従うだけですわ</p><p>ちょっと、あなたたちそれは、余りにも無責任よ名家の娘としての誇りも義務も放棄するというの</p><p>だから、そんな義務は無いんだよ由緒正しい血筋も先祖代々の名誉も誇りも財産も有るんだろうけれどだからって、そんなモノを守ることだけに人生を奪われるのは間違っているんだよ</p><p>あなたには、名家のことなんて判らないでしょ</p><p>桃子姉ちゃんは、オレに怒鳴る</p><p>判らない人が勝手なことを言わないで</p><p>では、歌晏様もどうあっても、わたくしたちのことは理解できないのですから、対話することは無理ですわ</p><p>まり子が言う</p><p>わたくしが理解できない</p><p>はいまり子は先程までは、歌晏様の側の人間でしただから、今の歌晏様のお気持ちはよく判ります</p><p>それはそうよ、わたくしの怒りは名家の人間として、正当なものよ</p><p>ですが、まり子はもう体験してしまいましたので、今はみすずお姉様たちのお気持ちの方がよく判ります</p><p>体験</p><p>セックスですわ</p><p>まり子は言った</p><p>公に全身で愛していただきましたし、このお腹の底には今は公の精液が注がれていますわたくしは、１人の女として公を愛し、愛されてだからこそ、公の家族のことも今はよく判るのです</p><p>何を言っているのか、良く判らないわ</p><p>吐き捨てるように、桃子姉ちゃんは言う</p><p>それはそうですよ公とセックスしたことのない人には、この温かな気持ちは判りませんわ</p><p>まり子は微笑む</p><p>血の繋がりとか先祖伝来の誇りとかそういう形のよく判らないモノよりも、もっとはっきりとした絆を、わたくしは今感じていますまだ、身体に破瓜の痛みが残ってますから</p><p>すぐに慣れて、気持ち良くなりますのアニエスはそうでしたから</p><p>わたくしも、最初は痛みましたがすぐに慣れました</p><p>あたしは２回目から感じてしまいました</p><p>アニエス、瑠璃子、みすずが言う</p><p>そうなんだよねぇあたしたちみんなヨッちゃんが初めてだから</p><p>わたくしが先ほど体験したのと同じことを皆さん体験なさっているんですわ</p><p>まり子が、自分の下腹部を抑える</p><p>この姉妹団《シスター・フッド》の本質はこの痛みですわいずれ快感になるのでしょうけれどこれが判らなければ歌晏様には、わたくしたちのことはどうやっても理解できないですわ</p><p>ガンプラを買いに、量販カメラ店へ行ったのですが</p><p>新製品が1つも残っていませんでした</p><p>ＧレコもＢＦトライも</p><p>初期ロットが綺麗にはけているということはどっちも、大丈夫なのかなあ</p><p>1050．名家の華　／　和解</p><p>まり子、あなたね</p><p>まり子の挑発に、ムッとなる歌晏桃子姉ちゃん</p><p>たかだか１回セックスを経験したぐらいで、わたくしより上位になったつもりなの</p><p>処女と非処女差は大きいですわ</p><p>まり子は笑う</p><p>わたくしは名実共に大人の女にしていただきましたが歌晏様は、まだお子様でいらっしゃいますわ</p><p>な、何よ何てことを言うのあなたは</p><p>だって今ここでテーブルを囲んでいる中で、まだセックスを体験していらっしゃらないのは、歌晏様とセバスティアヌスさんだけだと思いますけれど</p><p>桃子姉ちゃんは、食堂のテーブルに座ってアイスクリームを食べている少女たちを見る</p><p>アタシもモチロンDarlingとシテいるヨ週３のペースネ</p><p>わたくしも同じ程度に</p><p>美智が、そう言うと</p><p>それは嘘ネミチは週４はしているネアタシ、ちゃんと記録しているヨ</p><p>凄いねあたしとかは、週２なのに</p><p>ミチは庭の隅とかに、Darlingを誘ってミンナに隠れて、こっそりするのが好きなのネ</p><p>たまにです</p><p>恥ずかしそうに、美智が答える</p><p>ああ、美智ちゃん、お外でするのが好きですものね</p><p>アニエスが、ウンウンうなずく</p><p>あはは、マナもこの間の夏の嵐の日に、ずぶ濡れになりながらお兄ちゃんとしちゃった気持ち良かったよ</p><p>あら、それは楽しそうですわね</p><p>瑠璃子が、乗って来る</p><p>でも、もう寒くなって来たからこれからは、やんないけど</p><p>そうですわねでは、わたくしは来年の夏に期待致しますわ</p><p>いやいや、２人ともこれからの季節なら、雪の中で毛皮のコートの下に何も着ないで、ヨッちゃんに後ろから犯してもらうとかさ</p><p>雪山の山小屋で、寝袋の中でというのもいいネ</p><p>わたくし激しく車が行き交う大きな橋の下で夜にというのを希望致します</p><p>その前に今度こそ、旦那様と飛行機の中で上空１万メートルでのセックスを体験したいですわ</p><p>マナ瑠璃子寧イーディ美智みすず</p><p>うーん、アニエスはどうしようですのレイちゃんは、どんなのがいいですの</p><p>ええっとわたくしは、普通なのを</p><p>普通って何ですの</p><p>あの海の見える綺麗なホテルで、２人きりでとかお月様と穏やかな波を見ながら、ロマンチックに</p><p>ワーオ素敵ですのアニエスも行きたいですのっ</p><p>アニエスが来たらレイちゃんと二人っきりじゃなくなるじゃないか</p><p>皆さん、あの想像力が豊かでいらっしゃいますね</p><p>まり子が引き気味に、そう言う</p><p>あら妄想じゃないのよ旦那様は、あたしたちのお願いしたことはどんなことでも叶えて下さるからただ、スケジュールの確保とか場所の選定は、あたしたちが自分でしないといけないけれど</p><p>うんヨッちゃんはＮＧが無いからあたしたちのどんな性的欲求にも、ちゃんと付き合ってくれるんだよね</p><p>そうだよお兄ちゃんはどんなことにも、驚かないし、引かないし、呆れないし、メンド臭がらないし本気で相手してくれるから</p><p>例えばわたくしは、自分のも他の子のもセックス中の写真を撮るのが大好きなんですけれど皆様、ご存知ですわねさっきも撮影させていただきましたからでも、お兄様は一度も拒絶なさったことはありませんし</p><p>あたしも、ちょっとここでは申し上げられない、はしたない趣味があるんですけれど旦那様は、いつも喜んで応じて下さいますわ</p><p>それってみすずちゃんが、オシッコ漏らしちゃうことですの</p><p>ええっと、まあそうなんですけれど</p><p>わわわ、わたくしは少し痛くされるのを好みますので、ご主人様にはいつもキツメの厳しいセックスを躾けていただいておりますっ</p><p>みすずの窮地に美智が大声で割り込んで、主人を救う</p><p>女の子主導でさやってみたいセックスをさせてくれるのが、ヨッちゃんの良いところなんだよああ、例外があってね身体や心に傷が残る様な、酷いセックスはダメねセックスでケガするなんて、馬鹿みたいだものそれから、オシッコはいいけれどウンチはダメ</p><p>ウンチはキチャナイですの</p><p>アニエスが、可愛い顔を顰める</p><p>ていうかうちの家族は、多少行き過ぎがあってもノーマル・セックスだけなんだよお尻は使わないのあんまりエスカレートし過ぎるとさ、セックス依存症になって、アブノーマルなモノでないと感じない身体になっちゃうからそうなったら、ヨッちゃんはタマラナイよセックスが苦しいだけのモノになっちゃうってば</p><p>はいお兄様の男性器は、必ず女性器に入れていただいて膣内射精が基本ですわお口の中で射精していただくこともありますけれどお尻は厳禁です</p><p>愛している人と楽しくセックスするっていう範疇から、逸脱したくないんだよねだから、ソフトＳＭはいいけれど本格的なのは禁止</p><p>そうですのパパのオチンチンを入れるための穴とウンチが出る穴は別ですの</p><p>ヘンタイ的なセックスを楽しんでもホンモノのヘンタイになってはいけない</p><p>ハマリ込んで、抜けられなくなるような世界へは行かない</p><p>あくまでも遊びの範囲でなくては</p><p>あ、そうだまり子ちゃんて１人エッチってする</p><p>ななな、何ですか急に</p><p>いや、もし１人エッチする習慣があるんなら今夜からはしないでねあたしたちも、もうしていないからエッチな気分になったら、いつでもヨッちゃんにセックスしてもらえばいいんだからうちに来てね</p><p>えっで、でも</p><p>大丈夫ヨッちゃんとのセックスは順番が決まっているけれど、どうしてもエッチしたい子は、優先して良いことになっているから</p><p>旦那様は、毎日、２、３人を同時にお相手なさっていますからまり子さんが増えても平気ですわ</p><p>それに、ほら鷹倉家の巫女ちゃんたちに、ヨッちゃんとのセックスの快感だけ伝えてもらうこともできるしあたしとか、ヨッちゃんに実際に中出ししてもらうのは週２回ぐらいだけれど巫女ちゃんを通じてのエッチはよくするよ他の子の身体の性感を感じるっていうのも、楽しいしさ</p><p>わたくしはみすずお姉様がご主人様と交わられる時は、必ずご相伴に預かっております</p><p>ソノクセ、自分の庭で隠れてDarlingとセックスしているノネ</p><p>イーディが、呆れた口調でそう言った</p><p>ね、楽しそうでしょ実際楽しいのよみんな可愛くて、良い子ばっかりだから</p><p>まり子にそう言うみすず</p><p>みすずは本当は同性愛嗜好が強いから、今の状態に満足している</p><p>ホント、みんな仲良いよねというか、仲良くするしかないんだけれど</p><p>今の幸せをつまらないことで失いたくはないですから</p><p>毎日の生活に、緊張感があるよねうちの大人の人たちはみんな優しいけれどマナたちのことを甘やかしてはくれないから</p><p>そうですのちゃんとできない子は、お外に放り出されますのパパに会わせてもらえなくなりますのだからちゃんとしないといけませんの自分の身の回りのことも、お勉強も、お手伝いも、新しく来た子には優しくみんな仲良く困ったことがあったら、自分だけで悩まないですぐにパパやお姉ちゃんに相談するんですのそれからセックスは我慢しないしたくなったら、パパにお願いするんですの</p><p>アニエス、ルナたちにもちゃんとそう伝えましたのハイジちゃんや、エリちゃんやリエちゃんにもあ</p><p>ありすちゃんとキヌカちゃんとミタマちゃんにまだ言ってませんの</p><p>大丈夫だよそれは今頃アニエスちゃんの代わりに、誰かが話しておいてくれるってばきっと、ルナちゃんか、ヨミちゃんか、月子さんあたりがって、あの３人が話したら、みんな従うしかなくなっちゃうんだけど</p><p>とにかく大丈夫だよみんな仲良くは伝わっているはずだよ</p><p>わたくしも、今、聞きましたから大丈夫よアニエスさん</p><p>まり子が、アニエスに微笑む</p><p>ちゃんと家族のルールは守るわ</p><p>お願いしますですの</p><p>歌晏様道徳の本質というものは何だと思われますか</p><p>そして、まり子は桃子姉ちゃんにそう尋ねた</p><p>道徳どういうこと</p><p>桃子姉ちゃんが、まり子を見る</p><p>道徳とは特定の人間社会の中でその集団が、集団として成立するための規範です従ってその人間が所属する集団によって、道徳の内容は変わりますある集団にとっては正しい行為が、別の集団内では許されない行為となります</p><p>しかしながら、どんな人間集団においても善と悪という概念はありますし、善を為すべきであり、悪を許容しないという考え方は同じです何が善で何が悪なのかの内容だけが集団によって異なるのですわ</p><p>そしてきちんと機能している人間社会においては、その集団における道徳は矛盾した内容は持ちませんその集団は、その道徳によってきちんと運営されるのです道徳が社会と矛盾している集団は崩壊するしかないのですなぜなら、道徳とは、人間たちが生きていこうとする本能が昇華洗練されたものだからです</p><p>昇華洗練</p><p>人間は個としての自我を持ちながら、集団を作ってしか生存できない群集生物です集団を形成していくためには、個としての欲望を我慢して抑制しなければならないのですそのために摺り合わされた結果がその集団における規範、すなわち道徳ですその集団の中ではどこまでが許され、どこまでが許されないかあるいは、集団のために奨励される行為や、するべきではないと思われる行為を行動の善悪を詳細に決められているのです</p><p>黒森家の家族という集団の持つ道徳は現代日本の通常の道徳とは異なるものだと思いますしかしこの道徳は、黒森家の内部においては、矛盾がありません公を中心とした１つの明確な規範を形成していますわ</p><p>桃子姉ちゃんは認める</p><p>わたくしは、この道徳を支持致しますわそして、わたくし自身もこの黒森家の道徳に従うことを宣言致します</p><p>まり子はニヤリと笑う</p><p>でも、ここは日本なのよ</p><p>桃子姉ちゃんは困惑した表情でそう言う</p><p>日本国内に居る以上日本の道徳に従うべきではないの日本では、一夫多妻は違法なのよ</p><p>いいえ重婚は違法ですが、一夫多妻は違法ではないですわ</p><p>法的な婚姻は一人としかできませんが事実婚なら、何人としてもいいのですわ</p><p>法的にはそうでしょうけれど道徳的には許されないわ</p><p>ですが歌晏様あたしたちの家族は閉じていますわ誰でも構わず家族に引き込んでいるわけではありませんそれにそうして暮らしているあたしたちは、みんな幸せですし</p><p>でも許されないことよ</p><p>世間には秘密ですし誰にも知られていないことですわ</p><p>みすずの言葉に、桃子姉ちゃんが</p><p>わたくしが知ってしまったわ</p><p>では歌晏様は、このことを世間の皆様にお話しなさいますか</p><p>桃子姉ちゃんはハッと溜息を吐き</p><p>いいえ、言わないわこんな話、他の人に言ったって信じてはもらえないしそれが原因で、歌晏家と香月家が対立するようなことになったら困るもの</p><p>それに、まり子の言うことも判るのよあなたたちみすずも瑠璃子も他の子も、全く迷いが無いものあなたたちには、あなたたちの道徳があるのねそして公ちゃんが要である限り、あなたたちの集団が崩れることは無いのでしょうね</p><p>まあねっ</p><p>家族という集団を守っていかなきゃいけないって思いが全員にあるからあたしたちには緊張感もあるし、仲良くもしていくよ全然、違う境遇を生きて来た子たちが、みんなで助け合うし時には、本気で本音をぶつけ合うんだよヨッちゃんの前では、上下関係は無いから名家のお嬢様も、犯罪者の娘も関係無いからね本音でぶつからないと、ヨッちゃんに怒られるしヨッちゃんて、そういうことだけは鋭いからね嘘は吐けない本気で家族になろうと頑張るしかないんだよ</p><p>そうだだから、みんな家族になる</p><p>わたくしたち欲張りなんですわ</p><p>瑠璃子が微笑んだ</p><p>お兄様を１人が独占するよりこの家族丸ごとを自分のモノにしたいんです</p><p>そして、みんなで幸せになるのよね</p><p>桃子お姉様桃子お姉様は、どうしてまり子さんを妹になさろうとしたのですか</p><p>不意にみすずが、尋ねる</p><p>それはこの子は個性的だし、ちょっと生意気だけれど物怖じせずに、平気でわたくしに色んなことを主張してくるところが気に入ったのよ</p><p>桃子姉ちゃんはまり子を見る</p><p>でももう、まり子はわたくしの妹ではないのよね公ちゃんに獲られちゃったから</p><p>そうじゃないよオレは獲ってないしまり子は、ずっとまり子のままだよ</p><p>まり子を見る</p><p>まり子は今でも、桃子姉ちゃんのことは好きだろ</p><p>桃子姉ちゃんが、ギョッとしてまり子を見る</p><p>はいわたくしも歌晏様の常に上から目線で、お偉そうになさっているところがとっても気に入っておりましたし今も好きですわ</p><p>ムスッとして言う</p><p>ここは、本音を包み隠さずに申し上げる場ですからはっきり告白致しますが、今でも好きですわ</p><p>結局名家の令嬢なんていう立場になると、本気で本心を話して下さる方なんていないじゃありませんかあたしも瑠璃子も、ずっとそうでした</p><p>家臣というのも親しくはありますが、ちょっと違いますものねあたしも美智とただの主従関係でしかなすった頃はちゃんと本音で話せていなかったと思います</p><p>今は何でも話せますわ家族ですからどのお姉様も、本気でわたくしの相談事に応えて下さいますし</p><p>瑠璃子のその言葉に美子さんの表情が曇る</p><p>だから、早く美子お姉様が、わたくしたちにご相談して下さるのを、ずっとずっと待っていたのですわ</p><p>ニコッと美子さんに瑠璃子は微笑んだ</p><p>はい後ほどゆっくりお話致しましょう</p><p>ええ、美子お姉様の件は旦那様がお帰りになられた後の方が、お話しやすいと思いますから</p><p>女の子だけでね</p><p>瑠璃子とみすずが、美子さんに言う</p><p>さて、桃子お姉様桃子お姉様も、こうやって本音でお話のできる相手が欲しいとは思われませんか</p><p>みすずの問いに、桃子姉ちゃんは</p><p>わ、わたくしにはセバスティアヌスもありますから</p><p>ツンとして言う</p><p>いいですわ別にあなたたちと、本音で話さなくても</p><p>でも、歌晏様わたくし、この間</p><p>ニヤッと笑うまり子</p><p>歌晏様はこの間、わたくしとホテルの喫茶室でお茶を飲んでいた時に、ジュリアス・シーザーのことをお話になってましたわね</p><p>シーザーええ、したわよシーザー・サラダの話題が出た時よね</p><p>桃子姉ちゃんは答える</p><p>その時、歌晏様はジュリアス・シーザーのジュリアスが名前で、シーザーが家の名前だと思っていらっしゃいましたけれど</p><p>フルネームはガイウス・ユリウス・カエサルで、カエサル一門のユリウス家のガイウス君という意味ナノネツマリ、名前はガイウスなのヨ</p><p>物知りイーディが答える</p><p>わたくしは、本当のことを知っていたんですけれど歌晏様に恥をかかせるわけにはいかないと思いまして、黙っていたんです</p><p>あら、そうそれがどうしたの</p><p>ツンとする桃子姉ちゃん</p><p>セバスティアヌスさんもご存知でしたよね歌晏様が、そうおっしゃった時に顔色が変わりましたから</p><p>わわわわ、わたくしは</p><p>慌てる山田梅子さん</p><p>そして、お茶会の後でもさっきのお話は間違いですと、歌晏様には申し上げなかったのですね</p><p>桃子姉ちゃんが勘違いしたまんまだったんだからそうなんだろう</p><p>そ、それはわ、わたくしが、そのようなことをご指摘するのは、あのいけないことではないかと思いましてその</p><p>どうして言ってくれなかったのよあの後、わたくしローマ史専攻の大学の先生とお話する機会があったのよたまたま、シーザーの話はしなかったけれどもし、得意顔で話していたら、とんでもない恥をかくところだったわ</p><p>深く頭を下げる山田さん</p><p>言えないですよそんなこと家臣なんですから</p><p>わたくしだって、この場だからここが、何でも本音で話して良い場所だから申し上げられるんですわたくしはあの時、歌晏様の妹でしたけれどやっぱり言えませんでしたから歌晏家のお嬢様には申し上げられませんわ</p><p>それはまり子が抱えていた、名家コンプレックスもあったんだろう</p><p>あたしや瑠璃子は今は本当に楽ですよ何でも、言ってもらえますからあたしたちの悪いところは、すぐに指摘されますし叱られますから</p><p>叱るの香月家の娘のみすずを、誰が</p><p>うーんと、あたしも叱ったことがあるし他のお姉ちゃんたちもね</p><p>本気でわたくしたちのためを考えて叱って下さいますいつも、有り難いと感謝致しておりますわ</p><p>ね、歌晏様段々、わたくしたちが羨ましくなってきたんじゃありませんか</p><p>まり子が笑う</p><p>だからって、わたくしはあなたたちの仲間にはなりませんからねわたくしは歌晏桃子です歌晏家の娘としての義務がありますから</p><p>でも本当に良いんですの家に決められた相手と結婚なさるまで処女を守りますの相手の方は、きっと結婚までに色んな女性と遊んでいらっしゃるでしょうに</p><p>さらに、まり子は煽るが</p><p>で、でもわたくしは</p><p>歌晏様も本当はセックスを体験してみたいのではありませんか</p><p>はいそのお話は、そこまでにして下さいね</p><p>レイちゃんが止める</p><p>そうやってしなくちゃならないみたいな雰囲気になっても、この人は今日はもう限界ですから</p><p>大丈夫ヨッちゃんホント、よく付き合ってくれるよねホントは、とっても眠いんでしょ眠っててもいいんだよ</p><p>いや身体は重いけれど</p><p>オレはさ桃子姉ちゃんと、まり子が元通りに仲良くなって欲しいんだよ</p><p>本音を言った</p><p>そして、みすずや瑠璃子やできれば、オレの他の家族とも仲良くなって欲しい</p><p>あ、桃子姉ちゃんをオレの女にしたいとかそんな大それたことは考えていないよ</p><p>香月家と歌晏家の娘が、どっちもオレの女なんてやり過ぎだ</p><p>いや、もちろん桃子姉ちゃんは、魅力的だしセックスできるものなら、してみたいし桃子姉ちゃんにオレの子を産ませてみたいとは思うよ男としてだって、桃子姉ちゃんは綺麗だからさ</p><p>オレの言葉に桃子姉ちゃんは、ポカンとした顔でオレを見る</p><p>でも、今はそんなことよりオレは、オレたちは、桃子姉ちゃんと友達になりたいんだよ何でも平気で隠し事なく本音で話せる間柄になりたいだって、ほら今、こうやって話していて楽しいだろオレは、すっごく楽しかった色々と本音の桃子姉ちゃんが判ったしまり子だってただの妹分だった頃よりも、今の方が真剣に桃子姉ちゃんのことを考えて話していると思うよ</p><p>そうですわ昨日も義姉妹の誓いを致しましたけれど、できればあたしは、桃子お姉様と本当のお友達になりたいですわ</p><p>桃子ちゃん、とっても面白いですの家族にならないのならお友達になりたいですの</p><p>負けたわそうね、確かにわたくしも楽しいわこうやって、言いたい放題言われる方が</p><p>桃子お嬢様</p><p>ついでだから、セバスティアヌスあなたともお友達になるわよ</p><p>そ、そんなわたくしなど、む、無理です</p><p>無理じゃないわ、何とかしなさい</p><p>まり子もお友達になったのだから、改めて親愛の情を込めて、わたくしのことは桃子お姉様と呼びなさい気に入っていたのよあなたにそう呼ばれるの</p><p>では、そうお呼びさせていただきますわ桃子お姉様</p><p>まり子と桃子姉ちゃんが微笑み合う</p><p>みすずもわたくしのことは、桃子でいいわ同い年なんですからごめんなさいね、昨日は意地悪をして桃子お姉様と呼べなんて強要して</p><p>いいえ、気にしていませんわ桃子さん</p><p>あらさん付けなの</p><p>えっとごめんなさい、桃子</p><p>桃子姉ちゃんは、みすずとも和解する</p><p>これからは仲良くしましょうとりあえず、明日のランチは一緒にどう</p><p>喜んで</p><p>じゃあ、ミルクホールでまり子も来るのよ瑠璃子もね</p><p>はい、桃子お姉様</p><p>歌晏家と香月家の娘が一緒に昼食を食べる</p><p>みすずたちの学校では、大きな騒ぎになるだろう</p><p>今日は帰るわうん楽しかったまた、色々とお話ししましょうこちらにも来させていただくしあなたたちも、うちにも遊びに来てねもちろん、公ちゃんたちも連れて来て</p><p>でも、桃子ちゃん</p><p>パパは、本当に桃子ちゃんのことも好き好きですの</p><p>だから早く、パパとセックスして下さいですの</p><p>桃子と和解して名家編、やっと終われそうです</p><p>桃子とのセックスは、別エピソードで</p><p>このままやっちゃうと、さすがに軽すぎます</p><p>次は学園祭編か、修学旅行編か</p><p>あるいはアメリカ武者修行編か</p><p>1051．名家の華　／　帰路へ</p><p>桃子お姉様、お車の準備ができたそうですわ</p><p>瑠璃子が、歌晏桃子姉ちゃんに言う</p><p>ああ、うちの車ね夕方から、ずっと待たせたままなのよ悪いことしちゃったわ</p><p>桃子姉ちゃんは、歌晏家の自家用車で香月家まで来て</p><p>それで客用の駐車場に運転手を待機していたのか</p><p>まあ、それが運転手の仕事なんだから、仕方ないわよね</p><p>わたくしたちで、お茶とお弁当をお届け致しました</p><p>あら、香月セキュリティ・サービスが</p><p>はい香月家はいらっしゃったお客様の運転手の方にも、なるべく快適に過ごしていただくことになっておりますから</p><p>運転手の方専用の休憩室もございますが歌晏家の運転手さんは、桃子お姉様からご連絡を受けたらすぐに車をお廻しできるように、運転席から離れないとおっしゃったそうですね</p><p>レイちゃんは、この部屋に来る前に部下から報告を受けていたらしい</p><p>ああそれは</p><p>もし、あなたたちと決裂したらすぐに席を立って、家に帰るつもりだったのよあんまりにも、頭に来るようなことがあった場合はね幸い、そんなことにはならなかったから良かったけれど</p><p>はぁ結構、瀬戸際だったかもしれないな</p><p>一時は、桃子姉ちゃんかなりピリピリしていたし</p><p>あ、これお土産ですどうぞ</p><p>マナが台所から、包みを持って来る</p><p>あたしと瑠璃子お姉ちゃんで焼いたお菓子です</p><p>こっちに、実物もあるよんっ</p><p>寧がケーキ状の物を一口サイズに切って盛ったお皿を、台所から運んで来る</p><p>ちょっと摘まんでみて桃子ちゃん</p><p>マナちゃんとルリちゃんは、お菓子がお上手ですの美味しいですの</p><p>マナ、寧、アニエスと飛びきりの美少女３人に勧められて</p><p>１ついただくわ</p><p>桃子姉ちゃんが、一つ手に取り食べる</p><p>美味しいこれ、パン・デビスね</p><p>あ、やっぱり、桃子ちゃんは知ってたかぁヌフフ</p><p>フランスの伝統的な焼き菓子ですわお兄様も、どうぞ</p><p>瑠璃子が、オレにも勧めてくれる</p><p>１つ取って食べるとうわっ、中は意外とモチモチしていてしかも味が濃い</p><p>スパイスや蜂蜜が入っているんだよ大人の味でしょ</p><p>ホット・ワインとかが合うんだよねっ</p><p>違う味付けで２本入っていますから歌晏家の皆様で、召し上がって下さい</p><p>ありがとう、瑠璃子家族で楽しませていただくわセバスティアヌス</p><p>山田梅子さんがご主人様の代わりに、菓子の入った包みを受け取る</p><p>アンタも１つくらい食べていったらイイネ</p><p>イーディが、菓子を１つ手に取り山田さんの口元に差し出す</p><p>山田さんは、固辞しようとするが</p><p>ソレデ、アンタ来週いつヒマなのネ</p><p>イーディは、ニヤリと笑う</p><p>決闘は受けてあげられないケレド試合ぐらいならしてアゲルヨ</p><p>山田さんはイーディと美智に、不意打ちのスタンガンで倒されたことを不服に思っている</p><p>カアン家の警護役とコウヅキ家の警護役が闘うノハ色々とマズイだろうケド、アタシなら問題ないネ</p><p>イーディは黒森家の所属だし、正式な警護役でもない</p><p>背負っている流派トカも無いカラネ</p><p>イーディの技はニューオリンズの暗殺教団に伝わっていたものだけれど</p><p>その団体とイーディとの関係は、断ち切れている</p><p>誰と闘っても、問題はない</p><p>なら、いいじゃない相手をしてあげなさいよただしお互いに遺恨が残らない様に、ケガしない範囲での戦いにするのよ</p><p>桃子姉ちゃんが笑顔で、そう言う</p><p>アンタはドウスルネ</p><p>山田さんは、口元に差し出された菓子をパクッと囓り取り</p><p>良いでしょう決着を付けましょう</p><p>ああ、会場は香月セキュリティ・サービスの施設をお使い下さい例のお嬢様方と警護役の皆さんの合同稽古場になる予定の施設がありますから</p><p>それって、レイちゃんあそこの旧研修館ビルの道場のこと</p><p>ええ、あそこです</p><p>ハイジが天童乙女をブチのめした道場か</p><p>木曜日いえ、土曜日の午後にしましょうか他の家の皆様をお誘いしてもいいんでしょう栗宮素子さんなんて、面白がって観に来るはずですから</p><p>栗宮素子さんは昨日のパーティに来た、槍をやっているという武闘派お嬢様か</p><p>ソレデいいカ</p><p>イーディは、山田さんに尋ねる</p><p>わたくしはいつでも</p><p>山田さんは、ギロッとイーディを睨む</p><p>レイカ頼むネ</p><p>了解ですそれまでに、旧研修館ビルの改装を済ませておきますそのまま、お嬢様たちの交流にお使いになれるように</p><p>お願い致します麗華お姉様</p><p>昨日のパーティで、お嬢様たちの護身術教室兼警護役たちの武術交流会の話が出て、１週間後に実現ならま、丁度良いか</p><p>これ、持ってイクとイイネ</p><p>イーディは、テイッシュにパン・デビスを幾つか包んで、山田さんに手渡そうとする</p><p>わ、わたくしはもういただきました</p><p>山田さんは、そう言うが</p><p>アンタじゃないネ運転手サンにお裾分けネソウイウ気遣いがデキナイと警護役としてはダメヨ</p><p>お持ち下さいどうぞ</p><p>瑠璃子が、ニコニコと山田さんに言った</p><p>わたくしも、もう少しいただいいっても良いかしら帰りの車の中で、摘まみたいから</p><p>ルリお姉ちゃんお台所から、アルミホイルを持って来るよ</p><p>パタパタとマナが走る</p><p>じゃあ、またね公ちゃん、楽しかったわそれから</p><p>可愛いアニエスちゃんとそっちがマナちゃんと</p><p>あたしは寧ちゃんだよっ</p><p>ええ、覚えたわ皆さん、またね</p><p>桃子姉ちゃんが、ニコッと微笑む</p><p>旦那様桃子お姉様をお見送りして参りますわ</p><p>みすずが立ち上がる</p><p>なら、オレも行くよ</p><p>いいのいいの、公ちゃんはここに居てセバスティアヌス、行きますよ</p><p>結局みすずと瑠璃子と美子さん、香月家の娘たちに、警護役の美智が</p><p>桃子姉ちゃんの見送りに行くことになった</p><p>まり子はまた明日、学校でね</p><p>はい、桃子お姉様お休みなさいませ</p><p>まり子は残るのか</p><p>まあ、そうだなここは人の家、香月家の邸宅だし</p><p>どうせ、また玄関までが遠いんだよな</p><p>桃子姉ちゃんの車は、今オレたちが居る家族以外立ち入り禁止のプライベート・エリアの外の正面玄関に来るんだろうし</p><p>香月家の人間でないオレたちやまり子が見送りに行ったら香月家の使用人たちが変に思うだろうし</p><p>じゃあね、皆さんさようなら</p><p>バイバイ、また会いましょうですの</p><p>えん、まったねーっ</p><p>お菓子、食べて下さいね</p><p>さよなら、桃子姉ちゃん</p><p>アニエス、寧、マナ、オレが挨拶する</p><p>イーデイは、笑っているだけだ</p><p>桃子姉ちゃんは、振り向いて手を振り山田梅子さんは、ペコッと一礼して</p><p>ようやく、この部屋から退室した</p><p>みすずたちもいなくなる</p><p>しかし、なかなか重圧があった</p><p>歌晏桃子姉ちゃん並外れたプレッシャーの持ち主だ</p><p>凄いですわね桃子お姉様に、手作りのお土産を渡されるなんて</p><p>まり子が寧に言う</p><p>そりゃ、そうだよ桃子ちゃんだけじゃなく歌晏家へのメッセージになるんだからさ</p><p>桃子ちゃんが口で香月家とは問題にならず、仲良くなりましたって報告するよりさ香月家の娘のルリちゃんの手作りのお菓子を持って帰る方が、遥かに判りやすいじゃんか</p><p>桃子姉ちゃんのお父さんやお祖父さんは桃子姉ちゃんが、ここに来たことを知っているわけだから</p><p>当然、色々と心配する</p><p>お金持ちなんだから、普通のお土産じゃ効果ないでしょルリちゃんが作ったお菓子だからこそ、意味があるんだよ</p><p>友好の証として</p><p>寧お姉ちゃん、あたしも作ったんだけど</p><p>ゴメンゴメン、マナちゃん</p><p>寧が、マナに謝る</p><p>大丈夫ヨモモコは自分の家族に、マナの話もするネアニエスやネイのコトモ</p><p>ミナホの人選は最適だったノネ名家のお嬢様でない、イレギュラーの普通の子が、飛びきり可愛い３人だったカラ、マリコはアタシたちの話を聞いてくれたノネ</p><p>名家の世界とか知らないモモコにトッテ、コレが最初の異文化交流ネモモコはお嬢様でないコと、マトモに話したのは今日が初めてだと思うヨ</p><p>その通りだと思いますわ</p><p>まり子がうなずく</p><p>モモコは知ったのヨお嬢様じゃないコだって、馬鹿じゃないし、一生懸命生きているってコトヲお友達になれる相手なんだっていうことを学んだノヨネ</p><p>今の会話で</p><p>でもモモコが元々持っていた、普通のコたちの偏見を打ち砕くニハその第一歩として、綺麗すぎる３人が必要だったノヨ</p><p>桃子お姉様可愛い女の子が大好きですから</p><p>そ、そうなんだまり子</p><p>マズハコチラに興味を持ってもらわないといけなかったカラネ</p><p>でも鷹倉姉妹は、桃子姉ちゃんに近づくのはダメだから仕方ないけれどハイジやエリとリエだって、充分、可愛いぞ</p><p>そりゃ、寧たちみたいにとんでもなくスバ抜けた美少女ではないけれど</p><p>普通に美少女で通用する子たちばかりだ</p><p>それは品の問題ヨ</p><p>え、でもマナはツンツンした口調だったし、ヤッちゃんはいつも通りだし、アニエスはアニエスだったぞ</p><p>アニエスでしたの</p><p>全然、上品な喋り方はしていなかったと思うけれど</p><p>言葉じゃないのネ立ち振る舞いヨ３人とも身のこなしが、上品で優雅なのね</p><p>マナは白坂家の出身だし</p><p>寧は父親がアメリカに派遣されるような商社マンだったから、今は言葉が荒いけれど立ち振る舞いは優雅だ</p><p>アニエスはこれからみすずたちの学校に通うコトになるからいつでも上品に振る舞えるように、現在、特訓中だ</p><p>そうね歌晏桃子様みたいな方だと一緒に食事をしている相手の、食べ方が汚いだけで、我慢できずに席を立たれたりなさると思うわ</p><p>気になって嫌になってしまわれるらしいわほら、昔から言うでしょヨーロッパだと、スープを音を立てて啜っただけで、カップルが別れたりするって一緒にその場にいるのが耐えられなくなるのよ</p><p>レイカの言う通りねモモコはずーっと、アタシたちのアイスクリームの食べ方と飲み物の飲み方を観察していたネ</p><p>そうだオレたちは、みんなで風呂上がりのアイスを食べていた</p><p>オレは慌てて、残った食器を見る</p><p>ああ、みんな綺麗に食べているなお皿に余計な汚れが付いていない</p><p>ていうか、オレの食べた皿が一番、汚い</p><p>じゃあ、オレがマズイだろオレは上品な食べ方とか、できてなかったと思うよ</p><p>オレはみんなの中で、一番育ちが悪いと思う</p><p>Darlingは、男のコだしココデハ、ワイルドカードなのネむしろ、モモコは面白そうに見ていたヨ</p><p>そんなの公が、桃子お姉様の前で全く緊張しないからじゃない</p><p>普通の男の人は桃子お姉様と会食したら、緊張してガチガチになっちゃうわよ何か粗相を起こさないか、作法通りにできているか自分をコントロールするのに精一杯で</p><p>パパ、美味しそうにアイス食べてましたの</p><p>てや、それは冷たくて、甘くて、美味しかったし</p><p>疲れている身体には、とても</p><p>いいのよ、公はそれでちょっと鈍くて、肝っ玉が据わっているところが公の魅力なんだからこれからも、平然としていなさいよ</p><p>まり子が、そう言う</p><p>でも本当は、イーディさんの存在も大きかったんだと思うよ</p><p>そう自分じゃ気付いていないみたいだけれどイーディさんも、かなりの美少女だからねそれに白人とのハーフのアニエスちゃんと、褐色の肌のアメリカ人のイーディさんが揃ってたから、国際性も豊かだったでしょそういうのも、歌晏桃子様は気に入って下さったんだと思うよ</p><p>それを言うなら、レイちゃんもだよっ</p><p>大人の見届け役が、レイちゃんだったからほら、桃子ちゃんて自分の警護役を男装させているような子だったでしょ</p><p>そうだ山田梅子（セバスティアヌス）さんは、男装していた</p><p>あれって、昔のレイちゃんの真似でしょつまり、レイちゃんファンなんだよっ</p><p>英国紳士姿の男装の麗人の警護人だった頃のレイちゃんをどこかのパーティで見ているんだよそれで、ファンになっちゃってたんじゃないかなっ</p><p>香月セキュリティ・サービスは、名家専門の警護会社だから</p><p>歌晏家の桃子姉ちゃんと、どこかで接点があったはずだ</p><p>そんなお話は、聞いたことありませんわどこから、そんな情報を</p><p>まり子が不思議がるが</p><p>いや、情報でなく勘だと思うよっ</p><p>ミナホお姉ちゃんの勘だよねえ</p><p>イギリスに、ケネス・クラークという美術家がいるネこの人が、ボッティチェッリの贋作を発見したのは直感だったネこの顔は、アメリカの女優のジーン・ハーロウに似ているってイタリアのルネッサンス時代の作家が、ハリウッド映画の女優を知っているワケがナイカラネ</p><p>山田梅子さんの男装スタイルを見て昔のレイちゃんに似ているって感じたんだ</p><p>そうだと思うよまあ、直感が外れでもいいんだよレイちゃんなら、桃子ちゃんは警戒しないことは判っているし</p><p>桃子姉ちゃんにとっては、香月セキュリティ・サービスは名家に仕える人たちだから</p><p>他の大人よりも反発は無いみすずや瑠璃子と、同席していても変じゃないし</p><p>でも、勘が当たってたらこっちの優位ポイントがさらに増すでしょ</p><p>はあ、なかなかの策士なんですね</p><p>まり子が、感心している</p><p>あたしたちの一番のお姉ちゃんだからねっ</p><p>寧は、明るくそう言った</p><p>そっか対応する人の人選で、結果が大きく変わるんだ</p><p>そうだよ、ヨッちゃん人なんて、そんなものだから何を話すかじゃないんだよ誰が話すかなんだよ</p><p>今日の桃子ちゃんには異世界交流だけしてもらえば充分なわけ名家の世界の外の人たちを、桃子ちゃんが認めてくれたらそれだけでオッケーそれ以上は、望みすぎだよ後は、これから少しずつ交流を重ねていけばいいんだからさ</p><p>ましてや今日、桃子ちゃんがヨッちゃんとセックスしたりしてたら大問題になってたからねっ</p><p>ホラ桃子ちゃんのお父さんやお祖父さんが、今日は娘はどんな顔で帰って来るだろうって、お家で待ち構えているんだよ</p><p>みんな香月家との関係を心配しているから</p><p>ロスト・ヴァージンなんかしてたらすぐに顔に出るから</p><p>あ、マズイ</p><p>下手すりゃ、香月家と歌晏家の全面戦争だ</p><p>だから今日は、あそこで止めておいて正解後は日を置いてね</p><p>桃子お姉様にボールを預ける形になりましたからすぐに、桃子お姉様の方から、セックスを体験したいとおっしゃってくると思いますわ</p><p>あの桃子お姉様がこんなに楽しそうなことを放っておかれるはずがないんですでも、桃子お姉様にも立場がありますから今日、明日で、すぐに食い付いてこられることはありません</p><p>一ヶ月くらい経ってからじゃないかなぁ</p><p>あのお姉さんの性格だと色々と考えてみたんだけれど、面白そうだから体験してみてもいいわとか言ってくると思うよ</p><p>そうだよ女の子だって、セックスには興味があるしさ相手の身元がハッキリしていて、妊娠の心配がなくて、親や世間には完全に内緒にして、こっそり体験できるんなら乗ってくると思うよ</p><p>わたくしも、寧さんの意見に賛成ですわ</p><p>マア、イイヨソレはしばらく待たないと判らないコトナンダカラ</p><p>とにかく、Darlingはお疲れ様ネコウヅキ家での山場は、コレで終わりヨ</p><p>ああもう、抱えていた問題は、あらかた片付いたんだな</p><p>後は家に戻って明日のパンだけだ</p><p>そうだオレたちは帰るけれどまり子はここに残って、美子さんとみすずたちの腹を割った話し合いに参加するんだよな</p><p>この後も、そんなイベントが残っている</p><p>はいそうですわわたくしが残りますから</p><p>えっとまり子だけで、大丈夫か</p><p>本当はオレも残ってやりたいんだけれどもう帰らないと、明日の仕事が残っているから</p><p>時間的に無理だ</p><p>でも、そういう話し合いだったらヤッちゃんやマナに残ってもらった方が良くないか香月家のお嬢様たちだけじゃなくって外部からの視線での話もできるわけだから</p><p>Darlingは判ってないノネ</p><p>イーディが、溜息を吐く</p><p>ソリャ、モモコは名家以外の人の視線を知ったことが、良かったノネマリコもそう</p><p>ええ、わたくしも昨日、今日とこちらのお屋敷で、名家だけではない世界とそこに生きている人たちと出会ったことで、たくさん学ばさせていただきましたわ</p><p>デモ、ヨシコは違うノネヨシコは、もうずっとアタシたちと生活しているヨ</p><p>今のヨシコの一番の問題はネこの半年、ルリコがずーっとDarlingと一緒に居たからDarling抜きの話が一度も出来なかったことにアルノネ</p><p>あ、確かに</p><p>オレが居ると美子さんは、腹を割った話ができないってことか</p><p>ソウヨソウに決まっているネ</p><p>ダカラ、今夜はコウヅキ家のムスメたちと、お嬢様の世界をよーく知っているマリコだけで、話し合ってもらうノネDarlingやアタシたちの視線があったら、ヨシコは何も話せなくなるヨ</p><p>今の美子さんには、名家の世界の方が必要なんだ</p><p>この半年、別の世界から来たオレが瑠璃子を奪ってしまっていたんだから</p><p>ま、愚痴でも何でも、吐き出していただけるように頑張ります</p><p>まり子が笑顔で言った</p><p>美子様かなり、溜め込んでいらっしゃると思いますから</p><p>頑張ってねお願いしますですの</p><p>笑顔でアニエスがまり子に言う</p><p>うんわたくしに任せてっ</p><p>そこへようやく、見送り組が帰って来る</p><p>お待たせ致しましたわ旦那様</p><p>みすずに、瑠璃子に暗い顔をした美子さんそして、美智</p><p>よし、じゃあオレたちも帰るよ</p><p>オレは重たい身体で立ち上がる</p><p>後は、みすずたちでな</p><p>美智も頼んだぞ</p><p>明日は、黒森のお屋敷の方へ戻りますわ</p><p>瑠璃子が、そう言うと</p><p>ルリお姉ちゃんの分まで、マナが家事はやっておくからねっ</p><p>ヨシ帰るネ</p><p>みなさん、お休みなさいですの</p><p>家に帰れる</p><p>じゃあ、車へ行きましょう</p><p>レイちゃんも席を立つ</p><p>長かった</p><p>次話で、８ヶ月ぶりに雪乃が登場します</p><p>名家編、終了となります</p><p>1052．名家編・エピローグ　／　お帰りなさい</p><p>あ、そうだ旦那様</p><p>部屋を出て車へ向かおうとするオレをみすずが呼び止める</p><p>可憐を連れて行って下さいませ</p><p>可憐水島可憐さん</p><p>あれ、桃子姉ちゃんとの会談の最初の方では姿を見たけれど</p><p>途中から、姿を見ていない</p><p>桃子お姉様に無事な姿をお見せするために、一度は部屋に入れましたがその後の話し合いには、可憐は同席しない方が良いと思いましたので</p><p>可憐が不安な顔をしていると桃子お姉様に伝わると思ったんです</p><p>まり子まで含めて、みんなで桃子姉ちゃんを取り囲む感じになってたもんな</p><p>桃子姉ちゃんの味方は、山田梅子（セバスティアヌス）さんだけで</p><p>美子さんが不運な顔をしていたけれどあの人も香月家の娘だから、桃子姉ちゃんの身内にはならない</p><p>その点、名家の娘だけれど、立場の弱い水島可憐さんが居たら</p><p>桃子お姉様のことですから可憐があの場に居たら、あなたはどう思うって、自分の味方をするようにプレッシャーを掛けたと思いますから</p><p>うん桃子姉ちゃんならそうするな</p><p>自分のペースに話を持っていくために</p><p>でも、そんなことになったら１２歳の女の子が、歌晏家と香月家の板挟みになって、精神的に押し潰されることになる</p><p>で今夜は、この後もそういうことになりますから</p><p>みすず、瑠璃子、美子さんの腹を割った話し合い</p><p>見届け人の第３者は、名家の世界のことが判っていて神経のブッ太いまり子だけで充分だ</p><p>可憐さんはいきなり、名家中の名家・香月家本家の令嬢たちのディープな話を聞かせられても困るだろうし</p><p>みんなで話し合うわけですから可憐の相手を頼める人もおりませんし</p><p>今、独りぼっちにしたら寂しいだろうな</p><p>可憐さんは家のために親と離れて、みすずのペットになることになったのだから</p><p>黒森のお屋敷でしたら</p><p>そうだな年少組は、みんなあっちに帰ったんだから可憐さんも</p><p>お兄様、可憐さんです</p><p>瑠璃子が、不安そうな可憐さんを連れて来る</p><p>まだメイド用のエプロンドレスを着ている</p><p>可憐、旦那様と一緒に、黒森様のお屋敷へ行きなさいいいわね</p><p>は、はいかしこまりました</p><p>小さな声で可憐さんは答える</p><p>アニエス仲良くしてあげてくれ</p><p>オレが振り向くと、アニエスは元気に返事をした</p><p>さあ、行きましょうですの心配することは何もないですっ可憐ちゃんには、アニエスとパパが付いていますのっ</p><p>可憐さん、明日は学校はどうするんだ</p><p>みすずたちはこの香月家の邸宅から、一緒にお嬢様学園に向かえばいい</p><p>翔姉ちゃんが、送迎車を用意してくれるだろう</p><p>しかし可憐さんは</p><p>黒森の屋敷から、レイちゃんに送ってもらえばいいのか</p><p>でも可憐さんの学校の物は、黒森家には何も無い</p><p>みすずや瑠璃子の予備の制服はあるけれど</p><p>中学１年生の可憐さんだと、３年生瑠璃子や高校生のみすずの制服は着られないだろ</p><p>美智ちゃんの予備の制服なら入るんじゃない胸のサイズが合いそうだからっ</p><p>横から、寧が笑って言う</p><p>寧お姉様、冗談でも言ってはならないことがございます</p><p>低い声で、美智が言う</p><p>ご、ごめんそんなに怒るとは思わなかったんだよっ</p><p>あちらの方が、わたくしよりも胸の厚みがございます</p><p>美智の胸は可憐さんの胸にさえ負けている</p><p>大丈夫ヨ、ミチマオとは、まだ良い勝負になっているネ</p><p>おい、イーディ</p><p>真緒ちゃんは４歳児だぞ</p><p>ぐぬぬぬぬ</p><p>ぐぬぬじゃねぇ</p><p>美智、ほら、こっちに来い</p><p>オレの胸に飛び込んで来る美智をしっかりと抱き締めてやる</p><p>気にするな胸の大きさだけが、女の魅力の全てじゃない</p><p>は、はぃぃぃ、ありがとうございます</p><p>身体は、くたびれているけれどこういうことの手を抜くわけにはいかない</p><p>抱く力もギュッと強く</p><p>弱いと、美智が不安になる</p><p>はい、そろそろいいいつまでもそうしていると、帰れなくなっちゃうわ</p><p>レイちゃんが、笑ってそう言う</p><p>恥ずかしそうに、オレから離れる美智</p><p>明日は、瑠璃子たちも黒森の屋敷の方へ帰って来るんだろ美智、また明日な</p><p>ご主人様、お気を付けて</p><p>ペコッと頭を下げる美智</p><p>麗華お姉様、イーディお姉様ご主人様をお願い致します</p><p>アタシたちに任せるネミチ</p><p>２人が返事する</p><p>じゃあ、みすず、瑠璃子美子さんも、お休みなさい</p><p>美子さんは、暗い表情のままオレの顔を見て返事はしなかった</p><p>あ、旦那様今日は、お疲れでしょうからいつものは無しで結構でございます</p><p>みすずの就寝前のオシッコ電話中継は無しか</p><p>うん助かる</p><p>まり子も頼むぞ</p><p>はーい、公任せといて</p><p>まり子が、ニコニコとオレに手を振った</p><p>わたくしも、そのうちそちらのお屋敷にも遊びに行っていいのよね</p><p>もちろんだよまり子の家なんだから</p><p>まり子も、オレたちの家族になったんだ</p><p>うふふありがと好きよ、公</p><p>まり子は、チュッとオレに投げキッスをした</p><p>では、お兄様お気を付けてお戻り下さいませ</p><p>最後に瑠璃子が恭しく、そう言う</p><p>桃子姉ちゃんたちのことは、車まで見送りに行ったけれど</p><p>オレたちは、部屋を出るところまでなのは早く美子さんとの話し合いを開始したいからだろう</p><p>この邸宅は広すぎるから駐車場に行くまでに、数分もかかるし</p><p>それに、オレの姿が見えている限りは、美子さんが本音で話せないっていうのだから仕方がない</p><p>可憐ちゃん帰りの車の中でしりとりしましょうですの</p><p>早速、アニエスは笑顔で可憐に話し掛けている</p><p>うん、アニエスと一緒に遊んであげてっアニエスは今、色んな言葉を覚えている最中だからしりとりも大切なお勉強なんだよ</p><p>寧が、可憐さんに言う</p><p>そうなんですのアニエスには、まだ見たことがないモノや、聞いたことがないモノが一杯ありますの</p><p>アニエスは半年前まで、地下室に幽閉されていた</p><p>ですから、色んな子としりとりして知らない言葉があったら、後でパパやルナたちと調べることになっていますの</p><p>そうやって世の中の事物に興味を持って、自分で調べるようにさせている</p><p>ただまだ、自分でネット検索はさせていない</p><p>世の中の余計な情報を学ぶのはまだ早過ぎる</p><p>だから、誰かが必ず一緒に調べるというルールにさせている</p><p>うんマナも一緒にするからねっ</p><p>マナも、可憐さんにニコッと微笑む</p><p>大丈夫ですよみんな、優しいお姉さんですから</p><p>それでも心配そうな可憐さんにレイちゃんが言う</p><p>香月セキュリティ・サービスのトップ・エリート警護人であるレイちゃんのことは、可憐さんも良く知っているだろうからこの中では一番、信頼できるんだろう</p><p>そうそう、大丈夫、大丈夫大丈夫ですのっ</p><p>アニエスが、ニコッと微笑んだ</p><p>桃子姉ちゃんは、香月家本宅の正面玄関から帰ったんだろうけれど</p><p>オレたちは、相変わらず裏口だ</p><p>裏の駐車場に７人乗りの車が用意されていた</p><p>アタシは助手席で、周囲の監視をするネ</p><p>運転はレイちゃん助手席は、イーディ</p><p>後方監視は、あたしが後ろの座席でするよだから、２列目のシートにアニエスと可憐ちゃんが座って</p><p>ということは、オレとマナも後部座席か</p><p>ヨッちゃん、疲れているだろうから左の席で寝てていいよマナちゃんは、可憐ちゃんたちとお話するだろうから真ん中ねあたしが右で後方と歩道のチェックをするから</p><p>歩道に待機していてターゲットの車が近付くと、歩行者のフリをして近付いてテロを仕掛けるヤツもいる</p><p>だから監視は必要だ</p><p>はい、それじゃあ乗って、乗って</p><p>ああわざと、オレを放っておいてくれるんだな</p><p>今は少し１人になって休みたい</p><p>オレは座席に座るとシートに身体を預ける</p><p>ホント疲れている</p><p>アニエスやマナが同じ車内で楽しそうに喋っているけれど</p><p>声が凄く遠くに感じる</p><p>はーい、出発しますよ</p><p>レイちゃんが、車のエンジンを始動させた</p><p>振動が身体に響く</p><p>オレは眼を閉じたまぶたが重い</p><p>オレはスーッと眠りに落ちた</p><p>ハッとなって目覚めた</p><p>寝坊して、気が付いたらトンデモない時間だった時の恐怖感が蘇る</p><p>車の窓の外は暗い</p><p>っていうか車は停止している</p><p>オレの身体は、温かな肉体に抱かれていた</p><p>オハヨヨッちゃん</p><p>もうちょっと寝てても良かったのにっ</p><p>ここはあ、黒森の屋敷の玄関前だ</p><p>車内には寧とオレしか残っていない</p><p>それに、車のエンジンはすっかり冷えている</p><p>この車はもう、とっくに黒森家に着いていた</p><p>今、何時オレ、どれくらい寝てたの</p><p>慌てて、尋ねる</p><p>今、夜の１０時過ぎヨッちゃんは、大して時間は経っていないよ３時間ぐらいかな睡眠の１サイクルだよね</p><p>寧はそう言う</p><p>お、オレ早く行かなきゃあ、明日のパンが</p><p>パンの仕込みをやらないと</p><p>ああ、あらかた終わってるってさだから、ヨッちゃんはゆっくりで良いって</p><p>メグちゃんと愛ちゃんで、だいたい準備をやっててくれて例の５０円安い方のパンは、ルナちゃんが中心になって年少組で作ったって高い方は、克子お姉ちゃんと愛ちゃんたちが頑張ってくれたみたい</p><p>ルナが</p><p>巫女の力ホント、凄いね本当は、パン作りの知識なんかも、とっくに自分のモノにしちゃってるんだってただ、ほら今は、年少組は何でもアニエスがリーダーシップを執るように仕向けているから</p><p>あれだけ周りに心を閉ざしていた子が、今は積極的にみんなに接するようになった</p><p>その流れを止めたくないから</p><p>アニエスが香月家に残ってて居なかったでしょだから、ルナちゃんとコヨミちやんが双子ちゃんたちやハイジちゃんたちに判りやすく教えてどんどん作ったみたい高い方のパンは、ルナちゃんと月子さんがお手伝いして</p><p>そっちもどういう工程で次に何をするかを巫女の力でどんどん読み取っていけるから</p><p>技術の必要な作業は慣れている克子姉や愛じゃないとできないとしても作業補助に関しては、理想的な助手になったんだろう</p><p>それもさルリちゃんとマナちゃんが居なかったから、月子さんやルナちゃんがフルパワーを発揮できたみたいだよ</p><p>そうか自分たちがお屋敷に来る前から克子姉の家事の弟子をやっている２人に気遣って、普段はやり過ぎないようにしているんだ</p><p>なかなか難しいよねみんな仲良くの家族ルールがあるからさそうでなくても、香月家組とか鷹倉姉妹とかで派閥になっちゃう可能性があるしさみんな、いつもはお互いに気を遣っているんだよ</p><p>派閥</p><p>女の子はさ、本当は派閥を作るのが大好きだからだから、本当ならうちの家族だって、幾つもの派閥ができて対立するはずなんだよヨッちゃんも、学校で見たことがあるでしょ</p><p>確かに女の子は仲の良い子で固まってグループを作る</p><p>しかも困っちゃうことにうちは派閥のリーダーになれるようなカリスマと統率力のある子が何人もいるからさ</p><p>みすずちゃんもそうだしルリちゃんもだよねルリちゃんがこの半年美子さんに近付かなかったのは、美子さんが近くに居ると自分がボス化してしまいそうだって感じてたからだと思う</p><p>かつての瑠璃子はお付きだった美子さんという臣下を常に連れていることで</p><p>頭領としての風格を示していた</p><p>瑠璃子自身みすずではなく、自分が香月家を継ぐのだという意気込みを持っていたし</p><p>そのままでは家の中に乱が起きるって感じてルリちゃんは、克子お姉ちゃんの子分になったんだよマナちゃんと一緒に弟子入りして</p><p>もちろん香月家の後継者以外の人生が自分にあることに気付いて楽しんで家事をやっていたけれどねお料理とか大好きみたいだしそれはそれで良かったんだけれど</p><p>美子さんは、１人だけ置き去りにされて寂しかったんだな</p><p>そういうことだと思う美子さんの方がさずっと名家のお嬢様たちは偉いんだっていう環境の中で、臣下として育って来てさ突然、自分も名家のお嬢様にクラス・アップしちゃったからどうしていいのか判らなかったんだと思う香月家のお嬢様らしく、堂々とした気品ある振る舞いをしなくちゃいけないそうでないと、自分が家の恥になるっていう思いの方が強いからさルリちゃんと一緒に名家の娘じゃない子たちと楽しく家事をするなんてことが受け入れられなかったんだよそれは美子さんの中で名家のお嬢様には相応しくないイメージだから</p><p>ああ、だから自分からじゃアクションが起こせないからオレに襲ってくれって言ってたんだ</p><p>いや、それもさオレとセックスしないと、みすずや瑠璃子と同格になれないっていう思いがあってさだけど、自分からオレに寄って来るのは怖いからだから、オレに犯してくれとか言ってたんだと思う</p><p>レイプ願望があるとかじゃないんだな</p><p>まあ、その辺は今頃、本音でぶつかり合って話し合っていると思うよ</p><p>なるほどな、そういうことなら確かに、オレは居ない方が良い</p><p>で、話を戻すけれどみすずちゃんも、ルリちゃんもリーダーの資質を持っているけれど月子さんもヨミちゃんも、そういうタイプなんだよね</p><p>ほら、最初に鷹倉姉妹が上京して来た時って</p><p>あ、そうだヨミが一番威張っていた</p><p>ヨミは自分こそが、両親の娘だと思って</p><p>姉妹の母親は同じだが月子の父親は、ヤクザの大親分だったから</p><p>で、今は月子さんに鷹倉家の家長の風格が出て来たでしょ実際、あの人は鷹倉神社を継ぐつもりだから</p><p>うん落ち着いてきて、どっしりとしてきている</p><p>自分でも気付いているんだよリーダー体質だってことはでも、ほらそれって人間の資質だからさ消したりはできないんだよねだから、月子さんは普段はみすずちゃんたちを刺激しないようになるべく前に出ないように、控えているんだよヨミちゃんも普段はなるべく、妹のルナちゃんに近寄らないようにしているでしょ妹と一緒に居ると派閥っぽく見られちゃうからだよそうならないようにどの子とも均等に距離を取っているでしょ</p><p>みんなと仲良くしているけれど特に特定の子とベッタリにはならない</p><p>それがみすずも瑠璃子もアニエスも不在だったから、本来のリーダーシップを取り戻して、パンの仕込みをみんなでやってくれたってこと</p><p>そういうことま良かったと思うよ鷹倉姉妹にとっても、良いガス抜きになったと思うしあの子たちは、帰る場所が無いからさ本当にあたしたちに気を遣っているから</p><p>ああルナやコヨミちゃんは、特にそうだな</p><p>２人とも、いつも静かで大人しい</p><p>まあ、あの子たちは巫女の力で、人の心が読めるからさ、そうやって問題にならないように色々と察して、先回りして行動してくれているからいいんだけれど問題は、これからだよね</p><p>ハイジちゃんは平気だと思うけれど双子ちゃんに、ありすちゃんと安城姉妹はなかなか大変だと思うよ</p><p>ああリエとエリは、マイペースを崩さないし</p><p>ありすとミタマ＆キヌカ姉妹は元々が主従関係だから</p><p>ミタマとキヌカで、ありすを擁立して派閥を形成しかねない</p><p>オレたちで注意して対立しないようにしないといけないんだな</p><p>それもまたオレの仕事か</p><p>それであいつらは今、どうしている</p><p>それがさ</p><p>寧がクスクスと笑い出す</p><p>安城姉妹は身体能力は高いのに、パン作りは全然ダメでさ途中で退場になって凹んでるよ双子ちゃんとありすちゃんは、ルナちゃんたちに習って上手くいっているそれで、双子ちゃんは大人しいルナちゃんやコヨミちゃんをちょっとナメてたみたいだけれど、パン作りを習うことで見直したみたいほら判らないところを適確に教えてくれるから</p><p>それも巫女の力のおかげか</p><p>今はアニエスと可憐ちゃんも合流してどの部屋を誰の部屋にするか、克子お姉ちゃんたちと決めているよだから、ヨッちゃんは眠ってて良かったんだよ</p><p>そう言ってくれるのは助かるけれど</p><p>いやみすずや瑠璃子が不在だったことで、家族の中に良い変化が起きたように</p><p>オレが不在だったことも何らかの効果は、あったんだろう</p><p>でも、起きちゃったから屋敷の中へ行こうオレも、みんなの顔が見たいし</p><p>オレは起き上がろうとする</p><p>この２日間ヨッちゃんは、よく頑張ったよねお姉ちゃんは、ヨッちゃんのことを誇りに思うよ</p><p>そう言って寧がオレを抱き締めてくれた</p><p>寧の豊かな胸に、オレは顔を埋める</p><p>頑張ったなんてオレは、オレがやらなきゃいけないことをしているだけだよ</p><p>それが頑張っているってことなんだよ</p><p>寧がオレにキスをする</p><p>はぁぁ、ヤッちゃんに車の中で、２人きりで、こうやって抱き締められているのに</p><p>どうしたのあたしとこうしているのは嫌なの</p><p>そうじゃないよえっとチンコが勃たないんだ</p><p>散々射精したから</p><p>寧は、オレに頬擦りし</p><p>もういいんだよ今日は、もういいんだヨッちゃん</p><p>今日はもういいか</p><p>今夜は、お当番のセックスも無いからね</p><p>さ部屋の中へ入って、温かい物でも飲んでみんなの顔を見てさ今日はもうお休みなさいって眠ちゃおうよっ</p><p>オレたちは車から出る</p><p>空には星が輝いていた</p><p>ちょっと寝たのにまだ身体が重いよ</p><p>ずっと緊張してたからだよ</p><p>そうだよずっと、香月家の中でみすずちゃんの良いパートナーであろうと、香月のおジィちゃんに恥をかかせないようにってあのお嬢様たちの前でも、一生懸命、毅然に頑張ってたよ格好良かったよ、ヨッちゃん</p><p>オレ無理して、気を張っていたのか</p><p>だから、今疲れが一気に</p><p>ほら、お姉ちゃんが背中を押してってあげるから</p><p>オレは寧に背中を押されながら、お屋敷の玄関に向かう</p><p>はい、ヨッちゃん</p><p>玄関のドアも寧が開けてくれた</p><p>随分、遅かったのね</p><p>玄関ホールに待ち構えていたのは</p><p>メグと雪乃</p><p>またたくさん、増やしてきたみたいね</p><p>まあ、どうせこうなるだろうとは思ってたけれど</p><p>２人とも怒っている</p><p>オレが女を増やして来たことを</p><p>１人２人なら、覚悟のうちだったんだけれど</p><p>まさか民族大移動とはね</p><p>さらにもう１人まり子もいるということは、話して平気なんだろうか</p><p>それで、どうだったの香月家のお屋敷は</p><p>パーティとかで、あちこちのお嬢様たちがみんな集まったんでしょ</p><p>えメグと雪乃は、聞いていないのか</p><p>何かさパンの仕込みが大変だからって、みんな工房の方へ行っちゃってさ</p><p>愛さんの準備は、あたしが手伝ったけれど克子お姉さんが帰って来てからは、専門的なことはあたしには判らないし簡単な方のパンは、小さい子たちで集中して作ってたから、そっちに入るのは悪いし</p><p>あたしはお腹が大きいから初めっから、手伝う気はないし</p><p>雪乃とメグはパンの仕込みには、参加できなかったのか</p><p>と、とにかくさ色んな人に会って</p><p>名家のお嬢様たちとその警護役水島可憐さんハイジ</p><p>それから天童乙女とハミ出しヤクザたち</p><p>その娘たち解放された子と、娼婦になる覚悟をした少女</p><p>鞍馬姉妹と安城姉妹まり子、美子さん、桃子姉ちゃんたち</p><p>すっげぇ疲れた精神的にも肉体的にも</p><p>オレの顔を見て雪乃が笑う</p><p>あったり前よ、香月家なんてさあんたのキャパシティを遥かに超えた存在なんだからさ</p><p>そうよねヨシくんには気の重い場所だったんでしょうね</p><p>メグは、少し心配そうな顔をしてくれた</p><p>そうだよ大変だったんだよヨッちゃんは昨日も今日もだからさ今日は、ぐっすり休ませてあげてっ</p><p>雪乃っちとメグちゃんで添い寝してあげてよヨッちゃん、こんなに眠そうだからセックスとかは抜きだよ</p><p>雪乃はメグを見て</p><p>どうする、恵美</p><p>雪乃こそどうするの</p><p>あたしは、まあお姉様のお頼みなんだから、一緒に寝てあげたって良いと思うわよ</p><p>それなら、あたしだってヨシくんに添い寝するわよ</p><p>はいはい、じゃあ２人でヨッちゃんをベッドまで連れてってあげてっ後、よろしくねー</p><p>寧は、オレたちを置いて屋敷の奥へ行ってしまう</p><p>ヨシくん、大丈夫</p><p>もちろん雪乃は助けてくれないメグが、オレに肩を貸してくれる</p><p>雪乃がニッと笑って、オレを見る</p><p>あんた２日間、あたしたちに会えなくて寂しかった</p><p>ああこの気遣いの要らない関係が、今はとても嬉しい</p><p>ああ、寂しかったよ雪乃もメグも会えなくて寂しかった</p><p>もう、ヨシくんたら</p><p>メグもニコッと笑う</p><p>そしたら、恵美他の子に見つからないうちにこいつを寝室に連れてって、鍵を掛けるわよ</p><p>そうね、雪乃ヨシくんの部屋じゃなくって、他の寝室を使っちゃいましょ</p><p>雪乃とメグが、そんな悪巧みをしていると</p><p>吉田くぅぅん</p><p>愛がパタパタと走って現れた</p><p>げぇ、愛</p><p>もう、いいところだったのに</p><p>あたし、あの子のトロさが苦手なのよ</p><p>もうヨシくん、こっち</p><p>メグがオレを引っ張って行こうとするが、疲れ切っているオレの身体は上手く動かない</p><p>吉田くーん、あのねこの２日間でね愛、色々とね新しいパンのね試作をねしてみたのね</p><p>ああ試作品を食べてみて欲しいのか</p><p>ダメよ、ヨシくんはお疲れなんだから</p><p>そうそう、今日はもう寝るんだってさ</p><p>ええー吉田くぅんそうなの</p><p>愛が、大きな瞳でオレを見る</p><p>あー、やっぱりパパ、ここに居たですのぉぉ</p><p>寧ちゃんが戻って来たから、絶対、パパも眼が醒めたんだと思いましたのっ</p><p>ビンッとオレを指差して言う</p><p>ルナぁコヨミちゃんありすちゃんキヌカちゃんハイジちゃんリエちゃん、エリちゃん可憐ちゃんパパ、こっちですのぉぉぉ</p><p>大きな声でみんなを呼ぶ</p><p>あっちだって</p><p>居たって</p><p>ホントに起きてたって</p><p>廊下の向こうから、少女たちの声がする</p><p>年少組が集合するのか</p><p>あ真緒ちゃんは、もう遅いから寝ちゃいましたの</p><p>ほら、逃げるわよ</p><p>雪乃こっちよ</p><p>オレはメグと雪乃に手を引かれる</p><p>この部屋へ入って</p><p>おい、雪乃無茶するなよ、お腹が大きいんだから</p><p>大丈夫よちゃんと判っているわ</p><p>雪乃がドアを開け</p><p>メグが玄関脇の応接室にオレを押し込む</p><p>ああっ、待って下さいのっ</p><p>アニエスが、慌てて叫ぶが</p><p>雪乃、鍵をかけて</p><p>りょーかいっ</p><p>雪乃が、鍵を掛ける</p><p>くっそー、この部屋あたしが昔、監禁された部屋だわうまい棒と水しか貰えなかった</p><p>あ、そうだこの部屋</p><p>アニエスが、廊下の外でトントンとドアを叩く</p><p>ここを開けなさいですのあなたたちは、完全に包囲されていますの大人しく出て来なさいですの</p><p>出るわけないでしょ</p><p>ヨシくん疲れているんだからあたしたちだけにして</p><p>雪乃とメグも叫ぶ</p><p>えー、お兄さん、この部屋の中なんかぁ</p><p>エリの声か</p><p>そうですの雪乃ちゃんと恵美ちゃんに捕まってしまってますの</p><p>ルナちゃん、あの不思議な力で何とかしてぇな</p><p>えー、巫女の力はドア越しだと仕えないよ</p><p>では、どう致します</p><p>この鍵はホンモノの鍵でないと開かないタイプです</p><p>それなら、克子お姉さんを呼んで鍵を開けてもらうしかないです</p><p>わたくしが、呼んで参ります</p><p>キヌカ</p><p>みんな仲良くなったんだな</p><p>わずかの時間で一緒にパンを作ったことで</p><p>どうする、恵美この部屋って抜け道とか無いの</p><p>もう、何でこの部屋を選んだのよ</p><p>だって、一番近かったから</p><p>あんた、馬鹿なんじゃないの袋のネズミじゃない</p><p>この２人も、罵り合っているけれど</p><p>すっかり仲良くなっている</p><p>ああ、これも２日、留守にしたからか</p><p>香月家のことで、みすずや瑠璃子と向こうに泊まったから</p><p>こっちに残った２人が、仲良くなったのか</p><p>吉田くぅーんパン食べてみて欲しい</p><p>ドアの向こうから愛の声も聞こえる</p><p>吉田くーんじゃないわよったく</p><p>ホントどうするいっそのこと、この部屋に朝まで籠城する</p><p>だって、雪乃は前にこの部屋で寝起きしていたんでしょ</p><p>この応接室には向かい合わせの長いソファーしかない</p><p>あたしとヨシくんで、こっちのソファ使うから雪乃はそっちのソファを使って</p><p>だって、ほら雪乃には、お腹の赤ちゃんがいるんだから１つのソファに２人ずつよ</p><p>何よそれワケ判んない</p><p>雪乃は怒る</p><p>ははは</p><p>あんた、何、笑っているのよ</p><p>いやオレ、戻って来たんだなオレの家に</p><p>当たり前でしょ、何バカなこと言っているのよ</p><p>でもさオレの家に、オレの家族が待っててくれていた</p><p>こんなに嬉しいことは無いよ</p><p>雪乃とメグは、ポカンとした顔でオレを見ている</p><p>部屋のドアの鍵が外れる</p><p>ヤバッ</p><p>雪乃が反応するがもう遅い</p><p>ドアが、ガチャリと開き</p><p>笑顔の克子姉が現れる</p><p>お帰りなさい、あなた</p><p>そして、克子姉の背後に並んだ美しい少女たちが</p><p>みんな可愛い笑顔でオレに言った</p><p>お帰りなさいッ</p><p>帰りに久しぶりに、秋葉原に寄ったのですが</p><p>新ラジオ会館のシーエムズの倒産品を扱っていたところが、もぬけの殻になっていました</p><p>ガチャポンのセット売りをしているところが激減していますね</p><p>もう、実店舗よりもネットで買う方が良い時代なのかもしれません</p><p>1053．番外エピソード　／　テレビ・デイズ　１</p><p>オッケー、いいわよ</p><p>朝のお屋敷の食堂で雪乃は、紅茶を飲みながら了承してくれた</p><p>あたしも、ちょっと話してみたけれどあの子たち、面白いし可愛いしいいと思うわ</p><p>雪乃の出演しているテレビ番組に、エリとリエを出演させるという話だ</p><p>あの双子を関西ヤクザたちと完全に縁を切るには、多少、強引な手を使わないといけないから</p><p>雪乃のテレビは何から何までメチャクチャな、とんでもない放送だし</p><p>それにねあたしが、ビジュアル的にちょっと苦しくなってきちゃったから</p><p>ビジュアル</p><p>ほら、お腹が少し目立ってきたでしょ服を着てたら、そうでもないけれどあの番組は、どうしてだか衣装は極小ビキニって決まっているから</p><p>あら、雪乃でも、恥ずかしいんだ</p><p>横から、メグが口を出す</p><p>ヨシくん、紅茶のお代わりは</p><p>いや、大丈夫ありがとう</p><p>２日ほど留守をしていたからメグと雪乃が、オレに側から離れない</p><p>あたしは別に何でもいいんだけれどさ一応、あんな番組でも毎週楽しみにしてくれている人もいるんだから見てくれも少しは考えないとさ</p><p>テレビに出ることで雪乃も変わっていっている</p><p>昔より、他人のことを考える様になった</p><p>あ、丁度良かったみたいだねっ今、雪乃ちゃんにエリちゃんリエちゃんのテレビ出演の話をしていたんでしょっ</p><p>寧がやって来る</p><p>そうだけどどうしたの</p><p>今、ミナホお姉ちゃんからメールが来たんだけれど双子ちゃんだけじゃなくって、もう１人出せないかってさ</p><p>もう１人</p><p>誰のことだ</p><p>ミナホ姉さんは例の駅前のシティホテルの地下にある黒い森の別施設に、娼婦候補の子たちと一緒に居る</p><p>まさか、娼婦になる予定の子たちをテレビに出せっていう話じゃないだろうと思うけれど</p><p>雪乃のテレビは毎週金曜日のゴールデンタイムに放送されている</p><p>雪乃の家の本家白坂家が持っていたテレビ局だ</p><p>１時間、コマーシャル無しのブッ通し</p><p>セットは椅子とテーブルがあるだけで、他には何も無い</p><p>ちなみに番組のタイトルすらない</p><p>新聞やネットの番組の放送予定にはただ出演／白坂雪乃しか書いていない</p><p>実際は例のお笑い芸人のスナッチという人と、オカマのコラムニストのフランシーという人がずっとレギャラーで出演しているのだが</p><p>スナッチの事務所から、公式の場には名前は出さないでくれと言われたらしい毎週、全国放送しているのに</p><p>それで付き合いでフリーのフランシーも名前を出していない</p><p>楽しみですのねっ、パパルナたちも早く座りますの始まってしまいます</p><p>リエやエリたちがうちに来た次の金曜日から、さっそく出演することになった</p><p>そういやプロデューサーとかも居ないんだよなあ</p><p>とにかく、テレビカメラを雪乃たちが談笑しているテーブルに向けて</p><p>そのまま１時間放置したままという、斬新な構成演出だ</p><p>さあさあ、早くみんな座って愛さんも、もっとこっちに来なさいよそこじゃ見えないでしょ</p><p>メグが、みんなをテレビの前に座らせていく</p><p>年少組が一気に増えたのでメクが、まるで学校の先生のように年下の子たちを仕切るようになった</p><p>みんな、見えるわね飲み物が欲しい人は今のうちに自分で持って来なさい零さないようにもねそれから途中でおトイレに行く人は、みんなの前じゃなくって後ろを通ってね</p><p>これはこれで良いお姉さんになっているんだよな</p><p>ちなみに寧はいない</p><p>マルゴさんと、アメリカでの格闘技興行の件で出かけている</p><p>克子姉はミナホ姉さんの娼館再開の手伝いに行っている</p><p>みすずたちは、今夜は香月家だ水島可憐さんも、みすずと一緒だ</p><p>渚は自分の花屋さんで今夜は、フラワー・アレンジメント教室だそっちの運営にも、まり子が通うことになっている</p><p>娘の真緒ちゃんは、ここにいるけれど</p><p>あ、パパ始まるよっ</p><p>その真緒ちゃんがオレに教えてくれた</p><p>テレビが時報を鳴らす</p><p>すぐにそのままいつもの文字が画面に浮かぶ</p><p>これからの１時間の放送には、わたくしどもは一切関知致しておりません＊＊テレビ</p><p>約５秒ほど、その文字だけが映っていきなり、雪乃たちが居るスタジオが映る</p><p>とりあえず今は、いつもの３人だけだ</p><p>あのさあたし、今日、機嫌が悪いのね</p><p>白いワンピース姿の雪乃の第一声がそれだった</p><p>何だよ、そりゃあオープニングから、そのテンションかよ</p><p>スーツ姿のお笑い芸人のスナッチが、雪乃に突っ込む</p><p>まあ、いいわよそれで雪乃ちゃん何かあったわけ</p><p>赤いニットのドレスを着た、オカマのフランシーが聞いてくれる</p><p>それがさほら、５月の事件の時にさあたしのレイプ処女喪失映像が、ネットに流出してていうか、わざと悪意をもって広めたヤツがいるわけなんだけどさ</p><p>えっとミナホ姉さんだ克子姉と寧も手伝っていた</p><p>それがどうしたのよ</p><p>それがねさっきさ、ネットの記事を見ていたらさあたしが世界で一番、レイプで処女喪失の場面を観られている女なんっだってさ軽く計算しても、世界の青年男性の２０パーセントぐらいに観られているらしいのよ</p><p>まあねこの間、ここのテレビ局で、よく知らない外国タレントからも、オーッ、ユキノゥって指差されたからね指差すだけで、近付いて来ないんだけれど</p><p>世界で観られているのか</p><p>うーんああいうのは一度消しても、すぐに他の人がアップするからねぇ</p><p>フランシーが腕を組む</p><p>それでお前今、機嫌が悪いのかよ</p><p>スナッチが、そう尋ねると</p><p>違うわよあたしは、そんなんでも世界一らしいからそれはいいんだけれどさ</p><p>え、いいのかよっ</p><p>だって世界一よスナッチ、あんた何か１つでも自分は世界一だって誇れるものがあるわけっ</p><p>そんなのあるわけねーだろていうか、雪乃お前、誇っちゃうのそんなネタで</p><p>あったり前でしょう世界一は、世界一なんだから今のあたし、エベレストやエンパイヤーステートビルに匹敵するグレードに居るのよスッゴイじゃないの</p><p>いや、エンパイヤーステートビルじゃねぇけどな</p><p>とにかく世界一なのよ、あたしはなのにさっ</p><p>せっかくのこの世界記録がさギネスブックには載らないらしいのよっ</p><p>お前、ギネスを狙ってたのかよっ</p><p>スナッチが、全力で突っ込む</p><p>うーん、そうねぇそりゃあ、ギネス・ブックは無理よねぇぇぇぇ</p><p>フランシーは笑顔で呆れていた</p><p>何でよあたしは、全世界に裸と痴態を晒しているのにさ何で、これで表彰されないのよっ</p><p>キレ気味に、雪乃が叫ぶ</p><p>ギネスじゃなくてもいいからさ誰か表彰しなさいよノーベル痴態賞とかないのっ</p><p>表彰はされないと思うけれど多分、雪乃ちゃんの今の発言、今夜のネットニュースのトップを飾ると思うわ</p><p>フランシーは、そう言う</p><p>そういうのはもういいわよ５月の時から、ネットもワイドショーも週刊誌もスポーツ新聞も何度も制覇してきているんだからしっかもどこも、謝礼とかくれないのよせめて、社名入りのボールペンとかタオルぐらい送って来なさいよ</p><p>雪乃番組冒頭から飛ばしているなぁ</p><p>時々雪乃の姉妹であることが恥ずかしくなるわ</p><p>父親が同じメグが呟く</p><p>えー、何でですの雪乃ちゃん、面白いですの</p><p>うん、あたしも最近のお姉ちゃんの方が好き</p><p>アニエスとマナがそう言った</p><p>マナはもうすっかり、雪乃のことをお姉ちゃんと呼ぶようになっている</p><p>スーパーモデルを目指すプロジェクトが進行してどんどん背が伸び、綺麗になっていっていることで</p><p>過去を割り切ることができるようになったんだと思う</p><p>そんなら、判ったじゃあよ、来週、この番組でオレが表彰してやるそれでどうだ</p><p>えっ、いいの</p><p>提案に即座に飛びつく雪乃</p><p>ていうかホントにいいのか世界で一番、エロ画像を観られた女で表彰されてお前</p><p>違うわよ、スナッチエロ画像なら、あたしよりもっと観られている人がいるわよきっとあたしの場合は世界で一番、レイプで処女喪失を観られた女よ</p><p>雪乃は、ドンと胸を張る</p><p>いや、まぁホントにそれでいいんなら、来週、表彰状作って持って来てやるけどよ</p><p>やったぁくふふっじゃあ、来週は表彰式スペシャルねっ</p><p>そんな雪乃を見てフランシーが</p><p>時々、雪乃ちゃんの前向き過ぎるところが輝いて見えるわよあんた、今、輝いてるわよ雪乃ちゃん</p><p>でしょ、でしょっまあねっ</p><p>ホント嬉しそうだな</p><p>うちでも、パーティしてあげた方がいいかもねお兄ちゃん</p><p>マナが笑って言う</p><p>そうですのパーティパーティ</p><p>アニエスも大きな声で、そう言う</p><p>ほら、静かにしろアニエス</p><p>あ、ごめんなさいですの</p><p>オレたちは、テレビ画面に集中する</p><p>ところでさ雪乃ちゃん、そろそろ紹介してあげないと可哀相よ</p><p>フランシーが言う</p><p>あ、そうそうえー、この番組を毎週観ている奇特な人は、もう気付いていると思うけれどあたし、今週から服を着てまーすえーと、まあいいやブッチャケ、お腹が大きくなってきたんで水着でお腹を出して、冷やすのが嫌なのよお腹の中の赤ちゃんが可愛そうでしょ</p><p>雪乃、そういう細かいことはいいからよ</p><p>あ、そうかでもさほら、この番組は今まで腹ボテ１６歳女子校生が、ピチピチのビキニを着ていたからそれで、視聴率を稼いでたわけでしょ</p><p>マジな話この時間、オレが出ている他の番組よりも視聴率がいいんだわノー・スポンサー番組だから、視聴率が良くても意味がないんだけれど</p><p>局からも見放されているしねカメラさんとか下請けの技術スタッフ以外居ないし</p><p>フランシーも、そう言う</p><p>そんなのはどーでも良いんだけれどさとにかく、水着の可愛い子が見られたらそれでいいっていう人のために、あたしの代わりに肌を晒してくれる子たちを用意しましたはーい、そこの２人こっち来て</p><p>いよいよか</p><p>はーい、こんばんは、エリでーす</p><p>１３歳の双子姉妹がカメラの視界に入ってくる</p><p>もちろん黒の極小ビキニだけしか着ていない</p><p>ほらほら、そこの空いている椅子に座って</p><p>はーい、かしこまりー</p><p>エリはドカッとリエは大人しく、雪乃に指定された椅子に座る</p><p>えっとよ実は、オレもほんの３０分前にいきなり紹介されただけだからあの、この子たちのことは良く知らないんだけれどさ</p><p>スナッチは雪乃に</p><p>いいのかこんな年齢の子に、こんな格好させてテレビに出すのは</p><p>いや、あの児ポ法とかに引っ掛からないのかよ</p><p>じぽ</p><p>だから児童ポルノ法だよ</p><p>オレもよお笑い芸人だから、たいていのことはオッケーだけどよロリはマズイんだよそういうイメージが付くとさ</p><p>何よ、オカマと番組やってるのは良くてロリコンはダメなの</p><p>フランシーが、ムッとする</p><p>気にしなくて平気よあたしと一緒に映ってたって、誰もあんたがオカマになったとか思わないでしょロリッ子が相手でも、堂々としていればいいのよ</p><p>でもよー</p><p>ていうかさこの子たちの水着がダメなら、先週までの雪乃ちゃんだってアウトだからもう、みんなすっかり雪乃ちゃんは特別な子だと思い込んでいるけれど、この子だって未成年だからね</p><p>そうよあたしだって花の１６歳よ高校１年生よまだ一応、ちゃんと通っているんだからただ、ちょっとレイプされて、妊娠しているだけじゃないの</p><p>とにかく何でも平気よこの番組、治外法権なんだから番組のスポンサーにクレーム付けようにも、スポンサーなんか居ないし</p><p>あ、何度も話しているけどよテレビ局に抗議の電話やメールを送るのも、何の効果も無いからな</p><p>そうなのよこの番組は、ここのテレビ局が謎の力によって、無理矢理やらされているからテレビ局に圧力掛けても何にもならないの</p><p>スナッチとフランシーが言う</p><p>確認のために、また言うけどよえー、オレとフランシーはちゃんとギャラ貰ってます事務所に毎回ダテオミトという架空の名前で、振り込まれてますあのオレの他の番組と同じ額だ</p><p>あたしは他の番組は、文化人枠だからこの番組の方が高いわよあ、別にあたしが要求したわけじゃないからねあたしも、ダテオミトっていう人に会ったことないしギャラの交渉はしていないから向こうが勝手に、振り込んでくれているんだから</p><p>え、もっと高くした方がいいの言っておこうか</p><p>え、雪乃お前、ダテオミトに会ったことあんのかよ</p><p>その人は無いけれど代理人みたいな人がいるのよ交渉してみる</p><p>スナッチとフランシーは、顔を見合わせ</p><p>いや、今のまんまでいいわ</p><p>あたしもえー、充分いただいているわ</p><p>ちなみにあたしの出演料は、生存権そのものだからこの番組に出続けないと、殺されちゃうのよあたしもお腹の子ももう、この番組が始まった頃のことを忘れちゃっている人もいるだろうから、言っとくけれど</p><p>今の住まわせてもらっているところと食事とそれから、出産に向けての医療費ねそういうのを保証してもらっているだけだからあたしは、明確なギャラは貰ってないのよ毎日、昼食代に５００円玉１枚貰ってるけど</p><p>ニコッとカメラに向かって笑う</p><p>そんでさ今日から、この番組のレギュラーになるこの双子もあたしと似たような立場の子たちなのよ</p><p>スナッチがエリとリエに尋ねる</p><p>あんなぁちょっと前に関西で、ヤクザのグループが朝っぱらから自分の親分さんの家を襲撃して全員、撃ち殺された事件があったやないですか</p><p>あれな死んだの、うちらの親なんですわ</p><p>２人の言葉にスナッチとフランシーが戸惑う</p><p>え、何々子分さんたちに襲われた親分さんのこと</p><p>そうやないです</p><p>襲った方のグループにわたしらの両親が入ってたんですわ</p><p>ケロッと笑顔でエリが言う</p><p>そういうわけでなもう、地元には戻れません</p><p>リエちゃんの言うとおりなんですわお父ちゃんたちの友達とかに見つかったら、いろいろとヤバイんです、わたしら</p><p>地元のみんな、見とるかぁ</p><p>そういうわけでうちら、もう帰れません</p><p>色々、お世話になった人もおるけれど連絡できんでゴメンな</p><p>今のうちらに連絡されても困ると思うたんです</p><p>でも、わたしら元気にやってますから</p><p>心配せーへんでいいですから</p><p>双子がカメラに向かって手を振る</p><p>えっと今１つ、話がよく判らないんだけれどつまりこの間の事件でご両親が亡くなったの</p><p>そりゃあた、大変だったんだな</p><p>スナッチが、二人に言う</p><p>そうよ急なことでショックだったでしょ</p><p>うーん、それは</p><p>そんなでもないわなエリちゃん</p><p>え、何で親が、二人とも死んだんだろ</p><p>そうなんですけれど</p><p>うーんと何と言うたらええんやろ、エリちゃん</p><p>思い切って、全部ブッチャケちゃってええんと違うか</p><p>わたしらの両親なヤクザの中でも外道な人たちやったからな</p><p>うちとエリちゃんのエッチな動画とかを、ネットで売ってお金儲けしてたんですわ</p><p>あ本番は無しやで水を掛けると、透け透けになるような水着を着てビニールのプールでパシャパシャ水を掛け合ったりとか</p><p>エロそうな顔をして、バナナとか咥えさせられたりとかですわ</p><p>４５分の映像の中でチラッと一瞬だけ乳首、見せなアカンのですわ</p><p>それか、マンスジですわ</p><p>その一瞬のためにロリコンさんたちが、次の動画も買うてくれはるんで</p><p>マジもんの児童ポルノじゃねーかっ</p><p>あ、そうだ今まで、わたしらのエロ動画をお買い求めになってくれてた全国のロリコンさんたちー</p><p>お父ちゃんもお母ちゃんも死んだんで次の動画は無いですから</p><p>今までので我慢してーな</p><p>すんません堪忍ですわ</p><p>エリとリエは、またカメラに向かって手を振る</p><p>それとお父ちゃんたちが、わたしらに売春させようとしていて</p><p>もう、予約の受付とか始めてたと思いますけれど</p><p>それも、もう無しですから</p><p>うちら売春せーへんよ</p><p>もう、お父ちゃんたちから解放されたからな</p><p>だから予約リスト一番の神戸の＊＊さーん諦めて下さーい</p><p>スナッチとフランシーは、呆然としている</p><p>というわけなんでお父ちゃんたちが死んで、むしろ清々しとるんですわ</p><p>そんで、地元に帰れないのは地元には、お父ちゃんたちの仲間がぎょーさん居ますから</p><p>取っ捕まったらまた、エロ動画を撮られて、今度こそ売春ですわ</p><p>うちらのお父ちゃんはヤクザでしたけれどお父ちゃんの仲間も、ヤクザとヤクザとヤクザしかおらんですから</p><p>フランシーが溜息を吐いて</p><p>何かまだ若いのに、壮絶な人生を歩んでいるのねぇ</p><p>何て言っていいのか判らねぇよ</p><p>双子はニコニコしている</p><p>まあ、今頃ネットでは、わたしらの調査が始まっていると思うんで</p><p>どうせ、すぐに判っちゃうんで先に言っておきますね</p><p>今まで住んでたのは＊＊県＊＊市＊＊町第２タカハシ荘２号室ですわ１階の階段の脇です</p><p>通ってた学校は＊＊中学１年２組担任は、アサイ先生です</p><p>はい、調べて調べて</p><p>お父ちゃんがエロ動画売ってたサイトの方は、教えないですよそっちは、見つけた人のお楽しみということにしますわ</p><p>ヒントはここまででーす</p><p>すぐにエリとリエの実在が確認されるだろう</p><p>ヤクザの子で酷い目に遭ってたことも</p><p>両親が、親分の家で銃撃戦で死亡していることも</p><p>でも何で、あなたたち、ここでデレビに出ることになったのよ</p><p>そんなん言えませんわ</p><p>こんなみんなが観ているところで話したらうちら、大変なことになってしまいます</p><p>消されますわ闇の力に</p><p>そうです、そうです</p><p>二人はそう答える</p><p>ほら大した演出能力が無いのに、仕事が途切れないアニメの監督がいるじゃないですか</p><p>スケジュール管理ができなくて、絵もストーリーもいつもスッチャカメッチャカな</p><p>あの人に絡んでいるのと同じ闇の力です</p><p>裏のことを知ったらホンマに消されますよ</p><p>どういう例えだ</p><p>まあ、そういうことで今日から、この２人もこの番組のレギュラーになります</p><p>雪乃が笑って言う</p><p>このお姉さんと同じですこの番組に出ることで、わたしらも生存を許されるんですわ</p><p>こんな小さい水着でテレビに出るのは恥ずかしいですけれど仕方ないです</p><p>ええやんか、リエちゃんこんなんでもお父ちゃんたちに着せられてた、エロ動画用の水着よりは</p><p>あれは生地が薄いだけやなくて肌触りも悪かったもんなぁ</p><p>安物やったもんなぁ</p><p>はい、それじゃあ２人とも、もう一度カメラに向かって自己紹介してさっきは名前しか言ってないでしょもうちょっと詳しく、自分のこと話しなさいよ</p><p>雪乃にそう言われて</p><p>改めまして、エリでーす１３歳の中学１年生です体験人数は１人ちなみにレイプでした初めての時は、すっごい痛かったです</p><p>えっとリエですエリちゃんと見ての通りの双子です１３歳の中学１年生体験人数は１人うちはエリちゃんほどは痛くなかったです</p><p>お父ちゃんたちが死ぬ前の晩にわたしとリエちゃん、同じ人にレイプされて、処女を奪われたんですわ</p><p>お互いの眼の前で今考えると、結構、凄かったかもな</p><p>結構どころやないわお股にチンポをズボズボされているところを、お互い見せられたんやし</p><p>しかも、中出しやったもんな</p><p>そうやあのお兄さん、何の躊躇もなく、わたしらのお腹の中に出したもんなぁ</p><p>ちょっとそういうのは、もういいわよ</p><p>うん、判ったからもう充分だから</p><p>フランシーとスナッチの方が困り切っている</p><p>あたしも初体験、レイプだから大丈夫よあんたたち、そんだけ、根性が据わってたらま、仲良くやりましょうね</p><p>よろしゅう頼みまーす</p><p>双子は、ペコッと頭を下げる</p><p>スナッチさんもフランシーさんも</p><p>あうん、よろしく</p><p>よろしくねあたしもう、今日はいいや流れに乗るだけで精一杯よ</p><p>とにかく今日からは、この番組のセクシー部門は、この双子の子たちと</p><p>もう一人の子が担当するからっほらっ、来なさい</p><p>ここで、投入か</p><p>双子と同じ黒の極小水着を身につけた安城ミタマ</p><p>まだ１３歳の双子と違って１８歳のミタマは、長身でスラッとしている</p><p>真っ直ぐに梳かれた長い黒髪</p><p>健康的な肉体に高い腰に長い足</p><p>胸もかなり発達している</p><p>安城流拳法免許皆伝、安城ミタマこの番組の警護役兼カバーガールを拝命致しました</p><p>見た目はびっくりするような、和風美少女なのに、ミタマは</p><p>その手に、朱塗りの鞘に収まった大きな日本刀を握っていた</p><p>この番組を攻撃してくる者があればわたくしが、この剣にて排除致しまするっ</p><p>えっとアレ、もしかしてホンモノ</p><p>多分、そうなんじゃないの</p><p>あ、ホンモノですわミタマさん、先祖代々家に伝わる秘剣だって言うてましたから</p><p>真剣な話真剣ですわ</p><p>ミタマは刀を持ったまま、クッとカメラの方を睨んでいる</p><p>えっと、いいのあの、日本には銃刀法とかなかったかしら</p><p>ていうかよ黒髪ロングに水着に美少女が日本刀を握りしめているとか、アニメの世界でしかあり得ないんじゃねぇのか</p><p>スナッチも、そう言う</p><p>そんな所に突っ立ってないであなたも、こっちにいらっしゃいよ</p><p>ミタマに声を掛ける</p><p>いえ立ったままでなくては、警護役の任は果たせませぬところで</p><p>ミタマが、ギロッと雪乃たちを睨む</p><p>カバー・ガールとは、何をする役職なのでございましょう</p><p>わたくはどこから、どこまでをカバーすればよろしいのですかっ</p><p>高校の時の後輩がオレの姉貴、双子でエリとリエって言うんですよと言っていたので</p><p>双子は、この名前になりました</p><p>ちなみに、私は会ったことはありません</p><p>モナさんとリサさんという姉妹のリサさんにだけは会ったことがあります</p><p>1054．番外エピソード　／　次の土曜日</p><p>まあ、結果オーライよねぇ双子ちゃんたちとミタマさんの噛み合わない会話がメチャクチャ面白かったし</p><p>翌日の土曜日のお昼過ぎ高校のオレのパン工房の中で、雪乃が言った</p><p>何よりさ、あれだけ双子ちゃんたちが自分の個人情報をバラしまくった後なのに、ミタマさんが自分のことを安城流拳法免許皆伝、安城ミタマ以外、自分のことを一切喋らなかったでしょ</p><p>うんミタマは</p><p>放送中から、ネットではあの子は何者なんだって大騒ぎだったみたいよ双子ちゃんたちの方は地元の中学校の時の入学式の集合写真や、例の親が売っていたっていうエッチな動画まで、あっという間に見つかって特定されちゃったのにさミタマさんの情報は、何１つ出て来ないから</p><p>ミタマは名家・鞍馬家の令嬢の警護役として、子供の頃からみすずたちと同じ超お嬢様校に通っている</p><p>ジッちゃんも、歌晏家の当主も絡んでいるあの名門校から、個人情報の流出なんてあるはずがない学園祭も体育祭も、生徒の父兄以外には完全にクローズされている本人たちも自分たちの個人情報が漏れたら、他家に迷惑を掛けることもよく理解している</p><p>そもそも、あの学校は、入学に厳しい審査があるから品の悪い成金の娘や、芸能人の子供は絶対入れて貰えないし</p><p>親の品行が悪いという理由で、娘が転校させられることもあるらしい</p><p>そして今回の鞍馬家の不祥事は、その条件に合致する</p><p>だから、鞍馬家の美里さんとありすが、急に学校に来なくなったことを変に思う女生徒はいない</p><p>ミタマはその名家の地位を剥奪された鞍馬家に仕えていた娘だ</p><p>だからあの学校に通っているお嬢様が、もしたまたま雪乃のテレビでミタマを観たとしても外で話題に出したりはしないだろう</p><p>鞍馬家のことでは、香月家も歌晏家も怒っているということになっているからだ</p><p>それは、先週の香月家のパーティに訪れた名家のお嬢様たちから他の生徒たちに話されているはずだ</p><p>みんななぜ、安城ミタマが白坂雪乃のテレビに出ているんだろうと不思議に思っているだろうがその疑問を口にすることはない</p><p>まあ、あたしの他に可愛い女の子が３人も増えたんだから番組としてはオッケーよミタマさんと双子ちゃんで、ボケとツッコミになっているし</p><p>ていうか、ミタマがあんなにテレビ映えするとは思っていなかったよ</p><p>颯爽としたスタイルの良いクールな１８歳の美少女が水着で日本刀を持ってて</p><p>話し方が、異常に丁寧でしかも、明らかに世間知らずだ</p><p>まだ１３歳なのに、世間の裏の裏まで知っているみたいな感じのエリとリエの態度と、実に対象的な比較になっている</p><p>それが笑っちゃうんだけどさネットの評判を見ていたら番組を観ていた人の大半は、ミタマさんは処女だって思っているみたいなのよ</p><p>ほらその前に双子ちゃんたちが、盛んに非処女アピールをしていたからさそんなら妙にウブっぽい感じのミタマさんは、きっと処女に違いないって断言している人たちがいてね</p><p>エリとリエが、ああいう話をしていたのは理由があるんだよ</p><p>オレは雪乃の話を遮る</p><p>あいつらはさ関西の地元にカレシっていうか、一応、付き合ってた相手が居たからさそれが、ほら急に東京に連れて来られて、一切、連絡が取れなくなっちゃったろそれで自分たちでもテレビで言ってたけど、地元には帰れないだろ</p><p>父親たちの仲間のヤクザに捕まったら何をされるか判らない</p><p>だからわざとあんな風に自分たちのことを公表したのはさ地元のカレシたちに、もう私たちのことは忘れて下さいっていうメッセージなんだよ下手に自分たちと連絡を取ろうとしたら、ヤバいことに巻き込まれるかもしれないぞってさ</p><p>携帯でやり取りしていたとりあえずの恋人たち</p><p>それから、地元で自分たちと親しくしてくれていた全ての人たちへの決別の挨拶だ</p><p>私たちは、こんなに元気にしていますからもう、私たちに接触しないで下さいってことなんだよ</p><p>だから、あんなに明るく</p><p>あんなに元気で</p><p>そして、両親の死のことも、自分たちが犯されたことも笑って話した</p><p>そうなんだはぁ来週は、もうちょっとフォローしてあげるわ</p><p>あたしと同じなのねあたしもさテレビの時は、明るく強気で元気でいないとさ昔の知り合いに馬鹿にされるって思っているから</p><p>ハッと苦笑する</p><p>泣いてたり落ち込んでいる顔を放送されたらザマアミロって思われるだけでしょだから、あたしは強い女じゃなきゃいけないのよ</p><p>そうか雪乃と双子は、メンタリティが似ているんだ</p><p>弱いけれど強い</p><p>負けたくないという気持ちで辛い状況に立ち向かう</p><p>いいわテレビでのあの子たちのことは、あたしに任せて悪いようにはしないから</p><p>雪乃は笑顔でそう言ってくれた</p><p>うん頼むよあ、ミタマのこともよろしくな</p><p>あの人は自分で何とかしちゃうわよあたしなんかよりも、底力のあるタイプだから</p><p>そうよあたしも結構、図太い方だけれどあの人は、あたし以上でしょテレビ局の中だって、傍若無人で堂々と歩いていたわよ双子ちゃんたちは、芸能人なんかとすれ違ったら一応はうわっとか反応していたけれどミタマさんは、全く無反応だから</p><p>名家の警護役だからな美里さんのお付きでホテルのパーティとかに行ってもっと凄いオーラを発している政財界の大物を至近距離で見て来ているだろうから</p><p>テレビタレントに、反応はしないんだろう</p><p>芸能界なんかには、全く興味が無いみたいだし</p><p>フランシーが、ミタマさんを気に入っちゃってさ新宿のオカマバーに連れてって仲間に紹介したいって言ってたんだけどさミタマさんたらわたくしは、まだ高校生ですので、いかがわしい場所に行くわけには参りませぬって答えてさあんたも放送、観てたでしょそのままいかがわしい場所についての話になっちゃってミタマさんが、高校生だけで喫茶店に入ったり、学校帰りにハンバーガーを立ち食いするのも不良行為だなんて言ったから</p><p>ミタマの社会倫理は超お嬢様学校の校則のまんまなんだよな</p><p>ミタマさん来週から、オレたちの高校に編入してくるから</p><p>わたくしは、まだ高校生という言葉で思い出した</p><p>ああミタマさんと月子とありすのお姉さんの鞍馬美里さんと、ミナホ姉さんの関係の女の子が転校してくることになっている</p><p>オレたちの高校には元々は、黒森楼の少女娼婦が通っていたのだから</p><p>昔のシステムに戻るだけだ</p><p>美里さんと、徳大寺園子さんと黒沢直子さんは娼婦という裏の仕事のカモフラージュとして、うちの高校の生徒となる</p><p>月子とミタマも、ついでに編入することにした</p><p>２人とも高３だから、高校生活は後半年しかないしちゃんと卒業させてやりたいから</p><p>エリとリエとマナ、ありす、キヌカたちは、ジッちゃんの紹介してくれた中学校の特別学級に入ることになった</p><p>アニエスとルナとコヨミちゃんとヨミはみすずたちの学校に押し込む</p><p>アニエスが、香月家の遠縁のお嬢様でコヨミちゃんがお付きでルナが警護役ということになっている</p><p>香月家の力で、お嬢様１人に従者が２人という特例を認めてもらうもっとも、これにはアニエスが編入試験に合格できるかどうかの方が問題になっているけれど</p><p>ヨミは瑠璃子の警護役ということにした</p><p>ハイジと水島可憐さんは、すでにあのお嬢様校に学籍があるのだからそのまま通わせる</p><p>ただし、ハイジは、まり子でなく美子さんの警護役になる</p><p>水島可憐さんは、名家のお嬢様からみすずの臣下という立場になる</p><p>水島家は、完全に崩壊してしまって当主が夜逃げした鞍馬家と違って家そのものは残っているから、一般生徒と同じ扱いで学校にはいられるらしい</p><p>まり子も名家の血を引いているからという理由で、無理矢理、警護役を連れて来るのは止めるそうだ</p><p>１人の一般生徒として学園の人たちと仲良くしていくと約束してくれた</p><p>とりあえずは何とかなったんだよな</p><p>美子さんとの話し合いの結果今週いっぱい、みすずと瑠璃子は香月家の本宅に美子さんと暮らすことになった</p><p>結局美子さんは、瑠璃子をオレに獲られたという気持ちが強くて</p><p>ずっとフラストレーションを抱えていたらしい</p><p>だからしばらく、オレ抜きの生活を瑠璃子たちと送ってもらうことにしたのだ</p><p>やっぱり、一緒に過ごす時間の量でしか解決できないことってあると思うから</p><p>全部、売り切れたヨ</p><p>学生食堂に通じている売り場の方からイーディが入って来る</p><p>続いて、メグと可奈センパイが空になったパン用のパッドを工房の中へ入れた</p><p>ご苦労さん完売したんだ</p><p>オレは時計を見る昼の１２時４３分か</p><p>ごめんなさい、もうお終いなのよまた、月曜日ね</p><p>売り場の方から克子姉の声がして</p><p>はーい、ただ今</p><p>克子姉も愛と一緒に戻って来た</p><p>今日は寧がいないから、愛も売り場に居た</p><p>つまり、オレは今まで焼き上がったパンを全て売り場に出した後に、工房の中で雪乃と話していたのだ</p><p>最近はもうオレは、売り場に立たない</p><p>克子姉を中心に女の子だけの方が、よく売れるし</p><p>むしろ、オレが居る方が売れない</p><p>このパン技能コースの実習製作パン販売所も</p><p>最初は１年生のくせに婚約している変な男子生徒が１人でやっているパン屋って呼ばれていたけれど</p><p>克子さんのパン屋</p><p>そして、今は克子さんと愛ちゃんのパン屋にすっかり、呼び名が変わっている</p><p>オレは工房の中に籠もっている方が良い</p><p>愛の方はこのパンはわたしが作りましたとアピールするために、時々は売り場に立たせるようにしている</p><p>愛の引っ込み思案を治すのにも良いし</p><p>どうしたの土曜日なのにさ、もう全部売り切れたの</p><p>土曜日は、そのまま帰宅したり、校外で昼食を食べる生徒が多いから</p><p>平日よりも、パンの売れ行きが悪い</p><p>前なら売り切れるのは、午後１時３０分から２時くらいだった</p><p>最近は、土曜でも関係ないノネ</p><p>パンの美味しさが一段と増したから家の人に買って帰る生徒もいるのよ</p><p>それで家の人も食べて見てまた、買ってらっしゃいっていう話になるしそうなったら、土曜日の方が買いやすいでしょ</p><p>平日の昼休みにお土産用のパンまで買ったら他の生徒の昼飯用が不足するし放課後まで、焼きたてのパンを教室の机やロッカーの中に入れとくのもなんだし</p><p>土曜なら、買ってそのまま帰宅できるからな</p><p>ヨシくんこの感じなら、もっと作っても売り切れると思うわよ</p><p>いえ、生産量は今のままで良いわよむしろ、今は数をキープしたまま、質を向上させることを考えた方がいいわ</p><p>まだパンの種類によって出来にバラつきがあるからどのパンも同じレベルで美味しく作れるようにならないといけないわ</p><p>そうだね今は儲けより技術力向上だよな</p><p>オレはまだ学習しているんだから</p><p>毎日同じ数を作って味を安定、向上させる数を増やすのは、それからにしましょう一度増やしちゃったら、減らせなくなるもの</p><p>克子さんの言うとおりかもね今は、ノブと愛しかいないんだからどっちかが病気したりして休んだりする可能性もあるんだから</p><p>今週の月曜日のパンは前日の夜に、オレが香月家からの疲れでダウンして</p><p>克子姉や愛や他の家族のみんなの協力で、何とかいつもの販売量のパンを用意することができたけれど</p><p>今より生産量を増やしたら対応できなくなる</p><p>下手に数を増やしていつでも問題無く買えるって思われちゃったら、マズイわよ早く買いに行かないと、売り切れるぞって思わせている方が良いわ限定アイテムっぽくてさ</p><p>可奈センパイは、笑顔でそう言う</p><p>そういう煽り方はどうかと思うけれど現状を考えたら、これ以上は無理よ人もそうだけどオーブンなんかも増やさないといけなくなるし</p><p>だって、パンが前より美味くなったっていうのはほとんど愛のおかげだからさ</p><p>結局、愛の方がオレよりセンスがあるんだよなどんどん上達しているし</p><p>あのねー吉田くーん</p><p>愛が、子犬のような愛らしい笑顔でオレに話し掛けて来る</p><p>どうした、愛また何か思い付いたのか</p><p>うん、そうなのぉあのねえ愛ねちょっと、閃いちゃったんだけど</p><p>愛は最近パンのことで、どんどん閃くようになっている</p><p>それは新しいパンのことであったり、製造工程の工夫であったり、味の細かい変更なんかだったりもするんだけれど</p><p>大抵が当たりだ</p><p>愛の言うとおりにするとパンの味が確実に向上する</p><p>愛はゆっくりとしたスピードで、ジックリと考えるから毎日、パンを作って販売することで溜まってきた知識と経験を基に、色々とアイデアが浮かんでくるらしい</p><p>えっとあのねぇ</p><p>オレに説明する時間もとても、ゆっくりだ</p><p>あなた、聞いてあげてあたし、売り上げの計算と記録をしちゃうから</p><p>克子姉は、手提げ金庫を開けて集計を始める</p><p>ちなみに小銭はジャラジャラ投げ込むと、コインの種類ごとに分けて、自動的に金額を数えてくれる機械を使っている</p><p>お札の方は、昔ながらの扇状に拡げて、数えていく銀行方式だ</p><p>どのパンが何時の段階で、どれだけ売れていったかというのは今は、売り場の上にカメラを取り付けてあるから、後で細かくチェックする</p><p>今、コーヒーを入れます</p><p>メグが、コーヒーサーバーからみんなの分のコーヒーを用意する</p><p>はいヨ</p><p>イーディが注ぎ終わったカップを、１人１人に配っていく</p><p>こういう時、相変わらず雪乃は何もしない</p><p>カナは午後は部活ナノカ</p><p>まだ午後１時前だからのんびりしているんだろうけれど</p><p>まあねこんな天気の良い土曜日は、練習なんてサボッちゃいたいけど今日は、学園祭の話をしなくちゃいけないし</p><p>ノブうちの部の子たちに話しちゃっていいのよね</p><p>ああ、いいよ可奈センパイ</p><p>愛の話を聞きながら可奈センパイに返事する</p><p>あら、あれ決まったの</p><p>克子姉が、金額をメモしながら尋ねる</p><p>はい部長にはもう話してあるんですけれど女子テニス部は、学園祭では、ここのパン工房とコラボしてテニスガール喫茶をやることになりましたぁ</p><p>つまりパンとかケーキは、オレたちが作って</p><p>女子テニス部の子たちが、テニスウェアでウェイトレスをする</p><p>愛もテニスウェア着るのよあなたもまだ、テニス部に籍は残っているんだから</p><p>可奈センパイが、そう言うが愛はオレに閃きを語るのに精一杯だ</p><p>メグミのところは、何をするのネ</p><p>イーディが、メグに尋ねる</p><p>うちの部は８時間耐久リレー</p><p>学園祭をみんながやっている間ね女子陸上部員が、赤、黒、白の３チームに別れて誰かしら、ずっとグラウンドをグルグル走っているのよ</p><p>可奈センパイか、コーヒーを噴き出しそうになって聞く</p><p>あの部長が、うちの部は硬派だから、みんながチャラチャラしそうな時こそビシッとして身体を鍛えるって</p><p>へえ竹芝先輩らしいわねぇ</p><p>呆れる、可奈センパイ</p><p>でも、学園祭は土日の２日間だからどっちかは自由になるんでしょ</p><p>いえ、竹芝キャプテンは２日ともやるって言ってましたちなみに、雨が振っても雨合羽を着て走るそうです</p><p>竹芝先輩がそう言うんなら誰にも止められないわよねえ</p><p>いやあの生徒会とは揉めているみたいなんですけれど</p><p>そうなると陸上グラウンドを、２日間ともずーっと女子陸上部が占拠することになるんで</p><p>女子陸上部の竹芝先輩ＶＳ生徒会の岩倉会長かなかなか凄い戦いね</p><p>でね吉田くーんあたしそういう風にできたら良いなあって思ったのよ</p><p>ああ、なるほどスッゴイ良いアイデアだと思う</p><p>オレは愛のアイデアを、克子姉に</p><p>克子姉、今、良い</p><p>もう大丈夫よ記録したからで、愛ちゃん、何だって</p><p>愛が１０分掛けてオレにした話を３０秒で伝える</p><p>今日の閃きは、大きく３つの内容に別れていた</p><p>判ったわアイデア１は、良い思いつきだと思うから、来週からやりましょうアイデア２は、１回試作してみなさい多分、愛ちゃんの思っている通りになるだろうけれどとにかく、あなたたちで実際にやってみること３つめのアイデアはとても良いところに眼を付けているけれど、それはもう他の人がやっててあなたたちにはまだ教えていない別の技法があるのよえっと時間を見て、それを教えてあげるわ今日、明日はちょっと無理だけれどその方法は他のパンにも応用できるからそれを学んでからね</p><p>愛、判ったか</p><p>うん判りました克子さんありがとうございます</p><p>愛は本人の思考は、ゆっくりだけれど</p><p>こちらの言っていることは、ちゃんと理解している</p><p>じゃあ、あたしコーヒーを飲み終わったら、今日の売り上げを銀行に入金してそれから、お嬢様の方へ行くわ</p><p>克子姉はミナホ姉さんの娼館再開の手伝いをしている</p><p>それでも、忙しい合間を縫って昼のパン販売にだけは、顔を出してくれる</p><p>オレと愛が作るパンの味の確認と、パンの売れ行きを自分で見届けたいのだ</p><p>お釣り用のお金だけ、金庫に残して置くわよもし、クレームが入って返金しなくちゃいけない時は、ここから払ってね</p><p>そんなことは一度も無いけれど用意だけはしておかないと</p><p>メグミも午後は部活ネ</p><p>ええ運動部員ですから</p><p>メグは胸を張って答える</p><p>イーディは香月家へ行くんでしょ</p><p>え、イーディちゃんみすずさんの家へ行くの</p><p>メグの言葉に、可奈センパイが食い付く</p><p>みすずの屋敷じゃないネ香月家が持っている建物の中にある道場に行くノネ</p><p>イーディはみすずの学校のやっぱり、スーパーお嬢様でさ警護役をいつも連れている人がいるんだけれどさ</p><p>その警護役と決闘して来るノネ</p><p>決闘</p><p>遊びよ遊び良い家のお嬢様たちは、刺激に飢えているからちょっと試合して、どっちが勝つかでキャーキャーしたいだけなのよ</p><p>レフリーが、レイカなのネ</p><p>ええ、藤宮麗華さんも来るんだぁいいなあ、あたしも観に行きたいなあ</p><p>観に来るかカナ</p><p>うーんと冷静に考えたら、そんなお嬢様たちの中へ行くのは怖いから止めとくあたし、みすずさんだけでもビビるのに他にもお嬢様たちがいっぱい来るんでしょ</p><p>イーディの相手は香月家に並ぶとも劣らないって言われている、名家中の名家の警護役だよでも、高校２年生の女の子だけど</p><p>オレは説明した</p><p>それなら、ますます行かない浮くの嫌だもんあたし１人だけ、安い服着てたりするんだろうから</p><p>ノブは行くんでしょイーディちゃんの応援に</p><p>いや、オレも来るなって言われているんだよ今夜は</p><p>みすずにそう言われた</p><p>みすずの学校のお嬢様しか来ないからさ男がオレだけっていうのも、何だし</p><p>ああ、そうかそうよねノブ１人じゃ、肩身が狭いわよね</p><p>今は焦らさないとイケナイ時ナノヨ</p><p>イーディはムフフっと笑う</p><p>何どういうこと</p><p>歌晏桃子姉ちゃんはオレとセックスするかどうか、今、悩んでいる</p><p>そして、今夜はオレと会うことになるだろうと思い込んでいる</p><p>オレが、イーデイと山田梅子（セバスティアヌス）さんの決闘を観に来ないとは思っていないはずだ</p><p>だからこそ裏をかいて、オレは今夜は姿を見せない</p><p>その方が、桃子姉ちゃんを焦らして、追い込める</p><p>それが、みすずの考えだった</p><p>みすずちゃんのことよいつでも、この子が駆けつけるって思わない様にたまにはオレは行かないって突っぱねて、焦らさないとね</p><p>克子姉がそんな風に嘘の説明をした</p><p>ああ、そうでもしないとノブが、安っぽい子になっちゃいますものね</p><p>可奈センパイは納得する</p><p>というわけではいこれ</p><p>克子姉がオレにプリントアウトされた数枚の紙を手渡してくる</p><p>今、評判になっているパン屋さんとりあえず、３軒ほど廻って味を確かめて来なさいあなたと愛ちゃんとで</p><p>ああパン屋巡りか</p><p>えー、嘘あたしも行きたい</p><p>可奈センパイと、メグがそう言う</p><p>イヤイヤ２人とも部活がアルネ</p><p>でも愛さんだけ、ヨシくんとデートなんて</p><p>なら、あたしも行っちゃおうかしら</p><p>ずっと黙ってコーヒーを飲んでいた、雪乃が言う</p><p>雪乃が</p><p>ウソウソあたしが街中を歩いたら大騒ぎになっちゃうでしょうが</p><p>今の雪乃は有名人だ</p><p>あたしは世界一の記録を持っている女なんだから</p><p>雪乃さんは無理だけれどうちに残っている子を連れて行きなさい</p><p>ずっと家の中に閉じ籠もって居て最近、外に出ていない子も居るでしょ</p><p>他の子も誘って行くか</p><p>イーディが居ないなら、警護役も誰かに頼まないといけないし</p><p>あ、アニエスちゃんはダメよ編入試験が近いんだからあの子は勉強させて</p><p>Ｇレコが、色々と吹っ切れていて面白いです</p><p>15年前のターンエーの方が枯れていて、Ｇレコの方が艶やかというか</p><p>トミノ監督は、若手育成と若い感性を採り入れたいという思いでいつもスタッフに若い人を選んでいましたが</p><p>それが今回は、14年前のキングゲイナーのスタッフを中心にして</p><p>シナリオは何と、全部、監督が書いているという</p><p>それも、若い世代へのコンプレックスが吹っ切れたように感じます</p><p>一番はあの人が引退したからでしょうけれど</p><p>あの人がもう作れないと言っているのに自分は新作を、しかもテレビシリーズを作ってみせるという</p><p>７０を越えて、コンプレックスから解放されているように思えるのです</p><p>1055．パンを巡る冒険　／　チーム編成</p><p>とりあえず、午後1時になる前にメグと可奈センパイは、部活に行った</p><p>克子姉は、他の生徒たちに見えないようにバンの後ろに雪乃を乗せて先に帰った</p><p>お屋敷に寄って、銀行へ入金そのまま、ミナホ姉さんの居る駅前ホテルの地下施設へ向かう</p><p>オレと愛はとりあえず、パン工房の掃除と片付け</p><p>イーディは軽くストレッチをしてくると言って、工房の外へ行った</p><p>吉田くぅん愛土曜日が一番嫌い</p><p>愛が、ボソッと言う</p><p>５時間目が無いから吉田くんと、イチャイチャできない</p><p>平日は昼休みのパンの販売には、克子姉やメグや寧や可奈センパイやイーディが手助けしに来てくれるけれど</p><p>パン技能コースであるオレと愛以外の生徒は昼休みが終わる前に、教室に戻らないといけない</p><p>オレたちは講師である克子姉による昼のパンの出来映えと売れ行きに関する反省会と工房の後片付けがあるという理由で、５時間目の授業に遅れていくことを認められている</p><p>ていうか、実際間に合わないし</p><p>でも、今週からは克子姉は、売り上げのチェックを済ませたら、すぐにパン工房から立ち去ってしまうから</p><p>５時間目のセックス愛結構、好き</p><p>雪乃は学校そのものに来たり来なかったり不定だから</p><p>メグも、イーディも、可奈センパイも居ない隙に愛がオレにセックスを求めてくる</p><p>だから、急いで片付けをして</p><p>奥の休憩室で制服を半脱ぎにして、慌ただしくセックスしたりしている</p><p>まあ、膣内射精１回とお掃除フェラだけだけど</p><p>オレも昼の忙しさが終わった後での射精は、スッキリするし</p><p>でも、土曜日は</p><p>メグと可奈センパイは部活で克子姉は早く帰るけれど</p><p>イーディは、オレの側から離れないからな</p><p>いや、イーディは察しが良い子だからさ今だって、気を遣って外に行ってくれているんだと思うよ</p><p>まあ、さすがにこれでセックスするのは良くないけれどキスぐらいなら</p><p>オレは、愛を抱き寄せる</p><p>うん吉田くぅん</p><p>愛にキスし抱き合ったまま、背中を擦る</p><p>ぷはぁ好きぃ吉田くぅん</p><p>愛が、オレの舌を欲しがる</p><p>オレたちはしばらく、舌と舌を絡ませ合って</p><p>はーい、ここまでよっ</p><p>可奈センパイ何で</p><p>テニス部の部室へ向かったはずの可奈センパイはさっきまでの制服姿のまま</p><p>いやカバンを持って来て、このまま帰る支度をしている</p><p>あの部活は</p><p>もちろんサボるわよ学園祭の件は、部長たちにメールを打っておいたし細かいことは、来週になってからでもいいんだからさ</p><p>そんなら何で、どうしても、今日、テニス部で話さないといけないなんて言ってパン工房から出てったんだ</p><p>ああでも言わないと恵美ちゃんが警戒するでしょ</p><p>あたしもノブたちに付いていくわよ克子さんが指定した美味しいパン屋さん巡りでしょあたしだって、食べてみたいもん</p><p>自分だけ部活でオレたちと一緒に行かれないとなるとメグがムクれるから</p><p>いや、そもそもイーディに用があって、オレに同行できない日を選んで克子姉は、この教育プログラムを実行したんだと思う</p><p>メグはイーディにも、コンプレックスがあるからな</p><p>ほら、愛早く片付けて置いていくわよ</p><p>かつてのテニス部の先輩と後輩愛は、可奈センパイには頭が上がらない</p><p>愛は、片付けを再開する</p><p>それから、ノブあたしにも、キスしてちょうだい</p><p>恵美ちゃんには、内緒にしておいてあげるから</p><p>き、聞かれていたか５時間目のセックスの話を</p><p>オレは可奈センパイを抱き締め、唇を重ねた</p><p>怪しいとは思っていたのよ５時間目は、ノブと愛、二人っきりだものねさぁって、あたしはどんな手でノブと二人っきりの時間を作ろうかしらルルンッ</p><p>可奈センパイは、そんなことを言い出す</p><p>岩倉先輩の言う通り立候補しちゃおうかしら</p><p>そろそろ次の生徒会長選挙でしょ</p><p>ああ３年生は、そろそろ引退か</p><p>あたしが、生徒会長になったらノブとは、生徒会室でセックスできるものねそれ以外にも、校内の色んな施設を自由に使えるみたいだし</p><p>岩倉会長は生徒会は、黒い森と関係の深い人間が支配するべきだと思っている</p><p>だから可奈センパイか</p><p>次の生徒会長に立候補できる２年生の生徒なら、寧もそうだけれど寧は１年留年しているし、これからアメリカに頻繁に行くことになっているから</p><p>あたしも、やってもいいかなって思っているのよ高校で生徒会長とかしておくと後々、役立つでしょ大学の推薦をもらう時とか就活の時にも</p><p>こういう普通の感覚を持っているのが可奈センパイの良いところだ</p><p>オレの家族は、オレも含めて破天荒な人生を歩み過ぎているから</p><p>そうよ世の中肩書きが大事だからね使えそうなモノは、全部手に入れておかないと</p><p>オレは今日のパン屋巡りに、可奈センパイに同行してもらうのは良いことなんだと気付いた</p><p>オレや愛の視点だけでなく可奈センパイの普通の視点もあった方が良い</p><p>ノブ何よ</p><p>真面目な顔で自分を見ているオレに可奈センパイが、キョトンとして言う</p><p>いえ、良いんですあ可奈センパイ、すぐに片付けちゃいますからちょっとだけ待ってて下さい</p><p>オレは、急いで作業に戻る</p><p>高校の裏口から出て最短距離で、お屋敷に戻る</p><p>イーディ、愛、可奈センパイと４人で</p><p>へえ、こんなルートもあったんだ</p><p>お屋敷の周囲を取り囲む何軒もの家は全て、ミナホ姉さんが他人の名義で所有している</p><p>そのうちの１軒はそこは黒い森の番頭さんの森下老人が、奥さんと一緒に暮らしているけれど</p><p>その他の家は実際は、誰も住んでいない</p><p>オレとメグの住居ということになっている家も、そこにはあるし</p><p>マルゴさんや寧の家もある</p><p>そして、その中の幾つかにはお屋敷に通じる地下トンネルが隠されている</p><p>今日は、オレとメグの家からお屋敷へ行った</p><p>小高い丘を徒歩で登らないで済むから時間短縮になる</p><p>地下からの階段を昇るとメイド服のマナが待っていた</p><p>今やお屋敷の監視装置の使い方を完全にマスターしているから</p><p>オレがどこから帰って来るのか、判っていたようだ</p><p>あ、食堂の方へは行かないでアニエスちゃんが勉強しているから</p><p>月子さんたちが、見てくれているしルナちゃんたちも居るから、安心して</p><p>オレが姿を見せるとせっかく集中して勉強しているのを邪魔してしまうか</p><p>手が空いている人たちは、そっちの中庭前の部屋にいるから適当に、見繕ってって</p><p>克子お姉ちゃんに言われているからお兄ちゃんと愛ちゃんが出掛けるのに、誰かしら他の子も付いていくことになるって</p><p>マナは、そう言うとククッと笑って</p><p>マナはダメだよルリお姉ちゃんは香月家だし、克子お姉ちゃんも出掛けちゃったし、寧お姉ちゃんも居ないんだから</p><p>留守番をしていてくれるのか</p><p>マナは、すっかり頼りになる子になった</p><p>今日の晩ご飯は、あたしが中心になって、みんなで作るからまあ、渚お姉ちゃんが早めに帰って来てくれるっていうから大丈夫だよ</p><p>うん頼む悪いな、マナ</p><p>悪くないよパンの勉強に行くんでしょしょうがないよ</p><p>ということは誰を連れて行くか、マジで考えないといけないな</p><p>このお屋敷にも警護のできる子を残さないといけないし</p><p>アタシは夜の決闘に備えて軽く、身体を動かしているネ</p><p>イーディは、そう言って笑って、１人で廊下を進んで行く</p><p>そうイーディは、これから香月セキュリティ・サービスの旧研修館へ向かう</p><p>だから、連れてはいかれない</p><p>ミタマ、キヌカ、ハイジ</p><p>誰を残して、誰を連れて行くべきだろう</p><p>吉田くーん</p><p>あ、愛ゴメン、ちょっと考え事をしていたとにかく、そっちの部屋へ行ってみよう</p><p>オレたちは、中庭に面した部屋へ向かう</p><p>５月にマナが小雨の降る中、外に逃げした部屋だ</p><p>その後オレに中庭でレイプされた</p><p>うわっ、安城ミタマだわっ</p><p>可奈センパイが、ミタマを見ていきなり驚く</p><p>わたくしが何か</p><p>ムッとするミタマ</p><p>あのごめんなさい昨夜、テレビで観た人が居たからびっくりしちゃったのよ</p><p>謝る可奈センパイ</p><p>あたしは星崎可奈ノブの高校の先輩で、えっとノブのセックス奴隷よ</p><p>その言葉を聞いてミタマは</p><p>わたくしも主様のセックス奴隷でございます</p><p>背筋を伸ばして可奈に頭を下げる</p><p>えっとこちらこそ、お願い致しますやっぱり、そうなのね</p><p>可奈センパイも、昨日のテレビを観ていたんだ</p><p>だから雪乃の番組の新レギャラーになったミタマも双子も、オレの新しい女なんだろうと察していたようだ</p><p>いや、あの学校の中じゃ、言う機会が無かったから</p><p>パン工房の外じゃ、そんな話はできないし</p><p>中だと可奈センパイが居る時は、メグも居たから</p><p>メグは、オレの女が増えたことを話題にしたくないみたいだったし</p><p>いいの、いいのしっかし、ノブは相変わらず趣味が良いわよねぇホント、綺麗な子ばっかり、見つけてくるんだからあの双子ちゃんも、ここに居るの</p><p>あの子たちなら、食堂でお勉強中よ</p><p>先に帰っていた雪乃がそう言う</p><p>あの子たちも中１なのに、お勉強は全然だから</p><p>え、昨日、テレビで観てたら頭の回転が早くて、賢そうな２人だったのに</p><p>可奈センパイが驚く</p><p>昨日の放送でも言ってたけれど親のせいで、あんまり学校に行かれなかったみたい家でも勉強できない環境だったみたいなのよだから頭は良いんだけれど、知識的なことが全然ダメなのよ数学なんかは得意だし、テレビでやってるみたいな時事問題にも詳しいんだけれど理科とか歴史とか漢字とかがね</p><p>そういうのは学校の勉強でないと覚えられないもんな</p><p>失礼致します、わたくし安城キヌカでございます</p><p>アーデルハイト・鹿取でございます</p><p>キヌカとハイジも可奈センパイに、挨拶する</p><p>ああ、この子たちも新顔なのねよろしくっ</p><p>可奈センパイは、ニコッと微笑んだ</p><p>ありすはいない</p><p>ありすちゃんは、リエちゃんとエリちゃんのお勉強に付き合っていますわ</p><p>ヨミがオレの心を呼んで言う</p><p>ヨミのことは、可奈センパイは知っている</p><p>そう、もう一人ありすっていう子も居るんだよ</p><p>オレは、可奈センパイに言う</p><p>水島可憐さんのことは今は、いいよな</p><p>まだ、オレの女になっていないし</p><p>今日は学校から、そのまま、みすずたちに合流して香月家に行っている</p><p>イーディと歌晏家の警護役の試合を観にまた、お嬢様たちが集まるのだから</p><p>みすずは、臣下にした可憐さんを側に連れていないといけない他家のお嬢様たちが不審に思う</p><p>あらわたくしも居りますわよ</p><p>不意にドアの向こうから、制服姿のまり子が現れた</p><p>え、まり子何でここに</p><p>鳥居家の令嬢であるまり子とはオレは、一緒に暮らしていない</p><p>学校だってみすずたちと同じ、超お嬢様校だし</p><p>みすずお姉様に、克子お姉様からお電話があったそうですわ今日、公が美味しいパン屋さん巡りをするから、わたくしも同行するようにって</p><p>克子姉から連絡が</p><p>え、でもまり子も、香月家に行かなきゃいけないんじゃないのか</p><p>お嬢様なんだから</p><p>別に構いませんわわたくしは、名家の令嬢ではございませんから</p><p>あの方たちのお集まりにわたくしが参加しなくても問題はございませんわ</p><p>前ならまり子の方が、無理矢理に参加していたのに</p><p>名家コンプレックスからは、完全に解放されたんだ</p><p>それに桃子お姉様は、わたくしが来るはずだと思っていらっしゃるはずですからわたくしが公とデートしていると知ったらびっくりなさるはずですわ</p><p>悪戯っ子のように、微笑む</p><p>桃子お姉様のお心を揺さぶって差し上げようと思うんですのっくふふっ</p><p>みすずの焦らす発言といい</p><p>桃子姉ちゃん酷い言われ様だな</p><p>ノブぅそろそろ、そちらの方を紹介してくれる</p><p>可奈センパイが、オレをジトッとした眼で見る</p><p>わたくしは、鳥居まり子よ公のわたくしも恋の奴隷よっ</p><p>ああそうあたしは</p><p>さっき部屋の外から聞いたわ公の学校の先輩の星崎可奈先輩でしょみすずお姉様からも聞いているわきっと、一緒にパン屋さん巡りをすることになって</p><p>克子姉だ</p><p>克子姉は可奈センパイが、部活をサボってオレに付いてくることを見切っていた</p><p>可奈センパイとまり子を会わせたいと考えた</p><p>ふーん、じゃああなたも、したのノブと</p><p>致しましたわ公と</p><p>笑顔で睨み合う可奈センパイとまり子</p><p>動画と写真も撮ったノブと</p><p>ええ、公と裸で繋がっているところもわたくしの胎内に射精したところも全て</p><p>じゃあ、あたしと一緒なのねぇ</p><p>はい、同じだと思いますわ</p><p>ううう笑顔が怖い</p><p>愛も怖がってオレにしがみつく</p><p>ああ、それでそちらが愛さんねパンを作るのがお上手な</p><p>まり子は、愛のこともみすずから聞いているらしい</p><p>仲良くして下さいねそれがルールなんでしょ公の女の</p><p>吉田くぅーん</p><p>あなたの方から、仲良くしなさいよ後から入り込んだんだから</p><p>ノブ、この子何歳</p><p>えっとまり子は、オレと同い年</p><p>じゃあ、愛とも同じ学年ねあたしは１つ上だから年齢でも先輩よ</p><p>な、何よそんなの関係ないわよねえ、公</p><p>ちょっとノブ</p><p>ていうか何で、あなた、わたくしの公のことをノブって呼ぶのよ</p><p>そういうあなたこそあたしのノブを公なんて呼ばないで</p><p>ヤバイぞこれは</p><p>皆さん、お静かに願います</p><p>ヨミが巫女の力を放つ</p><p>黙る３人</p><p>はい、先生どうぞ</p><p>ヨミが、ニコッとオレに微笑んだ</p><p>えっと可奈センパイ</p><p>まず、オレは</p><p>まり子はトリイ電子のお嬢さんあの、世界企業の</p><p>ギョッとなる可奈センパイ</p><p>そうそう就活、就活使えるモノは何でも手に入れるんでしょだから、大人しくね</p><p>ケンカしたらコネにはならない</p><p>そんで、まり子</p><p>今度は、まり子を見る</p><p>この人は、オレの女だけれど先輩でもあるんだから、行儀良くしろ仲良くできない子は、放り出すぞ</p><p>ちょっと強めに言う</p><p>二人は喋れないままシュンとなる</p><p>ヨミが抑え込んでいる間は、このままだろう</p><p>さて人員を決めよう</p><p>まず、ミタマは連れて行けないな</p><p>可奈センパイの反応を見て判った</p><p>ミタマを連れて町へ出れば昨日のテレビを観た人たちに囲まれてしまう</p><p>それからキヌカは</p><p>本当は、ミタマと同じで世間知らずのキヌカに町を案内してあげたかったんだけれど</p><p>この状況じゃあな</p><p>可奈センパイとまり子と愛を連れてその上、キヌカの面倒までは、とても見られない</p><p>この子は興奮すると、何をしでかすか判らないところがあるから</p><p>ということで警護役は</p><p>ハイジ、出掛けるから警護を頼む</p><p>この中では、ハイジが一番冷静沈着だしプロの警護を知っている</p><p>それにせっかくの機会だから、まり子と仲直りもさせたいし</p><p>即答するハイジ</p><p>ミタマとキヌカは、オレたちが不在の間この屋敷の警護を任せる</p><p>かしこまりましたでございます</p><p>安城姉妹は、オレに一礼する</p><p>ただし、お前たちの勝手な判断で警護をするなよ屋敷の監視システムについては、マナが熟知しているからマナの指示に従えそれから、月子にも必ず意見を聞け</p><p>残っている人の中で、一番年長で落ち着いているのは月子だ</p><p>それに月子には巫女の力もあるからミタマたちの暴走を止められる</p><p>オレたちよりも先に渚が帰って来たら、渚がチーフだいいな</p><p>安城姉妹は、同時に返事をした</p><p>あら、あたしは</p><p>この子たちに、あたしの命令も聞くように言っておいてよ何しろ、あたしはお腹が大きいんですから</p><p>雪乃の命令は聞かなくていいから</p><p>安城姉妹は、これまた歯切れの良い返事をする</p><p>えっとまり子は、雪乃とは</p><p>公が来る前にマナさんに紹介されたわ</p><p>わたくしは公を驚かせようと、そこのドアの後ろに隠れていたのよ</p><p>まり子はニカッと笑う</p><p>まあ、いいわハイジ、よろしくね</p><p>申し訳ございませんが、わたくしの現在の主は黒森様でございます鳥居まり子様のご命令には従えませんのでご容赦下さいませ</p><p>ハイジはクールにそう言う</p><p>な、何よ判っているわよ今のわたくしとあなたは同じ立場そういうことなんでしょ</p><p>はいもちろん、警護役のお役目ですので、危機の時にはお助けは致しますが同じ身分であることは、ゆめゆめお忘れなきようにお願い致します</p><p>はあこのメンツは、なかなか大変かもしれない</p><p>吉田くぅぅん</p><p>愛が震えて、オレの腕にしがみついている</p><p>えっとそれじゃあ、行こうか</p><p>オレは、克子姉の渡してくれた美味しいパン屋さんのリストを見る</p><p>克子姉は、３軒廻れって言ってたけれど今からだと、全部廻るのは難しいかもな</p><p>ここから駅までバスで行って電車に乗って</p><p>３軒とも、結構、離れているし</p><p>どうしてよ車で行けば大した時間は掛からないじゃないの</p><p>いや、車を運転できる人がいないからさ</p><p>渚は店</p><p>克子姉はミナホ姉さんのところ</p><p>マルゴさんも寧も居ない</p><p>今日は、翔姉ちゃんもレイちゃんも来ていないし</p><p>公あなた、あたしがどうやってここに来たと思っているの</p><p>あ、そうかまり子は、家の車で来たのか</p><p>超お嬢様校はほぼ全員が、運転手付きの自動車通学なんだっけ</p><p>あ、でも乗れるか、この人数で</p><p>オレ、愛、可奈センパイ、まり子、ハイジ＋運転手さん</p><p>まり子の家の車が大きいとしても６人は無理だろう</p><p>それは克子さんに言われているわうちの車じゃ、目立つからここの車のミニバンに乗り換えて行きなさいって</p><p>まり子さんの乗って来た車って</p><p>もちろん、ロールスロイスのファントムよ</p><p>当たり前のように、まり子は言った</p><p>現行のファントムでしたら、ラウンジシートを使っても５人しか乗れません</p><p>じゃあ、やっぱり、うちのミニバンを使うしかないか</p><p>でもさ、まり子の家の運転手さんて他の家の車でも運転してくれるのか</p><p>そういうのは契約的に大丈夫なんだろうか</p><p>それがうちの運転手さんは、みんな香月セキュリティ・サービスから派遣していただいているんですけれど今日は、いつもとは別の人が来たのよ</p><p>はいはいはーいそれはオレぇぇぇ</p><p>突然、中庭から帽子に制服に白手袋の運転手ルックを着たオッサンが現れる</p><p>運転手はオレだっお前は誰だっイエーイ</p><p>ああ久しぶりだなあ</p><p>ノブ誰</p><p>え、公の知っている人なの</p><p>吉田くぅぅん</p><p>美智のお父さん</p><p>そうだこの人は、工藤父</p><p>そうですこのオレが美智のパパですっ</p><p>工藤父は、大きな声でそう言うと</p><p>娘がいつもお世話になっています</p><p>ペコッと庭から、室内にするオレたちに頭を下げた</p><p>ちょっと今までとは違う顔触れで</p><p>そんなに長い話にはならない予定です</p><p>1056．パンを巡る冒険　／　発進</p><p>ミニバンでしたら、まだ乗れますよね</p><p>ヨミがオレに微笑む</p><p>ヨミも行きたいのか</p><p>というより、わたくしが居た方が便利だと思いますけど</p><p>巫女の力の使える子が１人居た方がいいか</p><p>よし、じゃあヨミも来てくれ</p><p>運転手が、工藤父で</p><p>警護役が、ハイジ</p><p>そして、オレと愛と可奈センパイとまり子とヨミ</p><p>７人なら乗れる</p><p>オレは留守番の女たちに言った</p><p>あんた、着替えないで行くの</p><p>このままでいいよ可奈センパイも、まり子も愛も制服のまんまだし</p><p>ハイジとヨミはお揃いのメイド服を着ている</p><p>先週の香月家のパーティ以来、メイド服が流行っているから</p><p>では、行ってらっしゃいませ</p><p>お気を付けてお戻り下さい</p><p>安城ミタマ＆キヌカ姉妹が、ペコッと頭を下げる</p><p>おー、車は正面玄関の前だぞ</p><p>外の庭から、工藤父がそう言った</p><p>はい、今、行きます</p><p>オレたちは急いで、正面玄関へと向かう</p><p>相変わらず、迷路みたいな家よね</p><p>可奈センパイが、そう言うが</p><p>あら、面白いじゃないテーマパークみたいで</p><p>まり子が煽る</p><p>それに、みすずお姉様の香月家の本宅は建物だけでも面積で、ここの８倍ぐらいあるわよ</p><p>それが何よあなたは、みすずさんじゃないでしょ</p><p>可奈センパイが睨む</p><p>そうねわたくしの家はただの高層マンションの一室でしかないわ</p><p>まり子は、ニヤッと微笑む</p><p>東京の家はね</p><p>トリイ電子は、本社が静岡なのよだから、静岡にも家があるわそっちはそうね、ここのお屋敷ぐらいはあるかしら</p><p>静岡が本宅なんだ</p><p>やっぱり、子供の教育を考えたら東京の方が良いでしょだから、わたくしが幼稚部に入園する時から、こっちにもマンションを買って暮らすようになったのよお父様は、静岡と東京を行き来なさっているし</p><p>例の超お嬢様校に娘を通わせるためにわざわざ、引っ越したんだ</p><p>みすずたちの学校は、小学校や中学校からの編入生は、ほとんど取らないと聞いた</p><p>だから、名家ではない鳥居家が、娘をあのお嬢様校に送り込むとしたら幼稚部からを狙うしかない</p><p>それが何なのよあなたの家がお金持ちだからって、あなたが偉いわけじゃないじゃないあたしの家は普通の家だけれど両親には、何不自由なく幸せな生活をさせてもらっているわよ感謝しているわ</p><p>可奈センパイは、強い口調でそう言った</p><p>あら、そ良かったわねでも、それだってあなたのご両親が素晴らしいんであってあなた自身の成果じゃないでしょ</p><p>ツンとして、まり子は言う</p><p>止めろよ、２人とも</p><p>両親が健在な子ばかりじゃないんだからな</p><p>ここにはヨミやハイジも居る</p><p>あごめんなさい、ハイジ</p><p>まり子は、元雇用主だからハイジが、孤児であることを知っている</p><p>わたくしだけではございませんわ</p><p>冷たい眼で、ハイジはまり子を見た</p><p>いいのよあの、わたくしも最近、両親を亡くしていますので</p><p>騒いじゃって、ごめんなさいね</p><p>可奈センパイが、ヨミに謝る</p><p>そ、そういうことなら吉田くんが一番かわいそう</p><p>２人はお父さん、お母さんが亡くなってしまったけれど吉田くんは</p><p>ノブのご両親どうしたの</p><p>可奈センパイが、心配そうにオレを見る</p><p>オレ本当の両親に捨てられたんだよオレみたいな子は、いらないってそれで、黒森家に拾われたんだ</p><p>だから生まれた時の名前は、吉田良信で今は、黒森家の養子だから戸籍上は、黒森良信でも、黒森の人間として、公の場に出る時には黒森公って名乗ることになっているんだ</p><p>本当は、もう一つ秘密の戸籍をオレは持っている</p><p>寧の双子の弟さんの籍を貰ったから</p><p>それは言わないというか、ここでは言えない</p><p>ああ、それでこの人は公のことをノブって呼ぶのね</p><p>そんで、あなたはノブのことを公って言うんだ</p><p>吉田くんは吉田くんだよ</p><p>わたくしは、先生とお呼びしていますわ</p><p>ヨミの声に、まり子と可奈センパイは</p><p>それは何でよ</p><p>何の先生なのよ</p><p>ほぼ同時に突っ込む</p><p>もちろんセックスですわ</p><p>ヨミは、ニコッと笑った</p><p>あらそ</p><p>まあノブは、エッチが凄いものねえ</p><p>２人は、オレを見る</p><p>オレそんなに凄いか</p><p>凄いわよあたし、毎回イッちゃうし今では、週に１、２回はノブに中出ししてもらわないと、身体が疼いて寝付けなくなるものしかも、他の男の子とは、エッチしたいなんて思わないし</p><p>可奈センパイはそう言ってから</p><p>あなたはどうなの</p><p>フフッと笑ってまり子を見る</p><p>わ、わたくしはまだ、公とは１回しかしてないですから</p><p>ああ、まだイッてないんだへぇぇぇ</p><p>ぐぬぬと、苦い顔をする、まり子</p><p>ハイジ、あなたはどうなのよ</p><p>話の矛先をハイジに向ける</p><p>ハイジちゃんは一昨日ぐらいから、イケルようになったわよね</p><p>ハイジの代わりに、ヨミが答えた</p><p>ま、まだわたくし１人では難しいかもしれませんけれどヨミお姉様たちが、サポートして下さいますから</p><p>ああ、イクイクイクーッっていうのを、増幅して伝えてくれるのよねぇあれが、また腰が抜けるほど、気持ち良いのよ</p><p>うん吉田くんとのセックスは気持ちいい</p><p>愛も、ポツリと呟く</p><p>な、何よも、もしかして、あたしだけ</p><p>日曜の夜に香月家で別れて月、火、水、木、金今日は土曜日</p><p>ほんの数日で、ハイジに差を付けられたことが悔しいらしい</p><p>まり子そんなことで、うろたえるなよ!</p><p>ちゃんとお前もイケるようにするからさ</p><p>わ、わたくしにもしてくれるのね</p><p>まり子が、オレを見るが</p><p>違うオレがしてやるんじゃなくってまり子が、オレに調教されるんだよ</p><p>ええ、先生ですから</p><p>ヨミが、ククッと笑う</p><p>ああそうねあたしもノブに調教されているのよセックスを仕込まれているのよノブじゃないとダメな身体にね</p><p>愛もエッチ奴隷だから</p><p>まり子お嬢様わたくしも、ご支配を受けているだけでございます</p><p>可奈センパイ、愛、ハイジがそう答えた</p><p>ああそうねそういうルールなのよね</p><p>えっと公、わ、わたくしにもまり子のことも、ちょ、調教して下さいはしたない、まり子にセックスを教えてお、お願い致します</p><p>今までならまり子にプレッシャーを掛けるみすずや桃子姉ちゃんが居たから</p><p>だから、まり子の言動には多少は、ブレーキが効いていたけれど</p><p>今はそういう人たちが不在だからちょっと調子に乗って、可奈センパイや他の子に強気で話していたことに、ようやく気付いたらしい</p><p>そういうことですわわたくしたちの主は、黒森様なのですから</p><p>まり子お嬢様もお仕えさせていただいているという思いを、お忘れにならないで下さい</p><p>そうよそうよあなたの家がお金持ちとかノブの前では、関係ないんだからね</p><p>可奈センパイも笑って、そう言う</p><p>まり子後で、泊まりに来られる日をオレに教えろよ</p><p>まり子のためのスケジュールも組むから合宿だセックス浸けにするからな</p><p>恥ずかしそうにまり子は、顔を赤らめた</p><p>玄関のドアを開けると正面に、いつもの７人乗りのミニバンが停まっていた</p><p>工藤父は、玄関脇に座ってお屋敷の側面をジッと見ている</p><p>どうかしましたか</p><p>何か、防犯上の問題とかがあるのだろうか</p><p>オメェよこの建築物の側面のなこう、上に屋根的なものがあって、軒下っぽくなっている所があるだろ</p><p>ここを建築用語で犬走りって言うんだ</p><p>いぬばしり</p><p>いや、昔からな本来は、戦国時代とかの城に使われていた用語だから石垣の内側が武者走りで、外側が犬走りだったんだ</p><p>むしゃばしり</p><p>でもよ何で、犬走りなんだ猫走りとか猿走りとか蟹走りとか牛の糞走りじゃ何でダメだったんだろうな</p><p>あの今夜にでも、イーディに聞いておきます</p><p>日本の昔のことを半年前まで、日本語も喋れなかったアメリカ人に尋ねるとはどうかと思うけれど</p><p>イーディなら、きっと答えを知っていると思う</p><p>うん、頼むぞ答えが判ったらメールで知らせてくれ</p><p>大きく伸びをして立ち上がる</p><p>ならオレも車に</p><p>そう思って、車に向かって歩き出すと</p><p>ところで、オメェ今日のネットニュースの話題のトピックスを見たか</p><p>オレの背中に刺すように言う</p><p>いえ、見ていません</p><p>オレは慌てて振り向いてそう言った</p><p>それがなぁトンデモねぇ記事が載ってたんだわ</p><p>恐ろしいニュースだオレは、ショック死するかと思ったぜあのなぁ</p><p>女の子の胸の大きさはほぼ１５歳で決定的になってしまうんだそうだ</p><p>な、ナニィィィィ</p><p>ぜーったいに、美智に言うなよ</p><p>い、言いません</p><p>工藤美智１５歳の希望を打ち砕くようなことを言うヤツは、このオレが容赦しねぇからな</p><p>オレだって同じ気持ちです</p><p>そこのお嬢ちゃんたちも慈悲の心で、美智には黙っていてやってくれ</p><p>可奈センパイたちは、呆然として工藤父とオレを見ていた</p><p>オレからは以上ださあ、車に乗り込めッダッシュ</p><p>工藤父は、シュパパパッと運転席に乗り込む</p><p>えっとまあ、ああいう人だから</p><p>ここのお屋敷に着くまでは、わたくしには一言も喋らなかったのに</p><p>まり子は、呆れ顔でそう言った</p><p>えっと席だけど</p><p>オレが、座席を決めようとすると‥</p><p>ハイジちゃんが、警護役だから助手席ですわ２列目のシートに、わたくしと愛お姉様が一番後ろのシートに、先生を真ん中にして可奈お姉様とまり子お姉様がお座り下さい</p><p>そうか‥ヨミは、警護のノウハウも</p><p>翔姉ちゃんや、レイちゃんの記憶から、読み取ってきているんだ</p><p>でも、わたくしには専門的な後方警戒などは、実際にはやったことがございませんから</p><p>オレの心を読んで、ヨミが言う</p><p>それはわたくしがフォロー致します</p><p>アカデミー出身者のハイジが言う</p><p>いや、ハイジがそこまで頑張らなくても平気だよ美智のお父さんは‥見た目はあんな感じだけれど、とても有能な人だから</p><p>尾行車輌は不審人物の接近なんかは‥運転しながら、チェックしてくれるはずだ</p><p>でも、ヨミ接近して来る人の心のチェックは、やってくれ</p><p>巫女の力は、距離が遠いと‥相手の心に届かない</p><p>だからせめて近付いて来る人だけは確実に</p><p>了解ですわ先生</p><p>オレたちは、ヨミが指示した通りの座席に着く</p><p>ああ、なるほどまり子と可奈センパイは、オレが間に入って座った方が正解だな</p><p>２列目のシートから愛が、寂しそうにオレをジトッと見ているけれど</p><p>全員、シートベルト着用</p><p>そしてブルルルンッと、エンジンを始動させ</p><p>ちょっとエンジンを暖めるから、しばし待てぇい</p><p>あの現代の車輌は、暖気しなくても問題はありませんが</p><p>助手席から、ハイジが言う</p><p>気分だよ気分そういうのが大事なんだよ</p><p>工藤父は笑う</p><p>ほらエンジン内圧力上昇エネルギー充填９０％って感じだろ</p><p>何のエネルギーです</p><p>まり子の質問を、工藤父は無視する</p><p>エンジン内、圧力上昇エネルギー充填１００パーセントフライホイール始動開始</p><p>ノブフライホイールって何</p><p>いや、オレも判らない</p><p>な何だろう</p><p>エンジン内、エネルギー充填１２０パーセント</p><p>公、１００パーセントを超えちゃっても平気なの</p><p>フライホイール始動波動エンジン点火１０秒前抜錨</p><p>ハンドブレーキを解除する</p><p>点火１０秒前９、８、７、６</p><p>こういうのアニエスちゃんたちが居る時なら、喜ぶと思いますけれど</p><p>ハイジが、ボソッと呟いた</p><p>３、２、１、ゼロフライホイール接続、点火</p><p>何に火を付けているのよ</p><p>愛の叫びの中</p><p>クルマ発進ッ</p><p>工藤父がギアを入れて、車を始動させる</p><p>ちゃちゃちゃーんちゃちゃちゃちゃーん時に西暦＊＊＊＊</p><p>陽気に喚きながら工藤父は、オレたちの乗る車を走らせていく</p><p>ちょっと、急発進させないでよっ</p><p>どうなるんだろうこの美味しいパン屋さん巡りは</p><p>車とかに乗ってて、前に邪魔な車が走っていると</p><p>スイッチを押したら、ミサイルとかマシンガンが出れば良いのにとか、妄想することがあります</p><p>脱出スイッチも欲しい</p><p>アメリカのマーベルコミックスで、ウルヴァリンが死んだらしい</p><p>でも、来年のシリーズの予告のポスターにウルヴァリン（ローガンさん）が描かれているので</p><p>きっと、またすぐに蘇るのでしょう</p><p>死んだと思ったら、沖田艦長並みの勢いで復活したキャプテン・アメリカみたいに</p><p>ちなみに2代目バットマン（アズラエル）は、初代（ブルース・ウェイン）が復活した後、行方不明でしたが</p><p>死んだヒーローたちがゾンビになって蘇るエピソードでゾンビの群れに交じって描かれていたという</p><p>いつ死んだのかさえ、誰にも知られないまま</p><p>1057．パンを巡る冒険　／　１軒目のパン屋</p><p>お屋敷の玄関前からオレたちを乗せたミニバンは、坂を下って門へ</p><p>門前で一旦停まって大きな鉄の扉を、ミニバンから遠隔操作で開けることなんるんだけれど</p><p>ああ、工藤父はミニバンの運転席の隠しスイッチを知っているのか克子姉が教えたのかな</p><p>まり子の家のロールスロイスを運転してお屋敷に来た時には監視カメラの映像を元に、マナが開けたんだろうもう、すっかりそういう操作もできるようになっているから</p><p>ガガガガカッと車の前の鉄扉が、自動で開いていくと</p><p>ああ、今日は門前の車輌が少ないな</p><p>公安警察の監視車は１台しか着ていない</p><p>これは、キョーコさんが今は関西に居ることが判明しているからだ</p><p>一方、香月セキュリティ・サービスの方もみすずや瑠璃子が、本宅に居るから今日は２台しか停まっていない</p><p>一旦、車を門の外に出して</p><p>不審な人間がお屋敷の中に潜入しないように背後で、門が閉まるまで待ちながら監視する</p><p>その間に、運転席の工藤父は公安警察と香月セキュリティ・サービスの車に、それぞれＶサインをして自分の存在をアピールしている</p><p>オレはどっちの組織にも、よーく知られているからな</p><p>そう呟いてから</p><p>えっとどこへ行けばいいんだっけ</p><p>あ、これです</p><p>オレは、後部座席から身を乗り出して克子姉から手渡された美味しいパン屋さん巡りのリストを、工藤父に手渡す</p><p>ふん行く順番も決まっているのか</p><p>工藤父は、パパッとリストを見るとカーナビに打ち込んでいく</p><p>あれ、工藤さんもカーナビ使うんですか</p><p>正直、ちょっと意外だった</p><p>普段は、絶対に使わねえよ関東近県の道路は裏道に至るまで、オレは熟知しているからなカーナビの画面なんかを見ながら走るのは性分に合わねえ</p><p>じゃあ、何でカーナビを操作しているのよ</p><p>まり子が、オレの横から尋ねた</p><p>カーナビを使うと、どういうルートが示されるのかそれを知っておきたいのさせっかくの機会だからな</p><p>対象者が、カーナビを使っている場合のルートの特定に利用するのですか</p><p>ハイジが、助手席から言う</p><p>まあ、そういうことだ学べるチャンスは逃したくねぇ</p><p>しかし香月セキュリティ・サービスでしたら、各メーカーごとのカーナビゲーションのルート提示のデーターについては、すでにお持ちなのではありませんか</p><p>ハイジが言う通りだと思う</p><p>昇華姉ちゃんなら市販されているカーナビがアップグレードされる度に、調査させているはずだ</p><p>香月セキュリティ・サービスみたいな大企業なら、そうだろうがオレは、零細個人事業主なんでね</p><p>工藤父がアクセルを噴かす</p><p>車が、急加速で発進する</p><p>揺れる車内で可奈センパイが、オレにしがみつく</p><p>ひゃぁぁっ</p><p>愛もシートに必死で掴まっている</p><p>あなた何者なの香月セキュリティ・サービスの人じゃないの</p><p>まり子に尋ねられて工藤父は</p><p>オレは、私立探偵の工藤優作だ</p><p>私立探偵</p><p>何よそれ探偵なんてのは、全部私立じゃない国公立の探偵なんて、聞いたことがないわよ</p><p>まり子が喚く</p><p>ああ、私立探偵っていうのは世を忍ぶ仮の姿だからな</p><p>バックミラーの中で、工藤父がニヤッと微笑む</p><p>スピードを緩めて車は、安定して巡航するようになった</p><p>工藤さんは香月セキュリティ・サービスの社員じゃないんだけれどジッちゃんとも契約をしているんだよ</p><p>え香月様と</p><p>そうだよあの裏の仕事をするのが専門でさ</p><p>別に、香月のジィさんに魂を売っ払っちまったわけじゃねぇぜあのジィさんとは案件ごとに、個別に契約しているだけだからな主義に合わねえ仕事は、オレは受けねえからよまあ、何だ言わば、このオレ様は、特殊な用件専門のエージェント・スミスってことだ</p><p>工藤父が、そう言う</p><p>何よエージェントなら判るけれどスミスっていうのは何</p><p>まり子が、ムッとして尋ねる</p><p>何だイマドキの高校生は、エージェント・スミスを知らないのかってことは、ドクター・スミスはもっと知らないな</p><p>可奈センパイも、怪訝な顔で工藤父を見る</p><p>ほんじゃあ、ごめんなさい、スミス、もう泣かないって約束したのにイナヅマァァ、キィィィックは</p><p>呆れるまり子</p><p>ダブル・バスタァァァァ・コレダァァでオカエリナサイだよっ</p><p>あのワケ判らないんですけど</p><p>可奈センパイも、冷たい眼で言う</p><p>えっオメェはどうだ</p><p>申し訳ありませんが</p><p>ハイジが冷ややかに言う</p><p>そっちの姉ちゃんたちは</p><p>ううう判らないですぅぅ</p><p>興味無いですわ</p><p>愛とヨミもそう答える</p><p>何で、これだけ女学生が乗ってて１人も濃いやつがいねぇんだよっ</p><p>えっと工藤父</p><p>寧かイーディが居れば判ったかもしれないけれど</p><p>今日のメンバーは、割と良識派だから</p><p>ノブこの人、本当に美智さんのお父さんなの</p><p>うんそうなんだけれど</p><p>美智さんが無口な理由あたし、よーく判ったわ</p><p>ああ、こういう人がお父さんなんですものねぇ</p><p>初めて、可奈センパイとまり子の意見が合った</p><p>くっそー</p><p>悔しそうな、工藤父</p><p>ヨミは笑っている</p><p>オレや工藤父の心を読んでいるんだろう</p><p>ハイジは工藤父を無視して、車外の警戒を始めている</p><p>オレに急に呼ばれて慌てて振り向く、ハイジ</p><p>な、何でございますか</p><p>今みたいなやり取りで、惑わされるなよ工藤さんはハイジが、今、想像しているような人じゃないからな</p><p>オレの言葉にまり子や可奈センパイも、オレを見る</p><p>公、どういうこと</p><p>このオジサンが、どうだって言うのよ</p><p>へぇ、どの子もお前の話は、マジメに聞いてくれるんだな</p><p>工藤父は、オレの女たちの様子に感心している</p><p>工藤さんはさ美智と同じ工藤流古武術の人だからさ</p><p>ですがこの方からは、美智お姉様のような底力は感じません</p><p>いややり方が違うだけで、流派としての考え方は同じなんだよ</p><p>工藤流古武術は、相手が放つ気を反らしてカウンターで攻撃するのが流儀だ美智は無口で自分の気配を消して、相手の気を受け流すけれど工藤さんは、自分の方から散弾銃みたいに細かい気を放って、それで相手の気の圧力を削ぐんだよそういうやり方なんだ</p><p>オレも段々、判ってきた</p><p>だから、ハイジが今この人のハイテンションには付いていけないちょっと疲れたって感じていたらそれは、工藤さんに気を削がれたっていうことなんだよ甘く見ちゃダメなんだ警護役なら大したことないって感じた相手ほど、注意しなくちゃダメだ</p><p>あ、そうですわねダメな人を、香月様がわたくしや公のところへ派遣なさるはずがないですもの</p><p>まり子も気付く</p><p>えちょっとまるでダメなオジサンって思わせるのが、この人のやり方だってこと</p><p>可奈センパイも驚いている</p><p>そういうことだよカーナビだって別に、こんな機会にテストしなくたって本当は、詳細なデーターをもう持っているんだよただ、ああいうアクションをしたら、オレたちがどう反応するかを見ているんだよ</p><p>あわたくしたちに、自分は、香月セキュリティ・サービスからデーターを貰えないような身分だと思い込ませるためになのね</p><p>まり子の言葉に、工藤父は苦笑する</p><p>おいおいあんまり、オレの手を暴露すんなよ</p><p>でも、工藤さんそうやって、わざと無能なフリをして相手を油断させるの良くないですよだから、美智や遙花さんが</p><p>娘たちは工藤父と、あんまり上手くいっていない</p><p>そして他の子がいるから、ここでは言わないけれど</p><p>そんなことをしていたからこそ美智の母親は、香月セキュリティ・サービスの上司と浮気をして離婚するハメになってしまった</p><p>いや実際、オレは能力が低いんだよオレが、工藤流古武術の免許皆伝まで到達していないことは知っているよな</p><p>工藤父は、若くしてできちゃった結婚をしてしまったから</p><p>だから、修行途中で裏の世界で働く様になった</p><p>美智みたいに流派の技を極めるところまで行けていたら、こんな風にはならなかったかもしれねぇけどよでも、オレは</p><p>工藤さんだって今とは違うやり方でそれこそ、凄さをみんなに知ってもらうことだってできるはずですよ</p><p>よせやいもう２５年以上このやり方で、やってきたんだぜ若けりゃ、路線変更を効くだろうがオレの年齢じゃ、下手に変えたら命取りだよこのまんまでいくさ</p><p>工藤父は正面を見たまま、そう言う</p><p>長年築き上げてきた自分のスタイルっていうものは、大切にしないとなそれを見誤っちまうと思いっきりコケるからな山岡と悦子みたいに</p><p>香月セキュリティ・サービスの前の警備部長の山岡さん</p><p>悦子というのは美智の母親の名前だ</p><p>香月セキュリティ・サービスみたいな大企業のそれも表の部門に長年勤務していた人間には、裏の仕事は勤まらないそれはそれでやっぱり表の世界のスタイルが身に付いてしまっているからな</p><p>２人とも、香月セキュリティ・サービスを懲戒解雇されて</p><p>関西のヤクザに雇われていたけれどそれもクビになったはずだ</p><p>オレは、そこまでしか知らない</p><p>今、どうしているんですあの２人</p><p>九州の観光ホテルに、住み込みで働いているらしいよ詳しいことは、よく知らねぇが</p><p>やっぱり警備関係の仕事に再就職することはできないんだ</p><p>でも今でも２人で行動しているんですか</p><p>ああなっちまったら、むしろ離れられないんだろうなぁ見知らぬ土地で、寂しい環境だからな</p><p>ノブ何の話をしているの</p><p>ああオレの別れたカミサンの話だ浮気しやがったから、叩き出したんだよワリィけどよ、一応、美智たちに伝えておいてくれ元気で暮らしてはいるみたいだから</p><p>そうか母親の近況を、オレの口から娘たちに伝えさせたくて</p><p>それで、工藤父はオレたちの運転手役をしに来てくれたのか</p><p>悪いな美智だけでなく上の娘の遙花まで、世話になっちまっているしな来月だろ、遙花が試合に出るのは</p><p>工藤父は知っているんだ</p><p>いや、むしろ遙花さんの高校女子空手チャンピオンの名前をオレたちの方が貸してもらうんですよマルゴさんもイーディも格闘の世界では、無名ですから</p><p>アメリカで試合をする前に格闘界に名前を売るのとプロの試合に慣れるのを目的として</p><p>マルゴさん、イーディ、工藤遙花、そして天童乙女改め剣道マリアの４人で、日本の総合格闘技の大会に出場することになったのだ</p><p>テレビのドキュメンタリー番組の取材も、決まっているみたいです工藤遙花、総合格闘技に挑戦女子校生がプロを目指すみたいなタイトルで</p><p>一応、名前が知られている遙花さんを旗頭にして世間の注目を集めようという計画だ</p><p>まあいいよ何でも使ってやってくれ遙花は競技者になった方が良いとオレも思う今は、真一のやつも稽古を見てやっているんだろ</p><p>真一というのは、美智たちの兄だ香月セキュリティ・サービスに勤めている</p><p>今の遙花さんは、天童乙女とともに香月セキュリティ・サービスの道場の方に寝泊まりして、稽古の仕上げをしている</p><p>そこへ、お兄さんの真一さんも時々、様子を見に行っているらしい</p><p>何で、そんな合宿をすることになったかというと</p><p>オレたちの屋敷に、天童乙女を住まわせることをエリとリエが嫌がったからだ</p><p>そして、天童乙女があいつは気の技は使えるくせに、空手そのものの方はすっかり稽古をサボッていたので</p><p>遙花さんに、徹底的に搾られて試合に出られる身体を作っている</p><p>工藤遙花という空手少女は、態度は尊大で頭もあまり良くないけれどとにかく稽古に対しては、本当にマジメだし、後輩への指導も熱心らしい</p><p>そういや、最初に会った時には空手の後輩たちをたくさん引き連れていたっけそういう人望はあるんだよな</p><p>ホント、警護人でなくスポーツとしての格闘技競技者を目指すべき性格だと思う</p><p>来月の試合工藤さんも応援しに来て下さいよ</p><p>いいよオレはオレの分まで、お前が応援してやってくれ</p><p>オレが居たんじゃ遙花も調子が出ねえだろうからな</p><p>寂しそうに、工藤父は言う</p><p>何でですの娘さんが試合に出るんでしょ観に行って差し上げればいいのよ</p><p>細かい事情を知らないことは、黙っていろよ人にはみんな、色々あるんだからさ</p><p>デリカシーが無いんですねまり子お嬢様は</p><p>は、ハイジあなた</p><p>もう少し、慎みをお持ち下さい</p><p>ハイジがそう言う</p><p>そうねあたしも美智さんが無口な理由が、もう１つ判ったわ</p><p>美智さんの居ないところで美智さんのご家庭の事情を聞き出すようなことをしてはいけないわそうでしょ</p><p>不満そうなまり子に、愛が</p><p>みみんな仲良く</p><p>勇気を振り絞って言う</p><p>みんな仲良くだよっ</p><p>判りましたわ確かに、わたくしが軽率でした興味本位で、お尋ねするようなことではありませんでした申し訳ございません</p><p>工藤父に、頭を下げる</p><p>ま、別にオレはどうでもいいんだよでも美智や遙花とは、みんな仲良くしてやってくれそれは親父として頼むからよ</p><p>ほい、最初の店はあそこだオレは車の中で待っているから、みんなで行って来いよ</p><p>克子姉のリストにあった一件目のパン屋は</p><p>高級住宅地り隣するお洒落な商店街の中にあった</p><p>うわぁ、素敵ね</p><p>可奈センパイが眼を輝かす</p><p>そうああいうのって、ちょっと狙いすぎじゃない</p><p>まり子は、そう感想を言った</p><p>そこはヨーロッパの民家を模したデザインの大きな店舗だった</p><p>パン売り場だけでなくカフェもやっている客席もかなりある広い</p><p>とにかく、行ってみましょう</p><p>オレたちは車を降りて、店に向かう</p><p>うーん、ちょっと立派なお店よね高校生だけだと入りづらいかも</p><p>そんなことないわよ普通じゃないこれぐらいのお店</p><p>可奈センパイとまり子の意見は合わない</p><p>でも、確かに高級住宅地の高級店て感じだよな</p><p>カフェのお客さんたちも、みんな大人だしオレたちぐらいの年の子はいない</p><p>まり子がドアを開け続いて、みんなで入る</p><p>うわ、やっぱりこういう値段なのね</p><p>まり子は１斤７００円の食パンを見て、そう言った</p><p>菓子パンなんかも、普通のパン屋さんよりは、ずっと高い</p><p>えっと好きなのをみんな選んでまとめてオレが買うから</p><p>味を見るためには買うしかない</p><p>それとみんなが、どんなパンを選ぶのかも知りたい</p><p>そうは言うけれどさノブ</p><p>可奈センパイは、戸惑っている</p><p>いいから、１人３つ選んでオレも、選ぶからさ</p><p>公ここで買って食べるの</p><p>まさか工藤さんに待っててもらっているんだからさ</p><p>オレたちだけパンを食べて、お茶を飲むとか申し訳なさ過ぎる</p><p>あのここの後にも、また別のお店に行くんですよね</p><p>それは今は考えなくていいから余っても良いんだようちは家族が多いんだからとにかくこれは気になる、ちょっと食べてみたいっていうパンを３つずつ選んでくれ</p><p>はいはい、公がそう言っているんだからみんな、トレイとトングを持って</p><p>まり子が仕切る</p><p>オレは、パン売り場全体を見渡す</p><p>パンの種類は３０種類以上はあるな</p><p>しかも、このパンは朝、昼、夕で別の種類を焼いて出しているはずだ</p><p>作って焼いているのは奥だな</p><p>しっかし、ノブ内側も、綺麗で上品なお店よね</p><p>確かに、ふんだんに木を使った落ち着いた内装で床や壁は赤いレンガ壁には、絵の入った額が飾ってある</p><p>上品な雰囲気を作っているけど</p><p>オレが香月家の由緒ある洋間で感じたような上品さではない</p><p>ホント上辺ばっかりで、良くない店ね</p><p>まり子が言った</p><p>中も外もドイツの古い建築っぽく、作っているけれどさこれ、普通の鉄筋コンクリートの建物に木やレンガを貼り付けただけだし</p><p>あそこの暖炉っぽいのも、フェイクよ本当の暖炉は、あんな位置には作れないわヨーロッパの人が見たら、笑うわよあんなの</p><p>雰囲気だけは上手く作っているけれどフェイクなんだ</p><p>実質感が欠けているんだ</p><p>あそこに飾ってある大きな花瓶は本当は、２つ左右対称に置くべきものなのよ１個しかないでしょ知らないのよそういうモノだってことを向こうに掛かっている絵は、フランスの風景よでも、ここのパン屋さんはドイツのイメージで作っているわよね</p><p>まり子には気になるらしい</p><p>そんなのどうでも良いじゃないあたしは好きよこういう大人っぽい雰囲気のお店</p><p>わたくしはアレは嫌です</p><p>ハイジがカフェの方を指す</p><p>せっかく、こんな綺麗なお店なのですから飲み物は、陶器の器でいただきたいですわ</p><p>コーヒーや紅茶がファーストフードやコーヒーの量販店みたいな、フタの付いたペラペラのカップに入れられている</p><p>アメリカのコーヒー店が流行ってからああいうタンブラーで出すお店が増えたわよね</p><p>でも、ハイジの言う通りだと思うわコーヒーやお紅茶は、器も楽しむものであるべきですもの</p><p>まり子は、そう言った</p><p>微妙なチクハグさがあるお店なんだな</p><p>吉田くぅん</p><p>愛がオレを呼ぶ</p><p>あのねこのパン良い小麦粉を使っていると思う</p><p>見ただけでもなるほど、良く判る</p><p>でもどれもそんなに難しくないパンだね</p><p>ここにあるパンなら愛や吉田くんでも作れるよ</p><p>突然、母が</p><p>お父さんが元気なうちに旅行がしたいのよ</p><p>ああ、いいんじゃないの</p><p>だから、あんたも付いて来てあたしだけだと、お父さんを見るのが心配だから</p><p>いや別にいいけれどどこへ行くの</p><p>軽井沢よマンペイホテルで、お茶を飲んでみたいのよ</p><p>何だ自分が行きたいだけなんじゃないか</p><p>というわけで、来月行くから</p><p>いや、ちょっと待ってそんな急に決められても</p><p>え、大丈夫よ日帰りだから</p><p>東京から日帰りで、軽井沢へ行くの</p><p>80歳と73歳を連れて</p><p>だって、夜は家で落ち着きたいじゃない</p><p>元気すぎるぞこの母</p><p>そういえば、この前の冬も日帰りで箱根まで行かされて</p><p>私も父も、クタクタになって帰って来たんだけれど</p><p>というわけだから、いいわね</p><p>何か軽井沢へ行くんじゃなくて</p><p>気が重い沢です</p><p>1058．パンを巡る冒険　／　２軒目の攻防</p><p>当たり前でしょこれだけたくさんの種類のパンを、毎日作って売っているんだからアルバイトのスタッフだって、雇っているわよ</p><p>営業時間が、午前９時から夜９時まで朝から夜まで１２時間も営業していてしかも、その間にどんどん新しいパンを作って、焼いて、補充しているわけでしょということは、何班かで交代しながら作らないと間に合わないじゃない</p><p>そう言いながら、まり子は自分のスマートホンを操作していた</p><p>あああったわここのお店、オーナーは３８歳で海外のパン屋さんで修行したっていうことになっているわ趣味は読書で話題になっている本は、必ず購入して読んでいるですって</p><p>まり子は、ここのパン屋のホームページを見つけたらしい</p><p>判るそういう趣味が成立するっていうことはオーナーが、朝から晩までパンの製作に立ち合っているわけがないのよ</p><p>朝のパンの仕込みは前日の夜からしないといけないし</p><p>ずっと、オーブンの前に付きっきりなら休んでいるヒマが無い</p><p>だから何なのそんなことが判ったからって、どうだって言うのよオーナーが、味のチェックをしていれば問題ないんじゃないのここのパン見た目も綺麗だし、美味しそうだし実際、評判良いわよ</p><p>可奈センパイも、自分の携帯を出している</p><p>ネットでの評判を見ているらしい</p><p>今ね東京の美味しいパン屋さん部門で３位に入っているわ</p><p>うん克子姉が、オレと愛に見てこいと言うんだから</p><p>評価の高い店なんだとは思う</p><p>でもわたくしには、上品ぶっているだけのニセモノなお店に見えますわ</p><p>まり子は、苦笑する</p><p>そりゃあ、あなたはヨーロッパのホンモノのパン屋さんとかを知っているんでしょうけれどここは日本よあたしは、充分、素敵なお店だと思うわ</p><p>可奈センパイは強くそう言う</p><p>あのお二人ともお声が大きいですわ</p><p>ヨミが注意する</p><p>ああ店員さんや、他のお客たちが怪訝な表情をしている</p><p>まあ、そもそも高級住宅地の高級パン屋に合わない制服姿の学生たちが、店内で議論しているんだから</p><p>それでも注意されないのは</p><p>まり子の制服のお陰だと思う</p><p>お金持ち向けのお店だからこそまり子の着ている超お嬢様校の制服は効果がある</p><p>あらごめんあそばせ</p><p>まり子が、気品ある仕草で周囲の人たちに謝った</p><p>ほら、早く３つずつ選んでくれオレが、まとめて買うから</p><p>あああま、待って</p><p>慌ててパンを選ぶ愛</p><p>ハイジとヨミは、まり子と可奈センパイが言い争っている間に、さっさとパンを選び終わってしまっていた</p><p>オレも気になったパンと食パン１斤とバケット一本を取る</p><p>克子姉にも味を見て欲しいし</p><p>大丈夫、ノブお金あるの</p><p>可奈センパイが、心配そうに聞く</p><p>ああ、このお店ならカードが使えるだろ</p><p>こういう場だからこそミナホ姉さんから貰った、カードを取り出す</p><p>うわそれ、ブラック・カードでしょ</p><p>可奈センパイは、驚くが</p><p>このカードは、この方が所有なさっているものですわわたくしが、保証致します</p><p>まり子は、店員さんに笑顔でそう言う</p><p>店員さんは、困惑した表情で店の奥を見る</p><p>あ、さっきのまり子が見ていたスマホの画面に出ていたオーナーが、顔を出している</p><p>店の中が騒がしいから、様子を見に来たのか</p><p>ハイジが早口のドイツ語でオーナーに何か言った</p><p>オレはドイツ語なんてよく判らないけれど凛として、品のある声だった</p><p>するとオーナーは、慌てて店の中に入って来て</p><p>お買い上げありがとうございます</p><p>と笑顔で、まり子に言った</p><p>早く、お包みしたまえ</p><p>ということで何とかパンを買うことができた</p><p>パン屋の名前の入った紙袋はオレとハイジが受け取った</p><p>皆さん、お騒がせ致しました失礼致しますわ</p><p>まり子が店内に、そう挨拶してオレたちは店を出る</p><p>あなた、さっき何て言ったの</p><p>外に出るとすぐに、可奈センパイがハイジに尋ねる</p><p>変なことは話していませんただこちらは、由緒ある良家のお嬢様です失礼の無いようになさって下さいと申し上げただけですわ</p><p>え、それだけなの</p><p>可奈センパイは、意外そうに言った</p><p>ハイジのドイツ語が完璧だったんだよほら日本語だって、品の悪い話し方もあれば礼儀正しい言葉使いもあるよねあのオーナーはドイツで修行した人でハイジが、上流階級に仕えている人らしい綺麗な言葉で喋ったからオレたちのことを信用してくれたんだよ</p><p>同じハーフでもアニエスは、金髪碧眼でパッと見はフランス人だけれど</p><p>ハイジは、黒髪でよく見ないと、ヨーロッパの血が入っていることは判らないまだ小柄な１３歳の少女だし</p><p>ハイジは、アカデミーでヨーロッパの名門貴族に仕えるための礼儀作法や言葉遣いを徹底的に教え込まれているのよ</p><p>まり子が自分のことのように胸を張って、言う</p><p>それもありますがわたくし</p><p>ハイジが口を開く</p><p>考えたんですイーディお姉様ならこんな場合は、どうなされるかって</p><p>イーディなら</p><p>自分自身のことだと迷ってしまいますが、信頼できる頼もしいお姉様なら、どう切り抜けるだろうかと頭の中でシミュレーションしてみたらこうなりました</p><p>ああ、そういうことってあるわよね他の人ならどうするかで考えた方が、すぐに答えが出るのよね</p><p>イーディお姉様は、素晴らしいですわ博学ですし、頭の回転もとても素早いですし度胸も良い学ばせていただくことばかりですわ</p><p>ああほんの１週間で、随分イーディと仲良くなっているんだ</p><p>そうですわイーディお姉様は、頭の中の思考のスピードが早過ぎてわたくしには心を読み取りきれないことがありますわ</p><p>月子お姉様は全て、読み切られていらっしゃるみたいですが</p><p>さすが鷹倉神社を継ぐ巫女は、イーディの早さにも追いつくんだ</p><p>ルナやコヨミちゃんなら、どうなのだろう</p><p>後で、調べないといけないな</p><p>これって、下手をしたら巫女の力に対抗できる方法になってしまうかもしれない</p><p>ヨミ、その話はもうするな</p><p>車の運転席から工藤父が、こっちを見ている</p><p>工藤さん読唇術もできると思うんだよ</p><p>オレは、手で口元を隠してそう言った</p><p>え、ノブあのオジサンは、美智さんのお父さんでしょ</p><p>不思議そうに、可奈センパイは言う</p><p>ああ、今はオレたちの敵じゃないでも、あの人はフリーだから</p><p>コトと次第によったらオレたちと敵対することもあるかもしれない</p><p>それにこういうワキの甘さは、あの人は見逃さないと思うんだよそれで評価が下がって、ナメられるのは嫌だな</p><p>せ、先生申し訳ございません</p><p>ヨミがオレに頭を下げる</p><p>今度は、ヨミも口元を隠して話した</p><p>イーディの思考に付いていく方法を何とか考え出せ</p><p>もしかしたら付いていけないのは、ヨミだけかもしれないぞ他の子は、みんな問題無いかもしれないそうなったらヨミ１人だけが、オレたちの弱点になる</p><p>オレたちの敵がイーディ並みに、思考スピードの早い戦闘員を連れて来たら</p><p>心を読む前に殺される</p><p>月子お姉様は多分、何かコツを掴んでいらっしゃるんですわ</p><p>ハイジがやっぱり、手で口を隠して言う</p><p>そのコツを、教えていただいたら良いんです</p><p>オレもそう思うよ月子は、ヨミより４つも年上なんだから心を読む経験は、ヨミよりも長いんだしさ</p><p>しかも、月子は関西ヤクザに監視される生活の中で、巫女の力を持っていることを隠し通していた</p><p>そう言えば今まで、月子お姉様と、そういうことについて踏み込んでお話したことはありませんでしたわ</p><p>鷹倉姉妹が全員力を持っていることは判っているけれどだからって、１人１人の力の詳細についてまで、話し合ってはいない</p><p>それは本質的に巫女の力が姉妹の両親を死に追い込んだ禍々しい力だからなのだろう</p><p>じゃあ、良い機会だから話してみろオレからも、言っておくから</p><p>おう、買えたか</p><p>車に戻ると工藤父が、そう言った</p><p>何だか、上品ぶってて嫌な街だなオケツが痒くなるぜ</p><p>ええ、ここから離れて下さい</p><p>店から見える位置に停車した車の中で買ったばかりのパンを広げるのも、何だし</p><p>ああ移動するぞ</p><p>工藤父は、車を始動させる</p><p>うーん、まあ美味いことは、美味いなあ</p><p>工藤父がそう言う</p><p>大きな通りに移動して市民公園の駐車場に車を停めた</p><p>とりあえず、買って来たパンの幾つかを取りだしてみんなで分けて食べて見る</p><p>でも、何て言うかあんまり、パンチはねえなあいわゆる、高級デパートの地下なんかにある高級パン屋の味って感じだな</p><p>まり子も、そう言う</p><p>そう、あたしには、とっても美味しく感じるけれど高級デパートの高級パンなんて、そんなに食べたこともないし</p><p>普段とは違うちょっとゼイタクをしたい日に、買って帰るのには丁度良いパンだと思うわよ</p><p>ゼイタクにはならないわよそんなに高いパンじゃなかったし</p><p>まり子は、そう言うが</p><p>いやいやいやいやスーパーなんかで売っているパンよりは、全然高いってそう、１００円～２００円は違う</p><p>パン１個の値段からして高い</p><p>それは、そうよ安物のパンなんかと比べられないわよでも、それだって１個５００円とか１０００円とかするパンは無いんだしゼイタクって言い切るのはおかしいわよ</p><p>金銭感覚が違うの</p><p>愛が、ボソッと呟いた</p><p>世界企業トリイ電子のお嬢様だからな</p><p>でもさイマドキ、東京で流行るパン屋さんをやろうとしたらさっきのお店ぐらいが理想なんじゃないの</p><p>パンを食べて可奈センパイが、言う</p><p>何だかんだ言ってお客さん来ていたし、売れてそうだったしあなたは、お店が気に入らなかったみたいだけれど普通のお客さんには、ああいうのが好評なんだと思うわよ</p><p>わたくしには、余り品の良い店だとは思えなかったけれど</p><p>だーかーら、あなたの感覚を日本国民の一般的な感覚だと思わないでよあたしには、綺麗で高級そうで素敵なお店に見えたわよあそこのお店のパンを買って食べたわとっても美味しかったって、友達にも自慢できるし</p><p>まあ、そういう意味じゃ正しい店作りをしているんじゃねぇのか</p><p>工藤父がモグモグ食べながら、言う</p><p>あのオーナーパン職人というより、ビジネスマン寄りなんだと思います</p><p>流行を採り入れて今、どういうパンを作って、どういうお店で売るかということに関しては、よく研究なさっていると思いました</p><p>そうねヨーロッパで修行したというのは、あくまでも自分のキャリア作りだけで現場のパンは、ヨーロッパから職人さんを呼んで試作品を作ってもらっているみたいね</p><p>まり子はまた、スマホで情報を探っている</p><p>その試作品の中から、オーナーが選んだパンをお店のスタッフとアルバイトに作らせているみたい日本人の舌に合わせた味の変更の指示なんかも、オーナーがやっているみたいだけれどそういう方法を取っているみたいよ</p><p>まそうだなパン屋のオーナーをやりながらきっちり、週休２日で働きたい夏はバカンスにも行きたいそれでいて、給料はちゃんと確保したいと思ったらそういう作戦を取るしかねえよな</p><p>何から何まで、全部、自分でやろうとしたら自分の時間なんて、取れなくなっちまうもんな</p><p>プロデューサーなのよどんな店を作って、どんなパンを売ってどうお客様を集めるかは考えるけれどできる限り、現場は他の人間に任せるっていう自分は、店とパンの味のチェックだけに集中する</p><p>パンは自分で焼かないと楽しくないよ</p><p>お店を経営するってうことは、シリアスなビジネスなんだからさ楽しいとかいうのは、違うんじゃないの</p><p>そうですわビジネスとしてはこれはこれで成立しているのですから、正しいのだと思います</p><p>まり子とハイジはそういう視点か</p><p>うーん確かにパンは美味しいしあそこのパン屋さんに常連になったりしたら、ステイタスを得られるような気がするわね</p><p>えー、そんなステイタスわたくしなら、お断りですけれど</p><p>庶民には、そうなのよ</p><p>可奈センパイが、強く言う</p><p>そうまり子みたいな、ホンモノの上流社会の人間には感じられないんだろうけれど</p><p>普通の人なら高級住宅地にある、お洒落な高級パン屋に行くというだけで</p><p>ちょっと良い気分になるんだろうな</p><p>とにかくまだ１軒目だからさ他の店も行ってみようよ</p><p>克子姉のリストに書いてあるパン屋はまだある</p><p>工藤さんお願い致します</p><p>おう行くぜぃ</p><p>再び、オレたちのミニバンのエンジンに火が入る</p><p>え何、これ</p><p>ここ、本当にパン屋さん</p><p>２軒目のパン屋さんは</p><p>住宅地のド真ん中にあった</p><p>リストの住所にあったのは小さな家だった</p><p>昭和の頃に建てられた中古の店舗付き住宅</p><p>ただ、お店って言っても</p><p>これ多分元はタバコ屋さんだよな</p><p>小さなガラスの窓口しかない</p><p>でも一応、パン屋さんぽい看板は出ているわよね</p><p>可奈センパイが指差す方を見ると確かに、小さな手書きの看板が出ていた</p><p>こんなんで道行く人に判るのか</p><p>ちなみに、タバコ屋さんだった頃には商品が入ってたであろうガラスのショーケースも空っぽだった</p><p>ちょっと待ってこのお店の名前で、検索してみますわ</p><p>まり子がスマホで調べてくれた</p><p>ああここのお店、パンのインターネット通販がメインなのね</p><p>パンの通販</p><p>それも予約は、すでに２年後まで埋まっているって</p><p>じゃ買えないじゃないか</p><p>予約した日に焼きたてのパンを宅配便で送ってくれるみたいよそういう売り方をしているみたいね</p><p>だからこんな民家でやってて、看板も目立たない</p><p>ちょっとノブ、克子さんから貰ったリストを貸してくれない</p><p>オレは可奈センパイに手渡す</p><p>ああ、ほら最後のページにプリントアウトされた予約証が入っているわよ</p><p>予約証</p><p>克子さん今日、焼かれたパンを予約してあるのよ</p><p>ああ、公ネットに出ているわパンの鮮度を気にする人は、宅配便じゃなくって、直接、お店に獲りに行くって</p><p>じゃあ予約証と引き替えに、パンを受け取ればいいのか</p><p>ここのパン屋さん凄いわね全部、１人で作って、売っているんだって</p><p>まり子がスマホの記事を読んでくれる</p><p>それで小麦粉も酵母もお水も、何もかもこだわっているから１週間に１回、土曜にしかパンが起き上がらないんだって</p><p>週に１回</p><p>だから、２年待ちの幻のパンなのね</p><p>これまた極端なパン屋さんだ</p><p>取りあえず、お店の人を呼びましょうよこれじゃないのかしら</p><p>可奈センパイが店頭のインターフォンに気付く</p><p>ああ、そうだと思うよ</p><p>一応、ここが店先だからこのガラス戸から受け渡されるんだと思う</p><p>オレはインターフォンを押す</p><p>暗い女の声がした</p><p>あ予約したパンを引き取りに来ましたえーと、高梨克子です</p><p>予約証の名前を見て言う</p><p>３分後４０歳半ばくらいのオバサンが、やって来た</p><p>えっとタカナシ・カツコさん</p><p>はいこれ予約証です</p><p>オバサンは、ブリンとアウトされた紙を確認して</p><p>窓口に、食パンが２斤入ったビニール袋を出す</p><p>５４００円です</p><p>２斤だから</p><p>このパン１斤２７００円もするのか</p><p>それに消費税です</p><p>とにかく、財布を引っ繰り返して何とか支払う</p><p>金を受け取り領収証をくれると</p><p>オバサンは、何も言わずにガラス戸を閉めた</p><p>凄いわねこんなビジネスもアリなの</p><p>アリなんでしょうねぇここも東京の美味しいパン屋さんに出てるし、味も高評価よ死ぬまでに、１度は食べてみたいパンですって</p><p>まり子も、可奈センパイも呆然としている</p><p>でもホントに凄いよこのパン</p><p>ビニール袋に無造作に入れられているパンを見て、愛が言う</p><p>凄い時間を掛けて丁寧に作っているが見ただけで判るよ</p><p>本当に凄いモノは見ただけで判る</p><p>それはそういうパンだった</p><p>あのこの作品は、ただのエロ小説ですので</p><p>パン屋さんとか、特定のモデルはありません</p><p>いっぱい誇張もしていますので本気にしないで下さい</p><p>私は、今は頭の中がギャン子でいっぱいですのでもう寝ます</p><p>1059．パンを巡る冒険　／　モノ足りない思い</p><p>２斤あるけれどこれはちょっと、勝手に試食できないよな</p><p>次のパン屋に向かう車の中でビニール袋の中のパンを見て、オレは言う</p><p>１つ２７００円だもんな</p><p>克子姉が注文したパンだし</p><p>そのまま持って帰って、克子さんに渡しましょう</p><p>可奈センパイも、そう言う</p><p>しっかしここのパン屋さんは、ビジネスとしては、かなり厳しいわね</p><p>またスマホを見ながらまり子が言った</p><p>ホントに何から何まで１人でやっているのよパンの製作だけじゃなくって、梱包と発送までそりゃあ、１週間に１度しか作れなくなるわよね</p><p>だから値段が高くなって、予約制の２年待ちになるってことよね</p><p>可奈センパイが、うなずく</p><p>それって良くねえな１人でやってて、２年も予約が詰まっているってことは休めねぇってことだろ</p><p>運転しながら、工藤父が言った</p><p>ああそうですね毎週確実にパンを焼いて発送しないといけないんですよね</p><p>想像するだけでゾッとする</p><p>それはあらかじめ、ここの期間は、お休みしますって予定を立てて、予約を受けているんじゃないんですか</p><p>予定はそうなっててもケガとか病気とかしたら、どうなるんだよトラブルが１つでも起きたら、一発アウトじゃねぇか</p><p>１人で店をやっているんだからそうなるよな</p><p>それに今、予約していても、２年経つうちに忘れちゃうかもしれないし</p><p>それは、予約期日が近付いたら、確認のメールをするんでしょ</p><p>でもさ、２年よメールのアドレスだって、変わっちゃったりしているかもしれないわよ</p><p>そうね引っ越してたり、結婚したり、離婚したりしているかもしれないわよね</p><p>可奈センパイとまり子が、そんな会話をしていた</p><p>とにかくさ何もかも、１人でジックリとこだわり抜いて、自分のパンを極めたいって言う意気込みはよく判ったんだけど</p><p>オレはパンを見て、そう感じる</p><p>見ただけで判る気迫のこもった超一流のパンだ</p><p>でもこういうのは、オレが目指してはいけないことなんだよな</p><p>どうしてよノブ</p><p>だってさこのやり方じゃ、たくさんの家族は養えないよ</p><p>うん１人じゃ１コのパンの値段を高くしても生産量に限界がある</p><p>たくさんは作れないからそんなには儲からないよ</p><p>さっきのオバサンとオバサンの家族だけなら、生活できるかもしれないけれど</p><p>オレは養わないといけない家族が多すぎる</p><p>そうね数を増やしてダメなんでしょうね生産数が限られているからこそ希少価値があって、高く売れるんでしょうし</p><p>まり子は、そう分析した</p><p>そういう意味じゃあたしは好きにはなれなかったけれど、さっきの高級住宅地のパン屋さんの方がビジネスになっているわよね</p><p>あれなら２号店、３号店もできるよ</p><p>そうだなオーナーが、売り出すパンを決めあの店のパンなら、一通り作り方が判っている子なら、誰でも作れるし</p><p>違うのは材料やオーブンなんかの機材の方だと思う</p><p>そういうところで、他店と味に差を付けている</p><p>だけど今買って来た方のパンは、あのオバサンじゃないと作れないと思うよ</p><p>何年にもわたる研究と、経験の積み重ねで作っている</p><p>専門的な工房でなく、普通の民家で作っているんだから材料は厳選しているんだろうけれど、機材なんかは普通のものを使っていると思うし</p><p>気温や湿度の変化で細かく、調整していると思う</p><p>そういう変化でパンの出来が変わるから</p><p>さっきのお店は、そういうのはどうなっているの</p><p>前の店は奥のパン工房は、エアコンで３６５日、気温も湿度も一定に保っているんだよ</p><p>それなら１年を通して、同じ条件でパンが焼ける</p><p>あたしたちの工房もそうなっているよ</p><p>ああだから学生食堂の売り場との間にドアがあるのねそういえば、毎回、キチッと閉めているものね</p><p>まあ、いいわとにかく極端な例としてこういうパン屋さんもあるっていうことが判ったんだからそれでいいでしょ</p><p>まり子がまとめてくれた</p><p>ああ、３軒目そろそろ着くぜぃ</p><p>工藤父が、そう言った</p><p>３軒目は２軒目と、そんなに離れていないところにあるらしい</p><p>停車した車からオレたちは、降りる</p><p>うんまあどっから見ても、街のパン屋さんよねぇ</p><p>可奈センパイの言うとおりそのお店は、商店街の中によくありそうな小さなパン屋さんだった</p><p>ガラス越しに明るい陽射しが、店内を照らしている</p><p>建物は少し古そうだけれど綺麗に掃除されていて、清潔さを感じる</p><p>ああ、小学校がすぐそこだからここの商店街は活気があるのね</p><p>まり子の言う通り少し先に、小学校の校庭が見える</p><p>だから、子供連れの主婦の客が多い</p><p>とにかく、入ってみようよ</p><p>オレたちは、店の中へ入った</p><p>あら、このパン可愛い</p><p>まり子がすぐに動物の顔になっているパンを見て言う</p><p>ノブ、このお店でも１人３個ずつ選んでいいの</p><p>可奈センパイは、すでにトレイとトングを持っていた</p><p>ああ３つでも４つでもいいよ</p><p>値段は全て、普通のパン屋さんと同じだ</p><p>１００円台から、高いパンでも３００円台くらいまで</p><p>これ食べてみたい</p><p>愛が１つパンを取った</p><p>ヨミお姉様は、どうなさいますわたくし、これが良いですわ</p><p>ハイジとヨミもは、２人でパンを選んでいた</p><p>さっきの高級パン屋だとみんな、選ぶのに苦労していた</p><p>１つ１つが高いパンだったからだろう</p><p>今度は普通の値段のパンだから気楽に選んでいる</p><p>公、わたくしこれとこれとこれでいいわ</p><p>ノブあたし、この３つね</p><p>あたしこれ</p><p>ヨミお姉様とわたくしはこれに致しました</p><p>あっという間に、みんな自分のパンを決めた</p><p>オレも幾つか選んでまとめて買う</p><p>ああお店の雰囲気が良いからなのか、みんなニコニコ笑っているな</p><p>全部、お兄さんが払うの</p><p>お店の人４０代後半のオバサンが驚いていたが</p><p>はいオレが全部払います</p><p>なあに、罰ゲームか何かなの</p><p>いいえ、そういうことじゃないんですけれど</p><p>女の子たちのパンを男のオレが１人で買うのは、変に見えるのか</p><p>まあ、いいや全員分買っても、さっきの食パン２斤より安いし</p><p>ノブ飲み物も買ってよこのパンなら、牛乳とかと一緒に食べたいわ</p><p>可奈センパイが、店のレジの横の冷蔵庫で売っている飲み物を指差す</p><p>ああ、紙パックに入ったミルクやジュースか</p><p>いいよみんな、好きなのを買えよオレはコーヒー牛乳がいいな</p><p>はーいノブはこれね</p><p>わたくしこういう容器に入った飲み物は、余り飲んだことがないんですけれど</p><p>お嬢様のまり子は紙パックのミルクとか、飲まないんだ</p><p>ああ、超お嬢様校には自販機とか無いって、みすずが言ってたもんな</p><p>ミルクホールという名前の学生食堂では、ソーサーに乗ったカップの紅茶しかないって</p><p>飲んだことがないのなら試してみなさいよ</p><p>じゃあ、公と同じのにするわ</p><p>わたくしもそれに致します</p><p>あの外国には、無い飲み物ですので</p><p>ああ、カフェ・オレはあってもコーヒー牛乳は無いんですわね</p><p>どう違うんですか</p><p>ハイジの問いに</p><p>カフェ・オレはコーヒーに牛乳を入れたものでコーヒー牛乳はコーヒー味の牛乳</p><p>愛がそう言う</p><p>コーヒー味だけじゃなくって、砂糖がいっぱい入ってますわ</p><p>ヨミが付け足す</p><p>まあ、飲んでみなさいよ普通の紙パックの牛乳を飲むよりは美味しいからあなたとかって、牛乳とかももの凄く新鮮で美味しいのしか飲んでないと思うのよ</p><p>まあいいや工藤さんの分もコーヒー牛乳を買っていこう</p><p>お金は何とか足りた</p><p>このお店は、さすがにカードは使えないだろうし</p><p>多めに持ってきて助かった</p><p>はーいお兄ちゃんありがとね</p><p>そんな風に店のオバサンに明るく言われて外を出る</p><p>うーん何から何まで普通のパン屋さんだ</p><p>ああ、このお店も東京の美味しいパン屋さんに出ているわね１４位よ</p><p>可奈センパイが、携帯で調べて教えてくれた</p><p>特別なモノは一切使っていないけれど昔ながらの変わらぬ味で美味しいって書いてあるわ</p><p>でも、１４位のお店をわざわざ選んだんだから克子さん的には、公にどうしても見せたいお店なのよね</p><p>まり子は、オレを見る</p><p>おっ、戻って来たなあー、良い匂いだな</p><p>車に乗り込むと工藤父が言った</p><p>１軒目のパン屋より焼きたてのパンの匂いがするぜ</p><p>それは、１軒目も２軒目もパンを一つ一つビニール袋に入れてくれたからですよ</p><p>ここのお店はくっついたら良くないパン以外は、全部、紙袋に小分けしているだけですから</p><p>固くならないうちに、すぐに食えってことなんだな</p><p>まあ、ちょっと食べてみましょうよ</p><p>車中で包みを開ける、可奈センパイ</p><p>はい、工藤さんコーヒー牛乳</p><p>オレは、紙パックを手渡す</p><p>おう、これでアンパンがあれば刑事ドラマの張り込みみたいだな</p><p>ありますよ、アンパン</p><p>オレは、アンパンの入った紙袋を開けるこれはオレが選んで買ったやつだから工藤父にあげても構わない</p><p>おっ、じゃあ１つ貰うぜ</p><p>見てみて、公このカメさんの形のパン、可愛いでしょ眼がレーズンなのよ</p><p>まり子が、笑顔でオレにパンを見せる</p><p>これも可愛いです</p><p>ハイジは、クマの顔を模したパンを手にしていたチョコで顔を描いているんだな</p><p>ほら、こうやってストローを伸ばしてここに突き刺して飲むのよ</p><p>可奈センパイが、まり子に紙パックの飲み方を教えていた</p><p>へえ、面白いわね</p><p>よし、とにかく食べてみよう</p><p>オレは１つ、囓ってみる</p><p>うん、モチモチしていて美味い</p><p>あら、美味しいわね懐かしい味だわ</p><p>ああ、コーヒー牛乳に合うな美味いぜ</p><p>工藤父もそう言う</p><p>そう不味くはないとは思うけれどそれほど、美味しくはないわね</p><p>これ小麦粉とか、そんなに良いものを使っていないでしょ</p><p>普通のだよ普通の小麦粉材料は特別なものは何も使っていない</p><p>普通以上よその辺のスーパーとか、コンビニとかで売っているパンよりは、格段に美味しいじゃない</p><p>可奈センパイが、ムッとして言う</p><p>わたくし、そういう普通のパンは普段食べないから判らないわハイジはどう思うの</p><p>まり子が、ハイジに尋ねる</p><p>とても日本的な味のパンです</p><p>日本的</p><p>こういうモチモチした感触のパンは、日本の方は好まれますよね味もヨーロッパのパン屋さんのパンとはちょっと違っています</p><p>ハイジはそう言う</p><p>いや、それが別に悪いと言っているわけではありませんここは日本ですからわたくし、この国に来てから西欧の色んな物が、日本風にアレンジされているのを見て来ていますから日本の方は、こういうパンがお好きなんだろうなって思います</p><p>そんなに違う</p><p>はい違いますね</p><p>うなずくハイジ</p><p>日本人がパンを食うようになって１００年以上が経つけれどよなかなか、日本にはパン食の文化は浸透しなかったみたいだからな</p><p>最初は明治の時に軍隊で食わせようとしたんだよ米だとさ一々、飯ごうで炊かないと食えないだろ燃料が必要だし、１度、飯にしちまったら握り飯にして持ち運ぶくらいしかできない日持ちがしない寒冷地だと、凍り付いてしまうでも、パンなら軍隊が携行するには丁度良いだろ火を使わずに食えるし軽くて、長持ちする</p><p>でもさぁダメなんだよ昔の日本人は、米を食わないと力が出ないっていうか試験的に、食事を完全に洋食にしてパンしか食わない部隊を作ってみたらしいんだが兵士たちが米を食わせろって、反乱一歩手前まで行ったことがあったらしいその時は、部隊長の士官が自費で米を買って飯を炊いて食わせたら、兵士たちが鎮まったそうだ</p><p>そんなにお米のご飯が好きだったの</p><p>うーん当時はよ軍隊に入ったら、白い飯が腹一杯食えるっていう話になってたからよパンを食わされるのは、話が違うってことになったらしい日露戦争で、白米ばっかり食べてたから、ビタミン不足の脚気でたくさんの兵士が死んだっていう話があってよそれは、まあ、脚気を軍医総監の森鴎外が伝染病だと思ってたからで、玄米を食わせていたら、そんな酷いことにはならなかったっていう意見があるんだけど実際には、当時の軍隊になんか玄米食わせたら、白い米を食わせろって反乱が起きてただろうって話だぜ</p><p>まあ、何とも言えねえ話なんだけどよ現実問題として、不足するビタミンＢ１を大量に薬にして配布する技術が確立したのは、第２次大戦後なんだってなそれまでは、どうすることもできない問題だったらしいぜ</p><p>お米の話はいいわよパンはどうなったの</p><p>ああ、だからよ日本では、戦前まではパンはあくまでも、おやつみたいにものでしかなくて主食にはならなかったんだカフェとかでは出るけれどな庶民が毎日食べるようなものではなかったそれが戦後になってアメリカの影響で小学校の給食にパンが出るようになったんだよ戦前の給食ではパンは食べていないそれで、子供の頃からパンを食べる生活をするようになって食事にパンを取る頻度も高くなっていったんだ</p><p>でも今でも、パンていうのは、主食とまではいっていないんじゃない朝やお昼はパンで済ませるっていうことは増えているけれど主食じゃなくて、あくまで脇役って感じよね</p><p>そうですわね今のお店でもおやつ用の菓子パンの方が多かったと思いますわ</p><p>ヨミもそう言った</p><p>ああ、そうか判った</p><p>１軒目の高級パン屋のパンが選びにくかったのはみんな、ちょっとガッツリしているんだよな主食っぽいんだよだから、さっき試食するにしても１個のパンをみんなで分けて食べたじゃないか</p><p>でも、３軒目の今のパン屋さんのパンは</p><p>みんな１個を丸ごと、ペロッと食べちゃっている</p><p>これ、大きさも丁度いいんだよな確かに、日本人向けのパンなんだ</p><p>オレは手元のパンを見てそう呟く</p><p>あたしあのねもし、吉田くんと２人きりでパン屋さんをできるのなら</p><p>愛はさっきの商店街の小さなパン屋を見る</p><p>あんなお店をやりたい</p><p>パン屋の中では、また子連れの主婦が何人もパンを買い求めている</p><p>そこの街に根付いて街の人に愛されている、普通のパン屋</p><p>でも愛と吉田くんはああいうお店をしてはいけないから</p><p>あのお店は家族でやっていると思うお手伝いの人もいるかもしれないけれどパンを作って焼いているのは２、３人だよ</p><p>店の規模から見てそうだろう</p><p>その人たちは腕が良いだから、パンも美味しい</p><p>ああ、オレもそうだと思うよ</p><p>だけど限界がある</p><p>吉田くぅんあたしたちって克子さんに、すごーく良い勉強をさせてもらっているんだねぇ</p><p>あのお店だと予算の都合があるから、普通の材料しか使えない普通に作って、普通の値段で売っているそうだよね</p><p>うんそうだと思うよ</p><p>あたしたちは克子さんに、色んな材料を試させてもらっているよ高い小麦粉とか、珍しい酵母とかも</p><p>克子姉は色んな素材をオレたちに使わせてくれる</p><p>そして、それを使う方法も細かく教えてくれる</p><p>だから、あたしたちのパン屋さんは普通のパンの中に、特別なパンも一緒に混ぜて売っているよそれを食べた人の反応も、判るんだよ</p><p>オレたちのパン屋はあくまでも研修だから</p><p>シビアに儲けを出す必要は無い</p><p>だから、高価な材料を使ったパンも他のパンと大して変わらない値段で売っている</p><p>まあ買うのは学生だから、仕方ないんだけれど</p><p>もし、あたしたちがあそこのパン屋さんみたいなお店をやるんならもう、そういう材料は使えなくなるよ</p><p>こういう街に溶け込んだ庶民的なパン屋さんをやるのなら</p><p>でも愛も吉田くんもこの普通の小麦粉のパンだけになるのは嫌だよね</p><p>オレはオレたちは</p><p>良い材料で作るパンの美味さも知ってしまった</p><p>それでねもし、あたしたちが最初の高級パン屋さんみたいなところに就職したらあそこのお店のパンの作り方は覚えるけれどそれ以上のことは何も判らないと思うあそこのお店は、店長さんが何もかも決めて店員さんは、言われた通りに作るだけのお店だから</p><p>自分で色々と研究して、新しいパンを提案するとかさせてくれないだろうな</p><p>ていうか次から次へと、ノルマのパンを作って店頭に並べるだけで精一杯だろう</p><p>だから、あたしたち今、とても良い勉強をさせてもらっているんだよ</p><p>あたしこのパンが、どんな小麦で作られていて作るのに、どれくらいの時間が掛かって原価が幾らかなのかとか全部判る</p><p>オレも判るよ克子姉に普段、鍛えられているから</p><p>オレたちが使っている材料の値段とかどういう工程で作ると効率的なのかとか</p><p>毎日、徹底的に仕込まれているから</p><p>吉田くぅんあたしたちが作るパン屋さんはあのパン屋さんみたいなお店じゃないよ</p><p>愛は商店街の小さなパン屋さんを指差す</p><p>最初の高級パン屋さんでもないしもちろん、２軒目の１人で何でもやっているお店でもないよ</p><p>じゃあノブや愛は、どんなパン屋さんをやりたいのよ</p><p>それは判らない</p><p>何よあなた、そこまで言っておいて、判らないの</p><p>まり子が、愛を責める</p><p>今は判らないけれど今のうちから、どんなお店にするのかちゃんと、イメージを持たないとてけないって克子さんは、愛たちに言いたいんだと思う</p><p>ああ、そういう勉強のために克子姉は、今回のパン屋巡りをオレたちにさせているんだと思うよ</p><p>別に、今回の３軒を目標にしなくても良いんだ色んな形式のパン屋を見て自分はどんな店を作りたいかを考える材料にするだから極端な例を、３軒示してくれたんだ</p><p>オレも愛も少しずつ、技術や知識を教わって</p><p>パン屋というモノを、具体的に考えることができるようになったから</p><p>そうね確かにビジネスとしてパン屋さんを考えていく上では、面白い３軒だったわよね</p><p>でも足らないわこれだけじゃ</p><p>足らない</p><p>一軒目のお店はあなたたちは、高級店て言っているけれどわたくしにとっては、高級店のフリをしている大衆向けのお店としか思えなかったわ２軒目はパン職人さんとしては凄いんでしょうけれど、ビジネスとしては発展性が無いわそして、今の３軒目庶民的で可愛らしいんだけれど、わたくしにはモノ足らない味だったわ</p><p>それは、まり子がお嬢様だからだ</p><p>と、可奈センパイが</p><p>あたしは、１軒目のお店は、素敵だったと思ったけれどそうね、今、この人の意見を聞いたら、気取っているだけのお店だったのんもしれないって感じるわ２軒目はスゴイ職人さんなんだろうけれど、あたしには高すぎて、自分では絶対に買わないパンよね３軒目のそこのお店は、可愛くて好きだけれど、味もあたしは美味しいと思うわよでもノブや愛には、ああいうお店はやって欲しくないわ</p><p>やって欲しくない</p><p>だってもう少し、野心を持って欲しいもの街のパン屋さんとして地域に愛されるのは良いことかもしれないけれど、それだけじゃモノ足りなくない</p><p>モノ足りないという言葉を２人とも使った</p><p>もう１軒、参りませんこと</p><p>まり子もう１軒て</p><p>公に、食べさせたいパンがあるのよ</p><p>まり子は、そう言うと運転席の工藤父に</p><p>ホテル・アストラル・トーキョーに向かって下さい</p><p>ああ、外資系の高級ホテルだな</p><p>高級ホテル</p><p>はいそこにパンがありますから</p><p>まり子はニコッとオレに微笑んだ</p><p>昔、新宿の三角ビルの地下にカメのパンを売っているお店があって、好きだった</p><p>まだ売っているかは知らないけれど</p><p>1060．パンを巡る冒険　／　ホテルのパン</p><p>２０分ほど都心を走ってまり子の指定した外資系のホテルに到着する</p><p>っていうか、ここホテルなのか</p><p>何か、ものスゲェでっかいビルが、ドカーンッと建っているけれど</p><p>ここは４０階から５５階までのフロアが、ホテルになっているんです</p><p>他のフロアは、オフィスやショッピングセンターや病院、美術館も入っていますわ</p><p>それでそのホテルの中に、あなたがノブを連れて行きたいっていうパン屋さんが入っているの</p><p>違いますわそういうことではありません</p><p>まり子は、クスッと笑う</p><p>お連れしたいのは、ホテルのティーラウンジですわ</p><p>ティーラウンジ</p><p>そこでしたらここのホテルが、レストランやルームサービスで出しているのと同じパンが食べられますから</p><p>ホテルのパン</p><p>ここは外資系の一流ホテルですわ本社はアメリカ世界中の大都市でホテルを営業している企業グループです特に、ここは日本の官公庁や各国の大使館にも近いですからアメリカやヨーロッパの政財界のＶＩＰも、たくさんお泊まりになられているそうですわ</p><p>ここのホテル・グループは、全世界のどの系列のホテルでも、最高級のパンを提供していますわパンを主食にしている国の方のための最高のパンです</p><p>そうか日本のパンとは違うものかもしれないんだな</p><p>日本ではパンは、まだ、おやつや間食として食べられていると思う</p><p>食事をパンで済ませるなんて言うのはガッツリとした正式な食事とは、認めていないということだ</p><p>それに、朝食や昼食がパンということは、よくあるけれど</p><p>夕食にも、毎回必ずパンを食べるなんて人は少ないだろうし</p><p>うん食べてみないといけないよな</p><p>よっしとにかく、駐車場に車を停めるぜ</p><p>工藤父が、オレたちのミニバンをビルの地下駐車場へ入れる</p><p>ここに車を停車させておくんなら、美智さんのお父さんに残っててもらう必要はないんじゃない</p><p>今までは目的のパン屋さんの近くの道に、車を停めていたから</p><p>運転手の工藤父に、残っててもらわないといけなかった</p><p>うんそうだね工藤さんも、オレたちと一緒にお茶を飲みに行きましょうよ</p><p>わざわざ運転とかしてもらっているんだからコーヒーぐらいご馳走したい</p><p>いやオレは、止しておくよ</p><p>工藤父は、苦笑して言う</p><p>こういう高級ホテルとはオレは相性が悪いんだわ</p><p>しかも外資系だろ香月のジィさんの顔とかは効かねえかもしんねえしな</p><p>日本のホテルなら、香月セキュリティ・サービスの名前である程度までの融通はしてくれるかもしれないけれど</p><p>本社が外国のホテル・グループじゃな</p><p>オレみたいな見てくれから、胡散臭いヤツが同行していたらお前たちまで、ホテルの人間に睨まれるぞティーラウンジに行き着く前に、帰ってくれって言われるかもしれねぇ</p><p>わたくしは、お父様やお母様とよく来るけれどそんな失礼なことを言われたことは一度も無いですわ</p><p>そんなの、あなたが良い家のお嬢様だからでしょ</p><p>可奈センパイが、呆れて言う</p><p>そうよわたくしは、鳥居まり子ですものだから、大丈夫ですわわたくしと一緒なら、美智さんのお父様だって入れてもらえますわよ</p><p>ホテルの人間が、まり子の顔を覚えていたら</p><p>工藤父を警護役と思って、ホテルから排除することは無いかもしれない</p><p>いわゆる警護の人間らしくもないんだよな工藤父は</p><p>何というか非情に、胡散臭いから本人が言う通り</p><p>いや、オレは行かねえ駐車場で待っているよだから</p><p>工藤父は、ハイジを見る</p><p>お前、頼んだぞ</p><p>驚くハイジ</p><p>こういうホテルは伏魔殿だからなガードが、しっかりしていないといけねぇ</p><p>ハイジが、返事をする</p><p>マジで気を付けろよいいな</p><p>工藤父は、ハイジにニコッと微笑んだ</p><p>地下駐車場からエレベーターで、４０階まで一気に昇る</p><p>まり子が、スタスタと前に立ってオレたちを案内してくれた</p><p>ノブ高級ホテルとか、あたし大丈夫かしら</p><p>エレベーターに入った瞬間、可奈センパイが心配そうにオレに尋ねる</p><p>大丈夫よあなたもノブもえっと、愛さんだっけ３人とも学校の制服だしハイジたちも、変な格好はしていないから</p><p>ハイジとヨミはお揃いのメイド用のエプロンドレスを着ている</p><p>先週、名家のお嬢様たちを招いたパーティで使っていたものだから決して、下品なものではない</p><p>香月家に相応しい、品のあるドレスだ</p><p>むしろ、オレの学生服姿の方が貧相だよな</p><p>可奈センパイは美人でスタイルが良いし愛も、ムチャクチャ可愛い子だから</p><p>普通の私立高校の制服でも一流の雰囲気に負けないと思うけれど</p><p>オレの学生服は見事なまでに貧相だと思う</p><p>ほら、胸張って、公堂々としていないとね高級ホテルなんだから</p><p>まり子が、オレにそう言う</p><p>いつもは黒森公として、みすずと一緒にパーティなんかに出ないといけない時は</p><p>克子姉たちが、パリッとした良い服を用意してくれるし髪型なんかも、何とかしてくれる</p><p>それに、みすずや瑠璃子や美智が、常にオレの側に居て色々とフォローしてくれているからな</p><p>今日みたいに学校から帰って来たまんまの姿で、こういうホテルに来るのは初めてだよなぁ</p><p>大丈夫ですわ先生</p><p>ヨミが、オレにニコッと微笑む</p><p>こういう時のためにヨミが付いて来ているんですから</p><p>確かに巫女の力を持つヨミが居てくれるのは心強い</p><p>オレもヨミに微笑む</p><p>ハイジも最大レベルで警戒していてくれ</p><p>オレに応えるハイジ</p><p>もう、公ったらそんなに畏まるような場所じゃないわよただのホテルなんだから</p><p>まり子が、呆れて言う</p><p>いや、普段、入り込まない場所だから注意深くしたいんだよ</p><p>わたくしにはいつもの場所ですわ</p><p>まり子には、そうなんだろうけれどオレたちにとっては、違和感が感じ取りにくい場所だからさ</p><p>違和感</p><p>ああ初めての場所だとさアレ、何かヤバイって勘が働いてもさ何がキーになって心の警報が鳴っているのか、判らなくなっちゃったりするからさ</p><p>へえ、そんなことを考えているの</p><p>まり子は、驚いている</p><p>考えているさいつもオレ１人ならいいけれどみんなを危険な目に遭わせるわけにはいかないからね</p><p>オレは、犯罪組織の人間であり敵は多い</p><p>また、オレたちにわざと絡んでこようとする輩も居るだろう</p><p>気は抜けない</p><p>え愛</p><p>気を付けるのは良いけれど緊張するのはダメ</p><p>リラックスしないと</p><p>ポーン４０階です</p><p>エレベーターが停まる</p><p>凄い</p><p>４０階だというのに広大なロビーになっている</p><p>見て見て、ノブあそこの水槽に、お魚がいっぱい</p><p>可奈センパイの言うとおりホテルのフロントの後ろに、大きなガラスの柱が立っていて</p><p>その中には、数十匹もの魚が泳いでいた</p><p>しかも、ガラスの柱ごと青白く光っている</p><p>愛も巨大な水槽に見とれている</p><p>こっちよそんなの見てないで付いて来て</p><p>まり子が、オレたちに強く言う</p><p>あいきなり驚いたりしたのは、大失敗だな</p><p>高級ホテルなんかに慣れていない、一般人の感性丸出しだ</p><p>まり子は、真っ直ぐに同じフロアのティーラウンジに向かう</p><p>入り口に居たボーイさんを見て</p><p>６人よ</p><p>当たり前の様に、堂々と言う</p><p>そのままオレたちは問題無く、テーブル席に案内された</p><p>ボーイさんに、笑顔で礼を言うまり子</p><p>うん慣れている</p><p>さっすがねぇ</p><p>可奈センパイが、感心している</p><p>大したことじゃないわいつものことですもの</p><p>あなたのことじゃないわよあなたの着ている制服のことよ</p><p>可奈センパイは、意地悪そうに言う</p><p>やっぱり、そのお嬢様学園の制服だと服を見ただけで、信用してもらえるのねさすがだわあなたじゃなくて、あなたの学校が</p><p>可奈センパイもみすずや瑠璃子の制服姿を知っているから</p><p>ていうか美智は、どんな時でもこの制服だし</p><p>まり子も、超お嬢様学園の生徒だということはよく判っている</p><p>あらそれじゃあまるで、わたくし自身には何の価値もないみたいじゃない</p><p>ムッとするまり子</p><p>そこまでは言ってないわよあたしも鬼じゃないし</p><p>ニッと微笑む可奈センパイ</p><p>ああ、まり子のホーム・グラウンドに踏み込んでしまったと感じてちょっと、攻撃的になっちゃっているんだな</p><p>そんなことより、ほら注文をしなくちゃ</p><p>オレは、メニューを開いて可奈センパイに見せる</p><p>うわ、やっぱりホテルねコーヒーも紅茶も高い</p><p>可奈センパイの言うとおり飲み物の値段が高い</p><p>そういうのは気にしなくていいからここはカードが使えるんだしさ</p><p>高級ホテルなんだからミナホ姉さんから預かっているブラックカードが使えるはずだ</p><p>あ、そうよねじゃあ、気にしなーい</p><p>可奈センパイが、オレの腕に抱きついて甘えてくる</p><p>ああ吉田くぅん愛も</p><p>愛も、オレの反対側の腕に縋り付いて来た</p><p>ちょっと、あなたたちここでは、そういうことは止めてちょうだい周りの眼があるんだから</p><p>まり子が注意する</p><p>はいはい、判ったわよ</p><p>はいは１回</p><p>愛さんは</p><p>ぅぅごめんなさい</p><p>まり子と同い年の愛はともかく</p><p>可奈センパイは、まり子より１つ年上のハズなんだけれどな</p><p>やっぱり、慣れていない場所で不安なんだな</p><p>わたくしは、紅茶にするわ公は</p><p>じゃあ、オレも紅茶にするよ</p><p>なら、あたしも紅茶</p><p>可奈センパイが答えた</p><p>ああたしも、それにする</p><p>ヨミとハイジは</p><p>わたくしも紅茶に致しますわ</p><p>まあさっきコーヒー牛乳を飲んだもんな</p><p>今は、コーヒーは飲みたくないか</p><p>そう言えば、まり子さっきのコーヒー牛乳は、どうだったんだ</p><p>確か飲むのは、初体験だったはずだけど</p><p>あれは甘過ぎよもうちょっと、糖分を控え目にすればいいのに</p><p>だから、それもあって紅茶が飲みたいのよ</p><p>コーヒー牛乳は、お口に合わなかったらしい</p><p>まり子は片手を軽く上げてボーイさんを呼ぶ</p><p>紅茶を６つそれとパンの籠を</p><p>まり子が、ボーイさんに注文する</p><p>そうか籠にパンを盛ったやつが届くのか</p><p>公ここのティーラウンジ、女の人の店員さんがいないでしょウェイトレスさんを使っていないのよ</p><p>そう言えばティーラウンジで働いている人は、みんな男性だね</p><p>ボーイさんばかりだ</p><p>それが一流の証なのよヨーロッパでは、本来は、飲食物のサービスは男の仕事だからヨーロッパでは、良いレストランに行くと今でも給仕の人は全員男の人よ</p><p>ホテルって貴族の屋敷に働いていた使用人たちの仕組みが、結構残っているのよねそして、ヨーロッパの貴族は本当は使用人は全部、男の人なのよそれが１９世紀以降男ばかり雇うのが難しくなって、女のメイドさんも使うようになっただけだから</p><p>一流だか何だか知らないけれどあたしは、ウェイトレスさんの方がいいわよ</p><p>あ、そうだあたしと愛今度、学園祭でウェイトレスさんをやるのよノブの焼いたパンをテニスウェアで運ぶの</p><p>何でテニス着なのよ</p><p>だって、あたしテニス部だからテニス部で喫茶店をやるのよあなた部活は</p><p>聖書精読会と赤十字奉仕団に籍は置いているけれど活動には参加していないわ普段は、桃子お姉様と株式投資研究会を個人的にやっているから</p><p>桃子お姉様って誰</p><p>その人もノブの新しい</p><p>違う違うそういう関係じゃないよこの間、オレも会ったけれどそういうことにはなっていない</p><p>桃子姉ちゃんはオレの女ではない</p><p>えーと、みすずと同じ学年でまり子の先輩</p><p>そうよわたくしのお姉様なの</p><p>まり子は、ニコッと微笑む</p><p>わたくしが保証致します先生とは何もない人ですわ</p><p>ヨミが、笑顔でそう言った</p><p>ええ、そうよねハイジ</p><p>まり子の言葉にハイジも保証してくれた</p><p>変な人じゃなけりゃあ、別にいいのよねえ、愛</p><p>ぅぅはい</p><p>可奈センパイと愛は、そう答えた</p><p>もし、そういうことになったらちゃんと報告するよオレは、今までもそうしてきているだろ</p><p>うんそうだねごめんなさい吉田くん</p><p>小さい声で、愛がオレに謝った</p><p>あたしも疑って、ごめんね</p><p>そんな話をしているうちに紅茶とパンが届く</p><p>良い色</p><p>匂いも、美味しそうね</p><p>愛と可奈センパイが、パンの第一印象を述べる</p><p>籠の中には３種類ぐらいの丸いパンが入っていた</p><p>まあ、食べてご覧なさいよ</p><p>これってやっぱり、バターを付けて食べた方がいいのかな</p><p>パンの籠と一緒にバターとバターナイフも運ばれている</p><p>そうだけど最初は、このまま食べてみたら</p><p>そうだなまり子の言う通り、オレはパンを１つ手にとって</p><p>一口分、ちぎって口入れる</p><p>うん、確かに美味い</p><p>さすが世界規模の高級ホテル・グループのパンだ</p><p>他の子たちも、オレと同じようにパンを食べていく</p><p>確かに美味しいわね</p><p>可奈センパイと愛が口の中に拡がる味を確かめている</p><p>確かに美味しいし、一流のパンなんだって判るけれど何かちょっとこれだけっていう感じもするわ</p><p>２人は険しい顔をしている</p><p>そりゃそうよだってこれは主食のパンだから</p><p>まり子がニヤッと笑った</p><p>本当はメインのお料理と一緒に食べるパンなのよだから、自己主張はしないのこのパンだけで、食事が完結するわけがないんだから</p><p>白いご飯と一緒なんだ</p><p>ご飯は他の食事と一緒に食べるもので</p><p>ご飯だけで、味が完結したりはしない</p><p>ご飯の自己主張が強かったら他の料理が美味しくなくなる</p><p>そうよ公でも、ほら、お米のご飯だってさ、美味しさが大切でしょお米そのものの良さとか炊き上がりの具合とか</p><p>そうだ他の料理と一緒に食べるものだけれど</p><p>無味ではない</p><p>主食は主食として美味い方が良い</p><p>一流のパンは、やっぱり美味しいのよ美味しいけれど他のお料理と、争うような味ではないってことむしろ、他のお料理の味を引き立たせる効果が無いといけないって思わない</p><p>思うよ</p><p>中世のヨーロッパではさ、パンが料理を乗せるお皿だったこともあるのよ丸くて平たいパンの上に、肉料理とかを乗せてお肉のソースの染み込んだパンを最後に食べたりもしたのよ</p><p>わたくしは、パンというものは一緒に何を食べるかを、考えるのも楽しいと思うのよこのパンなら、ローストビーフに合うだろうなぁとか赤ワインとチーズと一緒に食べたいとか</p><p>そうかただ、パンの美味さだけを追求しちゃダメなんだ</p><p>一緒に何を食べるためのパンなのかまで作り手であるオレは、考えていないと</p><p>買ったパンを、どう食べるかはお客様の自由ですっていうのが、普通なんだけれどパン屋さんの方で、このパンは、こう食べて下さいってお客さんにもっと提案しても良いと思うわよわたくしは</p><p>そういう売り方もある</p><p>このパンは違うけれどねこれは、とにかく他のお料理を引き立たせるためのパンだから</p><p>次はバターを付けて食べてみてまた、印象が変わるはずよ</p><p>まり子の言う通りだった</p><p>バターがあるとパンの味の重みが変わる</p><p>なるほどねえ最初は美味しいだけの、つまらないパンだと思ったけれど、なかなか奥が深いのね</p><p>そうよ今日行った最初のパン屋さんは確かに高級パン屋さんなんだけれど、パンばっかりが突出しててちょっと鼻についたのよね</p><p>２軒目はパンに人生をかけすぎだと思ったしパンだけで完結しちゃうのは何か間違っている気がするのよ</p><p>パンは他の食べ物と一緒に食べるもの</p><p>３軒目のお店は可愛かったけれど発展性に欠けているでしょ公がこれからビジネスとして、パン屋さんを展開していくのならこれからの時代を見据えて、新しいパン屋さんの形を提案していかないとダメだと思うのよ</p><p>それが、まり子の言っていた野心を持てということか</p><p>うん何かあたしたちらしいモノが、足されないといけないよ</p><p>愛もそう言う</p><p>おやおやトリイ電子のお嬢さんじゃありませんか</p><p>振り向くと高そうなスーツを着た３０半ばぐらいのオッサンが立っていた</p><p>こんなところで奇遇ですねぇ</p><p>オッサンは、蛇のように微笑む</p><p>髪型とかも若作りでかなり気持ち悪い</p><p>あら松沢さん、こんにちは</p><p>まり子は、作り笑顔でオッサンに挨拶した</p><p>一騒動やって、このエピソードは終わる予定です</p><p>昔、インタビュー本の構成の仕事をしたことがあるのですが</p><p>その時の編集者はなぜか、毎回、ホテルの喫茶室で打ち合わせをしたがる人で困りました</p><p>わざわざ品川とかの大きなホテルに呼び出すんです</p><p>別に普通の街の喫茶店でもいいのに</p><p>ていうか、編集プロのある駅とは、全然違う場所にあるホテルを指定する</p><p>それで、わざわざ高いコーヒーを飲むわけで</p><p>何がしたかったんだろうなあ</p><p>経費で落ちるとしてもよく判らない人でした</p><p>1061．パンを巡る冒険　／　ゴカイ</p><p>いやぁ、こんな所でお会いできるなんて思いませんでしたよ今日は、結婚式か何かの帰りですか</p><p>松沢という３０代半ばのオッサンが馴れ馴れしく、まり子に話し掛ける</p><p>結婚式の帰りと思ったのはオレたちの大半が、学校の制服を着ているからだろう</p><p>ヨミとハイジのエプロンドレスも正装に見えるし</p><p>いえ、違いますわ親しいお友達とちょっと</p><p>まり子は、作り笑顔のまま言葉を濁す</p><p>松沢にとても警戒している</p><p>へえ鳥居さんのお嬢さんの親しいご友人ですかぁ</p><p>松沢は、値踏みするようにオレたちをジロジロと見る</p><p>松沢くーん、どうしたの</p><p>松沢が現れた先のテーブルに高そうなスーツを着たオッサンたちが座っていた</p><p>その中でも、とりわけ派手な青いネクタイをしたオッサンが大きな声で松沢を呼ぶ</p><p>ああ鳥居さんのお嬢さんがいらしたんですよっトリイ電子のっ</p><p>周囲を気遣うこと無く、大声で叫ぶ</p><p>ええ、あのトリイ電子のお嬢さんなのそれなら、松沢くーん、こっちのテーブルに招待しちゃってよ</p><p>な、何なんだそれは</p><p>誰なんだあのオッサンは</p><p>ああ、おっしゃってますから鳥居さん、ボクたちのテーブルに来て下さいよ</p><p>まり子を連れて行こうって言うのか</p><p>申し訳ありませんけれどわたくしは、お友達たちとご一緒しているわけですから</p><p>まり子は、笑顔を崩さずに要請を拒む</p><p>そう言わずにちょっとだけでいいですからねぇ、ワタシの顔を立てると思って決して、悪いようにはしませんから</p><p>ニヤニヤ笑うオッサンの態度がオレは、気に入らなかった</p><p>あのまり子が嫌がってますから</p><p>ん何キミ、もしかして、ワタシに話しているわけ</p><p>あなた以外、誰がいるんですか</p><p>空気が、緊迫する</p><p>ちょっと公、落ち着いて</p><p>まり子が、慌ててそう言うと</p><p>ねー、どうしたの松沢くーん何かあったの</p><p>向こうのテーブルから、また派手なネクタイのオッサンが叫んでいる</p><p>いやぁ、三沢さーんあのですねぇ</p><p>松沢は一度、自分たちのテーブルに戻って、三沢という派手ネクタイに報告をする</p><p>テーブルには、他にもスーツのオッサンが２人ほどいる</p><p>みんなチラチラとオレたちの方を見ている</p><p>何なの、あの人たち</p><p>可奈センパイが、まり子に尋ねる</p><p>厄介な人たちよ今の松沢っていう人は、ＩＴ関連の会社をやっている人で最近、パーティなんかで、わたくしのお父様に近付こうとしているのよ何か自分のビジネスに協力させたいみたいで</p><p>胡散臭いオッサンなんだ</p><p>オレが聞くと</p><p>いいえ、お仕事は上手く行っているのよ政財界の人たちにも取り入っているしお父様は警戒なさっているけど</p><p>で向こうのテーブルの人は</p><p>可奈センパイが派手ネクタイを見て言う</p><p>あの人はグリーン・バッキーズっていうレストラン・チェーンがあるでしょ</p><p>ああ、あるわね</p><p>そこの創業者よ創業者で今でも、株の大部分を保有しているんでしょうけれど、経営からは離れているわあの人、今は国会議員だから</p><p>国会議員</p><p>政治家なのでも、あんな人、あたしは知らないわよ</p><p>そりゃ国会議員なんてたくさんいるんだからあの人の選挙区に住んでなきゃ選挙のポスターだって見られないわよ政治家たってまだ１回しか受かってないんだから、テレビのニュースに出るような役職には就けないし</p><p>とにかく松沢はやり手のＩＴ企業の経営者で</p><p>三沢は、レストラン・チェーンの創業者で国会議員か</p><p>２人とも、４０歳前で社会的に成功して調子に乗っているのよ</p><p>でも、とても面倒臭い人たちだから注意してね</p><p>その言葉に、ヨミがキッと身構える</p><p>ハイジ慌てるな</p><p>オッサンたちのテーブルを見る</p><p>あれ警護の人間じゃないだろ</p><p>松沢と三沢と一緒に居るスーツのオッサンたちは警護関係者特有の気は感じられない</p><p>そうね議員秘書か、松沢さんの会社の部下だと思うわ</p><p>あいつらが高級ホテルで何の話をしているかは判らないけれどお互い、警護要員を連れて来るような関係じゃないんだろ</p><p>オレは、そう判断した</p><p>あいつらが本当はどれくらい親しいんだか判らないけれどとにかく、見た目通りの親しさを示すためには警護役を連れたままだと、相手を信用していないと思われるんじゃないかな</p><p>そうね本当の警護役は少し離れたところから、様子を見ていると思うわ</p><p>まり子の言葉に、可奈センパイは思わず周囲を見廻そうとするが</p><p>見てはいけません</p><p>ヨミが制する</p><p>怪しい動きをするのは相手を刺激するだけですわ</p><p>ヨミ、判るか</p><p>いえわたくしの力で読み取れる範囲には、いらっしゃらないようです</p><p>巫女の力は、離れたところに居る人には効かない</p><p>ということは判りました</p><p>このティーラウンジの中を監視することができるポイントはそう幾つもありませんから</p><p>ヨミの力が及ばぬ範囲に居るんならこの店の外だ</p><p>それなら、店の入り口のあっちの方だな</p><p>いずれにしても、何か問題が起きても松沢や三沢の警護役が飛び込んでくるまでには、１０秒以上は掛かる</p><p>あれ、あの人たちこっちに来るわよ</p><p>可奈センパイの言うとおり松沢と三沢は、自分たちのテーブルを離れて、オレたちの方に</p><p>鳥居さんのお嬢さんは、ワタシたちのテーブルには来ていただけないご様子ですから</p><p>松沢は、ニヤッと笑う</p><p>ボクたちの方が、来ちゃった</p><p>三沢の笑顔はさらに醜悪だった</p><p>三沢先生が最近の若い人たちの意見も、お聞きしてみたいっておっしゃっていますのでね</p><p>はーい、座らせてもらうよーっ</p><p>ズカズカと隣のテーブルから椅子を持ってきて、オレたちのテーブルに座り込む</p><p>いやぁ、鳥居くんは女子校生なのに、株式投資に興味があるんだってぇぇ</p><p>いきなり、三沢議員がまり子に言う</p><p>いやぁ、ワタシが三沢さんにお話ししたんですよこの間のパーティで、お父様とお会いした時にそんなことをおっしゃっていたでしょう</p><p>松沢もハイテンションで、突っ込んで来る</p><p>わたくしのは子供の遊びですわ</p><p>まり子は、困惑して言う</p><p>いやいや、良いんじゃないのぉっ女子校生が投資その感覚ＹＥＳだねぇっ</p><p>何なんだ、この国会議員は</p><p>投資のことなら、ワタシに相談して下さいワタシはご存知だと思いますけれど、インターネットでの証券会社もやっていますから</p><p>ウンウン、そうだねぇ松沢くんに相談すると良いよそれが良いよぉ、キミィ</p><p>若い人の意見を聞きに来たというのに自分たちばかり喋っている</p><p>しかも、まり子だけを集中的に</p><p>いや、アレですよその辺の証券会社とかの連中を信用しちゃダメですよそんなの、損するだけですからねぇあいつら自分自身は、大した給料を貰ってないくせに、客の金を運用しているだけでデカイ人間になったと勘違いしていますからねぇワタシなんかは２億、３億は平気で投資にブチ込みますけれど全部、自分の金ですからねぇ気合いと覚悟が違うんですよぉ</p><p>そうそう、松沢くんはなかなか凄いんですよねーっ</p><p>ねーっ</p><p>ご機嫌な様子で笑い合う松沢と三沢</p><p>三沢先生だって、素晴らしいですよ何といっても、コッカイギインですものねっ</p><p>いやぁ、ボクが議員になって会社の経営から離れたでしょそしたら、ちょっと売り上げが下がっちゃってね今の経営陣に、このままなら、議員バッチを外して、ボクが社長の椅子に戻るぞって、怒っちゃったりしたのもう、みんなビビっちゃってねぇホーント、ボクが全部見ていないとみんな、何もできないんだから</p><p>三沢は言う</p><p>三沢先生は一代でグリーン・バッキーズを起業し、巨大なレストラン・チェーン・グループに育て上げた経営の天才でいらっしゃいますからっワタシも、日々尊敬させていただいておりますっ</p><p>いやいや、松沢くーんボクなんて大したことはないんだよただ、若き日に思い描いた夢に向かってガムシャラに働いただけだからねぇおーい、三太夫例のモノを持ってきて</p><p>三沢は秘書を呼ぶ</p><p>スーツ姿の秘書が何か持ってくる</p><p>はーい、君たちにこれをあげよう</p><p>三沢は本を配り出す</p><p>まり子と、可奈センパイと、愛と、ヨミと、ハイジに</p><p>オレのことは無視だ</p><p>ああ、それはね三沢先生がお書きになられたご本なんですよ</p><p>うんボクの自伝どうぞ、読んじゃって</p><p>読んじゃってって</p><p>ボクの会社ではねぇ全ての社員に正社員から、契約社員、アルバイトに至るまで、全員に読んでもらっているのよだって、これにはボクの思想が全て書いてあるからねえやっぱり、ほら一緒に会社を成長させていくためには、下々の人までボクの思想を共有してもらわないといけないでしょ</p><p>それで、全員に感想レポートを提出して貰っているのよね毎週例えば今週は第３章・起業と同時に経営危機千葉の海に誓った涙を読んで、キミたちが感銘を受けたことを８００字以上で提出せよとかねっぬふふふっ</p><p>キミたちも、良かったら感想レポートを書いてくれたまえボクは、待っているよーんいやね正直、この感想レポートによる社員教育は、ボク的にはメチャクチャ、いけてるって思っているのよだって、ホントボクんとこの社員は、ＹＥＳだからね何もかもみんな、１日２６時間働くことを目標に夢に向かってＳＥＴ　ＵＰしているからねっ</p><p>この教育システムをねボクは国にも導入したいんだよ</p><p>とにかく、ボクの夢はいや、ボクとボクの仲間ボクたちの夢はだねこのボクが書いた本を日本の全国民が読んで、感想リポートを提出させることだよボクの思想に感銘することで国民全体が目ざめるボクの思想が国民全体に普及したアカツキには日本は、今の１０倍スゴクなるよねいや、１０倍の１０倍つまり、２０００倍の大変革だよ</p><p>ワケが判らん</p><p>そして、次は世界を目指すボクは思想で世界を革命したいんだよ</p><p>さすが素晴らしいっ三沢先生、グレートですっ</p><p>ポカーンとしているオレたち</p><p>あ一応、言っておくけれど、その本は政務報告資料として無償で配っているモノだからキミたちに、有価物として寄付したわけではないからそこは間違えないでね政務活動費で印刷したモノだけど違反にはならないからそうならないように、値段は付けていないし、出版物としてＩＳＢＮを取ってないから</p><p>まあ、ボクの思想には値段なんか付けようがないんだよ本当なら、１冊３００万円ぐらい払って貰いたいんだけれどま、しょうがないその変わり、今のボクは国会議員だから国のお金で印刷して、こうやって国民の皆様に配布させていただいているんだよねーっ</p><p>こいつ国費で自分の本を刷っているのかよ</p><p>うーんホント素晴らしい三沢先生の夢は、本当に素晴らしいですねぇ実は、ワタシもうちの会社に三沢システムを導入しようと思いましてね今、一生懸命、本を書いているんですよいや、ワタシは喋るだけで口述筆記でというか、ライターに話している内容をまとめさせているんですけどねでも、ワタシの本です</p><p>松沢くーん君もかねっ</p><p>ニヤッと笑う三沢</p><p>はい三沢先生のように、ワタシの思想とその思想に行く着くまでの人生を自伝を書いておりますッ</p><p>こいつも自分を書いているのか</p><p>ワタシは、ホラ現在の地位を築くまでに、インサイダー取引と粉飾決算で捕まったりそれで、しばらく一般社会と隔絶させられたり色々と波乱万丈な人生経験をしておりますし</p><p>あーあーあー、あれねあれは良くなかったねもちろん、松沢くんでなく司法の方がね松沢くんよりも、もっとヒッドイ粉飾をやってた企業もあったのに結局、君だけゲストハウスにINさせられたんだよね</p><p>はぁ８ヶ月ほどですが</p><p>逮捕されて牢屋に入れられていた</p><p>実にケシカラン話だよねその辺のこともボクが議員になった以上は、シャッキリポッキリさせるよ国会でガンガン運動していくから</p><p>お願い致します、三沢先生</p><p>ああ、キミのような精力的な企業家が経済活動に参加できない期間を作るというのは、国家の損失だよ億単位で金を動かしている人間をそんじょそこらの一般大衆と同じ法律で裁くこと自体が間違っているんだよ</p><p>誰なんだこんなヤツを当選させたのは</p><p>教育と司法を正すこれが、ボクの使命だねそれで、アレだ松沢くんのようなゲンゲン元気な月曜日な企業家が、もっともっと広く、浅く活動できるギンギンに活躍しやすい日本にするよまあ、大船に乗ったつもりで待っていたまえぬはははははっ</p><p>はい、よろしくお願い致します三沢せんせー</p><p>任せーて、任せーて三沢にお任せあれいっおおっ、そー言えば大船で思い出したけれどさぁ、ボクの持っているほら、逗子のマリーナに停めてあるクルーザーがあるよねーっ</p><p>ああ、あの素晴らしい大きなお船でございますねぇ</p><p>うん松沢くんもこの間、乗ったんだよねぇ</p><p>はいはい、お邪魔させていただきました豪華客船に</p><p>そこまで大きくは無いけれど揺れた</p><p>揺れないです大―きなお船ですから</p><p>うん、ボクみたいにドッシリ、腰が据わっているからねぇ</p><p>その通りでございますっ</p><p>それでまた、再来週に、あのクルーザーでパーティをやる予定なんだよねぇ</p><p>うちの党の幹事長や、若い政治家たちも来るしボクと親しい若手の企業家たちも、みーんな集まることになっているんだけれどちょっとした、交流会だよね政財界の若手のそれで松沢くん、また来るぅ</p><p>はいはいはいはいはい、はーいっワタシも不肖、松沢、万難を排して伺わせていただく所存でございまするるるるッ</p><p>うんいいよー来て来て、松沢くーん</p><p>はいはい、三沢せーんせ</p><p>それで、松沢くーんそのパーティに、こちらにいらっしゃる鳥居さんのお嬢さんをお誘いしたらお嬢さんは、来てくれるかなぁ</p><p>そりゃあ、来て下さいますよ三沢先生のパーティですよしかも、政財界の若手がみーんな集まるんですから</p><p>そうだよねえボクは鳥居さんのお嬢さんが、来てくれると良いなあって思っているんだけれど</p><p>来てくれるといいなあってボクは思っているんだけどねぇ</p><p>ニヤッと微笑む三沢</p><p>ああ、いっそのことお友達も、皆さん一緒にお招きするっていうのはどうです</p><p>おおー、良いねえ松沢くーん、そのアイデアＹＥＳだよキミたちも、ボクのクルーザーへお出でよ海は良いよー、心が洗われるからねぇ</p><p>あ、もちろん三沢先生は、女の子だけにお話しているんですよね</p><p>松沢は、オレを見て</p><p>キミ空気読める子だよね</p><p>キミだけは呼ばれてないからね</p><p>うん、まあそういうことだよね</p><p>オッサン２人いい加減にしろよ</p><p>オレが、そう思った瞬間</p><p>あのさこの人って、どこの党の人与党、野党</p><p>可奈センパイがまり子に尋ねる</p><p>野党ですわしかも、この間分裂して今は、１０人ぐらいしか議員がいないはずです</p><p>まり子は答える</p><p>そ、それは今、与党に対抗するために、野党勢力が結集して、大きな党を作る準備をしている最中ということでいずれは凄くなる予定なのだよっ</p><p>いずれはってことは、今は大したことがないってことでしょ何かさあたし、思ったんだけれどあなたたちみたいな人って、お友達もロクでもない人ばかりだと思うのよ</p><p>可奈センパイは、平然とそう言う</p><p>そういう人たちのパーティとか、あたしは興味が無いわよクルーザーなんて、乗せられるのは怖いしね何されるか判らないから</p><p>ししし、失礼なわ、ワタシたちを破廉恥漢だと思っているのかね</p><p>松沢が叫ぶ</p><p>痴漢とは思っていないけれどハレンチな人たちだと思っているわ</p><p>可奈センパイはそう言って、まり子を見る</p><p>この子は、お嬢様だからあなたたちみたいな、礼儀知らずな人たちに文句を言うのは、はしたなくてできないんでしょうけれどあたしは、庶民の娘だからハッキリ言うわよあなたたち、迷惑だからささっさと自分たちのテーブルに戻りなさいよこの本もいらないわあなたみたいな人の思想とか人生とか、あたしたちは全然興味がないからっ</p><p>ななな、何を言うままま、まだ読んでもいないクセにっそういうことは、実際に精読して原稿用紙に８００字以上で反論したまえっ</p><p>三沢は叫ぶ</p><p>嫌よそんな人生のムダ使いあたしはしないわっ</p><p>可奈センパイは、キッパリと言った</p><p>キミィ無礼はよしたまえっ三沢先生は、国会議員だぞあー、キミの名前と住所と学校と親の職業を言いたまえワタシの弁護士から、連絡させるから</p><p>こういう連中は極端なことをやりかねないから</p><p>ヨミが、笑顔でオレに振り向く</p><p>この人たちのチェックは終わったか</p><p>はい、完了していますわ</p><p>裏はありません政治の世界でも、財界でも小物ですわたくしたちのことも、全く知らないみたいですしここに現れたのも、偶然のようです</p><p>黒い森や香月家のことを探るために誰かに送り込まれたんじゃないんだな</p><p>この人たちの記憶を消去致しますか</p><p>ヨミがオレに尋ねる</p><p>それは無理だ</p><p>さっきから、ここのティーラウンジに居る店員と客が、みんなオレたちのテーブルを見ている</p><p>三沢と松沢の秘書と部下も居る</p><p>オレたちが、ここで会ったという事実は変えられない</p><p>とりあえずまり子や可奈センパイ、そしてボクたちに対する無礼を謝って下さい</p><p>オレはオッサンたちに言う</p><p>き、キミィ何を言っているんだね</p><p>松沢がオレを睨む</p><p>無礼なのは、キミの方だワタシたちを誰だと思っているのかねおいおいおい、キミィ</p><p>ああメンドクサイなあ</p><p>まったく、イマドキの子供は何でも、自分中心に考えるから困るねぇもう少し、大人になりなさいよ空気の読めない子だよねぇ、困ったもんだよねえ、松沢くーん</p><p>三沢もそう言う</p><p>本当ですね自分さえ良ければ、それでいいと思っているでしょうよこういう子供が増えているんです</p><p>嘆かわしいねえやっぱり、この国にはボクの思想と教育が必要なんだねぇ</p><p>ああここいらが、我慢の限界だ</p><p>ヨミがオッサンたちに言う</p><p>お２人とも黙って下さい喋らないで耳が腐りますから</p><p>ぬむむむむ</p><p>んんんん</p><p>急に喋れなくなる、２人</p><p>はい、立って回れ右して</p><p>ヨミの力が働く</p><p>はい、そっちの人大きな声で、今、心の中に浮かんでいる言葉を心を込めて斉唱して下さい</p><p>ヨミは松沢に言う</p><p>松沢は巫女の力に制される</p><p>いっ、１はいという、素直な心っ</p><p>松沢は叫んだ</p><p>２すみませんという、反省の心っ</p><p>店の中の人たちは呆然としている</p><p>３おかげさまという、謙虚な心っ</p><p>何なんだこれは</p><p>４させていただきますという、奉仕の心っ</p><p>そして</p><p>５ありがとうという、感謝の心っ</p><p>松沢は、大きな声で言った</p><p>よくできました今のは、なあに</p><p>笑顔でヨミが尋ねる</p><p>け、刑務所で毎日、斉唱させられる刑務所５戒でありますっ</p><p>松沢は答えた</p><p>そうねあなたにとっては２度と思い出したくない、屈辱的な記憶なんですよねでも</p><p>ヨミは微笑む</p><p>今のあなたたちに必要なのは、その戒めなんだと思いますわ</p><p>強調していますが、本当にこういう人が政治家をやっている現実が恐ろしいです</p><p>教育分野の委員会に本当に居るんですよねブラックの人</p><p>風刺ネタが終わったら、エロシーンに入ってこのエピソードは終わりにするつもりです</p><p>1062．パンを巡る冒険　／　アクション大魔王</p><p>ちょっちょっと、どうなっちゃったのよ、松沢くーん</p><p>直立不動で刑務所５戒を叫ぶ松沢を見て三沢議員が驚愕している</p><p>高級ホテルのティーラウンジの中は、客も店員たちもみんなオレたちの方を注目していた</p><p>ブラーボゥッ面白いですねぇ相変わらず、松沢さんは芸達者だ</p><p>オレたちの死角になっていた座席から白いスーツの男が、拍手しながら現れる</p><p>皆さん、お騒がせして申し訳ありませんちょっとした悪ふざけですお気になさらないで下さい</p><p>この男も３０半ばか細面でオールバック一見、痩せて見えるけれど、かなり鍛え上げられた身体をしている</p><p>小声で、可奈センパイがまり子に尋ねる</p><p>知らないわよ、わたくしも</p><p>まり子が知らないというのだから政財界のパーティなんかに出て来るような人間じゃないんだな</p><p>男は、スタスタとオレたちのテーブルへ来ると</p><p>三沢先生、松沢さん元のテーブルにお戻り下さい</p><p>二人のオッサンに言う</p><p>な、何なのかね君はぼ、ボクを国会議員と知っててそう言うのかね</p><p>三沢議員は、不機嫌そうに言う</p><p>はい、もちろん存じ上げておりますですから、これ以上、コトを荒立てないように無礼を承知で参上致しました</p><p>男は言う</p><p>わたくしはこういう者です</p><p>男はそう言って三沢に名刺を手渡した</p><p>ギョッとなる三沢</p><p>わたくしこちらの方たちに、お話しなくてはならないことがありましてね誠に申し訳ございませんが、席をお譲り下さい</p><p>三沢議員は</p><p>ま、松沢くーん、ももも、戻ろうよ</p><p>１．はいという、素直な心</p><p>松沢はまだヨミの力に支配されている</p><p>３時間ほどで治りますわですから、ご心配にならないで下さい</p><p>ヨミが、そう言って３時間で治るという新たな指示を、松沢の心に落とし込む</p><p>そ、そうなのほ、本当なんだろうね</p><p>はい、本当でございますわ</p><p>ヨミは、ニコッと三沢に微笑む</p><p>ほ、ほらっ行くよ、松沢くん</p><p>２．すみませんという、反省の心</p><p>刑務所５戒を唱えながら松沢は、三沢と元のテーブルへ帰る</p><p>ただティーラウンジから出て行こうとはしない</p><p>秘書や部下たちと一緒に、オレたちのテーブルの様子を見ている</p><p>そんなに気になるんだこのオールバックの男のことが</p><p>さて座ってもよろしいですか</p><p>男はオレに尋ねた</p><p>まり子ではなく</p><p>つまりこいつは、黒森公という人間のことを知っている</p><p>嫌です座らないで下さい</p><p>オレは、男の眼を見たままそう答えた</p><p>おやおや連れないお返事ですねぇあの議員の先生たちに絡まれて、お困りなご様子だったからわざわざ、わたくしが皆さんをお助けしたんですけれどねぇ</p><p>そうですかオレはあの２人が、オレたちのテーブルに寄って来たのも、あなたの仕込みなんだろうって思っていますけれど</p><p>何もかもが仕組まれたことなんだ</p><p>そう考えた方が良い</p><p>何をおっしゃるんです全て、偶然に決まっているじゃないですかあの議員さんたちが、たまたまここに居たのもわたくしが、たまたまここに居たのも皆さんが、ここにいらしたのだって事前の計画は無かったのでしょう</p><p>オレたちが、このホテルに来たのはまり子の思いつきで、前から決まっていた予定では無い</p><p>男の人って幾つになっても、やることは同じなんですねぇ</p><p>不意に可奈センパイが、口を開く</p><p>さっきのオジサンたち高校生の男の子が、あたしたちをナンパしてくる時と、全然変わらなかったわナンパしてくるオトコって大抵、２人組なのよねそれでオレたちと付き合うと、こんなに楽しいぞって、女の子の関心を惹こうって頑張るのよ</p><p>そう言えば香月仁たちも２人組で女の子を口説いていたなぁ</p><p>いい歳をしてもう大人のくせに、高そうなスーツを着て、社会的な地位があっても頭の中は、高校生男子のままなのね</p><p>そしてやっぱり、いるのよねしつこく絡んで来るナンパオトコを追い払う代わりにそのまま、自分がオンナのコをゲットしようとするオトコも</p><p>ジロッとオールバックの男を見る</p><p>オジサンもやっぱり、高校生の頃からずーっとこんなことを続けているわけ</p><p>あ、あなた、よしなさいよ</p><p>まり子が止める</p><p>ふふふ元気なお嬢さんですね嫌いじゃないですよわたくしは</p><p>男は、ニタァとまり子に微笑む</p><p>いずれに致しましてもお名前をお聞かせ下さいどうやら、あなたはわたくしたちの素性はご存知のようですから</p><p>まり子が、そう言うと男は</p><p>また名刺を１枚取り出してオレたちの前に置く</p><p>嶋田清十郎さん</p><p>名刺には、それしか書いていなかった</p><p>肩書きも、電話番号も、メールアドレスも無い</p><p>さっきの議員さんに見せていたのとは、別の名刺ですよね紙の色が違ってましたから</p><p>可奈センパイが指摘する</p><p>ええ、それは人によって、出す名刺は変えていますよ</p><p>いや、そういう人なんだよこの人はさ</p><p>オレは可奈センパイを制して、言う</p><p>そういうお仕事に就いていらっしゃるんですよね</p><p>名刺を使い分けるということはそういうことだ</p><p>しかも、国会議員が一発でビビッて立ち去るような名刺を使えるってことは</p><p>相当、ヤバイ権力の下で働いている人間だ</p><p>まあ、座らせていただきますよ立ったままでは話ができません</p><p>嶋田は、勝手に椅子に座る</p><p>さてそうそう、あなたは鷹倉神社の巫女さんの家系の娘さんですよねお名前は確か、鷹倉夜見子さん</p><p>嶋田は、ヨミを見てニヤッと笑う</p><p>あなたは、もうわたくしの頭に入り込んでいるんでしょうねだったら、お判りのはずですわたくしたちが、何を望んでいるかということを</p><p>ヨミが、ブルッと震える</p><p>いやはや本当に素晴らしい能力をお持ちだ大変、興味深く実演を拝見致しましたよ</p><p>目的は巫女の力か</p><p>それを見極めたくてあの議員たちが、オレたちに絡むように仕向けたんだ</p><p>このホテルに居るのは、おそらくこの男１人じゃない</p><p>この男の配下がいや、この男もまた手下なのかもしれない</p><p>とにかく、組織でオレたちを包囲しているはずだ</p><p>その中の何人かを使って三沢議員たちにまり子が来ていることを知らせ、オレたちのテーブルに行くように勧めたんだ</p><p>全てが誰かによって仕組まれている</p><p>大丈夫ですよわたくしは覚悟して交渉役になることを志願して参りましたから頭の中を読まれることや松沢さんのように、操作されるかもしれないということは、最初から想定しています</p><p>嶋田はニヤッと笑う</p><p>でオレたちにどんな用があるんです</p><p>単刀直入に、申し上げますわたくしたちは夜見子さんたちがお持ちになられているような特殊な能力をあなたたちが独り占めしているのは、良くないのでないかと考えています</p><p>こういう素晴らしい力はもっと、それを使うのに相応しい場かあると思いますそう国家の権益を守るためにとかあるいは、世界に恒久的な平和をもたらすために</p><p>あなたもしかして、国の機関の人なの</p><p>さあそれは、わたくしの口からは申し上げられません</p><p>嶋田は笑う</p><p>どうなのヨミさん</p><p>まり子に尋ねられて、ヨミは</p><p>はいあのおそらくは</p><p>嶋田の心を読んでそう言う</p><p>日本国がヨミちゃんたちの力に眼を付けたってこと</p><p>可奈センパイが囁く</p><p>多分そういうことだと思うわ</p><p>この力は政治や外交に使ったら、とてつもない効果があると思うもの</p><p>交渉相手の心を読み取りこちらの言う通りに、従わせることができる</p><p>記憶だって、自由に書き換えられる</p><p>これほど万能な能力は無い</p><p>そう鷹倉神社の巫女の力は、国民のためにいや、地球に住む人類全体のために役立てるべきものだと、わたくしたちは考えているのですよ</p><p>嶋田はニヤッと微笑む</p><p>この人違うよ</p><p>愛が呟いた</p><p>オレもそう感じた</p><p>ハイジ、蹴飛ばせッ</p><p>ハイジが、椅子を蹴って嶋田の頭にキックを放つ</p><p>何ぃぃッ</p><p>きゃぁぁ</p><p>頭を蹴られて、吹っ飛び床に倒れる、嶋田</p><p>ティーラウンジ内は、騒然となる</p><p>な、何で鳥居家の警護役が</p><p>ああ嶋田は、ハイジがオレの女になっていることを知らないんだ</p><p>オレの指示で、ハイジが攻撃してくるとは思っていなかった</p><p>ハイジ、黙らせろ</p><p>ハイジが、連続したキックを嶋田に食らわせる</p><p>嶋田は、２発ぐらいは直撃を食らったがすぐに腕でガードする</p><p>わ、わたくしに、こんなことをしてどうなるのか判っているのですかぁぁ</p><p>ハイイッ、ハィィッ、ハィィッ</p><p>次々繰り出されるハイジの高速キックに嶋田は、防戦一方だ</p><p>お、おい何とかしてくれ</p><p>嶋田は、オレたちにでなくティーラウンジの外の誰かに叫んだ</p><p>やっぱり、仲間が居るんだ</p><p>はい、そこまでよ</p><p>一斉に、１０人ぐらいの人間がティーラウンジに飛び込んで来た</p><p>はいはい、皆さんすみませーん、わたくし、こういう者です</p><p>先頭に立っている、鳥打ち帽にトレンチコートを着た小柄な女性が警察のバッジの様なモノを、みんなにチラッと見せた</p><p>ハイジ、もういい</p><p>オレが止めたのはその女性が、ネコさんだったからだ</p><p>工藤父の仲間のフリーの警護人の</p><p>だ、誰だお前は</p><p>嶋田は、ネコさんに叫ぶ</p><p>誰だっていいでしょあんたの仲間は親玉まで含めて、全部、捕まえたからねみんなして、このホテルに集合してくれたから一網打尽よ</p><p>ネコさんは言う</p><p>お、お前、まさか香月セキュリティ・サービスかいや、そんなわけがない香月セキュリティ・サービスは、今は</p><p>今日は、旧研修館で先週のパーティに来たお嬢様が、イーディＶＳ山田梅子（セバスティアヌス）さんの試合を観に来ることになっている</p><p>そっちの警備に人員が取られている</p><p>だーから、こういうモノだった名乗ったでしょうっはーい、この男は国際的な詐欺師グループの一員ですので、わたくしたちが逮捕致しましたこのまま、連行致しまーす</p><p>ちょっと待ておい</p><p>待てるかふん縛っちゃってーっ</p><p>ネコさんの配下のオトコたちが嶋田を縛り上げる</p><p>あボール・ギャグで猿轡までしている</p><p>こんな警察があるかっていう扱いだけれど</p><p>みんな、突然のことの衝撃に何が何だか、判らなくなっている</p><p>とっころで、あのそこの人そうそう、そこのあなた</p><p>ネコさんは、三沢議員を指差す</p><p>ぼ、ボク</p><p>そう、あなた今、ここで起きていたこと全部見ていたわよね見ていたのなら、目撃者としてちょっと署まで来て欲しいんだけれど</p><p>い、いやぼぼぼ、ボクは見ていないですいや、何か良く判らないうちに、その人が蹴飛ばされていただけで全然、目撃とかしていませーんそ、そうだよな、松沢くーん</p><p>３．おかげさまという、謙虚な心っ</p><p>松沢はまだ刑務所５戒の呪いから解けていないあと、２時間５５分ぐらいだ</p><p>あらそう、それならあなたは、何も見ていないしもしかして、この時間、ここに居なかったことにしたいのかしら</p><p>ははは、はいそうしていただけると、大変、助かります</p><p>４．させていただきますという、奉仕の心っ</p><p>じゃあ、そういうことにしといてあげるわっ</p><p>申し訳無い感謝しますっ</p><p>５．ありがとうという、感謝の心っ</p><p>つまり三沢議員と松沢には、オレたちも会っていないということになる</p><p>あなたたちは、一緒に来なさい署で、詳しい話を聞かせてもらうわっ</p><p>そうしてオレたちは、無事にティーラウンジを出ることができた</p><p>あの今、飲んだお茶の支払いは</p><p>オレが、ネコさんに尋ねると</p><p>立て替えておくわ経費で請求するから伝票は、関さんの方に回るわ</p><p>後で、翔姉ちゃんに払えばいいのか</p><p>下で工藤ちゃんが待っているから、このまま車に乗って帰ってあたしたちは、捕まえた連中からさらに協力者まで、根こそぎに退治するから</p><p>そうなんだよな</p><p>工藤父が、オレたちの運転者をやってくれるということは</p><p>同時に、工藤父の仲間たちも動いているっていうことなんだ</p><p>ここだと誰が聞いているか判らないから詳しいことは、車の中で工藤ちゃんに聞いて</p><p>ありがとうございます、ネコさん</p><p>いいのよあたしは、これで稼がせてもらっているんだから</p><p>ネコさんが、地下駐車場まで配下の人を２人付けてくれた</p><p>車に戻ると</p><p>おう、なかなか大変みたいだったらしいな</p><p>工藤父が、笑ってオレたちを出迎えてくれた</p><p>悪いな車に残ったオレにも監視が付いていたからな一斉に、敵を制圧するまで動けなかったんだ</p><p>ということは工藤父も、自分を監視していた敵を仕留めたのか</p><p>とにかく、乗れさっさと戻るぞ</p><p>はいみんな乗って</p><p>最初と同じように助手席にハイジ</p><p>２列目のシートにヨミと愛</p><p>１番後ろのシートに、オレと可奈センパイとまり子が乗る</p><p>オレたちは、送ってくれたネコさんの配下の人たちに頭を下げる</p><p>どこから判っていたんですか</p><p>車がホテルから外の道路に出たところでオレは、尋ねた</p><p>判っていたも何も今日は、あいつらを招き寄せるために、最初から仕組んであったんだよ</p><p>工藤父は言う</p><p>香月セキュリティ・サービスが、別のところに集結していて美智もお前の警護のイーディもいないそんで、お前がその子を連れて、出掛けるっていう話をリークしておいたんだ</p><p>香月家の警護無しにオレがヨミと出掛けることを狙って</p><p>でも、オレヨミを連れて行くって決めたのは、出掛ける寸前ですよ</p><p>ギリギリまで決めていなかったはずだ</p><p>おいおいどうしてお前が入った部屋に、その子が居たんだと思う</p><p>そう言えば学校から帰って来てから、オレは中庭前の部屋に行って</p><p>そこに居た巫女の力を持つ少女はヨミしかしなかった</p><p>月子もルナもコヨミちゃんもあの部屋には居なかった</p><p>お前がもし、その子を連れて行こうとしなかったら誰かが連れてった方が良いって勧めただろうよ</p><p>オレは警護のハイジの他に、巫女の力を持つ子が居た方が良いんじゃないかって思ったから</p><p>それでヨミを選んだ</p><p>それでパン屋巡りをしながら、こっちのメンツを敵に見せてしかも、運転手のオレは、絶対にお前らには付いていかないことも示した後は敵が襲撃しやすいポイントに誘導するだけだったんだが</p><p>急に、外資系のホテルに行きたいとか言うから作戦の変更が大変だったんだぞ</p><p>まり子が謝る</p><p>いいんだよアクシデントには、オレたちは慣れているあのホテルも知らない場所じゃなかったしな敵がまさか、たまたまその場に居た国会議員とかを使ってくるとは思わなかったが</p><p>ああ、ティーラウンジでのことはみんな知っているんだ</p><p>それであいつらは何者だったんです</p><p>その前に、お前たちはどうしてあいつがニセモノだって判ったんだ</p><p>工藤父は、逆に質問してきた</p><p>ああ、そうよね愛が違うって言ったのよね</p><p>可奈センパイが、愛を見る</p><p>そうそう、そうだったわあなた、何で判ったの</p><p>まり子も、愛に尋ねる</p><p>あのね野党だったから</p><p>愛は、ポツリと答えた</p><p>何よ、それじゃあ全然判らないわよ</p><p>何が野党なの</p><p>可奈センパイとまり子が、同時に愛に聞くから</p><p>オレが説明するよ</p><p>オレの出した結論と愛が感じたことは、同じだったんだな</p><p>ほら、例の嶋田っていう男はさオレたちに、自分が国とか国際機関で働いている人間だって、思わせようとしたんだよ</p><p>盛んに国益とか国際平和とか、でかいことを言っていた</p><p>そうやってさそういうちゃんとした組織からの話だから、自分たちにヨミを引き渡せっていう風に話を持っていこうとしたんだよ</p><p>それは判るわよ</p><p>うんわたくしもそういう政府系の人なんだって、思ったもの</p><p>何でそう思ったんだよあんなに胡散臭い人なのさ</p><p>オレは笑顔で、２人に聞く</p><p>それは名刺１つで、国会議員を黙らせちゃったからですわ</p><p>そうそうあのゴリ押しの政治家が、名刺見ただけで退散したからだから、あたしも、何かそういう立場の人なのかって思ったのよ</p><p>三沢議員を使うことでオレたちに、自分の背景を信じさせようとした</p><p>でも、ほらあいつ、名刺を使い分けたろあの議員に見せたのと、オレたちに見せたのは別の名刺だった</p><p>それは何か、あたしたちに本当の所属とかを知らせたらマズイのかなってそう思ったのよ</p><p>ええ、わたくしたちには伝えられない事情があるんだろうって</p><p>可奈センパイと、まり子はそう言う</p><p>それが嶋田の手だったんだよあいつは政府とか国際機関の人間じゃない</p><p>だからノブと愛は、どうしてそれが判ったのよ</p><p>ええ、何で公たちには判ったの</p><p>だってあの議員さんは、野党の議員さんだろ</p><p>そう聞いている</p><p>もし、嶋田が警察とか、公安の人間ならビビったりしないよ逆に偉そーに対応するよそういう人間だろあいつらはさ</p><p>国の官僚とかには頭は下げないはずだ</p><p>むしろ、反発する</p><p>あんなにスゴスゴと引き下がったりはしない</p><p>しかもあいつらは、まり子がトリイ電子のお嬢さんだってことは知っているんだそこに、国家機関の人間が来たんなら政府とトリイ電子に、何か関係があるんじゃないだろうかって探って来るはずだろあいつらは、政府を動かしている政権与党を攻撃できるネタが欲しいんだから</p><p>あのテーブルに残って嶋田とオレたちの会話を聞き取ろうとするはずだ</p><p>嶋田が国際機関の人間だと想定したとしても同じだよあの三沢みたいな議員が、ビビるような国際機関なんてあるのかササッと自分たちのテーブルに戻るなんて国連機関とかでも無理だろうし</p><p>アメリカの何かの人とかだったらアメリカ軍の特殊部隊の司令官とか</p><p>そういう立場の人だったら、やっぱり反発するよそれで大使館に訴えたりするよアメリカの人に、何で日本のホテルの中で指図されなきゃいけないんだって</p><p>それもまた野党議員なら、国会で問題にしたりするだろう</p><p>ていうことはさあの名刺には、何て書いてあったのかしら</p><p>そうよねあの議員さんたちが一目見て、震え上がっていたものね</p><p>まり子と可奈センパイは顔を見合わせる</p><p>工藤さん、知ってますか</p><p>オレは、運転席の工藤父に尋ねる</p><p>昔さ特撮ヒーロー番組でダイヤモンドアイっていうのがあったんだわ</p><p>工藤父は、そんな話を始める</p><p>そんでよ敵は前世魔神キングコブラっていうバケモノなんだがこいつは普段は、アジアの子供が手を繋ぐ会っていう慈善団体のボスをやっているんだわ</p><p>悪の魔神が慈善団体</p><p>今の日本にもあるんだよ名前は、事前活動をやっているようなＮＰＯ法人だけれど実は、裏では暴力団とかヤバイ連中が運営している組織が</p><p>そういう連中に眼を付けられたら表の世間体の良い名前の組織で、抗議活動とか仕掛けてきてよ政治家なんか、大変なことになっちまうわけよそういうプロがいるわけだよ引きずり落とすためのプロの団体がさ</p><p>嶋田の名刺にはそういう組織の名前が書いてあったってことですか</p><p>まあそういうことなんだろうなぁ</p><p>工藤父は言葉を濁す</p><p>それで結局あの人は、本当はどんな組織の人だったのよ</p><p>まり子が尋ねた</p><p>それは、お前らは知らなくていいことだ</p><p>ちょっとそれはないんじゃないの</p><p>オレは、まり子に言う</p><p>工藤さんが、そう言うんだからオレたちは知らなくていいんだよ</p><p>おそらく今日捕まった連中は全員、処分される</p><p>一罰百戒</p><p>２度と、香月セキュリティ・サービスの裏をついて鷹倉神社の巫女たちに手を出す輩が出ないように</p><p>というかもしかしたら</p><p>嶋田は政府関係者じゃなかったけれど</p><p>嶋田を操っていたのは政府関係者や大物政治家かもしれない</p><p>巫女の力を欲しがるなんていうのはそういうヤツラだ</p><p>となればこれは香月家とそいつらとの戦いだ</p><p>裏の話だからさオレたちが知っちゃマズイこともあるんだよ</p><p>まり子は納得してくれた</p><p>おい、ちびっ子なかなか良い蹴りだったって、ネコのやつが言ってたぜ</p><p>工藤父が、ハイジに言う</p><p>やっぱりオレたちが地下駐車場に降りるまでの間に、ネコさんと連絡を取り合ったんだ</p><p>わたくしはただ、いっぱいいっぱいでした</p><p>でも、そいつの指示が出ると同時に、敵に食らいついて、反撃する間を与えなかったんだろしかも、止めの指示が出るまで攻撃し続けてたっていうじゃないかそれだけできりゃあ合格だよ</p><p>礼を言うが、ハイジは何か不満そうだった</p><p>もっと自分はできるはずなのにって、後悔してんのか</p><p>工藤父が尋ねる</p><p>でもよ今の自分にできることを、精一杯やったんだろだったら今日の自分は、褒めてやれよそうでないと、お前自身が可哀相だぞ</p><p>ああ今の自分に不足を感じるんなら、鍛えていくしかねえんだでも、取りあえず一生懸命やった今日を認めろそうでないと、前に進む力が出なくなるぞ</p><p>ダイヤモンドアイは大きなダイヤモンドの精霊で</p><p>第1話では、その宝石から飛び出して来たのに</p><p>最終話では、なぜかアラビアに飛んでってしまいました</p><p>レインボーマンダイヤモンドアイコンドールマン3部作の真ん中ですね</p><p>全然関係無いのですが、この前、快傑ズバットの第1話を見たのですが</p><p>スバットと敵が闘っているのが東京タワーとロシア大使館の間にあるビルの屋上で</p><p>昭和の頃は、当時のソ連大使館の辺りは非常に物々しかったので</p><p>よくあんなところで撮影したなあと驚きました</p><p>1063．パンを巡る冒険　／　moto－con</p><p>うー、何か自分に頭にくるぅぅっ</p><p>走る車の中でまり子が言う</p><p>工藤父とハイジの会話を聞いて何か思ったんだろうか</p><p>だぁって、公わたくしったら、あんなヘッポコ議員がやって来ただけで緊張しちゃってさその後のニセモノの人だって、政府関係の偉い人だって思い込んでたんだもんっ</p><p>わたくしったら、何て馬鹿なのよっ小心者で、騙されやすくて</p><p>ああ、あの嶋田と名乗った男の手にまんまとハマッていたのか</p><p>議員相手にドギマギしている心の隙をついて嶋田は自分のペースで、オレたちを陥れようとしていた</p><p>別にいいんだよまり子は、そのままで</p><p>いいわけがないでしょわたくしもう少しで、騙されるところだったのよ</p><p>騙されなかったろオレたちが居たから</p><p>オレの言葉にまり子は、眼を丸くする</p><p>ででで、でもい、いつでも公が側に居てくれるわけではないでしょ</p><p>電話してこいよいつでも何か変だなって思ったらどんな時でも、相談に乗るしホントにヤバそうなら、駆けつけるから</p><p>当たり前だまり子は、オレの女なんだから</p><p>そ、そうわ、判ったわだ、だったら相談するわいつでも、必ず公に</p><p>まり子は恥ずかしそうに、そう言った</p><p>ていうか何で公は気付いたのよあの男がニセモノだってそういえば、公より先にあなたが気付いていたわよね</p><p>まり子は愛を見る</p><p>あのねコツがあるの</p><p>まり子は、小さな声で答えた</p><p>人でも何でもね出会った時に何かちょっとでも変だなって思ったらそれは変なのだから何で、変なのかの理由を探すの</p><p>何よ、それ直感が大事ってこと</p><p>まり子は問う</p><p>そりゃ、そうだろうインスピレーションは、大事だぜ</p><p>運転しながら、工藤父が言う</p><p>詐欺師に騙される人間の大半は第一印象の段階で、名ん、こいつはおかしいって感じているんだよところがさ詐欺師っていうやつは、論理的な言葉で相手の思考を誘導していく第一印象は怪しくても話していることは、論理的に正しいって感じると人間は、その相手を信用していってしまうそうだ</p><p>そんで、気付くとどう見ても、見た目からして詐欺師にしか見えない人間に大金を騙し取られることになるんだよ後から考えると、まさか、あの人が詐欺師だとは思わなかったという事件より、そう言えば、最初っから怪しいやつだったっていう事件の方が遥かに多いんだわ馬鹿な話だけど</p><p>しっかも自分は頭が良くて、人を見る眼も備わっていると思い込んでいる人間の方が、よく騙される詐欺師の語る理屈を、一つ一つ頭の中で検証して真っ正面から、詐欺師の論理にハメこまれちまうからだ</p><p>あああなたは、そういうパターンみたいね</p><p>可奈センパイが、ニヤッとまり子を見る</p><p>な、何よぉっ</p><p>あら、違うの</p><p>ううっそ、そうだと思うわよも、もおっ</p><p>認めるまり子</p><p>あのねパンを作る時と同じなの</p><p>パンを作る時もね眼の前の作業だけに集中してちゃダメなの生地のこととかオーブンの温度のこととか焼き上がりの時間のこととか同時に幾つものことに気を配らないといけないの</p><p>それが何なのよ</p><p>まり子は尋ねる</p><p>愛は嶋田の話にだけに集中しないで、あのティーラウンジ全体の様子を俯瞰して見ていたんだよ</p><p>嶋田は何か違う敵だって、インスピレーションで感じ取ったから嶋田の話を聞きながら、向こうのテーブルからチラチラとこっちの様子を見ている議員たちの様子や、店のボーイさんたちの様子なんかもチェックしていたんだよ</p><p>そうオレも、見ていた</p><p>議員さんたちの表情が変だったのでも、こっちを見ているの興味津々で、見ているのだけど、何か恐れている顔なの</p><p>愛が、まり子に言う</p><p>恐れている</p><p>そうだから判ったのハッとしたの本当に政府とかの人ならあの議員さんたちが、あんなに怖がる顔はしないって国会議員は、簡単には捕まえられないし野党の人だし</p><p>政府の人間が、トリイ電子の令嬢に妙なコンタクトをしているとすれば</p><p>嶋田のことを恐れたりしないで積極的に情報収集を計って来るだろう</p><p>愛はさ一見、スローモーなんだけれど、本当はよく見ているし、よく考えているのよナメちゃいけない子なんだよねっ</p><p>そ、そうみたいねそ、それより、どうしてあなたは判らなかったのよあいつがニセモノだってこと</p><p>まり子は、慌てて話をヨミに振る</p><p>それはあの嶋田という人は、ただのメッセンジャーであの人自身、自分に命令している人の正体を知らないみたいだったんです</p><p>あそこで、わたくしたちに話し掛けて議員さんたちに、あの名刺を見せわたくしたちに、ああいう話をするように指示されて来ただけの人だったので</p><p>つまり真実を何も知らされないで来た、ただの下っ端</p><p>そりゃそうだろう相手が、人間の心を読むってことを判っているのに全て知っているやつを送り込んで来たりはしねえさ</p><p>ですから、わたくしはあの人の正体が判らなかったのでいや、あの人自身は、ただの雇われただけの人だって判ったんですけれどどうやって雇った人の正体を暴いたらいいのかが判らなくて</p><p>巫女の力という能力があってもヨミは、ただの14歳の少女だ</p><p>判断に困ることが起こればパニックになる</p><p>敵は、オレたちのことを本当に良く理解している</p><p>大丈夫だ心配するな親玉の方も、今日中に決着を付けるからよ</p><p>全て、目星が付いているんだな</p><p>それなら良い</p><p>はぁ、公ったらすっかり、落ち着き払っちゃってさ</p><p>まり子が溜息を吐く</p><p>そりゃ落ち着くさたくさんの有能な人たちが動いてくれているんだからさ</p><p>工藤父の仲間たちも、香月セキュリティ・サービスのトップ・エリート部隊も</p><p>オレは信用している</p><p>だから、安心して待てば良い</p><p>まり子と可奈センパイ今日は、うちに泊まっていってよ</p><p>工藤さん作戦終了予定は何時ですか</p><p>オレがそう尋ねると運転席のフリー警護人は</p><p>深夜０時だななるべく、日付はまたがないで終わらせたいんだけどよ</p><p>そう言ってミラー越しに、車内を見る</p><p>オレからも頼むわお嬢ちゃんたちが、黒森家に居てくれる方が警護しなくちゃいけない場所が減って助かるんだわ</p><p>敵は、今日のオレたちの動きをチェックしていたはずだ</p><p>オレたちと同行していたのが可奈センパイとまり子だということも、もう調査済みだろう</p><p>あたしの家族とかが、危険なことになる心配はないの</p><p>それはねえよやつらも、突然、オレたちの逆襲を食らって泡食っている頃だ黒森家と直接接触しているお嬢ちゃんたちならイチかバチか人質に取るってことも考えられるがお嬢ちゃんたちの家族に手を出したって、黒森に効果があるかどうか判らないからな</p><p>どうしてですのわたくしの家族ですよ</p><p>鳥居家の令嬢は、ちょっとムッとする</p><p>そりゃ、オメェ黒森家は、裏の世界じゃ、血も涙もねえ悪魔みたいな家ってことになってるからだよ</p><p>だから、お嬢ちゃんたち本人ならともかくお嬢ちゃんたちの家族を人質にしたって、交渉に応じるとは思えねえんだよ黒森家なら、直接面識のねえ相手なんて、平気で見捨てそうだからよ</p><p>そこまで悪名が広まっているのか</p><p>半分はキョーコ親方のせいだがな昨日も関西でヤクザの事務所を爆破しただろ</p><p>ミス・コーデリアと楽しそうに破壊工作を仕掛けまくっている</p><p>あいつが怖いのはあいつは、盛り場とか夜遊びとか全く興味がねぇ女なんだよ男の犯罪者なら、そういう所から目撃情報が出て、足取りが判るんだがあいつ、毎晩、晩飯は自分で材料を買って作るからなあ酒も家でしか飲まねえし</p><p>ミス・コーデリアと楽しそうにお皿をつっついているんだろうなあ</p><p>ミス・コーデリアの双子の手下のイーニーさんとミーニーさんも、元気だろうか</p><p>でも、悪名のもう半分はお前ら自身のせいだからな</p><p>ミラーの中の工藤父の口が微笑む</p><p>ノブ何かしたの</p><p>思い当たることは山のようにある</p><p>白坂創介の無残な公開処刑とか</p><p>シザーリオ・ヴァイオラとの死闘あいつはオレが撃ち殺した</p><p>瑠璃子の父親の殺害もミス・コーデリアだから、オレたちがやったと思われているかもしれない</p><p>それから関西ヤクザとの戦い</p><p>東京まで手打ちしに来たヤクザたちの半数は、ブチノメしたし</p><p>抹殺した連中もいる</p><p>さらに、関西から派遣されて来たヤクザ・グループも</p><p>天童貞男たちを巫女の力で狂わせて親分たちと銃撃戦をさせて、死なせた</p><p>とんでもなく極悪非道だな、オレたちは</p><p>オレたちは、どんなこともなあなあで済ませないから</p><p>適当なところで、取りあえず手打ちにしてもさ遺恨は残るだろそうなったら、また敵はオレたちを狙って来るから敵対勢力は、トドメを刺すようにしているんだよ</p><p>えっとトドメって</p><p>それは知らない方が良いと思うよ</p><p>わたくしはちょっとだけ知っている</p><p>まり子はリエとエリの父親たちの顛末を見て知っている</p><p>そしてそれ以上は、もう知りたくないなあって思ったわ</p><p>じゃああたしも聞かないでおく</p><p>まり子の言葉に、可奈センパイが応える</p><p>まあ、一応お嬢ちゃんたちの家にも、香月セキュリティ・サービスの監視員は付いている何か起きたら、対応できる用意はしてあるから</p><p>何よ、それを早く言ってよ</p><p>可奈センパイは明るく微笑む</p><p>いや警護員じゃなくて監視員なんだよな</p><p>香月セキュリティ・サービスは名家のお嬢様たちの集いの方に、警護員を集中させているから</p><p>正規の警護人は足りていない</p><p>まあわたくしの家は、元々、香月セキュリティ・サービスと契約していますから心配する必要は、ございませんわね</p><p>まり子の家鳥居家は、問題無いだろうな</p><p>可奈センパイの家の方は</p><p>先生問題無いみたいですわ</p><p>ヨミが不意に、オレに言う</p><p>工藤さんがお心の中で、そうおっしゃっていますから</p><p>おいおい、オレの心を覗くは狡いぞ</p><p>ニヤッと、工藤父は笑う</p><p>でも、まあそういうことだ１００パーセントとは言えねえが９割８分、お嬢ちゃんたちの家は問題ねえただお嬢ちゃんたち自身だけ、今夜の０時まで、黒森家に居て欲しいんだいろいろと都合があってよ</p><p>何があるのか判らないけれど</p><p>これ以上、ヨミに工藤父の心を覗かせるのはマズイ</p><p>わたくしはみすずお姉様のところに泊めていただくと家に連絡致しますわ</p><p>今日は土曜日ですしそう伝えれば、問題無いですから</p><p>歌晏家に続いて、まり子が香月家とも親交を深めていることを、まり子の父親は喜んでいるらしい</p><p>あたしは何て言おうかしら</p><p>可奈センパイは困っている</p><p>恵美の家に泊まるっていうのはダメよね恵美は有名人だからうちの両親も知っているのよ</p><p>オレとメグが高校生なのに婚約していて、同居していることを</p><p>しかも、オレたちは２人きりで、１軒屋に暮らしていることになっている</p><p>メグの女子陸上部のパーティなんかも、その仮の家でやったし</p><p>高校生しか居ない家に可奈センパイが泊まることを、ご両親は許さないだろう</p><p>わたくしが、お電話して差し上げましょうか</p><p>あらトリイ電子の娘では、ご不満なの</p><p>でもあたしが、トリイ電子のお嬢さんと友達になってそんで泊めて貰うことになったとかうちの親は信用しないわよ</p><p>そんなのやり方次第よ</p><p>とにかく、黒森様のお屋敷に戻ってからねあそこは、見栄えが良いから上手く行くと思うわよ</p><p>まり子は、ニヤッと笑った</p><p>ほんじゃあなオレは、このまま現場に向かうからよっ</p><p>お屋敷の玄関まで、車で送ってもらって</p><p>買って来たパンと、さっき試食しなかったパンもまとめて下ろす</p><p>もうすっかり、日が暮れて夜になっている</p><p>工藤父も運転席から、降りてくる</p><p>あれ、このまんま行くんじゃないんですか</p><p>だって、オメェこれ、お前の家の車じゃないか</p><p>いや、でも工藤父って、ここへ来た時はまり子の家の外車じゃなかったか</p><p>その鳥居家の大きな高級車は玄関脇の庭に停まっていた</p><p>工藤父は、そっちの車に向かう</p><p>いや、うちの車で行かれると後で、わたくしが困るんですけれど</p><p>おいおい、国産のミニバンを借りていくのが心苦しいのに人様の家のロールスロイスを強奪していくわけがねえだろ</p><p>工藤父は、そう言ってロールスロイスの後ろのトランクを開ける</p><p>うんこらせっと</p><p>何か重そうな四角いモノを、トランクから下ろす</p><p>タイヤが前後に２つ付いているけれどハンドルは無い</p><p>バイクにしてもちょっと小さすぎねえか</p><p>ほんで、こことここをチョイチョイチョイとな</p><p>工藤父は、ガチャガチャと操作してハンドルは、折りたたみ式になっているのか</p><p>まあ、お前には知らないよなモトコンポなんてバイクは</p><p>うん、何となくバイクの形になる</p><p>工藤父が、エンジンを始動させた</p><p>バイクのライトがピカッと灯る</p><p>それじゃあな今夜は、このままこの屋敷から出るなよ香月のお嬢さんたちは、香月セキュリティ・サービスの本体が厳重警備で連れ帰ってくれるからよ</p><p>そう言うと、工藤父はモトコンポに跨がって正門へと向かって行った</p><p>オレは、工藤父の背中に礼を言う</p><p>ありがとうね美智ちゃんのお父さん</p><p>気を付けて下さいねありがとうございました</p><p>可奈センパイと愛とまり子も礼を言う</p><p>ヨミとハイジは、ただ頭を深く下げて礼をした</p><p>工藤父は、こちらに振り返ることなく軽く片手を上げて、応えてくれた</p><p>正門の巨大な鉄扉が開く</p><p>屋敷の中で、マナが遠隔操作しているんだな</p><p>工藤父のバイクが出て行く</p><p>あの人に今夜、どんな死闘が待っているのかオレは知らない</p><p>さあ、中へ入ろう寒くなってきたよ</p><p>オレたちは、お屋敷の中へ</p><p>アニエスが、飛びついて来る</p><p>アニエスいいのか、勉強の方は</p><p>編入試験のための猛勉強中のはずだけど</p><p>パパが帰って来たから、ちょっと休憩ですのね、パパセックスセックスしましょうですのっ</p><p>ああ相当、ストレスが溜まっているんだな</p><p>ちょっと、その前に協力しなさいよ</p><p>まり子がアニエスに言う</p><p>あなたは見栄えがいいから丁度良いわ愛だっけあなたも制服を着替えに行かないで、そのままそこにいなさい</p><p>愛も、まり子に止められる</p><p>えっとそうねこの玄関ホールもシックで良いけれど見た目の良さは、あの中庭の前の部屋がいいわあそこに行きましょう</p><p>まり子何をする気なんだ</p><p>早く、みんな付いて来なさいよ</p><p>オレたちは中庭前の部屋に行く</p><p>あら、お帰りパン、美味しかった</p><p>雪乃がロッキングチェアに座って、雑誌を読んでいた</p><p>なあに、ファション雑誌</p><p>まり子が、覗き込む</p><p>違うわよこれはたまごガイド</p><p>ああ出産前に読む雑誌か</p><p>ま、いいわあなたは、有名人過ぎるからこのプロジェクトには不参加よ</p><p>何なのよ、プロジェクトって</p><p>不機嫌そうに、雪乃が尋ねると</p><p>写真よ写真を撮るのよ５枚ぐらいだけだけど</p><p>ああ、公も写っちゃダメよ写真は女の子だけここはわたくしの家、鳥居家の応接間っていう設定にしましょ</p><p>この中庭前の部屋が鳥居家の一室になる</p><p>あなたはまあ、色々と何かキッカケがあってわたくしに招待されて、鳥居家のパーティに来てしまったのよ女の子たぢけのパーティよそれでわたくしが強引に今夜は泊まっていきなさいって誘っているから、仕方なくそうすることにしたのよ</p><p>まり子は可奈センパイに言う</p><p>名かのキッカケって何よ</p><p>そんなの何でもいいのよとにかくあなたがもう鳥居家に来てしまっていて、帰りにくくなっているという証拠として、写真を撮りましょうあなたの携帯で撮って先に、その写真をあなたのご両親に送るのよ</p><p>女の子だけのパーティの写真を転送する</p><p>そうすれば写真があるんですもの、あなたのご両親は信じるしかないでしょその後で改めて、わたくしと通話すればいいわ</p><p>ああ、このお屋敷は家具なんかは、みんな一流品ばかりだから</p><p>そういう邸宅に、可奈センパイがすでに来ていて他の女の子たちも居て</p><p>そういう状況をまず写真で示すのか</p><p>あなたと愛は同じ制服を着ているから、一緒に来た感じがしてリアリティが出るわよねそれでこの制服のわたくしと</p><p>まり子の制服は超お嬢様校として有名だし、気品もある</p><p>外人顔もあると国際色が出て、良いわ</p><p>金髪のアニエスと日欧ハーフのハイジか</p><p>もう２、３人見繕ってよ、公あテレビに出ているようなユウメイジンはダメよ</p><p>改めて、まり子は雪乃を見る</p><p>テレビに出ている人がパーティにいたらかえって、この人のご両親は心配なさるかもしれないから</p><p>白坂雪乃だけに何とも言えない</p><p>では、わたくしもダメでございますね</p><p>ドアからミタマが入って来る</p><p>あ、あなたはいいわよ入っちゃいなさい一緒に写真を撮りましょう</p><p>えミタマは、良いの</p><p>父がボケてしまったので運転免許証を国に返しました</p><p>でも、そうなったら何か身分証明書が欲しいというので</p><p>役所に住基ネットカードを貰いに行くことになりました</p><p>ええ、1人では行けないので</p><p>私が付いていきますはぁ</p><p>1064．パンを巡る冒険　／　親への電話</p><p>ミタマだって雪乃の番組に出てるんだぞ</p><p>オレは、まり子に尋ねる</p><p>大丈夫よテレビの時はブラジル水着で日本刀を握りしめてたでしょあっちのインパクトが強いから</p><p>ああ、そうねこうやって、普通に服を着ていたら、背筋が伸びてて姿勢の良い綺麗な女の子にしか見えないものね</p><p>まり子の意見に、可奈センパイが同意する</p><p>小さい子も居てもいいけれどやっぱり、高校生ぐらいの子を揃えたいのよそういう子たちがたくさん集まっていてパーティか何かなのよねそれで泊まっていく子も多いから、1人ぐらい増えても全然問題は無いっていう雰囲気を出したいのよ</p><p>ああ可奈センパイの両親を、安心させて</p><p>なおかつ、余所の家に娘が世話になることを心苦しく感じないように</p><p>て、ことは高校生だろ</p><p>メグは、帰っているのか</p><p>オレは、アニエスに尋ねる</p><p>まだですのっ</p><p>欲求不満のアニエスは、オレの背中に自分のおっぱいをグリグリ押し付けながら言う</p><p>まだってちょっと遅くないか</p><p>女子陸上部の練習はもう終わっているはずだと思うけれど</p><p>マルゴお姉ちゃんと寧お姉ちゃんが、帰りにピックアップしてくるってさ先に渚お姉ちゃんと真緒ちゃんを、お店から連れて来るって連絡があったよ</p><p>そう言いながらマナが部屋に入って来る</p><p>格闘技興行のスポンサーと会いに行ったマルゴさんと寧が</p><p>その帰りに、渚の花屋に寄って</p><p>さらに、メグも連れて来てくれるのか</p><p>あ、そうか警戒態勢なんだな</p><p>オレには、今回の敵がどんな相手かは判らないけれど</p><p>とにかく、深夜０時までは工藤父たちの暗闘が続いているんだ</p><p>ああ、あなたも大人っぽい顔しているから入りなさい</p><p>まり子が、マナにも声を掛ける</p><p>お、お兄さん、帰ってたん</p><p>ルナや双子たち年少組も、この部屋にやって来る</p><p>それから月子も</p><p>お嬢様たちの集い兼警護役の試合に行っている、香月家組とイーディは不在だけれど</p><p>これだけ美少女が居れば充分か</p><p>ああ、双子ちゃんたちは写さないでねうちのパパが、双子ちゃんのファンだからすぐにバレちゃうわ</p><p>まあ、美少女の双子は目立つよな</p><p>はいはいはい、それじゃあそこの椅子の周りに集まって、写真を撮りましょう</p><p>まり子が、指示する</p><p>何々、写真を撮るの</p><p>え、うちら脱いだ方がええですか</p><p>ぬ、脱ぐんですか</p><p>裸がええのわたしらでお兄さんのオチンチン、みんなで舐めようか</p><p>アニエス、オチンチン、入れて欲しいですのっ</p><p>おいおいルナ、リエ、ありす、エリ、アニエス</p><p>いや、服を着たまんまだえっとエッチな写真じゃなくて、みんな仲良くニコニコしている写真を撮るんだ</p><p>そうよ、あんたたちたまには、服を着ている写真も撮りなさいよ</p><p>雑誌を読みながら雪乃が、年少組の子たちに言う</p><p>お洋服を着て、パパとセックスしている写真もよく撮ってますの</p><p>アニエスが反論するが</p><p>だから洋服を着て、セックスしていない写真も撮りなさいって言っているのよ</p><p>うー、アニエスはパパとセックスしたいですのっ</p><p>オレは、そう言うアニエスを抱き締めて</p><p>よしよし後でなでも、今は可奈センパイのためだから、みんなで写真を撮ってくれ</p><p>スキンシップでアニエスの欲求を緩和する</p><p>じゃあ、ノブこれで撮って</p><p>可奈センパイが、自分の携帯電話をオレに手渡す</p><p>ああ、両親に転送するんだからこの携帯で撮った方が良いよな</p><p>するとマナが</p><p>せっかくだから、お兄ちゃんこのカメラでも撮ってよこのメンバーで集まって写真を撮るのは、初めてだし</p><p>マナが、デジカメを持って来る</p><p>ああ、それなら雪乃や双子も一緒に写せる</p><p>お兄ちゃんも一緒に入ってねその時は、カメラマンを交代するからさ</p><p>可奈センパイの家に送る写真には両親を安心させるために、男のオレは写れないけれど</p><p>家族用の写真ならいいか</p><p>ああそれじゃあ、まず高校生だけソファに座ってアニエスたちは、ソファの前後にちょろっと顔を出しててくれればいいから</p><p>オレは写真を撮り始める</p><p>集合写真や可奈センパイとまり子を中心とした、スナップ写真風のものも</p><p>愛が可奈センパイと同じ制服を着ているから上手く配置する</p><p>ああ、そうか愛が鳥居さんの知り合いってことにしてテニス部の先輩のあたしも、一緒にお呼ばれしたっていう設定にすればいいのね</p><p>ちょっとあなた</p><p>鳥居さんてのは止めて下さらないあなたあたしより年上でしょしかも、公の女としてもあなたの方が先輩なんだから</p><p>そうよあたしが先輩よなのに、あなたこそその呼び方はないんじゃない</p><p>２人は、眼と眼で睨み合いクスッと笑う</p><p>まり子でいいわまり子って呼んで下さいお姉様</p><p>お姉様はいいわよまり子みたいな偉そうな子はタメ口でいいわよどうせ、こっちはお嬢様じゃないんだから可奈でいいわ</p><p>にこやかに微笑み合う２人の顔もオレは撮る</p><p>あぅぅあの</p><p>愛が、恐る恐る声を掛けると</p><p>あなたも、わたくしのことはまり子って呼びなさいいいわねわたくしも、あなたのことはあ、愛って呼ぶから</p><p>恥ずかしそうに、まり子は言う</p><p>さっきのホテルの一件で愛のことを認めたようだ</p><p>ぅぅよ、よろしくま、まり子</p><p>こちらこそ愛</p><p>じゃあ、あたしもタメ口にするわあたしのことは、雪乃って呼んでいいから</p><p>雪乃が雑誌に眼を落としたまま、まり子に言う</p><p>判ったわあなたのことは雪乃って呼ぶからわたくしのことは美しいまり子お嬢様って呼びなさいね</p><p>何よそれっ</p><p>雪乃が、雑誌から顔を上げてまり子を見る</p><p>冗談よ人と話をする時は、そうやってちゃんと相手の眼を見なさいよね雪乃</p><p>まり子はニヤッと微笑む</p><p>そ、そんなのあたしの勝手でしょっ</p><p>雪乃は恥ずかしそうに、そう答えた</p><p>ああ、雪乃にはまり子ぐらい、自意識の強い子の方が良い友達になれるんだな</p><p>最近、メグとはすっかり姉妹になっているから</p><p>オレは、２人の様子もデジカメで記録した</p><p>そのまま、２０枚くらい写真を撮って可奈センパイに携帯を返す</p><p>この中から、５枚ぐらい選んで送ってみるわ</p><p>ちょっと、わたくしにも選ばせなさいよ</p><p>まり子も、可奈センパイの携帯の画面を覗き込む</p><p>オレは、デジカメの方で家族たちのスナップ写真を撮り続ける</p><p>そろそろ交代致しますわ</p><p>ハイジがやって来た</p><p>マナお姉様には、お台所の方に戻っていただかないといけませんから</p><p>夕食の支度をしてくれていたんだな</p><p>マナお姉さん、わたしもお手伝いした方がいいですか</p><p>ああ、平気平気コヨミちゃんたちも、みんなでここに居て</p><p>マナは笑顔でそう言うと小走りで台所へ戻って行く</p><p>しかし大丈夫なのか</p><p>マナ１人でみんなの食事を作るのは</p><p>ああさっきまで、ボクたちも手伝っていたから</p><p>ルナが、オレの心を読んで言う</p><p>今はもう大丈夫だと思います</p><p>えー、こっちの写真にしなさいよこっちの方が可愛いから</p><p>いつの間にか雪乃が、可奈センパイとまり子の間に入って、写真選びに参加している</p><p>そうわたくしはこっちの写真の方が好きよこのお部屋のゴージャスな感じもよく判るし</p><p>まり子は、別の写真を推す</p><p>仕方ないわねそれじゃあ美しいまり子お嬢様の言う通りにしたら</p><p>ちょっと雪乃っ</p><p>あーら、そう呼べって言ったのはあなたでしょっくっくっく</p><p>笑う雪乃を見て可奈センパイは</p><p>そうね、この写真も送ってみるわ</p><p>うん良い感じだな</p><p>お兄さん、姉妹集合の写真に一緒に入ってぇな</p><p>はい、うちとリエちゃんとミタマさん、キヌカちゃん</p><p>それからボクたちも</p><p>エリとリエの双子と安城ミタマ＆キヌカ姉妹と鷹倉３姉妹月子、ヨミ、ルナ＋コヨミちゃんか</p><p>みんな揃っての写真てまだ撮ってないですから</p><p>本当は雪乃、メグ、マナ、アニエスの腹違いの姉妹も居るけれど</p><p>それはまた今度の機会だな</p><p>はーい、撮りますよ</p><p>ハイジが撮してくれた</p><p>アニエスパパとルナとありすちゃんと写真が撮りたいですの</p><p>姉妹じゃない子たちとも写真を撮ろう</p><p>じゃあ、パパオチンチン出して下さいですの３人で咥えますから</p><p>だからそういう写真は、また今度な</p><p>そんな感じで写真を撮る</p><p>次はハイジも入れて</p><p>あ、わたくしが撮りますわ</p><p>ヨミがカメラマンを代わってくれた</p><p>はい、次は皆さんで変な顔をしてみて下さい</p><p>変な顔ですの</p><p>そうだよ、変な顔</p><p>エリが変顔をして割り込んで来る</p><p>そうそう、アニエスちゃんも面白い顔をして</p><p>ルナが、笑ってそう言う</p><p>はいですのっありすちゃんもしますのっ</p><p>はーい、こっち見て撮りますよーっ</p><p>年少組の方も色んな個性が集まって、何となく融和しつつある</p><p>元から元気なリエとエリとアニエスが、みんなを引っ張って</p><p>内気なありすやコヨミちゃんたちも明るくなった</p><p>皆様、楽しそうでございますね</p><p>キヌカだけは別次元に居るけれど</p><p>この子とミタマは時間が掛かるだろうまあ、仕方がない</p><p>申し訳ございませんまた、わたくしたちの存在が皆様にご迷惑をお掛けしたのでございますね</p><p>月子が小声でオレに言う</p><p>オレの心が読めるのだからさっきのホテルでの巫女の力を欲している敵のことを知ってしまったんだな</p><p>月子いい加減にしろよ</p><p>今のお前は何なんだ</p><p>あなた様の忠実なる奴隷でございます</p><p>そうだお前たち姉妹は、オレのモノだだから、お前たちは自分自身のことで悩んだりする必要は無いお前たちのことは、全部、オレに任せておけ</p><p>小さな声で、月子は言った</p><p>オレはお前たちを巫女として受け入れた覚えはないお前たちは、オレのセックス奴隷だオレを楽しませ、オレの子を孕むことだけを考えていろ</p><p>そんな話をしているうちに可奈センパイが、親に電話を掛けることになった</p><p>あ、みんな、パーティをやっている設定だから静かにしてなくてもいいけれどセックス関係の話題は禁止だ月子、ヨミ、ルナ変なことを口走る子が出ないようにしてくれ</p><p>アニエス限定だけれど</p><p>親と話している最中に、パパぁ、セックスしてぇぇぇ～みたいな声がしたら何もかも台無しだ</p><p>それじゃあ掛けるわよ</p><p>可奈センパイが携帯を操作する</p><p>あ、もしもしママうん可奈だけどメール見てくれたそう、写真も送ったけれどそうなの、パーティに誘ってもらっちゃってうん他の子も今日は泊めてもらうって言っているからほら、テニス部の愛も一緒なのよ前話したでしょそうそう、パンの子よいつも、家に持って帰っているあの美味しいパンを作っている子あの子の知り合いでトリイ電子のお嬢さんの家なのあ、ちょっと代わるわね</p><p>もしもし、お電話代わりましたわたくし、鳥居まり子と申しますいえとんでもございませんわ今日は、皆様でわたくしの家にお遊び来ていただいておりますのわたくしの家は、部屋も多いですしはい、他の皆様もお泊まりになられますから是非、可奈さんたちもといえいえ、迷惑なことなどございませんわ</p><p>まり子は礼儀正しく、話していく</p><p>上手くいきそうね</p><p>雪乃が、オレの耳にそう囁いたが</p><p>はいあ、ちょっとお待ち下さい</p><p>まり子が、携帯のマイク部分を押さえてオレを見る</p><p>わたくしだけでなく家の大人の方ともお話なさいたいって</p><p>お、大人って</p><p>今このお屋敷には</p><p>渚もマルゴさんもまだ帰って来てないし</p><p>ミナホ姉さんと克子姉は駅前ホテルの地下施設で娼婦候補者たちへの講習会をしている</p><p>翔姉ちゃんやレイちゃんはみすずたちの警護で、香月セキュリティ・サービスの旧研修館ビルだ</p><p>ここには誰もいない</p><p>ど、どうする</p><p>はいはいはいはーい、あたしの出番みたいねっ</p><p>何でエプロン姿で片手にお玉を持って</p><p>はい、貸して</p><p>まり子が、克子姉に携帯電話を渡す</p><p>もしもし、お電話代わりましたはいそうですわうちは大歓迎ですので、どうぞお泊まりになって下さいいえいえ他のお宅のお嬢さんたちも一緒ですし、こういうパーティはよくやっていますのではい</p><p>克子姉が明るい声で、可奈センパイの母親と話している</p><p>とんでもございませーんうちの娘も、可奈さんの様な明るいお嬢さんとお友達になっていただいて喜んでおりますからはいはいそうですそうですまり子は、親の見栄であのような名門お嬢様校に通わせておりますがなかなか、ああいう学校ではお友達ができにくいですからはい色々と苦労することもございますからですから中学の時のお友達をお招きして、こうやってパーティをしばしば開いているんですわそれで可奈さんと同じ高校に通っていらっしゃる愛さんがまり子の中学の時の同級生でしてそういうご縁で、今日は宅に可奈さんもいらして下さったそうですわ</p><p>すげぇどんどんストーリーを膨らませている</p><p>とにかく、うちは構いませんので明日は日曜日ですし、どうぞ宅にお泊まり下さい明日、うちの車でお送り致しますわはい、お嬢さんに代わりますね</p><p>克子姉が、携帯を可奈センパイに返す</p><p>あ、ママそういうことだから平気よみんな、女の子ばっかりだし男の子なんて居るわけないでしょまり子さんは、男の兄弟もいないってもし、居たら、あたし、ここのお家にお嫁に来るのにホントに大きくて綺麗なお屋敷なのよ</p><p>可奈センパイも話を盛る</p><p>うん詳しいことは、明日、帰ったら話すわあ、今日、晩ご飯何だったのカレーそれなら、明日、帰ってから食べるわごめんね、ママうん、それじゃあパパによろしくねっうん、バイバイ</p><p>プチ</p><p>可奈センパイは携帯を切る</p><p>ホントに、ごめんなさいママ可奈は、これから男の欲望に身を任せます</p><p>え、しないのノブせっかく泊まるのに</p><p>あたしの中に、出したいでしょ</p><p>素直にうなずく</p><p>あたしも今夜は、もう、赤ちゃんできちゃってもいいわ</p><p>ニコッと微笑む可奈センパイ</p><p>ちょっと待ちなさいよ公は、その前にわたくしのことをセックス浸けにしてくれるんだから</p><p>その前に、アニエスですのーっ</p><p>パパとセックスしたいっしたいですのっ</p><p>どうなるどうする</p><p>いやいやいやいやそれより</p><p>克子姉何で、ここに居るの</p><p>ずっと居たわよお台所で火を使っていたからマナちゃんが戻って来てくれたから、こっちに来たんだけれど</p><p>ああマナが、コヨミちゃんに手伝いはいらないと言ったのは</p><p>克子姉が、戻って来ていて台所に居たからだ</p><p>緊急事態になったんでしょそれなら、お屋敷に誰か居ないといけないからって御名穂お嬢様が、先にあたしだけ帰して下さったのよ</p><p>マナに、お屋敷の監視システムを任せるのはまだ不安だもんな</p><p>だからあなたたちが帰って来る前に、先に戻って来ていたってわけ</p><p>克子姉はニヤッと微笑む</p><p>克子さんパン買って来ました</p><p>愛がパン屋巡りで集めたパンを持って来る</p><p>といっても、１軒目と３軒目は車の中で試食しちゃった残りで２軒目の高額の食パン２斤はそのままだ</p><p>はいはーい、ありがとうねこのパンの話は後でしましょう</p><p>克子姉は笑顔でパンを受け取って、そう言う</p><p>晩ご飯まで、もうちょっと時間があるからあなたたちは、どうぞ自由にしていて</p><p>自由に</p><p>えーと、赤ちゃんができちゃってもいい人とセックス浸けになりたい人がいるのよねどうぞ</p><p>はいはい、スッキリしてついでにお風呂にも入って、それからご飯にしましょうお手伝いしてくれる子はいるかしら</p><p>わたしお手伝いします</p><p>ならわたしも</p><p>わたくしも致します</p><p>コヨミちゃんと双子とありすが手を上げる</p><p>ルナもパパとしますですの</p><p>アニエスが、ルナに声を掛けるが</p><p>ボクもお手伝いしますヨミお姉様どうぞ色々と大変だったみたいですから</p><p>ルナもホテルでのことを読み取ったのか</p><p>そうだなヨミとハイジも来てくれ</p><p>オレは、ハイジにも声を掛ける</p><p>まり子とハイジの仲直りに、一緒にセックスしたい</p><p>顔を赤らめて、ハイジが答える</p><p>ちょっとあたしの話し相手とか、誰かいないの</p><p>不服そうに、雪乃が言うと</p><p>我々がいるではありませんか</p><p>見参つかまつり候</p><p>安城姉妹が胸を張る</p><p>うわま、いっか、あんたたちでも</p><p>わたくしもおりますわ</p><p>月子が、優しく雪乃に微笑んだ</p><p>というわけで、父を連れて役所に住基ネットカードの申請に行ったのですが</p><p>証明写真を撮るのも一緒に付いてないとダメで</p><p>全自動の機械のやつなんですが</p><p>昔の3分間写真と違うからよく判らん</p><p>うん、今はデジタルだからね</p><p>箱の中に父を座らせて箱の中に手を突っ込んで、私がボタン操作して</p><p>それで写真を撮って窓口へ</p><p>今は高齢者で免許を返納するんで、身分証として住基ネットカードを作る人が多いらしいのですぐにカードはできたのですが</p><p>窓口の人それでは、暗証番号を登録致します</p><p>父はい、＊＊＊＊にして下さい</p><p>私いや、それ言わなくていいから自分でキーを押して、登録するんだから</p><p>父そうなのか</p><p>窓口の人はい、こちらを押して下さい</p><p>父ええと＊＊＊＊っと</p><p>私お父さん、今口で言ったのと違うキーを押したよ</p><p>窓口の人そうみたいですね</p><p>うーん、テンキーの数字を見ながら打つから</p><p>数字の下のキーを押している</p><p>もう一度、私が横で見ていて本人の希望ナンバーを打ち込んで</p><p>窓口の人それでは、こちらがカードですこのカードは10年間有効ですから</p><p>父では、10年後にまた、ここの窓口に来ればいいのですか</p><p>窓口の人それは、あのできました10年後に、役所のホームページを見てみて下さい10年後は、どうなっているか判りませんので</p><p>父うーむ、10年後だとオレは90歳だなあ</p><p>今80歳だもんな</p><p>父10年後は、きっと足が今より衰えているからタクシーで来るしかないな</p><p>いや、そういうことも10年後に考えようね</p><p>とにかく、90歳まで生きる元気があることが判って安心しました</p><p>1065．パンを巡る冒険　／　セックス懇親会　開会の挨拶</p><p>えーといきなりするのお風呂とか、先に入らない</p><p>セックスするための部屋に来ると可奈センパイが、恥ずかしそうにそう言った</p><p>ダメですのアニエス、待ちきれませんのっ</p><p>アニエスは、発情した瞳でオレにしがみついている</p><p>小さな胸を、オレの腕に押し付けて</p><p>パパ、ね派約ですのお洋服着たまましますそれともパンツだけ脱ぎますか</p><p>アニエスは早く、パパのオチンチン、ペロペロしたいですの</p><p>アニエス、ほら、オレにしっかり抱きつけ</p><p>行くぞーっ、そうらっ</p><p>アニエスを抱き締めたまま、ベッドの上にダイブする</p><p>わーおっパパぁっ</p><p>うん楽しんでいる</p><p>楽しさで、ストレスが性欲に流れている状態を変える</p><p>ほーら、くすぐっちゃうぞ</p><p>きゃー、パパっくすぐったいですのぉっ</p><p>ケラケラ笑い出すアニエス</p><p>ハイジも来いよくすぐってやるから</p><p>恥ずかしがるハイジ</p><p>おいでですの、ハイジちゃん早く早く</p><p>ハイジも、ベッドに来る</p><p>ほーら、アニエスオレと一緒に、ハイジをくすぐれーっ</p><p>きゃぁぁんっ</p><p>よしこれで良い</p><p>アニエスの興味がオレとのセックスから、家族に拡がった</p><p>ええっと、あの公、この部屋って</p><p>まり子が部屋全体を見ながら、オレに言う</p><p>もしかしてちょっと、エッチなお部屋</p><p>ここは元は娼館のプレイルームだ</p><p>ていうか、このお屋敷の中の過半数の部屋はそういう目的で作られているんだけれど</p><p>香月家本邸の鏡の部屋ほどではないけれど壁には大きな鏡があるし</p><p>ノブ、これってアレよね</p><p>可奈センパイが、壁際に置かれた三角木馬を指差す</p><p>あ、それはただのオブジェだからここは、本格的な部屋じゃないんだって気分を高めるために、置いてあるだけでさ</p><p>白坂創介たちが、使っていたホンモノのＳＭルームは、すでに全て廃棄した</p><p>御名穂姉さんや、克子姉、渚にとっては嫌な思い出しか、無い場所だからだ</p><p>ここは元々の政財界の大物だけを相手にしていた黒森楼時代に、ＳＭっぽい雰囲気だけを味わうために作られた部屋らしい</p><p>それは危ないですから、乗っちゃダメですの</p><p>アニエスが、笑って可奈センパイに言う</p><p>パパと一緒に楽しむお馬さんは、こっちの壁にありますの</p><p>そう言って少し大きめのマシンを指差す</p><p>これってアレよね</p><p>可奈ったらアレじゃわからないわよ</p><p>いや、あのこれって、ちょっと前に流行った乗馬フィットネスの機械だと思うんだけれど</p><p>ああ、そうみたいね馬の鞍《くら》みたいなのと、鐙《あぶみ》みたいなのが付いているわよね</p><p>まり子も、その乗馬マシーンを見る</p><p>ここが、ガッタンゴットン動いて馬に乗っているみたいな動きをして、人間の身体を上下したり捻ったりするんでしょ</p><p>でも普通の乗馬フィットネスの機械より、これって２回りくらい大きいわよ</p><p>可奈センパイは、指摘する</p><p>そう言えばそうねアメリカの暴れ馬に乗る体験をシミュレートするロデオ・マシーンかしらでも、ロデオマシーンならもっと大きいわよね</p><p>まり子も考え込む</p><p>それはパパとセックスしながら乗るお馬さんですの</p><p>アニエスはベッドから飛び降りて、乗馬セックス・マシンへ向かい</p><p>まずは、普通に跨がり</p><p>こっちの向きの時はこうやって、お尻を突き出して、後ろからパパに犯してもらいますのっ</p><p>鐙に足を掛け鞍の前に付いているハンドルを握って、まるで早駆けの時の騎手の様なポーズを取る</p><p>それで、機械の強さは強にしますのこれが、ギャロップの体位ですのお腹の中をガンガン突かれますから、アニエスはしっかり鞍に掴まっていないといけないんですの</p><p>鞍の上で、ぷりぷりっとお尻を振る</p><p>へ、へぇ</p><p>アニエスは、今度は前後逆にマシンに跨がって</p><p>こっち向きの時は、パパに抱っこしてもらってセックスしますの動きの強さは中にしますそれがトロットの体位ですパパに抱っこされて、軽やかにお馬さんに乗っているみたいで気持ちいいですのアニエスは好きです</p><p>後、パパにこの上に仰向けになってもらってアニエスが上になる時もありますのその時は、危なくないように弱にしますけれど上下の動きは、ゆっくりでも深くしますそうすると海の上で、お船に揺られながらセックスしているみたいになりますそれが波の体位です</p><p>アニエスは、そう説明した</p><p>アニエスは今日の気分は、ギャロップかな思いっきり、パパに犯されたいですの</p><p>ハイジちゃんは、どうしますのっ</p><p>わ、わたくしはどんなのでも結構でございます</p><p>恥ずかしそうに答えるハイジ</p><p>あ、そうかやって見せてあげないと、判らないですものね</p><p>アニエスはそう言って、再びギャロップの高く尻を突き出したポーズを取る</p><p>パパ、パパ早くですの</p><p>うんとあたしは、どうしようかしら</p><p>可奈センパイが呟く</p><p>え、可奈あの機械でのセックス、試してみるの</p><p>だってちょっと、面白そうだと思わない</p><p>それは思うわよ</p><p>うん、そうね可奈がするんならわたくしもするわ</p><p>でも早いのは怖いから中か弱よね</p><p>わたくしが中でするから可奈は弱にしなさいよ</p><p>みんな乗馬セックス・マシンに興味津々らしい</p><p>はい、お待たせしましたお台所から、色々持って来ましたわ</p><p>ヨミが、ワゴンを押して入って来る</p><p>セックスしながら、ちょっとお夕飯までにお腹が空いたら摘まみなさいって克子お姉様が、お菓子と飲み物を用意して下さいました</p><p>さすが克子姉なんて気が利く</p><p>それからアルコール度数がそんなに高くないワインを１本だけちゃんと冷えてまーす</p><p>ヨミは赤ワインのボトルを取り出す</p><p>助かるわ素面《しらふ》だと恥ずかしいから少しだけ、いただきたかったのよ</p><p>お嬢様のまり子はワインとかは普段から、飲み慣れているんだな</p><p>可奈は飲む</p><p>じゃあ、一杯だけそうね確かに、ワインでも飲まないとやってられない雰囲気だわ</p><p>おいおい、ワインを飲んで乗馬セックス・マシンは危ないぞ</p><p>平気よだって公がちゃんと抱き締めててくれるんでしょ</p><p>まり子は、そう言いながら慣れた手つきで、ワゴンの上にあったソムリエナイフを取ると、ボトルを開封していく</p><p>オレは飲まないからな</p><p>なあにあたしたちを落とさないか心配なの</p><p>可奈センパイが、オレを見て笑う</p><p>違いますわ先生は今夜の緊急事態に備えていらっしゃるんです</p><p>ああいざっていう時に、アルコールのせいで失敗するわけにはいかないからオレはいいからまり子たちは飲めよ</p><p>それに工藤父たちは、今、この時間も死闘を繰り広げている</p><p>そんな時に、オレだけ美少女たちとセックスしているのは、何だか申し訳ないけれど</p><p>せめて、思考や判断力や身体機能を鈍らせることだけはしないようにしたい</p><p>こんな状況で、緊急事態への対応能力を失うことだけはオレの立場としては、絶対にしてはいけないことなんだと思う</p><p>わたくしも遠慮させていただきます</p><p>アニエスはギャロップしますから、今はいただきませんの</p><p>どうぞ、お姉様たちでお楽しみ下さい</p><p>ハイジ、アニエス、ヨミがワインを断る</p><p>あら、そう言われると飲みにくいわね</p><p>いいわよまり子とあたしでいただきましょもう、封を切ってしまったんだしそれに、こういう時だからこそも、平然と楽しんでいる子もいなくちゃいけないのよ</p><p>可奈センパイが、まり子に微笑む</p><p>そうねじゃ、いただいちゃいましょう</p><p>まり子は、コルクにコークスクリューをネジ込もうとするが</p><p>まり子お嬢様わたくしが致しますわ</p><p>ハイジが申し出る</p><p>まり子お嬢様はお上手でないですから</p><p>ああ鳥居家でハイジが仕えている時にも、まり子がワインボトルを開けたことがあったんだな</p><p>家族内のパーティか何かで</p><p>そうねこういうのは、ヨーロッパ育ちのあなたの方が上手いわよね</p><p>まり子は、ボトルとコルク抜きをハイジに手渡しながら</p><p>でも、もうまり子お嬢様じゃないわよわたくしのことは、まり子お姉様と呼びなさい</p><p>主従だった時の呼び方をしてしまっていたから</p><p>ハイジはするするっとコークスクリューをネジ入れ軽やかにスポンッと抜く</p><p>実にスムースで、早くて、上手い動きだ</p><p>ありがとう、ハイジ貸して可奈には、わたくしが注いで差し上げるから</p><p>まり子は、ボトルを受け取りワゴンの上のグラスにトクトク注ぐ</p><p>じゃあ、まり子にはあたしが注いであげるわ</p><p>あら、ありがとうございますわね</p><p>可奈センパイがボトルを持ちまり子のグラスに注ぐ</p><p>変なモノねあたし、段々、まり子のこと気に入ってきたわ</p><p>奇遇ねわたくしも、可奈のこと好きよ公の次くらいに</p><p>あたしもノブの次くらいに好きよ</p><p>一緒にセックスする機会ができて、良かったわ</p><p>そうねあたしも、そう思う</p><p>チンッと、グラスを合わせる２人</p><p>待って、待って、まだ飲むなどうせなら、みんなで乾杯しよう</p><p>はーい、オレンジ・ジュースでいいですか</p><p>ヨミが、ハイジに尋ねる</p><p>うー、アニエスはパパの精液が飲みたいですの</p><p>アニエスの答えに、ヨミは</p><p>塩っぱくて苦いのは、また後でね今はみんなで仲良くの乾杯だから、甘い物を飲みましょう</p><p>あら、精液って塩っぱくて、苦いの</p><p>まり子が、素で尋ねる</p><p>大体、そうですのパパの体調によってちょっだけ味が変化します</p><p>アニエスが正直に答える</p><p>わたくしが飲ませていただいた時は苦さの方が強かったと思います</p><p>まあ、ハイジも飲んだことあるの</p><p>そりゃ、あるわよノブは、飲ませるの好きだから可奈も覚悟しておきなさいね</p><p>あたしも、最初は苦手だったんだけれど月に２回ぐらい、無性にノブの精液が舐めたくなる時があるのよね</p><p>アニエスは、今、そうですの</p><p>ヨミからオレンジ・ジュースのグラスを受け取りながらアニエスが言う</p><p>パパの精液も舐めたいですし、大きなオチンチンをお腹の中に入れて欲しいですのアニエスの中に、いっぱい射精して欲しいですの</p><p>大丈夫、大丈夫ちゃんと、アニエスちゃんの時間を作ってあげるわよだから、慌てないでいいわ</p><p>１番年長の可奈センパイが腰を屈めて、アニエスと目線を合わせて、そう言った</p><p>ノブとお馬さんに乗るんでしょ</p><p>アニエスの金色の髪を優しく撫でる</p><p>アニエスは、ニカッと可奈センパイに微笑んだ</p><p>よし、じゃあ乾杯しよう</p><p>全員がグラスを持ったところで言う</p><p>何に乾杯するの</p><p>まり子がオレを見て、微笑む</p><p>オレたちが出会えたことに</p><p>そうねみんなに出会えて良かったわ</p><p>パン屋さん巡りも楽しかったものね最後がちょっと大騒ぎだったけれどヨミさんも、ハイジちゃんも大活躍だったし</p><p>可奈センパイが、しみじみと言う</p><p>アニエスは、行ってないですの</p><p>だから、早く編入試験に受かろうなそうしたらオレが、どこかアニエスの行きたいところへ連れてってやるよ</p><p>ホントですのっ</p><p>アニエスは興奮する</p><p>アニエスは、海っ海にまた行きたいですのっ</p><p>ああ、５月に</p><p>アニエスが地下室から解放されたばかりの頃に海に行ったよな</p><p>今度は、あの海を見ながらパパとセックスしたいですの</p><p>そう言うアニエスに、まり子は</p><p>どうして、アニエスさんはセックスのことばかり話しているの</p><p>不思議そうに尋ねる</p><p>だって世の中に、パパとのセックスほど大切なことはないですものっ</p><p>アニエスは、真顔でそう答える</p><p>確かに、ノブとのセックスは楽しいけれどノブとすると、他の男の子とは、したいとは思わなくなっちゃうもの最近は、１人で悶々としている時もノブの顔とか、ノブの裸かしか頭の中に浮かんで来なくなっちゃったし</p><p>あ、それ判るわ公とのセックスってすっごい、強く記憶に残っているのよねセックスしている時のビジュアルも、身体の匂いも、公の身体の触感も生々しく覚えているから</p><p>まり子がオレを見る</p><p>この１週間わたくし、公のことばっかり思い出してたもの</p><p>まり子、１人エッチした</p><p>し、したわよ</p><p>ノブのこと思いだして</p><p>そ、そうよ悪い</p><p>恥ずかしそうなまり子に、可奈センパイは</p><p>悪くないわよあたしもよくするからエッチ系の想像はもう、ノブしか出て来ないわ次は、どんなエッチなことをされちゃうんだろうって考えたらそれだけで濡れちゃうから</p><p>わ、わたくしもよハイジは</p><p>わ、わたくしはそんな想像をする前にあ、あの犯していただいておりますから</p><p>年少組はセックスの時にお互いに、ゲストに呼び合うから</p><p>いや、それも少しでも早く仲良くなりたいという思いからなんだろうけれど</p><p>あらそいいわね一緒に住んでいる人は</p><p>そうねみすず様や瑠璃子様が、香月のお屋敷を離れて公と暮らしている理由が判りますわ</p><p>そう言う、可奈センパイとまり子はご両親と暮らしているから、ここに住むことはできない</p><p>アニエスはホントなら、２４時間ずっとパパと繋がっていたいですのアニエスのお腹の中に、パパのオチンチンが入っている時が本当のアニエスですのそうでない時のアニエスは足りていないんですの</p><p>今のアニエスはまだオレとのセックスにしか、人生の意義を見つけていない</p><p>それはアニエスの不幸な生い立ちのせいなのだけれど</p><p>これを治すのは、本当に時間が掛かるだろう</p><p>それでも、少しずつは前進しているとオレは思っている</p><p>パパもそうですのパパはアニエスだけじゃないですけれど家族とセックスしている時のパパが、本当の全部、足りているパパなんですの</p><p>そうだ、オレも</p><p>セックスすることで自分の中の足りていない何かを、補っている</p><p>それもいつかは、満たされますわ</p><p>ヨミが笑って言う</p><p>オレの心を読んでそう言ってくれた</p><p>うんとにかく、乾杯しようアニエスやってくれ</p><p>グラスを掲げて、アニエスちゃんがみんなに乾杯って言うんだよ</p><p>ハイジが、優しくそう言う</p><p>ああ、あれをアニエスがするんですのねっ</p><p>それでは乾杯ですのっ</p><p>乾杯っ</p><p>オレたちはグラスを合わせた</p><p>１人１人と仲良く</p><p>そして、グイッと飲む</p><p>甘いジュースが美味い</p><p>あ、そうだわたくし、克子お姉様から、こちらのお部屋のクローゼットの鍵を預かってまいりましたわ</p><p>乾杯が済むとヨミが、そんなことを言った</p><p>クローゼットって、これのこと</p><p>可奈センパイとまり子が部屋の片隅を見る</p><p>はい、中に入って居るものは何でも自由に使っていいそうですわ</p><p>ヨミが、ガチャリと鍵を開ける</p><p>何が入っているかしら</p><p>興味を持って、扉が開くの待つ可奈センパイとまり子</p><p>ヨミがクローゼットを開くと</p><p>うわっ、すっごいエッチ</p><p>中にはＳＭごっこに使う、衣装と小道具が入っていた</p><p>身体を傷付けない程度にプレイできるものが</p><p>うっわー、この革のビスチェとかエッチィわよ乳首だけ丸出しなのね</p><p>可奈センパイは、衣装に興味を持ったらしい</p><p>ねえねえ、まり子どれか着てみない</p><p>いいけど公、これは何</p><p>まり子が取りだしたのは革手錠だった</p><p>これは手を縛る器具だよ</p><p>うそ痛いの血が止まったりする</p><p>心配そうに言うまり子</p><p>これは、そうはならない血液の循環とかはそのままで手だけ動かないように固定するようになっているから</p><p>そういう構造になっている</p><p>ああ、あそこのベッドには手足を括り付ける輪っかとか付いているものね</p><p>ああなるほど、ロープもあるわ</p><p>まり子は、クローゼットの中から縄も見つけた</p><p>公これで女の子を縛ったことある</p><p>縛り方でしたらわたくしが知っておりますわ</p><p>ヨミは克子姉のセックス技術を記憶ごとコピーしている</p><p>なあにまり子、縛られてノブが犯されたいの</p><p>可奈センパイが、冗談ぽくそう言うと</p><p>まり子は、頬を赤らめて答える</p><p>わたくししてみたいですわ</p><p>少年マガジンが迷走中だそうです</p><p>恋愛マンガの作品タイトルにもなっているヒロインを</p><p>作中で、交通事故で死なせたそうです</p><p>しかも、同じマンガ家の先生の前々作の続編で</p><p>前の作品の主人公とヒロインの間に生まれた女の子という設定だったそうですが</p><p>前の作品の時のファンにも辛い思いをさせるという</p><p>いやマガジンが変なのは、昔からずっとですけれど</p><p>高校1年生の男女が同じ家に２人きりで暮らすことになるという</p><p>メチャクチャラブコメ路線で始まった翔んだカップルが</p><p>もの凄く暗ーい作品になっていったり</p><p>ヒロインが、少年マンガなのにガチ・レイプ輪姦されるという凄ノ王とか</p><p>昔も、特異なマンガを連載していましたから</p><p>まあ、そういう雑誌のＤＮＡが流れているんでしょうね</p><p>1066．パンを巡る冒険　／　まり子縄化粧・アニエスと乗馬セックス</p><p>パパ、パパ、早くお馬さんですの</p><p>アニエスが、乗馬セックスマシーンのに跨がって可愛いお尻を振っている</p><p>その一方で、ベッドの上では</p><p>ええっと制服、シワになっちゃうけれどいいの</p><p>構わないわ予備が２着あるしどうせなら、制服姿で縛られたいから</p><p>可奈センパイの問いに、まり子が答える</p><p>じゃあまず革手錠で、後ろ手に縛りまーす</p><p>ヨミが、そう言ってまり子の手首を背中の腰の位置で固定する</p><p>興味深そうに、ハイジが拘束のやり方を見ている</p><p>パパ早いのが、激しいのがしたいですの</p><p>オレがマシンの前に行くと、アニエスがオレに抱きついてそう言う</p><p>最初から、激しいのはダメだ</p><p>オレがゆっくり、アニエスの身体を楽しめないだろ</p><p>オレは、１２歳のハーフ美少女にキスをする</p><p>んんんっパパァ</p><p>アニエスはとろんとした眼でオレの舌を求めてきた</p><p>キスしながら、オレはマシーンを弱で始動させる</p><p>クゥイイーン、クゥイイーン</p><p>オレたちを鞍に乗せてゆっくりと上下する乗馬セックス・マシン</p><p>まるで、凪いでいる海の上で小舟に乗っているみたいだ</p><p>ゆったりとした気分で、オレはアニエスの身体を抱きしめる</p><p>なるほど、ああなるんだいいわねあたしもしてみたいわ</p><p>可奈センパイが、マシンの動きを見てそう呟く</p><p>わたくしもああやって、抱っこしていただきたいですわ</p><p>ああ、ハイジ後でしてやるからな</p><p>オレは、アニエスとマシンに揺られながらそう答えた</p><p>先生まり子お姉様の首輪だけ、決めて下さい</p><p>ヨミが、ベッドからマシン上のオレに言う</p><p>ベッドには、クローゼットから取りだした首輪が７つぐらい並べられていた</p><p>今日のまり子はそこの黒くて、ゴツイのにしようそういう方が、責められている感じが出るだろ</p><p>オレは、太い首輪を選ぶ</p><p>あ、ぴったり首にハメるなよ苦しいからむしろ、ダランとした感じに少し、緩めてハメてやってくれ監禁レイプされて３日目ぐらいのそういう感じがいいな</p><p>はい、かしこまれましたー</p><p>ヨミはオレの心が読めるからオレのイメージ通りに仕上げてくれるだろう</p><p>まり子お姉様失礼致します</p><p>ヨミが、まり子に首輪を付ける</p><p>ハイジちゃん、ちょっと持ってて</p><p>あは、はい</p><p>元・主人に首をハメる手伝いをすることに、ハイジはブルルッと震えた</p><p>持っててくれないと金具が留められないから</p><p>ハイジが首輪を持ってヨミがパチリと金具を留める</p><p>まり子お姉様は、今、この瞬間から先生には絶対服従ですよ</p><p>ヨミが、ニヤッと微笑む</p><p>は、はい判っているわ</p><p>まり子の顔は、すでに興奮で赤く上気している</p><p>ハイジ、まり子の首輪に紐をつけろ</p><p>オレは乗馬マシンに跨がって、アニエスを抱きながら命じる</p><p>ひ、紐でございますか</p><p>ああまり子みたいな娘には、首輪にリード紐が必要だろ</p><p>じゃじゃ馬を御する紐が</p><p>はい、ハイジちゃんこれですわ</p><p>ヨミが、クローゼットから大型犬を散歩させる時のリード紐を取り出す</p><p>ハイジは、それを受け取り</p><p>ま、まり子お姉様失礼致します</p><p>まり子は元・臣下に丁寧な口調で礼を言った</p><p>い、今のわたくしは絶対服従ですから</p><p>そ、そうなのでございますね</p><p>ハイジが震える手でまり子の首輪らカチャリとリード紐を取り付ける</p><p>ハイジ、そのリードはしばらくオレの代わりにお前が持っていろ</p><p>オレの手はしばらく、忙しい</p><p>両手で今、背中からアニエスを抱き締めて服の上から、アニエスの胸を揉んでいるから</p><p>き、気持ち良いですの</p><p>ゆったりとした乗馬セックス・マシンの上下運動がアニエスの心も落ちつかせてくれていた</p><p>ひ、紐お、お預かり致します</p><p>元主人を飼い犬のように従えていることに、ハイジは困惑している</p><p>しかし、こういう体験が２人の関係を親密にいくとオレは信じる</p><p>はーい、ロープいきまーす</p><p>ヨミが束ねてあった荒縄を解く</p><p>ねえ、ノブまり子をどんな風に縛るの</p><p>興味津々で可奈センパイが、オレに尋ねた</p><p>ねえ、半脱ぎだっけそういうのにしましょうよまり子のおっぱい、丸出しにして</p><p>オレは、アニエスの服の裾から手を入れ</p><p>アニエスノーブラだ</p><p>そのまま、揺れるマシン上で生のおっぱいの感触を楽しみつつ</p><p>ヨミまり子の制服を、胸の上までたくし上げて胸を露出させろそれで、おっぱいを</p><p>はい縄で８の字に括ればいいんですね</p><p>巫女の力があると話が早くて良い</p><p>そうだ、こんな感じに</p><p>オレは、アニエスの服を捲り上げておっぱいを出す</p><p>そうして、両手でこういう感じに縛れと、アニエスの胸を使って示す</p><p>ああうー、パパァ</p><p>ブルルッと震えるアニエス</p><p>かしこまりましたロープでブラを作りますわ乳首は丸出しの</p><p>ヨミがまり子の柔肌に、縄を掛けていく</p><p>こんなので縛って平気なの</p><p>呼吸や血行に障害が出ない程度で縛りますわ</p><p>克子姉のテクニックを記憶しているヨミは言う</p><p>でも、こんなロープだとお肌に跡が残っちゃうんじゃないの</p><p>可奈センパイは、荒縄の端を掴んでそう言う</p><p>はい赤くお肌に跡が着くみたいですわ</p><p>ギョッとする、まり子と可奈センパイ</p><p>え、それじゃあ困るじゃないの</p><p>絶対服従中のまり子は黙ったままでいる</p><p>でも、そんなに強く縛りませんから縄目がお肌に残っても、明後日には消えてしまいます</p><p>今日は土曜日月曜日までには、消える</p><p>それに赤く縛られた跡が肌に残っている女性は、とってもセクシーに見えるそうですわ</p><p>そうなのノブ</p><p>可奈センパイと同時に、まり子もオレを見る</p><p>ああ半脱ぎでロープで縛って思いっきり、まり子を犯してやるからそれでみんなとのセックスが終わったら、風呂に行くだろその時に、縄の跡で化粧しているまり子の裸をオレは見たい</p><p>白い１６歳の裸身に赤い縄目文様が付いているのを</p><p>は、はいど、どうぞ</p><p>まり子は、ハァと熱い息を吐く</p><p>し、縛ってわたくしを、縛って下さいませ</p><p>では、失礼致します可奈お姉様お手伝いいただけますか</p><p>あ、いいわよ</p><p>ハイジは、リード紐を持っているから</p><p>ヨミは、可奈センパイに助けを乞う</p><p>えっと胸を露出させるのよね</p><p>まり子のセーラー服タイプの制服をぐいっと括り上げる</p><p>羞恥に震えるまり子</p><p>今日のブラジャーは、淡いブルーだった</p><p>後ろのホックだけ外して、上にたくし上げるわよその方がエロいでしょ</p><p>可奈センパイが、笑ってそう言う</p><p>パパぁアニエスも、脱がして欲しいですの</p><p>アニエスが、オレに言う</p><p>オレはゆっくりと揺れるマシンの上で、アニエスの上半身を丸裸にする</p><p>スカートは、そのままパンティもだ</p><p>はーい、痛くないように縛りますから</p><p>ヨミが、まり子の胸にロープを巻いていく</p><p>まり子は、やっぱりＭっ気が強いんだな</p><p>どうです先生</p><p>ヨミが、縛りの成果を尋ねる</p><p>あら、ロープで上下から８の字に縛られてまり子のおっぱい、ボリュームアップしているわよ</p><p>可奈センパイが、笑顔で感想を述べる</p><p>裸になるより、恥ずかしいですわ</p><p>まり子は、震えながらそう言う</p><p>後ろ手に縛られ、首輪を付けられ胸をロープで括られて</p><p>でも、まだ足りない</p><p>オレは、手をアニエスの股間に差し込む</p><p>あんっ、パパぁっ</p><p>アニエスのパンティは、すでにぐっしょりと濡れていた</p><p>オレにまさぐられていることと乗馬セックス・マシンの振動が、アニエスを刺激し続けているから</p><p>アニエス熱くなっているぞ</p><p>だってパパのオチンチンが欲しいんですもの</p><p>乗馬マシーンの鞍の上でオレに抱き締められアニエスが答える</p><p>そうか、アニエスところで、まり子はどうなっている</p><p>オレは、ベッドの方に尋ねる</p><p>まり子、その場で大きく足を広げて股間がどうなっているか、オレに見せろ</p><p>羞恥心に震えるまり子</p><p>絶対服従ですわまり子、お姉様</p><p>そ、そうですぜ、絶対服従でございます</p><p>リード紐を握りしめているハイジも</p><p>まり子は、震えながらオレに向かって、Ｍ字開脚しようとする</p><p>もう、じれったいわね</p><p>可奈センパイが、まり子の制服のスカートをグイイッと捲り上げる</p><p>まり子のパンティは、ブラと同じブルーだった</p><p>股間の布地は、グッショリと湿っていた</p><p>まり子今、まり子のアソコはどうなっているんだ</p><p>オレは、アニエスの股間をグリグリとまさぐりながら尋ねる</p><p>小さな声で、まり子は答えた</p><p>それは公にあなたに犯されたいからよ</p><p>早く早く、犯してワガママで高飛車なまり子を公のオチンチンでイジメて下さい</p><p>日本一の名門女子校の制服を着た世界有数の電子機器企業の社長令嬢が</p><p>清楚な制服を半脱ぎにさせられ</p><p>両手は背中で縛られ</p><p>露出させられた乳房を荒縄で縛られ</p><p>太ももも露わに愛液の染みたパンティも公開させられている</p><p>その美しい顔は、被虐の性的興奮に蕩けていた</p><p>欲しいのよっあなたに、力尽くで犯されたいのセックスしたいのよっ</p><p>欲望を正直に吐露する</p><p>アニエスが先だまり子はそこで、見ていろ</p><p>片手で、ズボンの前を開いて勃起しているペニスを露出させる</p><p>アニエスギャロップだ</p><p>アニエスは、乗馬セックス・マシンの鞍《くら》に付いているハンドルを、ギュッと握りしめる</p><p>そして、鐙《あぶみ》に足を入れ踏ん張って、四つん這いの態勢でお尻をオレに突き出した</p><p>オレは、アニエスのパンティをズラして１２歳の小さな割れ目を露出させる</p><p>そこはとろとろに蕩けて、内側のピンク色が零れ出す熱い愛液に濡れて光っていた</p><p>はいですのパパ、アニエスをアニエスの中に来て下さいですのっ</p><p>オレは、ベッドの方にいる４人によく見えるようにアニエスの愛液を、オレのペニスにネットリと撫でつけて</p><p>オレもオレ用の鐙《あぶみ》をグッと踏みしめて、中腰になり</p><p>後ろからアニエスの膣口に、張り詰めた亀頭を</p><p>グイッと来てぇぇぇっ</p><p>ヌププッ</p><p>この半年毎日の様にセックスしているけれど</p><p>狭くて小さい</p><p>もっとぉぉ、奥までぇぇパパぁぁ</p><p>オレはアニエスの小さな腰を掴んでクグッと押し入れていく</p><p>入って行く</p><p>あたしも欲しい</p><p>まり子、ハイジ、可奈センパイの眼がオレとアニエスの結合点に集中する</p><p>ぁぁ、ぁぁ、パパァァァ</p><p>狭い肉の道をオレのペニスの形に押し広げて</p><p>オレの勃起が全て、アニエスの中に埋没する</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁパパぁぁ好きぃぃ、大好きですの</p><p>上半身裸で下半身はスカートを捲り上げられ、パンティを穿いたままオレに犯されている少女</p><p>馬を模したセックス・マシンの鞍の上で</p><p>オレは、アニエスが落ち着いたのを確認すると</p><p>ギャロップ行くぞ</p><p>オレは、アニエスが間違って落ちないようにアニエスの小さな身体に覆い被さるようにして、鞍のハンドルを掴む</p><p>足も、しっかりと鐙《あぶみ》を踏んでいることを確認して</p><p>上下運動の操作スイッチを弱から強に切り替える</p><p>ウィィィン、ウィィイーン</p><p>これだけ大きな機械だから突然、スピードから早くなったりはしない</p><p>ゆっくりとマシンのうねりが強く、早くなっていく</p><p>キュゥイイーン、キュキュゥイーンッ</p><p>あああっ、気持ち良いっパパぁぁ気持ちいい</p><p>激しくなる揺れと振動にアニエスの胎内で、オレのペニスが暴れる</p><p>ギュゥイイイーンカギギュギュイーンッ</p><p>ああっ、ああっ、パパぁぁパパぁぁ</p><p>もう黙ってろ舌を噛むぞ</p><p>鞍の上で後背位でセックスしながら、強制的に機械に揺さぶられる快感</p><p>自分の意志と関係無く、アニエスの膣壁にオレの亀頭が擦り付けられる</p><p>あああ気持ちいい</p><p>うわぁ、アニエスちゃん、気持ち良さそう</p><p>可奈センパイが、オレたちのセックスを見て言う</p><p>わたくしも早く欲しいです</p><p>まり子も、熱い眼でオレたちを見ている</p><p>あんなのわたくしにも、できるのかしら</p><p>ハイジが、そう呟くと</p><p>それでは今のアニエスちゃんの快感を、わたくしたちもお裾分けさせていただきましょう</p><p>少し離れていますから６割ぐらいの再現ですけれど</p><p>そう言ってまり子と、可奈センパイに触れる</p><p>きゃうううっ何これっ</p><p>あああっ、気持ちいいわぁ</p><p>ヨミが巫女の力で感じ取っているアニエスの快感を２人にも流し込んでいるんだ</p><p>ハイジちゃんもわたくしに触れて下さい</p><p>ヨミも感じている表情で、ハイジに言う</p><p>ハイジが、ヨミの肌に触れる</p><p>胎内をオレのペニスで激しく抉られる快感がハイジの中にも、流れ込む</p><p>あああっ、ああーっ、ああーっ</p><p>Ｍ字開脚したままのまり子の下着の染みがブワワッと拡がっていく</p><p>まり子とハイジは、その場で自分の股間を押さえている</p><p>３人に快感を伝えているヨミはグッと腰を落として、マシン上のアニエスのように堪えている</p><p>ガッシンッグワアッシンガッシン</p><p>ぬぬぬっ、ぬぬぬっ、んんんっ</p><p>激しく駆動する乗馬セックス・マシンの上でアニエスは、グッと奥歯を噛みしめて耐えていた</p><p>マシンの動きに合わせてオレの腰が勝手に、突き込んでいく</p><p>ああブワワッと全身から汗が出て来る</p><p>オレの額の汗が飛んでアニエスの裸の背中に弾ける</p><p>アニエスの身体も、どんどん熱くなる</p><p>ああ締まるキュウキュウとオレを締め付ける</p><p>温かな愛液を潤滑油に、激しくピストン運動を繰り返す</p><p>あああっ、あああーっ、ああーっ</p><p>ひっ、ひぃーっ、ひーっ</p><p>くぅぅ、あう、ううっ</p><p>んんっ、んんんっ、んんーっ</p><p>ベッドの上の４人が、声が出せないアニエスの代わりに大きく喘いだ</p><p>あああっ、判る判りますわ</p><p>アニエスちゃんもうイッちゃいそうなのね</p><p>先生もイッちゃいそうなんですね</p><p>アニエスちゃんが、心の中で叫んでますわ</p><p>中に出して</p><p>いっぱい出して</p><p>あああーっイクッ、イクッイクゥゥゥゥ</p><p>マシンの上でアニエスがビクビクッと震えて、身体を大きく反らす</p><p>胎内が収縮するッ</p><p>ブレーキ</p><p>オレは、マシンのハンドルに付いている緊急停止スイッチを押しながら</p><p>ンッヌゥッッッ</p><p>子宮を洗う精液の熱にまたアニエスの身体が跳ねる</p><p>ああっ出てるのね</p><p>判るわアニエスちゃんの中で、ドクドク出てる</p><p>温かいのが拡がっていってます</p><p>ああ気持ちいいですわ</p><p>カッシャーン、カッシャーン、クゥィィィーン</p><p>乗馬セックス・マシンの動きがゆっくりと収まっていく</p><p>クィィィーンプシューッ</p><p>そして停まる</p><p>アニエスは、全身汗だくで鞍の上に突っ伏す</p><p>膣にまだ、オレのペニスを挿入されたまま</p><p>パパぁぁ気持ち良かったですのぉぉぉぉ</p><p>アニエスが、濡れた瞳でオレに言う</p><p>ああ、オレも気持ち良かったよ</p><p>オレは、こわばったアニエスの裸の背中をマッサージしてやる</p><p>ありがとう、パパ大好きですの</p><p>オレも、アニエスが大好きだぞ</p><p>オレは、汗で濡れたアニエスの背中にチュッとキスをした</p><p>何か、サザエさんみたいなサブタイトルになってしまいました</p><p>今年は、私にとってはキツイことばかりなのですが</p><p>良いニュースに浮かれかけていると、すぐに現実の冷酷さを知らされるというか</p><p>そろそろ何とかしないと人生がヤバイです</p><p>かなり追い詰まってます</p><p>残り2ヶ月で、少しは好転してくれればいいのですが</p><p>1067．パンを巡る冒険　／　可奈センパイとレイプごっこ</p><p>オレはアニエスの胎内から、ペニスをズルッと引き抜く</p><p>１２歳の狭い膣道から、オレの亀頭がぬぷりと抜け落ちた</p><p>すぐに、タラーッと白い精液が滴り落ちてくる</p><p>気持ち良かったですの</p><p>兄臼は、ゆっくりと身体を起こすと乗馬セックス・マシンから降り</p><p>パパお口で綺麗にしてあげますのっ</p><p>全身汗まみれの妖艶な微笑で上目遣いで、オレに言う</p><p>オレも、マシンから降りてアニエスの前に仁王立ちになる</p><p>オレも服を脱いで、上半身裸になる</p><p>下半身も、スボンごと脱ぎ捨てて全裸になった</p><p>ちゃんと綺麗にして、お渡ししますから、待ってて下さいですの</p><p>アニエスは、ベッドの方の４人の少女に振り向いてそう告げた</p><p>４人とも、アニエスの絶頂を共有してまだ立ち直っていない</p><p>パパ、いただきますですのっ</p><p>アニエスは、オレの前にしゃがみこむと両手で、オレの射精したばかりのペニスを捧げ持つ</p><p>この匂い好きですの</p><p>クンクンと精液に臭う亀頭の匂いを嗅ぎそして</p><p>はぁむっ</p><p>ああハーフ美少女の熱い口内に、オレの勃起が咥え込まれる</p><p>んんっんんっくうぅん</p><p>アニエスは唇でオレのペニスにまとわりついている、精液や愛液や汗を削ぎ落とすようにしゃぶっていく</p><p>それから、ペロペロと舌で亀頭全体を舐める</p><p>尿道に残った精子も、ススッと吸い出してくれた</p><p>美味しいパパの精液</p><p>ねえ、パパぁ３年後も、５年後も、１０年後も、３０年後もずーっと、アニエスとセックスしましょうですのっ</p><p>ずっとアニエスの中に、精子を出して下さいですのそしたら、アニエス、毎回必ずペロペロしますのっ</p><p>そう言って自分の尖ったままの乳首に、オレの亀頭を擦り付ける</p><p>アニエスずっとパパとセックスしたいですのパパの娘ですの</p><p>オレは、アニエスの頬を撫で</p><p>でも、アニエスはこれから学校に通って、家族の他にもたくさん友達を作らないといけないんだぞ</p><p>オレにずっとべったりのままじゃいけない</p><p>地下室での孤独な幽閉生活から屋敷の中で、年少組の子たちと仲良く生活できるところまで来たんだ</p><p>次は外の世界に出て、もっと色んな人たちと接していかないと</p><p>判っていますのパパに守ってもらっているだけでは、ダメですのアニエスも大人になるまでに強くなって、ルナたちや真緒ちゃんや新しく生まれてくる子たちを守ってあげられる人にならないといけないですの</p><p>ああ自分と同い年の家族ができたことと</p><p>年下の真緒ちゃんの存在</p><p>そして雪乃や渚が、オレの子を妊娠していることが</p><p>アニエスの意識に多く影響しているのか</p><p>でも、たくさんお友達ができてもアニエスがセックスするのは、パパだけですの</p><p>そう言って、アニエスはオレの亀頭の先をチロチロと舐める</p><p>外にはたくさん男の子もいるんだぞアニエスが、オレよりも好きになるような男の子もいるかもしれない</p><p>素直にオレは言った</p><p>もし、アニエスに好きな相手ができたら</p><p>オレは、その時、どうするんだろう</p><p>そんなことにはならないですのパパが１番ですの</p><p>アニエスは、オレのペニスを握ったまま言う</p><p>アニエスは、パパを寂しくさせるようなことは絶対にしないですのっ</p><p>その気持ちは嬉しいけれど</p><p>未来のことは判らないものな</p><p>それでも、オレはアニエスを外の世界に連れ出さないといけない</p><p>アニエスをオレだけのものにしておくためにお屋敷に閉じ込めていたら白坂創介と変わらなくなってしまう</p><p>もういいぞ気持ち良かったアニエスは、セックスもフェラチオもとっても上手だ</p><p>アニエスは大好きですものっパパとセックスも、パパのをおしゃぶりするのも</p><p>ニコニコとオレに言うアニエスは１２歳らしい無邪気な笑みを浮かべている</p><p>でも、その子宮はオレの精で満たされている</p><p>もうちょっとだけオマケですの</p><p>最後にアニエスは、チュッとオレの亀頭にキスをした</p><p>あーん、もぅっ暑くてやってられないわ</p><p>ようやく、起き上がった可奈センパイが制服を脱ぎ出す</p><p>アニエス、行ってくるよ</p><p>全裸のまま、勃起したペニスの先を可奈センパイに向ける</p><p>そのまま、スタスタと可奈センパイの方へ歩く</p><p>なぁにどうしたのノブ</p><p>可奈センパイは、制服のブラウスの前のボタンを３つほど外していた</p><p>汗ばんだ首筋の下に、白いブラジャーが見えた</p><p>ん可奈センパイをレイプしに来た</p><p>オレは、そのまま可奈センパイをベッドに押し倒す</p><p>ちょっと、ノブ制服がシワになっちゃうから</p><p>じゃあ、脱がすよ</p><p>オレは、可奈センパイのスカートのボタンを外し、ジッパーを下ろす</p><p>雪乃にメグに寧、イーディ愛と可奈センパイ</p><p>うちの高校の女子の制服の脱がせ方は、今までの経験でよーく判っている</p><p>きゃぁぁっ</p><p>スカートをスルリと引き抜かれて、可奈センパイが声を上げる</p><p>ブラウスはうちに幾らでも予備があるからさ</p><p>５月の雪乃レイプの時からの在庫がある</p><p>だから破くよっ</p><p>オレは、可奈センパイのブラウスをギュッと握りしめて力一杯、ひっぱる</p><p>プチッ、プチッ、プチィィッ</p><p>残っていたブラウスのボタンが、弾け飛んだ</p><p>も、もうノブ、乱暴よ</p><p>でも、こういうの好きだろ可奈センパイは</p><p>１７歳の美少女の眼には性的興奮の火が燃えだしている</p><p>そ、そうよす、好きよこういうの</p><p>ベッドに押し倒されたままの可奈センパイがオレを見上げて答える</p><p>どうして、いつもこうしないのよもっと、あたしのことをレイプしなさいよっ</p><p>あたしノブとの初めてはレイプだったからううん、あたしの初めてがノブのレイプだったからだから、あたし、いつもノブに無理矢理犯されているのを妄想しちゃっているんだから</p><p>そうは言ってもいつもは、学校だから色んな人の眼がある</p><p>今日はたまたま、イーディもメグも不在だし</p><p>あーん、やっとノブにレイプしてもらえるわっ</p><p>可奈センパイが、下からオレに抱きついて来る</p><p>ちょっとちょっと待ちなさいよ</p><p>横からそう言ったのはまり子だった</p><p>こ、公わたくしの方が先でしょわたくし、こんな姿になってまで待っているんだから</p><p>まり子は、革手錠で後ろ手に縛られ</p><p>首には大きな首輪そこに取り付けられたリード紐は、ハイジが握っている</p><p>その上、おっぱいを露出させられ縄で括られている</p><p>スカートも捲り上げられて、Ｍ字開脚で愛液の染みができているパンティも丸見えになっている</p><p>まぁりぃ子ノブが、せっかくその気になってくれたんだから邪魔しないでよ</p><p>それにさそうやって縛られたら、一番最後に廻されちゃうってこと気付かなかったの</p><p>最後わたくしが</p><p>そうよ縛られてる子は、放置プレイで順番は最後そうなるのが当たり前でしょっ</p><p>わ、わたくしはそういうつもりで、こうしたのでは</p><p>まり子は、慌ててそう言うが後の祭りだ</p><p>ただの後回しでは、ありませんわ</p><p>ヨミがまり子の首筋に、手を当てる</p><p>他の人のセックスを全て追体験していただいた後で、先生にしていただくんですよ</p><p>そうオレとアニエスのセックスの快感を、そのまま共有したように</p><p>またしてもヨミの巫女の力が、まり子に流れ込む</p><p>感じててあたしがノブにレイプされる快感をっ</p><p>可奈センパイが、まり子に言う</p><p>さあノブ</p><p>オレは下着の上に、ボタンを失ったブラウスだけ着ている可奈センパイの身体に、むしゃぶりつく</p><p>ブラをズラし胸を揉む</p><p>ハイジちゃんは、アニエスと見ていましょうですの</p><p>アニエスが、ハイジに言う</p><p>小さい子には、連続して他人の性感を追体験するのはキツイだろう</p><p>だから、アニエスはハイジの手を引いてヨミから離れる</p><p>今までの家族でのセックスで、そういう調整が自然にできるようになっている</p><p>ヨミはまり子に、ぴったりくっついて</p><p>可奈センパイが感じている性的興奮をまり子の身体に伝えている</p><p>いやぁぁ、ズルいわこういうんじゃなくってわたくしも、わたくしも直接して欲しいっ</p><p>まり子は縛られＭ字開脚の姿のまま可奈センパイを責める、オレを見ている</p><p>カナちゃんはおっぱいの形が綺麗ですの</p><p>オレが愛撫している可奈センパイの胸を見て、アニエスがハイジに言う</p><p>アニエスも、あんなおっぱいになりたいですの</p><p>自分の胸を両手で揉むアニエスを見て、ハイジも同じように自分の胸を触る</p><p>あんあたしのなんて寧さんのおっぱいに比べたら</p><p>可奈センパイは、喘ぎながらそう言うが</p><p>寧ちゃんのおっぱいは、大きくて綺麗すぎるからパパは、いつも恐る恐る触ってますの</p><p>アニエスが証言する</p><p>そうですわね可奈お姉様のおっぱいの方が先生は緊張なさらないで、自然に触っていらっしゃいますわ</p><p>ヨミも、オレの心の状態を可奈センパイに報告する</p><p>あんっ、何よそれって、あたしの胸の方が気楽に揉めるってことでしょ</p><p>だったらもっと気楽にレイプしにいらっしゃいよ</p><p>あー、決めたわっあたし、岩倉先輩の跡を継いで生徒会長になるわっそしたら、生徒会室とかでノブに犯してもらえるものっ</p><p>大体さ、愛だけパン工房とかで、こっそりエッチして貰ってるでしょそういう現状を変えたいのよっ</p><p>そして可奈センパイは</p><p>ノブパンツ脱がして</p><p>濡れた瞳で、オレを見上げる</p><p>オレは、可奈センパイのパンティを引き下ろす</p><p>女陰は、すっかりグチョグチョに濡れていた</p><p>ブチ込んでっもう、濡れまくっちゃってるからそのまま</p><p>オレは正常位で勃起を可奈センパイの割れ目に当てる</p><p>赤ちゃんできちゃっていいから可奈をメチャクチャに犯してぇっ</p><p>グイイッと腰を送り込む</p><p>１７歳の膣に、オレの勃起が潜り込むッ</p><p>カナちゃん、怪獣みたいですのっ</p><p>だぁってぇ気持ちいいんだものあああっーっ</p><p>ずぶぶぶぶっと温かな肉壷に、オレのペニスが侵攻していく</p><p>可奈センパイは、テニス部は熱心に活動していないけれど</p><p>でも、だからこそ</p><p>鍛え過ぎて締まりすぎでもなく緩んでもいない</p><p>普通の高校２年生の新鮮な肉体だ</p><p>ああ、可奈センパイの中にオレは埋もれていく</p><p>ぁぁっ、来たぁ奥まで、奥までノブがぁぁっ</p><p>ぷにゅるるっ</p><p>根元まで押し入れると、可奈センパイの膣口とオレのペニスの間から愛液が潤滑油のようにたぷっと溢れ出る</p><p>オレは荒々しく、腰を動かす</p><p>あんっあんっ、あんっ、あんっ、ああーっ気持ちいいっ</p><p>アニエスの絶頂を共有しているから可奈センパイの膣内は、すっかり出来上がっている</p><p>いきなり挿入したのにオレをみっちりと受け入れ、優しく包んでくれている</p><p>ああっ、ああーっノブノブキスしてぇ</p><p>オレは腰を動かしながら、可奈センパイに覆い被さってキスする</p><p>オレの舌を可奈センパイは強く吸った</p><p>あんっ、ホントレイプされてるみたいこれ、好きぃぃノブ</p><p>下半身は靴下だけ</p><p>上半身は破れたブラウスに、無理矢理ブラジャーを引き上げられ、乳首を露出されている</p><p>ホントレイプされているみたいだ</p><p>ね、手を握っててノブノブ</p><p>手を重ねるとギュッとオレの手を握りしめる</p><p>そうやってずっと、あたしを見ててくれるのが好きセックスしている時のノブの眼大好きよあんっ</p><p>そういう可奈センパイも自分を押し倒して犯しているオレの顔を、ずっと見てくれている</p><p>ああーっズルイわたくしもわたくしのことも見て、公</p><p>犯されている可奈センパイの性感が肉体を駆け巡っている、まり子もそう言うが</p><p>これは、今、パパがセックスしている人が優先なんですの</p><p>でもでもああーっ、公</p><p>大丈夫ですまり子お姉様先生は、まり子お姉様のことだって感じていらっしゃいますから忘れてしまったりはしていませんわ</p><p>ヨミがまり子の耳に囁く</p><p>でも、まり子は最後よいいわねっるるんっ</p><p>オレの下で、可奈センパイが楽しそうに言った</p><p>えっと、カナちゃんの次が、ヨミちゃんかハイジちゃんでまり子ちゃんが一番最後ですの</p><p>ハイジが、困惑している</p><p>あのそのまり子お姉様の後でもいえ、今はしていただかなくとも構わないのですが</p><p>ああ元主人に気遣っているのか</p><p>ダメだぞ、ハイジお前は、まり子の眼の前で犯してやるからな</p><p>オレは可奈センパイを見たまま、ハイジに叫んだ</p><p>そうよっ徹底的に口惜しい思いをさせるのが放置プレイの醍醐味なんだからっああんっ</p><p>可奈センパイもオレを見上げたまま、そう言う</p><p>ああんっ、ノブセックスって</p><p>ほらちょっとエッチな少女マンガみたいにセックスしている間は、頭が真っ白になっちゃってセックスのことしか感じられなくなるなんていうのは、嘘なのよね</p><p>オレの突き込みに可奈センパイのおっぱいが、ぷるるるんっと前後に揺れている</p><p>火照った肌と汗の匂い、愛液の匂いセックスの匂いが立ち込めている</p><p>セックスしながらでも色んなコトが見えてる考えてるそしてそれが良いのよね</p><p>快感に蕩けた顔が、ニコッとオレに微笑む</p><p>可奈センパイ綺麗だ</p><p>ああんっうちの学校の２年生女子の中ではでしょ</p><p>寧さんには敵わないわよそれに、愛だって綺麗だしっていうか、ここにはあたしよりも綺麗な子なんて、いっぱいいるじゃないああんっ</p><p>それでもオレは、可奈センパイが綺麗だと思うよ</p><p>今、オレと繋がり激しく下半身を打ち合わせている少女は、麗しい</p><p>そうよ今の可奈、綺麗だわ</p><p>まり子もそう言った</p><p>お腹にパパの精液を出してもらったらもっと綺麗になりますのアニエスたちは、みんなそうでしたものっ</p><p>うんノブ出してぇぇいいからあたしホントにできちゃってもいいから</p><p>可奈センパイの手が、ギューゥッとオレの手を握りしめる</p><p>あたし、妊娠したいノブの子供を孕んだまま、生徒会長選挙に出るのあああーっそれで生徒会長なのに出産しちゃうのぉぉぉ</p><p>妄想が、可奈センパイの性感に火薬を注ぐ</p><p>の、ノブあ、あたしあたしああ</p><p>うん判ってる判ってるから</p><p>可奈センパイがゆっくりと上昇していく</p><p>あたし可奈今、ノブに犯されてるの</p><p>ああ、オレレイプしているよ</p><p>レイプごっこのクライマックスが近い</p><p>ああっもっと犯してメチャクチャにして何も考えずに、中にドクドク出してぇぇ赤ちゃんできちゃうくらい射精してぇぇぇ</p><p>ああ出すよ出すよ可奈センパイ</p><p>オレは、ラストスパートの準備に入る</p><p>可奈センパイも下から、自分で腰を使うんだ</p><p>えあたし犯されているのにああっ</p><p>そうだ犯されてるのに自分から腰を使っちゃうエッチな子なんだよ可奈センパイは</p><p>いやぁぁ、ああっあたしあたしぃぃ</p><p>可奈センパイか、背筋を反らし自分から突き上げるように、腰をグイグイ押しあげる</p><p>お尻の穴をキュキュッて締めてほら、やるんだ可奈っ</p><p>可奈センパイが肛門を締める度に膣口も締まるっ</p><p>ああっ、気持ち良いノブ、気持ち良いよおっ</p><p>可奈センパイはオレに犯されて悦ぶヘンタイなんだよ</p><p>そうなの、可奈ヘンタイなのぉ好きぃぃぃ可奈、ノブに犯されるの好きぃぃ力尽くで可奈を犯してぇぇ可奈に種付けしてぇぇあああっ、あああーっ、あああーっ</p><p>オレも限界に近い</p><p>可奈犯されていくのぉぉノブにレイプされて犯されてイッちゃうのぉぉぉっあああ、ノブ、ノブ、ノブっ好きっ大好きぃぃ</p><p>可奈センパイの身体全体から、いやらしい蜜の匂いがする</p><p>もうすぐ跳ぶっ</p><p>いやぁぁノブ、ノブぅぅあああっ、イクイクイクイク、イグぅぅッッッ</p><p>ガクガクガクッと、全身を痙攣させて可奈センパイが絶頂に跳ぶっ</p><p>さっきより凄い波が来るぅぅッッ</p><p>その快感の噴流がヨミを経由して、まり子をも犯す</p><p>可奈ぁぁッッ</p><p>ドオビュッ</p><p>ドピュピュッ</p><p>熱いッッ赤ちゃんできちゃうっ</p><p>大きく身体を反らして自ら、腰をグイグイと振って</p><p>可奈センパイは、子宮にオレの精を呑み込んでいく</p><p>あああっ、お腹の底があったかぁぁい</p><p>拡がる白濁の熱を感じている</p><p>ひぃやぁぁッ</p><p>まり子も、ガクガク腰を動かしていた</p><p>さっきのアニエスとの乗馬セックス・マシンセックスは距離が離れていたけれど</p><p>今はオレたちとまり子は、同じベッドの上に居る</p><p>感度も快感の量もさっきより、何倍も大きく響いていく</p><p>ヨミも右手で、まり子の首筋に触れながら左手で、自分の股間を押さえて絶頂の波に耐えている</p><p>ああんっ、まだ出てるぅぅっ</p><p>可奈センパイの中で、オレの射精が続く</p><p>いやぁぁ好きぃ、好きぃぃ、好きぃぃぃ</p><p>可奈センパイは、長くて細い両足でオレの腰をグッと抱き締めた</p><p>キスして、キスしてノブぅぅ</p><p>最後の一滴まで注ぎ終わるまでオレは可奈センパイと、唇を合わせ続けた</p><p>Ｇレコが面白すぎます</p><p>何で、Ｖガンやターンエーの時よりも、作風が若々しいのでしょうか</p><p>トミノ監督が初老の時よりも、本当の老境に達した今の方が色んなことが吹っ切れるのかもしれません</p><p>何か、スズキセイジュン監督の世界に近くなってきたと思います</p><p>1068．パンを巡る冒険　／　ハイジの座位セックス披露会</p><p>うふふノブ</p><p>オレの射精直後のペニスを受け入れたまま</p><p>可奈センパイが、妖しく微笑む</p><p>ギュッと下から、オレを抱き締めた</p><p>オレの顔に、頬擦りする</p><p>あたしの中に、ピュピュッて出している時のノブの顔って、とっても可愛いんですもの</p><p>可奈センパイだって中に出されている時の顔がとっても可愛いよ</p><p>絶頂に達しながら、子宮でオレの精子を受けとめている時の切なそうな顔が</p><p>ちやんと言葉で言って</p><p>好きだよ可奈センパイ</p><p>可奈センパイは、ニコッと微笑んで</p><p>うんうん可愛いぞノブっ</p><p>オレの顔を両手で撫でる</p><p>ねおっぱい</p><p>舐めて好きでしょノブおっぱい</p><p>オレはまだ肌に火照りの残っている可奈センパイの乳首を舐める</p><p>気持ち良いわ</p><p>可奈センパイはそう答えた</p><p>まだ全身にジンジンて火が残っているのよだから気持ちいい</p><p>後戯だっけ</p><p>セックスでイッた後でも愛撫した方が良いんだよな</p><p>オレは、可奈センパイの柔らかな胸を揉む</p><p>ありがとうもういいわ</p><p>すっかり汗に濡れた髪で、可奈センパイがオレに言う</p><p>セックスを重ねる度に可奈センパイは、柔和になっていく気がする</p><p>柔らかく、和やかで大人っぽくなっている</p><p>ほら、次の子が待っているでしょ</p><p>ニコッとお姉さんぽく、オレに微笑んだ</p><p>オレは身体を起こし、金瀬先輩の胎内からペニスを引き出す</p><p>可奈センパイは大きく足を広げて、脱力したままオレを見つめている</p><p>汗だくの赤く上気した肌尖ったままの乳首</p><p>割れ目からオレの白い液が零れだしている</p><p>それらを全て隠さずにオレに見せつけている</p><p>綺麗だよ可奈センパイ</p><p>１７歳の艶やかな裸身</p><p>うちの高校でトップ３に入る美少女だ</p><p>白い肌、長い足細い腰、美しい乳房</p><p>当たり前よノブの女なんですもの</p><p>可奈センパイは答えた</p><p>必死で綺麗でいるように頑張っているわよ他の子に負けたくないもの</p><p>そう可奈センパイは、負けず嫌いでもある</p><p>気持ち良かったよ可奈センパイありがとう</p><p>オレがセックスに満足したことのお礼を言うと</p><p>あたしこそ、ありがとう気持ち良かったわ今日も</p><p>可奈センパイも、オレに礼を言ってくれる</p><p>うん、またしよう可奈センパイ</p><p>もちろん明日でも、明後日でもいつでも襲ってあたしを犯して３０分後だっていいんだからね</p><p>うん、またレイプするよ</p><p>可奈センパイは、自分の美貌や肉体に価値があることを知っている</p><p>だから、自分からでなくオレに奪われたいんだ</p><p>魅力ある自分の肉体を、オレが貪るように犯すことを悦んでいる</p><p>可奈センパイの性欲の状態を感知して襲ってあげないといけないんだな</p><p>彼女がそれを望んでいるんだから</p><p>ちょっと、いつまでそうしているのよ</p><p>ベッドの隣で、まり子が叫ぶ</p><p>後ろ手に拘束されて、露出した胸を縄で括られＭ字開脚したままの</p><p>もう、我慢できないわよ次は、わたくしよそうでしょ公</p><p>アニエスと可奈センパイのセックスを強制的に追体験させられて</p><p>まり子の性欲がたぎりまくっている</p><p>いや、次はハイジだ</p><p>オレは、ハイジに声を掛ける</p><p>アニエスの隣で、ビクッとなるハイジ</p><p>オレは、１度ベッドから降りああ、ちょっとフラフラする</p><p>連続して射精したからな</p><p>アニエス、椅子を持ってきてくれ</p><p>アニエスが、部屋の壁際から木の椅子を運んで来る</p><p>オレは、ベッドの上のまり子に正対する位置にその椅子を置いた</p><p>そして、裸のままどっしりと腰掛ける</p><p>汗だくの身体と、心臓の鼓動を落ち着かせる時間が欲しい</p><p>ハイジ脱げ</p><p>全裸だお前の裸の肉体をオレに見せろ</p><p>ハイジちゃん、頑張るですのっ</p><p>アニエスが応援する</p><p>ハイジは着ていた黒のエプロンドレスを脱いでいく</p><p>ドレスをストッと落として</p><p>ああ、すでにハイジも全身に汗をかいている</p><p>あのわたくし、濡れております</p><p>自分から申告する</p><p>ハイジの今日の下着は上下とも、白地に青のストライプだった</p><p>その縞パンの股の部分にたっぷりと愛液の染みができていた</p><p>１３歳の黒髪ハーフ少女が顔を赤らめる</p><p>ハイジは、これからもっと恥ずかしいことをするんだぞ</p><p>ほら、まり子や他の子たちに見てもらおうな</p><p>ハイジちゃん、頑張るですの</p><p>ええ、あたしの恥ずかしいところだって見せたんだからあなたも見せなさい</p><p>すでにセックスを披露した、アニエスと可奈センパイが声を掛ける</p><p>はい精一杯、勤めさせていただきます</p><p>何を勤めるんだ</p><p>あのよ、夜伽《よとぎ》でございます</p><p>また随分古風な言い方を知っているんだな</p><p>そうじゃないだろハイジがオレに奉仕するんじゃない一緒にするんだ</p><p>そうよえっと何だっけ英語で確かメイク・ラブよ</p><p>可奈センパイが、ベッドの上に大の字になったままそう言う</p><p>そうだ、ハイジメイク・ラブをするんだ</p><p>そのまま赤ちゃんを作っちゃってもいいんですわ</p><p>まり子の後ろに付いているヨミがそう言う</p><p>は、はい致しますめ、メイク・ラブを</p><p>ブルッと震えながらハイジがオレに言う</p><p>メイク・ラブするにはハイジは、まだ着すぎていると思うぞ</p><p>ハイジは、震える指でブラのホックを外した</p><p>可愛いおっぱいが、ぷるんと弾ける</p><p>それからパンティを自分で下ろして脱ぐ</p><p>ツツーッと愛液が、ハイジの白い太ももの内側を垂れ落ちていく</p><p>真っ赤な顔でしかし、裸身を隠さずにハイジがオレに言う</p><p>ああこっちへ来い</p><p>ハイジは、椅子に座っているオレの方へやって来る</p><p>ず、ズルいわわ、わたくしこんなに欲しいのにっ</p><p>まり子が切なそうな顔で、ハイジの背中に叫ぶ</p><p>黙って見ていろまり子</p><p>オレは、まり子を睨む</p><p>ううっは、はい公</p><p>意外にも、まり子は大人しくオレの命令を聞いた</p><p>ハイジは、まり子に振り向いて</p><p>まり子お姉様お先にいただかせていただきます</p><p>ペコッとまり子に、深く頭を下げる</p><p>あんまり深く頭を下げたから</p><p>座っているオレにはハイジのお尻の穴まで見えた</p><p>まり子が思わず呟く</p><p>妹に先に譲るんだそれで本当のお姉様になれ、まり子</p><p>かつての主従関係を完全に過去にして２人とも、対等なオレの女になるんだ</p><p>対等ではございませんわ</p><p>わたくしの方が年下の妹でございますから</p><p>真っ直ぐにまり子を見る</p><p>わ、わたくしみたいな我が儘な姉は嫌なんじゃないの</p><p>まり子もハイジを見ている</p><p>まり子お姉様こそわたくしのような身の上の妹は、ご迷惑だと思いますが</p><p>まり子は世界的な大企業の社長の娘</p><p>ハイジは孤児で、ヨーロッパの売春街に生まれた</p><p>そんなことはないわわたくしは、ずっとハイジの様な可愛い妹が欲しかったのよ</p><p>わたくしもまり子お姉様のような姉が欲しかったです</p><p>ハイジもそう答える</p><p>ありがとう見せて見たいわハイジが公とセックスしているところ</p><p>わたくしの次はまり子お姉様でございますからね</p><p>ヨミまり子にハイジの性感を送り込まなくていいぞ</p><p>今はいいそこから、見ているだけの方が</p><p>ヨミが、まり子の首筋に当てていた手を外す</p><p>ハイジこっちを向け</p><p>裸身のハーフ少女が、オレに振り向く</p><p>座っているオレは、ハイジの腰に手を当てて</p><p>最初はどうするんだ</p><p>キスさせていただきますわ</p><p>ハイジは腰を屈めてオレの唇にキスする</p><p>大好きですわ優しいあなたが</p><p>潤んだ瞳でそう言った</p><p>そして、自分の胸をオレに突き出す</p><p>小さくて申し訳ございませんが</p><p>そんなことないさすぐに大きくなる</p><p>オレは、チュパチュパとハイジの乳首に吸い付く</p><p>１３歳でこれだけのボリュームがあれば充分だ</p><p>しかも、形が良い</p><p>あんっ背筋がゾクゾク致します気持ち良い</p><p>ハイジは、オレを見下ろしてそう言った</p><p>このままいいですか</p><p>わたくしもう準備はできておりますから</p><p>アニエスと可奈のセックスを目の当たりにしてハイジの膣は、性的興奮でほぐれている</p><p>よし来い</p><p>ハイジは、そのまま椅子に座ったオレに跨がって来る</p><p>対面座位だ</p><p>まり子お姉様見えますか</p><p>まり子には、ハイジの背中が見えているが</p><p>小さな１３歳のお尻の下では</p><p>オレの勃起ペニスが、ハイジの膣に潜り込もうと天に向かってそそり勃っている</p><p>見えるわハイジ</p><p>あたしにも、よーく見えているわよ</p><p>まり子と可奈センパイが、ベッドの上から答える</p><p>ヨミとハイジは、横からオレたちが結合する様子を眺めていた</p><p>腰を下ろせハイジ</p><p>ハイジが角度を合わせて</p><p>膣口に、オレの熱く張り詰めた亀頭が当たる</p><p>グイッと腰を落とすハイジ</p><p>亀頭の膨らみが、１３歳の入り口を押し広げ彼女の中へ</p><p>入っていくわハイジの中に</p><p>まり子の視線が、オレたちの結合に集中している</p><p>ああああっ、ぐぅっ</p><p>一番狭いところを潜り抜けるとそのまま、ズズズッと</p><p>ハイジの膣は、オレのペニスを呑み込んでいく</p><p>くぁぁっ</p><p>一気にハイジの肌に汗の玉が浮く苦しそうだ</p><p>大丈夫か、ハイジ痛くないか</p><p>ハイジは、処女喪失からまだ１週間しか経っていない</p><p>これがまだ３回目のセックスだ</p><p>ハイジは、潤んだ眼でオレに微笑む</p><p>大粒の汗が、ハイジのおでこを流れて行く</p><p>グイイッと腰を落としハイジは、オレの全てを受け入れた</p><p>体重を全てオレに預け呼吸を整える</p><p>よしよし、良くやったぞ</p><p>オレはハイジの裸身を抱き締める</p><p>ハイジは、オレの舌を求めた</p><p>ちょっとずつ動くからな</p><p>まだハイジに腰を使わせるのは酷だからオレの方が、椅子に座ったまま、ゆっくりと腰を動かす</p><p>あっああーっ</p><p>ハイジは喘ぐ</p><p>オレは、後ろからハイジの太ももとお尻を抱え上げてさらに腰の動きを大きくした</p><p>凄い公のが出たり入ったりしているところ丸見えだわ</p><p>あんな小さな子でも、入っちゃうものなのね</p><p>まり子と可奈センパイは、ハイジの膣口をズボズボするオレのペニスを凝視している</p><p>あんなイヤラシいことをハイジがしている</p><p>何よまり子だって、これからするのよあたしもしたししたいでしょ</p><p>可奈センパイが笑って言う</p><p>うんしたいわたくしも公と飛びっ切りイヤラシいことがしたい</p><p>まり子は、呟いた</p><p>ああーつ、ああーっきゃうっ</p><p>胎内をオレのペニスで擦られながら乳首も、オレに舐められる</p><p>ハイジ、腕を上に上げろ</p><p>ハイジが腕を上げると</p><p>オレは、１３歳の少女のつるつるの脇の下を舐める</p><p>ひぃいっ、そ、そんなところ</p><p>ハイジの膣が、キュウキュウと締まった</p><p>気持ち良いだろ</p><p>は、はい気持ちいいです</p><p>ハイジは、トロンとした眼で答える</p><p>は、離さないで下さいわたくしをハイジをずっと愛して下さいませぇっ</p><p>孤児で行き場所の無かったハイジは人に捨てられることを怖がっている</p><p>それが、ハイジの潜在意識の下にあるコンプレックスだ</p><p>離さないよこんな可愛いハイジをオレが手放すはずがないだろ</p><p>オレは笑顔でまっすぐに、ハイジの顔を見る</p><p>は、はいＭＩＮＥ　Schatz</p><p>嬉しそうに、涙目でハイジは答えた</p><p>今、何て言ったのあの子まいね</p><p>マイネ・シャッツドイツ語で私の愛しい人っていう意味よ</p><p>可奈センパイの質問に、まり子が答えた</p><p>それにオレだけじゃないぞ</p><p>不思議そうに、オレを見るハイジ</p><p>ほら、向きを変えるぞ後ろから抱っこししてやるからそういう体位でセックスするぞ</p><p>１度、ハイジの中からペニスを抜き</p><p>ハイジを、オレの前に後ろ向きに立たせる</p><p>ほら、ゆっくりオレの膝に座るつもりで腰を下ろせチンコの角度は、オレが合わせるから</p><p>ゆっくりと座り込むハイジ</p><p>オレはペニスの先端をハイジの膣口に滑らせ</p><p>そのままだ</p><p>ぐうっ</p><p>普通の座位で繋がり合う</p><p>うううっ、ああーっ</p><p>すでにオレのペニスで、ハイジの内側をよーく掻き混ぜている</p><p>勃起は、じゅぶじゅぶと潜り込んで行く</p><p>ハイジが、オレの膝に体重を預ける</p><p>完全に繋がった</p><p>正面から見たら、オレの膝にただ座っているだけに見えるかもしれないが</p><p>今のオレたちはセックスしている</p><p>オレは後ろから、ハイジの身体を抱いた</p><p>どうだこういうのも、良いだろ</p><p>ハイジの耳にそう囁く</p><p>でも、これはあなたの顔が見えなくて、ちょっと寂しいです</p><p>ハイジはオレの膝の上で、そう答えた</p><p>オレは見えなくてもみんなが見えるだろ</p><p>ほらみんな、オレに抱かれているハイジを見ているんだぞ</p><p>ハイジが顔を上げる</p><p>ベッドの上から、まり子と可奈センパイが</p><p>脇からは、アニエスとヨミが</p><p>オレたちの結合を、熱い瞳で見ている</p><p>ほーら、もっと良く見えるようにしてやる</p><p>オレは、ハイジの太ももを抱え上げオレの膝の上で大股開きにする</p><p>オレたちの結合がみんなによく見えるように</p><p>ハイジ凄いわ</p><p>まり子が微笑んだ</p><p>は、恥ずかしい恥ずかしいです</p><p>さっきは、ハイジの顔はオレだけを見ていたけれど</p><p>今度はみんなの方を向いて、オレのペニスを呑み込んでいる割れ目を晒している</p><p>恥ずかしがることはないわ姉妹でしょわたくしたち</p><p>まり子はハイジに言った</p><p>あたしも、お姉さんだからねこれから、いっぱい可愛がってあげるわ</p><p>アニエスちゃんは、妹の方です</p><p>ヨミに注意される</p><p>でも、ハイジは</p><p>ありがとうありがとうございます</p><p>アニエスハイジのクリトリスを舐めてやれ</p><p>パッとやって来るアニエス</p><p>くりとりす</p><p>まり子が、キョトンとした顔をする</p><p>あなた知らないの女の子のここにある感じるところよ</p><p>可奈センパイが、自分のクリトリスを指して教える</p><p>ハイジちゃん、舐めるですのっ</p><p>アニエスはオレたちの結合ポイントに顔を差し入れる</p><p>そして、赤い舌を伸ばして</p><p>クリトリスを舐め上げられて、ハイジの身体がビクビクビクッと痙攣する</p><p>オレのペニスを締め付ける</p><p>ね、気持ち良いですのっ</p><p>アニエスは、ニコッと微笑んでさらに舌を</p><p>きゃあああううっ、はあううわぅぅ</p><p>大きく喘ぐハイジオレは後ろから、ハイジの可愛いおっぱいを揉む</p><p>乳首を指で擦る</p><p>首筋をペロペロと舐めた</p><p>いやぁぁあぁ恥ずかしい、恥ずかしいですぅぅ</p><p>痴態をみんなに披露していることにハイジは身体を震わせている</p><p>いいんだ見てもらえハイジも他の子たちの恥ずかしいところを見たろそれでいいんだそうしてみんな仲良くなっていくんだ</p><p>オレはハイジの耳に囁く</p><p>で、でもはぁぁっあああっ</p><p>いいんですの家族ですから姉妹ですもの</p><p>アニエスは、巧みな舌使いでハイジの陰核を攻めていく</p><p>オレへのフェラチオで学んだテクニックをハイジに使っていく</p><p>あああっ、あああーっ、ひぃやぁぁっっ</p><p>見てるわよ、ハイジ</p><p>まり子が、笑顔でそう言う</p><p>あの子、上手ね今度、あたしもやってもらおうかしら</p><p>アニエスのクンニを見て可奈センパイが、そう言うが</p><p>先生の見ていらっしゃる場で先生のご許可をいただいてからにして下さいませ</p><p>わたくしたちの性的な幸福は全て、先生にお任せしているんですから</p><p>そうねノブのいる時に、ノブのオッケーをもらってするわ</p><p>可奈センパイは、ヨミに微笑む</p><p>勝手なことはしませんあたしもノブのエッチ奴隷ですから</p><p>ひぃぃぃ、あああっんあああーっ、あああーっ、くぅぅ</p><p>胎内深く、オレのペニスを受け入れたままクリトリスをアニエスに攻められたハイジは</p><p>もう、イッちゃいますわたくしいいい、イッちゃいます、イッちゃいますからぁぁ</p><p>いいぞイケ、ハイジ</p><p>オレは、後ろからハイジを抱き締め小さなおっぱいを強く揉みしだきながら</p><p>ハイジの耳に、そっと囁く</p><p>はぁぁ、ぁぁ、ぁぁ</p><p>アニエスは判っている舌の動きをより強く、より早くした</p><p>見せて、ハイジわたくしにイク顔を</p><p>あたしも、見ているわよ</p><p>ヨミも見ていますわ</p><p>美少女たちの視線が、ハイジに集中する</p><p>いやぁぁ、はぁぁ、ぁぁあイクぅぅッッッ</p><p>ハイジの身体がオレの膝の上で暴れる</p><p>オレは、グッとハイジの身体を抱いて固定する</p><p>ハイジは、股間のアニエスの頭をギュッと掴んでいた</p><p>膣の中が、激しく蠢く</p><p>イッちゃうイッちゃうイッちゃぅぅ</p><p>１３歳の少女がエクスタシーに溺れていく姿を、姉妹たちに見せた</p><p>1人1人シチュエーションを変えるのは大変です</p><p>さて、次はどうしよう</p><p>まり子はともかくヨミはうーん</p><p>1069．パンを巡る冒険　／　まり子と楽しいレイプ</p><p>ひぃゃぁぁっ</p><p>オレの膝の上でビクビクビクッと痙攣しながら、エクスタシーに溺れるハイジを</p><p>姉たちが見つめている</p><p>可愛いわ、ハイジ</p><p>まり子がとろんとした眼で言った</p><p>あなたのことこんなに可愛く感じるなんて</p><p>はぁぁ、はううぅぅ、はぁぃぃぃぃぃ</p><p>ハイジは、まだ回復していない</p><p>オレが後ろから、しっかりと抱きかかえる</p><p>ノブは出さなくて良いの</p><p>ベッドの上から可奈センパイが言う</p><p>ああ、まだ待っている子がいるんだから</p><p>さすがに全員に射精していくだけの体力は無い</p><p>そうそしたら、次は</p><p>後、残っているのはまり子とヨミだ</p><p>あなた先にどうぞ</p><p>まり子が、ヨミに言う</p><p>あら、どうしたのまり子ったらさっきまでは早く犯してって、ノブに叫んでいたのに</p><p>こうやって縛られてみてよく判ったわ公はわたくしのことを忘れたりはしないんだから、待っていればいいのよねわたくしもハイジたちのお姉様なんだから、我が儘はもう言わないわ</p><p>そして、もう一度ヨミに</p><p>あなたもわたくしの妹だから、どうぞ先になさい</p><p>ヨミはニコッと微笑み</p><p>お姉様、わたくしはこういう体質でございますから皆さんが、先生となさっているのを感じてもう、お腹いっぱいですわどうぞ、お姉様がしていただいて下さいませ</p><p>まり子に、そう言う</p><p>はいお気になさらないで下さい</p><p>ヨミは、優しく微笑む</p><p>その代わり、お風呂での先生を洗って差し上げる役はわたくしが勤めさせていただきますわ</p><p>そうだセックスの後には、風呂に入るんだった</p><p>まり子、そう言ってくれているんだからいいんじゃないの</p><p>さあ、ハイジちゃん大丈夫ですのっ</p><p>アニエスが立ち上がり、まだ腰が抜けているハイジに声を掛ける</p><p>よし、ゆっくり抜くぞ</p><p>オレは、ハイジの小さな肉体を抱え上げ膣から、ペニスを抜く</p><p>ハイジの胎内から、大量の愛液がトロトロトローッと滴り落ちる</p><p>オレは、そのままハイジの裸身を抱いて</p><p>せーのっ</p><p>よっこらせっ</p><p>腰のバネを使って、椅子から立ち上がる</p><p>おー、ノブさっすがね</p><p>そして、そのままハイジを注意して、椅子に下ろす</p><p>アニエスが見ててあげますの</p><p>アニエスが、そう言ってくれた</p><p>オレは、そのままハイジの愛液でテラテラ輝く勃起ペニスを、まり子に向ける</p><p>今、行くからなまり子</p><p>早く来て、公</p><p>嬉しそうに、まり子は言った</p><p>オレは、ベッドに乗る</p><p>革手錠で後ろ手に縛られ露出した胸に、縄が括られているまり子</p><p>オレは、彼女を抱きまずは</p><p>なんで、おでこにキスなのよ</p><p>ん可愛かったから</p><p>オレが、そう言うとまり子は、頬を赤く染める</p><p>えー、今のまり子本当に可愛いわよ</p><p>可奈センパイが、同じベッドの上からそう言った</p><p>ちゃんとキスして</p><p>オレは、まり子の唇にキスする</p><p>喉が渇いている小鳥のように、まり子は激しくオレの舌を啜る</p><p>はぁぁちょっと落ち着いたわ</p><p>その間にオレはまり子の胸に手を伸ばす</p><p>乳首の先をそっと指先で触る</p><p>もうすっかり固くなって尖っている</p><p>舐めるぞ、まり子</p><p>す、好きにすればいいじゃない</p><p>オレは、まり子の乳首をペロペロと舐めた</p><p>いやぁんゾクッとなるぅ</p><p>背筋を振るわせるまり子</p><p>オレは、さらにチュウチュウと吸う</p><p>反対側の乳房は、手で優しく揉んだ</p><p>荒縄で絞られたおっぱいはまた、感触が違う</p><p>こ、公このまま、このままして</p><p>制服を着たままううん、半分脱がされてるけれどこのまま、公に犯されたいの</p><p>対面座位だな</p><p>このまま、オレがベッドの上でアグラをかいて</p><p>そこへ正面から、まり子を抱き寄せてセックスする</p><p>スカートもパンティもこのままか</p><p>うんこのままこのままでいい</p><p>まり子は、潤んだ瞳でオレに懇願する</p><p>制服着たまましたいの公にメチャクチャに犯されたいのよ</p><p>名門・お嬢様学園の制服を汚したいのか</p><p>そういう願望がまり子にはあるんだ</p><p>でも、まり子はまだ２回目だから入れるとき、痛いかもしれないぞ</p><p>他の子たちのセックスを感じて愛液もたっぷり出ているし、膣口も緩んでいるとは思うけれど</p><p>痛くていいの痛くしていいからっ</p><p>セックスって、すっごく悪いことをしている気分で実際、いけないことなのよ今のわたくしは両親に内緒で、公といやらしいことをしているんだから</p><p>興奮気味にそう言う</p><p>判るわあたしもそう親に嘘を吐いて、ノブとセックスしちゃったの、るるんっ</p><p>そうなのよわたくしは、まり子は悪い子なのよだから公公のオチンチンでまり子を罰して</p><p>背徳感がまり子の性感を高めている</p><p>うん、判った痛がっても、止めないからな</p><p>そして、まり子の身体を抱き寄せ</p><p>まり子、そのまま膝立ちになってオレの上に乗っかって来い</p><p>後ろ手に縛られているけれど足は自由だ</p><p>まり子はよちよちとベッドに座したオレの上にまたがって来る</p><p>あたしが入れて上げるわ</p><p>可奈センパイが、ベッドに寝転んでまり子のお尻の下に手を伸ばす</p><p>パンティ捲って隙間から挿れるのよね</p><p>制服のスカートの下まり子の細くて、つるつるとした生足の感触</p><p>可奈センパイが、ゴソゴソとまり子のパンティをズラしている</p><p>ああんっごめんなさい、可奈</p><p>え、どうしての</p><p>可奈の指まり子のお汁で、汚れちゃうでしょ</p><p>すでにベトベトになっている下着に触れてもらっていることをまり子は謝る</p><p>気にしない、気にしないエッチ姉妹でしょ、あたしたち</p><p>可奈センパイは、明るくそう言った</p><p>それにこれからずーっと、一緒にノブを愛していくんだからね</p><p>可奈</p><p>あたしも、まり子のこと好きよ妹だって思ってるから</p><p>可奈センパイの手がまり子の割れ目に触れたらしい</p><p>オッケイノブ、もうちょっと腰を前に出してうん、それでいいわまり子は、そのままちょっとだけ腰を落としてはい、いいわ</p><p>可奈センパイが調整してくれる</p><p>ホント、凄いわね２回出して、４人目でまだ、こんなに固い</p><p>可奈センパイの白い手がオレの亀頭を優しく撫でる</p><p>ハイジちゃんのお汁もそのままだから公もまり子も、濡れ濡れなのよねこれから</p><p>オレのペニスを優しくシゴいてから亀頭の先を、まり子の入り口に当てる</p><p>あっ熱い</p><p>まり子は一番敏感な器官で、オレのペニスの熱さを感じ取った</p><p>そこよ角度はこれでいいと思うわまり子、ゆっくり入れてみなさい</p><p>ぁぁあうっ</p><p>１６歳の細い腰がグイッと落ちる</p><p>まり子の膣口に、オレの亀頭がハマり込む</p><p>うううっ、い、痛ぁぁ</p><p>狭い穴に亀頭が、にゅううッと潜り込む感覚</p><p>オレも、まり子の尻を掴んで角度を調節する</p><p>そのままだまり子</p><p>は、はい公</p><p>抱き合った態勢の対面座位だからまり子の顔が、オレのすぐ近くにある</p><p>まり子は、オレを切ない眼で見ている</p><p>オレも、まり子を見つめている</p><p>ぁぁ公が、入ってくるぅぅ</p><p>ずるるるっと沈む腰</p><p>温かく湿った内部にオレのペニスが差し込まれるぅぅ</p><p>息を吐くんだ深呼吸して、その方がすんなり入るから</p><p>ほら、一緒にやろうすぅ、すう、はぁぁ、すぅぅ、すぅぅ、はぁぁ</p><p>すう、すう、はぁぁ</p><p>まり子の身体から、余計な力が取れていく</p><p>うん、そのままオレに身体を委ねて全て何もかも</p><p>後ろ手に縛られているのだからオレを信じて、身体を任せてくれないと</p><p>あっああああーっ</p><p>ペニスの根元までまり子の中に入り込む</p><p>はぁぁふぁぁっ</p><p>大きく息を吐いてまり子は、体重を全てオレに預けた</p><p>ああんっ、わたくし公に抱っこされてる</p><p>オレの肩に頬を付けてまり子が呟く</p><p>どれどれうん、ぜーんぶ入ってるわよ完全に繋がってる</p><p>可奈センパイが、まり子のスカートを捲って目視で確認した</p><p>まり子ったらホントにエッチよね制服着たまま上半身は、ＳＭプレイでおっぱい丸出しで、手は手錠で縛られてロープなんかも使っちゃってさそれなのに下半身はスカートもパンティも穿いたまま、公のオチンチンを呑み込んじゃってる</p><p>そ、そうよわたくしは、いやらしい子なのよそういう娘なのよ</p><p>ノブとあたしたちの前だけはでしょ</p><p>可奈センパイが、優しくまり子に微笑んだ</p><p>ああ家族だからな</p><p>パパやママには言えない秘密を共有できるから家族なのよ</p><p>ほら、見ててあげるからたくさんノブに愛されなさい</p><p>うん、見てていやらしいまり子を見ててお姉様</p><p>まり子は、ゆっくりと腰をくねらせる</p><p>オレもまり子の尻を抱えて、下から腰を使う</p><p>あああっ、公</p><p>ごめん、痛かったか</p><p>違うの良いの痛いのがいいのっ</p><p>結局、お嬢様たちはみんなストレスを抱えていて</p><p>でも、人目のある場所では、心の中に溜まった暗いモノを吐き出せないから</p><p>犯してまり子をレイプして赤ちゃん、できちゃってもいいからまり子の中を、公でいっぱいにしてぇっ</p><p>オレも、腰の動きを荒っぽくする</p><p>細いまり子の身体を腕の中で抱いて下腹を打ちつけるように</p><p>ぐぅぅああっはぁぁ</p><p>後ろ手に縛られているまり子は、ただオレに犯され続けているだけだ</p><p>ハイジちゃんほら、まり子ちゃん、とっても可愛いですの</p><p>ようやく回復した椅子の上のハイジに、アニエスが言う</p><p>はいまり子お嬢様、綺麗です</p><p>綺麗じゃないわまり子は本当のまり子は、いやらしい子なのずっと、公にまた犯してもらうことを想像して悶々していたのっ</p><p>いつでも遊びに来ればいいんだよ</p><p>オレは、腰を動かしながらまり子に言う</p><p>そうですの順番やお当番はありますけれどどうしても我慢できない時は、パパがしてくれますの</p><p>その辺は臨機応変にしていますわ性的な欲求は、なるべく速やかに解消できるようにみんなで協力し合っていますから</p><p>え、そうだったのだったら、あたしも欲しくなっちゃったら、公に抱きついちゃっても良かったんだ</p><p>限度はわきまえて下さいませ、可奈お姉様みんなで仲良く愛し合うのが目的ですけれど甘えているだけの子は、お仕置きされちゃいますから</p><p>そうですのどうしても我慢できなくなった時だけですの</p><p>ヨミの言葉に、アニエスが付け加える</p><p>アニエスは、本当に自分をコントロールできる子になった</p><p>５月の頃は、毎日セックスしないと心が壊れてしまいそうだったのに</p><p>今は、本当にストレスが溜まってツライ時しか求めて来ない</p><p>あ、そうよねあたしも、愛とか恵美ちゃんとか、イーディさんとか克子さんとか、雪乃さんとか学校でも、怒らせたら怖い人たちが回りに居るのよねぇ</p><p>それでも我慢できなくなったら、いつでも声を掛けてよ可奈センパイ</p><p>まり子を抱きながらオレは言う</p><p>そっかそういう緊急カードを持っているって思っただけでも気分が楽になるわよね</p><p>オレは、いつでもどこでも求められれば、絶対にするから</p><p>必要とされているのなら応えなくてはいけない</p><p>それがこの家族における、オレの使命だ</p><p>まり子もいつでも来い一生、オレがお前の相手をしてやるからなっ</p><p>ああーっ公公っ</p><p>まり子が、大きく喘ぐ</p><p>自分のセックスの時間でしたらどんなことをパパにお願いしても、いいんですの</p><p>ああ、どんなことでも身体や心に傷が残らないのなら、どんなセックスでもするぞ</p><p>公わたくしレイプされたい公に</p><p>どこで</p><p>パーティホテルのパーティでお父様やお母様も一緒の時にわたくしだけみんなが眼を離した隙に小部屋に連れ込まれて公に犯されたいのっ</p><p>判った今度やろう</p><p>いいの本当にしてくれるの</p><p>まり子は、オレの眼を見つめるが</p><p>ああ、全然問題無い似たようなことは、いつもやっている</p><p>いつも</p><p>みすずや瑠璃子は美智もだけどパーティの合間に、オレに中出しされるのが大好きなんだ</p><p>ちょっと休憩室へドレスを直しに行くフリをしてパーティ中に、セックスする</p><p>そして、オレの精液を子宮に注がれたまままた、素知らぬ顔でパーティ会場へ戻る</p><p>まあお嬢様たちの考えることは同じなのね</p><p>可奈センパイが、呆れる</p><p>今度まり子たちの学校の学園祭だろあの日本一の名門お嬢様学校の中で、どうやってセックスするか今、みすずたちが計画を立ててるところだよ</p><p>ノブあたしたちの学園祭の時も頼むわよそのために、テニス部と合同でテニスウェア着て喫茶店することにしたんだから</p><p>可奈センパイも学園祭でのセックスを狙っている</p><p>ちなみに、来月オレは、瑠璃子と美智の修学旅行を追っ掛けてイタリアまで行くことになっているよ</p><p>そうですの、一生に１度の修学旅行だからルリちゃんと美智ちゃんが、したいってことになりましたの</p><p>そんなのアリなのノブ</p><p>アリだよちゃんと瑠璃子と美智の自分の当番時間を使っての計画だから</p><p>ヨーロッパでオレを独占した分その後はしばらく、オレとセックスする順番が跳ぶ</p><p>もっとも、もどうやって、イタリアの宿泊先のホテルでセックスするのかはオレはまだ聞いていないけれど</p><p>日本一のお嬢様校の修学旅行なんて警護の人たちも付いて、ガードが相当に固いと思う</p><p>でも瑠璃子たちなら、何とかするだろう</p><p>じゃあ、あたしと寧さんの修学旅行にも来なさいよ、ノブ</p><p>寧ちゃんなら、修学旅行には行かないですの</p><p>アニエスが、つい話してしまう</p><p>その頃にはマルゴちゃんとアメリカに行きますから</p><p>どうしよう詳細は、まだ話しちゃダメなんだよな</p><p>はーい、お喋りはそこまで</p><p>ヨミが笑顔でやって来てまり子の背後に回る</p><p>手錠を外して差し上げますわ</p><p>ヨミが、まり子の手首を拘束している革の手錠を外す</p><p>こ、公</p><p>腕が自由になったまり子はオレに抱きついて来る</p><p>それからこれは、わたくしからのプレゼントですわ</p><p>ヨミが、スッとまり子の首筋に触れる</p><p>今からまり子お姉様の性感は、３倍になりまぁーす</p><p>ひぃぃぃあああっ、いやぁぁっ</p><p>感度が急激に増してまり子が大きく喘ぐ</p><p>よしこのまま</p><p>まり子まり子</p><p>オレは対面座位から、正常位に移行する</p><p>ドカッとまり子をベッドに押し倒す</p><p>この方が、激しく腰を突き込める</p><p>ひぃやぁぁっ公公わたくし死んでしまいますわぁっ</p><p>半脱ぎの制服まり子の縄で縛られたおっぱいが、揺れている</p><p>全身汗だくになっていくオレたち</p><p>オレの汗が、まり子の身体に落ちていく</p><p>ひぃぃぃ、いゃゃゃぁぁ犯されてるまり子公に犯されてますわぁ</p><p>ああ、レイプされているんだぞまり子</p><p>いやぁぁあ、いやぁぁ気持ちいいぃぃ、気持ち良いのぉぉぉぉっ</p><p>ガシガシ、腰を送り込む</p><p>じゅぷじゅぷとオレたちの結合点から、いやらしい水音がした</p><p>公わたくしわたくし</p><p>まり子まり子ぉぉぉ</p><p>２回目じゃまだセックスでは、イケないか</p><p>オレの方がハイジと連続だから</p><p>もう持たない</p><p>まり子お、オレぇ</p><p>堪えているオレの顔をまり子が見ている</p><p>いいのよ出してぇぇまり子の中にいつでも公の出したいだけ思いっきり出してぇぇぇっ</p><p>出るッ出るッまり子、まり子ぉぉぉぉッッ</p><p>白濁液が放たれるッ</p><p>あああっ、公っッ出てるぅぅ入ってくるぅぅ</p><p>オレは、ガシッガシッと腰を動かしながらまり子の膣奥に亀頭を擦り付けて</p><p>射精射精しているぅぅッッ</p><p>いやぁぁっいけないことしているのぉはしたないことしているのぉぉまり子おかしくなっちゃうううッッ</p><p>そしてまり子は</p><p>ウウウウッウウウーッ公、公、いやぁぁッッ</p><p>膣内射精を受けながら絶頂に達した</p><p>大きく背中を反らせてビクビクと身体を痙攣させ</p><p>ああ膣が締まるぅぅ</p><p>まだ出る出るよっ、まり子ぉぉ</p><p>全部全部ちょうだいっ公</p><p>熱い精がびゅるびゅると、まり子の子宮を埋めていく</p><p>オレもまり子も肩で息をしている</p><p>まり子が、苦しそうにオレを見た</p><p>何を求められているのかすぐに判った</p><p>オレたちは激しく、キスする</p><p>オレの水分を吸い取るように、まり子は力強くオレの舌を吸った</p><p>好きっ大好きっ</p><p>ギュッとオレを抱き締める、まり子</p><p>バカッ公の馬鹿</p><p>何で怒られる</p><p>死ぬほど大好きよっこの馬鹿ぁっ</p><p>感情が高ぶって自分でも、訳の判らないことになっているんだな</p><p>♪</p><p>携帯電話の着信音が鳴る</p><p>えっとまり子のじゃないの</p><p>あ、これみたいですの</p><p>アニエスがまり子のポケットから零れ落ちて、ベッドの上に転がっていた携帯電話を見つける</p><p>可奈センパイが受け取り画面を見る</p><p>えっと桃子お姉様って人からよ</p><p>歌晏桃子姉ちゃん</p><p>出るわ貸して</p><p>桃子姉ちゃんの名前を聞いた瞬間、まり子は真顔に戻りオレと繋がったまま、携帯を受け取る</p><p>そのまま通話ボタンを押して</p><p>はいまり子です</p><p>ちょっと、まり子どうして、あなた来ないのよわたくしのセバスティアヌスと公ちゃんの警護の子との真剣勝負よ</p><p>スピーカーから、桃子姉ちゃんの声が聞こえた</p><p>ああもうそろそろ、香月セキュリティ・サービスの旧研修館で</p><p>イーディと山田梅子（セバスティアヌス）さんとの真剣勝負が開始されるのか</p><p>先週、香月家のパーティに来た子たちは、みんな揃っているわよそれどころか、名家ではない家の子まで見に来ているわ</p><p>ああ先週のパーティーで</p><p>レイちゃんたちにも会ったという話を、名家のお嬢様たちがクラスメイトたちにしたんだろう</p><p>だから他の子たちも面白がって見に来たんだな</p><p>もっとも、みすずたちの学校の生徒だから名家じゃなくても、みんな政財界の大物たちの令嬢であることには変わりが無い</p><p>まり子あなた、今、どこにいるのよ</p><p>桃子姉ちゃんの問いにまり子は</p><p>済みません、桃子お姉様わたくし、今、愛する公にセックスしていただいている最中でございますので</p><p>ちょっとまり子</p><p>このまま今晩は、公にセックス漬けにしていただくことになっていますので、そちらへは参れませんっ</p><p>まり子はニヤッと笑って</p><p>だって、桃子お姉様公とのセックスは、全身が蕩けてしまいそうなくらい気持ち良いんですものっ</p><p>Gレコのプラモの売れ行きが良いので</p><p>予定に無かった機体まで、プラモ化されることになりそうなのだそうです</p><p>良かった良かった</p><p>しかし、本当に売れ行きが良いみたいで</p><p>私も買い逃しています</p><p>まあバンダイは、プラモだけは国内生産なので</p><p>売れていれば、すぐに増産してくれるので放映期間中には買えると思いますが</p><p>こういう協力態勢をトミノ監督は、ずっとして貰えなかったんですよねえ</p><p>F９１の時とか映画の公開に、主役機のF９１の発売が間に合わなかったし</p><p>ターンエーの時の、バンダイのやる気なさそうな様子とか</p><p>1070．パンを巡る冒険　／　風呂場にメグ乱入</p><p>はぁぁ、良いお湯ね</p><p>まり子が大浴場の湯船の中でうーんと美しい裸身を伸ばす</p><p>セックスを終えて</p><p>みんなで風呂に来た</p><p>さっきまでの部屋は、娼館時代のＳＭごっこルームでたまたま大浴場に近かったから助かった</p><p>ところでいいの、まり子</p><p>可奈センパイが、おっぱいをお湯に浮かべて言う</p><p>さっきの電話何か凄く挑発的だったけれど</p><p>歌晏桃子姉ちゃんから掛かって来た電話をまり子は一方的に切ってしまった</p><p>今、公とセックスしている最中なんですからまた後で電話して下さいっと</p><p>いいのよあの方は、もうちょっと焦らしてさしあげないとね</p><p>ご自分の知らないところで、わたくしだけが公とセックスを楽しんでいると知って今頃、きっとくふふふふっ</p><p>こっちにいらっしゃい、ハイジわたくし、今日はいっぱい汗をかいたから髪の毛を洗いたいのよあなたの頭はわたくしが洗ってあげるからハイジは、あたしの洗髪を手伝いなさい</p><p>はいまり子お姉様</p><p>湯船の中を歩いて、まり子の側に行く</p><p>今だから言うけれどわたくし、最初に会った時からハイジを自分の妹にしたかったのよだって、ハイジ可愛いんだもの</p><p>まり子は優しい笑顔で、そう言った</p><p>そうよねハイジちゃんて顔も綺麗だけれどスタイルが良いわよね足が長くて、スレンダーでまだ１３歳なんだっけ将来が怖いわ</p><p>可奈センパイも、ハイジを見てそう言う</p><p>それよりはぁぁ、服を着ていた時も大きいと思っていたけれど、脱いだらホントにスゴイのね、あなた</p><p>可奈センパイの眼がヨミのロリ巨乳に向かう</p><p>裸のヨミは、ベッタリとオレにくっついている</p><p>反対側には、アニエスがオレの腕に可愛いおっぱいを擦り付けている</p><p>あなたヨミちゃんは、今、幾つだっけ</p><p>１４歳ですわ</p><p>笑顔でヨミが答えた</p><p>まだ１４歳でそれなのはぁぁ</p><p>溜息を吐く、可奈センパイ</p><p>そう言えば、美智さんのお父様がおっしゃっていましたね女の子のおっぱいのサイズは１５歳で決まるとか</p><p>ああ、工藤父がそんな話をしていたっけ</p><p>アニエス、今の話美智の前でするんじゃないぞ</p><p>オレは一応、釘を刺しておく</p><p>ラジャーですのっ</p><p>裸で敬礼するアニエス</p><p>それよりパパヨミちゃんのおっぱいを揉んだり、舐めたりしてあげて下さいですのヨミちゃんだけ、してもらってなくて可哀相ですの</p><p>ヨミは他の子たちが仲良くセックスするために、一歩引いていてくれた</p><p>いいか、ヨミ</p><p>いいも、何もわたくしの肉体は、全て先生のものですわ</p><p>ニコッと微笑みオレにロリ巨乳を突き出す</p><p>オレは、湯の中でヨミの巨乳を下から持ち上げてみる</p><p>ああ、おっぱいが水に浮くっていうのホントなんだな</p><p>浮力を手で感じる</p><p>え、あたしのおっぱいだと判らないわよ</p><p>可奈センパイが、自分のおっぱいを掴んで試している</p><p>わたくしは判りますわ</p><p>ある程度の大きさがないと感じられないのでは、ありませんか</p><p>何よまり子それって、あたしの方が胸が小さいって意味</p><p>ムッとする可奈センパイ</p><p>そんなことは言ってません可奈だって綺麗な裸をしていますわ確かテニスをなさっているんですよね</p><p>あんまり熱心に部活しているわけじゃないけれどねでも、身体が鈍らない程度にちゃんと引き締めるだけの運動はしているわよあたし、プロポーションはキープしたいから</p><p>可奈センパイうちの学校の中じゃ、男の子の人気ナンバーワンなんだよ</p><p>オレは、ヨミの胸をムニムニと揉みながら言った</p><p>綺麗さじゃ寧さんに負けるわよ</p><p>でも、ヤッちゃんは色々とあったから今、人気投票をしたら可奈センパイが１位だと思うよ</p><p>今年の５月まで寧は、金髪の恐るべき不良少女だったし</p><p>留年もしているから</p><p>オレたち１年生はともかく２年生、３年生には昔の怖いイメージも残っているだろう</p><p>そんなの関係無いわよあたしはノブの女だからっるるんっ</p><p>ノブが居れば他の男子なんてねぇ</p><p>とまり子が</p><p>正直に聞くけれど可奈は、公としてから他の男の人ともセックスしてみたいとか考えたことはないの</p><p>ん無いわよ</p><p>可奈センパイは、即答する</p><p>何よまり子は、そんなこと考えたことがあるの</p><p>わたくしだって、無いわよていうかわたくしは、まだ最初の時から１週間も経って無いしエッチなことを想像しても、公の身体や顔しか頭の中に出て来ないのよ他の人のことなんて、考えられないわよ</p><p>それはいつも、パパと見つめ合ってセックスしているからですの</p><p>眼を瞑ってセックスするとパパだかどうか判らなくて、怖くなりますのだからいつも、セックスの時はパパを見てますのパパも、アニエスを見てくれていますのそしたら鼻ではパパの匂いを感じますお肌で、パパの感触が判ります怖くないですのアニエス、幸せになりますの</p><p>眼を瞑らないということは、大切なことなんですわ</p><p>わたくしたち姉妹の巫女の修行の時でも瞑想する時は、眼を閉じません眼を閉じると邪念が浮き上がって、良くありませんから</p><p>そうなの眼を閉じた方が集中できそうだけど</p><p>眼を瞑ることは、心を閉じることですわ心を閉じれば１人だけの世界に閉じ籠もることになってしまいますそれは良くありません瞑想している時ですら、心は外部に開いていないと大切なことは、世界と繋がろうとすることであって自己をどれだけ掘り進めて行っても、何も出ては来ませんから</p><p>ヨミは、そう説明する</p><p>ていうことはあたしたちがしている、セックス中に相手を見ているのはアリなのね</p><p>アリとかナシとか関係無いよ可奈センパイが、好きにようにすればいいんだ</p><p>あ、あたしは眼を開けて見ている方が好きよあたしの上で、汗だくで頑張っているノブを見るのが好きだもの</p><p>オレだってオレの下で感じてくれている可奈センパイを見るのは好きだよ</p><p>だから、いいんですの</p><p>アニエスが、話をまとめる</p><p>話を戻すけれど、まり子あたしは、絶対にノブとしかセックスしないわよあたしはさ現実的な女なのよね</p><p>可奈センパイは、まり子に言う</p><p>だからさノブのことも好きだし、ノブの女でいられる幸せも手放したくないのよ</p><p>今のあたしは普通の子じゃ体験できないような、メッチャクチャ面白いことを経験させて貰っているわまり子とだって、ノブを通してでないと出会うことだってできなかったしね</p><p>トリイ電子のお嬢様で、みすずさんの学校の人でしょあたしなんて、ただの庶民の娘だもの普通じゃ親しくお話する機会なんて、まず無いわよ</p><p>今日だってさとっても楽しかったわ最後のホテルはびっくりしたけれど、こんな経験、普通じゃできないしまあ、良しとするわ</p><p>ホテルでの騒動</p><p>謎の勢力が巫女の力を狙って、オレたちに接触して来たのを工藤父たちが排除してくれた</p><p>今、この時間も闘ってくれているはずだ</p><p>あたしはさずーっと、このままノブの近くに居たいのよだって、ドキドキワクワクすることが続くはずよせっかく、こんな楽しいグループに参加することを許してもらったのに自分から、飛び降りるようなことは絶対にしないわ</p><p>ノブの周りには、頭が良くて怖い人たちがたくさん居るんだから裏切りは、すぐにバレるわあたしがもし、他の男の子と浮気したら追放されることは判っているからだからあたしは絶対に、ヘマはしないわこの幸運を逃がしたくないもの</p><p>幸運</p><p>まもっと庶民らしい言葉で言うと、こっちの方が将来への不安が無いってことよあたしの就職ぐらい良いとこに世話してもらえそうだし</p><p>わざと生活感のあることを可奈センパイは言う</p><p>それは確かに、香月様がお持ちになられている権力と財力は凄まじいものがあるわよでも香月様は、ご高齢でいらっしゃるしずっと、公たちが今と同じように庇護されていくとは限らないわよ</p><p>まり子も、敢えてキツイことを言う</p><p>そんなの判っているわよだから、まり子あなたが居るんじゃない</p><p>もし香月家がアテにならなくなったとしてもまり子の家があるでしょ御名穂さんや克子さんたちってホントに怖い人たちよどんなことが起きても、家族が生き残っていくために、幾つもの切り札を持っていようとしているんだから</p><p>そうかだから、わたくしだし桃子お姉様もそれに鞍馬家や水島家の子を受け入れたことも</p><p>まり子は、ハッとする</p><p>香月家でなく名家全体が、黒森家を庇護する態勢を作るためなんですわね</p><p>鞍馬家の崩壊や、水島家の不祥事は名家全体に関わる困った事件だ</p><p>それを黒森家が引き受けることで</p><p>鞍馬家のペナルティとして美里さんとありすを</p><p>水島家へのペナルティとして可憐さんを、オレたちに暮らさせている</p><p>罰は下しながらその事実は、名家の人たちににしか伝えられない</p><p>名家の外に不名誉な事態が、知られずに済む</p><p>そうやって名家の世界に組み込まれることで、黒森家は守られる</p><p>香月家だけに庇護される家ではなくなる</p><p>ていうかさまり子は、もうあたしたち家族の一員なんだから協力しなさいね</p><p>そ、そうよね判っているわわたくしの家だけでなく、他の家にも黒森家の味方になっていただけるように、積極的に働き掛けるわ</p><p>馬鹿ねまり子だって、もう黒森家なのよ</p><p>そうですのアニエスたちは、全員、パパのお嫁さんですからっ</p><p>アニエスの言葉に、まり子は頬を赤らめる</p><p>お、お嫁さん</p><p>そうですわまり子お姉様わたくしも、お姉様も、お嫁さんです</p><p>ハイジが姉に言う</p><p>う、うんそうねそれでいいのよね</p><p>まり子は呟く</p><p>あたしたちの家族には、かなりの人材が揃っているんだからさ大抵のことは、まあどうにんなるわよ</p><p>ノブはどうせ何でもアリで、何でも呑み込んじゃうんだから</p><p>そうね公はそういう人ですものね</p><p>まり子も微笑む</p><p>不意に、大浴場のガラス戸がガラガラと開く</p><p>もうっ、ヨシくんたらっこんなところで、楽しそうにお風呂なんて入っちゃって</p><p>全裸のメグが、プリプリしながら入って来る</p><p>恥ずかしそうに愛も</p><p>えっと公、この子は誰</p><p>ああまり子は初対面か</p><p>この子は、恵美あたしの後輩で、ノブの公式の婚約者よ</p><p>オレが答える前に、可奈センパイが言う</p><p>可奈さんどうして、ここに居るんです部活は</p><p>可奈センパイは、今日土曜の午後はテニス部に行くと言って、メグと別れたのに</p><p>部活をサボッてオレたちに同行したから</p><p>あははまあ、色々あったのよまあ、いいからあなたたちも入りなさいよそこじゃ寒いでしょ</p><p>どうぞ恵美お姉様</p><p>ハイジが立ち上がって、メグたちを招く</p><p>誤魔化さないで下さい可奈さん、あたしは</p><p>もおっ、お風呂の中で大きな声を出してはダメですの</p><p>アニエスが、耳を塞ぐ</p><p>はいよくないですわ恵美お姉様</p><p>はい、掛け湯をしてどうぞ、お入り下さいお話は、その後ですわ</p><p>これ以上騒いだら、巫女の力で強制的に黙らされることを知っているから</p><p>メグは愛と、ザバッと湯桶の湯を浴びて湯船に入ってくる</p><p>恵美と愛は、まり子と同じ高校１年生よノブもそうだけど</p><p>あたしは、鳥居まり子仲良くして下さいねまり子って、呼んでくれて構わないわ</p><p>恵美です</p><p>メグは、ブスッとして答えた</p><p>愛さんとは、さっき一緒にドライブしましたものね</p><p>まり子は、愛に微笑む</p><p>愛は小さな声で、頷いた</p><p>あたしが大変だったのにヨシくんは、この人たちとパン屋さん巡りだったのよね</p><p>克子姉がパン屋巡りをオレに命じた時にはメグも居た</p><p>ただ、女子陸上部の部活があったから一緒に来られなかったんだ</p><p>こっちも大変だったんだパン屋巡りは口実で本当は、ミナホ姉さんが敵を狩り出すためのイベントだったみたいだから</p><p>実際、今美智のお父さんたちが闘ってくれているよだから、可奈センパイも今夜は帰せなくなったんだオレたちと一緒だったところを敵に見られているから</p><p>だからあたしも、マルゴお姉さんたちが来てくれるまで、学校に待機だったのね</p><p>メグは納得する</p><p>ああ、今夜１２時までは危ないからお屋敷から出るなって言われている</p><p>工藤父はオレにそう言った</p><p>ところでさメグの方の大変てのは、何があったんだ</p><p>もしかして学校でも何か事件が</p><p>それがあの</p><p>メグの顔が赤くなる</p><p>あたしコクられちゃったのよッッ</p><p>コクる</p><p>コマらない、コクります、コクる時、コクれば、コクれ</p><p>コ行五段活用</p><p>あら誰に</p><p>可奈センパイが食い付く</p><p>２年生のモリタさんて人です</p><p>ああ軽音部の</p><p>同じ２年生だから可奈センパイは、判るらしい</p><p>ほら、背が高くてチャラチャラしている子よイマドキ、ビジュアル系の髪型をしているオレ、スゲェ系のバカッぽい男の子よまあ、それでも顔は良いから、そこそこ人気はあるみたいだけれど</p><p>そんなやつなんだ</p><p>可奈、コクるってどういう意味</p><p>超お嬢様のまり子は知らない言葉らしい</p><p>ああ、あたしたち庶民の子の間で恋人になりましょうって告白することよ</p><p>恵美お姉様が、愛の告白を</p><p>アニエスやヨミたちも驚いている</p><p>へえ、あの人が恵美ちゃんに</p><p>可奈センパイは、ニヤリと微笑む</p><p>は、はいそ、そうなんですあの婚約者がいることは、判っているけれどオレと付き合ってくれって、言われました</p><p>メグは、恥ずかしそうに言った</p><p>オレとメグが、婚約していることは校内の生徒なら、みんな知っている</p><p>知らないはずがない</p><p>で恵美は、オーケイしたの</p><p>茶化した口調で、まり子が言った</p><p>そんなわけないでしょっ</p><p>恵美が、大きな声で言う</p><p>もちろん、断りましたっモリタなんて人のことよく知らないしお付き合いできませんって、あたしはハッキリ言いました</p><p>それでモリタは、あっさり引き下がった</p><p>即座に可奈センパイが尋ねる</p><p>それがオレは、絶対に諦めないからオーケーしてくれるまで、君から離れないなんて言うんです</p><p>オレはカチンと来た</p><p>メグそいつまだ、学校に残っているかな</p><p>いや、もう外は真っ暗だ</p><p>運動部だって、もう帰宅している時刻だろう</p><p>いや学校のコンピューターにアクセスすれば、そいつの住所とか判るよな</p><p>あの学校は、黒森家の統治下にある</p><p>生徒の個人情報なんて、すぐに呼び出せる</p><p>メグ、行くぞ</p><p>ヨシくんどこへ</p><p>そのモリタってやつの家だよ</p><p>オレは低い声で答えた</p><p>人のオンナに手を出すオトコはオレが、この手でブン殴ってやるッ</p><p>オレの婚約者って判ってコクったんだから</p><p>そいつの顔が腫れ上がるまで、ボコボコにブン殴る</p><p>オレはザバッと湯船から立ち上がる</p><p>メグも来いメグの前で、２度と声を掛けませんて宣誓させてやるからっ</p><p>メグは、呆然としてオレを見上げていた</p><p>ほらっ、早くしろ行くぞ</p><p>ちょっとノブ、１２時までは外に出ちゃダメなんじやないの</p><p>そんなことはどうでもいいっ</p><p>今日中にブン殴らないとオレの気が済まないんだよっ</p><p>慌ててメグが言う</p><p>ヨシくんが叩かなくてももういいのよもう全部、終わっているから</p><p>まだ何も始まってないだろっ</p><p>オレが怒鳴ると</p><p>そのモリタっていう人が、あんまりにもしつこいから陸上部の友達が、竹芝キャプテンを連れて来てくれたのよ</p><p>竹芝さん</p><p>それで竹芝キャプテンがテメエ、うちの部員に何しやがるってそのモリタって人を捕まえて</p><p>あの人は怒らせるとメチャクチャ怖い</p><p>何と言っても陸上競技が武道だと思っている人だ</p><p>それでうちの部室に連れて行って</p><p>女子陸上部の部室に</p><p>そこで３年の怖いセンパイたちに囲まれて</p><p>あたしに告白したのは罰ゲームだったんだって軽音部の仲間たちとの</p><p>罰ゲーム</p><p>遊びでそういうことしたのよそのモリタっていう人</p><p>メグが、グッと奥歯を噛みしめる</p><p>ああ、婚約者のいるメグに告白させて仲間は遠くから、見ていて笑っていたのか</p><p>何て酷いことをするのよその人たち</p><p>まり子が怒る</p><p>ホントねあたし、軽音部の連中なら全部、顔知っているわよあいつらぁぁッッ</p><p>可奈センパイも、怒りに身を震わせた</p><p>だ、大丈夫なのよ竹芝キャプテンが、全部、やってくれたから</p><p>モリタっていう人が、女子陸上部に捕まっちゃったから軽音部の人たちは、面白がって部室の外で見ていたのよだから、竹芝キャプテンが携帯で他の運動部の人たちに連絡して男子の空手部とか柔道部とか応援団の人とかそれで、軽音部の人を全員捕まえちゃったのよ</p><p>ああ運動部同士は、交流があるからねえ竹芝さんて言えば、うちの学校では力がある方だから</p><p>可奈センパイが、説明してくれた</p><p>そんでどうなった</p><p>竹芝キャプテンが、あたしが本当の罰ゲームを教えてやるって、軽音部の人たちに言ってその人たちのギターとか、大切な楽器をブチ壊すか、頭を今すぐ丸坊主にするか今すぐ選べって</p><p>柔道部の人が、バリカンとか部室から持って来てくれて</p><p>あ、あるんだバリカン</p><p>何か罰に使うんだって電気式のバリカンじゃないのよ昔の手で動かすバリカンでちょっと錆びているの</p><p>そんなので頭を刈られたらどうなるんだ</p><p>それで軽音部の人たち、どうなったの</p><p>楽器を壊されたの頭を丸坊主にされたの</p><p>まり子と可奈センパイが尋ねる</p><p>頭をバリカンで丸刈りにされた後に竹芝先輩が、エレキギターとか全部壊してわコンクリのところに、叩き付けて</p><p>ひええ</p><p>楽器は全部、粉々よ髪の毛もそんなバリカンを使ったから、虎刈りだし、みんなメチャメチャよ</p><p>さすが竹芝さん徹底しているわ</p><p>普通の学校って、怖いところなのね</p><p>可奈センパイとまり子も、驚愕している</p><p>ていうか平気なのそんなことして、訴えられたりとかしないの</p><p>鳥居家のお嬢様は、そう言う</p><p>それがもし訴えたり、先生に話したりしたら軽音部の人たちからセクハラされたって、そう言うからなって竹芝キャプテンが</p><p>うん竹芝さんには、勝てないな</p><p>だから、いいのよもう</p><p>いや、よくないよオレはまだ何もしていない</p><p>オレは天井のスピーカーに向かって</p><p>克子姉聞こえる</p><p>ええ、聞こえるわよ</p><p>ああ聞いててくれたか</p><p>岩倉さんに連絡してくれないか今日、メグにナメたことをしてくれた軽音部の部員は、全員、岩倉さんの好きにしてくれて構わないって</p><p>エロ魔王岩倉会長の下僕になってしまえばいい</p><p>あの人なら、有効活用してくれるだろう</p><p>判ったわ連絡しておくわでも、あなた</p><p>それだけでいいの</p><p>そうだそれだけじゃダメだ</p><p>今日、メグを助けてくれた全ての運動部に、差し入れをするえっとダンボールでスポーツ飲料とか、そういうのかなどんなのがいいのかは、メグ、後で教えてくれ</p><p>それよりノブパンを差し入れたらあるいは、そういう部の人たちには、パンを安く売ってあげるとか</p><p>可奈センパイが、そんな提案をするが</p><p>いや、パンはこういうことには使わないこれは、オレとメグの個人的なお礼なんだから</p><p>オレのパンは修行中だし</p><p>学生食堂でのパン販売は研修の１つとしてやっていることだ</p><p>こういうことに利用してはいけない</p><p>それにダンボール箱でハッキリ渡した方が切りが良い</p><p>下手にパンを安くするなんて言ったらそれがズルズルと続くことになる</p><p>ただ竹芝さんと、女子陸上部には別に何か送りたいけれど</p><p>お兄ちゃんマナと克子お姉ちゃんで、お料理作って差し入れるよメグお姉ちゃん、明日の日曜日も部活でしょ</p><p>スピーカーから、マナの声がした</p><p>ああ、２人とも台所にいるんだな</p><p>他の子も手伝ってくれるってメグお姉ちゃんが、お世話になったんだからって</p><p>メグが感動している</p><p>うん頼むよ克子姉、マナみんな、ありがとう</p><p>オレは、みんなに礼を言う</p><p>気にしないで家族なんだから</p><p>克子姉の声が、スピーカーから響いた</p><p>もう11月ですか</p><p>月日が流れるのは早いですね</p><p>そしてそれでもこの作品は終わらない</p><p>いや、確実にラストに向かってはいるんですが</p><p>このエピソードも、そろそろ終わりになります</p><p>1071．パンを巡る冒険　／　潜望鏡</p><p>ということだメグ</p><p>とオレがメグを見ると</p><p>ヨシく～んっ</p><p>め、メグな、何で泣いているんだ</p><p>ヨシくーん、あたしぃぃ</p><p>メグは、大泣きしながらオレに抱きついて来る</p><p>ええどうしたんだ</p><p>そんなの嬉しいからに決まっているじゃない</p><p>湯船の中から、可奈センパイが微笑む</p><p>自分のカレシがさ自分のために、そこまでやってくれるって言うんだからさ</p><p>いや、可奈センパイこれは別に、オレだけじゃなくってあの家族みんなですることだから</p><p>それでもノブが中心にいるからこそ、そうなるんでしょ</p><p>でも、普通の学校ってスゴイのねギターを打ち壊して、頭を丸坊主にしちゃうんだから</p><p>まり子が、妙なところを感心している</p><p>うーん、普通かなあ竹芝さんの怖さは、普通以上だと思うわよそれにそれだけで済まさないで、軽音部の人たちをさらに追い込むノブもなかなかエグイわ</p><p>岩倉会長の奴隷にしてしまうって件か</p><p>いいんだよ、エグくてメグを笑いものにしようとした連中なんて徹底的に追い詰めてやる</p><p>また、メグがオレを強く抱き締める</p><p>ああ、オレの胸がメグの涙で濡れている</p><p>公は許してあげるということは考えないの</p><p>許してあげるなんてそんな上から目線の立場には、オレはなれないよ</p><p>オレは神様とかじゃないんだから</p><p>ふざけた真似をしたヤツらは許さないし許しちゃいけない下手にこっちが下手に出て許したりしたら図に乗って、またオレたちに酷いコトを仕掛けて来るから</p><p>何かやられたら、やられた分だけやり返すんじゃなくてそいつらが、２度とオレたちに手を出して来ないように、トコトンまでやる生かしておいたら、恨みを抱いて刃向かってきそうなやつらは、確実に息の根を止めるそれが黒森家の流儀だ</p><p>オレたちは犯罪組織なんだ</p><p>いつだって自分たちの根本を見失ってはいけない</p><p>その代わり、オレたちを助けてくれた人たちには絶対に恩は忘れない必ず、３倍返しだそれも、できる限り早くただし５倍も１０倍も返さないそういうのは、相手が迷惑に感じるだろうからきっちり、３倍返して止めておくそれでもし、恩を受けた人が困っているみたいだと思ったら全力で助けに行くそういうルールだよ</p><p>ホント公って、判りやすくていいわよね行動基準が、ハッキリしているから</p><p>えっとダメなのか</p><p>逆よ頼もしいわ判断が速いし迷わないし信用できるわ</p><p>さてと恵美だっけ、あなた</p><p>オレにしがみついているメグが、まり子を見る</p><p>それだけ公に色々とやってもらったんだから公の身体でも、洗ってあげたらわたくしはハイジ、さっき言った通り、髪を洗ってちょうだいあなたはわたくしが洗ってあげるから</p><p>はい、まり子お姉様</p><p>２人がザバッと湯船から洗い場へ向かう</p><p>待って下さいですのパパを洗うのはヨミちゃんが</p><p>あそういう約束だったけ</p><p>いいんですわどうぞ、恵美お姉様</p><p>ヨミは、そう言ってくれるけれど</p><p>いや、ヨミも洗ってくれヨミはオレの身体をメグは頭を洗ってくれよいいだろ、メグ</p><p>不承不承ながら、メグは納得してくれた</p><p>じゃあ、アニエスちゃんと愛はあたしと洗いっこしましょうね</p><p>可奈センパイが２人に言う</p><p>で何でヨミさんは、おっぱいで公の背中を洗っているの</p><p>ヨミは自慢のロリ巨乳に、ボディシャンプーを泡立ててオレの背中に擦り付けていた</p><p>パパが気持ち良いからですの</p><p>ヨミの代わりに、アニエスが答える</p><p>ソープランド方式の技ですわ正式名称は泡踊りというそうです</p><p>ヨミは克子姉から読み取った記憶を、そのまま話す</p><p>へえ、そういうのがあるのね</p><p>マジメに感心しているまり子</p><p>ソープランド方式には、他にも潜望鏡という技がありますのっアニエスは大好きですの</p><p>それは、どういうのなの</p><p>お風呂の中でパパにオチンチンの先だけ、お湯の上に出してもらってアニエスがお口でペロッと舐めますのっ</p><p>へえわたくしも、今度挑戦してみるわ</p><p>簡単ですのメグちゃんも大好きで、よくパパにしてますのっ</p><p>ちょっとアニエス</p><p>オレの髪をシャンプーで泡立てながら、メグが慌てる</p><p>うーむオレの眼の前で、メグのおっぱいがぷるぷる揺れている</p><p>恥ずかしがることないでしょこうやって、裸も見せ合っているしどうせ、あなたとだって、その内にはセックスだって見せ合うことになるんだろうし</p><p>わたくしももう覚悟はできているから一生、公の側に居るわ恵美もそうなんでしょだったら仲良くするしかないじゃない</p><p>メグは口籠もる</p><p>何よ恵美ちやんはまり子が、お金持ちのお嬢様だから、コンプレックスを感じているの</p><p>可奈センパイが、アニエスを洗いながら尋ねる</p><p>そ、そういうわけではないですそういうのはもう慣れましたから</p><p>ああ、そうよねわたくしはみすず様や瑠璃子様のような名家の生まれではないわわたくしの生家は、お金持ちだけどわたくしだって、普通の家の生まれよ</p><p>まり子名家コンプレックスは、完全に解けたんだ</p><p>というかわたくしも安心したのよ今日可奈や恵美や愛と出会えて</p><p>まり子は３人とも、自然に呼び捨てにした</p><p>ほら公の家族は、みすず様たちのような良家のご令嬢か、ヨミさんみたいな特殊能力のある子だけかと思っていたからハイジや美智さんみたいな、警護ができる子もそうよねアニエスちゃんや、例の双子ちゃんたちはこの可愛らしさと人を惹き付ける魅力が、すでに１つの才能になっているし</p><p>まり子は苦笑する</p><p>あら、あたしだって庶民だけど、人様よりは美しいつもりよま寧さんみたいな規格外の人には勝てないけれど</p><p>可奈センパイが、茶化してそう言う</p><p>あたしは、本当にただの普通の子です特別な能力とか何もなくて他の子みたいに、ヨシくんの手助けができるような才能がなくて</p><p>オレの眼の前で揺れていた胸が動きを止めた</p><p>ええ、そうね恵美はホント、何もなさそうな子よね</p><p>笑顔でまり子は言う</p><p>さすがにムッとしてメグは、まり子を睨んだ</p><p>それは、わたくしもそうよわたくしも何も無いわお金だって、社長令嬢の立場だってわたくしが自分で得たものでなく、父に与えられたものでしかないし本当のわたくしは今の恵美と同じよ何の能力も無いただの高校１年生でしかないのよ</p><p>でも、嫌なのわたくし、負けず嫌いだからこのままで居るのは</p><p>そしてわたくしたち家族の人生は、これからずっと何十年も続くのよだから、今負けててもいつか取り返すことはできるわいいえ未来でわたくしが幸福を掴むためには、今、頑張らなきゃいけないのよ</p><p>そう言って可奈センパイに</p><p>可奈わたくしビジネスを起こすから、あなた手伝いなさいね</p><p>そうよ今日あなたたちとドライブしてみて、よく判ったわ特にホテルの時にねわたくしはあの変な人が、あたしたちのテーブルに迫って来た時、ただオタオタしていただけでも、可奈や愛は、しっかり相手のことを観察していたわ冷静にああいうことはわたくしにはできなかった</p><p>まり子は、今日のことを自分なりに分析しているらしい</p><p>わたくしは今まで、株式投資なんかに手を出して自分は世の中と、平気で渡り合えるだけの才覚があると思い込んでいたわでも違ったのよあたしは結局親に守られて育てられた、甘っちょろい娘で本当に怖い場面に向き当たったら、パニックに陥って、何もできない子だった</p><p>情け無さそうに自分の手を見る</p><p>ダメよねもっと、鍛えないとていうか１人じゃダメなのよわたくしみたいな弱い娘はだから</p><p>まり子は可奈センパイを見る</p><p>可奈と組みたいのよ可奈となら怖いことも、乗り越えていけると思うのよ</p><p>えオレは</p><p>公は、もちろん居なきゃダメよでも、それは他の子全員そうでしょわたくしたちの家族は、中心に公が居ることを前提に成り立っているんだから</p><p>お、怒られた</p><p>そんで、公は愛とのパン屋さんのビジネスがすでに進行しているんでしょだったらさ可奈とわたくしで、別のビジネスを起ち上げてみない</p><p>具体的には何か、考えはあるの</p><p>わたくしたちが女子校生であるうちは、女子校生であることを最大活用できるビジネスよ女子校生が経営を行っているということで世間が注目してくれるようなコトをやりましょうそれで女子大生になったら、そのまま女子大生の経営するビジネスという風に規模を拡大してスライドしていけるような</p><p>すぐには無理よわたくしは、今渚お姉様のお花屋さんで、ビジネスの基礎を習っているから経営マネージメントとか、顧客というものについてドラッガーの考えを実践的に習得できるとは思わなかったわとても、刺激的よだから渚お姉様がご出産なされて、お店に復帰になさるまでは、あのお花屋さんで勉強したいの</p><p>渚の出産予定日は来年の春だ</p><p>だから新年度、４月をメドにわたくしたちのビジネスが開始できるようにそれまでアイデアをまとめたいのよ</p><p>あたしが高３で、まり子が高２になったところから始めるのね</p><p>ええ、そうよ資金は、最初はわたくしの貯めたアルバイト料だけだけどその代わり、コネは全部使うわ協力してくれそうな会社とか人とかと話を付けたりするのは、わたくしが全部やるから</p><p>いいわよあたしも行くわよまり子１人じゃ心配だもの</p><p>ハイジも付いてやってくれ２人だけじゃ、オレが心配だよ</p><p>警護役としてハイジも一緒に行ってなおかつ、香月セキュリティ・サービスから、誰か人を出してもらうよその方が、相手の信用も得られるはずだ</p><p>香月セキュリティ・サービスが同行するということは香月家の後ろ盾があるっていうことだ</p><p>いいわよ公これは、わたくしたちだけのビジネスだから</p><p>いいえ、まり子ノブの言う通りにしましょう</p><p>可奈センパイが、まり子を制する</p><p>その方がノブが安心ならあたしたちは従うべきだわ</p><p>ハイジの力を疑っているわけじゃないんだぞ</p><p>オレは、ハイジに言う</p><p>みすずにとっての美智と同じだあの小柄で可愛い美智が、まさかあんなに強いとは誰も思わないから、ガードとしての切り札になっているんだハイジも、そうなれ通常の警護は、香月セキュリティ・サービスの人間に任せればいいお前の本当の強さを敵に悟られるな</p><p>わたくしは、懐剣となればよろしいのですね</p><p>そうだ見栄えが良くて、いかにも警護要員だという人間は別に置くその方が、ガードが２重になる</p><p>香月セキュリティ・サービスはもうすぐ、オレの支配下に入る</p><p>経営や組織運営は翔姉ちゃんに任せれば良い</p><p>ハイジは、スッとオレに一礼した</p><p>ほら、こうなのよわたくしの浅はかで甘い考えを公や可奈が、どんどん修正してくれるだからわたくし１人でビジネスをしてはいけないのよ</p><p>まり子がそう言った</p><p>前に桃子お姉様が、おっしゃっていたのよ株式をやるにしても証券会社の人間を信用するなってああいう人たちは、所詮はサラリーマンだから人のお金を、何千万も動かすことでどんどんマヒしていってしまうけれど、実際は大した個人資産を持っていないんだから意見は聞いても、信用してはいけないってそれを聞いた時はさすが、桃子お姉様そういう風に思っていらっしゃるんだって思ったわでも</p><p>ノブや可奈や愛そう、恵美もねあなたたちと知り合ってみたら桃子お姉様の言葉が、薄べったいものだって思えてきたのよ何で言うのかしら自分の経験から出て来た言葉じゃないって言うか桃子お姉様も、誰かから教えていただいた言葉を実感が供わないまま、わたくしに語っていたんだって</p><p>自分の経験から出て来た言葉じゃないと実感が無い</p><p>わたくし、渚お姉様のお店でアルバイトさせていただいて生まれて初めてよそれで、１時間の労働でどれ位のお金がいただけるものなのか、始めて判ったのよいや、知識では知っていたわよ街には時給＊＊円みたいなポスターが貼っているのを見たことはあったからでも、知識じゃくて実際に働いてみたら、実感があるのよねいや、もちろんわたくしのアルバイトなんて、労働という言葉に値するものではないことは判っているけれどでも、学べることがいっぱいあったわ</p><p>お金は大切にしなくちゃいけないってこともちろん、わたくしのお金もそうだけれどお客様のお金もそれは、お客様が労働なさって手に入れられたお金なのだから軽々しく受け取っていいものではないのよ</p><p>オレが学生食堂で売っているパンの代金も</p><p>生徒のお父さん、お母さんたちが働いて得た金だ</p><p>そして、今日は克子お姉様に、労働の質について教えていただいたわ</p><p>１軒目のパン屋さんの高級パンの路線と、２軒目のパン屋さんの職人的に突き詰めたパン屋さん３軒目のパン屋さんの、安くて地域に根付くパン屋さんそれぞれ売るパンの質が違うわそれは、それぞれの経営者の思考の違いを示していた</p><p>みんな違った</p><p>どんな質のパンを売るかということはどういう風に労働して、成果を上げるかというのと同じことなのよ</p><p>１軒目は高級パン屋さんだったけど、アルバイトでも大量生産できる作り方のパンだっただから、店のチェーン展開だって可能だもちろん材料や作り方をもの凄く試行錯誤を繰り返した上で、アルバイトで美味しくて高い値段の取れるパンを作れるようになっているんだけれど</p><p>２軒目は１人のパン職人が、技術の粋を極めて最高のパンを作っているその代わり、数は限られているし値段は、もの凄く高い</p><p>３軒目は数人の熟練した職人で、家族的に経営していた地域に根付いた安くて美味しいパンだでも、材料や工程に人も時間も予算も掛けられないから特別な味ではないし、小さな店から営業を拡大することもできない</p><p>ふーん、まり子はそう考えるんだ</p><p>何よわたくし変かしら</p><p>そうねあたしたちの感覚からすると変なのかもしれないわ少なくとも、普通の高校１年生の女の子の発想ではないわね</p><p>そうよだからまり子と一緒に、ビジネスをやってみるのは面白いかもしれないって感じたわ</p><p>いいわあたし、やるわだって、面白そうだものるるんっ</p><p>あたしもさ、毎日ノブと愛のパン屋さんのお手伝いでまあ、お店屋さんごっこのレベルだけれど接客の勉強はしているからね言い掛かりを付けてくる人の相手をするのはあたしかイーディの仕事になっているし</p><p>ああちょっと、パンがいつもより小さいとか今日のは味が変だったとかクレームを付けてくる生徒の</p><p>他にも勉強になりそうなことがあったら、教えてもらっておくわそれと来年４月から始めるビジネスの内容は、あたしも考えてみるからえーと、他には</p><p>社長は、まり子よあたしは、副社長それでいいわよね</p><p>わたくしはどっちでもいいわ</p><p>あたしは、社長は嫌よあなた、社長令嬢なんだから社長がどんなことをするかは大体判るでしょだからまり子がやりなさいねえーと</p><p>可奈センパイはハイジを見て</p><p>あなたも専務くらいは、やってもらうわよ専務って何する仕事だか、よく判らないけれど</p><p>何でも、致しますわ</p><p>ハイジは苦笑して、答えた</p><p>で恵美ちゃん、あなたはどうするの</p><p>可奈センパイが、メグを見る</p><p>今だったら営業本部長代理待遇控えくらいにはしてあげるけど</p><p>困惑している</p><p>自分もこの際まり子と可奈センパイのビジネスに参加させてもらった方が良いのかと</p><p>恵美って陸上部なのよね</p><p>メグの答えにまり子は、ジロジロと恵美の身体を見る</p><p>うんやっぱり、スポーツマンらしい締まった身体をしているわね</p><p>メグの陸上で鍛えられた日に焼けた裸身</p><p>恵美はどれぐらいの選手なの目標は</p><p>それは県大会で入賞するのを目的にしているわ</p><p>まり子の強い口調に、メグはムッとしてそう言う</p><p>なぁんだ、恵美は今、やることがちゃんとあるんじゃないの</p><p>まり子はニヤッと笑う</p><p>だったら、陸上を思いっきり頑張りなさいよそれこそ高校時代にしかできないことなんですから</p><p>で、でもそれはあたしの目標であたしが部活を頑張ったからって、ヨシくんの助けになるわけでは</p><p>何言ってるの恵美</p><p>まり子が、メグの言葉を遮る</p><p>公はどんなことだろうと、わたくしたちが一生懸命頑張っていればそれだけで喜んでくれる人よわたくしより前から、公の側に居てそんなことも知らないの</p><p>そ、そうだよ吉田くんはそういう人です</p><p>愛が、小声で言う</p><p>メグは、言葉が出なくなるが</p><p>でも、いいわね恵美の身体キュッと締まっててそれでいて胸もちゃんとあるしわたくしも何か運動した方が良いのかしら</p><p>何言ってるのよ運動してなくてもまり子ったら、痩せてるし悪いところなんて無いじゃない</p><p>でもさもっと、公に愛されるには身体のことについても、向上心を持っていないといけないって思うのよそう言えば愛もスレンダーだけど、妙に色気があるわねほとんど喋らないくせに</p><p>愛ちゃんはムッツリ・スケベなんですの</p><p>寧ちゃんが言ってました愛ちゃんはムッツリ・スケベだから要注意だって</p><p>あ、あたしムッツリ・スケベじゃないです</p><p>顔を真っ赤にして言う</p><p>あたしただの淫乱ですから</p><p>あ、誰にでも淫乱なわけではないですよ吉田くんにだけ淫乱なんです</p><p>インランて何ですの</p><p>ムッツリ・スケベってことよ</p><p>可奈センパイが呆れた口調で答えた</p><p>それよりメグ</p><p>頭を洗うのを再開するか洗い流すか、どっちかにしてくれシャンプーの途中で、ほったらかしにされてるから眼が痛くなってきた</p><p>あヨシくん、ゴメンなさい</p><p>それと、ヨミはいつまで、オレの背中に胸を擦り付けているんだ</p><p>さっきからずーっと泡踊りのままだ</p><p>うふふヨミは、人の心が読めますからこういう時は、無口になってしまいますわ</p><p>ヨミはオレに囁く</p><p>お姉様たちのお言葉とお心の両方が、判りますからホント皆様、良い人ばかり大好きですわ</p><p>ああこんな風に討論になっている時の、全員の心が判るから</p><p>ヨミは、会話に参加できなくなっていたのか</p><p>はい、ヨシくん流すわよ</p><p>ようやくメグがシャワーを持って来てくれた</p><p>オレの頭を綺麗に洗い流してくれた</p><p>はぁぁ気持ちいい</p><p>シャワーの噴流の中で、メグの指が髪の毛を梳いてくれる</p><p>メグのおっぱいの先が、オレの顔に当たった</p><p>あパパ、勃ってますの</p><p>あ、オレ勃起している</p><p>えっと、どうするあたしやまり子は、もう中出ししてもらったから</p><p>可奈センパイがニヤッと微笑む</p><p>さっきお預けだったヨミちゃんがするそれとも、恵美ちゃんあるいはムッツリ・スケベの愛がする</p><p>あ、愛は淫乱です</p><p>先生が、お好きなようにお決めになられたら良いですわ</p><p>ヨミがそう言ってくれた</p><p>メグ、愛、まり子高校１年生、３人で舐めて射精されてくれセックスするにはちょっと疲れてるから</p><p>そうね同い年３人で、仲良くご奉仕しなさいよ</p><p>でもわたくし、よく判りませんわ</p><p>愛がお手本を見せるから</p><p>ほら、恵美ちゃんいいの、ムッツリ・スケベにノブのオチンチンを取られちゃうわよ</p><p>あ、あたしも舐めます</p><p>まずはメグと愛が、オレのペニスに舌を這わす</p><p>ヨミお前のおっぱいを舐めさせてくれ</p><p>はい、どうぞ先生</p><p>ヨミの乳首を赤子のように啜った</p><p>こ、こうよこうやって舐めるのちょっと愛さんまり子さんにも、させてあげないと</p><p>ぅぅ</p><p>ううじゃないわよムッツリ・スケベ</p><p>失礼させていただきますわ</p><p>１０分後</p><p>オレは、高校１年生の美少女たちの口に白い精を噴出した</p><p>愛とメグの様子を見てまり子も、口の中の精を綺麗に飲み干してくれた</p><p>昔、えいがのともという雑誌があって</p><p>大昔にはちゃんとした映画雑誌だったのですが80年代にはロマンポルノ映画専門の雑誌になっていました</p><p>それを年の離れた兄が買っていまして</p><p>私は当時小学生ですから、もちろんホンモノのポルノ映画は観たことがありません</p><p>しかし、その雑誌には映画の中の場面の写真と、あらすじが書いてあって</p><p>それだけを見て悶々としていました</p><p>大人になってから、ビデオ化されていた実物の映画を何本か観ましたが</p><p>そんなエッチではないんですよねホントに挿れてないのが、丸わかりですから</p><p>かなり、変な角度でエッチシーンをやってますし</p><p>あらすじと数枚の写真だけで、悶々として時の方がエロさを感じていたように思います</p><p>また、面白いシチュエーションのセックスシーンが多かったし</p><p>エロゲーの初期もそうですね</p><p>実査のエロゲーをプレイするより</p><p>エロゲー雑誌の、あらすじと映像を観て想像している方がエロかったり</p><p>1072．パンを巡る冒険　／　クロガネのシロ</p><p>ホントにちょっと苦いのね</p><p>まり子が、オレの精液の味を言う</p><p>風呂から上がってみんなで身体を拭いて、服を着る</p><p>オレはアニエスの下着を付けてやっていた</p><p>これで、まり子ちゃんもパパの精液飲み仲間ですのっ</p><p>同じ日、同じ時にノブの精液を飲み干した３人なんだからこれからは、義姉妹として仲良くしなさいね</p><p>アニエスと可奈センパイが笑う</p><p>そんな桃園の誓いじゃないんだから</p><p>まり子は、そう言うが嬉しそうに、メグとマナを見る</p><p>でも、わたくしが一番の新参者ですからどうぞ、よろしくお願い致します</p><p>スッと、２人に頭を下げた</p><p>そ、そんな頭を上げてよ恥ずかしいでしょ</p><p>メグと愛が、困り顔で答える</p><p>後で、お二人が公とセックスしているところを見せて下さいねわたくしももう一度機会をいただけるのなら、公とセックスしているところをお見せ致しますわ</p><p>今も裸だけれど家族の皆様には、赤裸々なわたくしの全てを見ていただきたいのこれからずっと仲良くしていかないといけないのですし</p><p>あたしは見ての通りよ隠し事とか何もないもの陸上部に入っているだけの普通の高校１年生です</p><p>あ、あたしも吉田くんとパンを作ってるだけの吉田くんにだけ淫乱な女の子です</p><p>メグと愛は、そう答えた</p><p>そんなことないわあなたたちだって公が選んだ人だもの綺麗だし、中身がちゃんとある人なんだって感じるわ</p><p>まり子は、優しく微笑む</p><p>ホントこの公の家族のシステムって、素晴らしいわねみんな、公を中心にして繋がっててお互い仲良く、家族全体で発展しなくちゃいけないって、みんな判ってて信じられるものどの子も、絶対に公を裏切らないって判っているのは大きいわだからこそ、一緒に何かやっていける人たちなんだって確信できるのよ</p><p>そうね親友以上よねあたしもまり子と組んでもさ後で、あたしだけハメられたり、騙されたり、切り捨てられたりはしないって信用できるもの</p><p>そんなことするわけないじゃない可奈は、わたくしの大切なお姉様なんだから</p><p>でも恵美ちゃんも愛も、しっかりと自分の夢を持ってないとまり子の夢に呑み込まれちゃうわよこの子、見ての通りの野心家だから</p><p>ええ、わたくしと可奈のカンパニーは、社員をたくさん募集致しますからねっ</p><p>まり子は、将来、自分のビジネスをやろうとしている</p><p>今のままだと家族の中の子たちを、どんどん自分のビジネスに巻き込んでいくだろう</p><p>それに乗っかるのも良いだろうし</p><p>嫌なら自分の夢を何か見つけないといけない</p><p>あ、あたしはパンがあるから</p><p>愛が、そう言うが</p><p>あら、そのパン屋さんだって経営を拡大したいのなら、わたくしが協力致しますわ</p><p>パン屋さんだって、美味しいパンだけを作っていれば、それで良いわけではないことは今日、学んだではありませんか</p><p>オレと愛でパンを作る方をやるとしても経営という視点で、お店全体を見通してくれる人が必要なんだな</p><p>本当にパン屋でオレのたくさんの家族を養っていくのなら</p><p>愛夕食の後にでも、克子姉と相談しようまずはオレたちが、どういうパン屋さんを目指すのか、目標っていうかイメージを設定しないといけないよ</p><p>それによってするべきことが変わる</p><p>高級住宅地の高級パン屋、インターネット通販で売る高額の職人仕上げのパン、町に根付いた小さなパン屋、ホテルで売るパン</p><p>それぞのパンの違いはそのまま経営のイメージの違いだ</p><p>経営の方向性が違えば使う材料や、製作方法、売り方も変わる</p><p>そうだね吉田くん</p><p>愛も納得してくれた</p><p>あたしは何をしようかしら</p><p>メグが、寂しそうに呟いた</p><p>とりあえずは部活だけれど将来的には</p><p>今から深刻に悩むことではないですわ恵美お姉様</p><p>わたくしだって自分の将来については、悩んでおりますもの</p><p>えだって、ヨミちゃんは特別な力があるじゃない</p><p>そう言うメグに、ヨミは</p><p>力があることと、そういう力を持つわたくしが何になるかは別のことですわかつては鷹倉神社の中に閉じ込められていた、わたくしたちですけれど今はもう自由なんですからだから、悩むんですどんな将来を目指すべきなのか</p><p>神社は長姉の月子が継ぐことになっている</p><p>ヨミとルナ、そして従妹のコヨミちゃんは明治以来の関西ヤクザの支配から脱した、最初の巫女の力保持者となる</p><p>恵美お姉様だって陸上競技でお鍛えになられた精神と肉体をベースに、ご自分の将来をお考えになられるのでしょう今、自分が持っているものをベースに将来設計を考えるという意味ではわたくしも、恵美お姉様と同じですわ</p><p>オレや愛が、パンの技法を会得しようとしているのも同じことだ</p><p>全ては、将来のために</p><p>メグのコンプレックスは根強い</p><p>どうして、メグちゃんはそんなに悩んでますの</p><p>アニエスたちの将来はみんな同じですの</p><p>パパの赤ちゃんのお母さんですのアニエスは、お母さんになりますのメグちゃんは赤ちゃん産まないんですの</p><p>う、産むわよあたしだって</p><p>じゃあ、確かに悩むことないわねあたしたち、みんな行き着くところは同じだもの</p><p>可奈センパイが言う</p><p>そうね自分の将来設計に、何歳で公の子供を産むかも考えないといけないのよね</p><p>まり子が微笑む</p><p>わたくし可奈と同じ年に産みたいわ</p><p>あ、いいわね幼稚園の送り迎えとか楽になるしでも、まり子会社のさ、社長と副社長が同時期に妊娠・出産するのはマズくない</p><p>そうねじゃあ、出産時期を半年ズラしましょうかそれなら、業務にそれほど支障は出ないでしょ子供の学年だけ合わせるのよ</p><p>ええ、そうしましょう</p><p>恵美と愛も何なら、合わせましょうか</p><p>まり子は、２人にも声を掛ける</p><p>不意にハイジが口を開く</p><p>わたくしも自分の将来について、ご相談してもよろしいでしょうか</p><p>良いに決まっているだろどうしたんだ</p><p>わたくしは、これまで警護だけが、わたくしの天職だと思っていました</p><p>ハイジはヨーロッパの警護のアカデミーも卒業している</p><p>短期コースだけど</p><p>最初から警護員になることを目指していた子だ</p><p>しかし、先ほどわたくしのような娘は、外部の人間からは警護役と判らないようにしてガードを固めるべきだというお話を伺ってわたくし、ハッと眼からウロコが落ちました</p><p>オレが言ったことで</p><p>わたくしは、まだ１３歳ですから、今後のことは、まだ判りませんがでも、今のわたくしの肢体は、プロの警護役として働くのにはいささか見劣りがすると思います</p><p>ハイジは小柄で、見た目は可愛い女の子だ</p><p>ミタマやイーディのような筋骨の逞しさは、外見からは感じられない</p><p>ですからもし、このまま背丈が伸びないようでしたら、正式な警護役の任務に就くことは諦めようと思います</p><p>正式な</p><p>やはり、翔お姉様や麗華お姉様のような体躯が立派で、どなたから見てもハッキリ警護役と判るような方が表舞台に立つべきだと思うのでございます</p><p>うん悪い人間を見た目だけ撃退できるような、存在感のある姿</p><p>それが表の警護人には求められる</p><p>その究極がジッちゃんの専任警護人の大徳さんと張本さんだ</p><p>姿を見るだけで素人でも、強さと怖さを感じる</p><p>わたくし、警護の世界には今日、お会いした美智お姉様のお父様や、そのお仲間たちあるいは、先週お目にかかった香月セキュリティ・サービスの木下さんのような裏からガードする任務の方たちもいらっしゃることを知りましたですからわたくしも、そちらを目指すべきなんじゃないかと</p><p>ハイジが裏を</p><p>いや工藤父とか、ネコさんとか、木下さんは</p><p>あの人たちはかなり特殊だから</p><p>ハイジは真面目なんだよな</p><p>むしろ表舞台の方が向いていると、オレは感じる</p><p>そう決めつけるのは、まだ早いよ背だって、これからグングン伸びるかもしれないしそれに</p><p>ハイジ今すぐじゃないけれど翔姉ちゃんが留学していたっていう、ヨーロッパの警護アカデミーのさ正規の方のコースを受講してみないか</p><p>ハイジが通ったのは３ヶ月の簡易コースだけだ</p><p>正規コースは２年だっけ</p><p>そっちのコースを卒業すると西欧の上流階級の人たちに、もの凄く評価されるらしい</p><p>そうだなハイジの身体が成長するまで１８歳までは行かせない今は、もっとハイジの身体を楽しみたいし</p><p>ハイジのコンプレックスである、肉体の発育が整うまでは</p><p>ハイジちゃん、背を伸ばしたいのならマナちゃんに聞けばいいんですの</p><p>マナちゃん、今、ホントにグングン伸びてますからっ</p><p>ああ、ハイジはまだうちに来て１週間だからマナの成長を知らないんだよな</p><p>うちには、健康的に美しく肉体を成長させるプログラムがあるんだ今のハイジは、小柄なのがコンプレックスなのかもしれないけれどまだ１３歳なんだから、きっと幾らでも対処できる</p><p>よし、とにかく１８歳を目安にして成長プログラムを試してみようそれでヨーロッパに留学に行って警護人の王道を進めだってハイジは、本当は表舞台で警護の仕事がやりたい子なんだろ</p><p>先週の香月家のパーティであんなにも、自分の売り込みをやっていたのだから</p><p>ずっと自分はヨーロッパで正規の教育を受けた警護のプロだと主張していた</p><p>翔姉ちゃんやレイちゃんというホンモノに出会いまた、美智やイーディの強さに触れたから</p><p>今まで培ってきたハイジの自信を喪失させてしまっただけで</p><p>本当はこの子は陽の当たる場所に立ちたい子だ</p><p>裏方に徹し、影に隠れることをを良しとする性格ではない</p><p>あの、セックスが大事ですの女の子の身体の成長にはマナちゃんが言ってましただから、ハイジちゃんも、もっともっとパパとセックスするべきですの</p><p>ああ、ヤリまくるからな覚悟しておけよ、ハイジ</p><p>今しばらくはハイジの精神が安定するまでは</p><p>セックスの回数を増やしてやるべきなんだと思う</p><p>ハイジは潤んだ瞳で、そう答えた</p><p>わ、わたくしご期待に応えられるよう、必死に頑張ります</p><p>頑張るって何をもしかしてセックス</p><p>可奈センパイが、クスクスと笑う</p><p>ノブあたしも、もう少し人間として成長したいから、あたしともヤリまくって頂戴ね</p><p>まり子もヤラレまくりたいですわ</p><p>あの愛淫乱だからしてくれないと困る</p><p>アニエスは１２歳ですから毎日でも良いですの</p><p>ちょっとあなたたち</p><p>メグが、可奈センパイたちを睨む</p><p>もう、冗談よ恵美ちゃんは、ホント真面目っ子よねえ</p><p>ま寧さんみたいに、冗談の歯止めが効かない人もいるからこの家族には恵美ちゃんみたいな子が必要なんだってことも判るけど</p><p>そうね可奈の言う通りだわ恵美はそのままの性格で頑張ってちょうだいね</p><p>まり子も一緒になって茶化す</p><p>ちょっとちょっとあたしがどうしたって</p><p>天井のスピーカーから、寧の声がする</p><p>あんたたちさお風呂、ゆっくり過ぎもうご飯ができて、みんな待っているんだから早く食堂に来てよねっ</p><p>はーい、急ぎまーす</p><p>代表して、可奈センパイが返事する</p><p>ほら、アニエスそこから先は、自分で服を着なさいヨシくんは、自分のことをして</p><p>メグがアニエスの世話をしているオレに言う</p><p>ほらほら、恵美ちゃんてやっぱり必要な子なのよねぇ</p><p>可奈センパイが、ドライヤーで愛の髪を乾かしながら言う</p><p>そうね恵美って世話好きっぽさそうだし</p><p>まり子も、もう別のドライヤーを取る</p><p>髪を乾かすの手伝ってくれない</p><p>メグは、まり子からドライヤーを受け取る</p><p>こうやって、少しずつ仲良くなっていくんだな</p><p>自分の服を着ながら、ヨミに話し掛ける</p><p>何かお前、色々と気を遣ってくれているだろ判るぞ</p><p>今日は基本的に控え目にしている</p><p>自己主張しないしセックスも１人だけ求めなかった</p><p>わたくしは今、わたくしたちのために、たくさんの方たちが動いて下さっていることを知っていますから</p><p>先生にもすぐに判りますわ</p><p>まあ、美味しいわ先週も思ったけれど克子お姉様のお料理は、本当に美味しいですわ</p><p>みんなで夕食の食卓を囲んでいるとまり子が、克子姉に言った</p><p>今日は、ニジマスのホイル焼きとサラダとスープとご飯だった</p><p>みんな女の子だから基本的にそんなに食べない</p><p>で、残ったものはオレが食べるし</p><p>だから、物足りないと思ったことはない</p><p>今夜のは、ほとんどマナちゃんよあたしがこっちに戻って来たのは遅かったから</p><p>そんなことないよ克子お姉ちゃんが、味付けを手直ししてくれたから美味しくなったんだよマナは、まだまだです</p><p>ああ、マルゴさんと渚と真緒ちゃんも無事に帰って来ている</p><p>香月セキュリティ・サービスの旧研修館に行っているみすず、瑠璃子、美子さん、美智、イーディ、水島可憐さんそれに翔姉ちゃんとレイちゃんを除いたら</p><p>居ないのはミナホ姉さんだけか</p><p>克子姉ミナホ姉さんたちは、大丈夫なの</p><p>駅前ホテルの地下にある秘密施設になる</p><p>あそこが、再開する黒い森の娼館となり娼婦候補である鞍馬美里さんや、徳大寺園子さん、黒沢直子さんたちも住み込みで研修を受けている</p><p>問題無いわあそこもお客様をお迎えする場所だから、元々セキュリティは万全よ</p><p>ああ、政財界の大物たちがお忍びで来る場所だから警備は完璧なんだな</p><p>それに今は講師役として、御名穂お嬢様以外に引退したお姉様たちが何人か来ていただいているし食事は、上のホテルから取り寄せられるからあのホテルも、お嬢様が大株主だっていうことは知っているわよね</p><p>確か、コンセルジュの偉い人も黒い森の元娼婦だったはずだ</p><p>アニエスちゃん、ご飯食べたら遊ぼ</p><p>真緒ちゃんが、アニエスに言う</p><p>ダメよアニエスはご飯が済んだら、またお勉強よリフレッシュは充分できたでしょ</p><p>そうアニエスは、みすずたちの学校の編入試験が近い</p><p>真緒ちゃん、ボクたちが遊ぼうよ</p><p>はい、私たちと</p><p>ルナとコヨミちゃんが、真緒ちゃんに言う</p><p>アニエスのお勉強の方はあたしが、見るわ</p><p>うんアニエスちゃんは時々、スゴイ答えを書いとるからなあ</p><p>ホンマですわうち、さっきもビックリしましたわ</p><p>エリとリエが言う</p><p>遣唐使って答えるところにアニエスちゃん、kent牛って書いてあったわ</p><p>何なんやろなケント州の牛ってことなんかなていう、何で半分英語なん</p><p>大丈夫なの、克子姉</p><p>ホントにもうすぐ試験なんだよ</p><p>いいのよ、帰国子女っていう設定なんだから多少は変な答えを書いても</p><p>克子姉は、笑っている</p><p>その代わりアニエスは、算数はいつも１００点よ</p><p>算数とか理科とか帰国子女でも見逃してくれない教科の方に重点を置いて勉強させているんだけれどねあの子数学的なことに対しては、メチャクチャ頭が優れているみたいあたしも、ビックリしたのよ</p><p>アニエスは数学に強い</p><p>うちの家系よ数字には強いから、みんな理工系なのよ</p><p>雪乃お姉ちゃん以外はね</p><p>マナが、苦笑して言った</p><p>そういや、白坂創介とか数学が得意そうな顔していたもんな</p><p>勉強そのものが得意じゃない</p><p>あ、あの雪乃あたしも数学は、そんなに得意じゃないし</p><p>雪乃を気遣って腹違いの姉妹であるメグが言うが</p><p>何言ってるのよあんたは、どの教科だって、あたしより全部成績が良いじゃない昔から</p><p>あららヤブヘビだったらしい</p><p>まあ確かに得意じゃないのレベルが違う</p><p>メグは優等生だもんな</p><p>どうせ、あたしだけ頭がオソマツなのよ</p><p>楽しそうにお話しているところ申し訳ないんだけれどニュースの時間だから、テレビを点けてもいいかい</p><p>うちは、食事中はテレビを点けない流儀だけれど今夜のニュースは、リアルタイムでチェックしておかないといけないから</p><p>今日、外資系のホテルでオレたちに接触して来た敵と工藤父たちが闘っている</p><p>今夜の１２時までにカタをつけるって言ってたけれど</p><p>それまでに何らかの進行は、あるはずだ</p><p>はい、じゃあ点けるわよ</p><p>渚がリモコンで国営放送の７時のニュースを点ける</p><p>最初の２つくらいは普通のニュースだったけれど</p><p>続いて、警察庁幹部の不祥事です</p><p>ニュースキャスターが言った</p><p>警察庁特別基盤整備課のヤマカワ・タニオ課長がインターネット・オークションで人気アニメマジンガー乙の人形を３万５千円で購入したところ実際に送られてきた品がミニカーの詰め合わせだったことに腹を立て職権を利用し、オークションの相手の個人情報を手に入れようとしたとして、国家公務員服務規程違反で逮捕されました</p><p>ネットオークションでマジンガー乙を競り落としたら</p><p>ミニカーの詰め合わせが届いて</p><p>それが頭に来たからオークション相手の情報を、警察の力で手に入れようとして捕まった</p><p>何なの馬鹿みたいな人ね</p><p>まり子が呆れ顔で言う</p><p>最近はそういう変な人が多いのよエリートの国家官僚なんかにもさ</p><p>雪乃も、苦い顔でそう言う</p><p>いや違うんやないかな</p><p>そうですわそのお役人さん、ハメられたんと違いますか</p><p>どういうことよ説明してよあたし、あんたたちよりも頭が弱いらしいからさ</p><p>雪乃が双子に言う</p><p>マジンガー乙の代わりにミニカーの詰め合わせが届いたんですわ</p><p>まり子が、尋ねる</p><p>判らんですか</p><p>リエもまり子たちを見る</p><p>ミニカーの詰め合わせは</p><p>マシンカー・セットですわ</p><p>車のマシンのセットですわ</p><p>こういう下らないネタが仕込んであるっていうのは</p><p>工藤父だ</p><p>このニュース自体フェイクなんだ警察庁の幹部が、職権を濫用して捕まったっていうのが全部、嘘で</p><p>そういう罪状をデッチ上げて、身柄を拘束したってこと</p><p>オレの言葉に、まり子が反応する</p><p>そうだと思うつまり</p><p>今回の敵は官僚の中に居るんだ</p><p>昔のアニメの歌は、やたらと命をかけてとか命を燃やせみたいな歌詞があるので</p><p>私は必ず、イノキをかけてなど命をイノキに置き換えて歌うことにしています</p><p>さて明日は、早朝から</p><p>80歳の父と70代の母を連れて軽井沢まで日帰り旅行をしなくてはならないので</p><p>リアルは地獄だ</p><p>1073．パンを巡る冒険　／　国益</p><p>オレとまり子と、鷹倉３姉妹月子、ヨミ、ルナそれにコヨミちゃん</p><p>さらに、ハイジとリエとエリ９人だけが別室に呼ばれた</p><p>ミナホは帰って来られないから代わりに君たちに説明するようにって言われたんだよ</p><p>マルゴさんと寧がそう言う</p><p>夕食の後片付けなんか申し訳ないけれど、克子姉と渚にお願いする</p><p>可奈センパイやメグ、愛やマナもいるし</p><p>ミタマやキヌカ、ありすにアニエスたちの相手も頼む</p><p>雪乃だって、真緒ちゃんと遊ぶくらいのことはしてくれるはずだ</p><p>ただ、ゴメン話をしている間にも、状況の変化があるかもしれないから、テレビは点けたままにさせてもらうよ</p><p>ネットの方の情報チェックは、あたしがやってるからねーっ</p><p>寧は、ノートパソコンを開いていてそう言う</p><p>説明してもらえるのは助かるけれど</p><p>エリとリエもこっちで良いの</p><p>今日のホテルでのやり取りから想像すれば敵の目的は巫女の力だから</p><p>鷹倉家の能力者４人が集められたのは判る</p><p>ハイジは警護役として、状況を把握するために</p><p>ミタマとキヌカは戦闘力はあるけれど状況を解析して対応する能力は無いから、今回は呼ばないんだな</p><p>逆に、まり子は現在の状況が理解できると見込まれて、呼ばれたんだろう</p><p>でもエリとリエは</p><p>この子たちは、裏の世界のキナ臭さを知っている子だからね良信くんたちと一緒に話を聞かせるようにって、ミナホが言っていたんだよ</p><p>まあ、ええですわわたしら怖い話も、ヤバイ状況も慣れてますから</p><p>そんなん慣れたくなかったんですけどなあ、エリちゃん</p><p>双子は、そう言って椅子に座る</p><p>わたくしも、この子たちには居てもらった方がいいと思うわよ</p><p>まり子が、オレに言った</p><p>彼女たち鋭いから公やわたくしが、ついつい見逃してしまうような微細なことにも、サッと気が付くと思うわ</p><p>マジンガー乙とマシンカー・セットという工藤父のサインを、即座に気が付いていた</p><p>わたしら、ほら親のする話でも、ホントは何か裏があるんやないかって疑って掛からないとヤバイ状況で生きてきましたから</p><p>そうですわニコニコ笑って、うちらにとって良い話を持って来てくれる時が一番怖いんですわ</p><p>この人たち、約束のどこの段階まで、守る気があるんやろとかな</p><p>ホンマは、何を狙うとるのか間合いを取って、探りを入れなアカンでしたから</p><p>だから相手の言葉を、そのまま鵜呑みにしない</p><p>いつでも裏を考える</p><p>ていうかお兄さんみたいに裏の無い人の方が珍しいんですわ</p><p>そうですわたいがいの人は裏の本音を隠してはりますから</p><p>わたしお兄さんみたいに、一緒に居て楽な人は初めてですわ</p><p>うちもですアニエスちゃんや真緒ちゃんも、そうやけれど何もかんも見た目通りですから</p><p>雪乃姉さんも、そうやないか</p><p>そうそう、そうやなあの人も判りやすくて、気が楽になります</p><p>まあ、とにかくみんな座って</p><p>マルゴさんは、オレたちに言った</p><p>オレたちも双子の周りの椅子に座る</p><p>でまず、良信君は現在、敵の概要についてどの程度、想像がついている</p><p>マルゴさんが笑顔でオレに尋ねる</p><p>敵は国家官僚ていうか、警察ですか</p><p>どうして、そう思うんだい</p><p>いや、さっきのニュースで職権濫用で、個人情報を調べようとした人が警察の人だったから</p><p>公ただの警察ではないわよ逮捕された人は警察庁の人だったわ</p><p>それどういうこと</p><p>警察庁だから警察でいいんじゃないのか</p><p>すると、マルゴさんが</p><p>日本の警察制度っていうのは、ちょっと変わっていていわゆる現場で働く警察官たちは、各都道府県ごとに組織されている地方公務員なんだよそれぞれの県の公安委員会が、警察を管理するということになっている</p><p>いわゆる普通の警察は都道府県ごとに組織されているバラバラの組織</p><p>で、警察庁というのは国の省庁の１つである内閣府の、そのまた外局国家公安委員会の機関だよだから、警察庁の職員はみんな国家公務員なんだ</p><p>警察庁ってのは国の機関</p><p>あれ、そう言えば警視庁っていうのもありますよね</p><p>警視庁というのは東京都の公安委員会が管理している東京だけの警察組織なんだよ他の県なら＊＊県警ってなるのが、東京だけは警視庁なんだというか、東京だけは他の県の警察には無い組織がたくさん必要だし都市としての規模が違うでしょ日本の全人口の１割が、首都圏に住んでいるわけだしさ</p><p>つまり警視庁の警察官は、東京都の傘下の地方公務員なんですわね</p><p>まあ、現場に関してはねだから、警察官の募集なんかもさ警視庁は警視庁で、それぞれの県警はそれぞれごとに行うし、警察官の学校もそれぞれで運営しているんだ</p><p>警視庁は東京都だけで</p><p>警察庁は、国の機関</p><p>つまりさ警察庁の方は、国の機関だから、日本全体の警察行政について色々と考えるところなんだだから、本来は各都道府県の警察を支配していないラインが違うから警察庁は内閣府の国家公安委員会に繋がっているけれど警視庁や府警県警は、制度上は都や県の公安委員会に従わないといけない給料だって、それぞれが繋がっているところから貰っているんだからね</p><p>国家公務員の警察庁は国から</p><p>地方公務員の警視庁や府警県警は府や県から供与が出る</p><p>でもさだからって、完全に別れているわけでもないんだよ</p><p>組織の運営費は自治体から出ているけれどだからって、県の警察が知事の命令に従う必要は無い都道府県の公安委員会の管理下にあり、県知事の所轄下に置かれているという形になっているけれど実際には、国の機関である警察庁に各都道府県の警察への指揮命令権が与えられているんだよ具体的には各地方ごとに、警察庁が管区警察局というものを作って、県警察を指導・監察しているんだ北海道と東京都は個別で後は、東北管区、関東管区、中部管区、近畿管区、中国管区、四国管区、九州管区って具合にね</p><p>県ごとの警察はそれぞれの自治体で組織されているのに</p><p>管区で幾つかの県警を束ねて上から、国家機関の警察庁が支配してる</p><p>どうして、そんなことをしているのか判るかい</p><p>えっと判らないです</p><p>それはさ例えば、県の知事なんて、色んな党の人が当選するわけじゃない中には、国の政府を動かしている与党と敵対している野党の政治家が県知事になっちゃったりすることもあるわけだよね</p><p>そういう状態で県の警察は、県からお金が出ている県の職員だから県知事であるオレの言う通りの行動をしろなんてことになったら、大混乱になるでしょ大きく国の方針と違うことを、各県ごとにバラバラにするようになったりしたら住民の方が、ワケがわからなくなっちゃうからさ</p><p>だから都道府県ごとに設置された自治体の警察なのに国の機関である警察庁の指示に従わないといけないのですわね</p><p>そういうことだよ地方自治体によって組織されているのに自治体の長である知事の支配下にはいないんだついでに言うと地方の警察官の中でも、警視正以上に出世した人は地方公務員から外れて、国家公務員になっちゃうわけこれは県警本部の部長クラスの階級ねつまりボスだけは各県でなく、国から給与も払って管理しているんだよ</p><p>でも、そこまで国家に管理されていたら県の方から、意見や文句を言ったりすることはできないのではありませんか</p><p>まり子が、率直に尋ねる</p><p>そのために各県の公安委員会があるんだ制度上では各県の警察を管理しているはずの公安委員会が、実際は県と県警察との調整役になっているんだそれで県からの要望も、ちゃんと聞くっていうシステムになっている</p><p>この制度はちょっと、良いモノなのか悪いモノなのか判断に困るところが多々あるんだ制度として形としてはこうなっているけれど、実際はこうっていう複雑なお約束で成立しているからまあ、国からのこういう風に警察は動きなさいという命令が、警察庁を通して各都道府県警の現場上から下へと伝わって遵守されるそれは、滞りなく守られるよみんな、国の決定のの通りに行動するよそれはそうなんだけれどさ</p><p>だけど現場の警察官には、国からの命令は受けるけれど、自分たちは本来は別の組織それぞれの地方自治体に属しているという気持ちもあるんだよね何たって、そもそもの立ち位置が違うからね東京から命令してくる人たちは国家公務員のエリートで自分たちは地方公務員なんだから給与体系から、全然違っているわけだしさもの凄―く出世して警視正に成らなければ東京の警察庁の人とは対等に渡り合えないんだよ</p><p>国家の警察組織として国の定めたことには従うけれど</p><p>中央と現場では組織の成り立ちが違うし、働いている警察官たちの立場も違う</p><p>だって、現場の警察官たちが勉強する場所は警察学校で中央官庁の警察庁に入った人たちが行くのが警察大学校だからね大がついちゃうくらい、警察庁の人たちはエリートで、普通の現場の警察官とは差があるんだ</p><p>まあ国が強権を振るって指揮、指導するようなケースは特別なことだけだから通常の警察の業務に関しては、現場の人たちがどんどん進めていくわけだけど町でのケンカとか、万引きとか、自転車泥棒とか、迷子の捜索とかそういうものにまで、一々国が口を出してきたりするはずがないんだから東京の警察庁が口を出してくる事件なんていうのは、かなり特別なものだけだよ</p><p>そう例えば、ここのお屋敷の前にも、キョーコさん目当ての公安警察の人が監視に来ているのは知っているよね</p><p>５月以来オレたちの屋敷の正門前で、粘っている</p><p>香月セキュリティ・サービスの監視班と睨み合いながら</p><p>あの人たちのことを公安警察って、あたしたちは呼んでいるけれど正式には、警視庁なら公安部、他の都道府県の場合は警備部に属している警察官のことなんだよつまり、あの人たちも地方の県警察の現場部門に属している地方公務員の警察官なんだ</p><p>へえオレはてっきり公安警察という名前の国の特殊な組織があるんだと思っていた</p><p>もちろん警察庁の中にも公安に関する部署はあるでね、そこは現場で動く独自の警察官は持っていないんだよあくまでも、全国の都道府県警で公安関係の仕事をしている警察官を指導するだけなんだ</p><p>あの確か国には公安調査庁というのもあったと記憶していますが</p><p>公安調査庁というのは、法務省の外局だから警察の組織じゃないんだよ仕事は、破壊活動やテロ行為をするかもしれない組織を調べることで任意の立ち入り検査はできるけれど、警察みたいな家宅捜索とか強制捜査はできないし、逮捕することもできない国家公務員で、警察とは全く別の組織なんだよ</p><p>それでさっきのニュースで、おそらくデッチ上げであろう罪状で逮捕されていた人はどこの組織の人だった</p><p>警察庁の幹部だって言ってたと思います</p><p>オレは思いだして返答する</p><p>現場の警察官ではない国家公務員のエリートの人っていうことですか</p><p>そういうことつまり</p><p>今回の敵は日本の警察全部じゃなくって、上層部のエリートだけだってことですね</p><p>５月からの付き合いでオレだって、公安警察の現場の人たちの様子は何となく判っている</p><p>あの人たちはキョーコさんだけをターゲットにしていて</p><p>この半年間、オレたちには手出しはしなかった</p><p>オレたちと関西ヤクザの抗争もわざと引いて、積極的に絡んで来ようとはしなかった</p><p>日本の政界・財界の有力者たちには全て、香月さんが影響力を発揮している</p><p>香月家の当主であるジッちゃんが政財界には顔が広い</p><p>だけどこの国には、官界という不思議なグループの人たちがいてさ</p><p>官界</p><p>エリート官僚たちという世界だよ日本という国家を動かしているのは、自分たちだと思い込んでいるちょっと困った人たちだ</p><p>それが敵</p><p>月子さん、ヨミちゃん、ルナちゃん、コヨミちゃん君たちの持つ特殊な能力のことを知っている人たちは、結構居るんだよ</p><p>マルゴさんは、彼女たちを見る</p><p>関西ヤクザとの抗争で随分、大きな騒ぎを起こしたからねただし政財界の有力者たちは、巫女の力が香月さんの管理下にあるのなら問題視はしないという方向に落ち着いている</p><p>それはジッちゃんが、色んな人を説得してくれたから</p><p>そうじゃないよ良信くんたち自身のアピールの成果だよ</p><p>だって、そのために先週の香月家のパーティが、あったんじゃないか</p><p>あのガーデン・パーティが</p><p>先週のパーティの結果名家の人たちの中で、香月家に対する信頼が高まったんだよ鞍馬家と水島家に対する処罰についても含めてね香月さんが、名家全体を大切に思っているということは伝わったし香月家、歌晏家、狩野家という名家を代表する３家のお嬢様たちが仲良くしているところを見せられたのも有益だった香月家は、常に名家と共にあるということを示したから月子さんたちの能力を知っている名家の当主たちは、香月家が管理しているのなら、問題はないだろうって考えてくれたんだよ</p><p>全て月子たちのためにしてくれたことなの</p><p>驚いて、オレがそう言うと</p><p>違う、違う、良信くん月子さんたちの力は、強力過ぎて、普通の人たちでは管理できないものなんだよ人の心を読んだり、相手を意のままに操ったりできるんだから</p><p>そういう力は、誰かが信用できる人が管理してくれる方が助かるって名家の人たちは思ったんだそして、パーティから戻って来た娘たちの話を聞いて香月さんなら大丈夫だと確信してもらえたんだ</p><p>ジッちゃんの管理下なら少なくとも巫女の力を、悪いことに濫用したりはしないと</p><p>そして名家っていうのは政財界の有力者でもあるし、知り合いも多いだから、そういう人たちの中では鷹倉神社の巫女の家系の娘さんたちは、このままで良いっていうことで納まったんだよところが</p><p>エリート官僚たちか</p><p>高級官僚という人たちは、みんな一流の大学を卒業して上級試験に合格した人たちだからねみんな、頭は良いんだろうけれど出身はバラバラなんだそれが一番の問題なんだよね日本には思想の自由があるから頭が良くて試験に通れば、官僚になれるけれどその人が、どういう思想を持っていて、どういう仲間がいるかは問われない</p><p>お金持ちの子も居れば、貧乏な家に生まれた人もいるだろう</p><p>どんな主義・信条を持っているかも人それぞれだ</p><p>馬鹿な人たちはさ政府というものは、いつも国民に何かを隠していて、こっそりと悪い陰謀を密かに進行しているなんて妄想を持っているそんなのは無理なんだよ政府が何か新しいことをしようとしたら国家官僚を使って、プロジェクトチームを起ち上げないといけないし中央官庁の中には、色んな思想の人が紛れ込んでいるんだから情報が漏れるのは当たり前だから与党政府は、いつだって手札を見せたままポーカーをするしかないんだ隠せるとしたら、自分の手の中の１枚ぐらいで残りのカードは、全部相手に見られているだって、首相や大臣の動静は、常にチェックされているし何かしら官僚に指示したら、それはすぐに明らかになる政治家はいつだってガンジガラメになっているし新しい政策を実行しようとしても、即日は無理だ実現には、何週間も何ヶ月も掛かるしそれがどんなモノなのかは、常にチェックされる秘密裏に立案して、秘密裏に具体化して誰も知らないうちに実行するなんて無理だよだから、政治はいつでもスピードが遅いし政治家たちのやっていることは、馬鹿みたいに丸見えにされている手札を晒したままのポーカーだからね</p><p>官僚は政治家の手足となって、アイデアを出したり、補佐をしたりしているうちに自分たちこそが、国家を運営者だと思い込むま、自分の仕事に誇りを持つことは悪いことじゃないけれどでも中には、政治家や財界人がおっていることを馬鹿にして、自分たちに何もかも任せろばいいのにと考える輩も居る</p><p>そう巫女の力みたいな便利な能力があるのなら、それは香月さんが管理するのでなく自分たち、国家官僚が支配するべきだと思い込んだ連中が居たんだよ</p><p>敵の正体か</p><p>むしろ、巫女の力があればワガママな政治家も、自分たちの言うことを聞かない財界人も、他の官僚たちや一般の国民までも、コントロールできるんじゃないかってね</p><p>そう言うことかそれで、ヨミを奪い獲ろうとした</p><p>さっき言った通りアメリカなら、政権が変わるたびに国家官僚が総入れ替えになるけれど日本では、そんなことは無いからねずーっと、官公庁の中で高い地位に就いたままのエリート官僚が居る大臣なんて、コロコロ変わるけれどそういう人たちは、ずっと根を張っている大きな権力を握ったまま</p><p>ああ、具体的に敵の姿が見えてきた</p><p>ただ、彼らはずっと、高いところから命じるのだけが仕事だったからね実行部隊には誰かを雇わないといけない現場の人たちには直接、指示することはできないからね</p><p>警察庁は各都道府県の警察に指示・指導をすることはできる</p><p>しかし組織は別なんだから</p><p>いかにも怪しい命令指示なら現場の人間がおかしいと感じる</p><p>何てったって、相手は日頃から、現場で捜査をしている警察官だ</p><p>いくらエリート官僚の命令だとしてもヤバそうなものなら、自分の身を守るためにも誰かにリークする</p><p>東京のエリート官僚に義理は無いのだから</p><p>ああオレたちとホテルでコンタクトしてきた人、そんなにダメな人だったんですか</p><p>まあね普通なら、あのレベルの人は雇わないよねまあ、現場を知らない人が雇うことを決めたんだからしょうがないんだろうけれど</p><p>おかげで芋づる式に今回の計画に加わった国家官僚たちが、判ったらしいよ</p><p>それを一斉に工藤父たちが、取り押さえに向かって射る</p><p>警察庁がもう２人と総務庁が１人経産省にも、仲間が居たよ</p><p>そいつらが巫女の力を悪用しようと計画していた</p><p>ホントほら、元・国家官僚で政治家に転身した人たちを見れば判るでしょちょっと自分なら日本を良い方向に導けるはずだって誇大妄想が入っちゃっているから始末が大変なんだよ</p><p>もうすでに、香月さんのラインでその人たちの暴走を知らせてあるから、政府も警察も動かないよ工藤さんたちが、問題児たちを駆除するまではね</p><p>マルゴさんの言葉にまり子は</p><p>駆除ということは亡き者にするのですか</p><p>だってガン細胞とは共存できないからね</p><p>彼らの１人は、日本の国益のためなら月子さんたちを積極的に活用するべきだって発言していたらしいよでも国益って何月子さんだって、ヨミちゃんだって、ルナちゃんだってコヨミちゃんだって、日本の国民なんだよどうして、一部のエリート官僚の思い上がった考えで月子さんたちが犠牲にならなきゃいけないんだ彼らはこの下らない計画に関わった人たちは、今すぐ処分するべきだよ</p><p>そいつらの語った国益には国民が存在していない</p><p>いや、その老父母を連れた、軽井沢日帰りツアーがホント辛くて</p><p>詳細は、そのうちに書きます</p><p>グッタリすることの連続でした</p><p>1074．パンを巡る冒険　／　秘技、モズ落とし</p><p>現代の日本では、国家の様々な問題については国会の中で、それぞれ委員会が作られている国会議員に当選した人は党から、そういう個別の委員会の委員に任命される農業団体から票を得ている人は、農業分野の委員会に属したいと思っているし、外交に興味のある人は他国との関わり方を決める委員会に入りたいとか議員ごとに希望もあるんだろうけれど、政党の中の力関係でどこの委員会に行くか決められてしまうこともある特に数ある委員会の中で、一番重要なのは、国のお金の使い道を決める予算委員会っていうヤツだよテレビ中継も多いし、国民の注目度が高いからねだから予算委員会の委員には、各党の中でもエース級の議員が選ばれる</p><p>マルゴさんの話は続く</p><p>で国の予算とは関係無い、議員のスキャンダルがどうのって言う話を延々とやっているのよね</p><p>まり子が、不機嫌な顔でそう言った</p><p>まあねだけどそれ以外の委員会に属している議員さんたちは、その分野についての様々な問題に詳しくなっていくよそれがいわゆる、族議員というヤツなんだよね特定分野に詳しくなっていってその分野を担当している省庁や業界団体とも結びついていくわけだからでも、しょうがないんだ国会議員になったら、みんな何かしらの委員会には入らないといけないんだからそれぞれの議員が専門分野に根を張っていかないと議会や自分の政党の中で、地盤が築いていかれないしね</p><p>だけど族議員が、それぞれの省庁の役人と結びついてお役人の言いなりになっていると聞きますわ</p><p>うーん確かに、そういう意見があるけれど政治家が官僚と結びついちゃいけない理由は何なのかな</p><p>マルゴさんは、まり子に尋ねた</p><p>それは官僚が、国家を牛耳って日本を変な方向に持ってってしまうかもしれないから</p><p>変な方向って、どんな方向さ</p><p>それはよく判らないけれど</p><p>まり子は、口籠もる</p><p>国家官僚が、国にとって何か良いアイデアを思い付いたのならそれを政治家に提言するのも、仕事の内だとは思わない</p><p>マルゴさんは笑って言う</p><p>だってどんなに良いアイデアでも、国会議員が法律にして議会で通さないと実現しないからね官僚は、国家を動かす人たちだけれど決定権は無いんだから</p><p>国の運営を決めるのは政治家で官僚ではない</p><p>だから、国家官僚というのは、本来、時の政権を持っている政治家の指示通りに従って行動するべくものなんだ同じ政権でもトップに立つ大臣が替われば、省庁の方針も変わるそれに従って柔軟に、国の仕事を行っていかなきゃいけない</p><p>でも、官僚には官僚の意見や考え方があるし時の政権と合わないこともあるそういう摩擦が起きないように、アメリカでは政権ごとに国家官僚の全取っ替えをしているわけだけど日本は、そんなわけにはいかないせいぜい、省庁のお役人のトップの事務次官を、大臣と意見の合う人に交代させるとかそれぐらいしかできない</p><p>組織の末端のお役人までは変えられない</p><p>大半の国家官僚は同じ人間が、そのまま在籍している</p><p>まあ、国家官僚の中でも、ずっと同じ部署に居ることで、変な癒着が起きないように数年ごとに部署を変更したりはしているけれどそれでも同じ建物の中には居るんだし、長年勤務していくうちに専門分野はできていくよね</p><p>政治家とも接する機会が増えることになる政治家は、個人的にもブレーンていう、政策なんかのアイデアを提言してくれる人たちを抱えているけれど実際の業務をやっていて、細かい数字なんかにも詳しいのは国家官僚だよどうしても、頼らざるを得ないていうか国家運営に関する資料を取り寄せるのは、官僚からなんだからお互いに良く見知った関係になるのは、当然なんだよ</p><p>政治家と国家官僚の関係</p><p>それで、まあ国家官僚が、課長クラスぐらいに出世すると、ホントに自分が国を動かしているんだという気持ちが強くなって人によっては、政治家に仕えるのが馬鹿らしく思えてくる何だ、こいつらは国家の運営について何も知らないじゃないかこれなら、オレがやった方が良いそんな風に考えて、官僚を辞めて政治家に転身する人たちも出て来る元々、高学歴で国を動かしてみたいっていう気持ちから国家官僚になった野心家だから政治家になろうと思うのも府当たり前なのかもしれないただ元官僚の政治家って、なかなか困った人も多いんだよね</p><p>まず、自分のことを官僚として、現場も良く知っている政治家だと考えるから、普通の政治家特に２世議員みたいな人を小馬鹿にするんだよあいつらは何も判っていないって同時に現職の国家官僚たちのことも馬鹿にする頭の悪い政治家たちに、どうしてペコペコしているんだオレみたいに、政治家に転身する勇気も才覚も無い連中だってさ自分だけが官僚経験もあって、政治家になった自分にしか、本当の国益に合った政治はできないって、過信しているんだ</p><p>サイアクやな</p><p>うん困ったもんですわ</p><p>リエとエリが、呟いた</p><p>というか国益が、国益を守るためにはってやたらに言う、政治家は信用しない方がいいよだって政治家が語る全ての政策は、全て、国を良くすることを目的にしているはずなんだからかつて、日本を戦争に導いた政治家たちだって本人たちはそれが日本の国益のため必要なことだと信じていたわけでしょ国が悪くなるって判っていることを、わざわざ推進する政治家はいないんだよだってその政治家自身の地盤は、日本にあるんだから例え、日本がどんなに酷いコトになろうと、自分だけはお金持ちのまま幸せな状態でいられるって信じている人はそんなにいない</p><p>おったけどな</p><p>お母さんから毎月数億ずつお小遣い貰ってた人が</p><p>双子がそう言うがマルゴさんは</p><p>あの人ですら悪気があって、あんな政治をしたんじゃないんだよあの人はあの人なりにどうしようもないくらい愚か《ルーピー》だったけれど、あの人の感覚では日本を良くしようと思ってたんだろうからそれだけに罪深いんだけれどとにかくさホンモノの悪意だけで政治家をやっている人は、１人も居ないとは思えないけれど僅かだよというか、みんな心の中から自分の考え通りになれば、日本はもっと良くなると考えているから政治家になったわけでさただお金や権力が欲しいだけなら別の道を選ぶからね今みたいに、監査の眼が厳しい時代では政治家になって私腹を肥やすとかは無理だから</p><p>つまりさ政治家全員が国益に関してそれぞれの意見を持って政治活動をしているのに公の場で、自分の考えだけが国益を守るとか表明しちゃう政治家かはさ他人の意見は、全く聞く気が無いってことなんだよ自分と意見が異なる人を馬鹿にしているんだ自分とは違う視点からの別の考察に意味が無いと思っている自分だけが正しくて、他の意見の人は愚かだと思っているから議論にならないそんな相手じゃ、根回ししたり、妥協点を探っても意味が無いから年々、国会での強行採決が増えている</p><p>官僚に話を戻すけれど官僚たちは、そういう政治家たちに何とか働き掛けていかないと、自分たちのアイデアが実現されないと思っているもう一度、言っておくけれど官僚たちだって、みんな国を良くしようと考えているんだよわざと日本を衰退させようとしている人はまずいないそんな売国奴は、マンガの中にしか居ないよ官僚たちだって、日本に住んでいて親も配偶者も子供だって居るんだからね</p><p>みんな国を良くしようと思っているだけなんだ</p><p>ただ、そのための方策の意見が異なるだけで</p><p>だから、官僚たちも自分たちの方からも、政治家に接触していくんだよこの人は将来、大物になると見込んだ政治家を接触して自分たちのアイデアの実行者に育てようとしたりもする今の与党の議員だけじゃないよ政権交代の可能性もあるし現政権に対して抗議させることもできるから、野党の有力議員とも密かに接触したりするそういう官僚の暗躍が問題視されているんだよ</p><p>官僚だって国を良くしようと思って、そうしているんですよね</p><p>でも制度上は、国家官僚は手足であって、国の方向を決める頭脳ではないんだ国家の運営を左右するのは国民から選ばれた代表者である議員であるべきで、政治家たちを官僚がコントロールしているみたいに見えるのは受け入れられないんだろうね、多くの人たちは</p><p>それにこれも当たり前のことなんだけれど、政治家や国家官僚はしばしば判断を間違えるからね</p><p>間違える</p><p>戦後の日本の通産省の考えでは日本は、自動車産業を発展させるべきではないっていうことになっていた</p><p>今、日本には自動車の会社がいっぱいあるやないですか</p><p>双子の問いに、マルゴさんは</p><p>でも、当時の官僚はそう考えていたんだよ日本は外国の自動車会社から部品だけを輸入して、国内で組み立てるだけでいいってノック・アウト生産て言うんだけれど実際に、そうやってルノーの車を作って、国内で使っていた時期があるよ</p><p>自動車会社はトヨタと日産だけ残しておけばいいっていう考えだったんだそれで、戦後に出来てきた小さな自動車会社は、みんな大手の２社に吸収されるか、廃業しろって政府に迫られたんだよ実際に、幾つかの企業が吸収させられているだから、ホンダは積極的に輸出をして外貨を稼げる企業であることを証明して、通産省の要求をはね除けたホンダが最初はオートバイからだけど、欧米に売り込みを掛けるまでは日本政府は、日本の重工業の製品が海外で売れるとは思っていなかったんだよ戦前の日本の輸出品は製糸産業みたいな軽工業品ばかりだったし、日本は重工業の機械なんかは輸入に頼っていたからねもちろん、国産でも機械を作ってはいたけれど海外へ、それも自動車産業の本場である欧米へ輸出できるようになるとは想像していなかったんだ</p><p>そりゃそーだよっアメリカがモータリゼーションの本場でさデッカイ、アメ車がたくさん走っていることは、映画とかでみんな観て知ってたんだからさ自動車王国のアメリカへ技術力にも、生産力にも劣っている戦争に負けた日本が、自動車を輸出していくことができるようになるなんて、当時の人にとっては夢の話だったと思うよ</p><p>ノートパソコンを見ていた、寧が言う</p><p>そんな風にさ国家官僚の想像と、現実が違っちゃったことは多々あったんだよだから、日本の企業の中で特に、輸出が強い会社は、政府や官僚は自分たちの足を引っ張るだけで、何もしてくれない自分たちは、国の助けを借りずに自分たちだけの力で、海外に商品を売っていったという自負があるんだよ政治家や官僚はアテにならないっていうさ</p><p>わたくしの父も政治家や官僚のことは信用していませんわ</p><p>トリイ電子の令嬢まり子は言う</p><p>そう国も官僚も政治家も、たくさん失敗はするそれはそうなんだよね日本の現在の繁栄は政治家や官僚によるものでなく、民間企業の努力によるものが大きいそれは事実だよでも</p><p>マルゴさんは、まり子を見て</p><p>君のお父さんだって政治家や官僚を無視はしていないでしょ経済界の人たちは</p><p>そうですわね財界団体を通じて、政治家に色々とアピールしていますわ</p><p>そうさ無視することはできないんだよだって、それでもやっぱりこの国を動かしているのは、政治家と官僚なんだから民間企業がどれだけ頑張っても、国の代わりはできないことがあるからね他国との交渉や、防衛、警察、インフラ整備とか何でも民間に委託してしまえっていう馬鹿な政治家もいるけれど民間企業は確実に儲けを出さないといけないし、他の業務の損失で倒産することもあるどんな分野のことでも民間の知恵が正しくて、官僚は既得権益を守るだけの愚か者の集団という考えは間違っているよだって、民間企業の場合は成功例ばかりが目立つけれど失敗した会社は倒産して、残ってないからね政府の仕事の場合は、失敗例ばかりがクローズアップされるていうか計画通りに成功するのが当然だと思われているからね</p><p>だっからさっ民間企業で成功した経営者とかが、民間の知恵を生かして、政治を良くしたいって政治の世界に入ると、たいてい大失敗するよねだって企業とは、規模も目的もやり方も全部違うんだから企業ならこの事業は失敗だったと思ったら、バッサリ切り捨てることもできるけれどホントの政治の世界は、切り捨てるわけにはいかないモノの方が多いからね企業と顧客の関係と国家と国民の関係は違うそれが判らないまま政治をやろうとするのは、ホントに恐ろしいことだと思うよ</p><p>ああわたしらの地元で、学校の校長先生を民間から公募したら</p><p>エリちゃんその先は言わんでいいわ</p><p>双子が苦笑する</p><p>日本の官僚制度が優れているとは、決して思わないけれどこのシステムを使っていくしかないんだまだ民主主義よりも新しい社会システムは生まれていないからね</p><p>だからこそ今回のケースは、とても重いんだよ一部の官僚たちが、自分たちの考えだけで巫女の力を手に入れようとしたことは</p><p>警察庁と経産省と総務省の幹部級の国家官僚たちの暴走</p><p>事実上のクーデター計画だからね本人たちに、そこまでの考えがあったかは判らないけれどただ単純に特別な力を政府でなく、香月家が独占しているのは問題だと思っただけかもしれないし国で月子さんたちを、ちゃんと保護するつもりだったのかもしれないでも、他の官僚や大臣たちに相談せずに、自分たちだけで行動を起こしたのは、どう疑われても仕方ないことだと思うよ巫女の力を使えば、総理大臣だってコントロールできるわけだからさ</p><p>ていうか、ホンモノの馬鹿だよね現場の公安警察官や、香月セキュリティ・サービスを出し抜いてヨッちゃんたちを脅して、ヨミちゃんを手に入れられると思ってたんだからさ</p><p>しかもかなりレベルの低いエージェントを雇ってね</p><p>マルゴさんの言葉にオレはハッとする</p><p>もしかして官公庁の中に居る、反抗勢力の官僚の膿み出しにオレたちは利用されているんですか</p><p>巫女の力の存在を、わざとリークしてレベルの低いエージェントとも、わざと接触させて</p><p>問題のある官僚たちを退治するために使われた</p><p>公様お怒りになってはいけませんわ</p><p>わたくしたちは、判っていたことですから</p><p>だから今までずっと、月子さんもヨミちゃんも、ルナちゃんもコヨミちゃんも一言も喋らなかったんだよね</p><p>この子たちはみんな、人の心が読めるのだから</p><p>工藤父は、おそらく最初から事件の全容を知っていたはずだ</p><p>だから、ヨミは工藤父の車に乗った時から、何が起こるのか読み取っていた</p><p>今日のヨミはずっと静かだったもんな</p><p>いつもは、前に出て大きな声ではしゃぐヨミが</p><p>今日はずっと控え目だった</p><p>そして、ヨミが帰宅したらその記憶は、月子たちに共有される</p><p>ルナやコヨミちゃんたちにも、何が起きていたのか伝わる</p><p>でもいいのかヨミは利用されていたかもしれないんだぞ</p><p>いえ、わたくしたちも試されていたのですわわたくしが自衛のため以上に巫女の力を使用したら今回の計画をお立てになった人たちは、わたくしたちを危険な存在と判断なさったと思います</p><p>香月家もだよ本当に巫女たちの管理を任せて良いのか、テストされたんだと思うよ</p><p>誰にです</p><p>多分あたしの推測だけれど、政権与党の大物クラスの政治家だと思うな</p><p>うん今回暴走した官僚たちは野党の政治家と接触していた痕跡があるから、ついでに潰してしまうつもりだったんだと思う</p><p>ほら最新のニュースに出た</p><p>寧がパソコンの画面を読み上げる</p><p>日本野合党の政調会長のオオシミズ議員が事故死だってさ車で河川敷を走っていたら、突然飛んで来たゴルフボールが、車のフロントガラスを割って運転手がハンドル操作を誤り、道路から落下全員死亡同乗者は、議員本人と運転手と経産省と総務省の官僚だってさ</p><p>現場の河川敷では違法にゴルフの練習をしている人が多くたまたま、打ったゴルフボールが議員の乗った車に当たったものとみて警察がボールを打った人を探しているだってさ</p><p>河川敷でゴルフの練習ってもう、外は真っ暗なのに</p><p>暴走とた官僚と、その人たちと繋がっていた野党議員は事故死か警察庁の人は、事故死とかさせると不審に思う人がいるから別に処理するんだな</p><p>１人はすでに職権濫用の疑いで逮捕されている</p><p>もう１人も追い込んでいると思うよ</p><p>工藤父たちが</p><p>さすが思ってたよりも早かったよね</p><p>工藤父は、深夜１２時までにカタをつけると言ってたけれど</p><p>まだ、９時にもなっていない</p><p>どうして、そんなに落ち着いていられるんです人が死んだんですよ</p><p>死んだっていうか確実に殺されたですわ</p><p>それが、何だって言うんです</p><p>その人たちが死なないとわたしらも困ることになったんやないですか</p><p>そうですわまり子姉さんもう子供やないんですから、もうちょっとシビアに物事を考えてくれんと困ります</p><p>月子姉さんや、ヨミ姉さんやルナちゃんやコヨミちゃんも、こんなことを気にしたらアカンですから</p><p>お姉さんたちのせいで、こうなったんやありませんから死んだ人たちの自業自得ですわ</p><p>それに殺したんも、わたしらでないですからねわたしら家族の外の大人の事情ですわ</p><p>こんなことで落ち込んどったらアカンのです</p><p>双子をこの場に呼んだのは</p><p>オレたちの家族の中で、一番度胸が据わっている姉妹だからか</p><p>この子らは、自分たちの実の両親が死にに行くのも、平然と見送った</p><p>あたしたちは、降り掛かってきた火の粉を払ったそれだけだよ</p><p>そして火の粉はまた、いつ飛んでくるか判らないしね今回は与党の大物政治家は、あたしたちの存在を黙認してくれると思うでも、その状況がずっと続くとは思えない政治家だって世代交代するし、政権だってまた変わるかもしれない官僚たちだって、今回のことであたしたちの存在を苦々しく思う人たちだって出て来るだろうし、そういう人が今は黙認していても出世して、地位を高めた途端に、黒森家を潰しに掛かる可能性もある</p><p>一番、心配なのはこういうことを言っちゃいけないんだろうけれど香月のオジィちゃんが亡くなった時だよね</p><p>ジッちゃんの死</p><p>オレたちを庇護してくれている香月家の当主が死んでしまったら</p><p>オレたちを取り囲んでいる力関係が変わる</p><p>香月のオジィさん自身が、それを一番良く判っているからあたしたちと、他の名家との付き合いを深くしようとしてくれているんだよそうしたら、日本の名家全体が黒森家の庇護者になってくれるから</p><p>だから先週のパーティや、今日のイーディと山田梅子さんの対決で</p><p>名家のお嬢様たちを集めている</p><p>判りましたわそういうことでしたら、まずは歌晏家と狩野家ですわね</p><p>香月家と歌晏家と狩野家が名家の中心的な存在ですから</p><p>まり子は歌晏家の桃子姉ちゃんの妹分であり</p><p>狩野家の令嬢桜子さんの従姉妹だ</p><p>うん頼むよまり子ちゃん</p><p>裏の仕事の方はあたしたちでするけれど、そっちはまり子ちゃんに頼むしかないから</p><p>そうですわねみすず様や瑠璃子様のお立場では、できないこともございますものね</p><p>話が早くて助かるよ</p><p>そうまり子には、腹を括らせるために、この場に来てもらったのか</p><p>オレは、まずまり子を抱き締める</p><p>悪いけど頼むよ</p><p>大丈夫よ、判っているわ</p><p>それから月子たちを、順番に抱き締めた</p><p>平気です公様がこうしていて下されば</p><p>先生の嘘の無い心に触れていられるから今日のわたくしは、ずっと心強かったですわ</p><p>兄さんルナも頑張るから</p><p>コヨミちゃんとは握手する</p><p>早くセックスできるようになりますから</p><p>急がなくて良いよ今は、みんなと楽しく、仲良く大きくなることだけ考えてればいい</p><p>それからエリとリエとも</p><p>な、何やお兄さん</p><p>エッチなら、後でしますけれど</p><p>いいから、抱き締めさせろ</p><p>そしてパソコンに向かって射る寧を、背中から抱き締める</p><p>もう、ヨッちゃんは甘えんぼなんだからっ</p><p>ゴメン</p><p>いいの、いいのどんどん甘えてっ</p><p>最後に、マルゴさんと握手した</p><p>済みませんアメリカ行きのことで、忙しい時に</p><p>仕方ないよあたしだって家族なんだから今のあたしは、マルゴ・ハイウェイ・スタークウェザー・クロモリだよ一生、黒森家に関わっていかなきゃいけないことは良信君と同じだからね</p><p>オレも黒森良信だ</p><p>オレの２つある戸籍はどちらも、マルゴさんと一緒に黒森家の養子になっている</p><p>あれ工藤さんから、メールが来ているよっ</p><p>寧がパソコンを見て、叫んだ</p><p>何だろう動画映像が添付されているけれど</p><p>オレやまり子や双子が寧の後ろから、パソコンの画面を見る</p><p>再生するよっ</p><p>寧がカチカチッと操作する</p><p>アローアローアロー、こちらチェックメイト・キングツーホワイトロック、応答せよっ</p><p>夜の高速道路のパーキングエリアのような場所で</p><p>工藤父が、カメラに向かって話している</p><p>とりあえず、第１次作戦は成功した引き続き、第２次作戦に移行するオーバー</p><p>と工藤父の後ろに、２人の男性が現れる</p><p>１人は白いシャツを着た背の高い白人だった</p><p>もう１人は、小柄で横縞の長袖シャツを着て何か長い棒のようなものを背中に背負っていた</p><p>紹介するぜ第１次作戦で活躍した２人だ</p><p>何でわざわざ紹介してくれるんだ</p><p>まず、こっちのデッカイのが第１次作戦を立案した、サルバトーレ・パラディーゾだ通称、プログラマー・サルだ</p><p>ドウモ、コンバンワワタシガ、サルデス</p><p>プログラマー・サル</p><p>そして、こっちの小さいのが作戦を実行した、猿ゴルファー・プロだ</p><p>わいはプロやっ猿ゴルファー・プロやっ</p><p>猿ゴルファー・プロ</p><p>ああ、これがやりたかったんだね</p><p>呆れた口調で寧が言う</p><p>ということで、我々は第２次作戦に向かうチェックメイト・キングツーオーバー</p><p>今は軽井沢まで、東京から新幹線で行けるのですね</p><p>父は横川駅からアプト式のはずだと言っていましたが</p><p>軽井沢のシーズンは、先週の連休までで終わりなんだそうです</p><p>商店街には、来年4月まで休業しますという店舗が多く</p><p>観光地の幾つかも締まってました</p><p>私何で、日帰りで軽井沢に来ようと思ったの</p><p>母ああ、あなたたちには言ってなかったけれどあたし、10年くらい前にはよく来ていたのよ1人で日帰りで</p><p>私と父びっくり</p><p>母マンペイホテルでランチを食べて、旧軽井沢を散策して後はアウトレットを観て廻って</p><p>若いＯＬか、あんた</p><p>母久しぶりに来たかったんだけどもう、あたし重い荷物を持つのは嫌だから</p><p>それで、オレと父を同行させたのか</p><p>母とにかくマンペイホテルでランチしましょう</p><p>そのランチの値段に私と父はビックリ</p><p>母10年前は、1人でよく来たのよねえ</p><p>家族に内緒でこんな豪華なものを</p><p>母いやあ、家族のために毎日頑張っているんだからたまにはね</p><p>母昔はお父さんのお給料が安かったから、あたしは本当に苦労したのよあんたたちは判ってないけれど</p><p>いや、あの10年前に頻繁に、1人で軽井沢で遊んでことを言われた後に</p><p>そのまま、母のいつものコースを</p><p>マンペイホテルから、テニスコートの前を通って旧軽井沢まで歩いて</p><p>タクシーで、アウトレットモールへ行ってそこを全部見て歩いて</p><p>でも、買ったのはなぜか、地元の野菜だけでした</p><p>はぁぁなぜか、とても疲れています</p><p>1075．パンを巡る冒険　／　パン試食会</p><p>警察というのは、仲間意識がとても強い組織だからね勝手に捕まえて処罰すると、こっちが警察組織全体から恨まれることになるだから警察庁の暴走官僚は、向こうに引き渡して警察内部で処分してもらうことになるんだと思う</p><p>工藤さんが言っていた第２次作戦ていうのは、暴走官僚が雇ってた裏の人間たちの処分だろうねとにかく、巫女の力について知ってしまった人たちはできる限り捕まえないとまた、変な人たちを呼び寄せることになるかもしれないから</p><p>関西ヤクザ組織、一部の勘違いした国家官僚に続いて</p><p>また月子たちの力を欲しがる連中がやって来る</p><p>いや、今回は情報の拡がりを止めることができたとしてもいずれ、また誰かしら襲って来ることになるだろうイタチごっこだけどしょうがないよね生きている限り、ずっと続くことになるんだよ</p><p>マルゴさんの言葉に、鷹倉３姉妹とコヨミちゃんはうつむく</p><p>そんなの、襲って来る度に毎回撃退していけばいいんだよどんなやつらが来ようと、必ずブッ潰すから</p><p>公様よろしいのですか</p><p>よろしいとか、よろしくないとかじゃないんだよ生きていくためなんだから、仕方ないだろていうかさ、生き続けるっていうことはいつだって、闘い続けることなんだよボーッとしたまま平穏でいられる時間なんて無い気を許したら、どんな時だって悪意を持ったやつに襲われるんだから月子たちだけが、特別なんじゃないんだ</p><p>巫女の力を狙って来るやつらがいるように</p><p>人の幸福を見たら奪い獲ろうとする連中は、いつだっている</p><p>良信君の言う通りだよ生きることは、闘うことみんな誰だって、闘い続けなくては自分の大切なものを守れないんだだから、常に闘志を燃やしてファイティング・ポーズを崩しちゃいけない弱みを見せたらつけ込まれるよ</p><p>弱みを見せるのは、ヨッちゃんとのベッド・ルームの中だけでいいんだよっくふふっ</p><p>寧も、そう言って笑ってくれた</p><p>その通りやなわたしらかて年下のアニエスちゃんたちの前では、絶対に気弱な態度は見せられへんもんな</p><p>はい甘えてええのはお兄さんとのエッチの時だけですわ</p><p>ああ、そうなのね公がいつも落ち着いてるように見えるのは、常に警戒しているからなのねいつでもどこでも、急に何かが襲って来ても対処できるようしているんだわ</p><p>そうだよヨッちゃんは絶対に安全な場所なんか無いって判っているからいつでも家族を守れるように、気を引き締めているんだよだからさぁセックスの時ぐらい、あたしに溺れてくれればいいのにっていつも思っている</p><p>ま、誰が最初にヨッちゃんを身も心も包んであげられるかは、みんなで競争している最中だからねあたしも、克子お姉ちゃんや渚お姉ちゃんもまだ到達していないミィちやんやルリちゃんたちもねぇ</p><p>寧がまり子に微笑む</p><p>まり子ちゃんもこの競争に参加するっ</p><p>望むところですわ</p><p>まり子が、ニヤッと微笑んだ</p><p>待って、待って、待ってぇなわたしらもエントリーしますから</p><p>はい、うちとエリちゃんも参加します</p><p>でしたら、月子お姉様もちろん、わたくしたちも参加致しますよね</p><p>ヨミが月子に言う</p><p>そうですわね公様のお心を世の憂いからお救いして、甘美な時間だけを楽しんでいただけるように、わたくしたちも努力致しますわ</p><p>巫女の力は抜きだからね</p><p>寧が、月子に念を押す</p><p>力でオレの心を操作すればセックスだけに溺れさせることは簡単だ</p><p>もちろんですわ先生にはわたくしたちの肉体と真心だけで、楽しんでいただきます</p><p>うん、ボクも頑張るよ</p><p>ヨミとルナが、元気に答えた</p><p>コヨミちゃんは、もう少し大きくなってからの参加ですわ</p><p>ヨミに言われてコヨミちゃんは、顔を赤らめて答えた</p><p>じゃあ、あたしの方からの状況説明会は、これでお終いにするよ</p><p>オレは、ペコッと頭を下げた</p><p>とにかく、今回の問題はもう峠は過ぎたと思うよ心配しなくていいから</p><p>そう今回は、何とかなった</p><p>だからって、完全に警戒を緩めていいわけではないけれど</p><p>あ、もしもし克子お姉ちゃん</p><p>寧が、内線電話を取って話している</p><p>こっちは済んだよそれから、工藤さんの方も第１次作戦は完了だってさうん、判ったヨッちゃんに伝えるね</p><p>寧は、電話を切るとオレに</p><p>ヨッちゃんとまり子ちゃんとヨミちゃんは、食堂に来てってさっ</p><p>食堂に</p><p>ルナちゃんたちは、編入試験のお勉強ねアニエスと一緒に</p><p>ああ、ルナとコヨミちゃんもアニエスと一緒に、みすずたちの学校に編入することになっているから</p><p>みんな、アニエスほどは学力の心配は無いんだけれど</p><p>判りましたルナちゃんが居ないと、アニエスちゃんが寂しがっていると思いますし</p><p>そんなことはないと思うけど</p><p>コヨミちゃんの言葉に、ルナが恥ずかしがる</p><p>でも、実際アニエスは、ルナを一番の親友と思って、頼っているからな</p><p>あれれーっアニエスは、コヨミちゃんのことも大好きなんだよっ</p><p>寧が、コヨミちゃんに微笑む</p><p>うん一緒に仲良くしてあげてくれ</p><p>オレは、２人に頼んだ</p><p>わたくしは真緒ちゃんのお相手をして参りますわ</p><p>月子が席を立つ</p><p>あ、待ってぇな月子お姉さん</p><p>うちらも一緒に行きますわ</p><p>わたしらお勉強のお手伝いはできんですから</p><p>エリとリエも編入試験はあるんだからな勉強しておけよ</p><p>そう、みすずたちの超お嬢様校ではないけれど</p><p>ミナホ姉さんが、別の私立中学の特別クラスに、編入してもらえるようにしてくれた</p><p>マナやありすやキヌカと一緒に</p><p>月子もうちの高校へ来るんだからな</p><p>高３の月子は残り半年、オレたちの高校に転校することになっている</p><p>こっちは、ミタマや鞍馬美里さんそれに娼婦候補者の子たちも一緒だ</p><p>はいでもわたくしには、編入試験は</p><p>オレたちの高校は黒森家の持ち物だから、無試験で編入される</p><p>月子お姉さん、ズルいですわ</p><p>しかも、お兄さんと同じ学校やし</p><p>双子が文句を言うが、こればかりはどうしようもない</p><p>さてあたしと寧はもう少し、状況チェックを続けているよ</p><p>マルゴさんは、笑顔でオレに、そう言った</p><p>今日の昼間に、スポンサーになってくれそうな人と打ち合わせしてさそこで出た問題点をまとめないといけないんだけれどねでも、まだ全部終わってないから</p><p>工藤父から、作戦終了のコールがあるまでは</p><p>このお屋敷は完全警戒態勢のままか</p><p>ミィちゃんたちは、どうするんだろうね第１次作戦は完了したからもう、こっちに戻って来るのかな</p><p>寧もノートパソコンを睨んだまま言う</p><p>みすず、瑠璃子、美子さん、水島可憐さん、美智、イーディは香月セキュリティ・サービスの旧研修館に出掛けている</p><p>というか、みすずと瑠璃子と美子さんたちは先週から、ずっと香月家本邸だ</p><p>美子さんとの関係改善のために</p><p>予定では今日、帰って来るっていう話だったけれど</p><p>まあ、みすずさんたちの送迎には翔お姉さんや、香月セキュリティ・サービスの人たちが付くから問題無いと思うよ</p><p>そうですね戻って来るのならきっと、その前に電話して来ると思いますし</p><p>着信は無い</p><p>イーディと山田梅子（セバスティアヌス）さんの対決は、どうなったんだろう</p><p>もう、とっくに決着がついているはずだけれど</p><p>はーい、待ってたわよっ</p><p>食堂には克子姉と愛、メグと可奈センパイ、それにハイジと雪乃が待っていた</p><p>あなたが買って来てくれたこのパンをみんなで食べてみようと思って</p><p>あああの１人でお店をやっている職人のオバサンが作った、もの凄く高価な食パンか</p><p>食パンは、トーストにしないと判らないでしょこっちに、焼いてないのも用意するけれど</p><p>オレが買ってきた２斤のパンがスライスされて、並べられている</p><p>バターや、ジャムや、蜂蜜やマーマレードも用意したわ色々試して、食べてみましょう</p><p>他の子たちも呼んであげたいけれど２斤しかないからだから、とりあえずいつも学校でパンのお手伝いをしてくれている子たちと、今日あなたと一緒にパンを買いに行ってくれた子だけを呼んだの</p><p>学校のパン関係者克子姉、オレ、愛、メグ、寧、イーディ、可奈センパイ</p><p>今日のパン屋巡りメンバーオレ、愛、可奈センパイ、まり子、ヨミ、ハイジ</p><p>今、ここに居ないのは</p><p>寧ちゃんとイーディには残しておいてあげるわ</p><p>寧はさっきの部屋で、マルゴさんと情報収集を続けている</p><p>イーディはまだ帰って来ていない</p><p>え、何で雪乃が居るんだ</p><p>何でよあたしいつもパン工房の中に居るじゃない</p><p>居るけど雪乃は、パンの手伝いとか１度もしたことがないじゃないか</p><p>勝手にコーヒー飲んで、喋っているだけだ</p><p>パンの製作も販売も片付けも手伝ったことは全くない</p><p>イーディも、パンの製作は手伝わないけれど買いに来てくれたお客さんの整列とかはやってくれているし</p><p>細かいことはいいのよいつも居るんだからあたしにも食べる権利はあるわよ</p><p>この図々しさが雪乃だ</p><p>気にしない、気にしないそりゃ、食べるのはあたしの口だけど栄養は全部、お腹の赤ちゃんに行くことになっているんだから</p><p>雪乃それ、妊婦が出産した後に太るパターンの発言よ</p><p>まあ、いいわとにかく食べてみましょう</p><p>はいはい、そんじゃあ恵美パンをトースターにブチ込んじゃいなさいよ</p><p>何で、あたしが雪乃に命令されないといけないのよ</p><p>メグが文句を言いながら、トースターにパンを入れていく</p><p>吉田くん焼く前のパン食べてみよう</p><p>愛が、パンを１枚取って２つにちぎって、片方をくれた</p><p>克子姉が、オレたちに感想を聞く</p><p>確かにメチャクチャ美味い</p><p>焼く前のパンも、トーストにしたパンも</p><p>そうねさすが２７００円のパンだわ</p><p>可奈センパイも、そう言った</p><p>何が違うのかしら水小麦粉酵母焼き方</p><p>まり子が、首を傾げる</p><p>全部だと思う</p><p>愛が呟く</p><p>材料に相当良い物ばかりを厳選して使っているけれどやっぱり職人さんの腕も凄いわ技術と経験両方がそなわっていないと、こんなパンは作れないもの</p><p>バターを付けても美味しいし、他のモノでも美味しいわこれ、サンドイッチにしても美味しいと思います</p><p>ヨーロッパでも、こんなパンは食べたことがありません</p><p>わたくしも世界中の高級ホテルのパンを食べてきているけれど、ここまで美味しいパンには出会ったことがないわ</p><p>ねえ、あんたたちさいっそのこと、このパンを作った職人さんに弟子入りしたらいいんじゃないの</p><p>雪乃が、冗談ぽくそう言った</p><p>そういうわけにはいかないんだ</p><p>オレは真顔で答える</p><p>あの人に習ったらこういうパンしか作れなくなっちゃうから</p><p>何でよこんなパンが作れるようになったらそれでいいじゃない</p><p>雪乃が、怪訝そうにオレに言う</p><p>それじゃあオレたちのビジネスにならないんだよ</p><p>このパンは、スゴイけれどオレたちが目指すべきパンじゃないから</p><p>意味が判らないわよどういうこと</p><p>オレももう、パンを焼き始めて半年経つからさ、こんなパンを作るにはどれだけ手間が掛かっているのか、よく判るんだこのパンは、熟練した職人さんが付きっきりにならないとできない毎日、決まった量をコンスタントにたくさん作るのは無理だ</p><p>だから、あの職人さんはパンを、週に１回しか売れない</p><p>自分１人だけで、求道的に究極のパンを目指していくのなら、それでもいいのかもしれないけれどさこのパンではオレみたいにたくさんの家族を養わないといけない人間には無理だよ</p><p>そうねヨシくんは別に、パン職人の達人を目指しているわけじゃないものね</p><p>パンはパンなのよねえどれだけ美味しいパンが作れても日本では、勲章とか貰えないでしょうし</p><p>可奈センパイが、そんなことを言う</p><p>日本にフランスパンを普及させたことで、フランスの勲章を貰った職人さんはいたわよもちろん、フランス出身の人だけど</p><p>今日は、あたしが教えた３軒のパン屋さんと外資系ホテルのパンも食べて来たのよね</p><p>オレは、うなずく</p><p>それで何軒かのパン屋さんを見てきて、あなたが目指すパン屋さんのイメージは掴めた</p><p>家族を養うことを考えたら１軒目のパン屋さんみたいな、高級店を目指さないといけないんだと思った</p><p>収益を上げるためには</p><p>このパンを作っている２軒目のパン屋さんみたいな経営は、オレたちには無理だ３軒目のパン屋さんは安くて美味しくて、町に根付いている可愛いお店だったけれど</p><p>ああいうお店もしたいけれどみんなを養えないです</p><p>そうねパンみたいなものは大手のパン・メーカーが、それこそ大量生産して、コンビニやスーパーに安く卸しているわけでしょ安くて美味しいっていう路線は、苦しいわよねあたしたちは、メーカーみたいな大量生産も、全国に流通させるシステムも持っていないんだからそれに、今はスーパーなんかでも、普通に焼きたてのパンを売っているからねちょっと美味しいぐらいじゃ、勝負にならないわとなれば高級パンの量販品のパンより、ちょっとお値段は高いけれど、値段通りの美味しさがあるっていう路線を狙わないと生き残っていけないと思うわこれからの時代は</p><p>克子姉は、ハッキリと言う</p><p>このパンを作っている人みたいに焼いたパンを、宅配便で送ってくれるっていうサービスで全国展開している人も最近は増えているけれど宅配便て、どうやっても届くまでに時間が掛かるのよね焼きたてのパンは、届けられないわ</p><p>だから、克子姉は直接オレに店まで取りに行かせたのか</p><p>やっぱりパンは、お客さんにお店で買って欲しいと思う</p><p>それで、克子さん愛はお店の数は増やしたくない</p><p>店舗のチェーン展開はしないっていうことね</p><p>はいあたしが作ったパンをお客さんが、どんな風に買ってくれるかいつでも、ちゃんと見ていたいです</p><p>２号店、３号店を作ったら自分が不在の店の状況は、掴みにくくなる</p><p>でも、１店舗でそれなりの収益を上げようと思ったら大変よ</p><p>高級パンの専門店でも、毎日、たくさんのパンを焼いてどんどん売り続けないといけないわ</p><p>ああ、朝は朝食用のパンと、お昼ご飯用に買ってってくれるパンだろ昼は昼のパン午後からはティータイム用のパン夕方は仕事帰りの人が、お土産や翌日の朝食べるパンてどんどん種類の違うパンを作って、お店に出していかなきゃいけないんだよね</p><p>そうよ覚悟しておいてちょうだいね</p><p>一緒に喫茶コーナーとかは、やらないのですか</p><p>今日の最初のお店は、そういうコーナーがありましたけれど</p><p>ああ、結構、雰囲気の良いお店だったわよね</p><p>可奈センス悪かったわよあのお店はわたくしならもう少し、良い食器を使うわ</p><p>ああ克子姉そこの店は、店の調度品とかは気を遣っているのに、コーヒーとかの容れ物は使い捨てだったんだよ</p><p>オレが説明する</p><p>使い捨てなら、洗わなくていいからでしょカップだと、誰かが洗わないといけないし乾かしたりする場所も必要よ使い捨ての容器は、重ねておけるから場所を取らないのよお店のバックヤードの広さによっては使い捨ての容器を使わざるを得ないこともあるのよそれに使い捨て容器なら、落としても割れないしね</p><p>良い陶器のカップを、お客様に出したら営業していくうちに、絶対に割れたりするのよそういう損失を、どの程度まで許容できるかそれもまた、突き詰めないといけないことなのよ</p><p>そうね高級ホテルなら体面があるから、絶対に陶器のカップを使っているけれどその代わり、一杯の値段が高いものね同じカップを何十個もキープして、裏で洗って乾かしておけるスペースもあるんでしょうし</p><p>お店の従業員を何人で廻すかということも、あるのよ人が足りなくて、洗い場が大混乱になっちゃって、それで食器が足りなくなったとか笑えないでしょ</p><p>あ、それこの間、ネットのニュースで見ました店員さんが不足しているお店で、食器を洗うのが間に合わなくなって全部、お持ち帰り用の使い捨ての容器にしないといけなくなったって</p><p>て、ことは今日の１軒目の店も、好きで使い捨て容器を使っているわけじゃないんだな</p><p>人件費の問題かお店の広さの問題か</p><p>とにかく、普通のカップで飲み物を出せない理由があるんだ</p><p>はぁぁわたくしはお店の経営者が、判っていらっしゃらないだけかと思っていましたけれどそういう問題があったと考えるべきなんですわね</p><p>そうよ簡単に決めつけちゃダメよ少なくとも、今日、紹介した３軒のパン屋さんはすでに、きちんとした評価を受けているお店ばかりなんだからあなたたちが、あれって思う様なことは、当然、お店の人たちだって感じて来ているはずだしその上で、そうせざるを得ないから、そうしているのよ</p><p>オレたちみたいな、高校生の思いつきはとっくに気付いているよな</p><p>判っていても、そうするしかないことが世の中にはある</p><p>今度学園祭で、テニス部と共同で喫茶店をやるでしょ良い機会だから、色々と計算してやってみなさい</p><p>１度にどれだけお客さんが来るのかを想定してそれに対応できる人員は何人なのかどういうサービスを追加したら、何人足さないといけないのか１日の混む時間と混まない時間を想定して対処を方法も考えなさいお店というモノを運営していくためのシミュレーションにするのよ</p><p>うーん、軽井沢から体調が優れません</p><p>トゥゲッターで読んだのですが</p><p>トウエイドウガで組合活動をしていたはずのタカハタ・ミヤザキ両氏が</p><p>良い作品を作るためにという理由で、</p><p>ハイジの現場をムチャクチャなブラック職場にしてしまった話は興味深かったです</p><p>http://togetter.com/li/742676</p><p>1076．パンを巡る冒険　／　恋の綱引き</p><p>でもさ、あんた変わっているわよねまだ、１店舗も始めていないのにチェーン展開はしたくないとかさ</p><p>雪乃が愛に言う</p><p>あら、そんなことないわよ最近は、最初っからチェーン展開を考えて、お店を始めるケースも多いわそれだけの資本があればだけど</p><p>仕入れとかは、量が増えればその分、安くしてもらえたりするから１店舗だけでなく、２、３軒同時に経営した方が効率が良い場合もあるのよ</p><p>ああ、そういうお店、確かにありますよね</p><p>今は、最初っからチェーン展開するノウハウを教えてくれるコンサルタント会社もあるしね</p><p>へえ、そんな会社があるんですか</p><p>まり子が、興味を持って聞いてくる</p><p>そうよ今は何でもかんでもコンサルしますっていう会社がたくさんあるから</p><p>そういう会社って信じてもいいんですか</p><p>メグが、低い声で尋ねた</p><p>だって本当にノウハウのある会社なら、人に教えないで自分がお店をやって成功されるはずじゃないですか</p><p>それは、恵美ちゃんの言う通りなのよでも、ほらコンサルタント会社を作る前に、実際にお店を経営してて成功して、知識と経験と実績があるっていう人もいるし</p><p>でも克子さんどう見ても、そんな経験も実績も無いような、若いコンサルの人を見たことありますよわたくし</p><p>ノウハウは会社の上司の人が持っているんじゃないのそれでマニュアル化して若い人に読ませているんじゃないかしら</p><p>えー、そんなマニュアル化したもので個別のお店のコンサルティングなんてできるのかしら</p><p>まり子ちゃんの言うとおり何だこりゃっていう、コンサル会社も多いみたいでも、ほら会社って複雑だからさ内部から改革できない場合は外部から、色々と指摘してもらうしかない場合もあるのよ</p><p>例えば、社長さんが代替わりして若い社長さんが、自分の思った通りに会社の中を改革したいと思ったりするとでも、会社の中には先代からの重役がたくさん居て今まで通りのやり方にこだわっていたりしたら</p><p>若い社長と老重役たちとの確執</p><p>社長と重役が、社内で全面対決してギスギスした空気になるよりは、外部からコンサルタントに来てもらって、部外者の眼で指摘してもらった方が、波風が立たないってこともあるのよ</p><p>ああ社内抗争は、会社の体力を削るだけですものね</p><p>だってコンサルタントを入れったって、別にその人たちの提言に従う必要は無いんだし革新派と守旧派が、お互いに意見をすり合わせるための叩き台にすればいいわけでしょ</p><p>そうですよねぇ外部から、適当に会社の中を見ただけのコンサルタントの意見を、何でもハイハイ聞く方が、会社としてヤバイですよね</p><p>可奈センパイが、苦笑する</p><p>そりゃそうよその業界で、長いこと経済活動している会社の方が、コンサルタントの人より実態を判っていなけりゃいけないんだからそれでも本音ではこれを変えたいとかもう、今の時代には合わないのではないかって感じていても、なかなか社内では言い出せなかったようなことを議題にあげるチャンスでしょコンサルさんに、こんなことを指摘されましたって言えばいいんだから</p><p>ああ他人の提言を元に、自分が言いたかったことを話すのか</p><p>コンサルタントは、意見を言ってくれるし、ノウハウも教えてくれるけれどそれを実際に行うかどうかは自己責任だからね言われた通りに経営してみたけれど、業績が悪化したじゃないかとか、言えないでしょそういう経営判断をしたのは、自分なんだから</p><p>コンサルタントを、信じるか信じないかは結局、経営者次第よていうか、コンサルさんが持って来るデータや数字だって、本当に信用できるか判らないものねコンサルタント料を払って雇っているんだから、敵じゃないとは信じたいけれど指導教官でも、軍師でも、参謀でも無いからねコンサルタントの人は、顧客の会社が潰れたって困らないんだから</p><p>身内ではない</p><p>経営のヒントはそれこそコンサルタントだけじゃなくって、色んな人から聞き出すことができるわ他業種の人の経験談に、自分にとって役に経つアイデアがあったりもするし直接、人に会わなくてもそれこそ雑誌の記事や、インタヴューからだって学べることはあるわでも、大事なのは自分でジックリ考えて、自分でやってみること</p><p>わたくしの父は若い社員には、２社して５年間は、考えるな考えるより先に、身体が動くようになれって言ってますけれど</p><p>それはサラリーマンのまあ、サラリーマンだけとは限らないけれど会社に雇われている雇用者の場合でしょ仕事に関する業務全体のことが判っていないのに、自分の見える範囲だけで判断してあれはダメだとかこれは違うとか言い出す人が多いからどんな仕事も現場の空気を感じるのに、３ヶ月は掛かるし仕事の流れを理解するには、１年掛かるわ春夏秋冬の中で、どこが繁忙期なのかとかねそして、仕事が自分に定着するのには、３年は掛かるわそれでも、ベテランではないのよ業務をしていくうちに５年に一度のトラブルとか１０年に１回しかないような、特異な注文とか出て来るからそういうのにも対応できるようになって、ようやく１人前なのよ</p><p>でも、経営者は経験がなくったって、判断していかなきゃいけないからもちろん、インスピレーションで瞬間的に判断しなくちゃいけないこともあるだろうけれど考える時間があるのなら、タイムリミット、ギリギリまで情報を精査して悩み続けるべきなのよ自分の判断ミスで、生活基盤を失う人もいるんだから</p><p>克子さんあの</p><p>今吉田くんと愛に色んな材料で色んなパンを作らせくれて売ってみさせてくれて色々と試させてくれてありがとうございます</p><p>どういうことなの愛</p><p>それはさ例えば、今日行った３軒のパン屋さんに、オレたちが修行しに行ったとしたらさ１軒目の高級パン屋さんでは、ただ上の人から言われた通りにパンを作ることしかさせてもらえないよ粉とか酵母とかも、あそこのお店のオーナーが選んだモノだけ焼き方とかもオレたちに試させてはもらえない</p><p>ていうか、あのお店だとパンの製作に、オーナーは完全には立ち合っていないと思う</p><p>２軒目のパン屋さんはさ弟子入りさせてもらえたとしてものっスゴイ、パンの作り方は覚えられるかもしれないけれど、普通のパンは作らないから</p><p>あの職人さんは食パンしか焼かないし</p><p>３軒目の庶民的なパン屋さんでは逆に、安い材料しか使っていないし、値段を安く抑えるために、手の込んだことはしていないそういうパンの修行しかできないんだ</p><p>でも今愛たちはホントに、色んな技法の色んな材料のパンを作らせてもらっているから</p><p>しかも学生食堂で売って、みんなの反応までチェックできるし</p><p>ああ、例の５０円安いパンじゃない方は時々、メッチャクチャ大変そうなのも出しているわね</p><p>いつも焼き上がりのパンを眺めている雪乃が言う</p><p>パン研修コースの授業だからね今のうちに、色んなコトを試しておきなさいそれが経験値になるから</p><p>本当にお店を開店させた後は１種類でも、ハズレのパンは売らないつもりでいなきゃいけないのよ</p><p>今なら授業の一環のパンということで、許される</p><p>パンそのものの売値も、儲けを足していないし</p><p>ノブや愛の教育のためには理想的な環境よね</p><p>あの克子さんは、どうして会社経営や社員教育に、そんなに詳しいんですか</p><p>それはね、今の日本で克子ほど、たくさんの経営者から、そういう話を聞かされてきた女はいないからよ</p><p>渚が笑って、入って来る</p><p>経済雑誌やテレビでは一般の人たちに話せることしか語られないけれど克子には、外で話しちゃマズイような失敗談や苦労話まで、お話になられているのよ皆様</p><p>黒い森の娼婦として</p><p>政財界の大物たちを顧客にしていたから</p><p>それは渚の方が、あたしよりももっと詳しいんじゃないの</p><p>渚はかつて、黒い森のナンバーワン娼婦だった</p><p>今でもコンタクトのある方とはお食事して、お話をうかがうことはあるわよでも、あたしは引退して何年にもなるから</p><p>そして、克子姉は渚の引退後、ずっとナンバーワン娼婦の地位を守ってきた</p><p>まあ、皆さん克子くんだから、話すんだがって、色々お話になられるのよねその話をちゃんと理解して相槌を打たないといけないから、あたしも経済の本はたくさん読んだわよ新聞と経済雑誌も、必ず眼を通すし</p><p>新聞なんて別に読まなくてもいいじゃないですか</p><p>同じニュースをＡ新聞は、こういう記事にしているがＢ新聞の論調では、こうなっているとか、そういうのをチェックするのがお好きなのよそういう方々はだから、全部の新聞の記事を比較して、読んでおかないといけないのよ</p><p>ああ、お偉いオジサマたちと付き合っていくためにはそういう努力もしないといけないのね</p><p>可奈センパイは、まり子を見て</p><p>そういうことだから、まり子あなたも、新聞読み、やりなさいよね</p><p>どうして、わたくしが</p><p>だって、お偉い人たちとのコンタクト係はあなたの担当でしょ</p><p>わたくしよりも可奈みたいな子の方が、経済に興味を持っている方がああいう方たちは喜ぶわよ</p><p>喜ぶって言うか萌えるわよね経済娘・萌えよ</p><p>ああ、こいつも一応名家の大物のパーティとか出てたんだっけ</p><p>あたしはオジサマ、あたし経済とかよく判らないの教えて下さいっていう作戦でいくわよ</p><p>それで引っ掛かるのは、下心のあるスケベオヤジだけだと思うわよ</p><p>雪乃が意地悪く言う</p><p>そうね知らないよりは知っていた方がいいわよね相手が、付き合う価値のある方なのかも判断できるし</p><p>誰でも知っているようなレベルの低い経済論を、教えてやろうっていう態度で話してくるような人はどうしようもないから</p><p>かといって、詳しすぎるのも敬遠されるのよあちらが、お話になりたいレベルを感じてイヤミにならないように、お話するの</p><p>自分の知識をひけらかしてはダメよだってこれはあくまでも情報収集なんだから相手から、お話を聞き出すのよ政財界のトップまで昇り詰めた人たちは、みんな何かしらためになる情報を持っていらっしゃるから</p><p>ああ、お話するでなく聞き出すなんですわね</p><p>家に戻ったら、早速、お祖父様とお父様で練習致しますわ</p><p>そうねお２人とも今まで、まり子さんには一度も話したことがないけれど、ご自分の人生の転機となった大切な経験についてのお話をお持ちのはずよ</p><p>あたしも試してみようちのパパに大した秘密はないと思うけれど</p><p>そうしてあげなさい男の人はみんな同僚にも仲間にも話せないけれど、誰かに話したいと思っているエピソードがあるんだから</p><p>そうなの公にもある</p><p>まり子が、オレを見る</p><p>えっと無い</p><p>オレのことはみんなに知られまくっているもんな</p><p>特に改めて、話したいことなんて無い</p><p>それはあなたの中で、まだ煮詰まっていないからよ１つの物語になるところまでは</p><p>そうね多分、１０年もしたらあなたのこの半年間の以上に濃すぎる物語を、あなた自身が懐かしく思えるようになると思うわ</p><p>克子姉もそう言った</p><p>さてパン試食会は、終わりよ残ったパンは、他の子も呼んで食べちゃいましょう</p><p>みんなでムシャムシャ食べたから、もうトーストが５、６枚しか残っていないけれど</p><p>ところでどうしたの渚何かあったの</p><p>ああ、渚は何で急に入って来たんだ</p><p>ああ、みすずちゃんたちが帰って来たのよそれを教えに来たの</p><p>え帰って来たんだ</p><p>何だ香月セキュリティ・サービスの旧研修館を出る時に、電話してくると思ったのに</p><p>それは禁止されていたみたいよ</p><p>何かよく判らないけれど作戦の進行中は、あなたに電話しちゃいけないって、言われていたみたい</p><p>ああ工藤父の追い込みか</p><p>今回の作戦を、工藤父がやっているのは</p><p>香月家のカンバンを背負っていないからだ</p><p>一部の人たちの暴走とはいえ、香月セキュリティ・サービスが国家官僚と対決したら遺恨が残るかもしれない</p><p>だから、翔姉ちゃんたち香月セキュリティ・サービスの本体は旧研修館での、イーデイと山田梅子さんの対決を観に来た名家のお嬢様たちの警護に張り付いていた</p><p>工藤父たちと接触していないというアリバイを作るために</p><p>一方、オレは今日の午後は、ずっと工藤父と居たわけだから</p><p>工藤父が全ての暴走官僚たちを処理するまでは</p><p>オレとみすずが連絡を取り合うと工藤父に指令が出ているんじゃないかと、勘違いされるのか</p><p>こっちが終わった、来てって言っていたわ瑠璃子ちゃんの部屋に集まっているそうよ</p><p>ああ、旧研修館のことを報告してくれるんだな</p><p>判ったそっちに行くよ</p><p>あ、公あたしも行くわハイジもいらっしゃい</p><p>まり子が声を掛ける</p><p>あなたもイーディさんの闘いの結果を聞きたいでしょ</p><p>可奈もくれば</p><p>可奈センパイは愛やメグを見て</p><p>あたしは、こっちにいるわお嬢様たちのお話を聞くのは今日はもう、お腹いっぱいよ</p><p>あたしも行かないわ苦手なのよねあの子たち</p><p>向こうも、そう思っているんじゃないかしらまあいいわ、行きましょう、公</p><p>まり子に促されてオレは、食堂を出る</p><p>あたしもちょっと苦手ねあの雪乃って子と、恵美っていう子は</p><p>廊下をしばらく行くと、まり子が言った</p><p>２人とも馴れ馴れしいっていうか、ズケズケと入り込んでくるんだもの</p><p>まり子お姉様みんな仲良くですわ</p><p>いや、多分雪乃やメグも、まり子のこと苦手に感じていると思うよ</p><p>みすずや瑠璃子は名家中の名家・香月家のお嬢様だから、諦めているだろうけれど</p><p>まり子のことは、みすずたちよりもランクが低いと感じているだろうから</p><p>後から来たくせに、態度が大きいとか感じていると思う</p><p>可奈センパイが、それを感じて残ってくれたんだと思う</p><p>可奈が</p><p>可奈センパイは、学年が１つ上だから体育会のノリで、メグは文句が言えないからメグを抑えられれば、雪乃は黙るし</p><p>最近、雪乃とメグが仲が良いんだよな</p><p>いや、それは良いことなんだけれど</p><p>ま、恐れるべきは、愛って子の方よねあの子の方が公の正妻レースでは一歩先を行っているもの</p><p>恵美っていう子は、その辺のことには気が回っていないわよね灯台もと暗しってやつ</p><p>いやオレには、よく判らない</p><p>あの子がパンで、公の隣の位置をゲットしようとするのならわたくしと可奈で、公のビジネス・パートナーとしての地位を確立するわハイジ、あなたも手伝いなさいね</p><p>まり子お姉様その地位を争うのなら、克子お姉様と全面対決になりますが勝算はございますか</p><p>克子姉だけじゃないよ渚だってまり子は、もう渚の店に手伝いに行っているんだろ</p><p>どう思った、渚の店</p><p>もの凄く合理的に経営されていますわ働いている方たちも、皆さん熱心ですし</p><p>実際にもうビジネスを起ち上げている人と勝負しなくちゃいけないんだぞ</p><p>克子姉も渚も家族だけど、まり子が本気で競い合う相手でもあるんじゃないかな</p><p>わたくしだって本妻の座を目指しますわ</p><p>わたくしと闘うつもりなの</p><p>当然ですみんな、仲良しが決まりですけれど馴れ合っては、いけないと思いますから</p><p>そして、ビジネスでの闘いなら</p><p>ミナホ姉さんという怪物も控えているんだけれど</p><p>まり子は、まだ気付いていない</p><p>い、いいわよわたくし負けないんだからっ</p><p>強気なまり子は、そう言った</p><p>コンコンッ、とノックする</p><p>瑠璃子の声がしたので中に入る</p><p>瑠璃子、みすず、美智、イーディ水島可憐さん</p><p>姿が見えない</p><p>美子お姉様は、香月家の方にお帰りになられました</p><p>旦那様、しばらく留守に致しました</p><p>結局、先週の香月家のパーティから１週間</p><p>みすずと瑠璃子は美子さんと話し合うために、香月家本邸から戻って来なかった</p><p>水島可憐さんは、アニエスたちと仲良くなるために向こうとこっちを行ったり来たりしていた</p><p>美智が、それに付き添って</p><p>みすずが不在だったからオレは、可憐さんの処女を奪ってはいない</p><p>それでどうだったんだ</p><p>オレは、美子さんとの話し合いの結果について尋ねたつもりだった</p><p>モチロン、アタシの勝ちネ</p><p>１分３０秒で、ノック・アウト勝ちヨ</p><p>ああ、山田梅子（セバスティアヌス）さんに完勝したのか</p><p>今度の試合の前にホンキでチョット対戦したかったから良いトレーニングになったネ</p><p>イーディもマルゴさんたちと格闘技の試合に出ることになっている</p><p>ヤッパリホンキで掛かって来るコじゃないと、勘が鈍るカラネ</p><p>山田梅子さんは歌晏桃子姉ちゃんの警護役としてのカンバンを背負っているから</p><p>名家のお嬢様たちの観ている前では、負けるわけにはいかない闘いだったはずなのに</p><p>デアタシ、勝ったカラDarling、ウメコのコト、レイプしてあげてネ</p><p>試合の前に桃子お姉様が別室にあたしたちを呼んで、山田梅子さんに約束させたんですわもし、試合に負けたら、処女を差し出せって</p><p>どうして、そんなことになるんだ</p><p>あたしにも判りませんわ</p><p>わたくしにもよく判りませんでしたとにかく、歌晏様は妙に、興奮なさっていて</p><p>瑠璃子が、そう証言する</p><p>アア、アレハネ本当にDarlingとセックスしてみたいのは、モモコなのヨでも、そう言い出せないからウメコに約束させたノネ</p><p>イーディが、笑ってそう言う</p><p>誰かモモコを煽ったコがいるんジャナイノ</p><p>旦那様、お心当たりはございます</p><p>まり子が、弱々しく手を上げる</p><p>わ、わたくしにございます</p><p>さっき、あの夕方に、桃子お姉様からお電話が来て</p><p>そうだまり子と桃子姉ちゃんは、電話で話していた</p><p>わたくし、ちょうどそ、その公と、せ、セックスしておりまして桃子お姉様に</p><p>勝ち誇るヨウニ、何か言ったノカ</p><p>イーディが問い詰める</p><p>勝ち誇ってはおりませんですけれど確かに、桃子お姉様のお心を煽るようなことは申し上げてしまったかもしれません</p><p>あれで、桃子姉ちゃんがブチ切れてしまたったのか</p><p>ということで、水島可憐さんとモモコ姉ちゃんたちに話は移ります</p><p>エロ要素の方が濃くなる予定です</p><p>1077．パンを巡る冒険　／　居るべき場所</p><p>本当は桃子お姉様自身が、セックスを体験してみたいんでしょうね</p><p>でも、ご自分から言い出すのははしたないですから、それでセバスティアヌス様に経験しろとお命じになられたんだと思います</p><p>山田梅子（セバスティアヌス）さんと桃子姉ちゃんは、別の人間だ</p><p>山田さんがセックスを体験したかって、桃子姉ちゃんが体験したことにはならない</p><p>その辺は幼い時から、ずっと一緒の主と警護役の関係が特殊なんだと思いますわ</p><p>桃子お姉様には、セバスティアヌスさんはご自分の一部だと思っていらっしゃるんだと思います</p><p>いやいや、そんなんで処女喪失させられるのは山田さんが、可哀相だ</p><p>とにかく、明日の夕方に、こちらのお屋敷にいらっしゃるそうですわ桃子お姉様は、今夜にもとおっしゃっていましたが今日は旦那様のご都合が悪いと、お伝え致しました</p><p>実際はオレでなく工藤父たちによる、暴走官僚たちの処理が裏で行われているからだ</p><p>こんな夜に、歌晏家の令嬢が犯罪一家である黒森家の邸宅を訪れたら</p><p>公安警察や香月セキュリティ・サービスが大騒ぎになる</p><p>桃子姉ちゃんにだって、個別の警護班が付いているんだろうし</p><p>判ったそれは、明日までに考えよう</p><p>でどうだったんだよどんなことになったんだ</p><p>オレは改めて美子さんのことを聞いたつもりでした</p><p>ええもちろん大盛況でしたわ</p><p>ダイセイキョウ</p><p>瑠璃子、旦那様にお写真を見せて差し上げて</p><p>瑠璃子が、いつものデジカメを取り出し液晶のノート・パッドに繋ぐ</p><p>ほら、こんなにたくさんの方がいらしたんですよ</p><p>液晶画面に映ったのは先週、ハイジが天童乙女をノックアウトした香月セキュリティ・サービスの旧研修館の武道場だった</p><p>ああこの前の香月家のガーデン・パーティに来ていた名家のお嬢様と警護役たちがみんな来ている</p><p>パーティの時はドレスだったけれど今日はみんな、カジュアルな格好をしている</p><p>それで、これが試合の様子ですわ</p><p>画面に、イーディが映る</p><p>イーディは、赤いヘソ出しのぴっちりとしたトレーニング・シャツと身体にフィットした赤いスパッツを着ていた</p><p>その上に、何故か赤い柔道着の上だけを羽織り、真っ赤な帯を締めている</p><p>何か妙にエロい</p><p>イーディ、お前、赤、似合うよな</p><p>金髪に褐色の肌が濃い赤に生えている</p><p>サンシローの真似をしてみたノネ</p><p>ただ黒い帯をするノハ、色んな流派の人に悪いヨウナ気がしたノデ帯も赤にしてミタヨ</p><p>三四郎って赤い柔道着を着ていましたっけ</p><p>着てたヨアタシ動画で観たヨ</p><p>古い日本映画なのかしら</p><p>みすずも、不思議そうに言った</p><p>ソウヨ九州の田舎カラ東京帝国大学に入学するために上京したサンシローが、ジュードウに目ざめて、ヒガキ・ゲンノスケに必殺技ヤマアラシで勝つノネソレデ、ラグビーのスクラムの時に膝を付いてミンナに迷惑を掛けたのがサンシローでなかったという誤解も解けてジュウオウ丸、セットアップ、行くぞ、ケンボー行くぞ、ボケ、セガサターン、しろっダケド、そんな三四郎に対して美禰子は曖昧な態度を取り続け、迷羊《ストレイシープ》という謎の言葉を幾度となく投げかけたまま結局、父の命を奪った片目の男と結婚してしまうノヨ</p><p>寧が一枚噛んでいるな</p><p>三四郎って、そんな話でしたっけ</p><p>夏目漱石の三四郎とクロサワ監督の姿三四郎までは判るんですけれどそれ以外は、ちょっと</p><p>瑠璃子も呆れている</p><p>トニカクサンシローは、赤い柔道着を空中で一回転して着替えるのネサスガに、それは再現出来なかったヨ</p><p>まあ、イーディが楽しそうだから良しとしよう</p><p>それで、こちらがセバスティアヌスさんですわ</p><p>山田梅子さんの静止画は、紺の袴の道着だった</p><p>ああ、やっぱり古流の武道の家の人なんだな</p><p>歌晏家に、先祖代々仕えているんだろう</p><p>桃子姉ちゃんの趣味で、昔のレイちゃんみたいな男装紳士の格好をさせられているけれど</p><p>普段は、こういう和風の道着で稽古しているんだ</p><p>そして、これが試合の結果です</p><p>瑠璃子が、画面を操作する</p><p>ああ山田さんが、グッタリと伸びている</p><p>レイちゃんが、様子を見ているなまあ、あそこなら香月セキュリティ・サービスの医療部の人もすぐに来るだろうから</p><p>1分半ダケレドちゃんと観せる試合にシタネ</p><p>試合デハ瞬殺ジャ、見せ物にならないカラネ</p><p>イーディは普段のオレたちの警護と、人に観せる試合をすでに区別している</p><p>ソレニ試合ジャ使えない技も多いし人には見せられない技もアルカラ</p><p>イーディの持つニューオリンズの暗殺教団の秘技は隠し通さねばならない</p><p>うかつに披露したら、敵が対抗策を考えてくるかもしれないから</p><p>なかなかキビシィーヨ見せてもいい技だけで、観客に観せて勝つノハ</p><p>しかし、イーディはアメリカで、マルゴさんの格闘技興行に出ないといけない</p><p>格闘技選手として実績をあげて、有名になってしまえばこの先、暗殺教団がイーディを追って来ることはなくなるからだ</p><p>公式には教団の技を使わないというのも縁を切るというメッセージだし</p><p>それで、セバスティアヌスさんを救護室に運んでからは第1回の合同研修会になりました</p><p>ああ、この前のパーティで話が出ていた</p><p>警護役同士の合同練習と</p><p>お嬢様たちに、護身術を教える集まりだっけ</p><p>こんな風になりましたわ</p><p>瑠璃子が、次の静止画を見せてくれた</p><p>警護役たちはそれぞれ、自分の流派の稽古着を着ているが</p><p>お嬢様たちは、みんなイーディと同じ</p><p>身体にピッタリとフィットして、ヘソ出しのトレーニングウエアに</p><p>白い柔道着の上だけを着ている</p><p>みんな足は太ももから下が生足で</p><p>え、エロい</p><p>イーディさんが、この方が動きやすいからと皆さんの分、ご用意致しました</p><p>ホントは、ブルマ＋柔道着でないといけないのネでも、今ブルマが手に入らないノヨ</p><p>それも元ネタは、ヤッちゃんからだろ</p><p>アタシも読んだヨジュードウ・マンガ</p><p>公、ブルマって何</p><p>ああ、まり子は知らないんだ</p><p>ていうか、オレもお屋敷の図書室にあるマンガで読んだだけで、実物を見たことはない</p><p>１９世紀にブルマー女史が広めた、女性用の運動着ネ</p><p>イーディが、さるっと説明してくれた</p><p>そしてトランクスのお母さんヨ</p><p>その情報は必要なのか</p><p>まあまあ、Darling写真を見るネ</p><p>しっかし綺麗なお嬢様たちの生足が、ここまで並ぶと壮観だ</p><p>健康的で実にエロい</p><p>ああ、美智のお姉さんも講師しているんだ</p><p>お嬢様たちの指導に工藤遙花も、加わっている</p><p>そういえば、今はあの旧研修館で合宿しているんだっけ</p><p>天童乙女は</p><p>天童乙女いや、今は記憶改変されて剣道マリアか</p><p>あいつも、遙花さんと一緒に合宿しているはずだけれど</p><p>あの方は、素行不良ですのでお嬢様たちの前には、お出しできません</p><p>ブスッと美智が答えた</p><p>姉は姉も野心家ですが、基本的には真面目な性格ですし、初心者への指導もできますから</p><p>工藤遙花は空手の高校生女子チャンピオンになってるぐらいだから</p><p>空手に関しては、信用できるんだよな</p><p>うん、真面目な顔で中学生くらいのお嬢様たちに指導している</p><p>レイちゃんや、美智、イーディもみんなに教えている</p><p>家族の中で、年少組の子たちと毎朝、稽古しているから教え方も上手になっているんだろう</p><p>ドウシタネ</p><p>画面の中で１人だけ、困惑した表情の子がいる</p><p>困惑というか居場所が見つからなくて、困っているような</p><p>それは水島可憐さんだった</p><p>可憐さんはどうだった楽しかった</p><p>オレは、液晶パッドから顔を上げみすずの後ろに控えている可憐さんを見る</p><p>ああ暗い表情のままだな</p><p>旦那様可憐のことでは、お待たせしたままになってしまっていて申し訳ございません</p><p>みすずが、急にオレに謝る</p><p>あの美子お姉様の件で、わたくしが１週間、こちらに戻って来られませんでしたから旦那様に、可憐の身体を楽しんでいただけませんでしたわ</p><p>可憐さん自身は、こっちのお屋敷に居た日もあるんだけれど</p><p>みすずのペットである可憐さんを、オレが勝手に犯すわけにはいかない</p><p>みすずが見ている前でなければ</p><p>可憐、今夜こそ旦那様に、あなたの純潔をお捧げ致しましょうね</p><p>みすずは、笑顔で言う</p><p>ほら練習したでしょ旦那様に、ご挨拶なさい</p><p>く、黒森様どうぞ、わたくしの１２歳の肉体を存分にお楽しみ下さい可憐の身体は、黒森様にお楽しみいただくためだけに存在致しますお望みでしたらしょ、処女喪失と同時に妊娠致しますお好きなようになさって下さい</p><p>ね、旦那様可憐は、わたくしたちのペットですから、可愛がってあげて下さいませ</p><p>緊張しまくっている、暗い顔の可憐さんと</p><p>ニコニコ笑っているみすず</p><p>みすずこれは</p><p>大丈夫ですわ、旦那様あたしや瑠璃子も、最初はこれくらい緊張していましたもの旦那様の精液を子宮に注いでいただいて心が落ちついたんですわ</p><p>はい、お兄様わたくしも、何度も犯していただいてそれで、今はとても幸せでございます</p><p>可憐さんもお兄様に処女を捧げさえすれば、不安は消えますわ</p><p>いや、それは違うよ</p><p>みすずと瑠璃子と可憐さんを見比べる</p><p>みすずや瑠璃子は生まれながらにして、香月家の娘として心が鍛えられてきた娘だ</p><p>それを言うのなら可憐だって、名家・水島家の娘ですわ</p><p>みすずが、笑顔のままで言う</p><p>どんな時でも、誇りを失わずに生きる覚悟はできているはずです</p><p>その言葉に可憐さんの顔が、さらに暗くなる</p><p>決めつけるなみんながみんな、みすずや瑠璃子みたいに強い子じゃないんだから</p><p>可憐さんはえっと、ありすとは仲が良いのか</p><p>水島可憐さんは１２歳鞍馬ありすは１３歳</p><p>学年は１つ違うけれどみすずたちの学校は、みんな幼稚園から一緒だし、在校生の数は普通の学校よりも少ないはずだ</p><p>もちろん、お顔は存じ上げておりますがそんなに親しくお話したことはございません</p><p>ありすさんは答える</p><p>名家でも水島家と鞍馬様のお家は、門閥が違いますので</p><p>何か色々あるんだな</p><p>じゃあ、今日から仲良くしてくれ多分、この家の中で今の可憐さんに一番近い境遇なのは、ありすだから</p><p>２人とも名家のお嬢様として生まれたのに父親や祖父の失敗で、オレたちのところで暮らすことになってしまった</p><p>可憐さんはエリやリエや、マナたちとは違う生まれがじゃなくって本当は帰れる場所があるっていうことがだ</p><p>ご両親やお祖父さんも健在だからな</p><p>そうですわだから親を亡くされて、旦那様に縋るしかない他の子たちよりは恵まれていると思います</p><p>違うよ帰れる場所があるからこそここに居ることが、余計にツライんだよ</p><p>この子はまだ１２歳だぞ</p><p>でずがこれは、名家の世界の問題として、お祖父様が下された処罰ですから</p><p>みすずそんなの、可憐さん自身には関係ないんだよ</p><p>強くオレはみすずを叱った</p><p>とにかくまずは、可憐さんに居場所を作ってあげなくちゃそうでないと、可憐さんの心がパンクしちゃうよみんながみんな、みすずたちみたいに強くないんだってことに気付けよ</p><p>この１週間みすずにペットとして扱われ、臣下として仕えてきた</p><p>誰にも相談できる相手がなく心細かっただろう</p><p>でもありすだって、家族は健在だけれど、無理矢理にオレのオンナにさせられているからな今の可憐さんと、一番近い身の上だ</p><p>ただ、ありすにはミタマとキヌカという元警護役が身近にいる</p><p>オレからも頼んでみるからまずは、ありすと仲良くなってくれ</p><p>オレは、可憐さんにそう言った</p><p>みすずオレは、心が壊れてしまった人形みたいな子を抱きたいとは思わない確かに、オレはたくさんの女の子を自分の奴隷にしてメチャクチャなことばかり要求しているけれどオレは、みんな元気に活き活きとしていて欲しいと思っているペットを飼うにしたって、飼い方があるだろう可憐さんがウサギだったら、とっくに寂しくて死んじゃってるぞ</p><p>公ウサギが寂しいと死ぬっていうのは、迷信よ</p><p>違うネウサギは、とてもストレスに弱い動物なのネダカラ、１２時間以上絶食すると胃腸の働きが停滞して危険な状態にナルノネ</p><p>そういう話をしているんじゃないっ</p><p>ハイジが可憐さんのところへ向かう</p><p>わたくしは、アーデルハイト・鹿取ご存知だと思いますが、かつては鳥居家の警護役を勤めておりました</p><p>静かに、可憐さんに告げる</p><p>一週間前でしたらあなたは名家の令嬢、わたくしは他家の使用人違う立場で生きていましたこうやって、わたくしからお声を掛けることも許されなかったと思います</p><p>可憐さんは、緊張したままハイジを見ている</p><p>しかし、今はわたくしとあなたは、同じ身分の同じ立場です</p><p>ハッとなる可憐さん</p><p>わたくしは、あなたより１年年長です今からは、わたくしをハイジお姉様と呼び、わたくしを頼りなさいよろしいですわね</p><p>可憐さんは、震えている</p><p>Schatzこの子を、他の子たちのところに連れて行っても、よろしいですか</p><p>ああ、頼むよハイジ</p><p>では来なさいあなたの姉と妹たちに引き合わせます</p><p>ハイジは、可憐さんに言う</p><p>みんな、優しい人ばかりですよあなたは、使用人でもペットでもなくわたくしたち姉妹の一員として、受け入れてくれますわ</p><p>その代わり、お客さんじゃないんだから可憐にも、みんなと一緒に家の仕事をしてもらうぞ</p><p>わたくしも、付いていってあげるわわたくしは名家の娘じゃないから、あなたとは一度も話したことがなかったわよねでも、今日からはあなたはわたくしの妹よ怖いことなんてないわわたくしと公が付いてますからね</p><p>じゃあ、連れて行くわよ公</p><p>ああ、頼むありすとアニエスは、勉強中だからエリとリエとか、克子姉と渚とか、後月子たちだなみんなで、お茶でも飲んでてくれオレは、みすずたちともう少し、話があるから</p><p>あの子たちなら、可憐さんの心の状況と何をしてあげるべきなのかが判るだろう</p><p>アタシも、そっちに行くヨ</p><p>イーディが、笑った</p><p>ここに残るのはチョット怖いネ</p><p>はい、じゃあ行きましょうハイジ、可憐のそっちの手を握ってあげて</p><p>まり子は、可憐さんの右手を握る</p><p>ハイジは、左の手を</p><p>参りましょう可憐</p><p>微笑むまり子</p><p>あなたは、もう名家のお嬢様ではありませんがわたくしたちの妹ですだから、名前で呼びますさあ、可憐</p><p>ハイジも、笑顔でそう言った</p><p>台所へ行ったら、甘い物がアルハズヨ何か食べようネカレン</p><p>イーディに背中を押され可憐さんは、まり子ハイジと一緒に部屋から退出した</p><p>あ、あの旦那様</p><p>部屋に残ったのはみすず、瑠璃子、美智の３人だ</p><p>あ、あたしはペットの飼い主として、あの子を厳しく躾けようとしただけで</p><p>そういうみすずは誰のペットだ</p><p>旦那様です</p><p>オレの方こそみすずたちを躾けなくちゃいけないみたいだな</p><p>３人が、不安そうにオレを見る</p><p>３人とも、尻を出せオレがブッ叩いてやるから</p><p>かしこまりました、お兄様</p><p>みすず、瑠璃子、美智は３人並んで</p><p>床に四つん這いだスカートをまくって、尻を突き出せ</p><p>はいいっ</p><p>オレは、３人の美少女の尻を順番に思いっきり叩いた</p><p>きひぃっ</p><p>痛みに震え上がる少女たちの肉体</p><p>こんなもんじゃ済まさないからな</p><p>ということで、お仕置きタイムになります</p><p>可憐の処女喪失はもう少しデレてから</p><p>父を散歩させて喫茶店でコーヒーを飲んでいたのですが</p><p>なぜか話題が戦前に万世橋駅前にあった銅像の話になり</p><p>あれ、誰の銅像だっけシラセ中佐タカセだっけ</p><p>みたいな話をしていたら</p><p>隣のテーブルに居た、全然知らない３０代後半くらいのオバサンが</p><p>ちょっと怒った口調で</p><p>広瀬中佐ですっ</p><p>何だろう親戚か何かだったんだろうか</p><p>1078．パンを巡る冒険　／　寧が双子とやって来る</p><p>はぅぅ、旦那様ぁ</p><p>オレが、みすず、瑠璃子、美智の尻を叩き終わると</p><p>３人とも、何でトローンとした眼をしているんだ</p><p>１週間ぶりですわ</p><p>うふふ、お兄様のお仕置き嬉しいですわ</p><p>ご主人様、もっと</p><p>あああしまった</p><p>３人とも、Ｍっ子なんだっけ</p><p>お仕置きしても、かえって喜ぶだけか</p><p>どどうする</p><p>とっても欲しいです</p><p>瑠璃子も</p><p>ご主人様の匂いを感じたい</p><p>３人とも自分からスカートを捲って愛液に濡れているパンティをオレに見せつける</p><p>マズイぞこの展開は</p><p>でんでんでんっででででんでんっでんっ</p><p>しっつれいしますわぁ</p><p>お邪魔しますぅ</p><p>ドアが、ドバーンと開かれ</p><p>寧がエリとリエの双子を引き連れて入って来る</p><p>はいはいはい、そこまでだよっ</p><p>そこまでですわ</p><p>ブレイクしてください</p><p>３人はズカズカと、部屋の中に入って来ると</p><p>ヨッちゃんを確保ベッドに保護してっ</p><p>合点ですわっ</p><p>お兄さん、こっちですぅ</p><p>双子がオレをベッドの方へ引っ張る</p><p>逆に、寧がみすず、瑠璃子、美智の前に立ちはだかる</p><p>寧お姉様あのどうしてこちらに</p><p>そんなのさあんたたちが、一番苦手なのがあたしだからに決まってるでしょっ</p><p>あの双子ちゃんたちもねだって、あたしら、ミィちゃんや、ルリちゃんや、ミッちゃんとは全然別のルールで生きている子だからねっ</p><p>別のルール</p><p>あたしはさ香月家とか、名家とかそういうのと付き合ってた方が、何かとお得とか、全然考えない子だからだって、あたしヨッちゃんだけ居れば、他に何もいらない子だからさいざとなったら、他の家族を全員出し抜いてヨッちゃんを連れて、世界中を逃亡するんだって平気だしヨッちゃんと無理心中だってするよほら、あたし狂ってるからヨッちゃんだけのためにしか生きてないからさ</p><p>寧がいきなり、そんなことを言い出す</p><p>そ、それはあたしだって</p><p>みすずが、そう反発するが</p><p>ふーん、そうあたしは、そう思うないなミィちゃんたちだって、ヨッちゃんのことが大好きなのは知ってるけれど好きすぎてイカレちゃってて、完全に頭がおかしくなっているのはあたしだけだと思うけれど</p><p>寧は一歩も引かない</p><p>だからあんたたちって、潜在的にはあたしのことを恐れているでしょ他の子は、まだ、あなたたちの想像できる範囲内の行動しかとないだろうけれどあたしだけは、本当におかしくなったら何をしでかすか判らないから</p><p>あんたたち３人は、みんな、そこそこ頭が良いんだよねだから克子お姉ちゃんや恵美ちゃん、マナちゃんたちなら次に何をするか大体想像ができるでしょでもあたしのことだけは、理解できない</p><p>寧の本質は</p><p>奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》という、気弱で優しい女の子が奈島寧《ナトウ・ネイ》というキョーコさんをモデルに作った強気で常にふざけている仮の人格でコーティングされていることにある</p><p>しかしオレと黒い森の初期メンバーしか、寧は素のままの寧子に戻らない</p><p>だから、特にみすずや瑠璃子にとっては理解できない存在なのだと思う</p><p>わたしらのことも、お姉さんたちよう判ってはいないですよね</p><p>この１週間、ここにおらんかったからうちらとは、ほとんど話してないですもん</p><p>左右から、オレの腕を捕まえている双子が言う</p><p>次の行動が想像できない相手にはあんたたちって弱いよねだから、ここはあたしたちの出番なんだよ</p><p>寧が、そう言って笑った</p><p>人の心の読める月子さんたちでも良かったんだけれどあそこの姉妹は、みんな優しいからねあんたたちに鉄槌を下すみたいなことはできないからさっ</p><p>わたしらは、その点育ちが悪いから</p><p>うちら幾らでも、エグいことできますから</p><p>そう言って、双子はベッドの上で、オレの身体に取り付く</p><p>あ、あのわたくしのベッドで、お兄様に何を</p><p>そうだここはいつも瑠璃子が使っている部屋</p><p>このベッドは、瑠璃子のベッドだ</p><p>何ってお兄さん、今日も色々あってお疲れみたいですからな</p><p>お兄さん、うちが肩揉んであげますわ</p><p>わたしも、マッサージしますわ</p><p>双子が、オレの肩や腕を揉む</p><p>うん、やっぱり凝ってるわ</p><p>きっと、余計なことで心配掛けるお人がおるからですわ</p><p>そうやな、リエちゃんベッドに連れてったら、すぐにエッチぃことすると思うような人とかな</p><p>エリちゃんも、そう思うかエッチィことしか想像できんなんて、ホンマ、頭の中、ドスケベなことしか詰まってないんとちゃうか</p><p>オレをマッサージしながら、双子はネチネチと瑠璃子を責める</p><p>お兄さん、うつ伏せで寝てやわたし、背中揉むから</p><p>うち、足を揉むわ</p><p>わたしら、お兄さんの奴隷やからな</p><p>エッチ以外でも、役に立つ子になりますから</p><p>ヨッちゃん、してもらいなよ疲れてるんでしょ</p><p>奴隷のクセにご主人様にセックスを強要することしかしない、こっちの３人なんか放っておいてさ双子ちゃんとリラックスしてなよ</p><p>眠くなったら、寝ちゃってもええですから</p><p>うち膝枕しますわ</p><p>なら、わたし抱き枕になりますわ</p><p>うんじゃあ揉んでくれよ</p><p>オレは、ベッドの上に寝そべる</p><p>寧は判っていて、オレを助けに来てくれた</p><p>だからこの場は、任せよう</p><p>さてとじゃあ、ちょっと話をしようかていう話になるかどうか判らないんだけれどあなたたちって、あたしたちが思っていた以上に理解力が低い子たちだって今回のことで判っちゃったからさ</p><p>寧は、そう言いながら近くの椅子を引き寄せて、ドスッと座る</p><p>みすずが、ムスッとして答えた</p><p>ああ、そんなことさえ説明しないと判らないんだね水島可憐さんと美子さんのことだよ</p><p>可憐さんと美子さんも</p><p>あ、ヨッちゃん可憐さんは、今、みんなでフォローしているから安心してちょっとナーバスになりすぎて、不安定だったからルナちゃんが、力を使って落ち着かせているあの子、心を癒やすのに後遺症が残らないレベルで穏やかに力を使うのが上手いねそんで渚さんが、お母さんモードで接して、顔見知りのありすちゃんを中心に今、一生懸命、人間関係を構築しているから</p><p>みんな、動いてくれているんだ</p><p>ヨッちゃんのゴーサインが出たから、みんな全力でやっているよ今までは可憐さんは、ミィちゃんのペットでまだ、ヨッちゃんの女じゃないから、みんな踏み込めなかったんだけれどヨッちゃんの指示だってことで、踏ん切りがついたみたい</p><p>オレが引いてたからか</p><p>可憐さんは、みすずの関連だと感じていたから距離を取っていた</p><p>だから、他の子たちも家族とは一歩引いた距離でしか、可憐さんに接して来なかった</p><p>オレが悪かったんだな</p><p>それと美子さんも香月家の本宅の方で、香月のおジィちゃんと翔お姉さんがフォローしててくれているってさまあ、美子さんのことはこっちからは何もできないから、あっちの人たちにお任せするしかないよ</p><p>寧お姉様、それはどういうことでございますか</p><p>美子さんの話題に瑠璃子が、思わず尋ねる</p><p>ああ、理解力に乏しいあんたたちに説明するとさ</p><p>こっちのお屋敷から離れて改めて１週間、香月家であんたたちと暮らしてみて美子さんは、あんたたちとは判り合えないって絶望しちゃってるってことだよ</p><p>だってあんたたちって、自分たちのことしか考えていないからどれだけ話し合ったって、ムダなんだもの美子さんのことを理解しようって言う気持ちがないから</p><p>わたくしも、みすずお姉様もこの１週間、本当に真摯な気持ちで美子お姉様に接して参りましたし美子お姉様をないがしろにするようなことは決して</p><p>そうですわあたしたち一生懸命話しましたその場にいらっしゃらなかった、寧お姉様に批判されるのは納得できませんわ</p><p>みすずも、ムッとしている</p><p>ミッちゃんは、どうなのさ</p><p>寧は、美智にも意見を聞くが</p><p>わたくしは１週間ずっと、お話し合い場に居させていただきましたがみすずお姉様も、ルリルリも、本当に誠意を持ってお話しされていたと感じております</p><p>うん、判ったそれが、あんたたちの理解力の限界なんだねっ</p><p>人間てのはさ身勝手な生き物だから、どんなことでも自分を基準に考えるんだよ自分の生き方、自分の価値判断、自分のルールでさっ</p><p>あんたたち３人の問題はさあんたたち自身が、世の中からは相当、特殊な基準をベースにして生きて来てるってことを自覚していないことだよねっ</p><p>寧の言葉がみすずたちに響く</p><p>ミィちゃんとルリちゃんはさ本当は、打ち解け合えないはずの２人なんだよねだって、２人とも本質的には女王様だから人の上に君臨し、人を支配する立場になるように、子供の頃から育てられて来ているんだからさ</p><p>みすずと瑠璃子はジッちゃんの孫娘として</p><p>香月家の正統な後継者になるように教育されて来た</p><p>実際、５月まではこの従姉妹同士は、そんなに仲良くはなかった</p><p>それぞれ自分の陣地に居て相手と接触することを極端に嫌っていた</p><p>それがどうして、今はそんなに仲良くしていられるのか判るっ</p><p>それはあたしも瑠璃子も、旦那様に愛していただくようになったからですわ</p><p>はい、お兄様と巡り会ったことでわたくしたちの人生が大きく変わりましたから</p><p>呆れた口調で寧は言う</p><p>ほら、判っていないあんたたちは、あんたたち自身のコトがさ</p><p>そして、寧はオレに振り向き</p><p>ヨッちゃんは判っているよね</p><p>オレとの関係だけで、こうなっているんじゃないんだよ</p><p>オレは、双子に背中をマッサージされながら答える</p><p>みすずと瑠璃子にとってはさ一番、大きかったのはジッちゃんの存在なんだよ</p><p>香月家当主のジッちゃんの重さ、支配力、存在感</p><p>みすずも瑠璃子も子供の頃から香月家の本家の娘として、人の上に立つ人間になるように教育されてきたけれど２人の上には、絶対的な君臨者として常にジッちゃんが居たんだ圧倒的な力で、みすずや瑠璃子を支配してしかも、もの凄い愛情に溢れていたジッちゃんが</p><p>いや、確かにジッちゃんは愛情たっぷりだったが</p><p>その愛情はかなり歪んでいた</p><p>だから、みすずも瑠璃子も普通ではない性癖を持ってしまった</p><p>だからさみすずと瑠璃子の本質はたくさんの人たちを従えるっていう名家の後継者としての教育の上に常に、圧倒的な力で誰かに支配されたいっていう相反する欲求があるんだよ</p><p>そうなるようにジッちゃんが、歪んだ教育をした</p><p>ジッちゃんは、みすずも瑠璃子も自分だけを愛する娘にしたかったから</p><p>特に瑠璃子のことは</p><p>もし、ジッちゃんがもう少し若かったらジッちゃんは、瑠璃子を自分の性奴隷に調教していたはずだ</p><p>香月家の姫であり、女王を目指す存在でありながら誰かに徹底的に支配されたいマゾ子ちゃんでもあるっていうのがミィちゃんとルリちゃんの本性なんだよね</p><p>だから、ヨッちゃんじゃないとダメなんだよヨッちゃんは香月家の支配とかは、全然興味が無いわけだから公の香月家とか名家とかの世界では、今まで通りお姫様をやっていながらプライベートな時間には、ヨッちゃんのセックス奴隷として支配してもらえるから、ミィちゃんもルリちゃんも今は幸せなんだよあんたたちの抱えている矛盾をヨッちゃんが、全身で受けとめてくれてるから</p><p>ホンマこのお兄さん、欲が無いもんな</p><p>何を言うんや、エリちゃんお兄さん、性欲はいっぱいやいつもタギッとる</p><p>うんスケベなところ好きやわ</p><p>スケベだけやもんなそれで自分勝手やなくて、いっつもうちらのこと可愛がってくれはるし</p><p>双子が、オレの背中の上で会話している</p><p>つまりさ、ヨッちゃんはあんたたちの心の中にあった、香月のおジィちゃんの重い存在感を埋めてくれてそれも、あんたたちにとって都合の良い形でさだから、あんたたちにとってはヨッちゃんが不可欠な存在になっちゃっているんだよ</p><p>オレはジッちゃんの代わりに、みすずと瑠璃子を統治する立場になって</p><p>なおかつジッちゃんのように、重くはない</p><p>オレの支配はプライベートな時間の、セックスに関することだけだからだ</p><p>普段の時間はみすずも瑠璃子もお姫様のままで居ていい</p><p>その上、あんたたちって相当なドスケベのド変態でしょ普通のセックスじゃ満足できない、性欲異常者なのよね判ってる</p><p>寧がみすずたちに言う</p><p>ヨッちゃんが何でもアリな子だから相手してくれているだけなんだよ普通の男ならメンド臭がって、一々、あんたたちのヘンタイ行為に付き合ったりはしないんだよ</p><p>みすずは口籠もる</p><p>しかもさあんたたちは、これだけ変態セックスを強要しているのにヨッちゃんの方から変態セックスを求めて来ないことに不満みたいだけれどさ</p><p>ヨッちゃんがまともな子だからこそ、変態セックスがエスカレートせずに済んでいるんだよもし、ヨッちゃんまで、あんたたちみたいな変態だったらさ今頃、何人か死んでるはずだよ白坂創介がやらかしたこと以上のトンデモない事態になっているって香月家の表と裏の力を背景に欲望のままに、セックスで人を支配しようとしたらさ</p><p>白坂創介が支配していた頃の黒い森になんてメじゃない</p><p>香月家の力を後ろ盾にしたなら誰だって、どんな高貴な女だろうと自由に誘拐し、レイプし、ありとあらゆるセックスを強要して楽しむことができる</p><p>ミィちゃんもルリちゃんも、理解しなくちゃいけないことはさあんたたちが、もう、どうしようもないくらい救いようのない変態スケベ女だってことだよ</p><p>寧の言葉に２人は息を呑む</p><p>ついでにミッちゃんもねあんた、ホンモノのマゾなんだからしかも、お父さんに似てカッコ付ける性格だからヨッちゃんの前でしか、マゾっぷりを披露できないわけでしょ</p><p>素直に、美智は認めた</p><p>というわけで３人とも、自分たちが日本史上、例を見ないレベルの究極のドスケベ女だってことについては理解できたかな</p><p>わたくしそんなに変態でございますか</p><p>瑠璃子が怯えた顔で言う</p><p>変態だよもう変態も変態超変態ファイター、バトロイド、ガウォーク３態変形の完全変態だよ</p><p>寧は追い詰める</p><p>普通の女の子はさ従姉妹と恋人を共有しないしましてや、自分の恋人とのセックスを強要したりしないって</p><p>ああ瑠璃子たちは</p><p>この１週間、美子さんにオレとのセックスを勧め続けていたんだな</p><p>あんたたちはミィちゃんも、ルリちゃんも、ミッちゃんも自分が変態だから、そういう変態セックスを人に求めるのもアリなんだって思い込んでたんだろうけどさ</p><p>美子さんはさ普通の人なんだよ美子さんは、ついこないだまで香月家の臣下だったんだから香月家のお姫様としての人々の上に立つ教育は受けていないし、香月のおジィちゃんの存在感もあんたたちとは違う形でしか、感じて来ていないんだ</p><p>美子さんは自分が、ジッちゃんの孫娘であることを知らなかったわけだから</p><p>ジッちゃんの思い存在感を身近に感じていたとしてもそれは名家の当主と臣下の関係でしかない</p><p>みすずや瑠璃子のような歪んだ愛情を重々しく感じるようなものではなかった</p><p>ジッちゃんは、美子さんには瑠璃子に対してのような、暗い性愛を抱いてはいなかったし</p><p>普通の人にあんたたちド変態の変態セックスを強要するのは、酷すぎるって思わないのあんたたちは、ホンモノの性欲異常者なんだよ</p><p>わたくし美子お姉様に、大変な失礼をしてしまったかもしれません</p><p>真顔で瑠璃子が言う</p><p>そうねあたしも</p><p>みすずも、瑠璃子もドスケベだけど、とっても真面目な性格だ</p><p>ま、いいんだけどねこの１週間があったから、やっと美子さんは吹っ切れるみたいだし</p><p>あの人はあの人で５月からずっと、自分もミィちゃんやルリちゃんみたいなお姫様にならなきゃいけないって思い込んで、ずっと悪戦苦闘していたから１週間かけて、やっと納得したみたい自分はあんたたちとは違うあんたたちみたいな我が儘で、自分勝手な、変態ドスケベ女にはなれないってようやく悟ったからだから、今夜あんたたちと一緒に、こっちに帰って来なかったんだよ</p><p>どうしてだか判るもちろん、この１週間のあんたたちと徹底的に話し合ったことも大きかったんだろうけれどそれ以上に、みすずあんたが、水島可憐さんに酷かったからだよ</p><p>寧はミィちゃんでなくみすずと呼び捨てにした</p><p>水島可憐さんはまだ１２歳だけれど、あの子だって名家のお嬢様なんだよ生まれながらにしてのお姫様なんだ</p><p>そうだ彼女は</p><p>しかも、水島家には香月のおジィちゃんみたいな、重々しすぎる存在は居なかったあの子は、本当に純粋にお姫様として育てられた子なんだよ</p><p>みすずや瑠璃子のように歪んだ愛情を注がれてはいない</p><p>美子さんから見れば、理想的なお嬢様だよ自分も、可憐さんみたいに成長したかったって感じていたと思うよ</p><p>香月家の血縁だったのにそのことを隠して、臣下の娘として育てられた美子さんには</p><p>普通の名家のお嬢様である可憐さんは、眩しかったろう</p><p>普通のお嬢様はあんたたちみたいなド変態じゃないんだよ清らかに育てられているんだよそれなのにみすずも瑠璃子も美智まで自分たち変態の常識が正しいと思っているから、可憐さんにド変態なことを強要していたんだよね</p><p>こっちに戻って来たらヨッちゃんに、どれだけイヤらしく処女喪失をお願いするかとかセリフの練習まで、させていたんだって</p><p>ああさっきのままなら</p><p>みすずは、可憐さんにオレにセックスを強請るように命じていただろう</p><p>そういうあんたたちの様子を、美子さんは横で見ていてほとほと、あんたたちに愛想が尽きたんだよあんたたちみたいな変態とは、もう一緒にはいられないってさ</p><p>美子さんと一番関係が深い、瑠璃子が叫ぶ</p><p>だって、しょうがないでしょあんたたちは自分たちが、どれだけ異常なのか判らないくらい救いようがないド変態なんだから美子さんや、可憐さんが普通の子でこの１週間、あんたたちにセクハラされたことがどれだけツラかったのかとか、想像することもできなかったんだからこの変態ドスケベド変態</p><p>寧がみすず、瑠璃子、美智をなじる</p><p>あかんわな変態さんは</p><p>自分が変態するんはええドスケベも周りに迷惑を掛けんのなら、ええ</p><p>お兄さんはホント、心が広いから、大抵のことは受け入れてくれるからなぁ</p><p>でもノーマルな性癖の子に、それも処女の子や純な子に、ド変態を強要するのは罪ですわ</p><p>わたくし美子お姉様に、お電話して謝罪致しますもし、お許しがいただけないようでしたらこれから香月の本邸まで戻ります</p><p>あたしも可憐に謝ってくるわ</p><p>みすずも、暗い顔でそう言う</p><p>根が真面目だから深刻に受けとめている</p><p>止した方がええと思いますよ</p><p>そうやなどっちの子もお姉さんたちの顔なんか、もう見とうないって思ってるはずですわ</p><p>リエも言う</p><p>というか今度は、どんな変態行為を強要してくるんだろうって、身構えるだけですわ</p><p>今更、関係改善とか無理なんと違いますか</p><p>双子の言葉は冷たい</p><p>じゃあ、どうしたらいいのよ</p><p>みすずが叫んだ</p><p>どうするもこうするもお姉さんたちが、自分がホンモノの頭のおかしいド変態だっていうことを認める方が先なのと違いますか</p><p>うんエリちゃんの言う通りですわ今のまんまのカッコ付けた、上から目線で謝ったって、相手の心に届きませんわ</p><p>あたしカッコつけてる上から目線</p><p>なあ、お姉さんはこのお兄さんの何ですか</p><p>そうですお姉さんは何なんです</p><p>あ、あたしは旦那様のペットよ</p><p>そっちのお姉さんたちは</p><p>瑠璃子は、お兄様のセックス奴隷です</p><p>わたくしもご主人様の奴隷でございます</p><p>瑠璃子と美智も答えた</p><p>奇遇ですわわたしもお兄さんのエッチ奴隷ですわ</p><p>うちもセックス奴隷です</p><p>オレの背中の上から双子は言う</p><p>つまりわたしらは、このお兄さんの前ではほとんど似たような立場ですわ</p><p>みんな、お兄さんの所有物ですそういう関係です</p><p>でも、お姉さんたち</p><p>あんたたちって、うちらよりも自分たちの方が偉いって思うとるでしょ</p><p>だって、さっきからわたしらのこと、見下しとるもん</p><p>そりゃ、うちらは馬鹿なヤクザの娘でしかも、もう親無しですお兄さんに頼って生きてくしかありません</p><p>あんたたちみたいに立派な家とか、何もありません</p><p>でもナメたらアカンですわ</p><p>あんたたちに負けとるとか、これっぽっちも思ってないかんな</p><p>馬鹿にするんややいわっ</p><p>双子が吠える</p><p>そして、悪いけれどあたしは、ヨッちゃんの奴隷じゃないんだよねあたしはヨッちゃんのお姉ちゃんなんだよ本気で弟を愛している、頭のオカシイお姉ちゃんなんだよねだからただのペットや奴隷でしかないあんたたちは、あたしのことが苦手なんだよ</p><p>あたしは、ヨッちゃんに支配されたいとは思わないからそんなことしなくても、愛しているし愛されているからあたしは、ヨッちゃんの孤独に寄り添うために生きているんだよ</p><p>孤独</p><p>そんで、ヨッちゃんもあたしの孤独に寄り添ってくれている寄り添っているから、側に居るから孤独じゃなくなるってわけじゃない人間の孤独は、その人自身だけのものだから</p><p>あたしが両親に捨てられたヨッちゃんの孤独に立ち入ることができないようにヨッちゃんだって、弟を殺されたあたしの孤独には立ち入ることはできないだって、それは個人の体験で、悲しい記憶であの喪失感は、もう、どうすることもできないことだからでも、あたしたちはそれぞれの孤独に寄り添うことはできる相手の心の深部の過去に入り込むことはできなくても今、温もりを感じ合うことがだから、あたしたちは愛し合っていて、家族で姉弟なんだよ</p><p>ハッキリと、寧はそう言った</p><p>でも、あんたたちはいっつも誰かが近くに居てくれた人たちなんだよねみすずも、瑠璃子も、美智も本当の孤独を知らないだから、ヨッちゃんから温もりを奪い去るだけで求めるだけで自分から、寄り添ってはいないんだよ</p><p>みすずたちは呆然として、寧の言葉を聞いていた</p><p>冷えてきました</p><p>ああ、明日は早朝から父を大学病院の検査に連れて行かないといけない</p><p>1079．パンを巡る冒険　／　理解の壁</p><p>旦那様あたしは</p><p>みすずも、瑠璃子も、美智も</p><p>飼い主に叱られた子犬の様に、意気消沈している</p><p>いや、別に判らなくたっていいんだよオレの孤独とかそういうのはさ</p><p>そんなの判るわけないだろオレたちは、みんな別の人間なんだから</p><p>人の心や記憶が判ったりしたら、むしろ怖い</p><p>ていうかそれができちゃうのが、月子たち鷹倉神社の巫女なんだけれど</p><p>だから、あの子たちは大変なんだ</p><p>そうだよ絶対に判らないんだよあんたたちみたいな、女の子たちにはさっ</p><p>寧がさらに、みすずたちを責める</p><p>相手の心を完全に理解することなんて、絶対にできないよでもそれでも、判ろうとする努力は続けないといけないんじゃないの</p><p>みすずも、瑠璃子も、美智もさっ相手のコトは判ってるフリだけして、自分のコトは判ってくれって無理矢理強要しているんじゃないのっだから、美子さんのことも、水島可憐さんのことも酷いことになっているんだよあんたたちは心は痛まなくて、美子さんや可憐さんだけが傷付くようなことに</p><p>あたし美子お姉様も可憐も、あたしたちの気持ちをきっと判ってくれるはずだと、身勝手な思いばかりを投げ掛けていたと思います</p><p>わたくしもわたくしたちの思いこそが、美子お姉様にとって最善の道であるとただ自分たちの主張ばかりして美子お姉様のお気持ちを聞いていませんでした</p><p>うううわたくしはみすずお姉様とルリルリの意見ばかり、肯定しておりました何の疑問も持たず申し訳ございません</p><p>美智も低く頭を下げる</p><p>いや、あの何て言うかなこういうのって相手を見る前に、自分の立ち位置が判っていないとよく判らないうちに、ゴタゴタしてっちゃうものだからさまあみすず、瑠璃子、美智と３人掛かりでガンガン言われた美子さんや可憐さんは大変だったと思うけれど</p><p>あのさオレの高校の同級生に田中っていう男がいるんだけれどさ</p><p>少し、話の切り口を変えよう</p><p>このままでは、３人が自責の念に駆られて落ち込むだけで話が進まない</p><p>そいつが前に話してくれたんだけれどさあの田中には、名古屋に従兄がいるんだってさその従兄が、親戚の集まりの時に田中にさ</p><p>部屋の中の少女たちが、全員、オレに注目する</p><p>東京の人間は、頭に来るって言ったんだってさていうのはさ日本には、東京・大阪・名古屋って３大都市があるのにまあ、東京が１番で、大阪が２番で、名古屋が３番なことは認めるけれどそれでも名古屋の人間には、日本で３番目に大きい都市に住んでいるっていうプライドがあるんだよそれなのに、東京の人間は日本一の東京しか認めていない東京だけがスゴくて、大阪も名古屋も日本の国内のその他大勢の地方都市と同じだと思っているそういう東京の身勝手さが許せないんだってさ</p><p>ああ、それ判るわ</p><p>うん、うちらも関西の人間やから、やっぱり東京と大阪が日本の２本柱やと思いますわ</p><p>東京だけが飛び抜けてスゴいみたいな話をされるとやっぱり頭にきますわ</p><p>でも名古屋も入れて、３本柱にはならんわなぁ</p><p>そうやな名古屋って、そんなスゴくはないんとちゃうか</p><p>東京と大阪だけですわスゴイのは</p><p>エリとリエがそう言う</p><p>いや、あの田中の話は続きがあってさ大阪の従兄がそんなことを言ったらさ横で聞いていた福岡に住んでる従兄が怒り出したんだって</p><p>フクオカ</p><p>って、九州のですかぁ</p><p>双子がオレに尋ねる</p><p>そう、九州の福岡新幹線の駅は博多だけどで、その福岡の従兄が、名古屋の従兄にさお前、何を言っているんだ日本３大都市は、東京・大阪・福岡だろ名古屋なんて静岡や新潟と同じレベルだって言い出して、大げんかになったんだってさ</p><p>お兄さん福岡って、そんなに大きいん</p><p>うちら、よう知らんですけど</p><p>確か、プロ野球のチームがあってそこのチームを持っている電話会社の社長さんが居るっちゅう話ですわな</p><p>確かにプロ野球チームの親会社だけれど、あそこの会社って本社は東京だと思うよっ</p><p>だから、社長さんも東京に住んでいるんじゃないのっ</p><p>ほんなら、福岡とは関係ないんですか</p><p>いや、多分あの社長さんが、最初に起業したのが福岡だったと思うから、縁が無いわけじゃないと思うけれどっ</p><p>電話会社の話はどうでもいい</p><p>とにかくさそれぞれの街に住んでいる人によって感じ方が違っているってことだよそれで、別にどの街の人だって、他の街のことを悪意を持って軽んじているわけじゃないんだよ東京の人が、悪意を持って他の街を小馬鹿にしているんじゃないし名古屋と福岡に、憎しみ合う過去の遺恨とかないわけだしさただ、それぞれの人の立ち位置から感じている世界が違うだけでこればかりは、相手の立ち位置だけでなく、自分の立ち位置も判っていないと誤解を招くだけになってしまうんだ</p><p>みすずたちの問題も本質的には、そういうことなんだと思う相手だけでなく、自分の立ち位置が見えていないからこうなったんだ</p><p>みすずも、瑠璃子も、美智も驚いた表情で、オレを見ている</p><p>香月家は日本の名家の中でも、さらに抜きん出た名家中の名家なんだろ同じ位、由緒があるのは歌晏家と狩野家だけで、でも狩野家は今は家の勢いが衰えているから本当に注意しなくちゃいけないのは、香月グループ並みに経済力もある歌晏家だけ他の名家は、全て香月家と歌晏家に従うべきものだって、みすずたちは考えているよな</p><p>みすずたちの認識としては</p><p>でも従うったって、他の名家の人たちは、香月家の家臣ではないんだそれぞれが、自分の家を何百年も守り続けている名家なんだろそりゃ、香月家や歌晏家には敵わないって判っているだろうけれどそれぞれ、プライドは持っているんだ先祖代々受け継いできた誇りをさ</p><p>オレは小柄な可憐さんを思い出す</p><p>水島可憐さんだってそれは同じだと思う家がミスをして水島家の失態の尻ぬぐいとして、自分がみすずに仕えなくてはならなくなったっていうことは判っているんだと思うでも仕えるにしたってさ、名家の令嬢としてのプライドは残っているはずなんだ</p><p>そういうプライドは取り除いてあげるべきだと思ったんです</p><p>その方がきっと可憐にとって、良い結果になるってあたしは思ったから</p><p>はいお兄様の奴隷にしていただく方が可憐さんは幸せなんだと、わたくしも</p><p>みすずも告白する</p><p>いや、それはお前たちのお前たちが出した答えで可憐さんにとっても、そうなのかどうかは判らないだろ</p><p>寧がさっき説明してくれたのが正解だと思う</p><p>みすずも瑠璃子も香月家のお姫様として成長しながら、ジッちゃんの圧倒的に重くて歪んだ愛情に抑圧もされてきた少女だ</p><p>だから外はともかく、内ではオレに奴隷として支配されることに喜びを感じる女になってしまった</p><p>しかし、可憐さんにはジッちゃんみたいな存在はいない彼女は、ただの名家のお姫様だ</p><p>重くて歪んだ愛情によって培われたマゾッ気は無いと思う</p><p>お前たちが、そうだったからって可憐さんも同じになるとは限らないんだだから、可憐さんがどういう女の子なのかお前たちは、まず知ろうとするべきだったっていうか、みすずは可憐さんを知ろうとする前に自分の支配欲を無理矢理、押し付けていただけだろそんなんじゃ、可憐さんは壊れちゃうって</p><p>お前たちはオレの奴隷であることを楽しんでいるいや、お前たちはプライベートな時間は香月家の姫でいるより、オレの奴隷でいることの方が楽なんだろそれは、お前たちのこれまでの人生で色んなことがあったから、お前たち自身がそうなることを決めて、そうしてくれていることなのは判っているけれどそして、お前たちが今、オレの奴隷でいることに満足してくれていることは嬉しいけれどでも</p><p>オレはみすずたちを見る</p><p>お前たちの覚悟や選択が他の人にとっても、良いことなのかどうかは判らないんだよ</p><p>水島可憐さんという１２歳の令嬢にとっては</p><p>いきなり、オレとセックスして処女を捧げろ性奴隷になれというのは、酷すぎる要求なんだと思う</p><p>ま、奴隷ったってあんたたちの方は、奴隷ごっこだもんね</p><p>だってあんたたちの方が、ヨッちゃんに要求してくるだけで実際は、セックス中のごっこ遊びとしてご主人様と奴隷を演じているだけだもんねっ</p><p>ご、ご主人様わ、わたくしは、心底からご主人様の奴隷でございますっ</p><p>美智が土下座して、額を絨毯に擦り付ける</p><p>美智はそうなんだよミツちゃんだけはホンモノの真性マゾだから本気で、ヨッちゃんのセックス奴隷になりたいって思っているし、こうやって怒られていることにだってゾクゾク感じちゃってるんだよねっ</p><p>寧が美智を見下ろす</p><p>わたくしはご主人様にご奉仕することだけが幸せなんです美智は、ご主人様しかダメなんですどんなご命令も従いますどうぞ、美智をわたくしをお捨てにならないで下さいませぇぇぇっ</p><p>美智は、涙声でオレに叫んだ</p><p>そうミッちやんは、そういう子この子だけが、ホンモノのマゾでもう、ヨッちゃんでないとダメな女になっちゃっているんだよね堕ちちゃっているの身も心も</p><p>ですぐ側に、そういう子が居るからみすずと瑠璃子は、引っ張られちゃっているんだよ自分たちがそうであり、身近なミッちゃんもそうだから世界中の女はどんな子でも、みんな、ヨッちゃんの奴隷になったが幸せなんだって勘違いしちゃっているわけ</p><p>ああ美智という実例があるから</p><p>水島可憐さんも、美子さんもオレの奴隷になれば良いと思ってしまう</p><p>もう一回言うけれどあんたたちは、全員、普通の女の子じゃないからね普通の子より、遥かにドスケベでド変態の異常性欲者だからそれが、たまたま３人集まったから自分たちが、普通だと勘違いしちゃっただけで世間の現実とは全然違うからね</p><p>寧の言葉に３人はうなだれる</p><p>美子さんにもどうせ、同じ調子で早く、ヨッちゃんの奴隷になれって３人で迫ったんでしょ</p><p>多分そうだろう</p><p>わたくし美子お姉様に、謝りたいですわ</p><p>あたしも可憐に謝りたい</p><p>みすずも、そう呟く</p><p>２人ともすでに半泣きの状態だった</p><p>それから旦那様にも、寧お姉様や他の皆様にも</p><p>お許し下さいませぇぇっご主人様ぁぁッッ</p><p>美智の絶叫と共に３人の少女が、オレたちに土下座する</p><p>判らないよとにかく可憐さんの様子を見てくるよみんながフォローしてくれているはずだけれど、とにかく心配だから</p><p>それから翔姉ちゃんに電話して、香月家のお屋敷の美子さんの様子も聞いてみるよどうするかは、今の状態を確認してからだ</p><p>様子が判らないのに対応策を考えるのは、馬鹿げている</p><p>とにかく何とかしようこのままじゃいけないからな</p><p>ご主人さまぁぁッッ</p><p>３人は、床に伏したまま泣き顔でオレを見る</p><p>そんな顔をするなまだ、取り返しの付かないことにはなっていないんだろうからオレに任せろ</p><p>ご心配には及びませんわっ</p><p>部屋のドアがキーッと開いて</p><p>姿を見せたのは</p><p>失礼致します皆様</p><p>香月美子さん</p><p>え、美子さんは香月家のお屋敷に残ったんじゃ</p><p>そう見せ掛けてみすず様たちをお送りする車列の後の車に乗ってきたのよ</p><p>翔姉ちゃんも姿を見せた</p><p>みすずや瑠璃子たちには内緒で</p><p>香月セキュリティ・サービスの警護車輌に、こっそりと乗って来た</p><p>はーい、ちなみに今、ここでしていた会話は、全部、下の食堂に中継されていましたーっ</p><p>可憐さんて子も、観ているはずですわ</p><p>ありすちゃんたちと一緒にな</p><p>双子もニヤリと笑う</p><p>キッツイことばっかり言って、ゴメンねーっでも、これで元祖・ビックリドッキリ・マル秘報告大成功っ</p><p>寧はなぜか、ドアの裏からヘルメットと大成功と書かれたプラカードを取りだして、オレたちに見せる</p><p>皆様、お待ちですから食堂へ参りましょう</p><p>美子さんがみすずたちに言った</p><p>わたくしもみすず様、瑠璃子様にお話がございます</p><p>水島可憐さんには、ありすとまり子、ルナ、渚、月子、それにマルゴさんが付いていてくれた</p><p>雪乃は平然と、１人でファッション雑誌を読んでいる</p><p>マナとメグが、お茶の準備をしていた</p><p>他の子は</p><p>アニエスちゃんのお勉強を今は、イーディとヨミちゃんが見ているわミタマちゃんとキヌカちゃんは、夜のトレーニングだって可奈さんと愛ちゃんとコヨミちゃんは、真緒ちゃんを寝かせに行ったわ</p><p>克子姉が、そう言いながら台所から出て来る</p><p>ああ、これからの話し合いに立ち合いたくない子は席を外してくれたのか</p><p>みんなで観ていたわよあなたたちの会話は</p><p>これがこのお屋敷の怖いところだ</p><p>全ての部屋に、監視カメラと盗聴マイクがあるから</p><p>座りなさいお茶でも飲みながら落ち着いて、お話しましょう</p><p>克子姉に促されオレたちは席に着く</p><p>みすず、瑠璃子、美智の３人はうなだれたまま、３人並んで</p><p>まるで被告席に居るようだ</p><p>はーい、お紅茶でーすコーヒーとかの方が良い人は、マナに言って下さい</p><p>マナが、みんなに言う</p><p>えっと紅茶でいいや</p><p>オレはメグに答えた</p><p>水島可憐さんたちには、もう紅茶が配られている</p><p>わたくしと美子様には、コーヒーを下さい</p><p>美子さんの隣に座った翔姉ちゃんがマナに言った</p><p>みすずたちは何がいいんだ</p><p>オレが落ち込んでいる３人に声を掛けると</p><p>ヨッちゃん自分のコトは自分でさせるっ</p><p>お、お紅茶をいただきます</p><p>わたくしもいただかせていただきます</p><p>瑠璃子、みすず、美智と小さな声で、ヨミに言った</p><p>はーい、ちょっと待っててね</p><p>明るく、マナが返事をする</p><p>やがて全員の前に、飲み物が届く</p><p>じゃあ、取りあえずお茶をいただきましょう</p><p>渚が、やんわりとみんなに微笑む</p><p>美味しいクッキーもあるわよ</p><p>克子姉が、菓子も出してくれた</p><p>まあ、飲もう温かいものを飲むと気持ちが穏やかになるものだよ</p><p>せやないただきますわ</p><p>うち、クッキー欲しいです</p><p>双子も、積極的に場を和ませようとしてくれた</p><p>とにかく、全員自分のカップに、砂糖やミルクを入れて</p><p>スプーンで掻き回し飲む</p><p>それまでの感情を１回断ち切る</p><p>さてそれじゃあ、あたしから話し始めるけれど</p><p>克子姉がニッと微笑む</p><p>水島可憐さんも、さっきモニターの映像で観て判っていらっしゃると思いますけれどあたしたちの家は、変態セックス行為を無理矢理に強要することはありませんどうしても、してみたいって言うのならそれはそれで構わないけれどそういう変態的なセックスをするための施設も、このお屋敷の中にはあるわでも、望んでないのに無理矢理することはないから安心して</p><p>何よあたしには、無理矢理したじゃないっ</p><p>雪乃が雑誌から顔を上げて文句を言う</p><p>雪乃お姉ちゃんは例外でしょちょっと黙っててよ可憐さんを驚かせないで</p><p>マナが実の姉に言う</p><p>みんなちょっと変態っぽいエッチもするけれど、あくまでも遊びだから心と身体に傷が残るようなことはしないっていうのが、ここの家のルールだしお兄ちゃんは、あたしたちの嫌がることは絶対にしないから</p><p>マナは、可憐さんにそう言う</p><p>嘘よあたしにはしたじゃないそいつホントは、結構、変態だから気を付けなさいよね</p><p>雪乃が、オレを指差して言う</p><p>だから、お姉ちゃんは例外なんだってばお兄ちゃんは、あの頃から本当に雪乃お姉ちゃんが大好きだったからついつい、イジメちゃったってだけのことでしょ</p><p>マナの言葉に、雪乃は顔を赤くする</p><p>ま、舞夏あ、あんた何を言うのよ</p><p>そのお兄ちゃんの赤ちゃんを嬉しそうに妊娠しているんだから昔のことは、もういいでしょ雪乃お姉ちゃん</p><p>お腹を抱えて、黙り込む雪乃</p><p>あのわたくし、発言させていただいてもよろしいですか</p><p>美子さんが手を上げる</p><p>克子姉が、笑顔で応えた</p><p>みすずたちは従姉が何を言い出すのか、戦々恐々な面持ちで見つめている</p><p>ありがとうございますまず最初に</p><p>美子さんは、立ち上がって言った</p><p>わたくしは黒森様とはセックスしないことに致しますわ</p><p>吹っ切った笑顔でそう宣言する</p><p>あのみすず様や瑠璃子様、それに美智さんも何度も、わたくしに勧めて下さいましたがわたくしには、どうしてもそうする必要が感じられませんでしたから</p><p>オレとセックスする必要性</p><p>みすず様や瑠璃子様が黒森様を必要となさっている理由は、わたくしにも良く判っております過程を全て、見て参りましたからそして、美智さんや他の皆様もこちらにいらっしゃる皆様が、黒森様を心から慕われていて、必要となさっていることも存じています</p><p>美子さんは微笑む</p><p>でも、今のわたくしは皆様とは違う道を進もうと思うのです</p><p>違う道</p><p>この１週間改めて、みすず様、瑠璃子様と生活したことは、わたくしにとって、自分の立ち位置を理解するための良い機会となりました</p><p>美子さんはさっきのオレたちの会話を元に、話を続ける</p><p>わたくしは香月家本家の血を引いておりますが、でもわたくしは違うのですみすず様や瑠璃子様のような生まれながらの名家の娘としての、品格を持っていませんお祖父様の血を受け継ぎながらわたくしは、香月の娘ではないのです</p><p>そおっこのド変態スケベっ子たちと比べたら、今の美子さんの方がよっぽど気品があると思うけどっ</p><p>いえわたくしは、臣下として育った娘です今から、どんなに取り繕っても名家・香月家に相応しいお嬢様にはなれません</p><p>だからみすずや瑠璃子に様を付けているんですか</p><p>以前の話し合いで、従姉らしくお互いを呼び合うという取り決めになっていたはずだ</p><p>わたくしはこの半年間、香月家本家の娘として皆様に認めていただけるようになろうと努力を積み重ねて参りましたですがこればかりは、無理なのだと判ったんです</p><p>美子お姉様、そんなことはございませんわっ</p><p>瑠璃子が、慌てて叫ぶ</p><p>お姉様は、とてもお綺麗ですし気品だって</p><p>瑠璃子美子さんの言っていることを、言葉通りに受け取るな</p><p>美子さんはツラいんですねこのまま、香月家本家の娘をやっていくことが</p><p>美子さんに真っ直ぐに尋ねる</p><p>ツラいとは、絶対に言ってはいけないことは判っているのですが</p><p>美子さんは苦笑する</p><p>何かこの半年、一生懸命に頑張ってきたことに対して張り詰めていた糸が、プツンと切れてしまったんですわ</p><p>心の糸</p><p>先ほどのみすず様、瑠璃子様たちのお話を聞かせていただいて</p><p>今更、どのように謝罪したところで、お許しいただけないかもしれませんが</p><p>みすずが深く頭を下げる</p><p>申し訳ありませんでした美子お姉様あたしも瑠璃子もお姉様のお気持ちを理解せずに、自分たちの気持ちばかりを押し付けて</p><p>そういうことはもういいんですみすず様</p><p>美子さんは優しく微笑む</p><p>わたくしが感じたのはわたくしには、みすず様、瑠璃子様のようにはなれないということだけですわ物の考え方や受け止め方というより心の在り方からして、わたくしとは違っていらっしゃるのだと、判りましたから</p><p>美子お姉様わたくしは</p><p>瑠璃子が話そうとするのを美子さんは制する</p><p>申し訳ありません何をおっしゃられてもわたくしには、判りませんこの１週間本当に判らなかったんです黒森様が、わたくしをお気に召していらして妾として欲っしていらっしゃるというのなら、まだ判るのですでも、この半年黒森様が、わたくしを求められているご様子はありませんでした</p><p>それなのにみすず様と瑠璃子様のお２人が、わたくしに黒森様の性奴隷になることを、あそこまで熱心にお勧めになる理由が、わたくしには全く判りませんでしたいえわたくしは、必死で判ろうと努めて参りましたわたくしは判りたかったんです大切なわたくしの従姉妹であるみすず様、瑠璃子様のお考えなのですから</p><p>瑠璃子さんの微笑みは悲しい</p><p>でも、どんなに考えても判りませんでしたわたくしの考えではみすず様、瑠璃子様が黒森様のお側でお幸せになられているのですから香月家と他の家との縁を固めるために、わたくしは政略結婚要員になるべきでございますそれが、ごく普通の名家の令嬢の在り方だと思うのです</p><p>ちょっと待って美子お姉様</p><p>みすずも、声を出すが美子さんは、そのまま話を続ける</p><p>家を守るためならば、それが当然なはずでございますわたくしはそう思っておりましたそれは、わたくしの性根がどこまで行っても、名家に仕える者、瑠璃子様のお付きだからだと思いますみすず様、瑠璃子様のように個人のお気持ちを優先して黒森様の胸に飛び込みながら、それでも家を受け継いでいけるという覇気が、わたくしにはございません</p><p>瑠璃子のお付きとして、子供の頃から臣下として香月家を見て来た美子さんにとっては</p><p>香月の大きさや重さがとてつもないモノに感じられるんだ</p><p>何百年も続いた名家を、自分の代で滅ぼすわけにはいかない</p><p>香月家のたくさんの企業で働いている人たちの生活も守らないといけない</p><p>わたくしには、政略結婚を命じていただける方がよっぽど、心が楽です家のためでしたら、あれをしろ、これをしろどんなことでも、おっしゃる通りに致します自分で自分の身の振り方を決めるなどわたくしには、恐ろしくてできません</p><p>それが普通の人の感覚だ</p><p>みすずや瑠璃子のように自由には振る舞えない</p><p>むしろ、どんなツラいことでも美子が、そうすれば香月家にとってメリットがあると示して下されば耐えられますなぜ、それが必要なコトなのか、わたくし自身が納得して受け入れることができるのならば</p><p>理由さえ判っていれば自分が犠牲になることは承諾できる</p><p>でもわたくしが、黒森様の奴隷になることで、どんなメリットが生じるのかわたくしの拙い頭脳では、ついに理解できませんでした</p><p>本当に判りませんみすず様や瑠璃子様のお気持ち、お考えがわたくしには</p><p>みすずと瑠璃子は、すっかり青ざめている</p><p>ただ、先ほどのお部屋でのお話をお聞きしていて１つだけ、ハッキリと判ったことがあるのでございます</p><p>わたくしと、みすず様、瑠璃子様は、根本的に違うのだということですわたくしのような女ではどれだけ必死に考えても、お二人のお心を理解するのは無理だということが</p><p>わたくしたちは、絶対に理解し合えないのだということがわたくしには、はっきりと判ったのでございます</p><p>判り合えないことがお互いを理解し合えないことが判った</p><p>情けないことですけれど</p><p>悲しそうに美子さんは微笑む</p><p>美子お姉様、申し訳ございません</p><p>瑠璃子が苦しそうに、呟いた</p><p>判り合えないって、そんなの当たり前じゃないの</p><p>みすずたちはさただ、そこのバカとのセックスが気持ち良いだけなのよ奴隷ごっこをやっているのが、心地良いのよだから従姉妹のあんたにも、セックスしてみなさいって勧めているだけよただ、それだけなのよ</p><p>すると美子さんは</p><p>もし、そうだとしてもわたくしは、みすず様、瑠璃子様のような純真さを持ち合わせてはおりません心地良いことに身体を投げ出す、勇気も覚悟ございませんから</p><p>そんな、わたくしですからずっと、黒森様がわたくしをお求めになられることをお待ちしていたのです</p><p>そうずっと、美子さんは</p><p>オレから、美子さんにセックスを申し込むことを待っていた</p><p>美子さんが迷っていると感じていたから美子さんに、近付かなかった</p><p>あ、あのよろしいですか</p><p>水島可憐さんが手を上げる</p><p>今の美子様のお話を伺って覚悟が定まりましたわたくし黒森様の奴隷になります</p><p>それがわたくしの家、水島家にとっては意味のあることなのだと思いますから黒森様にお仕えして黒森様のお子を産むことが</p><p>オレの子を生めばその子は、みすずたちの子の兄弟となる</p><p>水島家と香月家に深い縁ができる</p><p>わたくしも名家の娘です家のためでしたらどんなツラいことも受け入れます</p><p>可憐さんはオレのセックス奴隷になることを承諾してしまった</p><p>みすずたちに強要されたからでなく自分の意志で</p><p>ツラくないよお兄さんとのセックスはなあ、リエちゃん</p><p>はい痛いのは最初の何回かだけですぐに気持ち良くなりましたし</p><p>イクイクイクって、天国に昇るような気持ちですわ</p><p>お兄さんも他の人たちも、早う気持ちよくなれるように助けてくれはりますし</p><p>双子がそう言うが</p><p>経験してみればそうなのかもしれませんが今のわたくしには、覚悟と決意が必要なことなのでございます</p><p>可憐さんは、真顔でそう言う</p><p>大丈夫ですわわたくしもほんの一週間前に、可憐様と同じ道を乗り越えてまいりましたから</p><p>ありすが優しく言う</p><p>可憐様はわたくしが、初めてセックスしていただいている姿を見ていて下さいましたわね</p><p>はい拝見させていただきました</p><p>ありすの処女喪失を可憐さんは見ていた</p><p>わたくしに耐えられたことです可憐様もきっと</p><p>ありがとうございます、ありす様</p><p>名家の令嬢同士が微笑み合う</p><p>ということで、何とか可憐さんの処女喪失エピソードに繋がりました</p><p>理解の壁っていうのは、本当にあって</p><p>あ、この人には、どんなに一生懸命話しても伝わらないって感じたら、</p><p>諦めるしかありません</p><p>判らない人には判らないのよ</p><p>というのは、ワイルダーのわが町という芝居の最後のセリフですけれど</p><p>1080．パンを巡る冒険　／　ＱＥＤ</p><p>黒森様お願い致しますわたくしは水島可憐は、自分の意志で貴方様の奴隷にしていただきたいと思っております</p><p>１２歳の水島家の令嬢が真顔でオレにそう言う</p><p>この言葉を、どう判断するべきか</p><p>勢いが半分もう半分は、破れかぶれだろう</p><p>この可愛らしい少女が、セックスというものの実態を本当に理解しているとは思えない</p><p>自分で決断したという記憶が、可憐さんに残ることは良いことなんだと思う</p><p>みすずや瑠璃子に強要され嫌々ながら、オレに身体を許したという負の記憶が残るよりは</p><p>自分の意志でそうしたのだと心に刻まれれば後悔はしない</p><p>屈辱的な、ツラい思い出も自分の名誉と家の誇りを守るために自ら受け入れたことだと思えば、胸を張って生きていける恥辱ではない</p><p>そして可憐さんが、この屋敷で生きていくためには</p><p>オレとのセックスは、不可欠なんだ</p><p>オレと男女の関係にならなければ年少組は、可憐さんを家族として承認しないだろう</p><p>特に可憐さんには、身近な人間がここには居ない</p><p>エリとリエは双子で姉妹でいつも一緒に居るルナやコヨミちゃんは、鷹倉家の姉妹と従姉妹たちが一緒に来ているありすだって元警護役のミタマとキヌカが側に居るみんな、オレの女になる前から、親しかった子が今も居て心強いし、お互いの相談相手にもなれる</p><p>だけど水島可憐さんは</p><p>みすずや瑠璃子は、ただ一方的に自分を支配するだけの恐ろしい存在でしかなかったろうし</p><p>天童乙女（現・剣道マリア）は、可憐さんについての記憶を削除されている</p><p>今は誰も頼る相手がいないままの独りぼっちだ</p><p>オレの奴隷になったらこの屋敷の中に居る女たちは、全て、可憐さんの姉妹になるぞ水島家のお嬢様だからって、優遇したりしないぞオレの前ではみんな対等な立場だそれでもいいんだな</p><p>可憐さんのプライドを考えてそう言う</p><p>わたしらみたいな品の無いのもあんたのお姉さんになるけど、ええか</p><p>うちらは、あんたのこと受け入れるけれどあんたは平気か</p><p>エリとリエが、わざとそう言う</p><p>もちろんでございますわたくしが自分で決めたことですからどうぞ、よろしくご指導下さいませ</p><p>可憐さんは、スッと頭を下げる</p><p>わたくしは、世間知らずな娘でございます黒森様の奴隷になるということも実際にどのようにお仕えすればいいのか、よく判っておりませんしかし、水島家の娘として、精一杯勤めさせていただきます至らぬことばかりだと思いますが、どうか皆様の末席に加えて下さいませ</p><p>名家の令嬢としてきちんと教育されている子なんだ</p><p>ありす、ルナ、エリ、リエ可憐さんとお風呂に入ってきてくれ</p><p>風呂から上がったら可憐さんを犯すから</p><p>オレもみすずを飛び越えて、宣言する</p><p>この家族の要はオレだ</p><p>みすずにだけ、可憐さんというペットを持つことを容認してはいけなかったんだ</p><p>全ての女をオレが統括しないと家族の関係がおかしくなる</p><p>それから、克子姉可憐さんに服を用意してくれないか水島家のお嬢様に相応しいものを</p><p>判ったわ名家のお嬢様の初夜に合った姿にするわ</p><p>オレの言葉に、克子姉は笑顔で承諾してくれた</p><p>それじゃあ、そういうことで頼むオレは、まだ残っている話があるから</p><p>みすずたちのことについて可憐さんが席を外したところで話したい</p><p>うん兄さん、判った可憐さん、お風呂に行こう</p><p>ルナが、オレの心を読んで可憐さんに話し掛ける</p><p>ええ、参りましょう可憐様</p><p>ありすも同じ名家の令嬢として、可憐さんに微笑む</p><p>行こう、行こうわたしらが、背中を洗ってあげるわ</p><p>このお兄さんは、女の子の玉肌をペロペロ舐めるのが好きですから身体をキレイキレイにせんとあかんですから</p><p>可憐さんも立ち上がり</p><p>支度をしてまいります</p><p>と、オレに頭を下げた</p><p>支度オレに処女を捧げるための</p><p>ああ待っているから</p><p>オレは改めて、可憐さんを見る</p><p>まだ１２歳だから、身体は細いけれど</p><p>ここ数日で運命に翻弄されて憂いのある顔</p><p>でも、鼻が高く眼の大きな美少女だ</p><p>幼いのに由緒ある名家で育った、気品がある</p><p>もう何年かしたら、もの凄い美女になるだろう</p><p>可憐さん</p><p>オレは、ルナたちと行こうとする可憐さんに声を掛けた</p><p>可憐さんみたいな綺麗な女の子をオレのセックス奴隷にすることができて嬉しいよ</p><p>正直に、今の気持ちを言う</p><p>黒森様にはご迷惑をお掛けすることになって、大変申し訳なく思っております</p><p>可憐さんは、そんなことを言うが</p><p>迷惑なんかじゃない可憐さんには充分に価値がある</p><p>しかし、今のわたくしには水島家の後ろ盾もございませんし</p><p>名家の娘かどうかなんて、オレにはどうでもいいんだよオレは、可憐さんの気品とプライドが素晴らしいと感じているここまでの経緯なんてどうでもいいオレは、可憐さんが欲しいだから、抱くオレの奴隷にする</p><p>可憐さんが自分の意志で、運命を決めたようにオレだって、自分の意志で、可憐さんを抱くんだ香月のジッちゃんやみすずや瑠璃子に気を遣っているからじゃない名家の世界とかも関係無い可憐さんの価値を、オレが感じているから手に入れたいだけなんだ</p><p>可憐さんは、もう一度深々とオレに頭を下げた</p><p>じゃあお風呂、行って来ます</p><p>ルナを先頭に少女たちが退室する</p><p>さてあたしも、あの子の服を探して来るわ</p><p>克子姉も笑って席を立つ</p><p>水島家は元はお公家さんの家よね和服の方がいいかしら</p><p>克子姉がそう言うがみすずや瑠璃子は、意気消沈したまま返事をしない</p><p>その隣の美智も</p><p>オレは１つ年下の小柄な戦闘美少女を呼ぶ</p><p>わたくしですかご主人様</p><p>驚いて顔を上げる美智</p><p>お前の他に美智はいないだろ早く来いオレの膝の上に座れ</p><p>美智は、飼い猫のようにオレの方へ飛んで来る</p><p>オレの膝に座る</p><p>オレは美智の小さな身体を、後ろから抱きしめた</p><p>うん何か、美智まで、みすずや瑠璃子たちとセットで叱られる形になっちゃったけれど</p><p>オレは、美智に囁く</p><p>ホントのところ美智は別に悪くはないからだから、そんなに落ち込むな</p><p>オレの腕の中で、美智の身体が緩む</p><p>美智は子供の頃から、みすずに仕えてきているからていうか、仕えるのが大好きな子だろだから、みすずの言うことには何でも従うしみすずの気に入るように、何でもしたいって思っているから</p><p>この子は仕えることに喜びを感じている</p><p>だから、可憐さんのことだって美智は、みすずの希望通り、可憐さんをみすずの従順な下僕にしたかっただけなんだろ状況がそうだったんだから美智には罪は無いよ</p><p>美智には、可憐さんをどう扱うかについての選択権は無かったし</p><p>みすずの意志を感じたら美智自身は、思考停止してしまうのは仕方がない</p><p>あぅぅ、ご主人様ぁ</p><p>美智が、身体の向きを変えオレに抱きついて来る</p><p>でも、ほら可憐さんにとっては、美智もみすずたちと一緒に、一方的に自分を責めてくる人でしかなかったから可憐さんの前では、フォローしなかったんだごめんな美智</p><p>うううはぅぅ</p><p>美智は、オレの胸に顔を埋める</p><p>みすずちゃん、瑠璃子ちゃん</p><p>マルゴさんが２人を見る</p><p>本質的に肉食動物である君たちに、誰かを支配しようとすることを止めろとは言わないよ君たちは、香月家の支配者の血を受け継いできているんだから</p><p>みすずも瑠璃子も支配欲求を持っている</p><p>と、同時に自分たち自身も、オレに支配されたいと思っているから面倒なんだけれど</p><p>でもこれからは、ちゃんと相手を選ぶようにしないとね</p><p>マルゴさんは、優しく言った</p><p>美智ちゃんみたいに、人にお仕えすることに喜びを感じる子ならいいけれど可憐さんみたいな、自分自身がお姫様な子には受け入れられないことだからさ</p><p>そうだね結局は、その子がどういう風に育って来て、どんな性質なのかってことだよっ</p><p>お嬢様育ちの子に押し付けはダメだよちゃんと、相手のプライドを認めてあげないとお姫様はお姫様として扱わなきゃそうしたら、自分からヨッちゃんの奴隷になるって宣言してくれたでしょ</p><p>女の子は、みんなお花なんだよどのお花も、みんな綺麗に咲いているでもそれぞれ違う花だから、一番、美しく麗しく輝く場所もみんな違うのさ</p><p>野にあってこそ、麗しい花もある花束にした方が美しさが増す花もブーケにするのに丁度良い花もあれば一輪挿しにするべき、大輪の花もある</p><p>判る適材適所っていうか、どうしたら一番輝くのかを考えてあげないってことだよ</p><p>ミィちゃんみたいに警護役として、ご主人様に仕えているのが一番輝く子もいるしね</p><p>うん、美智はみすずの横に居てこそ、より美しさを増す</p><p>守る相手が側に居るから、輝く女だ</p><p>つまり誰でも構わず、気に入ったからペットにするみたいなことは、もう止めてねちゃんと相手に、そういう資質があるのかどうか見極めてからにしなよ</p><p>資質があればみすずと美智の関係のようになれる</p><p>しかし、可憐さんには人に仕える資質は無かったから</p><p>この一週間は、ただただツラいだけだったろう</p><p>申し訳ありませんでしたお姉様たちのおっしゃる通りだと思います</p><p>みすずが謝る</p><p>そうねどうしてもみすずちゃんが可愛いペットが欲しいのなら香月家に代々仕えている家臣の家の子から探した方が良いと思うわよそういう家でないと、難しいと思うわ一般家庭の子だと、色々とトラブルになる可能性もあるしましてや他の名家のお嬢様というのは、ちょっと無茶し過ぎだったわよね</p><p>渚もそう言った</p><p>はいそうですわね可憐にも水島家の娘としてのプライドがあることを、あたしは完全に無視していましたから</p><p>ヨッちゃんが、あの子のことをちゃんとお姫様として向き合ったらお姫様らしく輝き始めたでしょあれが可憐さんの本質的な美しさでああいう子を、上から無理矢理抑え付けたらダメになっちゃうだけなんだよっ</p><p>おっしゃる通りだと思いますわたくしたちが、間違っておりました</p><p>瑠璃子も自分たちの過ちを認める</p><p>逆に、美子さんは心が臣下のままなんだよねみすずや瑠璃子のようなお姫様にはなれない</p><p>オレは、美子さんに尋ねる</p><p>はいわたくしには、無理だと判りました</p><p>美子さんは答えてくれた</p><p>でもさだからって、このまんま、この先の人生をジッちゃんに全部決めてもらうことになっていいのかな</p><p>わたくしは、それで構いませんお祖父様のご命令通りに、他家に嫁に参りますしそちらの家で、わたくしの夫になって下さる方に生涯お仕え致します</p><p>覚悟を持って美子さんは言った</p><p>いや、それは判るんだけれどああーんと、それだけでいいのかな</p><p>今の美子さんの価値って何何だと思う</p><p>オレはわざと煽るように尋ねる</p><p>わたくしの価値は香月家本家のお祖父様の血を引いているということだけでございますわ</p><p>美子さんはすでに亡くなっているジッちゃんの長男の娘</p><p>香月家の現当主であるジッちゃんの３人きりの孫の１人だ</p><p>そうだよねつまり今の美子さんには、結婚した相手の家が、香月家の本家と血縁関係が結べるっていうメリットしか持ってないんだよね</p><p>無表情で美子さんは答えた</p><p>美子さんそれって、余りにも美子さん自身の努力が足りていないと思わない</p><p>わたくしの努力</p><p>そうだよジッちゃんから受け継いだ血とか、香月家との縁とかじゃなくって美子さん自身も、自分と結婚したら、こんなメリットがあるっていう付加価値を身に付けるべきなんじゃないのかなそういう努力している</p><p>そんなんじゃ香月家のカンバンしか持っていない女でしかないじゃないかていうか、美子さん自身が努力しないからそれだけの価値しかない女のままなんだよもっとさ美子さん自身に、わたしと結婚すると、こんなにお得ですよっていう売りがないとジッちゃんだって、嫁入り先を探すのが大変だよ</p><p>オレは、大げさに話した</p><p>それは、良信君の言う通りだね</p><p>マルゴさんが、オレの意見を肯定してくれた</p><p>香月家と血縁関係が築けるのはかなりの特典だけれど、他の家の人からはやっかまれる可能性も高いよね美子さんをお嫁さんとして受け入れる家も香月家の娘を無碍に扱うわけにはいかないし、相当、気を遣うことになる</p><p>名家中の名家の娘だと嫁に貰う方も大変なんだ</p><p>その上他家の嫁に行くということは、香月家から出るということだからね香月家の当主の地位や財産は、みすずさんか瑠璃子さんが継承することになる美子さんには何も無しってことはないけれど、香月家の一番大切な資産は譲り渡されないことになる</p><p>グループ企業の株なんかは次期当主が持っていないと</p><p>先祖代々に伝わっている秘宝なんかも</p><p>つまり、美子さんを受け入れることで、血縁関係ができても逆に、その家は香月家に永遠に頭を下げ続けなくちゃいけなくなるんだよ今でもたくさんある、香月家の分家とか縁家の末席に加わるだけさ</p><p>ああ香月昴とか香月仁とかの分家と、夏木みたいな縁戚</p><p>あのウルサイ連中の中に、新しく親戚になりましたと頭を下げて加わるだけか</p><p>それでも、美子さんを受け入れたいっていう家はあると思うけれどさせめて、美子さん自身にもう少し何らかの価値があるべきだというのは正しいと思うよ</p><p>でも、わたくし何もできませんし</p><p>さっき、水島可憐様がご自分のことを世間知らずだとおっしゃっていましたけれどわたくしは、あの方以上の世間知らずだと思います</p><p>美子さんは今年の５月まで、瑠璃子と一緒に世俗と遮断されて生きて来た</p><p>ジッちゃんの歪んだ愛情のせいで</p><p>だから、努力しろって言っているんだよっ</p><p>美子さんだって、まだ１８歳だろ今から、努力して色んなコトを学べば身に付くことはいっぱいあるはずだ</p><p>で、ですが黒森様あの何を</p><p>ビジネスに関する素養だと思いますわ</p><p>まり子が口を開く</p><p>今はどちらの名家も家柄だけでなく、自らビジネスをすることで家を成り立たせているのですから</p><p>うんみんな、何かしらの会社を経営している</p><p>美子様も、鞍馬家の没落をご覧になられたはずですわビジネス感覚に疎ければ、どんな由緒ある名家も潰れてしまいますビジネスに関して、よく判っていらっしゃるお嫁さんはどこの名家も欲しいはずですわ</p><p>そうだよね今時世間知らずで、世の中のことを何も知らないお嫁さんとか、どこの家でも二の足を踏むんじゃないのかなっ</p><p>ですが、わたくしビジネスのことなど、何も</p><p>美子さんは、そう言うが</p><p>それならば、わたくしたちと一緒にいかがですか</p><p>わたくし自分のビジネスを興すつもりですからわたくしたちと、一つ一つ実地で学んでいかれたら良いと思います</p><p>まり子は可奈センパイと組んでビジネスを始めたいと言っていた</p><p>よろしいのですかわたくしのような娘でも</p><p>はいわたくしは構いませんわわたくしのビジネス・パートナーも受けて入れてくれると思います</p><p>まり子は、即答する</p><p>確か美子様は、みすず様、瑠璃子様たちと日本舞踊をなさっていらっしゃいますわよね</p><p>はい撫子先生のお教室に通わせていただいております</p><p>美子さんは答える</p><p>ああ、紺碧流の家元の撫子先生ですわねところで、美子様家元制度というビジネスが始まったのは、明治以降だということをご存知ですか</p><p>あの家元様は、もっと昔からいらっしゃったと思いますが</p><p>まり子の問いに、美子さんは問い返す</p><p>はい芸事の家元というのは、確かに昔からいましたわでも、それは踊りでも、小唄でも、三味線でも上手な人の所に、お弟子さんが集まって教室になっていたというだけのことでお師匠さんという形ですよねお師匠さんとお弟子さんの小さなお教室だけの狭い関係のビジネスでしかなかったんです</p><p>逆を言えば、自分の腕に自信のある人は誰でも家元を名乗って弟子を集めることができましたけど</p><p>誰でも家元になれた</p><p>ところが、明治になってから１人の権威ある家元をトップに立てて、全国規模で流派をまとめるという家元制度ビジネスを構築した人たちが現れたんですわこれは、大きなビジネスです家元とお弟子さんだけの関係なくそのお弟子さんたちがまたお弟子さんを集める師範とか名取りといった、途中の階級を創設することでよりビジネスとして効率的にお金を稼ぐことができるようになりましたこれは、明治期に確立した新しいビジネス・モデルですそういうモノを思い付いて、現実化したビジネスマンが居たんですよ</p><p>まり子はニコッと微笑む</p><p>要は着想力ですアイデアがなくては、何も始まりませんわ次に、行動力ですアイデアをビジネスとして成立させられるためには、行動力が必要です</p><p>美子さんは、真剣に聞いている</p><p>はいわたくしたちとアイデアを練り、一緒にビジネスの実現に取り組んでみませんかこれはいずれ美子様が、どちらかの名家に嫁がれることになっても、学んでおいて良かった思われる経験になると思います</p><p>しかし、まり子さんわたくしのような足手まといを、どうして受け入れて下さろうとなさるのです</p><p>だってわたくしたちは家族ですわ</p><p>わたくしは生涯、公と付き合っていきますわもう、決めておりますからだから畏れ多いことではこざいますけれど、みすず様も瑠璃子様も、わたくしの姉妹家族ですわ</p><p>美子さんが口籠もる</p><p>はい美子様は公とは関係を持たないと宣言なさいましたそれは判っています判っておりますけれど美子様が、みすず様、瑠璃子様の従姉妹であることに変わりはありませんもの</p><p>そうだオレの女にならなくたって</p><p>美子さんは、オレたちの家族の一員だ</p><p>１．わたくしは公の女であり、みすず様、瑠璃子様の姉妹家族にさせていただいております</p><p>まり子はにこやかに言う</p><p>２．美子様は、香月家本家のお嬢様でありみすず様、瑠璃子様の従姉妹つまり家族でいらっしゃいますわ</p><p>３．わたくしがみすず様たちの家族であり、美子様がみすず様たちの家族でいらっしゃるのならわたくしと美子様も、家族でございますそして、わたくしたちの家族はみんな仲良く、助け合わなくてはなりません</p><p>従って美子様は、わたくしと一緒にビジネスを学ぶ努力をなさるべきなのです以上、証明完了ＱＥＤ</p><p>まり子が、こんなに使える子になるとは</p><p>人は成長するものみたいですね</p><p>今日の父</p><p>お前の名前なんだけれど</p><p>え、まさか自分の息子の名前を忘れたのか</p><p>いや、名前は判るけれど</p><p>どんな漢字だったっけ</p><p>へ父が役所に届けを出しに行ったんじゃないのか</p><p>いや、忘れちゃったんだよ</p><p>こ、こういう字だよ</p><p>名刺を出して、父に見せると</p><p>あ、こうだったっけちょっと待て、メモするから</p><p>メモ</p><p>メモしておかないと忘れちゃうだろ</p><p>うわっ、本当に手帳に書き込んでいる</p><p>それでさ</p><p>お前の兄貴の名前は何だっけ</p><p>自分の長男の名前も忘れたのか</p><p>いや、字だけだ漢字が出て来ない</p><p>こうやって、色んなことが判らなくなっていくんだ</p><p>1081．小さなお姫様の処女レイプ　／　祭りの準備</p><p>まり子が美子さんを自分のビジネスに誘っていると</p><p>お兄ちゃん克子お姉ちゃんが、準備できたって</p><p>マナがオレに言いに来る</p><p>内線電話で連絡があったらしい</p><p>１２歳の水島可憐さんをこれからオレは抱く</p><p>オレのセックス奴隷に堕とす</p><p>２階のさ、奥の和室だって判る</p><p>ああ、1回だけ入ったことがある</p><p>このお屋敷は、元が娼館だから全体は洋館だけれど、和風好みの客のために和室もある</p><p>克子姉は、可憐さんに和服を着せると言っていたからそれなら、初体験は和室の方が良いよな</p><p>公、頑張ってね</p><p>まり子が、にこやかに微笑んでくれた</p><p>みすずと瑠璃子と美智は落ち込んだままだ</p><p>何しているんだみすずと瑠璃子と美智も行くんだぞ</p><p>オレは３人に声を掛ける</p><p>驚いてオレを見上げる３人</p><p>オレのセックス奴隷の先輩として可憐さんを応援するんだいいか、みすずたちは可憐さんの飼い主でもなければ、支配者でもないお前たちは、オレの奴隷で、可憐さんもこれからそうなるみんな、同じ立場だからな</p><p>それだけは、徹底させる</p><p>代表して、みすずが答えた</p><p>そうだ可憐さんのところに行く前に、ちょっと寄り道するぞ</p><p>克子姉は可憐さんをお姫様として美しくさせているはずだ</p><p>それならみすずたちにも、演出が必要だろう</p><p>２階へ上がる前に娼館の衣装部屋に行く</p><p>ここには、かつてこの屋敷の娼婦たちが使っていた衣装や小道具が保管されている</p><p>まず、３人とも首輪だいつもの立派なのじゃなくてこれを付けろ</p><p>オレは、安っぽい黒革の首輪をそれも同じモノを３つ取りだした</p><p>今着ている服は、全部脱げ代わりにそうだな</p><p>オレは衣装の入っているケースを物色する</p><p>ああ、これはちょうど、同じのが３つある</p><p>これを付けろ</p><p>それは、白地に青の縞の極小ビキニの水着なんだけれど乳首と陰部の所の布地が無い</p><p>着ていても恥ずかしい部分が丸出しというエロ衣装だ</p><p>あのわたくしには、おそろくサイズが合わないと思いますが</p><p>つるぺたの美智が言う</p><p>水着の下は問題なく穿けるだろうけれど上は、美智にはダボダボだろうな</p><p>別に問題ないだろどっちにしたって丸見えなんだから</p><p>それならいっそ、トップレスにさせてくれと美智は眼で訴えている</p><p>お前たち３人が、同じ格好をしていることに意味があるんだ</p><p>香月家の令嬢も、その臣下であるはずの護衛役もオレにとっては、同じだということを示したいんだお前たちにも、判らせたいみんな、オレの大切な女だだけどオレの女の中に上下は無い</p><p>それをハッキリさせておかないとまた問題が起きる</p><p>かしこまりました、お兄様さあ、ミッチーご命令に従いましょう</p><p>そうですわねあたしたちは旦那様のモノですわ全て、おっしゃる通りに致します</p><p>瑠璃子とみすず</p><p>人を支配したいという欲望を持ちながら、オレに支配されたいとも願っている令嬢たち</p><p>オレがしっかりと支配の手綱を握っていてやらないと</p><p>今回の件は、オレも反省している</p><p>もっともっと、オレの方から踏み込んで支配してやらないといけなかったんだ</p><p>ちゃんとオレによく見えるようにして脱げよただし、羞じらいは忘れるなオレの前で裸になっても、何も感じないようになったら見捨てるぞ</p><p>は、はい判っております</p><p>実際はこの半年のセックス生活で、みんな、オレの前で裸でいることに慣れ始めている</p><p>だからこそ羞じらわなきゃいけないと自分から意識するようにさせないと</p><p>なあなあな状態になったら、セックスは楽しくなくなる</p><p>演技だっていいんだ</p><p>感情の高まりを意図的に作っていく方が良い</p><p>３人はわざと恥ずかしそうにしかし、局部をオレによく見えるように脱衣していく</p><p>お兄様そんなに見ないで下さいませ</p><p>Ｍっ気の強いみすず、瑠璃子、美智はオレの視線に興奮していた</p><p>震える手でパンティを下ろすと透明な滴が、内股を濡らしていた</p><p>ああ恥ずかしいですわ</p><p>みすずがそう言いながら穴あき水着を身に付けていく</p><p>美智の胸元はやっぱりブカブカで可愛い乳首が丸見えだ</p><p>もっとも、ちゃんとビキニの上が着られたとしても穴あきだから、同じ結果になるんだろうけれど</p><p>ほら、美智一見、意味は無いみたいだけれど、今の格好の方がエロくて良いぞ</p><p>ブカブカなのを仕方なく着ている方が無理矢理やらされている感があって、イヤラしく感じる</p><p>ご主人様がお気に召して下さるのなら</p><p>気に入るに決まっているだろ美智すっげぇ可愛いぞみすずと瑠璃子も</p><p>首輪と穴あきビキニ水着だけの３人の美少女足も素足だ</p><p>３人とも、どんなどんエッチな身体になっていってるよなこうやって水着だけの方が、裸よりもよく判る</p><p>身体のラインがハッキリとなるから穴あきだけど、ビキニで胸とお尻がキュッと引き上げられているし</p><p>たくさん胎内にお兄様の精液を注いでいただいたからですわ</p><p>恥ずかしそうに、瑠璃子が答える</p><p>中に射精される度に牝になっていく自分を感じております</p><p>お前たちに注いでいるのは、精子だけじゃないつもりなんだけれどな</p><p>もちろん、精液と一緒にたくさんの愛をいただいておりますわ</p><p>みすずが、慌てて答えた</p><p>この度は申し訳ございませんでした</p><p>改めてみすずが頭を下げる</p><p>あたしの考えが浅かったばかりにまた、旦那様にご迷惑をお掛けすることになってしまって</p><p>オレに迷惑を掛けるのは構わないそのためにオレは居るんだから</p><p>オレは、みすずの言葉を遮る</p><p>でも同じ間違いは繰り返さないでくれ自分と相手をよく見て、よく考えてそれからアクションを起こしてくれ</p><p>今回のミスはお嬢様育ちで人に仕える資質の無い水島可憐さんをペットにしようとしたことと</p><p>みすずたちのように誰かに支配されたい欲求を持っていない美子さんに、オレの奴隷になることを強く勧めたことにある</p><p>自分の資質と欲求が、相手のそれとは違うことをみすずたちは、もう学んだろそれが学べたんなら、良いよ可憐さんのことも、美子さんのこともまだまだ幾らでも取り返せるんだから</p><p>はい、次はきちんと奴隷願望のある子を用意致しますわ</p><p>同じ間違いは繰り返しません約束致します</p><p>あの、お兄様わたくしが予定しております子は、そういう資質を充分に持ち合わせていると思いますのでああ、再度、わたくしの方で確認してから、お兄様に召し上がっていただこうと思いますが</p><p>そうですね、ルリルリあの方でしたら性根はマゾだと思います</p><p>美智も瑠璃子が狙っている子を知っているのか</p><p>とても美しい子ですし、もちろん処女ですレイプ願望が強い子ですのでお兄様に強姦していただけるように、今、調整しておりますわ</p><p>これだから香月家の本家の娘は</p><p>本質的には淫蕩なんだ</p><p>でも、名家の高貴な血が気品が、全方位に愛欲を向けることを抑え込んでいる</p><p>その結果淫らさの全てを、オレにだけ注いでくれる</p><p>やはり、学園祭の時を考えているの</p><p>はい学園祭か修学旅行の最中に校内で、お兄様にレイプしていただこうかと</p><p>そうね学校行事の時に、旦那様に犯されて処女喪失なんてロマンチックですものね一生の記念になるわ</p><p>いっそ、処女喪失即、妊娠というのも</p><p>瑠璃子みすず美智</p><p>はぁまた大変なことになるんだろうな</p><p>学園祭も修学旅行もあの日本一の超お嬢様校のだろ</p><p>その件は、また今度だ今はお姫様が待っているからな</p><p>水島可憐さん１２歳の小さなお姫様</p><p>みすずのペットでなく、あくまでも名家・水島家の令嬢として</p><p>オレは彼女を犯す</p><p>さあ、３人とも首輪をオレに向けろ</p><p>オレは、３人の首輪にリード紐を付ける</p><p>オレの子犬ども可憐さんのところまで、引いて行くぞ</p><p>よろしくお願いしますお兄様</p><p>恥ずかしい格好になったメス犬３匹を紐で繋いで</p><p>オレは可憐さんの待つ部屋へと向かう</p><p>ワーオパパ犬のお散歩ですの</p><p>あれアニエスも来ていたのか</p><p>オレに引かれて、四つん這いになって部屋に入って来たみすずたちを見て、アニエスが叫んだ</p><p>はい、あたしたちは犬旦那様の淫らなメス犬でございます</p><p>今、お兄様に躾をしていただいているところでございます</p><p>わんわんわんわん</p><p>みすずたちは犬のようにお座りのポーズを取る</p><p>乳首と陰部を部屋の中の人たちによく見えるように</p><p>楽しそうですのアニエスも、メス犬したいですの</p><p>アニエスが笑って、そう言うが</p><p>アニエス勉強は</p><p>今日の分は、終わりましたのあんまり詰め込んではいけないですほどほどが肝心ですの</p><p>えっといいのか</p><p>克子姉を見ると笑って、オレにうなずいた</p><p>それに可憐ちゃんが、パパとセックスするのなら、アニエスが側に居て応援しなくてはいけませんのっ</p><p>アニエスは１２歳可憐さんと同い年だ</p><p>早く、可憐ちゃんと本当の姉妹になりたいですのっ</p><p>もう１人の１２歳ルナも居る</p><p>コヨミちゃんは、怖いから見に来ないそうです</p><p>コヨミちゃんは、もっともっとたくさん食べて、いっぱい寝て早く大きくならないといけませんのそうじゃないとパパとセックスできませんし、アニエスの本当の家族になれませんの</p><p>コヨミちゃんだって、そのことは判っているよでも身体の成長は、自分ではどうすることもできないことだからね待っててあげようよ</p><p>ルナがアニエスに優しく諭す</p><p>大丈夫女なんやから、穴はちゃんとついとる</p><p>無理せんでも、すぐにお兄さんが女にしてくれますわ</p><p>１つ年上、１３歳のエリとリエも来ている</p><p>可憐様は大丈夫ですわたくしにも、できたことですから</p><p>ありすが可憐さんに言う</p><p>わたくしは先週処女を捧げて、これまでに５回、抱いていただきました最初は痛みを感じましたが今はもう平気です</p><p>はい、わたくしも今は快感だけでございます</p><p>酷いコトをされるのではありません愛していただくのですから</p><p>キヌカとハイジも来ていた</p><p>１２歳、１３歳の年少組大集合だな</p><p>はい、一生懸命勤めさせていただきます</p><p>水島可憐さんは広い和室の真ん中に敷かれた布団の横に正座していた</p><p>まっすぐに梳かれた長い黒髪</p><p>真っ白な和服を着ている</p><p>江戸時代の側室をイメージしてみたのよ</p><p>ああ確かに、こんな映像を観たことがある</p><p>知ってる徳川家康の壮年期以降の頃の側室お梶の方が１３歳、お万の方が１５歳、お夏の方が１７歳、お梅の方が１５歳、お六の方が１３歳で側室つまりセックスのお相手役になっているのよ</p><p>克子姉は、そんなことを言い出す</p><p>正室でも前田利家の奥さんのおまつさんは１２歳で結婚して、１３歳で最初の子を出産しているしね</p><p>ということは、アニエスも１２歳ですからパパの赤ちゃんを産んじゃってもいいのですの</p><p>でも、ほらオレは戦国大名じゃないから</p><p>パパ大名にならないと、アニエスは赤ちゃん産めないですの</p><p>今はちょっとな</p><p>そうよ１００万石ぐらい領土が無いとね</p><p>克子姉が、そんな理屈でアニエスを諭す</p><p>大人になったら、アニエスちゃんもママになれるわな</p><p>はいどうせ、うちらは全員お兄さんの赤ちゃんを産むことになるなですから</p><p>大人って後、どれくらいですの１年２年</p><p>３年後で、よろしいですか</p><p>可憐さんがオレに言った</p><p>わたくし黒森様のお子を産むまでは、水島家に両親や縁戚の元には戻らないと決めました</p><p>真面目な顔でオレに言う</p><p>もちろん、今のわたくしはまだ小学生ですから妊娠は、よくないことは判っておりますですから義務教育が終わると同時に、出産させていただきたいと思うのです</p><p>中学生で妊娠卒業式と同時に、出産か</p><p>可憐さん慌て過ぎだよそういうのは、ちゃんとセックスを体験してから考えることだ</p><p>覚悟を決めるのはいいけれど気持ちの方だけが先走ってるよそれではダメだ</p><p>少し頭を冷やした方がいいな</p><p>ここはプレイルームだからカメラは、あちこちにあるから記録の方は問題ないわ</p><p>静止画の方は、久しぶりにあたしが撮るわ瑠璃子ちゃんはダメよ今は反省していなさい</p><p>ハメ撮りは、もはや瑠璃子のライフワークとなっている</p><p>可憐さんの処女喪失も、もちろん撮りたいだろうがそっちに集中してしまうのは良くない</p><p>うん今は瑠璃子もみすずも美智も、可憐さんと同じ立場なんだっていうことを切実に感じて欲しい</p><p>可憐様数々の失礼をお許し下さい瑠璃子はお兄様の奴隷なのにも関わらず、あなたに対して高飛車な態度をとっていました本当のわたくしはご覧になられているの通りの、お兄様に飼っていただいている哀れなメス犬でございます</p><p>あたしもよみすずは旦那様のペットです旦那様に犯していただくことだけを喜びと感じているさもしい淫らなメス犬ですこの１週間傲慢に振る舞ってしまって、本当にごめんなさい</p><p>わたくしもワンワンワワン済みませんでした</p><p>瑠璃子、みすず、美智は恥ずかしい穴あきビキニに首輪の姿のまま可憐さんに土下座して謝る</p><p>お、お顔をお上げ下さい皆様</p><p>香月家の令嬢に土下座させてしまったことに可憐さんは戸惑っている</p><p>いや、いいんだこの子たちは、可憐さんに失礼なことをしたんだから</p><p>そして、オレも１週間、気が付かなくてゴメン</p><p>うちの家族は、悪いことをしたらすぐに謝らないといけないんですのマナちゃんなんて、よく全裸土下座していますの</p><p>いや、マナは最近はしていないぞ</p><p>前から比べて、この半年で落ち着いたし、頼もしい子に成長したから</p><p>あの、お兄様全裸土下座の方がよろしいですか</p><p>いや、そのままでいいその格好の方が、よっぽど屈辱的だ</p><p>穴あきビキニの方がうん</p><p>いえ、わたくしの方こそ色々とお気遣いをいただいて、申し訳ありません</p><p>可憐さんはオレに言う</p><p>ああ、だけど可憐さん</p><p>悪いけれど可憐さんにも、これからみすずたちと同格になってもらう</p><p>つまり、オレのセックス奴隷今のこの子たちみたいな、オレ専用のメス犬になってもらうよ</p><p>わたくしたちと、同じですわ</p><p>わたくしもよ可憐様わたくしも、黒森様の側室性奴隷でございますから</p><p>ありすが優しく可憐さんに言う</p><p>わたしらもお兄さんのエッチ奴隷や</p><p>ボクも兄さんの奴隷になる誓いをしました</p><p>わたくしもでございまする</p><p>エリとリエ、ルナとキヌカもそう言う</p><p>えっと、アニエスは</p><p>いいんだアニエスもみんなと一緒だろ</p><p>オレはアニエスに言う</p><p>はいですのっアニエスも、みんなと一緒ですのっ可憐ちゃんも早く一緒になりますですのっ</p><p>可憐さんは布団の横で、三つ指を付き</p><p>黒森様ふつつか者でございますが、どうぞよろしくお引き回し下さいませ</p><p>名家の令嬢らしく、美しい姿勢でオレに頭を下げた</p><p>うんそれはいいんだけれど</p><p>オレはちょっとだけ、不安を感じていた</p><p>可憐さんは他の子と違う</p><p>本当に覚悟ができているか試させてもらってもいいかな</p><p>わたくしをお試しになられる</p><p>驚いて、オレを見る可憐さん</p><p>ああ試すよ</p><p>オレはポケットから携帯電話を取りだした</p><p>これでさ可憐さん、家のお母さんに電話してみてくけれないかな</p><p>可憐さんは先週以来、実家とは連絡を取っていないはずだ</p><p>もちろん、これからオレに犯されることは話さなくて良い</p><p>そういうことがしたいんじゃない</p><p>ただお母さんと話をして可憐さんが１度でも、助けて欲しいみたいなことをお母さんに言わなかったらこのまま抱くよ</p><p>お試しになられるのはわたくしの覚悟なのですね</p><p>ああ、親に向かって弱音を吐くのならオレは可憐さんを抱かないオレは、子供は相手にしないんだ</p><p>子供と大人の差は年齢でも、肉体の成熟度でもない</p><p>心の強さだ</p><p>可憐さんは誇り高い名家の令嬢だ</p><p>この勝負に乗ることは判っていた</p><p>そして、お母さんとの話が終わったら今度は、セックスしながらお父さんとも話してもらう</p><p>可憐さんの顔色が変わる</p><p>オレのチンコを突き込まれながらお父さんと会話するんだそして、オレの精液を子宮に受けとめた後で</p><p>最後に、お祖父さんとも会話してもらう</p><p>所用で、久しぶりに池袋へ行ったのですが</p><p>昔とすっかり違っちゃっているんですねえ</p><p>腐女子向けのお店は増えているんですけれど</p><p>私みたいのは行き場が無い</p><p>秋葉原は、それでも居場所が見つけられるんですけれど</p><p>ああ、探していたガチャポンの映画館の椅子だけは見つけられました</p><p>ホントにガチャポンも食玩も地元では取り扱ってくれるお店が激減しております</p><p>オタク業界は、間違いなく縮小していますよね</p><p>多分、2008年くらいがピークだったんだと思います</p><p>1082．小さなお姫様の処女レイプ　／　親に電話しながら、弄られる裸身</p><p>ここから先はオレが、可憐さんに優しくすることはできない可憐さんは、ただ黙ってオレに犯されるのを耐えていれば良いんじゃない自ら、率先してオレに奉仕しろ</p><p>オレは可憐さんに、そう言った</p><p>その通りですわどんなことになってもどんなことをしても、可憐様は水島家の娘としての誇りを失ってはならないのです名家の娘なら</p><p>同じく名家の出身であるありすが言う</p><p>わたくしは、もう何度も黒森様の男性器を受け入れていますし胎内に精を注いでいただいております身体の最も恥ずかしい場所をお見せして、手や舌で楽しんでいただいておりますわたくしも、手や口を使って黒森様にご奉仕しています今のわたくしは黒森様の性奴隷です汚らわしく、恥ずべき身の上ですしかし、わたくしは名家・鞍馬家の娘です性奴隷となっても、その誇りは失っておりません</p><p>そんな、ありすだからこそオレは、受け入れたんだ気高さの無い自堕落な女は、オレは要らない</p><p>オレは１２歳の少女に言う</p><p>誇りを持って、オレに犯されろオレの女になれ、可憐</p><p>全て、お望みの通りに致します</p><p>真っ直ぐにオレを見て答えた</p><p>黒森様に処女を捧げながら母や父、お祖父様にご心配をお掛けしないようにすればよろしいのですね</p><p>すると、克子姉が</p><p>あなたの携帯電話は使わないでこっちの電話を使いなさいちょっと待ってね今、可憐さんの携帯のデータを移すから</p><p>ああ、オレの携帯からだと履歴に足跡が残ってしまうか</p><p>克子姉は、可憐さんから没収した携帯電話のデータをお屋敷のパソコンにコピーしていたらしい</p><p>それをケーブルを繋いで、別の携帯電話に転送する</p><p>克子姉は、可憐さんに携帯電話を手渡した</p><p>可憐さんは、緊張している</p><p>可憐さんの居る和室の中央、布団の敷かれている方へ向かう</p><p>みんな、静かにしててくれよ可憐さんが電話するんだから</p><p>オレは特にアニエスに向かって、そう言う</p><p>さて、可憐</p><p>薄い白の和服、１枚きりの美少女</p><p>綺麗に梳かれた黒髪</p><p>時代劇なんかで観た、お嫁入りしたばかりの初夜のお姫様のようだ</p><p>だが、この美少女はまだ１２歳</p><p>小学６年生</p><p>そんなか弱い女の子にオレは、これから酷いコトをする</p><p>大人にする</p><p>種付けする</p><p>処女を破り中出しする</p><p>お母さんに電話する前に、キスだけはしておこうか</p><p>震えながら、可憐さんは言う</p><p>やっぱり、怖いんだな</p><p>んじゃあ、するよ</p><p>オレは、畳の上に正座したまま震えている小さな肉体を抱き寄せ</p><p>緊張して強張っている可愛い唇に、自分の唇を重ねる</p><p>お風呂上がりの可憐さんの肌の匂い</p><p>セッケンとシャンプーの清廉な香り</p><p>女の性の匂いはしない</p><p>これは子供の匂いだ</p><p>はい、こっち向いて撮すわよ</p><p>克子姉がオレたちの接吻をカメラで記録する</p><p>身体を固くしている可憐さんは、苦しそうだった</p><p>は、はぁぅぅッ</p><p>オレが唇を離すと、可憐さんはハァハァと呼吸する</p><p>キスしている間は、息を止めていたらしい</p><p>大きな瞳が涙目になっている</p><p>ほら布団の上に行くぞ</p><p>オレは、問答無用で可憐さんを後ろから抱き締める</p><p>また、身体を固くする可憐さん</p><p>そんなに緊張するなゆっくり深呼吸してリラックスしろ</p><p>オレの腕の中で小６の少女が深く息をする</p><p>身体が膨らみ、また萎む</p><p>オレは和服の脇から、可憐さんの胸に手を入れた</p><p>下着は、付けていない</p><p>男の手の熱を、肌で感じて可憐さんは、また身震いする</p><p>うん柔らかいな可憐の胸は</p><p>まだ膨らみ始めの固いおっぱいだけれど</p><p>この年齢だからこその肌の艶と張りがある</p><p>鮮烈な果実を触っているような瑞々しさ</p><p>あぅっ</p><p>オレの人差し指が可憐さんの乳輪の周りを、いやらしく捏ね回す</p><p>乳首はまだ陥没しているけれど芯はある</p><p>刺激すれば、勃起するかもしれない</p><p>ほらお母さんに電話しろ可憐</p><p>可憐さんは、オレに胸を弄られるまま携帯を操作する</p><p>オレは右手で可憐さんのおっぱいを揉みながら</p><p>和服の脇から潜り込ませた左手はぷにぷにの柔らかなお腹へと這わせた</p><p>可憐さんの可愛いおへそを探す</p><p>ツツツツツープルルル、プルルル</p><p>も、もしもしお母様可憐です</p><p>オレに痴漢行為をされながら可憐は、母親と通話を始める</p><p>は、はいわたくしですお、お許しを得てお母様にお電話させていただいております</p><p>可憐の母親は１２歳の愛娘が、男に柔肌を弄られている最中だとは思っていないだろう</p><p>オレは、左手を可憐さんの和服の脇から抜く</p><p>そのまま、下へ滑らせて</p><p>お、お元気でいらっしゃいますかはい可憐は元気ですこちらでは、皆様に優しくしていただいておりますはいあううっ</p><p>和服の裾を割ってオレの指が、可憐さんの下腹部へと伸びた</p><p>こっちも下着は付けていない</p><p>な、何でもございません大丈夫ですはい皆様、良い方ばかりですそんな、お母様泣かないで下さいませ</p><p>電話の向こうで、可憐の母親は泣いているらしい</p><p>だが、愛娘のまだ毛も生えていない秘部には、オレの手が迫っている</p><p>は、はいわたくしも、お母様に会いたいですでも水島家のためでございますからわたくしが身を捧げることで香月様のお怒りを鎮めううっあっ水島家が、他の名家の皆様に再び信頼していただけるようにくぅ致しますから</p><p>オレの腕の中で可憐さんの肌が、熱くなっていく</p><p>どんなことでも可憐は可憐は耐えて参ります</p><p>オレは可憐さんの和服の帯を解く</p><p>克子姉が、簡単に脱がせやすいような結び方にしていてくれたみたいだ</p><p>しゅるるっとあっさり外れた</p><p>はい大丈夫です平気です可憐は、お母様の娘でございますから</p><p>可憐さんの白い肌</p><p>この肌の白さも、母親譲りなんだろうか</p><p>ご心配なさらないで下さい可憐はしっかりとお役目を果たします</p><p>オレは１度、可憐さんを離して立ち上がる</p><p>布団の上にぺったりと座った可憐さんの正面に仁王立ちになる</p><p>くッッ</p><p>可憐さんの眼の前でズボンを下ろして、勃起したペニスを露出させた</p><p>いえ何も大丈夫です可憐は</p><p>先走りでテラテラと亀頭が輝いている</p><p>オレは、可憐さんの右手を取ってオレのペニスに触らせる</p><p>熱いッいえ、違いますこちらのことですわ</p><p>可憐さんの小さな手の上に、オレの手を重ね</p><p>母親と通話したまま手コキをさせる</p><p>はい、今ははい可憐は今先程まで、お風呂をいただいておりましたその</p><p>太い男根を、無理矢理に握らされて明らかに可憐は戸惑っていた</p><p>可憐様</p><p>ありすが可憐に声を掛ける</p><p>鞍馬ありす様と鞍馬家のありす様と一緒にお風呂に入っておりましたはいこちらはお風呂がとても広いのでありす様に、髪を洗っていただきましたもちろん、わたくしもありす様の髪をはいありす様には、とても仲良くしていただいております</p><p>名家・鞍馬家のありすの名前を出して母親を安心させようとする、可憐さん</p><p>いつもはみすず様や瑠璃子様とお風呂に入らせていただいておりますはいもちろん、わたくしがお背中を流させていただいてはい</p><p>可憐さんに手コキさせたままオレは、可憐さんの胸元に手を伸ばして、膨らみを揉む</p><p>み、皆様、わたくしよりもお姉様でいらっしゃいますのでか、可愛がっていただいております</p><p>ああオレに胸を可愛がられている</p><p>い、今は寝室の布団の上から、お電話しております</p><p>下半身を露出した男と一緒の布団の上で</p><p>ありす電話を代われ</p><p>オレは、ありすに命じた</p><p>可憐の母親が心配しないように</p><p>ありすがオレたちの方へ寄って来る</p><p>あ、お母様今、鞍馬ありす様がお見えになられましたのでお電話に出て下さるそうですわ</p><p>鞍馬ありすでございます水島様ご無沙汰致しております</p><p>ありすが、携帯を受け取って話す</p><p>名家同士だから、可憐さんの母親とも面識はあるんだな</p><p>いえわたくしも可憐様に助けていただいておりますはい２人で、みすず様、瑠璃子様にお仕えしておりますのでご心配なさらないで下さい</p><p>ありすが、可憐さんの母親を安心させようとしている間に</p><p>オレは、ありすの眼前に勃起ペニスを突き出す</p><p>愕然として、オレの亀頭を見つめる可憐さんにオレは</p><p>舐めろしゃぶれ</p><p>さらに濃い奉仕を求める</p><p>こ、これを</p><p>すぐ横でありすが、自分の母親と通話しているというのに</p><p>嫌なら、お母さんに助けてくれと泣きつけそれでも構わないんだぞ</p><p>オレは冷たく言った</p><p>可憐さんは意を決して、オレのペニスを咥えようとするが</p><p>なかなか、口を付けることができない</p><p>こうだよこうするんだよ</p><p>見かねて同い年のルナがやって来る</p><p>おしゃぶりはこうだから</p><p>可憐さんに微笑んでオレのペニスを、ちゅぱちゅぱと咥える</p><p>亀頭の周りを舌で、ペロペロと舐めていく</p><p>ほら可憐さんも、ボクみたいにしてみて</p><p>おそるおそる可憐さんも、オレのペニスに舌を付ける</p><p>ちょっとショッパイでしょそれが兄さんの味だから覚えて</p><p>ほら、舐めながら兄さんのお顔を見上げて気持ち良さそうでしょ</p><p>可憐が亀頭を咥えたまま、オレを見上げる</p><p>可憐ちゃんのお口で、悦んでくれているんだよ</p><p>オレたち３人のそんな様子も、克子姉がカメラで撮っている</p><p>はい水島様可憐様のお側には、わたくしたちが居りますから大丈夫ですいつも一緒ですから</p><p>フェラチオさせられている可憐さんを見ながらありすが、課の字の母親にそう告げていた</p><p>すぐに可憐ちゃんも、おしゃぶりが大好きになるよボクも、最初はよく判らなかったけれど今は舐めるのも飲むのも大好きだから</p><p>ルナは、可憐さんに微笑む</p><p>うん、もういいぞフェラチオは、後で徹底的に仕込むからな</p><p>オレは可憐さんにそう言った</p><p>アニエスちゃんとか、１時間くらい舐めてる時があるもんね</p><p>ルナがアニエスに振り向く</p><p>おしゃぶり大好きですのでも、セックスはもっと大好きですの</p><p>アニエスが、笑顔で叫ぶ</p><p>ちょっと声が大きいわよ静かになさい、アニエス</p><p>克子姉が、アニエスを叱る</p><p>大丈夫みたいありすさんがほら</p><p>ルナが、ありすを指差す</p><p>ああ、ありすがアニエスが騒いだ時だけ、携帯のマイク部分を手で押さえてくれていたようだ</p><p>可憐ありすから電話を受け取って、今度は父親とだ</p><p>オレは低い声で命じる</p><p>ありすが、オレたちを見て</p><p>はいでは、水島様そろそろ、可憐様にお電話をお返し致します</p><p>電話の向こうの可憐さんの母親に言う</p><p>とにかく、ご心配なさらないで下さい可憐様は、お一人きりではございませんからわたくしたちが、いつも居りますはいはいお任せ下さいわたくしは、可憐様より年長でございます実の妹のように、可憐様のことを思っておりますから</p><p>そう言ってありすは電話を可憐さんに返した</p><p>もしもし、お母様はい鞍馬ありす様には、いつも助けていただいておりますはい可憐は、本当に大丈夫ですからはいあの、お母様今、お父様はお近くにいらっしゃいますか</p><p>居なければ父親の携帯に掛け直すことになる</p><p>あ、はいお父様にもわたくしの無事をお伝えしたくてはいせめて、お声だけでもはい、お願い致します</p><p>可憐さんは、携帯電話を手で押さえてオレに</p><p>家にいらっしゃるそうです今、メイドに呼んで来ていただくそうです</p><p>どうせ水島家も、大きなお屋敷なんだろうな</p><p>メイドさんが居るぐらいだから</p><p>別室に居る父親が来るまでにはしばらく時間が掛かるだろう</p><p>可憐、そのまま布団の上に仰向けになれ</p><p>可憐さんは耳に携帯電を当てたまま布団の上に寝る</p><p>オレは、彼女の上にのし掛かり</p><p>白い着物の前を大きく開いた</p><p>あ、お父様可憐です</p><p>父親と会話を始めた瞬間に</p><p>オレは、可憐さんの可愛いおっぱいに吸い付く</p><p>ひやぁっいえ何でも何でもございません</p><p>ペロペロと陥没乳首をオレに舐められながら、可憐さんは父に言う</p><p>はい元気です可憐は元気にしております</p><p>チューチューと、乳首を吸い出すように</p><p>ははいお父様が、ご心配になられるようなことは何も何もございません</p><p>ああ陥没乳首の中で、芯が固くなって来た</p><p>上手く吸い出せば勃つかも</p><p>水島家の誇りを傷付けるようなことは何もしておりませんくぬっ</p><p>右の乳首が浮いてきた</p><p>今度は左も舌でグニグニ刺激する</p><p>はいわたくしはお父様の娘でございますから水島可憐でございますから</p><p>父親に強く訴えている可憐さん</p><p>電話しながら、オレに激しく胸を舐められている様子も克子姉に撮られている</p><p>この記録は永遠に残る</p><p>どんなことも乗り越えてみせます</p><p>オレの舌が可憐さんの可愛い２つの肉山の真ん中から</p><p>お腹へと降りていく</p><p>おへその周りをくるっと舐めおへその中に舌を差し込む</p><p>ひぁやんっ</p><p>くすぐったそうに可憐さんは身体を震わせた</p><p>いえ、あのね、ネコにみすず様がお飼いになられているネコにおへそを舐められました</p><p>可憐さんは、慌てて父親にそう言う</p><p>咄嗟に吐いた嘘なんだけれど手や足でなく、おへそを舐められということだけは真実を語っている</p><p>飼い猫にへそを舐められるなんてなかなかないことだと思うけれど</p><p>ネコではございません白虎のごとき気に満ちてございます</p><p>キヌカが張り詰めたオレの勃起を見て、そう言った</p><p>兄さんちょっとまだ緊張していて、身体が固いからやわらげるよ</p><p>ルナが、可憐さんの首筋を手で触る</p><p>巫女の力が注がれた</p><p>可憐さんは身体の力が抜けて携帯電話を落としてしまいそうになる</p><p>その電話を、横からみすずがするっと奪って</p><p>もしもし、お電話代わりました香月みすずでございます</p><p>可憐さんの父親は、突然娘の出した妙な声はみすずがやって来たからだと思い込むだろう</p><p>いえとんでもございません可憐さんに、ご実家にお電話するように勧めましたのはわたくしの主人でございますから</p><p>そうです可憐さんが、わたくしたちに隠れて勝手にお電話したのではございませんご心配なさらないで下さいわたくしも、承認しておりますから</p><p>この間にオレは</p><p>可憐さんの陰部に舌を這わす</p><p>割れ目をオレの舌で割られる</p><p>うん酸っぱい</p><p>内側から１２歳の愛液が滴りだしている</p><p>本当可憐さんは、健康的に健やかに成長なさっているお嬢様ですわねとても、お元気に毎日を過ごされていらっしゃいますわ</p><p>みすずが、オレたちを見て微笑む</p><p>本当に良く育っている</p><p>この発育具合なら問題無く、オレの勃起を受け入れられるだろう</p><p>はい、お祖父様でなく可憐さんも、ありすさんも、わたくしたちでお世話させていただいておりますから</p><p>香月のジッちゃんの好色さは名家の中では良く知られているのだろう</p><p>もっとも、今のジッちゃんは高齢でもう性行為はできない</p><p>しかし、それを世間に知られるのは嫌なのでジッちゃんは、公式にはまだ現役だということにしている</p><p>はい生活は全てわたくしたちとしていますお祖父様はお忙しいですから</p><p>みすずは可憐さんは、自分と生活しているのだと強調する</p><p>だから、可憐さんの父親は</p><p>まさか娘が今、男に秘部を舐められているとは想像していないだろう</p><p>処女喪失の瀬戸際にいるとは</p><p>可憐さんは、とても素敵なお嬢様ですからわたくしたち全員で、可愛がって差し上げていますわ</p><p>そう今はオレの舌で</p><p>可愛がっている</p><p>ぁぁお父様ぁぁっ</p><p>可憐さんは天井を見上げて叫ぶ</p><p>また、可憐さんの内側からとろーりと愛液が染み出して来た</p><p>可愛らしい子供の清廉な匂いが女の性の匂いに変わっていく</p><p>この作品を書き始めた頃は</p><p>仕事のシフトが変わって夕勤というのをしていました</p><p>午後から現場に出て真夜中ぐらいまでという</p><p>そうなると仕事後に、飲みに誘われたりしなくなったので</p><p>家に帰って寝て目覚めてから、仕事に行く前に書いて</p><p>タイマーを掛けてアップしていました</p><p>真夜中の帰宅時に、自転車を漕ぎながらストーリーの続きや、新しいキャラクターを考えた記憶があります</p><p>それから父が倒れて</p><p>3ヶ月ほど長期入院をして</p><p>入院している時も大変だったのですが家に戻って来てからも大変で</p><p>それで仕事を辞め母の店を手伝うことになり</p><p>書く時間も変わりました</p><p>今は一度仮眠を取って、頭をシャッキリさせないと書けなくなったので</p><p>早朝にアップしていますね</p><p>今後は、どうなっちゃうんだろう</p><p>とにかく、ラストまでのストーリーは決まっているので</p><p>着実に毎日、書き続けていくしかないのですけれど</p><p>1083．小さなお姫様の処女レイプ　／　可憐家族の声を聞きながらの処女喪失</p><p>何もご心配なさるようなことはございませんわ</p><p>みすずが水島可憐さんの父親に、そう電話している横で</p><p>白い和服の前を大きくはだけられた可憐さんは</p><p>ほら、こことこことに指を置いて自分で広げて見せろ</p><p>大きく開脚させられて自ら割れ目を広げる</p><p>生々しいピンク色の内側は、愛液に濡れて光っていた</p><p>もっとグィッと大きく広げろそれじゃあ、処女膜が見えない</p><p>可憐さんは、恥辱で顔を真っ赤にさせさらに足を広げ、割れ目を大きく引っ張る</p><p>うん見えた綺麗だぞ、可憐</p><p>ピクピクッと震えている可憐さんの膣口の奥に、白っぽい膜を確認した</p><p>克子姉が、それも写真に撮っていく</p><p>はいはいどうぞ、わたくしをご信頼下さいお祖父様のお怒りは、数年は解けないと思いますですから、可憐さんはこのまま当家でお預かりして、高校まではわたくしが間違いなく通わせますしはい、もちろん今の学校にその後、可憐さんが大学進学を希望された場合はええ、そうですわ</p><p>みすずの話が続いているがオレは、可憐さんの小さなクリトリスを剥き出す</p><p>舐めるぞ可憐</p><p>ひぃぃぃぃいっ</p><p>ペロペロッと舌先で舐める</p><p>ああ、クリトリスが紅く固くなっていく</p><p>まるで小さな宝石のように輝いて</p><p>くはぁぁあッく、黒森様ぁっ</p><p>オレの口の中に、１２歳の少女の愛液の酸味が拡がっていく</p><p>ひぃやぁぁ、ぁぁッ</p><p>そして、これは仮定の話でございますが当家で可憐さんが成人した場合は、香月の家からお嫁に行かせることもあり得ると思っていますはい、もちろん香月の娘として水島家から香月家に養女に来たということに致しますその場合ははい水島家と当家にご縁ができますし今回のお祖父様が水島家に下されたペナルティも消滅致しますから</p><p>水島家が、名家としての地位を剥奪されたことの象徴が水島可憐さんをみすずの臣下にしたことだから</p><p>臣下でなく、正式に香月家の養女となれば水島家は晴れて名家に復帰できる</p><p>水島家にとっては、むしろ名家中の名家、香月家と縁ができるのだから悪い話では無い</p><p>今、可憐さんに代わりますね</p><p>みすずが、携帯電話を可憐さんの耳に当てる</p><p>しかし、その可憐さんはいま正に、オレに犯される寸前だ</p><p>オレは先走り汁でテラテラと輝く勃起を、可憐さんの柔らかな内股に擦り付けていた</p><p>可憐さんはここで父親に助けを求めることもできる</p><p>しかし、そうなったら水島家は、名家に復帰するチャンスを完全に失うことになるだろう</p><p>も、もしもし、お父様っ</p><p>可憐さんは、潤んだ眼で熱い息を漏らしながら父に言った</p><p>わ、わたくしは大丈夫でございますどんなことも乗り越えて参ります香月様の家でわたくしのお役目を果たして、生きていきます</p><p>この可愛い娘は名家の姫としての誇りを持っている</p><p>だから逃げない、運命に屈しない</p><p>しばらくは水島の家には戻れないと思いますいえ香月様の家で成人し、再び水島家に里帰りする時にはお、お父様それは、お父様に孫の顔を見せる時でございます</p><p>可憐さんは覚悟している</p><p>オレに孕まされ子を産むことを</p><p>そう、おっしゃらないで下さいあっという間のことですわ</p><p>可憐さんの父親は１２歳の娘が結婚し、出産するのは少なくても１０年は先だと思っているんだろう</p><p>しかし、可憐は</p><p>今すぐにも妊娠させられるゲンジツに直面している</p><p>裸で大きく開脚させられて父親と通話していて</p><p>オレの勃起ペニスが、可憐さんの淫裂に潜り込もうと迫っているのだから</p><p>可憐はすぐに大人になります</p><p>今処女地を割られて、女に羽化させられる</p><p>可憐電話を瑠璃子に代わりなさい</p><p>お、お父様香月瑠璃子様に代わりますわ</p><p>可憐さんがそう言った瞬間携帯電話は、瑠璃子に</p><p>水島様、ご無沙汰しております香月瑠璃子でございます</p><p>瑠璃子が、父親と話している間に</p><p>オレは、可憐さんの上にのし掛かっていく</p><p>痛くても、我慢しろよ</p><p>涙目で、オレを見上げる可憐さん</p><p>はい可憐さんはとても、お行儀良くなさっていますわ</p><p>瑠璃子が明るい声で父親と話している横で処女を失う</p><p>今ならまだ止められるぞ大きな声で父親に助けを求めれば</p><p>可憐さんは大きく深呼吸をしてから</p><p>いえ可憐を黒森様に差し上げますどうぞわたくしをご存分にお楽しみ下さい</p><p>オレは可憐さんの割れ目を指で開いて、亀頭の先を</p><p>はぅぅッ</p><p>オレの男根の熱を身体の内側で感じて、可憐さんの身体がビクッと震える</p><p>いくぞ可憐</p><p>オレは、グイッと腰を押し込んだ</p><p>ひぐぅっ</p><p>１２歳の処女地は狭い</p><p>大丈夫だよ可憐さん</p><p>ルナが可憐の身体の強張りを巫女の力で緩めていく</p><p>はぁぁぅぅっ</p><p>キツキツの熱い胎内に、オレのペニスが潜り込もうとする</p><p>ああ亀頭の先が、障壁に当たる</p><p>可憐オレを見ろ大きく眼を開けて</p><p>可憐が涙目でオレを見る</p><p>今、どうなっているか判るか</p><p>黒森様がわたくしの中に入っております</p><p>可憐はすでに全部入っていると思っているらしい</p><p>まだだオレは、まだ可憐の処女膜を破っていない</p><p>オレも可憐の大きな瞳を見て言う</p><p>破って下さいって言えオレに処女を捧げると</p><p>可憐は</p><p>や、破って下さい痛くても堪えます可憐の処女をお召し上がり下さい</p><p>オレは、可憐の肩をグッと押さえて本能的に身体が逃げないように固定する</p><p>はぁぁぅぅぁぁ</p><p>パクパクと大きく呼吸している可憐を、良く感じて</p><p>可憐が息を吐ききって息を吸い込み始めた瞬間に</p><p>ズブブブッっと一気に膜を押し破るッ</p><p>い、痛いーッ痛い、痛いですぅぅ</p><p>ジタバタと身体を動かして、オレの暴虐から逃れようとする可憐をオレはさらに追撃するッ</p><p>きゃああっッッ</p><p>可憐の悲鳴を瑠璃子は携帯電話のマイクを押さえて、誤魔化す</p><p>いやぁぁ、嫌ッ、嫌ッ嫌ぁぁッ</p><p>じゅぶぶぶぶぶぶっ</p><p>幼い胎内がオレの強勃起の形に無理矢理、広げられていく</p><p>裂けた処女膜を巻き込んで</p><p>いいい、痛いっ痛いですぅぅ</p><p>お父さんに助けてもらうか</p><p>オレが、可憐の耳にそう囁くと</p><p>可憐は、騒ぐのを止めた</p><p>へ、平気です痛くてもいいえ、もっと痛くして下さい</p><p>泣きながら可憐はオレに言う</p><p>わたくしは水島可憐でございますから</p><p>よしっ</p><p>オレは、一気に根元までネジ込むッ</p><p>１２歳の令嬢はオレの全てを胎内に受け入れた</p><p>完全に繋がっているぞ可憐</p><p>可憐は、ツラそうにオレを見つめて、大きく呼吸を繰り返している</p><p>では可憐さんに代わりますね</p><p>瑠璃子は、可憐が完全に刺し貫かれたことを確認して再び、父親と通話させる</p><p>お、お父様お父様ぁぁ</p><p>可憐さんの眼から、大粒の涙がポロポロと流れた</p><p>それでも可憐さんは父に現在の自分の悲惨な状況を伝えない</p><p>助けは求めない</p><p>わたくしぃわたくし、精一杯、頑張って参りますから</p><p>破瓜の痛みに恥辱に耐えている</p><p>わたくしに与えられたお役目を全う致します</p><p>それはオレの性奴隷になること</p><p>いつでも、どこでもオレの求めに応じ</p><p>オレの子を孕み、出産するという役目</p><p>は、はい頑張ります頑張りますから</p><p>今、腰を使うのはさすがにマズいな</p><p>可憐の幼い肉体が、オレのペニスに馴染むまでしばらく、このままでいよう</p><p>その代わり深く挿入したまま、オレは可憐のおっぱいを楽しむ</p><p>舌を伸ばして、ペロペロと舐めた</p><p>あ、あぅは、はいどうぞ、家中の皆様にも可憐は元気だとああうっお伝え下さいませ</p><p>可憐の父親は、娘は感極まっていると勘違いしているかもしれない</p><p>まさか自分と電話しながら娘が犯されているとは</p><p>はいえお祖父様もいらっしゃったのですか</p><p>何だ可憐の祖父も、帰宅していたのか</p><p>あはいはいもしもし、お祖父様可憐です</p><p>久しぶりに聞いた祖父の声</p><p>だが、もう可憐は処女ではない</p><p>１２歳の小さな肉体に、男の欲棒をブチ込まれている</p><p>はいはい水島の家のために、可憐は可憐は一生懸命どんなことでもはいぅぅ</p><p>可憐の涙が止まらない</p><p>可憐あなたのお祖父様ともお話致しますから、電話を代わりなさい</p><p>お、お祖父様今、みすず様とか、代わります</p><p>このままみすずと通話している間に</p><p>可憐の子宮に射精しよう</p><p>これを噛んでいなさい</p><p>克子姉が、清潔な白いハンカチを可憐の口に差し出す</p><p>その方が耐えられるから</p><p>可憐が、布地をグッと噛みしめる</p><p>一気に行くぞ加減してやれないからな悪いけれど</p><p>オレの言葉に、可憐はうんと小さくうなずいた</p><p>はい先ほど可憐さんのお父様にも申しましたが</p><p>みすずは、可憐の祖父と上手く話している</p><p>この後、瑠璃子に電話を代わったとしても長い時間稼ぎにはならない</p><p>可憐オレを見ていろオレがお前の中で果てるまで絶対に眼を離すな</p><p>オレは自分の手を、可憐の手に重ねる</p><p>ギュッと可憐の手を握りしめた</p><p>可憐もオレの手を握り返す</p><p>んんんっんんんっんんんーっ</p><p>ゆっくりと腰を動かすオレに</p><p>ハンカチを噛みしめる可憐の顔が痛みに歪む</p><p>眼を離すなオレを見ろ</p><p>可憐は、必死になってオレを見上げる</p><p>んんんっくぅぅっんぬぅぅ</p><p>痛いのだろう苦しいのだろう</p><p>恥ずかしくて死にたい気分だろう</p><p>でも、耐える</p><p>１２歳の小さなお姫様はオレの陵辱に耐えている</p><p>ええ、可憐さんはとっても可愛らしいお嬢様ですからはい</p><p>みすずは、可憐の祖父と話しながら犯されている可憐を見る</p><p>はいわたくしたち全員愛おしく思っておりますわわたくしや瑠璃子の妹として、可愛がって参ります</p><p>ぬぅぅくぅぅくぅぅんっ</p><p>ああ犯されている可憐の身体から、メスの匂いが立ち上る</p><p>じっとりとセックスの汗が肌を濡らしている</p><p>愛液の据えた匂いがする</p><p>清らかな子供らしい匂いはもう消えた</p><p>可憐はまもなく、男の精を受け入れる</p><p>可憐、もうすぐだもうすぐだから</p><p>うううっ、ぐぅぅ、あぅぅ</p><p>ツラそうな裸の少女</p><p>ハンカチを必死に咥えた顔が被虐に耐えている</p><p>ラスト・スパートに入る</p><p>うううっぐぅぅ、あぅぅ</p><p>さらに激しく、速くなった突き込みに可憐は驚愕している</p><p>オレにもう止めてくれと眼で訴えている</p><p>でも、オレの腰はもう止まらない</p><p>ああっ、可憐可憐</p><p>ぅぅッぐぅぅッぐぅぅッッッ</p><p>小さな裸身が、オレに激しく揺さぶられている</p><p>可愛いおっぱいが、突き込みに合わせてぷるぷる揺れている</p><p>オレの額から、汗の玉がポロポロと可憐の胸に落ちていく</p><p>可憐の汗と合流して柔らかな肌の上を流れ落ちていく</p><p>イクぞ可憐中に出すからな、見ていろオレを見ていろ</p><p>んんんんっぐぅぅ</p><p>で、出るゥゥッ</p><p>ドクドクドクゥゥ</p><p>可憐の膣の中でオレのペニスが脈動して</p><p>ぬっ、ぬぬッぐぅぅッッ</p><p>可憐の子宮に熱液を吐き散らかすッ</p><p>ぅぅ、可憐見ろまだまだ出るぞ</p><p>ぅぅ</p><p>１２歳の美少女は、大きく瞳を開いて</p><p>自分の膣奥に射精する男の顔を見つめている</p><p>可憐は、生涯忘れないだろう</p><p>処女を破り初めての精を撃ち込んだ男の顔を</p><p>ああ、気持ち良いぞ可憐</p><p>身体の中に拡がる熱に可憐はまた涙を流す</p><p>これで女になった</p><p>女にさせられた</p><p>水島可憐は、もう子供ではない</p><p>子供には戻れない</p><p>最後の一滴まで注ぎ込んだオレは可憐の上で脱力する</p><p>はいお祖父様とお話しなさい</p><p>みすずが可憐の耳に電話を当てる</p><p>口のハンカチは、瑠璃子が外してやった</p><p>はぁ、はぁ、はぁお祖父様ぁぁ、お祖父様</p><p>可憐は泣きながら、祖父に言った</p><p>わたくしは可憐は頑張ります頑張りますから</p><p>その後は言葉にならなかった</p><p>オレは身体を起こして可憐の頭を撫でてやる</p><p>も、もう一度、お母様にお母様とお話させていただけますか</p><p>可憐は母親を求める</p><p>お母様ぁぁお母様ぁぁ</p><p>可憐は、大声で泣いた</p><p>子宮にオレの精を注ぎ込まれたまま</p><p>オレの勃起を、胎内に押し入れられたまま</p><p>自分を犯した男に、裸で抱き締められているまま</p><p>それでも、可憐は自分の家族に、母親に助けは求めなかった</p><p>この子は誇り高き姫君なんだ</p><p>はいではまた機会を見て、お電話させますわとにかく、可憐さんのことはわたくしたちにお任せ下さいはいでは、失礼致します</p><p>結局、泣きじゃくる可憐から電話を奪って</p><p>みすずが、最後の挨拶をした</p><p>通話が切られる</p><p>もういいぞ可憐何でも叫べ</p><p>オレはわざとそう言う</p><p>名家の娘としての誇りは守られた</p><p>だから、水島可憐はもうただの少女に戻って良い</p><p>あああっ嫌ぁぁ、こんなの嫌ぁぁ嫌ですわぁぁっ</p><p>必死に堪えていた可憐の感情が、爆発する</p><p>わたくしわたくし嫌ぁぁいやいやいやぁぁ</p><p>ああ、これでいい</p><p>全部、吐き出せ</p><p>溜め込んでいた思いを全て</p><p>オレも吐き出すからな</p><p>オレは再び腰を動かして抜かずの２発目に移行する</p><p>２発目は、気遣い無く思いっきり射精したい</p><p>い、痛いッ痛いですもう、止めて下さいっ</p><p>そんなん無理やこのお兄さんはこうなったら止まらんわ</p><p>可憐ちゃんを堕とし切るまでやる人ですぅ</p><p>最初は仕方ないですの今、パパに広げてもらった方が、気持ち良くなるのが速くなりますから</p><p>こんなの気持ち良くなんてなりませんわぁっ</p><p>可憐は、絶叫する</p><p>痛いんですぅっお股が痛むんですぅ</p><p>我慢してもう少しだけ</p><p>ありすも、可憐にそう言う</p><p>ううんそこまでは痛くないよボクが痛覚をやわらげているから</p><p>痛いって思うから、痛いのです本当はそんなに痛くない痛くない</p><p>キヌカも、可憐を気遣ってそう言った</p><p>でも、痛いのぉもう嫌ですわたくしわたくしぃぃ</p><p>オレは、それでも腰を突き込む</p><p>可憐の胸を荒々しく揉んだ</p><p>乳首を指で、捏ね回す</p><p>あっという間に射精欲が高まってくる</p><p>長く保たせるつもりはないこのまま吐き出すぞ</p><p>ほら、また出るぞ可憐の中に</p><p>嫌ぁぁ、嫌ぁぁ嫌ぁぁ</p><p>妊娠させるからなオレの子を産むんだぞ</p><p>こ、怖い怖いですぅ嫌ぁぁ</p><p>家族との電話という縛りがなくなったから</p><p>可憐の心は、裸になった</p><p>１２歳の少女の本音をセックスと妊娠の恐怖を叫ぶ</p><p>怖い、怖いああっ、お母様ぁぁっお母様ぁぁ</p><p>泣き喚く可憐</p><p>怖いことあらへんわ</p><p>うんここにおる子はみんなその内、お兄さんの赤ちゃん産むことになるんやし</p><p>怖くないですのお腹の赤ちゃんのお部屋に、パパの熱いのが拡がって幸せな気分になりますの</p><p>すぐに慣れますからすぐです</p><p>大丈夫気持ち良くなるよ</p><p>信じるのです</p><p>エリ、リエ、アニエス、ありす、ルナ、キヌカ</p><p>年少組の女の子たちが見守る中で</p><p>うううっ、また出るぞ可憐、可憐、可憐っ</p><p>こ、怖いっお母様ぁぁッッ</p><p>くぅぅっ</p><p>オレは、可憐の小さな肉体をギュッと抱き締めて</p><p>ペニスを子宮口に擦り付けながら射精する</p><p>あああ、熱ィィィッッ</p><p>可憐は２度目の精を受けとめる</p><p>うううっ、可憐</p><p>オレは腰をグイグイ突き込みながら射精を続けた</p><p>嫌ぁぁ、もう嫌ぁぁ</p><p>大きな瞳が涙を零しながらオレを見ている</p><p>射精しているオレを見ている</p><p>よし、これで習慣付けた</p><p>可憐は生涯膣内射精されている時は、オレを見つめるようになる</p><p>可憐、お前はオレの女だっオレの子を産むんだいいなぁっ</p><p>射精しながら可憐の心に刷り込む</p><p>お前は、一生、オレの側に居るんだッ判ったな</p><p>可憐の大きな瞳がオレを見ている</p><p>オレを見たまま可憐は答えた</p><p>可憐の表情が変わっていた</p><p>それは、絶望したからなのかそれとも</p><p>生涯お仕え致します</p><p>１２歳の令嬢はオレを見上げて、そう答えた</p><p>堕ちましたわ</p><p>うん、さすがお兄さんや</p><p>双子が呟く</p><p>結局、旦那様には敵いませんわ</p><p>瑠璃子のお友達もこんな風に堕としていただきたいです</p><p>これで可憐ちゃんも仲間ですのアニエスの姉妹ですのっ</p><p>大丈夫よ怖くないわわたくしが、いつも一緒に居ますからね</p><p>ありすも妹の誕生を喜んでいる</p><p>可憐可愛いぞ</p><p>オレはたった今、オレの精を注いだ少女に</p><p>そっとキスをした</p><p>母が、店の常連のオバサンたちと3泊４日の奈良旅行へ行くそうです</p><p>この前、軽井沢日帰り旅行をしたばかりなのに</p><p>この70代は元気すぎる</p><p>ということで、父の面倒はわたしが看ることになります</p><p>1084．小さなお姫様の処女レイプ　／　幸せになーれ</p><p>はい、可憐さんこっちを見て</p><p>克子姉が、オレと繋がったままの１２歳の少女の裸身を撮影する</p><p>オーケーよ抜いてあげて</p><p>オレは、ペニスを可憐から引き抜く</p><p>処女を失ったばかりの幼い女性器</p><p>半萎えの亀頭が、一番狭い部分を通り抜ける時に、可憐は身体を震わせて泣いた</p><p>嫌ぁぅぅ</p><p>オレの亀頭が外れると同時に、可憐の膣口から２回分の精液がどろりと零れだした</p><p>オレのペニスも、白濁液も処女血でピンク色に染まっている</p><p>そのままよ足を開いたままでいなさい</p><p>克子姉が、陵辱され切った可憐の小さな身体を克明にカメラで記録していく</p><p>泣いててもいいけれど、眼はカメラのレンズを見ていて</p><p>可憐の大きな瞳</p><p>犯されたばかりの少女は美しい</p><p>お兄様、瑠璃子が綺麗にして差し上げます</p><p>瑠璃子が、濡れタオルでオレのペニスに付いた、血と汗と愛液と精液を拭ってくれた</p><p>冷たいタオルが気持ちいい</p><p>射精したばかりのペニスを刺激してくれる</p><p>はい、もういいわ</p><p>克子姉の撮影が終了する</p><p>可憐はあたしが綺麗にしてあげるわ</p><p>みすずが、純白のハンカチと濡れタオルを持って大きく開脚したまま脱力している可憐の裸身に向かう</p><p>可憐みたいな子をペットにしようなんて考えて本当にごめんなさいあたしが旦那様のペットなのにあたし、思い上がっていたわ</p><p>みすずが、可憐に謝罪する</p><p>可憐はぐったりしたまま、みすずを見上げる</p><p>まず、こっちのハンカチで可憐の初めての血を残しておきましょうね旦那様に女にしていただいた記念に</p><p>みすずは、ハンカチを可憐の陰部に当てる</p><p>大丈夫痛む</p><p>可憐は健気に答える</p><p>待ってて、今拭いてあげるから</p><p>今度は濡れタオルで可憐の秘部や太もも、お尻の方にまで垂れた精液を拭き取っていく</p><p>も、申し訳ありませんみすず様にこんなことをしていただくなんて</p><p>香月家の令嬢に、身体を清められていることに可憐は困惑している</p><p>ほんの先程まで、自分を愛玩動物《ペット》にしようとしていたこの１週間、心と肉体を支配していた主が、今は自分の世話をしてくれているのだから</p><p>いいのよあたしは可憐のお姉様なんだから生涯旦那様にお仕えする姉妹なんだから</p><p>オレは四つん這いになって、可憐の股間を拭いているみすずに後ろから言った</p><p>穴あきビキニしか着ていないみすずの秘部が、オレには丸見えになっている</p><p>可憐の処女陵辱を見て興奮したのだろうそこは、明らかに濡れていた</p><p>みすず尻をオレに突き出せ</p><p>みすずは、そのまま腰を高くして、挿入を待つ</p><p>みすずは、オレの何だ</p><p>ペットです旦那様に犯していただくことを悦びとしている旦那様のペットです</p><p>みすずは、可憐の眼を見たままそう答えた</p><p>よし犯すぞ</p><p>オレは瑠璃子に濡れタオルで清められたペニスを、みすずに向ける</p><p>はいご存分に犯して下さいませ</p><p>オレは、みすずの細い腰を掴み割れ目に亀頭を当てる</p><p>後背位で、みすずの中に潜り込むッ</p><p>ああみすずの中は熱く湿っている</p><p>あああーっ、旦那様が入ってきましたまた、あたしのこと犯して下さっている嬉しい嬉しいですぅ</p><p>ズブブブブッと、奥まで入り込む</p><p>可憐見てあたしも犯していただいているの</p><p>同じなのあなたと同じなのよ旦那様のペットなのぉっ</p><p>オレは腰をグイグイッと送り込む</p><p>みすずの肉体は、この半年、オレに犯され続けてすっかり女になっている</p><p>でも、１７歳の肉体は鮮烈な魅力に溢れているよく締まる</p><p>ああっ、気持ち良い気持ちいいですわ好き旦那様に犯していただくの大好きぃぃ</p><p>可憐の小さな裸身の上で四つん這いになった、みすずの肉体が淫らに揺れる</p><p>可憐さんもすぐに好きになりますわお兄様とのセックスは、とっても楽しいですから瑠璃子も大好きです怖いことなんて、ありませんわ</p><p>瑠璃子も、可憐にそう言う</p><p>可憐、見ていてあたしも、旦那様の精を子宮にいただくから約束するわ赤ちゃんは可憐と一緒に妊娠して、一緒に産むわ一人で怖い思いはさせないお姉様が、一緒にねああっ一緒に旦那様の赤ちゃん、産むましょうね</p><p>みすずは背後からオレに犯されながら、可憐に約束する</p><p>みすず様どうして</p><p>可憐は揺れるみすずを呆然と見上げていた</p><p>みすずはイジワルで可憐を自分のペットにしようしていたんじゃないんだ</p><p>後ろから手を廻して、みすずの胸を揉む乳首が固くなっているのも確認した</p><p>みすずは、可憐と親しくなりたかったんだ仲良くなりたかっただけなんだよ</p><p>ごめんなさい、可憐ね、仲良く仲良くなりましょうもう、あたしたちずっと、旦那様のお側に居るんですから</p><p>わたくしもですわいいえ今、ここに居る皆様この場にいらっしゃらない方もたくさん居ますけれど、お兄様の家族は、みんな可憐さんの姉妹ですからね</p><p>そうですのようこそ、可憐ちゃん</p><p>ようこそ</p><p>アニエスとルナが、年少組を代表してそう言った</p><p>ここが、あなたの家あたしたちが、あなたの家族そして、この人が、あなたの旦那様にになったのよ</p><p>克子姉が、オレを指して言う</p><p>そうよようこそ可憐ああっ、旦那様ぁぁ旦那様ぁぁ</p><p>早くもみすずは、昇り詰めようとしている</p><p>可憐の眼の前で犯されていることで、一気に興奮が高まっているようだ</p><p>オレは２回出したばかりだから、合わせるのは無理だ</p><p>ああ、イッていいぞ可憐の見ている前でイクんだ、みすず</p><p>は、はい見ていて、可憐あたしのお姉様の恥ずかしい瞬間を見ていてぇぇ</p><p>可憐は見ている</p><p>快感が極まろうとするみすずの痴態を</p><p>ああああっイクイクイクイクイキますみすず、イッちゃうううーっ</p><p>可憐の身体の上で、みすずが大きく背中を反らして</p><p>ビクビクビクッと痙攣する</p><p>あああーっ、旦那様ぁぁ好き好き好き好き、好きぃぃぃぃ</p><p>みすずの膣から、ポタポタポタっと愛液の大きな滴が滴り落ちる</p><p>可憐の清めたばかりの裸身にも、飛沫が飛ぶ</p><p>はぁぁあ、ぁぁ、ぅぅ</p><p>絶頂に達した後のみすずの肌に、ジワワッと汗が浮き上がる</p><p>あああ旦那様可憐</p><p>そのまま、みすずは可憐の裸身の上に、脱力する</p><p>可憐あなたが好きよこうやって抱き締めてあげたかった</p><p>オレにペニスを挿入されたまま可憐の小さな裸身を抱き締める、みすず</p><p>そうなんだよなみすずは同性愛の傾向が強い</p><p>オレとセックスしていることが特別で本当は、可愛い女の子が大好きなんだ</p><p>これからは、ずっと一緒よ可憐</p><p>可憐は困惑したまま、そう答えた</p><p>みすず様じゃないみすずお姉様って呼んでやれ</p><p>オレは、みすずの中からペニスを抜きながらそう命じる</p><p>は、はいみ、みすずお姉様</p><p>うふふ、可憐本当に可愛いわ大好きよ</p><p>みすずは、可憐の顔を撫でながらそう、微笑んだ</p><p>みすずちゃん、ダメですの最初のセックスの後は、パパに洗ってもらうのが決まりですの</p><p>風呂場に移動した</p><p>といっても、全員が付いて来たわけではない</p><p>可憐の処女喪失前に一緒に入浴を済ませていた子もいるし</p><p>オレや可憐やみすずは、セックスして汗や愛液や精液や身体がベトベトだから</p><p>もう一度、風呂に入り直さないといけないけれど</p><p>見ていただけの子は、改めて風呂に入る必要は無いし</p><p>それでも、アニエスとありすは心配なのか付いて来た</p><p>後は、瑠璃子と克子姉だ</p><p>ほら、こっちに来い可憐</p><p>オレの前に立つ可憐</p><p>同じ１２歳でもみんな体格が違うなあ</p><p>アニエスは、日仏ハーフだから１２歳でも、大人っぽい体格だけれど</p><p>ルナが、一番、年相応か</p><p>コヨミちゃんは幼すぎる一番、発育が遅い</p><p>ありすはおっぱいなんかの肉付きはまだなんだけれど、骨格は相当大人に近付いてきている足が長くてモデル体型だけれど</p><p>そして、可憐は</p><p>細いとにかく細いいや、胸とかお尻とかは、ちゃんと成長しているけど</p><p>まあ、１２歳というのは成長期のド真ん中だから個人差が大きいのだと思う</p><p>しみるかもしれないけれど我慢しろよ</p><p>オレはシャワーのお湯を、可憐の股間に掛けた</p><p>やっぱり痛むのか</p><p>洗ってやるからそんなに緊張するな</p><p>オレは、手にボディシャンプーを付けて、泡立てる</p><p>可憐の眼は、オレの勃起したままのペニスを見る</p><p>気にするなこれは、こういうものなんだ</p><p>みすずとのセックスで射精していないから勃ったままだ</p><p>ほら、背中から洗うぞ</p><p>可憐の背中に泡を付けていく</p><p>それからお尻</p><p>ま、前は自分で洗いますから</p><p>ダメですのパパはおっぱいが大好きですから</p><p>湯船の中からアニエスが笑う</p><p>ほら、いいからオレの好きに触らせろ</p><p>オレは、可憐の胸やお腹そして股間も洗っていく</p><p>可憐はもう諦めたらしい</p><p>黙って、オレに洗われている</p><p>オレは、可憐の足も綺麗に洗っていく</p><p>そして、最後にシャワーで洗い流した</p><p>さあ、お湯に浸かろう</p><p>オレの方は、シャワーでザッと流して終わりにする</p><p>風呂の中で温まって、手足を伸ばしたい</p><p>ほら、可憐来い</p><p>可憐さんこちらにどうぞ</p><p>可憐ちゃん、こっちですの</p><p>アニエスとありすが、可憐のために場所を開けて待っている</p><p>呼んでるぞ行って来い</p><p>可憐は、アニエスたちの方へ行く</p><p>オレも湯に浸かりうーん</p><p>あなた明日なんだけれど</p><p>ええ、明日はお嬢様の方へ行って欲しいのよ</p><p>ミナホ姉さんの方</p><p>新しく黒い森の娼館となる駅前のホテルの地下の秘密施設</p><p>予定が少し遅れているけれど新人研修を始めたいのよ</p><p>新人</p><p>それって徳大寺園子さんたちのことじゃないよね</p><p>関西ヤクザの父親の仲間たちに輪姦されていて娼婦になることを受け入れた徳大寺園子さん</p><p>そして、彼女と一緒に娼婦になることになった黒沢直子さん</p><p>ええ、あの子たちじゃないわあの子たちはもうセックスというものに対して、ネガティブな印象しか持っていないから</p><p>関西ヤクザの親分の命令で、香月家を攻撃するために東京に派遣され</p><p>だけど、有効な策が見いだせないままストレスが溜まった天童貞男グループは</p><p>関西から連れて来た仲間の娘である、徳大寺さんを犯すことで時間を潰していた</p><p>黒沢さんは、ひたすら犯され続ける徳大寺さんを見つめていた</p><p>不幸な経験をしてきてしまった以上は仕方ないわあの子たちは、別のプログラムでセックス観を修正していくしかないのよ</p><p>つまりオレの出番ではない</p><p>あの子たちじゃなくって知っているでしょお嬢様が、他にも娼婦候補の子を集めていたことは</p><p>うん聞いている</p><p>そして、その女の子たちにセックスを教える係を、オレにやれと言っていた</p><p>みんな処女でセックスについては、知識としてしか知らない子たちなのよだから、あなたにセックスは怖い物ではない楽しめるものなんだってことを教えてあげて欲しいのよ</p><p>でも娼婦になる子たちなんだろ</p><p>ありすの姉鞍馬美里さんも娼婦の身分に堕ちるが</p><p>名家・鞍馬家の令嬢である美里さんには実際には、客とセックスさせないとミナホ姉さんは言っていた</p><p>セックスしなくても鞍馬家の先代に恩を受けた人たちが、セックス抜きで美里さんの時間を買ってくれる</p><p>実際に、美里さんがセックスするのはオレだけなんだと</p><p>しかし、美里さんの他に新しく娼婦候補として連れて来られて来た子たちは</p><p>本当に売春させられる女の子たちなんだろう</p><p>そうよ仕方ないわみんな、それぞれ理由があって、自分の意志で娼婦に堕ちることを決意したんだからだからこそせめて初体験だけは、良い思い出にしてあげたいのよ</p><p>あたしも初体験が酷すぎて、そのまま娼婦に堕とされたからあなたと出会うまでは、相当、心が荒んでいたわ</p><p>克子姉は高校１年生で白坂創介に誘拐され、レイプされ、身体を売らせられた</p><p>初体験が、悪い思い出じゃなければセックスに対して、ネガティブな感情は抱かずに済むと思うのよそうしたら明るい気持ちで、娼婦として生きていくこともできるでしょ</p><p>そういうセックスをオレが</p><p>あなたならできるわううんあなたに担当してもらうしかないのよ黒森家には、他に男の子はいないんだから</p><p>娼館の経営は黒森家の生業だ</p><p>オレも、黒森家の養子となった以上はやるしかない</p><p>ミナホ姉さんや克子姉が再び、娼館の仕事をしているのだから</p><p>娼婦の研修は、内部で誰かがやらないといけないことなのよ経験の無い子を、お客様に出すわけにはいかないわ</p><p>白坂創介が支配していた頃の娼館なら誘拐して来た処女の子を、ヘンタイ客に犯させるようなこともしていたろう</p><p>しかし、それでは女の子が保たない</p><p>実際、多くの誘拐されて来た娼婦が心を病み、衰弱して死んだ</p><p>ちゃんと娼館をやるのならその一線だけは守らないといけないのよプロの娼婦なら客を満足させるだけの技能を、きちんと持っていないといけないものしかも、娼婦がセックスに対してネガティブだったらお客様が萎えてしまわれるわ</p><p>カラッと明るくセックスに対して前向きであること</p><p>そういう態度が、克子姉や渚がたくさんの顧客に愛された理由だった</p><p>でも、克子姉徳大寺さんたちは</p><p>さっきの話だと、相当、ポジティブ・シンキングになっているみたいだけれど</p><p>そっちは、お嬢様とあたしで担当するわこのお屋敷が娼館だった頃に何人もそういう子たちの面倒を見てきたから</p><p>白坂創介に酷い目に合った子たちの心のケアをミナホ姉さんたちは、ずっとやって来た</p><p>徳大寺園子さんも黒沢さんも今の段階では、男という生き物を信頼できなくなっているからあなたではダメなのよ</p><p>オレが彼女たちの仲間だったエリやリエをセックス奴隷にしていることも</p><p>知っているだろうしな</p><p>オレには、良い印象は無いか</p><p>むしろ、新しい子たちは真っ白だから年の近いあなたの方が良いと思うのよ今は、お嬢様やあたしの言うことを、何でもハイハイって聞いているけれど明確な上下関係があるからね</p><p>娼館の経営者側とこれから仕事をする新人娼婦だもんな</p><p>新しく来た子たちの方が、どうしても立場が弱い</p><p>オレだって黒森家の経営者側の人間だけれど</p><p>高校１年生の小僧なら少しは気を許してくれるか</p><p>とにかく礼儀作法なんかと、娼婦としての技能の基礎だけは教えたから実践研修をあなたに頼みたいの</p><p>判ったあ、でも明日の夕方には、桃子姉ちゃんが来るらしいから</p><p>判っているわ明日の朝から向こうへ行って、夕方までには帰って来ましょう</p><p>克子姉は、そう約束してくれた</p><p>ありすたち連れてってもいいかな</p><p>姉の美里さんとは１週間、離れたままになっている</p><p>あなたの好きになさい</p><p>オレは可憐と話しているありすの方へ振り向き</p><p>ありす明日美里さんに会いに行くぞ</p><p>ああ、ミタマとキヌカも連れて行く</p><p>みんな美里さんに会いたいだろうから</p><p>嬉しそうに、ありすは応えた</p><p>パパ、アニエスは</p><p>アニエスはお勉強だ可憐も、アニエスの勉強を見てやってくれ</p><p>可憐の通っている学校にアニエスは編入するのだから</p><p>同い年だしどれらいの学力が必要かは、可憐が一番良く判るだろう</p><p>可憐ちゃん、よろしくお願いしますですの</p><p>パパその代わり、アニエスが可憐ちゃんが寂しくないようにしてあげますの</p><p>可憐ちゃんも、もうパパとセックスしたんですから</p><p>アニエスは可憐の手を握る</p><p>その手の上に、ありすが自分の手を重ね</p><p>誰かに守っていただくためにはその方に、身と心を捧げなくてはならないのよ</p><p>１つ年下の可憐に言う</p><p>名家に生まれたとしても死ぬまで、不自由なく暮らせるはずがないわ自分が何もしないのに、与えてもらえるはずがないのよ</p><p>だから黒森様としなければならないのですか</p><p>可憐は、ありすに尋ねた</p><p>だって、わたくしたちに血縁関係は無いのよ家族になるためには身体を重ね、あの方の子を産むことを受け入れるしかないわ</p><p>いいことわたくしたちが一方的に、あの方に肉体を捧げているわけではないのよあの方もわたくしたちに、多くのものを捧げて下さっているだから、わたくしたちは奴隷だけれど家族になることが許されているのよ</p><p>そうですの可憐ちゃんは、家族になりましたのアニエスは、とっても嬉しいですのっ</p><p>あたしたちの旦那様は絶対に、慈善活動はなさらないわ家族のためだからこそ進んで身を投げ出されるのよ</p><p>はいお兄様は他人と家族を、常に区別していますわ</p><p>みすずと瑠璃子も、そう可憐さんに言う</p><p>早く気付いて可憐さんはお兄様に出会えて、とても幸運だったということに</p><p>わたくしは今、その幸運を噛みしめていますわあなたにも、きっと判ります</p><p>はいですの可憐ちゃんも、パパが幸せにしてくれますの</p><p>瑠璃子、ありす、アニエス</p><p>あなたにそういう気がなくてもこの人が勝手に幸せにしちゃうから、覚悟しておきなさいね</p><p>克子姉が、優しい笑顔で可憐に言った</p><p>言っていることと、やっていることの違う人については</p><p>結局、どれだけ景気の良い話をしていてもやっていることを見て判断するしかないのです</p><p>その人が高い地位に居たり、たくさんのコネを持っていたりしたとしても</p><p>多少、我慢してあの人との仕事を頑張ろう</p><p>もしかしたら、それが縁で仕事が拡がったりするかもしれない</p><p>そんな甘いことは実際には、そうは起きないです</p><p>だってそういう人って、他人に自分の人脈を紹介したりはしてくれないですから</p><p>自分はこういう人を知っていると、自慢するだけで</p><p>わざわざ紹介する機会を作ってくれたりはしない</p><p>あるいは</p><p>私にとって言っていることとやっていることが違う人ならば</p><p>他の人にとっても、評価は同じわけで</p><p>あの人の仕事仲間なら、この人も信用できないだろうと</p><p>むしろ、その人と付き合っていることで信用されなかったりもします</p><p>結局のところどんな場でも自力でコネを広げていけるような、コミュニケーション能力を持っていないのなら</p><p>言ってることとやっていことの違う人とは距離を置いていくしかないんだよなぁぁ</p><p>熱気の無い現場に良い物が作れるはずがないんだから</p><p>1085．取り戻す夜　／　かえるの歌</p><p>ありす、可憐のこと頼むぞ</p><p>風呂から上がるとオレは脱衣所で、ありすにそう言った</p><p>とにかく、今日はみすずから解放してやらないといけないし</p><p>これ以上、オレと一緒に居るのも、緊張を強いるだけだろう</p><p>同じく名家の令嬢出身で、1つ年上のありすに任せるべきだと思った</p><p>ミタマやキヌカも、ありすの警護役として同じ学校に通っていたし、名家のパーティとかでも見掛けているだろうから可憐には心強いだろうし</p><p>みすずたちと過ごした1週間で、可憐が感じていた孤独感は何とか消してやらないといけない</p><p>アニエスもな</p><p>もちろんですのっパパッ</p><p>アニエスの無邪気な明るさも、今の可憐には必要だろう</p><p>これに、ルナや双子たちもフォローしてくれるだろうから</p><p>アニエスたちは、みんな可憐ちゃんのこと大好きですから心配は要りませんですのっ</p><p>可憐は、アニエスに頭を下げる</p><p>そういうのもいいですのっ初めて家族になった子が、慣れるのにはちょっとだけ時間が掛かりますのアニエスも、そうでしたからでも、今はみんな大好きっ</p><p>ニカッとアニエスは、可憐に微笑む</p><p>アニエスが家族の中の一番年下の妹だった時期もある</p><p>誰にも心を開かずに、誰とも話をしようとしなかった頃が</p><p>わたくしもミタマやキヌカも、こちらに置いていただくようになってまだ1週間ですけれど</p><p>可憐が言う</p><p>みなさん、優しい方ばかりですからね安心して今夜は、わたくしたちと一緒に休みましょうね</p><p>他の姉たちから気遣われる妹だった子が</p><p>新しく家族になった娘と出会うことで姉になっていく</p><p>気遣われる側から、気遣う方へ</p><p>みんな守ってあげるべき家族に出会うことで、成長していく</p><p>強くなっていく</p><p>だから、オレは心配しない</p><p>すぐに可憐も守る側になるだろう</p><p>オレたちには、まだ幼児の真緒ちゃんという最年少の家族が居るし</p><p>来年になれば、雪乃と渚がオレの子を産む</p><p>さてとみすずちゃん、瑠璃子ちゃん1週間ぶりに帰って来たのに悪いけれど、今夜はこの人を解放してあげてね</p><p>バスタオルを巻いた克子姉が、２人に言う</p><p>あのどうしてでございますか</p><p>いいのよ、瑠璃子旦那様は、今日も色々と大変でいらしたのだから、今夜はもう、あたしたちから解放して差し上げるべきだわ</p><p>そういうことよ明日の日曜日もちょっとハードになりそうだから、この人には今夜はゆっくり休んで欲しいのよ</p><p>明日はミナホ姉さんの新しい娼館に行って、鞍馬美里さかと娼婦候補の子たちに会わないといけないし</p><p>夕方には、歌晏桃子姉ちゃんがやって来る</p><p>またなかなか大変だ</p><p>それにあたしたちは、改めて美子お姉様とお話するべきだと思わない</p><p>１週間美子さんと話し合うために、香月家に滞在していたみすずと瑠璃子だったけれど</p><p>結果的には、２人とも美子さんにオレとのセックスを勧めるばかりで</p><p>美子さんの気持ちを理解しようとはしなかった</p><p>だから美子さんは、オレとは関係を持たないという逆の選択をした</p><p>美子お姉様がご決心なさったことだからあたしたちは</p><p>はい美子お姉様のご負担を少しでも減らせるように調整しないといけませんわね</p><p>美子さんは香月家の娘として、ジッちゃんから認知されたけれど</p><p>みすずや瑠璃子のような生まれながらにしての名家の令嬢と並び立つことにギブアップ宣言をした</p><p>ずっと香月家の臣下として生きてきた美子さんが、突然、主の側の一員になることは精神的な無理を強いてきたんだ</p><p>だから香月家の娘として公の場に出なくてはならないようなことは今後はなるべく、みすずや瑠璃子が出席するようにして減らしてあげないといけない</p><p>美子お姉様にはもっと気楽なお立場になっていただかないと</p><p>わたくしたちが判って差し上げなくてはいけないことだったのですものね</p><p>自分たちにできていることだから美子さんにもできるはずだという考えは、間違っている</p><p>人はみんな違うんだから</p><p>特に異なる立場、環境で生きてきたなら</p><p>わたくしは、ずっと美子お姉様と一緒に暮らして参りましたけれど見ているモノは別だったのですわね</p><p>主人であった瑠璃子と、お付きだった美子さん</p><p>同じ場所で同じ体験をして来ても見えるモノ、感じるモノは異なっていた</p><p>えっと美子さんのことも、今夜はもう接触しない方が良いと思うよ</p><p>さっき、まり子と話していて楽しそうだったしさ少し、みすずや瑠璃子と離れて、他の女の子たちと交流した方が良いんじゃないかな</p><p>１週間、ずっとみすずたちと顔を合わせて居たのにまた、これから話し合いをするっていうのもな</p><p>あたしもそう思うわ慌てることはないのよもう少し、余裕を持ちなさいみすずちゃんや瑠璃子ちゃんは、すぐに結論を出したいと思うタイプだから何でも急ぎ過ぎなのよ</p><p>克子姉もそうする</p><p>人間関係は擦り合わされて、馴染む時間が必要よ話し合った、こう決めた、だから、こうなったみたいにはいかないわよあなたたちは、普通の子よりも頭も良いし、適応能力も高いからそうなんでしょうけれど、あなたたちと同じ能力を他の子に求めるのは酷よ</p><p>オレも、そう思うよ香月家の娘として子供の頃から育てられて来たみすず、瑠璃子は精神も鍛えられているプレッシャーにも強い</p><p>ええわたくしたちは、そんなに強くはありません</p><p>２人は否定する</p><p>だからこそついつい旦那様に甘えてしまうわけですし</p><p>はいお兄様が居て下さるから安心して、前に進めるんですわ</p><p>あなたたちは、香月家の娘であることから生じるストレスやプレッシャーをこの人との関係で、上手く消化できるようになったのよねそれはそれで良いことだったと思うけれどあなたたちは普通の子たちより、ONとOFFの切り替えが素早いのよ子供の頃から、そういう局面に慣れているからだから、どんな状態でもこの人とセックスいることで、マイナスな感情を吹き飛ばして、すぐに前向きな行動をすることができるのでも普通の人は、そんなに素早く心のギア・チェンジはできないから</p><p>美子さんは、そうじゃないわ何度も本当にこれでいいのかしらって迷いながら、時間を掛けてゆっくり考えて、ようやく前に進むのよあなたたちにとっては状況を瞬時に分析して、すぐに結論が見出せてしまうからこうなるのなら、こう行動するべきって、すぐに踏み出せるんでしょうけれどみんながみんな、そうじゃないのよ結論が見えていても勇気を持って、一歩踏み出すのに時間が掛かる人もいるいいえそういう人の方が多いのよ</p><p>可憐やありすが黙って、克子姉の言葉を聞いていた</p><p>だから焦るなよ慌てなくて良いみすずや瑠璃子のスピードじゃなくて美子さんの生きているスピードを理解するんだ昨日の今日でこうなったから、こうしましょうそうするしかないからっていうのは、早過ぎるんだよ</p><p>間を置いた方が良いということでございますね</p><p>そうだ状況に馴染む時間がないと混乱するだけだよ</p><p>オレの言葉に、ありすは</p><p>わたくしやミタマたちにとってこちらのお屋敷での、この１週間がそうでしたわアニエスさんやルナさんを中心にもちろん、他の皆様たちも、わたくしたちがここでの生活に馴染むように気遣って下さいましたからわたくしたちもここに居て良いのだと</p><p>同じ１週間をみすずちゃんや瑠璃子ちゃんは、可憐ちゃんに状況を受け入れること強制していたのよそれが今の２人の違いになっているの</p><p>克子姉は、ありすと可憐を見比べた</p><p>可憐さんはさっき、この人とセックスしたわよねそれでみすずちゃんや瑠璃子ちゃんは、もう可憐さんはこの人の女になったから大丈夫だと思ってるでしょあなたたちは、状況だけで判断するから</p><p>ニコッと克子姉は２人に微笑む</p><p>でも実際には、この人に処女を捧げたということが、今後の自分の人生にどう影響していくのか可憐さん本人には、まだ判っていないわけこの人とのセックスが、どれくらい心の癒やしになっていくかとかはまだ判らないのよ経験していないんだからこれから、少しずつじわじわと感じていくことなわけ自分に起きている状況を実感を持って理解するのには、時間が掛かるものなのよ</p><p>ていうか、みすずも瑠璃子も忘れているんだよお前たちだって、オレと最初にセックスした時は戸惑ってたじゃないか</p><p>お前たちだって馴染むまでに時間が掛かってたんだよオレは覚えているよ</p><p>そ、そうでしたあたしは最初から、旦那様に夢中でしたわ</p><p>わたくしもお兄様に処女を捧げた時から、セックスが楽しくて楽しくて仕方ありませんでしたわ</p><p>みすずと瑠璃子はそう言う</p><p>オーケー判ったわじゃあこの後、あたしが上映会をしてあげるわ</p><p>克子姉がニヤリと笑う</p><p>あなたたちの初体験も、２回目も、３回目も全部、映像記録が残っているんだから実際に自分で観て、自分がいかに記憶を書き換えているのか確認しなさい</p><p>あのわたくしたちも拝見させていただけますか</p><p>いいんじゃないかなありすや可憐は、初体験をみすずたちに見られているんだからありすたちだって、みすずたちの過去映像を観る権利はあると思うよ</p><p>どう２人とも</p><p>克子姉の問いに、みすずは</p><p>構いませんわ確かにフェアじゃないと思いますから</p><p>わたくしの記録も、どうぞご覧になって下さい</p><p>それはそれで良いだろう</p><p>ここで、自分たちの過去を再確認するのは</p><p>あなたは来なくていいからね今日は、もう休みなさい</p><p>あなたが居ると恥ずかしくって、この子たちが悶絶しちゃうと思うから</p><p>え自分の初体験を観て、どうしてみすずたちが</p><p>ま、明日の朝になったら判るわよ</p><p>というわけで風呂場からは、オレだけみんなと別れた</p><p>アニエスまで、みすずや瑠璃子の初体験映像が観たいと言い出したし</p><p>エリやリエたち、年少組の子たちまで呼びに行った</p><p>今夜の上映会は、大騒ぎになるだろう</p><p>オレは喉が渇いたので、食堂に寄ると</p><p>あ、ヨッちゃん工藤さんからメールが来てるよ最終段階に入ったって</p><p>寧がマルゴさんと、それぞれノートパソコンを開いている</p><p>月子とコヨミちゃんも居た</p><p>例の暴走官僚たちと関係のあった人たちは、全員、処分したってさこれで、巫女の力を政府が管理しようとする勢力は全滅まあ、またその内、そういう一派が出て来るかもしれないけれど</p><p>今度は、今回みたいに迂闊に手を出しては来ないさ鷹倉神社の巫女は、香月家に管理させておけっていう意見の方が強くなると思うよ別に政府と香月家が対立しているわけじゃないんだから、変な波風を立てたら面倒なことになるって、あの人たちも判ったみたいだからさ</p><p>ほら、これが最新のニュースだよ</p><p>マルゴさんが、パソコンから食堂の大型モニターに、ネットのニュース記事を転送して映し出す</p><p>総理大臣が退陣していた</p><p>国家官僚というのは、政府の人間だからね一部の国家官僚が、勝手に暴走しましたっていうのは通らないよ官僚の上に居るのは大臣だし、大臣を任命したのは総理大臣だからね</p><p>香月家に嚙み付いた以上は責任を取ってもらうっていうことだよねっ</p><p>鷹倉神社の巫女の管理は香月家に一任するっていうのは、名家全体の総意だからねそして、名家っていうのは日本有数の大企業の経営者が多いわけだし、総理大臣の首を獲るぐらいの力は持っているよ</p><p>わたくしたちのために、大変なことになってしまい申し訳ありません</p><p>月子は、そう言うが</p><p>いや、最初からこれが狙いだったのかもしれない総理大臣の首を挿げ替えるために、わざと一部の官僚が暴走するように仕向けた人がいるのかも</p><p>まさかジッちゃんが</p><p>それはないよ香月さんは、そういうリスクは犯さないよ下手をしたら、君やみすずさん、瑠璃子ちゃんたちにまで危険が及ぶかもしれないんだから</p><p>そうか暴走官僚たちに雇われたやつらが、月子たちを奪取しようとしたら</p><p>たまたまそこに、みすずたちが居る可能性もある</p><p>官僚たちが雇った裏社会の連中まではジッちゃんが、コントロールすることはできないもんな</p><p>なーんて話しているうちに工藤さんから、またメールが来たよっ</p><p>こっちも最新ニュースが来た</p><p>マルゴさんが、ニュース記事をモニターに映す</p><p>与党の大物政治家が、緊急入院だってさ</p><p>こんな時に突然、倒れた</p><p>その人が今回の事件の黒幕っていうことですか</p><p>ま、そうなんだろうね暴走官僚を操って香月家から、月子さんたちを奪って、自分の言う通りに働かせようって思ってたんじゃないの</p><p>巫女の力があれば人を支配し、記憶を操作することができる</p><p>でも、この一件で巫女は誰にも支配できないってことが伝わると思うよこのことで香月家や名家の人たちとケンカするのは、馬鹿げているし総理大臣を首にして、大物政治家を強制的に引退させるぐらいのことになっちゃうって前例ができたからね</p><p>え急病で入院なんじゃないんですか</p><p>オレは工藤父たちが、物理的に襲撃したんだと思っていた</p><p>殴ったり蹴ったりするんじゃなく毒を飲ませたとか</p><p>だって緊急入院した病院が政治家御用達の私立の大学病院だからね何か困ったことが起きると、政治家が急病になったフリをして逃げ込むところだよそのための個室の病室がいつも用意されているっていう</p><p>ま香月さんはトコトンまで追い込みを掛けるだろうから、政界引退は免れないんじゃないかな自ら身を引かなければスキャンダルか何かを公開して、社会的に抹殺されるとか</p><p>あたしたちが白坂創介の時にやったことだよ世間は、アレは香月さんの仕掛けだと思っているからその次はホンモノの暗殺者の出番だキョーコ・メッサーとあたしたちの関係だって、みんな知っていることだし</p><p>どうあっても追い込まれたら、太刀打ちできない</p><p>政治家や官僚レベルではあたしたちは潰せないよもう</p><p>今回の事件で、それが証明されてしまった</p><p>表の香月家と、裏のあたしたち香月セキュリティ・サービス工藤さんたちの裏工作部隊キョーコさんという劇薬迂闊に手を出そうとする連中が現れたら、こちらは全方位から自由に反撃できるそうだな香月家並みに力のある歌晏家が国家権力と結びつけば、どうにかあたしたちに対抗できるかもしれないけれどでも、歌晏の家は、香月家とは敵対する気は無いだろうし下手に抗争して体力を削り合うよりは仲良くした方が、お互いにとってメリットがあるからね歌晏家も今はビジネスマンだからクールな思考で、物事を割り切れらなきゃいけないってことが判っているところが、政治家や官僚の方はそうじゃないだよ</p><p>今回のことが決着しても政治家や官僚の中には学習しない人が多いはずだよだからいずれまた、こういう馬鹿げた事件が繰り返されることになる覚悟しておいてね、吉田くん</p><p>オレたちを潰すのは寛太かなことではないと証明されたのに</p><p>また、こんなことが起きる</p><p>政治家や官僚という人種はさ実は、割と感情だけで行動を決めるから全然、冷静じゃないんだよ論理的思考じゃないんだあいつは気にくわない頭に来た腹が立つ悔しい屈辱だみたいな、直情的な気分だけで簡単に暴走するから</p><p>政治家とか官僚とか国の命運を握っている人たちだろ</p><p>そんな人たちがそこまで軽薄なのか</p><p>そうだよそんなものなんだよ自分たちの感情だけでも突っ走るし国民の感情、世論に迎合したり、引っ張られたり、振り回されたりもするとにかく、感情的なだけの生き物なんだよ現場を担当している人たちは、ゲンジツと直面しているから抑えが効くけれど、上の方で天下国家を論じている連中は夢みたいなことを、理想論だけで語って、現実との擦り合わせが全くできてなかったりするからね</p><p>ああ判る気がする</p><p>一方、財界の人はまあ、上の方には感情的な人もそれなりに居るけれどそれでも競争社会で生き残りをかけて闘っている人たちは、それなりに冷めていないと会社が潰れるからね</p><p>君もクールでいること感情に身を任せないこと理想論を語る前に、現実を直視いることは忘れないでね</p><p>あたしたちの悲しいゲンジツはさ今回は、これで何とかなったけれどどうせまた、政治家や官僚の中から、あたしたちの敵が現れるだろうってことなんだよこれで終わりにはならないってこと</p><p>こんなことがまた起きる</p><p>やつらは根絶やしにはできないんだ１人を潰してもまた新しい権力者がいい気になって、香月家やあたしたちを自分の支配下に落とし込もうとして、馬鹿げた画策するそういうことが、これからずっと君が生きている限り、何十回って繰り返されることになるから</p><p>むしろ、香月のおジィちゃんはもう、そういうことに慣れっこなんだよねホント、香月家を狙って来る政治家や官僚なんて次から次へと湧いて来るんだろうからさっ</p><p>ああジッちゃんは、何度も撃退しているから、どんどん対処に慣れていくけれど</p><p>政治家や官僚なんかは、代替わりするから前の人たちの失敗を顧みず、香月家にケンカを売って来るんだ</p><p>ま、そういうことなんだろうね</p><p>世の中の大抵のことはそうさ悪いことは終わらない何度も繰り返されるだから何度も何度も、何回でも撃退していかないといけないそれに絶望したら負けだよ</p><p>自分の家族を守るためには、永遠に闘い続けるしかないってことなんですね</p><p>そんなに怖い顔しなくてもいいんだよ別に君１人で闘えって言ってるわけじゃない</p><p>あたしたちも居るよ、ヨッちゃん</p><p>香月さんが構築した撃退システムもあるんだしね</p><p>オレたちは孤立してはいない</p><p>どんな相手が襲ってきても、立ち向かえるだけの力も人材も要る</p><p>寧工藤さんのメールを開けてみて</p><p>オーケーっマルゴお姉ちゃん</p><p>寧がノートパソコンを操作する</p><p>おおっ、また映像が添付されてるそっちのモニターに映すよっ</p><p>今度は寧のパソコンの画面が食堂の大型モニターに映し出された</p><p>はいっ、映像再生っ</p><p>パチッと、キーを押す寧</p><p>画面に工藤父が映る</p><p>時間よー止まれっトレーシー警部、応答せよクルクルもこもこ、クルクルもこもこ秘密探偵ゼーロゼロワンワンワンッ</p><p>相変わらず、元ネタが判らない</p><p>おっ、取りあえず全部終わった警戒態勢は解除してくれオレも、もう家に帰って、クソして寝るオール・オーバーだヨーソローッ</p><p>ハイテンションだなあ仕事が終わったからか</p><p>では、ここで最終作戦の実行メンバーを紹介するまずは</p><p>何か真っ黒なツナギを着た、二枚目のお兄さんが現れる</p><p>イエーイオレがリードギターの木戸Ｑ太郎またの名を、キッド・ブラスターだ</p><p>イエーイキーボード担当のエンゼル小町よーんっ</p><p>赤毛の派手なお姉さんが、そう言った</p><p>イエーイオレがドラムスのかっとびＢＯＹ・スティーブだ</p><p>青い帽子の金髪の兄ちゃんが元気にそう言う</p><p>そしてマネージャーの無頼庵エプスタインこと、ひげ剃りアイザックだイエイ</p><p>ええともう、何でもいい</p><p>わたしがパーカッションのケンです不器用で済みません</p><p>長身に短髪のオジサンがはにかんで、そう言った</p><p>ハロー、マイ・ネーム・イズポンドエイムズ・ポンド</p><p>何かスーツ姿の英国人が、そう言った</p><p>最後にオレボーカルのクラッシャー・チョウこと、工藤優作だぁぁ</p><p>工藤父の横に謎の集団全員が並ぶ</p><p>それでは聞いていただきましょう殉愛レッツ・スタート</p><p>何が始まる</p><p>あらよっと♪静かなコハンのモミのカゲから♪</p><p>♪静かなコハンのモミのカゲから♪</p><p>♪もうついていけないと、妻が泣く♪</p><p>♪いやーん、ばかーん、そこはおへそー♪</p><p>り輪唱</p><p>♪あったかゴハンにかけっるだけぇぇぇ～♪</p><p>イェーイ、アリガトウTOKYO、大好きぃぃ</p><p>シーユー・ネクストタァイムバイバーイ</p><p>そして映像は切れた</p><p>今の映像酷かったね</p><p>呆然として寧が言った</p><p>これ美智には見せないでおこう</p><p>オレも呆れていた</p><p>この作品は、小説の形をしたブログなのでこうなりました</p><p>1086．取り戻す夜　／　夢で会えたら</p><p>とりあえず、今回は一件落着だよ</p><p>とりあえずだし今回はでしかない</p><p>しょうがないですよねオレたちは犯罪組織ですから</p><p>黒い森は、存在すること自体が違法の邪悪な存在だ</p><p>国家や法によって守られることは、絶対にない</p><p>これからもオレたちが持っているモノを狙って、敵は襲い掛かって来るだろう</p><p>オレたちは、死ぬまで家族を守るために闘い続けるしかない</p><p>犯罪組織かどうかは関係無いよ生きている限り、誰だって何かと闘っていくしかないんだ</p><p>どんなに正しい生活をしていたとしても、唾棄すべき邪悪は近寄って来る彼らは、幸せな人から奪うのが好きだからねそして、確実に自分を守ってくれる存在なんて、この世にはありはしないんだ</p><p>そうだね警察とかだって、アテにならないよね</p><p>寧が寂しそうに言った</p><p>信じられるのは家族だけですよね</p><p>いや、そうじゃないよ良信君の本当の家族は君を守ってくれたかい君の両親は、君に何をした</p><p>あの連中はオレを捨てた</p><p>あたしの親もあたしに最も恥ずべきことをした</p><p>マルゴさんの父親は、仲間とまだ少女のマルゴさんを輪姦した</p><p>隔世遺伝で金髪・碧眼で生まれたマルゴさんをアメリカ・インディアンである自分の娘と認めたくないからって</p><p>だから、あたしは制裁したんだ</p><p>そして、マルゴさんは父親を殺した</p><p>いや、だからオレたちは、実の親と血縁のある家族と決別してこの家族を作っているんじゃないですか</p><p>本当の家族が家族でなかったから</p><p>あるいは寧のように、本当の家族を失ってしまったから</p><p>オレたちは、ここに集まって</p><p>こうやって、新しい家族ができたからオレたち、過去を捨てて生きていけるんですよホント、オレ家族のみんなに出会わなかったら、今頃はどうなっていたか</p><p>多分、死んでいると思う</p><p>あの暗い部屋の中で一人きりで絶望して</p><p>本当の家族はオレを守ってくれなかったけれど黒森の家族は、ずっとオレを守ってくれていますオレ感謝してます</p><p>良信君、勘違いしちゃダメだよあたしたちは確かにクロモリという特異な集団を形成しているけれど</p><p>この家族に、何か特別な力があるわけじゃないんだむしろ、力があるのは君自身の方だと思うよ</p><p>家族が君を守っているんじゃない君が、この家族を守っているんだ君が身体を張ってくれているからこの家族に生き残る力が供給されているんだよ自分の役割と能力を君はもう少し、理解していた方が良い</p><p>家族に力があって、ヨッちゃんを守ってくれているんじゃなくってヨッちゃんが、必死に家族を守ろうとしてくれているから家族に力がチャージされているんだよっ</p><p>君があたしたち家族のエネルギー源で、同時にエンジンにもなっているんだだからミナホはどんなことも、一々、君に動いてもらっているだろ良信君が動き出さないと、ミナホだって前に進めないんだよ</p><p>マルゴさんは、笑ってそう言ってくれた</p><p>月子さんたちは、そういうことを一番良く判っているんじゃないかなだって、君たち姉妹は従妹のコヨミちゃんもだけど良信君でないとダメだろ</p><p>オレでないと</p><p>とコヨミちゃんが、オレを見る</p><p>あのどうして、そんなにわたしたちのことを信じているんですか</p><p>公様はわたくしたちに対して、全く、疑いを持っていらっしゃいません</p><p>いや、だって疑わなきゃいけないようなことは、何も無いじゃないか</p><p>驚いてオレは答えた</p><p>でも、あたしたちは巫女の血筋の女の子たちは、人の心が読めるんですよそれに心を操ることだって</p><p>いや、それはもちろん知っているけれどさ</p><p>わたしたちに自分の心を覗かれるのは嫌ではありませんか</p><p>いや、別にだって、そういうもんだと思っているし</p><p>むしろ、喋らないのにオレの気持ちを理解してもらえて助かっている</p><p>オレはバカだから言葉にして説明するのは、そんなに上手じゃないし</p><p>本当にそう思っていらっしゃるのが読めるから時々、びっくりするんですわ</p><p>では、わたしたちに心を操られているかもしれないとか、どうして考えないんですかわたしたちが、自分たちに都合が良いように黒森さんをコントロールしているかもしれないじゃないですか</p><p>ああそういう可能性もあるのか</p><p>もし、そうだとしても何か問題があるのかなだって、月子とかオレよりずっと頭が良いし、気配りもできるしうーん、ヨミは深く考えないで飛び込むクセがあるから、コントロールされるのはちょっと怖いけれど、でも、月子がチェックしててくれるだろうから</p><p>鷹倉姉妹は、お互いの心を看ているはずだ</p><p>むしろ、ルナやコヨミちゃんの方が慎重派だよねだから、心配することなんて何もないと思うし</p><p>ヨミが暴走しそうになったら、みんなでブレーキを掛けてくれるだろう</p><p>公様には頭が上がりませんわ</p><p>わたくしたちの父はずっと、悩んでいましたわ巫女であった母や、わたくしたちに自分の心を覗かれているんじゃないかってまた、今の自分は自分の意志通りに生きていないのではないかわたくしたちに制御されているのではないかって、生前、常に心配していました</p><p>わたしのお父さんもそうでした</p><p>巫女の力を持つ女と結婚した男は２人とも</p><p>ていうか普通はそうだよ歌晏桃子さんは、月子さんたちと同席することをずっと拒否しているよね</p><p>ああ、桃子姉ちゃんはそうだ</p><p>ミナホもそうだよ直接、月子さんたちに会わないと失礼になるという場合以外衣は極力、接触しないようにしている</p><p>ま、ミナホみたいな石橋を叩いて渡る性格なら当然だと思うけれど彼女は香月さんや裏社会とも渡り合っているし、過去の経験から、何でも疑ってかかる傾向が強いからね</p><p>白坂創介みたいな悪人と、ずっと闘ってきたんだから</p><p>相手が嘘を吐いていて、自分を騙そうとしていることを前提にして、物事を考えるクセがある</p><p>そうおっしゃるマルゴお姉様も時々、確認なさっていらっしゃいますわね</p><p>うんこまめにメモして、後で見返すクセを付けている自分の心の動きを確認して矛盾が無いかをチェックするんだよ</p><p>何も起きていないのに過去のメモと、現在の自分の考えに齟齬が生じていたら</p><p>月子たちに操作されたということか</p><p>あたしは大人だからねそれぐらいの自衛はするさ</p><p>はいわたくしたちのような化け物の側にいらっしゃる方なら、そう思われるのは当たり前だと思っております</p><p>でも心の中で怖がっているのは、マナちゃんぐらいまでだよねそれより年下の子たちは、月子さんたちのこと、少しも恐れていないよねっ</p><p>はいありがたいと思っております</p><p>ヨッちゃんどうして、そうなっているか判る子供だからじゃないよホントなら子供の方が、そういうことに敏感だからねこの人たちは、自分とは違うって少しでも感じたら、警戒するものだよっ</p><p>アニエスがルナと仲良しだからだろ</p><p>初めてできた同い年の姉妹だし</p><p>アニエスは、みんなをちゃん付けで呼ぶけれどルナだけは、呼び捨てにする</p><p>年少組の中心にいるアニエスが、ルナと親しくしているから他の子たちも、ルナを恐れたりはしない</p><p>それで、コヨミちゃんや、ヨミや月子のことも受け入れてくれている</p><p>だからさそれは何でかってことを聞いているんだよっ</p><p>不満そうに、寧は言った</p><p>忘れちゃったのヨッちゃんと最初に会った頃のアニエスって警戒心の塊みたいな子だったよ</p><p>誰とも話そうとしなかったしな</p><p>結局さアニエスは、ヨッちゃんを信じているんだよヨッちゃんが連れて来た子だから、ルナちゃんは良い子なんだって始めから思っているし何より、ヨッちゃんが、ルナちゃんたちに全く警戒していないから、アニエスも安心しているんだよ</p><p>オレの様子を見て</p><p>多くの巫女は力を持つことで、心を病み死んでいきました夫や身近な人物たちが、自分を恐れていることを知っているからですこの力は、わたくしたちの心をも蝕んでいくのです</p><p>周りの人たちが、巫女に毎日心を読まれているって感じていてしかも、もしかしたら自分の心を操作されているんじゃないかって疑心暗鬼になっちゃっていくのを、巫女本人はずっと見ていかなきゃいけないんだもんね</p><p>はい全員が悪い方向に病んでいくのですわ</p><p>ですからこちらに来るまで、わたくしやルナは力を持っていることを隠しておりましたし、夜見子は弱い従わせる力だけを披露していました姉妹全員が、力の芽吹く様子が無いというのも警戒されますので</p><p>わたしも、お母さんから力を隠しておくように言われました</p><p>力のことを知られたらみんながわたしのことを嫌いになるからってわたしも、お父さんが力のことで、お母さんを怖がっているのを知ってましたから</p><p>この子も大変だったんだな親の心が読めるばかりに</p><p>でも、ここのお屋敷に来たら黒森さんは、わたしたちの力のことは知っているのに全然怖がっていないから</p><p>はい公様がわたくしたちを信頼して下さいますのでわたくしも、夜見子もルナも、心のバランスを崩さずに済んでおります自分でも日に日に、精神が安定していっていることが判ります</p><p>あと、セックスです月子お姉さんも、ヨミちゃんやルナちゃんも黒森さんとセックスすると、とっても心が幸せになっています</p><p>コヨミちゃんは、セックス後の鷹倉姉妹の精神状態もチェックしている</p><p>それは公様のセックスには、邪念がありませんからいえ性的な欲望はとてもお強いのですが、純粋にわたくしたちの肉体を貪られて楽しんでいらっしゃいますから</p><p>わたしのお父さんセックスの前も後も、どっちもビクビクしてましたエッチな気持ちを、お母さんやわたしに感じ取られるのを怖がってましたでも、黒森さんそういう気持ちを全然隠さないですし、とっても堂々とエッチしてますから</p><p>そそそ、それは</p><p>しょうがないよヨッちゃんは、エッチだから根本的に</p><p>寧が、ウシシッと笑う</p><p>いえ、黒森さんよりエッチな人いっぱいいますわたし、知ってますから</p><p>巫女の力があると男の生々しい性欲も見えてしまうのか</p><p>それは、コヨミちゃんみたいな年齢の子には、相当キツイことだろう</p><p>そんなことはないです男の人はそういうものだと判ってますから</p><p>オレの心を読んで、コヨミちゃんは答える</p><p>いや、１２歳でそう割り切れてしまうことはやっぱり不幸だと思う</p><p>黒森さんのエッチな気持ちは暗くないんですジメッとしていないんですカラッとしているんです</p><p>そんな風に言われても</p><p>公様は、伸び伸びと本当に嬉しそうにセックスなさいますからお相手をしているわたくしたちも嬉しくなりますわ</p><p>ああ、判る判る美味しそうにご飯を食べてくれる感じだよねっだから、もっとサービスしてあげたいって思っちゃうんだよ</p><p>わたくしたちの心の安定に、公様とのセックスが良い影響を与えていることは確かですわというより、わたくしたち公様でないとダメです他の男性では心が壊れてしまうことは判っていますから</p><p>はいわたしも今はまだ身体が無理ですけれどもうちょっと大きくなったら、黒森さんにしてもらおうって思ってます今しないのも黒森さんが、わたしの身体のことを心配して下さっている気持ち、ちゃんと読めてますから黒森さんが、これだけ成長してたら、できるだろうって思ってくれるまであの、わたし待ってますから</p><p>そうか心が読めるとオレの不安まで、理解できてしまうから</p><p>うん無理はしないでおこうその方が思いっきり楽しんでセックスできるから</p><p>オレは笑顔で、コヨミちゃんに言った</p><p>恥ずかしそうに返事する、コヨミちゃん</p><p>良信君はホント、ニブイんだかスルドイんだか判らないところがあるよでも、君の普通の男の子と違う感受性が、あたしたちの家族をまとめてくれているんだと思う</p><p>もう一度言うけれどあたしたちが、家族が君を守っているんじゃない家族を守りたいっていう君の思いが、あたしたちを強くしてくれているんだあたしたちの中心に君が居る</p><p>とってもピュアで、とってもエッチなヨッちゃんがね</p><p>寧は笑った</p><p>でも、寧はエッチな良信君が好きなんだろ</p><p>マルゴさんが、そう言うと</p><p>エッチじゃないヨッちゃんは、ヨッちやんじゃないしヨッちゃんのエッチなオチンチンが嫌いな女の子は居ません</p><p>寧は、そう言い返す</p><p>その通りでございますわ</p><p>月子が、ニコッと微笑む</p><p>こんな風に笑えるようになったんだ</p><p>オレは、そのことが嬉しい</p><p>こ、公様わたくしそんなでしたか</p><p>キョトンとする、月子</p><p>コラコラ心を読んで会話しないあたしたちに判らないでしょ</p><p>寧が、笑顔で月子に言う</p><p>えっと月子さんて、ホントはあたしと同い年だよね</p><p>寧はまだ高２だけど１年留年しているから</p><p>年齢は月子と同じ、１８歳だ</p><p>正直あたしは、ホントは月子さんたちのこと、ちょっと怖がってるま、隠しても、月子さんたちには見えちゃっているんだろうけど</p><p>でも仲良くしたいんだよあたしだって</p><p>月子は笑顔で、そう言った</p><p>わたくしも、寧様は苦手でしたわ正直に申し上げます</p><p>ああたしって、メンドクサイ女だもんね</p><p>寧は気弱な寧子の上に、寧という別人格がコーティングされているから</p><p>でも、ゴメンこういう子だからあたし</p><p>でも黒森さんはそんな寧さんのことを、とっても大切に思っているのも見えていますから</p><p>コヨミちゃんがそんなことを言い出す</p><p>えー、恥ずかしいなぁもうヨッちゃんたら</p><p>寧は照れる</p><p>でも、あたしもヨッちゃん大好き世界一好き宇宙一好き</p><p>オレの頭に、コツンと自分の頭を当てる</p><p>さあ、そろそろみんな自分の部屋に引き上げようよ明日もあるんだしね今日のことはもう全部済んだんだから</p><p>マルゴさんが、お開きを宣言する</p><p>はいでは、行きましょうコヨミちゃん</p><p>はい、月子お姉さん</p><p>お休みなさいませ公様</p><p>お休みなさい、黒森さん</p><p>２人は、食堂から出て行く</p><p>さて、オレも</p><p>あ、ヨッちゃん今日はお当番が変更になっているからねっ</p><p>当番今夜、一緒に寝る子が</p><p>ほら、今日は色々あってもうしちゃった子もいるでしょだから、予定変更になりました</p><p>ああ今日も、何人もの子とセックスしたもんなあ</p><p>てことはもしかしてヤッちゃん</p><p>寧とは今日はしていない</p><p>残念あたしじゃないんだよ今頃は、ヨッちゃんの部屋で待ってるんじゃないかな</p><p>ああ工藤父の作戦完了を確認するまでは、オレは眠るわけにはいかなかったから</p><p>ここには来なくちゃいけなかった</p><p>でも、待っててもらっているんなら早く行かないと悪いなあ</p><p>じゃあ、オレ、部屋へ行くよマルゴさん、ヤッちゃんお休みなさい</p><p>うん、お休み良信君</p><p>良い夢を見てねヨッちゃん</p><p>慌ててオレは、自分の部屋へと向かう</p><p>えーと今日、まだしていないのは</p><p>それはそれで、たくさんいるんだよな</p><p>部屋に入る前に、ノックをした</p><p>自分の部屋だから、何かちょっと変なんだけれど</p><p>ドアが、ガチャッと開く</p><p>あ、ヨシくんもういいの</p><p>ああ、メグか</p><p>確かに、メグとは今日はしていない</p><p>ああ、工藤さんから連絡が来た全部終わったって</p><p>そうそれは良かったわ</p><p>部屋の中から別の声がした</p><p>中を覗き込むと</p><p>あたしは、そっちよりこっちのスカートの方が可愛いと思うわよ</p><p>ファッション雑誌を見ている雪乃と可奈センパイが居た</p><p>ううー、吉田くぅーん</p><p>愛が読んでいた製パンの本から顔を上げる</p><p>あら、やっと来たのね</p><p>まり子も居る</p><p>メグ、雪乃、可奈センパイ、愛、まり子</p><p>今日、セックスしていない子ばかりじゃないぞ</p><p>寧さんが今夜は、このメンバーで行けって</p><p>今日は色々あって、ヨシくんは疲れているからリラックスできる子で囲んで、日常の雰囲気を取り戻すように言われたの</p><p>ああ確かに、基本はパン工房メンバーだ</p><p>イーディが居ないけれど</p><p>あ、イーディは肉体派の子たちの面倒を見るから、今夜は来ないって</p><p>ハイジやミタマやキヌカたちと交流を深めておきたいんだな</p><p>イーディも、マルゴさんたちとアメリカへ行くんでここを留守にするから</p><p>で、公夜の部し、どんな風にするの</p><p>ってちょっと待てぇぇぇ</p><p>なんで、このメンバーにまり子が</p><p>１人だけ、学校も違うぞ</p><p>それは仕方ないでしょみすず様たちと一緒じゃ、息が詰まっちゃうわよ</p><p>名家の人間でない、まり子はみすずや瑠璃子とは立場が違う</p><p>他の子たちはまだ良く判らないし可奈たちと一緒の方が楽しそうだったから</p><p>ニコッと、まり子は微笑む</p><p>でも一部に、不満な人も居るみたいよ</p><p>意地悪そうに、雪乃が言った</p><p>メグが何で、この人、ここに居るのよっていう顔をしている</p><p>吉田くぅんパンのことで、ちょっと相談</p><p>愛もこの場には来て欲しくなかったみたいだ</p><p>あたしは、何でもいいけどさ</p><p>雪乃は、プイッとまたファッション雑誌に眼を戻す</p><p>まあ、いいんじゃないみんなで楽しく過ごしましょうよ</p><p>可奈センパイだけが、まり子の味方らしい</p><p>どうなるこの夜</p><p>リラックスできそうな状況じゃないぞオレ</p><p>母が旅行に行ってしまい</p><p>80歳の父に、食事させるだけでもこんなに大変とは</p><p>とにかく、単語が思い出せなくなっているので</p><p>会話がすでに大変なことに</p><p>何か食べたいものとかある</p><p>あのほら、小麦を焼いたあのパンみたいなやつ</p><p>え、何お好み焼き</p><p>そういうんじゃなくってもっと洋風な</p><p>え、パンケーキとか</p><p>違う違うそういうおやつっぽいものではなくて</p><p>大きさがこれくらいで</p><p>そんなに大きいってことはピザ</p><p>違う、ピザとは国が違う</p><p>口</p><p>その大きいパンみたいなのをちぎって食べるんだよ</p><p>ちぎる</p><p>そうあの、ほら汁につけて</p><p>汁</p><p>そうそう、あれが食べたいんだよほら、駅の向こうの大きなビルの中の店で前に食べた</p><p>あもしかしてカレー屋のこと</p><p>いや、カレーだけど米じゃないんだよ、パンみたいな</p><p>判ったナンが食べたい</p><p>ナンて何だ</p><p>だから、インド料理のカレーを付けて食べるパンみたいの</p><p>あれ、ナンて言うのか</p><p>そうだよ、ナンだよ</p><p>うんアレが食べたい</p><p>おい80歳突然、ナンをご所望ですか</p><p>判ったじゃあ、もう食べに行こううちじゃあ、ナンなんて作れないから</p><p>無理なのか</p><p>非常に難ありだよ</p><p>ということで父とカレーを食べて来ました</p><p>今日は母が帰ってくるはずなんですけれど</p><p>1087．取り戻す夜　／　夜のお茶会</p><p>ヨシくん、お茶入れたわよ</p><p>メグが、紅茶を入れてくれた</p><p>あら、お茶なのあたし、コーヒーの方が良かったのに</p><p>欲しけりゃ、自分で入れなさいよ雪乃</p><p>メグは雪乃を睨む</p><p>皆さんも、どうぞ</p><p>少しムッとしながら、メグがまり子たちにも声を掛ける</p><p>雪乃や愛は、このお屋敷の住人だけれど</p><p>まり子や可奈センパイは、いつもは居ない人たちだからな</p><p>それもオレの部屋の中に居るというのは、メグにとっては自分のテリトリーを荒らされた気分になるんだろう</p><p>ええ、いただくわ</p><p>ありがとう、恵美さん</p><p>しかし、まり子も可奈センパイも平然としている</p><p>この２人は、図太いところが良く似ているんだよなあ</p><p>雪乃の登山ロープみたいな神経の太さとも違う</p><p>ちゃんとメグの気持ちを理解していてそれでも、敢えて入り込む</p><p>そして、ちゃんとみんなと交流しようとする</p><p>雪乃や愛の内に閉じ籠もった閉鎖性は無い</p><p>雪乃さんてさ眼の付け所は悪くないんだけれど、ちょっとアレよね</p><p>ファション雑誌を見ている雪乃に、さっきから可奈センパイは声を掛けている</p><p>相手の興味のあることに積極的に話題を振っている</p><p>アレって何よ</p><p>いや、さっきからあなたのこれが良いんじゃないっていうのをさ、色々教えてもらったけれどちょっと流行に乗りすぎよ</p><p>あ、それ、わたくしも感じましたわ</p><p>まり子も、優雅に紅茶を飲みながら言う</p><p>流行に敏感なのの、どこが悪いのよ</p><p>雪乃が、そう言うが</p><p>雑誌に載っているファッションを見て、流行に乗っかるのは敏感とは言わないんじゃないかしら</p><p>そうねどっちかっていうと遅れているって感じですわ</p><p>ていうかお洒落なんて、もうちょっとラフで良いと思うわよ流行っている色とかアイテムとかだけ、何となく押さえとけばいいのよ</p><p>うん雪乃さんは雑誌に紹介されている通りじゃないといけないって厳格に考え過ぎだと思いますわ</p><p>ズケズケと意見を言う２人</p><p>ま、あたしは庶民の娘ですから、最初からお小遣いの範囲でできることしか考えないけれどね</p><p>あら、わたくしもそうよ</p><p>そう言うまり子に、可奈センパイは</p><p>えー、まり子って株式投資とかやっちゃう女子高生でしょご実家は大金持ちだし、お金には困ってないんじゃないの</p><p>私用に使えるお金は、毎月、上限を決めているわ将来、ビジネスを興す資金は貯めておきたいし株はいつも儲かるわけじゃないから</p><p>へえ、自分で決めてそうしているなんて凄いわね</p><p>昔の雪乃の方が無頓着に買い物し放題だったんじゃないか</p><p>オレは昔の雪乃の白坂家の家の私室を見たことがある</p><p>洋服と化粧品の瓶に埋もれた、かなりの汚部屋だった</p><p>白坂創介や雪乃の母親は毎月、かなりの大金を雪乃に与えていたのだと思う</p><p>だから、雪乃はお金使いの荒い女の子だったはずだ</p><p>今は全然よ買い物とか、行かれないんだし</p><p>あたし、ほら世界で一番、初体験セックス動画をダウンロードされた女らしいから</p><p>５月の事件以降雪乃は、世間に広く顔を知られている</p><p>毎週、テレビにも出ているし</p><p>だから、今はこうやって恵美に買って来てもらった雑誌を見るだけなのよ放っといてよ</p><p>ああ、今は雪乃の実妹のマナは、ほとんどこの家から出ないし</p><p>だから、メグか</p><p>あら、インターネット通販とかは</p><p>克子が許してくれないのよそれに今のあたしは、銀行の口座とか持って無いし</p><p>お屋敷のセキュリティの問題があるから雪乃の勝手にはさせられないんだよ</p><p>通販で買ったものに何か仕掛けられても困るし</p><p>雪乃の口座も、あることはあるらしいよテレビの出演料とか、そこに振り込んでもらっているらしいから</p><p>誰からなのかは判らないけれど</p><p>何たって、雪乃の番組にはスポーンサーが付いていないから</p><p>でも、雪乃やお笑い芸人のスナッチやオカマのエッセイストのフランシーの出演料や、スタッフのギャラはきちんと支払われている</p><p>裏からジッちゃんがお金を出しているのかそれとも、キョーコさんに脅されたテレビ局が自発的に払っているのか</p><p>その辺は謎だ</p><p>口座があったって、あたしが使えないと意味が無いじゃない</p><p>しかも、化粧品とかさこれ使ってみたいから、買ってって克子に言うんだけれどさ克子がそれより、こっちの方が良いからって別のを寄越すのよあたしの意見とか、無視なんだから</p><p>それは克子お姉さんの方が、お化粧品とからは詳しいんだから、仕方ないわよ</p><p>あたしは、使ってみたいのっ自分で試してみたいのよっ結果的にダメかもしれなくても</p><p>そこまで言うんなら、あたしが買って来てあげてもいいけれどでも、あたしは余裕は無いから、お金はちゃんとくれないと困るわ</p><p>可奈センパイが、そう言ってくれる</p><p>判った克子姉に雪乃の口座から、お金を下ろしてもらえるように頼んでみるよ</p><p>もちろん、今、雪乃の口座にあるお金を全部自由に使わせるわけにはいかないけれど</p><p>何でよあたしが、身体を張って稼いでいるあたしのお金でしょ</p><p>だって雪乃何も考えずに、一気に使っちゃいそうだしさ</p><p>どう使おうとあたしの勝手でしょそれに、毎月、ちゃんと出演料が入ってくるんならさあるお金を全部使っちゃったって問題ないわよ</p><p>こういう豪快さが雪乃だ</p><p>でもさ、雪乃さんテレビだっていつまで出られるのか判らないんだし将来のために貯めといた方が良いと思わない</p><p>将来そんなのあたしの将来なんて、このバカ次第なんだから</p><p>貯金とかバカらしいわよこのバカがコケたら、あたしも一蓮托生で死ぬことになるんだしだったら、今、あるお金は今の内に使っちゃいたいわよ将来のことは、その時になったらこいつに何とかしてもらえばいいんだし</p><p>うん、まあ雪乃の面倒はオレが見るんだから</p><p>当然、そうなるか</p><p>今まではさ服を買っても、着ていくところが無かったけれどテレビだって、あたしは水着で出させられてたしさでも、ほら、先週から服を着て出演できるようになったから</p><p>この先は雪乃のお腹が目立ってくるから</p><p>だから、テレビ番組内でのビキニ担当はエリとリエの双子と、ミタマがすることになった</p><p>テレビで着る服ぐらいは、せめて自分で選びたいわよ今のあたしには他にお洒落する場がないんだから</p><p>学校は制服だし</p><p>出産に向けての病院は香月セキュリティ・サービスの関連病院に通っている外からは判らないように、こっそりと</p><p>雪乃がファッションを楽しめるのはテレビだけだ</p><p>でも、雪乃先週、テレビで着た服のメーカーからクレームが来たんでしょ</p><p>うん来たイメージ・ダウンになるからあたしには着て欲しくないって</p><p>雪乃は凹んだ表情をする</p><p>で、代わりにどーでもいいメーカーから、うちの会社の服を着てくれないかってオファーが来たらしいのよあのマタニティドレスの会社からね</p><p>ああ雪乃が妊娠していることは、今や国民全体が知っている</p><p>それがまたとてつもなくオバサン臭いデザインばかりなのよホント、あたしが着たい服のメーカーからは断れてあんまり着たくないメーカーから声が掛かるとかさどうなってんのって感じよ</p><p>ていうか、雪乃さんのテレビってノー・スポンサーなのを売りにしているんだから、洋服とかの提供とかもマズいわよね</p><p>可奈センパイが、指摘する</p><p>まあねそんなんでも、ネットで叩かれる材料になるわよねあたしに洋服を提供するだけなら広告費が掛からないで宣伝できるわけだしああん、もう、そういうのはどうでもいいのよとにかく、あたしは自分で服を選んで、自分の好きなお洒落がしたいのよっ</p><p>こんなにストレスが溜まっていたのか</p><p>もうさいっそのこと、雪乃さんが自分でデザインして、洋服作ったら会社を作ってさ</p><p>起業家を目指しているまり子が、そんなことを言い出す</p><p>そこまで突き抜けたらさすがに誰も文句を言わないわよ</p><p>雪乃が我が道を行く性格なことは、テレビを観ている人も知っているんだし</p><p>既存のメーカーの服を着てテレビに出たら、クレームが来たから今後は、自分で作ることにしたということなら大義名分もある</p><p>話題にもなるし売れると思うわよ、あなたの服</p><p>あたしは売れないと思います</p><p>雪乃のセンスってやっぱり、ちょっとエキセントリックだと思うからあたしとか、真似したくはないです</p><p>ちょっとあたしのどこがエキセントリックなのよっ</p><p>ムッとする雪乃に今まで黙っていた愛が</p><p>変じゃないけどちょっと変かも</p><p>それって変てことじゃないのっ</p><p>雪乃さん派手好きだから</p><p>派手好きで何が悪いのよっ</p><p>吠える雪乃に、可奈センパイが</p><p>あ、あたし判った愛が何が言いたいのか</p><p>さすが一番、愛と付き合いが長いだけのことはある</p><p>雪乃さんはさ顔付きが派手だから、派手な格好も似合うのよでも、そういう雪乃さんの派手は、一般受けしないっていうか普通の子が、雪乃さんが好きそうな格好をしても似合わないのよ</p><p>つまり、雪乃さんがデザインした洋服は売れないってこと</p><p>まり子が、可奈センパイに尋ねる</p><p>うん雪乃さんの趣味があたしは、さっきまで流行を追っ掛けるのが好きなのかと思ったけれど、そうじゃないのね単に、派手な方が好きなのよ今流行っている色やアイテムなんかを組み合わせて派手を追求すると何となくありきたりな感じになっちゃうってだけの話なんだと思うわ</p><p>ああ、組み合わせの問題なのね</p><p>２人は納得しているがオレには、良く判らない</p><p>だからさ雪乃さん、子供服をデザインしてみない</p><p>雪乃さんが好きな派手な感じってさ子供服なら、アリだと思うのよ最近は、子供の晴れ着に派手なのを着せたがる親が増えているし</p><p>ああ子供服のブランドを始めるのなら、アリかもしれないですわね</p><p>ええ雪乃さんがこれから出産することは、みんな知ってるわけだし</p><p>そっちの方がビジネスとしては正解ですわね</p><p>可奈センパイとまり子で盛り上がっていく</p><p>まり子アパレル関係に知り合いはいる</p><p>トリイ電子にも、服飾関係の会社が無いわけではありませんけれどこれは、桃子お姉様に話を通した方が良いと思いますわ</p><p>歌晏グループの方が、そちらの業界には強いですからそれに、桃子お姉様を巻き込んでおいた方が、今後、色々と融通して下さると思いますし上手く話を持ち掛ければ、出資もして下さると思います</p><p>ああ、それは良いわね</p><p>ちょっとあたしを無視して勝手に話を進めないでよ</p><p>あたしは自分がお洒落したいだけなのよ子供の服のこととか考えたことがないわ</p><p>あら、雪乃さんは克子さんに押さえられていない、自分の自由になるお金が欲しいんじゃなかったの</p><p>雪乃さんの取り分は、克子さんを通さずに直接、お支払い致しますわ</p><p>何なら名前を貸してくれるだけでもいいのよ白坂雪乃ブランドで実際のデザインは、本職のデザイナーさんを雇ったっていいんだし</p><p>そうね雪乃さんの派手なイメージを元に子供服ブランドを作るだけですわ</p><p>いけると思うわよこの半年のテレビ放送で雪乃さんて、若い女性層のファンは付いていると思うし</p><p>早速、調査してもらいますでも、わたくしも勝算はあると思いますわ</p><p>女子校生ママの提案する子供服っていうのが良いわよね</p><p>うんそう考えると女子高生向きの洋服のメーカーが、雪乃さんにクレームを付けてきたのはよく判るのよ</p><p>ああ、そうね妊娠している女子高生が着ている服ってイメージが、自分の会社の服に付くのがマイナスだったのね</p><p>だからそういう雪乃さんのイメージを逆手にとってさ、これからママになる雪乃さんが、生まれてくる子供のために考えた服ってことなら、全部プラスに転換すると思うわ</p><p>健気な感じになるものね</p><p>妊娠したくて妊娠したわけじゃないけれど、生まれてくる子供には罪は無いから生まれて来たら、可愛い服を着せてあげたいっていう優しい気持ちをコンセプトに組み込めるから</p><p>可奈センパイとまり子は、やる気満々だ</p><p>雪乃は、絶句している</p><p>この話、乗った方が良いと思うぞ儲け話なんだからさ</p><p>今の雪乃は校内では孤立している</p><p>家族の中でも親しく話をするのは、腹違いの姉妹のメグや実妹のマナ以外は年少組の子ばかりだ</p><p>子供服ブランドの件で、同年代のまり子や可奈センパイと親しくなるのは今の雪乃にとって良いことだと思う</p><p>お金、欲しいだろ克子姉には、可奈センパイやまり子とのビジネスで稼いだお金は、全部雪乃が自分で管理するって、オレからも言っておくから</p><p>不承不承、雪乃は受け入れた</p><p>でも、あたしは自分がお洒落したいだけなんだけれど</p><p>それも子供服の方が上手くいったらさ子供と一緒に出かける時の、若いママの服っていうコンセプトで、別のラインを起ち上げましょうよ</p><p>雪乃さん、どうせしばらくはマタニティドレスを着ることになっちゃうんだからさ</p><p>出産して、お腹の大きさが元に戻った後で赤ちゃんと一緒にお洒落する服を考えてよ</p><p>そうそうどうせ、今から会社を立ち上げても、実際に販売できるようになるまでには時間が掛かるから雪乃さんの出産後になるわ</p><p>妊娠している女子高生用のマタニティドレスはさすがに需要が無いと思うもの</p><p>やっぱり、基本は子供服で次が若いママさんね</p><p>子供のいる女子高生じゃないわよその辺のイメージは、吹っ飛ばすから</p><p>どんどん２人は意見を言う</p><p>わ、判ったわよあんたたちに任せるわよ好きにすればいいじゃない</p><p>少しキレ気味に、雪乃は言った</p><p>あ、そうだお洒落で思い出したけれど</p><p>可奈センパイが、今度はメグを見て</p><p>恵美さん、あなたちょっとマズいわよ今のままだと</p><p>そうよあのさ最近、ノブとの間に格差が生じてきているのよ</p><p>格差</p><p>ほら、ノブがどんどん、格好良くなっていってるでしょそれなのに、公式にはノブの婚約者のはずの恵美さんはノブの進歩に追いついていないから</p><p>あたし追いついてませんか</p><p>遅れているわよだから何か変な感じになりつつあるわよ今のままだと、その内、学校のみんなが変だと勘付くわよ</p><p>吉田くぅんホントに格好良くなってる</p><p>そりゃそうよ今日、１日、ノブと行動してみてよく判ったけれどノブは、色んな人に磨かれまくっているもの</p><p>ああみすず様や瑠璃子様と同席していても、雰囲気に呑まれないですものね</p><p>わたくしも、凄い胆力だと思うわ先週のパーティなんて、名家のご令嬢のお歴々の中にたった１人で平然としているとか、普通の人では考えられないですもの香月様とも、当たり前の様に普通にお話なさっていましたし</p><p>いや、それはオレがニブイだけでさ</p><p>普通の人なら、ビビッちゃうような場所に居るってことをよく判っていないから</p><p>違うわニブイだけの人なら、すぐに皆様の前でボロを出すもの</p><p>公は、破綻しなかった最後まで香月家の身内をやり通していたわ</p><p>そう言ってもらえるのは、嬉しいけれど</p><p>ま、磨かれて当然よね公は、これだけ個性豊かな人たちに囲まれて生活しているんだもの</p><p>いや、オレは良く判らないからみんなの言うことを聞いているだけだよ服装とか髪型とかもオレじゃなくて、みんながこれを着ろとかこうした方が良いっていうのを、そのまましているだけだし</p><p>ていうか朝でも昼でも夜でも</p><p>みんなが、オレのチェックをする</p><p>髪の毛なんて、毎日、何人もの子がちょっと乱れているって直してくれるし</p><p>でも、色んな人に教わってノブも今ではとりあえず、こうしておけばいいっていう基本は自分でも判ってきているでしょ</p><p>昔みたいに、根本から直されることは減った</p><p>オレだって、学習能力はある</p><p>それが磨かれてるってことよノブは、どんどんセンスがアップしていると思うわ物質なら磨かれれば、すり減って小さくなっていくけれど人間は、磨かれれば磨かれるほど、大きく成長していくから</p><p>吉田くん、カッコ良い好き</p><p>そうね普通の男の子にはない良い感じの雰囲気があるわよね</p><p>なのにさ恵美さんの方は、伸びてないと思うわよ磨きが足りないんじゃないの</p><p>ノブが、みすずさんと上流階級のパーティに出ても変じゃない雰囲気の男の子に成長しちゃっているんだからさ今のままだと、恵美さんと並ぶと恵美さんの方が劣って見えちゃうわよそんなの公式には婚約者で、２人きりで一緒に暮らしていることになっているのに、おかしいでしょ恋をして女の子が綺麗になるんならともかく男の子の方だけカッコ良くなるとかさ</p><p>そんなに、あたし問題ですか</p><p>真剣にメグは尋ねる</p><p>問題よあたしは、そう思うわだってノブはこれから、もっともっとカッコ良くなっちゃうと思うしこれ以上引き離されたら追いつけなくなるわよ</p><p>ヨシくんあたしを追いてっちゃうの</p><p>そんなのこのバカにはどうすることもできないわよ恵美は学校で走り回っているだけだけどこのバカの方は偉い人とも会うし、ヤバイ現場にも行くんだから経験値が段違いになっていくのは仕方ないじゃない</p><p>あたしだって、テレビに出るようになって恵美には、そうは見えないかもしれないけれどやっぱり、変わったわよスナッチやフランシーは、一流の芸能人だし毎週、たくさんの人に観られているって思ったら、やっぱり自分を変えていくしかないもの</p><p>確かに雪乃は昔よりは、落ち着いた</p><p>どんどん新しい人たちと知り合ってバカばっかじゃないわ、頭の良い人もいるわよズルいのもいるけれどそれで緊張する現場に何度も立ち合えば、否応なしに磨かれるわよあたしよりも、このバカの方がキツい目に遭わされていると思うし弓槻は、ホンモノのサディストだから</p><p>ミナホ姉さんのことを弓槻と呼ぶのは雪乃だけだ</p><p>雪乃と最初に会った時は、犯罪組織黒い森のリーダー黒森御名穂ではなく</p><p>臨時の担任教師弓槻御名穂だったから</p><p>ミナホ姉さんは、サディストじゃないよ本当にオレに経験を積ませて育てようとしてくれているだけだから</p><p>ノブは底なしだからねぇだから、ついつい無理なことまで強いてしまうんだと思うわしかも、ノブったらどんなことでも、平然と何とかしちゃうし</p><p>普通だったらさとっくにパンクしているはずなのよこれだけたくさんのしかも個性の強すぎる子ばかりが寄って来たら</p><p>まり子も言う</p><p>しかも、ノブの人徳だと思うけれどみんな仲良くのルールが守られているでしょノブを独占しようとして、他の子を排除しようとする子が出て来ないのは凄いと思うわよ</p><p>それはみんな、優しくて、頭が良くて、良い子ばかりだからだよ</p><p>そうかしらみすず様にしても、瑠璃子様にしても実際は、相当独占欲の強い方だと思うわわたくしは、そんなにお目にかかってはいないけれど黒森御名穂という方も、そうだと思う寧さんもそうだし、アニエスさんもそうひこに居る愛さんだって、ホントは独占欲の強い子なんじゃないかって感じるわ</p><p>そういうまり子だって</p><p>ええ、あたしも自分は、独占欲の強い方だと思うわでも、ここでは他の子たちと仲良くしなくちゃいけないって身にしみて判るのよ</p><p>このバカに嫌われたくないんでしょ</p><p>だから、仲良くしなくちゃいけないって嫌われて、このバカの家族から追放されるのことを恐れているのよあんたたちは</p><p>あたしは、そんなことないわよだってこのバカは、あたしのこと、ベタ惚れだってこと判っているもの</p><p>もっとも色んな子がたくさん来てくれたから、あたしもここに置いてもらえるようになったことは判っているわ弓槻たち最初のメンバーだけだったら、あたしは排除されたままだったと思うみすずや瑠璃子たちが来て、人が増えたことで最初のカラーが薄まったから、あたしが居ても良いことになったのよ</p><p>黒い森の初期メンバーは全員、雪乃の父親に恨みと憎悪を感じていた</p><p>雪乃は、復讐のターゲットだったわけで</p><p>メグ、マナ、アニエスといった姉妹たちも居たけれど</p><p>結局、白坂創介と接点の無かった香月組や鷹倉姉妹たちが来たことで</p><p>雪乃もお屋敷に住むことが許されるようになった</p><p>そういう意味じゃみすずや瑠璃子たちには感謝しているわあ、本人たちには言わないでよ勘違いされたら困るから</p><p>でも、ホントこのバカが底抜けだっていうのは正しいわねこんだけたくさんの女の子をハベらかせてさ全然、平気でしょこのバカ自分がトンデモないことをしているっていう自覚が無いのよちょっと、頭のネジが足りてないっていうか脳ミソの中の大きな筋が断線しているんだと思うわそれでいてこの先、１０人でも、２０人でも女の子を増やしても、やってけちゃうんでしょうけれど</p><p>ノブはメジャーリーグのホームラン王みたいなものなのよ何で、そんなにホームランが打てるんですかって聞いたって、本人は天才なんだから打てるから打ってるだけだっていう答えしか返って来ないのよ世間の人からしてみたら何でそんなことができるんだっていう偉業なんでしょうけれど、ノブ本人は当たり前にそうしているだけなんだから</p><p>そうよね公はこの途轍もない一夫多妻のハーレム家族を、当たり前だと受け入れているのよねそして、公がとても自然に泰然としているから、わたくしたちもこれで良いんだって感じられるのよね正直、倫理的には異常なことになっているって判っているけれどわたくしも受け入れてしまっているし</p><p>ま、いいかって気分なるわよねノブが、ちゃんと調整してくれているんだからこれでいいんだって</p><p>毎日、楽しいし幸せだよ吉田くんと居るとここのみんなも好き</p><p>そうなのよ楽しいのよ可奈なんて、わたくし今日初めて会ったのに今では、わたくしの一番の親友になっちゃっているし</p><p>そりゃそうよこのまま一生、お互いノブに関わるんだからさ</p><p>まり子と可奈センパイが、見つめ合って微笑む</p><p>うんみんな公を通じての家族なのよねどんなに親しい友達にも話せない相談ができるしていうか、本当の家族にも言えないことを話しているわ</p><p>当たり前じゃないお互い裸どころか、ノブとのセックスまで見せ合ってるんだし</p><p>みんな公の赤ちゃんを産むんだなぁって思ったら仲良くなるしかないものね</p><p>それがオレたちの家族</p><p>だから、恵美さんに言いたいのよもうちょっと何とかしなさいよ今のままだとノブとズレちゃうと思うわよ</p><p>あたしそんなにダメですか</p><p>ダメじゃないけれどもうちょっとね</p><p>そうかしらわたくしはもしかしたら違うんじゃないかって思うわよ</p><p>いえ、今わたくしたちの置かれている状況を、もう一度頭の中で整理して考えてみたんだけれど</p><p>まり子は、笑顔でメグを見る</p><p>今の公には恵美さんみたいな子も必要なんじゃないかしら</p><p>あたしも、そう思うわこのバカは確かに少しは見た目も良くなってしいるみたいだけれどさ本質的には、鈍くさいオトコだからさ</p><p>恵美みたいな鈍くさい子も必要なのよみすずや瑠璃子みたいな、気位の高い子の相手ばかりしていたら気が滅入っちゃうもの恵美みたいな小うるさい子に、ギャンギャン文句を言われて尻に敷かれるのもこのバカには必要なんだと思うわよ</p><p>雪乃あたし、そんなに鈍くさいあたし、そんなに小うるさいギャンギャン文句を言ってるヨシくんを尻に敷いたりしている</p><p>メグは、カチンときたようだ</p><p>あー、自覚が無いのホント、恵美って残念な子よねーっ</p><p>意地悪そうに、雪乃は笑った</p><p>メグが、キッとなってオレを見る</p><p>ヨシくんっあたしって、そんなに残念な子なの</p><p>まだ公示どころか、国会の解散もしていないというのに</p><p>昨日、うちの前を選挙カーが</p><p>＊＊党の全衆議院議員＊＊＊＊、＊＊＊＊でございます</p><p>と、拡声スピーカーで連呼しながら通り過ぎていきました</p><p>明確な、選挙違反ですね</p><p>なりふりかまってないですねえ某党は</p><p>1088．取り戻す夜　／　zan-nen</p><p>そりゃ残念でしょ恵美が残念な子じゃなかったら、誰が残念なのよ</p><p>雪乃が笑って、そう言う</p><p>昔のお前だよ雪乃</p><p>４月の入学式の時はホント、最高の美少女だと思ってたのにさ</p><p>綺麗で、明るくて、誰にでも優しい女の子だってオレは信じてた</p><p>何言ってるのよあたしは、ずっとあんたにとっての最高の美少女じゃない</p><p>雪乃は、ヘッと笑ってオレを見る</p><p>あの頃から、ひたすらあんたはあたしにベタ惚れでしょ判っているのよ、あたしは</p><p>今だってあんたがあたしのこと、好きだって言うからこうして一緒に暮らしてあげてるんだし、あんたの子供だって産んであげるのよ感謝して欲しいわ</p><p>雪乃はそう言うと</p><p>あたしもあんたには色々と感謝しているから</p><p>小さな声で、恥ずかしそうに言った</p><p>あんたのお陰であたしや舞夏が助かったってことは良く判っているけどそれだけじゃなくって、あんたと居るからあたしたち絶望しないで済んでるってことも判っているのよ何で言ってもあんたって、底抜けのバカだからさどんなに運命のどん底の時でもさ何か笑っちゃえる感じになるのよていうか、実際、笑えるのよねあんたを見ているとそれで、どんなツラいこともしょうがないかって気分になってさ前向きになれるのよ</p><p>いや、そんなことは無いよオレだって、絶望したことはある</p><p>親に捨てられ、真っ暗な部屋で１人で何日も絶望の夜を過ごした</p><p>あの頃のオレは雪乃に恋してたから、何とか耐えられたんだ</p><p>ホントの恋じゃなかったけれど</p><p>雪乃のことを思うことで、現実逃避することができたから</p><p>オレも雪乃には感謝しているよ</p><p>不思議そうに、雪乃はオレを見る</p><p>いや、何でもないていうかさ、今のオレは絶望できないんだよオレが絶望したら家族が救われなくなってしまうからだから、オレはどんな酷い状況になっても、絶望しちゃいけないんだよどんな手を使ってでも希望を見出さないとさオレ１人のことならさっさと諦めて、ゲームセットでも構わないけれど今は、１人じゃないからだから、オレは</p><p>逃げないでゲンジツに立ち向かわないといけない</p><p>吉田くん素敵</p><p>好き、好きぃ</p><p>愛が、オレを背中から抱き締めて来る</p><p>ちょっと愛さん</p><p>今は大切な話をしているところなんだから１人だけヨシくんに、くっつかないで</p><p>あ、そうだったわねいかに、恵美が残念な子かっていう話だったのよね</p><p>雪乃話をそこへ戻すのか、おい</p><p>残念でもいいんじゃないのわたくしは好きよ恵美さんみたいな子</p><p>それに雪乃さんもね</p><p>だってあなたたちって、自分の気持ちを正直に表現するじゃない全然、隠し事がないのよとっても、オープンな性格よね何でもズケズケ言ってちょっと空気が読めない子なんじゃないかって思う時もあるけれど、サッパリしてて好きよ</p><p>ええと、あの</p><p>まり子それは、ちょっと前のお前だ</p><p>何でもすぐに思ったことを口にしてそれも周りの空気を読まないででも、悪気は無いから、どんなにキツいことを言ってもサッパリ受け入れられてさ先週のまり子は、そういう女の子だったぞ</p><p>あら、そうだった嫌な思いをさせてたんなら、ごめんなさい</p><p>まり子は、素直に謝る</p><p>いや別に謝ってもらうようなことじゃないんだけれど</p><p>そう言うオレの言葉を、まり子は遮って</p><p>わたくし余裕が無かったのよね今は良く判るわ</p><p>余裕</p><p>ほら、わたくし名家の生まれでもないくせに、名家の人たちと張り合おうとしていたでしょだからよ無理していたと思うわ誰に対してもケンカ腰でわざと上から目線で、相手を小馬鹿にするようなことばかり言っていたわホントみっともない娘だったわ</p><p>まり子は過去の自分をそう言う</p><p>今、考えると桃子お姉様の真似をしていたのよねわたくしは桃子お姉様じゃないのに</p><p>香月家と並ぶ由緒ある大名家の血を引く、お嬢様中のお嬢様</p><p>桃子お姉様は、歌晏家のご令嬢でいらっしゃるからあんな態度で皆様にお話なさっていても許されるのに、名家の人間ではないわたくしが真似をしたら、滑稽なだけよねホント見苦しいことばかりしてきたと思う穴があったら入りたい気分よ</p><p>今日公や可奈や愛さんも居たわよねハイジさんやヨミさん、美智さんのお父さんも居て、みんなでパン屋さん巡りをして楽しかったわそれで判ったのよあたしは名家のお嬢様たちとは違うって庶民ていうのは失礼なんだろうけれどとにかく、あたしも可奈たちの方の人間なのよ名家のお嬢様たちの世界の人間じゃなかったのよだって、こっちの方が気楽で楽しいんですものあっちは息苦しくて</p><p>あら、世界的な企業であるトリイ電子の社長令嬢が自分を庶民て言うのはおかしいんじゃないの</p><p>可奈センパイが苦笑する</p><p>でも名家とは違うわあの世界の人たちはやっぱり違うのよ</p><p>まり子は、説明しようとするが</p><p>まあ、いいわあたしたちには、良く判らないことだからだって、あたしたちにはさみすずさんたちも、まり子も大金持ちの上流階級のあたしたちとは違う世界の人にしか見えないもの</p><p>それはでも、ホント違うのよ可奈</p><p>いいわよ、無理して説明してくれなくてもとりあえず、あたしたちの方が一緒に居てお気楽っていうのは判ったわ名家の世界っていうのが、お堅くて、息苦しいっていうのも</p><p>可奈センパイは、オレを見て</p><p>みすずさんや瑠璃子さんがノブと一緒の時に、ハッチャケちゃうのは、普段の生活が堅苦しいからなのねだからノブの前では、抑え込んでいる自分を解放して、思い切ったセックスを楽しんでいるんでしょ</p><p>そうねそういうことだと思うわ公みたいにどんな思い出も、真っ直ぐに受けとめてくれる人は少ないと思うししかも、この人、変な欲は一切ないでしょ</p><p>そうよね香月家を乗っ取って、好き放題しようとかしないわよねノブは、物欲も無いし普段は、びっくりするぐらい大人しいものセックスの時は、あんなに野獣なのに</p><p>そうよねぇ、野獣よねぇ</p><p>可奈センパイまり子</p><p>でも、ノブって自分の性欲だけに夢中になって、女の子の嫌がるようなセックスはしないでしょ</p><p>そうよねちゃんと自分をコントロールしているのよねだから公とセックスしても不安にはならないのよ</p><p>それはあたしの時に、全部やったからよ</p><p>女の子を酷い目に遭わせるようなセックスは、あたしで一通り経験して、もう飽きたんでしょだから、あんたたちにはしないのよ</p><p>いや、あの可奈センパイや愛にも、初めての時は結構酷いことをした記憶があるんだけれど</p><p>そうだったかしらもう、忘れたわ</p><p>可奈センパイは、クスクスと笑い出すホントは覚えているんだな</p><p>愛は淫乱な女の子だからあれで良かったよ</p><p>愛も、そう言う</p><p>どっちにしたって、あたしの時ほど酷いことはしていないでしょ</p><p>酷いコトってノブにどんなことをされたのよ</p><p>まず初体験が、身体を拘束されてのレイプでそのまま、次の日の朝まで１０回も犯され続けたわ</p><p>いいなあ</p><p>あ、愛</p><p>その後も他の男の子とデートしている途中に公園のおトイレの中に呼び出されてレイプとか繁華街の道端で、レースクイーンのコスプレさせられてレイプとか</p><p>愛もしてみたい</p><p>愛はセックスに関しては貪欲だオレ限定だけど</p><p>アソコの上に、このバカの名前のタトゥを入れられたり</p><p>アソコって、ここ</p><p>可奈センパイが、自分の股間を指差す</p><p>そうよ他にどこがあるって言うのよ小さいパンティだと、タトゥが見えちゃうかもしれないからあたし、しばらくオバサン用のでっかいパンツを穿いていたんだから</p><p>それからこいつにレイプされているのを、学校全体に生中継されたりとか</p><p>ああ、あったわねえそんな事件ああ、そっかあれもノブのしわざだったのね</p><p>可奈センパイは、オレの高校の生徒だから５月の事件も知っている</p><p>あれは公式には、オレでなく遠藤が雪乃を公開生レイプしたことになっているから</p><p>愛もしてみたいよ</p><p>オレはもう充分だ</p><p>ふーん、色々とやって来ているのね公</p><p>まり子が、ニヤリと微笑む</p><p>ま、わたくしは別に良いけれどでもそうねそうやって雪乃さんで色々と体験してきているから、みすず様たちのご要望にも平然と応えられるのね</p><p>みすずさんや瑠璃子さんてやっぱり大変なの香月家のお嬢様だと</p><p>そりゃなかなか壮絶よいつも、色んな人たちから見られていて気品のある言動をしなくちゃいけないんですものストレスは、凄いと思うわ</p><p>ああだから、ノブとのセックスでハッチャケちゃうんだ</p><p>そりゃハッチャケるわよノブだけだもの、あの方たちが素の自分に戻って、甘えられる男性は</p><p>クスクス笑う可奈センパイ</p><p>あたしだって、前はよく上流階級のパーティとかにも行ってたんだからみすずや瑠璃子の大変さは、判っているわよ</p><p>こいつは新聞社とテレビ局を持っていた白坂家の血縁者だから</p><p>高級ホテルでのパーティみたいな華やかな場所が大好きだったらしいし</p><p>だから先週みたいに、みすずや瑠璃子がこのバカを独占しちゃうのは、しょうがないって思っているわよあの子たちは、普段抑えている分、ハッチャケると止まらなくなるから</p><p>ああ、先週はオレは、週末をずっと香月家で過ごした</p><p>雪乃は、こっちのお屋敷に残っていたから３日ほど会えなかった</p><p>まあ、瑠璃子はその分、普段、家の中のことを色々とやってもらっているからだから、まあ許すけれど、みすずは偉そうにしているだけだからちょっとだけムカつくわああみんな仲良くだから、本人には文句言ったりしないわよ、あたし</p><p>雪乃は、そんな風に思っているんだ</p><p>まあ、何にしてもあんなハッチャけちゃうお嬢様たちの相手を、よくやっているわよね、あんたまあんたも、あの子らと同じくらいエキセントリックだから、丁度良いのかもしれないけれど</p><p>愛もエキセントリックなエッチ、したいよ吉田くぅん</p><p>う、うん判ったその内しよう</p><p>オレは愛に約束する</p><p>ところで吉田くぅん</p><p>まだ何か要望があるのか、愛</p><p>恵美さんの話はもういいの</p><p>恵美さんが何で残念な子なのかって話だったよね</p><p>もういいわよ</p><p>あたしは話の途中で、２度も忘れられちゃうような残念な子なのよね</p><p>あ、ごめんなさいわたくしが余計な話に脱線したから</p><p>まり子が慌てて謝る</p><p>そうよ、あんたが変な自分語りをするから</p><p>雪乃がまり子に責任を押し付けようとするが</p><p>あらら雪乃さんだってしてたでしょ自分語り</p><p>ニタァっと、可奈センパイが微笑む</p><p>あたしはべ、別にと、とにかく、恵美は残念な子なのよ</p><p>雪乃は急いで話題を戻そうとする</p><p>もう、判ったわよあたし自分がどう残念なのか</p><p>メグは溜息を吐いた</p><p>あたしってすぐに自分のことだけで、いっぱいいっぱいになるから他の人もまり子さんや、雪乃や、みすずさんや瑠璃子ちゃんたちも色々溜め込んでて、ヨシくんでないと吐き出せないってこと、ちゃんと理解してなかったわ他の人の苦労とか感じてあげられてなかったわあたし自分の方が我慢しているとか思い込んでたから</p><p>ああ、まり子や雪乃の話が結果的には、メグの心に響いたのか</p><p>もう少し他の人の気持ちが判る子になるわあたしも、もうここでは古株なんだから</p><p>うん新しい子が、どんどん入って来ているから</p><p>嫉妬していても仕方ないのよねヨシくんは変な子は、絶対に選ばないしみんな、綺麗で、頭が良くて、優しい子ばかりだものだから、ちょっと、ムカッと来るんだけれど</p><p>へメグ</p><p>あ、ヨシくんは気にしないでいいからそんなのは、あたしの心の狭―い、あたしの問題なんだから</p><p>そうねそのコンプレックスは恵美さんは、自分で解決しないとダメなことよね</p><p>可奈センパイが、優しく微笑む</p><p>だからまずはお洒落することから始めた方がいいわよ普段の見た目から改めないと、今の恵美さんからは抜けられないわ</p><p>メグは、気弱な顔で可奈センパイに尋ねる</p><p>恵美さんだって、ノブに選ばれた子なんだから相当、可愛い顔しているじゃない他の子へのコンプレックスなんかで曇らせているのは、もったいないわよ</p><p>そうよ、恵美あんたはあたしの姉妹なんだから、地は良いはずなのよ</p><p>メグは雪乃の腹違いの妹だ</p><p>あたしよりも、眼は小さいし日焼けしすぎて、肌は真っ黒だし鍛えすぎて、筋肉モリモリだけどもうちょっとは何とかなるはずだっての磨けば光るはずなのよ、あんただってさ</p><p>それは言いすぎなんじゃないだろうか</p><p>いや、メグだっていやいや、だってとか言うのは変だよなメグも、充分に可愛いし、綺麗だってオレは思っているよ</p><p>寧お姉さんみたいに、美人じゃないしみすずさんみたいに、お嬢様でもないし瑠璃子さんやマナみたいに、家事が上手でもないし</p><p>恵美さんそういう考え方は止めた方が良いと思うわよ</p><p>あたしたちはさこのあたしも、ここに居るまり子だって、雪乃さんだって、愛だって他の子もどうせ、美人度では寧さんには勝てないのよあんな反則みたいに綺麗な人、そうはいないんだからそんでお嬢様度では、みすずさんに勝てるわけがないでしょ</p><p>そうよ、可奈の言う通りよ天下のトリイ電子の創業者一族のわたくしだって、香月家には、絶対に勝てないんだから家の格は段違いだし、財産だってあちらの方が遥かに上なんだから</p><p>比べても仕方ないことでグチャグチャ悩まないのっ</p><p>そうよ悩むだけムダよどうにもできないことなんだから</p><p>可奈センパイとまり子がタッグを組んでメグに言う</p><p>ヤッちゃんは綺麗すぎてアメリカでトラブルに巻き込まれたんだしさ</p><p>美しかったからこそシザーリオ・ヴァイオラに狙われ、両親を殺されて誘拐された</p><p>みすずたちだって、家が立派すぎてだから、ずっと寂しい思いをしていたんだよ</p><p>香月家の娘に生まれたから親しい友人を作ることができなかった</p><p>決して、良いことばかりだったわけじゃないんだから</p><p>家事のことはさ舞夏や瑠璃子が、個人的に頑張った結果なんだから悔しいんなら、あんたも頑張って色々覚えなさいよ</p><p>雪乃がメグを叱咤する</p><p>愛も他のことでは敵わないからだから、パンのことだけはみんなに負けないように頑張っているよ</p><p>そうなのよね恵美さんは、コンプレックスを何とかしたいのならこれだけは、みんなに勝てるってことを自分で見つけるしかないと思うわよ</p><p>でも、あたし特別な才能も、能力も無いですし</p><p>そんなこと言ったら、あたしだってそうよ</p><p>わたくしだってみすず様たちと比べたら、中途半端な存在ですわ</p><p>でも、あたしには恵美さんみたいなコンプレックスは無いわよだって、ほら寧さんほど綺麗じゃなくっても、みすずさんほどお嬢様じゃなくってもあたしはあたしだし</p><p>ニコッと可奈センパイは、メグに微笑む</p><p>ノブがあたしのことを気に入ってきれていてあたしもノブが好きそれだけでいいのよ他の人のこととか、あたしとノブの間には関係無いことだから</p><p>そうねわたくしもそうだわわたくしと公の関係だけ他の人のことは、どうでもいいことだわ</p><p>愛も吉田くんと居られれば、それでいいから</p><p>それぞれが、メグに言う</p><p>ていうか、このバカの周りにこれだけ女の子が揃っちゃったらさ、文句言ってもどうしょもないわよしかも、人が増えることで、この集団はどんどん強化されてるんだし５月の時より、今の方がバランス良くなっているわよね変な話だけど人が増えた方が、何もかもスムーズに行くようになったのよ</p><p>みんな、恵美みたいに自分は何もできないなんて考えて、勝手に落ち込んだりしてないからそれぞれ、自分には何ができるのかを考えてお互いを補佐し合っているわよ</p><p>みんな、仲良くだよ</p><p>そういう割には雪乃は何もしないじゃないの</p><p>あなたは、家事の手伝いなんて絶対にしないしいつも、雑誌を読むかテレビを観ているだけじゃないの</p><p>いや、雪乃も真緒ちゃんの相手とかは、してくれているよ</p><p>今のあたしの仕事は健康な赤ちゃんを産むことだと思っているわそれに、舞夏や瑠璃子が家事を頑張っているのなら、あたしがそこに無理矢理入り込むのもどうかと思うしていうかあたしが、この屋敷の中で積極的に行動するのはまだ早いのよあたしはほら、あの人たちの復讐の対象なんだから</p><p>雪乃は小さく笑う</p><p>このバカの赤ちゃんを産むまでは弓槻たちの復讐は終わらないわ殺されない代わりにテレビに出て、恥ずかしい思いをするっていう罰も、ちゃんと果たしているつもりよ</p><p>今のあたしは何もしない、無駄飯食いでいいのよそれでテレビでわんさかしてさ変に弓槻やあたしのパパに恨みのある人たちを刺激しないように</p><p>ああ雪乃は、判っている</p><p>今、雪乃が自分から率先して、家事の手伝いとかをするのは</p><p>ミナホ姉さんや、白坂創介に恨みのある元娼婦の人たちを刺激することになるって</p><p>今のあたしはなるべく死んだフリよそうじゃないとダメなのよ</p><p>ご、ゴメンなさい雪乃あたし</p><p>いいのよ姉妹でしょ気にしなくて良いわ恵美</p><p>昔も今もあんたとあたしはウラ・オモテもしかしたら、立場が逆になっていたかもしれないんだから</p><p>同じ父親の子として同じ年に生まれた２人</p><p>雪乃は白坂創介の正妻の子として</p><p>メグは白坂創介が、音大生を誘拐・監禁して孕ませた子だ</p><p>雪乃は、白坂家の一員として何不自由なく、我が儘放題で成長したけれど</p><p>山峰家の養女になった恵美はずっと苦しい生活を強いられてきた</p><p>それがミナホ姉さんたちの復讐によって</p><p>雪乃は復讐される側にメグは復讐する側に</p><p>１度は、別々の立場に別れた</p><p>色んなことがあった結果２人とも、この屋敷に居る</p><p>みんな仲良くだっけ、この家のルールはそんなら、あたしと恵美だって仲良くしなくちゃいけないのよね</p><p>ご、ごめん、雪乃あ、あたし</p><p>メグの瞳に、涙が溜まる</p><p>あたし、雪乃のこと全然、判ってなかったわ</p><p>あらそ、別に構わないわよ</p><p>雪乃は微笑む</p><p>あたしだって恵美のことずっと判ってあげてなかったんだから</p><p>白坂家時代の雪乃はずっと恵美をイジメていた</p><p>あたしの方こそゴメンねちゃんと謝る機会が欲しかったのよずっと</p><p>これだってこの人たちが来てくれたから、こうなったんだと思うわだから人が増えることは正しいのよ</p><p>可奈センパイやまり子や愛が家族に加わったから</p><p>この人たちは全員白坂創介を知らない</p><p>５月の事件の後にオレの女になった子ばかりだ</p><p>だから、雪乃とメグの和解に立ち合うことができる</p><p>ゴールデンウィークに、オレたちの間に何が起きたのかを知らないから</p><p>そうね、あたしも可奈さんたちが居てくれて助かるわ</p><p>泣きながら、メグもそう言った</p><p>ということで、次話は久しぶりにメグとのセックスです</p><p>まあ香月家組や年少組に続いてこの子たちで１グループとなります</p><p>さて、週末は今年のＦ１の最終戦</p><p>もう今年のレースは、メッチャクチャですけれど</p><p>もしかしたら、コバヤシ選手の参戦を観るのはこれが最後になるかもしれないという</p><p>でも、コースが抜けない、つまらないレイアウトなんですよね</p><p>1089．取り戻す夜　／　ファイト</p><p>よっし、みんな歯を磨いたわよね顔も洗ったわよね</p><p>じゃあ、寝ましょう</p><p>吉田くん、誰からする</p><p>可奈センパイ、愛、まり子、雪乃そしてメグ</p><p>わたくしはいいわよさっき、していただいたから</p><p>あたしも参加はするけれど、エッチはいいわ</p><p>あたしはお腹の子が苦しがるといけないからいいわ</p><p>雪乃が、自分の腹を触る</p><p>もう安定期なんじゃないの</p><p>可奈センパイが、そう尋ねるが</p><p>でもちょっと怖いのよ赤ちゃんが、このバカのオチンチンに突っつかれるのも嫌だし</p><p>じやあ、何ノブとは最近していないの</p><p>直接的なこと以外はしているわよこのバカに舐めさせたりあたしが舐めたり、飲んだりほら、妊娠してから、おっぱいが張ってきたからこいつ、おっぱいしゃぶるの大好きでしょ</p><p>ええ、可愛いわよねわたくしも胸を舐められるのは大好きよ</p><p>雪乃の言葉に、まり子が答える</p><p>吉田くんとっても嬉しそうだから</p><p>愛が自分の胸を軽く持ち上げる</p><p>このバカはさ母親との関係が良くなかったから、ま、しょうがないんだろうけどさ</p><p>雪乃さん、嫌なら良いのよここにはノブに幾らでも楽しんでもらえるおっぱいがたくさんあるんだから</p><p>可奈センパイも、胸を持ち上げて笑う</p><p>べ、別にこのバカに舐められるのが嫌だとかは言ってないでしょっあ、あたしだってそ、そんなに嫌いじゃ無いわよ</p><p>ま、いいけどしっかし、ノブのベッドは大きいわねえ</p><p>オレの部屋のベッドはいつも、オレと女の子３、４人で眠ることも多いから</p><p>キングサイズのベッドを２つ並べている</p><p>これなら全員、寝られそうね</p><p>寝相の悪い子は、あたしの横に来ないでよお腹蹴られたくないから</p><p>雪乃はムッとして、そう言う</p><p>そう言えば、あたしお泊まり初めてだから聞いておきたいんだけれどノブって寝相の良い方なの</p><p>可奈センパイがメグたちに聞く</p><p>ヨシくんは寝相が良すぎるんです</p><p>良すぎるって</p><p>自分についての話だけど、初めて聞くことだから気になる</p><p>１度寝たら寝返りとかも、ほとんどしないです</p><p>いつも朝まで同じ</p><p>ああ、そう言えばそうよね</p><p>メグ、愛、雪乃</p><p>オレってそうなの</p><p>多分、子供の頃から狭いソファで寝ていたからだ</p><p>オレの家のオレが寝床にしていたボロボロのソファ</p><p>下手に寝返りなんかしたら、床に転げ落ちてしまう</p><p>クセになっちゃっているのかなオレ</p><p>もうちょっと、リラックスして眠ってくれたらいいのにって思ってるんですけど</p><p>こんなにたくさんの美人の女の子に囲まれたハーレムの王様なのにね公ったら、もっと偉そうにしててもいいのに</p><p>えー、嫌よ偉そうにしている、このバカなんて</p><p>まり子の意見を、雪乃が否定する</p><p>そうねノブは今のままの方が好きよあたしも</p><p>で、ノブ何か、寝間着になるものってある</p><p>全員、裸で寝てもいいけれど何か１枚羽織った方が、もっとエッチになると思うんだけれどなあ</p><p>そうなの、可奈</p><p>オレでなく、まり子が食い付く</p><p>そうよ裸Ｙシャツと裸Ｔシャツノブは、どっちが見たい</p><p>ヨシくんのシャツなら、ここにあります</p><p>メグが、オレのクローゼットを開ける</p><p>んじゃあ、着替えちゃうからノブはしばらく、向こうを見てて</p><p>いいからほら、ここに座って</p><p>可奈センパイは、置いてあった椅子を壁に向けて、オレに座るように示す</p><p>わ、判ったよ</p><p>オレは椅子に座った</p><p>うふふ、ノブのシャツを着るのね面白そうっ</p><p>まり子のはしゃぐ声がする</p><p>全部裸になってその上に、１枚だけ着るのよ</p><p>愛はこれにする</p><p>何か、みんなしてオレの服を物色しているらしい</p><p>その内</p><p>ほーら、ノブ</p><p>着替えている彼女たちに背を向け、壁を見ているオレ</p><p>その壁、目掛けて可奈センパイが脱いだ服を投げる</p><p>ふぁぁっと飛んで来る可奈センパイのブラウス</p><p>今度は、まり子のセーラー服が、オレの頭を飛び越えて壁に当たる</p><p>もう、散らかさないでちゃんと脱いだ服は畳んで下さい</p><p>メグが、そう怒るが</p><p>いいじゃないちょっとした演出よ</p><p>可奈センパイのブラジャーが宙に舞い、壁に当たって落ちる</p><p>ほら、公いくわよー</p><p>まり子の靴下やパンティもふわっと飛んで来た</p><p>つまり、全裸になっている</p><p>いいわよ、ノブこっちを見て</p><p>オレは椅子から立ち振り返る</p><p>どうあたしたち</p><p>可奈センパイとまり子は全裸の上に、オレのＹシャツだけを羽織っていた</p><p>う、うんスゲェ良い</p><p>白くて薄いシャツの布地の下には２人の白い肌が透けていた</p><p>細くて長い生足も綺麗だ</p><p>あたしはこっちの方が良いわよ</p><p>雪乃はオレの無地の白Ｔシャツを着ている</p><p>シャツの裾が、ギリギリ雪乃の股間を隠していた</p><p>愛これ着てみたかったの</p><p>愛は、オレの体育用のジャージの上だけを裸の上に着ていた</p><p>吉田くんの匂いがするから</p><p>クンクンと、ジャージの首元を嗅ぐ</p><p>臭うわけないでしょ洗濯済みよ、それ</p><p>そういうメグも、雪乃と同じ裸Ｔシャツだった</p><p>なるほど１枚だけ着ている方が、全裸よりエッチだ</p><p>オレは感激していた</p><p>そうでしょ、ノブちょっとまり子、何しているの</p><p>いえ、愛さんがノブの匂いなんて言うから</p><p>まり子が、クローゼットからオレの冬用の学生服を引っ張り出す</p><p>１度着てみたかったのよ男の子の制服って</p><p>オレの制服の上衣に袖を通す</p><p>ああやっぱり、まり子にはちょっと大きいな</p><p>どう、公似合う</p><p>裸の上に、白Ｙシャツさらに制服の上だけ</p><p>足は生足下着を付けていない</p><p>何か、とってもエロく感じる</p><p>記念写真撮っておきましょうよノブ、カメラとかないの</p><p>あるよ</p><p>瑠璃子のハメ撮り趣味を満たすために、この部屋にはデジカメが置いてある</p><p>オレは、ベッド脇の引き出しからカメラを取りだしまり子を撮る</p><p>あ、次あたしねあたしも、ノブの制服着て写真撮りたい</p><p>な、何だどういうブームだ</p><p>公、こういうのはどう</p><p>まり子は、オレに背を向け学生服の裾をまくって、裸のお尻を露出させる</p><p>うん、エッチでいいよ</p><p>オレは、その姿も写真に撮った</p><p>はーい、あたしあたし</p><p>７、８枚撮影したら、可奈センパイに交代だ</p><p>やっぱりさ好きな男の子の制服を着てみるてのは、女の子の夢よね</p><p>あたしもちょっとエッチなのも撮ってもらおっと</p><p>可奈センパイは、Ｙシャツの胸元のボタンを外して</p><p>ほら、ノブ見える</p><p>ああ、見えるよ</p><p>オレの制服と白いシャツの奥に桜色の乳首が見える</p><p>うふふ、るんっ</p><p>淫らなポーズを取りながらも、可奈センパイは無邪気に微笑んでいる</p><p>次あたし</p><p>愛はさらにエッチなポーズを取った</p><p>オレの制服を羽織ったまま、大きくＭ字開脚する</p><p>あのねもうね濡れてるの</p><p>秘唇だけでなく、肛門も愛は撮影されることを望んだ</p><p>あなたたちはいいのノブの制服着て写真を撮るのは</p><p>可奈センパイが、雪乃とメグに尋ねる</p><p>あたしはいいわよそういう少女マンガみたいな趣味は無いから</p><p>あたしもあの</p><p>口籠もるメグに、可奈センパイは</p><p>あ、そっか恵美さんは、わざわざ記念写真を撮らなくたって、普段から学校でノブの制服とか着られるものね</p><p>ちょっと寒くなってきたなメグ、オレのこれでも着ていろよってさ</p><p>うわっ、ホントにマンガみたいそんなこと、ホントにしているの</p><p>し、してないわよっそ、そんなのは、恥ずかしいものっ</p><p>メグが顔を真っ赤にして、否定する</p><p>そうよこのバカが、そんな気の利いたことをやるはずがないじゃない</p><p>雪乃もそう言う</p><p>え吉田くんしているよ</p><p>この間雪乃さんに寒くないかって、カーディガン着せてたパン工房の中で</p><p>いやでも、あれは</p><p>そ、それはあ、あたしが妊娠中だからよっそれだけよねぇ</p><p>雪乃は慌てて、オレを見る</p><p>雪乃は、パン工房の中で１人だけ何もしないからボサッと座って、雑誌読んでるだけでしょだから、寒そうに見えるのよ</p><p>あたしたちは忙しそうに働いているから寒そうには見えないのよ</p><p>うんむしろ、暑い</p><p>次々と、パンを焼いて売り場に出したり</p><p>買いに来るたくさんの生徒たちを捌いて売り続けたり</p><p>雪乃以外は、みんな修羅場だからなあ昼休みのパン工房は</p><p>売り子の途中で、順番に急いで自分も昼食を摂らないといけないし</p><p>ヨシくんは雪乃にだけ甘すぎるのよ</p><p>あたしに甘くて何が悪いのよあたしはさ甘やかされた方が伸びる子なんだからさっ</p><p>雪乃は反論する</p><p>ていうか、あたしにはお腹の子が</p><p>そればっかりを理由にするのはズルいわよ雪乃</p><p>睨み合う２人に</p><p>ホント、あなたたちって仲が良いわよねぇ</p><p>泣いて、笑って、ケンカしてうらやましいわよ、２人とも</p><p>雪乃もメグも、それ以上言い争うことは無かった</p><p>みんな、仲良し</p><p>愛が笑顔で、呟く</p><p>はーいじゃあ寝ましょうノブは真ん中ね</p><p>可奈センパイが仕切る</p><p>えーと、結局ノブとセックスするのは愛と恵美さんだけでいいの</p><p>セックスはしないけれど、舐めるぐらいはするわよ</p><p>もちろん、わたくしもお手伝いはするわ</p><p>まり子は、眼を輝かせている</p><p>せっかくの機会だからセックスのこと、色々と勉強させていただきたいし</p><p>あ、あたしはあんまり、他の人に見られてするのはあの</p><p>そうね恵美さんはあんまり、みんなと一緒に吉田くんとセックスしないね</p><p>愛の言うとおりメグは、基本的には２人きりでのセックスを望む</p><p>もっとも、オレとのセックス当番はお互いにゲストを呼び合っているから</p><p>ゲストとして声を掛けてもらった後には、メグも自分の当番の夜に招待せざるを得ないことも多いけれど</p><p>だって見られてするのって、恥ずかしいじゃない</p><p>愛はみんなに見られて、吉田くんとするの好き</p><p>でも、それは愛が淫乱な女の子だからだから恵美さんは気にしなくていいよ</p><p>愛吉田くんになら、どこまでも淫らになれるの吉田くんだけ</p><p>ま、そうねノブには自分のどんな欲望も見せられるものねノブが引かないで受けとめてくれることは判っているし</p><p>いや、お互いにとって後々、心と身体にダメージが残りそうなことは禁止だよ</p><p>セックスは楽しいモノで、した後は元気にならなくちゃいけないんだから</p><p>心と身体にダメージが残るセックスって、どんなの</p><p>うーんとりあえず傷が残るくらい痛かったり、怖くて心が壊れちゃうようなのはダメってことだと思うわ</p><p>可奈センパイが説明する</p><p>そんなのは公は、絶対にそういうことはしないんだから、心配しなくていいんじゃないの</p><p>ノブはそういう人だけどあたしたちの方も、行き過ぎたことは求めちゃダメってことよ妄想はいいけれどさ</p><p>うんマラカニアン・スタジアムのフィールド内に造られた特設リングの上で、１００人のプロ柔術家と死闘して、全員ノックアウトさせてもうクタクタにくたびれて、全身傷だらけで、自分で身体を動かすことさえできなくなったところを満員７８６３９人の観客に罵倒されながら、オレに激しくレイプされて子供を孕みたいとか、言われてもさそういう妄想するのはいいけれど実際にはできないからさそんなのさすがに、オレの精神が保たないよ</p><p>そんな妄想を抱いている子がいるの</p><p>驚く、まり子</p><p>美智のＭっ子ぶりと、妄想の凄さは群を抜いている</p><p>オレができることなら、何でもするけれどできないことは、できないから</p><p>無理なことは無理だ</p><p>せいぜい、一流ホテルのパーティの真っ最中に、テーブルの下で誰にも気づかれずにセックスするとか修学旅行先のヨーロッパで引率の先生に気付かれないようにセックスとかそれぐらいのできる範囲のレベルに留めといてくれ</p><p>ノブそれって、結構、チャレンジングだと思うわよ</p><p>ていうか、公それ、みすず様と瑠璃子様の妄想よね</p><p>妄想なんだけれど実現する約束をしたよ</p><p>だけど、わたくしたちの学校の中等部の修学旅行先はイタリアよまさか、公</p><p>いや、もうどこなら、瑠璃子の希望に応えられるのか香月セキュリティ・サービスが現地調査に向かっているよ</p><p>修学旅行先のどこかでオレとセックスできないと、行かないって言ってるから</p><p>そもそも、瑠璃子は修学旅行に行かないつもりだった</p><p>それをオレが行くように命じたのだから</p><p>オレも、瑠璃子の要望に応えないといけない</p><p>さすが、香月家のご令嬢たちねあたしたちとは、我が儘のスケールが違うわ</p><p>可奈センパイは、呆れてそう言った</p><p>うんそれなら公公がしたいことは、わたくしたちが全部、何でもしてあげるわ</p><p>みすずたちの相手をしてあんたも、相当、窮屈な思いをしてるんでしょいいわ、あたしたちがリラックスさせてあげるわよ</p><p>まり子、雪乃</p><p>愛は淫乱だから吉田くんとなら、どんなにエッチなこともするよ</p><p>ヨシくん我慢しなくていいから</p><p>愛、メグ</p><p>よーし、みんなでノブを脱がしちゃえ</p><p>可奈センパイの号令で</p><p>４人の美少女の８本の腕がオレに伸びてくる</p><p>こういう時も、雪乃だけは見ているだけいや、でも楽しそうに笑っている</p><p>はーい、ベッドに押し倒せー</p><p>ちょっと待って</p><p>ま、待って待ってったら</p><p>ノブ、暴れないのっ</p><p>裸になろうね</p><p>うふふ、公、可愛い</p><p>ほらほら、諦めなさいよっ</p><p>ヨシくんあたしたちに任せて</p><p>む、剥かれる脱がされるぅぅ</p><p>ベッドの上に、裸で寝転がされる</p><p>この匂い好き</p><p>愛が、オレの胸の辺りの肌をクンクンする</p><p>どれどれうん、ノブの匂いだ</p><p>オレの上半身は、この２人が押さえた</p><p>うわっ、もうこんなに元気なのね</p><p>ヨシくん、舐めるわよ</p><p>下半身には、まり子とメグが</p><p>ちょっといい気味だわね</p><p>雪乃が、オレの顔を見てニヤリと笑った</p><p>オレが５人の美少女に犯される夜が始まる</p><p>女の子たちは、みんなオレのTシャツだけを羽織っていた</p><p>トミノ監督の昔のインタビューを読んでいたら</p><p>昔のアニメって担当者が全然作品を観ていないんですよね</p><p>テレビ局の人も、プロデューサーも、スポンサーも、代理店の人も</p><p>放送されているアニメの中身には興味が無いから</p><p>いや、大人の仕事として、観ないなんていうことは許されないはずなんですけれど</p><p>どうせ子ども向けの下らない番組だから、一々、観ていられるかっていう人が多かったんだそうです</p><p>どれだけ一生懸命作っても、視聴率調査の結果しか見てくれないという</p><p>マ・クベなんていう名前のキャラを出したのにこの名前、どういう意味何人マって何だよみたいなことを、誰も言ってこないという</p><p>企画書以降は、放送はおろかシナリオも読んでないという</p><p>仕事としては、ツラいですよね</p><p>視聴者から反響があったとしても</p><p>次の仕事をくれるのは局やスポンサーや代理店の人たちなわけで</p><p>そういう偉い大人たちが、自分のしている仕事に全然興味を持ってくれないというのは</p><p>もっとも、視聴率の数字と玩具の売れ行きしか注目されないからこそ</p><p>ガンダムみたいな、ブッ飛んだ作品が作れたんでしょうけれど</p><p>ガンダムの企画書出来上がった作品と、全然違いますから</p><p>エヴァでも、プロデューサーの1人は黒い3号機の存在を知らなかったという観てないから</p><p>自分が担当している作品なんだから、観るのも仕事の内のはずなんですけれど</p><p>そんなことが通用しない世界だったんでしょうね</p><p>1090．取り戻す夜　／　逆レイプごっこ</p><p>あたし、いつもこのバカにヤられちゃうだけだったからさこういうのって、新鮮だわ</p><p>オレの顔を上から覗き込んで、雪乃がニィッと微笑む</p><p>裸に剥かれてベッドに押し倒されたオレに、５人の美少女たちが襲い掛かっている</p><p>はい、吉田くんおっぱい</p><p>愛がシャツをたくし上げて生乳をオレの口に押しつけて来る</p><p>るるんっ、あたしもっ</p><p>可奈センパイも、自分の胸をＹシャツから露出させて、オレの顔に擦り付ける</p><p>オレは、愛と可奈センパイの乳首を順番に吸った</p><p>柔らかな肌にも、頬擦りする</p><p>うん肌の感触も柔らかさも、異なっている</p><p>女の子は、みんな違う</p><p>あん、こうやってノブに吸われているとさおっぱいって、このためにあるって判るわよね</p><p>愛のも、チュウチュウして欲しいよぉ</p><p>ああ、２人ともすぐに乳首が固くなる</p><p>一方、オレの股間では</p><p>こうですっこうして、舌を使って</p><p>あ、なるほどね勉強になるわ</p><p>メグが、まり子にフェラチオ講座を始めていた</p><p>ヨシくんはここを舐められるのが好きなんです</p><p>あ、ホントだピクッとなったわ可愛い</p><p>そこ美味しいよ</p><p>愛が亀頭の裏を舐め上げているメグを見て呟く</p><p>え、ホントわたくしにも舐めさせてっ</p><p>まり子が、メグに代わってオレのペニスに舌を這わす</p><p>ねキスしよう、ノブ</p><p>可奈センパイが、唇を重ねてくる</p><p>舌が、オレの口の中に</p><p>絡み合う、オレと可奈センパイの舌</p><p>下腹部では、メグとまり子のダブル・フェラが続いている</p><p>ほら、あたしたちはこのバカの胸でも舐めるわよ</p><p>雪乃と愛が、オレの胸に舌を這わす</p><p>吉田くんの匂い好き</p><p>愛は、オレの脇の下に鼻を入れる</p><p>ホント、あんたってマニアックよね</p><p>そんな愛を雪乃が笑った</p><p>ねえ、せっかく５人いるんだからノブを逆レイプしちゃいましょうよ</p><p>ノブの手足を、４人で１本ずつ押さえつけて残った１人が、ノブを犯すのよ</p><p>面白そうっ</p><p>まり子は、やる気満々だ</p><p>今日、まだしていないのは、愛と恵美さんでしょ雪乃さんは、セックスはいいのよね</p><p>可奈センパイが、確認する</p><p>あの恵美でいいです可奈さん</p><p>じゃあ、あたしも可奈でいいわよ</p><p>でも、可奈さんは先輩ですし</p><p>同じ高校のメグは１年生で、可奈センパイは２年生</p><p>そんなのどうでもいいわよこれから長い付き合いになるんだからさ１年早く生まれたぐらいで、上下関係とかバカらしいわ</p><p>そうはいかないです</p><p>メグはそういうことにウルサい女子陸上部に所属しているから</p><p>あたし、可奈ちゃんて呼んでいい</p><p>愛がオレのペニスから口を離して言う</p><p>ええ、もちろんいいわよ</p><p>優しく微笑む可奈センパイ</p><p>メグちゃんも、そう呼べばいいよ</p><p>愛はメグを見る</p><p>可奈ちゃんは、もうあたしたちのお姉ちゃんなんだから</p><p>そうよわたくしたちの間にある壁は壊していく方が良いわよ</p><p>わたくしたちは同い年なんですからわたくしはあなたを恵美と呼ばせていただくわ恵美は、わたくしのことをまり子と呼んで愛もよ</p><p>うんよろしくねま、まり子</p><p>メグは、少し緊張気味だ</p><p>お金持ちのお嬢様であるまり子には、まだ心を許していない</p><p>こちらこそ、愛</p><p>そして、まり子はオレに</p><p>何て素敵なのかしら公のおかげで一生、仲良くしていく姉妹がいっぱいできたわ</p><p>そうよねみんなノブから離れないし、ノブに嫌われるようなことはしたくないから</p><p>まり子、可奈センパイ、愛</p><p>恵美、あんたもそろそろ観念なさいよ</p><p>家族で姉妹で、その上友達にもなれるのよ、ここに居るメンツはさ</p><p>可奈だけ１つ年上だけどあ、あたしは可奈って呼ばせてもらうわよ</p><p>どうぞ雪乃</p><p>可奈センパイは、雪乃に微笑む</p><p>でも、他の子は愛もまり子もあたしもあんたも１６歳の高校１年生よしかも、みんなこの辺で生まれ育った子でさイーディも同い年だけど、あの子はかなり変わってるから</p><p>イーディは、アメリカのニューオリンズ出身の金髪で褐色の肌で、眼が青くて</p><p>そして暗殺教団の殺人技を身に付けた天才児だ</p><p>わたくしたちは、普通の子ですものね</p><p>まり子が、クスッと笑う</p><p>トリイ電子のお嬢様が普通っていうのはどうかと思うけどね</p><p>あら、雪乃そういうあなただって、白坂家の生まれでしょ</p><p>あたしは本家筋じゃないもの分家の分家よ自分が特別じゃないってことは、みすずや瑠璃子を見てとことん思い知ったわよ</p><p>わたくしも、そうよわたくしだって、名家に憧れていたわでも、わたくしは違ったのよ</p><p>うーん、あたし思うんだけどさあたしたちとみすずさん、瑠璃子さんたちってノブに対するアプローチが違うのよね</p><p>可奈センパイが、そんなことを言い出す</p><p>みすずさんたちは普段のお嬢様の暮らしがストレスだらけでしょだから、ノブに癒やしを求めているのよねノブと過ごすことで、溜まっているモノを発散してまた、厳しい世界に闘いに戻るって感じ</p><p>判りますわ公とプライベートな時間を持つことで、色々な感情を消化なさっていますわね</p><p>まり子が、うなずく</p><p>そうなのよあのお嬢様たちにとってお嬢様世界の方がオモテで、ノブとの関係の方がウラなのよね</p><p>このバカのところに甘えに来ているってことね</p><p>雪乃も納得していた</p><p>でも、ほらあたしたちにとっては、ノブとの生活の方がメインなのよ同じ学校に通って、毎日一緒にパンを売って高校生として学生生活を楽しんでいるんだからさ</p><p>可奈センパイが、オレの頭を抱く</p><p>みすずさんたちにとっては、ノブは世間の荒波に揉まれた後に戻って来る優しい港だけどそして、ノブはそのことが判っているから、あの子たちにトコトン優しいけれどさあたしたちにとってのノブは、そうじゃないから</p><p>そうよ、そうなのよっ</p><p>まり子が、興奮気味になる</p><p>わたくしはだから、ここに居るのよあなたたちと一緒にわたくしは、みすず様たちのように公に癒やされたいんじゃないのよ公と一緒に歩いて行きたいの同じモノを見て、同じ目的に向かって</p><p>だから、わたくしのビジネスは桃子お姉様やみすず様たちでなくあなたたちと起ち上げたいの今日一日で、判ったわわたくしはこのグループの人間なのよ</p><p>恵美もそうでしょわたくしと同じで公と一緒に歩いて行きたい子でしょ</p><p>あたしはそうねあたしもヨシくんと一緒に歩きたい</p><p>だからなのねあたしが、みすずさんたちとどうしても打ち解けられないのはヨシくんに対するアプローチが違うからなのね</p><p>あの人たちはあの人たちでいいのよ普段は、荒海に出航しているんだからあたしたちの方は、ずーっとノブと一緒なんだし同じ高さの目線で、同じモノを見ているのよ</p><p>このバカはホントは普通っていうか、普通以下の暮らししか知らない男なのよねだからみすずたちとの付き合いは、無理しているはずなのよまあ、このバカ、ちょっとボケてるから自分が背伸びしていることさえ気付いていないんでしょうけれど</p><p>うんあたしもこの前、ホテルのパーティに連れてってもらったけれどノブが平然とみすずさんたちの横に居るけれどあれってホントは相当のプレッシャーを感じているはずよねえ</p><p>わたくしも先週のパーティで初めて公を見た時は、ついつい興味本位でジロジロ見てしまいましたもの香月様に認められ、みすず様のお相手になったのは、どんな人なんだろうってパーティに来ていた他の名家のお嬢様たちやお付きの皆さんもそうだったと思うわホントあのプレッシャーに、よく耐えていたわよね公</p><p>まあ、うちの学校でも恵美と婚約騒動を起こすし、どう見てもノブのためだけとしか思えないパン技能士コースが突然できたりして校内じゃ、ノブのことを胡散臭い人間だって思っている子もたくさんいるのに平然としているものね</p><p>ちょっとニブいのよこのバカホントに少し脳ミソが足りないから</p><p>でも吉田くんはだから良いんだよ</p><p>確かにオレは頭が悪いそれは認める</p><p>あのねあたし、思うんだけれどね今夜、克子さんが愛たちが吉田くんと過ごすようにしてくれたのはね</p><p>吉田くん今日、色々と大変だったでしょバタバタして</p><p>ああ、美味しいパン屋さん巡りに出掛けたはずなのに</p><p>騒動に巻き込まれた</p><p>それで多分、明日も大変なんだと思うよ</p><p>明日のオレは</p><p>ミナホ姉さんの新しい娼館へ行って新人娼婦の研修をしないといけない</p><p>それから夕方には桃子姉ちゃんがお屋敷に来る</p><p>だからね今夜は、あたしたちと過ごして気持ちを普通にリセットした方が良いってそういうことなんだと思う</p><p>普通にリセット</p><p>忘れないでどんなことになっても吉田くんは、普通の子なんだからね無理して、背伸びしちゃダメなんだからね</p><p>そうよ、弓槻やみすずたちの相手をし過ぎたらあんたがパンクしちゃうわよあいつら、ホントに限度が判っていないんだから</p><p>あ、そういうことかなるほどね</p><p>可奈センパイが、納得する</p><p>克子さんも元は普通の人なんでしょだから、ノブが自分で判っていないうちに限界を越えちゃわないように、あたしたちで引き戻すつもりなのね</p><p>ああ、わたくしも腑に落ちたわどうして、恵美みたいな子が公の婚約者役になっているのかが</p><p>メグが、まり子を見る</p><p>公の心を元の状態にリセットさせるには恵美が一番適役なのよあなたってこういう言い方をするのは失礼かもしれないけれど普通の女の子でしょ</p><p>普通っていう表現は違うと思うわよ恵美は普通の子よりも下の生活をしてきた子だからあたしのせいなんだけれど</p><p>でも、それはこのバカと合っているのよねちょっとヤバめの生活レベルで、周りの人間から圧迫されて育った子だからさそれもあたしのせいだけど</p><p>オレとメグが似てる</p><p>あたしさ普段、ノブと恵美を見ていてさ恵美は何で、こんなにノブに口やかましく怒るんだろうとかこれだけガミガミやられてるのに、何でノブは我慢しているんだろうとか、ずーっと不思議に思っていたんだけれど</p><p>もしかして、ノブって口やかましく怒る家族とか居た</p><p>父親とはほとんど会話が無かった</p><p>母親はオレの存在を無視していた</p><p>その他の親戚とは、ほぼ接触が無かった</p><p>死んだバァちゃんか</p><p>でも、バァちゃんてそんなにオレに怒ってたっけ</p><p>今となっては、優しかった思い出の方が強いけれど</p><p>そう言えば怒ってたかも</p><p>やっぱり人ってさ経験が耐性を生むっていうか子供の時の環境が大切だと思うのよ</p><p>恵美も、お父さんかお母さんどっちかは、口うるさい人だったんじゃないの</p><p>そう言われて、メグは</p><p>あたしの義父も義母も優しい人たちですけれどでも、確かに夫婦だけだと、お義母さんがお義父さんによく愚痴っていたと思います</p><p>はぁぁ、それをいつの間にか真似しちゃっているんだ</p><p>子は、親を見て育つっていうことですわね</p><p>まり子が、そう言った</p><p>いや、でもオレは別に、メグのことで困ってたりはしないから色々言ってくれて助かっているし</p><p>と、ノブは言っているけれど恵美、こういうのもノブの中にストレスとして溜まっていって、いつか決壊するようなことですからね気を付けないと知らないわよ</p><p>恵美は、しょんぼりとする</p><p>こういう話も、このメンバーじゃないとできないわよね弓槻や克子たちは恵美に甘いからだから、あたしたちに自分たちの代わりに話させてるのね</p><p>ま、いいけど恵美の干渉も適度ならこのバカのリラックスになるんだろうからさみすずたちの相手で、緊張しちゃった精神を解きほぐすには丁度良い刺激なんでしょショック療法としてはさ</p><p>名家とか香月家に関するような大きな問題意識から普通の日常生活の些事に公の意識が戻りますものね</p><p>そういうことよね</p><p>雪乃、まり子、可奈センパイの視線が、メグに集まる</p><p>あの色々ごめんなさい</p><p>ペコリと頭を下げるメグ</p><p>恵美ちゃん吉田くんのオチンチン、良い感じに美味しくなってるよ</p><p>みんなが真剣な話をしている間に愛は、オレの勃起を咥えていた</p><p>亀頭全体をヌポヌポと舐め上げる</p><p>恵美ちゃんお先にどうぞ</p><p>優しく微笑む愛</p><p>他の女の子たちも、ニコッと微笑んで</p><p>じゃ、最初の予定通りあたしたちは、ノブの手足を押さえているわ</p><p>わたくし公の右腕っ</p><p>まり子が、オレの腕をキュッと抱いてベッドに横たわる</p><p>じゃあ、あたしは左腕ね</p><p>雪乃はオレの左腕の上に、お尻を乗せる</p><p>愛は、吉田くんの右足</p><p>愛は、オレの足にしがみつく</p><p>では、あたしが左足ね</p><p>可奈センパイが、オレの左足を枕にする</p><p>ベッドの上に大の字に寝たオレは、完全に身動きが取れなくなる</p><p>はい、恵美ノブのオチンチンを使っていいわよみんなでノブを逆レイプよ</p><p>ええっとあ、あたしは</p><p>今更、見られてするのが恥ずかしいとか言わないわよね</p><p>みんなに見られてするの気持ちいいよ興奮するよ恵美ちゃん</p><p>愛が、そう言った</p><p>恵美がしないんなら、わたくしたちがするわよいいのかしら</p><p>まり子にそう言われて</p><p>しますっしますからもおっ</p><p>メグが、オレの裸身に跨がって来る</p><p>ヨシくん、これ恥ずかしい</p><p>裸に身体にオレの白いＴシャツ１枚だけを身に付けたメグ</p><p>オレの上に跨がると下半身恥部が丸見えだ</p><p>でも、ホント恵美って、締まった良い身体をしているわよね</p><p>まり子が、メグの裸の下半身を見て言った</p><p>筋肉が付きすぎているわけでもなく、適度に細くて足のシルエットが綺麗なのよね</p><p>まり子も何かスポーツをやってみたら</p><p>あたしみたいに適当に部活に出ているぐらいでも、そこそこの効果はあるわよ</p><p>でも、まり子ちゃん全然、太ってないし綺麗だよ</p><p>それはあんたも同じよ毎日、パンばっかり作っているくせによく太らないわね試食とかも、いっぱいしているんでしょ</p><p>雪乃が、愛に言う</p><p>体質なの食べても食べても太らないの</p><p>あっそ羨ましいわねっ</p><p>そう言う雪乃こそ気を付けた方がいいわよあなたみたいなタイプは、出産を機に、プクプク太り出したりするんじゃないの</p><p>ちょっと可奈脅かさないでよ</p><p>メグが身体の上から、オレを見下ろしている</p><p>うん、メグ楽しいな</p><p>みんなが居て、メグも居てみんな仲良しで何か楽しいよな</p><p>このグループは和気藹々としていて、これでいいんだな</p><p>年少組とも香月家組とも違う</p><p>そうよ、あたしたちには余計な気遣いはしなくていいからね、ノブ</p><p>可奈センパイが、オレの足を押さえて言った</p><p>ほら、来いよメグ</p><p>メグは大の字になって、他の４人に抑え込まれているオレの裸身に</p><p>自分の身体を重ねてくる</p><p>あたしももういいや、見られても</p><p>チュッと、オレの唇にキスをする</p><p>見たけりゃみなさいよもおっ</p><p>オレの腹に、自分の下腹部を擦り付ける</p><p>ちょっと待っててねもうちょっと濡らすから</p><p>グイグイと、秘部をオレの肌に擦って刺激しているらしい</p><p>メグおっぱい舐めさせろ</p><p>メグはＴシャツを捲り上げて、オレの顔に裸の胸を差し出す</p><p>オレは頭をグッと持ち上げ、メグの乳首にしゃぶりついた</p><p>ああんっ、そんなに激しく吸わないでよ</p><p>吸わせてあげなさいよこのバカ母性に飢えているんだからさ</p><p>あたしも、おっぱいからお乳が出るようになったら真っ先に吸わせてあげるから楽しみにしていなさいよ</p><p>それは楽しみだ</p><p>ひぃやぁぁっ、あんっ</p><p>メグの乳首があっという間に固くなり、尖っていく</p><p>オレの腹にもメグの漏らす愛液で濡れていっている</p><p>そろそろ良いと思う</p><p>え、まだちょっと公のを入れるには、早くないかしら</p><p>まり子は、メグの膣がまだほぐれていないと感じているらしい</p><p>ちょっと無理して入れるぐらいが一番、気持ちいいよ</p><p>愛がまり子に微笑む</p><p>でも痛くないの</p><p>痛いぐらいが気持ちいいの</p><p>愛もＭっ気が強い子なんだよな</p><p>ヨシくん全部あたしがするからヨシくんは、寝てるだけでいいからね</p><p>メグが身体を起こし</p><p>片手でオレのペニスを握って自分の膣口に当てる</p><p>いい挿れちゃってヨシくんいい</p><p>メグの熱い汁がオレの亀頭の上にトロトロと滴り落ちてくる</p><p>ああ、オレも早くメグの中に入りたいよ</p><p>うん、ヨシくん好き大好き</p><p>メグがグッと腰を落とす</p><p>ヌヌヌヌッとオレの勃起ペニスが</p><p>熱く湿った狭い肉壷の中へ、潜り込んで行く</p><p>ぁぁ、ヨシくぅぅんっ</p><p>対面騎乗位で繋がっていく、オレたち</p><p>うわぁ、凄い入っていく</p><p>まり子は、至近距離から男女の結合を監察していた</p><p>ぁぁッ</p><p>オレの全てを胎内に受け入れた瞬間</p><p>メグは、グッと震えて背中を反らした</p><p>まったく、恵美って普段は生意気なくせに、こういう時だけは可愛い顔をするんだから</p><p>雪乃が笑っている</p><p>セックスしている時の顔は舞夏と良く似ているわよねやっぱり、姉妹だからかしら</p><p>メグの切なそうな表情</p><p>雪乃とも似ているよ</p><p>アニエスとも</p><p>雪乃、メグ、マナ、アニエス</p><p>白坂創介の４人の娘たち</p><p>あんっ、気持ち良いわヨシくんが全部、あたしのものになっている</p><p>手足を押さえつけられて身動きできないオレを征服しているような気分なんだろう</p><p>ああっ、ヨシくん好きっ好きなのぉっ</p><p>メグは、ゆっくりと腰を動かし始めた</p><p>Ｆ１最終戦コバヤシ選手リタイア</p><p>来年は、チームも減って残留はほぼ無理</p><p>ホンダがマクラーレンにエンジン供給で戻って来ますけれど</p><p>日本人ドライバーはゼロかもしれません</p><p>Ｆ１人気の衰退も、このまま止められないかも</p><p>なまじ今年チャンピオンになってしまったからメルセデスが撤退する可能性もありますし（Ｆ１参戦に反対している株主が多い）</p><p>せめて来年は、もう少しマシンがカッコ良くなってくれればいいのですが</p><p>欧州経済の落ち込みで、スポンサーになる企業が激減し</p><p>代わりにスポンサーに加わった新興国の企業はトラブルが多く</p><p>特にウクライナ問題で、経済制裁されているのでロシアの企業は、もう呼び込めないでしょうね</p><p>どうなっちゃうんだろう</p><p>1091．取り戻す夜　／　メグの仲良しセックス</p><p>んんっんんっんんんっ</p><p>メグが、オレの上でリズミカルに腰を振る</p><p>対面騎乗位でくちゅっ、くちゅっ、くちゅっと、淫らな水音を立てながらオレのペニスが、メグの狭い膣の中で擦られていく</p><p>うふふ、気持ち良いのノブ</p><p>オレの足を押さえている可奈センパイが言う</p><p>愛もオレの足にしがみついて、そう呟いた</p><p>恵美もエロい顔しているわよこのバカのオチンチン、そんなに気持ち良い</p><p>オレの左腕を尻に敷いている雪乃が、メグに言った</p><p>気持ち良いわよっそんなのあなただって知っているでしょ、雪乃っ</p><p>見られてセックスしていることに、メグは興奮している</p><p>ああんっ暑いもおっ</p><p>激しいピストン運動に、すっかり身体が汗ばんできたらしい</p><p>メグは、着ていたオレの白Ｔシャツを脱ぎ捨て全裸になる</p><p>形の良いおっぱいが、腰の上下の動きに合わせてプルプルと揺れている</p><p>公、触りたいんでしょ眼が恵美のおっぱいを見ているわ</p><p>オレの右腕を押さえているまり子が言う</p><p>でも、ダメよ触りたいのならわたくしのを触りなさい</p><p>そう言ってオレの手の平に、自分の胸を押し当てる</p><p>ああオレのＹシャツの薄い布地越しに、まり子の体温と弾力を感じる</p><p>もおっ、ヨシくんあたしとしているのにっ</p><p>メグの腰の動きが、早くなる</p><p>ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅるるっ</p><p>あああっ、あああーんっ、ヨシくんっ</p><p>４人の少女に手足を押さえ込まれメグとセックスしているオレは</p><p>本当に逆レイプされているみたいだった</p><p>恵美って、セックスしている時の方が大人っぽい顔になるのね</p><p>そうなのよ恵美は普段は、妙に子供っぽい感じにしているから</p><p>舞夏みたいな可愛い子タイプじゃないのにさ</p><p>どっちかっていうと麗華お姉様の路線の方が映えるわよね身体は締まっているし、足も長いし顔だって</p><p>雪乃のまり子の批評に、メグは</p><p>せ、セックスしている時の顔を見て勝手なことを言わないでよ</p><p>それでも、腰の動きは止めない</p><p>あら、あたしも恵美は、服装とか、髪型とかを変えて少しイメチェンした方がいいと思うわよね高１なのに婚約者が居て、同棲している女の子なんだからさ年齢よりも、大人っぽい雰囲気が出ていた方が、それらしいんだから</p><p>ああ、そうかノブと比べてギャップを感じるのは、そこなのよねノブの方はそれらしく大人っぽい子になっているからさ何かほら、一家の大黒柱としての責任感みたいなののオーラが出ているもの</p><p>でも、恵美はこのバカに守られている感じだけで、何かおままごとっぽいのよね旦那の居る女としてのドッシリ感がないのよ</p><p>雪乃が指摘する</p><p>だって、そんなのはだって</p><p>このお屋敷の主婦は克子お姉さんだしあたしはお姉さんたちに甘えさせてもらっているだけだし</p><p>メグの汗が、ぽたぽたとオレの肌に落ちて来る</p><p>香月家のことで、みすずさんがヨシくんを何度も連れてっちゃうしパン工房は、愛がヨシくんのパートナーになっているしもうっ、もうっ、もうっ</p><p>激しく腰を、グニグニと蠢かせる</p><p>オレのチンコが、メグの胎内でキュウキュウと締め付けられる</p><p>気持ちは判らなくもないけれどさ恵美</p><p>でもそんなことを言い出すのは、どうかと思うわよ</p><p>雪乃にはあたしの気持ちなんて、判らないのよっ</p><p>メグは半泣きになっていた</p><p>いつの間ににか、ヨシくんの周りにどんどん女の子が増えてさしかも、みんなあたしよりも綺麗で、魅力的なのよあたしみたいな子が勝てるわけないじゃないっ</p><p>メグは腰の動きを止める</p><p>あたしは何の取り柄もない、普通の女の子なんだからっ</p><p>そんなことないよメグだって綺麗だし、オレにとっては魅力的な女の子だよ</p><p>オレはメグを見上げて言う</p><p>ちょっと腕を放してくれ</p><p>左右のオレの腕を押さえているまり子と雪乃に言う</p><p>起き上がって、メグを抱き締めてやりたいと思った</p><p>ダメよダメダメなんちって</p><p>ええ放さないわよ、公</p><p>２人はオレの要請を拒絶する</p><p>そうね、これはもうノブと恵美の２人だけのこととしては解決しないわね</p><p>愛がオレとメグの結合部に顔を入れて来る</p><p>驚くメグに可奈センパイが背中からしがみつき</p><p>愛、やっちゃいなさいっ</p><p>うん愛が舐めてあげる</p><p>舌を伸ばしてメグのクリトリスを、ペロペロと</p><p>突然の刺激に、ビクッと震え上がるメグ</p><p>メグの中で、キュキュキュッと締まるオレの勃起を締め上げる</p><p>い、嫌ぁぁちょっと舐めないでっきゃぁぁんっ</p><p>ほらほら、恵美暴れないの</p><p>可奈センパイが、後ろからメグの胸を揉み始める</p><p>あらあら、またエロいことになっちゃってるわね</p><p>オレの上でオレと結合したまま</p><p>メグ、愛、可奈センパイが絡み合う</p><p>ああんっ嫌ぁん止めてよ、も、もおおっ</p><p>雪乃は２人を振りほどこうとするが</p><p>恵美ちゃん恵美ちゃんが、愛のことそんなに好きじゃないことは判っているけれど</p><p>愛が、メグの股間から顔を上げて言う</p><p>でも、愛は恵美ちゃんと仲良くなりたいよ</p><p>あたしもよ恵美</p><p>可奈センパイも後ろから、メグの耳にそう囁く</p><p>そんなに簡単に信用してもらえるものじゃないことは判っているけれどそれでも、もう少し、あたしたちに心を開いて欲しいのよ</p><p>ひ、開いてます信用だってしていますから</p><p>メグは、可奈センパイに言う</p><p>そうかしらあたしたちは恵美の心の壁にずっと気付いているのよ</p><p>可奈センパイは、クニッとメグの乳首を弄る</p><p>あたしたちは、別に恵美のことをイジメたりしているわけではないのに恵美は、自分のことを被害者だと思っているでしょ</p><p>愛が、ペロペロとメグの秘唇を舐める</p><p>震えるメグ</p><p>これは、恵美の内面の問題だからアンタは口出ししないでよ</p><p>笑顔で尋ねるまり子に、雪乃は</p><p>そうなのっ</p><p>強く言う</p><p>恵美はさ判っていないのよ他の子たちがどれだけ切実かってことがさ</p><p>雪乃がメグに微笑む</p><p>恵美は弓槻や克子たちに、最初っから守られていたからねあたしたちみたいに紆余曲折あって、結局、このバカと一緒に居るって腹を括ったわけじゃないから</p><p>あたしだって覚悟を決めたわよだから、ヨシくんと</p><p>そう言葉では何とでも言えるけれどあたしは、今のままの恵美なら、将来、絶対に浮気すると思っているわよ</p><p>メグが浮気</p><p>そ、そんなのあ、あたしがヨシくんに隠れて、浮気なんてするはずがないじゃないっ</p><p>また、膣内が締まるっ</p><p>今すぐとは言ってないわ今のままなら将来的に、そうなる可能性が高いってあたしは言っているのよ</p><p>な、何よ浮気だったら雪乃、あなたの方こそ、する可能性が強いんじゃないのっ</p><p>あたしはしないわよ絶対に</p><p>真顔で雪乃は言った</p><p>そんなことしたら、今度こそ絶対に弓槻に殺されるからあたしは、今の自分は生かされているだけなんだってことは、よーく判っているわそけに、あたし生まれてくる赤ちゃんが大切だからこの子が大きくなっていくところを見たいし離れたくないのよ</p><p>雪乃は、自分の下腹部に触れる</p><p>判るあたしは恵美なんかより、遥かに切実なのよ切実になるしかないんだから天地が引っ繰り返っても、このバカを裏切るようなことはしないわよこのバカは、本当のお調子者のマヌケのお馬鹿さんだけれどこのバカの周りに居る人たちは、そうじゃないんだから弓槻じゃなければ、みすずにやられるわよ美智とかイーディかもしれないあいつら、マトモじゃないんだから警察とか法律とか無視して、あたしを殺しに来るわよ</p><p>香月セキュリティ・サービスは、非合法なことも平気でやる</p><p>ましてや黒い森は、犯罪組織だ</p><p>もし、雪乃が将来、オレではない男と浮気をしたとしたら</p><p>香月家や黒い森の内部情報が漏れる前に雪乃もその男も、速やかに始末されるだろう</p><p>オレが気付く前に</p><p>あたしも、そうよもし、あたしがノブ以外の人と何かあったらあたしは、せっかくの幸運を全て失うことになることは判っているわ雪乃みたいに殺されるとまでは思っていないけれどあたしはほら、月子さんやヨミちゃんたちの力も知っているから記憶を消されて、追放されるんだろうと思うわ</p><p>でも、あたしは判っているからそんじょそこらの普通の男と、ありきたりの恋をするよりノブとの関係の方が、楽しいってことノブだけじゃなく、ノブを含めた家族に入れてもらえたってことにワクワクしているのこの後、あたしの人生、どうなっちゃうんだろうってこの人たちと一緒に、どんな面白いことができるんだろうって幾らでも、夢が広がるじゃない</p><p>そうよ可奈はわたくしとビジネスをやるんですからね絶対に</p><p>成功するわよ、わたくしたち</p><p>まり子がニコッと微笑む</p><p>愛も吉田くんじゃないとダメなのだって、愛淫乱な女の子だから愛みたいな子は、吉田くんじゃないとダメなの</p><p>ずっと一緒に居たいから切実なのだから一生懸命、パンのこと勉強しているの</p><p>そうね、愛も頑張っているのよね</p><p>可奈センパイが、愛に優しくそう言った</p><p>でも、恵美あたしはさ、もし仮に本当に仮定の話だけれど、もしもあんたが、このバカ以外に男ができたとしたらさ</p><p>このバカは、あっさりあんたと新しい男の仲を認めてあげちゃうと思うし弓槻なんて、あんたに結婚資金にしなさいって、３２０万円ぐらいポンで手渡しちゃうような気がするのよみすずたちも、監視はするだろうけれどあんたには刺客は送らないと思うむしろ、これで２人で事業でも始めたらって、７６８万円ぐらい手切れ金をくれると思うわ</p><p>雪乃何で、そんなに金額が微妙なんだ</p><p>みんな、恵美には甘いし、優しいのよあたしなんかよりも</p><p>いや、雪乃そんなことはないよオレはお前が思っているよりも、ずっと独占欲が強いからメグに、オレ以外に好きな男ができたってオレは、メグを絶対に手放さないし何が何ででもんんんんっ</p><p>まり子が、オレの口を手で封じる</p><p>ちょっと、公、黙ってて</p><p>ぬぬぬぬぬ</p><p>今は、公の気持ちじゃなくって恵美の気持ちについて話しているんだから</p><p>メグの気持ち</p><p>そうよ、これは恵美の問題よ恵美があたしたちよりも、切実じゃないくせに自分のコトを一番の被害者だって思っていることが問題なのよ</p><p>他の子との間に壁があるのも当たり前よ恵美が、自分は他の子とは違うって思い込んでいるんだからホントは、このバカとの関係は、全部、自分だけのものになるばずだったのにってさ</p><p>みんな、仲良くだよ恵美ちゃん</p><p>愛が笑顔で言う</p><p>だから、吉田くんとの幸せは、みんなで分かち合わないといけないんだよそして、それは恵美ちゃんが我慢することじゃないよ</p><p>メグはオレとの恋愛関係の全てを、本来は自分のモノだったばすと思っている</p><p>だから、メグにとってのみんな仲良くはメグが自分の権利を放棄して我慢することだと思っていた</p><p>他の子たちにオレと過ごす時間や体験を、奪われていると</p><p>それで何となく、他の子たちと壁を作っていた</p><p>甘えられるミナホ姉さんや克子姉といった姉や、実の姉妹である雪乃やマナを除いて</p><p>香月家のお嬢様であるみすずたちに対しては、自分とは違う世界の人だと諦めが付いていたし</p><p>イーディや月子たちは、特殊能力の持ち主だからと区別することができた</p><p>でも、同じ高校の普通の生徒である可奈センパイや愛には、内心、反発を感じていたのか</p><p>だから、メグと腹を割って話し合い、打ち解けるための機会を設けた</p><p>雪乃とまり子は調整役なんだ</p><p>誰が考えた計画なのかは判らないけれど</p><p>あ、あたしはあたしだって、心配なのよっヨシくんがあたしを捨てちゃうんじゃないかって</p><p>ポロポロと涙を零しながら、メグが言う</p><p>だってホントにみんな、あたしよりもあたしよりも素敵な子ばっかりなんだもんっ</p><p>と可奈センパイは</p><p>だったら恵美も、もっと綺麗になる努力をするべきなんじゃないの</p><p>で、でもあ、あたしなんて</p><p>そんなこと言って泣いてたって、何も始まらないでしょ</p><p>そうね前を向いて、歩き出すしかないのよ</p><p>だけど、でも、だって</p><p>メグは泣く</p><p>あたしは、ホントにあなたたちみたいに強くないんだもんっあたしは、弱い子なんだからっ</p><p>まり子、雪乃</p><p>オレは、オレの両腕を押さえている２人に声を掛ける</p><p>泣いているメグを、オレが抱き締めてやらないと</p><p>ダメよ、公</p><p>これ以上、恵美を甘やかしてどうすんのよ</p><p>雪乃は、そう言うと</p><p>ホント、あんたバッカじゃないの恵美バッカ、バッカ、バーカ</p><p>さらに涙を零すメグ</p><p>あんたみたいにメソメソした女、絶対にこのバカに嫌われるわよねいえ、その前にみすずたちに追放されるんじゃないのあいつら、結構シビアだからお荷物になるような女は必要ないってさ</p><p>イジメッ子の笑顔で、メグを見る</p><p>ぅぅ、ぅぅ</p><p>メグは泣いていて、言葉が出ない</p><p>だけど、あたしは正確には、あたしと舞夏ねあたしたちは何があろうとも例え、このバカやみすずがあんたを追い出そうとしたとしても絶対に、恵美を見捨てないからねっ</p><p>ハッとして、雪乃を見るメグ</p><p>仕方ないでしょあたしたちは本当の姉妹なんだからさ姉妹は、辞められないのよこればっかりは血縁だからねあんたが嫌でも、あたしとは一生付き合ってもらうからねっ</p><p>だからって、あたしは弓槻たちみたいに恵美のことを甘やかしたりはしないからねっホントの姉妹だからこそ、ビシバシいくわよっつーか、困んのよっ弱っちぃ、あんたじゃさあたしが困るのっずっと一緒に居てあげるから自分の足でしっかり立ちなさいよ恵美っ</p><p>メグを鼓舞する</p><p>愛も居るよ恵美ちゃん、仲良くしよっ</p><p>愛がまたオレとメグの結合部に舌を這わす</p><p>あたしも敵じゃないのよ恵美</p><p>可奈センパイも、背後から両手で、メグの胸を揉む</p><p>わたくしもよ恵美</p><p>まり子が、微笑む</p><p>さあ、公</p><p>まり子が、オレの右腕を放してくれた</p><p>ホント、しょうがないんだから</p><p>雪乃も、オレの左腕からお尻を浮かす</p><p>オレは横たわったまま、メグに手を伸ばす</p><p>メグが、オレの手に自分の手を絡ませる</p><p>繋がれる手と手</p><p>全部、メグ次第なんだ</p><p>オレは、メグの眼を見て言った</p><p>メグが受け入れなければ何も変わらないんだ</p><p>雪乃たちのメグへの思いもメグが拒絶している限りは、何の効力も持たない</p><p>たいていのことは自分の受け止め方次第なのよねこんなの絶対に無理って思ってても心を斜めにしたら、案外、するっと受け入れられちゃうものだったりするからあたしがそうだったし</p><p>このバカのこと嫌いで、嫌いで、大っ嫌いで、ずっと死ねばいいのにって思ってたけれどある時、ふと立ち止まって思い返してみたら結構、好きなんだって気付いたからそう嫌いだけど、好きなのよそんで、楽なのこのバカと一緒に居るのは全然、気を遣わなくていいからねこのバカバカバカ言っても、全然怒らないし何より、このバカ、あたしのこと大好きでしょだから、このバカを受け入れても良いんだなって感じたらすっごい楽になったわよこのバカのついでに弓槻とか、克子とか、みすずとか他の連中も、みんなするって受け入れられたからストンて変な話だけれどね</p><p>結局さ世の中、こうじゃなきゃいけないはずだなんて思い込むから、ツラいのよそんな決まり、ホントは無いんだからあんたやあたしが、そう勝手に信じ込んでいるだけでさあ、こんなんでもいいんだ、こんなのでもアリなんだってゲンジツを受け入れたら、すっごいスッキリするわよあたしは、そうだったから</p><p>みんなして、１人の男を取り囲んでさしかも、このバカ、別に美男子でもないしむしろバカだし底抜けのこんなの普通に考えたら、バカげているじゃないみんなでこのバカを愛してていうか、このバカに愛されてそんで、ケンカにもならないでみんな仲良くなんて、頭がおかしい集団だとしか思えないわ</p><p>でも愛は、これで良いと思うここが好きみんなと吉田くんとみんな仲良しが好き</p><p>ま、一夫多妻なんて歴史上いっぱい前例があることなんだしハーレムだからって、みんなでノブを巡って争い合わなきゃいけないルールも無いんだからさというより、この仲良くっていうのが魅力なのよ</p><p>そうね公の女同士の方が信頼できるもの何があっても裏切ることがあり得ないパートナーなのよ親友どころか、血縁以上よこの公の家族は一蓮托生の運命共同体だからみんなで、協力して繁栄していくしかないのよその上、みんな綺麗で、可愛くて、頭が良くて、能力も高い子ばかりでしょこの家族なら、どんなことでも実現できるわよ</p><p>でもあたしは、そうじゃないわ可愛くないし、頭も普通だしお嬢様でもなければ、強いわけでもない不思議な力も持っていないわ</p><p>そうだなメグはお嬢様じゃない戦闘や警護もできないし巫女の力も無いでも</p><p>オレは、メグと繋いでいる両手をギュッと握りしめる</p><p>メグは綺麗だよ他のみんなと同じくらい可愛いとオレは思っている</p><p>メグの膣が、ギュッとオレを締め付けた</p><p>オレたちは両手と性器の３点で結びついている</p><p>メグがどう思っていようと、オレがそう思っているから</p><p>だから、恵美頑張んなさいよあんたはあたしの姉妹なんだからあたしぐらいまでは綺麗になれるはずなのよ単純に努力が足りないのよコンチクショウ、綺麗になってやるっていう根性が足りないのよ</p><p>雪乃が、そんなことを言い出す</p><p>それはまあ言い過ぎだけれど恵美が思い込んでいる自分のイメージと、周りが見ている恵美のイメージがズレているんだと思うわよそれを修正するだけでも、毎日の生活が変わるわよ</p><p>そうそう恵美は自分は、何も出来ない子供だって思い込もうとしているけれどだから、そんなにネガティブ思考なんだと思うわでも、あなたの見た目って、もっと大人っぽくて自立している感じよせっかく、そんな鍛えて締まっているスポーティな身体をしているのにさ</p><p>恵美ちゃん、もっと胸を張ってる方が良いよ</p><p>可奈センパイ、まり子、愛がそれぞれアドバイスする</p><p>そうだよメグその身体で、オレを楽しませてくれよオレは、メグのこの身体が大好きなんだから</p><p>さっきみたいなオレを見ていない、オレを感じていない腰使いじゃなくってちゃんとオレを愛してくれオレ、思い切り気持ち良くなってメグの中に射精したい</p><p>うんヨシくんゴメンねゴメン</p><p>再び、メグが腰を動かし始める</p><p>さっきとは違う</p><p>両手と性器でオレと触れ合い眼と眼で通じ合いながら</p><p>メグは、オレとのセックスを感じる</p><p>ああっ、ヨシくんあっうんっ</p><p>ここ、気持ち良いのか</p><p>うんそこ、ゾクッてくる</p><p>膣の壁の特定のポイントを狙って、オレの亀頭が確実に擦り付けられるように</p><p>あああっ、あああーっ、そこいいよ</p><p>激しすぎることもなく弱すぎることもなく</p><p>ゆったりとリラックスしてオレたちは交合する</p><p>２人とも、気持ち良さそうるんっ</p><p>みんなが、オレたちのセックスを眺めている</p><p>ほら、メグみんな見ているぞ</p><p>やぁんあぅぅ恥ずかしいやっぱり恥ずかしいよぉっ</p><p>でも、みんな優しい気持ちで、オレたちを見てくれているだろほら、感じて見ろよみんな温かい</p><p>う、うんヨシくんヨシくんああっ</p><p>メグ、みんなにちゃんとお礼を言うんだ</p><p>はいありがとう、雪乃</p><p>ホント、メンドクサイ子よねあんたはさ</p><p>ありがとうございます可奈さん</p><p>可奈姉さんでしょ</p><p>は、はい、可奈姉さんまり子も、色々とありがとう</p><p>そして愛ごめん今まで、ホントにゴメンなさいあたし、ずっとあなたに嫉妬してたから</p><p>そして、メグは</p><p>みんなの優しい視線に包まれて</p><p>ああっ、ああーんっ、ああーっ気持ちいい気持ち良いわセックス気持ちいい</p><p>ヨシくんあたし、あたしねもっとしたかったのヨシくんと、もっとセックスしたかったの</p><p>ならして欲しいって言ってことよ幾らでも機会を作ってやるから</p><p>でもだけど</p><p>我慢できなきゃ、学校の授業中だって教室を抜けだしてセックスしようぜ</p><p>だけどあたし</p><p>メグは優等生だサボりなんて、したことがないんだろう</p><p>ホントはしたいんだろうメグ</p><p>していよっ授業中だってヨシくんとしたいだって、ヨシくん愛とはしているでしょ</p><p>バレてたか</p><p>愛とは５時間目の授業に出ないで、セックスすることもある</p><p>恵美ちゃんが、欲しがらないからだよ</p><p>愛は言った</p><p>欲しかったら、自分から欲しいって言わなきゃ愛は言うよ淫乱だから</p><p>あたしも、卒業までには１度くらいしてみようっと授業中のセックスって、何か楽しそうだもの他の人が真面目に勉学に励んでいる時にあたしとノブだけ、エッチなことをしているってさ淫乱じゃなくても、してみたいと思うわよ</p><p>そうねわたくしも淫乱ではないけれど、機会があったらしてみたいわ</p><p>まり子が、そう言うと</p><p>ま、あたしは、何度も経験があるけどていうか、このバカに犯されただけだけどでも、あたしも淫乱だからね今となっては良い思い出よね</p><p>雪乃は笑うそして</p><p>そして、恵美あんただって、ホントは淫乱よね</p><p>認めなさいよ淫乱よね</p><p>メグは、腰を振ったままオレを見る</p><p>ヨシくん、あたしあたしあたしは</p><p>うんみんなに聞こえるように大きな声で</p><p>恵美は恵美も、淫乱です淫乱な女の子です</p><p>ああメグが守っていた殻が破れた</p><p>みんなの前で心まで裸になる</p><p>ああ、あたし淫乱なのっセックスヨシくんとのセックス大好きっもっともっとしたいよっ１時間目からセックスしたいっ</p><p>よし、月曜日にしよう</p><p>ああんっ、嬉しい嬉しいよおっあああっ</p><p>メグは一気に歓喜の極みへと昇って行く</p><p>ヨシくんあたしあああ、あたし</p><p>だ、出してぇ恵美の中に射精して欲しいっ</p><p>射精のためのスパートを掛ける</p><p>あうああっ、あああーっ、ああっ淫乱なのエッチな恵美に出してぇ、出してぇぇヨシくんっ</p><p>メグオレああもうすぐだ</p><p>見ているわよ、恵美</p><p>みんなを代表して、雪乃が言った</p><p>いいわ、見ててエッチな恵美をヨシくんに愛されてる恵美を見ててぇぇぇあああっはぁぁキちゃううッ白いのキちゃううっッッ</p><p>ひぃやぁぁっヨシくんあ、あたしぃぃ</p><p>イッ、イッちゃうヨシくんあたしああっ、イクイクイクぅぅっぴゃあああうっ</p><p>メグが跳ぶっ</p><p>オレも出るぞぉっ</p><p>ぶしゅわぁっ</p><p>噴水のように、熱液を噴き上げるぅぅッッ</p><p>ああああっ、ヨシくぅぅっんんっ</p><p>切ない表情でメグは、子宮に届けられたオレの熱情を感じていた</p><p>Ｇレコのこと</p><p>マスクを付けただけで、こんなにキャラが立つものなんだ</p><p>1話2話の時は、この先輩、あんまりキャラ立ちしていないと感じていたのに</p><p>最初からマスク付きで登場でなくマスクを付けて再登場というのが良いのだと思います</p><p>というか、あのマスク欲しい</p><p>1092．取り戻す夜　／　姉妹で家族で親友</p><p>んんっおはよっ</p><p>窓の外に朝の光</p><p>眼が醒めると３人の美少女が、オレのチンコを見つめていた</p><p>というか、指でツンツンしている</p><p>可奈センパイ、まり子、メグ</p><p>２人は、オレの横に添い寝している</p><p>雪乃と愛</p><p>何をしているんだ</p><p>朝勃ちの監察っ</p><p>可奈センパイが、笑顔でオレに言う</p><p>男の子は、眼が醒める頃には毎朝、こうなるのよ</p><p>メグが、そんな解説をする</p><p>へぇ、大変ねえ</p><p>まり子は、感心してオレの亀頭を人差し指で撫でる</p><p>あたしも見るのは初めてよ朝勃ちっていう単語は知ってたけど</p><p>可奈センパイと朝を同じベッドで過ごしたのは、これが初めてだもんなあ</p><p>で、どうしたらいいのセックスする</p><p>まり子が、メグに聞く</p><p>それはその時、その時よでも、お口に出してもらうことの方が多いかな</p><p>じゃあ、取りあえず舐めてみましょう</p><p>可奈センパイが、オレのペニスに舌を這わす</p><p>じゃあ、あたしとまり子で下の方を舐めましょう</p><p>下って</p><p>この辺も舐めると、ヨシくんが喜んでくれるのよ</p><p>メグが竿から玉袋にかけてを、ツツーッと舌を走らせる</p><p>あ、教えてわたくしもしてみたいわ</p><p>可奈センパイ、メグ、まり子のトリプル・フェラが始まった</p><p>一方オレの右横では</p><p>スーッ、スーッ</p><p>雪乃が、すやすやと眠っている</p><p>寝顔が可愛いよね</p><p>左から愛がオレに囁いた</p><p>雪乃ちゃんてこうしていると、ホント可愛い</p><p>寝ている時は、毒舌じゃないもんな</p><p>吉田くぅんチュッ</p><p>愛が、オレの頬にキスする</p><p>昨夜はメグとセックスした後愛にも中出ししてから眠った</p><p>だから、パジャマ代わりのオレの白Ｙシャツの前がはだけて、愛の可愛い乳首が丸見えになっている</p><p>舐めたい</p><p>オレの視線に気付いて、愛が微笑む</p><p>はい愛のおっぱいだよ</p><p>愛はオレに胸を差し出す</p><p>オレは、柔らかな肉塊の温かさを頬で感じて乳首を舐める</p><p>あーらら、愛ったらあん、あたしも欲しくなってきちゃった</p><p>可奈センパイが、オレを見上げて言う</p><p>もう、こうなったらシちゃおうか</p><p>雪乃を起こさないようにだよ</p><p>あ、それ面白そうねじゃあ、残りの４人で静かにしましょうよ</p><p>可奈、どうするの</p><p>ノブと順番にさオチンチンを入れてあたしたちが上になってそれでそうね、１人２０回ずつクチュクチュって腰を動かしたら次の人に交代ノブが気持ち良くなって、中に出した子が勝ちでも、派手に動くのはダメよ途中で、雪乃を起こしちゃったら負けだからどう</p><p>楽しいそうね当然、わたくしは参加するわ</p><p>あたしはいいですヨシくんとは、昨夜したから</p><p>メグは、不参加か</p><p>愛はどうするの</p><p>愛は淫乱だからします</p><p>じゃあ、順番を決めましょう小さな声でじゃんけん</p><p>そしてまり子、愛、可奈センパイの順番で</p><p>オレの上に乗ってくる</p><p>うふふ、雪乃が眠ってるっていうのが何か罪悪感があって、いいわよね</p><p>まり子は、裸Ｙシャツの前を開いて胸を露出させながら言った</p><p>公もおっぱい触ってね好きなんでしょ</p><p>そして、自らオレの上に跨がって、勃起を胎内に押し入れる</p><p>まだキツい</p><p>それでも、まり子の内部は充分に潤っていた</p><p>朝からこんなことしているなんて興奮しちゃう</p><p>ゆっくり動くのよ雪乃が起きないように</p><p>判ってるわよ、可奈雪乃が知らないうちに、公に中出しさせちゃうんだから</p><p>穏やかに腰をくねらせる</p><p>ああ、まり子の中で擦られる</p><p>１８、１９、２０、はい交代</p><p>可奈、２０回だとちょっと短すぎるわよ</p><p>次、あたし</p><p>まり子の胎内から、ズヌッと引き抜かれ今度は愛の中へ</p><p>やっぱり女性上位で</p><p>愛の方がまり子よりも痩せているから</p><p>いや、体格の違いだけじゃないな</p><p>肌触りも、膣内の温度も愛液の質さえ違う</p><p>まり子のはトロッとしていて、愛のはサラサラっとしているから</p><p>締まり具合も違う</p><p>はぁぁっいらっしゃいませ、吉田くん</p><p>オレを深々と受け入れて、愛はニコッと微笑む</p><p>まり子の腰の動きよりも愛の方が技巧的だった</p><p>グニグニッと、腰をくねらせてオレの勃起を絞っていく</p><p>一番深いところで、クックとお尻を左右に振る</p><p>なるほど、そうやるのね</p><p>まり子が真剣な顔で、愛の腰使いを観察している</p><p>これは愛のやり方だから</p><p>自分なりに、色々と試してみて気持ちの良いやり方を探して</p><p>愛が、まり子にそう言う</p><p>正解はないんだよみんな違う身体なんだからさ</p><p>ああ、そうね参考にだけさせてもらうわ</p><p>まり子は、納得する</p><p>でも、愛は研究熱心で、独創的なところがあるから見てて、勉強になるわ</p><p>淫乱なだけだよ</p><p>恥ずかしそうに、愛は呟く</p><p>オレは、そんな愛の乳首をチュウチュウと吸った</p><p>はい、２０あたしの番よ</p><p>そして、愛から可奈センパイへ</p><p>可奈センパイも、裸Ｙシャツをはだけてオレの上へ</p><p>やっぱり１歳年上だからなのかしらプロポーションの肉付きは、可奈が一番良いわよね</p><p>まり子が、可奈センパイの身体を見て言った</p><p>そうよね出るところは出ていて、締まるところは締まっているって感じだわ</p><p>メグもそう言うが</p><p>でも、寧さんには敵わないわよ爆乳なのに、あんなに調和の取れたボディラインをしているなんて</p><p>顔も綺麗</p><p>美しさが突き抜けていらっしゃるものね</p><p>みんなそう思っているんだ</p><p>あんな明るくてハッチャケた性格だから、普段、一緒に居られるけれど２人っきりでお話するとかだと、綺麗すぎてちょっと怖いもの</p><p>でも、とっても良い人よ寧お姉さん</p><p>メグが、慌ててそう言うと</p><p>それはあたしも知っているわよノブのこと、本当に心から愛しているものねあの人</p><p>寧と他の子たちの間にも心の壁があるんだ</p><p>毎日、一緒にパン工房の仕事をしていても</p><p>その壁を壊すためのイベントも、組まなきゃいけないんだな</p><p>はーい、入れるわよノブっ</p><p>可奈センパイの中が一番体温が高かった</p><p>そうやって、ピストン２０回ずつのセックスを３人で交代して</p><p>３周目の愛の中にオレは射精した</p><p>目覚めの朝勃ちを、セックスで鎮めて</p><p>オレは、シャワールームへ行った</p><p>ここは元が娼館だから、各個室にトイレとバスルームが付いている</p><p>といっても、全員で１度に入れるほど広くはないから</p><p>先に、オレとまり子と愛で身体を洗う</p><p>はぁぁ、ダメだわわたくし</p><p>オレが背中を洗ってやるとまり子が溜息を吐く</p><p>ん公のこと、どんどか好きになっちゃうセックスにも、どんどんハマッてしまいそう</p><p>何も問題無いじゃないか</p><p>オレは、まり子の首筋にキスしながら言った</p><p>そうそう何も問題無いよ</p><p>愛もオレの背中をスポンジで洗いながら、そう呟く</p><p>それとわたくし、みんなのこと、どんどん大好きになっちゃってるの</p><p>みんな可奈センパイや、メグ、愛、雪乃姉妹たち</p><p>ホントの姉妹みたいにみんな大好き</p><p>それも、問題ないことじゃないか</p><p>そうそう問題無いよ</p><p>オレと愛が、まり子に微笑む</p><p>ここがわたくしの居るべき場所なのね</p><p>名家の血を引きながら、名家ではない家のお嬢様となっているまり子</p><p>いつも、自分の居場所を求め、迷い続けていた</p><p>愛と一緒に吉田くんの赤ちゃん、産もうねそして一緒に育てようね</p><p>あたしたちの子供も仲良くだよね</p><p>ええ約束するわ愛</p><p>すっかり、汗や愛液や精液を洗い流してバスタオルを巻いて、部屋に戻ると</p><p>雪乃は、まだ寝ていた</p><p>可奈センパイとメグは</p><p>ノブ、こんなのどうかしら</p><p>可奈センパイが、メグの髪に手を入れていた</p><p>こうやってアップした方が、大人っぽくて今の恵美に合っていると思うのよ</p><p>ちょっと恵美今着ているシャツを脱いで裸になってあたしも脱ぐから愛とまり子も、バスタオル取って裸であたしたちの横に並んで</p><p>可奈センパイが、みんなに言う</p><p>いいけど何なの</p><p>いいから、まり子そこの壁の前に並びましょう窓からの光が、真っ直ぐに当たっているから</p><p>そして４人の裸の美少女が壁の前に並ぶ</p><p>ねえ、ノブこうやって裸になって並ぶとさ年齢なんて、よく判らなくなるでしょあたしだけ１７歳で、後の３人は１６歳だけど</p><p>うん、そうだね年の差とか見た目ではよく判らないかも</p><p>ここにマナちゃんとか並ぶと、もっと凄いことになるわよあの子、今、１４歳だっけ</p><p>でも、ノブたちは本当の年を知っているから、おかしく思わないんだろうけれど今のあの子は、高校生でも充分通じるわよ１４歳とは思えない色気があるし美人だしね</p><p>この半年の体質改良でマナは激変している</p><p>背は、ぐんぐん伸びているし美貌も増した</p><p>ヨシくんとセックスしてるからマナは、中学生とは思えない異次元の色気を発するようになっているのよね</p><p>メグもそう認める</p><p>あら、恵美そうなってなきゃいけないし実際、そうなのよ</p><p>高１で学校公認で婚約者と同棲してて、毎日、セックスしていることになっているんだから１６歳とは思えないお色気ムンムンでないと変なのよね</p><p>あの恵美ちゃんて子供の頃から良い子でないと、いけなかったの</p><p>愛は、そうだったからママの理想通りの子じゃないといけなかったから</p><p>そうだった愛は母親から子供らしい娘というイメージを押し付けられて成長した</p><p>うつむく、メグ</p><p>うんメグは養女だったから、優等生でないといけなかったんだよな</p><p>小さい時に白坂家の遠縁の家に、養女に出されたから</p><p>その時の気持ちが今の恵美に、まだ残っているのよだから、まだ、学校では優等生の良い子であろうとしているでしょ</p><p>でも、ほら今の恵美はさ、確かに勉強の成績とかは今でも良いんだろうけれどでも、あなたは普通じゃない高校生なのよノブと同棲してて、セックスの匂いをさせている１６歳なんだから</p><p>その恵美の実像とイメージのギャップが問題になっていると思うのよ</p><p>昨日軽音部の男の子たちに、罰ゲームで告白されたのよね</p><p>そうだそんな事件が起きて</p><p>女子陸上部の竹柴先輩が、そいつらをシメ上げてくれたんだ</p><p>そんなことになっちゃうのは恵美にも原因があるのよセックスの匂いをさせている１年生女子がそれでも優等生の良い子のイメージを守ろうとしているから</p><p>うん愛も前は、恵美ちゃんのこと、良く判らなかった</p><p>もっとメチャクチャな子だと思ってたし</p><p>そうなのよこれが、寧さんなら判るのよ高校生なのに、婚約して同棲してそれを学校に認めさせるぐらいの生命力が感じられてああ、この人ならノブと毎日セックスしててもおかしくないなって思うし寧さんならしょうがないかって、許せちゃうのよあそこまで突き抜けていると</p><p>ノブもそうよ今のノブは見た目は若いけれど、雰囲気とか落ち着きとか全然高校生じゃないから</p><p>うんもの凄く大人っぽいわよね何があっても動じないし</p><p>高１で婚約してて、女の子と暮らしているけれど本気なのが判るし本当に生業としてパン屋をやるために勉強しているっていう気迫が感じられるのよいつの間にか、ノブのパン屋が校内で認められちゃっているしねあいつは本気だっていう空気があるからみんな、ノブのことはイジらないでしょバカにできないのよホントに美味しいパンを毎日焼いているから</p><p>オレには実感が無い</p><p>本気の人を笑うのは、ホンモノの馬鹿だけよみんな高校生で自分の将来の進路について悩んでいるんだからさ先に突き抜けちゃった人は、リスペクトするわよっていうか月曜から土曜まで、ホントに毎日、継続してパンを焼いてお店に出している実績が重いのよね</p><p>だから、みんなノブのことは笑わないわよでも、恵美は</p><p>みんなの視線が、メグに集まる</p><p>あ、あたしだって一生懸命やってます</p><p>それは認めるけれどイメージが違うのよね今の恵美だと、みんなが納得できないのよ腑に落ちないのよ</p><p>ノブと婚約した時点で優等生の良い子じゃないんだからああ、この子なら、そういうことするだろうなあっていう雰囲気を出しててくれないとさ</p><p>雰囲気</p><p>ノブと同じくらい、大人っぽくて、落ち着いてて、あたしは腹を括って、こういう人生を選んだんです何か問題がありますかあたしたちのことは放っておいて下さいっていうぐらい自立している感じが出ていないと</p><p>最初は演技でいいわそういうお芝居ででも、そういう子にならないとまた変な連中に絡まれるわよ</p><p>軽音部男子の罰ゲームにされたのはオレたちにも問題があったんだ</p><p>優等生の良い子っていうのは、先生とか周りの生徒たちの眼を気にしている感じがするのよ周りに依存している感じ自立してないみたいなさだから、恵美に隙があると思われたんじゃないかしら</p><p>うんただの良い子って、弱そうに見えるから悪い子たちに標的にされたりするよね</p><p>でも、あたしそんなこと言われてもどうしたらいいのか判らないわよ</p><p>あのさメグは知っていることだけどヤッちゃんは寧は本当は、ああいう性格の子じゃないんだ</p><p>可奈センパイたちが、オレを見る</p><p>寧は詳しくは言えないけれど、昔、すごくツラいことがあってそれで、そのツラい状況から這い上がるために身近に居た強い人の性格を真似したんだ</p><p>キョーコさんをモデルにして、演技を始めた</p><p>その人みたいに思考して、話すことでツライ現実と戦う力を身に付けたんだよ</p><p>あたしも誰かの真似をするの</p><p>メグがオレに問う</p><p>とりあえずはだよだって真似したけれど、最終的にはヤッちゃんとあの人は全然違うだろヤッちゃんは、ヤッちゃんだどんなに真似しても、その人の本質は残る</p><p>うなずくメグ</p><p>自分のことばかりに集中すると自分は、こういう人間だからダメなんだとか、ネガティブな思考に陥っちゃうじゃないそれで自分がダメっていうことを認めるフリをして、だから、頑張っても仕方がないって逃げる理由にしちゃうでしょそれじゃあ、いけないと思うのよ</p><p>それよりはさ自分も、あの人みたいになりたいっていう目標を見つけてさそれでも、全面的に理想の人と自分を比べたら自分みたいな子では、絶対にあの人みたいにはなれないって、また思考がネガティブになっちゃうから最初は、真似だけでいいのよ髪型とか、喋り方とかそういうのをコピーすることからでさでも、そういうことが前に進む力をくれるからねあの人なら、こんな時こうするって考えられるようになったら、パニクったりしないから</p><p>メグは今この人みたいになりたいっていう人はいるか</p><p>そんなのいっぱいいるわよ</p><p>例えば</p><p>御名穂お姉さんとか、克子お姉さんとか渚お姉さんとか翔お姉さんも寧お姉さんも好きだしそれに</p><p>メグは、可奈センパイを見る</p><p>今は可奈お姉さんも素敵だなって思うわ</p><p>うふふ、ありがとでもあたしでは足りないと思うから、取りあえず今日は克子さんぽい髪型にしてみましょう</p><p>そんなところから少しずつイメージチェンジしていきましょうよ周りの人たちに対しても、恵美自身にとってもね</p><p>眠ったままの雪乃と、シャワーに行った可奈センパイとメグを残して</p><p>オレとまり子と愛は服を着て、お屋敷の中庭に向かう</p><p>これから、美智とイーディ主催の早朝トレーニングだ</p><p>年少組の子たちも、みんな集まる</p><p>でも可奈って凄いわねわたくし誇りに思うわ</p><p>廊下に出ると、まり子がそう言った</p><p>愛も大好き</p><p>愛は、そう言うと</p><p>吉田くん、あたしパン焼く</p><p>え、今日は日曜だぞ</p><p>学校でのパン販売はない</p><p>でも恵美ちゃんがお世話になった人たちにパンを焼きたいの</p><p>でも、それはオレがちゃんとするから</p><p>メグが世話になった体育会系のクラブには差し入れをすることになっている</p><p>愛もお礼したいの恵美ちゃんのために</p><p>公、させてあげなさいよあたしたち姉妹で家族で親友なんだからさ、もう</p><p>まり子が笑って、そう言った</p><p>何を言わけるでなく誰に言われるか</p><p>同じ話でも、可奈でなかったらメグは反発していたと思うのです</p><p>御名穂でも、克子でも、寧でも、月子でも説得させられないことを</p><p>可奈の言葉なら、受け入れることができる</p><p>そういうことってあると思います</p><p>1093．新しい朝　／　笑顔のままで</p><p>お早う、パパぁ</p><p>中庭には、もうアニエスと真緒ちゃんを中心に年少組の子たちがスポーツウェアに着替えて集まっていた</p><p>先生役の美智とイーディも居る</p><p>美智の姉の工藤遙花が、剣道マリア（旧・天童乙女）と香月セキュリティ・サービスの旧研修館へ合宿に行ってしまっているから、伸び伸びと早朝トレーニングができる</p><p>ああ、ミタマやキヌカも来た</p><p>みすずと瑠璃子も来た</p><p>２人とも、ちょっと落ち込んでいる</p><p>あの昨夜、改めて話し合いましたあたしたち、色々と間違っていたと思います</p><p>反省致しましたお兄様</p><p>美子さんや可憐のことか</p><p>ああ、美子さんは来ていないけれど</p><p>可憐は、ありすやキヌカたちと一緒に居る</p><p>うん年少組がちゃんと見てくれている</p><p>お兄様わたくしたちは、やはり少し、異常なのでしょうか</p><p>旦那様あたしたちおかしいのですか</p><p>心配そうに、オレを見る瑠璃子とみすず</p><p>確かに、普通の女の子よりはセックスに貪欲だし、行き過ぎているところはあると思う</p><p>でも、それは香月家の、それも本家のお嬢様として日常生活で受けているプレッシャーから、オレとのセックスの時には解放されるためで</p><p>つまり、ハジケちゃうんだよな</p><p>溜まって澱んでいた感情が一気に</p><p>元々、この子らはジッちゃんの孫娘だから、性欲も強い方だし</p><p>それを深窓の令嬢として抑え込んできたわけだから</p><p>オレに対して解放することについては、全然問題じゃないよそれは今まで通りで構わないただ例え家族であっても、他の子に対しては気安く解放するべきじゃないと思う</p><p>今回のことは、美子さんや可憐に対する甘えからきたことだ</p><p>家族だからあるいは、どうせ家族になるんだからという気分でみすずや瑠璃子の欲求を一方的に押し付けていたから、軋みが生じた</p><p>今まで何でも言っているけれど勝手にやるな、相談をしろ</p><p>２人は、オレに頭を下げる</p><p>しかし、実際の話みすずも瑠璃子も気分が高揚するとついつい勝手に行動し出すんだよな</p><p>２人とも、このお屋敷と香月家とを行き来しているし学校もオレとは違うから</p><p>チェックする人間が要るな</p><p>オレが呼ぶと美智は風の様に飛んで来る</p><p>お呼びでございますかご主人様</p><p>ああ美智は今日から、みすずと瑠璃子の行動チェックをしてくれ変なことを企みだしたら、すぐにオレに報告しろいいな</p><p>旦那様あたしたちは</p><p>いや、悪巧みするのは香月家の家風だから自分でコントロールは無理だだから、それはしょうがないそういう風に割り切った方が、お前たちにとってもオレにとっても気楽になれると思う</p><p>だけど、オレたちはもう、とっくに一蓮托生なんだからみすずや瑠璃子の悪巧みが、家族全体の命取りに成ることもあり得るそれも、みすずや瑠璃子にとっては大した問題ではないと思うようなことが、原因になることもあるんだ</p><p>みすずも瑠璃子も同じジッちゃんの孫娘なのだから、美子さんもオレの女になるべきだと、当たり前に思っていた</p><p>自分たちと、美子さんの生い立ちから来る心の違いに気が付かなくて</p><p>可憐のことだって名家の令嬢としてのプライドの問題を完全に見落としていた</p><p>名家中の名家、香月家の令嬢としての高い位置からの視点で、全てを判断しようとしたから</p><p>ですから、あたしたち反省しています</p><p>はい、お兄様これからは、今回のようなことがないように自らを戒めますわ</p><p>２人は、そう言うが</p><p>ああ、気を付けてくれだけど、それだけじゃあ解決しないんだ</p><p>お前たちは自分とは違う立場の人たちが、自分たちの想像とは違う受け止め方をすることがあるということを今回学んだだから、次回からは安易に、自分の意志を相手に押し付けるようなことはしないだろう</p><p>はい、それはもう</p><p>お約束致しますわ、お兄様</p><p>みすずと瑠璃子は、即座に答える</p><p>だけど、お前たちはお前たちが居る場所は、やっぱり名家の令嬢たちのトップ香月家の娘の位置なんだそこから降りることは許されないし折れられないということは、高い位置から見下ろすしかないっていうことだ他の人たちと同じ目線にはなれないお前たちは、多分、あの人はこう思っているんだろうって推察することはできるけれど本当かどうかは、お前たちの位置からでは確認できない</p><p>みすずも瑠璃子も、オレよりも遥かに頭が良い想像力もある優しさだってだけど自分たちとは違う立場の子たちの気持ちを、完全に把握することはできないんだそれのことは、心に刻んでおいて欲しい</p><p>みんなとは違うということを</p><p>だから、美智お前がチェックしろみすずや瑠璃子が、何かやらかしたくなるのはしょうがないでも、実際に行動を起こす前にオレに伝えてくれオレにも判断できないことなら、ミナホ姉さんや克子姉や翔姉ちゃんたちに相談するからそういう取り決めにしておくべきだと思う</p><p>そうですねあたしまた、何か暴走しちゃうかもしれませんものね</p><p>瑠璃子は、もう何か企らんでるんだろ</p><p>オレに紹介したい子が居るという話は、昨夜もしていた</p><p>美智瑠璃子の考えていることの詳細を知っているか</p><p>だいたい、検討はついております</p><p>美智は鋭いし、賢い</p><p>瑠璃子の交友関係は、さほど広くはないし美智とは同じ学年で、ずっと同じ学校に通っている</p><p>ていうか、あの超お嬢様校は、元々、生徒数がそんなに多いわけではないんだから香月家の警護役である美智が、把握しているのは当然だろう</p><p>よし、後で報告してくれ</p><p>それでしたら、わたくしが自分でお兄様に申し上げますわ</p><p>瑠璃子は、そう言うけれど</p><p>もちろん、瑠璃子にも同席してもらうただ、瑠璃子が企てていることが美智の視点からは、どう見えているかが、オレは知りたいそれは、つまり瑠璃子の周りの子たちが、瑠璃子の行動をどう受けとめているかっていうことなんだから</p><p>美智は警護役だから低い立場から、状況を見ている</p><p>瑠璃子の見落としていることも</p><p>美智がオレに話した後に、瑠璃子が補正をしてくれそれで、瑠璃子と他の子との気持ちのズレが判るから</p><p>なるほどそういうことなのですわね</p><p>お前もだぞ美智から、美智の視点で報告させるからな</p><p>オレは釘を刺す</p><p>いずれにしてもみすずも瑠璃子も、香月家の娘であるということが、アイデンティティの根本にあるんだそれを無理して変えることはないみすずは、みすずのままでいいし瑠璃子は瑠璃子のままでいいただこれからは、他の子との関係をより注意深く気遣いするそれだけのことだいいな</p><p>本当に、それでよろしいのですか</p><p>あたしたち、旦那様のお望みになられるように変わりますわ</p><p>はい、お兄様のお望みのままに</p><p>オレはみすずらしい、みすずが好きだ瑠璃子らしい、瑠璃子が無理して変わるのは、お前たちらしさが消えるオレがどう望むかじゃなく、お前たちが望む理想の自分を目指せよ</p><p>でも、あたしが望んでいるのは旦那様にずっと愛していただけるような、あたしですわ</p><p>その望みなら、もうとっくに実現しているじゃないか</p><p>オレは真っ直ぐにみすずの眼を見て言った</p><p>みすずも瑠璃子も、もう少し自分に自信を持てオレはお前たちを絶対に手放さない死ぬまで一緒だ</p><p>お兄様ありがとうございます</p><p>心配そうな顔をしていた２人が、やっと微笑んだ</p><p>美智もだぞ</p><p>ちゃんと美智にも、声を掛けておく</p><p>じゃあ、この話は終われだ美智、早朝トレーニング初めてくれ</p><p>アタシたちは、スポーツとしての格闘技は教えないノネスポーツだと何が問題にナルカ誰か判るカ</p><p>イーディが、みんなの前で抗議している</p><p>ンキヌカ</p><p>スポーツは、ルールが細かく決まっておりますが現実で襲撃を受けた場合は、ルールなど存在致しませぬ</p><p>ン、半分正解ネ他には</p><p>ンハイジ</p><p>スポーツですと、たいてい１対１の対戦となりますが敵との闘いは不特定多数です</p><p>ソウイウコトネダカラ、アタシたちのレッスンでは、常に複数のニンゲンが襲い掛かって来た場合を想定スルヨイイネ</p><p>自分の周りに、敵が３人から５人ぐらい存在していることを想定してトレーニングする</p><p>デハ足捌きカライクヨ</p><p>わたくしとイーディの動きをトレースして下さい</p><p>イーディと美智をお手本に今日のトレーニングが始まる</p><p>今朝は可憐やまり子といった新しい子が居るから基礎中の基礎から、改めて教えてくれている</p><p>護身術の基礎だけでも、マスターしておく方が良い</p><p>とっさの時に、身体が硬直しないで自然に動き出すことができるし</p><p>自信もつく</p><p>何より健康に良い</p><p>オレたちは、そのまま４５分ほど汗をかいた</p><p>真緒ちゃんもいるから、それぐらいが限界だ</p><p>はーい、終わりネ</p><p>お疲れ様でした</p><p>お疲れ様でしたーっ</p><p>みんなで、先生のイーディと美智に一礼する</p><p>足りない人ハ、自分でスルネ</p><p>これはミタマやキヌカ、ハイジに言っている</p><p>うむ幼き者たちに技を教えるということはこんなに難しいこととは</p><p>ミタマが、そんなことを言っている</p><p>はい、安城流の稽古とは全く違います</p><p>キヌカが、姉に言った</p><p>とても判りやすいですしそれでいて実戦的です</p><p>ハイジも、そんなことを言っている</p><p>キヌカ、我々もいずれ妹たちに技を伝授しなくてはならないのだから</p><p>はい、ミタマお姉様今の内に、教授の方法を学ばせていただきましょう</p><p>あんまり、アニエスとか可憐たちには安城流拳法をマスターして欲しくないけれど</p><p>スカイラブ・ハリケーン・ミキサーとか困る</p><p>はーい、アニエスたちは朝ご飯のお手伝いに行きますですのっ</p><p>年少組は、すっかりアニエスが仕切っている</p><p>あ、可憐体調は大丈夫か</p><p>オレは、昨夜、処女を破った可憐に声を掛ける</p><p>は、はい平気です</p><p>可憐は、恥ずかしそうにそう答えた</p><p>可憐ちゃんは、後でお医者さんに看てもらうことになっていますの</p><p>ああ、いつもの処女喪失後検診か</p><p>避妊薬の方は、もう昨夜から飲ませているんだろうけれど</p><p>ありすが、やって来る</p><p>克子お姉様よりお話があったのですが今日、後ほど美里お姉様にお会いになられるのですね</p><p>ああ、会うよ</p><p>オレは御名穂姉さんが新しい娼館にする駅前ホテルの地下施設へ行くことになっている</p><p>そこで新人娼婦候補の子たちの研修をすることになっているけれど</p><p>もちろん、鞍馬美里さんもそこに居る</p><p>会いたいか</p><p>できましたら</p><p>うんもう１週間、実のお姉さんに会ってないんだものな</p><p>判った、じゃあ一緒に行こう</p><p>そんな会話をしているオレたちをミタマとキヌカが、ジッと見ている</p><p>捨てられそうな子犬みたいな眼をして</p><p>お前たちも、美里さんに会いたいんだよな</p><p>この２人は元は鞍馬家の警護役だもんな</p><p>美里さんの近況は知りたいだろう</p><p>お許しいただけますのなら</p><p>ますのなら</p><p>じゃあお前たちも来い</p><p>ざいますっ</p><p>鞍馬姉妹＆安城姉妹の再会かまあいいや</p><p>オレが新人娼婦の子の相手をしている間にゆっくり会えばいいんだし</p><p>ありすちゃんとキヌカちゃんも、朝ご飯のお手伝いですのっ</p><p>お手伝いだよーっ</p><p>アニエスと真緒ちゃんが、屋敷の中から呼び掛ける</p><p>今朝は誰が支度しているんだ</p><p>克子ちゃんとマナちゃんと、月子ちゃんとヨミちゃんとルナちゃんとコヨミちゃんですの</p><p>ああ、確かに鷹倉姉妹は見掛けなかった</p><p>ていうか、愛も早朝トレーニングには来なかったから克子姉の方へ行ったんだよな</p><p>メグのお礼のためのパンを焼きたいって言ってたし</p><p>公、わたくしもお手伝いしてくるわ</p><p>まり子も、屋敷の中へ行く</p><p>みすずその辺の茂みの中へ行くか</p><p>オレは、みすずに声を掛ける</p><p>おしっこタイムだろ</p><p>は、はいご、ご覧になって下さい</p><p>お兄様、今朝はわたくしもご披露致しますわ</p><p>本当に香月家の娘たちは</p><p>手間が掛かるのは仕方が無い</p><p>この子たちは、根本的に普通の子とは違うのだから</p><p>庭の茂みの中で</p><p>みすずと瑠璃子の放尿を検分する</p><p>とにかく、オレと居る時は普段、抑え込んでいる欲望は全開で良い</p><p>あああ、旦那様ぁぁ見てああーん、恥ずかしいです</p><p>お兄様ぁぁ、瑠璃子瑠璃子、お漏らし致しますわぁ</p><p>下半身をさらけ出してＭ字開脚で、シャァァァと臭う水を放出する２人</p><p>水流が弧を描いて、地面に滴り湯気を立てる</p><p>しかし、２人とも何度もセックスしているのに、割れ目がスーッと綺麗なんだよな</p><p>処女膜が無いこと以外は処女の時と変わらない美しい秘部だ</p><p>はぁぁああっ、あっ、あぅ</p><p>ぅぅ、くぅぅんっ</p><p>ぶるるっと震えながら、最後の一滴まで２人のお嬢様は放水した</p><p>はぁぅぅやっぱり、旦那様に恥ずかしい姿を見ていただかないと、朝がスッキリ致しませんわ</p><p>お兄様に見ていただくと瑠璃子も安心致します</p><p>オレは、この子たちにとってはプライベート、そのものなんだ</p><p>オモテで抑え込んだものを吐き出すウチ側の存在</p><p>つまり、オレはこの子たちのオモテには、なるべく顔を出さない方が良い</p><p>オレに求められているのは、この子たちの精神安定剤としての効果だけだ</p><p>オレが、みすずのパートナーあるいは、瑠璃子の義兄として認められているのは</p><p>香月家のオモテのビジネスには、絶対にタッチしないことが判っているからだ</p><p>オレは、香月家そのものには踏み込まないそこは、みすずや瑠璃子の戦場だ</p><p>オレは２人をウチ側からサポートするだけだ</p><p>みすずのパートナーなのだからとしゃしゃり出て、香月グループの舵取りなんかをしようとするような男でないからオレは、ジッちゃんに認められたのだ</p><p>それは肝に銘じておかないといけない</p><p>うん、朝から良いモノを見せてもらったさあ、朝ご飯へ行こう</p><p>オレは、２人と手を繋いで屋敷の中へと戻る</p><p>朝ご飯前に、手を洗っていると</p><p>克子姉と、愛と可奈センパイがやって来た</p><p>あなた、愛ちゃんから聞いたわよね</p><p>ああ、昨日、メグを助けて貰ったお礼に愛がパンを焼きたいって話だろ</p><p>そうなんだけれど愛ちゃんが、その理由で学校のパン工房の施設を使うのはマズイのよねあそこも一応、学校の施設だから生徒の個人的な理由で、勝手にオーブンを使うのは</p><p>あ、そうか私的に使ってるって、他の生徒に抗議されるかもしれないのか</p><p>オレたちは、あくまでもパン技能士コースの生徒なわけで</p><p>日曜日に、生徒が勝手にパンを焼くのはマズいか</p><p>じゃあ、ここの屋敷でパンを焼いて学校へ持っていく</p><p>ここにもパンを焼くための機材は揃っている</p><p>ノブ、それは変よ学校のみんなは、愛がここに住んでいることは知らないんだし普通の一般家庭にたくさんのパンを焼くオーブンがあるとは思えないもの</p><p>メグが世話になった人、全員にパンを配るとしたらかなりの数になるし</p><p>ということだから今日は、試作品の無料試食会にしようと思うのよ</p><p>パン技能士コースの講師である、あたしが許可したことにして</p><p>ほら、学園祭であたしんとこのテニス部と提携して、喫茶店をやることになっているでしょそれ用の試作品のパンを作るってことにしてさ</p><p>それで、試作品だから今日は、無料で食べ放題ってことにすればいいのよ昨日、恵美を助けてくれた運動部の人たちは、ほとんど全員、今日も部活に来ているはずだからさ</p><p>試食会がありますよってみんなに伝えるの</p><p>ついでに、テニス部の子でパンを作るのに、興味がある子はみんな手伝いに呼ぶからどうせ、学園祭の時にも手伝ってもらうつもりだったしもう、３人くらい声を掛けたわ他の子たちにもメールを送ったから</p><p>可奈センパイが、携帯電話を取りだしてそう言う</p><p>うちのテニス部は緩いから有志の子たちが練習サボって、学園祭用にパン作りの練習してても、全然問題無いから怒る人はいないわ</p><p>可奈センパイ自信、昨日の部活をサボッているし</p><p>問題はあなたとあたしは、御名穂お嬢様のところへ行かなきゃいけないでしょ朝だけは顔を出せるけれどだから、無料試食会の方は、可奈さんに仕切ってもらうとしてもパンの製作の方は、テニス部の子たちを愛ちゃん１人で仕切れる</p><p>パンの作り方とかも教えないといけないしな</p><p>恵美ちゃんは、自分の部活の方に出ないといけないでしょ</p><p>竹芝キャプテンを始め、女子陸上部の皆さんにお世話になったのに</p><p>お礼のために、メグが女子陸上部の練習を休むのは本末転倒だ</p><p>アタシは空いてるケレドパン作りにはノータッチヨ</p><p>イーディがやって来て、そう言った</p><p>イーディは、今までパン作りには一度も参加していない</p><p>いや、超天才児だからオレたちが作っている過程は全部見ているんだから、やらせればできるんだろうけれど</p><p>パン作りは自分の領分ではないと引いているから</p><p>というわけであたしが行くよ</p><p>恵美お姉ちゃんが、お世話になったんだからさ作るのも、教えるのも、焼くのもあたしは、一通りできるし</p><p>そうなのよあたしの助手っていうことでマナちゃんに行ってもらおうと思うのよ</p><p>克子姉も家事の弟子であるマナの能力は認めている</p><p>でも、マナはまだ中学生だろ</p><p>しかも、中学２年生だ</p><p>高校生のテニス部の子たちに教えられるのか</p><p>えー、そんなの言わなきゃ判らないわよマナさん大人っぽいから１９とか２０って言っても、あたし信じるわよ</p><p>ホント、この半年のマナの変貌は凄まじい</p><p>うん偉そうにしているからあたし大丈夫だよ、お兄ちゃん偉い人が偉いんじゃなくって、偉そうな人が偉いってことあたし、よく判っているし</p><p>マナならイケるネ</p><p>イーディも太鼓判を押す</p><p>今日だけ、黒森マナ・１９歳ってことで押し通すからさ</p><p>愛にパン作りの先生をやらせるよりは良いか</p><p>何たって、愛は元・テニス部だから</p><p>テニス部の先輩とかに、また脅かされるかもしれないし</p><p>じゃあ、頼むよマナ</p><p>任せといてっ</p><p>何かあの皆さん、済みません</p><p>メグが、まり子とやって来る</p><p>ああ、可奈センパイに髪を上げてもらったのか</p><p>うなじから首筋のラインが見えて大人っぽかった</p><p>うん今朝の方が落ち着いていて、良いよ</p><p>オレは、すぐにメグを褒めた</p><p>でしょ恵美はスレンダーなんだからそういう髪の方が似合うのよ</p><p>あの克子お姉さん</p><p>メグが恐る恐る話し掛ける</p><p>あたし克子お姉さんみたいになるとしたら、何に気を付けたら良いと思いますか</p><p>あたしにうーん、あたしみたいになるなんて、あんまりお勧めできないわよ</p><p>でも、あのあたし、今の自分からは脱皮したいんです</p><p>メグは、真剣な顔でそう言った</p><p>克子お姉さんみたいな包容力のある大人になりたいんです今のあたしはみんなに助けてもらうばかりだから</p><p>恵美ちゃんはちょっとだけニブくなりなさい</p><p>ニブく</p><p>何か言われたら反射的に答えない恵美ちゃんは、頭の回転が早いから、パッと答えを思い付いて、すぐに話し返してしまうんだと思うけれどそういう方が余裕が無いって思われるのよ</p><p>誰かに何か言われたらとりあえず、一瞬、間を置きなさいフリでいいから、考えているっていう間を作るのよそれからクスッと笑うの笑ってからゆっくり答えた方が、相手に強く響くからパッパッパッって、真顔で素早く答える方が相手には軽く見られるのよ</p><p>急がない慌てない焦らない大きな声は出さないゆったりと、小さな声で笑顔で話すこれ交渉ごとの基本よ</p><p>はぁぁ、勉強になります</p><p>メグでなく、可奈センパイがそう言う</p><p>とにかく打てば響くはダメよ今はとにかく、間を取ることを覚えなさいそうしたら、自分のペースに相手を引き込めるから</p><p>は、はい克子お姉さん</p><p>間はいいけど、笑顔が足りないわよ</p><p>うん、その笑顔でいきなさいねっ</p><p>作り笑顔でも構わない</p><p>笑顔なら、自分の中に余裕が生まれる</p><p>駅前に行くたびに、選挙違反を見るのはツライです</p><p>公示前に、候補者の名前を出して演説するのは違反なんですよはぁ</p><p>1094．新しい朝　／　仕切り直し</p><p>お早う、ヨッちゃん</p><p>お早う、良信くん</p><p>食堂に行くと、寧とマルゴさんがすでにテーブルに着いていた</p><p>お早う今日も、格闘技興行の打ち合わせですか</p><p>ここのところ、マルゴさんと寧はスポンサー探しで、色んな企業の人と会っている</p><p>今日は無いよ日曜日だから大きな会社の人は、みんなお休みさ</p><p>ああいう人たちは、休日はしっかり休むから今日は、ここに残ってトレーニングするよあ、そうだイーディ</p><p>マルゴさんは、向こうのテーブルに美智たちと一緒に居るイーディに声を掛ける</p><p>ドウシタのネ</p><p>昨夜ドタバタしてたから、伝えるのを忘れていたけれどあたしたちが出場する大会が決まったから</p><p>大会</p><p>まずは既存の大会に出て実力を見せつけて、名前を売らないとねっ</p><p>そうだから、日本の女子の総合格闘技の大会に出るよああいう大会も、それぞれにスポンサーが付いていて、力関係がややこしいんだけどとにかく、あたしたちのエントリーをネジ込んで貰えるようにしたよ</p><p>テレビのドキュメンタリー番組が全面密着取材することになったからて、いってもマルゴお姉ちゃんやイーディにでなく、工藤遙花さんにだけどっ</p><p>美智の姉の遙花は、去年の女子高校生空手チャンピオンで一応、名前が通っている</p><p>まあ、美人だしマスコミを釣るのには、ちょうどいいか</p><p>チーム・クロモリは、マルゴお姉ちゃんとイーディと遙花さんと剣道マリアさんの４人エントリーねえっと、体重でクラスが別れるからマルゴお姉ちゃんと剣道マリアさん、イーディと遙花さんが同じなのかな</p><p>マルゴさんと剣道マリア（旧・天童乙女）は長身だけど</p><p>イーデイと遙花さんは、そんなに大きくないもんな</p><p>どうせなら、一番軽いクラスにも誰かエントリーして、全階級制覇を目指したかったけれど</p><p>ならば、わたくしが参戦致しますっ</p><p>キヌカがスッと立ち上がる</p><p>ごめん、この大会、中学生は出られないんだよっだから、座っててねっ</p><p>ぬぅぅ</p><p>ていうか、キヌカ、お前まだ中１の１３歳だろ</p><p>ということで、同い年のハイジも出られない</p><p>わたくしは、高校生でございますが</p><p>妹と入れ違いで、ミタマがヌーッと立つ</p><p>いや、あのミタマさんは大きいじゃんかていうか、ミタマさんは雪乃っちのテレビに出てるんだから今回は遠慮してマルゴお姉ちゃんたちよりも、話題になっちゃうから</p><p>寧は申し訳なさそうに、そう言う</p><p>むむむ、無念でございます</p><p>席に座るミタマ</p><p>ていうかさ女子格闘技でテレビ中継が入る大会なんて、そんなにないんだよそこに、うちの選手を４人押し込むだけでも大変だったんだから</p><p>その大会って、オープン参加じゃないんだ</p><p>そうだよ誰でも出られる大会じゃ、注目度が低いから推薦された人しか出られない大会を選んだんだ</p><p>ほら、例の格闘技の興行に影響力のある関西の大物に、話を通してもらったから</p><p>ああ月子たちの事件の時に手打ちをするホテルの中で会った、何だっけタカサキ何とかってオッサンだ</p><p>関西ヤクザとは、あの後、全面抗争になったけれどあの人はよーく脅しておいたから、香月家と敵対する一派には入らなかったんだな</p><p>その大会で、圧倒的な力を見せつけて優勝しないと次が無いんだよとにかく、日本で実績を作っておかないと、アメリカに進出するのは難しいからね</p><p>というわけであたしは、今日は一日トレーニングと調整だよここにずっと居るから、お屋敷の警護のことは心配しないで</p><p>マルゴさんが居てくれるのなら、安心だな</p><p>寧も、今日はあたしに付き合うことはないから愛ちゃんたちと学校へ行ったら</p><p>今日は愛が昨日メグを助けてくれた人たちへのお礼として、無料試食会を開催する</p><p>人と話すのが苦手な愛のサポートに、マナが行ってくれることになっているけれど</p><p>在校生である寧が来てくれるのは、色々と心強い</p><p>うーん、あたしは止めとくよっ</p><p>今日のはあたしがいないで、愛ちゃんたちだけでした方がいいんじゃないかなっ</p><p>あたしが行くと、あたしがボスみたいになっちゃうでしょあたし、ほらホントは３年生のはずだから</p><p>寧は留年しているし今年の春までは金髪の不良少女として、他の生徒たちから恐れられていた</p><p>１年生はゴールデン・ウィークまでの１ヶ月しか、怖い方の寧を見ていないけれど</p><p>２年生、３年生はまだまだ、寧の昔の姿を覚えている</p><p>今日のパン工房は、愛ちゃんがリーダーで、マナちゃんとカナちゃんがサポートそれでいいじゃん</p><p>あ、学校には行くよここのところ、校長室の下の部屋とか掃除してないからあそこの部屋から、みんなの様子は観ているし何かあったら、助けには行くからまあ、お昼にパンを配る辺りで顔は出すよ</p><p>うんそうしてくれると助かるよヤッちゃん</p><p>せっかくの機会だから、愛はパン作りの指導を頑張らないといつか、オレたちのパン屋が開店したらお店の人たちに指示しなくちゃいけなくなるんだぞ</p><p>ずっと家族だけで、店を廻すことなんてできないんだから</p><p>店員さんなり、アルバイトさんなり雇わなきゃいけなくなる</p><p>そうしたら、指示や指導は毎日の業務になる</p><p>う、うん頑張る</p><p>愛は、大きくうなずく</p><p>大丈夫だよ、お兄ちゃんマナが付いているんだから、任せてーっ</p><p>あたしも居るからノブ</p><p>アタシも手伝わないケレドパン工房の前をウロウロしているネ</p><p>イーディは、大会出場が決まったのにトレーニングしなくていいのか</p><p>アタシとマルゴは違うネマルゴは格闘家として勝たないといけないけれどアタシは違うネアタシは今のままでイイノヨ試合の間合いをチェックするのなら、昨夜したシ</p><p>昨夜イーディは、歌晏桃子姉ちゃんの警護役のセバスティアヌス（山田梅子）さんと試合して勝った</p><p>アアイウ本気の対戦でナイトアタシのトレーニングにはならないヨ</p><p>ニヤッと、イーディは微笑む</p><p>マ、その大会に出るマデニ、もう２回くらいスパーリングできると思うネ昨日の試合を観て他の警護役の子も、アタシと試合したいって思っているダロウカラ</p><p>でしたら、わたくしと試合っていただけませんか</p><p>ミタマが言う</p><p>１度、全力でお手合わせさせていただきたいと思っておりました</p><p>ならば、わたくしも</p><p>キヌカも、そんなことを言い出す</p><p>イイヨアタシは</p><p>後にしろ、ミタマ、キヌカ今日は、美里さんに会いに行くって言ったろ</p><p>顔とかに痣とか作っていったら美里さんが、ここの屋敷でミタマたちが虐待されているんじゃないかって心配するから、今は止めてくれ</p><p>は、はいそうでございました</p><p>ました</p><p>うなだれる安城姉妹</p><p>ジャア、今夜にデモスルネ夕方ウメコも来るネ</p><p>ああ、桃子姉ちゃんが連れて来るって</p><p>桃子姉ちゃんは負けたら、処女レイプするって、山田梅子さんに約束させていたって話だから</p><p>ウメコと再戦もアルカモもしれないネアンタたちもネ</p><p>ああ、桃子姉ちゃんのゴリ押しで山田梅子さんとセックスするっていうのも、ちょっと嫌だし</p><p>いっそイーディと闘う対戦会にしてしまおうか</p><p>それでなくても、今日は黒い森の新人娼婦候補の指導をしなくちゃいけないんだし</p><p>はいはいはーい、トースト焼けてるからどんどん並べて</p><p>台所から、渚が顔を出す</p><p>朝ご飯ですのっ</p><p>アニエスたち年少組が、ワゴンを押して来る</p><p>ああ、ベーコンエッグの美味しそうな匂いが漂って来た</p><p>みんなで、朝食を食べて</p><p>日曜日は、花市場がお休みだから朝がゆっくりできるわ</p><p>１度、まり子さんを市場へ連れて行きたいんだけど</p><p>はい、ビジネスを学ぶためには仕入れから、現場を見せていただきたいですわ</p><p>まり子は先週から、渚の店でアルバイトを始めている</p><p>でも、平日は学校があるから難しいでしょ市場は、日曜は休むけれど祝日は、通常営業だから日を選ばないとね月水金が切り花で、火木土が鉢物だし</p><p>まり子、渚の花屋さんへ行ってみて、何か発見はあったか</p><p>そうねやっぱり、良いモノから先に売れてしまうのよね</p><p>まり子は、笑って答える</p><p>そうよお客様も眼が肥えていらっしゃるから良いモノは入荷したら、すぐに売れてしまうわだから、いつでもお店の中に良いモノが途切れないように、仕入れをしていかないといけないのよそうでないと２級品ばかりが並んでいるツマラナイお店になってしまうでしょ</p><p>逆に、あ、この商品は売れ行きが悪いなって思ったら、すぐに値を下げて見切り品して売ってしまわないとねお花は、生物だから時間が経てば鮮度が落ちてしまうものだものサパサパッと素早く判断していかないといけないのよもたもたしていると損金が増えるだけだから</p><p>真面目な顔で、まり子は聞いている</p><p>じゃあ、まり子は夕方までは、渚のお店に行っているか</p><p>ええ、そうするわ公</p><p>なら、ハイジ警護を頼む</p><p>そっちは、それで良いとして</p><p>パパ、アニエスは何をしますですの</p><p>アニエスは、お勉強だろ編入試験、マジで近いんだから</p><p>アニエスの笑顔で、一瞬、頭が真っ白になってた</p><p>うー、今日もお勉強ですの</p><p>もうすぐなんだから頑張れ真緒ちゃん、アニエスのこと見張っててくれよ</p><p>オレは、真緒ちゃんにそう言う</p><p>おうよっ</p><p>真緒ちゃんは、ニコニコ笑って、そう言った</p><p>真緒、何なのそのお返事は</p><p>母親の渚が、険しい顔で真緒ちゃんに言う</p><p>クンタラ・マスクごっこ、今、流行っているの真緒とアニエスちゃんで</p><p>クンタラ・マスクごっこ</p><p>ふざけているのかぁっ</p><p>なんじゃとてっ</p><p>宇宙海賊、ピューン</p><p>真緒ちゃんとアニエスが、２人でセリフを言い合う</p><p>アニメの真似なんです</p><p>コヨミちゃんが、恥ずかしそうにそう言った</p><p>もう、変なことばかり真似して</p><p>渚が困惑している</p><p>アニエスいいけれど編入試験には面接もあるんだから、それはやるなよ</p><p>試験の時は、変なことは喋らないように致しましょうか</p><p>うーむ、巫女の力で抑制させるのも、どうかと思うけれど</p><p>大丈夫です、兄さん試験の時は、ボクたちが一緒ですから</p><p>ルナたちがずっと一緒にいるんだから、心配ないか</p><p>アニエスが変なことを口走る前に、心を読んで止めることもできる</p><p>そういうルナちゃんも、試験の時はボク禁止よいいわね</p><p>あはい、気を付けます</p><p>ルナのことは、わたくしが見ていますわ</p><p>姉のヨミが、笑顔で言った</p><p>ヨミやコヨミちゃんも、一緒に試験を受けるんだもんな</p><p>３人の巫女に囲まれていたら、アニエスもボロを出さないで済むか</p><p>とにかく、頼む</p><p>はい、先生っ</p><p>ちなみに、ヨミもルナもコヨミちゃんも勉強はできるらしい</p><p>ホント、学力が心配なのは、アニエスだけだ</p><p>黒森様、あの</p><p>ずっと黙っていた、美子さんが口を開く</p><p>昨夜は色々と取り乱してしまい申し訳ございませんでした</p><p>取り乱すって</p><p>ああ、オレの女にはならないと宣言したことか</p><p>いや、そんなことないですよみすずや瑠璃子が本当にご迷惑をお掛けしました</p><p>美子お姉様、申し訳ございませんでした</p><p>みすずと瑠璃子が立ち上がって、改めて、美子さんに頭を下げる</p><p>いえ、わたくしの方こそなかなか、はっきりと自分の気持ちを話すことができませんでしたから</p><p>美子さんも、改めて頭を下げる</p><p>昨夜、あの後３人で話し合ったんですか</p><p>はい、色々と胸の内を語り合いました</p><p>でも、この様子だとまだ、話し合いは足りていないな</p><p>一晩経って、興奮が冷めて改めて気付いたこともあるだろうし</p><p>じゃあ、今日もゆっくり話して下さい時間はたっぷりあるんですからみすず、瑠璃子いいな</p><p>お兄様のお言いつけに従いますわ</p><p>３人のこれからのこと、香月家の将来腹を割って、じっくり話し合えばいい</p><p>美智見ていてくれよ</p><p>また、みすずや瑠璃子が自分たちの考えを美子さんに押し付けないように</p><p>美智にチェックさせる</p><p>何かあったら連絡してくれいつでも、携帯に出られるようにしておくから</p><p>オレはそう美智に告げた</p><p>オレはガレージの中で</p><p>克子姉の搬送バンに、お茶のペットボトルの段ボールを何箱も積み込む</p><p>これは、昨日メグを助けてくれた運動部にお礼として渡すものだ</p><p>愛のパンの無料試食会とは別にオレとメグからということで、配ることにした</p><p>幸いお屋敷に備蓄があったし</p><p>いつまた敵に包囲されるか判らないから、いつも食料は多めに貯蔵している</p><p>無料試食会のパンは、テニス部の子に最初から作るところを見せるから小麦粉の段階から、学校のパン工房で作る</p><p>だから、いつもみたいにすでに焼くだけになったパンを入れたパッドは、今日は持っていかない</p><p>原材料だけ、車に積む</p><p>えっと、学校へ行くのは</p><p>オレと、克子姉と、メグと、可奈センパイと、愛と、寧と、イーディとマナ</p><p>お待たせ、ヨシくん</p><p>ああ、みんな制服に着替えて、やって来た</p><p>こんなんでいいお兄ちゃん</p><p>マナは、少し大人びた赤いロングスカートを履いてきた</p><p>うん、確かに１４歳には見えない</p><p>不思議な色気と、謎の貫禄がある</p><p>今のマナさんなら、うちの部の女の子たちも高飛車な態度には出られないと思うわよ</p><p>可奈センパイが、太鼓判を押してくれた</p><p>ああ、オッケーだマナ</p><p>オレは時計を見る</p><p>午前８時１５分</p><p>日曜だから運動部の練習開始は、ほとんどが９時からだ</p><p>みんな部室棟に居るだろうから、練習前にお礼に行こう</p><p>ありすちゃんたちに、着替えて待っているように言っておいたわ</p><p>ああメグたちは、そのまま一日学校だけれど</p><p>オレと克子姉は、朝だけですぐに、御名穂姉さんの新しい娼館へ向かわないといけない</p><p>そこへは、ありすとミタマとキヌカも連れて行くから</p><p>あ、可憐さんも連れて行くわよ</p><p>可憐も</p><p>お医者さんに連れて行かないといけないでしょ</p><p>ああ処女喪失後の検診か</p><p>今日は、あっちの施設に池田先生に来ていただくことになっているから</p><p>オレが研修で、娼婦候補の子の処女を奪うから</p><p>そのまま、池田医師に診てもらおっていうことか</p><p>だから、一緒に可憐さんも</p><p>うん可憐はありすに懐いているから、もうしばらくは一緒にさせておく方がいいな</p><p>判ったとにかく、学校の方を済ませてしまおう</p><p>昨日のお礼と無料試食会の説明をして</p><p>克子姉は、パン工房でテニス部の子たちにマナを講師として紹介しないといけない</p><p>後は愛を中心に、みんなでやってもらう</p><p>オレと克子姉は、先にお屋敷に戻って車を替えて、御名穂姉さんの居る駅前ホテルの地下施設へ向かう</p><p>そういう段取りになる</p><p>ふわぁぁ、お早う何で起こしてくれないのよ</p><p>雪乃が眠そうな顔で、やって来る</p><p>学校へ行くけれど雪乃はどうする</p><p>あたしは行かないわよ日曜日よ部屋でゴロゴロしてるわよ</p><p>あ、そうなんだ</p><p>あんたが出掛けるっていうから、顔を見に来ただけよっはい、行ってらっしゃい気を付けてね</p><p>やる気なさそうに、雪乃はそう言った</p><p>ああ、行ってくるよ</p><p>雪乃って、ホント面白いわよねそんなに公のこと好きなの</p><p>まり子が、渚とハイジと一緒にやって来た</p><p>ちょっ、あたしは違うわよっ</p><p>照れない照れない可愛いわよ雪乃っ</p><p>まり子ちゃん、あたしたちはこっちの車よ</p><p>はーい、渚さん</p><p>お先に失礼致します</p><p>渚の外車に、まり子とハイジが乗り込んでいく</p><p>はーい、学校へ行く人たちも乗って</p><p>ふん気が変わったわやっぱり、あたしも行くから</p><p>雪乃が、バンに乗り込もうとする</p><p>いや、雪乃定員オーバーだから</p><p>オレは制止する</p><p>ほら、オレと、克子姉と、メグと、可奈センパイと、愛と、寧と、イーディとマナこのパン、８人乗ったらいっぱいだよ</p><p>ペットボトルの段ボールと、パンの材料も積んでいるし</p><p>ユキノの席、無いノネ</p><p>イーディが、ヌフフと笑った</p><p>というわけで、久々の学校編へ</p><p>雪乃を連れて行くがどうかは、これから考えます</p><p>それからGレコは面白いです</p><p>1095．新しい朝　／　ケイ・オン</p><p>何か、あんたたちだけ学校に行かせるのはシャクなのよあたしも行くわ</p><p>しかし、連れていっても雪乃の居場所が無いぞ</p><p>パン工房は、テニス部の子たちに来てもらうんだし</p><p>寧と一緒に、校長室の下の部屋で２人きりっていうのも</p><p>ていうか、昨日のメグのお礼をしに行くのに雪乃が一緒だと、ややこしくならないか</p><p>マナもいるしな</p><p>お邪魔のようですから、雪乃さんはわたくしたちとお留守番致しましょうね</p><p>とガレージと屋敷の中を繋ぐドアから、月子が現れるヨミも一緒だ</p><p>な、何よあんたたち</p><p>公様のお見送りですわルナたちは、アニエスちゃんとお勉強に行きましたから</p><p>雪乃さんも、わたくしたちと一緒に笑顔でお見送りですわ</p><p>あたしあんたたち姉妹が、一番苦手なのよね</p><p>雪乃がムスッとして、月子に言う</p><p>存じ上げておりますわ</p><p>わたくしたち、雪乃さんの心の中も読めてしまいますから</p><p>そうですわだから雪乃さんの足止めには、わたくしたち姉妹が適任だと思ったんですわ</p><p>ヨミの発案か</p><p>うん、ヨミ１人よりもここは月子の出番だな</p><p>鷹倉姉妹の巫女たちの中でも月子だけは、雪乃より年上だし</p><p>不思議な包容力があるけれど雪乃は、そういうふんわりした感覚が極めて苦手だから</p><p>何でしたら、力で、お屋敷にお残りいただくことになりますけれどどうなさいます</p><p>挑戦的に微笑むヨミに、雪乃は</p><p>判ったわよ残ればいいんでしょ、残ればだから、その変な力であたしの頭の中を弄くらないでよねっ</p><p>あっさりと敗北を認めた</p><p>じゃあねーっ、留守番よろしく、お姉ちゃーん</p><p>マナが車の中から、実姉に言った</p><p>では、行ってらっしゃいませ皆様</p><p>皆さん、気を付けてね</p><p>うな垂れる雪乃の横で月子とヨミが、オレたちに手を振る</p><p>さて、出発だ</p><p>克子姉の運転する業務用バンでお屋敷の外へ</p><p>渚の車は、学校とは反対側の方向へ走っていった</p><p>車のリアウインドウから、ハイジとまり子が手を振ってくれた</p><p>みすす、瑠璃子、美子さんが居るから正門外の香月セキュリティ・サービスの人たちは、通常通りの数の車輌が揃っている</p><p>一方、公安警察の車輌は１台きり</p><p>これは、キョーコさんとミス・コーデリアが、現在、関西で暴れ回っているからだろう</p><p>学校の裏門から入って、そのまま部室棟に横付けしちゃうわ</p><p>運転席から、克子姉が言う</p><p>あ、だったら、あたしは途中で降りるよいつもの教職員用駐車場から、地下通路を通って、監視室へ行くから</p><p>お屋敷からオレたちの高校までは、ほんの数分だ</p><p>しかも、裏口なら正門へ廻るよりも早い</p><p>監視装置やセンサーが山のように仕掛けられている裏口の門を克子姉は、遠隔操作で開ける</p><p>黒森の人間しか、この秘密のゲートを開けることはできない</p><p>そのまま教職員用とは名ばかりの、実際は黒森家専用の駐車場へ向かう</p><p>表から見られないように駐車場の前を隠しているコンクリの無骨な倉庫が実は、黒い森の隠しガレージであり、校長室の地下の部屋へと通じる秘密通路の入り口になっている</p><p>ありがと、克子お姉ちゃんじゃ、ヨッちゃん、みんな頑張ってねっ</p><p>寧がバンから降りる</p><p>開けるわよ</p><p>隠しガレージの入り口も、克子姉が車の中から遠隔操作しないと開かないようになっている</p><p>シャッターが、ガガガと開いた</p><p>カツコ、ＳＴＯＰヨ</p><p>イーディが、叫ぶ</p><p>克子姉が、上がっていくシャッターを止めた</p><p>あれでは、人が中に入り込むのは無理だ</p><p>どうしたのっ</p><p>バンの外から、寧も克子姉に尋ねる</p><p>チョット待ってネ</p><p>イーディは、バンから外に出ると</p><p>ソコに隠れているヒト出て来るネ</p><p>近くの木陰を指差す</p><p>誰かが隠れている</p><p>学校の中で</p><p>この隠しガレージのことを知っているとなると</p><p>はぁ見つかってしまったようね</p><p>出て来たのは生徒会長の岩倉幸代さんだった</p><p>世間には清楚で頭の良い生徒会長だと思われているけれど</p><p>その実態は、御名穂姉さんに飼われている変態エロ・ビッチ娼婦の</p><p>黒い森の娼婦であること喜びを感じているという困った人だ</p><p>ああ、幸代ちゃんは監視室の存在は知っているけれど、御名穂お姉ちゃんに入室の許可はもらっていないんだよね</p><p>あの部屋はこの学校中に仕掛けられた、監視カメラと盗聴器を制御しているし、記録することもできる</p><p>生徒たちの様々な秘密を全て押さえることができる</p><p>というか運動部の更衣室やシャワー室、トイレの中にだってカメラはあるんだから、特に秘密なんてない生徒でも恥ずかしい映像をネタにして脅すことができる</p><p>だから、御名穂姉さんは岩倉さんには、監視室に立ち入らせない</p><p>この人を放っておくと、弱みを握った女生徒たちを集めて勝手に売春組織とか作りそうだし</p><p>ご、誤解よそういうことではないわここで待っていたら、あなたたちが来ると思ってそれで、ここに居ただけよ</p><p>岩倉会長は、そう言う</p><p>ワザワザ隠れてカ</p><p>イーディが、ニッと笑うが</p><p>姿を隠すのはあたしのいつものパターンでしょていうかあたしがここで待ってたら、あなたたちスルーして車で他の場所に行ってしまいそうだったから</p><p>隠しガレージの前に岩倉会長が立っていたら無視して、そのまま部室棟へ向かったかもしれない</p><p>で、幸代ちゃんあたしたちに何か用なの</p><p>克子姉が、運転席の窓を開けて声を掛ける</p><p>あの克子さんあたし、昨夜、百合恵お姉様にお電話したんですけれど</p><p>娼館の子よ幸代ちゃんと同じで引退できなくて、また働きたいって言ってる</p><p>ああ娼婦から解放されて、御名穂姉さんからまとまった額のお金も貰ったのに</p><p>これから先の人生をどうしていいのか判らなくてまた娼婦として雇って欲しいと言っている人か</p><p>岩倉さんも含めて、５人くらいいると聞いた</p><p>百合恵お姉様は昨日、御名穂様の新しい娼館に行かれたってあの、新人の子たちの研修は始まっているんですよね</p><p>克子姉は、ちょっと考えてから</p><p>ええ、始まっているわ百合恵さんには下見に来てもらっただけよあの子が使う予定の部屋のベッドやインテリアも、希望があったら変えないといけないから</p><p>岩倉会長に言葉を濁しながら話す</p><p>あのあたしはあたしの部屋とかはどうなっているんです</p><p>幸代ちゃんはほら、あなたはヘンタイ路線一本槍でしょアブノーマル・セックス用の施設は全部使って良いわよ今度の娼館で、そっちの路線で行く人は、幸代ちゃんだけだから</p><p>あたしも下見がしたいです</p><p>ギロッと、岩倉会長はこちらを睨む</p><p>はぁぁ、正直新人の子を幸代ちゃんに会わすのは、まだ早いと思うのよあなたって、ほら特殊だから</p><p>ああまだ処女の子たちに、いきなり岩倉さんはキツイかもしれない</p><p>でも、あの今日、行かれるんてすよねあちらの娼館に</p><p>んどうして知っているの、幸代ちゃん</p><p>百合恵お姉様に、聞きましたそれで、今日は吉田くんも連れて行くんですよね</p><p>オレが今日、新しい娼館になる駅前ホテルの地下施設に行くことも知っている</p><p>それも、百合恵ちゃんから聞いたの</p><p>百合恵ちゃんは、誰からその話を聞いたって</p><p>克子さんから聞いたって言ってました</p><p>岩倉さんは、答える</p><p>えあたしあたし、昨日、百合恵ちゃんに話したっけああ何となく、話したかもしれない</p><p>何だ、情報漏洩の元は克子姉自身か</p><p>ですから、ここで待っていればあたしも一緒に合流させていただけるかと</p><p>ええ、ちょっと待って今日は日曜日よ何で、あたしたちがここに来ると思ったの</p><p>克子姉は、岩倉さんに尋ねる</p><p>あら、あたしだって昨日の騒ぎは知っていますわあたしの下僕から報告がありましたから</p><p>ニッと、微笑む岩倉会長</p><p>岩倉さんは、生徒会の男子や校内の不良生徒を、自分のセックス奴隷にしている</p><p>他ならぬ恵美さんに降り掛かった事件ですから今朝は、皆さんでいらっしゃると思いました</p><p>ああ、オレたちが竹芝先輩や、メグを助けてくれた運動部にお礼しに来るだろうと推理したのか</p><p>幸代ちゃん、まさかと思うけれど昨日の恵美ちゃんの事件、黒幕はあなたじゃないでしょうね</p><p>克子姉が睨む</p><p>そ、そうかその可能性もあるのか</p><p>岩倉さんが、軽音部の男子をそそのかせて恵美を陥れようとしたとか</p><p>いえいえ、それは無いです</p><p>岩倉さんは否定する</p><p>あたしだったらもっと、面白い仕込みをしますわ罰ゲームで告白とか馬鹿馬鹿しすぎます</p><p>そうね幸代ちゃんなら、もっとエグイことを思い付くわよね</p><p>克子姉は、それで納得した</p><p>まあ、どっちにしろもうそろそろ、幸代ちゃんも連れて行かないといけないとは思っていたのよ娼館の再開が近いんだから</p><p>克子さんでは</p><p>ニッと微笑む、岩倉さん</p><p>でも、待って御名穂お嬢様のお許しをいただかないといけないわそれに、運動部の練習が始まる前に片付けないといけないこともあるのよ</p><p>克子姉は、飲み物のペットボトルの入った段ボール箱を見て言う</p><p>そうね１時間後に、パン工房の前に来てそれまでに、お嬢様にお願いしてみるから</p><p>寧が、１人で隠しガレージの中に入って</p><p>再びシャッターが完全に閉じるまで待つ</p><p>岩倉会長が、締まる途中のシャッターの中へ飛び込んで行くかもしれないからだ</p><p>イーディに岩倉さんを監視しさせておく</p><p>オレは、岩倉さんが雇った殺し屋に襲われたことがあるからこの人は、絶対に信用しない</p><p>気を許すと噛み付かれるのが、岩倉幸代という人間だ</p><p>オーケー、完全に停止したネ</p><p>イーディが、閉じたシャッターを軽く蹴る</p><p>見た目は普通のシャッターだが、妙にニブい音がした</p><p>防炎、防弾で、激しい衝撃にも強い特別製らしい</p><p>よし、イーディ乗れ</p><p>ＹＥＳ</p><p>イーディが再び、バンに乗り込む</p><p>それじゃあ、幸代ちゃんまた後でね</p><p>克子姉は、車を走らせる</p><p>オレはちょっと不安だった</p><p>学校内の状況は、お屋敷からでもチェックできるからマルゴちゃんにも監視してもらうわ幸代ちゃんの手下が校内に居るかどうかを</p><p>あたし、連絡します</p><p>マナが、携帯電話を取り出す</p><p>寧ちゃんも、監視室に着いたらすぐに校内のチェックを始めると思うし</p><p>岩倉さんのことだから何かを企んでいる可能性はある</p><p>今、寧さんが入ってった所に、すでに誰か忍び込んでるなんてことはないの</p><p>それは無いわあそこのシャッターは、あたしたちの車に付いているこの機械ででないと開かないようになっているし</p><p>克子姉が、ダッシュボードに取り付けられている装置を指差す</p><p>誰かが侵入したら、警報が鳴るようにもなっているわそれに地下通路と監視室の間を通る時にも、センサーと探知機があるから問題が起きたら、前後の扉を下ろして、不審者を閉じこめるようになっているわ</p><p>白坂創介と闘うための城として、御名穂姉さんが築いたのだから防御は徹底している</p><p>とオレの携帯が鳴った寧だ</p><p>もしもーしっ、通路を全力で走って監視室に入ったよあたしの方は問題無しここも誰もいないチェックしたからこのまま全校を監視しまーす</p><p>寧は無事だ</p><p>うん、頼むよ何かあったら</p><p>大丈夫だよここからならヨッちゃんやイーディの携帯どころか、全校放送で危険を知らせることもできるからっ</p><p>ああ、そういう手もあるのか</p><p>とにかく気を付けてね幸代ちゃんは危険人物だから</p><p>ほいじゃあね、ヨッちゃん</p><p>マルゴお姉ちゃんも、もう監視してくれてるって</p><p>マナも電話を切ってそう言う</p><p>心配して、こっちの様子を観ていてくれてたみたい</p><p>マルゴさんいつも、オレたちのことを気にしてくれているから</p><p>ま、いいわもうすぐ部室棟よ</p><p>オレたちを乗せたバンが部室棟の前に着く</p><p>いいんだよこんなことしてくれなくても山峰はうちの部員なんだから</p><p>女子陸上部の部室の前</p><p>ペットボトル入ったの段ボールを献上したら、竹芝キャプテンがそう言った</p><p>いえ、これはオレのいや、オレとメグの感謝の気持ちですから</p><p>あの、他の部の皆さんも１箱ずつ受け取って下さい</p><p>メグが、集まって来た運動部の生徒たちに言う</p><p>いきなり、克子姉がバンで乗り付けたことで部室内に居た生徒たちも、外に出て来た</p><p>おお、克子さん今日も美しい</p><p>２年の星崎もなかなか美形だよな</p><p>１年のパン屋の愛ちゃんもいるぜ</p><p>バンの中から、次々と美少女たちが降りてきたから</p><p>オレ、マニアックかもしれないけれどイーディちゃんも好きだぜ</p><p>マニアックじゃねぇよあの外人は美人だしかも、良い筋肉している</p><p>運動部の中にはイーディの肉体美に惹かれている男子もいる</p><p>あの、昨日、メグを助けていただいて本当にありがとうございました</p><p>オレとメグは並んで集まって来た生徒たちに、頭を下げる</p><p>あの少ないですけれど、各部で１箱ずつ受け取って下さい</p><p>差し入れですからどうぞっ</p><p>オレはバンから、段ボール箱を次々と下ろす</p><p>昨日、山峰を助けてくれた部だけだよどの部が助けてくれたか、あたしはちゃんと覚えているからね関係無い部が、取りに来たらブッ飛ばすよっ</p><p>竹芝先輩が、そう言ってくれたから各運動部へのお礼は、スムーズに手渡せた</p><p>それと皆さん、ちょっと聞いて</p><p>克子姉が、大きな声で叫ぶ</p><p>今日パン工房で、試作品を作るから試作だから、美味しいかどうかは判らないけれどその代わり、お金はいらないわよっ感想を教えてくれるならだけど</p><p>お昼の１２時から無料試食会を開催しまーす</p><p>愛も彼女なりに声を張って、みんなに言った</p><p>え、パン食べ放題なのか</p><p>タダでいいのかよ</p><p>さっそく男子の運動部員が、食い付いてくるが</p><p>試食だから、感想を聞くって言ってたろだから、１人３個ぐらいまでにしなっガツガツ食べて全部、感想が言えるのかい</p><p>竹芝先輩が、そう男子たちに言ってくれた</p><p>でも、克子さんや愛ちゃんの手作りパンだろああそいつも作るのか</p><p>うーん、オレの名前は浸透していないらしい</p><p>いいえ、今日の試食はパン工房が、学園祭でテニス部とコラボする時に出すパンだからあたしたちも作るわよ</p><p>可奈センパイが、ニコッと笑う</p><p>可奈ぁとりあえず、５人、パン作りやってみたいってさ</p><p>可奈センパイの友達のテニス部員の女の子がやって来る</p><p>それだけ居れば充分よえっとパンを作る子は、こっちに集まってくれる</p><p>克子姉が、テニス部の子に言う</p><p>はいちょっと待って下さい</p><p>テニス部の少女が、女子テニス部の部室へ走って行き</p><p>パン作る子は、集まってだって</p><p>待ってぇ、今、行くぅ</p><p>部室の中から、テニスウェアに着替えた女子部員がゾロゾロと現れる</p><p>何で、着替えてるのよ</p><p>可奈センパイが、尋ねると</p><p>だって、学園祭当日はこの格好で、喫茶店をやるわけでしょだから、パン作りを習うのもこっちの格好の方がいいかなって</p><p>あ、これ、洗濯してきたのをそのまま着ていますから衛生的にも問題ありません</p><p>うん、臭くなーいっうふふふ</p><p>テニス部員たちが、クスクスと笑う</p><p>まあ、いいわ手洗いとかは最初に徹底するからそれで今日のパン講座の講師なんだけれど、あたしは用があるから、朝しかいられないのよ</p><p>えー、克子さん教えてくれないんですかぁ</p><p>じゃあ、先生役はパン屋くん</p><p>オレ、パン屋くんとか呼ばれているんだ</p><p>いや、オレも今日は、行かないといけないところがあるんで</p><p>慌てて、そう言う</p><p>ってことはあたしたち、愛に習うの</p><p>愛、あんた大丈夫</p><p>愛は、元テニス部だからこの人たちは、愛の引っ込み思案ぶりをよく知っている</p><p>人に物を教えられるような性格ではなかったことを</p><p>うん頑張る</p><p>愛は、小さな声でそう答えた</p><p>愛ちゃんだけじゃないわよ今日は、あたしの代わりに最後まで、パン作りを教える講師に来てもらったわ</p><p>克子姉の言葉とともにマナがバンから降りてくる</p><p>お早うございます講師の黒森マナですみなさん、よろしく</p><p>ニコッと笑ってマナが、そう言った</p><p>マナは、５月にここの学校に来ている</p><p>顔を覚えている生徒もいるかもしれない</p><p>うわっすっげぇ美人</p><p>うん、克子さんに匹敵する</p><p>大人の匂いがするぜぇぇ</p><p>克子さんより、色っぽいかも</p><p>半年で変貌を遂げたマナは中学生には、見えないらしい</p><p>以前は小柄だったのに、体質改善でスクスクと背が伸びたし</p><p>オレの精液を何度も呑んで１４歳とは思えない色気と雰囲気のある子になっている</p><p>足が長―いそれに、細くて綺麗</p><p>さすが、克子さんのお友達よねぇ</p><p>女の子たちも、すっかりマナが克子姉と同じぐらいの年齢だと思い込んでいる</p><p>実際は、まだ１４歳この場に居る、誰よりも若いんだけれど</p><p>今日は、あたしと愛さんで講師をしますから判らないコトがあったら、何でも聞いて下さいいいですね</p><p>早速、テニス部の５人の女の子のハートを掴んだようだ</p><p>それでできたパンを試食会で出すから皆さん、食べに来て下さいねっ</p><p>マナは、男子部員たちに微笑んだ</p><p>行く行く、行きまーすっ</p><p>オレも、絶対に行きますからっ</p><p>１２時からでーす</p><p>愛、もっと大きな声でパン工房で、１２時から試食会をしまーす</p><p>可奈センパイが、大きく告知をしてくれた</p><p>メグは練習だぞ</p><p>メグには、部活を精一杯して欲しい</p><p>山峰にも、１２時には、手伝いに行かせるよ</p><p>竹芝キャプテンが、そう言ってくれた</p><p>ああ今日の試食会も、昨日の事件のお礼の一環だっていうことに気付いてくれているんだな</p><p>オレは、竹芝先輩に頭を下げた</p><p>それじゃあ、パン工房へ移動してパン作りを始めましょうかあたし、車で先に行って鍵を開けるわ</p><p>克子姉がバンの運転席に乗り込む</p><p>オレも行くよ材料を下ろさないといけないしイーディ、みんなを連れて来てくれ</p><p>もし、岩倉さんの手下が何か仕掛けて来てもイーディが居れば、愛や可奈センパイやテニス部の子たちを守ってもらえる</p><p>ここまでは問題無いな</p><p>ちょっと待ったぁぁっ</p><p>そこへ素っ頓狂な声が、割って入る</p><p>おいおい、どけどけどけどけ運動部ども文化部だと思ってナメたら、痛い目を見るぞ、コンチクショウ</p><p>この運動部員しか居ない部室棟に文化部の男子がやって来た</p><p>それも、１人じゃない</p><p>先頭は体格の良い、金髪の男子生徒だ何というかかなりソフトではないモヒカン頭をしている</p><p>なのに、その後ろから来るのはみんな坊主頭だしかも、虎刈り</p><p>おうっ、軽音部部長平沢勝唯だっ昨日は、うちの部員たちが世話になったようだなぁ</p><p>ああ坊主頭の連中は</p><p>昨日、メグに嘘の告白を罰ゲームとしてやって馬鹿にしようとしたから</p><p>竹芝先輩たちにとっ捕まってバリカンで丸刈りにされて、楽器を壊された軽音部員たちか</p><p>父昨日から、病院で貰う薬が変わったろ</p><p>父その新しい薬が効いているみたいなんだ今日は、頭がスッキリしていてボケが止まっている気がする</p><p>昨日から変わった薬は老人性痴呆の薬じゃなくって</p><p>コレステロールを抑える薬なんだけれど</p><p>うん、効いてる効いてる</p><p>これがプラシーボ効果か</p><p>1096．新しい朝　／　ミシシッピ・ブルース</p><p>ふん軽音部が、まだあたしたちに用があるのかい</p><p>女子陸上部の竹芝キャプテンが突然、丸坊主の部員を連れて現れた軽音部部長・平沢勝唯《ひらさわ・かつゆい》を睨む</p><p>文句があるから、こうして来てるんだろうがっ</p><p>金髪モヒカンの平沢も、ギロッと竹芝さんを睨み返す</p><p>ああ、そうかわざわざ部長自ら、昨日のことでワビに入れに来たんだね</p><p>クスッと笑う竹芝キャプテン</p><p>軽音部のやつらは、昨日、罰ゲームとしてメグに告白して</p><p>みんなで、メグを笑いものにしようとした</p><p>それがバレて竹芝先輩と運動部の人たちにとっ捕まり</p><p>全員、正座させられ、頭をバリカンで丸刈りにされて持ってたギターなんかの楽器も全てブッ壊された</p><p>うちの部員があんたのところの女子部員に、失礼なことをしたことは判っているだが、それはこいつらの罪だオレの知ったこっちゃねぇ</p><p>軽音部長・平沢はそう言い切った</p><p>へえじゃあ、何しに来たのさ</p><p>竹芝キャプテンは、視線を外さずに睨み続けている</p><p>確かに、こいつらのしたことは良くねえオレもそう思うお前らに捕まって、謝罪するはめになったのも当然だと思う</p><p>平沢も竹芝さんの眼を睨んだままだ</p><p>だぁけどなぁっ頭を坊主にすんのと、こいつらの楽器をブッ壊したのは、やり過ぎなんじゃねぇかおいおいおーいコラァッ</p><p>そうかいあたしはまだまだ足りていないと思っているけれどね</p><p>低い声で煽り返す竹芝さん</p><p>ぬぅあんだぁとぉぉッッてめぇ、ロッカーにとって、髪型ってのは反抗の雄叫びを表現するもんなんだぞッもうすぐ学園祭でオレたちの最高のステージが控えているってのによぉっ、揃いも揃って、全員坊主頭じゃ話にならねえじゃないかっ</p><p>キレて喚く平沢</p><p>アホかロッカーってのはさ荷物をしまっておけりゃあ、それで充分なんだよ反抗もクソもないんじゃないの</p><p>そのロッカーじゃねぇぇぇッッ</p><p>うんお約束だな</p><p>オレが言ってるのはなロック魂だっロック・ミュージッシャ～ァンとしてのオレたちのハートの問題だって言ってるんだよっ</p><p>へえ、あんたのどこがロック・ミュージッシャンなんだい</p><p>笑う竹芝先輩</p><p>今まで、様子を見ていた他の運動部の生徒たち男も女も、みんな失笑した</p><p>おい、コラテメエら、オレを舐めんなよ</p><p>平沢は言う</p><p>オレはなこの間の夏のコミケで、ミッシェル・ポルナレフのコスブレをするくらい、ロックに命を捧げている男だぜ</p><p>コミケでコスプレ</p><p>ひ、平沢さん、その話はしない方が</p><p>うるせぇ、黙ってろムギっ</p><p>平沢母、虎刈りの坊主頭の1人に怒鳴る</p><p>もっとも、オレはミッシェル・ポルナレフのコスプレをしているのに近寄って来るヤツラはみんなドフラですかなんて聞きやがるアホかっドン・フライはレスラーだろなのに、ドフィ、ドフィってあんまりうるせぇからポルナレフだって教えてやったら、ポルナレフはそれじゃないとか言いやがるんだっあいつら頭がイカレてるぜっ</p><p>だから、冬のコミケではエミネムのコスプレに変えるつもりだッ</p><p>平沢さん、それもダメなんですよ</p><p>軽音部の坊主頭が、悲しげに言う</p><p>悪いけど、あんたが何を話しているのか、あたしにはさっぱり判らないよ</p><p>竹芝キャプテンが、苦々しい顔で言う</p><p>そんでも、1つだけ疑問に思ったのはミッシェル・ポルナレフってロックなのかい</p><p>そ、そぅきたかっ</p><p>あたしもシェリーに口づけくらいは知っているよサッカーとかの応援でブラスバンド部が演奏しているからね</p><p>おおお、オレ的にはロックなんだよぉっっロック魂だっ</p><p>喚く、平沢</p><p>それで思い出したっお、お前ら、こいつらの楽器を壊しやがってミュージッシャンにとって、楽器は命だぞっ人形なら顔だぞそれをメチャクチャにされて生きてられるかってんだ</p><p>じゃあ、死ねよ</p><p>命の楽器が壊れて、生きてられないんなら死ねばいいじゃないか</p><p>ククッと微笑む</p><p>こ、こ、こ、こ、この野郎っ</p><p>ニワトリのように、平沢は叫ぶ</p><p>テメェ、このヤロ運動部っテメェら毎年毎年、部費をガッポリ持っていきやがって文化部のこと、舐めてるだろっ</p><p>仕方ないだろ運動部は色々と活動に金が掛かるんだよ</p><p>軽音部だって金は掛かるっなのにおおお、オレたちは学校から出る部費は年間５０００円だぞっ</p><p>だってあたしたちは、学校のカンバンを背負って大会に出てるんだよあんたたちのはバンドごっこじゃないか趣味だろ趣味</p><p>そらに、竹芝キャプテンは平沢を追い詰める</p><p>趣味じゃねぇっ、命を捧げた表現活動だあっ</p><p>うわぁぁ地団駄を踏む人って、初めて見た</p><p>もういいようるさいなそれで結局、あたしたちにどうしろって言うんだい</p><p>呆れて竹芝さんが、そう言うと</p><p>オレたちはーっ、お前たちにーっ、要求するッひとーつ、お前らが壊したこいつらの楽器は弁償しろッ同じモノを買って返せっふたーつ、こいつらのステージ用のカツラも購入しろッ学園祭まで、日が無いんだからなっ</p><p>断る</p><p>竹芝さんは、鋭く答えた</p><p>話は終わりだムダな時間だったねさあ、みんな練習に行くよっ</p><p>竹芝さんは、そう周りの女子部員たちに告げるが</p><p>待ぁぁて、待て待て待て待て待ちやがれ、コラァッ</p><p>慌てて、平沢は竹芝さんの前に飛び出す</p><p>ああぁんまだ何か用があるのかい</p><p>勝手に話を終わらすんじゃねぇこの野郎っ</p><p>あんたもブッ飛ばされて、頭にバリカン掛けないと判らないのかい</p><p>竹芝さんが、そう言うと</p><p>おおお、オレは無抵抗主義だぞ無抵抗で反抗の意志を示す鑑真和上だ</p><p>悪いけど、時間がないから突っ込まないよ</p><p>スルーするんじゃねぇ、オレが馬鹿みたいだろっ</p><p>いや、もう充分に</p><p>デ結局、アンタ、腕はイイノカ</p><p>横から、イーディが尋ねる</p><p>う、腕</p><p>ミュージッシャンとしての腕前ネ何か、イロイロ言ってたケド、腕が伴ってないのなら、カッコ悪いネ</p><p>そうだよな、ロック魂とか言ってまともに弾けないんじゃ、カッコ付かねえよな</p><p>コミケじゃなくてよお前ら、ライブとかしてんの</p><p>去年の学園祭とかでも、全然印象に残ってないぞ</p><p>ギャラリーになっている男子の運動部員たちから、そんな声が上がる</p><p>ギター、もうないノカ</p><p>困惑する平沢</p><p>平沢さんのギターが部室にあるじゃないですかオレ、持って来ましょうかっ</p><p>丸坊主軽音部員が、平沢に言う</p><p>馬鹿っ、黙ってろムギ</p><p>慌てて、そいつの口を塞ぐ</p><p>えー、こいつはうちの２年生でコトブキ・ムギって言うんだ親がキレンジャーとダーティペアのファンだったから、そういう名前を付けられたらしいんだが</p><p>話を誤魔化すんじゃないよ</p><p>竹芝先輩が、ニタァッと微笑む</p><p>面白いねえそうだね、その子の言う通りあんたに一曲弾いてもらおうかロック魂だの、楽器はミュージッシャンの命だの、偉そうなコトばかり言ってたけれどこれで大した腕じゃなかったら、ただじゃ済まさないよ</p><p>平沢さん、ギター、持って来ますか</p><p>馬鹿、持って来るんじゃねえっ、ムギぃぃぃ</p><p>あるよ、ギター</p><p>１人の運動部員の女の子が言う</p><p>ワンダーフォーゲル部の部室に、アコースティックだけど</p><p>あたし兼部してるから、鍵持ってるよ</p><p>持って来て、持って来て</p><p>ダダダダッっと、女の子たちが部室棟の２階へ行き</p><p>ケースに入ったギターを持って、降りてくる</p><p>はい、竹芝先輩</p><p>竹芝キャプテンは、ギターケースを開け中の楽器を取り出す</p><p>うん、弦もちゃんと張ってあるね</p><p>そして、平沢に</p><p>弾いてみな</p><p>グッと、押し付ける</p><p>うぇぇぇぇぇぇ</p><p>ギターを渡された平沢は、顔中に汗をかいている</p><p>ほら、みんな静聴だよっ</p><p>部室棟の前の生徒たちが、全員、平沢に集中する</p><p>ひ、平沢さん</p><p>こうなったら、平沢さんの秘技を見せてやって下さい</p><p>いつもオレらに話してくれている伝説のスリー・フィンガー・ピッキングを</p><p>実際には、一度も見たことがないですけれど</p><p>軽音部の部員たちにも、そう言われて平沢は</p><p>お、おうみ、見てろよ、この野郎っ</p><p>腹を括ってギターを構える</p><p>あっ、ワン、ツーワン、ツー、スリー、フォー</p><p>全員が絶句した</p><p>平沢の奏でる、たどたどしい音色は</p><p>ね、ネコ踏んじゃった</p><p>ぎ、ギターで</p><p>ある意味スゴイかも</p><p>馬鹿、オメエらこれだけじゃねぇぞ</p><p>平沢が次に弾いたのは</p><p>ドナドナ</p><p>悲しいね</p><p>あたし、寒くなってきた</p><p>平沢は演奏を止め</p><p>仕方ねえだろオレはヴォーカルなんだよっ普段は、ギターは弾いてねえんだっ</p><p>慌てて、そんなことを言い出す</p><p>オレはなバンドやろうぜヴォーカル以外、全パート募集ってメンバーを集めてバンドを組んでオレ以外の全部のメンバーに音楽性の違いで脱退された経歴を持つ男だぞ</p><p>ヴォーカルもダメなんじゃ</p><p>もういいよもうたくさんだあんたの顔はもう見たくないねあたしの前には、２度と姿を現すんじゃないよ</p><p>竹芝キャプテンが、厳しい顔でそう言う</p><p>それ以上喋ったら殺すよ</p><p>ヤバイ、このままじゃ血の雨が降る</p><p>ギター、貸してネ</p><p>イーディが笑って平沢に手を差し伸べる</p><p>お、お前弾けるのかよ</p><p>イーディはニューオリンズの暗殺教団で生まれ育った</p><p>そこは、色んな年齢の人たちが居たはずだから</p><p>ギターも習っていてもおかしくはない</p><p>だいたい、イーディは何でもできる超天才児だし</p><p>アメリカにだって、ギターはあったネ</p><p>スッと、平沢からギターを受け取り</p><p>ハンコレチューニングが狂ってるヨ</p><p>一弦ずつ音を鳴らしながら、コキコキとギターを調整する</p><p>全く動きに迷いがない</p><p>オーケー、コレでいいネ</p><p>ジャランッとイーディが鳴らした音は今までと全然違っていた</p><p>ウン、良いギターネ</p><p>そして、イーディは部室棟前のコンクリの塊に座り、ギターを弾き始める</p><p>最初の１音から背筋に戦慄が走った</p><p>オオオーッ</p><p>そして力強いギターの音に合わせて歌い出す</p><p>オレの知らない、英語の歌だ</p><p>しかし、イーディの歌と演奏に部室棟前の生徒たちは引き込まれた</p><p>寂しそうな音色の寂しそうな歌</p><p>それでいて、生命力を感じる</p><p>そんな美しい音楽</p><p>イェェェー、アアーッ</p><p>あっという間に、イーディの演奏は終わった</p><p>凄―い</p><p>イーディさん、歌、上手―い</p><p>ギターもよ</p><p>今のって、ブルース</p><p>男子よりも先に、女子生徒がイーディを取り囲んだ</p><p>ソウヨ、WALKING　BLUESネ</p><p>ニコッと微笑む、イーディ</p><p>おおお、お前が何でロバ・ジョンを知ってるんだよ</p><p>軽音部長・平沢がガクガクと震えながら、イーデイに言う</p><p>アンタこそ、ROBERT　JOHNSON　を知っているノカ</p><p>お、オレは何でも浅く広く知っているだけの男なんだよっ</p><p>知ってるだけなのかよっ</p><p>アタシ、ニューオリンズ生まれヨミシシッピのデルタ・ブルースを知ってるのは当たり前ネ</p><p>そのロバート・ジョンソンてのは有名な人なのかい</p><p>竹芝先輩が、イーディに尋ねる</p><p>十字路で悪魔に魂を売って、ギターのテクニックを手に入れたっていう伝説のブルースマンなのネ死因も他人のオンナに手を出して、毒殺されたっていう話になっているケレド、実はよく判らないっていう謎の人なのネ</p><p>軽音部なんかよりさ学園祭で、イーディさんが演奏すればいいのに</p><p>あ、それいいかも</p><p>うん、こんなに上手いんだからさ</p><p>女生徒たちが、そう言う</p><p>ソンナ恥ずかしいヨ</p><p>照れるイーディ</p><p>それならパン工房とテニス部とのコラボでやる喫茶店で、イーディさんのミニ・コンサートをやるわっ</p><p>それならいいでしょっ客寄せになるしるんっ</p><p>このままだと、どんどん話が進められていくぞ</p><p>ドウするネDarling</p><p>イーディは、オレに振り返る</p><p>うんしょうがないな</p><p>いいんじゃないかオレも、もっとイーデイの演奏と歌、聞いてみたいし</p><p>なら、やるネ</p><p>でも、イーディお前、試合に出ることが決まったんだから、これからは練習がキツクなるんじゃないか</p><p>学園祭に向けて、ギターや歌の練習なんてやってられないんじゃ</p><p>平気ヨ久しぶりに弾いてもこれぐらいできたし、声も出たネ</p><p>試合って何の話だい</p><p>そういう話になると、竹芝キャプテンは鋭い</p><p>あ、イーディ試合っていうか、総合格闘技の大会に出ることになったんです</p><p>そうなのヨやっと決まったノネ</p><p>総合格闘技の人だけじゃなくって、プロレスの人とか、空手家とか柔道家も出場するような大きな大会らしいです</p><p>ジュニア・クラスじゃないヨちゃんと大人と闘うネ</p><p>うわー、すごーい</p><p>応援するからね、イーディさん</p><p>大会って、いつなの</p><p>生徒たちが、ワーッと盛り上がる</p><p>一ヶ月後ヨ学園祭の前の週ネ</p><p>イーディは、みんなにそう言った</p><p>稽古相手が欲しけりゃ、うちの学校の格闘技の連中をていうのは無理だね男子でも、あんたの早さとバネには敵わないだろうから</p><p>竹芝キャプテンは、イーディの肉体のトンデモなさを知っている</p><p>デモ、試合に向けて体調を整えたいネ時々、グラウンドを走らせて欲しいヨ</p><p>イーディは、笑顔でそう言った</p><p>いつでも構わないよ走りに来な</p><p>竹芝先輩は、ニコッと微笑む</p><p>じゃあ、ちょっとゴタゴタしたけれどイーディ、テニス部でパン作りする子を連れて来てね</p><p>バンの運転席から、克子姉が言う</p><p>うん、頼むぞイーディオレたちは先に行って、材料を下ろしているから</p><p>オレもバンの中に戻った</p><p>オッケーヨはい、これアリガトネ</p><p>イーディはギターを、持って来た女子生徒に返した</p><p>はーいみんな、こっちよー</p><p>可奈センパイが、テニス部の女の子たちをまとめる</p><p>あたしは今日は講師だからバンに乗ってた方がいいよね</p><p>マナが、小声で尋ねる</p><p>ああ、そうだなテニス部の子は、可奈センパイとイーディに任せればいいし</p><p>本当は年下のマナを講師役にするんだから偉そうにしておいた方が良い</p><p>乗れよ、マナ</p><p>メグ、練習頑張れよ</p><p>あうん、ヨシくん</p><p>メグは、ニコッとオレに微笑んでくれた</p><p>慌てず、ゆっくり克子姉みたいにだぞ</p><p>気を付けるわ</p><p>今日からメグは克子姉をお手本に、少し大人っぽい女の子を目指すのだ</p><p>では、竹芝先輩失礼します</p><p>オレは、最後に大きな声で挨拶した</p><p>ああ差し入れ、ありがとう</p><p>竹芝さんは、他の運動部の人たちも思い出すように大きな声でそう言ってくれた</p><p>ああ、そうだったペットボトル、ありがとうな</p><p>みんなで飲ませてもらうぜ</p><p>パンの試食会も、後で行くからな</p><p>あたしたちも行きまーすもらったお茶を持って</p><p>お昼が楽しみねっ</p><p>差し入れも、無料試食会も取りあえず、受け入れてもらえたみたいだ</p><p>おっし、練習だほら、みんなグラウンドへ行くよ</p><p>竹芝センパイの号令で女子陸上部員たちも動き出す</p><p>あ、ヤベオレたちも行かなきゃ</p><p>うっし、行こう</p><p>あたしたちも、行きましょ</p><p>はいはい、全員移動</p><p>ゾロゾロと各運動部の生徒たちも、それぞれの練習に向かう</p><p>あれあれれあれあれ</p><p>部室前にはぽつんと、平沢勝唯と軽音部の丸坊主部員たちが残された</p><p>それで平沢さんオレたちの楽器の弁償は</p><p>どうなっちゃうんですか</p><p>部員たちが、平沢を見る</p><p>そんなのオレが知るかっ</p><p>うん、完全にウヤムヤになったな</p><p>車、出すわよ</p><p>克子姉が、アクセルを踏んだ</p><p>10年前に仕事で必要でロバート・ジョンソンの全曲集のCDを買いました</p><p>まあ生前収録された曲が少ないので2枚組で全曲集になってしまうんですけれど</p><p>ついでに執筆しながら、ブルースで検索を掛けたら</p><p>横浜ホンキィトンクブルースの</p><p>ハラダヨシオさんが歌っている映像と</p><p>マツダ・ユウサクさんの歌っているバージョンと</p><p>作者のエディー・バンさんの映像を見比べてしまいました</p><p>ハラダヨシオさんは、ミッドナイト・ブルース（あしたのジョー２の2つめのオープニング曲）も歌ってるんですね</p><p>私が生まれて初めて聞いたブルースは、ミッドナイトブルースなんだろうなあ</p><p>1097．新しい朝　／　オレのsora</p><p>愛ちゃんは、何か試してみたいパンがあるんでしょ</p><p>マナが、愛に言う</p><p>パン工房に移動して</p><p>可奈センパイが誘ったテニス部の女の子たちは、みんな工房の中に入るのは初めてだから興味深そうに、オーブンなんかを見ている</p><p>じゃあ、それ作っててこの人たちには、あたしが教えるから</p><p>ニッと微笑む、マナ</p><p>1人で大丈夫なのか</p><p>あたし、今まで何人の子にパン作りの基礎を教えてきたと思っているの</p><p>そうか、うちに家族が増える度に最初にすることは、他の子とのパン作りだ</p><p>それが、新しい子が前からいる子たちと仲良くなるキッカケになっている</p><p>愛ちゃんだってさ、最初の基礎はあたしが教えたんだし</p><p>大きな声で、マナは言う</p><p>克子さん以外に、パンの講師って居たんだ</p><p>テニス部の子たちは、それですっかりマナが、年上のパン作りの先生だと思い込んでしまう</p><p>ここでは教えてないよ克子さんの厨房でね吉田くんも愛さんも、そつちに研修に来たことがあったから</p><p>マナは笑顔で話を作っていく</p><p>マナちゃん、難しいパンはいいから調理実習の延長ぐらいのレベルにして</p><p>克子姉が今まで作ったパンを記録したファイルを持ってくる</p><p>そうねこれとこれとこれとこれと、あとこれねこのページのもいいわ</p><p>はい、判りましたりょーかいっ</p><p>普段、年少組の子たちが作っている５０円安い方のパンから簡単に作れるものを克子姉は選んだ</p><p>マナは、可奈センパイに振り向き</p><p>そしたらさ愛ちゃんには自由にしててもらって、他の子はええっと、あたしと可奈さんを入れて７人いるんだよね</p><p>今日は、試作品を最終的にはみんなに試食させるわけだからさいっさのこと、誰がどのパンを作ったか判るようにしようよ</p><p>マナの提案に驚く、テニス部の子たち</p><p>だって、あたしたち初心者ですよ</p><p>失敗しちゃうかもしれませんし</p><p>大丈夫失敗しないように、あたしが教えるから</p><p>マナは胸を張って、そう言う</p><p>ほら調理実習の後とかにも、これあたしが作ったんですーっとかお前が作ったのをオレにくれよとかそういう甘酸っぱい会話が執り行われているんでしょ</p><p>あたしは女子校出身だったけどでも、女子校でもあるから先輩の焼いたクッキー下さいとかさ</p><p>まるで、もう高校を卒業している社会人のようにマナは、余裕たっぷり言う</p><p>実際は中学２年の１４歳でしかも、この半年は学校に通っていないのに</p><p>だからさ、今日の試食会だってそういうことになるんじゃないの男の子たちが、あなたたちのことを意識してあなたたちも、みんなにアピールする</p><p>テニス部の子たちは、戸惑っている</p><p>これは、あたしたちが作りましたっていうんじゃあ、テニス部全体のイメージになっちゃうけれどあたしが作ったパンですなら、あなたたち個人のイメージアップになるでしょ</p><p>でも他の子と同じパンを作っているんですから食べ比べとかされたら</p><p>お前の方がマズかったとか、言われたくないですし</p><p>テニス部の子が、そう言う</p><p>ああ、それは平気だってみんな、別々の種類のパンを作ってもらうから競合しなければ、比べられないでしょ</p><p>元の生地は同じで形やトッピングで変化を付けるからまあ、その辺は任しといてあなたたちの評判が良くなるようにしてあげるからっ</p><p>マナは、克子姉の喋り方や勢いを真似している</p><p>そうすることで、年上の頼れるお姉さんを演じているんだ</p><p>ほら、みんなマナさんに、お任せしましょうよどうせ、みんな初心者なんだからあたしもいつもパンを売る方には参加しているけれど、自分で作るのは全然なのよ</p><p>可奈センパイが、部員たちにそう言う</p><p>だから、今日は楽しみっ基本的な作り方を覚えたら幾らでも応用は効くんですよね</p><p>そうだよだから本番の学園祭の時には、もっと凝ったパンを出しても良いし今日はとにかく練習だから</p><p>そうよできたパンだって、今日はタダで試食させちゃうんだから気軽にいきましょう気軽にさっ</p><p>うん、マナと可奈センパイが明るい方向に持っていってくれた</p><p>あ、愛も時々、あたしたちをの方を見て、何か思うことがあったら言ってよねあなたも、パン作りはもうプロ級なんだからさ</p><p>愛が可奈センパイにうなずく</p><p>とりあえず、パン講座の方は上手くいきそうだ</p><p>じゃあ、悪いけれどあなたも、生地を作る準備をするところまでは一緒に見てあげてあたし、ちょっと電話してくるから</p><p>岩倉さんの件で、ミナホ姉さんに相談するのか</p><p>ホントに今日駅前ホテルの地下の新しい娼館に連れて行って良いかって</p><p>じゃあ、頼むわよ</p><p>克子姉は、奥の休憩室の中に入っていく</p><p>あそこは、オレたちがこっそりセックスする部屋だから完全防音だ</p><p>しかも、外部への通信回線もある</p><p>はーい、それじゃあ始めようかっ</p><p>こいつも頭が良いんだよな</p><p>ボロを出さない</p><p>テニス部の子の前ではオレのことをお兄ちゃんとは呼ばないし、愛たちのお前にもお姉ちゃんを付けない</p><p>演じきる力</p><p>そう言えば、最初に出会った頃からマナには、そういう力があったっけ</p><p>まず、手を洗ってそれから、髪の毛が落ちないように調理用の帽子は</p><p>ここにストックがあるよ</p><p>愛が、白い布製の帽子を人数分取り出す</p><p>手の洗い方も、普通より念入りにやりまーす食べ物を扱うバイトをしたことがある人は判っていると思うけれど</p><p>マナが、先生らしく言う</p><p>アタシ、ちょっと外をグルッと廻ってくるネ</p><p>壁際に立って、ずっとオレたちの様子を見ていたイーディがそう言う</p><p>あけ、イーディちゃんもパンを作ればいいのに</p><p>そうだよ一緒にやろうよ</p><p>テニス部の子たちが、そう言ってくれるが</p><p>ソレは、アンタたちに任せるヨスグ戻ってくるカラ</p><p>外へ出るドアでなく、学生食堂に繋がっている方のドアの鍵を開けてイーディは、出て行った</p><p>岩倉さんが、手下を忍ばせているんじゃないかとチェックしに行ったんだと思う</p><p>はいはい、じゃああたしの方を見てまずは</p><p>マナが、テニス部の子たちの関心を、自分に引き戻した</p><p>はーい、みんなマナさんに注目ぅぅ</p><p>可奈センパイも連携する</p><p>流石だ</p><p>ん、どうした</p><p>試作してみたいパンなんだけれど</p><p>愛がオレにレシピの乗った本を持って来る</p><p>それじゃあ、マナさん後、お願いね</p><p>了解でーす、克子さんっ</p><p>電話を終えて、休憩室から出て来たあと</p><p>パン講座の進み具合を確認して、克子姉は言う</p><p>じやあ、みなさんごめんなさいねあたしは、この人を連れて出掛けるから</p><p>え、パン屋くんもいなくなっちゃうの</p><p>驚くテニス部員</p><p>こちらの高校の理事長に会いに行くのよパン技能士コースのことについて、講師のあたしと生徒のこの子の意見をお聞きになりたいからって</p><p>ミナホ姉さんは今はホントにこの高校の理事長だから、克子姉の話は嘘ではない</p><p>ミナホ姉さんの前の理事長は克子姉自身だったけれど</p><p>今も、理事の１人ではあるはずだ</p><p>愛は行かなくていいんですか理事長のところへ</p><p>パン技能士コースは、オレと愛の２人だけなんだよな</p><p>別に２人揃って行く必要はないわよ意見をお聞きになりたいだけなんだからこの人だけで充分よ</p><p>あ、愛って話すのが苦手ですもんね</p><p>テニス部の子たちは、良い方に受け取ってくれた</p><p>そういうことだから愛ちゃん、お留守番頼むわここの備品の管理は、愛ちゃんがしなくちゃいけないんですからね</p><p>オレが居なくなったら、正規のパン技能士コースの生徒は愛だけなんだからテニス部の人たちが、勝手に備品を使わないように見ていないといけない</p><p>愛さんちょっとオーブン見せて</p><p>愛に許可を取るという形を示してくれた</p><p>うんうちのと同じだねなるほどだいたい判った</p><p>このパン工房の中の機材はお屋敷の克子姉のパン焼き厨房と、ほとんど同じレイアウトで配置されている</p><p>それは、オレがどちらの場所でも、戸惑わずに作業できるようにだ</p><p>いつもお屋敷でパンを作っているマナも、混乱はしないはずだ</p><p>えっとボウルとかパッドとかは</p><p>おそらくお屋敷と同じ場所にしまってあるだろうと判っているのに、マナはあえて愛に尋ねる</p><p>判った開けるよ</p><p>愛の顔を潰さないように部外者の特別講師として振る舞う</p><p>うん、マナに任せておけば安心だな</p><p>可奈センパイだけでなく、イーディも学校に残るし</p><p>校長室の地下の部屋から、寧も監視してくれている</p><p>じゃあ、皆さん楽しんでね</p><p>オレは、テニス部の人たちに頭を下げる</p><p>理事長先生に、よろしくねノブ</p><p>頑張ってね吉田くん</p><p>みんなに見送られて外に出る</p><p>やっぱり、直接戸外に出る方のドアではなく</p><p>学生食堂へ通じる方のドアから</p><p>こっちの方が、生徒たちの眼があるから敵に襲撃される可能性が少ない</p><p>日曜だけど、学園祭が近いから誰かしら居るもんな</p><p>うんホントに居る</p><p>イーディが、オレたちが出て来たのに気付いてサッとこちらにやって来る</p><p>岩倉さんの仕込みは無い</p><p>イーデイは、このまま学校で警戒していてくれオレたちはミタマとキヌカを連れて行くから</p><p>警護役は居る</p><p>ここからお屋敷に戻るまでが手薄になるネ</p><p>大した距離じゃない気を付けるよ</p><p>それより克子姉ミナホ姉さん、何だって</p><p>ええそれがね</p><p>克子姉は苦笑する</p><p>幸代ちゃんを連れて来るっていうことについては、許可が出たんだけれど</p><p>時間通りに来たわよ</p><p>学生食堂の外に出てパン工房の出入り口に廻り込むと</p><p>克子姉の搬送バンの前に、岩倉会長が待っていた</p><p>フン</p><p>すぐにイーディが、バンの周りを見る</p><p>何か変な細工をされていないか確認している</p><p>もっとも、寧も監視カメラで見ているはずだから岩倉さんにおかしな動きがあったら、とっくに携帯電話で連絡が来ているはずだけれど</p><p>問題ないヨ</p><p>当たり前よあたしが、これから自分が乗る車に何かするはずがないでしょ</p><p>不快そうに、岩倉さんは言う</p><p>でも、何をするか予測ができないのが幸代ちゃんだからねえ</p><p>克子姉は、苦笑いを浮かべる</p><p>それで御名穂様は何ておっしゃっていました</p><p>真顔で、岩倉会長は尋ねる</p><p>あああなたが来訪するということについては許可していただけたわ</p><p>うふふっ、さすが御名穂様話が早くて良いわっ</p><p>岩倉会長の顔に笑みが浮かぶ</p><p>まあ、いいわとにかく乗って詳しい話は、それからよ</p><p>克子姉は、運転席に乗り込む</p><p>岩倉さんは助手席あなたは後ろに乗って</p><p>オレが、バンの後部に乗り込もうとすると</p><p>気を付けるネDarling</p><p>うん、判っているこっちを頼むぞイーディ</p><p>オレが後ろのドアを閉めると同時に、岩倉さんも助手席に座る</p><p>車出すわよ</p><p>バンが動き出す</p><p>はぁぁ、長かったわぁやっとまた、楽しい日々に戻れるのねくくくくっ</p><p>黒い森の娼婦に戻れることに岩倉さんは喜んでいる</p><p>あら、幸代ちゃんは夏休みに、海外でセックス漬けになったんじゃなかったっけ</p><p>そうだ言葉の通じない遠洋漁船に乗って、漁師たちに犯されまくったんじゃ</p><p>それに学校の内外で、色々と楽しんでいたんじゃないの</p><p>克美姉は言う</p><p>岩倉会長は、校内に性奴隷の男子が何人も居るし</p><p>学校の外でも、勝手に売春とかしている可能性が高い</p><p>あら、御名穂様の下で娼館の娼婦として働く方が、全然楽しいわ何て言ってもステータスが違うわ、相手にする人たちの大富豪や権力者をベッドの上で組み伏せたり逆にあたしの方が犯されたりそういうのが心地良いんじゃありませんか</p><p>岩倉さんは言う</p><p>長年、娼館のナンバーワンでいらした克子さんなら、よく判っていらっしゃるはずだと思いますけれど</p><p>あなたはそういう子なのよね</p><p>バックミラーの中の克子姉の眼は冷たい</p><p>それであたしたちは、この車じゃ新しい娼館には行かれないから一度、お屋敷に戻って、車を乗り換えるんだけれど</p><p>はい、判っていますわそうですよね、こんな車じゃゴージャスな娼館に行くまに剥いてないですものねあたし久しぶりだわ前の娼館へ伺うのも</p><p>岩倉さんはこのままオレたちとお屋敷へ行くのか</p><p>今日、ミナホ姉さんの新しい娼館に行くのは、オレと克子姉だけじゃない</p><p>娼館に居る姉の鞍馬美里さんに会うためにありすや、元警護役の安城ミタマ＆キヌカ姉妹も連れて行く</p><p>あいつらと岩倉さんを会わせても平気だろうか</p><p>名家のお嬢様として純粋培養されたありすや、世間知らずの安城姉妹にこの猛毒を持つ生徒会長に接触させるのは</p><p>あら、幸代ちゃんはお屋敷には行かないわよ</p><p>再びムッとする岩倉さん</p><p>あたしと彼お嬢様の命令で、ゲストを連れて行かないといけないのよだから、幸代ちゃんと一緒には行かれないの</p><p>克子姉は平然と、そう言う</p><p>じゃあ、あたしはどうやって</p><p>ええ、だから幸代ちゃんのために、お嬢様が送迎の人を頼んで下さったのよ</p><p>送迎の人</p><p>えっと裏門を出たところで待っているっていう話だから</p><p>オレたちのバンが学校の裏門から、外の道に出る</p><p>あ、居たわ多分、あの人よ</p><p>そこに居たのは</p><p>でっかいバイクに跨がったサングラスにひげ面のおっさんだった</p><p>大きなティアドロップ型のサングラスに、メキシコ人みたいなΩ型の口ひげ</p><p>なぜか筋肉モリモリの上半身は、黒のピチピチのランニングシャツしか着ていない</p><p>下半身はジーンズ地の半ズボンだった足はビーチサンダル</p><p>銀色のとても安っぽいヘルメットを被っている</p><p>工事用のペラペラのヘルメットに、銀のカラースプレーで色を塗ったみたいな</p><p>な、何なのよあの人</p><p>香月家の裏の仕事を担当している工藤さんの仲間の方だそうよ</p><p>工藤父の仲間ということはフリーの警護人</p><p>おそらくまともな人ではない</p><p>克子姉は、そのオッサンのバイクの前にバンを停める</p><p>窓を開けてオッサンに向かって</p><p>そもさん</p><p>せっぱ</p><p>オッサンも真顔で答えた</p><p>足が４本、眼が３つ、手は２本で左腕はサイコガンなーんだ</p><p>恐怖機動ビグザムの上に立つ宇宙海賊コブラ</p><p>オッサンは答えた</p><p>そうかビグザムは足が２本で、手が無くて、眼がモノアイ１個で</p><p>コブラは足が２本で手が２本、眼が２つで左腕がサイコガン</p><p>合計すると</p><p>ご名答あなた工藤さんのお知り合いね</p><p>おう、武論だ武論善尊《ブロン・ヨシタカ》よろしく頼むぜ</p><p>サングラスにヒゲ、黒タンクトップに半ズボンのバイク乗りオッサンは不敵な笑みを浮かべる</p><p>それでオレは、どいつを運べばいいんだ</p><p>ああ、この女の子よ</p><p>克子姉は岩倉さんを示す</p><p>ミナホお嬢様のご指示よ拒絶したら、あなたとの縁は断ち切るそうよ</p><p>それでは、岩倉さんは拒否できない</p><p>おう、行き先は聞いているオレが確実に送り届けてやるから安心しろ</p><p>早く降りなさいあたしたちも、準備あるのよ</p><p>判ったわよこの人に連れてってもらえばいいのねっ</p><p>プリプリしながら岩倉さんは、車から降りる</p><p>よし、姉ちゃん乗りな</p><p>オッサンは、岩倉さんにそう言う</p><p>あたしのヘルメットは</p><p>そんなものはねえ</p><p>無いじゃないでしょヘルメットが無かったら、危ないじゃないの</p><p>だが、風は感じられる姉ちゃん、あんたは風になるのさ</p><p>そう言うあなたは、ヘルメット被ってるじゃない</p><p>安っぽくて、危なそうだけど一応はヘルメットだよな</p><p>姉ちゃんこいつは、ヘルメットじゃねぇ</p><p>オッサンは、おもむろにヘルメットを脱ぐ</p><p>頭のてっぺんの１０円玉ハゲ隠しだ</p><p>円形脱毛症なんだよオレはぁぁッ</p><p>もういいわもう、何でもいいから</p><p>岩倉さんは苦しそうに言った</p><p>とにかく安全運転しなさいよいいわね</p><p>そう言ってオッサンのバイクの後ろに跨がろうとする</p><p>違う違う、そうじゃねぇ姉ちゃん</p><p>姉ちゃんの席はここだぁっ</p><p>オッサンは自分の膝の上をポンと叩いた</p><p>そ、そんなところに乗れるわけがないでしょっ</p><p>いいから来やがれっ、このアマーっ</p><p>オッサンは、無理矢理岩倉さんを抱きかかえると</p><p>バイクのエンジンを起動させるッ</p><p>ちょっと、放しなさいよっ何なのよ、これっ</p><p>そんじゃあ、預かって行くぜ</p><p>お願いするわっ</p><p>克子姉の微笑みとともに</p><p>ブオオオオオオオオーッ</p><p>我が青春のアレハンドロ大使号発進</p><p>オッサンのバイクは、爆音と共に走り出した</p><p>いやぁぁあッッ</p><p>悲鳴と共に岩倉さんは連れ去られて行く</p><p>♪相撲のウミは、キタノウミオレの底知れないアコガレさぁ相撲のウタは、トチノワカ♪</p><p>訳の判らない歌を歌いながらオッサンは岩倉さんを抱えて走り去る</p><p>ま、取りあえずこれで一安心よね</p><p>克子姉が笑ってそう言った</p><p>俺の空はもう</p><p>あの時代だから、良かったのであって今の時代を舞台にしても</p><p>相変わらず、駅前に行くと選挙違反ばかり</p><p>まだ選挙期間に入ってないのに、候補者の名前の入ったノボリを立ててウグイス嬢が名前を連呼している</p><p>1098．新しい朝　／　花嫁衣装は誰が着る</p><p>さすがに今、名家のお嬢様たちと幸代ちゃんを一緒にさせるわけにはいかないわよ</p><p>お屋敷に戻るバンの中で、克子姉が言う</p><p>この後、一緒に新しい娼館に行くありすは鞍馬家、可憐は水島家のお嬢様だ</p><p>ミタマやキヌカもお嬢様世界の中で警護役を勤めてきているから、岩倉さんみたいなハチャメチャな人に対する免疫が無いだろう</p><p>淫乱変態ビッチが、服を着ているような人だからな</p><p>そうだよねあの子たちに、変なことを教え込まれたら困るみんな</p><p>それよりも幸代ちゃんが、鞍馬家や水島家の名前を使って、勝手に営業活動したりするのが怖いのよ</p><p>鞍馬家は当主が夜逃げ中だし、水島家はこの間の件で他の名家の人たちから厳しい眼で見られているわそんな時に、幸代ちゃんが何かヤラカシたら大変なことになるから</p><p>ジッちゃんは鞍馬家にしても、水島家にしてもいつかは再興させるつもりだ</p><p>名家を減らさないで、可能な限り守るというのがジッちゃんの基本的な考えだからだ</p><p>だけど他の名家の注目が集まっている今、岩倉さんが勝手に両家の名前を使って悪事を働いたら復権が難しくなるかもしれない</p><p>前にホラ寧ちゃんが、香月家の分家の男の子を幸代ちゃんに紹介したでしょ</p><p>ああ、瑠璃子の父親の葬儀の時に香月仁たちだっけ</p><p>あの時もわたしは香月家の知り合いですって、営業を掛けたみたいなのよでも、さすがに天下の香月家だと騙りだと思って、誰も信用しないから香月家は本家と分家の格が雲泥の差だし</p><p>香月仁の知り合いぐらいじゃ何もできないよな</p><p>そもそも、あの男は遊び人で関係した女の子は何人も居るんだろうから</p><p>むしろ変なことを教えて欲しくないのは、今新しい娼館に居る新人の子たちよまだ、お客を取ったことがないのにていうか処女の子もいるのに、いきなり幸代ちゃんじゃあ、セックスに恐怖や嫌悪を感じてしまうわ</p><p>岩倉さん変態セックス専門だもんな</p><p>だから、さっきの人に先に幸代ちゃんだけ、送り届けてもらって御名穂お嬢様にお任せするわあたしたちは、少し時間をズラして遅れていくことにしたから</p><p>うん岩倉さんはミナホ姉さんにだけは絶対服従だから</p><p>それと他の子が居ないうちに話しておくけれど、今、新人娼婦候補の子たちがちょっとトラブっているのよ</p><p>まそろそろ、そんな風になる時期だと思っていたんだけれど一緒に研修を受けるようになって、しばらく経つから最初の緊張感が抜けてくる頃なのよね</p><p>具体的には何が問題なの</p><p>それぞれの子の生まれ育った環境、バックボーンの違いよね</p><p>今、新しい娼館には娼婦候補の子が６人居るのよ３人は知っているわよね</p><p>ああ鞍馬美里さんと徳大寺園子さん、黒沢直子さんだろ</p><p>名家鞍馬家の令嬢で家の負債と引き替えに娼婦になることを誓った美里さん</p><p>関西ヤクザの娘で親たちと決別して、娼婦として東京に残ることを覚悟した徳大寺さんと黒沢さん</p><p>あと、３人てどんな人</p><p>１人は東京の子で、２人は地方から来た子よそうねみんな、お父さんの事業が失敗してかといって倒産したり、破産したりすることもできず自分が娼婦になるしかないって決めてきた女の子たちよ</p><p>会社が潰れたら、従業員の人たちも生活に困ることになるっていうだけでなく下請けとか仲間の企業まで、連鎖倒産させてしまうことになるからよそれこそ、自分のせいで健全な経営な状態の知り合いの会社まで潰してしまうのは、申し訳ないでしょそれに中小企業って、お互いに連帯保証人になっていることも多いから</p><p>自分の会社だけでは済まないんだ</p><p>会社を潰すにしたって綺麗にたたむためには、それなりの資金が必要なのよ仲間やお世話になった人たちに迷惑を掛けないようにするためにはね</p><p>香月グループには企業の経営状況を調査している会社もあるから、危ない会社で年頃の綺麗なお嬢さんのいる家をリストアップさせたのよ後は素行調査ねこちらも、若くて可愛い子なら誰でもいいわけじゃないから</p><p>新生・黒い森は政財界の大物だけを顧客とする娼館になる</p><p>当然、口が固くて</p><p>性格が良くて、頭の良い子じゃないとダメなのよ特に忍耐力がないと調査報告を元に、お嬢様が実際現地まで女の子を見に行かれたけれど８割の子はリストから落としたそうよそれから、実際に親に話を持ち掛けてもちろん、その段階で断られたこともあるわ親が了承してやっと、本人と面談でも、女の子自身が拒絶したり、会ってみてこの子は向いていないって御名穂お嬢様が判断なさったりしてまた候補者がカットされて</p><p>なるほど娼館の再開まで、半年以上もかかっているのは、そういうことか</p><p>で、やっとこの子たちならって選ばれたのが、３人ていうわけ</p><p>みんな社長令嬢だから、名家とまではいわなくても、そこそこの暮らしはしていた子たちよ学校は、東京の子も地方の子もそれなりの名門女子校処女で恋愛経験も無いっていうことも確認しているわ</p><p>ああ香月家とかのレベルじゃなくって</p><p>いわゆる、ちょっと良い家の子レベルか</p><p>それでも、庶民ではないんだな</p><p>その３人の子たちは基本的に、グループになって固まっているのよというより徳大寺さんや黒沢さんたちとは、合わないのよねほら、あの子たちはヤクザ世界で成長して来た子だから</p><p>それも普通のヤクザ界から、さらにハミ出している天童貞男グループだしな</p><p>腹の括りっぷりは一番なのよ忍耐力はマックスよ徳大寺さんも黒沢さんも、もう地元には帰れないことは判っているし</p><p>天童貞男たちは仲間の娘である徳大寺さんを輪姦していたし</p><p>しかも、自分の親分の家に突撃して銃撃戦をして全員死んでいる</p><p>関西ヤクザの親たちに対しては、憎しみしか感じていない上に故郷にはもう戻れる場所が無い</p><p>でも、３人の子の方は今は、顔を合わせては家族や故郷のことばかり話しているのお互い似たような境遇だから、すっかり打ち解け合っているのよねでも、そういう彼女たちの様子が徳大寺さん、黒沢さんは嫌なのよ</p><p>自分たちには家族や故郷のことは思い出したくないから</p><p>逆に３人の子たちから見たら、徳大寺さんたちは柄が悪く見えるのよねヤクザの子だって黒沢さんが、一度機嫌が悪いときに、自分から話しちゃったから</p><p>ああそこそこの良い家の娘たちからしたら、相手の素性を知ったら警戒するよなぁ</p><p>で新人さんたち全体の空気が悪くなっているわけ</p><p>あれ美里さんは</p><p>他の子たちが、そういう感じになってて美里さんは、どうしている</p><p>それがねほぼ空気</p><p>空気</p><p>美里さんはお嬢様過ぎるのよ喋り方から、身のこなしまで優雅で上品なのよだからそこそこの３人からも関西の娘の２人からも敬遠されちゃっているのよ話も噛み合わないみたいだし</p><p>今まで、幼稚園からずっと超お嬢様校だもんなあ</p><p>普通の子とは合うはずがないか</p><p>それで美里さん１人と、そこそこ３人と、関西の子２人の３つのグループに分かれちゃっているのよ</p><p>それでも、美里さんはずっとニコニコして微笑みを絶やさないのよほんわかしているんだけれどでも、孤立しているから、ちょっと心配になってきちゃって</p><p>それで今日妹のありすや、ミタマ、キヌカと会わせるんだ</p><p>あなたちともね少しは、精神状態を和らげてあげないとパンクしちゃうかもしれないから</p><p>あなたを投入することで今、３つのグループに別れているあの子たちにショックを与えたいのよそれで何とか、６人が融和するように仕向けたいのよ</p><p>オレにそんな力はあるのか</p><p>ま、どっちにしても３人のそこそこの子のヴァージンは奪っちゃってちょうだい今日の研修のメインはそれだから</p><p>でもどんな子たちなの</p><p>オレはまだ会っていないし顔も見ていない</p><p>御名穂お嬢様が厳選なさったんだから美人よ</p><p>ニヤッと、克子姉は微笑む</p><p>後は実際に、向こうへ行ってから自分の眼で確かめなさい</p><p>ああ余計な事前情報はない方がいいのか</p><p>直接会って一つ一つ、自分で確認した方がいい</p><p>どっちにしても今日の研修に幸代ちゃんは入り込んでもらいたくないのよ</p><p>うんあの人は話をややこしくするだけだもんな</p><p>とにかくミナホ姉さんが、岩倉さんの介入を防いでくれることを祈ろう</p><p>車はお屋敷の門に到着する</p><p>食堂でお茶でも飲んでてあたしは、お嬢様にもう一度連絡するわ</p><p>バンをガレージに入れると克子姉は、奥の部屋へ入って行った</p><p>さっきのバイクのオッサンが、どれだけ爆走してもまだ駅前ホテルのミナホ姉さんのところに、岩倉さんを届けてはいないはずだ</p><p>今のうちにミナホ姉さんと、今日の細かい段取りについて相談したいのだろう</p><p>オレが、食堂に向かおうとすると</p><p>お戻りなさいませすぐに出発致しますか</p><p>ありすと可憐、ミタマとキヌカがやって来る</p><p>ありすと可憐は香月家のパーティに着てきた美しいドレスに着替えていた</p><p>ミタマとキヌカは見掛けない、セーラー服姿だ</p><p>その制服は</p><p>もう、元の学校の制服は着られませんのでこちらのお屋敷にあったものを拝借いたしました</p><p>ああミタマもキヌカも、鞍馬姉妹の護衛役として超お嬢様校に通っていたけれど</p><p>主の家が没落して、あの学校に通えなくなった以上はミタマ・キヌカも通えない</p><p>ミタマは、オレたちの高校にキヌカは、マナたちとミナホ姉さんが見つけてくれた中学に編入することになっているけれど</p><p>まだ、制服ができていないからな</p><p>なぜ、このお屋敷には様々な様式の女学生の制服が揃っているのですか</p><p>なぜなのですか</p><p>もしくは様々な様式の、女性看護師の制服が</p><p>服が</p><p>セーラー服とナース服</p><p>ミタマ、キヌカは真剣な顔で、オレにそう聞くが</p><p>オレも、ここのお屋敷に住んでまだ半年ちょいだから、よく判らないけれど昔、このお屋敷にコレクターがいたんだろう</p><p>男は、女の子にそういう服を着せてセックスするのが好きなんて、ホントのことを教えると</p><p>ミタマとキヌカは毎日、セーラー服とナース服を取っ替え引っ替えしそうだから</p><p>コレクター</p><p>レクター</p><p>世の中には、他の人には何で集めているのか判らないけれどひたすら、同じジャンルのモノを集め続ける人間がいるだから、きっとここに、制服コレクターが居たんじゃないのかな</p><p>オレも、真顔でそう答える</p><p>キヌカ、ミタマユキヒト伯父様が、珍しい切手のコレクションをなさっていたでしょあれと一緒よそうでございますわね、黒森様</p><p>ありすがオレに微笑む</p><p>まだ緊張している可憐の手を、ギュッと握りしめて</p><p>年下の妹ができたことで、ありすは変わった</p><p>憑き物が落ちた様に、晴れやかな顔をしている</p><p>なるほどそういうことですか</p><p>しかし、制服をコレクションしていた方は今、いずこに</p><p>ミタマとキヌカが、オレを見る</p><p>ごめん、それは克子姉に聞いておくよオレだと判らないから</p><p>とりあえず、誤魔化した</p><p>あー、克子姉が今、向こうに電話しているから出発は、ちょっと遅れるってさ食堂でお茶でも飲んで、待ってて欲しいって言ってたよ</p><p>慌てて、話を変える</p><p>そうでございますかでは、黒森様参りましょう可憐、黒森様と手を繋ぎなさい</p><p>ありすが、可憐に言う</p><p>ありすお姉様</p><p>可憐はおどおどしている</p><p>どうしたのですわたくしたちの大切なご主人様ですよ</p><p>可憐が、オレに手を差し出し</p><p>うん、可憐</p><p>オレは笑って可憐の手を握る</p><p>これで可憐は右手をオレと、左手をありすと繋いでいる</p><p>３人並んで廊下を歩くと、後ろからミタマとキヌカが付いて来た</p><p>身体は痛くないか</p><p>昨日、破瓜したばかりの可憐にオレは尋ねる</p><p>恥ずかしそうに、うつむく可憐</p><p>それでは判らないわ黒森様は、可憐を心配してお尋ねになられているのよ</p><p>優しくありすは言う</p><p>わたくしも初めての次の日は、まだお股がヒリヒリして痛んだわ恥ずかしいことではないのよ可憐、正直にお答えなさい</p><p>わたくしも痛かったです</p><p>わたくしも、痛みが残っておりました</p><p>ミタマとキヌカも、可憐のためにそう言ってくれた</p><p>ちょっと、まだ痛いですあのまだ、黒森様がわたくしの中に入っているみたいで</p><p>１２歳のお嬢様は、顔を赤らめてそう言う</p><p>うん後でお医者さんに看てもらえることになっているけどもし、体調が悪くなったら、我慢せずにオレやありすに言えよ</p><p>可憐は、オレと繋いでいる手をギュッと握りしめた</p><p>良い子でいなさい可憐のことはお姉様たちが、いつも見ていますからね</p><p>１つ年上１３歳のありすが、和かな微笑でそう言った</p><p>はいよしなにお願い致します</p><p>そういう言葉を遣うところが可憐もまた名家のお嬢様ということなんだろうな</p><p>食堂に到着すると</p><p>まあ、旦那様</p><p>みすずと瑠璃子と美智と美子さんが居た</p><p>昨夜の続きの香月家の孫娘たちのトップ会談をここでやっていたのか</p><p>瑠璃子が立ち上がってやって来る</p><p>いや、予定が狂ってお茶を飲むぐらいの時間が空いたんだよ</p><p>可憐が激しく緊張する</p><p>１週間、みすずのペットとして香月家で生活したのがそんなにショックだったのか</p><p>大丈夫よお姉様たちが付いていますからね</p><p>ありすが、可憐の耳に優しくささやく</p><p>どうぞ、お座りになって下さいすぐにお茶を用意致しますわ</p><p>瑠璃子が台所へと向かう</p><p>か、可憐あ、あの</p><p>みすずが、可憐に話し掛けようとするが</p><p>みすずこういうのは急いではダメだゆっくり時間を掛けないと</p><p>でも、あたしは旦那様</p><p>言葉で何を言ってもダメなんだよ人は行動を見てでしか、相手を評価できないからだから、これからのみすずの行動の積み重ねでしか可憐と打ち解けることはできないと思うよ</p><p>うつむくみすず</p><p>い、いえあの、み、みすず様</p><p>可憐が、オレとありすの手をギュッと握ってみすずに言う</p><p>わ、わたくしこそも、申し訳ありませんでしたあのわたくしはどうしても、みすず様のペットになるということが、どういうことなのか判らなくて自分が何をしたら良いのかどうしたら、みすず様に喜んでいただけるのか判らなくて済みません</p><p>いや、１２歳の箱入り娘のお嬢様に、みすずの性的嗜好を理解する方が無理だ</p><p>そ、そうじやないのよあたしが可憐みたいな可愛い子が来てくれたからいい気になってしまって、可憐の気持ちを理解しないで色んなことを要求したから</p><p>悪いのはあたしよ可憐じゃないわごめんなさい</p><p>深く、可憐に頭を下げる</p><p>み、みすず様こ、困りますッ</p><p>慌てる可憐</p><p>香月家のお嬢様がわ、わたくしのような者に頭を下げるなんて、トンデモないことでございますっ</p><p>ああ結局、可憐はお嬢様世界の常識から抜け出せていない</p><p>名家の中では香月家と歌晏家がトップ２で偉くて、３番目が狩野家</p><p>可憐の水島家は名家ではあるけれど、香月家には敵わない</p><p>そういう順列を、幼い日から叩き込まれているから</p><p>可憐、それは違いますよ</p><p>１３歳のありすが１２歳の可憐に言う</p><p>驚く可憐</p><p>そうよ今のわたくしはあなたのお姉様ですどうして、そうなったのか判るわよね</p><p>今のわたくしたちは名家の娘ではないのよわたくしの鞍馬家は、今は家ごと名家から除外されてしまっているしあなたのお家の水島家は、香月様のお怒りを鎮めるために、あなたを奴隷として、ここへ残さなければなかったそうよね</p><p>可憐が、ありすを見上げる</p><p>今のわたくしたちは名家の世界から離れた身の上です黒森様にお仕えするセックス奴隷です</p><p>それなのに名家の一員であった頃の振る舞いをしてはいけないわ水島家の可憐として香月家のみすず様にお話申し上げてはいけないのよ</p><p>そうだ今の可憐は、まだ名家の娘としてのルールに縛られている</p><p>そ、そうよここではあたしも旦那様の奴隷よ可憐やありすと同じ立場なのよ</p><p>いいえ、それは違いますわみすず様</p><p>穏やかにありすは言う</p><p>みすず様はわたくしや可憐とは違います同じではありません</p><p>みすずが、反論しようとするが</p><p>ありすさんのおっしゃる通りですわ</p><p>美子さんが椅子に座ったまま、そう言った</p><p>ありすさんや可憐さんは実際に、今、名家から外れていますありす様は鞍馬家ごと可憐さんは、今、学校ではみすず様の臣下と見なされています</p><p>２人とも名家の娘としての栄誉は剥奪されている</p><p>でも、みすず様は実態はどうであれ、世間の皆様に対しては名家香月家の令嬢のままですわ</p><p>そうか全員、オレの女であり、オレの前では同じ立場だと言ったって</p><p>超お嬢様校での視点では、別の現実が存在している</p><p>みすず様が、この方たちにわたくしたちは同じ立場だとおっしゃるのはこの方たちを苦しめることになりますそうではないのですから</p><p>オレはこの屋敷の中でのことを基本に考えていた</p><p>外に出ればみすずは、ジッちゃんの孫娘、香月家本家の令嬢だけれど</p><p>オレにとっては可愛いペットでしかないんだって</p><p>他の女たちと同じだって</p><p>名家の世界で生きてきた、ありすや可憐そして、美子さんにとっては</p><p>名家の長である、香月家には絶対に逆らってはいけないということの方が基本なんだ</p><p>自分たちよりも、香月家の娘の方が高い立場に居るということが</p><p>ああ、だからこんがらがったんだな</p><p>みすずが、可憐をペットにしようとしたり</p><p>美子さんに、オレとのセックスを勧めたりしたのは</p><p>立場の弱い名家の娘である可憐や</p><p>ジッちゃんの孫娘と認知されても、臣下として生きてきた過去から脱せなかった美子さんにとっては</p><p>とても酷いパワー・ハラスメントでしかなかったんだ</p><p>オレが思っていた以上に生じてしまった亀裂は深い</p><p>美子さんが、オレに尋ねる</p><p>わたくし黒森様にお尋ねしたいことがございます</p><p>黒森様はみすず様、瑠璃子様そして、ありすさんや可憐さんの将来について、どう考えていらっしゃるのですか</p><p>おそらく、黒森様はみすず様とご結婚なさるのだと思いますお祖父様もそれを認めていらっしゃるようですしでも</p><p>そうなったら瑠璃子様や、ありすさんや可憐さんいえ、他の方たちとも正式な婚姻はできませんわね</p><p>もちろん、正式な婚姻関係が結べなくとも黒森様のお側に置いていただけるだけで満足なさる方もいらっしゃると思いますしかし、女にとって花嫁衣装を着て、公の場で結婚を皆様から祝福されるというのは夢ですわ婚姻届を提出して、法的にも妻として認められるということがそういう喜びをみすず様以外の方にお与えにならないということについて、黒森様はどうお考えなのですか</p><p>20年前、Ｖガンダムの時にバンダイがモビルスーツ・イン・ポケットというプラスチック製の玩具のシリーズを出したのですが、これは余り売れませんでした</p><p>15年前、ターンエー・ガンダムの時に樹脂製のモビルスーツ・イン・アクションというシリースガ発売されて、これは１０年続きました</p><p>だいたい１体が、１０００円から１５００円ぐらいだった思います</p><p>ガンダム・シード、デスティニー、ゼータ映画版から００の１期まで続いたはずです</p><p>１０年前にはハイコン・ネオというシリーズも始まってこれも当初は２０００円前後の玩具でした</p><p>さて、７年くらい前からモビルスーツ・イン・アクションが終了して、代わりにロボット魂というプラスチック製の玩具シリーズが始まります</p><p>これは初期は１体２６５０円でした</p><p>段々値が上がってきているわけです</p><p>そして今は</p><p>最新作のロボット魂のシャイニングガンダムは５９４０円です</p><p>もうお金持ちのマニアしか買えないです</p><p>もちろん中国での生産コストが上がる一方だということなんでしょうが</p><p>最近、ガンプラがよく売れているのは安いからなんでしょうね</p><p>今のバンダイはプラモだけは、基本的に国内生産なので</p><p>1099．新しい朝　／　お兄様</p><p>美子さんが、オレに言う</p><p>本来ならば鞍馬ありすさんも水島可憐さんも、相応の名家に嫁がれるべきなのです公の場で、華やかに結婚式をして誰からも祝福されて、子供を産み、幸せな家庭を築かれるはずなのですそれが女の幸せですわ</p><p>黒森様のお側に居ることで皆、女として生まれてきた以上、当然、得ることができたはずの幸せを逃してしまうことになるのです</p><p>それとも、黒森様はいずれ、瑠璃子様、ありすさん、可憐さんを解放しそれぞれ、きちんとしたお相手と婚姻させるお考えをお持ちなのですか</p><p>瑠璃子や、ありすや、可憐がオレから離れて、別の男と結婚する</p><p>わたくしはそういうお約束をしていただくべきだと、思っていますこのままでは、瑠璃子様の将来が余りにも酷いです</p><p>何やちょっと、お茶を飲みに来たら、ケッタイなことを言うてはる娘さんがおるなぁ</p><p>そうやね、エリちゃん</p><p>振り向くと、食堂の入り口にエリとリエが居た</p><p>わたくしは今、黒森様とお話ししているのです横から口出ししないで下さい</p><p>ムッとして、美子さんは双子にそう言うが</p><p>口出しなんかするつもりはないわなあ、リエちゃん</p><p>うんお兄さんこういうお姉さんには、何を言うても通じませんわ</p><p>こういう人は無視して、放っておいた方がええんです</p><p>そうですわ自分の立場からしか、モノが見られない心のせまーいお人みたいですから</p><p>クククっと、双子は笑う</p><p>わたくしはただ瑠璃子様たちの権利について、黒森様のお考えを尋ねているだけです</p><p>ほらな自分の権利の話なら、まだ判るけれど人様の権利について、勝手に主張し出す人にロクな人はいませんわ</p><p>そんな話し瑠璃子お姉ちゃんや、ありすちゃんや、可憐ちゃん意見を聞いてからお兄さんにするべき話です</p><p>双子はありすや可憐を見て、微笑む</p><p>それとなお姉さんの話は、一貫してお嬢様世界のことだけやないですか</p><p>お兄さんの女になっとるんはうちらや、ミタマお姉さん、キヌカちゃんだって同じですわ</p><p>それなのに何で、瑠璃子お姉ちゃん、ありすちゃん、可憐ちゃんの権利だけを主張しとるん</p><p>さらに言うとなもし、ここからそれぞれの家に戻ったとしても瑠璃子お姉ちゃんたちは家の人の言うまま、ええとこのボンボンと無理矢理結婚させられてしまうんか</p><p>お兄さんやのうてこれから新しく出会った好きな人と自由に恋愛して、自由に結婚できるそういう権利の話なら、まだ判りますわ</p><p>でも個人の自由が無いんなら、権利でもなんでもないやないですか</p><p>ちゃんと披露宴やって、花嫁衣装が着られるっちゅうだけの話しですよね</p><p>そんなんが幸せの権利か</p><p>エリとリエの問いに、美子さんは</p><p>あなたたちは、名家の人間でないのですから判らないのですわっ</p><p>それを言うんならお兄さんだって、そうですわ</p><p>名家とか、うちらはよー判りませんし、判りたくもないですけれど</p><p>勝手なルールを押し付けてそれで権利とか言うのは、おかしいんとちゃいますか</p><p>しかもお姉さんは、瑠璃子ちゃんたちとは関係無いお人やないですか</p><p>美子さんは、カッとなり</p><p>わ、わたくしは香月家の娘ですっみすず様、瑠璃子様の従姉ですわそういうあなたたちこそ、どんな資格があって、わたくしに意見しているのです</p><p>双子はフッと鼻で笑う</p><p>わたしらは家族です瑠璃子お姉ちゃんの妹で、ありすちゃん、可憐ちゃんの姉妹ですわ</p><p>うちらはみーんな、お兄さんの女ですから</p><p>そ、そんなのは形だけのことよ実際のあなたたちは何の血縁も無い人間の寄せ集まりですわ</p><p>美子さんの常識的な視点から見たらそう見えるんだろうな</p><p>この半年、オレたちの生活を見てきてずっと、美子さんは変だと思っていたんだな</p><p>だけど、瑠璃子やみすずとの関係で言い出せなかった</p><p>それが、オレとセックスしないと断言したことで今まで溜まっていた感情が、一気に噴き出している</p><p>そんなことないですわわたしらみーんな、お兄さんとセックスしとるしな</p><p>はいそれも、毎回、生ですわ</p><p>中出しか、精子飲むかどっちかですわなあリエちゃん</p><p>はい、うちら全員お兄さんの赤ちゃん産むって、決まってますから</p><p>みんなで仲良うして育てますわ</p><p>うちらの赤ちゃんも、他の人の赤ちゃんも全部、うちらの子供ですから</p><p>この世に生まれてきた以上はみんな幸せにしてあげないと</p><p>何が何でも幸せにしますわ</p><p>あなたたちでも、あなたたちは、まだ中学生でしょ</p><p>あんなそういうんは、関係ないんや</p><p>これだけ毎回、お兄さんとセックスする度に生やから</p><p>しかも、渚お姉さんと雪乃お姉さんが、今、本当にお兄さんの赤ちゃんを妊娠しとるしな</p><p>うちらにとっても妊娠というのはリアルな話なんですわ</p><p>いつか絶対に孕ませられるし孕まないといけないお兄さんの子をな</p><p>そういう前提でうちらは、ここに置いていただいているんですから</p><p>双子は、笑顔を崩さない</p><p>さっき、お姉さんが言うた通りですわわたしらには血縁も何も無い血が繋がってないのに、養のうてくれる家なんてホントは無いんです</p><p>世の中、そんなに甘くないですから</p><p>それに、わたしら乞食やないですから何の見返りも無しに、衣食住を保証してもらうわけにはいかんのですわ</p><p>だから、うちらは身も心も人生も、全部、お兄さんにあげたんですわ</p><p>人生丸投げですわわたしらそのものがご献上品ですわ何から何までお兄さんに託しましたお兄さんに賭けたんです</p><p>それが、うちらのお兄さんの奴隷になるって覚悟ですから</p><p>二人は、そう言うとありすと可憐を見て</p><p>ありすちゃんも、可憐ちゃんもしっかりせーや</p><p>気張りぃやこころが女の見せ所やで</p><p>優しい笑顔でニコッと微笑む</p><p>わたしらはな子供の頃からどん底の生活をしてきたから権利なんてもんが絵に描いた餅だっていうことは、よー判っとるんや</p><p>権利なんか主張する前に他人の幸せを奪い獲りに来るアコギな連中が、世の中には幾らでもおるからな</p><p>夢のような、理想的な幸せなんて世の中にはあらへん</p><p>人はな自分の眼の前にあるゲンジツの中で、手の届く範囲でベストの幸せを築くしかないんや</p><p>お嬢様世界のことは、もう忘れた方がええわたしらのゲンジツは、このお兄さんだけや</p><p>せやけどこのゲンジツは、そんなに悪いもんやないと、うちは思う</p><p>エリとリエありすと可憐ミタマとキヌカ向こうのテーブルに居る、みすずと美智までがオレを見る</p><p>アニエスちゃんが言うてたわお兄さんとセックスしとる子だけが家族で信用してええ人だって</p><p>例外は、マルゴお姉さんと、コヨミちゃんと真緒ちゃんだけでマルゴお姉さんは、今どうしても妊娠するわけにはいかない大切なお仕事があるからで、コヨミちゃんたちはまだ身体が成長できてないだけ他の人はキョーコさんですら信用するなって、アニエスちゃんは言ってました</p><p>お兄さんの女はみんな家族で家族だから、みんな優しく仲良くしないといけなくてどんなに怖いことになっても、絶対に家族が助けに来てくれるし他の家族が困ったことになった時は、アニエスちゃんも助けに行くって言ってました</p><p>みんなで幸せになるんやって</p><p>だからなありすちゃんや可憐ちゃんの窮地の時だって、お兄さんや家族が絶対に助けに行くもちろん、わたしも行く</p><p>うちも行きます</p><p>あんたらを泣かす子がおったら、わたしがブン殴ってやるわ</p><p>うちも蹴飛ばしてやります</p><p>インネン付けてくる子がおったら、わたしがシバいたる</p><p>百倍にして返してやります</p><p>もちろん、あなたたちの窮地の時は、わたくしが駆けつけます</p><p>当然、わたくしも安城流の全ての技を駆使して敵を撃滅させます</p><p>ギッタギタに致します</p><p>ミタマキヌカ</p><p>わたくしたちは姉妹であり家族であり</p><p>同じ、黒森様の奴隷でございますから</p><p>そしてミタマとキヌカは、ありすと可憐に</p><p>ありす様、可憐様のこともお守り致します</p><p>主でなく、わたくしたちの家族として</p><p>そういう関係になりましたとを心より嬉しく思っております</p><p>ミタマ、キヌカありがとう</p><p>ありすは、涙ぐんでいた</p><p>わたしらも、こういう関係になれたことが嬉しいんですわ</p><p>ラッキーやったな</p><p>ほんでなこういう関係のままで居られるんなら、別に外の男の子と恋できなくてもしゃーないって思えるんです</p><p>そんな人とせーへんでもお兄さん、充分にええ男ですしな</p><p>判っとるんですわもし、うちらが他の男の人に引っ掛かって恋してキスして、セックスしちゃったりするとな</p><p>もし、そうなったらうちらに他に好きな人ができたって判ったら、お兄さんは、あっさりうちらを送り出してくれると思うんです</p><p>お兄さん、優しいからなわたしらの気持ちを大切にしてくれはって</p><p>そんなに心が広い男だろうか</p><p>でも、そうなったらアニエスちゃんは、わたしらを許さないと思います</p><p>許さないって言うても、別に何かしたりはしないでしょうけれど</p><p>一生、軽蔑されるわな口、利いてくれんと思う</p><p>それは、もう家族でも姉妹でもないって言うことですから</p><p>アニエスはそうだろうな</p><p>実際、そうなんですわお兄さんから離れて、他の男の人とくっついたらそれは、そっちの人の家の子になるっちゅうことですから</p><p>もう、今の家族は助けて貰えないし、助けを乞うてはいけないんですわ</p><p>わたしらは血縁関係でなくお兄さんとの肉体関係だけで繋がっとる家族やからな</p><p>大元のお兄さんとの関係が切れたら、他の家族とも切れないといけないんです</p><p>それだけは、絶対に守らないといけない約束ですわ</p><p>そんでうちらは絶対に、この家族から離れたくないんです</p><p>せやから、何があっても死んでも浮気はしないんです</p><p>うちには、心が読めるルナちゃんも居るしなズルなゴマカシは、通用せーへんですから</p><p>双子は、そう言った</p><p>つまりなお姉さんわたしらはな、全部、隅から隅までまるっと状況を呑み込んだ上で、自分の意志でお兄さんの奴隷をやっとるんですわ</p><p>しかもな、こんだけ可愛い子ばっかり居るんやからな自分を磨かんと、お兄さんに見限られてしまうかもしれないって、毎日、必死なんですわ</p><p>綺麗にもならんといけないし、賢くもならんといけないんです</p><p>学校のお勉強とちゃいますビジネスのことです</p><p>うちらの家族が幸せになるためにはいずれ、うちらも戦力にならないといけないんですから</p><p>使えるオンナになって、使ってもらわんと</p><p>明るい未来を掴むために、燃えてるんですうちらは</p><p>強い眼で、美子さんに訴える</p><p>あなたたちの言い分は判ったわあなたたちが、嫌々、黒森様にお仕えしているわけではないということも</p><p>でも申し訳無いけれどあなたたちと、瑠璃子様、ありすさん、可憐さんはやっぱり違うのよ名家の家に生まれた娘には、普通の子とは違う責任があるのあなたたちと同じではないのよ</p><p>オレは、さっきからずっと疑問に思っていることを聞いてみることにした</p><p>美子さん何で、まり子の名前は出さないんだ</p><p>そうまり子だって</p><p>というか、家の都合を考えたらまり子が一番、どこかの名家に嫁に出される可能性が高い</p><p>まり子の実家の鳥居家は名家と血縁を結ぶために、狩野家の娘と結婚してまり子を産んだのだし</p><p>まり子自身も、どこかの名家に嫁ぐ予定になっている</p><p>もちろん、オレは阻止するつもりだけれど</p><p>そ、それはまり子さんは、名家の方ではないからですわ</p><p>美子さんの頭の中は名家のことしか無い</p><p>つまり美子お姉様と同じということですわね</p><p>台所の方から、瑠璃子の声がした</p><p>大変お待たせ致しましたお茶の用意ができましたわ</p><p>そう言って茶器とポットを乗せたワゴンを押して来る瑠璃子は</p><p>裸エプロン姿だった</p><p>全裸にレースのエプロン1枚</p><p>ピンクの乳首が透けている</p><p>瑠璃子様、そのお姿は</p><p>驚く美子さんに瑠璃子は</p><p>わたくし、お兄様の奴隷それもセックス奴隷でございますからこれからは、それに相応しい格好を致しますわ</p><p>にこやかに言った</p><p>わたくしのことより、今は美子お姉様のお話の方が先ですわ</p><p>瑠璃子何で、美子さんが名家の一員じゃないんだ</p><p>名家として認められているのはそれぞれの家の本家、ご当主の家だけですわ分家の皆さんにまで資格を与えると大変なことになってしまいますから</p><p>香月家だって、本家と分家は厳しく区別されている</p><p>分家はあくまでも、本家の家臣という格付けになっている</p><p>ですから、美子お姉様も本家の人間でないのですから、名家の一員ではございませんわ</p><p>瑠璃子は笑顔で言う</p><p>わ、わたくしはお祖父様の孫ですわ本家の娘です</p><p>美子さんは叫ぶ</p><p>美子さんは、香月家の現当主であるジッちゃんの長男・重春の娘だ</p><p>この長男は瑠璃子の父親である次男・重秋によって、謀殺されてしまっている</p><p>そしてその次男はミス・コーデリアに蹴り殺された</p><p>だから、今、生き残っているジッちゃんの息子はみすずの父親である三男・重冬だけだ</p><p>はい、今まではお祖父様のお情けで、そう認められていましたでも</p><p>美子お姉様は重春叔父様の正妻の娘ではありません</p><p>そうだ正妻と正妻の産んだ子供は、長男と一緒に殺された</p><p>美子さんは、長男が愛人に産ませた隠し子だったから何を逃れて、ジッちゃんに保護された</p><p>そして、臣下の娘ということにして瑠璃子のお付きの役を与えられ</p><p>ジッちゃんの監視下で、守られてきた</p><p>日本の民法では、正妻の子と庶子を区別することは許されませんが名家の世界では違います庶子の場合は分家と同じ扱い、臣下と見なすことになっています</p><p>家督相続なんかの問題があるからか</p><p>遺産は、法律通りに分けないといけないけれど</p><p>次の当主は基本的に正妻の子でないといけない</p><p>愛人の子は、臣下と見なすそうしないとお家騒動になる</p><p>瑠璃子様今それをわたくしにおっしゃるのですか</p><p>呆然として、美子さんは瑠璃子に言う</p><p>半年前には臣下であったわたくしを、突然、お前は、本家の娘だと担ぎ上げ今になって、またやはり、お前は臣下だと</p><p>そういう話をしているのではありません</p><p>瑠璃子は、毅然とした態度で言う</p><p>どんなことになろうとも美子お姉様は、わたくしの大切な従姉敬愛するお姉様であることに間違いはありませんただ</p><p>わたくしのことに、口出しなさるのは金輪際、お止めいただきたいのです</p><p>瑠璃子の言葉には、強い意志が感じられた</p><p>ましてや、わたくしの命よりも大切なお兄様に無礼な態度を取ることは絶対に許しません</p><p>瑠璃子の憤りに、美子さんは絶句する</p><p>美子お姉様は、何も判っていらっしゃらない物事を、ご自分の視線から一面的にご覧になっているだけでお兄様に対して、何と言う失礼をお兄様、申し訳ございません</p><p>瑠璃子は、深々とオレに頭を下げる</p><p>エプロンの上から可愛いおっぱいの谷間が丸見えになった</p><p>いやえっと</p><p>みすずお姉様も、みすずお姉様ですなぜ、美子お姉様にここまで言いたい放題にさせておられるんですか</p><p>ご、ごめんなさいルリたん</p><p>みすずも、タジダジだ</p><p>何で１５歳の裸エプロンの美少女が、こうまで怒っているんだろう</p><p>美子お姉様今、ご覧になられている通り、瑠璃子は変態でございます</p><p>わたくしは淫蕩な娘ですいやらしいことがセックスが大好きです特に、セックスの写真を撮るのがお兄様のペニスを胎内に受け入れている自分の画像を撮影することも大好きですし、他の姉妹のセックスを撮影するのも大好きです瑠璃子は、そういう極めて淫らな娘です</p><p>瑠璃子の告白を美子さんは愕然として聞いている</p><p>美子お姉様と２人だけで生活していた時には瑠璃子は、様々に欲望を抑え込んでいました香月家の娘として品行方正で穢れを知らない娘を演じていましたしかし、わたくしは香月家本家の娘ですお祖父様の孫ですわたくしの内面には巨大な性衝動が煮えたぎっておりましたそしてお兄様と出会ったのです</p><p>お兄様は、わたくしの内面の性衝動の全てを受け入れて下さいますこんな変態であるわたくしの欲望の全てに付き合って下さいますこんな男性はお兄様以外いないですわ</p><p>でも、黒森様はお祖父様に命じられたから、瑠璃子様と関係を持たれているのであって</p><p>美子さんはオレと瑠璃子の関係を最初から見ている</p><p>それがどれだけ大変なことなのか美子お姉様は、なぜお判りにならないんですか</p><p>瑠璃子の怒りが、さらに燃え上がる</p><p>わたくしは、香月家の娘でしかも、お祖父様に子供の頃からずっと保護されてきましたわたくしと、ずっと一緒に居た美子お姉様は、よくご存知のはずですわわたくしたちの周りの人たちはどうでした</p><p>みんなお祖父様を恐れて、わたくしたちに接することを避けていたではありませんかかつてのわたくしたちには気軽に、お話することができる人なんて誰もいなかったではありませんか</p><p>で、ですから瑠璃子様は、いつもわたくしと</p><p>そうです半年前までは瑠璃子には、美子お姉様しかいませんでしたわ</p><p>だ、だからわたくしは瑠璃子様</p><p>美子さんは瑠璃子への情愛を解放しようとする</p><p>そんなわたくしをお兄様は引き取られたのですよ</p><p>瑠璃子は、美子さんの思いを無視して突き放す</p><p>恐ろしい香月家の娘を受け入れるということが、どんなに大変なことか美子お姉様は、どうして想像なされないのですか</p><p>お祖父様がわたくしを奴隷として売り渡すという提案をなさった時お兄様は、躊躇無く受け入れて下さいましたわたくしを受け入れるということは香月家の問題も一緒に受け入れるということですそれは普通の男性なら逃げ出すか、腰を抜かすぐらいの恐ろしい状況に身を置く覚悟をするということです違いますか</p><p>いや、オレは馬鹿だから</p><p>瑠璃子を手に入れることが、そんなに大変なことだと気付かなかった</p><p>だから３０００円で瑠璃子を買い取った</p><p>さきほど、美子お姉様はわたくしが、将来どこかの名家に嫁ぐべきだというようなお話をなさっていましたけれど香月家本家のわたくしを引き受ける家が、どこにあるというのです</p><p>香月家と釣り合いが取れるのは、歌晏様のお家ぐらいではありませんかわたくしに歌晏家に行けと言うのですか</p><p>実際は瑠璃子と結婚して、香月家と血縁になりたい男はいっぱいいるだろう</p><p>香月家よりもずっと格下の家でも</p><p>でも、美子さんにとっては名家の世界が絶対だから</p><p>家格だけで考えたら瑠璃子の相手は、歌晏家しかない</p><p>そして、歌晏家に嫁いでわたくしは幸せになれますかこんな淫蕩な変態のわたくしが、歌晏の家風に馴染むと思いますか</p><p>名家に嫁に行ったら裸エプロンは許されないかもしれない</p><p>オレには、よく判らないが</p><p>わたくしは、今、とても幸せなんですお兄様のセックス奴隷にしていただいて瑠璃子は、１００回生まれ変わったら、１００回ともお兄様のセックス奴隷にしていただきますわこんなに自分を解放できる相手は瑠璃子の欲望の全てを受け入れて下さる方は、お兄様だけなんですから正式な結婚ができないとか、披露宴ができないとかそんなこと、瑠璃子にとっては苦ではありません花嫁衣装なら、お兄様の前で着ればいいんですし花嫁衣装でレイプしていただくことも楽しみにしていますお兄様とのセックスの充実した時間が瑠璃子にとっては何よりも至福なんですお兄様と居られるから瑠璃子は</p><p>とエリが、瑠璃子に</p><p>瑠璃子お姉ちゃんその言い方では、このお姉さんには伝わらんわ</p><p>うんだってこのお姉さんは、お兄さんとセックスしてないんですから</p><p>オレとのセックス</p><p>お兄さんとセックスして感じる一体感とか、満足感とか、達成感とか</p><p>お兄さんだけでなく、他の子とも絆を感じることとか</p><p>エッチィことだけやないですわ</p><p>うん、瑠璃子お姉さんは確かにドスケベだとは思うけれど、淫乱じゃないです</p><p>お兄さんとのセックスだけに取り憑かれてるわけではないですわ</p><p>だからその言い方では違うんです</p><p>この石頭のお姉さんには、それでは判ってもらえないんですわ</p><p>瑠璃子は双子の言葉を聞いて考え込む</p><p>というか、なぁリエちゃん</p><p>瑠璃子お姉さんは、エッチなことから意識を外して正直になるべきですわ</p><p>うん、エッチなことを意識することで本質から逃げてますわ</p><p>瑠璃子はハッとする</p><p>わたくし愛しているんですわね</p><p>多分、そうなんやと思います</p><p>お兄様のことを１人の女として</p><p>瑠璃子が、オレを見た</p><p>瑠璃子お姉さんは、ドスケベだけどドスケベだから、お兄さんとエッチしたいんやのうて</p><p>好きやからセックスしたいんと違いますか</p><p>何か色々とボタンを掛け違って、それでコンガラガってるみたいですけれど</p><p>瑠璃子の顔がポッと赤くなる</p><p>そ、そうですわ好きです大好きですお兄様がわたくし</p><p>愛してる、愛してる、愛してるだから、側に居るだけで幸せ</p><p>そして、瑠璃子は美子さんに</p><p>美子お姉様よりもわたくしは、お兄様を愛しているんです</p><p>美子さんの顔が絶望に突き落とされる</p><p>そう、それを言わなければ何も解決しないのですね、美子お姉様</p><p>そうだ美子さんには、瑠璃子に対する執着があった</p><p>子供の頃から、側に居て守り続けてきた３つ年下の従妹に対する思いが</p><p>でも、瑠璃子はもう、美子さんしか話し相手がいなかった頃の瑠璃子ではない</p><p>瑠璃子は変わった</p><p>でも、美子さんは昔のままの自分だけの瑠璃子を求めていた</p><p>ここで突き放さないといけない</p><p>わたくしは瑠璃子は、奴隷としてお兄様にお仕えすることに喜びを感じているんですわ幸せなんですきっと、普通に結婚するより今の方が幸せだって、お兄様はこんなわたくしを受け入れて下さっているんですもの</p><p>改めてそう言う</p><p>そうなのでございますよねわたくしたちも、実際は黒森様に受け入れていただいたのですよね</p><p>不意に、そんなことを言う</p><p>わたくしや可憐だって最初は、香月様のご命令で黒森様は、仕方なく受け入れて下さっただけのはずなんですでも可憐黒森様は、いつでもわたくしたちの幸せを考えて愛して下さいましたよね</p><p>ありすは、美子さんを見て</p><p>わたくしたちが正当な婚姻ができないとか、披露宴をすることができないとかそんなことで、黒森様を責められるのは筋違いなんだと思います黒森様はわたくしたちに、精一杯良くして下さっていますわたくしのような家に問題を抱えている娘を受け入れていただいただけでなく、ミタマやキヌカまで愛して下さっていますこんなにしていただいているのにわたくしたちが、黒森様に不平を申し上げることはございません</p><p>１３歳の元お嬢様は毅然とした態度で、そう言った</p><p>すると、可憐がオレに</p><p>黒森様また、可憐とセックスして下さい</p><p>大きな瞳で、１２歳の少女が言う</p><p>今度は昨日より、もっと上手くできるようになりますいっぱい、黒森様に喜んでいただけるように頑張ります</p><p>可憐</p><p>わたくしも水島家の娘ですこちらに置いていただく以上は全身全霊をかけて、黒森様にご奉仕させていただきます</p><p>名家の娘たちはみんな誇り高い</p><p>可憐愛しているよ</p><p>オレは、可憐が可愛いだから、セックスしたくなるし愛しているんだ</p><p>そうだそこをハッキリさせておかないといけない</p><p>オレたちの家族は、オレとのセックスで繋がっているそして、それはオレが、本当にみんなを好きで、愛していてだからセックスしたいんだ愛しているから家族なんだ</p><p>はい黒森様の愛を失わないようにわたくしたちも、頑張りますわ</p><p>ありすは、そう言う</p><p>頑張らなくていいのよ普通でお兄様とセックスを重ねたら好きになってしまうわ愛してしまうからそうしたら、もっともっと楽しくて気持ち良いセックスがお兄様としたくなるからその気持ちに身を任せれば良いのよ大丈夫、お兄様が全て受けとめて下さいますから</p><p>瑠璃子は、ありすと可憐にニコッと微笑むと</p><p>お兄様、瑠璃子もお兄様を愛していますわ大好きっ</p><p>オレに微笑む</p><p>みすずお姉様、どうして落ち込んでいらっしるのです</p><p>美智がみすずに尋ねる</p><p>だ、だってルリたんに全部持ってかれてしまったみたいだから</p><p>そうでしょうかわたくしは、そうは思いませんが</p><p>いつもの無表情で、美智はそう言うとオレに</p><p>ご主人様、美智も海よりも深く、ご主人様をことを愛しております</p><p>あ、美智、ズルいわよあたしもみすずも旦那様のことが好きっ大好きなのっ愛していますからっ</p><p>みすずも叫んだ</p><p>わたしも愛してます</p><p>うちも好きです、お兄さん</p><p>わたくしも、お慕いしております</p><p>エリ、リエ、ミタマ、キヌカ</p><p>お兄さんが、わたしらのことで責任を感じることはないんですわ</p><p>そうですうちらも自分で選んで、お兄さんのところに居るんですから</p><p>受け入れていただいていることに感謝していますわお兄様</p><p>最後に瑠璃子がそう言った</p><p>美子さんは、グッタリと落ち込んでいる</p><p>何か外国から、世界サンタ協会に属していないサンタが来日して</p><p>サンタ協会に属しているサンタが、注意喚起をしているらしい</p><p>1100．新しい朝　／　理解すること、学ぶこと</p><p>あらあら、何の騒ぎまあ、瑠璃子ちゃん</p><p>食堂に克子姉が入って来る</p><p>ミナホ姉さんとの電話は、終わったらしい</p><p>食堂では、裸になるのはダメっていうルールでしょ食べるお部屋なんだから</p><p>裸エプロンの瑠璃子にそう言う</p><p>ご、ごめんなさい克子お姉様</p><p>真緒ちゃんやアニエスが真似をするかもしれないでしょベッドルームでは、どんなエッチな格好をしてもいいけれど普段、生活するところではきちんとしてする小さい子が増えたんだから、気を付けてくれないと困るわ</p><p>克子姉は、笑顔で厳しくそう言った</p><p>反省致します</p><p>うなだれる瑠璃子</p><p>その後ろのテーブル席で美子さんは、落ち込んだままだ</p><p>でも、安心したわあなたたち、やっと姉妹ゲンカができるようになったのね</p><p>今までは、ほらお互い、言いたいことがあっても何となく、正面からぶつからないように遠慮して話していたみたいだけれど思っていることはガンガン言い合った方がいいわ気分がスッキリするしね</p><p>克子姉の言葉に瑠璃子も美子さんも、のっそりと顔を上げる</p><p>いいのよ、思いっきりケンカしてしばらく、口を利かなくなったっていいじゃないそれでお互いの気持ちを理解してゆっくり仲直りすればいいわあなたたちは血の繋がった従姉妹なんだからその関係は、絶対に壊れないんだから</p><p>バッとなって顔を見合う、瑠璃子と美子さん</p><p>いっぱいケンカした方がいいのよ不満を心に溜め込んだままで、嫌々顔を合わすよりは解り合うためには、意見をブツケ合うしかないんだから</p><p>だからあたしは、どうしても美子さんに判ってもらいたいことがあるんだけれど人はね、みんな違うのよあたしとあなたが違う様にあなたと瑠璃子ちゃんも違う</p><p>美子さんの眼を見て穏やかに、そう告げる</p><p>美子さんは、子供の頃からずーっと瑠璃子ちゃんと一緒に居たから瑠璃子ちゃんのことは何でも判ってるつもりだったんでしょそれが、この半年で瑠璃子ちゃんが、どんどん変わっていくから嫌だったのよねそれは判るわ</p><p>半年前にオレの奴隷になってしばらくは、美子さんと別居していた</p><p>だから、瑠璃子ちゃんを変えてしまった元凶としてこの人のことが憎くてたまらないんだろうけれど</p><p>そうかだから、オレにキツく当たってきたんだ</p><p>でも、わたくしはお兄様に出会えて瑠璃子を変えていただいたことに感謝しています</p><p>しかし、克子姉は</p><p>うーん瑠璃子ちゃんのその考え方もちょっとズレてるのよこの人は、確固たる意志をもって計画的に瑠璃子ちゃんを変えたわけではないから</p><p>克子姉は、そう良いながらオレに近寄ると、オレの頭を優しく撫でてくれた</p><p>そうこの人は別に、瑠璃子ちゃんを自分の思うとおりに改造しようとしたわけじゃないのよねつまり、瑠璃子ちゃんの変化は化学反応みたいなものなのよ</p><p>化学反応</p><p>半年前の瑠璃子ちゃんの中には、すでに変化するためのエネルギーは溜まってしまっていたはずだしそれが、この人と出会ったことで化学反応を起こして変わったっていうだけのことよそうじゃない</p><p>うんあの頃の瑠璃子の中には、色んな感情が溜まってしまって、今にも爆発しそうな状態になっていた</p><p>それは、ジッちゃんが歪な愛情で、瑠璃子たちを世の中から隔離していたせいだけれど</p><p>だから、ジッちゃんは瑠璃子をオレに託した</p><p>この人がしたことは、瑠璃子ちゃんのエネルギーを受けとめただけでその結果、瑠璃子ちゃんは確かに変化したんだけれどそれは瑠璃子ちゃん自身の意志によるものでしょ</p><p>はい克子お姉様のおっしゃる通りですわセックスもセックス中の撮影ももっと、いやらしい行為も瑠璃子がしたくて、お兄様にしていただいているだけですわお兄様の方から無理に求められていることではありません</p><p>馬鹿ねあたしが言っているのは、セックスのことじゃなくってお料理や家事のことよアニエスちゃんのお世話とかもみんな、瑠璃子ちゃんが好きでやっていることでしょ</p><p>は、はいわたくしは</p><p>瑠璃子の眼に涙が溜まる</p><p>お兄様や、家族の皆様にわたくしの行動で喜んでいただくことが好きなんです</p><p>瑠璃子ちゃんが自分で始めたことよね</p><p>そうあなたは自分の意志で変わったのよこの人によって変えられたんじゃないわ</p><p>でも、それはお兄様が居て下さったからで</p><p>化学反応のキッカケになったとしても変わったのは、瑠璃子ちゃん自身の力よ何でも、この人のお陰とか思ってはダメそれはそれで、こじらすと悪い依存の関係になってしまうから</p><p>うん、瑠璃子自身の頑張りは瑠璃子自身のものだ瑠璃子の成果だ</p><p>オレとは、関係無い</p><p>そしてこれは美子さんに特に判って欲しいことなんだけれどね</p><p>克子姉は、美子さんに振り向き</p><p>この人も変わったのよ瑠璃子ちゃんに出会ったことで化学反応を起こしているの思い返してみてこの人、５月の連休で初めて美子さんと出会った時とは、全然違うでしょ</p><p>オレが、美子さんと初めて会ったのはああ、日舞の発表会の劇場だ</p><p>瑠璃子も美子さんも踊っている姿を観た</p><p>美子さんにとっては、この人は瑠璃子ちゃんを悪い方に導く、いけない男みたいに感じているんでしょうけれどそうじゃないからこの人もね、あたしやこの屋敷に流れ着いたたくさんの人と同じようにゲンジツの厳しい荒波に巻き込まれちゃっただけなのよ波に揉まれて、翻弄されてだけど、それでも流されないように必死に自分の足で大地に踏ん張ってるのあたしたちと同じように</p><p>克子姉が、ニコッと美子さんに微笑む</p><p>美子さんとも同じよみんな、自分の人生と闘っているだけなのよ高校１年生の男の子がこんなにたくさんの女の子たちの運命を背負わなくてはならなくなっている可愛い子ばかりのハーレムだけれどこの運命は苛酷よあたしたちみんな、普通の子じゃないから</p><p>元・娼婦に名家のお嬢様にその警護役の戦闘少女ハミ出しヤクザの娘</p><p>今、ここに居る子だけでもみんな、重い何かを背負っている</p><p>そして、あたしたちは女なの女の肉体はセックスするようにできているのよ人間だって、動物なんだから</p><p>いえ、そこから先はあたしの考えね世の中には同性愛の人もいるし、一生セックスしなくても平気な人もいるわセックスなんて、汚らわしいっていう人もねだから、これはあくまでも、あたし個人の意見なんだけれど</p><p>克子姉は背中からオレを抱き締め</p><p>安心してセックスする相手が居ることほど心の安定に良いことは無いと思うのあたしはこの人を信頼している誰よりも、何よりもだから、この人の前では裸になれるしどんな、いやらしくて恥ずかしいこともできるっていうか、そういうことを一緒にできるのが楽しくて、嬉しいのよ何ていうのかしら一緒に、冒険するみたいな感じなのよお互いの身体と心を探り合ってセックスは楽しいわ</p><p>この克子姉の言葉は瑠璃子と美子さん向けに作られている</p><p>克子姉は白坂創介に誘拐されて</p><p>娼婦に堕とされてありとあらゆる変態的な性行為を強制されたのだから</p><p>オレと初めてするようなセックスは無いはずだ</p><p>そうですわ克子お姉様ええ、ええそうなんです</p><p>瑠璃子が克子姉の言葉に、強く後押しされる</p><p>お兄様とのセックスはだから楽しいんですわ裸で、恥ずかしくて、淫らででも、何もかもさらけ出して幸せな時間なんですわたくしにとっては</p><p>瑠璃子の言葉を引き出すために克子姉は</p><p>あ、あたしもそうですわ</p><p>旦那様は、あたしを愛して下さっているあたしのことを絶対に見捨てないあたしも旦那様を絶対に裏切らないそれが判っているから身も心も全部丸裸になってあたしの中の一番、淫らなところをお見せできるんですセックスを旦那様と共有できることそれが楽しくて、幸せなんです</p><p>あなたたちは、そうなのよねみすずちゃんと瑠璃子ちゃんは</p><p>もちろん、そういうのは美子さんには判らないことでしょうし、理解してはもらえないことよ</p><p>それは、わたくしが黒森様とセックスしていないからですか</p><p>美子さんが克子姉を睨む</p><p>違うわ美子さんがこの人のことを信頼していないからよ</p><p>そして、この人も美子さんのことを愛してはいない</p><p>信頼や愛が無いのにどれだけ、セックスしても何かが生まれることはないわセックスは、魔法では無いから人間関係を構築するための手段の１つではあるけれどセックスだけの関係からは、強い絆は生まれないのよ腐れ縁とかしがらみは生じるけれど</p><p>ま、これもあたしの勝手な意見よねとにかく同じ体験をしたって、違う感想を得るのが人間よ人はみんな違うたまたま、あたしや瑠璃子ちゃんやみすずちゃんは、同じ様な意見を感じていてそれは、美子さんの感覚からすれば異常なことに見えているっていうことだと思うのでも、これはどっちが正しいとかじゃなくってそれぞれが違う意見を持っているっていうだけのことだからああ、この人とは意見が違うんだっていうことだけ、判っていればいいのよ</p><p>あたしたちは自分の意見ばかりを、美子お姉様にぶつけていたのね</p><p>本当に申し訳ございませんでした美子お姉様</p><p>瑠璃子も改めて謝罪する</p><p>でも、ほらお互いに違うっていうことが判っていたら、共存はできるのよ</p><p>自分の意見が正しいと思ってるだけなら、ケンカのままだけどこの人は違う意見の人なんだって判っていたら、意外と上手にやっていけるものよ</p><p>意見の違う人を尊重すること</p><p>まずはお互いが違うということを違うんだから判らないコトもあるっていうことを受け入れるべきよ美子さんもみすずちゃん、瑠璃子ちゃんたちもね</p><p>克子姉は香月家の娘たちに、そう言った</p><p>ということであなたたちは、お留守番お願いね</p><p>ニコッと克子姉は微笑む</p><p>さ、出掛ける子は行くわよ</p><p>オレ、ありす、可憐、ミタマ、キヌカか</p><p>ほんなら、あたしらはまた、アニエスちゃんとお勉強でもしてますわ</p><p>気を付けて出掛けて下さいお兄さん</p><p>お姉さんたちは、また仲良うケンカでもしてて下さい</p><p>うちらは退散しますほんなら</p><p>エリとリエが、食堂から出て行く</p><p>じゃあ、オレたちは行くからえっと、夕方までには帰るよ桃子姉ちゃんが来るんだもんな</p><p>は、はい旦那様</p><p>みすずが返事する</p><p>はぁ、今日も予定が詰まっている</p><p>じゃあ、それまでにもう少し、美子さんと仲良くしててくれ話し合いでも、ケンカでもいいから</p><p>簡単に解決することばかりじゃないから結論を急いではダメだと思うよ１ヶ月でも、半年でも、１年でもゆっくり仲直りしていくしかないんじゃないかな</p><p>時間はどれだけ掛けてもいいんだ美子さんは居なくならないずっと、瑠璃子の近くに居るだからそうですよね美子さん</p><p>えあ、あのわたくしは</p><p>急にオレに声を掛けられて、美子さんは戸惑っている</p><p>それでも美子さんは、瑠璃子のことを愛していて下さいますよね</p><p>かなりキツい言葉のやり取りもあった</p><p>怒鳴り合いも美子さんを臣下と見下すような発言も</p><p>美子さんよりオレの方が好きだという瑠璃子の発言もあった</p><p>でも、美子さんは</p><p>それははいわたくしは、瑠璃子様を変わらずに愛しておりますわ</p><p>どんなに瑠璃子様が変わられてしまわれたとしても美子は美子のままでございますから</p><p>瑠璃子と美子さんは典完全に関係が決裂してしまうようなことは絶対に無い</p><p>それなら幾らでもケンカすればいい本音をブツケ合えばいい</p><p>瑠璃子、ほら、パンツ穿いてこいそれで、美子さんともう１ラウンドだ</p><p>オレは裸エプロンの瑠璃子に、そう言った</p><p>みすずも、よく話せよ美智、みんなのことをよろしくな話し合いがヒートアップしたら、美智が間に入ってくれ</p><p>美智が、オレに応えるそして</p><p>タマお姉様、キヌカ、ご主人様をよろしくお願い致します</p><p>警護役同士美智とミタマ＆キヌカ姉妹がうなずき合った</p><p>はい車に乗り込むわよーっ</p><p>克子姉を先頭に外出組は食堂を出る</p><p>美子さんが暴走しちゃった時に、あなた、よく我慢してくれたわよね</p><p>廊下をしばらく行くと克子姉が言った</p><p>さっきので正解よあなたが一々、細かいことを美子さんに言い返していたら</p><p>美子さんのヒートアップが止まらなくなって、取り返しがつかないことになっていたかもしれないから</p><p>取り返しがつかない</p><p>さっき、あたしがあの子たちに言った血縁があるから、どれだけケンカしても決して離れることはないっていう話あれは嘘だから</p><p>血の繋がっている親しい関係子供の頃からずっと一緒に育った兄弟姉妹だって、つまらないことで関係が崩壊することは、よくあるからほんのちょっと、相手の心を傷付ける様なことどんな些細な発言でも、それをキッカケに憎しみ合って断絶なんてことは、よくあることなのよ</p><p>知ってるよ血縁だからって強い絆があるわけじゃないんだよね</p><p>オレは、実の両親に見捨てられている</p><p>でも、あの子たちの場合は香月家っていう、名家の中でもさらに名門の家に囚われてきた子たちだから絆があるっていうことを意識させることで、関係を壊さないように仕向けてあげるしかないのよ</p><p>瑠璃子と美子さんの関係</p><p>さらに、それにみすずが加わる</p><p>あなたが言っていた通り長い時間をかけて、絆を少しずつ強化しないとプツンと切れてしまうかもしれないのよ</p><p>元主人とお付きで今は同格のお嬢様ででも、美子さんだけは正妻の娘ではなくて瑠璃子とみすずは、子供の頃から香月家の後継者としてのプレッシャーに耐えて生きてきたけれど、美子さんにはそうじやなくてだけど、いきなりジッちゃんの孫娘として認知されたことで、美子さんには別のプレッシャーが掛かっていて今の美子さんは、みすずや瑠璃子に大きなコンプレックスがあるけれどみすずたちは、それに気付いていなくて</p><p>認識のズレと、きっと、自分の気持ちは判ってくれているはずだという誤認が関係を複雑にしてしまっている</p><p>だから、今は無礼講ルールでお腹の中に溜まっていることをお互いに吐き出し合えばいいのよ関係が崩壊しないレベルで</p><p>行き過ぎてしまわないように、克子姉はみすず、瑠璃子、美子さんがブレーキを意識するように話を持って行った</p><p>ま夕方にまた様子を見ましょう</p><p>オレは瑠璃子やみすずたちだけを相手にしているわけにはいかない</p><p>ミナホ姉さんのところに行かなければ</p><p>大変なんですわね</p><p>黒森様はいつも真剣に、ご対応なさっておられて</p><p>やらなくちゃいけないことをやっているだけだよ</p><p>自分の家族のためにすることはオレのやらなくちゃいけないことなんだから、大変じゃないやって当然のことなんだ</p><p>人と人の関係ですもの面倒なのは仕方ないわ</p><p>ああしろ、こうしろって、強権的に命令することもできるけれどそれじゃあ、根本的な解決はしないからねあたしたちにできるのは、問題点の交通整理だけで最終的な決定は、やっぱり本人たちが自分で決めるしかないのよ</p><p>うん香月家の将来は、みすず、瑠璃子、美子さんの３人で話し合って、決めるべきだもんな</p><p>どうしてございですか黒森様はみすず様のパートナーですし、瑠璃子様のことも実質的にご支配なさっていらっしゃいます黒森様が、香月家の舵取りをしていれても</p><p>ミタマが、そんなことを言い出す</p><p>いや、みすずと瑠璃子は確かにオレのモノだけど香月家は違うから</p><p>何て言うのかな例えばさ、瑠璃子がアイスクリームを食っているとしたらオレは瑠璃子に、お前はオレのモノだから、お前のアイスはオレのモノだなんて言って、瑠璃子のアイスを奪ったりするのは違うと思うんだよ瑠璃子はオレのだけれど瑠璃子のアイスは、瑠璃子のだそういう感じなんだけれど</p><p>この人は、そういう野心は無いのよ</p><p>克子姉が、ミタマに微笑む</p><p>いや、もちろんみすずや瑠璃子が、香月家を継承していくことで、色々大変なことになるんならオレは幾らでもサポートするよっても、オレのできることなんて、たかがしれているんだけれどでも、できることは何でもするあいつらは、オレの大切な女なんだからでも、香月家そのものはオレのモノではないあいつらが受け継ぐべきモノなんだから手出しも、口出しもしないよ</p><p>それは、お前たちの鞍馬家や水島家についても同じだからオレは、ありすや可憐を使ってお前たちの実家を乗っ取ったりする気は全然ないそういうのは違うから</p><p>オレは頭が悪いしさ、そんなに何でも受けとめられるようなデッカイ人間じゃないんだよオレが引き受けられるのは裸のお前たちだけだその身体だけで充分だそれ以上のモノ家とかは、受け入れようがないからいや、もちろんお前たちのサポートはするけれどその</p><p>セックスだけで充分なのよね</p><p>うんあのこんなことを言ったら、ちっちゃい人間だってお前たち、オレを笑うかもしれないけれど</p><p>浮気はしないでくれお前たちが、オレ以外の他の男とそのセックスするのは、オレは嫌だオレだけの女でいてくれそれでオレの子供を産んでくれ</p><p>ありすも、可憐も、ミタマも、キヌカもキョトンとした顔をしている</p><p>克子姉だけが、クスクスと笑った</p><p>それ命令じゃないのよねあなたからのお願いなんでしょ</p><p>う、うんみんな、お願いだから</p><p>あのご心配には及びませんわわたくしたち、黒森様の奴隷ですから黒森様が出て行けとお命じになられない限りお側に居ります</p><p>代表してそう言ったありすの言葉に他の子が大きくうなずく</p><p>そんな命令はしないからさいなくなるなよ</p><p>この人にとってはセックスが絆なのよね</p><p>うんイレギュラーだったけれど、今の瑠璃子ちゃんや美子さんとの対話は今日のあなたにとって、大きな意味があると思うわ</p><p>今日のオレ</p><p>あなたは今までは、セックスしてきた全ての女との間に、太い絆を築いてきたわ</p><p>だから、みんな今は、あなたの側に居る</p><p>でも、あなたはこれから絆を作ってはいけない子たちと、セックスしなくてはいけなくなるのよ</p><p>この後、娼婦候補の女の子たちとセックスする</p><p>その子たちの研修として</p><p>みんな娼婦になる子だ</p><p>オレとセックスしてもオレの女にはならない</p><p>家族にも</p><p>情に厚いところがあなたの良いところだけれど全ての人に、優しくしてあげることはできないんだからねだから、あなたは学ばなければいけないのよ</p><p>学ぶ</p><p>一線を画すということ例え、セックスしても自分のモノにしてはいけない子が居るということを、実地で勉強しなさい</p><p>そうか今日の研修は</p><p>オレにとっても学習する機会なんだ</p><p>ミナホ姉さんはそう考えて、オレを呼んでいる</p><p>良信くんが、セックスした女は、みんな自分の女にする執着から抜けられないと</p><p>歌晏桃子姉ちゃんとのセックスは無理なんです</p><p>桃子姉ちゃんは、いずれどこかの家に嫁ぐ身の上なのですから</p><p>ということで次話から娼館へ向かいます</p></section></body></FictionBook>