<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?><FictionBook xmlns="http://www.gribuser.ru/xml/fictionbook/2.0" xmlns:l="http://www.w3.org/1999/xlink"><description><title-info><genre>antique</genre><author><first-name/><last-name>GinSanRei</last-name></author><book-title>pure6</book-title><lang>ru</lang></title-info><document-info><author><first-name/><last-name>GinSanRei</last-name></author><program-used>calibre 8.4.0, fb2cut 2.5.4, fb2cut 2.6.2</program-used><date>26.7.2025</date><id>2a9db186-0ab7-4014-b602-7a398861c9ad</id><version>1.0</version></document-info><publish-info><year>0101</year></publish-info></description><body><section><p>1101．セックス潮流　／　新しいステージ</p><p>色々と、驚くことばかりでした</p><p>車の中でありすが言った</p><p>ミナホ姉さんの居る駅前ホテルに向かういつもの７人乗りのミニバン</p><p>運転席に克子姉、助手席にミタマ</p><p>２列目にキヌカとオレ</p><p>１番後ろの席にありすと可憐が乗っている</p><p>瑠璃子様もおツラいのですね</p><p>今はそうでもないわよその人と暮らしているから</p><p>克子姉は、ハンドルを握ったままそう言う</p><p>ま、香月家のお嬢様なんだから色々あるわよでも、今は</p><p>名家でも、わたくしの家などとは遥かに高い家格をお持ちですから、苦しまれることもたくさんあるのですね</p><p>わたくしも初めて判りました</p><p>可憐もそう言う</p><p>瑠璃子と美子さんの対決</p><p>香月家の娘が、本気でブツカリ合って、本音で語る場を見て驚いたらしい</p><p>学校や公の席での瑠璃子様はいつも穏やかで、物静かで気品に溢れた、完璧なお嬢様でございますから</p><p>香月家本家の娘として演じきっている</p><p>それが裸エプロンで飛び出して来て、半泣きで喚いたのだから</p><p>この１週間本当に何もかもよく判らなかったんです瑠璃子様もみすず様も</p><p>みすずは可憐を自分のペットにしようとしていた</p><p>学校ではあんなに麗しい方たちがどうして、わたくしを虐げようとなさるのかそれが判らなくてツラかったんです</p><p>可憐、それはみすずたちは、別に可憐をイジメようとしていたわけじゅなくって</p><p>慌ててオレは、説明しようとするが</p><p>今は判りますあれは、みすず様なりにわたくしを可愛がって下さろうとしていたということは</p><p>可憐はそう言ってくれた</p><p>うん、瑠璃子も、みすずもホント、色々抱えているから普段は外に出さないけれど心の中は、結構、メチャクチャになっていて</p><p>だからあいつらは、オレとの性的な遊びに溺れるみすずのおしっこ披露も、瑠璃子のハメ撮りもあいつらが、ツラいゲンジツを消化するために必要なことなんだ</p><p>再びゲンジツで闘うための気力を得るためにオレとのセックスで、思う存分羽を伸ばしてリラックスする</p><p>ただあいつらのそういう世界に、何も説明せずに可憐を巻き込もうとしたのは本当に悪かったと思うでもみすずは嬉しかったんだよ</p><p>可憐がオレを見た</p><p>可憐みたいな可愛い子と仲間になりたかったんだと思うほら、アニエスと一緒でさあいつらにとって仲間になるっていうことは、秘密の体験を共有し合うことだからさ</p><p>つまりオレとセックスするということ</p><p>さらに、お互いのセックスを見せ合う一緒にセックスを楽しむ</p><p>だから、可憐みたいな可愛い子が来てくれたことにみすずたちは、喜びすぎちゃったんだと思うホント、ゴメンな</p><p>オレは、可憐をペットにしようとして、ハシャギ過ぎたみすずの態度を詫びる</p><p>いえわたくし、判って差し上げられませんでしたから</p><p>可憐は言う</p><p>そういうことでしたらなりますわ、わたくしみすず様のペットに</p><p>悲壮な決意の表情でそう言う</p><p>いや、それは可憐には合わないことなんだと思うよ</p><p>可憐だって名家生まれのお嬢様なんだ</p><p>人に仕えることに慣れていないしましてや、常識的な家庭知識しか持っていないのだから、誰かのペットになるんてことについての素養は無いと思う</p><p>でも、黒森様みすず様が、それをお望みなのでしたらわたくしは</p><p>オレが、それを望んでいない向いていないことを無理してやるべきじゃないんだ</p><p>それにオレたちの家族の中では、みんな同じの立場の姉妹だからな香月家の娘だからって、みすずだけに気を遣うなそういう気持ちがあると家族内の空気が悪くなる</p><p>可憐は、頭を下げる</p><p>ありすがすっと可憐の手を握ってやる</p><p>うちはこの人が王様だから変でも、そうだからあなたたちが、ついつい香月家のみすずちゃんや瑠璃子ちゃんたちにペコペコしちゃうのは判るけれどあんまり酷いようだと、みすずちゃんたちの方がこの人に怒られるわよ</p><p>どうしてみすず様たちが</p><p>そんなの年上のお姉さんだからに決まっているでしょ年下の妹たちに、変に気を遣わせているんなら叱られるのは当然ようちには名家の世界のルールは通用しないからあたしたちの家族はこの人が王様のハーレムなんですから</p><p>ああ、みすずだろうが瑠璃子だろうが偉そうな振る舞いをしたら、オレがお尻をブッ叩いてやるからだから、困ったことがあったら、何でもオレに相談しろいや、オレに直接話せないなら誰でもいいから、お前たちが話しやすい姉妹に言えその子たちが、オレにお前たちのことを教えてくれるしそしたら、すぐに対処するから</p><p>みんな、オレの女だからなお前たちの子宮には、オレの精液が注がれているみんな姉妹だ同格の仲間なんだだから、みんなと仲良くしろ</p><p>１３歳と１２歳の可愛らしいお嬢様たちに、オレは言った</p><p>お前たちだって、もう、オレの女なんだからな一生、面倒見てやるから、安心してオレに付いてこい</p><p>２人の眼を見て、ハッキリと言う</p><p>すると、助手席から</p><p>ミタマが、オレを呼ぶ</p><p>オレは、車外に異変でも見つけたのかと思って慌てて、ミタマに振り向く</p><p>今の黒森様のお言葉でわたくし</p><p>膣内から、ジュッと温かな体液が染み出してしまいました</p><p>真顔でそう言うが</p><p>それって、つまり愛液が垂れてきたってこと</p><p>この人と一緒に居ると、よくあることよ</p><p>だから一々、報告しなくてもいいのよ</p><p>腰をモジモジさせながら、ミタマは答える</p><p>ところで、黒森様</p><p>今度は、妹のキヌカがオレに話し掛けて来る</p><p>もし、みすず様がどうしても幼い娘をペットになさりたいのでしたら</p><p>いっそのこと、わたくしがみすず様のペットになるというのは</p><p>うむ、キヌカ、それは良い考えであると姉も思うぞ</p><p>ミタマが、興奮気味に言う</p><p>黒森様ペットというからには、少し動物じみた要素があるべきだと、わたくしは推察致しますとなれば、我が妹キヌカはいかにも、動物じみておりまするっ</p><p>オレはじっくりとキヌカを見る</p><p>１３歳の小柄な武闘美少女</p><p>うん確かに、ヤマネコかヤマアラシっぽいな</p><p>わたくしは、妹は子ダヌキに似ていると思いまする</p><p>とにかく、山に棲む中くらいの大きさの獣だ</p><p>リスみたいな小動物でもなければ、トラのような大型肉食獣でもない</p><p>でも、多分キヌカは、ペットとしてはみすずの趣味に合わないと思う</p><p>ななな、なにゆえでございまするか</p><p>ショックを受けて、キヌカは叫ぶ</p><p>キヌカちゃんは可愛いけれど、雅びじゃないからよ</p><p>克子姉が笑って、そう言った</p><p>うん、せめてペルシャ猫とか、ゴールデンリトリバーとか、そういうタイプでないとさ</p><p>美智ちゃんを見れば判るでしょあの子はホンモノの、ペットのコンクールで優勝しちゃいそうな毛並みの良い、一流の風雅さを身に付けているわ</p><p>なるほどうむむむ</p><p>突然、唸るキヌカ</p><p>ということはみすず様は、すでに美智お姉様というペットを持っていらっしゃるということではありませんか</p><p>以前はね</p><p>でも、今は美智ちゃんの方は、今でもみすずちゃんのことを敬愛しているけれどみすずちゃんにとっては、美智ちゃんはもうライバルなのよ</p><p>ライバル</p><p>美智ちゃんは有能過ぎる上に、可愛いのよ前は、お人形さんみたいな美しさだったけれど今は、この人と出会って、お花のように活き活きとした美しさになっているわみすずちゃんがさすがに嫉妬はしないけれど、警戒しちゃうぐらいの美少女になったのよ</p><p>ご自分のペットとして、可愛がる対象ではなくなってしまったということですか</p><p>そうねもうペットではないわよね主人と警護役という関係も崩れてきたっていうか、同じこの人の女信頼している姉妹という気持ちの方が強くなっていると思うわそれはみすずちゃんより、美智ちゃんの方が</p><p>美智が</p><p>ほら、美智ちゃん最初に来た時には、みすずちゃんにベッタリで他の子と交流しようとしなかったでしょでも、今はイーディが来て、仲良くなってあなたや年少組の子たちと朝練したりハイジちゃんや、あなたたち姉妹も来て家族の中で交流する人が増えたでしょ</p><p>そうか最近の美智は、家族の中での自分の役割を積極的に果たそうとしてくれている</p><p>もちろん、みすずのことは大切にしているけれどみすずにベッタリじゃなくなっている</p><p>それは家族にとっては良いことだから、みすずちゃんは納得してくれているけれどやっぱり、ちょっと寂しいんだと思うわだから、新しいペットの子を欲しがっているんだと思うの</p><p>そうか美智が自立し始めているから</p><p>ああだから、美智よりもさらに年下の子が良いんだな</p><p>みすずに頼ってくる子を可愛がりたいんだ</p><p>でも、可憐はそういう性質の子じゃなかったから</p><p>みすずの可愛がりが怖かったんだと思う</p><p>本当なら、コヨミちゃんみたいな内気で大人しい子が適任なんでしょうけれど巫女の力のある子だと、気が効き過ぎちゃうから</p><p>克子姉の言うとおりだそれに巫女がみすずたちに近付きすぎることは、ジッちゃんが嫌がるだろう</p><p>すると、ミタマが</p><p>ということはイチかバチか、わたくしがみすず様のペットになるというプランは難しいですね</p><p>みすずは１７歳ミタマは１８歳</p><p>みすずより、ずっと背が高く体格を良い</p><p>あたし、昔ホンモノの野性のシカを見たことがあるんだけれど</p><p>ホンモノのシカって、思ってたよりもずっと大きいのよねえ</p><p>ルームミラーの中の眼がミタマを見る</p><p>ミタマちゃんて野性のシカみたいよね</p><p>ペットとしては飼えませんか</p><p>ミタマが、克子姉を見る</p><p>個人宅じゃあ無理よねぇせめて、動物園じゃないと</p><p>うなだれる、ミタマ</p><p>ま、いいんじゃないうちは、あの人の野生動物保護パークみたいなものだから</p><p>そういうあたしも自分の本性は、シロクマみたいなものだって判っているし渚は、ユキヒョウみたいなスラッとスタイルの良い動物なのよとっても綺麗ででも鋭い爪と牙があるのよ</p><p>そうかもしれないな</p><p>みんな、保護されてるのよねだから、あなたのハーレムなのに保護担当官のあなたが１番忙しいのよ</p><p>克子姉は、明るくオレにそう言った</p><p>駅前のホテルに来たのは５月以来だ</p><p>あの時は敵に襲われて急遽、ここに逃げて来た</p><p>車ごと地下駐車場へ降りて警備員の居る特別のゲートを潜る</p><p>ここの警備員も今は、香月セキュリティ・サービスが担当しているらしい</p><p>それから、さらにゲートの奥にある秘密の扉を開けて、車ごと奥へ</p><p>そこはもう黒い森の秘密施設だ</p><p>はーい、降りて</p><p>車を停車させると、克子姉はみんなにそう言った</p><p>ちょっと肌寒いですわね</p><p>地下駐車場の空気を感じて、ドレス姿のありすがそう言う</p><p>建物の中は温かいわよ３６５日、裸でいても風邪をひかない室温に保たれているからそれは、うちのお屋敷も同じだけれど</p><p>つまり娼館なのだ</p><p>裸になるのが当たり前の施設だから</p><p>ま、入りましょう</p><p>克子姉は、入り口のキー・パネルに暗唱ナンバーを押して、平たい板の上に手の平を当てる</p><p>手全体の指紋をチェックしているらしい</p><p>セキュリティ関連は、総取っ替えしたのよ昔のことを知っている人がいると困るからまさかのことがあるかもしれないし</p><p>黒い森には、長いこと白坂創介が支配していた時期があるから</p><p>ここの施設のセキュリティ情報が、誰かに漏れているかもしれないと思ったのか</p><p>お屋敷の方は、定期的にシステムを入れ替えてたから心配は無いんだけれどここは、しばらく使ってなかったし部屋そのものの改装もしたけれど、セキュリティ関係のチェンジに時間が掛かったのよ前のシステムは全部捨てたわ一部でも残しておく方が安く済むし、手軽なんだけれど前の回線のどこかに、あたしたちの知らない盗聴システムとかが紛れ込んでいたらマズいから</p><p>新生・黒い森は、政財界の大物だけを顧客にするのだから</p><p>ここから情報が漏れと、大変なことになる</p><p>どんなことも、細心の注意を払ってやらないと</p><p>ピピ確認致シマシタロックを解除致シマス</p><p>電子音とアナウンスが聞こえた</p><p>はい、開くわよ</p><p>スーッと厚い鋼鉄のドアが、開いていく</p><p>さ、入りましょう</p><p>克子姉が言っていた通り、中の室温は温かかった</p><p>ああ、壁やカーペットが新しいものに取り替えられているけれど</p><p>建物の内部構造は、５月と同じだな</p><p>そりゃそうかこんなホテルの地下の秘密施設を、全面的にリフォームするのは無理だな</p><p>もっとも、オレも５月には、この施設の全ての部屋を見せてもらったわけではないし</p><p>ちなみに、今、あたしたちが入って来たルートは関係者通用口だからお客様は、ホテルの上の階から専用エレベーターで降りていらっしゃるようになっているのよそっちは、また別のセキュリティが掛かっているんだけれどここには、お付きや警護の人は入れないからお客様だけがここへ降りてくるシステムになるの</p><p>なるほどお屋敷には、娼館のお客の運転手や秘書や警護役が待機する部屋が玄関の近くに幾つかある</p><p>昔、雪乃を監禁した応接室も、本来はそういう用途の部屋だったらしい</p><p>でも、ここのホテルの場合地下施設に待機所を作る余裕が無いから</p><p>お付きの人たちは、上階のホテルの個室に残って</p><p>お客だけに地下へ来てもらうのか</p><p>はい、こっちよとにかく、お嬢様にお会いしましょう支配人室にいらっしゃるはずだから</p><p>オレたちは克子姉の後を追って廊下を進んで行く</p><p>なるほど支配人室という金のプレートがある</p><p>克子姉は、コンコンとドアをノックした</p><p>香都子です</p><p>お入りなさい</p><p>中から、ミナホ姉さんの声がする</p><p>克子姉が、ドアを開くと</p><p>あなたたちがゲートを通った時から、見ていたわやっと来たわね</p><p>うん少し、疲れている顔をしている</p><p>お嬢様新人の子たちは</p><p>ああ、今は珠代さんに講義をしてもらっているわ</p><p>珠代さんは黒い森の元娼婦の１人だ</p><p>スタイリスト見習いをしながら、ラブホテルの経営もしている</p><p>オレは何度か、世話になっている</p><p>もうすぐ一段落すると思うからそしたら、ね</p><p>オレが新人娼婦候補の子たちの研修をするのか</p><p>つまり、まだ処女の子たちに生のセックスを教える</p><p>ミタマ、キヌカ美里お姉様にお会いできるわ</p><p>ありすはミナホ姉さんの言葉を、姉に会わせてもらえることだと感じたらしい</p><p>今、お茶を入れるわあなたたちさっきの騒ぎで、お茶を飲み損なっちゃったでしょ</p><p>克子姉は笑って、奥の給湯室へ行く</p><p>そう言えば、瑠璃子と美子さんの騒ぎでお茶が飲めなかった</p><p>そこのクローゼットの中に、折りたたみの椅子が入っているから出して座って</p><p>オレは、椅子を人数分取り出した</p><p>キヌカとミタマが、開いて座れるようにしてくれる</p><p>どうぞ、ありす様、可憐様も</p><p>ありすと可憐とオレは椅子に座ったがミタマとキヌカは、立ったままだった</p><p>初めて来た場所で、緊張しているのかもしれない</p><p>だから、そのまま放っておくことにした</p><p>先にちょっと打ち合わせを済ませてしまいましょう</p><p>ミナホ姉さんが、オレの前にファイルを並べる</p><p>鞍馬美里さん、徳大寺園子さん、黒沢直子さんは知っているわよね</p><p>ありすの姉名家・鞍馬家の令嬢の美里さん</p><p>一週間前に、オレがお屋敷で犯したからすでに処女ではない</p><p>関西ヤクザの娘の徳大寺さんと黒沢さん</p><p>徳大寺さんは、天童貞男たちに輪姦されていた</p><p>黒沢さんの方はまだ処女なんだっけ</p><p>で、こっちの３人がまだ、あなたの知らない娘たちよ</p><p>ミナホ姉さんは、３つのファイルを並べる</p><p>今日、あなたに担当してもらう女の子たちよ</p><p>済みません、まだ新キャラ３人が思い付いていません</p><p>うーん、どうしよう</p><p>何とか、明日までに考えます</p><p>この後、美里との再会セックスが先で</p><p>それから３人、順番に</p><p>1102．セックス潮流　／　３人の娼婦候補</p><p>オレは、ミナホ姉さんからデータ・ファイルを受け取った</p><p>長野の子が1人、東北の子が1人、東京の子が1人よ</p><p>とりあえず３人のプロフィールと正面から撮った写真だけ見て</p><p>うん、それぞれの子のファイルの一番上には履歴書みたいに、証明写真が貼られた簡単なプロフィール紹介になっていた</p><p>さすが、ミナホ姉さんが時間を掛けて探した娼婦候補たちだ</p><p>みんな、とてつもなく綺麗だし気品がある</p><p>大企業ではないけれど全員、社長令嬢なんだっけ</p><p>父親の会社の負債を背負って娼婦に堕ちる覚悟を決めた</p><p>オレは、さらにファイルに束ねられた彼女たちのデータを見ることにした</p><p>すると</p><p>あなたその子たちの写真とデータを見て、思ったことを率直に言ってみて</p><p>ミナホ姉さんがオレにそう命じる</p><p>感じたことを、感じたままに直感的なことでもいいから</p><p>ええと、まずは</p><p>オレは1人目のファイルに眼を向ける</p><p>名前は住友桃香《すみとも・ももか》さんか</p><p>この人が長野の人高校２年生</p><p>うんショートカットで、なかなか活発そうな女の子だね眼がちょっと吊り目かなでも、ネコっぽくて可愛い学校だと女子校なんだっけ先輩にも、同学年にも、後輩にも同じように好かれるタイプだと思う</p><p>ファイルには彼女の日常生活を撮したスナップ写真が何枚も添付されていた</p><p>特に制服姿の学校での写真の笑顔から、オレはさらに推理をする</p><p>ああスポーツをしている写真もあるねこれって、ラクロスだっけこの網のついた棒でボールを運ぶのは</p><p>太もも丸出しで、グラウンドを笑いながら走っていた</p><p>うん、なかなか健康的でスレンダーだけど、プロポーションは悪くない</p><p>多分、この子は膣の締まりが良いと思う</p><p>このキュッと引き締まったお尻の形が凄く綺麗だ</p><p>娼婦になったら、とても人気が出ると思った</p><p>それで、こっちが</p><p>オレは２人目のファイルを取り上げる</p><p>この人が東北の人か白旗《しらはた》せつなさん高校２年生</p><p>住友桃香さんと同い年か</p><p>ああ綺麗に梳いた長い黒髪が、印象的だねでも大人しそうな美少女だ</p><p>図書室とかで、外国の小説とか読んでそうな知的な雰囲気がする</p><p>ちょっと垂れ目だけど、それがまたホンワカしてる感じで可愛いよねていうかこの人、どの写真も美少女度が崩れないね</p><p>住友さんは、友達と爆笑して変顔になっている顔とかもあるけれど</p><p>白旗さんは、どの写真も麗しく美しい</p><p>さらに、ファイルの添付写真を見ていくと</p><p>これ、茶道部の発表会かな和服を着ているあ、やっぱりそうだ書道部と茶道部を掛け持ちしてるって書いてある</p><p>薄い紫色の和服姿がキマっている</p><p>これは、結構、着慣れているな普段から着てないと、こんな風には着られないと思うよ</p><p>みすずや瑠璃子が、お屋敷で日舞の練習をしているのを良く見るから判る</p><p>和服の着方も、着た後の立ち振る舞いもちゃんと身体で判っていないと、すぐに着崩れてみっともなくなるんだ</p><p>和服を着ててもハッキリ判るねこの人、凄くプロポーションが良い</p><p>つまり巨乳だ</p><p>おしとやかな性格だけれど、脱いだら凄いタイプなのかないや</p><p>この人の眼は意外と眼力がある意志が強そうだナメてかかったら、嚙み付いてくる性格かも</p><p>大人しくて気弱じゃない</p><p>結構、じゃじゃ馬な性格かもしれない</p><p>３人目の子は、どう</p><p>ええっと最後の子が東京の人で朝比奈希美《あさひな・のぞみ》さん高校1年生か</p><p>ミナホ姉さんは、若すぎる子は娼婦にしないと言っていた</p><p>だから、中１のありすは娼婦にならずに、オレのセックス奴隷になった</p><p>どうやら、ミナホ姉さんの年齢制限は高校生以上っていうことらしい</p><p>昔のミナホ姉さんのお祖父さんが経営していた頃の黒森楼が、そうだったんだっけ</p><p>地方から集めた娼婦のカモフラージュのためにオレが今通っている高校を買い取ったんだから</p><p>いや、今はファイルに集中しよう</p><p>ちょっと茶色っぽい髪の縮れ毛でああ、これは生まれつきなのかデータに、そう書いてある顔付きが白人ぽいのはお祖母さんが北欧の人なんだな</p><p>つまり、クゥオーター肌も透き通るように白い</p><p>天然パーマの亜麻色の髪を可愛らしく、頭の横でツインテールに結んでいる</p><p>うーんいわゆる芸能アイドル系の美少女だよね眼が大きくて口も大きいけれどでも、とにかく笑顔が可愛いマジ、可愛い激、可愛いニコニコ、笑っててどの写真も、ムチャクチャ可愛い</p><p>非の打ち所がない美少女だ</p><p>部活は何もしていないんだ中学の時もん</p><p>オレは朝比奈さんの全ての写真に、違和感を覚えた</p><p>これどの写真も、みんな笑っているいや、別に笑ってるのは変じゃないんだけれど</p><p>何だ何が引っ掛かるんだ</p><p>ああ確かに、天使の様に可愛い笑顔なんだけれど全部、同じだ</p><p>教室での写真も校門前でのスナップもいや、ファイルの最初のページの証明写真でさえ</p><p>まるでコピーしたみたいに同じ笑顔だ</p><p>この子ってどの写真でも、周りの子たちと距離を取っている</p><p>親しい友達に寄り添っているような写真が無い</p><p>どれも、ほぼ等距離そうだな、６０センチぐらいは周りの人と距離を置いている</p><p>なかなか手強そうな子だね</p><p>おそらく、朝比奈希美さんは誰とも笑顔で付き合って、誰とも仲が良いけれど</p><p>心を開ける友達のいない子だ</p><p>あたしは、どんなことでも率直に話せって言ったんだけれど</p><p>話したよ、率直に話せることは、話した</p><p>この部屋にはオレとミナホ姉さん、克子姉だけではない</p><p>ありすや可憐、ミタマにキヌカたちも居る</p><p>この子たちにオレの勝手な意見で、余計なイメージを与えたくはない</p><p>まあ、いいわあなたが何に着眼したかは大体、判ったから</p><p>そして、ありすたちを見て</p><p>ところで、あなたたちあなたたちは、全然喋らないけれど怖くないのあなたたちは鞍馬美里さんに会わせてあげるって言われて連れて来られてでも、ここがどういう場所で、今、この子が見ているファイルがどういうモノなのかとか全く知らされていないわけでしょ</p><p>怖くはありませんわ</p><p>ありすが代表して、答える</p><p>わたくしたちはすでに、黒森様の所有物ですそして黒森様は、ご自分の持ち物を大切になさる方だということも、存じ上げていますですからどこまでもただ、黒森様に従うだけですわ</p><p>無理して笑顔を作って、ミナホ姉さんと対峙する</p><p>あら、あなたしばらく見ないうちに、ずいぶん強くなったわねこの一週間で、この人と何回したの</p><p>セックスよあなたが膣内射精された数じゃなくって、他の子と一緒の時も含めて性行為をした回数を答えなさい</p><p>ミナホ姉さんは笑って尋ねる</p><p>よ、四回です大まかに数えて</p><p>ありすは、顔を赤く染めて答えた</p><p>あら、そんなもの仕方ないか他の子もいるものねアニエスが、お勉強期間じゃなければ、もっとあなたたちをセックスに誘ったんでしょうけれど</p><p>あんアニエスにとっては仲良くなるイコール一緒にセックスするだから</p><p>今日はもちろんこれからするわよね</p><p>久しぶりにお姉さんと会うんだから姉妹で、この人にご奉仕したいでしょああ、そっちの子たちも一緒に</p><p>ミタマとキヌカも</p><p>ミナホ姉さんは、オレに振り向き</p><p>あなたも姉妹丼は経験してきているだろうけれど、姉妹丼のダブルは初めてでしょ</p><p>雪乃、メグ、マナ、アニエスは腹違いの姉妹だし</p><p>月子、ヨミ、ルナの鷹倉３姉妹やエリとリエの双子姉妹ミタマとキヌカの安城姉妹とオレたちの家族には姉妹が多い</p><p>今までも、姉妹を１度にセックスする機会は何度かあった</p><p>そうだな確かに姉妹のダブルセットというのは、初めてかも</p><p>キヌカと共に美里様、ありす様と、黒森様をご奉仕するのでございますか</p><p>あら、嫌なの</p><p>ミナホ姉さんが、意地悪に笑うと</p><p>いいえ、むしろドンと来いという心境でございます</p><p>姉妹丼だけにドンってこと</p><p>克子姉が、オレたちにお茶を給しながらクククッと笑う</p><p>わたくしもご奉仕とあれば、いかなることもウエルカムでございます</p><p>キヌカもそう言う</p><p>とにかく、やってもらうわ</p><p>ミナホ姉さんは再び、住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さんのファイルを見て</p><p>この子たちには今までの研修で、セックスについての知識は教えたわでも、まだ生々しいホンモノのセックスは見ていないから</p><p>だからオレたちが、見せるのか</p><p>ちょっとビビらせたいのよねこの子たち、頭が良すぎてすぐに、あたしたちの言葉の裏を読もうとするからそういうことをしてもムダっていうかセックスしたら、何もかも丸裸にされちゃうっていうことを肌で感じさせたいのよ本人たちが、セックスを体験する前にね</p><p>それでビビらせないといけないんだけれどだからって、セックスに対して、怖いとか恐ろしいとか醜いとか汚らわしいとか、ネガティブな印象を持たせたくはないのよそこは上手くやって欲しいの</p><p>ああセックス恐怖症や、嫌悪感を持つようになってしまったら</p><p>黒い森の娼婦としては、使い物にならない</p><p>黒い森は、最高レベルの高級娼館になるのだからセックスにトラウマを抱えてしまっているような子に、客の相手をさせるわけにはいかない</p><p>明るくて、楽しそうで、幸せそうでしかも、セックスは奥が深いものだっていうことを、見せつけて欲しいのできるわよね</p><p>やってみるよ</p><p>オレにはできないと答えることは、許されない</p><p>ミナホ姉さんは、いつもオレに何かをチャレンジさせるけれど</p><p>それらは全て、ミナホ姉さんがオレならできると信じていてくれることなのだから</p><p>さっきも少し話したと思うけれどこの子たち、住友桃香、白旗せつな、朝比奈希美の３人ねこの子たちは、何となくグループを作っていて鞍馬美里さんのことを、ちょっと小馬鹿にしている感じなのよね</p><p>美里様をでございますか</p><p>ゆ、許せませぬキヌカが成敗致します</p><p>安城姉妹が、すぐさま反応する</p><p>美里お姉様は、なにゆえ、その方たちにそんな風に思われているのですか</p><p>ありすが、落ち着いた声で尋ねる</p><p>それは、美里さんがホンモノのお嬢様だからよ</p><p>世間知らずで、おっとりしているでしょこっちの３人はまあ、みんなそこそこの会社の社長の娘で、普通に世間慣れはしているのよ頭も良いっていうか小賢しいのよね自分がどういう理由で、ここに来ることになったか判っているからあたしや克子には、絶対に逆らわないわ何でも、従順にはいはいって従ってくれているけれど心の中では、ちくしょう、何でこんなことにって思っているのよだから、そういう負の感情を世間知らずで、ふわふわしている美里さんにブツケているのよね美里さんが反撃して来ないことは、判っているから</p><p>みんな、普通の女子校で普通に生きてきた子たちだもんな</p><p>しかも、みんな美人な上に、社長令嬢だったわけだから</p><p>目立つ子は、気を付けていないと学校生活なんかでは、狙われる</p><p>イジメや、嫉妬されて嫌な目に遭わされるかもしれないし</p><p>だから、他の子とトラブルを起こさないように賢くなる小狡くなる人間関係を上手に泳げるようになる</p><p>住友桃香さんの誰からも好かれそうな明るい様子</p><p>白旗せつなさんの穏やかだけれど、強い眼力</p><p>朝比奈希美さんのいつも同じ満面の笑みと他人との距離感</p><p>それらは全て彼女たちが、周りの子たちと上手にやっていくための生活の知恵なんだ</p><p>超お嬢様学園で育ちしかも、お嬢様たちの中でもほんのわずかしかいない名家の娘だった美里さんは</p><p>そんな知恵は身に付ける必要が無かった</p><p>いつも警護役として、ミタマが側に居たんだし</p><p>美里さんのことを生き抜く力と知恵の無い、弱い娘だと感じているんだと思う</p><p>だから美里さんのわたくし言葉みたいなものさえ侮蔑の対象になっているんだろう</p><p>うんそれは確かにビビらせないとダメだね</p><p>美里さんの本当の芯の強さ名家の令嬢の誇りを見せつけないと</p><p>ミナホ姉さん新しく来た３人のことは判ったけれどさ</p><p>徳大寺園子さんと黒沢直子さんはどうなの</p><p>ただの普通の社長令嬢が美里さんの名家のお嬢様っぷりを、小馬鹿にしているのだとしたら</p><p>もっと、恐ろしい環境を生きてきた関西ヤクザの娘たちはどうなんだ</p><p>あの子たちは、問題ないわっていうか問題はあるんだけれど、それは徳大寺さんと黒沢さんは、他の子たちとは一切コミュニケーションしないから</p><p>だって、ほら徳大寺さんと黒沢さんは、すでにセックスについてネガティブなイメージしか持って無いし</p><p>ああ父親の仲間のヤクザたちに、徳大寺さんは輪姦されて</p><p>黒沢さんは、それを見せられてきた</p><p>自分たちは、社会のどん底の人間だって思い込んでいるから鞍馬美里さんとも、住友桃香さんたちも全く、接触しようとしないわ違う世界の人間だと感じているのよ</p><p>それもまた問題だなあ</p><p>それにあの子たちは、あたしたちの怖ろしさを身を持って知っているから</p><p>ああ自分たちの父親たちを、死に追いやったこと</p><p>月子たちの巫女の力も、イーディたちの戦闘力も全て実際に知っている</p><p>だから、すっかり絶望し切っちゃっているのよよくない状態だけれど仕方ないわ</p><p>オレは徳大寺さんや黒沢さんには</p><p>何もしないでいいわよというか、あなたにできることはないわ</p><p>あたしや克子に任せて絶望し切ってしまっている子への対処は昔から、何度もしているから</p><p>ああ白坂創介時代の黒い森では</p><p>誘拐されて、レイプされて、娼婦に堕とされて弄ばれた女性たちが何人も、心や身体を病んでしまっていたんだっけ</p><p>そういう人たちを、ミナホ姉さんは何人も見てきた必死に声を掛け合って生き抜いてきただから</p><p>今の徳大寺さんたちは、あなたでも癒やせないのよ</p><p>セックスに恐怖や嫌悪を感じてしまっている女の子には</p><p>男ではダメなんだ</p><p>だから公には、他の子の方を頼むわいいわね</p><p>オレも自分の限界を知らないといけないな</p><p>もうすぐ、珠代さんの講義が終わるからそうしたら、あなたたちに引き合わせるわ</p><p>ミナホ姉さんは、モニターを点ける</p><p>ああ元娼婦の珠代さんが、女の子たちに何か話している</p><p>そうそう、公大事なことを忘れていたわ</p><p>新しい３人、住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さんだけれどね</p><p>あの子たちにわざと嫌われるような言動をする必要は無いけれど、好かれちゃダメよ</p><p>好かれてはいけない</p><p>あなたが、あの子たちに好意を持っていると思われてもダメあの子たちとあなたは立場が違うのだから</p><p>住友さんたちは黒い森の娼婦になる人だ</p><p>そして、オレはミナホ姉さんの弟、経営者側の人間だ</p><p>あなたが自分たちのことが好きなんだと思い込んだらあの子たちは、あなたをナメて掛かって来るわ甘ったれたことを平気でやり始めるようになるから</p><p>一線を画して緊張感を無くなさいようにするんだね</p><p>そうよあたしたちとあの子たちは対等な仲間にはなれないのよ冷たく突き放してはダメだけれどそんなことをしたら、絶望し過ぎて死んでしまうからだけど、親しくなり過ぎて、甘やかすのはもっとダメ</p><p>あの子たちから、信頼されなくてはいけないでも、恐れられる存在にならないとね優しいだけで、何でも判ってくれる人だと思われたら最悪なことになるわよ</p><p>あたしたちには判ってあげられないことがたくさんあるのよそういうビジネスなんだからあの子たちのお父さんに渡したお金と、あたしたちが手にするべき利益の分のお金だけは、確実に稼いでもらわないといけないんだから</p><p>娼館は黒森家の生業だ</p><p>オレたちはあの子たちを娼婦として売らないといけない</p><p>同情してはダメ心を寄せてはダメ向こうから、近付いて来られるのもダメ好かれないで、嫌われないでクールでドライに徹するのよ</p><p>ミナホ姉さんに、そう言われてオレは初めて</p><p>どうしてミナホ姉さんが、本当は優しい人なのにいつも他の人に壁を作るような言動をしているのか判った</p><p>何で、いつも冷酷そうな態度をとるのかが</p><p>ミナホ姉さんみたいにならないといけないね</p><p>うん今、学校でさメグとマナが、克子姉みたいになろうとって、克子姉の真似をしているんだよ喋り方とか、考え方とかこんな時、克子姉ならどうやって切り抜けるだろうって想像してさ</p><p>あたしは大したことのない女よ</p><p>でもメグやマナにとっては、憧れの女性なんだよ</p><p>いつも明るくて、周りの人を安心させる克子姉の包容力が</p><p>だから、オレもミナホ姉さんなら、どうするかを考えて、今日は行動するよ</p><p>それでもいいと思うけれどあたしは女で、あなたは男なのよそれは忘れないでね</p><p>ああミナホ姉さんが男ならどうするかで考えてみるって</p><p>はぁ、何とか３人新キャラを作りました</p><p>一昨日まで２人にするつもりだったのになぜ、３人と書いてしまったのか</p><p>ギリギリまでのぞみかなえたまえと名前を付けようかと思っていたのですが止めて正解でした</p><p>後、ハルカ、くりす、チンというのも考えたのですが</p><p>ハルカは、もう作中に居ました</p><p>なぎさとほのかとひかりというのも考えたのですが</p><p>なぎさは、もう作中に居ました</p><p>名前を付けるのはいつも大変です</p><p>昔、落語家で初代ハヤシヤ・サンペイという師匠が居たのですが</p><p>弟子師匠、新しく弟子になりたいってやつが３人来ました</p><p>師匠じゃあ、順番にチンペイ、マンペイ、コンペイだ</p><p>弟子師匠、さらに３人来ました、１人は女です</p><p>師匠じゃあ、ペーとパー子とトンデンヘイだ</p><p>すげぇなあ</p><p>1103．セックス潮流　／　娼婦候補生</p><p>モニターの中では、元娼婦の珠代さんによる講義が続いている</p><p>受講しているのは元・名家のお嬢様の鞍馬美里さん</p><p>関西のはみ出しヤクザの娘の徳大寺園子さんと、黒沢直子さん</p><p>そして新しく娼婦候補として連れて来られた、住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さんの３人</p><p>美里さん、徳大寺さん、黒沢さんはオレの高校の女子の制服を着ていた</p><p>メグや雪乃たちが毎日着ているブレザータイプの制服だ中のシャツは白</p><p>まあ、お屋敷にはうちの高校の制服は、たくさんあるから</p><p>昔は、オレの高校に地方から連れて来られた娼婦たちが通っていたわけだし</p><p>一方、住友さんたち３人はそれぞれ違う制服を着ていた</p><p>みんな地元で通っていた高校の制服なんだと思う</p><p>住友さんはベージュのブレザーに、赤いチェックのスカート</p><p>白旗さんはブルー地のワンピースタイプのセーラー服</p><p>朝比奈さんは淡いピンクのセーラー服で、胸に大きく校章のワッペンが付いている</p><p>また、ミナホ姉さんがオレに感想を聞く</p><p>美里さんは真面目に話を聞いているまあ、あの人は基本的に真面目なお嬢様だから</p><p>状況と関係無くそういう性格なんだ</p><p>徳大寺さんも、真剣に話を聞いているねこれはあの人にとって、娼婦になるっていうことがシリアスな現実なんだからだと思う</p><p>すでに、父親の仲間たちに輪姦され帰る場所のない徳大寺さんは</p><p>黒い森の娼婦として、生きていくしかないと覚悟している</p><p>地元に戻っても、父親の仲間のヤクザたちに見つかったら食い物にされることは判っているからだ</p><p>でも、黒沢さんの方は少し考え事をしているみたいだねここでないと生きていけないっていう危機感は、徳大寺さんと同じくらい感じているはずなんだけれど</p><p>珠代さんの講義に集中せず不安そうな顔で、下を見ている</p><p>どうしてだか、推察してみなさい</p><p>いや、オレには判らないよ</p><p>どうしてなんだ</p><p>徳大寺さんと黒沢さん何が一番違う</p><p>オレは、改めてモニターを観る</p><p>２人のヤクザの娘たちの違いは</p><p>徳大寺さんは非処女で黒沢さんは処女ってこと</p><p>だからどうしてそういう差が付いたと思う</p><p>関西から東京に派遣されてきた天童貞男たち、はみ出し者のヤクザたちは</p><p>香月家への攻撃計画が上手くいかない、苛立ちから関西から連れて来た仲間の娘を輪姦した</p><p>それは徳大寺さんと、もう１人の女の子で</p><p>黒沢さんや、今はオレの女になっているエリとリエの双子は襲われなかった</p><p>それは確かあのヤクザたちは、仲間の中でも立場の弱い人の娘を狙ったから</p><p>特に徳大寺さんの父親は、娘を天童貞男たちに差し出すしかないところまで追い込まれていた</p><p>それだけかしら</p><p>ありすさん、この子とこっちの子何が一番違う</p><p>ミナホ姉さんは、モニターの中の徳大寺さんと黒沢さんを指差してありすに示す</p><p>外見ですか</p><p>ありすは、あっさりと答えた</p><p>そういうことよ徳大寺さんは、とても綺麗な女の子でしょだけど黒沢さんの方は、平均的な顔立ちよね</p><p>そして、鞍馬美里さんと新しく来た３人もあたしが選び抜いた人材よみんな、美しさに関しては飛び抜けているでしょ</p><p>だから、黒沢さんはコンプレックスを感じているっていうこと</p><p>そうよこのメンバーの中で果たして自分は娼婦として、やっていけるのかって不安になっているのよ誰も自分にはお客が付かないんじゃないかって</p><p>実際には、そんなことはないのよ娼館は、美人ばかり集めた方がよくないのよ１人ぐらいは、平均的な顔の子を入れておかないと</p><p>その方が、他の綺麗な子がよく見えるってこと</p><p>オレがそう言うと、ミナホ姉さんは苦笑して</p><p>違うわあのねあたしたちのお客様になる方たち皆さん、政財界の大物でいらっしゃるけれど男の人って、とてもナイーブでしょ綺麗な子ばっかりだと、緊張なさるのよ</p><p>皆様３０歳も、４０歳も人によっては、５０歳も年下の女の子と接するんですからそれも、父親や、祖父や、上司、お店の配膳係なんかではなく男としてね</p><p>娼館は、セックスを売る場所だ</p><p>娼婦の前では１人の男でないといけない</p><p>だから、普通の顔立ちの子が混じっている方が安心なのよむしろ、黒沢さんが化けたら、他の子を凌駕してあの子がナンバーワンになる可能性だってあるわよ</p><p>だから、黒沢さんの初体験はあなたじゃ、ダメなのよ地位も名誉もある年輩の男性に君は素晴らしいって、黒沢さんの魅力を認めていただきながらのセックスでないと自分に価値が有るっていうことを、黒沢さんが理解するためにはそういう相手でないとダメなのよ</p><p>あたしの昔のお客様に、お願いすることにしたわ誰でも知っているような、立派な会社の経営者よとても口の固い方だから、安心してお任せできると思うわ黒い森は処女は売らないから研修としてだから、お金はいただけないけれどそれでも、ほら、他のお客様にはお知らせしたくないことだし</p><p>ああ、自分も処女とやりたかったなんて言われたら困るもんな</p><p>で、残りの３人だけれどこの子たちは、みんな自分の価値が判っているのよね</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、オレは再びモニター画面を見る</p><p>住友桃香さんも、白旗せつなさんも、朝比奈希美さんも</p><p>地部下の美しさについては、ハッキリと自覚している</p><p>だからこそ、自分たちが身を売れば父親たちの会社の負債と釣り合うと納得したんだろうし</p><p>こいつら本当に態度が悪いなあ</p><p>スポーティな印象の住友さんは先生である珠代さんの方を見ないで壁の方を見て、ボーッとしながら手の上でシャーペンをクルンクルン回している</p><p>巨乳和風美人の白旗さんはノートに何か落書きしていたああ、隣に座っている朝比奈さんだ</p><p>その朝比奈さんは茶髪ツインテールの可愛い子だけれど自分の髪の毛をずっとイジッている</p><p>あれ何をしているんだ</p><p>枝毛を探して、処理しているのよ</p><p>へネコみたいだな毛繕いするなんて</p><p>あら、公の高校にも結構居るわよ授業中に、ずっと髪の毛をイジッてる子は</p><p>元、オレのクラス担任だったミナホ姉さんは言う</p><p>いや、でもミナホ姉さん、どのクラスでも授業はやってなかったんじゃ</p><p>教員免許の無い偽教師だったから</p><p>色んな教室の監視カメラで見てるとそういう子はたくさん居るわあなたはそうよね、授業中に周りの女の子の様子をジロジロ見るとかはできないから、知らなかったのかもしれないけれど</p><p>オレは中学は全寮制の男子校だし</p><p>今は、パン技能コースで教室にずっと居るわけではないから</p><p>だいたい、メグと婚約していることになっているんだから</p><p>他の女子生徒を授業中にジロジロ見たりしたら問題になる</p><p>メグは、もの凄い真面目な子だし</p><p>学校の監視装置の使い方は、教えたんだから自由に使って良いのよ恵美が文句を言ってきたら、あたしが叱ってあげるから女子生徒の更衣室とか、シャワー室の様子とか、観てみたいでしょ</p><p>いや、あのミナホ姉さん</p><p>あなたは、普通の男の子なんだから恵美に遠慮して、使える力を使わないなんてことを繰り返していると、ストレスが溜まっていく一方よ</p><p>そうよ観たいものは、観ればいいのよ</p><p>克子姉まで、そう言う</p><p>いやだけど学校の女の子たちのプライバシーがさ</p><p>公あたしたちは、犯罪者なのよ</p><p>あなただって、とっくに足を踏み込んでいるでしょ</p><p>うんオレも悪側の存在だ</p><p>欲望は、抑え込まずに発散させないといけないわあなたの場合毎日、何人もの女の子の相手をしているけれどそれでかえってストレスを溜め込んでいることもあるわけだから</p><p>今のあなたはエッチな雑誌とか買って来ることもできないんだからプライベートが全然ないんですものだからクラスメイトの裸ぐらい、自由に観れば良いのよ</p><p>確かに家族は、オレの部屋には自由に入って来るから</p><p>エロ雑誌なんか見つかったら大変なことになる大騒ぎになるあたしよりも、こんな雑誌の子が良いのかって、メグが喚くみすずが泣く瑠璃子は気絶するかもしれない</p><p>でも、だからといって</p><p>学校の女の子たちの裸を覗き見て、性欲を発散するというのは</p><p>これ以上話しても、しょうがない</p><p>ミナホ姉さんや克子姉にはこういうことに関する倫理が抜け落ちている</p><p>オレに覗かれていることを、女の子たちが気付かなければ問題無いと思っている</p><p>２人ともミナホ姉さんは１２歳、克子姉は１６歳で娼館に誘拐されて来て、ずっと閉じ込められていたから</p><p>そ、それにしても住友さんたちがこんなに不真面目な態度なのに、珠代さんはよく怒らないよね</p><p>珠代さんは、普段は明るくて気の良いお姉さんだけれど</p><p>怒らせると、メッチャクチャ怖い人だったはずだ</p><p>怒りを鎮めるためにマナが、全裸土下座したこともある</p><p>それは判っているからよこの後あの子たちが、公にヤられてしまうことを</p><p>さっきも言ったようにあの子たちが、セックスに恐怖や嫌悪感でトラウマを残さないようにして欲しいけれど甘やかさないでねキッチリと堕としてセックスをナメるような子になったら、それこそお客様には提供できなくなるわ</p><p>はぁ、オレの責任は重いのか</p><p>３人とも、可愛くて、お金持ちの子で、賢くて今までチヤホヤされて来た子だからそれぞれ、微妙に差違はあるけれどでも、基本はそうよだから、元娼婦の講義なんて聞いてやるもんかって思っているのよ</p><p>態度が悪いっていうことじゃないんだ</p><p>あれは、あの子たちなりの授業ボイコットなのか</p><p>処女だけれど性知識は、普通に持っているしね何も知らなかったのは、美里さんぐらいよ</p><p>美里さんは性知識は、そんなに無かったお嬢様だから</p><p>お客様に対する気遣いや心配りに関する話もわざわざ話してもらわなくても、そんなことは判っているって感じているんだと思うわあたしの講義の時も、ずっとあんな態度だからノートにメモを取っているのは、美里さんと徳大寺さんだけよ</p><p>お嬢様に対しては、ああいう態度は見せないのよ怖い人だって、判っているから</p><p>そういう克子姉だって淫獣・克子モードになれば、あの子たちを蹴散らすことはできるんだろうけれど</p><p>いや、そうか</p><p>だからオレが、初体験を担当しないといけないのか</p><p>セックスを知るまでは淫獣モードは使えない</p><p>だから、そろそろガツンとやらないといけないのよ</p><p>判ったよ克子姉</p><p>状況は何となく呑み込めた</p><p>そろそろ時間ねじゃあ、あの子たちの居る部屋へ行きましょうか</p><p>まず、あの子たちにあなたを紹介するわそれで徳大寺さんと黒沢さんはあたしが引き取るから</p><p>すでに非処女の徳大寺さんと、オレが初体験を担当しない黒沢さんは席を外させる</p><p>そしたら、あなたはというか、あなたたちねまずは、美里さんを加えて新しい３人の前で、セックスして見せなさい</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さんにオレと鞍馬姉妹、安城姉妹の５Ｐセックスを見せる</p><p>それでとにかく、セックスが怖くないことを示す</p><p>それで後は、あなたの好きに犯しなさいその辺は任せるわ</p><p>１人ずつ処女を卒業させていく</p><p>１人ずつ、部屋を替えてもいいわよ今使えるプレイルームは</p><p>ミナホ姉さんが、コンピューターを開こうとすると</p><p>あ、あのわたくしはどうすれば、よろしいでしょうか</p><p>ありすと手をつないだままの可憐が口を開く</p><p>ああ水島可憐さんは、ここで待っていてこの子たちがセックスしている間に、お医者さんに診ていただくわ</p><p>昨夜、処女を失ったばかりの可憐は喪失後の検診のために、オレたちに付いてきた</p><p>今日は、新人３人のために池田先生に来ていただくことになっているからもうすぐ到着するそうよ上のホテルの方にいらっしゃることになっているから直通エレベーターで、ＶＩＰルームまで上がるわ</p><p>ここへ直接来てはくれないのか</p><p>まあ、エレベーターならすぐなんだろうし</p><p>いえ、あのできましたら、わたくしも</p><p>ありすお姉様たちと黒森様にご奉仕させていただけませんか</p><p>可憐も新人３人の前で、オレとセックスする</p><p>わたくしも黒森様の奴隷でございますから</p><p>ミナホ姉さんは、１２歳のお嬢様を見る</p><p>そうね池田先生は精液まみれの女性器でも、問題なく診察して下さる方だし</p><p>今までもオレが膣内射精したばかりの膣を、何度も診てもらっている</p><p>１人小学生が居る方があの子たちをビビらせるにはいいかもね</p><p>ミナホ姉さんは、そう言ってオレを見る</p><p>公は、どう思う</p><p>黒森様わたくしは</p><p>可憐が真剣な眼で、オレを見る</p><p>今の可憐は、１人になるのが怖いんだ</p><p>ありすたちと一緒に行動したいんだな</p><p>判った可憐も来い</p><p>可憐が、オレに頭を下げる</p><p>可憐わたくしたちと一緒にね</p><p>はい、ありすお姉様</p><p>うむキヌカ、我々も精一杯ご奉仕するぞ</p><p>はいミタマお姉様</p><p>５対１か気合い入れていかないとな</p><p>じゃあ、みんな行くぞえっと向こうに行ったら、一切、余計なことを言うなよ何もかも、オレの指示に従え</p><p>オレはありす、可憐、ミタマ、キヌカにそう命じた</p><p>はい、じゃあ行きましょう</p><p>克子姉が外へ通じるドアを開く</p><p>ミナホ姉さんが第１研修室と書かれたドアをノックする</p><p>そして、中からの返事を待たずにドアを開いた</p><p>ちょっと、いいかしら</p><p>ええ、もう終わるところでしたから御名穂さん</p><p>ホワイトボード前の講師役の珠代さんが、そう答えた</p><p>娼婦候補生たちは、みんな座ったままだ</p><p>あなたたちに紹介したい人がいるのよ公、入りなさい</p><p>まずは、オレだけが部屋に入る</p><p>まあ黒森様</p><p>すぐに美里さんが、オレに気付いたニコッと微笑んでくれる</p><p>一方、徳大寺園子さんと黒沢さんはギョッとした表情を浮かべる</p><p>カラオケボックスでの天童貞男たちとの死闘や、香月セキュリティ・サービスの旧研修館でのことを思い出したのだろう</p><p>オレには何も力は無いがイーディたちが、彼女の親たちを蹴散らしたりヨミによって、仲間の女の子たちの記憶が削られたりとたことを覚えているから</p><p>知っている人もいるでしょうけれど彼は、黒森公あたしの弟よあたしに、もし何かあった場合は黒森家のビジネスは、全て、この子が引き継ぐことになるわ</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さんの３人は余りオレに興味を示していない</p><p>ま、そうだろう</p><p>学生服姿のただの高校１年生なんだから、オレは</p><p>もっとも、住友さんたちも制服姿だけれど</p><p>久しぶりねしばらく見ないうちに、締まった顔つきになったわね</p><p>珠代さんが、オレに言う</p><p>ご無沙汰していますその節は大変お世話になりました</p><p>オレは、スッと頭を下げる</p><p>いいのよ、そんなことはああうちのホテル、いつでも利用して良いのよあなたたち、全然、来ないじゃない</p><p>珠代さんはラブホテルを経営している</p><p>５月の時に、メグとマナと３人で泊まった</p><p>あのじゃ、そろそろ伺います</p><p>瑠璃子とかが行ってみたいって言ってたよな</p><p>アニエスやルナは小学生だから、さすがに連れていけない</p><p>いや、瑠璃子だってまだ中学生だけど</p><p>というか、高１のオレだってホントは入っちゃいけない所なはずだけれど</p><p>何よ、そろそろって電話してくれたら、部屋を取っておくから遊びに来てね</p><p>珠代さんは、笑ってそう言った</p><p>美里さんは、一週間ぶりに会うオレに何か話したげに、こっちを見ている</p><p>徳大寺さん、黒沢さんはうつむいたまま</p><p>住友さんたちはあからさまに高校生の男子が何をしに来たんだと、オレを警戒している</p><p>この公があなたたちを一生、管理することになるからそのつもりでね</p><p>ミナホ姉さんが、ズバッと言う</p><p>一生っていうのは、どういうことですか</p><p>口を開いたのは巨乳和風美人の白旗せつなさんだった</p><p>あたしたちは親の借金を返すために、こちらで働くことになりましたけれど</p><p>そうだよ借金を返したら、自由にになれるはずだよね</p><p>スポーツ美少女の、住友桃香さんも口を開く</p><p>ええ、あなたたちには５年間働いてもらってあなたたちのお父様にお貸しした資金は返済していただくし、それ以上に稼いだお金はちゃんと支払うわあたしたちの顧客は、皆様、政財界の方たちだからいずれ、その方たちとのコネクションを基にビジネスを始めるのも、あなたたちの自由よ</p><p>でも、あなたたちには一生、監視が付くからそれは、しょうがないでしょお相手をさせていただいた方たちが、みんなお偉い方々なんですからあなたたちが、ここで見聞きしたことを放言しないように見張りは付けるわよあなたちに干渉はしないけれど結婚も出産も見届けるわよそして、もちろんあなたたちが余計なことを喋りそうだと感じたら処分するわ</p><p>そ、それって希美たちを殺すってことですか</p><p>茶髪ツインテールの朝比奈希美さんが、髪の毛を触っていた手を止めてミナホ姉さんに尋ねる</p><p>そこまではしたくないわねまあ殺さなくても、喋れないようにする方法はあるし筆談だって、ペンが握れないように指を切ってしまえばね</p><p>こういう時のミナホ姉さんの怖さは尋常ではない</p><p>冷たい笑顔で娼婦候補生たちを圧する</p><p>いや、美里さんだけは意味が判らないのかキョトンとしているけれど</p><p>あたしたちも、あんまりそんなことはしたくないけれどでも、厳しくやらないと、あたしたち自身もお偉い方々に処分されてしまうから</p><p>前例は幾つもあるのよ死にたくなかったら、気を付けなさい</p><p>結婚する前ならまだいいわ子供を産んでから、子供を残して殺されるとか嫌でしょあたしも嫌よまだ小さな子だと、本当に可哀相だから</p><p>珠代さんには小学生の男の子がいるはずだ</p><p>だから言葉に、リアリティがある</p><p>そういうことよこの公があなたたちを一生監視するわまあ、正確には公の部下がだけれどあなたたちの裏切り行為を見つけたら、処分の指示を出すのは公が担当することになるわ</p><p>オレはジッちゃんから香月セキュリティ・サービスを貰うことになっている</p><p>黒い森を引退した後の娼婦の様子は香月セキュリティ・サービスが、ずっと調査対象にする</p><p>もっとも、元娼婦が病気をしたりして、生活に困った時のフォローなんかもアフター・サービスも、オレが確実に担当することになるんだろうけれど</p><p>今は、悪いことしか伝えない</p><p>それと、公にはあなたたちのセックス能力のチェックも担当してもらうから</p><p>ミナホ姉さんは、本題を切り出す</p><p>いつでも、どこでも、どんな時でも公がチェックしたいと言ったら、あなたたちは公にセックス奉仕しないといけないのよもちろん、それは商品の具合を検査するための検品作業だから労働賃金は発生しないわ</p><p>ちょっ、ちょっと待って下さい</p><p>住友さんが、慌てて言う</p><p>じゃあ、あたしたちいつでも、無条件でこの男の子にヤられちゃうんですか</p><p>ええ、うちの娼婦でいる限りずーっとね</p><p>ミナホ姉さんは、平然と言った</p><p>そ、そんなだって、この子、高校生なんですよね</p><p>ツインテールの朝比奈さんが、叫ぶ</p><p>そうよ朝比奈さんと同じ高校１年生よ</p><p>え、ではあたしや住友さんより、年下</p><p>白旗さんが驚く</p><p>だから何なの公は、あたしの弟いずれは黒森家の当主になる子よあなたたちのセックス管理ぐらいできるわ</p><p>ミナホ姉さんはニヤッと笑う</p><p>ああ、それからうちではお客様には、皆さん、コンドームを使っていただいているけれどこれはお客様の方が皆様、政財界の大物ですからもしものことがないように、率先してそうなさっているんだけれどね</p><p>娼婦とのセックスで、子供ができないようにか</p><p>でも、公はコンドームが嫌いだから公とは、生でしてもらうわよ</p><p>そ、そんな赤ちゃんができちゃいますよ</p><p>朝比奈さんが、そう言う</p><p>そうねできちゃうかもしれないわよね</p><p>ミナホ姉さんは、冷たい笑みを崩さない</p><p>大掃除なのか、母が数十年開けていない天袋の中の荷物を引っ張り出しました</p><p>見たことの無い人の大きな写真額が出て来て</p><p>私これ誰の写真</p><p>父うーん、オレの親父かもしれん</p><p>私かもしれんて</p><p>父いやぁ、久しぶりに見るからうーん</p><p>私の祖父は昭和28年に亡くなっているので</p><p>私は会ったことがありません</p><p>父これ、多分、遺影だなてことは50年ぶりに見るのか</p><p>私父さん、昭和28年は60年前だよ</p><p>父そんな見てないんだから、記憶がハッキリしないよ</p><p>祖父よこの罪深い息子に化けて出てやって下さい</p><p>父いや、多分、親父だよオレと何となく顔が似ているだろ</p><p>だから何で確信を持たないんだ</p><p>1104．セックス潮流　／　娼婦になるためのテスト</p><p>■この章の主な登場人物（メインキャラを除く）</p><p>・住友桃香／１７歳　娼婦候補生ショートカットのスポーツ美少女</p><p>・白旗せつな／１７歳　娼婦候補生黒髪ロングの和風巨乳美少女</p><p>・朝比奈希美／１６歳　娼婦候補生茶髪ツインテールのクゥオーター美少女</p><p>・鞍馬美里／１８歳　娼婦候補生名家鞍馬家の令嬢</p><p>・徳大寺園子／１７歳　娼婦候補生関西ヤクザたちに輪姦された経験あり</p><p>・黒沢直子／１７歳　娼婦候補生関西ヤクザの娘美人でないので犯されなかった</p><p>・鞍馬ありす／１３歳　主人公の性奴隷美里の妹</p><p>・水島可憐／１２歳　主人公の性奴隷名家水島家の令嬢</p><p>・安城ミタマ／１８歳主人公の性奴隷元・美里の警護役</p><p>・安城キヌカ／１３歳主人公の性奴隷元・ありすの警護役</p><p>・戸野内珠代／２７歳引退した元娼婦講師として来ている</p><p>もし、公とセックスして妊娠した場合はあたしと交わした５年間の契約を満了にしてあげるわよ</p><p>ミナホ姉さんは、６人の娼婦候補生たちに告げる</p><p>ここから無条件で解放してあげるわそうね住友さん、白旗さん、朝比奈さんたちは、お父さんに貸したお金も返済しなくていいことにしてあげる</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、３人の美少女はハッとなる</p><p>ただし妊娠他からには、公の子供を確実に産んでもらうわよ堕胎はさせないから流産した場合は、最初の契約通り５年間、娼婦として働いてもらうから</p><p>ミナホ姉さんは、冷たく微笑む</p><p>ああ、生まれた子供はあたしたちが責任を持って育てるわだからあなたたちは、別に育児の心配とかしなくていいわよ出産した日に、お父さんに迎えに来ていただいて、家に帰らせてあげるわそうあなたたちの赤ちゃんは、あたしの子供として役所に届けることにするわだからあなたたちの戸籍は綺麗なままよ実家に戻ってから、あなたたちが結婚することになっても相手にはバレないようにしておくわ</p><p>そんなミナホ姉さんの暴言に、和風巨乳美人の白旗さんが、ムッとして</p><p>５年間娼婦になる契約の代わりにあたしたちに、この人の子供を産めって言うんですか</p><p>代わりではないわデキちゃった時は、ちゃんと責任を取るっていうだけのことよあたしたちとしては、普通に５年間働いてくれないと損しちゃうものあなたたちのお父さんに貸したお金が回収できなくなるんだから</p><p>でも、ちょっと考えてみなさいあなたたちにとってはどっちが得か</p><p>今のままなら５年間、色んな男の人にセックス奉仕しなくちゃいけないあなたたちは相手を選ぶ権利は無いわお客様に命じられたら、どんな恥ずかしい行為も、進んでやらなくてはいけないのよお金のために</p><p>娼婦になるということは、そういうことだ</p><p>でも、公とセックスしたら運が良ければ、１回で妊娠するわよこの子に１回犯されるのを我慢したら１０ヶ月後には出産、来年の今頃は確実に家族と一緒に暮らしているわよ後は、産んだ子供のことも含めてここで体験したことを全部忘れてしまえば、あなたたちに平穏な日々が帰って来るわ</p><p>ミナホ姉さんが、そんな仮定の話を提示する</p><p>真剣に聞いているのは、住友さん、白旗さん、朝比奈さんの３人だけだ</p><p>鞍馬美里さんは鞍馬家の再興が、そんなことで許されるとは思っていないから</p><p>というか、鞍馬家の負債は大き過ぎてミナホ姉さんが個人で帳消しにすることは無理だって判っているから</p><p>この話は自分とは関係無いことだと思っている</p><p>徳大寺さんと黒沢さんはそもそも、ミナホ姉さんの話そのものを信じていない</p><p>騙しと脅しが日常だったヤクザの娘たちはそんな理由で、自分たちが娼館から解放されるわけがないと思っている</p><p>そもそも、この２人はオレたちが強力な事後避妊薬《アフター・ピル》を持っていることを知っている</p><p>天童貞男たちの輪姦から助け出した後徳大寺さんたちは、香月セキュリティ・サービスの医療班の検診を受けた時に、彼女自身も飲んだはずだし</p><p>一緒に関西から上京した、エリとリエの双子が今は、オレのセックス奴隷になっているわけで</p><p>双子が妊娠しないのも、避妊薬があるからだって判っているはずだ</p><p>オレが何度膣内射精しようが、妊娠させないで済む方法があるのだから今のミナホ姉さんの話は、前提からしておかしい</p><p>全て新しく来た３人の子を引っ掛けるためのフェイクだ</p><p>あなたたち住友さんと白旗さんが、今年１７歳で朝比奈さんは１６歳よねこれからの５年て人生の中で一番大切な５年間だと思わないそれを、この娼館で政財界の大物とは言うけれど、脂ぎったおじいちゃんたちに身体を売ることで費やすのはもったいないと思わない</p><p>でも公の子を妊娠して出産したらほんの１年足らずで、ここから抜けられるのよ家族の所へ帰れるのまあ、ちょっと身体のラインが崩れて、お腹に妊娠線が浮くことになるけれど人生におけるロスは、たった１年未満だけで済むのよ</p><p>オレは３人の少女たち住友さん、白旗さん、朝比奈さんの顔を見る</p><p>住友さんと朝比奈さんは悩んでいるどっちが得か</p><p>そういう子たちなんだな</p><p>一方、白旗さんは</p><p>馬鹿にしないで下さいそんな理由で妊娠してしかも、生まれた子供をここに置いていくなんて、あたしにはできませんっ</p><p>ズバッと、ミナホ姉さんに言い返した</p><p>あらじゃあ、生まれた赤ちゃんは連れて帰るあたしは別に、それでもいいのよ</p><p>あたしはまだ赤ちゃんなんて産みたくないんですっ</p><p>叫ぶ白旗さん</p><p>あら白旗さんは、まだ自分に選択権があると思っているの</p><p>あなたたちは、あたしの弟公とセックスするのよ一切、避妊しないで全て、膣内射精でねそこまでは、もう決まっているのよあたしが決めたんだから</p><p>冷たい笑みで３人を圧する</p><p>あなたたちは、すでに大切な青春時代の５年間を娼婦としてここで過ごす覚悟を決める以外に選択肢は無いのよただ自分から、積極的に公の子を妊娠するように頑張れば、１年未満で早抜けすることもあるって、教えてあげただけよ</p><p>シンと静まる３人</p><p>ま、それさえも妊娠するかどうかは運次第だものねあなたたち自身には、どうすることもできないのよ公に中出しされることは、もう決まっているわけだから</p><p>自分にこれから起きる状況についてどっちが損でどっちが得かを考えることはできるが</p><p>状況に対する行動の選択は許されていない</p><p>公ここまでの感想を聞かせて</p><p>また、ミナホ姉さんがオレに雑感を尋ねる</p><p>ええとあのさ、ミナホ姉さんこの子たちってさホントに全員、娼婦になるの</p><p>真面目な話さ全員は無理なんじゃないのかな</p><p>オレの言葉に、６人の娼婦候補が顔を上げる</p><p>ええ、もちろん使い物にならない子は、途中でカットするわよお客様に提供できないレベルの子は、売り物にならないから</p><p>ミナホ姉さんは、ハッキリとそう言った</p><p>今、ここには６人いるけれどそうね２人か３人は脱落すると思っているわ</p><p>美里さんと、徳大寺さん、黒沢さんは反応しない</p><p>そういうものなんだと感じて後は、自分は脱落しないようにしなくてはと、腹を括るだけだ</p><p>だけど、新しく来た３人の子は</p><p>脱落ってもし、そうなったら</p><p>そうですよ、あたしたちどうなっちゃうんですか</p><p>住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さん順番に喚く</p><p>あら、あたしたちってもう脱落するつもりなの</p><p>いや、あのそうじゃないですけれども、もしもの場合は</p><p>慌てて、茶髪ツインテールの朝比奈さんが言った</p><p>もちろん、娼婦になれないのならあなたのお父様にお貸しした資金は、全て引き上げるわお父様の会社は倒産関連企業も倒産あなたのお父様だけでなく、他にも何人もの人が自殺することになるでしょうねたくさんの人たちが、路頭に迷うわあなたが娼婦にすらなれなかったことで</p><p>朝比奈さんは、ブルルッと震え上がる</p><p>あ、あのあたしたちは、どうなるんですか</p><p>ショートカットのスポーティ美人の住友さんが尋ねる</p><p>ええ、もちろんあたしたちの秘密を知ってしまった以上、生かしてはおけないわ</p><p>また、朝比奈さんが変な驚きの声を上げる</p><p>こ、殺すっていうことですか</p><p>住友さんが尋ねる</p><p>もう１人の和風巨乳美人白旗さんは、ジッとミナホ姉さんを見つめている</p><p>前は、そうしていたわそうよね、克子</p><p>はい、以前は</p><p>克子姉も、平然と言う</p><p>でも、今はちょっと良い能力を持っている子が来てくれたから娼婦としてダメな子はその子の記憶を弄らせてもらうわここでの記憶は、綺麗さっぱり忘れてもらうわそういうことができる子がいるのよただし、頭を操作すると、ちょっとだけバカになるけれど命を取られるよりはマシでしょうから、諦めて頂戴ね</p><p>徳大寺さんと黒沢さんは、あの子の力をよーく知っているわよね</p><p>ミナホ姉さんに促され徳大寺さんは</p><p>本当に、そういう力のある人がいるのよわたしの知り合いが何人も記憶を操作されたわ</p><p>うん嘘じゃないよそれで頭をイジくられ過ぎた子は、ホントにバカになってた</p><p>いや、黒沢さん</p><p>天童乙女（現・剣道マリア）は記憶を操作する前から、かなり変だったと思うけれど</p><p>ていうか、黒沢さんが天童乙女の現状を知っているということは</p><p>ミナホ姉さんに、映像か何かを見せられたんだな</p><p>ていうかあたしたちのオヤジたちは、この人たちにタテツイタから頭の中をイジられ、全員バカにさせられてみんな死んだよこの人たち、人を殺すことは何とも思っていないから</p><p>黒沢さんの言葉に、住友さんたちは愕然とする</p><p>ああ、そんなこともあったわねあたしたちにとっては、どうでもいいことだからすっかり忘れていたわ</p><p>ミナホ姉さんは、冷たい笑顔を崩さない</p><p>それで公あなたの感想をもっと詳しく聞かせて欲しいんだけれど</p><p>改めて、オレに話を振ってきた</p><p>うんさっき、この部屋に来る前にミナホ姉さんが言ってたことこの６人の中では、黒沢直子さんが一番良い娼婦になるかもしれないって話何となく判ったよ</p><p>オレはわざと、みんなの前で言う</p><p>黒沢さんは、良いねきっと売れっ子の娼婦になると思う</p><p>唖然としている黒沢さんの眼を見てはっきりと言う</p><p>この人は、自分に自信を持たないといけない</p><p>それから、徳大寺園子さんもあなたが一番、腹を括っているって感じたよ本気で生き抜こうとしているってことがだから、徳大寺さんのことも心配していない</p><p>徳大寺さんは、意外そうな顔でオレを見た</p><p>鞍馬美里さんはオレが何とかするからだから、心配しなくて良い</p><p>美里さんは名家の令嬢だから、実際には身体を売らせない方針だということをオレは知っている</p><p>名ばかりの娼婦だあるいはオレだけの娼婦だ</p><p>今後も、美里さんの裸身を抱くのはオレ１人だけなのだから</p><p>よろしくお願い致します黒森様</p><p>何も知らない美里さんは、ほんわかとオレに微笑んでそう言う</p><p>で問題なのは</p><p>オレは住友さん、白旗さん、朝比奈さんたちを見る</p><p>あなたたちさやる気あるのか</p><p>わざと３人を煽る</p><p>住友さんが、ムッとしてオレを睨む</p><p>他の２人も、同じだ</p><p>だってさ、あんたたちからは娼婦になるっていう覚悟が全然感じられないからさ</p><p>そんなの当たり前でしょあたしたち好きで、こんなことになったんじゃないんだからっ</p><p>住友さんが叫ぶ</p><p>ええあたしも、なりたくて娼婦になるわけではありませんから</p><p>白旗さんも</p><p>そ、そうよ希美だって、ホントはこんなの嫌なんだからっ</p><p>朝比奈さんも、本音を漏らす</p><p>オレが高校１年生の小僧だから</p><p>ミナホ姉さんには怖くて言えないことをつい</p><p>それをオレに言うんだミナホ姉さん、これ３人ともアウトなんじゃないかな</p><p>オレは真顔でそう言った</p><p>そして、今度は徳大寺さんたちに</p><p>徳大寺さんたちも、オレに何か言いたいことある色々と文句を言いたいこともあると思うけれど</p><p>何もないです</p><p>徳大寺さんは、警戒してそう言った</p><p>黒沢さんが、口を開く</p><p>リエとエリそれから乙女ちゃんは、元気にしていますか</p><p>リエとエリは元気ですあいつらのことは、オレが責任を持って幸せにするから心配しないで下さい天童乙女はもう、黒沢さんたちのことは完全に忘れていますけれど取りあえず元気です完全に、今までの経歴を消しましたから今は全然別の人生を歩んできた女としてえっと、今度、格闘技の試合に出ます</p><p>思わず、丁寧な言葉で答えてしまった</p><p>黒沢さんは、一緒に関西から出て来た子たちのことをずっと心配していたのか</p><p>いやこれもフェイクかもしれない</p><p>オレに情の深い女であることを印象づけるために</p><p>だって、地元に帰った他のヤクザの娘たちの消息は尋ねないもんな</p><p>もっとも、聞かれてもオレは知らないけれど</p><p>いずれにせよ</p><p>うん、まあこっちの２人の方が、正しい反応だよな</p><p>オレは、改めて新人３人の方を見る</p><p>今オレと敵対したって自分たちの立場が悪くなるだけって、自覚してないんだもんなあんたたちは</p><p>あ、あなたと敵対って</p><p>だって、あなたは</p><p>あなたみたいな子供が何を言うのよ</p><p>住友・白旗・朝比奈は全然判っていない</p><p>ああ、確かにオレはただの高校生だけどさ</p><p>あなたたち３人を生かすも殺すも、オレ次第なんだぜ</p><p>そうよ言ったでしょ公はあたしの弟で、黒い森を継ぐ人間だって</p><p>ミナホ姉さんが、不快そうに言う</p><p>公、あなたが気に入らないのならこの３人のことは、もう諦めて処分しましょうか何か、あたしも腹が立ってきたから久しぶりに、殺してしまいたい気分なんだけれど</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、ギョッとなる３人</p><p>まあ、もうちょっと待ってよミナホ姉さんだいたい、まだセックスの具合も確かめてないんだからさ</p><p>そうね殺すにしたって、レイプした後の方が良いわよね</p><p>物騒なことを、ミナホ姉さんは平然と言う</p><p>とにかくさ、今のままのあなたたちなら娼婦として雇うことはできないよ他のところならともかく黒い森は高級娼館だからね</p><p>オレは３人に言う</p><p>例えばさ２人のお客様が来るとする政財界の大物たちだって一応は、上下関係があるだから、客の相手をする娼婦はどっちの人を立てないといけないのか、ちゃんと判ってないといけない関係を理解しないで応対するとお客様たちに恥をかかすことになるからだ</p><p>そうよこの人の言う通り例えば、超一流企業の専務さんと一流企業の社長さんが一緒にいらっしゃったらあなたたちは、どっちの人を立てる</p><p>普段、この子たちの講師をしている克子姉が尋ねた</p><p>そんなの超一流企業の専務さんでしょ</p><p>すぐに、高１の朝比奈希美さんが答えた</p><p>会社の格が一番大切だってお父さん、言ってたもの</p><p>でももう１人の人は、一流企業の社長さんよ代表取締役社長の肩書きは、その会社を代表しているっていうことなんだから格上になるんじゃないのかしら</p><p>高２の白旗せつなさんは、そう言う</p><p>えー、そんなのさ同じようにタテマツっておけば良いんじゃないのどっちの人も、どーせ偉い人なんでしょ</p><p>同じく高２の住友桃香さんは、そういう意見らしい</p><p>美里さんは、どうする</p><p>オレは、美里さんに尋ねた</p><p>わたくしならしばらく、様子を観察致します１、２分ですけれど</p><p>ニッコリと微笑んで答える</p><p>あのどちらの方が上の立場なのかは、結局はその方たちが決めていらっしゃいますから会社の格や肩書きだけでなく年齢や、血筋、学閥などでも、関係が変わりますから</p><p>そういうことよね会社の名前や、肩書きだけで勝手に判断したら、大失敗するのよ娼館は、ビジネスの場では無いからここにビジネスを持ち込むことは厳禁なのよ</p><p>ええうちの娼館の中で他のお客様に商売の話を持ち掛けようとする人は、出入り禁止になるわ</p><p>皆様、日常を忘れるためにここへいらっしゃるんですから</p><p>だからここでは、会社と会社の力関係より、大学の先輩後輩とかの方が重要視されるのよもちろん、完全に無礼講になるわけではないけれど</p><p>お客様同士の人間関係を簡単な情報だけで、決めつけるような人は、うちの娼婦にはしたくないわね</p><p>ミナホ姉さんが、キッパリと言う</p><p>口籠もる３人</p><p>だから今の段階で、公に対してナメた態度をとっているあなたたちはちょっと救いようがないかなぁって感じているわ</p><p>オレだけじゃないよこの人たちはわざわざ講義をしてくれている珠代さんのことをナメていたし、一緒に受講している美里さんや徳大寺さん、黒沢さんのこともナメていたろ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、オレは付け足す</p><p>そうね、失礼よね怖い物知らずなのは、頭が悪いからだから仕方ないとしても人をナメることが、どれだけ危険なことなのか生命の危機に気付かないというのは、生き物としてサイアクだからミジンコだって、もう少し危険には敏感よ</p><p>ついにミナホ姉さんは、住友さんたちをミジンコ以下の存在にしてしまった</p><p>でも、どうしようかしら顔や身体は、整形手術することもできるけれど頭の悪さや性格は、治せないものねこの３人は諦めて処分して、他の娼婦候補を探しましょうか</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、震え上がる３人</p><p>いいえ、お嬢様頭も性格も変えられますわほら、例の子の力を使えば</p><p>ああ、その手もあるわねいっそのこと、あたしたちの言う通りに働いてくれるように人格改造しちゃいましょうかそうなったら今のあなたたちのは存在しなくなるけれど、別に良いわよね故郷や家族のことも思い出せなくなってただ、お客様にご奉仕するだけのセックス・マシーンになるだけだから一生、セックスのことしか考えられない子になるわよ</p><p>そ、そんなの嫌ですぅ</p><p>朝比奈さんが、叫ぶ</p><p>ホントにバカな子よねさっき言ったばかりでしょあなたたちには、選択権は無いのよ</p><p>ミナホ姉さんが、冷酷な笑みを浮かべる</p><p>まあ、処分するかどうかは公の研修が終わってから決めるわ</p><p>そうですわね、お嬢様頭と性格は、すでに落第点ですけれど身体の具合の方が、まだ判りませんものね</p><p>身体の具合つまり、セックスの具合</p><p>そういうわけだから、公この子たちと後、鞍馬美里さんの研修を頼むわ克子、付いてあげて</p><p>御名穂さん、あたしは</p><p>ずっとオレたちの会話を聞いていた、珠代さんが尋ねる</p><p>珠代さんは、あたしと一緒にこっちの２人のレッスンをお願いします</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うと</p><p>徳大寺さんと黒沢さんあなたたちは、あたしたちと別メニューよ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に２人は、警戒する</p><p>そんなに怯えなくていいわあたしはあなたたちは、丁寧に育てたいのようちの娼館の将来のエース候補なんだから</p><p>ミナホ姉さんはそう言うと住友さんたちを見て</p><p>あの子たちみたいに初心者コースから教え込む必要はないでしょ少なくても、あなたたちは男の怖さを身を持って判っているはずだから</p><p>その一言が徳大寺さんたちの警戒を解く</p><p>あっちの子たちは公にまず男の怖さを教えてもらうことになるわ</p><p>住友さんたちがオレをナメているのは</p><p>彼女たちが、まだ処女で女子校育ちで</p><p>家は今まで裕福だったし、学校では美人で周囲からは別格扱いされてきたんだろう</p><p>だから、セックス以前に男というものを知らない</p><p>公、その辺を重点的に教え込んで男と女では感性が違うし、肉体構造も違うわどれだけ男の性衝動が激しいものなのか徹底的にやりなさい</p><p>頑張ってねじゃあ、あたしは御名穂さんと、えっとどっちへ行けばいいの</p><p>珠代さんが、克子姉に尋ねる</p><p>珠代さん、こっちのドアから出て下さい徳大寺さん、黒沢さんお嬢様と珠代さんにに付いて行きなさい</p><p>あ、こっちなのね</p><p>克子姉に促されてミナホ姉さんと珠代さん、それに徳大寺さんたちはオレたちが入って来たのとは違うドアから、外に退出して行く</p><p>部屋に残ったのはオレと克子姉</p><p>それと、鞍馬美里さんと住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さんの６人</p><p>はい、お待たせーみんな、入って来て</p><p>克子姉がオレたちが最初に入って来たドアを開ける</p><p>ありすと可憐ミタマとキヌカの４人が、ゾロゾロと入って来る</p><p>まあ、ありすミタマとキヌカ水島さんも</p><p>立ち上がって喜ぶ美里さん</p><p>美里さまぁぁ</p><p>ありすたちも久々の再会を喜んでいる</p><p>今日、電車の中で聞いた大学生ぐらいの若者2人の会話</p><p>Ａお前、選挙どうする</p><p>Ｂ多分、行かねえ</p><p>Ａそうなんだ</p><p>Ｂつーか、オレ政党政治が嫌いなんだよ</p><p>Ａ何だよ、それ</p><p>Ｂだからさ、政党とかがあるからメチャクチャになってんだよ全員、無所属で選挙に出ればいいのによ</p><p>Ａいや、それ選挙終わったら、結局、政党を組むだろ</p><p>Ｂ何で</p><p>Ａだってバラバラのまんまじゃ何も決まらねえじゃん</p><p>1105．セックス潮流　／　キケンがアブナイ</p><p>この章の主な登場人物（メインキャラを除く）</p><p>まあ、皆さん</p><p>お姉様お元気そうでいらして</p><p>ありすだって</p><p>久々の再会を喜び合う、鞍馬姉妹</p><p>はい黒森様に、とても優しくしていただいておりますお友達もたくさんできのした</p><p>ありすは、笑顔でそう言う</p><p>わたくしたちも新たなるお役目を果たしております</p><p>おりまするっ</p><p>ミタマとキヌカも、かつての主に胸を張ってそう言う</p><p>可憐も、わたくしの妹となりました</p><p>ありすが、可憐を抱き締めて姉に報告した</p><p>はいありすお姉様には大変仲良くしていただいております</p><p>まあ、良かったわね</p><p>やんわりと微笑む美里さん</p><p>ちょっとこれ、どういうことなんですか</p><p>和風巨乳美少女の白旗せつなさんが克子姉に言う</p><p>確か５年間の契約期間は、家族には一切会えないっていう決まりのはずですよね</p><p>スポーツ美少女の住友桃香さんも、抗議する</p><p>そうよ、ズルいです鞍馬さんだけムウッ</p><p>茶髪ツインテールの朝比奈希美さんも文句を言う</p><p>ああ、この子たちはいいのよこの子たちは、あなたたちと同じいえ、もっと厳しい立場に堕とされた子たちだから</p><p>平然とミナホ姉さんは言う</p><p>今まで言ってなかったけれど鞍馬さんは特別なのよあなたたちとはちょっと</p><p>判るように説明して下さい</p><p>そうですっ、はぐらかさないで下さい</p><p>新人娼婦候補生たちは、克子姉に詰め寄る</p><p>ミナホ姉さんという、恐怖のオーラを発しまくっている怖い人が退室したから</p><p>一気に、気分が解放されているんだろう</p><p>それと同時に今までの研修で、克子姉はこの３人に厳しい対応を、まだしてきていないんだな</p><p>最初から、ビビらせ過ぎると精神状態がマイッてしまうから</p><p>だから、この一週間は抑えてきたんだ</p><p>さっきの珠代さんだって講義に集中していないこの子たちを厳しく叱ったりはしなかった</p><p>シメるのは、オレがこの子たちを犯した後ってことなんだろう</p><p>まだ処女のセックスを知らない女の子たちを怒鳴りつけても、ただ反発されるだけだから</p><p>簡単に言うとそうね、だいたい１００倍なのよ</p><p>住友さんが、ムスッとして尋ねる</p><p>あなたたちはお父さんの抱えた負債と引き替えに、ここで５年間娼婦になることになったのよね</p><p>それは鞍馬さんも同じだと思いますけれど</p><p>今度は白旗さんが尋ねる</p><p>ええ、同じよただし、鞍馬さんの家の負債は、あなたたちのお父さんたちの１００倍なのよあなたたち鞍馬閣グループって一流ホテルや老舗の旅館をたくさん経営している会社を知らない</p><p>あっ、聞いたことあるっ</p><p>朝比奈さんが叫ぶ</p><p>鞍馬さんは、そこのお嬢さんよ創業者一族で、企業グループの総帥の娘そして、鞍馬閣グループは倒産したの</p><p>美里さんとありすは手を繋ぎ合って、実家の現状について聞かされることに耐えていた</p><p>だから負債っていうかまだ再建できる老舗旅館を買い取ったり、不採算のホテルを閉めたり従業員の人たちの生活の保障とかとにかく、莫大なお金が掛かっているのよ</p><p>そんな額の資金をこちらで提供したのですか</p><p>白旗さんが、探る様な眼で尋ねる</p><p>まさかあたしたちが、そんな大金を持っているわけないでしょでもあたしたちの顧客は持っていらっしゃるわ</p><p>今までの研修で、何度も言っているけれどあたしたちのお客様は、皆さん政財界の重鎮でいらっしゃいますから鞍馬家の救済は、その方たちがなさったわその代わりご令嬢には娼婦になっていただくということでだから、あたしたちが鞍馬美里さんたちをお預かりしているのよ</p><p>な、何でそんな大企業のお嬢様が、娼婦になっちゃうんです</p><p>朝比奈さんが尋ねる</p><p>さあ名門の大企業のご令嬢だからこそ、娼婦にして自由に抱いてみたいんじゃないかしら何しろ政財界のお歴々のお考えになられることだからあたしには判らないわ</p><p>克子姉はそう言って、スッとぼける</p><p>ただ金額が金額だし美里さん１人じゃ足りないでしょだから、妹のありすさんも一緒に引き取ることになったのよ</p><p>まさかその子も娼婦にするんですか</p><p>１３歳のありすを見て住友さんが、苦々しげに言う</p><p>まさかうちの娼館は、若すぎる子は商品として提供しないのよ可哀相でしょこんな年齢でお客様の相手をするのは</p><p>ホッとする朝比奈さん</p><p>そうよ娼婦として、不特定多数の男性のお相手をするのは可哀相だからこの人、専用のセックス奴隷にしたのよ</p><p>克子姉の言葉に３人の娼婦候補生はハッとなる</p><p>ありすこの人たちに挨拶しろ</p><p>はいはじめましてわたくし鞍馬ありすと申しますこちらにいらっしゃる黒森様のセックス奴隷でございますいつも、姉の美里が大変お世話になっております</p><p>名家の子女らしく、優雅にスッと頭を下げる</p><p>せ、セックス奴隷ってあなた、学年は</p><p>白旗さんの問いに、ありすは</p><p>中学１年生でございますわ</p><p>ほ、ホントにこの人と、セックスしちゃっているの</p><p>朝比奈さんが、そう尋ねる</p><p>はいまだ上手くはできませんが一生懸命、ご奉仕させていただいております</p><p>ああ、ありすとする時もいつも、コンドームは使わないから必ず、膣内射精だよな</p><p>オレは、ありすに言う</p><p>はいお腹の中に、いっぱい出していただいております</p><p>ちょっと恥ずかしそうに１３歳のお嬢様は、答えた</p><p>ちょっと、あなたこの子が、妊娠しちゃったらどうするつもりよっ</p><p>住友さんが、ガバッと椅子から立ち上がってオレに詰め寄ろうとするが</p><p>お座り下さいませ</p><p>ススッとミタマが、オレと住友さんの間に入る</p><p>な、何よ、あんたっ</p><p>お座り下さいと申し上げております</p><p>ミタマの強い眼に住友さんは</p><p>スゴスゴと、元の自分の席に戻る</p><p>あの妊娠致しましたら、もちろん、わたくし産ませていただきますわ</p><p>無垢な笑顔でありすは答える</p><p>わたくし黒森様のセックス奴隷でございますからご奉仕をして、孕んで、お子様をお育てするのが生涯のお役目です</p><p>呆然となる白旗さん</p><p>ちょっと自分が何を言っているのか判ってます</p><p>朝比奈さんが、ありすに尋ねる</p><p>はいセックス奴隷というのは、ご主人様を幸せにして差し上げるのがお仕事でございますからありすが赤ちゃんを産んだら、黒森様、喜んで下さいますわね</p><p>もちろん、嬉しいさありすも赤ちゃんも、オレが一生可愛がってやるからな</p><p>ありすの笑顔は、本当に可愛い</p><p>まあ、ありす良かったわね黒森様に大切にしていただいて</p><p>はい、お姉様わたくし、黒森様のセックス奴隷にしていただいて、本当に幸せでございます</p><p>ば、バカじゃないのっあんたたちっ</p><p>ど、奴隷よそれも、せ、セックス奴隷とか人権蹂躙もはなはだしいじゃないのっ</p><p>そうねこんな小さな子を、そんな目に遭わせてあなた、恥ずかしくないの</p><p>気持ち悪いわよ何なの、あんた</p><p>白旗さんと住友さんも敵意の眼で、オレを罵る</p><p>それは、わたくしたちに対する侮辱と受け取ってよろしいのでしょうか</p><p>よろしいか</p><p>ミタマとキヌカが３人を睨む</p><p>２人ともその前に、この人たちにお前たちが何者なのか自己紹介をしろ</p><p>オレは、２人に命じる</p><p>ハッかしこまりした</p><p>そしてミタマ＆キヌカ姉妹は</p><p>わたくし、元・鞍馬家警護役安城ミタマ現在は、ありす様とご一緒に黒森公様のセックス奴隷を勤めております</p><p>同じく、セックス奴隷、安城キヌカっ</p><p>この身のある限り黒森様のご家族をお守りしセックス奴隷としてご奉仕も怠りませんもちろん、お子様も孕みます出産致します大切にお育てして、成人させまする</p><p>同じく、ご奉仕つかまつりまする</p><p>命、尽き果てるまで</p><p>果てるまでーっ</p><p>こ、この子たちもあなたのセックス奴隷なの</p><p>驚く住友さん</p><p>あ、あのわたくしもでございます</p><p>小さな声で、可憐が言った</p><p>水島可憐、１２歳小学校６年生ですわたくしもお家の不祥事で、黒森様のセックス奴隷にしていただくことになりました</p><p>じゅ、１２歳って</p><p>まだ子供じゃないの</p><p>あなたこの子とも、せせせ</p><p>衝撃的過ぎて朝比奈さんは、言葉が出なくなっている</p><p>はい、昨夜黒森様にセックスしていただきました</p><p>オレの代わりに、可憐自身が頬を赤らめて、答えた</p><p>わたくしもちゃんと、黒森様の精を胎内で受けとめることができましたまた、不慣れですけれどきっと、上手になります赤ちゃんも産みます</p><p>ああ、可愛がってやるからな</p><p>オレは、可憐の背中を抱いてやる</p><p>ちょっは、離れなさいよっ</p><p>ふ、不潔よ不潔だわ</p><p>あなたみたいな高校生がセックス奴隷とかワケ判らないわよっ</p><p>朝比奈さん、白旗さん、住友さんには理解できないらしい</p><p>あら、この人のセックス奴隷は、ここに居る人で全部じゃないのよ</p><p>えっと、今、何人いるんだマナに瑠璃子に愛にエリとリエと</p><p>きちっとセックス奴隷ってことになってる子とみすずみたいに自称ペットの子も居るし</p><p>美智みたいにセックスの時だけ奴隷化したがるマゾっ子も居るし</p><p>な、何なのよあ、あんた</p><p>住友さんが恐ろしいものを見る眼で、オレを見る</p><p>さっきミナホ姉さんが説明してくれてたろ聞いて無かったのか</p><p>オレは黒森公犯罪組織黒い森のボス、黒森御名穂の弟だよ</p><p>そしていずれ、この組織を継ぐ人よ</p><p>ニッと克子姉が、微笑む</p><p>ちなみに、あたしもこの人の女よこの人の赤ちゃんを産む誓いを立てているわ</p><p>ついに３人の娼婦候補生は沈黙する</p><p>うちの組織の主要な人間は全員、この人とセックスしているわそういう人なのよ</p><p>あ、あのわたくしもわたくしは、黒森様の奴隷ではございませんが</p><p>わたくしも娼婦になるための研修として黒森様にその</p><p>ああ、一週間前に美里さんの処女は、オレが破った</p><p>連続して中出しして口の中にも射精して、飲ませたよな</p><p>はいちょっと苦かったです</p><p>美里さんの赤裸々な答えに、住友さんたちは言葉が出なくなっている</p><p>そういうことだからさ今日は、オレ、あんたたち３人の処女をブチ破りに来たんだよ</p><p>響く声でそう言う</p><p>オレのチンコで処女膜を破って子宮に中出しするからああ、１回目だからオレに奉仕とかは、少しずつ覚えてくれればいいから今日は、レイプのつもりで強姦しに来たんだ</p><p>わざわざ今日まで待ってもらっていたのよ判るあなたたち３人の体調が揃う日まで、ロスト・ヴァージンを延期していたの</p><p>あなた今日は、この３人住友さんも、白旗さんも、朝比奈さんも危険日だから</p><p>ニコッと克子姉は、微笑む</p><p>姉上様危険日とは、何でございますか</p><p>うーむ、わたくしには判らぬ</p><p>キヌカとミタマが、そんな会話をしているから克子姉が</p><p>赤ちゃんができやすい日っていうことよ</p><p>それが、なぜ危険なのですか</p><p>赤ちゃんができやすいのならむしろ、ラッキーチャンス・デイなのでは</p><p>安城姉妹は、首を傾げる</p><p>でももしかしたら、今日、こちらのお三方が黒森様のお子を受胎なさるかもしれないのですね</p><p>ありすが笑顔で言う</p><p>そうよもしかしたら３人揃って、ご懐妊かもしれないわ</p><p>まあそれは素晴らしいですわ</p><p>喜ぶありすに朝比奈さんが</p><p>ななななな、なぁに言ってるのよおっそんなの全然、素晴らしくなんてないわよっ</p><p>そそうよみんな人の子供を孕むなんて</p><p>あたしは嫌です絶対に嫌ぁぁ</p><p>白旗さんも、住友さんも半ばパニックに陥る</p><p>大きく一回だけ手を打ち鳴らした</p><p>それだけで充分だった</p><p>部屋の中はシンと静まる</p><p>同じことを何度も言わせるなよ</p><p>低い声で、オレは３人に言った</p><p>あんたたちには選択権は無いんだ</p><p>はーい、それじゃあ場所移動ねっていってもそっちのドアを開けて、続き部屋に行くだけだけど</p><p>克子姉が隣の部屋のドアを開ける</p><p>そこは１０畳ぐらいのベッドルームになっていた</p><p>ああ、珠代さんのラブホテルの部屋に似ているな</p><p>とにかくセックスするためだけの部屋だ</p><p>はい、こっちの部屋から自分が座る椅子を運んで行ってね</p><p>向こうには、ベッドしかないからな</p><p>ミタマ、キヌカその３人を、確実に連れて来い</p><p>わたくしたち姉妹は武道の心得がございます</p><p>おかしな態度を見せると痛く致します</p><p>武闘派姉妹に睨まれて住友さんたちは、逃げることもできない</p><p>黙って自分の椅子を持って隣のセックス・ルームへ移動する</p><p>ありすや可憐も移動しオレも</p><p>はーい、鍵締めちゃいまーすここは、１度締めたらあたしの手の平と網膜を認証しないと開かないからね</p><p>娼館のプレイルームの鍵は、全部、電子式のキー・ロックなんだそうだ</p><p>お客が娼婦を抱いている時に絶対に、侵入者が入り込まないようにするために</p><p>それでいて、火災なんかの非常時には一斉解除できるようになっている</p><p>ドアが、ロックされる</p><p>これで、この室内は密室となった</p><p>住友さんたちは、部屋の壁際に３人揃って椅子を並べて緊張と恐怖に、身体を震わせている</p><p>そんなに怖がることはないよ</p><p>オレは彼女たちに言った</p><p>いきなり、あんたたちをレイプする気はないからだって、ほら、あんたたちってセックスとか、まだちゃんと観たことがないんだろ</p><p>そうね研修で簡単に資料映像は観せたけれどうふふそれでも、男の子の勃起したオチンチンは、まだ観せてないのよ</p><p>やっぱり最初はホンモノの生のオチンチンにショックを受けて欲しいから</p><p>うん動画なんかで観て、判った気になっちゃうのはマズイよな</p><p>ホンモノのオチンチンの温かさや、触感や、匂いや、舐めた味そういう生々しいものを、ちゃんと知らないと知識だけの頭でっかちは、一番良くないわ</p><p>ということでこの３人は、セックスを知らないまだ観たこともないだから実際にオレたちがして、自分の眼で観察させることにするまずは、セックス勉強会だ</p><p>オレは美里さんとオレの女たちに言う</p><p>美里さんは、一週間前のお勉強の続きだ２回目のセックス実習だ</p><p>真面目な美里さんは、大きくうなずく</p><p>ありすと、ミタマと、キヌカは美里さんに、どれだけセックスが上達したか披露するんだ</p><p>承知し致しました</p><p>わたくしの全てをご披露致します</p><p>ありす、ミタマ、キヌカも真剣そのものだった</p><p>ありすも昨日、ロスト・ヴァージンしたばかりで痛いと思うけれどこの人たちに、お前の中にオレのチンコが入っているところを見せるからな</p><p>精一杯、頑張ります</p><p>うん、オレも頑張ろう</p><p>せっかくだからあたしも参加したいわ</p><p>克子姉はそう言って、服を脱ぎ始める</p><p>あたしも今日危険日なのよ</p><p>私は昔、演劇の裏方スタッフの仕事をしていたのですが</p><p>スタッフとして参加していてもこの芝居、酷いできだなぁと思う舞台が時にはあります</p><p>もう脚本も、演出も、役者も酷いナメてるとしか思えないというものが</p><p>でも、そんな作品でも</p><p>観劇後のアンケートを見ると褒めるやつがいるんですよ</p><p>いや、一生懸命やっているんだから、ホメてあげないと可哀相とか思う人がいるんでしょうね</p><p>で、結局300人のうち、1人でも褒めている声があれば</p><p>やっている劇団の人は、満足しちゃうんですよ</p><p>残りの２９９人が、苦虫を噛みつぶしたような顔で劇場を出て行ったとしても</p><p>褒めてくれる人もいたということで満足できてしまう</p><p>また、同じ様な酷い舞台を平然と公演していく</p><p>だから、褒めてくれる人って私は怖いと思っています</p><p>人に褒められるという体験が他の感覚をマヒさせることがあるから</p><p>1106．セックス潮流　／　美里とありすの姉妹セックス（その１）</p><p>服を着ていても、その人のプロポーションはだいたい判るけれど</p><p>ブラウスのボタンを外しながら克子姉は言う</p><p>でも、やっぱり実際に生で見てみないと、本当の質感は伝わらないのよ</p><p>ストッと脱いだブラウスを椅子の背に掛ける</p><p>ジーっと、スカートのジッパーを開け脱いだ</p><p>黒のブラジャーとパンティとガーターベルトだけの姿になる</p><p>どう、あなた</p><p>下着姿になった克子姉が、ニヤッとオレに微笑んだ</p><p>うん、凄い綺麗だよ</p><p>爆乳に、グイッとくびれた腰に量感たっぷりなのに、引き締まったお尻</p><p>克子姉のプロポーションは相変わらず素晴らしい</p><p>ま、現役を引退しても身体のお手入れは、現役時代以上にやってるものね</p><p>若い子たちに負けちゃうわけにはいかないから</p><p>黒いセクシーな下着姿のままククッとポーズを取る</p><p>マナちゃんのしている美容プログラムあたしも始めたのよあたしの場合は、さすがに身体の成長はもう望めないけれど今以上の美しさをキープするための運動と食事の調整はできるから</p><p>まだ１４歳のマナは美しく成長していくためのプログラムで</p><p>２１歳の克子姉は美しさを保ち続けるためのプログラムなんだな</p><p>ちなみに今、うちに居る子たち全員のプログラムを組んでまーすせっかくなら、家族みんなで綺麗になりたいものね</p><p>この半年間のマナの変化で、効果があることは実証されてるもんな</p><p>あれここの人たちは</p><p>ここの人たちつまり娼婦候補生たち</p><p>あのプログラムって元々は娼婦の人たち用のものだったんじゃなかったっけ</p><p>黒い森に連れて来られた娼婦を、より美しくするための</p><p>あ、そうね忘れてたわていうのは嘘よ鞍馬美里さんと、徳大寺さん、黒沢さんには、もうプログラムを開始しているわ彼女たちの医療データを元に</p><p>美里さんは、オレに犯された後徳大寺さんと黒沢さんは、天童貞男たちの監禁現場から解放された後に</p><p>香月セキュリティ・サービスの医療班に、詳しく身体を調べられている</p><p>住友さんと白旗さんと朝比奈さんに関しては、まだ何もしていないわだってこの子たちは、脱落しちゃう可能性が高いから</p><p>克子姉はすっかり怯えている新人娼婦候補３人を見る</p><p>あなたたちってさあたしや珠代さんのこと、ずっと心の中で小馬鹿にしてるでしょあたしたちが元娼婦だからって</p><p>判っているのよあたしずっと、判ってたけれど今日まで、気付いていないフリをしていたのそれで、あなたたちがどこまで増長するのか知りたくってね</p><p>ニヤッと克子姉は笑う</p><p>あなたたちは、徳大寺さんと黒沢さんのことも、笑っていたわあの子たちの必死さにね何で、そんなに余裕が無いんだろうって</p><p>徳大寺さんたちにはもう帰る場所が無い親たちも死んでいるそして、親たちを死に追い込んだ俺たちが、どれだけヤバイかも理解している</p><p>さらに、あなたたちは鞍馬美里さんのことも笑っていたわ美里さんのお嬢様らしい、ゆったりとした性格をね世間知らずの馬鹿な娘だと思い込んで笑いものにしていたでしょあの子が、ホンモノのお嬢様だっていうことに気付かないで</p><p>克子姉の言葉に美里さんは</p><p>わたくしは世間知らずの馬鹿な娘ですわですから、そういうご指摘があるのは仕方ないことだと思います</p><p>ご指摘じゃないのよ心の中で、笑っていただけなんだから</p><p>克子姉は低い声で、そう言う</p><p>あなたたち３人は住友さん、白旗さん、朝比奈さん、あたしをちゃんと見なさい</p><p>注目っ</p><p>ミタマの気に、住友さんたちはハッと顔を上げる</p><p>あなたたちは、父親の事業の失敗で自分たちが娼婦にならなくてはいけないっていうゲンジツを理解はしているけれど心の中で納得はしていないのよね</p><p>克子姉の言葉に</p><p>そ、そんなの当たり前じゃないですか</p><p>朝比奈さんが、口を開く</p><p>だって娼婦ですよ全然知らない汚いオジサンとエッなことをしなくちゃいけないんですよ何で、あたしが</p><p>そうよこんなこと納得できるわけないわまだ、あたしたち高校生ですよそれなのに</p><p>政財界の大物とか、あたしたちには関係無いし何で、あたしたちがこんな目に遭わなくちゃいけないんですっ</p><p>白旗さんも、住友さんも心の中の思いを爆発させる</p><p>家のため、誇りのためですわ</p><p>美里さんが、そう答えた</p><p>家の負債は誰かが、返済しなくてはならないのですわたくしのこの心と身体と５年間という時間で、弁済できるのでした、わたくしは喜んで娼婦になりますわ</p><p>バッカじゃないのっバカバカハーカ</p><p>朝比奈さんは、喚いた</p><p>そりゃ判っているわあたしたちが、あんたたちの言う通りにしなけりゃお父さんは自殺するしかないって下請けの人たちにも、迷惑を掛けるってことは</p><p>白旗さんが、そう言う</p><p>あんたたちにお金や権力を持っている連中が付いていることも判ってる警察とかに逃げ込んだりすることも無理だってことは</p><p>住友さんは、キッと克子姉を睨んで</p><p>あんたたち卑怯だよホント、卑怯なヤツラだって思っている</p><p>あたし、ここの人みんな大っ嫌い</p><p>朝比奈さんも、克子姉を睨み付ける</p><p>白旗さんも、同じ考えかしら</p><p>克子姉が苦笑して尋ねると</p><p>あたしは今更、文句を言ってもどうにもならないことは判っていますでもせめて、もう少し、あたしたちが気持ち良く娼婦の仕事を我慢できるようにあなたたちが気遣いしてくれるべきだと思います</p><p>だってどうすね、あなた</p><p>克子姉は、フフンと鼻で笑ってオレを見る</p><p>なら、しょうがないよな白旗さん、住友さん、朝比奈さんはクビだ</p><p>そういうことになるわよね</p><p>３人の顔に、動揺が拡がっていく</p><p>月子を呼んで、この３人のここで見聞きしたことに関する記憶を全部消去させようそれで東京駅の前にでも、放置する金は、１人３０００円ぐらい持たせてやるから</p><p>さ、３０００円じゃ長野まで帰れないわよっ</p><p>住友さんが、反射的にそう言うが</p><p>そんなのは、オレの知ったことじゃない無一文どころか、裸で街中に放り出したっていいんだぞ</p><p>あたしたち的には生きたままご実家に返してあげる道理も無いのよね</p><p>克子姉が黒い森の人間としての表情を見せる</p><p>あたしたちをこ、殺す気なの</p><p>朝比奈さんが、大きな声で反応する</p><p>オレたちにはあんたたちの記憶を消すのも、あんたたちを始末するのも手間は、大して変わらないんだよどっちだっていいんだ</p><p>どっちにしたってそうなったら、あなたたちの家は破滅よあたしたちが、あなたたちのお父さんに貸した資金は、全額回収するからホント、あんたたちって馬鹿よね</p><p>政財界の名士のお相手をする特別の娼婦だからこそ、高額のお金を支払っていただけるのだし名士の方たちと親しくなることもできるのにだから、たった５年間で、あなたたちのお父さんが背負った負債が返済できるんだし５年後には、コネを生かして事業を興すこともできるこんな、夢みたいな話はなかなかないのよ</p><p>そんなの全てが上手くいった時の話ですよね</p><p>朝比奈さんが、克子姉に言う</p><p>当たり前じゃないあたしたちはチャンスをあげただけよ上手くいくかどうかは、あなたたちの努力次第そういうものでしょ</p><p>あたしたちはあなたたちが信用できないんです</p><p>あなたたちの言っていることは理解できます理屈は判りますでも信用できるかっていうと、そうではないから</p><p>あたしたちが信用できるようにして欲しいんだよ</p><p>住友さんも、強気で言った</p><p>オレたちが、信用できないんだろじゃあ、これまでだ</p><p>お前たちは放り出すそれでお前たちの家や親たちがどうなろうと、オレたちの知ったことじゃない</p><p>ええおそらく、家族離散ね借金はそのまま住友さんのお父さんなんて、アブナイ筋の人からもお金を借りているから取立はなくならないわよ地元に帰ったら、援交売春組織で働かされることになるでしょうね他の２人も１８歳になったら、そのまま売春産業に沈められることになると思うわあなたたち、そこそこ可愛いから</p><p>ああ借金を抱えた家に綺麗な子が居れば、誰だって売春させようと思うよそういうヤバイ連中が、絶対に近付いて来るから</p><p>ここに居れば、政財界の皆様のお相手で、５年間で返済できるお金が援交売春組織じゃ、全然減らないでしょうねしかも、うちは１晩にお一人しかお客を受け付けないけれどヤクザの経営だと、１日に何人のお客を相手させられるか判らないわよ</p><p>しょうがないよこいつらは、そういう人生を選んだんだからさ</p><p>オレも、そう言い切った</p><p>そんな一遍にいろいろ言われても</p><p>か、考える時間を下さい</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さんはそう言うが</p><p>ハッキリと告げる</p><p>オレたちは、地獄に堕ちそうなお前たちにチャンスをやったこのチャンスはお前たちから見たら、クモの糸みたいに細くて切れやすいものにしか見えないんだろうけれどクモの糸が切れないように、注意深く這い上がって来るのは、お前たちの仕事だ</p><p>あたしたちは絶対に切れないロープなんて投げてあげないわよ</p><p>ひ、ひどい</p><p>朝比奈さんが、思わずそう言う</p><p>甘えるなオレたちは、犯罪組織の人間なんだぞそして、お前たちが娼婦になるっていうことは、オレたちの共犯になる覚悟をするっていうことなんだいつまで、被害者ぶっているんだ</p><p>あたしたちは絶対に、あなたたちを甘やかさないわよ何でだか判る</p><p>克子姉の眼が据わる</p><p>あたしたちも、犯罪組織に生き延びるチャンスを貰ってそして、自分で這い上がって、今ここに居るからよあたしもこの人も</p><p>そうだミナホ姉さんに出会わなければ、オレは</p><p>オレだって今頃は、死んでいたと思う</p><p>絶対に、こいつらに甘い顔はしない</p><p>自分で生き延びる努力のできないやつは助ける価値は無い</p><p>と美里さんが、笑顔を作って言う</p><p>わたくしも黒森様にチャンスをいただきましただから今、必死に頑張っています世間知らずでもここで頑張らないと、何も始まりませんから</p><p>一生懸命に笑って場を和ませようとしてくれている</p><p>ですから住友さんも、白旗さんも、朝比奈さんもわたくしと一緒に、頑張ってみませんか確かに辛い道ですけれどわたくしたちには、この道しかないのですから</p><p>３人は黙ったまま、美里さんに答えようとしなかった</p><p>そうだなここから先は、言葉じゃないよな</p><p>この一週間で、克子姉たちから習ったこと成果を見せてもらえますか</p><p>美里さんは頬を赤らめて</p><p>はいお相手させていただきます</p><p>ありす、お前も一緒だ</p><p>オレは、ありすに振り向く</p><p>美里さんと一緒にお前も抱きたい</p><p>ありすは、笑顔で答えた</p><p>キヌカ、可憐の手を握っててあげて</p><p>はい、ありす様</p><p>ありすは、キヌカに可憐を託す</p><p>すぐに、お前たちも呼ぶから</p><p>オレは、ミタマたちにそう告げた</p><p>まずは美里さんのありすの姉妹丼からだ</p><p>美里さん、ありすに美里さんが習ったことを教えてあげてくれ</p><p>その方が美里さんが、どれくらい克子姉たちの講義を自分のものにしているか、良く判るから</p><p>ああ、判りました</p><p>人から習ったことを、他の人に教える</p><p>そうすることで理解度が見えてくる</p><p>では、こっちへ来て、ありすわたくしの真似をして</p><p>２人は並んでオレの前に跪く</p><p>娼館の制服姿の美里さんとドレス姿のありす</p><p>床に正座した２人は三つ指ついて、頭を下げ</p><p>ご指名、ありがとうございますわたくし鞍馬美里、１８歳でございます</p><p>ご指名、ありがとうございますわたくしは、鞍馬ありす１３歳です</p><p>姉妹が、オレに娼婦としての挨拶をする</p><p>まだ未熟者でございますが精一杯、ご奉仕致しますどうぞ、美里を可愛がって下さいませ</p><p>未熟者ですが一生懸命、ご奉仕しますどうか、ありすを末永く可愛がって下さい</p><p>末永くを付け足したのは、ありすのアドリブか</p><p>うん可愛がってやる</p><p>オレがそう言うと姉妹は、スッと立ち上がり</p><p>まずは、美里さんがオレに身体を寄せる</p><p>オレは美里さんを抱き寄せキスをした</p><p>朝比奈さんが、驚いて眼を背けようとするが</p><p>見ていなさい見なかったら殺すわよ</p><p>克子姉が、笑顔のままそう言う</p><p>注目ッ</p><p>ミタマが、また気を放ったちょっと殺気が入っている</p><p>それで、朝比奈さん、白旗さん、住友さんの３人は</p><p>身体をビクッと振るわせてオレたちを見た</p><p>オレと美里さんは舌を絡めていた</p><p>口の中にベロとか、汚いわよ</p><p>小声で、朝比奈さんが呟く</p><p>そんなことありませんわ黒森様ですから黒森様、わたくしも</p><p>ありすが、オレに接吻を求める</p><p>オレは、今度はありすを抱き締めて少し腰を落として、身長を調整したそして、キスする</p><p>ありすは、わざと３人の娼婦候補生によく見えるようにオレの口中に舌を入れてきた</p><p>オレも、ありすの舌を啜る</p><p>黒森様お洋服を、お脱がせ致しますわ</p><p>美里さんが、オレのシャツを脱がしてくれる</p><p>ズボンを脱がす前に</p><p>あのわたくしたちは、どう致しましょうか</p><p>顔を赤らめて尋ねてくる</p><p>どんな風になさりたいですかお洋服を着たままでそれとも、全て脱いで</p><p>制服を半脱ぎにして、犯すのも気持ち良さそうだけど</p><p>せっかくだから、裸になった姉妹を比べてみたい</p><p>服を着たままは、今度にしよう今日は美里さんとありすの服が違うから今度、２人とも同じ衣装で並べて犯したい</p><p>かしこまりましたご要望を記憶しておきます</p><p>ほんわかした笑顔で、美里さんは答える</p><p>今日は裸の美里さんとありすを抱きたい</p><p>はいそれで、あのわたくしは、自分で脱いだ方がよろしいでしょうかそれとも黒森様が、脱がして下さいますか</p><p>じゃあ、オレが見ている前で２人で同時に脱いでくれあ、下着まででいいから</p><p>オレはベッドに腰かけ１８歳と１３歳の姉妹による、同時ストリップを見学することにした</p><p>かしこまりましたでは、ありす</p><p>２人は、お互いに見つめ合って恥ずかしそうに、脱衣していく</p><p>うん、名家の令嬢らしい羞じらいが、何ともいえない</p><p>克子姉、どうここまでの感じは</p><p>オレは克子姉に、美里さんの娼婦っぷりを尋ねる</p><p>うーん、我流だけれどまあ、いいんじゃないかしら自分の魅力を上手く使えていると思うわよ動きが硬いのは仕方ないし</p><p>１００点満点では</p><p>４０点ぐらいあくまで、初心者としては頑張ってるってだけだからこのままではお客様には出せないわ</p><p>いや、実際は</p><p>美里さん自身は知らないことだけど彼女は、娼婦としては売りに出されない</p><p>この人は、ずっとオレだけを相手にする娼婦となる</p><p>あなたは何点だと思うの</p><p>克子姉が、そう言うから</p><p>オレはそうだな、７５点</p><p>本当は８０点あげてもいいくらいだけれど今後の研鑽を期待して</p><p>美里さんとありすが下着姿になる</p><p>うんたまたまなんだろうけれど</p><p>姉妹は２人とも白の下着だったブラもパンティも</p><p>い、いかがですか</p><p>オレの前に立つ半裸の姉妹</p><p>うん、やっぱり姉妹だけに、体格がそっくりだ</p><p>細い肉体長い足</p><p>肌の白さもよく似ている</p><p>胸だけは、５歳差の分美里さんの方が発達しているけれど</p><p>ああ、２人とも綺麗だ可愛いよ</p><p>姉妹は、頬を赤らめる</p><p>で、次はどうするんだ</p><p>考え込む、美里さんにありすが</p><p>美里お姉様おしゃぶりさせていただきましょう</p><p>おしゃぶり、ですか</p><p>はい、黒森様はお口での奉仕をいつも喜んで下さいますから</p><p>でも、あのわたくし</p><p>お口でのご奉仕はまだ１度しか</p><p>ああ、一週間前美里さんの処女を犯した時に</p><p>最後にシャワー室で、フェラチオさせて口の中に射精して、飲ませた</p><p>わたくしは、３回させていただきました</p><p>ありすは、姉に言う</p><p>アニエスさんに、色々と教えていただきましたからお姉様に</p><p>アニエスは、新しい仲間にセックスの技法を教えるのが大好きだから</p><p>セックスを通して、仲良くなろうとする</p><p>黒森様、よろしいですか</p><p>美里さんが、オレを見る</p><p>自分がありすに教えろと命じられたのにそれでは立場が逆になる</p><p>構わない姉妹２人でオレを気持ち良くさせてくれ</p><p>離れ離れだったこの１週間を姉妹がセックスを教え合うことで、埋めてくれればいい</p><p>はい、では失礼致します</p><p>ありすが、オレのベルトを外して</p><p>ちょっと、立っていただけますか</p><p>オレが腰掛けていたベッドから立ち上がると</p><p>ありすは、オレのズボンを脱がしてくれた</p><p>多分、朝比奈さんだろうパンツ越しでも判る、オレの勃起を見て悲鳴を上げる</p><p>集中っ</p><p>また、ミタマの気が飛ぶ</p><p>もう、こんなに大きくなさっておられるのですね</p><p>美里さんが、恐る恐る布越しに勃起を触って来る</p><p>ああ、美里さんとありすに欲情しているんだ</p><p>海綿体に、どんどん熱い血が注がれていくのが判る</p><p>お姉様触り方は、こうですわ</p><p>ありすが、小さな手でオレの勃起を上下に撫でてくれた</p><p>では、黒森様失礼致します</p><p>ありすが、オレのパンツを脱がす</p><p>勃起ペニスがビュンと飛び出し、外気に触れる</p><p>３人の娼婦候補生たちの眼が、オレのペニスに集中した</p><p>みんな、女子校育ちだ生の男の勃起チンコを見るのはこれが初めてなんだろう</p><p>これは、こう持ってこう動かします</p><p>ありすが、１３歳の白い指でオレのペニスをシゴしてくれる</p><p>美里さんは、真剣な眼で見ている</p><p>お姉様も、お試し下さい</p><p>は、はい黒森様、失礼致します</p><p>今度は、美里さんがオレのペニスを握る</p><p>ハァハァという熱い息が、オレの亀頭をくすぐった</p><p>いえ、お姉様こうです滑らせるように</p><p>ありすが直すが上手くいかない</p><p>オチンチンの扱いは難しいから、一度ではマスターできないわよ何回もやって、少しずつ覚えなさい</p><p>それから、オチンチンを見ながら男の人の顔を見てどこをどうしたら、気持ち良さそうな顔をするのかよく観察するのよオチンチンだけ見てちゃダメよ</p><p>美里さんが、オレを見上げる</p><p>黒森様気持ちいいですか</p><p>オレは、上目遣いにそう言う美里さんが本当に可愛いと感じた</p><p>ああ、気持ち良いよえっと根元を持つ方は、もう少し力を入れてもいいんだ</p><p>そろそろしゃぶってくれ</p><p>今年の仮面ライダーは妖怪に負けて、変身ベルトの売れ行きが悪いそうです</p><p>ダブルやオーズの頃は、売れすぎて品切れな玩具売り場をよく見ましたが</p><p>今年のはどこでも売り切れてないみたいですし</p><p>あのミニカーが１つ５００円なのも高いよなあ</p><p>コレクションアイテム商法も、もう無理なのでは</p><p>1107．セックス潮流　／　美里とありすの姉妹セックス（その２）</p><p>美里お姉様、わたくしこの一週間で、おしゃぶりの技法も教えていただきましたから</p><p>ありすが、姉に微笑む</p><p>チンコ丸出しでベッドに腰掛けているオレの前に鞍馬姉妹は、下着姿で跪いている</p><p>まずは、このように捧げ持って失礼致します</p><p>１３歳のありすが、両手でオレの勃起を持ち上げると自分の口元へ</p><p>亀頭の先に、チュッとキスをする</p><p>この時に、眼は黒森様のお顔を見つめますお口でご奉仕している、ありすの恥ずかしい顔も、眼で楽しんでいただくんですわ</p><p>ありすは可愛い舌先で、オレの亀頭をペロペロと舐める</p><p>その眼は、まっすぐにオレの顔を見上げている</p><p>なかなか難しいものなのですね</p><p>美里さんは、真剣な顔で５歳年下の妹のフェラチオを見ている</p><p>そんなことありませんわ大切なのは黒森様を気持ち良くしてさしあげようという思いだけですからわたくしは、そうアニエスさんに教わりました</p><p>アニエスは、そう言いながらオレのカリ裏を、チロチロと舐める</p><p>うふふ、黒森様はここを舐めると、とても感じて下さいますこれも、アニエスさんに教えていただきました</p><p>ありすは、１３歳とは思えない艶やかな笑みを浮かべる</p><p>ありすのお口で感じていただけて嬉しいですわ</p><p>ありすは、パクッとオレの亀頭を口に含むとちゅぱちゃぱと音を立てて吸った</p><p>ほんの一週間でも、オレの奴隷として生きる覚悟をしたありすは真剣にセックスと向き合っている</p><p>一生懸命、アニエスや他の子たちからテクニックを学んでいる</p><p>はい、お姉様の番ですわ</p><p>ありすが口を離すと亀頭からありすのプクッとした唇に、唾がツーッと糸の様に伸びた</p><p>それを優雅に、手で拭う</p><p>名家の令嬢にしてセックス奴隷２つの重なると、こんなにも優雅で淫らな美少女になるのか</p><p>では失礼致します黒森様</p><p>今度は、１８歳の姉が妹の真似をして、オレのチンコを捧げ持つ</p><p>ご奉仕させていただきます</p><p>美里さんは、子猫がミルクを飲むようにペロペロとオレの亀頭を舐めた</p><p>これも気持ちが良い</p><p>それから、ペニス全体を丹念に舐めていく</p><p>全てに、美里さんの香しい唾液を塗り付けるように</p><p>そして、ありすがしたようにオレの亀頭を口に含み、上下させる</p><p>ああ、喉に詰まったらしい</p><p>慌てなくて良い丁寧にやってくれ</p><p>そう言う美里さんの頬を、オレは撫で</p><p>謝ることはない気持ち良いよ美里さん</p><p>美里さんは、恥ずかしそうにオレを見上げる</p><p>うん美里さん、ありす</p><p>２人ともブラジャーを外してくれ</p><p>鞍馬姉妹が、同時に自分で背中のホックを外して、ブラを取る</p><p>うーむ女の子が羞じらいながら、自分で下着を脱ぐ姿は、何てイヤらしいんだろう</p><p>カップに包まれていたおっぱいが、ぽろんと零れる</p><p>桜色の健康的な乳首が見えた</p><p>さすが実の姉妹、乳首の色もほとんど変わらない</p><p>よし、左右から２人同時に舐めてくれ</p><p>オレの亀頭を、右から美里さんが左から、ありすが舌を伸ばす</p><p>２つの舌美しい姉妹の舌が、同時にオレのペニスを這う</p><p>オレも両手を伸ばして右手で美里さんの乳房を、左手でありすの乳房を揉んだ</p><p>うんさすがに、胸の量感と弾力は５歳の差がある</p><p>でも、ぷにぷにと柔らかい１８歳の胸も固さの残る１３歳の胸も、どっちも魅力的だ</p><p>ああ、美里さんは乳首が、勃起してきているな親指の腹で、クリクリ捏ねる</p><p>ありすの方は人差し指で、乳輪全体を捏ね回す</p><p>順番に、口に含んでくれ１０回チュパチュパしたら交代だ</p><p>まずは美里さんが、オレをしゃぶる</p><p>まだ、唇の使い方とかが判っていないけれどそのぎこちなさが新鮮で良い</p><p>次は、ありすが</p><p>ああ、ありすの方が体温が高いのか口の中が温かく感じた</p><p>ありすの方は、唇をすぼめて上手にフェラする</p><p>オレを口に含んだまま舌を使う技まで披露してくれた</p><p>よし、ありすはそのまま続けて美里さんは、オレの隣に座って</p><p>今やパンティだけになった美里さんが、ベッドの縁オレの隣に座る</p><p>ほら、もっとオレにくっついて</p><p>オレは、美里さんを抱き寄せる</p><p>はぅう</p><p>ビクッと震える美里さん</p><p>あの男の方に抱かれるのは、まだ慣れていないので</p><p>じゃあ、慣れるように特訓しよう</p><p>オレは、ありすにフェラチオさせたまま姉の美里さんとキスする</p><p>姉妹の熱い粘膜を口とペニスで別々に感じた</p><p>美里さんのおっぱいが舐めたい</p><p>は、はいどうぞ、ご堪能下さいませ</p><p>美里さんは恥ずかしそうに、オレに胸を突き出す</p><p>オレは、そのおっぱいを鷲掴みにして乳首を舐める吸う</p><p>ひぃあうっ</p><p>震える美里さん</p><p>は、はいゾクゾクッてなります</p><p>美里さんは、顔を真っ赤にしてそう言った</p><p>うん、丸くて形の良いおっぱいだ</p><p>オレは、さらに乳首を舐め啜った</p><p>ぁぁ、ぁぁんっ</p><p>美里さんの口から、エッチな吐息が漏れる</p><p>オレの口の中で、美里さんの乳首が尖っていく</p><p>その先っぽを、舌先でチロチロ舐めた</p><p>いゃぁんっ</p><p>感じている美里さん</p><p>どう、可愛いでしょあの子女の眼で見たって、魅力的だと思わない</p><p>克子姉が呆然と、オレたちの痴態を見つめている娼婦候補生たち住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さんに言った</p><p>ああいう可愛らしさは、今のあなたたちには出せないわね</p><p>男に無条件で身体を委ねている少女の愛らしさ、潤しさ、そしていやらしさ</p><p>黒森様っ気持ち良いですわ美里のおっぱい気持ちいいです</p><p>顔を真っ赤にして、快感に震えている</p><p>うんありすもこっちに来い２人のおっぱいを、舐め比べてやるから</p><p>美里お姉様にはかないませんわ</p><p>ありすは、オレの亀頭から唇を離すとスッと立ち上がった</p><p>そんなことはないですわありすはわたくしよりも、ずっと愛らしいですもの</p><p>２人とも、とっても魅力的だよ</p><p>オレは、両手に姉妹を抱えてベッドに倒れ込む</p><p>顔の左右に、２人の胸を置いて順番に、頬擦りする</p><p>うん、それぞれ良い感触だ</p><p>それから、ありすの乳首に吸い付いた</p><p>はぁんっ本当に、おっぱいがお好きですね</p><p>ありすは、もう慣れてきたのかオレの頭を抱いてくれた</p><p>赤ん坊に授乳させるように</p><p>でも、ありすも好きですこれどうぞ、心ゆくまでご堪能下さい</p><p>オレは、ありすの胸をチュウチュウと吸った</p><p>まあ、ありすとっても、幸せそうな顔をしているわ</p><p>美里さんが、妹にそう言う</p><p>幸せですわありすは今、女として愛していただいておりますから</p><p>嬉しそうに、ありすはそう答えた</p><p>オレは、ありすと美里さん両方の股間に手を伸ばす</p><p>今度は右手がありすで、左手が美里さん</p><p>セックスにまだ慣れていない女の子は、パンティの布地越しに触った方が良く感じるらしい</p><p>何度か回数をこなしたありすの方がよく濡れている</p><p>美里さんは、これが二度目のセックスだもんな</p><p>しばらく、２人の秘部を弄りながらオレは順番にキスしていく</p><p>姉妹はオレの舌を喜んで迎えてくれた</p><p>そろそろ入れたくなった２人とも脱げ</p><p>名家の令嬢姉妹が恥ずかしそうに、パンティを脱いでいく</p><p>ああ、やっぱりありすの方が愛液の染みが大きい</p><p>脱ぎましたわ</p><p>美里さんは、顔を真っ赤にして言う</p><p>よし、そこに２人寝て大きく足を開いて、これからオレに犯される場所を見せろ</p><p>美少女姉妹が並んでオレの前でＭ字開脚する</p><p>お姉様、眼を閉じてはいけませんわちゃんと黒森様を見ていて差し上げないと</p><p>皆様の前で恥ずかしいですけれど恥ずかしい気持ちも楽しむのが、セックスの悦びなんだそうですわ</p><p>ああミタマやキヌカ、可憐や克子姉だけでなく</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さんたちの前で痴態を晒すのが恥ずかしいのか</p><p>美里さんは、オレだけ見ていればいいんだよ</p><p>今の美里さんの客は、オレだけだだからオレだけを楽しませようと考えていればいいんだ</p><p>オレは、ありすの可愛い秘唇を指で広げる</p><p>ピンク色の内側から、愛液がトロトロっと滴る</p><p>それを指で掬って舐める</p><p>酸っぱい</p><p>それから、美里さんの秘部も指で開いた</p><p>ありす程ではないけれど充分に濡れてはいるんだな</p><p>美里さんの愛液も指先に付けて舐めてみる</p><p>うん、同じ味ださすが姉妹だな</p><p>オレの言葉に、２人は顔を見合わせる</p><p>しばらくは、離れて暮らすことになるけれど５年間の契約期間が終われば、また２人仲良く暮らせるから</p><p>でもありすはもう、黒森様の奴隷でございますから</p><p>寂しそうに、美里さんは言う</p><p>鞍馬の家にはわたくし１人で帰りますわ</p><p>そんなの鞍馬家ごと、オレが引き取るよ</p><p>鞍馬姉妹の両親は夜逃げしてしまっているジッちゃんと香月セキュリティ・サービスは、居場所を知っているだろうけれど</p><p>そして、鞍馬家の現当主はすでに鞍馬家の先祖代々の資産の全てを失っている</p><p>だから、真面目な話娼婦を引退しても美里さんには帰る家はないのだ</p><p>はい、お待ちしておりますわお役目が済んだら美里お姉様も、わたくしたちと一緒に黒森様の奴隷にしていただきましょう</p><p>わたくしたちも、お待ちしております</p><p>横から、ミタマとキヌカが美里さんに言った</p><p>ありすミタマキヌカ</p><p>美里さんの眼に、涙が溜まる</p><p>そして、美里お姉様もわたくしたちと一緒に、黒森様の赤ちゃんを産んで下さいませみんなで仲良く育てましょう</p><p>ありすは、姉にそう言う</p><p>あーら、今日、妊娠しちゃったらそのまま解放よさっき言ったでしょその人の子供孕んだら借金はチャラにしてあげるって</p><p>克子姉は、笑顔でそう言う</p><p>そういうわけには参りませんわ鞍馬家の負債はそんなに簡単に消してしまって良いものではありませんもの</p><p>わたくし精一杯、働きます５年間わたくしには、もうこの身体しかないのですから全身全霊で、お客様にご奉仕して家の負債をお返し致しますわ</p><p>決意しているんだ</p><p>実際には美里さんは、客とはセックスさせないことになっているけれど</p><p>それは、ジッちゃんとミナホ姉さんの決定だ</p><p>名家の令嬢が当主の不祥事による借財から、娼婦に堕とされたという事実だけがあればいい</p><p>他の名家が、香月家や歌晏家に甘えないようキツク引き締めるための見せしめとしては</p><p>本当に美里さんが売春する必要は無いんだ</p><p>だから、彼女はオレだけの娼婦になる</p><p>美里さんの祖父に世話になったという政財界の人たちが、美里さんの時間を買って大金を支払うことになるだろうけれど</p><p>その人たちとのセックスは無い</p><p>もし、その人たちの中の誰かが、美里さんを抱こうとしたら</p><p>その人物はジッちゃんや、他の権力者たちを敵に廻すことになるだろう</p><p>そういう理屈の判らない人にはミナホ姉さんは、美里さんを会わせない</p><p>うん、頑張って美里さん</p><p>精一杯、頑張ろうとしている美里さんに本当のことは伝えられない</p><p>言ってはいけないと、口止めされている</p><p>こんなにも健気な美里さんだから彼女の時間を買う人たちは、大金を支払ってくれるんだと、ミナホ姉さんは言っていた</p><p>だから、今の美里さんはこれでいいんだ</p><p>そう思うことにする</p><p>よし、じゃあセックスしようまずは、ありすからだ</p><p>他の人に、ありすの中にオレのモノが入っていくところをよく見えるようにしろ</p><p>ベッドの上に、オレは仰向けで寝転ぶ</p><p>そこに、ありすがオレの腹の上に跨がってきて</p><p>騎乗位でオレの勃起を受け入れようとする</p><p>ほら、初めて生のセックスを見る人たちに挨拶しろ</p><p>ありすは、住友さんたちに身体を向ける</p><p>これから黒森様の男性器を、わたくしの中に受け入れさせていただきますどうぞ、はしたないありすのセックスをご覧下さい</p><p>そしてありすの小さな手が、オレの亀頭の先を自分の秘唇に当てる</p><p>は、入らないわよそんな太いの</p><p>朝比奈さんが、呟く</p><p>や、止めなさいよあなたまだ１３歳でしょ</p><p>幾ら命令されたからって、無茶なことはお止しなさい</p><p>住友さんと白旗さんも、ありすとオレのセックスは暴挙だと思っているらしい</p><p>無茶ではございませんわたくしの女性器は、黒森様の性器を受けとめるためにあるのでございますから</p><p>そしてありすは</p><p>んっっ</p><p>ゆっくりと、腰を落とす</p><p>う、嘘っ</p><p>朝比奈さんが喚く</p><p>白旗さんと住友さんも、オレたちの結合点に注目している</p><p>オレの亀頭の先端がありすの膣口を押し広げて</p><p>ホ、ホントに入っちゃうの</p><p>ありすの膣内から滴る愛液を潤滑油に</p><p>狭い胎内にぬぷぬぷと侵入していく</p><p>はぁ入っちゃうんだ</p><p>亀頭が、ぬぷりっと入り込んだところで朝比奈希美さんが、そう呟いた</p><p>まだですくぅぅっ</p><p>ありすは、さらに腰を落としていく</p><p>オレのペニスの形に、ありすの内側が押し広げられていく</p><p>ちょっと、どこまで入るのよっ</p><p>全部ですっくぅっ</p><p>ありすが、辛そうに言う</p><p>ありす、力むな逆だ、力を抜け、リラックスしろ</p><p>大きく深呼吸しろすぅぅ、はぁぁだ</p><p>ありすが深く深く、息を吸う</p><p>すぅぅ</p><p>息を吐くとありすの身体から力が抜ける</p><p>じゅるるるっとオレのペニスがありすの中に全て収納された</p><p>ホントに全部、入っちゃった</p><p>あんなに小さな子なのに</p><p>せ、セックスしているの</p><p>朝比奈さん、白旗さん、住友さんが同時に呟いた</p><p>はいこれがセックスですいえ、あのセックスの途中ですわ</p><p>ありすが、３人にそう告げた</p><p>本当のセックスは、ここから腰を蠢かして黒森様に、わたくしの子宮の中に精を注いでいただくことですから</p><p>そして、ありすはゆっくりと、腰をくねらせる</p><p>また、そんなにセックスに慣れていないから自分から腰を上下に激しく振ることはできない</p><p>まずはぴったりと結合したまま、廻すように腰を動かす</p><p>痛くないのかありす</p><p>オレが下から尋ねると</p><p>もう、そんなにはあっ、あっ少しずつああっ、気持ち良くなってきていますあっ</p><p>わずかに喘ぎながらオレに答える</p><p>これから、もっとセックスを学んでああっもっと、もっと気持ち良くなりますああっ</p><p>ああ、ありすいっぱい気持ち良くしてやるからな</p><p>オレは身体を起こして座位になる</p><p>ありすの小さな身体を抱きしめて下からオレが腰を突き上げる</p><p>ああっ、ああーっ、あうっ黒森様ぁぁっ</p><p>よし、そのままベッドに寝ろ</p><p>結合したまま、オレたちは体位を変える</p><p>新人候補生たちに、オレのペニスがありすの中を突き込んでいるところがよく見えるように</p><p>側位の態勢になる</p><p>背中からありすを抱き締めて、ズンズンと腰を突き込む</p><p>も、もう止めてよその子が可哀相よッ</p><p>また朝比奈さんが騒ぐ</p><p>まだ１３歳なのにこんなの酷すぎるわよ</p><p>しかしありすは</p><p>わたくし今、とても幸せですわああっ、ああっ、ああんっ</p><p>艶やかな表情で、そう答えた</p><p>愛していただいているのですからあああっ</p><p>ああ、ありすの中すっかり熱く蕩けているよ</p><p>あああっ、もっともっと、ありすの身体を楽しんであああっ、楽しんで下さい</p><p>ありす、お姉さんが見ているぞ</p><p>美里さんがベッドのすぐ横で、オレとありすの交合を見ている</p><p>お姉様ぁぁ、美里お姉様ぁぁありすはありすは、黒森様にたくさん愛していただいておりますから</p><p>ええ、判っているわありす</p><p>美里さんが、笑顔で答える</p><p>ありすそろそろ美里さんとしてもいいか</p><p>オレが、ありすの耳にそう囁くと</p><p>はい、お姉様のことも愛して差し上げて下さいませ</p><p>オレはありすから、愛液でベタベタになったペニスを引き抜く</p><p>妹の胎内から今度は姉の膣へ</p><p>美里さんは、これが２回目だから痛いかもしれないけれど</p><p>痛くても平気ですわ</p><p>うん、まだ慣れてないんだから正常位でしよう美里さん、腰の下に枕を入れるよ</p><p>この方が角度が合ってスムーズに入るんだ</p><p>オレは美里さんの腰とお尻の下に、枕を押し込む</p><p>はい、大きく足を広げてそれから、美里さんも深呼吸だ</p><p>オレは１８歳の膣口に、亀頭を擦り付ける</p><p>濡れ具合は問題無い</p><p>ほら、息を吸って吐いて</p><p>はぁぁすぅぅ</p><p>今度は、美里さんが息を吸い込む時を狙って</p><p>グッと腰を突き込むッ</p><p>美里さんの手にオレの手を重ねギュウッと握りしめて</p><p>そのまま深く潜り込む</p><p>先週まで処女膜のあった場所を、オレの勃起ペニスが擦っていく</p><p>ああああっ、く黒森様ぁぁ</p><p>頑張って、お姉様</p><p>それぇぇっ</p><p>オレのペニスが根元まで入った</p><p>うん、狭さは妹の方が上だけれど締め付けは、姉の方がキツい</p><p>それとやっぱり、体温が違う</p><p>胎内に深々と異物を押し込まれて美里さんは、大きく息をする</p><p>可愛いおっぱいが、呼吸と共に大きく上下していた</p><p>白い肌が赤く紅潮し、じんわりと汗をかいてる</p><p>またセックス、しちゃってる</p><p>朝比奈さんが、ぽつりと言った</p><p>他の２人も、呆然と眺めている</p><p>まあ、生まれて初めて見た生のセックスが１３歳と１８歳の姉妹丼なんだもんな</p><p>色々とショックもあるだろう</p><p>美里さん、綺麗だよ</p><p>オレは、挿入したペニスが馴染むまで腰を動かすのは止めることにした</p><p>代わりに、美里さんのおっぱいを揉む</p><p>はい、黒森様に愛していただいている美里お姉様はとても、お綺麗ですわ</p><p>ありすが、そう言う</p><p>さっきのありすも、可愛らしかったわ</p><p>美里さんは、そう答えた</p><p>黒森様わたくしこれ</p><p>セックス最初は、恐ろしいものだと感じておりましたけれどわたくし、好きになれそうですわ</p><p>おでこに汗の玉を浮かべてオレに微笑む</p><p>今はまだ黒森様とのセックスだけですけれど</p><p>うん、少しずつだ少しずつ、慣れていけばいいんだよ</p><p>オレは、美里さんとキスをする</p><p>それから、ゆっくりと腰を動かす</p><p>美里さん可愛く啼いて</p><p>啼く</p><p>さっきのありすみたいに可愛い声を聞かせて</p><p>オレは少しずつ、腰の動きを強くしていく</p><p>はぁぅああっ、ああっ、ああーっ、あんっ、ああぁん</p><p>美里さんの口から、自然に喘ぎが漏れてきた</p><p>そうだよそうやって恥ずかしい声を聞かせて美里さんの可愛い声で、オレはどんどん興奮するんだから</p><p>はいあああっ、ああーっ、あああーっ</p><p>美里さんの顔が切なくなる</p><p>それでも眼は、オレを見ている</p><p>美里さんの柔らかな肉体１８歳の汗と愛液の匂いが立ち昇ってくる</p><p>ああっ黒森様ぁぁああーっ、ああっ</p><p>美里さん美里っ</p><p>オレは耐えきれなくなり一気に腰を加速させる</p><p>ありす先に美里さんの中に出していいか</p><p>はい、わたくしはいつでも、黒森様に射精していただけますから今日は美里お姉様に美里お姉様にどうぞ</p><p>み、美里さんもうすぐ、出るよ出してもいいか</p><p>オレの激しい突き込みに、美里さんのおっぱいがぷるぷると揺れている</p><p>あああっ、ど、どうぞっあああーっ</p><p>美里お姉様中に出して、赤ちゃんできちゃっても構わないからってお答えなさって</p><p>ありすが姉に叫ぶ</p><p>だから、美里さんは</p><p>あああっく、黒森さまぁぁ出してっ出してっ美里の中に出してっ黒森様の赤ちゃんが欲しいっ欲しいのぉぉぉっ</p><p>うあああああお、オレはぁぁ</p><p>み、美里ぉっイクぞ、イクぞううううっ</p><p>睾丸から太いシャフトを抜けて亀頭の先からぁぁッ</p><p>オレの白濁液が噴射されるッッ</p><p>あああっ、熱いですわっ</p><p>亀頭をグリグリと美里さんの子宮口に擦り付けてブシュシュシュっと熱液を注ぎ込んでいるッ</p><p>お腹の底に熱いのが拡がっていきますっああああーっ</p><p>まだ出る出ている美里さんの胎内を、オレの匂いで満たしていく</p><p>うううっ、うううっ美里ぉぉっ</p><p>自分の子宮に射精するオレの顔を見て、美里さんは</p><p>どうぞもっと</p><p>愛しげな表情でそう応えてくれた</p><p>ああーっ</p><p>全部一滴残らず放出した</p><p>オレはすっかり汗まみれになった美里さんの肉体の上で、脱力する</p><p>火照った肌の熱が心地よい</p><p>美里さんも、大きくはぁ、はぁと息をしている</p><p>美里さんの柔らかな胸に顔を埋め呼吸を整える</p><p>顔の向きを変えるとミタマとキヌカたちと眼が合った</p><p>２人とも物欲しそうな眼をしている</p><p>ミタマ、キヌカ服を脱いで、こっちに来い</p><p>美里さんとありすの姉妹丼にミタマとキヌカの姉妹丼を重ねることにする</p><p>ガンダムＢＦトライが、水着回だったのですが</p><p>あんまり作画が良くなくて、せっかくの水着なのに可愛くないなあと残念に思っていたのですが</p><p>ネットの感想では、そんな意見はなく</p><p>そうですよね、あのアニメはみんなガンプラバトルに注目しているんですよね</p><p>あの世界では、バーザムやザクレロのＨＧが発売されているということの方が話題になっていました</p><p>1108．セックス潮流　／　ダブル姉妹丼セックス（美里×ありす×ミタマ×キヌカ）</p><p>そのご命令をお待ちしておりました</p><p>ミタマとキヌカの姉妹が、シュパパッと手際よく服を脱いでいく</p><p>その間に、オレはもう一度、美里さんにそっとキスして</p><p>とっても、気持ち良かったよ美里さん</p><p>オレは火照った肌の美里さんのおっぱいを揉んで、感触を楽しむ</p><p>ご堪能いただけましたか</p><p>美里さんは、心配そうに汗まみれの裸身で、オレを見上げる</p><p>ああ、スッゲェいっぱい射精したよほら</p><p>オレはゆっくりと、美里さんの中からペニスを引き抜く</p><p>亀頭が膣口を抜ける時に、美里さんはちょっと辛そうな顔をした</p><p>まだセックスに慣れていないから</p><p>あなたたち、よーく見ておきなさい</p><p>克子姉が住友さん、白旗さん、朝比奈さん３人の娼婦候補生たちに言う</p><p>全員、注目っ</p><p>スカートを脱ぎながら、ミタマが気を放つ</p><p>見るのは、ここよっ美里さん、もっと大きく足を開いて</p><p>克子姉は、美里さんの秘唇を指差す</p><p>大きく開脚する美里さん</p><p>そのまま、下腹にクッと力を入れてみなさい</p><p>わ、判りましたんんっ</p><p>全裸の美里さんが、ベッドの上で力む</p><p>トロロロッとオレの白い精が、美里さんの膣から滴り落ちる</p><p>ああ、朝比奈さんは男の精子を見るのは初めてなんだな</p><p>住友さんと白旗さんも絶句している</p><p>これが赤ちゃんの素よ男の精液美里さんは、今、この人の精を子宮に注がれたから運が良ければ、これでご懐妊よ</p><p>わたくしはまだ</p><p>ああ、判っているよ美里さん</p><p>オレは、美里さんのおっぱいを揉みながら彼女の首の汗の玉をペロッと舐めた</p><p>きゃんっ、くすぐったいですわ</p><p>ニコッと微笑む１８歳のお嬢様</p><p>健康的な少女の裸身は全身で男の味を知って、さらに魅力的をになって</p><p>いく</p><p>今のお姉様とってもお綺麗ですわ</p><p>オレたちの脇に裸身を横たえた、ありすが言う</p><p>あなたもよ黒森様に抱いていただいて、前よりずっと活き活きしているわ</p><p>はい女にしていただきましたから</p><p>ありすは、姉に微笑む</p><p>黒森様ぁっ</p><p>ミタマとキヌカが、オレを呼ぶ</p><p>２人ともブラとパンティだけの下着姿だった</p><p>ここより先はどういたしましょう</p><p>いたしましょう</p><p>うん美里さんと同じ１８歳でも、鍛え上げられたミタマのボディは、今時のハリウッドの女優さんみたいにスラッとして、メリハリがある</p><p>一方、ありすと同い年の１３歳のキヌカは腰やお尻の辺りは、割と幼児体型なんだけれど、胸は出ているヤマネコの子供か、子ダヌキみたいな愛らしさだ可愛いボディラインが、この子の雰囲気に合っている</p><p>２人、同時にそこで脱げ</p><p>ましたぁっ</p><p>うん女の子が、立ったままで自分で下着を脱ぐ姿は、何ともエロい</p><p>ミタマのおっぱいが、ブラからパッツンと零れる</p><p>キヌカの胸は、ぽよよんっといった感じだ幼さの残る裸身だけれど、妙に肉感的なんだよな</p><p>続きまして</p><p>まして</p><p>２人はパンティも下ろした</p><p>ちなみに、わたくしすでに濡れております濡れ濡れでございます</p><p>そういう報告はいい愛液でビショビショのパンティと、濡れた内股を見れば判る</p><p>安城ミタマ、全裸でございます</p><p>同じくキヌカ犯していただく準備は、整っております</p><p>美里さんは、ちょっとお休みしててくれありすは、そのままだ</p><p>このベッドは、高級娼館のプレイ用のものだ４人や５人、寝るだけのスペースはある</p><p>ほら、最初は何をしたらいいか判るな来い</p><p>御意っ</p><p>ミタマとキヌカがご主人様にじゃれつく子犬のように、ベッドの上のオレに飛び掛かって来る</p><p>まずは、お口にてお清め致します</p><p>致しまする</p><p>安城姉妹は、しなやかな肉体でオレの身体に擦り寄ると、２人同時にオレのペニスに舌を伸ばした</p><p>汗と愛液と精液で汚れた勃起を舌で、綺麗に舐め取っていってくれる</p><p>ああ、この姉妹フェラも気持ちいい</p><p>どう、ミタマさんどんな味がするか、この子たちに教えてあげて</p><p>はい、黒森様とありす様と美里様の味が合わさりたいへん美味でございます</p><p>甘露、甘露なりぃぃ</p><p>キヌカ、その表現はどうだろうか</p><p>わたくしも一緒にご奉仕させて下さい</p><p>ありすが微笑む</p><p>ミタマやキヌカと仲良くご奉仕している様子を美里お姉様にお見せしたいの</p><p>どうぞ、ありす様</p><p>ミタマとキヌカが、ススッとありすの入る場所を開ける</p><p>キヌカありす様には頂点を舐めていただくお前は、黒森様の男性器の脇に廻れわたくしは、下の袋とお尻の穴を舐めてさしあげる</p><p>了解つかまつりました</p><p>ミタマが、ササッと指示を出した</p><p>ちょっとお、お尻の穴まで舐めるの</p><p>思わず朝比奈さんが、スットンキョな声を上げる</p><p>わたくしは、黒森様の性奴隷ならば</p><p>それゆえにっ</p><p>ミタマとキヌカが、そう言い返す</p><p>わたくしが、お舐めしてもいいのよわたくしだって、今はあなたたちと同じ黒森様のセックス奴隷なのですから</p><p>ありすが、そう言うが</p><p>いや、今はミタマでいいほら、みんなの見ている前で舐めてくれ</p><p>オレは、娼婦候補生の３人によく見えるように足を開く</p><p>失礼つかまつります</p><p>ミタマの温かい舌がオレのキンタマ袋の縫い目を這って肛門に向かう</p><p>うそホントに舐めてる</p><p>また、朝比奈さんが騒ぐ</p><p>住友さん、白旗さんの視線も感じる</p><p>ミタマさんどんな味</p><p>克子姉が、また尋ねると</p><p>少々、苦いです</p><p>ミタマは真顔で、答えた</p><p>うん、裸の美少女が３人オレの下半身に群がっているのは、何ともエッチな眺めだ</p><p>うん、ミタマ、キヌカベッドに横たわれ</p><p>姉妹が裸身を横たえる</p><p>まずは、順番にキスするオレに口で奉仕してくれたんだから、すぐにキスして返すのは礼儀だ</p><p>はぅーん</p><p>キスで、ポーッと顔を赤らめる姉妹</p><p>接吻はまだまだ恥ずかしゅうございます</p><p>姉と同意見にございます</p><p>そういうことは、全く体験してきてないんだもんな</p><p>フェラチオみたいなことよりも恥ずかしいんだ</p><p>ほら、ありすもキスだ</p><p>ありすとも、チュッとキスする</p><p>美里お姉様、お裾分けです</p><p>ありすが姉に、ニコッと微笑んでキスをした</p><p>おおっ、何かいいな裸の美少女姉妹がキスしているのは</p><p>ミタマとキヌカも、ちょっとキスしてみろ</p><p>ミタマとキヌカは、キョトンとした顔で唇を重ねる</p><p>何だ普通だな</p><p>姉妹でございますから</p><p>この２人は、子供の頃からずっと２人で警護役としての鍛錬を続けてきたからか</p><p>姉妹でキスすることなんかには、全然抵抗がないらしい</p><p>それじゃあ、ミタマは美里さんとキヌカは、ありすとキスしてみろ</p><p>そんな畏れ多いことはできませぬ</p><p>ぷるぷると２人同時に首を振って拒絶する</p><p>あら、わたくしは構いませんわ</p><p>美里さんが、微笑む</p><p>わたくしもミタマ、キヌカ、今のわたくしたちは同じ立場ですよ黒森様がお望みなのですからね</p><p>ありすも、そう言う</p><p>そうだキスしてみろ、お前たち</p><p>オレは、ダメ押しする</p><p>そ、それではし、失礼致します、美里様</p><p>失礼つかまつります、ありす様</p><p>緊張しながら、それぞれの相手に向かう</p><p>大好きよ、ミタマ</p><p>美里さんが、ミタマにキスする</p><p>わたくしも、あなたが好きよキヌカ</p><p>ありすもキヌカにキスする</p><p>美里さんもありすも判っている</p><p>ただの接吻でなく舌を絡めた熱いキスをする</p><p>ひぃあふうっ</p><p>敬愛し続けて来たご主人様姉妹にキスされてミタマとキヌカも、ポーッとなる</p><p>ほら、相手を替えてもう一度だ</p><p>キヌカこれからも、ありすを頼みます大好きよ</p><p>ミタマいつも、ありがとう大好きです</p><p>今度は、美里さんとキヌカ、ありすとミタマが唇を交わす</p><p>わたくしたちも、美里様、ありす様が大好きでございます</p><p>大好きでございまするっ</p><p>ミタマとキヌカは、半泣き顔でそう答えた</p><p>こうなってしまえばもう</p><p>ミタマ、セックスするぞありすは、ミタマのおっぱいを舐めてやれ</p><p>みんな一緒にセックスを楽しむことができる</p><p>はい、どうぞお出で下さいませっ</p><p>ミタマは大きく開脚するオレは、ミタマの足の間に身体を入れて</p><p>ミタマのおっぱい形が綺麗だから、ずっと触りたかったの</p><p>ありす様、そうでしたのならいつでもお触り下さればよろしかったのに</p><p>今のわたくしたちは、黒森様の奴隷です黒森様のお許しをいただかなかったら、どんなこともしてはいけないわ</p><p>そうでございました</p><p>ミタマが、オレを見上げる</p><p>オレは、ミタマの熱く濡れた秘部に自分の亀頭を擦り付ける</p><p>ミタマ美里さんにご挨拶だ</p><p>はい美里様ミタマは、この一週間で黒森様の男根を胎内深く受け入れることができるようになりましたどうぞ、わたくしの日頃の鍛錬の成果をご覧下さい</p><p>ええ、見せてもらうわミタマ</p><p>オレはグッと腰を送り込む</p><p>んぐぅぅっ</p><p>自分の胎内に潜り込む異物にミタマは、顔を顰める</p><p>頑張って、ミタマ</p><p>ありすが、ミタマの乳首をペロペロと舐める</p><p>もう片方の乳房には妹のキヌカが、舌を這わす</p><p>左右の乳首を同時に吸われて、震えるミタマ</p><p>その瞬間、オレはさらにググググッと腰を押し込むッ</p><p>極めて締まりの良い膣の中をオレのペニスが、奥へ奥へ</p><p>じゅわわわっとまるで、お漏らししたかのようにミタマは愛液を放出する</p><p>その熱液が、オレの亀頭をさらに奥へ滑り込ませる</p><p>ミタマっ</p><p>ひぃやっふっ</p><p>弾力ある子宮口にオレの亀頭がキスをする</p><p>美里様ぁ全部、入りましたでございます</p><p>ええ、よく見えているわミタマ</p><p>はい、わたくしも肉体で、黒森様にご奉仕できるようになりました</p><p>ああ、ミタマはもうオレの女だもんな</p><p>オレの言葉にまたミタマの膣が、じゅんっと潤う</p><p>はい、女女でございます黒森様に女にしていただきました</p><p>そうだお前は全部、オレのものだ</p><p>オレは、じゅっぷじゅっぷと腰を動かし始める</p><p>愛液の豊富なミタマは水音が凄い</p><p>オレの腰の動きに合わせてミタマは揺れる</p><p>それでも、キヌカとありすはミタマの乳首を舐め続けている</p><p>こんな、こんなこんなことはあああーっ</p><p>可愛いわ、ミタマ黒森様に愛していただいているのね</p><p>美里さんが、ミタマの耳にそっと囁く</p><p>ああっ、美里様ぁぁキヌカありす様ぁぁああああっ、黒森様ぁぁ</p><p>美里さんに見守られながらオレに犯される胸を妹とありすに刺激される</p><p>今まで経験したことのない快感がミタマの中を奔っていく</p><p>この一週間でオレはミタマを４回抱いている</p><p>そろそろ絶頂を知ってもおかしくない頃だ</p><p>あああっ、わたくしわたくし変におかしな気分になってしまいそうです</p><p>いいんだぞ変になってミタマここに居るのは、みんなお前を愛している人間だからな</p><p>ミタマの身体は頑健だから多少、荒っぽい方が感じるはずだ</p><p>ありす、キヌカおっぱいを舐めながらミタマの手を握ってあげてくれ</p><p>２人は、眼で判ったと応えてそれぞれ、ミタマの手をギュっと握りしめる</p><p>美里さんミタマのほっぺたにキスしてそれから、感じそうなところを舐めてあげて</p><p>はい首や耳の後ろですわね</p><p>美里さんは、自分の性感帯を元にそう返事した</p><p>うふふ、ミタマったらお顔が真っ赤ですわそんなに、黒森様とのセックスが気持ち良いの</p><p>美里さんが、ミタマのホッペタにチュッとキスしてからそう囁く</p><p>あああっそ、そんなき、気持ち良いなどとは</p><p>わたくしは先ほど、セックスの心地よさが何となく判ってきました</p><p>いいのよ、ミタマ黒森様には、思いっきりミタマの心を解放なさい</p><p>あなたが我慢強くて、頑張り屋さんなことはわたくしが一番よく知っています</p><p>美里さんは、ミタマの耳の後ろをチロチロ舐める</p><p>ミタマが幼い頃から、ずっとわたくしを見てきてくれたようにわたくしも、ミタマの成長を見てきたのですから</p><p>だからいいのよ黒森様には甘えて良いのあなたとキヌカとありすのご主人様なのですから</p><p>美里さんの舌が、ミタマの首筋を</p><p>はぁぁっあああっはぁうっ</p><p>ありすとキヌカもミタマの乳首を責め続けている</p><p>オレも一気に腰を加速させる</p><p>ひぃああああっあああっわたくしわたくし跳んでしまいますぅぅ</p><p>ジワッとミタマの肌に、汗がにじむ</p><p>ミルクのような女の子汗の匂いと、酸っぱい愛液の匂い</p><p>エクスタシーに近付く女の肉体から淫らな匂いが、部屋に立ち込める</p><p>いいんだ、跳べ跳んでいいんだミタマっ</p><p>オレは、スパートをかける</p><p>ぐっちょっ、ぐっちょ、ぐっちょ</p><p>愛液の飛沫を飛ばしながらオレの勃起が、ミタマの狭い膣を激しく犯すッ</p><p>ぁぁ、ぁぁ</p><p>ミタマは、口をパクパクさせて大きく息を吸うと</p><p>気持ちいいのぉぉぉあああ跳ぶっ跳ぶっ跳んじゃうぅぅきゃううううううんっっっっ</p><p>全身を痙攣させて激しくイッた</p><p>膣がキュウキュウと痙攣してオレのペニスを締め上げるぅぅ</p><p>きゃぁぁんんんっ</p><p>弓のように背中を反って、下からグイグイと腰をオレに押し付ける</p><p>ありすとキヌカが、ギュッと手を握っているからそれ以上、暴れることはなかった</p><p>はぁううっ、はぁうう、はぁううまた跳ぶぅぅ</p><p>ミタマのエクスタシーの爆発は１分近く続いた</p><p>全身汗だくでミタマは、脱力する</p><p>それでも、身体の中にまだ性の炎がチロチロと燃えていることは感じられた</p><p>こんなに素晴らしい肉体を持っているんだからミタマの本性は、セックスに貪欲なんだ</p><p>今までは、自分でも知らなかっただけで</p><p>ミタマも愛しております</p><p>そっと、ミタマが囁いた</p><p>黒森様を愛しておりますありす様を愛していますキヌカを愛していますそして</p><p>ミタマが美里さんを見る</p><p>ずっと、美里様を愛しておりますこれまでも、これからも</p><p>しばらく、留守にするだけです５年間待っていて下さい</p><p>はい、美里様</p><p>そして、ミタマはオレを見上げ</p><p>黒森様お願い致します５年後には、美里様も</p><p>判っているいずれは、美里さんもいや、美里もオレの奴隷として引き取る</p><p>でも、黒森様わたくしは、これから娼婦になります</p><p>美里さんは、自分の本当の運命を知らない</p><p>そんなことは関係無いお役目が果たせたら美里も来い鞍馬家の再興も、オレが手伝ってやるから</p><p>オレは、美里さんの眼を見てはっきりと言う</p><p>その人は、気にしないわよだってあたしも元娼婦だし</p><p>美里の帰って来る場所は、オレたちが用意しておくオレたちの居るところが、美里の戻るべき場所なんだよ</p><p>今のこのベッドの上</p><p>オレと、ミタマとキヌカとありすとそして、美里さん</p><p>再び、このメンバーで愛し合うことが</p><p>ありがとうございます、黒森様</p><p>美里さんは、ポロポロと涙を零した</p><p>みさとさまぁぁっ</p><p>キヌカも泣く</p><p>キヌカ、泣くなぁっ</p><p>ミタマが妹に言った</p><p>まだ、我らのご主人様はご満足ではないぞ次はキヌカが、ご奉仕する番であるぞ</p><p>はい、ミタマお姉様</p><p>キヌカは、手で涙を拭い</p><p>美里様、わたくしが黒森様と繰り広げますセックスの妙技どうぞ、ご覧下さいませ</p><p>いや、そんな軽業みたいなセックスはしないぞ</p><p>黒森様キヌカをお願い致します</p><p>ミタマが、オレにそう告げる</p><p>オレはまだ射精していないし</p><p>ミタマの中から、勃起を引き抜こうとすると</p><p>あなたそろそろ、この子も入れてあげないと可哀相よ</p><p>オレが、克子姉に振り向くと</p><p>克子姉は、可憐を背中から抱き締めていた</p><p>鞍馬家のことは、これで済んだでしょだから</p><p>そうだ鞍馬姉妹とミタマ＆キヌカとだけセックスする理由は、もう無い</p><p>可憐さんも一緒に</p><p>可憐は不安そうな顔で、オレたちを見ている</p><p>そうだな可憐も来いみんなで、一緒にセックスしよう</p><p>突然、母が何十年も開けていなかった天袋の中の物を整理しだしまして</p><p>そしたら古道具の中に、たくさんの古写真が</p><p>私の祖父は、私の生まれるずっと前昭和28年に亡くなっていまして</p><p>今まで、ずっと顔も知らなかったのですが</p><p>はー、祖父や祖母や曾祖母の写真が出て来る、出て来る</p><p>こんな顔した人だったんだぁぁ</p><p>実に60年ぶりに出て来たらしいです</p><p>父の生誕時の写真とかも出て来ました昭和9年の</p><p>それから戦前の七五三は</p><p>子供に、日本軍の軍服に模した服とか着せてるんですね</p><p>幼い父が、海軍の将官みたいな格好をさせられている</p><p>ただ問題なのは今年８０の父が、何もかもよく覚えていないという</p><p>これ誰</p><p>判らん</p><p>これどこ</p><p>父の就職してからの写真もあったのですが全然覚えていないらしい</p><p>この男の子は誰</p><p>うーん、判らん</p><p>すると母が</p><p>それは、あなたの弟でしょ</p><p>叔父の顔も忘れてしまっているらしい</p><p>1109．セックス潮流　／　さらに3連セックス</p><p>ありす、可憐の服を脱がしてやれ</p><p>ありすは全裸のまま、ベッドから降り克子姉に抱かれている可憐の元へ行く</p><p>さあ、可憐</p><p>可憐も昨夜、オレに処女を奪われ覚悟はできている</p><p>あたしも手伝ってあげるわ</p><p>克子姉も、可憐の脱衣に参加する</p><p>キヌカするぞ</p><p>オレは、キヌカを抱くことにする</p><p>黒森様、できましたらわたくしこの態勢で</p><p>裸体の１３歳の武闘派少女は、ベッドの上で四つん這いになった</p><p>うん、ありすとは騎乗位、美里とミタマは正常位でセックスした</p><p>キヌカとは、バックでするのもいいかもしれない</p><p>よし、もうちょっとお尻を高く上げろ</p><p>キヌカの白いお尻が、プリッとオレの前に</p><p>可愛いお尻の穴と、すっかり愛液を漏らしている割れ目が丸見えになる</p><p>後背位は、ミタマや克子姉みたいな身長が高くて、プロポーションの良い相手の方が安定感があって良いような気がしていたけれど</p><p>キヌカみたいな小柄な子が相手というのも悪くないな</p><p>後ろから抱え込むと、キヌカの肉体全てを腕の中に納められそうだ</p><p>キヌカが、恥ずかしげにお尻を振る</p><p>オレは、キヌカの割れ目に亀頭を擦り付け</p><p>小さな割れ目の中にずぶぶっと、挿入する</p><p>キヌカは背中を反らしてオレの勃起の侵入に耐える</p><p>ゆっくりいくからな</p><p>オレはキヌカの本当に細い腰を掴むと少しずつ、温かく潤った内部へ</p><p>あの子の中にも、入っている</p><p>見学している娼婦候補生の朝比奈さんが呟いた</p><p>そうか、正常位よりもオレのチンコが、膣口に埋没していく様子がハッキリと見えるんだな</p><p>騎乗位は、女の子側が挿入のコントロール権があるけれど</p><p>今、オレとキヌカがしているドッグ・スタイルの後背位は完全に、女が男に犯されてる構図だ</p><p>ぎゃうううっどうぞ、もっと深くまでお出で下さいませっ</p><p>まだセックスを知って一週間１３歳の膣は、男根の侵入に慣れてはいない</p><p>それでもキヌカは、気丈にオレに身体を捧げる</p><p>ああキヌカっ</p><p>ひぃぎゃぅぅっ</p><p>キヌカの最奥にオレの先端が接触する</p><p>キヌカの胎内から滴る愛液が、オレのペニスを伝わってキンタマ袋のところから、ポタポタとベッドのシーツに垂れていく</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>キヌカは、荒い息を吐く</p><p>つるつるの１３歳の白い肌が性の炎で熱を帯びてきた</p><p>あんな小さな子でもセックスできるんだ</p><p>また朝比奈さんが、呟いた</p><p>他の２人の娼婦候補生住友さんと白旗さんは、眼の前で繰り広げられている淫らすぎるセックスの連続に言葉も出なくなっている</p><p>それでも見ている</p><p>３人とも、眼を背けることなくベッドの上の痴態を</p><p>オレに膣内射精された美里とセックスで絶頂に達したミタマ</p><p>そして、動物のように絡み合うオレとキヌカ</p><p>そうよ１３歳の女の子だって、身体ができていればセックスできるわ</p><p>克子姉が、笑顔で３人の候補生に言う</p><p>１３歳にできることなら１２歳にもね</p><p>そこには、裸になった可憐が立っていた</p><p>両手で胸を隠して羞じらっている</p><p>全く毛の生えていない秘部の方は丸出しだ恥丘と割れ目が、よく見える</p><p>そういうところも、１２歳の小学６年生らしくて良い</p><p>ありす、可憐を連れて戻って来い</p><p>かしこまりましたさあ、可憐参りましょう</p><p>２人の美少女が、ベッドに乗る</p><p>キヌカの腰を掴んだまままだ激しいピストン運動はしない深く挿入したまま、ぐりぐりと亀頭を子宮に押し付けるように腰を廻す</p><p>ふぐゅぎゅう</p><p>キヌカは喘ぎが独特だな</p><p>可憐、キヌカのおっぱいを揉んでやれありすは、キスしてやれ</p><p>はいキヌカ、キスしましょうね</p><p>ありすはすぐに、キヌカに接吻する</p><p>しかし、可憐の方は</p><p>他人の肉体しかも、名家の令嬢である可憐にとっては、キヌカは鞍馬家の警護役だ</p><p>裸の胸に触るのは、抵抗があるのだろう</p><p>構いませぬご主人様の命でございますわたくしも、可憐様も今は黒森様の奴隷の身お役目を果たして下さいませ</p><p>キヌカが、おでこから汗を流しながら可憐に言う</p><p>可憐が四つん這いで犯されているキヌカの乳房に触れる</p><p>下向きに揺れているおっぱいは量感と重みがハッキリする</p><p>どんな感触だ</p><p>とても柔らかくて温かいです</p><p>可憐は答えた</p><p>ああ、キヌカの肌が火照っているからな</p><p>火照る</p><p>興奮しております</p><p>キヌカが、自ら可憐に答えた</p><p>黒森様わたくし多少、苦しくても構いませぬ激しくしていただく方が</p><p>ああ、キヌカも姉と同じで肉体は頑健そして、内側に熱い情欲がたぎっている</p><p>セックスを覚えて１週間そろそろイケるかもしれない</p><p>よし、激しくするぞありす、可憐、オレの代わりに正面からキヌカの恥ずかしい表情を見ていろ</p><p>バックだと相手の顔が見えないのが難点だが</p><p>オレの代わりに、ありすと可憐に</p><p>わたくしとミタマもここから見ていますよ、キヌカ</p><p>美里が、かつての臣下にそう告げた</p><p>よし、オレは</p><p>キヌカの腰を掴んで、大きく腰をグラインドさせ</p><p>ゆっくりとリズミカルにピストン運動に移行する</p><p>はぎぃぃ、はぎはぎぃ、はぎぃぃぃ</p><p>キヌカが啼く</p><p>ほら、キヌカもっと啼け</p><p>オレはパンパンと下腹をキヌカの小さなお尻に叩くつける</p><p>もぎぃっもぎぃまひぃぃ</p><p>キヌカの柔肌にじわっと汗が溢れてくる</p><p>大丈夫キヌカ苦しくない</p><p>ありすが、キヌカに尋ねると</p><p>いえっむしろ快感でございますっぴぎぃっ</p><p>美智と同じでＭっ気があるのかもしれない</p><p>はひぃぃもっともっとわたくしをっ</p><p>オレは、さらに激しく腰を打ちつける</p><p>荒々しいセックスと、それを悦ぶキヌカの姿に、娼婦候補生の３人は呆然として眺めている</p><p>彼女たちには高校１年の男子が中１の小さな女の子をレイプしている風にしか見えないんだろうし</p><p>その小柄な女の子が自分たちよりも３歳以上年下のセックスの悦びにうち震えているのだから</p><p>あぎぃ、ぱぴぃ、ふにぃぃむきゅーんっ</p><p>オレは、背中からミタマの身体に覆い被さり胸を鷲掴みにする</p><p>乳首を指の腹で、コリコリこねくり回す</p><p>汗の浮いた背中をペロペロと舐めた</p><p>きゃううーっそれゾクゾク致しますぅぅゾクゾクうっひぃぴぃぃ</p><p>背中が性感帯だったらしいキヌカは、訳の判らない喘ぎを叫ぶ</p><p>見て、可憐キヌカ、気持ち良さそうね</p><p>ありすと可憐は、そんなキヌカの様子を眼の前で見ている</p><p>あなたたちも早くこうなりなさいこの人は、自分が気持ち良くなるより相手の女の子が気持ち良くなるのを見るのが好きだから</p><p>克子姉が、２人に言う</p><p>どんなに恥ずかしくても気持ち良くなったら、気持ち良いってこの人に伝えるのよ心を解放していいわね</p><p>１３歳と１２歳の名家の令嬢たちは、克子姉に答える</p><p>ぷちゅっ、ぶちゅっ、ぐっちゅっ</p><p>キヌカの胎内は、大分ほぐれてきたな</p><p>きぃぃい、きゅぅぅ、はぅわぁぁ</p><p>うん狭くて、キツくて、吸い込まれるような膣だけれど</p><p>キヌカオレも、段々、キヌカのことが判ってきたぞ</p><p>オレはペニスを突き込む角度を変えて、膣壁のぷくっとしているところを</p><p>集中して擦る</p><p>きゃうううううっそこダメでございまするるるるるるっ</p><p>やっぱりここが急所か</p><p>ぱぎっ、ぽぎぃ、むっきぃぃぃぃぃあっじゃぱぁぁ</p><p>キヌカの膣がキュキュウと締まる</p><p>もうダメですダメですダメダメですぅぅひぃ、ひぃ、むひぃぃぃ</p><p>もうすぐイクなこいつ</p><p>ひぃっ、ひひーっ、きぃぃぃぃぃ</p><p>どうしたのツラいのキヌカ</p><p>あまりのキヌカの喘ぎっぷりにありすが心配になって尋ねる</p><p>いいええっ心地よい心地よいのでございますぅぅキヌカはキヌカは天にも昇る心境にございまするぅぅひぃぃぃぃ</p><p>大丈夫ですわ、ありす様ミタマも、先ほど経験致しましたから</p><p>ミタマがありすに微笑んだ</p><p>キヌカは黒森様に女の悦びを教えていただくだけでございます</p><p>オレは一気に腰の動きを加速させる</p><p>きゃうううう、ぎゃううううう、むひぃぃぃぃぃい、うひぃぃぃいい</p><p>キヌカは、ベッドに頭を押し付けて攻め来る快感の波に堪えている</p><p>ひぃやぁぁ、きぃやぁぁ、うはぁぁ</p><p>ついに大きな波が、全てを薙ぎ払う</p><p>ありすと可憐の見ている前で</p><p>お嬢様ぁぁうひょかむひょかぶりぶりばむはぁぁッッ</p><p>キヌカは、訳の判らない叫声とともにエクスタシーに達した</p><p>ああっあっぷりけっまっぷりっままぷにぷにぃぃぃぃ</p><p>子ネコの様に大きく背中を反らしてビクンビクンと痙攣し続ける</p><p>オレのペニスをキュキュッと絞るがオレは耐える</p><p>ひぃぃやぁぁしおしおのぉぉぱぁぁ</p><p>１分近く絶頂が続いた後キヌカは、脱力した</p><p>キヌカわたくしの妹ならば、もう少し、文学的に性感を表現することはできないのか</p><p>ミタマが、キヌカのユニークな喘ぎについてそう言うが</p><p>当のキヌカは、まだエクスタシーに溺れたまま意識が戻っていない</p><p>可憐来い</p><p>キヌカの胎内から、勃起ペニスをジュルリと引き抜いて言う</p><p>今なら、すぐに射精してしまうから</p><p>昨夜、処女喪失したばかりの可憐を長い時間苦しめることはない</p><p>さあ、可憐あなたの番よ</p><p>１２歳の少女が、ベッドの上に裸体を乗せる</p><p>黒森様、この枕をお使い下さい</p><p>美里が自分のセックスを思い出して、オレに枕を差し出す</p><p>うん今の可憐は</p><p>まだ正常位だけにしておいた方がいいだろう</p><p>ありがとうさあ、可憐この枕をお尻と腰の下に当てて横たわれ</p><p>可憐も美里のセックスを見ているからすぐに、言われた通りにする</p><p>思いっきり、大きく足を開け</p><p>小学６年生の令嬢が小さな裸身で、大きく開脚する</p><p>オレは、可憐の小さな身体にのし掛かり</p><p>可憐の身体も、すっかり汗ばんでいた</p><p>オレは、湿った可憐の髪の匂いを嗅ぐ</p><p>うん、良い匂いだな</p><p>オレ、多分、すぐにイッちゃうからそんなに長くはしないようにするから</p><p>オレは、可憐の唇にキスし</p><p>それから、まだ発育途中の小さな胸を揉み乳首を舐める</p><p>それから、可憐の割れ目を確認する</p><p>濡れ具合は充分だろうけれどここがどれだけ狭いかは、昨夜の体験で知っている</p><p>オレは、可憐のクリトリスを剥き出しペロっと舐めた</p><p>ビクッと震える、可憐</p><p>愛液がまたトロトロっと零れる</p><p>可憐の中に射精するからな</p><p>ご存分になさって下さい</p><p>可憐が、オレを見上げて言う</p><p>可憐は生涯黒森様の奴隷でございます</p><p>ああ、可愛がってやる</p><p>オレは、可憐の入り口にオレの勃起を押し当てて</p><p>ぬぐぐぐっと入り込むッ</p><p>ああ女の子の体内は、みんな違う</p><p>温度も、湿り具合も肉の感触も</p><p>チンコが入り込む、角度も</p><p>か、可憐</p><p>１２歳の少女は男の肉欲の挿入に、必死に堪えていた</p><p>それでも、眼を閉じずオレを見つめている</p><p>自分を犯している男を</p><p>い、痛いっ</p><p>まだ千切れた処女膜が残っているんだろう</p><p>オレのペニスに擦られて痛むのか</p><p>それでも、オレはさらに奥へ</p><p>ああああっあああっ、ううっ</p><p>可憐頑張って</p><p>ありすが、可憐の手を握る</p><p>可憐は、健気にそう答える</p><p>オレのペニスは可憐の胎内に、２度目の侵攻を</p><p>狭い膣道を力任せに、オレの形に押し開く</p><p>じゅるじゅると入り込む</p><p>キツイ締まる</p><p>ずっと射精欲を抑え込んでいたオレの勃起は</p><p>そして、オレ亀頭が可憐の子宮口を刺した時</p><p>だ、出すぞ、可憐っ</p><p>く、下さいませっ</p><p>見つめ合う、オレと可憐</p><p>オレは可憐の大きな瞳を覗き込んだまま</p><p>うううイクぞぉぉぉッッ</p><p>水鉄砲のように熱汁が噴出するっ</p><p>あああ温かいです</p><p>可憐は子宮を満たしていく精の熱さを感じている</p><p>ドウッピュ</p><p>ドピュッピュ</p><p>第２波、第３波が可憐の胎内を汚していく</p><p>ああ可憐気持ち良いよお前に射精できて嬉しいよ</p><p>オレは、可憐の可愛いおっぱいを揉みながら射精を続けた</p><p>はいわたくしに射精して下さってありがとうございます</p><p>可憐は、眼に涙を溜めてそう言った</p><p>そうね可憐さんの身体にダメージを与えないようにするには入れたらすぐ出ちゃう状態で、セックスするのが一番だものね</p><p>克子姉がそう言ってくれた</p><p>激しくピストンとかしたら、処女喪失で傷付いたままの可憐の膣が保たないかもしれないと思った</p><p>あの人小学生に中出ししたの</p><p>赤ちゃんできちゃったら、どうするつもりなのよ</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さん３人の娼婦候補生たちは</p><p>オレが小６の可憐とセックスして、膣内射精していることに愕然となっている</p><p>問題ありません懐妊致しましたら出産致します</p><p>可憐は、オレを見たままそう答えた</p><p>ああ、そうだな問題は無い</p><p>オレは、そう言って可憐の髪の匂いを嗅いだ</p><p>最後の精を、ぴゅるっと可憐の膣奥に注ぐ</p><p>いい加減に理解なさいあたしたちはあなたたちが、これまで生きてきたのとは違う世界に生きているのよ</p><p>克子姉は、３人に言う</p><p>そしてあなたたちも、もうこちらの世界に足を踏み入れているのいつまでも、あっちの世界の常識に囚われてちゃダメよ</p><p>ニヤッと、３人に微笑む</p><p>可憐、抜くぞ</p><p>オレは可憐をもう一度、ギュッと抱き締めてから</p><p>膣奥に刺さったペニスを引き出す</p><p>ゆっくりと引っ張って狭い膣穴から、すぽんと抜け落ちる</p><p>１２歳の可憐の割れ目からは、すぐに大量の精液がたぽたぽと滴り落ちた</p><p>うん、血は混じっていないな</p><p>膣内を傷付けずに、何とか２度目のセックスができた</p><p>可憐は大きく開脚したまま、脱力している</p><p>足を閉じる元気は、今は無いようだ</p><p>だから、オレにすっかり荒らされた可憐の秘部を３人の娼婦候補生たちは、呆然と見つめている</p><p>あなたたちのロスト・ヴァージンは午後からにするわ</p><p>克子姉が住友さん、白旗さん、朝比奈さんに言った</p><p>今、見学させてもらって判ったでしょ可憐さんみたいに小さな子だってセックスできるんだからあなたたちなら楽勝よ</p><p>娼婦候補生たちの顔から、血の気が引く</p><p>さっきも言ったけれど、危険日中出しもしかして処女喪失即妊娠コース・もしもツアーで行くからね</p><p>そして、ありすたちに</p><p>どうしたの、あなたたちその人のオチンチンが汚れたままよ</p><p>あ、はいすぐにお清め致しますわ</p><p>ありす、わたくしと致しましょう</p><p>すぐに、ありすと美里がオレのペニスのお掃除フェラをしてくれた</p><p>そうよ、その人が射精したらすぐに綺麗にするそうでないと、次の人が困るでしょ</p><p>克子姉次の人って</p><p>お昼ご飯前にもう１度くらいできるわよね</p><p>克子姉が、ニッコリ微笑んでベッドにやってくる</p><p>あなたは寝ててくれていいわよ全部、あたしがしてあげるから</p><p>克子姉はそう言って下着を脱いでいく</p><p>処女喪失前に、あの子たちに見せておきたいのよホンモノの黒い森の娼婦の本気のセックスをね</p><p>克子姉が、オレを抱き締めキスし</p><p>そして、そのままオレを押し倒す</p><p>何が何だか判らなかった</p><p>オレは、克子姉に抱かれ包まれ</p><p>出したくなっちゃったらいつでも、中に出していいからね</p><p>オレの上で、克子姉の素晴らしい裸身が舞い踊る</p><p>オレは、克子姉の豊かな胸を揉みしだき</p><p>克子姉の唾液を飲み干し</p><p>克子姉の膣の複雑な蠢きに翻弄される</p><p>もう、克子姉しか眼に入らない</p><p>この部屋の中に居るはずの同じベッドに乗っているはずの女の子たちも</p><p>意識から消える</p><p>ああ、肌触りが違うおっぱいの触感も汗の匂いも膣の中も</p><p>オレは克子姉に抱かれている愛されている</p><p>出るよっ克子姉っ出ちゃう、出ちゃう出るぅぅ</p><p>出しなさいあたしを妊娠させてっ</p><p>何の不安も恐怖も感じない幸福な気持ちに包まれて</p><p>オレは思う存分、克子姉の中で精子を漏らした</p><p>何が何だか判らないうちに、射精して頭の中が真っ白になる</p><p>黒森様とっても可愛らしいお顔をなさっていますわ</p><p>ありすが、そう呟くのが聞こえた</p><p>そうよあなたたちは、まだまだこの人に気遣いさせ過ぎなのだから、こうして強制解放してあげないといけないのよすぐに無理するから</p><p>克子姉がオレを抱き締めそう言った</p><p>オレは克子姉の豊乳に顔を埋めて脱力していた</p><p>今は声も出ない</p><p>わたくしたちがご無理をさせているのでございますか</p><p>ミタマの声が聞こえる</p><p>そういう意味では無いわどんなことも初心者に教えるのは、気を遣うっていうだけのことよだから、セックスについてはさらに先達のあたしが解放させてあげなきゃいけないのよあなたたちも、もう少しこの人と肌を重ねれば段々判っていくわ</p><p>ああ黒森様は、わたくしの身体に負担を掛けないようにミタマさん、キヌカさんの時には我慢なさっていらっしゃいました</p><p>可憐の声がする</p><p>みんなのご主人様なのに自分勝手なセックスはしないのよ、この人ところで、あなたたち</p><p>どうして、あなたたちはこの人のこといつまでも黒森様って呼んでいるの</p><p>克子姉はありすたちに尋ねる</p><p>ありすさんやミタマさんたちは、もうこの人の奴隷なんだから黒森様は、変なんじゃないかしら</p><p>わたくしとキヌカはご主人様とお呼びするべきではないかと考えておりましたが</p><p>黒森様をご主人様とお呼びするのは、自分だけだ、と美智様よりクレームをいただきましたのでございます</p><p>美智か</p><p>それは美智様の既得権益なのだそうでございまする</p><p>キヌカの声が、そう言った</p><p>あら、そうそう言えばあなたたちも知っていると思うけれど、前から居る子は、みんなこの人の呼び方が違うのよね</p><p>寧はヨッちゃん、メグはヨシくん、マナはお兄ちゃん、アニエスはパパ</p><p>みすずは旦那様、瑠璃子はお兄様、美智はご主人様、イーディはDarling、レイちゃんは２人きりの時はお兄ちゃま</p><p>月子は公様、ヨミは先生、ルナは兄さん、コヨミちゃんは黒森さん</p><p>愛は吉田くん、可奈センパイはノブ、まり子は公、ハイジは２人だけの時だけSchatz、エリとリエはお兄さん</p><p>ミナホ姉さんは、良信と公を場合によって使い分けている</p><p>マルゴさんは今は良信くんだ</p><p>克子姉、渚、翔姉ちゃんはあなたってオレを呼ぶ</p><p>そして、雪乃にはこのバカと呼ばれている</p><p>そろそろ、あなたたちも自分だけの呼び方を決めてみたら</p><p>克子姉の声が優しくそう言った</p><p>さらに母の押し入れ探索が続き今度は叔父の若い頃の写真がいっぱい出て来ました</p><p>叔父も高齢なのでこの写真、早く渡してあげようよと私は言ったのですが</p><p>母はでも、これ誰だか判らない女の人とデートしているわよ</p><p>デートったってただ、一緒に並んで写っているだけなんですけれど</p><p>こんな写真を見たら＊＊さん（叔父の奥さん）気を悪くしないかしら</p><p>母よ、叔父は今年78歳なんですけれど父の2つ下だから</p><p>いや、女は幾つになっても気になるものよ</p><p>いやいやいや、そんなことより若い頃の写真を早く渡してあげるべきだって</p><p>あれ、これオレかうーん</p><p>すぐ隣に自分の過去の姿すら判別できなくなっている夫がいるわけだから</p><p>叔父だって早くしないと写真を見ても、何も思い出せなくなるかも</p><p>父これどこだ</p><p>母お父さんそれは建て替える前の、ここの家の玄関ですよ</p><p>父ええ</p><p>1110．セックス潮流　／　心を削る</p><p>克子姉は、まだオレと繋がったままオレの耳に、小さな声で囁く</p><p>これからしばらく、向こうの３人を無視していて</p><p>無視って新人娼婦候補生の住友さん、白旗さん、朝比奈さんを</p><p>あの子たちのためだからあなたは、絶対にあの子たちを見ないで</p><p>オレも小さな声で承諾する</p><p>何が何だか判らないけれど克子姉が、そう言うのなら</p><p>では抜くわよよいっしょっ</p><p>オレに覆い被さっていた克子姉が自分の胎内から、オレのペニスを引き抜く</p><p>ほらほら、見て見てこの人ったら、３発目なのに、こんなにいっぱい</p><p>克子姉は、わざと足を開いて自分の割れ目から滴るオレの白濁液を、住友さんたちに見せていた</p><p>美里さんと可憐さんも、こっちにいらっしゃいもう、立てるわよね</p><p>克子姉を真ん中にして美里と可憐が立ち並ぶ</p><p>全員、裸のまま</p><p>股間から太ももにかけてオレの精液でトロトロに汚された姿で</p><p>これだと、３人の内、誰か１人くらい本当に妊娠しちゃうかもねあたしなら、ラッキーなんだけれどもっとも、３人とも大当たりっていう可能性もあるわね</p><p>克子姉が、わざとはしゃいでみせているのも住友さんたちにショックを与えるためだろう</p><p>オレは克子姉の指示だから、娼婦候補生３人の愕然とした表情は見られないけれど</p><p>お清め致します</p><p>すぐに、ミタマとキヌカがお掃除フェラに来るが</p><p>あ、それはいいわよこのまま、みんなでお風呂に行くから</p><p>みんな汗やら、いろんなお汁やらで身体中ベトベトでしょお昼ご飯の前に、身体を綺麗にしましょう</p><p>ありす、美里、ミタマ、キヌカ、可憐克子姉</p><p>取りあえず、全員とセックスした</p><p>中出しまでしたのは、美里と可憐と克子姉だけだけど</p><p>ここの施設は、裸で平気な室温にいつでも調整されているからそのまま、みんな裸で大浴場へ行きましょう</p><p>ミナホお嬢様が、湧かしておいて下さってるはずだから</p><p>このような地下施設に大浴場があるのでございますか</p><p>あるわよあたしたちのお客様はかなり年輩の方たちばかりだから個室のシャワーよりも、大きなお風呂を好まれることが多いのよ</p><p>黒い森は、元々、政財界の皆様の高級社交クラブという側面もあるしほら、超一流の人しか会員になれない名門ゴルフコースみたいなものよ</p><p>なるほど、プレイの後は皆さんで一緒に裸になってお風呂に入らないといけないのですね</p><p>そうよこそこそと娼婦を抱いて、逃げるように帰る人は他の皆様に笑われるのよ意気地が無いってね</p><p>だから、娼館として建てられているオレたちのお屋敷にも</p><p>各部屋にシャワールームが付いているのに、大浴場もある</p><p>ということでみんな、お風呂よっ</p><p>克子姉が、くいっとお尻を振ってオレたちに言った</p><p>可憐、痛くないか</p><p>オレは２度目のセックスをしたばかりの１２歳の可憐に尋ねる</p><p>昨日、処女喪失したばかりでまた、膣内射精だから</p><p>大丈夫です歩けます</p><p>可憐は、それでも痛そうに腰を抑えている</p><p>可憐、ダメよそういう時は、笑顔でお答えしないと</p><p>ありすが、優しい微笑で可憐に言う</p><p>黒森様は、あなたの身体を心配してお気遣い下さったのですから我慢できるのなら、可愛い笑顔をお見せしなさいそういうことがちゃんとできないと黒森様は、あなたをお見限りなさるかもしれないわ</p><p>慌てて、謝る可憐</p><p>笑顔よ</p><p>可憐は、無理をして笑顔を作る</p><p>可憐は、大丈夫でございますわ</p><p>うん、可愛いぞ、可憐無理はするなよ</p><p>可憐は恥ずかしそうに、答える</p><p>そうよ、可憐あなたは微笑んでいればわたくしよりも、ずっと可愛いのですから黒森様がお見捨てになられることはないわ</p><p>ありす様の方がわたくしより、ずっと可愛らしいですわ</p><p>ありがとうわたくしも、黒森様にずっと可愛がっていただけるように日々、精進し続けるわだから、可憐も</p><p>はいわたくしも研鑽致しますありすお姉様</p><p>ありすと可憐が、微笑み合う</p><p>まあありすも、すっかりお姉様なのね</p><p>美里が、笑ってそう言った</p><p>はいありすはお姉様ですわミタマ、キヌカあなたたちも、黒森様のお優しさに甘えて、より美しく、気高くなる気概を無くしてはいけませんよ</p><p>そのお言葉、心に刻みます</p><p>精進致しまする</p><p>ミタマとキヌカが、ありすに一礼する</p><p>ホント、あなたたちは、良い子たちよね自分たちで緊張感を保つために、キリリッとできるからそれに比べて</p><p>克子姉は住友さん、白旗さん、朝比奈さんの方を振り向く</p><p>あなたたちは、先が思いやられるわ</p><p>口ではそう言いながらニヤーッと微笑む</p><p>ほら、あなたたちもお風呂に行くわよあたしに付いて来なさい</p><p>あたしたちも、お風呂ですか</p><p>一番、軽率な朝比奈さんが、克子姉に尋ねる</p><p>でも、あたしたち汗とかかいてないですけれど</p><p>別に、今、お風呂に入らなくても</p><p>白旗さんと住友さんも克子姉に、そう言う</p><p>あなたたちが良くても、あの人が困るのよ</p><p>克子姉は、オレを指差す</p><p>やっぱり、ほらセックスする前の女の子には、身体を綺麗にしておいて欲しいでしょ</p><p>シンとなる３人</p><p>お風呂から上がって、お昼を食べたら午後からは、１人ずつロスト・ヴァージンだからねアソコは念入りに洗っておいて</p><p>３人の娼婦候補生は、凍ったように動かない</p><p>ミタマちゃん、号令</p><p>克子姉が、ミタマに振り返る</p><p>喝ッ</p><p>ミタマが、強い気を放つ</p><p>全員、起立ッッ</p><p>反射的に住友さんたちは、ガタガタっと椅子から立ち上がった</p><p>全員、風呂へ参るノタノタしていると、後ろから尻を蹴り上げるぞ</p><p>蹴飛ばします</p><p>キヌカまで、娼婦候補生たちに殺気を発する</p><p>はーい、こっちよ</p><p>克子姉が、部屋のドアのロックを外してオレたちを導く</p><p>はー、これは凄い</p><p>新しいミナホ姉さんの娼館の大浴場は</p><p>片側の壁は全面ガラス張りになっていて</p><p>今はそこに雄大な富士山が、どでーんと映っていた</p><p>どうなってんだこれ</p><p>とても地下施設それも東京近郊とは思えない</p><p>そこのお風呂場ガラスは特殊な偏光ガラスでガラスの先、だいたい３メートルぐらい離れた位置に、大型の液晶モニターをズラッと並べてあるのそれで、モニターが映した画像が立体的に見えるのよ</p><p>今は三保の松原の映像ね他の映像もあるわよニースの浜辺とか、アルプスの雪山とか世界遺産シリーズとか</p><p>黒森様、可憐を洗って下さいませ</p><p>ありすが、オレを呼ぶ</p><p>ありすと可憐、それに美里が先に浴室に来ていた</p><p>ミタマとキヌカは、外で娼婦候補生３人の脱衣を監視している</p><p>オレの精液で汚れた可憐の秘部と内股をシャワーで流してやろう</p><p>それから、美里と克子姉も</p><p>ありすたちだって、愛液でベトベトになっているだろうし</p><p>よし、こっちに来い克子姉も</p><p>あら、あたしもいいの</p><p>もちろんだよ</p><p>この半年で女の子を洗うのは、すっかり慣れた</p><p>１人ずつ、丁寧にシャワーで洗い清めていく</p><p>よし、入れっ</p><p>キリキリ歩くのですっ</p><p>ミタマとキヌカが住友さんを連れて、浴室に入って来る</p><p>あなた無視していてね</p><p>住友さんたちもオレにチラチラと裸を覗かれるのは嫌だろう</p><p>だから、住友さんたちには背を向ける</p><p>はーい、じゃあ、あなたたちはこっち側に来て</p><p>克子姉が３人をオレたちから離して、浴槽の反対側の方へ連れて行く</p><p>そこは入り口から一番遠い</p><p>住友さんたちが、隙を付いて逃げることは不可能だ</p><p>ミタマとキヌカも先に、シャワーで汗を流してやるから、こっちに来い</p><p>オレは、少女たちの身体を洗う仕事に戻る</p><p>洗い終わった子は、風邪をひくからさきに湯に浸かってろ</p><p>はい、黒森様可憐行きますよ</p><p>可憐、ありす、美里はチャポンと湯に入る</p><p>オレは、ミタマの背中からお尻に湯を掛けながら</p><p>そういや、ありすさっき、克子姉が色々言ってたけれど</p><p>何のお話でございます</p><p>いや、オレの呼び方のことありすは、まだ黒森様って呼んでるけれどこのまま、ずっとそれでいくのか</p><p>それは、これから可憐や、ミタマ、キヌカたちと相談致しますわ</p><p>オレは、ミタマの股間と内股をシャワーで洗っていく</p><p>わたくしたちも１人１人、自分の呼び方を持つ方が良いと思うんです</p><p>なるほどさすが、ありす様</p><p>懸命なるご判断でございます</p><p>いやそれはどうだろうミタマ、キヌカ</p><p>いつの間にかすっかり、ありすが、このグループのリーダーになっているな</p><p>鞍馬家グループの完成か</p><p>自分がペットにしようとした可憐を取られて香月家グループのみすずが悔しがるかもしれないけれど</p><p>可憐はありすと一緒の方が良い</p><p>わたくしが娼婦になり、ありすが黒森様のお側に居ることになった理由が、よく判りますわ</p><p>わたくしは、心が弱い女でございますから家を率いる器がございません鞍馬家の次の世代を継ぐのはありすですわ</p><p>確かに、ありすは最初に会った頃から、５歳上の美里をずっとフォローしていた</p><p>気弱な姉を支えて常に気丈に振る舞っていた</p><p>まだ１３歳だけれどハートは強い</p><p>そんなわたくしは美里お姉様よりも、ずっと子供でございます</p><p>ありすは、姉にそう言うが</p><p>いいえ、あなたも黒森様を受け入れたのですからもう、立派な大人ですいずれありすが産む、黒森様のお子が次の鞍馬家の当主となるのですそうあるべきなのよ</p><p>美里は、そう断言する</p><p>そういうことは、急いで決めなくでもいいんだよ時間はたっぷりあるんだからさ</p><p>そうですわ、お姉様５年後には美里お姉様も、黒森様がお迎え下さることになったのですから</p><p>ありすも姉にそう言う</p><p>本当によろしいのですねわたくしは娼婦になるのですよ</p><p>改めて、美里がオレを見る</p><p>そういうことは関係ないよさっきも言ったけれど、美里が戻って来る場所はオレがちゃんと用意しておくから</p><p>嘘に決まっているわよそいつは適当にカッコ付けて、今だけ調子の良いことを言っているだけなのよ</p><p>浴室の向こうから、朝比奈さんがオレを罵る</p><p>もちろん、オレはそちらに振り向かない</p><p>信じたらバカよだって、そいつはここの連中の仲間じゃない</p><p>ああ、朝比奈さんはまだ</p><p>自分が、この組織の人間になっているということを理解していない</p><p>納得していない</p><p>どうせ、そいつあんたを騙そうととしているだけなのよ</p><p>いいえ、黒森様はそういうお方ではありませんわ</p><p>穏やかに答える</p><p>何でよ今までのことを見ていれば、判るでしょ</p><p>朝比奈さんこそ今までの黒森様のご様子をご覧になっていれば、お判りになられるはずだと思いますわ</p><p>えー、何で何で何でよそいつはあんたたち全員と丸まる全員とエッチしちゃってたじゃない</p><p>朝比奈さんの怒声が、浴室に響く</p><p>やりたい放題であんたや小学生の子にまで、中出ししてたのよメチャクチャよグゥの音も出ないほどの畜生よっその人はっ</p><p>普通の感覚からするとそうなんだろうな</p><p>わたくしたちは公平に愛していただいただけですわ</p><p>ありすが答える</p><p>わたくしや、ミタマたちも普段は、子宮に射精していただいておりますし</p><p>あ、赤ちゃんできちゃうじゃないっあんたたち、バカなんじゃないのっ</p><p>赤ちゃんができたら、嬉しいですし喜んで出産致しますが</p><p>もう、何で、そこまで話が噛み合わないのよっあー、バーカ、バーカ、バーカ</p><p>朝比奈さんの怒号は、絶叫に近い</p><p>もう止しなよ</p><p>住友さんの声がする</p><p>ここの人たちはあたしたちとは違うんだよみんな、頭がイカレてるんだよ</p><p>そうねみんな普通じゃないのよ</p><p>白旗さんも、そう言う</p><p>あらあら、随分騒がしいわね</p><p>浴室の入り口から裸になったミナホ姉さんが、入って来る</p><p>同じく全裸の徳大寺さん、黒沢さんを連れて</p><p>徳大寺さんたちも、見ないであげて</p><p>克子姉が、低い声でオレに言う</p><p>オレは、小さくうなずく</p><p>どうしたの朝比奈さんあなた、もしかして、この期に及んで娼婦になるのは嫌だとか言い出すんじゃないでしょうね</p><p>ミナホ姉さんは、わざと煽る</p><p>なりたくないですなりたいわけがないでしょあたし嫌よもう、ここに居るのも嫌うちに帰りたい</p><p>朝比奈さんは、感情剥き出しでそう叫ぶ</p><p>いいわよじゃあ、帰りなさい</p><p>ミナホ姉さんは、ニッと笑ってそう言う</p><p>ただしセックスを体験してからよ処女を犯されて、子宮に男の臭い精液をたっぷり注がれた後ならここから解放してあげてもいいわ</p><p>絶句する、朝比奈さん</p><p>それって朝比奈さんのお父さんの借金は</p><p>住友桃香さんが、尋ねる</p><p>もちろん、あたしが貸し出した資金は全額回収するわ処女さえ失くしたら、家には帰してあげるけれど朝比奈さんの家、潰れてしまうわよね、きっと</p><p>クククと、ミナホ姉さんは笑う</p><p>白旗せつなさんが、そう呟いた</p><p>あら、何が酷いの白旗さんも、ここで脱落して末に帰るもちろん、ヴァージンだけは卒業してもらうけれど</p><p>あたしはここで降りたりはしません</p><p>白旗さんの声には、力強かった</p><p>あたしはあたしがここで降りたら、お父さんや家族が大変なことになるってこと判ってますから</p><p>住友さんは</p><p>ミナホ姉さんは、敢えて尋ねる</p><p>あたしも今更、降りられませんでも</p><p>住友桃香さんは言う</p><p>もし、朝比奈さんがここで降りるのならあのセックスだけは、許してあげてはもらえませんか</p><p>そうよせめて避妊してあげて下さい</p><p>好きでもない人に処女を奪われその上、妊娠するかもしれないなんて</p><p>住友さんと白旗さんが、ミナホ姉さんに訴える</p><p>ダメよ許さないわ</p><p>はぁぁ、ホント、ダメねあなたたちは残念だけれど、３人ともここで失格にしちゃおうかしら</p><p>大きく溜息を吐いてそう言う</p><p>もちろん、失格って言っても処女だけは失くしてもらうわよ公とセックスして、膣内射精した後で家に帰ってもらうわそのまま家族と一緒に野垂れ死になさいあんたたちの忍耐が足りなかったせいで、あなたたちの家族全員が悲惨な死を遂げるのよ</p><p>何で、何で、何で何で、希美たちがそんな酷い目に遭わなきゃならないのよっ</p><p>朝比奈さんが、また大きな声で喚く</p><p>さあ運が悪かったからじゃない事業に失敗して、家族を巻き込むほどの大きな借金を抱えてしまった、あなたたちのお父さんがいけなかったとか</p><p>お父さんのことは悪く言わないで下さい</p><p>住友桃香さんが、ミナホ姉さんに言う</p><p>あなたみたいな人にあたしのお父さんを悪く言って欲しくはないです</p><p>あたしも、住友さんと同じ意見です</p><p>白旗さんも言葉に怒気を含んでいた</p><p>鞍馬さん美里さんの方よあなたはどう思う</p><p>ミナホ姉さんは、美里に尋ねる</p><p>あたしは、あなたのお父さん鞍馬さんは、どうしようもない人間のクズのダメ男だと思うけれどあなたは、あたしの意見についてどう思う</p><p>黒森御名穂様のおっしゃる通りだと思いますわ</p><p>美里は答えた</p><p>あなたこんな女に、自分の父親が悪く言われて悔しくないのっ</p><p>朝比奈さんが、美里に叫ぶ</p><p>事実でございますから父が、まともな人間でしたら鞍馬家が傾くこともありませんでしたし、わたくしやありすが黒森様のお世話になることもありませんでした</p><p>美里は言う</p><p>でも、でも、でも悔しいでしょこんな女に</p><p>朝比奈さんは、涌き起こる感情を止められなくなっている</p><p>しかし、美里は</p><p>黒森御名穂様が、わたくしの父についてどのようなご意見を持たれようとそれは、黒森様のご自由でございますわたくしが、そのことについて何か申し上げることはございませんわ</p><p>穏やかに、そう答えた</p><p>バカバカ、バカ、バーカ</p><p>朝比奈希美さんは、美里を罵る</p><p>さて徳大寺さんと黒沢さん、あなたたちはどう思うあたしは、やっぱりあなたたちのお父さんもクズだったと思うけれど</p><p>徳大寺園子さんは</p><p>お父さんは、わたしには優しい人でしたけれどでも、御名穂さんのおっしゃる通りだと思います</p><p>あたしの父親は人間のクズでした否定はしません</p><p>黒沢さんも、そう答える</p><p>ちょっと、あなたたち自分の父親よ自分の父親が悪く言われて頭にこないの腹が立たないの、バーカ</p><p>徳大寺さんたちにも、怒りを撒き散らす朝比奈さんに</p><p>あんたさいい加減にしなよ</p><p>黒沢さんが、低い声で言った</p><p>わたしたちはさ御名穂さんに、とっくの昔に命を握られてるんだよこの人を怒らせたら命の先がなくなるんだよわたしと園子ちゃんは、わたしたち自身の命だけだからまだいいけれどあんたたちは、父親や家族の命を握られてるんでしょもうちょっと、言葉に気を付けて我慢なさいよっ</p><p>本当に殺されるわよ</p><p>徳大寺さんが言う</p><p>そうじゃなかったら記憶を作り替えられて、別の人間に変えられてしまうわ乙女ちゃんみたいに</p><p>天童乙女が、あれほど執着していた自分のことを完全に忘れてしまったことは徳大寺さんにとっては、相当ショックだったんだろう</p><p>ここでは全部、御名穂さんがルールを決めるんだよあんたたちが、勝手にああしろ、こうしろとか喚いたってどうにもならないんだよ</p><p>黒沢さんが、そう言った</p><p>とっても簡単なことなのにどうして、あなたたち３人は判らないのかしらねここでは、どんなことでもあたしが決めた通りに従ってもらうしそれができない子には退場してもらうしかないのよそうじゃないと、娼館なんて経営できないんだから</p><p>ちっとも理不尽なことじゃないのよあなたたちの勝手な自由意志を許していたらあたしたち全員、お客様に口封じで皆殺しにされてしまうわ</p><p>うちは政財界の重鎮の皆様だけを顧客にした高級娼館でしょそういうビジネスをしているとね馬鹿な娘は、雇えないのよ</p><p>お客様に身体を売るだけのみじめな女なはずなのにお相手するお客様たちが、みんなお金持ちと権力者でしょそうすると自分を勘違いする娼婦も出て来るのよね</p><p>自分がお相手している方々がお偉いからって自分も偉くなったような気になってその内に、お客様のことも小馬鹿にしだしてはなはだしい娘になると、お客様のお仕事について色々と意見をしたりビジネスに口を出したりまあ、世界史レベルでよくある話よね娼婦や愛妾が立場をわきまえない行動をして、家や国が滅ぶ原因になるっていうのは</p><p>黒い森に来るのはジッちゃんのお仲間クラスの人たちなんだから</p><p>だから、あたしたちはあらかじめ、いい気になりそうな娘は潰しておくのようちの娼婦が、どちらかのお家が傾く原因になったりしたら他のお客様もいらっしゃらなくなるしお家の恥の口封じで、娼館ごと全員抹殺なんてこともありえちゃうんだから</p><p>ゲンジツは厳しいのよねそういうことでお嬢様とあたしは娼婦候補生の最終チェックは、徹底的にやるのよ特に性格的なことを重視してね</p><p>徳大寺さんと黒沢さんは、問題無しよ２人ともとっくに腹を括っているから鞍馬美里さんもオーケーやっと、フッ切れた顔になったわね</p><p>はい、黒森様がわたくしの進むべき道を示して下さいましたので</p><p>美里は、オレを見る</p><p>ありすや、ミタマ、キヌカ、水島可憐さんも大切にしていただけることが判りましたし不安はもうございません</p><p>ミナホ姉さんは、美里に微笑む</p><p>さて問題は、あなたたち３人よね</p><p>改めて、住友さん、白旗さん、朝比奈さんに振り向く</p><p>公とセックスして、処女を捧げろっていうあたしの命令が聞けないんじゃうちで雇うのは無理よだってあなたたちは、これから公の何十倍もお歳を召していている男性とセックスしなくちゃいけないのよあたしが、今夜のお客様はこの方って命じたらあなたたちに拒否権は無いしお客様に失礼でしょ娼婦に拒否なんかされたら</p><p>あの言ってることは判りますし理解はできますけれど</p><p>住友さんが、何か言おうとするが</p><p>理解も納得もしなくていいのよあなたたちは、ただあたしに従えばいいの絶対服従よ</p><p>あたしは服従しろと言われれば、服従しますが</p><p>あたしも我慢して、受け入れます家族のためですから</p><p>白旗さんと、住友さんはそう言う</p><p>でも、朝比奈さんは多分、無理だと思います</p><p>うん、この子我慢できない子だから</p><p>朝比奈さんは、このまま家に帰してあげて下さい</p><p>あたしからもお願いしますセックスとかもさせないでこのまま、家族の元へ返してあげて下さい</p><p>克子これって、戦後民主主義教育のせいよね</p><p>ええ、お嬢様あたしも、情けない気持ちになってきましたわ</p><p>ミナホ姉さんと克子姉は苦笑していた</p><p>あなたたち、絶対服従って意味判っているの</p><p>住友さんは</p><p>もちろんですあたしはちゃんと、言われたことに従いますからだから、朝比奈さんのことは</p><p>あたしも服従しますだから、朝比奈さんは助けてあげて下さい</p><p>白旗さんもそう言う</p><p>くぁぁ、喝ッッッ</p><p>ミタマが強い気を放った</p><p>そんな、相手に条件を求める絶対服従があるかぁぁッッ</p><p>そんなのないぃぃぃぃぃッ</p><p>ミタマも叫ぶ</p><p>ここまで頭が悪いと月子さんに来て貰っても、ムダね性格改変しようにも、元の脳ミソが低脳過ぎて改変しようがないでしょうから</p><p>ミナホ姉さん、あんまり責めると自殺しちゃうよ</p><p>しないわよ何があっても自殺しないような神経の太い子を選んだんだからだけど図太すぎて、ここまで頭が悪いとは思わなかったわ</p><p>お嬢様失敗かもしれませんわね</p><p>そうね残念だけれど３人とも処分かしらね</p><p>ここまで自分の価値が判っていない子たちが揃うとね</p><p>あなたたちさ地元では、それなりに自分は人よりも可愛くて綺麗って思ってたのよね</p><p>克子姉が３人に言う</p><p>でもあなたたちなんて、大したことないのよ</p><p>お嬢様のおっしゃる通りよ住友さんなんて、スポーティな女の子として売れるかと思ったけれど</p><p>締まった肉体で、しかもスマートで美しいっていうことならそこにいるミタマさんの方が、よっぽど美しいものね</p><p>ちょっとミタマちゃんこっちに来て</p><p>克子姉に呼ばれてミタマが前に進む</p><p>白旗さんなんて、プロポーションが良いから使い物になるかと思ったけれど、グラマラスさじゃ克子に勝てないしね</p><p>おっぱいが大きいだけじゃダメなのよ今の白旗さんだとマグロ女になるのは、眼に見えているわ</p><p>うん何もしなそうだもんな</p><p>黒森様、マグロ女とはどういう意味ですか</p><p>ありすが、オレに尋ねる</p><p>ああ、港に水揚げされたマグロみたいにドテーッと寝っ転がってるだけで、セックスが楽しくない女のことだよ</p><p>なるほど、ありがとうございます</p><p>それから、ミナホ姉さんは</p><p>さてさて、問題の朝比奈さんだけれど見た目だけは、多少は可愛いかと思って選んでみたんだけれど</p><p>そうですねえ、お嬢様可愛らしさは、ありすちゃんや可憐さんの半分もないですわね</p><p>見込み違いだったわね可愛いどころか、ギャーギャー喚くだけの凶暴な性格だったしね</p><p>朝比奈さんは、ムッとして</p><p>何よっだったらそいつらを娼婦にすればいいじゃないっあたしなんかじゃなくってさ</p><p>ハッ、ハッ、ハーッ</p><p>ミタマが滑りやすいはずの風呂場の床の上で</p><p>シュバッシュバッと回し蹴りのポーズを連続で決める</p><p>その軸足は微動だにしない</p><p>この子たちはあなたたちと違って、娼婦をやらせるにはもったいないだけの才能があるのよ</p><p>何の能力にも秀でていないあなたたちとは違ってね</p><p>娼婦候補生の3人は、普通の可愛い女の子を意識しています</p><p>やっぱり、顔の良い子は日常生活で、何かと優遇されているので</p><p>世の中を舐めている子が多いのですよ</p><p>さて、今日は選挙に行かないと</p><p>1111．セックス潮流　／　放せプライド</p><p>さて能力が無いあなたたちは、この先、どうやって生きていくつもり</p><p>ミナホ姉さんが、住友さん、白旗さん、朝比奈さん３人の新人娼婦候補生たちに言う</p><p>それは、だってあたしたちに無理矢理、売春させようとしているのは、そっちじゃない</p><p>住友さんが言う</p><p>そうですあたしたちの方から娼婦をやらせて下さいとお願いした覚えはありません</p><p>白旗さんも、ムッとして言う</p><p>そういう、別れ際の高校生カップルのあなたが先に告白してきたから、今まで付き合ってあげたのにみたいな会話はしたくないわ</p><p>あたしはあなたたちが、家の負債を何とかできるかもしれないチャンスをあげただけようちで娼婦として働くならあなたたちのお父さんが必要としているだけの資金を貸しても良いってね</p><p>そうですだから、あたしたちは</p><p>我慢して、ここに来ているんじゃないですか</p><p>住友さんと白旗さんは、そう言う</p><p>朝比奈さんは感情が高ぶりすぎて、声も出なくなっている</p><p>来ただけでしょそれが何なの</p><p>ミナホ姉さんは、突っぱねる</p><p>あなたたちはまだ娼婦じゃないもの</p><p>それはだって、仕方ないじゃないですか</p><p>あたしたちきだ未経験ですし</p><p>でも、あたしも白旗さんも朝比奈さんも毎日、ちゃんと研修を受けていますし</p><p>そうです努力はしているんですから</p><p>２人の言葉に、ミナホ姉さんはプッと噴き出す</p><p>ね、克子聞いたこの子たち、努力しているんだそうよ</p><p>ホントに困ってしまいますわね、お嬢様</p><p>本当に努力している子は自分から、絶対に努力しているなんて言わないわよ</p><p>ええそれに、あなたたちの講義中の態度は、お世辞にも良いとは言えないしね</p><p>オレも、さっき監視カメラの映像を観たけれどこの３人は、全然、珠代さんの講義に集中していなかった</p><p>真面目に話を聞いて、メモを取っていたのは美里と徳大寺さんと黒沢さんたちだ</p><p>あああ、当たり前でしょっあたしたちま、まだ、高校生なのよっ恋だってまだなのに何で、こんな地獄みたいなところに連れて来られなきゃならないのよっ娼婦になれとか、ふざけてるんじゃないの</p><p>しばらく沈黙していた朝比奈さんが、また噴火する</p><p>あらあたしも、高校生だったわよ</p><p>今の朝比奈さんと同じ高校１年生で、娼婦になったわなったていうか誘拐されて、レイプされて、そのまま娼婦に堕とされたんだからあたしの時は、こんな研修なんて無かったわいきなり、実践相手の希望通りのセックスができないと、殴られたり蹴られたりするのよ否応なしに、セックスのテクニックを覚え込まされたわあなたと同じ年齢でね</p><p>克子姉の言葉は柔かだったが実際に体験した者の語る真実の重さが込められていた</p><p>あたしみたいに、誘拐されて連れて来られた子がたくさんいたわ朝比奈さんみたいに、ヒステリーを起こして泣き喚く子も居たけれどみんな、犯されて、殴られて、痛めつけられて女の子が痛みと苦しみに悶絶して泣き喚くのを見るのが好きっていう変態男がいたのよみんな、心と身体を消耗して、死んだわ</p><p>地獄っていうのは、あの頃のことよね</p><p>あたしが誘拐されたのは、１２歳の時よあたしも、レイプされて娼婦にさせられたのよもちろん、研修なんて無いわ１２歳でも、毎晩、お客を取らされたしみんな、変態ばっかりだったわそうあたしも、元娼婦なのよ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、３人はシンとなる</p><p>あなたたちと違うのは娼婦である前に犯罪被害者だったってことかしら本当にあたしたちは、誘拐されてきただけで親にあたしたちが働いた分の賃金が渡るようなことは、無かったからお客とセックスさせられて一銭も貰えなかったのよただただ奪われるだけであたし、結局、生きて親には会えなかったわあたしは誘拐されたまま、どこで何をしているのかも知らないままであたしのお母さんは、亡くなったのよ</p><p>あたしも家族には会っていないわ会えないのよこんな地獄を経験してしまった後ではね</p><p>見なさい</p><p>ミナホ姉さんは、自分のお腹の大きな傷を３人に示す</p><p>あたしは結局、赤ちゃんの産めない身体にされちゃったのよ妊娠させられてその堕胎手術の失敗でねあたしのお腹の中に居た赤ちゃんも死んだわあたしも死にかけたううん同じようにして、たくさんの娼婦が死んだわ</p><p>その中にはミナホ姉さんの妹もいた</p><p>だから悪いけれどあたしは、あなたたちの身の上には、同情しないわよあたしたちは、あたしたちで自分の地獄を生き抜いてきたんだから</p><p>じ、自分たちがツラい体験をしてきたからってあたしたちにも、同じ思いをしろって言うんですか</p><p>白旗さんが言う</p><p>あたしたちとあなたたちが同じどこが</p><p>ミナホ姉さんは、不快そうに答えた</p><p>あなたたちは、誘拐されて来たわけではないでしょあなたたちの両親は、あなたたちがここに居ることを知っているしあなたたち自身だって、娼婦になるということの意味を理解した上で、今ここに居るんじゃないの</p><p>しかも、あたしはあなたたちのお父さんに先払いで資金を提供しているわあたしや克子は自分たちが身体を売って得られたはずの賃金ももらえなかったちゃんと、働いただけの報酬を支払ってもらえるようになるまでにとんでもない苦労をしてきたのよ</p><p>ミナホお嬢様はお身体のことで娼婦として働けなくなった後は、娼館の運営マネージャーとして、あたしたち娼婦の待遇改善に奔走して下さったのよ</p><p>そうよ仕方ないでしょ娼婦として働けなくなったんだから別のことで、秀でた能力を見せなければ殺されてたわ処分されてたと思うもの</p><p>地獄よりも苦しかったわよそれでも死ねなかったあたしには絶対に成し遂げなければならないことがあったから</p><p>自分たちを地獄に堕とした白坂創介への復讐</p><p>だから、今のあたしの娼館はあの頃より、ずっと暮らしやすくしているのよまず中学生は、働かせないしあたしみたいな、１２歳の娼婦はもう居ないのよそして、いきなり現場に出さない研修は、きっちりやるわ研修をするとしないとでは、娼婦の精神の安定が全然違うから</p><p>ホント昔と比較したら、今は天国ですわお嬢様</p><p>あたしやお嬢様の初体験は、ただの暴行レイプでしたけれどこの子たちに用意しているのは、ちゃんとした研修ですし</p><p>殴られて、縛られて全身、痣だらけになりながら処女を犯されるのが、どれだけ苦しいことなのかこの子たちには、判らないんでしょうね</p><p>徳大寺さんの声がする</p><p>ああ、徳大寺さんは判っているのよねあなたは、あたしや克子と同じだから黒沢さんも見ていたんだから、そのムゴさは理解しているわよね</p><p>だから、あなたたちにはセックスの実習に関しては、他の子と別のプログラムを用意しているわ</p><p>克子姉が、徳大寺さんたちに言う</p><p>過去の体験がトラウマにならないように研修の相手は、年輩の信頼できる方にお願いするつもりよ</p><p>ああオレじゃあ、無理だもんな</p><p>父親の仲間に輪姦された徳大寺園子さんと、それを見てしまった黒沢さんには</p><p>彼女たちの父親たちよりも上の世代の父性を強く感じるような人でないと</p><p>あの黒森御名穂様、克子様わたくしは初めての方が、黒森様で大変幸せでございますわたくしにとって最高の殿方に、純潔を捧げることができました本当にありがとうございます</p><p>美里がミナホ姉さんたちに、頭を下げる</p><p>判ってもらえて嬉しいわ美里さん</p><p>これからも、あなたの研修は公が担当しますからさらにセックスを教えてもらいなさい</p><p>というか美里さんは、この先もオレとしかセックスしない</p><p>数年以内にオレが孕ませて娼婦を引退させ</p><p>同時に、鞍馬家を再興する</p><p>それが、ミナホ姉さんとジッちゃんの計画だ</p><p>結局初めての相手は、公が一番なのよね自分の欲望だけに夢中になって、無茶なことをしたりしないから</p><p>そうですわね、お嬢様その辺の普通の男の子ならもっと、女の子の身体に酷いダメージが残るようなセックスをしますよね</p><p>１２歳の可憐さんもちゃんとセックスできていたものね</p><p>ミナホ姉さんにそう言われて可憐は、自分の下腹を抑える</p><p>はい優しくしていただきました</p><p>どう、可憐さんこの先も、公のセックス奴隷を続けていけそうかしら</p><p>わたくしは、すでに黒森様のセックス奴隷でございます生涯可愛がっていただけるように、精進を続けます</p><p>即座に返答する</p><p>ホント公の奴隷は、良い子ばかりよねみんな、可愛くて賢くてダメな子には、絶対に手を出さないのよこの子</p><p>ええ、お嬢様この人ったら、みんなで裸でお風呂場に居るのにさっきんら、一度も住友さん、白旗さん、朝比奈さんの方は見ないですものね</p><p>克子姉がカードを切る</p><p>それはそうよ周りに、これだけ魅力的な子が揃っていたらそっちの３人なんて眺める価値はないもの</p><p>ほんと、せめてもう少し何とかならないのかしら</p><p>住友さんも、白旗さんも、朝比奈さんも顔や身体の見た目の造形が多少良いだけで色気も艶もないですものね</p><p>見た目だって、良くないわよ公の周りに居る子たちと比べたら</p><p>まあ、そうなんですよね田舎の高校では学校１のアイドルでもここでは大したことありませんからね</p><p>ミナホ姉さんも、克子姉も言いたい放題だ</p><p>でも、お嬢様住友さんたちも、処女を失くしたら少しは変わるんじゃないですか</p><p>変わらないと困るわよそれでダメなら、本当にお家に返品しなくちゃいけなくなるわ</p><p>色気もない、魅力も感じられないちょっとだけ見た目の良い娘なんて、うちでは娼婦として売れないもの</p><p>でも、真面目な話だからって、実家に帰せないですよねもし、そんなことになったら本当に、この子たちのお父さんはお嬢様にお金を返さないといけなくなりますから</p><p>ええ、家業は倒産、ご両親は破滅首をくくるか、無理心中心苦しいけど仕方ないわねあたしたちは、慈善活動をしているわけじゃないんだから</p><p>その辺はドライで構わないと思いますわ元々、お嬢様がこういうチャンスを提示なさらなかったら、破滅していたはずの一家なんですから</p><p>そういうことよねチャンスを与えられたのに、活かせなかったこの子たち自身の問題なのよ</p><p>ミナホ姉さんは娼婦候補生３人の方を見て</p><p>あたしは、あなたたちの年頃にはちょうど、娼婦ができなくなって、マネージメントに転身した頃よ毎日必死だったわ文字通り生き延びるのにねあたしは、あなたたちみたいに目上の人の心象を悪くするような言動は絶対にしなかったわよ嫌われたら、殺されるからね同時に、絶対に隙も見せなかったつけ込まれたら、また全てを奪われるだけだから</p><p>今でも、ミナホ姉さんは他人に隙を見せない</p><p>クククあなたたち、ここが地獄ですってどれだけ生温い世界で暮らして来たのよもう少し、緊張感を持ちなさいまもう、何もかも遅いのかもしれないけれど</p><p>午後からの公とのセックス体験研修で判断することにするわあなたたちの扱いをどうするかは</p><p>この人との処女喪失があなたたちの最終・適性検査よそれでダメなら全部パーになるわ</p><p>克子姉も、笑ってそう言った</p><p>オレとセックスしたくないとかここで降りるから、家に帰してくれなんてレベルの話は、とっくに過ぎている</p><p>むしろ、オレとセックスをするのは当然のことで</p><p>その処女喪失の様子を全て吟味されて評点を付けられて</p><p>娼婦としての適性をミナホ姉さんたちに審査されるのが住友さん、白旗さん、朝比奈さんの義務なんだ</p><p>あなたたちは、聞き流していただけかもしれないけれどここ何日かで、うちの娼館の娼婦が、お客様をお迎えした時の作法は、全て講義したはずよ</p><p>さっき、美里さんはちゃんとできていたわよねあなたたちも、見ていたでしょ</p><p>ああ、美里はちゃんと娼婦としての挨拶も、立ち振る舞いもできていた</p><p>それは、美里がきちんと、克子姉や珠代さんの講義を聞いていた証拠となる</p><p>だから、あなたたち３人もできて当然よね</p><p>克子姉は、ヌフフと笑う</p><p>だから、ずっと講義中の態度の悪いあなたたちを、怒鳴りつけなかったんだから</p><p>ああ、珠代さんも</p><p>マナにあれだけ厳しかった珠代さんがボケッとしてたり、落書きしたり、髪の毛の枝毛を取ってたりした娼婦候補生たちを叱らなかったのも、多分</p><p>ここは学校じゃないし、あたしたちは先生じゃないから生き残りたかったら、自分で何とかなさい</p><p>ミナホ姉さんは、ピシャリとそう言った</p><p>３人の娼婦候補生は凍り付いたように反応が無い</p><p>まあ、オレは彼女たちの方を見てはいけないから気配しか判らないんだけれど</p><p>とにかくオレは美里とオレの女たちを湯船に入れて、身体を温めて</p><p>娼婦候補生たちよりも先に風呂から出た</p><p>ありす、ミタマ、キヌカ、可憐も一緒だ</p><p>美里はミナホ姉さんたちと一緒に、風呂に残った</p><p>まあ、美里も娼婦候補生の１人だから名目上は</p><p>バスタオルは、これかよし、拭くぞ</p><p>オレがいつものように、バスタオルを広げると</p><p>わたくしたちが、お拭き致しますわ</p><p>わたくしたちは、アニエスちゃんやみすず様とは違いますから</p><p>わたくしたちがご奉仕を致します</p><p>いつも、お屋敷ではオレが女たちの身体を拭いてやるのが、普通になっていたけれど</p><p>そう言えば、オレの方がご主人様だった</p><p>わたくしたちは、皆奴隷でございますからわたくしたちだけの時は、何でもお気軽にお命じ下さい</p><p>みすず様や瑠璃子様には、お立場上、お求めになれないこともわたくしたちは致します</p><p>ありすと可憐名家の令嬢たちが、オレに言う</p><p>オレは別にみすずや瑠璃子だからって、変な気遣いはしていないけれど</p><p>ですが、みすず様、瑠璃子様はやはり、香月家の方でいらっしるからなのだと思いますが</p><p>あまり、黒森様にお仕えしているようには、お見掛けできません</p><p>２人とも、オレのペットと奴隷のはずなんだけれど</p><p>割と、自由に生きてるからなあ</p><p>わたくしたちは黒森様の忠実なる下僕でございますから</p><p>ありすはそう言うと、裸でオレの前に伏してオレの足にキスしようとする</p><p>ありすそういうのは、止めてくれ</p><p>オレは、そういう王様になりたいんじゃないんだ</p><p>申し訳、ございませんでは、こちらに誓いの接吻を致します</p><p>そう言うと、１３歳の鞍馬家令嬢はオレのペニスを両手で捧げ持ち</p><p>亀頭の先に、そっとキスをした</p><p>ありすはセックス奴隷でございますから</p><p>可憐も、オレのペニスにキスをする</p><p>ミタマとキヌカも</p><p>かしこまりましてございます</p><p>ミタマとキヌカが、左右からオレの亀頭にキスする</p><p>全員が、風呂から上がるのを待って中規模の食堂らしい部屋に向かった</p><p>珠代さんが、テーブルの上にサンドイッチの皿を並べている</p><p>わたくしたちもお手伝い致しますわ</p><p>すぐに、ありすが声を掛けるミタマとキヌカ、可憐美里さんも動き出す</p><p>ああ、助かるわそっちのテーブルにもお皿を並べて後、飲み物の準備を誰か頼むわ</p><p>珠代さんが、指示を出す</p><p>これですね</p><p>園子ちゃん、お茶はあたしがする</p><p>徳大寺さんと黒沢さんも</p><p>ああやっぱり、住友さん、白旗さん、朝比奈さんは何もしない</p><p>というか、他の子たちがテキパキ動くので何をしたら良いのか判らないみたいだ</p><p>そして、自分からは何かすることはありますかとは聞かない</p><p>ここの地下施設は上が、シティホテルでしょだから、食べ物を取り寄せるのには困らないのよ</p><p>珠代さんが、オレに言った</p><p>え、どうやって運んでるんですか</p><p>確かに同じ建物だけれどでも、この地下施設への通路は限られているはずだ</p><p>ホテルの上層部にあるＶＩＰルームにはここへの直通エレベーターがあるのは、御名穂さんから聞いているでしょ</p><p>これから、この娼館に通う客たちは上のＶＩＰルームを訪ねるフリをしてホテルに入り専用の秘密エレベーターで、この地下施設へやって来ることになる</p><p>そのルートを使っているのよＶＩＰルームの方で、ルームサービスを頼んで料理がお部屋に届いたら、あたしがエレベーターでここへ下ろしてきたってわけ</p><p>ルームサービスにあるメニューなら何でも頼めるんだけどそっちの３人は、これからのことでゲッソリしているだろうからサンドイッチぐらいしか、胃に入らないと思って</p><p>ご配慮、ありがとうございます</p><p>美里が礼を言う</p><p>あら、美里ちゃんは、もう適性検査終わったでしょ観てたわよちゃんと、あたしが教えた通りできていたわね</p><p>珠代さんはさっきのオレと美里のセックスも監視カメラで観ていたんだ</p><p>はい、まだ未熟でございますができる限り、お教えを活かしていこうと思います</p><p>あなたのことは、全然心配していないわよあなたは、綺麗なだけじゃなくって気品があるものね</p><p>珠代さんは、美里を褒めてくれた</p><p>あたしが心配しているのはあっちの３人だけよ</p><p>ああ手持ちぶさたの住友さんたちを見ている</p><p>徳大寺さんと黒沢さんの方は、根性が据わっているから何クソッって突破していく力があると思うのよでも住友と白旗と朝比奈は、そういうのも感じられないから</p><p>美里は、美里ちゃんで徳大寺さんたちはさん付け</p><p>なのに、住友さんたちは呼び捨てか</p><p>珠代さんは、本当に判りやすい</p><p>大丈夫ですわあの方たちも、わたくしの仲間ですから</p><p>え美里</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さん何かご心配なことがございましたら、どうぞお尋ねになって下さい</p><p>美里は３人に言う</p><p>あのどういうこと</p><p>住友さんが美里に言う</p><p>わたくし、これまでのご講義は全て、ノートにまとめてございますから</p><p>な、何よあたしたちに教えてくれるっていうのっ</p><p>ムッとして、朝比奈さんが言う</p><p>わたくしには、お教えできるようなことはございませんがせめて、午後の研修の前に、講義の復習をなさっておかれるべきではないかと</p><p>美里は、穏やかな笑顔で言う</p><p>結構よあたしは、あなたには教わりたくないわ</p><p>あたしもありがたいけれど、遠慮をさせてもらうから</p><p>住友さんも</p><p>大きなお世話よっあたしのことは放っておいて</p><p>朝比奈さんが、美里に強く言う</p><p>黒沢直子さんが、ツカツカと寄って来て</p><p>朝比奈さんの服の胸元をグイッと掴み上げるッ</p><p>いい加減にしろよ、あんたたち</p><p>それであんたたちが脱落するのは勝手だけどさ手を差し伸べてくれた相手に対して、あんまりじゃないかっ</p><p>あ、あんたには関係ないでしょっ</p><p>朝比奈さんが、そう言うが</p><p>関係ねーわけがないだろっ</p><p>黒沢さんが、怒鳴る</p><p>一緒に娼婦になるための講義を受けているんだ認めたくないけれど、仲間なんだよ、あたしたちは</p><p>何それあんたも点数稼ぎ</p><p>朝比奈さんが、黒沢さんに睨み返す</p><p>当たり前だろっ今、あたしたちがこうやって、みんな揃って昼飯を食うんだって適性検査の内だろっ</p><p>さっき、お風呂場で御名穂さんが言ってたわどんな時も隙を作るなって</p><p>徳大寺さんも言う</p><p>今、ここでわたしたちが、あなたたちに手を差し出さないとそれはそれで、わたしたちの評価も下がることになると思うのよ</p><p>徳大寺さんの言う通りよ娼館はチームワークが重要だから、自分だけ生き残れば良いなんてスタンドプレイの子は、評価が低くなるわよ</p><p>だから、あたしはお前らなんか、どうなっても構わないけれどあえて、言うよ判らないことがあったら、今の内にあたしたちに聞けっ</p><p>黒沢直子さんが、住友さんたちに言う</p><p>この昼飯休憩の時間しかあんたたちには残ってないんだからさ</p><p>わたくしたちにお尋ねになるのが、お嫌でしたら克子様も珠代様も、この場にいらっしゃるのですから直接、お尋ねになられたら良いと思いますわ</p><p>美里が言う</p><p>いっそのこと、御名穂さんに聞きなよていうか、少しはリカバリーしとけっての腹の中では何を思っててもいいから顔に出すな、愛想良くしろよあんたたちの運命を握っているのは、御名穂さんなんだよ</p><p>黒沢さんは強く言う</p><p>あなたたちだけではないわあなたたちの家族の運命も掛かっているんでしょ</p><p>徳大寺さんも、真顔でそう言う</p><p>あなたたちが、このまま何もしないで午後を迎えたらそれは、あなたたちの家族を見捨てることになるのよもし、そんなことをしたらわたしはあなたたちを一生軽蔑するわ</p><p>あたしも、園子ちゃんと同じ考えだよっ</p><p>徳大寺さんと黒沢さんの言葉に、３人はうつむく</p><p>わたくし向こうのお部屋から、ノートを取って参りますわ</p><p>美里が微笑む</p><p>時間がもったいないですもの</p><p>講義室のドアなら、開けてあるわよ</p><p>すぐに戻って参りますわね</p><p>美里は、小走りで廊下に向かう</p><p>無意味なプライドを捨てなよ今は、生き残る方が先だろ</p><p>黒沢さんが住友さんたちに、そう言った</p><p>昔、働いていた現場で</p><p>お前たちは、プライドが高すぎるとみんなに説教した先輩が</p><p>別の日にもっと、プライドを高く持てと説教して</p><p>おいおい、どっちなんだよと思ったことがあります</p><p>しかし、まさかのウエイクあっぷがーるずの続編映画化</p><p>あんなに売れなかったコンテンツが</p><p>アニメ界の闇の力って本当にあるんだ</p><p>（投票には、父を連れて行って来ました）</p><p>1112．セックス潮流　／　順番決め</p><p>結局、美里や徳大寺さん黒沢さんに促されて</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さんは慌てて娼婦の作法の復習を始める</p><p>美里の取ったノートを読んだり講師だった克子姉や珠代さんに質問したり</p><p>さすがに、ミナホ姉さんに質問しに行く子はいないけれど</p><p>あなたたち、サンドイッチのお皿を1つ持っていっていいから隣の部屋で、食事していて</p><p>ミナホ姉さんが、小声でオレに言う</p><p>あなたがここに居るとあの子たちが、色々と意識しはじめてしまうから</p><p>ああ、住友さんたち３人の娼婦候補生たちは</p><p>午後からのオレとのセックス実習のために慌てて、復習している</p><p>今はまだ、どんな風に客に挨拶するかとかの話だからいいけれど</p><p>すぐに復習内容はセックスそのものになる</p><p>研修相手のオレの姿が見えているのはやっぱり嫌だろうな</p><p>判ったそっちの部屋だね</p><p>オレはありすと可憐とミタマとキヌカを連れて、隣の部屋へ行く</p><p>オレたちの昼食と飲み物は、ミタマとキヌカがさりげなく運んで来た</p><p>ようやく、あの方たち学習しているという雰囲気になりましたね</p><p>どんなものにせよ本人に学習意欲が無ければ、身に付きませんから</p><p>学習意欲なのかな</p><p>ミナホ姉さんに、追い込まれて慌てて、何とかしようとあがいているだけにしか見えないけれど</p><p>あがけば良いのです自分たちの運命がかかっているのですからそれでも、ここ何日かの学習よりも、この１時間の方が遥かにたくさんのことを学んでいるはずでございます</p><p>ミナホ姉さんは、住友さんたちがこうなるのを狙って最初から計画しているんだな</p><p>まあいいよどんなことになろうとオレは、オレの仕事をやるだけだからさ</p><p>犯罪組織黒い森の一員としてミナホ姉さんの指示に従うだけだ</p><p>はい時間よ</p><p>やがてミナホ姉さんが、そう告げた</p><p>公、こっちの部屋に戻って来て</p><p>オレはありすたちを残して、１人だけ元の部屋に戻る</p><p>住友さん、白旗さん、朝比奈さんたちは少し興奮気味で、赤い顔をしていた</p><p>まず先にこれを見て</p><p>ミナホ姉さんは色と形の違う錠剤の入った、２つの薬瓶を取り出す</p><p>これ何の薬だか判る</p><p>あなたたちに聞いているのよ住友さん、白旗さん、朝比奈さん</p><p>３人は、戸惑っていたが</p><p>あんたたちが、聞かれているんだから早く答えなよ</p><p>黒沢さんが、小声で３人に言う</p><p>美里が自分のノートを開いてそこに書いてある文字を示していた</p><p>☆どんな質問にも、すぐに答えること（判らない場合は、判らないで構わない）何も返事をしないのはお客様に失礼だから、間違っていても構わないからすぐに反応する</p><p>その一文をチラリと見て</p><p>あ、あのそんなこと、あたしたちに判るわけないです</p><p>白旗さんが恐る恐る、ミナホ姉さんに答えた</p><p>それが判らない時の返答</p><p>ミナホ姉さんが、冷たい視線で白旗さんを見る</p><p>また、美里がノートの別のページを示す</p><p>☆判りませんの後には、教えて下さいを忘れずに</p><p>わ、判らないので教えて下さい</p><p>今度は、住友さんが答えた</p><p>そういうことよじゃ、教えてあげるわ</p><p>ミナホ姉さんは、薬瓶をカラカラと鳴らして</p><p>さっき話したわよねあなたたちの公との研修では、処女喪失だけでなく膣内射精も体験してもらうって</p><p>そうだそして、今日の住友さんたちは全員危険日だ</p><p>それでもし、妊娠してしまった場合は、必ず公の子供を産むことを条件に、娼婦にならないでいいことにするあなたたちの家に貸した資金も、返済しなくていいって、約束したわよね</p><p>ま、女の子が孕むかどうかなんて本来は神様任せなはずなんだけれどでも、最近は色々と便利な薬があるのよね</p><p>２つの薬瓶を左右の手で示す</p><p>こっちの青い方の錠剤は避妊薬よこれを飲んだら、どれだけ中出しされても妊娠しないっていう魔法の薬聞いたことがあるでしょレイプとかされちゃった女の子が、病院で処方してもらう薬よ</p><p>オレの女たちはみんな飲んでいる避妊薬だ</p><p>で、こっちの赤い錠剤はその逆排卵誘発剤妊娠する可能性を限り無く高めてくれるお薬よ１００パーセントとは言わないけれどこれを飲んでセックスしたら、赤ちゃんができるわ</p><p>妊娠の可能性を促進させる薬</p><p>あなたたちは、まだ若いからこういう話をしても、ピンと来ないかもしれないけれどどんな人間もそんなに自由に生きてはいないのよね自分の人生は、どんなことでも自分で選択して決めてきたみたいなことを言うオトコがたまにいるけれどそういう人は、ホンモノの馬鹿なのよ話をするだけ時間のムダ人生について、何も判っていないんだから</p><p>例えば貧乏な家に生まれたけれど、苦学して一流大学に入って大企業に入社して出世したとか、会社を起業して大成功したなんていう人は、割といるわで自分は、他の人以上に努力しただから、成功した自分は人生の賭けに勝った常に良い選択を自分で選んで来たなんて自慢したりするのはなはだしいて人は、そんなご自分の人生を本にして出版したりあろうことか、政治家に転身しようとしたりするわでも</p><p>その人たちが努力したことは認めるけれどやっぱり運なのよ世の中には、自分ではどうすることもできない要因《ファクター》が、たくさんあるんだから</p><p>火事や天災あるいは、不慮の事故犯罪に巻き込まれることもあるし突然、病気になることもあるわ信じていた人に裏切られたり、騙されることも家族に不幸が起きて自分の夢を断たなくてはいけなくなることもある努力は大切だけれど努力だけじゃダメなのよ運もなくちゃね</p><p>ミナホ姉さんの言葉を住友さんたちは、真剣に聞いていた</p><p>あなたたちが、今、ここに居ることだって運が悪かったのよねあなたたちのお父さんと、お父さんの会社の人関連企業の人たちまで救うためには、あなたたちが娼婦になるしかないんだからしかも、あなたたちは親の苦況を見捨てられるような心の冷たい娘じゃなかったわけだし</p><p>そういう性格の子たちであることを見抜いてミナホ姉さんは、住友さんたちを選抜している</p><p>女の子としては、大好きな人に処女を捧げて、その人と結婚して、幸せな家庭を築くのが理想なんでしょうけれどそんな理想通りの人生を歩んでいる人なんて、この世の中に何人いるのかしらほとんどの人は、処女を捧げた人と結婚できないしっていうか、セックスしてみたら、やっぱり違った冷めたって、女の子の方が振るケースもあるんでしょたまたま良いムードになっちゃってそんなに好きな相手でもないのに、初体験しちゃったなんて人も居るらしいしあたしは、ずっと娼館に居るからよく知らないけれど</p><p>でも、とにかくあなたたちには、そういう初体験をする運は無かったのよ可哀相だけれどあなたたちの最初の相手は公よそれはもう、諦めてもらうしかないわだって、あなたたちは自分で自分の初体験を決める運が無かったんだから</p><p>ミナホ姉さんは、あくまでも運の問題なのだと言う</p><p>あたしや克子、珠代さんもそうだったわあたしたちも運が無かっただから、娼館で娼婦をやらされるようなことになったんだしね</p><p>克子姉と珠代さんも苦笑する</p><p>人は平等には生まれて来ないのよ人生は不平等そして、運に左右されるわもし自分の選択で良い人生を得たということが事実だとしてもそういう選択肢が与えられたことが、すでに運が良かったということなのよ</p><p>選択する機会に恵まれなかった人たちも居る</p><p>だからこそやっぱり、自分の人生を思い返すと、頭に来るのよ運が無かったことに自分で自分の人生を選択する機会が与えられなかったことに</p><p>ミナホ姉さんは、両手に持った２つの薬瓶を合わせてカツンと鳴らす</p><p>だからあなたたちには、ほんのわずかだけれど選択の機会をあげることにしたのよ大した選択肢じゃないけれど公とセックスして確実に妊娠するか、妊娠しないかをあなたたち自身に、選ばせてあげるわ</p><p>ミナホ姉さんは改めて３人の娼婦候補生を見る</p><p>避妊薬を選べば妊娠することは無いけれど、５年間は確実に娼婦としてここで働いていかないといけないわ</p><p>青い錠剤の薬瓶を、カラカラと振る</p><p>逆に排卵誘発剤を選べば妊娠して出産することになけれど、娼婦にはならなくていいわ家にも、１年以内に帰れるわよ</p><p>赤い錠剤の薬瓶を、シャカッと揺らした</p><p>もちろんどっちも飲まないで、何もかも天に任せるという選択もあるわ自分で人生を選ぶ勇気がないのならそうしなさい</p><p>必ずどっちかの薬を飲めという強制もしない</p><p>ああ、鞍馬美里さんもさっき公に膣内射精されたのよねあなたも選んで良いわよどっちの薬を飲む</p><p>では、青い薬をいただきますわたくしは鞍馬家の債務のために、こちらに置いていただくことになったのですから娼婦として、働かせていただきますわ</p><p>すぐに、そう答えた</p><p>あら、そうじゃあ、はい青い方の薬あ、これは水で飲みなさいね</p><p>ミナホ姉さんは、薬瓶を開け青い錠剤を１つ、美里に差し出す</p><p>頂戴致しますわ</p><p>美里は、恭しく薬剤を受け取る</p><p>美里ちゃん、はいお水</p><p>克子姉が、水差しからコップに水を注ぎ美里に手渡す</p><p>美里は、青い錠剤を口に含むとコクンと飲み込んで、水で胃に押し流す</p><p>美里の白い喉が、コクコクと鳴った</p><p>その様子を住友さん、白旗さん、朝比奈さんの３人はジッと見つめていた</p><p>これで、鞍馬美里さんの妊娠の可能性は無くなったわ同時に５年間の娼婦生活も決定だけれど</p><p>さて住友桃香さん、白旗せつなさん、朝比奈希美さんあなたたちは、どうするの</p><p>赤い方の薬を下さいっ</p><p>今まで黙っていた朝比奈さんが、大きな声で言う</p><p>妊娠したっていいわ１度で済むんならあたし、こんな場所に５年も居たくないっ娼婦になんてなりたくないものっ</p><p>茶色がかったツインテールの髪を振り乱して、喚く</p><p>そう住友さんと白旗さんは</p><p>ミナホ姉さんは、残り２人を見る</p><p>あたしは青い薬でいいです</p><p>スポーティなショートカット美人の住友さんが、力なく言う</p><p>５年間は、ここで暮らすって覚悟して来たんですしあたしがここで妊娠させられたなんて聞いたら、お父さん、本当に自殺してしまうかもしれないですから</p><p>白旗さんは</p><p>あたしはあの、もう少し考える時間をいただけませんか今すぐには決められません</p><p>和風美人で巨乳の白旗さんは、うつむいてそう言う</p><p>別に構わないわよこの薬はどちらも、セックスした後に飲まないと効果が無いから公との研修が終わるまでに決めてくれればいいわ</p><p>美里はセックス後だから、今、薬を飲んだけれど</p><p>こっちの３人は、まだだから</p><p>さて、じゃあ誰から先に研修するか決めないとね公のオチンチンは１つなんだから順番に１人ずつロスト・ヴァージンしてもらうわ</p><p>いよいよ、その時が来たと３人の娼婦候補生たちが緊張する</p><p>公あなたが決めなさい誰からにする</p><p>部屋の中の女たちの視線が、オレに集中した</p><p>じゃあ、朝比奈さんから</p><p>驚愕する、朝比奈さん</p><p>うん今まで見てきて朝比奈さんが、一番反応が面白いから</p><p>お、面白いって</p><p>セックスしたら、どうなるのか興味があるんだ</p><p>次が住友さん最後が、白旗さんだ</p><p>２人も、ビクッと震える</p><p>あら、公白旗さんには、そんなに興味が無いってことなの</p><p>ミナホ姉さんが、オレに聞く</p><p>興味が無いわけじゃないけれどこの３人の中では一番、セックスがつまらなそうだから</p><p>そうかしら朝比奈さんの方がこの子、まともな気遣いとかできないわよ</p><p>でも、セックスしたら朝比奈さんが一番楽しいよオレは、そう思う</p><p>朝比奈さんは、呆然としてオレを見ていた</p><p>これだから、あたしたちの組織にはあなたが必要なのよ公あたしや克子だとそういう、男の人の目線での評価ができないから</p><p>そんなに白旗さんはダメなのこの子、そこそこ美人だしおっぱいだって大きいわよ</p><p>白旗さんは、憮然とした表情でオレを見ている</p><p>でもさ白旗さんは、判るんだよだいたい、どんなセックスをするのかが</p><p>この人は克子姉や珠代さんから教わったことしかやらないと思うんだそれも、教わったことの７割だよね仕方ないから、ヤられてやっているんだっていうレベルのクソつまんないセックスしかしないと思う</p><p>ほぼマグロだろう</p><p>その点、住友さんの方がこの人は、思い切りが良いと思うんだやらなくてはいけなくなった以上は、精一杯頑張るっていう性格だと思うだからやっぱり、教わったことをやるだけだろうけれど一生懸命で、清々しいセックスになると思うんだ</p><p>住友さんは、困惑の表情でオレを見ていた</p><p>朝比奈さんは絶対に、教わったことなんてできないし、やらないことは判っているけれどだからこそ、どんなセックスになるのか判らないワクワク感があるんだよ</p><p>朝比奈さんは、ポカーンとしていた</p><p>でも、この子が相手だとそもそもセックスにならない可能性もあるんじゃない</p><p>講師の立場から、珠代さんがオレに尋ねた</p><p>それはオレがセックスとして成立させますからだって、朝比奈さんこれだけ可愛いんだし、プロポーションが良いのも見れば判るし抱き心地に問題ないことは判っているんだから絶対に、楽しいセックスになりますって</p><p>御名穂さんこの子って、こんなに怖い子だったんですか</p><p>珠代さんが、ミナホ姉さんに尋ねる</p><p>あたしたちで、寄ってたかって成長させちゃったのよ</p><p>この人、最高の女しか抱いてきてないのよね!</p><p>ああ女に関しては美食家《グルメ》だから眼も舌も肥えているんだ</p><p>珠代さんが、オレを見て呟く</p><p>それもあたしが思っていた以上かもしれないわ</p><p>それでミナホ姉さんこの子たちの処女喪失の会場なんだけれど</p><p>オレは提案をする</p><p>へー、スッゴイ良い眺めだね</p><p>オレは地下施設から、秘密の専用エレベーターに乗って</p><p>建物の上層部にあるシティホテルのＶＩＰルームに上がった</p><p>もちろん、克子姉に連れてきてもらった</p><p>秋の日曜日の午後</p><p>気持ちの良い陽光が、燦々と窓から差し込んできている</p><p>眼下には東京近郊の都市が、ずっと拡がっていた</p><p>克子姉、ここは何階なの</p><p>３２階よ</p><p>なるほど見晴らしがいいわけだ</p><p>やっぱりさ、せっかくのロスト・ヴァージンなんだから地下じゃなくって、こういう明るいところの方がいいよ</p><p>朝比奈希美さんは黙ったまま、うつむいている</p><p>朝比奈さんも見てみろよ、良い眺めだからさ</p><p>景色なんて、どうでもいいわよ</p><p>朝比奈さんは、そう呟いた</p><p>見ておきなさい一生、忘れられない思い出になるんだから</p><p>ベッドのシーツの色と、天井しか覚えてないよりよっぽどマシでしょ</p><p>それは克子姉自身の初体験の記憶なんだろうか</p><p>ＶＩＰルームって１部屋だけじゃないんだね</p><p>ええ、いわゆる普通のホテルのスイート・ルームと同じよ続き部屋になっているのベッドルームが２つに、応接室に、トランプやビリヤードをするためのゲーム室、パーティ・ルームもあるわ</p><p>ああ、この部屋を利用するという名目で黒い森の顧客は、ここから地下施設へのエレベーターに乗るのだから</p><p>ＶＩＰルームのパーティに招待されたみたいな顔をして、何人もの客はここにやって来るんだろう</p><p>朝比奈さんとはどの部屋でする</p><p>何か急に寒さが増してますね</p><p>皆様、お身体をご自愛下さい</p><p>私は少し風邪気味です</p><p>さて、また3人の処女のセックスのバリエーションを考えないと</p><p>色んなことをしてきたので、アイデアがうーむ</p><p>1113．処女たちのセックス実習　／　希美・１　ふにくら</p><p>地上３２階にあるホテルのＶＩＰルーム</p><p>その幾つかある部屋の中の１つ２０畳ぐらいの広さのパーティ・ルーム</p><p>壁一面の大きな窓から眼下に東京近郊の雄大な眺めが、ドワッと拡がっている</p><p>ああ、あれが東京タワーで、あっちがスカイツリーだな</p><p>克子姉、富士山は</p><p>つい、そんなことを聞いてしまう</p><p>富士山は、向こう側よここの部屋からは見えないわメイン・ベッドルームの窓からなら見えると思うけれど</p><p>ああ、この窓の反対側か</p><p>一応、言っておくけれどこのＶＩＰルームにある窓は、全て特殊なマジックミラーになってるのよ内側からは、こんな風に外の景色が見えるけれど外側からは、何も見えないわ</p><p>克子姉が、オレに説明してくれた</p><p>政財界の皆さんをお招きするお部屋ですからね外から、例えば、ヘリコプターなんかで盗撮されないように気を付けているのよ窓ガラスも、二重構造でになっていて1枚目のガラスと2枚目のガラスの間には、特別製のガスが充填してあるわ室内の会話を、窓ガラスを振動するを元にレーザーで読み取るスパイ技術があるそうだから外側のガラスに振動が伝わらない仕掛けになっているのよ</p><p>そんなところまで、気を遣っているんだ</p><p>それでも娼婦との行為は、必ず地下施設の方でお楽しみいただくようにするつもりよここは景色が良いけれど地下よりは情報漏洩の危険が高いものね</p><p>まあ、未成年の娼婦を買っていることが世間にバレたらどんな高い地位にいる人間も失脚するだろうから</p><p>徹底的に、外部にここでの様子が漏れないようにしているんだ</p><p>そういう秘密保持にも定評があるから、ミナホ姉さんはジッちゃんたちに信用されているんだろう</p><p>ここでも娼婦を抱きたいというお客様のご要望はあると思うけれど</p><p>まあ、男ならこの東京近郊の街並みがドワッと眺めながら、女を抱いてみたいって思うだろう</p><p>ちなみにねこの窓、こんな風にもなるのよ</p><p>克子姉が、壁の操作盤のスイッチを入れる</p><p>ビュンと、一瞬で壁一面の大きな窓は、巨大な鏡になる</p><p>元々、マジックミラーだけれど電気を通すと、両面とも完全に鏡になるのよ高い所が苦手なお客様がいらっしゃる時は、こうしておくの</p><p>なるほど政財界の大物たちが、みんな良い眺望を好むわけではないから</p><p>鏡に反射したパーティ・ルームの室内に暗い顔をした朝比奈さんが見える</p><p>彼女は、ここに連れて来られた時からずっと塞ぎ込んだままだ</p><p>克子姉は、そんな彼女を意識して</p><p>このＶＩＰルームにも監視システムを取り付けてあるわ地下から完全に制御されているから許可されている人間ないと、どのドアも開かないわよ</p><p>ミナホ姉さんたちは、カメラと盗聴マイクでオレたちの様子を観ているだろう</p><p>ここから先は、あなたに任せるけれどあたしは担当教官として、ここで見ているわよっていうか、記録係も兼任なのよね</p><p>克子姉は、デジタルカメラを取り出す</p><p>朝比奈さんのロスト・ヴァージン全て、撮影するわ</p><p>朝比奈さんはうつむいたまま、ブルッと震えた</p><p>克子姉窓を元に戻してよ</p><p>どうせなら、明るい陽光の下で朝比奈さんを犯したいから</p><p>克子姉の操作で巨大な鏡が、また窓に戻る</p><p>朗らかな秋の陽射しが、部屋を包む</p><p>朝比奈さんの１６歳の肉体も優しく照らしている</p><p>さてとじゃあ、始めようか</p><p>オレはテーブルから椅子を１つ引っ張り出して、そこにドカッと座る</p><p>じゃあ、朝比奈さん取りあえず、脱いで</p><p>朝比奈さんは地元の自分の高校の制服を着ていた</p><p>彼女は、震えている</p><p>いや、オレがその制服をビリビリに破いて半脱ぎで、無理矢理レイプするっていうやり方もあるんだけれどさせっかく、こんなに景色が良いし青空で気持ちが良いよねだからこの明るい光の中で、朝比奈さんの裸が見たいんだ</p><p>だからさ早く脱いでよ</p><p>朝比奈さんは、ただ突っ立ったまま動かない</p><p>オレとセックスして、妊娠してさっさと地元に戻りたいんだろそれならさ、裸になってくれないとさ</p><p>少しは、エロい姿でオレを興奮させてくれないとさオレもセックスできないからさ今のままの朝比奈さんじゃ、色気が無さ過ぎてチンコが勃たないよ</p><p>さらに朝比奈さんを追い詰める</p><p>これは娼婦の研修なんだからさ朝比奈さんが、自分からオレを奮い立たせるようにしてくれないと困るんだよ</p><p>援助交際なら、女の子は寝ているだけで勝手に男が、女の身体を弄るんだろうけれど</p><p>娼婦は、セックスを売り物にするプロなんだから</p><p>自分から、率先して行動しないと仕事としては認められない</p><p>さあ、早くやれよ</p><p>オレが強く命じると朝比奈さんは震える指先で、制服を脱ごうとする</p><p>そこでじゃないよもっと、窓の方へ明るいところで脱げよ</p><p>でも外から見えちゃう</p><p>乾いた小さな声で、朝比奈さんは言った</p><p>ホント、人の話を聞いていないんだなさっき、克子姉が言ってたろこの窓は、マジックミラーになってて、外からは覗けないんだよ</p><p>オレはキツく言う</p><p>だいたい、ここは高層ホテルだし周りに同じくらいの高さの建物なんてないだろヘリコプターとかも飛んでないぞほら、見てみろよ</p><p>朝比奈さんは、チラリと窓の外を見る</p><p>そう言われても恥ずかしいのか</p><p>こんな大きな窓の側で明るい陽を浴びて、裸になるのは</p><p>朝比奈さんは、うつむいたままそう言う</p><p>だから、ここで脱げって言ってるんだよオレは見たいんだよ朝比奈さんの恥ずかしいストリップがさ</p><p>ストリップなら、音楽があった方が良いよな音楽に合わせて、服を脱いでいくんだ</p><p>何か、流しましょうか</p><p>パーティ・ルームだからそういう音響関係の設備もあるわよ</p><p>えっといや</p><p>ありがとう克子姉でも、そういうのはいいよ朝比奈さん</p><p>オレは、朝比奈さんを見る</p><p>何か歌ってくれ朝比奈さんが、歌うんだ歌いながら服を脱げ</p><p>初めて朝比奈さんがオレを見る</p><p>そうだよ何でもいい朝比奈さんの好きな歌でいいから</p><p>そんなこと、急に言われても</p><p>じゃあ、アレだほら、童謡のええっと</p><p>オレは、１つ、歌を思い出す</p><p>＊＊のパンツは良いパンツってあるだろイタリアの歌を元にした童謡で</p><p>朝比奈さんは、眼を丸くする</p><p>あれをさ朝比奈さんて、下の名前は希美《のぞみ》だったよね</p><p>じゃあ、ノゾミのパンツは良いパンツで歌ってくれ</p><p>なっ、何よそれっ</p><p>それでワン・コーラス歌う間に、１枚ずつ脱いでくれていうか脱いでいけ</p><p>ちょっと待ってよ</p><p>待たないああ、最初からパンツじゃなくって、その時に脱ぐモノの名前を歌おう最初はセーラーだな</p><p>朝比奈さんの着ている制服は上下に分かれたセーラー服だ</p><p>あ、あたしは嫌よ</p><p>嫌とか言ってるんじゃねぇオレがやれって言ったら、やるんだよっほらっ一緒に歌ってやるから</p><p>♪ノゾミのセーラーは良いセーラー凄いぞーっ、凄いぞーっ♪</p><p>もおおっ、判ったわよっ</p><p>余りの下らない展開に朝比奈さんは、ヤケクソになって制服を脱ぎ始める</p><p>♪脱ごう、脱ごう、ノゾミのセーラーっ脱ごう、脱ごう、ノゾミのセーラーっハラッホレ、ヒレッハレッ、ハラッホレ、ヒレッハレッーっノゾミのセーラー脱げましたっ、オレッ♪</p><p>何とか、オレの歌の終わる前に朝比奈さんは、セーラー服の上を脱ぎ終わる</p><p>うんブラジャーは、ピンク</p><p>胸はそんなに大きくは無いけれど、腰が細いからカップは大きそうだ</p><p>ほら、続いて靴下だっ</p><p>オレは歌うが朝比奈さんは、一緒に歌ってはくれない</p><p>♪ノゾミの靴下、良い靴下臭いぞ臭いぞ♪</p><p>すると朝比奈さんは、靴下を脱ぎながらオレを睨んで</p><p>臭くなんかないわよっ</p><p>♪脱ごう、脱ごう、ノゾミ靴下っ脱ごう、脱ごう、ノゾミ靴下っハラッホレ、ヒレッハレッ、ハラッホレ、ヒレッハレッーっノゾミの靴下脱げましたっ、オレッ♪</p><p>うん、足の指が綺麗だ爪まで</p><p>確かに、臭くは無さそうだ</p><p>はい、次スカートっ</p><p>オレは、さらに歌う</p><p>♪ノゾミのスカート、良いスカートヒラヒラッヒラヒラーーッ♪</p><p>朝比奈さんも</p><p>♪脱ごう、脱ごう、ノゾミスカートっ脱ごう、脱ごう、スカートっハラッホレ、ヒレッハレッ、ハラッホレ、ヒレッハレッーっノゾミのスカート脱げましたっ、オレッ♪</p><p>途中から、小声だけれど</p><p>オレと一緒に歌っている</p><p>ストンと脱いだスカートの下からはブラとお揃いのピンクのパンティが現れた</p><p>細くて長い足運動部に入ってないから、全然筋肉が付いていないし、肌は白い</p><p>さあ、いよいよブラジャーだ</p><p>もう、何だっていいわよっ</p><p>朝比奈さんは、吐き捨てるように言うと大きな声で</p><p>♪ノゾミのブラは、良いブラジャー高いぞ高いぞ♪</p><p>自分から、そう歌った</p><p>ああ、結構お高い高級下着なんだなこのブラとパンティのセットは</p><p>♪脱ごう、脱ごう、ノゾミのブラっ脱ごう、脱ごう、ノゾミのブラっ♪</p><p>歌はマヌケだが朝比奈さんの顔は、真顔だった</p><p>本当に、ヤケクソの極致なんだろう</p><p>♪ハラッホレ、ヒレッハレッ、ハラッホレ、ヒレッハレッーっノゾミのブラジャー脱げましたっ、オレッ♪</p><p>朝比奈さんが、投げ捨てるようにブラを外す</p><p>ぽよよんっと可愛いおっぱいと桜色の乳首が飛び出した</p><p>うんなかなか良い形の乳房だ</p><p>さあ、最後パンティいくぞっ</p><p>あああっ、もおおっ</p><p>朝比奈さんが、喚きながらも歌う</p><p>♪ノゾミのパンティは良いパンティ高いぞこれもーっ♪</p><p>オレと２人で、大声での合唱になる</p><p>♪脱ごう、脱ごう、ノゾミのパンティっ脱ごう、脱ごう、ノゾミのパンティっハラッホレ、ヒレッハレッ、ハラッホレ、ヒレッハレッーっノゾミのパンティ脱げましたっ、オレッ♪</p><p>朝比奈さんは、エイッとパンティを脱ぎ下ろして窓ガラスにベシッと投げ付けるっ</p><p>その股間には、淡い陰毛とまだ男を知らない割れ目が見えた</p><p>ほらっ、脱いだわよっこれで満足っ</p><p>朝比奈さんが、オレを睨む</p><p>うん満足</p><p>オレの微笑みに朝比奈さんは、ハッとして</p><p>慌てて、身体を縮めて手で胸と股間を隠す</p><p>ホント面白いわ、朝比奈さん</p><p>克子姉が、カメラを朝比奈さんの裸体に向ける</p><p>朝比奈さんのストリップも、ずっと記録していたんだろう</p><p>あなた、さすがねこの子の魅力を、みんなに引き出すなんて</p><p>だからさ絶対に楽しいんだよ楽しくなるに決まっているんだよ朝比奈さんとのセックスはさ</p><p>オレはそう言うと</p><p>朝比奈さん、ちょっと待っててオレも脱ぐから</p><p>朝比奈さんが、オレを見る</p><p>あ、歌は一緒だから歌って</p><p>い、一緒って</p><p>オレは歌う</p><p>♪オレのパンツは良いパンツちょっと臭い、多分臭い♪</p><p>歌いながら、無造作に服を脱いでいった</p><p>全裸になるまで今度は、朝比奈さんは一緒に歌ってくれなかった</p><p>でも、あなたが一番面白いし、魅力的だわ</p><p>克子姉がオレを見て笑った</p><p>ハラッホレ、ヒレッハレッ、ハラッホレ、ヒレッハレッーっオレのパンツも脱げましたっ、オレィッ♪</p><p>オレも全裸になる</p><p>さとてここの部屋は、床の絨毯がフッカフカだろだからさ、ここに寝転がってセックスしても、多分痛くないと思うんだ</p><p>オレは必死に恥ずかしい部分を隠している朝比奈さんに言う</p><p>ええ、新しいものに交換したばかりだから汚くはないわよ</p><p>そうなんだよ娼館のオープンに向けて新しいカーペットに敷き直したんだよなていうことはさこの上でそのままセックスして、朝比奈さんの処女の血で汚すのは、ちょっと申し訳ないよね</p><p>オレは地下から持って来た、白いシーツを手に取る</p><p>だから、この絨毯の上に、このシーツを敷いてそこでセックスしようぜ</p><p>朝比奈さんは、呆然とした顔でオレを見ている</p><p>それでさそれなら、しっかりシーツを綺麗に敷きたいからさ朝比奈さんの処女喪失のシーツだしああやって、克子姉の撮影で永遠に記録されるんだからシーツが真っ直ぐに敷けてないと、カッコ悪いだろ</p><p>オレは、バサッとシーツを広げる</p><p>だから、朝比奈さんシーツを敷くのを手伝ってくれ</p><p>シーツをピーンッと張って敷きたいときは２人でやらないとダメだろだから、そっちを持って</p><p>仕方なく朝比奈さんは、シーツの反対側を掴む</p><p>オレの裸やチンコを直視しないように、眼を背けて</p><p>そっちに気持ちが集中しているから、自分の方のガードが緩む</p><p>オレからは、朝比奈さんの可愛いおっぱいも、おへそも、股間も丸見えだ</p><p>それでも、シーツ１枚分を挟んだ２メートルの距離があるから</p><p>朝比奈さんは、まだ耐えていられるのだろう</p><p>もうちょっと向こうへ行って窓の真ん中あたりのそうそう、そこの明るい辺りにしよう</p><p>２人でエッチラオッチラ広げたシーツを運ぶ</p><p>克子姉も撮影しながら付いて来た</p><p>よし、そこはい、ピーンッと引っ張ってはい下ろして</p><p>毛の長い、ふかふかの絨毯の上に清潔な純白のシーツを敷く</p><p>よし、オッケーちょっと、待って確認するから</p><p>オレはわざとシーツから離れて、朝比奈さんと距離を取る</p><p>ちょっと、朝比奈さん寝てみて感じが見たいから</p><p>朝比奈さんが寝てくれないと判らないじゃないか</p><p>朝比奈さんはやっぱり、手で胸と股間を隠したまま</p><p>恥ずかしそうに、シーツの上に横たわる</p><p>どう寝心地は背中が痛いとかある</p><p>ううん、平気</p><p>朝比奈さんは、そう答えた</p><p>その上で、ガシガシ運動しても大丈夫だと思う</p><p>だって、オレたちこれからセックスするんだぜ</p><p>昼飯前にオレが美里たちとセックスしているところを見たろあれぐらい、腰をガンガン振って運動するんだからさオレたち、これから</p><p>パコパコされても平気だと思う</p><p>朝比奈さんの処女の肉体でなくあくまでも、シーツと絨毯と床の話として、オレは尋ねる</p><p>多分、大丈夫だと思う</p><p>朝比奈さんは、シーツの感触を裸の背中で確かめている</p><p>ところで、朝比奈さん</p><p>オレのここ、もうこんなになっちゃっているよ</p><p>朝比奈さんはつい、オレの方を見てしまった</p><p>１６歳の美処女が凍り付く</p><p>オレのチンコがすっかり勃起して天を衝く角度に隆起していた</p><p>じゃあ始めようか</p><p>ここからは本当の研修だから、オレは客で朝比奈さんは娼婦だよ</p><p>朝比奈さんの顔に緊張が奔る</p><p>朝比奈さんは、克子姉たちに教わった通りにオレをもてなさないといけないいいね</p><p>朝比奈さんは、オレを見たまま何も答えない</p><p>克子姉一度、窓ガラスを鏡にして</p><p>オレは、克子姉に言う</p><p>判ったわはい、ミラーになるわよ</p><p>克子姉が、さっきの操作スイッチをオンにする</p><p>壁一面の大きな窓がシュワッと、一瞬で鏡になった</p><p>見てみろよ、朝比奈さん</p><p>オレが指差す、背後の鏡面に朝比奈さんは、ゆっくりと振り返る</p><p>オレも裸朝比奈さんも裸見ての通りだよ</p><p>鏡には床の絨毯の上に敷いたシーツに横たわる、１人の裸の少女と</p><p>少し離れたところに立つ全裸のオレが映っている</p><p>そしてオレは激しく勃起している</p><p>張り詰めた赤黒い亀頭まで鏡にしっかりと映っている</p><p>裸なんだ隠すモノは何もないもう、オレたちは、セックスするしかないんだよ</p><p>実は私の家のネズミとの闘いは、まだ続いていまして</p><p>夏から今までに7匹捕まえたのですが</p><p>まだいる</p><p>父が隠していた菓子をかじってました</p><p>毎回、ネズミ取りで捕らえる度に、これが最後の一匹のはずと家族全員で言い合っているのですが</p><p>よく、誰もいないオフィスに人の気配がしたとか足音が聞こえたとか</p><p>そういうオバケが居るみたいな話を聞きますが</p><p>ネズミですね</p><p>今年は、さんざん体験しました気配も足音もラップ音も</p><p>全部、ネズミです</p><p>昔、働いていた劇団の事務所にも夜、幽霊の足音がするという噂がありましたが</p><p>あれもネズミだったんだろうなあ</p><p>そう言えば、そこの劇団の稽古場には黄色いTシャツを着た幽霊が出るという噂もあったなあ</p><p>1114．処女たちのセックス実習　／　希美・２　共犯者</p><p>え、ええっと朝比奈恵美、１６歳、高校１年生です</p><p>窓から燦々と陽の入る、ホテルの３１階のパーティ・ルーム</p><p>ふかふかの鮮やかな紅いの絨毯の上に敷いた、純白のシーツ</p><p>その上で全裸の朝比奈さんが、オレに向かって正座して頭を下げる</p><p>ほ、本日は、ご指名いただきまして誠にありがとうございましたうんと</p><p>裸になったオレは、わざと数メートル離れた位置に椅子を置いて前後逆にして、背もたれの方を前にして座る</p><p>これなら、朝比奈さんからはオレの勃起チンコが見えない</p><p>わずかの距離が、朝比奈さんに心の余裕を作る</p><p>もうすでに、間違っているわよ</p><p>克子姉が、デジカメを向けたまま朝比奈さんに言う</p><p>朝比奈さんの娼婦としてのお客様を迎える口上を撮影しているのだ</p><p>元々、克子姉たちの講義をちゃんと聞いていなかった上にいきなり全裸にさせられ、こんなに明るいところに居させられているから朝比奈さんの緊張は、相当なレベルに達しているんだろう</p><p>克子姉今は、朝比奈さんの自由にやらせてあげてよ</p><p>オレは笑顔で、そう言う</p><p>ほら、朝比奈さん続けて</p><p>オレの言葉に、朝比奈さんは</p><p>え、ええっととにかく、精一杯、一生懸命やれますからうんと、よろしくお願いします</p><p>ああ、すでにボロボロだ</p><p>何を精一杯、一生懸命やるんだよ</p><p>それはせ、セックス</p><p>朝比奈さんは、オレの質問に疑問形で答えた</p><p>違うよオレを気持ち良くしてくれるんだろ</p><p>だからセックスでしょ</p><p>朝比奈さんは、小さな声でブツブツ言う</p><p>そうじゃないってセックスっていうのは、男も女も両方気持ち良くなるもんだでも、これから朝比奈さんがするのは売春の練習だから、朝比奈さんは気持ち良くならなくたっていいんだ</p><p>は、初めてが痛いのは知っているわよ</p><p>ムスッと、オレを見る朝比奈さん</p><p>裸でいることに慣れてきたのかもう乳首や股間を隠さない</p><p>まあ、オレが手で触れられるエリアに近寄ったらまた反応が変わるんだろうけれど</p><p>そういう話をしているんじゃないよ娼婦っていうのはサービス業なんだってことを言ってるんだ</p><p>そんなこと今更、言われなくても判ってます</p><p>朝比奈さんは、オレを睨む</p><p>あたしそこまでバカじゃないですから</p><p>いや、判ってないね</p><p>だって、朝比奈さん何で、オレがさっさと朝比奈さんに襲い掛からないのか、全然判ってないじゃないか</p><p>もう、犯される覚悟はしたからするんなら、さっさと済ませて欲しいのにとか考えてない</p><p>その通りよ何でこんな訳の判らないことをさせるのよヤリたいんなら、とっととヤレばいいじゃないっあたしが眼をつぶって我慢している間に</p><p>朝比奈さんは、吐き捨てるようにそう言う</p><p>それじゃあ、オレの一方的な普通のレイプになっちゃうだろ</p><p>だってレイプでしょあたしのことメチャクチャにしたいんじゃないの</p><p>ほら、判ってない普通のレイプならさオレがレイプ犯罪者で、朝比奈さんはオレの被害者ってことになるだろ</p><p>そ、そんなの当たり前じゃない</p><p>違う、違う、全然違う朝比奈さんは、オレに犯される覚悟をしているはずでこの後どうなろうが、この１回だけは娼婦としての研修として、オレとセックスするんだぜ</p><p>そうだ今の朝比奈さんは娼婦なんだ</p><p>日本の法律ではさもちろん、男が女を買うことは犯罪だけれど女が男に身体を売ることだって禁止されているんだぜ</p><p>売春防止法っていう法律の第３条に何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならないって書いてあるわ</p><p>ただし、禁止しているだけで売春すること自体は、何の処罰もされないのよ警察に捕まってもね</p><p>日本の変な法律の１つよね売春してはいけないことになっているけれど、売春行為がなくなるわけがないから罰則は設けなかったのよただし売春させている人間の方には、明確な処罰があるわだから、もし今、ここに警察が踏み込んで来たとしたら、朝比奈さんはすでに裸になっているから売春未遂ということになるわそれで全員、逮捕されたとしても処罰を受けるのは、あたしやミナホお嬢様、つまり売春を管理している人間で、実際に売春行為を行おうとしていた朝比奈さんは何の処罰もされないのよ</p><p>まあ、その前に朝比奈さんは、まだ１６歳だから淫行条例の方に引っ掛かるけどねそれでも警察に補導されることにはなるだろうけれど、朝比奈さんが犯罪者として裁かれることはないわ法律的にはね</p><p>この国の考え方では売春する女は、そうしなくてはならない何らかの理由があって貧困とか、脅迫されたとか、単純に頭が悪いとかそれで仕方なく、身体を売っているのだから、犯罪者として裁くのではなく保護するべきだっていうことなのよだから、売春させている人間だけに罰則があって売春している女は刑罰の対象にはならないってわけ</p><p>朝比奈さんは</p><p>じゃあ、あたし売春しても、犯罪者にはならないの</p><p>あくまでも日本の法律ではそうなっているってことなんだろでも</p><p>真っ直ぐに、朝比奈さんを見る</p><p>ゲンジツは違う金と引き替えに身体を売ることは、やっぱり罪深いことなんだ</p><p>法律で罰せられないとしても罪は罪だ</p><p>そうね、モーセの十戒の汝、姦淫してはならないっていうのに引っ掛かるものね女にとっての売春は</p><p>もう、朝比奈さんは判っていることだと思うけれどこの娼館の中核に居る人たちは、元・娼婦だミナホ姉さんも、克子姉も、講師に来てくれている珠代さんも</p><p>みんな、判っているんだ娼婦の仕事が身体を売るという行為が、とてつもなく罪深いことだってことはみんな、決して自分から娼婦になったわけではない酷い方法で、無理矢理娼婦に堕とされたんだそれでもみんな、自分たちが犯罪者だってことは判っている</p><p>あたしを、こんな運命に突き落とした人に対してはあたしは被害者だと思っているけれどでも、あたしたちのお客様に対しては、被害者ですから気遣って下さいとはお願いできないもの代金をいただく以上はそれに見合った働きをしないといけないわ</p><p>つまりさ、オレたちが求めている娼婦は一緒に、売春という犯罪活動で大金を稼ぐ共犯者なんだよ自分が、犯罪をやっているっていうことが判っている覚悟できている人だ</p><p>今のオレたちの会話は地下施設で、みんなで観ているだろう</p><p>残りの２人の娼婦候補生住友さんと白旗さんも</p><p>いつまでも、被害者意識を引き摺ったままの弱い人間はオレたちの組織にはいらないっていうか、うちの娼館は、顧客がみんな重要人物だからさそんなメソメソしているだけの子は、店に出せないんだよ</p><p>お客様だって、リスクを背負ってあたしたちの娼館にいらっしゃるのよだから、お客様ともあたしたちとも共犯になれる子じゃないと、雇えないわ</p><p>美里ちゃんに、徳大寺さんと黒沢さんはもう、判っているわあの子たちとは、共犯でイケるあたしたちもさ若くて可愛い子なら、誰でもいいってわけじゃないのよ</p><p>あ、あたしにあんたたちの共犯になれって言うの</p><p>強制はしないよ決めるのは、朝比奈さんだただ</p><p>朝比奈さんと、住友さんと、白旗さんその３人の中では、オレは朝比奈さんと、一番、仲間になりたいって思ったんだ</p><p>驚く朝比奈さん</p><p>ああ朝比奈さんなら、共犯になれるって感じたんだよオレ</p><p>な何で</p><p>あの３人の中では、朝比奈さんがズバ抜けて正直だったからさ</p><p>何でも思ったことを喚いて泣いて、怒って感情が、とっても判りやすいそういう正直な子の方が一緒に仕事したいと思うよ</p><p>い、いやあのあたしは</p><p>朝比奈さんは、オレの言葉にすっかり戸惑っている</p><p>住友さんと白旗さんは自分の感情を抑制して、周りに気遣っているつもりになっているだけの実は、何も見えていないし、何にも気付けていない子の典型だと思う</p><p>でも、住友さんの方がまだ好きだなあの子は本当は不器用なだけの子なんだと思う見た目がスポーティだから、部活とかでも後輩の面倒を見るのを押し付けられたりして判っている良い先輩を演じたりしなくちゃいけないことが、多かったんだと思うでも、実際は結構、神経質で周りの子の気持ちとかが、良く理解できないタイプの人だと思うよ</p><p>悪気は無いんだよな</p><p>ただ、人間関係の把握が下手で自分がやるべきことを間違えてしまうだけで</p><p>住友・白旗・朝比奈３人のリーダー役を買って出ようとして、ことごとく舵取りに失敗してたし</p><p>運動部に良く居る、見た目はリーダーっぽいから、先生にキャプテンに任命されるんだけれど実際に、主将になったら全然チームがまとめられないパターンの人だ</p><p>白旗さんは嘘吐きすぎいつも、自分のポジションを考えて発言しているどう話したら、自分の立場が向上するかしか考えていないだから、話していることの内容に心が無いんだよしかも、自分の周りの狭い範囲のことしか見えていないから大局観が無いんだよな地元の女子校じゃ、それで先生も周りの生徒たちもダマせたんだろうけれどここじゃ無理だよ</p><p>オレは天井を見上げて</p><p>これ陰口じゃないからなっちゃんと、住友さんと白旗さんが聞いていることを知ってて、オレは話しているんだ</p><p>朝比奈さんの次は、あなたたちの番なんだから覚悟して待ってろよ</p><p>今の内に宣戦布告しておく</p><p>ま、そういうことなのよね</p><p>克子姉も、天井を見て</p><p>あたしたちのお客様は政治や経済の現場で、修羅場を潜っていらした方たちだからいい加減な嘘は、すぐに見抜かれるわ心の無いお世辞ばっかり言う女の子は、うちみたいな高級娼館に来なくても幾らでも、他に居るでしょあたしたちが、お客様たちから高額の報酬をいただけるのはそれなりに質の高い女の子だけを提供しているからよ</p><p>笑ってそう言う</p><p>うちのお客様が、お好みになられるのは例えば、鞍馬美里ちゃんみたいに底抜けに純真な子あるいは、徳大寺さんや黒沢さんみたいに、必死で一生懸命な子苦労して一代で財をなしたような方たちは、特に好まれると思うわそれから朝比奈さんみたいに、とにかく正直な子多少、やかましくて面倒な女の子でもうちのお客様なら、面白がってお相手して下さるわ</p><p>オレも朝比奈さんはアリだと思った</p><p>逆に住友さんみたいに、何が言いたいんだかよく判らないことばかり話していて、いつもモタモタしている子とか白旗さんみたいに常に本心を隠そうとしているのが見え見えの子は嫌われるわわざわざ大金を使って、そんな女の子の相手をして大切な時間を浪費するのはもったいないでしょ</p><p>高級娼館は、若さと美しさだけじゃダメなのよ性格が第一なのよ</p><p>黒い森が、白坂創介のやっていたヘンタイ部門を完全に閉鎖して</p><p>政財界の大物だけを顧客にした社交クラブ路線だけに絞るのなら</p><p>全てが最高の良い子だけを集めないといけない</p><p>あたし褒められているの</p><p>朝比奈さんが、ポカンとした顔でそう言う</p><p>うん、褒めている</p><p>いや、褒めてるっていうと何だか偉そうだよなとにかく朝比奈さんとは仲間になれるんじゃないかって思ってる一緒に、悪いことの共犯になれそうだってていうか</p><p>朝比奈さんとは、楽しくセックスできそうだと思ったいやヤリたいって感じたんだ</p><p>この人は、あなたも知ってる通り可愛い女の子には不自由していないからね</p><p>それを証明するためにオレは、昼食前にありすやミタマたちとのセックスを、朝比奈さんたちに見せた</p><p>この人は見た目だけで、女の子の良さを判断しないのよ本当に、朝比奈さんのことを評価しているのよ</p><p>うつむく、朝比奈さん</p><p>ああ中出し一発で妊娠して、娼婦にならないで家に戻るっていう選択も、もちろん朝比奈さんには残されているそれは、朝比奈さんの自由だよ</p><p>でも、今だけはまだ新人娼婦候補生の朝比奈さんだからねオレとのセックス実習だけは、娼婦になるための研修として受けてもらうから</p><p>それだけは、してもらわないと困るわここに来てしまった以上は</p><p>しなくちゃいけないのね</p><p>だってセックスを体験してもらわないとオレのことは、判ってもらえないから</p><p>判っているよオレが今話していたことだって朝比奈さんは、半信半疑だろだからさ、こればっかりはセックスしないと先に進まないと思うんだ</p><p>セックスで、何が判るのよ</p><p>言葉じゃ伝えられないよサンマを食ったことのないやつに、サンマの味を教えられないだろそんなの言葉で語るよりも、実際にサンマを食わせた方が早いセックスも同じだよ</p><p>オレの回答に朝比奈さんは</p><p>ぷくふふははははは</p><p>力なく笑う</p><p>何でサンマなのよワケ判んない</p><p>そして、溜息を吐く</p><p>ワケ判んない、ワケ判んない、ホントワケ判んない</p><p>パタンと、シーツの上で足を投げ出す</p><p>でも、あなたがとにかくあたしと本気でコミュニケーションしてくれようとしていることは、判ったよ簡単にレイプして、あたしの心を折るんじゃなくって何かよく判らないけれどちゃんと、人間関係を築こうとしてくれていることは</p><p>朝比奈さん</p><p>さっきのさノゾミのパンティは良いパンティとか、バッカみたいくっだらない笑える何で、あんなバカみたいなことしてるのに、あたし笑い出さなかったんだろ</p><p>クスクスッと体育座りして、全裸の少女が微笑む</p><p>あれもあたしをリラックスさせようとしてくれてたの</p><p>オレはできる限り、フェアにやりたいんだ</p><p>もちろんオレと朝比奈さんの関係が、五分五分のフェアな関係になることなんてあり得ないことは判っているけれど</p><p>朝比奈さんのお父さんに、ミナホ姉さんが貸した資金がある以上</p><p>朝比奈さんは、オレたちに強くは出られない</p><p>それでもこっちの手持ちのカードは、可能な限りオープンにしておきたいんだわざわざ丸見えにしているのに、自分から覗き込もうとしない人は放っておくけれどこっちの起こしたアクションに、ちゃんとリアクションする人は見捨てたくはないと思っている</p><p>あたしは別にそういうつもりは無かったわよ</p><p>でも一番、普通にリアクションはしていたそれが見ていて面白かったし、可愛いとも思った</p><p>あたしを共犯にってあたしって、かなり頭悪いわよ</p><p>それはオレもそうさ頭の悪さには、定評があるだけど</p><p>オレは克子姉を見て</p><p>オレの家族には、頭の良い人がたくさんいるからね小難しいことは、みんな賢い人たちに任しているんだ</p><p>任しておいて平気なの</p><p>朝比奈さんは、オレを見る</p><p>だって任せるしかないじゃないか細かいことは、頭の悪いオレじゃあどうせ、対応できないんだから</p><p>そりゃそうね</p><p>また、クスクスと朝比奈さんは、笑う</p><p>じゃあ、いいわあたしも頭が悪いから細かいことは、後で考えることにして、今は全部、あなたに任せるわ</p><p>あなたのこと、全然、好きじゃないけれど</p><p>オレだって別に朝比奈さんのことを愛しているわけじゃない</p><p>でもあたしとセックスしてみたいと思う</p><p>そりゃ、思うさこうやって話している間にもどんどん柔らかく、良い女になっていってるし</p><p>力尽くで無理矢理、あたしを奪いたいとは本当に思わないの</p><p>それじゃあ、朝比奈さんの心が固くなるそんなセックスは、楽しくないよ少なくても、朝比奈さんとのセックスは、レイプじゃない方が楽しいはずだ</p><p>したことあるのね、酷いレイプも</p><p>１６歳の瞳が、オレを見ている</p><p>まあね何度かは</p><p>こういう組織の人だと仕方ないのね</p><p>仕方ないとかじゃないよオレ自身が腹を括って実行した、オレ自身の犯罪だよ捕まってないし、裁判を受ける気も刑務所に入って、償うつもりもないけれど</p><p>犯罪者なんだよ、オレは犯罪組織に籍を置いているだけでなく、オレ自身が犯罪者なんだ</p><p>それで今度は、あたしを共犯にしたいのね</p><p>朝比奈さんが、受け入れてくれたらだけれど</p><p>いいわ取りあえずあなたとセックスしてみるわ</p><p>あなたに奪われるんじゃないしあたしが与えるわけでもないのよ</p><p>うん、ちゃんと正面から向き合ってやろう</p><p>オレは、そう約束する</p><p>でも、ちゃんと教えなさいよねあたし、初めてだし講義とか、よく聞いてなかったんだから</p><p>朝比奈さんは、頬を赤らめてそう言った</p><p>ああ、しっかり教えてやるよ</p><p>オレが笑うと</p><p>その代わりあなたに言われたことは、何でも全部、やってあげるわよ</p><p>どうせ、何をやっても恥ずかしいんだからこうなったら、どこまででも恥ずかしい思いをするわよ</p><p>じゃあ、まずマンコを開いて、処女膜を見せてくれよ</p><p>うーむ、寒い寒い日が続いております</p><p>ガンダムＢＦＴ先週の水着回の作画がイマイチだったのに</p><p>今週は、とっても良い</p><p>ガンダム・レッドウォーリアのせいか</p><p>水着より、ガンプラなんだなあ作品そのものが</p><p>1115．処女たちのセックス実習　／　希美・３　ゲット・オープン</p><p>少し離れた椅子から、オレはシーツの上の裸の朝比奈さんに言う</p><p>え、な何でっ</p><p>激しく拒絶反応を示す朝比奈さん</p><p>だって、ほらセックスする前に、よく見ておきたいから</p><p>オレは平然と、答えた</p><p>そんなの見なくたってズボッて入れられるでしょホントはホラ、セックスって薄暗いところでするものなんだから</p><p>朝比奈さんの常識では、そうなっているらしい</p><p>いや、明るいところでもするぞ</p><p>えーっだって、ほらエッチ前に、女の子が電気を消してって言ってそれで暗くするはずよで暗いところでも、間違えずにスルルッて入るんだから見なくたって平気でしょ</p><p>それって、何からの情報</p><p>そ、そんなのななな、何だっていいでしょっ</p><p>女子校の友人とのエロ話か</p><p>あるいは、少女マンガのエロシーンとか</p><p>そんな簡単に、ズルルッとは入らないぞだってこの太さだぜ</p><p>オレは、椅子の背もたれで隠していた勃起ペニスを朝比奈さんに見せる</p><p>男の剛直を見て震える、朝比奈さん</p><p>初めてだと、入り口もまだキツいし角度とかもちゃんと合わせないと、上手く入らないよそれに、ほらちゃんと見てやった方が、朝比奈さんのマンコへのダメージを減らすこともできるし</p><p>そんなに気軽に、マンコマンコ言わないでよっマンコなんて言われたら、恥ずかしいでしょ</p><p>あ、話を逸らそうとしている</p><p>とにかくさ処女膜だって、オレが破っちゃうんだからさある内に見ておきたいんだ</p><p>そ、そんなの恥ずかしいじゃない</p><p>うん恥ずかしがる朝比奈さんも、ちゃんと見ておきたい</p><p>朝比奈さんにも、見せてあげるわ自分の処女膜なくなっちゃう前に、見ておきたいでしょ</p><p>克子姉が、カメラを抱えたままそう言う</p><p>えどうやって</p><p>それは、ほらカメラをこうすれば</p><p>克子姉は、カメラの液晶モニターを一回転させる</p><p>自撮りモードにすれば朝比奈さんも、見られるわ</p><p>でも、あたしどれが処女膜とか判らないから</p><p>そんなのオレが教えてやるよ</p><p>今まで、何人もの処女膜を見てきたからさオレは判るから</p><p>朝比奈さんは、まだ手で胸と股間を隠したままだ</p><p>窓からの明るい陽光鮮やかな青いカーペットの上の純白のシーツ</p><p>そこにぺたんと座り込んでいる裸の１６歳</p><p>そっちに行ってもいいか</p><p>オレは朝比奈さんを見て、言う</p><p>そっちに行かないと何もできないから</p><p>恥ずかしそうに、そう言うと</p><p>じゃこっちに来なさいよ</p><p>オレは、椅子から立ち上がり</p><p>勃起したままのチンコ丸見えのまま朝比奈さんの居るシーツへと近付く</p><p>オレが接近するにつれて、朝比奈さんの緊張が増していく</p><p>克子姉は、そんな彼女の表情も克明に撮影している</p><p>ほら来たぞ</p><p>オレたちの裸身が３０センチの距離に入る</p><p>オレは、シーツの外ギリギリにしゃがみ込み</p><p>朝比奈さんて足の爪も綺麗なんだな</p><p>オレは、わざと足先に眼を向けた</p><p>朝比奈さんが恥ずかしがる乳首や股間からではなく</p><p>ちゃんと、お手入れしているんだツヤツヤだし</p><p>あ、当たり前じゃない足の爪だって、手抜きはしないわよ</p><p>ちょっと触らせてくれよ</p><p>オレは、当たり前のように朝比奈さんの右足の先に触れた</p><p>ひ、ひゃあっな、何するのよ</p><p>朝比奈さんは、慌ててオレの手から逃げようとするが</p><p>その前に、オレの指はガシッと朝比奈さんの右足の小指を掴んでいた</p><p>ちょっちょっとねえ</p><p>困惑している朝比奈さん</p><p>な別に、怖くないだろ</p><p>朝比奈さんの足先を撫でながら笑って、そう言う</p><p>怖くなるようにはしないよ痛いのはちょっとあるかもしれないけれどなるべく努力はする</p><p>朝比奈さんの顔が、どんどん赤くなっていく</p><p>ドキドキしてるのか</p><p>そ、そりゃあど、ドキドキするわよこんなこと初めてなんだから</p><p>朝比奈さんは、うつむいてそう言う</p><p>オレもドキドキしているよ</p><p>ホントだって</p><p>でもあなたは、こんなこと何度もしているんでしょ色んな人と</p><p>朝比奈さんとはこれが初めてだよ</p><p>初めての人とする時はいつだって、ドキドキするさだって、初めてなんだから</p><p>朝比奈さんがオレを見る</p><p>あなたって</p><p>すっごい悪い人なのね</p><p>そうかまあ、そうだな</p><p>これから、朝比奈さんを犯すのだから</p><p>でも、もしかしたらすっごく良い人なのかもしれないよく判らないわあたしには</p><p>ありがとちょっと、落ち着いたわええっとやっぱり、ここを見せないといけないのよね</p><p>見たいんだよオレが</p><p>うん判った、見せる</p><p>胸と陰部を隠していた手のガードを外しシーツの上に座り直す</p><p>えっと確か、何か言わないといけないのよね恥ずかしいことを</p><p>朝比奈さんは、克子姉を見る</p><p>ああ娼婦としての作法で、陰部の披露の口上も習ったのか</p><p>ごめんなさいあたし、ちゃんと聞いていなかったから</p><p>講義を上の空で聞いていたことを謝る</p><p>いいのよ朝比奈さんみたいな子の場合は自分の思った通りに、その場で浮かんだ言葉を言えば何もかも作法通りじゃなきゃいけないんてことはないんだからちゃんと朝比奈さんの気持ちが入っている言葉が言えるんならね</p><p>朝比奈さんは、オレを見て</p><p>カーッとさらに、顔が紅潮する</p><p>の、希美のエッチで恥ずかしいところをお、オマンコを見て下さいっ</p><p>自分でもマンコって言ってるじゃないか</p><p>だ、だってマンコはマンコじゃない</p><p>あ、開き直った</p><p>それであの希美も、見て欲しいって思ってるから</p><p>あたしの初めてを獲ってっちゃう、あなたに処女だった証を、見て欲しい覚えていて欲しいと思うから</p><p>うん一生、忘れないよ</p><p>忘れたら蹴飛ばすからね</p><p>朝比奈さんは、シーツの上でもぞもぞと足を開こうとする</p><p>もっと開いて</p><p>これじゃダメ</p><p>ダメ、もっとガバッと開かないとセックスできないから</p><p>ほら、こうだよ</p><p>オレは、朝比奈さんの両方の膝小僧を掴み、グイッと股を開かせていく</p><p>きゃあああ恥ずかしいよおっ</p><p>ほらほら、もっともっとだよ</p><p>M字開脚になるまで足を開かせる</p><p>ううあたし、カエルみたいになってない</p><p>いや、可愛いよ朝比奈さん</p><p>朝比奈さんの細い腰、可愛いおへそ</p><p>陰毛はほんの僅かだあ</p><p>下の毛は、金髪なんだ</p><p>この子は白人とのクゥオーターだっけ</p><p>髪の毛は茶髪だけど下の毛は、完全な金髪だ</p><p>何よぉ悪い</p><p>悪くないむしろ良い</p><p>アソコの毛のことで褒められたくないわよっ</p><p>朝比奈さんは、そう言う</p><p>そして、金色の淡い茂みの下に</p><p>朝比奈さんの、前人未踏の割れ目が見えた</p><p>ぷっくりとした白い肌に、スパッと鋭い刃物で切れ込みを入れたような美しい割れ目</p><p>陰唇が肥大したり、ハミ出したりしていない黒ずみも無い</p><p>ホンモノの処女地だ</p><p>しっかし、ホントチンチンの付いていない、つるんとした股間は綺麗だよなあ</p><p>あたしの方からしたらそんな太くて辺なのが、くっ付いている方が変だと思うわよ</p><p>朝比奈さんは、オレの勃起ペニスを見てそう言う</p><p>そうか、女の子からしたらチンコがある方が変なのか</p><p>ね、ねえ</p><p>朝比奈さんが、オレに言う</p><p>の、希美のアソコへ、変じゃない</p><p>朝比奈さんの女性器</p><p>気になるのか</p><p>そ、そりゃ気になるわよ他の子のとか、じっくり見てみたこととか無いもの</p><p>香月家みたいな、名家の令嬢ではないけれど</p><p>朝比奈さんだって、親が社長で私立の女子校に通っていた、お嬢様なんだよな</p><p>外見上は、変なところはないっていうか、メチャクチャ綺麗だよなかなか、こんなに綺麗な割れ目は見られないと思う</p><p>でも、中を開いて見ないと正確なところはよく判らないな</p><p>中を開く</p><p>こういうことだよ</p><p>オレは両手の人差し指を使って、朝比奈さんの割れ目を開くことにした</p><p>ご開帳だよ、ご開帳～ッ</p><p>くにっと女陰を捲り上げる</p><p>身体の内側に外気を感じたらしい</p><p>朝比奈さんのソコは愛液で、テラテラと光っていた</p><p>性的な興奮は湧き上がっているようだ</p><p>でも、まだ緊張の方が強いから愛液の量が足りていない</p><p>ちょっとそ、そんなところまで見るの</p><p>もっとだよもっと開かないと処女膜は見えないから</p><p>オレは、ググっと力を入れてさらに、朝比奈さんの胎内を開く</p><p>あ、見えた処女膜</p><p>ピンク色の肉の膜を視認した</p><p>ど、どれよ</p><p>ちょっと待って今、アップにするわ</p><p>克子姉が、カメラの調整をして液晶画面に映る朝比奈さんの陰部を彼女自身に見せる</p><p>ぐ、グロいわよ</p><p>でも、これがあなたの女性器なのよ</p><p>初めて見る自分の胎内に朝比奈さんは、驚嘆していた</p><p>ピクピク蠢いているわよ</p><p>当たり前じゃないあなた生きているんだから</p><p>克子姉が、笑い出す</p><p>これこれが処女膜だ</p><p>オレは、指で指し示す</p><p>そ、それなの</p><p>液晶に映った、自分の処女の証を覗き込む朝比奈さん</p><p>ちょっともう、穴が開いているわよ</p><p>処女膜は、最初から小さな穴が開いているのよそうじゃないと、生理の血が外に流れ出ないでしょ</p><p>ただ、穴の開き具合は人それぞれ違うわ朝比奈さんの場合は、３つ穴状処女膜ね割と珍しいタイプよ</p><p>変なの</p><p>変かどうかは、破ってみないと判らないわね</p><p>笑う、克子姉</p><p>朝比奈さんの陰部と、困惑している表情の両方を撮影している</p><p>ね、今撮影している動画どうするの</p><p>朝比奈さんが心配そうに尋ねる</p><p>朝比奈さんが観たいのなら、いつでも観せてあげるわでもコピーはあげられないわよ</p><p>この動画を警察に持っていかれたら、オレたち全員捕まってしまう</p><p>あたし、この映像で一生、あなたたちに脅されたりする</p><p>ま、いいわ脅されてもどうせ、あなただし</p><p>うんもういい何でも好きにして</p><p>朝比奈さんは、自分でここを触ったりする普段は</p><p>触らないわよお風呂に入って洗う時ぐらいしか</p><p>オナニー経験も無いんだ</p><p>じゃあ、ちょっと触るよそうしないとオレのチンコがハマらないから</p><p>ああ、朝比奈さんのここがもう少し緩まないとさ</p><p>え、緩んでる子はエッチの具合が良くないんじゃないの</p><p>朝比奈さんは、真顔でそう言う</p><p>ここはキツい方が良いってそう聞いたけれど</p><p>耳知識か</p><p>でも、オレのコレが入るんだから</p><p>あ、そっか緩めないと、裂けちゃうの</p><p>裂けないとは思うけれど緩んでた方が、痛みは少ないよ</p><p>なら、緩めてお願いっ</p><p>オレは、指先で膣口の周りを、丁寧に擦っていく</p><p>はぁぅな、何</p><p>いいから、任せて</p><p>オレは、クリトリスを剥き出しまずは、フッと息を吹きかける</p><p>大丈夫だから暴れるなよ</p><p>オレは、指先に愛液を付けるとクリトリスの上を磨くように</p><p>な、何っちょっときゃあうっ</p><p>これも生まれて初めてのクリトリス愛撫なんだろう</p><p>朝比奈さんは、身体を固くして震える</p><p>ああひぃぃぃぃぅぅお腹の底が、熱くなってるぅぅ</p><p>トロロロと愛液が湧いてきた</p><p>あたし何か漏らしてる</p><p>心配するなみんな漏らすんだよほら、美里たちだって、ここから透明の汁を漏らしてたろ</p><p>昼食前に、ホンモノのセックスを見せておいて良かった</p><p>で、でも希美の身体も、こうなっちゃうなんて思ってなかったんだもん</p><p>なるに決まってるだろ朝比奈さんだって、女なんだから</p><p>だって、希美はエッチな子じゃないもん</p><p>エッチだよこれだけ濡らしているんだから</p><p>もぉぉ、意地悪ぅあああうっ</p><p>希美のクリトリスがどんどん肥大していく</p><p>今は小豆の大きさの紅玉になった</p><p>気持ちいいか</p><p>よ、よく判らないわ</p><p>うん、ゾクゾクする変な気持ち</p><p>朝比奈さんの身体全体が、熱を帯びてきた</p><p>白い肌が紅潮していく</p><p>全身に汗をかききめの細かい肌が、湿っていく</p><p>朝比奈さんキスしていいか</p><p>あたし初めてだよファースト・キスなんだよ</p><p>だから、したいんだ</p><p>性感が高ぶっている朝比奈さんの瞳が潤んでいる</p><p>じゃあすればいいじゃない</p><p>オレは改めて、朝比奈さんの裸身を抱き締める</p><p>もう、朝比奈さんの身体はオレを拒絶しない</p><p>ふんわりとオレに抱き留められている</p><p>オレはチュッと朝比奈さんにキスした</p><p>ああ、唇にはまだ緊張が残っているのか</p><p>ちょっと、強張っている</p><p>オレは、一旦、唇を離す</p><p>はぁぁ、あたしファースト・キスは、もっとロマンチックな場所でしたかったのに</p><p>朝比奈さんがオレに言う</p><p>あら、ここだって充分、ロマンチックだと思うわよ</p><p>もう一度、周りの風景を良く見てご覧なさい</p><p>地上３２階の高層ホテルのパーティ・ルーム</p><p>壁一面の大きな窓</p><p>眼下に広がる都会のパノラマ</p><p>そして広大な蒼天どこまでも続く青い空</p><p>温かな秋の陽射しを全身に浴びてオレたちは、全裸で抱き合っている</p><p>そうねこれは、これでロマンチックなのかもね</p><p>朝比奈さんは、空を見上げてそう言った</p><p>何が何だか、よく判らないうちに、こんなことになっちゃったけれど</p><p>今は悪い気分はしていないわオール・オーケー全部、受け入れられるわ</p><p>じゃあ、もう１回キスしよう</p><p>何回だっていいわよ</p><p>オレと朝比奈さんの唇が再度、重なる</p><p>今度の唇は、リラックスしている</p><p>ぷっくりと柔らかい感触が伝わってくる</p><p>朝比奈さんの１６歳の瑞々しい生命力が</p><p>破瓜まで届かなかったはうう</p><p>父が、自分の痴呆を気にするようになってしまい</p><p>まあ、病院で呆けが進行していますと言われているので、気になるのは判るのですが</p><p>テレビなどで、痴呆を扱った番組がやっていると必ず観て、メモを取っています</p><p>父テレビでやっていたんだがこれが、呆けに聞くらしいから買って来てくれ</p><p>と言うので荏胡麻油というのを買って来ました</p><p>それを飲み初めて、今日で３日目なのですが</p><p>父うん、効いている効いている頭がシャッキリしている</p><p>と、本人は言うのですが</p><p>昨夜の食事の時に</p><p>父あれオレが飲んでる油って、これだっけ</p><p>父よそれは、黒烏龍茶のボトルだ</p><p>私瓶に書いてある字を見れば、判るだろ</p><p>父え</p><p>文字が判別できなくなっているらしいうううむ</p><p>1116．処女たちのセックス実習　／　希美・４　ヴァージン・ブレイク（破瓜・膣内射精）</p><p>何度もキスを繰り返していくうちに</p><p>朝比奈さんの肉体の緊張が、ほぐれていく</p><p>舌を絡めるよ</p><p>オレは笑顔で、朝比奈さんに言う</p><p>オレの舌と朝比奈さんの舌を絡め合うんだ</p><p>そんなヘンタイみたいじゃない</p><p>朝比奈さんは、すっかり赤く上気した顔で、オレに答えた</p><p>そんなことない、みんなしていることだし気持ちいいよ</p><p>オレは、そう返す</p><p>したいの</p><p>うん、したい</p><p>朝比奈さんは、恥ずかしそうに</p><p>じゃあすれば</p><p>オレの舌が朝比奈さんの口の中に侵入する</p><p>朝比奈さんの舌を捕らえて舐める、啜る</p><p>一度、口を離して</p><p>やっぱりヘンタイっぽいわよでも</p><p>背筋がゾクゾクするビビビってなるのよ</p><p>もう一度、してもいいか</p><p>いいわよ、何度でも</p><p>オレは、またディープ・キスを繰り返す</p><p>朝比奈さんもオレの舌を</p><p>ああ、窓からの陽光が裸の肌に温かい</p><p>こんなに明るい場所で、オレたちは全裸で絡み合っている</p><p>あたしキス、好きかもハマっちゃいそう</p><p>ついに、朝比奈さんの方からオレにキスを求めて来た</p><p>胸、触ってもいいか</p><p>もう、好きにしてって言ってるでしょ</p><p>オレはようやく、朝比奈さんの胸に手を伸ばす</p><p>今までは、朝比奈さんに気恥ずかしい思いをさせないように意識をなるべく向けないようにしていたけれど</p><p>ここかには、もう</p><p>オレの手が柔らかなおっぱいに触れると、朝比奈さんはビクッと震えた</p><p>うん、この子は運動部じゃないから胸筋は発達していない</p><p>ぷにぷにと本当に、おっぱいだけの弾力だなこれは</p><p>え朝比奈さん</p><p>あたし、太ってる</p><p>いや、むしろスッゲェ、細くて良い感じだと思うけれど</p><p>腰とか、本当に細いし足も締まっていて、長い</p><p>嘘ふ、太ってるでしょ</p><p>気にしなくて良いわよ痩せてる子ほど、あたし、太ってるとかって言ってくるものだから</p><p>克子姉が、オレたちの様子を撮影しながら言った</p><p>身体に自信がないのを太っているっていう言葉に、変換しちゃってるのよ</p><p>えー、何で朝比奈さんこんなに綺麗なのにさ</p><p>嘘、嘘、嘘あたし、そんなに綺麗じゃないわよ</p><p>朝比奈さんは、そう言うが</p><p>あら、今のあなたどんどん、綺麗になっているわよ</p><p>克子姉が、そう告げた</p><p>女は、男の人に愛されて美しくなっていくものだから今のあなた、この人に磨かれてるもの</p><p>よく、判らないけれど自分が、変わっていってるのは判るわ</p><p>いつの間にか、自然にこんなことになっちゃってるんだもの</p><p>朝比奈さんの乳首が勃起している</p><p>興奮している、感じているんだ</p><p>乳首触るよ</p><p>だから一々、言わなくていいってあんっ</p><p>オレは、指先で優しく乳首を捏ねる</p><p>じゃあ、もう許可は取らないぞ</p><p>ペロペロッと朝比奈さんの乳首を舐めた</p><p>ひぃやぁうっそ、そういうことは先に言ってよあんっ</p><p>じゃあ、今度は吸うよ</p><p>オレは乳首を口に含み吸う</p><p>口の中で、舌で乳首を転がすように</p><p>きゃぁぁ、あううっいやぁんあんっもおっエッチぃよこれぇっ</p><p>エッチなことしているんだから、当たり前だろ</p><p>それは、判ってるけれどきゃああんっあたしおっぱい、舐められちゃってるぅぅ</p><p>感じやすい朝比奈さんは、ビクビクと過敏に反応する</p><p>いやぁぁんエッチ、エッチ、エッチぃぃ</p><p>美味しいよ朝比奈さんの乳首</p><p>ああんっそんなこと、言わないでよ</p><p>１６歳の美乳からは、甘い匂いがする</p><p>健康な女の子が、性的に興奮した時に立ち上るいやらしい匂い</p><p>うっすらと汗をかいた肌が、しっとりとオレの手に馴染む</p><p>オレは、片方のおっぱいを舐めながらもう片方のおっぱいを揉む</p><p>あん、火照った肌の弾力が気持ちいい</p><p>あたし変になっちゃってるお腹の奥が熱いの心臓がトクトク鳴ってる</p><p>見ると朝比奈さんの股間は、びしょ濡れになっていた</p><p>感じやすくて、濡れやすい</p><p>そういう体質だと判っててミナホ姉さんは、朝比奈さんを選抜したんだ</p><p>それは、朝比奈さんの身体がセックスする準備をしているからだよ</p><p>オレは、左右の乳首を均等に舐めていく</p><p>そ、そうなのねあ、あたし本当にしちゃうのよね</p><p>朝比奈さんが、切なそうな顔で自分の胸に舌を這わすオレを見ている</p><p>好きでもない人に犯されちゃうのね</p><p>そうだオレにヤられちゃうんだよ</p><p>オレは頭を朝比奈さんの下腹部へ</p><p>おへそを舐めてそして</p><p>そんなところを舐めるのっ</p><p>返事はしない</p><p>朝比奈さんは、ちゃんと聞いていなくても克子姉たちの講義を受けているし</p><p>オレと他の子たちのセックスも見学している</p><p>クンニという行為を、知らないはずがない</p><p>割れ目を縦に舌でなぞられて朝比奈さんが、震える</p><p>オレの言葉に</p><p>な、何がよ</p><p>朝比奈さんの漏らしている愛液の味だよ</p><p>い、いやぁんそんなこと、報告しなくていいから</p><p>羞恥に身悶えする朝比奈さんの裸身</p><p>でも美味しいよ朝比奈さん</p><p>オレは、両手で朝比奈さんの割れ目を開いて内側から垂れてくる愛液を舐め取るようにベロベロと舌を使う</p><p>あぅぅっ</p><p>それから、クリトリスを剥き出して</p><p>ちょっそ、そこはきゃああんっ</p><p>小さな豆を舐め上げていく</p><p>あああっ、あああーっ、あああーっいやぁぁ恥ずかしい恥ずかしいわよっ</p><p>こんなに感じているんだから一回、イカせてしまおうと思った</p><p>オレは、舌の動きを速める</p><p>ああんっ、こんなの恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいってばちょっと、止めてもう止めて</p><p>朝比奈さんは、お尻と腰を振って何とかオレの舌から逃れようとするが</p><p>オレは、朝比奈さんの太ももをギュッと抑えて逃がさない</p><p>きゃあああああんっうくぅぅいやぁぁあふぅぅ</p><p>湧き出る愛液で、オレの顔がベタベタになっていく</p><p>ああ、何か変よ変なの変になっちゃうからもう止めてぇぇ</p><p>そんなことを言われても止めるわけがない</p><p>ひぃぃきひぃぃはぁぁふぅぅいやぁぁ、何かキちゃうあああっ</p><p>そして朝比奈さんは</p><p>ぴぎぃみぎぃぃぷらはぁぁッッくぅぅ、はぁぁあ</p><p>ギューッとシーツを鷲掴みにして背中をググッと反らして</p><p>あっ、ああーっああああーっ</p><p>生まれて初めてのエクスタシーを経験した</p><p>ぐったりと脱力する、朝比奈さん</p><p>大丈夫お水飲む</p><p>克子姉が、水のペットボトルを持って来てくれた</p><p>でも、どうみても起き上がって、自分で水を飲めるようには見えないから</p><p>貸して、克子姉</p><p>オレがボトルを受け取って封を開けて、水を口に含む</p><p>そしてそのまま、朝比奈さんに口移しで飲ませた</p><p>んっんんんっ、んんっ</p><p>朝比奈さんはオレの口を経由した水を、抵抗なく飲んでいく</p><p>ぷはぁぁ</p><p>水分を取った瞬間に朝比奈さんの肌に、汗がまたじわっとにじみ出る</p><p>もっと飲むか</p><p>ちょうだい</p><p>オレは、また水を口に含んで朝比奈さんの口の中に送り込む</p><p>コクコクと、朝比奈さんの喉が鳴った</p><p>あたしどうなっちゃったの</p><p>朝比奈さんが、脱力したまま言う</p><p>イッたんだよ気持ち良くてイッちゃったんだほら、昼前のセックスでミタマやキヌカも、こんな風になってたろ</p><p>あんなのはあの子たちが、頭のオカシイ子だからなんだと思ってたわ</p><p>朝比奈さんは言う</p><p>女ならみんな、こうなるよ</p><p>そうみたいね気持ち良かったわよもおっ</p><p>ブルッと身悶えする朝比奈さん</p><p>どんな男の人とでも、必ずイケるわけじゃないからねそれは覚えておきなさいやっぱりね身体の相性とかもあるのよ</p><p>あたしこの人と身体の相性がいいの</p><p>それはまだ判らないよだって、まだセックスしてないじゃないか</p><p>オレは、笑ってそう答えた</p><p>そうねまだ、してないわよね</p><p>朝比奈さんは、むっくりと起き上がる</p><p>あーあ、シーツスゴイことになっているわね</p><p>朝比奈さんの愛液でシーツに大きな染みができていた</p><p>あたしがオネショしたみたいになってる</p><p>オレは、克子姉が渡してくれたタオルで顔に付いた愛液を拭き取りながら</p><p>感じやすくて、濡れやすくてすっげぇ、良い身体だよ朝比奈さんの身体はさ</p><p>うんオレはそう思うよ</p><p>すると朝比奈さんは</p><p>あなたのオチンチンさ</p><p>触ってあげるえっと、ホントは舐めるのよね今、あたしがしてもらったみたいに</p><p>無理しなくてもいいよ</p><p>してあげるって言ってるのよだから、こっちに来なさいよ</p><p>ああありすや美里たちとのセックスでは、みんなフェラしていたものな</p><p>セックス前には、必ずチンコを舐めるものだと思っているのかもしれない</p><p>チンコを舐めるのはさ絶対に、いつもしなくちゃいけないことじゃないんだぞ</p><p>世の中には、チンコを舐められるのが嫌いな男もいるかもしれないからいや、多分、いないと思うけれどそれでも、全世界規模では微粒子レベルで存在しているかもしれないし</p><p>そうね相手が舐めて欲しがっているかどうか何となく、様子をみてからにするべきよねフェラチオすることが流れ作業になっちゃうと男の人は、かえって気分が萎えてしまうものなのよ</p><p>克子姉が講師として、そう教える</p><p>あなたはあたしに舐めてもらいたくはないの</p><p>朝比奈さんは、ストレートにオレに尋ねる</p><p>あたしは希美はさファースト・キスも、あなたに獲られちゃったんだから最初に口でするのも、あなたでいいと思うのよ</p><p>どうせ、その後ヴァージンも獲られちゃうんだし</p><p>オレも朝比奈さんの初めては、全部欲しいよ</p><p>素直な気持ちでそう答えた</p><p>だったら早く、オチンチン出しなさいよ</p><p>今度は、オレがシーツの上に仰向けに寝転がる</p><p>オレの上に朝比奈さんが</p><p>やっぱり、太くて大きいそれに変な形、グロいわ</p><p>オレの勃起チンポを間近で見てそう言う</p><p>こんなのがあたしの中に入るの</p><p>入るよさっき、美里たちの中に入っているのを見たろ</p><p>見たわ根元まで、全部入ってた</p><p>朝比奈さんの吐く息が、オレの亀頭をサワッと刺激する</p><p>あんな小さな子にも全部入ってたからあたしの中にも、入るわよね</p><p>ああ１２歳の可憐のことか</p><p>さ、触るわよ</p><p>１６歳の娼婦候補生の白い指がオレの太い茎を握る</p><p>あ、熱いカチンカチンなのかと思ったら、結構、ブヨブヨしているのね</p><p>朝比奈さんは、そんな感想を述べた</p><p>な、舐めるわよっ</p><p>んんっと息を止めて、舌先でペロッと亀頭を舐める</p><p>ちょっと塩っぱくて、苦いわ</p><p>それからありすや、ミタマたちのやっていたテクニックを真似て、ペロペロと舐めていく</p><p>気持ち良いよ</p><p>そ、そうじゃあ、もっと舐めてあげる</p><p>初めてだから、決して上手なフェラチオではないけれど</p><p>朝比奈さんは、一生懸命オレのチンコを舐めてくれた</p><p>細かいテクニックとかは、今は教えなくていいな</p><p>頑張っている朝比奈さんの顔を見ているだけでオレは満足だった</p><p>あ、あのさあなたの名前って</p><p>黒森何だっけ</p><p>黒森公だよ</p><p>朝比奈さんは、フェラを続けながら</p><p>何歳だっけ</p><p>１６高１朝比奈さんと同じだよ</p><p>そ、そうじゃあ、黒森くんて呼ぶわよ</p><p>ああ、別に構わないよ</p><p>これから朝比奈さんとは、長い付き合いになるんだからさ</p><p>朝比奈さんが娼婦になっても、ならなくてもオレは、責任取るからさ</p><p>セックスするってそういうことだろ</p><p>娼婦になったらもし、何か困ったことや、嫌なことがあったらいつでも相談してよ絶対に、オレが何とかするからオレは、朝比奈さんの共犯者で仲間なんだからさ</p><p>それで、５年間の契約期間が終わっていや、ミナホ姉さんが朝比奈さんのお父さんに貸したお金の分だけ稼げたら、もっと早く契約が終了することもあるみたいだけれどその後でも、オレは朝比奈さんのためなら何でもするから娼婦の契約が終わっても、オレたちの関係は一生だから</p><p>朝比奈さんはオレの亀頭を咥えたまま、ジッとオレを見ている</p><p>もちろん契約が終わって、家族の所に戻ったらもう二度と、オレたちとは関わりを持ちたくないっていうのも、朝比奈さんの自由だしオレも無理にコンタクトしていくつもりはないよでも仲間は仲間だからオレの中ではさ</p><p>オレは朝比奈さんを、一方的に見捨てたりはしない</p><p>それに契約が終わっても、朝比奈さんが、家に戻りたくなかったなら元娼婦には、そういう人が多いんだよ娼婦だった過去を知っている家族とは、一緒に暮らすのがツラいっていう人がもし、朝比奈さんがそういう気持ちになっていたならオレたちと一緒に暮らしてくれてもいいほら、美里がそう言ってたろ契約期間が終わったらオレのところに来るって朝比奈さんも、そうしてくれていいんだからね</p><p>もし、朝比奈さんが娼婦にならないんならそれは、オレの子を妊娠して、産んでくれるってことだろオレの子のお母さんになるんだからやっぱり、一生の付き合いだそのまま、オレの所に居てくれてもいいし赤ちゃんと一緒にさいや、もちろん赤ちゃんをミナホ姉さんに渡して、オレたちのことは忘れちゃってくれてもいいんだけれどでも、いつでもオレを頼ってくれていいしオレはホント、朝比奈さんが困ってたら、いつでも駆けつけるから</p><p>朝比奈さんは、オレのペニスを握ったまま</p><p>でも、あたし娼婦になったら色んな人とセックスするのよ身体がどんどん、汚れていっちゃうのよ</p><p>オレには、朝比奈さんの家の負債をどうにかしてあげることはできないし朝比奈さんが娼婦になって、借金を返済するっていうことから助けてあげることもできないよそれは、朝比奈さんが背負ってしまった運命だからでも</p><p>オレも真剣な気持ちで言う</p><p>朝比奈さんが、本気で家のために身を売る覚悟をしたのならオレは、その覚悟を笑わない朝比奈さんは、立派だと思うそして、その覚悟を朝比奈さんが持ち続けるのならゲンジツに流されないで、最後まで志を忘れないのなら朝比奈さんは、ずっと美しいままだと思う</p><p>克子姉を見ろよ誘拐されて、無理矢理娼婦に堕とされたって、しっかりと自分を見失わなかったからこんなに綺麗なんだよ</p><p>見失ってたわよかなりね荒れてた時期もあったもの</p><p>克子姉は、恥ずかしそうにそう言う</p><p>あたしはねこの人に出会ったからこの人のおかげで、人としての誇りを取り戻すことができたのよそれは、そのこんな、あたしのことでも本気で愛してくれる人がいるって判ったからこの人があたしを人として認めてくれたから</p><p>娼婦に堕とされるだけだったはずの朝比奈さんをこの人が今、人として仲間として、愛そうとしているようにねだから、この人の言葉は信用していいわよ朝比奈さんが、どれだけたくさんの男に抱かれたとしてもこの人は、平然と娼婦を引退した朝比奈さんを迎えてくれるはずだから</p><p>あたしは希美は、そんなこと信じないし信じられないです</p><p>希美は信じていたお父さんに、娼婦になってくれって言われて家からここへ送りだされたばかりだしお母さんだって、希美を守ってはくれなかったし</p><p>そ、そうかこの子は</p><p>今は世の中のどんな人のことだって信じられないです</p><p>深い絶望の中にいたんだ</p><p>だから、ずっと精神が不安定だった</p><p>信じないけれど信じられないけれど希望は持っててもいいですよね</p><p>あたしさっきは、みんなの前でこんなところから出て、早く家に戻りたいなんて言ってたけれど本当は、もう帰るところがないのよ家に戻ったってお父さんもお母さんとはあの人たちは、売り飛ばした娘とは元通りの生活はできないと思うもの</p><p>借金の代わりに妊娠して帰って来たなんてことになったら、お父さんたちショックで引っ繰り返っちゃうと思うわ</p><p>そうね娘を売ったことに対する良心の呵責に加算されたら、精神が耐えられなくなるかもしれないわね</p><p>だから、希美は今すぐは、家には戻れない契約通り、５年間はここで働いていないとお父さんたちは、希美はそうしていると思っているんだから</p><p>自分を売った両親を朝比奈さんは、それでも愛している</p><p>だけど、そうやって５年間娼婦をやり通して家に戻ってもお父さんたちは、きっとあたしを汚いモノだと感じると思うわ娼婦なんだもの</p><p>そんなことはないと思うけれどでも、朝比奈さんの気持ちがそうなのよね家族と再び暮らせないのよね</p><p>あたしも家に戻れないから、よく判るわ</p><p>じゃあ、ずっとオレのところに居ろよ</p><p>朝比奈さんに言った</p><p>今は信じられなくてもいいから約束しておくよ</p><p>すると、克子姉はオレに</p><p>あなた朝比奈さんがお客様を取った次の日は、必ず朝比奈さんとセックスしてあげて</p><p>あなたとのセックスで身体を売った辛さも、悲しさも、苦しみも、全部洗い流してあげるって約束してあげて欲しいの</p><p>ああ信じて貰うためには、日々の積み重ねが必要となる</p><p>ためらわずに、そう答えた</p><p>朝比奈さんセックスするよ</p><p>朝比奈さんのヴァージンをオレが突き破る子宮にたっぷり、精液を注ぎ込む</p><p>朝比奈さんが、オレを見ている</p><p>それがオレたちの契約だ</p><p>こ、こう黒森くん</p><p>再び、朝比奈さんがシーツの上に仰向けになる</p><p>お尻の下に、克子姉が持ってきてくれたクッションを敷いた</p><p>もっと足を広げて広げられる限り、大きく</p><p>は、恥ずかしいわよ</p><p>朝比奈さんは、そう言うが自分から、頑張って開脚してくれている</p><p>じゃ、いくよ</p><p>オレが、朝比奈さんの身体にのしかかろうとすると</p><p>ま、待ってする前に、キスして</p><p>オレは、朝比奈さんにキスする</p><p>朝比奈さんは、ギュッと下からオレを抱き締めてくれた</p><p>ホントにキス好きになったんだね</p><p>うん、キス好きでも、黒森くんとしかキスはしないよ</p><p>朝比奈さんはオレに微笑む</p><p>希美はお客様に身体を売る娼婦になるけれどキスは売らないわこれは黒森くんだけなの</p><p>判ったわ朝比奈さんはキスＮＧなのね</p><p>もう一回、キス、キス、キス</p><p>オレがキスするとオレの耳元で、朝比奈さんは</p><p>いいよ、して</p><p>いよいよ破瓜の時がきた</p><p>ああ、するよ朝比奈さん</p><p>オレは、亀頭の先を朝比奈さんの割れ目に擦り付ける</p><p>ちょっと、怖いでも平気</p><p>やっぱり痛いのかな</p><p>すぐに判るよ</p><p>そして、朝比奈さんはオレの眼を見つめて</p><p>希美の処女あげる来て吉田くんっ</p><p>オレは腰をグイッと送り込む</p><p>張り詰めた亀頭がムニッと、朝比奈さんの割れ目を押し開く</p><p>温かく潤んだ膣肉にオレのペニスが包まれる</p><p>ズリズリッと逃げようとする朝比奈さんの裸身を、オレを手で押さえつけて</p><p>朝比奈さんの肩を掴んで、逃がさない</p><p>さらに押し込むっ</p><p>オレたちの結合部から、ジュワーッと愛液が押し出されてくる</p><p>ぎゃうっそれ以上は、入らないって</p><p>えあ</p><p>朝比奈さんも、障壁の正体が処女膜だと気付く</p><p>うん、破っていいよ</p><p>オレは突くッ</p><p>痛タタタタタッひぎぃぃぃ</p><p>薄い肉の膜がオレの亀頭によって、大きく引き裂かれていく</p><p>感じる確かに存在していたはずの壁が、消えて行くのが</p><p>痛いっ痛いようっ黒森くんっ</p><p>朝比奈さんが、苦しそうな眼でオレを見ている</p><p>もうちょっとだから、我慢して</p><p>まだ入ってくるの</p><p>まだペニスは、半分も入ってない</p><p>半分だけが、朝比奈さんの体温を肌で感じている</p><p>もう少しだからっ</p><p>オレは、ググググググッと朝比奈さんの中に、侵攻していく</p><p>ぎゃやうっあああっ、ああああっ</p><p>朝比奈さんは、パクパクと大きく口を開けて息をする</p><p>オレは、朝比奈さんの火照った裸身に身体を重ねていく</p><p>ああ、朝比奈さんの手がシーツを強く握りしめていた</p><p>全身で、オレの暴虐に耐えている堪えている</p><p>ううう、朝比奈さん</p><p>ついに、オレのペニスが全て、朝比奈さんの胎内に埋没した</p><p>オレたちの結合を、克子姉が撮影している</p><p>はぁ、はぁ、はぁ全部、入ったよ</p><p>ほ、本当</p><p>朝比奈さんは、半泣きの潤んだ眼でオレに尋ねる</p><p>触ってみろよほら</p><p>オレは、朝比奈さんの手を取って結合部に触れさせる</p><p>本当だ全部、希美の中に入っている</p><p>ポロッと朝比奈さんが、大粒の涙を零した</p><p>ううん、平気ありがとう</p><p>希美は、もう処女じゃないのね</p><p>そうだオレが破ったよオレがもらった</p><p>うん黒森くんに破られちゃったよ</p><p>泣きながらニコッと微笑む</p><p>ちょっとだけこのまま動かないでいてくれる</p><p>ああ、痛みが響くんだろう</p><p>うん、いいよおっぱい触ってていい</p><p>いいよ、黒森くんの好きにして希美も、キスして欲しい</p><p>オレたちは、繋がったままキスをする</p><p>それから、朝比奈さんのおっぱいを優しく揉んだ</p><p>うんもう、平気だと思う動いてみて</p><p>ゆっくり、動くからな</p><p>うっへ、平気大丈夫、我慢できるからお、男の人が出さないと、終わらないんでしょ</p><p>朝比奈さんは、必死に堪えてくれている</p><p>そうだけど、あんまりツラいのなら</p><p>だから、平気よ希美の大切な初めてなんだからちゃんと最後までして</p><p>朝比奈さん、そういう時は女の子の方から、早く出して、中で出してってお願いするのよ</p><p>朝比奈さんは、オレの顔を見上げて</p><p>黒森くん早く出して希美の中に、いっぱい出して</p><p>ああ、処女の狭い膣引き絞られるようだ</p><p>オレは、朝比奈さんの愛液と処女血で濡れた胎内をゆっくりとピストンする</p><p>亀頭で、今まで誰も接したことのない膣壁を擦っていく</p><p>狭すぎる膣道をカリ裏で引っ掻いていく</p><p>すっげぇ気持ち良いよ朝比奈さんの中気持ちいいよ</p><p>黒森くん、とっても気持ち良さそうな顔しているよ</p><p>だって本当に、気持ち良いから</p><p>喜んでくれて嬉しい</p><p>朝比奈さんは、痛みに耐えながらもオレに微笑んでくれた</p><p>出して、希美の中に黒森くんの</p><p>精液だ</p><p>うん精液精液出して</p><p>オレだけだからな朝比奈さんの中に射精するのは、オレだけだからな</p><p>うん、黒森くん黒森くんだけぇ</p><p>キスもあげた、裸を見られたのも黒森くんが初めておっぱいも初めて舐められたよアソコも初めて見られた、舐められた希美も、黒森くんのオチンチン舐めたそれも初めて</p><p>あ、朝比奈さん</p><p>希美って呼んでっ</p><p>の、希美ぃ</p><p>オチンチン入れられたのも、黒森くんが初めてヴァージンも、黒森くんにあげたの</p><p>オレの腰の動きが加速していく</p><p>朝比奈さんの裸身がいやらしく揺れていく</p><p>だから中に出して子宮に精液が入るのも黒森くんが初めてなのおっ</p><p>希美ぃぃオレ、オレ、オレ</p><p>ちょうだいっ希美に全部っ</p><p>希美の眼がオレに求めている</p><p>出るぞっ希美っ出るっ、出るっ出るぅぅ</p><p>ひぃああっ</p><p>どぉびゅぅぅっ</p><p>熱いよぉぉ</p><p>希美の瞳が大きく開かれる感じている、自分の膣奥に拡がる白濁液の熱さを</p><p>の、希美ぃぃ希美、希美、希美ぃぃぃ</p><p>わ、判るよ今出てるのね</p><p>第２波、３波が希美の胎内を汚していく</p><p>少女が女に変わる</p><p>あああ、黒森くん出して好きなだけ出してぇぇぇ</p><p>射精が射精が終わらない</p><p>久しぶりに、父の検査で大学病院に行ったのですが</p><p>今日は、ＣＴスキャンでした</p><p>少し早く着きすぎてしばらく、検査室の前で待っているように言われました</p><p>周りには、他に患者さんたちは一切いませんでした</p><p>父うーん、最近、呆けのせいか本当にモノの名前が出て来ないんだよ</p><p>私じゃあ、しりとりでもするか</p><p>私は、冗談のつもりでした</p><p>父は、そういうことが好きではない人だったので</p><p>私が子供の頃とかも、父としりとりとかして遊んだ経験はなかったのです</p><p>父じゃあ、やってみよう</p><p>なんと、今年８０歳の父と生まれて初めて、しりとりしました</p><p>わたしは、学生時代に児童館で子供と遊ぶバイトをしていたので</p><p>しりとりは得意なんですよ</p><p>ずで困ったら、逗子マリーナから逗子市役所までの逗子シリーズとか</p><p>るで困ったら、ルイ１世から１６世までとか</p><p>しかし、80歳の父の語彙には驚きました</p><p>父るがる、る、るルビコン川</p><p>ルビコン川知っているんだ</p><p>父ルクセンブルグだブルクじゃないぞ最後の字はＧだからグだ</p><p>という、変なこだわりとか</p><p>ブルグでもブルクでもいいんですけどね</p><p>変な時間を過ごしました</p><p>ただリック・ドムとかランバ・ラルみたいなオタク語彙が使えないのが、私の方はツラかったです</p><p>1117．処女たちのセックス実習　／　希美・５　事後シャワー</p><p>汗だくで娼婦候補生朝比奈希美の火照った裸身の上でオレは脱力する</p><p>可愛いおっぱいのプニニッとした弾力を、頬で感じた</p><p>はぁあ、はぁぁお、終わったの</p><p>希美が、オレの耳に囁く</p><p>取りあえず</p><p>一回ぐらいの射精じゃ、オレのペニスは萎えないけれど</p><p>処女を破られたばかりの希美には、これ以上は無理だろう</p><p>気持ち良かった</p><p>ああ希美の身体、最高だよスッゲェ良い</p><p>オレは、片手でおっぱいを揉むまだ固いままの乳首を、クニッと捏ねた</p><p>いやぁんっもぉっでも、良かった喜んで貰えて</p><p>希美は、嬉しそうにそう言う</p><p>黒森くんキスしてよ、キス</p><p>お互い、汗びっしょりの顔でキスする</p><p>希美は、自分から舌を求めてきた</p><p>もうちょっと、このままでいて</p><p>オレに微笑む希美は可愛い</p><p>もう少し、このままあなたと繋がっていたいから</p><p>このままチンコを抜いたら、傷付いた膣がまた痛むだろうから</p><p>少し、時間を置こう</p><p>なら、そのままでいて撮すからはい、2人ともレンズの方を見て</p><p>克子姉による、オレたちの撮影は続いていた</p><p>希美は、顔を上げカメラに向かって、ニカッと微笑んで</p><p>セックスしちゃいましたっ希美は、ヴァージン卒業ですっていうか、いっぱい射精されちゃったから、希美、もう妊娠しちゃってるかも今もお腹の中に、まだ黒森くんのが刺さってまーす</p><p>あなた、ちょっと身体を起こしてみて</p><p>克子姉に言われて、オレは結合したまま、半身を起こす</p><p>ああ、ブッスリとオレのチンコが、希美の中に入り込んでいる</p><p>結合部からは、赤い血が垂れていた</p><p>純白のシーツを赤く染めている</p><p>ごめん痛むだろ</p><p>何で、謝るのよ黒森くん</p><p>ケロッとした笑顔で、希美は言う</p><p>痛いのは当たり前よ処女だったんだからでも、黒森くんがなるべく痛くないようにしてくれたことは判っているわよありがとう</p><p>希美は、オレの顔を両手で撫でてくれた</p><p>ホントならさ、もっとサイアクになってたハズの希美のロスト・ヴァージンを黒森くんが、良い思い出にしてくれたんだもんねあたし一生忘れないから</p><p>オレも忘れないよ</p><p>この子は娼婦になる</p><p>その運命は、オレにはどうすることもできない</p><p>この子はオレだけの女にはならない</p><p>あたし頑張れると思う自信が出て来たわだって、悩んだり、苦しかったりしたら黒森くんに相談すればいいのよね</p><p>希美の膣が、キュッと締まる</p><p>オレはペニスで彼女の覚悟を理解する</p><p>ああ、いつでもオレに相談してくれ</p><p>うん、黒森くんが側に居てくれるんだって判ってるからもう平気どんなことも耐えられるわ、あたし</p><p>希美は無理に微笑んでくれた</p><p>相談だけでなく、キスもしてくれるのよね</p><p>もちろんだ</p><p>セックスも、またしてくれる</p><p>当たり前だろオレの方が希美としたくなってお願いするかもしれない</p><p>うん、いつでもさせてあげるていうかしてね希美も、もっと黒森くんとしたい</p><p>希美は</p><p>あたしさこんな目立つ顔しているでしょ外人の血が入っているから髪の毛だって、クセっ毛で茶色いしだから、昔から浮いているのよね</p><p>オレを見上げてオレの顔に手で触れたまま言う</p><p>確かに、希美は飛び抜けた美少女だ顔も美しいし、プロポーションも日本人離れしている</p><p>普通の女の子たちとは、見た目からして違う</p><p>子供の頃はガイジン、ガイジンてイジメられたし小学校の高学年くらい辺りから、みんながお洒落に目覚めると今度はズルイって言われた</p><p>ズルイ</p><p>だって、ほらあたしみたいな髪の毛、普通の子は校則違反だから</p><p>それから男の子も嫌だった最初に付き合ってくれって言われたのが、小学校５年生の時でさ向こうは、小学校の友達のお兄さんで高校２年の人だったその人が、スッゴく気持ち悪くてさ</p><p>希美は、オレに言う</p><p>あたしのこと顔や身体しか、見ていないのよねあたしがどんな子で何が好きで、何を考えているとか全然、興味を持ってないのただ、あたしの外見だけを気に入ってスキデスゥとか言うのよバッカじゃないかって思った</p><p>オレのほっぺたを、クニクニと摘まむ</p><p>まあ、その人のことはお父さんに話したら、お父さんの弁護士がその人の家に抗議に行ってくれたんで何とかなったんだけれどそんなことがあったから、あたし、男の人がすっごく怖くなっちゃってそれで中学からは、女子校にしたのよ</p><p>うんそれでも駅とかで、いきなりコクられたり、ラブレターもらったことも何度かあるけれどでも、どうせみんな、あたしの外見しか見てないんだから全部、断ったわ</p><p>美しい外見を持っていることが希美のコンプレックスになっているんだ</p><p>男の子はあたし、みんな大嫌いっよううん女の子もね結局みんな、あたしの外見だけ見て朝比奈希美は、あんな派手な顔をしているんだからきっと、性格が悪いはずとか決めつけててさちょっとでも、気を許すとあたしにイジワルしてくるからだから、あたし</p><p>希美</p><p>今まで、誰も信じられなかったし信じてこなかった</p><p>調査ファイルにあった希美の写真は全部同じ作った笑顔だった</p><p>全ての人間に対して彼女は壁を作っていた</p><p>お父さんもねあなたの娘を娼婦にしたら、借金を肩代わりしますって言われて、ホイホイ娘を送り出すのは結局、お父さんだってあたしを見た目だけでしか評価してなかったってことでしょ</p><p>嫌い、嫌いみんな大っ嫌い</p><p>希美の膣が、ギュッと絞られる</p><p>だからさここへ来ても、どうせ見た目だけでこいつは売り物になるって判断されたんだろうから誰もあたしを助けてくれないって思ってたあたしのことなんて、誰も理解してくれないだろうって</p><p>希美の眼に、うっすらと涙が溜まる</p><p>だけど黒森くんは、あたしの外見のことなんて全然気にしないでずっと希美の心を希美がどんな子なのか、一生懸命、判ろうとしてくれた希美が、どうしたら運命を受け入れることができるか、一生懸命、言葉を探して話してくれた仲間になろうって言ってくれたあたしたちは共犯者だって</p><p>綺麗な瞳から水晶のような涙の粒が、ほろろと落ちる</p><p>希美が納得するまで、セックスも待ってくれただから、あたし</p><p>ありがとう黒森くんっ</p><p>オレは、もう一度希美をギュッと抱き締めると</p><p>希美こそ、オレにお礼なんて言うなよっオレは希美を</p><p>助けられない</p><p>娼婦になる運命からは救えない</p><p>ずっと仲間だ一生希美とオレは、共犯者だからな</p><p>うん、うん、うん黒森くんっあたし</p><p>希美がオレの耳に小さな声で囁く</p><p>黒森くんが好き</p><p>オレもだよ、希美</p><p>オレも監視マイクに入らない小さな声で、そう希美に告げた</p><p>じゃあ、抜くよ</p><p>オレは、希美の胎内から勃起を引き抜く</p><p>い、痛ツツツツッ</p><p>希美は、痛そうだった</p><p>亀頭が、ブニュッと排出されると</p><p>処女血とオレの精液がドロドロッと滴り落ちる</p><p>オレのチンコも、すっかり血で赤く染まっていた</p><p>克子姉は事後の希美の裸身をカメラに収めると</p><p>はい朝比奈さんの研修は、ここまでよ</p><p>デジカメのスイッチを切る</p><p>今日は、出血しちゃっているから、これで終わりにするわ実際にお客様のお相手をする前にあと３回は、この人に研修してもらうことになるからいいわね、朝比奈さん</p><p>克子姉は、オレを見て</p><p>次回は、色んな体位でのセックスを教えてあげてそれから、フェラチオと飲精の特訓もねその次は、野外セックスとカー・セックスを経験させるわ最後は、お風呂場でソープランド・テクニックを教えるから</p><p>娼婦として働くまでに色々な経験を、オレが教え込む</p><p>はい、タオルそれは、血で汚れてもいいから</p><p>克子姉が渡した清潔なタオルで、希美は股間を押さえる</p><p>シャワールームは、そこの廊下の先よあなた、朝比奈さんを洗ってあげて</p><p>うん、判った希美、立てるか</p><p>オレは全裸のまま希美に手を差し伸べる</p><p>希美は、オレの手を掴むと</p><p>う、うんよいっしょ痛っっ</p><p>腰と股間が、痛むらしい</p><p>ほら、オレが連れてってやるから一緒に行こう</p><p>うんありがとう頼むわ黒森くん</p><p>オレは、希美の身体を抱きかかえてシャワー室へと向かう</p><p>そんなオレの背中に</p><p>あなた次は、住友さん、白旗さんどっちにするの</p><p>明るい声だが厳しい声だ</p><p>オレが担当するべき研修は、まだ終わりじゃない</p><p>さっき言った通りの順番住友さんが先だよ</p><p>オレは、克子姉に振り向いてそう言う</p><p>あら、面倒な子の方を残すのね</p><p>ああ一つ一つ、積み重ねていくしかないからさ</p><p>ミナホ姉さんはここまでの、オレと希美のセックスを娼婦候補生たちに観せているはずだ</p><p>オレが白旗さんたちのことを、ケチョンケチョンに言ったことも、当然本人たちが観ている</p><p>そのこともあの子たちと対するための積み重ねとして利用しないと</p><p>住友さんの次じゃないと白旗さんはダメだと思う</p><p>ほら、お湯出すぞ</p><p>狭いシャワー室の壁に掴まって、何とか立っている希美の裸身</p><p>オレは、シャワーの湯の温度を確かめると</p><p>まずは、肩から掛けてやる</p><p>汗を流して</p><p>それから、血と汗と愛液と精液で汚れた股間に</p><p>お湯が傷に浸みたらしい希美が、声を上げる</p><p>ううん、平気平気だからお湯が温かくて気持ちいいよ</p><p>希美はそう言う</p><p>オレは、しゃかんで希美の内股やお尻の方まで、しっかりと流す</p><p>さすが克子姉、薬用石けんのボトルを用意してくれている</p><p>ボトルを押して、セッケンの泡を手に取ると希美の身体を擦ってやる</p><p>うっわ、黒森くんすっごい、慣れてる感じね</p><p>手慣れた手つきで、女の子の裸身を洗うオレに希美は、笑ってそう言う</p><p>うんみんな、洗ってるからどうしてだか知らないけれどみんな、オレに身体を洗わせたがるんだよな</p><p>オレは、丁寧に希美の足を洗っていく</p><p>それで、黒森くんは本当に、色んな子を洗ってあげてるんだ</p><p>そりゃ洗うよオレとセックスしたんだからオレが洗わないとさ他の人には任せられないし特に処女喪失の後はさ、女の子に1人で身体を洗わせるなんて、できないじゃないか</p><p>そういう考えなのね</p><p>希美は言う</p><p>え、普通そうだろ</p><p>希美には何が普通とか判らないわよあたしだって、何から何まで初めてなんだしうふふ</p><p>希美は、急に笑い出す</p><p>生まれて初めて、希美が一緒にシャワーを浴びた男の子も黒森くんになっちゃったわねあたしが、身体を洗ってもらった男の人も</p><p>お父さんとかには、洗ってもらわなかったのか</p><p>お父さんは、カウントしないでしょ普通っていうかさあたしの家の場合は、お父さんにも身体を洗ってもらった記憶は無いわねお父さんは、ずっとお仕事が忙しかったし旅行に行った時も、あたしはお母さんと一緒だったと思う</p><p>そうなんだそういや、オレも母親に身体を洗ってもらったことはないやバァちゃんになら、あるけれど</p><p>一緒に風呂とか以前に会話してないからなぁ</p><p>オレ、母親とは全然、コミュニケーションが無かったからたがら、なんだろうなおっぱい好きなのは</p><p>母親に甘えられなかった分、女たちの胸にむしゃぶりついてしまうんだろう</p><p>今は縁を切ったっていうか、切られたっていうかもう二度と、会うことはないと思うオレ、ミナホ姉さんの家の養子になったから</p><p>やっぱり、本当の姉弟じゃないのね</p><p>希美はオレとミナホ姉さんに血の繋がりがないことに、気付いていたらしい</p><p>ま色々、あったんだよその内、時間があったら話すよ</p><p>うんそうね今は、時間無いものね</p><p>まだ、これから２人残っている</p><p>シャワー貸して、黒森くんのことはあたしが洗ってあげるから</p><p>希美は、オレの前に跪き手に、薬用石けんを取って泡立てる</p><p>痛くないか、腰とか</p><p>大丈夫それに、これも研修でしょセックスの後にお客様の身体を洗ってあげる練習なんだからっ</p><p>希美は、明るい顔でそう言った</p><p>黒森くんのでオチンチンに慣れるのよっ</p><p>希美がオレの身体に泡を付けていく</p><p>あのさ黒森くん</p><p>住友桃香さんのことだけど</p><p>オレが次に抱く娼婦候補生</p><p>ラクロス部で鍛えた、スポーティな印象のショートカットの高校２年生</p><p>住友さんが、どうかしたのか</p><p>うんあの人、悪気は無いのよ本当は良い子なのよちょっと馬鹿なだけで</p><p>もう一人の白旗せつなさんは、ホンモノの腹黒女でしょだけど、住友さんは白旗さんのたちの悪さに気付かない人だからあの腹黒女に、ついつい引っ張られて、それで変なテンションになっちゃっているのよ</p><p>何となく判る</p><p>住友さんが、人に影響されやすいタイプだってことはさ</p><p>自分に自信が無いのよだからなんだと思う</p><p>でも、本質的には良い人なのよだから、黒森くん、住友さんには優しくしてあげてねグダグダ文句ばっかり言って、面倒臭い子だけれど</p><p>希美は、仲良くしたいんだな住友さんと</p><p>オレは、希美の顔を見る</p><p>まあね住友さんの家もあたしの家と同じで、娼婦に送り出した子が帰って来たら困ると思うからだからさ住友さんとは、これから５年間、一緒にここで働かないといけないんだから仲良くしたいのよ</p><p>住友さんのことは、任せてくれどうするかは、だいたい頭の中で決めてあるから</p><p>面倒な子の相手もオレは慣れている</p><p>住友さんの方は、オレが上手くやるから希美は</p><p>美里とも、仲良くしてくれよあの子もスーパーお嬢様過ぎて、ほんわかしているだけで根はスッゴく優しくて良い子だから</p><p>うん、それは判ってるんだけれど腹黒女がねえ</p><p>白旗さんが</p><p>あの人がもう１組の人たち、徳大寺さんと黒沢さんたちと、ことごとく対立するようなことばかりしているからその煽りを食らって、鞍馬美里さんは一人だけ浮いていたのよ</p><p>ああ希美と住友さんと白旗さんは、一応、３人セットでここに来たから</p><p>白旗さんと白旗さんに引っ張られている住友さんＶＳ徳大寺さん、黒沢さんという構図になっていて</p><p>希美は何となく、白旗組に近い立場に居たけれど美里は、どっちにも入れずフワフワしていたのか</p><p>それでも、美里さんはのほほんと、平気な顔していたけれど</p><p>いや、無理していたんだと思うよ今日妹のありすや、元の家臣のミタマやキヌカに会ったら、本当に嬉しそうだったから</p><p>黒森くんに会えたことも、喜んでたわよあの人</p><p>まあ、いいわ黒森くんのお願いだから鞍馬美里さんとも仲良くするわだから白旗さんを何とかしてというより、白旗さんさえ抑えられたら徳大寺さんや黒沢さんとも、仲良くなれると思うわ</p><p>何とかなりそうか</p><p>白旗さんはさ徳大寺さんたちのことを貧乏な家の子って馬鹿にしているけれどあたしたちだって、今までは良い暮らしをしていたけれどお父さんの借金で、娼婦に売られてきたんだからさ他の人のことなんて笑える境遇じゃないのよそれは判っているからむしろ、これからここで一緒に生きていく仲間として、仲良くしていかないといけないでしょ</p><p>うんそうだみんな、仲良くが肝心だよ</p><p>だから白旗さんを何とかして欲しいのよあたしたちの中に、ピリピリした空気を作っている原因は、あの人なんだもん</p><p>白旗せつなさんか</p><p>ああだったら、先に住友さんとオレが、住友さんを白旗さんの影響下から抜け出されないといけないんだよな</p><p>そうねうんよろしく頼むわ、黒森くん</p><p>希美は、チュッとオレの亀頭にキスをする</p><p>うわっ、セッケンの味がする</p><p>バカだな</p><p>希美は、シャワーのお湯で口をゆすいだ</p><p>ほら、そろそろ泡を流すぞ</p><p>オレたちは、お互いの裸身にお湯を掛け合って石けんを洗い流した</p><p>おかしいわね、何でこんなに仲良くなっちゃったのかしら</p><p>希美が笑う</p><p>共犯者だからだろ一緒に悪いことすると仲良くなるんだよ</p><p>悪いことなんてしたっけあ、セックスか</p><p>うんセックスってすっごい悪いことだからさ</p><p>イケナイことだよねっ</p><p>希美はオレに</p><p>黒森くん、希美のおっぱい舐めたい</p><p>舐めたいに決まってるだろ</p><p>じゃあ、舐めていいよシャワー浴びてるフリをして、もう少しだけイケナイことしよっ</p><p>オレはお湯と石けんで綺麗に清められた、希美の乳首に吸い付く</p><p>形の良い柔らかな胸を楽しむ</p><p>あんっ、気持ち良い黒森くんおっぱい気持ちいいよ</p><p>シャワー室の中に、希美の感じる声が響いた</p><p>珍しく、出血の多い子になってしまいました</p><p>次話から、住友桃香のヴァージン・ロストとなります</p><p>今日、たまたまカメラ量販店に行ったのですが</p><p>クリスマス前の週末ということで玩具売り場は、プレゼントを買うお父さんお母さんたちでレジ前が凄い行列になっていました</p><p>今年の仮面ライダーは、本当にヤバイかも</p><p>この時期に、こんなに変身ベルトが余っているなんて</p><p>1118．処女たちのセックス実習　／　桃香・１　期待される少女</p><p>希美と二人でシャワールームから出る</p><p>用意してあったバスローブを着て元の部屋に戻る</p><p>希美は、オレの腕にしがみついているまるで恋人のように</p><p>あらあら、さすがねすっかり、その子を堕としちゃったのね</p><p>部屋には地下の施設から、珠代さんが上がって来ていた</p><p>制服姿の住友桃香さんを連れて</p><p>さすが、御名穂さんが弟にしただけのことはあるわなかなかやるわね</p><p>さあ選手交代よ朝比奈さんは、あたしが連れて行くわ池田先生が到着なさったから、検診していただくわ</p><p>ああいつもの処女破瓜後検診か</p><p>今日、あなたの連れて来た小さい子も水島様のお嬢様も診ていただくから</p><p>可憐も昨夜、処女を失ったばかりだ</p><p>さっき２度目のセックスと膣内射精をしてしまったけれど</p><p>まだ１２歳だしな</p><p>膣内のダメージの状態をチェックしてもらって痛み止めを貰うことになるんだろう</p><p>避妊薬も、池田先生にチェックしてもらった後でないと、無闇に飲ませられないし</p><p>頼みます、珠代さん</p><p>気にしないであなたは、次の子に集中しなさい</p><p>珠代さんは、そう言う</p><p>住友さんはうつむいて、震えていた</p><p>希美お医者さんが待っててくれてるってさ</p><p>オレが、そう言うと希美は</p><p>そうじゃあ、黒森くんまた、後でね</p><p>するりとバスローブの紐をといて、前をはだける</p><p>そして、男を受け入れたばかりの股間を晒して</p><p>住友さんなかなか良かったわよ黒森くんとのセックス</p><p>住友さんに、笑顔でそう言う</p><p>住友さんも、優しくしてもらえるように希美が、黒森くんにお願いしておいてあげたからっ</p><p>住友さんは、希美の裸身をチラッと見てそう答えた</p><p>黒森くんて、キスがとても上手いの希美、ファーストキスもヴァージンもみんな黒森くんに捧げちゃったうふふっ</p><p>希美は、住友さんの眼の前でオレを抱き締め、自分からキスしてくる</p><p>眼の前での、生々しいキスそれも、女からのキスに住友さんは驚く</p><p>ん黒森くん</p><p>希美は、ねっとりと舌を絡める様子も住友さんに見せた</p><p>乳首も舐めていいよ</p><p>自分からおっぱいを持ち上げて乳首をオレに差し出す</p><p>オレも、住友さんによく見えるように乳首を舐めた</p><p>まだ、しばらくは黒森くんとのセックス実習が続くのよね外でするのは、ちょっと怖いけれどカー・セックスは興味があるわ楽しみっ</p><p>その後も希美が娼婦として働くようになった後だって</p><p>判ってるわあたしたち共犯者なのよねっずっと</p><p>希美がオレの頭を抱き締め、自分の胸に押し付けた</p><p>ああ、ずっとだ</p><p>そして、オレは希美から、身体を離した</p><p>珠代さんお願いします</p><p>はいじゃあ、行きましょうあ、ついでに適当に地下から衣装を持って来たから、使ってみて</p><p>珠代さんは、部屋の入り口に置かれた旅行用トランクを示した</p><p>こういうのを使わないと住友さんも、手強いわよ</p><p>オレにニヤッと微笑むが</p><p>いや、そんなことないです住友さんは条件さえ、揃っていれば一番楽な子ですから</p><p>住友さんは、キョトンとしている</p><p>笑う珠代さん</p><p>珠代さんも、それを判っているから希美をこのまま、池田先生のところへ連れて行くんですよね</p><p>地下施設の元の部屋でなく</p><p>池田女医の待つ、医療ルームへ</p><p>ホントに判っているのね</p><p>元の部屋には同じ娼婦候補生の白旗せつなさんが居る</p><p>白旗さんは、他の子に悪い影響を与える場の空気を悪くする</p><p>だから白旗さん自身のロスト・ヴァージンが終わるまでは</p><p>希美も、住友さんも会わせない方がいい</p><p>医療室へ行かせるのは隔離なんだ</p><p>うちに、どれだけたくさんの女の子が居るのか知ってますよね</p><p>女の子同士の人間関係の面倒くささは、よく知ってますよオレは</p><p>女の子は、すぐに派閥を作る</p><p>いや、どこの派閥にも入れなくて孤立すると精神が不安定になるからむしろ、どこかに入って欲しい</p><p>しかも、その派閥は人間の関係で、コロコロと変わる</p><p>昔はあんなに憎み合っていた雪乃とメグが今は、１つの派閥を作っているのは</p><p>他の派閥が次々できて、危機感を感じたからだろう</p><p>オレたちの家族の人間関係は、どんどん変化している</p><p>今日は、ありすを中心とした鞍馬家組が旗揚げしたからきっとまた、勢力図が変わると思う</p><p>そうねあのお屋敷の中の、たった一人の男の子で毎日、生々しい女の世界と闘っているのよねあなたは</p><p>珠代さんは、笑ってそう言う</p><p>闘ってませんよ毎日、判ろうとして受け入れているだけですオレは</p><p>そうですわみんな仲良くが、今の黒森家の家訓ですから</p><p>奥の部屋から、克子姉が入ってくる</p><p>女の子たちだって、みんな、この人に嫌われたくないからだから、壊滅的な女の闘いは、起きてないんですよ今のところ</p><p>この子っていうより御名穂さんでしょ御名穂さん、怒らせたら、とことん怖くなる人だから</p><p>いえいえウチで怒らせたら一番怖いのは、この人よ御名穂お嬢様だって、この人には嫌われないように気を遣っていらっしゃるんですから</p><p>珠代さんが、改めてオレを見る</p><p>いや、オレそんなに、怒ったりしないですよ</p><p>当たり前よ、あなたが怒るようなことがあればそれこそ、全員フル出動で、怒らせた原因を根絶しにいくことになるもの黒森家だけじゃないわよ、翔お姉さんやレイちゃんまで動き出したら</p><p>克子姉の言うとおり現在の香月セキュリティ・サービスは、非常に恐ろしい戦闘集団になっている</p><p>組織もあるし、諜報力もある表の警護会社だけでなく、裏の実行部隊もいる</p><p>翔姉ちゃんは、今やそのボスだレイちゃんは、実働部隊の隊長</p><p>ていうか、香月セキュリティ・サービスは、丸まるオレの支配下に置かれることがジッちゃんによって、決定しているから</p><p>オレの決定によって、翔姉ちゃんが巨大な組織を動かすことになる</p><p>ああ、あの人たちに睨まれたら、その辺のヤクザ組織なんかよりも、よっぽどタチが悪いわよねお金で話が付いたりしないから１０人や２０人は、簡単に死ぬことになるかも</p><p>珠代さんは、冗談ぽく言うが横にいる住友さんは、本気で怖がっている</p><p>ホント、この子が心の優しい、我慢強い人でいてくれて助かっているわ</p><p>さ、そろそろ行くわよ</p><p>珠代さんが、希美に声を掛ける</p><p>希美は、バスローブの紐を縛り直して</p><p>じゃ、黒森くん頼むわね</p><p>オレの唇に、チュッとキスした</p><p>もちろん頼むのは住友さんのことなんだろう</p><p>オレからも、希美にキスをしてこの場は別れることになる</p><p>珠代さんと希美が地下へ向かう、専用の隠しエレベーターへ向かった</p><p>住友さんは、うつむいたまま部屋の隅に立っている</p><p>オレは、珠代さんが持って来てくれた衣装トランクを開けてみた</p><p>部屋を替えましょう向こうの部屋に、お茶の用意をしたわ</p><p>そうだなこのパーティ・ルームは、希美との思い出だけにするべきだろう</p><p>あなたも連続だとキツイでしょ処女相手はちょっと、お茶を飲んで住友さんとお話してからにしたら</p><p>セックスに使う体力や精力は、変わらないけれど</p><p>処女の相手は、確かに気疲れするんだよなあ</p><p>ずっと、集中していないといけないから</p><p>判った、そっちへ行くよ住友さん、行こう</p><p>オレは、トランクをパチッと閉めて担ぎ上げる</p><p>これは、このまま運ぶことにした</p><p>さあ、こっちよ</p><p>克子姉に連行されるようにして住友桃香さんは、歩き出した</p><p>ここはベッドルームなんだ</p><p>克子姉が連れて来てくれたのは天井の高い１０畳くらいの洋室に、ベッドと小さなテーブルの置かれている部屋だった</p><p>インテリアはどれも、木製の高級そうな仕上がりになっていた</p><p>カーテンも、まるで大劇場の幕みたいなエンジ色に金モールの付いた豪奢なものだった</p><p>ほら、さっきあなたが富士山を見たがっていたでしょ</p><p>克子姉が、ベッドサイドのパネルを操作するとスススーツと、カーテンが電動で開く</p><p>富士山はあそこよ</p><p>さすが、地上３２階富士の山なみが、よく判る</p><p>まだ雪を被っている季節じゃないのが残念だけれど</p><p>うん、凄いねほらほら、住友さん、富士山だよ</p><p>住友さんは、困惑している</p><p>ちゃんと見ておきなよ富士山を見ながら、処女喪失なんてなかなかできないんだからさ</p><p>住友さんは、オレの言葉にますます萎縮してしまっている</p><p>はい、まずはお茶を飲みなさい</p><p>克子姉は、ティーカップに紅茶を注いでいく</p><p>住友さん、そこの椅子に座って</p><p>住友さんは、椅子に座る</p><p>長身のスポーツウーマンのはずなのに、すっかり縮込んで、小さく見えた</p><p>オレも、バスローブのまま椅子に座る</p><p>いい香りだね</p><p>紅茶の匂いを嗅ぎ飲む</p><p>ああ、内臓が温まる</p><p>身体がこんなに水分を欲しがっていたとは</p><p>住友さんも、飲みなさい</p><p>克子姉が、強めに言った</p><p>住友さんも、紅茶を啜る</p><p>やっぱり、プレッシャーに弱い子なんだな</p><p>一人きりになると</p><p>さっきは、白旗さんの影響と他の子たちが居たから、虚勢を張っていたんだ</p><p>住友さんの正体が、見えてきた</p><p>これから、住友さんはオレとセックスするわけだけどさ</p><p>オレはいきなり、切り込む</p><p>その前に、何かオレと話しておきたいこととかってある</p><p>うつむいたまま</p><p>あ、あたしってそ、そんなにダメな子ですか</p><p>さっきのオレと希美のセックスに至るまでの会話を、下の施設で聞いていたんだな</p><p>うん、ダメだね全然、ダメ白旗さんよりは、マシだけど</p><p>オレは、わざと全否定する</p><p>下でも言ったけれどさ希美が最高、住友さんはちょっとダメ、白旗さんは全然ダメっていうのが、オレの評価だからそれで、この順番にしたんだしさ</p><p>今、オレとセックスした希美を見ただろどうだったすっげぇ、良い女になってたと思わないか</p><p>住友さんは、少し間を置いて</p><p>びっくりしました朝比奈さん、あんなに楽しそうに笑ってるなんて</p><p>それから、オレをチラッと見て</p><p>あ、あのの、希美って呼んでいるんですね</p><p>呼び方が変わってしまったことにも、驚いているらしい</p><p>ああ、オレのチンコで処女膜をブチ破ってオレの精液を注ぎ込んだからね娼婦としての仕事を始めた後でも、膣内射精していいのはオレだけって知っているよな</p><p>正確には娼館の客である政財界の人たちの方が、避妊に気を付けるから</p><p>娼婦との間に、子供ができたら困るのは彼らの方だ</p><p>住友さんは下の名前は、何だっけ</p><p>住友桃香だって知ってるけれどあえて、尋ねる</p><p>も、桃香です</p><p>じゃあ、住友さんも中出ししたら、桃香って呼ばせて貰うからいいね</p><p>戸惑う住友さん</p><p>今まで、家族や女の友達以外に呼び捨てにされたことはないんだろう</p><p>この子に恋愛経験が無いことは調査ファイルに書かれていた</p><p>あなたには、拒否権はないのよ住友さん</p><p>克子姉が、優しく諭す</p><p>住友さんは、またうつむく</p><p>見ている人がいないとそうなっちゃうんだ</p><p>オレの言葉に、ピクッと反応する住友さん</p><p>住友さんてさ誰かから期待されているって感じたら、無理でも頑張っちゃうタイプだろ</p><p>いや、オレには判るんだよさっき下の施設でみんなと話していた時は、住友さん元気でギャーギャー喚いてたじゃないか希美のことをこの子は娼婦にはなれないと思うから、家に帰してあげてとか、オレたちに交渉しようとかしていた</p><p>口籠もる住友さん</p><p>いいんだよ全部、判っているからあれはさ住友さんが、自分は、希美と白旗さんと３人のグループのリーダーにならないといけないって、思い込んでたからだろだから、３人の代表としてオレたちと交渉しようとしていた</p><p>先頭に立って</p><p>そして住友さんが、何でそんなことをしなくちゃいけないかって思ったかというとそれはさ、白旗さんが自分のことを期待してくれていると感じてたからだろ３人のリーダーは、住友さんだってそういう風に、期待されていると感じてたから無理でも、頑張ってたんだよな</p><p>だ、だってあのみ、みんな不安そうだったから誰かが、みんなの前に立って、代表にならないといけないと思ったし</p><p>住友さんは、怯えながらそう言う</p><p>でもさその住友さんの行動は、間違いだったんだよていうか希美は、住友さんにそんなことを望んではいなかった</p><p>住友さんが、オレを見る</p><p>白旗さんだよあの人が、そういう空気にしていたんだ住友さんの周りの人たちが困っていたら、何とかしてあげないといけないっていう性格を利用してわざと、住友さんを前に出して自分の発言力を高めようとしていたんだよ</p><p>そ、そんな白旗さんは、関係無いです</p><p>いいえこの人の言っていることは、本当よ</p><p>克子姉が優しく言う</p><p>娼婦をさせられるにしても、少しでもあたしたちに対する発言力を持つために１人だけじゃ、そんなの無理でしょだから、あなたと朝比奈さん、白旗さんの３人のグループを作って３人の総意という形でそれは嫌ですとかそれはしたくないですとか、あたしたちと交渉しようとしていたのよね、あの子</p><p>しかも、自分が前に出てミナホ姉さんや克子姉に睨まれるのは嫌だからできるかぎり、住友さんを前に出して自分は、住友さんの背中に隠れている作戦だったんだよ</p><p>オレは、天井を見上げ</p><p>そうだったんだよね白旗さん</p><p>どうせ、この部屋の会話も地下で観ているはずだ</p><p>希美は、検診に行ったけれど</p><p>美里や白旗さんと中が良くない、徳大寺さんや黒沢さんたちと一緒に</p><p>ち、違いますし、白旗さんは全然悪くなくてあ、あたしがその</p><p>慌てて、住友さんがそう言う</p><p>オレ住友さんの調査ファイルを見せてもらったけれどさ</p><p>オレは、真っ直ぐに彼女の眼を見る</p><p>住友さんて今まで、ずっと誰かに期待されて、そしてその期待に、何とか応えないといけないって必死に頑張ってきた人だよね</p><p>住友さんが、息を呑む</p><p>判らなくもないわあなたは顔も綺麗だし、スタイルも良いし、背も高いし、運動神経も良いのよね</p><p>克子姉も、彼女に言う</p><p>だからみんなが、あなたに期待しちゃうのよね住友さんなら、きっとできるって</p><p>住友さんは絶句する</p><p>部活では、何度もキャプテンに任命されているし学級委員とか、中学の時は生徒会長もしていたのよねみんな調べたから、知っているわよ</p><p>見た目が優れているから何でもこなせる子だと、思い込まれる</p><p>周りの生徒たちからも、先生たちからも</p><p>いつもそうだったんだろだから、住友さんはどんな時でも自分は期待に応えないといけないって、頑張ってきたんだ</p><p>でも周りの人が思っているみたいに、どんなことでも軽々とできる人じゃないよね住友さんは本当はずっと無理していたんだろ</p><p>住友さんは本当は、自分から率先して人の前に立つ性格ではないと思う期待されるから、やらざるを得ないっていうだけで本当は、割と引っ込み思案な人だよね</p><p>見た目が良いから、勘違いされちゃうだけよねそうでしょ</p><p>克子姉も住友さんの心を追い詰める</p><p>そ、そんなあ、あたしは</p><p>しかも、住友さんがリーダーになった組織は部活も生徒会も、結局、上手くいってないでしょ一部の人は、住友さんを凄い応援してくれるけれどもの凄く嫌われたりもしていないそういう子もいるでしょ</p><p>克子姉の言葉に、住友さんは</p><p>あっさりと認めた</p><p>判るわぁ住友さんてさ見た目はとにかく、頼れそうな精神力が強くて、リーダーシップを発揮できそうな外見をしているから周りの期待は、大きいのよでも、ほら本当のあなたは、そうじゃないでしょ</p><p>ええ、まあ</p><p>だから周りの期待に応えようと、あなたは頑張るんだろうけれど色々と空回りしちゃうのよねそれであなたには本当は、リーダーの才能が無いことに気付いた人は積極的にサポートしてくれるし期待外れだと感じた人は、あなたが手抜きをしていると思って、あなたのことを嫌いになるのよ</p><p>この子も場合も美しすぎる外見が、問題なんだ</p><p>それもただ綺麗なだけでなくスポーツ万能で、メンタルが強そうな見た目なんだよな</p><p>その外見からの印象と本人の内面に、ギャップが有り過ぎるんだ</p><p>しかも、ほら住友さんて場の空気が読めないし他の感情に、流されちゃうしさ</p><p>さっき、下の部屋で希美が、感情的になって喚きだしちゃってさその希美の気分に引っ張られて、住友さんもヒートアップしちゃってさ希美のことを家に帰してあげてとか言い出したけれど</p><p>今、この人とセックスした後の朝比奈さんを見たでしょ地元に帰りたさそうに見えた</p><p>住友さんがさその場のノリで、他の人の運命を変えてしまいそうなことを口にしちゃダメだよ自分のことはともかく希美の人生は、希美が決めることなんだから</p><p>は、はい軽率でしたあたし</p><p>住友さんは、また、うつむく</p><p>みんなに期待されているから、自分が前に立たなきゃいけないって思うんだろうけれど住友さんの場合は、リーダーだからこそしなくちゃいけないことが判ってないんだよだから、ただ頑張って前に立っているだけでリーダーとしての勤めは果たせていないんだ</p><p>もし、住友さんが希美や白旗さんたちのリーダーだったらミナホ姉さんや克子姉に、ケンカ腰になっちゃいけないんだよそれじゃあ対立するばかりで、何の交渉もできないだろ本当のリーダーなら、ヒートアップしていた希美をなだめて、冷静にされると思うだいたいさ、ミナホ姉さんと住友さんたちなら力関係は、圧倒的にミナホ姉さんの方が上なんだからさ</p><p>あんな風に正面から、文句を言うのはお馬鹿さんのすることよね</p><p>あたしたちはまだ、あなたたちの実家の運命を握っているのよ</p><p>ミナホ姉さんの貸出金が無ければ住友さんたちの家業が潰れる</p><p>住友さんは、そう言うが</p><p>いいや、判ってない住友さんには根本的に、リーダーとしての資質は無いんだ</p><p>人の前に立っちゃ、いけない性格だと思うよ</p><p>はっきり言うけれどホントにそうだと思うわ</p><p>克子姉が、ダメ押しする</p><p>でもホント、そういう意味では可哀相な子よね、あなた</p><p>いきなり可哀相と言われて驚く、住友さん</p><p>あなたのご両親もあなたの見た目を信用してしまっているのよ本当のあなたの性格を理解していないのよ</p><p>あたしの両親がですか</p><p>だからここへ来させられたんだよ住友さん</p><p>住友さんのお父さん、お母さんは住友さんなら、娼婦になっても精神的に耐えられるってそれだけの強いメンタルを持っているはずだって住友さんの外見から、期待しちゃったんだよ</p><p>あなたなら家のために、５年間の苦しみに耐えてくれるはずだって</p><p>いえ、あたした、耐えますよ頑張りますからだって、お父さんたちは、あたしのことを信じてくれているんですから</p><p>期待に応えたいという気持ちだけを、原動力にしているんだ</p><p>でも、何をどう頑張るのかっていうところであなた、すでにシッチャカメッチャカになっちゃってるでしょ</p><p>克子姉が、強く言う</p><p>あらら認めちゃったよ自覚はあるんだな</p><p>あたしってホントにダメな子なんですね</p><p>落ち込む住友さん</p><p>ま、そうだろうね今の住友さんがここへ上がって来てから、ずーっとヘコタレたままなのも</p><p>オレには期待されていないって思っているからだろ</p><p>住友さんは、ハツとオレを見る</p><p>期待されていると思ったら、アサッテの方向に思いっきり頑張っちゃう住友さんは期待されていないって思ったら、もう何もやる気が起きないんだろ</p><p>謝られても困る</p><p>あたしどうしたいいんだろ</p><p>自分の内面に話し掛ける住友さん</p><p>大丈夫だオレに任せろ</p><p>オレはニヤッと笑いかける</p><p>今までの白旗さんを、全部、ブッ壊してやるから</p><p>オレは、運んで来た衣装トランクを開ける</p><p>そうだなまずは、これから着てもらおうか</p><p>日曜だというのに、光回線のセールスマンが来る</p><p>最初は父が出たのだけれど</p><p>この度、区が光回線を引き直しましてつきましては、この地区の皆様は、契約会社を変更していただくことになりましたちょっとサインだけしていただきたいんですが</p><p>そんな馬鹿なことがあるわけないので慌てて、父に代わって応対する</p><p>うちの会社ですと、今よりも月々の料金が安くなります</p><p>なんて言うが最初に嘘をついたのだから、信用できない</p><p>区が、光回線の引き直しに関わるはずがないし</p><p>回線を引き直したからといって、その地区の契約会社まで指定するわけがない</p><p>そんなことになったら、議会で問題になる</p><p>父がサインさせられそうになっていたのは、そこの会社の新規契約の契約書だったし</p><p>とっとと、帰ってもらう</p><p>老人を狙った、嘘の強要セールスだったんだと思う</p><p>1119．処女たちのセックス実習　／　桃香・２　アメイジング・グレース</p><p>オレが、衣装トランクの中から選んだのは赤いチアガールのコスチュームだった</p><p>ただし、ホンモノのチアガールの服ではない</p><p>いかにもグラビア・アイドルやアメリカの酒場のお姉さんとかが着ていそうな露出度の高い扇情的なだけのニセモノのチア衣装だ</p><p>もちろんミニスカで上はヘソ出しで、胸の谷間の所に大きくハート型の穴が開けられている肩はノースリーブで、背中も大きく開いている</p><p>それから、ついでにこれも被ってくれ</p><p>オレは、トランクの中からロング髪のカツラを取り出した</p><p>色はなんと白っぽいピンク</p><p>コミケとかで、コスプレする人用のカツラなんだと思う</p><p>そ、そんなの着られないですっ</p><p>住友さんは、激しく拒絶する</p><p>オレは、軽く課の字に尋ねる</p><p>だ、だってあたしこんなの着たことないですから</p><p>だから、着てみろって言っているんだよ</p><p>オレは、今度は強く言う</p><p>今まで、この人はどこへ言っても、優等生的な言動を求められていた</p><p>学級委員長に、生徒会長に、ラクロス部のキャプテン</p><p>娼館に売られたことだって父親の窮地を救う理想的な娘を演じさせられているだけだ</p><p>この人の言う通りになさいあなた、研修中なのよ</p><p>克子姉も、厳しく住友さんに言う</p><p>オレは別に、こっちでも良いんだぜ</p><p>オレは、衣装トランクから透け透けの黒の紐パンを取り出して、住友さんに見せる</p><p>もっともっと、エロい服が幾らでもあるんだからさ</p><p>わ、判りましたき、着ます着ればいいんですね</p><p>嫌々ながらも、承諾してくれた</p><p>克子姉住友さんに、下着も適当に選んであげてよエロ過ぎなくていいけれどこのチアガールの衣装に似合う下着にさ</p><p>エロ度マックスは、まだ早い</p><p>それでは、住友さんの心をより萎縮させてしまう</p><p>あたしも、今、それを提案しようと思ってたのよ住友さんてご実家から、持って来た下着が、全部、スポーツブラだったから</p><p>スポーツブラじゃ、せっかく胸の谷間が強調されているデザインなのに良くないでしょ</p><p>ああ、胸の所の肌が見えるハズの穴を、スポーツブラが塞いでしまうんだな</p><p>多分、珠代さん住友さんのサイズを調べて、色々と詰め込んでくれたはずだから</p><p>克子姉が衣装トランクを漁る</p><p>これなんか、いいんじゃない綺麗に胸の谷間が作れると思うわよ</p><p>克子姉は黒のブラとパンティのセットを選ぶ</p><p>黒い下着なんて</p><p>息を呑む住友さん</p><p>どうしたの黒は初めて</p><p>校則で、下着は白のみって決まってますから</p><p>そういう型にハメられた人生を歩んできた子なんだな住友さんは</p><p>もう、校則は関係無いだろ住友さんはここで娼婦になるんだから</p><p>どんな色の下着でも、穿いてもらうよそれが嫌なら、ノーパン、ノーブラで過ごしてもらうから</p><p>住友さんは、ビクッと震える</p><p>あなた、お茶でもゆっくり飲んでて５分ぐらいで、この子に着せちゃうから</p><p>克子姉が、住友さんの方に向かう</p><p>ああ、頼むよオレは富士山でも眺めているから</p><p>オレはこの段階で、住友さんの着替えを覗き見るつもりは無かった</p><p>ここはむしろ完全に無視される方が、住友さんはツラいはずだ</p><p>窓に向かって遙か彼方の富士の高嶺を眺めながら、克子姉の入れてくれた紅茶をズズズっと飲み続ける</p><p>いいわよこっちを見て</p><p>克子姉の声に、オレは振り向く</p><p>住友桃香さんは黒髪のショートヘアが、人工的なピンク色のロングに変わり</p><p>スラッとした背の高い身体によく似合う赤い、チア衣装</p><p>短すぎるミニスカは、パンツがギリギリ見えそうな感じだ</p><p>そこから伸びる長くて健康的な両足</p><p>引き締まっているけれど、鍛えすぎてはいない実に良い感じに、肉と筋肉の量が調和している</p><p>靴下は白のハイソックス</p><p>そして、これまた細くて長い腕の先には白い両手に、黄色いボンボンを掴んでいる</p><p>うん、思った通り似合ってるよスッゲェ、可愛い</p><p>オレは、笑って住友さんにそう言う</p><p>住友さんは、すっかり困惑した表情になっているが</p><p>克子姉この部屋の窓ガラスも鏡に変わる</p><p>さっきのパーティ・ルームの大窓は電気を通すと、透明なガラスが鏡に変わったけれど</p><p>ええ、この部屋も変わるわよ</p><p>じゃあ、鏡にしてくれよ</p><p>オレの要請に従って克子姉が、ベッド脇の操作パネルのスイッチを押す</p><p>遠くに富士山が見えていた地上３２階の展望は一瞬にして、消える</p><p>代わりに鏡の中に、チアガールのコスプレをした住友さんの全身が映った</p><p>どうだ住友さん自分の格好を見た感想は</p><p>こんな格好バカみたいあたし頭の悪い子みたいです</p><p>悲しげに、そう言う</p><p>そりゃ、しょうがないよピンク髪のカツラなんて被ってたらどんな女の子だって、バカっぽくなるよ</p><p>そうよねぇ自然界にはあり得ない髪の毛の色だものね</p><p>克子姉も、笑ってそう言う</p><p>ああ、前にヤッちゃんが言ってたんだけどさ</p><p>オレは、寧から聞いた話を思い出した</p><p>昔のマンガやアニメではピンクとか青とか、自然じゃない色の髪の毛の人物は、みんな妖怪か宇宙人だったんだってさ</p><p>あり得ない色の髪だからこそ、普通ではない存在を表現するのに使われていたらしい</p><p>そうなの最近のマンガとかは普通の女子高生でも、髪の毛がピンク色だったりするでしょ</p><p>うん、何かさ８０年代辺りに、その辺がウヤムヤになったらしいよどうしてなのかは判らないけれど</p><p>でも、こうやって実際に生きている女の子に、ピンク髪のカツラを被せると、やっぱり変よね何か笑っちゃうわサーカスのピエロみたい</p><p>うん、ピンクの髪で一気に、バカッぽくなるもんな</p><p>オレと克子姉の視線に住友さんは、困惑している</p><p>あ、住友さんこれも付けてみてもっと、可愛くなると思うから</p><p>克子姉が、衣装トランクからネコ耳のカチューシャを取り出す</p><p>克子姉、それいい住友さん、付けてよ</p><p>住友さんは、戸惑いながらもピンクのロング髪のカツラに、ネコ耳カチューシャを乗せる</p><p>いいわねバカっぽさが、３倍になったわ</p><p>可愛らしさも、３倍だよ</p><p>オレと克子姉は、ウンウンと、うなずき合う</p><p>な、何なんですかこ、これ</p><p>住友さんは、鏡に映った自分の姿を見て呆然としている</p><p>いや、バカッぽくて、可愛くなっただろ</p><p>自分でも、そう思わないか住友さん</p><p>住友さんは不快そうに、鏡の中の自分を見て</p><p>確かに、バカみたいです可愛いとかはよく判りません</p><p>こんな格好、全然、あたしらしくないから</p><p>その言葉を待っていた</p><p>へえ住友さんらしい格好って、どんなのさ</p><p>オレはスバッと、切り込む</p><p>校則をきちんと守った服装と髪型スポーツ少女らしい、清潔感のあるスタイル</p><p>そ、そうですそういうちゃんとしているのが、あたしです</p><p>今まではね</p><p>オレは即座に、切り返す</p><p>親や先生や周りの生徒たちから期待されてきた優等生の住友さんなら、それで良かったんだと思うよでも、これからの住友さんは娼婦になるんだろ</p><p>わざと煽るように言う</p><p>娼婦になるんなら、娼婦らしい格好をしてくれないとさ</p><p>住友さんは、ムッとして</p><p>娼婦らしい格好って、どんな格好なんですか</p><p>おいおいおい、それぐらい自分で考えて判らないのかよ</p><p>オレも甘い顔は見せないここが勝負だ</p><p>娼婦って何をする仕事なんだそして、その仕事をするためにはどんな姿でいないといけないんだ</p><p>は、裸ですか</p><p>小声で、住友さんは答える</p><p>あんた、バカか最初から、素っ裸の娼婦なんて、居てたまるか</p><p>あたしは、判らないんです娼婦の世界のことなんて全然知らないんだからっ</p><p>よし、良い感じにヒートアップしてきた</p><p>うつむいて落ち込んでいるよりはこの方が何倍も良い</p><p>無知を誇るなよ</p><p>誇ってなんていないわよあたしは本当に判らないのよ先週まで、普通の高校生だったのよそんなの判るわけがないでしょっ</p><p>ついに、住友さんがキレた</p><p>判らなかったら、何で聞かねえんだよっ</p><p>オレは住友さんの倍のテンションを撃ち返す</p><p>克子姉は、そのためにここに居るんだろう住友さんたちのために、講師として来てくれているんだぞ</p><p>黙れよっ住友さんさっきの珠代さんの講義だって、まともに聞いてなかったろずっと、上の空だったよなオレは、知ってるんだからな</p><p>待たねえよお前、いい加減にしろよオレたちはみんな、お前のために生きているんじゃねえぞ勘違いしてるんじゃねぇ</p><p>だってあなたたちが、あたしを娼婦にしたいんでしょあたしは、本当は娼婦になんてなりたくないんだからもうちょっと、優しくしてくれたっていいでしょ</p><p>オーケー、判ったじゃあ、住友さんは娼婦にはしない</p><p>オレはハッキリと言い切る</p><p>とっとと家に帰れよそれで家族と一緒に、借金抱えたまま苦しんで死ね親や親の会社の人たちに、娼婦になりたくなかったのでお父さんの会社は潰れますって報告して来い</p><p>ズルいわよ</p><p>住友さんは、悔しそうに言う</p><p>ズルくはないあんたが娼婦になることが、あんたの父親を救う契約の条件になっているんだから住友さんが娼婦にならないのならオレたちの組織は、住友さんのお父さんを助けない当たり前だろ</p><p>オレは住友さんの眼を見て、そう告げる</p><p>だ、だからあたしは、ここに来たのよ</p><p>まだ、来ただけだろあんた、自分で言ったよな娼婦のことなんて、何も知らないって知らないのなら、学べよ克子姉や珠代さんが教えてくれることを、必死に覚えろよ自分からも、判らないことを質問にいけよ娼婦になるための努力をしろ</p><p>オレの気が住友さんを圧する</p><p>いや、努力しているっていうことをオレたちに示せ常にだこいつは娼婦として使えねえって判断したら、いつでも廃棄するぞ判ってんのか</p><p>わ、判ってます</p><p>住友さんの言葉遣いが、また丁寧語に戻る</p><p>いいや、まだ判ってないと思うからはっきり、教えておくけれどなオレたちの顧客は、政財界の大物なんだよみんな、ヤバイ人たちなんだよ権力者なんだよ</p><p>そ、それは知ってますな、何度も克子さんたちから、聞かされていますから</p><p>知識として知ってるだけで、想像力が働いてねえんだよいいか、権力者たちに娼婦を提供しているんだぞダメな娼婦が、些細なことでも権力者たちに失礼をしちまったら</p><p>オレは一呼吸、間を置いてから</p><p>オレたち自身の命だって、ヤバくなるんだよ</p><p>ハッとする住友さん</p><p>オレたちだって、自分の命を懸けているんだよオレたちの客には、最高級の娼婦を提供するって約束しているんだからだから、あんたたちの親の莫大な負債を、たった５年働くだけで完済できるほどの報酬が貰えるんだ逆を言うと、それだけ高品質の娼婦でないと、政財界の大物相手の仕事はできない</p><p>今の段階でも無理だと思ったら、娼婦にはしないわよホント、この人の言う通りあたしたちも、命が懸かっているから</p><p>普通の仕事じゃないのよただの娼婦じゃなくって最高レベルの高級娼婦なんだから実際に仕事をしながら、少しずつ色んなことを覚えるなんて許されないのよだから、わざわざ毎日、事前研修をしているんだし</p><p>住友さんや白旗さんみたいな甘ったれてるだけの女の子は、切り捨てていくしかないんだよ</p><p>あ、あたしたちそんなに甘ったれてますか</p><p>ああ、甘ったれてるよ美里や、徳大寺さん、黒沢さんを見てみろよあの３人は、本当に必死に珠代さんの授業を聞いているじゃないかあっちの３人は、判っているからなみんな、命懸けでやってるってことが</p><p>この人が朝比奈さんに話していたでしょ本当にあたしたちの共犯としてやっていける子じゃないとお客様には出せないわそれだけの覚悟がないと</p><p>美里や、徳大寺さんたちはさっき地下で、研修前の希美たちに自分のノートを見せたり、判らないことを教えてあげたりまでしてくれた</p><p>共犯関係を築けなければ娼館では、生きていけないことが</p><p>希美は判ってくれたよ覚悟もしてくれている</p><p>朝比奈さんは家族に捨てられたことに絶望していただけだからこの子との間に信頼関係が築けたからもう平気よ住友さんや白旗さんと違って本当は凄く、勘が鋭くて頭の良い子だから朝比奈さんについては、心配していないわ</p><p>娼婦候補生たちの講師として克子姉が言う</p><p>あ、あたしど、どうしたらいいんですか</p><p>住友さんがオレに聞く</p><p>自分で考えろよどうしたらいいと思う</p><p>わ、判らないから聞いているんです</p><p>朝比奈さんは、今にも泣きだしてしまいそうな顔でそう言った</p><p>じゃあ、まず言葉遣いから教えてやるよ判らないから聞くにしたって、言い方ってもんがあるんじゃないのか</p><p>わ、判りませんお、教えて下さい</p><p>３０点の答えだな</p><p>オレは、そう評した</p><p>まあいい鏡を見ろ何が映っている</p><p>オレは鏡と化したままの窓を指差す</p><p>あたしがう、映ってます</p><p>ああ、窓にはピンク頭にチアガール姿の住友さんが、映っている</p><p>ほら、良く見てみろよ住友さんバカみたいな格好しているだろ</p><p>あの姿が今の住友桃香なんだよホントのバカなんだよみっともない女の子なんだよ</p><p>みんなから期待されて何としても、その期待に応えないといけないって一生懸命、品行方正で真面目な女の子を演じていた住友桃香は、もういないんだよそういう裏表ある性格の女の子は、この娼館には必要ないからなっ</p><p>判っているの住友さん</p><p>克子姉が、オレの言葉に重ねて住友さんを叱責する</p><p>今の住友桃香は娼婦のことなんて何も知らないんだろ無知なくせに、甘やかしてもらえると思って、ふんぞり返っていたんだからそんなのバカそのものじゃないか</p><p>そうよ、バーカ</p><p>住友さんの眼に、涙が溜まる</p><p>泣くな泣くと、気持ちが逃げる泣くことで、何もかも誤魔化してしまうからな特に、住友桃香みたいな、弱っちぃ女の子は</p><p>泣いたら、叩き出すわよ</p><p>はいな、泣きません</p><p>必死に涙を堪えている</p><p>この辺は、ずっと体育会系の部活をしてきた子だから耐えられるだろう</p><p>１つだけ、確認するぞ住友桃香は、ここで娼婦になる覚悟はあるのか</p><p>やる気はあるのま、無かったらあなたのお父さんが大変なことになるんだけれど</p><p>克子姉が冷たい言葉で、追い込みを掛ける</p><p>覚悟はあ、ありますあたしこのまま、帰ることはできないですそんなことしたらお父さんたちが</p><p>そうだミナホ姉さんからの借金を返済するまでは、娼館で働き続けるしかない</p><p>それならまず、自分がバカだってことを認めろ</p><p>自分でも、もう身に染みて判っているんだろここへ来てから、今までの言動がどれだけバカげたことだったのかミナホ姉さんや、克子姉、珠代さんたちの心象を悪くするだけで住友さんは娼婦にしない方が良いんじゃないかって思わせるようなことばっかり、しでかしてきたって</p><p>はい判りますウウッ</p><p>情けないんだろう住友さんは、必死に涙を堪える</p><p>じゃあ、認めろ住友桃香はバカだって</p><p>この人の言葉を復唱しなさい</p><p>克子姉が命じる</p><p>はい住友桃香はバカでした</p><p>でしたじゃねえ過去形にするな現在進行形でバカなんじゃねーか</p><p>訂正は</p><p>うう住友桃香は、バカです</p><p>忘れないように繰り返せよ</p><p>繰り返し</p><p>住友桃香は、バカです</p><p>繰り返しなさい</p><p>住友桃香はバカです</p><p>もっとよ</p><p>住友桃香は、バカな娘です</p><p>だったらさっきの３０点だった解答は、本当はどう答えるべきだったと思う</p><p>住友さんは少し考える</p><p>住友桃香は、バカな娘ですあたしはバカなので自分がどうしたらいいのか判りませんどうか、教えて下さい</p><p>誰に頼んでいるんだよ</p><p>ちゃんとお願いする人の名前を言うのよ</p><p>オレは黒森公だ最初に挨拶したろーが</p><p>ご、ごめんなさい、ごめんなさいバカでごめんなさい</p><p>そこは申し訳ございませんでしょ</p><p>克子姉が、呆れて言う</p><p>も、申し訳ございません黒森公さん</p><p>様よ</p><p>申し訳ございません、黒森公様す、住友桃香は、バカなのでバカで、申し訳ございません</p><p>住友さんは、必死にオレに謝る</p><p>これからは、人に何か頼むときは必ずバカで申し訳ありませんて言うようにしろ</p><p>は、はい桃香がバカで、申し訳ございません</p><p>でオレに何を聞きたいんだっけ</p><p>はい、黒森公様住友桃香はバカなので申し訳ありません自分がこれからどうしたらいいのか全然判らないんです</p><p>住友さんは、半泣きの眼でオレに言う</p><p>住友桃香はバカな桃香は、どうしたらいいんですか</p><p>そんなの簡単だ自分で判らないのなら、オレに従え絶対服従だ何でもかんでも、オレの言うとおりにしろ反抗は許さないいいな</p><p>えあ、はい</p><p>住友さんは、一瞬躊躇する</p><p>はいじゃないでしょ復唱はどうしたのッ</p><p>そんな彼女に、克子姉がビシッと気合いを入れる</p><p>は、はい申し訳ありませんバカで申し訳ありません住友桃香はバカなので黒森公様に従います絶対服従します</p><p>絶対服従致しますでしょ</p><p>克子姉が、言葉を修正する</p><p>は、はいバカで申し訳ございません住友桃香は、黒森公様に絶対服従致します</p><p>ええっとここで、もう一発ダメ押しが要るな</p><p>住友さんが、今までの自分から変わるためには</p><p>よし、じゃあまずお前の名前を変える</p><p>オレの言葉に、仰天する住友さん</p><p>源氏名だよ娼婦っていうのはお客さんから愛される名前を名乗るんだ芸名みたいなものだ</p><p>センとチヒロみたいなことですか</p><p>いえ、何でもないです申し訳ございませんバカで申し訳ございません</p><p>名前の桃香の方は残そうただしカタカナでモモカっていうことにするそれで</p><p>モモカだけじゃあうーん</p><p>もうちょっと足してやらないと</p><p>モモカ・ザ・グレート</p><p>ちょっと、あなた</p><p>克子姉が、オレを睨む</p><p>いやいや、今のは違うええっとモモカグレースにしようモモカグレース真ん中の星は、表記する時は赤い星にしてくれ</p><p>うん実にバカッぽくて良い</p><p>あ、あたしモモカグレースなんですか</p><p>それが嫌なら、モモカグレープかモモカゴールデンアップルになるけれど</p><p>モモカグレースでいいです</p><p>力なく住友さん改めモモカグレースは答える</p><p>ちょっと言葉遣いが違うわよ</p><p>克子姉の指摘に</p><p>あ、はいモモカグレースで結構でございます</p><p>お礼を言うのよ</p><p>も、申し訳ございませんモモカグレースはバカです申し訳ございませんええっと素敵な名前をありがとうございます黒森公様、ありがとうございますあたしは、モモカグレースです</p><p>大分、良い感じに壊れてきたぞ</p><p>よし、モモカそれじゃあ、そのまま足を上げて踊れ</p><p>お、踊る</p><p>今、モモカは何の格好をしているんだよ</p><p>モモカは、鏡を見て</p><p>チアガールですあっ</p><p>気付いたか</p><p>チアガールみたいに踊れっていうことですか</p><p>やっと判ったか</p><p>申し訳ございませんモモカグレース、バカで申し訳ございません</p><p>ほら、何となくでいいからチアガールみたいに踊れ</p><p>モモカは、ボンボンを持った手を大きく広げて踊ろうとするが</p><p>あ、あの黒森公様</p><p>このまま踊ったらモモカのパンツが見えてしまいます</p><p>問題ないだろ</p><p>いや、あのこれ見せパンじゃないですから</p><p>ホント面倒極まりない子だよな</p><p>見せパンじゃないパンティだから見たいんだよモモカのパンティが見たくて、踊らせようとしているんだよ</p><p>も、申し訳ございませんバカで済みません</p><p>モモカは、慌てて頭を下げる</p><p>いいから、早く踊れよ</p><p>モモカは</p><p>１、２、３、４ハーイハーイ</p><p>綺麗なステップを踏んで足を高く上げた</p><p>うん、黒くて薄い布地のパンティがよく見える</p><p>モモカチアガールやってたのか</p><p>すっげぇ、綺麗な踊りだったけど</p><p>あの、体育祭の時のクラスこどの応援合戦で、チアをしたことがあって</p><p>もう一度、踊ってくれよ</p><p>は、はい１、２、３、４ハーイハーイ</p><p>うん体幹がしっかりしているから、軸足がブレていない</p><p>なかなか運動神経の良い子らしい</p><p>綺麗だモモカは可愛いな</p><p>急に褒められて、モモカは戸惑っている</p><p>ほら、鏡に向かってもう一度、踊って見ろ踊っている自分を、自分で見るんだ</p><p>はい１、２、３、４ハーイハーイ</p><p>鏡の中でチアガールのコスプレ少女が、跳ねて踊る</p><p>な可愛いだろ</p><p>今、鏡に映っているのが今のモモカグレースのゲンジツの姿だ</p><p>ゲンジツを認めろモモカグレースは、とっても可愛いんだ</p><p>他人の期待に応えようと間違った方向に頑張る、品行方正少女住友桃香はもういないここにいるのはとっても可愛いおバカ美少女モモカグレースなんだからな</p><p>１人の少女が、もの凄い勢いで変わっていく変化していく</p><p>父の呆けが進行しているので父の携帯電話を解約することになりました</p><p>それで、父と一緒に携帯の支社へ行ったのですが</p><p>今すぐに解約すると、１００００円ちょい掛かります</p><p>お客様の場合ですと２月１日で満期になりますので、その時に解約なさった方が安く済みますが</p><p>あと２ヶ月ですので</p><p>父が電話を契約した時はＪフォ＊という会社だったんですけれど</p><p>それがいつの間にか、ヴォーダ＊ォンに買い取られ</p><p>さらに、ソフト＊ンクに買収され</p><p>最初の契約の時にはそんな話は無かったはずなんですけどねえ</p><p>いつの間にか、契約内容が変更されているという</p><p>結局、来年の２月にまた訪問することになりました</p><p>1120．処女たちのセックス実習　／　モモカ・３　ビビット・ピンクの依存</p><p>もう一度、鏡を見ろモモカ</p><p>オレは、モモカグレースに改名したピンク髪のチアガール美少女に言う</p><p>自分の姿をよく見るんだバカだなあって、思うだろ</p><p>はいモモカは、バカだなあって思います感じます</p><p>コスプレ姿の自分を見て、モモカは答える</p><p>本当にこの子は根が真面目なんだな</p><p>っていうか徹底敵に、真面目な少女に育てられてしまっている</p><p>親の教育なのか、学校のせいなのかはたまた、誰からも期待されてしまう外観を彼女が持っていたからなのか</p><p>とにかく、期待に応えるために物分かりの良い良い子で、優等生を演じてきたモモカの人生をここで断ち切る</p><p>そうだ、頭の良い優等生のフリをして本当は、バカで不器用だったのがモモカなんだだから、みんなの期待を受けて人の前に立ってもモモカのやることはいつも空回りして、上手くいかなかったそうだろ</p><p>モモカは、答える</p><p>あたしって、ホントに何をやっても、上手くできなかったから</p><p>さてとここから、モモカ攻略の手を変える</p><p>モモカ、他の衣装も着てみろよこのトランクの中の衣装で着てみたい服を選べ</p><p>オレは、衣装トランクをモモカに向けた</p><p>あたしがですか</p><p>驚く、モモカ</p><p>そうだオレも克子姉ももう、モモカがバカな娘だっていうことは、よーく知っているんだからいつもみたいに、頭の良い有能な女の子の格好をしなくてもいいぞモモカはバカなんだから、バカなりに、思いっきりバカッぽい格好をしてみろよ</p><p>ここにはモモカに対する親や友人や、学校の教師たちの期待の眼が無いオレも克子姉もモモカはバカなんだから、どーせロクな格好を選ばないだろうって判ってるだから、モモカは本当に、遊びで着てみたい服を着ていいんだからな</p><p>そうよ、遊びよせっかくの機会なんだから思いっきりバカになりなさい</p><p>そうだ、バカになれモモカ</p><p>モモカは、恐る恐るトランクの中の衣装を漁る</p><p>あたしこれを着てみたいです</p><p>たくさんの衣装の中から選んだのはやたらと少女趣味な白いレースのワンピースだった</p><p>こういう可愛いの今まで、一度も着たことがないから</p><p>カツラも色々あるから選んでみろよ</p><p>髪型もモモカの好きに遊んでみるんだ</p><p>モモカは、茶色がかったウェーブのある長髪のカツラを選んだ</p><p>それがいいのか</p><p>オレが問うと</p><p>今まで一度も髪を伸ばしたことがないから</p><p>モモカは、カツラを胸に抱いてそう答える</p><p>あのスポーツしている子は、髪は短くしているものだってお父さんに言われてきたので</p><p>やっぱり父親の支配が強かったんだな</p><p>髪の色も一度くらいは、茶色っぽくしてみたかったから</p><p>本当は、モモカの内面には色々な欲望が渦巻いているのに</p><p>この子は、ずっとそれを抑圧していた</p><p>こっちにいらっしゃい着せてあげるから</p><p>克子姉が、彼女に言う</p><p>じ、自分で着られますから</p><p>モモカは、拒絶するが</p><p>こういう感じの服を着るのは初めてなんでしょあなたみたいなバカな子だと、センスが無いからみっともなくなるわよあたしに任せなさい</p><p>モモカ克子姉にコーディネートしてもらえ</p><p>オレは強い口調で命じる</p><p>絶対服従だろ</p><p>オレはまた、富士山でも眺めながらお茶でも飲んでるからさ</p><p>オレは椅子にドカッと座って飲みかけだった、お茶をすする</p><p>はいはい、早く脱いでさあ</p><p>克子姉が、彼女に取り付く</p><p>さてさて、また富士山だと、オレは窓の方を見るが</p><p>あ窓ガラスは、鏡になっているままだ</p><p>モモカの着替えが、そのまま映っていた</p><p>モモカがカツラを取って、チア衣装を脱ぐ</p><p>スポーツ美少女のスタイルは素晴らしい</p><p>健康的な肉体</p><p>黒のブラジャーに包まれた２つの胸も実に形が良い</p><p>１７歳のおっぱいとしては、なかなかの大きさだ</p><p>白旗せつなさんみたいな、服の上からもはっきりと判る巨乳では無いけれど</p><p>脱がせてみたら、意外とデカかったっていうタイプだな</p><p>スカートも脱ぐ</p><p>腰が細い</p><p>お腹は、キュッと締まっているおへそが、可愛い</p><p>お尻は小さめだけれど多分、締まりが良いと思う</p><p>彼女らしくない黒い小さなパンティがなんとも扇情的だ</p><p>その黒の下着のまんま、このワンピースを着なさい</p><p>えそれだと、下着が透けてしまいます</p><p>何か問題でもあるの</p><p>あなたの選んだ白のワンピースは、ちょっと清楚過ぎるのよだから、わざと黒い下着が透けて見えるようにして清楚ビッチな感じにするわ</p><p>せ、清楚ビッチ</p><p>遊びなんだからさ良い子ちゃんになるより、悪い子ちゃんになった方が楽しいわよ</p><p>克子姉は、そう言ってモモカに、白ワンピースを着せていく</p><p>茶髪ロングのカツラも被せてブラシで髪を梳いて馴染ませる</p><p>首にこの黒革のチョーカーを付けましょう腕には、シルバーの腕輪ね足はそうだ、もうこうなったら網タイツを穿いちゃいましょう</p><p>克子姉が、衣装トランクから次々に、小物を選び出す</p><p>モモカは、言われるままに着るので精一杯だ</p><p>自信満々にコーディネートしている克子姉に、すっかり押されている</p><p>全部お化粧してあげる時間はないからルージュだけね口紅を付けてみたことってある</p><p>モモカは、慌てて答える</p><p>じゃあ、付けてあげるわそうね、これも思いっきりバカっぽい方がいいからビビット・ピンクでいきましょう</p><p>克子姉は、派手過ぎる鮮やかなピンク色を選んだ</p><p>はーい、動かないでねー</p><p>緊張しているモモカの唇にルージュを塗る</p><p>口をあたしのやるようにしてそう、こうやって口紅を馴染ませるのよ</p><p>克子姉の顔を見てモモカは真似をして、唇をムニムニとすぼめる</p><p>はーい、完成あなた、いいわよこっち向いて</p><p>克子姉の言葉に従ってオレは振り向く</p><p>本当は鏡越しに、全部、見えていたけれど</p><p>あんスゲェ、可愛いよバカッぽくて、エロくて凄く良い</p><p>モモカは完璧に清楚ビッチがハマッていた</p><p>白いレースのワンピースの下に透けている黒い下着</p><p>茶色い髪に首の革のチョーカーの黒腕輪の銀の色</p><p>黒い網タイツ</p><p>それにピンクの唇が調和して、何とも艶めかしい</p><p>ほら、モモカも鏡で自分を見てみろよ</p><p>さっきのピンク髪のチアガールは桃子の意志を完全に無視して、無理矢理着せたけれど</p><p>今度の清楚ビッチは、モモカの意見をべースにしてコーディネートしたから受け止め方が、変わるはずだ</p><p>悪くないでしょバカッほくてでも、可愛い清楚なビッチよ</p><p>元々、顔も身体もかなりのレベルの美少女なんだ</p><p>そういう子を、わざわざミナホ姉さんが何ヶ月もかけて、厳選したんだから</p><p>どんな服だって、ちゃんとコーディネートすれば美しく着こなせるのは当然だ</p><p>後はモモカの心の問題だけで</p><p>こんなのお父さんに、見つかったら怒られちゃうわ</p><p>モモカは、ポツリと言った</p><p>ラクロス部の部長先生にも</p><p>大丈夫だ親も先生も、ここには来ないバカでいいんだビッチでいいんだエロくていいんだその代わり綺麗じゃなかったら、許されないけれどな</p><p>ここは娼館なんだ</p><p>あそうですよねお父さんは、ここには来ないんですよね先生だって</p><p>モモカは、鏡の中の自分を見ながら呟く</p><p>地元の友達も幼馴染みもお母さんや親戚だって、ここでのあたしを知らないんだ</p><p>ああ、ここは政財界の大物専用の高級娼館だからな</p><p>今、ここに居るモモカグレースのことは世間には、絶対に知られないんだ</p><p>そうよだからバカでいいのよ辺に無理して頑張る必要もないの今までのシガラミは、何も無いんだから</p><p>克子姉も、彼女にそう言う</p><p>ここでは今までの過去のことは、全て忘れろ親や学校のこともバカになりきれ今の絵前は、もう住友桃香でなくモモカグレースなんだからな</p><p>鏡の中で清楚ビッチに変貌してしまっている自分を見つめたまま</p><p>それでも、あたしはお父さんたちや地元のことがあるからシガラミがあるからだからこそ、娼婦になることを受け入れたんです</p><p>また、大きな瞳に涙が溜まる</p><p>あたしが娼婦にならないとお父さんが困るからお父さんの会社や色んな人たちに迷惑が掛かるからだからあたしは</p><p>ギュッと両手を強く握りしめてモモカは耐える</p><p>家族や地元のみんなのことを忘れてしまうのなら娼婦なんてできませんできないですっそんなの堪えられないですよっ</p><p>はぁぁやっと、その境地に到着したか</p><p>つまりお前は、本当は娼婦になんてなりたくないんだな</p><p>清楚ビッチと化したモモカは答える</p><p>お父さんのことがあるからだから、あたしは我慢しているだけで本当は嫌です嫌に決まっているじゃないですか</p><p>それお父さんに、はっきり言ったか</p><p>オレの言葉に、モモカは</p><p>本心では娼婦になんかなりたくないんだって、お父さんに言ってきたのか</p><p>言ってないんだろ</p><p>モモカは、オレを見て</p><p>そんなの言えるはずが、ないじゃないですかっ</p><p>そんなことは、オレに判るかっ</p><p>モモカの３倍のテンションで、即座に言い返す</p><p>オレは、お前たちがどんな親子なのかとか全然、知らねぇんだから興味も無い</p><p>とにかくモモカがグダグダしているのは、それが原因だろ本当は娼婦になりたくないっていう気持ちを、親に伝えられなくてモヤモヤしたまんまだからだろ</p><p>だってじゃねぇだろこのバカっ</p><p>オレは、モモカを強く罵る</p><p>自分の会社のために、娘を娼婦に売り飛ばす親も親ならホントは全然納得してないのに、東京の娼館まで連れて来られて心の中でウダウダ迷っている娘も娘だどっちも、大馬鹿野郎だよ</p><p>お父さんのことを悪く言わないで下さい</p><p>モモカは、キッとオレを睨む</p><p>お父さんはこうするしか無かったんですからあたしを売るしかなかったんですから</p><p>涙の溜まった瞳が、オレを見つめている</p><p>そうやって頭の中では、割り切っているつもりになって心の中では、全然納得できていない子って、迷惑なのよね</p><p>克子姉が、冷たくそう言う</p><p>いつまでたっても、グダグダ、ウダウダ悩んでるだけでいつまでたっても、周りの人を、自分を、運命を呪うだけで前に進まないから近くに居る人に嫌な思いをさせるだけなのよもちろん、そんな子はお客様の相手は、させられないわ</p><p>だって、だって、だって、あたしは</p><p>モモカが叫ぶ</p><p>この気持ちを、誰にぶつければいいんですかっ</p><p>八つ当たりして、どうするんだよつーか、八つ当たりしたって、問題は解決しないだろ延々とウダウダが続くだけだ</p><p>オレは、返答する</p><p>じゃあ、あたしにどうしろって言うんです</p><p>問題には、真っ正面から立ち向かえよ悩んでるだけじゃ、何も変わらないんだからさ</p><p>克子姉モモカのお父さんに、ミナホ姉さんは幾ら貸したんだ</p><p>３７００万円よ</p><p>克子姉は、あっさりと答えた</p><p>そのお金をモモカのお父さんは、ミナホ姉さん以外から融通することができなかったんだよな</p><p>そうよ金策のメドが立たなかったのよそれで、このまま倒産間違いなしでそうなったら、下請けや連帯保証人の仲間の会社も巻き込んで、次々と連鎖倒産になるわ</p><p>御名穂お嬢様の融資で、取りあえず持ち直しているわでも、今すぐ３７００万円を返済するのは無理ね今だってまだ危険水域のままよ</p><p>じゃあ、モモカのお父さんの方はどうしようもないんだな</p><p>ええ、どうしようもないわね</p><p>オレは、今度はモモカを見る</p><p>じゃあ、モモカ自身が何とかするしかないな</p><p>だ、だからあなたたちのお望み通りに、娼婦になることになったのよそんなの判ってるでしょ</p><p>うつむく、モモカ</p><p>うるせぇ、バカモモカお前、５年間で娼婦以外に、３７００万円稼げないのか</p><p>娼婦をやらなくても、ミナホ姉さんの貸した金を返すアテがあるっていうんならオレが、ミナホ姉さんに話を付けてやるから</p><p>ちょっとちょっと待ってよ</p><p>オレたちだってなできることなら、モモカを娼婦になんてしたくないんだよっ</p><p>何か、得意なこととか無いのかミナホ姉さんを納得させられるような特技はギャンブルに強いとか、株の運用ができるとか、スポーツや芸能の才能があるとかイチかバチでも構わないから何か、ミナホ姉さんを説得できるようなネタは無いのか</p><p>そんなのあるわけないじゃない</p><p>無いのをイバるな、バカっ何が何でも娼婦になりたくないのなら、必死で考えろよ今からでも、何か資格を取るとかしろグダグダ、ウダウダしているヒマがあったら、もっとあがけよジタバタしろよ１人で悩んだり、八つ当たりしてたって何も解決しないだろ真っ正面から、立ち向かう努力をしろ</p><p>あなたの契約は５年間てなっているけれど、もし途中で３７００万円＋利息が返済できたなら終わるのよ最初は娼婦をしながらでも別のビジネスを初めて、返済額を増やすことだってできるわ</p><p>あたしの親友は、娼婦をしながらお花屋さんになるための勉強をして今は、大きな生花店を経営しているわあたしだって、パン屋さんになるための勉強をしてきたし税理士になった人もいたわ高級娼婦なんて仕事は、若いうちしかできないんだからそして、娼婦でなくなった後も、あたしたちの人生は続くのよ</p><p>みんな、ちゃんと先を見て、人生に立ち向かっているんだぞモモカみたいに、グダグダ悩んでるだけなんてことはねぇんだ</p><p>もう一回、言うぞ嘘でも、勢いだけでもいいモモカが、何とかして５年間で３７００万円返せるっていう可能性を示せるのならミナホ姉さんに、オレが掛け合う本気で、モモカが娼婦になりたくなくて娼婦以外なら、どんなことでもするって言うんなら</p><p>そ、そんなこと急に言われても</p><p>そうね結婚詐欺をして、婚約した相手に保険金を掛けて殺しちゃうとかどう</p><p>あたしは考えたことがあるわよそれで娼婦であることから抜け出せるまならあのクソ男に、１億払ったら、家に帰してやるって言われたことがあったのよ</p><p>あのクソ男白坂創介</p><p>娼館に誘拐されて来て２年目だったから今のモモカさんと同じくらいの年齢だったわあの頃のあたしは１億稼げるんなら、何人だって殺せたと思うわ本当に嫌だったもの娼婦の世界から、抜け出したかったから</p><p>克子姉は、憎々しげにそう言う</p><p>結局あのクソ男の言葉は、嘘だって判ったから１億お金を作ったって、あたしを解放してくれないって気が付いたからバカな真似はしないで済んだんだけどね一時期は、本当にお金持ちで、あたしに騙されてくれそうで殺しやすそうなお客様を本気で探していたわ</p><p>オレはモモカに</p><p>こういう本気が今のモモカにはあるのか本当にモモカは、娼婦にならないためには何でもする覚悟があるのか</p><p>オレの言葉にモモカは、口籠もる</p><p>無いわよね、あなたには</p><p>克子姉が、苦笑した</p><p>そんな覚悟があるのなら地下施設から、この３２階に連れて来られた段階で、もっと周囲を見ているもの出口は、どっちなのかとかね今回はダメかもしれなくても、そのうちに、ここから脱走するチャンスがあるかもしれないって考えるわよあたしなら</p><p>モモカは全然、気にしていなかったその前に、ここでセックスした希美も</p><p>ま、そういうあなたたちだからこの階に、上がって来ることを御名穂お嬢様は許可なさったんだけれどねということだから、あなた</p><p>ああ、白旗さんはここには連れて来ないんだな</p><p>あの子は色々と企むタイプだ油断できない</p><p>モモカは改めて、鏡に映った自分の姿を見る</p><p>白いワンピースに、茶髪に、網タイツの清楚ビッチな自分を</p><p>あたしって本当に、バカなんですね</p><p>鏡に向かって呟く</p><p>バカ、バカ、バーカあたしのバカ文句を言うだけで不満を溜め込んでるだけで大切なことは何も見ていないまともに考えていない真っ正面から、立ち向かってないホントにバカなんだ</p><p>オレたちにバカバカ言われていた時は心の中では、納得していなかったんだろう</p><p>バカな格好をさせられ、モモカグレースなんてバカな名前に改名させられても</p><p>無理矢理、頭ごなしにオレみたいな小僧に絶対服従を命じられても</p><p>表向き従うだけで心の中では、全然、納得していなかった</p><p>あたしもういいです</p><p>モモカは、言う</p><p>オレが尋ねるとオレを見て</p><p>あの黒森公様たちは、あたしの何倍も何十倍も、色んなことを考えて下さっているのにあたしは、モモカは文句ばっかりで、何も考えてませんでしたあたしバカですバカであることを認めますホントにホントにバカなんです</p><p>本当に申し訳ございませんでしたモモカがバカで申し訳ございませんっ</p><p>ああ、何とか茶髪のカツラは脱げ落ちずに済んだみたいだ</p><p>でどうするんだ</p><p>オレが、そう党と</p><p>黒森公様に絶対服従しますいいえ、絶対服従させて下さい</p><p>モモカはそう言う</p><p>とにかく、黒森公様はあたしたちのことを本気で、色々考えて下さっていて本気であたしたちに対面して下さっててお任せしていいんだって、判りました黒森公様ならちゃんと従っていれば、５年後には約束通りにあたしたちを解放して下さるってことも</p><p>そのまま、ずっと居てもいいんだぞ地元に帰りづらかったら希美にも、そう言ってある</p><p>モモカは契約が終わっても、父親のところに帰らない方が良いと思う</p><p>この子の親子関係は良いとは思えない</p><p>それはその時になったら、考えますいいえ、その時になったらモモカに命令して下さいモモカは、黒森公様のご命令に従いますから</p><p>本当は依存心がとても強い子なのよだから、人の意見に流されるし自分からは、行動を起こすことができないのよ</p><p>克子姉が、そうモモカを評した</p><p>人に依存せずに、自立できるようになることが望ましいけれどいきなりは、無理でしょだから、しばらくはあなたに依存させてあげて</p><p>父親の期待に、何としても応えなければならないと思い込んでいたのは</p><p>裏を返せば父親への依存なのか</p><p>学校の先生や、部活の子たちもそう</p><p>実は、モモカの方が周りの人に依存していたんだ</p><p>それが、誰も知っている人のいない娼館に連れて来られて</p><p>依存できる相手が、見つからなくて煮詰まっていた</p><p>白旗さんみたいな子に影響されてグダグダと内面に、鬱積を溜め込むだけで</p><p>だから、取りあえず</p><p>依存できる対象としてオレが必要なのか</p><p>今のこの子は自立しろと突き放すのは、酷だよなあ</p><p>判ったモモカ、オレに絶対服従だからな</p><p>はい黒森公様</p><p>お前の名前は、何だ</p><p>モモカモモカグレースですは、赤い星です</p><p>モモカは、どんな女の子だ</p><p>モモカはバカですバカな娘で、申し訳ございません</p><p>うんさっきまでと違う</p><p>完全に受け入れている</p><p>さて、モモカ色々と脱線しちゃったけれど、そろそろ研修を始めようか</p><p>処女喪失のセックス実習だ</p><p>は、はいバカなモモカですがよろしくお願い致します</p><p>いや、ホントは</p><p>オレもバカなんだかなりの</p><p>バカだという自覚がある</p><p>それで、モモカの場合はどうせ、娼婦の作法とか、講義内容は全然覚えていないんだろ</p><p>申し訳ありませんバカで、ごめんなさい</p><p>だから、１回目のセックスは娼婦としての立ち振る舞いとか、一切、やらなくていいから</p><p>モモカの最初のセックスはレイプにする</p><p>驚くモモカ</p><p>オレが、無理矢理にモモカを、好き勝手に犯すんだモモカの意志を完全に無視して判るかモモカの処女は、強引にオレに奪われるんだ一生、忘れるなオレのことを、生涯、恨んでくれていいから</p><p>ど、どういうことなのですか</p><p>モモカは自分から望んで娼婦になったんじゃないんだオレに無理矢理、レイプされたからだそう思い込めその方がこれからの、モモカの人生が生きやすくなるから</p><p>あなたの場合自分の意志で、覚悟して娼婦になったという記憶を心に刻み込むと、また変な方向に暴走しそうなのよね</p><p>克子姉が説明する</p><p>つーか、普通のセックス実習だとモモカは、またああでもない、こうでもないと、グダグダ悩み始めるだろうから</p><p>初体験は一気に経験させてしまった方が良いと思った</p><p>今後、この人に依存するための基点を明確にするためにも荒々しくレイプしてもらいなさい</p><p>絶対服従だオレにレイプされろ、モモカ</p><p>オレと克子姉の確信的な言葉に</p><p>モモカは悩むのを止めた</p><p>はいモモカグレースは、黒森公様にレイプしていただきますっバカな娘で申し訳ありませんがよろしくお願い致します</p><p>大きな声で、そう答える</p><p>クリスマスは、何とかセックス回になりそうです</p><p>今年も、何も幸せなことはなかったなあ</p><p>良くないことには、二度も遭ったけれど</p><p>ゼータガンダムのフォウのセリフに</p><p>ちょっと調子が良いと思うと、すぐにこれだ</p><p>というセリフがあるんですけれど</p><p>希望が見えそうなことがあってもそれは実は落とし穴でしかない</p><p>そんなことが続きました</p><p>ていうか、現在進行形で続いています</p><p>現実《リアル》は地獄だ</p><p>今やっているガンダムで、そんなことを言ってるトミノ監督は凄いなあと思います</p><p>1121．処女たちのセックス実習　／　モモカ・４　優しいレイプ《処女喪失》</p><p>それじゃあ、モモカ脱いでくれ</p><p>オレはモモカに言う</p><p>不思議そうに、オレを見るモモカ</p><p>あ、あのモモカはバカなので、よく判らないのですけれどその、あたし、レイプされちゃうんですよね</p><p>あのレイプっていうのは、叩かれたり、突き飛ばされたり、服をビリビリに破かれたりしてその無理矢理にエッチされることなんじゃないんですか</p><p>そういうレイプもあるけれどそうじゃない、レイプもある</p><p>低い声で、そう言う</p><p>モモカの本心に反して、強制的にセックスしたらそれは全部、レイプだオレは、今、モモカに強制的に服を脱げって命令しているんだよ</p><p>恥ずかしがるモモカ</p><p>暴力を使ったセックスは、絶対に嫌な思い出にしかならないいや、精神的なレイプだって、モモカは嫌だろうけれどオレは、それでもモモカにとって嫌なだけの思い出にしたくないんだ</p><p>正直な気持ちを、オレは語った</p><p>これは、モモカの一生に一度の処女喪失なんだから</p><p>モモカは、オレの眼を見て</p><p>納得して身に付けていた、白いレースのワンピースを脱いでゆく</p><p>カツラは、そのままでいいぞ</p><p>茶髪ロングのカツラまで外したら素の住友桃香に戻ってしまう</p><p>周りの人たちの期待に応えようと間違った方向に頑張ってしまう品行方正な優等生に</p><p>オレはモモカグレースをレイプしたいんだ</p><p>モモカは黒い透け透けのブラとパンティ、そして黒の網タイツだけになる</p><p>下着に網タイツがプラスされるとメチャクチャ、ビッチぽくなるなエロい</p><p>首に付けている黒革の紐チョーカーも、エロさに拍車を掛けている</p><p>今までの着替えは、オレが横を向いていることになっていたから</p><p>今回は、オレの視線を全身に感じてモモカは、激しく羞じらっている</p><p>ああ乳首が、勃起しているのが判る</p><p>ラクロス部で鍛えたいや、鍛えすぎてはいない良い感じに健康的な１７歳の肉体</p><p>背は高くて、足は長いけれどとっても抱き心地が、良さそうだ</p><p>そこから先は、オレが脱がしてやる</p><p>オレは椅子から立ちバスローブ姿のまま、半裸のモモカに向かう</p><p>オレは、バスローブの下は全裸だ勃起の盛り上がりも、丸わかりだ</p><p>そんな男の接近に女子校育ちの社長令嬢は震えている</p><p>オレが怖いか</p><p>す、少し</p><p>モモカは、掠れた声で答えた</p><p>あ、ごめんなさいモモカは、バカな娘なので黒森公様を怖がってしまって、本当にごめんなさい</p><p>慌てて、モモカはオレに謝る</p><p>いや怖くていいんだ思いっきり、怖がれ泣いたり、喚いたりしてもいいぞその方が、気持ちが楽だろ</p><p>オレは、真顔でそう言う</p><p>だからレイプにしたんだ怖い気持ちも、やるせない思いも全部、吐き出していいんだからな</p><p>モモカはオレの顔を見て</p><p>あたしのために</p><p>そういうことじゃないオレもその方が、気楽にセックスできるからだ</p><p>ううん黒森公様は、モモカのことを考えて下さっているんですね</p><p>モモカの震えが止まる</p><p>どうして、モモカの気持ちをそんなに判ろうとして下さるんです</p><p>大きな瞳が、オレの眼を覗き込む</p><p>これから、長い付き合いになるんだからわだかまりは、全部なくしたいんだ</p><p>それにオレにとっても、モモカとの初めてのセックスを悪い思い出にしたくないから</p><p>苦い笑みが、オレの口に浮かぶ</p><p>これからずっと、モモカの顔を見る度にいたたまれない気持ちになるのは嫌だから今できることを精一杯やっておきたいと思う</p><p>モモカは顔を赤らめた</p><p>モモカキスするぞ</p><p>嫌がってもムダだオレがしたいんだから、するぞ</p><p>オレはモモカが驚いている隙に、彼女の身体を抱きしめ</p><p>そっと、柔らかな唇にキスをした</p><p>オレたちの初めての接吻を克子姉がカメラで記録している</p><p>口を離すと、モモカは真っ赤な顔で激しく呼吸する</p><p>あ、あたしキ、キスしちゃった</p><p>キスする時は、息を止めてなくていいんだぞ</p><p>いや、あのでもっ</p><p>鼻でも呼吸はできるだろ</p><p>だけどっこ、こんなに顔が近いとあ、あたし、鼻息が荒くなっちゃうかもっ</p><p>そんなことは、オレは気にしない</p><p>オレは、両腕の中にモモカを抱きかかえたまま</p><p>全部抱き留めてやるからモモカも気にするな</p><p>そして、またキスする</p><p>モモカの意識が唇に集中している間に</p><p>オレは、モモカの背中に手を伸ばしてブラのホックを外す</p><p>きひいっ</p><p>おっぱいが、ボワンッと解放される感覚にモモカは、慌てる</p><p>急いで、オレから離れようとする</p><p>しかし、オレはモモカの細い身体をギュッと抱き締めて彼女を逃がさない</p><p>ダメだ離さないぞ、モモカ</p><p>だってっちょっちょっと、待って</p><p>待たない</p><p>オレは、３度目のキスを敢行する</p><p>今度は舌も送り込むっ</p><p>むぐぐぐぐぐくーっ</p><p>口の中をオレの舌に犯される感触にモモカが、ブルブル震える</p><p>オレは、そのままモモカの腰をしっかりと抱いて</p><p>モモカが、落ち着くのを待つ</p><p>モモカはもう、キス時の鼻呼吸を覚えた</p><p>息が整ってきたのを確認して唇を離す</p><p>モモカの唇から、オレの唇にツーッと唾が糸を引いた</p><p>ご、強引だよ</p><p>桃子は、眼をトロンとさせて自分の唇を舌で舐める</p><p>当たり前だろうレイプなんだからな</p><p>オレは抱きかかえた腕と手で、モモカの全身を感じる</p><p>長身だけれどこの子は細いから、多分、イケるはずだ</p><p>モモカ</p><p>こ、今度は何</p><p>オレはモモカをお姫様だっこで抱きかかえた</p><p>暴れるなオレにしがみついていろ</p><p>オレはそのまま黒の下着と網タイツのモモカを、ベッドに運んで行く</p><p>あらあら、あたしもまだしてもらっていないのに</p><p>克子姉は、グラマラス過ぎるから</p><p>いや、別に重いことはないけれど</p><p>何か、途中で落としそうで怖い</p><p>ひゃううっ</p><p>モモカは、必死にオレに抱きついている</p><p>背中のホックを外したブラがズレて可愛い乳房と桜色の乳首が、丸見えになっていた</p><p>オレは、そのまま丁寧に、モモカの体躯をベッドに下ろして</p><p>自分も横に、添い寝する</p><p>あたし壁ドンされる前に、押し倒されちゃった</p><p>モモカは、そんなことを呟いた</p><p>カベドンて何だ克子姉、知ってる</p><p>また、モモカを落ち着かせる時間を取るためにオレは、わざと克子姉に尋ねる</p><p>さあ、知らないわ写真家のリチャードアヴェドンなら知っているけれど</p><p>オレも、怪獣のガヴァドンＡなら知ってるけど</p><p>えー、知らないんですかマンガとかで</p><p>モモカが、オレを見上げて言う</p><p>マンガって</p><p>カベドン、カベドン</p><p>山田太郎か</p><p>オレの頭の中に甲子園でホームランを打つカキーンという擬音が響いた</p><p>誰です、それ</p><p>野球マンガじゃないのか</p><p>恋愛マンガですっ</p><p>モモカは、ムッとしてそう言うと</p><p>噴き出して笑う</p><p>黒森公様つて、面白い人なんですね受けるぅ</p><p>クククッと、１７歳の少女らしく笑った</p><p>そんなに、おかしいのか</p><p>ちょっと、ツボにハマった感じですくふふふふっ</p><p>うん、もういいだろう</p><p>笑いは、心と身体をリラックスさせる</p><p>なら、笑ってろ</p><p>オレは、モモカの頬にキスする</p><p>それから、耳の後ろへ</p><p>きゃっ、そこくすぐったいです</p><p>暴れるな黙って、レイプされてろ</p><p>は、はーいあうっ</p><p>首筋を舐めるとモモカは、ビクッと震えた性感帯らしい</p><p>もう何がどうなってもいいですモモカは黒森公様に絶対服従ですからあんんっ</p><p>もうすっかり、気分は落ち着いたようだ</p><p>じゃあいいな</p><p>オレは、モモカの胸に手を伸ばす</p><p>ひいやぁっ触り方がエロいですっ</p><p>エロいことをしているんだからな</p><p>オレはムニムニと張り詰めたモモカのおっぱいを揉む</p><p>こんなことされるのは、初めて</p><p>そりゃ、そうだろ処女なんだから</p><p>うん、希美は全然運動してしなかったからおっぱいだけの弾力だったけれど</p><p>モモカは体育部だからちゃんと胸筋が発達している</p><p>しなやかな筋肉の上に乗った柔らかい肉塊希美と、感触が違う</p><p>また、モモカの方が肌がしっとりとしているな</p><p>胸を弄られながらモモカが、オレに尋ねる</p><p>黒森公様ってモモカより、年下なんですよね</p><p>モモカは今年高校２年生の１７歳オレは高１だ</p><p>それがどうかしたのか</p><p>何かあたしより、１０歳ぐらい年上な感じがするから</p><p>すると、克子姉がベッドの上のオレたちを撮影しながら</p><p>それだけ大変なことを経験してきているのよこの子は</p><p>モモカに言う</p><p>あなたが、想像できないようなことをね</p><p>ま色々あったんだよ</p><p>オレは、モモカの胸を捏ねながら言う</p><p>だからモモカのことだって、できる限りのことはする</p><p>オレはモモカの小さな乳首に、口を付ける</p><p>すでに興奮して、固くなりつつある乳首を舌で感じる</p><p>そ、そんなくすぐったいは、恥ずかしいです</p><p>オレは、舌で転がすように</p><p>ひぃやああっゾクゾクしますっゾクゾクしちろゃいますからも、もう</p><p>止めて下さいとモモカが言う前に、さらに荒々しく舌を使う</p><p>いややぁんっ止めてぇっ止めて下さいっ</p><p>オレは、今度は乳首を吸う反対側の乳首も、指で擦り上げる</p><p>ああっ、ああっひいやあんっ</p><p>モモカが、オレの頭を掴んで無理矢理、自分の胸から引き剥がした</p><p>おいモモカ</p><p>オレが文句を言うと</p><p>あも、申し訳ありません</p><p>モモカは、恐縮する</p><p>このままじゃ、ダメだな</p><p>こういう展開になることは、判っていた</p><p>だから、オレはわざと、モモカに暴れさせた</p><p>克子姉何か縛るものはある</p><p>ああ、さっきの衣装トランクの中に革紐のベルトがあったわよ</p><p>克子姉が、トランクの中からバックスキンでできた細い革紐で編まれた女物のベルトを持って来てくれた</p><p>モモカ、頭の上に手を伸ばせ</p><p>お前の手を縛るから</p><p>手首を縛られただけでも、抵抗できなくなっちゃうものよ縛られてるって感じるだけで、身体が動かせなくなっちゃうのよね</p><p>ほら、モモカ早くレイプなんだからな</p><p>モモカが、頭の上に手を伸ばして手首を重ねる</p><p>オレは、そこに革のベルトを巻き付けて手首を固定する</p><p>こ、これってエスエムですか</p><p>モモカが尋ねる</p><p>こんなのは、ＳＭの範囲には入らないわよＳＭごっこぐらいだわ</p><p>作業しているオレの代わりに、克子姉が答えた</p><p>よし、モモカどうだ</p><p>は、はいう、うわぁっあたし、縛られちゃってる</p><p>手首を固定したぐらいでは本当は肉体拘束には、ならないんだけれど腕を激しくガチャガチャ動かしたら、こんなベルト、すぐに外れるし</p><p>ただ、今のモモカは縛られているという事実に囚われる</p><p>よし、モモカ</p><p>オレは、再びモモカの裸身に取り付く</p><p>今度は</p><p>えっ、ええーっ</p><p>大きく両腕を頭の上に上げたモモカの脇の下に</p><p>そ、そんなところ舐めないでっひぃややぁぁっ</p><p>オレは、モモカの脇の下の臭いを嗅ぐ舌を這わしていく</p><p>脇の下には、太い血管があるからだから、人間は無意識的に脇を締めて守るのよ自分じゃない人に触られるとゾクッとなるのよね</p><p>克子姉が、オレに脇を舐められて困惑しているモモカの顔をアップで撮っていく</p><p>い、嫌ぁぁは、恥ずかしいですホントにレイプだぁぁっ</p><p>乳首を吸われるより、脇を舐められる方が何倍も恥ずかしいのか</p><p>オレは脇を責めながらモモカの股間に手を伸ばす</p><p>脇ばかりに気を取られているからモモカは、突然、黒パンティと網タイツの上から秘所を触られて、大きな悲鳴をあげた</p><p>パンティの布地と網タイツをの下からオレの指先に、温かなとろみが伝わって来る</p><p>モモカお前</p><p>モモカの顔がポーッと羞恥に染まっていく</p><p>ほら、クチュクチュいってるぞ</p><p>オレは２重の布地の上から、グリグリと指を押し付ける</p><p>ひぃぃ、ひやぁぁ</p><p>モモカは喘ぐ</p><p>モモカはここを自分で触ったりしているのか</p><p>オレは意地悪な質問をした</p><p>そっ、それはああんっ</p><p>触っているんだろオナニーしているんだろモモカ</p><p>カマをかけてみる</p><p>は、はいっご、ごめんなさいあああっ、モモカはバカでエッチで申し訳ありませんっ</p><p>眼を潤ませてオレに言う</p><p>１週間に何回ぐらいするんだ</p><p>オレは、さらに力を込めてモモカの股間に振動を与える</p><p>いっ１週間に1回ぐらいですっ</p><p>ホントかもってと、しているんじゃないのかっ</p><p>ああああっごめんなさいっ３回1週間に、３回はしていますっ</p><p>それじゃあ、ほとんど２日に１回じゃないかっ</p><p>きゃああああっごめんなさいっエッチでごめんなさいっ連続でしちゃう日もありますぅぅっっ</p><p>モモカは、身体を震わせる</p><p>オレの右手はモモカの愛液で、ビショビショになった</p><p>そうなのよねぇモモカさんみたいに、優等生の良い子ちゃんを演じてた子は、日常のストレスが溜まるからついつい、オナニーしちゃうのよねぇ</p><p>克子姉がニターッと笑って、モモカの感じている顔を撮していく</p><p>ごめんなさいっあああっくああんっエッチでごめんなさいっあああーっ、モモカはバカですあたしバカなのぉぉっ</p><p>健康すぎる肉体は日常の抑圧を、性欲で解消していたのか</p><p>モモカ脱がすぞ</p><p>オレはモモカの網タイツに手を掛ける</p><p>待つわけ無いだろ</p><p>網タイツを無理矢理脱がすのはスゲェ、エロいな</p><p>脱がすとちいうより、剥いていくっていう感じだ</p><p>モモカのお尻の膨らみの下を、つるんと引き抜いてああ、白くて柔らかな生足が剥き出しになる</p><p>モモカは、恥ずかしそうに身体を硬直させている</p><p>オレは足の指先まで、網タイツを引き剥がして</p><p>モモカコチョコチョ</p><p>モモカの足の裏を、くすぐる</p><p>きゃあんっそんなところ、触らないで下さいっ</p><p>オレは危うく、モモカに蹴飛ばされるところだった</p><p>反射的に身体が動いてしまうのは、運動部員だから仕方がない</p><p>よしよし、元気で何よりだモモカ最後の１枚、脱がすぞ</p><p>オレはついにパンティに手を掛ける</p><p>緊張して、オレを見上げるモモカ</p><p>レイプされるんだから仕方ないだろ</p><p>か細い声で、そう答えた</p><p>オレはモモカの決心が変わらないうちに、一気にグイイッと</p><p>愛液を染み込ませて重くなったパンティを、膝まで引き下ろす</p><p>男の視線に、陰部を晒してモモカは羞恥心に震える</p><p>オレはパンティを残り半分下ろして足先から引き抜いた</p><p>これで、モモカは全裸だ</p><p>いや頭には、茶髪のロング髪のカツラを被ったままだし</p><p>首には、黒革のチョーカーをしたままだ</p><p>この２つは、このままにしておこう</p><p>全裸よりも、エロく感じるから</p><p>モモカすっげぇ、エロいぞ</p><p>オレもバスローブを脱ぐ</p><p>ほら、お前の裸を見てオレのチンコも、こんなになってる</p><p>激しく勃起している男根をオレは、モモカに見せつけた</p><p>モモカは震えている</p><p>ああ、怖いよなでもレイプなんだから、諦めろ</p><p>オレは、モモカの足を持って</p><p>モモカ大きく、足を広げろ</p><p>本当に怖いんだろうモモカの眼に、涙が溜まる</p><p>しかし、それ以上にモモカの股間は、潤っていた</p><p>さっき、美里や希美がオレに犯されているのを見たろモモカも同じポーズをしろ</p><p>カエルの開きになるんですね</p><p>カエル</p><p>そんなポーズだったじゃないですか</p><p>ああ、Ｍ字開脚のことか</p><p>そうだカエルの開きになれ、モモカ</p><p>モモカは、腹を括って大きく足を開脚させる</p><p>ぅぅ、恥ずかしいですぅ</p><p>これで脇の下と乳首と女陰と</p><p>女の子にとって一番恥ずかしい３箇所が丸見えになった</p><p>恥ずかしくても、眼を閉じるなオレを見ていろそうでないとモモカが見ていないうちに、もっと恥ずかしいことをするぞ</p><p>は、はい眼を閉じません</p><p>モモカの陰毛はびっくりするほど薄い産毛しか生えていない</p><p>モモカ、これ自分で剃っているのか</p><p>生まれつきですあたし、薄いから恥ずかしいんです</p><p>ああ、運動部じゃ合宿とかあるだろうからチームメイトに、からかわれたりしたこともあるんだろう</p><p>あたしは身体は大きいのに、そこの発育だけ遅れているから</p><p>そんなコンプレックスも感じているのか</p><p>そうかな発育は、ちゃんとしていると思うぞ</p><p>オレはモモカの割れ目に、顔を近づける</p><p>ちょっと見てみるから動くなよ</p><p>オレは、指で割れ目を開いてモモカの胎内を覗き込む</p><p>たぱぁっと、大量の愛液が滴り零れた</p><p>オレの手が温かな液で濡れていく</p><p>うん、綺麗だ鮮やかなピンク色で</p><p>これなら、問題なくセックスできるだろう</p><p>あれれれれ</p><p>克子姉、これって</p><p>カメラでモモカの股間をアップで撮影している克子姉にオレは、指で示す</p><p>モモカの膣口には処女膜が、ほとんど残っていなかった</p><p>ああ、良く運動する子は自然に破れちゃうこともあるのよ処女であることに間違いはないわセックス体験者だと、こんな風に処女膜は残らないから</p><p>オナニーのしすぎとかのせいでもないわよ一応、言っておくけれど</p><p>あの変なんですかモモカの身体は</p><p>モモカが、心配そうにオレに尋ねる</p><p>変じゃないその逆だこれなら、そんなに痛くなくセックスできると思うよ</p><p>オレのペニスに引っ掛かって、千切れるところが無いのだから</p><p>そうよあなたは運がいいわね</p><p>でも、挿入する前にもう少し、ほぐした方がいいよな</p><p>モモカ、舐めるぞ</p><p>モモカが、言葉の意味を理解する前に</p><p>オレは、モモカの割れ目に舌を差し込む</p><p>ビクビクビクッと震える、１７歳の肉体</p><p>モモカの愛液は酸っぱい</p><p>ミルクのような汗の匂いと、チーズのような性臭がオレの鼻を刺激する</p><p>ひぃやぁぁっきゃあああっくぅぅっくぅぅっ</p><p>トクトクとモモカの愛液が湧き出してくる</p><p>全身すら、余計な力が抜けていく</p><p>オレはクリトリスを剥き出して舐めるッ</p><p>くっひぃぃっきゃううっ、うううっ</p><p>女の子の一番感じる所を責めていく</p><p>これ、何こんなの知らないっああんっ!</p><p>ああ、陰部を上から擦るオナニーはしていたけれど</p><p>クリトリスを自分で向き出して触ったことは、無かったみたいだな</p><p>お腹が熱いっ熱いよおっ嫌ぁぁ、嫌ぁぁいやぁぁんっ</p><p>モモカの裸身に、汗が浮いてくる</p><p>あたし悪い子になっちゃううっ</p><p>いいんだよ、それでもっともっと、悪い子になれ</p><p>オレは、モモカの股間から顔を上げ</p><p>克子姉の手渡してくれたタオルで、顔と手を拭って</p><p>モモカの腰の下に枕を押し込み、挿入態勢を取らせる</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁす、するんですか</p><p>大きく息をしながら、モモカがオレを見上げる</p><p>ああするぞこれから、オレがモモカをレイプする</p><p>モモカは、身体に力が入らないようだグッタリとなったまま</p><p>怖い怖いです</p><p>怖くてもするからな</p><p>オレは、モモカにのし掛かる</p><p>張り詰めた亀頭の先を、モモカの割れ目に擦り付けた</p><p>い、嫌ぁぁやっぱり、嫌ぁぁこれが、あたしの初めてなんてダメですよぉっお父さんにお父さんに、叱られちゃう</p><p>モモカに期待をして厳しく育てた父親</p><p>その父親がモモカを娼婦として売った</p><p>それが、モモカの現実</p><p>心配するなオレが、一緒に謝ってやるから</p><p>亀頭の先でモモカの割れ目を押し開く</p><p>だ、ダメぇやっぱり、嫌ぁぁ怖い恐いからぁぁ</p><p>オレは、グイッと張り詰めた熱いイチモツを処女の胎内に、ブチ込むッッ</p><p>モモカは、絶叫したっ</p><p>恐い、恐い、恐い、恐いッッ嫌ぁぁッッ</p><p>そんな絶叫が轟く中でオレのペニスは、ズブズブと</p><p>モモカの胎内に、沈み込んでいくッッ</p><p>ダメですっもう入らないっもう、無理ですからぁぁっ</p><p>そうかあっ</p><p>モモカの膣口の一番狭いところをオレの亀頭が押し入るッ</p><p>かはぁぁっ</p><p>モモカに残っていた最後の処女膜がオレのチンコで、削り取られていくっっ</p><p>きゃああああっ嫌嫌嫌ぁぁもう、嫌ぁぁっっ!!!お母さんっお母さん、助けてぇぇぇっ</p><p>こういう時は、父親でなく母親なのか</p><p>もうすぐゴールだぁっ</p><p>ズンッと、オレは強く押し込むッ</p><p>怪獣みたいに吠えるモモカの叫びを聞きながら</p><p>オレの亀頭が、モモカの子宮口とキスをする</p><p>勃起ペニスが根元まで、完全に埋没した</p><p>くはぁぁ、くはぁぁ、くぅぅッッ</p><p>生まれて初めて、太い異物を挿入されてモモカは、大きく胸を上下させて呼吸している</p><p>肌全体に、じっとりと汗をかいていた</p><p>両腕を頭の上で縛られているから脇の下に光っている、汗の玉がよく見える</p><p>全部、入ったぞモモカは、もう処女じゃないんだ</p><p>も、もう終わったの</p><p>ぐったりとしながら、オレに尋ねる</p><p>いやまだだ</p><p>オレは、モモカの様子を見つつゆっくりと、腰を動かし始める</p><p>くぅぅ待ってう、動かないで</p><p>モモカが、オレに訴える</p><p>オレが、腰の動きを止めてモモカに尋ねると</p><p>ええっとあのそんなに痛くはないです</p><p>やっぱり、処女喪失のダメージは普通の子よりも低かったんだ</p><p>じゃあ、動かすぞ</p><p>オレは、ユッサユツサと腰を前後に振る</p><p>ま、待ってちょ、ちょっと</p><p>オレの下で、モモカの裸身もゆさゆさと揺れる</p><p>可愛いおっぱいも、ぷるぷると揺れていた</p><p>堪えられるだろ、モモカ</p><p>じゃあ、耐えててくれレイプなんだから</p><p>うん、平気みたいだなもう少し、激しくしても</p><p>オレがモモカの子宮に、射精しないと終わらないんだから</p><p>本当にあたしの中に出しちゃうんですか</p><p>モモカが、鼻に汗の玉を浮かべて心配そうに、オレに尋ねる</p><p>美里や希美に中出ししたのだって観ていたろ</p><p>オレが確実に膣内射精することは判っているはずだ</p><p>でも、それで赤ちゃんができちゃったら</p><p>真剣な眼で、モモカはオレを見上げる</p><p>モモカは何も心配するなオレには、絶対服従だろ黙って、オレにレイプされていろ</p><p>オレは一切の迷いを見せずに、そう言った</p><p>は、はいバカなモモカが、失礼なことを申し上げました済みません</p><p>そうだモモカグレースなら、ここでどうするべきなのか考えろ</p><p>オレは、モモカに鏡と化した窓ガラスを示す</p><p>ほら、見てみろセックスしているのはオレにレイプされているのは、誰だ</p><p>モモカが顔を横にして、鏡を見る</p><p>オレの下で男性器を打ち込まれて、身体を揺さぶられているのは</p><p>あれはモモカグレースあたし</p><p>茶色いロングヘアーの首に、黒革のチョーカーを付けた少女</p><p>スポーツ少女の住友桃香なら、ショートヘアー</p><p>品行方正な住友桃香なら、こんなアクセサリーは身に付けない</p><p>あたしは、もうモモカグレースなんだ</p><p>何より住友桃香なら会ったばかりの男に、身体を許さない</p><p>犯されないレイプされないセックスなんて、するわけがない</p><p>前のあたしならこんなこと耐えられなくて、発狂しているはずだもんそれなのに</p><p>モモカが、自分の上で腰を振っているオレを見上げる</p><p>あたし黒森公様にレイプされていることを受け入れている</p><p>オレは、モモカの狭い処女膣を楽しんでいた</p><p>モモカは、全然、痛みを訴えない</p><p>こういう体質の子もいるんだな</p><p>も、モモカ</p><p>オレは、モモカの胸を揉みしだく乳首を捏ねる</p><p>ああっ、ああっはぁぁっ</p><p>少しずつ、早くなっていくオレの突き込みにモモカも、息を漏らし始める</p><p>気持ち良いぞモモカの中すっげぇ、良いお前とのセックス</p><p>希美は、凄く痛がっていたし出血も多かったから</p><p>思いっきり、突き込むことはできなかったけれど</p><p>モモカは、きっと耐えてくれるはずだ</p><p>くぅぅ、うううっ、はぁぁいっ、良いですかあ、あたし</p><p>ああ気持ちいいよとっても、気持ち良い締め付けてくる吸い付くようだ</p><p>あああ、判りますモモカの中で黒森公様が、動いているぅぅ</p><p>モモカもオレのペニスを胎内で感じている</p><p>ああああ、モモカお、オレ</p><p>ああんっ、くっ、はぁぁぅな、何どうしたんですか</p><p>男の生理はモモカには、判らない</p><p>キョトンとした顔で、オレを見ている</p><p>そんな無知な素顔が愛おしい</p><p>ああ、出るぞっモモカの中にあああっ、イクっウウウウッ</p><p>オレは、モモカのぷっくりとした子宮口に亀頭の先を、グリグリ押し付けて</p><p>熱い白濁液を解き放つ《シュート・イン》</p><p>モモカの中で、オレのペニスがびゅるんと震えながら精を吐くッ</p><p>あ、出てるのこれって精子なの</p><p>モモカは、膣奥の底に注がれる熱量を感じている</p><p>ああ、モモカもっと出るよモモカの中でオレ射精しているよっ</p><p>あたし妊娠しちゃうの</p><p>呆然としながらモモカは、１回目の膣内射精を体験していく</p><p>ああこの身体なら</p><p>このまま、２回戦目に突入しよう</p><p>オレは、決意していた</p><p>次は、モモカにもセックスの悦びを教えてやる</p><p>うううっ、モモカモモカっ</p><p>え、何あたしどうなっちゃうの</p><p>ドクッドクッと男の精を注がれながら、モモカは自分が直面している運命に戸惑っている</p><p>メリー・クリスマスです</p><p>何も無いです</p><p>何かツラいので、処女破瓜＋膣内射精まで頑張って書きました</p><p>でも、物足りないのでモモカさんには、もう一回戦してもらいます</p><p>1122．処女たちのセックス実習　／　モモカ・５　花咲く乙女（２度目の膣内射精）</p><p>はぁ、はぁ、はぁお、終わりました</p><p>オレの下で全裸のモモカが汗だくで言う</p><p>オレは、モモカの肉体の上に肌を重ねて脱力している</p><p>ああ、1回目はな</p><p>オレも、息を整えながら答える</p><p>ペニスを挿入したまま、むっくりと、身体を起こし</p><p>でも、まだ固いまんまだから</p><p>オレは、モモカの火照った乳房を撫で乳首を弄る</p><p>あまだなんですね</p><p>オレは、モモカの手を取りオレたちの結合部へ導く</p><p>本当だまだ、こんなに太い</p><p>モモカは、自分の膣に打ち込まれているオレの根元を触る</p><p>ホントにあたしレイプされているんだ</p><p>オレもモモカの割れ目を眼でする</p><p>思ったとおり、出血は無い</p><p>モモカお腹とか、痛くはないのか</p><p>もし、どこか痛むんなら無理はしないけれど</p><p>モモカは自分の身体の具合を一つ一つ確認して</p><p>えっとちょっとジンジンするぐらいて特に、メチャクチャ痛いところとかはないです</p><p>あたし変なんでしょうか処女なのに、痛くないって</p><p>すると、オレたちの様子を撮影している克子姉が</p><p>そういうのは、人によって違うのよ全然痛くないどころか、最初っからセックスで感じちゃう子もいるし</p><p>モモカさんは運が良かったのよ普段から部活で身体を動かしていて、とっても柔軟そうだし</p><p>朝比奈さんは、すっごく痛がってましたよね血もいっぱい出てたし</p><p>自分がする前にオレと希美のセックスを、地下で観ていたんだよな</p><p>あれあたし血も出てない</p><p>モモカは、顔を上げオレとの結合部を覗き込む</p><p>あたしその処女だったのに</p><p>そういうのも体質によって違うのよあなたが本当に処女だったことは、この人がよーく判っているから</p><p>ほ、ホントですか</p><p>モモカが、心配そうにオレを見た</p><p>ああモモカの処女は、オレがもらったちゃんと、チンコの先で処女膜を破る感触が判ったよ</p><p>オレは、モモカの頬にキスをする</p><p>そ、そうですか良かった</p><p>モモカは、はぁっと大きく息を吐く</p><p>あたしレイプされちゃったんですね</p><p>ぐったりと、力を抜く</p><p>両手はまだ頭の上で革ベルトで縛られたままだから</p><p>おっぱいと脇を晒したまま、ベッドの上にゴロンと転がっている</p><p>モモカだって感じたろ子宮に、オレの熱い精液を注ぎ込まれたのが</p><p>子宮かどうかは判りませんけれど温かいものが、お腹の底に拡がっていくのは判りました</p><p>モモカの眼にジワッと涙が浮く</p><p>あたしの赤ちゃんの部屋に精子が入っちゃってるんですね</p><p>オレは現実を答える</p><p>あたし、これでホントにもう普通の子には、戻れなくなっちゃったんですね</p><p>ポロッと、大粒の涙を零した</p><p>はぁぁ何かこうなると、逆に何もかもスッキリしちゃいます</p><p>いやいやいや、射精してスッキリしたのはオレの方で</p><p>あんたモモカさんが言ってるのは、そう言うことではないわ</p><p>こういう初体験をしちゃったんだからあたしは、もう、そういう人生を歩むしかないってそう感じてるんですちょっと絶望してますでも、絶望してるからスッキリもしているんです</p><p>腹を括ったのね</p><p>克子姉は、優しい笑顔でモモカに尋ねる</p><p>腹を括るとか覚悟するとかそういう、自分から前向きになるようなことは、あたしには無理ですモモカはバカですからでもこうなっちゃった運命は受け入れます納得はできないけれどこれが、モモカの運命なんですから</p><p>モモカは、涙目でニコッとオレに微笑んだ</p><p>チェーホフみたいです</p><p>チェーホフ</p><p>あのチェーホフって作家が昔、居たんですロシアに知りません</p><p>モモカは、オレに言う</p><p>劇作家なんです三人姉妹とか書いているんですけれど希望が失われて、絶望していく話なんです1幕目では、三人姉妹はモスクワに帰りたいと望んでいる帰れるはずだと希望を持っているそれが２幕目ではモスクワには帰れないかもしれないと不安になってきます３幕目モスクワには帰れないかもしれないと、みんな苛立ち始めるそして</p><p>最後の４幕目三人姉妹は、モスクワに帰れなかったもう絶対に、モスクワには戻れないって、絶望しますでも、絶望したから完全に希望が失われたからスッキリするんですホッとするんです心が楽になる絶望しきったところから新しい人生を始めることができるんです</p><p>モモカの笑顔は、美しかった</p><p>あたしは黒森公様にレイプされてしまったモモカは娼婦になるんですね</p><p>ごめんなオレには、モモカを助けてあげることはできないんだ</p><p>ミナホ姉さんに頼んでモモカのお父さんの借金を無しにしてもらうことはできない</p><p>今ですらオレは、オレの女たちのことでミナホ姉さんに、莫大なお金を肩代わりしてもらっている</p><p>モモカを娼婦にしないでくれと頼むのなら、希美だって救わないといけなくなるもちろん、美里も他の子たちも</p><p>でも、ミナホ姉さんの娼館は再開しなくてはならないこれは、ジッちゃんや黒い森の顧客たちとの約束だから</p><p>そして、今の娼館には新人娼婦が不足しているのだから</p><p>結局、誰か新しい娼婦を見つけなければならないんだ</p><p>希美やモモカそして、まだ抱いていない白旗さんも</p><p>半年以上も時間をかけて、ミナホ姉さんが全国から探し出した逸材だ</p><p>若く美しくそして、親思いで家の借金のために、身売りすることを承諾してくれた子たちだ</p><p>こんなに条件の合った女の子が、この先見つかるかどうかは判らないし</p><p>そういう子が居たとしても、またオレが研修を担当したら</p><p>娼婦にするのがツラくなってしまうかもしれない</p><p>オレも絶望するしかないんだ</p><p>モモカを娼婦にすることを受け入れないといけない</p><p>いいんです黒森公様の気持ちは、良く判りましたから</p><p>モモカはオレに微笑む</p><p>もっと、酷い初体験になるって思ってたんです心の中が焼け野原になるんじゃないかって思ってましたでも、そうはならなかったありがとうございます</p><p>モモカ</p><p>モモカはバカです本当にバカですうん、自分がバカだって判ったら、本当に心が軽くなりましただから、もっともっとバカになりますそれでいいんですっ</p><p>さあ、黒森公様っおバカなモモカグレースは、次はどんなエッチをしたらいいんですか命令して下さいっ</p><p>うん、オレもバカになろう</p><p>思いっきり、モモカとのセックスを楽しもう</p><p>オレモモカのさっきのチアガールの格好スッゲェ、気に入ってるんだよ</p><p>だから次はチアの姿のモモカをレイプしたい</p><p>はーい、かしこまりましたーっ喜んでーっ</p><p>モモカは、大きな明るい声でそう答えた</p><p>とりあえずモモカに再びチアガールの衣装を着せるためには</p><p>黒革での手の拘束を解き</p><p>モモカとの交合も、１回、解除する</p><p>モモカの胎内から、オレのペニスをグイッと引き抜いた</p><p>くぅっあんっ</p><p>一番狭い膣口をオレの亀頭が潜り抜ける</p><p>ぬぽっと、モモカの割れ目から吐き出された</p><p>うわっ、何なのこれ</p><p>モモカは、自分の内側からトロトロッと滴る精液を観て驚く</p><p>これが精子ですよねこんなに出されたんだ</p><p>さっきまで処女だった子には、何もかもが驚きなのだろう</p><p>はーい、そのままそのまま初めての中出しの記録なんだから</p><p>克美姉が、モモカの裸身を撮していく</p><p>それとこんなに大きくて太いのが、全部、モモカの中に入ってたんですよねぇ</p><p>モモカは、改めてオレの勃起ペニスをしげしげと見る</p><p>見るだけでなく、触ってみろよ</p><p>あ、はい気付かないで、ごめんなさいバカで済みません</p><p>モモカは、細い指でオレの亀頭を触る</p><p>全体を撫でるように</p><p>あら、手を使ってのご奉仕のやり方もあたし、教えたはずだけれど</p><p>克子姉が、モモカに言う</p><p>あ、申し訳ありませんあたしちゃんと聞いてなかったから済みません、バカでごめんなさい</p><p>しょうがないわねこの人との次の実習の時までに、手コキの集中特訓をするわよ今度は、ちゃんと覚えるのよ</p><p>今日はそこまでやっている余裕は無いな</p><p>うん、オレのチンコは、もういいから早く、チアガールになってくれあ、下着は無しだミニスカをお尻丸出しで犯したいから</p><p>はーい、ちょっと待ってて下さい</p><p>モモカは、ベッドから立ち上がるがクラッと立ちくらみを起こす</p><p>あ、平気ですちょっと、勢いよく起き上がりすぎただけですからホント、あたしってバカですよねぇ</p><p>モモカの柔軟な肉体は</p><p>ロスト・ヴァージンの肉体的なダメージは極力軽減したようだけれど</p><p>でも、ダメージが全くゼロってことはないものな</p><p>無理はするな、慌てなくていいから</p><p>はい、ご心配をお掛けして申し訳ありませんっ</p><p>モモカは、さっき脱いだチア衣装の方へゆっくりと歩いて行く</p><p>あの子凄い娼婦に化けるかもしれないわ</p><p>克子姉が、小声でオレに囁いた</p><p>渚が最初に、香月様のことをシゲちゃんてお呼びした時周りに居た人間は、全員凍り付いたのよ御名穂お嬢様まで</p><p>ああ、名家中の名家の血統で政財界にも大きな発言力のある香月家の当主を</p><p>ただの娼婦がシゲちゃんと親しげに呼んだんだから</p><p>でも渚には、あの明るさと鷹揚さがあったから結果的には、成功だったのよ現役時代の渚が、たくさんの有力な顧客を掴んだのは香月様との近しい関係を築けたからよ</p><p>娼婦だった頃の渚は娼館のナンバーワンだったんだっけ</p><p>あたしたちより年上だった娼館のお姉様たちもそれまで誰も、香月様にシゲちゃんとは言えなかったからやっぱり、ハードルを飛び越すだけの力のある子は強いのよ</p><p>モモカさんはあなたがモモカグレースというキャラクターを与えたことで、化けたわ１つハードルを飛び越えた子はどんどん強くなるあの子は</p><p>モモカは、裸の上にチア服を着ると</p><p>黒森公様ぁぁっモモカ、カツラはどうしましょうか</p><p>カツラ</p><p>やっぱり、こっちのピンクの髪のカツラに戻します</p><p>ああ、地毛はショートカットの黒髪の住友桃香は</p><p>今は茶髪ロン毛のカツラを被っている</p><p>さっき、チアガールだった時はピンク髪のロングだったっけ</p><p>モモカは、どっちが良いんだ</p><p>モモカは、バカなので自分で決められませーんっ申し訳ありませんが、黒森公様がお決め下さいっ</p><p>モモカは笑う</p><p>じゃあピンクにしてくれ</p><p>はーい、喜んでっていうか、ピンクの方が、よりバカッぽくてモモカらしいですよねぇさすが、黒森公様判ってるぅ</p><p>モモカはカツラを取り替える</p><p>ピンクの髪になり鏡を見て、手で整える</p><p>うん実にバカッぽいモモカグレースでーすっぬふふっ</p><p>鏡の中の自分に微笑むと両手に黄色のボンボンを持って、オレの方を向き</p><p>はーい、完成でーす</p><p>ワン・ツー・スリー・フォー、ハイ、ハイ、ハイ、ハーイ</p><p>その場で、高く足を上げてチアガールらしいアクションを決めた</p><p>短いスカートの下からモモカの割れ目が丸見えになる</p><p>不意に、モモカはダンスを止め自分の股間を押さえる</p><p>中から、あなたの精液が垂れ落ちてきたのよ</p><p>はーい、その通りですっいやぁんっ</p><p>モモカは、克子姉が差し出したタオルを受け取って股間と内股を拭く</p><p>その仕草も、いやらしい</p><p>えっとそれで、あたしまたベッドに寝ればいいんですか</p><p>モモカが、オレに尋ねるが</p><p>いや、そっちでやろう来いよ、モモカ</p><p>オレもベッドから降り椅子を１つ持って、鏡の前に置く</p><p>ここで鏡の前でしようオレに犯されるモモカの姿を見ながらするんだ</p><p>うーっ、凄くエッチですねぇ</p><p>モモカは、そう言いながらオレの方に来る</p><p>オレは、浅く椅子に腰掛け</p><p>ほら、モモカオレの膝の上に座れ</p><p>は、はーい失礼しまーすっ</p><p>モモカの柔らかなお尻がオレの膝に接触する</p><p>いつも思うけれど女の子のお尻は、ひんやりしていて気持ち良い</p><p>足を開いてモモカの一番恥ずかしいところが、鏡に良く映るようにして</p><p>全裸で椅子に座っている男オレ</p><p>その膝の上にノーパン・ノーブラで、チア服だけを着ている美しい少女が腰を下ろしている</p><p>ピンク色の髪で短いスカートの中の割れ目が、はっきりと見えている</p><p>ああ、あたしってホント、バカすっごい、エッチ</p><p>鏡の中の自分を見てモモカは、ブルッと身震いする</p><p>オレは背中から手を廻しモモカのチア服の胸を、ペロンとめくり上げる</p><p>可愛いおっぱいを露出させいやらしく揉む</p><p>形の良い胸の張りのある弾力を楽しむ</p><p>あんっおっぱい触られるの好きかもしれませんっ</p><p>モモカは、早速、喘ぎ始める</p><p>乳首をクニクニ触られるのは</p><p>オレは、モモカの勃起したままの乳首を弄る</p><p>それはもっと好きですっ、ああふっ</p><p>オレは左手で胸を弄りながら右手をモモカの太ももに這わす</p><p>あんっ、もおっ痴漢されてるみたいです</p><p>オレも痴漢しているみたいな気分だ</p><p>モモカの太ももの柔らかさ内股は、特に柔らかい</p><p>ももからお尻まで、何度も撫で回す</p><p>モモカ鏡の中のモモカどんどんエッチな顔になっているぞ</p><p>だってエッチなことをされてるんだもんっあああんっ</p><p>オレの中指がモモカの割れ目を捕らえる</p><p>下から上へとなぞるように、触っていく</p><p>モモカの内側から、また温かくて酸っぱい汁が漏れてくる</p><p>モモカこれからは自分で触るのは、禁止だからなオナニーはダメだ</p><p>オレは、モモカの耳に囁く</p><p>でも触りたくなったら</p><p>そういう時は、オレを呼べオレが触ってやるから</p><p>は、はいいっお願い致しますぅぅ</p><p>うんモモカの身体の中の火が、再び燃えだした</p><p>モモカ立ち上がって、鏡に手を付け</p><p>立ったまま後ろからレイプしてやるから</p><p>は、はいぃーっモモカ、またレイプされちゃうんですね</p><p>モモカがヨタヨタと立ち上がって鏡に手を付く</p><p>お尻をオレの方に突き出せ犯されやすいように</p><p>あ、はい気が利かなくて済みませんモモカ、バカで済みません</p><p>モモカの可愛いお尻が、オレに向けられる</p><p>ピクピクしている肛門とダラダラと愛液を零している割れ目が丸見えだ</p><p>モモカ犯される自分を、よーく見ておけよモモカを犯すオレのことも一生、忘れるな</p><p>オレは、勃起をモモカの狭い入り口に押し当てる</p><p>男の亀頭の熱を感じてモモカは、ビクッと震えるが</p><p>オレはモモカの細い腰をグイッと掴んでそのままっ</p><p>ぐううっ入って来るぅぅ</p><p>ヌッチョッズムムムムッ</p><p>オレの張り詰めたペニスが、再びモモカの中へ侵入していく</p><p>鏡の中でモモカが、モモカを見ている</p><p>オレの男根を押し込まれていく自分の姿を</p><p>嫌ぁぁっあたし、またぁぁ</p><p>１７歳のスポーツ美少女の膣道は狭い</p><p>それでもバックだと正常位より角度が合うのか、ズブブッと</p><p>膣肉を押し広げて、奥へ奥へと埋没していくっ</p><p>レイプされちゃってますっモモカレイプされてるのぉっ</p><p>オレの亀頭が根元まで熱く湿ったモモカの胎内に挿入される</p><p>嫌ぁぁんっ</p><p>ピンク髪の美しいチアガールをオレは犯している</p><p>動くぞモモカぁっ</p><p>オレは、モモカの腰をグッと掴んでわさわさっと、腰を突き動かすっ</p><p>きぃぃっひぃぃぃっくはぁぁっ</p><p>モモカは、両足を踏ん張って鏡に当てた両手に力を込めて</p><p>オレの暴虐に耐えている</p><p>男の荒々しい、レイプに</p><p>嫌ぁぁっ嫌ぁぁ嫌ぁぁっ</p><p>潤んだ瞳で犯されている自分自身とオレを見ている</p><p>オレに前後に突かれてチア服からハミ出したモモカのおっぱいが、ゆさゆさ揺れていた</p><p>オレは、腰を掴んでいた手を離し後ろから、両手でモモカのおっぱいを揉む</p><p>後背位で、モモカの膣肉の感触を楽しみながら乳首を捏ねる</p><p>ああんっ、あたしバカみたいっモモカすっごく、バカなのおっバカになっちゃうっ</p><p>ああ、もっとバカな娘にしてやるっ</p><p>オレは腰をグラインドさせながら、右手で</p><p>右手の人差し指と中指に自分の唾を付けて</p><p>モモカのクリトリスを探す</p><p>クリトリスを剥き出し犯しながら、指で擦るッ</p><p>ひぃぃぃぃっそこは、弱いのぉっ</p><p>モモカの膣が、キュウキュウと締まるッ</p><p>知ってるっだから、やっているんだっ</p><p>オレは荒々しくグリグリと、モモカのクリトリスを擦りまくるっ</p><p>きゃうううっ、あああんっ嫌ぁぁん、あああーっ</p><p>モモカは感じている</p><p>悲しみや絶望の涙でなくセックスに悦び、むせび啼く</p><p>あああんっモモカバカにバカになってっちゃういやぁぁんっ</p><p>オレの左手手全体で、おっぱいを揉みながら</p><p>中指は乳首を、親指はモモカの脇を刺激する</p><p>右手はモモカのクリトリスを重点的に責める</p><p>オレの舌は、モモカの背中をペロペロと舐めている</p><p>そして、オレのペニスが</p><p>モモカの胎内をくちゅくちゅと、こねくり回していく</p><p>４箇所同時の責めに</p><p>あああっ、あたしモモカへ、変になっちゃうううっ</p><p>オナニー経験者なんだ</p><p>膣をペニスで突かれることでは、まだイケないだろうが</p><p>クリトリスへの刺激ではエクスタシーに達するはずだ</p><p>モモカオレもオレも、合わせるからな</p><p>２度目のセックスは一緒にイキたい</p><p>きゃあああっ、あああっ、ああんっ、くぅぅんはぁぁっ</p><p>モモカの身体が、燃えている汗の匂い、愛液の匂い、淫らな香り</p><p>モモカの足の小指が、キュッと床を掴む全身に爆発の予感が溜め込まれていく</p><p>鏡に押し当てられた手も、指にクッと力かこもる</p><p>モモカが肛門に力を入れるたびに、膣が締まる</p><p>あああ、来る来る来ちゃう来ちゃいますっ</p><p>モモカの内側に、大きな熱の波が湧き上がるッ</p><p>あああっ、モモカッモモカぁっ</p><p>オレも、一気にスパートをかけて射精へとダッシュする</p><p>パンッパンパンパンッパンッ</p><p>オレの下腹が、モモカのお尻に当たって小気味の良い音を発した</p><p>あああ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁくはぁぁッ</p><p>鏡の中のモモカの瞳が大きく見開かれるッッ</p><p>くぅぅうんんんっ</p><p>背中を大きく反らしてモモカは、立ちバックの態勢でイクッ</p><p>嫌ぁぁッッ</p><p>ビクビクビクッとモモカの肉体と膣が、痙攣したっ</p><p>オレのペニスを絞るぅぅ</p><p>モ、モカァッんんんっ</p><p>亀頭の先から、水鉄砲のように</p><p>熱液を噴射するっ</p><p>子宮に飛び込む熱さを感じて、モモカの肉体が反射的にビクッと震えるッ</p><p>膣が収縮してオレのチンコを刺激する</p><p>ドクンドクンッと脈動しながらモモカの胎内を、オレの匂いに汚していく</p><p>あああーっ、出てるぅぅまた、出てるぅぅ</p><p>モモカは、蕩けた瞳で叫んでいる</p><p>モモカもうダメェダメになっちゃううっお空に浮いちゃってるのおっ</p><p>絶頂と同時の膣内射精がモモカを弱い女に変えていく</p><p>オレは、射精しながらもモモカのクリトリスを擦る手を止めないッ</p><p>モモカを快感の海の中に、完全に沈めてやるっ</p><p>嫌ぁぁ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁ</p><p>啼いているモモカ膣が蠢く子宮が、オレの精液をゴクゴク呑むように</p><p>モモカ落ちちゃうぅぅ落ちちゃうよおっ</p><p>大丈夫だ、オレが抱き留めてるからッ</p><p>錯乱状態のモモカを、オレはガッシリと抱き締めていた</p><p>ひぃやぁぁうううぅくぅぁぁ</p><p>モモカの絶頂が納まるまで、このままでいよう</p><p>オレは、ウッと腰に力を入れて尿道に残った精液も、モモカの中に放出した</p><p>モモカは、ポロポロと涙を零しながら真っ赤な顔をしている</p><p>大丈夫か、モモカ</p><p>オレが、そっと声を掛けると</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁ気持ち良すぎて何がなんだか判らないです</p><p>このままの態勢で苦しいだろうからオレは、モモカの中からペニスを引き抜く</p><p>んんっぐっ</p><p>モモカの膣口から、オレのペニスが抜け落ちると</p><p>トポトポトポーッと、大量の精液が割れ目から、滴る</p><p>モモカのお尻と内股を汚していった</p><p>モモカは、そのまま床にしゃがみ込む</p><p>身体に力が入らないらしい</p><p>オレは、モモカを抱き締めるとそっとキスをした</p><p>唇を合わせて途端</p><p>んんんッッ</p><p>モモカは、激しくオレの唇を吸う</p><p>オレの舌を求めた時無難の舌と搦めていく</p><p>セックスの余韻が身体の中に残った炎が消えないんだろう</p><p>オレもキスしながら、モモカのおっぱいやお尻を揉んでいた</p><p>モモカも、オレの背中や尻に手を這わす</p><p>お互いの肌を求め合うっていうのは、こういうことを言うんだろうな</p><p>くぅぅっ</p><p>言葉にならない息を漏らしてオレたちはお互いの身体を愛撫しながら、キスを繰り返す</p><p>モモカが落ち着くまでには１０分以上、時間を要した</p><p>よし、娼婦候補生編もあと1人です</p><p>ここしばらく、話の話数が狂ってました</p><p>慌てて、直しました</p><p>何で、こんなになっていたんだか</p><p>いや、とっくの昔に2回ぐらい、ズレてるんですけれど</p><p>一括しては直せないんですよねはぁ</p><p>年末年始にかけては、何とか滞っているいろんなことに手を付けたいと思っています</p><p>ホント何とかしないと</p><p>1123．処女たちのセックス実習　／　琴棋書画</p><p>シャワー室で汗と愛液と精液で汚れた裸身を、洗ってやっていると</p><p>モモカが、オレに言った</p><p>ここでは、２人きりだ克子姉は、外で待っている</p><p>これで、最後じゃないですよね</p><p>恥ずかしそうに、しゃがんで彼女の内股にお湯を掛けているオレを見下ろしている</p><p>最後じゃないって、まさか</p><p>オレは、モモカを見上げて</p><p>もう一発したいのか</p><p>処女だったのに、２回連続で中出しされて</p><p>いや、まあクリトリス責めで、セックスでイク経験もできたわけだけれど</p><p>３回目を、ここで望むのか</p><p>いえあの、そういう意味じゃないんですけれどごめんなさい、モモカ、バカなのでちゃんと言えなくてその</p><p>いや、あのもし、黒森公様がしたいんなら、しますけれどいえ、して下さいモモカのこと、何度でもレイプして下さい</p><p>タポポッと、モモカの膣からまた愛液が滴ってくる</p><p>ホント、セックス向きな肉体なんだ</p><p>さすが、ミナホ姉さんが厳選した女の子</p><p>モモカが言いたいのはそのこれっきりじゃないですよねまた、モモカと会ってくれますよね</p><p>ああ、モモカは心配なんだ</p><p>希美にも言ったけれどこれから先、何か困ったことや納得できないことがあったらすぐにオレに連絡してくれオレから、ミナホ姉さんや克子姉に掛け合うからもちろん、直接会って話したいことがあるんなら、会いに来るし</p><p>あ、ありがとうございますあの、会ってくれるだけですか</p><p>モモカが、真剣な眼でオレを見る</p><p>希美には娼婦としてお客の相手をした後に何か色々と気持ちが収まらないことがあったら、オレが心ゆくまでセックスしてやるって約束したよ</p><p>モモカも、そうして欲しいです</p><p>モモカは、悲しげに微笑む</p><p>娼婦として働かなきゃいけない運命はもう、受け入れましたでも</p><p>オレは、立ち上がりモモカの１７歳の裸身を強く抱き締める</p><p>大丈夫だオレが、必ず相手してやるから</p><p>えっと希美と一緒とかでもいいか</p><p>１人ずつはさすがに、身体が保たない</p><p>あ、判ってますさっきの鞍馬さんと鞍馬さんの妹さんたちが一緒にしていたみたいにモモカも、鞍馬さんや朝比奈さんと一緒にすればいいんですよねっ</p><p>ああ、みんな仲良くだこれから５年間一緒に暮らすんだから</p><p>はい、モモカはバカですけれど皆さんに迷惑を掛けないように、頑張ります</p><p>モモカは、元気にそう答えた</p><p>それからあの</p><p>モモカのチア姿、気に入ってもらえました</p><p>また羞じらいの表情でオレに尋ねてくる</p><p>ああ、モモカは背が高くて、身体が細くて、足が長いからそれで、プロポーションも良いんだよなだから、チアガールの格好が、スッゴく似合ってた</p><p>オレは素直に答えた</p><p>ノーパン、ノーブラのモモカを、バックから犯すのはすっげぇ気持ち良かったし</p><p>ありがとうございますっじゃあ、チアの格好は、黒森公様専用にしますねっ</p><p>お客様とは、絶対にしませんあなただけです</p><p>今度はモモカから、オレを抱き締めて来る</p><p>おっぱいをオレの胸に押し付けてオレの頬に、キスをした</p><p>他にも他のお客様には、させたくないことがあったら、何でも言って下さいねモモカは、どんなことでも黒森公様に絶対服従なんですから</p><p>この子は依存できる相手がいないと、娼婦になるという辛い現実に耐えられないだろう</p><p>だから、オレはモモカの支配者で居続けなければならない</p><p>うん、そうだなチアガールの格好は、オレだけだそうしよう</p><p>はーいかしこまりましたぁ、喜んでっ</p><p>モモカが、オレに頬擦りする</p><p>モモカのつるつるで柔らかい、頬の感触</p><p>モモカ、髪の毛も伸ばしますね黒森公様は、ロングの方が好きですよね</p><p>いや、ロングが好きっていうよりモモカは、そっちの方が似合うと思うから</p><p>むしろ、今までモモカが髪をショートカットにしていたのは</p><p>スポーツ少女であることを、父親や学校の教師たちから期待されていたからだ</p><p>この子が好きでそうしていたわけではない</p><p>じゃあ、ロングにします他にもモモカを変えちゃいたいところがあったら、何でも命令して下さいねモモカは、どんなことでも黒森公様の言う通りに変わりますから</p><p>これが依存だ</p><p>オレは、モモカと関わった以上この子を受けとめる義務がある</p><p>モモカ５年後のことも、考えとけよ</p><p>家に帰っても良いし家族のところに戻るのが嫌なら、オレのところに来ても良い</p><p>オレが今日連れて来た美里の妹のありすや、ミタマ、キヌカ、可憐他にも、行く所のない女の子がいっぱいいるんだ美里だって、借金が返し終わったらオレのところに来る希美も多分、オレが引き取ることになると思うだから</p><p>黒森公様のご命令でしたら</p><p>真面目な顔で、オレを見る</p><p>モモカは、申し訳ありませんがバカな娘なので自分で自分のことは、決められないんです</p><p>モモカを、そういう女の子にしてしまったのはオレだ</p><p>住友桃香から、モモカグレースに</p><p>じゃあ、命令する５年後はっていうか、モモカがお父さんの借金を返済し終わったら、オレのところに来い</p><p>はい喜んでっ</p><p>ただし何か娼婦以外の仕事をしてもらうからなどんな仕事をするか、今のうちから考えておけ色々と調べて、通信教育とかも受けろ資格が必要な物なら、今の内に取っておけ</p><p>モモカは恥ずかしそうに</p><p>モモカは黒森公様の赤ちゃんを産むんですか</p><p>ああ、産め産ませるそれは確実にだだから、身体だけは大切にしろよ絶対に無茶はするなこれも命令だいいな</p><p>シャワーから出てモモカの濡れた裸身を、バスタオルで拭いてやる</p><p>モモカも、オレの身体を拭いてくれた</p><p>ここ、まだ元気ですよねぇ</p><p>オレの勃起ペニスを、指でちょんちょんと突っつく</p><p>ホントにあたしもう一回、してもいいですよ</p><p>いや、あのほら、まだもう一人いるから</p><p>今日、オレが研修を担当している新人娼婦候補生の最後の１人</p><p>白旗せつなさんが</p><p>白旗さんは無理だと思います</p><p>モモカが、オレのペニスを撫でながら言う</p><p>白旗さんは怒っているんです呪っているんです</p><p>自分が娼婦にならなきゃいけない運命が納得できていないんですだから、自分を娼婦にしようとしている人たちを、全員、憎んでるんです嫌っているんです</p><p>あたしも白旗さんのそういう気持ち、よく判りますから黒森公様が、こんなに真剣にモモカの相手をして下さったからあの、誤解が解けたっていうか</p><p>誤解</p><p>あのあたしたちだけが、一方的に損させられているんだって、思い込んでたんです何て言うんですかここの組織の人たちに、ただ搾取されちゃうんだって</p><p>ああ、ミナホ姉さんや、克子姉たちを全然、信用していないんだ</p><p>モモカはここまで徹底的に頭から足の先まで、黒森公様に犯されちゃいましたからたっぷりと時間を掛けていただいてだから、黒森公様や他の皆様が、どういうお気持ちであたしたちのことを考えて下さっているのかよーく、判りましたけれど</p><p>モモカの指が、オレの亀頭の裏を優しく撫で上げる</p><p>今の白旗さんは、聞く耳が無い子になっちゃってますからモモカみたいには、ならないと思いますだから</p><p>モモカの赤い舌が、ペロッとオレの亀頭を舐めた</p><p>もう一回、モモカの中に射精しちゃっても良いんですよ</p><p>白旗さんのことは、これから考えるとしてでも、モモカ</p><p>モモカの顔を手で撫でる</p><p>オレは、モモカにオレの精液の味を覚え込ませたいな</p><p>はい、喜んでっ</p><p>オレは、その場でモモカにフェラチオを強要して</p><p>モモカの口に、射精した</p><p>唾に溶かして、くちゅくちゅして、飲むんだ</p><p>モモカの喉が、コクコクと鳴る</p><p>に、苦いですちょっと、しょっぱい</p><p>モモカは、顔を顰めてオレに言う</p><p>それがオレの味だ忘れるなよ</p><p>モモカは、何かを待っているかのようにオレを見上げている</p><p>オレの精液以外は飲むなよモモカが飲んで良いのは、オレの精子だけだ</p><p>はーい、喜んでっ</p><p>モモカは、ニコッと微笑む</p><p>のんびりだったわねさあ行きましょう</p><p>バスローブを羽織って、シャワールームの外に出ると</p><p>克子姉が、待っててくれた</p><p>オレとモモカ、それから先に地下へ降りた希美の着ていた服をたたんでワゴンに載せてある</p><p>珠代さんが持って来てくれた衣装トランクも一緒だ</p><p>モモカさんは、池田先生の検診あなたは</p><p>白旗さんは、反抗的だからこの高層ホテルの３２階の部屋には、連れて来られない</p><p>絶対に脱出できない地下施設の中で、犯さないといけない</p><p>あ、あたしあれ被っていきます</p><p>モモカは、衣装トランクの中からピンク髪のカツラを取り出した</p><p>この方がバカッぽさが増して、モモカらしくなりますから</p><p>再び地下で、娼婦候補生の仲間たちに会うから</p><p>モモカグレースとして、生まれ変わった姿を見せたいんだろう</p><p>あるいはまた、白旗さんの影響を受けることを恐れているのか</p><p>じゃ、行きましょう</p><p>ワゴンは、オレが押していくよ</p><p>再びＶＩＰルームの奥の隠しエレベーターに乗って</p><p>地下施設へと下りることになる</p><p>ちょっと待ってね</p><p>克子姉が　生体認証の操作をしながら、克子姉がオレに言った</p><p>認証致しました</p><p>エレベーターのドアが開く</p><p>オレはワゴンを押し入れ、克子姉とモモカも乗り込む</p><p>エレベーター内でも、再度、生体認証しないといけない</p><p>下へ参ります</p><p>ようやく、エレベーターが降下を始める</p><p>高速エレベーターじゃないから時間が掛かるのよほら、ご高齢のお客様が多いでしょだから、体調に影響が出ないスピードにしてあるのよそれに、行き先が行き先だから降りて行くのに、少し時間が掛かった方がワクワクするでしょ</p><p>さっき乗った時には、昇りだったからそんなに気が付かなかったけれど確かに、かなりゆっくり降下している感じだ</p><p>高級娼館だもんなちょっとは、もったいつけてる方が良い</p><p>ピンクのロング髪に、バスローブ１枚だけのモモカはぴったりとオレにくっついている</p><p>あたしは、モモカグレースちょっとおバカなモモカグレース</p><p>自分に言い聞かせるように、何度も小声で呟いている</p><p>大丈夫だよオレが居るんだから</p><p>オレは、モモカに微笑む</p><p>オレが判っているんだからお前がモモカグレースだってことだから、お前はモモカグレースなんだ</p><p>人は自分のことを認知してくれる誰かがいるから</p><p>自分自身でいられる</p><p>そのことは学校では吉田良信であり、戸籍上では黒森良信、もしくは黒森恵人裏の世界では黒森公であるオレ自身が、一番良く判っている</p><p>なぜ、名前を使い分けても混乱しないかと言えば相手が、オレを誰だと思っているかに会わせているからだ</p><p>だから、クラスの連中の前では黒森公の顔は見せないで済んでいる</p><p>年上のモモカに対して、強い態度でいられるのだって黒森公は、そんなことでは動じない男だからだ</p><p>よろしくお願い致しますぅ</p><p>ギュッとモモカがオレにしがみつく</p><p>エレベーターが、地階へ到着した</p><p>黒森くーんっあたし、問題ないって血がいっぱい出て、ちょっと心配だったけれど明日には、またセックスしても良いって池田先生に言われたわっ</p><p>元の講義室に戻ると希美が、バスローブ姿のまま、オレのところに走って来た</p><p>住友さんも、してもらえたのよねどうだったあたし、検診を受けてたから途中からしか観てないんだけれど</p><p>ええっとモモカはバカな娘なのであの</p><p>今までとは全く違うやたらと親しげな希美に、モモカは戸惑っている</p><p>黒森くん優しくしてくれたでしょ</p><p>ニコッと微笑む希美</p><p>それはは、はいっ</p><p>モモカも微笑み返す</p><p>素敵なロスト・ヴァージンにしていただきました</p><p>あたしも、あたしも同じ日に、同じ人に女にしてもらったんだからこれからは、仲良くしましょうね</p><p>はい、喜んでっえっと、あのあたし、今日からはモモカグレースですは赤い星であの、そういう風に生まれ変わりましたんで、よろしくお願い致します</p><p>モモカは、希美に頭を下げる</p><p>ああ、そういうキャラで行くことにしたのね良いと思うわよ住友さんは、こっちのキャラの方が可愛いし</p><p>モモカグレースですモモカって呼んで下さい</p><p>いいのあたしの方が、年下だよ</p><p>希美が、そう言う</p><p>いえモモカは、皆さんよりもバカな子なので名前で呼んで下さい</p><p>じゃあ、あたしのこともノゾミでいいから</p><p>二人は、微笑み合う</p><p>モモカ他の子にも、挨拶して来いよ</p><p>えっと美里は</p><p>んありすと何をしているんだ</p><p>ミタマとキヌカ、可憐も一緒に居る</p><p>ミタマが、オレに声を掛けた</p><p>ああ、みんなで何をしているんだ</p><p>みんなで何かを囲んでいるみたいだけれど</p><p>碁を打っております</p><p>ゴ</p><p>囲碁ですわ</p><p>可憐が、オレに微笑む</p><p>覗き込むと、確かに真ん中に碁盤があって鞍馬姉妹が対戦していた</p><p>黒森様お帰りなさいませ</p><p>美里やありす、可憐、キヌカもオレに微笑みかける</p><p>お仕事は、順調でございますか</p><p>ありすが代表して、オレに尋ねた</p><p>ああ、今のところは取りあえず、３分の２が終わった</p><p>後１人問題児が残っているけれど</p><p>こちらの施設に、碁盤がございましたので久しぶりに、ありすたちと打たせていただいております</p><p>美里が、オレにそう言った</p><p>あ娼館のお客様用のね</p><p>克子姉が、碁盤を覗き込む</p><p>あたしが出してあげたのよこの子たちがヒマそうだったから</p><p>珠代さんが、やって来てそう言った</p><p>それに御名穂さんが、美里ちゃんの碁の腕前を知りたいって言うから</p><p>でも、あたしは詳しくないのよね克子ちゃん判る</p><p>うーん、あたしも碁は、一通りルールだけ覚えただけなのよねあなた</p><p>克子姉が、オレを見るが</p><p>いや、オレはルールだって知らないよ</p><p>碁なんて全然やったことが無い</p><p>渚なら判るのにあの子は、碁が強いのよ渚には碁がお好きな顧客がたくさん居たからああ、そうか</p><p>あなた碁って、とある業界にファンが多いこと知ってる</p><p>政治家は碁を打つ人が多いのよ</p><p>昔の中国では、偉い人のたしなみとして、琴棋書画に通じてないといけなかったのよこの２つ目の棋っていうのが囲碁のことね琴はそうでもないけれど囲碁と書道と絵画は、今でも政治家の先生たちに人気なのよというか、お祖父さんの代から政治家みたいな家では、子供に習わせるわ</p><p>まず、書道は政治家になると、字を書く機会が多いのよ公でも私的にもちょっと色紙に何か書いてくれとか頼まれたりねほら、記念碑とかにも政治家の書いた字が使われたりするでしょそれに、選挙の時には推薦状とか、応援のメッセージとかも自筆で書かないといけないし選挙事務所に張ってあるでしょだから、政治家は字が綺麗じゃないといけないのよ字が下手で汚いっていうのは、政治家としてはかなりみっともないことなのよ</p><p>それで色紙に何か書いてくれって言われたら何か絵とかも描けた方が喜ばれるでしょだから、絵も習ったりするのよイラストとかじゃないわよ水墨画みたいな、サラサラっと描けるようなのをこの政治家は、こんな才能もあるのかって、感動させるための芸だから</p><p>そして囲碁は碁自体が、宇宙の理を表すみたいなイメージもあって、昔から治政者に好まれて来たんだけれど日本では、戦前から政治家同士が親睦を深めるのに、良く碁を打ち合ったのよそういう伝統があるから碁を打つ年輩の政治家が多いし若い政治家でも、派閥の大物政治家と碁が打てれば一局打つのに時間が掛かるから、色々と内密な話もできるし対戦すれば、相手の性格も良く判るでしょ色々と助かるのよ</p><p>克子姉は、美里たちの打っている碁盤を眺める</p><p>だから、娼婦にそこそこ碁を打つ力があれば、碁好きな政治家のお客様の顧客が増えるのよ若くて綺麗で、碁の相手もできる女の子なんて、そうはいないから</p><p>美里様は、そこそこ以上の腕前でございます</p><p>キヌカが言う</p><p>亡くなった大殿様が、アマチュア６段の段位をお持ちでしたが美里様は、常に互角の戦いをなさっていましたから</p><p>アマチュア６段と互角</p><p>でも、ほとんど祖父やありすたちとしか打ってませんから</p><p>美里が、恥ずかしそうに言う</p><p>美里ちゃん自身は、段位は持っていないのね</p><p>珠代さんが、尋ねた</p><p>はいわたくしはお外で、人様の前で打つのは苦手でしたから</p><p>うーん、それなら段位を取らした方がいいのかしら</p><p>そうねアマチュアの段位を持っているっていうのは、売りになると思うわ</p><p>珠代さんも、そう言うけれど</p><p>待って、待って、待ってくれ</p><p>美里は娼婦という身分には堕とされるけれど、お客の相手をしないっていう話なんじゃ</p><p>いや、それはオレとミナホ姉さんとの間の約束で美里本人も知らないことなんだけれど</p><p>段位はいらないわ</p><p>お客様の中であの子は碁が強いという噂が広まっていった方が良いのよ美里さんの碁の強さそのものをお客様たちに、実際に対戦して調べていただくのよその方が、喜んでいただけるわ</p><p>人は自分で調べて、理解したことに愛着を持つから</p><p>ああ、美里と対戦してあの子は、とても碁が強いんだぞと、自分が知った手応えを同じ碁好きの仲間たちに話していくことに喜びを感じる</p><p>そして、その話を聞いた別の客が美里と打ちたがる</p><p>亡くなられた鞍馬家の前のご当主はアマチュアの碁の世界では、かなり有名だったはずよその棋力を受け継いだ孫娘と碁を打ちたいと思うお客様は多いと思うのよそっちのご要望が多ければ美里さんは、身体を売らずに済むかもね</p><p>碁の対戦専門になる</p><p>お客様に対しては美里さんを拘束する時間の費用は、同じ額だけいただくから契約した時間の中で美里さんと何をするのも、お客様の自由なのよ</p><p>ああ美里の時間を、お客は買うんだから</p><p>セックスせずに、ずっと碁を打ってたって構わない</p><p>あたしは、儲かればそれでいいのよどうしても、あなたたちに売春させたいわけではないから</p><p>ミナホ姉さんが前にしてくれた話では</p><p>美里の亡くなった祖父は、とても人望の厚い人だったらしい</p><p>だから、その恩を受けた人たちが鞍馬家の再興のために、美里を指名して黒い森に大金を支払うが</p><p>その人たちが、美里を抱くことは無いだろうということだった</p><p>仲間同士で監視し合って誰かが、美里に手を出すことを阻止し合うだろうし</p><p>そのメンバー以外には、美里の顧客にはしないと約束してくれた</p><p>それに加えて</p><p>碁の相手として、美里には価値があるということになれば</p><p>美里を売春しない娼婦として成立させる理由付けができる</p><p>でも碁のお相手などで、お金をいただくわけには</p><p>美里にとっては、碁は遊びだから納得できないらしい</p><p>いや、美里との時間をどう使うかは、お客様の権利なんだから美里自身が、どういう言う問題じゃない</p><p>オレが、ピシャリと言う</p><p>碁だろうが、セックスだろうが美里は、お客様に喜んでいただくことだけを考えていればいいんだ</p><p>はい黒森様のおっしゃる通りに致します</p><p>素直に、そう言ってくれた</p><p>ちょっと待ってよ何なのよ、それっ</p><p>大きな声で喚いたのは</p><p>ああ、そんなところに居たんだ</p><p>その人だけそんなので許されるなんて、おかしいと思います納得できませんっ</p><p>最後に残った娼婦候補生</p><p>白旗せつなさんが、大声で抗議する</p><p>いつの間にか、またコミケの季節らしいです</p><p>全然、行く気がしないんですけれどさて、どうしよう</p><p>我が家から、４０分なんですよねビッグサイトが</p><p>近すぎるから、いつも迷います</p><p>夏は、企業スペースだけ覗いたんだよなぁ</p><p>世の中の流行りだけは、確認しておきたい気持ちはあるんですけれど</p><p>1124．処女たちのセックス実習　／　ダブル・アクション</p><p>朝比奈さんも、住友さんもあなたたち、何なのよっあなたたち、その人にレイプされてきたんでしょっ</p><p>今日、オレが研修を任されている娼婦候補生の最後の１人</p><p>白旗せつなさんが、１７歳にしては大きい胸を揺らしながら喚く</p><p>あたし、ここで観ていたわ全部、観せられていたのよここの人たちにっあなたたち２人が犯されていくところを</p><p>うん地上３２階のＶＩＰルームで行われていた、希美とモモカの処女喪失は</p><p>やっぱり、地下に中継されていた</p><p>それなのにレイプされたのに、どうしてあなたたちは、そんなにノホホンとしているのよっ頭がおかしくなったのっ</p><p>白旗さんの叫びに希美は着ていたバスローブの前を解き、可愛いおっぱいを露出させる</p><p>だってあたしたち、ここで娼婦をやらなきゃいけないのは、もう仕方のないことだし</p><p>そのおっぱいをオレの胸に擦り付ける</p><p>黒森くんが、これからのことは全部オレに任せろって言ってくれたんだもの</p><p>そのまま、チュッとオレの唇にキスした</p><p>だから、あたしもう何も心配してないわよ黒森くんは、娼婦を卒業した後のことまで、面倒見るって約束してくれたし</p><p>あ、朝比奈さんあなたは、騙されてるのよっ</p><p>白旗さんが、強く言う</p><p>そうね、騙されているかもしれないわよね</p><p>希美は、ニッと微笑む</p><p>でも、だったら何なの別にいいじゃないそれで、あたしたちの運命が変わるわけじゃないんだし</p><p>そのまま希美は、オレを見て</p><p>黒森くんはあたしに希望をくれたのよこの絶望のどん底でねこんな状況のあたしでも絶対に見捨てないって約束してくれたわあたしは、それだけでも嬉しいのよ</p><p>とことん、お人好しなのねこんな組織の人のそれも男の子の言葉なんて信用できるわけがないじゃない</p><p>白旗さんは、憎悪の眼でオレを見る</p><p>ああ、そうか白旗さんは、言葉しかチェックしない人なんだだから、そんなにヒネクレているのねっ</p><p>希美は、さらに白旗さんを挑発する</p><p>黒森くんの言葉の内容だけ、ネチネチ吟味しているだけでそれ以外のことは、気にしていないんだ</p><p>な、何よ人なんて言葉が全てでしょっ言質って言葉、知ってるほんのちょっと口を滑らせたことでもその人が言ったことなら、責任を取らせることができるのよっ</p><p>白旗さんは、感情を露わにしている</p><p>もっとクールなイメージの子だったのにな</p><p>もっとも、３２階の部屋で希美たちが、散々、白旗さんの悪口を言っていたのも聞いていたんだろうし</p><p>同期の２人が、次々とオレに犯されてしまったから尻に火が付いているんだろう</p><p>い、今はここの組織の人たちと闘って、少しでもあたしたちの待遇が良くなるように交渉する時期でしょっ朝比奈さんも、住友さんもレイプされて、フヌケになって帰って来るなんて、どうかしているわよっ</p><p>ああ、やっぱりそういう意識があったんだな</p><p>そんなスケジュール白旗さんが、勝手に考えてるだけでしょっていうかさ、あたしたち、とっくに全面降伏しているのよここへ連れて来られた時から交渉する余地なんて、何も無いと思うんだけれど</p><p>白旗さんは、希美の言葉にムッとして</p><p>それこそ、あなたの勝手な思い込みでしょっここで負けたら延々と、ここの人たちに食い物にされるのよっ今は５年間っていう約束だけれどそれも嘘で、もしかしたら一生、身体を売らされるかもしれないわっ</p><p>考えすぎなんじゃないの</p><p>希美は嘲笑うように、そう返す</p><p>克子さんだって、珠代さんだって、元・娼婦なんだし判る元よお二人とも、まだ若いのにちゃんと引退しているわ黒森さんここのボスの黒森御名穂さんの方ねあの人が極悪だったら、克子さんたちだって引退させないで働かせ続けるわよ</p><p>論理的に考えたらその通りだ</p><p>実際に引退者がいるのだから契約期間が終われば、希美たちだって自由になれるはずだ</p><p>そ、そんなのこの人たちだけが、特別かもしれないでしょっあたしたちはずっと、ここに閉じ込められたままかもしれないじゃない</p><p>白旗さんは言う</p><p>あのさだったら、ここの施設にもっとたくさんの娼婦が居るはずだと思わないみんな、１度娼婦になったら閉じ込めて外に出さないのならさ</p><p>呆れた口調で、希美は言う</p><p>今までの研修での話だとあたしも、ちゃんと聞いてなかったから、うろ覚えだけれどここの組織って、何十年もの歴史があるのよね</p><p>希美が、身体を寄せているオレの顔を見上げる</p><p>黒い森の娼館は戦争が終わってすぐの頃からやっているそうだよ</p><p>ほら、そんなに長い歴史があるんならさちゃんと順番に引退させていかなかったら、今頃、ここはお婆ちゃん娼婦だらけになっているわよ</p><p>そ、それはも、もしかしたら、年を取った娼婦は、みんな殺されちゃったのかもしれないわ闇から闇に葬り去られているのよ</p><p>ふぅんあたしたちが、そういうことをするような人間に見える</p><p>克子姉がニコッと妖しく微笑む</p><p>ちょっと心外よね克子ちゃんあたしたち、かなり優しく講義してあげてたつもりだったのに</p><p>珠代さんも笑顔で、そう言うから恐い</p><p>ていうか、白旗さんあなたのその理屈だとさ</p><p>オレに抱きついたままの希美が白旗さんに</p><p>ここの組織が、そんな簡単に人を殺しちゃうんならそもそも交渉しようとすることが間違っていると思わない待遇を良くしろなんて文句を言って嫌われたらあっさり殺されちゃうと思うんだけれど</p><p>白旗さんは口籠もるといきなり、モモカを見て</p><p>住友さんは、どうなのよっあなたは、どう思っているわけっ</p><p>モモカに強く言う</p><p>オレとセックスする前はモモカは、白旗さんの影響下にあったから</p><p>何とか、強い眼力で押して自分の支援をさせようと考えているんだろう</p><p>申し訳ございませんモモカはバカなので何も判りませーんっ</p><p>モモカは、明るい表情でそう言う</p><p>あたしは、黒森公様に絶対服従ですので何から何まで全部、黒森公様にお任せしています命令された通りに致しますっ</p><p>モモカも、バスローブの前をはだけるとオレの正面から抱きついている希美と同じようにオレの背中にしがみつく</p><p>柔らかなバストを、オレの背中にグイグイ押し付ける</p><p>ば、馬鹿なことを言わないでそれじゃあ、住友さんは自分で考えることを放棄するっていうの何から何まで、この人の良いなりになるっていうの</p><p>唖然としてる白旗さん</p><p>カメラの映像で観ていたとしても実際のモモカの変貌は、やはり衝撃的なんだろう</p><p>住友さんじゃないですっあたしはモモカグレースですっ馬鹿なことを言っているんじゃないですホントにおバカなんですねーっ、黒森公様ぁんっ</p><p>そう言って背後から、オレの頬に自分の鼻を擦り付ける</p><p>な、何なのよ本当に洗脳されちゃったのこんな短い時間で頭が変になっちゃったの</p><p>いや、洗脳とかしていない</p><p>今回は、月子たちを連れて来ていない</p><p>これから娼婦にならなくてはいけない少女たちに巫女の力を使うのは避けたかった</p><p>この子たちには自分で自分の運命を決めて欲しい</p><p>モモカの全てオレに従うというのだって最終的には、モモカ自身が決めたことだし</p><p>でも絶対服従とか、全部委ねるとかそれって、その人の奴隷になるってことよそんなことになってもいいの住友さん、あなたは自分がおかしくなっているってどうして気付かないのよ</p><p>白旗さんは、何とかモモカの心を切り崩そうとする</p><p>自分の味方に引き込めないものかと</p><p>そんな男の子の奴隷になるなんてそんなのは、ホンモノの馬鹿のすることよっそんな人生でいいのっねぇっ、住友さん</p><p>今聞き捨てならない言葉をおつしゃいましたね</p><p>白旗さんの言葉にミタマが、反応する</p><p>わたくしはこの方の奴隷でございますが、いささかも後悔はしておりませんが</p><p>わたくしも姉と同じく奴隷でございます</p><p>美里とありすの碁を見ていたミタマとキヌカが、ギョッとした眼で白旗さんを睨む</p><p>あのわたくしも、黒森様の奴隷でございますが優しくしていただいています</p><p>可憐が、そう言った</p><p>ありすもですわ奴隷にしていただいて、とても幸せです</p><p>ありすも、碁を打つ手を止めて白旗さんに、そう言った</p><p>わたくしも娼婦を引退致しましたら、黒森様の奴隷にしていただくことになっておりますわ</p><p>美里も、やんわりと優しい微笑みでそう言う</p><p>そうなりましたら妹のありすや、ミタマにキヌカ、それに可憐さんともみんなで仲良く、黒森様にお仕えすることができますもの</p><p>美里様、その通りでございます</p><p>わたくしたちは、皆、黒森様のお子様を産むことになっています</p><p>可憐も産みます</p><p>美里、ミタマ、キヌカ、ありす、可憐と続けてそう言う</p><p>ああ、あたしもそうするわっ娼婦の契約が終わってもあたし、家には帰りたくないから黒森くんの奴隷になるっずっと、一緒に居てくれるって約束したんだから希美も奴隷でいいでしょ</p><p>希美が、オレの胸におっぱいを擦り付けながらそう言う</p><p>じゃあ、モモカもバカだから引退したら、黒森公様の奴隷になります</p><p>モモカまで</p><p>あらあら、大人気ねあなた</p><p>何なのよあなたたち、みんなどうなっちゃっているのよ</p><p>白旗さんは、驚きを越えて愕然としていた</p><p>だからさ白旗さんは言葉しか見てないから、判らないのよっ</p><p>希美が言う</p><p>言葉以外、何に注意すればいいのよっ</p><p>白旗さんは、反発するが</p><p>ほら、よく言葉では謝っているけれど、気持ちがこもってないって言うでしょホントは謝る気がないって、態度で判るとかさ</p><p>ニッと笑う希美</p><p>最近は、最後まで謝罪の言葉は無かったとか謝罪の言葉を公表したとか言葉にすることが、強調されているけれどそもそも、心がこもってなかったら、謝罪の言葉があろうがなかろうが無意味なのよ言葉にするなんて、ただの形式上の問題でしょ</p><p>でもその形式上の言葉が無ければ、訴えられても文句が言えないじゃない</p><p>白旗さんは、反論する</p><p>あのね今、そんな話はしていないでしょあなたの方こそ、相当のバカね白旗さん</p><p>ちょ、ちょっと訴えるわよ、朝比奈さん</p><p>えっとどこにどうやって</p><p>白旗さんが言っているのは世の中の形式上のこと一々言葉にさせて、言質を取るってことでしょあたしたちが言っているのは人と人の人間関係のことよ言葉とか言質とかどうでもいいのよ相手の人が、本気なのかどんな気持ちで、何をしてくれようとしているかってことなの判る</p><p>黒森公様は本気で、モモカを受け入れて下さる覚悟をしてくれているんだってあたしは感じました</p><p>この人なら信じられるってううん、信じてもいいかなって</p><p>あたしもよ黒森くんは黒森くんなりに本当に一生懸命、どうしたら娼婦にならなくちゃいけなくなったあたしをサポートできるのかあたしの苦しみや悩みを少しでも減らせるのか考えてくれて、行動もしてくれたもの言葉じゃないのよ態度とか姿勢とか熱い思いとかそういうのを感じたから、だから信じてみる気になったのよ</p><p>もっと、あたしのことメチャメチャにレイプすることもできたのに一生懸命、話してくれたしあたしの話も聞いてくれたしオチンチン、大きくしているのにずっと我慢してくれて</p><p>モモカの時も、そうですモモカが、この現実とか運命を受け入れられるように色々と考えてくれて、待ってくれてそして、優しくレイプしてくれました</p><p>レイプなのに、優しかったよねーっ</p><p>うんレイプだったけれど素敵な思い出になりました</p><p>言葉にしか興味の無い白旗さんには判らないでしょうけれどね</p><p>経験しないと、判らないと思います</p><p>白旗さんは</p><p>い、嫌よあたしはこんな所で、こんな人と好きでもない人と初体験なんて、絶対に嫌</p><p>本音を吐露する</p><p>あたしはあたしには、夢があるのよ人生のプランがそれがお父さんの借金なんかで、メチャクチャになって</p><p>あら、白旗さんは契約内容を全て了承して、ここへ来たんじゃなかったの契約書におとうさんと一緒に、あなたもサインしたはずよ</p><p>したわよっするしかなかったんだものっしょうがないじゃないっ</p><p>自分でサインしたくせに今更、ゴネるわけ</p><p>だってあたしは、まだ１７歳よそれなのに何で、こんな運命なのよ</p><p>そんなことは、オレたちに言ってもムダだよ</p><p>オレたちだって必死に自分の運命と闘っているだけだから悪いけれど、白旗さんに同情してあげることはできない</p><p>朝比奈さんも、住友さんも鞍馬美里さんだって、白旗さんと同じ契約内容で、ここへ来ているから美里さんだけ、負債額のケタが違うけれど</p><p>今、ここに居ない徳大寺さんと黒沢さんも、あたしたちと契約しなかったら未来が無かったという意味では、あなたたちと同じよみんな、命懸けなの白旗さん１人がツラいわけじゃないわ</p><p>他の人のことなんて、どうでもいいわよっあたしはあたしが納得できないのよっあたしの運命に</p><p>白旗さんは、そう言う</p><p>どうするあなた</p><p>オレは、改めて白旗さんを見て</p><p>無理かもしれないねこの人は</p><p>無理する必要は無いわよ公朝比奈さんと住友さんの研修が上手く進んだのだから白旗さんは、切り捨ててもいいわよ</p><p>この子たちと交わした契約書にも書いてあるわ娼婦としての資質に欠ける場合は、契約の破棄もありえるって白旗さんは、このまま実家に帰らせましょうもちろん白旗さんのお父さんに貸した資金も、全額回収するわ</p><p>ミナホ姉さんの声に、ハッとなる白旗さん</p><p>もう充分すぎるほど、待ったわよでも、あなたは今までずっと娼婦になるための研修を真面目に受けてきていないじゃない契約遂行の意志が無いのだと判断したわ講義中の態度は悪いし、他の子に悪い影響を与えるし我が儘放題で、喚くそんな子は、あたしは要らないわ使い物にならないもの</p><p>同情しないよあなたが悪いんだもの</p><p>うんモモカだって、自分のことで精一杯だから</p><p>希美とモモカは白旗さんに冷たかった</p><p>残念ですけれどご縁が無かったのですわねどうぞ、お元気で</p><p>美里も、にっこりと白旗さんに微笑む</p><p>今、あたしが帰ったらお父さんの会社、潰れてしまいますあたしたち一家心中しなくちゃならなくなるかもしれません</p><p>白旗さんは、真っ青な顔でそう言う</p><p>そう大変ねまあ、あたしには頑張ってねとしか言えないわ</p><p>ご、ごめんなさいあ、あたし言いすぎましたあの</p><p>あのチャンスを下さいお願いしますあたし、もう我が儘は言いませんから最後のチャンスを</p><p>あらこの子本当にどうしょうもないクズなのね</p><p>ミナホ姉さんの声が部屋に響く</p><p>チャンスなら、もうあげたでしょ</p><p>今が、白旗さんの最後のチャンスだったのよね</p><p>克子姉が、残念そうに微笑む</p><p>絶句する白旗せつなさん</p><p>朝比奈さんとモモカさんが帰って来てしかも、２人のロスト・ヴァージンの様子も全部観てその上で、白旗さんがどんな態度を取るのかがね</p><p>何度も言っているでしょうちは政財界の重鎮の方々を専門に顧客としている高級娼館なのよ白旗さんみたいに、自分のことにしか興味が無い子は、お客様に出せないわ当たり前でしょ</p><p>ミナホ姉さんの溜息が、スピーカーから聞こえる</p><p>この話も何度か目よねそれでも白旗さんは変わらなかったまあ、人なんて簡単に変わるものではないから、仕方ないんだけれど人間は、自分で変わろうといういう強い意志を持たなければ、変われるはずがないのよ</p><p>はーい、作戦終了ねモモカさん、池田先生の検診に行きましょうあなたは、ここで待っていて</p><p>白旗さんとしなくて良くなっちゃったから気持ちがモヤモヤしているのなら、他の子とセックスしててあ、朝比奈さんは、今日はもう膣挿入はダメよフェラチオならいいけれど</p><p>はい希美がお口でご奉仕します</p><p>希美が、そう言うが</p><p>もし、膣内射精なさりたいのならわたくしたちも、お相手致しますわ</p><p>さっき射精していただいてない子もおりますから</p><p>ああ、みんなと一通りセックスしたけれど中出ししたのは、美里と可憐だけだっけ</p><p>ミナホ姉さん白旗さんの家の借金のことだけど</p><p>オレは、天井に向かって言う</p><p>白旗さんは、ここまで追い詰められても自らアクションを起こさない</p><p>本当にダメな子なんだな</p><p>それがどうかしたの</p><p>いや、今すぐ回収したとしてもミナホ姉さんが貸したお金は、全額返って来ないんじゃないのかなって思って</p><p>すでに負債を抱えていて、会社が潰れる寸前だからミナホ姉さんが、会社を立て直せるだけの資金を融通したわけで</p><p>その借金を返済するために、白旗さんは５年間娼婦になるという契約だった</p><p>そうね今すぐ回収しようとしても、すでに一部は今までの返済に使われているだろうから丸まる全額を一括で返してもらうのは無理ね</p><p>ま、不良品をお客様に提供して、信頼を失うよりはマシだから多少の損は諦めるわ</p><p>それなら損する分は、やっぱり白旗さんに払ってもらおうよ</p><p>オレの言葉に、白旗さんがビクッと震える</p><p>ああ、そうね、公このまま白旗さんを実家に帰してそれで一家心中しようが、どうなろうが、あたしの知ったことではないけれど生きているうちに、少しは返してもらった方がいいものね</p><p>ああ、やっぱり白旗さんの処女だけは、奪うことにしようよ</p><p>最後の娼婦候補生の研修は本気のレイプだ</p><p>このオレのアクションに、リアクションできなければこの子は、本当に終わりになる</p><p>白旗さんの瞳が、恐怖で大きく見開かれる</p><p>昔、演劇の裏方の仕事をやっている時にある俳優さんに聞いた話</p><p>その俳優さんは、ある映画監督さんの作品が気に入って</p><p>その監督さんにオレを弟子にして下さいとメールしたそうです</p><p>監督さんからの返事</p><p>メールで弟子にしてくれじゃ、何をどうして欲しいのかよく判らないもっと具体的に、オレに対してアクションしろそうでないと、オレもリアクションできないそんで、オレのリアクションに対して、お前がまたどうリアクションするかだろそういうことを繰り返していかないと、何も始まらないぞしかも、お前からのアピールなんだからお前が先にアクションしないと、スタートしないんだ</p><p>そう書かれていたので、その俳優さんは</p><p>海外ロケから帰って来る監督さんを、空港でサプライズ的に出迎えたそうです</p><p>自分の発想力とか、演出力を観てもらうために</p><p>アクションがなければ、リアクションは返せないという言葉は忘れられません</p><p>1125．処女たちのセックス実習　／　せつな・１　解剖します</p><p>い、いやよあたしっ</p><p>オレにレイプすると宣告されて白旗せつなさんは叫ぶ</p><p>ミタマ、キヌカ確保しろ</p><p>オレは武闘姉妹たちに命じる</p><p>かしこみ、かしこみっ</p><p>スワワッと白旗さんに迫る、２人</p><p>御免っ</p><p>失礼いたしますっ</p><p>２人で白旗さんの手を、ククッと抑え付けて</p><p>ちょっ、な、何をするのっ</p><p>暴れると、とても危険でございますよ</p><p>ミタマの手が、白旗さんの喉元を抑え込む</p><p>関節をキメておりますから無理に暴れると、靱帯が切れます</p><p>キヌカも、白旗さんの手首をクイッとヒネって、そう告げた</p><p>や、やめて痛いわよっ</p><p>騒ぐなと、申し上げていますキヌカ</p><p>キヌカの指が、ズンツと白旗さんの脇腹を突くっ</p><p>うげっ</p><p>ここを突かれるとしばらく、身体の自由が利かなくなります</p><p>寄付かは、無表情でそう説明した</p><p>長身のミタマが、身体の力の入らない白旗さんをグイツと担ぎ上げる</p><p>あ、隣の部屋に連れて行ってもう、準備してあるから</p><p>克子姉が、ミタマに言った</p><p>やっぱり、そうだよな</p><p>このまま白旗さんを家に帰すという選択肢ははじめから無い</p><p>そうなったら、白旗さんの家の稼業は潰れるし一家離散か、心中する可能性さえある会社の人や、取引先にも迷惑が掛かる連鎖倒産だってあり得るのだから</p><p>ここでこのまま、白旗さんが娼婦としての契約を果たさないとたくさんの人が苦しむことになる</p><p>みんな判っているのよねどうにもならないことはそういう運命に納得できないのは、白旗さんだけなんだからキッチリ、追い込んであげるしかないのよ</p><p>希美とモモカは一緒に来い</p><p>２人に言う</p><p>白旗さんがオレにレイプされるのを見届けてあげてくれ２人の処女喪失だって、白旗さんに観られているんだから</p><p>これから先のことを考えたら</p><p>希美とモモカが、自分のロスト・ヴァージンの場に立ち合っていたということが</p><p>白旗さんにとって、救いになる</p><p>同じ同期の娼婦としての仲間意識が産まれるハズだ</p><p>一方的に自分の恥部を見られたのではなく３人がそれぞれ、お互いの処女喪失レイプを目撃しているのだから</p><p>わたくしも、参りましょうか</p><p>美里が、そう言うが</p><p>いや、美里はここに残ってありすと碁を続けていてくれ</p><p>３人の娼婦候補生は、美里の処女喪失は観ていない</p><p>それに名家のお嬢様である美里は、こっちの３人とは根本的に違う</p><p>美里には、名家鞍馬家の令嬢としての誇りと矜持があるから</p><p>それぞれが中小企業の社長の娘とはいえ３人の娼婦候補生し、普通の少女だ</p><p>美里に自分の処女喪失に立ち合われることで逆に、白旗さんのコンプレックスとなるかもしれないし</p><p>では、美里お姉様と可憐とわたくしはこちらの部屋でお待ちしております</p><p>ありすも、笑顔でオレにそう言う</p><p>あたしは行くわよ講師なんだから</p><p>あたし、池田先生に連絡して来るわ後の２人は一緒に診ていただくから、ちょっと待っていて下さいって</p><p>珠代さんが、そう言った</p><p>ああ本当は、モモカの処女喪失後検診をこの時間にする予定だったから</p><p>医務室で、池田先生が待っててくれているんだ</p><p>あ、あなたは気にしないで池田先生はプロだし、今日が新人娼婦の研修だっていうことは知ってらっしゃるから</p><p>みんな処女なんだから色々と時間が掛かるのは仕方ないのよだから、急がなくて良いわたっぷり時間をかけて可愛がってあげて</p><p>ホントちゃんと判っている人になっているのね御名穂さんや克子ちゃんの教育が良いからかしらそれとも</p><p>珠代さんが、そう言うと</p><p>この子の才能よ色んな経験もいっぱいしたからこの子は、安易な同情だけは絶対にしないのよ</p><p>偽善者になるぐらいなら、悪人であることを全うするってことね</p><p>珠代さんが、オレを見て微笑む</p><p>いや最初っから悪人ですよオレは</p><p>オレは、犯罪組織黒い森のメンバーでありそのボスであるミナホ姉さんの弟だ</p><p>自分を良い人間だと思ったことは一度もありません</p><p>オレは悪の側の人間でありそして</p><p>家族を守るためなら、オレはどんな悪いことでもしますから</p><p>いいわね腹が据わっている男の子は御名穂さんが、あなたを必要としている理由が、よく判ったわ</p><p>珠代さんは、そんな風に言ってくれた</p><p>克子姉が、隣の部屋に通じるドアの鍵を開けてくれた</p><p>ここはプレイ・ルームなのか</p><p>薄暗い地下の部屋克子姉が、壁のスイッチを押して照明を点ける</p><p>あれねああいうのがせ必要になると思って</p><p>克子姉が、指差したのは拘束台だった</p><p>産婦人科で使っている検診台を模しているんだけれど頑丈さは、遙かに強化しているわあの台に女の子を括り付けて、激しく犯しても台の方はビクともとないから、安心して使って</p><p>なるほどフレームの金属パイプは、かなりブッ太い頑丈そうだ</p><p>ミタマ、台の上に白旗さんを乗せろキヌカも手伝え</p><p>オレの命で、ミタマが白旗さんを下ろす</p><p>ああ、革ベルトでの拘束は、あたしがやるわ慣れてないと縛りすぎると、血行が悪くなって、体に良くないのよ</p><p>い、嫌や、止めて</p><p>白旗さんが、恐怖の表情で克子姉を見上げているが</p><p>克子姉は、淡々と手首、足首、膝、肘、腰と拘束ベルトを締めていく</p><p>白旗さんは、地元の高校の制服姿のまま検診台に縛り付けられる</p><p>両腕を脇のフレームに固定されて両足は大きく開脚した態勢で</p><p>はーい、オッケーよ</p><p>１７歳の巨乳女子高生が恥ずかしいポーズで、ハリツケになっている</p><p>ミタマとキヌカは、向こうの部屋に戻れ助かったよありがとう</p><p>この武闘姉妹まで見学者にしてはいけない</p><p>では、あちらで待機致します</p><p>美里様、ありす様、可憐様の警護はお任せ下さいっ</p><p>２人が元の部屋に戻ると克子姉はドアを閉め、鍵をロックする</p><p>はい、これでここに居るのは、あたしたちだけよ</p><p>拘束台の上の白旗さんと同期の娼婦候補生の希美とモモカ</p><p>それに克子姉と、オレ</p><p>この部屋はセックスを楽しむための部屋だから、撮影機材は最初から仕込んであるのよね</p><p>克子姉が、操作パネルを開いて壁の大型モニターを点ける</p><p>すると、そこには</p><p>拘束台の上の白旗さんの姿が、アップで映し出された</p><p>部屋の天井に幾つもカメラが仕込んであるから、色んな角度から白旗さんの処女喪失が記録できるわ白旗さん自身も、この大きな画面で自分が犯される様子が見られるわよ</p><p>白旗さんはキヌカのツボ押しの効果が大分薄れてきているらしい</p><p>もっとも、身体はすでに拘束されているから頭ぐらいしか自由に動かせないけれど</p><p>何で、あたしがこんな目に</p><p>白旗さんは、憎悪の眼で天井を見上げている</p><p>オレたちのことは、無視するつもりらしい</p><p>さてとそれじゃあ、解剖しちゃいましょうか</p><p>克子姉がオレに</p><p>はい、メス</p><p>メスって</p><p>これって裁ちバサミじゃないか</p><p>手芸用の大きなハサミだった</p><p>そうなんだけれど手術室っぽい雰囲気だから、メスって言ってみたかったのよ</p><p>あなたも汗とかコッヘルとか言ってみたら</p><p>コッヘルって何</p><p>鉗子のことよ</p><p>カンシ</p><p>オレには、何の話をしているのか判らない</p><p>あの登山用語では、コッヘルというのはお鍋のことですけれど</p><p>モモカが言う</p><p>ナベ</p><p>いえ、あのごめんなさいモモカ、バカなので余計なことを言って、ごめんなさい</p><p>慌てて謝るモモカ</p><p>さて剥いちゃいましょう</p><p>ああ、そうだ今は、白旗さんに集中しよう</p><p>オレは、渡された大きな裁ちバサミを持ちジャクジャキと刃を鳴らしてみる</p><p>うん切れ味は良さそうだ</p><p>白旗さんは、ギョッとして刃紋の浮かぶ鉄のハサミを見上げている</p><p>ハサミでも恐いでしょ刃物だからね</p><p>や、止めなさいよそんなもので</p><p>オレは無視してまずは、白旗さんのスカートからジャキジャキ切っていく</p><p>ちょっ、ちょっとあたしの制服っ</p><p>もう、この制服の学校には戻れないんだから切り刻んだって、構わないだろ</p><p>構うわよっあ、あたしのあたしの制服よっ</p><p>あら今のあなたには、自分の所有物なんてないのよ</p><p>あなたはここへ売られて来たんだから</p><p>あなたが納得していなくても契約は契約よ</p><p>スカートが大きく切り開かれて白旗さんの白い太ももと可愛い下着が丸見えになる</p><p>白の無地パンティなのは校則で、色や素材が決められていたからだろうか</p><p>この子も女子校だったんだよな</p><p>そ、それ以上したら、あたし舌を噛むわっ</p><p>白旗さんが、オレを睨む</p><p>舌を噛んでこのまま、死んでやるんだからっ</p><p>舌を噛んで死ぬのって、スッゴく痛くて、苦しくて、大変らしいけどいいのか</p><p>真顔で答える</p><p>あ、聞いたことある舌を噛み切ってもそれで出血死とかは無理なのよねっ噛んだ舌が喉に詰まって、窒息死するとか言うけれどそれもなかなか大変ていうか窒息死なんて、もの凄くツラそうで嫌よね</p><p>今度は希美がそう言う</p><p>そうね舌を噛んで死ぬんなら息を止めて死ぬ方が早いと思うわよ</p><p>克子姉が、白旗さんを見て笑う</p><p>ていうか死なないよ、白旗さんは</p><p>な、何よあなたに、あたしの何が判るっていうのよ</p><p>オレの言葉に、怒りを露わにする拘束少女</p><p>興奮しているのか大きな巨乳の胸が、ハァハァと大きく上下している</p><p>こんなことぐらいで自殺しちゃうような子は最初から、選ばれてないんだよミナホ姉さん、そういうことは一番に調べるから</p><p>ええ精神力の弱そうな子は、最初から選んでないわ契約期間の途中で、自殺とかされちゃったら、それこそ大損だもの</p><p>白坂創介が支配して時期に誘拐されて来た娼婦たちが、何人も死んだのを、ミナホ姉さんたちは見てきているから</p><p>二度と、そんなことがないように徹底して注意しているんだと思う</p><p>ていうかさ白旗さんみたいに、感情を解放してギャンギャン喚くタイプの子は自殺とかしないよ死んじゃう子は、こんな状況になっても何も言えないで心の中に溜め込んでしまうタイプだ</p><p>溜め続けた心の中の感情が、爆発して決壊した時に突発的に、死のうとする</p><p>白旗さんは大丈夫だよ</p><p>オレは制服の胸元にハサミを入れる</p><p>肌にハサミの鉄の冷たさを感じて白旗さんは震え上がる</p><p>そのまま、オレはジャキジャキジャキッと</p><p>白旗さんの服の胸元を切り裂いていった</p><p>悔しそうに、身体を震わす白旗さん</p><p>何か本当に解剖されたって感じになったわよね</p><p>克子姉の言うとおり</p><p>産科の検診台に、大きく開脚させられて拘束されている白旗さんは</p><p>制服の全面だけを大きく切り開かれている</p><p>袖はそのまま着ているのに白いブラとパンティにおへそが丸見えだ</p><p>うん、何かカエルとかの標本みたいよね</p><p>そう呟いたモモカの顔を、白旗さんはギッと睨み付ける</p><p>あ、ごめんなさいモモカはおバカな娘なのでまた余計なことを言いました申し訳ありません</p><p>謝る必要はないよモモカ</p><p>だって、ホントに引っ繰り返されたカエルみたいだからな</p><p>白旗さんの敵意が、オレに向けられる</p><p>可愛くないし、綺麗じゃないし、ツマラない身体だよなはぁ、やっぱ止めようか白旗さんをレイプするのは</p><p>えという表情になる白旗さん</p><p>だって、オレ昼前に、美里たち５人としてそれから、希美とモモカともセックスしているんだぜモモカなんて、膣内射精２回に口内射精１回だし</p><p>ごめんなさいモモカがバカで申し訳ありません</p><p>褒めてるんだよモモカがそれだけ魅力的だったってことさ可愛くて、綺麗で、エロくて</p><p>えー、黒森くんあたしは</p><p>希美が、不満そうに言う</p><p>もちろん、希美の身体も良かった今日は出血が多かったから、我慢しただけだよ次の研修が楽しみだ次は、中出し１回じゃ済ませないからな</p><p>うふふっ、希美も楽しみにしているわっ明日でもいいからねっ</p><p>希美の機嫌が元に戻る</p><p>も、モモカはバカな娘なので、きょ、今日でも良いです今すぐでも</p><p>そうねあたしが、お口でご奉仕するからまた、モモカさんとしたらモモカさんとセックスしながら、希美のおっぱい舐めたりするのはどう黒森くん、おっぱい好きでしょ</p><p>昼前の鞍馬さんたちみたいに、モモカもしてみたいです</p><p>オレと鞍馬姉妹＆安城姉妹＋可憐の６Ｐセックスを見せておいたことで</p><p>希美とモモカも、複数でのセックスを受け入れる下地ができている</p><p>娼婦になったら、どうせそういうのもしなくちゃいけなくなるんでしょ</p><p>お、お客様の中にはそういうのを好まれる方もいらっしゃるんじゃないかと思います</p><p>ちゃんと、そういう複数プレイの研修も準備しているわよだから、急がなくて良いわあなたたちは、まだホンモノのセックスを経験しただけで１対１のご奉仕だって、マスターしていないんですから</p><p>克子姉が、苦笑してそう言う</p><p>ま、白旗さんみたいな女の子に、全然、面白味を感じないのは判るけれどでも</p><p>克子姉は、白旗さんの巨乳が詰まったブラをツンツンと突っつく</p><p>このおっぱいはちょっとしたものだと思うわよ</p><p>そうだね取りあえず、剥いてみようか</p><p>ハサミを胸の谷間に</p><p>ちょっちょっと待って、待ちなさい</p><p>カップとカップを繋ぐ小さな部分にハサミを入れる</p><p>ジャキッ</p><p>白旗さんの白い胸が弾けた</p><p>千切れたブラを跳ね上げてピンクの乳首が露わになる</p><p>はぁぁ、確かに大きいですよねぇ</p><p>覗き込むモモカを、白旗さんがまた睨むッ</p><p>ご、ごめんなさいバカでごめんなさい</p><p>その隙に</p><p>オレは、ムギュッと白旗さんの胸を鷲掴みにした</p><p>男に素肌の胸を触られることはこれが初めてなんだろう</p><p>白旗さんは、悲鳴を上げる</p><p>なあんだやっぱり、ただ大きいだけの脂肪の塊じゃないか</p><p>わざと、そう言った</p><p>１７歳の白旗さんは茶道部だっけ運動していない肉体だ</p><p>おっぱいは、ぷにぷにとただただ柔らかい巨大なマシュマロのようだ</p><p>ちょっと肌が冷たく感じるのは、白旗さんが緊張しているからだろうか</p><p>は、離して手をどけて</p><p>白旗さんは、低い声でそう言った</p><p>何でこれはレイプなんだぜ</p><p>オレは白旗さんの乳首を、指で摘まむ</p><p>おっぱいはデカいのに乳首は小さいんだな</p><p>親指の腹で、こねくり廻していく</p><p>や、やめてそんなヘンタイみたいなこと、しないでよ</p><p>こんなのは普通だよ</p><p>嘘よ、ヘンタイ、痴漢</p><p>こんな開けっぴろげな痴漢がいるわけないだろ</p><p>オレは、白旗さんのおっぱいに顔を寄せて</p><p>ちょっと、な、何ひぃやうっ</p><p>乳首を舌で舐めると白旗さんは、ビクッと身体を強張らせた</p><p>嫌、嫌ぁぁっこんなの嫌ぁぁッッ</p><p>今日、電車の中で聞いた大学生ぐらいのカップルの女の子の方の言葉</p><p>高校まで女子校だった子はさ自分が男にモテるタイプなのか男に嫌われるタイプなのか判っていないから困るのよねえ大学生になってから、現実を知るからさホント、迷惑よ</p><p>こんなことを大声で言っている女の子が全然、イケテない子だった</p><p>どうして、周りの人に聞こえるような大きな声で思いきったことを言うのだろううーむ</p><p>ツイッターでも</p><p>有名なマンガ研究家の先生で、大学でも教えているような人が</p><p>最近のマンガは、よく判らないのでここ10年ぐらいは、まともに呼んでいない</p><p>とか、平気で発言していて</p><p>いや、古いマンガだけを専門的に研究しているんなら、それでいいんだろうけれど</p><p>これからマンガ家を目指す若い子の指導とかもしている人なんですけれど</p><p>ここ10年のマンガをまともに読んでないと自分で告白して何をアドバイスするのだろうか</p><p>指導を受ける方も困ると思う</p><p>若い子が何かに影響を受けていたとしてもその元ネタを、批評する方が知らないわけだから</p><p>下手をしたら元ネタの丸パクリなところだけを褒められたりするわけで</p><p>マンガの指導が仕事なのなら今、出版されているマンガの全てとまでは言わないが、評判になっているマンガぐらいは必ず目を通すのは当たり前だと思うんだけれど</p><p>でも、胸を張って10年まともに呼んでないと、世界に呟くんだよなぁ</p><p>1126．処女たちのセックス研修　／　せつな・２　犯される準備</p><p>ホント、黒森くんはおっぱいが好きよね</p><p>白旗せつなさんの大きな乳房に舌を這わすオレを見て希美が言う</p><p>うんモモカも、いっぱい舐められた</p><p>モモカも、字部下の胸を見てそう言う</p><p>でも、白旗さんおっぱいってあたしや住友さんより、大きいから、黒森くんも舐め応えがあるんじゃないの</p><p>大きさは関係無いよ女の子によって、全然、触り心地も舐めた感じも違うし</p><p>ああ、希美のおっぱいは形が良くて、中に弾力のあるお肉が詰まっている感じでモモカは運動しているから、柔らかい筋肉の上におっぱいが乗っているっていう感じかなそれと、モモカの方が皮膚が厚い気がする</p><p>希美が、モモカに尋ねる</p><p>触り合いして、比べてみればいいじゃないか</p><p>あ、そうかモモカさん、いい</p><p>ど、どうぞバカなモモカのおっぱいで良かったら</p><p>すでにオレに犯された娼婦候補生の２人がバスローブの前を開けて、お互いの乳房を揉む</p><p>右手で、相手のおっぱいを揉み左手で、自分のおっぱいを</p><p>うわっ、こんなに違うんだ</p><p>そ、そうですね肌触りから全然違いますね</p><p>モモカさんの身体、引き締まってていいなあっ</p><p>希美さんの胸こそ柔らかくて、手に吸い付いてくるようです</p><p>すると、希美は</p><p>こうなったら、白旗さんのおっぱいも触ってみたいなぁ</p><p>ああ、オレは右のおっぱいを舐めてるから左を触れよ</p><p>か、勝手に人のおっぱいを触らせないでっ</p><p>白旗さんは文句を言うが拘束台に手足をＭ字に縛り付けられているのだから、どうすることもできない</p><p>白旗さん、しっつれいしまーすっあれ、白旗さん何で、鳥肌立っているの</p><p>希美が、尋ねる</p><p>好きでもない男に舐められていたら気持ち悪くて、鳥肌になるのは当たり前でしょっ</p><p>叫ぶ、白旗さんこれだけ元気なら大丈夫だろう</p><p>まあまあ、怒らない怒らないおおおっ、ホントにプニプニだぁっ</p><p>モモカは、白旗さんの巨乳をちょんちょん突っついて感想を述べる</p><p>モモカさんも、触ってみなさいよ</p><p>あ、はいバカですけど、失礼します</p><p>女の子２人に、指の先で胸を触られる白旗さん</p><p>なるほど、白旗さんて肌が白いっていうか皮膚が薄いっていうか、ホント、子豚のお腹みたいな感触だわ</p><p>希美が、そう言うと</p><p>希美さん、生きてる子豚触ったことあるの</p><p>え、モモカさん、子豚触ったことないの</p><p>ちょっと、あたしの胸をオモチャにしないでよっ</p><p>白旗さんが喚く</p><p>えーっと、じゃあ白旗さんも、モモカのおっぱい触ります</p><p>モモカの提案に</p><p>触らないわよっバカーッ</p><p>はいモモカはバカです申し訳ありません</p><p>モモカは笑顔で、そう言えるようになっていた</p><p>あー、あたしってバカだぁって思って生きてくのって、すっごく楽です今までみたいに物分かりが早くて、賢い子のフリをしているのって、すっごく苦痛だったから黒森公様にモモカはバカだって教えていただいて、本当に良かったです</p><p>モモカは、そう言う</p><p>あたしももう、どうにもならないんだからいいやって、開き直らせてもらったから黒森くんに</p><p>希美も、そう言う</p><p>白旗さんも早く、名前通りに白旗揚げちゃえばいいのに</p><p>あたしは嫌なのよっこんなのこんなこと何から何まで、全部嫌なのっ</p><p>オレは、白旗さんの乳首から、口を離し</p><p>それでも、指で乳首を刺激しながら</p><p>確か白旗さんには、夢があるんだっけ</p><p>そうよ、あたしには自分の将来についての明確なプランがあるわ</p><p>白旗さんは、オレを睨んで言う</p><p>へえどんなプランなんだ</p><p>そ、そんなのあなたに話すことではないわよっ</p><p>フンッと、オレから顔を逸らす</p><p>弁護士になることよね</p><p>克子姉が笑って言った</p><p>国立の大学の法学部を卒業して、国家試験に合格して弁護士になりたいんでしょ</p><p>何で知っているの</p><p>驚く、白旗さん</p><p>それぐらい、調査してあるわよあなたたちのことはね</p><p>クスッと、微笑む克子姉</p><p>ただ、弁護士になりたい理由が憧れている友達のお兄さんが、東京の大学に行って、弁護士を目指しているからっていうのは、ちょっと安直だと思うけれど</p><p>白旗さんの顔が真っ赤になる</p><p>う、うるさいわよっ人の進路希望を勝手に調べて、適当なことを話すのは止めてよっ</p><p>ヤマモト・ケンイチさんでしょ</p><p>克子姉の言葉に、白旗さんは赤い顔のまま口籠もる</p><p>でも、白旗さんが一方的に憧れているだけでほとんど話したことは無いのよね片思い以前なのよね</p><p>だ、だったら何よ</p><p>白旗さんは、ムスッとして言う</p><p>あたしだって、もう判っているわよ何もかも、もうオシマイなんでしょあたしは東京の大学には行かれないし弁護士にだってなれない健一さんにだって、もう会えないのよ</p><p>オレの問いに白旗さんは、キッとオレを睨み付けて</p><p>ここで娼婦をやらされるからでしょッッッ</p><p>だって最長５年間ていう契約だろ白旗さんが、売れっ子になったらもっと早く、お父さんの借金を返せるだろうし引退してから、大学に行って弁護士を目指したって、全然遅くないじゃないか</p><p>そうねこれが一流企業に就職したいなんて夢だったら新卒じゃないとなかなか難しいけれど１浪ぐらいまでしか許されない、年齢制限もあるだろうしでも、弁護士なら司法試験になかなか受からない人も多いから</p><p>今、白旗さんは１７歳だから５年経っても、まだ２２歳でしょそれから弁護士を目指したって、充分間に合うと思うわよ</p><p>あの、克子さん白旗さんは、そのナントカって男の人と一緒に大学に通いたいんじゃないですか</p><p>希美が尋ねる</p><p>でも、ヤマモト・ケンイチさんは白旗さんより３つ年上だからこの人が今、法学部に在籍している大学って１、２年生と３、４年生で校舎の場所が違うのよそれこそ、東京の西と東に別れているわだから、もし白旗さんがストレートで同じ大学に入学してもその頃は４年生のヤマモトさんとは、同じキャンパスには通えないのよ</p><p>そこまで調べてあるんだ</p><p>単純に、同じ大学の先輩・後輩になりたいだけなら数年送れだって、構わないでしょ白旗さん</p><p>だ、ダマされないわよっあ、あたしあたしは、朝比奈さんや住友さんみたいに、簡単にあなたたちの口車には乗せられませんからねっ</p><p>うん乳首が尖ってきた</p><p>オレは指先で白旗さんの乳首の勃起を確認する</p><p>いや、だから乳首がさ</p><p>オレは、もう一度白旗さんの乳首をペロッと舐める</p><p>勃起した乳首は感度も良くなっている</p><p>人ってさずっと、恐怖に囚われたままだったり緊張したままでは、いられないんだよどんなことにもすぐに慣れる強張ってた身体がほぐれていく異常な状況だって、ずっとそのままそれが続くのなら異常を正常と判断して、身体がリラックスしていくそういう風に慣れていかないと、心も身体も保たないからね</p><p>拘束台に無理矢理くくりつけられて、緊張していた肉体が</p><p>オレに好き勝手に服を切り裂かれ、胸を弄ばれていた身体が</p><p>みんなと会話したり、希美やモモカにも触られるうちに余計な力が抜けていったんだ</p><p>この人は丁寧だし、痛くて恐くなるようなことはしないからそれだけ時間を掛けて刺激すれば、そりゃあ乳首くらい勃つわよ</p><p>あ、鳥肌も消えているわ</p><p>黒森公様にペロペロされるのに身体が慣れちゃったのね</p><p>希美とモモカが、白旗さんの肌を確認した</p><p>よし、今度はそっちの乳首だ</p><p>オレは希美とモモカが触ってた方の乳首を舐める</p><p>ちょっとな、何なのよあんっ</p><p>ついに白旗さんは、可愛い喘ぎ声を上げた</p><p>オレは執拗に白旗さんの乳首を舐め転がし吸う</p><p>あんっ、あたしも見てるだけで、乳首、勃っちゃう</p><p>モモカもです</p><p>２人も、自分の胸を揉みながらそう言う</p><p>あたしこんなのああっ、こんなの嫌なのよ</p><p>よーし、左右の乳首とも完全に勃起した</p><p>じゃ、いよいよ一番大切なところを見せてもらおうか</p><p>オレは再び、裁ちバサミを取る</p><p>な、何をするつもりっ</p><p>刃物を見て白旗さんの身体に、また緊張が走る</p><p>大丈夫だよ白旗さんの身体は傷付けないパンティを穴あきにするだけだから</p><p>乳首は勃ったけれどさすが処女、秘部はまだ濡れていない</p><p>乾いたパンティの布地を摘まんでオレは、ジャキリとハサミで切る</p><p>拘束台にＭ字開脚で、縛り付けられている白旗さん</p><p>純白のパンティの真ん中に、大きな穴を開けていく</p><p>パンティは穿いているが女性器と肛門が、丸見えになるようにする</p><p>ああ、濃いんだ</p><p>オレの言葉に、白旗さんは</p><p>毛だよ毛あそこの毛が濃いなって思ってさ</p><p>うん、ボッサボサよね</p><p>白旗さんて水着を着る時は、かなり処理しないといけない方ね</p><p>ああ、もうすっかり秋だから気を抜いてた</p><p>モモカは薄いから、良く判らないけれど</p><p>希美とモモカが、そんなことを言う</p><p>み、見ないでっ</p><p>でも、白旗さんだってあたしたちのロスト・ヴァージンを観てたんでしょ</p><p>だからモモカたちにも、見せてもらう権利がありますっ</p><p>あたしは、好きで観ていたわけじゃないわ無理矢理、観せられたのよっ</p><p>でもあたしたちにとっては、観られていたことに変わりないし</p><p>ていうか、ホントに濃いですねぇ</p><p>モモカ、それ以上は可哀相だ</p><p>女性器の方は処女らしく、ぴっちり閉じてるわねただ、陰唇が他の子よりも、ちょっと黒ずんでいるかしら</p><p>黒ずんだりとか、していませんっ</p><p>白旗さんは、大きな声で叫ぶ</p><p>うわ、白旗さんお尻の穴が、ヒクヒクしているわよ</p><p>生きてるって、こういうことなのね</p><p>希美も、モモカも興味津々で、白旗さんの恥部を覗き込んでいる</p><p>さて、じゃ確認するか</p><p>オレは白旗さんの陰部に、顔を近づける</p><p>黒森くん確認て、何を</p><p>白旗さんの処女膜を見るんだよ希美やモモカの時もしたろ</p><p>ああ、そうでしたねモモカも見ていただきました</p><p>あたし、自分のは今１つよく見えなかったから白旗さんの処女膜、見てみたーい</p><p>や、やめてっやめなさいってばもおおおっ</p><p>オレは、両手を白旗さんの割れ目に当てる</p><p>きひぃぃっ</p><p>オレの指の感触を感じて白旗さんは、震え上がる</p><p>オレはゆっくりと割れ目を開いていった</p><p>さすがに内側はテカテカと濡れて光っている</p><p>おおっ、こうなってるんだ</p><p>すごいです白旗さん</p><p>オレは、さらにグィィッと開いていく</p><p>はい、みんな注目ぅ</p><p>克子姉が、オレが押し広げている白旗さんの女性器を指差して</p><p>はい、ここが今は隠れているけれど、クリトリスここが、尿道口おしっこの出るところねそして、ここが膣口オチンチンを突っ込まれるところよ</p><p>バカなモモカにも、よく判ります</p><p>突然、性教育教室が始まってしまった</p><p>それでここの膣口の今、ヒクヒク動いているところここのところのピンク色の部分が処女膜よ</p><p>丸く穴の開いている周りの部分ですね</p><p>へえ、これが処女膜なんだぁ</p><p>白旗さんの処女膜は、普通の輪状処女膜だった</p><p>これなら、そんなに激しい痛みは起こらないと思う</p><p>今しか見られないのよもうしばらくしたら、この人のオチンチンで破られちゃうんだから</p><p>克子姉の言葉に、白旗さんは</p><p>い、嫌よそんなの絶対に嫌ぁっ</p><p>白旗さんあたしたちだって、したのよ</p><p>そうですモモカだってバカですけれど黒森公様に、処女膜を破っていただきました</p><p>今、子宮の中に黒森くんの精液が、いっぱい入っているの</p><p>モモカもそうです</p><p>だから、モモカさんのことがすっごく、身近に感じるのよね</p><p>同じ人で同じ体験をしたんですから</p><p>希美、モモカ</p><p>鞍馬さんのことも鞍馬さんの妹さんたちも、何か好きになってきちゃったわ</p><p>みんな黒森公様とそのなさっているわけですから</p><p>こういうの何て言うんだっけ</p><p>希美の問いに、克子姉は</p><p>竿姉妹よあなたたちはあたしも、そうだけどみんな、この人に抱かれた姉妹なんだから</p><p>そうよだから、白旗さんも早くあたしたちの姉妹になりましょうよ</p><p>ええ、白旗さんもモモカたちと同じに</p><p>そんなの嫌ぁっあたしは絶対に嫌だって言ってるのよっ</p><p>ペロッと白旗さんの陰部を舐める</p><p>身体の内側を他人の舌で舐められるのは、初めての体験だろう</p><p>い、嫌ぁぁ、や、止めてぇぇっ</p><p>オレはベロベロと舌を使っていく</p><p>きゃううっ、きぃぃっ、はぁぁっ</p><p>あれが気持ちいいのよね</p><p>モモカはバカなのでお腹がキュンとなっちゃってます</p><p>希美だって、濡れてきちゃったわよ</p><p>オレは、白旗さんのクリトリスを剥き出し</p><p>あ、注目、注目この赤くて小さなお豆みたいのがクリトリスよ</p><p>克子姉が、希美とモモカに示す</p><p>これが興奮すると大きく膨れていくのっ</p><p>や、止めて</p><p>オレの舌先が白旗さんのクリトリスを擦り上げるッ</p><p>きゃびいっっっ</p><p>この感覚も初めてなんだろうな</p><p>オレは、チロチロと舐め続ける</p><p>ひっ、ひぃぃぃ、フアァァァァッッ</p><p>あ、濡れてきたわね白旗さん</p><p>克子姉の言うとおり１７歳の膣から、愛液が滴ってきた</p><p>うわっ、エッチな匂い</p><p>白旗さんの身体の中から、出てるのね</p><p>い、言わないで嫌ぁぁっ</p><p>白旗さんは、ハサミで服を切り裂かれた半裸の身体を震わせる</p><p>あなたこの子の身体は、性的な刺激に慣れていないからイカせるのは無理だと思うわ</p><p>オレも克子姉の言うとおりだと思う</p><p>ある程度まで膣が緩んだところで挿入しよう</p><p>きひぃぃぃ、むくぅぅ、いっ、いいいーっ</p><p>それでも、白旗さんの身体は熱を帯び汗と愛液で湿気ていく</p><p>１７歳の健康的な肉体が、男を受け入れる準備を整えていく</p><p>嫌ぁぁ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁっ</p><p>愛液の酸っぱさと、少女のミルクのような汗の匂い女陰の発する、チーズのような匂い</p><p>オレは白旗さんの陰部から、顔を上げる</p><p>克子姉の渡してくれたタオルで顔と手に付いた愛液と汗を拭い</p><p>見ろよこれが、これから白旗さんの中に入るんだ</p><p>自分のバスローブを脱ぎ捨てて勃起した陰茎を、白旗さんに示す</p><p>隆々と勃ったペニスが白旗さんの視界に入る</p><p>嫌よっそれだけはこんなの絶対に嫌ぁぁっ</p><p>希美、モモカ白旗さんが居たがらずに済むように、舐めて濡らしてくれ</p><p>はーい、黒森くんっ</p><p>か、かしこまりました黒森公様っ</p><p>希美とモモカが左右から白旗さんによく見えるように</p><p>オレのペニスに舌を伸ばす</p><p>ペロペロと、亀頭や竿に唾液を塗りつけていく</p><p>ほら、あなたのためにオチンチンの滑りをよくするために、ああやって舐めてくれているのよ</p><p>克子姉が、白旗さんに囁く</p><p>ホント朝比奈さんもモモカさんも、友達思いよね</p><p>白旗さん早く、希美たちと同じになろっ</p><p>セックスそんなに痛くないですから</p><p>ダブル・フェラしながら希美とモモカが、白旗さんに微笑む</p><p>呆然とこれから自分を貫くペニスを、見つめていた</p><p>うーん、挿入まで書けなかった</p><p>昨日は寒すぎて、コミケに行く気がおきませんでした</p><p>今日は最終日ですけれどさて、どうしよう</p><p>行くとしても、昼過ぎですねうーん</p><p>最近、自分のアクティブさが衰えてきている気がしています</p><p>このままではマズイと思うのですが</p><p>1127．処女たちのセックス実習　／　せつな・３　処女破瓜・騒がしいレイプ</p><p>い、い、い嫌よっあたし、嫌よっ</p><p>いよいよ犯されると知り白旗さんは、震え上がる</p><p>や、止めてよあたし、こんな初体験、認めないわよっあ、あなたは何の権利があって</p><p>オレは、希美とモモカにフェラさせている自分の亀頭を見て</p><p>権利じゃないオレは、義務で白旗さんをレイプするんだよ</p><p>そうなのよねこの人もしたくてするんじゃないんだから、白旗さんも諦めてねっ</p><p>わ、わけが判らないわよっ何なのよ、それっ</p><p>説明しても今の白旗さんには、判らないだろう</p><p>白旗さんを巡る全ての状況お父さんの借金や家族のことを考えたら</p><p>ここで誰かが白旗さんを犯して、娼婦に堕とすしかないんだ</p><p>そしてそれは、オレの任務だ</p><p>オレは黒森家唯一の男であり犯罪組織の一員なのだから</p><p>希美、モモカ、もういいよありがとう</p><p>オレは２人に礼を言う</p><p>うふふ、黒森くんのオチンチンすっかりカチンカチンになってるよ</p><p>これならすんなり、白旗さんの中に入りそうですね</p><p>２人の唾液でテラテラと輝く、オレの亀頭を見て白旗さんは</p><p>や、止めてよそんなの絶対に嫌よおっ</p><p>ガタガタと身体を揺すって、拘束から逃れようとするが</p><p>革のベルトでしっかりと産婦人科の診察台そっくりに作られた頑丈なフレームに固定されている</p><p>Ｍ字開脚で、オレに淫らな部分を晒したまま身動きができない</p><p>今、チンコをブチ込んで処女膜を破ってやるからな</p><p>オレは張り詰めた亀頭を、白旗さんの割れ目に擦り付ける</p><p>いっ、嫌ぁぁっ止めて、止めて、止めてっ</p><p>身体で一番敏感なところに男の熱い生殖器が触れるッ</p><p>オレは、割れ目の上にペニスを何度も上下に擦り付けて白旗さんの内部から漏れる愛液と馴染ませていく</p><p>いっ、入れたらゆ、許さないわよっ</p><p>半泣きでそれでも、オレを睨む白旗さん</p><p>大きな乳房が、ハァハァと荒い呼吸で上下している</p><p>許さなかったらどうするんだ</p><p>オレを殺すか死ぬまで憎むかそこまで言うかな</p><p>の、呪ってやるわぁあなたのことをっ</p><p>呪う何だその程度か</p><p>あたしに呪われたらあ、あんた、ずーっと呪われるのよっ</p><p>呪われて、どうなるんだ</p><p>オレは、冷静に尋ねる</p><p>それはえっと確実に、何かしらのペナルティがあるからねっこれはもう絶対にそうなんだからっ</p><p>どんなペナルティかは聞かない堂々巡りになる</p><p>へえそれは楽しみだな</p><p>オレは白旗さんの割れ目を開いて</p><p>とろろっと愛液が滴る膣口に、オレの先っぽを</p><p>ちょっ止めなさいって、言ってるでしょっ</p><p>止めるわけがないだろ</p><p>グッと、腰を押し込むッ</p><p>あぎゃあっ</p><p>火を押し付けられたように、顔をしかめる白旗さん</p><p>や、止め</p><p>ほら、ここが処女膜だ</p><p>亀頭の先に肉の障壁を感じる</p><p>破るぞ、白旗せつなッ</p><p>ま、ま、ま、待って</p><p>オレは、白旗さんの腰を掴んで</p><p>一気に押し破っていくぅぅッッ</p><p>いっ、痛いッ痛い痛い痛いッッ</p><p>メリメリメリッと処女膜が、オレの勃起チンコによって</p><p>押し裂かれていく</p><p>きひぃーっ痛いのよっホントに痛いんだからっ</p><p>我慢しろ</p><p>大丈夫だ希美の方が、もっと狭かったから</p><p>希美よりも１つ年上の１７歳で身体の発育の良い白旗さんは</p><p>オレの挿入を、充分受け入れるだけの身体ができているはずだ</p><p>だって痛いのよっ</p><p>当たり前だろ処女だったところに、大穴を開けているんだからっ</p><p>そんなの頼んでないっ</p><p>オレだって、頼まれてないッッ</p><p>ズズズズズッと湿った膣肉を押し分けて</p><p>狭い膣道にオレは侵入していく</p><p>も、もういいでしょっそれ以上、入れないでっ</p><p>まだ半分だっ</p><p>もういいわよっもう充分よっ</p><p>オレは全部入れないと、満足できないんだっ</p><p>きひぃぃぃっ</p><p>裂けた処女膜を引き摺りながら、オレのチンコが奥へ奥へと向かう</p><p>嫌ぁぁ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁあ</p><p>深く繋がると共にオレの顔が、白旗さんの顔に近付いていく</p><p>異物を胎内に打ち込まれた白旗さんの肌に、ジワッと大粒の汗が浮き上がる</p><p>そーら、ここがゴールだぁっ</p><p>オレはわざとドンッと弾みをつけて、根元まで押し込んだッ</p><p>むぎぃぃっ</p><p>子宮口を突っつくオレの亀頭の熱さに白旗さんは、悲鳴を上げる</p><p>はーい、処女喪失おめでとう</p><p>おめでとう、白旗さん</p><p>おめでとうございます</p><p>希美とモモカも、白旗さんの顔を見てそう言う</p><p>こんなの全然めでたくないわよっ悪夢よこんなのはっ</p><p>また白旗さんの眼に涙が溜まる</p><p>あーら、悪夢じゃないのよこれは現実だから白旗せつなさんは、もう処女ではありませんっセックス経験アリだからね</p><p>克子姉が、さらに煽る</p><p>こんなこと、あたし認めない認めないわよ</p><p>白旗さんは、憎悪の眼でそう言い返す</p><p>あなたが認めなくても現実は、この通りよはい、記念写真も撮っておいてあげるわ</p><p>克子姉は、デジカメを取りオレのチンコが、白旗さんの胎内に完全に埋没している様子を記録していく</p><p>や、止めてっこんなところ撮らないでっ</p><p>白旗さんは叫ぶが身体が拘束されているのだから、何の抵抗もできない</p><p>止めてって言ってるでしょっひぎぃっ</p><p>オレが、ズンと腰を動かしたので白旗さんの意識が、オレに戻る</p><p>い、痛いわよっう、動かないでっ</p><p>動かないと、射精できない</p><p>白旗さんの危険日の子宮にオレの精液を注ぎ込めないから</p><p>そんなの、注ぎ込むなぁぁっ、バカぁぁ</p><p>全力で喚く白旗さん</p><p>処女喪失を経験したんだから、次は膣内射精を経験しなさいよ</p><p>はいモモカたちも経験しましたから</p><p>希美とモモカが言う</p><p>あなたたちと同じになんて、なりたくないわよっぎひぃぃぃっ</p><p>痛いっ痛い痛いっ痛いって言ってるでしょ止めてよおっもうっ死んじゃうあたし、死んじゃうわよっ</p><p>それだけ騒げるなら我慢できるはずだ</p><p>本当に痛くて死にそうなら呻き声しか出ないからさ</p><p>そ、そんなあ、あなた女じゃないでしょ女でないくせにな、何で痛ッ判るのよっ</p><p>処女とのセックスは、散々経験してきているからだよ</p><p>ああ、この感触なら全然、問題ない</p><p>出血も大したことはなさそうだし</p><p>あなたは経験してきてたってあ、あたしは初めてなんだから</p><p>だから丁寧にやっている</p><p>まずはゆっくりと白旗さんの胎内を、亀頭で探るようにして</p><p>ぐっちゅ、ぐっちゅと出し入れする</p><p>ひぃぃ、ひぃぃくひぃぃぃ</p><p>ほら、白旗さんも段々、痛みを主張しなくなってきた</p><p>時間を掛けて、膣をほぐしたんだから</p><p>おっぱいも楽しませてもらうよ</p><p>オレは両手を伸ばして白旗さんの大きな乳房を掴む</p><p>相変わらず、柔らかいおっぱいだけれど今度は、汗で濡れているから手触りが違う</p><p>勃起した乳首も、コリコリとした感触が良い</p><p>あっあうっあたしレイプレイプされちゃってるの</p><p>白旗さんが、オレを見上げている</p><p>ああ、そうだ完全に、犯されてるレイプされているんだオレに</p><p>白旗さんの胎内は熱い熱くて、湿っているそして狭い</p><p>うううっ許さないあたし絶対に許さないから</p><p>ポロポロと涙を零しながら、白旗さんは言った</p><p>ああ、許さなくていい一生、オレのことを恨んでろ憎んでいろ</p><p>言われなくたって、そうするわよ</p><p>涙顔で、白旗さんはオレを睨む</p><p>よし、大分、良い感じになってきたそろそろ、スパートを掛けるぞ</p><p>オレのチンコの形を処女膣が覚えた</p><p>スパートって、何よ</p><p>怖々と白旗さんが尋ねて来る</p><p>ラスト・スパートだよそろそろ射精したいからさ</p><p>ちょっとツラいと思うけれどすぐに終わるから、我慢しててくれ</p><p>白旗さんの肩を掴み腰を一気に、加速させるッッ</p><p>ええっ痛いっちょっと痛いっ痛いわよっそんなに荒々しくしないでっ</p><p>パンパンパンッと、オレの下腹を白旗さんに打ちつけるッ</p><p>止めてっ止めなさいっ嫌ぁ、嫌嫌ァァァァァッッ</p><p>オレに激しく突かれて、白旗さんの大きなおっぱいがぶるんぶるん揺れるッ</p><p>オレと白旗さんの汗の滴が、周囲に弾け散った</p><p>い、嫌ぁぁッッ痛いっ痛いんだからぁぁッッッ</p><p>ああまた精が身体の底から、こみ上げて来るッッ</p><p>白旗さんッオレ出すよっ白旗さんの中に出すからッ</p><p>無理ッそんなの絶対にダメぇッッ中に出したら、ホントに呪う呪ってやるんだからぁぁッッッ</p><p>ああ男に射精される恐怖に、白旗さんの膣がキュッと収縮かるッ</p><p>絞られるッ</p><p>イクぞっイクぞっイクぞっ</p><p>来なくていいからぁっ</p><p>ぁぁで、出るぅぅッッ</p><p>ビシュッと最初の熱液が、白旗さんの子宮内に噴射されるッ</p><p>ぎゃぱぁッ</p><p>身体の最奥に拡がっていく熱を感じて白旗さんは、大きく瞳を開く</p><p>う、嘘よこんなの認めないわよ</p><p>認めなくても出てる出てるよっ</p><p>オレは腰をカクッ、カクッと打ちつけてさらに射精を続ける</p><p>ほらっ白旗さんの中にオレの精液が入っていってる</p><p>ポロポロと、また白旗さんは涙を零す</p><p>わ、判っているわよそんなのくぅぅバカぁぁ</p><p>オレは最後の一滴まで白旗さんの中に放出した</p><p>はーい、ご苦労様</p><p>克子姉が、笑顔でオレに言う</p><p>疲れたでしょよく頑張ったわね</p><p>連続セックスと射精でくたびれている</p><p>くぅぅ、ぅぅ</p><p>白旗さんは、オレと繋がったままで小さな声で、泣いていた</p><p>グッタリしている場合じゃない</p><p>最後までちゃんとキメてやらないと</p><p>泣いている場合じゃないぞ白旗さん</p><p>オレはフンっと気合いを入れて、身体を起こす</p><p>ほら、見ろよいいか</p><p>オレはゆっくりと白旗さんの胎内から、ペニスを引き抜いていく</p><p>ぐぅっ、あううっ</p><p>亀頭が膣口を抜ける時の痛みで、白旗さんは泣き止む</p><p>ほらこれが処女の血そんで、今、零れてきたのがオレの精液だ</p><p>とろろろっと血が混ざってピンク色になった精液が、傷付いた割れ目から滴る</p><p>それを見て白旗さんは、また泣く</p><p>その姿も、克子姉がカメラで撮影する</p><p>この部屋にはカメラがたくさん仕掛けられているのに、わざわざ決定的な場面を撮影するのは白旗さんを、さらに追い詰めるためだ</p><p>さてと、白旗さん今日の白旗さんはアブナイ日なんだから、このままだと妊娠してしまうかもしれないぞ</p><p>さらに泣く白旗さん</p><p>白旗さんはオレの子供を産むか</p><p>泣いてちゃ判らないよっ</p><p>白旗さんは、キッとオレを睨んで</p><p>あなたの子供なんて、産みたくないわよっ</p><p>ふーん、じゃあどうするんだ</p><p>オレはさらに煽る</p><p>ひ、避妊薬があるんでしょっ早く、ちょうだいっ</p><p>うんちゃんと覚えていたな</p><p>それが人に物を頼む態度かよ</p><p>オレは、低い声で言う</p><p>白旗さん避妊薬を下さいって、黒森くんにお願いしなくちゃ</p><p>そ、そうですよ黒森公様に、お願いするんです</p><p>ここんな人にあたしをレイプしたのよ、この人っ</p><p>じゃ要らないんだな避妊薬</p><p>この子は頑固だけれど馬鹿ではない</p><p>引き下がらなくてはいけないラインには気付いている</p><p>く、下さいお、お願いします</p><p>苦々しい顔で、白旗さんはそう言った</p><p>何をだちゃんとオレに判るように言え</p><p>ひ、避妊薬をあたしに下さいお願いします</p><p>最初から、そう言えばいいんだよ</p><p>オレは突っぱねる</p><p>避妊薬は、この後検診の時に池田先生が下さるわそうなるように連絡しておくから</p><p>克子姉が、優しい笑顔でそう答えた</p><p>白旗さんは、オレが憎いか</p><p>オレは敢えて尋ねる</p><p>正直に答えろ白旗さんはオレが憎いか</p><p>に、憎いに決まっているでしょっあなたなんて大ッ嫌いよっ</p><p>オレを睨んで、そう叫ぶ</p><p>だったら、オレを見返してみろよ</p><p>ええ、見返してやるわよっあなたなんてあたしは、絶対に弁護士になるっ弁護士になって、あなたのことを訴えてやるんだからっ</p><p>それ以前だろ</p><p>弁護士になる夢も大切だけれどこれからの５年間を生き抜くのが先だ違うか</p><p>白旗さんのお尻を、パーンッと叩くっ</p><p>い、痛いじゃないのっ</p><p>今の白旗さんにはこの身体しかないんだよっこの身体だけで、５年間を生き抜けよっ金持ちの顧客を捕まえて、一刻も早くここから抜け出せっいや、いっそのこと弁護士になるための費用まで出してくれるパトロンを見つけろよ</p><p>ハッとなる白旗さん</p><p>オレが憎かったらこんな運命に腹が立つのなら闘えよ身体１つで文字通り、裸で戦い抜けよ</p><p>そんなのあなたに言われなくても、判っているわよ</p><p>処女を犯され膣内射精されれば</p><p>好きではない男と、一度でもセックスすれば</p><p>娼婦にならなくてはならないという運命の重みが、グッと減る</p><p>セックスで金を稼ぐということか現実の問題として受けとめられるようになる</p><p>判っているわよ、判っているわよ、判っているわよあたし見返してやるわあなたを絶対に許さないんだから</p><p>白旗さんの中に闘志が燃えている</p><p>はい、後はあたしに任せてあなたはこっちの部屋で休んでて</p><p>克子姉が、元の部屋と通じるドアのロックを解除する</p><p>朝比奈さんとモモカさんは白旗さんに付き添ってもらうわよまず、シャワーで身体を清めてそれから、モモカさんと一緒に池田先生に診てもらうわ</p><p>はーい黒森くんっ、白旗さんのことはあたしたちが見ているわ</p><p>これからずっと一緒にここで生きていく仲間ですから</p><p>希美とモモカは、そう言ってくれた</p><p>オレの任務はここまでだな</p><p>ああ、じゃあ頼むよ</p><p>白旗さんは、ムッとしたままオレを睨んでいる</p><p>克子姉が、そんな白旗さんの拘束ベルトを一つ一つ外していった</p><p>憎まれている白旗さんの言葉では、呪われている</p><p>オレは、ドアを開けて元の部屋に戻った</p><p>ドアを閉じる</p><p>自動的にドアがロックされる</p><p>よし、これで向こうの部屋とは遮断された</p><p>こっちの部屋に居たはずの美里、ありす、可憐、ミタマ＆キヌカが居ない</p><p>碁盤だけは、そのまま残されているけれど</p><p>碁石なんかは綺麗に片付けられていた</p><p>碁の対戦は、終わったらしい</p><p>プシュ、ガチャ</p><p>オレが入って来たのとは、別のドアが開く</p><p>ミナホ姉さんと珠代さんが入って来た</p><p>ご苦労様公</p><p>ホントあなた、なかなかやるわね</p><p>珠代さんもそう言う</p><p>その年齢で自分が何を求められているのか、ちゃんと判ってて３人それぞれ相応の対処をしたんだから</p><p>何か良く判らないけれど褒められた</p><p>今までの黒い森には無かった役割をあたしはあなたに担って欲しかったのよそれをあなたに説明する前にあなたは、場の空気を読んで、その役割を自分から請け負ってくれたわ</p><p>オレはただオレがするべきだと思ったことをしただけで</p><p>娼婦というのが、人類初の女の職業だということは知っているわよね文明が興ると同時に娼婦は生まれたのよ</p><p>ある程度の数の生活集団が発生すれば娼婦になる女が現れる</p><p>身体を売ることだけで生活の糧を手にする女が</p><p>そして娼婦には必ずヒモが付いていたのよ</p><p>ヒモ</p><p>日本語のヒモだと娼婦から金を巻き上げるだけのダメ男というイメージが強いけれど英語のpimpだと女衒とか、ポン引きとか、売春斡旋人という意味合いが強いわ売春婦たちを管理して、そこから金を得る男のことね</p><p>それは、男が娼婦たちから搾取しているだけにしか見えないんでしょうけれど実際には、もっと深い関係なのよ女が女だけで売春なんて仕事をやっていくのは無理だからおかしな客から娼婦を守る用心棒や、裏社会との関係を保つための仲介人とか男じゃないと無理なことはどうしてもあるから</p><p>女だけじゃ身体を売った後に、ちゃんと金を払ってもらうのも大変だよな</p><p>恐いお兄さんが側に付いているからトラブルが抑えられる</p><p>そういう側面もあるのか</p><p>そういう現実的な対応も大事だけれどもう一つ、精神的なものも大きいのよやっぱり娼婦だって女の子だから頼ることのできる男が居てくれないと、不安が納まらないのよ</p><p>だから、世界中、どこの売春窟へ行っても娼婦たちには必ず、ヒモがくっ付いているんだよ男が娼婦に寄って来るばかりじゃない娼婦たちだってヒモを欲しているんだ</p><p>つまり、公は朝比奈さん、住友さん、白旗さんの３人とセックスすることであの子たちの処女を奪うことで彼女たちのヒモになったのよ</p><p>信頼、依存、憎悪、それぞれ公に対する感情は違うけれどあなたは彼女たちにとって特別な存在になったわ今は、それでいいのとにかく、これであの子たちは、この娼館の中で孤独ではなくなったんだから</p><p>朝比奈さんも、住友さんも何か問題を抱えたら、すぐにあなたに相談するでしょうし白旗さんだって、今日はあなたのことを恨んでいるでしょうけれど、すぐにあなたが特別な人だって気付くわ</p><p>レイプした相手と、あれだけ素直に言い合いができるなんて普通じゃ、ありえないんだから</p><p>珠代さんが、そう言う</p><p>すぐにあの子もまあ、文句を言うっていう形でしょうけれど、悩みをあなたに相談するようになるわよだって、あなたとっても話しやすい相手なんだもの</p><p>もう少し研修も続くしねあと、２、３回、公とセックスしたら白旗さん、公に対する態度は、丸っきり変わると思うわ</p><p>憎しみが愛着になるのよ</p><p>でも、公耐えられるあの子たちはこれから、あなた以外の男の人とセックスしなくてはいけなくなるのよ</p><p>判っているよ娼婦になるんだからでも、それはオレには、どうすることもできないことだしでも、できる限り、あの子たちが苦しまないようにしてやりたいそれから娼婦を引退した後のことについて夢を持っていて欲しいし可能な限り、それこそ一生、サポートしてあげたいと思うんだ</p><p>希美、モモカ、白旗さんたちには娼婦にならなくてはならない事情がある</p><p>オレにはそれを何とかしてあげることはできない</p><p>可哀相だからって、誰でもオレの家族にすることはできない</p><p>ミナホ姉さんに甘えるのも限度がある</p><p>オレができることは何でもするでも、できないことはできないんだからオレも現実を受けとめるよ</p><p>成長したわね公</p><p>ミナホ姉さんは優しくオレに微笑んだ</p><p>今のあなたなら大丈夫だと思うわ</p><p>公お屋敷に戻って、歌晏様のお嬢様とセックスなさい</p><p>桃子姉ちゃんと</p><p>うー</p><p>結局、コミケには行きませんでした</p><p>調べたのですが昔、好きだったサークルさんがことごとく</p><p>もう参加していなかったり、新刊が落ちてたり</p><p>何か気力が出ませんでした時代の変わり目なのかなぁ</p><p>結局、父の散歩に付き合ってコーヒーを飲んだだけです</p><p>寂しい年末です</p><p>次話のアップは新年となります</p><p>皆様、良いお年をお迎え下さい</p><p>1128．処女たちのセックス研修　／　最後にKISS</p><p>桃子姉ちゃんは</p><p>だってあの人は、香月家と同じくらい格の高い名家のお嬢様だろ</p><p>香月家・歌晏家・狩野家が３大名家なんだったと思う</p><p>その内、狩野家だけは家そのものの勢いは衰えていて、今は格式だけの家になっている当主は名誉職みたいな役職に就いているだけで、家として事業は何もしていない</p><p>一方、香月家と歌晏家は家の格式だけでなく、それぞれ独自の企業グループを支配している政財界にも、大きな影響力を持っているらしい</p><p>ええ、そうよ歌晏桃子様も将来は、いずれかの名家に嫁がれることになるでしょうね</p><p>ミナホ姉さんは当然のこととして、そう言った</p><p>名家同士の血縁関係を深めるための政略結婚で</p><p>香月家は、現当主のジッちゃんの孫が女の子だけだからみすずや瑠璃子は、色々とゴタゴタしたことに巻き込まれていたけれど</p><p>歌晏家と狩野家にはきちんとした男の後継者がいるらしい</p><p>だから桃子姉ちゃんは、ムコ取りをせずに問題無く、他家に嫁に行くことができる</p><p>公とセックスしたとしても歌晏桃子様は、公の女にはならないわあの方は、いずれ公ではない男の人と結婚するそれは、決まっているの</p><p>そうだ桃子姉ちゃんは、絶対にオレのモノにはならない</p><p>それでも今だけの関係だとしても、公は歌晏桃子様とセックスするべきだとは思わない</p><p>な、何でオレと</p><p>あの方は性的なフラストレーションが溜まっているでしょ誰かが解放してあげないと爆発しちゃうわよ</p><p>ミナホ姉さんは、真顔でそう言う</p><p>えっとフラストレーションて何</p><p>インフレーションなら聞いたことがある</p><p>言葉の意味は知らないけれど</p><p>ああ、簡単に言うと欲求不満てことよ</p><p>その言葉なら判りやすい</p><p>みすずさんや瑠璃子さんと同じよ大きな名家のお嬢様は、外部から色々な圧力を掛けられてそれでも、どんな場所でもお上品良く振る舞わなくてはいけないから</p><p>心に歪みが生じてしまう</p><p>みすずさんや瑠璃子さんは他所の人たちに見られない場所、つまりあたしたちのお屋敷の中で、あなたと思いっきり破廉恥な行為を楽しむことでフラストレーションを解放しているわだから、お外では究極のお嬢様を演じていられるのよ</p><p>確かに、みすずも瑠璃子も前よりも今の方が、精神のバランスが良くなっていると思う</p><p>それは、オレたちの家族が他の家族のみんなと共同生活をしているのが良いんじゃないかな瑠璃子なんて、本当に嬉しそうに家事をやっているし</p><p>家族のために、自分が何かをするということ</p><p>香月家のお嬢様として奉られて、周囲から孤立するのではなく</p><p>年上の姉たちに可愛がられ、年下の妹たちの面倒を見る生活が瑠璃子の心を癒やしているのだと思う</p><p>確かに、その要素も否定しないけれどでも、やっぱり、あなたとのセックスが重要なファクターになっていると思うわみすずさんも瑠璃子さんも、香月家本家の血筋を引いているから本性は強欲だし、性欲もとても強いわ</p><p>それもその通りだと思う</p><p>みすずは、最初っからＭっ気が強かったしオレと知り合う前は、渚のペットとしてレズ指導を受けていたけれど</p><p>ジッちゃんによって性知識を与えられないで成長した瑠璃子が</p><p>今では、ハメ撮り大好きの淫らな中学生少女になってしまっている</p><p>あなたぐらい、どんなセックスにも応じてくれて、オープンな性格の子じゃないとみすずさんや瑠璃子さんみたいな子の相手は無理なのよ欲望のエンジン規格が普通の子と違うから普通の男の子じゃ引いちゃうような、刺激的でハチャメチャなセックスをしたがるわよねセックスに関する独創性も、規格外だから</p><p>確かに今は、学園祭や修学旅行中のセックスを計画している</p><p>普通の学校でもトンデモないことなのにあいつらの通っている学校は、日本一の超お嬢様学園だ</p><p>警備も厳重だし、他の名家の警護役も居るのにそれでも</p><p>まどんな要求にも動じない、あなたのエンジンが一番凄いんだけれどね出力も、持続時間も、耐久力も</p><p>そうよねえこれだけ連続でセックスしているのにケロッとしているものね</p><p>珠代さんが、バスローブの中のオレのチンコをチラッと見て言う</p><p>いや、結構くたびれてますよ</p><p>普通の子ならくたびれているじゃ済まないわよ午後だけでも、処女の子と３連戦よ</p><p>あのオレ、そういうのは慣れてますから</p><p>連続処女レイプとか鷹倉姉妹でも、エリとリエの双子でも、鞍馬姉妹＋ミタマ＆キヌカでも経験している</p><p>まあ、そうやって、ドッシリと構えているのは良いと思うわよセックスの強さも、男の魅力の１つだから</p><p>珠代さんは、オレに微笑む</p><p>話を戻すけれど歌晏桃子様も、欲望の強い方だと思わないみすずさん、瑠璃子さんレベルいえ、それ以上に</p><p>それは桃子姉ちゃんの方が、みすずたちよりも強引だもんな</p><p>歌晏家にはみすずや瑠璃子が苦労したような、家の内部での派閥抗争なんかは無かったみたいだし</p><p>名家歌晏家の本家のお嬢様としてプレッシャーを受けながらも、伸び伸びと成長してきたんだと思う</p><p>護衛役のセバスティアヌス（山田梅子）さんに、自分の趣味で男装させたりメッチャクチャだもんな</p><p>そういう歌晏桃子さんがあなたが、みすずさんたちや、何より自分の妹分だった鳥居まり子さんともセックスするのを観てしまったのよセックスに対する興味に歯止めが掛からなくなっていると思わない</p><p>桃子姉ちゃんは先週、オレがまり子とセックスする様子を観ている</p><p>ああ、だからイーディと公開試合して負けたセバスティアヌスさんに、オレとセックスしろとか命令しているんだ</p><p>そうよ本当は自分がセックスを経験してみたいのよでも、自分からあなたにセックスしてとは言えないから</p><p>桃子姉ちゃんも香月みすずの公式なパートナーであるオレとセックスすることには、ためらいがあるんだろう</p><p>でも、だからって溜まった欲求不満をセバスティアヌスさんにブツケるのは問題だよ</p><p>セバスティアヌスさんがオレに犯されるのを観ることで自分の性欲を抑えるというのは</p><p>そうね護衛役の身体を使って代償行為をするのは良くないわよね</p><p>でも天下の歌晏家のお嬢様が、性欲を鎮めるためだけにセックスするとしたら相手は、あなたしかいないわよ</p><p>口が固くて、絶対に秘密を漏らさなくて世間も、この男とは、そんな関係になるはずが無いと思わせられる男の子なんて</p><p>オレはみすずの公式な相手だからか</p><p>香月家のお嬢様と付き合っているのにさらに歌晏家のお嬢様を口説こうとするバカはいない</p><p>そんなの命知らずにもほどがある</p><p>特に香月家には、香月セキュリティ・サービスという恐い組織があることはみんな知っているわけだし</p><p>オレがみすずに隠れて浮気なんかしたらすぐにバレるはずだと思っているだろうオレの行動は、２４時間監視されているはずなんだから</p><p>実際には香月セキュリティ・サービスは、翔姉ちゃんを通してすでに、オレのモノになっているんだけれど</p><p>世の中の人は、オレがジッちゃんとみすずに気に入られただけのシンデレラ・ボーイとしか思っていないだろうから</p><p>まあ、いいわとにかく、家に戻って歌晏桃子様にお会いしてみなさいそして、あなたが自分で感じた通りになさいあたしは欲求不満な歌晏様をあなたが抱いてあげるべきだと思うけれどあたしの意見は、参考にだけしてくけれればいいわ</p><p>命令はしないんだね</p><p>黒森家の当主、あるいは黒い森のボスとしての指令ではない</p><p>ええ、この件に関してはあなたに任せるわこれはもう、黒森家ではどうこうできる案件ではないもの</p><p>あたしは、ただ歌晏桃子様が、何を求めてあたしたちのお屋敷にいらっしゃるのかそれをあなたに判っていて欲しかったのよ</p><p>ああ、そうだね今のミナホ姉さんの話を聞かずに家に戻ったらセバスティアヌスさんを犯せっていう桃子姉ちゃんの命令に反発して、オレ、ケンカすることになったと思うよ</p><p>オレは桃子姉ちゃんの家来でも下僕でもないんだから</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんの意志を無視してレイプしたりするのは嫌だ</p><p>桃子姉ちゃんに強要されたら反発していたと思う</p><p>本当にセックスしてみたいと感じているのが、桃子姉ちゃん自身ならそれに合った対応を考えるよ</p><p>その上で桃子姉ちゃんとセックスするかどうかを決めよう</p><p>対応ってどういうこと</p><p>いや、だからさセックスを体験したがっているとしてもそれがどういう性質のセックスなのか、調べてみないと判らないだろ</p><p>桃子姉ちゃんが求めているセックスの種類がさ荒々しいレイプっぽいセックスなのか、優しい穏やかなセックスなのかそういうの判らないと、対応が異なってくると思うし</p><p>まあまあこの子は、この年齢で、そんなことまで考えるの</p><p>珠代さんが、呆れ声で言った</p><p>考えますよだってセックスなら何でもいいなんてことは、絶対にないんですから</p><p>つくづく女の子の側に立って、セックスを考えるのよねこの子は</p><p>男の性欲の勢いだけで、女の子に襲い掛かったりしないからこそこういうことも任せられるんだけれど</p><p>確かに、貴重な人材ね絶倫な上に、気が利くんだから</p><p>珠代さんは笑う</p><p>ただあなたも判っているはずだと思うけれどあなたと歌晏桃子様の間のトラブルが原因で、歌晏家と香月家が険悪になるようなことだけは、絶対に避けてちょうだいね</p><p>ミナホ姉さんの眼は、真剣だった</p><p>判っているよ黒森家や鞍馬家や水島家も含めて、歌晏家とケンカにならないように注意する</p><p>もはや黒森家だけの問題じゃないものな</p><p>香月家と歌晏家が、仲違いするようなことが起きれば</p><p>名家の世界が割れる</p><p>ありすや美里の鞍馬家の再興や、可憐の水島家にまで影響が出る</p><p>大変だと思うけれど頑張って頼むわ公</p><p>ミナホ姉さんは、少し疲れているように見えた</p><p>ミナホ姉さんこそ、無理はしないで</p><p>あなたのおかげで新人の３人の子の研修が進んだから、助かったわ鞍馬美里さんも問題無し徳大寺さかと黒沢さんの方はまだだけど</p><p>あの関西出身の２人はオレじゃなくて、大人の男性に研修を頼むんだっけ</p><p>徳大寺さんたちに対してはオレでは、娼婦を安心させ、依存させ、支配するヒモの役割はできないから</p><p>セックス研修は、大人の男性に頼むって言ってたけれど</p><p>その後は、どうするんだろう</p><p>ミナホ姉さんは、黒い森の娼館の運営に男の人を加入させるとは思えないから</p><p>さあ、帰る前にシャワーを浴びてらっしゃいこっちよ、あなたが着てきた服も、そっちに運んであるわ</p><p>珠代さんが、オレを手招きする</p><p>シャワーの時間だけは、１人にしておいてあげるあなたも、女の子たちかせ解放されて、自分１人で考える時間が欲しいでしょ</p><p>１人になれるのは助かる</p><p>ええ、ゆっくり汗を流してきなさい公</p><p>珠代さんに教えられたシャワー室に入って</p><p>１人で、温かいお湯を浴びる</p><p>オーケー、ミナホ姉さんに言われたことを整理しよう</p><p>１．桃子姉ちゃんにはセックスを経験したいという欲求が溜まっている</p><p>２．でも現在の桃子姉ちゃんには誰にも知られずにセックスする相手はいない</p><p>３．桃子姉ちゃんは、自分の欲求不満を解消するために警護役のセバスティアヌス（山田梅子）さんをオレに犯させようと思っているこれは、阻止しないといけない</p><p>４．いずれにせよ、桃子姉ちゃんが欲求不満なら何らかの方法で解消してあげないといけないそうでないと、色んなひとが迷惑を被ることになるだろうから</p><p>５．でも、オレが桃子姉ちゃんとセックスするというのはあくまでも１つの解決策でしかないのだから、最初からそうすると決めてかかってはいけない</p><p>６．具体的に桃子姉ちゃんがどんなことを求めているかについて調査する必要がある今、ミナホ姉さんが話してくれたことも参考にするだけにしておかないと桃子姉ちゃんの心の状態は、本人に会ってみないと判らない</p><p>ここまでは、判ったけれど</p><p>とにかくこれは、オレが桃子姉ちゃんとセックスしたら、それで何とかなるっていうようなレベルの話じゃ全然ないな</p><p>まず先に、みすずと瑠璃子に相談しなくちゃいけないし</p><p>オレが勝手に動くわけにはいかないよな</p><p>香月家と歌晏家の関係が、一番大きいんだし</p><p>みすすや瑠璃子にだって、プライドがある</p><p>ヤレが桃子姉ちゃんとセックスするかもしれないということをどう感じるのか</p><p>それとこれって、ジッちゃんにも一言、連絡しておくべきことなのかな</p><p>いや、それはみすずと瑠璃子に相談してから決めよう</p><p>やっぱり、オレじゃあ判断できない</p><p>はぁぁ今日は、夕方以降も忙しくなる</p><p>桃子姉ちゃんがお屋敷に来る前に急いで帰らないと</p><p>オレは、シャワーを切り上げて服を着て、元の部屋に戻る</p><p>帰る支度は、できておりますわ</p><p>シャワールームを出ると</p><p>ありすがミタマ＆キヌカ、可憐と出迎えてくれた</p><p>美里も居る</p><p>もういいのか</p><p>オレは姉妹を見る</p><p>はい、美里お姉様とは碁も打たせていただきましたしお話もいっぱいできました</p><p>ありすや、ミタマ、キヌカそれに可憐さんたちが、幸せに暮らしていることが判って、わたくしも満足しております</p><p>美里が、ほんわかと微笑む</p><p>美里さんは研修の進み具合が順調だから今日からは、妹さんたちとのネットを使った連絡を許可するわネットで碁も打てるわよ</p><p>また監視室へ戻ったらしい</p><p>直通回線だから他の人ととは一切、コミュニケーションできないけれど、いいわね</p><p>この地下施設に居る美里とお屋敷に居るありすしか、通信できないシステムにするのだろう</p><p>ありがとうございます感謝致しますわ</p><p>美里は、天井に向かって礼を言う</p><p>碁はきっと、美里さんの武器になるわでもあたしたちのお客様き皆様、碁がお強いからプロの女流棋士に来ていただいて、美里さんに特訓してもらうわそれぐらいしないと武器としては極められないわよ</p><p>ミナホ姉さんは、そういうことも計画しているのか</p><p>はいご指示に従いますよろしくお願い致します</p><p>美里は、笑顔でそう答える</p><p>ホントに武器になるんならあたしたちにも教えなさいよ碁</p><p>あれ希美たちもやって来た</p><p>モモカに白旗さん克子姉も居る</p><p>はいわたくしでよろしければ、幾らでもお教え致しますわ</p><p>美里が、にこやかに希美を見る</p><p>あ、あたしも何か、あなたに教えられることがあったら、教えてあげるからさ</p><p>ええ、お願い致しますわ</p><p>あれ池田先生もう終わったの</p><p>モモカと白旗さんは処女喪失後の検診に行くって言ってたよな</p><p>克子姉が、白旗さんを見る</p><p>まだ、シャワーを浴びただけよ朝比奈さんとモモカさんが一緒に、白旗さんとシャワーに行ってくれたんだけれど</p><p>白旗さんとあたしたち、色々とお話したんです</p><p>それで、白旗さんたらシャワーで頭を冷やしたら、どうしてもあなたに話したいことがあるって</p><p>微笑む、希美</p><p>ええ、あなたが帰っちゃう前にどうしてもってね</p><p>克子姉が、後ろから白旗さんの肩を抱く</p><p>シャワー上がりのバスローブ姿の白旗さんが、オレを見て</p><p>つ、次はな、泣かないから</p><p>あ、あなたのおかげで踏ん切りがついたわあ、あたし娼婦になる覚悟して、ここに来たはずなのにグダグダしてて、悪かったわいえ、あのごめんなさい申し訳ありませんでした</p><p>白旗さんは、深々と頭を下げる</p><p>オレにではなく克子姉や、ここの様子を別室で観ているミナホ姉さんにだろう</p><p>あなたにヤられちゃって処女じゃなくなっちゃったらもう、どうしようもないんだって気持ちが落ちついたのよ中に出されちゃったし</p><p>白旗さんはオレに言う</p><p>でも、それだってウダウダしていた、あたしを追い込むためにわざと、あなたがそうしたんだってことは判っているわあなたが自分の楽しみで、あたしをレイプしたわけじゃないってことは</p><p>黒森くんて、あたしたちが恐くないように気配りしてくれてたもんねエッチなだけの、ギラギラした感じとか見せないし</p><p>うんレイプじゃなくってちゃんと愛してもらったと思いますモモカも</p><p>希美とモモカもそう言ってくれる</p><p>マンガとかで見るような恐―い感じのレイプじゃなかったですから</p><p>え、モモカそういうマンガを読んでるのか</p><p>思わずオレが尋ねると</p><p>あ少女マンガですっエッチなマンガじゃなくって</p><p>最近の少女マンガはレイプとか妊娠とか、よくあるんだよねっ</p><p>希美が、笑ってモモカに言う</p><p>何か今でも夢みたいモモカたち３人とも黒森公様とセックスしたのにいや、えっと鞍馬さんたちも午前中にしてましたよね</p><p>みんな黒森くんとセックスしたら何か、妙に親しみが湧いちゃったのよ</p><p>あたしたち、みんなあなたにオチンチン入れられて中に射精されちゃったのよね</p><p>白旗さんが、自分の下腹部に手を当てる</p><p>はい、みんな仲間ですわどうぞ、仲良くして下さいませ</p><p>美里が、３人に微笑む</p><p>こちらこそ、よろしくお願い致します</p><p>今まで、冷たくしててゴメンなさい</p><p>モモカと希美が、美里に頭を下げる</p><p>あの鞍馬さんの方が年上なんですよねよろしくお願いします</p><p>白旗さんも、美里に一礼する</p><p>年齢なんて、ここでは関係ありませんわ</p><p>美里は、笑顔でそう答えた</p><p>何にせよこの４人の娼婦候補生たちが仲良くなってくれたことは嬉しい</p><p>後は徳大寺さんと黒沢さんだな</p><p>でも、それも希美たち３人が態度を改めれば、関係が改善されるだろう</p><p>徳大寺さんたちは、娼婦になることに前向きなんだから</p><p>ただ、あのあたし女として、１つだけ悔しいことがあって</p><p>白旗さんが、オレに言う</p><p>あなたはあたしとセックスしてくれたけれどあたしのこと、女の子としては魅力を感じてくれてないですよね</p><p>それは女としては悔しいんですだから、次の研修の時には、絶対にリベンジしますからっ</p><p>オレは白旗さんだって、可愛い女の子だって思ってるよ魅力的だって</p><p>嘘です朝比奈さんや住友さんのことはセックスしながら、顔も身体も褒めていましたけれどあたしには</p><p>ああ何かいっぱい、ケナすようなことを言ってたなあ</p><p>いやいや、それはあの、白旗さんを奮起させるための方便というか</p><p>大きいだけの形の悪い胸で、申し訳ありませんっ</p><p>ありゃりゃ</p><p>違うんだって本当に魅力を感じていなかったら、オレだってチンコが立たないし、セックスだってできないよっ</p><p>この人の言う通りよ男の子だって、デリケートだから魅力を感じない子とは、セックスできないわよ</p><p>克子姉が、白旗さんに言う</p><p>でも、少女マンガでは</p><p>おいおい、モモカ</p><p>少女マンガって作者が、女の人の場合が多いでしょ女はさついつい、男の子を性欲の権化というか誰とでもセックスしたいだけケダモノだと思いがちだけれどそうでもないのよ</p><p>確かに、ホントにケダモノみたいな男もいるけれどそういう人、ばかりじゃないからこの人なんて、セックスする相手には困っていないでしょほら、この通りあなたたち以外にも、いつでもセックスできる可愛い子たちがいるんだから</p><p>セックス奴隷でございます</p><p>わたくしもで、ございます</p><p>可憐もです</p><p>ありすも奴隷ですわいつでも、どこでもどんな時でもお求めでしたら、ご奉仕致します</p><p>ミタマ、キヌカ、可憐、ありすがオレを見る</p><p>こんな状況なんだから、この人はセックスには全然ガツガツしてないのよだから、ホントこの人は、魅力を感じない女なら、裸で眼の前に立ってても無視するわよそういう人なのよ</p><p>そうだよオレは白旗さんは可愛いって感じたし白旗さんの綺麗な身体を抱いてみたいって思ったから、セックスしたんだ魅力的な女の子だって、思っているよ</p><p>当たり前だろそうじゃなかったらできないって今日、何回、セックスしてると思ってるんだよっ</p><p>そんなこと、あたしに言われたって知らないわよっ</p><p>喚く白旗さん</p><p>はいはい、騒がないはい、娼婦候補生の皆さんはあたしに注目</p><p>克子姉が、講師の顔に戻る</p><p>今の話男の人は、セックスできそうだぞって思ったら、どんな相手でもオチンチンが勃つわけじゃないってことよく覚えていてね特に、あなたたちのお客様は政財界の方々で年輩の男性が多いのよ若い娘とセックスしたいんでしょほら、どうぞ、好きにしたらみたいな雰囲気を出したらお客様がご不快になるわよここは高級娼館なのその辺の援助交際の女子高生の何百倍もの料金を支払っていただくんだから、あなたたちはお客様に雰囲気から楽しませて差し上げないといけないのよ若い裸体をベッドの上に放り出すだけでは、済まされないのよいいわねっ</p><p>お客様にゆったりとくつろいでいただけるように、わたくしたちが気配りをしなくてはならないのですわね</p><p>そうよハッキリ言うけれどセックスだって、お客様が求められなければする必要はないのよ娼館に来たんだから、さっさとセックスしろみたいな空気が一番よくないのよどんなことでもセックスのことだって、娼婦がお客様に強要することは許されないのよ</p><p>克子姉の言葉は厳しい</p><p>とにかく、気配りとサービス精神ただし、それが強要になってはいけないそれだけは、肝に銘じてお客様は、ここにセックスだけを求めていらっしゃるわけではないのよセックスだけなら、ここよりも遙かに安いお店がたくさんあるわあなたたちが提供するものは安らぎよそっちの方が上なの実際、あたしが現役だった頃のお客様で高いお金を支払って下さっているのに、あたしとセックスしないお客様が何人か居たわただ一緒に居て、お話して、お茶でも飲んで安らかな時間を過ごせたら、それで満足っていう方もいらっしゃるのよ</p><p>はぁぁ、政財界の大物ってそういうものなんですねぇ</p><p>希美が大きくうなずく</p><p>ええお客様に何を求められているのかニーズを感じ取るのよあなたたちは高級娼婦になるんだから判るファースト・フードなら安くてボリュームがあることを求められるけれど高級なお料理は、量にはこだわらないでしょ美味しさと品の良さと、見た目の美しさお店の調度品や、食器類に至るまで全て含めた雰囲気が大切なのよ</p><p>高級レストランみたいなのを、目指さないといけないんですね</p><p>モモカが呟く</p><p>そうよだってファースト・フード店より、高級レストランの方が、遙かに収入が良いでしょ娼婦も同じよたくさんの報酬を得たいと思ったら、一流の顧客を掴まないといけないそのためには、娼婦も一流を知るしかないのよ</p><p>白旗さんが、眼を輝かす</p><p>真面目に講義を聞いていなかった３人が、真剣に克子姉の話にうなずいている</p><p>お父さんの借金早く返したいものね</p><p>うん一流にならなきゃ</p><p>援助交際なんかじゃ、何十年掛かっても返済できないと思うし</p><p>希美、モモカ、白旗さん</p><p>頑張れよ、みんなオレ、応援するから</p><p>当たり前よ黒森くんにはずーっと付き合ってもらうわ</p><p>モモカはバカですけれど絶対服従ですから</p><p>とにかく、あたしはリベンジするからねっあ、そうだ</p><p>白旗さん</p><p>あなたあたしにキスしてないでしょ</p><p>キス</p><p>もうヴァージンじゃないのにファースト・キスがまだなんて、信じられないわよっ</p><p>いや、それはあの白旗さんが、好きな人がいるって言ってたから</p><p>何かキスまでするのは、悪いような気がして</p><p>もういいわよっあなたでさっ</p><p>白旗さんが、そう言うから</p><p>オレは、白旗さんの唇にそっとキスをした</p><p>これであたしも、みんなと同じね</p><p>白旗さんはニコッと笑う</p><p>一生、あなたのことは許さない憎んでやるんだから</p><p>騒がしい口を、オレは再度キスで塞いだ</p><p>今年もよろしくお願い致します</p><p>2015年こそは必ず、完結させます</p><p>少しずつでも、確実にラストには向かっておりますので</p><p>次話から新章で、桃子姉ちゃん編をやってこのエピソードは終わりです</p><p>1129．日暮れ前　／　リセット・タイム</p><p>取りあえず</p><p>美里に、ありすたちとのみコンタクトできる携帯が支給されるように</p><p>希美、モモカ、白旗さんにも、オレとだけ連絡が取れる携帯が渡されることになった</p><p>これで、何か問題が起きた場合はオレに相談するというラインができた</p><p>というか再来週ぐらいには、あの子たち全員、あなたの高校に編入するんだけれどね</p><p>地下駐車場で、車に乗り込みながら克子姉が言う</p><p>ここへ来た時と同じありすと可憐、ミタマとキヌカも一緒だ</p><p>えオレの高校に</p><p>そうよあの子たち、みんな高校へ行っている年齢でしょあなたの高校が、元々、黒い森の娼婦たちのカモフラージュに使われていたことを思い出しなさい</p><p>戦後まもなくに、ミナホ姉さんのお祖父さんは政財界の人たちの秘密の社交場として、黒い森の前身黒森楼を創設した</p><p>そして、そこで働く娼婦を地方から集め</p><p>お屋敷を女学生寮という名目にして少女娼婦たちに学校へ通わせながら、夜の仕事をさせていた</p><p>来年から開設されるはずだったなでしこコースの前倒しということになるわ一般生徒とは隔離して、特別クラスを作るから今、閉鎖されている旧校舎を使う予定よ</p><p>ああ、昔雪乃をレイプするのに使った、古い校舎か</p><p>なでしこコースし、日本の伝統文化を学ぶための女の子だけの特別コースという設定だっけ</p><p>来年までには、新しい校舎を作るつもりだけれど取りあえずはねあの子たちは、ここから毎日、お嬢様が車であなたの学校へ連れて行くことになるわ</p><p>この駅前ホテルの地下施設から、オレの高校まで車なら、１５分もかからない</p><p>ずっと、この地下施設の中に閉じ込められちゃうのは精神が参っちゃうから毎日、ここと学校を往復して、陽の光を浴びるのは良いことだと思うのよ</p><p>２学期の途中なんて、変な時期の編入だけれど朝比奈希美さんに、住友桃香さん、白旗せつなさんそれから、徳大寺園子さんと黒沢直子さん鞍馬美里さんも一緒だから一度に大量に編入して来たら、勢いで誤魔化せるんじゃないかしら</p><p>ああ美人の転校生が１人やって来るのは目立つけれど</p><p>美人ばかり、ゾロゾロとやって来たら</p><p>美里も、オレの学校に来るの</p><p>東京出身の希美はともかくモモカと白旗さんは、地方から連れて来られて来たから、オレの高校に編入するのは判るけれど</p><p>美里が、日本一の超お嬢様校からオレの高校とかアリなのか</p><p>だって鞍馬美里さんは、今、高校３年生でしょ後、半年なんだから高校は、きちんと卒業させてあげたいもの</p><p>克子姉たちは高１で誘拐されて、娼婦に堕とされたから</p><p>高校を卒業できなかったことにトラウマがある</p><p>だからミタマさんと月子さんも、一緒にあなたの高校へ編入するわよ</p><p>わたくしもでございますか</p><p>ミタマが、驚いて尋ねる</p><p>ええ、あなたたちも高校へは通った方がいいもの</p><p>ミタマ、月子も高３だもんな</p><p>月子は関西のゴタゴタが落ち着くまでは、京都の鷹倉神社には帰れないし</p><p>来年の春まで、こっちに居るのならオレの高校に通って、卒業した方が良いだろう</p><p>それにほら、この後、イーディちゃんがしばらく忙しくなるから日常生活での、この人たちの警護をミタマさんにお願いしたいのよ</p><p>イーディはマルゴさんと一緒に、格闘技の大会に出ることになっている</p><p>アメリカ行きの予定もあるもんな</p><p>だから、ミタマさんと月子さんは特別クラスじゃなくて、普通に編入してもらうわそうでないと、自由に警護できないでしょ</p><p>娼婦候補生たちは可能な限り、一般生徒たちとは接触できないようにされるだろうから</p><p>そうじゃないと困る</p><p>彼女たちの正体を、一般生徒に知られるわけにはいかない</p><p>なるほどかしこまりました</p><p>ミタマは、納得してうなずく</p><p>ていうかミタマの場合は、世間ずれを直すために一般クラスへ通った方がいいんだよな</p><p>巫女の力のある月子と一緒なら変なことになる前に、抑えられると思うし</p><p>キヌカちゃんはありすさんやマナちゃん、双子ちゃんたちと中学校へ通うことになっているから、そっちの警護を頼むわ</p><p>ミナホ姉さんが、この子らを受け入れてくれる中学校をというか、彼女たちのための特別クラスを編成してもらうんだけれど見つけて来てくれた</p><p>そして、アニエスやルナ、ヨミにコヨミちゃんたちはみすずたちの超お嬢様校へ入ることになっている</p><p>アニエスの学力試験が心配だけれど</p><p>ハイジは、すでにまり子の警護役として学籍があるからそのまま通わせる美智も居るから、こっちも警護役は充分だ</p><p>ルナもしっかりしてるし</p><p>まとめてみると</p><p>オレの高校</p><p>１年生（パン技能士コース）　オレ、愛</p><p>（普通科）　　　　　　雪乃、メグ、イーディ</p><p>（なでしこコース）　　希美</p><p>２年生（普通科）　　　　　　寧（留年）、可奈センパイ</p><p>（なでしこコース）　　モモカ、白旗さん德大寺さん、黒沢さん</p><p>３年生（普通科）　　　　　　月子、ミタマ</p><p>（なでしこコース）　　美里</p><p>超お嬢様校</p><p>小学６年生　　　　　　　　　アニエス、ルナ、コヨミちゃん</p><p>中学１年生　　　　　　　　　ハイジ</p><p>中学２年生　　　　　　　　　ヨミ</p><p>中学３年生　　　　　　　　　瑠璃子、美智</p><p>高校１年生　　　　　　　　　まり子</p><p>高校２年生　　　　　　　　　みすず</p><p>高校３年生　　　　　　　　　美子さん</p><p>新しい中学校</p><p>１年生　　　　　　　　　　　ありすキヌカリエとエリ</p><p>２年生　　　　　　　　　　　マナ</p><p>だいたい、こんな感じか</p><p>学校のことを考えていたら思い出した</p><p>うちの高校の岩倉会長って、どうしたんだろう</p><p>生徒会長だけど、実は腹黒黒い森の現役娼婦で、ヘンタイセックスが大好きなあの人は</p><p>確か、オレたちより先にここへ向かったはずだよね</p><p>オレたちは、学校から一度お屋敷に帰ってありすたちを連れて、来たけれど</p><p>岩倉さんは、学校から直接短パンで大型バイクに乗っている、変なサングラスのオッサンが迎えに来ていて</p><p>今日の段階で、幸代ちゃんに来られると困るでしょどうせ、あの子新人の子たちに、余計なプレッシャーを掛けるだけだから</p><p>うん岩倉会長みたいな、売春大好き、ヘンタイ行為大好きっていう人は</p><p>希美たちに、何を教え込もうとするかちょっと恐い</p><p>だから、ミナホお嬢様があのバイクの人に、可能な限り遠回りして来るようにお願いしてあるのよ</p><p>遠回り</p><p>それも、あの人バイクを走らせながら、女の子とセックスするのが大好きっていう困った性癖の持ち主だから</p><p>バイクを運転しながら</p><p>そう言えば、岩倉会長を自分の後ろのシートでなく膝の上に乗せていた</p><p>ま、困った性癖は幸代ちゃんもだから途中の道では、何をしてもオーケイって、お嬢様が許可を出されたは</p><p>ということはあのオッサンと岩倉会長は、今</p><p>さっきの中間報告だと日光のいろは坂を、セックスしたままバイクで駆け上っている最中だったらしいわ</p><p>日光か</p><p>明日の学校には間に合うように、帰って来ると思うわよ</p><p>岩倉さん何でもアリだから</p><p>さて、また色々と面倒な過程を経て幾つものゲートを潜って、オレたちの車は地下施設から地上に出た</p><p>ミタマさん、尾行車は無いわね</p><p>運転席から、克子姉が助手席のミタマに尋ねる</p><p>無いと思われますキヌカ</p><p>わたくしも不審な車両は、見当たりません</p><p>毎回、チェックは怠らない</p><p>オレたちは犯罪組織であり敵は多いのだから</p><p>関西のヤクザ組織のように、確実に敵だと判っている連中ならまだいい</p><p>問題なのはオレたちはまだ知らないけれど、オレたちのことを狙っている連中がいるかもしれないということだ</p><p>ミナホ姉さんがこれから再開する娼館ビジネスを丸ごと奪い獲ろうと考えるヤツもいるかもしれない</p><p>未知の悪人は、絶対に居る</p><p>だから、どんな時でも決して気を緩めてはいけない</p><p>あなた寝てていいわよ</p><p>克子姉が、ルームミラー越しにオレを見る</p><p>あなた、今日はのまだ大きな仕事が残っているんだから</p><p>あの人とセックスするかどうかは、まだ決めていないけれど</p><p>いずれにせよ、桃子姉ちゃんのハイテンションに付き合うのは疲れる</p><p>元気いっぱい、パワフルお嬢様だからなぁ</p><p>いや、起きているよそんなに長い移動じゃないしむしろ、ここで眠ってしまうと緊張感が緩んじゃうかもしれないから</p><p>精神を研ぎ澄ませた状態で桃子姉ちゃんを迎えないと</p><p>あのお手を</p><p>お手を握らせて下さい</p><p>可憐が、１２歳の小さな手をオレに差し出す</p><p>オレは手を繋いだ</p><p>可憐の手は、柔らかくて温かい</p><p>気持ちが和らぐ</p><p>わたくしたちは、黒森様が奮闘なさっていることを存じあげておりますから</p><p>可憐がオレを見て、そう言う</p><p>可憐の言う通りですわわたくしたちは、判っておりますから</p><p>ありすも、オレを見て微笑む</p><p>さっきの話の続きだけれど</p><p>ミナホお嬢様が、幸代ちゃんを遠ざけたのはね新しい娼館は、昔の様にはならないからなのよ</p><p>昔とは違う</p><p>再開される娼館はもう何回も話に出ているけれど、政財界の重鎮の皆様だけを顧客として、５年間だけのお店でしょそれが、どういうことか判る</p><p>オレは、聞き返す</p><p>新規のお客様を増やさないし、あのクソバカ男のヘンタイ客は全部カットしたから</p><p>クソバカ男とは、雪乃の父親の白坂創介のことだ</p><p>半年前の復讐で、無惨な死を遂げた</p><p>お客様たちの平均年齢が７３歳なのよね地位もお金もあって、黒い森の娼館の秘密を厳守して下さることが判っていて、しかもお金払いの良い方となると</p><p>ああジッちゃんが８２歳だもんな</p><p>そういう年齢層になっちゃうのか</p><p>だから、娼館の娼婦ということになっているけれどあの子たちが、実際にお客様たちとセックスする機会は少ないわよ裸になるとか、セックスの真似事をすることはあってももう、きちんと勃起も射精もできなくなってらっしゃる方が多いから</p><p>そう言えば、ジッちゃんも</p><p>セックスはもう、肉体的に無理だと言ってたっけ</p><p>セックスできないのに娼館に来て、娼婦を買うんだ</p><p>オレには、それが不思議だった</p><p>何歳になられても男でいたいのよ特に、政財界で充実した人生を過ごされた方たちは</p><p>男の人は中年に差し掛かって、体力が落ちてきた時に何くそ、オレは男だぞって自分を奮い立たせないと急激に、オバサン化しちゃうのよね</p><p>男なのにオバサン</p><p>そうよ男性としての色気が消えて何か、せせこましいオバサンぽい性格になっちゃうのよ逆のことが、女にも起こるわ更年期を過ぎると、女らしさが消えて、思いっきりオジサン化する女性って結構いるから</p><p>政財界なんかで地位を占めていらっしゃる方たちはオスとしての闘いをずっと続けているから、何歳になっても男の色気を失わない方が多いわだから、６０歳、７０歳を過ぎても若い女の子と付き合いたいって思うんだろうけれどでも、７０代後になると、体力の方がさすがにガクッと落ちるから</p><p>ミラーの中の克子姉が、苦笑している</p><p>だから、お嬢様は性的な魅力でなく、一緒に居てお客様たちが元気になるような子たちを集めたのよ朝比奈さんも、モモカさんも、白旗さんもとにかく元気で、見ているだけでも楽しくなる女の子たちでしょ</p><p>３人とも生命力が強い</p><p>親の借金のせいで、娼婦にされるために連れて来られたというのにそれで落ち込んで、自殺してしまうような心の弱さは全く感じられなかった</p><p>新しい娼館の売りは、お客様たちを元気にして差し上げることだから皆さん、仲間の方たちに見栄を張って若い娘とセックスしに来たということになさるでしょうけれど実際は、あの子たちと一緒に時間を過ごして、心と身体をリフレッシュなさりにいらっしゃるのよセックスは２の次なのよ</p><p>あの若い人と接して、リフレッシュなさるのなら、ご自分のご家族と娘さんやお孫さんと触れ合われたらよろしいのではありませんか</p><p>だから父親や祖父でなく、男でいたいのよ娘や孫には、カッコ付けられないし、甘えられないからそれにお立場のある方たちって、ご自分のご家族とは余り上手くいってらっしゃらないことも多いし</p><p>他人との方が、気兼ねなく話せたりするのよ特に黒い森の娼婦は、世間とは完全に隔離されているから実は産業スパイとかあり得ないでしょミナホお嬢様が、そういうことに関しては皆様に信頼していただいているし香月様も保証して下さるわけだから</p><p>高級クラブのホステスさんとかの方が恐いのか</p><p>裏で誰と繋がっているか判らないし</p><p>黒い森は、香月家の当主であるジッちゃんも利用しているということで</p><p>何があろうと秘密は徹底的に守るという信用がある</p><p>ということで幸代ちゃんみたいに、お客様の異常な性癖に応えるみたいなセックス重視の娼婦は、再開される黒い森ではメインにならないのよむしろ、いつも笑顔で朗らかで、だけど自己主張はしないお客様の話を静かに聞いてくれそうな美里さんの方が売れっ子になると思うわ碁も打てるしね</p><p>克子姉だけど</p><p>ミナホ姉さんは名家の血を引く美里には、身体は売らせないと約束してくれた</p><p>それでも美里さんが売れっ子になっちゃうのよ新しい娼館では、それくらいセックスは重要視されないのよ</p><p>セックス抜きでも顧客たちは、美里との安らぎの時間に高額を支払う</p><p>ホンモノの高級娼婦っていうのは、そういうものよセックスの巧さじゃないのただ一緒に過ごす時間の芳醇さだけでお客様を満足させるのよ心を癒やし、元気にして差し上げられるのよ</p><p>じゃあ今日のあの子たちのオレとのセックス研修は何だったの</p><p>ていうかこの先も、まだ続けるんだよねセックス研修</p><p>ベッドでのセックスだけでなく野外セックスや、カーセックスまで経験させると言っていた</p><p>するわよあなたにはずっと付き合ってもらうわ</p><p>でもセックスの巧さとかが重視されないんじゃ、そういう研修をやる必要は無いんじゃないの</p><p>そうね研修の目的が、セックス・テクニックの上達だったらねでもそうじゃないのよ</p><p>あなたにあの子たちのセックス研修をしてもらったのは自分が娼婦なんだっていうことを、心と身体に刻み付けさせるためよ</p><p>どんなに大物のお客様のお相手をしても自分はただの娼婦なんだっていうことを忘れないようにねこれは政財界の重鎮の皆様を専門にする娼婦だからこそ徹底的に教育しなくてはいけないことなの</p><p>大物のお相手をしているから自分は特別な女だと勘違いしてしまうようなことは、よくあるのよそれで増長してお客様のビジネスなんかにまで口を出したりするようなことがねこれは、もう世界史レベルでよくある話なのよ聞いたことがあるでしょ国王の愛妾が政治に口を出して、国を傾けるなんて話</p><p>江戸時代の最高級の娼婦のことを花魁と言うんだけれど別名が傾城って言うのよ城が傾くって書くわけ</p><p>漢書いわく北方に絶世の美人あり一度顧みれば、城が傾く再度顧みれば国が傾く傾城傾国の美女ですね</p><p>ミタマがそう言った</p><p>黒い森の娼婦のせいで、国家レベルのプロジェクトが頓挫したとか世界的に有名な企業が業績不振に陥ったとかなんてことになったら困るでしょだから、ミナホ姉さんは誰の相手をしようと、自分たちはただの娼婦でしかないということを今のうちに教え込んでおこうと思っていらっしゃるのよ</p><p>だから、オレなのか</p><p>そうよあなたはただの高校生で、政財界の重鎮ではないでしょ</p><p>うん、オレとセックスしたからって自分が偉くなったような気にはならないだろう</p><p>これからも続けるわよあの子たちが、娼館での生活に慣れてきてお客様たちに気安くなっているちょっと、いい気になっているなって感じたらあなたに、セックスでお仕置きしてもらうわ</p><p>オレとセックスすることで娼婦としての自覚を取り戻させるのか</p><p>大事な仕事よ頼むわね</p><p>それもまたあの子たち娼婦を管理するヒモとしてのオレの任務か</p><p>ただの高校生であるあなたとセックスすることであの子たちも、実年齢の現実の自分を取り戻すことができるのよ</p><p>あたしも、そうだったもの今思うと</p><p>あたしも、娼婦として色んな人とセックスしなくちゃいけなくて、自分がどんな女なのか判らなくなってたと思うのよあなたに会う前は</p><p>やっぱり、セックスって相手に影響されるのよねヘンタイの相手をすると自分には、そんなヘンタイ趣味は無いのにそいつの望むままに、そういう行為をさせられることでアレ、自分もヘンタイだったんじゃないかって気持ちになっちゃうのよどんどん自分が判らなくなっちゃうの行為の意味することに、現実の自分が埋もれていっちゃうのよね</p><p>初めて会った頃の克子姉はとても、エキセントリックだった</p><p>性獣で、淫獣だった</p><p>あれは克子姉の本質ではなく克子姉が体験させられた行為の影響だった</p><p>あたしは、ただの高校生のあなたとセックスすることで実年齢の等身大の自分が見えたんだと思うわ自分を取り戻せたのよ頭の中がリセットされたのよね</p><p>克子姉は、運転しながらそう言う</p><p>今日のあの子たちもこれから大変よやっぱり政財界のお偉い方たちと接するということはどうしたって、影響を受けてしまうから名家のお嬢様の美里さんだけは、そういう世界に慣れているから平気でしょうけれど普通の家庭で育った子たちは</p><p>うん色々とカルチャー・ギャップが起きるんだろうな</p><p>そして、少しずつ自分の立ち位置が判らなくなる</p><p>よく判るよオレも香月家で何日か過ごしたら、感覚がおかしくなったから</p><p>広すぎる邸宅名家の人々</p><p>オレも普段、普通に学校へ通ってパンを作って売ることばかり考えているから、おかしくならないんだと思う</p><p>ああ瑠璃子が、香月家の本家邸宅にプライベート・キッチンを造らせた意味が良く判る</p><p>家事をすることで自分では何もできない名家のお嬢様に戻らないように心掛けているんだ</p><p>使用人に何でもやってもらって感覚をマヒさせないように</p><p>状況に呑み込まれないようにマズイと思ったら、頭の中をリセットするそういうことの重要性は判っていても自分１人では、なかなか対処できないでしょ</p><p>うん知らず知らずのうちに、呑まれていることもあるもんな</p><p>だから朝比奈さんたちのリセットは、あなたに任せるわ</p><p>でも、オレのリセットは誰がするのかな</p><p>オレも知らず知らずのうちにいい気なっているかもしれない</p><p>みんなでやっているわよ毎日</p><p>だから、あたしたちは家族なんだしみんな、あなたとセックスしているのよ</p><p>家族とセックスすることでオレもリセットされているんだ</p><p>セックスというのは、本当に凄いものですね</p><p>可憐が、オレの手をギュッと握る</p><p>裸になって黒森様も裸になられてしますから本当の自分が理解できます自分の身体だけですから自分がどんなに無力で、何もできない娘なのか本当によく判ります</p><p>そんなことない可憐の身体は良い身体だとても気持ち良いオレにとっては価値がある素晴らしい肉体だ</p><p>あ、あので、でもわたくしは、こんな貧弱な肉体ですし</p><p>恥ずかしがる、可憐</p><p>まだ１２歳なのだから、身体が発育しきってないのは仕方がない</p><p>可憐がどう感じようと、黒森様が可憐の身体を気に入って下さっているその事実の方が大切だと思うわ</p><p>ありすが妹に言った</p><p>そう言う、ありすの身体もオレは気に入っているよミタマとキヌカの身体ももちろん克子姉とのセックスもね</p><p>オレは、明るくそう言った</p><p>本日は美里様もご一緒で、皆様と情交することができて、とても楽しゅうございました</p><p>ああ、午前中のみんなでしたセックスか</p><p>キヌカも、そう言う</p><p>ああまた、しようなみんなで</p><p>はい、美里お姉様とわたくしたちで黒森様と幸せな時間をまた</p><p>ありすが、笑顔でそう言った</p><p>お正月なので、久しぶりにビールを飲んだら</p><p>そのままコタツで寝てしまいました</p><p>朝方に慌てて起きて、今日の分を書きましたはぁ</p><p>元旦は父と初詣に行ったのですが、東京でも粉雪が舞ってとても寒かったです</p><p>しかし、テレビは本当につまらない</p><p>1130．日暮れ前　／　思想と現実</p><p>お屋敷に戻る途中で渚の花屋に寄って、まり子をピック・アップする</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが襲来するのならあの人を一番良く知っているまり子が必要だ</p><p>地下施設のある駅前ホテルに近かったから、克子姉が寄ってくれた</p><p>ハイジは、渚の警護を頼む</p><p>ハイジには、引き続き店に残ってもらうことにした</p><p>渚さんは接客中なのでいらっしゃったことは、お伝えしておきます</p><p>ああ、確かに店の奥で、お客さんと笑顔で何か話している</p><p>邪魔しちゃ悪いな</p><p>じゃあねまたあとで</p><p>克子姉が運転席の窓から、ハイジに微笑んで車を始動させる</p><p>ハイジったらあたしより、お客様の対応が上手いのよびっくりしちゃったわ</p><p>車が走り出すとすぐに、まり子がそう言った</p><p>まあ、あの子は子供の頃から色々と苦労してきているから判らなくもないんだけれど</p><p>ヨーロッパの売春街で育ったハイジは自力で、警護のアカデミーの短期コースを受講して、警護人になった</p><p>まだ１３歳なのに</p><p>まり子の警護人として日本に来た後もヨーロッパのアカデミー出身者を紹介するビジネスをやろうとしていたし</p><p>商売っ気は元々ある子なんだよな</p><p>色んな才能が開花してくれたら助かるわよ何たって、あたしたちには才能ある家族は何人でも欲しいもの</p><p>そうですよねぇ今、わたくしたち家族に足りてないのは弁護士さんとか、法曹担当ですかねぇ</p><p>今は香月家の顧問弁護士さんに助けてもらうこともできるけれどそうねぇ、できれば家族の中に法律家がいると心強いわね</p><p>わたくし探してみましょうか若くて、美人で公が気に入ってくれそうな女性弁護士を見つければいいんですよね</p><p>おいおい、まり子</p><p>無理しなくていいわよ弁護士さんとかの世界は実は割と狭いから弁護士会とか法律事務所とか属していないといけないでしょ下手に美人弁護士さんに接触して、あたしたち家族の秘密を知られちゃうのは恐いわマスコミなんかと親しい弁護士さんも多いし政府と反政府組織、どっちにも繋がっている人たちだから</p><p>むしろ、あなたたちの中から誰かが弁護士になってくれる方がありがたいんだけれど</p><p>オレたちの中から</p><p>オレは無理だよ</p><p>頭が悪いから法律とかは絶対に覚えられない</p><p>わたくしも弁護士はちょっとどうしても、ビジネスの方をやりたいですから</p><p>可奈も華やかすぎて、法曹向きではないわね恵美とかどうなの</p><p>メグはダメだ怒り出すと、理屈が通じなくなるから論理的に相手を論破するとかそういう性格じゃないから</p><p>ああ、そうよねえ</p><p>ミタマさんはどう法律とか勉強してみたくない</p><p>今度は、ミタマに話し掛けるが</p><p>法律では敵を討ち果たすのに時間が掛かりますので</p><p>主に降り掛かる火の粉を、己の肉体で未然に防ぐのが我ら姉妹の使命でございます</p><p>ミタマ＆キヌカ姉妹は、警護しか興味が無いらしい</p><p>そう言えばさ、さっき会った白旗さんが将来は、弁護士になりたいって言ってたよね</p><p>オレは、ふと思い出す</p><p>そうねあの子でも良いわねただ、５年後にまだそういう夢を失ってなければだけれど</p><p>克子姉は、寂しそうにそう言う</p><p>それは平気だよ夢を見失わないように、オレたちがサポートしてあげればいいんだから</p><p>渚や克子姉が娼婦をしながらも、自分の夢を捨てなかったように</p><p>そうねあたしたちがフォローしてあげないといけないわね</p><p>ルームミラーの中の克子姉の口元が、小さく微笑む</p><p>あの、弁護士さんのついでにいっそのこと、家族の中の誰かを政治家にしちゃうとかどうですか</p><p>まり子が、また思い切ったことを言い出す</p><p>今なら藤宮麗華さんなんて、日本中で大人気なんですから立候補したら、絶対に通ると思うんです香月様にお願いしたら、有力な政党とも繋がりが持てると思いますし</p><p>確かに、レイちゃんVSキョーコさんの謎のバトルショーは</p><p>国際重犯罪指名手配犯のキョーコさんのやりたい放題と、それを制止しようとする香月セキュリティ・サービス行動隊長のレイちゃんの戦いとして３ヶ月に１度の割合で特番として放送され、ずっと高視聴率を続けている</p><p>雪乃のタイトルすら無い謎のテレビ番組も、そうだけれど</p><p>レイちゃんとキョーコさんの闘いも、業界のタヴーとか全く関係無いから</p><p>キョーコさんの手下として登場したアーニャも美人だし旧バンバルビーのお姉さんたちも、ハチャメチャな闘いを見せてくれている</p><p>前回はドーム球場の屋根の上で、闘ってたし</p><p>それは、まり子さんの勘違いよ香月様は確かに政界のお知り合いは、たくさんいらっしゃるけれどどこかの政党を支持しているというような態度は、一切示されていないわよ</p><p>政治家とは深い関係になってはいけないのよあたしたちもそうビジネスとしてのお付き合い以上のことには、絶対に踏み込まないわ</p><p>さあそれは、まり子さんが自分で考えることだと思うわ</p><p>政治家が身内にいたら、色々と融通してもらえるって考えるのが間違っていると思うよ</p><p>政治って、そういうものじゃないからむしろ、政治家と絡むことで色々とトラブルに巻き込まれることも多いと思うし</p><p>考え込む、まり子</p><p>ねえ、あなた香月様は、いつも、あなたに色々なことをお話して下さっているけれど</p><p>ああ、いつもオレに色んなことを教えてくれるよ</p><p>ジッちゃんはオレに、お前＊＊ということを知っているかと話し掛けてきてくれる</p><p>まあ、オレの場合ほぼ１００パーセント、知らないことばかりなんだけれど</p><p>その香月様とのお話の中に思想について、何か教えていただいた</p><p>シソウって何</p><p>死相試走歯槽</p><p>ほら、何とか主義っていうやつよ民主主義とか、社会主義とかそういうお話世の中はこうあるべきだっていう信条よね政治を通して、社会全体を変えていく目標とか、理想についての理念かしら</p><p>そういうのは、一度も聞いたことがないなあ</p><p>オレは、克子姉に答える</p><p>え香月様って、思想的にはどういうお立場でいらっしゃるんですか</p><p>まり子が、驚いて尋ねる</p><p>思想的な立場って、何だよ</p><p>だから右寄りなのか、左寄りなのかってことよ</p><p>チンコが</p><p>オレは少し左寄りな気がする</p><p>バカっ右翼とか左翼とか聞いたことないのっ</p><p>いや、ジッちゃんは学生時代は、ファーストだったって言ってたぞ</p><p>京都の大学生時代に、何度か学生仲間と野球した話を楽しそうに話してくれたことがある</p><p>ファーストって、どんな思想よ第一主義</p><p>思想じゃないよ野球だよ</p><p>何で野球の話になるのよ</p><p>もういいわ、公克子さん</p><p>まり子は、克子姉に</p><p>香月様は大企業グループの代表で、名家を束ねる方でもいらっしゃるのですからわたくしは、思想的には保守本流の方たちにお近いのだと思っていましたけれど</p><p>あたしは何も知らないわというか香月様が、どういう思想を支持なさっていて、政治的にはどういうお立場に立たれているのかは、誰にも判らないのよ</p><p>そうよ絶対に、そういうことについては、お話にならないから誰にも</p><p>そう言えば、ジッちゃんは知識としては、色んなことを教えてくれるけれどあれは、実はこうなっているとか本当は、こうなってないといけないみたいなことは言うけれど国とか社会とかが自分はこうなるべきだと思っているみたいなことは、全く話さないなあ</p><p>当たり前よそれが、香月様のお立場だから</p><p>克子姉は、苦笑してそう言った</p><p>政財界の皆様と、ビジネスの話はできるけれどご自分の政治信条なんかについては許されないのよ</p><p>まり子が、再度尋ねる</p><p>だから自分で考えなさいそれが判ったらあたしたち家族も、政治には近付かない方が良いという理由も判るわ</p><p>わたくしは判ります</p><p>ありすが、口を開いた</p><p>わたくしの祖父もそうでしたから鞍馬閣グループは、ホテル経営がメインですからお客様として、政治家の皆様にご利用していただいておりましたがいずれかの政治家や政党を支援するようなことは、一切、しておりませんから</p><p>Aという政治家を応援すればおのずと、他の政治家との間に溝ができます</p><p>鞍馬家のホテルや旅館を利用していただけなくなります</p><p>ありすの言葉に、ミタマとキヌカが付け足す</p><p>まり子が、小さく声を上げる</p><p>鞍馬閣グループなんて、みんな高級ホテルと老舗旅館なんだから利用するのは、大きな政党の政治家だけのはずなんだけれどそれでも気を遣うのよね与党の中だって派閥はあるわけだし最大派閥の本流の中心にいたはずの政治家が、あっさりと失脚することもあるから</p><p>誰かの味方になるということは誰かを敵に廻すということよ特に政治家という人たちはそういうことに、とてもこだわるのよね</p><p>はいですから亡くなったお祖父様は、特定の政治家の先生と親交を深めないようになさっていたのだと思います</p><p>わたくしは、名家の生まれではないからそういう名家の常識が判っていないのね</p><p>うつむくまり子</p><p>いえ名家でも、わたくしの父は水島家は、特定の政党と深いお付き合いをしています名家が全て、政治団体との関係に一線を画しているわけではございませんまり子お姉様が、お気になさることはございませんわ</p><p>可憐が、まり子を慰める</p><p>もっとも、そういう父でございますから香月様のお宅に賊を侵入させ、名家から除外されるペナルティを受けているのだと思います</p><p>水島家は、香月家のパーティに関西ヤクザの手下である天童乙女を潜入させたことで</p><p>名家の地位を剥奪され、娘の可憐がオレのセックス奴隷になる罰を受けている</p><p>あのさオレ、ジッちゃんが話してくれたことを思い出したんだけれどさ</p><p>そうだジッちゃんは、前にオレに</p><p>１回だけ政治とか思想に関する話をしてくれたんだ</p><p>えっと大恐慌っていつのこと</p><p>オレは、みんなに尋ねる</p><p>グレゴリウス１世のことですか</p><p>ミタマお姉様、それは大教皇です</p><p>ミタマとキヌカが、そう言った</p><p>世界恐慌のことなら、１９２９年よ</p><p>まり子が、教えてくれる</p><p>ああ、その１９２９年の大恐慌の話をさまず、ジッちゃんがしてくれたんだよえっと大恐慌がなぜ起こったのか、その正確な理由は実は現代でも判っていない</p><p>そんなことないわよウォール街の株の大暴落、暗黒の木曜日が原因よ</p><p>いやいや、まり子そういう話じゃなくってさその株の暴落が何で起こったかというと</p><p>それは色々な要因が重なったからよケインズ以前の資本主義の自由放任主義の経済政策が神の見えざる手で全部上手くいくっていう考えが、大失敗だったっていうことになっているけれど</p><p>まり子さん、それは後付けで出て来た分析結果でしょ香月様が、この人にお話になられたのは、そういうことではないと思うわ</p><p>克子姉が、まり子を制する</p><p>うんジッちゃんの話によると大恐慌が起きた原因は、実際には世界規模で複合的に幾つもの原因が重なったせいで一言でこれが原因と特定できるようなものではないんだってメチャクチャ、複雑なことが幾つも重なっているから</p><p>オレは、話を続ける</p><p>でも、当時、生きていた人たちはその時代に生きていた人同士では、あれが原因だとかあいつが悪いとかあの国のせいだとか顔を合わせば、仲間同士でいつも特定の何かが原因なんだって断定して、話をしていたっていうんだよ</p><p>政治家が悪いとか社会システムが悪いとか大企業が悪いとか他所の国が悪いとかそういう類の話よね</p><p>克子姉が、捕捉してくれた</p><p>ああ、どんな時代だって何かが悪い、何かのせいで、自分たちが損していると言い合うのは、庶民にとっての娯楽なんだって、ジッちゃんは言ってた物事の詳細を知らなくてもあれが原因だあれが悪いんだって断定して、罵ることが</p><p>娯楽っていうのは、酷い言い方だけれど香月様らしいわねでも、確かにそういう端的な断定で何かの文句を言うことを政治的な活動だと勘違いしている人たちは多いわねそういう人たちは結局判っているつもりになっているだけで、本当は何も判っていないし判ろうという気も無いのよただ自分たちの不満の標的にして文句を言っているだけで</p><p>克子姉も同じ話を、ジッちゃんから聞いたことがあるんだな</p><p>でも、そういう不満から革命が起きることもあるわ</p><p>そうねそして、革命の後は一度悪いモノとして槍玉に挙げられたものは全て滅ぼされるわ実際には、何の害悪も無かったモノも悪いモノとして断定してしまった以上滅ぼさないと、大衆が納得してくれないのよ</p><p>克子姉が、そう答える</p><p>個人も、企業も、社会制度もメチャクチャに滅ぼされるそして、新しい思想によって、新しい社会が作られることになるんだけれど</p><p>克子姉は、まり子を見る</p><p>旧東側国家の多くが思想的には社会主義のはずなのに国名にも、そう書いてあったわでも、現実はただの独裁国家だったそうよね</p><p>ええそれが現実だったと聞いています</p><p>どうして、そうなったと思う</p><p>それは判りません</p><p>困惑しているまり子に、克子姉は</p><p>思想とは、すなわち理想でしかないからよ世の中は、こうあるべきだという考えと、今の世の中はこうなっているという現実は違うのよそりゃ、理想を掲げるのは良いことだけれど本当に、その理想を実現できるかどうかはまた別の話だし、別の努力が必要なことでしょ</p><p>それなのに、旧東側の国々の多くは理想でしかない思想を掲げただけで、理想的な国家が樹立できたと思い込んだのよこの国は、素晴らしい思想によって築かれているから素晴らしい国家として、成立しているって思想と現実は異なるのにだからみんな破綻したの思想だけでは、良い社会は作れないから理想を現実にするためには、長い時間と努力が必要なのよそして、理想通りに現実が変わるまでは思想は絵に描いた餅でしかないのよ理想の国には、まだなっていないわけだから</p><p>だから思想は蔓延しても、国の本質は独裁国家だった</p><p>恐ろしいことだけど世界にはまだ思想だけを押し付けて、この国は、素晴らしい思想で統治されているんだから、素晴らしい国家なんだなんて内外に宣伝しているけれど中身は、どうしようもない圧政で国民が苦しんでいる国が存在しているわ</p><p>あたしたちは黒森家では、現実の方が大切なのよだって、あたしたちは、法律や倫理を逸脱した生活をしているんだから常に敵対する勢力と闘っているんだもの現実と向き合っていくだけで精一杯なのよね</p><p>だから、思想なんていう理想を語り合うような余裕は無いわ世の中は、こうあるべきだなんて、話をどれだけしたってあたしたちの現実は変わらないからやらなきゃいけないことが、いっぱいあるものだから、思想にかぶれたりはしないのよあたしたちはお客様として政治家の皆様を受け入れているしお仕事として、政治家の先生のお話を聞くことはあるわでも政治的な思想についての話なんかに食い付いたりはしないのよ意味が無いから</p><p>意味がない</p><p>政治家の先生たちが訴えてるような、日本をどうするみたいな大きな思想はあたしたちには、考えている余裕が無いのよっていうか、考えたってあたしたち自身には、どうすることもできないことだし自分の身の回りのことを何とかすることの方が大切でしょそんな手が付けられないような、大きなことをグチグチ考えるよりも</p><p>政治に参加する気は、全くないのですね</p><p>ハナっから、参加できないのよあたしたち裏の世界の人間なのよ</p><p>さっき、可憐ちゃんが話していたことと一緒よあたしたちにも顧客が居るわ特定の政治家を応援したらその人と利害関係のある顧客を刺激することになるわだったら政治も思想も、何１つ判らないバカな女のフリをしている方が賢明でしょ</p><p>政財界の人たちと付き合いがあるからこそむしろ、政治的な活動を避ける</p><p>それが香月様が、政治や思想には触れられない理由なんですか</p><p>まり子は克子姉に聞く</p><p>いいえ違うわ今のは、あくまでもあたしたちが、政治や思想に近付かない理由よ香月様が、どうしてそうなさっているかはまり子さん自身で、答えを出しなさい</p><p>克子姉はオレが、ジッちゃんから聞いた答えを話さないように</p><p>わざと、オレの話を遮ったのか</p><p>公あなた、判る</p><p>いや、オレには良く判らないよまり子は、どう思う</p><p>オレは、克子姉の考えを尊重してジッちゃんから聞いたことは話さなかった</p><p>あたしも、判らないわよそんなの</p><p>じゃ、ゆっくり考えろよ今度、ジッちゃんに会った時に聞いてみてもいいとにかく、まり子は、いっぺん、まり子なりに答えを見つけてみろよ</p><p>ホントのところ答えは、簡単なんだ</p><p>香月家はつまり、長い歴史を持つ名家で、同時に大きな企業グループを支配しているような家は</p><p>そういう家が存在していること自体が１つの思想を体現している</p><p>つまり、日本という国はそういう家が続くことを許しているという</p><p>これが独裁国家とかなら、とっくに香月家の権威も財産も奪い獲られている家として、残っていないはずなんだ</p><p>名家の当主として次の代へ家を受け継がなければならないという気持ちは、もちろんある</p><p>ジッちゃんは言っていた</p><p>しかし、だからといって日本という国が滅んでも、香月家だけが残れば良いとはわたしは思わない香月家はずっと、この国と共にずっと歩み続けてきた名家なのだからわたしの家の歴史は、日本の歴史に寄り添っている</p><p>香月家は、室町時代から続く名家だ</p><p>いつかは、日本という国の政治体制が変わってこの国が、香月家の存在を許さなくなるかもしれない香月家が滅ぼされることになるかもしれないしかし、そうなった時にはわたしは、従容として国の決定を受け入れるべきだと思っているいや、みすずや瑠璃子や美子やお前たちは、そんな日本ならば、他国へ逃げて欲しいこの国で死ぬことは無いしかし、香月家という家は日本から出て行くことは許されないこの国で滅びるべきだわたしは、この国の意志を日本国民の決定に、家の未来を委ねる覚悟をしている</p><p>ジッちゃんは、そう言っていた</p><p>だからこそ、香月家の当主は自ら、特定の政治思想に近付いたりはしないのだ自ら、政治に手を伸ばして香月家の命運を左右するようなことは、恥ずべきことだ絶対にしてはならない</p><p>それがジッちゃんの矜持なんだと思う</p><p>そして、それはまたあれが悪い、これが悪いと断定する人たちに、香月家が標的にならないための知恵でもある政治に関わるということは、そういう人間たちに敵視される存在になる可能性が高くなるもしも政治体制が変われば、新政権から社会の敵に認定されるかもしれん無論、わたしは、日本国民の決定には従うが自ら、香月家が滅ぼされる可能性を高めるようなことは避けたいと思うよ</p><p>香月家のような血筋の良さと経済力の両方を持った家が</p><p>政治家とも結託して、政治力まで持ったら</p><p>たくさんの人たちに、反感を買うことになる</p><p>人々の反感が溜まってしまえば、いずれは香月家を潰すことにもなりかねない</p><p>だから、ジッちゃんは政治には入れ込まないようにしている</p><p>あたしって表面的にしか、物事を見ていないのかしら</p><p>どうだろうでも、せっかくの機会だから、色んな角度からジッちゃんのことを考えてみればいいんじゃないかな</p><p>まり子には、そういう視点が必要だ</p><p>うんあ、もうそろそろね</p><p>まり子の言うとおり車窓の外が、いつも良く見ている景色になっている</p><p>もう２、３分でこの車は、お屋敷に着く</p><p>思想家というか言論関係の人がトゥイッターなんかで騒ぎを起こす度に思うのですけれど</p><p>思想を語るというのは、無責任に思いつきを言うことじゃないだろう</p><p>現実がどうなっているかを無視して自分の思想を主張して</p><p>どうだ、凄いだろうっていうのはうーん</p><p>現実の問題に対しては、何の役にも立ってないんですけれど</p><p>まあ、極端な論を吐いてそれで客を集めて、自分の本を売りたいだけなんだと思いますけれど</p><p>1131．日暮れ前　／　グランド・オダリスク</p><p>車がお屋敷に到着すると</p><p>あたしは、このまま学校へ行くわマナちゃんのパン講座も、終わってるでしょうし</p><p>そうだった今日はマナが学園祭で喫茶店をやる予定の女子テニス部員たちに、パン作りを教えている</p><p>愛とイーデイも一緒だ</p><p>メグは女子陸上部寧は、校長室の下の監視室に居る</p><p>みんな回収して来るわ恵美ちゃんも、今日の部活は６時までだって言ってたし</p><p>克子姉はそう言うがまだ５時手前だ</p><p>メグミちゃんの練習が終わるまで、パン工房で時間を潰しているわ女子テニス部の子たちとも、少しはお話する時間を取りたいし</p><p>歌晏桃子姉ちゃんの件は、克子姉抜きで対処しろってこと</p><p>家の中のことなら、瑠璃子ちゃんが居るでしょ名家のお嬢様のことには、あたしたちが口出ししない方が良いと思うのよ</p><p>判ったオレたちで何とかするよ克子姉は、学校に居る子たちのことを頼むええっと</p><p>ミタマはダメだ</p><p>ミタマは、双子と一緒に雪乃のテレビ番組に出ているからオレの学校に姿を現したら、大騒ぎになってしまう日曜の夕方で、学校に居る生徒はもうわずかだろうけれど</p><p>それに、ミタマはもうすぐ、オレの高校に編入して来ることになっているから</p><p>今日、克子姉や他の家族たちと校内をうろついているのを見られるのは良くない</p><p>オレたちの関係を悟られることになる</p><p>キヌカ克子姉の警護を頼む</p><p>了解つかまつりましてございます</p><p>えーと、お前は克子姉の親戚の子という設定で行け</p><p>小柄な中学生が、校内に居る理由を用意しておかないといけない</p><p>どれぐらいの親戚ということに致しますか</p><p>真顔でキヌカが、オレに問う</p><p>えーと、親の兄弟の息子のお祖父さんの隣の家に住んでいた人の嫁の孫ということにしておけ</p><p>じゃあ、まり子と、ありすと、可憐と、ミタマはオレと一緒にお屋敷の中だ</p><p>オレたちは車を降りる</p><p>遅くても、６時３０分までには帰るわ</p><p>そう言って克子姉は、車を始動させた</p><p>窓から無表情で、キヌカが手を振っている</p><p>仕方ないから、オレとありすと可憐で手を振り返す</p><p>ミタマは無表情で妹を見ている</p><p>ホントそういうところはbマメねえ公は</p><p>まり子が、呆れた口調でそう言った</p><p>車が玄関前の坂を下り、巨大な鉄の正門を潜り抜けていく</p><p>ガラガラッと、門が閉まった</p><p>お屋敷の中に入るとみすずが、オレたちを出迎えてくれた</p><p>どうしたんだ、その格好は</p><p>みすずはビキニの水着の上に、透け透けの薄布のズボンを穿いていた</p><p>耳には真珠のイヤリング首にも大きな真珠のネックレス腕には、金のブレスレットをしている</p><p>髪は頭の後ろでお団子にまとめてズボンと同じ薄布を巻いている</p><p>足は裸足だ</p><p>アラビアンナイトをイメージしてみました</p><p>お帰りなさいませお兄様</p><p>奥から、瑠璃子もやって来る</p><p>やっぱり、みすずと同じように昔のアラビアの王女様みたいな格好をしている</p><p>可愛いおへそ丸出しで</p><p>瑠璃子は薄布をベールのように、頭に被っていた</p><p>お兄さん、お帰りっ</p><p>ありすちゃんたちも、お帰りなさいですわ</p><p>エリとリエの双子たちまでおへそ丸出しのアラビアっぽい衣装だ</p><p>うーん、ただのビキニより薄いズボンを１枚穿いて、足やお尻のラインが透けている方が、何ともエロいな</p><p>ありすちゃんたちの衣装もあるからな早う、着替えて</p><p>はいこっちにありますから</p><p>みすず、どういうことなんだ</p><p>歌晏桃子お姉様対策ですわ</p><p>も、桃子姉ちゃん対策</p><p>はい、もうすぐ桃子お姉様が、こちらのお屋敷にいらっしゃるわけですけれど</p><p>桃子お姉様はここは元・娼館で、今は旦那様のハーレムだと思っていらっしゃるわけですから</p><p>ハーレムらしい演出をして、お迎えした方が喜んでいただけると思いまして</p><p>みすずに続けて、瑠璃子が言う</p><p>ああ、なるほど桃子お姉様は、公のハーレムなら当然、普通とは違う生活をしていると想像なさっていると思うわそれぐらいの演出は、確かに必要かも</p><p>一番桃子姉ちゃんに詳しい、まり子がそう言う</p><p>え、ハーレムらしいとその格好になるのか</p><p>アラビアっぽい衣装とハーレムの関係が、オレにはよく判らない</p><p>元々、ハーレムって古代の地中海世界で始まって、アラブ系の王国時代に一般的になったのよ</p><p>はい中東のハーレム文化というものが、西洋世界で注目を受けるようになったのは１８世紀以降に、オリエント趣味が好まれるようになってからですわそれで、アングルやドラクロワなど、何人もの著名な画家たちが、ハーレムを題材に絵を描いています</p><p>瑠璃子が、説明してくれる</p><p>当時の中東世界はいえ、中東からアフリカ、ヨーロッパの一部までオスマン・トルコが占めていましたから絵に描かれたのはトルコのハーレムですけれど</p><p>でも、ドラクロアが取材旅行に行ったのは、モロッコよ支配者はトルコ人でも、民族的にはアラブ系でしょだから、別にいいんじゃないの</p><p>瑠璃子もまり子も、よく知っているなあ</p><p>とにかく、ハーレムというものを判りやすく表現するとしたらこういうアラビアン・ナイト風の姿をしていた方が良いと思ったんですわ</p><p>瑠璃子姉さんの話だとホンモノのハーレムの女っていうんは、全部、女奴隷なんだそうですわ身分的には</p><p>だから、うちらもこういう格好の方がええのかなぁって思いました</p><p>わたしら、お兄さんのセックス奴隷やもんなあ</p><p>はい、エリちゃんの言う通りです</p><p>エリとリエも結構、楽しんでいる</p><p>衣装部屋にいっぱい、あるんですよこういう服が</p><p>瑠璃子は克子姉やマナと一緒に、お屋敷の中に残されている物を調べていたから</p><p>ああきっと昔、ここの娼館でアラビアンナイト・フェアみたいなのをやったんだな</p><p>それで衣装が残っていたんだ</p><p>ほらほら、早よぅありすちゃんたちも着替えて</p><p>あっちのお部屋に用意してありますから</p><p>双子にそう言われてありすたちは、オレを見る</p><p>うん良いと思うよオレも桃子姉ちゃんは、こういう華やかな方が好きだと思うし</p><p>可愛い女の子たちが、華やかにしているのは好きだと思う</p><p>では着替えて参りますわ</p><p>わたくしも着替えます</p><p>わたくしも、着ちゃうわっ</p><p>ありすと可憐とまり子は、すぐに了承したがミタマは怪訝そうに、オレを見る</p><p>もちろんだミタマも、この格好はスゲェ似合うと思うよ</p><p>身体のラインがはっきり出るんだから</p><p>ミタマは、背が高くてプロポーションの良いから</p><p>絶対に似合う</p><p>かしこまりましたでは、着替えて参ります</p><p>スッと、オレに一礼するミタマ</p><p>もおっ、もおっ、もおっアニエスが、お勉強しないといけないのにみんなだけで楽しそうなことを始めてズルイですのっズルイですのっズルイですのおっ</p><p>アニエスが、参考書を片手にプリプリしながら、やって来る</p><p>そんなに怒らないのっアニエスちゃん頑張れーっ</p><p>その後ろを、真緒ちゃんが笑顔でパタパタと付いて歩く</p><p>だってもおっ、もおっ、もおっぷぷぷぷーっ</p><p>ああ大分、煮詰まってるなぁ</p><p>アニエスこっちに来い</p><p>何々、何ですのっ、パパセックスですの</p><p>尻尾を振って主人を出迎える子犬のように、アニエスがオレに向かって駆け寄ってくる</p><p>セックスじゃないよほら、抱っこしてやるからっ</p><p>はいですのっアニエス、抱っこ大好きですのっ</p><p>参考書を投げ出して、オレに飛び付くアニエス</p><p>うー、パパぁぁアニエス、寂しかったですのーっ</p><p>１２歳の金髪美少女の肉体を、オレはギュッと抱き締めてやる</p><p>うん、もうちょっとだからな頑張れ、アニエス</p><p>はいですのーっうううーっ</p><p>アニエスは、チュッチュッチュとオレの頬に、キスをする</p><p>うー、アニエスちゃんズルいーっ</p><p>パパっ真緒もっまーおー、もっ</p><p>オレは、一度アニエスの身体を下ろしてアニエスは右腕に</p><p>ほら、おいで真緒ちゃん</p><p>左手を開いて、真緒ちゃんを誘う</p><p>えへっ、パパぁっ</p><p>真緒ちゃんも笑って、オレの腕に飛び込んで来る</p><p>パッパ、パパ、パーパうふふっ</p><p>家族の中で一番幼い２人を抱き締める</p><p>４歳の真緒ちゃんは本当に幼いけれど</p><p>日仏ハーフのアニエスは、他の１２歳の子より身体の発育は良い</p><p>ただ精神の方は真緒ちゃんと、そんなに変わらない</p><p>世間と隔離されていた地下室での生活から脱してまだ半年だもんな</p><p>はいはい、アニエスちゃんそろそろ、勉強に戻ろうね</p><p>ルナとコヨミちゃんがアニエスを呼びに来てくれた</p><p>２人はアラビア風の格好はしていない</p><p>兄さん、ボクたちは顔を見せない方が良いんだよね</p><p>ルナが、アニエスが放り投げた参考書を拾いながら言う</p><p>ああ、そうだな悪いけれど</p><p>桃子姉ちゃんは巫女の力を恐れている</p><p>鷹倉家の子たちは、姿を見せない方が良い</p><p>桃子姉ちゃんが、巫女に何か心を操作されたのではないかという疑惑を感じたら</p><p>香月家と歌晏家の間の信用問題に発展してしまう</p><p>了解月子お姉様たちと一緒にボクたちは、奥の部屋に居ます</p><p>ほら、アニエスちゃん行こうわたしも、お勉強しないといけないから</p><p>コヨミちゃんが、アニエスに話し掛ける</p><p>そうだよ編入試験は、アニエスちゃんだけでなくボクたちも受けるんだからさ</p><p>そうだルナやコヨミちゃんたちも、学力試験がある</p><p>でもルナたちは、アニエスよりずーっとずーっとお勉強ができますのっ</p><p>むくれるアニエス</p><p>アニエスだけお勉強ができないんですからっ</p><p>オレは、アニエスのおでこに自分の額を擦り合わせて</p><p>できないから今、頑張るしかないんだよアニエス</p><p>アニエスの青い瞳を見て言う</p><p>編入試験にルナやコヨミちゃんたちだけが合格して、アニエスだけ落ちたらどうするんだ</p><p>どうなりますの</p><p>ハッとして、オレを見るアニエス</p><p>みんなは毎日学校へ行くけれどアニエスだけ、置いてきぼりだぞ</p><p>アニエスは、ギョッとして</p><p>あああ、アニエスだけですの</p><p>ああ、マナやエリやリエが通う学校も決まったから学校に行けないのはアニエスだけになるぞ</p><p>それは困りますのぉぉぉっ</p><p>困り顔のアニエスの肩を、真緒ちゃんがちょんちょんと叩いて</p><p>大丈夫だよ真緒は、まだ学校行かないよ</p><p>そうだ真緒ちゃんは、まだ学校へ通う年齢ではない</p><p>アニエスちゃん、もしも学校に行かれなかったら毎日、真緒と遊べばいいんだよっうししっ</p><p>見つめ合うアニエスと真緒ちゃん</p><p>パパアニエス、頑張って勉強しますのっルナ、コヨミちゃんアニエスを置いてっちゃ嫌ですのーっ</p><p>オレから離れて、パタパタとルナたちの方へ走る</p><p>あーっ、アニエスちゃんの裏切り者ぉぉぉぉっっっ</p><p>そんなアニエスを、真緒ちゃんが追い掛ける</p><p>だって、アニエスは真緒ちゃんほど小さくないですものっルナたちと同い年なんですからっ一緒に学校に行きたいですのぉぉぉぉっっ</p><p>みんなして再び、奥の部屋へ掛けて行く</p><p>そこへアニエスたちと入れ違いになって</p><p>ねぇ、ターバンてこんな感じだっけ</p><p>雪乃がやって来る</p><p>白いダボッとした服を着て</p><p>頭には、白い布をグルグル巻いている</p><p>顔にはナマズみたいなヒゲまで描いていた</p><p>雪乃何なんだ、その格好は</p><p>思わず尋ねる</p><p>見ての通りよインド人のコスプレ</p><p>インド人</p><p>ほら、あたしはそろそろお腹が目立つし、お腹を冷やしたくないしだから、他の子たちみたいな格好はできないでしょ</p><p>確かにアラビアのハーレム娘の格好は、お腹の子に悪そうだ</p><p>だからさせめて、近くの国の人の格好で誤魔化しておこうと思って</p><p>だからって何で、インドのオッサンのコスプレなんだよ</p><p>オレは、つい突っ込んでしまった</p><p>だってこっちの方が面白いでしょ</p><p>ニヤッと雪乃は微笑む</p><p>マハラジャよ、マハラジャくくくーっ</p><p>ああ、こいつはコスプレとかさせると悪ノリする体質だった</p><p>お兄様、取りあえず食堂の方へいらして下さい</p><p>瑠璃子がオレに、そう言った</p><p>桃子姉ちゃんが来る前に、対策会議をしておかないと</p><p>結局、まり子、ありす、可憐、ミタマは双子と衣装部屋へ向かい</p><p>オレは、瑠璃子とみすずと食堂へ向かう</p><p>食堂には美子さんが居た</p><p>美子さんは、もちろんアラビア風の衣装は着ていない</p><p>ああ、出掛ける前よりもサッパリした顔をしている</p><p>みすずや瑠璃子と色々、話したんですね</p><p>はい話をしたからといって、それで今後どうするというメドが付いたわけではございませんがとにかく、胸襟を開いて、お互いに思っていることを話し合いました</p><p>そうですかまあ、今日、１日話して解決するようなことではありませんからこれからも、何度もゆっくり話し合って下さい</p><p>はいそうさせていただきます色々とありがとうございました</p><p>いや、オレは別に何もしていませんよ</p><p>これは香月家の３人の孫娘たち</p><p>みすず、瑠璃子、美子さんだけで解決していかないといけないことなんだから</p><p>いえ、感謝しております今日は、これから歌晏様がいらっしゃるそうですからわたくしは、席を外させていただきます</p><p>え、でも美子さんだって、香月家の娘なんですから</p><p>歌晏家の桃子姉ちゃんが来るのなら迎えなくてならないんじゃ</p><p>今日のご訪問は、プライベートなものでございますしその主旨を考えますと、わたくしは居ない方が良いと思います</p><p>桃子姉ちゃんはイーディに負けた自分の護衛役のセバスティアヌス（山田梅子）さんを、オレに犯させようとしている</p><p>それを見ることで自分の中の性的欲求を解消しようと</p><p>まあ、桃子姉ちゃんの思惑通りにするつもりはないんだけれど</p><p>確かに、ちょっとセックス絡みの話をしなくちゃいけなくなるんだよな</p><p>それなら美子さんに居てもらうのは、ちょっと申し訳ないかもしれない</p><p>判りましたあの、できればアニエスたちの勉強を見ていただけませんか</p><p>オレは頼む</p><p>はいアニエスたちの編入試験は学力試験もありますけれど面接もありますからそこでアニエスは香月家の血縁のお嬢様をルナたちは、そのお付きを演じないといけないので</p><p>それも心配なんだよな</p><p>美子さんならお嬢様もお付きも、どっちも正しい受け答え方を知っていると思うんです</p><p>美子さんは半年前まで、瑠璃子のお付きだったのだから</p><p>それに、子供の頃から瑠璃子と一緒に、あの超お嬢様学園に通っている</p><p>判りましたわたくしが判る範囲でご指導致しますわ</p><p>美子さんは、ニコッと微笑む</p><p>美子さんは席を立って、退室する</p><p>アニエスにとっても、勉強の合間の気分転換になって良いと思う</p><p>オレは、みすずたちを見る</p><p>いや、雪乃は関係無いよ桃子姉ちゃん襲来に関しての会議だから</p><p>何で、あたしは関係無いのよあたしも会議に入れてくれたって良いでしょっ</p><p>じゃあ、いいやここに居ろよただ、会議に茶々を入れるなよ</p><p>判ってるわよ、そんなことは</p><p>お兄様、お茶です</p><p>瑠璃子が笑って、オレたちにお茶を給してくれた</p><p>あ、ありがとうそれでさ</p><p>オレは、ミナホ姉さんが話してくれた歌晏桃子姉ちゃんについての分析を話した</p><p>正しい分析だと思いますわ</p><p>それであんた、どうするわけ弓槻に言われた通りにそのスーパーお嬢様もレイプしちゃうの</p><p>何だよそのもって言うのは</p><p>だって、あんたあたしのことだって、舞夏のことだって、初めてはいつもレイプなんだからさっ</p><p>わたくしは違いますわ</p><p>瑠璃子が雪乃に微笑む</p><p>お兄様には優しくしていただきました素晴らしい初体験でしたわ</p><p>ところで、お兄様毒をもって毒を制すという、ことわざがございますよね</p><p>歌晏桃子様を毒と例えるのは失礼かもしれませんがとても強い個性をお持ちですし</p><p>ルリルリ誰かをここに呼ぶつもりなの</p><p>はい歌晏桃子様と同じくらい個性の強い方を実はもう、その方にお電話してあります歌晏様より少しだけ早く、こちらに到着することになっています</p><p>おい、瑠璃子オレたちに話す前に、連絡しちゃったのか</p><p>いつも控え目な瑠璃子らしくない行動だ</p><p>お兄様以前、わたくしがお兄様に１つだけ、瑠璃子のお願いをきいて下さいとお願いしたことを覚えていらっしゃいますか</p><p>ああ、覚えているよ</p><p>そんな約束をしたことがある</p><p>今日が、そのお願いを叶えていただく日でございます</p><p>にっこりと微笑む瑠璃子</p><p>それで、ルリルリどなたをお呼びしたの</p><p>みすずちゃんも、ご存知のお方ですわ</p><p>瑠璃子の知り合いで、みすずも知っている人となると</p><p>あたしたちの学校の人</p><p>はいですから歌晏桃子様も、ご面識のあられる方ですわ</p><p>超お嬢様学園に通っていて桃子姉ちゃんと同じくらい個性のある子</p><p>名家の人じゃないんだな</p><p>名家のお嬢様たちなら先週の香月家のパーティで、一通り会った</p><p>あの中では桃子姉ちゃんほど、個性的な子は何人もいない</p><p>３大名家の１つ狩野家の桜子さんや</p><p>栗宮流槍術の武闘派お嬢様栗宮素子さんとかは、個性的だったけれど</p><p>桃子姉ちゃんと対決できるような個性の強さではなかった</p><p>はい、名家の方ではありません</p><p>瑠璃子は、楽しそうに答える</p><p>名家の方でない一般生徒でルリルリが知っている子となるとまさか</p><p>みすずが、ハッとする</p><p>はいそのまさかですわ</p><p>わたくしたち中等部のスターをお呼び致しました</p><p>超お嬢様学園のみすずは高等部、瑠璃子は中等部</p><p>ビーッ</p><p>お屋敷の前に、誰かが近付いて来たという警戒のアラームが鳴る</p><p>多分、その方ですわ</p><p>瑠璃子はすっかり慣れた手つきで、監視装置を作動させる</p><p>そして外部の監視カメラの映像を、モニターに映し出した</p><p>済みません、正月早々、風邪をひきました</p><p>寝込んでます</p><p>1132．日暮れ前　／　中学生タイフーン</p><p>お屋敷の正門前に女の子が1人立っている</p><p>どうやら、タクシーでいらしたみたいですわね</p><p>瑠璃子が言う</p><p>なるほど、他の監視カメラにその子を乗せて来たと思われるタクシーが加速していくのが映っていた</p><p>どうしたの誰か来たの</p><p>マルゴさんが、食堂に入って来た</p><p>やっぱり、監視装置の警報を聞いて様子を確認しに来てくれたんだろう</p><p>わたくしの学校の後輩ですわ</p><p>瑠璃子が、笑顔で答える</p><p>超お嬢様校の生徒ということは名家の血筋でないとしても、それなりの良い家のお嬢様のはずだ</p><p>問題無い子なんだね</p><p>マルゴさんの問いに、瑠璃子は</p><p>はいアンナ＆ヤマモト監査法人の社長令嬢ですから</p><p>ああ、大企業専門の会計事務所さん</p><p>ニコッと微笑む</p><p>あたしも保証します問題のある子ではありませんちょっと性格がエキセントリックですけれど</p><p>超お嬢様校は、幼稚園から高校まで繋がっているとはいえ全校生徒の数が少ないから</p><p>みすずも、やって来た子のことを知っているんだな</p><p>そうミナホからは、歌晏さんのお嬢さんが来るから警備を厳重にしておけって言われているんだけれど</p><p>はい歌晏様の来訪に会わせて、来ていただきました</p><p>その途端に机の上に置いてあった、携帯電話が鳴る</p><p>はい香月瑠璃子でございますええ、安奈さんお付きになられたのねはい</p><p>見ると、監視カメラの映像の正門前の少女も携帯を出して、電話をしている</p><p>判ったじゃあ、良信くん、正門まで行って連れてきてよ</p><p>えっとそうですよね</p><p>みすずも瑠璃子も、エリとリエもみんな、アラビア風のヘソ出しの格好だ</p><p>とても、正門までは行けない</p><p>門を開けると香月セキュリティ・サービスの警備班と、最近数は減ったとはいえ公安警察の監視が待機しているのだから</p><p>今、お兄様がお迎えに行って下さいますから少しだけ、そちらでお待ち下さい</p><p>瑠璃子がオレの顔を見て電話の相手に、そう言った</p><p>じゃあ、ちょっと行って来ます</p><p>オレが椅子から立ち上がると</p><p>あ、待って下さい、旦那様美智っ美智、こっちに来なさい旦那様のお供をお願い</p><p>そう言えば美智の姿を見ていない</p><p>美智は、ここにおります</p><p>何で、お前ソファの後ろなんかに隠れているんだ</p><p>美智はあたしたちと同じ格好をするのが嫌で、あたしから逃げていたんです</p><p>確かに美智は、いつもの超お嬢様校のセーラー服のままだった</p><p>わたくしにはその格好は、できません</p><p>美智は、暗い表情で言った</p><p>え、どうして美智も、アラビアのハーレム風の衣装、似合いそうだと思うけれど</p><p>その恐ろしい戦闘力からは想像できないぐらい、美智は美少女なのだから</p><p>お人形さんりように美しいというのは、美智のためにある言葉だ</p><p>し、しかし、ご主人様</p><p>む胸が</p><p>ビキニの上に、透け透けの薄い布地のズボンを穿くこの格好では</p><p>美智のつるぺたの胸が、はっきりと判ってしまう</p><p>ビキニは鬼門ですむぅぅ</p><p>美智は自分の胸を押さえてそう言う</p><p>それなら、美智お前はスクール水着を着ろ</p><p>つるぺたの胸の幼児体型にスクール水着は、勝利だ色は白白スクール水着だそれでこそ、美智の魅力が高まる3倍増しだ増し増しだっ</p><p>美智は、ハタッと膝を叩く</p><p>ならば、今すぐ着替えて参ります</p><p>いやいやいや、先に正門のところに居る子の迎えに行くから、付き合ってくれ今は、お前しか警護役がいない</p><p>ミタマは、着替えに行ったままだ</p><p>どうせ、まり子たちがミタマに色んなビキニやアクセサリーを付けさせて、コーディネート大会になっていると思う</p><p>ミタマ本人はまったくファッションに興味が無いがあの長身と美貌は、女の子なら色々と試したくなるものらしい</p><p>では、白スクは後ほどお供致します</p><p>じゃあ、急ごうずっと正門の前で待ってて貰うのも悪い</p><p>下手をすると、公安警察に職務質問されてしまうかもしれない</p><p>オレは美智と、急いで部屋を出ようとしてふと思い出す</p><p>えっと何て名前の子</p><p>苗字は、安奈っていうことは判っているけれど</p><p>安奈エリカさんですわ</p><p>瑠璃子が通話を切ってからそう、答えた</p><p>美智と玄関を出て正門に続く坂道を早足で降りていく</p><p>美智は、その安奈エリカさんていう子を知っているのか</p><p>はい、もちろんでございますわたくしたちの学校の中等部で一番有名な方ですから</p><p>瑠璃子も中等部のスターだと言っていた</p><p>学年は、わたくしたちより１つ下今、中学２年生でございます</p><p>てことは１４歳か</p><p>安奈エリカは、間違いなく来年度の中等部の生徒会長になるであろうと予想しています</p><p>生徒会長ああ、美智たちの学校も、そろそろ改選か</p><p>だから、ルリルリは今のうちに、わたくしたちの味方にしておきたいのだと思います</p><p>わたくしもルリルリも、中学３年生でございますから来年、春には高等部に進みます同時に、アニエスたちが中等部に上がります</p><p>ああ入れ違いになるんだ</p><p>すでに学内で信望の厚い安奈エリカにアニエスたちの庇護をお願いするのではないでしょうか</p><p>超お嬢様校は、ほとんどの生徒が幼稚部から持ち上がりらしいからな</p><p>校内での人間関係やネットワークができているところに、アニエスたちは入り込むわけだから</p><p>実力者と知り合いになっておくのは、大切なことだ</p><p>名家のお嬢様とその警護役に関しましては先週のパーティで根回しを完了致しましたが一般生徒の方は、これからでございますから</p><p>アニエスが名家・香月家の遠縁として編入してくることで一般生徒が、色々と騒ぎ出す可能性が強いですから</p><p>香月家の人間に何としても、近付きたいと思う子は多いだろう</p><p>みすずと瑠璃子も、相当苦労していた</p><p>アニエスは家族以外の対人スキルが、ほぼゼロだからなぁ名家の人たちには先週紹介しているから優しくしてもらえそうだけれどでも、だからって名家の人とばかり接触していたら、一般生徒に受けが悪いか</p><p>だから一般生徒のスターである、安奈エリカに今の内に引き合わせておこうというのだと思います</p><p>美智も年下の後輩だからって、安奈さんのことは呼び捨てにするんだな</p><p>名家の令嬢には、どんなに年下だろうと全て様を付けるのに</p><p>名家の人間と一般生徒の差は超お嬢様校では明確なんだな</p><p>よし、ようやく着いた</p><p>オレたちは、正門に到着する</p><p>美智もしもの時を想定して、警戒しろ</p><p>正門が開くと同時に侵入者が飛び込んで来るかもしれない</p><p>もっとも、お屋敷の中からマルゴさんが正門の前後を複数のカメラでチェックしているし</p><p>もし、侵入されてもお屋敷までは距離がある</p><p>お屋敷の建物内に入る全ての入り口と窓はロックされるし</p><p>途中で捕らえる緊急対策システムが、幾つも仕掛けられているから、そんなに怖くはない</p><p>ああ、オレと美智が人質にされるという可能性はあるなぁ</p><p>まあ、そんなことを考えていても仕方ないから</p><p>オレは正門脇の監視カメラに合図する</p><p>それで、マルゴさんが正門を開けるスイッチを押す</p><p>ゴゴゴゴゴゴッ</p><p>巨大な鉄の塊である門が轟音と共に開く</p><p>その先に立っていた少女が、オレたちに気付いて振り向いた</p><p>おでこを大きく出して、髪を三つ編みにしている少女</p><p>大きな瞳が、不思議そうにオレを見ている</p><p>白いＴシャツに、高そうな身体にぴっちりとしたジーンズ、ピンクのスニーカー</p><p>手には、スポーツ用の大きなカバンを両手で重そうに下げていた</p><p>うん服装は、中学２年生らしいけれど</p><p>でも、１４歳にしてはスタイルは良いし、見た目は大人びている</p><p>かなりの美少女だ</p><p>まぁぁ、黒森公様ですねぇっうっわぁぁあたしっ、安奈エリカでっすーっ</p><p>その態度はもの凄く、子供っぽかった</p><p>ご主人様周囲に不審なモノはございません</p><p>美智が、オレにささやく</p><p>ああえっと、安奈さんだっけ</p><p>ああーっエリカって呼んでくれないと困りますっむうっ</p><p>何なんだこの子は</p><p>とにかく、門の内側に入ってそうしてくれないと、閉められないから</p><p>安奈さんは、自分の頭をコツンと叩いて、ペロッと舌を出し</p><p>気付かないでごめんなさーいっじゃあ、おっじゃましまーすっ</p><p>ピョンとジャンプして、お屋敷の敷地に入って来る</p><p>きゃはっ入っちゃったっくふふふふ入っちゃいました、あたしっ</p><p>何なんだこのテンションは</p><p>瑠璃子は毒をもって毒を制すって言っていた</p><p>安奈エリカさんは歌晏桃子姉ちゃんと同じくらい個性が強いと</p><p>オレは再び、カメラに合図をする</p><p>再び、正門がゴゴゴゴゴッと閉まっていく</p><p>あーあ、あたしこれで囚われの姫君ですわっ</p><p>安奈さんは、ニカッと微笑む</p><p>もう、もう、もうやっだぁーっ黒森様ったらぁ知ってるくせにーっ</p><p>キャピキャピと跳ね回る</p><p>いや、ホントに知らないんだオレ、今日は結構忙しくて、さっき帰って来たばかりだからまだ、瑠璃子に詳しい話は聞いていないんだ</p><p>まあ瑠璃子様のことを瑠璃子ってお呼びになられるんですねっ凄いですわ、凄いですわ、凄いですわっ</p><p>一々、反応が１０倍になって返って来る</p><p>あのわたくしの察するところ、瑠璃子様はご主人様にサプライズをなさろうしているのだと思います</p><p>美智は家族内では、瑠璃子のことをルリルリと呼ぶが</p><p>外部の人間の前では、香月家の警護役らしく、様を付ける</p><p>うわわわわあっ、工藤先輩、今、ごごごご主人様って言ったぁぁっ</p><p>驚き過ぎじゃないか安奈さん</p><p>はいこの方は、わたくしのご主人様でございますから</p><p>キッパリと、美智は言う</p><p>あっ、そうか工藤先輩は、香月みすず様にお仕えなさっているんだからみすず様のパートナーの黒森様もご主人様なのかっうんうん、納得</p><p>安奈さんは、勝手に納得して</p><p>でも、ホントに中学生にご主人様って呼ばせちゃう人がいるんですねぇっエリカビックリですビックリクリクリですっ</p><p>とりあえず、屋敷に行こう瑠璃子たち、待っているから</p><p>あ、はーいっ</p><p>３人で、ゾロゾロと坂道を登っていく</p><p>うんしょ、うんしょ、うんしょらこっと</p><p>安奈さんはカバンを重そうに運んでいる</p><p>オレが持とうかそのカバン</p><p>オレは、つい声を掛けた</p><p>ええーっ黒森様が、あっ、あたしのカバンをですかっ</p><p>あ、ゴメンオレとかに、自分の持ち物に触れられるのは嫌だよな</p><p>余計なことを言ってしまったと思った</p><p>いえいえいーえ、そんなことはないですけれどでもぉっ</p><p>あ、そうかあたしからカバンを預かって、工藤先輩に持たせるんですよねそうですよね黒森様は、工藤先輩のご主人様なんですから、おい、これを運んでおけって</p><p>そういうわけにはいきませんよおっあたしはっ、工藤先輩の後輩なんですから学校の先輩に自分の荷物を運んでいただくわけにはいきませんからっ</p><p>美智に、そんなことはさせないよオレが安奈さんのカバンを持ってあげるつもりだったんだよ</p><p>またまたまたぁ</p><p>安奈さんは、全然信じてくれない</p><p>中等部第２学年、安奈エリカ</p><p>美智が、低い声で言う</p><p>驚く安奈さん</p><p>わたくしは警護役ですいかなる場合でも、警護ができるように、常に手は空けています荷物運びのような仕事は、一切致しません</p><p>あっそ、そうなんですか</p><p>それとわたくしのご主人様は、あなたの考えているよりも、何万倍もお優しい方ですご主人様のご好意を笑うのは大変な失礼です</p><p>素直に謝る安奈さん</p><p>いいよ安奈さんは名家の人っていうのが、そういう威張ってて、自分では何もしない人だと思っているんだろでもさほら、オレは、名家の人間じゃないから</p><p>で、でも黒森様は、みすず様の</p><p>オレとみすずのことに名家は関係無いからオレはただの庶民だし普通の高校生だよ</p><p>安奈さんは</p><p>えー、そんなことないですよぉぉっ普通の高校生が、こんな大きな鉄の門がガガゴゴッて閉まるようなお屋敷には住んでないですものっ工藤先輩みたいなお供を連れていないですしっ</p><p>うんとちょっと普通じゃないかもしれないけれどでも、偉くはないし、こんなことで威張ったりしたくはないんだ</p><p>はぁぁ、そうなんですかぁふぅぅん</p><p>安奈さんは少し考えて、自分のカバンを見ると</p><p>じゃあ、あのちょっと、申し訳ないんですけれどあたしのカバン、持っていただけます</p><p>オレは、安奈さんからカバンを受け取る</p><p>うわあっ、悠々と持ってるやっぱり、男の人は力持ちですねぇぇぇ</p><p>安奈さんはそう言うが確かに、カバンの中身が詰まっていて、結構重い</p><p>これ何が入っているの何か、ゴツゴツして四角くて固いモノが入っているみたいだけれど</p><p>何だこれ</p><p>あ、それ手提げ金庫ですっ</p><p>きんこ</p><p>あたし、全財産、抱えて来たんでっ金庫の他は、着替えと身の回りのモノだけです学校で使うモノなんかは、宅配便でこちらに送りましたからっ</p><p>タクシー代が、ちょっと高くついちゃいましたけどねぇぇ家の車を使ったら、運転手さんからあたしがどこへ行ったのか、親にバレちゃいますからっ</p><p>安奈さんはニコニコして、そう言う</p><p>でも、亡くなったお祖父様からエリカがいただいたお金は、そのまま持って来ましたからっ銀行の通帳も株も土地の権利書もっエリカの資産は、お父様が勝手に動かせないように、お祖父様の弁護士さんにちゃんとお願いしてありますからっ何も心配いりませんっ</p><p>安奈さんは、えっへんと胸を張る</p><p>でも、オレとしては</p><p>親に内緒って</p><p>心配いりませんって言われる方が、心配だ</p><p>あっ、そっかサプライズなんですよねぇえーと、えーと、あたしが喋っちゃダメなのかなぁ</p><p>安奈さんは、また、ちょっと考え込み</p><p>ま、いいやっじゃあ、サプライズの第一弾だけ、今、発表しちゃいまーすっ</p><p>だ、第一弾</p><p>えー、わたくし、中等部第２学年安奈エリカはこの度、めでたく家出をして参りましたぁぁッッ</p><p>い、家出中学生</p><p>ここまでが第一弾でーすっ続報は、瑠璃子様たちの前でっなんちゃってくぅぅ</p><p>明るく安奈さんは笑う</p><p>うわー、すっごい広いお庭っ緑がいっぱいで、気持ちいいーっこれからは、ここがあたしのお家になるんですねっきゃっほーっ</p><p>美智急ぐぞ</p><p>早く瑠璃子にことの次第を聞かないといけない</p><p>かしこまりましたご主人様っ</p><p>うわぁぁ、工藤先輩、カッコ良いっきゃーっ</p><p>安奈エリカ大人っぽい顔をした、子供がやって来た</p><p>この子が本当に、桃子姉ちゃんの対応策になるのか</p><p>トラブル娘が倍になったような気がする</p><p>うわー、お屋敷も古風でカッコ良いっとっても広そうっうわー、楽しみぃ</p><p>坂の上に見えてきたお屋敷を見て安奈さんは、はしゃぐ</p><p>さあさあ、黒森様ぁっ行きましょ、行きましょ、行きましょっ</p><p>結局、2日の夜からずっと風邪で寝込んでいました</p><p>ほとんど外にも出られませんでした</p><p>まさかの中学生導入</p><p>瑠璃子の伏線回収です</p><p>1133．日暮れ前　／　ＲＡＶＥ</p><p>・安奈エリカ／１４歳瑠璃子の後輩大きなおでこに、大きな瞳の三つ編み美少女</p><p>・鳥居まり子／１６歳主人公の女の一人超お嬢様校の生徒</p><p>・鞍馬ありす／１３歳主人公の性奴隷元名家・鞍馬家令嬢</p><p>・水島可憐／１２歳主人公の性奴隷名家水島家の令嬢</p><p>・吉田リエ／１３歳主人公の性奴隷双子一人称がうち</p><p>・吉田エリ／１３歳主人公の性奴隷双子一人称がわたし</p><p>じゃあ、入って</p><p>玄関のドアを開けて瑠璃子の後輩だという安奈エリカさんを招き入れる</p><p>はーい、おっじゃましまーすっうっわー、凄―いっ天井高―いきゃっほーっ</p><p>安奈さんは、とんでもなくテンションが高い</p><p>美智がオレたちの後から、屋敷の中に入ってドアを閉める</p><p>うっひゃー、ホントお祖父様の日記に書いてあった通りだぁ</p><p>え安奈さん</p><p>お祖父さんの日記</p><p>いらっしゃい安奈さん</p><p>ようこそ、安奈さん</p><p>みすずと瑠璃子がアラビアのハーレム風、ヘソ出し衣装でやって来る</p><p>エリとリエも面白がって、付いて来た</p><p>こんにちはっ、お言葉に甘えて来ちゃいましたーっええっとみすず様も瑠璃子様も、それってもしかして</p><p>ええ、ここはお兄様のハーレムですからお兄様にお仕えする女は、みんなこの格好をしなくてはいけないのよ</p><p>瑠璃子が笑顔で、そんなことを言い出す</p><p>うっひゃぁっ、マジっすかぁホントにホントに、ハーレムやってるんですねぇっエリカ、感激ですッッ</p><p>安奈さんは、オレを見て</p><p>黒森様、ホントにホントにみすず様だけでなく、瑠璃子様もＧＥＴなんですかっえーと、そっちの子たちも</p><p>オレの返事を待たずに、エリとリエを見る</p><p>そうですうちらは、お兄さんのセックス奴隷をさせてもらってます</p><p>リエが恥ずかしそうに答える</p><p>そうや、わたしがお兄さんの一番淫乱なセックス奴隷のエリですわ</p><p>おいおい、エリ</p><p>エリ妹聞き捨てならないことを申しましたねご主人様にとって一番の淫乱奴隷は、このわたくしですっ</p><p>美智が、背後からエリに文句を言う</p><p>ああ、やっぱり工藤先輩も黒森様のハーレムの一員なんですねっ凄いっ</p><p>誰が一番淫乱なのかは後で相談しよう</p><p>取りあえず、オレはそう言ってこの話題を終わらせる</p><p>淫乱ナンバーワン決定戦なら、愛とかも参戦して来そうだし</p><p>ていうかむっつりスケベ・ナンバーワンなら、確実に愛だ間違いない</p><p>瑠璃子安奈さんは、オレたちのことをどれぐらい知っているんだ</p><p>オレは、それが知りたかった</p><p>すると、瑠璃子が答える前に</p><p>このお屋敷って昔は娼館だったんですよねっ娼婦、売春婦が居るところしかも上流階級のお金持ち専門の、秘密の社交場だったそうですよねっ</p><p>安奈さんが大きな瞳で、ニヤッとオレを見る</p><p>お祖父様が残された日記にそう書いてありましたっあたしっ、全部読みましたから昭和２６年からの分を全部っ</p><p>お祖父様もお身体を悪くなさったせいかここ、２０年ぐらいはいらしてないみたいですけれど昔は、毎晩のように通っていらしたらしいですっ</p><p>つまり安奈さんの亡くなった祖父は、白坂創介に乗っ取られる前の</p><p>ミナホ姉さんのお祖父さんが経営していた頃の黒森楼の客だったのか</p><p>ああ、身体の具合が悪くなったのではなく運営者が白坂創介に代わったことで、ここに来るのを止めたのかもしれない</p><p>古くからの顧客には、そういう人も多かったと聞いている</p><p>お祖父様の日記には、お若い頃の香月様もよく出ていらっしゃいましたからだから、あたしっ香月様とお付き合いのある黒森様というお家が、どういう方なのか、知っていたんですっ</p><p>つまりみすずのパートナーとして突然公表されたオレ黒森公の出自を予想できたってわけか</p><p>それで、あのここ半年黒森様がみすず様のパートナーになってから学校内での、みすず様、瑠璃子様、工藤先輩のご様子が激変致しましたから</p><p>あたしたちそんなに変わってる</p><p>はい全然、変わってますよもう、半端なく激変わりしてますって昔は、みすず様と瑠璃子様は、校内にいらしてもほとんどお話なさらなかったのに今は、いつも一緒にいらっしゃるし、仲睦まじくお話しているじゃないですかっ</p><p>それはあたしたちは、従姉妹ですからっ</p><p>みすずの反論に、安奈さんは</p><p>いーえっ他の生徒たちの眼は誤魔化せても、このエリカの眼は誤魔化せませんっお二人とも、まるで姉妹の様にいーえ、普通の姉妹以上にメッチャクチャ仲良くなっちゃってしかも、それに工藤先輩も加わっちゃってるじゃないですかっ</p><p>ビシッと美智を指差す</p><p>工藤先輩は、みすず様の警護役で前なら、同じ学年なのに絶対に瑠璃子様に接触しなかったですっすぐ下の学年で、ずっと見てきましたからエリカには判りますっしっかも仲の良さが、尋常じゃないんですよっ</p><p>今のみすず様、瑠璃子様、工藤先輩はお互いの身体に触れることに、全然抵抗がないんですよ実の姉妹だって、接触する距離に入ってもらいたくない時ってありますよっでも、お３方は全然、平気なんですもの凄ーく、自然にお互いの息を感じる距離に入り込むんですっ</p><p>いつも、オレと何人かで、セックスしているからだ</p><p>裸になって、肌と肌が触れるに慣れているから日常生活でも</p><p>それと、みすず、瑠璃子、美智で何かとヒソヒソ話をしなくちゃいけないことも多かっただろうから</p><p>自然と、学校での距離が密接になっていたのか</p><p>だっからぁエリカは２つの仮説を立てたんですっ１つ目は半年前から、みすず様、瑠璃子様、工藤先輩はレズっ子同盟になった</p><p>これはみすず様と工藤先輩には、前からそっちの雰囲気がありましたからあり得ないことじゃないと想像したんですけれど</p><p>安奈さんはみすずの同性愛嗜好にも気付いている</p><p>美智が、みすずのことを激ラブなのも</p><p>でも、その仮説ですと美子様が入らないのが、おかしいんですよ瑠璃子様と美子様だって、とってもレズレズしそうな空気がありましたからっでも、この半年美子様だけ、お一人浮いている感じでしたし</p><p>この子、もの凄く鋭い</p><p>だからもう１つの仮説の方ではないかと、エリカは思ったのでありますっ</p><p>どんな仮定だ</p><p>それで、あたしはお父様をダマくらかして、みすず様が黒森様と一緒にご出席なさったパーティに潜り込みましたっ遠くから観察させていただいてたんですけれど</p><p>オレのことも前から調べていたのか</p><p>みすず様と仲良くなさっている様子を見て黒森様が、みすず様のレズッ子嗜好を隠すためのカモフラージュではないことが、すぐに判りましたうんちゃんと、男の子女の子の素敵なカップルになっていましたからただ</p><p>黒森様は瑠璃子様や、工藤先輩とも近いんです距離感が恋人距離なんです別にベタベタしているわけではありませんが何十年も連れ添った夫婦みたいなんです、３人の方全員と</p><p>安奈さんが、オレを見てニターッと笑う</p><p>だから、確信したんですみすず様、瑠璃子様、工藤先輩３人とも、黒森様と非常に親しい関係にあると</p><p>この子話し方は子供っぽいけれど、中身は違う</p><p>それで少し前に、安奈さんがわたくしの教室を訪ねていらしたんですそれで２人きりで、色々とお話し致しました</p><p>はい、それでエリカの推理が、間違ってたことが判りました</p><p>間違ってたってど、どこが</p><p>エリカはみすず様、瑠璃子様、工藤先輩の３人で、黒森様のことを共同管理というか女の子たちの方が、黒森様を飼育しているんだと思ってたんです</p><p>ああ、３人とオレが関係しているとしてもオレの方が仕えていると思ったのか</p><p>まあ、そうだよな香月家は名家中の名家で、とんでもない資産家で</p><p>オレの方は、何でもないただの高校生だ</p><p>ええ、違うのよわたくしたちがお兄様にお仕えしているのよお兄様にご奉仕することを人生の歓びにしている奴隷なの</p><p>それを聞いて、エリカもう、頭の中がガガガガガーンッって爆発しちゃいましたっ青天の霹靂ですっ人生観が引っ繰り返っちゃいましたっだって天下の香月家のみすず様、瑠璃子様、両方ＧＥＴして工藤先輩までっそれで、３人とも納得させちゃう男の人ってスゴイですっ素晴らしいですっ</p><p>３人で終わりやないで</p><p>はいうちらもご奉仕してます</p><p>ムッとして、エリとリエがそう言う</p><p>あ、そうなんですよね３人きりじゃないってことも、瑠璃子様からお聞きしましたっ</p><p>他の皆さんのことは安奈さんには、ちゃんと話していませんどんな人がいるのか、お兄様のお側に何人いるかってことは</p><p>ってことはわたくしが公の女だっていうことも、知らないのよね</p><p>まり子の声がした</p><p>振り返るとみすずたちと同じアラビアン・ハーレムの格好に着替えた、まり子、ありす、可憐、ミタマがやって来た</p><p>ええーっ鳥居様に、鞍馬様水島様と安城先輩も</p><p>そうかみんな、同じ学校に通っていたんだっけ</p><p>鳥居先輩でいいわよ名家の娘じゃないのに、無理矢理、お嬢様面するのはもう止めたから</p><p>一応、言っておくけれどうちに居たハイジと、ミタマさんの妹さんのキヌカさんも、公の女よ鞍馬美里様は、ちょっと違うけれど</p><p>いずれは姉も黒森様だけにお仕えすることになります</p><p>美里お姉様とそうお約束して参りましたから</p><p>ええーっこれってうちの学校の可愛い女の子総取りじゃないですかっ</p><p>そんなことないわよまだまだ可愛い子は、たくさんいるでしょ</p><p>桃子お姉様とか、狩野桜子様とか、栗宮素子様とかあなたとか</p><p>あっ、そうですよねーっ皆様がいらっしゃるのならエリカも心強いですっ</p><p>オレは、思わず安奈さんに振り向いた</p><p>安奈さんは、クスクスっと笑って</p><p>嫌ですわぁっエリカは、家出してこちらに来たことはお話しましたよね</p><p>うん、それは聞いた</p><p>だーかーらっエリカも、黒森様の奴隷にしていただこうと思っているんですっいえ、もう決めちゃいましたっ</p><p>安奈さんは、オレが持ってあげていた彼女の重いカバンを示し</p><p>だって、黒森様本当に、お優しい方みたいなんですものっきゃーあっ</p><p>持参金として預金と株式と土地で時価で多分、３億ぐらいありますこれでいいですか</p><p>とりあえず安奈さんを連れて、食堂へ行く</p><p>ま、取りあえず座って瑠璃子、お茶を入れてあげてくれ</p><p>えーっ、瑠璃子様にお茶を入れていただくなんて畏れ多いですよおっエリカが、エリカがしますからっ</p><p>慌てて椅子から立ち上がる、安奈さん</p><p>いいのよこのお屋敷では、わたくしはお兄様の奴隷の１人でしかないんだから</p><p>瑠璃子は笑ってお茶の支度をする</p><p>それでしたらエリカだって、黒森様の奴隷になりますから</p><p>まだ、安奈さんはお兄様に奴隷にしていただくお許しがまだでしょもう少し、詳しくお話しないとお兄様は受け入れて下さらないわよ</p><p>瑠璃子は笑顔で、そう言う</p><p>ああ、瑠璃子だけは安奈さんの事情を全て知っているんだ</p><p>そうですお兄さんの奴隷には、そう簡単にはなれへんですから</p><p>はい奴隷になるには、厳しい審査かあるんです</p><p>エリ、リエ変なことを言うな</p><p>ああ、そうなんでしょうねーっあなたたちも、すっごく可愛いですものっ</p><p>安奈さんは、双子に笑顔でそう言う</p><p>それはまあ、そうやあ、あんたもなかなか可愛いけどな</p><p>ベッピンさんてことは、うちも認めます</p><p>褒められて、トーンダウンする双子</p><p>安奈さんは、人の本質を適確に見抜き一瞬で、相手の心を付く能力がある</p><p>あのさところで、安奈さんが家出してきた理由なんだけれど</p><p>オレはそれが知りたい</p><p>あ、そうですねそれもお話しないといけませんよねっ</p><p>また、警報が鳴る</p><p>ここで桃子姉ちゃん、襲来かよっ</p><p>君たちはいいよあたしが出迎えるから</p><p>マルゴさんが、廊下から食堂の中を覗き込んでオレたちに言う</p><p>え、でも正門の開け閉めとかは</p><p>それは玄関脇の部屋からでもできるからいや、翔お姉さんが、お迎えの車を出して、お客さんたちを連れて来てくれているんだよ香月セキュリティ・サービスの警護車輌も何台か付いてるもちろん、翔お姉さんの車輌以外は、お屋敷の外の道で待機してもらうけれど</p><p>香月家と並ぶ大名家である歌晏家のお嬢様が来るんだもんな</p><p>香月セキュリティ・サービスでも、翔姉ちゃんクラスの人がお迎えに行くのは当然だ</p><p>歌晏家の警護の人たちが、ここに来ると面倒なことになるから香月セキュリティ・サービスの警護班を付けることで、ご遠慮願ったんだ</p><p>桃子姉ちゃんも、家の警護員が同行するのは、息苦しいだろうし</p><p>瑠璃子が、モニターに外部カメラの映像を出す</p><p>ああ、正門の前に車列が並んでいる</p><p>さすがに翔姉ちゃんもお迎えに、いつものアメ車は使ってないな</p><p>自慢の大排気量マッスルカーでなく大きな高級車だ</p><p>ロールスロイスのファントムですわね香月セキュリティ・サービスの送迎車で一番良い車ですわ</p><p>ああ、正門が開く</p><p>そして、翔姉ちゃんが運転しているであろうロールスロイスだけが、敷地に入って来る</p><p>どなたがいらっしゃいますの</p><p>安奈さんは知らないのか</p><p>もうすぐ判るわ楽しみにしていなさいねっ</p><p>瑠璃子は、クスクスと笑う</p><p>どうやら全て、瑠璃子の計画通りらしい</p><p>さて今いらした方たちの分も、お茶の準備を致しますわ</p><p>はーい、公っ来たわよーっさあっ、うちのセバスティアヌスをレイプしてちょうだいっ</p><p>桃子姉ちゃんは、上機嫌で食堂に入って来た</p><p>その後ろから恥ずかしそうにセバスティアヌス（山田梅子）さんが入って来る今日も男装のままだった</p><p>レイプっ</p><p>キョトンとして安奈さんが振り返る</p><p>ああああーっ、歌晏桃子様だぁーっ</p><p>と、桃子姉ちゃんも</p><p>あ、あなた中等部のスターじゃないのっ何でここに居るのよっ</p><p>安奈エリカですっ</p><p>名前なんて、どうでもいいわっ公この子、何しに来たの</p><p>それが家出して来たって言うんだよ</p><p>家出っ</p><p>３億円持って</p><p>３億ってホントなの、スターちゃん</p><p>安奈ですっ本当ですよっあたしは家出して、こちらのお屋敷に参りましたっ</p><p>ムーッとして、安奈さんが桃子姉ちゃんに言う</p><p>そういう歌晏桃子様こそ本日は、どういう御用でこちらへ</p><p>同じ学校の後輩それも中学２年生に問われて、困惑する桃子姉ちゃん</p><p>今レイプがどうとか、おっしゃっていましたよね</p><p>あーら、あたしそんなこと言ってたかしら</p><p>言っておられましたっあたしは、この耳ではーきりっと聞きましたからっ</p><p>そ、それはあなたの聞き違いよこのわたくしがレ、レイそんな恥ずかしい単語を口にするわけがないでしょっあー、そうよ、判ったレイブよっＲＡＶＥ、ヴよＶＥだから音楽用語よ野外や特別な会場で行われる大規模なダンス・イベントのことなのよねぇ、セバスティアヌスっ</p><p>はい、お嬢様同名の少年マンガもありましたっ</p><p>歌晏桃子様ともあろうお方が、そんな誤魔化し方が通じると思われるんですかっ</p><p>安奈さんが、突っ込む</p><p>ええーっわたくし、なーんにも誤魔化してないわねねぇセバスティアヌスっ</p><p>はい、お嬢様のおっしゃる通りでございます</p><p>この屋敷にはオレたちしか居ないと思ってハイ・テンションで乗り込んで来たのが命取りだったな</p><p>しかし、安奈さんは</p><p>あレイプレイプかぁ</p><p>何か、考え込んでいる</p><p>それも楽しそうだなぁ</p><p>突然、安奈さんの大きな瞳がオレを見る</p><p>黒森様ぁあたし、黒森様の奴隷にしていただく前に、レイプされたいですっ</p><p>満面の笑みでそう言う</p><p>家出して、レイプされて、奴隷になるうっわー、ワクワクしちゃううっすっごく、楽しそうぉぉッッ</p><p>何なのよ、この子</p><p>桃子姉ちゃんが、呆れて呟く</p><p>だから家出して、３億円分の預金通帳とか株とか抱えてここに転がり込んで来たんだよ</p><p>え家出とか３億円とか、本当なの</p><p>本当ですっ</p><p>怪訝な顔の桃子姉ちゃんの前で安奈さんは、自分の重いカバンを開けて</p><p>中から、古い手提げ金庫を取り出す</p><p>ペンダントのように首から下げていた鍵を取り出しガチャッと金庫を開けた</p><p>その中には</p><p>これが預金通帳、これが株式証書、これが土地の権利書です</p><p>中には、どっさりと書類の束が入っている</p><p>全部古めかしいわね</p><p>桃子姉ちゃんの言う通りどれも紙が黄ばんでいた</p><p>この通帳の銀行とかとっくに合併しちゃってて、もう無いわよ</p><p>そう言えば最近、聞かない銀行名だ</p><p>まあ、合併してても口座は残っているはずだけれど</p><p>株式証書も今は、こんな風に手元に書類の形で持っていることはできませんよね</p><p>まり子が、黄ばんだ証書を見て言う</p><p>しょうがないじゃないですか全部、お祖父様の遺産なんですからっ</p><p>安奈さんは言う</p><p>これは全部、亡くなったお祖父様がエリカのために残して下さっていたものなんですっ</p><p>えっと安奈さんのお祖父様はいつ亡くなられたの</p><p>うーんと１０年くらい前ですこれは、もっと前から用意してくれていたみたいですけれど</p><p>ああ、だからみんな古いのね</p><p>でも、このお祖父様が残して下さった遺産をお父様が、エリカから取り上げてしまわれようとしているんですっだから、エリカ</p><p>安奈さんは、古い手提げ金庫をガシッと掴んだ</p><p>家出して来たんですっもう、家にはぜーったいに帰りたくないんですっ</p><p>今日、驚いたこと</p><p>１．西友に行ったら、仮面ライダーの変身ベルトが季節用品の棚に置かれて売られていたこと</p><p>２．オカダトシオ何やっているんだ、あの人</p><p>明日は、父の付き添いで午前が大学病院、午後が行きつけの医院に行かなくてはなりません</p><p>日に日に、呆けが進行しています</p><p>もう誰かが付いていないと危ないですね</p><p>去年まで、できたことがどんどん判らなくなっています</p><p>自分もいつか、こうなるんだなと思いながら</p><p>でも、私には父のように介護してくれる人も、資産も無いわけで</p><p>リアル・イズ・ヘルだなあ</p><p>1134．日暮れ前　／　INNOCENT</p><p>瑠璃子の後輩超お嬢様校の中等部のスターだという安奈エリカさん１４歳は、大きな声で言う</p><p>だから、黒森様にレイプしていただいて奴隷になっちゃいたんですぅっ</p><p>悪いだから以降の論理の展開が、よく判らない</p><p>オレは素直に言う</p><p>えっ、えっ、えーっ判りませんかっ</p><p>安奈さんは、どんな時でもリアクションが普通の人の数倍大きいそのことは判った</p><p>うんもうちょっと、詳しく話してくれないと</p><p>何で、安奈さんのお父さんが彼女が亡くなったお祖父さんから貰った遺産を取り上げようとしているのか</p><p>そして、どうしてそれに抗議するために、安奈さんは家出しなくちゃいけないところまで追い詰められているのか</p><p>あ、そうですかっうーん、そうですねぇちょっと、エリカの説明が判りづらかったかも知れませんごめんなさいっ</p><p>いや、判りづらいも何もほぼ、何の説明にもなっていない</p><p>あたし、セックスとかいいえ、レイプされちゃうとか、弱みを握られて、エッチなことを強要されるとか、いっそのことエッチな奴隷にされちゃうとかそういうことに、すっごく興味があるんですっ</p><p>大きな瞳で、安奈さんがウンっとうなずく</p><p>これって、何の説明だ</p><p>あっ、レイプ願望があるって言っても不特定多数の人に集団レイプ輪姦って言うんですよねっそういうのは興味無いですむしろ、嫌ですあたしの場合は無理矢理、犯されちゃってそうだなあ、恥ずかしい写真とか動画とか撮られちゃって、それで脅されてそのまま、同じ人にネチネチ犯され続けて気が付いたらエッチな奴隷に</p><p>安奈さんは、頭の中の妄想にむふふっと微笑む</p><p>それで、そのエッチな奴隷にしていただいたらあたし、アレをされたいんですよっアレですきゃふっ、恥ずかしいなあっ</p><p>アレってどれだ</p><p>いわゆる、その調教ですあたしの言葉、合ってますよねエッチな身体になるように躾けられるのが調教ですよね</p><p>うん合っとる</p><p>合ってます</p><p>何故か、エリとリエが返事する</p><p>その調教をされちゃいたいんですっ</p><p>中学２年生の三つ編みの美少女が嬉しそうに宣言する</p><p>そういうのに、すっごく興味があるんですっ調教されたいですっ</p><p>そんなバスケがやりたいですっみたいに言われても</p><p>そうかほな、されたらええわ</p><p>お兄さんに、していただいて下さい</p><p>おい、双子勝手に返事をするなっ</p><p>えー、いいんですかぁっそれで、すっかり身体が調教されちゃってもう、黒森様のオチンチン無しでは生きていけない身体になってそうなったら、次は妊娠ですよねー</p><p>女子中学生の妄想の暴走は突く</p><p>黒森様っ、エリカ、妊娠しちゃってもいいですよねっ産んじゃってもいいですよねっ</p><p>安奈さんは、真剣な眼でオレを見る</p><p>そんな、大きな瞳を爛々と輝かせて期待満々で、オレを見るな</p><p>うん、まあ産んでくれ</p><p>うっわぁぁ、やっぱり、黒森様はエリカが見込んだとおりのご主人様ですねっあたしっ、見る眼あるぅぅきゃほほほーいっ</p><p>この子は正体が見えない</p><p>本気で言っているのか</p><p>それとも、演技なのか心の底が判らない</p><p>あたし赤ちゃんは、たくさん欲しいですっ産んでも産んでも、レイプしていただける限り、エリカは妊娠しますからっ赤ちゃんを育てながら、エッチな奴隷として一生、ご奉仕させていただきますーっうわっ、約束しちゃったぁーっ</p><p>ちょっと安奈さん</p><p>オレが、彼女の暴走を止めようとすると</p><p>あっ、あっ、あーっそうですよねっ口約束じゃダメですよねっえっと奴隷誓約書とか、書かないといけないんですよねっあれって、やっぱり熊野誓紙とかじゃないとダメなんですかっ</p><p>熊野誓紙って何だ</p><p>やだぁっ、黒森様熊野牛王符のことですよっ</p><p>あっ、いいです、大丈夫ですエリカがスッゴイ奴隷誓約書作りますからっ７回生まれ変わっても必ず黒森様のエッチ奴隷にならなきゃいけなくなるように、法的にガチガチに縛った文言にしますからっエリカ、そういうの得意なんですっ７回生まれ変わったら、７回とも処女あげますっ８回目以降も、必ずヴァージン・レイプして下さいねっそういう契約書にしますからっ</p><p>法的にってどんな法律を使うと、そうなるんだ</p><p>７回生まれ変わった後でも、日本の法律は有効なんだろうか</p><p>それから、もちろん映像でも、残しておきたいですよねっエリカの奴隷宣言っ奴隷解放宣言（１８６３年）じゃないですよっエリカの奴隷にしていただきます、どうか一生可愛がって下さい宣言（はーと）ですからっきちんと記録しておいて５年後と、１０年ごと、２５年後と、５０年後と、７５年後に一緒に観ましょうっ</p><p>金婚式かよっ</p><p>ちょっと、安奈さんっあなたいい加減になさいっ</p><p>ついに、歌晏桃子姉ちゃんが怒り出すっ</p><p>黙って聞いていたら何ですっ公ちゃんは、あなたに状況の説明をしろって言ったのよあなたがしているのは、あなたの一方的なこれからの展望じゃないのっ</p><p>あれれ説明になってませんか</p><p>安奈さんは、ケロッとした顔でそう言う</p><p>なってないわよっもっと、根本的なところに立ち戻って説明なさいっ</p><p>ていうか安奈さんて、こういう女の子だったの</p><p>鳥居先輩こういうってどういうことです</p><p>安奈さんは、不思議そうに尋ね返す</p><p>だ、だからエッチなところよあなたって、普段は割と子供っぽくて、そういうエッチなことには興味が無いように見えていたから</p><p>そうねあたしも驚いているわ</p><p>瑠璃子は楽しそうに微笑んでいるところを見ると安奈さんのこういう面のことを前もって知っていたんだと思う</p><p>それはそうですよっだぁってうちの学校は、女の子しかいないじゃないですかっだから、学校の中ではエッチな気持ちとかなりませんからっ</p><p>キッパリと中学２年生の少女は言う</p><p>エッチ関係は家に帰ってからに決まってますっ学校は勉学に励むところですものっ</p><p>済まんオレは週に何回かは、校内でセックスしている</p><p>愛やイーディが襲って来るから</p><p>じゃあ、そうですねっその辺のことを根本的なところに立ち返って、ご説明致しますねっ</p><p>安奈さんは、ニコッと微笑む</p><p>これもまたエリカのお祖父様の遺産なんですよっ</p><p>遺産</p><p>エリカの世田谷の自宅にお祖父様が個人的な書斎として使っていらっしゃった離れがあるんですけれどえっと、離れって言っても、２階建てで書斎だけでなく、お祖父様専用の寝室も、お風呂も、おトイレもある立派な建物なんですイギリスのジョージアン様式のかーなーり、カッコ良い離れですっその離れもお祖父様の遺言で、エリカが相続したんですっ今はあたしのお城なんですっ家族は誰も中に入れてあげないんですっぬふふふふっ</p><p>安奈さんだけの離れって言うか、別宅があるんだな</p><p>それであのエリカ、発見しちゃったんですっ離れの内部の構造と、外から見た大きさが合致してなかったんで絶対に有るって確信していたんですけれど、調べてみたら本当に有ったんですっ</p><p>お祖父様の秘密の地下図書館への入り口がっ</p><p>祖父専用の離れの中の隠し部屋</p><p>そこにですねぇお祖父様の素晴らしいコレクションが、いーっぱい有ったんですっエリカだけが見つけたんですっお父様にも、お母様にも内緒のままなんですっくふふふふっ</p><p>何のコレクションよもったいぶってないで早く教えなさいっ</p><p>桃子姉ちゃんが、安奈さんに言う</p><p>もちろんっエッチな本ですっ</p><p>え、エッチなほ、本</p><p>あっ、エッチな本って言ってももちろん、その辺のコンビニで売っているような下世話なものではありませんよっ基本的に西洋の物ですアンティークですっ</p><p>エッチな本のアンティーク</p><p>古い物ですと、ブルボン王朝時代のフランスの貴族が持っていたような挿絵入りのエッチな小説とか、彩色した銅版画とかですよねっ一番、多いのは１９世紀のヴィクトリア朝のポルノグラフティですっ小説と版画と写真も、もう有ります白黒写真に、手で彩色したようなのが</p><p>安奈さんの話にみんな、呆然としている</p><p>エリカは８歳ぐらいの時から、読んでますお祖父様が亡くなったのが、エリカが４歳の時で秘密の図書室を見つけたのが、８歳でしたからもちろん、全て言語で英語や、フランス語の原典を読みました面白い物は、何度も繰り返し読んでいますっ</p><p>この子は小学校低学年の頃から、アンティークの外国のエロ本を読んでいるのか</p><p>本棚そのものを完全に覚えていますこっちの左上からイラスト挿絵入りのサド侯爵のジュスティーヌとジュリエット、それからソドム百二十日が並んでいてジョン・クレランドのファニー・ヒル作者不詳の我が秘密の生涯閉ざされた部屋、快楽の生け贄たち、背徳の仮面、ジャックと７人の艶婦の４部作ラ・ローズ・ダムール、好色なトルコ人、我が愛しの妖精フランク、恋愛ごっこ、Ｏ嬢の物語、トゥルー・ラブ、少女ビクトリア、詩人で有名なアポリネールが書いた若きドン・ジュアンの冒険と一万一千本の鞭</p><p>ニコニコしながら、安奈さんは本のタイトルを諳んじていく</p><p>だから、あたしエッチのことは文学的には、よーく知っているんですっホンモノのエッチとかは見たことないですけれどっ</p><p>うーむ、初めてのパターンだな</p><p>大昔の本や版画の挿絵や写真だけでしかセックスを知らない子なんて</p><p>ハーレムのことも、良く判ってますっラ・ローズ・ダムールなんて、ホントにハーレム物ですから当時のコンスタンティノープルまで行って、奴隷商人からハーレム奴隷を買う場面もありますし好色なトルコ人なんて、イギリスの女の子が、トルコ人の太守のハーレムの連れて来られる話ですから</p><p>それはもう小説とかのジャンルとしてのハーレム物ではなく</p><p>リアルなハーレムじゃないかっ</p><p>うん良く判ったわ大体、判りました</p><p>安奈さんの性に対する感覚が普通じゃない理由は、よーく判ったわよ昔のポルノグラフティなんて今とは道徳や倫理が異なる分だけ、ブッ飛んでると思うし</p><p>ホントに奴隷とか居た時代の小説とかも読んでるんですよねこの子</p><p>まり子が、呆れた顔で安奈さんを見る</p><p>はいっ、読んでまーすっ</p><p>小学生の頃から偏った性知識に親しんでいる女子中学生</p><p>これであのエリカのことは説明できたと思いますけれどっ</p><p>満足げに、安奈さんは言うが</p><p>いや、まだだ</p><p>安奈さんがスッゲェ、セックスに興味がある子だっていうことは判ったけれどさ</p><p>はーいっセックスとか、レイプとかエッチ奴隷とか調教に興味がありますっものすごっく、ありますっ</p><p>それは、もういいから</p><p>でも、そのことと家出して来た理由は別だろ</p><p>どうしても、オレにレイプされて性奴隷になりたくてここに来たわけではない</p><p>お父さんと何かあったんだろ安奈さんがお祖父さんからもらった遺産を、お父さんがどうかしたがってるとか、さっき話してたじゃないか</p><p>そういう風に聞いた</p><p>安奈さんが瑠璃子に、何かしらの相談をしたのもそっちがキッカケだろセックスがとうのっていう問題じゃないはずだ</p><p>わざわざ、香月家の瑠璃子を頼ったということは</p><p>香月家の力を借りなくてはいけないような、大きな問題があるはずだ</p><p>ええっと、あのまあ、そうなんですけれどね</p><p>トーン・ダウンする安奈さん</p><p>その件については、話しづらいらしい</p><p>だからエッチ系の話に、思いっきり逃げていたんだと思う</p><p>そこから先は、わたくしがお話し致しますわ</p><p>食堂の入り口が香月セキュリティ・サービスの現在の現場部門チーフ</p><p>関翔こと、翔姉ちゃんがいつものスーツ姿で、颯爽と入って来る</p><p>香月セキュリティ・サービスの関ですって言っても初めての方は、ここにはいらっしゃらないわよね</p><p>翔姉ちゃんのことは元はジッちゃんの専任警護人で、今は香月セキュリティ・サービスのトップだから</p><p>超お嬢様校の生徒である、桃子姉ちゃんたちは当然知っている</p><p>エリとリエとは、この１週間のお屋敷での生活で知り合っている</p><p>香月セキュリティ・サービス所属の翔姉ちゃんとレイちゃんは忙しいから毎日ではないけれど</p><p>それでも、みすずや瑠璃子たちの警護で頻繁に、このお屋敷に来るし泊まっていく日も多い</p><p>わたくしは、瑠璃子様からは前もって、ご指示をいただいていたんです</p><p>瑠璃子がオレに１つだけ願いを聞いてくれと言ってきたのは、少し前だ</p><p>その頃から、安奈さんは何らかのトラブルに巻き込まれていて瑠璃子に相談していたんだろう</p><p>ます、安奈さんのご実家について改めて、解説するわアンナ＆ヤマモト監査法人大きな企業や団体の会計監査をする会社ね公認会計士が数名しかいない事業所だと、ただの公認会計士事務所だけれど公認会計士が５人以上集まると監査法人を作ることができるのこの場合法人として、他の公認会計士を従業員として雇うことができるわアンナ＆ヤマモトの場合は、創業時には安奈さんのお祖父様とご兄弟、それから山本さんという方のご兄弟で２つの家で５人の公認会計士が居らしたからそれで法人化したのね今では公認会計士社員を２０００人、普通の社員を３００人も雇用しているわ監査法人としては規模が大きい方よ監査を担当している会社も、一流企業ばかり安奈さんのお父様が、包括代表っていう普通の会社の社長さんに当たる地位に就いているわ</p><p>それが安奈さんの家</p><p>ところが今安奈さんのお父様の監査法人に、他の監査法人と合併の話が出ているのよそのことには、別に問題ないんだけれど実は、今、合併先の法人の社員がインサイダー取引の疑いが出てニュースになりそうなのよね</p><p>でも、それは合併先の監査法人の社員のことで安奈さんのお父様の法人の方には、何の落ち度もないのですよね</p><p>ええ、その通りなんですけれど経済関係のマスコミが動き出してしまって、ついでに安奈さんのお父様のことも調べているのよそれで</p><p>安奈さんの家の家庭の事情が面白おかしく書かれる可能性があるのよ</p><p>安奈さんのお祖父様は安奈さんをご自分の養女にしたのよそうして亡くなって奥様は先に亡くなられていた、本当のお子さんは安奈さんのお父様だけだからつまり、安奈さんのお父様と安奈さん自身の２人だけが、お祖父様の遺産相続人なのよしかも、遺言状で安奈さんに何と何を遺贈するか、前もってとても詳しく書き残されているのね</p><p>だから、預金とか株とか土地とか安奈さんは、お祖父さんの遺産を持っている</p><p>でも一般的には変でしょ息子に残せばそのまま孫娘に渡るはずの遺産を、わざわざ孫を養子にしてまで直接渡しているっていうのはしかも、額が額だし</p><p>合計して、３億円だっけ</p><p>安奈さんは、そう言っていた</p><p>１０年前に、お祖父様が亡くなられた時は、そこまでなかったんだけどねぇ安奈さんに、どの銘柄の株を遺贈するのかもお祖父様が遺言で指示なさったのよそして、その株の会社がこの１０年で、全て優良な大企業に成長してしまったのよ</p><p>お祖父さんスゲェ</p><p>はっきり言って株だけで、今では安奈さんの方がお父様よりも、たくさんの資産を持っているわ名目上は</p><p>名目上って</p><p>それはね未成年の間は、自分で財産を管理する能力が無いっていうことになっているからよ今の安奈さんはまだ１４歳３億円の遺産を貰っても、２０歳になるまでは、未成年後見人が代わりに資産を管理することになるのよ</p><p>つまり安奈さんはまだ、自分が貰った遺産を自由には使うことはできない</p><p>それも普通は実の親が生きていらっしゃる場合は、親が後見人になるのよね親権者なんだからところが、安奈さんの場合はお祖父様の弁護士さんが未成年後見人に指定されているのよ</p><p>いや確かに、さっき安奈さんは自分でそう言っていた</p><p>お祖父様の弁護士さんに守ってもらっているって</p><p>つまり、安奈さんのお父様は２重の意味でお祖父様に顔を潰されているわけまず、わざわざ孫娘を養女にしてまで遺産の半分をいえ、むしろ株でも土地でも、評価の高いものを安奈さんに遺しているし</p><p>お父さん自身は余り良くない株や土地だけを渡されている</p><p>その段階で亡くなったお祖父様からは、安奈さんのお父様は全く信用されていなかったとしか、わたくしには見えないんだけれど</p><p>その上安奈さんの実の父親で親権者なのに安奈さんが貰った分の資産の管理は、任されない他の人がわざわざ指名されているっていうのは、監査法人をやっている人としては致命的なのよ自分の亡くなった父親からは、もう完全に、これっぽっちも信頼されていなかった人物っていうことになるんだから</p><p>お父さんに管理させたら安奈さんの資産を勝手に使ってしまいそうだと思われていたとしか考えられないもんな</p><p>今までは安奈さんの家の中だけのことだったし、事実上、安奈さんの資産は成人するまで凍結されているから他の人には、このことは漏れていなかったんだけれど</p><p>ああマスコミが、色々調べているんですよね</p><p>まり子が呟く</p><p>そうなのよこれがマスコミによって公表されたら、安奈さんのお父様の会計監査の信頼が失墜するかもしれないわ自分の父親に、ここまで信頼されていない人を大事な企業の会計監査みたいな仕事を、そういう人が代表を務めている法人に任せて大丈夫なのかみんな悩むでしょ</p><p>またよりによって安奈さんのお祖父様は、極めて優秀で公正な会計士さんだったのよ古い方は、みんな覚えてらっしゃるのよそんな人が、そこまで息子を信用していないとなると</p><p>何や、ただのエロジジィじゃなかったんか</p><p>エッチ本のコレクターでも、真面目な人やったんやな</p><p>翔姉ちゃんの言葉にエリとリエがツッコミを入れる</p><p>それで、安奈さんのお父様は安奈さんから、お祖父様の遺産を全て取り上げようとなさっているの</p><p>桃子姉ちゃんが尋ねる</p><p>そういうことですマスコミがその辺りの実情を調べる前にお父様自身が、安奈さんの未成年後見人、つまり資産の管理者になってさえいればお祖父様との間に何らかの確執があったとは認められなくなりますから</p><p>ああそれなら、結局、お祖父様の遺産を全てお父様が受け継いでいることになりますものね</p><p>でも、そんなことできるの安奈さんの後見人は今は弁護士さんがなさっているんでしょお父様が、勝手に後見人に成り変わることは無理なんじゃないかしら</p><p>それは安奈さん次第です</p><p>翔姉ちゃんは、安奈さんを見る</p><p>亡くなられたお祖父様の弁護士さんと、安奈さんのお父様の関係は良好ですから安奈さんが許可すれば、弁護士さんは未成年後見人をお父様に変更するはずです元々、安奈さんのお父様は、安奈さんの親権者で同じ場所に住んでいらして、家計も一緒ですから安奈さんとお父様の間に、何らかの利益の相反があるとは認められませんし</p><p>一緒に住んでて、安奈さんの生活費も今はお父さんが出している</p><p>実の親なんだから娘の財産管理者になれないはずがない</p><p>だから、エリカは家出するしかないのですっ</p><p>安奈さんは叫ぶ</p><p>家出してお父様と別のところで、別の生活をしないとエリカがいただいた遺産が取られてしまいますからっ</p><p>あ判ったやっと繋がった</p><p>安奈さんがお父さんとの間に、大きな問題があって一緒に生活できないっていう既成事実が欲しいんだな</p><p>はいいっ遺産を守るためには、そうするしかないんですうっむむむむぅっ</p><p>この子は、エキセントリック過ぎてなかなかよく判らない子だけれど</p><p>本人としては、明確な意志と目的をもって行動しているんだ</p><p>でも、セックスや調教に、人一倍興味があるっていうのも本当ですからねっ</p><p>っていうか、１倍じゃないだろ２０００倍くらいだ</p><p>桃子姉ちゃんちょっと聞いていい</p><p>何を知りたいのよ公</p><p>いやさっき、桃子姉ちゃんたちは安奈さんのことを中等部のスターだって言ってたろ</p><p>ええ、言ったわよ</p><p>それってどういう意味で、スターなんだ</p><p>オレはそれを確かめておきたい</p><p>見ての通りよこの子って、明るくて、楽しくて、表裏がなくてとっても、可愛いでしょ上級生は、みんなこの子のことを可愛がっているわ</p><p>そう安奈さんの立ち振る舞いは、とっても子供っぽくて可愛い</p><p>ありす下の学年から見て、どうだったんだ</p><p>ありすは中１だから、安奈さんの１つ下の学年に居た</p><p>幼稚部、初等部もずっと同じ学校に居たはずだ</p><p>わたくしたち下級生にとってはやっぱり、明るくて、いつも朗らかででも、もっと年長の先輩方たちとも仲の良い、ちょっと大人っぽい綺麗なお姉様だと感じています</p><p>可憐は</p><p>初等部の子たちも、みんなお元気でカッコ良いお姉様だと思っていますわ</p><p>同じ学校の小６に在籍している可憐もそう言う</p><p>そうだ安奈さんは、見た目はとっても大人っぽいだから、年上の女の子の中に入っても馴染む変じゃない</p><p>なるほど年上にとっては、子供っぽくて、可愛い後輩で年下から見れば、大人っぽくて、カッコイいい先輩なんだ</p><p>そして問題は</p><p>そういう見せ方を、意図的にやっている子なのかっていうことだけれど</p><p>この子は演技はしていないと思う</p><p>言動が、もの凄く反射的で、直情的で</p><p>性格を偽っているようには見えない</p><p>この子の表情や言葉には、邪悪さは微塵も感じられないのだから</p><p>ある意味純粋無垢なイメージを強く感じる</p><p>お兄様安奈さんは、学年で一番の学力の持ち主ですわ</p><p>そして運動神経も、とても良い方です</p><p>頭が良くてスポーツもできる</p><p>完璧超人じゃないか</p><p>そうか判った安奈さんは、出来すぎる子なんだな</p><p>オレは、そう結論付けた</p><p>頭が良すぎて、反射神経も良すぎるから思考も、行動も、もの凄い勢いでビュンビュン飛んでってしまうんだな</p><p>どんどん自分の中だけで分析して、理解してその結果に基づいた言動に突っ走る</p><p>年上には子供っぽく、年下には大人っぽくというのも反射的に、そうしているんだ</p><p>頭が良すぎるから特にに意識しなくても、どんどん最適な行動に出てしまう</p><p>お父さんが今後するであろう行動に対して最適だと感じたのが家出なんだそして、そう思い付いた瞬間にはもう家出を実行している考えないで、そうしているわけじゃなくって光速の思考に、身体がちゃんと付いていっているんだ</p><p>行き当たりばったりじゃないこの子の言動は</p><p>だから、邪悪にはならないし純粋さを感じるんだと思う</p><p>子供の無邪気な真っ直ぐさと</p><p>自分で決めて行動していく大人らしさが、この子の中で共存している</p><p>はいっ、エリカはそういう子ですけれどっ</p><p>安奈さんは、ニコッとオレに微笑む</p><p>うんオレは普通の人よりも頭が悪いからさ、理解するのに時間が掛かるんだ</p><p>やっと見えてきたよ安奈さんが、どんな子なのか</p><p>エリカはエリカですよっ最初っから、見た目のまんまですっあたし人に隠し事するの、大っ嫌いですからっ</p><p>安奈さんお兄様の素晴らしさが判らないなんて、あなたもまだまだ子供ですね</p><p>えー、判ってますよっ第一印象だけで、相手のことを決めつけないでじっくりと理解して下さる方なんですよねっでもこれで、エリカのことちゃんと判っていただけましたからっ</p><p>安奈さんは、そう言うが</p><p>いいえ、判っていないわ安奈さんわたくしたちのお兄様は、あなたのことを自分は、まだ、ほんの１０パーセントも理解していないと思っていらっしゃるわよ</p><p>瑠璃子の言葉に安奈さんは眼を丸くして</p><p>どうしてですっあたしもう何も無いですよ見たままのエリかですっ</p><p>まだ、安奈さんが、自分自身で気付いていない安奈さんが残っているよ</p><p>ここが、この子の底なはずがない</p><p>人間の心は、もっと深くて複雑なんだから</p><p>父を大学病院へ連れて行ったのですが</p><p>2年半前の大動脈瘤破裂はおかげさまで、無事に完治したそうです</p><p>手術時には、生存確率50パーセントで</p><p>術後も、普通の生活は困難だろうと言われていたのですが</p><p>幸い、車椅子生活にもならず自分の足で歩いて暮らしています</p><p>医師からも、よくここまで治りましたねと言っていただけました</p><p>問題は呆けの方が</p><p>１日1回は、何かしら深刻な呆けをかましてくれます</p><p>笑えないレベルのを</p><p>父今年って何年だ</p><p>私平成27年だよ</p><p>父（メモする）別のは</p><p>私2015年だよ</p><p>父（メモする）もう1つのは</p><p>私もう一つ</p><p>父もう一つなんか年の数え方があったろう</p><p>私ないよ</p><p>父そうだったかうーん</p><p>そこまで聞いて、ハッとして父のメモ帳を見ると</p><p>西暦2015年、平成27年とあちこちに書いていました</p><p>何度もメモしてメモしたことさえ、忘れてしまっているようです</p><p>私これどういう目的でメモしたの</p><p>父うーん、覚えていない</p><p>そのページには大きく</p><p>めい・じぇい　外人とメモされていました</p><p>1135．日暮れ前　／　天気晴朗なれど、意識が高し</p><p>あら、もう何も無いなんてことはないわよね</p><p>翔姉ちゃんが安奈さんに微笑む</p><p>香月セキュリティ・サービスの調査能力侮ってもらっては困るんですけれど</p><p>瑠璃子から、安奈さんについての指示があってから何日も経っているのだから</p><p>翔姉ちゃんは、安奈さんの身辺調査を徹底的にしてきている</p><p>安奈さんが今日、家出をして来られた理由はお祖父様の遺産の問題だけではありませんよね</p><p>言葉に詰まる安奈さん</p><p>お父様との間に、もう一つ、大きな確執があるからですよね</p><p>安奈さんは瑠璃子を見る</p><p>どんなに恥ずかしくても、皆さんの前で全て話しなさい</p><p>学校の先輩らしく瑠璃子は、優しい笑顔で安奈さん言う</p><p>正直に話さないとここに揃っていらっしゃる方たちに、協力を求めるのは無理ですみんな、迂闊に物事を判断するような方たちではありませんから</p><p>うん、まだ何か秘密があるのなら最後まで話してくれないと、何もしてあげようがないよ</p><p>わたくしや香月家の力を借りたいのなら、全てを話なさい</p><p>歌晏桃子姉ちゃんもきっぱりと、そう言う</p><p>はぁぁ、ふぅぅ</p><p>大きく溜息を吐いて</p><p>うーっ、そのお話はエリカだけでなく、お父様の恥にもなることなのでできれば話したくなかったんですけれど</p><p>じゃあ、わたくしからお話致しましょうか</p><p>翔姉ちゃんが、ニャッと微笑む</p><p>うええーっ、そ、それはいいです、結構ですあううううーっ、あたしがエリカが自分で話しますからぁぁ</p><p>慌てて、そう叫ぶと</p><p>エリカのお父様がご自分の監査法人と、他の監査法人を合併させようとなさっているということは、もうお話しましたよね</p><p>うん、それは聞いた</p><p>それでそのついでに相手側の監査法人の役員さんの息子とエリカを婚約させるっていう話が出て来たんです</p><p>婚約政略結婚か</p><p>その方が将来的に、２つの法人の関係が良くなるからって</p><p>安奈さんは、暗い表情で言う</p><p>よくある話だわわたくしたちの学校に通っている子の多くは親族によって決められた許婚者《いいなづけ》がいますもの</p><p>桃子姉ちゃんがムスッとして、そう言う</p><p>確かに、格式の高い良家の子女しかいない超お嬢様校だから</p><p>みすずにだって、前はイイナヅケがいたし</p><p>でもエリカの場合相手が相手なんですぅぅッッッ</p><p>安奈さんが、潤んだ眼で桃子姉ちゃんに言う</p><p>言いづらそうな安奈さん</p><p>マドホリ・タダシさんよね</p><p>桃子姉ちゃんが、ズバリと言った</p><p>この間のパーティで安奈様のお父様と親しそうに話している姿を見たわわたくしに気付いて近寄って来ようとしたから、慌てて逃げたけれど</p><p>桃子姉ちゃんは、そのマドホリという人を心底嫌っているようだった</p><p>あ、そうですよねわたくしも、マドホリさんだと思いました</p><p>なるほどね安奈家は、今は公認会計士の元締めだけれどご先祖は明治政府の要職にいらしたし、名家ほどではないけれど血筋は良いし資産家でもあるマドホリさんが、眼を付けて狙ってくるのも判るわ</p><p>桃子姉ちゃんは、ふんふんと納得している</p><p>でも、マドホリさんじゃあ、名家の女の子と縁づいて、名家の世界に潜り込むのは無理ですよねぇあんな人、まともな名家は相手にしないでしょうし</p><p>そう言う、桃子姉ちゃんにまり子は</p><p>いえいえどっかっていうと、あの人の方もマドホリさんの野望を実現するためには、名家を相手にするんじゃダメなんですよあの人反保守派ですから</p><p>そうねあの人は名家とか既存の勢力を叩きのめしたいんでしょうね</p><p>名家と対抗したい野望がある</p><p>ていうか安奈さん、桃子姉ちゃんの答えであってるのか本当に何だ、マド</p><p>あってますマドホリ・タダシさんです</p><p>オレの問いに、安奈さんはムスっとして答える</p><p>公ちゃん、マドホリさんって、本当に変な人なのよわたくしは、大嫌いまり子は</p><p>わたくしも、大っ嫌いですっ</p><p>うわ、桃子姉ちゃんもまり子も相当、嫌っている</p><p>みすずたちは、どう</p><p>桃子姉ちゃんに言われて</p><p>あたしもお話を聞いている限りでは、良くない人物だと感じています</p><p>あのわたくしたちには接触しないように、翔お姉様たちがいつも監視して下さっているんですですから、パーティの席で遠くにいらっしゃるのを見掛けたことしかありません</p><p>みすずと瑠璃子は、そう答える</p><p>はい香月セキュリティ・サービスでは、パーティなどでの要注意人物に指定しています</p><p>翔姉ちゃんは、苦笑してそう言う</p><p>あら、いいわねわたくしも、これからはそうしていただこうかしら</p><p>歌晏桃子様のおよろしいように手配致しますわ</p><p>桃子姉ちゃんは、翔姉ちゃんにそう言う</p><p>あのみんなが、その人を嫌っていることは判ったけどさ</p><p>結局何がどういう風に嫌われている人なんだ</p><p>そうねえ公ちゃんに判るように、説明するとまず名前からして変な人のよ</p><p>名前ってマドホリ・タダシだろ</p><p>そうよ、マドホリ・タダシ上の名前はまだマトモよお部屋の窓の窓に、お堀端の堀って書くだけだから</p><p>うん窓堀か</p><p>でも、下の名前がねぇ革命って書くのよ</p><p>カクメイ</p><p>あの、ほらフランス革命とかの革命よそれで革命って書いてタダシって読ませるのよ</p><p>桃子姉ちゃんの代わりに、まり子がオレに教えてくれた</p><p>つまり窓堀革命《マドホリ・タダシ》</p><p>何で、革命がタダシなんだ</p><p>お父様が、そういう方だからよ</p><p>とても優秀な公認会計士でいらっしゃるんだけれど政治運動にも傾倒なさっているのよ今の日本には革命が必要だっていうのが信念の人なのよね</p><p>革命を起こすことが正義だと思っている</p><p>そのお父様の思想を、そのまま受け継いでいるのが窓堀革命さんなのよ</p><p>苦虫を噛み潰したよう顔で、桃子姉ちゃんがオレに言う</p><p>わたくしたちは、マッド・ホリって呼んでるけれどねわたくしのお友達でも、親しくなろうと近寄って来られて迷惑している女の子がたくさんいるから</p><p>わたくしも話し掛けられたことがあるわあの人、いっつもヘラヘラ笑っててまず、笑顔が気持ち悪いのよねそれで、一々、あったり前のことを小難しくこんなこと、頭の悪い君は今まで気付かなかったろうっていう態度で話してくるのよ本人は自分の頭の良さをアピールしているつもりなんでしょうけれどもう、バカでバカで話の相手をするのが苦痛なのよっ</p><p>まり子に、ここまで言われるような人なんだ</p><p>基本的に人を見下した態度なのよねそういうのが、女の子には、よーく伝わって来るのにあのマッド・ホリは根本的に女のことを馬鹿にしているからさわたくしたちが嫌っていることに、全然気付いていないのよっむしろ、自分は女の子に人気があるとか勘違いしているんだと思うわパーティの席とかでも、ガンガン話し掛けて来るからっ</p><p>鳥居様も、次回のパーティからは保護致しますわ</p><p>お願いしますっっていうか、マッド・ホリは、どこのパーティでも出入り禁止にして欲しいですっ</p><p>その人って何をしている人なの</p><p>オレには全然想像がつかない</p><p>すると、翔姉ちゃんは</p><p>まだ、大学院生なんだけれどＮＰＯ法人の代表をしていて、社会学者を名乗って、幾つかの雑誌に社会批評を書いているわ本も２冊出版しているし</p><p>あんなの評論じゃないですっただの学生のご意見エッセイよ</p><p>まり子は、また怒る</p><p>本人は言論だなんてって自慢しているみたいだけれどねマッド・ホリの書いてることは、まともに調べていないことを、ただ自分の印象と思いつきだけで、当てずっぽうに適当なことをダラダラ書いているだけだから酷いものばかりよ</p><p>そうですわねわたくしも、今回の調査で幾つか読んでみましたけれど批評のベースとなる下調べが不十分なので窓堀さんの脳内世界での、架空の世界に架空の条件を当てはめた考察にしかなっていないから無意味な空論でしかないと思いました</p><p>そんな人が、どうして幾つもの雑誌に</p><p>公ちゃん、それがね最近では、現代日本の若者の問題を考える会とかに呼ばれたり、若者代表としてテレビや新聞にコメントを発表したりしているのよ</p><p>え桃子姉ちゃん</p><p>そうなのよ、公あの人、大人に取り入るのが、とっても上手いのよお父様のコネで、元から知り合いも多いんだけれど自分でＮＰＯ法人をやっているでしょだから、自分でイベントとかを組んで雑誌の編集長とか、大学の教授とか、有名な弁護士とか、野党の政治家をゲストに呼ぶのよそうやって、業界のツテを広げていくわけ</p><p>わたくしたちには、どうしょもないバカな人にしか見えないんだけれどどういうわけだか、５０歳以上の男性に取り入るのが上手いのよあれも才能なんだろうけれど</p><p>まり子の言う通りよ一部の業界の年輩の人には、なぜか評価が高いのよあんな人のどこを期待するのか、全く理解できないんだけれど</p><p>桃子姉ちゃんも、呆れている</p><p>そんな人が安奈さんの許婚者になるかもしれないのか</p><p>オレの言葉で全員の眼が、安奈さんに集まる</p><p>そういうことなんです</p><p>安奈さんは、力なくそう呟いた</p><p>えっと大学院生っていうことは</p><p>今年、２３歳よ</p><p>翔姉ちゃんが教えてくれた</p><p>１４歳の安奈さんの許婚者が２３歳</p><p>それは、ほら親の会社同士の都合だから、仕方なかったって言い訳できるでしょ合法的に中学生をゲットできるんだから上手い手を考えたたわよね</p><p>窓堀さんの本にも書いてあるし、ＮＰＯ法人のホームページにも載っているんだけれど窓堀さんの最終的な人生目標は、政治家になることなんだそうなのよ</p><p>それも自分で新党を立ち上げて、政権交代を勝ち取って日本初の大統領になるのが夢なんですって</p><p>ね、ホンモノのバカでしょ日本も、アメリカ、フランス、韓国、ウガンダを見習って大統領制になるべきだっていうのが持論なんだってさ</p><p>だから、今後は財界の人たちにも食い込んで、政党を起ち上げるためのスポーンサーを探そうとしているんだと思うわそういう意味では、アンナ＆ヤマモト監査法人の方が優良な顧客をたくさん抱えているし安奈さんを通じて、わたくしたちの学校の関係者にも触手を伸ばすつもりなのねきっと</p><p>翔姉ちゃんは、そう推理する</p><p>で、安奈さんはそんな人と婚約させられるのが嫌で、家出して来たんだ</p><p>オレは彼女に問う</p><p>は、はいまあ、そのそういうことなんですけれどあんな人と結婚したら、お祖父様が遺して下さった財産も、全部、バカげたことに使われてしまいそうですし</p><p>そして安奈さんは、クッと大きな瞳でオレを見上げて</p><p>でもっ、あたしっセックスとか、レイプとか、調教に興味があるっていうのも本当なんですっお祖父様の遺産をお父様に取り上げられてしまうのが嫌だっていうのも本当ですっだからっ</p><p>大きく眼を見開いて真剣な表情で、オレに言う</p><p>黒森様の奴隷にしていただきたいっていうのも、本当に心の底からのお願いなんですっエリカは、黒森様にお仕えしたいんですっ</p><p>オレは１つの確信を得た</p><p>うん、安奈さんの頭の中の理屈は、良く判った</p><p>この子は、もの凄く良く回る頭で物事を分析して答えを出し光の速さで、実行に移す</p><p>だから、外から見ると危なっかしくて、理解しにくいけれど</p><p>安奈さんの中では筋の通った理屈が、いつも明瞭に存在している</p><p>オレには安奈さんが、凄く頭が良い子でこうと決めたことを、即座に実行する勇気もあってそして、何より自分に厳しい子だって判ったよ</p><p>オレは言葉を選びながら、彼女に話す</p><p>キョトンとして、オレを見ている安奈さん</p><p>つまり、安奈さんは人に何かを頼むためには、それに見合った代償が要るっていうことを、ちゃんと理解しているんだだから、そうなっちゃうんだな</p><p>この子はとてもプライドが高い本当は</p><p>安奈さんが、お父さんに逆らってお祖父さんの遺産を護ったり、変な人との婚約を阻止するためには香月家に保護してもらうしかないそう判断したんだろそれしか、現状を打破する手が無いって</p><p>幾ら頭の良い子でもまだ１４歳のお嬢さんだ</p><p>自分１人では、父親に対抗ではないことはよく判っている</p><p>だけど、だからといって無償で、香月家に護ってもらうわけにはいかないから安奈さんの理屈では、そうだから</p><p>今の彼女が、差し出せるものそれは</p><p>だから、護られる代償として、安奈さんは自分自身の肉体と人生を、オレに捧げるつまり、オレの奴隷になる決心をしたんだよね</p><p>みすずのパートナーであるオレの奴隷となれば</p><p>香月家の保護下に入れる</p><p>その結果、一生奴隷としてオレに奉仕することになっても構わないと安奈さんは、覚悟を決めてきた</p><p>この子は、それしか方法が無いと考えたら全く躊躇せずに実行してしまう少女だから</p><p>そして、そうまでしてまで安奈さんが、お父さんに対抗しないといけない理由はさ</p><p>これは、オレの想像だけど安奈さんのお祖父さんが、わざわざ安奈さんを養女にして、お父さんとは別に遺産を遺したっていうのはさ</p><p>安奈さんの手が、ビクッと震える</p><p>そうやっぱり、おかしいんだ</p><p>こんな遺産の遺し方は</p><p>自分の資産の半分を孫娘で養女の安奈さんに遺すという名目で本当は、たくさんの資産の中の何かを安奈さんのお父さんに気付かれずに、遺したかったんじゃないのかな</p><p>安奈さんに遺した遺産の大部分のお金とか株とか土地とかは、本当に遺したいモノの安奈さんに渡すためのカムフラージュなんだろ</p><p>安奈さんは、ガクガクッと肌を振るわせる</p><p>どういうこと公</p><p>いや、だって変だろオレの奴隷になっても構わないからそんな覚悟をしてまで、ここに来たのに安奈さんは、オレに３億円分の資産もあげますって言ってたろ</p><p>あ確かに、そう言ってたわね</p><p>だからさ安奈さんが、何がなんでもお父さんに奪われたくないお祖父さんの遺産っていうのは３億円分の預貯金とか株とか土地とかじゃないんだよそういうモノとは別にお祖父さんから受け継いだものがあるんだだから３億円の資産の方は、オレたちにあげてしまっても良いって思っているそれもこれから先も、安奈さんがオレたちに護ってもらうための代償にしてもいいって</p><p>自分の命や人生や、３億円の資産よりも大切なものが、この子にはあるんだ</p><p>変な人と結婚させられたら困るっていうのもそれが原因なんだと思うオレたちに保護されれば守れるけれど結婚したら、取り上げられてしまう可能性が高いと判断したんだよね</p><p>だからマッド・ホリという人との婚約より</p><p>オレの奴隷になることを望む</p><p>オレの奴隷になったらそのまま安奈さんが持っていても、見逃してもらえるモノなんだと思うお金や株や土地とかじゃなくってもっと個人的に持っててるような物品なんだよ</p><p>オレやみすずたちが安奈さんの個人所有物について、とやかく言うはずがないから</p><p>でも、その個人所有物には、何か大きな意味があってそれに、安奈さんのお父さんやマッド・ホリが気付くと大変なことになるんだと思うだから、安奈さんのお祖父さんはわざわざ、安奈さんに遺す遺産の中に、それを紛れ込ませた</p><p>安奈さんは、おでこに汗をかいてジッとオレを見ている</p><p>何なの、それは安奈さん、わたくしたちに話なさい</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、安奈さんに命令するが</p><p>桃子姉ちゃんそれを今、尋ねるのは止めておこうよ</p><p>でも公</p><p>急ぐことはないよ安奈さんが、話してもいいって思うまで待とうまだ、オレたちは、そこまで安奈さんに信用されてはいないからさ</p><p>安奈さんは、オレを睨んだままだ</p><p>でも知りたいじゃないっ秘密の遺産が何なのか</p><p>桃子姉ちゃんは、好奇心の塊だからな</p><p>ヒントはきっと安奈さんの家の離れのお祖父さんが遺した、地下の秘密図書館にあるんだと思うよ</p><p>な、何でっ</p><p>安奈さんが呟く</p><p>何でそう思うのっ</p><p>安奈さんのお祖父さんが亡くなった時に安奈さんは４歳だったんだろ遺言するにしたって、大きな秘密を伝えるのは難しいよまだ小さい安奈さんが、お父さんたちにあっさり話してしまうかもしれないし</p><p>多分、安奈さんのお祖父さんは離れに秘密の図書室があることだけを、こっそり安奈さんに言い残したんだそして、離れそのものを安奈さんへの遺産の一つにして、安奈さんしか立ち入りできないようにしておいた</p><p>安奈さんが、驚愕の眼でオレを見ている</p><p>それで安奈さんが大きくなってお祖父さんの想像より、ずっと早いんだと思うけれど秘密図書館に辿り着いて、中の蔵書を読むようになった</p><p>本棚に並べられた古い洋書を順番に</p><p>その蔵書のどこからにお祖父さんからのメッセージが、挟み込んであったんじゃないかなそこには、お祖父さんが安奈さんに本当に遺したいモノのことがその物品の意味と、使い方について、詳しく書いてあったんだと思うよ</p><p>どうして、そう思うの公</p><p>すっかり硬直している安奈さんの代わりに</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに尋ねる</p><p>頭の良い子はさ何か隠し事をする時には、ちょっとだけ本当のコトを混ぜておくんだよその方が、誤魔化せるからそれに安奈さんみたいな子だと、頭の中に出て来てしまったことは、ついつい話に織り込んでしまうだろうから</p><p>この子はさずっとお祖父さんの本当の遺産についてばかり考えているだろだからオレの奴隷になりたいなんて、無茶な主張をする時にもさお祖父さんのメッセージを見つけた、秘密図書館の光景が、ついつい頭の中にフラッシュバックして出て来てしまったんだと思うよそしたら、安奈さんは思考と言動がダイレクトに直結している人だから、そのまま図書館のことを話してしまうと思うんだ</p><p>すると安奈さんは</p><p>どうしてっどうして、そんなにエリカのことが判るのっ</p><p>震えながらオレに尋ねる</p><p>そんなこと判らないのですか</p><p>お兄様は先程から、ずーっと今、この時間だけは、真剣に安奈さんのことだけを見て、安奈さんのことだけを考えていらっしゃったからです</p><p>エリカのことを</p><p>ええ今もなお、安奈さんのことを理解しようと、一生懸命頑張っていらっしゃいますわ</p><p>お茶が温くなってしまいましたわね今、新しいのを差し上げます皆さん、お待ち下さい</p><p>そう言って瑠璃子はお茶を入れ直しに行く</p><p>オレは今瑠璃子の手の上に居る</p><p>ここまでは、瑠璃子の計画通りなんだな</p><p>そうねちょっと、ブレイクしましょうわたくしも、冷静になって状況を分析したいわ</p><p>歌晏桃子姉ちゃんもそう言う</p><p>そうですねあ瑠璃子様、お茶でしたらわたくしも手伝いますわ</p><p>まり子も、席を立つ</p><p>おいコラ、ポンコツ姉ちゃん</p><p>エリが呆然としてる、安奈さんに言う</p><p>ぽ、ポンコツエリカが</p><p>そうです今のまんまなら、ポンコツですわ</p><p>リエも、冷たい眼で安奈さんに言う</p><p>ホンマにお兄さんの奴隷にして欲しいんなら</p><p>お茶を入れるのぐらい、手伝ったらどうなんですか</p><p>そのまま双子も立ち上がって瑠璃子の方へ向かった</p><p>安奈さんも、立とうとするが</p><p>いいわよそんなに人は要らないから安奈さんは座ってて</p><p>瑠璃子に、そう言われてしまう</p><p>だいたい人に言われてからじゃないと、身体が動かない奴隷なんて奴隷やないわ</p><p>そうやなそんなん奴隷やのうてポンコツや</p><p>双子は、ティーカップと皿の準備をしながらブツブツ呟いている</p><p>また外部警報が鳴る</p><p>ああ皆さん、お帰りみたいですわね</p><p>瑠璃子の言う通りモニターには、克子姉の車が映っていた</p><p>学校から克子姉、寧、マナ、愛、イーディ、キヌカが帰って来たらしい</p><p>あかんです</p><p>病院で風邪のウイルスを貰ってきてしまったらしく</p><p>家族全員、せきと熱にやられています</p><p>すごいツラいです</p><p>皆様も、ご自愛下さい</p><p>1136．日暮れ前　／　あきらかに</p><p>あら、これ美味しいわね</p><p>愛が学校で作ってきた試作品のパンを摘まみながら歌晏桃子姉ちゃんは言う</p><p>そうなのよこの子、パンだけは上手なのよねぇ</p><p>さっきまでの真面目な話の間は、ずっと他の子の背後に隠れていた雪乃がブレイクのティー・タイムになった途端、前に出て来る</p><p>ターバンにヒゲの謎のインド人の格好で</p><p>うううーっ吉田くんに食べてもらいたくて焼いてきたのにぃ</p><p>泣きそうな声で、愛はそう言うがモシャモシャとパンを頬張る２人には声が小さすぎて聞こえていないようだった</p><p>そういえば、あなたとは初めましてなのよねついで、こっちの風変わりな子も</p><p>桃子姉ちゃんは、愛と雪乃を見て、そう言う</p><p>あら、あたしは全然風変わりなんかじゃないわよ至って普通のつもりだけれど</p><p>いや、雪乃その格好では、何を言っても虚しいだけだぞ</p><p>まあ、いいわ公ちゃんが、このお屋敷に色んな女の子を囲っているっていう話は、わたくしも報告を受けているし今、ここに居るのが全部じゃないんでしょ</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに尋ねる</p><p>ああ、そうだけどさ</p><p>オレは部屋の中を見廻す</p><p>ああメグお姉ちゃんならスーパー名家のお嬢様の歌晏さんには会いたくないって自分の部屋に籠もっちゃったよ</p><p>マナが台所から、他にもお菓子を運んで来ながら言った</p><p>克子姉は台所から出て来ない</p><p>翔姉ちゃんも、何か調べることがあると別室へ行った</p><p>ったく恵美は、そういうところがヘタレなんだから</p><p>雪乃が、文句を言う</p><p>そんなの関係ないじゃないここはあたしたちの家なんだからホームで堂々としていなかったら、アウェイでも勝てないわよっ</p><p>何に勝つつもりなのかはよく判らない</p><p>でも、本当にこのパンは美味しいわねあなたは、公ちゃんと一緒にパン屋さんのビジネスを始めるんだっけあなたになら、わたくしも出資してあげてもいいと思うわ</p><p>えっとあああ、あの</p><p>桃子姉ちゃんが、そう言うが愛は困惑するばかりで、オレを見る</p><p>桃子姉ちゃんの申し出は有り難いけれど出資金には困っていないから</p><p>あら、わたくしを公ちゃんのビジネスに参加させないつもり</p><p>桃子姉ちゃんは、不満そうだった</p><p>はいパン屋さんは、あたしたちの夢ですからあたしたちだけではじめます</p><p>愛が小さな声で言う</p><p>あら、あなたちゃんと自分の意見が言える子なのねじゃあ仕方ないわ出資は諦めます</p><p>そうですよ桃子お姉様には、わたくしが始めるビジネスに出資していただきますからっ</p><p>ハン、なるほどネ</p><p>食堂の片隅では寧とイーディが、２人が不在の間のこの部屋での会話記録をモニターに映し出して観ていた</p><p>複数の監視カメラからの映像を次々と切り替えて誰のどの発言の時に、それぞれの人物がどんなリアクションをしているのかも確かめている</p><p>ホントここには女の子ばっかり、たくさん居るわよね</p><p>改めて、桃子姉ちゃんは部屋全体を見渡して言う</p><p>今、この食堂でパンとお茶でのブレイク・タイムを楽しんでいるのは</p><p>まず、こっちのテーブルにオレ、桃子姉ちゃん、みすず、瑠璃子、雪乃、まり子、美智</p><p>向こうのテーブルには、ありす、可憐、エリ＆リエ、ミタマとキヌカ桃子姉ちゃんの連れて来たセバスティアヌス（山田梅子）さんも居る</p><p>そして、端っこのテーブルに寧とイーディが居る</p><p>今は、まだ帰って来ていない子も居るし奥にもまだ何人か居るけれどさ</p><p>ああ例の他人の心を操作する一族の子たちは、連れて来なくていいわよ挨拶とかは結構よわたくしは、絶対に会わないから</p><p>桃子姉ちゃんは、鷹倉神社の巫女の力を持つ少女たちを恐れている</p><p>そんなあの子たちは、桃子姉ちゃんの心を勝手に操作したりしないよ</p><p>はい、鷹倉さんたちは旦那様のご命令がなければ、あの力を使いませんわ</p><p>オレとみすずが、そう言うけれど</p><p>あらあらあーらあなたたちも、まだまだ甘いわね</p><p>わたしのレベルの立場になると下の人が、わたくしに気を遣うつもりで、勝手に余計なことをしているということが多々あるのよホントよくあるのよわたくしは何も指示していないのに訪問したレストランの内装が変わっていたり、メイドや使用人が叱責されていたり酷い時は、勝手に解雇されていたり</p><p>そんなことがあるんだ</p><p>あるのよっ例えば、お食事なんかでもたまたま考え事をしていて、出された料理について何のコメントもしなかったりすると桃子お嬢様のご不興を買ったなんて言い出して、料理をしたコックさんがわたくしの知らないところで交代させられていたりするの</p><p>だから、わたくしは何か食べたら、ちゃんと美味しいとか気に入ったとかコメントしないといけないのよ口に合わないときにも次回に期待するわとか機会を与えてあげないと、可哀相なことになっちゃうのよ</p><p>桃子姉ちゃんは悲しげに、そう言う</p><p>そういうことだからその不思議な能力を持つ姉妹たちだって、公ちゃんが指示しなくても他の人や、その子たち自身の判断で、わたくしに力を使うかもしれないわだって、わたくし歌晏桃子よわたくしの心を自由に操ってみたいって思っている人は、たくさんいると思うのよ</p><p>歌晏家は香月家と同じくらい、政財界に対して強い影響力を持つ名家だ</p><p>みすずや瑠璃子もその姉妹たちには、もっと気を付けるべきだと思うわ</p><p>しかしみすずは</p><p>ご忠告には感謝致しますけれどこのお屋敷の中では、そういう心配はありませんわ</p><p>はい鷹倉さんたちとわたくしたちは家族ですから</p><p>もし、わたくしたちや他の家族に特異な力を振るえばお兄様に叱られます</p><p>このお屋敷の中では旦那様を悲しませるようなことをするのは厳禁ですから</p><p>でもその子らが、思い切って公ちゃんを、自分たちの言うことを何でも聞くように改造してしまうかもしれないじゃない</p><p>桃子姉ちゃんは、反論する</p><p>そんなこと、あるわけないじゃないのっバッカらしい</p><p>雪乃が、桃子姉ちゃんに言う</p><p>変な力でさ自分の好きな人を、自分だけのモノにしようと縛り付けたりするのって虚しいでしょバカらしいでしょそんなの、やってられないわよ</p><p>そうかしら、わたくしだったら</p><p>桃子姉ちゃんの声をイーディが遮る</p><p>違うネあの子たちは、アナタではないのヨ</p><p>褐色の肌の武闘少女が、ニッと微笑む</p><p>今、すでにあの子たちとDarlingの間に、信頼関係が築けているノニそれが心地よいと感じているノニワザワザ力を使って、信頼関係を破壊したりはしないヨあの力で作った関係は、一方的スギテ面白味のあるモノではナイカラネ</p><p>ああ、そう一つの意見としては、聞いておくわ</p><p>桃子姉ちゃんは、ニヤッと微笑む</p><p>でも今のわたくしは、その姉妹たちを信用できないわだからわたくしの前には連れて来ないでいいわね</p><p>ああ判ったわよ</p><p>そう言えばそこの子だけでなく、みすずたちも面白い格好をしているのねいきなり安奈さんの家出の話があったから、すっかり話題にするキッカケをなくしていたけれど</p><p>桃子姉ちゃんは、話題を変えようとみすずたちのアラビア風のハーレム衣装のことを言う</p><p>はいこのお屋敷は旦那様のハーレムですから</p><p>ハーレムの中に居る女に上下関係はありませんからみんな、同じような姿をしているんですわ</p><p>みすずと瑠璃子は、そんなことを答えた</p><p>いや嘘なんだけれど</p><p>この屋敷の女たちがいつもハーレム風な衣装を着ていたりはしないし</p><p>ふーん、そうなのねぇそのコスチューム、まだ余分はある</p><p>桃子姉ちゃん</p><p>あるわよね今、学校から帰ってきた子たちがこれから着替えるんでしょうから</p><p>学校からの帰宅組寧とイーディは制服姿だし、マナとキヌカは私服の外出着だ</p><p>はい、この衣装はまだありますけれど</p><p>瑠璃子が、答えると</p><p>じゃあ安奈エリカさんとセバスティアヌスも、この衣装に着替えて来なさいよ</p><p>桃子姉ちゃんは、２人に言う</p><p>安奈さんは公ちゃんの奴隷になりたいんでしょだったら姿形から奴隷っぽくした方がいいんじゃないセバスティアヌスは判っているわよね</p><p>桃子姉ちゃんは、今日自分の警護役のセバスティアヌス（山田梅子）さんを</p><p>公の場で、イーディに敗北したペナルティとしてオレにレイプさせるために連れて来た</p><p>それならさいっそのこと、桃子姉ちゃんもこれを着たら</p><p>何を言っているのよわたくしは、公ちゃんのハーレムには入らないんだから</p><p>いやミナホ姉さんの分析が正しければ</p><p>今の桃子姉ちゃんは内面では、セックスを体験したがっている</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんにセックスさせたがっているのは自分の性衝動を抑え込むための代償行為でしかない</p><p>そんなことは判っているけれどさシャレだよ、シャレ</p><p>他の女の子が全員、アラビアン・ナイトな格好をしているのにさ桃子姉ちゃんだけ私服のままっていうのは、ちょっと興醒めだと思わない</p><p>あ乗って来た</p><p>そうだよそれにオレ、桃子姉ちゃんが、こういうセクシーな格好をしているところ見てみたいなあ</p><p>桃子姉ちゃんの虚栄心を刺激する</p><p>もう、しょうがない子ね公ちゃんが、どうしても見たいって言うんならわたくしも着替えて来てあげるわ</p><p>見たいよっ見たい、見たい、見たいって</p><p>桃子姉ちゃんの性欲が高ぶっているのなら男の眼に、エッチな姿を見せつけたいという願望もあるはずだ</p><p>判ったわ公ちゃんが、そこまで言うんだから着替えてあげるっ</p><p>よし乗った</p><p>では、わたくしがお部屋にご案内致しますわ</p><p>瑠璃子が言うが</p><p>ああ、いいよマナが連れてってあげるマナもみんなと同じ格好をしないといけないんでしょ</p><p>わたくしも行くわさあ、セバスティアヌスさん一緒に行きましょう</p><p>まり子が、セバスティアヌス（山田梅子）さんに笑顔で言う</p><p>セバスティアヌスさんは、着替えに行くことを躊躇している</p><p>あら、セバスティアヌスわたくとし同じ格好をするのは嫌なの</p><p>桃子姉ちゃんが、自分の警護役に声を掛ける</p><p>いえ、あの桃子お嬢様と同じ姿になるからこそわたくと致しましてはその</p><p>ああ臣下として許されないことなんじゃないかと、感じているのか</p><p>いいのよこれは命令よ、セバスティアヌス</p><p>桃子姉ちゃんは、強くそう言う</p><p>は、はいでは、ご一緒に</p><p>主からの勅命となればセバスティアヌスさんは、着替えることを受け入れるしかない</p><p>わたしも付いていくわ</p><p>ほら、お姉さんも行きましょうや</p><p>キリキリ歩いて行きましょうな</p><p>双子は安奈さんに向かって、そう言う</p><p>安奈さんは困っているようだ</p><p>そこへ、マナが</p><p>あのさあなた、１４歳なんだってマナも１４歳中学２年生だよ</p><p>明るく、ニコッと微笑んで声を掛ける</p><p>だから、ほーら行こうっ</p><p>あえ</p><p>安奈さんはまだ納得していない</p><p>安奈さん何が心配なんだ</p><p>オレが尋ねてみる</p><p>それは、あのいいのかなぁって思って</p><p>安奈さん</p><p>いや、そのこんな風に、皆さんとマッタリお茶をしたり一緒に仮装したりしててもあたし、いいのかなぁってそう思っているんです</p><p>あの黒森様としては、結局、エリカのことをどうなさるおつもりなんですかあたし、このままここに居ていいんですかえっと、あの家には書き置きを残して来ましたから、あたしの家は今頃、大騒ぎになっていると思うんですよもし、こちらに置いていただけないのならあたし、ご迷惑をお掛けする前にここから出て行かないといけないって思うんです</p><p>フン言葉は丁寧だけれど、つまり</p><p>焦らさないで、自分をどうするのか早く決めて欲しいっていうコトみたいネ</p><p>寧とイーディがそう言う</p><p>ふむふむ大体判ったよっ</p><p>よーく判ったネ</p><p>寧とイーディは、今まで見ていて過去映像を止めて改めて、安奈さんを見る</p><p>安奈エリカさんあなたは、とっても頭が良すぎる子なんだねっ</p><p>思考のスピードが早過ぎるノヨダカラ、すぐに答えを求めるノネ</p><p>あなたの思考スピードだと先に、解答を想定しちゃうからさっ</p><p>今ならDarlingが、あなたを受け入れるか拒絶するか最終的な答えは２つだけネ</p><p>だから、とっとと答え出しをして欲しいんでしょ</p><p>は、はいこんな風に、解答を保留したままお茶の時間とか、皆さんと仮装とか、あたしには意味が判りませんっ早く、あたしの処遇を決めていただけないとあの次に何をするかが決まりませんしじ、時間をムダにしていると思うんです</p><p>ネイこの子って、ほらアレみたいネ日本の映画の</p><p>アレヨ、アレホラ、アキラの</p><p>アキラ</p><p>えっ、まさか金田ぁっさんを付けろよデコ助野郎っ</p><p>寧が、笑って物真似する</p><p>違うヨカネダじゃないヨ、アキラの話ネ</p><p>って、イーディアニメの話じゃないの</p><p>違うネアニメじゃないヨ</p><p>アニメじゃないってことはホントのこと</p><p>そうよ、普通の映画のアキラヨ</p><p>ってことは、イーディダイナマイトが１５０トンのアキラ</p><p>銀座旋風児、マイトガイのコバヤシさんのことっ</p><p>ダカラ、アキラだって言ってるノネ</p><p>あの外国のかたが話しているんですから、映画ならクロサワ・アキラなんじゃありませんか</p><p>安奈さんが言う</p><p>ソウソウソウ、ソノアキラヨクロサワヨ椿三十郎ヨ</p><p>アンタ観たことあるカ</p><p>えっと無いです</p><p>安奈さんが、答える</p><p>ジャア、観るとイイネこのお屋敷のＬＩＢＲＡＲＹにあるヨ</p><p>ああ、判ったこの子は、鞘の無い抜き身の刀ってことなんだねっ</p><p>ソウヨ鋭いだけで、触りようがナイカラ周りの人たちを傷付けてシマウのネ</p><p>安奈さんが反論しようとするとイーディは</p><p>ネイ、今、アタシがアキラじゃなくって、アラキって返してたら、どう反応してたね</p><p>えーっ、アラキの方がアキラより返し方が多いよアラキ・マタエモンにアラキ・ドウフンにアラキ・ヒロヒコ写真家のアラーキーやアラキ・イチロウも居るし</p><p>ちなみに、今日現在で荒木で検索をかけるとトップに出て来るのは、アラキ・マサヒコネッ</p><p>誰それっ</p><p>ＢＡＳＥＢＡＬＬのＰＬＡＹＥＲらしいネ</p><p>あのっ真面目に話して下さいっ</p><p>安奈さんが、２人に怒る</p><p>アタシたちは、すこぶる真面目ヨ</p><p>うんうんとーっても真面目だよねっ</p><p>２人は笑顔で、安奈さんに言う</p><p>それからイーディはもの凄いスピードで、英語で何か言う</p><p>オレには、絶対にヒアリングできない早さだ</p><p>ギョっとなる安奈さん</p><p>続いて寧も、もの凄い早口で英語で何か言った</p><p>ドゥ、ユー、アンダスタァンアーハン</p><p>そのイーディの最後の言葉だけはオレにも判った</p><p>い、ＹＥＳ</p><p>安奈さんは、うつむいて答える</p><p>じゃあ、行こうか安奈エリカちゃんっむふふっ</p><p>行こうネ</p><p>寧とイーディが、安奈さんを左右から捕まえて連行していく</p><p>ふーん、ホント公ちゃんのところは人材が豊富ねっ</p><p>桃子姉ちゃんは、笑ってそう言うと</p><p>じゃあ、公ちゃんわたくしたちも、行って来るわよ</p><p>マナを先頭に歌晏桃子姉ちゃん、セバスティアヌス（山田梅子）さん、まり子</p><p>安奈さんと寧とイーディ</p><p>最後にエリとリエとキヌカが、ゾロゾロと並んで食堂から退室していく</p><p>何だったんだ今のイーディたち、安奈さんに何を言ったんだ</p><p>あたしたちにも早過ぎて判りませんでしたわでも</p><p>イーディさんは、安奈さんという天才児に世の中には、もっと凄い天才児が居ることを示したんだと思います</p><p>普段はふざけていてもイーディさんの方が、さらに天才ですから</p><p>小学生から、ヨーロッパの古い本を言語で読んでいた安奈さんにとっては初めて見る、自分の同族しかも、自分より能力の高い人だったんだと思いますわ</p><p>寧お姉様も普段は才を隠していらっしゃいますけれど、あの方もホンモノの天才ですし</p><p>あんな早口の英語の言葉だけで安奈さんの鼻っ柱をへし折ったのか、２人とも</p><p>詳しいことは、後でお二人から聞いてみて下さいませ</p><p>わたくしたちにも、今は推察しかできませんわ</p><p>さて、これで安奈さんのことは寧お姉様とイーディさんにお任せできますわわたくしはお台所で克子お姉様の夕ご飯の支度をお手伝いして参ります</p><p>そう言って瑠璃子は</p><p>ありすさんと可憐さんもお手伝いして下さいます</p><p>はいただ今</p><p>瑠璃子、ありす、可憐の３人はそのまま、台所の中へ入っていく</p><p>みすずは３人の後ろ姿を見送ると</p><p>今回は何もかも、瑠璃子に完敗ですわ</p><p>あたしは自分の支配欲だけを満足させようとして、可憐を家族に引き込もうとしましたけれど</p><p>悲しそうに言う</p><p>瑠璃子は、家族にするべき人材しかも、旦那様でないとダメな子をわざわざ探し出して連れて来たのですわ</p><p>安奈エリカさんは瑠璃子が、探してきた人材</p><p>あたしちょっとだけ悔しいです</p><p>みすずは、小さな声でそう言った</p><p>風邪が治らないですつらい</p><p>1136．日暮れ前　／　交渉１</p><p>着替えにも、台所にも行かなかった愛がオレに話し掛けて来る</p><p>愛明日のパンの支度しておくね</p><p>今日は日曜日明日はまた、学校でパンを売らないといけない</p><p>吉田くん今日もまた、大変そうだから</p><p>うんごめん、頼む</p><p>歌晏桃子姉ちゃんだけでも大変なのに安奈さんまで襲来してきちゃったからな</p><p>恵美にも手伝わせなさいよっあの子もさ、部屋で1人でヘタレてるよれは少しは、建設的なことをさせた方がいいんだからさっ</p><p>ターバンにヒゲのインド人の格好をした、雪乃が言う</p><p>愛が声を掛けようか</p><p>愛が、そう言ってくれたが</p><p>いや、オレが内線電話でメグに頼むよ</p><p>こういうことは、ちゃんとオレから依頼しないとメグのプライドを傷付ける</p><p>愛ちゃん、慌てなくていいわよ晩ご飯が済んだら、あたしやマナちゃんも手が空くから他の子たちも</p><p>克子姉が、台所から顔を出してそう言った</p><p>アニエスたちもお勉強ばかりで気が滅入っているでしょうから、パン作りで２時間ぐらい気分転換させるわあなたは、歌晏様と安奈さんのことに集中してちょうだい</p><p>心配ないよ、お兄ちゃんちゃんとマナたちがフォローしておくからっ</p><p>マナも顔を出した</p><p>愛みんなが、そう言ってくれているからチームワークで乗り切ってくれ</p><p>愛は、オレにニッコリと笑う</p><p>ねぇ、ねぇ、ねぇ、公ちゃんどう、わたくし</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが他の子たちと同じ、アラビア風のハーレムの女の衣装に着替えて戻って来た</p><p>ビキニの上下の上に透け透けの薄い生地のズボン</p><p>そして、首や腕にはジャラジャラとネックレスや腕輪をしている</p><p>足はサンダル</p><p>髪の毛は後ろで大きくまとめて薄布のベールを垂らしている</p><p>ネズミーの映画にあったわよねアラジンだっけジャスミン姫にトラスト・ミーって言うのよ</p><p>桃子姉ちゃんは、すっかり上機嫌だった</p><p>仮装とか意外と好きらしい</p><p>桃子お姉様がトラスト・ミーとおっしゃるとアラジンでなく、ハトヤマを思い出しますわ</p><p>まり子が、笑いながらやって来る</p><p>あーら、わたくし、そんなに政治的無能じゃないわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、笑顔でまり子に言う</p><p>そんなことよりどう公ちゃん、わたくし綺麗</p><p>ああ、すっごく綺麗だよ桃子姉ちゃんプロポーションが良いっていうか、背筋がシャキッと伸びているっていうかえーと</p><p>桃子姉ちゃんの美しい姿態を評するのはどんな言葉を使うべきか</p><p>ゴージャスだすっごく、ゴージャスな感じがする</p><p>身に付けているものが少ないのに豪華な雰囲気がある</p><p>このトンデモない華やかさが、桃子姉ちゃんの魅力だ</p><p>うふふ、ありがとう公ちゃん</p><p>嬉しそうに、桃子姉ちゃんは微笑む</p><p>ほら、セバスティアヌスあなたも、公ちゃんに見てもらいなさいっ</p><p>主人にそう言われてセバスティアヌス（山田梅子）さんも恥ずかしそうに前に出て来る</p><p>ほらっ、手で隠さないのっ</p><p>胸と股間を手で隠しているのを、桃子姉ちゃんに叱られる</p><p>は、はいも、申し訳ありません</p><p>普段、男装している人がセクシー衣装に着替えて、羞じらっているというのも、なかなか良いな</p><p>さすが、名家・歌晏家の警護役らしく鍛え上げられた肉体をしているけれど</p><p>胸やお尻にも、しっかりとボリュームがある</p><p>山田梅子さんも、とっても綺麗ですよ</p><p>あら、公ちゃんこの子の名前は、セバスティアヌスよわたくしが、そう名付けたんだから</p><p>桃子姉ちゃんが、すぐに突っ込んで来る</p><p>でもさ、桃子姉ちゃんこの姿でセバスティアヌスは無いと思うよ</p><p>肌も露わで女の魅力、丸出しなんだから</p><p>それも、そうねじゃ、今だけは山田梅子でいいわ</p><p>桃子姉ちゃんは、納得してくれた</p><p>今のこの子は警護役として身体でも負けたって感じているみたいだから</p><p>桃子姉ちゃんが振り向くと同じくアラビア風の格好をしたイーディが居る</p><p>やっぱりビキニ＋透け透けの服</p><p>しかし、格闘技の大会に出る予定のイーディは、今、肉体の方も見栄えが良いように鍛えている</p><p>見ただけで、底知れない強さを感じる身体だ</p><p>そういう桃子お姉様だってあの身体には、敵わないと思われているんでしょ</p><p>まり子が笑いながら振り向いた先には寧が居た</p><p>寧の美しさは規格外だ</p><p>顔だけでも、破格の美少女になのにそれにスーパー・グラマラスなボディが付くともう表現しきれない程の美しさとなる</p><p>完璧な美だ</p><p>ああいう人とは、争わないことにしているわ公ちゃんが綺麗だって言ってくれたらわたくしは、それで満足なのっ</p><p>ああ寧が現れる前に、オレに先に褒めて欲しくて</p><p>それで真っ先に、この食堂へ戻って来たんだ</p><p>何してるんだあの３人</p><p>その寧とイーディは安奈エリカさんと、何やら言い合いをしていた</p><p>３人とも、もの凄い早口の英語で</p><p>あれ生意気な子を潰しているんですわ</p><p>エリがやって来て、そう言う</p><p>よくあることです何かのグループに新加入した頭でっかちな子をセンパイたちが論破して、鼻を折ってあげることは</p><p>リエも、そう言って笑った</p><p>寧とイーディは、笑顔で余裕たっぷりに、安奈さんと話している</p><p>それなのに、安奈さんの方はかなりエキサイトしていて、表情も険しい</p><p>もおっ、わけがわからないですっ</p><p>ついに、話が決裂したらしい</p><p>安奈さんは、オレたちの方へズカズカとやって来る</p><p>うん、１４歳にしてはなかなかのプロポーションだ</p><p>足も長いし、腰もくびれ始めている</p><p>体付きは、大人っぽいんだよなぁ安奈さんは</p><p>みすず様、瑠璃子様、歌晏様、黒森様っ</p><p>安奈さんが、オレたちに言う</p><p>あのこんなことを申し上げるのは、大変失礼かもしれませんけれどっ</p><p>うん、何</p><p>オレも、余裕を持って受け入れる</p><p>あたしっ、すっごく覚悟してここに来たんですっ決心して来たんですっ</p><p>うん、知っているよ</p><p>だからっこんなことをして時間をムダにしているのは、耐えられないんですっ</p><p>今、こうしている間にもお父様は、あたしのことを探していると思いますし</p><p>ですからっこんな、皆さんで仮装大会とかをしているのはあたしは</p><p>オレたちが何もしていないってどうして思うんだ</p><p>安奈さんの言葉を遮る</p><p>だ、だって何もなさっていないじゃないですか誰かに指示なさったり、ご自分で何かなされたり全くしていないじゃないですか</p><p>ああ安奈さんには、そういう風に見えるのか</p><p>一々、オレが指示しなくてもちゃんと、みんなやるべきことをやっててくれるんだよ</p><p>翔姉ちゃん、どうなってる</p><p>オレは天井に向かって、尋ねる</p><p>安奈さんのお父様安奈圭一郎の現在地を把握致しました窓堀革命さんのことも監視員を配置していますその他安奈家の財務事情など、詳細な調査を進めています</p><p>天井のスピーカーから、翔姉ちゃんの声が聞こえてくる</p><p>ほらね香月セキュリティ・サービスのトップである翔姉ちゃんが、何もしていないはずがないんだよ</p><p>オレは笑顔で、安奈さんに言う</p><p>それで翔姉ちゃん今までに判ったことは</p><p>先ほどの安奈さんがなさったお話については、全て裏付けが取れたわ</p><p>あたしのこと疑っていたんですかっ</p><p>驚く、安奈さん</p><p>いいや、オレたちは別に、安奈さんを疑ってはいないよ安奈さんは、自分の気持ちを正直に話してくれたと感じているでも</p><p>オレは、安奈さんを見る</p><p>安奈さんの認識が現実とズレている可能性もあるだろお祖父さんやお父さんの意志を安奈さんが勘違いして受け取ってしまっているのかもしれないだから、一応事実関係は、オレたちの方でも再度検証して確認しておかないといけない</p><p>ダカラさっきから何度も言ってるノネ</p><p>イーディが背後から、安奈さんに言う</p><p>アナタは段取りというコトを知らなすぎネアナタの頭の中に浮かんだ考えは、タッタカタッタカ、実行ハできないヨ</p><p>そうだよ迂闊に動いたら、落とし穴に落ちるかもしれないからねっ</p><p>寧も、ニヤッと笑って安奈さんに言う</p><p>で、翔姉ちゃんもうそろそろ良い感じ</p><p>オレの問いにスピーカーからの声は</p><p>そうね安奈圭一郎さんが、安奈さんの残した書き置きに気付いたのが約３時間前娘の家出を知って、色々と知り合いのところに連絡したりしてみて手掛かりは無しそろそろ焦れてくる頃だと思うわ</p><p>ということはこっちからコンタクトを取った方がいいね</p><p>オレはそう判断する</p><p>ええ、焦った安奈圭一郎さんが警察に家出人の捜索願を出さないうちに、連絡した方がいいと思うわ</p><p>ま、待って下さいっ</p><p>安奈さんが、叫ぶ</p><p>あ、あたしがここに居ることを、お父様に言うんですかっあたしをお父様に引き渡すのっそんなの困りますっ</p><p>相変わらず思考が先走ってる</p><p>そんなことはしないよ</p><p>でしたら、お父様に連絡するのは</p><p>ちょっと静かになさいっ安奈さんっ</p><p>っっ</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、強い口調で安奈さんを静める</p><p>公ちゃんも、みすずや瑠璃子も、もちろんわたくしもあなたが困るようなことはしないわ</p><p>でしたらっ</p><p>話は最後まで聞きなさいっ</p><p>桃子姉ちゃんは、キツク言う</p><p>でもねあなたのお父さんが、警察に捜索願を出してしまってその後で、あなたがここに居ることが判ったらこのお屋敷の中に警察官がやって来ることになるかもしれないでしょ</p><p>口籠もる、安奈さん</p><p>あなたの家のことで黒森家や香月家や歌晏家が、警察沙汰に巻き込まれるのは困るのよ非常に迷惑だわ</p><p>桃子姉ちゃんは、優しくそう言う</p><p>アナタは、頭が良いケレド世間知らずネダカラ、さつきからアナタがアタシたちに話しているシミュレートには、幾つもの穴があるノヨ</p><p>そうそう、基本的にさっ状況を自分の都合の良い方向に考え過ぎなんだよねっ詰めが甘いっていうのかな</p><p>寧も、そう言って笑う</p><p>ていうかさ安奈さん</p><p>安奈さんはさオレたちを頼って、ここに逃げ込んで来たんだろ</p><p>そ、そうですけれど</p><p>小さな声で、そう答える安奈さん</p><p>だったら、オレたちに任せろこれ以上、グダグダ文句を言うのなら叩き出すぞ</p><p>オレは、そのまま安奈さんを無視して</p><p>翔姉ちゃん、こっちの部屋に来てくれ安奈さんのお父さんとのコンタクトにはオレたちも立ち合いたいから</p><p>翔姉ちゃんが食堂に戻って来る</p><p>すぐに、電話機を取って安奈さんのお父さんに電話を掛ける準備をする</p><p>アナタは勝手に喋っちゃダメヨ良いというマデは、口を閉じているノネ</p><p>イーディが、安奈さんに言う</p><p>ナンカ喋ろうとしたらアタシが口を封じるカラネ</p><p>安奈さんは、寧とイーディにぴったりと挟まれている</p><p>ホラ、アンタもこの子が暴れないように、監視するノネ</p><p>イーディは、山田梅子さんにもそう言った</p><p>あ、はいかしこまりましたっ</p><p>山田さんも、安奈さんの監視者に加わる</p><p>あちらの声を皆様も聞けるようにスピーカーから流します</p><p>では参ります</p><p>翔姉ちゃんが、受話器を取り電話機のスイッチの１つを押すと、事前に打ち込んであったナンバーが</p><p>ピピププパピパポッ</p><p>ツーツーツー</p><p>プルルルルル、プルルルルルル、プルルル</p><p>電話が繋がる</p><p>安奈圭一郎様ですかわたくし香月セキュリティ・サービス、関と申します</p><p>あ、安奈です</p><p>スピーカーから、うろたえている男性の声がした</p><p>先ほど、わたくしの会社のものからご連絡させていただきましたが</p><p>エリカはエリカは、そちらに居るのですか</p><p>娘を心配する父親の声がスピーカーから響く</p><p>はいこの場にいらっしゃいます</p><p>安奈さんは父親の声を聞いて、うつむいている</p><p>すぐに迎えに参りますそちらは何処なんでしょうか香月様のご本宅ですか</p><p>安奈さんの父親は、そう言うが</p><p>いいえお迎えに来ていただく必要はございませんわ</p><p>で、では娘をこちらへわたくしたちの自宅の方へ届けて下さるのですか</p><p>そういうことではございません現在、お宅のお嬢様はお父様の元には帰りたくないとおっしゃっていますので</p><p>ちょっと待って下さいこれは、わたくしたちの家の中のことです家庭内の家族のことですから</p><p>おっしゃる通りでございますがわたくしたちには、今すぐお嬢様を安奈様のお宅にお戻しすることはできません</p><p>それはど、どういうことですか</p><p>安奈さんの父親の声が緊張する</p><p>端的に申し上げますお嬢様が頼られたのは香月瑠璃子様です現在のわたくしは、香月瑠璃子様の差配で動いています</p><p>安奈様のお嬢様の家出に関することは今はまだ、香月閣下の耳にはお伝えしていません</p><p>安奈さんのお父さんは慌てた口調で</p><p>いや、あのこれはあくまでもわたくしとエリカのその家庭内の問題ですからいや、あの閣下にお伝えいただくようなことではありませんのでええ</p><p>大手監査法人の代表としては香月家の当主に、自分の家の問題を知られたくはないのだろう</p><p>それは瑠璃子お嬢様が、判断することですわ瑠璃子様では解決できないことだと判断なさった場合には閣下にご相談せざるを得なくなると思います</p><p>翔姉ちゃんは、冷たく突き放す</p><p>いや、関さんそ、それはこ、困ります</p><p>翔お姉様電話を代わって下さいませ</p><p>瑠璃子が、翔姉ちゃんに言う</p><p>はい安奈様、香月瑠璃子様に代わります</p><p>瑠璃子は、受話器を受け取ると</p><p>ご無沙汰しております香月瑠璃子でございます</p><p>は、はいあ、安奈です</p><p>電話の向こうの声は、さらに緊張していた</p><p>安奈エリカさんは、わたくしを香月家を頼って、こちらへいらっしゃいましたわ</p><p>つまり、エリカさんは香月家の保護下にあります</p><p>いや、そ、それは</p><p>安奈様にお尋ね致しますが安奈様は、本当にエリカさんが亡くなられたお祖父様から正当な形で遺していただいた資産を、お取り上げになろうとなさいましたか</p><p>それと、もう一つエリカさんの意に反する結婚を強いようとなさってはおられませんか</p><p>え、エリカはそんなことまで、瑠璃子様に申し上げたのですか</p><p>質問しているのはわたくしですわ安奈様</p><p>瑠璃子、わたくしに電話を代わって</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが瑠璃子に手を差し出す</p><p>安奈様今、歌晏桃子様に代わります</p><p>か、歌晏様</p><p>はい歌晏桃子ですわご無沙汰しています今日は、たまたまわたくしも居合わせておりましたからエリカさんのお話を聞いてしまいました</p><p>桃子姉ちゃんも、強い口調で言う</p><p>安奈様のご返答次第ではわたくしも、お祖父様とお父様に絵里香さんの件について、ご報告しなくてはならなくなりますわ</p><p>そんな香月閣下だけでなく、歌晏様にまでっそんなことになったら、わたくしはわたくしの法人は</p><p>破滅なさるでしょうね監査法人は、信用第一でしょうから</p><p>桃子姉ちゃんは、クククと笑う</p><p>済みません、まだ風邪が治らなくて</p><p>頭が痛くて、ツラいです</p><p>1137．日暮れ前　／　交渉２</p><p>いずれに致しましても安奈エリカさんの家出の件については、警察沙汰にはなさりたくないのではございませんか</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、電話の向こうの安奈さんの父親に話す</p><p>わたくしを脅迫なさるおつもりですか</p><p>スピーカーから流れる、安奈さんの父親の声はそう言うが</p><p>あら、そういう表現は非常に不適切だと思いますわお宅のお嬢様が、わたくしたちのところに保護を求めて来たからこそこのような事態になったんですものむしろ、わたくしたちは迷惑を被っているのですわ</p><p>ご迷惑でしたら、すぐに娘を引き取ります</p><p>安奈さんの父親は言葉の中に怒りを含んでいた</p><p>とにかく、これはわたくしどもの家庭内の問題です娘のことをご心配下さるのは有り難いですが、まだ学生の身分であらせられる歌晏桃子様や香月瑠璃子様にご相談するようなことではありません</p><p>歌晏桃子姉ちゃんは、受話器を抑えて</p><p>ですって、どうしたらいいかしら</p><p>翔姉ちゃんに電話を戻して大人の話は、大人を通した方がいい</p><p>桃子姉ちゃんは、電話を翔姉ちゃんに手渡す</p><p>お電話、代わりました香月セキュリティ・サービス、関です</p><p>わたくしからの要望は一つです娘を返していただきたい大至急です</p><p>強い口調で、安奈さんの父親は言う</p><p>それはできかねます</p><p>何故ですわたくしはエリカの父親ですあの子は、まだ未成年なのですから親権者であるわたくしに元に返していただかなければ</p><p>しかしながら現在、安奈圭一郎様とお嬢様のエリカ様には利益が相反する関係が生じていますわ</p><p>き、君は何を言っているのかね</p><p>慌てる安奈父</p><p>エリカ様のお話によれば安奈圭一郎様は、エリカ様が亡くなられたお祖父様からいただいた遺産をお取り上げなさろうとしているのでは</p><p>そ、それはそれこそ、家庭内の問題だっ</p><p>いえ、同じ家庭内のことだとしてもこれはゆゆしき問題だと思います現在未成年でいらっしゃるエリカ様の資産は、指定された後見人である弁護士が管理なさっているのですよねエリカ様が成人になるまではそれが亡くなられたお祖父様の遺言だったと聞いておりますが</p><p>それはそうだが、しかし</p><p>にも関わらず父親である安奈様が、まだ１４歳でいらっしゃるお嬢様の資産を奪われようとするのは、強要行為ではないのですか</p><p>わたくしとエリカは親娘なんだぞっ</p><p>それは法廷で主張なさって下さい大事なことはお嬢様のエリカ様が強要されたと感じているかどうかだけです</p><p>翔姉ちゃんは断言する</p><p>安奈様が、どういうおつもりでそのようなお話をなさったとしてもお嬢様が強要だと感じていれば、それは強要です実の親であっても、許されることではありません</p><p>流石ねぇ、関さん</p><p>桃子姉ちゃんは、翔姉ちゃんに感心している</p><p>ちょっと待ちたまえとにかくエリカとエリカと話させてくれ</p><p>翔姉ちゃんは、わざと電話の向こうに聞こえるように</p><p>お父様がお話しなさいそうですがどうしますか</p><p>安奈さんに言う</p><p>あ、あたしは話したくないですっ</p><p>拒絶する安奈さん</p><p>お嬢様は、お話ししたくないそうですわ</p><p>いや、ちょっとおい、君ぃ</p><p>それと、もう一つ婚約の強要というのも、裁判官にとっては心証の悪いことになると思いますわ</p><p>さっきから、法廷とか裁判とか言っているが</p><p>この件が閣下のお耳に入れば法廷闘争は確実ですわ閣下はこういう不誠実な事柄はお嫌いですし、大切な孫娘でいらっしゃる瑠璃子様の後輩のためなら、支援は惜しまれないと思いますわ</p><p>香月家の法務担当は相当、手強いですよまあ、それ以前に安奈様のところに監査をお願いする企業が激減することになると思いますが</p><p>ジッちゃんと裁判で争うことになれば香月家に近い企業は、全て、安奈さんの会社に財務監査を頼むのを止めるだろう</p><p>しかも、その原因が実の娘との遺産争いだということが知られたら、安奈さんのお父さんの個人的な信用も失墜する</p><p>君それは脅迫だぞ</p><p>安奈様が脅迫だと思われるのでしたら、どうぞお訴えになられて下さいそれも法廷で決着を付けましょう</p><p>翔姉ちゃんは、一歩も退かない</p><p>判ったこちらの負けだわたしはどうしたらいいんだ</p><p>安奈父は、口では負けを認めた</p><p>もちろん、これは本心では無い</p><p>逆転の手が無いか、まだ探っているはずだ</p><p>翔お姉様わたくしが</p><p>瑠璃子が、翔姉ちゃんから電話を受け取る</p><p>香月瑠璃子ですわたくしからの要望は３つです１つめはエリカさんのお祖父さんの遺産に関しては、お父様に譲渡するのではなくきちんと話し合う場を設けることこのことにつきましては、エリカさんの様子を見ている限り話し合う余地は残っていると思います</p><p>うん安奈さんはお祖父さんから譲られた、預金や株なんかにはそんなに興味を持っていないように見える</p><p>問題なのはお祖父さんが、安奈さんだけに判るようにして遺した何かだ</p><p>それはまだ、何なのか判っていないけれど</p><p>この話し合いには、現在のエリカさんの後見人である弁護士さんも同席していただくようにして下さい香月家の法務担当者も同席させます双方の弁護士によってで、今回の話し合いの結果について、法的な拘束力のある書類を作成致しますそれで、今後、また同じ様なことが起こらないための歯止めに致しますこれが２つめの要望です</p><p>オレたちの前でだけ良い顔をしてまた、すぐに安奈さんから資産を奪い獲ろうとしないように</p><p>法的に有効な書類でガチガチに縛っておく</p><p>３つめはエリカさんは、婚約に関しては全く納得なさっていませんですから、今回の婚約話は完全に無かったことに破棄して下さい以上、３点です</p><p>ずいぶんと厳しい条件ですね</p><p>安奈父は呟く</p><p>そうでしょうかわたくしには安奈様がエリカさんに望まれていることの方が理不尽だと思いますわ</p><p>瑠璃子は、穏やかにそう言う</p><p>とにかく、今の３つの条件を受け入れればエリカを返していただけるのですね</p><p>あら、人聞きの悪いことをおっしゃらないで下さいそれでは、まるでわたくしたちがエリカさんを誘拐しているみたいに聞こえます</p><p>そうでしたねエリカは、自分の意志で家出をしているのですね</p><p>暗い声で、安奈父はそう言った</p><p>はい今の３つの要望が果たされない限りはエリカさんは、ご自宅に戻られないんですわ</p><p>判りましたでは、３つの条件を呑みましょう</p><p>ありがとうございますエリカさんとの話し合いは今夜会場は、香月グループのホテルを用意させます場所が決まり次第、連絡させますわ</p><p>オレたちはもちろん、安奈さんの父親を完全に信用してはいない</p><p>だから、会場は香月セキュリティ・サービスが自由に動ける香月家のホテルを選ぶ</p><p>今夜、ですか</p><p>驚く、安奈父</p><p>あら、エリカさんの家出が長引くのはよろしくないことだと思いますが</p><p>いえ、瑠璃子様のおっしゃる通りです</p><p>弁護士の先生来ていただけそうですか</p><p>それはわたしの方で来ていただけるように、お願い致します</p><p>安奈父が、そう答える</p><p>あ、ちょっと待って瑠璃子わたくしに電話を代わって</p><p>桃子姉ちゃんが、慌ててそう言う</p><p>瑠璃子から電話機を受け取ると</p><p>歌晏桃子です安奈様に、もう一つだけ、どうしても聞いておきたいことがございますのっ</p><p>安奈父に聞きたいこと</p><p>ですからっどうして、エリカさんの許嫁者が、あの方なんですか</p><p>興味津々で、桃子姉ちゃんは尋ねる</p><p>どういう審査基準でご自分の１４歳のお嬢様の許婚者に、窓堀革命《マドホリ・タダシ》さんを選ばれたんですっ</p><p>桃子姉ちゃんが、そこまで言うんだからマッド・ホリと呼ばれるその青年は、本当に変な人なんだろうな</p><p>安奈父は</p><p>わたしには、もう娘のことがよく判りません</p><p>落ち込んだ声で、そう言う</p><p>エリカが何を考えているのか、何をしたいのか父親のわたしには、もう全然理解できないんです</p><p>そんな父親の声を安奈さんは、静かに聞いている</p><p>だから窓堀くんならあの青年なら、若いし頭も良いしエリカのことを理解してくれるんじゃないかと考えたんです</p><p>ああ、なるほど判りました、ありがとうございますっ</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言うと電話機を翔姉ちゃんに返す</p><p>関ですでは会場が決まり次第お知らせ致します</p><p>判りましたでは、ご連絡をお待ち致します</p><p>そして、電話が切れた</p><p>はぁ、びっくりしちゃうわよねっ安奈さんの世代の男性にはマッド・ホリが頭の良い青年に見えるのね</p><p>呆れちゃいますよねぇさすがオジサマにだけ受ける意識高い系</p><p>桃子姉ちゃんとまり子が安奈さんの許婚者である窓堀革命のことで盛り上がる</p><p>翔姉ちゃん安奈さんのお父さんのバックには、裏社会の関係は</p><p>口ではオレたちとの交渉を受け入れたが裏社会の人間を使って、強引に安奈さんを奪回しようとする可能性もある</p><p>監査法人なんてお仕事をなさっているから知り合いが１人もいないことはないでしょうけれど、でも、積極的には使えないわよ裏社会の人に借りを作ってしまったら、ビジネスに影響が出るもの</p><p>一応、チェックはするけれど香月セキュリティ・サービスと正面対決する度胸は無いと思うわ今の感じだと</p><p>ああ、大企業専門の監査法人だもんな</p><p>香月家や、香月セキュリティ・サービスの怖ろしさはよく知っているはずだ</p><p>そうだね今の感じだととにかく、オレたちを何とか誤魔化して、安奈さんを取り返せば何とかなるぐらいの考えだと思うよ</p><p>あたしっ、帰りたくないですっ</p><p>あたし会いたくないですっお父様には</p><p>電話が切れたことで、緊張の糸も切れたのか大きな声で喚く</p><p>何をどうするにしても、安奈さん次第だよオレたちは安奈さんの望む通りにしてやるから</p><p>で、でも今、あたしのことをお父様に引き渡すって</p><p>それは、会うための方便だよとにかく、会ってみないと判らないコトがいっぱいあるからね</p><p>とにかく真っ正面から、ゲンジツに向き合わないとそうしないと、いつまでたっても判らないままになるよ</p><p>わ、判らないコトは判らないままでいいです</p><p>安奈さんはそう言う</p><p>そんなことはない絶対に、そうじゃないから判らないままより、判った方がいいよ安奈さんの家族のことなんだから</p><p>そうよエリカさんのお父様のことも亡くなったお祖父様のことも、あなたはまだちゃんと判っていないわ</p><p>そうねあなたのお父様の自分にはもう娘が理解できないって投げ出してしまっているのも、どうかと思うけれど安奈さんも、お父様のことを理解していないかもしれないわね</p><p>桃子姉ちゃんが、安奈さんに言った</p><p>落ち込む、安奈さん</p><p>大丈夫だオレたちに任せておけよこんなのいつものことだもんな</p><p>ホーント、ヨッちゃんは、毎回毎回、大変だよねぇ</p><p>寧が、クククっと笑う</p><p>あら、公ちゃんたちはいつもこんな、面白いことしているの</p><p>桃子姉ちゃんが、笑ってそう言う</p><p>面白くはないよ人の人生が掛かってることなんだから、真面目にやんなきゃね</p><p>じゃあ、わたくしはホテルなどの手配をして来るわ安奈さんとの会談は</p><p>翔姉ちゃんは、食堂の時計を見る</p><p>今は夕方の６時前だ</p><p>午後８時３０分か９時ね向こうの弁護士さんに来て貰うのなら、それぐらいの時間になるわ</p><p>うんそれでスケジュールを組んでよ翔姉ちゃん</p><p>判ったわ瑠璃子様会場は、香月グランドホテルでよろしいですか</p><p>翔お姉様にお任せ致します</p><p>警護しやすいホテルなのが一番だから翔姉ちゃんに決めてもらった方がいい</p><p>やっぱり都心のホテル</p><p>オレが翔姉ちゃんに尋ねると</p><p>都心よりは、湾岸よりねここからだと、車で４５分くらいよ</p><p>ということは少し時間が、空くんだな</p><p>っていうか、晩ご飯を食べてからの出発になりそうだ</p><p>克子姉ご飯には、もう少し時間が掛かるよね</p><p>オレは台所に向かって叫ぶ</p><p>克子姉はさっき帰って来たばかりだうちは家族が多いから、食事の支度には時間がかかる</p><p>ええ急いで作っても、あと４０分ぐらいはかかるわ</p><p>みんなが手伝ってくれたら、もう少し早くできると思うけれど</p><p>克子姉とマナが、台所から顔を出してそう言う</p><p>急がなくていいよゆっくりでいいから</p><p>オレは、そう言うと</p><p>じゃあ、安奈さん食事前に、少し始めておこうか</p><p>ニコッと笑って告げる</p><p>キョトンとする、安奈さん</p><p>調教だよ調教っ</p><p>そうだ今から、安奈さんは</p><p>安奈さんは調教されることに、とっても興味があるんだろさっき、そう言ってたじゃないか</p><p>それはそうなんですけれど</p><p>戸惑う安奈さん</p><p>い、今何ですか</p><p>ああ、時間があるうちに少しずつ進めておこうよ調教なんて、するのもされるのも時間が掛かるものなんだから</p><p>あれセックスやレイプや調教に興味があるって話嘘だったのか?</p><p>オレはわざと意地悪く言う</p><p>う、嘘じゃありません嘘じゃないですけれど</p><p>安奈さんは</p><p>そ、そんなことしててい、いいんですか</p><p>いいに決まってるだろいや、オレがいいって言うんだからいいんだ</p><p>本当は父親との会談の前に</p><p>安奈さんのお祖父さんが遺した本当の遺産について聞き出さないといけない</p><p>だけど、この子は正攻法では答えないだろうから</p><p>ほらほら、セバスティアヌスあなたも、エリカさんと一緒に調教してもらいなさいっ</p><p>桃子姉ちゃんが山田梅子さんに言う</p><p>は、はいあの、できましたらわたくしもお願い致します</p><p>山田梅子さんもオレに犯される覚悟だけは、決めてきたらしい</p><p>では、お兄様上のお部屋に参りましょうか</p><p>ああ、ＳＭルームか</p><p>わざと大きな声で、答えた</p><p>安奈さんたちをビビらせるために</p><p>まあ、面白そうもちろん、わたくしは観させていただくわよっ</p><p>わたくしも観に行くわっ</p><p>桃子姉ちゃんとまり子は、付いて来るつもりらしい</p><p>あたしも参ります旦那様</p><p>みすずも瑠璃子と一緒に来るのか</p><p>みんな超お嬢様校の安奈さんの先輩ばかりだな</p><p>となれば、武士の情けだせめて、同じ学校の下級生には見せないようにしてやろう</p><p>ありすと可憐はそのまま克子姉を手伝っててくれご飯の用意を頼むぞ</p><p>はーい、かしこまりました</p><p>２人が台所から顔を出す</p><p>エリとリエも克子姉のお手伝いだ</p><p>しゃあないよエリちゃん</p><p>しゃあないか</p><p>よっこらせと立ち上がり、双子は台所へ向かう</p><p>ついでに</p><p>ミタマとキヌカは、お屋敷の警備を固めろマルゴさんのところに言って、この機会に警戒装置の使い方を全部教えてもらっておけ</p><p>あたしは、２階に観に行くよっヨッちゃん</p><p>アタシも行くネッ</p><p>寧とイーディは付いて来るらしい</p><p>うん、安奈さんの精神状態のチェックにはこの２人に居てもらった方がいいな</p><p>美智はどうする</p><p>みすずの警護役だもんな歌晏桃子姉ちゃんの手前、みすずから離れるわけにはいかないか</p><p>あたしも行くわよ面白そうだもんっ</p><p>雪乃がニカッと微笑む</p><p>体調が何とかならないのかと</p><p>風邪で、ずっと鼻が詰まっているので夜中に息が詰まって、眼が醒めます</p><p>窒息の恐怖はぁ</p><p>1138．日暮れ前　／　閉ざされた部屋・１</p><p>＋みすず、瑠璃子、美智</p><p>イーディ、寧</p><p>その部屋はＳＭルームと呼ばれてはいるけれど</p><p>今のお屋敷には、女性の身体をただ痛めつけるだけの道具はほとんど無い</p><p>白坂創介の処理と同時に過去の悪い時代を思い出させるモノは、全て処分してしまったからだ</p><p>遺されたモノは、男女ともに遊びとして楽しめる器具だけだしかも、そういうプレイ用の器具は元が娼館のこのお屋敷には、ほとんどどの部屋にもあるし</p><p>そして、このＳＭルームにはＳＭプレイをするための特別な責め具のようなものは置かれていない</p><p>にもかかわらず、この部屋をＳＭルームと名付られたのはマナのせいだ</p><p>マナや瑠璃子が、克子姉を手伝ってお屋敷の家事をするようになって</p><p>今まで使われていなかった、お屋敷内の各部屋を、一部屋ずつ掃除していった時にここの部屋は、発見された</p><p>わたくしは、これだけ立派な洋室なのですからそれこそ侯爵の寝室とでも名付けるべきだと思ったのですけれど</p><p>でも、マナさんがこんなのただのＳＭルームだよとおっしゃったので</p><p>確かに、瑠璃子が証言する通り</p><p>この部屋自体は西洋の貴族の部屋を模した、とてつもなくゴージャスでクラシカルな造りになっている</p><p>天井は高いし、シャンデリアだし</p><p>黒光りする立派な太い木の梁と、赤を基調とした美しい壁紙で飾られた洋室</p><p>壁には、一番目立つところに大きな油絵が掛けられている</p><p>これはゼウスとレダネ白鳥に化けたゼウスが、レダをレイプしているところヨ</p><p>他にも、この部屋にはセックスをテーマにした、油絵や銅版画やデッサンなんかもたくさん飾られていた</p><p>ダフニスとクロエ、ゼウスとダナエー、アモールとプシュケーみんな、ギリシャ古典のエロティックな題材の絵ばかりネ</p><p>イーディが、一つ一つ指差して教えてくれた</p><p>それから、この部屋には分厚い木の板で作られた大きな本棚と、文机、椅子といった豪奢な調度品もある</p><p>これらも全て、ヨーロッパから輸入されたアンティークなんだそうだ</p><p>大きなベッドにはこのベッド自体も、もちろんアンティークだレースの天蓋が付いているし</p><p>この部屋は、ここが黒森楼娼館だった時代には、特別室だったって聞いたよ特別な客専用の個室だったんだ</p><p>オレはミナホ姉さんから教えてもらったことをみんなに話す</p><p>確かに重要文化財に指定したいぐらい立派なお部屋ね</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、そう言った</p><p>でも、無理ですわ桃子お姉様</p><p>まり子が梁を見上げて、言った</p><p>ここまで徹底して、西洋の城館の領主の部屋みたいに作られているのに</p><p>部屋の梁や壁には明らかに、女を縛り付けるための鉄の輪や滑車が幾つも取り付けられている</p><p>こういうモノが飾り付けられているのはちょっと</p><p>革の鞭や羽根や首輪などの道具も壁に飾られているから</p><p>そうね、まり子この部屋は少しセックスの匂いが強いのね</p><p>そう、桃子姉ちゃんの言う通り</p><p>部屋が豪奢だからこそより、エロティクなモノが目立つ</p><p>ＳＭっぽいですよねぇどうしょもなく</p><p>まり子の言うとおり淫靡な雰囲気が強すぎる</p><p>だからＳＭっぽいイメージを強く感じる部屋なんだ</p><p>これこそザ・娼館っていう感じの部屋よね</p><p>でも、こちらのお部屋は１５年以上、ずっと閉ざされたままだったそうですわ</p><p>うーんと最近は、こういう部屋を好むお客さんがいなかったみたいだよ</p><p>オレは適当に説明する</p><p>実際は去年まで黒い森の娼館を支配していた白坂創介が、こういうクラッシックな雰囲気が好きでなかっただけらしい</p><p>幸いなことに、あの変態のオッサンは、金持ちのボンボンだったからこの部屋のインテリアや装飾品を売り飛ばして、小金を稼ごうという気にもならなかったらしくだから、ずっとこの部屋は閉鎖されたままの開かずの間になっていたのだそうだ</p><p>はぁああ</p><p>安奈さんが、キョロキョロして部屋の中を見廻している</p><p>安奈さんはこういう雰囲気が、好きなんだろ</p><p>オレは安奈さんに言う</p><p>安奈さんは、お祖父さんの秘密図書館で西欧の古いポルノグラフティを原文で読んでいたと言っていた</p><p>だから、セックスやレイプや調教にとても興味があると</p><p>その話が、本当なら</p><p>え、えっとあの</p><p>安奈さんは、戸惑っている</p><p>そこの本棚にアナタの言ってた本もアルヨ</p><p>イーディが本棚のガラス戸を開ける</p><p>サド侯爵のジュスティーヌとジュリエットにソドム百二十日ジョン・クレランドのファニー・ヒル作者不詳の我が秘密の生涯閉ざされた部屋、快楽の生け贄たち、背徳の仮面、ジャックと７人の艶婦の４部作ラ・ローズ・ダムール、好色なトルコ人、我が愛しの妖精フランク、恋愛ごっこ、Ｏ嬢の物語、トゥルー・ラブ、少女ビクトリア、アポリネールの若きドン・ジュアンの冒険と一万一千本の鞭</p><p>イーディは順番に分厚い洋書の背表紙を指し示していく</p><p>アナタが言っていた本は全て、ココにもアルヨ</p><p>ニコッと安奈さんに微笑む</p><p>チナミに、アタシは全部読んだヨ身近にある本は、全部読む主義ダカラ</p><p>イーディは、この半年でお屋敷内にある蔵書は全て一通り眼を通している</p><p>歴代の娼婦たちが残していった古い時代の流行小説やマンガから</p><p>この部屋にあるような原書のポルノグラフティまで</p><p>例エバ、コレラ・ローズ・ダムールは、お父さんの遺産を受け継いだ貴族のお坊ちゃんが自分のハーレムを作る話ネ最初は、メイドの女の子に手を付けていたのに、そのうち貴族のお嬢さんを誘拐して来たりトルコまで船で行って、女奴隷を買って来たり、最後はアメリカ大陸まで行って植民地のお金持ちのお嬢さんたちを誘拐して来たりするノヨ当時のオトコのロマンよネ</p><p>へえそんな話なんだ</p><p>好色なトルコ人はトルコ人って言うけれど、アルジェリアの太守の話ヨその人が色んな国の女の子を自分のハーレムに入れてるノネその１人にイギリス人の女の子がいて、その子が故郷の友達の子に書いた手紙という形式になっているのよ最初は、無理矢理レイプされてハーレムの女にさせられて戸惑ってたのがだんだん、そういう生活に慣れてくるノヨその様子を手紙に書いたら友達から汚らわしい、あなたは堕落したという返事が来るのネそのことを知ったご主人様の太守がわざわざイギリスから友達の女の子も誘拐して来て、自分のハーレムに加えるノヨなかなか手が込んだ仕掛けをしてダマしてネそういうところが面白カッタネ</p><p>閉ざされた部屋は、主人公が自分を振った２５歳の処女の令嬢を犯す話ネ先にお尻を犯してから、処女を破るヨ快楽の生け贄たちは、その続編前に犯した令嬢のメイドや、友達や、知り合いの母娘をレイプするノネ処女なのは最後の娘だけダケドそのさらに続編が背徳の仮面今度は１作目の令嬢のお姉さんを犯すネ最後はジャックと７人の艶婦たち最初の令嬢と、そのメイドと、友達と、姉と、母娘レイプの娘に加えて娘の従姉妹の処女とたまたま見つけた男装で給仕係をしている孤児の女の子を加えて７人のハーレムが完成するのネ</p><p>はぁそういう４部作なんだ</p><p>デアナタは、どれが一番好きだったノカ</p><p>イーディは安奈さんに尋ねる</p><p>そうか、本当に愛読していたのならどれが好きなのか答えられるはずだ</p><p>あたしはフランクです</p><p>安奈さんは、答える</p><p>アア我が愛しの妖精フランクネ</p><p>それどんな話</p><p>主人公の青年が、フランクという男の子に会うノネそれでいろいろあって青年がフランクにお仕置きすることになって裸のお尻を鞭打ちしようとするノネところがズボンを脱がすとフランクは女の子だったことが判るのヨ</p><p>フランクは理由があって本当は女の子だっていうことを隠しているノネそして、主人公はわざと気付いていないフリをして、フランクのホントはフランシーよ彼女の裸のお尻を鞭で叩くノヨそういうお話ヨ</p><p>イーディはそう説明してくれた</p><p>で、安奈さんはどっちなんだ</p><p>オレは彼女の顔を見る</p><p>問いの意味が判らないという顔をする安奈さん</p><p>だからさその話が気に入っているのは判ったけれど</p><p>オレは安奈さんの表情の変化を見逃さないように、注意する</p><p>裸のお尻を鞭打つ主人公の青年と叩かれるフランク、どっちに感情移入しているんだ</p><p>安奈さんはＳなのか、Ｍなのか</p><p>ええっとりょ、両方なんだと思います</p><p>彼女は答えた</p><p>あたしは叩かれたいし、叩きたいとも思っています</p><p>このコは自分は罪深いから罰されないといけないとも思っているし自分が誰かを罰したいとも思っているノヨ</p><p>多分このコのお祖父さんが遺した秘密に原因があるんだと思うネ</p><p>精神的な不安を、性的な興奮で覆い隠そうとしているのも本当ネでも、子のコはホンモノのセックスについては、何も知らないデショダカラDarlingの方からアプローチして欲しい調教されたいという言葉になっているんだと思うノネ</p><p>言葉としては受け身だけれどこの子の本質には、攻撃的なところも強いと思うよっそれを読み間違えると、ヨッちゃん嚙み付かれちゃうよっ</p><p>寧が笑ってそう言った</p><p>あ、あたし嚙み付いたりしませんっ</p><p>慌てて、安奈さんはそう言うが</p><p>モノの例えヨ本当に、アナタがDarlingに嚙み付くとは思ってないネトイウカDarlingに嚙み付こうとしたら、アタシたちが止めるヨさせないネ</p><p>で、どうするの公ちゃんこの部屋で、この子を</p><p>ワクワク顔で、桃子姉ちゃんはそう言う</p><p>しかし丁寧に仕掛けていかないと、安奈さんはどう反応するか判らないんだよなぁ</p><p>いきなり本人にアプローチしないよこういう場合は周りから攻めるべきだと思うんだ</p><p>それに、元々晩ご飯までの小一時間だけしか無いんだ</p><p>今すぐには、大したことができない</p><p>瑠璃子安奈さんを連れて来たのは、お前なんだからお前が責任を取れ</p><p>わたくしがエリカさんに調教していただくということの意味を、お教え致しますわ</p><p>いつもより短めでごめんなさい</p><p>マジで体調が治りません頭が痛くて</p><p>作中に出した昔のポルノグラフティは、全て、富士見ロマン文庫で出版されていました</p><p>今は絶版ですけれど、古本ならまだ読めるはずです</p><p>20年くらい前までは、古典のポルノが大きめの本屋さんにいけば、どこでも普通に買えたんですよねえ</p><p>1139．日暮れ前　／　指導教育</p><p>だって、エリカさんセックスも、レイプも、調教も、ご本の中に書いてあったこととしてしか、ご存知ないのでしょう</p><p>瑠璃子が、安奈さんに微笑む</p><p>そう言えば、そうねセバスティアヌスあなたもついでに教えていただきなさいっ</p><p>歌晏桃子ちゃんの命令に、山田梅子さんが慌てて返事をする</p><p>あら、桃子お姉様だってセックスについて、そんなにお詳しいとは思えませんけれど</p><p>な、何よまり子</p><p>わたくしは、すでに公によって調教済みですから可愛いペットですのよわたくしっ</p><p>いや、まり子だってまだ数回しか、オレとセックスしていないんだけれど</p><p>でも、まあ経験者は、処女に対して強気になるらしい</p><p>お兄様裸になっても、構いませんでしょうか</p><p>ああ、安奈さんによく見えるように脱げ</p><p>はぁい、お兄様</p><p>と、言ってもビキニの上に薄物のズボンを着けただけのアラビア風ハーレム衣装だ</p><p>脱ぐと言っても何枚も無い</p><p>エリカさん、よーく見ていて下さいね</p><p>瑠璃子はまず透け透けのズボンから脱いでいく</p><p>ゆっくりと、踊る様に</p><p>瑠璃子は日本舞踊をやっているからストリップも優雅だ</p><p>瑠璃子こんなにたくさんの人に見られていて、恥ずかしくないの</p><p>もちろんとっても恥ずかしいですわ</p><p>瑠璃子は、ビキニ・トップの背中の金具を外しながら答えた</p><p>でも、瑠璃子はお兄様の忠実なるセックス奴隷でございますからお兄様のお求めなら、いついかなる場所でも裸になりますし、どんな恥ずかしいことでも致しますいえ、愛していただけるのなら、どんなことでも歓んでご奉仕致しますわ</p><p>金具がパツンと外れ瑠璃子の１５歳の可愛いおっぱいが、零れ落ちる</p><p>桜色の小さな乳首は、すでに尖っていた</p><p>それが、わたくしのセックス奴隷・瑠璃子の幸せでございますから</p><p>そのまま、腰をくねらせてビキニの下も脱いでいく</p><p>白いお尻と無毛の恥部が露わになる</p><p>安奈さんが、艶やかすぎる１つ年上の先輩の裸身に息を呑む</p><p>はい脱ぎましたぁっ</p><p>いや、瑠璃子はまだ真珠のネックレスや、金色に輝く腕輪などの装飾品を付けたままだ</p><p>だけど、１５歳の健康的な肉体に輝くアクセサリーは瑠璃子のセクシーさをさらに強調していた</p><p>エリカさんよーく、わたくしの身体を見て下さいね</p><p>瑠璃子は、安奈さんの前で中腰になる</p><p>まず、自分の顔を唇を両手で触って</p><p>これが瑠璃子の唇お兄様にキスするためにある唇ですわお兄様の身体の全てにキスする唇です瑠璃子は、お口でのご奉仕が大好きですからうふふ</p><p>艶やかに微笑む</p><p>次に、両手で自分の首筋に触れて</p><p>これが瑠璃子の首です瑠璃子は、ここをお兄様に舐めていただくのが好きなんです性感帯です感じやすいんですとっても、気持ちがいいの背中がゾクゾクしちゃうんです</p><p>ゴクッっと唾を呑み込む音がした</p><p>歌晏桃子姉ちゃんだ</p><p>桃子姉ちゃんは、自分が首筋を愛撫されることを想像している</p><p>それからこれが瑠璃子のおっぱいですお兄様と、いずれ瑠璃子が産むお兄様の赤ちゃんに吸っていただくためにあるんですお兄様は、わたくしたちのおっぱいを吸われるのがお好きですけれど瑠璃子も好きなんです乳首弱いんです</p><p>瑠璃子は、両手で自分の乳房を持ち上げてそう言う</p><p>ここが瑠璃子のお腹瑠璃子のおへそここをお兄様に優しく撫でていただくのも大好きお兄様の手は、とっても優しいから</p><p>そして瑠璃子は安奈さんに向かって、大きくＭ字開脚する</p><p>恥ずかしい部分がハッキリ見えるように</p><p>そして、ここがお兄様に犯していただくための瑠璃子の穴ですお兄様だけを受け入れる場所ですうふふもっと近寄って、覗き込んでもいいんですよ瑠璃子のここには、もう処女膜がありません半年ほど前にお兄様に破っていただきましたから</p><p>瑠璃子は、両手を使ってグイッと割れ目を開く</p><p>ツツツーッと、愛液が内側から滴って垂れた</p><p>あら、ごめんなさいお兄様のことを考えると瑠璃子、すぐに濡れてしまうんです瑠璃子は、とっても淫らな奴隷ですから</p><p>呆然としている安奈さんに、瑠璃子はククッと微笑む</p><p>この半年お兄様がお望みなら、いつでも使っていただいていますわ瑠璃子をお好きなだけ犯していただいて瑠璃子の子宮に精を注いでいただいていますだから、瑠璃子はどんどん淫らに、なっていますお兄様とのセックスが大好きですレイプしていただくのも好きっお兄様に犯していただきたくて、わざとお兄様の近くに行くこともあるんですわたくし</p><p>オレは洗濯物を干している瑠璃子の姿に、ムラムラしてしまって</p><p>後ろから犯したことが何度かある</p><p>あれは、瑠璃子もオレに犯されたくて、わざと隙を作っていたのか</p><p>お兄様瑠璃子は</p><p>瑠璃子はもう我慢できませんお願いでございます瑠璃子にお情けを下さいませ</p><p>オレは部屋のベッドの端に腰を下ろし</p><p>うん奉仕しろ、瑠璃子</p><p>瑠璃子がオレの方へやって来る</p><p>オレは何もしない</p><p>瑠璃子が、細くて白い手でオレのベルトを器用に外し</p><p>ズボンの前を開きオレのペニスを露出させる</p><p>初めて実物を見るのだろう安奈さんが、小さく声を上げた</p><p>しかし、その眼は興味深そうに、オレの勃起を見つめている</p><p>桃子姉ちゃんとセバスティアヌス（山田梅子）さんも同じだ</p><p>うふふお兄様の可愛い大好きですっ</p><p>瑠璃子の柔らかな唇がオレの亀頭にキスをする</p><p>お口でご奉仕させていただきますね</p><p>そしてペロペロッと、オレのペニスに舌を這わす</p><p>オレは手を伸ばして瑠璃子のプニプニとした感触のおっぱいを揉む</p><p>あんっ気持ち良いです</p><p>瑠璃子は、ニコッとオレに微笑むと</p><p>こういうのもお好きですよね</p><p>自分の乳首にオレの亀頭を擦り付ける</p><p>瑠璃子も好きなんだろ</p><p>はい大好きですお兄様っ</p><p>幸せそうな笑顔でそう言った</p><p>舐めるのも大好きになりましたお兄様のオチンチンとっても美味しいんですもの精液を飲むのも好きですわ</p><p>瑠璃子は、オレのペニスを捧げ持ってちゅぱちゅぱと、口で奉仕する</p><p>オレは、そんな瑠璃子の髪を優しく撫でてやる</p><p>瑠璃子ばっかり、ズルいわ</p><p>みすずが、見ていられなくなったらしい</p><p>みすずだって旦那様にご奉仕したいです</p><p>そのまま四つん這いになってオレの股間にやって来る</p><p>はい、みすずちゃんどうぞ</p><p>瑠璃子は笑顔で、みすずの場所を開けてやった</p><p>わたくしは、下の方を舐めさせていただきますから</p><p>そう言ってオレの玉袋の方に、舌を這わす</p><p>ああーんっ、旦那様ぁっ</p><p>みすずは、オレのペニスに舌を這わせながら服を脱いでいく</p><p>オレは、物欲しそうな顔をしている美智の表情を見落とさなかった</p><p>美智も、ほら来いよ</p><p>はいっ、ご主人様ぁっ</p><p>やって来た美智の身体をオレは、右腕で抱き締める</p><p>美智とキスをした舌と舌を絡め合う</p><p>えっと、あの公</p><p>まり子が、潤んだ眼でオレを見ている</p><p>ほら左腕が空いているぞ</p><p>まり子も、オレに飛び込んで来た</p><p>公っうふふっ</p><p>オレの胸に自分の胸を押し付けオレの首筋に鼻を擦り付ける</p><p>まあ、まり子まで</p><p>だってまり子も、公に可愛がって欲しくなっちゃったんですものっあんっ</p><p>オレは左手でまり子のおっぱいを揉みしだいた</p><p>これで股間は、みすずと瑠璃子の口での奉仕</p><p>右腕の中の美智がキス奉仕左腕の中のまり子の胸を揉んでいる</p><p>なるほどみんな公ちゃんの性奴隷なのね</p><p>桃子姉ちゃんが呟く</p><p>寧とイーディに、そう尋ねるが</p><p>混んでる時には行かないノネDarlingの空いている時を狙うノヨ</p><p>あたしたちは、ほらっちゃんとガッツリ愛されたいタイプだからさっ</p><p>２人は、余裕たっぷりにそう言う</p><p>なるほど、あなたたちの方がより高度に調教されているってこと躾が行き届いているってことかしら</p><p>桃子姉ちゃんは、２人にそう言うが</p><p>違うよあたしたちはミィちゃんたちほどＭっ気が強くないからさ</p><p>Darlingは、女の子のセックスの嗜好に合わせてくれるノネウチの子は、みんながみんな奴隷願望が強いわけじゃナイカラ</p><p>寧とイーディは、そう答える</p><p>結局、ヨッちゃんが一番お行儀が良いんだよね自分の欲求だけを強引に押し付けてきたりしないから</p><p>その代わりルリコみたいにホントに奴隷になりたがってい子には、徹底的に奉仕させるネ</p><p>瑠璃子は、奴隷になりたがっているんじゃありませんわ瑠璃子は奴隷ですお兄様に一生ご奉仕するセックス奴隷なんです</p><p>瑠璃子が不満そうに、そう言う</p><p>もう、また瑠璃子ったらあたしだって、みすずだって旦那様のペットですわ一生可愛がっていただくんですからっ</p><p>みすずが、オレの亀頭に頬擦りする</p><p>みすずが、どれくらい旦那様に調教していただいているか証明するために皆様の前で、オシッコ致しましょうか旦那様みすずが、放尿披露を致しましょうか</p><p>いや、みすずそれは、お前がしたいだけだろ</p><p>あらあら、公ちゃんたらホントに、香月家のお嬢様を２人も支配してしまっているのね</p><p>違うよ桃子姉ちゃんこれは支配とかじゃないんだ</p><p>奴隷とか調教とか奉仕とかそういう言葉が飛び交っているけれど、そういう上辺だけの言葉では表現できない関係なんだ</p><p>そうなのまり子</p><p>桃子姉ちゃんは、オレの左腕に抱かれているまり子に問う</p><p>そうですわわたくしも、公の奴隷というか、一生、公としかセックスしない誓いをしていますけれどでも、一方的に公に支配されているわけではありません何て言うかわたくしたちには、強い信頼関係があるんです</p><p>公は絶対に、わたくしたちを裏切らないわたくしたちが、公の家族を裏切らない限りはそれが判っているからなんだと思いますわたくし、今、一緒に公に奉仕している他の３人に嫉妬とか感じないですものむしろ仲間とか一緒に公のことを愛している姉妹という意識の方が強いですわ</p><p>ふーんわたくしにはそういう感覚は、理解できないわ</p><p>それは当然です桃子お姉様は、まだ公に愛してもらっていらっしゃらないんですから</p><p>公に抱かれて処女を捧げてあの熱い精を子宮にピュピュッて流し込まれないとこの気持ちは判りませんわ</p><p>アタシたちは判っているノネ</p><p>ヨッちゃんと、毎日のようにセックスしてるもんねぇ</p><p>イーディと寧が、桃子姉ちゃんを煽る</p><p>体験したことのない方には絶対に判らないことですからっ</p><p>まり子は勝ち誇るように、桃子姉ちゃんに言った</p><p>まあ、性体験があるくらいのことでわたくしにそこまで大口を叩くの</p><p>ムッとする桃子姉ちゃん</p><p>あら、桃子お姉様本当に判ってらっしゃらないんですのね</p><p>セックスの経験が問題なんじゃないですわ公に愛されているか愛のあるセックスを公にしてもらえているかが大切なんです</p><p>そうですわお兄様でなければ</p><p>旦那様だからあたしたちは、こんなに幸せなんです</p><p>瑠璃子とみすずも桃子姉ちゃんに、そう言った</p><p>瑠璃子、そろそろ</p><p>瑠璃子は、オレの前に立ち上がる</p><p>お兄様エリカさんに、見えるように致しますわ</p><p>うん任せる</p><p>まり子さん、ミッチーちょっとだけ、ごめんなさい</p><p>そのまま瑠璃子はベッドの端に座っているオレの上に乗っかって来る</p><p>エリカさん見える</p><p>すっかり呆然となっていた安奈さんが、ハッとなる</p><p>今からお兄様がわたくしの中に入って来るわ</p><p>瑠璃子は対面座位でオレと結合しようとする</p><p>あ、待ってあたしが角度を合わせてあげるわ</p><p>みすずが、オレのペニスを瑠璃子の割れ目に当ててくれた</p><p>はい、いいわよっ</p><p>じゃあ、エリカさんよく見ていて下さいねっ</p><p>瑠璃子が、ふんっと腰を落とす</p><p>オレの亀頭がヌポッと瑠璃子の膣口を押し広げていく</p><p>エリカさんは生々しい男女の交わりを見せつけられる</p><p>あああっ、お兄様が入って来ますわとっても大きくて気持ちいいですぅ</p><p>丸く拡がった狭い穴にオレの勃起が潜り込んで行く</p><p>嘘、嘘、嘘あんなに大きいものが瑠璃子様の中に</p><p>１４歳の本による性知識だけの少女がホンモノのセックスを見て、震えている</p><p>うん何回見ても、凄いわよね</p><p>桃子姉ちゃんとセバスティアヌス（山田梅子）さん２人の処女も、オレと瑠璃子の結合部を凝視していた</p><p>はーい、もうすぐはぅぅ全部入りまーすくぅぅっ</p><p>瑠璃子が、自ら根元まで挿入した</p><p>る、瑠璃子様痛くないのですか</p><p>安奈さんが尋ねるが</p><p>今はもう気持ちいいだけですわくぅぅっ</p><p>瑠璃子は、ゆっくりとリズミカルに腰を動かし始める</p><p>安奈さん、桃子姉ちゃん、セバスティアヌス（山田梅子）さん</p><p>３人の処女が、なるべくセックスに恐怖を抱かないように</p><p>女性上位の対面座位で腰を振るのも、瑠璃子が主導的に行う</p><p>瑠璃子の胎内に、オレの勃起が水音を立てて出入りしていく様子を安奈さんは見つめていた</p><p>お兄様ぁ、気持ち良い気持ちいいですわ</p><p>腰を振りながら切ない表情で、瑠璃子はオレを見る</p><p>ああ、瑠璃子オレも気持ち良いよ</p><p>オレは、ぷるぷる眼の前で揺れている瑠璃子の乳首を、チュパッと吸った</p><p>ああんっくぅぅんっ</p><p>ビクッと震える瑠璃子</p><p>瑠璃子ってまだ中学生なのよね</p><p>うちでは関係ありませんわ旦那様に愛していただける身体さえあれば年齢に関係無く、愛していただいています</p><p>何でもアリなんだよ、ヨッちゃんのハーレムなんだから</p><p>ルールは、アタシたちが自分で決めているノネ</p><p>寧とイーディが、そう言った</p><p>お兄様そろそろ</p><p>他の皆様とこの歓びを分かち合いたいんです</p><p>瑠璃子が腰の動きを止め自分の胎内から、ペニスを引き抜く</p><p>みすずちゃん、どうぞ</p><p>ありがとうルリたんっ</p><p>みすずは瑠璃子とは逆の背面座位を望んだ</p><p>こうすると旦那様のお顔が見れないですけれど旦那様に抱っこしていただきながら、セックスできるんです</p><p>オレの膝の上に座り込むように腰を落としてくる</p><p>また入っていく</p><p>安奈さんは、今度はみすずの胎内に潜り込んで行くオレのペニスを凝視する</p><p>ああっ旦那様の熱いのが奥まで来ますっ</p><p>オレは背中から、みすずの裸身を抱き締める</p><p>みすずのおっぱいを、両手で揉む</p><p>ああんっ気持ちいいですっセックス気持ち良いっ</p><p>みすずは、柔らかなお尻をオレの膝にグリグリ押し付けてベッドのスプリングの弾力も使って、ユッサユサと身体を揺すっていく</p><p>ジュッポッジュッポッジュッポッとオレのペニスが、みすずの膣にピストンされていく</p><p>あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あつ、あっ、あっ、あーっ</p><p>背筋を振るわせながらみすずは喘いでいった</p><p>あんなに乱れて凄いわね、みすずさん</p><p>桃子姉ちゃんは、オレたちのセックスに眼が釘付けとなっている</p><p>だ、旦那様ぁぁそろそろ美智に</p><p>美智と代わっていいのかみすず</p><p>代わりたくないですけれど旦那様には、いつでも愛していただけますから</p><p>今は、オレの女たちの連帯を見せる時か</p><p>みすずが踏ん張って、腰を浮かす</p><p>オレの亀頭が、みすずの胎内からヌポッと顔を出す</p><p>美智お前の番だぞ</p><p>すでに準備できております</p><p>美智はすでに全裸になって四つん這いになって、オレを待っていた</p><p>美智にはどうぞ後ろから犯して下さいませっ</p><p>オレは美智の小さな腰を掴みバックから</p><p>３人目だ、そろそろ男が主導する荒々しいセックスも見せていいだろう</p><p>行くぞ、美智</p><p>すっかり潤っている美智の胎内へ、力強く突き込むっ</p><p>ひっ、ひっ、ひぃーっ</p><p>ガシガシと、オレは美智の内側を犯していく</p><p>工藤先輩苦しそう</p><p>激しいセックスに、安奈さんが思わずそう呟いた</p><p>だから、美智は</p><p>気持ち良いっ気持ち良いですっご主人様ぁぁもっと、美智の中をエグッてエグッて下さいませっ</p><p>Ｍっ子少女の本領を発揮していく</p><p>お尻叩いて美智のお尻を叩いて下さいませーっ</p><p>オレは、美智の小さなお尻をパシンッと叩く</p><p>美智の膣が、キュキュッと締まるッ</p><p>気持ち良いですっもっともっと美智をイジメて下さいませぇぇっ</p><p>わたくしもいいの</p><p>美智が一通り満足した頃を見計らってまり子を呼ぶ</p><p>当たり前だろまり子もオレの女だ</p><p>まり子は、嬉しそうにオレに微笑むと</p><p>まり子は普通のがいいわ</p><p>自分で裸になるとベッドの上に、ゴロンと横たわって、大きく開脚する</p><p>まり子とは正常位で繋がった</p><p>公ギュッと抱き締めて、まり子も抱き締めてあげるから</p><p>まり子が、下からオレの背中に手を伸ばす</p><p>まり子あなた、もう痛くないの</p><p>桃子姉ちゃんは、一週間前のオレとまり子の初体験を見ているが</p><p>その後のオレたちのセックスを知らない</p><p>はい、もう気持ち良くなってますわ公に抱かれていると心が温かくなってきますの</p><p>まり子は、挿入されたまま桃子姉ちゃんに答える</p><p>こんな幸せな体験をなさらないなんて桃子お姉様が、可哀相に感じられてきますわ</p><p>クククッと、まり子は微笑む</p><p>公キスして</p><p>オレは、ゆっくりと腰を動かしながらまり子にキスする</p><p>まり子は、オレの舌を求めた</p><p>ああんっ、あたし公とダンスしているみたい気持ち良いですこれ大好きっ</p><p>ほら、まり子さんもとっても、気持ち良さそうねエリカさん</p><p>瑠璃子が裸のまま、安奈さんに言った</p><p>みんなお兄様に可愛がっていただいてセックスが大好きになったのよお兄様とだけのセックスが</p><p>安奈さんは、オレとまり子のセックスを見つめている</p><p>どうこれがセックスよエリカさんか想像していたセックスとは違う驚いた</p><p>安奈さんは震えている</p><p>大丈夫よエリカさんもすぐに、アレをするのお兄様のセックス奴隷にしていただくんですからね</p><p>瑠璃子は、震えているエリカさんの手を握ってそう言った</p><p>あらエリカさんも、もう濡れているのね</p><p>瑠璃子の指摘にビクッと震える、安奈さん</p><p>なるほど薄い透け透けの生地のズボンの下のビキニのパンツに大きく染みができていた</p><p>あっ、あたし</p><p>顔を赤くする安奈さん</p><p>恥ずかしがることはないわよわたくしやセバスティアヌスだって、濡らしているもの</p><p>桃子姉ちゃんが、恥ずかしそうに言う</p><p>というかこの部屋の中の女は、今、みんな濡れているからさっ</p><p>見ると寧とイーディの股間にも、愛液の染みができていた</p><p>ヤッちゃんとイーディもする</p><p>あたしはいいよ、今はっ</p><p>アタシもいいネっ</p><p>２人は、セックスは我慢してくれるらしい</p><p>それよりヨッちゃん射精は誰にするのっ</p><p>どうせなら、セックスだけでなく</p><p>もっと衝撃的な射精の瞬間を、安奈さんたちに見せてやりたい</p><p>瑠璃子の顔に出す</p><p>某オカダ師のこと</p><p>結局、いい歳をしてセックス中毒の色情狂だと自白したわけで</p><p>新しい家族の形を模索していたとかセックス・ボランティアをしていたとか</p><p>55歳のオッサンが平然と話すのは、もうマヌケとしか言いようがないと思う</p><p>まともな友人がいれば、こんなアホなことになる前に忠告してくれたはずなんだけれど</p><p>まともな友人は、とっくに居なくなった後なんだろうなぁ</p><p>そういう人物を盲目的に信じている人たちがまだいることが恐ろしいと思う</p><p>オカダ氏が人に対して嘘を付くことに全く抵抗がないヤバイ人だということは、もう随分前に判ってたことなのに</p><p>何よりも、本人が今回のことが致命傷だと気付いていないことが恐ろしい</p><p>1140．日暮れ前　／　精の味</p><p>ううっ、行くぞ瑠璃子っ</p><p>一番手コキの上手い美智にシゴかせて</p><p>瑠璃子の顔に向けて、勃起ペニスを突き出す</p><p>はいっ、どうぞっ瑠璃子の顔にかけてっお兄様っ</p><p>１５歳の令嬢の整った顔に、白い肌に向かって放出するっ</p><p>びゅるるっびゅるっびゅるるるぅっ</p><p>ひゃあっっ</p><p>安奈さんと、桃子姉ちゃんと、セバスティアヌス（山田梅子）さん</p><p>３人の処女が、男性器から噴き出す白濁液の勢いに驚愕している</p><p>ホントに白いんだ</p><p>こんなに出るものなの</p><p>本で読んだ知識だけの安奈さんは、精液の色だけは知っていたらしい</p><p>ラ・ローズ・ダムールには真珠色の液って書いてありましたけれど</p><p>瑠璃子の顔を汚している精液を見て、呆然としている</p><p>ルリちゃん、ちょっと貰うねーっ</p><p>寧が瑠璃子の頬に貼り付いた精液を人差し指で掬い取りペロっと舐める</p><p>うん美味しいっ</p><p>アタシは、こっちを貰うネ</p><p>イーディは、オレの亀頭に吸い付き尿道に残った精子を吸い取った</p><p>あん、お二人ともズルイですわ</p><p>瑠璃子は、自分の鼻の先に付いた精子を指先に付けて舐める</p><p>ルリルリわたくしにも下さい</p><p>美智が、子犬のように瑠璃子の頬をペロペロ舐め出す</p><p>あたしもっ</p><p>みすずも、美智の反対側から瑠璃子の顔を舐めた</p><p>まり子ちゃんも、味見してごらんよ</p><p>寧に言われて、まり子が</p><p>あ、はい瑠璃子様、少々いただきますわ</p><p>精液を指に取りペロっと舐める</p><p>うん、ちょっと苦い</p><p>クスッと笑うまり子</p><p>まり子そんなの舐めて平気なの</p><p>桃子姉ちゃんが、思わず尋ねる</p><p>平気も何も公の赤ちゃんの素ですから</p><p>まり子は、笑顔で答える</p><p>公の女としては舐めるのが当然ですわ</p><p>毎日、味を見ているとDarlingの体調が判るノネ</p><p>今日はちょっと疲れてるネいつもより味が薄いヨ</p><p>それは今日、何回目の射精だと思ってるんだ</p><p>そ、そうなのじゃあ、セバスティアヌスも少し舐めてみなさい</p><p>も、桃子お嬢様</p><p>だって、あなたも後で公ちゃんに犯してもらうんだから、今の内に精液の味だけでも確かめておきなさい</p><p>相変わらず、自分の臣下にはムチャクチャなことを言う</p><p>桃子お姉様もお試しになれたらいかがですか</p><p>桃子姉ちゃんは、口籠もる</p><p>舐めてみたらいいのネアタシたちみんな、舐めてるノニ恐いノカ</p><p>イーディが、挑発する</p><p>そ、そんなことないわよっセバスティアヌスっわたくしも舐めますから、あなたも舐めなさいっ</p><p>えあは、はい</p><p>瑠璃子が顔の精液を指に掬い取り桃子姉ちゃんの顔に差し出す</p><p>アンタも舐めるネ</p><p>山田梅子さんにはイーディが</p><p>セバスティアヌス１、２の、３で舐めるわよっ</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんも、覚悟を決めたらしい</p><p>いくわよ１、２の３</p><p>桃子姉ちゃんと山田さんが同時に差し出された指先をペロリと舐める</p><p>これが公ちゃんの味なのね</p><p>２人とも、あんまり美味しくはなかったらしく顔をしかめる</p><p>オレは、瑠璃子の顔に残っていた精液を指に取り安奈さんに</p><p>舐めろよ</p><p>オレの奴隷になりたいんじゃないのか</p><p>うつむく安奈さん</p><p>本で知った性知識と、今、見せられたホンモノのセックスとの差に戸惑っていることは判っている</p><p>いいから、舐めろ</p><p>これは命令だ</p><p>安奈さんは周囲の少女たちの視線が、自分に集まっていることに気付く</p><p>そしてまだオレの精腋を舐めていないのは、自分だけだということも</p><p>安奈さんは１４歳の処女は、恐る恐る</p><p>オレの指を舐めた</p><p>全部、綺麗に舐め取れ</p><p>小さなピンク色の舌がオレの太い指先を舐めていく</p><p>精液どころか、男の指を舐めさせられたこともこの子にとっては初めての経験だろう</p><p>どうどんな味がする</p><p>瑠璃子の問いに安奈さんは</p><p>しょっぱくて苦いです</p><p>涙目で、そう答えた</p><p>よし、もうすぐご飯の時間だろうから軽く身体を洗い流そう</p><p>オレは、そう言って立ち上がった</p><p>シャワールームに移って</p><p>みんな、激しいセックスはしていないからそんなに汗はかいていない</p><p>愛液で汚れた下半身だけを、シャワーの湯で流せばいい</p><p>ほら、瑠璃子から来い</p><p>オレは、瑠璃子、みすず、美智、まり子と順番に股間を洗ってやる</p><p>あたしたちも濡れちゃったからヨッちゃん、洗って</p><p>寧とイーディも、下半身だけ裸になって来たので洗う</p><p>ひゃうお湯が温かいネ</p><p>桃子お姉様たちも、お股の辺りが湿っていて気持ち悪いのではありませんか</p><p>公に洗ってもらった方がよろしいと思いますけれど</p><p>セバスティアヌスは、洗ってもらいなさいわたくしは</p><p>桃子姉ちゃんは、腰をモジモジさせ</p><p>じ、自分で洗いますわそ、そっちの奥で</p><p>オレから見えない場所で、秘部を洗おうとしているらしい</p><p>桃子お姉様さんざん、公のオチンチンを凝視しておいて、ご自分のは隠されるおつもりなんですの</p><p>まり子が、ニヤッと微笑む</p><p>ぎょ、凝視なんてし、してないわよっ</p><p>ブンブンっと、首を振る桃子姉ちゃん</p><p>してたよネ</p><p>うん、してたよねぇっ</p><p>イーディと寧が笑う</p><p>もう、今ではヨッちゃんのオチンチンのホクロの位置まで、クッキリと記憶しているはずだよーっそうだよねーっ</p><p>顔を赤らめる、桃子姉ちゃん</p><p>桃子お姉様公は別に、お姉様の裸身を見たからといって、襲い掛かったりはしませんわこれだけたくさんの魅力的な女の子の相手をしているんですから</p><p>そ、それはそうね</p><p>あたしたちのセックスもご覧になったんですから桃子お姉様も、裸を晒されるべきだと思います</p><p>香月家の代表としてみすずが言う</p><p>判ったわよそうねわたくしだけ特別扱いにしてもらうのは、良くないわよねっ</p><p>桃子姉ちゃんはえいっとばかりに、薄物のズボンとビキニの下を一気に脱ぎ捨てる</p><p>長身に長くて細い足桃子姉ちゃんの下半身は、かなりグラマラスだ</p><p>はい、これでいいさあ、公ちゃん洗って</p><p>うんほら、洗うよ</p><p>オレは丁寧に、桃子姉ちゃんの股間を洗ってやった</p><p>あら、公ちゃん洗うの上手ね</p><p>毎日、何人も洗ってるんだから上手くなるよ</p><p>まあ、公ちゃんがご主人様のハーレムなのに大変ね</p><p>ご主人様だからこそ、絶対に手が抜けないんだよ信頼関係って、こういう日常的なことから積み重ねていくしかないんだからさ</p><p>ふーん、そうなの</p><p>男と女の関係だから特にそうだと思うよオレに手を抜かれたって感じたら、みんな悲しいと思うだろうしさ</p><p>なるほどでも、ホント上手よわたくしのメイドに欲しいくらい</p><p>その言葉で、１つ判った</p><p>桃子姉ちゃんも洗われ慣れているみたいだね</p><p>ええ、家での入浴の時にはメイドが３人付いてくれているから</p><p>そういうお嬢様なんだ</p><p>よし、オッケー</p><p>オレは、桃子姉ちゃんを洗い終わる</p><p>ありがとセバスティアヌス、あなたも洗っていただきなさい</p><p>仕方なさそうに、セバスティアヌス（山田梅子）さんが前に出て来る</p><p>彼女も下半身だけ裸になった</p><p>モジモジとして、山田さんは確実に、他人に身体を洗われることには慣れていない</p><p>オレは、彼女の股間に湯を掛けながら</p><p>ああイーディや美智とは、随分、筋肉の付き方が違うんですね</p><p>山田さんの太ももを見てオレは感じる</p><p>ミタマやキヌカハイジとも違うこれが流派の違いっていうことなんですね</p><p>山田さんは、オレに間近から裸身を見られて羞じらっていた</p><p>ウメコは、瞬発力に特化し過ぎた身体になっているノネ</p><p>ご主人様に何か危険が迫った時に、瞬時に対応できるようにだろうけれどだからこそ、初手のタイミングをズラされると弱いノネ今なら、アタシは１００回対戦したら１００回とも勝てるヨ</p><p>なぜ、わたくしの弱点をご教授して下さるのです</p><p>不思議そうに、山田さんが尋ねる</p><p>ヒントをいただいた以上、明日より弱点を克服する鍛錬を始めますそうすれば次も確実にわたくしに勝てるとは限らなくなります</p><p>Darlingに身体を洗ってもらったのダカラウメコも、もうアタシの仲間ネ身内なんだカラアドバイスぐらいするネ</p><p>そうよセバスティアヌスは、これから公ちゃんに犯されるんだからこの子たちの身内になるのよね</p><p>専門用語で竿姉妹と言うネ</p><p>だそうよセバスティアヌス</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんは</p><p>何か、こうやって当たり前のように、黒森様に身体を洗っていただくとそれも仕方のないことなのかという気になってきました</p><p>そうでしょ、そうでしょ</p><p>桃子姉ちゃんは自分も、そうなってきていることに気付いていない</p><p>さあ、最後はエリカさんよ</p><p>瑠璃子に押されるようにして、安奈さんが前に出る</p><p>さあ、脱いでしまいましょうね</p><p>もう、覚悟はできているらしい</p><p>それでも自分で脱ぐのは恥ずかしいらしく瑠璃子に脱がされている</p><p>瑠璃子は、それをいいことに下半身だけでなく、上半身のビキニトップも外してしまった</p><p>い、いやんっ</p><p>股間を隠さずに胸を両手で隠す、安奈さん</p><p>１４歳の処女らしい振る舞いだ</p><p>隠さないでわたくしと同じ姿になっただけよ</p><p>オレとセックスした瑠璃子、みすず、美智、まり子は全裸のままだ</p><p>はい、お兄様洗ってあげて</p><p>震える安奈さんを、瑠璃子が前に押し出す</p><p>この少女も他人に洗ってもらうことには慣れていないようだ</p><p>ああ、お湯を掛けるよ</p><p>両手でおっぱいを覆って、乳首を隠している安奈さんの無毛の股間に湯を掛ける</p><p>うん、ナイフでスッと切れ込みを入れたような美しい割れ目だ</p><p>白い肌産毛も生えていない</p><p>公ちゃん、指で開いて見て処女膜とか確認してみないの</p><p>桃子姉ちゃんが、面白がって言う</p><p>それは後で安奈さんとセックスする前にするよ</p><p>オレの答えに、ビクッと震えた安奈さんは</p><p>あ、あの黒森様、あたしっ</p><p>立て膝になって湯を掛けているオレは、怯えている安奈さんの顔を見上げて</p><p>恐くなったホンモノのセックスを見て</p><p>困り顔でオレを見下ろす安奈さん</p><p>でも、もうダメだ安奈エリカさん人間として、自分の言った言葉には責任を持て</p><p>ジッと彼女の大きな瞳を見る</p><p>オレのセックス奴隷になりたいって言ってきたのは安奈さんの方なんだそうだったろ</p><p>奴隷になりたいとか恐いから、やっぱり止めるとかオレの意志を無視して、好き放題するのは失礼だと思わないか</p><p>オレは確かに素晴らしい女の子たちを集めて、ハーレムを作っているみんな、オレが選んだ女たちだし女たちだって、オレのところに来ることを覚悟してくれたから一緒にいるお互いにお互いを信頼し合えることを確認してみんなで暮らしているんだ</p><p>オレのハーレムは、希望者なら誰でも受け入れたりするような、いい加減な集団じゃない入れて下さいって言ったらはい、どうぞになるって考えるのはオレたちの集団に対して、失礼だと思わないか</p><p>安奈さんの顔が変わる</p><p>はいそ、そうですねあたしの考えが甘かったと思います</p><p>安奈さんの眼に涙が溜まっていった</p><p>セックスとか奴隷とかホントは、こんなに大変そうなことだなんて全然、想像していませんでしたごめんなさい</p><p>ポロッと大粒の涙が安奈さんの眼から、零れる</p><p>謝っても、もうダメだよ</p><p>安奈さんが自分でみんなの前で言ったことなんだからオレのセックス奴隷になりたいレイプや調教に興味があるってだからもう遅いよ</p><p>オレは、安奈さんの小さな腰をグッと抱き締めるッ</p><p>男の腕に抱かれて硬直する１４歳の裸身</p><p>それにオレは、結構、気に入っているんだ安奈さんのこと</p><p>オレは、震える彼女にニコッと微笑む</p><p>安奈さんには、素質があると思うよ</p><p>あたしに素質</p><p>濡れた大きな瞳が、オレを見る</p><p>ああオレのセックス奴隷になる素質がね</p><p>良かったわね、エリカさんお兄様が、あなたのことを受け入れて下さるそうよ</p><p>瑠璃子が、明るく微笑む</p><p>瑠璃子と一緒に、生涯、お兄様に可愛がっていただきましょうね</p><p>ああ、ゆっくりとでも、確実に調教してやるから、楽しみにしていろよ</p><p>オレの言葉に、安奈さんはまた震える</p><p>良かったじゃないあなたの希望通りになったんだから</p><p>歌晏桃子姉ちゃんも、そう言って笑った</p><p>そうね、あなたのちょっと生意気なところを調教してもらったらあなたは素地は良さそうだから、公ちゃんの素敵な奴隷になれると思うわ</p><p>キリスト教というのは、当時のユダヤ教の主流派に対するカウンターとして産まれたので</p><p>逆説的な主張をします</p><p>一番有名なのが頭の中で悪いことを想像しただけで、もう罪になるという考え方です</p><p>これは、当時のユダヤ教の主流派が上辺だけを取り繕って、自分たちを清らかだとしていたことに対して</p><p>じゃあ、心の中はどうなんだよと対抗してみたということなのですが</p><p>現実には考えたことと実際にしたことは違います</p><p>人の思考は自由です</p><p>心の中では、どんなに犯罪的な酷いコトを考えても考えただけなら、それは罪ではないはずなんです</p><p>実際にその思想を行動に移さない限りは</p><p>ところがキリスト教の考え方では悪しきことは、考えただけでも罪なんですよね</p><p>フランスは革命以来、政教分離が徹底されているので</p><p>どれだけ特定の宗教を馬鹿にした出版物を発行しても</p><p>直接の暴力で、その宗教の人たちに危害を加えていないのなら</p><p>思想の自由、表現の自由ということらしいです</p><p>でも、アメリカはキリスト教的な思想が社会のベースになっているので</p><p>あの風刺新聞の誹謗中傷は社会的に許されないんだそうです</p><p>だからアメリカの大統領はデモに参加しなかったんだろうなあと思いました</p><p>1141．夜を迎える　／　いただきますっ</p><p>シャワールームから出て</p><p>オレは元の服を着て女の子たちは、汚れたビキニだけを交換して元のアラビア風ハーレム衣装に戻る</p><p>はーい、ご飯ですよーっ食堂に集まってっ</p><p>タイミング良く克子姉の声が、スピーカーから響いた</p><p>良かったわちょうどお腹が減ってきたところだから</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、そう言うが</p><p>あ、多分歌晏さんたちは、別の部屋でご飯を食べてもらうことになると思うよっ</p><p>別の部屋</p><p>桃子姉ちゃんが、怪訝そうに振り向くが</p><p>だって鷹倉姉妹と一緒の部屋は嫌なんでしょうちのモットーは、ご飯は家族みんなでだから悪いけれど、歌晏さんの方が違う部屋で食べてもらうことになると思うよっ</p><p>桃子姉ちゃんは巫女の力で、自分の記憶を変えられたり、心を操作されることを怖がっている</p><p>何度も言ってるけれどあいつらは、桃子姉ちゃんに力を使ったりしないよ勝手なことは絶対にさせないから</p><p>わたくしも何回も言っているけれど臣下が良かれと思って、勝手なことをするのは良くあることなのよしかも、臣下が有能であればあるほどそういう傾向は強くなるわだから、公ちゃんの意志に反してあの姉妹が、わたくしを支配しようとすることは充分に考えられるのよ</p><p>わたくしたちの家でも鷹倉家の血筋について調査しているわあの力を持っている女たちはそのせいで、精神がとても不安定な場合が多いでしょ</p><p>前の巫女だった月子たちの母親もその妹であるコヨミちゃんの母親も</p><p>結局、自分の中の強大な力に呑み込まれて心を壊して死んだ</p><p>そういう危険な人たちに近付くのは嫌だわ</p><p>歌晏さんの調査には、不備があると思うよっ</p><p>あら、どういうこと</p><p>その調査はこれまでの鷹倉神社の巫女の傾向でしょ現在のここで暮らしているあの子たちのことは、調査できていないよねっ</p><p>月子たちは京都から逃げて来て以来、ほとんどの時間をこのお屋敷の中で過ごしているのだから</p><p>桃子姉ちゃんの歌晏家では、調査しようが無い</p><p>今のあの子たちはさヨッちゃんというご主人様を得たことで、とっても安定ししているんだよねっ精神崩壊の危険性は、ほぼ無いと思うよ</p><p>アタシもそう判断するネ</p><p>イーデイも、うなずく</p><p>タカクラのミコが心を壊してしまう大きな要因は強大すぎる力を持ってしまったからではないネ力のせいジャナイのヨ周りの人間との環境の問題ネ</p><p>周りの人たちの心が読めてしまうから相手が自分に嘘を吐いていたり、自分に対してネガティヴな考えを持っていたりするのが判るから心が壊れちゃうんだよ</p><p>問題は巫女の力じゃない周囲との人間関係</p><p>トコロガここでは、Darlingはツキコたちに絶対に嘘は吐かないしネガティヴな意識は全然持ってないネ</p><p>ヨッちゃん自身があたしたちの前では、全くプライバシーが無いからいつどこで何をしているか、みんな知っているしいつも一生懸命一つ一つ必死に考えて、自分で何をどうするか決めていることも知っているから</p><p>２人は、そう言ってくれるけれど</p><p>いや、オレは頭が良くないからさ人よりも、いっぱい時間を掛けて考えないとダメなんだよ</p><p>ヨッちゃんは判りやすいんだよ明確なヨッちゃんなりのルールに則って生きているし本質的には、とても善良だしさ</p><p>えオレは悪人だよ</p><p>驚いてオレは言った</p><p>オレは、絶対に善良な人間じゃないってオレは反社会的な組織に属している悪い人間で正しい人たちによって、いつでも抹殺される可能性があるっていうことを自覚しているよ</p><p>オレは雪乃を犯した性犯罪者だし</p><p>シザーリオ・ヴァイオラを殺害した殺人犯だ</p><p>他にも日本の法に触れるようなことを幾つも犯している</p><p>しかも、だからといって自分から自首する気は全くない</p><p>犯罪者のまま、罪を償うこともなくのうのうと普通の生活をして生きていこうとしている極悪人だ</p><p>ダカラ、善良なのヨ</p><p>犯罪者の大半は自分は、本当は善良だと思っているノネダカラ、言動がブレるノヨ</p><p>ほら、ブラック企業の経営者の方が社会問題について提言したりして、政治家に成りたがるケースが多かったりするみたいなことだよっ</p><p>自分が自分の会社で働いている人たちを圧迫していて、そのせいで顧客に対するサービスも酷いことになっていたりするのにそれ自体が間違いなく反社会的な行為なのになぜか、公共の福祉について大きなことを言い出したり、政治に乗り出そうとする</p><p>ヨッちゃんは自分が悪だと判っているから、ブレないんだよ安定しているだから、そんなヨッちゃんに自分自身を委ねている月子さんたちも精神が不安定にならないんだよ</p><p>アタシたちが何故Familyとして結束できているかとイウトDarlingが、そう信じているカラなのネ圧倒的な熱い思いでアタシたちは１つのFamilyで、Familyの中では裏切りは無く、みんな仲良くで生き抜いていくんだっていう強い意志が有るノネ</p><p>そのヨッちゃんの意志にみんな縋っているんだよ委ねているんだよ護られているんだよあたしたちも、月子さんたちも</p><p>ダカラツキコたちの心も壊れたりはしないノネ</p><p>オレがブッ倒れたら月子たちもヤバくなるってことか</p><p>そういうことヨツキコたちだけじゃないけれど</p><p>あたしやイーディとかだってヨッちゃんがいなくなっちゃったら、どうなるか判らないもの</p><p>あたしたちも、そうですわ</p><p>みすずが横から、オレに言う</p><p>瑠璃子と美智もこっちを見ている</p><p>デモ、大丈夫よDarlingが一番、精神がズ太いカラ</p><p>そうだよね雪乃ちゃんレベルで、ブッ太いよねっ</p><p>え、オレさすがに雪乃みたいにはいかないよ</p><p>白坂雪乃は登山ロープ並みの強度と太さのある神経を持つと言われている</p><p>そんなことないよ普通の男の人は、鷹倉神社の巫女を１人相手にするだけでも心がパンクしちゃうもの</p><p>月子さんたちのお母さんが心を壊してしまったのは、巫女の力だけの問題じゃないんだよパートナーが、巫女の力を持つ女を受けとめられなかったっていう面も大きいんだから</p><p>ああ自分の妻が、人の心を読めたり、精神操作することができると知ったまま生活を続けていけば</p><p>夫の方も心が壊れる</p><p>ヨッちゃんみたいにのほほーんと受けとめられる、強大な鈍さが大事なんだよねっ</p><p>旦那様はあたしや香月家のことまで、のほほんと受けとめて下さってますから</p><p>Darlingの鈍さは、素晴らしい才能ヨダカラ、ハーレムを作っても平然としているし、Darlingがドッシリと構えているから</p><p>ホント中でケンカとかしないんだよねヨッちゃんのハーレムはさっ</p><p>普通のハーレムなら、もっと女同士の嫉妬とか、憎しみ合いとかで殺伐なるはずなんだけど</p><p>いやいや、ヤッちゃんハーレムそのものが、普通じゃないだろ</p><p>それはDarlingの認識が甘いネ今でも、一夫多妻の国はアルし歴史を紐解けば、あちこちの王族の後宮で女同士の争いで悲惨な事件があったことが幾らでも記録されているノネ</p><p>そうですよねうちはホントみんな仲が良いですものね</p><p>ソレモコレモDarlingがどっしりと安定しててくれているからナノネ</p><p>そういうわけだから安奈さんも安心して、うちに来ていいからねっ</p><p>突然、名前を呼ばれて安奈さんが驚く</p><p>安奈さんが抱えている問題が、どれだけ大変なことなのかは知らないけれど</p><p>コウヅキ家やタカクラ家よりはマシなハズネネイだって、相当、ココロがこんがらがっているコだし</p><p>否定はしないヨアタシたちはミンナ、何か重いモノを抱えているノネデモ、そういう重さをDarlingは平然と受けとめてくれるノネ</p><p>偉大なる鈍さでねっ</p><p>寧とイーディが、オレを見て微笑む</p><p>その通りよねだから、わたくしも公のことが好きになっちゃったんだろうなあ</p><p>わたくしなんて今思えば、ウジウジしていただけの面倒臭い女だったのに、公は平気な顔して受け入れてくれたもの</p><p>そう言って、まり子は桃子姉ちゃんに</p><p>だから、桃子お姉様も思いきって、公に身体を委ねてしまっても平気ですわ</p><p>ま、まり子あ、あなた、何を言っているのよ</p><p>慌てる桃子姉ちゃん</p><p>わ、わたくしは歌晏家の娘よいずれは家のためにどこかの名家に嫁がなくてはならないのだから</p><p>それは、わたくしもそうでしたけれどまあ、何とかなるはずですから</p><p>母親が名家・狩野家の出身であるまり子は本来は、家の格を上げるために、どこかの名家に縁づくはずだった</p><p>名家にも当主が同性愛者の家とかもありますから</p><p>まり子、あなた、そういう家の方と結婚してお世継ぎだけ産むつもり</p><p>まさかちゃんと公の赤ちゃんを産みますわわたくしの法律上の夫になる方には、手も触れさせませんから</p><p>わたくしも公と同じで極悪人ですから</p><p>はぁぁ、そんなことを画策しているのね</p><p>桃子姉ちゃんは、呆れた顔でそう言う</p><p>でも、わたくしには、まり子みたいな真似はできないわよ歌晏の家は特別ですからわたくしは、わたくしの宿命と責を果たさないといけないわ</p><p>寂しそうに、そう言った</p><p>桃子姉ちゃんは自分がすでに、オレの食す皿の上に乗っていることに気付いていない</p><p>はーい、歌晏様はこちらのお部屋へどうぞ</p><p>食堂前の廊下で、マナが待っててくれた</p><p>桃子姉ちゃんは食堂から、少し離れた個室で食事してもらうことになるようだ</p><p>ありがとうセバスティアヌスは、他の皆さんと一緒にお食事してもいいわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、自分の警護役に言う</p><p>いえわたくしは、桃子お嬢様のお側におります</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんは、そう答える</p><p>あ、そそれならいいけれど</p><p>歌晏様わたくしが同席させていただきますわ</p><p>食堂の方から翔姉ちゃんがやって来る</p><p>みすず様も、ご同席下さい歌晏様は、香月家の賓客でございますから</p><p>そうね判りました</p><p>では、わたくしもお供致します</p><p>美智も、みすずと一緒に桃子姉ちゃんの別室に行くらしい</p><p>あなたも後でいいから、少しだけ顔を出してくれないかしら</p><p>えなら最初から、オレもそっちの部屋でご飯を食べようか</p><p>それじゃあ、他の子たちが悲しむわ安奈さんもいるしみんなと食堂に行ってわたくしたちの方には、後から合流してくれればいいわ</p><p>ああ安奈さんを放っておくわけにはいかないもんな</p><p>それに翔姉ちゃんが、安奈さんを桃子姉ちゃんの個室に招かないということは</p><p>安奈さんの居ない場所で、何か大事な話があるんだろう</p><p>うん、判ったじゃあまた後で、桃子姉ちゃん</p><p>はい、またね公ちゃん</p><p>桃子姉ちゃんは笑って指定された個室に、セバスティアヌス（山田梅子）さんと入って行く</p><p>みすずと美智と翔姉ちゃんも、後に続いた</p><p>えっと、結局５人分かあっちの部屋は、マナがお給仕するから食堂の方は、克子お姉ちゃんとメグおねえちゃんがやってくれてる</p><p>あごめんなさい、わたくし今日は何もしていなくて</p><p>家事仲間のマナに、瑠璃子は謝る</p><p>いいから、いいからたまには、こんな日もあるよっじゃあねっ</p><p>マナは人数分の食事を取りに、台所へ向かった</p><p>マナちゃんもだよねぇヨッちゃんのお陰で安定できてるんだよ</p><p>寧が、そんなことを言った</p><p>さあ、オレたちはあっちだ</p><p>オレたちも食堂に向かう</p><p>あっ、パパだっ</p><p>パパですのっ</p><p>真緒ちゃんとアニエスが、走って来てオレに飛び付く</p><p>ああ、アニエスたちもビキニの上下に透け透けズボンのハーレム風衣装に着替えている</p><p>着替えていないのは、謎のインド人のままの雪乃と、克子姉とマルゴさんとメグだけだ</p><p>もっとも克子姉とメグはいつものメイド服を着ている</p><p>うんもう、家に居る子は、みんな、揃っているんだな</p><p>今日は、アラビアン・ナイトですのっ</p><p>ニカッと、アニエスが笑った</p><p>あれれまた新しい子</p><p>真緒ちゃんが、安奈さんに気付く</p><p>パパ、パパもう、したですの</p><p>真緒ちゃんの前ではセックスという単語は禁止にしている</p><p>まだだでも、今日中に確実にするから</p><p>何の話をしているのかに気付いて、安奈さんがピクッと緊張する</p><p>じゃあ、アニエスの仲間でいいですのねっ</p><p>嬉しいそうにニカッとアニエスは微笑む</p><p>えっとこの子も真緒の家族になるの</p><p>なりますですのっだから今は暫定的に仲間ですのっ</p><p>おお、アニエス暫定的なんて言葉も覚えたんだ</p><p>覚えましたのっ一生懸命、勉強してますからっ</p><p>あたし真緒、４歳お姉さんは何歳</p><p>真緒ちゃんも明るく微笑んで、安奈さんを見上げて尋ねる</p><p>あたしは安奈エリカです１４歳よ</p><p>えーと１４歳だと</p><p>マナちゃんとヨミちゃんと同い年ですのっ</p><p>ありすちゃん、ミタマちゃんたちの１つ上</p><p>そうですのっ瑠璃子ちゃん、美智ちゃんの１つ下ですのっ</p><p>真緒ちゃんとアニエスが、そんな話をする</p><p>じゃあ、こっちのテーブルですのっ</p><p>パパ、連れてってあげてもいい</p><p>最近は年の近い子同士で、何となくテーブルを囲む様になっている</p><p>まあ、事情の分かっているありすや可憐も居るし</p><p>ルナやヨミも気を遣ってくれるだろう</p><p>年の近い年少組のテーブルの方が、安奈さんも気が楽か</p><p>ああ、安奈さんと一緒にご飯を食べてくれ</p><p>ええっとアンナちゃんエリカちゃんどっちが名前ですの</p><p>エリカです</p><p>じゃあ、エリカちゃんこっちですの</p><p>アニエスが、安奈さんの手を引っ張る</p><p>安奈さんは心配そうに、オレの顔を見るが</p><p>大丈夫だよみんな、オレの家族だ良い子ばっかりだから</p><p>ええ、大丈夫よエリカさん</p><p>アニエスが、みんなに紹介してあげますのっさあ、エリカちゃんっ</p><p>安奈さんは、アニエスに連れられて年少組のテーブルに向かう</p><p>うーん、大分調教されてきたねっ</p><p>あの子今、ちょっと心配になってヨッちゃんの顔を見たよっ</p><p>今までなら瑠璃子を頼って、この屋敷に来たのだから</p><p>何か心配な時は、瑠璃子の顔を見ていたはずだ</p><p>渚が、まだお店の仕事が残っているらしいのだから、渚とハイジちゃんは後でご飯を食べるそうよ</p><p>ミナホ姉さんも、今日も駅前ホテルの地下施設から帰って来られないだろう</p><p>あ、わたくしもお手伝い致しますわ</p><p>台所からワゴンで料理を運び始めたメグを見て瑠璃子が慌てて、ハーレム衣装の上からメイド・エプロンを付ける</p><p>もっとも今日は、ミタマやキヌカも当番らしくエプロンを付けて、給仕の手伝いをしていた</p><p>今日は、せっかくだからアラビア風料理にしてみましたっ</p><p>アラビア風鳥の蒸し焼きと、アラビア風肉団子と餃子、それとアラビア風サラダですっ</p><p>わーっと、みんなが拍手する</p><p>その様子を、安奈さんはポカンとして見ている</p><p>えーっと、ホントのアラビア料理じゃないからねっあくまでもアラビア風だからそこを間違えないで何でそんなことになっているかというとえー、一部に豚肉を混入していますっそのことは内緒にしてっ</p><p>克子姉は、大きな声でそう言った</p><p>お皿を配ります</p><p>配ります</p><p>ミタマとキヌカが、テキパキとテーブルに皿を配していく</p><p>オレたちも、年長組の方のテーブルに座る</p><p>すぐに月子が</p><p>わたくしたちの力が必要なのでございますね</p><p>すぐに、オレに言った</p><p>オレの心を読んでいるのだろう</p><p>うん安奈さんの家の問題は、巫女の力を使わないとすぐには解決できないと思う</p><p>今日、突然、この屋敷にやって来た安奈さんは</p><p>最初からテンションが高かったし、ヤケクソに見えた</p><p>１４歳の美少女が突然家出して来て</p><p>しかも、オレみたいな初対面の男にいきなりセックス奴隷にしてくれなんて言ってくるのは、どう考えても異常だ</p><p>安奈さんのセックスやレイプや調教に興味があるという言葉を鵜呑みにするほど、オレは愚かではない</p><p>何か、トンデモナイことが裏で起きているんだと思う</p><p>まだオレが聞かされていない事情が</p><p>桃子姉ちゃんが、面白がって観ているからゆっくり時間は、掛けられないと思うできるだけ早急になるべく今夜のうちに解決してしまいたいんだ</p><p>この件は、長引かせると悪くなるばかりだと思う</p><p>今夜の安奈さんのお父さんとの会談で、全て終わらせたい</p><p>かしこまりましたではルナをお連れ下さい</p><p>ヨミだと攻撃性が強すぎますしコヨミちゃんは、安定した力を持っていませんその点、ルナなら安奈さんの学校のお友達に見せ掛けることもできますから</p><p>実際、ルナも超お嬢様校の編入試験を受けるんだから</p><p>もうすぐ、安奈さんの後輩になるんだけれど</p><p>いや、月子が来てくれ</p><p>オレの中でそう閃いた</p><p>ああ相手は大人だから、一番、精神の安定している月子の方が良いと思う</p><p>わたくし、そんなに安定してはいませんわ</p><p>でも、公様のお側なら安定します安定させますわ</p><p>頼むルナには、今夜もアニエスの勉強に付き合ってもらわないといけないしさ</p><p>同じ１２歳で一緒に、小学校６年生の編入試験を受けるんだから</p><p>ルナとコヨミちゃんには試験まで、アニエスを引っ張ってって欲しい</p><p>そうですわね判りましたわ</p><p>月子は優しく微笑んだ</p><p>何々、何の話をしているのっ</p><p>寧が、オレたちの話に割り込んで来る</p><p>ヤッちゃんもこの後の安奈さんのお父さんとの話し合い、参加してよ</p><p>あたしでいいのっ</p><p>寧は口ではそう言うが顔は笑っている</p><p>理知的な交渉は、翔姉ちゃんが仕切ってくれるだろうからかき混ぜ役が必要なんだよ</p><p>アタシじゃダメナノカ</p><p>イーディが、そう言ってくるが</p><p>イーディじゃ、かき混ぜ過ぎになるって多分、家庭内のデリケートな問題になるだろうから</p><p>ソウネアタシじゃ、向こうが面食らってシマウネ</p><p>変な日本語を使う、金髪碧眼に褐色の肌のアメリカ人武闘少女というのは</p><p>ちょっと個性が強すぎるだろう</p><p>ソレニコウヅキ家が相手だと思わせるタメには、顔の知れているミチの方がガードに適していると思うネ</p><p>そうだな香月家のお嬢様の護衛役は美智だ</p><p>美智にも来て貰うか</p><p>旦那様瑠璃子は、安奈さんをここに招いた張本人ですから、交渉に行かなくてはならないと思いますけれどみすずちゃんはどうしたらよろしいですか</p><p>みすずちゃんは、きっとと現場に立ち合って事実を知りたいんだと思いますけれど</p><p>みすずが、そう考えているのなら連れて行くべきなんだろうか</p><p>ちょっと事実なら、ここで待ってたって、後から教えてもらえるでしょ</p><p>まだ謎のインド人の格好をしている雪乃がみすずに言う</p><p>香月家の娘が、２人並んで行ったら相手がビビっちゃうんじゃないのだからさ、みぃちゃんはここでお留守番してた方がいいのよっ</p><p>テーブルの向こうから、香月家の３人の孫娘の１人美子さんが言う</p><p>ああ、みんな事件の概要は、何となく見聞きしているんだ</p><p>ホントにこの家にはプライバシーは無い</p><p>ま、香月家のホテルが会場なんだから話し合いの状況は、ここにリアルタイムに中継できるだろうしねっ</p><p>うん、１４歳の安奈さんの相談を１つ年上で学校の先輩の瑠璃子が受けて、この家に家出してきたっていう設定になっているんだからみすずまでが顔を見せるべきじゃないと思うよ安奈さんのお父さんは、内々に済ませたいことだと思っているはずだし</p><p>香月家のトップであるジッちゃんに知られることを恐れていたもんな</p><p>判りましたみすずちゃんには残っていただきましょう</p><p>瑠璃子は納得してくれた</p><p>うんオレに任せてくれ</p><p>ところで、ヨツちゃん</p><p>桃子ちゃんも行きたがると思うけれど何とかできそう</p><p>桃子姉ちゃんも話し合いの場に同席したがるだろうなあ</p><p>でも本来なら安奈さんに全然関係の無い、歌晏家の桃子姉ちゃんが姿を見せるのは</p><p>間違いなく、場が混乱する</p><p>判った後で、桃子姉ちゃんたちの部屋に行った時に説得するよ</p><p>食事が全員の前に並ぶ</p><p>今夜のいただきますは誰</p><p>コヨミちゃんですのっ</p><p>アニエスに言われて、コヨミちゃんが立ち上がる</p><p>そして、大きな声で</p><p>それでは皆さんいただきますっ</p><p>うん、コヨミちゃんもすっかり家族に馴染んで明るくなった</p><p>さあさあ、エリカちゃんも食べましょうですのっ</p><p>アニエスが、積極的に安奈さんに話し掛けてくれる</p><p>克子姉さんのご飯は美味しいからな</p><p>お代わりしてもいいんですよ</p><p>双子のエリとリエも安奈さんに笑顔で、そう言う</p><p>寒い日が続くので体調がなかなか回復しません</p><p>一番酷い時からは、抜けられましたが</p><p>1月２日辺りから、記憶が結構飛び飛びになってます</p><p>1142．夜を迎える　／　秘密アリ</p><p>安奈さんの食事の様子を観察する</p><p>アニエスとありすとルナが積極的に笑顔で安奈さんに話し掛けて、上手に気遣いをしてくれている</p><p>同い年のヨミは、一歩退いて大人しくしてくれているし</p><p>これは鷹倉姉妹の連携なんだと思う</p><p>安奈先輩アニエスさんたちは、もうすぐわたくしたちの学校の編入試験を受けますの</p><p>可憐もそんな風に話題を提供してくれる</p><p>ですからアニエスさんたちに、色々と学校のことを教えてあげて下さいませ</p><p>知りたいですのっ学校って、どういうところですの</p><p>アニエスが、笑顔で尋ねる</p><p>アニエスちゃんは、日本の学校は初めてなのですわ</p><p>せやから判らないコトがいっぱいあると思うんですわ</p><p>リエとエリがそう言った</p><p>本当はアニエスは学校そのものが初めてなんだけれど</p><p>見た目が金髪に青い眼のアニエスだから安奈さんは帰国子女なんだと勘違いしてくれるだろう</p><p>ああ、そうなのそれだったらそうね日本の学校の特色は</p><p>戸惑いながらも、アニエスたちに話し始める安奈さん</p><p>基本的には、面倒見の良い子なんだろう</p><p>瑠璃子桃子姉ちゃんが、最初に安奈さんのことを中等部のスターって言ってたけれど</p><p>オレは、小声で瑠璃子に話し掛ける</p><p>その通りですわ明るくて、元気で、頭脳明晰、スポーツ万能それでいて、とっても愛らしい子ですから、上級生には可愛がられ、下級生には慕われていますわ</p><p>中学３年生の瑠璃子は1つ下の学年の安奈さんのことは、よく知っているはずだ</p><p>それにしてはこの屋敷に来てからの安奈さんは、エキセントリック過ぎるよな</p><p>興奮しすぎていたり、逆に落ち込んだり躁鬱が激しい</p><p>やっぱり今まで、エリカさんが話していたこと以外に、もっと大きな問題があると思うんだけれど</p><p>彼女を家出に追い込んだもっと重い理由があるはずだ</p><p>瑠璃子は多分全部、知っているんだろ</p><p>だから今日、ここに安奈エリカさんを招いた</p><p>ですがここではお話できませんエリカさんが、時々、こちらを見ていますから</p><p>ああ、瑠璃子がオレに話さないか気になっているんだ</p><p>それにもう翔お姉様の方で調査が完了している頃だと思いますわ</p><p>瑠璃子は前から、翔姉ちゃんに何かを指示していた</p><p>香月セキュリティ・サービスの調査員は優秀な方ばかりでございますから</p><p>翔姉ちゃんは、今、桃子姉ちゃんたちと別室で食事している</p><p>後で顔を出してくれとオレに言っていたのは何か報告してくれることがあるんだろう</p><p>オレは、もう一度年少組のテーブルを見る</p><p>それは楽しみですのっ</p><p>ええ、学校に来たらあたしが案内してあげるわっ</p><p>うん安奈さんのことは、このまま年少組に任せておいて平気だろう</p><p>ちょっと、向こうの部屋に行ってくるよ</p><p>オレは、こっそりと席を立ったつもりだったが</p><p>あー、パパどこへ行くのぉ</p><p>真緒ちゃんが、大きな声でオレに言う</p><p>ああ、向こうの部屋のお客さんの様子を見てくるよ</p><p>オレは、自然な感じでそう言った</p><p>エリカちゃんは、アニエスたちがお相手していますから、大丈夫ですのっ絶対に寂しい思いはさせませんからっ、安心して下さいですのっ</p><p>そうオレに言うアニエスに、安奈さんは驚いている</p><p>ここの家のルールなんですわ寂しい子がいたらアカン</p><p>みんな仲良くが、鉄の掟なんですわ</p><p>双子が、ウンウンうなずいてそう言う</p><p>みんな、安奈先輩も、この家の家族になる人だって判っていますから</p><p>ええ、そうですわわたくしたち、判っていますから</p><p>ありすも、安奈さんにそう言う</p><p>あっちのお部屋の人はお客様だけどエリカちゃんは、そうじゃないもんねっ</p><p>そうですのっエリカちゃんも、すぐに今晩中に、真緒ちゃんやアニエスのお姉さんになってくれますのっ</p><p>うわぁ、真緒、嬉しいなぁっ</p><p>そんな会話を、安奈さんは困惑した表情で聞いている</p><p>みんな、心からあなたを歓迎しているのよエリカさん判るわよね</p><p>先輩である瑠璃子が、優しくそう言った</p><p>安奈さんは、小さな声でそう答えた</p><p>そんなに怖がらないで下さいボクたちはただエリカさんと仲良くなりたいだけなんですから</p><p>安奈さんの心を読んでルナが言う</p><p>そうですのっアニエスはエリカちゃんと仲良くなりたいんですのっ</p><p>アニエスがダメ押しで、そう伝えた</p><p>オレは1人食堂を出て桃子姉ちゃんたちの居る個室へと向かう</p><p>ドアをコンコンとノックして</p><p>桃子姉ちゃんの声がする</p><p>あオレだけど</p><p>どうぞ待ってたわよ</p><p>中に入ると</p><p>翔姉ちゃん、セバスティアヌス（山田梅子）さん、翔姉ちゃん、みすず、美智がテーブルを囲んで、食事していた</p><p>マナは給仕係に徹して、立っている</p><p>マナ、ここはもういいから食堂に行って、みんなとご飯にしろ</p><p>でも、お代わりとか、食後のお茶とかが</p><p>それぐらいは、あたしたちでするわありがとうマナちゃん</p><p>歌晏家と香月家には名家としての関係があるとはいえマナを使用人みたいに扱うのは、本当はいけないことだ</p><p>ええ、ありがとうもういいわ</p><p>賓客である桃子姉ちゃんが、マナに微笑む</p><p>はい、では失礼します</p><p>マナは礼儀正しく頭を下げて部屋から退室していった</p><p>ものすごい綺麗な子よね例の寧っていう人も桁違いの美人だけれど</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに言う</p><p>公ちゃんの家の女の子は、美少女揃いだけれどあの２人は別格よね</p><p>マナの美しくなるプログラムは順調に進んでいる</p><p>この半年で背も、どんどん伸びている</p><p>１４歳という成長期のド真ん中からスタートさせたのが、良かったらしい</p><p>今のマナっていう子も公ちゃんの奴隷なの</p><p>ああ、マナがオレの奴隷の第１号だよ</p><p>雪乃やメグは奴隷じゃないし</p><p>そうじゃあ、安奈エリカさんが最新号になるのね</p><p>関さんまり子をここに呼ばなかったってことは、安奈さんについて今ここに居るメンバー以外には知らせたくない情報があるのね</p><p>桃子姉ちゃんは、翔姉ちゃんに言う</p><p>つまりわたくしと公ちゃんとみすずにしか、知らせられない秘密が</p><p>この個室には、美智とセバスティアヌス（山田梅子）さんも居るけれど</p><p>名家・歌晏家の令嬢は警護役を人数に含まない</p><p>職務中に知ってしまったことについて、プロの警護役は絶対に他言しないことと判っているからだ</p><p>美智も山田さんも名家中の名家と言われている香月家・歌晏家に仕えている筋金入りの警護役だし</p><p>翔姉ちゃんは、あっさりとそう言った</p><p>美智旦那様にお茶を差し上げて</p><p>退室したマナの代わりに、美智がお茶を入れてくれる</p><p>翔姉ちゃん、どういうこと何だ瑠璃子だけは、色々知っているみたいだけれど</p><p>そうねちょっと複雑なのよ</p><p>翔姉ちゃんが、話し始める</p><p>まず安奈さんが勘違いしていることもあるのよ例の安奈さんのお父様が、安奈さんの亡くなったお祖父様から安奈さんがいただいた遺産を取り上げようとしている件だけれど</p><p>ああ何故か、安奈さんのお祖父さんが、孫娘を自分の養女にして</p><p>息子である安奈さんのお父さんと遺産を半分ずつ分けるように遺言を残したっていう</p><p>今、安奈さんのお父様が代表を勤めている監査法人が別の監査法人と合併することになっていてそれは事実なんだけれど</p><p>何か安奈さんのお祖父さんが、孫娘を養女にしてまで遺産を息子に渡したくなかったということが、親に信頼されていなかったっていうことになって、お父さんの仕事に影響するんだっけ</p><p>そんな話だったと思う</p><p>親に信頼されていなかった人間に大企業の監査なんかを任せていいのかという</p><p>信頼の問題だと</p><p>そうよそういう問題があるのは確かなんだけれどどうも、安奈圭一郎氏が気にしているのは、そこじゃないみたいなのよ</p><p>安奈圭一郎さんにはもっと、急いで解決しなくちゃいけない、大変なことがあるのよ</p><p>翔姉ちゃんの話を、オレたちは真顔で聞く</p><p>いわゆる監査法人ていうのは、公認会計士さんたちが５人以上集まっている会社を指すんだけれどねだから、もちろん代表である安奈さんのお父様も当然、公認会計士なのよ亡くなったお祖父様もそうだったそれで公認会計士には、特別な決まりがあるのよ</p><p>決まり</p><p>今の日本では公認会計士は、色んな企業の株を所有することは許されているんだけれど自分が直接監査に関わっているような会社の株は持っちゃいけないのよ</p><p>持ってはいけない株がある</p><p>自分が、そこの会社の株主だと会社に不利な監査結果は出さないでしょ株の価値が下がっちゃうから</p><p>で個人経営の公認会計士さんでも、そういうことは厳しく制限されているんだけれどこれが監査法人に所属している公認会計士の場合となると、さらにもっと厳しくなるのよ</p><p>監査法人に所属している場合は自分が直接担当している企業の株だけでなく同じ監査法人に勤めている同僚の担当している全ての会社の株も、所有してはダメだという決まりになっているのよそれこそ支社が違っていて一緒の場所で働いていない、ほとんど顔を見たことも無ければ、会話したことがないような同僚だろうと同じ監査法人に所属していたら、監査を請け負っている会社の株は全部ダメなの</p><p>ああ、法人の内部でこっそりあの会社の業績が上がっているとか秘密のプロジェクトが立ち上がるから、そのうち株の値が上がるとか、情報を聞いてしまうかもしれないからですね</p><p>つまりインサイダー取引の温床にもなるっていうことよね</p><p>桃子姉ちゃんも、そう言った</p><p>翔姉ちゃんは、先を続ける</p><p>すでに亡くなっている安奈さんのお祖父様も公認会計士だったから所有していた株は、全て、自分の監査法人とは関係の無い会社のものだったのよそれを、安奈エリカさんは遺産として引き継いでいるの現状は、弁護士さんがそれらを管理しているけれど</p><p>安奈さんが成人するまでは、弁護士さんを後見人として遺産を預かってもらう</p><p>それが、安奈さんのお祖父さんの遺言だった</p><p>しかも、確か全部、優良株だったんだよねお祖父さんが亡くなってからのこの１０年で、どの株ももの凄く高くなっているんだっけ</p><p>そうよ安奈さんが自分で言ってた通り今のあの子の個人資産は、３億円を越えているわ</p><p>１４歳ではぁぁ</p><p>でも、今まではそれで何も問題は無かったけれど本当に、安奈エリカさんの名義になっている株の会社は、安奈圭一郎氏の監査法人が担当している会社とは重なっていなかったから</p><p>でも今度、お父様の監査法人が他の法人と合併するでしょ</p><p>その瞬間、桃子姉ちゃんが</p><p>ああ、なるほどそういうことなのね</p><p>うんうんとうなずく</p><p>はい今度、合併する方の監査法人が、安奈さんが株を持っている企業の監査を担当しているんですわ</p><p>翔姉ちゃんは苦笑する</p><p>合併してしまったら、同じ法人でしょそうなったら、例え娘の名義でも自分の法人で担当している会社の株を保有しているのは問題になっちゃうのよ</p><p>そうか公認会計士のルールに違反してしまうのか</p><p>だから、安奈さんのお父さんは安奈さんの保有している株の中で、これから合併する法人が監査を担当している会社の株だけを約７０００万円ぐらいの額よそれだけを、できるだけ早く売却しなくちゃいけないと思っていらっしゃるのよ</p><p>なるほど、安奈さんは、まだ１４歳の未成年だものねしかも、普通は未成年に遺された資産は、親権者である親が自由に管理するはずだから法人同士の合併が完了するまでに、疑われそうな株は全て売却するのが通例なはずよね</p><p>桃子姉ちゃんが、言う</p><p>はい１４歳の娘の名義になっているなんてルール違反逃れのために、そうしていると疑われても仕方ないですから本当に安奈エリカさんの所有株は、優良株ばかりですから</p><p>このまま株を持ち続けていたら安奈さんのお父さんは、公認会計士の世界から追放されてしまう可能性だってあるわね</p><p>そうなんですところが、安奈さんの場合は故人であるお祖父様がご自分の弁護士さんに未成年者後見人として資産管理をするように遺言で指示していますから</p><p>安奈さんが弁護士さんの後見人を解除しないとお父様は、問題の株を処分できない</p><p>翔姉ちゃんがうなずく</p><p>それには、やっぱり安奈さん自身の同意が必要だよね</p><p>当たり前よ安奈さんがお祖父様からいただいた遺産は、安奈さんの個人資産なんだから</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに答える</p><p>でも安奈さんのお父様、安奈圭一郎氏としてはこれはもう、大至急、解決しないといけないような深刻な問題なのよご自身の信用問題なんかより遙かに重大なだって２つの監査法人に所属している何百人もの公認会計士さんたちに迷惑を掛けてしまうんだから</p><p>そうよね他の会計士さんたちもルールに合わせて、合併する法人が担当している会社の株は全員、決められた期限までに手放すんでしょうし</p><p>片方の監査法人の代表である安奈圭一郎さんだけが期限までに株が売れなかったなんてことになったら、合併そのものがストップしてしまいますし</p><p>新法人そのものの信用問題に発展してしまうわよ</p><p>桃子姉ちゃんとみすずも口々に言う</p><p>はいおそらく、安奈圭一郎氏としては娘さんの安奈さんが祖父から貰った遺産を全部そのまま、丸まる奪い獲るようなことは考えていないと思いますただ</p><p>とにかく、一旦、未成年後見人の弁護士さんによる管理を解除して安奈さんのお父さん自身が、安奈さんの資産を自由に処分できるようにならないといけないってことなんだね</p><p>その通りよ今のままならお祖父さんの遺言では、安奈さんが成人するまでは後見人の弁護士さんは遺産を預かっているだけでそれ以外のことは何もしてはいけないことになっているし</p><p>お父さんが、弁護士さんに頼んで安奈さんの許可を取らずに、勝手に株を売るわけにもいかないんだな</p><p>このまま安奈さんの資産の中に問題の株が保有されているままでは困るのよ本当に法人の合併が迫っているから</p><p>切羽詰まった問題なんだ</p><p>じゃあ安奈さんがお父さんに遺産を全部巻き上げられると思っているのは</p><p>多分あの子の勘違いなんだと思うわ</p><p>桃子姉ちゃんが、そう言い切った</p><p>さっきの電話でも</p><p>安奈圭一郎氏は頭の固そうなオッサンだったけむれど</p><p>それでも娘に対して、何らかの悪意があるようには思えなかった</p><p>でも安奈さんは、とてもお父様のことを恐れているわ</p><p>そうだな父親が自分の資産を奪おうとしていると、強く思い込んでるみたいだもんなだから家出までしてきたんだし</p><p>にも関わらず自分はオレの奴隷になって、３億円もの資産は全てオレにくれるみたいなことも言っていたつまり、資産そのものには安奈さんは、そんなに興味を持っていない</p><p>何か、まだオレたちが知らない秘密があるんだと思うけれど</p><p>それがねさっき、ようやく最後の調査が完了したのよこのご飯の時間になるギリギリ前にね</p><p>翔姉ちゃんがそう言って苦笑する</p><p>結局１５年前のことを調べないといけなかったから、色々と手間が掛かったのよわたくし自身が調査に当たったし</p><p>１５年前</p><p>安奈エリカさんは１４歳</p><p>これは安奈エリカさんの出生に関わる時点からの問題なのよね</p><p>翔姉ちゃんは今回の問題の原点について、淡々と話し始める</p><p>翔姉ちゃんの報告を聞いて桃子姉ちゃんが納得する</p><p>そして、ハァと大きく溜息を吐いて</p><p>それは確かに自分のお父様を信頼できなくなるのも当然だわ</p><p>そうですわねそんな事実が隠されているとは、あたしも想像していませんでした</p><p>みすずも、驚いている</p><p>安奈さんが、気持ちが高ぶって自暴自棄な感じになっていたのもそれが原因なんだな</p><p>オレも翔姉ちゃんの報告に、すっかり驚いていた</p><p>そりゃ、家出もするわな</p><p>セックス奴隷志願もする</p><p>ヤケクソになるのも、仕方がない</p><p>瑠璃子が詳しいことを話してくれない理由もこれで判った</p><p>衝撃的な事実過ぎて安奈さんの前では、うかつに話せない</p><p>安奈さんの精神状態が、さらにヒートアップしてしまうだろうから</p><p>だから瑠璃子は食堂の方に残ったんだ</p><p>香月セキュリティ・サービスが、自分の調査をしていることは想像しているだろうけれど</p><p>少なくとも、瑠璃子自身は安奈さんの秘密を誰にも暴露していない</p><p>ええ、瑠璃子が隠れてこそこそ、わたくしたちに告げ口したりすればあの子は、瑠璃子のことも信用しなくなってしまうものね</p><p>だから瑠璃子はずっと安奈さんの側に居た彼女から見える位置に</p><p>あ、ちょっと待ってあの、関さん安奈さんのお父様安奈圭一郎さんは、この事実をどこまで知っているの</p><p>それが安奈エリカさんは、おそらくお祖父様の遺された秘密図書館の中の日記から、事実を知ったと思われます</p><p>その図書館には安奈さんしか入れないお父さんは、亡くなった先代の使っていた離れに、そんな秘密の部屋が隠されているということすら知らないはずだ</p><p>ですから安奈圭一郎氏は、ご存知ないのだと思います</p><p>さっきの電話でもお父さんは本気で安奈さんを心配しているように感じられた</p><p>じゃあ、余計大変じゃないの事実を知ったらお父様の方も引っ繰り返ってしまうわよ</p><p>桃子姉ちゃんの言う通りだと思う</p><p>現在の安奈家そのものが崩壊してしまうかもしれない</p><p>想像していた以上に、デリケートな問題ですわね旦那様</p><p>みすずも、困惑していた</p><p>安奈エリカという女の子のアイデンティティに関わる問題だものね</p><p>翔姉ちゃんはそう、まとめた</p><p>で公ちゃん、どうするつもり</p><p>桃子姉ちゃんがオレに尋ねる</p><p>巫女を使うよ安奈さんのお父さんとの会見には月子に来てもらうそこまでは、もう決めていたんだ</p><p>急いで何とかしないといけない問題だし大手術になるのなら、使える人材は全て使うよ</p><p>そうねそれしかないかもしれないわね</p><p>桃子姉ちゃんも、同意してくれた</p><p>心を操るぐらいじゃないとどうすることもできないと思うわん</p><p>桃子姉ちゃんは、翔姉ちゃんを見る</p><p>ところで関さん</p><p>あなたはどこを調査して、真実を探り当ててきたの</p><p>安奈さんしか読んでいない亡くなったお祖父様の日記の内容とか１５年前のこととか安奈さんのお父様も知らないことを、どうやって</p><p>ええですから、生前の安奈さんのお祖父様をご存知な方に当たりました</p><p>翔姉ちゃんは笑顔で言う</p><p>具体的には黒森御名穂さんですけど</p><p>ミナホ姉さんが、黒い森に誘拐されて来たのは１６年前</p><p>１５年前なら、もう裏の世界に居た</p><p>安奈エリカさんが、こちらのお屋敷を訪問なされたのは必然だったんですわ</p><p>うーむ、一眠りしたら朝になっていた大慌て</p><p>何かスイスフランが大暴落して、1千万円規模で溶かした人がいるらしい</p><p>どうなる世界経済</p><p>1143．夜を迎える　／　出立</p><p>・関　翔　／香月セキュリティ・サービス統括現場責任者翔姉ちゃん</p><p>・鷹倉月子／１８歳人の心を操作できる巫女姉妹の長姉</p><p>＋美智、瑠璃子</p><p>亡くなった安奈さんのお祖父様は確か、昔の黒森家の娼館に来ていた人なんだよね</p><p>白坂創介に乗っ取られる以前の黒森楼時代のこの屋敷に</p><p>ええ、黒森御名穂さんがこのお屋敷にいらっしゃった時には、もう通われなくなっていらしたそうですが</p><p>ああ、白坂創介によって娼館の内部が荒れるようになったから</p><p>創業以来の優良な顧客の多くが、ここに来るのを止めてしまったんだっけ</p><p>安奈さんのお祖父さんも、そういう人の1人だったんだろう</p><p>でも、ここの娼館には創業以来ずっと勤めていらっしゃる番頭さんがいらしてのよね</p><p>ああ、森下さんのこと</p><p>森下さんは一度、白坂創介によって、この娼館から追放された</p><p>その後、白坂創介による放漫経営と娼婦の酷使が余りにも酷すぎるので</p><p>前からここに居た娼婦のお姉さんたちが、ジッちゃんに泣きついて</p><p>それで、香月家が黒い森に介入することになった</p><p>その介入の３本柱が１．ミナホ姉さんを経営陣に加えること２．番頭の森下さんの復権３．監査役として、キョーコさんを送り込む</p><p>そして、黒い森はミナホ姉さんが経営を立て直しながら、少しずつ白坂創介のシンパを排除していった</p><p>半年前の白坂創介の処刑までミナホ姉さんは、ゆっくりと時間を掛けて、この娼館を取り戻していったんだ</p><p>森下さんは、今はここのお屋敷に隣接している家に住んでいるよ時々、ミナホ姉さんや克子姉たちの顔を見に来てくれるんだ</p><p>森下さんは駅前ホテルの地下の今新しい娼館には、参加しない</p><p>白坂創介の死をもって娼館の仕事から、引退したいそうだ</p><p>もう高齢だしここの屋敷を離れて、駅前ホテルの方で働くのは嫌なんだと思う</p><p>その番頭さんの森下さんが安奈さんのお祖父様のご事情を、全てご存知だったそうよさすがよねかつての顧客についての情報は、ご来場なさらないようになった後でも引き続き集めていらしたそうだからいつ、お客様が戻っていらっしゃっても対応できるように</p><p>だから森下さんは１５年前の安奈家の内側の事情を知っていた</p><p>そして、そういう裏の情報を御名穂さんだけに、随時伝えたいらしたそうなのよ娼館の主になるためにはお客様たちの情報は、リアルタイムで知っていないといけないからだから御名穂さんも、詳細を知っていたのよ覚えていたっていう方が正解かしら</p><p>で御名穂さんから聞いた情報を元に、香月セキュリティ・サービスの調査員に裏付けを取らせたわ全て、事実だったということで今、安奈家の秘密について、一番詳しいのは、わたくしたちよ現当主の安奈圭一郎氏は、何も聞かされていないでしょうし亡くなられたお祖父様の日記を読んだ安奈エリカさんも、全ての情報は持っていないはずだから</p><p>そうね安奈さんのお祖父様が亡くなられたのは、１０年前だから秘密図書館で発見したお祖父様の日記が、あの子の情報ソースだとしたら、お祖父様が亡くなられた後のことは知らないはずよね</p><p>そうかこの１０年の分は、自分の周囲のことしか判らないんだ</p><p>まだ中学生の安奈さんが自分で調べるのには、限界がある</p><p>その１０年分の情報もわたくしたちは、手に入れているわよ</p><p>手にするべきカードは、全て揃えたわ後は、勝負に行くだけね</p><p>この後、オレたちは安奈さんの父親と面談しなくてはいけない</p><p>オーケイ判った話し合いの席に行くのは、安奈さん本人とオレと瑠璃子と</p><p>安奈さんは、香月家の瑠璃子を頼って、このお屋敷に家出して来たのだから</p><p>瑠璃子とオレが、家を代表して会いに行く</p><p>オブザーバーとして翔姉ちゃん</p><p>オレたちは未成年だからでも、だからといって、香月家の代表であるジッちゃんに出席してもらうわけにはいかない</p><p>それは安奈さんのお父さんも望んでいない</p><p>香月家の当主が出ると周囲の注目を浴びて、今回の問題が世間に知れてしまうから</p><p>だから、香月家側の大人としては香月セキュリティ・サービスの現場統括責任者である翔姉ちゃんに来て貰う</p><p>それから月子とヤッちゃんも連れて行く</p><p>月子の巫女の力と、寧の観察力＋分析力があった方が良い</p><p>みすずは、ここに残ってくれあんまり多人数で行くと、安奈さんのお父さんが警戒するからああ、美智は連れて行くよ警護役は多い方がいいと思うし</p><p>オレはさっき食堂で決めたことを話す</p><p>そうですわねあたしまで行くのは、先方に悪い印象を持たれる可能性がありますものね</p><p>美智旦那様たちの警護を頼みます</p><p>美智がいつもの無表情で返事する</p><p>うん会見場のホテルには、今言った６人で行くよ</p><p>あら、わたくしとセバスティアヌスも行くわよ</p><p>こんな面白そうなこと直接、自分の眼で顛末を見届けたいものっ</p><p>この人はまり子の姉貴分だけあって、好奇心の塊だ</p><p>ていうか野次馬根性というべきなのかもしれないけれど</p><p>それにさっきの電話で安奈圭一郎さんには、わたくしもこの件に関わっていることは伝えてありますし</p><p>そう言えば安奈さんのお父さんとの電話にも、桃子姉ちゃんは出ていたっけ</p><p>でもダメだよ月子を連れて行くんだからさ桃子姉ちゃんは鷹倉神社の巫女が近寄って来るのは嫌なんだろ</p><p>自分の心を操作されることを極端に恐れている</p><p>そうよだから、巫女を連れて行くのは止めなさい公ちゃん</p><p>桃子姉ちゃんは月子をメンバーから外せというけれど</p><p>それは受け入れられないよ月子の力は、あった方が良いと思うからサイアクの事態になった場合には、かなり思い切った処置をしなくちゃならなくなるはずだし</p><p>安奈さんのお父さんと安奈さん自身も</p><p>ザックリと記憶の操作をしないと問題が解決できないかもしれない</p><p>会場は香月家のホテルなんだから現場の中継映像は、ここのお屋敷に居たって見られるようにするからさ翔姉ちゃんできるよね</p><p>ええ、できますわ</p><p>翔姉ちゃんは、即答する</p><p>桃子姉ちゃんはみすずと、この屋敷で中継を観ていてくれよ</p><p>オレは、そう頼むが</p><p>嫌よわたくしはわたくしは、歌舞伎だって最前列の花道脇お相撲だって、必ず砂被りで観ることにしているのよこんな面白そうなモノを、間近で観られないなんて嫌ですからねっ</p><p>でも巫女は、月子は必ず連れて行くからね</p><p>オレは強い口調で、突っぱねる</p><p>判ったわよそれなら車を２台用意してちょうだいわたくしとセバスティアヌスは、巫女の乗っていない方の車に乗るから</p><p>おいおい桃子姉ちゃん</p><p>安奈圭一郎氏との会見も広い部屋にしなさいねそれならわたくしたちは、巫女の力の届かない位置から観ることができるわ</p><p>巫女の力は相手と距離があると効果が消える</p><p>桃子姉ちゃんは、その弱点を知っているようだった</p><p>残念ですが警備の都合がございますから、皆様が乗る車は１台に致しますしホテルのお部屋も、普通の部屋を用意させています</p><p>宴会場のような広いお部屋では警護が難しくなりますわ</p><p>オレは、翔姉ちゃんの代わりに桃子姉ちゃんに答えた</p><p>広い部屋だと死角ができるし瑠璃子たちと、桃子姉ちゃん、警護しなくちゃ行いけない核になる人物が２人になるそれだと警備の人を増やさないといけないし</p><p>増やせばいいじゃないの</p><p>桃子姉ちゃんは、それでも突っ張る</p><p>ダメだよあんまりにも警備員が増えたら目立っちゃうだろ歌晏家の桃子姉ちゃんと、香月家の瑠璃子が大手の監査法人化の代表である安奈さんのお父さんと秘密の会見しているなんていう噂が、広まるのはよくないだろ</p><p>どうしても桃子姉ちゃんが付いて来たいって言うんならオレたちと一緒に、月子の側に居てもらうこれは絶対だから</p><p>もおっ、判ったわよ公ちゃんっ</p><p>どう判ったんだ</p><p>その代わりわたくしやセバスティアヌスの心が操作されたという痕跡が少しでも感じられたら歌晏家と香月家の全面戦争になりますからねっ覚悟しなさいよっ</p><p>うわ一緒に行く方に、決めたのか</p><p>そんなことするわけないだろ月子は、鷹倉姉妹の長女でとっても落ち着いている子だからさ桃子姉ちゃんが言ってたみたいに、勝手に力を使うようなこともしないよ</p><p>そう願いたいわねっ</p><p>桃子姉ちゃんは、プリプリしながらそう言う</p><p>食事が終わったのを見計らって瑠璃子と安奈さんを呼ぶ</p><p>そろそろ出掛けるから、着替えて着飾る必要は無い学校の制服でいいよ安奈さんも、持って来ているだろ</p><p>ここに家出して来た時大きなカバンを持っていた</p><p>制服も、絶対に持って来ているはずだ</p><p>はいありますけれど</p><p>安奈さんの大きな瞳が、オレを見上げる</p><p>ああ、カバンとかは、ここの屋敷に残したままでいいまた、すぐに戻って来るんだから</p><p>そう安奈さんの父親と会うと言っても</p><p>家出してきた安奈さんを、両親の家に帰すということではない</p><p>ええエリカさんはわたくしたちと一緒に、お兄様のセックス奴隷としてここで暮らすのですから、荷物は要らないのよ</p><p>安奈さんが、自分で決めてきたことだろ</p><p>オレはわざと追い詰める</p><p>まさか今更、奴隷になるのは止めるとか言い出すんじゃないだろうな</p><p>そ、そうは申しませんが</p><p>やっぱり迷いが生じている</p><p>そこへアニエスがやって来た</p><p>どうしたんですの</p><p>ああ、オレたちちょっと出掛けないといけないんだすぐに帰ってくるつもりだけれど</p><p>アニエスは真緒ちゃんが、ルナたちと一緒に別室に向かって行くのを確認して</p><p>ああエリカちゃん、パパとセックスして来るんですのねっ</p><p>小声で無邪気に微笑む</p><p>アニエスも一緒に行きましょうかアニエスが先にパパとセックスしてエリカちゃんのセックスの先生になりますのっ</p><p>安奈さんは、驚いて何も言えなくなっている</p><p>アニエス先生役は、瑠璃子がすることになっているんだ安奈さんは、瑠璃子の学校の後輩だから</p><p>なあんだそうなんですの</p><p>でも、ほらアニエスとは、いつでも一緒にセックスできるから</p><p>そうですのっアニエスのお当番日には、ゲストに呼んで差し上げますのっ約束しますのっアニエスとルナとエリカちゃんで、３人一緒にパパのオチンチンをペロペロ舐めましょうですのっ</p><p>アニエスは、嬉しそうに言う</p><p>パパエリカちゃんは、初めてなんですからゆっくりしてあげて下さいですのっオチンチンを入れる前にたっぷり、お大事を舐めてあげて下さいですのっ</p><p>ああ、判っているよアニエス</p><p>エリカちゃんもパパは、セックス前におっぱいを舐めるのが大好きですから、いっぱい舐めさせてあげて下さいですのそれから最初はちょっと痛いですけれど、ガマンですのっ毎日パパとセックスすれば、１週間も経たない内に気持ち良くなりますからっアニエスも、ルナも、そうでしたのっ</p><p>わたくしも、そうだったわ</p><p>パパにたっぷり可愛がってもらって下さいですのアニエスたちは、みんなパパにセックスしてもらうために生まれて来たんですから</p><p>ええ、そうねその通りだと思うわ</p><p>安奈さんは呆然としている</p><p>さあ、安奈さんと瑠璃子が支度があるからアニエスは、今日はお片付け係なんじゃないのか</p><p>あ、そうでしたのっじゃあエリカちゃん、幸せな時間を楽しんで下さいですの</p><p>そう言ってアニエスは、パタパタと台所の方へ駆けていく</p><p>良く調教されているって思うか</p><p>オレは安奈さんに尋ねる</p><p>アニエスの場合は調教したわけではないんだあの子にとって、一番幸せな形を探したらこうなったっていうだけで</p><p>でも本当に幸せそうでしょっ</p><p>寧が顔を出す</p><p>だから、これで良いんだよヨッちやんとあたしたちは、倫理や道徳なんてどうでもいいんだとにかく、まず幸せでいることが大事なんだからっ</p><p>安奈さんは、小さく呟く</p><p>安奈さんはオレのセックス奴隷にするそれは、もう決定だ安奈さんがやっぱり止めるって言い出しても絶対に奴隷にするオレは、そう決めた</p><p>安奈さんが怯えた瞳で、オレを見る</p><p>その代わり幸せにするよそれだけは、約束する</p><p>黒森様は何が、あたしの幸せなのか判っていらっしゃるんですか</p><p>１４歳の大きな瞳がオレに問う</p><p>安奈さんの幸せはオレとセックスすること、オレの子を産むことつまり、オレに守られて生きることだ</p><p>あたしを守る</p><p>守られたくてここへ来たんだろ</p><p>安奈さんの奴隷志願とはつきつめれば、そういうことだ</p><p>親や家族との絆を喪失してしまったから</p><p>自分を保護してくれる新しい絆を欲している</p><p>安心しろオレとオレの女たちが安奈さんを今の悩みから救うから準備はできている</p><p>よく判らないですあたし</p><p>安奈さんの方はまだ疑心暗鬼のようだ</p><p>とにかく着替えてたら、玄関に来てくれ瑠璃子、頼む</p><p>瑠璃子が、安奈さんを連れて着替えに行く</p><p>美智も後ろから付いていく</p><p>さあって、あたしも着替えてくるねっ月子さーん、着替えに行こうっ</p><p>寧が、月子に声を掛けて外出の支度に向かう</p><p>さてオレも</p><p>ヨシくん克子姉さんが、あたしと愛さんに、ヨシくんの義替えを手伝うようにって</p><p>メグと愛がやって来る</p><p>ああ、頼むよ一番良いスーツに着替えるからＹシャツにネクタイだ</p><p>また大変なことになっているの</p><p>それほど大変でもないけれど公認会計士の人に会うから、ちゃんとした格好をしないといけないんだ</p><p>黒森公として会見に臨むんだからビシッとスーツだよな</p><p>真面目な席だからさどんなネクタイが良いか、メグが選んでくれよ</p><p>ええ判ったわ</p><p>今夜はこれぐらいしか、メグとの時間が取れないから</p><p>愛も台所から、こっちにやって来る</p><p>オレはダークグレイのスーツに、ゴールドのネクタイを締めた</p><p>うん、こんな感じかな</p><p>髪は愛が整えてくれた</p><p>おっし、行ってくる</p><p>玄関へ行くと瑠璃子と安奈さんは、制服に着替えてすでに来ていた</p><p>美智もいつもの制服姿</p><p>寧も来る大人っぽい、黒のパンツスーツ姿だこれなら、香月家のスタッフにしか見えない</p><p>あなた何を考えているのよっ</p><p>桃子姉ちゃんに怒られながら月子が現れる白と朱の巫女の衣装で</p><p>わたくしの場合はこの姿の方が、判りやすいですので</p><p>あら、そうあなた、公ちゃんからも言われていると思うけれどわたくしの心には、絶対に入り込まないでよ</p><p>桃子姉ちゃんは、強く月子に言う</p><p>月子は、笑みを崩さない</p><p>判っていればいいんだけれどねくれぐれも、変なことはしないでねっ</p><p>そんな桃子姉ちゃんの後ろでセバスティアヌス（山田梅子）さんが、心配そうに月子を見ていた</p><p>はーい、行ってらっしゃいアニエスちゃんたちは、ちゃんと勉強させておくから安心してね</p><p>見送りに来た克子姉がそう言う</p><p>明日のパンは、愛たちで仕込みしておくから大丈夫だからね</p><p>愛がオレに言う</p><p>はーあ今回は、わたくしもこっちで中継を観ている組なのね</p><p>残念そうに、まり子が言う</p><p>あんた、あそこのホテルに行くんならさパンケーキを買って来なさいよあそこの名物なんだから</p><p>まだインド人の格好で楽しんでいる雪乃がそう言った</p><p>ミチ頼むネ</p><p>イーディは、美智に声を掛けている</p><p>ご武運を</p><p>お早くお帰り下さいませ</p><p>ミタマとキヌカが、オレに言った</p><p>旦那様瑠璃子と安奈さん、それから桃子お姉様たちのこともよろしくお願い致しますわ</p><p>みすずはオレに、そう言った</p><p>ああ判っている</p><p>マナや双子たちやヨミ、それに年少組はアニエスたちと夕食の片付けをしているから、見送りには来ていない</p><p>今はこれで全部だ</p><p>じゃあ、みんな行って来るよ</p><p>オレは、そう言って外へ向かう</p><p>ドアの外は、もうすっかり夜になっていた</p><p>前々話で、また痛いミスをしていました</p><p>居ないはずの人と会話してました修正しました</p><p>はぁぁまた、やってしもうた</p><p>私はエロい妄想を元にエロ小説を書いていますが</p><p>それは私の想像であってホントに反社会的な行為はしていません</p><p>オカダ先生は元愛人たちからのリークが、出て来る出て来る</p><p>先生の弟子になりたいと、土下座して懇願しろとか</p><p>弟子の仕事は、セックスで満足させることだとか</p><p>この先、１０年はオレの性欲のはけ口になれとか</p><p>ビンタして、強制フェラ３０分とか</p><p>ホントに強要していたとしたら人として終わってますね</p><p>何か、呆れるを通り越して唖然としています</p><p>1144．夜を迎える　／　見知らぬ顔</p><p>＋美智、瑠璃子、寧</p><p>外へ出ると</p><p>玄関前には、車が２台停まっていた</p><p>いつものうちのミニバンと普通の車</p><p>あっ、そうか桃子姉ちゃんたちが、無理矢理付いて来るって言い出したから</p><p>翔姉ちゃんに、オレに、安奈さんに、瑠璃子に、美智に、月子に、寧なら</p><p>７人だから、ミニバン１台で乗り切れるけれど</p><p>プラスして桃子姉ちゃんとセバスティアヌス（山田梅子）さんだと９人になるから</p><p>マイクロバスとかでも持って来ないと、乗り切れない</p><p>何よ、車が２台ならさっきのわたくしの提案通り、わたくしとセバスティアヌスだけ別の車に乗り込めば良かったんじゃないの</p><p>桃子姉ちゃんが、プリプリして怒る</p><p>ああ、巫女の力を持つ月子とは顔を合わせないように別の出口から、乗り込むとか、したかったんだな</p><p>警護上の問題があると申し上げたはずです</p><p>歌晏桃子様と瑠璃子様には、必ず同じ車に乗っていただかなければなりませんお二人の専任警護員もです</p><p>歌晏家と香月家大きな名家のお嬢様２人の移動なんだから、香月セキュリティ・サービスの警護車輌が前後に付くことになるはずだ</p><p>それなら警護の核になる車は、１台だけの方が良い</p><p>だったらこの子は、後ろの車に乗せなさい</p><p>桃子姉ちゃんは、月子を指差してそう言う</p><p>いや、桃子姉ちゃん警護のことを考えたら、月子が同じ車輌に乗っている方が良いんだよ</p><p>どうしてよ、公ちゃんこの子は人の心が読めるんでしょ</p><p>だからだよ月子なら、悪意を持って近付いて来る相手がすぐに判る犯罪のプロの巧妙な演技だって、一瞬で見抜けるんだからさ</p><p>どうして、そんなにわたくしのことを恐れていらっしゃるのです</p><p>巫女服を着た１８歳の少女はやんわりと言う</p><p>あなたわたくしの心を覗いているの</p><p>心を覗かなくとも、お顔の表情で判りますわ特に、歌晏桃子様のように、ご自分の感情を素直に表現なさっているお方はどなたでも、お心が見えます</p><p>そしてわたくしたち姉妹にとって、心を見るというのは、その方のお顔の表情を眼で見ることと、そんなに変わらないのです</p><p>相手の顔を見れば、どんな気持ちなのかが、だいたい判るように</p><p>近くに居るだけで、心の中が判る</p><p>巫女の力の及ぶ範囲も相手の表情が見える距離と、ほぼ同じだ</p><p>でも、あなたたちの力は心を覗くだけではないのでしょ</p><p>そちらの力は、公様のご許可がなければ、使いませんわ絶対に</p><p>そんなの判らないじゃないあなたが公ちゃんの心に働きかけて、力を使えって命令させるかもしれないもの</p><p>そういうことは、絶対にございませんわ</p><p>月子は真っ直ぐに、桃子姉ちゃんを見る</p><p>わたくしたちの力で、人様の心に介入すればその方の心を壊してしまう可能性があります自分の意志とは違うことを、強制的にやらせるのですから抑圧が暴発して、恐ろしい結果になることもありますそして、わたくしたちには自分の力によって、人様の心が壊れてしまう過程が、全て見えてしまいますそれは巫女自身の心を壊していきますわたくしたちの血縁者の多くがそのために死にました</p><p>月子たちの両親も、コヨミちゃんの両親も力に呑み込まれて死んだ</p><p>ですから、わたくしたちが公様の心を操作することは、決してございません公様にはずっと、今のままの公様でいていただきたいと願っておりますから</p><p>ヤクザの玩具になるしかなかったわたくしたち巫女の運命を救って下さったお方です大恩あるわたくしたちの主様のお心に汚れた気持ちで触れることは決してありません鷹倉家の長姉として次の巫女として、妹たちにもこの誓いは、わたくしが命をかけて守らせます</p><p>そこまで言うのなら信用するわ</p><p>あなたもここの家の子たちと同じで、公ちゃんにメロメロなのね</p><p>公様のお心には、表裏がございませんから私利私欲もありません家族を守るということしかお心の中に無い方ですから</p><p>そうねでも、男の人は、もっと野心的な方が良いとは思わない</p><p>桃子姉ちゃんは、オレを見て笑う</p><p>これだけの人材を家族として次々に受け入れられている方が、野心的ではないと思われるのですか</p><p>そうだよねっ普通なら１人でもギブ・アップしちゃうようなメンドクサイ女の子を、ヨッちゃんは何人でも受け入れちゃってるもんねっ</p><p>月子の言葉に寧が微笑む</p><p>今、ヨッちゃんの周りに集まっている女の子たちを見てそして、この子たちなら、これから何をやれるかを考えたら</p><p>そうね、あなたたちは非常に魅力的な集団ね表の世界でも、裏の世界でものし上がっていけるだけの人材が居るものねまり子も公ちゃんに獲られちゃったし</p><p>何より、みんなとんでもなく可愛い子ばかりですものね</p><p>桃子お姉様もわたくしたちの家族に参加なさるべきですわ</p><p>瑠璃子が真顔で言う</p><p>冗談は止めて歌晏家と香月家が、協力し合うことはあるとしても一緒になることはできないわよ家が違うんだから</p><p>そういう既存の概念に囚われていると幸運の女神様の髪の毛を掴み損ねるよっ</p><p>とにかくあなたも公ちゃんの家族の一員として生きているのね</p><p>桃子姉ちゃんは、話を戻して月子に言う</p><p>はいわたくしたちの未来は公様に全てお預けしておりますから</p><p>判ったわあなたが本気だってことはね酷いことばかり言って、悪かったわねあなたのこと信用するわ</p><p>鷹倉月子でございます</p><p>ええ、よろしくお願いするわ</p><p>桃子姉ちゃんと月子の和解を安奈さんは、呆然として見ている</p><p>ではお車にどうぞ</p><p>翔姉ちゃんが、ミニバンのドアを開ける</p><p>最後部のお席に歌晏桃子様と山田梅子さん、安奈エリカさんがお座り下さい瑠璃子様と月子さんは、２列目に美智さんは助手席で、わたくしのサポートをお願い致します</p><p>翔姉ちゃんは、席を決めた</p><p>もし何者かの襲撃を受けた場合は助手席の美智は、外に飛び出して戦闘相手の攻撃に隙を作る</p><p>翔姉ちゃんは、車を運転して危険地域からの脱出に専念</p><p>後ろのセバスティアヌス（山田梅子）さんが桃子姉ちゃんたちに張り付いて警護するという態勢なる</p><p>てことはオレとヤッちゃんが後ろの車だね</p><p>ええ、悪いけれどそうしてもらうわ</p><p>翔姉ちゃんが、オレに微笑んだ</p><p>まあそうなるよな</p><p>オレは、警護はできないんだから</p><p>では、お兄様寧お姉様、お願い致します</p><p>瑠璃子も前の車に乗り込む</p><p>任せといてヨッちゃん、行こう</p><p>オレは寧と後ろの車に向かう</p><p>普通の国産の中型車だ</p><p>よおっ</p><p>運転席の窓が開き工藤父が顔を出す</p><p>新しくオレの部下になった短パンのグラサン・オヤジに運転手をやらせるつもりだったんだが、そいつは女の子とバイクでツーリングに出かけたまま帰って来ねえんだ</p><p>それって岩倉会長をバイクに乗せてった、あのオッサンのことか</p><p>さっき携帯電話の位置情報を調べたら青森県の恐山に居るらしい</p><p>うわ走行中のバイクの上でセックスしたまま、青森まで行ったか</p><p>しかも現在も移動、北上中だ明日の朝には、オホーツク海に着いているかもしれねぇ</p><p>どこまで行くんだ</p><p>まあ、いい早いとこ乗れああ、お前は助手席な</p><p>何でだろうと思ったら後部座席に誰か乗っている</p><p>それは高校生ぐらいの髪の長い綺麗な女の子だった</p><p>儚げで、大人しそうな感じの子だ</p><p>はーい、ごめんねっ</p><p>寧が後部座席のその子の隣に座る</p><p>あたし黒森寧っよろしくねっ</p><p>寧は学校で使っている奈島ではなく、黒森の姓を名乗った</p><p>黒森公ですよろしくお願いします</p><p>オレも樹種席に乗り込み黒森の方の名前で挨拶する</p><p>オレの名前を聞いて、長い髪の少女は</p><p>高畑茉莉花です</p><p>少女は、小さな声でそう言った</p><p>ああそういうことなんだねっ</p><p>オレも彼女の顔を見ただけで何となく判った</p><p>まルリちゃんは、少し前からエリカちゃんのことについて、翔お姉さんに相談してたわけだから色々と仕込みをする時間は充分にあったってことだもんねっ</p><p>高畑さんは誰に、この車に乗るように言われたんだ</p><p>香月セキュリティ・サービスの関さんです</p><p>やっぱり翔姉ちゃんか</p><p>それで翔姉ちゃんは、どんな指示を</p><p>この車で待っていれば黒森公という人が乗って来るからその人に、包み隠さず今までのことを話す様にって</p><p>うんそれでオレが、その黒森公だよ</p><p>知ってます今さっき挨拶していただきました</p><p>おい、前の車に合わせてオレたちも出るぞ</p><p>工藤父の声で前を見ると翔姉ちゃんの運転するミニバンが、点灯して玄関前から動き出している</p><p>こちらも工藤父が、エンジンを始動させた</p><p>ライトが、ピカッと点灯し夜の闇を照らす</p><p>じゃ、詳しいことはさ会場のホテルに行くまでの間に聞かせてもらうよっ</p><p>寧が、高畑さんにそう言った</p><p>うんオレと工藤父だけの車内より、明るい寧が居てくれた方が、高畑さんも話しやすいだろう</p><p>そういうことまで翔姉ちゃんは、計算しているんだろうな</p><p>オレたちの乗る２台の車がお屋敷の玄関前を離れ、坂道を下り、巨大な鉄の正門前へ</p><p>門の外では、香月セキュリティ・サービスの警護車輌がさらに数台待機しているだろう</p><p>夜の街を車列を作って、疾走する</p><p>もっとも、一見して警護車輌とは判らないように色も種類も大きさも違う車で、核となる瑠璃子と桃子姉ちゃんの乗るミニバンを取り囲んでいる</p><p>オレたちの工藤父車のように無個性の国産セダン車もあれば</p><p>大きな外国のスポーツカーや、赤ちゃんが乗ってますなんてステッカーの貼られた軽自動車さらに、機材も積んでいるはずのワンボックスカーまで</p><p>うん、道は混んでねぇこれなら予定通りに到着できるだろうな</p><p>工藤父が、運転しながらそう言った</p><p>そしてオレたちは</p><p>移動する車の中で高畑茉莉花さんの話を聞いた</p><p>高畑さんは、少し緊張しているみたいで声も小さかったけれど</p><p>この人は、聡明なんだと思う</p><p>話の内容はとても判りやすかった</p><p>こちらから聞き返すことはほとんどなく全てを上手に説明してくれた</p><p>高畑さんの生まれと、これまでのこと安奈さんの家との関係を</p><p>なるほど、よく判ったよ</p><p>オレは安奈エリカさんに関わる事件の全貌を知ることができた</p><p>いや、まだこれで全部かどうかは判らないけれど</p><p>とにかく安奈さんがヤケクソだったその根本的な理由が判った</p><p>父親との間に、家出してしまうほどの溝ができてしまったわけも</p><p>結局翔姉ちゃんが一番、演技しているんだなわざと少しずつしか、情報をくれないから</p><p>さっきもオレや桃子姉ちゃんの前では、現状で判っているのは、これで全部みたいな顔をしていたけれど</p><p>すでに高畑茉莉花さんを見つけていてしかも、今日、連れて来ているということは黙っていた</p><p>仕方ないよっ今日は歌晏桃子さんもターゲットなんだからっ</p><p>昨日、歌晏さんが今日の夕方にお屋敷に来るって決まった段階で今日、安奈さんの件を解決しちゃうことにしたんだろうねっルリちゃんと翔お姉さんとで話し合って</p><p>つまり、安奈さんの家出は</p><p>桃子姉ちゃんがうちに来るのに合わせて瑠璃子が家出の決行を促した</p><p>でも、ホント食い付いたよねぇ歌晏さん何しにうちに来たか、完全に頭から消えちゃっているものっ</p><p>ホントは桃子姉ちゃんはイーディに負けた罰として、セバスティアヌス（山田梅子）さんをオレに犯させるために、やって来たはずだった</p><p>一番、可哀相なのは覚悟を決めて来たはずのセバ子ちゃんだけどま、いいんじゃないの自分のご主人様の訳の判らない命令でそんなことになるのはあの子にとってき、不幸なだけだし</p><p>名家のお嬢様たちが観ていた場で、イーディに負けたからといって処女を奪われるというのは、ムチャクチャ過ぎる</p><p>ま、安奈さんの持ち込んだ案件が歌晏さんの好奇心を刺激しちゃったんだろうねっていうか歌晏さんもヒトゴトじゃないんだと思うよっ</p><p>そりゃ遺産問題なんていうのは、名家の人の方が深刻でしょっ</p><p>というかそれ以上に複雑な問題になっちゃってるもんな</p><p>オレは、ルームミラー越しに高畑さんを見た</p><p>ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません</p><p>うつむく高畑さん</p><p>いや高畑さんが悪いわけじゃないからさ</p><p>そうだよっ、気にしちゃダメだって</p><p>オレと寧で、慌ててそう言う</p><p>それで高畑さんとしては、どういう風に解決したいのかなっ</p><p>そうだねそれを聞いておかないと、この後の対応が決められないよ</p><p>オレも鏡の中の高畑さんに、尋ねる</p><p>瑠璃子と翔姉ちゃんは全部、知っているんだよなそれで桃子姉ちゃんと安奈さん本人には、まだ知らせたくないからオレたちをこっちの車に配置したんだと思う</p><p>今は夜だし前の車からは、オレたちの車の後部座席に座っている高畑さんの姿は、よく見えないはずだ</p><p>もし、人影が見えたとしても翔姉ちゃんが、香月セキュリティ・サービスの女性警護員だと話せば、誰も不思議には思わない</p><p>高畑さんは言う</p><p>あたしはよく判らないんです安奈エリカさんという方が、あたしのことをどう思っているのか全く想像できないですから</p><p>そうかまだ会ったことは無いんだ</p><p>ただ正直現在、あたしが直面している問題とは別に一度、会ってお話ししてみたいと思いましただから</p><p>今日翔姉ちゃんの要請に応えて、来てくれたのか</p><p>えっと今、高畑さんが直面している問題っていうのは</p><p>もう、こうなったら何でも全部ブチ撒けちゃった方がいいよっヨッちゃんとあたしは、この後、安奈さん親子の会見に立ち合うけれど発言できるのは、ヨッちゃんだけだからっ</p><p>オレは瑠璃子のオマケだけれど香月家のカンバンでも、黒森家の名前でも、どっちでも使ってとにかく、介入するから高畑さんの希望を何とか伝えてみるよ</p><p>現状では高畑さんは、会見の場には連れて行けない</p><p>だからオレが彼女の代弁者になるしかない</p><p>そんなことができるんですか</p><p>高畑さんは、オレを見る</p><p>ああ、できるよそいつは、けっこう発言力を持っているからマジな話香月セキュリティ・サービスっていう会社の実質的なオーナーなんだよお嬢ちゃんが、色々話していた関翔のボスなんだ</p><p>工藤父が運転席から、そう言う</p><p>ジッちゃんは香月セキュリティ・サービスの株を全てオレにくれると言った</p><p>その手続きがどうなっているかは知らないが元々、香月セキュリティ・サービスは香月グループの会社ではなく、１００パーセントジッちゃんの個人所有の会社いや私兵だったから</p><p>香月グループ全体の経営を任せた司馬さんにも香月セキュリティ・サービスだけは、手を付けることができない</p><p>その調査力と防衛力と攻撃力はそのままオレに託されることになる</p><p>みすずと瑠璃子と美子さん香月家の３人の孫娘たちを、これからも守護し続けるために</p><p>ま、信じられねえと思うけれど大金持ちの家じゃあ、そういう無茶が良くあるんだだからこいつには、何でも話しておいた方がいい</p><p>工藤父は、クスッと笑う</p><p>ああ、翔姉ちゃんだってオレの指示には逆らえないもっとも、オレの方が翔姉ちゃんに助けて貰っているのがほとんどだけど</p><p>とにかく、今のうちに話してくれそうでないと、オレも正しい対応ができないから</p><p>うん話してみてっ高畑さんっ</p><p>高畑さんは少し間を置いてから</p><p>判りましたあたしも、ここまで来たんですから後悔はしたくないですだから、全部、お話しします</p><p>そして現在直面している危機について</p><p>丁寧に話してくれた</p><p>ああ、だからか</p><p>だから、安奈さんは父親にお祖父さんからもらった遺産を渡せないんだ</p><p>うんそういうことだねっ</p><p>寧も大きくうなずく</p><p>これで全部、判らなかったことが繋がったそういうことなのか</p><p>安奈エリカさんは間違いなく、高畑さんのために、お父さんと闘うことにしたんだと思う</p><p>驚く高畑さん</p><p>ああ、オレは安奈さんの様子を、実際に見ているからよく判る間違いないよ安奈さんは、高畑さんを助けたいと思っているんだ</p><p>Gレコが佳境に入ってきて、どんどん面白くなっています</p><p>わざわざ販促回を作らなくても、メカを活躍させる姿勢もスゴイです</p><p>最近のアニメのお約束ごとは特に守らなくてはならないルールではないことを一つ一つ示しているというか</p><p>日本のアニメのドラマが濃いのは30分という枠で、1話ごとの起承転結を付けなければならなかったからで</p><p>1時間なら、もっと緩い描写だってできるのですが</p><p>30分で話を成立させるためには相当、スピーディに展開させないと無理なんです</p><p>私は昔、演劇の仕事をしていましたが</p><p>アニメ世代以前の演出家は今の若い観客は、アニメで早い展開のストーリーに慣れているからその演出では、のろく感じて飽きてしまうという私の意見を理解してくれませんでした</p><p>ところが今のトミノ監督は30分で普通のアニメの2話分のストーリーと情報量をブチ込むもんなぁ</p><p>1145．夜を迎える　／　安奈家の人々</p><p>・高畑茉莉花／１６歳長い髪のピアノ少女安奈家と関わりがある</p><p>もうすぐ着くぞ</p><p>工藤父が、運転席から言う</p><p>オレたちの車列は、いつの間にか夜の湾岸エリアに入っていた</p><p>オレは後部座席の少女に</p><p>あのそう言えば、高畑さんて今、何歳なんですか</p><p>安奈さんの家と高畑さんの家の間の過去の問題についての話は散々してもらった現在の高畑のことも何に困っているかも</p><p>それなのに高畑茉莉花さん本人についての細かいデータをまだ聞いて無かった</p><p>高校1年です１６歳です</p><p>オレと同じか大人っぽく見えるけれど</p><p>それで今は、どちらで生活しているんですか</p><p>学校の寮ですあのあたし、音楽科の高校に通っているんです</p><p>あっ、そうなんだっ楽器をやっているのそれとも声楽</p><p>寧が、にこやかに尋ねる</p><p>ピアノですでもこのまま続けられないかもしれないって思ってます</p><p>うつむく、高畑さん</p><p>音楽科は学費が高いですから今までのように、甘えさせていただくわけにはいかなくなると思いますし</p><p>そのことも安奈さんが、家出してまで父親に反抗しなくちゃいけなくなった理由の１つなんだな</p><p>今夜は何時まで平気なの寮って、門限とかあるんじゃない</p><p>寧が、笑顔で話を変える暗い雰囲気を払うように</p><p>今夜は外泊許可を貰ってあります今日は、母のアパートに泊まるということに香月セキュリティ・サービスの関さんから、そうしておくようにお話して下さいましたので</p><p>そうだね下手したら、深夜まで話が続く可能性もあるもんな</p><p>なるほど翔姉ちゃんのやることには、抜かりがない</p><p>今夜のお話し合いの結果次第ではホントにあたし、学校を辞めるしかないわけですし</p><p>もちろん、ピアノは続けたいんだよね</p><p>それはできればでも、あたしの立場ではお願いすることもできないことは、よく判っていますし</p><p>でも高畑さんの希望は、聞いておきたいよ続けたいの</p><p>高畑さんは</p><p>それは続けたいですでも</p><p>ピアノの勉強を続けられるのならどんなことでも受け入れられるっ</p><p>寧が横から、高畑さんに尋ねる</p><p>あの続けられるのなら</p><p>判った続けたいんだね</p><p>オレは、田畑さんの意志を確認した</p><p>でも、あたしにはそれを望む権利があのません</p><p>じゃあピアノを続けられないとなったら、高畑さんはどうするんです</p><p>さらに問う</p><p>それは判りませんあたしにとっても、今回のことは突然で本当に、あたし自分の学費がどこから出ているのかを、全然知らなかったのであの母からは、何も聞いていなかったんです</p><p>高畑さんは答える</p><p>ずっと学費のことは心配しなくていいって言われていましたからそれで今年の春に、音楽科のある高校へ入学したばかりですし</p><p>ピアノみたいな楽器だと高校生が、アルバイトしながら続けるっていうのも無理だろうしねぇ</p><p>はい学校は辞めるしかないんだということだけは、判っています</p><p>今のままでは学費どころか、生活費だって困窮することになるだろうしな</p><p>じゃあ、とにかく高畑さんの生活の現状維持、音楽科の寮生活が続けられることを第一に交渉してみればいいんだね</p><p>違うよ、ヨッちゃん音楽科の高校を出て、音楽大学を卒業するまでの学費と生活費を、なんとか保証してもらうところが最低ラインだと思うよ</p><p>いえ、そんなそこまで望むのは、申し訳ないです</p><p>田畑さんの声は、どんどん小さくなる</p><p>あたし、本当に今まで自分がどなたからの支援で生きてこられたのかを、全く知らなかったので</p><p>でもさ音大を卒業しないと、高校だけ音楽科を出ていたって世間的には何の意味もないじゃんか</p><p>はい、ですから音大へ進む学資が無いのなら、今の高校もすぐに辞めるしかないと思っています</p><p>と、言いながら辞めた後のプランは何も無いんだな</p><p>どれだけ高畑さんにとって、今回のことが急な話だったのかが彼女の表情でよく判る</p><p>ほら着いたぞ</p><p>工藤父が言った</p><p>湾岸エリアの巨大なホテルが見えてくる</p><p>暗い夜空に目映い光を放っていた</p><p>高畑さんの状況は判りました後は、オレに任せて下さい</p><p>小さな声で、長い髪の美少女は答える</p><p>でも無理でしたら、構いませんからあたしホントに自分の立場は判っていますから</p><p>ええ、高畑さんのお気持ちは、よく判りました</p><p>この人は自分の運命を決める交渉に立ち合うことも許されない</p><p>だから、高畑茉莉花さんのことは、オレが代わりに話をするしかない</p><p>そろそろ、タイム・アップだぞ</p><p>車列がホテルの地下駐車場に入っていく</p><p>工藤さん高畑さんは、この後</p><p>お前たちがホテルの中に入っていくのを見送った後でオレが、お前たちと同じフロアの別の部屋に連れて行くことになっている</p><p>ああ高畑さんが来ていることは、まだ安奈さんにも安奈さんのお父さんにも隠しておきたいんだな</p><p>ここは香月家の系列のホテルで１フロアまるごと、香月セキュリティ・サービスが借り上げているお前たちの話し合いの様子は、このお嬢ちゃんが居る部屋で観られるようになっているはずだ</p><p>判りました工藤さん高畑さんのこと、お願いします</p><p>高畑さんも不安でしょうけれど、待ってて下さい話し合いが終わったら、安奈さんを連れて行きますから</p><p>はいあたし自分のことは、どんなことになってもそれが、あたしの運命なんですから、受け入れます今夜はただどうしても、安奈エリカさんに会いたくてそれだけを目的に、ここまで参りましたから</p><p>ええ、絶対に会わせます約束します</p><p>地下駐車場の最下層に車が停まる</p><p>オレたちの前方の翔姉ちゃんの運転していたミニバンのドアが開いて</p><p>まず美智がそして、安全を確認してから、月子や瑠璃子たちが降りて来る</p><p>ああ、じゃあ高畑さん、また後で工藤さん</p><p>おう、判ってる</p><p>オレもドアを開けて、外に出る</p><p>地下駐車場の底は、空気がどんよりとしていた重い</p><p>寧も降りてくる</p><p>２人で翔姉ちゃんたちに合流する</p><p>もう全員、運転していた翔姉ちゃんまで車外に降りていた</p><p>安奈さんはオレたちの乗っていた車の後部座席の少女の存在に、気付いていない</p><p>桃子姉ちゃんたちも</p><p>関さんっ</p><p>香月セキュリティ・サービスの警護員らしい男性が、翔姉ちゃんのところに走って来る</p><p>何やら、小声で報告した</p><p>翔姉ちゃんは、オレたちに振り向き</p><p>安奈圭一郎さんは、もういらしているそうよ余計な人も連れてね</p><p>そして苦笑する</p><p>誰のことですの</p><p>安奈エリカさんの許婚者っていうか、まだ許婚者候補の段階なのよね窓堀革命《マドホリ・タダシ》さんも、来ているそうよ</p><p>えっと日本初の大統領を目指している大学院生のマッド・ホリだっけ</p><p>ああそれは、ちょっとメンドクサそうね</p><p>桃子姉ちゃんは、人事のように笑う</p><p>それと安奈さんのお母様も一緒にいらしているそうよ</p><p>その翔姉ちゃんの言葉に安奈さんは凍り付く</p><p>父親との話し合いにも母親も同席することは想定外だったらしい</p><p>あなたわたくしに何か指示はある</p><p>工藤父の車の中で高畑茉莉花さんと話したことで、何か言いたいことはあるかということなんだろう</p><p>いや、特にないよまだ翔姉ちゃんの手の内を、全部、見せて貰ったわけじゃないんだろうしさ</p><p>今はとりあえず、翔姉ちゃんの計画に乗っかってみるよ</p><p>判ったわさあ、行きましょう</p><p>翔姉ちゃんに従ってオレたちは、ゾロゾロと駐車場からホテルの内部に入って行く</p><p>エレベーターの前にも、香月セキュリティ・サービスの警護員が居た</p><p>翔姉ちゃんに部屋のカードキーを数枚、手渡す</p><p>ゲストは、２５０４に入れました２５０３、２５０５、２５０６を空けてありますこれがキーです、自由にお使い下さい２５１３は待機室にしています</p><p>弁護士さんは</p><p>まだ到着なさっていません</p><p>判りましたありがとう</p><p>安奈夫妻とマッド・ホリはすでに２５０４室に到着している</p><p>弁護士さんというのは安奈さんが貰った遺産を管理している亡くなったお祖父さんの弁護士だろう</p><p>それから、おそろく２５１３室に、高畑茉莉花さんが入ることになるんだな</p><p>そこで、オレたちの話し合いの中継をリアルタイムで観ることになる</p><p>一旦、別室に入って気持ちを落ち着かせてから、お父様たちと面談しますか控え室にできる部屋も用意してありますけれど</p><p>翔姉ちゃんが、安奈さんに尋ねる</p><p>２５０３室、２３０５室、２３０６室のことだろう</p><p>いえこのまま、行きます</p><p>安奈さんは、険しい表情で答えた</p><p>わたくしたちも控え室とかはいらないわよこのまま公ちゃんたちに付いていくわ別室から覗き見るんじゃなく、正々堂々とわたくしも話し合いの場に立ち合いたいから</p><p>判りましたでは、参りましょう</p><p>オレたちは大型エレベーターに乗り込む</p><p>そして地上２５階の会見場へ</p><p>２５階のエレベーター・ホールにも</p><p>香月セキュリティ・サービスの警護員が居た</p><p>香月家の瑠璃子と、歌晏家の桃子姉ちゃんが揃っているんだから</p><p>警備態勢が厳重なのは、当たり前か</p><p>こちらですわ</p><p>普段から、香月セキュリティ・サービスが借り上げて使っているフロアだから</p><p>翔姉ちゃんは、まっすぐに２５０４室に向かう</p><p>安奈さんが、緊張しているのが判る</p><p>重い雰囲気が、ホテルの廊下に漂っている</p><p>ドアの前に着いて</p><p>あ、ちょっと待って翔姉ちゃん</p><p>オレは、翔姉ちゃんを止める</p><p>安奈さん、こういう時は深呼吸をした方が良い</p><p>深呼吸ですか</p><p>そんなことをしなくとも、あたしは</p><p>いや、絶対にした方が良いしかも、気持ちが落ち着く特別なのがあるんだ美智</p><p>はい工藤流古武術の呼吸でございますね</p><p>そうだ安奈さんに教えてあげてくれ</p><p>これは、わたくしの家に伝わる敵と対する時に、心を落ち着けるための呼吸法でございます</p><p>美智がみすずの警護役であることは、同じ超お嬢様校の中等部に通う安奈さんも知っているはずだ</p><p>名家の警護役なら、何かしらの武術の心得があることも</p><p>まずは８つ数えながらゆっくりと息を吸い、また８つ数えながら吐きます</p><p>へえ、わたくしもやってみるわ瑠璃子やセバスティアヌスも、一緒にやりましょう</p><p>桃子姉ちゃんが乗ってくれたから、安奈さんもやるしかなくなる</p><p>オレと寧も参加する</p><p>次は４カウントで</p><p>翔姉ちゃんも加わって全員で、呼吸を合わす</p><p>次は２カウント吸って、吐く１、２１、２</p><p>ハッハフッフ</p><p>１カウント</p><p>ハッ、フッハッ、フッ</p><p>また２カウントそして、４カウントに戻しますはい、８カウントでさらに１６カウント</p><p>オレたち全員の呼吸が、ゆっくりになる</p><p>はい完了です</p><p>うん全身に新鮮な空気が送り込まれて、身体がシャキッとなった</p><p>それでいて、リラックスできた</p><p>何より、ここで全員の息が合ったことは良い結果に繋がるはずだ</p><p>安奈さん言っておきますけれど、わたくし、野次馬根性だけでここに来ているわけではありませんからね</p><p>あなたも、わたくしの可愛い後輩なのですからあなたにとって不幸な結果になるのは見たくありません悪いようにはしないわよ</p><p>そして、瑠璃子とオレを見て</p><p>公ちゃんと瑠璃子も、ここに居る人はみんな同じ気持ちなのよそうよね</p><p>桃子姉ちゃんが、１人１人を見ていく</p><p>美智、セバスティアヌス（山田梅子）さん、寧、翔姉ちゃんそれから</p><p>月子を見る</p><p>公ちゃんが、最後の切り札も用意してくれているしね</p><p>月子に微笑む桃子姉ちゃん</p><p>車の中で話してみたら思っていたよりも、ずっとさっぱりしてて性格の良い子だって判ったわ</p><p>接触して話す機会さえあれば桃子姉ちゃんと月子は、馬が合うだろうと思っていた</p><p>もっとも、それはすでに、わたくしの心が操作されているからなのかもしれないけれど</p><p>そんなことは致しませんわ</p><p>月子は、真顔で答えた</p><p>冗談よ安奈さん、最悪の場合になっても、この月子さんの力を借りればたいていのことは切り抜けられるはずだから、安心なさいね</p><p>公様のご命令があればわたくしは、いかようにも致します</p><p>そ、そうですかあたしには、よく判らないですけれど</p><p>巫女の力について、きちんと説明されていないし実際に力の怖ろしさを見ていないから、安奈さんには理解できないのは当然だ</p><p>とにかく、オレたちが付いている心配はいらないよ</p><p>オレも、そう断言する</p><p>ではよろしいですね</p><p>安奈さんも、覚悟を決めたようだ</p><p>翔姉ちゃんが、ドアをノックする</p><p>ドアが開いて背の高い、痩せていて黒眼鏡の青年が顔を出す</p><p>全身黒づくめだ</p><p>黒いスーツに、黒いシャツ、黒いジャケットを着ている</p><p>とても機嫌が悪そうな顔でオレたちを睨む</p><p>いきなり険悪な空気になった</p><p>香月セキュリティ・サービスの関です安奈エリカさんをお連れ致しました</p><p>翔姉ちゃんが、青年に答える</p><p>安奈さんは、翔姉ちゃんの背中に隠れていた</p><p>ああ、エリカさん待ってましたよいやはやホント、親不孝はマズイんじゃないですかね</p><p>青年は、いきなり安奈さんに言う</p><p>そんじゃエリカさんだけ入って下さい他の人は、外で待ってて下さいそういうことでいいですよねっ</p><p>偉そうな口調で、青年はオレたちに言う</p><p>いえ、わたくしたち安奈さんと一緒に入らせていただくわ</p><p>桃子姉ちゃんが、ムッとして痩せた黒眼鏡に言う</p><p>へえ、どういう権利があって、そんなバカなことを言ってるんですこれは、家庭の問題ですからねぇ外部の人には触れていただきたくないんですけど</p><p>そういうあなただって外部の人なんじゃないのっ</p><p>そんなこと、あなたたに答える必要は無いと思いますけれど</p><p>男がそう言うから</p><p>あら、そじゃあ、安奈さん帰りましょこんな人がいるんじゃ、話し合いになんてなりそうにないわよ</p><p>桃子姉ちゃんが、このまま安奈さんを連れて帰るというカードを切る</p><p>ちょっと、ふざけたことを言うのはやめて下さいよこっちには、エリカさんのご両親が居るんですよエリカさんはまだ中学生未成年なんですからこのまま連れて行くのなら、未成年者の誘拐で警察に訴えますからね</p><p>どうぞ、訴えたら</p><p>桃子姉ちゃんは小馬鹿に下表情で、そう言う</p><p>でも、本当にそんなことをなさるのあなた</p><p>あ、当たり前じゃないですかっボクは社会的に正しいことを言っているんですからっほら、エリカさんをさっさと、こちらに渡してお前たちは帰れっ</p><p>中から、慌ててスーツ姿の中年のスマートな男が飛び出して来る</p><p>や、やめてくれたまえ窓堀くんっ</p><p>この人が安奈エリカさんの父親安奈圭一郎氏か</p><p>か、歌晏桃子様失礼をお許し下さい香月瑠璃子様も、申し訳ございませんああ関さんも、ご苦労をお掛けして済みません</p><p>急いで、桃子姉ちゃんたちに謝罪する</p><p>さすが、大企業専門の監査法人の代表歌晏家や香月家とはケンカできないことを知っている</p><p>エリカよく来てくれた</p><p>自分の娘に声を掛ける</p><p>わたくしたち、中へ入ってもよろしいのかしら</p><p>桃子姉ちゃんが、改めて安奈圭一郎氏に言う</p><p>あ、そ、そうですねどうぞ、中へお入り下さい</p><p>ちょっと、安奈さん交渉は、ボクに任せてくれるっていうお話だったじゃないですかっこういう時は、最初にガツーンッといかないと、それが後々の交渉に響いていくわけで</p><p>喚き出す、青年窓堀革命</p><p>うん、確かに窓堀じゃなくて、マッド・ホリだ</p><p>君は少し黙っていてくれたまえそもそも、わたしは君に交渉を任せるなどという約束をした覚えはないよ</p><p>いやいやこの期に及んで、そういうのはマズいですよ、安奈さーん</p><p>マッド・ホリは小声で、安奈圭一郎氏に言う</p><p>こっちが一枚岩だっていうことを見せつけないとヤツラに漬け込まれますよ</p><p>だから、君にそういうことを求めてはいないっ黙っていてくれたまえっ</p><p>歌晏グループと香月グループの会長のお嬢様たちなんだぞこの方たちは</p><p>マッド・ホリの顔がはとなる</p><p>うん、マジで</p><p>ええ、今日は平服ですしパーティなどの席では、なるべくあなたから遠く離れたところに居るようにしていますから、お気づきにならなかったんだと思いますけれど</p><p>桃子姉ちゃんが苦々しい顔で、言う</p><p>エリカさんの学校の友達とかじゃないんですか家出した先の</p><p>聞いていなかったのかねエリカが家出して向かったのが、香月家だったんだよ</p><p>えっ聞いて無いですよー</p><p>話したよ、わたしはっ</p><p>いやいやいや、ボクは香月セキュリティ・サービスが関わっているのは聞いてましたが、香月家そのものが関係しているというのは</p><p>もう黙っててくれたまえっ</p><p>このコントいつ終わるんだろう</p><p>桃子姉ちゃんが、安奈圭一郎氏をジトッと見る</p><p>あああ、済みませんどうぞどうぞ中へお入り下さい</p><p>２５０４室の内部は中規模の会議室になっていた</p><p>ああオレたち交渉団の人数が増えたので、翔姉ちゃんが多人数で話し合える部屋に変更してくれたんだな</p><p>部屋の奥には綺麗な４０代の女の人が、座っていた</p><p>オレたちに気付いて立ち上がって、頭を下げる</p><p>エリカの母でございますこの度は、エリカがご迷惑をお掛けしました</p><p>この人が安奈さんのお母さん</p><p>オカダ先生の件はどんどん炎上していますねヤバイ話が次々とリークされて</p><p>某カラサワ氏もそうでしたがオタク第1世代を名乗っていた人たちは</p><p>ヤマトの頃にオタクだったというだけで</p><p>実は、その後のアニメやマンガにたいして興味が無かったという</p><p>ここ20年ぐらいの作品をちゃんと見ていないどころかガンダムやボトムズ、戦隊や宇宙刑事辺りの話もホントに見てたのっていうぐらい怪しい話しかしないし</p><p>オタクは死んだのではなくオカダ氏たちがオタクの流れについていけなくなっただけどころか</p><p>実は最初から大したオタクでは無かったという</p><p>うーむ恐ろしい</p><p>1146．夜を迎える　／　ＡＯ</p><p>オッケー、了解、判りましたぁーっつまり、色々とボクたち双方に誤解があったというわけですねぇ</p><p>全員が部屋に入り安奈エリカさんと瑠璃子、桃子姉ちゃんたちが椅子に座った途端</p><p>安奈さんの許婚者候補窓堀革命《マドホリ・タダシ》は、安奈さんの両親を差し置いて喋り出した</p><p>あれだけ安奈さんの父親から、君はもう黙っててくれと言われたのにめげないのは凄い</p><p>ああ、そうそうそうですねご挨拶が遅れましたボクは、エルオー大学で社会学者をやっています窓堀革命です革命と書いてタダシと読みます生まれながらの革命児ですなんちゃって</p><p>ところでどうして、この部屋からはネットにアクセスできないんですボクとしては今回の件についても、ネットに公開して、ボクのフォロワーたちから広く意見を集めたいと思っていたんですけれど</p><p>窓堀は自分のスマートホンを取り出して、そう言う</p><p>申し訳ありませんが、ここは普段は大切な会議をするための部屋ですから、電波は完全に遮断されています</p><p>確かにホテルの２５階なのにこの部屋には窓が無かった</p><p>まあいいですけれどね会話の内容は全て記録して、ネットには後でアップしますから</p><p>窓堀は、ムッとしながらそう言う</p><p>ボクは今、毎週、ボクの思想を発信し、日々の活動を報告するネットの番組を生放送で配信してますしああ、最近、どんどん色々な媒体に顔を出しているんで当然、皆さんの中には、ボクのことをご存知な方は多いですよね</p><p>何だその自信は</p><p>時々はテレビとか雑誌とかにも、たまに載るようになりました今年の今、輝いている若者３０人の中にも入れてもらえてますしそれから、社会問題や、政治についてみんなで語り合うようなイベントで、よく現代の若者代表として出演させてもらうことも多いですねぇ</p><p>自慢げにそう言う</p><p>ボクが代表を勤めているＮＰＯ法人若いボクらが地球を廻すなんちゃって革命団でも、企画事業で毎月色んなイベントをやってますし先月は、＊＊党の＊＊先生と＊＊新聞の政治部の＊＊さんとエッセイストで評論家の＊＊先生とボクで日本とアジアの明日はどっちだっていうパネルディスカッションをしたんですけれどボクの意見が、かーなーり好評でした＊＊新聞でも取り上げてもらえましたし</p><p>それは、＊＊新聞の記者を出演させたからその新聞に掲載されているんじゃないだろうか</p><p>あ、ちなみに、ちなみにボクの戦闘力は今、１００２１ですっもちろん、それってフォロワーの数のことですけれどねっうっひひっ夢の１万人ですよっ</p><p>何を言っているのかよく判らない</p><p>いやぁ、今日はエリカさんの件で来たのに歌晏グループと香月グループのお嬢様と友達になれて、ラッキーですこれはもう、相互フォローですよねっネットでも、リアルでもうっふっふ</p><p>窓堀くん、ちょっと落ち着き給え</p><p>舞い上がっているマッド・ホリに安奈さんの父親が、苦言を呈す</p><p>いえ、安奈さんのお父様こうなったら、先にこの方の問題から片付けてしまいたいと思いますわ</p><p>桃子姉ちゃんが苦笑して、言う</p><p>わたくし、面倒なことは先に片付けてしまいたい性分ですから</p><p>ヨッちゃんも、そうだよね</p><p>この後、安奈エリカさんのことで真面目な話をしなくちゃいけないんだからこんな人のことは、とっとと片付けちゃいたいよね</p><p>うん、それはそうだよな</p><p>どう見ても、この青年は桃子姉ちゃんと瑠璃子に、自分を売り込むことしか考えていない</p><p>安奈エリカさんのこととか、二の次になっている</p><p>できればどこかへ消えて欲しいと思う</p><p>じゃあ、あたしたちで大至急、排除しちゃうねっ</p><p>歌晏さんやルリちゃんは、黙ってていいよっこういうタイプの男の人と話すと口が汚れるからあたしたちに任せておいてっ</p><p>でも、一応ヨッちゃん、世の中には、こういう変な人が居るっていうことも知っておいてね</p><p>えっと、あの君は何何なのかなちょっと邪魔しないでくれる今、ボクは大事な話をしているところなんだからさ</p><p>寧の美貌にも動ぜず窓堀は言う</p><p>こいつ女性に興味は無いんだろうか</p><p>ああなたのことなんてどーでもいいんだよっそう言えばさあなたって、エルオー大学で社会学者をやってますとか名乗っているけれどホントはただのエルオー大の大学院生でしょっ</p><p>普通はそこの大学で教えているとか、そこの大学で博士号を取ったとかでないと＊＊大の学者とか名乗っちゃいけないんじゃないのせめてちゃんと論文を書いて大学院で修士を取るぐらいじゃないとさまだただの大学院生なのに、学者を名乗るなんてのは、相当恥ずかしいことだと思うけどっ</p><p>窓堀は</p><p>あーあー、それボクのアンチの人が、よくそーやってボクを批判するんですけれどねぇかぁー、またかぁっ</p><p>下品な笑みを浮かべて</p><p>常識的に考えたら学問を志して、そこの大学で研究をしている人間は、全て＊＊大学の学者を名乗ってもいいものだと思いますけれどねーだって、大学で教えてたり、博士・修士課程を修めていないと学者と名乗っちゃいけないとかそんな法律は、どこにもないわけですしボクが今、エルオー大学で研究していることは事実なんですからそこには嘘はないわけで真実はひとーつ</p><p>ああもちろん、ボクは表現の自由は守られるべきだと思う護憲派の社会学者ですからあなたの視界の狭ぁい認識をボクは否定はしませんけれどね人の考えは様々ですからどんなに偏った意見でもまあ、言いたいことも言えない世の中より知ったかぶりで勝手なことを言う人が許されている社会の方が健全なわけですし</p><p>そんなスラスラと言葉が出て来るところを見るとこいつ、いつも同じことを言われて、毎回反論をしているんだと思う</p><p>でもさっ、あなたの場合はエルオー大で研究しているっていうのも経歴ロンダリングじゃないっ</p><p>何だ経歴ロンダリングって</p><p>あわー、出た出たいつもの誹謗</p><p>窓堀は言う</p><p>今ボクがあなたを訴えたら、確実にボクが勝ちますよ賠償金２０００万円ぐらいで裁判します今のは、それぐらいのレベルのヘイト・スピーチですよ</p><p>何でこいつこんなにノリノリなんだ</p><p>寧は、そんな窓堀の言葉を無視して</p><p>ヨッちゃん、この人さ大学院だけは、エルオー大学みたいな超一流のトコに通っているけれどその前に居た大学は、少しレベルの下がるアサノ大学なんだよねっ</p><p>大学は入りやすいアサノ大を卒業して大学院から名門のエルオー大に移って、今はエルオー大の窓堀としか名乗らないのよっ</p><p>それが何か問題でも</p><p>マッド・ホリは、そう言うが</p><p>え、君ホントはアサノ大なのかね</p><p>安奈さんのお父さんは、知らなかったらしい</p><p>しかも、そのアサノ大学だってＡＯで入ったんじゃないっ</p><p>エーオー</p><p>えっと、ヨッちゃんに説明するとＡＯ入試っていうのは、他の普通の学生みたいに入学試験を受けずに志望書と面接と小論文だけで、入学できちゃう制度のこと</p><p>そんな制度があるんだ</p><p>つまり、この人はちゃんとした学力試験を受けてないのよ</p><p>はいはいはいいつもいつも、同じ低レベルの批判をありがとーございますっ</p><p>窓堀は答える</p><p>ホーント、ＡＯ入試ってのはテッテーテキに勘違いされてますけれどまず、これはアドミッションズ・オフィス入試の略で、各大学でそこの大学がこういう人材が欲しいという理想の学生像に合った学生を探しているということから始まっているんですつまり、ボクがアサノ大学が考えている理想の学生だったというだけのことです</p><p>とは言うものの多くの私立大学では、少子化で学生が減っているから、手っ取り早く学生を確保するために、安易にＡＯ入試で合格者を集めているっていう批判もあるよねっ</p><p>はいはいま、ごく一部のテイノーな大学には、そういう例もあるんでしょうがねボクの卒業したアサノ大学は、まあエルオー大ほどとは言いませんがそこそこレベルの高い大学ですよＡＯ入試だって、バカじゃ入れないんですよだから、ボクに関してはその批判は、的を得ているとは言えないと思いますけれどね</p><p>的を射るよ</p><p>こいつは失礼、口が滑った、リベラシオンボクは社会学者なんで、国語は苦手なんですよたはははっ</p><p>いや、社会学者とか関係無いだろ</p><p>ＡＯ入試っていうのは、いわゆる一芸入試とは違うのよねスポーツで抜群の実績があるとか、伝統芸能をやっている子だとか、その他普通の学生にはない特別の能力があるから特別に学力試験抜きで入学を認めるとか</p><p>そのまま桃子姉ちゃんが、窓堀に尋ねた</p><p>ええ、アサノ大の場合は、そういうんじゃないですねっていうか、まず訂正しておきたいんですけれどＡＯ入試だって、最低限の学力はチェックされますよホントにバカは入れないですからで、それ以外に学生自身の社会との関わりですよね留学経験があるとか、ボランティア活動の実績があるとか、ＮＰＯで社会に貢献する活動に参加していたとかそういうのが重視されますから</p><p>窓堀は、ノリノリで答える</p><p>ああ最初から批判的に対した寧に対して</p><p>桃子姉ちゃんは自分が話題にしているＡＯ入試について興味があるように尋ねてきたから</p><p>機嫌良く返答しているんだ</p><p>ブッちゃけねアサノ大のレベルになねと、ＡＯ入試だって合格するのは大変なんですよボクの見たところ一般入試で合格するよりも難易度は高いと思いますね</p><p>ボクの場合は中３時には、もう大学はＡＯ入試で入ろうって決めてましたからいや、大変でしたとにかくね合格するためには、分厚い活動実績が必要なんですよだから、ＡＯ入試専門の予備校があるんですけれど高１から高い金を払って、その予備校に通って大学の審査に通りやすいボランティアとか社会活動をしている団体を紹介してもらったり、留学もカナダとフィリピンに短期留学しましたフィリピンなんて、実際は英語学校から一歩も外に出てないんですけれど現地のボランティア団体と一緒に活動したことにしたりしてだアサノ大に出した自己推薦にはその時のフィリピンでの経験によって格差社会の問題について痛烈に考えるようになったっていうことにしていますけれどまあ、嘘なんですけれどでも、ほらそういうことを書いた方がウケが良いわけですし</p><p>何なんだこいつ</p><p>今、ボクが代表をしているＮＰＯ法人・若いボクらが地球を廻すなんちゃって革命団も、高２の時に母と作りましたはい、１００パーセントＡＯ入試で合格するためですそこまでやっちゃう学生は、なかなかいないですからねでも、ＡＯ入試予備校で紹介してもらった政治家の先生とか、新聞記者とか、弁護士とか、社会活動家とかそういう人たちと会って話をする機会は、ＮＰＯ法人を作ったことで増えましたしそうやって実績をですねぇ一緒に握手したりしている写真も自己推薦に使えますから、そういう努力はとことんやったんですよホント、ボクは頑張ったんですあの頃のボクを褒めてあげたいっいえ、今のボクだって凄い、偉い、頑張ってますっ</p><p>つまりですねぇ大学が望む学生像に合った人間になるために、ボクは高校３年間を貴重な青春時代を捧げたわけですよお金も、いっぱい使いました１千万円とかじゃ足りないと思いますもちろん、ボクのお金じゃないですけれどそれはボクという優秀な子供に、親がしてくれた投資ですから有望だからこさの投資ですそれがボクなんですだから、ＡＯ入試に受かったんですっ</p><p>普通に勉強して、普通に受験するのでは、どうしてダメだったんですか</p><p>引き気味に瑠璃子が尋ねる</p><p>あー、判ってない判ってない判ってないなぁぁいいですかぁ普通の入学試験で合格したんじゃ、それはただ単に頭の良い学生ってことにしかならないじゃないですかっ</p><p>窓堀は、豪語する</p><p>とっころがギッチョンですねぇＡＯ入試で合格するっていうのは、大学から理想の学生として選ばれるっていうことなんです頭だけじゃないんです社会に関心があって、積極的に社会と関わっていてそして、その活動を優秀性を、社会から認められているっていうことです今のボクはたくさんの政治家や新聞記者やジャーナリストや社会活動家の知り合いがいますからそういう人たちが、みんなボクのことを推薦してくれるんですよっお願いすれば２０万円ぐらい持っていけば、みんな推薦書を書いてくれます</p><p>どうして、そんなに自信たっぷりなんだろう</p><p>でも、それって政治家っていっても、一部の政党の人でしょ新聞記者とかジャーナリストだって、どんどん信頼されなくなっているし社会活動家なんて、ホントは何している人か判らないし</p><p>ホント、判ってないなぁ日本は肩書き社会なんですよ若い世代なら、人と出会ったら、一度ネットで検索してその人の評判を確かめたりもしますけれどね年輩の世代には、そういうスキルは無いわけですから＊＊さんを知っているとか＊＊先生から高い評価を得ているってだけで、充分、食い込めますからボクなんて、＊＊党の＊＊先生の名前を出させてもらうことであちこちに食い込ませてもらってますからいや、ボクもことある度に＊＊先生は凄いってネット配信やイベントで話してますから持ちつ持たれつの関係なんですけれどね</p><p>そう言えば君は、わたしと最初に会った時も＊＊代議士の名前を出していたね</p><p>安奈さんの父親が言う</p><p>はいいつも使わせていただいてますっ本当は、３回だけそれも５分ぐらい会っただけなんですけれどいや、＊＊先生の秘書の上から５番目ぐらいに偉い人とは仲が良いんですだから、＊＊先生の党のネット戦略や、若者向けのアピールなんかには、ボクのＮＰＯが関わってますから</p><p>ペラペラと窓堀は、喋り続ける</p><p>ボクはまあ、ネット配信とかでも公言してますけれど今は、大学院生ですけれど、別にこのまま研究者になるつもりはないんですまあ、通りが良いから社会学者を名乗ってますけれど、このままそうですねぇ、３０代まではテレビとかにガンガン出て、世間に名前を売ってですねそれで、いずれは政治家に転身したいんですよほら、最初っから政治家を志しても無名だと、政党の下の方でメンドクサイ仕事をやらされるじゃないですかボク、そういう下積みとか嫌いですし無意味だと思うんですよねだって、そこそこ名前があればフォロワーが多ければ、それはそれで１つの力票につながるわけですから、最初っからデカイ顔をして国会へ行けるわけじゃないですかやっぱり、顔と名前が世間に知られてないとだから、３０代までは社会学者で知的なイメージで売るんですま、一応、大学にコネも作っておきますけれどほら、政治家の先生たちって落選したら、大学の先生になって次の選挙まで食いつなぐでしょいや、ボクは落選しませんよボクは負けそうな勝負はしませんから選挙に出るんなら、確実に勝ちますけれどでも、大学にコネがあれば今、大学院に通っているエルオー大でも、卒業したアサノ大でも、ボクのコネで、落選した先生を非常勤講師に推薦してあげられるよっていうことになれば、他の政治家たちよりも立場が上になれますし</p><p>まるで狂ったように窓堀は、ペラペラと話し続ける</p><p>そんで政治家になって何がしたのさっ</p><p>ボクは大統領になりたいんですよ憲法を改正して、日本を大統領制の国にして、この国の最初の大統領になるんですっ１５年くらい先の予定ですけれど</p><p>ニターッと窓堀は微笑む</p><p>いやいやいや、だからさっ大統領とかじゃくって、政治家として何がやりたいのさっ</p><p>寧は、改めて尋ねる</p><p>ボクはボクが大統領になること以外は特に何も考えてませんよ個別の政策とかはそういうのは官僚とか、政策ブレーンとかにこういうのはどうですって提案させて、ボクがそれ採用って決めていけばいいんですからそんな細かいことまで、ボクが一々考える必要はないんですよ大統領ですよ偉いんですからしかも、ボクは死ぬまで大統領ですからそういう風にするために、憲法改正です</p><p>それは大統領制じゃなくって、ただの独裁じゃないの</p><p>桃子姉ちゃんは、ムッとして怒る</p><p>あっ、あっ、あーっ知らないんですかぁ下手な民主主義は、衆愚政治になっていくだけなんですよ民衆の本質は愚鈍ですから優秀な人間による独裁政治の方が、国家の運営はスムーズになるはずなんですだって、ボクは優秀なんですからこんなの常識ですよパッパリラリラ</p><p>何か変だ</p><p>どう見ても普通じゃない</p><p>革命ですよ文字通り窓堀革命による、革命を起こすんですボクには、それができるっだってボクは優秀なんですから優秀で、努力家です頑張ってますホント凄いなあ、偉いなあ、ボクいずれは、日本国民１億２千万人が全てボクのフォローワーになるんですっボクに従うことになるのでーすタリラリラーン</p><p>君がそういう思想の持ち主だとは、思わなかったよ</p><p>安奈さんの父親安奈圭一郎氏が言う</p><p>君はもっと頭が良くて、真面目で実直な若者だと思っていたどうしてしまったんだ普段の君は、そんな人物じゃなかっただろう</p><p>普段も、心の中はこんなですよーっいつものボクは、ネコを被っているだけですからっだーって、演技しないと今の政治家、ジャーナリスト、活動家、それから色んな企業の人たちボクに協力してくれそうなオッサンたちを騙せないじゃないですかだから、普段は真面目でキリリっとした若者を演じているんですっだって、ボク現代の若者代表なんですからーっゲッチュー</p><p>窓堀は、不意に</p><p>あれ何でこの部屋に、巫女が居るんだ</p><p>突然巫女服を着ている月子に、気付く</p><p>あれ君、いつ入って来たの</p><p>ポカンとしている窓堀</p><p>月子は、ずっとオレたちと一緒に居た</p><p>白と朱の目立つ巫女衣装を着ているのに、今まで気付かなかったなんて</p><p>そんなはすが無い</p><p>月子さんもういいよっはい、カット</p><p>寧がそう言った瞬間</p><p>ひっ、ぎゃふんっ</p><p>窓堀青年は突然、力が抜けたようにヘナヘナと床にへたり込む</p><p>あなたが、力を使っていたのね</p><p>桃子姉ちゃんが、月子に言うが</p><p>公様よりこの方を排除せよという指示がございましたから</p><p>そうだよっだから、あたしと月子さんで本性をバラしたんだよっ</p><p>寧が、月子を見てニィと微笑む</p><p>心の中で思っていらっしゃることを包み隠さず、率直に話されるようにしただけです人格を変えてしまうような、強い力は使っていません</p><p>だから、今のがホントにこの人の本性なんだよ世の中の人のことを全員見下してて自分にしか興味がないんだよね自己評価が高すぎるから現実世界でも、みんなから評価される人間にならないといけないっていう欲求が強いんだよ</p><p>だから、わざわざＡＯ入試を受けて優秀な学生と認められたいとか</p><p>ネットで積極的に発言したり、公の場に出たがったり</p><p>人生の目標を独裁政治家にしたりしているのか</p><p>どうせ安奈さんのお父さんに取り入った時も頭良さげで、マトモな人のフリをしてたんだろうしさっ</p><p>いかかです安奈さんこういう本性の男性を、エリカさんの許婚者になさって良いのですか</p><p>桃子姉ちゃんが、改めて安奈さんのお父さんに尋ねた</p><p>本当に今のが彼の本音なのですか</p><p>安奈さんの父親は、半信半疑のようだった</p><p>そうだと思いますこの巫女さんにはそういう不思議な力があるみたいですから</p><p>桃子姉ちゃんは、月子を見る</p><p>ええ、この少女の特殊能力は、わたくしが保証致します</p><p>香月家の臣下でございますか</p><p>安奈圭一郎氏は、翔姉ちゃんに尋ねる</p><p>いいえ、香月セキュリティ・サービスのエージェントではありません黒森家に属している子ですわ</p><p>黒森家</p><p>はい安奈様は黒森家のことは、もちろんご存知だと思いますが</p><p>安奈さんの亡くなった祖父も大昔に黒森家の娼館に通っていたし</p><p>大企業専門の監査法人の代表なんだから黒森家の存在は、知っていないとおかしい</p><p>名誉ある方々の、特別な秘密をお預かりするのですからこういう、人の心に触れる特殊能力を持つ人材を抱えていらっしゃるんです</p><p>こちらが黒森家の黒森公様です今日は、わたくしたちと一緒に来ていただきました</p><p>改めて瑠璃子が、オレのことを紹介してくれた</p><p>あ、初めまして黒森公です</p><p>慌ててオレは、挨拶をする</p><p>で、取りあえず安奈エリカさんとこの人、窓堀革命さんの話は無かったことにしていいですよね</p><p>いや、わたしとしては本当に、わたしの眼が曇っていたというか取り消せるものなら、取り消してしまいたいと思いますが窓堀くんは納得してくれるだろうか</p><p>安奈父は不安そうに、そう言う</p><p>あ、それなら大丈夫です月子</p><p>この窓堀っていう人から安奈さんに関する記憶を消せ</p><p>それでしたら、消すよりも付け足す方が早いですわこの人の精神に与える影響も少なくて済みますし</p><p>付け足す</p><p>ああ、判った安奈エリカさんとの婚約の話があったけれどちょっと気に入らないことがあったので、自分の方から断ったという風に、記憶を足してしまえばいいんだっ</p><p>そういうことでございますその方が、この方のプライドが傷付きませんから拒絶反応無しで、すんなり受け入れると思います</p><p>うん、じゃあここのホテルまで来て、実際にエリカさんを見たら、自分の思ってた感じと違った好みのタイプじゃなかったから、自分から断ったっていう設定でいこうよっ</p><p>寧の提案を聞いて月子は、オレを見て</p><p>それでよろしいですか公様</p><p>ああ、そういう風に、この人に記憶を付け足してくれ月子</p><p>あ、月子さんついでにさ、今すぐにやらなきゃいけないこととして、この人の記憶にデス・クィーン島へ渡って、全ての暗黒聖闘士を打ち倒して、フェニックスの聖衣を手に入れるっていうのも書き込んでおいて</p><p>フェニックスですか</p><p>あ、待って天竺までありがたいお経を取りに行くでいいや犬、猿、キジのお供を連れてで</p><p>あ、犬、猿、キジはやっぱり止めるお供は、ミクラスとアギラとセブンガーで</p><p>え、ヤッちゃんウィンダムじゃないの</p><p>いや、そこはセブンガーでいくよっ</p><p>寧は断固として、そう言う</p><p>意識が高い系というのは、最近、問題になっていますが</p><p>わたしが昔、演劇の裏方の仕事をしていた頃は</p><p>演劇をやっている人たちなんて、意識が高い系がホントに多いですから色々、大変でした</p><p>反戦を訴える芝居を上演しながら</p><p>離婚した子供の養育費を払っていないような人とか</p><p>自分に甘いくせに、他者に厳しい人たちうーん</p><p>1147．夜を迎える　／　答え合わせ・１</p><p>・安奈圭一郎／５１歳大手監査法人の代表エリカの父</p><p>・安奈和美／４８歳エリカの母</p><p>はい、それじゃああたしたちと会ったっていう記憶は消して</p><p>寧が、月子に言う</p><p>はいでも、心に驚くの痕跡が残っていますから、このホテルに来る直前に、交差点を渡っていて車に跳ねられそうになったという偽の記憶に差し替えますわ</p><p>いいね、いいねそれでいいよね、ヨッちゃん</p><p>月子が自称・社会学者の窓堀革命の記憶を操作していく</p><p>はい必要最低限の改変を致しましたこの程度でしたら、心が壊れてしまうことは無いと思いますわ</p><p>記憶の深い層にまで無理矢理に手を突っ込んで、書き換えたわけではない</p><p>まだ記憶が脳に定着していないオレたちと出会ってからの数分分を消去し</p><p>自分から、安奈エリカさんとの婚約話を断ったという偽記憶とどうしても、天竺まで行って有り難いお経を取りにいかないといけないという強烈な衝動を植え込んだだけだ</p><p>オッケーイそんじゃ、頑張って天竺まで行ってきてねっ</p><p>寧がぼんやりしている窓堀に言う</p><p>えっとあの天竺がインドだってことき知っているんですけれどお経って、どこへ貰いに行けばいいんです</p><p>眼がうつろなまま、そう言う窓堀に、寧は</p><p>それぐらい、自分でネットで検索しなさいっ</p><p>はあそれとお供のミクラスとアギラとセブンガーって</p><p>ミクラスは、５００円のソフビで売ってるからアギラは前のＥＸシリーズで出てたけれど、もう売ってないからネットオークションとかで探してセブンガーはプレイヒーローの対決セットでちょっと前に売ってたから、それもネットで探してゲットしてねっ</p><p>はあ判りました</p><p>とにかく、あなたみたいな人はインドに行って自分を見直して来た方がいいからっ急いで行って、すぐに出発お経が貰えるまでは、帰って来ちゃダメだからっ</p><p>窓堀は、返事をする</p><p>じゃ、出口はそつちだからっミッちゃん、ドアを開けてあげてっ</p><p>はい、お帰りはこちらでございます</p><p>美智が開けたドアに向かって、とぼとぼと歩く窓堀</p><p>じゃあねっもう２度と、ここに居る人たちの前には顔を出さないでねっバイバーイっ</p><p>窓堀は、何も言い返さずにそのまま外の廊下に出て行った</p><p>翔姉ちゃんも廊下に出て</p><p>吉住くん</p><p>はい、関さん</p><p>香月セキュリティ・サービスの警護員を呼んで、何か指示する</p><p>一応窓堀が帰宅するまでは、監視を付けておくのだろう</p><p>頼むわね</p><p>警護員が急いで窓堀の後を追うのを確認すると、翔姉ちゃんは再び部屋の中に入って来る</p><p>美智がドアを閉めた</p><p>再び、この完全防音、盗聴不可能な会議室が外部と遮断される</p><p>しかしこうやって間近で見させてもらうと、本当に恐ろしい力よね</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、月子に言う</p><p>人の心を読み記憶を操作し、人を操る</p><p>わたくしは、鷹倉神社の巫女を継ぐ女でございますから</p><p>月子は、やんわりと微笑むと</p><p>わたくしには、こういう力があるということをご理解下さいませ</p><p>安奈さんの両親と安奈エリカさん本人に言う</p><p>巫女姿で神秘的な雰囲気のある美少女の言葉には重みがあった</p><p>月子には、この部屋に居る人間全員の思考と記憶が読み取れますし書き換えることもできます思考を書き換えれば、月子の思い通りの行動をさせることもできますし記憶を書き換えれば、皆さんの過去を改変してしまうこともできます</p><p>でも、月子はオレの指示が無ければ、勝手に他人の心に手を付けるようなことはしませんから、安心して下さい</p><p>心の中が見透かされるのは仕方ないのよね</p><p>はい月子には、見えちゃってますからそれはもう諦めて下さい</p><p>オレが、そう言うと寧が</p><p>安奈エリカさんも心の中に隠していること、全部、丸見えになっちゃっているからねっ</p><p>不安そうに、こちらを見る安奈さん</p><p>彼女は今、別室に高畑茉莉花さんが来ていることは知らない</p><p>オレと寧が、ここへ来る車の中で高畑さんから、今回の件の詳細を聞いていることも</p><p>あの、それでわたしたちは、どうすればよろしいのですか</p><p>このような不思議な力を見せられていや、それ以前に歌晏様と香月様のお嬢様たちに来ていただいてさらに香月セキュリティ・サービスの関さん、裏の世界の黒森家の方までいらっしゃったのではわたくしとしては、ただ、皆さんに従うしかありません</p><p>そうオレたちに話す父親を安奈エリカさんは、寂しそうに見ている</p><p>安奈さんの母親も</p><p>そうね公ちゃんどうやって決着をつけるつもり</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに微笑む</p><p>今夜のわたくしはあくまでも立会人ですから公ちゃんたちに任せるわよ</p><p>オレは安奈エリカさん自身が話してくれたこと</p><p>それから、車の中で高畑茉莉花さんから聞いた話</p><p>２つの情報を知っている</p><p>その上で安奈さんたちの家族のこれからのことを考えて</p><p>１番良い形で、解決するためにはえーっと</p><p>ヨッちゃんちょっと、しばらく、あたしと月子さんに任せてくれるかなっ</p><p>あのさ多分、今回のことって何の問題もなく片付けるためには、結構、手間が掛かると思うんだよねっ</p><p>うんオレもそう感じている</p><p>だからさっちょっと、丁寧なアプローチをしたいんだよねっ</p><p>寧には、何か良いアイデアがあるらしい</p><p>それなら任せるべきだろう</p><p>判った寧と月子に任せるよ</p><p>ちょっと公ちゃん、この人に任せても平気なの</p><p>ああ、桃子姉ちゃんは寧のことは良く知らないんだよな</p><p>問題ありませんわ桃子お姉様</p><p>香月家を代表して、瑠璃子が言う</p><p>寧お姉様はお兄様が最も信頼されていて、最も愛していらっしゃるお姉様ですから</p><p>もちろん、わたくしも心より信頼しております</p><p>わたくしも、そうでございます</p><p>とても頭の良い人ですわ寧さんは綺麗すぎる笑顔で、ついついダマされちゃいますけれどね</p><p>翔姉ちゃんも、笑顔でそう言ってくれた</p><p>もう、酷いなぁっあたしはダマしてないよっ</p><p>とてもお美しいというのは、真実ですわ</p><p>ああ、この２人は同い年なんだよな寧は１年留年しているから、学年は違うけれど</p><p>さっきの男の人に寧さんの美しさを認識させないようにするのは大変でした記憶に残ってしまうと、消さないといけなくなりますから</p><p>そうかマッド・ホリが、寧の美貌に反応しなかったのは</p><p>いや、歌晏桃子姉ちゃんや瑠璃子の顔を、なかなか認識できなかったのも</p><p>月子が、マッド・ホリの認識力に介入していたからか</p><p>そういえば、目立つ巫女の衣装を着ている月子自身のことも窓堀に認識させてなかったものな</p><p>ありがとっ、月子さんっそんでこういう風にしたいんだけどさ</p><p>寧は頭の中で、思考する</p><p>うん、言葉で打ち合わせしなくていいっていうのは楽でいいよねっ</p><p>寧は、そう言うと</p><p>ほらほら、ヨッちゃんは座って見てて他の人も、翔お姉さんも、ミッちゃんも、山田さんもさっ</p><p>わたくしは桃子お嬢様の警護役でございますから</p><p>セバスティアヌスこと山田梅子さんが言う</p><p>美智もそうだけれど名家の臣下は、こういう時には基本的に主人の背後に立っている</p><p>いいわ、セバスティアヌス座りなさい</p><p>立ったままだと危険なんでしょこの人の力が放射されるんだから</p><p>いえいえ、そうじゃないよっ月子さんの力は、指向性が強いから間違って他の人に影響が出ることは無いからたださ</p><p>せっかくだから皆さんには、傍聴人になって欲しいんだよねっ</p><p>傍聴人</p><p>これは、そういう秘密が解き明かされる場だからさっ</p><p>オレは見逃さなかった</p><p>寧の秘密という言葉に反応したの安奈エリカさんと、彼女の母親だけだ</p><p>父親の安奈圭一郎氏はぽかんとした表情のままだった</p><p>では、座らせていただきますわこの部屋の中でしたら、警護の必要はありませんし</p><p>翔姉ちゃんが率先して、椅子に座る</p><p>失礼させていただきます</p><p>美智も近くの椅子に座った</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんも席に着く</p><p>っていうことは月子さんは、その辺に居てくれる</p><p>寧が月子を、部屋の全員の顔が見える位置に移動させる</p><p>白と朱の巫女服を着た月子がオレたちを見る</p><p>うんその位置からなら、全員に巫女の力を使うことができるな</p><p>そんで、あたしが検事で弁護士ってことになりまーすっ</p><p>黒のスラッとしたパンツスーツ姿の寧は確かに法廷に立つ法律家のように見える</p><p>まあいいわお手並みを拝見させてもらうわよ</p><p>桃子姉ちゃんが、寧に言う</p><p>安奈エリカさんと彼女の両親はとっても不安そうだ</p><p>はーい、それではこれより安奈エリカさん家出事件の真相に迫りたいと思いますっまず始めにエリカさんのお父さんっ</p><p>わ、わたしですか</p><p>いきなり呼ばれて驚く安奈圭一郎氏</p><p>はい、そうですっ安奈圭一郎さんあなたは、お嬢さんのエリカさんが今回家出してしまった理由に、心当たりはありますかっ</p><p>安奈父は改めて、娘の顔を見るが</p><p>いや、あのそれが大変、お恥ずかしいことですが</p><p>本当に何もないのですかっ</p><p>寧は月子の方をチラッと見る</p><p>わたくしからお話した方が、よろしいですか</p><p>うろたえる安奈父</p><p>この人の前で、隠し事は無意味ですわよ</p><p>桃子姉ちゃんが、ニヤッと笑って言う</p><p>わたくしや瑠璃子、公ちゃんや関さんにはもう隠せないと思われた方が良いですわ</p><p>安奈様こちらで聞いたことについては他言致しませんご安心下さい</p><p>翔姉ちゃんが安奈父に言う</p><p>わたくしや瑠璃子公ちゃんたちも秘密は守りますわ</p><p>ああ、守りますし守らせます</p><p>オレは安奈父に約束する</p><p>エリカは、自分の出生について気付いたのだと思いますそのことについて、わたしたち夫婦がずっと黙っていたことを怒っているのだと思います</p><p>安奈父は仕方なく話してくれた</p><p>安奈エリカさんは、ジッと無言で父親を見ている</p><p>わたしたち夫婦は結婚以来、なかなか子供に恵まれませんでした病院にも夫婦で通い、色々な方法も試してみたのですが上手く行かずそれで、あの最終的に、代理母出産を致しました</p><p>オレも桃子姉ちゃんも驚かなかったのは</p><p>そこまでの話は翔姉ちゃんの調査報告から、聞いていたからだ</p><p>安奈エリカさん自身は、亡くなった祖父の遺した日記からその事実を知っていたはずだ</p><p>代理母出産と申しましても色々な方法がありますしかし、わたしたちが選択したのはわたしと家内の受精卵を、代理母の子宮に入れるという方式ですですから違う女性の肉体を借りてはいますが、エリカこの子がわたしたちの夫婦の娘であるということには間違いはないのです</p><p>強い口調で、安奈父は言った</p><p>もちろん、代理母出産は、今の日本では認められていない行為ですのでアメリカの病院で、家内が出産したことにしてあります代理母のことは、完全に表に出ないようにしてあれますから法的にも、完全にエリカはわたしの娘なんですっ</p><p>父は改めて娘に</p><p>今まで隠していて話をしなくて悪かったでも、エリカお前は、わたしの娘なんだわたしと和美の</p><p>安奈エリカさんは、父親の言葉に堪えきらないで何か言おうとする</p><p>はいカット</p><p>安奈圭一郎氏が虚ろな眼で、虚空を見上げている</p><p>エリカさんとお母さんは、圭一郎氏の異変に慌てる</p><p>大丈夫ですわわたくしの力で、この方の思考を停止しましただけでございます</p><p>今、この方は何も見えていません何も聞こえていませんこの後、思考を再開しても思考が停止していた間のことは何もご存知ないままです</p><p>つまり安奈圭一郎さんは、今時間が止まっている状態だからっ</p><p>やっぱり安奈圭一郎さんは、真実をしらなかったうん、これで確認ができたよっ</p><p>桃子姉ちゃんが、寧に尋ねる</p><p>それは安奈様お母さんの和美さんだよね和美さんに聞いてみれば判るよっ</p><p>寧は安奈母に微笑む</p><p>教えて下さいっ安奈エリカさんはアメリカで代理母によって産まれたのは判ったけれどその受精卵の精子と卵子は誰のモノ</p><p>深刻な話だけに明るく尋ねる</p><p>安奈エリカさんの本当の両親は誰なのっ</p><p>安奈母は停止したままの夫を見る</p><p>主人には、本当に聞こえていないんですね</p><p>はい安奈圭一郎さんの知覚は全て停止しています</p><p>巫女姿の月子が答える</p><p>お母様教えて下さいあたしは、お母様から真実を聞かせていただきたいです</p><p>安奈エリカさんが、真剣な眼で母親に言った</p><p>彼女はすでに、祖父の日記から真実を知っている</p><p>それでも母親の口から、本当のことを聞きたいのだろう</p><p>この子が産まれた頃はまだ、お義父様がお元気でしたから</p><p>安奈母は小さな声で、話し始める</p><p>主人の精子では受精卵を作ることが難しかったのですですから、お義父様の精子をいただきましたいえ、そうするようにお義父様が指示なさったんです</p><p>主人には内緒なしていましたお義父様の精子をわたくしの卵子に体外受精させ代理母の方の子宮に入れていただいたのです</p><p>安奈母は真実を語る</p><p>ていうことはエリカさんの生物学上の父親は、お祖父様ということになるのね</p><p>なるほど亡くなる直前に、エリカさんを養女して、お父様と同じ遺産相続</p><p>の権利を与えたのは本当にご自分の子供だったからなのね</p><p>孫でなく、娘だから</p><p>養女にして自分の遺産の半分を、直接遺した</p><p>お義父様は主人がエリカが自分の娘でないことに気付いたら、腹を立ててエリカに酷い仕打ちをするのではないかと恐れられたのだと思います</p><p>安奈母は言う</p><p>ですからエリカを養女になさって、遺産を</p><p>安奈エリカさん自身に個人資産が有ればもし父親と不仲になっても自立できる</p><p>主人はエリカが生まれたことを本当に喜んでいましたし子供ができない理由が主人の身体にあったということをお義父様は、主人に知らせたくなかったのだと思います本当に長い時間を掛けて、色々な試みをしてみて、ようやく生まれた娘でございますから</p><p>ホントは自分の娘じゃなくって、お父さんと自分の妻の子だと知ったら可愛さ余って、憎さ１００倍になるんじゃないかって、思っちゃったんだよねっ</p><p>はいそうだと思いますわ</p><p>安奈母の言葉をエリカさんは無言で聞いている</p><p>すると、翔姉ちゃんが</p><p>わたくしたちが、エリカさんの出生の秘密を知ったのはエリカさんを出産なさった代理母の方が、黒森家の関係者だったからですわ</p><p>ハッとして安奈エリカさんは、翔姉ちゃんに振り向く</p><p>亡くなられた安奈エリカさんのお祖父様は黒森家を通して正確には、黒森家の番頭を務めていらっしゃった森下さんという方に、代理母となる女性をお求めになられたんです</p><p>アメリカに長期滞在して秘密裏に子供を産むことを受け入れてくれる女性だ</p><p>その上口が固くて、絶対に顧客の秘密を守ってくれて後から、ゴチャゴチャしたことを言い出さない女性</p><p>となると昔の黒森楼で働いていた元娼婦が適任だ</p><p>安奈さんのお祖父さんは、黒森楼に通っていたから</p><p>森下さんに口利きを頼んだのも、よく判る</p><p>それで森下さんが、数年前に出産経験がある、理想的な代理母になれる女性を紹介したそうですわ</p><p>翔姉ちゃんの言葉に</p><p>高畑さん、お元気ですか</p><p>わたしが出産して産んだ子にしないといけませんからわたし、半年以上、アメリカで高畑さんと暮らしましたエリカが産まれるまでわたし、お産にも立ち合いましたし高畑さんの小さなお嬢さんも一緒でしたわ</p><p>それが高畑茉莉花さんだ１４年前の</p><p>つまり、安奈エリカさんと高畑茉莉花さんは同じ母体から生まれた姉妹</p><p>高畑香子さんは、最近、お身体の調子を悪くなさっていますがご健在ですお嬢さんの茉莉花さんも、今年高校生になられましたわ</p><p>翔姉ちゃんの安奈母への報告を、エリカさんも聞いている</p><p>まあ、そうですかアメリカで産まれたエリカを引き取って以来、高畑さんとはお会いしておりませんからいえ、そういう約束でしたので仕方ないのですけれど</p><p>安奈母は、寂しそうにそう言う</p><p>寧の合図で、月子が力を放出する</p><p>安奈父に続いて安奈母も、思考が停止する</p><p>時間が止まったままの状態になる</p><p>月子さん安奈さんのお母さんの記憶見た嘘とかは吐いてないよね</p><p>はい全てご自身の知っておらっしゃることを、正直に話していらっしゃいましたわ</p><p>月子が安奈母の心の様子を教えてくれた</p><p>だってさ、ヨッちゃんどうする</p><p>寧がオレに苦笑する</p><p>これってさ安奈さんのお母さんも、途中までしか真実を教えてもらってないってことだもんねっ</p><p>我が家の電話回線がイカレました</p><p>どうもネズミに噛まれたらしく、配線のどこが傷付いているか不明</p><p>修理の人に来てもらって、ルーターからの配線をやり直してもらいました</p><p>ていうか線だけ引いてもらって、壁や床への固定は私がやりました</p><p>1148．夜を迎える　／　答え合わせ・２</p><p>月子の巫女の力によって、思考停止の時間が止まった状態にさせられた安奈夫妻を見ながら寧が言う</p><p>安奈エリカさんは、黙ったまま表情を強張らせている</p><p>夕食の時に翔姉ちゃんがした説明ではここから先の話は出ていないから、桃子姉ちゃんは知らない</p><p>翔姉ちゃんは、プロだから完全に裏が取れる前に、不確かな情報を報告したりはしない</p><p>それと、正確な情報は移動中の車内で、高畑茉莉花さんからもたらされた</p><p>エリカさんのお母さんはなかなか子供ができない理由が、旦那さんの方だけに原因があったと思っているけれど</p><p>寧はぼんやりとした表情で、虚空を見つめたまま固まっている安奈母を見る</p><p>ホントはさお母さんの方にも、問題があったんだよっだから、亡くなったエリカさんのお祖父さんは</p><p>ハッと気付く桃子姉ちゃん</p><p>そうお祖父さんは、エリカさんのお父さんにはお前たち夫婦の精子と卵子を体外受精させて、代理母の胎内に仕込んだって説明したけれど、それは嘘だったよね</p><p>安奈エリカさんのお父さんはその説明を信じていた</p><p>だから、代理母による出産でもエリカさんは、自分と妻との娘だと言い切っていた</p><p>そんでエリカさんのお母さんには、息子の精子がダメだっので、自分の精子を代わりに使ったと説明してた</p><p>安奈父の精子＋安奈母の卵子を体外受精させて代理母の胎内に入れて、出産させたのではなく</p><p>安奈祖父の精子＋安奈母の卵子を体外受精させて代理母の胎内に入れたと</p><p>で、今、見た通り安奈さんの奥さんは、その説明を信じていた義理のお父さんが、息子の気持ちを傷付けないように黙っていて欲しいと言われたから、今までずっと秘密にしてきたって</p><p>安奈さんの家の先代は1代で、大手の監査法人を育て上げた方だからとても、威厳があって、カリスマ性が高い方だったそうよ</p><p>息子さんの安奈圭一郎さんは亡くなるまで、お父様には頭が上がらなかったみたいねお父様の命令には、どんなことでも逆らえなかったそうよ今でも亡くなられた先代には、強烈なコンプレックスを感じられているのだと思うわ</p><p>だから、息子の妻もエリカさんの祖父の命令を守り続けてきた</p><p>ずっと子宝に恵まれなかったのに、ようやく産まれた娘が</p><p>本当は、自分の娘でないと知ったら</p><p>しかも、頭の上がらない父の精子と自分の妻の卵子でできた子だと知ったら</p><p>絶望してしまうだろう</p><p>でもエリカさんのお母さんにした説明も、嘘だったんだよっ</p><p>お母さんの卵子も使えなかったんだよねだけど、それをそのまま言うと、お母さんも絶望しちゃうからさ</p><p>では安奈エリカさんは</p><p>桃子姉ちゃんの問いに安奈エリカさんは、ブルッと身体を震わせる</p><p>答えは1つだよ代理母に出産してもらったんじゃないんだよそのまま、普通に妊娠して、普通に出産したんだよね</p><p>そうつまり</p><p>安奈エリカさんは祖父と、代理母ということになっている黒い森の元・娼婦、高畑香子さんとの間に産まれた娘なんだ</p><p>エリカさんには安奈圭一郎夫妻との血縁関係は無いんだよっ</p><p>なるほどそれがエリカさんが、突然家出した理由なのね</p><p>桃子姉ちゃんは、納得する</p><p>自分が両親の子じゃなくってお祖父さんと別の女性の間の子だって知ったからなのね</p><p>しかも、本当のお母さんが黒森家の娼館で働いていた元・娼婦で、お祖父さんはお客様だったってこともお祖父さんの日記に書いてあったんでしょっ</p><p>寧の言葉に安奈さんは、ただただうつむいて、黙り込んでいる</p><p>この方の心は、そうだと認めていますわ</p><p>月子がやんわりと言う</p><p>ごめんなさいわたくしには、皆さんの心の全てが見えてしまっていますから</p><p>安奈エリカさんは、半泣きの眼で月子を見る</p><p>一応、わたくしたちの調査では安奈エリカさんの受胎は、人工授精でしたお医者さんの手で、精子と卵子を体外受精させて高畑香子さんの身体に入れていますそれは確実ですから</p><p>翔姉ちゃんが、エリカさんに言う</p><p>それはエリカさんが、祖父と元・娼婦の生々しいセックスで産まれたわけではないということを示している</p><p>たまたま、高畑香子さんを妊娠させてしまってお腹の中の子供を、言葉巧みに息子夫婦をダマして押し付けたとか、そういう可能性はありませんあくまでも、子供の誕生を熱望する息子夫婦のために、なさったことです黒森家の番頭さんだった森下さんに妊娠・出産してくれる女性を要望して森下さんが、それなら、よく知っている女性の方が安心できるだろうと、すでに娼婦を引退していた高畑さんを紹介なさったそうですそれは森下さんから証言をいただいています</p><p>翔姉ちゃんが、ハッキリと言う</p><p>自分の祖父と実の母親が以前は娼婦と客の関係にあったというのは</p><p>１４歳の少女にとっては、受け入れがたい話だろう</p><p>自分は本当は娼婦の娘だと知ったからこそ</p><p>何もかもヤケクソになって、オレのセックス奴隷に志願してきた</p><p>はい安奈エリカさんの出生に関して、悪意を持っていらした方は１人もいらっしゃらなかったと思います</p><p>月子が安奈さんに言う</p><p>あなたが、1番恐れていたこと本当は、父も母も真実を知っていて自分のコトをダマしていたという事実はありません今、あなたがご覧になった通り安奈圭一郎さんは、あなたが自分の娘だと信じていらっしゃいますし奥様の安奈和美さんも、あなたが自分の卵子から産まれた子供だと信じておられます</p><p>他人の心の奥深くまで見通せる月子だからこそその発言は重い</p><p>あなたと同じでお父様、お母様も真実を知らされてこなかったのですでも、それだって亡くなられたお祖父様が、悪意をもってそうなされたのではなくあくまでも、息子夫婦の気持ちを思って、仕方なくそうなさったんですわ</p><p>月子の言葉にエリカさんは静かに口を開く</p><p>でも、あたしはお父様、お母様に愛される資格がないです</p><p>自分が、両親の実の子じゃなかったことが本当にショックだったんだな</p><p>今は、あなたの個人的な感情より眼の前の問題を片付ける方が先だよっ</p><p>寧が力強く、エリカさんに言う</p><p>眼の前の問題って</p><p>エリカさんの代わりに、桃子姉ちゃんが寧に尋ねた</p><p>ほらエリカさんが持ってる株のこと安奈圭一郎さんは、娘の名義でも、その株を持ってちゃマズイんでしょっ</p><p>安奈父が代表の監査法人が、他の監査法人と合併することで</p><p>相手の法人が監査を担当している企業の株は大急ぎで手放なさなきゃいけない</p><p>ああ、その件ね</p><p>うなずく桃子姉ちゃん</p><p>エリカさんに遺された方の遺産には、優良な企業の株がいっぱい入ってたことは知ってるよねっしかも、エリカさんが貰った分はお祖父さんの弁護士さんに、管理をお願いしている</p><p>ここから先は全部、高畑茉莉花さんから聞いたことだ</p><p>株の配当金が弁護士さんによって、とある人に送金されているわわたくしたちの調査でも、それは明らかになっているわ</p><p>香月セキュリティ・サービス現場統括者の翔姉ちゃんが言う</p><p>もちろん、そのことは安奈圭一郎さん小瀬夫妻はご存知ないでしょうけれど</p><p>安奈さんが成人するまで、そのまま弁護士さんが管理しているはずの資産から毎年、かなりの額が支出している</p><p>これは、高畑香子さんにつまり、エリカさんの実のお母様に送られているのよねエリカさんを出産したことへの謝礼、あるいは秘密を守ってもらうための口止め料かもしれないけれど</p><p>その方に対する年金ですお祖父様の日記には、そう書かれていました</p><p>まだ小さな娘さんを抱えて、お金にとっても困っていらっしゃったらしいですからだからこそ、自分のお腹を貸してあたしを産むなんてことも、しなくちゃいけなかったんだと思いますけれど</p><p>高畑香子さんが娼婦を引退したのは白坂創介が、黒い森を支配し始めた頃だ</p><p>その頃の白坂創介は、メチャクチャ横暴な経営をしていたから</p><p>引退する娼婦を、ほとんど無一文で叩き出したんだろう</p><p>そして、さっき車の中で会った人</p><p>高畑香子さんの娘である高畑茉莉花さんはおそらく、娼館の客との間に生まれた子だ</p><p>渚もそうだったけれど白坂創介は娼婦を輪姦して、父親が誰だか判らない子を妊娠させないと、引退を許さなかった</p><p>渚の場合は、それでもミナホ姉さんが引退後の仕事を始める資金を用意してくれたけれど</p><p>高畑香子さんの頃はミナホ姉さんは、まだ黒い森に連れて来られていない</p><p>そういうことなんだと思います年金の支払いがエリカさんを産む報酬だったんでしょうねただ、そのことは亡くなった先代と高畑さんとの約束で、息子さん夫婦にはお話なさっていないんだと思います</p><p>どうして安奈夫妻は、その方を普通の代理母だと思っていて、面識もあったんでしょさっき、エリカさんのお母さんがアメリカで半年近く一緒に暮らしたって話されていたわ</p><p>だからこそ先代は、高畑さんが息子さん夫婦と二度と接触しないようにしたかったんだと思います高畑さんから、真実が漏れるのが恐ろしかったんでしょうそれに高畑香子さんは、代理母でなく実の母ですから急に、エリカさんのことを取り戻そうと裁判所などに訴えたりしないように、毎年多額の年金を与えることで抑え込もうとしたのでしょうねそれで息子さんには内緒でご自分が所有していらいた優良株の配当金を、高畑さんへの年金に当てられていたんです</p><p>それがエリカさんのお祖父様が亡くなった後も、ずっと続いたのね</p><p>はい歌晏様ご自分の弁護士さんに頼んで、エリカさんに遺す資産の中に高畑さんの年金の元となる優良株を全て含めてそこから、こっそり年金を支払い続けるようになさったんです間に弁護士さんが入れば、安奈圭一郎夫妻も高畑さんも、お互いに接触を持たずに済みますから</p><p>徹底してエリカさん出生の秘密が、息子夫婦に知られないように</p><p>生前、弁護士さんに指示していたのか</p><p>生活の厳しい高畑さん一家にとっては安奈家からの年金は、とても助かっていらしたようですもっとも、年金のほとんどは娘さんの学資として貯めていらっしゃたみたいですけれど</p><p>高畑さんのことも調べたんですか</p><p>実の母と姉の身辺情報を聞いて安奈エリカさんの表情が変わる</p><p>ええ、もちろんですわ</p><p>翔姉ちゃんは、笑顔で答えた</p><p>娘さんの茉莉花さんは、ちょっとお金のかかる学校に通っていらっしゃるんですそれにさっきも話しましたけれど、高畑香子さんは、最近、お身体の具合が良ろしくないみたいです</p><p>高畑茉莉花さんは、音楽科のある高校でピアノを勉強していると言っていた</p><p>あの人はエリカさんの異父姉なんだ</p><p>あたし会いたいです</p><p>エリカさんは、まさか姉がすでに隣室に来ているとは思っていない</p><p>ほらほら、今は眼の前のことに集中してっ</p><p>とにかく高畑さんに払っている年金が途切れないようにしないといけないでしょっ</p><p>そ、そうですねあたし、そんなに生活に困っていらっしゃるとは思っていなかったから</p><p>エリカさんが、オレを見る</p><p>あたしのいただいた遺産は、全て黒森様に差し上げますなんて申し上げてしまいましたけれど</p><p>エリカさんは、悲壮な表情でオレに言う</p><p>気にするなオレはそんなのどうでもいいから</p><p>あたしは、ただお父様に、あたしがいただいた遺産をお渡しするわけにはいかないとだけ思ってましたお父様が、あたしの資産の状況をご覧になったら管理をお願いしている弁護士さんを訴えてしまうかもしれませんから</p><p>エリカさんは言う</p><p>安奈圭一郎さんは、娘が成人するまでは弁護士さんは、資産をそのまま保持してくれていると思っている</p><p>だから、そこからこっそり送金されていることに気付いたら、弁護士さんの横領を疑うだろう</p><p>そうなる前に送金先が高畑さんだってことは、すぐにバレちゃうよそうなったら、エリカさんのお父さんは高畑さんの現住所だって突き止められるし、会って話を聞こうとするよねっそれで高畑さんが、ついホントのことを話しちゃうかもしれないし</p><p>エリカさんが安奈夫妻の実の娘ではないことを</p><p>安奈圭一郎さん夫妻としてはさっ高畑さんには、とっくに亡くなったお祖父さんがエリカさんを産んだ時に多額の報酬を支払っていてそれでもう、もう縁が切れているものだと思っていたはずだからさっエリカさんが成長したこの１４年間、まったくコンタクトが無かったわけだからさエリカさんを代理出産したことは、綺麗さっぱり忘れてくれたって思っているんだろうから真実を知ってしまったらメッチャクチャに落ち込むと思うよっ</p><p>１４年間育ててきた愛娘が自分たちとは血を繋がっていないのだから</p><p>そうなったらそんな原因を作ったエリカさんのお祖父さんのことを恨むだろうしエリカさんのことも、娘としては見られなくなるかもしれないよねっ</p><p>エリカさんは</p><p>ですから、あたしはそうなる前に、あたしの資産を全部丸ごと黒森様に差し上げてしまいたかったんです</p><p>なるほどオレに献上してしまえば、安奈圭一郎さんがチェックすることはできなくなる</p><p>香月家と関わりのある裏の世界に属する家の金庫に吸い込まれてしまえば</p><p>あたしのことは、いいんですとにかく</p><p>エリカさんは顔を上げて、オレたちを見る</p><p>あたしの本当のお母さん高畑さんの年金をきちんと払い続けられるようにするには、どうしたら良いでしょうか</p><p>でも今まで年金の原資にしてきた株を売らないと、エリカさんのお父様は困るのよね</p><p>桃子姉ちゃんが翔姉ちゃんに尋ねる</p><p>となると問題になっている株を売って他の株に買い換えるしかないのかしら</p><p>でも歌晏様お祖父様が遺して下さったのはどれも、一流の多くの配当金が見込める安定した優良企業の株ばかりなんです</p><p>なるほど他の会社の株じゃ、今ほど配当金が見込めないのね</p><p>溜息を吐く桃子姉ちゃん</p><p>はい、株を売って金銭に換えたらそこから高畑さんへの年金を引き出していくと、エリカさんの遺産はどんどん目減りすることになります</p><p>翔姉ちゃんが、説明してくれる</p><p>それじゃあ、ますます、弁護士さんが横領を疑われることになるわね</p><p>はい、歌晏様そして、その嫌疑を晴らすために、本当のことを言えば</p><p>エリカさんのお父様たちに出生の秘密を話さなくてはならなくなるわ</p><p>そういうことでござます</p><p>歌晏桃子姉ちゃんと翔姉ちゃんが、うなずき合う</p><p>確かに、それはマズイ</p><p>ただ株を買い取るだけなら、わたくしがお祖父様にお願いして買ってあげてもいいんだけれどその後に、わたくしから高畑さんという方に年金を差し上げるのは変よね</p><p>確かに、高畑さんという人は歌晏家とは縁もゆかりもない人なんだから</p><p>桃子姉ちゃんが年金を払うのは筋違いだ</p><p>それは香月家も同じ</p><p>黒森家は、高畑さんが娼婦として働いていた家だから関係はあるけれど</p><p>いや、だからこそ黒森の家とは、接触したくないだろう</p><p>彼女は、黒い森が１番悪い時期を経験してきている</p><p>翔姉ちゃん香月セキュリティ・サービスって、もうオレのモノでいいのかな</p><p>ええ事実上、あなたの所有物ということで構わないわ</p><p>香月セキュリティ・サービスで、その株を預かることはできないかな</p><p>要は名義だけ安奈さんの名前から変えればいいんだろだったらさ、香月セキュリティ・サービスで、その株を全部預かってそれで高畑さんという人を、香月セキュリティ・サービスの役員にして、役員報酬っていうことで今までの年金と同じ額を支払ってあげればいいじゃないか</p><p>でも、全て優良企業の株となると結構な額になるわよ預かるにしても香月セキュリティ・サービスも担保として、同じくらいの価値のあるものをエリカさんに渡さないといけないわ</p><p>桃子姉ちゃんが、すぐにそう言う</p><p>それなら大丈夫です香月セキュリティ・サービスには、未使用の土地が幾つかありますからそれを担保にすれば</p><p>翔姉ちゃんが、即座にそう言った</p><p>それでいいよねエリカさん</p><p>あ、あのよろしいんですか</p><p>エリカさんは、驚いていた</p><p>預かるなんて形にすると換金とかできなくなりますし、配当金も高畑さんに払って下さるのなら、香月セキュリティ・サービスにとって得なことは何も無いと思いますけれど</p><p>得はあるよエリカさんが、オレのモノになる</p><p>はっきり言うけれど、オレは裏の世界の人間だからただ働きは絶対にしないオレとオレの家族にとって、得だと思うことしかしないよ</p><p>オレは、安奈エリカさんの１４歳の肉体を見る</p><p>約束通り、エリカさんがオレの奴隷になるのなら全て何とかするよその代わり、覚悟は決めてくれいい加減な気持ちで、奴隷になられたら、みんなが困る</p><p>はっきりとここでみんなの前で宣言してくれよ</p><p>思考停止の状態とはいえ、オレはこの子の親の前で</p><p>エリカさんに奴隷宣言を求める</p><p>オカダ事件をウォッチしていると</p><p>もう少し早ければ、窓堀のキャラを変えたのにうーん</p><p>1149．夜を迎える　／　答え合わせ・３</p><p>思考停止させられたままの両親の前で安奈エリカさんは、奴隷になることを宣言しようとする</p><p>まだ、だな</p><p>まだ、心が完全に受け入れていない</p><p>ストップだ気が変わった</p><p>追い込みが、まだ足りないと感じる</p><p>先に眼の前のことを片付けよう</p><p>オレは、安奈夫妻を見る</p><p>とにかくこの人たちに、現在の状況を納得させてしまおう</p><p>ヨッちゃん、任してっ</p><p>エリカさんのお父さんとお母さんがそれぞれの現状認識で、どうしてエリカさんが家出したのかの理由付けをしちゃうからっ</p><p>人間は、納得できる理由さえあれば大抵のことは受け入れられちゃうもんねっ</p><p>そして、月子に振り向き</p><p>じゃ、月子さんまずは、お母さんの方から</p><p>月子が返事をする</p><p>エリカさんのお母さんは彼女が、本当はお祖父さんの精子と母親の卵子を体外受精させ、代理母の高畑香子さんに産んでもらって子だと思っている</p><p>そのことを告白した瞬間に月子によって時を止められた</p><p>思考停止を解除致します</p><p>寧が返事をした途端</p><p>ごめんなさい、エリカずっと、あなたに秘密にしていて</p><p>安奈母の時が動き出す</p><p>でも高畑さんに代理母として産んでいただいたとしても、あなたはわたしの娘なのよお父様の子ではなく、お祖父様の娘だったということはショックだったと思うけれどわたしは、心からあなたを愛しているわ</p><p>娘に一生懸命に語っている</p><p>お母さん自身が、真実を知らないというのに</p><p>安奈エリカの誕生に、この人の卵子は使われていないのだから</p><p>お願いお父様にだけは、秘密のままにしてあげてお父様もずっと待ち望んで、ようやく産まれたエリカのことを愛していらっしゃるわ本当は、自分の娘ではないことが判ったら悲しまれると思うの苦しまれるわお辛い思いをしていただきたくないのよ</p><p>亡くなったエリカさんの祖父に、強いコンプレックスを感じている安奈圭一郎さんは</p><p>愛娘が父親の種から産まれた子だと知ったら、絶望して、どうなってしまうか判らない</p><p>エリカお願い</p><p>安奈母は戸籍上の娘に、頭を下げる</p><p>エリカさんは、困惑した表情のまま固まっていた</p><p>エリカさんが今回家出しちゃったりしたのも実は、そのことが原因だったりするんですっ</p><p>寧が話を作っていく</p><p>誰だっていきなり自分が本当はお父さんの子じゃなくって、お祖父さんの娘だって知ったら、ビックリしちゃいますもんねっ</p><p>そうでしょうね本当に、ごめんなさいエリカあなたには、いずれ話すつもりだったのよわたしはあなたに話すのは、まだ早いと思っていましたから</p><p>まだ、１４歳では自分の出生の秘密を知るのには若すぎるショックを受けとめきれないだろうと安奈母は思っていたらしい</p><p>体外受精とか代理母っていのも１４歳の女の子には、生々しくて気分が悪くなったんだと思うよっそんな科学実験みたいな感じで、自分が作られたなんて知ったらさっ</p><p>そうなのでしょうね判りますでも、エリカわたしは、あなたに生まれてきて欲しかったのよどんな手段を使ってもお父様と一緒に、不妊治療のために何度も病院に行って色んな方法を試してそれでもダメで最後の最後に、ようやく手に入れた娘ですもの</p><p>お母様</p><p>エリカさんが母を見る実の母ではない母を</p><p>生まれてから１４年間、育ててもらって来ているがこの眼の前に居る女性とは、自分は血縁関係が無い</p><p>自分は祖父と高畑香子という女性の間に生まれた娘だ</p><p>しかし、この女性はその真実を知らない</p><p>お願いよお父様には秘密のままにしておいてあげてっエリカ</p><p>そう言う安奈母をエリカさんは、呆然と見つめるしかない</p><p>大丈夫だよねっエリカさんも秘密は守るよねっ</p><p>笑顔で寧が、エリカさんに言う</p><p>エリカさんがずーっと秘密を守っていけばそれで全部、丸く納まることなんだからさっ</p><p>もちろん、わたくしたちも秘密は守るわよ</p><p>桃子姉ちゃんも、エリカさんに言う</p><p>秘密を守るとは安奈父にエリカさんの生物学上の父親でないことを伝えないことだと、安奈母は思っている</p><p>しかし、桃子姉ちゃんの言う秘密とは</p><p>安奈母にも実はエリカさんの生物学上の母ではないということを隠し続けるということだ</p><p>ああ、オレたちも約束するここで見聞きしたことは、誰にも話さない瑠璃子、翔姉ちゃんそうだよな</p><p>香月セキュリティ・サービスの代表として、お約束致します</p><p>美智やセバスティアヌス（山田梅子）さんに聞かないのは臣下だからだ</p><p>臣下は、主の命に従うものだ</p><p>後は月子だけれど巫女の力を放出している月子は、寧の背後に隠れて</p><p>エリカさんや安奈母に対して気配を消している</p><p>このおかしな状況安奈父は、思考停止のままだし</p><p>オレたちに取り囲まれて、家の秘密を明らかにされてしまっているようなことを</p><p>エリカさんや、彼女のお母さんが平然と受け入れているのは</p><p>今、この部屋の中が月子の巫女の力によって、緩く抑え込まれているからだ</p><p>強い力は使ってないが何となくおかしいとは気付いてはいるけれど、特にことを荒立てて変だとは主張できないような空間になっている</p><p>じゃ、エリカさんそういうことでいい</p><p>寧がダメ押しをする</p><p>仕方のないこととしてエリカさんは小さな声で、そう答えた</p><p>エリカさんだって、両親のことは嫌いではないのだ</p><p>自分に真実を話さなかったことに悪意がなかったことが判った以上</p><p>安奈家の両親には、心配をかけたくないと思っているだろう</p><p>じゃあさエリカさんのお父さんへの返答だけれどさっ</p><p>お父さんは自分の精子と奥さんの卵子で、ちゃんと体外受精できたって信じているんだからさっ、エリカさんの家出の理由は代理母出産だったことを知ったってことだけにまとめちゃおっ</p><p>自分を産んでくれた人が、お母さんと別にいたでも、そのことを今まで、両親に教えてもらえなくてショックだったその一点だけで、突破しようよっ</p><p>そうですわね主人には、その説明が１番良いと思います</p><p>安奈母が、そう言った</p><p>エリカさんはどう</p><p>それでいいです</p><p>エリカさんは、力なく答える</p><p>それじゃあ、月子さんお父さんの方も解除してあげてっ</p><p>なるほど、そういうことでしたかそれで娘は</p><p>寧と安奈母の説明を安奈父は、あっさりと受けとめた</p><p>そうですね代理母の存在はエリカにとっては、相当、衝撃的なことだったんでしょうね</p><p>高畑香子さんの現在のお住まいは香月セキュリティ・サービスで調べてありますわ</p><p>はいエリカが産まれるまでのことは、死んだ父が全て取り仕切っていましたからあれから１４年、わたしも妻も改めてエリカの代理母を務めて下さった高畑さんにお礼も申し上げていません一度、大きく成長したエリカを連れて、ご挨拶に伺いたいと思います</p><p>安奈父は、そう言うが</p><p>いや、エリカさんは多分、お父さんたちと一緒じゃなくって１人で高畑さんに会いたいんじゃないかって思うよっ</p><p>寧は笑顔で言う</p><p>だって、ほらこう言ってはなんだけれど、エリカさんにとってはさっ代理母の高畑香子さんていう人は、もう一人のお母さんでもあるんだからさっ</p><p>そうね自分のお腹を痛めて、産んでくれた人だものね</p><p>桃子姉ちゃんも、そう言う</p><p>ああ別に、エリカさんのお母さんのことを責めてるわけじゃないからねっあくまでも、エリカさんの気持ちとしてはっていうことでさっ</p><p>いえおっしゃることは良く判ります</p><p>安奈母はエリカさんを見て</p><p>そうよねエリカを産んで下さった恩人ですものねエリカが、会ってみたいと思う気持ちは判るし</p><p>そうだなそうなったら、わたしたちと一緒でない方がエリカの気分が楽になるかもしれないな</p><p>安奈父も言う</p><p>そう感じるように、月子が力で促している</p><p>高畑さんとの会見につきましてはわたくしたちがセッティング致します</p><p>翔姉ちゃんが、安奈夫妻に言う</p><p>お願い致します関さんそれでエリカ</p><p>安奈父は、再び娘を見て</p><p>とにかく、お前に色々と隠し事をしていたことは謝るこの通りだ申し訳なかったでも、これでもう話さなければならないことは全て話しただから、エリカも家出なんて止めて、家へ帰って来てくれ</p><p>そうよ、エリカ歌晏様、香月様、黒森様にお礼を言って家に戻りましょう</p><p>しかしエリカさんは</p><p>あ、あたしはその</p><p>本当の父親と母親でないこの人たちと、このまま暮らすことを</p><p>エリカさんは、躊躇している</p><p>エリカさんはまだ混乱なさっているようですわですから、今夜はわたくしたちの屋敷にお泊まりいただこうと思います</p><p>ずっと黙っていた瑠璃子がそう言う</p><p>でもご迷惑なのでは</p><p>安奈父は香月家に貸しを作ることを恐れているんだと感じた</p><p>お気になさらないで下さいお兄様、よろしいですわよね</p><p>ああ、もちろんだ</p><p>エリカさんにはこのままオレのセックス奴隷になってもらうのだから</p><p>ご迷惑とか今更ですわわたくしも、今夜はご自宅に戻るより、瑠璃子たちと過ごした方がエリカさんの精神状態には良いと思いますし</p><p>桃子姉ちゃんも、そう言ってくれた</p><p>安奈父は、妻を見て</p><p>ではお願いしようか</p><p>そうですわね無理に家に連れ帰るのは、今のエリカに良くないことかもしれませんわね</p><p>安奈母は、エリカさんを心配そうに見る</p><p>ところで安奈さん</p><p>翔姉ちゃんから、いえ、香月セキュリティ・サービスの関さんから安奈さんのお仕事の都合で、エリカさんがお祖父さんからもらった遺産の中にある優良企業の株を売らなくてはいけないと聞きましたが</p><p>はい、その通りですが</p><p>安奈父が、怪訝な顔をしてオレを見る</p><p>それ、株式市場に売るのではなく全部、そのまま丸ごとオレに売ってもらえませんかもちろん、値段は市場通りで構いません</p><p>君に</p><p>驚く安奈父</p><p>ああ、オレって言うより香月セキュリティ・サービスです</p><p>お兄様はお祖父様から、香月セキュリティ・サービスの経営を任されているんですわ</p><p>瑠璃子が説明する</p><p>香月閣下が君に香月セキュリティ・サービスを</p><p>普通じゃ考えられない話だよな</p><p>香月セキュリティ・サービスは、名家専門の警護会社であると同時に香月家の私兵だ</p><p>オレみたいな高校生に任せていいものではない</p><p>もちろん、会社の運営とかは翔姉ちゃん、じゃなかった関さんにお任せしていのすけれどほら、オレはみすずのパートナーですからご存知ですよね</p><p>大企業専門の監査法人の代表なんだから名家のことに関しての最新情報は確実にキャッチしているはずだ</p><p>ジッちゃんはいえ、香月閣下は、今の内からオレに企業経営について勉強させたいんだと思いますそれで、まあ香月セキュリティ・サービスなら、翔姉ちゃん、じゃなかった関さんていうお目付役も居るし、色んな名家の人とも知り合えるしそういう理由で、オレの研修先にしてくれたんだと思います</p><p>オレも、どんどんそれらしい話を作っていく</p><p>そういうわけでオレは、香月セキュリティ・サービスで何かしら収益の上がることをしないと、ジッちゃんに怒られちゃうんですよそれで</p><p>オレは、安奈父を見る</p><p>今、エリカさんが保有していてこれから売りに出そうとしている株は、全て安定した優良企業のものだと聞きました資産価値もあり、配当金も期待できる株だと</p><p>安奈父は、うなずく</p><p>この先、大暴落して株価が極端に落ちるようなことは、まず考えられない株です断言します</p><p>そういう株を香月セキュリティ・サービスが保有することは企業にとっては、良いことだと思うんです</p><p>そうですね企業内部に現金を貯め込んでいるよりは、株式として保有している方が良いと思います</p><p>だから丸ごとガバッと、全部、オレがいえ、香月セキュリティ・サービスで引き取らせていただきたいんですけれど</p><p>安奈父は、少し考えて</p><p>それはつまり、香月家が株を保有して下さるということですよね</p><p>そういうことですね香月セキュリティ・サービスですから、黒森家じゃないですあくまでも、香月セキュリティ・サービスの資産になります</p><p>黒森家は、裏社会だが香月家なら、表の存在だ</p><p>いいでしょうそれでしたら、香月家にお売り致します</p><p>うんよし</p><p>ていうことだから、翔姉ちゃん</p><p>判ったわ後はわたくしに任せて下さい</p><p>株式売買に関する細かいことはオレ、じゃあ何も判らないもんな</p><p>よし、これで１つ片付いたな</p><p>パンッと、手を打ち鳴らす月子</p><p>その瞬間強い巫女の力が、再び安奈夫妻に襲い掛かる</p><p>思考停止の時間が止まった状態にする</p><p>慌ててエリカさんが、オレを見る</p><p>お父様もお母様ももう</p><p>ああ、安奈圭一郎さんと奥さんの方は、とりあえず話が着いたこれでオーケイだでももう一つの方が残っているじゃないか</p><p>エリカさんの亡くなったお祖父さんの弁護士さんだよ</p><p>亡くなったエリカさんの祖父に遺言として、秘密の指示を与えられている</p><p>つまり、エリカさんに渡された遺産を管理しているように見せ掛けて株の配当金を、年金として高畑香子さんに送金し続けている</p><p>あ、そう言えばその弁護士さんも、ここにいらっしゃるっていうお話だったわよね</p><p>桃子姉ちゃんが、思い出したように言う</p><p>もう来ているんだろ翔姉ちゃん</p><p>ええ、別室で待機していただいているわ</p><p>さすが、翔姉ちゃん</p><p>じゃあ、ここへ呼んでよ</p><p>翔姉ちゃんは、この部屋の外に居る部下に命令しに行こうとする</p><p>ここは電波なんかも漏れない完全防音室だから</p><p>ドアを開けて、外に出て直接、命令するしかない</p><p>内線電話もあるけれど、ここのホテルの中の内部回線だから盗聴される可能性があるし</p><p>ちょっと待ってここへ呼ぶって、このままでいいの</p><p>桃子姉ちゃんが思考停止している安奈夫妻を指差す</p><p>こんな状態の人を見たらわたくしたちが、無理矢理危険ドラッグみたいなモノを飲ませたとか、勘違いされるんじゃないかしら</p><p>大丈夫だよ見えなくするから</p><p>オレの頭の中の言葉を読んで月子は、そう答える</p><p>ああ、その子の力で見えなくしちゃうのね</p><p>納得する桃子姉ちゃん</p><p>一方、エリカさんは思考停止状態の両親を見て、考え込んでいる</p><p>じゃ、呼んでくるわ</p><p>翔姉ちゃんが、廊下に続くドアを開ける</p><p>毎年恒例の天地無用GXPの新刊が出たと聞いたので買って来ました</p><p>11巻アニメのテレビ放送が２００２年ですからもう13年前の作品</p><p>そのノヴェライズがまだ完結せずに、毎年1巻ずつ出版され続けているという</p><p>ラノベだと途中で途切れちゃう作品も多いのに</p><p>しかしわたしの家の近くの本屋では、置いていないので</p><p>ラノベ自体、売れ線のレーベルのモノしか売ってないですから</p><p>電車に乗って、1番近いオタク本屋にまで、買いに行きました</p><p>というか、本屋自体10年前と比べて、激減していますし</p><p>ネットの新刊評で、面白そうだなと思った小説やマンガを探しても</p><p>近くの本屋では、まず売ってない</p><p>かといって、最近は少し前の新刊とかになるとオタク書店でも売ってなかったりしますし</p><p>ネットで取り寄せるしかない時代に、なってっちゃうんでしょうね</p><p>1150．夜を迎える　／　角砂糖</p><p>それでよろしいのでございますね</p><p>安奈エリカさんの亡くなったお祖父さんの弁護士はもう７０歳近い白髪の老人だった</p><p>高畑香子さんに年金を払い続けるというのがお祖父様のご遺言だったんですよね</p><p>エリカさんは、改めて弁護士さんに確認する</p><p>はい、それが先代様のご遺言でございます高畑香子さんのお嬢様が大学を卒業なさるまでは毎月、送金するようにと</p><p>弁護士さんは、答える</p><p>それをあたしに遺して下さった遺産の株の配当金から支払えと</p><p>はい、そういうご指示でございました</p><p>エリカさんは、亡くなられたお祖父さんの養女になっているから</p><p>遺産の半分を相続している</p><p>それを弁護士さんが、エリカさんの成人まで管理することになっていたから</p><p>えっと安奈エリカさんは１４歳で、高畑茉莉花さんは１６歳２つ違いだから</p><p>エリカさんの成人の年に、茉莉花さんが問題なく大学を卒業できればエリカさんの手に遺産が渡ると同時に年金は終了ということになる</p><p>お祖父さんは、そういう計画を組んでいたのだろう</p><p>これならエリカさんは、年金のことを知らないままでいられたかもしれない</p><p>エリカさんのお祖父さんは遺した日記を読まれるなんてことは、考えていなかったんだな</p><p>お祖父さんの計画がバレたのはエリカさんが、離れの地下の秘密図書館にあった日記を読んでしまったからだ</p><p>先代は急逝なさいましたから</p><p>老弁護士は、言う</p><p>本当は人目に触れないように、亡くなられる前に処分なさるおつもりだったのだと思います</p><p>心筋梗塞だったんです朝はお元気だったんですけれど本当に突然亡くなって</p><p>エリカさんは、そう言った</p><p>それでも、先代はいつ亡くなられても良いように、わたくしたちにご自分の死後のことに関してご指示を遺されていましたそのご遺言通り、これまではやってまいりましたが他の監査法人と合併することで、株を手放さなければならないなどということが起きるとは、想像なさっていなかったのだと思います</p><p>エリカさんのお祖父さんが亡くなったのは１０年前だもんな</p><p>色々と情勢は変わる</p><p>計画通りにはいかないこともあるのは仕方がない</p><p>それでは、問題の株は香月セキュリティ・サービスが引き取られていただきますわ</p><p>翔姉ちゃんが、老弁護士に言う</p><p>それで株をいただく対価なんですけれど</p><p>香月セキュリティ・サービスの土地やお金を引き替えにするより、もっと良い物があることを思い出したわ</p><p>オレには翔姉ちゃんの意図が判らない</p><p>安奈さんから引き取らせていただくのは全て、安定した優良企業の株でしょだったらわたくしたちの方も、安定した優良企業の株とお引き換えするべきじゃないかしら</p><p>え香月セキュリティ・サービスって、そういう株を持っているの</p><p>名家専門の警護会社なのに株も保有している</p><p>オレの知らない部門で、株への投資とかもしているのか</p><p>有るわよ会社ではなく、あなたの持っている株が</p><p>オレの持っている株</p><p>香月セキュリティ・サービスそのものの株よ</p><p>香月セキュリティ・サービスの株は、上場していないわ現在は閣下からあなたに、全ての株が譲渡されているその株の一部を、安奈エリカさんに差し上げるというのはどう</p><p>エリカさんの持っている株と、香月セキュリティ・サービスの株とを交換するのか</p><p>エリカさんの株は、高畑さんへの年金が確実に支払えるぐらい配当金がある優良株ばかりなんだろ</p><p>香月セキュリティ・サービスの株と釣り合うのか</p><p>一部どころか、全ての株を渡しても足りないんじゃないのか</p><p>わたくしは、良いアイデアだと思うけれど月子さんに相談してみてくれないかしら</p><p>翔姉ちゃんはオレに微笑む</p><p>後々のことを考えたらそれが１番、良い選択だと思うのよ</p><p>エリカさんが、オレの女になるのなら</p><p>彼女の資産もいずれは、オレたちの家族で管理することになる</p><p>それなら、今の段階で、下手に香月セキュリティ・サービスの財産をイジって名義変更だの、換金だのとバタバタするのはバカらしい</p><p>今の問題は安奈家としての持ち株の中から、法人の合併に支障をきたす問題のある株が消えればいいだけなんだから</p><p>月子頼む</p><p>巫女の力が放出される</p><p>ではわたくしたちからは、香月セキュリティ・サービスの株とお引き換え致しますそれでよろしいですね</p><p>翔姉ちゃんの言葉に、老弁護士は</p><p>えっとええ、まあ良いと思います香月セキュリティ・サービスも、安定した優良企業ですからはい</p><p>弁護士さんは、取引が妥当なモノであると信じるように心を操作された</p><p>安奈エリカさんもよろしいわね</p><p>はい全て、お任せします</p><p>エリカさんは、青ざめた表情で答えた</p><p>月子の力の怖ろしさを目の当たりにしているから</p><p>何があっても、オレたちの意志通りにコトが進むということを判っている</p><p>今後の高畑への年金は香月セキュリティ・サービスからお支払い致しますわ</p><p>翔姉ちゃんは、約束する</p><p>さすがに香月セキュリティ・サービスの株では今までのような多額の配当金は見込めないだろう</p><p>弁護士さんから、優良株を受け取った以上は高畑家への年金の支払いの義務も、オレたちが引き継ぐ</p><p>月子の力の影響下にある弁護士さんは、あっさりと翔姉ちゃんの提案を受け入れてくれた</p><p>しかし、良かった現在の安奈家のご当主、安奈圭一郎さんとお会いする前にこうやって、株の問題を私たちだけで解決することができました</p><p>老弁護士さんは満足そうに言う</p><p>いやはや、全て先代様のご指示で圭一郎氏には、秘密にしていたことですから１０年間もどのように、圭一郎氏に説明すべきか、頭を抱えていたところでした圭一郎氏には、どうぞ高畑さんへの年金のことはご内密に願います</p><p>エリカさんを産んだ代理母の高畑香子さんにずっと年金が支払われてきたことは、安奈圭一郎夫妻には秘密のままにしておく</p><p>そういう約束を弁護士さんと翔姉ちゃんはする</p><p>安奈圭一郎氏と奥さんの前で</p><p>月子の力で思考停止した安奈夫妻の姿は、弁護士さんに見えていない</p><p>だから、ここに居ないと思い込んで話している</p><p>それでは安奈圭一郎さんをお呼びしますわ</p><p>月子が安奈夫妻の思考停止を解除する</p><p>同時に弁護士さんには、今、ちょうどこの部屋に安奈夫妻が入って来たように錯覚させる</p><p>ああ、圭一郎さん、和美さん</p><p>よく来て下さいました</p><p>これで改めて</p><p>安奈夫妻、弁護士さん、翔姉ちゃん３人顔を合わせての話し合いがスタートする</p><p>後の細かい話はわたくしたちで致しますわ</p><p>エリカさんの株の問題について香月セキュリティ・サービスの株と交換するということで、話が決まったところで</p><p>歌晏様や瑠璃子様もお疲れでしょうから、別室でご休憩下さい安奈エリカさんも、ご一緒にどうぞ</p><p>ああ、そうですねここから先は実務的な話だけですから</p><p>弁護士さんも、そう言う</p><p>歌晏桃子様も、香月瑠璃子様も、黒森様もありがとうございました</p><p>エリカさんの父親の圭一郎氏もオレたちに頭を下げる</p><p>お前も一緒に、休んでくれていいたんだぞ</p><p>奥さんの安奈母にも、そう言うが</p><p>でも、あなた</p><p>安奈母はエリカさんを見る</p><p>そうですわねエリカさんは、まだ色々と混乱しているようですから申し訳ありませんが、しばらくは、わたくしたちだけにして下さいませ</p><p>そうですわねでは、皆様にお願い致します</p><p>寂しそうに、安奈母はそう言った</p><p>じゃあ、行きましょうわたくしお茶が飲みたいわ</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、席を立つ</p><p>２５０６室をお使い下さい</p><p>翔姉ちゃんは、そう言うとその部屋のカードキーをオレに手渡した</p><p>お茶とお菓子も、用意させてありますから</p><p>さすが関さん、気が利くわねっ</p><p>微笑む桃子姉ちゃん</p><p>さあ、公ちゃん、瑠璃子他の子も、お茶にするわよっエリカさんもさあっ</p><p>名家・歌晏家の令嬢にそう言われたら、行くしかない</p><p>さあ、エリカさん</p><p>瑠璃子が、エリカさんに手を差し伸ばす</p><p>美智が、ススッとエリカさんの背後に回る</p><p>よろよろと、椅子から立ち上がる</p><p>じゃあ、翔姉ちゃんよろしく</p><p>ええ、任せて</p><p>廊下の先には香月セキュリティ・サービスの警護員の姿が見えるが、オレたちからはずっと離れていた</p><p>翔姉ちゃんや瑠璃子が呼ばない限り、こっちには近付いて来ないだろう</p><p>こっちよ、公ちゃん</p><p>ああ、カードキーはオレが預かっているんだ</p><p>２５０６号室のドアに、キーを差し込みロックを解除した</p><p>この部屋もドアが分厚い完全防音で電波も遮断されている部屋だな</p><p>ああ、さっきの部屋よりは狭いけれどここも会議用の部屋か</p><p>翔姉ちゃんが言っていた通り、部屋の隅にポットとお茶のセットと菓子缶が置いてある</p><p>オレたちはそのまま、中に入る</p><p>オレ、桃子姉ちゃん、瑠璃子、エリカさん、美智、セバスティアヌス（山田梅子）さん、月子、寧みんな、こっちの部屋に移動した</p><p>はぁぁ、くったびれたっ</p><p>ドアが閉まると寧が大きく伸びをして、そう言う</p><p>あなた、途中までは大活躍だったわね</p><p>桃子姉ちゃんが寧に言う</p><p>あたしはさ正面に立って、こっちのペースでストーリーが進行するようにガイドラインを引く役だったからさっ</p><p>わたくしが力の制御に精一杯でしたから、寧さんが前に出て下さって助かりました</p><p>なるほどチーム・プレイだったってことなのね</p><p>月子さんの力は慎重にコントロールしないと、相手の心を壊してしまいからさっ</p><p>寧さんがわたくしが混乱しないスピードで、ゆっくりと論理的にお話を進めて下さいました</p><p>寧と月子はそう言う</p><p>月子座ってろよ疲れているんだろ</p><p>オレは月子の表情を見て、そう言う</p><p>ええ、お茶はわたくしとミッチーが入れますわ</p><p>瑠璃子が、お茶の用意に向かう</p><p>セバスティアヌスも手伝いなさい</p><p>山田梅子さんもお茶の係となった</p><p>でもあなた、こっちに来ちゃって大丈夫なの向こうの方たちの話し合いは</p><p>桃子姉ちゃんが、月子に尋ねる</p><p>はいもう、あの方たちの心には、何をどうしなくてはいけないということは刻み込まれていますからこのまま、わたくしの影響下でないところで翔お姉様とお話ししていけば</p><p>月子の力に促されたのでなく全部、自分で考えて、自分で決めたことだって、思うようになるらしいよ巫女の力の影響が、身体に馴染むらしくてさ</p><p>オレも座って、桃子姉ちゃんに言う</p><p>そうなのそれならいいけれどほら、エリカさんも突っ立ってないで座りなさいよ</p><p>桃子姉ちゃんに言われて安奈エリカさんは、椅子に座る</p><p>でも、取りあえずこれで全部解決よねあなたのお父様はエリカさんを自分の本当の娘だと思っている体外受精で代理母に託しての出産だけれど</p><p>安奈夫妻の精子と卵子による妊娠・出産だと思っている</p><p>で、お母さんはお祖父様の精子と自分の卵子による娘だと信じ込んでいるのよねでも、体外受精だから別に、あなたのお祖父様とお母様に肉体関係があったわけではないわ</p><p>桃子姉ちゃんの言葉をエリカさんは、うつむいて聞いている</p><p>ま、本当はエリカさんはお祖父様と代理母の方との子供だったわけだけどお父様とお母様は、真実を知らないままの方が良いものねっ</p><p>桃子姉ちゃんは、笑顔でそう言う</p><p>エリカさんは、お父さんやお母さんはホントは真実を知ってて自分だけが教えてもらっていなくてそんで、両親の本当の子ではない自分のことを、お父さんとお母さんは嫌いなんじゃないかって悩んでいたんだよねっ</p><p>でもそんなことはありませんでしたお父様、お母様もあなたを騙すようなことはなさっていませんし心の底から、あなたのことを愛して下さっていますわわたくしには愛の深さが、よく判りました</p><p>月子が力による探査結果をエリカさんに告げる</p><p>そうよご両親は、エリカさんのことを愛していらっしゃるわだからこのままでいいのよ秘密は秘密のままでそれで問題はなくなるんだから</p><p>桃子姉ちゃんの言葉に、エリカさんは</p><p>問題はありますあたしが、お父様とお母様の本当の娘でないことを、知ってしまいました</p><p>それにあたしを産んでくれた人のことも</p><p>桃子姉ちゃんの言葉を遮って、エリカさんはそう言った</p><p>それはほら、公ちゃんが株のことを解決してくれて、これから先も代理母だった人に年金が届くようになったんだから</p><p>それは亡くなったお祖父様が指示なされたことであたしは、その人たちに何もお返ししていません</p><p>桃子姉ちゃんは隣室に、高畑香子さんの娘エリカさんの異父姉妹である高畑茉莉花さんが来ていることを知らない</p><p>あんまり深刻に考えるのは、よくないわよ代理母の人だってあなたが産まれてから、ずっとお金だけ貰って、エリカさんには会ってないんだしその方には、その方の生活があるのだから今更、エリカさんが騒ぎを起こすと、迷惑になるかもしれないわよ</p><p>代理母の契約をしてあなたが産まれたら、安奈家に引き取られることを判っていて出産したんだからあなたには、もう会えないものと割り切っていると思うわよそうじゃないと、代理母なんてやれないと思うもの</p><p>代理じゃないですあたしにとっては、本当のお母様です</p><p>エリカさんは、強く言う</p><p>気持ちは判るけれどでもね、エリカさん</p><p>割り切れないのはエリカさんの方か</p><p>まだ１４歳だもんな</p><p>幾ら安奈夫妻が、自分のことを娘として愛してくれているとしても</p><p>本当の母親がいると知ったら、心が揺れる</p><p>落ち着いて、エリカさんお茶が入りましたから</p><p>瑠璃子が銀盆にティーカップを幾つか乗せて、持って来る</p><p>公ちゃん、こうなったいっそのことその子の力を使って、エリカさんの記憶を書き換えちゃったら</p><p>エリカさんにとって本当の母親のことは、忘れてしまった方が良いと思うわこれから先のご両親との関係を考えても</p><p>エリカさんが、ご両親と特にお母さんと、何だかぎこちない様子になっているのは</p><p>エリカさんが、気にしすぎているからだろうけれど</p><p>い、嫌ですあたし本当のお母様のことを忘れて生きていくなんて</p><p>でも、エリカさん今のまんまなら、エリカさんは安奈家には戻れないでしょっ安奈家のお父さんやお母さんと一緒に暮らせる</p><p>実の父母ではなかったことが判ってしまったのに今まで通りの親子関係を続けるのは苦しいか</p><p>はいはい、止め止めお茶にしましょうこんなの、どれだけ考えても答えが出ないことだし、悩めば悩むほど袋小路に入ってくから</p><p>桃子姉ちゃんがそう言う</p><p>エリカさん、甘い物でも食べなさい紅茶にもお砂糖をたっぷり入れて脳に糖分をあげないと、元気に頭が回転しないわよっ</p><p>わたくしも、そうさせていただきますわ</p><p>月子が、ニコツと微笑んで‥自分の紅茶に角砂糖を落としていく</p><p>１つ、２つ、３つ‥</p><p>そうだなエリカさんは自分のことで悩む前に、しなくちゃいけないことがあるもんな</p><p>とにかく、オレたちはエリカさんのために働いたそして取りあえずは、良い方向に事態を変えたまだ途中だけど、それでも</p><p>エリカさんの大きな瞳が怯えている</p><p>だから、エリカさんはオレたちに支払わないといけないオレたちの働きに対して、何かしらを</p><p>オレたちはボランティア活動はしない</p><p>どんなことでも、必ず対価を求める</p><p>判っていますここまでしていただいたのですからあたし</p><p>スツと、顔を上げる安奈エリカさん</p><p>奴隷に奴隷になります黒森さんのセックス奴隷に</p><p>ついに彼女は、奴隷宣言をした</p><p>最近の少年マガジンの</p><p>編集者がホントは、マンガなんて担当したくないんだっていう空気が凄いと思います</p><p>いや、マガジンは昔から、そうだけれど</p><p>どこへ向かっていくんだろう</p><p>1151．夜を迎える　／　契約</p><p>公ちゃん、そんなにツンケンしなくてもいいんじゃないエリカさんをイジメるのは、可哀相よ</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、オレに言う</p><p>いやいや、今、ヨッちゃんは強度検査をしているんだよっ大事なところだからさっ</p><p>寧が笑って、そう言う</p><p>強度検査</p><p>そうだよっエリカさんがうちの子になるのに相応しいかの最終確認をねっ</p><p>エリカさんは、怯えてオレを見る</p><p>わたくしたちの家族はお兄様がお認めになった子しか入れませんから</p><p>瑠璃子が、菓子缶に入っていたクッキーを、桃子姉ちゃんに勧めながら言う</p><p>ふーん、それでどうなの公ちゃん</p><p>桃子姉ちゃんは、クッキーを1つ手に取り上品に割って食べながら、オレに尋ねる</p><p>うんエリカさんのお父さんやお母さん、それに亡くなったお祖父さんの弁護士さんに会ってみて、色々判った</p><p>オレはエリカさんから、瑠璃子に視線を移す</p><p>瑠璃子がエリカさんを家に連れて来た理由も</p><p>そうエリカさんは</p><p>エリカさんの家は亡くなった先代の当主のお祖父さんが、とんでもなく偉大な人だったんだろすっごく用意周到で、周りの細かいことにまで眼が届き徹底して管理・支配していた人なんだよね</p><p>亡くなってから、もう１０年が経っているっていうのにエリカさんのお父さん、お母さんも、弁護士さんもいまだにお祖父さんの支配から抜け出ていないお祖父さんの遺言っていうか遺された意志を、何が何でも守らないといけないって思っている</p><p>そうね確かに、亡くなった先代の意志に囚われたままという印象を感じたわね</p><p>桃子姉ちゃんも、オレの感想に同意してくれる</p><p>人を統率するカリスマ性が強くて、実務もできて、計画立案能力も高くて、それ確実に行う実行力もある完璧超人だったんだと思うよっ</p><p>そうだったんだろうなそういう人がボスだったから周囲の人は、ついついボスに依存する性質になっちゃったんだろうって思うんだ</p><p>だからみんな自分の意志とかは二の次で、とにかく先代の意志に従うことばかりに心が向かっているそうするのが当たり前で、そうしないといけないって思っている１０年も前に死んだ人に、いまだに囚われているから</p><p>エリカさんは、オレの話を真面目な顔で聞いている</p><p>そういう家の事情がちょっと似てるなって思ったんだ</p><p>公ちゃん、何に</p><p>桃子姉ちゃんが聞くからオレは瑠璃子を見て</p><p>香月家にだよ</p><p>瑠璃子は、クスッと微笑む</p><p>香月家もジッちゃんが偉大なカリスマだからみんな、ジッちゃんの意志通りに動くのが当たり前になっててさそれってつまり、ジッちゃんに依存しているわけじゃないかいや、確かにジッちゃんには、すっげぇ発想力と決断力があるから、色んなコトを計画して、たくさんの部下を駆使して実行させる力がさだから、みんなジッちゃんを信頼して、ジッちゃんの命令には何でもハイハイッて承っているんだと思うけれど</p><p>しかし、それは</p><p>でもそういうのって、危ういよな</p><p>危うい</p><p>ああ、桃子姉ちゃんだって、ジッちゃんだって永遠に生きられるわけじゃないしいや、ジッちゃんのことだから、安奈さんの家の先代みたいに、自分の死んだ後の１０年や２０年ぐらいの分までの計画は準備しているんだろうけどさ</p><p>すっかりボスに依存するのが当たり前になっている人たちにはそのボスが居なくなっちゃう困るよねっ組織の中心が、スッポリ抜けちゃうみたいになるんだからさっ</p><p>ああ、創業者が偉大だった企業が延々と創業者の理念に囚われて、会社として冒険しにくくなっちゃうみたいなことね</p><p>創業者の伝記とか、言葉をまとめたパンフレットとかを社員に配ったりしてねもう、創業者が会社を興した頃とは時代が違うんだから、かつての発想が通用するわけがないんだから、参考にしかならないはずなんだけれど</p><p>しかも、死んじゃった創業者のことを聖人化しちゃったりするからね成功体験だけがクローズアップされて、失敗したことの方は書かれないからさっ</p><p>確かにそうね</p><p>寧の言葉に、翔姉ちゃんはうなずく</p><p>結局次代の社員たちに、偉大な創業者を乗り越えて独り立ちしていこうとする強い意志が無ければダメなのよ</p><p>しかし、瑠璃子は</p><p>理想としては、そうなのでしょうけれど実際に偉大な当主の近くで長く過ごしてきた者には、そう簡単に独自の意志を持って生きることは難しいですわ</p><p>でも、それを克服しないといつまでも、先人の影響から抜け出せないわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、言う</p><p>そういうことを考えている段階で、すでにドップリ、先代の影響力の中にハマッているんだよっ</p><p>ええ、寧お姉様のおっしゃる通りですわわたくしやみすずお姉様のように、生まれてからずっとお祖父様の支配下にあった娘は抜けられないですわ以前のわたくしでしたら自分がどうしたいかよりも先に、お祖父様は、どうするべきだと考えられているんだろうという考えに囚われていましたそれで自分の望みを曲げてでも、お祖父様の意志に沿うように行動するように生きていました多分、あのままでしたらお祖父様が亡くなられた後でも、一生、こんな状況の時は、お祖父様はわたくしにどうしろと命じられるだろうと、お祖父様のご希望を想像して、それに沿った行動をして生きていくことになったと思います</p><p>それぐらい瑠璃子はジッちゃんの強い影響下にいた</p><p>今はどうなの</p><p>桃子姉ちゃんが、瑠璃子に尋ねる</p><p>今のわたくしはお兄様が全てですから</p><p>ただ、お祖父様の時とは違うんですお祖父様でしたらわたくしが何か問題に直面した時には、すぐにお祖父様が解決策を示されてわたくしが気付かないうちに、すでに解決プランが実行されていたりするんですお祖父様はいつも、わたくしたちの前を先に先に進まれていますから</p><p>ああジッちゃんは、いつもオレたちの先に居る</p><p>でも、お兄様はいつも、わたくしたちと同じところに居て下さいますから問題に直面したら、わたくしたちと一緒に考えて下さってわたくしたちの提案に耳を傾けて下さってそれで、お兄様のご承認を得て一つ一つ、一緒に対処していきますから</p><p>いや、それは瑠璃子</p><p>ジッちゃんは頭が良いからそれに、経験も豊富だから問題に対してどう対処すればいいのかが、あっという間に判るからオレたちよりも、先に手を打ってくれるなだよでも、オレはバカだからさジッちゃんみたいに、一発で対抗策を思い付いたりできないんだよ</p><p>何言ってるのヨッちゃんは、そのちょっとバカなところがいいんだよっ</p><p>ヨッちゃんは、絶対に人を馬鹿にしないしパッと見で、決めつけたりもしないいっつも、じっくり時間を掛けて何が問題の本質なのか見極めようとするじゃんかっ</p><p>時間をかけないと判らないんだよオレ、ホントに頭が悪いんだから</p><p>違うよっ本当はヨッちゃんみたいに、時間をかけて理解しようしなければ人なんて判らないんだよっ一瞬で人を見抜いてこいつは、こういう人間だって判断する方が雑でイイカゲンな人なんだよそういう人はオレって頭がいいだろってカッコつけてるだけで、ホントは愚か者なんだよっ</p><p>なるほどそうかもしれないわね</p><p>桃子姉ちゃんは、寧の意見に感心する</p><p>いずれにしても、身近な偉大な人物に依存する生活をしてきた者はそういう暮らしから抜けられませんわエリカさんのお父様たちが、亡くなられて１０年経ってもなお、先代様の意志に囚われているように</p><p>だから、お祖父様はわたくしの依存先を、ご自分からお兄様に変更なされたんですわご自分が亡くなられた後のことをお考えに成られて</p><p>わたくしは自分が普通の方たちよりも、ずっと歪んだ性質であることを知っています</p><p>瑠璃子は笑顔で、言う</p><p>わたくしは香月家の本家の娘として臣下の皆様の上に君臨し、香月家全体を自分の意志の下に支配したいという欲求がありますしかし、それと同時に子供の頃から、ずっとお祖父様のご支配を受けてきたからこそこれからも敬愛する方に支配されたいという欲求も持っております</p><p>ずっと香月様の側に居たのならそういう性質にもなるわよね</p><p>桃子姉ちゃんが苦笑する</p><p>はい、ですからわたくしはお兄様でないとダメなんですお兄様はわたくしを支配して下さっていますがその支配は、温かくて優しいものです相矛盾した欲求を持つわたくしを、そのままやんわりと包んで下さっていますから</p><p>判るわこの半年わたくしは、学校での瑠璃子の様子を見てきているけれどあなた、本当に雰囲気が柔らかくなったわ前は他の生徒たちが近寄るのを怖がるくらい、ピリピリとした固さがあったけれど今は、いつも和やかですものね</p><p>桃子姉ちゃんは高等部で、瑠璃子は中等部だけれど</p><p>超お嬢様校は、生徒数が少ないし２人とも、幼稚部から通っているし</p><p>何より、名家中の名家、歌晏家と香月家の令嬢たちだから</p><p>瑠璃子のことは、いつも気にして見てたんだろう</p><p>全て、お兄様に愛していただくようになったからですわ名家・香月家の娘のまま、わたくしは同時にお兄様のセックス奴隷でございますから</p><p>令嬢と奴隷を家の内と外で使い分けることで、瑠璃子は自分の中の葛藤を解消している</p><p>わたくしは、エリカさんもわたくしと同じようになられるのが１番だと思うんです</p><p>瑠璃子は、エリカさんに言う</p><p>エリカさんも家全体が、亡くなられた先代のお祖父様のご意志に依存されたままの家で成長なさったわけですから</p><p>１０年前エリカさんが４歳の時に、お祖父さんは亡くなられているけれど</p><p>その影響力は現在も、安奈家を支配している</p><p>そうだよねっエリカさんが、最初にうちに来た時に言ってた昔のヨーロッパのポルノグラフティのことだけど</p><p>ああ、エリカさんのお祖父さんの秘密図書館で見つけて、愛読していたっていう</p><p>あれってみんな女が男に支配されるストーリーの本ばかりだよねっ</p><p>寧の言葉に、エリカさんは身体をブルッと振るわせる</p><p>ああいう小説が好きだっていう話は本当なんでしょっつまり、エリカさんは自分を支配してくれるご主人様を求めているそうなんだよねっ</p><p>寧は、ニコッとエリカさんに微笑む</p><p>エリカさんのお父さんたちは亡くなったお祖父さんの遺言や理念、形の無い言葉や意志に縛られたままになっているけれどでも、エリカさんは</p><p>エリカさんは、寧を見たまま震えている</p><p>そういうものでの支配には満足できないんだよねっ女の子だからちゃんと、肌と肌で肉体で支配されたいんでしょ</p><p>お祖父さん秘蔵のポルノグラフティを読んでしまったことで世の中には、そういう支配があることを知ってしまったから</p><p>み、淫らなんですエッチなんですいやらしいんですあたし他の女の子たちよりずっと</p><p>恥ずかしそうに顔を赤らめて言う</p><p>だからっセックスとか、レイプとか、調教とかに興味があって変な子なんですっ</p><p>お腹の底にあった思いを吐き出す</p><p>それで、あたし自分が本当は、お父様とお母様の子じゃないってことが判ってあたしの本当の父親は、お祖父様で本当のお母様は、娼婦をしていた方だということも判って</p><p>エリカさんは祖父の日記を読んだ</p><p>エリカさんを産んだのは黒い森の元・娼婦、高畑香子さん</p><p>だから、あたしは淫らで、エッチで、いやらしいのは当たり前ででも、こんなエッチな子が、このまま安奈の家にお父様とお母様の娘として、暮らしていくのなんて許されるはずがないから</p><p>判ったやっぱり、エリカさんもうちに来るしかない子なんだな</p><p>も</p><p>うちに居るのはみんな、そういう女の子ですよ黒森家の家族になるしか、道が無かった子です</p><p>ヨッちゃんが気に入った子を集めて、ハーレムを作っているんじゃないんだよっヨッちゃんじゃないとダメな子が集まってヨッちゃんが受け入れて、そんで一緒に暮らしているだけだから</p><p>エリカさんの場合はさお父さんお母さんに、自分が本当の娘でないことを隠していること、それなのに今まで育ててもらったことへの罪悪感自分を肉体的、精神的に罰したい、罰されたいという気持ちとエッチなこと、それも少し変態的なセックスへの興味が、ごちゃ混ぜにになって心の中で煮えたぎっているんだよそんなハチャメチャナ女の子の気持ちを、全部丸ごと受けとめられるのは、世界中探してもヨッちゃんしかいないってヨッちゃんのところへ来るしかないんだよっ</p><p>すると、瑠璃子が何やら、紙を取り出す</p><p>はい、エリカさんエリカさんのために、わたくし、書いてみたんです</p><p>スッとエリカさんの前に、差し出す</p><p>お兄様との奴隷契約書です</p><p>エリカさんは大きな瞳をさらに大きく見開いて、瑠璃子の差し出した書類を見ている</p><p>契約内容は、一生、お兄様にご奉仕することいつでも、どこでもお兄様がお求めになられたら必ずお相手をすることお兄様以外の男性とは、生涯セックスしないことお兄様の赤ちゃんを産むことお兄様のご家族、他の奴隷と仲良くすること</p><p>瑠璃子が、笑顔で契約書の項目を読み上げていく</p><p>さあここにサインしてエリカさん</p><p>そう言って万年筆を取り出す</p><p>エリカさんは、ジッと書面に眼を落としたまま凍り付いている</p><p>公ちゃん、１つ、聞きたいことがあるんだけれど</p><p>どうして、こういう時にはあの子の力を使わないの</p><p>桃子姉ちゃんは美智たちとお茶を飲んでいる月子を指す</p><p>あの子の力ならエリカさんが悩んだりしないように、心を操作して、ササッとサインさせちゃうことだってできるでしょ</p><p>エリカさんが、顔を上げオレを見る</p><p>そういうんじゃダメなんだよ</p><p>瑠璃子が、わざわざ奴隷契約書みたいなものを作ってきたってのはさ</p><p>瑠璃子は、ただ微笑んでいる</p><p>エリカさんが、こういうのが好きなんだって考えたからなんだと思うんだ</p><p>こういうのが好き</p><p>あの子が読んでたポルノグラフティの内容は、オレはよく知らないけれど多分</p><p>エリカさんの被虐趣味に合うっていうこと</p><p>ああ、だからこれはオレのセックス奴隷の先輩としての瑠璃子のサービスなんだと思う</p><p>オレがそう言うと、瑠璃子は</p><p>今、ドキドキしているでしょエリカさん</p><p>エリカさんに、紅潮した顔で言う</p><p>わたくしも、そうだったわお祖父様から、お兄様のセックス奴隷になるように命じられた時は瑠璃子は、この後、どうなってしまうんだろうって不安だったけれど、ワクワクもしたわだって本当に、どうなってしまうのか判らないんですもの</p><p>わたくしは香月家の娘として、自分がどんな風に生きていくことになるのか自分の将来についてのイメージを持っていたわそれが全部お兄様の奴隷にしていただいた瞬間に、吹き飛んでしまったんですものっ</p><p>瑠璃子は自分こそが、香月家の次の当主になるのだと思い込んでいた</p><p>あなたも、そうでしょお父様とお母様の本当の子ではないと知った時に自分が、お祖父様と全く知らない女性との間に生まれた娘だと知った時に、それまで信じていた自分の世界が全て崩壊してしまったのでは</p><p>エリカさんは答えない</p><p>自分の居るべき場所を見失ってしまったんでしょわたくしも、そうだったでも、すぐに判るわわたくしたちの居るべき場所は、お兄様のお側だということが</p><p>すると、エリカさんは</p><p>あのあたし、良く判らないですけれど</p><p>上ずった声で言う</p><p>ホントにあたし、今の自分が自分自身が、この後、どうしたらいいのか判らないですけれど本当に、黒森様の奴隷になっちゃっていいものなのか、それも判らないですけれど</p><p>潤んだ瞳で、オレを見る</p><p>でも、これサインしますセックス奴隷の契約をします</p><p>そして、万年筆を取り</p><p>ホントによく判らないけれどそれでも、黒森様や瑠璃子様が真剣にあたしのことを考えて下さっているっていうことだけは感じましたから</p><p>震える手で安奈エリカとサインした</p><p>もし、これであたし、酷いことになっちゃうとしても後悔しません</p><p>ああ、まだ不安なんだな</p><p>そんなことには、ならないよだって、ヨッちゃんだもん</p><p>大丈夫だよエリカさんもううん、エリカちゃんも、どうせヨッちゃんが幸せにしてくれちゃうってあたしたちみたいにさ</p><p>はい、心配はいりませんわ</p><p>瑠璃子も笑顔でエリカさんから、奴隷契約書を受け取る</p><p>お兄様ご確認下さい</p><p>オレはエリカさんのサインを確認すると</p><p>オレもサインするよペンを貸してくれ</p><p>それでしたらこちらの余白にお願い致しますわ</p><p>オレも、同じ書類にサインした</p><p>これでいいか</p><p>はいでは、この契約書はわたくしがお預かり致します額装して、お屋敷の中のエリカさんが暮らすお部屋に飾りますわ</p><p>瑠璃子、そのことだけど</p><p>オレはエリカさんを見て</p><p>主として、最初の命令をするよ</p><p>ギョッとするエリカさん</p><p>エリカさんは、オレたちと一緒に暮らさなくていい普段は、今まで通り安奈家で両親と暮らせそれでそうだな取りあえずは、週に２日、泊まりに来い</p><p>エリカさんには通いの奴隷になってもらう</p><p>そ、そんなあたしは</p><p>本当の両親ではない人に養ってもらっていること真実を黙っていることに罪悪感があるんだろうけれど、そういうのは噛み殺せ今まで通りの生活を演技しろオレの奴隷ならできるはずだ</p><p>ご主人様からのご命令だよっ</p><p>その代わり、うちに来た日はレイプでも、調教でもしてやる思いっきり、たっぷり可愛がってやるから</p><p>オレの言葉に、瑠璃子が</p><p>安奈圭一郎様には、わたくしからお話しますわエリカさんの精神が不安定なようだから週に何日かは、わたくしたちの家で過ごすようにそうね、香月家に行儀見習いに来ていただくということなら、受け入れて下さると思いますわ</p><p>安奈父だって、自分の娘が香月家と縁が深まるのなら反対はしないだろう</p><p>ただし、お兄様週２日では足りませんわ調教していただくのなら週の半分、せめて週に３日はお屋敷に居ていただかないと</p><p>そうだよねっうちには、週３で来てもらおうよっ</p><p>そうだな最初は、エリカさんに他の家族たちと親しくなってもらう時間も必要だしな</p><p>じゃあ、そうしよう週３日だ</p><p>エリカさんはまだ呆然としている</p><p>エリカさん、ご主人様のご命令ですわ</p><p>瑠璃子がたしなめる</p><p>あ、はいそ、そうですねか、かしこまりました</p><p>エリカさんは、オレに返事する</p><p>結局のところ、エリカさんだって、この方が楽なはずだ</p><p>安奈家の両親への罪悪感もオレから強制的に命じられているということで、抑えられる</p><p>本当はこの子だって、安奈家のお父さんとお母さんと離れたくないんだろうから</p><p>ただ実の娘じゃなかった自分は、今まで通りに安奈家で暮らしてはいけないと</p><p>１４歳の少女らしい清らかな気持ちで、思い込んでしまっていただけで</p><p>それじゃああっちの部屋に戻ろうか</p><p>いや、お父さんとお母さんそれに弁護士さんにも、エリカさんがオレのセックス奴隷になったってことを報告しなくちゃ</p><p>ちゃんと自分の口から、報告しろそれから</p><p>これから、オレとセックスしますオレに犯されて、処女喪失、中出しされてきますってお父さんたちに言うんだ</p><p>また風邪です今年の風邪はツラいです</p><p>やっとセックス・シーンに突入できそうです</p><p>あ、でもまだお姉さんとの対面が残っているのか</p><p>1152．夜を迎える　／　セルダム・イリーガル</p><p>オレたちは再び安奈夫妻と弁護士さん、翔姉ちゃんが株の譲渡について話し合っている部屋に戻る</p><p>メンバーは、エリカさん、オレ、瑠璃子、桃子姉ちゃんそれに月子だ</p><p>美智と寧とセバスティアヌス（山田梅子）さんは廊下で待っている</p><p>あの安奈さん、エリカさんのことでお話がございます</p><p>瑠璃子がまずエリカさんの両親に話を切り出す</p><p>はい、どういたしました</p><p>心配そうに、安奈圭一郎氏は答えた</p><p>さっきも、申し上げましたがやはり、エリカさんは今回のことで色々とショックがあったようですわですからお家へ戻られるより、しばらくは、わたくしたちの家に滞在していただいた方がよろしいと思います</p><p>エリカ</p><p>安奈夫妻は、寂しそうに娘を見る</p><p>しかし世間の眼もございますから、エリカさんは香月家に行儀見習いにいらしているということにしたいんですそれならエリカさんが、学校からわたくしたちの車に乗り込むことも、変には思われませんから</p><p>それはエリカさんが、事実上、香月家の身内になるということだ</p><p>大企業専門の監査法人の代表である安奈氏からしてみたら、娘が名家・香月家と特別な関係になるということは、歓迎すべきことのはずだ</p><p>ええ、エリカさんのことを、わたくしは妹のように思っております</p><p>瑠璃子は、やんわりと優しい微笑みで答える</p><p>ああ本当に、ご迷惑をお掛け致します</p><p>エリカを、よろしくお願い致します</p><p>安奈夫妻からすれば父は、今までエリカさんが代理母によって産まれたことを黙っていたこと</p><p>母は、生物学上のエリカさんの父親が祖父であることを秘密にしていたこと</p><p>それぞれ、娘に対して負い目がある</p><p>それで、エリカさんが突然家出してしまったということは、理解しているから</p><p>家に無理矢理連れ戻すよりしばらくは香月家で、瑠璃子たち年齢の近い少女たちと暮らすの方が、娘の精神安定に良いと考えるだろう</p><p>お父様、お母様たちもお寂しいでしょうから週に３日間は、お家に帰るようにさせます残りの４日は、わたくしたちの所で行儀見習いですからそういう形にしたいと思いますわ</p><p>安奈夫妻は、瑠璃子に頭を下げる</p><p>さあ、エリカさんお父様、お母様にご挨拶なさい</p><p>瑠璃子が笑顔でエリカさんに命じる</p><p>１４歳の美少女は、緊張しながら前に出る</p><p>すると、オレたちの背後から白と朱の巫女服を着た月子が</p><p>巫女の力が、部屋の中に充満していく</p><p>お、お父様、お母様こ、これまでエリカのことを大切に育てて下さってありがとうございます</p><p>たどたどしく、エリカさんは話し始める</p><p>そんな娘の話を両親は真剣に聞いている</p><p>同席している弁護士さんも，</p><p>あ、あたしは、今日黒森公様のど、奴隷にセックス奴隷にしていただくことに致しましたっ</p><p>エリカさんの衝撃的な告白は両親たちには、月子の力によって、別の問題のない言葉に変換されている</p><p>だから、エリカさんの両親は娘の言葉に特別の反応をしない</p><p>エリカはせ、セックスの黒森様にセックスで満足していただくためだけの淫らでいやらしい奴隷になります黒森様だけにご奉仕する奴隷ですエリカの身体と心を使って、楽しんでいただけるように努力致します</p><p>顔を赤らめながら恥ずかしそうに、エリカさんは宣誓していく</p><p>こ、この後す、すぐにエリカの初めてをヴァージンを奪っていただきますレイプしていただきますエリカの中に、黒森様のオチンチンを入れていただいてお腹の中に中に精子を出していただきますっ</p><p>両親たちは笑顔で、娘の言葉を聞き続けている</p><p>き、きっとあ、赤ちゃんができちゃいますっでも、エリカはエリカは、一生黒森様の奴隷ですから、黒森様の赤ちゃんを孕みます産みますどうしよう、あたし中学生でママになっちゃう</p><p>心配いらないわわたくしたち、みんなで育てましょうね</p><p>瑠璃子が、エリカさんに言った</p><p>ううっお父様、お母様あたし、エリカい、今からセックスを最初のセックス奉仕をして参ります</p><p>安奈夫妻は</p><p>うん色々大変だろうと思うが、一生懸命やりなさい</p><p>エリカが自分で決めたことならわたしたちは応援するわ</p><p>ああエリカさんが香月家へ行儀見習いに行く話だと思っているんだな</p><p>は、はい精一杯、頑張って参ります</p><p>涙の溜まった潤んだ眼でエリカさんは両親に言った</p><p>では、エリカさんロスト・ヴァージンしていただきに行きましょうか</p><p>瑠璃子が引導を渡す</p><p>この部屋を使って</p><p>と、オレにまた別の部屋のカードキーを渡してくれた</p><p>ああ、そっきの会議室じゃベッドも無いしな</p><p>オレは、キーを受け取ると、安奈夫妻に</p><p>エリカさんのことは、オレに任せて下さい一生、大切に可愛がりますから</p><p>セックス奴隷として</p><p>ええ、どうか</p><p>エリカをお願い致します</p><p>夫妻はこれから愛娘が、オレに犯されるということを理解していない</p><p>はぁぁ、凄いわねわたくし見ているだけなのに、ドキドキしちゃったわ</p><p>廊下に出て、ドアを閉めると桃子姉ちゃんが言った</p><p>桃子姉ちゃん、ここではあんまり大きな声で騒がないで</p><p>結構離れているけれど、廊下の先には香月セキュリティ・サービスの警護員が立ち番している</p><p>あ、そうねごめんなさいっ</p><p>自分の口を押さえる桃子姉ちゃん</p><p>１回、休憩室の方に戻ろう</p><p>え、公ちゃん直接、今、カードキーを貰った部屋に行けばいいんでしょ</p><p>桃子姉ちゃんはそう言う</p><p>いや全員は連れて行かないよ</p><p>エリカさんの大切な儀式なんだから</p><p>きっと、翔姉ちゃんのことだから</p><p>とにかく、ここでは話ができないから</p><p>そうねじゃあさっきの部屋に戻りましょう</p><p>オレたちは、再び休憩室に入り防音ドアを閉める</p><p>エリカさんが、大きく溜息を吐いた</p><p>興奮したろ</p><p>大きな瞳で、エリカさんがオレを見る</p><p>両親の前で奴隷宣言をして、興奮しただろ</p><p>恥ずかしそうに、うつむくエリカさん</p><p>正直に答えろよエリカさん、今、濡れているだろ</p><p>ギョッとして、オレを見るエリカさん</p><p>答えろ</p><p>奴隷の主として命じる</p><p>ぬ、濡れています</p><p>そうだろそうだと思った</p><p>エリカが、こういういやらしいことが好きだっていうのは判っていたんだ</p><p>ここで、彼女を呼び捨てにする</p><p>そんなあたしっ</p><p>だって、興奮しているんだろホントはずっと、こういうエッチなことをやってみたかったんだろ</p><p>オレは問い詰める</p><p>セックスってさ何か凄く、悪くて後ろめたいとところがあるよないけないことをしているって気分がしてゾクゾクするそうだろ</p><p>エリカは、小さくうなずいた</p><p>あたしやっぱり、エッチな子だったんだ</p><p>お兄様に、いっぱい淫らなことを教えていただきましょうね</p><p>もうエリカの調教が始まっているんですか</p><p>そうよだって、もうエリカさんは、お兄様の奴隷なんだから誓いもした、契約書にサインもした、お父様お母様にご報告もしたわ</p><p>だから、後は何の心配も無く、お兄様に全てを捧げればいいのよ</p><p>よし、エリカの心は定まった</p><p>あ、やっぱり回線が一本だけ生きているよっ</p><p>寧が、この休憩室に設置されているノートパソコンを開いて、確認する</p><p>多分、ここの部屋からヨッちゃんとエリカちゃんが、セックスする部屋の様子が観られるようになっているんだと思うねっ</p><p>翔お姉様のなさっていることですから手抜かりは無いはずですわ</p><p>そういうことだからさ桃子姉ちゃんは、観たければこの部屋で中継映像を観ていてくれよ</p><p>エリカの処女レイプは、調教だからさ見学者がいると気になるのから嫌なんだ</p><p>本当は、それだけが理由じゃないけれど</p><p>仕方ないわねま、いいわここならお茶も飲めるしお菓子でも摘まみながら、観せてもらうわ</p><p>桃子さんの相手は、あたしがしているよっ</p><p>ルリちゃんはエリカちゃんを連れて来た張本人だから、立ち合いたいんでしょっ</p><p>はいお兄様の奴隷の先輩として</p><p>ていうか、写真と動画の撮影がしたいんでしょっ</p><p>自分がオレとするのを撮影するのも、オレが他の女とセックスするのを撮るのもどっちも大好きだ</p><p>特に、新しい女との最初のセックスを撮影するのが</p><p>それもありますけれどエリカさんの場合は、わたくしこの子のこと、本当の妹のように可愛いんですんですわ</p><p>瑠璃子はそう言って、微笑む</p><p>お兄様は、まだエリカさんの憂いの顔しかご存知ないと思いますけれど普段の学校でのエリカさんは、元気で明るくてとても自由な方ですから</p><p>そうよね、中等部のスターですものね</p><p>桃子姉ちゃんが、椅子に座って言う</p><p>スポーツ万能で、先輩からも後輩からも愛されている中等部で１番の女の子も公ちゃんのモノになっちゃうのね</p><p>この少女もまた、ご主人様でないとダメなタイプの女なのでございます</p><p>ずっと黙っていた美智がムスッとして言う</p><p>わたくしと同様に</p><p>今中３の美智にとっても、エリカは１つ年下の後輩なんだ</p><p>しかも、エリカは名家の令嬢ではないから香月家の臣下である美智が、気を遣わずに話せる相手だ</p><p>よし、そんなら瑠璃子と一緒に美智も来い</p><p>オレは、決めた</p><p>エリカのロスト・ヴァージンの場に立ち合うのは瑠璃子と美智だけでいい</p><p>あら、公ちゃんこの人は連れて行かないの</p><p>桃子姉ちゃんが、月子を指差す</p><p>わたくしは立ち合うべきではないですわ</p><p>月子が、答える</p><p>どうして、あなたがいたら便利じゃないエリカさんがいよいよの時にグズッたりしても、あなたがいれば気持ちをコントロールできるでしょ</p><p>月子の力の効果を何度も見て桃子姉ちゃんは、そう感じているらしい</p><p>いいや、桃子姉ちゃん今からはエリカのセックス奴隷としての修行だからさドーピングみたいなことは無しだよ</p><p>あら、そうねえ、公ちゃん</p><p>この人の力があれば公ちゃんは、どんな人でも思いのままに操れるんでしょ</p><p>公ちゃんには野心はないの</p><p>オレを見てニヤッと微笑む</p><p>いや、オレを試している</p><p>この月子たちの巫女の力はさ甘く考えると、呑み込まれる恐ろしいものなんだ</p><p>だから、オレはこの力を必要最低限でしか使わないよ</p><p>せっかく、こんな破格の力があるのに</p><p>ああ、確かに凄い力だよでもオレの力じゃない</p><p>でもこの子は、公ちゃんの命令なら何でも聞くんでしょ</p><p>はい、その通りでございますわ</p><p>月子が、優雅に笑って返答する</p><p>月子はオレが、いい加減な思いつきとかで命令しないことを知っているんだよ</p><p>オレと月子の関係にだって信頼してもらえているから、絆ができているんだもし、オレが月子の信頼に裏切る様なことをしたら</p><p>それでも、この子なら公ちゃんの命令に従うと思うわよ</p><p>この子は、わたくしとは違って人に大人しく従うタイプだと思うもの</p><p>オレも、そう思うよオレが月子の信頼に反した命令をしても月子は、きっとオレの命令通りに力を使ってくれると思う</p><p>そして、その結果月子の心が壊れるよ</p><p>オレはそれが１番恐い</p><p>鷹倉神社の巫女は、確かに凄い力を持っているよでも、みんな中身は普通の女の子なんだ月子たちが納得できない形で力を使わせようとしたら自分の持っている強大な力に振り回されて精神がパンクしちゃうよ簡単に、人を廃人にできる能力なんだから</p><p>とても鋭利な刃物を、剥き出しで握っているみたいなものなんだよねっ気を付けないで振り回すと、刃物が触れた相手をバッタバッタと薙ぎ倒してしまうことになるんだよっ</p><p>ああ、だからオレは、自分が力を使うことに納得できる場合でないと、月子たちに助けは求めないそして、オレが命じた結果に起きたことに対しての責任はオレ自身が取る覚悟をしているそうじゃないと怖くて、この力は使えないよ</p><p>わたくしたち一族の力を上手く使うことができた方は、鷹倉神社の巫女の長い歴史の中で１人もいないんです巫女を支配することに成功しても自分自身も、巫女に心を覗かれたり意識を操作されることに恐れてしまいますから、普通の場合は</p><p>ああ、関西ヤクザたちも結局は、巫女の力を使いこなせなかった</p><p>巫女に近付きすぎると、自分自身も破滅する</p><p>また巫女も、身近な人たちの心が本音が常に見えているのですから力のせいで心を病みますですから、巫女はみんな短命だったんです</p><p>心が読めるっていうことは、決して良いことばかりじゃないんだよねっ普通の人じゃ、毎日人と接して暮らしていくだけでも神経がすり減っちゃうよ</p><p>ああ、だから月子たちの母親は、神社の奥に引き籠もっていた</p><p>夫とだけしか顔を合わせず月子たち娘とも、ほとんど交流しないで生活していた</p><p>心が見えるからツラいんだたくさんの人と接するのが</p><p>あなたも、そうなの</p><p>いいえだって、わたくしたちは全てを公様に委ねきっておりますから</p><p>公様は表裏が無い方です考えていらっしゃることは、力で読み取らなくても、全てお顔で表現なさりますしそもそも、わたくしたちに隠し事をなさろうとはお考えになりません</p><p>月子には、オレの心の中が丸見えになっていることが判っているのに</p><p>何で、今更隠すことがあるんだ</p><p>そう思っていてもなかなか普通の方は、公様ほどは割り切れないんですわ</p><p>オレの心を読んで月子は言う</p><p>それに公様には、全ての物事に対して、明確な判断基準があります</p><p>公ちゃんに</p><p>はい公様は家族に関することでしたら、どんなことを厭わずに行動なさいますそれも徹底的に問題を解決するまで、手を抜かれることはありません</p><p>そんなのオレの家族のことなんだから、当然だ</p><p>しかし、家族以外の方に関してはきちんとした見返りが保証されていること以外は、絶対にタッチなさいません</p><p>それも当然だオレたちは、ボランティア活動はしない</p><p>公様の判断基準は日本の一般的な倫理からは大きく逸脱しています例えば、公様は、法を犯すことに関してのためらいは一切持たれていません</p><p>そりゃ、そうだよだって、あたしたちはさ</p><p>ああ、黒い森は犯罪組織でオレは、その一員なんだからさ</p><p>法律とかはそりゃ、守っていくだけの余裕があるんなら、なるべくは守っていきたいけれどさ絶対に守らないといけないとは思わないな</p><p>あら、日本国民なんだから日本の法律に従わないといけないって考えたりはしない</p><p>だって、公ちゃん国の法律なんだから日本国の決まり事が守れないのなら、日本から出て行けって言われちゃうわよ</p><p>それは言われないように、法を犯していることがバレないようにやっていくけどさでも、法律なんて誰かが作ったものだろ</p><p>わたくしたちが選んだ、わたくしたちの代表である政治家が、国会で決めたことよ</p><p>だから守らなきゃいけないのかよく判らないなあ</p><p>でも、政治家が法律を作って、みんがそれを守っていくっていうのが国でしょ</p><p>桃子姉ちゃんのそのこ言葉に対して</p><p>それは法治国家の場合だよ世の中には、まだまだ独裁政権の人治国家もあるしさ</p><p>元々は中国の戦国時代の諸子百家の頃にさ国家は国民に法律を守らせることで統治しようっていう法家の人たちの主張からでしょ儒家なんて徳の有る人たちの徳の力で国を統治しようっていう考えでさそんで、そういう思想の徳治国家で、中国は近代までやって来たりしてるんだし</p><p>でも近代を過ぎて以降は、全ての国家が法治国家になっているはずよ</p><p>そうかなぁ形だけの法治国家で、実情は人治国家の国もまだまだ多いと思うけれど</p><p>２人の論戦に、オレは付いていけない</p><p>ヤッちゃん人治っていうのは、どういうこと</p><p>んあらかじめ法律で全てルールを決めておいて、何が何でもそのルールを守らせるのが法治国家ルールにないことをした場合は、ルールができるまでは罪にならないから慌てて、法の穴を塞いでいくわけだから、どんどん新しい法律が増えていく</p><p>人治国家の場合は、細かいルールを為政者がその時、その時で変えちゃうんだよお前の場合はアリとかお前は許さないとかこいつは可哀相だから、賠償金を多く払ってやろうとかお前には何もあげないとか、好き勝手に決めていくんだよっ</p><p>そんなのメチャクチャじゃんか</p><p>でも国民に人気の有る独裁者の政治なんかは、たいてい、そういうことになっているんだよねっまあ、そういう国だけじゃないけれど</p><p>あたしさっ、ほら、アメリカで車の運転免許を取ったでしょっその時のことなんだけれどさ</p><p>やっぱり、向こうでも交通に関する法律が試験に出るから、覚えないといけないんだけれどさ＊＊な行為をするのは、違法かみたいなのがあってさで、時々あるんだよねSELDOM　ILLEGALっていうのが</p><p>SELDOM　ILLEGALごくまれには、違法行為になるってこと普通は、そんなことをしても誰も問題にはしないけれどたまたまヤバイ警察官に出会ってしまったら、違法行為として逮捕されることもあるぞって</p><p>え、そんなのアリなの</p><p>アリなんだよねぇ、これがアメリカなんて、立派な法治国家のはずなんだけれどゲンジツには、警察官の気分次第で自由に法律の運用を変えられる余地があるってことま、どこへ行っても、そんなもんだよ警察官に厳しいモラルを要求している国なんて、日本ぐらいじゃないの世界中、どこへ行ったってみんな、警察のことをそんなに信用していないよだって、警官なんて、ワイロ次第でどうにでもなっちゃう国がたくさんあるんだから</p><p>法律とは理想でしかないからもし、国民の誰かが、海で溺れていたとしたら国家には国民の生命を守る義務があるから、国がその人を助けないといけない法律上はでも、誰も知らないところで溺れている人は、誰も助けられないそれがゲンジツだよね</p><p>ああ、判るよだから、家族は自分で守らないといけないしオレたちの苦難を、家族以外の人間が助けてくれるはずがないそれ相応の見返りが無ければ</p><p>そういうのがゲンジツだと思うしだから、オレも相応の見返りが無ければ、家族以外の人を助けるつもりはないよく知らないのに、知らない人を助けようとしてその結果、家族を危険に巻き込むことになるかもしれないし</p><p>そうだよねぇ</p><p>寧は、オレよりも何年も前から犯罪組織黒い森のメンバーだ</p><p>自分自身も犯罪被害者で本当の家族を失っている</p><p>家族以外は信用できないよねぇ法律も、警察も、国家もさ</p><p>うんだから家族を守るためなら、オレは法律なんて平気で破るよもちろん、普段から法律無視はしないけれどそんなことをしたら、家族に迷惑が掛かるし</p><p>オレが、そう言うと</p><p>ご覧の通りですわ公様は倫理的には、間違っているのかもしれませんがそれでも、ご自分だけのはっきりとした明確な基準をお持ちですそして、その基準があるからこそどんな状況でも、迷われません瞬時に判断なさいます</p><p>だからわたくしたち鷹倉神社の末裔は、公様に全てを委ねられるのです公様に迷いがないのですから、公様の命を実行するわたくしたちも迷うことはありません</p><p>例えば先ほどの、安奈様ご夫妻への力の行使ですが一般的な倫理では、許されないことだと思います</p><p>オレは両親の前で、エリカに奴隷の宣誓をさせた</p><p>いや、その前に</p><p>安奈夫妻に、エリカが本当の娘でないことを隠し続ける決定をした</p><p>本来ならエリカの両親には、真実を教えるべきかもしれないのに</p><p>でも、公様にとって安奈様ご夫妻はよその人で、エリカさんは家族に迎え入れる人なんです最初っから、そう決めていらっしゃるから迷いがありませんエリカさんに、踏ん切りを付けさせるための行為として割り切っていらっしゃるからだから、わたくしも迷わずに力が使えるんです</p><p>オレは頭が悪いからさウジウジ考えていても、良い考えは浮かばないからだったら、どんどん思い切って行動していくしかないからさ</p><p>オレがそう言うと、寧が</p><p>えー、あたしはヨッちゃんのそういうとこ、すっごく好きだよっカッコ良いと思うよ</p><p>瑠璃子は、そう言ってエリカを見て</p><p>エリカさんも、そう思うでしょ</p><p>エリカは、ブルッと身体を震わせると</p><p>あ、あのあたしまた、濡れちゃいました</p><p>こんな方にあたしこれから犯されちゃうんですよね</p><p>エリカはセックスにも、レイプにも、調教にも、ずっと興味があったよな</p><p>は、はいあたしエッチな女の子なんですっ</p><p>父が会社に勤めていた頃の仲間と、数年ぶりに会うそうで</p><p>新宿なんだけれど待ち合わせ場所に辿り着けないと怖いから、一緒に来てくれ</p><p>と、私に言います</p><p>久しぶりだし行き違いになったりすると困るから</p><p>だって、向こうの携帯の番号とか知ってるんでしょ</p><p>それでも心配なんだよ</p><p>最近は、自分がボケてきていることについても自覚があるらしいので</p><p>テレビも、そういう番組は必ず見ているし</p><p>判ったよじゃあ待ち合わせの場所までは、連れていくよ</p><p>で、新宿のどこで待ち合わせなの</p><p>それが西口交番前だ</p><p>西口の交番前が判らないの</p><p>だって昔は新宿の会社に勤めてたろ</p><p>20年も前のことだ今はもう変わっていると思うし</p><p>西口交番の位置は、変わってないよＪＲの改札出て、斜め前</p><p>判らないから、連れてってくれ</p><p>そういうことで明日連れて行くことになりました</p><p>1153．夜を迎える　／　あねもね</p><p>・高畑茉莉花／１６歳長い髪のピアノ少女実はエリカの姉</p><p>じゃ、ヨッちゃん頑張ってねぇ</p><p>わたくしたちは、ここで観ているわ</p><p>行ってらっしゃいませ</p><p>寧と桃子姉ちゃん、月子とセバスティアヌス（山田梅子）さんに見送られて</p><p>オレと安奈エリカ、瑠璃子と美智は翔姉ちゃんが渡してくれたカードキーの部屋に移動する</p><p>こちらのようですわね</p><p>廊下の先に居る香月セキュリティ・サービスの警護員を気にしながらオレは、部屋のドアにキーを差し込み、ロックを解除する</p><p>入るぞ</p><p>エリカに、そう告げると</p><p>処女喪失への期待と恐怖に震えながら、エリカさんはオレを見て応える</p><p>ドアを開けて、中に入る</p><p>少し広めのホテルの客室</p><p>10畳ほどのベッドルーム奥にはバスルームへの扉がある</p><p>そして、手前には小さなライティング・テーブルノート・パソコンが置かれている</p><p>その机の前の椅子に高畑茉莉花さんが座っていた</p><p>美智が部屋のドアを閉めるのを、眼で確認すると</p><p>高畑さんは、すっと立ち上がってオレたちに一礼する</p><p>どなたなんです</p><p>心配そうに、オレに尋ねるエリカ</p><p>オレが応える前に机の前の長い黒髪の少女が答える</p><p>高畑茉莉花と申します</p><p>たかはた</p><p>ビクッと震える、エリカ</p><p>そうだエリカのお姉さんだ</p><p>正確には異父姉だ</p><p>エリカは、亡くなった安奈家と黒い森の元・娼婦高畑香子さんとの娘だけれど</p><p>茉莉花さんは、エリカが産まれる前に、香子さんが産んだ娘だ</p><p>いえ、わたくしのような卑しい身の上の娘が姉を名乗るのはおこがましいですわ</p><p>茉莉花さんは言う</p><p>でも一度で良いから、会いたかったんです一目だけでもその願いが叶いましたもう思い残すことはございません</p><p>茉莉花さんの眼に、熱い涙が溜まっていく</p><p>お姉様、あたしもあたしも、会いたかったですっ</p><p>エリカは、走って茉莉花さんに抱きつく</p><p>エリカさん</p><p>茉莉花さんも、ギュッと妹の身体を抱きしめた</p><p>ああ、やっぱり似ているな</p><p>大きな瞳に、艶やかなおでこツンとした鼻、ぷっくりとした唇</p><p>美少女の特徴が、よく似ている</p><p>血の繋がりは、隠せない</p><p>姉妹が落ち着くのを待つ間に</p><p>ミッチー手伝って下さい</p><p>瑠璃子が、翔姉ちゃんが用意してくれていたビデオ機材をベッドの周りに配置していく</p><p>光源のライトは、こちらとそちらに置きましょうですから、メインのカメラはこちら側に</p><p>もうすっかり、慣れた手つきでカメラの三脚を組み立てていく</p><p>美智も、てきぱきと瑠璃子の指示通りに、ビデオのケーブルを引いている</p><p>済みません取り乱しまして</p><p>茉莉花さんが、エリカを抱き締めたままオレに言う</p><p>ここでオレたちの様子は、観ていたんですね</p><p>机の上のノート・パソコンの画面には翔姉ちゃんと安奈夫妻たちが話し合っている部屋と、寧や桃子姉ちゃんたちが待機している部屋が両方映っていた</p><p>今、桃子姉ちゃんがオレたちの様子を、監視カメラの映像で観ているように</p><p>高畑茉莉花さんは、ずっとこの部屋でオレたちの会話を聞いていた</p><p>はい観させていただいておりました</p><p>茉莉花さんは、答える</p><p>あの不思議な力をお持ちの方には、驚きましたが黒森家でしたら、ああいう能力をお持ちの方が居るのは当然なのかもしれないと思いました</p><p>茉莉花さんは、母親が黒い森の娼婦だったことを知っているから</p><p>非合法の裏の世界の家だということは、よく判っている</p><p>あのありがとうございますお陰様でわたしの母への年金は、今まで通りいただけるのですね</p><p>ああ、茉莉花さんが大学を卒業する時までだっけ</p><p>オレは、そう口に出してみてハッと気付く</p><p>茉莉花さんに抱きついていたエリカも、心配そうにオレを見る</p><p>この2人は</p><p>その年金て茉莉花さんのお母さんが、代理母としてエリカを産んだことに対する報償金じゃないんだなていうか、年金じゃなくて</p><p>ここまで、そっくりな姉妹が並ぶとよく判る</p><p>この2人は異父姉妹ではないんだ</p><p>養育費なんだな茉莉花さんの</p><p>オレの推理では高畑香子さんが娼婦を引退したのは、白坂創介が経営権を握っていた時代だから</p><p>渚みたいに、白坂創介のヘンタイ客に輪姦されて父親の判らない子供を孕まされて、娼館から追われたのだと思っていた</p><p>エリカの誕生はエリカの祖父の精液と高畑香子さんの卵子を体外受精させて、香子さんの胎内に戻すという方式だったと聞いていたから</p><p>オレは、エリカの祖父と高畑香子さんには深い関係は無かったと思っていた</p><p>エリカが産まれる２年前に</p><p>エリカの祖父は、まだ娼婦であった香子さんを妊娠させて隠し子として、茉莉花さんが誕生したのではないか</p><p>そして、息子夫婦の不妊治療が行き詰まってしまった時に</p><p>息子夫婦に子供を与えるために再び、高畑香子さんを妊娠させたのでは</p><p>多分安奈圭一郎氏と奥さんの体外受精は、実際にやってみたんだ</p><p>その段階で、受精卵を受け入れ育てる母胎として香子さんも呼ばれていた</p><p>だけど、安奈夫妻の体外受精は失敗し</p><p>安奈圭一郎氏に隠れて行ったエリカの祖父の精子と息子の妻の卵子の人工授精も失敗だった</p><p>だから、エリカの祖父は息子夫婦を絶望させないために</p><p>自分と高畑香子さんで子供を作った</p><p>判りませんわ母は、何も教えてくれませんから</p><p>いや、間違いない</p><p>高畑茉莉花さんは、エリカさんの祖父の娘なんだ</p><p>つまり、エリカとは異父姉妹でなく、実の姉妹</p><p>毎月、安奈夫妻に内緒で弁護士さんが、こっそり送金していたのは</p><p>茉莉花さんが正当に受け取るべき彼女自身の養育費だったんだ</p><p>どういうことですかお姉様</p><p>エリカが姉に尋ねる</p><p>エリカさんのお祖父様はこの方を自分の本当の娘として認知することができなかったんだと思うわ</p><p>ビデオカメラのセッティングをしながら瑠璃子が言う</p><p>世間体の問題だろ老齢なのに娼婦との間に、子供ができたなんていうことが知られたら、監査法人の仕事に影響が出るとかさ</p><p>それに遺産の問題もありますわ</p><p>茉莉花さんを娘と認めたら遺産相続人の数が増えてしまう</p><p>だから、誰にも言えなかったんだと思う多分、さっきの弁護士さんにも</p><p>弁護士さんは、あくまでも高畑香子さんに支払っているお金は、エリカさんを代理出産したことの報償金と口止め料だと思われているみたいですから</p><p>そうだな、瑠璃子オレも、そう思うあの弁護士さんも本当は茉莉花さんへの養育費の支払いなんだって、気付いていないよ</p><p>茉莉花さんは</p><p>そんなこと判らないままで良いことですわもう亡くなられていらっしゃる方のご意志ですから</p><p>いや、茉莉花さんの母親高畑香子さんは、まだ生きているんだし</p><p>今はDNA鑑定だってできるんだから</p><p>はっきりさせる方法は、幾らでもある</p><p>そうですわね安奈家のことを考えれば明らかにするべきことではないのでしょうね</p><p>エリカが、口を開く</p><p>お姉様が、お祖父様の実の娘でいらっしゃるのならお姉様だって、お祖父様の遺産を受け継ぐべきです</p><p>ですからそれは、はっきりと判らないことなのだからいいのよもう忘れて</p><p>優しい微笑で茉莉花さんは、妹に言う</p><p>お祖父様の遺された日記にもお姉様のことは、書いてありませんでした</p><p>エリカは言う</p><p>寂しそうに、微笑む茉莉花さん</p><p>どんな形でも、文章として残すことが許されない秘密だったのね</p><p>エリカの祖父にとって茉莉花さんという隠し子の存在は</p><p>ただピアノを</p><p>エリカは、姉を見上げて言う</p><p>ピアノ</p><p>はいお祖父様の使っていらっしゃった離れにピアノがあるんですスタインウェイのグランドピアノがとても良いものですそれを高畑香子さんの娘に進呈したいと、お祖父様の日記の中に</p><p>エリカたちの祖父が亡くなったのは１０年前</p><p>エリカは４歳茉莉花さんは６歳</p><p>もうピアノを習い始めていたんだな</p><p>あたし、それを読んだからそして、そのピアノも、あたしがお祖父様からいただいた遺産の中に入っていたからだから、あたしいつかきっと、お姉様にそのピアノを差し上げたくて</p><p>それで、あたしお父様に遺産を取り上げられわけにはいかなかったんです</p><p>家出するぐらい、父親に遺産を取られることに反抗していたのに</p><p>その３億円を越えるという資産にはエリカは興味を示していなかった</p><p>エリカの関心はただ祖父の書き残した遺言通りに、茉莉花さんにピアノを贈りたかっただけなんだ</p><p>そうあの方わたしにわたしのために</p><p>茉莉花さんが、ポロポロと涙を零す</p><p>エリカも泣いていた</p><p>涙が姉妹の失った時間を、ゆっくりと埋めていく</p><p>高畑茉莉花さんは</p><p>それでは黒森様</p><p>涙を拭いてオレを見る</p><p>わたしは、これからどうしたら良いのですか</p><p>さっき、あちらのお部屋で黒森様がお話になられていましたわ黒森家は、見返りの無いことはしないと</p><p>ああオレたちは、ボランティア活動はしない</p><p>でしたらわたしは、黒森様のおかげでこれからも年金をいただくことができるようになりました大学卒業までは、生活に困らずに済みそうです</p><p>茉莉花さんは、絶対に養育費とは認めない</p><p>うん良かったね</p><p>はい、助かりますですからわたしは、黒森様に助けていただいた分のお返しをしなくてはなりません</p><p>茉莉花さん</p><p>わたしは、もちろん母が黒森様のところでどんな仕事をしていたのかを知っています</p><p>黒森家の生業は娼館、娼婦を売ることだ</p><p>今のわたしにはこの身体しか、お返しするものがありませんから</p><p>茉莉花お姉様</p><p>驚く、エリカ</p><p>わたし観ていたわあなただけに、恥ずかしい思いはさせないだから</p><p>茉莉花さんもオレに犯される覚悟でいる</p><p>お姉様が年金を受け止めのはお姉様の正当な権利ですわ</p><p>だとしてもわたしとわたしの母のために、黒森様に働きかけていただいたことのですからお返しはしなくちゃいけないのよ</p><p>茉莉花さんはそう言ってオレを見る</p><p>わたし処女です男の人とは、キスもしたことがありませんだから黒森様に歓んでいただけるかどうか自信はありませんが</p><p>オレはさっきオレたちは、見返りの無い行動はしないって言ったけれど同時に家族のためなら、どんなことでもするって言ったよ</p><p>はいそう、おっしゃっていました</p><p>茉莉花さんは、真っ直ぐにオレを見ている</p><p>オレはそんな彼女の顔身体をじっくりと見て</p><p>茉莉花さんは今は、音楽科のある高校に通っているんだよね将来的には音楽大学へ進みたい</p><p>できれば、そうしたいと思っています</p><p>茉莉花さんは、オレから視線を外さないまま答える</p><p>それで卒業したら、どうするのやっぱり、ピアニストとか演奏家になる</p><p>オレは笑顔で、さらに尋ねた</p><p>わたしはそこまで才能は無いですプロの演奏家になるのは無理だと思いますだからわたし、音楽の先生になりたいんです</p><p>オレはさオレたちの家族に、音楽が教えられる人が欲しいって思ってたんだ</p><p>正確には今、思った</p><p>茉莉花さんもし、良かったらオレたちの家族に入らないか黒森家の人間にならないか</p><p>それは、良いお考えですわお兄様</p><p>今、お兄様とのお話を伺った限りでは茉莉花さんは、良い方だと思います性格が真っ直ぐで、気品があってお綺麗ですわわたくしたちの家族に相応しい人材だと思います</p><p>あ、あのわ、わたしは</p><p>茉莉花さんはあくまでも、今一度だけ、オレに身を任すつもりだったらしい</p><p>それがどんどん、大きな話になっていくから</p><p>黒森の家族になればこれからも、ずーっとエリカさんと一緒に暮らしていけますわ</p><p>今のままではなかなか、エリカさんと会うことも難しいままでしょうが黒森家の一員となれば、わたくしたちのお屋敷でいつも会えます</p><p>安奈圭一郎夫妻には高畑茉莉花さんの真実を知られるわけにはいかないから</p><p>エリカが、自分の家や外で茉莉花さんとコンタクトするのは大変だ</p><p>エリカも名家には属していないけれどお金持ちのお嬢様であることに代わりはないのだから普段の移動は、運転手付きの送迎車だろうし</p><p>今回の家出によって、両親の監視は強くなるだろう</p><p>だから、エリカと茉莉花さんが個人的に外でコンタクトを取るのは、なかなか大変だろうと思う</p><p>しんし、エリカは週の半分以上は、香月家の行儀見習いとして、オレたちと生活することが決まっているから</p><p>うちのお屋敷の中でなら、幾らでも自由に茉莉花さんと会える</p><p>家族のルールは、さっきエリカさんが宣誓していた通りです一生、お兄様としかセックスしないことお兄様のお求めがあった時は、いつでもどこでもご奉仕することお兄様の赤ちゃんを産むこと他のお兄様の女たちと仲良くすることそれだけですわ</p><p>というより一度抱いていただくぐらいで、ご主人様のご恩に報いることができるという考えが間違っております恩返しには、一生を懸けるのが正しい女の道であるとわたくしは考えますが</p><p>美智が、茉莉花さんにそんなことを言う</p><p>でも、黒森様はわたしをわたしが、ずっとお側に居るのは、ご迷惑なのではありませんか</p><p>茉莉花さんは、オレに尋ねる</p><p>そんなことはない居てくれたら嬉しいよ</p><p>この人の思い切りの良い、さっぱりとした性格もなかなか素敵だと思う</p><p>オレは、どうせならこの姉妹、２人とも欲しかった</p><p>茉莉花とエリカずっと離れ離れで暮らして来た姉妹を、同時に抱いてみたいオレの女にしたい</p><p>エリカは、どうなんだ茉莉花さんにオレたちの家族の一員になって欲しいって思わないか</p><p>エリカさんの学校は寮だしお母さんの具合も良くないらしいから、今すぐ一緒に暮らすのは無理だろうけどそれでも、週に何回か泊まりに来てくれればいいし</p><p>それでも家族なら</p><p>それはそうなったら、もちろん、あたしも嬉しいですけれど</p><p>でもセックス奴隷ですよ茉莉花お姉様よろしいのですか</p><p>黒森様の家族になれば見返りなど考えないで、わたしの全てを受け入れて下さるのですね</p><p>もちろんエリカさんのお母さんのことも、オレたちが手助けするよ</p><p>家族になったのなら</p><p>わたしそんな価値のある女ではないですよ</p><p>そうかなオレは茉莉花さんには、すっげぇ価値があると思うけど</p><p>そう答えるオレの眼を茉莉花さんは、ジッと見ている</p><p>判りました全部、受け入れます</p><p>茉莉花さんは答えた</p><p>黒森様にわたしの全てを捧げます</p><p>というわけで、父を新宿西口交番まで届けて来ました</p><p>父うん、これはお前に来て貰わないと判らなかったよ</p><p>そんな馬鹿などんだけ</p><p>せっかく新宿まで行ったので、20年前にお世話になった劇団のあった場所へ行ってみました</p><p>すると再開発で、何もかもが変わっている</p><p>もはや異界ですね</p><p>街の空気が違う人の気配や、生活感が消えている</p><p>ちょっと恐ろしい気分になって帰って来ました</p><p>1154．エリカとマリカのファースト・タイム　／　姉妹ストリップ</p><p>・高畑茉莉花／１６歳長い髪のピアノ少女実はエリカの姉だった</p><p>わたし今夜は、ここで娼婦になれと命じられるんだと思っていました</p><p>エリカの実姉高畑茉莉花さんが、言う</p><p>わたしは、母に黒森のことを聞いていましたから</p><p>鞠加算の母親が、黒い森の娼婦だった頃は白坂創介支配下で、お屋敷の中が一番荒れていた時期だったもんな</p><p>自分が娼婦の娘だということを、わたしは知っていましたからだから、もしかしたらわたしもいずれ娼館に呼ばれて、娼婦にならなくてはいけない運命なんじゃないかって、ずっと思っていたんです</p><p>そんな運命はないよ</p><p>今はもう黒い森の娼館も昔とは違うんだ前みたいに、怖い人たちによって、無理矢理に娼婦に堕とされるようなことはないから</p><p>そうなのですかでも、わたしはずっと、そう思っていましたから</p><p>だからいつ自分がいなくなってもいいように、学校でも余りお友達は作らないようにしていました</p><p>恋人とかも一度も、作ろうと思ったことはありませんそういう話が有っても、お断りしてきましただって、もしかしたら、あたしも母のように娼館に連れて行かれる日が来るかもしれないと思っていましたから</p><p>エリカが、ギュッと姉を抱き締める</p><p>でも、わたしには夢がありました夢があるんですピアノの先生になる夢がだけど、その夢はもしかしたら、ある日突然、途中で諦めなくてはならないかもしれない儚い夢なのかもしれないだから、夢を見ることが許される間だけは、せめて精一杯頑張ろうと一生懸命、ピアノに打ち込んでいました</p><p>この子はメグと同じなんだ</p><p>メグも白坂創介に娼婦に堕とされるとことに怯えながら生きていた</p><p>だからこそ毎日、精一杯、学校での生活や陸上部での部活を頑張っていた</p><p>わたしはピアノだけが全てでしただって、自分の周りに、自分が居るべき場所を見つけられなかったから</p><p>茉莉花さんは、さらに続ける</p><p>わたしの生い立ちは周りの子たちには話せないですし、もし話しても娼婦の娘という生い立ちは、普通の子たちには理解してもらえるわけがないんですこんなことちゃんとしたご両親のいらっしゃる方たちには</p><p>それに、わたしには父が、いませんし誰も、私の父だと名乗り出てくれる人はいませんでしたから</p><p>茉莉花さんの父親が亡くなった安奈家の先代当主であることに、間違いはないと思う</p><p>エリカと同じ父親</p><p>でも、安奈家の先代当主は茉莉花さんに、自分が父親だと名乗らないままこの世を去った</p><p>父親である安奈家の先代に認知されないまま、父親不在で成長したことが茉莉花さんの心に暗い影を落としている</p><p>だから、彼女は娼婦の娘であり、父親が名乗り出ない隠し子として今まで生きてきた</p><p>ごめんなさいお姉様</p><p>エリカが言う</p><p>あたしにはお父様もお母様も居てお祖父様との思い出もたくさんあってごめんなさい茉莉花お姉様が、そんなにお寂しい思いをなさっているなんて、あたし知らなかったから</p><p>本当は祖父と愛人の娘でありながら安奈家の中で、暮らして来たエリカ</p><p>母親と２人きりで、代理母をしたことの年金という名目で養育費だけを受け取っていた茉莉花さん</p><p>姉妹なのに全く違う人生を送ってきた２人</p><p>いいのよエリカさんは、気にしないで</p><p>茉莉花さんは、エリカに優しく微笑む</p><p>姉に対しての罪悪感がエリカの内面に湧き上がっているようだ</p><p>そうだ、気にしなくて良いんだお前たちは２人とも、もうオレの性奴隷になるんだから</p><p>茉莉花さんの居場所は、オレが作るしかない</p><p>茉莉花さんあなたは、オレ１人だけを相手にする娼婦になるんです一生、オレだけに奉仕して下さい</p><p>オレを見て返事する茉莉花さん</p><p>オレはそんな彼女とエリカを見比べて</p><p>うんこうやって見ると、茉莉花さんはエリカとよく似ていますね</p><p>わたしが</p><p>ハッとなる茉莉花さん</p><p>はいエリカはやっぱりあんなの家で今の両親との生活では、自分の居場所が見つからなかったんですだからオレのところに来たんです</p><p>オレは、エリカを見る</p><p>人は自由気ままじゃダメなんですどこかに、自分を繋ぎとめておいてくれる場所がないと</p><p>エリカが、ジッとオレを見ている</p><p>結局、エリカは自分を支配してくれる人、束縛してくれる人が欲しいんだと思います支配されるということは守られるということでもありますからあんなの家はエリカのお父さんとお母さんは、エリカに優しすぎて強い力でエリカを支配してはいなかったと思うんです</p><p>それ以上に父も母も、普通の形での妊娠出産は望めなくて</p><p>代理母という形でエリカという娘を得た</p><p>そのことに後ろめたさを感じていてエリカとの関係では、大きく踏み込んでこられないのだと思う</p><p>エリカがオレに望んでいるのは、刺激的なセックスではなく支配し、支配される関係ですそれが絆になるんですから</p><p>オレは茉莉花さんに向いて</p><p>茉莉花さんもそうでしょうあなたも強い力で、自分を支配してくれる存在を求めているんじゃないですか</p><p>茉莉花さんは少し考えてから</p><p>そうかもしれません母の身体のこと、わたし自身の将来のこと、安奈家からの送金が途絶えてしまうかもしれないという恐怖このしばらくは、色々な不安でいっぱいでしたから</p><p>そう不安に対する防御となる誰かが居なかった</p><p>そういう心配は、もういらないですオレの奴隷になった以上は全ての問題は、オレとオレの女たち茉莉花さんとエリカの新しい家族たちが解決しますから</p><p>はいご心配なさらないで下さいませわたくしたちにお任せ下さい</p><p>瑠璃子が、茉莉花さんに微笑む</p><p>香月家の令嬢が、保証するのだから茉莉花さんも、安心できるだろう</p><p>ありがとうございますホントに安奈家からのお金も、今まで通りいただけることになりましたしこうやって、エリカさんと会うこともできました</p><p>茉莉花さんは、優しくエリカの髪を撫でる</p><p>黒森様のことも信頼しておりますですから</p><p>茉莉花さんは、オレを見て</p><p>どうか、今後はわたしのことも、茉莉花と呼び捨てにして下さいませ</p><p>奴隷として生きる覚悟を固めていく</p><p>ああ、そうだな茉莉花</p><p>オレは、早速、呼び方を変える</p><p>お兄様、大変長らくお待たせ致しました撮影の準備が整いましたわ</p><p>瑠璃子が、三脚のデジタル・カメラをピピッと起動させながら言う</p><p>美智も、他の位置からのカメラを確認していた</p><p>よし、じゃあ始めよう</p><p>オレは、部屋全体に響く声でそう告げた</p><p>えっとあ、あのせ、セックスですよね</p><p>エリカが、震えながら尋ねる</p><p>ホントにあたし茉莉花お姉様もセックスしちゃうんですよね</p><p>エリカはレイプの方がいいんだろ</p><p>オレは、ニヤッと笑ってエリカに尋ね返す</p><p>あ、あのそれは</p><p>エリカは怯えた表情で</p><p>できれば、そのあんまり痛いのはいえ、もちろん、ロスト・ヴァージンが痛いことは判っていますけれどその、エッチ以外で痛いこととかはあの、エリカにはしても構いませんけれど、茉莉花お姉様にはどうか</p><p>エリカさんわたしは平気よ</p><p>茉莉花が、１４歳の妹に言う</p><p>わたしは全て、エリカさんと同じことをして欲しいです</p><p>真剣な眼で、オレを見る</p><p>ああこの人は、とっても真面目な性格なんだな</p><p>そして、誇り高い女の子だ</p><p>オレも、必要以上に女の子の身体を傷付けるような趣味は無いよただいっぱい恥ずかしい思いはしてもらうよ</p><p>オレは、そう２人に言う</p><p>何でもめ、命令して下さいっ</p><p>茉莉花は怯えているが、エリカは畏れながらも期待している</p><p>自分でアピールしていた通りMっ気の強い子だ</p><p>性的な支配を欲しがっている</p><p>オレのセックス奴隷の先輩としてお前が２人のお手本になってくれ</p><p>オレとエリカと茉莉花の３人だけの狭い範囲のセックスにはしない</p><p>最初から、他の女を絡めていく</p><p>その方が後々、この姉妹がオレの家族に溶け込むためには良いと思う</p><p>それに今は、美智という異物をぶつけることで、この姉妹を結束させたい</p><p>エリカと茉莉花には姉妹としての積み重ねが何も無いのだから</p><p>姉妹と認識していても、それはまだ上辺だけのものでしかない</p><p>この初体験から共通体験を始めさせよう</p><p>わたくしは、ご主人様の性奴隷の中で最も忠実で淫らな奴隷工藤美智でございます</p><p>美智はエリカの学校の先輩だが茉莉花さんとは面識が無いので、改めて挨拶する</p><p>ちょっとミッチィ一番は、わたくしですわ</p><p>瑠璃子が、カメラを調整しながら冗談ぽく、そう言った</p><p>お兄様に忠実ですし淫らですし</p><p>どっちが一番とか、判定しようがないよ</p><p>美智も瑠璃子もオレに忠実だし、オレだけに淫らだ</p><p>１５歳の中３コンビは嬉しそうにオレに微笑む</p><p>よし、美智脱げ見事に脱いで見せろ</p><p>はっ不肖、工藤美智ストリップを敢行致します</p><p>そう言うと美智は思い切りよく、脱衣していく</p><p>どうぞ、ご主人様美智の裸身を鑑賞して下さいませっ</p><p>身体のキレが良い美智は脱衣も早い</p><p>いつものセーラー服をスパッと脱ぎ捨て、下着姿になる</p><p>学校指定の飾りの無い、清楚な純白のブラとパンティだ</p><p>粗末なものでございますが</p><p>純白のブラを外す</p><p>美智のつるぺたの胸が露わになる</p><p>さらにいざっ</p><p>そして、白いパンティもするりと脱ぎ捨てた</p><p>靴と靴下は履いたままなのが、フェティシズムというものでございます</p><p>美智はオレの前に白い裸身を晒す</p><p>羞じらって隠したりはしない、正々堂々と裸のままで立つ</p><p>工藤美智、１５歳これが、わたくしのご主人様だけのための肉体でございます</p><p>ポンと自分の胸を叩く</p><p>つるぺたでも、ピンクの乳首がプルッと揺れた</p><p>ご主人様に純潔を捧げご主人様だけを受け入れご主人様の精を日々、お情けを頂戴しております</p><p>美智は整った顔の和風美少女だ</p><p>黒髪に、真っ白な肌に、桜色の乳首キュッと締まった裸身無毛の股間に一本の筋</p><p>胸は平らだけれどいや、胸が平らだからこそ</p><p>美智の裸は、まるで人間国宝が作った人形のように匂い立つほど美しい</p><p>ご主人様どうぞ、今夜も美智に、性奉仕をさせて下さいませ</p><p>そのままスッとオレに頭を下げる</p><p>体幹が優れているから、美智はどんな状況でも身体の軸がぶれない</p><p>だから、立ち振る舞いが綺麗なんだ</p><p>うん美智今夜も頼む可愛いぞ</p><p>エリカと茉莉花は、呆然として美智の裸体を見つめている</p><p>何しているんだ次は、エリカと茉莉花の番だぞ</p><p>じ、自分でぬ、脱ぐんですか</p><p>エリカが、慌てて聞いてくる</p><p>で、でもれ、レイプして下さるんですよね</p><p>レイプにも、色々ある</p><p>服をビリビリに引き裂くようなタイプのレイプは今度やってやる</p><p>そういうのも遊びとしては、悪くない</p><p>でも、今夜は帰りがけに、エリカの両親や弁護士さんに挨拶しなくちゃいけないんだから服は、今のままでないとマズイだろ</p><p>あそ、そうですね</p><p>うなずく、エリカ</p><p>いや、ホントは、月子の力で錯覚させればいいのだから</p><p>全裸でも、安奈夫妻と弁護士さんにはエリカが服を着ていると思わせることができるんだから</p><p>別に、何だって構わないのだけれど</p><p>でも、オレは、この２人にはまず</p><p>自分たちの方から、自主的に行動するセックスを学ばせたかった</p><p>一方的なレイプだと受け身なだけのセックスしか体験できない</p><p>特にそれが初体験だとセックスについてのイメージが歪む</p><p>エリカは</p><p>あたし、お洋服はその男の人が、脱がして下さるものだと、思っていました</p><p>自分で脱ぐのは恥ずかしいんだろう</p><p>だから、やらせるんだ</p><p>ああ、次はそうしてやる</p><p>オレは、エリカに言う</p><p>だけど、今はオレは、少し離れた位置から、お前たちのストリップを見てそれで確認してみたいんだ</p><p>確認ですか</p><p>今度は茉莉花がオレに尋ねる</p><p>ああエリカと茉莉花の身体がどれくらい似ているかをだ</p><p>姉妹なんだから、きっと似ているところがたくさんあるはずだそれを、お前たちを抱く前にこの眼で見ておきたいんだ</p><p>茉莉花は１６歳エリカは１４歳</p><p>２歳の年の差は、あるけれど同じ父親と母親から生まれた姉妹なら</p><p>あたしと茉莉花お姉様</p><p>わたしとエリカさん</p><p>お互いを見る２人</p><p>わたしたち似てますか</p><p>あたし茉莉花お姉様みたいに、綺麗じゃないです</p><p>そんなことないわエリカさんの方が、わたしよりもずっと綺麗よ</p><p>お互いのことを言い合う２人</p><p>ちゃんと見てみないと判らないさだから、お前たち自身もお互いの裸の身体をよく見るんだ</p><p>ほんのさっき、出会ったばかりの２人</p><p>もちろん、知識としてはお互いが姉妹だということを知っている</p><p>何となく感覚的に、実の姉妹だと感覚的に理解していることもあるだろう</p><p>それだけでは、まだ足りない</p><p>もっと具体的に互いを姉妹だと認識する機会を作らないと</p><p>今からする行為はエリカと茉莉花が真の姉妹となるための儀式でもあるのだ</p><p>ご主人様のご命令ですさあ、服を脱ぎなさい</p><p>美智が２人に号令を掛ける</p><p>ご命令に従いましょう、エリカさん</p><p>茉莉花が妹に言う</p><p>はい茉莉花お姉様</p><p>２人は、オレの方を見るのが恥ずかしいのだろう</p><p>お互いを見ながら服に手を掛ける</p><p>さあっ、早く</p><p>美智の声を合図に２人は、静かに服を脱ぎ始めた</p><p>シュルルルと衣擦れの音が聞こえるほど部屋は静かだ</p><p>手で隠してはいけませんご主人様に、もっと良く見えるように</p><p>鬼軍曹のように、裸身の美智が言う</p><p>阿２人のストリップ行為もちゃんと撮影して記録致しますからね</p><p>瑠璃子も、カメラを向けて優しい声で、そう言う</p><p>茉莉花が先に上を脱ぎ終わった</p><p>白いブラジャーに包まれた、豊かな肉塊</p><p>ああ長い黒髪の茉莉花は、オレが想像していたよりも、ずっと胸が大きいみたいだ着やせするタイプか</p><p>一方、エリカも１４歳にしては、なかなか胸に重みがありようだ</p><p>しかし、２人とも胸は出ているのに、身体は細いなあ</p><p>腰なんか、折れそうなくらいだ</p><p>太りにくい体質なのかもしれない</p><p>純白の下着姿になって、エリカが小さな声でそう呟く</p><p>わたしもよでも、一緒だから</p><p>羞じらいながらも、茉莉花も下着だけの姿で妹を励ます</p><p>はい、あたしもお姉様と一緒ですから、最後まで頑張ります</p><p>エリカも、ニコッと姉に微笑んだ</p><p>よしブラジャーは、お互いに外して合え</p><p>こうなったら、より姉妹の交流が深まるようにしてやろう</p><p>相手のプラを外してあげるのです早くっ</p><p>美智に急かされて、返事はするが身体が硬直してしまう、エリカ</p><p>オレの視線を感じて、身体が震えている</p><p>エリカさんわたしのを先に</p><p>そんな妹を気遣って茉莉花は、妹に背中を向ける</p><p>こういうことになるかもしれないから、今日は綺麗な下着を付けてきたんだけれど安物でごめんなさいね</p><p>茉莉花は妹の方が、値段の高い下着を身につけていることに気付いたようだ</p><p>そんなことないですお姉様</p><p>下着の差もエリカの方が、姉よりも良い生活をしていたということの象徴だ</p><p>エリカには、それさえも申し訳なく感じるらしい</p><p>エリカも茉莉花も下着なんて、これから幾らでも良い物を買ってやる気にするなそれにオレは、下着よりお前たち自身の方が大切だっていうか、早く見たい脱げっ</p><p>ご主人様をお待たせしてはいけませんっさあ、早く脱ぎ捨てなさい</p><p>美智が命じる</p><p>は、はいお姉様、失礼致します</p><p>ええ、お願いします</p><p>エリカが、慌てて茉莉花の背中のホックを外す</p><p>プツンッと、エリカの胸肉が弾けるッ</p><p>エリカさんのも外してあげるわ</p><p>今度は茉莉花が、急いでエリカのブラを</p><p>うん、胸の大きさが少ない分弾けっぷりも小さい</p><p>２人とも背中のホックは外れたがブラそのものを外すことには、ためらっている</p><p>さあ、２人ともブラジャーを外すのですいざっ</p><p>外したブラを、姉妹は床に落とす</p><p>１６歳と１４歳の美少女姉妹のおっぱいがぶるるんと揺れるのが見えた</p><p>２人とも、乳首の色は桜色だ</p><p>よし、取りあえずはそこまでで良い並んで、こっちを向け胸を隠すな</p><p>パンティは後で、オレが脱がそう</p><p>エリカと茉莉花は、恥ずかしそうに並んで立つ</p><p>気をつけぇっ</p><p>美智の号令に、思わず姉妹はビシッと立つ</p><p>直れっ休めっ手は後ろッ胸を張ってさあっ</p><p>エリカと茉莉花は美智の言うままに、手を後ろで組んで、胸を張る</p><p>なるほど本当に姉妹なんだな</p><p>オレは、２人の裸身を見てそう感じた</p><p>姉妹だと、眼や鼻や口のパーツがそっくりになるって言うけれどそれだけじゃないんだな</p><p>肌の白さがそっくりだし乳首の形もよく似ている色も形も</p><p>鮮やかな桜色で小さな乳輪の中に、可愛い乳首が</p><p>まるでコピーしたみたいに、そっくりだ</p><p>２人並べてみたからこそ、よく判る</p><p>おへそは高さと位置は、一緒だけど形は違うな</p><p>お兄様、おへそは産まれた時に、病院でへその緒を切りますからそれで形が変わるそうですわ</p><p>瑠璃子が、２人の裸を撮影しながら言う</p><p>ああ、切った人のクセとかでも変わっちゃうのか</p><p>エリカさんは、確かアメリカの病院で産まれたはずですしアメリカと日本では、へその緒の処理の仕方も違うと聞きたことがあります</p><p>そういう差もあるのか</p><p>でも、おへそ以外は本当に良く似ている身長は茉莉花の方が５センチくらい高いのかな胸も茉莉花の方が大きいけれど、身体の基本的なラインはそっくりだからうん、エリカもきっと、茉莉花と同じくらい胸が大きくなると思うよ</p><p>認めたくはございませんが、おそらく</p><p>つるぺたコンプレックスの美智が言う</p><p>美智、毎回言うがオレは、美智の身体は好きだぞ気に入っているんだからな</p><p>一応、言っておく</p><p>それに、茉莉花の胸が大きいったって克子姉や渚ほどじゃないしエリカだって、同じ１４歳のヨミには負けているんだからさ</p><p>ヨミの胸はロリ巨乳だからなぁ</p><p>ていうか、人それぞれの個性なんだから勝ち負けは無いんだよオレの女たちは、みんなそれぞれの個性が魅力的なんだからだいたい、美智はうちの家族の中でもスバ抜けた個性の持ち主じゃないか</p><p>ああ黒髪の飛びっ切りの和風美少女で古武術のマスターで、底抜けに強いそれなのに、頭もメチャクチャ良くてみすずのことが大好きで、レズっ気たっぷりになのにオレとは、マゾっぽいセックスが大好き魅力的な個性のロイヤル・ストレート・フラッシュだぞ</p><p>あぅぅご主人様に、そう言っていただくとちょっと恥ずかしゅうございますぅぅ</p><p>喋り方が、変に古風なのも美智の魅力だうん多分</p><p>ああ、瑠璃子そうだな</p><p>オレはパンティと靴下だけの姉妹に向かって、歩き出す</p><p>近寄って来るオレにエリカも茉莉花も、身体を強張らせる</p><p>怖いかそうだろうな</p><p>２人とも処女だ男には慣れていないだろう</p><p>ましてや、裸だ</p><p>しっかりと立つのですっ気を付けっ</p><p>美智の強い声に、姉妹はビクッとなって背筋を伸ばす</p><p>よし、まずはお手本だ美智</p><p>美智が、機嫌の良い時の子犬のようにオレの前にやって来る</p><p>オレは裸の美智を抱き締め唇にキスする</p><p>胸がキュンとなります心がフワワワンとなります</p><p>美智は嬉しそうに、そう言う</p><p>見ていましたかこれがキスですご主人様とのキスですっ</p><p>勝ち誇るように、エリカと茉莉花に言う</p><p>さあさあさあ、あなたたちも早くご主人様にしていただくのですっ</p><p>姉妹は思わず、顔を見合わせる</p><p>父が具合が良くないというので、医者に連れて行ったのですが</p><p>私も風邪で</p><p>待合室に居る間に私の方が具合が悪くなりました</p><p>1155．エリカとマリカのファースト・タイム　／　ペッティング・１</p><p>ええっと、こういう場合はやっぱり、姉の方からするべきなのかな</p><p>いや、緊張の度合いは茉莉花の方が強い</p><p>キスするぞ、エリカ</p><p>オレはパンティ1枚だけの14歳の少女の裸身に向かう</p><p>上ずった声で返事する、エリカ</p><p>ほらそんなに怖がらなくていいから</p><p>オレはエリカの前に立って、笑ってそう言う</p><p>は、はいでも</p><p>はぁ、はぁ、と息の荒い、エリカ</p><p>ほら、抱き締めるぞ</p><p>オレはまだ服を着たまま裸のエリカをギュッと抱き締める</p><p>オレの両腕の中でエリカは、身体を硬直させる</p><p>エリカは良い匂いがするな</p><p>オレは、エリカの髪の匂いを嗅ぐ</p><p>オレは、どんな匂いがする</p><p>ええっと、あのよく判りません</p><p>恥ずかしそうに、エリカは答えた</p><p>ああ、エリカの心臓がドクンドクンて鳴っているな</p><p>抱き締めた裸身の内側の鼓動をオレは感じていた</p><p>オレの心臓は、どんな感じか判るか</p><p>トックン、トックンて鳴ってます</p><p>エリカにも、オレの鼓動が伝わっている</p><p>オレたちはお互いの命を抱き締め合っていた</p><p>エリカが、潤んだ瞳でオレを見上げる</p><p>興奮した呼吸がエリカの息が、オレの肌に当たる</p><p>オレの腕に抱かれた命が呼吸するこどに膨らみ、また萎む</p><p>エリカが息を吐ききった瞬間を狙ってオレは唇を重ねた</p><p>ああ、息苦しそうだ</p><p>オレは一旦、唇を離し</p><p>キスしてたって、鼻で呼吸できるだろ</p><p>エリカは、赤い顔でオレに</p><p>は、鼻息が荒くなっちゃいますっ</p><p>オレは気にしないよ</p><p>そのまま、またキスをする</p><p>最初は身体全体で緊張していたエリカだったけれど</p><p>しばらく、キスしたままでいると少しずつ、身体の固さが取れていく</p><p>唇に入っていた余計な力を抜けた</p><p>うん、ぷっくりと弾力のある柔らかな唇を感じた</p><p>口を離すと</p><p>ぷはぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ</p><p>キスだけで、エリカはおでこに汗をかいていた</p><p>どうだ、初めてのキスは</p><p>な、何かよ、よく判りませんっ</p><p>エリカは、そう言う</p><p>そうかそれなら判るまでキスしよう</p><p>オレはまた、エリカにキスする</p><p>むむむむぅっ</p><p>力を抜くのです心も身体もご主人様にお預けして</p><p>美智が、エリカにアドバイスする</p><p>オレは、キスしながらエリカの髪と背中を撫でてやった</p><p>しばらく、そのままキスと愛撫を続ける</p><p>エリカの眼が、トロンとなった</p><p>オレはエリカの口に、舌を差し入れる</p><p>閉じたエリカの歯に、オレの舌が触れるなぞっていく</p><p>もっと力を抜いてご主人様の舌を受け入れるのです</p><p>美智の言葉にエリカの口の中が緩む</p><p>オレは舌をエリカの舌に絡ませた</p><p>エリカにとっては、これが生まれて初めての粘膜と粘膜の接触のはずだ</p><p>エリカの大きな瞳から、ポロリと涙の粒が零れた</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぅぅ</p><p>オレが再び、口を外すと</p><p>あたし一気に5段階ぐらい、大人になっちゃった気がします</p><p>エリカは涙目で、そんなことを言い出す</p><p>まだキスしただけだぞ</p><p>キスで５段階アップならセックスしたら、どうなるんだ</p><p>はいエリカをもっと、もっと大人にして下さい</p><p>エリカの瞳の中に、淫らな炎が灯っている</p><p>この子は本質的にこういうことが好きなんだ</p><p>オレは、エリカの背中に廻した手で</p><p>エリカのまだ小さな尻を撫で回すパンティの上から、尻肉をぷにぷにと揉んだ</p><p>それからエリカの耳から首にかけて、キスをするペロッと舐める</p><p>ああんっ、そんなことされたらあたし</p><p>もっと濡れちゃいます</p><p>見るとエリカのパンティには、大きな染みができていた</p><p>ホント濡れやすいんだな、エリカは</p><p>あたしエッチなんですぁぁ</p><p>オレはエリカの手を取り</p><p>触るんだ</p><p>ズボンの上から、オレの股間を触らせる</p><p>大きくなっているだろ</p><p>撫でてくれ後でこれが、エリカの中に入るんだからな</p><p>エリカは、恐る恐るオレの股間を愛撫していく</p><p>こ、これで良いんですか</p><p>ああ、気持ち良いよエリカ</p><p>オレたちは、スキンシップを深めていく</p><p>エリカのつるつるの肌おでこ、鼻、ほっぺたにオレはキスしていく</p><p>エリカが、ニコッとオレに微笑んだ</p><p>ああ、オレの身体に触れていることに慣れて来たみたいだ</p><p>どうですご主人様は、怖くはないでしょう</p><p>はい怖くないです優しいです</p><p>あなたのペースに合わせて下さっているからですわたくしたちのご主人様は、決してご自分のスピードで物事を先に先にと進めたりはなさりませんから</p><p>一緒に歩いていても、わたくしたちを残してお一人で、先に行ってしまわれるようなことは絶対にないんですお兄様のはいつも、わたくしたちの歩みに合わせて下さいますから</p><p>瑠璃子も、撮影カメラを操作しながらそう言ってくれた</p><p>優しい方なんですねあたしにも、判ります</p><p>だから怖くないんだ</p><p>今度はエリカの方から、オレに頬擦りしてくれた</p><p>温かなエリカの頬の感触１４歳の女の子の柔らかさ弾力</p><p>オレは、エリカの前に膝立ちになる</p><p>背の高さが逆転する</p><p>オレの眼の前に、エリカの白い肌ピンクの乳頭</p><p>成長途中のおっぱいがある</p><p>そんなにジロジロ見たら恥ずかしいです</p><p>エリカは、羞恥に頬を赤く染める</p><p>触るぞ、触ってみたいんだ</p><p>はいあたしも触られたいです</p><p>オレはそっと、エリカの胸に触れる</p><p>オレの手の平に、エリカの乳首が触れるとエリカは小さく声を漏らした</p><p>丁寧に、エリカの可愛い乳房を揉む</p><p>うぅっ</p><p>まだ固さの残る１４歳のおっぱい</p><p>でも、手に吸い付くような瑞々しい触感がある</p><p>ちょっと、力を入れるぞ</p><p>少し強めに、キュッと揉む</p><p>強めの方が好きかも</p><p>優しく丁寧に触るだけじゃあ、エリカは歓ばない</p><p>時には、少し荒々しくしないと</p><p>オレは、ググッと強くエリカのおっぱいを揉みしだいていく</p><p>あんっ、自分で触るより気持ちいい</p><p>エリカは呟く</p><p>いつも、自分で揉んでいるのか</p><p>たまにですお風呂の中で</p><p>揉んだ方がおっぱいが大きく育つって言うから</p><p>それは迷信です</p><p>すかさず美智が言う</p><p>でも、ご主人様に触っていただくのはしても、気持ち良いはずです</p><p>はい気持ちいいです</p><p>マッサージの効果なのかオリカの身体が、リラックスしてくる</p><p>舐めるぞエリカ</p><p>はあは、はい</p><p>オレの意図を理解して、オレの口元に胸を突き出す</p><p>と、どうぞ</p><p>オレは、まずは右側の小さな桜色の突起を、口に含む</p><p>ひゃうっ、くすぐったい</p><p>エリカの乳首は、すでに固くシコッていた</p><p>ああんっ、何か変な気持ちになっちゃうあたし、おっぱい舐められちゃってる</p><p>オレは舌先で、エリカの乳首を転がすように、舐めていく</p><p>ひゃぁっ、ひゃぁぁっぁぁんっ</p><p>思わず喘ぐエリカ</p><p>おっぱい舐められると背筋がゾクゾクしちゃいますっああんっ</p><p>うふふ、とってもエッチな顔をしているわよエリカさん</p><p>瑠璃子が、カメラでエリカを撮している</p><p>いやぁんっ、瑠璃子様あたしのこんな顔、撮らないで</p><p>ダメよ、これもあなたの大切な記録になるんだから</p><p>瑠璃子は、エリカの乳首を吸うオレの様子もアップで撮影していく</p><p>今、お兄様がしていらっしゃる一つ一つがみんな、エリカさんの初めてなんですもの</p><p>はい初めてエリカ、ドキドキ、ゾワゾワしてますっこんなの初めてっ</p><p>エリカは、身体を震わせる</p><p>オレは、今度は反対側の乳首に唇を移した</p><p>はぁぁっきゃうっ</p><p>エリカさんは、右の乳首と左の乳首どっちの方が、より感じるのかしら</p><p>瑠璃子の問い掛けに</p><p>こっちですっこっちの方がさっきよりも感じてますっ</p><p>左か</p><p>わたくしも、そうよ</p><p>瑠璃子が笑顔で、そう言うと</p><p>わたくしも右より、左の方がより感じる気が致します</p><p>美智が、自分で左右の乳首を触り比べてそう答えた</p><p>左の方が心臓に近いから、よく感じるって意見があるそうですが、それも迷信だと思いますちょっと眉唾です</p><p>ああ、さすがに茉莉花は、自分で触ったりしてないな</p><p>呆然としてオレに愛撫され続けている２歳年下の妹を見つめている</p><p>ひゃううっ、ああんっ、あああんっ</p><p>エリカのエッチな吐息が、荒くなっていく</p><p>風邪で体調が悪いままです</p><p>こういう時は、エッチシーンを書くのはしんどいです</p><p>申し訳ないです</p><p>1156．エリカとマリカのファースト・タイム　／　ペッティング・２</p><p>んんっくぅあんっ</p><p>丁寧に、優しくエリカの乳首を舐めていく</p><p>今は無茶はしない</p><p>とにかく、怖がらせないように</p><p>オレとの接触に、慣れさせていく</p><p>ああんっこんなのくぅぅんっ</p><p>エリカは、ペロペロと自分の乳首を舐めるオレを真っ赤な顔で見下ろしている</p><p>どうだどんな気分だ</p><p>は、恥ずかしいですくすぐったいゾワゾワします</p><p>気持ち良くはないか</p><p>それは判んないですあんっ</p><p>１４歳の感じ易すぎる美少女は、ビクンッと背筋を振るわせる</p><p>でも、楽しいでしょうエリカさん</p><p>カメラで撮影しながら、瑠璃子が言う</p><p>え楽しい</p><p>驚くエリカ</p><p>そうよ相手が、わたくしたちのお兄様なんですもの怖くないでしょお兄様は、あなたのどんな願いも聞いて下さるわ思いっきり、甘えてしまっていいのよお兄様との甘美なセックスを、心の底から楽しみなさい</p><p>セックスを楽しむ</p><p>エリカが、そう呟くから</p><p>ああセックスは楽しまなきゃ、つまらないよ</p><p>オレは、乳首から口を離してエリカを見上げて、言う</p><p>セックスは気持ち良いけれどでも、それ以上に楽しいモノなんだ思いっきり心の中にあるモノを吐き出していいんだ泣いてもいい、喚いてもいい叫んでもいい全部、オレが受けとめてやるから</p><p>わたくしたちのご主人様に全てをお見せするのです身体だけでなく、心も裸になってご主人様は、あなたの全てを飲み干して下さいます</p><p>でも、あたしどうしたらいいのかよく判りません</p><p>エリカは、困惑気味のようだ</p><p>まだ楽しみ方は判らないかそれなら、どんなセックスがしてみたいのか、オレに言ってみろ</p><p>オレは、エリカの乳首を指でクリクリと擦りながら言う</p><p>それはええっと</p><p>エリカは困っている</p><p>すると瑠璃子が</p><p>ミッチー、そこのバッグをエリカさんに</p><p>バッグああ部屋の隅に、カバンが１つある</p><p>美智がそれを取りに行きオレたちのところに、持って来てくれた</p><p>何なんだ</p><p>きっと、こういうモノが必要なんじゃないかと思って、お屋敷から持って参りました</p><p>瑠璃子が、ニコッとオレに微笑む</p><p>エリカさんは、こういうのがお好きだと思って</p><p>瑠璃子の言葉に合わせて、美智がバッグを開く</p><p>中に入って居たのは</p><p>赤い革の首輪に、黒の革手錠そして、荒縄が一巻き</p><p>エリカの大きな瞳が、さらに大きく見開かれる</p><p>さっき言った通りよお兄様には、どんなことをおねだりしてもいいのエリカさんは何を望むのどんな、ロスト・ヴァージンがしたいの</p><p>あたしし、縛られたい</p><p>そして、呆然とオレとエリカの絡みを見ていた茉莉花さんに言う</p><p>茉莉花お姉様あたしはエリカは、そういう子なんですっエッチなんです淫らなんですいやらしい子なんです</p><p>オレが触っていたエリカの１４歳の乳首が固く勃起していく</p><p>パンティの股間の染みが、さらに大きくなった</p><p>でもあたしどうしようそんなセックスをしちゃったら、もう戻れなくなっちゃう</p><p>エリカは、激しく興奮している</p><p>真っ赤な顔に白い肌も紅潮してきた</p><p>戻らなくていいんだエリカはもう、オレのモノになるんだから</p><p>オレが、そう言うとエリカは、潤んだ眼でオレを見て</p><p>じゃあ、縛って早くエリカを縛って下さい</p><p>オレは立ち上がり</p><p>手は頭の後ろだ</p><p>後のことを考えて、エリカの手首は頭の後ろに革手錠で固定する</p><p>うん、可愛い脇の下が丸見えになった</p><p>首輪も欲しいのか</p><p>どうして、エリカは首輪が要るんだ</p><p>それはエリカが黒森様の奴隷だからです</p><p>オレに飼われるんだよな</p><p>はい飼って、飼って下さいいやぁんどうしよう、ドキドキするっ</p><p>祖父の遺したビンテージ物のポルノグラフティを愛読していた中学２年生</p><p>エリカのセックス観は最初っから、被虐趣味に歪んでいる</p><p>よし、じゃあ首輪も付けてやる</p><p>瑠璃子は、エリカの負担にならないように軽い首輪を選んで来てくれたようだ</p><p>オレは、その赤い首輪をエリカの首にハメる</p><p>首輪には短い銀の鎖が付いていてエリカの胸の谷間に、ネクタイのように垂れ下がった</p><p>エリカの顔が、とろーんと蕩けていく</p><p>この子は真性のMだ</p><p>縄も欲しいか</p><p>ヤレは荒縄の毛羽だった先でエリカのおっぱいの下から脇にかけて、ゾゾゾっと撫でる</p><p>ひゃううっ欲しい欲しいです</p><p>縄で縛るのは難しいんだよな</p><p>下手に縛ると血行が悪くなるし痛いだけだ</p><p>縄の扱いは、克子姉が上手いんだけれどオレは何回か、見ただけだからなあ</p><p>今のエリカには、雰囲気が出ればそれでいいんだよな</p><p>革手錠による手首の拘束と、首輪ですでに、大分、効果が出ているはずだから</p><p>荒縄は可愛いエリカのおっぱいの上下に、まるで縄のビキニ・トップを付けているように巻き付けるだけにする</p><p>これでも、後で縄を外した時には白い肌にくっきりと縄の跡が付くはずだ</p><p>ほら、エリカさん今のあなたは、こんな姿をしているのよ</p><p>瑠璃子がデジカメで撮影している映像を部屋の大型モニターに映し出す</p><p>いやぁんあたし恥ずかしい</p><p>大きく映し出された自分の痴態を見てエリカはまた、恥ずかしがる</p><p>オレはエリカの背後に廻り込み、後ろから手を伸ばしてエリカの縄でくびられたおっぱいを揉む</p><p>あああっすごい、あたしエッチなことされてる</p><p>画面の中の自分を見てエリカは、また熱い息を漏らし始める</p><p>どうだ楽しいだろ</p><p>オレはエリカの胸を弄りながら小さな耳に、そう囁く</p><p>はい楽しいいやぁん、ドキドキしちゃう</p><p>ほら、茉莉花も見ているぞ</p><p>オレが、そう囁くと</p><p>あああ、お姉様ぁぁエリカ、すっごく楽しいですどんどんエッチになっちゃう</p><p>茉莉花は、ただただ呆然として今日、初めて会った実妹を見つめていた</p><p>オレは、エリカの脇の下をペロリと舐める</p><p>きゃううっいやぁぁん</p><p>震える１４歳の裸身</p><p>それから、縄の端でまた、エリカの背中や細い腰をコチョコチョとくすぐる</p><p>ぁぁんっ黒森様、イジワルですぅっ</p><p>感じるだろ</p><p>はいゾクゾクします楽しい</p><p>潤んだ眼のエリカはニコッと微笑む</p><p>セックスって、楽しいものなんですねあたし、楽しんじゃっていいんですねエリカは、黒森様のセックス奴隷なのに</p><p>オレの奴隷なんだから思いっきり楽しんでいいんだいや、オレに犯されることを楽しめエリカ</p><p>はい楽しみます楽しみますからエリカのこと、思いっきり犯して下さいっ</p><p>オレは、エリカを抱き締め抱きかかえる</p><p>きゃっ、お姫様だっこ</p><p>暴れるな、危ないから</p><p>どんどん明るく朗らかになっていくエリカ</p><p>ああ、桃子姉ちゃんがエリカのことを中等部のスターっていう意味が、やっと判った</p><p>本当は、飛びっ切りに明るくて屈託がなくて、可愛らしい女の子なんだ</p><p>今日はずっと家のことや、祖父の遺した秘密のことがあったから</p><p>それで、エリカはずっと精神状態が不安定だったけれど</p><p>あたし、もう何も心配しません</p><p>オレに抱きかかえられたままエリカがオレに言う</p><p>全て、黒森様にお任せしたんですから</p><p>そうだエリカはもうオレの奴隷として、楽しく生きることだけ考えていればいい</p><p>安奈の家も、お祖父さんの遺産のことももう全部、悩まなくていいんだ</p><p>はいっエリカ、立派なセックス奴隷になりますっ</p><p>エリカは、笑顔でそう言うと</p><p>見て見て、茉莉花お姉様っあたし、黒森様にお姫様だっこしていただいてますっ</p><p>茉莉花に向かってそう言う</p><p>お姉様も、後でしていただいたら良いですわっとっても幸せな気持ちになりますから</p><p>わ、わたくしもお姫様抱っこしていただきたい</p><p>美智が小さな声で呟く</p><p>判ってる、美智も瑠璃子も後でしてやるから</p><p>う、嬉しいですご主人様</p><p>みんな公平にオレは、それだけは心掛けていないといけない</p><p>下ろすぞ、エリカ</p><p>オレはエリカの小さな身体をベッドの上に横たえる</p><p>１４歳の少女が身に付けているのは</p><p>赤い首輪に、頭の後ろで手首を縛る黒い革の手錠可愛らしいおっぱいをくびる荒縄</p><p>そして、白いパンティと靴と靴下</p><p>オレは、靴と靴下を脱がしてやる</p><p>ご主人様、靴下を穿いたままの方がエッチではないですか</p><p>いや、縄で縛っているから靴下を脱いで、素足になった方が、縄の感触に敏感になると思うんだ</p><p>靴下の中から、エリカの小さな足の指が出て来る</p><p>この美少女は、足先まで美しい造形をしている</p><p>ホントだ裸足になったほうが、よりゾワゾワしますエッチな気持ちが高まってくる</p><p>エリカは、ハァハァと大きく息を吐く</p><p>さて、オレも脱ごう美智、茉莉花、脱がせてくれ</p><p>撮影している瑠璃子は手が離せないから、オレは二人に命じる</p><p>はいでは、わたくしはご主人様の下半身をお脱がせ致しますから上半身をお願い致します</p><p>美智が、茉莉花に命じる</p><p>わ、わたしが</p><p>ほら、早くしてくれ茉莉花</p><p>オレは茉莉花を見て言う</p><p>これもまた、性奴隷としての大切な仕事でございます</p><p>上半身の担当が、お嫌でしたらわたくしと交代致しますか</p><p>美智が、いつもの無表情で茉莉花に言った</p><p>い、いえわ、判りました</p><p>男に対しての免疫の無い茉莉花にいきなり、オレの下半身を触らせたりはしない</p><p>というか上半身だって、触るのをためらっている</p><p>男と、互いの息が掛かる距離に入ったことさえないのだろう</p><p>それでも、美智がさっさとオレのベルトを外して、ズボンを脱がせようとするから</p><p>その勢いに引っ張られて茉莉花も、震える手でオレのシャツのボタンを外していく</p><p>普段はピアノを弾いている白くて長い指</p><p>美智が、オレのズボンを下ろしたから</p><p>オレは片足ずつ、足を抜いていく</p><p>ホントに大きくなってる</p><p>下半身はパンツ１枚になったオレの股間をベッドの上から、エリカが見つめていた</p><p>少し遅れて、茉莉花がオレのシャツを脱がす</p><p>震えた手は、オレの肌に直接触れることを最後まで恐れていた</p><p>エリカと茉莉花が見ている前で美智が、オレのパンツを恭しく下ろした</p><p>美智の手でやってもらった方がオレが自分で下ろすよりも、この処女姉妹に恐怖を感じさせないだろう</p><p>パンツの中から飛び出したオレの勃起ペニスを見て姉妹が同時に、悲鳴を上げる</p><p>エリカも茉莉花も、身体を硬直させてその場から動けなくなった</p><p>エリカには、さっきお屋敷でも見せたけれど今度は、すぐ眼の前に自分の処女喪失が迫っているから、生々しさが違うだろう</p><p>縄で括られた胸が大きな呼吸で上下する</p><p>エリカの身体はすでに汗が滲んでいた</p><p>あたしそ、それを入れられちゃうんですよね</p><p>ああ、根元までブチ込んでやる処女膜を破ってそれから、エリカの胎内をガシガシ犯してお腹の底にたっぷり射精してやるからな</p><p>オレのペニスは天を衝くように、たくましく隆起している</p><p>最大サイズに、膨らみきっていた</p><p>そ、その前にあたしそ、それを舐めたり、おしゃぶりしないといけないんじゃ</p><p>エリカの顔に、恐怖が見えた</p><p>一度に、覚えなくていい口での奉仕は、今度ゆっくり教えるから</p><p>だいたい、両手を頭の後ろで拘束してベッドに寝かせているんだから</p><p>無理矢理フェラさせるのも大変だ</p><p>息ができなくなるのは、苦しいだろうし</p><p>ですが、少し濡らしておいた方が挿入がスムーズでしょうから</p><p>美智が、そう言ってオレのペニスを口に含む</p><p>ああ、温かく湿った道の口の中でオレの亀頭がねぶられていく</p><p>わ、わたくしも致します</p><p>意を決して、茉莉花がそう言ってくれたが</p><p>茉莉花も、今はいいキスもまだなのに、先にフェラチオを教えられないよ</p><p>でも、わたし奴隷になるんですから</p><p>奴隷だからこそ、大切にしたいんだほらオレたちは、もう家族になるんだからな</p><p>美智、ありがとう充分だ</p><p>美智が、オレのペニスから口を離す</p><p>つーっと、唾が糸を引いてオレの亀頭と美智の唇を繋いでいる</p><p>オレもベッドの上へ乗る</p><p>いよいよ処女喪失が始まると思って、エリカが緊張している</p><p>まだだよもう少し、エリカの身体をほぐしたいから</p><p>オレは、そう言ってエリカに添い寝し</p><p>荒縄でくびれた、エリカの乳房を弄ぶ</p><p>それから、エリカの唇にキスし耳や頬も舐めていく</p><p>ひゃううっあああんっ</p><p>脇の下を舐めてからもう一度、乳首を吸う</p><p>すっかり尖っている舌先で刺激する</p><p>ひいああっ</p><p>そして、舌で乳首を舐めながらオレの手は、エリカのおへそを撫で</p><p>すっかりビショビショになっている股間へ</p><p>大丈夫だそっと触るから</p><p>処女だから最初は、パンティの上からの方がいいだろう</p><p>は、はいや、優しくお願いします</p><p>エリカは、潤んだ眼でオレに言う</p><p>まずは、股間に手を押し当て上下に撫でる</p><p>力を入れずに、ソフトタッチで</p><p>ああ、エリカのそこはすでに熱くなっている</p><p>たぷたぷと愛液を漏らしている</p><p>エリカは濡れやすいんだな</p><p>オレは少しずつ指の刺激を強めていった</p><p>ああっ、あああーっ自分で触るより、何倍も良い</p><p>今日からは、自分で触るのは禁止だぞ</p><p>オレはエリカの耳に囁く</p><p>触りたくなったら、オレに言えオレが触ってやるエリカを犯してやるから</p><p>あああっはい必ず、お願いします欲しくなったら、犯してもらいますいやぁぁんっ</p><p>ついに東京にも雪がはぁ</p><p>積もらないことを祈ります</p><p>次話こそは、破瓜までいきます</p><p>しかし、今ナガイゴウ先生が、２つのマンガを別の雑誌に連載しているそうです</p><p>デビルマンサーガとゲキマンゲキマンは不定期だけど</p><p>2015年だというのに、なんて元気なんだ</p><p>70過ぎのトミノ監督がテレビアニメ作っているし</p><p>鉄腕アトムの時代からテレビに関わっていた人で、まだ現役でテレビの現場にいる人なんて実写畑ですらいないと思います</p><p>ベテランが元気なことは素晴らしいです</p><p>1157．エリカとマリカのファースト・タイム　／　エリカの破瓜と羽化</p><p>くぅぅん、あふうすごぉい気持ちいい</p><p>愛液で湿ったパンティの上から、オレはエリカの股間を愛撫している</p><p>ああんっ何でぇどうして、こんなに上手いんですぅ</p><p>１４歳の少女が、すっかり赤く火照った顔でオレに尋ねる</p><p>毎日やってるからそれに</p><p>オレは、エリカの大きな瞳を見つめて答える</p><p>エリカの感じるところを探り探り調べながら、触っているんだよ</p><p>調べながら</p><p>ああ女の子の身体は、みんな違うから</p><p>他の子で通用したことがエリカにも通用するとは、限らない</p><p>それに人は、どんどん変わっていくからなだから、いつだって今はどうなのかを、恐る恐る探りながら向き合っていくしかないんだ</p><p>黒森様って、大人なんですね</p><p>エリカが、とろんとした眼でオレに微笑む</p><p>そんなことはないよオレは恐がりなんだ粗雑なことをしたら、人と人の関係なんて簡単に壊れてしまうって判っているから</p><p>だから、いつも丁寧に人と接することを心掛けている</p><p>でも黒森様の指、優しいです気持ちいいああんっ</p><p>１４歳の股間は、オレの指の動きに合わせてクチュリクチュリと、いやらしい水音を立てる</p><p>大分、ほぐれてきたな</p><p>エリカ脱がすぞ</p><p>オレはエリカの最後の１枚に手を掛ける</p><p>１４歳のつるつるの丸いお尻からぷるんとパンティを剥き下ろす</p><p>愛液の酸っぱい匂いを感じた</p><p>両足からパンティを抜き、ベッドの上に置く</p><p>うわっ、あたし恥ずかしいよおっ</p><p>ついに全裸になったエリカ</p><p>いや、赤い首輪と黒革の手錠に荒縄でおっぱいをくびられている</p><p>白く透き通った肌は、すでに性的興奮で赤く染まっている</p><p>まだ幼さの残る少女なのに何てエロい姿なんだろう</p><p>そして、エリカのグチュグチュの陰部</p><p>割れ目が少しだけ開いて、トロトロと熱い液を零している</p><p>陰毛は、ほとんど生えていない</p><p>愛液は内股まで、ビショビショに濡らしていた</p><p>エリカ足を広げろ</p><p>ああ、どう開脚したらいいのか、判らないのか</p><p>処女だもんな</p><p>こうだ</p><p>オレは、エリカの足を持ち上げて大きく開かせる</p><p>うっウソウソこ、こんなに開かないといけないの</p><p>もっとだ広げられるだけ、開け</p><p>オレはエリカに思いっきり、M字開脚させる</p><p>手を頭の後ろで拘束されているエリカは、オレにされるがままになっていた</p><p>うわわ、恥ずかしいですこれ、恥ずかしいよおっ</p><p>口ではそう言うが、エリカは開かされた足を閉じようとはしない</p><p>この子は、本当にいやらしいことが大好きなんだ</p><p>天性のMっ子なんだと思う</p><p>はーい、エリカさんこっちを向いて</p><p>瑠璃子がデジカメを片手にベッドの側までやって来た</p><p>処女のままのあなたの身体ちゃんと記録してあげますからね</p><p>パシャパシャと静止画で接写していく</p><p>ああ、エリカ開くぞ</p><p>開くって、何を</p><p>オレはエリカに答えずに両手を使って、エリカの割れ目を開帳させる</p><p>とぽぽぽっと、愛液が内側から滴った</p><p>ピンク色のエリカの内側</p><p>まあ、可愛いわエリカさんの処女膜</p><p>瑠璃子が、エリカのピンク色の膜をアップで撮影する</p><p>今だけしか見られないのよもうすぐ、お兄様に破っていただくから</p><p>瑠璃子はエリカの顔と処女膜が一緒に映るアングルでも、撮影していく</p><p>茉莉花も見てやれエリカの処女膜を</p><p>オレは、パンティ１枚だけの姿で呆然としているエリカの実姉に言う</p><p>ここのこの部分が処女膜です</p><p>美智が、茉莉花に指差して説明した</p><p>あ、そ、そうなんですか</p><p>茉莉花も処女膜を目視するのは、初めてなんだろう</p><p>後で茉莉花の処女膜も確認するからな破る前に</p><p>茉莉花は覚悟したようにそう呟いた</p><p>あ、あたしみんなに恥ずかしいところ、見られちゃってる</p><p>自分の秘部に集まる視線を感じて、エリカはビクッと身体を捩る</p><p>興奮するだろエリカ</p><p>オレは、エリカの耳に囁いた</p><p>こういうこといやらしいことが、ずっとしてみたかったんだろ</p><p>これからずっとエロいことをしてやるからな</p><p>オレは、指でクリトリスを剥き出しそっと触れる</p><p>ひぃううっあんっ</p><p>ほら、またエリカの中から温かいのが漏れてきた</p><p>オレの指が、温かい液で湿っていく</p><p>うわぁぁ、ホントにエッチですっでも、楽しいっ</p><p>エリカ</p><p>全然怖くないのっただドキドキして、気持ち良いのっああんっ、すぐ近くのお部屋にお父様もお母様もいらっしゃるのにエリカ、とってもいけないことされちゃってる</p><p>そろそろレイプしてやるからな</p><p>オレはエリカの愛液を自分のペニスに擦り付けていく</p><p>うん、このマンコならズッポリ、オレのチンコを受け入れられると思うよ</p><p>１４歳にしては、エリカは発育が良いし自慰もしていたらしいから、女性器は男の勃起ペニスを充分受け入れられるはずたと確信した</p><p>あ、あたし犯されちゃうんだああ</p><p>エリカが、張り詰めたオレの亀頭を見て言う</p><p>だ、大丈夫ですかねあたし入りますか痛いんですよね</p><p>最初の２、３回はガマンしてくれすぐに良くなるから</p><p>わたくしたちも経験したことよエリカさん</p><p>瑠璃子が、エリカの処女喪失前の怯えもカメラに納める</p><p>むしろ、少し痛いぐらいが気持ち良いのです</p><p>う、うんそ、そうですよねはぁぁっ</p><p>大きく深呼吸するエリカ</p><p>でもドキドキするいけないことをするって楽しい</p><p>そして、茉莉花を見て</p><p>茉莉花お姉様お姉様よりも先に、エリカ、大人になっちゃいます</p><p>茉莉花エリカの手を握っててやれ</p><p>茉莉花に命じる</p><p>その方がエリカが安心できる</p><p>茉莉花は、エリカの頭の後ろで縛られた手に自分の手を重ねる</p><p>エリカさん頑張ってね</p><p>はいああ、何かちょっと幸せです</p><p>エリカは、茉莉花に微笑む</p><p>ずっと会えなかったお姉様に見守られてエリカ、大人になります</p><p>その間にオレは、大きく開脚したエリカの身体にのしかかる</p><p>オレが亀頭の先を、エリカの割れ目に押し当てると</p><p>姉から視線を外し真っ直ぐに、オレを見上げる</p><p>あの、あたしホントにメンド臭い子で済みません</p><p>でも、あの良い奴隷になるように頑張りますからずっとエリカのことを可愛がって下さい</p><p>オレはエリカの眼を見たまま、割れ目に沿ってグリグリと亀頭を上下に擦り付ける慣らして行く</p><p>エリカの身体に、処女喪失への緊張が</p><p>お、犯してエリカの処女や、破っちゃって下さい</p><p>震えながらエリカは、オレに言った</p><p>ほら、エリカ深呼吸だオレに呼吸を合わせろ大きくすぅぅ、はぁぁ</p><p>すぅぅ、はぁぁ</p><p>オレたちは、呼吸を重ねていく</p><p>心のリズムを合わせていく</p><p>はい来て下さい</p><p>エリカの狭い入り口に張り詰めた亀頭を押し込むッ</p><p>いっ、痛いッ</p><p>茉莉花が、妹を気遣うがオレは構わず、さらに腰を送り込むっ</p><p>ぬぐぅぅっ</p><p>１４歳の少女の顔が苦痛に歪む</p><p>オレはまだ膣口に亀頭をハメただけだ</p><p>エリカッ</p><p>オレは、ググググッと中へ奥へ</p><p>とろとろに蕩けた処女の胎内をオレの勃起ペニスが、無理矢理に広げていく</p><p>さ、裂けちゃうぅぅ</p><p>処女膜がオレの侵攻を止めようとするから</p><p>くぬぅッッッ</p><p>痛ぁぁあいっ</p><p>障壁の感触が消えるッ</p><p>いやぁぁッッッッ</p><p>オレのペニスが狭い肉の隘路をすぶすぶと潜り込んでいくっ</p><p>エリカは、大きく眼を見開いて耐えている堪えている</p><p>もう少しだぁぁっ</p><p>じゅるるるるるっ</p><p>オレのペニスが根元までエリカの中に</p><p>亀頭の先に感じる、ぷっくりとした感触は子宮口の肉の膨らみだろう</p><p>入ったぞエリカ</p><p>オレは全部押し込んだところで動きを止めた</p><p>エリカは、おでこに汗の玉を浮かべて大きく呼吸している</p><p>異物を胎内に打ち込まれて破瓜の痛みに堪えている</p><p>あ、あたし犯されちゃっているのセックスしちゃってる</p><p>茉莉花確認しろオレのチンコは根元まで、全部ずっぽりエリカの中に入ってるよな</p><p>茉莉花は震えながら</p><p>はいぜ、全部、入っています</p><p>エリカはもう処女じゃないんだよな</p><p>はいエリカさんは、もう</p><p>パシャパシャと、瑠璃子がオレとエリカの結合を撮影している</p><p>ああ、すごいこれがセックス</p><p>汗だくのエリカが、痛みに耐えながらもオレに微笑む</p><p>黒森様の太いのがあたしの中で、ドキドキしているのが判ります</p><p>狭い処女膣がオレのペニスをキューッと締め付けていた</p><p>オレも判るよエリカの心臓のトックントックン鳴っているのが</p><p>はい、あたしもう、ドキドキしすぎて失神しちゃいそうです</p><p>まだだぞ最後まで、しっかり感じていろエリカの中で、オレが射精するまで</p><p>はい感じますあたし最後まで</p><p>ここから先はエリカが痛がっても、射精するまで止められないからな</p><p>オレはエリカのおっぱいを揉みながら、言う</p><p>だから思いっきり、泣き叫べオレにしがみついていいから</p><p>エリカが、茉莉花と繋いでいる手をギュッと握りしめた</p><p>茉莉花お姉様も最後まで、あたしを見ていて下さい</p><p>ええエリカさん</p><p>オレはゆっくりと腰を動かし始める</p><p>少し腰を引いただけでも、エリカは痛みに震えた</p><p>でも、もう止められない</p><p>こうなってしまった以上は一刻も早く、膣内射精してやらないと</p><p>クチュックチュッ</p><p>愛液は、豊富だから抜き差しするたびに、音がする</p><p>痛い痛いですあああっ</p><p>エリカの眼から、ポロポロと大粒の涙が零れる</p><p>オレはその涙を唇で吸って</p><p>ガマンしろすぐに終わるから</p><p>はいっ痛いあああっ、くぅぅ</p><p>狭すぎる膣をオレのペニスの形に削り込むように、何度も突き込むッ</p><p>は、早く終わらせてあげて下さい</p><p>茉莉花が、妹の身体を心配してオレに言う</p><p>判っているエリカ、おねだりしろ</p><p>オレは、性器によって繋がっている少女に命じる</p><p>オレの精液を欲しがれオレのセックス奴隷らしく</p><p>エリカは、苦しみながらオレの眼を真っ直ぐに見つめて</p><p>エリカに下さい黒森様の精液を赤ちゃんの素をエリカの中に思いっきり出してぇぇぇっ</p><p>オレは、エリカの張りの強いおっぱいを思いっきり握りつぶす</p><p>エリカの乳首を、親指の腹でくにくにと擦って</p><p>ああっ、痛い痛いです黒森様エリカ、黒森様に犯されてるあたしあたしぃぃぃ</p><p>美智がオレが早く高ぶるようにオレの背中をペロペロ舐めてくれた</p><p>ああ、エリカ</p><p>オレはエリカに完全に覆い被さりエリカとキスする</p><p>エリカと舌を絡め合った</p><p>上半身と下半身でそれぞれ粘膜を擦り合わせる</p><p>ああ、オレの中で射精欲が湧き上がってくる</p><p>え、エリカイキそうだオレ</p><p>ど、どうぞエリカの中で中に早くぅ</p><p>ガマンしててくれ、エリカっ</p><p>オレはラスト・スパートを敢行するっ</p><p>一気に、強く速くエリカの幼い肉体を責めるっ</p><p>いっ、痛いぁぁッッああっ、あふぅぅッッ</p><p>エリカさん、エリカさん</p><p>痛みで涙をポロポロと零すエリカの横で、茉莉花も泣きだしてしまっていた</p><p>もう許してあげて下さいっエリカさんが可哀相ですっ</p><p>いいんですっ、あたしは奴隷だからっもっとエリカをイジメてイジメて下さいっ</p><p>ああっ、来る込み上げてきたーっ</p><p>エリカっ出すぞっあああっ、エリカエリカーッ</p><p>自分の胎内で、男が弾けるのを感じ取ったエリカは</p><p>くっ、下さいッッ</p><p>オレは、亀頭をエリカの子宮口に押し当てて</p><p>びゅるびゅるッと激しく、吐き出すッ</p><p>あっ出てるぅ</p><p>子宮の中に拡がる白濁液の熱をエリカは感じている</p><p>ホントにあたし中に出されちゃってるぅぅ</p><p>大きな瞳が、また大粒の涙を落とした</p><p>茉莉花も絶望の涙を零す</p><p>ああ、まだ出るぞエリカ、まだ出るぞぉぉ</p><p>オレの射精は終わらない</p><p>オレもエリカも汗だくになって脱力していた</p><p>オレは尻の穴に力を込めペニスの中に残った精液も、エリカの胎内へ注ぎ込んだ</p><p>はぁ、はぁ、はぁもう、終わりですか</p><p>真っ赤に紅潮した顔でエリカが、オレに尋ねる</p><p>うん、取りあえずは射精は終わった</p><p>オレは繋がったまま、そう答える</p><p>痛かったです</p><p>でも楽しい</p><p>黒森様が本当に優しい方なんだって判りましたし</p><p>まだ痛いはずなのに、オレにニコッと微笑む</p><p>すっごく正直ですっごく良い人なんだって、セックスしたら判りました</p><p>黒森様なら安心して、一生、お仕えできますうん</p><p>そんなエリカの微笑みを、泣き顔の茉莉花が不思議そうに見ている</p><p>茉莉花お姉様も、すぐにお判りになりますわ黒森様に犯していただければ</p><p>エリカは、姉にそう言った</p><p>信頼している人とのセックスは楽しいんです痛かったけれど、とっても楽しいあたし</p><p>ありがとう、エリカ</p><p>エリカの唇にキスする</p><p>まだ火照ったままの裸身を、優しく撫でてやった</p><p>固くなったままの乳首を、ペロペロと舐めた</p><p>あんっ、気持ち良い</p><p>オレの後戯に１４歳の少女は、身体を委ねている</p><p>そして、オレの首筋の辺りをクンクンと嗅いで</p><p>黒森様の汗の匂い好きです、あたし</p><p>笑顔で、オレにそう言う</p><p>どんどん黒森様のこと好きになってます</p><p>アオイホノオという作品は、若い頃の思い上がりというか</p><p>若さ故の全能感という勘違いを描いた作品です</p><p>自分だけは、全てを判っていると思い上がって、他人を見下してしまう</p><p>先輩や年上の人たちの立ち振る舞いを見て、何で、もっとうまくできないんだと良く詳細を知りもしないのに、小馬鹿にしてみたり</p><p>まあ、普通は後で、思い上がっていた自分に後悔するというか</p><p>恥ずかしくて、たまらなくなるわけですが</p><p>みんな、そういう若い頃の恥ずかしい思い出を抱えて</p><p>自分は何も判っていなかったと反省して、年を重ねるものだと思います</p><p>シマモト先生は、若き日の自分を顧みてあの頃の自分は、恥ずかしいなあと、そういう気持ちを、あの作品で正直に描いているわけですが</p><p>それから何十年も経っているのに２０代の頃のまま、オレだけが判っているオレってスゲェという思い上がりのまま、生きて来ちゃったのが</p><p>今、大問題になっている、あの先生なんでしょうね</p><p>ていうか、２０代のまんま無反省で４０歳を越える人が最近、増えているような気が</p><p>1158．エリカとマリカのファースト・タイム　／　フレンチ・キッス</p><p>＋みすず、瑠璃子、美智</p><p>はい、そのままお二人とも、こっちを向いて下さい</p><p>瑠璃子が結合したままのオレとエリカの写真を撮っていく</p><p>オレのペニスは、1回の射精ぐらいでは萎えない</p><p>張り詰めたまま、エリカの１４歳の胎内に突き刺さっている</p><p>オレは、エリカの髪を撫でたりおっぱいを撫でたりしていた</p><p>その様子も、瑠璃子がカメラで記録していく</p><p>赤い首輪をハメられ、手は革手錠で拘束され荒縄で、胸を縛られ</p><p>たった今、処女を散らされ子宮に初めての男の精を注ぎ込まれた美少女</p><p>とろんと蕩けた眼のまま、少し疲れた表情をしている</p><p>そんなエリカが、愛おしく感じられた</p><p>よし、それじゃあそろそろ抜くぞ</p><p>あ、そうですよねずっとこのまま黒森様と１つになっていたいけれどいつまでも、茉莉花お姉様をお待たせするのは悪いですものね</p><p>エリカはそう言ってパンティ１枚の姿で、傍らに立つ茉莉花を見る</p><p>茉莉花は、エリカの初体験の間ずっと彼女の手を握っていたくれた</p><p>ありがとうございます茉莉花お姉様お姉様が居て下さったから、エリカ、心強かったですわ</p><p>そう言って、エリカは姉にニコッと微笑む</p><p>茉莉花は、戸惑ったままだ</p><p>抜くときも痛むと思うけれど、ガマンしろよ</p><p>エリカがアタ度、オレを見上げる</p><p>オレは、ズルルッとエリカの狭い膣からペニスを引き抜く</p><p>ああやっぱり、オレのペニスはエリカの処女血で赤く染まっていた</p><p>心配するほどの量ではないけれど</p><p>にゅぽんっとオレの亀頭が、エリカの膣口から零れ落ちる</p><p>そして、処女血が混じったオレの精液がとろろろーっと、割れ目から滴った</p><p>はい、そのままよエリカさん、動かないで</p><p>瑠璃子が、大股開きのままのエリカを撮影していく</p><p>ああ、きっと写真だけだとエリカは、かなり手荒な酷いレイプで処女を犯されたようにしか見えないだろう</p><p>ご主人様、失礼致します</p><p>美智が、清潔なタオルを持って来てオレの前にひざまずく</p><p>次の方のための準備を</p><p>ああ、茉莉花の処女を奪う前に一度綺麗にしておくべきだよな</p><p>わたくしにお任せ下さい</p><p>そう言って美智は、愛液と精液と処女血で汚れたペニスを丁寧に拭いてくれた</p><p>亀頭に触れる柔らかな布の感触が、何とも心地よい</p><p>瑠璃子は、満足するまで撮影したらしい</p><p>茉莉花エリカの手の拘束を解いてやれ</p><p>いつまでも、頭の後ろで手を縛られたままなのは苦しいだろう</p><p>オレは今は動けないから</p><p>美智にわる、勃起ペニスの清掃作業が終わるまでは</p><p>ああ、首輪と縄はそのままだ革手錠だけを外してやれ</p><p>茉莉花が、妹の手首の拘束をカチャカチャと外していく</p><p>ああ、茉莉花の１６歳にしては大きい乳房が、ぷるぷると揺れている</p><p>次は、あれを揉んで舐めしゃぶるんだな</p><p>ご主人様今、ピクンとなりました</p><p>オレのペニスの反応を見て、美智が言う</p><p>ありがとうございます、お姉様</p><p>腕が自由になったエリカは、ベッドから起き上がろうとするが</p><p>あ、痛ゥッ</p><p>股間と腰を抑える</p><p>無理するな、処女膜が破れたばかりなんだから</p><p>はいでも平気です</p><p>エリカは、痛みを堪えてオレに微笑む</p><p>工藤先輩がおっしゃっていた通りちょっと痛いぐらいが良いです黒森様に犯していただいて、女になったんだって、実感が湧いてきてますから</p><p>エリカは自分の細い腰、下腹部を撫でている</p><p>セックスってホント、凄いですよねあたしさっきまで、いっぱいいっぱい悩んでたのに、今は全部吹き飛んじゃいました</p><p>クスッと、エリカは笑う</p><p>ホントあんなに悩んでたのが、馬鹿みたいエリカは、本当はお祖父様の娘でお父様とお母様の子ではなくて真のお母様が別にいらしてでも、そのことをお父様たちにはお伝えできない何か家の中のどこにも、もう自分の居場所が無いみたいでどこに居ても、気持ちが落ち着かなくて心がずっとワサワサしていたのに</p><p>笑顔のまま、オレを見る</p><p>今はもうすっかり霧が晴れてます変ですよね</p><p>変では無いわわたくしにも覚えがあるもの</p><p>瑠璃子がエリカに言う</p><p>わたくしも、お兄様の奴隷にしていただく前は、色々と悩んでいたわわたくしが悩んでも仕方のないようなことまでホント、今思うと愚かな娘だったと思うわ</p><p>当時の瑠璃子は、自分が香月家の将来を担わなくてはならないのだと思い込んで空回りしていた</p><p>でも、お兄様にセックスしていただいてからは今は、わたくし、お兄様が世の中で一番身近な方なのよだってわたくしは、奴隷だから生涯、お兄様としかセックスしないんですもの裸になって、ご奉仕して、精を胎内に注いでいただく瑠璃子の身体を楽しんでいただくことが、とても嬉しいし、楽しいの</p><p>判ります瑠璃子様</p><p>うんうんとうなずく、エリカ</p><p>あたしも今両親や亡くなったお祖父様より、黒森様の方が身近に感じるんですこの方に一生お仕えすれば、それでいいんだってビビって、心に感じるんです</p><p>お兄様だからなのよねお兄様だから、こんな気持ちになるのよ</p><p>はい、それも判ります瑠璃子様黒森様が特別な人だってことが</p><p>オレは別に特別な人間なんかじゃないよ</p><p>オレは普通の人間だいや、むしろ、普通の人間よりも劣っていると思う</p><p>いいえ、お兄様は特別ですわだって、わたくしたちセックスに溺れているのではないですもの</p><p>ただのセックスに性の快感の虜になっているのなら、他の男性ともセックスしてみたくなるはずですわでも、わたくしたち</p><p>全員ご主人様とのみ、性交致しております</p><p>わたくしも、ルリルリも、みすず様も少々、男性恐怖症気味でございましたが、ご主人様にお仕えするようになって、今は普通に男性に接することができるようになっておりますしかし</p><p>以前よりも、さらにご主人様以外の男性は、警戒するようになっております</p><p>お兄様以外の男性は、信用できませんからわたくしたちが、身も心も裸になれるのはお兄様の前だけですわ</p><p>判りますあたし凄く判るっ</p><p>元気に、エリカが言う</p><p>つまり、エリカ妹これであなたも、わたくしたちの家族の一員になったということなのです</p><p>美智が、エリカに告げた</p><p>はいそうなんですよねあたし</p><p>エリカは、また自分の下腹部を触り</p><p>この痛みが黒森様の奴隷になれたっていう証ですそうなんです</p><p>そしてエリカは、改めて茉莉花を見る</p><p>茉莉花お姉様も、すぐに判りますわ黒森様にセックスしていただいたらお判りになるはずですっ</p><p>そ、そうかしら</p><p>茉莉花は、まだ不安そうだった</p><p>体験すれば、おのずと判ります体験せねば、一生判りません</p><p>美智が、茉莉花にそう言う</p><p>ご主人様準備はよろしいようです</p><p>オレのペニスのメンテナンスが終わった</p><p>うん茉莉花、こっちに来い</p><p>オレは、茉莉花をベッドに招く</p><p>ベッドに腰掛けた茉莉花は、恥ずかしそうに大きな胸を腕で隠した</p><p>わ、わたしもエリカさんみたいに</p><p>ああ、首輪や手錠や荒縄のことか</p><p>いや、茉莉花にはしないよ</p><p>茉莉花はエリカのような被虐嗜好は無いと思う</p><p>とっちかというと、性癖はノーマルなはずだ</p><p>エリカみたいに、祖父の遺した大量のポルノグラフティを濫読していたなんてことはないんだろうから</p><p>茉莉花とは、普通にする</p><p>というか、普通にセックスしようとするだけで</p><p>茉莉花みたいな真面目で大人しい子の場合は、レイプっぽくなると思う</p><p>いえ、できればわたしもその縛っていただきたいんです</p><p>え茉莉花</p><p>そしたらわたし、眼を瞑っていますからどうぞ、黒森様のお好きなようにわたしを犯して下さい</p><p>顔を伏せて、茉莉花はそう言う</p><p>いや、そういうんじゃダメなんだそういうセックスじゃ何もならないんだよ</p><p>それじゃあ、セックスを体験しても何の経験にもならないつらい思い出だけしか残らないことになるよ</p><p>眼を閉じて、男の暴虐が過ぎ去るのを待つだけならば</p><p>そうじゃないんだオレがしているのはオレも茉莉花も楽しめるセックスだそのためには、ちゃんと顔を見合わせてお互いが、何を感じているのかいつも解り合っているセックスじゃないといけない</p><p>茉莉花は、怖々とした表情でオレを見ている</p><p>そうでないと、お互いに信頼関係が生まれないしちゃんと信頼し合っている相手とのセックスならレイプだって、楽しめるんだ</p><p>ええ、楽しいですわ</p><p>瑠璃子が、茉莉花に微笑む</p><p>わたしには、よく判りません</p><p>茉莉花は、困惑した表情でそう答える</p><p>当たり前だ体験する前から、理解できるはずがないよ</p><p>オレは笑って茉莉花に言った</p><p>よし、こっちに来いよ</p><p>オレもベッドの茉莉花のすぐ横に座って</p><p>茉莉花の１６歳の裸体を抱き寄せる</p><p>オレに抱かれた茉莉花は、恐怖で身体を硬直させている</p><p>ほらほら、怖がらなくて良いからそのまま、深呼吸だ</p><p>オレは、茉莉花を抱き締めたまま彼女の長い黒髪と背中を優しく撫でる</p><p>ゆっくり、呼吸しろオレに合わせて</p><p>息を合わすということが、セックスには大切だ</p><p>いや、男と女家族としての関係にも</p><p>はぁぁっ、ふぅぅ</p><p>うん深呼吸を繰り返すことで</p><p>茉莉花の身体から、固さが抜けていく</p><p>よし、オレを見ろ</p><p>茉莉花の顔の正面にオレの顔を持っていく</p><p>ち、近いです</p><p>近くて良いんだ近くないと、キスできないだろ</p><p>すると、エリカが</p><p>怖くないですわ、茉莉花お姉様</p><p>自分の顔を、オレに近づけ</p><p>キスなんて、簡単です</p><p>チュッと自分から、オレの唇にキスしてきた</p><p>あんっ、レモンの味がする何で</p><p>エリカが、驚いてそう言うと</p><p>それはエリカ妹が、ご主人様に思慕の念を抱くようになったからです</p><p>好きになるとキスが酸っぱく感じる様になるのよ</p><p>美智と瑠璃子が、エリカに教えた</p><p>そうなんだくふふっ</p><p>嬉しそうに、エリカは自分の唇を撫でている</p><p>さあ、茉莉花もするぞ</p><p>茉莉花は眼をギュッと閉じて身体を硬直させるから</p><p>えいっ</p><p>オレは指で、エリカの唇をチョンッと一瞬だけ触れる</p><p>茉莉花が驚いて、眼を開けた瞬間</p><p>オレは、茉莉花の唇に自分の唇を重ねた</p><p>んんんんんんんっ</p><p>５秒ほど、そのままキスをキープしてスッと唇を離す</p><p>わ、わたしき、キスしちゃった</p><p>茉莉花が、そう呟いたところで再度、キスする</p><p>長いキスはしない</p><p>短いキスを何度も繰り返す</p><p>小鳥のように軽く、何度も</p><p>頬や鼻やおでこにもオレはキスした</p><p>どうだ慣れて来たか</p><p>オレは、茉莉花の頬に自分の頬を当てる</p><p>うん、やっぱり姉妹なんだな</p><p>肌の触り心地がエリカと同じだ</p><p>ああ、つるつるしててでも、しっとりしている</p><p>そして、エリカと同じで汗っかきだ</p><p>茉莉花も、興奮しているのだろう肌が紅潮し、肌が汗をかきはじめている</p><p>今度は、舌を送り込んだ</p><p>茉莉花は一瞬たじろいだがそのまま、オレの舌を受け入れてくれた</p><p>オレは、エリカの口中で舌と舌を絡ませる</p><p>口を離すと、茉莉花は大きく息を吐いた</p><p>わたしどんどん、黒森様に食べられていくみたいです</p><p>茉莉花は、そんな感想を漏らした</p><p>ああ、これからどんどん食べていくぞ</p><p>ちょっと怖いですでも</p><p>茉莉花は</p><p>でも、想像していたほど怖くないです</p><p>オレの眼を見てそう言った</p><p>ちゃんと眼を開けて、見ていられそうか</p><p>はい何とか見ます眼を開けて黒森様を</p><p>ああ、そうしてくれオレも茉莉花を見ているから</p><p>オレは、もう一度今度は少し長いキスをした</p><p>唇のこわばりが取れている</p><p>茉莉花の唇は、ぷっくりと柔らかかった</p><p>いや、茉莉花の臭いを嗅いでいる</p><p>首筋の汗の香りを</p><p>肌の匂いはエリカによく似ている</p><p>甘いミルクのような少女の体臭だ</p><p>でも、髪の匂いはちょっと違うな</p><p>オレはクンクンと茉莉花の長い黒髪を嗅ぐ</p><p>使っているシャンプーが違うんだと思います</p><p>恥ずかしそうに、茉莉花が答えた</p><p>ああ、オレもそう思う</p><p>というか他に匂いの違う理由が思い浮かばない</p><p>でも、良い匂いだよ茉莉花も、エリカも</p><p>さあベッドに、横になってくれ</p><p>強制的に押し倒すのでなく茉莉花自身に、そうさせる</p><p>茉莉花は、緊張気味の声で返事をすると</p><p>ゆっくりとさっきまで、妹が横たわっていた位置に</p><p>身体を横たえる</p><p>うん綺麗だ茉莉花</p><p>オレは、茉莉花の裸身を上から見下ろしてそう言った</p><p>昨日、雪の中を</p><p>母の店の件で税務署に書類を出しに行ったので、また風邪が</p><p>本当に今年の風邪はタチが悪いですなかなか完治しません</p><p>今もコホコホしています</p><p>今年のＦ１のマシンが次々に発表になっていますが</p><p>去年ほど醜くはないですがでも、何かイマイチ</p><p>ハッとするぐらいカッコ良いＦ１カーは、もう見られないのでしょうか</p><p>それとフェラーリが、フィアットの完全子会社じゃなくなったからなのか</p><p>マシンにフィアットのロゴがなく、なぜかアルファロメオのマークが</p><p>フェラーリとアルファロメオの歴史を知っていると、色々と考えてしまいます</p><p>アルファロメオは、大昔はＦ１に参戦してフェラーリと闘っていたのに</p><p>というか、エンツォ・フェラーリが元々アルファロメオのレースチームの出身で</p><p>上層部とケンカして、フェラーリチームを起ち上げて独立したわけで</p><p>うーん</p><p>1159．エリカとマリカのファースト・タイム　／　茉莉花のヴァージン・ブレイク</p><p>茉莉花</p><p>ベッドの上に横たわる茉莉花の裸身</p><p>パンティ１枚きりの１６歳の少女は、恥ずかしそうに大きな胸を手で隠している</p><p>どどうぞ</p><p>心配そうに、オレを見上げてそう言う</p><p>ああ、茉莉花</p><p>オレは、まずもう一度、茉莉花にキスした</p><p>何度も何度も丁寧に、軽いキスを繰り返す</p><p>何とかキスには慣れてきたみたいだ</p><p>オレに胸を触られて、茉莉花は思わず声を上げる</p><p>１６歳にしては、かなりのボリュームだ</p><p>オレの手の平には納まらないサイズだ</p><p>それでも、まだ成長途中のおっぱいには独特の張りと弾力がある</p><p>克子姉や渚の巨乳は、ふんわかして気持ち良いけれど</p><p>茉莉花の胸は、ぷりんぷりんしてた</p><p>そんなに怖がらなくて良いよマッサージみたいなものだと思ってくれ</p><p>オレは、いやらしくならないように規則的に、茉莉花の胸を揉む</p><p>茉莉花は、顔を真っ赤にしてオレに答えた</p><p>もっとも、マッサージじゃ舐めたりはしないけどな</p><p>オレは茉莉花の右の乳首をペロッと舐める</p><p>どんな感じだ</p><p>くすぐったいですあの</p><p>わたし、まだお乳とか出ないですよ</p><p>それなのにどうして、おっぱいをペロペロするんですか</p><p>舐めたいんだよオレは多分、甘えたいんだと思う</p><p>甘えるわたしに</p><p>驚く茉莉花</p><p>ああ、セックスって男と女のどっちかが、一方的に奪い獲るものじゃないからお互いに与え合って、貰い合うお互いの深い部分に踏み込み合うことだから</p><p>よく判らないですわたし</p><p>そうだよな未経験者には、言葉で言って判ることではない</p><p>それなら、よく見ていてくれ一緒に、やっていくうちに判っていくことだと思うから</p><p>一緒に</p><p>そうだオレと茉莉花それから、オレたちのセックスを見守ってくれている瑠璃子や美智やエリカも含めて、みんなでセックスの場を作っていくんだよ</p><p>本当は、この部屋の様子を監視カメラで見ている桃子姉ちゃんたちも居るんだけれど</p><p>茉莉花が、生々しい視線を感じているのはこの場に居る子だけだろう</p><p>みんな、これが茉莉花にとって良い初体験になるように祈っててくれているし良い雰囲気の場を作ってくれている茉莉花は、みんなに受け入れられているんだ</p><p>はい黒森様のおっしゃる通りだと思いますわお姉様</p><p>茉莉花の横に、うつ伏せになって横たわっているエリカが姉に微笑む</p><p>皆さん、あたしたちを受け入れて下さっていますあたしも黒森様に抱いていただきながら、温かい皆様の視線を感じていました</p><p>わたくしも、お兄様のセックス奴隷茉莉花さんと同じ立場ですから</p><p>瑠璃子と美智が、優しく言う</p><p>みんな、茉莉花のことを応援してくれているんだ</p><p>オレは、茉莉花の乳首を吸う</p><p>もう片方の乳房は、手でムニムニと揉んだ</p><p>怖がらないで下さいお兄様は、茉莉花さんを気持ち良くしようとなさっているのですから</p><p>くぅぅ、ぁぁ</p><p>茉莉花のおっぱいは大きいのに乳首は少し小さめだ</p><p>乳輪の色も薄い</p><p>肉体の発育は良いけれど性的には、まだ未熟なんだと思う</p><p>茉莉花は普段、自分で触ったりはしないてんだろ</p><p>な、何をです</p><p>やっぱり、自慰もしていない</p><p>ここを、自分でこんな風に触ったりしたことは</p><p>オレは、茉莉花の股間に手を伸ばしパンティの上から、そっと愛撫する</p><p>ひゃぅぅ</p><p>夜、寝る前とかに</p><p>オレの問いに茉莉花は</p><p>そういうことはしたことはありません</p><p>そうだろうなこの感じだと</p><p>わたし寝るのは、母と同じ部屋ですから</p><p>茉莉花は、オレの愛撫に切なそうな表情を浮かべながらそう答えた</p><p>子供の頃から、ずっとそうなんです母と２人だけの生活でしたからだから、寝るときにそういうことは、できません</p><p>お母さんとセックスのことについて、話したこととかある</p><p>いえ母は性的なことは嫌いみたいなんですテレビなんかでも、エッチな話題になるとすぐにチャンネルを替えてしまいますし</p><p>茉莉花のお母さんは、元・黒い森の娼婦だったから</p><p>しかも、白坂創介が支配していた時期に、娼婦を引退した人だから</p><p>セックスに対する嫌悪感が強かったのかもしれない</p><p>それで娘を、性的なことから遠ざけたいと思っていたのかもしれないな</p><p>じゃあ、今、オレに触られてどんな気分がする</p><p>えっと、あの恥ずかしいのと、くすぐったいのと</p><p>いいえ、身体が芯から熱くなってきてます何か、ムズムズするんです</p><p>茉莉花は、正直に答える</p><p>ああ、それでいいんだ今、茉莉花の身体に火を付けているから</p><p>わたしに火を</p><p>不思議そうに、オレを見る茉莉花</p><p>いいからオレに任せておけ</p><p>オレは茉莉花を驚かせないように丁寧に</p><p>しかし、確実に茉莉花の身体を刺激していく</p><p>くぅぅぁぁっぅぅ</p><p>茉莉花が熱い息を漏らしていく</p><p>片方ずつ、茉莉花の乳首が完全に勃起するまで、舐めしゃぶる</p><p>ほら、茉莉花の乳首が固くなってきたぞ</p><p>ああっ、そんなにペロペロしないで下さい</p><p>よく判らないですでも、変な気分恥ずかしいですああっ</p><p>そのまま、オレの舌は茉莉花のお腹を這っていく</p><p>ああ、筋肉の少ない柔らかなお腹だ</p><p>でも細い抱き締めたら、折れてしまいそうだ</p><p>いゃあんっ、そんなところ舐めないで下さい</p><p>へそを舐められて、茉莉花が震える</p><p>オレは、少しずつ股間の愛撫を強くしていく</p><p>グググググッと指で、バイブレーションを送り込む</p><p>ひゃああっ、あああっ</p><p>処女は直接触るより、下着越しの刺激の方が感じると聞いた</p><p>特に茉莉花のようなオナニー未経験の子は直に性器に触れられるのは怖がるし、痛がる可能性が強い</p><p>ああっ、何わたし熱いです熱くなっています</p><p>茉莉花のパンティが、ちゃぴちゃぴと濡れていく</p><p>温かな液体が、漏れてきた</p><p>濡れてきたな茉莉花</p><p>いやぁん、恥ずかしいこと言わないで下さい</p><p>でも、ほらもう、ビショビショになってきているぞ</p><p>一度、火が付いてしまえば</p><p>妹のエリカのようにとても濡れやすい体質なんだな</p><p>あああっ、くぁぁ、あああうっ</p><p>茉莉花が快感に震えている</p><p>こ、怖い怖いですわたしどうなっちゃうの</p><p>大丈夫だオレがちゃんと見ているから安心しろ</p><p>オレは、茉莉花の瞳にそう言い聞かせる</p><p>このまま一度、イカせてしまおう</p><p>茉莉花は、エクスタシーを体験した後の方がセックスがスムーズにできると思う</p><p>痛みだけの破瓜を先に体験させると、セックスに対してネガティブな印象を持ってしまうかもしれないし</p><p>あああっ、黒森様こ、怖いですわたしわたし</p><p>茉莉花が、オレを見つめて訴える</p><p>手の動きを止めて、止めて下さいお願いですから</p><p>ダメだ茉莉花は今気持ち良くなる瀬戸際にいるんだからな</p><p>オレは、着実にパンティの上から、茉莉花のクリトリスと膣口を強く擦っていく</p><p>大丈夫ですご主人様は、ちゃんと加減なさっています</p><p>そうですわ茉莉花さんの肉体に、負担ににらないようにセーブしていらっしゃいますから</p><p>瑠璃子も、優しくそう言った</p><p>だけど何か何かきちゃうっ</p><p>そして、茉莉花は</p><p>ひゃうううっ、あううっ、うううーっ</p><p>オレに抱かれたまま、ビクンビクンと身体を震わせて性の絶頂に舞い上がった</p><p>はぅぅ、はぅぅうううーっ</p><p>茉莉花のエクスタシーが続く</p><p>女の方が、男よりも快感の時間が長い</p><p>オレは茉莉花が落ち着くまでその裸身を抱き締めてやる</p><p>はぁぁ、はぁぁ</p><p>じっとりと汗をかいた１６歳のピアノ少女</p><p>うんもう、そろそろいいだろう</p><p>オレは、茉莉花の愛液ですっかり重くなったパンティに手を掛ける</p><p>はぁぁ、はぁぁ、くぅぅ</p><p>茉莉花は、まだ朦朧としている</p><p>オレがパンティに引き下ろしても、全く抵抗しない</p><p>１４歳のエリカよりも、丸く厚いお尻がぷるるんと現れる</p><p>茉莉花も、妹と同じで陰毛は薄かった</p><p>その下の恥丘に、ぷっくりと処女の割れ目が現れる</p><p>白い肌の股間から内股は、愛液ですっかりベタベタになっていた</p><p>足からパンティを抜き茉莉花を完全な全裸にした</p><p>茉莉花が大きく息する度に、豊かな胸が揺れていた</p><p>オレは、茉莉花の足を持ち</p><p>よいしょっ</p><p>子供のオシメを替える時のように大きくM字開脚させる</p><p>その動きで茉莉花は、ようやく意識を取り戻したようだが</p><p>全身は脱力したままで、抵抗はできない</p><p>美智、オレが茉莉花の足を押さえているから</p><p>最後まで説明しなくても、美智にはオレの意図が伝わった</p><p>茉莉花の股間に手を伸ばしオレによく見えるように、茉莉花の割れ目を開いた</p><p>ピンク色の内側が、愛液でテカテカと光っている</p><p>はい、茉莉花さんも撮影致します</p><p>瑠璃子がオレの背後から、茉莉花の股間にカメラを向ける</p><p>とても綺麗な処女膜ですわ</p><p>シヤッターを切る、瑠璃子</p><p>これです</p><p>美智が、横から覗き込んでいるエリカに茉莉花の処女膜を指差す</p><p>エリカは、興味津々で実姉の女性器を見つめていた</p><p>お兄様記録致しました</p><p>ある程度写真を撮った段階で、瑠璃子がオレに言う</p><p>オレは挿入の準備に入る</p><p>茉莉花ほら、触ってみろ</p><p>まだ身体に力の入らない茉莉花に、オレは無理矢理、オレのペニスを触らせる</p><p>普段、ピアノを演奏している細くて長い指は緊張しているのか、体温が低く冷たかった</p><p>これが、今から茉莉花の中に入るんだぞ</p><p>こんなに大きなもの入るのかしら</p><p>小さな声で、茉莉花は答える</p><p>入りますわエリカにも全部入りましたから</p><p>エリカがそう、姉に言う</p><p>はい、わたくしも美智もいつも入れていただいてますわ</p><p>瑠璃子が笑顔で、そう言った</p><p>茉莉花の身体なら、充分、オレを受け入れられると思うよ</p><p>１６歳だし、発育も良いしセックスは、問題無くできる肉体だと思う</p><p>では、どうぞわたしの初めてを黒森様に差し上げます</p><p>茉莉花は、真っ直ぐにオレを見上げて言った</p><p>ああ、喜んでいただくよ</p><p>オレは亀頭に、茉莉花の愛液を擦り付け</p><p>エリカ、茉莉花の手を握っててくれ</p><p>はい茉莉花お姉様今度は、エリカが</p><p>さっきの自分の破瓜の時のように茉莉花の手を握りしめる</p><p>オレは大きく広げた茉莉花の足の間に、身体を入れ</p><p>いくぞ茉莉花</p><p>茉莉花の割れ目に張り詰めた亀頭を、押し付ける</p><p>男の男根の熱さを、膣口に感じて茉莉花は、ビクッと震えるが</p><p>良い感じで身体の力が抜けきっているからそのまま</p><p>ずぶぶっ</p><p>泡だった愛液を押し出すようにして、茉莉花の胎内にオレの亀頭が潜り込む</p><p>あああっ、拡がっちゃう</p><p>まだ誰も入ったことの無い狭い膣穴が、オレの亀頭の形に広げられて</p><p>すごい、入っていく</p><p>エリカは、姉の処女喪失をかぶり付くように見つめていた</p><p>茉莉花の胎内はエリカの中よりも、熱かった</p><p>オレの亀頭を、キューッと締めてくる</p><p>ひぃぃ、ひぃぃぃこれ以上は、無理です</p><p>異物が挿入されていく初めての感覚に、茉莉花は戸惑っている</p><p>いいや、まだ半分も入っていないぞ</p><p>そして、オレのペニスは壁に阻まれる</p><p>い、痛いッそれ以上は、無理ですもう限界です</p><p>限界なんかないっ</p><p>オレは、茉莉花にのし掛かり</p><p>茉莉花の肩を抑えて</p><p>腰をググググッッと強く押し入れる</p><p>ひいぎぃっ痛ァァァッッ</p><p>ブチッと破ける感触を、亀頭全体で感じた</p><p>茉莉花の処女膜は、普通の子よりも厚く強度があったらしい</p><p>痛いッ痛ッッッッ、もう無理ですっ</p><p>茉莉花の眼に、涙が溜まるが</p><p>我慢してくれ、もうすぐだからっ</p><p>オレはぬぷぷぷぷっと、根元までキッチリと押し入れていく</p><p>茉莉花の処女の裸身をオレの肉の杭で刺し貫いていく</p><p>ほら、これで全部だッ</p><p>オレの全てを１６歳の処女は受け入れた</p><p>顔全体に汗をかいて、茉莉花は苦しそうに大きく呼吸している</p><p>茉莉花、よく頑張ったな</p><p>オレは繋がったまま、しばらく動かないで茉莉花の痛みが和らぐのを待つ</p><p>茉莉花の黒髪を撫でてやった</p><p>わ、わたしちゃんとできていますか</p><p>茉莉花は心配そうに、オレに尋ねる</p><p>ああ、できてるオレたちセックスしているんだぞ</p><p>オレは笑顔で、彼女に言う</p><p>はい、判ります黒森様がわたしの中に入ってます</p><p>茉莉花は涙目で、そう答えた</p><p>これで茉莉花さんも、わたくしたちの姉妹ですわ</p><p>瑠璃子が、下半身で繋がっているオレと茉莉花を撮影しながら言う</p><p>美智も、茉莉花にそう言う</p><p>茉莉花お姉様も黒森様に全てを捧げたのですね</p><p>感慨深げに、エリカが言った</p><p>まだだオレの精液を子宮で受け取るまでは、完全なオレの女には成り切っていないよ</p><p>茉莉花の胎内もオレの精で白く染め上げるんだ</p><p>オカダ問題で知りましたが</p><p>大学の授業で10年前のマンガ夜話を見るだけとか</p><p>そういうのアリなのか</p><p>オカダ氏の生放送を見ましたが</p><p>世界情勢、政治、歴史に関する知識は浅くてテキトーなのことを偉そうに話しているのもどうかと思いましたが</p><p>スターウォーズに関する知識も浅いのね</p><p>そっちの方がショックでした</p><p>やっぱり、オタクじゃないんだなあの王は</p><p>1160．エリカとマリカのファースト・タイム　／　茉莉花に中出し＋エリカ・ハイテンション</p><p>オレの勃起ペニスが茉莉花の膣を、深く抉っている</p><p>茉莉花は汗びっしょりで、はぁはぁと大きく息をしている</p><p>はいちょっと苦しいですけれど我慢できます</p><p>茉莉花は、オレを見上げてそう答える</p><p>大きな茉莉花の胸の谷間に、大粒の汗の玉が溜まっていた</p><p>柔らかな裸身は、すっかり火照っている</p><p>抱きかかえた肌触りが、何とも心地よい</p><p>ゆっくり、動くぞ</p><p>オレは、静かに腰を引きまた押し込む</p><p>茉莉花は、辛そうに眉をしかめる</p><p>オレの張り詰めた亀頭が、茉莉花の膣内に残った処女膜を削り取っているのだ</p><p>オレの腰の動きに合わせて、茉莉花の裸身が揺すられていく</p><p>豊かな胸が、ぷるぷると震えた</p><p>茉莉花は高校1年生、１６歳</p><p>オレと同い年だ</p><p>でも、他の同い年のオレの女たちとは抱き心地が違う</p><p>スポーツ少女のメグや、格闘アメリカ人のイーディの引き締まった肉体とは違う</p><p>すっかりパン作りの専門家になった愛の身体とも違う</p><p>まり子の華やかな裸身とも</p><p>雪乃の抱けば抱くほど、味が良くなっていったセックス好きの肉体とも違う</p><p>茉莉花は、腰や手足は細いのに胸とお尻は豊満だ</p><p>筋肉は少ないけれど、音楽科でピアノを習っている子だから神経は細やかだニブくはない</p><p>妹のエリカが抱えているような淫らな素養は無いな極めて、ノーマルな性質だと思う</p><p>だけど、エリカのようにとても敏感で繊細な肉体をしている</p><p>とにかく、反応が良い良く濡れて、良く啼く</p><p>ああっぅぅぁぁ</p><p>オレに突き込まれながら、涙目で喘いでいる</p><p>なるべく早く終わらせるから</p><p>わたしは平気ですから</p><p>わたしどうですかわたしで、気持ち良くなっていただけますか</p><p>ああ、気持ち良いよ茉莉花</p><p>オレの答えに、茉莉花の膣奥から、またトロロッと温かい愛液が溢れてくる</p><p>この娘は情が深い</p><p>優しい子だと確信した</p><p>もう何も心配しなくていいからなこれからは、オレがお前の主だ茉莉花のことは、全部、オレに任せろ</p><p>オレは、茉莉花にキスする</p><p>大きな汗まみれのおっぱいを、ムニムニと揉んだ</p><p>固くシコった乳首を、指でこねくり回す</p><p>茉莉花はもう、オレのモノだ</p><p>茉莉花の耳にそう囁くと</p><p>茉莉花の膣が、キュキュッと締まった</p><p>ああっ、わたし本当に黒森様に奪われています何もかも</p><p>さっきの発言を訂正する</p><p>茉莉花にも妹のエリカ同様、多少のMっ気はあるようだ</p><p>お姉様、堪えて下さいませ最初の数回だけの我慢ですから</p><p>姉の手をギュッと握りしめて、エリカが言う</p><p>すぐにエリカと同じにしてやるからな茉莉花の子宮にも、思いっきりオレの精を注ぎ込んでやるから</p><p>早くわたしもエリカさんと同じに</p><p>この姉妹はお互いが姉妹であることを知ったばかりだ</p><p>出会ってまだ３０分も経っていない</p><p>お互いの顔や雰囲気から血の繋がりを直感的に感じてはいるだろうが</p><p>まだ姉妹としての実感は希薄だろう</p><p>姉妹としての共同体験を今から積み重ねていかなくてはいけない</p><p>本当に、ホンモノの姉妹の関係になるために</p><p>その第一歩がお互いに、同じ男に処女を捧げること</p><p>妹も姉もオレとセックスする姿を見せ合うこと</p><p>黒森様、茉莉花お姉様がお辛そうです早く、早く終わってあげて下さい</p><p>エリカがオレに姉の処女子宮への射精を要請する</p><p>ああ、もうすぐだもうすぐだからっ</p><p>オレの中にまた熱いモノがこみ上げて来る</p><p>茉莉花堪えてくれっ</p><p>オレは茉莉花の太ももをグイッと押し開き、腰の動きを加速させる</p><p>あぐぅ、あぐぅうっ、うっ、うっ、うっ、うっああっ</p><p>オレのラスト・スパートに茉莉花は、大きく喘ぐ</p><p>パンパンパンッとオレの下腹が、茉莉花の恥丘に叩き付けられて、小気味の良い音を立てる</p><p>オレの額からの汗が、飛沫となって茉莉花の裸身に、ポタポタと垂れる</p><p>あああっ、茉莉花</p><p>くるぞ、くるぞ、くるぞぉぉぉッ</p><p>ど、どうぞっわ、わたしの中にぃぃっ</p><p>茉莉花が、オレの眼に叫んだ</p><p>オレは、グイッと勃起を茉莉花の最深部まで送り込むと</p><p>亀頭の先で、茉莉花の子宮口を圧迫しながら</p><p>ああっ、熱いですっ</p><p>子宮の内部に噴射される精液の熱を茉莉花は感じているッ</p><p>わ、判るわたしの中に出てますっ拡がってます</p><p>第２射第３射</p><p>ポンプのように、オレのペニスが臭い白濁を送り込むッ</p><p>まっ茉莉花ぁッ</p><p>オレは茉莉花を見ている茉莉花も、オレを見ている</p><p>腰をグイグイッと押し付けて最後の一滴まで、射精した</p><p>茉莉花が、ポロリと大粒の涙を零す</p><p>処女時代との別れ今の茉莉花は、もうオレのセックス奴隷だ</p><p>セックス奴隷になったんだ</p><p>オレは、グッタリとなって茉莉花の裸身に身体を重ねる</p><p>エリカさん手を</p><p>茉莉花が、妹に言う</p><p>もう平気ですからありがとう、ずっと手を繋いでいてくれて</p><p>いえ茉莉花お姉様も、あたしの時に繋いでいて下さいましたもの</p><p>姉妹は微笑み合う</p><p>でも、今はわたしの手は</p><p>あ、はいそうですよねっ</p><p>エリカが握りしめていた姉の手を離した</p><p>すると、茉莉花は</p><p>黒森様ありがとうございます</p><p>そっと両手でオレの頭を抱き締めてくれる</p><p>礼を言うのはオレの方だよオレに処女をくれてありがとう茉莉花も、エリカもとっても気持ち良かったよ</p><p>オレは姉妹に、そう言った</p><p>いえ、あたしなんてまだまだなのは、よーく判っていますから黒森様にもっともっと歓んでいただけるように、これから頑張りますっ</p><p>エリカは笑顔で、そう言う</p><p>良い心がけですエリカ妹</p><p>美智が、エリカにそう言う</p><p>お兄様、エリカさんのお世話はわたくしとミッチーで致しますわ</p><p>カメラ担当の瑠璃子が、オレに言う</p><p>ああ、そうだなエリカは、元々、瑠璃子が呼び寄せた子だもんな</p><p>同じ超お嬢様学校の瑠璃子と美智は中３で、エリカは中２先輩と後輩の関係だし</p><p>任せておいて、問題はないだろう</p><p>茉莉花のことはオレに任せてくれ</p><p>この子はメグやアニエスに近い</p><p>黒い森の元・娼婦が産んだ娘だ</p><p>２人みたいに、お屋敷の中で産まれた子ではないけれど</p><p>茉莉花が産まれた時、お母さんの高畑香子さんは、すでに娼婦を引退していた</p><p>でも茉莉花の母親を、安奈家の先代当主と引き合わせたのは、黒い森の番頭さんだった森下さんらしいから</p><p>黒森家は、茉莉花に対しても責任を負うべきなんだと思う</p><p>はい、全てお任せ致します</p><p>茉莉花は、オレの頬を撫でながらそう答えた</p><p>それからは</p><p>いつものように、瑠璃子による撮影大会だ</p><p>オレと結合している写真とペニスを引き抜いた後の写真</p><p>茉莉花の処女血の滲む膣から、オレの精液が滴り落ちる瞬間を記録した</p><p>オレのペニスはまた美智が、タオルで綺麗に拭き取ってくれる</p><p>瑠璃子様、お姉様と一緒の写真もお願いしますっ</p><p>エリカは、まだ赤い首輪と、おっぱいを括った荒縄を付けたままだ</p><p>それでも、そのまま笑顔で裸の姉と並んで、写真を撮ってもらっていた</p><p>茉莉花に抱きついたり、手を絡ませたりしながらロスト・ヴァージンしたばかりの姉妹の裸身が撮されていく</p><p>エリカ妹あなたたちの記念写真だけでなく、ご主人様が後々にご覧になって楽しんでいただける写真を撮るべきです</p><p>美智が、いつもの真顔で言う</p><p>あ、そうですよねっだったら茉莉花お姉様っ</p><p>エリカは、茉莉花と２人でM字開脚して犯されたばかりの陰部を披露した</p><p>茉莉花は、笑って妹に付き合う</p><p>えっと、それから</p><p>エリカは足を高く上げて、身体を大きくひねったポーズで自分の股間をカメラに向けようとするが</p><p>あ痛たたっ</p><p>無理するなよ処女膜が破れたばかりなんだから</p><p>オレは、エリカに注意する</p><p>はいごめんなさいでも、黒森様</p><p>エリカは、オレを上目遣いで見て</p><p>あたし、まだ全然できますよ今度は、茉莉花お姉様と一緒にご奉仕したいですっ</p><p>えっと、それは</p><p>と部屋の内線電話がプルルルッと鳴った</p><p>美智が電話に出る</p><p>ああ、このフロアの各部屋は盗聴を防ぐために携帯の電波が遮断されているんだっけ</p><p>だから、外からの連絡は有線の内線電話を使うしかない</p><p>それもホテルの他の階の電話とは、別回線にしてあるんだと思う</p><p>このホテルは香月グループのものでここのフロアは、香月セキュリティ・サービス専用なのだから</p><p>ご主人様寧お姉様です</p><p>美智が、受話器をオレに手渡してくれた</p><p>オレが電話に出ると</p><p>あ、ヨッちゃんお楽しみのところ悪いけれど、そろそろ撤収の時間だよっ</p><p>寧はこの部屋の映像を、別室で桃子姉ちゃんたちと観ている</p><p>エリカと茉莉花の処女喪失が無事に終わったので連絡して来てくれたんだろう</p><p>このまま、ここのホテルに泊まるわけにはいかないんだからっお屋敷に帰らないとさっ</p><p>その通りだ愛たちに明日、学校で売るパンの仕込みを任せてしまっているし</p><p>エリカちゃんたちは、今夜はうちに連れて帰るからいいよねっ</p><p>えーとエリカは、香月家に行儀見習いに行くという設定になっている</p><p>週３日は、実家で後は、オレたちと一緒だ</p><p>茉莉花の方は</p><p>茉莉花は、今夜は寮に外泊届けを出してあるんだよな</p><p>だから、今夜はお屋敷に連れて帰る</p><p>エリカと色々と話したいだろうし</p><p>今後は、寮を出てお屋敷から、学校へ通わせるか</p><p>あるいは、週末ごとに寮から、お屋敷に来るか相談しないとな</p><p>いや、身体の具合を悪くして入院しているという、茉莉花の母親のこともある</p><p>それも含めて、後で話そう</p><p>ここはもう引き払って帰ることにするオレたちの家にエリカも茉莉花も、一緒に来るんだ</p><p>あ、お風呂入ってる時間とかもないから身体だけ拭いて、洋服を着てすぐに来てっ</p><p>そうだな風呂はお屋敷に戻ってから、ゆっくり入ればいいか</p><p>判ったすぐに、そっちへ行くよ</p><p>待ってるからねーっ</p><p>オレが電話を切る前に、瑠璃子と美智はデジカメの片付けに入っていた</p><p>すっかり手慣れた手つきでケーブルをまとめ、３脚をたたんでいく</p><p>時間が無いらしい服だけ着て、帰る支度をしてくれ</p><p>オレが、エリカたちにそう言うと</p><p>服だけですよお兄様にいつでも、愛していただけるように</p><p>下着は付けないように致しましょう</p><p>瑠璃子と美智が、そう言った</p><p>あ、はい判りましたっ</p><p>エリカは、赤い首輪も、おっぱいの上下の荒縄も外さないでそのまま服を着ようとする</p><p>エリカさんいいの</p><p>茉莉花が、驚いて妹に尋ねる</p><p>このホテルから出る前にエリカさんは、お父様とお母様にご挨拶しなくてはいけないでしょ</p><p>エリカの父母はまだ翔姉ちゃんや弁護士さんと会談しているはずだ</p><p>はい、だからこのままでいいんですっ</p><p>明るくエリカは答える</p><p>黒森様のセックス奴隷になった身体で、お父様たちにお目に掛かるんですからっくふっ、ドキドキしちゃいますよねっ</p><p>大丈夫ですよっまた、巫女のお姉さんに付いて来ていただけばそしたら、エリカが裸んぼらなってたって、お父様たちは気付かないんですからっ</p><p>月子の巫女の力があればそんな錯覚は簡単だ</p><p>あっ、そっかそしたら、あたし別に服を着なくてもいいんじゃ</p><p>エリカが、そんなことを言い出す</p><p>このまま裸で、首輪を付けたまま恥ずかしい姿で、黒森様に連れて帰っていただくっていうのも調教っぽくて良いですよねっ</p><p>それはあー</p><p>エリカ、月子の巫女の力は有効範囲が有るんだあんまり遠くの人には、力が及ばないしカメラとかの映像越しでも効果は出ない</p><p>そんでここの部屋の中ならいいけれど、ホテルの廊下には香月セキュリティ・サービスの職員が居るし、廊下の様子は監視カメラでチェックされているから</p><p>わたくしたちの恥ずかしい姿は、ご主人様以外の男性には決して見せないというのも、我が家の鉄の掟です</p><p>わたくしたちの身体は、お兄様のものわたくしたちの裸体を、眼で楽しむのも、お兄様だけの権利です</p><p>瑠璃子も、エリカに言う</p><p>判りましたエリカ、服を着ますっ</p><p>エリカは素直に従う</p><p>そうですよねー、黒森様にしか見ていただきたくないですものねーっ</p><p>荒縄を巻いた素肌に直接、服を着ていく</p><p>お兄様もご支度を</p><p>オレは悪いがパンツを穿かさせてもらった</p><p>急いで、服を身につける</p><p>脱いだままの下着は、こちらへ</p><p>美智が、カバンの中へエリカや茉莉花の下着を回収して行く</p><p>エリカも茉莉花も、愛液が豊富すぎて下着はすっかりベタベタだったから</p><p>どうせ、着直すのは無理だったかもしれない</p><p>美智と瑠璃子も、服を整えた</p><p>瑠璃子は、デジカメからメモリーカードを抜き大切にケースに入れて保管する</p><p>ミッチー、預かっていて下さい</p><p>流出させるわけにはいかない画像なのだから美智が、ケースを自分の服の隠しポケットにしまい込む</p><p>人の気配を読む美智なら、誰かに盗まれるようなミスはしないだろう</p><p>黒森様、見てくださーい</p><p>振り向くと、エリカが自分でスカートを捲って、可愛い裸のお尻をオレに見せる</p><p>さあ、茉莉花お姉様も</p><p>茉莉花も、恥ずかしそうにスカートを持ち上げた</p><p>ツンとお尻をオレの方に突き出すが脚が細いから、肛門だけでなく、さっきオレに貫かれたばかりの割れ目まで丸見えになる</p><p>うん、お尻の形もよく似ているな</p><p>オレは白い２つの尻を見比べて言った</p><p>はい、姉妹ですからっねっと、茉莉花お姉様っ</p><p>ええ、エリカさん</p><p>２人は、見つめ合って微笑む</p><p>さあ、行くぞ</p><p>全員の支度が済んだところでオレたちは、部屋を出た</p><p>やっぱり、お尻がスースーします</p><p>茉莉花は、恥ずかしそうにお尻を手で押さえてホテルの廊下に出る</p><p>あたしは平気ですっ</p><p>エリカの方は、平然としているニコニコ笑って</p><p>静かに</p><p>美智の視線の先には香月セキュリティ・サービスの警護員が居た</p><p>公の場で、あまりにもハシャギ過ぎるのはご主人様のご迷惑です</p><p>あ、はいごめんなさい</p><p>美智の言葉に、頭を下げるエリカ</p><p>オレたちは桃子姉ちゃんたちの居る待機室に向かう</p><p>ドアをコンコンとノックすると</p><p>すぐに開いた</p><p>はい、入って、入って</p><p>寧がオレたちを招き入れる</p><p>桃子姉ちゃん、山田梅子さん、月子みんな、揃っている</p><p>最後に入った美智が、ドアを完全に締め切ると</p><p>ご報告致します安奈エリカ茉莉花お姉様と供に、黒森様に女にしていただきましたっ</p><p>エリカが明るく宣言する</p><p>観てたわよ全部</p><p>桃子姉ちゃんがモニターを指差して、そう言う</p><p>でも、あなたさっきまでと全然違うわねいや普段の姿に戻ったってことなんでしょうけれど</p><p>ええ、いつもの学校の中で見掛ける明るいエリカさんだわ</p><p>みすずが、エリカを見て言う</p><p>ホント、心がすっかり晴れやかになっていますわ</p><p>月子が、エリカの心を読んで優しく微笑む</p><p>凄いわねこれって、やっぱり公ちゃんとセックスすしたからなのかしら一体全体、どういう効果なの</p><p>桃子姉ちゃんが、苦笑してオレに尋ねる</p><p>そんなこと言われてもオレには、よく判らない</p><p>ヨッちゃんとのセックスにはカタルシスがあるんだよねっ</p><p>今までグダグタ悩んでたこととか、全部、吹っ飛んじゃうんだよねヨッちゃんと、裸になって愛し合うことでセックスの間だけはさ自分とヨッちゃんの身体とお互いの心しか見えなくなるから</p><p>何もかも忘れて、思いっきり公様とのセックスだけに集中するとわたくしも頭の中がスッキリ致しますわ</p><p>あら、そうなのセックスって凄いのね</p><p>そうだよっヨッちゃんのセックスは、極上なんだからっ</p><p>桃子姉ちゃんに、寧がそう言う</p><p>桃子お姉様も経験なさったら良いんですわ</p><p>瑠璃子が、屈託の無い笑顔でそんなことを言い出す</p><p>お兄様とセックスなさってみたら、いかがです</p><p>やっと、この章も終わりが見えてきました</p><p>1161．夜の底へ　／　カタルシス・ウェイブ</p><p>・＋美智、瑠璃子、寧</p><p>瑠璃子の言葉に、歌晏桃子姉ちゃんは</p><p>瑠璃子あなた、自分が何を言っているのか判っているの</p><p>ムッとして言う</p><p>わたくしは、歌晏桃子よわたくしには、家のために身を捧げる義務が有るわ</p><p>名家の中でも１、２を争う名門の家・歌晏家の令嬢として生まれた桃子姉ちゃん</p><p>跡継ぎの男の兄弟がいるそうだから桃子姉ちゃんは、家のために、他所の名家に政略結婚させられることが決まっている</p><p>それは存知あげておりますけれど</p><p>瑠璃子は、やんわりと言う</p><p>でも、桃子お姉様は夫になられる方としか、生涯、セックスなさらないおつもりなんですか</p><p>名家の殿方たちは、皆様様々に楽しんでいらっしゃいますのに</p><p>うちの娼館とかでねっ</p><p>そうだ黒い森の娼館の顧客は、今後、政財界の大物たちばかりになる</p><p>当然、名家の人たちも、その中に含まれる</p><p>名家の当主たちは、若い娼婦を買ってセックスを楽しむのに</p><p>名家に嫁いだ女性たちは、家の中で操を守ることを求められるのは、不公平だ</p><p>でも、わたくしがやがて産む子供たちにふしだらな母親だと思われたくはないわ</p><p>ええ、ご結婚なされた後はそうであるべきだと思いますわでも、桃子お姉様はまだ、ご結婚なさっていらっしゃいませんご婚約も正式には、またですよね</p><p>でしたら、性を謳歌できるのは今だけではありませんか</p><p>そうそう、今だけだよーんっ婚約しちゃったら、結婚しているのと同じレベルで、不倫しちゃいけない義務が生じるからねっ</p><p>寧が、ヌフフッと笑う</p><p>それは、そうなんでしょうけれどでも</p><p>経験なさってみたくはないのですかセックスを</p><p>ズバッと、瑠璃子は尋ねる</p><p>戸惑いの表情を見せる、桃子姉ちゃん</p><p>桃子姉ちゃんが、セックスに興味津々なことは判っている</p><p>オレに、自分の警護役のセバスティアヌス（山田梅子）さんを犯させようとしたのだって</p><p>桃子姉ちゃんにとっては、山田さんのセックスを観ることで疑似体験しようとしていたのだと思う</p><p>自分が体験することは名門名家の娘として、許されないことだと思い込んでいるから</p><p>わたくしたちのお兄様でしたら秘密は守られますわもちろん、わたくしたちも、決して他言致しません</p><p>オレは公式には、みすずのパートナーということになっている</p><p>香月家の令嬢の相手に、庶民の出身者が選ばれたことがすでに異例なのに</p><p>もう1つの大名家、歌晏家の令嬢までオレと関係しているとは、誰も想像しないだろう</p><p>桃子お姉様もわたくしたち家族のことを秘密にして下さっているわけですから</p><p>そうオレが、みすずだけでなく</p><p>瑠璃子や、他の女の子たちとも関係を持っていることは、絶対に公表されるわけにはいかない秘密だ</p><p>オレの女の中には、まり子や、可憐や、ありすのような名家に関わる娘たちも居るし</p><p>あなたたちの組織の凄さは、判っているわ家族としての結束力もね才能溢れる子が、たくさん集まっているし</p><p>桃子姉ちゃんは、オレたちのことを認めてくれている</p><p>香月家の力だけじゃないものね表の世界だけでなく裏の世界にも通じている警護役も実力者が揃っているし</p><p>ご飯も美味しかったでしょっ</p><p>そうね確かに、美味しい夕食だったわ</p><p>家事のスペシャリストも揃ってるからねっ</p><p>それにあなたのような、危険な力の持ち主も居る</p><p>危険ではありませんわ公様に、管理していただいておりますから</p><p>月子は、穏やかに答えた</p><p>そうねあなたたちの集団は公ちゃんが中心に居るのよね</p><p>そうだよっ、ヨッちゃんが真ん中で重しになってくれているから、あたしたちはまとまってるんだもんっだからさ歌晏さんも仲間になればいいのにっ</p><p>でも、あたしは歌晏の家の人間で</p><p>関係無いよっヨッちゃん、そういうこと気にしてないからそうだよねっ</p><p>公ちゃんが、そうだとしてもわたくしは</p><p>と瑠璃子が言う</p><p>妊娠の心配は、ございませんわ</p><p>するりと、言った</p><p>黒森の家には理想的な避妊薬がございますからわたくしも、みすずちゃんも飲んでいます</p><p>あたしたちもだよっ</p><p>わたくしは飲んでおりませんもう高校3年生ですし来年には、公様の子を出産させていただきたいと思っていますから</p><p>月子だけは、そう言う</p><p>みんな、いつかはヨッちゃんの赤ちゃんを産むつもりだけれど時期は見極めたいからねっ赤ちゃんを産む前に、やっておきたいこともあるしっ</p><p>寧はマルゴさんとの格闘技興行のビジネスを準備している</p><p>わたくしも、今すぐ妊娠することは許されませんから今は、避妊薬を飲んでお兄様とのセックスを楽しんでいますわ</p><p>ヨッちゃんとセックスしていることは、完全に秘密にできて妊娠の心配もない安心して、セックスを体験して楽しむことができるんだよっ</p><p>寧は、笑って桃子姉ちゃんにそう言うが</p><p>だけどやっぱり、わたくしは</p><p>それでも、オレとセックスするということに抵抗があるんだろう</p><p>あの歌晏様ちょっと、あたし、お話しても良いですか</p><p>ずっと黙っていたエリカが言う</p><p>ええ構わないけれど</p><p>そう答える桃子姉ちゃんに、エリカはニコッと微笑み</p><p>さっき、黒森様とのセックスはカタルシスだってお話がありましたよねそれで、あたし思ったんです本当にそうだなぁって</p><p>カタルシス</p><p>確か、カタルシスって元々は、アリストテレスが使った演劇用語ですよねお芝居を観ることで、人間の心が浄化されるっていう</p><p>そうだよっ大昔のアテネでは、毎年行われるポリスでの演劇祭で、お芝居を観ることが市民の義務だったからお芝居を観ることで、心が浄化されるっていう考えがあったからお金が無い市民には、観劇料を市が払ってくれてとにかく、ポリスの市民は全員、お芝居を観なくちゃいけないルールだったんだよっ</p><p>寧が、エリカの話に乗る</p><p>つまり、それってお芝居を観て日常を忘れて、その時に自分が悩み苦しんでいる現実から離れる時間を作ってお芝居の世界に集中することであれ、どうしてこんなことで悩んでたんだろとかって、自分を顧みることができるってことだと思うんです</p><p>エリカは言った</p><p>ほら、自分の現実にツラいことがあって、ずーっとそのことばかり考えていると、煮詰まっちゃって、ただただ落ち込んで鬱々しちゃうだけになっちゃったりするじゃないですかあたしもさっきまで、そうでしたから</p><p>エリカは自分の出生の秘密について、悩んでいた</p><p>だけど、黒森様にセックスをしていただいたら何か全部、気持ちが整理できちゃったんですなるようにしかならないんだから、全部受け入れようっていう気持ちになりましたあたしが何とかしなくちゃいけないこととかは、無くってただ眼の前にあることを受けとめて、一つ一つじっくり時間を掛けて解決していくしかないんだなあってフッ切れたんですこれって、カタルシスですよねっ</p><p>笑顔で、エリカは言う</p><p>多分、お芝居を観たぐらいじゃこんな風に吹っ切れなかったと思いますお芝居って、ほら、やっぱりどんなに感情移入しても他人の物語ですからでも、セックスは黒森様とのセックスは、あたし自身の物語でエリカの人生の中でも、最高の１ページになりました茉莉花お姉様と、一緒にロスト・ヴァージンできましたし黒森様は、とっても優しくして下さいましたし</p><p>どうして、そんな風に思えるの</p><p>桃子姉ちゃんが、エリカに尋ねる</p><p>裸にて生まれて来たに、何不足ですわ</p><p>エリカの代わりに、姉の茉莉花が答える</p><p>わたしエリカさんと本当に血の繋がった姉妹だとしてもでも、生まれ育った環境が違いますから打ち解けられないんじゃないかって、不安に思っていました</p><p>実際黒森様の前で、エリカさんと一緒に服を脱いでいった時もエリカさんの下着が、わたしの物よりずっと高価な品だっていうことが気になってやっぱり、違う世界に住んでいる人なのではないかって思ったんですけれど</p><p>お姉様、そんなことはないですわっ</p><p>エリカが叫ぶ</p><p>ええ、判ってますエリカさんも、わたしも黒森様の前で、裸になりましたから裸になったわたしたちを黒森様は、同じように愛して下さってそれで、本当によく判ったんですわたしたちは、本当に姉妹なんだって</p><p>エリカを犯している時に茉莉花は妹の手を握って、見守っていた</p><p>茉莉花が犯されている時にはエリカが</p><p>鏡のように、お互いの処女喪失を見合うことで</p><p>うんそう裸になって、女にしてもらってお腹の奥に、ピピュッて黒森様の熱いのが拡がっていくのを感じた時にああ、あたしも女なんだなぁってあたしの肉体は、こういうことができるようになっているって判ったら何か嬉しくなったんです黒森様が、とっても気持ち良さそうなお顔をしているし全部、射精して、エリカの胸の上にぐったりとなられた時にはとっても愛しくなって</p><p>あたしの中に黒森様が入っていてエリカを抱き締めて下さってるそして茉莉花お姉様が、あたしの手を握ってて下さって見上げれば、お顔が見えてああ、あたし、これで良いんだって感じましたここがあたしの居るべき場所なんだって</p><p>わたしもです黒森様に抱かれていて、すぐ側にエリカさんが居て何も不足は無いなって感じました</p><p>姉妹は言う</p><p>もちろん、これからだって大変なことは判っているんですあたしはあたしの本当の父親が亡くなったお祖父様だということをこのままお父様にお話ししないことが正しいのか、まだ答えが出せていませんし茉莉花お姉様のことだって、今はまだ正式に姉妹として名乗り会うことはではないことも、判っています</p><p>本当に面倒なんだよな</p><p>エリカの戸籍上の父親の安奈圭一郎氏は自分の精子と妻の卵子を人工授精させて、代理母の高畑香子さんのお腹を借りてエリカが産まれた子だと思っている</p><p>ところが、エリカの戸籍上の母親はエリカの受精卵には、エリカの祖父の精子と自分の卵子が使われたと信じている</p><p>エリカは、エリカの祖父と高畑香子さんの娘で戸籍上の両親とは、血が繋がっていない</p><p>いきなり、この事実を公表したらエリカの家は、どうなってしまうか想像できない</p><p>だから今は秘密のままにしておくしかない</p><p>でもエリカはもう、黒森様のセックス奴隷ですからもう悩んだりはしません悩んでいても仕方ないですし今は、これから始まることにワクワクしていますからっ</p><p>ワクワク</p><p>はいだって歌晏様だって、黒森様のお屋敷にいらっしゃったじゃないですかあそこが、あたしの家になるんですっ黒森様にお仕えしてあそこに居らした美しいお姉様たちと、可愛らしい女の子たちが全て、あたしの家族になるんですよっワクワクするしかないじゃないですかっ</p><p>茉莉花さんもだよっあたしたち、歓迎するからねっ</p><p>寧が茉莉花に声を掛ける</p><p>頭を下げる茉莉花</p><p>また２人綺麗で、可愛くて、才能の有る人材が、あたしたちの家族に加入してくれたってこたなんだよねっ桃子さん、想像してみてよっ</p><p>桃子さんだったらあたしたちの家族で何をする何ができる</p><p>何だってできるでしょあなたたちのメンバーなら</p><p>ムスッとして、桃子姉ちゃんは言った</p><p>正直、羨ましいわよ公ちゃんの家族を見ているとわたくしだって、仲間になりたいって感じるわよ</p><p>寧の声を、桃子姉ちゃんは遮り</p><p>でも、ダメなのよわたくしは、歌晏桃子歌晏家の娘なんだからっ</p><p>桃子姉ちゃんは、真顔で言う</p><p>間違っても誰かの仲間になってはいけないのよいつも、孤高で誇り高くなければならないんですから</p><p>歌晏様誇り高くても、黒森様にレイプされてしまったら、仕方ないですよね</p><p>レイプなら歌晏様には、瑕疵がないですもの犯されてしまってそれでセックスの味を教え込まれてしまったのなら</p><p>エリカは、無邪気な笑みを浮かべる</p><p>あたし、そういうポルノグラフティ大好きなんですっ誇り高き貴族の令嬢がセックスの魅力に囚われていく物語が</p><p>しばらく、桃子姉ちゃんはエリカを見つめて、黙って考え込む</p><p>それから、オレを見て瑠璃子を見て</p><p>寧や月子茉莉花や美智のことも見て最後に、セバスティアヌス（山田梅子）さんを見る</p><p>そして改めて、エリカを見て</p><p>わたくしも、嫌いじゃないわよそういう物語</p><p>山田梅子さんが、驚きの声を上げる</p><p>ああ、わたくしがもしレイプされてしまうことがあったとしたらあなたも、当然、一緒に犯されてしまうことになるんでしょうね、セバスティアヌス</p><p>ニヤッと笑ってそう言う</p><p>いいわよねあなたは、本当は今夜、公ちゃんに犯される予定だったんだし</p><p>今夜は、もう撤収だからダメだよっ</p><p>寧が笑って、桃子姉ちゃんに言う</p><p>判っているわよ公ちゃんだって、もう疲れているでしょうし行き当たりばったりは良くないわわたくしをレイプするのなら当然、それなりの計画を立てて実行していただかないと</p><p>え、オレマジで、桃子姉ちゃんをレイプするの</p><p>言っておきますけれどわたくしは、簡単にレイプされませんからね本当にわたくしを犯したいのなら日を改めて、あなたたちの組織の総力を注いで、わたくしを犯しにいらっしゃいっ</p><p>ヤれるもんなら、ヤってみろっていうことか</p><p>オッケイ、じゃあそういうことでヨッちゃん、良いよね</p><p>はぁぁ、仕方ないな</p><p>じゃあ、日を改めてレイプしに行くよ、モモ姉ちゃん</p><p>うふふ、楽しみにしているわ</p><p>桃子姉ちゃんは、面白そうなイベントが始まるという顔をしている</p><p>本気で、オレに犯される気があるのか</p><p>それとも、歌晏家の総力を掛けてオレたちの挑戦を阻止するつもりなのか</p><p>ちょっと判断ができない</p><p>とにかく、今夜はもう撤収だ</p><p>では、お兄様エリカさんのご両親にご挨拶して帰宅致しましょう</p><p>瑠璃子が、満足そうにそう言った</p><p>こちらも今、お話が終わったところよ</p><p>安奈夫妻と弁護士さんたちの部屋に行くと</p><p>安奈様、先ほどお話致しました通りエリカさんは、今夜はわたくしたちの家に泊まっていただきます</p><p>瑠璃子が、エリカの両親に言う</p><p>そのまま、週の半分はわたくしたちのところで残り半分は、ご両親と暮らすことになります</p><p>エリカは香月家に行儀見習いに来るという設定になっている</p><p>エリカ、香月家の皆様に失礼のないようにね</p><p>エリカの両親は、心配そうに言う</p><p>はい、お父様、お母様</p><p>エリカは、そう言うと月子をチラリと見る</p><p>巫女の力がより強く発動する</p><p>すでに、エリカが赤い首輪を付けていることに両親は何も言っていないから、月子の力によって錯覚させられているんだろう</p><p>エリカは、先ほど黒森様に純潔を捧げて参りましたエリカの処女膜を破っていただいて今、エリカの子宮に黒森様の赤ちゃんの素がたっぷり注がれています</p><p>エリカは、そう言うと自分の下腹部を愛おしそうに撫でる</p><p>エリカのおっぱいも、黒森様にペロペロされたままです黒森様の舌の感触が、肌に残ってますあたし犯されたままの身体で、ここにいます</p><p>そうだエリカは</p><p>ロスト・ヴァージンした身体のまま下着を付けずに、直接、服を着ている</p><p>今のエリカは、黒森様の奴隷です奴隷にしていただきました早く、１人前のセックス奴隷としてエリカのご奉仕を、黒森様に歓んでいただけるようこれから毎日、エッチなお勉強をして参ります調教していただいて参りますっ</p><p>うん精一杯、頑張りなさい</p><p>教えていただいたことを、一生懸命覚えるのよ</p><p>エリカの両親には、違う内容に聞こえているんだな</p><p>はい、頑張って参りますっ</p><p>ペコリと深く、お辞儀するエリカ</p><p>ああ、オレの位置からはノーパンの裸のお尻がチラリと見える</p><p>狙ってやっているな</p><p>エリカはエッチな娘だから</p><p>エリカが、慌ててお尻を押さえる</p><p>どうしたの、エリカ</p><p>母の問いに、エリカは</p><p>ちょっと、中から垂れて来ちゃった</p><p>ああ、オレの精液が膣内から</p><p>心配しないで、お父様、お母様っ大丈夫ですからっ</p><p>エリカは、両親に微笑む</p><p>あたし、今とっても幸せなんですっ</p><p>そう言うエリカをオレたちの後ろから、茉莉花が笑顔で見つめている</p><p>今はエリカの両親に、名乗ることはできない</p><p>これも月子の力で茉莉花の存在は、安奈夫妻には見えていないのだろう</p><p>それでも、茉莉花は</p><p>ではエリカさんをお預かり致します</p><p>エリカの両親に、そう挨拶する瑠璃子の後ろで</p><p>オレたちと一緒に、深々と頭を下げた</p><p>ということで、桃子姉ちゃんは歌晏桃子レイプ計画の章で</p><p>最近色々と良くないことばかり続いているのでそろそろ何とかなって欲しいです</p><p>されど物語は続くはぁ</p><p>1162．夜の底へ　／　ラブ・エレベーター</p><p>さっきの話ですけれどあれは、あくまでもできるものならば、やってみなさいということですからね</p><p>さっきまでのフロアから降りた地下駐車場で、桃子姉ちゃんが言う</p><p>桃子姉ちゃんとセバスティアヌス（山田梅子）さんとは、ここでお別れだ</p><p>すでに香月セキュリティ・サービスの送迎車と警護車輌が準備されている</p><p>わたくしは、別に公ちゃんに負けてあげるつもりはないわよ</p><p>つまりレイプなら、オレとセックスすることを受け入れても良いとは言ったけれど</p><p>あっさりと自分から犯されるつもりは無いということか</p><p>わ、わたくしも全力で、桃子お嬢様をお守り致しますから</p><p>桃子姉ちゃんの警護役のセバスティアヌス（山田梅子）さんもオレを睨んで、そう言った</p><p>判ったじゃあ、勝負だよ桃子姉ちゃん</p><p>オレは笑顔で答える</p><p>ええ、そうね公ちゃんとの勝負、楽しみにしているわ</p><p>桃子姉ちゃんは、ニコッと微笑むと</p><p>今日は楽しかったわではまた今度</p><p>はい、また明日、学校で桃子お姉様</p><p>瑠璃子が、桃子姉ちゃんに挨拶する</p><p>桃子姉ちゃんたちの学校の後輩であるエリカが、大きな声でそう言った</p><p>公ちゃん、この子たちのことよろしくね</p><p>ああ、判ってるよ</p><p>美智や月子、茉莉花がスッと、桃子姉ちゃんに一礼する</p><p>では他の皆さん、さようなら</p><p>桃子姉ちゃんは、オレたちに微笑むと優雅に送迎車に乗り込んだ</p><p>セバスティアヌスさんが、ペコリと瑠璃子に頭を下げてから助手席に乗り込む</p><p>翔姉ちゃんが、運転席の警護員に合図する</p><p>送迎車は、一度だけビッと警笛を鳴らすとそれを合図に、前後の警護車輌が一斉に動き出す</p><p>前に2台、後ろに２台計5台の車列で走り出した</p><p>はぁぁ、やっぱり桃子さんて上流階級独特のオーラがあるよね</p><p>寧が、車列を見送ってそう言う</p><p>でも今さっき話してたこと、桃子さんはヨッちゃんに勝てるとは思ってないからねっ</p><p>だって、ほらこっちには山田さんよりも強いイーディも居れば月子さんみたいな力の持ち主も居るってこと、桃子さんも知ってるんだしさっ</p><p>セバスティアヌスこと山田梅子さんは昨夜、イーディにコテンパンにされて負けている</p><p>月子の力の怖ろしさはもう何度も見ている</p><p>あたしたちの人材の厚さはちゃんと桃子さんに見せてあるからねっ</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに犯されないようにどれだけ守りを固めても</p><p>オレには、それを排除することができるだけの家族たちが居る</p><p>はいあの方は公様に負けることは、もう覚悟なさっています</p><p>月子が桃子姉ちゃんの心の内を教えてくれる</p><p>ただ、自分がどんな風に負けるのかをとても、楽しみになさっていましたわ</p><p>オレにどんなシチュエーションで犯されるのかを</p><p>そうですわね桃子お姉様にご満足していただけるような趣向は考えないといけませんわ</p><p>あ、そういうのでしたらあたし、本で色んなのを読んでますから、幾らでもプランを提案しますわ</p><p>古典ポルノグラフティの愛読者のエリカが、手を上げる</p><p>ええっとその相談は、帰ってからにしようみすずや桃子姉ちゃんと一番付き合いが長いのは、まり子だからみんなで集まって、意見を出し合う会をした方がいい</p><p>そうだよっあたしたちだけで先に話し合ったりするのは悪いよっ</p><p>寧が、笑顔でエリカに諭す</p><p>判りましたそうですねじゃあ、後で皆さんが揃うまで、取っておきます</p><p>エリカは素直に、そう言った</p><p>そんな話をしている内にオレたちの前に、香月セキュリティ・サービスの車輌が５台やって来る</p><p>真ん中の車はお屋敷から乗って来たミニバンだ</p><p>運転席から、香月セキュリティ・サービスの回送係の職員が降りて来て翔姉ちゃんに車のキーを返す</p><p>ああ、行きは人数が多かったから２台に分乗して来たんだっけ</p><p>オレと寧は工藤父の車に乗ってきた</p><p>でも、桃子姉ちゃんたちが先に帰ったから、帰りは１台で済むか</p><p>いやいや茉莉花が増えているんだよな</p><p>えー、運転席に翔姉ちゃん、助手席に美智、２列目に月子と寧とオレ、３列目に瑠璃子とエリカと茉莉花でギリギリ乗れるか</p><p>あなたたちは、別の車よ</p><p>御名穂さんから連絡があったのあなたと安奈エリカさんと高畑茉莉花さんは、御名穂さんのところに連れて来てって</p><p>ミナホ姉さんの居るところは駅前ホテルの地下の新しい娼館</p><p>お医者様が、そちらにまだいらしているそうよ</p><p>ああ、黒い森と契約している女医の池田先生がまだ残って下さっているんだ</p><p>昼間、オレが娼婦候補生の３人の処女を破った時に往診に来てもらった</p><p>ついでに昨日、ロスト・ヴァージンした可憐も診てもらった</p><p>だから、ミナホ姉さんはエリカと茉莉花に処女喪失後検診を受けさせに来いというのか</p><p>ああ、そうだね診てもらうのは、早い方が良いもんな</p><p>緊急避妊薬の処方もしてもらわないといけない</p><p>エリカも茉莉花も、明日は学校があるんだもんな</p><p>それでしたら、わたくしたちもみんなで一緒に参りますわ</p><p>わたくしも、池田先生にご挨拶したいですし</p><p>瑠璃子の処女喪失後の検診も池田先生にしてもらった</p><p>それは、できませんわ瑠璃子様</p><p>翔姉ちゃんが、キッパリと言う</p><p>黒森家の新しい施設の有る場所には瑠璃子様を近づけるわけには参りませんわたくしが閣下のお叱りを受けます</p><p>オレたちのお屋敷はもう娼館としては使われていない</p><p>だけど、駅前ホテルの地下施設はこれから娼館として、使われていくことになっている</p><p>確かに、香月家の令嬢が近付いて良い場所では無い</p><p>特に、これからの黒い森は、政財界の重鎮だけを顧客としていくのだから</p><p>瑠璃子が、娼館に出入りしているというような噂が広まっては困る</p><p>ですので、瑠璃子様と警護役の美智さんはわたくしと一緒に、このまま帰宅していただきます</p><p>そうだな翔姉ちゃんの言う通りにしろ瑠璃子</p><p>オレも、瑠璃子にそう言う</p><p>美智も、香月家の公式な警護役だから娼館に入るのを見られるのはマズい</p><p>月子も、瑠璃子と一緒に帰ってくれ</p><p>ここで力を使ったから月子は疲れていると思う</p><p>そんなことはございませんがご命令に従いますわ</p><p>オレの心を読んで月子は、そう言った</p><p>あたしはヨッちゃんに付いてくよっミナホお姉ちゃんにも会いたいし</p><p>寧は黒い森のオリジナル・メンバーだ新しい娼館に行くのは、問題ないだろう</p><p>それに、ここのところミナホ姉さんは娼婦候補生たちの世話で、新施設にずっと泊まり込んでいるから</p><p>寧の会いたいという気持ちも判る</p><p>それでオレたちの乗る車は、また工藤さんの車</p><p>行きは工藤父の運転する車だったけれど</p><p>いいえ車は、御名穂さんの方で手配して下さるそうよ</p><p>地下駐車場の上の階から見たことのある青い車が降りてくる</p><p>あ、マルゴお姉ちゃんのマセラッティだっ</p><p>寧が言うとおり運転席には、マルゴさんが座っている</p><p>なるほどマルゴさんなら、安心して任せられるわね</p><p>翔姉ちゃんが、ニヤリと微笑む</p><p>では、お兄様</p><p>ああ、瑠璃子、気を付けてな美智、月子頼むぞ</p><p>公様もお気を付けて</p><p>翔姉ちゃんよろしく</p><p>はい、あなたたちも</p><p>オレと寧と、エリカと茉莉花は香月セキュリティ・サービスの警護車輌の車列から離れて、マルゴさんのマセラッティに向かう</p><p>マルゴさんのマセラッティは大きいから５人乗れる</p><p>済みませんありがとうございます</p><p>わざわざお屋敷から来てくれたのだからオレはお礼を言った</p><p>克子さんが愛ちゃんと明日のパンを作っているからあたしが来たよ</p><p>運転席から、ニヤッと微笑むマルゴさん</p><p>ああそうかオレがパンの仕込みに参加できないのは、本当に申し訳ない</p><p>でもセックス奴隷の主人として、オレにはエリカと茉莉花に対して責任がある</p><p>何より、ミナホ姉さんがオレに来いって言ってるんだから</p><p>さあ早く乗って</p><p>寧が助手席オレは、エリカと茉莉花に挟まれて後部座席ということになった</p><p>まあ、エリカと茉莉花の姉妹はとても細いから、息苦しくはない</p><p>ヨッちゃん、疲れてるでしょ寝てていいよっ</p><p>寧が、オレにそう言ったが</p><p>いや、平気だよ起きているよ</p><p>じゃ発進するよ</p><p>オレたちのマセラッティの方が瑠璃子たちの車列よりも早く、地下駐車場を出た</p><p>まあ、あっちには翔姉ちゃんが居るのだからオレが心配するようなことは無いだろう</p><p>移動の車中はほとんどエリカが１人で喋っていた</p><p>自分の学校のことなんかを、オレや姉の茉莉花に楽しそうに話している</p><p>本当に、こんなにも明るくて元気な子だったんだなあ</p><p>エリカに尋ねられて、茉莉花も音楽科の高校の女子寮での生活について話してくれた</p><p>茉莉花の方はやっぱり内向的な性格らしい恥ずかしそうに自分のことを話している</p><p>寧が、上手に２人の話に相づちを打ってくれているからオレが特に話す必要はなかった</p><p>だから黙って聞いていた</p><p>そうして、３０分も経たない内にマセラッティは、オレたちの町の駅前ホテルに到着する</p><p>あれそっちじゃないんですか</p><p>昼間に来た時は地下施設に入るための秘密ゲートに向かった</p><p>今は一般の地下駐車場に、マルゴさんは車を停車させた</p><p>ああ、下には行かないから君たちは、上のフロアに行くんだよだから、これでいいんだよ</p><p>そうか昼間に、希美たちとセックスした、眺めの良いフロアの方か</p><p>確か３２階のＶＩＰルームだっけ</p><p>地下施設には、娼婦候補生たちが居るその中には美里も</p><p>美里は、元・名家鞍馬家の令嬢で超お嬢様校の生徒だった</p><p>だから、もちろんエリカとは面識がある</p><p>今ここで、会わせるわけにはいかないだろう</p><p>エリカは、美里が黒い森の娼婦になることを知らないし</p><p>美里だって、今、後輩の女の子と顔を合わすのは嫌だと思う</p><p>あたしは車の中で待っているから</p><p>了解ほら、ヨッちゃん行くよっ</p><p>寧が、助手席のドアを開けて車から降りる</p><p>オレやエリカたちも、車から降りて</p><p>ああ、エリカ、茉莉花こっちだ</p><p>今日、来ているからだいたい判る</p><p>直接地下施設に行かない場合の上のフロアからのルートも、克子姉に教わってあるし</p><p>オレ、寧、エリカ、茉莉花の４人は、エレベーターに乗って</p><p>地上、３２階へ向かう</p><p>車の中でお触りして下さると思ったのに</p><p>エリカが、エレベーターの中でオレに囁く</p><p>そういうのが好きなのか</p><p>オレはエリカたちが、下着を付けていないことを思い出す</p><p>ヴィクトリア時代のポルノグラフティにあるんです馬車の中で、処女の子がレイプされちゃう話が</p><p>エリカは、恥ずかしそうに言う</p><p>とってもエッチなんですそういうの、エリカもしてみたいです</p><p>馬車はさすがに無いぞ</p><p>車でいいですエリカ、カーセックスに興味があるんです</p><p>今夜、初めてセックスを体験したばかりの１４歳の少女がオレに微笑む</p><p>いいじゃん、ヨッちゃんしてあげなよっ</p><p>寧が笑って言う</p><p>だけど、エリカちゃんここで裸のお尻を出したりしないでねこのエレベーター、監視カメラ付いてるからっ</p><p>え、どこですっ</p><p>そこの黒いのがカメラのレンズだよっ</p><p>最近は、カメラが小さくなって隠されているからなあ</p><p>これからは周りをよく注意するようにしてねっ</p><p>小さくなるエリカ</p><p>でも、黒森様にカーセックスしていただく時は茉莉花お姉様も一緒に来て下さいねっ</p><p>エリカはすぐに笑顔に戻り姉にそう言った</p><p>茉莉花は、恥ずかしそうに顔を赤らめるが</p><p>いえ、わたしもわたしも、エリカさんと一緒にそうですよねエリカさんが一緒なんですから</p><p>無理にエリカに合わせることはないんだぞ</p><p>いえ無理じゃないですわたしもして下さい</p><p>エリカは、真面目な顔でオレに答えた</p><p>やがて、エレベーターは３２階のフロアに到着する</p><p>待っていたわ</p><p>ＶＩＰルームのドアに着くとミナホ姉さんが、オレたちを出迎えてくれた</p><p>廊下から、室内に入ってドアを閉める</p><p>安奈エリカさんと、高畑茉莉花さんね</p><p>ミナホ姉さんは、早速２人を見た</p><p>黒森家の現在の当主、黒森御名穂よ</p><p>まずは自己紹介する</p><p>え、エリカです</p><p>２人は、恐る恐るミナホ姉さんに名乗った</p><p>あ、そうだ、ゴメンミナホ姉さんの許可をもらわないうちにエリカも茉莉花も、オレの女にしちゃったんだけど</p><p>それはいいのよ構わないわ</p><p>ミナホ姉さんは茉莉花を見る</p><p>茉莉花は、エリカよりも緊張した表情をしていた</p><p>そんなに怖がらないでお母様から、あたしたちについて良くないお話しか伺っていないと思うけれど</p><p>茉莉花の母親は元・黒い森の娼婦で、白坂創介が娼館を支配していた一番良くない時期に、娼婦を引退している</p><p>ごめんなさいあたしは、お母様のことは直接、存じ上げないのよ高畑香子さんが引退なさったのは、あたしが連れて来られる前だったから</p><p>だから高畑さんが今、お身体を悪くなさっていることとか全然、知らなかったのよいえ高畑さんが、引退後にあたしたちに接触することを嫌ってらっしゃったんだと思うわうちの番頭さんの森下さんとは、コンタクトなさっていたみたいだけれどエリカさんが産まれた頃は、森下さんも黒い森から追放されていた時期だったから</p><p>亡くなった安奈家の先代が子供のできない息子夫婦のために</p><p>かつて、自分の隠し子、茉莉花を産ませた高畑香子さんに再度、子供を産ませようとした時のことを</p><p>ミナホ姉さんは、何も知らなかった</p><p>これを機に引退なさっているお姉様のことを、もう一度調査するわあたしが、直接、娼館でお世話になった方たちとは全て、連絡を取り合っているんだけれど高畑さんが引退なさった頃の方は、消息不明の方も多いのよ</p><p>白坂創介に酷い目に合わされて引退後は、黒い森とのコンタクトを避けていた人たちが、他にもいるんだ</p><p>高畑さんが入院なさっている病院には明日、あたしが行くわそれであたしたちでできることは、何でもさせていただくしもちろん、茉莉花さんのことは、家族として迎え入れるわエリカさんも</p><p>ミナホ姉さんは２人を見る</p><p>あなたたちもあたしたちの妹であることは、間違いないもの</p><p>娼館で生まれたわけではないけれど</p><p>黒い森の娼館で苦渋を舐めた娼婦の娘であることに変わりは無い</p><p>心配しないであなたたちのことは、公とあたしが責任を持つわ</p><p>さあ、こちらにいらっしゃい向こうのお部屋に、お医者様がいらしているわ</p><p>また東京に雪が降るらしい</p><p>寒いのはツラいです</p><p>ペギラが来たのか、スノーゴンか</p><p>1163．夜の底へ　／　夜のジャスミン</p><p>・＋寧、御名穂</p><p>エリカたちを受け入れてくれたミナホ姉さんが、２人に言う</p><p>エリカは、心配そうにオレを見る</p><p>まだミナホ姉さんのことを信用していないんだろう</p><p>大丈夫だみんなお世話になっている先生だから</p><p>オレは、笑顔でエリカに言う</p><p>黒森様も来て下さい</p><p>エリカは、オレに甘えて来るが</p><p>ダーメ、診察の時は、ヨッちゃんは行かないのっ池田先生が気が散るから、男の子が来るのは嫌なんだってさ</p><p>オレが付いて行ったら診察を受けながら、エリカはチラチラとオレを見るだろうし</p><p>そういうのは女医の池田先生は嫌がるよなあ</p><p>エリカさん、行きましょう</p><p>茉莉花が、スッとエリカに手を差し伸ばす</p><p>わたしが一緒だから</p><p>そうだねっ普通は１人ずつ診察してもらうんだけれどエリカちゃんは、お姉さんと２人一緒の方が良いみたいだよねっ</p><p>エリカは、差し出された姉の手を掴み</p><p>オレに、挨拶する</p><p>ああ、オレはここで待っているからあっ</p><p>オレは、エリカを見てハッとして気付く</p><p>エリカ、首輪を外せそれから、胸も荒縄で縛ったままだろ</p><p>そう言えば裸に首輪と荒縄のまま、下着を付けないで服を着させているんだった</p><p>縄は平気だよ池田先生は、下半身しか診ないからっ</p><p>処女喪失の検診だから女性器しか診ないのか</p><p>だから、上半身は服を着たまま</p><p>ても、首輪は外していけ幾ら何でも、それを付けたままなのは池田先生に失礼だ</p><p>では、黒森様外してあげて下さい</p><p>茉莉花が、オレに言う</p><p>オレは、エリカのところへ行き赤い首輪の留め金に手を伸ばす</p><p>また後で付けて下さい</p><p>エリカは気に入ったのか、首輪</p><p>はいエリカ、結構ハマってます今度は、首輪を付けたまま、夜の公園をお散歩とかしてみたいです</p><p>ああ、今度しような</p><p>オレは、何とか首輪を外す</p><p>でも、エリカちゃんそれは、ルリちゃんが選んで持って来た首輪だからさ自分の首輪は自分で決めた方がいいよっ</p><p>そういうのアリなんですか</p><p>アリ、アリ何なら特注したってオッケーだよっ</p><p>あだけど</p><p>せっかく、瑠璃子様が選んで下さった首輪ですからこれをしていないと、瑠璃子様のご機嫌を損ねるんじゃ</p><p>この辺がオレが理解していない距離感だ</p><p>日本一の超お嬢様校の中での序列</p><p>名家の一員それも名家中の名家、香月家の令嬢である瑠璃子と</p><p>一流監査法人の代表の娘だけれど、一般学生でしかないエリカ</p><p>そんなのさっ、ルリちゃんは気にしないよっ</p><p>寧は、そう言うが格の違いを気にしているのは、エリカの方だ</p><p>エリカそれは、瑠璃子に相談してみろまずは首輪が気に入ったっていうことから話せそれから、瑠璃子の他の子はどんな首輪を使っているのかとか話題を広げて、自分も色んな首輪をしてみたいっていう風に話を繋げてみろ</p><p>はいやっぱり、瑠璃子様を立てた方がいいですよね</p><p>エリカは、笑顔でオレに言うが</p><p>そうじゃない瑠璃子は妹が欲しくて、エリカをオレに紹介したんだ</p><p>瑠璃子は名家の令嬢として、学校で他の生徒たちと壁のある生活を送ってきたんだろそういうのが嫌だから学校とかでも、親しく話ができる年下の子が欲しかったんだと思うよ</p><p>ああ、判るエリカちゃんてさ、明るくて元気でそんでもって、セックスの趣味がルリちゃんと近いんだよねっ</p><p>だからさエリカちゃんとは、一緒に楽しく、ヨッちゃんとセックスできる関係になれると思ったんじゃないかなっ</p><p>あああっけらかんとした無邪気な淫らさは、似ているかもしれない</p><p>とにかく、ルリちゃんはエリカちゃんのことを子分にしたいんじゃないんだよっ妹として可愛がりたいと思っているんだから可愛がられてあげてよっ</p><p>あー、なるほどよく判りましたっ</p><p>ハキハキとエリカは、答える</p><p>ああ、妹として、いっぱい瑠璃子に甘えてくれほら、外れたよ</p><p>オレは、赤い首輪をエリカから外す</p><p>ありがとうございますっあのっ</p><p>大きな１４歳の瞳が、オレを見上げる</p><p>黒森様って、ホントに大人ですよねぇエリカ、尊敬しますっ</p><p>いつも落ち着いてて皆さんのこと、しっかり見ていて下さって変なことで怒ったり、怒鳴ったりしないじゃないですか</p><p>そりゃヨッちゃんは、みんなのご主人様だものっ</p><p>はい良いご主人様に巡り会えて、エリカは幸せですっ</p><p>キラキラした眼で、オレを見ている</p><p>この無邪気さもエリカだ</p><p>お金持ちの良家に生まれ、両親に愛されて育って来たからこそ性格に歪みが無い</p><p>また、だからこそ自分の出生の秘密を知って、家出してしまうような神経過敏なところもある</p><p>さあ、池田先生が待っていらっしゃんだから</p><p>あ、はい黒森様</p><p>エリカは、今度は自分の方から茉莉花に</p><p>参りましょう、茉莉花お姉様っ</p><p>率先して、歩き出す</p><p>じゃあ、あなたと寧は、お茶でも飲んで待っててそこの部屋に用意してあるわ</p><p>ミナホ姉さんが、部屋のドアを示した</p><p>ミナホ姉さんが、エリカと茉莉花を連れて奥の部屋へ進む</p><p>オレはドカッとソファに座る</p><p>ミナホ姉さんが指定した部屋はこのＶＩＰルーム・フロアのラウンジだった</p><p>ソファ・セットが幾つかあってピアノもある</p><p>もちろん、窓の外には地上３２階の夜景が拡がっていた</p><p>ホント、お疲れ今、お茶入れるねっ</p><p>寧がテーブルに置かれていたお茶セットを使って、紅茶を入れてくれた</p><p>ホントルリちゃんと似ているんだよね、エリカちゃんは</p><p>ヨッちゃんのこと疲れを知らないスーパーマンだと思っているから</p><p>昨日と今日と色々あってヨッちゃんは、相当くたびれているでしょそろそろ限界なんじゃないの</p><p>事件が連発しているもんなぁ</p><p>でもうんヤッちゃんの言う通りだよ瑠璃子やエリカみたいな子の前では、疲れた顔は見せられないもんな</p><p>それが彼女たちの主人であるオレの義務だ</p><p>オレの女の前では、オレは絶対に手抜きをしてはいけない</p><p>彼女たちの密やかなサインを見逃したり、聞き逃したりしたら</p><p>それが原因で大変なことになる可能性もある</p><p>今はほらお姉ちゃんしかいないから、休んでていいよ</p><p>寧が自分のことをお姉ちゃんと呼ぶのはオレと二人っきりの時だけだ</p><p>寧ではなく寧子として話している</p><p>あの子たちが戻って来るまで、３０分ぐらいはかかるだろうから</p><p>紅茶をトレイに乗せて運んで来る</p><p>ソファのオレの隣に、寧は座った</p><p>ああお姉ちゃん</p><p>オレは、寧に身体を寄せる</p><p>はーいよしよし、ヨッちゃんは今日も頑張ったねもう少しだからねっ</p><p>寧が、優しくオレを抱き締めてくれた</p><p>ちょっと眠ったら</p><p>寧はそう勧めてくれたが</p><p>いや、今眠ったら起きれなくなるから</p><p>まだ帰りの車中がある</p><p>帰宅した後でも、すぐに自室に引き上げることはできないだろうし</p><p>みすずたちに、桃子姉ちゃんとのレイプ勝負のことを説明しないといけないし</p><p>自室に戻っても</p><p>今夜は、誰の日だっけ</p><p>セックス当番は</p><p>あ、今夜はあたしと渚お姉ちゃんに変更してもらっただから、グッスリ眠っていいよ、ヨッちゃんあたしたちのこと、抱き枕にしていいから</p><p>寧と渚の柔らかな身体に包まれて眠れるのは助かる</p><p>じゃあ、今日はもうセックスしなくていいんだな</p><p>ホント、大変だよねヨッちゃんは誰もが羨むハーレムのご主人様なのにさ</p><p>ご主人様だからこそやらなくちゃいけないこと、守らないといけないことがたくさんあるんだよ</p><p>家族を決して裏切らないこと</p><p>女たちの期待と信頼に応えること</p><p>瑠璃子がお兄様ならできるって信じてくれていることならオレは、確実にやってみせなきゃいけないんだよ</p><p>エリカを家族に迎え入れること瑠璃子の妹にすること</p><p>茉莉花のことは、瑠璃子にとってはイレギュラーだったんだろうけれど平然と、茉莉花のことも受け入れる度量をオレは見せないといけない</p><p>桃子姉ちゃんのレイプ対決も、瑠璃子がそうなるように仕向けたんだから</p><p>やって見せないといけない</p><p>ホントヨッちゃんは、偉いよ</p><p>寧が、オレの頭をキュッと抱く</p><p>今回はルリちゃんが、色々と溜まっていたのが判ってたから、みんな黙認したけれど後でちゃんと、お姉ちゃんズでシメとくからさ</p><p>ルリちゃんは本質的には女王様タイプなんだけれど、うちには怖いお姉さんが多いから、今は自分を抑えているでしょだからさ自分専用の妹が欲しくなったのは判るんだけれど</p><p>でもエリカも、女王様タイプだろ</p><p>瑠璃子とエリカはそういう面でも、よく似ている</p><p>そうなんだよねぇルリちゃんが思っているほど、エリカちゃんは従ってくれないと思うよねぇまさっき、ヨッちゃんがアドバイスしたから、頭の良いエリカちゃんは、ルリちゃんを立ててくれると思うけれど</p><p>オレは、エリカがリエとエリの双子とケンカしないかどうか心配だよ</p><p>あの双子も我が強い</p><p>それは大丈夫だと思う双子ちゃんたちは、世間慣れしているからエリカちゃんみたいな、お金持ちのお嬢さんは上手に転がしてくれると思うよっ</p><p>寧の言うとおりなら、良いんだけれど</p><p>それよりジャスミンちゃんが、来てくれたのは良かったよっ</p><p>ジャスミン</p><p>茉莉花だから、ジャスミンでしょっ</p><p>あの子は良いよ色んなことに眼が行き届いて、気配りできる子だから</p><p>そうだな控え目で、良い子だ</p><p>うちはみんな自己主張の強い子ばかりだからあの子みたいな癒やし系は大切だよっ</p><p>そうだなぁ大人しいところは、コヨミちゃんに似ているけれど</p><p>コヨミちゃんは、年少組の１２歳だし</p><p>茉莉花みたいに、１６歳で和やかなタイプは今のオレたちの家族には貴重な存在になると思う</p><p>ああ、でも茉莉花は寮生活だから土日ぐらいしか、お屋敷には居られないと思うよ</p><p>入院しているお母さんのこともあるし</p><p>あ、そうかそうなんだよねぇ</p><p>そんな話をしながら</p><p>オレは、寧と２人でぼんやりと外の夜景を眺めていた</p><p>東京の郊外の夜景ずーっと向こうに光っているのは、スカイツリーか</p><p>ほら、ヨッちゃん冷めないうちにお茶、飲んでよ</p><p>ズズズっと紅茶を啜る</p><p>良い匂いだ身体が温まる</p><p>うん、美味しいよお姉ちゃん</p><p>大好きだよ、ヨッちゃんお姉ちゃんは頑張っているヨッちゃんも好きだけど、頑張ってないヨッちゃんだって好きだよだから無理はしても、無茶はしないでね限界になっちゃったら、すぐにお姉ちゃんたちに相談してね</p><p>寧と２人だけの時間</p><p>お互いの体温を感じ合って身体を寄せ合う</p><p>でも、セックスはしない</p><p>そんな贅沢な時間をオレは、しばらく楽しんだ</p><p>行って参りましたーっ</p><p>元気なエリカが茉莉花と一緒に、飛び込んで来る</p><p>ああだいたい予想通りの時間だな</p><p>何も心配することはないそうですわたしも、エリカさんも</p><p>茉莉花が、そう答えた</p><p>池田先生に、今夜はもうセックスしちゃダメって言われたでしょっ</p><p>池田先生、みんなにそう言ってるからっ</p><p>ああ、どの子にも翌日までは、セックスを控えるように話してくれている</p><p>茉莉花が、エリカを見る</p><p>あたしどうしてもしたい場合は、してもいいですかって、先生にお尋ねしたんですっ</p><p>だって、ほら黒森様は、もっとエリカのこと犯したいですよね</p><p>１回だけで我慢していただくのは、申し訳ないですから</p><p>オレが今日、何回、セックスしたと思っているんだ</p><p>もちろん、エリカは全てを知らないんだろうけれど</p><p>それで池田先生に確認していただいたんですけれど黒森様は、あたしの処女膜を理想的に破って下さっているんだそうですだからあたしの性器には、そんなにダメージは無いって</p><p>黒森様は、とてもお上手だと褒めていらっしゃいました</p><p>茉莉花が言う</p><p>そりゃ、これだけ何人も処女とセックスすれば</p><p>処女膜の破り方だって、上手くならなきゃおかしい</p><p>なのでエリカには、もしどうしても黒森様がなさりたかったらもう２、３回なら、セックスしてもいいそうですっ</p><p>って、それは</p><p>エリカがしたいんだよなあ</p><p>どうします今ならここでしちゃいますか</p><p>いや、ここではしない</p><p>真顔で言う</p><p>ここの施設は娼婦を抱く場所だエリカとセックスするわけにはいかないよ</p><p>ミナホ姉さんが、わざわざ部屋を替えてくれたけれど</p><p>今日の昼間、オレはここと同じフロアの部屋で娼婦候補生たちの処女を奪ったのだから</p><p>エリカは娼婦じゃないしそれに、娼婦にならなくちゃならない運命に陥った子たちにだって誇りがあるここは、そういう子たちのテリトリーだオレたちは、今、立ち寄らせてもらっているだけなんだから</p><p>ここで良い気になって、勝手にセックスするのは間違っているいけないことだ</p><p>オレの強い言葉に、エリカは</p><p>あたし、浅い考えで勝手なことを言ってしまって、本当にごめんなさい</p><p>判れば良い</p><p>ミナホ姉さんが遅れて、部屋に入って来た</p><p>池田先生のお見送りをしていたわ何かあった</p><p>いや、大したことではないよ</p><p>そうところで</p><p>ミナホ姉さんは、茉莉花を見て</p><p>高畑茉莉花さんは、学校でピアノを専攻しているのよね</p><p>はい音楽科のある高校で、ピアノをやっています</p><p>茉莉花は答える</p><p>そうちょっと弾いてくれる</p><p>このラウンジにはピアノがある</p><p>曲は何でもいいわあなたの好きな曲で</p><p>まあ、あたしも聴きたいですわっ茉莉花お姉様のピアノっ</p><p>エリカの関心が、姉に移る</p><p>あのでも</p><p>何か不都合でもあるの</p><p>わたしそんなに上手じゃないですし</p><p>構わないわあなたのピアノが聴きたいのよ公も聴きたいわよね</p><p>ああ、聴いてみたいな</p><p>でも、あたしはコンクールとかに出るようなことは、今まで一度も無かったんです発表会だって</p><p>そういうのは関係無いよ茉莉花がどんなピアノを弾くのかが知りたいんだ</p><p>オレは、茉莉花の眼を見て言う</p><p>茉莉花は、ピアニストとかじゃなくって音楽の先生になりたいんだよな</p><p>はいですから、そんなに上手では</p><p>上手じゃなくてもいい茉莉花のピアノを聴かせてくれ</p><p>雪は積もらなかったホッ</p><p>でも、明日は朝一で父を病院に連れて行きます</p><p>1164．夜の底へ　／　姉妹の差違</p><p>・＋寧、御名穂、マルゴ</p><p>ピアノに向かう茉莉花</p><p>鍵盤のカバーを開き、ピアノの椅子に座る</p><p>スーッと、表情が変わる</p><p>気弱そうな顔から、ピアニストの顔へ</p><p>姉の変容に、エリカが驚いている</p><p>茉莉花の細くて長い指がスワッと鍵盤を叩く</p><p>軽やかな音色が、ピアノから強く響く</p><p>ああ、何て華やかなメロディなんだろう</p><p>ミナホ姉さんも、寧も、エリカも静かに茉莉花の演奏を聴いている</p><p>旋律は、5分ぐらいの間にどんどん強く高まっていき</p><p>マライマックスまで、茉莉花は緊張の糸を切らさないで軽やかにピアノを弾き切った</p><p>素敵でしたわ、茉莉花お姉様っ</p><p>エリカが、立ち上がって拍手する</p><p>オレと寧も、手を叩いた</p><p>バダジェフスカの乙女の祈りだねっ</p><p>はい申し訳ありません拙い演奏で</p><p>茉莉花は、顔を赤らめてオレたちに頭を下げる</p><p>ミナホ姉さんは少し考え込んでから</p><p>あなたが思っているよりも、あなたの演奏は悪くないと思うけれど</p><p>あのわたしよりも、上手な方はたくさんいらっしゃいますから</p><p>茉莉花はそう言う</p><p>茉莉花さんは、音楽科の高校に通っているのよね学校以外に、どなたか特定のピアノの先生に習っているのかしら</p><p>いえ個人教授をしていただくのは、とてもお金が掛かりますから</p><p>茉莉花は黒い森の元・娼婦の母親と2人で暮らして来た</p><p>安奈家からの年金があったとはいえ、決して裕福すぎる生活はしていないだろう</p><p>だったら、受けてみないお金なら、あたしが出してあげるわよ</p><p>茉莉花お姉様こんなにお上手なんですから、お姉様はピアニストを目指されるべきです</p><p>ミナホ姉さんの申し出に、エリカが</p><p>ピアニストになるには、良い先生の元でお勉強させていただくのが一番だと聞いたことがありますわ</p><p>ええ、黒森家の顧客にはクラッシック音楽に関係する方もいらっしゃるから一流の先生を紹介していただくこともできるわよ今からレッスンを受けても、プロの演奏家を目指すのは遅くはないと思うけれど</p><p>ミナホ姉さんは、さらに茉莉花にそう告げる</p><p>茉莉花はまだ１６歳の高校１年生</p><p>何になるにしたって、遅すぎるということはないと思う</p><p>お申し出は、大変、有り難いのですが</p><p>わたしはピアニストを演奏家を目指してはいませんから</p><p>茉莉花お姉様、お勉強させていただくだけでも良いじゃないですか良い先生に教えていただけるのなら</p><p>エリカは、茉莉花を説得しようとする</p><p>とにかくチャンスなんですから、やってみるだけでも</p><p>いえ、わたしは</p><p>茉莉花は、頑なにピアノの個人レッスンを受ける話を断る</p><p>そうあたしが、チャンスを与えるのは一度切りよこんなに簡単に断ってしまっていいの</p><p>そうですよ、茉莉花お姉様今すぐ返答なさらないで少し考える時間をいただいた方が良いんじゃないですか</p><p>エリカは、姉に強く言う</p><p>それから、オレに振り向いて・</p><p>黒森様も茉莉花お姉様を説得して下さい</p><p>茉莉花の人生なんだから、茉莉花が決めることだ</p><p>茉莉花が、オレを見る</p><p>せっかくのチャンスなんだから、プロの演奏家になる自信は無いけれど、一流の先生のレッスンを受けてみるのも悪くないっていうのは、エリカの判断だろ</p><p>だってそうじゃないですかとにかく試してみてそれで、合わなかったら止めればいいんですし</p><p>だから、それはエリカの考えなんだよそれだけが人生の選択の答えじゃない茉莉花には、茉莉花の考えがあるんだ</p><p>茉莉花お姉様のお考え</p><p>キョトンとするエリカ</p><p>そうだよっピアノを習っている人が、全員、ピアニストを目指しているわけじゃないってことだよっ</p><p>それは判りますけれど良い先生に巡り会って、それで茉莉花お姉様の才能が開花して、茉莉花お姉様がピアニストになられる可能性だってあるはずですわ</p><p>エリカは、どこまでも前向きな女の子だ</p><p>だけど、茉莉花は</p><p>茉莉花は、エリカとは違う</p><p>そんな可能性は無いですわプロのピアニストというのは、本当に本気で演奏家になると強い決意をして、日々の鍛錬を続けている人でないとなれないものなのよ</p><p>１６歳の少女は今日出会ったばかりの１４歳の妹に、優しく言う</p><p>たまたまとか、運の巡り合わせだけではなれないの良い先生に教えていただく前に、自分自身に強い意志がなければわたしには、そんな強い心は無いわ</p><p>わたしは、自分が演奏家になれるとは思っていないわ人に感動してもらえるような演奏をすることより、音楽の楽しさを伝える仕事がしたいの</p><p>つまり音楽の先生に</p><p>それがわたしの希望だからわざわざ、高いお金を出していただいて、ピアニストになるためのレッスンをしていただくわけにはいかないのよ</p><p>茉莉花は、妹にそう言うとミナホ姉さんに向かって</p><p>ですから、本当に申し訳ないんでいけれどわたしには、一流の先生の個人レッスンはもったいないですから</p><p>そうまあ、いいわ自分の立ち位置が、はっきり定まっている子ってあたしは好きだから</p><p>嬉しそうに、茉莉花に微笑む</p><p>音楽の先生になりたいって教える対象は小学生中学生高校生</p><p>それはまだ絞り込んでません</p><p>ミナホ姉さんの問いに、茉莉花は答える</p><p>あたしの知っている先生には、音楽教育の専門家の方もいらっしゃるわよ紹介してあげましょうか</p><p>えっとお願い致します</p><p>茉莉花は、頭を下げる</p><p>この申し出まで断るのは、さすがに失礼だと思ったんだろう</p><p>判ったわあたしの方から、連絡しておきます</p><p>茉莉花さんも、エリカさんも今日からは、黒森家の身内になったんだから、あたしにして欲しいことがあったら、何でも言いなさいあたしがしてあげられることなら、何でもするわよ</p><p>うん、ミナホお姉ちゃんに甘えちゃってねっ</p><p>寧が、２人に微笑む</p><p>茉莉花とエリカが、改めて頭をミナホ姉さんに下げる</p><p>では、そういうことで今日は、もう帰りなさい公、いいわね</p><p>ミナホ姉さんは、今日も、この新しい娼館に泊まり込むのだろう</p><p>ああそうだ、みんなはどうしてる</p><p>美里や希美やせつなや桃香娼婦候補生の子たちは</p><p>ええ、みんな元気よ公が、来ていることはあの子たちには教えていないわ伝えると、色々と面倒なことになるから</p><p>ああ、一々会いに来たりしたがると大変だもんな</p><p>娼婦候補生たちと、エリカたちを接触させたくないし</p><p>特に美里とエリカは、ずっと同じ学校の生徒だったんだから顔は知っていると思うし</p><p>そうだねじゃこっそり来たんだから、こっそり帰るよ</p><p>茉莉花お姉様、本当にあれで良かったんですの</p><p>３２階のVIPルームを出て再び、ホテルの地下駐車場へ降りるエレベーターの中で、エリカが言う</p><p>ええ、いいのよわたしは</p><p>茉莉花の顔には、後悔の色は全く見え無い</p><p>そうは思わない</p><p>茉莉花お姉様はあたしとは違うんですね</p><p>寂しそうに、エリカは言った</p><p>こればかりは、仕方ないことだと思う</p><p>違う場所で育った姉妹なんだし考え方に差があるのは当然だ</p><p>今日、初めてお互いを姉妹だと認め合った２人</p><p>今までは、顔付きや体格などから姉妹としての共通点を感じて、一つ一つ確認していたけれど</p><p>今度は、異なることについても自覚していかないといけない</p><p>エリカと茉莉花は、そういう段階に移行したのだと思う</p><p>ところでエリカは将来、何になりたいんだ</p><p>オレが尋ねると</p><p>えエリカはもう、黒森様の奴隷ですから</p><p>エリカは不思議そうな顔で、返答する</p><p>このまま、一生、奴隷としてお仕えするだけですけれど</p><p>オレの奴隷をしながら何か、別のことをしてもいいんだぞやりたいこととか無いのか</p><p>エリカは黒森様に、エッチなご奉仕をするだけで、頭がいっぱいですやってみたいエッチならたくさんありますけれど</p><p>エリカは、オレの腕に可愛いおっぱいを押し付けながら、そう言って微笑む</p><p>他にしてみたいことなんて何も無いです</p><p>これはエリカの本心なんだろうか</p><p>ちょっと引っ掛かる</p><p>しかし、エレベーターが地下駐車場に到着してしまったから</p><p>ほら、ヨッちゃん行くよ</p><p>寧を先頭に、オレたちは再びマルゴさんの車に向かう</p><p>お待たせっ、マルゴお姉ちゃん</p><p>マルゴさんは、マセラッティの運転席でコンピューターのパッドで何か英語の記事を読んでいた</p><p>ああお帰り</p><p>マルゴさんが車のドアのロックを解除してくれる</p><p>オレたちは、マセラッティの車内に乗り込む</p><p>済みませんずっと待っててもらって</p><p>オレが頭を下げると</p><p>いや、構わないよ警護役は待つのが仕事だしこういう仕事をするのは、久々だけれど</p><p>丁度、細かく眼を通しておかないといけない契約書なんかが、たくさんあったから</p><p>ああパッドに映していたのは、マルゴさんの行う格闘場興行に関する書類なんだ</p><p>ミナホから、途中で連絡ももらったし２人とも、身体に問題は無かったみたいだね良かった</p><p>マルゴさんは、エリカたちに微笑む</p><p>それじゃああたしたちの家に帰ろうか</p><p>マルゴさんは、マセラッティのエンジンを始動させる</p><p>ここからお屋敷まではこの車なら、１５分も掛からないから</p><p>マルゴお姉ちゃん、安全運転でねっ</p><p>助手席の寧が、マルゴさんに言う</p><p>サイドブレーキを解除してマルゴさんは、車を発進させる</p><p>また短めで済みません体調不良です</p><p>昨日は、朝から父を病院に連れて行って</p><p>午後は、税務署から母の店の書類に不備があったと連絡を受けたので私が母の代わりに行って</p><p>何かバタバタしているうちに、また風邪を拾って来てしまったみたいです</p><p>1165．夜の底へ　／　WELCOMEHOME</p><p>街灯に照らされた夜の車道</p><p>お屋敷に向かう、マセラッティの車内</p><p>運転席のマルゴさんと、助手席に寧</p><p>後部座席にオレを真ん中にして、エリカと茉莉花が座っている</p><p>エリカは、ぴったりとオレに身体を寄せたまま黙り込んでいた</p><p>どうした寒いのかエリカ</p><p>エリカも茉莉花も下着無しで服を着ているから、少し肌寒いんじゃないかと思った</p><p>もうすっかり夜だ秋の空気が冷えてきている</p><p>いいえ、あの</p><p>エリカは、一度否定してから</p><p>あ、やっぱり寒いです</p><p>そう言って、オレにムギュッとしがみついてくる</p><p>オレは笑顔で、エリカの身体を抱き寄せた</p><p>１４歳の身体は、華奢で柔らかい</p><p>おっぱいとか、触って下さっても良いですよ</p><p>エリカがオレの耳に囁くが</p><p>今はいいよお屋敷まではすぐだから</p><p>黒い森の新しい娼館のある駅前ホテルからは、１５分も掛からない</p><p>マセラッティだしな</p><p>エリカちゃんは、カーセックスをしたがってたけれど今はダメだからねっ</p><p>寧が笑って、オレたちに言う</p><p>判っているっていうか、無理だよこの狭さじゃさ</p><p>幾ら５人乗れるって言っても、マセラッティはスポーツカーだ</p><p>後ろに３人乗りじゃ、ロクなことはできない</p><p>イチャイチャするのはいいけれど、ホドホドにしてね革のシートだから、汚されると困るんだ</p><p>マルゴさんも、笑って言う</p><p>ああエリカは愛液が多いタイプだもんな</p><p>判ってますほら、エリカ、ギュッとだけしててやるから</p><p>エリカはそう返事してオレの胸に、顔を埋める</p><p>大丈夫ですかエリカさん</p><p>茉莉花が、オレの横から妹を覗き込むが</p><p>エリカちゃんは、ヨッちゃんに甘えたいだけだから甘えさせてあげといてよっ</p><p>寧が、明るい声でそう言った</p><p>ああ、オレに任せておいてくれ茉莉花</p><p>オレは、エリカの手も握る</p><p>大丈夫だからなオレが居るから</p><p>オレには、今のエリカの心境が良く判る</p><p>エリカは茉莉花という姉に、今日初めて会った</p><p>そして、茉莉花の顔立ちや雰囲気から自分の血縁だと感覚的に感じ取って</p><p>親しみを感じていた</p><p>オレによって、２人が順番に処女喪失をしたことも初めての性体験をお互いに見守り合ったことも、２人の結び付きを強くしたと思う</p><p>しかし、茉莉花はさっきのミナホ姉さんの前でのピアノ演奏での件で、決定的にエリカとは違う人間であることを示してしまった</p><p>つまり、エリカなら大手監査法人代表の娘として育ったエリカなら、与えられたチャンスには、臆することなく食らいつくのが当たり前だと思っていた</p><p>それも、ピアニストのような人前に出る華やかな職業を目指すことができるなら多少、自信がなくともトライしてみるべきなのだと考えている</p><p>桃子姉ちゃんの評によればエリカは、超お嬢様校の中等部のスターなのだ</p><p>勉強もスポーツもできて、明るく朗らかで、先輩にも後輩にも好かれている少女なのだ</p><p>いつも前向きで、思い切ったことをする度胸もある</p><p>そういう女の子だ</p><p>だが、茉莉花は</p><p>彼女は、元・娼婦の娘としてなるべく人から注目されないように生きてきた</p><p>大人しい性格で、人の前には出たがらない</p><p>自分の夢は、音楽の先生でピアニストではないのだからわざわざ、ピアニストになるためのレッスンを受けさせてもらう必要はないと割り切ることができる</p><p>大きな望みは抱かない</p><p>あたし、寒いです</p><p>ああ、もっとオレにしがみついていろエリカ</p><p>エリカと茉莉花の違いはもちろん、それぞれの性格が異なるんらだけれど</p><p>お互いが、これまで育ってきた環境にも要因がある</p><p>暮らして来た世界が違うのだ</p><p>あたし判ってなかった</p><p>ぽつりと、エリカは呟く</p><p>エリカは茉莉花が自分の姉だと認識した瞬間に</p><p>姉なのだから、何もかも理解し合えるはずだ</p><p>自分のことも、全て判ってくれると、思い込んでしまっていた</p><p>だから、ピアノの一件の前まで茉莉花にベタベタとくっついていた</p><p>それがそうではないと気付いたから</p><p>茉莉花には、エリカが理解できないところもあるのだと判ったから</p><p>急に姉が怖くなった</p><p>茉莉花との間に、距離感を感じているのだろう</p><p>そして今のエリカが、こんなにオレに甘えてきている理由は</p><p>オレとの１回のセックスだけで</p><p>エリカは、オレのことを全面的に信頼できる人間だと思い込んでくれているからだ</p><p>信じてくれているんだ肌と肌を重ね合わせただけで</p><p>オレに、自分の全てを依存している</p><p>少しずつ、判っていけばいいんだよ</p><p>オレは、エリカの髪を撫でてやる</p><p>エリカは、オレの眼を見てそう答えた</p><p>今、エリカの信頼を失うわけにはいかない</p><p>この１４歳の少女には、頼ることのできる人間が必要なんだ</p><p>だから、平然とエリカの小さな身体を受けとめてやらないといけない</p><p>オレはエリカの服の裾から手を差し入れエリカの可愛いおっぱいに触れる</p><p>オレに触られるの、好きだろ</p><p>潤んだ眼で、オレを見る</p><p>オレもエリカに触るのは好きだ</p><p>今のオレとエリカを繋いでいる絆は生々しいセックスの記憶だけだ</p><p>だから、この絆をより強固な物にするためには</p><p>しばらく、セックスを重ねていくしかない</p><p>そうして自分がオレに求められていることを必要とされていることを、肉体で感じ取っていかないと</p><p>エリカの場合は、そうするしかないだろう</p><p>この子は、理屈よりも感覚が上のタイプだから</p><p>身体に刻み込んでいくしか</p><p>んくすぐったいです</p><p>そうか乳首がコリコリしてきたぞ</p><p>もう、黒森様恥ずかしいです</p><p>ああ、茉莉花が心配そうな顔をしたままだな</p><p>茉莉花、オレが寒いからこっちに寄れよ</p><p>オレは、茉莉花のことも抱き寄せる</p><p>そして、茉莉花の豊かな胸を服の上から、揉んだ</p><p>エリカに見えるように</p><p>黒森様エッチなんですね</p><p>姉にも手を伸ばしたオレにエリカが囁く</p><p>オレが、エッチなのは嫌いか</p><p>いえ好きですあんっ、もっと触って下さい</p><p>精神が不安定な子はオレにより、セックスを求めてくる</p><p>セックスの力その究極のスキンシップによって、オレとの繋がりを感じて</p><p>独りぼっちになるかもしれないという恐怖感から、抜け出すからだ</p><p>昔のアニエス毎日、オレにセックスを求めて頃のアニエスの状態に、今のエリカは似ていると思う</p><p>この症状に対する治療は、一つしかない</p><p>安心するまで、セックスしてやるだけだ</p><p>それも、オレとの１対１のセックスではなくなるべく他の子も入れて</p><p>セックスの体験を重ねることでオレたちの家族の中に、エリカの心を安定させる基盤を作るんだ</p><p>ほら、エリカオレに何をされているか、茉莉花に言え</p><p>いやんっああっエリカは黒森様に、ち、乳首をツネツネしていただいてます</p><p>それで、エリカはどんな気分なんだ</p><p>ゾクゾクしてます乳首が固くなっちゃうのああん、恥ずかしいです</p><p>エリカは、姉の眼を見ながらそう答える</p><p>こんな淫らなプレーでも、姉との間で会話ができれば切れそうになった絆も、また強化される</p><p>一緒に何かをしなければ人と人の関係は、深まらないのだから</p><p>はーい、ヨッちゃんたちそこまでだよっ着いたからっ</p><p>ああお屋敷の正門が、見えてきた</p><p>お帰りなさいっ</p><p>オレがエリカと茉莉花を抱きかかえてドアを潜ると</p><p>お屋敷の玄関ホールにはたくさんの家族が出迎えてくれた</p><p>年少組から、年長組渚や、レイちゃんまで</p><p>先に帰った瑠璃子や美智や翔姉ちゃんも当然、居る</p><p>おっ、凄いねっほぼ全員集合</p><p>寧も入って来る</p><p>マルゴさんだけは、車をガレージに入れに行ったからここにはいない</p><p>出迎えの方は駅前ホテルの地下に居るはずのミナホ姉さんは、もちろんいない</p><p>それと真緒ちゃんももう、眠ってしまったんだろう</p><p>ええっと、パパセックスしたですの</p><p>アニエスが代表して、オレに尋ねる</p><p>ああ、したよこの２人も今日から、オレたちの家族だ</p><p>歓ぶアニエス</p><p>初めての人も居るから自己紹介してくれ</p><p>オレは、エリカと茉莉花に言う</p><p>あのっ安奈エリカ、１４歳ですっ今夜から、黒森様にセックス奴隷としてお仕えすることになりましたっよろしくお願いしますっ</p><p>高畑茉莉花です１６歳ですわたしもセックス奴隷にしていただきましたあの、判らないことばかりでご迷惑をお掛けすると思いますがどうぞ、皆さん、ご指導下さい</p><p>エリカと茉莉花が２人揃って、頭を下げる</p><p>エリカさんは１４歳なのそれなら、ヨミと一緒ですわね</p><p>あたしも、１４歳だよ</p><p>そう言って、ヨミとマナがエリカの前に進む</p><p>え１４歳嘘っ</p><p>ヨミのロリ巨乳と、マナのすっかり美しく成長した容姿を見てエリカは驚く</p><p>嘘じゃないよっねー、お兄ちゃん</p><p>マナが笑って、オレを見る</p><p>１６歳なら、あたしたちもそうよ</p><p>茉莉花の方には、メグと愛が向かう</p><p>よろしくお願いね</p><p>こちらこそお願いします</p><p>同い年だっていうのに、メグが先輩っぽい態度だけどまあいいか</p><p>ちょっと、雪乃あなたも、１６歳でしょこっちに来なさいよ</p><p>メグが、雪乃に声を掛ける</p><p>別にいいでしょ挨拶とかはさおいおいで</p><p>雪乃は１人、玄関に置いてある来客用のソファにドシッと座っていた</p><p>それに１６歳ならあたし以外にもいるじゃない</p><p>雪乃はみすずの隣に居るまり子を指差す</p><p>わたくしはみすず様と桃子お姉様攻略作戦について話している途中だったので</p><p>桃子姉ちゃんのレイプできるもんならやってみろ大会か</p><p>まり子、今夜も泊まっていくのか</p><p>ええ、可奈は学校から家に帰ったそうだけれどわたくしは、今夜もお世話になりますわうちのお父様には、みすず様、瑠璃子様と交流を深めるのなら、何日泊まっても良いと許可をいただいています</p><p>可奈センパイはさすがに２日連続で外泊できないか</p><p>可奈さんにも、香月セキュリティ・サービスの警護を付けてあるから安心して</p><p>するとルナとコヨミちゃんが、トコトコと茉莉花の前に進む</p><p>こんにちはボクルナです</p><p>わたし、コヨミです</p><p>１２歳の従姉妹同士の２人がニコッと微笑んだ</p><p>茉莉花は、何だろうと戸惑っているが</p><p>茉莉花お姉さんてピアノを弾くんですよね</p><p>瑠璃子お姉さんから、聴きました</p><p>ルナとコヨミちゃんが、尋ねる</p><p>良かったらボクたちに教えて下さい</p><p>わたし、ピアノ、弾いてみたいんです</p><p>すると克子姉が</p><p>うちのピアノは、２階のホールにあるから自由に弾いていいわよあ、その前に調律してもらわないといけないわね</p><p>ああ、ここの屋敷が、上流階級の社交クラブ黒森楼だった頃のダンスホールか</p><p>客たちが、お屋敷の娼婦たちと踊ったという</p><p>ルナちゃんたちが習うんならうちも教えてもらおうかな</p><p>えマジですかぁ</p><p>双子のエリが反応する</p><p>うん、マジやエリちゃんも、一緒に始めたらええわ</p><p>わたしは、ええですキャラが合わんわ</p><p>そうなん</p><p>いや、リエちゃんはええよリエちゃんはピアノとか鳴らしそうな雰囲気がまだあるわでも、わたしはなぁ打楽器が似合いそうな顔しとるやろ</p><p>エリちゃんの顔は、うちと同じ顔やけど</p><p>そうなんやけれどちゃうねんリエちゃんはピアノでもわたしは、太鼓とかシンバルが似合いそうな女なんやから</p><p>確かに、同じ顔をした双子だけれどリエの方が、エリより繊細な感じはする</p><p>あかん、あかんうちとエリちゃんは、２人でセットなんやからうちが習いたいなやから、エリちゃんもピアノを始めなあかんわそういう掟なんやから</p><p>掟か、ならしゃーないな</p><p>というわけでうちがエリ、この子がリエちゃんですわうちらにも、ピアノを教えて下さい</p><p>あ、どっちがどっちとかワカランでいいですからだいたい、２人セットで居ますからお兄さんのエッチの時も、２人一緒です</p><p>そのうちに判りますわうちの家族の皆さんも、最近ようやく、うちとエリちゃんの見分けがつくようになってきましたから</p><p>不思議な力でズルしてるルナちゃんたちは、別ですけれど</p><p>相手の心が読める鷹倉３姉妹＆コヨミちゃんは、最初から双子を見分けることができた</p><p>あと、お兄さんもなぁ</p><p>セックスして、身体の内側まで知られちゃうと区別ができるみたいですお兄さんは、一度もうちらのことを見間違えないですから</p><p>エリとリエが、オレを見る</p><p>いや、オレのことはいいから茉莉花、この子たちにピアノを教えてあげてくれ</p><p>でも、わたしがまだ教わっている身ですから、大したことは</p><p>茉莉花は先生になりたいんだろだったらその練習だよ</p><p>はいボクたちが生徒ですから</p><p>妹に教えるつもりでええですから</p><p>わたしらですから、気負わないでええですよ</p><p>ルナ、コヨミちゃん、リエ、エリが言う</p><p>あたしからも、お願いするよっうちには、音楽を教えられる人はいなかったから</p><p>ああ、頼むよ茉莉花</p><p>判りましたそれではわたしのできる範囲で、お教え致します</p><p>みんなにピアノを教えることを引き受けてくれた</p><p>アニエスちゃんも、ボクたちと一緒に習おうよ</p><p>ルナが、アニエスにも声を掛ける</p><p>うー、みんなと習いたいですけれど今のアニエスは、お勉強を頑張らないといけないですの</p><p>エリカアニエスたちは、もうすぐ、エリカたちの学校の編入試験を受けることになっているから</p><p>無事に編入できたら学校の先輩として、この子たちのことを頼むぞえっと、アニエスと、ルナと、コヨミちゃんと、ヨミだ</p><p>お願いしますっ先輩</p><p>ルナが、笑顔でエリカに言う</p><p>香月家が推薦人になりますからほぼ確実に、みんな編入できますわ</p><p>でも、わたくしや、みすずお姉様だと名家の人間だからあまり、表立った目立つ行動はできないのよだからこの子たちのことをエリカさんに、お願いしたいのよアニエスちゃんと、ルナちゃん、コヨミちゃんが小等部の６年生ヨミさんは、さっきの通りあなたと同い年だから中等部の２年生よ</p><p>はい、そういうことでしたらあたしが、学校を案内してあげますわお任せ下さい</p><p>役割を与えられると、精一杯こなそうとする</p><p>それもエリカの性格だ</p><p>うー、もしかしたらアニエスだけ試験に落ちるかもしれませんの</p><p>アニエスが、泣き言を言う</p><p>じゃあ、寝る前にもう、ちょっとだけお勉強しよう</p><p>わたしも一緒にします</p><p>ルナとコヨミちゃんが、アニエスに微笑む</p><p>さて、それじゃあ、取りあえず解散にしましょう今、一気にワーッと全員が挨拶しても混乱しちゃうと思うし、少しずつ慣れてくれればいいわ</p><p>茉莉花</p><p>克子姉が、茉莉花に微笑む</p><p>本当にここにいらっしゃる方が全員、その黒森様と関係なさっているんですか</p><p>ああ根本的な説明をしてなかったか</p><p>関係って何の関係ですの</p><p>アニエスが、渚に尋ねる</p><p>この人と、ここに居る全員がセックスしているのかって尋ねているのよ</p><p>もちろん、みんなしてますのっあっええっとコヨミちゃんと真緒ちゃんだけは、まだですのそれは、２人がまだ身体が小さいからで</p><p>大きくなったら、します約束してます</p><p>コヨミちゃんが、茉莉花に言う</p><p>ちなみに雪乃ちゃんと渚は、身の人の赤ちゃんを妊娠中よあたしも早く妊娠したいけれど今やっている仕事が軌道に乗ってからかなあ</p><p>わたくしも妊娠希望ですですから、避妊薬は飲んでいませんわ</p><p>月子が、茉莉花たちにそう言った</p><p>みんな、いつかはご主人様の赤ちゃんを産みますあなたたちも、先ほどご主人様の奴隷となる時に、そう誓ったはずです</p><p>アタシも産むネソノウチ</p><p>出産とかの心配はしなくていいわよあたしとか、経験者が付いていてあげるから病院も最高の医院を見つけてあるし</p><p>渚がニヤッと微笑む</p><p>それ以外の心配もいらないわよこれからはあなたたちの警護は、わたくしたちがするし</p><p>香月家もあなたたちの力になるわ</p><p>ソレでも、変なヤツラが寄って来タラアタシたちがブチのめすネ</p><p>おりまする</p><p>イーディハイジミタマキヌカたち</p><p>それでもダメなら、わたくしたちの力があるわよっ</p><p>ヨミが鷹倉姉妹を代表して、言う</p><p>双子や、ありす可憐たちも、静かに微笑んでいる</p><p>あんたたちさあ、もうちょっと簡潔に話せないの</p><p>ま、結局のところわたくしたちの言いたいことは、一つなのよねそうでしょ、公</p><p>まり子が、オレに振る</p><p>そうだつまり</p><p>ようこそ、黒森家へ</p><p>全員エリカと茉莉花のことを歓迎してくれているんだよだから何も心配は無いんだ</p><p>もう一回、セックスしてこの章は終了ですね</p><p>それで、そのまま桃子姉ちゃんのストーリーをやるか</p><p>他の話を間に挟むか、考え中です</p><p>1166．夜の底へ　／　お風呂タイム</p><p>よし、エリカからこっちに来い</p><p>さっきは身体を洗う余裕が無かったからオレは、エリカと茉莉花を風呂に連れていった</p><p>他の家族も何人かは付いて来ている</p><p>渚、寧、月子、愛、瑠璃子、美智、ありす、ミタマとキヌカ、可憐、マナ、ヨミ、ハイジ、エリとリエという顔触れだ</p><p>瑠璃子やエリカたちの通う超お嬢様校は、ほとんどの生徒が幼稚部から持ち上がりな上に、生徒数が少ないからだいたいの子は顔見知りのはずだ</p><p>特に名家の令嬢は、何かと注目されるだろうから鞍馬家のありすと水島家の可憐のことは、エリカだって知っているはずだ</p><p>護衛役のミタマやキヌカついでにまり子の警護役だったハイジにも面識があると思う</p><p>そういうエリカが知っている子が半分初めての子が半分</p><p>積極的に話す子も内気な子も、均等に混ぜてある</p><p>よく考えられた人選だと思う</p><p>茉莉花に対しては、さっきまで一緒に居た寧や月子が居てくれているから少しは安心できるだろう</p><p>ロスト・ヴァージンしたばかりの子を洗うのは、お兄ちゃんの権利であり義務でもあるんだよねっ</p><p>マナも洗ってもらったよこの大浴場で</p><p>ほんの半年前のことだ</p><p>ほら、エリカ</p><p>オレはスポンジにボディシャンプーを泡立てて、裸身のエリカが来るのを待つ</p><p>やってくる14歳の少女</p><p>処女喪失のセックスの時からずっと、荒縄でおっぱいの上下を縛っていたから</p><p>今は白い肌にくっきりと縄目の跡が付いている</p><p>大丈夫よそれぐらいなら、明日の朝までには跡が消えるわ</p><p>湯船の中から渚が、笑って言う</p><p>さすが渚、縄目の跡の赤さだけを見ただけで判るらしい</p><p>まあこの人は、女の子の肌を傷つける様な縛り方はしていないから問題はないわ</p><p>ああ、元からそんなに強く縛ってないよ</p><p>オレも、エリカの縄の跡を近くで見て確認しながら言う</p><p>下手に縛って血行が悪くなると、身体に良くないことは判っているしさ</p><p>こんなことでエリカの健康が悪くなるのは論外だ</p><p>そうですかこれ、朝までには、取れちゃうんですか</p><p>ちょっと不満そうに、エリカは言う</p><p>あたしはずっとこのままでもいいのに</p><p>これもまた、エリカの今の不安定な気分から出て来る言葉なんだろうと思う</p><p>周りの女の子たちにプレッシャーを感じているから縄の跡みたいなものにまで、オレとの絆に感じている</p><p>だから、縄の跡が消えるのが寂しく感じるんだ</p><p>また、ヨッちゃんに縛ってもらえばいいんだよっ何度でもさ好きなだけそう考えた方が楽しいでしょっ</p><p>寧が、自慢の豊乳をお風呂の湯に浮かせて笑って、そう言う</p><p>そうだよ急ぐことも、慌てることもないんだ</p><p>オレは、スポンジでをエリカのすべすべの素肌を洗い始める</p><p>はぅっ</p><p>突然、オレのスポンジで素肌を擦られた感覚にエリカがビクッと身体を震わせる</p><p>大丈夫だからオレに任せろ</p><p>オレは優しく丁寧に、まずはエリカの背中から洗うことにした</p><p>ね気持ち良いでしょお兄ちゃんに洗ってもらうのは</p><p>マナがエリカに言う</p><p>お兄さんいつも、わたしらの身体を洗ってくれますからな</p><p>痛くないように、毎回優しく擦ってくれていますわ</p><p>エリとリエの双子も、そう言う</p><p>ああ、オレは毎日誰かしらの身体を洗ってるもんなそりゃ、少しは洗うのが上手くもなるよ</p><p>セックスの後に汗を流す時には相手の身体は、基本的にオレが洗うことにしている</p><p>オレのセックスは、今はほとんどがオレ対複数の女だから</p><p>オレが洗ってやる女も、１人じゃない</p><p>こんな生活をしていて、女の子の身体を洗うのが上達しないはずがない</p><p>そんなことないよお兄ちゃんは最初にマナを洗ってくれた時から、優しくて丁寧だったもん</p><p>そうね親が自分の子供を洗うのだって、力任せにゴシゴシ洗って、子供が痛がることもあるのにこの人は、ホント丁寧で痛くないようにソフトに洗ってくれるもの</p><p>渚も、そう言って微笑む</p><p>オレのバァちゃんが、そうだったよ子供の頃に、オレの身体をタオルで洗ってくれるんだけれど本当に、ナイロンの垢すりタオルで力任せにガリガリオレの身体を擦るからすっげぇ痛くてたまらなかったよ</p><p>あれは全身の皮膚を紙やすりで削られているみたいだったもんな</p><p>自分そういう経験をして育って来たから、オレの女たちのことは、なるべく優しく洗ってやりたい</p><p>オレは、スーッとスポンジの表面でエリカの背中を擦る</p><p>あんっんんっ</p><p>オレのスポンジが、エリカの感じるポイントを触ったらしい</p><p>くすぐったいのには慣れろよ</p><p>オレは、エリカの白い背中全体を洗うと</p><p>次は腰からお尻そして足と、エリカの背面を順に洗っていく</p><p>男に身体を洗われて、エリカは小刻みに身体を震わせている</p><p>オレの手には、スポンジを通してエリカの柔らかな身体のラインが伝わって来る</p><p>１４歳の裸身には、まだ充分な肉が付ききっていない</p><p>細い腰と足薄いお尻だけが、ぷるるんと丸い</p><p>よしそこに座ってくれ</p><p>エリカは、風呂場の椅子にへたり込む</p><p>はぁぁ</p><p>大きく行きを吐くと</p><p>黒森様次は、前ですか</p><p>胸を押さえて、恥ずかしそうにオレに尋ねる</p><p>いや、その前に足がまだ洗い終わってないだろ</p><p>だから、バランスを崩して引っ繰り返らないように椅子に座らせたんだよ</p><p>オレはそう言って、エリカの足首を掴んで持ち上げる</p><p>ひえっ</p><p>エリカは怯えるが</p><p>怖がるな足先を洗うだけだ</p><p>オレは、スポンジでエリカの足の裏や、足の指の間を一つ一つ、丹念に洗っていく</p><p>あっぁぁうーっ</p><p>熱い吐息を漏らす、エリカ</p><p>あーアレは、地味にキクんだよねーっ</p><p>寧が、オレとエリカを見て笑う</p><p>そうだよねぇ背筋がゾクゾクしちゃうんだよねあんなところまで、ホントに丁寧に洗われるとさ</p><p>マナも笑ってそう言った</p><p>そうですわうちも、お兄さんのあの攻撃には弱いですわ</p><p>リエちゃんは、くすぐったがりやもんなぁ</p><p>エリちゃんかて、そうやないか</p><p>双子が、そんなことを言っている間も</p><p>エリカは、オレに足を洗われながら可愛く啼く</p><p>オレはその様子ょ確認しながら、エリカの足先を順番に洗っていく</p><p>それからまた、太ももの方へスポンジを滑らせて</p><p>エリカの無毛の下腹部から、柔らかいお腹も洗っていく</p><p>そして、エリカの可愛いおっぱいにもたっぷりとセッケンの泡を塗り込んでいく</p><p>どんどん息が荒くなっているエリカ</p><p>本当に、感じやすい体質なんだよな</p><p>ほら、エリカ手を出せ</p><p>オレは、最後にエリカの腕を</p><p>それから、手の指先から、指と指の間まで舐めるように、丁寧に洗っていく</p><p>はぁぁ、黒森様ぁ</p><p>エリカは赤い顔で自分を洗うオレのことを、熱い眼で見ている</p><p>はい、これで終わりだお湯を掛けるぞ</p><p>オレはシャワーの湯を出し、シャワーヘッドを掴むと</p><p>さあエリカ</p><p>シャワーの温かな湯でエリカの全身の泡を綺麗に洗い流していく</p><p>く黒森様ぁ</p><p>白い泡で隠されていた裸身が、また露わになる</p><p>エリカは、とろんとした眼でオレを見ていた</p><p>うん、軽く欲情しているのが判る</p><p>だけど今は、押し倒すべきではない</p><p>うん、エリカは綺麗になったなよし今度は、茉莉花の番だぞ</p><p>オレはエリカから離れて姉の方に向かう</p><p>エリカは物欲しそうな眼で、オレを見上げているが</p><p>順番なんだから仕方がないだろ</p><p>オレはそう言って、茉莉花の前に立つ</p><p>茉莉花は、真顔でオレを見上げてそう言った</p><p>ああ、洗うぞ</p><p>１６歳の茉莉花は身体はとても細いのに、お尻と胸がとても豊かだ</p><p>ああ、乳首がすでに固くなっているみたいだ</p><p>エリカがオレに洗われるのを見ているだけで、感じてきてしまったんだろう</p><p>この姉妹は、本当に敏感だから</p><p>背中からだ</p><p>オレは、エリカと同じように茉莉花の裸身も、背中から洗っていく</p><p>オレのスポンジが触れた瞬間、茉莉花も妹のように身体を震わせた</p><p>済みません慣れますわたし、慣れますから</p><p>茉莉花は、オレとの関係を前向きに受け入れようとしている</p><p>んこれでオッケイだ</p><p>シャワーの湯を止める</p><p>茉莉花の裸身も、すっかり綺麗になった</p><p>さっき処女喪失した姉妹の裸身が、ようやく洗い終った</p><p>では、黒森様のお身体はわたしが</p><p>オレに、茉莉花が言う</p><p>あ、あたしも、洗って差し上げますからっ</p><p>エリカも、そう言ってくれるが</p><p>はいはいはーい、そこまででーす</p><p>ヨミがやって来る</p><p>ロスト・ヴァージン後の儀式は、先生に身体を洗っていただくことで完了ですわここから先はいつも通りの進行になりますっ</p><p>ニコッと微笑む、ヨミ</p><p>いつも通り</p><p>はい申し訳ないですけれど今日の先生のお風呂での洗浄当番は、わたくしたちですからっ</p><p>ヨミの言葉に</p><p>あの、黒森様へのご奉仕はお当番が決まっているんです</p><p>今晩はわたくしたちがお当番です</p><p>ありすと可憐がオレの方へやって来る</p><p>そうなのもう決まっているのよ順番があるのよ</p><p>エリカさんと茉莉花さんの当番日は、後で決めるからねっ</p><p>渚と寧が、笑顔でエリカたちに言う</p><p>だから、今日は見ていてこの人の洗い方とかも、知らないでしょ</p><p>洗い方</p><p>先生こちらにどうぞ</p><p>ヨミが、オレをエアマットに呼ぶ</p><p>はい、こちらでリラックスなさって下さーい</p><p>裸のヨミに誘われて</p><p>オレはマットの上にうつ伏せで寝転がる</p><p>ちょっと待ってて下さいねーっ</p><p>ヨミは、自分のロリ巨乳にたっぷりとボディシャンプーを塗り込んで泡立てる</p><p>はーい、鷹倉夜見子がご奉仕致しまーすっ</p><p>そのまま、オレの上に身体を重ねて来る</p><p>ヨミの弾力のあるおっぱいが、オレの背中にムニュムニュと擦り付けられた</p><p>セッケンによってヌルヌルになった、ロリ巨乳の柔らかさと肌の熱さ乳首の感触を背中に感じる</p><p>わたくしたちも失礼致します</p><p>ありすと可憐もボディシャンプーを、自分の胸で泡立てて</p><p>オレの腕や手に、ぶるるんっと擦り付けてくる</p><p>３人の美少女によるソープ式の泡洗いだ</p><p>ヨミお姉様、これでよろしいのですか</p><p>ありすと可憐は、恐る恐るやっているみたいだ</p><p>ええよろしいと思いますわ</p><p>２人にニコッと微笑むヨミ</p><p>ヨミたち鷹倉姉妹は、巫女の力で克子姉や渚の持つテクニックを全て読み取っている</p><p>だから、今夜はソープ・プレイの３人攻撃にしようと、ヨミがあらかじめありすと可憐に打ち合わせしていたんだと思う</p><p>事前にやり方を教えたんだろう</p><p>先生ヨミたちの泡踊り、気持ちいいですか</p><p>ヨミはオレの上に完全に重なってオレの背中に、ふるふるのおっぱいをリズミカルに擦り付けてくる</p><p>ありすと可憐は、オレの手を愛しげに自分の胸で押し当てた</p><p>ああ、気持ち良いよヨミありすと可憐の胸も、とっても気持ち良い</p><p>ヨミの豊かな胸と、ありすと可憐の膨らみかけのおっぱい</p><p>３者３様のロリ乳の感触を、オレは楽しむ</p><p>プニッとしたおっぱいの弾む感触と、固くなった乳首のコリッとした触感オレは、それを一度に３人分感じていた</p><p>オレが、そうやってヨミたちに洗われている間に</p><p>うちはさみんな仲良くがモットーだからねヨッちゃんにご奉仕する順番とかは、可能な限り守るようにしてねっ</p><p>寧がエリカと茉莉花に言う</p><p>あ、でもどうしても、ヨッちゃんにセックスして欲しくなっちゃった時は我慢しなくていいからそういう時は、本来のお当番の子にお願いしてゲストとして、ご奉仕に参加させてもらうことができるから</p><p>イーディちゃんみたいに、あたしたちに隠れて、こっそりお兄ちゃんに襲いかかる人もいるけどねっ</p><p>あれってズルいよね学校とかで、他の子が手出しできない時を狙ってヨッちゃんを押し倒すんだからさっ</p><p>イーディは、たまにチョット、ムラムラしてきたネとか言って、オレにセックスをねだる時がある</p><p>マナもヤッちゃんも、知ってたの</p><p>オレが驚いて尋ねると</p><p>マナは、この半年ずっとお屋敷の中に居たから、学校に居る時のお兄ちゃんは、２４時間監視しているよっ</p><p>ああオレの学校は、監視装置だらけだ</p><p>そして、その映像は全てこのお屋敷でモニターできる</p><p>あたしも、そう授業サボっている時は、ずーっとヨッちゃんの様子を観てるからっ</p><p>だからさお昼休み後のパン工房の片付けの時間に、時々、ヨッちゃんと愛ちゃんがセックスしているのも知っているよっ</p><p>湯船の中で、愛が慌てている</p><p>いいの、いいの別に文句は言わないし、メグちゃんには黙っててあげるからっ</p><p>マナも恵美お姉ちゃんには、言わないから安心して</p><p>寧とマナは、笑ってそう言う</p><p>どうしてもセックスしたくなっちゃう時があるのはあたしたちも、判るからさっ</p><p>寧はそう言うとエリカを見て</p><p>エリカちゃんとかは、今は覚えたてだからすっごく、ヨッちゃんとセックスしたいでしょ</p><p>エリカは認める</p><p>うん、正直でよろしいっそれならしばらくは、欲求のままに、どんどんセックスしちゃっていいと思うよっ</p><p>ただし、毎回その時のお当番の人に許可をもらってねみんな、嫌とは言わないからそれで、お当番の人と一緒に、お兄ちゃんにご奉仕して</p><p>寧とマナがそう言う</p><p>他の子も自分の覚えたての頃にそうだったから</p><p>マナもことあるごとに、お兄ちゃんにセックスしてもらってた時期があるし</p><p>そういう時期は、みんなあるんだよねっ</p><p>でもすぐに落ち着くから</p><p>そうそう、ヨッちゃんとのセックスに慣れてくるとペースが判るんだよねっ</p><p>ペース</p><p>男の子は、本当に毎日セックスできる身体なんだけれど毎日、精液を体内で作って放出できるから</p><p>でも女の子は身体の周期が月単位でしょだからホントに、どうしょもなくセックスしたくなるのは月に２回ぐらいだよねっ</p><p>その時以外は自分のお当番以外は、別にセックスしなくても充分満足っていうか</p><p>それこそ、ヨッちゃんとキスするとか、抱き合うとか、手を繋ぐだけでも満足だったりするんだよねっ</p><p>月２回ぐらいだけは何が何でも、エッチしたくなるけれど</p><p>そういう時は、ホントにしないとダメお当番の順番を代わってもらったりもするヨッちゃんは、絶対に受け入れてくれるから</p><p>オレは、オレの女から求められたらいつでも、どこでもセックスに応じる</p><p>それは、オレの義務だ</p><p>オレだって、同じことを女たちに求めているのだから</p><p>みんな、本当にオレが求めたら、いつでもどこでもセックスすると誓ってくれている</p><p>だから、オレだって</p><p>覚えたての今は、思いっきりセックスに溺れちゃっていいよっそれで、エリカちゃんたちがセックス中毒とかになったりはしないからだって、相手はヨッちゃんだものちゃんと加減してくれるし、エリカちゃんたちのことを受けとめてくれるから</p><p>そうだよそしたらすぐに心が安定するからそうなったら自分がお当番の時と、月２回ぐらいの欲求不満タイムだけで満足できるようになるからあたしたちも、そうだったからさ</p><p>寧マナ</p><p>まあまあ、２人とも今の段階で、そういう話をしても伝わらないわよこの子たちはまだロスト・ヴァージンしたばかりなんだから実感が湧かないでしょ</p><p>最年長の渚が、優しくそう言う</p><p>そして、エリカと茉莉花に</p><p>今は何も考えないで、この人とのセックスにハマっちゃいなさいセックスに溺れないと、堪えきれないこともあるんでしょだからいいのよ</p><p>渚はニコッと微笑む</p><p>心配はいらないわ相手がこの人ならあなたたちがどんなにセックスに溺れてしまったとしても、ちゃんと抱き締めててくれるから</p><p>ヨッちゃんと一緒なら戻って来られるから溺れっぱなしで、現実逃避に沈むことはないからさっ</p><p>そうそう、あたしもそうだったもんっ</p><p>３人の言葉を、エリカと茉莉花は何とも言えない表情で聞いている</p><p>ま、すぐに判るよっ身体と心でねっ</p><p>オカダトシオ問題は凄いなあ</p><p>３日ごとに新たな燃料が投入される</p><p>しかも、本人の悪手によってどんどん周りの人を怒らせて</p><p>もうちょっと再起不能かもしれない社会的に</p><p>1167．夜の底へ　／　仲良しグループ</p><p>＋渚、寧、月子、愛、瑠璃子、美智、ありす、ミタマとキヌカ、可憐、マナ、ヨミ、ハイジ、エリとリエ</p><p>さて、オレがヨミたちに身体を洗ってもらって、みんなで湯船に浸かっていると</p><p>なあなあ、お姉さんたち</p><p>今、どんな気分ですか</p><p>エリとリエの双子がエリカと茉莉花に話し掛ける</p><p>ヨッちゃん、しばらく放っておいてあげてね</p><p>双子ちゃんたちも、自分たちの役割を考えるようになったんだから</p><p>エリとリエの役割</p><p>えっと、あのまだ、あのドキドキしてますビックリしちゃって</p><p>先に、茉莉花が先に言う</p><p>ここのお屋敷の大きさにもたくさんの綺麗な女の人たちにもそれから、藤宮麗華さんや白坂雪乃さんや、安城ミタマさんやあなたたちまで居らしたから</p><p>ああ、キョーコさんとのテレビでのバトル・スペシャルでレイちゃんは、すっかり有名人になっているし</p><p>雪乃のテレビも高視聴率をキープしている</p><p>エリとリエとミタマもこの間から出演しているから</p><p>観てくれてますの嬉しいですわ</p><p>わたしらも、ネット検索の今日の注目のキーワードになったからなあ</p><p>リエとエリが、嬉しそうに微笑む</p><p>何やったら、お姉さんたちも出演しますか</p><p>雪乃姉さんに、わたしらから頼んでもええよ</p><p>いえ、わたしは恥ずかしいですから</p><p>人前に出るのは、本当に苦手らしい</p><p>あたしもいいですそういうのは</p><p>エリカも、そう答える</p><p>さてとほんじゃま、本題に入りますけれどな</p><p>うちらの話を、よう聞いて下さい</p><p>お姉さんたちも、うちらの尾内さんのお眼鏡にかなった人たちやから判っとる人たちやと思いますけれど</p><p>お兄さんは、どんなに美人さんでも話の通じないアホの子は家族にしませんから</p><p>余りにも問題のある子を入れたら、他の家族が迷惑する</p><p>だから、うちらの家族はみんな美人さんな上に、頭もええし、性格も良い人しかおらんのですわ</p><p>人の気持ちの判る子でないとダメなんです</p><p>みんな仲良くが、わたしらの鉄の掟ですから</p><p>我が儘な子は、いらんのですわ</p><p>双子は、茉莉花とエリカをキッと見つめる</p><p>それは判っていますわ</p><p>あたしも、判ってます</p><p>わたしとエリカさんは、皆さんよりも後から入れていただくのですから何もかも、皆さんの言う通りに従います</p><p>大人しい茉莉花は、素直にそう言うが</p><p>そうよねわ、判っているわ</p><p>活発なエリカは、自分よりも年下に見えるエリとリエに釘を刺されるのがちょっと不満らしい</p><p>ホンマのことを言うとわたしらも、ここに来させてもろうとまだそんなに日が経ってないんですわ</p><p>だから、うちらもここの家族の全部は知りません</p><p>双子は、さらに話を進める</p><p>とにかく、ここには女の子がギョーサンおるんですしかも、まだ拡大中です</p><p>良い人材がいたら積極的にＧＥＴするって方針みたいですから</p><p>こっちのお姉さんの音楽のスキルとかうちらの家族に足りてなかったもんなさすがお兄さん眼の付け所がええわ</p><p>そっちのお姉さんは何のスキルがあるんかまだ判らんですけれど</p><p>リエがわざと、エリカを怒らせるようなことを言う</p><p>安奈エリカ様は、わたくしたちの学校の中等部でとても人気のある方なんですだからこれから、アニエスちゃんたちが編入した後で、きっと力になって下さいます</p><p>超お嬢様校の初等部に通っている可憐が言う</p><p>ありすも、同じ学校の中学生だったけれど家が没落したから、もう超お嬢様校には通えないだから、今は可憐の隣で静かに黙って微笑んでいる</p><p>ああ、そうなんかそんならうちらの一員になる意味はあるわな</p><p>アニエスちゃんたちのためなら、しょうがないですわ</p><p>わざと引っ掛かる様に話す双子</p><p>ヨッちゃん、黙っててよ</p><p>エリとリエの目的はよく判らないけれど</p><p>そういうあなたたちは、何ができるのよ</p><p>カチンときたのか、エリカが双子に尋ねる</p><p>うーん、わたしらかぁ</p><p>うちらはなぁ</p><p>双子は、顔を見合わせて</p><p>今のところ、特別な能力は何もないわ</p><p>だから今、必死ですわ</p><p>そっちのお姉さんは、うちらの放送を観てくれはったみたいだからうちらのことを知ってると思うけれど</p><p>こっちのお姉さんは、観てないと思うわエリちゃん</p><p>うん、リエちゃんわたしもそう思う</p><p>ええ、観てないわよだから、説明して</p><p>わたしとリエちゃんは双子の姉妹なんですわ</p><p>そんなの見れば判るわよっあなたたち顔から何からそっくりじゃない</p><p>時に風呂の中で真っ裸だから、服の違いも無い</p><p>そうやろかうちとエリちゃんは、結構違うと思うけれどなぁ</p><p>お兄さんが言うとったでわたしとリエちゃんだと、マンコの中の感触が違うって</p><p>うちの方が締まりがええんよ</p><p>アホかわたしの方がええに決まってるわ</p><p>そんな話はええかわたしらはな関西のどうしょうもないヤクザの娘なんやわ</p><p>普通のヤクザとちゃうよ並みのヤクザからも相手にされんような、ホンマモンの人間のクズでしたわお父ちゃんもお母ちゃんも</p><p>もう2人とも死んだけどなあ</p><p>明るく双子は言う</p><p>ヤクザの親分さんの鉄砲玉になって、ここの家黒森家に手を出したから、消されましたわ</p><p>清々しいくらいにアッサリと死にました２人とも</p><p>エリカは、言葉を失っている</p><p>だから、うちとリエちゃんはお兄さんに引き取ってもらって</p><p>うんここに居させてもらうしかないんですわ</p><p>関西の地元に戻ったら、お父ちゃんたちの仲間のクズにメチャクチャにされることは判ってますから</p><p>お兄さんに絶対服従ですわここにおる方が、地元に帰るより何兆倍も幸せだっていうことは判ってますし</p><p>というか、ホンマにここを追い出されたら帰れる場所が無いんですわ</p><p>せやから双子の姉妹で、お兄さんのセックス奴隷なんです</p><p>双子は、ニコニコ笑ってそう言う</p><p>判りますか遊びやないんですこうやって、屋根のあるところに置いてもろうて、１日３回ご飯も貰えて</p><p>それも、克子姉さんたちの美味しいご飯ですわ</p><p>お菓子もあります愛姉さんのパンも美味しいし</p><p>色んなことをお勉強させてもらってます</p><p>みんな優しいし、ええ人ばかりやしここは天国みたいなところですわ</p><p>お兄さんも優しいですエッチやけど、うちらが嫌がるようなことは絶対せーへんし</p><p>ヤクザみたいなことは絶対しないんですわ鞭とかローソクとか大人のオモチャとかは使わないですし</p><p>うちらはセックス奴隷ですけれどうちらをイジメて楽しむんやなくて、一緒にセックスを楽しもうとしてくれてますから</p><p>わたしには何の不満も無いですむしろ、お兄さんのセックス奴隷にしてもらえたことを感謝してますわ</p><p>有り難いことばかりやもんなせめて、うちらこの身体でご奉仕しないと申し訳ないですわ</p><p>わたしら乞食でも、可哀相な子でも無いですからお兄さんが、わたしらを拾ってくれたんは、わたしらの中に何かええモノを見つけてくれたんだと思いたいですから</p><p>だから今は必死に、セックス奴隷を頑張ってます</p><p>お兄さんの命令やから、水着でテレビだって出てますわ</p><p>でも、水着までですうちらの裸は、お兄さんだけのものですから</p><p>そうそう、その意気込みは良しやで、リエちゃん</p><p>双子の言葉を、エリカは呆然と聞いている</p><p>まわたしらは、そういう覚悟で、ここに居させてもらってるんですわ</p><p>お姉さんみたいに、帰れる実家があるわけやないですから</p><p>リエとエリはエリカの家庭事情について、知っているのか</p><p>まあ、同じ学校のありすや可憐が居るんだから、オレたちが留守にしていた間に聞き出していてもおかしくはない</p><p>ほんで他の子のことは、わたしらの口からは言いませんけれど</p><p>うちら以外にもお兄さんのとこにおるしかない子が何人もいます</p><p>あたしとかね</p><p>わたくしたち姉妹も、そうですわ</p><p>ヨミも、そう答えた</p><p>鞍馬の家を失った、わたくしもミタマや、キヌカもそうですわ</p><p>ありすは、そう言ってから可憐を見る</p><p>可憐も家はあっても、その家のために、こちらのお屋敷に置いていただくしか無い身の上ですし</p><p>はい、わたくしもこちらで、黒森様にお仕えさせていただいております</p><p>１２歳の可憐が、決意の籠もった声で言う</p><p>ま、帰れる家があったって今更、やっぱり止ーめたって、いうのは無理なことはお姉さんにも、判ってますわな</p><p>１つ年上のエリカに言う</p><p>ウッと息を呑むエリカ</p><p>そんなええ加減な根性だったら、勤まりませんでお兄さんのセックス奴隷は</p><p>低い声で、そう告げるエリに対してリエが</p><p>そろやろか、リエちゃん</p><p>スッと横から口を挟む</p><p>今なら月子さんたちの例の不思議な力で、お兄さんやここの家に関する記憶を丸ごと削除することはできるんとちゃうか</p><p>ああ、そういうんはアリかもしれへんわな乙女ちゃんの記憶とか、綺麗さっぱり消し去ってたもんな</p><p>そうやわうちらのことも、完全に忘れてしまっとるもんなホンマに凄い力やわ</p><p>エリカたちもほんの数時間前、月子の巫女の力の怖ろしさを自分の眼で見てきている</p><p>月子さんに頼んだら今なら、まだ引き返せるかもしれないわな</p><p>お兄さんに破られた処女膜は戻らんけどな</p><p>でも、処女を失った記憶はなくなるんやから問題ないんと違うか</p><p>双子のその言葉に、エリカはムッとして</p><p>引き返す気はないわっあたしはこのまま、黒森様のセックス奴隷になりますっ</p><p>大きな声で、強く言う</p><p>今日、初めてのセックスで感じた痛みも、恥ずかしさもあたしは絶対に忘れないっ忘れたくないっこれはあたしの大切な記憶なんだからっ</p><p>なら、お姉さんも腹を括りますか</p><p>覚悟を決めてお兄さんの奴隷になると誓いますか</p><p>誓うわよっていうか、あなたたちに言われなくても、さっき黒森様に誓ったわあたしこの誓いは死ぬまで守りますっあたしの命にかけて</p><p>オレとの関係を解消して、記憶を消去するということは</p><p>エリカにとっては、せっかく出会えた姉の紀香のことを忘れてしまうということだ</p><p>この姉妹は、オレたちの仲介で会い２人同時に、オレによって処女を失ったのだから</p><p>そっちのお姉さんは</p><p>エリに言われて茉莉花は</p><p>わたしも誓いましたから大丈夫ですずっと、黒森様にお仕えします</p><p>茉莉花にとっても、思いは同じだろう</p><p>今更、妹の存在を忘れることはできない</p><p>なら、ええですわさて</p><p>元の話に戻りますけれど本気でうちらの身内になってくれはるんなら、みんな仲良くのルールも徹底して守ってもらうことになります</p><p>そんなの改めて言われなくても、判ってるわよ</p><p>エリカは、そう言うが</p><p>いいや、判ってませんわわたしの家族って、今もう結構な人数やないですか</p><p>今度はエリが話す</p><p>こんだけの人数になると学校のクラスなんかでも、そうですけど普通は派閥ができますわ仲のええ人と悪い人に別れて</p><p>そんでもまあ、普通は女王様の資質のある人は、そんなに居ませんから、１つのクラスでも、せいぜい３つか４つのグループにしかなりません</p><p>ところがうちの家族は、才能溢れるお姉さんたちがいっぱいいるからスーパー女王様が何人も君臨してるんですわそれでも、みんな仲良くのルールがありますから、睨み合ったりケンカしたりしないで、お互いを尊重し合ってますけれど</p><p>それでも、まあ何となく派閥みたいなグループは、できつつあるんですわ</p><p>リエがありすを見る</p><p>今日の昼間のお出掛けから戻って来たらいつの間にか、チームありすが結成されてましたし</p><p>ありすをリーダーにしてミタマとキヌカの元鞍馬家チームに、今日の昼から可憐が加わって、１つのチームになりつつある</p><p>月子さんのとこは、最初っから姉妹の結束が固いですしそれに、アニエスちゃんも、どっちかっていうとチーム鷹倉ですわ</p><p>エリの言う通りアニエスは、ルナやコヨミちゃんといつも一緒に居るから</p><p>月子、ヨミ、ルナの鷹倉３姉妹に従妹のコヨミちゃんとアニエスで１チームできそうな感じになっている</p><p>あたしは、ずっとチーム克子だからさっ</p><p>マナは、この半年ずっと克子姉の下で家事を習っている</p><p>愛もそうかも</p><p>愛もパンの関係で克子姉に近い</p><p>わたくしも、克子お姉様組ですわ</p><p>えー、ルリちゃんはホントは自分が女王様になりたいタイプなんじゃないのっ</p><p>ミィちゃんと主導権争いでケンカにならないように取りあえず、克子お姉ちゃんの下に居るんだと思ってたよっ</p><p>それはあのでも、わたくし、克子お姉様に家事を教えていただきのは、本当に好きなんです</p><p>瑠璃子は、慌てて反論する</p><p>でもだからって克子組のちぃママでは満足できないでしょ本当は自分のチームが欲しいんだよねっ</p><p>だから、瑠璃子はエリカを連れて来た</p><p>自分の子分にしたくて</p><p>ま、ルリちゃんのことは置いとくとしてミィちゃんとミッちゃんの主従チームは鉄板だよねっ</p><p>みすずと美智の絆は、太くて固い</p><p>でも、ミィちゃんもホントは、勢力を拡大したいんだと思うよ翔姉ちゃんやレイちゃんは、香月家の家臣だけれど最近は、ヨッちゃんと直に連絡を取り合っているし</p><p>ジッちゃんが、オレに香月セキュリティ・サービスを譲ってくれることになったから</p><p>今の翔姉ちゃんたちは直接オレの支配下に居る</p><p>まり子ちゃんと可奈ちゃんが、気が合うみたいでコンビを組みそうだしそうなったら、ハイジちゃんも合流する</p><p>寧が湯船の端に居たハイジに尋ねる</p><p>いえ、今のわたくしは、まり子様と主従ではございませんし</p><p>じゃあ、他の子とチームを組むのっ</p><p>そういうことはまだ考えていません</p><p>寧の問いに、ハイジは答える</p><p>あたしやイーディみたいに、無所属で自由にヨッちゃんと接触するタイプの子も居るよっ</p><p>ああ、確かにイーディは、美智と仲が良いけれど</p><p>基本的には、自由人だな</p><p>マルゴさんと昔から仲の良い寧も家族の中で見れば、フリーだ</p><p>マルゴさんが自立しているように、寧も独立している</p><p>メグちゃんは、雪乃っちと最近仲が良いけれど本質的には、メグちゃんもチーム克子だよねぇ雪乃ちゃんも、ネコみたいに自由な子だからさっ</p><p>ネコはネコでも、野良ネコのドラネコですうちのお姉ちゃんは</p><p>実の妹のマナが、雪乃のことをそう言う</p><p>何にしても、派閥みたいなものができつつあるんですわ</p><p>ていうか色んな環境で育った、色んな性格の子がいますから気の合う同士で固まっていくのは仕方ないんですわ</p><p>グループになっても、それでケンカする気はないですし</p><p>むしろ、これから先どんな子が入って来ても、必ずどこかのグループで受け入れてもらえるようになると思いますわ</p><p>エリとリエは、そう言う</p><p>そんでそう言う双子ちゃんたちは、どこのグループに入るつもりなのさ</p><p>それを今、考え中なんですわ</p><p>うちらはどこへ行くんが一番ええのか検討してる段階です</p><p>わたしらはまだ幼いですから、グループのリーダーになるのは無理ですけれど</p><p>どうせなら、平やのうて中ボスくらいはり地位は占めたいですから</p><p>そんじゃあ、チーム克子は無理だねあたしが居るから</p><p>ヘヘンと、マナが笑う</p><p>そうなんですわ今から、家事やパンのことでわたしらが食い込むのは、無理っぽいですわ</p><p>せやから他のグループに居場所を見つけるか、それとも寧お姉さんたちみたいに、どこのグループも属さずにうちとエリちゃんで独立勢力になるか悩んでるんですわ</p><p>エリとリエは、笑ってそう言うとエリカたちに振り向き</p><p>そういうことですからお姉さんたちも、この家族の中での自分の居場所を探してみて下さい</p><p>誰と一番気が合うか誰とグループを組むかいっそ自分がリーダーになって、自分の派閥を作るかよう考えて見て下さい</p><p>そうか、リエとエリは</p><p>エリカと茉莉花に、そういう視点から家族のメンバー１人１人と交流してみろと言いたいのか</p><p>何も考えずに話すのでなく自分が他の家族とどう向き合っていくかを</p><p>そうねぇあたしは、誰のグループに入ろうかしら</p><p>不意にそう言い出したのは渚</p><p>克子がリーダーのグループに入るのは、シャクだし誰か、あたしと真緒とチームを組まない来年になったら、あたしのお腹の中に居る子も、チーム入りするわよっ</p><p>あ、真緒ちゃんと赤ちゃんが居るんなら、あたしチーム克子を抜けて、チーム渚に移籍しようかなっ</p><p>クククッとマナが笑う</p><p>いいわよ、歓迎するわいらっしゃい</p><p>明るく渚も微笑む</p><p>結局双子が投げ掛けた問題で、風呂場の中の会話は活発になった</p><p>茉莉花は渚やマナ、愛たちと積極的に話している</p><p>エリカの方は、瑠璃子や月子、それにありすたちを中心に</p><p>やっぱり、母子家庭で育った茉莉花は普通の家庭の子たちと</p><p>超お嬢様校の生徒であるエリカは同じ学校の瑠璃子や、気品のある巫女の月子の方が話しやすいのだろう</p><p>すっかり打ち解けている</p><p>わざとイヤミっぽく話したりすることはないのに</p><p>オレはエリとリエに言う</p><p>仕方ないですわわたしら、口が悪いのは生まれつきですから</p><p>生まれと育ちは隠せないです</p><p>そんなことを言うけれど</p><p>緊張気味のエリカと茉莉花の気分を解して他の子たちと交流しやすくなるように、わざと嫌われ役を買ってくれたことはよく判った</p><p>ありがとうな、エリ、リエ</p><p>何でお礼を言われるのかよう判りませんわ</p><p>うちにも判りません</p><p>そう言いながらも、双子はニコニコと笑っている</p><p>わたしらは、お兄さんの奴隷ですから</p><p>お兄さんのためになることなら、何でもするんは当然ですわ</p><p>それでもありがとう</p><p>オレは、双子の肩を抱く</p><p>あなたたち、いつまでお風呂に入ってるのそろそろ出なさい</p><p>風呂場の天井のスピーカーから、克子姉の声が響く</p><p>ありゃりゃ怒ってはりますな</p><p>うちやっぱりチーム克子だけは入らんでおきますわ</p><p>わたしもですわ</p><p>双子は、ニヤリと微笑んだ</p><p>大学が演劇科だったので女の子が30人ぐらいいたのですが</p><p>入学して10日ぐらいの間に</p><p>１．東京出身の派手な子のグループ</p><p>２．東京出身の地味な子のグループ</p><p>３、地方出身の下宿している子のグループ</p><p>に別れました</p><p>ただ１のグループには、最初、地方出身なのに無理して東京の派手な子のグループに入ろうとする女の子が２名ぐらい居ましたが</p><p>すぐに脱落して、気楽な地方出身者のグループに移籍していきました</p><p>一方、男の方は最初から１０人ぐらいしか居なかったので</p><p>東京でチーマーだったやつも、地方で暴走族だったやつも、田舎で高校演劇ばっかりやってたやつも、東京者のコミケ通いのオタクだった私も</p><p>ケンカしたら居場所がなくなるので、恐る恐る、文化の違う男子たちと交流するしかありませんでした</p><p>とても面白い経験をしたと思っています</p><p>1168．夜の底へ　／　アイスクリーマー</p><p>みんなで、風呂から上がる</p><p>幸いにして、今回の入浴のメンバーは</p><p>アニエスや、真緒ちゃん、それにみすずのように、オレに身体を拭かせて、下着まで穿かせないと我慢できない甘えんぼが居なかったので</p><p>みんな、それぞれバスタオルで水滴を拭き、新しい下着に穿き替えていく</p><p>むしろ、美智と愛がオレの背中を拭いてくれた</p><p>アニエスが一緒だと、オレに自分だけでなく他の子にもタオルや着替えをやらせようとするから</p><p>アニエスなりのみんなと公平にという気持ちなんだろうけれどオレは、延々と女の子のパンツを穿かせ続けることになるから</p><p>さすがに、今夜はくたびれている</p><p>あのね明日のパンの準備は全部終わっているから</p><p>愛が、オレの耳に囁く</p><p>ああ、悪かったなみんな、やらせちゃって</p><p>吉田くん、大変だったのは知ってるから平気</p><p>愛は、ニコッとオレに微笑む</p><p>じゃあ、明日の朝、いつも通りに起きればいいんだな</p><p>寝かせて置いたパン生地を、成形したり学校のパン工房に移送できるようにパッドに並べる仕事がある</p><p>うんあ、でも、ツラかったら、いいよ</p><p>あたしが手伝ってやっておくから、お兄ちゃんはギリギリまで眠ってなよ</p><p>マナがスーッと近付いて来て、オレに言う</p><p>いや、平気だよ悪いし</p><p>気張って平気なフリしてるけどお兄ちゃんが、今、メチャクチャお疲れなのは、あたしたちには伝わっているから</p><p>うん月子さんたちみたいな力が無くても判るよ</p><p>この週末土曜と日曜の2日間で、本当に色々あった</p><p>それにあのお姫様のお相手は、まだ終わってないでしょ</p><p>マナが、視線でエリカを示す</p><p>姉の茉莉花の方は渚や月子たちと楽しそうに話しながら、バスローブを着ているけれど</p><p>エリカの方は、ちょっと寂しそうに1人で居る</p><p>茉莉花さんの方が性格は大人しいけれど、柔軟性があるよねエリカさんの方は、今まで一度も環境の変化に自分を合わせた経験が無いんだと思うよ</p><p>彼女の抱いていたイメージと、少々違ったのだと思います</p><p>セックス奴隷ということに対する脳内イメージでございます</p><p>エリカは、お祖父さんの遺したポルノグラフティを濫読していたから</p><p>ああ、もっとマンガっぽいハーレムを想像してたんだね</p><p>こんなに和気藹々としているとは思ってなかったのでしょうそれと</p><p>彼女は、ご主人様と特別な関係になりたいのだと思います</p><p>え特別だろセックス奴隷とご主人様なんだから</p><p>そういうことじゃないよ、お兄ちゃん多分、想像していたよりもお兄ちゃんの女の数が多すぎてしかも、みんな美人だし、賢そうだし、自己主張もちゃんとする子たちばかりだから、ビビッちゃったんだと思うよ</p><p>それだけではありませんみすずお姉様や、ルリルリ、あるいはありす妹や可憐妹のような名家の令嬢たちと自分が並び立つのならば誇らしく感じますが</p><p>あの娘もわたくしたちの学校では、庶民の娘でございますが</p><p>一流監査法人の代表の娘で、お前たちの超お嬢様校に通ってる段階で全然、庶民じゃないよ</p><p>美智たちの通う超お嬢様校は、名家と名家に認められた家の娘しか入学できない</p><p>急に金持ちになった成金の娘や、有名な芸能人の娘なんかでも面接試験で落としてしまうそうだ</p><p>エリカが入学できたのは、エリカのお祖父さんが名家の人たちと付き合いがあり、信用されていたからだろう</p><p>庶民の娘は愛だよ</p><p>愛のお父さんも、結構、良い会社に勤めているはずだけどまあ、庶民なんだろうな一般的には</p><p>でも、庶民どころかここのお屋敷には、あたしやエリちゃん、リエちゃんたちみたいな犯罪者の娘たちも居るからね</p><p>多分、双子ちゃんたちみたいな子と話したのも、さっきが初めてだと思うよ</p><p>今のエリカの気持ちが一番良く判るのは、超お嬢様校の生徒で名家の人間でないまり子か</p><p>いや、まり子も名家・狩野家の血を引いているんだよなお母さんが、狩野家の出身で</p><p>となると、まり子でもエリカの方が、受け付けないかもしれない</p><p>ああ、ありすちゃんが声を掛けたね</p><p>同じ超お嬢様校の後輩だったありすがエリカに話し掛けている</p><p>チーム・ありすのメンバーである、ミタマ＆キヌカ、可憐もバスローブを着て、エリカの周りに集まってきた</p><p>でもあの子はありすさんでは</p><p>愛の言う通りエリカは、チーム・ありすには入らないだろう</p><p>ありすは名家から脱落した鞍馬家の娘で、もう超お嬢様校に通うことはできない</p><p>しかも、ありすは１３歳でエリカは１４歳だ</p><p>強気で、自分がその場の中心に立ちたいエリカは年下のリーダーを受け入れないだろう</p><p>元から鞍馬家の家臣であるミタマとキヌカが、ありすの側に居るし</p><p>１２歳の可憐も名家・水島家の令嬢だからエリカよりも、ありすの方に近い</p><p>ちょっとオレ、行って来ようか</p><p>オレが間に入ってやらないといけないよな</p><p>いえ、まだ早いです</p><p>うんもう、ちょっと</p><p>今、お兄ちゃんが救いの手を差し伸べるのは早過ぎるよ</p><p>美智も愛もマナも、そう言う</p><p>次のステージに行ってからにするべきだよ</p><p>はーい、アイスクリームよーっ</p><p>風呂上がりのオレたちを、食堂で待っていたのは</p><p>克子姉の手作りアイスクリームだった</p><p>パパ、早く早くですのっ</p><p>風呂に入っていたメンバーだけではない</p><p>アニエスや、ルナやコヨミちゃん、みすず、美子さん、まり子、イーディ、メグや雪乃たちマルゴさんや、翔姉ちゃん、レイちゃんも居る</p><p>みんな、パジャマに着替えて</p><p>真緒ちゃんは、もう眠ってしまっていますからアイスクリームを食べたことは、内緒にしないといけないですのっ</p><p>そう真緒ちゃんはいないそれと、今夜も新しい施設に泊まり込んでいるミナホ姉さんも</p><p>美智の姉の工藤遙花と、天童乙女改め剣道マリアは今は、香月セキュリティ・サービスの旧研修館で合宿しているから、ここにはもう居ない</p><p>エリカさん、こちらにいらっしゃい</p><p>みすずが、エリカに声を掛ける</p><p>香月家の令嬢で、学校の３つ学年が上の先輩に呼ばれたらエリカは従わざるを得ない</p><p>はーい、どんどん配ってって</p><p>克子姉が、アイスクリーマーから小皿にアイスを取り分けてメグとルナたちが配っていく</p><p>あ、ありがとっ</p><p>こういう時に、絶対に何もしないのが雪乃だ</p><p>はい、ヨシくんの分</p><p>オレの皿を、メグが持って来てくれた</p><p>そうか風呂場では、エリカが苦手そうな子はエリとリエの双子だけにして</p><p>後の子は、エリカが顔見知りの子が話しやすそうな子だけに限定していた</p><p>だから、双子がエリカに強めに当たってもエリカは、何とか持ちこたえていた</p><p>そうして、今まで出会ったことのないタイプの子に慣れさせて</p><p>ここで改めてフルメンバー投入で、親しく話す場を設けたのか</p><p>玄関で出迎えてくれた時には、エリカたちと喋ってない子の方が多かったもんな</p><p>みんな、アイスクリームあるわねはーい、じゃあ、あなたっ</p><p>乾杯の音頭じゃないけれど一言どうぞっ</p><p>ええっと食べ終わったら、みんなちゃんと歯を磨いてから寝てくれ</p><p>判ってるわよ、そんなのっ</p><p>雪乃が、大きな声でそう言う</p><p>それと真緒ちゃんが怒るから、みんなでアイスを食べたことは明日、言っちゃダメだぞ</p><p>それも判ってるっての</p><p>それじゃあええと</p><p>アイスなのに乾杯っていうのも変だしな</p><p>それではREADY、GO</p><p>オレの合図に、全員がアイスを食べ始めるっ</p><p>ヨッちゃん、早食い競争じゃないんだからっ</p><p>寧が笑いながらそれでも、アイスを口に入れていく</p><p>うわっ、何やこれっ美味しいですわ</p><p>ホンマやねぇ</p><p>克子お姉様とっても美味しいですわ</p><p>はい、ミルクの味が濃厚で</p><p>バクバク食べる双子と、上品な仕草で食べるありす＆可憐の対比が面白い</p><p>まだ残っているから、お代わりしてもいいわよ</p><p>克子姉が、アイスクリーマーの中を見てそう言うが</p><p>その代わり、太っちゃっても知らないよーんっ</p><p>いや、わたし今なら、豚と呼ばれてもええですわ</p><p>幸せな豚ちゃんです</p><p>ホンマ、ここの家に来たら、美味しいモンばかりや</p><p>美味しいなぁ、エリちゃんブヒブヒ</p><p>ホンマに美味しいわぁ、リエちゃんブヒブヒ</p><p>確かに、克子姉のアイスはメチャクチャ美味い</p><p>克子お姉ちゃん、学校でアイスも売ったらきっと、凄い売れるよっ</p><p>マナが提案するが</p><p>アイスクリームは、衛生管理が大変なのようちで自家製アイスクリームを、みんなに食べてもらうぐらいならいいけれど学校の生徒向けに、大量生産するのはちょっと怖いわ</p><p>ああ、確かにわたくしたちも海外では、絶対にアイスクリームは食べないわ</p><p>克子姉の話に、翔姉ちゃんが反応する</p><p>海外のそれも個人商店や屋台のアイスクリームは、お腹を壊す確率がとっても高いですからね</p><p>レイちゃんが、さらにそう続けた</p><p>そんな会話の様子を、エリカは黙って聞いている</p><p>やっぱり、この雰囲気には戸惑っているようだった</p><p>渚が茉莉花を連れてやって来る</p><p>さっき御名穂さんにお電話したんだけれど明日の茉莉花さんのお母様のお見舞いは、御名穂さんじゃなくって、あたしが行くわ</p><p>茉莉花のお母さんは、黒い森の元・娼婦で今は身体の具合を悪くして、入院している</p><p>森下さんが、茉莉花さんのお母様と同じ時期に、ここのお屋敷にいらっしゃったお姉様と連絡を取って下さったわその方と森下さんとあたしと３人で、お見舞いしてくるわ</p><p>森下さんは、黒い森に長く勤務してくれた番頭さんだ今は、奥さんとこの屋敷に隣接する家で暮らしている</p><p>お姉様というのは</p><p>やはり、最初は元・娼婦同士の方が、茉莉花さんのお母様も、お心を開いて下さると思うの</p><p>御名穂さんも確かに元・娼婦だけれど今は黒森の家の当主でしょ例英側の人間だからいきなりやって来たら、警戒なされると思うのよ</p><p>なるほど茉莉花のお母さんが娼婦を引退したのは、白坂創介がここを支配した頃だから</p><p>黒い森の経営陣には悪いイメージが残っているかもしれない</p><p>それにミナホ姉さんはやせていて、雰囲気が厳しい</p><p>渚みたいな、ホンワカした人の方が、最初の挨拶には適しているだろう</p><p>茉莉花さんをうちで引き取ったということでも、絶対に娼婦にはしないということそれをお伝えしてくるわ</p><p>渚なら、きっと上手く話してくれるだろう</p><p>じゃあ、明日の午後に茉莉花さんの学校の授業が終わるのを待って、病院に行って来るわ</p><p>明日は、朝、お花の市場に行きたいのよ急な注文で、必要になつちゃったお花があるからだから、午後からじゃないと、あたしの身体が空かないの</p><p>ああ、オレも渚の手伝いで、花市場に行ったことがある</p><p>パン工房を始めてからは、朝の仕込みがあるから行かれなくなっちゃったけれど</p><p>ハイジちゃんを連れていくわいいわね</p><p>ハイジを</p><p>今日、お店を少し手伝ってもらったけれどあの子、警護役よりもビジネスの方に素養があると思うのよ</p><p>渚は、イーディの隣でアイスを食べているハイジを見る</p><p>だから、ちょっとハイジちゃんに、市場の空気を教えてあげたくて</p><p>うんハイジも、意地を張るタイプだから</p><p>渚みたいな、包容力のある女性に付いた方がいいのかもしれない</p><p>まり子も、渚のお店でビジネスを実地で勉強しているんだもんな</p><p>数字だけを見る経済でなくお客様の顔を直接見る経験を積むために</p><p>ええ、でもまり子ちゃんは良い家の子だから、学校をサボって市場を見学に行くわけにはいかないでしょ</p><p>花市場は、確か、朝７時から競りが始まって１０時過ぎまで続く</p><p>それを見学していたら、学校には間に合わない</p><p>ハイジは警護役だからというか、警護役の子ってみんな頭が良いんだよな</p><p>美智もイーディも、一度教科書を読んだだけで、全て暗記してしまうような天才だ</p><p>ハイジだって、ハーフだけどヨーロッパ出身なのに日本語は完璧だし、頭の良さはズバ抜けている</p><p>１日ぐらい、学校をサボッても問題ないだろう</p><p>まり子とも、少し離れている時間を作った方が良いだろうし</p><p>そうだねハイジのことも頼むよ渚</p><p>なぁんだ結局、チーム・渚結成なんだ</p><p>横で聞き耳を立てていたマナが、笑う</p><p>まり子さんがチーム渚なら、可奈さんも入るでしょ２人で一緒にビジネスやるんだって話してたから</p><p>まり子と可奈センパイは、とっても気が合うらしい</p><p>可奈センパイは、昨夜はここに泊まったけれど今夜は、家に帰った</p><p>あのできれば、わたしも渚さんのチームに入れていただきたいです</p><p>渚の後ろに立っていた茉莉花が恥ずかしそうに言う</p><p>えー、茉莉花さん、チーム・渚なのっ</p><p>マナの大きな声に、他の子たちが注目する</p><p>チーム・克子だって楽しいよっマナたちが居るんだからっ</p><p>いえ、あのチーム・克子の皆さんは、とってもお元気なのでわたしには、ちょっと</p><p>ああ、パワフル過ぎるのね判るわ</p><p>それに渚さんは、色んな芸術についてもよくご存知ですしさっき、お風呂でお話したんですけれど</p><p>渚は、自分でお花の教室もやっているし芸術関係の知り合いも多い</p><p>茉莉花の専門であるクラシック音楽の話もしたのだろう</p><p>それで、あのとっても、頼れるお姉さんだなぁって感じたんです</p><p>渚は、自分のお店を数年前に起ち上げてすでに経営に成功している</p><p>渚のお花屋さんは、すっかり有名店になっている</p><p>一方克子姉とオレのパン屋のビジネスは、まだ学校の学生食堂の片隅を借りての仮営業だし</p><p>大人としての余裕と落ち着きは渚が一番だ</p><p>まあ、すでに真緒ちゃんのお母さん４年目ということもあるんだろうけれど貫禄がある</p><p>なあんだ、ジャスミンちゃんは渚さんのところかぁ</p><p>大きな声で、寧が言う</p><p>何でジャスミンちゃんですの</p><p>即座に、アニエスが食い付く</p><p>茉莉花っていうのが、ジャスミンていう意味だからだよっ</p><p>寧が、さらりと説明した</p><p>う、それ良いですのっジャスミンちゃん採用ですのっ</p><p>アニエスが、ニコニコ笑ってそう言った</p><p>うん、良いねジャスミンお姉ちゃん可愛くて、イメージにぴったりだよ</p><p>ルナが、すぐに応じた</p><p>わたしたちは、ジャスミンお姉さんて呼ばせていただきますね</p><p>決定ですのっ真緒ちゃんには、明日の朝にアニエスが伝えますのっ</p><p>アニエス、ルナ、コヨミちゃんの１２歳トリオがそう決めてしまった</p><p>ええんとちゃいますかエリカさんに茉莉花さんだと、ややこしいですわ</p><p>まり子さんも、いらっしゃいますしな</p><p>ちょっと、あなたたちがそれを言うの</p><p>まり子が、文句を言う</p><p>一番判りづらいのは、あなたたちでしょリエとエリなんだからっ</p><p>わたしらはええんですわ２人で１セットですから</p><p>そうですわ、なぁエリちゃん</p><p>そうやリエちゃん</p><p>双子は、お互いの顔を見て笑う</p><p>とにかく茉莉花さんのうちの中での呼び名は、ジャスミンちゃんで決定でいいねっ</p><p>茉莉花は、顔を真っ赤にして恥ずかしがっているが</p><p>もう決まってしまったんだから、諦めてわたくしだって、ここの家の中ではレイちゃんなんですから</p><p>本名は、藤宮麗華のレイちゃんが茉莉花ことジャスミンに言う</p><p>そうそう、諦めて、諦めてっ</p><p>寧が笑ってそう言う</p><p>いいじゃないみんな、あなたのことを可愛いっと感じてジャスミンちゃんて呼ぶことにしたんだからね</p><p>渚が、ジャスミンに言う</p><p>は、はいわ、判りました</p><p>ジャスミンは受け入れる</p><p>でも、これでジャスミンちゃんは、うちの中にスーッと溶け込めるね</p><p>マナが、オレの耳に囁いた</p><p>うん、ジャスミンはこれでいい</p><p>エリカは、自分より先に家族の一員になってしまった姉を寂しそうな眼で、見つめていた</p><p>マナエリカは、どこのチームが向いていると思う</p><p>オレは小声で、マナに尋ねる</p><p>それは、ルリお姉ちゃん次第だよ</p><p>ルリお姉ちゃんがチーム克子から独立してチーム瑠璃子を起ち上げる勇気があるかに掛かっていると思う</p><p>ずっと宙ぶらりんの美子さんだってルリお姉ちゃんが独立勢力にならないから、行き場所が無いんだしさ</p><p>フェイスブックに登録だけしていて、ページは作っていないのですが</p><p>毎日のように＊＊さんは、お友達ではないですかとメールを送ってきます</p><p>驚くのは、本当に昔の知り合いをお友達ではと指摘してくることで</p><p>どうして判るんだろう</p><p>今日＊＊さんは、お友達ではと、またメールが来たんですが</p><p>ええと</p><p>何故か、トラブルを起こすので有名な某アニメ監督の名前が書いてありました</p><p>ヤマ＊ン氏なんて、会ったことないです</p><p>な、なんで</p><p>1169．夜の底へ　／　ラストガール・スタンディング</p><p>マナのその言葉にオレは</p><p>テーブルの向こうで、アイスクリームを食べていた瑠璃子を呼ぶ</p><p>はい、何でございましょう、お兄様</p><p>瑠璃子は、すぐにオレの方へやって来てくれた</p><p>ちょっと、そっちで喋ろう</p><p>オレは、食卓を離れて奥のソファのあるコーナーへ行く</p><p>ここで声を落として話せば、テーブルに居る子たちには聞こえない</p><p>お兄ちゃん、あたしたちもいい</p><p>マナと美智がやって来た</p><p>オレも他の子の意見を聞きたい</p><p>４人でソファに腰掛ける</p><p>それで、エリカのことなんだけど</p><p>オレは、小さな声で言う</p><p>瑠璃子はどう思う</p><p>はぁ特には何も</p><p>瑠璃子は、キョトンとした顔でそう答える</p><p>今のエリカにどうしてやったら良いと思う</p><p>それは、どのようにでもお兄様のお好みに合いますようになさって下さいませ</p><p>この問いには、笑顔で即答した</p><p>エリカさんも、もうわたくしと同じ、お兄様のセックス奴隷なのでございますから</p><p>それは、そう何だけれど</p><p>どんどんオレたちの家族に溶け込んでいく、姉の茉莉花（ジャスミン）に比べて</p><p>エリカの方は、戸惑いの表情が増しているように感じる</p><p>ヨッちゃん、悩んでるのっ</p><p>寧がやって来て、ソファに座っているオレを、後ろからギュッと抱き締めてくる</p><p>寧の豊かな胸が、オレの後頭部に押し付けられた</p><p>お姉ちゃんが、解決してあげようかっ</p><p>寧は、オレの耳にそう囁いた</p><p>ヤッちゃん、判るの</p><p>判るよあたしは、最初からズーッと見ていたんだからさっ</p><p>確かに寧はエリカの両親に会いに、この屋敷を出発した時からオレに付き合ってくれている</p><p>エリカが変化していく様子を全て、知っている</p><p>あの娘にとってのセックス奴隷のイメージが、想像していたものと異なっていたからではないかということに関しては、わたくしがすでに申し上げました</p><p>うん、もちろん、それも大きな理由だけれど他にもポイントがあるんだよねっ</p><p>寧は、オレたちだけに聞こえるように声を落として話し始める</p><p>まず第一にエリカちゃんが、最初にここに来てヨッちゃんの奴隷にして下さいって叫んでた時はさあの子、色々なことを抱えてたから、気持ちが破れかぶれのハイになってたよねっ</p><p>エリカは自分が本当は、両親の子でないことを知って</p><p>だけど、それを両親に話すこともできず</p><p>さらに、父親の仕事の都合で祖父から贈られた遺産である株を取り上げられてしまったら、そこから実の母と姉へ支払われていた年金がストップしてしまうことになり茉莉花と茉莉花の母親が、生活していかれなくなるという問題を抱えていた</p><p>そういう込み入った問題を解決するために瑠璃子やオレを頼って、ここに来た</p><p>あの子がエッチなことにとても興味があるのは、本当なんだろうけれどでも、やっぱり、いきなりセックス奴隷になってもいいって言い出したのは、相当、あの子の中で色んな気持ちが煮詰まってたからだと思うよっ</p><p>エリカは、馬鹿な娘ではない</p><p>衝動的で、感情に流される性格だけれど聡明な子だ</p><p>オレのセックス奴隷になる代わりに、香月家や黒森家の力で自分の家の問題を解決して欲しいっていう取引だったんだろ</p><p>エリカは他人が自分のために無料で動いてくれるとは思っていない</p><p>だから、自分自身を取引の品として差し出した</p><p>そうなんだけれどそれだけじゃないと思うなぁ</p><p>現実逃避したいっていう気持ちも、あったんじゃないかなヨッちゃんの奴隷になっちゃったら、自分のこれからのことは全部ヨッちゃんに丸投げできると思ったんじゃない</p><p>現実逃避でオレに丸投げ</p><p>今日の昼間に、あの子がここに来た段階ではあの子はもう両親とは一緒に暮らせないと思ってたんだよホントの子供じゃないんだから</p><p>だけど、あの子はまだ１４歳でお祖父さんの遺産だって、２０歳になるまで自分の自由にはならないことになっているわけだし両親の家を出たって、行く場所がないんだよ</p><p>だから、ここへ来ただよね</p><p>そうかなり破れかぶれのもう、この後、どうなっちゃってもいいやっていう投げやりモードで自分自身では、これから先のことを決めようがないからヨッちゃんの奴隷になって何もかも全部、決めてもらえばいいやって思考停止したがるところまで追い詰まってたんだと思うよ</p><p>破れかぶれの投げやりで思考停止モードか</p><p>ま、ルリちゃんも居るしメチャクチャ酷い目に遭わないだろうっていう計算はあったと思うけれど</p><p>殺されたり、肉体を痛めつけられたり、身体を売らせられたり、外国に売り飛ばされたりはしないだろうってことだよね</p><p>ミナホ姉さんの当初の計画ではマナは、オレにレイプされた後は殺される予定だったし</p><p>雪乃は、外国のスラム街の売春窟に売り飛ばさすという話が、本当にあった</p><p>やっぱり、エリカちゃんもお嬢様育ちだからさその辺の感覚は、甘いんだよヨッちゃんは、自分のことを大切してくれるだろうって計算が入ってるんだよね、最初からだから、ヨッちゃんの奴隷になるっていうことも自分がポルノグラフティで読んできたような世界を再現するだけの遊びのレベルのことだと思ってたんだと思う</p><p>ああ、判ったエリカちゃんには、生活感ていうか必死さが無いんだね</p><p>白坂舞夏だった頃のあたしと同じだあたしも、お兄ちゃんに何度もレイプされているのに現実感が無かったもん今だけ我慢して、適当に話を合わせて、何とかその場をしのげば白坂の家に戻って、いつもの日常に戻れると思ってたよ</p><p>出会った頃のマナはオレたちの仲間になるようなフリをして、本当は逃げ出すことばかり考えていた</p><p>そういう本心を隠していることは、ミナホ姉さんたちにバレていて何度も、全裸土下座でお仕置きされていた</p><p>もう戻れない、白坂舞夏としての生活は終わったんだって判ったからマナは必死になったんだもんマナは、お兄ちゃんのお陰で生かしてもらっているだけだし、それは今も変わらないんだって判っているもし、マナがお兄ちゃんを裏切るようなことをしたら御名穂さんたちは、ためらわずにあたしを殺すって</p><p>いや、今はもうそんなことはないよマナは、オレたちの家族の克子姉に次ぐ主婦になってくれているんだしさ</p><p>マナは、オレに微笑んで</p><p>ありがとう、お兄ちゃんでも、マナはあたしって、調子に乗りやすい子だからだから、この戒めは何があっても忘れちゃいけないのマナはお兄ちゃんのセックス奴隷で、お兄ちゃんのためだけに生きているその戒めから逸脱したらマナはマナ自身を殺すよお兄ちゃんを裏切るような子は、生きている資格がないもん</p><p>そう言って、マナはテーブルの少し離れた位置に居る雪乃を見る</p><p>あたしと雪乃お姉ちゃんは本当に怖い思いをしたから、よーく判っているよだから、もう、絶対にいい気にはならない</p><p>マナも雪乃も父親の白坂創介が、処刑されるところを見ているんだ</p><p>黒い森が犯罪組織であり、恐ろしい力を持っていることを肌で感じて知っている</p><p>ジャスミンちゃんも、判っているんだよねお母さんが黒い森の出身だから、いろいろと話は聞いているだろうしこういうことになった以上は、この家族の中で生きていくしかないんだって、割り切れたんだと思うよその代わり家族になったら、あたしたちがジャスミンちゃんや病気のお母さんのことを絶対に見捨てないってことも判ってくれているだから、今はあんなに必死に、あたしたちに溶け込もうとしてくれているんだと思う</p><p>寧が渚たちと楽しげに話している茉莉花を見る</p><p>お風呂場で、双子ちゃんたちがエリカちゃんに突っかかったのもエリカちゃんには、必死さが無いからだよね</p><p>エリもリエも両親は死んだし、地元に帰っても関西のヤクザに捕まるだけだから</p><p>ここに居れば、守られているうえに、将来の希望もありますご主人様から与えられている恩恵を失わないように、あの子たちも一生懸命働いてくれています</p><p>あたしたちはみんな、他所でキツい思いをしてそれで、縁があってここに置いてもらっているからこの幸せな場所を失いたくないっていう思いが強いんだよね</p><p>それはわたくしも同じです</p><p>わたくしもお兄様に奴隷としてお買い上げいただきましたから今は、人生が薔薇色に輝いていますですから、お兄様に嫌われるようなことは、絶対に致しませんし、できません</p><p>そう、みんな仲良くという掟はだから成立しているんだよみんな、今の幸せを失いたくないからそして、この幸せは、みんなで協力し合っていないと保持することができないことも判っているだから我が儘で身勝手な子は、受け入れられないし家族の和を守ることが何よりも大切だって判っている</p><p>でも、エリカちゃんはその辺が判ってないんだと思うよみんな仲良くっていうルールは判っても、そのルールを守ることにあたしたちがどれだけ必死になっていかってことをね</p><p>うん、あの子は怖い思いは、してきてないみたいだもんね</p><p>マナは、そう呟いた</p><p>そんで、これが一番大きな問題なんだけれどエリカちゃんの抱えていた問題が、全部マルッと解決しちゃったんだよ</p><p>自分の出生のことも、はっきりしたしお父さんもお母さんも、亡くなったお祖父さんも悪気があって、エリカちゃんに本当のことを隠していたんじゃないってことも判ったていうか、お父さんとお母さんも真実は知らなかったわけだしさしかも、結局お父さんとお母さんは、真実を知らないままでエリカちゃんのことを、自分の本当の娘だと信じているままにしておくことができたからエリカちゃんは、そりゃ多少はギクシャクするだろうけれど、これからも両親と家族のままでいられることになったんだよね</p><p>エリカの本当の父親が祖父であることを知ったらエリカの両親は、ショックを受けるだろう</p><p>安奈圭一郎氏は、まだそれでもエリカと血縁関係があるが奥さんの安奈和美さんは、全くエリカとは血が繋がっていないのだし</p><p>真実を知ったら家庭が崩壊する危険性もあった</p><p>とりあえず、家はオッケー株のことも、問題は解決したそれどころか今まで会えなかった実のお姉さんにも会えたし、エリカちゃん的には万々歳の結果になったよねっ</p><p>なるほどいきなりセックス奴隷になりますなんて、言い出すくらい追い詰められていたのに悩みが全部解決しちゃったんだ</p><p>マナが、ふんふんとうなずいている</p><p>だから、拍子抜けしちゃっているんだと思うよ勢いで、ヨッちゃんのセックス奴隷になっちゃったけれどあれ、これでいいのかなっていう感じになっちゃってんだと思うあたしは、本当にここに居るべきなのかなってさ</p><p>お兄ちゃんに助けてもらった恩は感じているけれどこのままセックス奴隷として生きていくことに、踏ん切りがつかないんだね</p><p>情けない話です</p><p>寧とマナの話を聞いて美智が言う</p><p>ご主人様わたくしが、気合いを入れて参りましょうか</p><p>気合いって何だ</p><p>ご主人様の奴隷としてどう生きるべきなのかを、わたくしがイチからあの娘に</p><p>それは止めてくれエリカが混乱するだけだ</p><p>Mっ子の美智ではオレにお仕置きされる歓びとかを語り出しそうだ</p><p>ミッちゃんが話してもダメだよエリカちゃんは、自分がヨッちゃんの奴隷になったということに現実感が無い状態だからそれこそ、ポルノグラフティを読んでる時みたいに、自分の現実と違う世界として、ミッちゃんの話を受けとめるだけになっちゃうと思う</p><p>今のエリカは、何とも言えない状態で頭の中がフワフワしているんだろう</p><p>だから、ヨッちゃんがするべき選択は２つだよ</p><p>１つはエリカちゃんのことは諦めて、家に帰してあげる今なら、月子さんたちの力で記憶を消すこともできるだろうし</p><p>オレの奴隷になったこと、処女喪失の記憶も全部消して</p><p>都合の良いように記憶を操作してオレたちのことを忘れさせる</p><p>もう１つはエリカちゃんを現実を理解させることヨッちゃんのセックス奴隷なんだってことをキッチリ自覚させるんだよ</p><p>どうする、お兄ちゃん</p><p>エリカ記憶を消すことはできないよそんなことをしたら、茉莉花が悲しむ</p><p>茉莉花にとっても、エリカはようやく会えた妹なんだ</p><p>茉莉花が、オレたちの家族になると覚悟を決めてくれた以上</p><p>オレは、エリカを手放すことはできない</p><p>それに、エリカはさ確かに、エリカが抱えていた悩みは、全部解決したんだろうけれどそれでも、あの子は危ういよ</p><p>オレは感じていたことを率直に話す</p><p>エリカも、やっぱりこの屋敷でないと生きていけない子だと思うそういう雰囲気があったから、オレはエリカを受け入れたんだ</p><p>エリカの不安定さは、オレたちでないとフォローしてあげられないと思う</p><p>じゃ、決まりだね</p><p>では、エリカさんのこと、よろしくお願い致しますお兄様</p><p>瑠璃子も笑顔で、オレにそう言うが</p><p>考え込んでいた美智が瑠璃子を見る</p><p>あなたのそういう態度もエリカ妹の迷いに繋がっているのだと思います</p><p>どういうこと、ミッチィ</p><p>美智は、いつもの無表情で</p><p>先ほどエリカ妹は、ご主人様のセックス奴隷になることをご主人様に自分の全てを丸投げして思考停止することだと勘違いしてという話がございましたが</p><p>ええ、覚えていますわ</p><p>エリカ妹が、そういう誤った認識を持ってしまったのはルリルリが、そうだからではないかと、わたくしは感じます</p><p>瑠璃子がオレに丸投げの思考停止</p><p>エリカ妹は、ルリルリを見てご主人様の奴隷になることを考えたわけですから</p><p>エリカは学校の先輩で、名家・香月家の令嬢である瑠璃子に自分の問題を相談したのだろうから</p><p>ていうかヨッちゃんの奴隷になることを勧めたのは、ルリちゃんでしょ</p><p>それなら、エリカちゃんがルリちゃんみたいな奴隷になればいいんだって勘違いしたのも、よく判るよ</p><p>わたくしみたいな奴隷でございますか</p><p>うん、こう言っちゃ悪いけれどルリちゃんは、ヨッちゃんの奴隷の中では一番、ヨッちゃんに依存しているよお願い事は、何でもヨッちゃんに丸投げでヨッちゃんなら、きっと何とかしてくれるって信じている</p><p>それは実際に、お兄様はいつも全てを良い方向へ導いて下さっていますし</p><p>でも、ヨッちゃんはスーパーマンじゃないよルリちゃんは、ヨッちゃんに頼りすぎだし</p><p>うん、ルリお姉ちゃんがチーム・克子に居ることだって悪い見方をすると、思考停止なんだよね</p><p>どうしてなのマナさん</p><p>そりゃ、ルリお姉ちゃんは本当は、自分のチーム・瑠璃子を起ち上げないといけない立場の人だからだよ</p><p>真剣な眼でそう言うマナに、瑠璃子はハッとする</p><p>もう半年経ったんだからそれに、今はみすずお姉ちゃんや美子さんまで、ここのお屋敷で暮らすようになったでしょいつまでも、克子お姉ちゃんの下で守ってもらっている場合じゃないと思うよ</p><p>そうだよねエリカちゃんみたいな子はチーム・瑠璃子が引き受けるべき人材だからねっ</p><p>克子お姉ちゃんの下に居る限りは、指示待ちの思考停止状態だからさ自分の責任で、何かをするって決めなくていいんだもん</p><p>マナは、瑠璃子を批判する</p><p>ていうか、今回みたいにヨッちゃんに相談しないで、エリカちゃんたちを連れて来てさじゃ、後はお願いしまーすっていうやり方が、一番よくないよヨッちゃんなら、きっと上手くやってくれるって信じているのはいいけれどそれも、やっぱり思考停止でしかないから</p><p>わたくしも奴隷とは自分では何も考えずに、何も決めずに、ただご主人様からの命令を待てば良いものではないと考えます奴隷なればこそ、ご主人様が何をお求めになられているかを察して、ご指示をいただく前に自ら考えて行動するべきではないかと</p><p>申し訳ございませんわたくし</p><p>瑠璃子はうつむいて、オレたちに謝る</p><p>しかし、わたくしはわたくしがチーム・瑠璃子のようなものを作れば、みすずちゃんと対立してしまうことになるかもしれません</p><p>香月家の内側はずっと、みすず派と瑠璃子派で対立していた</p><p>瑠璃子の父親の急死と、美子さんというジッちゃんの３人目の孫娘が登場したこと</p><p>それと、みすずと瑠璃子が公式の場でも、いつも仲睦まじく振る舞っていることで</p><p>現在は、香月家内の対立は静まっている</p><p>だから、わたくしは克子お姉様の下に置いていただいているのです</p><p>みすずには、いつも警護役の美智が側にいるから自動的にチーム・みすずを形成している</p><p>みすずも瑠璃子も、それぞれのチームのリーダーとなれば家族の中で対立が起きるかもしれない</p><p>その点、克子姉ならみすずと対立する要因は無いから、瑠璃子はチーム・克子に在籍することを選んだのだろう</p><p>でもさルリちゃんがリーダーにならないと、ルリちゃんの下でないと生きていけない子たちが居場所に困るんだよ</p><p>が言う</p><p>そういう子も居るってことを理解してね</p><p>それはエリカのことだけでなく美子さんのことを指して居るんだろう</p><p>香月家の３人目の娘として、半年間、頑張って来た美子さんだけれど</p><p>子さんは物心がついてから、ずっと瑠璃子のお付きの臣下だったから</p><p>やっぱり、瑠璃子の下に居るのが一番、楽なんだろう</p><p>香月家の令嬢として、世間の矢面に立ち続けるだけの強さが美子さんには無い</p><p>すずや瑠璃子のように、幼い頃から上流社会で鍛え上げられていないと</p><p>ま、ちょっと考えてみてせっかくの機会だからさ</p><p>オレがテーブルの方を見ると美子さんが、心配そうな顔で瑠璃子を見ていた</p><p>いつでも、どこでも瑠璃子のことが気になるんだ</p><p>今でも美子さんにとっては瑠璃子は、主なんだと思う</p><p>はーい、甘い物を食べたんだからしっかり歯を磨きなさいね</p><p>洗面所で、渚がみんなに言う</p><p>いつもなら、バラバラの時間に歯を磨くんだけれど</p><p>今日は全員揃ってのアイスクリーム・タイムだったから</p><p>といっても、オレたちが使っている部屋は、全て、元は娼婦たち用の部屋だから</p><p>全ての部屋にバスルームが付いているので、それぞれの部屋に戻って歯を磨いてもいいのに</p><p>全員、なぜか大浴場脇の洗面所で、シャカシャカと歯を磨いている</p><p>みんなパジャマかバスローブ姿の美女と美少女とオレ</p><p>何か、ある意味、壮観な景色だ</p><p>歯磨きと洗顔が終わると</p><p>お休みなさいませ、黒森様</p><p>ありすと可憐から、オレのところにお休みの挨拶に来る</p><p>磨いたばかりの唇に、オレはキスしていく</p><p>お先に失礼させていただきます</p><p>キヌカ、ミタマととりあえず、チーム・ありすの子たちにキスして</p><p>お休み、お兄さん</p><p>お先に失礼致しますわ</p><p>ルナ、コヨミちゃん、ヨミ、月子とチーム・月子の挨拶を受ける</p><p>オレはコヨミちゃんとは、まだセックスしていないから</p><p>コヨミちゃんだけは、頬にキスした</p><p>お休みなさいですのパパ</p><p>アニエスも、ここのメンバーだ</p><p>アニエスのぷっくりとした唇にも、チュッとキスした</p><p>お休みの挨拶では、舌を絡ませたりはしないということはすでに教え込んである</p><p>キスした子たちは、自分たちの部屋に帰っていく</p><p>あたしは、明日も朝練だから</p><p>メグとキスする</p><p>ホント、大丈夫ヨシくん</p><p>平気だよ今日はもう寝るだけだから</p><p>今日のお当番は</p><p>あたしと寧ちゃんだから安心して</p><p>お願いします、渚お姉さんヨシくん、茉莉花さんは今夜はあたしと愛ちゃんと一緒に寝てもらうことにしたわ</p><p>ああ、自分の個室でなく茉莉花が寂しくないように、ゲストルームで一緒に寝てくれることにしたのか</p><p>同じ高校１年生同士だしその方がいいな</p><p>愛も先に寝るね</p><p>愛ともキスする</p><p>茉莉花とも</p><p>キスが終わると、茉莉花はオレの耳に</p><p>エリカさんのことですけれど</p><p>判っている、ちゃんと考えているから</p><p>オレの答えに、茉莉花はホッとしたようだった</p><p>エリカをちらりと見てみるとまだ戸惑いの表情のままだ</p><p>ちょっと、早く寝たいんだから、早くしなさいよっ</p><p>いや、そんならオレにキス挨拶なんかしないで、とっとと自分の部屋に帰ればいいのに</p><p>そうしないのが、今の雪乃だ</p><p>お腹も撫でてよねあんたの赤ちゃんなんだからっ</p><p>ああ、お休み</p><p>オレは雪乃のお腹を優しく擦る</p><p>わたくしは夜勤もあるから、着替えて仕事に戻るわ麗華は、今夜、泊まっていかせるから</p><p>翔姉ちゃんは、そう言ってオレにキスする</p><p>無理しないでくれよほとんど毎日、香月セキュリティ・サービスに泊まり込んでいるんじゃないの</p><p>香月セキュリティ・サービスが、あなたの所有物になるんだから今まで以上に、愛社精神が湧いて来るのよ</p><p>翔姉ちゃんは、笑顔でそう言ってくれた</p><p>レイちゃんとも、キスをする</p><p>アタシも寝るネgood night、Darling</p><p>イーディとハイジとも、キスをする</p><p>ああ、マルゴさんは、こういうイベントには参加しないでいつの間にかいなくなっている</p><p>じゃあ、先にベッドを温めておくわ</p><p>渚ともキスをした</p><p>はいはい、あたしあたし、あたしの番よ</p><p>克子姉とも</p><p>あのお先に失礼致しますお休みなさいませ</p><p>美子さんもキスをしない</p><p>スッとオレに頭を下げて自室へ戻っていく</p><p>さあって、そんじゃあ、あたしも眠るから</p><p>じゃあ、後よろしくねーっ</p><p>これで残ったのは</p><p>寧、みすず、瑠璃子、美智、まり子</p><p>そしてエリカだ</p><p>今日もまたフェイスブックは知り合いかも知れませんとメールを送って来る</p><p>いやだからヤ＊カンなんて知らないって</p><p>1170．夜の底へ　／　吐き出された思い</p><p>残ったのは寧、みすず、瑠璃子、美智、まり子</p><p>そしてエリカ</p><p>旦那様、ご就寝前にお時間をいただけますか</p><p>ああ、いつものだな</p><p>ニコッと微笑む、みすず</p><p>皆さんも、よろしかったらお付き合い下さい</p><p>みすずに、美智が即答する</p><p>え、何何ですの、みすず様</p><p>尋ねて来るまり子に、みすずは</p><p>わたくし、夜、寝る前と朝には旦那様に、おしっこをする姿を見ていただいてるの</p><p>明るく、そう答える</p><p>以前は朝晩必ずだったけれど最近は、旦那様もお忙しいから、余裕のある時だけ見ていただいているわ</p><p>えっとお小水をなさる様子をですか</p><p>まり子は、ちょっと引いている</p><p>ええ、あたし旦那様には、あたしの一番恥ずかしい姿を見ていただきたいから</p><p>あの大きい方は</p><p>それは、無いよっヨッちゃん、そっちの趣味は無いから</p><p>あたしもそちらをお見せするのはちょっと</p><p>みすずも苦笑する</p><p>ウンチの方は生々しすぎるからねっヨッちゃんに変なトラウマを与えることになっちゃうしさ、それに</p><p>ヨッちゃんは、こう見えてもヘンタイ的なセックスはしないんだよね性欲の嗜好は、極めてノーマルだからっていうより、女の子の肉体にダメージが残る様なことは絶対にしないからさ</p><p>と、美智が</p><p>全ての異常性欲は、自然な生殖活動に反した行為を求めますつまり、妊娠可能な女性器に男性器を挿入して、射精することだけが正しい生殖行為ですから</p><p>そうそう肛門性交じゃ妊娠しないでしょそれは、やっぱり生物的には間違ってるってことなんだよそれに、ウンチを捻り出す期間に、オチンチンを突っ込むのはダメージが大きいんだよ本当に肛門説クスしようと思ったら、たっぷり時間を掛けてお尻の穴をほぐさないといけないし、オチンチンにもコンドームを被せて滑りよくしないとさ</p><p>ああマンガみたいに、するっとは入らないんですね</p><p>マンガってまり子、そういうマンガを読むのか</p><p>オレがつい尋ねると、まり子は顔を真っ赤にして</p><p>ごく希に、たまたま、何かの機会があった時だけですわ</p><p>あ読むんだＢＬとか</p><p>でも、ああ、そうか公って、アニエスちゃんたち小さいこともセックスするけれど、みんなちゃんと身体が成長していて、セックスしても耐えられるかどうか確認しているのよね</p><p>慌てて、まり子が話を変える</p><p>アニエスちゃんもルナちゃんもちゃんと、おっぱい出てるし</p><p>身体の発育に、おっぱいは関係ありません</p><p>つるぺたの美智が、憮然として言う</p><p>胸はなくとも、ご奉仕はできます</p><p>あ、ごめんなさいわたくし、そういう意味で言ったんじゃないんだけれど</p><p>困惑するまり子</p><p>うーん、よしそれなら、わたくしも一緒にするわわたくしも、公におしっこするところを見せるからあなたと一緒に</p><p>まり子も、おしっこ披露に参加すると言い出す</p><p>何か面白そうだしっ</p><p>では、参りましょうエリカさん</p><p>みすずが、エリカに振り向く</p><p>あなたも、付いていらっしゃいね</p><p>あたしも、おしっこするんですか</p><p>エリカは、ちょっと怯えた表情でみすずに問い返す</p><p>あなたがしたければどうぞ</p><p>みすずは、そっけなく答えた</p><p>このお屋敷では、誰も強制はしないわ</p><p>ルリルリも来て、エリカさんの側に付いていてあげてこの子に旦那様のセックス奴隷になるということは、どういうことなのか教えてあげたいから</p><p>あたしも、付いてっていいおしっこはしないけど</p><p>ええ、もちろんどうぞ</p><p>昔、おしっこする代わりに、プーっておならした子がいたんだよっ</p><p>近くのトイレに向かう廊下で、寧がまり子に言った</p><p>それ、雪乃さんでしょう</p><p>あれ、まり子ちゃんどうして判ったの</p><p>だって、そういうエピソードが似合うのは、雪乃さんだけですから</p><p>そうなんだねえー、雪乃ッチらは時々、笑いの神が降りてくるんだよねーっ</p><p>楽しげにそう話す2人の後ろを瑠璃子に付き添われた、エリカが歩いている</p><p>このメンバーだと、エリカは瑠璃子に寄り添うしかない</p><p>オレと寧以外は、みんなエリカの学校の先輩だし</p><p>オレにくっつこうとすると、みすずや美智に睨まれそうだし</p><p>はい、それではあたしからね</p><p>トイレのドアを開けてみすずが、中に入る</p><p>旦那様だけ、トイレの前にみなさんには、音しか聞かせてあげないわ</p><p>えー、ミィちゃん臭いは</p><p>臭いも旦那様だけです</p><p>寧のツッコミに、みすずが答える</p><p>トイレの中からみすずが、オレにキスを求めてくる</p><p>トイレのドアに手を掛けて、オレは個室の中に頭を入れてみすずとキスする</p><p>みすずは妖艶に微笑むとオレの前で、パジャマのズボンとパンティをつるんっと下ろす</p><p>白い太ももと股間が露わになる</p><p>みすずのぷっくりとした恥丘と割れ目が</p><p>それでは旦那様みすずの恥ずかしい姿をお楽しみ下さい</p><p>みすずは、オレに見やすいように大きく足を広げて、便器に座る</p><p>シャァァァァァァァ</p><p>みすずの恥部から、湯気を上げておしっこが迸る</p><p>ちょっと臭うがそれでも、健康状態に問題はなさそうだな</p><p>おしっこの色と量と出具合で判断するのは、どうかと思うけれど</p><p>みすずは、放尿する自分を見ているオレを見上げて眼がとろんとなる</p><p>この時間が大好き旦那様に、見守っていただいているから</p><p>そしておしっこが途切れる</p><p>オレは、当たり前のようにトイレットペーパーを取り</p><p>みすずの濡れた陰部を拭いてやる</p><p>それから、紙を便器に投げ捨て</p><p>大好き、旦那様愛してます</p><p>みすずは下半身裸のまま、オレに抱きつきキスしてきた</p><p>オレもみすずを抱き締めながら便器の水を流す</p><p>ジャワワワッ</p><p>みすずお姉様、交代でございます</p><p>振り向くと、美智はすでに下半身裸になっていた</p><p>可愛いお腹から無毛の恥部までつるるんとした肌が丸見えになっている</p><p>ええ、そうね旦那様、ありがとうございました</p><p>美智は、もう一度オレにキスするとパジャマを穿き直して、トイレから出る</p><p>美智はどういうことなのか、洋式便器なのに</p><p>便座の上に上がって、和式便所で用を足す時のように大きくＭ字開脚する</p><p>この方がご主人様に、よく鑑賞していただけると思いますので</p><p>うん割れ目が丸見えだ</p><p>つーか、美智お前、おしっこ以外の液が染み出しているぞ</p><p>ご主人様に見ていただくのはいつも、興奮致します</p><p>真性のＭっ子だからなあ</p><p>しからば放尿を開始致します</p><p>美智は、学校の消火訓練の時みたいなことを言って下腹を解放する</p><p>ぴっちりと閉じていた美智の割れ目が開いて鮮やかな肉色の内側から、温かな水が零れてくる</p><p>ポタポタポタッ、シャァァァァァ</p><p>美智のおしっこもなかなか、健康的な色と匂いだ</p><p>ふぅぅ、お粗末様でございました</p><p>美智の股間も、オレが紙で拭いてやる</p><p>美智もオレに甘えてきてオレたちは、何度もキスした</p><p>次は、わたくしの番ね</p><p>美智と入れ替わりで、まり子が個室に入る</p><p>あの公</p><p>まり子は、羞じらいの表情を浮かべて</p><p>脱ぐところを見られるのは、恥ずかしいからそっちを向いてて</p><p>え、その後おしっこするところを見られるのに</p><p>いいから、そっち向いてて</p><p>オレは、顔を赤らめるまりこを可愛いと思いながらまり子に背を向ける</p><p>おしっこ披露会をやっているオレたちをエリカは、呆然として見ている</p><p>もういいわ</p><p>まり子の声に振り向くとまり子も、パジャマの下だけ脱いで下半身を露出させて、便器に跨がっていた</p><p>ああ、恥ずかしくて身体に力が入ってしまって、おしっこが出ないのか</p><p>オレは、便座に座ったまり子の前に跪いてまり子にキスする</p><p>ゆっくり深呼吸して大丈夫、このトイレの中にはオレとまり子しか居ないから</p><p>ドアは開けっ放しだけれど</p><p>さあ、大きく深呼吸して</p><p>オレとまり子が息を合わせて深呼吸を繰り返す</p><p>ほら、お腹の力を抜いて</p><p>タポッ、ポタポタッシャァァァァァァ</p><p>まり子は放尿する</p><p>わ、わたくし公の前で、おしっこしちゃってる</p><p>ああ、見てるぞまり子</p><p>便器の内側に注がれる、まりこのおしっこその音と湯気と臭い</p><p>恥ずかしいでも、これクセになっちゃいそう</p><p>まり子も、普通ではない恥ずかしい行為に興奮している</p><p>あ、あん恥ずかしいのに、おしっこが止まらないわ</p><p>たっぷりと膀胱の中に溜まっていたものを全て、まり子は放出した</p><p>深く溜息を吐く、まり子にオレはトイレットペーパーを取って、股間を拭いてやる</p><p>公、これまたしたい今度は２人きりの時に</p><p>まり子が、オレの耳に囁く</p><p>オレはまり子を抱き締めて、キスをした</p><p>オレは便器の水を流すと、身支度するまり子より先に手を洗ってトイレの個室の外へ出る</p><p>他に、オレの前でおしっこしたい人はいないよな</p><p>あたしはいいでーすっ</p><p>寧が、笑って言う</p><p>わたくしも、今夜は止めておきますわお兄様</p><p>そして、エリカは</p><p>あ、あたしはした方がいいですか</p><p>困り顔で、オレに聞いてくる</p><p>ご主人様は、したい人はいるかとお尋ねになられたのですそれなのに、した方がいいですかと返すのは、いかがなものかと思います</p><p>美智が、エリカに言う</p><p>あ、あたしもエリカも黒森様のセックス奴隷ですし</p><p>そういうのは関係無いのよ</p><p>パジャマの下を穿き直したまり子が、トイレから出て来てエリカに言う</p><p>公は、エリカさんにどうしたいのかって聞いているんだから</p><p>そして、背中からオレに抱きつき</p><p>みんな公のセックス奴隷とか言ってるけれどさ本当に言葉通りのセックス奴隷なら、ただの性的虐待でしょ男が女を支配し、虐げるだけの</p><p>でも、わたくしたちと公との関係は、そうはなっていないわわたくしたちの間にはとても強固な信頼があるしあたしたちは、公との関係を楽しんでいるわ</p><p>それはさ、ヨッちゃんが、あたしたちのしたくないことは絶対に、無理矢理にやらせたりはしないっていう考えだからだよ</p><p>逆に、ご主人様はわたくしたちがして欲しいと望んだことは、どんなことでも嫌がらず、面倒下さらずにして下さいます</p><p>今、あなたが見た通りにね</p><p>まり子、寧、美智、みすず</p><p>おしっこする様子を見ていただきたいのは、あたしあたしのそういう要望に、旦那様は応えて下さったから求めたのはあたし</p><p>いや、でもオレは嫌々、やっているわけじゃないよオレだって、みんなとの関係を楽しんでいるんだからさ</p><p>オレだって、みんなから望まれるのは嬉しいしそれに</p><p>みすずや、美智や、まり子のおしっこの世話をするんだって結構、楽しい</p><p>オレの言葉を聞いて、瑠璃子が口を開く</p><p>そうです、そうなんですわねわたくしたちセックス奴隷のするべきことは、ただ自分のしたいことをお兄様に要求することではありませんわわたくしたちがしていただきたくてなおかつ、お兄様にも一緒に楽しんでいただけることを提案しなくてはいけないのよ</p><p>一緒に楽しむ</p><p>エリカが、呟く</p><p>そうですわたくしたちが楽しまねば、ご主人様も楽しんでは下さいませんご主人様とわたくしたち共に歓びを分かち合えるようなことをお願いするのが、ご主人様のセックス奴隷が持つべき矜持であると、わたくしは考えます</p><p>うんオレは別にエリカに、ああしろ、こうしろって細かいことを言うつもりはないオレはエリカのご主人様になったけれどエリカを抑え付けて、支配するつもりは全然無いからむしろ、今はエリカがオレに何をして欲しいと思っているのかが知りたい</p><p>オレが、そう言うとまり子が</p><p>公って、本当に変わっているわよねこれだけの美少女を一堂に集めたハーレムのご主人様なのに支配欲が全然ないのよね</p><p>だから、上手くいっているんだよあたしたちの家族はさ</p><p>ヨッちゃんは、あたしたち家族の要で全てのメスたちを束ねているたった１人のオス・ライオンだけれど、暴君にはならないから</p><p>君臨すれども統治せずですか</p><p>まり子が、言う</p><p>いや、統治はしているよもの凄く気を遣ってあたしたちの間を、取り持ってくれているし</p><p>愛民がモットーの君主なんですわ旦那様は</p><p>それに、支配欲はなくても、家族に対する執着は人一倍あるもんね今だって自分の女にしたんだからって、エリカちゃんのことを必死に理解しようとしているもんねっ</p><p>エリカが驚いて、オレを見る</p><p>オレの奴隷にして、カメラの前で宣言もさせて、処女を奪って、子宮に中出ししたけれどそれで、オレとエリカの関係が結びついたわけじゃないもんなむしろオレはまだ、エリカのことを全然、判ってあげられていないんだって思っているよオレたちの関係は、まだ始まったばかりなんだから判ろうとする努力を欠いてはいけないんだ</p><p>うん１回、セックスしたぐらいで理解できるほど、女の子は甘くないもんな</p><p>今日、エリカが最初に、この屋敷に来た時は、ヤケクソの自暴自棄な感じだったそれがエリカの両親や弁護士さんとの話し合いが終わって、オレとセックスしたから変わって池田先生に検診してもらった時は、妙にハシャギ過ぎていた</p><p>あの時はエリカの近くに、オレと寧と茉莉花しか居なかったからな</p><p>それが、この屋敷に帰って来て家族全員に囲まれたら、エリカは一気に意気消沈して、落ち込んだ感じになってしまった</p><p>お兄様は、ずっと、見ていて下さっているのよあなたを</p><p>瑠璃子が、隣に居るエリカに言う</p><p>当たり前だエリカはもう、オレの女なんだから気にするさ他の子たちも、そうだけどでも、今はエリカのことが一番心配だな何を悩んでいるのか判らないから</p><p>オレはまっすぐにエリカを見る</p><p>エリカの大きな瞳も、オレを見ていた</p><p>そんなこと言ってヨッちゃんは、もう何となく見当が付いているんでしょ</p><p>この間、ミナホ姉さんから聞いたんだけれど中毒とか、依存症っていうのは苦しいだけなんだってさ</p><p>例えば、アルコール中毒なんてお酒さえ飲んでいれば幸せってことじゃなくって、お酒を飲み続けていないと苦しくてたまらない状態になることなんだってしかも、お酒を飲んだって苦しいのが和らぐだけで、少しも楽にはならないんだよ</p><p>エリカは、黙ってオレを見ている</p><p>セックスもそうだセックス依存症になったってそれは、セックスをしている間だけは現実を忘れられるとか、気持ちよさに浸れるとかじゃないただ泥沼にハマって身動きが取れなくなったまま、沈んでいくだけなんだってさ</p><p>快感は一瞬だけどどっぷりと重さが残るんだろうね</p><p>エリカはロスト・ヴァージンしたばかりで、また身体に痛みが残っているはずだそれなのに、池田先生に今夜、またセックスしてもいいですかって尋ねたんだろ</p><p>そして池田先生は２、３回ならいいと答えたらしい</p><p>それって、エリカがセックス中毒になりたいって思っているっていうことなのかなここへ来たばかりの時のセックス奴隷にして下さいって発言も、裏を返せばオレにメチャメチャに犯されて、セックス中毒の身体になりたいって思ってたからなのか</p><p>エリカは大きく眼を開いて、オレを見たまま黙っている</p><p>でも、セックス中毒になったって現実逃避はできないぞセックスって、そういうものじゃないから</p><p>クスリやお酒やタバコなんかとは違うんだよそういうのは、自分１人だけですることだから１人でハマッて、１人で泥沼に沈むことができるけれどエリカのセックスは、オレとするんだからオレがいつでも、エリカを見ているしエリカと一緒に気持ち良くなるし、オレのこともエリカに見続けさせる絶対に１人きりにはさせないからっ</p><p>黒森様、あたし</p><p>そして、オレはエリカとセックスしても、エリカと一緒にセックス中毒にはならないからなオレには守らなくてはいけない家族がいるんだ中毒になって、他のコトが手に付かない状態になるわけにはいかないんだから</p><p>判ってますあたしも黒森様のご家族を見せていただきましたから</p><p>エリカの眼から涙が零れる</p><p>あんなにたくさん、可愛らしい人たちが居るのに黒森様が、エリカだけの相手をして下さるわけにはいかないことは判りましたから</p><p>エリカお前ももう、その家族の一員なんだよ</p><p>でも、あたしはエリカは、黒森様に罰していただきたかったんですっ</p><p>罰する</p><p>だって、あたしエリカは、悪い子だから</p><p>エリカがいきなりセックス奴隷にして下さいと言ってきたことも</p><p>その後の自暴自棄な態度も</p><p>奴隷宣言をしてオレに処女を捧げたことも</p><p>その後の、妙なハシャギ方も</p><p>元を辿れば原点は１つだ</p><p>あたしがあたしみたいな子が生まれてしまったから、お父様やお母様のご迷惑になってしまっているんです</p><p>エリカは自分の出生の秘密を知って</p><p>秘密を隠したまま死んだ祖父を恨むのでなく</p><p>そんな秘密を抱えて生まれて来てしまった自分自身を呪った</p><p>自分を悪い存在だと感じてしまったから</p><p>だから、オレに犯され奴隷に堕とされてもいいって、思ったんだな</p><p>自分を傷付けることが自分を罰することだと感じて</p><p>だって、あたしあたしみたいな子は、生まれてこなかった方が良かったんです</p><p>祖父と祖父が選んだ娼婦との娘</p><p>その事実を両親は知らない</p><p>自分の子として愛情を捧げてくれる両親に対する申し訳ないという思い</p><p>だけど、だからと言って両親に、エリカの出生をの秘密を伝えることもできない</p><p>血の繋がらない娘を育てていたこと亡くなった先代に騙されていたことを知ったら</p><p>エリカの両親は、深い絶望に陥ってしまう</p><p>家庭だって、崩壊してしまうかもしれない</p><p>だから、エリカは秘密を守り続ける</p><p>申し訳ないという思いだけがエリカの中に溜まっていく</p><p>それが、自分自身という存在に対する否定となる</p><p>自分は罰されないといけないという強い思いに変わっていく</p><p>判った１つ、見えたよ</p><p>ベッドに行こうオレがエリカを罰してやる</p><p>はい思いっきり、エリカを犯して下さいエリカをイジメて</p><p>あんまりフェイスブックが勧めるから、ユーチューブでヤマ＊カンのるさんちまんを観てしまいました</p><p>1982年にアマチュア時代のアンノ監督たちが作った戦隊モノのパロディアイコク戦隊ダイニッポンを</p><p>1997年に学生時代のヤマ＊ンが、さらに真似た作品</p><p>パロディのパロディって</p><p>しかも、15年も後に</p><p>いや、ついでにダイニッポンもユーチューブにあったので観たのですが</p><p>15年前のダイニッポンの方がアクションも特撮も面白さも遙かに上という</p><p>何より戦隊モノへの愛が違う</p><p>ていうか、ヤマ＊ン学生時代から変わってない安定したつまらなさ</p><p>1171．夜の底へ　／　エリカのセックス奴隷教育　その１</p><p>では、あたしは部屋に戻りますわ</p><p>瑠璃子あなたは、最後までエリカさんに付いていてあげなさい</p><p>香月家の娘の年長者としてみすずは、瑠璃子に命じる</p><p>まり子さん、美智あたしたちは、ここまでよ</p><p>みすずが、2人に言うが</p><p>えー、どうしてですわたくしは、最後まで見届けたいですわ</p><p>まり子は、不満そうだった</p><p>ここから先は大勢で見ているのは、エリカさんにとって酷だと思うわ</p><p>みすずは怯えているエリカを見て、言う</p><p>旦那様と瑠璃子にお任せしましょうね</p><p>美智が、すぐにそう返事をしたからまり子も</p><p>判りましたそうねわたくしたちが居ると、エリカさんは胸の奥でつかえているモノを全部吐き出せないかもしれないわね</p><p>エリカは、そう言ってオレに近づき</p><p>じゃあねお休みなさい、公</p><p>ああ、お休みまり子</p><p>美智も、就寝のキスを欲しがっている</p><p>お休みなさいませ、ご主人様</p><p>小柄な美智に合わせて、身体を屈めてオレは、美智ともキスをした</p><p>旦那様旦那様のおかげで、今日も良い1日でしたわ</p><p>最後にみすずもオレにキスしてくる</p><p>オレも、みすずの柔らかい身体を抱きしめる</p><p>まり子さんは、今晩はあたしの部屋へどうぞ美智用のベッドもあるのよ</p><p>はいわたくしも、今夜はご一緒させていただきます</p><p>では、泊めていただきますわ眠りにつくまで、乙女トークでも致しましょう</p><p>まり子はククッと微笑む</p><p>そうして、みすず、美智、まり子はオレに一礼して、立ち去って行った</p><p>トイレの前に残ったのはオレと瑠璃子とエリカと寧</p><p>えーと、あたしもお邪魔かなっ</p><p>寧が笑ってオレに言う</p><p>ヤッちゃん、ちょっと</p><p>オレは寧を呼ぶと寧の耳に小声で囁く</p><p>えああ、そうだね判った</p><p>寧は、すぐにオレの意図を理解してくれた</p><p>それじゃあ、用意しおくよ後で迎えに来るね今晩は、あたしと渚お姉ちゃんがお当番なんだからヨッちゃんが疲れてブッ倒れてたら、あたしが担いで渚お姉ちゃんの待ってるベッドまで連れていくからねっ</p><p>ああ、渚が待っててくれているんだよな</p><p>オレの今夜のゴールは渚のベッドだ</p><p>それまでは気合いを入れて気張らないと</p><p>じゃ、ルリちゃん後、よろしくねーっ</p><p>寧は、パタパタと走って立ち去った</p><p>後でまた来るからお休みのキスはしない</p><p>さて、オレたちだけになったな</p><p>オレは、エリカと瑠璃子を見る</p><p>エリカは瑠璃子のバスローブの裾を掴んで、身体を寄せていた</p><p>お兄様どちらのお部屋をお使いになります</p><p>そうだな鏡の部屋にしよう</p><p>オレたちは、壁全体が鏡張りになっている鏡の部屋に移動する</p><p>エリカは部屋の中を見て、驚いていた</p><p>壁は鏡だけれどベッドや絨毯や調度品は、一流品ばかりだ</p><p>この部屋は、黒森楼時代からのセックス・プレイ・ルームだから</p><p>照明は部屋の真ん中のベッドの周囲だけを、照らしていた</p><p>ほら、明るいところへ立て</p><p>オレたちは部屋の真ん中へ向かう</p><p>ついでに言っておくけれどこの部屋は、完全防音だからなエリカが、この部屋の中でどれだけ泣き騒ごうとも声は外に漏れない</p><p>エリカは緊張して、オレを見る</p><p>瑠璃子も今だけは記録撮影は無しだお前も参加しろ</p><p>ハメ撮りは、させない</p><p>今回のセックスは記録に残らないものだということをエリカに示しておく</p><p>その方が、エリカも安心して心が解放できるだろう</p><p>オレは、ベッド脇のアンティークの椅子を引き寄せて座る</p><p>エリカと瑠璃子も柔らかな光の中に立っている</p><p>じゃあ２人とも脱げ</p><p>エリカよりも先に、瑠璃子が返事をする</p><p>バスローブだけでいい下着は、オレが脱がすから</p><p>瑠璃子は、しろゅるしゅるとバスローブの帯を解く</p><p>エリカさんも早く</p><p>エリカも慌てて、帯を外す</p><p>瑠璃子がするっと、バスローブを肩から落とした</p><p>白いパンティだけでブラジャーは付けていない</p><p>まだ１５歳の幼い身体なのにこの半年間、オレの精を注ぎ続けられて、何とも言えない色気がある裸身になった</p><p>エリカも、パサッとバスローブを落とす</p><p>１４歳の裸身本当に細い身体だ</p><p>それなのにおっぱいは、ちゃんと自己主張している</p><p>もう数年すれば姉の茉莉花と同じように、豊かに成長するだろう</p><p>エリカ、鏡を見ろ</p><p>オレは椅子に座ったままエリカに言う</p><p>エリカさん、こっちよ</p><p>瑠璃子が、オレにエリカの表情がよく見える方向の壁面の鏡を、エリカに示した</p><p>鏡の中の裸の自分を見てみろ</p><p>部屋の真ん中だけが明るいから鏡の中には、下着１枚のエリカと瑠璃子の裸身がくっきりと映っていた</p><p>自分を見てどう思う</p><p>エリカには、オレの問いの意味が判らないらしい</p><p>エリカの唇はもう、オレの唇を知っているエリカの乳首は、オレの舌の感触を覚えたエリカのアソコはオレの勃起を全て受け入れたそして、エリカの子宮には今も、オレの精液がたっぷり入っている</p><p>エリカはほんの数時間前、処女を失った</p><p>エリカは自分の下腹部を抑える</p><p>オレの精液を注がれた時の熱さを思いだしているんだろう</p><p>エリカは、もう処女じゃないそうだな</p><p>は、はいエリカは、黒森様のセックス奴隷にしていただきました</p><p>鏡の中の自分を見てエリカは言う</p><p>それでエリカは、何か変わったか</p><p>処女だった頃のエリカと比べて何か変わったか</p><p>お股の辺りが痛みますまだ、何か太いモノが入ってるみたい</p><p>そんなのは１週間もすれば治るただの肉体的な問題だ</p><p>そういうこと以外に何か、セックスを経験したことで自分が変わったと感じることはないのか</p><p>それはな、何かは変わったと思いますエリカの中で</p><p>エリカは、うつむいて言う</p><p>ちゃんと、鏡の中の自分を見て探してみろ変わったかもしれないなんていうのは、先入観だ</p><p>処女じゃなくなったんだから何かしら、変化していないとおかしいと思うのは</p><p>しっかりと自分自身を見て探してみろ</p><p>エリカは真顔で、鏡の中の裸身を見るが</p><p>わ、判らないですあたし</p><p>判らないはずがないだろう何かが変わってしまっているのなら見れば判るはずだ</p><p>だって、あたし自分の間中で、何が変わってしまったのか判らないんです</p><p>それは何も変わっていないということなんじゃないのかしら</p><p>エリカの隣で瑠璃子が言った</p><p>えでもエリカは、もう処女じゃないですしセックス奴隷ですし</p><p>でも、エリカさんの本質はお兄様に犯していただいた前と、何も変わっていないのよ</p><p>瑠璃子が真実を告げる</p><p>ああ、そういうことだセックスぐらいじゃ、人の本質は変わらないんだよ</p><p>で、でも、あたしは</p><p>もういいこっちに来いセックスするぞ</p><p>エリカは、急いでベッドに向かい裸身を横たえる</p><p>エリカは天井を見上げて、そう言った</p><p>そうじゃないでしょエリカさん</p><p>瑠璃子が呆れた口調で言う</p><p>何度言えば判るの</p><p>慌てて身体を起こす、１４歳の少女</p><p>ご奉仕するのは、わたくしたちであなたが、お兄様にしていただくのではないのわたくしたちはセックス奴隷なんですからまだ判らないの</p><p>判らないんじゃなくて今のエリカは、そうなんだよ</p><p>自分は、他の人たちから何かしてもらえる立場だって子供の頃から、ずーっとそういう生活をしてきたから意識が、奴隷の立場に切り替わっていないままなんだよ</p><p>だから、いつもその場で一番、自分を守ってくれそうな人にすがってしまう</p><p>茉莉花を姉だと認識した時は茉莉花に</p><p>茉莉花と自分では生活環境の違いで物の考え方が異なるのではないかと気付いたらオレに</p><p>今は瑠璃子に寄り添っている</p><p>奴隷なんですから、わたくしたちの方から率先してお兄様にご奉仕しなくてはいけないのよ</p><p>あ、は、はいそうでした</p><p>こんなにも瑠璃子に対して素直なのも瑠璃子に依存しているからだ</p><p>瑠璃子お手本を見せてやれ</p><p>はい、お兄様エリカさん、こちらにいらっしゃい</p><p>瑠璃子は椅子に座っているオレの前に、裸でひざまずく</p><p>エリカもベッドから、飛んで来る</p><p>お兄様失礼致しますわ</p><p>瑠璃子は、細くて長い指でオレのバスローブの帯を解いてくれた</p><p>そして、オレの裸の胸を撫でる</p><p>お兄様のお肌の匂い瑠璃子は大好きです</p><p>そう言って、オレの胸に頬擦りする</p><p>お兄様お口で大きくして差し上げた方が、よろしいですか</p><p>上目遣いにオレを見てニコッと微笑む</p><p>今日は、散々、射精してきている</p><p>もう一発やるには刺激が必要だ</p><p>瑠璃子は、そう言うとエリカに振り向き</p><p>知識の豊富なエリカさんは、きっとご存知でしょうこれから、お兄様にフェラチオをして差し上げます</p><p>ああ、blow jobですねっ</p><p>エリカは外国のポルノグラフティばかり愛読していたから、英語で言う</p><p>フェラチオという言葉が一般的になったのは、喜劇王のチャップリンの離婚裁判で使われてからなんです</p><p>そういう知識は今はいいわいい、見ていて</p><p>瑠璃子は、織りのパンツを下ろす</p><p>驚いている、エリカ</p><p>ああ、エリカはフル勃起している時のオレのペニスしか見てきていないのか</p><p>おしゃぶりさせていただきます</p><p>瑠璃子はオレのペニスを両手で捧げ持つと</p><p>赤い舌で子猫のように、ペロペロと舐めていく</p><p>チュッチュッと弾力のある唇でキスしたり</p><p>亀頭だけを口に含んだり</p><p>少しずつ大きく張り詰めていくオレのチンコを見てエリカは声を上げる</p><p>お兄様、とっても美味しいです瑠璃子お口でのご奉仕フェラチオ、大好きですわ</p><p>瑠璃子は艶やかな瞳で、オレの眼を見上げながら口唇奉仕を続ける</p><p>やがて、オレのペニスは天を衝く勢いで張り詰めた</p><p>うふっ素敵ですお兄様</p><p>１５歳の美少女がオレの亀頭にキスする</p><p>さあ、エリカさんもわたくしがしたみたいに</p><p>瑠璃子が当たり前のように舐めしゃぶったからなのか</p><p>あるいは、ポルノグラフティからの知識でこういう行為は普通だと思い込んでいるのか</p><p>エリカは、フェラチオにまったく抵抗がないようだ</p><p>ほら、お兄様にまずは、ご挨拶よ</p><p>え、エリカもお口でご奉仕させていただきます</p><p>ああ舐めろエリカ</p><p>こうやって根元のところを持つのよ</p><p>瑠璃子が、１４歳の少女にオレの勃起を握られる</p><p>そうよお兄様のオチンチンはとっても熱いのさあ、舐めてご覧なさい</p><p>エリカの舌が恐る恐る、オレの亀頭に触れる</p><p>そうよキャンディ・バーを舐めるみたいにペロペロするのわたくしも、半年前に克子お姉様に特訓していただいたのよ</p><p>瑠璃子たちのフェラチオ技術は克子姉の直伝だ</p><p>舐めながら、お兄様のお顔を見てどこを舐めた時に、気持ち良さそうな顔をなさるのかあなた自身で見つけていかなくてはいけないのよ</p><p>エリカがオレを見るオレのペニスに舌を這わしながら</p><p>お兄様にどこが気持ち良いですかなんて聞いてダメよわたくしたちは奴隷なんだから自分の五感を使って、お兄様を感じて理解していくのよそれがご奉仕するということなんだから</p><p>瑠璃子が優しく、エリカに言う</p><p>１４歳の裸身の美少女は一生懸命、舌と唇を使っていく</p><p>うんエリカは賢いな</p><p>たった今見たこと瑠璃子のフェラチオを巧みに再現していく</p><p>だけど自分から、違ったことをしてみようとは思わない</p><p>それが、エリカという女の子の性格なんだろう</p><p>アバンギャルドのように見えて実は保守的だ</p><p>よし、もういいよありがとう</p><p>オレは、完全に勃起したことを確認してエリカに言う</p><p>エリカの頭を撫でてやった</p><p>エリカは、オレのペニスから口を離す</p><p>戸惑った表情で、オレを見ている</p><p>立ち上がって</p><p>オレの前に立つエリカ</p><p>オレは椅子に座っているから可愛いおっぱいが、眼の前に来る</p><p>オレは、ペロッとエリカの乳首を舐めた</p><p>尖っているエリカも、興奮しているんだ</p><p>エリカ、そのまま周り右してオレの膝の上に座れ</p><p>オレを椅子だと思って座るんだ</p><p>まだパンティを穿いたままだしこのまま、挿入はしない</p><p>エリカの柔らかなお尻が怯えながら、オレの膝に乗る</p><p>もっとドカッと座れよ</p><p>オレはエリカの腰を抱き締めて、ぐいっと引く</p><p>オレの勃起をエリカの背中に押し付けるようにして密着して、オレの上に座らせる</p><p>また鏡だ見てみろ</p><p>オレは、抱き締めた選れ科の身体ごと壁面の鏡に対して、真っ直ぐになるように身体を向ける</p><p>エリカは今どうなっている</p><p>く、黒森様には、裸で抱き締めていただいています</p><p>エリカは、鏡に映る自分を見てそう答えた</p><p>そうかさっきと何か変わったか</p><p>エリカは、オレのチンコの味を覚えたろどうだった</p><p>オレは、背中側からエリカの耳に囁くようにして尋ねる</p><p>ちょっとしょっぱかったです</p><p>熱くて太くてこれが、またエリカの中に入るんだって思いました</p><p>オレは、エリカの太ももに手を伸ばして指でパンティの表面を触る</p><p>湿っている</p><p>ま、エリカ黒森様に犯されちゃうんだってそう思いました</p><p>エリカは、顔を赤らめてうつむく</p><p>顔を上げろ、エリカ鏡の中に映っている自分を見ろ</p><p>顔を上げるエリカ</p><p>オレもエリカの後ろから鏡を見る</p><p>丁度エリカの首筋の髪の毛の間から、オレの眼が見えている</p><p>どうだ、エリカはどんな顔をしている</p><p>エリカはエッチな顔をしています</p><p>エリカはそう答えた</p><p>そうだなでも前のエリカと、何か違っているか</p><p>オレの奴隷になる前もエリカはエッチだったんだろ</p><p>亡くなった祖父の淫らな蔵書を濫読していたのだから</p><p>はい、エリカはエッチです</p><p>自分で触ったのもしてたんだろ</p><p>はい、していました</p><p>１４歳の美少女は素直に答える</p><p>１人エッチしている時の自分の顔を見たことがあるか</p><p>オレは、エリカの股間を下着の上から、擦っていく</p><p>な、無いですそんな恥ずかしいことは</p><p>きっと今みたいな顔をしていたと思うぞ</p><p>オレに弄られる自分をエリカは見ている</p><p>つまりエリカはまだ何も変わっていないんだ</p><p>オレは、空いている方の手でエリカのおっぱいを揉んでいく</p><p>後ろから、エリカの首筋をペロっと舐めた</p><p>熱い息を漏らすエリカ</p><p>眼を閉じるな鏡の中の自分を見ていろ</p><p>エリカは、大きな瞳で自分の痴態を見つめている</p><p>そうよ、今、鏡の中に見えているのが現実のあなたあなたの姿なのよ、エリカさん</p><p>瑠璃子が、オレたちの傍らに立ちエリカに言う</p><p>これから、身も心もお兄様の奴隷になっていく自分を変わってしまう自分を、あなた自身で見つめ続けるのよ</p><p>そうだだから、このセックスにカメラはいらない</p><p>記録装置なんかなくてもエリカが、エリカ自身の心に刻み付ければいい</p><p>あ、あたしあたしぃ</p><p>股間からトロトロと愛液を漏らしながらエリカは、鏡の中の自分を見つめている</p><p>ウイニングガンダム・リアルモードは</p><p>リアル化しても、ビームが出るだけって</p><p>しかも、懐かしのマーズフラッシュ演出うーむ</p><p>1172．夜の底へ　／　エリカのセックス奴隷教育・２</p><p>裸で椅子に腰掛けて、パンティ１枚のエリカを後ろから抱いているオレ</p><p>く、黒森様に触っていただいています</p><p>鏡に映った自分とオレを見つめているエリカ</p><p>どこをどう触られているんだ</p><p>オレの右手は、エリカの股間を下着越しに撫でている</p><p>オレの左手は、エリカの１４歳の可愛いおっぱいを</p><p>む、胸とあそこを触られています揉まれています</p><p>それでどんな気分だ</p><p>オレは指の力を強くするエリカの股間は、もうビショビショだった</p><p>エリカの乳首もコリコリと固くシコッている</p><p>ああっゾクゾクしますあ、あたし</p><p>どうなんだ</p><p>ぬ、濡れてます身体の奥から、溢れてくるのが止められません</p><p>エリカは、顔を真っ赤にして羞じらいながら、そう言う</p><p>しかし、その眼は鏡の中の自分の裸身をはっきりと捉えている</p><p>エリカは、この恥ずかしい状態に悦びを感じている</p><p>背中にオレのチンコを感じるよな</p><p>オレは、エリカの柔らかなお尻と背中にグイグイと押し付ける</p><p>はいあ、熱いです</p><p>エリカは、身体を震わせている</p><p>よし、立て</p><p>オレは、エリカに命じる</p><p>立ってオレの方を振り向け</p><p>エリカが、オレの膝から腰を浮かせて立つ</p><p>そのまま、ガクガクと震える足でオレに振り返る</p><p>１４歳の少女の眼は、淫らに蕩けていた</p><p>自分で脱げ</p><p>オレは最後の１枚の白い下着を脱げと、命令する</p><p>エリカが自分で、オレに犯される準備をするんだ</p><p>椅子に座ったまま、オレはまっすぐにエリカを見上げる</p><p>エリカも大きな瞳で、オレを見下ろしている</p><p>そういうセックスがしたいんだろ</p><p>完全にオレにセックス奴隷として扱われるような酷いセックスをエリカは望んでいる</p><p>は、はいえ、エリカは悪い子ですから黒森様、どうか思いっきりエリカをイジメて下さい</p><p>それなら、早く脱げよ</p><p>エリカが、そう答えると</p><p>違うわ、エリカさん奴隷のお返事は、かしこまりましたよ</p><p>横から、瑠璃子が指導する</p><p>は、はいかしこまれました</p><p>そして、エリカは震える手で、パンティを掴む</p><p>怯えているのではない</p><p>興奮しているんだこの淫乱な１４歳は</p><p>ぬ、脱ぎますっ</p><p>エリカの白い手が愛液を吸ってすっかり重くなった布地を、エイッと引き下ろす</p><p>エリカの太ももの内側に、トロロロッと愛液の滴が垂れていく</p><p>エリカは、片足ずつパンティから足を抜いた</p><p>その度に、エリカの割れ目が引っ張られて新たな愛液を漏らす</p><p>幼い少女の酸っぱい性の匂いが、オレの鼻をツンと刺激する</p><p>ぬ、脱ぎました</p><p>エリカは、顔は恥じらっているが手を真っ直ぐに下ろして、裸身を隠さずにオレの前に立つ</p><p>オレに裸を見られているということでさらに興奮したいんだ</p><p>よし、そのままオレの膝に跨がって来い</p><p>このままですか</p><p>いや、セックスはまだだとにかく、オレの膝に乗れ</p><p>は、はい、いえかしこまりました</p><p>エリカが大きく足を広げ恐る恐る、オレに対面して膝に跨がって来る</p><p>足を開いているから、オレにはエリカの割れ目の内側の鮮やかな肉色までが、はっきりと見える</p><p>オレのチンコを握ってみろ</p><p>エリカの手がオレの勃起ペニスに触れる</p><p>自分の中から湧いている汁をオレのペニスに塗るんだセックスした時に、滑りが良くなるように</p><p>エリカは割れ目から愛液を掬ってオレの亀頭に、丁寧に塗りつけていく</p><p>もっとチンコ全体に塗るんだこれが、またエリカの中に入って奥までクチュクチュ掻き混ぜるんだからな</p><p>エリカは、オレの勃起を凝視しながら愛液を塗りたくり続ける</p><p>どうしょうあたし、もの凄くはしたないことをしている</p><p>エリカ、お前の乳首が舐めたいからもっと身体をオレに寄せろオレのチンコの根元に直接、エリカの割れ目を押し付けるんだ</p><p>エリカは、興奮しすぎて身体が上手く動かないらしい</p><p>仕方ないから、オレはエリカのお尻を両腕で掴んでグイッと引き寄せる</p><p>ひゅあっ</p><p>オレの勃起チンコと、エリカの下腹がくっ付く</p><p>オレは、エリカの腰を抑えて乳首が舐めやすいように背中を反らさせる</p><p>怖がるなオレがいる</p><p>そのままオレは、エリカの桜色の乳首を舐めた</p><p>強めにチュチュッと吸う</p><p>きゃうっあっああんっ</p><p>おっぱいを舐められるのは好きか</p><p>判らない判らないです</p><p>ほら、舐めているオレを見るんだオレが、エリカのおっぱいを吸っているんだぞ</p><p>ああんっあたしエッチなことされちゃってる</p><p>オレは、満足いくまでエリカの左右の乳首を楽しんだ</p><p>ついでに１４歳のおっぱいの柔らかさも堪能する</p><p>エリカは、すでに肌が火照ってきている</p><p>裸のおっぱいに頬擦りするだけでも温かい</p><p>オレがエリカを抱き直して、エリカの唇にキスをすると</p><p>エリカの方から情熱的に舌を絡めてきた</p><p>すっかり、身体に火が付いている</p><p>そろそろするか</p><p>オレがそう言うと、エリカはオレの眼を見て</p><p>はい犯していけないエリカを、メチャクチャにして下さい</p><p>エリカ立てそして、ベッドのマットに手を付いて、オレの方にお尻を突き出せ</p><p>エリカには、意味が判らないようだ</p><p>立ちバックだ立ったまま後ろから、お前を犯すだから、早くしろ</p><p>ここにこうしてこういうポーズをするのよ</p><p>瑠璃子が、お手本を見せる</p><p>うん、お尻が良い角度で突き出されていて身体のラインが美しい</p><p>この半年間、本当に色んな体位でセックスしたからな</p><p>ほら、エリカさんやってご覧なさい</p><p>エリカも立ちバックで犯されるためのポーズを取る</p><p>足はもっと開いて、お兄様の腰の高さに入れていただき易いように、高さを合わせるのよ</p><p>中学２年生のつるんとした白いお尻が、オレの眼の前で可愛く揺れる</p><p>よし、高さはそれでいい頭を上げて、真っ直ぐ前を見ろ</p><p>この部屋は全面鏡張りだからもちろん、そこにも鏡がある</p><p>エリカは全裸で立ったまま、男のイチモツを受け入れようとしている淫らな自分の姿を目撃する</p><p>どうだ犯されるっていう気分に相応しい格好だろ</p><p>エリカの背後に立ったオレには、エリカのお尻の穴がひくついているのが見える</p><p>寄れ眼からはさらに、大量の愛液が溢れ出ていた</p><p>エリカ欲しがってみせろどうして、お前はオレに犯されたいんだ</p><p>鏡越しにオレはエリカの眼を見て言う</p><p>エリカは悪い子なんですいけない子なんですだから、黒森様にご主人様に、メチャクチャにしていただきたいんです</p><p>もっと判りやすく言え</p><p>レイプレイプされたいのっ</p><p>黒森様に犯してっ犯してっご主人様ぁっ</p><p>オレは、エリカの細い腰を掴み張り詰めた勃起を、割れ目に押し当てる</p><p>エリカは、膣の粘膜でオレの亀頭の熱さを感じて、ブルッと身体を震わせるが</p><p>ズブブブブッ</p><p>ぎゃうっ</p><p>鏡の中のエリカの顔が異物を挿入されるショックに歪む</p><p>い、痛いッ</p><p>これだけ濡れていても、処女喪失からまだ数時間しか経っていない</p><p>傷が癒えていない膣口に、オレの亀頭が潜り込んで行くッ</p><p>エリカは、ベッドに置いた手でシーツをギュッと強く掴む</p><p>鏡の中のエリカの瞳から、ポロポロと涙が零れ落ちた</p><p>オレは、それでも</p><p>一番狭いところほんのさっきまで処女膜があったポイントを</p><p>オレの亀頭の一番太いところが潜り抜ける</p><p>きぃ、ひぃ痛いっ</p><p>残っていた処女膜を削り取りながら狭すぎる１４歳の膣を、オレのペニスの形に押し広げていく</p><p>後はこのまま奥まで行き着くところまで押し込むだけだ</p><p>オレの亀頭とエリカの子宮口がエリカの胎内でキスをする</p><p>全部入ったぞエリカ</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁはい</p><p>エリカは涙を零しながら、オレに答えた</p><p>馴染むまで、しばらく動かないからエリカ、頭を下ろして、オレとお前が繋がっているところを見てみろ</p><p>立ちバックなら、エリカにも結合地点が見えるはずだ</p><p>エリカは真っ直ぐに正面の鏡を見ていた頭を下げて自分のおっぱいとお腹の先を見る</p><p>入ってるあの太いのが黒森様のオチンチンが、全部エリカの中に</p><p>オレは後ろから手を廻して、エリカの耳に囁く</p><p>エリカ、お前は自分でも判っているだろけどすごいスケベな女だ淫乱だ</p><p>エリカは熱い涙を零しながら、オレに応えた</p><p>こんな淫らな女は、世の中の迷惑になるだから、オレが徹底的に調教してやる</p><p>オレは、エリカのおっぱいをぷにっと揉んで</p><p>いいか、淫乱なエリカお前にとって、セックスとは何だ</p><p>迷うエリカに、横から瑠璃子が言う</p><p>お兄様に犯していただくことよ</p><p>あ、はいそうですエリカにとって、セックスは黒森様にレイプしていただくことです</p><p>オレはエリカの胸を揉み揉みしながら</p><p>そうだこんな淫乱なエリカの相手をするのはオレだけだ今からは、セックスのことを想像する時は、オレの顔を思い出せオレとどうセックスするか、どう犯されたいかだけを考えろ</p><p>判るだろうエリカの奥に、オレが入り込んでいる</p><p>はいエリカの中、黒森様のオチンチンでいっぱいになっています</p><p>エリカは眼と膣でオレとの結合を確認している</p><p>あああたし、犯されてる黒森様に</p><p>これからは、ヤりたくなったら、いつでもマンコを使わせろ</p><p>はい使って下さいエリカを犯して下さい</p><p>そして、エリカもヤラレたくなったらいつでも、オレに言え自分で犯される用意をして、オレを迎えるんだ</p><p>はいあたしはい</p><p>よしエリカの中が、いっそう潤ってきた</p><p>ああっううっぐっ</p><p>エリカの小さな裸身が、オレに揺すられていく</p><p>ああ、出たり入ったりしてますっエリカの中にあんっいやらしいですっあたしいやぁんっ</p><p>エリカはまだ、オレとの結合ポイントを見ていた</p><p>自分の中に、男の剛直が抜き差しされていく様子を凝視している</p><p>エリカ、顔を上げろ繋がっているところだけじゃなくって、オレに犯されているお前自身を見ろ</p><p>鏡の中には後ろからケモノのように激しく犯されている自分自身の姿がある</p><p>いやぁぁあああっ、恥ずかしい恥ずかしいですっ</p><p>エリカの膣がキュウキュウと締まって、オレのペニスを締め付ける</p><p>エリカの肌に汗の玉が浮いてきた</p><p>オレは、少しずつ突き込みを強くしていく</p><p>ああっ、ああっ、ああっ、ううっ</p><p>痛むのかエリカ</p><p>痛くていいんですっあああっ、もっと酷くしてくださいっあああっ、もっと強くエリカをイジメてっ</p><p>すっかり解放されたエリカは、大きな声で叫んだ</p><p>ああ、思いっきりやってやるよっ</p><p>オレはパンパンッと下腹をエリカのお尻に叩き付ける</p><p>エリカの胎内を、オレのペニスで抉っていく</p><p>あああっ、あああーっ、あああんっ壊してっいけないエリカを壊して下さいッッ</p><p>オレの腹の奥底から射精欲が湧いて来る</p><p>エリカイキそうだエリカの中に出すぞっ</p><p>はい、出してっエリカの中を、また熱くして下さいっ</p><p>見てろオレが射精するところを射精される自分のことも見ていろっ</p><p>はいっ、かしこまりましたぁぁッッッ</p><p>あ、熱いぃぃぃ</p><p>噴水みたいに噴き上がるッ</p><p>お腹の底に熱いのが拡がっています</p><p>２射目</p><p>３射目ッッ</p><p>出されてるぅぅエリカの中で射精してるぅぅ</p><p>エリカの子宮口のぷっくりとした部分に亀頭の先をクリクリ擦り付けながら</p><p>オレは臭い精液を、エリカの子宮に満たしていく</p><p>あああっあああーっいやぁぁッッ</p><p>エリカが射精しているオレを見ている</p><p>鏡の中の射精されてる自分も見ている</p><p>済みません、もう少し書きたかったのですが</p><p>急に悪寒と頭痛が</p><p>休みます</p><p>1173．夜の奥へ　／　エリカのごめんなさいセックス</p><p>ううっ、はぁ、はぁ、はぁ</p><p>立ちバックの体勢でエリカの子宮に最後の一滴まで、射精する</p><p>くッ</p><p>尻の穴に力を込めて尿道に残っていた精液も、びゅるるとエリカの中に絞り出した</p><p>オレの額から大粒の汗がポタポタとエリカの小さな背中に滴る</p><p>エリカは、声も出ないらしい</p><p>オレは射精後の疲れた肉体の中から、力を振り絞って</p><p>エリカとバックで繋がったままエリカの身体を抱え上げる</p><p>エリカの膣が、キュキュッとオレの勃起を締め付ける</p><p>ああ中学２年生の少女の身体は、本当に軽い</p><p>瑠璃子椅子を</p><p>瑠璃子が、サッとオレの後ろに椅子を置いてくれた</p><p>だから、オレはエリカを抱え上げたままどっしりと椅子に深く腰掛ける</p><p>正面の鏡には裸のエリカを大きくM字開脚にして、抱きかかえているオレが映っている</p><p>エリカの秘部にネジ込まれているオレのペニスの具合もはっきり判る</p><p>処女を失ったばかりの１４歳の狭い膣の内部は、ひくひくと蠢いていた</p><p>エリカまた、お前の中に射精したぞ</p><p>オレは、エリカの耳にそう囁く</p><p>はい判りましたあたしの中に熱いのが拡がるのが</p><p>エリカはとろんとした眼で呆然と自分の痴態を見ている</p><p>凄いあたし、本当にメチャクチャになってる</p><p>繋がっているところを触ってみろ</p><p>オレの命令に、エリカは</p><p>自分の秘部に小さな手を寄せる</p><p>あんっホントにあたし犯されちゃってる</p><p>こうされたかったんだろ</p><p>黒森様にエリカは、黒森様にレイプしていただく奴隷なの</p><p>エリカは、熱い息を吐く</p><p>黒森様ぁぁもっと、もっとエリカをイジメて下さいもっと酷いことを痛くしてもいいですからエリカにエッチなお仕置きをして下さい</p><p>エリカの身体の中で、淫らな炎がさらに燃え上がっている</p><p>どうしてだエリカはどうして、オレにお仕置きされたいんだ</p><p>オレは、後ろからエリカのおっぱいをイジクリながら問う</p><p>そんなオレたちの痴態も、鏡に映っている</p><p>エリカは、鏡越しにオレに答える</p><p>だって、エリカは悪い子ですから</p><p>悪い子だからお仕置きされたいのか</p><p>そうですもっと、もっとエッチなことをエリカを壊して壊して下さい</p><p>それじゃあ、お仕置きにならないよ</p><p>エリカの耳に、はっきりとそう言う</p><p>こんなセックスをどれだけ繰り返したってこんなのは、エリカへのお仕置きにはならないセックス中毒になるだけでエリカの心の渇きは、少しも癒やされないんだ</p><p>いいから、聞けよ</p><p>オレは、エリカの乳首をクニッと優しく摘まむ</p><p>またエリカの膣が、オレのペニスを締めるッ</p><p>こんなわずかな痛みでも、エリカの頭を冷やすには充分だろう</p><p>エリカは、自分のことを悪い子だって言ったけれど具体的に何がどう悪い子だったんだ</p><p>口籠もるエリカ</p><p>エリカが答えないのなら、オレが言うよエリカは、今日お父さんとお母さんに嘘を吐いたそれは、どうしても吐かなきゃいけなかった嘘だけど嘘を吐いたという事実に変わりは無い</p><p>エリカが両親の本当の子ではないという真実</p><p>亡くなったエリカの祖父には、もう１人茉莉花という隠し子がいたという事実</p><p>どちらも、今の安奈夫妻には伝えられない</p><p>そんなことをしたら、エリカの家が崩壊してしまうエリカは両親と顔を合わせて離すことさえツラくなるだろう</p><p>だから、オレたちは月子の巫女の力を借りて、真実を隠蔽した</p><p>そして、エリカ自身も最後まで真実を語らなかった</p><p>嘘を通した</p><p>エリカが、自分は罰せられないといけないと思っている最大の理由はそれだろ</p><p>オレのペニスを包んでいるエリカの膣肉が、またビクッと収縮する</p><p>それに、エリカは家出をして、お父さんとお母さんに心配を掛けた自分の出生の秘密を知って、家出しちゃうぐらい悩んでたのは判るけれどそれでも、お父さんお母さんを悲しませたそれも、エリカの罪だそうだろう</p><p>エリカは、素直に認めた</p><p>あたしは本当はお祖父様の娘だったエリカは今まで通り、お父様お母様と暮らすことはできないと思ったからだから</p><p>言い訳はいいエリカは、両親に悪いことをしただから、悪い子なんだそうだよな</p><p>オレは論理をすり替えている</p><p>エリカが、自分を罪深いと感じているのは</p><p>祖父と祖父の選んだ元・娼婦の娘だったという自分の生まれそのものを後ろめたいと感じているからだ</p><p>一流監査法人の代表・安奈家の娘として晴れやかな生活を送っていたエリカだからこそ、自分の本当の出自が後ろめたく感じられる</p><p>この子は、日本一の超お嬢様校で中等部のスターと呼ばれるぐらい明るく、華やかな少女だったのだから</p><p>両親の本当の子ではなかったという事実が、エリカには今までの自分自身の全てを否定されるような大きな衝撃だったんだと思う</p><p>だから自分を罪深く、罰せられなくてはいけない、悪い子と認識してしまった</p><p>しかしエリカの出生の真実は、変えることはできない</p><p>真実は真実だから</p><p>エリカの自分は罰せられなくてはいけない理由の方を、すり替える</p><p>エリカは、お父さんとお母さんに嘘を吐いた心配を掛けた今も心配を掛けている本当に悪い子だ</p><p>ううっ、あたしは</p><p>エリカの眼に、涙が溜まる</p><p>泣くな、鏡を見ろ</p><p>オレは、強い声で命じる</p><p>エリカは今オレと何をしている</p><p>鏡の中大きくM字開脚させられているエリカの股間に、オレの勃起ペニスが深々と挿入されている</p><p>エリカは黒森様とセックスセックスしています</p><p>エリカは、切れ切れの声で答える</p><p>今もエリカのお父さんとお母さんは、エリカのことを心配しているエリカの家でそれなのに、エリカはオレに犯されて悦んでいる</p><p>悦んでいるだろお仕置きされたいってオレに犯されて、セックスに溺れていくのを楽しんでいるじゃないか</p><p>泣くなっ、堪えろ</p><p>オレは、背後からエリカの裸身を抱き締める</p><p>エリカオレとどれだけセックスしても、エリカの心の中の罪悪感は消えないんだ心の渇きき治らないんだそれはエリカが、お父さんお母さんに対して感じている罪の意識が原因なんだから</p><p>お父さんとお母さんにごめんなさいって謝らない限りエリカの罪悪感は消えないんだ</p><p>真実は言わなくていいっ嘘は、そのままにしておいていいんだでもごめんなさいは言えるだろエリカは、お父さんとお母さんに心配を掛けているんだから</p><p>両親の本当の子ではないという真実から発生している罪悪感はどうやったって、消し去りようがない</p><p>しかし、ごめんなさいを言うことで一気に大きなわだかまりを拭い去ることはできるはずだ</p><p>命令だ、エリカお父さんとお母さんにごめんなさいだ</p><p>オレは、ギュッと全身でエリカを抱き締めて言う</p><p>エリカが迷う前に、オレはさらに状況を進める</p><p>ヤッちゃん、入って来て</p><p>はーい、待ってたよーんっ</p><p>この鏡の間のドアが、ガチャっと開き</p><p>廊下から、寧が入って来る</p><p>エリカちゃん、悪いんだけれどエリカちゃんの荷物、漁っちゃったよっはーい、これっ</p><p>寧にはエリカの携帯電話を持って来てくれるように、頼んでおいた</p><p>あ、ちょっと待ってねこの部屋は電波が遮断されているから今、ここのお屋敷のシステムに繋ぐからさ</p><p>寧は、エリカの携帯電話に小さな機械を接続する</p><p>はーい、これでオッケイそのまま発信したら、普通の携帯電話みたいに使えるよっ</p><p>寧は携帯電話をエリカに差し出す</p><p>黒森様このまま</p><p>オレたちは裸でセックスしているままだ</p><p>そうだこのままの姿で鏡に映っている自分のはしたない姿を見ながら、お父さんとお母さんに電話しろ</p><p>エリカは悪い子なんだからこのままでいいんだ</p><p>エリカの罪悪感をはしたなさの方に寄せる</p><p>エリカはごめんなさいだけすればいい後は瑠璃子</p><p>オレは傍らの瑠璃子を見る</p><p>はい、お兄様エリカさん、細かい話はわたくしがするわ</p><p>瑠璃子が、うんとうなずく</p><p>とにかく、電話を掛けろそれだけはエリカの意志で、エリカの手でやれ</p><p>やるんだ、エリカっ</p><p>エリカの震える手が寧の差し出している携帯へ伸びる</p><p>身体が緊張している</p><p>オレのペニスを打ち込まれた膣が、また締まる</p><p>そして、同時に</p><p>エリカはまた、愛液を漏らしていた</p><p>エリカはお母様いう表示を呼び出すと</p><p>通話スイッチを押す</p><p>トゥトゥトゥトゥーッ、トゥトゥトゥトゥーッ</p><p>プルルルルッ、ブルルルルッ</p><p>電話は、すぐに繋がった</p><p>もしもし、エリカエリカなの</p><p>携帯から、エリカの母親の声が聞こえた瞬間</p><p>寧は電話を、瑠璃子に手渡す</p><p>自分から遠ざかる電話を見つめるエリカ</p><p>もしもし、香月瑠璃子でございます夜分失礼致しますエリカさんのお電話を借りてお話ししております</p><p>エリカが、穏やかな声でエリカの母親に話す</p><p>エリカ鏡を見ていろオレとセックスしている自分を見ろ</p><p>オレは、エリカを抱き締めて言う</p><p>親に心配を掛けているのにエリカの中に、オレのチンコが刺さっているんだぞエリカのお腹の中には、オレの精液がいっぱい入っているんだぞ</p><p>罪悪感をセックスだけに、集中させる</p><p>中学生なのに親に内緒で自分からレイプしてくれって懇願して本当にエリカは悪い子だ</p><p>エリカの乳首を捏ね回しながら、オレはエリカの耳に囁く</p><p>い、言わないで</p><p>認めろよ、エリカ鏡の中に、全部映っているんだぞ</p><p>オレは下から腰を突き上げて、エリカの身体を突く</p><p>その間に瑠璃子は</p><p>はい、先ほどは失礼致しましたええ、わたくしたちの方は大丈夫ですわお気になさらないで下さい</p><p>エリカの母親と会話して</p><p>それで、あのどうしても、今夜中にエリカさんが、お父様とお母様にお話ししたいことがあるとそう、おっしゃるのではい、それでわたくしがお電話致しました</p><p>エリカは、ビクッと震える</p><p>はい今、ここに居ますわそれで安奈圭一郎様も、そちらにおいでですかああ良かった</p><p>エリカの父親も、母親と同じ部屋に居るらしい</p><p>それではエリカさんに代わりますね</p><p>瑠璃子は、エリカの耳に電話を押し当てる</p><p>エリカは全身を硬直させて、固まってしまう</p><p>大きく開かれた眼は鏡を見ている</p><p>大股開きで淫らな男に犯されている男の精液で満たされた自分の裸身を</p><p>エリカどうしたの</p><p>電話機から聞こえる母の声にエリカは</p><p>エリカの眼から、ポタポタと大粒の涙が零れ落ちる</p><p>お母様あたしごめんなさい</p><p>他の言葉は何も出て来ない</p><p>ただ謝りの言葉だけを母に告げる</p><p>いいのよ、エリカ私こそ、ごめんなさい</p><p>そんな母の言葉が、さらにエリカの心を濡らす</p><p>違うのエリカが悪いのごめんなさいエリカは悪い娘ですごめんなさい、お母様</p><p>そんなことはないわそんなことはないから、エリカああ今、お父様に変わるわ</p><p>エリカの父親も、娘の声が聞きたいのだろう母親と電話を替わる</p><p>エリカどうしたんだ</p><p>お父様あたし、あたしぃごめんなさい、ごめんなさい、お父様</p><p>エリカは泣きながら、父に謝る</p><p>あたしはエリカは悪い子ですはしたない娘ですごめんなさい、本当にごめんなさい</p><p>そんなことはないよエリカは私の素晴らしい娘だ自慢の娘だ天使のような娘だよ</p><p>父親の天使は今、裸でオレに犯されている</p><p>子宮の奥までオレの精液で汚されている</p><p>違うのあたしはごめんなさいっお父様、ごめんなさいっ</p><p>エリカは泣きだして話せなくなる</p><p>オレの命に瑠璃子は、エリカの手から携帯電話を奪い獲り</p><p>香月瑠璃子ですちょっと、エリカさん感情的になってしまってはいどうしても、今夜のうちに、お父様とお母様に謝りたかったみたいですわええ本当に、優しくて良い子です</p><p>そんな瑠璃子の言葉を聞いてエリカは、さらに泣く</p><p>明日一度、お宅に戻らせますこちらで暮らすにしても、着替えや勉強の道具が必要ですしはい、週の半分はわたくしたち残りは、ご自宅というのは変わりませんでも、明日はお父様とお母様とお話する時間をええお願い致しますはいわたくしたちのことは、お気になさらないで下さい全て、香月家にお任せ下さい</p><p>エリカの両親はエリカは香月家に居ると思っている</p><p>はい、今はちょっと無理なようですでも、これでエリカさんも、スッキリした気持ちで休むことができると思いますわ本当に、ご両親にお詫びしたいとさっきから、ずっとおっしゃっていましたからはい明日、お連れ致しますええ遅くに申し訳ございませんそれでは失礼致します</p><p>瑠璃子がスイッチを切る</p><p>うわぁぁっうわぁぁっ</p><p>エリカは大きな声で泣く泣きじゃくる</p><p>ごめんなさいっお父様ぁお母様ぁぁっ</p><p>ムグウッ</p><p>また、エリカを抱きかかえたまま椅子から立ち上がる</p><p>ぇ</p><p>驚きで、一瞬エリカは泣き止んだ</p><p>オレはそのまま、エリカの裸身をベッドに投げ下ろした</p><p>エリカの性器からオレのチンコが抜け愛液と精液がビャッと飛び散る</p><p>仰向けで放り出されたエリカの裸身</p><p>オレもベッドに上がる</p><p>驚きの眼で、オレを見上げるエリカにオレは</p><p>エリカ、これからが本当のレイプだぞ</p><p>そのまま、エリカを抑え付けのし掛かる</p><p>い、嫌ぁぁ今は嫌ですっ</p><p>オレは暴れるエリカの足を力尽くで開かせて</p><p>い、嫌ぁぁもう、嫌ぁぁ</p><p>再び勃起ペニスを、無理矢理に突っ込むッ</p><p>あぎゃああっ</p><p>可愛い怪獣のような悲鳴を、エリカは上げた</p><p>今度は力任せに、一気に押し込むッ</p><p>こんなの嫌ぁぁ、嫌ですぁぁ</p><p>オレはそのまま、エリカの身体を押さえて</p><p>ひっ、ひっ、ひぃぃぃ助けてぇ、お父様ぁぁお母様ぁぁっ</p><p>眼を開けろ誰に犯されているのか、ちゃんと見ていろ</p><p>エリカが涙で潤んだ眼で、オレを見上げる</p><p>エリカエリカッ</p><p>オレが手を重ねるとエリカはギュッと、オレの手を握りしめた</p><p>ああああっ、あああっ、ああああっ、ぐぁぁっ</p><p>思いっきり大きな声でエリカは啼く</p><p>ポロポロと涙を零しながら、それでもオレを見上げている</p><p>あたしあああっ悪い子悪い子なのぉっ</p><p>ああ良く知っているよ</p><p>ぎゃううっあぅぅああっ、ああっ、お母様ぁぁーっ</p><p>オレの突き込みに、エリカの小さな身体が弾むように揺れている</p><p>嫌ぁぁ、ぁぁあぅぅ痛ぅぅ</p><p>エリカは耐えている堪えている</p><p>エリカ、また出すぞエリカの中でイクぞ</p><p>ぅぅ嫌ぁぁもう、嫌ぁぁッ</p><p>言葉では嫌がっていても、エリカの子宮はオレを欲しがっている</p><p>エリカは下腹にキュッと力を込める狭い膣が、さらに締まるぅぅッッ</p><p>出すぞ、出すぞ、出すぞッ</p><p>あああっごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、お父様ぁぁッッッ</p><p>ンンンッ</p><p>エリカが膣の最奥に飛沫を感じる</p><p>びゅるるっ、びゅるびゅるッッ</p><p>エリカは謝罪の言葉を発しながらオレの白濁液を幼い身体で受けとめていた</p><p>オレは、エリカを見ている</p><p>エリカも涙目で、オレを見上げている</p><p>ぁぁエリカ</p><p>オレは、エリカに身体を重ねて脱力する</p><p>エリカが下からオレを抱き締めた</p><p>オレの背中を優しく撫でる</p><p>はぁ、はぁ、はぁ今度のセックスはスッキリできたか</p><p>オレは息絶え絶えでエリカに尋ねる</p><p>エリカは、汗だくのオレの顔を見ながら真面目な顔で、そう答えた</p><p>はぁ、はぁ何だ</p><p>あたしこのまま黒森様の奴隷になっちゃっていいんでしょうか</p><p>あたしエリカ自分が、本当はとっても良くない子だっていけない子だって判ったんです</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁ黙れ</p><p>ふざけるなエリカはもう、オレのモノだ一生、オレから離れるな</p><p>はぁ、はぁていうか手放す気はないからエリカが嫌でも一生、オレだけのオレのセックスの相手をしてもらうから</p><p>オレは気に入っているんだよエリカがそうじゃなけりゃ、こんなに何度も犯すもんかはぁ、はぁ、はぁ</p><p>汗が止まらない</p><p>エリカさん素直になりなさい</p><p>そうだよねっ、ヨッちゃんに言うべき言葉が違っているよっ</p><p>寧も笑顔でそう答えた</p><p>するとエリカは</p><p>はいごめんなさい、黒森様</p><p>オレにも謝りの言葉を言う</p><p>ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ</p><p>オレは、最後の力を振り絞ってエリカの身体を抱きしめる</p><p>いいんだいいんだぞエリカ</p><p>そして、エリカにキスをした</p><p>ヨッちゃん、少し休んだ方がいいよエリカちゃんも、重いと思うけれどしばらく我慢して</p><p>オレはグッタリと、エリカの温かくて柔らかな裸身の上で脱力する</p><p>黒森様の心臓バクバクしている</p><p>エリカが、オレの鼓動を聞いている</p><p>汗もまだ引かない</p><p>エリカの裸をオレの汗が濡らしている</p><p>ちょっと、待っててお水取って来るから</p><p>寧が鏡張りの部屋の壁の中に隠されている冷蔵庫に向かう</p><p>エリカちゃんとルリちゃんも、何か飲む</p><p>す、すみませんエリカも、お水でいいです</p><p>エリカは、オレに乗っかられたまま答える</p><p>わたくしも、お水をいただきますわ</p><p>はーい、待ってて</p><p>寧が、ペットボトルのミネラルウォーターを数本持って戻って来る</p><p>ヨッちゃんちょっと待ってて</p><p>寧はボトルのキャップを外すと、中の水を口に含み</p><p>ああ、冷たい水で生き返る</p><p>エリカちゃんには、ヨッちゃんから</p><p>寧がまたオレの口の中に、自分の口で水を送り込み</p><p>オレはその水をエリカの口に注ぎ込む</p><p>コクコクッと鳴る１４歳の少女の喉</p><p>エリカは、ニコッとオレに微笑んだ</p><p>あたし、黒森様のこと好きです好きになっちゃいました</p><p>オレもエリカが好きだ</p><p>ありがとうございます一生、お仕えしちゃいますから一生、可愛がって下さいねっ</p><p>ようやく汗が引いてきた</p><p>心臓も穏やかになってきた</p><p>エリカ離れるぞ</p><p>ちょっと寂しいです</p><p>また、すればいいこれからずっと、オレとセックスするんだから</p><p>そうですねこれからずーっと、黒森様とだけセックスします</p><p>オレは、身体を起こしエリカの胎内から、ペニスを抜く</p><p>亀頭が膣口を潜り出る時に、エリカは小さく声を上げた</p><p>萎え始めているオレのペニスが、ヌルンっと零れ落ちる</p><p>一瞬の間を置いて２発分のオレの精液が、ドロロッとエリカの割れ目から溢れ出た</p><p>少し血が混じっている</p><p>まだ２回目のセックスだもんな</p><p>わたし黒森様で良かったです初めてを捧げたのも人生を捧げるのも</p><p>エリカは、オレを見てそう言う</p><p>ありがとうございます、黒森様そしてごめんなさいエリカは、ちょっと面倒な子だと思いますから、先に謝っておきますもちろん、これからもたくさん謝ることになると思いますごめんなさいごめんなさい</p><p>それでいいよオレには、幾らでも迷惑を掛けて良いからなエリカは、オレの女なんだから</p><p>はいごめんなさいよろしくお願いしますっ</p><p>とにかく、胸の中に抱えていたマイナスの感情は綺麗に吐き出せたみたいだ</p><p>お兄様お身体をお拭き致しますわ</p><p>瑠璃子が清潔なタオルを持って来てくれて汗と精液と愛液で汚れた、オレの股間を拭いてくれる</p><p>あ、みすず様エリカがします</p><p>エリカは、起き上がろうとするが</p><p>あ、痛ッ</p><p>腰を抑えて、痛がる</p><p>今は休んでいなさい処女を喪失したばかりなのに、無理をしたんだから</p><p>瑠璃子は、笑顔でそう言った</p><p>それから、エリカ今からは、わたくしのことは瑠璃子お姉様と呼びなさい</p><p>あたしのことは寧ちゃんでも寧お姉様でもいいよ</p><p>寧も笑って、そう言う</p><p>これで、ホントに家族になれたんだからねっ</p><p>そうださっきまでより、ずっとオレたちの距離は縮まった</p><p>はい、瑠璃子お姉様、寧お姉様ふつつか者ですが、よろはくお願いします</p><p>エリカも笑顔で２人の姉に頭を下げた</p><p>昨日、父と墓参りに行ったのですが</p><p>1年前に行った時は、駅からお寺への道を覚えていたのに</p><p>父が、すっかり道を忘れている</p><p>前回は、戦前に法事に来た話とかもしていたのに今回は、記憶も曖昧</p><p>何より、お寺の名前まで思い出せない</p><p>80歳ですから忘れていくのも仕方ないのでしょうけれど</p><p>寂しいですね今日のことも、多分、すぐに忘れてしまう</p><p>うちのお寺は浅草なので、帰りに秋葉原へ出て食事をしたのですが</p><p>駅前で、なぜかアイドル風の女の子が、バレンタインチョコの手渡し会をやっていました</p><p>お前も、もらって来ればと父が言い</p><p>あれは何か買わないと貰えないんだと思うよと私が答える</p><p>この会話もきっと忘れられてしまう</p><p>1174．そして明るい朝　／　Good night．Good Morning</p><p>＋瑠璃子、寧</p><p>そんじゃあ、ルリちゃんエリカちゃんを連れてってっ</p><p>今夜のヨッちゃんのお当番は本当は、あたしと渚お姉ちゃんなんだからっそろそろ返してっ渚お姉ちゃんが、お部屋で待ってるんだからっ</p><p>あ、そうでしたわね</p><p>瑠璃子は納得する</p><p>エリカ、わたくしのお部屋に参りましょう</p><p>えー、もう少し黒森様に触ってたいです</p><p>エリカは、裸身をオレの肌に擦り付ける</p><p>我が儘を言ってはダメよエリカ</p><p>判ってますみんな仲良くですよねちょっと言ってみたかっただけです</p><p>エリカは、笑ってそう言う</p><p>エリカの当番も、すぐに決めるからそれに、どうしても我慢できなくなった時は、素直にそう言ってくれればいいから</p><p>そうだよっ、お当番の順番をチェンジしたり、お当番の子と一緒にヨッちゃんにご奉仕することもできるからねっ</p><p>はい、判りましたあ、痛ッッ</p><p>エリカはベッドから立ち上がろうとして、また腰を抑える</p><p>無理をするな今夜は、ゆっくり身体を休めろ</p><p>はいかしこまりましたっうふふっ</p><p>エリカは、オレを見て微笑む</p><p>エリカがかしこまりましたなんて言うのは黒森様だけですからねっ</p><p>嬉しいのでしょお兄様と特別な関係になったという実感が湧いてきたのよね</p><p>はい、瑠璃子お姉様エリカは黒森様のセックス奴隷ですっきゃはっ、嬉しいっ</p><p>セックスを重ねることで、オレたちの絆は強まるより太くなる</p><p>ほら、エリカバスローブを羽織りなさいわたくしが着せてあげるわ</p><p>股間と腰に痛みを感じているエリカのために、瑠璃子が脱ぎ捨てられていたバスローブを着せてやる</p><p>ごめんなさいあたし、臭いますよね</p><p>エリカの身体は汗と愛液と精液でベタベタになっている</p><p>いいのよわたくしも、この匂いは好きだからお兄様とのセックスの匂いですもの</p><p>では、わたくしの部屋に参りましょうエリカとは色々と、これからのことを相談したいし</p><p>あたしに相談ですか</p><p>驚くエリカに、瑠璃子は</p><p>チーム・瑠璃子を起ち上げるわエリカわたくしのチームに入ってくれるわね</p><p>その言葉は、力強かった</p><p>はい、あたしでよければ</p><p>エリカも、快諾する</p><p>うふふ瑠璃子お姉様</p><p>瑠璃子に抱きつく、エリカ</p><p>瑠璃子様があたしのお姉様になって下さるなんてエリカ、とっても嬉しいです</p><p>ええ、よろしく頼むわ</p><p>寧お姉様お兄様を</p><p>まっかせといてーっ瑠璃子ちゃんたちは先に行っていいよヨッちゃんは、もう少し休んでからの方が良いと思うから</p><p>寧は手をパタパタさせて、オレに風を送ってくれた</p><p>ねえ、瑠璃子お姉様いっそのこと寧お姉様も、チーム・瑠璃子にスカウト致しませんか</p><p>エリカが、トンデモないことを言い出す</p><p>エリカそれはダメよ</p><p>どうしてです寧お姉様は、とってもお優しいしお綺麗だし、活発だし、黒森様のこと好き好きですしあたしたちのチームに是非とも来ていただくべき方だと思いますけれど</p><p>残念だけれどあたしは、ほら情無用、命無用の突貫ムスメ最も高価なワンマンアーミーこの命、３０億ギルダンなりだからさっ</p><p>寧は笑って言う</p><p>ギルダンて何です</p><p>エリカが尋ねる</p><p>アストラギウス銀河の通貨だよっ</p><p>アストラ</p><p>それはレオの弟アストラギウス銀河じゃなくって、獅子座Ｌ７７星だよっ</p><p>エリカは、瑠璃子の顔を見る</p><p>いいのよ寧お姉様は自由な方だからわたくしたちのお姉様よわたくしのチームに入っていただくのは、申し訳ないわ</p><p>瑠璃子は、優しくそう言う</p><p>そういうことだからねっ</p><p>それより、お兄様わたくしがはこの半年、香月家本家の娘としての責務を忘れ、克子お姉様の下で守っていただいておりました本当に申し訳ございません</p><p>みすずはジッちゃんの三男の娘、瑠璃子は次男の娘</p><p>みすずには、美智という腹心の臣下が居るのだから</p><p>瑠璃子だって張り合って、みすずとケンカする必要はないけれどそれでも、瑠璃子は瑠璃子で自分のチームを持っているべきだ</p><p>香月家という巨大な家を支えていくためには</p><p>いや、いいんだこの半年の経験は、瑠璃子にとって必要なことだったと思うよ</p><p>美子さんというお付きと２人だけの世界でずっと世間から、隔離されて来た瑠璃子が</p><p>克子姉にガードされながら、世の中の色々な物事を自分の身体で経験することができたのだから</p><p>何もかも使用人にやってもらう生活から自分で、一通り家事がこなせるようになった</p><p>世の中のことは何でも積み重ねだからさムダなことなんか１つも無いんだよ</p><p>はいお兄様のおっしゃる通りでございますわ</p><p>でも、そろそろ瑠璃子が目覚めないと美子さんが可哀相だからね</p><p>瑠璃子は、真剣な眼でオレに答える</p><p>瑠璃子が、チーム・克子に行ってしまったことで美子さんはずーっと居場所が無くて、独りぼっちだった</p><p>美子お姉様には、明日お話し致します</p><p>はい、では失礼致しますお休みなさいませ</p><p>瑠璃子は、オレに抱きついてオレの唇にキスをした</p><p>あ、エリカもお休みなさい、黒森様っ</p><p>エリカも、オレにキスをする</p><p>じゃあね、ルリちゃんも、エリカちゃんもお休みっ</p><p>寧が２人に微笑む</p><p>瑠璃子とエリカが、鏡の間から退出する</p><p>ドアが、パタンと閉められると同時に</p><p>はぁぁ、疲れたぁぁ</p><p>オレは、ベッドに大の字になって引っ繰り返る</p><p>眠いこのまま、眠ってしまいそうだ</p><p>ほら、ヨッちゃん、しっかりして渚お姉ちゃんのところに行くんだからっ</p><p>寧がオレの肩をマッサージしてくれる</p><p>あたしと渚お姉ちゃんに挟まれて寝る方がグッスリ眠れるよっ</p><p>２人とも、オレの女の中でも１、２を争うグラマラス・ボディだ</p><p>あたしたちのこと、抱き枕にしていいからさっ</p><p>寧と渚の豊乳に包まれて、眠りたい</p><p>よっし、もう一踏ん張りっ</p><p>オレは、力を振り絞って起き上がる</p><p>うんっ、偉いよっヨッちゃん</p><p>寧が、オレにバスローブを羽織らせてくれる</p><p>ヤッちゃん水をくれ</p><p>さっきの残りのペットボトルを手渡してくれた</p><p>オレは一気に、ゴクゴクと飲み干す</p><p>水分を補給すると同時に、ジワッと汗も噴き出してくる</p><p>ホント、この週末はセックスし過ぎだ</p><p>水を飲み干して、オレはよろよろとベッドから立ち上がる</p><p>はい、お姉ちゃんが一緒だからねっさあ、行こう</p><p>寧が、笑顔でオレの手を引いてくれた</p><p>部屋を出て廊下に出て</p><p>渚はオレの部屋で待っててくれているはずだから</p><p>渚も明日、朝が早いんだから先に眠ってくれていてもいいんだけれど</p><p>起きて待っててくれているよな</p><p>渚は、そういう女性だオレの妻だから</p><p>はいはい、ヨッちゃんしっかり歩いてっ</p><p>今日はもうセックスしなくていい後は寝るだけ</p><p>しかも、みっともないところを見せられる、寧と渚と一緒だと思ったら</p><p>身体の力が抜けて、フラフラしてしまう</p><p>ああ瑠璃子やエリカの前では、あいつらの期待を裏切らないようにって思いっきりキバッてたんだな、オレ</p><p>大丈夫、大丈夫ほーら、お姉ちゃんに付いて来て</p><p>寧に見守られながら深夜の暗い廊下を歩いてく</p><p>オレの寝室に向かって</p><p>はーい、到着</p><p>いつもの数倍の時間を掛けて、何とかオレの部屋のドアの前に着いた</p><p>寧が、中に居る渚に知らせる前にコンコンとドアをノックしてから</p><p>ガチャリとドアを開ける</p><p>渚お姉ちゃん、お待たせーっヨッちゃんを連れて来たよーっ</p><p>すると中から</p><p>渚はわーおとか言わないよな</p><p>うちでわーおって言うのはていうか、この声は</p><p>部屋の中を見ると渚とアニエスが並んで机に座って、何かを読んでいた</p><p>どうしたんだお前</p><p>今日はいっぱいお勉強しましたから眼が冴えて、眠れないんですのっ</p><p>だからパパのお部屋に来ましたのっ</p><p>ええ、あたしが算数を見てあげていたのよ</p><p>渚も、微笑む</p><p>あ、そうなんだえっと、アニエス</p><p>オレは恐る恐る</p><p>もしかしてオレとセックスしたいのか</p><p>半年前のアニエスは、精神的に不安定だったから</p><p>すぐにパパ、セックスと言ってオレに求めて来た</p><p>ほとんど毎日、セックスしていた</p><p>最近は、大分落ち着いていたけれど</p><p>うーんと一緒に寝てくけるだけでいいですの</p><p>アニエスは答える</p><p>パパと一緒なら、アニエスきっとスーッて眠れると思うんですのっ</p><p>天使のように、ニコッと微笑む</p><p>そうかオレもそうだよアニエスと一緒なら安心してすぐに眠っちゃうと思うよ</p><p>はい、寝ましょうですのっ</p><p>寧ちゃんいい３人で川の字じゃなくって４人になっちゃったけれど</p><p>渚が、寧に尋ねる</p><p>もち、オッケーだよーんっ</p><p>オレのベッドは、多人数でセックスするための特大サイズだから４人で寝たって全然問題無い</p><p>うん、じゃあ寝よう</p><p>オレは、ベッドの真ん中にゴロンと寝転ぶ</p><p>オレのベッドだもう朝まで、動かなくて済む</p><p>アニエスが、オレの傍らに飛び込んで来た</p><p>パパの匂いクンクン、エリカちゃんとセックスしてきたんですの</p><p>アニエスが、オレの肌に付いた性臭に気付く</p><p>ああ風呂で洗い流したいけれどもう今日は</p><p>いいわよ、そんなことは明日で</p><p>渚もベッドに潜り込んで来る</p><p>あたしたちは気にならないわあなたが一生懸命だったことは、判っているもの</p><p>キュッと優しく、背中からオレを抱き締めてくれた</p><p>ああ、渚の柔らかい身体に肌の温かさに癒やされる</p><p>アニエスも、ギュッとしてあげますの</p><p>アニエスも前から、オレを抱き締めてくれた</p><p>ほんじゃあ、電気消すよーっ</p><p>寧が部屋の灯りを消す</p><p>そして、自分もベッドの中にやって来る</p><p>うん、お休みヤッちゃん</p><p>ああ、お休み、アニエス</p><p>温かい３人の女たちの生命力を肌で感じて</p><p>オレの意識は、スーッと闇の中に溶けていく</p><p>んんんッ</p><p>窓の外が明るくなってきている</p><p>ぺちゃ、ぺちゃ、ぺちゃ</p><p>ちろっ、ちろっ、ペロっ</p><p>あれれ何だ、この感触は</p><p>お早うですの、パパ</p><p>アニエスが、オレのチンコを舐めながらオレを見上げる</p><p>お、おはようございます</p><p>もう１人、オレの股間で寝起きフェラをしていたのは</p><p>パジャマ姿の茉莉花だった</p><p>ど、どうしたんだ茉莉花</p><p>あの、わたし学校が始まる前に、寮に戻らないといけませんから</p><p>ああ、茉莉花は音楽科のある高校の学生寮で暮らしている</p><p>昨日は、ここに泊まったけれど今日は月曜日だから、始業前に一度寮に戻らないといけないのか</p><p>それで、あの次の週末までは、こちらには伺えませんから</p><p>そうなんですのジャスミンちゃんたら、金曜日の夜まで帰って来てくれないんだそうですの</p><p>寮の学生の外泊は週末だけしか許されていないのか</p><p>ジャスミンちゃんも、ここに住んでしまえばいいですのにっ</p><p>なかなか、そうは参りません</p><p>茉莉花は言う</p><p>病気のお母さんが退院したら、親子でここのお屋敷に来ればいいんだよっ</p><p>見ると、ベッドの上に寝込んで寧が笑って、オレたちを見ている</p><p>それはどうかしら茉莉花さんのお母様はここには良い思い出は無いと思うわ</p><p>渚はすでに起床していて、服を着替えてお化粧していた</p><p>ああ、今朝は花市場に買い出しに行くって言ってたもんな</p><p>そんなら、お屋敷の周りの空いている家に住んでもらえばいいんだよっ</p><p>このお屋敷の敷地の周りの家は全て、黒森家が所有している</p><p>それはお屋敷が外部からの襲撃を受けた時に避難したりするための場所で</p><p>幾つかの家は地下通路で、繋がっていたりもする</p><p>オレとメグが２人で暮らしていることになっている家もその１つだし</p><p>マルゴさんの家や、寧の家黒い森の番頭さんの森下さんが奥さんと暮らしている家もある</p><p>ジャスミンちゃんのピアノの練習なら、ここのお屋敷でもできるんだしさっていうか、ここのお屋敷のピアノは、順番待ちしないで練習し放題だよっ</p><p>音楽科のピアノは予約しないと個人練習に使えないのか</p><p>でも何にしても、今すぐは無理ですわ</p><p>そうだよな茉莉花のお母さんは、まだ何も知らないんだし</p><p>今日の午後に、渚が病院に会いに行ってくれるんだよな茉莉花のお母さんのことをよく知っている元・娼婦の人と</p><p>寮だって、そう簡単に出ることはできないだろうし</p><p>それは判ったけれど何で茉莉花が、朝っぱらからオレのチンコを舐めているんだ</p><p>はいわたし、金曜日の夜までは、ここに戻って来られませんから</p><p>茉莉花は恥ずかしそうに言う</p><p>もう一度お腹の中に、黒森様の精をいただきたいんです</p><p>月、火、水、木って４日間もパパとセックスできないのは、可哀相ですのっ</p><p>ベッドの脇の目覚まし時計を見るが</p><p>大丈夫だよっヨッちゃんがいつも起きている時間まで２０分あるからっ</p><p>つまり、朝のパンの仕込みには影響が無い</p><p>この２０分のうちに、茉莉花の中に射精すれば</p><p>お願い致します黒森様</p><p>茉莉花が、パジャマのボタンを外していく</p><p>ああ、巨乳な女の子が、パジャマの前をはだけるているのはなかなかエッチで良いな</p><p>身体は平気なのか昨日、初めてだったんだから</p><p>オレが、茉莉花の身体を心配すると</p><p>何か入っているみたいですちょっと痛みます</p><p>茉莉花は、両手で自分の股間を押さえて言う</p><p>なら、無理しなくても</p><p>黒森様をしっかり感じて、身体に刻み付けたいんです</p><p>今日は一日お腹の底に、黒森様の熱さを感じたまま授業を受けたいんですどうか、わたしの中に射精して下さい</p><p>ああ、茉莉花のパジャマのズボンの股間が湿っていくのが判った</p><p>茉莉花はオレに、犯されたがっている</p><p>オカダトシオ事件に私が注目せざるを得ないのは</p><p>50過ぎのオッサンが君って才能があるねえ君のことを売り込んであげるから、オレの女になれよって、次々とアーティスト志望の若い娘さんを毒牙に掛けていく様子が</p><p>演劇の世界で、よく見掛けた光景だからなんだと思う</p><p>ただオカダ氏の場合は自分は小説関連の出版社や編集者は知らないくせに、小説家志望の女の子をダマしたりしているところが、罪深すぎると思う</p><p>知り合いの編集者ってフィギュア雑誌の編集とか同席させて、相手を信用させるとか</p><p>やっていることがチンピラ過ぎてもう50代も半ばなのに</p><p>1175．そして明るい朝　／　茉莉花とモーニング・セックス</p><p>みんな、本当にあんっ、いい人ばかりで</p><p>攻守逆転してベッドの上に、仰向けに茉莉花を寝かして今は、オレが茉莉花のおっぱいを舐めている</p><p>もう２人とも丸裸だ</p><p>わたしずっと独りぼっちでしたから嬉しくてぅぅっ</p><p>茉莉花は、元・娼婦の娘として生まれた過去がトラウマになっていてたからずっと親しい友人を作って来なかったと言っていた</p><p>幼い頃から、母親と2人暮らしだったと</p><p>年上のお姉さんたちは、皆さん綺麗で年下の妹はこんな可愛いですからわたしに優しくしてくれるんですあんっ</p><p>茉莉花も、もうオレたちの家族だからな</p><p>オレは、チロチロと尖った乳首の先端を舐めながら言う</p><p>茉莉花の大きな胸の量感は凄い</p><p>はいよろしくお願いしますわたし、自分は結婚とかもできないと思っていましたから</p><p>茉莉花が、オレを見つめて言う</p><p>だから、せめて学校の音楽の先生になって、たくさんの子供たちの中で働きたいと思っていたんですけれどあんっ</p><p>オレの舌の刺激に、茉莉花はビクッと身体を震わせる</p><p>いいんですよねあたしも、黒森様の赤ちゃんを産んで</p><p>ああ、産めていうか、絶対に産ませてやるから</p><p>オレは身体を起こして、挿入の準備をする</p><p>あ、待って入れる前に、もう一度舐めさせて下さい</p><p>茉莉花が、顔を赤らめて言う</p><p>わたしが舐めた後の方が、滑りが良くなってするっと入るって聞きました</p><p>いや茉莉花は、妹のエリカと同じで、とにかく濡れやすい体質だから</p><p>亀頭に唾とかつけなくても、スムーズに入ると思うけれど</p><p>それでも舐めてくれるのなら、やってもらうか</p><p>オレは、仰向けの茉莉花の顔の前に勃起チンコを突き出す</p><p>チンコの根元が、茉莉花の豊かな胸の谷間に納まった</p><p>何かパイズリしながらフェラされるような態勢だ</p><p>茉莉花の柔らかくて温かな肌を、睾丸の裏で感じる</p><p>エリカは長く舌を伸ばして、オレの亀頭をペロペロと舐める</p><p>舐めながら、嬉しそうに微笑んでオレを見上げている</p><p>うふっ、黒森様気持ち良さそうなお顔をなさってますわたしの舌、気持ち良いですか</p><p>亀頭全体に、たっぷりと唾液を塗してもらって</p><p>じゃあ、入れるぞ茉莉花</p><p>２回目のセックスに茉莉花は、自分から大きく開脚して、オレを迎え入れる</p><p>オレの先っぽが、茉莉花の入り口を捉える</p><p>茉莉花の割れ目を亀頭が開くと中から滴る熱い愛液が、オレのペニスを濡らしていく</p><p>オレは、そのまま腰を押し込む</p><p>茉莉花の裸身が、ベッドの上方へずり上がらないように</p><p>オレの手が、茉莉花の肩をしっかりと抑えている</p><p>あああっ、入って来る</p><p>昨夜、処女を散らしたばかりの膣にオレのチンコは潜り込む</p><p>んんんっ、ぐうぁぁっ</p><p>苦しいのか茉莉花</p><p>平気です昨日よりは</p><p>だが、まだ半分だ</p><p>堪えてくれよッ</p><p>ズムムムッッ</p><p>オレは、根元まで茉莉花の中に入り込む</p><p>熱い息を漏らす茉莉花</p><p>オレの胸の下に、茉莉花の大きな胸が押し潰されている</p><p>慣れるまでは仕方ありませんの最初の何回かを我慢したら、とっても気持ち良くなります毎日だって、パパにして欲しくなりますから</p><p>ベッドの横に寝転んで、オレたちの交合を見ているアニエスが笑顔で、そう言った</p><p>そうそう、体質によって違うけれど絶対に気持ち良くなるから、楽しみにしててねっ</p><p>寧も、そう言ってオレたちを見守ってくれる</p><p>はい今は、堪えます</p><p>茉莉花は、おでこに汗の玉を浮かべてオレに言った</p><p>あなた、早めに終わらせてあげてそんなに時間が無いんだから</p><p>鏡に向かってお化粧中の渚が言う</p><p>最初から２０分しか無かったんだっけ</p><p>いつもの起床時間になったら、急いでシャワーを浴びてパン工房へ行かないといけない</p><p>昨夜の仕込みは、全部、愛たちにやってもらってしまったんだから</p><p>今朝は遅刻するわけにはいかない</p><p>茉莉花一気に行くぞ</p><p>はいどうぞあああっ</p><p>オレはピストン運動を開始する</p><p>茉莉花の１６歳の裸身が、オレの動きに合わせて揺さぶられていく</p><p>大きな胸はぷるんぷるんと淫らに揺れる</p><p>でも、腰はキュッと細い</p><p>ああっあふぁぅぅああっ黒森様ぁ</p><p>そうそう、セックスの時は大きな声を出していいんですのうちの中でする時は</p><p>お外でパパとする時は、大きな声はダメですの</p><p>はいっああっ、はい判りましたからあああんっ</p><p>茉莉花が、喘ぐ</p><p>ジャスミンちゃんは、溜め込みやすい体質だと思うからヨッちゃんとのセックスの時は徹底的に解放しちゃった方がいいよっ全部、吐き出してさっ</p><p>はいっはぃぃあああんっあはぁぁっ</p><p>オレは、一気にスパートする</p><p>朝一番の精子を茉莉花の中に放出するために</p><p>あああっ、あああーっあああっくぁぁああっいい</p><p>皆さんに見守られてわたし黒森様とセックスセックスしちゃってますああ、ああーゾクゾクするのああん、あああっ</p><p>良く濡れる体質だし、オレを信頼してくれているから身体から余計な力が抜けている</p><p>身も心を開いた状態でオレを受け入れてくれている</p><p>茉莉花イクぞ</p><p>はい、どうぞああっ、いつでも好きなだけ出して茉莉花の中に出して下さい</p><p>茉莉花の濡れた眼が、オレを見上げている</p><p>ああっ、感じますぁぁっ</p><p>子宮の中に噴射される白濁液を茉莉花は、腹の底で感じている</p><p>ぅぅ、ぅぅ</p><p>オレは、腰をガクガクッと振るわせて２射、３者していく</p><p>張り詰めた亀頭の先が、茉莉花の子宮口に擦れて心地良い</p><p>ああっ、あああっ温かいです黒森様ぁぁ</p><p>そして、オレは茉莉花の豊かな胸の上で、脱力した</p><p>茉莉花ちゃん、いっぱい出してもらえましたの</p><p>アニエスが、尋ねる</p><p>茉莉花が、そう答えると</p><p>そういう時は、パパのことをよしよしって、撫で撫でしてあげないといけませんの</p><p>あ、はいそうですわね</p><p>茉莉花が、下から手を伸ばして自分の裸身の上のオレの頭や背中を撫でてくれた</p><p>よしよしうふふ</p><p>黒森様って可愛らしいですわ</p><p>それが判れば、ジャスミンちゃんも１人前のヨッちゃんの女だよっ</p><p>この人のセックスは優しいのよ女を自分の快楽のための道具にはしないからしかも、一生懸命でしょ抱かれるほどに、愛しくなるのよね</p><p>メイクの終わった渚が、そう言ってオレたちを見る</p><p>わたし男の人って、もっと怖いモノだと思ってました</p><p>茉莉花が、言う</p><p>怖いわよ実際にこの人が特別なのよこの人と一緒に居ると今まで以上に、普通の男の人たちが怖く感じるわよ</p><p>ヨッちゃんには邪心が無いから普通の男の子のイヤらしい視線とか、女の子のことを馬鹿にしている態度とか、ますます敏感に感じるようになると思うよっ</p><p>でも、大丈夫ですのアニエスたちには、パパがいますから</p><p>渚、寧、アニエスが順番にそう言う</p><p>そうですねわたしも男の人は、一生、黒森様だけでいいですからこれでいいんですね</p><p>そう言って、オレの頬にキスしてくれた</p><p>パパパパーンお兄ちゃん、起きる時間だよーっ起っきろーっ</p><p>目覚まし時計から、声が出る</p><p>オレの目覚ましは、家族のみんなの声が録音されていて毎朝、ランダムで鳴る</p><p>今朝は、マナの録音だった</p><p>はい、起きなさい今日が始まるわよ</p><p>渚の言葉に、オレは茉莉花の上からむっくりと、身体を起こす</p><p>昨夜は、わたしが洗っていただきましたから</p><p>今朝は、茉莉花がオレの身体を洗ってくれた</p><p>アニエスと寧は、茉莉花に気遣って、別の浴室を使ってくれた</p><p>オレも、茉莉花の愛液と精液で汚れた股間を洗ってやる</p><p>それと、オレの唾液ですっかりベトベトになった乳首も</p><p>時間が無いから、急ぐぞ</p><p>２人で浴室を飛び出しお互いの濡れた裸身をバスタオルで拭く</p><p>ヨシくんの着替えと、茉莉花さんの服を持って来たわ</p><p>メグが来てくれた</p><p>メグも、朝練があるんだろうすでに高校の制服に着替えている</p><p>茉莉花さん、下着はサイズの合うものを用意したから使って</p><p>昨日一日着た下着でなく、綺麗な下着で朝を迎えた方がいいものな</p><p>いいのよここの家は女の子ばっかりだから、買い置きがたくさんあるからパンティはあたし用に買ってあったものだけれどブラジャーは</p><p>メグは、スレンダーなモデル体型だから胸は、そんなに大きくない</p><p>年齢は、茉莉花と同じ１６歳なんだけど</p><p>克子お姉さんや、渚お姉さん用のだと大きすぎるかもしれないし、大人っぽ過ぎると思うから寧お姉さん用と、ヨミちゃん用を持って来たてみたわ</p><p>寧の胸は大きい、そしてヨミのロリ巨乳には定評がある</p><p>茉莉花は、両方当ててみて</p><p>こちらをお借りします</p><p>ああ寧並みに大きいんだ</p><p>茉莉花さんの学生寮って、車でもここから１時間くらいかかるらしいのよ</p><p>服を着ているオレたちに、メグが言った</p><p>誰が送ってくれるって</p><p>麗華お姉さんがマルゴお姉さんも、一緒に行ってくれるそうよ</p><p>レイちゃんとマルゴさん</p><p>何で２人で</p><p>警護役なら、１人でいいはずなのに</p><p>さあ、それは判らないわあたしも、今、そう聞いただけだから</p><p>２人とも食堂で待っててくれているから行きましょう</p><p>メグと茉莉花と食堂に行く</p><p>レイちゃんとマルゴさんは、すでに朝食を終わらせて食後の紅茶を飲んでいた</p><p>マルゴさんは、いつものスマートな黒のパンツスーツだけれど</p><p>レイちゃんは、香月セキュリティ・サービスの派手な隊長の制服を着ている</p><p>テレビでキョーコさんたちと闘う時に、着ているやつだ</p><p>その服で行くの</p><p>ええこれで</p><p>レイちゃんは、笑って答える</p><p>大騒ぎになってしまいますわわたしの学校にも、藤宮麗華さんのファンはたくさんいますから</p><p>レイちゃんはテレビ出演依頼凛々しさと、美しさと、技の美しさで、すっかり有名人なっている</p><p>いいじゃないか騒ぎになって君が麗華さんと親戚なんだっていうことを、学校の人たちに知ってもらえば</p><p>マルゴさんが笑顔で言う</p><p>そうなれば君が、毎週末、寮から親戚の家に泊まりにいくのを、誰も不思議には思わなくなるだろ</p><p>今まで、周りの人たちに目立たないように暮らして来て母子家庭だと思われている茉莉花が</p><p>急に、毎週、寮から外泊するようになったら変に思う生徒も現れるだろう</p><p>こういうのはさ、大きく花火を打ち上げてしまった方が誤魔化しが効くんだよ</p><p>有名なレイちゃんが茉莉花の親戚だったという衝撃で細かい疑問は吹き飛んでしまうことになる</p><p>あなたとわたくしは家族になったのだから間違いはありませんし</p><p>レイちゃんが、ニコッと茉莉花に微笑む</p><p>あたしも行くよ丁度、格闘技イベントのスポンサーに会いに都心に出る予定だったからだから、車はあたしのマセラッティで行くよ</p><p>さっき調べたけれど茉莉花さんの学生寮は、学校の正門のすぐ前だよね</p><p>じゃあ、そこまで乗せてってあげるから</p><p>茉莉花の学校は女子校だ音楽科の他にも、芸術専攻コースがある</p><p>そこに美形のレイちゃんとマルゴさんにイタリアの高級スポーツカーで、茉莉花が現れたら</p><p>わたし困ります</p><p>困ることはないよ茉莉花さんえっと、ジャスミンちゃんて呼ぶんだっけジャスミンちゃんのお友達には、ちゃんと全員にサインぐらいはするよね麗華さん</p><p>マルゴさんが、レイちゃんを見る</p><p>もちろんです大切な妹ですから学校のみなさんに妹をよろしくって、わたくしがご挨拶致します</p><p>麗華さん１人だと、ジャスミンちゃんに嫉妬する子が出るかもしれないからさまあ、そんなことは無いと思うけれど、ジャスミンちゃんをやっかんで嫌がらせをする子とかが出るかもしれないだけど、あたしも一緒ならさジャスミンちゃんと麗華さん、２人だけの絵にはならないから３人なら、変な想像をする子も出ないと思ってさ</p><p>変な想像って何です</p><p>女子校だとジャスミンちゃんと麗華さんが、特別な関係だと想像して面白がる子も居ると思うんだよ早朝に麗華さんが、車でジャスミンちゃんを寮まで連れて来たら</p><p>ああ、レイちゃんと茉莉花が、同性愛なんじゃないかとか言い出す子が居るかもしれない</p><p>でも、ほら、あたしも居たらそういう変な想像は、しづらくなると思うんだよ３人だからね</p><p>なるほどレイちゃんとマルゴさんに、茉莉花なら</p><p>しかも、マルゴさんは金髪碧眼のアメリカ人でレイちゃんと同じ、鍛え抜かれて引き締まった長身の肉体をしているから</p><p>茉莉花の学校の生徒たちは、マルゴさんも香月セキュリティ・サービスの関係者だと思うだろうし</p><p>そういうことでマルゴさんにも、行っていただくことにしたんです</p><p>す、済みませんわたしのためにあ、ありがとうございます</p><p>眼に涙を溜めて２人に頭を下げた</p><p>いいから朝ご飯を食べちゃってそしたら、すぐに出発するから</p><p>マルゴさんが、そう言うと台所から、エリカがお盆に乗せたベーコンエッグを運んで来る</p><p>茉莉花お姉様お姉様の朝食は、エリカが作りました瑠璃子様に教えていただきながらですけれど</p><p>恥ずかしそうに、エリカは言う</p><p>瑠璃子も、台所から顔を出した</p><p>週末までお姉様に会えないのが寂しいですからせめて</p><p>ありがとうエリカさん</p><p>茉莉花は、大粒の涙を零す</p><p>恵美ちゃんも、学校の裏口まで乗せてってあげるよ</p><p>お早うございます、皆様</p><p>渚とハイジが入って来る</p><p>そうだハイジは、花市場に行く渚に付いていくんだった</p><p>渚お姉様、ハイジさん朝はパンでよろしいですか</p><p>台所の前から瑠璃子が、尋ねる</p><p>ええ、お願い</p><p>あ、わたくしもお手伝い致します</p><p>ハイジが、慌てて台所へ向かう</p><p>寮に帰る茉莉花を送っていってくれるレイちゃんとマルゴさん朝練のあるメグ</p><p>朝の花市場へ行く渚とハイジ</p><p>この６人が、早朝、一番早くにお屋敷から出発するメンバーだ</p><p>茉莉花、オレ仕事があるから見送りはできないけれど</p><p>何かあったら気軽に電話しろオレじゃなくっても、みんな、茉莉花の相談に乗るから</p><p>うん週末に戻って来るのを、楽しみに待っているからな</p><p>オレは茉莉花を抱き締め、キスをする</p><p>メグにもオレはキスをする</p><p>先に学校へ行ってるからまた後でね</p><p>あなた、早くしないと愛ちゃんが待っているんじゃないの</p><p>あ、そうだじゃあマルゴさん、レイちゃん、茉莉花のことを頼みますハイジ、渚の警護を頼むぞメグも気を付けて</p><p>オレはもみんなに声を掛けてパン工房へ向かう</p><p>朝食を食っているヒマは無かった</p><p>トミノ監督が可哀相なのは</p><p>バンダイはガンダムを大人にも子供にも口触りの良い、安っぽいお菓子だと思っているのに</p><p>トミノ監督は、ちゃんとした料理店でまともな食事を提供しなくてはならないと思っていること</p><p>にもかかわらず、トミノ監督が作る料理は伝統的な日本料理でも、フランス料理のフルコースでもなく</p><p>創作無国籍料理なのでお客に理解されにくい</p><p>最初から創作無国籍料理だと思って食せばメチャクチャ楽しめるんですけれど</p><p>1176．そして明るい朝　／　チーム・瑠璃子始動</p><p>オレは急いで、パン工房に入る</p><p>克子姉と愛が、すでに作業していた</p><p>オレも、手を洗って作業用のエプロンと帽子と手袋を付ける</p><p>消毒用アルコールで殺菌もして</p><p>慌てなくてもいいわよここから観ていたから</p><p>克子姉が、部屋の片隅のモニターを指す</p><p>ああ、食堂の様子が映っている</p><p>月子たちも起きてきたな、さっきより人が増えている</p><p>麗華お姉さんと一緒に、マルゴちゃんが茉莉花さんを送って行く件お嬢様の指示だから</p><p>克子姉が作業しながら、オレに言う</p><p>ミナホ姉さんの</p><p>オレもいつも通りの作業に入りながら克子姉に尋ねる</p><p>ほら、茉莉花さんてあの通り大人しくて、自己主張しない性格でしょお母様が元・娼婦なことや、母子家庭だっていうことをずっと気にしていたみたいだし学校での生活の様子はどうか、イジメを受けていたりしないか、そういうことを、マルゴちゃんに調べて来てもらうように指示なさったのよ</p><p>ミナホ姉さんは昔の黒い森と深い関係にある茉莉花のことを、とても気に掛けてくれているんだ</p><p>まあ、何か学校で問題があったとしても麗華お姉さんの親戚だっていうことを強くアピールしておけば、茉莉花さんに手を出す子はいなくなると思うし</p><p>でもかえって、注目を集めすぎるかも</p><p>愛が、ぽつりと呟く</p><p>うん、そうだよなぁレイちゃん、有名人だし、カッコ良いし、綺麗だしよくも悪くも、学校の他の生徒たちが茉莉花に注目しちゃうんじゃないかな</p><p>正直、そういう心配もある</p><p>それもお嬢様の狙いなのよ茉莉花さん、あんなに可愛くてピアノの才能もある子なのに、自分からは絶対に前に出ようとしないから、今まで誰にも注目を浴びてこなかったでしょ</p><p>そういう子が、周りから注目されて、いつも他の子たちの視線を気にする様になれば意識が変わるわあなたにも覚えがあるでしょ</p><p>恵美ちゃんと婚約宣言したことで、学校中から注目を浴びるようになったからあなた、服装とか髪の毛とか身だしなみとか、気を付けるようになったでしょ今じゃ、どんな時だって昔とは比較にならないぐらいビシッとしているわよ</p><p>いや、そういうのはさ毎朝、みんなでオレの髪の毛とか服装とか直しているじゃないか</p><p>克子姉を始め、たくさんの女たちが出掛ける時に、オレをチェックしている</p><p>あら、あなた自分でもちゃんとやっているわよだから、学校の中でも、いつもキリリッとしているじゃない</p><p>うん吉田くん、いつもキリっとしてる好き</p><p>愛が、パン生地を捏ねながら微笑む</p><p>それはだってオレのせいで、メグが笑われるのは困るし</p><p>学校の中でオレと一緒に居てくれる人たち愛やイーディ、寧や可奈センパイたちにもオレがみっともない格好をしていたら申し訳が無い</p><p>結局それは、あなたが注目されているからよ人の眼があるっていうことを、あなたが意識するようになったから茉莉花さんにも、そういう体験が必要なのよ</p><p>まあ、茉莉花がレイちゃんの親戚だっていう話が、学校中に知られたらレイちゃん本人も姿を見せるわけだしどうしたって、大騒ぎになるよな</p><p>でも、注目され過ぎて逆にイジメられたりしないかな</p><p>オレは、そういう可能性も考える</p><p>だから、そういうことも考えてマルゴちゃんが様子を見て来てくれるのよもし何か問題が起きそうなら、それでまた対処すればいいわ今週末に、ここに戻って来る前にあなたやエリカさんの方からも、毎日電話してあげてもし深刻な事態になりそうなら、学生寮から早めにここに引き取るし</p><p>茉莉花の精神状態は、オレたちも小まめにチェックする</p><p>それでも今の茉莉花さんには変化が必要なのよあたしも、お嬢様のご指示は正しいと思うわ</p><p>レイちゃんとマルゴさんに、マセラッティで送り届けてもらうことはもう決定済みなんだから</p><p>オレたちが、フォローするしかない</p><p>ああ第１陣が出発するみたいね</p><p>克子姉の言葉に、オレはモニターに振り返る</p><p>茉莉花が食堂の中の家族に挨拶してレイちゃんとマルゴさんと退出して行く</p><p>渚とハイジもだ</p><p>あ真緒ちゃんも起きているんだな</p><p>ルナと一緒に、笑顔で渚に手を振っている</p><p>遊んでくれるお姉さんがたくさんいるから、母親のお出掛けにむずがったりはしなくない</p><p>さあて、あたしたちも作業を終わらせてしまいましょう</p><p>オレは、学校に持っていく焼き上げる前のパンをどんどんパッドに詰めていく</p><p>これを隣のガレージのバンに詰め込めば、朝のここでの作業は終わりだ</p><p>学校で始業前に、学食脇のオレのパン工房に運び込む作業があるけれど</p><p>吉田くんこれも</p><p>愛は、喋りは相変わらずゆっくりだがパンを作る作業の手は、どんどん早くなっている</p><p>ていうか、オレよりも愛の方が、パン作りの才能がある</p><p>着実に、腕前を上げている</p><p>はい、これでラスト</p><p>克子姉が、最後のパンをパッドに入れる</p><p>オレはパッドに蓋をして、積み上げる</p><p>じゃ、あたしたちもご飯にしましょうか</p><p>何か急なトラブルが起きて、パンの支度が間に合わないと困るから朝の作業が終わるまでは、朝食は摂らないことにしている</p><p>ホント朝は時間との勝負だから</p><p>それに、学校へ行くバンにはイーディや雪乃も乗せて行くことになるから</p><p>オレたちはエプロンを外して、再び、食堂へ向かう</p><p>吉田くんん、あのね</p><p>愛がオレの耳に囁く</p><p>今日のお昼休みの後ね５時間目にパン工房のお掃除が終わったら愛、エッチしたい</p><p>オレたちは昼休みにパンを売るから片付けは５時間目にならないとできない</p><p>オレと愛はパン技能士コースの生徒だから５時間目の授業に遅れていくことが認められている</p><p>だから、その時間を使って</p><p>ああ、そうだなこっそりセックスしよう</p><p>普通科のメグや、イーディや、可奈センパイは授業優先だから</p><p>愛と２人きりで、セックスを楽しむことができる</p><p>うふふ楽しみ</p><p>愛は、キュッとオレに抱きつく</p><p>食堂に戻ると起きてきた家族たちで満席だった</p><p>オレを見て、みんなが挨拶してくれる</p><p>オレもみんなに挨拶する</p><p>おはようあれ、どうしたんだ</p><p>学校へ行く子はみんな制服に着替えているのに、雪乃は私服のままだ</p><p>今日は学校パス</p><p>体調悪いのか</p><p>妊娠しているから気になる</p><p>そうじゃないけれど今日は、ここでのんびりしているわ</p><p>ユキノの好きにさせるネ</p><p>イーディが、笑ってオレに言う</p><p>うん学校に行っても、雪乃は孤立してるから</p><p>実際、週の半分くらいしか登校していない</p><p>それでしたら、わたしらと</p><p>うちら今週のテレビのことで相談したいことがあるんですけれど</p><p>双子のエリとリエがやって来る</p><p>いいわよ何か企画があるの打ち合わせしましょうよ</p><p>ミタマ姉さんも、こっちに来て下さい</p><p>キヌカちゃんもですわ</p><p>ということで食堂の端のテーブルで企画会議を始めてしまった</p><p>お兄ちゃん、はい、ご飯</p><p>マナが、オレたちの朝食を運んで来てくれる</p><p>えーとみすずと美智とまり子が、そっちのテーブルで</p><p>ありすと可憐は、こっちか</p><p>月子たちは食事を終えて、他の子たちにお茶を入れてやっている</p><p>何となく、それぞれのチームに別れているな</p><p>お兄様ちょっと、よろしいですか</p><p>瑠璃子が、織りのところへ来る</p><p>そのあちらでお話ししたいことがあるのですが</p><p>瑠璃子は食堂の向かいの小部屋を指した</p><p>食堂で話したくないということか</p><p>オレは瑠璃子と共に、小部屋へ向かう</p><p>ミナホ姉さんの使ってた監視室だった部屋だ</p><p>瑠璃子がドアを開け中に入ると</p><p>美子さんがいた</p><p>おはようございます、黒森様</p><p>美子さんも、何だか困惑した顔をしている</p><p>瑠璃子に突然声を掛けられて、ここへ連れて来られたのだろう</p><p>朝の慌ただしい時間ですから簡潔に済ませますわ</p><p>瑠璃子が真面目な顔で言う</p><p>お兄様はどうぞ、お見届け下さい</p><p>見届けるのはいいけれど何をだ</p><p>瑠璃子は真っ直ぐに、美子さんに向かって</p><p>美子お姉様に、折り入ってお話がございます</p><p>はい何でございますか</p><p>美子さんは、香月家の娘と認定される前は、瑠璃子の元・お付き臣下だったから</p><p>真顔の瑠璃子に対して、ついへりくだって返事をしてしまったようだ</p><p>あの美子お姉様わたくし</p><p>瑠璃子は口籠もる</p><p>わたくしは間違っていました申し訳ありません</p><p>スッと、美子さんに頭を下げる</p><p>どういうことなのでございますか</p><p>美子さんには、意味が判らないようだ</p><p>それはあの、美子お姉様</p><p>瑠璃子は覚悟を決める</p><p>いえ、美子今まで寂しい思いをさせました本当にごめんなさい</p><p>半年前の様に美子さんを美子と言う</p><p>あなたは、わたくしと同じお祖父様の孫娘、香月家の血筋ですがわたくしたちは、本当は従姉妹だったわけですがそれでも</p><p>瑠璃子は、強い視線で美子さんを見る</p><p>わたくしが瑠璃子が、あなたの主人です美子かつてのように、わたくしに仕えなさい</p><p>美子さんを再び、自分のお付きに戻す</p><p>美子さんはこの半年間、一生懸命、香月家の娘として振る舞うように努力してきたのに</p><p>瑠璃子様は、この半年わたくしから離れて、お一人で何でもできるようになられたではありませんか</p><p>ええ、今のわたくしは身の回りのことも、全て、一人でできますでも</p><p>美子がいてくれないと、わたくしも寂しいのです幼い頃から、ずっとわたくしの側に居てくれた美子だから</p><p>瑠璃子が物心付いた頃から美子さんは、ずっと瑠璃子に仕えてきた</p><p>それは今のわたくしの立場を可哀相だと思っていらっしゃるのではありませんか</p><p>瑠璃子の言葉を遮って、美子さんはそう言う</p><p>お祖父様に、香月家の娘として認めていただきましたのになかなか名家の令嬢として、美しく振る舞うことのできないわたくしを瑠璃子様は、哀れに思って</p><p>瑠璃子は、大きな声で言う</p><p>しかし、美子さん</p><p>瑠璃子様はわたくしのことなど、お気になさらないで今のように自由になさるべきですわこの半年瑠璃子様は、本当に変わられました明るくなられました毎日、とても楽しそうに笑っていらっしゃいます美子は、ずっと見ていましたから</p><p>瑠璃子から少し離れた位置から</p><p>ええ、楽しかったわこの半年毎日が輝いていたでも</p><p>瑠璃子の眼が潤む</p><p>わたくしだけが幸せになるなんてことは、許されないのよ美子わたくしはあなたと一緒に幸せになりたいのわたくしの側には、常にあなたが居るべきなのよ、美子</p><p>わたくし美子はわたくしの従姉妹だったのだから対等の立場にならなきゃいけないなんて、思い込んでいたわ前のように、主として親しく接してはいけないとごめんなさいわたくしが、間違えていたの勘違いしていたのそうやって、わたくしが美子から離れることが、美子にとって良いことなんだとそんな風に勝手に考えてしまっていたから</p><p>反論しようとする美子さんに、瑠璃子は</p><p>いいから、お聞きなさい美子わたくしが間違っていたと認めているのですから、あなたはそう受け入れてくれればいいのですわたくしは、あなたの主ですよ</p><p>この半年間よりも瑠璃子と美子さんが主従として暮らした時間は長い</p><p>あなたを手放そうとしたのは、わたくしの一生の不覚でしただからわたくしのところへ戻って来なさい</p><p>瑠璃子は主として、美子さんに言う</p><p>美子さんここには、オレたちしかいないだから、正直な気持ちを話してくれないかな</p><p>わたくしの正直</p><p>ああこうしなくちゃいけないとかこうでないといけないとか香月家のためとか、瑠璃子のためとかそういうのは全部頭の中から消してくれ</p><p>今、瑠璃子はもう一度、美子さんと主従の関係に戻りたいって言い出しているそれについて美子さんは、正直な気持ちどう思う</p><p>美子さんが、瑠璃子を見る</p><p>瑠璃子は真っ直ぐに美子さんを見つめている</p><p>わたくしだって戻れるものなら戻りたいですしかし</p><p>わたくしも、香月家の娘であると世間に公表してしまった以上は</p><p>いやいやいや、それはいいんだしかし以降は、いらない</p><p>オレは、美子さんの言葉をせき止める</p><p>いいんだよ外と中で違ってて外の人には今まで通り、みすず、瑠璃子、美子さんの３人が香月家の娘だと思わせておいて、実際は美子さんは瑠璃子のお付きに戻っているそんなことで良いと思うよ</p><p>そんな世間の皆様をだますのですか</p><p>美子さんは驚くが</p><p>ああ、それぐらいの誤魔化しはオレたちは、いつもやっているそうだよな、瑠璃子</p><p>美子さんオレからも頼みますどうか、瑠璃子の臣下に戻って下さいその方が、瑠璃子にとっても、美子さんにとっても良いと思うんです</p><p>今みたいに美子さんだけが孤立してしまうよりは</p><p>美子さんのことはチーム・瑠璃子が引き取るべきなんだ</p><p>瑠璃子が自分のチームを旗揚げすると、決心した以上は</p><p>美子、お願いします世間には内緒で構いませんそれでもわたくしとあなたの２人きりの時には美子お姉様でなく、わたくしの美子でいて欲しいのです</p><p>瑠璃子の言葉が、美子さんの心を動かす</p><p>判りましたお祖父様にも、みすず様にも、他の皆様にも秘密にしていただくということでしたら美子は、瑠璃子様の臣下に戻ります</p><p>そう言って瑠璃子を見て</p><p>わたくしも瑠璃子様のお側に居られないのは、本当に本当に、寂しかったですから</p><p>美子さんの眼から、ポロッと涙が零れる</p><p>ありがとう美子ええ、側に居てこれからずっと</p><p>はいお供致します</p><p>そして、このことはわたくしとあなた、そしてお兄様だけの秘密よ</p><p>うん、オレもジッちゃんたちには喋らないから</p><p>オレも約束する</p><p>かしこまりました美子も秘密に致します</p><p>結局、これが一番良い解決法なんだと思う</p><p>瑠璃子と美子さんにとっては</p><p>美子、わたくし翔お姉様にお願いして、今日から、こちらのお屋敷からわたくしたちの学校へ向かう車は２台にしていただきました</p><p>わたくしは、今日からは、みすずお姉様とは別の車に乗って登校致します</p><p>わたくしたちは、チーム・瑠璃子ですから</p><p>瑠璃子の決心は固い</p><p>チケットをいただいたので歌舞伎座に行って来ました</p><p>立て直し前の歌舞伎座はよく知っていたのですが若い頃にバイトしていましたから</p><p>新しくなってからは、初めて行きました</p><p>玄関や、劇場の中など立て直し前とそっくりに作ってうるんですけれど</p><p>昔の歌舞伎座の猥雑な雰囲気はもう無いですね</p><p>ただただ綺麗で清潔になってしまって</p><p>もちろん悪いことではないのですが</p><p>1177．そして明るい朝　／　慌ただしい１日の始まりに</p><p>瑠璃子、美子さんと小部屋から出ると</p><p>瑠璃子様お話はもうお済みですか</p><p>１４歳のエリカが、ニコッと微笑んで待っていた</p><p>ええ、終わったわねぇ美子お姉様</p><p>外では、瑠璃子は美子さんをこれからも美子お姉様と呼ぶ</p><p>美子さんの方は様に戻った</p><p>わたくしの方はそう呼ばせていただきますその方が、世間の皆様がわたくしの立場をよくご理解下さると思いますし</p><p>元々、美子さんはジッちゃんの孫娘であることが公表されても</p><p>１０年以上前にアメリカで亡くなっていたジッちゃんの長男の隠し子だから</p><p>香月家の家臣たちも、どう扱うべきか困っていた</p><p>とりあえずは、みすず、瑠璃子と並ぶ香月家の３人目の姫君ということになっていたけれど</p><p>その状況に、美子さん自身息苦しそうだった</p><p>わたくしは、以前と同じように瑠璃子様を立てる立場になる方が皆様もご安心なさるでしょうから</p><p>美子さんにも、瑠璃子たちと同じで香月家の相続権がある</p><p>だから、美子さんを担ぎ上げて香月家の財産を狙おうとしている輩も居る</p><p>だけど、こうやって美子さんが再び、瑠璃子との関係が強化されれば</p><p>美子さんは瑠璃子派の人たちに守られる</p><p>そうですわねよろしくお願い致します美子お姉様</p><p>それとエリカさんも、昨日からわたくしのグループに入っていただいています</p><p>はいあたしもチーム・瑠璃子ですよろしくお願い致します</p><p>エリカは、ニコニコ笑ってペコッと美子さんに頭を下げる</p><p>わたくしこそ、よろしくお願い致しますわ</p><p>そこに、みすず、美智、まり子がやって来る</p><p>ルリルリはとりあえず３人で始めるのね</p><p>みすずもチーム・瑠璃子の立ち上げを理解している</p><p>そうねみんな仲良くがあたしたちのモットーだけど香月家のことを考えたら、少しは緊張感も必要ですものね</p><p>あたしと瑠璃子が一緒に固まっている方が歌晏桃子お姉様のパワーに負けてしまうものね</p><p>はい、わたくしたちがそれぞれのチームを率いて共闘した方が他の名家への影響力も強くなりますから</p><p>瑠璃子が独立して、２大勢力になった方が桃子姉ちゃんを抑えられる</p><p>ていうか、まり子お前、チーム・みすずなのか</p><p>とりあえず、学校ではここのお屋敷に可奈が来ている時は、わたくしは可奈とペアよそういう、時と場合で所属が変わるのもアリでしょ</p><p>名家の血筋を引いているまり子は、１６歳だから１つ年下の瑠璃子のグループに入るより、年上のみすずのグループに参加した方が、超お嬢様校では良い</p><p>学校へ通う車を別々にするのも良いと思うわどうせ、もうすぐ一緒に学校に通う子たちが増えるんだし</p><p>アニエス、ルナ、コヨミちゃん、ヨミがみすずたちの学校の編入試験を受けることになっている</p><p>あの子たちが、あたしたちのどちらの車に乗ってくれるかあたしと瑠璃子のスカウト合戦になるわね</p><p>可憐もいるしな</p><p>オレは食堂の奥で、ありすたちと食事している可憐を見る</p><p>みすずが、自分のペットにしようと画策していたけれどすっかり嫌われて、今はチーム・ありすの所属になっている</p><p>でも、ありすたち鞍馬家の娘たちはもう超お嬢様校には通うことはできないから</p><p>可憐も、学校の中だけは所属チームを変えなくてはいけない</p><p>今日は、瑠璃子たちの車に乗せてあげてあたしのこと、怖がっているみたいだから</p><p>あ、水島様のことでしたらあたしに任せて下さい</p><p>年の近いエリカが言う</p><p>可憐も名家・水島家の娘だからエリカは年下でも様付けなのか</p><p>それでも、可憐は１２歳の小学６年生、エリカは中学２年生</p><p>超お嬢様校は、ほとんどの子が幼稚部から持ち上がりで生徒数が少ないから、お互いのことは知っているだろう</p><p>ええ、頼むわエリカ</p><p>はい、瑠璃子様ちょっとお話して参りますわ</p><p>エリカが、可憐の方へ歩いて行く</p><p>活発で積極的で利発な子よね瑠璃子は、本当に良い子を選んだわ</p><p>あたしもエリカさんみたいな子を探さないと</p><p>巨大な香月家を支えていくためには、みすずももっと有能な腹心が必要だ</p><p>無口で申し訳ありません</p><p>美智が、みすずに謝る</p><p>あら、いやだ美智は美智のままでいいのよ</p><p>慌てて、みすずは美智の黒髪を撫でてやる</p><p>その通りですわわたくしも早く、わたくしだけの警護役を探さないといけませんし</p><p>移動車を別々にするのなら瑠璃子専属の警護役を決めないといけない</p><p>警護のできる子も増えたんだけどな</p><p>オレは食堂の中を見渡すが</p><p>ミタマとキヌカは、名家・鞍馬家の警護役と知られすぎているから鞍馬家より書くの高い香月家の瑠璃子が警護役に採用するわけにはいかない</p><p>というかミタマは、雪乃のテレビ番組で先週から水着でカバーガールをやっていて、世間に顔が知られてしまったし</p><p>キヌカは戦闘力はあるけれど、警護役としてはトボケているからなぁ</p><p>ハイジはビジネスの方に興味があるみたいで、渚に付いていってしまったし</p><p>イーディを今更、瑠璃子たちの学校に転校させるわけにもいかない</p><p>家の中を探しても見つからなければ、外から探してくるしかないわあたしたちは、ずっとそうして来たんだし</p><p>いえ、すでに養成しております</p><p>ヨミ妹はなかなか筋が良いですすでに工藤流古武術２級の実力があります</p><p>ああ、オレたちが早朝のパンの仕込みをしている間に</p><p>今朝も美智たちは、お屋敷の中庭で朝の合同武術稽古をやっていたんだ</p><p>人の心が読め、相手の肉体を支配する力を持つ上に古武術の嗜みがあれば、ルリルリの警護役としては問題ないと思います</p><p>そうね、あたしたちが公の席に出る時には、必ず香月セキュリティ・サービスの人たちが警護して下さっているわけだし日常の警護役からヨミちゃんにお願いしてもいいのよね</p><p>実際、名家の警護役といっても美智みたいに、底抜けに強い子ばかりじゃない</p><p>名家のお嬢様たちのお付きとして、様々なトラブルを回避する能力があれば充分だ</p><p>編入試験までに、ヨミ妹を工藤流古武術初段に仕上げますルナ妹も、ある程度の実力は付くと思います</p><p>アニエスとコヨミちゃんは</p><p>アニエス妹には、格闘のセンスはありませんコヨミ妹は、もっとたくさんご飯を食べて大きくなるべきです</p><p>コヨミちゃんは小６なのに中学年ぐらいの体格だもんな</p><p>幼すぎる肉体に筋肉を付けすぎると筋肉によって、肉体の成長が阻害されることがあるのです</p><p>わたくしの胸が育たないのも、きっとそういう理由だからなのだと思います</p><p>美智が真顔で、オレに言う</p><p>えー、工藤先輩は小さいから可愛いんじゃないですかーっ</p><p>エリカおい</p><p>昔から、あたしたちの間では大人気ですから家に持って帰りたい先輩部門の第１位です</p><p>同じ学校の中２が中３に言う</p><p>工藤先輩のことは、みんなクール・ビューティ・ぷちって呼んでますから</p><p>いつも無表情で、無口でしかも小柄で、日本人形の様に可愛い</p><p>あ、そうかエリカたち一般生徒は、美智がどれくらい強いのか知らないのか</p><p>オレは、ハッと気付く</p><p>いつもみすずの側で仕えているけれど警護役なのかお付きなのか判っていないんじゃ</p><p>スゴイ人だっていうのは知ってますよ毎年、体育祭の時に信じられないようなパフォーマンスを見せて下さいますから</p><p>え、体育祭で闘ったりするのか</p><p>まさか、エリカたちの学校は女子校ですし荒っぽい種目はないですよ</p><p>そうだよな騎馬戦とか、棒倒しとかやるわけないよな</p><p>工藤先輩は、瞬発力や跳躍力が凄いですから走り幅跳びとか、棒高跳びとか、いつも全校生徒が注目するんですよ</p><p>そんなに注目されているんなら、美智に陸上部から勧誘とか来ないのか</p><p>わたくしたちの学校には、そういうクラブはありません対外試合などは一切できませんから</p><p>美智が、無表情で答える</p><p>良い家のお嬢様ばかりだから不特定多数の学校と交流しなくてはいけないようなクラブ活動は無いんです</p><p>お茶とかお花とか日舞とか特定の名門校と合同で会を開くものはありますが、スポーツ関連の部活ですと地区の大会などで他校と接しなくてはいけませんから</p><p>普通の学校のクラブと試合して、それでお嬢様がケガでもしたら大事になるか</p><p>共学の学校の男子生徒が積極的に話し掛けて来たりすると名家の警護役に蹴飛ばされるものね</p><p>ああ、スポーツの大会中に、よその学校の女の子に声を掛けるやつとか居るもんな</p><p>そりゃお嬢様たちを預かる学校としては、対外試合のあるクラブ活動はやらせたくないか</p><p>どうしてもスポーツなさりたい人は、学校でなく個人で専門の教室に通われていますし</p><p>それもお金持ち専門のガードの固い教室なんだろう</p><p>仕方ないわよね制限があるのはどうしても普通のクラブ活動がしたいのなら、そういう学校に編入すればいいんだし実際に、中等部や高等部に進学する時には、そういう理由で他の学校へ移る子がいるわよ</p><p>大会に出たければ、超お嬢様校を止めて、他の学校の生徒になるしかない</p><p>しかしわたくしたち名家の娘にはあの学校以外、選択肢がございません</p><p>超お嬢様校は、名家の血統を守るためにジッちゃんや歌晏家の当主が、守ってきた学校だ</p><p>どんなにお金持ちでも、品の悪い成金の娘や芸能人の子は入学させない</p><p>名家の令嬢たちと、ジッちゃんたちが認めた良家の子女しか居ない</p><p>だからこそ、ステイタスがあるのだが</p><p>えっとスポーツなら、どんなクラブがあるんだ</p><p>テニス部はあるわテニスは、上流階級の嗜みだからでも、校内で楽しむだけよ</p><p>まり子が答える</p><p>後は、水泳部とダンス部ぐらいですわ文化部は、たくさんあります</p><p>他のことは乗馬やゴルフなどは個人で楽しむものですし栗宮さんみたいに武術を嗜まれる方もいらっしゃいますけれど学校でなく、ご自宅の道場でお稽古なさっていますから</p><p>ああ居たなあこの間の香月家のパーティに来た槍の師範をしているという武闘派のお嬢様が</p><p>基本的に、個人競技のスポーツだけです集団スポーツは厳禁なんです色々と後で揉めることになりますから</p><p>名家同士の中でも力関係があるし、それぞれの親のビジネスでどう繋がり合っているか判らないから</p><p>生徒の親の関係を考えて、スポーツのチームを組むとかみすずたちの学校の先生にはできないよな</p><p>ていうか、そもそも対外試合ができないんだからチーム・スポーツをやる意味が無い</p><p>校内の生徒だけで、延々と紅白戦をやっても仕方ないし</p><p>超お嬢様校ってなかなか息苦しいんだな</p><p>閉じ込められた籠の鳥とまでは言わないけれどそれでも</p><p>日常生活における制限が多すぎる</p><p>そうよ、公だから、みんな結構退屈しているし鬱憤が溜まっているのよ</p><p>だから、この間の香月様のお屋敷でのパーティをみんな楽しんでいたのよあんな次々に色んなことが起きるイベントに参加できる機会はなかなか無いから</p><p>キョーコさんが乱入して、レイちゃんとマルゴさんが華麗な技を見せ</p><p>ハイジとキヌカが乱闘して、天童乙女が捕まったり</p><p>確かに、トンデモないイベントだった</p><p>みんなホント刺激的なことに飢えているから</p><p>まり子が、オレに抱きついて来る</p><p>だから、わたくしも公とのセックスにハマっちゃったんだと思うわ</p><p>桃子お姉様のことも、早くハメてあげてね</p><p>オレの耳に、そっと囁く</p><p>そうだ桃子姉ちゃんとレイプ対決するんだ</p><p>オレが桃子姉ちゃんをレイプできるか桃子姉ちゃんがオレを阻止できるかの闘いを</p><p>お兄ちゃん、早く食べちゃわないと時間ないよっ</p><p>マナがオレに叫ぶ</p><p>そうだったオレは朝食の途中だった</p><p>ああ、急いで食べるよ</p><p>お兄様、ありがとうございました</p><p>瑠璃子の言葉を背中に聞いて慌てて、元の食卓に戻る</p><p>吉田くん急いで</p><p>のんびりの愛ですら、もう食べ終わって食後のお茶を飲んでいる</p><p>旦那様お食事が終わった後で結構なのですが</p><p>あ、そうか朝のおしっこ披露か</p><p>あ、黒森様今朝はエリカもお見せしまーす</p><p>エリカも、今朝はオレの眼の前で放尿するつもりらしい</p><p>任せろ、ドンと来い</p><p>アニエスが、オレのところに走って来て背中にしがみつく</p><p>んどうしたんだアニエス</p><p>うー、きっとアニエスだけ編入試験に落ちちゃいますのルナもコヨミちゃんもヨミちゃんも合格するのに、アニエスだけ</p><p>そんなことないぞもうすぐなんだから頑張れ、なっ</p><p>オレは、食事しながら左腕で、アニエスの小さな身体を抱きしめる</p><p>うー、パパぁぁ</p><p>オレのしがみくアニエス</p><p>あー、アニエスちゃんだけズルいっ真緒もっ</p><p>真緒ちゃんまで、オレの右腕にしがみついて来る</p><p>これでは食事ができない</p><p>しょうがないなぁヨッちゃん、はい、あーんしてっ</p><p>寧が笑ってやって来てオレの口にパンを入れようとする</p><p>あー、寧お姉さんズルイ</p><p>そういう面白そうなことは、うちらもやりたいですわ</p><p>おい、エリリエ</p><p>時間が無いんだよ朝は忙しいんだからっ</p><p>月子が手を打った瞬間部屋中の全員が鎮まる</p><p>巫女の力の放出か</p><p>はい、皆様お静かに公様、どうぞ</p><p>ああ、ありがとう真緒ちゃん、オレの膝の上に乗って</p><p>オレは左腕でアニエスを抱き締めて、膝の上に真緒ちゃんを乗せて</p><p>右手だけで、最後まで朝食を食べた</p><p>サンキュー、マナ</p><p>お茶も一気にゴクゴクと飲む</p><p>はい、真緒ちゃんはこっちにおいでっ</p><p>ヨミとルナが、真緒ちゃんを引き受けてくれた</p><p>オレはアニエスを抱きかかえたまま</p><p>よし、みすず、エリカいいぞ</p><p>２人の放尿を確認するために、トイレに向かわないと</p><p>いつも通りの慌ただしい朝だ</p><p>ヨッちゃん、パンのパッドの積み込み始めてるよっ</p><p>アタシたちでやっておくネ</p><p>寧とイーディと愛がパン工房に向かってくれた</p><p>留守番はわたくしたちにお任せ下さい</p><p>わたくしも居りますわ</p><p>ミタマと月子がオレに言う</p><p>ああ、頼むすぐに戻って来るから</p><p>食堂の出口に向かいながら、オレは答えた</p><p>じゃあ、他の子は整列してお兄ちゃんが戻ってきたら、みんなでいってらっしゃいのキスするから</p><p>マナが居残り組に言う</p><p>はいはい、判ってるわよ</p><p>雪乃はそっか、今日はサボるから家に居るんだな</p><p>毎朝大変ねあなたは</p><p>みすずたちを迎えに来た翔姉ちゃんが、食堂の外の廊下で笑っていた</p><p>いいんだよオレは好きでやっているんだから</p><p>オレの家族のために何でもすると誓ったのだから</p><p>これでいいんだよこれで</p><p>エリカとももう1回早朝セックスさせようという計画もあったのですが</p><p>蛇足っぽいので止めました</p><p>次話から新章ですどのエピソードをやるのかまだ決めていません</p><p>うちは相変わらず、ネズミが出没しているのですが</p><p>どうも、うちの近所は代替わりで、次々と家が建て直されているので</p><p>壊された家に居たネズミが、近くの家に入り込んでいるようです</p><p>昨日</p><p>母大変よ、お父さん用に買って来たばかりのパンツ、ネズミに食べられちゃってるわ</p><p>私え、パンを食べられちゃったの</p><p>母違うわよ、お父さんのパンツよ</p><p>ネズミよ、何故、紳士物のパンツを食う</p><p>1178．ショートシリーズΑ／　人間合格　その１</p><p>学校での昼休みのパン販売と片付けが終わったら</p><p>今日は、早退して克子姉一緒に車に乗り込む</p><p>お屋敷で商用バンから、ミニバンに乗り換えて</p><p>みすずたちの学校へ向かった</p><p>今日は、アニエスたちの編入試験の日なのだ</p><p>日本一の超お嬢様校で学力テストと面接試験を受ける</p><p>アニエスちゃんには、あなたがお迎えに来てくれるって話してあるから</p><p>生まれた時からずっとお屋敷の地下室に閉じ込められていたアニエス</p><p>今は家族が増えたおかげで、元気でよく喋る子になったけれど</p><p>学校というものに行くのは、これが初めてだもんな</p><p>ま、ルナちゃんや、コヨミちゃん、ヨミちゃんが付いているから大丈夫だと思うわ</p><p>今では、ルナはアニエスのお気に入りの大親友になっているし</p><p>内気なコヨミちゃんのことは、自分が守ってあげるという気持ちにもなっている</p><p>まあ、実際は外の世界を知っていて巫女の力を持っているコヨミちゃんたちの方が、アニエスのサポートをしてくれることになるんだろうけど</p><p>克子姉もありがとう</p><p>今朝の克子姉は、オレたちと一緒に高校へのパンの搬入をしてから</p><p>お屋敷に戻って、アニエスたちを超お嬢様校に連れていって</p><p>お昼のパン販売までに、オレたちの高校に戻って来て</p><p>今また、オレを連れて超お嬢様校に向かっている</p><p>いいのよ渚はお店だし、ミナホお嬢様も研修中だし動ける大人は、あたしだけなんだから</p><p>ああ、香月様にはお礼を申し上げるのよわざわざ来て下さっているのだから</p><p>そうなのだ</p><p>アニエスたちの保護者兼保証人として、ジッちゃんが超お嬢様校に来てくれている</p><p>香月様は、あの学校の理事だからわざわざお出でにならなくても、香月家の威光だけで学校側に影響力を行使なさることはできるんでしょうけれどでも、現場の先生方は、そういう圧力を掛け方を嫌うでしょうから</p><p>姿を見せずに、理事として上から圧力を掛けるだけなら現場の反発を食う</p><p>アニエスたちが、学校で教師たちに悪い扱いをされるかもしれない</p><p>だから、ジッちゃんは直接、現場の先生たちに会いに行ってくれた</p><p>それに、ああいう学校だから面接試験は、本来、保護者同伴なのよでも、あたしたちは結局裏の世界の人間だからこういう時には、どうしても香月様にお頼みするしかないのよね</p><p>黒森家の人間では、超お嬢様校の保証人にはなれない</p><p>みすずや瑠璃子が成人すれば、また状況が違ってくるんだろうけれど今はまだ、ジッちゃんでないと社会的な信用が無い</p><p>今日中に編入は決まるはずよそれは、もう根回ししてあるはずだからていうか、香月家の現当主が臨席してしまったのなら入学を断ることはできないわ</p><p>今日の編入試験は、アニエスたちのためだけのものだから</p><p>学力試験なんて、終わった科目ごとにどんどん採点していく</p><p>面接試験の時には、もう全部学力試験の結果が出ていると思うわよほどのことがない限り、心配はいらないと思うけれど</p><p>アニエス、大丈夫かなぁ</p><p>ヨミやルナやコヨミちゃんは学校の成績は元々良かったらしいから、全然心配していない</p><p>アニエスはこの数ヶ月間で、幼稚園レベルから詰め込み学習させたわけだから</p><p>算数は完璧よアニエスも、相当、頭の良い子だから理科なんかの暗記問題は、ルナちゃんたちとゲーム感覚でみんな覚えてしまったみたい社会に関しては、ゲームかマンガの設定みたいなものだと思っているみたいねあの子にとっては、お屋敷の外の世界はリアルじゃないから</p><p>誰かが作ったお話の世界と変わらないのか</p><p>問題なのは国語よねぇ</p><p>漢字は覚えたけれどあの子、日常生活で使っている文法が変だから</p><p>アニエス喋り方が独特だもんなぁ</p><p>子供の頃から、ほとんど人と喋らないで成長したでしょだから、人との距離感の取り方が判らないんだと思うわそういうのも原因だと思うのよ</p><p>アニエスには敬語も無ければ、タメ口を無い</p><p>オレとルナ以外の家族は、みんなちゃん付けで話し掛けるし</p><p>ルナだけ呼び捨てにしているのは特別に親しいという意思表示なんだと思うけど</p><p>最初に仲が良かったのが、幼児言葉の真緒ちゃんだったしイーディちゃんや、寧ちゃんみたいな日本語が独特な子ともずっと一緒に話していたから</p><p>イーディのなのネと寧の舌っ足らずななんだよっか</p><p>でも、イーディやヤッちゃんの真似はしなかったら、いいじゃないか</p><p>そうねでも、できることなら、瑠璃子ちゃんや月子さんたちみたいな丁寧な話し方を覚えて欲しかったわ</p><p>いや、アニエスがわたくしとかございますわとか言い出すのも、どうかなぁ</p><p>それはもう、アニエスっぽく無い気がする</p><p>とにかく、アニエスちゃんに関しては帰国子女っていう設定にして学校側には身上調査書を提出してあるから多少は割り引いてもらえるでしょうけれど</p><p>日本語が変なのは、外国暮らしが長かったせいだと</p><p>でも、その代わりアニエスに英語も教えないといけなかったじゃないか</p><p>帰国子女なんだから、日本語が下手なら外国語がそれなりに堪能じゃないといけない</p><p>香月家のパーティの時みたいにバケラッタで誤魔化し続けるのは難しいだろうし</p><p>その辺も、イーディちゃんや、寧ちゃん、マルゴちゃんたちが付きっきりで教えてくれたからまあ、アメリカの小学生レベルで読み書きできればいいんだから、大丈夫だと思うわよ</p><p>うん別に英語の難しい本が読めたり、小難しい話をヒアリングできたりする必要は無い</p><p>アニエスは小学校６年生の年齢なのだから英語でも小学生向けの本が読めて、アメリカの子供向け番組の内容が判るぐらいのレベルには到達できていればそれでいいはずだ</p><p>ていうか今のアニエスちゃんて、もう、あなたよりも英語は上手よ</p><p>運転しながら、克子姉がチラッとオレを見る</p><p>それは認める</p><p>オレはうちの家族の中ではダントツに頭が悪いと思う</p><p>学校の勉強とか、全然できないし</p><p>愛ちゃんが語学の勉強始めたわよ外国のパンに関する本が読みたいって</p><p>オレより後からパン作りを始めたのに愛の方がどんどん上手くなっている</p><p>センスが良いのか、才能なのか</p><p>うんオレも、もっと努力しないとな</p><p>このまま差を付けられるのは、悔しいもんな</p><p>あんまり無理をしないで愛ちゃんは、パンだけに集中できるけれどあなたは毎日、たくさんの女の子の相手をしているんだから</p><p>それはそうだけどでも</p><p>オレだって、セックスしているだけというわけにはいかない</p><p>そんな生活が許されるはずがないんだから</p><p>あなたは今でも精一杯頑張っているんだから両手が届く範囲で、できることだけをしなさい無理して、オーバーワークで倒れてしまっても、あなたの代わりになる人はいないんだから</p><p>そうだオレは、倒れられない</p><p>精神的にパンクすることも、この生活から逃げ出すこともできない</p><p>オレは、オレの家族を守り続けなくてはいけないんだから</p><p>あなたが無理するようなら、強制的に休暇を取らせるわよ御名穂お嬢様も、あたしも、渚や寧ちゃんたちだってちゃんと毎日あなたの様子を見ているから</p><p>黒い森の最古参メンバー御名穂姉さん、克子姉、渚、寧、マルゴさんも，</p><p>この人たちは、姉としてオレのことをいつも見守ってくれている</p><p>うんそうだねありがとう</p><p>オレは克子姉に礼を言った</p><p>気分転換に寧ちゃんと温泉でも行って来たらいいのよ今のあたしたちは２、３日ぐらいなら、あなたが居なくても家族をまとめられると思うわ</p><p>実際、今年の夏休みは数日ずつ、別のグループの子たちと過ごした</p><p>あの頃より家族が増えたし、グループも細分化してきているけれど</p><p>毎日、テレビ電話で話す時間を作れば、アニエスだってオレが国外旅行に行くのを許してくれたし</p><p>でも今はいいよ色々と踏ん張り時だと思うし</p><p>御名穂姉さんの新しい娼館のオープンも迫っているし</p><p>オレたちの学園祭もある可奈センパイのテニス部とオレのパン工房のコラボとか</p><p>ああ、みすずたちの学園祭もあるんだよな</p><p>それに瑠璃子たちが修学旅行に行くし</p><p>マルゴさんやイーディの格闘技大会</p><p>それと桃子姉ちゃんとのレイプ対決もある</p><p>今だって</p><p>アニエスたちが学校生活に慣れるまでは一緒に居てやりたいし</p><p>そうねしばらくは掛かるわよね</p><p>克子姉は、赤信号で車を停めながらそう言う</p><p>うん、編入試験だってちゃんと合格するまでは安心できないし</p><p>アニエスが緊張し過ぎて、パニックを起こしたりしてないよな</p><p>面接で、余計なことを話し出したり</p><p>オレとのセックス生活のこととか</p><p>お屋敷を離れて見知らぬ場所で、知らない大人たちに囲まれて、色々と質問されたりするのは、アニエスは初めてなんだからさ</p><p>一応、学力試験も面接も全部、ルナちゃんたちと同じ部屋で同時にやっていただくようにお願いしてあるから大丈夫だと思うけれど</p><p>克子姉も運転しながら、溜息を吐く</p><p>ああ、アニエスが変なことを口走りそうになったら巫女の力で止めるようにって、ルナたちには言ってあるけれどさ</p><p>ルナたちだって東京の超お嬢様校の雰囲気は、初めてだろうし</p><p>ここで心配してても仕方ないわ向こうに着けば判ることなんですから</p><p>信号が青になったので、克子姉は再びアクセルを踏む</p><p>車がみすずたちの学校に着く</p><p>都心に近い場所なのに、かなり広い敷地を持っている</p><p>ていうかすげぇな</p><p>外から中が見えないように、学校の周囲は全て高い塀で囲まれている</p><p>これが無機質な白い壁なら、まるで刑務所だけれど</p><p>赤茶色のレンガを使ったお洒落なデザインの塀で、蔦なんかも絡まっているからなかなか趣がある</p><p>中へ入るわよ</p><p>克子姉が、保護者専用入り口と書かれた門に車を向ける</p><p>この超お嬢様校は、ほぼ１００パーセントの生徒が自動車通学だから専用の入り口と駐車場があるのだそうだ</p><p>もちろん、そこには警備員が２４時間態勢で監視をしている</p><p>中へ入る門も、完全に閉められていた</p><p>ああ、香月セキュリティ・サービスが警備を担当しているんだ</p><p>警備員の事務所から出て来た制服は見慣れたものだった</p><p>そりゃ、そうよ香月様が理事を務めていらっしゃるんですから</p><p>元々、香月セキュリティ・サービスは名家や、政財界の重鎮の人たちとその家族を専門に警護する会社だ</p><p>名家の令嬢たちが通う超お嬢様校の警備も担当するは当然か</p><p>編入試験に来ている子の家族です迎えに来ましたって朝もお会いしましたわよね</p><p>克子姉が、運転席からニコッと微笑んで事前に学校側から送られてきた入校許可証を示す</p><p>制服の警備員は、オレをチラッと見る</p><p>オレはうちの高校の制服だとマズいと思ったので、ちゃんとスーツに着替えて来ていた</p><p>この子は、試験を受けている子の兄ですわ</p><p>あご苦労様です</p><p>オレは警備員に一礼する</p><p>杉山くーん、どうしたの</p><p>と警備員事務所から、翔姉ちゃんが出て来た</p><p>いえ閣下がいらしていますので、チェックは厳重にと</p><p>ああ、そうかジッちゃんが来てくれているから、翔姉ちゃんも警護に来ているし</p><p>制服の警備員たちも、いつも以上に緊張しているんだ</p><p>その方たちは問題ないわお通しして差し上げて</p><p>翔姉ちゃんは制服警備員にそう言うと、オレに向かってニコッと微笑む</p><p>香月みすず様のお相手の黒森公様よあなたも、香月セキュリティ・サービスの職員なら、お顔を覚えておきなさい</p><p>そうだ香月セキュリティ・サービスは、オレの会社になるんだった</p><p>はっ、失礼致しましたっお通り下さいっ</p><p>警備員が、オレに敬礼する</p><p>左の駐車場でお待ち下さいもうすぐ、皆様、出ていらっしゃるはずですああ、全員、編入試験には合格なされたそうですよ</p><p>翔姉ちゃんは、制服警備員の前だから敬語でオレに教えてくれた</p><p>良かったありがとう</p><p>オレは、翔姉ちゃんに礼を言う</p><p>では、ご指示通りの場所で待機していますわ</p><p>克子姉が翔姉ちゃんたちに一礼する</p><p>ゲート・オープン</p><p>制服警備員が、事務所の方にサインを出す</p><p>ガガガがツと、鉄の門が開いていく</p><p>克子姉は車を中に進ませた</p><p>うちの車が、もっと高級車だったらあんなに厳しい眼でチェックして来ないんでしょうけれどね</p><p>連れて帰る子がたくさん居るからベンツやロールスロイスのミニバンがあれば良いんだけど</p><p>オレと克子姉に加えてアニエス、ルナ、コヨミちゃん、ヨミじゃあ</p><p>うちの車ではミニバンしか選択肢が無い</p><p>みすずちゃんたちも、通学の車を２台にして正解よ今までは、運転手にみすずちゃん、瑠璃子ちゃん、美智ちゃんだけだったのに可憐ちゃんが加わってまあ５人なら乗れたけれど最近は、まり子ちゃんも一緒で６人だったりするでしょ</p><p>香月家の令嬢が国産のミニバンで、超お嬢様校に通うのは、やっぱりマズいのか</p><p>今は香月セキュリティ・サービスが差し回した２台の高級車に、それぞれのチームに分かれて乗車している</p><p>一般の生徒はまだ授業中だから、みすずちゃんたちには会えないわよ</p><p>ああ、オレは５時間目の途中で抜けだして来たんだもんな</p><p>えっと左の駐車場ね</p><p>克子姉が車を停める</p><p>そこは校舎の裏側に面していた</p><p>ここで待つしかないわあなた、降りて外の空気を吸ったらどう</p><p>止しておくよ女子校だろあんまり目立つことはしたくない</p><p>オレはいつものクセで、車の中から監視カメラを探す</p><p>ああ当たり前だけど、やっぱりあった</p><p>そりゃそうだよな</p><p>日本一の超お嬢様校なんだからセキュリティは徹底している</p><p>ああ、出て来たわ</p><p>克子姉の声に、校舎の方に視線を送ると</p><p>ジッちゃんとアニエスたちが出て来た</p><p>もちろん、ジッちゃんには大徳さんたち専任警護人が付いている</p><p>あ谷沢さんもいるな</p><p>今は香月セキュリティ・サービスのトップで現場のチーフの翔姉ちゃんの上司に当たる</p><p>アニエスルナコヨミちゃんヨミ</p><p>オレが車の窓を開けて呼び掛けると</p><p>アニエスがオレに気付いて走って来る</p><p>ちょっと、アニエスちゃん</p><p>ヨミが慌てて、アニエスを追い掛ける</p><p>コヨミちゃんとルナは、丁寧にジッちゃんに頭を下げて挨拶してからこっちに来た</p><p>オレも、車の中からジッちゃんに一礼する</p><p>ジッちゃんは、ニヤッと笑ってオレに軽く手を振った</p><p>アニエスちゃんダメッ</p><p>アニエスがパパとオレのことを呼びそうになるのをヨミが力で制したらしい</p><p>こんな人目があるところで、不用意な発言をするのは危うい</p><p>監視カメラには隠しマイクが付きものだ</p><p>ほら、アニエス来い</p><p>オレは車のドアを開けて、アニエスを招く</p><p>ぅぅッ</p><p>アニエスは、半べそ顔でオレに飛び付いて来た</p><p>どうしたんだ怖かったのかアニエス</p><p>だって知らない人がいっぱいいるんですもの</p><p>アニエスの背中をオレは撫でてやる</p><p>もう、平気だから</p><p>ぅぅ、怖かったですの</p><p>やっぱりお屋敷の中から出て、知らない世界へ来たことがショックだったらしい</p><p>よしよしヨミ、ご苦労さんルナとコヨミちゃんもみんな揃って合格したんだってな</p><p>はい、兄さんアニエスちゃん、とっても頑張ってましたよ</p><p>ルナたちも頑張ってましたのだから、みんなで一緒に合格できましたの</p><p>アニエスは、オレにしがみついてそう言った</p><p>ええ、良かったわね今日は、お屋敷であなたたちの合格パーティをするわよ</p><p>克子姉が、運転席から言う</p><p>さすが克子お姉様</p><p>ヨミたちが歓声を上げる</p><p>あの、黒森さん</p><p>コヨミちゃんが、オレを見る</p><p>あのあの人が、黒森さんに用があるみたいです</p><p>コヨミちゃんは誰の心を読んだんだ</p><p>見ると谷沢さんが、こっちに歩いて来る</p><p>おお、久しぶりだな小僧</p><p>最近は、香月セキュリティ・サービスに関することは全部、翔姉ちゃんを通せば良いことになっちゃっているから</p><p>谷沢さんと会う機会が無かった</p><p>はい、ご無沙汰しています</p><p>オレは、アニエスを抱きかかえたまま谷沢さんに頭を下げる</p><p>閣下から話は聞いているまあ、その件についても話がしたいんだが</p><p>ああジッちゃんが、香月セキュリティ・サービスをオレにくれることにしたから</p><p>組織のトップである谷沢さんとも話を詰めないといけないのか</p><p>急がなくて良い関君にも立ち合ってもらわないといけないしできれば、みすず様や瑠璃子様たちにもご臨席していただきたいことだから</p><p>うん香月セキュリティ・サービスは、元々、ジッちゃんの私兵として作られた組織だ</p><p>だから、香月家の企業グループには入っていない</p><p>だから、現在、香月グループ全体の経営を任されている司馬さんの支配下にもないし</p><p>香月家の分家も手出しすることができない</p><p>本来ならジッちゃんの直系の孫である、みすずたちが相続するべきものだ</p><p>それをオレが預かることになったのだからみすずや瑠璃子にも、谷沢さんとの話には立ち合ってもらった方が良い</p><p>そうじゃなくって今から、少し時間を貰えないか</p><p>いや、閣下がお前さんと話したいことがお有りなんだそうだこのまま、すぐ近くの香月グループのホテルまで来て欲しい</p><p>谷沢さんは、オレに言う</p><p>ジッちゃんが、オレに</p><p>見るとジッちゃんの前に、前後に香月セキュリティ・サービスの警護車輌を従えた黒塗りのリムジンが、スーツと滑るように走って来て、停まる</p><p>ジッちゃんは、オレの方をチラリと見て車に乗り込む</p><p>ガードの大徳さんたちもだ</p><p>判りました行きますジッちゃんには、今日はたくさん世話になっちゃってますから</p><p>オレは、谷沢さんにそう返事する</p><p>ああ、じゃあオレたちの車を後ろから追って来てくれいいな</p><p>はい、判りましたわ</p><p>克子姉が、そう返事をした</p><p>よしじゃあ後ほど</p><p>谷沢さんは、そう言うと走って、先頭の警護車に乗り込む</p><p>早く乗りなさいあたしたちも一緒に出発するわよ</p><p>コヨミちゃんたちが、慌てて車に乗りドアを閉める</p><p>ほら、アニエスもオレにしがみついたままじゃ危ないから、ちゃんと席に座れ</p><p>オレはアニエスに、そう言うが</p><p>パパ、セックス</p><p>アニエスは、オレから離れようとせず不安そうな顔で、オレの耳に囁く</p><p>アニエス、今すぐパパとセックスしないと安心できないですの</p><p>こ、ここでか</p><p>ということで次話はアニエスと車内セックス</p><p>Ｇレコジャイオーンがたった３話で出番終了なんて</p><p>そしてＧルシファーのパイロットがマニィだなんて</p><p>もう、先出し情報を見ずに最終回まで楽しむことにします</p><p>1179. ショートシリーズＡ　／　人間合格　その２　アニエスとカーセックス</p><p>・アニエス／１２歳　お屋敷の地下に幽閉されていた金髪の日仏ハーフ美少女</p><p>・鷹倉ルナ／１２歳鷹倉神社の巫女の３姉妹の末っ子ボクっ子</p><p>・鷹倉コヨミ／１２歳ルナたちの従妹内気で身体が小さいまだ処女</p><p>・鷹倉夜見子／１４歳鷹倉神社の巫女の３姉妹の真ん中強気な性格のロリ巨乳</p><p>＋克子</p><p>日本一の超お嬢様学校の駐車場に停めた車の中で</p><p>外にはジッちゃんの車とそれを警護する車輌が２台</p><p>それからもちろん、学校の監視カメラもある</p><p>まあ、そう言い出すと思ったから毛布は多めに積んで来たわ</p><p>克子姉が運転席で言う</p><p>アニエスちゃんが具合が悪くなったことにして車の後部座席のシートを全部フラットにしちゃえばいいんだよ</p><p>ルナが笑顔で言う</p><p>コヨミちゃん、手伝って</p><p>じゃあ、わたくしは助手席に座って前方からの視線を塞ぎますわ</p><p>ヨミは助手席へ</p><p>ルナとコヨミちゃんが、テキパキとシートを倒していく</p><p>はい、アニエスちゃん、毛布を被って横になってパンツを脱ぐのは毛布の中だよ</p><p>アニエスは下半身を毛布で隠すとモソモソと動いている</p><p>はい兄さんも毛布ボクとコヨミちゃんも毛布を羽織って左右り窓から覗かれるのを防ぐから</p><p>テキパキと、ルナが指示する</p><p>パパ早くですの</p><p>オレも下半身に毛布を掛けてフラットになったシートに横たわる</p><p>すぐにアニエスが、しがみついてきた</p><p>オレの毛布と自分の毛布を重ね合わせる</p><p>アニエスもう脱いじゃってますのパパも早く</p><p>アニエスは毛布の中で、オレのズボンとパンツを脱がしていく</p><p>早く欲しいですのパパとセックスしたい</p><p>アニエスの細い指がオレのペニスを直接触って来る</p><p>うふふ、パパの大きくなっていますのアニエスも濡れてますの</p><p>そう言うと、アニエスはオレの亀頭を自分の膣口に当てる</p><p>まだ入れるのは早いんじゃないか</p><p>平気ですのちょっと痛いぐらいのが欲しいですの</p><p>アニエスが上になってオレの勃起を自分の胎内に挿入していく</p><p>ぁぁ、パパの入ってきますの</p><p>香月様たちのお車が出発するわあたしたちも行くわよ</p><p>車のエンジンを掛ける</p><p>ドゥルルルルッ</p><p>あんっ、パパのオチンチンを通して振動が伝わってきますの</p><p>アニエスは、オレの上に乗ったままそう言う</p><p>アニエスちゃん、そのままこの人の上に重なって横になってここの学校を出るまでは、腰を動かしちゃダメよちょっと具合が悪くて、大好きなお兄さんにしがみついているフリをしてね</p><p>せっかく編入試験に合格したのに入学取り消しになってしまうわよ</p><p>それは、困りますの</p><p>ほら、オレが撫でてやるから</p><p>オレは、アニエスを抱き締めて背中や金髪を撫でてやる</p><p>あぅぅ、気持ち良いですの</p><p>アニエスのお腹の中に、パパのオチンチンがありますのはぁぁ、これでやっと安心できますの</p><p>オレもアニエスに微笑む</p><p>動くわよ</p><p>ああ、超お嬢様校の駐車場のアスファルトの細かい高低が、こうやって寝たままだとよく判る</p><p>パパキスしたいですの</p><p>ちょっとだけだぞ</p><p>学校の敷地内は低速だからいいけれど路上走行になったら、キスしたりするのは危ない</p><p>急ブレーキで、お互いの舌や唇を噛んでしまうかもしれないし歯が当たって、顔にケガするかもしれないから</p><p>だから、キスは今のうちだけそれも、軽くチュッとキスする</p><p>パパ大好きですのアニエスが寂しい時は、いつでもセックスしてくれますもの</p><p>当たり前だオレの可愛い、アニエスだからな</p><p>こら、腰を動かすなって言ったばかりなのに</p><p>アニエス我慢できないですの</p><p>アニエスは、とろんと蕩けた眼で、オレに抱きついたまま腰を前後させていく</p><p>ああ、１２歳ハーフ美少女の膣が締まるッ</p><p>また、入り口の警備員事務所の前で停止させられるからアニエスちゃんを介抱しているフリをしててちょうだいね</p><p>克子姉が、そう言うけれど</p><p>ああ、また香月セキュリティ・サービスの制服警備員のチェックがあるのか</p><p>今は、ルナとコヨミちゃんがオレとアニエスを左右で、毛布を被って体育座りをして外から隠すようにしていてくれている</p><p>だから、よほど近くから車内を覗き込まない限りオレとアニエスがセックスしているのは見えないだろうけれど</p><p>香月セキュリティ・サービスの警備員は、職務として車内を眼でチェックするだろうから</p><p>まずいそ、このアニエスの腰の動きは毛布の上からでも判る</p><p>克子姉、ちょっと待って</p><p>もう、ダメよ黙ってて警備員さんは、あたしたちに任せて</p><p>クチュッ、クチュッとアニエスは、小刻みに腰をくねらせている</p><p>ルナちゃん、頼むわ</p><p>ルームミラーで状況を確認したのか、克子姉がルナに言う</p><p>あ!!</p><p>巫女の力が発動してアニエスの腰の動きが止まる</p><p>アニエスも不思議そうな顔をして、オレを見るが言葉も喋れないように、力で抑え込まれている</p><p>オレは慌てて、アニエスを毛布の中に隠す</p><p>毛布から顔を出しているのは、オレだけだ</p><p>これなら、外から警備員さんに覗き込まれてもアニエスの表情は見えない</p><p>オレたちの車が一旦停止する</p><p>また、警備事務所前のゲートのところか</p><p>ご苦労様お陰様で、みんな編入試験に合格できたわこれからは、毎日、お世話になるわよろしくお願いね</p><p>克子姉は、運転席の窓を開け制服の警備員さんに話している</p><p>ああ、それは良かったですねあれ、どうなさったんです</p><p>警備員が後部座席を覗き込んで言う</p><p>全部シートを倒して、フラットにして全員、毛布を被って寝転がっているんだから</p><p>そりゃ、不思議に思うだろう</p><p>みんな、今日の編入試験に向けて、ここ何日か睡眠時間も削って勉強していたし緊張していたのよ面接もあったしね</p><p>警備員さんは、納得している</p><p>だから、合格が決まって緊張の糸が切れてしまったみたいなの</p><p>そして、克子姉はアニエスを毛布の中で抱き締めているオレに振り向き</p><p>あの子が一番グッタリしちゃったみたいねお兄ちゃんに甘えちゃって</p><p>大丈夫ですかもし、体調がお悪いのでしたら医務室で休んでいかれた方が</p><p>警備員さんは、まさかオレとアニエスが今下半身で繋がっているとは思っていないだろう</p><p>いえこのまま帰って、家の方で休ませますからというよりあの子は、この３人の中でも、大のお兄ちゃん子なのよまだ小学生だから、高校生のお兄ちゃんに甘えているのああやってそれだけだから心配要らないわありがとうございます</p><p>克子姉は、明るくそう答える</p><p>杉山くーん、閣下のお車をお待たせさせているわよ</p><p>翔姉ちゃんの声が、警備事務室から聞こえる</p><p>ということはジッちゃんの乗っている車と２台の警護車輌も、オレたちのチェックが済むのを待って、ゲートの前で待機しているんだろう</p><p>谷沢さんが後から付いて来いと克子姉に言った以上オレたちだけを置いて、先に行ってしまうはずがないし</p><p>あ、済みません問題ありませんゲート・オープン、どうぞっ</p><p>アニエスを抱き締めて、フラット・シートの上に寝転んでいるオレには前方の景色は見えないけれど</p><p>ガガガガガッっと超お嬢様校の鉄の門が開いていく音は聞こえる</p><p>では、お気を付けて</p><p>ええ、ありがとうございます</p><p>離れて行く制服警備員に、克子姉が笑顔で言った</p><p>ぷはっ</p><p>車が超お嬢様校の敷地から、外の車道に走り出た途端にルナの力が解除される</p><p>もう、いいですのパパ</p><p>ああ、もう大丈夫だから好きなだけ動け</p><p>アニエスが、身体を起こし腰をくねらせる</p><p>声も出していいわよあんまり大きい声でなければ</p><p>克子姉が運転席から言った</p><p>走行中の車の中だよほどの大声で叫んだりしないかぎりは問題ない</p><p>はいですのっああんっ、パパぁぁ好き好き好きっああんっ</p><p>アニエスが喘ぐ</p><p>パパのオチンチンとっても大きいですのっアニエスのお腹の中の気持ち良いところツンツンしてますのっああんっ、擦られてますのっ</p><p>アニエスああ、締まる</p><p>兄さん、アニエスちゃんたらさっきの面接の時に、趣味は何ですかって聞かれてパパとのセックスって答えそうになったんだよ</p><p>あれはびっくりしました</p><p>コヨミちゃんも、アニエスの心を読んでいたらしい</p><p>だから、ボクが慌てて違う答えを言わせたんだから</p><p>何て、答えたんだ</p><p>ああんっ、家族と身体を動かすことですのっ</p><p>うんまあ、確かに、一緒に身体を動かしている</p><p>オレも下から、グイグイと突き上げる</p><p>ああんっ、パパ気持ちいいっ気持ち良いですのっ</p><p>尊敬する人は誰ですかとか、聞かれなかった</p><p>それは、わたくしたちは全員、香月様とお答え致しましたわ</p><p>ああ、面接の場にはジッちゃんが立ち合ってくれたから</p><p>とっても、喜んでいらっしゃいました香月さん</p><p>ま、そうねシゲちゃんも、可愛い小中学生の女の子たちに尊敬しているって言われたのは初めてでしょうから</p><p>パパぁぁ、ああんっ、ああんっいいですのっとっても気持ちいいですのっ</p><p>アニエスの動きが、大きくなっていく</p><p>この感じだと香月様たちが向かっている香月グループのホテルって、多分あそこね</p><p>後、５分くらいで着いちゃうわよだから</p><p>ああ、それはヤバイ</p><p>今の状態で車を停止させたら、アニエスがオレの上で動いている勢いで車のサスペンションがユサユサと上下しているのがバレてしまう</p><p>アニエス５分でイクぞ</p><p>はいですのパパもアニエスの中で気持ち良くなって下さいですのっ</p><p>アニエス１人がイクんじゃなくてオレも一緒にイかないとダメか</p><p>オレは、下から手を伸ばしアニエスの胸を拭くの上から揉む</p><p>服の生地とアニエスのジュニア・ブラ越しにプニッとした１２歳のおっぱいの弾力を感じる</p><p>パパ脱ぎますの</p><p>いや、そのままでいい上は脱ぐな</p><p>さすがに上半身裸の金髪小学生は目立つ</p><p>何かあった時に、誤魔化しきれない</p><p>車の中でのセックスは危ないから、舐めたり吸ったりするのは禁止なんだ</p><p>パパ、可哀相ですのおっぱいペロペロするの、とっても大好きですのに</p><p>それは後でお屋敷に帰ってからするよ</p><p>アニエスは、ニコッと笑って騎乗位で、オレの上で腰を振る</p><p>大丈夫だよボクとコヨミちゃんで、隠しているから</p><p>ルナとコヨミちゃんが毛布で、左右の窓を塞いでくれた</p><p>どうぞ、アニエスちゃん</p><p>この半年間に覚えた腰使いで、アニエスが荒々しくオレを求める</p><p>クチュッ、クチュッ、クチュッ</p><p>アニエスの愛液たったぷりの膣の中に、オレのペニスが抜き差しされていく</p><p>パパ熱いですの</p><p>ああ、アニエスの中とろとろに蕩けているよ</p><p>オレの中に熱い塊が湧き上がって来た</p><p>ぁぁパパ、出しちゃいますのアニエスの中に出しちゃいますの</p><p>ああ、もう出そうだ</p><p>アニエスもあああっ、出して欲しいですのっいつもみたいに、アニエスのお腹の底にピュッピュッて出して欲しいですの</p><p>オレの眼を見ながら、そう訴えるアニエス</p><p>アニエスも興奮で火が付いている</p><p>一気に、エクスタシーへ駆け上がっていく</p><p>ぁぁ、パパアニエスアニエス</p><p>いいぞ、イッていいぞ見てるからな、オレはここでアニエスを見ているからな</p><p>アニエスが、オレの手をギュッと握りしめる</p><p>あっ、来ちゃいますのはぁぁ来ます、来ちゃうですのぁぁ、ぁぁっ</p><p>アニエスの顔が、悦楽に溶けていく</p><p>アニエスが自ら腰を強くオレに押し付けて胎内深く潜り込んだオレの亀頭の先で、子宮口をグリグリと刺激する</p><p>ぱ、パパァァアニエスイクッ、イクイクッイッちゃいますぅぅ</p><p>アニエスはビュクビュクと身体を痙攣させながら跳ぶッッ</p><p>その姿を確認して</p><p>オレもイクぞアニエスっ</p><p>ふんんんっ</p><p>ぁぁ、出てますの噴水みたいに熱いのがアニエスの中に入ってきてますのぉぉぉ</p><p>オレも身体を反らしてアニエスの子宮に射精していく</p><p>ぁぁ、ぁぁパパ、気持ち良いですのぉぉぉぉ</p><p>そして、そのままアニエスはオレの上で脱力する</p><p>ぁぁ、パパぁぁ好きっ、好きっ、好きぃぃぃ</p><p>オレに抱きついてオレの胸に頬ずりしている</p><p>オレも、可愛いアニエスを優しく抱き締める</p><p>はぅぅ、はぅぅ、はぅぅ</p><p>お互いの絶頂の炎の勢いが落ち着いてくる</p><p>オレたちは、お互いの顔を見つめ合ったまま抱き合っている</p><p>す、スッキリしたかアニエス</p><p>アニエスは汗びっしょりの顔で、ニコッとオレに微笑んだ</p><p>アニエスは、お腹の中にたーっぷり出してもらいましたからもう平気ですのパパっ</p><p>セックスで精神が安定するアニエスは、そういう子だ</p><p>ですから、次はルナたちの中にも出してあげて下さいですのっ</p><p>アニエスだけパパにセックスしてもらうのは、不公平ですからっ</p><p>それはそうなんだろうけれど</p><p>いえ、もう充分ボクたち、アニエスちゃんの気持ちいいのをお裾分けしてもらってましたから</p><p>ルナが赤い顔で言う</p><p>うんヨミも、アニエスちゃんと一緒に軽くイッちゃいましたわ</p><p>助手席のヨミも、赤い顔で言う</p><p>ああ、みんな巫女の力でオレとセックスしているアニエスの性感を感じ取っていたのか</p><p>コヨミちゃんも、真っ赤な顔でうつむいているこの子は、まだ処女だから恥ずかしいのだろう</p><p>あら、何かあたしだけ損した気分</p><p>いや、克子姉は運転しているんだから勘弁してくれよ</p><p>運転中に、エクスタシーとか危なすぎる</p><p>確かにそうね今回は我慢しておくわ</p><p>克子姉は、冗談ぽく笑ってそう言った</p><p>さて、着いたみたいよあなたもアニエスちゃんも、急いで服の乱れを直しなさい</p><p>ああジッちゃんたちの車列と、それを追うオレたちの車</p><p>揃って、目的地であるホテルに到着したようだ</p><p>ええっとパンツ、パンツどこですの</p><p>アニエスが、毛布の中で脱いだはずのパンティを探している</p><p>しかしアニエスたちがこれから通う学校って、確か、創設されて１００年は経っているのよね</p><p>はい、そういうお話でしたわ</p><p>助手席からヨミが答える</p><p>だけど１００年の歴史で、多分、あなたが初めてだと思うわよ</p><p>あの学校の敷地の中で小学生とセックスしたのは</p><p>超名門お嬢様学校で、全校生徒は女の子ばかりだから高校生や、中学生だって校内でセックスした子は居ないと思うけれどでも、小学生は</p><p>はいですのアニエスは、小学６年生になりますのっ</p><p>やっとパンティを見つけたアニエスが、明るく言う</p><p>本当に良かったですのっアニエスだけ、６年生じゃなくってお勉強ができないから、下の学年に入りなさいって言われたら、どうしようかと思ってましたの</p><p>うん同い年のルナやコヨミちゃんと離れることになったら</p><p>アニエス１人では、無理だよなあ</p><p>６年生に編入が決まって良かったよな可憐も居るし</p><p>一緒に編入するルナたちの他にすでに超お嬢様校の６年生に、可憐が在籍しているから、助けてもらえる</p><p>はいですの可憐ちゃんも、可愛くてアニエス大好きですのっ</p><p>ああ、オレとセックスしてすっかり上機嫌になった</p><p>学校に通ったらアニエス、たくさん、５年生の可愛い子とお友達になりますのっ</p><p>アニエスは６年生なのに何で５年生と友達になるんだ</p><p>アニエスたちは、今、６年生ですから来年の春には、小学校を卒業して中学生になってしまいますのっ</p><p>学校のシステムもちゃんと理解しているみたいだな</p><p>でも、そうなったらパパとセックスする小学生の子がいなくなってしまいますの</p><p>だから、今のうちに５年生の中から、可愛くて、優しい子でパパとセックスしても大丈夫なくらい身体が成長している子を探さないといけないですの</p><p>ルナもコヨミちゃんもアニエスと一緒に、探して下さいですのっ</p><p>年頭から体調が悪いのがなかなか回復せず</p><p>他にも色々とやりたいこと、やらなきゃいけないことがいっぱいあるのに</p><p>1180．ショートシリーズＡ　／　人間合格　その３</p><p>香月グループのホテルの地下駐車場に車を停めると</p><p>ああ、地下駐車場のこのフロアには、ジッちゃんの車と警護車輌、それにオレたちのミニバンしか無い</p><p>ジッちゃんの来訪のために、フロア全体を空けてあるんだ</p><p>さすがは、香月セキュリティ・サービス</p><p>ジッちゃんは乗って来た黒塗りの車から降りるとオレたちをチラッと見て、微笑むが何も言わずに、や警護の大徳さんたちと一緒にＶＩＰエレベーターで、上の階へ上がっていく</p><p>警護の人たちの中から、香月セキュリティ・サービスのトップである谷沢さんがオレたちの方へやって来る</p><p>お前たちは、オレに付いて来い</p><p>オレたちは、谷沢さんに従ってエレベーターホールで、一般客用のエレベーターが来るのを待つ</p><p>悪いが部下たちの眼があるからな、閣下とは差を付けさせてもらう</p><p>ジッちゃんは香月家の当主なのだから</p><p>香月家の施設だからこそ、ケジメを付けておかないといけない</p><p>アニエスが、心配そうにオレにしがみついて来るが</p><p>大丈夫だよ、ボクたちも居るからっ</p><p>ルナが、アニエスを励ましてくれる</p><p>まあ、ここも香月セキュリティ・サービスが管理している施設なのだから問題は無いだろう</p><p>ポーン</p><p>エレベーターが来た</p><p>谷沢さんがササッとエレベーターに乗って、開のスイッチを押しててくれる</p><p>オレはアニエスの手を引いてエレベーターに乗る</p><p>克子姉、ルナ、ヨミ、コヨミちゃんが付いて来る</p><p>谷沢さんは、４７階のスイッチを押した</p><p>スーッと、エレベーターのドアが閉まる</p><p>それでオレは何をすればいいんですか</p><p>エレベータが上昇するのと同時に、オレは谷沢さんに尋ねた</p><p>谷沢さんは、笑ってオレを見て</p><p>なぁに簡単な仕事をしてもらうだけだただし香月セキュリティ・サービスにとっては重要な任務だまあ、詳しいことは閣下がお話下さるだろう</p><p>オレに香月セキュリティ・サービスの仕事</p><p>閣下のご命令だから、オレはお前が香月セキュリティ・サービスを継承することも受け入れるみすず様、瑠璃子様、美子様のご将来のためにも、その方がいいだろうだがお前という人間のことは、オレ以外の人間は詳しい事情を知らないからな</p><p>また、試されるんだな</p><p>香月セキュリティ・サービスの人たちに、オレが社主となるだけの資質があることを示さないといけないのか</p><p>オレも編入試験を受けさせられるみたいだ</p><p>何の編入試験ですの</p><p>ええっとオレのパン以外にする新しい仕事のさ</p><p>取りあえず、そう答える</p><p>心配いりませんわ先生は、どんな試験にも合格致します</p><p>ヨミが、笑顔でオレに言う</p><p>そうならいいんだけど</p><p>大丈夫ですきっと</p><p>コヨミちゃんが、オレの心を読んで答える</p><p>ああ、巫女の力を持つ子の前では弱気を見せてはいけない</p><p>そうそう、兄さんファイトです</p><p>どうにかなるわよあなたは、ずっと自分の力で運命を切り開いて来たんだから</p><p>エレベーターは、どこの階にも停まらずに４７階に到着した</p><p>多分、ホテルのどこかに制御室があって、オレたちを観ているんだと思う</p><p>半年前にシザーリオ・ヴァイオラたちと闘ったホテルが、そうだった</p><p>それで、途中の階をパスして目的のフロアまで一気に来たんだろう</p><p>さてこっちだ早くしろ</p><p>エレベーターのドアが開くと、谷沢さんがオレたちを先導しようとする</p><p>みんな、先に降りてくれ</p><p>今度はオレが開のスイッチを押して全員が降りるのを確認してから、自分も降りる</p><p>先にオレが降りてまだ誰かエレベーター内に居るうちに突然ドアを閉められたりして、他のフロアに連れ去られたりするのは困る</p><p>ふん用心深くなったな</p><p>谷沢さんが、オレに微笑む</p><p>試されているのならテストは、もう始まっているはずだ</p><p>それなら香月セキュリティ・サービスによって完全に管理されているこのホテルの中であったとしても敵に囲まれているように振る舞うべきだ</p><p>オレ１人の問題じゃないですからね</p><p>オレの評価はオレを選んだみすずや瑠璃子たちの評価にも繋がる</p><p>注意深く行動しなくては</p><p>オレの気分が伝わったのか、アニエスも緊張している</p><p>とにかく、閣下をお待たせするわけにはいかんさあ、こっちだ</p><p>オレたちは、谷沢さんの後を付いて行く</p><p>ホテルの廊下には、要所要所に香月セキュリティ・サービスの制服警備員が配置されていた</p><p>そうそう関君は、授業の終了を待ってみすず様たちを、こちらへお連れすることになっている</p><p>歩きながら、振り返らずに谷沢さんがオレに言う</p><p>みすずたちもこのホテルに合流する</p><p>それで翔姉ちゃんは、超お嬢様校に残ったのか</p><p>さあこちらの部屋だ</p><p>谷沢さんが、コンコンとドアをノックする</p><p>ドアが開くと張本さんだ</p><p>ドアの覗き穴から、谷沢さんの姿を確認したのだろう</p><p>閣下は奥にいらっしゃいます</p><p>谷沢さんは、中に入る</p><p>オレたちも、恐る恐る部屋の中に入った</p><p>なるほど、さらに奥の部屋がある</p><p>谷沢さんが、そのドアもノックした</p><p>谷沢でございます</p><p>うん、入れ</p><p>奥の部屋から、ジッちゃんの声がした</p><p>谷沢さんが、ドアを開く</p><p>中は燦々と光が降り注ぐ、清潔で綺麗な部屋だった</p><p>豪華な調度品の並ぶ、ＶＩＰルームだ</p><p>壁際に、大徳さんが控えている</p><p>ジッちゃんと向かい合って、もう１人</p><p>白髪の痩せた老人が座っていた</p><p>顔は笑っているが眼は鋭い</p><p>アニエスがビクッと震えて、オレにしがみつく</p><p>あの、こんにちは始めまして</p><p>こ、こんにちはですの</p><p>始めまして</p><p>アニエス、ヨミ、克子姉、コヨミちゃん、ルナも老人に挨拶する</p><p>みんな、声が強張っている</p><p>香月この子たちか</p><p>老人は、ジッちゃんを香月と呼んだ</p><p>ああ、こいつが私の孫娘を掻っ攫っていった小僧でそこの金髪の可愛い娘は、さっきわたしの息子の隠し子ということになった</p><p>アニエスを指して、ジッちゃんは笑う</p><p>今日の超お嬢様校の面接でジッちゃんは、アニエスのことをそういう風に話してくれたのか</p><p>まあ、そういう存在だと学校の連中にほのめかしただけだがねわたしの隠し子でも良かったんだがそれだと、また別の意味で面倒なことになる可能性もあるからな</p><p>アニエスがジッちゃんの隠し子という噂が広まったら香月家の相続人が、また増えてしまう</p><p>アニエスに対して、おかしな行動に出る人間も現れるだろう</p><p>わたしが公式には認知していない、死んだ息子の隠し子ぐらいなら幾らでも誤魔化しようがあるからな</p><p>なるほど、相変わらず香月は悪党だな</p><p>白髪の老人もクフッと笑う</p><p>その笑みが、またアニエスたちを緊張させる</p><p>それで他の小さい子たちは、その娘の護衛役と付き人か</p><p>まあ、そういうことになる</p><p>老人は、ルナたちを見て</p><p>何だ、こんなに可愛い娘たちだと知っていればわたしの隠し子ということにしてやっても良かったのに</p><p>そうか、お前に何人か保証人を頼むという手もあったな次の時はよろしく頼む</p><p>次があるのか</p><p>ここに居る、こいつ次第だ</p><p>ジッちゃんは、にんまりとオレを見る</p><p>なるほど必要な時は、わたしに任せろ</p><p>老人とジッちゃんは、声を出して笑い合う</p><p>どういう関係の人なんだろう</p><p>オレが声を出した途端、老人２人がオレを見る</p><p>黒森公です名乗るのが遅くなって、済みません</p><p>アニエスも、オレに続いて頭を下げる</p><p>ほら、ルナたちも早くご挨拶するですの</p><p>いや、あのわたくしたちは</p><p>お付きや護衛役なら臣下だからこういう場では相手に尋ねられない限り名乗る必要は無い</p><p>主の付属品だからだ</p><p>一々、名乗る方が失礼になる</p><p>いいから、ヨミたちも自分の名前を言え</p><p>彼女たちも、ちゃんと１人の人間として、扱われなくてはいけない</p><p>ヨミたちがアニエスのお付きになるというのはあくまでも、超お嬢様校に通うための方便で</p><p>実際には、主従関係の上下は無いのだ</p><p>ヨミも、ルナも、コヨミちゃんも、克子姉もオレの家族だ</p><p>はい鷹倉夜見子でございます</p><p>３人は、スッと頭を下げる</p><p>うむ名高い鷹倉神社の巫女に会えて光栄だみんな、こんなに可愛らしい娘さんたちだとはね</p><p>この老人は鷹倉神社のことを知っている</p><p>克子ちゃんも、ご挨拶ですの</p><p>アニエスが、そう言うと</p><p>ご無沙汰致しております</p><p>克子姉は、老人に深々と頭を下げた</p><p>克子姉は、この人を知っているということは</p><p>この老人も黒い森の顧客だったんだろうか</p><p>ああ、気味も元気そうで何よりだ顔から険が取れたねスッキリとした良い顔になったどうやら、充実した毎日を送っているようだね</p><p>はい、おかげさまで</p><p>克子姉は、笑顔で老人に答える</p><p>公この男はだな</p><p>ジッちゃんが、そう言いかけると老人は</p><p>いやいや、待て待て、香月皆まで言うな</p><p>ジッちゃんを制する</p><p>わたしは雲英という者だ８０を過ぎて出家して、法名を授かったのでなこうして髪は残っているが</p><p>お坊さんなのか</p><p>こいつはな、得度した時は髪を剃り上げたのに鏡を覗いたら、自分の顔立ちに禿頭は似合わないと言い出してなすぐに髪を伸ばし始めたんだ</p><p>まったく、とんだ生臭坊主だ</p><p>それを言うなスタイリングは重視しなくてはならん</p><p>それは煩悩だろう出家したくせに</p><p>煩悩を消し去るために出家したのだわたしの煩悩を全て消し去るためには４～５０年の修行が必要だ</p><p>そんなに長生きはできんだろう</p><p>だからこれでいいのだよ出家はしたが、煩悩まみれで</p><p>白髪のお坊さん雲英さんは、そう言って笑う</p><p>克子くん、ルームサービスで子供たちに何か甘い物でも注文してやってくれ谷沢、メニューはどこだったかな</p><p>谷沢さんが、壁際のライティング・デスクの引き出しを開けてホテルのメニュー表を取り出す</p><p>昔は、みすずや瑠璃子もよく学校の帰りにここに寄ったんだそこのテーブルで、甘い菓子を食べていた瑠璃子の好物は</p><p>瑠璃子様は、こちらのティー・ラウンジの特製パフェでございました</p><p>谷沢さんが、すかさず答える</p><p>うん、そうだだから、お前たちも何か好きなモノを食べるといい</p><p>アニエスはオレを見る</p><p>ああ、いいんだジッちゃんが頼んで良いって言っているんだから</p><p>ホントにいいんですの</p><p>ああ、ジッちゃんだって、オレたちの家族だろ</p><p>さっきだって、アニエスたちのために面接に立ち合ってくれたんだし</p><p>そうでしたの</p><p>アニエスは、ジッちゃんに</p><p>さっきは、ありがとうございましたですのっお礼が遅くなって、申し訳ないですのっ</p><p>慌てて、ルナたちも声を合わせてジッちゃんに礼を言う</p><p>いや、わたしも楽しかったよ君たちのような可愛い子たちの後見人になれたのだからね</p><p>そうですの、香月のおジィちゃんにはさっき、面接試験の時に、アニエスたちはいっぱいお世話になってしまいましたの</p><p>だからとってもお世話になってしまいましたのにこの上、甘い物までご馳走になってしまうのは悪いですわ</p><p>真剣な眼で、オレを見上げる</p><p>こういうホテルの甘い物は、とってもお値段が高いものだということをアニエスは聞いていますからっ</p><p>そういう知識を誰から聞いたかは置いといて</p><p>金のことは気にするなわたしは、君が思っている以上に金を持っているからな</p><p>それに、わたしはね可愛い娘たちが、幸せそうに美味しい物を食べている姿を見るのが好きなんだよ</p><p>ジッちゃんの答えに、きょとんとなるアニエス</p><p>アニエスは美味しい物は好きかね</p><p>そして、君たちは可愛いだから、わたしを喜ばせるために何でも好きなモノを食べなさい</p><p>アニエスが再び、オレを見る</p><p>ああ良いんだぞ、アニエス好きなモノを食べて</p><p>ああ、ジッちゃんが良いって言ってるんだから、遠慮せずに食え</p><p>ルナたちも</p><p>ルナたちもだ</p><p>判りましたですのっ</p><p>アニエスは、大きく返事をして</p><p>では、おジィちゃんありがたく、いただかせていただきますのっ</p><p>ペコッとジッちゃんに頭を下げて</p><p>ルナっ、コヨミちゃんもいただきますですのっ</p><p>ルナたちも</p><p>ジッちゃんにペコッと頭を下げる</p><p>ああ、食べなさい</p><p>ジッちゃんは、満足そうに微笑んだ</p><p>みんなは何を食べますの何が美味しいですのっ</p><p>アニエスが、ルナたちの方へ行く</p><p>ふむなかなか良く教育されている娘たちだな</p><p>雲英老人は、感心している</p><p>だろうみんな、本当に良い娘ばかりなんだ</p><p>ジッちゃんは雲英老人に、自慢げに言う</p><p>克子くん、子供たちを連れてそちらのテーブルへ行きたまえ公は、わたしたちと話がある</p><p>はい、香月様みんな、こっちにいらっしゃい</p><p>ちょっと、ジッちゃんとお仕事の話があるんだ</p><p>そうよだから邪魔にならないように向こうへ行ってましょうね</p><p>克子姉が、アニエスたちを連れて窓際の長テーブルの方へ行こうとする</p><p>ああ、もちろん克子くんも何か頼みたまえよ</p><p>ジッちゃんが、克子姉の背中に言う</p><p>君だってまだパフェの似合う年だろう</p><p>克子ちゃんもパフェを食べますのっ</p><p>アニエスが、克子姉に言う</p><p>そうですわねでは、わたくしもいただかせていただきますわ</p><p>克子お姉様こちらがメニューだそうですわ</p><p>ヨミが、谷沢さんから受け取ったメニューを克子姉に差し出す</p><p>さて公お前は、こっちに来て座れ</p><p>ジッちゃんは、自分の傍らの椅子を指した</p><p>雲英老人にそう言って、オレは椅子に座る</p><p>お前谷沢からどう聞いている</p><p>どうって仕事のことか</p><p>えっとオレ、香月セキュリティ・サービスの何か重要な仕事をやらせてもらうんだよね</p><p>試されているのだからやるのではなく、やらせてもらうだ</p><p>そういうことだちょっと、お前にやってもらいたいことがある</p><p>ジッちゃんはフフッと笑う</p><p>ああ、何でもやるよ何をしたらいい</p><p>オレは率直に尋ねた</p><p>うむ、わたしのような立場になるとだな毎日、わたしと直接会って話がしたいという連中が、次から次へと現れる</p><p>まあ、たいていはそういう連中は、わたしに何か支援を求めて、わたしに会いたいとやって来るんだ半分以上は金が目当てだなそいつの事業に投資しろとか、社会団体の活動資金を寄越せとか、何だかよく判らない組織に寄付しろとかメチャクチャな要求をしてくる輩もいる</p><p>ああ、ジッちゃんが大金持ちだということは、みんな知っているもんな</p><p>金以外が目的だと、有力な人間を紹介しろとか、政府機関や国際組織に自分を推薦しろとか本当に、身勝手なことばかりを頼みに来るんだ</p><p>ジッちゃんは、日本の名家を束ねる香月家の当主で同時に大きな企業グループのオーナーだ</p><p>名誉も、資産も、政財界の有力者とのコネクションも全て持っている</p><p>もちろん、そういう連中の中でも香月家や香月グループのために、どうしても会わなくてはならん人間も居る本当に有意義な事業計画を持ってくる者もたまには居るし世間との付き合いとして、寄付金なんかを払ってやらないといけないこともあるそういう面会は仕方がないが８割方は、会う価値も無い、話をする時間を取るのも勿体ない連中だ</p><p>ジッちゃんをダマそうと企んでるような悪人だってたくさん居るだろうし</p><p>無論、最初から胡散臭い輩は、面会を断るというより、誰かきちんとした紹介者がいなければわたしは、見ず知らずの人間とは会わんそれが一番安全だからな</p><p>しかし、またこの人の紹介というものもクセモノでな</p><p>クセモノ</p><p>名家の人間や、他の企業の経営者からこういう人間がいるから、会ってやってくれと頼まれるわけだもちろん、そういう紹介があっても、あからさまに怪しい人間とは会わんしかしだな</p><p>微妙なケースというのも多いのだよわたしに会うために、私の知人と知り合うところから画策する者も居るしなあからさまに怪しいとまでは、いかないがだが、身元がはっきりしているわけでも無い断ろうにも、紹介者の顔を立ててやらないといけないから、理由も無し断るわけにはいかないというケースだ</p><p>怪しい人間かどうか確証はないけれど紹介者の手前、会わざるを得ないというパターンか</p><p>そういう場合はなかなか門前払いを食らわせるのは難しいからな</p><p>うむ、判るわたしもそうだ</p><p>雲英老人が、大きくうなずく</p><p>そういう場合雲英は、どうしている</p><p>ジッちゃんが、髪の毛のあるお坊さんに尋ねる</p><p>わたしの場合はまず、わたしの代わりに秘書に会わせるそれで秘書が、相手の人となりを確認して問題が無い人物であり、わたしが会う価値のあると認められたら、改めて面会することにしている</p><p>雲英老人もどこかの名家の人なんだろうかあるいは、大企業の経営者</p><p>とりあえず、わたしの秘書が面会して話だけでも聞いてやったという実績があれば紹介者の顔も一応は立つからな</p><p>雲英老人の言葉にジッちゃんは</p><p>わたしも基本的には、同じだただしわたしの場合は秘書でなく、その役目を谷沢にやってもらっている</p><p>谷沢さんがジッちゃんの代わりに、面会希望者に会って</p><p>ジッちゃんと直接面談させるべきなのか判断している</p><p>つまり、香月家においてはこの役目は、香月セキュリティ・サービスの仕事なのだよ</p><p>ジッちゃんを警護する任務の１つになっている</p><p>その谷沢の仕事を公、お前にやってもらいたいのだ</p><p>どうしても、わたしに会って話がしたいという人間が、このホテルに来ているお前は今から、その人物に会ってわたしが会うべき人間かどうか、合否を判断してきてくれ</p><p>オレが人をチェックする</p><p>もちろん、何となく良いとか悪いという答えはダメだぞ合格させるにしても、不合格と判断するにしても明確に、なぜそう判断したのかを答えてもらうからな</p><p>うむ、そうだな相手から感じ取ったものを、きちんと言語化できなければわたしたちには理解できないからな</p><p>雲英老人も、オレにそう言う</p><p>朝っぱらから、母が</p><p>母大変、大変、ネズミ取りの粘着シートに捕まってるのよ</p><p>私ネズミが</p><p>母お父さんが</p><p>父よあなたはなぜ</p><p>父うーん、ネバネバして動けない</p><p>今年81歳です</p><p>1181．ショートシリーズＡ　／　人間合格　その４</p><p>今までのお前なら何となく、こいつは怪しいというような直感的な判断だけで人を評価して構わなかった</p><p>ジッちゃんは、オレに言う</p><p>もちろん、直感は大切だわたしも、直感的にこいつは違うと感じた人間は信用しないし、２度と近付かせない</p><p>うむ、それはわたしも同じだな</p><p>８０歳を機に出家したというけれど、白髪がフサフサの雲英老人がうなずく</p><p>しかしだ紹介者のいる相手なら、退けるにしても明確な理由がいるただ怪しいと感じただけでは紹介者が納得しない</p><p>ジッちゃんにこういう人に会ってみて下さいと依頼してきた人のメンツもある</p><p>私の代わりに谷沢が面会したが、何々という理由でどうも良くない人物だと判断したと、きちんと相手に伝えなければならないわたしに紹介した人物も、その人間にダマされているという可能性もあるしな</p><p>ああ悪い人間がまずジッちゃんの知り合いの名家の人や、企業経営者をダマしていて</p><p>それが拡大してジッちゃんを次のターゲットにしようとしている可能性もある</p><p>はっきりと、判りやすくその人物の問題点を伝えないといけないのだ</p><p>そうでないと、相手が極悪人だった場合香月家は頭が固かったとか担当者の能力不足で自分の提案を理解できなかったとか自分が有能過ぎるので嫉妬したらしいとか、勝手なことを言い広めることもある</p><p>悪い人間にとっては香月家とコンタクトすることができただけで、自分の能力の宣伝に使える</p><p>ジッちゃんに会えなくて、谷沢さんに蹴り出されても香月家は自分の提案を理解できない愚かな連中と周囲に言う</p><p>だから、わたしたちは明確な評価を下さないといけないのだ怪しいと感じたなどというのは、たまたま香月家の担当者の機嫌が悪かっただけなどと言葉の意味をすり替えられるからな</p><p>それは自分の部下に対しても、同じだな</p><p>雲英老人が、口を開く</p><p>君も香月セキュリティ・サービスという会社を所有するのなら社の人間に対しては、常に明確な指示を出さなくてはならないあいつは怪しそうだでは、部下が混乱するなぜ、怪しいと感じたのかをきちんと言葉で表現できなくてはならない</p><p>そうだな明確な指示を出さなければ、部下たちはどう対応するかを決められないままになる</p><p>ちなみに、面会時間は１５分だそれ以上は、時間を掛けるな相手に話したいだけ話させるのは、時間のムダだからな</p><p>うむ、香月の言う通りだ初対面でも、１５分話せば相手がどんな人間か判るいや、判らなければならない</p><p>そういう時間制限を決めておかないと人の話を聞いているだけで人生が終わってしまうぞ</p><p>２人の老人が、オレに言う</p><p>とりあえず今日の面会は、谷沢も同席させよう幾ら何でも、最初からお前１人でやれとは言わん</p><p>ああそれは助かる</p><p>高校生１人で、ジッちゃんに面会を求めるような連中に応対するのはちょっと怖かった</p><p>よろしくお願いします谷沢さん</p><p>オレは谷沢さんに、頭を下げる</p><p>頼むぞ谷沢</p><p>谷沢さんは、ジッちゃんに返事をした</p><p>では、下の階へ行け今日の面会希望者がすでに来ている</p><p>うむ、わたしたちはここでお前の様子を観ている</p><p>ジッちゃんと雲英老人はそう言う</p><p>普段なら谷沢さんに任せてジッちゃんが監視カメラで観ていたりはしない仕事だ</p><p>これは、やっぱりオレのテストだ</p><p>では、行こう</p><p>谷沢さんが、オレに声を掛ける</p><p>はい行って参ります</p><p>オレは２人の老人に一礼して席を立つ</p><p>どこへ行きますの</p><p>アニエスが窓側のテーブルから、オレを見て言う</p><p>これから、みんなてパフェを食べますのに</p><p>ちょっと、このホテルの下の階へ行ってお客さんに会って来るだけだよすぐに戻る</p><p>じゃあ、アニエスパフェを食べないで、待ってますの</p><p>下へ降りるのは、１５分か２０分でしょだったら、あなたが帰って来てからみんなで食べられるように、ルーム・サービスの人に時間を計算して運んでもらうわ</p><p>克子姉が笑顔で言う</p><p>みんな一緒でないと、美味しくないですのっ</p><p>あなたも、特製パフェでいいわよねあ、温かい紅茶も頼んじゃいましょうかシゲちゃんのオゴリなんですから</p><p>克子姉は冗談ぽく、ジッちゃんに言う</p><p>好きにしろわたしにもコーヒーを頼む</p><p>なら、わたしもコーヒーをもらおう</p><p>雲英老人も、そう言った</p><p>はい、かしこまりました一緒に、注文致しますわ</p><p>克子姉は、部屋の電話に向かう</p><p>先生、わたくしかルナが一緒に行った方が良くないですか</p><p>心配そうな顔で、ヨミが言う</p><p>うん巫女の力のある子が一緒に居てくれた方が心強いけれど</p><p>これはオレ自身への試しだから</p><p>ありがとうでも、ヨミたちはここで待っててくれ</p><p>ヨミの申し出を断る</p><p>あの、黒森様頑張って下さい</p><p>驚いちゃダメですからね</p><p>あ、そうかコヨミちゃんは、ジッちゃんが誰をオレに会わせようとしているのかジッちゃんの心を読んで知っているんだ</p><p>つまり、相手は１２歳の女の子でも知っているような有名人</p><p>ダメよ、コヨミちゃんヒントは、そこまでにしておきなさいお爺さん２人の楽しみを取っちゃいけないわ</p><p>克子姉が、電話機を取りながらそう言う</p><p>とにかく行って来るよすぐに戻って来るから</p><p>オレは、みんなにそう言うともう一度、ジッちゃんたちに礼をして</p><p>谷沢さんと部屋を出た</p><p>しかし、お前は見た目は普通なのにトンデモねぇ小僧だな</p><p>廊下に出ると、谷沢さんがオレに微笑む</p><p>オレたちの調査では鷹倉神社の巫女の血を引く娘は、みんな精神が不安定で危険だということになっていたそれをお前は、完全に安定させてしまっている</p><p>関君から、定期的に報告を受けているだから閣下も、安心なさってあの娘たちの保証人になられたしあの方も今日、ここへいらしたんだ</p><p>あの方雲英老人のことか</p><p>そうでなければ、あの注意深いお方が巫女と同じ部屋に入られるはずがないどうやらあの方も、お前のことを面白がっておられるようだな</p><p>つまり雲英老人はわざわざオレのテストの様子を観るために、やって来た</p><p>ああ今は考えないでおこう</p><p>眼の前のことだけに集中しよう</p><p>これだってオレの注意力を散漫にさせるための、谷沢さんの罠かもしれない</p><p>谷沢さんは、オレがこれからジッちゃんへの面会希望者に会うのに同席してくれるけれど</p><p>決して、オレの味方ではない</p><p>谷沢さんだって、試験官の１人だと考えるべきだ</p><p>それで、あのこの後の面会のことなんですけれど</p><p>オレは、エレベーターホールで下のボタンを押す谷沢さんに尋ねる</p><p>そうだな最初の挨拶は、オレがしてやるその後は、お前の好きにしろ</p><p>谷沢さんは、軽くそう言った</p><p>まあ、こういうのは相手がどういう風な態度になるか、想定しようがないだから、なるようにしかならん臨機応変に対処しろ</p><p>ジッちゃんに会いたいという人の前にオレが出て行くんだもんな</p><p>相手が、それでどう反応するのかは実際に会ってみないと判らないか</p><p>今から会うのが、誰なのかオレに聞かないのか</p><p>谷沢さんは、ジロッとオレを見る</p><p>聞いたら教えてくれるんですか</p><p>さて、どうだろう</p><p>フフッと谷沢さんは笑う</p><p>なら、いいです多分、相手はそこそこ有名な人だと思うんですけれどすでにその人について持っているイメージに引っ張られたくないですから実際に会った時からの生々しい感覚を大切にしたいですから</p><p>相手のことが判っていたらオレの方が、身構えてしまう</p><p>それでは、第一印象の段階から見落としてしまうモノが出て来ると思う</p><p>そうかそれなら、教えてやらん</p><p>エレベーターが到着する</p><p>オレは谷沢さんに続いて、中に乗り込む</p><p>谷沢さんは、３階下のボタンを押す</p><p>エレベーターが閉まり降下する</p><p>すぐにまたドアが開く</p><p>ああ、このフロアは普通のホテルの客室が並んでいる</p><p>香月セキュリティ・サービスの制服警備員の姿は見えない</p><p>というか、明るい廊下には誰もいない</p><p>谷沢さんが、オレを促す</p><p>そのまま客室の１つのドアに到着する</p><p>ここの客室はインターファンで中と話せるらしい</p><p>谷沢さんが、インターフォンのスイッチを押す</p><p>インターフォンから、男の声がする</p><p>香月セキュリティ・サービスの谷沢です</p><p>すぐにドアが開く</p><p>出て来た灰色のスーツ姿の男はオレは知らない</p><p>ていうかこの人は違うな</p><p>秘書か警護役だと思う</p><p>ジッちゃんへの面会希望者は、部屋の奥に居るのだろう</p><p>こちらの方は</p><p>秘書らしい男は、オレを見て谷沢さんに尋ねる</p><p>それは、あなたが知るべきことではない</p><p>谷沢さんは、ムッとして答えた</p><p>申し訳ございませんどうぞ</p><p>秘書男が、オレたちを部屋の中に招く</p><p>オレは一応、声を掛けて谷沢さんの後から、室内に入る</p><p>オレたちの後ろで、ドアが閉まった</p><p>ああ、上の階のジッちゃんたちの部屋の半分も無い狭い部屋だ</p><p>ホテルの客室なのに、ベッドが無い</p><p>代わりに、長テーブルと椅子が置かれている</p><p>だから、ここはこういう会談とか密談をするための専用室なんだろう</p><p>部屋の奥で、オレたちに背を向けて窓の下の景色を眺めている青いスーツの男がいる</p><p>あれこの人は、観たことがあるかも</p><p>先生、香月セキュリティ・サービスの谷沢様がいらっしゃいました</p><p>狭い部屋なんだからオレたちが入って来た時から判っていたはずなのに</p><p>わざわざこういう、もったいつけた小芝居をするタイプか</p><p>青いスーツの男は、ゆっくりとオレたちに振り向き</p><p>本日は、ありがとうございます</p><p>スッと、谷沢さんに頭を下げる</p><p>確か政治家だ</p><p>元は文化人タレントで、テレビとかで何年もコメンテイターとかしていた人で</p><p>その後、どっかの県の知事に立候補して当選した</p><p>あムラタ・ヒデオです</p><p>そうだ、そうだムラタ・ヒデオだ</p><p>ああ、やっぱり事前に情報を入れておかなくて良かったな</p><p>ムラタ知事は、テレビで観るよりも小さい</p><p>テレビじゃ気にならなかったけれどこの青いスーツは、かなりの高級品だ生地から違う</p><p>ネクタイも、イタリア辺りのブランド物だと思う</p><p>それからすごい匂う</p><p>これは整髪剤いや、違うな男性用の香水か何かを思いっきり付けている</p><p>こういう生々しさは、テレビじゃ判らない</p><p>それとテレビより、老けて見えるな</p><p>ていうか、テレビの方がメイクとかで若く観えるんだと思う</p><p>確か、４０半ばぐらいの年齢だよなこの人</p><p>香月セキュリティ・サービス、谷沢です</p><p>谷沢さんが、真顔で挨拶する</p><p>でそちらの少年は</p><p>ムラタ知事が、オレを見る</p><p>閣下のお身内です</p><p>谷沢さんは、それしか答えなかった</p><p>オレは直感的に名乗らない方が良いと思った</p><p>この元タレントの政治家には黒森の名前は出さない方がいい</p><p>と、だけ言ってスッと頭を下げる</p><p>そうふむ</p><p>村田知事は、オレの服と靴を見て</p><p>ま、良いでしょうどうぞ、あちらへ</p><p>オレたちは、テーブルに向かう</p><p>オレたちが、ムラタ知事の部屋を訪れたという形になっているけれど</p><p>このホテル全体が、香月家の施設で</p><p>ムラタ知事の方が、地元の県からジッちゃんに会いに、ここへ来ている</p><p>だから実際の客は、ムラタ知事の方だ</p><p>どうぞお座り下さい固くならず、リラックスして</p><p>だけど、ムラタ知事の方が先に座ってオレたちに椅子を勧める</p><p>どういう性格の人なのか、良く判る</p><p>自分のペースで何でも進めたいんだろうけれど相手にとって、失礼かどうかは、あんまりよく考えていない</p><p>何も言わずに、谷沢さんは椅子に座る</p><p>オレも、続いて席に着いた</p><p>えっとコーヒーでも取りましょうか</p><p>ムラタ知事は、そう言うが</p><p>いえ、結構です</p><p>谷沢さんは断る</p><p>ムラタ先生は、オチアイ運輸のクロサキ社長のご紹介で閣下に面会なさりたいと伺いましたが</p><p>いきなり本題に切り込む</p><p>１５分だけの面会だから当然か</p><p>香月家では閣下への面会は、全て、わたくしを通していただくことになっております</p><p>はいはいはいそれは、ボクもクロサキ社長から聞いています何でも、谷沢さんは香月さんにとても信用されているお方だと香月さんの事実上の秘書室長だと聞きました</p><p>ムラタ知事は、笑ってそう言う</p><p>わたくしの専門は警護ですご存知の通り、香月セキュリティ・サービスは閣下お一人だけではなく、日本の政財界の皆様の警護をしておりますから</p><p>ええ、ええ、ええそれも知っていますだからボクは、今回、こうやって谷沢さんとお会いできてラッキーだったと思ってますどうか、これから色々と親しくお付き合いさせて下さい</p><p>馴れ馴れしい人だな</p><p>笑顔が気持ち悪い</p><p>それで、ムラタ先生は閣下にどのようなご用件で、お会いしたいとお考えなのでしょうそれをまず、お聞かせいただきたいと思います</p><p>谷沢さんは、そう言った</p><p>ああ、なるほどまあ、そうでしょうねいやはやこれは、もう谷沢さんに正直に申し上げますが</p><p>ムラタ知事は、ニヤッと微笑む</p><p>いや、谷沢さんもボクの現在の状況については、もちろんご存知だと思いますボクがいや、ボクたちがボクを含めた、現在の日本の政治に憂慮している若い世代の政治家たちが次の国政選挙を目指して、新党を立ち上げようとしているということは</p><p>この人は今は県知事だけど</p><p>国会議員になりたいのか</p><p>いや、もちろんボク自身は知事としての任期を全うしますよでも、これからの日本の政治は東京への一極集中ではなく、地方からどんどん発信していかなければならないわけでいや、そのことももちろん、谷沢さんにはご理解いただいていると思いますが</p><p>新党を立ち上げるための政治資金ですかそれとも、有力な政治家や財界人への根回しですかあるいは、ただ単に閣下にあなたたちの政党を支持すると公言していただきたいのですか</p><p>谷沢さんは、真っ正面から切り込む</p><p>そうだムラタ知事の狙いは</p><p>ジッちゃんの資金か</p><p>それとも、政財界の重鎮たちを紹介して欲しいのか</p><p>あるいは単にわたしはムラタ知事を支持しているとだけ、公の場でコメントして欲しいのか</p><p>いやいや、ボクがお願いしたいのはその全てです</p><p>ムラタ知事は、意地悪そうに微笑む</p><p>資金的にもサポートしていただきたい、政治的にもバックアップしていただきたいどうか香月さんの持ってる影響力の全てをこのボクに預けていただきたいんです</p><p>これからの時代を作るのは、ボクたち若い世代の政治家です既得権益をブッ潰し、今までの硬直した体制を全て破壊しなければ、日本の未来は無いそうでしょうここは１つ、このムラタを信じていただきたいっこのボクの眼を</p><p>いや、ボクは正直過ぎるんでついつい敵を作ってしまいますがいや、ボクの指摘に反対する人間というのは、イコール破壊しなければいけない既得権益にズッポリはまっている人間ですだから、ボクの指摘に腹が立つんですよ自分の痛いところを突かれるからボクという人間は、ホント、正直なだけでそんなに悪い人間では無いですボクの仲間も、みんなそう言ってくれますから</p><p>自己申告で、自分は悪い人間ではないという人を信用できるのか</p><p>これも谷沢さんはご存知だと思いますが最新の世論調査で、ボクたちが起ち上げる新党に期待するあるいは期待しても良いと思うと答えた人は合計で４３パーセントですこれは現在の与党の支持率よりも高い数字ですよ</p><p>いや新党に期待するかどうかの調査の数字と</p><p>どの政党を支持するかの数字は比較できないんじゃないか</p><p>確実にボクたちの時代が来ますこれは、もう決定的ですそうならなくてはいけないですしそうあるべきなんですボクたちが、今、この国のスクラップ＆ビルドをやらなければ既得権益を持つ人たちに支配されたこの国は、破滅するしかないっもはや、時間が無いんです</p><p>ムラタ知事は、熱く語る</p><p>谷沢さんはオレを見て</p><p>どう思われます</p><p>ジッちゃんの身内という設定だから敬語でそう尋ねてきた</p><p>この方は、今日、この後閣下に会われますので、わたくしよりもこの方に申し上げた方が、確実に閣下にムラタ先生のご希望が伝わると思います</p><p>谷沢さんここで、オレにバトンタッチかよ</p><p>ああ、そうなんですか君が、この後香月さんと</p><p>ムラタ知事はまた、オレのことを値踏みするような眼で見る</p><p>君は今、ボクの話を聞いてどう思いました何を感じましたどうですボクも君ぐらいの年齢の人たちの意見も聞いてみたいなぁ</p><p>あの、オレ政治とか、そういうことにはあんまり詳しくないんですけれど</p><p>ああ、ああ、それは仕方ないですよそれは、今の教育が悪い学校できちんと政治や国家について教えてないんですから君が自分を責めるべきことではないですよ</p><p>ムラタ知事は、馴れ馴れしくオレに言う</p><p>それで、あの今のムラタさんの話で、どうしてもオレには理解できないところがあったんですけれど</p><p>ふむふむ、このムラタの話のどこに、不明瞭なところがあるのかなもしかして、君には少し難しい話だったのかなまあ、いいでしょう何が判らなかったのかな</p><p>あ、オレをナメてるな</p><p>どんどん口調が砕けてくる</p><p>あのムラタさんは、既得権益は許せないから、そういうモノは全部ブッ壊すみたいなことを言ってましたけれど</p><p>ああ、ああ、既得権益ね既得権益というのは、ある特定の社会的集団が、歴史的経緯により、ずーっと維持している権益のことだよネットで調べたら、すぐに判る</p><p>それはオレにも判りますオレが判らないのは</p><p>香月家って、名家ですから室町時代から続く、この国の名家でだから権威があって、それで昔からたくさんの企業を経営していて資産もあって今の日本の政治家や財界人に知り合いが多いわけで</p><p>そんなことこそ、君に教えられなくてもボクは知っているよだからこそ、ボクは香月さんにボクたちの政治活動を支援していただきたいと思っているんだ</p><p>おいおいムラタ</p><p>既得権益をブッ潰すための政治活動ですよね</p><p>もちろん君だって、既得権益を握っている人たちはブチのめさないといけないって思うだろ当たり前の話だけれど</p><p>当たり前の話ですけれど香月家って、村田さんのいう既得権益そのものですけれど</p><p>ムラタさん既得権益の塊である香月家に、既得権益を破壊するための支援を求めるんですか</p><p>それがオレには理解できない</p><p>だって今のままでは、日本は滅びるそれは、誰だってそう感じているだろうっ</p><p>あ話をズラした</p><p>日本は滅ばないですよ何があっても</p><p>オレは、呆れ顔でそう言った</p><p>香月家や名家が必死になって支えますから香月家が続く限り、日本は滅びませんよ</p><p>父を確定申告に連れていかなければいけないのですが</p><p>今年はもう父が、色々と判らなくなってしまっていますので</p><p>大量の医療費の領収書とか、わたしが計算するんだなぁ</p><p>1182．ショートシリーズＡ　／　人間合格　その５</p><p>というかムラタさんは、名家の存在をどう考えているんですか名家も既得権益で成り立っている存在なんですからやっぱりブッ壊しますか</p><p>オレは元文化人タレントで現、県知事のムラタ・ヒデオ氏に尋ねる</p><p>そ、それはだね</p><p>ムラタ知事が、明確に困ったなあという顔をしたのをオレは見逃さなかった</p><p>いやいや、ボクたちだって今、ある制度や社会システムを全てスクラップ＆ビルドするつもりは無いよ良いモノは残す当たり前のことだ</p><p>何が残すべき良いモノなのかは、誰が判断するんですか</p><p>オレはさらに突っ込む</p><p>それは、も、もちろん日本国民が決めることだよ当然だろつまり、国民の審判を仰ぐ何なら国民投票をしたっていいでも、一々、そういう投票をやっていたらスピーディな政治はできないだから、国民によって選ばれたボクたち政治家が、公正に判断することになるんだと思う</p><p>もの凄い勢いで、ムラタ知事は論をまくしたてる</p><p>いやいや、君だって知っているだろうボクがどれだけの指示を集めて知事に選ばれたかということをボクは、地元の選挙民によって選ばれた県知事だ県民から信任されているんだだから、ボクやボクの仲間の判断はイコール、県民の判断ということになるそれは、君だって学校で日本の選挙制度について習っているきずだから知っているだろうもし、理解していないとすれば君の学校の教師の怠慢だよっ</p><p>スルスルと話をズラしていくのが本当に上手いなあ</p><p>ムラタ知事は、オレから視線を谷沢さんに変えて</p><p>ボクは今、県民に指示され県の改革をしていますそれは谷沢さんもご存知の通り、すでにとてつもない効果を上げているボクたちの平成政治大躍進改革は、マスコミにだって高く評価されていますっその改革を今度は国政に伝えていきたいんですっ</p><p>ギラギラした眼でそう訴える</p><p>いやぁ、ボクは本当に正直と情熱だけの男なんで、言葉が上手くなくて申し訳ないんですがボクのこの日本を改革したいという熱意だけはご理解いただきたいっどうか、香月さんにボクたちの政党への指示を訴える機会をいただけないでしょうかっこの通りです</p><p>ムラタ知事は、ペコッと頭を下げる</p><p>その程度ですか</p><p>谷沢さんは、冷ややかに言った</p><p>顔を上げるムラタ</p><p>政治家というのは、頭を下げるのが仕事ですわたしは、香月閣下のお側で働くようになって随分になりますから政治家が頭を下げる姿は、これまで何回も見たことがあります</p><p>ああジッちゃんのところには、色んな政治家が来るんだから</p><p>資金をくれとか、コネを使わせて欲しいとか、名前を借りたいとか</p><p>みんな、ジッちゃんに頭を下げる</p><p>村田さんはテレビのお仕事から、政治家に転身なさったから多分、ご存知ないのでしょうねだから、政治家らしい身の振る舞い方を知らないのも仕方ないのでしょうが</p><p>谷沢さんは、フンと鼻で笑ってムラタ知事に言う</p><p>あなたの支持者や後援者に対するようにわたしたちに対されても、効果はありませんよ</p><p>いやいや、そういうことじゃないですよボクはただ、ボクの情熱を熱意を理解していただきたいと言っただけじゃないですかそういう言葉の使い方は、県知事という地方自治体組織のトップであるボクのことを馬鹿にしてはいませんか</p><p>ああ、今度は逆ギレしてみせる作戦に出たな</p><p>わたしの発言について、あなたがどう受け入れようとそれはあなたの自由ですなぜ、そういう風に感じられるのか、わたしには全く理解できませんがね</p><p>谷沢さんは、突っぱねる</p><p>先生、落ち着いて下さい</p><p>ドアの方で控えていた秘書の男が慌てて、ムラタ知事をなだめに来た</p><p>はいはい、判ってる判っているから</p><p>ムラタ知事は、秘書にそう言うと</p><p>つまり、何ですか谷沢さんはボクにここで、土下座でもしろっておっしゃりたいんですか香月さんにボクたちの政治活動を支持してもらうためには、ボクに床に這いつくばって、地面に額を擦り付けろとそう、おっしゃりたいんですよねそうですのねっ</p><p>何かさらに大きく逆ギレの方向へ向かったぞ</p><p>何なんだこの人は</p><p>谷沢さんは、オレを見る</p><p>何でこういうことになっているんだか、全然、理解できないですムラタさんが、土下座することに何か意味があるんですか</p><p>谷沢さんは、別に土下座なんて望んでないと思いますしていうか、ムラタさんがここで土下座することで、何か問題が解決しますオレには、その辺が全然判らないんですけれど</p><p>村田さんに土下座させてしまったから申し訳ないから、ジッちゃんに会わせるとか、村田さんの要求を呑むようにお願いするとかありえない</p><p>だってあなたは、ボクの頭の下げ方が足りないって、そういうことを言ったじゃないですかぁっ</p><p>秘書が、必死でムラタ知事をなだめる</p><p>それは、すなわち、イコールこの県民から信任を受けた知事であるこのボクに、床に手を付いて頭を下げろとそう要求しているのと、同じじゃないですかぁぁっ</p><p>同じじゃないと思いますけどね</p><p>今のムラタさんなら、土下座したってダメですよだって、形だけで本気で、人に頭を下げるつもりはないんでしょ</p><p>いや、見てれば判りますよ心が無いのはだって、ほらムラタさんて、香月家に頭を下げる気は全然無いでしょ金とかコネとか、使わせてもらえたらラッキーだと思っているけれどホントは、香月家みたいな既得権益の塊は大っ嫌いなんでしょうから</p><p>ムラタ知事は</p><p>ぼ、ボクはそんなことは一言も言ってないですよっそ、それは君の勝手な憶測だっ</p><p>でも、ほらこの後、ジッちゃんに会って、ムラタさんが信頼に足る人物かどうか伝えるのはオレですから</p><p>だから、憶測でおかしな報告をするのは止してもらいたいっ</p><p>そうじゃなくってオレに、おかしな憶測をさせないように考えて発言するのが、ムラタさんの仕事なんじゃないですか</p><p>オレは政治とかよく判らないですけれどブッチャケ、ムラタさんはジッちゃんに金を借りに来ているんですよねあ支援して欲しいって言うんだから、借りるんじゃなくって、金をくれっていう話なのか</p><p>おい君</p><p>金だけじゃなくって、ジッちゃんの香月家の権威とか、影響力とか、そういうのも使わせてもらいたいっていう話なんですよね</p><p>オレはオレの理解できるレベルに話を落として、そうまとめる</p><p>そういう何かをしてもらいたいって、お願いしに来た人がそんな態度でいいのかと、谷沢さんはおっしゃっているんだと思うんですけれど</p><p>し、失礼だぞ君は君は君は、とてつもなく失礼だっボクは知事だぞっまだ起ち上げてはいないが、1つの政党の代表に就任する予定の男なんだぞっ</p><p>だから何なんです</p><p>香月家の代表である香月さんになら香月さんなら、ボクよりずーっと格が上だしボクでは敵わない力を持っていらっしゃるだから、香月さんに何か言われるのならボクは、土下座だろうと、鼻からスパゲッティを食べるんだろうが何でもするっだけど君はただの学生だろ谷沢さんだって、香月さんの部下であって香月さん本人ではないっ</p><p>本来なら君なんて、県民に支持されている県知事であるボクと、対等に話すことができないんだぞっそれを何だっ、香月家の身内だか何だか知らないがただの学生が、このボクに対して余りにも無礼じゃないかっ</p><p>君ムラタ先生に謝罪したまえその方が良い</p><p>秘書男まで、オレにそんなことを言う</p><p>谷沢さんどうやら、ムラタさんは、ジッちゃんに支援してもらわなくても構わないみたいです</p><p>谷沢さんに言った</p><p>そのようだねでは、ムラタ先生、失礼します</p><p>谷沢さんは、早速席を立とうとする</p><p>ちょっと、待ったぁぁっ</p><p>大慌てで叫ぶムラタ知事</p><p>しばし、しばし待たれよっ狭い日本、そんなに急いでどこへ行くぅぅッッ</p><p>どこへも行きませんよこれ以上、何も話すべきことが無いのならムラタさんには、このままお引き取りいただくしか無いということです</p><p>谷沢さんはそう言った</p><p>とりあえず、今までムラタさんがお話なさったことを聞いた限りではムラタさんをジッちゃんに会わせるとか、無理ですあり得ないです</p><p>どうして、そう判断したのです</p><p>谷沢さんが、オレに尋ねる</p><p>これはテストだ</p><p>明確に判りやすく今感じていることを、言語化して説明できないといけない</p><p>ムラタさんは、既得権益をブッ潰すとか、現在日本の社会システムをスクラップ＆ビルドするとか言ってたけれど具体的に何をするのか、何をしたいのか全然話そうとしてくれないからです</p><p>そ、それはこれから、詳しく話すつもりだったんですよっ</p><p>あの済みませんけれど、ジッちゃんは、香月家は別に金貸しでも篤志家でもないんですよ</p><p>何かしてもらいたいのなら一番先に、こういう目的があって、それを実現するためには、こういうモノが必要だから、支援して欲しいという話をするべきなんじゃないですか何か、訳の判らないもったいぶった態度をとるのは相手に対して、悪い印象しか与えないと思いますよ</p><p>それとこのままじゃ日本が滅びるとかも、ムラタさんは言ってましたけれど何がどうだから、どういう理由で日本が滅びるのかよく判りませんし日本を滅ばせないために、ムラタさんが何をしようと思っているのかも全然判りませんでした</p><p>だから、それも今から説明するってばというより、君だって今のままの態勢では、日本の未来は危ういと思うだろうもし、そう考えていないとしたら君は、世の中のことを何も理解していないとしか言いようがないっ</p><p>ムラタ知事は言う</p><p>もっと政治に興味を持ちたまえよっ意識の高い若者なら、みんな現状に危機意識を持っているぞっ</p><p>そういうのは、ホントいいですからオレは、オレで毎日、やらくちゃいけないことをやっていくだけで精一杯ですから</p><p>だから、君みたいな危機意識の無い若者が居るから日本は滅ぶって言っているんだよっ</p><p>あーっとどうする</p><p>この人は、まともに話ができない</p><p>君のような、何も判っていない若者こそボクたちの政治主張に耳を傾けるべきなんだっホント何も判っていないんだからっ</p><p>谷沢さんが、苦笑して</p><p>だが、現状ではあなたは、高校生に自分の政治理念を説明できない、説明能力の不足している政治家にしか見えませんね</p><p>今、あなたと私たちが話している様子は監視カメラで録画していますこれを香月閣下がご覧になったとしてムラタさん個人や、これからムラタさんが起ち上げられる政党に閣下がご支援なさるとは思えませんね</p><p>ろ、録画録画してるの、これ</p><p>谷沢さんは、そう言って時計を見る</p><p>あと、5分だけ時間を差し上げましょうこの高校生に、ムラタさんたちがどのような政治をなさりたいのか、判りやすく説明して下さい</p><p>ああだから、オレはジッちゃんにここに来させられた</p><p>オレに自分の意見を理解させられないような政治家なら助けてやる価値は無い</p><p>じゃあ、5分しかないから、オレの方から聞きますムラタさんがこれからやろうとしている政党の売りは何ですか</p><p>売り</p><p>だから既存の政党と比べて、自分たちが優れていると思う部分は何なんですか</p><p>それは滅びゆく日本に対する危機意識があるというか</p><p>そういう具体的じゃない解答はいりません</p><p>我々が既存の政党とは違うのは経営者感覚を持っていることです</p><p>ムラタ知事の代わりに秘書の男が口を開く</p><p>ムラタ先生は知事に立候補なさる前は、国際政治評論家としてテレビ・雑誌で活躍なさっていましたがムラタ政経塾の代表取り締まりであり、有料メールマガジンや、日本全国での講演会やセミナーを開催する実業家としての側面もお持ちです</p><p>今回、ムラタ先生と一緒に、新党を立ち上げようとなさっている議員の方たちも半数以上が、企業経営の経験を持っている方たちです</p><p>そ、そうだとも大手焼き肉チェーンを起業して成功した林くんとかパチンコ店のチェーンで成功した金田くんとか携帯ゲームの会社で大当たりした平林くんとか</p><p>自分1人の力で会社を興し、成功に導いた経験を持っている起業家と親から受け継いだ事業を発展させることに成功した経営者たちが、ほとんどだ</p><p>そういう人たち政党を作るとどういう良いことがあるんですか</p><p>オレは、さらに聞く</p><p>そんなのは判っているだろうそういう起業家は、洞察力に優れ、判断が早いいわゆる、役所の官僚たちに任せていたら決定と実行が遅過ぎるそういうスピード感のない政治では21世紀には対応できないこれからの日本の政治は、民間で経営を経験してきた人間が動かすべきなんだと、ボクは考えているていうかみんな、そう思っているはずですよ</p><p>ああ、また口の軽さが戻って来た</p><p>ムラタ知事は、調子に乗っている時の方が口調がですますになる</p><p>20世紀は日本の民間のビジネスマンが、世界中を飛び回って日本製品を売り込むことで戦後の日本を発展させてきました政治家も官僚も、民間の足を引っ張るばかりで、ロクなことはしなかっただから、21世紀は民間で企業経営を経験し、自分たちの会社を大きく発展させた有能な人間が、自ら政治家になって、国家そのものの舵取りをするべきなんですっこんなことは、誰が考えたって当たり前の答えなんですっ</p><p>だってねぇ民間では、トップの経営者の判断1つで会社が潰れるかもしれないんですよ何億無駄遣いしても、首が飛ばない官僚みたいな、生温い世界じゃないんですよ厳しい経済の世界で戦い抜いて勝利した経験のある人間の方が、国の政治を安心して任せられるじゃないですか成功した起業家というのは、1人1人が英雄なんですよヒーローなんですそういう人間が政治の世界に起たなければ日本は滅びるっ</p><p>この人は日本を救いたいのか、滅ぼしたいのか</p><p>段々、判らなくなって来た</p><p>実際に、ボクのところの県ではいや、これはニュースとかで散々取り上げられているから、当然、知っているはずだと思いますけれど市役所の中に、どんどん民間から人材を投入していますふやけた役人たちを、たたき直すために施設のトップなんかは、どんどん公募で来てもらってますし幾つかの施設は、運営そのものを民間に委託しましたええ、もちろん、全ての業務で改善が見られたと報告を受けています</p><p>それはあなたが作製した報告書の上では、ということではないのですか</p><p>谷沢さんが言う</p><p>わたしが知っているのはこれも、一般に報道されていることですが民間から公募したトップを据えた施設の幾つかでは、トラブルが起きてすでに何人かは退職したと</p><p>いや、それはたまたま、何人かそういう人がいただけでほとんどの公募で民間から来ていただいた人は、施設のサービス改善や、そこで働いている人たちの意識改革に成功していますよ大成功ですこれは、もうマスコミも色んな大学の先生たちも、ボクの改革を支持してくれていますし成功を認めてくれています</p><p>ムラタ知事は反論する</p><p>やっぱりねずーっとお役人だった人間はダメなんですよ民間の厳しさを知っている人間が上から指導しないとね</p><p>だから、ボクはですねボクが今、ボクの県でやっているこの改革を国の組織にまで広めたいんですっ積極的な民間人の登用むしろ、省庁の部課長以上は、全て、民間企業で実績のある人間にしたいんですっこの国を蝕んでいるのは、官僚ですからっ積極的に、ドカドカと民間の生き血を国家に導入したいっ</p><p>判りましたつまり、全然ダメっていうことですね</p><p>うんこりゃダメだ</p><p>そうそう、そういうことなんですお役人とか、官僚に任せていてはダメっ</p><p>そうじゃなくってムラタさん、あなたの考え方が</p><p>ムラタが驚き顔で、オレを見た</p><p>いや、多分あなたの改革が上手くいっているのは、それが1つの地方の県の中だけのことだからなんだと思います</p><p>いや、ムラタ知事が言っているほど実際には、成功していないムラタ知事が、マスコミを呼んで成功している、改善されていると何度もアピールしているから上手くいっているように、世間が思っているだけだ細かい数字をチェックすると、県の借金は増えているし失敗して負債を抱えた政策プランも多いすでにあちこちのマスコミや研究者から、批判や検証されている</p><p>谷沢さんが、そう教えてくれた</p><p>いや、だからちょっと、待って何で、そう悪い方に断言するんですかっボクの県改革はまだ途中なんですから途中で評価されても</p><p>今、自分で成功してる、評価されているって言ってたじゃないですか</p><p>そうだってのっボクの改革は高く評価されているんだっ</p><p>つまりムラタ知事の言うことを、そのまま信用しているマスコミや研究者もある程度は居る</p><p>一方谷沢さんの言うとおり、批判的なマスコミと研究者も居るんだろう</p><p>いずれにせよ、ムラタ知事本人が言うほど成功しているのではない</p><p>当たり前だな</p><p>お役所仕事が、ぬるま湯体質になりやすっていうのは本当なんだろうがな</p><p>だからって、民間企業がどこもかしこも厳しくて、まともな職場ばかりというわけでもない</p><p>民間企業の経験者が、お役人より有能というのは決めつけ過ぎだと思う</p><p>まあ、しょうがねぇなムラタさんは、元・文化人タレントだから</p><p>谷沢さんは、吐き捨てるように言った</p><p>ああムラタ知事は、自分でも会社を経営しているとは言っているけれど</p><p>本当に、民間企業というものの中で働いた経験があるわけではない</p><p>民間企業って言っても、規模や業種で全然違うじゃないですか</p><p>ああ、巨大企業の中にはお役所以上に、ぬるま湯で非生産的な部署だってある</p><p>それと民間企業と、お役所は根本的に違うものですよ</p><p>説明できるか</p><p>谷沢さんが、オレに言う</p><p>はい民間企業は経営者の判断で、思い切ったことは幾らでもできますよムラタさんの言う、スピーディな対応ができますその代わり判断に失敗したら、倒産します</p><p>オレだって、克子姉とパン屋をやるために経営の勉強も始めている</p><p>倒産するんです経営者の判断ミスで会社が潰れてもそれは自己責任です誰も助けてはくれません</p><p>でも、お役所の仕事はそういうわけにはいきません思い切った判断をした結果、大失敗をして大きな負債を抱えたらいや、そうなっても役所は潰れませんけれど、住民が困ります</p><p>放漫経営の結果、経営破綻した市がすでにあるだろ住民サービスは低下しているのに、税金は高いって言う酷い結果になっているはずだ</p><p>だからお役所というのは、判断ミスはダメなんですだから、決定にまで時間がかかるし慎重にならざるを得ないんです</p><p>お役人体質にならざるを得ないんだよ民間企業とは違うんだから</p><p>そういうお役所の中で民間企業と同じ意識の人を公募で送り込んで、民間企業と同じスピードでああしろ、こうしろって上の人が命令したらそりゃ現場は混乱しますよ</p><p>あなたの県で実際に起こってるみたいに思いつきだけで実行に移した政策プランが、ことごとく失敗して１件につき何千万という負債になっていくわけだ</p><p>ムラタ知事はポカーンとして、オレと谷沢さんの話を聞いている</p><p>それでも、県の規模だからまだ壊滅的なところまではいってないんだと思いますだけど、ムラタさんのやり方を国の機関にまで導入したら</p><p>予算の規模が違うからなとんでもないことになる</p><p>オレも官僚が素晴らしいとは思いませんけれど</p><p>ついこの間官僚の一部の人たちと抗争をやったばかりだし</p><p>でも決して馬鹿にしていい人たちではないと思いますよ</p><p>国家を動かすという業務には精通しているのだから</p><p>それからムラタさんが一緒に政党を起ち上げるという、企業家の皆さんのことですけれど</p><p>食べ物屋のチェーン店を経営していたこととか、パチンコ屋さんをやってたこととか、携帯ゲームを作っていたことが政治家になるのに、何かの足しになるんですか</p><p>いや、それはだって、自分で会社を作って成功したんだぞ従業員の教育だって、してきているし経営の修羅場を潜り抜けてきた</p><p>ムラタ知事の言葉をオレは遮る</p><p>それは凄いと思いますでもその業種の、その会社についての成功ですよねそれは</p><p>オレはムラタ知事の眼を見て、言う</p><p>政治家という仕事をするために必要なこととは重ならないじゃないですか</p><p>だから、例えばパン屋で成功した人がいて、その人が次に造船会社を始めたら成功するかって話です</p><p>会社経営っていう意味じゃ、同じなんでしょうけれど中身が違うでしょ</p><p>中身</p><p>ムラタ知事は、ポカンとしている</p><p>パン屋は、日銭が入るんです毎日作って、毎日お金が入るただし安いモノを売っているわけですから、日々の儲けも少ないです従業員も限られていますパンを焼く専門家は、そんなに居なくてもいいですパンを売ってくれるだけのアルバイトさんとかは雇わないといけないですけれど</p><p>でも、造船業だと毎日は、お金が入って来ないでしょ何ヶ月も掛けて、船を作って入金する時は、ドカッと入って来ますだから、入金するまでは何ヶ月も、働いてくれる人の賃金や材料費なんかを支払い続けるだけの予算が最初にないと無理です従業員は専門家ばかりで、高い技術力を必要とします</p><p>会社の規模が違う銀行との関係もな</p><p>さて、ムラタさんあなたは小さなパン屋を経営していた男にそのパン屋のパンは美味しくて、お店は成功していたとします経営者としての成功経験があるのだから造船会社の経営もできるはずだと思いますか</p><p>できないことはないだろ</p><p>そういうムラタ知事にオレは</p><p>ええ、パン屋の経営と造船会社の経営は要求されることが違うと、判っている人ならば、一から勉強し直して、上手くやれるかもしれません</p><p>パン屋のアルバイトのお姉さんたちへの指示と</p><p>造船会社の技師たちへの対応だって全然、違うモノのハズだ</p><p>パン屋の時と同じノウハウで、造船会社の経営もやっていけるそれどこらか、パン屋で培ったノウハウを積極的に造船会社で生かしていこうなんて思ったら会社がメチャクチャになりますよ</p><p>食べ物屋のチェーン店と、国の政治だって同じですどんなに凄いチェーン店だって、国家の運営とは規模が違うはずですお店のアルバイトさんに指導するやり方が、国家官僚への指示に役立つはずがありません規模も業種も違うんですから</p><p>ついでに言うと企業経営での成功っていうのは、運の要素も強いんだ</p><p>たまたま自分の経営している会社が時代のニーズに合っただけってこともあるそして、時代は変わる現在の成功が、ずっと続くとは限らない</p><p>８０年代に強かった家電メーカーやスーパーなどの流通大手だった会社の幾つかは、他者に呑み込まれてしまって今は無い創業者一族が時代の寵児としてもてはやされていた会社がだ</p><p>谷沢さんは言う</p><p>食べ物屋チェーンでも、パチンコ屋でも、携帯ゲームの会社でも良い自分で起業したり、親から会社を受け継いで成功したそのことについては、おめでとうと言ってやるよだがその成功経験は、すでに過去のものだ１度成功した人間が、次も成功するとは限らないましてや過去の成功体験を基に、これから先の国の政治を動かせると考えるのは、浅はかとしか言いようがない</p><p>ムラタ知事はうつむく</p><p>本気で政治家になりたいというのならもっと熱意を見せろ自分が、政治家としては、半人前でしかないことを自覚しろいつまでも、過去の成功体験を引き摺っていたらそいつは永遠に焼き肉屋のままだし、パチンコ屋のままだし、携帯ゲーム屋のままだ政治家にはなれんよ</p><p>そしてムラタ知事に</p><p>君もいつまで文化人タレントのままでいるんだ</p><p>たまにこういう話が描きたくなるので</p><p>急いでエロ路線に戻します</p><p>1183．ショートシリーズA　／　人間合格　その６</p><p>谷沢さんは、ムラタ知事にそう言った</p><p>本気で政治に一生を捧げるつもりなら、出直して来たまえ今の君では閣下との面談は無理だな</p><p>呆然と、谷沢さんを見ているムラタ知事</p><p>すると、知事の秘書が</p><p>そういう言い方はないでしょうムラタ先生はねっ、いや、ムラタ先生とわたしたちはねっ、日本の将来を憂いて必死に頑張って活動しているんだっそれをただの香月家の使いっ走りと、何だかよく判らない高校生がムラタ先生をよってたかって愚弄してっこんなことが許されていいものかっ断固として抗議致するっ</p><p>そして、ムラタ知事に</p><p>先生は、これは名誉毀損で訴えるべき事柄ですっいや、その前に、記者会見をやりましょうっわたしは、そもそも名家とか、いまだに自分たちを特権階級だと考えているような連中が気にくわなかったんですこんな連中に、何を言われても先生の価値は失われませんっムラタ先生の素晴らしさが理解できないような低脳なやつらなんですからっ</p><p>当たり前ですムラタ先生は、東京大学を現役で卒業して、政治学者・社会批評家・作家としてテレビでも視聴者たちに愛され、前職を打ち破って県知事にまで昇りつめた英雄じゃないですかっ</p><p>そうたぜな、ボクはムラタ・ヒデオ英雄なんだなっ</p><p>ムラタ先生の決められた新党の名は日本革命的英雄党キャッチ・フレーズだってBe　A　HEROじゃないですか</p><p>ヨコハマのファンなんだ</p><p>ムラタ知事は言った</p><p>だからMove　onなせばなると、どっちにしようか悩んだんだ</p><p>ていうか、本当は神奈川県の知事になりたかったんだでも、選挙に勝てそうな地盤じゃなかったんで</p><p>これからですっこれからですよ、ムラタ先生っ</p><p>えっとこのコントは何なんだろう</p><p>とにかく、今、あなたたちから受けた屈辱はトゥイッターなり、ブログなりで公開致しますからねっムラタ先生のフォロワーは１００万人ですよっ戦闘力１００万ですからねっ</p><p>そ、そうだボクを門前払いしたことを、確実に後悔させてやるっ後悔することになるぞっ</p><p>何を、どうやって</p><p>平然と答えた</p><p>あの、脅しなら効かないですしそうやって、わざと感情的になって、場をヒートアップさせて、オレたちから失言を引き出そうとしてもムダです</p><p>この人たちは、オレたちを怒らせるように仕向けて</p><p>そして、自分たちが吐いた暴言については知らんぷりをしてオレたちが零した失言をネタにして、反撃の武器にするつもりなんだろう</p><p>そういう作戦だということは、判っていた</p><p>わたしも一人の有権者だし、彼はただの高校生だ政治家である君たちに、自分の意見を言うことに問題があるのかね</p><p>谷沢さんも、落ち着いた口調でそう言う</p><p>わたしも彼も大した話はしていないよわたしたちの言葉を誇張して、ネットに広めたりすれば君たちの方こそ、大変なことになるよ香月家の法務担当は優秀だからね</p><p>ボ、ボクたちを訴えるというのですか</p><p>ムラタ知事が、谷沢さんを睨む</p><p>そんなことは一言も言ってないだろう明確に訴訟すると匂わせただけでも、脅迫に当たるということをわたしは知っているからねむしろ、君たちの発言の方が問題ださっきも言ったが、この部屋での会話は録画している君たちの発言の方が、よほど名誉毀損や、脅迫に当たると私は思うがね</p><p>ジロッと、２人を見る</p><p>さらに言えば君たちが、今日ここでわたしたちに会っていることを世間に公表して良いのかねここは東京で、香月家の施設だ香月家の方から、君の県庁に陳情に行ったんじゃない県知事であり、新党立ち上げを狙っている君の方が、わざわざ東京まで出向いて来ているんじゃないか知事としての政務を放り出して</p><p>そうだジッちゃんに金やコネを貰いに来たのは、ムラタ知事の方だ</p><p>少し、頭を冷やして考えてみるんだな香月家とケンカすることが、何を意味するのかを</p><p>時間ですよね、谷沢さん行きましょう</p><p>谷沢さんは、腕時計を見て</p><p>ああ、ぴったり１５分だ</p><p>谷沢さんも、立ち上がる</p><p>オレはムラタ知事を見て</p><p>では、ムラタさん失礼しますお話しできて、楽しかったですとても、勉強になりました</p><p>何もお助けできませんがこれからも、どうぞ頑張って下さい</p><p>そういうことですな失礼します</p><p>谷沢さんも、知事たちを見下ろしてそう言った</p><p>ムラタ知事は、怯えた声で言う</p><p>あのボクたちはどうなるんでしょうか</p><p>谷沢さんは</p><p>ああこのままフロントを通らずに、お帰りになって結構ですキーは部屋の中に残しておいて下さい後の処理は、わたしの方でやっておきますから</p><p>谷沢さんはこのホテルの部屋のことだけを言った</p><p>後はタクシーでも何でも使って、ご自由にお帰り下さい本日は、ご苦労様でした</p><p>お前全然動じない男になったな</p><p>廊下に出た途端谷沢さんが、オレに言った</p><p>いや、褒めているんだああいう、声のデカさだけで相手を威嚇・恫喝することしか知らない人間を相手にして、その年齢でよく冷静でいられるもんだ</p><p>もう慣れましたそれに、今の人たちは騒がしいだけですから別に、凶器を隠し持っていて、オレのことを突然殺そうとしたりはしないんですから</p><p>命の危険が無いんだからビビッたりするはずがない</p><p>ふんっ修羅場は、さんざん潜って来たか</p><p>ニカッと笑う谷沢さん</p><p>おかげさまでこうやって、何とか元気に生きてますから</p><p>理屈で人を屈服させようとする人間なんて怖く無い</p><p>本当に怖いのは、理屈抜きでいきなり刺してくるヤツだ</p><p>まあ、いい閣下のところへ戻ろう</p><p>オレたちは再び、エスカレーターに乗ってジッちゃんたちの居る部屋に戻る</p><p>アニエスが、笑顔で出迎えてくれた</p><p>アニエス、ちょっと待っててジッちゃんに、仕事の報告をしないといけないから</p><p>はいですのっ克子ちゃん</p><p>アニエスが、克子姉を見る</p><p>ええパフェを持って来てくれるように電話するわ</p><p>ああオレが帰るまで、待っててくれていたんだな</p><p>オレはジッちゃんと、雲英老人のテーブルに向かう</p><p>こっちの老人２人はすでにルームサービスで頼んだらしいコーヒーを飲んでいた</p><p>テーブルの上のノートパソコンにムラタ知事たちの部屋が映っている</p><p>ここからオレたちの会話を全部観てたんだ</p><p>あー、知事も秘書さんも頭を抱えている</p><p>香月ああいう馬鹿は、最近増えているのか</p><p>雲英老人が、画面の中のムラタ知事を観てそう尋ねた</p><p>ああ、増えているようだな情けない話だが、あんなやつを指示する勢力もある</p><p>だが今のやつなんて、一見、きちんとした理念を持っているようで実際は、論理的にはおかしなことばかり話していて、中身は空っぽじゃないかただ大きな声で、感情的に喚いているだけだ</p><p>そういう人間がなぜか多くの人間に支持されているお前その理由は、何だと思う</p><p>何でもはっきりと断定して話すからだよ自分が正しくて、自分に反対する人間は全て間違っているって言い切っているから</p><p>そうムラタ知事は</p><p>いつでも、自分が正しいと断言していた</p><p>オレや谷沢さんに対しても、自分の意見をあなたもご存知の通りとかこんなの当たり前のことですがとかとにかく、正しくて世間に認められているものだって押し通そうとしていたし</p><p>うむそうだったな</p><p>ジッちゃんは、ニヤッと思う</p><p>今の若い世代の連中は自分はいつも正しい側にいないといけないと感じているようだものなしかし、何が正しいのかの判断はなかなか難しい</p><p>だから、大きな声でこれが正しいと叫ぶ人間に、ついつい従ってしまうのだろう</p><p>何が正しいのかを、自分で考える力判断する力が衰えているのかね</p><p>雲英老人は言う</p><p>昔よりも、今の若者の方が馬鹿になってしまっているのか</p><p>それは違うと思います今の若者だってちゃんと自分で考える力は持ってますし、何が善で何が悪かを判断する力も持っていると思います</p><p>ああ今の子の方が、頭は良いと思うよ賢くて、判断力もある</p><p>ジッちゃんが、オレの言葉に同意してくれた</p><p>なら、どうしてあいつのような男の口車に乗るのだね</p><p>それは判断材料の出し方が巧いんだと思います</p><p>人は誰だって勝ち馬に乗りたいでしょムラタ知事みたいな人は、大きな声で巧みに自分が正しいっていうことを主張しながら、自分に都合が良い情報だけを話しますからその情報だけで判断したらムラタ知事が正しいって思い込むじゃないですか</p><p>限定した情報からでも、自分が判断したことなら人はそれが正しいと思い込むということか</p><p>そういうことですその上ムラタ知事は、わざと感情的になることで場の雰囲気を自分の側に引き寄せようとするでしょ落ち着いて議論しようといる人には、議論から逃げたとか話を誤魔化しているとかどんどん大きな声で煽ってわざとアタフタさせるそうやって、横から議論を聞いている人たちにまるでムラタ知事が、相手を論破したように思わせるんですよ強い口調でガンガン相手を一方的に責め立てたら、まるで相手はムラタ知事に叱られているみたいに見えますから</p><p>日本人は空気に敏感だからな議論の内容でなく、自分に有利な空気を作ることしか考えていないのか</p><p>雲英老人は、大きくうなずいてくれた</p><p>そういうことですだから、まともに議論しようとしても話が噛み合わないんですよムラタ知事は、自分の意見を押し付けて来るだけで人の意見を聞く気はないですからただ周りの人たちに自分が議論に勝ったみたいに見せたいだけなんですそうやって自分は正しいということをアピールすることだけが、あの人の目的なんです</p><p>だから言葉の中身が無い</p><p>常に勢いだけで、相手を攻撃することしか考えていない</p><p>自分よりも上の世代の人間から、まともに叱られてきていないのだろうあるいは怒られても、自分は間違っていないと殻に閉じ籠もって、自分が今どんな理由で怒られているのかさえ、理解しようとしてこなかったんだと思う</p><p>あのこれは、オレが中学の時の話なんですけれど</p><p>オレは中学は、全寮制の男子校だったんですけれど寮の中で、深夜に騒いでいて、宿直の先生に見つかって殴られて、正座させられた生徒がいたんですよ</p><p>２年前のことを思い出して話す</p><p>その生徒は、バスケットボール部員で次の日に試合があったんですそれで試合に負けて学校に抗議をして、前の晩に自分を叱った先生のことをずーっと恨んでいるんです</p><p>どうしてだね</p><p>雲英老人が、オレに尋ねる</p><p>いや、次の日に大切な試合があることが判っていたのに先生が自分を殴って、深夜に２時間も正座させたそのせいで、寝不足になったし、膝を痛めて普段通りの動きができなかったし、殴られたところが気になって試合に集中できなかっただから、バスケ部が県大会の予選に負けたのは前の晩に正座させた先生のせいだって</p><p>逆恨みじゃないか</p><p>いや今の学校は体罰は、問題になるその生徒の主張を元に裁判になったりしたら、学校のイメージダウンになる可能性もあるから、学校側は慎重に対応しないといけないのではないか</p><p>結局さ元は自分がしでかしたことが原因なのに、先生の方に攻撃できる失態が１つでもあれば、自分のことは棚に上げて、徹底的に攻めるんだよ最終的には、バスケ部全員でその先生に抗議文とか出してたからまあ、外から閉鎖された寄宿学校の中でのことだから、最後はウヤムヤで終わったけれど</p><p>普通の学校なら先生を吊し上げて、退職に追い込むかもしれない</p><p>相手を攻めることができる攻撃ポイントがあれば自分が正しくて、相手が悪だと認定して、徹底的に叩くんだよ一度、そういう空気ができてしまったら相手がちょっとミスしただけで、揚げ足を取って、文句を言う人格まで否定する悪だから、どれだけ叩きのめしてもいいと思っている</p><p>ふむそういう風潮があるんだな</p><p>なまじ、賢いから判断力があるからこそ、相手を追い詰める方向だけに向かっていくのだと思うよ本当は感情的に気に入らないというだけのことをあいつのあれがダメだあれが許せないだから、あいつは悪だという風に、自分の脳内ですり替えていくのだろう</p><p>ムラタ知事は、そのやり方が巧いんだと思うわざと相手に失言させたり、相手が間違えた瞬間に全力で相手を攻撃して、叩いても良い人間に仕立て上げるのが上手なんだよ</p><p>オレや谷沢さんたちに対してもひたすら、失言させようとだけ狙っていた</p><p>こちらが失言した瞬間に香月家の非礼を糾弾し優位に立って、交渉を進めるために</p><p>もちろん、それまでのムラタ知事自身の無礼な態度や発言は謝らずに</p><p>テレビ討論レベルなら、それで良かったのかもしれないが子供だなガキの振る舞いだわたしたちが相手をしてやるような人間じゃない</p><p>うむ、そうだな香月</p><p>老人２人は、うなずき合う</p><p>企業を経営した経験があるから、それを政治に生かしたいなんて話をしておったがあいつ、本気で言っているのか</p><p>本気なんだろうな馬鹿なのだから</p><p>雲英老人の言葉に、ジッちゃんが答える</p><p>食い物屋のチェーンが大きくなったなんていうレベルのことで自分たちは成功者になったと勘違いしているんだからな</p><p>まあ、頑張った成果なんだろうがたったそれだけの成功体験で、自分たちは国のシステムを変えるべき存在だと思い込むのは、どうかしているな</p><p>ああ、ベンチャー企業の方が、社長１人の意志でああしろ、こうしろと素早い経営判断ができるのは当たり前だ組織が一本化されているんだから</p><p>そういう会社を経営するのと同じ気分で巨大な組織である国家を動かせると思っているのは危険だな</p><p>ああ、あの男が県知事になってからしていることは独裁だよ自分は選挙で県民に選ばれて知事になったのだから県内のことは、全て、自分の好きに変えられると考えている</p><p>そんなわけがないだろう現代の政治というものは一握りの人間が暴走しないように、たくさんのチェック機能が設けられている</p><p>そうだだから民間企業のように、経営者だけの判断で物事が決まらないようになっている何を決めるにも、時間が掛かるようになっている</p><p>独裁者に政治を委ねる怖しさをわたしたちは、すでに学んで来ているからな</p><p>２人の老人は、口々にそう言った</p><p>自分の考える政治理念に則って政策を実行しようと思ったら議会に根回しし、一つ一つ説得していかなければならない反対派とも折衝しなくてはならないし自分の手足となる役人だって、見方に付ける努力をしないといけない</p><p>会社なら、一度社員になれば顔触れは変わらないが政治家は、選挙の結果で交代していくんだからなずっと、役所の中にいる役人たちが政治家のことを冷ややかに見ているのは当然だ</p><p>知事が代わる度に、方針が変わるのだからな馬鹿な知事は、次の選挙で落ちるのだから積極的に付き合う必要はない</p><p>役人なんだから、知事の言う通りに働けなんて強硬姿勢でいたらまともに働いてくれるはずがない</p><p>相手は人間なのだからな</p><p>企業の経営者と社員なら言う通りにしなければ、解雇すると脅すこともできるが政治家と役人の関係では、その手を使ったら最後だ</p><p>ベンチャー企業の経営感覚で、政治をやられたらたまらんよ</p><p>オレが感じていたよりも、もっと深刻なんだ</p><p>そうだ良い機会だから、覚えておけ</p><p>政治家に転身したがるような、企業経営者は目立ちたがりで、自己主張が強いだけのオッチョコチョイだそういう人間は、絶対に信用するな</p><p>ホンモノの経営者なら、政治家や役人を利用することは考えても自分自身が政治の表舞台に出ようとはしない</p><p>自分の会社を経営することで精一杯だし会社経営の方が面白いからな</p><p>起業して成功したそろそろ会社経営にも飽きたから、今度は政治家になろうなんていうのは経営者としての本当の成功を体験していないし、経営の面白さも理解していないということだ</p><p>そういう連中の言うことは、一面的で薄っぺらいだけだ本質を見極めてきた人間ではない</p><p>というわけで、香月今の男の新党立ち上げ計画だが</p><p>潰すのは簡単だが多少は、利用させてもらおう</p><p>オチアイ運輸は、あいつらの計画に乗り気なのだろ</p><p>ああ、社長のクロサキはな</p><p>だったらオチアイ運輸に金を吐き出させて、クロサキ社長ごと潰してしまおう</p><p>そうだな運輸業界の再編に手を付けるか</p><p>ああ、次の国政選挙まで時間があるそれまでに、馬鹿な連中を１箇所に集めておいて</p><p>選挙の時に、まとめて処分するか</p><p>その方が、彼らのダメージが大きいだろう</p><p>ふむ、あの男と仲間がどこの選挙区からの立候補を検討しているか調べて今のうちから対立候補を育てておくか</p><p>ジッちゃんたちは一気に話し合っていく</p><p>やっぱり、この雲英老人もジッちゃん並みの権力者みたいだな</p><p>きっと、パフェですのっ</p><p>アニエスが喜ぶ</p><p>ワゴンでパフェを運んで来たルームサービスのメイドのお姉さんと一緒に</p><p>みすず、瑠璃子、美子さん、可憐、美智、翔姉ちゃんが入って来る</p><p>ああ、学校が終わったらここに合流するって話だったっけ</p><p>まり子は今日は、一緒じゃないんだな</p><p>あれどうした、みんな</p><p>まぁっ歌晏様っ</p><p>みすずたちは、ジッちゃんの前に座る雲英老人を見て驚く</p><p>雲英老人は、フフッと笑って</p><p>そんなに驚いた顔をするな私の方が恥ずかしくなってくる</p><p>そうそう、言い忘れておったがわたしの孫が、最近、君に世話になっているらしいな</p><p>孫</p><p>桃子のことだよ</p><p>この人桃子姉ちゃんのお祖父さん</p><p>てことは香月家と並ぶ３大名家の１つ、歌晏家の当主か</p><p>ムラタ知事は、複数のモデルのハイブリッドなので</p><p>某政治家だけをモデルにしていません</p><p>雲英老人の正体は、バレバレだったと思いますが</p><p>歌晏→かあん→カーン</p><p>雲英→きら→キラー</p><p>そういうことです</p><p>いえ、名前だけのお遊びで</p><p>顔とかは、カワバタヤスナリのイメージで書いています</p><p>1184．ショートシリーズA　／　人間合格　その７</p><p>で、どうだ雲英、うちの公は</p><p>ジッちゃんが笑顔で、歌晏家の当主だった雲英老人に尋ねる</p><p>うむ、興味深い少年ではあるなしかし</p><p>雲英老人が、オレを見てそう言いかけた瞬間</p><p>おい、コラもう一度出て来て、話をしろっ</p><p>ジッちゃんたちのテーブルの上のノートパソコンからそんな怒声が漏れてくる</p><p>このままじゃ、ボクたちは帰れないぞっちゃんと、ボクたちの話を聞けっ</p><p>そうですムラタ先生ときちんと対話して下さいっ</p><p>ああ秘書男まで</p><p>何で、あいつらはまだ居るんだどうして、帰らない</p><p>不思議そうに、ジッちゃんは言う</p><p>おい、香月家っカメラで観ているんだろっボクの話は、まだ終わってないぞ</p><p>そうですとも、まだムラタ先生は何も話しておられませんからっ</p><p>話すことなど、もう無いだろう</p><p>そうだな明確に、交渉が決裂して帰れと言い渡したのだからな</p><p>歌晏雲英老人も、ジッちゃんもムラタ知事が、何で騒いでいるのか判らないようだった</p><p>閣下、わたしが行って参ります</p><p>と、谷沢さんがジッちゃんに言うけれど</p><p>いえ、オレが行きます</p><p>お前が</p><p>谷沢さんが、オレを睨む</p><p>はいこんなのは、さっさと片付けないとああいう人は、こじらせたらヤバくなるだけですからヨミ付いて来てくれ</p><p>オレは窓際のテーブルのヨミを呼ぶ</p><p>スッと立ち上がるヨミ</p><p>それからガードを翔姉ちゃん、頼むよいいよね、ジッちゃん</p><p>閣下、よろしいですか</p><p>翔姉ちゃんが、ジッちゃんに尋ねる</p><p>うむいいだろう公に任せる</p><p>また行ってしまいますのパフェがありますのに</p><p>大丈夫今度は行って帰ってくるだけだから５分もかからないよ</p><p>オレは、アニエスにそう言った</p><p>あんなオジさんたち相手なら、わたくしだけで充分ですのに</p><p>下の階へ降りるエレベーターの中で、ヨミが言う</p><p>ヨミは、最近、美智やイーディから格闘技を習っているから</p><p>わざわざ警護役として翔姉ちゃんにも付いて来てもらったことが不満らしい</p><p>これは香月セキュリティ・サービスの仕事だからオレたちだけで解決しちゃダメなんだよ</p><p>香月セキュリティ・サービスの職員として翔姉ちゃんに立ち合ってもらわないといけない</p><p>谷沢さんだと、オレの意図に気付かないかもしれないし</p><p>それに、ガード関係を翔姉ちゃんに任せた方がヨミも仕事に集中できるだろ</p><p>それだけじゃないわ電撃戦を仕掛けるのなら、わたくしがいないと部屋のドアが開かないわよ</p><p>わたくしは、ここのホテルの全ての部屋の電子ロックを解除するマスター・キーを持ってきてあるから</p><p>翔姉ちゃんは、ポケットから金色のカードキーを取り出して、オレたちに微笑む</p><p>このホテルは、香月グループの施設で今日みたいに、ジッちゃんに面会希望の人との秘密の面接によく使われているのだろう</p><p>だから、翔姉ちゃんはそういうモノも持っている</p><p>うん、素早く終わらせよう</p><p>アニエスちゃんたちとパフェを食べないといけないものね</p><p>さっきのフロアにエレベーターが着く</p><p>オレたちは、早歩きでムラタ知事たちの部屋へ向かう</p><p>翔姉ちゃんが、ロックを解除すると同時にオレがドアをガチャッと開ける</p><p>そのまま、ドカドカと中へ入り込む</p><p>おお、お前か</p><p>いや、あなたじゃなくって谷沢さんか、もっと上の立場の人を</p><p>ムラタ知事がオレの顔を確認して秘書さんが、そう言った瞬間</p><p>オレの背中から、スッとヨミが飛び出して</p><p>エイヤッ</p><p>パンッと手を打ち鳴らすッ</p><p>むむむむっ</p><p>むぴっ</p><p>ヨミから放出された巫女の力にムラタ知事と秘書が、心を囚われるッ</p><p>ヨミ、こいつらの心に刻め</p><p>香月家との交渉は完全に失敗したその原因は</p><p>オレはまず、ムラタ知事に</p><p>あなたの秘書が、余計なことを言って香月家を怒らせたからだ</p><p>むむむっ</p><p>ムラタ知事は、自分の秘書を見る</p><p>もう、絶対に取り返しがつかにいような失礼で無様なことを、あなたの秘書はやっただから、香月家との交渉はもう無理だあなたの秘書が、あなたの顔に泥を塗ったんだ</p><p>実際には起こらなかった偽の記憶がムラタ知事の心に書き込まれる</p><p>逆にあなたは交渉の失敗の原因は、全て、ムラタ知事にあると考えている</p><p>今度は秘書さんの心に刻む</p><p>今までも、我が儘で馬鹿な政治家だと思っていたけれど今日のムラタさんは、あなたの予想をはるかに越える失態を演じたさすがのあなたも、ここまでの馬鹿だとは今日まで知らなかったもう、こんな人には付いていけない</p><p>秘書さんの心にも、巫女の力による記憶改変が行われる</p><p>あなたたちは、もうお互いのことが許せない顔を見るのも嫌になっているもう、この部屋で一緒に居るのは溜まらないだから、さっさとこのホテルから帰る1人ずつ、バラバラで</p><p>ふぐぐぐ</p><p>ぬぬぬっ</p><p>お互いの顔を見るムラタ知事と秘書</p><p>表情にどんどん憎悪が蓄積していく</p><p>時間が経てば経つほどどんどん、相手に対する怒りが増していくだから、ムラタさんも、秘書さんもその怒りを、ネットにブツケることになるトゥイッターでも、ブログでも、何でもいいから相手の悪口や、自分が今までに見聞きした相手の問題点特に、書いたらヤバイことを全部暴露するんだ暴露合戦しろ</p><p>おそらく、この秘書はムラタ知事の致命傷となるような秘密を知っている</p><p>それを突然、公表してもムラタ知事と大げんかしている最中だから、世間は不思議に思わない</p><p>政治家と秘書が仲違いをして秘書がヤバイ話をリークしたと考える</p><p>いいか、2人とも今からは、お互いのことを罵り合って、秘密を暴露することだけを考えるんだありとあらゆる手段を使って他のことは、もう何もしなくていい</p><p>それじゃあこのまま帰らせようあ、オレや谷沢さんに会ったことは覚えていていいけれど顔とかは、話をした内容の記憶は曖昧にしてくれ</p><p>ヨミが、オレが命じたとおりに2人の記憶を操作していく</p><p>あ、先生こっちの人、ICレコーダーを持っていますわ</p><p>ヨミが、秘書男を指差す</p><p>ああ、この部屋での会話を記録していたのねヨミちゃん、提出させて</p><p>はい出して下さい</p><p>秘書さんが、スーツの胸ポケットからペン状の録音装置を取り出す</p><p>はい、これは没収この人には、どこかに置き忘れてきたという記憶を書き込んでおいて</p><p>他に録音とかしていないかしら</p><p>えーと無いみたいですねいえ、無いです</p><p>一応、確認するわこの人たちが知らないだけで誰かに、持たされているかもしれないから</p><p>翔姉ちゃんが、スッと前に出てムラタ知事と秘書さんのボディ・チェックをする</p><p>それからカバンなんかも、確認した</p><p>無いみたいねこの部屋は、電波はシールドしてあるからトランスミッター系の盗聴器は、役に立たないし</p><p>よし、じゃあ1人ずつ解放しよう</p><p>オレは2人を帰らせる</p><p>今度こそ、さようならムラタ知事もう二度と会うことはないと思いますけど</p><p>はい、お先にどうぞ</p><p>ヨミがドアを開けるとムラタ知事は、のたのたと部屋から出て行った</p><p>秘書さんは、5分経ったらこの部屋から出て下さい</p><p>ところで、秘書さんあなたは、ムラタ知事の政治生命を終わらせてしまうような秘密を知っていますか</p><p>し、知ってる</p><p>秘書さんは答える</p><p>では、その情報は確実にネットに流して下さい</p><p>お帰りですのっさあ、パフェですの</p><p>ああアニエス</p><p>あれ、食べないで待っててくれたんだ</p><p>みすずちゃんたちの分も、今、注文しているわ</p><p>早く、早く、パフェですのっ</p><p>待って、アニエスジッちゃんに報告が残っているから</p><p>オレはジッちゃんと歌晏雲英老人のところへ行く</p><p>2人は厳しい顔をしていた</p><p>どうして、トドメを刺してきた</p><p>ああわたしたちの決定は、生かさず殺さずだったはずだが</p><p>理屈が通じない相手に、それは無理ですよきっちり殺しておかないとこっちに被害が出ます</p><p>率直に、答える</p><p>ジッちゃんや、雲英さんが思っているよりも100倍くらい、馬鹿で子供な相手なんですよ自分がいつも正しくて、周りの人間から優遇されていないといけないと思い込んでいるタイプの人はコントロールできません自分の感情任せで、無責任な行動を取りますから</p><p>あれだけ、やりこめられたのに部屋に居座って、もう一度話をさせろと要求してくる厚かましさは、普通じゃないですこのまま帰したら、香月家を恨んで何をするか判りません嘘八百の誹謗中傷ぐらいは当たり前に仕掛けてくるでしょうでも、そんなの一々相手したくないでしょ香月セキュリティ・サービスだって、他にもっと大切な仕事があるんですから</p><p>ムラタ知事に対するネット対策とか担当させられる人が、可哀相だ</p><p>ジッちゃんたちの言う生かさず、殺さずっていうのは理屈が通じる相手でないとできないことです少なくとも、損得勘定ができて利益のためには、自分の感情を抑えることができる相手でないとムラタさんには無理ですよあの人、他人の意見を聞く気は全くないし自分の意見が通らなかったら、ムクレて暴れる人なんですから</p><p>だからトドメを刺したのか</p><p>雲英老人がオレに言う</p><p>はいこういうのは、さっさと片付けないといけない案件ですから</p><p>お前の話を聞いていて1つ、思い出したことがある</p><p>大航海時代以前ヨーロッパに輸入される香辛料は、ベネチアが牛耳っていた当時の香辛料の原産地は東南アジアでベネチアは、オスマン・トルコのイスラム商人を通じて香辛料を買い入れるしかなかったから、とても高価なものだった</p><p>ああ、胡椒とかスパイスの話だよな</p><p>それをスペインがアフリカ周りの航路を開拓して、東南アジアから直接、香辛料を買い入れることに成功したそれだと、イスラム商人を介さないからベネチアよりも、はるかに安く市場に香辛料を売ることができる当時のベネチアの商人たちは覚悟したそうだよ今後は、香辛料のビジネスは全てスペインに奪われるとそんなことになったら、ベネチアにとっては、国家が滅ぶレベルの経済危機となる</p><p>直接、東南アジアから仕入れられるスペインの方が安く香辛料を売れるもんな</p><p>どうしても間にイスラム商人が入るベネチアは値段を落とせない</p><p>安いスペインの香辛料をヨーロッパ中が買うようになったら高いベネチアの香辛料は売れなくなる</p><p>ところがだスペインの商人は、商売というものを理解していなかったヴェネチアよりも売れば、市場を独占できるということに気付かなかった</p><p>せっかく高価で売れるモノを、ベネチアよりも安く売るのは損だと考えたんだ目先の利益しか考えていないから</p><p>同じ値で売った</p><p>ああ原価は自分たちの方が安いからベネチアと同じ値で売ればが、それだけ利益が増えると考えたんだな</p><p>雲英老人が納得する</p><p>そうだベネチアが高い値を付けて香辛料を売っていてヨーロッパ中が、その値段を受け入れているそんなに高く売れるのなら、あえて自分たちだけ値を下げる必要はないとスペインは考えたんだ</p><p>その結果市場の独占はできなかったということか</p><p>うむ値段が同じならヨーロッパ諸国は、ベネチアから買おうが、スペインから買おうが変わらないからな</p><p>まず市場を独占して、商売敵を潰してから値上げすれば良かったんだ</p><p>そういう悪辣な知恵に欠けていたのだよ当時のスペインは結果として、香辛料市場にベネチアは一定の影響力を保つことができた国が滅ぶ経済危機は訪れなかった</p><p>ジッちゃんは雲英老人に言う</p><p>こういうことをわたしたちは、よくやらかすと思わないか</p><p>香月どういうことだ</p><p>当時のベネチアは交易で保っている商売人の国だっただから、商売人としての常識としてスペインは、香辛料を安く売って市場の独占を狙うだろうと思い込んでしまう</p><p>だが、当時のスペインは宗教国であって、商売には疎かった東南アジアからの直接買い入れという武器があったのに、それを最も生かす手段に気付かなかったベネチア商人なら誰でも気付いていたことを、スペイン人は気付かなかった</p><p>これは文化の違いや、考え方の違いからくる思考の差違だ人はついつい、自分の考え方や自分の所属する文化の常識が他者にも通じると思い込んでしまうきちんと話し合えば、理解し合えるとな</p><p>話したって判らないですよ理屈が違う人たちとは</p><p>こっちの理屈が通じない相手なら排除するしかないんです相手にするだけ時間のムダですから</p><p>だが、さっきの男は県知事だろう最低限の損得勘定ぐらいはできるんじゃないのか</p><p>雲英老人は、そう言うけれど</p><p>できてなかったじゃないですか検証と確認はしましたそれでダメだったんですから、排除するだけです</p><p>だから、トドメを刺してきたのか</p><p>はいあの人たちが悪意を香月家に向ける前にお互いに悪意で突っつきあって自滅するように仕向けただけです</p><p>谷沢はどう思うあのムラタという男わたしや雲英には、コントロールできない人間だったかそれほどまでに低レベルな人間だったか</p><p>谷沢さんは溜息を吐いて</p><p>正直に申し上げればできないことはないと思いますが、あそこまで中身がなくて感情的なだけの人間ですと</p><p>ジッちゃんは、うなずいて</p><p>わたしや雲英のような立場になるとついつい、何でも自分の思い通りにことが運ぶと考えてしまうよくないことだな</p><p>香月は認めるのかこいつの行動を</p><p>雲英老人が、オレを見る</p><p>認めるも何も判断力と行動力、人材の選抜巫女の少女はともかく、関くんまで統率してみせた認めるしかないだろう</p><p>こいつの良点は、ブレないこと自分の目線から、物事を判断してやり通す意志を持っていることだしかも、こいつの目線はわたしたちのように高いところから見下ろしてはいないこいつはいつもどんな相手でも、自分と同じ高さでフラットに見る</p><p>だから、わたしの家にはこいつが必要なのだよ少なくとも、香月セキュリティ・サービスはこいつでないと使いこなせない</p><p>警護会社にしては、戦闘力がありすぎるからな温室育ちでは扱えんのは判る</p><p>パパは、アニエスたち家族の要ですのっ要ですから、ドッシリしてますのっだから、アニエスたちは迷わないでいられるんですの</p><p>窓際のテーブルから、アニエスが言う</p><p>おジィちゃん、そろそろパパを返して下さいですのっパフェが食べられませんっ</p><p>おお、そうだったな公、行ってやれ</p><p>あんな年の子があいつを待って、食べずに待っているのか</p><p>歌晏雲英老人が改めて、アニエスがパフェに手を付けていないことに気付いて、驚いている</p><p>あの子だけじゃない全員だ</p><p>ジッちゃんの言うとおり克子姉も、ルナも、コヨミちゃんたちも</p><p>オレを待って、誰も食べないで待っていてくれている</p><p>ふむなるほどな</p><p>雲英老人が、何か考え込んでいるけれど今は、アニエスたちの方へ</p><p>ごめん、待たせてえっと、みすずたちの分はもう注文したのか</p><p>はい、旦那様あたしたちのはもうすぐ届きますから、どうぞお先に召し上がって下さい</p><p>アニエスちゃんも、ルナちゃんも、コヨミちゃんも、ヨミちゃんも編入試験は無事に合格だったそうですわね</p><p>おめでとう皆さん</p><p>お兄様今日は、エリカは実家に戻る日でしたけれどお祝いなら、お屋敷に参りたいとメールが来ていますわ</p><p>ああだから、エリカは一緒じゃなかったのか</p><p>旦那様今後のアニエスちゃんたちの学校生活のこともありますし、エリカさんには来ていただいた方がいいんじゃありませんか</p><p>みすずの言う通りエリカは中等部のスターと呼ばれているぐらい、超お嬢様校では人気があるらしいし</p><p>ヨミとは同じ学年でアニエスたちとも年が近い</p><p>そうだなじゃあ来てくれってエリカに連絡してくれ</p><p>瑠璃子が、笑顔で返事する</p><p>パパ、パフェ、パフェ、パフェ～</p><p>アニエスは、楽しそうだ</p><p>はい食べますですのっいただきますっ</p><p>ああ、いただきます</p><p>オレたちは、パフェを食べ始める</p><p>おい黒森公</p><p>雲英老人が向こうのテーブルから、オレに声を掛ける</p><p>お前については、よく判ったお前、桃子を抱いてもいいぞ</p><p>桃子と肉体関係を持つことを認めてやる</p><p>おかだとしお問題がまだ続いています</p><p>というか、毎日の様に新しい燃料が投下されて</p><p>それで何て言うか</p><p>今の５０代から４０代半ばくらいの人たちの中に同種の人は多いように思えて</p><p>上から目線で人を見下していて</p><p>頭は良いんだろうけれど他人の心が判らない</p><p>自分の意見は全部正しくて、そのまま受け入れられるのが当然だと思っていて</p><p>他人の意見には、耳を傾ける気がない</p><p>そういう人が増えていてなおかつ、そういう他人を踏みにじることが平気な人たちだから</p><p>企業家や政治家や評論家や作家として大きな顔をして生きている</p><p>嫌な時代ですね</p><p>まあみんな、炎上事件を起こしていますけれど</p><p>1185．ショートシリーズA　／　人間合格　その８</p><p>年頃の娘が、いつまでも純潔でいられないことはこれまでの経験で、よく判っている</p><p>歌晏雲英老人はオレに言う</p><p>特に家柄が良くて、見栄えの良い娘にはあちこちから虫が群がって来る</p><p>言葉巧みに、名家の子女を籠絡しようとする者は、いつの時代でもいるな</p><p>ジッちゃんも、そう言った</p><p>香月セキュリティ・サービスには、名家の子女にまとわりついてくる男たちについて常に監視させておるよまともな恋愛なら放っておくが明らかに、良家の娘を騙すことに執着しているような小僧には、それなりの罰を与えている</p><p>罰</p><p>うちには、工藤さんたち裏部隊の人たちがいますから</p><p>翔姉ちゃんが、オレに教えてくれた</p><p>ああ、名家のお嬢様たちにいい加減な気持ちで近付いて来る連中に香月セキュリティ・サービスの正社員が関わったら、後々、大事になる</p><p>そういう連中は、訴訟に持ち込んで香月セキュリティ・サービスから金を取ろうとするだろうし</p><p>その点、工藤さんたちは表向きは、無所属だ</p><p>そして、見た目からして裏社会の住人だ</p><p>１０日間ぐらい血尿が出続けて痛みが止まらないけれどお医者さんには判らないように、外傷が一切残らないるパンチとかあの人たちは得意ですから</p><p>工藤流古武術、中伝、拳技キドニー・クラッシュ・ブローでございます</p><p>相変わらず、古武術なのに英語の技の名前が出て来るところが、よく判らない</p><p>そうやって日頃から、毒虫どもを退治していかんと、娘がとんでもない男にマインド・コントロールされた結果家が乗っ取られたり、潰されたりというケースもある</p><p>雲英老人が、真剣な顔でそう言う</p><p>戦後まもない頃には、そういう事件が幾つかあったな</p><p>ジッちゃんも、溜息を吐く</p><p>名家の娘たちは、薔薇と同じだよ手入れは欠かせない虫は駆除する手間ひまをかけなければ美しく咲かない</p><p>しかしいつかは、手折られて誰かに奪われるものだ</p><p>それはそうだが、香月性根の汚い男より、少しでもまともな男に持っていってもらいたいとは思うぞ</p><p>そう言って雲英老人は、オレを見る</p><p>名家の娘の方だって性的なことに興味が無いはずはないからな人間である以上、好奇心には逆らえまい</p><p>ああ、うちのみすずも瑠璃子もこの年齢から、性生活を満喫しているからな</p><p>はしたない娘で申し訳ありません</p><p>瑠璃子も、顔を赤らめる</p><p>いいんですのっみすずちゃんも、瑠璃子ちゃんもエッチなところが可愛いんですからっ</p><p>アニエスが、大きな声で言う</p><p>アニエスも、パパとのセックス大好きですのっいつも、幸せな気持ちになりますのっ</p><p>うちの桃子もなもう１７だ普通なら、恋人の１人も作る年頃だところがな</p><p>雲英老人は、苦笑する</p><p>あいつは、どうしたことだか非情にプライドの高い娘になってしまった気品があるのは良いことだが並みの男は、まったく相手にしないだから、あいつには全く、男の気配が無い</p><p>同性愛嗜好が強いということはないのか</p><p>それも考えた桃子は自分の警護役を男装させたりしているからなでも、どうも違うらしいだからといって、山田梅子くんに抱きついたり、接吻したがったりはしないからな</p><p>オレも桃子姉ちゃんに、同性愛の傾向は無いと思う</p><p>桃子は他人とのスキンシップ、そのものを怖がっているように思う</p><p>雲英たちが大事に育てすぎたからだぞだからそういう孤高な娘に、成長してしまったんだ</p><p>お前の言うとおりだ面目ない</p><p>なぁにわたしも、似たようなものだみすずも、瑠璃子も、美子もとても歪で偏った教育をしてしまった</p><p>だからこの公に、引き取ってもらうしかなかったんだ</p><p>うむみすずくんも瑠璃子くんも、昔より、ずっと肌艶が良くなった</p><p>雲英老人が、２人を見て言う</p><p>女性の肌には、精神の状態が如実に出るその少年と関係を持つようになって、心が安定するようになったのだな</p><p>はい、歌晏様</p><p>今のわたくしは、お兄様の所有物でございますから</p><p>みすずと瑠璃子が、そう答える</p><p>桃子はくれてやるわけにはいかんあの娘も、いずれはどこかの家に嫁ぎ名家の血を後世に残さなくてはならん</p><p>歌晏雲英老人は、オレを見てそう言った</p><p>だから、お前に桃子との関係を許すのは今だけだ今のままの桃子なら、あいつは嫁に行くまで、男性経験を持たないことになるだろうそれが良い結果をもたらすとは、わたしには到底思えないのだ</p><p>桃子姉ちゃんが、結婚するまで処女でいたら何が悪いんだ</p><p>わたしの家、歌晏家は香月家と並ぶ、名家の筆頭だだから、桃子が他家に嫁ぐということは歌晏の家から、名家であったとしても格下の家に行くことになる</p><p>今のプライドの高い桃子なら夫となった男とのセックスが、上手くいかないかもしれんいや、そういうことも名家の長い歴史の中では、実際にあったのだよ</p><p>ああ、新婚初夜に失敗してセックス嫌いになった結果、世継ぎを産めずに実家に戻された娘もいる</p><p>もう２１世紀なんだ娘に結婚するまで純潔を守れとは言えん名家の男は、たいてい結婚するまでに遊んで来ているのだからな</p><p>だが、かといっておかしな男に引っ掛かるのも困る家の名誉を汚さないように口の固い男と、こっそりと楽しんでもらいたいのだ</p><p>雲英老人が、オレにニヤッと微笑む</p><p>だからオレなんですか</p><p>そういうことだ桃子の性欲解消の相手だけをお前に頼みたい</p><p>もう一度、言うがあくまでも、桃子がいずれ他家に嫁ぐ娘だということだけは忘れないでくれよ</p><p>そして、オレたちはみんなでパフェを食べて</p><p>ジッちゃんと歌晏老人と別れた</p><p>ホテルの地下駐車場へ降りるとオレたちが乗ってきた克子姉の車の他に</p><p>みすずと瑠璃子の送迎車が、それぞれある</p><p>チーム・みすずとチーム・瑠璃子で車を分けることになったから</p><p>そうだわアニエスちゃんたちも、あたしたちの学校に通うことが決まったのだからあたしの車で通学するか、瑠璃子の車に乗るか選ばないといけないわ</p><p>みすずが、笑顔でアニエスたちに言う</p><p>アニエスは、パパと一緒がいいですのっ</p><p>オレに抱きつく、アニエス</p><p>いや、アニエスオレは、アニエスと通学するわけにはいかないんだから</p><p>とにかく、今日はオレと一緒に、克子姉の車で帰ろうなっ</p><p>みすずさっき編入試験に合格したばかりなんだから、少しアニエスたちに考える時間をあげてくれよ</p><p>はい、申し訳ありません旦那様</p><p>みすずは、素直に謝る</p><p>とにかく、今日は３台で帰るしかないんだから３台で帰ろう</p><p>お兄様、わたくしエリカの家に寄って、あの子を乗せて参りますわ</p><p>ああ、今日は実家に戻る日だったけれどアニエスたちの合格祝いのために、お屋敷に来ることにしたんだよな</p><p>良い機会ですからエリカさんのお母様にも、ご挨拶して参ります</p><p>その方が、エリカの両親が安心するだろう</p><p>でしたら、わたくしが瑠璃子様の車を運転するわ</p><p>香月家の瑠璃子＋香月セキュリティ・サービスの翔姉ちゃんの方がさらに信用がアップされるか</p><p>ああ、よろしく翔姉ちゃん</p><p>みすずの車の運転手はこれも知った顔だ香月セキュリティ・サービスの滝さんか</p><p>じゃ、帰ろうか</p><p>あ、お兄様可憐さんを、お兄様たちと一緒のお車に乗せていただけませんか</p><p>ええ、可憐さんはアニエスちゃんたちと同い年でこれから同じ学校の学友らなるのですから、色々と学校のお話をしてあげて下さい</p><p>今まではアニエスが試験に合格できるかを不安がっていたから</p><p>編入試験の勉強にだけ集中させて学校についての細かい話は、しないようにしていた</p><p>あんまり学校について、楽しいイメージを持ってしまったら</p><p>ルナやコヨミちゃんだけが合格して、自分だけが学校にいけなくなったらどうしようとか悩まれると困るからだ</p><p>ああ、学校に行けることは決まったんだから色んなことを可憐に聞いておけ</p><p>そうだよ、アニエスちゃん可憐さんにお話ししてもらおう</p><p>わたしも、聞きたいです</p><p>じゃあ、可憐ちゃん来て下さいですのっ</p><p>ということで、可憐も克子姉車に乗ることになった</p><p>ミニバンのフラットにしていた座席を、元に戻して</p><p>運転席が克子姉で、助手席がヨミ</p><p>オレとルナが２列目</p><p>３列目にアニエスと可憐とコヨミちゃんが乗る</p><p>みすずちゃんたちの車の後ろに付くわホテルから出たところで、香月セキュリティ・サービスの警護車輌が付いてくれるそうよ</p><p>克子姉が、そう言ってエンジンをかける</p><p>アニエスが、後ろの席がオレを呼ぶ</p><p>んどうした</p><p>さっきのおジィちゃんたち変なこと言ってましたの</p><p>ジッちゃんと歌晏雲英老人が</p><p>パパとセックスしたらみんな、パパのことが大好きになってしまいますのパパとお別れできるわけがないのに</p><p>それはね香月様も歌晏様も、男の人だからよ</p><p>克子姉が運転席から言う</p><p>男の人にはこの人の本当の魅力は判らないわ</p><p>うん、ボクも桃子さんが、兄さんとセックスしたら桃子さんの方が、兄さんと離れられなくなると思う</p><p>じゃあオレは</p><p>いいのか桃子姉ちゃんとレイプ対決なんかして</p><p>それで桃子姉ちゃんが歌晏家から他家に嫁ぐのを嫌がったりしたら</p><p>名家の世界で問題になるんじゃ</p><p>あなたは気にしなくて良いわしたいようにしなさい</p><p>老人たちは若い世代に対して、無責任なんだから</p><p>先生は桃子さんとしたいんですよね</p><p>そして桃子さんも先生に犯されたがってますわ</p><p>それが桃子姉ちゃんの本音</p><p>オレとまり子や他の子たちのセックスを見て自分も体験したがっている</p><p>しかし、名家の令嬢としてのプライドがあるから</p><p>自分からセックスを求めるのではなくオレに無理矢理犯されることを望んでいる</p><p>自分にこれは仕方ないことだと言い訳するために</p><p>なるようにしかならないのよ何事もね</p><p>みすず車が、動き出した</p><p>克子姉もアクセルを踏む</p><p>お帰りっそして、おめでとうっ</p><p>お屋敷に戻ると寧とマナが玄関で出迎えてくれた</p><p>克子お姉ちゃん言われてたパーティの下ごしらえ、全部やっておいたよ</p><p>ええ、ありがとう後は、あたしがやるわ</p><p>アニエスもお手伝いしますのっ</p><p>アニエスちゃんたちはいいんだよ今日は、アニエスちゃんたちのお祝いパーティなんだからっ</p><p>そうよここのところ、お勉強お勉強で大変だったんだから今日はゆっくり休みなさい</p><p>もう、お勉強しなくていいんですのっ</p><p>いやアニエス</p><p>学校に通い始めたら、また学校の勉強があるから</p><p>そうかまだ学校のこと、よく判っていないんだな</p><p>可憐、よく話してやってくれ</p><p>ボクたちも、もっと、可憐ちゃんのお話聞きたいから</p><p>帰りの車の中でもルナとコヨミちゃんが、アニエスの興味を惹くように色々と可憐に質問してくれた</p><p>可憐も大人しい性格だからルナたちが積極的に尋ねないと、自分から話すのは苦手みたいだし</p><p>ええ、食堂でお話してなさいああ、着替えてからよ</p><p>克子姉が、アニエスたちに言う</p><p>と、そこへイーディが現れた</p><p>Darling、もうすぐ学校にメグミとアイを迎えに行くけれど一緒に行くカ</p><p>ああ、もうそんな時間か空が暗くなって来ている</p><p>そうだなオレも行くよすぐに着替えて来るから、待っててくれ</p><p>学校に行くのなら学生服に着替えないと</p><p>今日は、オレは５時間目で早退しているし</p><p>愛が１人で、テニス部の人たちに学園祭でオレたちと合同で売るパン作りの練習を見てくれている</p><p>まあ、可奈センパイも居るから口下手な愛だけでも大丈夫だと思ったんだけれど</p><p>様子は、見ておきたい</p><p>じゃあ、早くするネ</p><p>ああ、５分で戻って来るから</p><p>オレは、慌てて自分の部屋に戻る</p><p>良かったわ無事にみんな合格して</p><p>部活が終わった後のメグは素直に喜んでくれた</p><p>シャワーを浴びたてで制服の首にタオルを下げている</p><p>メグミ髪がまだ濡れているネ</p><p>イーディが、メグの髪を拭いてやった</p><p>この時間は、みんな下校していくから学生食堂へ向かうのは、オレたちだけだった</p><p>これでマナや双子ちゃんたちも、学校へ行けるわね</p><p>ああマナやエリとリエ、それにありすやキヌカたちが通う中学校は</p><p>ミナホ姉さんが、すでに見つけて来てくれていたけれど</p><p>アニエスたちの編入試験の結果が出るまではマナたちも新しい学校には、通わないようにしていた</p><p>アニエスに変なプレッシャーを掛けないように</p><p>ツキコやミタマたちも来週から、ウチの学校に通うネ</p><p>イーディの言う通り月子やミタマ、それに美里たち新しい娼館の新人娼婦候補生たちも、来週からうちの高校に新設されるなでしこ科に編入される</p><p>これでミナホ姉さんも、少しは楽になるだろう</p><p>娼館自体のオープンも、再来週に決まった</p><p>オープニング・パーティは克子姉の引退式を兼ねる</p><p>そうやって、克子姉の顧客を新しい娼婦たちに引き継ぐ予定だ</p><p>色々と始まっていくわね</p><p>あたしも、今週末に試合ネ</p><p>イーディが、そう言って軽くシャドウ・ボクシングをする</p><p>マルゴさんたちと一緒にまずは名前を売るために、既存の女子格闘技大会に出場する</p><p>美智の姉の工藤遙花と天童乙女改め剣道マリアも一緒だ</p><p>遙花は去年の高校生空手チャンピオンだからテレビの密着取材も付くことになっている</p><p>この試合が終わったら次はマルゴの主催する大会ネその次はアメリカヨ</p><p>イーディは格闘家として、世間に認知されることで</p><p>アメリカの暗殺教団との関係を断ち切るつもりだ</p><p>はぁぁ、あたし以外の人はみんな前向きに、自分の目標に向かって頑張っているのよね</p><p>メグだって、頑張ってるじゃないか</p><p>でも、秋の大会でもそんなに良い記録は出せなかったし</p><p>オレは、メグの手を握り</p><p>記録が大事じゃないだろメグが一生懸命やっていることは、オレがよく知っているよ</p><p>アタシも、知ってるネ</p><p>人ソレゾレ、ペースがあるネメグミは、メグミのペースでいいのヨ</p><p>メグは、うつむくが</p><p>何で、アタシがココにDarlingを連れて来たか判っているノカ</p><p>Darlingは、優しいからついつい、他の子のペースに合わせてあげるノネデモ、それって大変ヨ人の歩幅に合わせて、歩くノハソレモ、次々と横に来た人に合わせて微妙に歩みを修正しないといけないのネ</p><p>でも、ヨシくんはあたしの歩幅にも、合わせてくれているでしょ</p><p>ソウカナアタシの見たところDarlingのナチュラルな歩幅に一番近いのは、メグミだと思うケド</p><p>Darlingも今は、色んなコの相手をしないといけないけれど本質は普通の人ダカラ普通のメグミの歩幅が一番ナノヨ</p><p>イーディはニコッと微笑む</p><p>時々、メグミと並んで歩くコトで、Darlingハ自分のペースを取り戻しているノヨそうでないと、Darling、自分の歩幅を見失ってしまうカラ</p><p>あたしなんかより寧お姉さんの方が、ヨシくんに近いんじゃないの</p><p>イーディは、大きく溜息を吐いて</p><p>メグミネイは、絶世の美少女ネネイと歩く時は、Darling、相当背伸びしてるヨ頑張ってるネ</p><p>あたしだと、頑張らなくていいから気が楽</p><p>そんなことは無いけれどホッとするのは、本当だよ</p><p>メグと一緒の時は香月家だの黒い森だの考えなくていい</p><p>ただの高校１年生に戻れる</p><p>Darling、頑張りすぎダヨ気張り過ぎダヨ</p><p>イーディが、オレの肩を抱いてくれた</p><p>オレは思わず、立ち止まる</p><p>ホラ、メグミもDarlingのこと、抱き締めてあげるノネ</p><p>メグが背中から、オレを抱き締める</p><p>ヨシくんちょっと痩せた</p><p>身体が引き締まってるノネデモ、緊張し過ぎダヨココの筋肉とか、強張っているネ</p><p>イーディが、オレの肩を優しく揉んでくれた</p><p>この半年ドキドキすることや、ゾッとすることばかりだからなあ</p><p>メグが、オレの背中に胸を押し付ける</p><p>あたしもヨシくんの役に立っているんだよね</p><p>当たり前だろメグも居てくれないと困る</p><p>うん、判ったありがとう</p><p>メグは、オレの耳にそっとキスをした</p><p>さあ、行こう愛が待っているわ</p><p>あの子も、ペースが人と違うノネ</p><p>すぐに学生食堂脇のオレのパン工房が見えてきた</p><p>裏口のドアがガチャと開いて可奈センパイが顔を出す</p><p>あ、ノブ待ってたわよっ</p><p>すると、愛も姿を見せて</p><p>吉田くん試食お願い</p><p>オレもまた前に進まないといけない</p><p>今行くよっ</p><p>オレは歩みを早歩きに変えてパン工房へ急ぐ</p><p>メグとイーディが、オレに歩幅を合わせてくれた</p><p>次話から新シリーズですが</p><p>セックス話を一旦入れるか格闘技大会の話にするか悩んでいます</p><p>まあ、今日中に決めないといけないんですけれど</p><p>1186．ショートシリーズＢ　／　テレビのミカタ　その１　（マナとセックス）</p><p>■この章の主な登場人物</p><p>・安城ミタマ／１８歳主人公の性奴隷元・ありすの警護役</p><p>＋雪乃、マナ、エリカなど</p><p>いゃぁぁん、ああんっお兄ちゃん、お兄ちゃんっ</p><p>ベッドの上に全裸で四つん這いになったマナをバックで犯している</p><p>14歳の少女の膣は、オレのペニスを奥深くまで受け入れている</p><p>ああっ、お兄ちゃんマナのこと犯したいもっと、もっと犯したい</p><p>ああ、犯したいよマナっ</p><p>オレはマナのまだ薄いお尻に、パンパンと自分の下腹を叩き付ける</p><p>マナの膣はトロトロと熱い愛液を漏らしながら、オレのペニスをキュウキュウと締め付けていた</p><p>ああっ、いいよっ好きっマナお兄ちゃんにレイプされるの大好きっ</p><p>マナの細い身体から、汗の滴がシーツの上にポタポタと飛び散る</p><p>マナ、最後はマナの可愛い顔を見ながら、イキたいよ</p><p>うんっ、あたしもお兄ちゃんがマナの中に出してる顔見たい</p><p>オレたちは一度結合を解いて、体位を正常位に変えることにする</p><p>はぁ、はぁ、はぁ早く、マナの中に入って来てお兄ちゃん、またマナのこと犯して</p><p>マナの細い足を担ぎ上げるようにして、オレはマナの胎内に再び突入するッ</p><p>かはぁっ入ってきたぁぁ</p><p>マナの顔が切なく歪む</p><p>オレたちは見つめ合ったままオレは荒々しく、腰を動かす</p><p>ああんっお兄ちゃんお兄ちゃぁぁん</p><p>マナの可愛いおっぱいが、ぷるぷると揺れる</p><p>マナはお兄ちゃんのセックス奴隷です犯してお兄ちゃんの好きにして</p><p>１４歳の美少女は、自らの言葉に興奮していく</p><p>ずっと奴隷だから離さないでお兄ちゃんああんっ、お兄ちゃん</p><p>マナ離さないぞマナ</p><p>ああんっ、あああっ、くぅぅんいいよ気持ちいいよぉっお兄ちゃんのオチンチンが、マナの気持ちいいところを擦ってるのぉっ</p><p>うん、そこそこをもっとイジメて奴隷のマナをイジメてお兄ちゃん</p><p>あああっ、ああああっ変になっちゃう変になっちゃうよぉっマナお兄ちゃんのオチンチンでおかしくなっちゃう狂っちゃう</p><p>いいんだ狂っていいんだぞ、マナっ</p><p>あああんっ、お兄ちゃん好き好き大好きッあああーっ、マナマナ犯されてるのにイッちゃいそうイッちゃいそうだよお兄ちゃん</p><p>オレももうすぐだからな</p><p>いいよっいつでも、お兄ちゃんの好きな時にマナの中に出してぇぇっ赤ちゃんできちゃってもいいから奴隷のマナに中出ししてぇぇぇ</p><p>ああ、マナオレのマナ</p><p>うん、あたしはお兄ちゃんのお兄ちゃんのマナぁぁ</p><p>マナの瞳が蕩けて潤っていく</p><p>ああああー、お兄ちゃんマナ、イッちゃうイッちゃう見てて、マナの恥ずかしい顔、見てて</p><p>あああっ、あああーっ、くぁぁッお兄ちゃん、お兄ちゃんぁぁイクぅぅイクイクイッちゃうううっっ</p><p>マナの身体が、ビクビクと痙攣する</p><p>オレはマナの膣奥に思いっきり、オレのペニスをネジ込んで</p><p>オレもイクぞッッマナッ</p><p>ああっ、熱いッッッ</p><p>びゅるるっ、びゅるる、びゅるるるッツ</p><p>マナの子宮にオレの白濁液を注ぎ込むッ</p><p>あああっ、あああーっ、ああああーっ</p><p>身体の底に噴き出される熱液の拡がりを感じてマナは、さらに大きくイッた</p><p>１４歳の裸身が、何度も弓なりに反る</p><p>オレのペニス全体を強く締め付け絞り取ろうと蠢く</p><p>子宮がゴクゴクと、オレの精を呑み込むように収縮を繰り返している</p><p>ぁぁ、ぁぁ、お兄ちゃん</p><p>マナはしばらく、エクスタシーの海の中に沈んでいるだろう</p><p>オレは、マナの火照った裸体の上に脱力する</p><p>手で、可愛いおっぱいを揉んだ指で、シコッた乳首を捏ねる</p><p>マナが、オレの後戯に反応する膣がキュッと締まった</p><p>お兄ちゃん好き</p><p>オレがキスすると、マナは自分から強く舌を求めた</p><p>すごい気持ち良かったありがとう、お兄ちゃん</p><p>絶頂から回復するとマナは、汗だくの顔でオレに微笑む</p><p>１４歳の肌は、水を弾く汗も玉になってマナの裸身の上をころころと転がって行く</p><p>オレも、気持ち良かったよ</p><p>オレはマナの鼻の頭の汗の玉をペロッと舐める</p><p>ちょっと苦くて、しょっぱい</p><p>えへへ、マナも</p><p>マナも、オレの顔をペロッと舐めた</p><p>はぁぁ、お兄ちゃんに抱いてもらったらスッキリしたよ</p><p>マナは、そう言って下から、オレに抱きついて来る</p><p>今日は夕食の後にマナがオレのところに暗い顔で来て犯してくれと言った</p><p>本当はマナの当番の日ではないし就寝前のセックス・タイムまでは時間があったんだけれど</p><p>マナの表情を見たら、急いで抱いてやらないといけないって感じた</p><p>だからこうやって、マナと２人きりでセックスする時間を作ったのだ</p><p>やっぱり、あたしも女の子だからね月に２回ぐらいは、すっごく気分が落ち込んでさ不安になっちゃうんだよ</p><p>こうやって、お兄ちゃんとセックスしてお腹の中でお兄ちゃんを感じると、安心するのあたしは、ちゃんとここに居るしここに居ていいんだって感じるんだ</p><p>まだマナの幼い胎内には、オレのペニスが刺さったままだ</p><p>あたしどんどん、自分が変わっていくのが判るから時々、鏡を見てもあれ、これホントにあたしなのって思うことがあるもん</p><p>マナのプログラムは、順調に進んでいる</p><p>成長期ということもあるんだろうけれど背はグングン伸びているし</p><p>身体はモデル体型になるように、食事と運動でコントロールされている</p><p>顔も子供っぽさの中に、大人らしさを感じるようになってきた</p><p>しかも美しい</p><p>でも、ほらマナは、お兄ちゃんのセックス奴隷だからさこうやって、セックスするとお兄ちゃんが、マナを見てくれるから知ってるお兄ちゃんの瞳の中に、マナの顔が映っているんだよ</p><p>知ってるオレもマナの瞳の中に、自分の顔が映っているのを見ているから</p><p>セックスの時に、お兄ちゃんの瞳に映っているマナが本当のマナなのうん、マナはここにいるお兄ちゃんは、マナの中にいる幸せだよあたし</p><p>マナが、オレに頬擦りしてきた</p><p>オレも幸せだよマナ</p><p>オレはマナとキスをする</p><p>それから、マナの胎内からペニスを抜いて</p><p>しばらく裸のまま、ベッドの上でお互いの身体を愛撫し合った</p><p>マナのおっぱいや、お腹を撫でたりお尻を揉んだり</p><p>マナは、オレのペニスのお掃除フェラをしてくれた</p><p>激しいエッチも好きだけれどこういう、まったりしてイチャイチャするのも好き</p><p>１４歳のオレの奴隷は、明るい顔でそう言った</p><p>もう不安な表情は、消えている</p><p>日曜の夜に、もう一度しよう月曜の朝でもいいぞ</p><p>来週からマナたちも、新しい中学に通うことになる</p><p>マナの不安の原因の１つが、それだということにオレは気付いていた</p><p>マナは、自分の正体が世間にバレるのを恐れている</p><p>半年前に日本中を騒がせ謎の死を遂げた白坂創介の娘、白坂舞夏であることを</p><p>この半年で、マナの外観は大きく変貌しているけれどマナ自身の心は、新しい環境に行くことを恐れている</p><p>マナは、大丈夫だよアニエスちゃんにしてあげてよ</p><p>アニエスたちの初登校も同じく、来週の月曜日だ</p><p>アニエスちゃんの方が学校は初めてなんだから</p><p>アニエスは、ずっとこのお屋敷の地下に幽閉されていたから学校みたいな集団生活の場に行くのは初めてだ</p><p>でも、アニエスは巫女が３人も一緒なんだから</p><p>ヨミにルナにコヨミちゃんアニエスの精神が暴走しないように、安定させられる子を３人も付けた</p><p>可憐と同じクラスにしてもらったし隣の中等部の校舎には、瑠璃子も美智もエリカも居る</p><p>さらに、その隣の高等部の校舎にはみすずや、まり子や、美子さんも居る</p><p>バック・アップ態勢はできている</p><p>でも、マナの方はお嬢様育ちのありすと、世間知らずのキヌカと、何をやらかすか判らないリエとエリが一緒なんだしさ</p><p>あはは、確かに大変な子ばかりだよね</p><p>冷静なハイジを、マナたちの中学に行かせることも考えたんだけれど</p><p>ハイジはまり子の警護役として、すでに超お嬢様校に学籍があるから</p><p>この学籍を捨てるのは、もったいないということになった</p><p>マナだけ中２で、他の子たちが中１なんだよな</p><p>だから、マナが問題児たちの面倒を見ることになる</p><p>ま、その辺はあたしたちだけ、夜間中学みたいな扱いで、１つの教室にまとめてくれるっていう話だから、安心してよ</p><p>新しい中学といっても、そこの普通のクラスに編入するわけではない</p><p>マナたちだけの特別クラスを新設してもらった</p><p>だけど、それで他の生徒たちとの交流が、全く無いとは思えないし</p><p>大丈夫だよマナがお姉ちゃんなんだからみんなのことは、守るからその代わり、お兄ちゃん</p><p>また不安な気持ちになったら</p><p>ああ、いつでもどこでも抱いてやる</p><p>うんよろしくね</p><p>はーい、もうすぐ雪乃ちゃんのテレビの時間よっみんな、食堂に集まって</p><p>克子姉のアナウンスが、天井のスピーカーから響いた</p><p>そうだ今日は金曜日</p><p>雪乃のテレビ番組がある</p><p>はぁぁ、観てあげないとね雪乃お姉ちゃんも頑張ってるんだし</p><p>マナが全裸のまま、大きく伸びをする</p><p>半年経っても、高視聴率のままなんだろ</p><p>うん、だから大迷惑みたい雪乃お姉ちゃんの番組は、ほらスポーンサー無しの謎の番組だから</p><p>ああ、視聴率が高くてもテレビ局の人とかは嬉しくないのか</p><p>っていうか、他のテレビ局からすれば存在そのものが悪だよね</p><p>誰が何の目的でやらせているのか判らない、ノー・コマーシャルの番組</p><p>しかも、メインMCが芸能人ではない雪乃だ</p><p>その上、内容は雪乃のやりたい放題、暴言放言大会だし</p><p>そんな番組のせいで、自分たちの局の視聴率が悪いのは確かに腹が立つだろう</p><p>そんでほらこの前から、双子ちゃんたちとミタマさんも出演しているでしょそれでまた評判になっちゃってるんだってさ</p><p>エリとリエは、雪乃並みの毒舌家だしミタマは、カバーガールとしてビキニ姿で美しい身体を見せている</p><p>みんな可愛いから、男の人のファンが倍増したみたいだよ</p><p>ああ、今までは</p><p>雪乃とお笑い芸人のスナッチとオカマ・コラムニストのフランシーの３人だけでやってた時は</p><p>雪乃フランシーがズケズケ言うのを、スナッチがなだめる形で進行するのが面白がられていたけれど</p><p>エリとリエはヤクザの親にネットの裏アイドルをやらされていて、たくさんのファンが付いていた美少女だし</p><p>ミタマも、凛々しい美人だ</p><p>その３人が極小ビキニで登場したわけだから、男のファンが増えるのは当然か</p><p>とにかく、観に行ってみようよ今日は、双子ちゃんたちが何か企画をやるって言ってたから</p><p>オレとマナは軽くシャワーを浴びて</p><p>服を着て、食堂へ向かう</p><p>パパ、パパ、早くですのっ</p><p>食堂には、真緒ちゃんと渚を以外のお屋敷に居る全員が集まっていた</p><p>真緒ちゃんは今、お風呂タイムで幼児だから、みんなより先に眠る</p><p>あれれ、キヌカも居ないぞ</p><p>これから姉のミタマがテレビに出るっていうのに</p><p>パパのお席は、ここですのっ</p><p>ちゃんと大型液晶モニターの前にオレの座席が用意されていた</p><p>それで、今夜のパパのお膝の上はエリカちゃん、どうぞっ</p><p>アニエスが、エリカに微笑む</p><p>ああ、エリカちゃんは、また来たばかりだからヨッちゃんに抱っこしてもらえばいいよ</p><p>寧も、そう言って微笑む</p><p>その代わり、エリカちゃんを抱っこしていて、パパのオチンチンが大きくなっちゃったら責任を取って、セックスしないといけないですのっ</p><p>オレは、たった今、マナとイレギュラーのセックスをしてきたばかりだ</p><p>膣内射精１回にお掃除フェラ中に、１回飲精させている</p><p>えっと、じゃあ、失礼します</p><p>エリカがやって来る</p><p>ちょこんと、お尻をオレの膝に乗せたからオレが後ろから、ガバッと抱きかかえる</p><p>あたし重くないですか</p><p>重くないよ丁度良いくらいだ</p><p>エリカも１４歳</p><p>オレに抱きかかえられて緊張していた肉体から、スーッと力が抜けていく</p><p>明日は茉莉花お姉様がいらっしゃいます</p><p>茉莉花は、エリカの姉だただし、エリカの両親は茉莉花の存在を知らない</p><p>全寮制の音楽科の高校に通っているからお屋敷には、週末にしか泊まりに来られない</p><p>茉莉花のお母さん香月グループの病院に転院することになったんだってな</p><p>体調を崩していた茉莉花の母親は、黒い森の元・娼婦だった</p><p>克子姉と引退した昔の娼婦が面会に行って話をしてきてくれた</p><p>今は、茉莉花とエリカをオレが引き取っていることも了承してくれている</p><p>それで黒森様明日、茉莉花お姉様がいらしたら</p><p>エリカが、オレに言う</p><p>あたしとお姉様を一緒に調教して下さい</p><p>ずっとお互いの存在すら知らなかった姉妹はオレとのセックスの時間を通して、姉妹の絆を深めようとしている</p><p>オレは、エリカに約束した</p><p>エリカは、お外で縛られてレイプされたいです</p><p>古典ポルノグラフティの愛読者である中学２年生がオレに微笑む</p><p>エリカはいいけれど、茉莉花はピアノを弾くんだから手や指をケガさせないようにしないといけないよな</p><p>あ、そうですねじゃあ、お外とかは止しましょうか</p><p>うん、エリカ３人で楽しめそうなのを、考えておいてくれ</p><p>あ、そろそろ始まるよーんっ</p><p>えー、今週も始まりました題名すらない番組こんばんは、スナッチです</p><p>フランシーよ</p><p>何、もう始まってるの</p><p>相変わらず、グダグダな感じでセットも何もないスタジオに、パイプ椅子と折りたたみテーブルが置かれただけの殺風景な番組が始まる</p><p>この番組は、カメラ１台きりアップとかにもならない</p><p>最低限のスタッフが、最低限のことしかしないから</p><p>ひたすら、定点からスタジオの中の様子を放送するだけの恐ろしい番組なのだ</p><p>おい、雪乃挨拶ぐらい、きちっとしろよ番組の頭なんだからさ</p><p>スナッチが、そう言うが</p><p>別にいいでしょあたしが誰かなんて、この番組を観ている人はみんな知ってるんだからさっ</p><p>だけど、お前そこは芸能界の礼儀としてだなぁ挨拶に始まり、挨拶に終わるのが芸能界だぞ</p><p>いいじゃない、スナッチ雪乃ちゃんは、別に芸能界の人じゃないんだから</p><p>フランシーが、間に入って言う</p><p>でもよーっ</p><p>はいはいはいわたしらの挨拶がまだですわ</p><p>うちらがまだです</p><p>お腹が目立つようになって、ちゃんとした服を着るようになった雪乃の代わりに極小ビキニを着た、３人がやって来る</p><p>今晩はー、エリでーす</p><p>お晩ですリエです</p><p>今宵も、カバーガールをつとめる安城流拳法、安城ミタマ推参</p><p>ああ、ミタマだけ極小ビキニなのに、朱鞘の日本刀を抱えている</p><p>まあ引き締まった肉体に、日本刀という凛々しさがミタマには合っているんだけれど</p><p>番組の方にいっぱいメールくれて、ありがとうさんですわたしが好きな食べ物は、チーズケーキです</p><p>ホンマにありがとうさんですうちが好きな食べ物は、鯖の味噌煮です</p><p>わたくしが好きな戦国大名は龍造寺家兼です</p><p>さすが、ミタマちゃんシブいっ</p><p>寧龍造寺兼家って誰なんだ</p><p>何かよう判らんけどミタマちゃんにだけは、好きな幕末の志士は誰ですかみたいな質問ばかり来とるんですわ</p><p>何で何やろうなぁミタマちゃん、刀持ってるからなのかなぁ別に、ミタマちゃん歴女やないんと思うんですけれど</p><p>ちなみに、好きな三国志の登場人物は夏候桀です</p><p>ミタマは真顔で、そう言う</p><p>おい、今日はお前たちが何か企画してるって聞いたぞ</p><p>スナッチがそう言うと</p><p>はいはい、そうなんですわミタマちゃん、例のやつ持つてきて</p><p>エリにそう言われてミタマが、キャスターの付いた大型のモニターをカメラの前に押して来る</p><p>普通の番組なら、ビデオとかはスタッフさんがスタジオの上の編成室から流してくれはるんですけれどうちらのところには、そういう係の人はいませんから</p><p>ビデオとかは、こうやってモニターの画面をカメラで撮るしかないんですわ画質悪いのは勘弁して下さい</p><p>その代わりテレビの人は、ノーチェックで流せますわ</p><p>エリとリエは何のビデオを流そうとしているんだ</p><p>あんなぁ、わたしら今日は、いつもより早く、ここのテレビ局に来たんですわ</p><p>うちとエリちゃんとミタマちゃん３人ですわ</p><p>そんでな、さっさとこのエロ水着に着替えてな</p><p>３人でテレビ局の中を、色々と探検してみたんですわ</p><p>エリとリエの双子と、ミタマで水着姿で、テレビ局内を歩き回った</p><p>するとな色んな人が、わたしらに声を掛けて来るんですわ</p><p>それも大きな声やのうと、小さな声でこそこそって、話し掛けてきよるんです</p><p>その様子を全部、撮影してみましたわ</p><p>わたくしたちの後ろより我が妹ステルス・キヌカが気配を殺して、密かに撮影致したのでありますっ</p><p>ミタマが、そう言うと黒装束に黒頭巾で顔を隠したキヌカが、ササッと現れる</p><p>安城流拳法の穏行術を使いわたくしが、姉上たちを隠し撮りしておりました</p><p>キヌカもテレビ局に行ったのか</p><p>というわけでその隠し撮りビデオを、これからお見せしますがな</p><p>はっきり言うてテレビ局の中は、セクハラとロリコンさんだらけですわ</p><p>お茶の間の皆さんがご存知のあんな人や、こんな人も出ますから楽しみにしてて下さい</p><p>双子の意図に気付いたスナッチが</p><p>おい、馬鹿っ何考えているんだ、お前たち</p><p>ビデオの上映を止めさせようとするが</p><p>はっ、お姉様ッ</p><p>キヌカが、スナッチの足下に手裏剣を投げ付けるッ</p><p>動きが止まるスナッチ</p><p>安城流拳法、影縫い影は縫われましたもうあなたは、身動きが取れないッ</p><p>拳法じゃなくて忍法じゃないか</p><p>ということでスナッチの兄ちゃんとは関係なく、上映開始なのですっ</p><p>そして隠し撮りビデオが再生される</p><p>何故かテレビ編を入れて</p><p>これはすぐに終わらせる予定です</p><p>1187．ショートストーリーＢ　／　テレビのミカタ　その２</p><p>ええっとなまずは、テレビ局の楽屋の廊下ですわ</p><p>大型モニターに再生された隠し撮りビデオを見ながらエリが言う</p><p>ああ、エリとリエの双子とミタマが、極小ビキニの上に上着を１枚羽織っただけの姿でウロウロしている後ろ姿が映っている</p><p>キヌカが、こっそり隠れて背後から、撮影しているんだな</p><p>上着の裾からハミ出している、ミタマのお尻がエロい</p><p>キュッと引き締まっている良い形の尻だ</p><p>いや、エリとリエの１３歳のお尻もぷるんっとしてて可愛いけれど</p><p>ミタマさん、もっとこうやってお尻を振って歩かんとあかんです</p><p>画面の中のリエが、そう言って自分のお尻を振って歩く</p><p>そうやなぁ、今のわたしらは釣りのエサなんやから</p><p>エリも同じように、腰をくねらせて歩く</p><p>こ、こうか</p><p>生まれてからずっと鞍馬家の護衛役として、闘うことしか学んで来なかった安城ミタマ・１８歳</p><p>武術の歩き方しか知らないから何かガクガクなっている</p><p>片手に重い日本刀を持っているのも影響しているんだろうけれど</p><p>うまくいかんなこの歩き方では、重心移動に問題が生じる</p><p>ミタマが、そう言うと</p><p>何故か、映像の画面がグラグラと揺れ出す</p><p>キヌカちゃんは、やらんでええんよ</p><p>リエが振り向いて、カメラを抱えているであろうキヌカに言った</p><p>そうやキヌカちゃんは、しっかり隠れてわたしらのことを撮影しててや</p><p>エリも言う</p><p>キヌカ日頃鍛錬した穏行術の成果を見せる時だ隠れていろ</p><p>は、お姉様</p><p>画面が、ビシッと安定する</p><p>ふむ、この時間は人通りは、まばらだな</p><p>ミタマの言う通り、テレビ局の楽屋通路には人の気配が無かった</p><p>最近の番組は、テレビ局内のスタジオだけやのうて外のスタジオも使うからな</p><p>でもこの時間も、幾つかのスタジオで収録しているはずです</p><p>そうそういつも同じ番組が、わたしらが楽屋入りする時間には収録をやっとるんよね</p><p>いつも同じ番組</p><p>と、そこへ</p><p>おい、お前ら</p><p>ドスの効いた女の声がする</p><p>わたくしたちに何か</p><p>ミタマが、声の方を見ると楽屋の個室から、２０代半ばくらいの３人組の女たちが出て来た</p><p>みんな暴走族みたいな格好をして</p><p>胸は白いサラシを巻いて、へそは丸出し、下は特攻服</p><p>頭は短髪を赤、青、黄にそれぞれ染めて、鉢巻きをしている</p><p>そして、３人とも手に木刀を握っていた</p><p>おう、用があるから呼んだんだちょっと、あたしらの楽屋へ来いよ</p><p>赤頭の女が言う</p><p>用があるならば、ここで承る</p><p>ミタマは、静かにそう言った</p><p>エリとリエは、ササッとミタマの背後に隠れた</p><p>何だ、お前ビビッてんのかっ</p><p>だせぇな、おいっ</p><p>赤頭の後ろの、青頭と黄頭がミタマたちにメンチを切る</p><p>ビビっているわたくしが</p><p>そうだ、オメー、ビビッてんだろ</p><p>おらおらあーっ</p><p>ミタマは、暴走族女たちを無視してエリに尋ねる</p><p>ビビっているというのは、どういう意味の言葉か</p><p>そうだよな、ミタマもありすや美里の警護役として幼稚部から超お嬢様校の生徒だったんだよな</p><p>品の良い言葉しか、知らないんだ</p><p>あー、ビビってるていうんは、この人たちの脅しに怯えて、震え上がっているっていう意味ですわ</p><p>エリが明快に答えた</p><p>わたくしが、怯えて震え上がっているそもそも、こちらの３人がいつわたくしを脅したのです</p><p>ミタマは不思議そうに、３人を見る</p><p>何だと、テメー</p><p>ふざけてんのか、コラぁ</p><p>青頭と黄頭が、そう言ってミタマを睨むが</p><p>あれで、あの人たちは脅しているつもりなんですわ</p><p>リエが、苦笑してそう言った</p><p>なるほど興味深い</p><p>ミタマは、そう言うと３人に向かい</p><p>いずれにせよ、人に声を掛けるのなら名乗られたらどうか木石にあらずば、名前ぐらいあろう</p><p>あんだとっ、オメーあたしらを知らないってのかよっ</p><p>ふざけんなよ、コラっ</p><p>青と黄が、また騒ぐが</p><p>止めなそいつのペースに乗せられるんじゃないよ</p><p>赤頭が、青と黄を抑える</p><p>あたしらは、関東狂走連盟レディース・北京原人フーアーユーだ</p><p>赤頭は、ニヤリと笑い</p><p>あたしが、リーダーのロサキネンシス・ふー子だそんで、こいつが</p><p>サブ・リーダーのロサギガンティア・あー子だ</p><p>副リーダーのシナントロプス・ペキネンシス・ゆー子だっ</p><p>３人揃ってぇぇペキーンゲンジンッ</p><p>フー</p><p>ユーッ</p><p>３人の女は、ビシッとわけのわからんポーズを取る</p><p>ってホントは知ってんだろコラぁ</p><p>知らねえとは、言わせねえぞコラぁ</p><p>見ての通りのお笑いだよ</p><p>芸人だよ、芸人</p><p>女芸人をナメんなよっ</p><p>ああホンモノの暴走族じゃないんだ</p><p>ていうか今時、こんな暴走族はいないと思うけれど</p><p>ゲイニン</p><p>ミタマはテレビとか全く観ない</p><p>あんなぁ、お笑い芸人て言うのは、テレビとかで面白いことをして、人を笑わせたりして楽しませることのことですわ</p><p>リエがそう説明する</p><p>ふむそうであったかなるほど</p><p>ミタマは、改めてしげしげと３人を見て</p><p>だが、このお三方は先程から面白そうなことは何もしていないぞわたしには、笑うことも楽しむこともできないが</p><p>な、何だとこのヤロっ</p><p>芸人、全否定かよっ</p><p>木刀を振り上げて威嚇してくる２人を、ミタマは無視して</p><p>芸があるというのならば観てやろう何ぞ、やってみせろ</p><p>テメェ、ケンカ売ってるのかよ</p><p>赤頭のリーダーが、ミタマを睨む</p><p>何、言うとるんケンカ売っているのは、あんたたちの方やないか</p><p>そうや大の大人が３人も集まって、うちらみたいな子供を相手にしてみっともないですわ</p><p>エリとリエがそう言うが</p><p>まあ、良いだろうそちらが名乗った以上わたくしも、名乗る安城流拳法師範、安城ミタマだ</p><p>そんなのは、とっくに知ってるわっ</p><p>知ってるから、お前らに声を掛けたんだろっ</p><p>ミタマの礼儀正しい挨拶に、青と黄は怒鳴り返して来る</p><p>声を掛けたというからには、用件があるのだろうわたくしたちに、何が言いたいのだ</p><p>ミタマは、平然と３人に言う</p><p>まあいいじゃ、ブッちゃけて言わせてもらうけれどね</p><p>赤リーダーが口を開く</p><p>あんたたちの番組観させてもらってるよなかなか好評みたいじゃないか</p><p>そういうことには興味が無いわたくしは、主の命でカバー・ガールなるお役目を仰せつかっただけなのだ</p><p>ミタマは無表情で、そう答える</p><p>あんたが、何を考えて番組をやっていようがこっちには関係無いんだよそんなことよりも困るんだよあんたの、その格好とか存在が</p><p>リーダーの言う通りなんだよねぇあのさあんたって、あたしたちとキャラが被ってるだろこっちは、てっても迷惑してるんだよねぇ</p><p>あたしらの方が業界のセンパイなんだからさあんたの方が、あたしたちにワビを入れて、キャラを変えるのが筋だろ</p><p>青と黄もそう言う</p><p>キャラが被る</p><p>またミタマには言葉の意味が理解できないらしい</p><p>えっとキャラが被るっていうんはな</p><p>見た目とか、芸風とか、雰囲気とかそういうのが、良く似ていて混同される可能性があるっていうことですわ</p><p>双子が説明する</p><p>でも、似とるかこのお姉さんたちとミタマさん</p><p>うちの眼には全然、キャラが被ってるようには見えんけど</p><p>いやオレも、そう思う</p><p>美少女護衛役闘士のミタマとこの３人の暴走族キャラの女芸人</p><p>どこが似ている</p><p>ふざけんな、よー見てみんかい</p><p>あんたは水着であたしらは、へそ出しなんだよ</p><p>とっちもセクシー路線が売りじゃないかっ</p><p>その上あたしたちの木刀の真似をして、刀まで持ちやがって</p><p>あんたが、あたしたちのキャラをパクッてることは判っているんだからねっ</p><p>青と黄がミタマに怒鳴る</p><p>赤リーダーは</p><p>そういうことだからさあんたには、ワビを入れてもらいたんだよそうだね、これからは番組に出る時には露出の少ない格好でそうだね、ドテラとかでも着てもらおうか</p><p>その刀も止めてもらうよ</p><p>それから、ついでにワビを入れた証拠として、頭を丸刈りにしてきなっ</p><p>３人は、勝手なことを言う</p><p>一応、言っておくけれどねうちのリーダーは、ホントにレディースの総長だった人だからね</p><p>そういうサブ・リーダーも柔道黒帯だろ</p><p>そして、このあたしも以前は、大会で優勝したこともあるプロだったんだからね麻雀の</p><p>ふむキャラが被っているなるほど</p><p>何か考え込んでいる</p><p>つまりエリとリエ、お前たちのような関係がキャラが被っているか</p><p>違うわ、ミタマさんわたしらは、ただの双子で</p><p>顔や背格好はそっくりですけれどうちとエリちゃんは、結構違います</p><p>そうやわなリエちゃん</p><p>そうですわうちの方がエリちゃんよりも、おしとやかです</p><p>えー、それはどうなんわたしの方がリエちゃんより、ええ女のはずや</p><p>それは違うわうちの方がええ女です</p><p>ちょっと、帰ったらお兄さんを問い詰めてどっちがええ女か、はっきりさせないとアカンみたいやな</p><p>ええよお兄さんに白黒付けてもらおうやないの</p><p>オレかオレが決めるのか</p><p>この双子でも、キャラが被っていないというのなら</p><p>ミタマは、３人の女芸人たちを睨む</p><p>やはり、これは言い掛かりを付けられているということなのであろう</p><p>女芸人たちは</p><p>な、何だよあたしたちが、言い掛かりを付けてるって</p><p>違うよ、あたしたちは芸能界の常識をあんたに教えてやっているんだ</p><p>あんたが後から出て来て、あたしたちの芸風をパクッたんだあんたが悪いんだから、あたしたちにワビを入れるのは当然だろ</p><p>その瞬間ミタマは、シュワッと刀を抜く</p><p>ェェェィットゥアアアッイヤァァァッッ</p><p>女芸人たちが持っていた木刀を３本とも真っ二つに、斬り落とす</p><p>真剣</p><p>刃の煌めきに、女芸人たちはヘロヘロと床にへたり込む</p><p>わたくしとお前たちの、どこが似ている</p><p>ギロッと、ミタマは芸人たちを見る</p><p>そんなブヨブヨの肉体でよくも、安城流師範のこのわたくしと対等だと言ったなそこへ直れ、３人とも成敗してやるっ</p><p>ミタマが真剣の刃先を、女芸人たちに突き付ける</p><p>ひぇぇぇぇ、お助けぇぇ</p><p>ちょっと待ちなよ、あんた、危ないだろ</p><p>慌てふためく３人を見てエリが</p><p>ミタマさんそこまでですわ</p><p>ミタマを止める</p><p>このお姉さんも、どうせ誰かに言われて、うちらに意地悪してきただけですから</p><p>そうですよねそこの楽屋から、覗いている人</p><p>キヌカの隠しカメラが廊下の奥の楽屋をアップにする</p><p>ああ、確かにドアが少し開いて、誰かがこちらを覗いている</p><p>ミタマさん、刀を納めて下さいそうでないと、あの人は出て来られないみたいですわ</p><p>恥ずかしがり屋さんなんやろな</p><p>リエとエリが、奥の楽屋を見てニヤッと笑う</p><p>ミタマが、スッと鞘に刀を収めた</p><p>奥の楽屋のドアが開き中から、背の高い男が２人現れた</p><p>オレも観たことがあるとても人気のある男のアイドル２人組だ</p><p>アイドルって言っても、確かもう３０歳過ぎだけれど</p><p>１５年ぐらいはずっと人気があって、年末の歌謡祭なんかの常連になっているしドラマや映画でも、活躍している</p><p>あらあら、廊下で騒いでうるせぇなぁ小学校で習わなかったの廊下は静かにってさ</p><p>２人組のアイドルのうち短髪の方が、ヘラヘラした笑顔でそう言った</p><p>ん何やってんだよ、お前ら</p><p>長髪の方が、ナメた口振りでそう言う</p><p>２人とも、今、廊下の騒ぎに気付いて楽屋から出て来ただけで</p><p>ミタマたちと女芸人たちのやり取りには、全く関知していないという演技をしている</p><p>おいおいおいこれはヤベーだろ</p><p>キヌカの影縫いによって身動きとができない状態にされたまま、大型モニターの再生映像を観ていたスナッチが呟く</p><p>あっちの女たちの方は、所属が弱小プロダクションだからよこんなの笑い話で済ませられるけれど</p><p>そうよねケンとギンは、マズイと思うわよ</p><p>雪乃の隣のオカマ・コラムニストのフランシーも、言う</p><p>ああケンとギンの所属事務所って、ヤクザが経営しているのよね</p><p>雪乃が、楽しそうに言う</p><p>ちょっと、雪乃ちゃん</p><p>おい、雪乃生放送だぞ</p><p>フランシーとスナッチが、慌てて止めようとするが</p><p>何よスナッチたちが教えてくれたんじゃないデススター・プロは、上がヤクザだからあそこの所属タレントとは、絶対にトラブルを起こすなって</p><p>それを全国放送で言うなよっ</p><p>スナッチは、叫ぶが</p><p>何でよそんなの、あたしが普通の高校生だった時だって、知ってたわよネットでも有名じゃないの昔、デス・プロから移籍しようとしたタレントが、山の中で殺されて埋められた事件のこととか</p><p>だから、テレビで言っちゃダメでしょ</p><p>フランシーが、雪乃の口を押さえようとする</p><p>うんもう、手遅れですから</p><p>大型モニター脇のエリとリエが言う</p><p>わたしらとミタマちゃんできっちり、あの人たちからケジメ取って来ましたから</p><p>そうですオトシマエ付けて来ましたわ</p><p>ニコニコ笑顔の双子</p><p>ミタマは、いつも無表情で刀を持って立っている</p><p>な、何をやってきたんだお前ら</p><p>そう言うスナッチに、双子は</p><p>それは、ビデオの続きを観れば判ります</p><p>はい、どうぞっ</p><p>あ、あのケンさん、ギンさん</p><p>楽屋から出て来た男アイドル２人に女芸人のリーダーが言う</p><p>うるせぇな、こっち見んなよ仲間だと思われるだろっ</p><p>短髪の方の男が、そう言った</p><p>でも、あの済みません</p><p>そう言って、女芸人たちはケンとギンに頭を下げるから</p><p>ミタマたちにインネンを付けてきたのは、全て、こいつらの指示だと判る</p><p>ったくよー、ホント、使えねえな、お前ら</p><p>もういいからよ、自分の楽屋に引っ込んでいろよ</p><p>今日はもう顔見せなくていいからな</p><p>ケンとギンは、吐き捨てるようにそう言う</p><p>いや、でも自分ら、まだ出番が終わってませんから</p><p>女芸人のリーダーが、そう言うが</p><p>だから、もういいって言ってんだよ</p><p>長髪の方がそう告げる</p><p>別にお前ら、レギュラーじゃねぇんだからさ一週ぐらい、出なくたっていいんだからさ</p><p>で、でもケンさん</p><p>何なら、２度と出なくたっていいんだぜ</p><p>オレらの番組だけでなくデス・プロの関わっている番組全部に出禁食らわせるぞ</p><p>お前らだけでなく、お前の事務所ごとツブしてやろうか</p><p>男たちの言葉に震え上がる、女芸人たち</p><p>それだけは許して下さい</p><p>事務所のみんなが困りますから</p><p>勘弁して下さい</p><p>廊下の床に額を擦り付けて土下座する女芸人たち</p><p>だったら、とっとと自分の楽屋へ帰れよっ</p><p>オレたちがいいって言うまで顔を出すんじゃねぇぞ</p><p>は、はい判りました、今すぐ、今すぐぅぅ</p><p>ドタドタと女芸人たちは、自分たちの楽屋に飛び込み、ドアをバタンッと閉める</p><p>何者なのか</p><p>ミタマが男たちを見て、双子に尋ねた</p><p>おいおいおーいお前、オレらを知らないのかよ</p><p>あんた、ホントに日本人先週まで、ボルネオのジャングルの中に居たのかよっ</p><p>何でボルネオなのかは判らないが</p><p>男たちは、ミタマを見下してそう言う</p><p>あっちの長い髪の人が、コウハタ・ギンジロウもう１人の人がクロセ・ケン２人でケン＆ギンていうユニットをやっている人たちですわ</p><p>ユニットとは</p><p>ああ、２人で歌ったり、踊ったり、ドラマや映画に出たり、バラエティの司会をやったりそういうお仕事の人たちです</p><p>リエが、そう説明した</p><p>なるほどつまり、この男たちも芸人ということですね</p><p>ミタマは、スッと２人のアイドルたちを見る</p><p>なぜかバイクロッサーになってしまったケンとギン</p><p>いや、キャラは全然違いますけれど</p><p>1188．ショートストーリーＢ／テレビのミカタ　その３</p><p>毎週金曜日の雪乃のテレビ放送</p><p>その番組の中で、エリとリエの双子が隠し撮りビデオの上映をしている</p><p>その内容は</p><p>人気の無いテレビ局の楽屋の並んだ廊下で極小ビキニ水着に上着を着ただけのエリとリエとミタマが、３０歳過ぎの男性アイドル・ユニットケンとギンと睨み合っている</p><p>すげぇなこんなにはっきりと撮られているのに、あの人たち全然気付いていない</p><p>オレは思わず呟く</p><p>短髪のケンも長髪のギンも全く盗み撮りに気付いていない</p><p>これ、キヌカが撮ってるんだろどうやってるんだろう安城流穏行術とか言ってたけれど</p><p>ああ、それなら昨日の夜、キヌカちゃん練習してたよ</p><p>ああ、何かやっていましたわねミタマさんが付きっきりで指導していましたわ</p><p>瑠璃子も証言する</p><p>段ボール箱を被ってこそこそって移動する練習でしたわ</p><p>ミタマとキヌカの主ありすが言う</p><p>段ボール箱を被る</p><p>はいそうやって人目から隠れて敵地に侵入するのが、穏行術だと言っていました</p><p>とにかく、あの人たち全然気付いてないんだからさっキヌカちゃんの勝ちだよっ</p><p>寧が笑顔でそう言った</p><p>オレたちは、再び隠し撮りビデオに注目する</p><p>ミタマが２人の男性アイドルたちにそう言うと</p><p>あんだとおいオレらはアーティストだぞ</p><p>芸人じゃねぇんだよ</p><p>ケンとギンは、ミタマを睨む</p><p>せやかて、お兄さんたちもバラエティ番組でコントとかゲームとかやってますわ</p><p>ふざけんじゃねぇオレたちはコントもやるけれど、歌やドラマや司会とか何でもやるんだよっ</p><p>ああ、オレらは何でもできるからさお笑いしかできない芸人とは、存在価値が根本から違うま、こういうレベルの話は、あんたには判らないかもしれないけど</p><p>ゲーノーカイではよ、オレたちが人間ならお笑いの連中は犬か虫なんだぞ</p><p>オレらの機嫌次第で、あんなやつら簡単に首切れるからな</p><p>だからさっきの女芸人たちも、ミタマに難癖を付けるように命令されたんだな</p><p>オレたちはゲーノーカイの勝ち組って言うかよ覇者だから、覇者</p><p>デス・プロのタレントで、自分の冠番組を持ってるんだからよその辺の木っ端タレントとは格が違うんだよ</p><p>と、アイドルたちは言うが</p><p>そうは言いますけれどお兄さんたちの番組は、今は１本きりやないですか</p><p>そうやな、昔は週に３本くらい番組やっとったのにな</p><p>バラエティが２本にどっちかが主役のドラマが１本とか</p><p>それが今は、バラエティが１本きりですわな</p><p>ドラマの主役が回って来なくなってもう何年も経つんと違います</p><p>双子が、笑顔でそう言う</p><p>あんたら、２人ともお芝居もなぁお兄さんたち、演技がワンパターン過ぎて、すっかり視聴者の皆さんに飽きられたんと違いますか</p><p>ホンマ、映画なんかも昔はえらい人気でしたけど、三十路過ぎたらパッとせーへんようになりましたな</p><p>その上お兄さんたちの歌は、昔から下手クソで有名やないですか</p><p>そうやな歌の下手なアイドルって言うたらケンとギンてみんな答えわな</p><p>若い頃は、それでも事務所の力で無理矢理、売れてたみたいですけれど</p><p>最近はお兄さんたち、年末の歌謡祭に、ほとんど誰も聞いたことのない曲を披露する変な歌手になってますわ</p><p>そんで今はバラエティに出まくって、何とか息切れしながらテレビに顔出しとるだけやないですか</p><p>グルメリポートや、路線バスの旅まで始めたやないですか</p><p>こういうのって落ち目って言うのと違いますか</p><p>エリちゃん、そう言うのは幾ら何でも失礼やわこのお兄さんたちの人気が下火になって、もう多分、回復のメドは立たないだろうしても、それはあんまりですわ</p><p>そうやな、リエちゃん終わったタレントに厳しい現実を直視させるのは、可哀相かもしれないわな</p><p>エリとリエが言いたい放題、いい散らかす</p><p>お、おいお前ら、あんまりテキトーなことを言うんじゃねぇよ</p><p>ふざけんな、コラオレのファンが聞いてたら、お前ら半殺しにされるぞ</p><p>ファンクラブだって、まだあんだからなっ</p><p>全国ツアーだって、毎年やってんだ</p><p>カチンときたという顔で、ケンとギンは双子を睨み付ける</p><p>そのファンクラブの会員さんたちももう、みんないい歳なのと違います</p><p>平均年齢は、皆さん、三十を超えてるんとちゃいますか</p><p>しかも、ご新規さんは入って来ないと違います</p><p>ああ、むしろ毎年、ファンクラブの更新の時に会員さんの数が減ってくばかりですわな</p><p>全国ツアーかて、昔は大きな会場で派手にやとったのが</p><p>今は、毎年少しずつショボイ会場にグレードダウンしているんと違いますか</p><p>ホンマアイドルが年を取るのは、厳しいことですわ</p><p>２人はなおも煽りまくる</p><p>て、テメーらに何が判るんだよ</p><p>オレらはケンとギンだぞお前らが生まれる前から、ギョーカイに居るんだぞ</p><p>エリとリエは１３歳</p><p>この２人の男性アイドルが、１０代半ばから芸能活動をしていたのなら</p><p>確かに、そういうことになる</p><p>長く居るから、何なんです</p><p>それってつまり年食って、オッちゃんになったっていうことやないですか</p><p>双子は、ニヤリと微笑む</p><p>うちらの年代からしたらお兄さんたちケンとギンは、もうオジっちゃんなのに、まだアイドルをやれてると勘違いしているイケてないタレントさんですわ</p><p>ていうか、こうやって実物を見てもホンマ、イケてないわな</p><p>そうやな、アイドルのオーラは無いなぁホントにイケてないオッちゃんたちですわ</p><p>中１の双子の攻撃に、男性アイドルたちは</p><p>こっこっこ、この野郎イケてないとか言うんじゃねーよ</p><p>オッちゃんじゃねぇぞっコラァまだ３４歳だっ</p><p>３４歳ならわたしらから見れば、充分、オッちゃんですわ</p><p>かーなーり、汚いオッちゃんですわ</p><p>ホンマイケてないわぁ</p><p>その若作りが気持ち悪いですわ</p><p>３４歳らしく、スーツ着てネクタイ締めて、七三分けにするべきですわ</p><p>特にギンさんは、もう髪切った方がええですよ髪の毛が長いのは、不潔ですから</p><p>１３歳の双子の美少女たちは、どこまでも言いたい放題だ</p><p>テメーらこそ、何なんだよっ</p><p>そ、そうだお前らこそっ</p><p>ケンとギンは、逆襲を試みる</p><p>テメーら、毎週、毎週、訳の判らねえ番組をやりやがって</p><p>何だ、あのクッダラない番組は</p><p>電波のムダに浪費しやがって</p><p>そんなん、うちらの知ったことやないわ</p><p>わたしらの出とる雪乃さんの番組は、スポンサーの付いてない、コマーシャルも無い、最初っから訳の判らんやモノやからな</p><p>ホンマに見とうなかったら、見んでええって言える番組や</p><p>抗議も受け付けんＢＰＯからも無視されとるしな</p><p>本当にムチャクチャな放送をしている</p><p>そういうことじゃなくってよっ</p><p>そ、そうだそうじゃなくって</p><p>それでも雪乃の番組が、もう半年も続いているのは</p><p>何か裏に闇の力が働いていることを意味している</p><p>テレビ局や放送に関する官公庁ですら制御することのできない恐ろしい力が</p><p>ケンとギンも雪乃の番組の存在そのものについては批判できない</p><p>て、いうかな、何だよ何なんだよ、お前ら、そのエロ衣装はよ</p><p>だからエリやリエたち個人なついての攻撃に切り替える</p><p>そうだよオレもずーっとお前らのその格好は、どうかしてるって思ってたんだよね</p><p>ブッちゃけ、気持ち悪リィんだよねお前らロリコンに媚びてるわけ</p><p>つーか、お前ら馬鹿なの死ぬの頭の中がエロ脳なの</p><p>しかし、この人たち</p><p>３０歳を過ぎて、中１女子と同じレベルで口げんかしている</p><p>ああ、ああ、ああ、思い出したそういやよ、お前ら処女じゃねぇんだってな</p><p>ケンは言う</p><p>ああ、ああ、あーそうらしいなオレも聞いたぜ</p><p>ギンも攻撃の矛先を変える</p><p>へぇ処女やなかったら何なんです</p><p>別にうちらそんなん隠すつもりはないですし</p><p>エリとリエは、平然と応対する</p><p>何だよお前ら中１でヤリヤリなんだろ</p><p>腰の使い方覚えたか男の精子の味もよ</p><p>毎日、エロエロなんだろ</p><p>オメーらの方が、よっぽど不潔だっての</p><p>くっせーな、精子臭ぇぞ、お前ら</p><p>こんな３０代嫌だな</p><p>何たってよオメーらは、高校生で腹ボテの女がメインの番組に出てるんだからよ</p><p>ああ、あいつな犯罪者の娘何だっけ</p><p>雪乃だろ白坂雪乃</p><p>ああ、あああのブサイク女な</p><p>男たちは、雪乃のことまで愚弄して笑う</p><p>ホント、馬鹿みたいだよなあの女</p><p>クズの親父のせいで、犯されて孕まされたんだろ</p><p>どうせ、元からヤリマンなんだよあの親父の娘だからな</p><p>白坂創介の悪行はすっかり知られている</p><p>大手広告代理店の部長という地位を利用して、多くの女性を毒牙にかけてきたこと</p><p>何人もの女の子を誘拐・監禁してレイプしていたこと</p><p>そして、その中には殺されて死んだ子もいるということ</p><p>あんな女だからよ腹ボテになった今でも、取っ替え引っ替えオトコとヤッてんだろ</p><p>あのスナッチとか言う芸人との関係も怪しいよな</p><p>今でも腹ボテセックスで、身体を売ってんじゃねーの</p><p>そうじゃなければ、いつまでもゴールデンタイムに番組を続けさせてもらえねーもんな</p><p>その場に居ない雪乃のことについて好き勝手なことを言う</p><p>悪いけどなわたしら、雪乃さんとはそんなに長い付き合いは無いんですわ</p><p>ちょっと前に知り合ったばかりやもんな</p><p>エリとリエは言う</p><p>２人ともこの秋からオレたちのお屋敷で暮らすようになったから雪乃との関係は浅い</p><p>雪乃と親しく話すようになったのも、一緒にテレビに出るようになってからだ</p><p>ほんでもなぁ雪乃さんが、表裏の無いサッパリした性格のお姉さんだってことは判ってますわ</p><p>悪い人やないです</p><p>エリとリエの眼は、真剣だった</p><p>馬鹿言ってんじゃねーよ、白坂創介の娘だぞ</p><p>ゴクアク人の娘は、極悪非道に決まってるじゃねーか</p><p>ふむ、なるほどな</p><p>ずっと黙って双子と男性アイドルたちのやり取りを聞いていたミタマが口を開く</p><p>これで合点がいった全て、理解できた</p><p>な、何だよどうせ、オメーもヤリマンなんだろ</p><p>オレ、ロリコン趣味はねぇからさ</p><p>そうだな、あんたなら良い身体してるもんな</p><p>おい、一度ヤラせろよどうせ、ヤリまくってんだろ</p><p>いやいや、ヤラレまくってるってのが正解なんじゅねーの</p><p>オレたちにもヤラレろよ</p><p>オレたちなら孕ませるみたいなヘマはしないからよ</p><p>ヒィヒィ言わせてやるからよっ</p><p>男たちは下品に笑うが、ミタマは</p><p>わたくしも白坂雪乃という娘とは、そんなに親しくはない半年前の彼女の父親の事件というのも、最近、概要を知ったばかりだ</p><p>静かにそう言う</p><p>しかし、わたくしは１つ興味深い事実を知っている白坂雪乃の死んだ父親は生前、とある暴力団組織と懇意だった</p><p>そ、それが何だってんだよ</p><p>男たちのケンの方が、ミタマに言う</p><p>その暴力団組織というのはお前たちが所属しているデススター・プロダクションと繋がりがあるのだよないや、デススター・プロダクションの実質的な経営者が、その暴力団組織の人間だと聞いている</p><p>な、何の話だよ</p><p>訳の判らない話をするんじゃねーよ</p><p>ケンとギンの表情には、あからさまに動揺が見えた</p><p>白坂創介の死によってその暴力団組織は、大きな損害を被ったそして、現在わたくしたちが出演している番組を放送させているのは、白坂創介を死に追いやった闇の勢力だ</p><p>ミタマはフフッと微笑む</p><p>暴力団組織の人間つまり、お前たちの芸能事務所の経営者にとっては、わたくしたちは敵も同然だそして、現在白坂雪乃のテレビ放送は、なかなかの高視聴率を上げているそれも芸能事務所の経営者としては、面白く思っていないだろう</p><p>ああ、オレにも状況が見えてきた</p><p>しかし、闇の勢力と真っ向から立ち向かっても勝機は無いこちらは、テレビ局どころか、管轄省庁や政治家ですら手出しができない状態で放送を継続している下手にケンカを売れば白坂創介のように、抹殺されるかもしれない</p><p>そう雪乃の番組は、放送が続いていること自体が１つのメッセージなんだ</p><p>この国にとてつもない闇の力が存在しているということの</p><p>だから、お前たちのボスは卑劣な作戦に出ることにしたわたくしたちに直接的な攻撃をするのではなく地道に嫌がらせを繰り返していくことに</p><p>そうですわ今のわたしらみたいに、雪乃さんの番組の出演者をテレビ局内で見掛けたら、立場の弱い人を使ってケンカをフッ掛けるとか</p><p>お兄さんたちみたいに、グチグチと悪口を言うとかな</p><p>エリとリエがケンとギンを睨む</p><p>とにかく、嫌がらせですわわたしらの番組と同じ時間に、わざわざ同じフロアのスタジオで収録しているお兄さんたちの番組の出演者とスタッフが、全員、嫌がらせ要員なんですわ</p><p>ホンマに、ようやりますわなトイレの紙を全部隠すとかな</p><p>うちらのスタジオの前で、ゴミ箱を蹴散らかしてゴミだらけにするとかな</p><p>スーっと近寄ってきて、小声で悪口言ってたりな</p><p>ホンマに下劣の極みですわっ</p><p>そんなことをやられてたんだ</p><p>わたしらにもやってきとるんだから雪乃さんは、もっと長く、ずーっと嫌がらせを受けているはずですわ</p><p>この半年間ずーっと</p><p>お前らの自作自演じゃねーの</p><p>ケンとギンは、大声で喚くが</p><p>ま、ええですあんたらも事務所の上の人間に命令されてそんで嫌がらせしていただけだと思いますから</p><p>でもな、エリちゃんこの人たち、うちらのことをヤリマンみたいに言うてたわ</p><p>あ、それは許せんわなリエちゃん</p><p>そうや、うちらはもう処女やないけれどご主人様の忠実なるセックス奴隷やもんな</p><p>そうやご主人様以外のチンコは舐めんし、入れさせへんし</p><p>中出しも、ご主人様だけですわ</p><p>ご主人様としか、セックスせーへんもんな</p><p>そんなうちらをヤリマン呼ばわりするのはうちらだけでなく、ご主人様に対しても失礼なんとちゃうか</p><p>その通りやリエちゃん</p><p>うなずき合う、双子たち</p><p>わたくしもこの者たちは、いささか許しがたいと感じております</p><p>せやけど、ミタマちゃん殺しちゃダメです</p><p>そうや、キンタマ踏み潰すぐらいにしといてや</p><p>おい、リエ、エリ</p><p>ミタマが、スッと鞘に入ったままの刀を構える</p><p>おい、ちょっと待てオレらに何かあったら、デス・プロが黙ってねーぞ</p><p>そうだぞ、オレたちは大切な商品なんだからなっ</p><p>問答無用ッ</p><p>ミタマが奔るッッ</p><p>イヤァァァッ、トォォォォォッ</p><p>ビシッ、ビシィィっとケンとギンの股間をピンポイントで殴打したっ</p><p>ぎええっ</p><p>ぎょへぇっ</p><p>チンコを抑えて、悶絶してのたうち回る３０代アイドル２人</p><p>ジョワーっと小便を漏らしだした</p><p>安城流拳法、秘打睾丸ビッグバン・プログレス</p><p>潰すまでの強打はしていないが、これから数日間、貴様たちの睾丸は腫れ上がり、血尿が出続ける最大時は、バスケットボール大にまで、睾丸が肥大するだろう</p><p>床で瀕死のゴキブリのようにジタバタしている男たちは、自分が漏らした小便でベチョベチョになっていく</p><p>ぐぇぇぇぇ</p><p>ぐひょぇぇ</p><p>ああ、男としてこの技だけは食らいたくない</p><p>一応、言っておくがウラウナ火山の頂上近い西側に ごくぬるい鉱泉が湧いているこの鉱泉が、何故か魔法のように睾丸の腫れに効くという</p><p>ミタマさん、それホンマか</p><p>ウラウナ山てどこにあるん</p><p>エリとリエが聞く</p><p>多分メキシコ</p><p>メキシコ</p><p>あるいはカノン島の火口の中で、七日七晩、噴煙に身をひたすと復活すると言われている</p><p>ミタマさん、それもホンマか</p><p>カノン島って、どこにあるん</p><p>多分、地中海</p><p>とにかく他の楽屋の中に隠れているやつらにも、言うとくわ</p><p>今後、うちらに嫌がらせしてきたら</p><p>わたくしたちは、絶対に容赦しない切って捨てるぞっ</p><p>エリとリエとミタマはフロア全体に轟くような声で、そう言った</p><p>キヌカ、撤収</p><p>ミタマが、カメラを隠し持つキヌカに振り向いて、叫ぶ</p><p>ハッ、お姉様</p><p>キヌカの手が、何か丸いものを投げた</p><p>ぼわわわんっ</p><p>煙幕かっ</p><p>そして画面が白い煙に覆われると共に隠し撮り映像は終了した</p><p>雪乃たちのスタジオ</p><p>オカマタレントのフランシーが、口を開く</p><p>雪乃ちゃん今の話、本当</p><p>雪乃は、暗い顔でうつむいている</p><p>あんた向こうのスタジオの人たちに、ずっと嫌がらせされていたの</p><p>そう言えば雪乃は、一度ここのスタジオの中に入ったら、全然、外へ行こうとしないよな</p><p>お笑い芸人のスナッチも言う</p><p>それって、やっぱりあいつらに嫌がらせされてたからか</p><p>まあねトイレとか行く度に、グチグチと悪口言われるしね前は、あたしも衣装がビキニだったでしょその頃は廊下を歩いていたら、お尻触られそうになったり色んな人にヤラせろって言われたわよもう妊娠しているんだから、生でヤラせろとか</p><p>それ、誰に言われたんだよっオレがブン殴ってきてやるからよっ</p><p>スナッチが、席を立とうするが</p><p>やめてよっいいからもういいからっ</p><p>どうして雪乃ちゃん、嫌がらせされていることをあたしたちに言わなかったのよ</p><p>フランシーが、雪乃に尋ねる</p><p>スナッチさんとフランシーさんに、迷惑を掛けたくなかったからですわ</p><p>雪乃の代わりにエリが言う</p><p>オレたちに</p><p>迷惑を掛けたくないって</p><p>驚く、スナッチとフランシー</p><p>ほら、あの人たちの事務所デス・プロですから大手な上に、トップはヤクザやから</p><p>スナッチさんやフランシーさんの他のお仕事に、影響しないように雪乃さんは１人で堪えてたんです</p><p>雪乃さんやわたしらは、ホンマの芸能人やないですからテレビなんて、この放送しか出ないんだし、あの人たちからすれば幾らでも迷惑掛けていい対象なんでしょうけれど</p><p>スナッチさんには、ちゃんとした所属事務所がありますしフランシーさんは、色んな媒体でお仕事なさってますよねせやから幾ら、事務所の上の人からの命令でも、あっちの人たちはスナッチさんやフランシーさんには嫌がらせできなかったんですわ</p><p>あたしが言わない限りはスナッチやフランシーは、あの人たちの標的にはならないのよ</p><p>だって、ほらスナッチもフランシーも、今、結構、売れてるでしょ下手に手を出して事務所同士の争いになったり、フランシーに記事にされたりしたら困るでしょあっちの人もただの芸能人なんだから</p><p>向こうの人たちは上の人つまり、デス・プロのヤクザの経営者からは、雪乃さんの放送に関わっている人間なら誰でも構わず嫌がらせしろって指令が出てるでしょうけど</p><p>現場で実際に嫌がらせする人たちはスナッチさんやフランシーさん、それから局のスタッフとかには手を出さないですわ</p><p>そんなん回り回って、自分たちの首を絞めることになりますから</p><p>他の番組とかでスナッチさんや、フランシーさんや、スタッフの人に会ったら困ることになりますから</p><p>だから、あの人たちの嫌がらせは雪乃さんだけに集中してたんですわ</p><p>それもどんどん陰湿に</p><p>でももし、あたしがスナッチやフランシーに泣きついたらそれで、スナッチやフランシーが、あの人たちにあたしへの嫌がらせを止めるように話に行ってくれたりしたら</p><p>そしたら、向こうもスナッチやフランシーと全面対決になるでしょだけど、あっちはデス・プロっていう大手事務所なんだしあたしなんかのことで、スナッチやフランシーの仕事に支障が出たら、悪いと思ってたのよ</p><p>それで雪乃お前、黙ってたのか</p><p>黙って、１人で堪えていたのね</p><p>スナッチとフランシーが、雪乃を見る</p><p>ほんでこの前から、わたしらもこの番組に出るようになったから</p><p>うちらも雪乃さんと同じで芸能事務所とか関係ないですから</p><p>向こうの人たちからすれば、安心して嫌がらせできる人が増えたっちゅーことなんですけれど</p><p>でも、おかしいおかしいと思ってたんですわ雪乃さんたら、ずっとうちらにスタジオの外へは出るなって言うてはったから</p><p>そんなん、テレビ局なんか来たらあちこち見学したいのは、当たり前やないですか</p><p>ほんでまあ、ちょっと雪乃さんが何でそんなことを言うのか、調査しましてな</p><p>わたしらの家には、そういうのが得意な人がいましてな</p><p>エリとリエは多分、月子に頼んだんだ</p><p>雪乃の心の中を読むように</p><p>そしたら今まで、延々と雪乃さんが嫌がらせされてきていることが判りましたんで</p><p>今日、ミタマさんと成敗に行ったんです</p><p>雪乃さんは、もはや、わたくしの身内です</p><p>ミタマが雪乃に言う</p><p>身内に卑劣なことをする者どもをわたくしは、決して許しませぬ</p><p>ミタマが、カメラに向かって凛々しく宣言する</p><p>そうやケンとギンだけやのうて他にも、雪乃さんに嫌がらせしていたメンツは全て判ってますからな</p><p>今までは上からの命令だから、仕方なかったのかもしれませんけど次は容赦しませんわ</p><p>双子も、そう宣言していた</p><p>またやったら睾丸ビッグバン・プログレスでは済ません</p><p>安城流非情拳睾丸爆砕メケメケ天狂拳を食らわせます</p><p>あポロっと取れるな、多分、チンコそのものが</p><p>安心してな、雪乃さんこれからは、わたしらが見張っとるからな</p><p>変な人は、寄せ付けないですせやから、安心して、赤ちゃん産んで下さい</p><p>双子が、笑顔で雪乃に言う</p><p>あんたたち</p><p>雪乃は涙目だった</p><p>泣かんでもええですわわたしら、もう家族みたいなもんですから</p><p>そうそう家族ですわ</p><p>護りは、わたくしにお任せ下さい</p><p>エリとリエとミタマと黒覆面のキヌカまでが雪乃にそう言った</p><p>雪乃の眼から、涙が零れた</p><p>その様子をテレビ・モニターで観ていたオレは</p><p>部屋を見廻す翔姉ちゃんが居る</p><p>翔姉ちゃんデススター・プロダクションの実質的な経営者っていうヤクザが誰なのか判る</p><p>ええ、もちろん判るわ</p><p>じゃあ、そいつに支払わせてくれ</p><p>オレたちに手を出したことに対するツケを</p><p>了解香月セキュリティ・サービスは、こけより報復行動に出ます</p><p>翔姉ちゃんは、早速携帯を取り出して、指示を始める</p><p>この章終わり</p><p>東京のＪＲでは先月ウルトラマンのスタンプラリーがあったのですが</p><p>東京中の駅にそれぞれウルトラ怪獣のスタンプがあって、それを押して集めるという</p><p>しかしながら、私の地元の駅の怪獣が微妙で</p><p>それぞれの駅で希望する怪獣を選んだそうなのですがなぜ、この怪獣を</p><p>いや、詳しく書くと何処の駅が最寄りなのかバレてしまうので書けないのですが</p><p>品川駅なんて、ミクラスだったので羨ましい</p><p>1189．ファイティング・オン　／　青いビル</p><p>こちらが本格的に行動を起こす前に相手の組織の上層部から、直接、謝罪の連絡が来たわ</p><p>愛車のアメリカン・スポーツカーの中で、翔姉ちゃんが言う</p><p>雪乃がテレビ局の中で、暴力団組織の傘下であるデススター・プロダクションのタレントたちから、延々と嫌がらせを受けていたことは</p><p>昨夜の放送で、エリとリエの双子とミタマが明らかにしてしまった</p><p>雪乃の父親の白坂創介が、生前に懇意にしていた芸能事務所で白坂創介が抹殺されたことで、何かしらの損害を被ったことが原因らしいが</p><p>それでも、自分の事務所の所属タレントたちだけでなく、立場の弱い弱小プロダクションの芸人たちにまで嫌がらせ行為を強制していたのは陰湿だし、悪質だ</p><p>ほら、暴力団の上の人はわたくしたちと関西のヤクザさんたちの闘いを知っているから、自分たちにまで火の粉が飛んでくるのを恐れているのよ</p><p>関西のヤクザ組織は、キョーコさんとミス・コーデリアが乗り込んだことですっかり弱体化してしまっている</p><p>あの2人の圧倒的な暴力にタカ派だったヤクザたちは全て打ち倒された</p><p>それで指令を出していた張本人であるデススター・プロダクションの会長と社長は、あちらの組織の方で処分してくれるそうよ雪乃さんたちへの嫌がらせ指令は、すでに撤回したわていうか嫌がらせを実行していたケンとギンとかいうタレントたちのバラエティ番組は打ちきりが決定来週からしばらくは、昔の時代劇の再放送タイムになるそうよ</p><p>あのケンとギンとか言うやつらは、本当に嫌なやつらぽかったからいいけれど命令されて嫌がらせに参加させられていた他の事務所の芸人さんとかの仕事が減るのは可哀相だよな</p><p>例の暴走族キャラの女芸人３人組とか</p><p>ええその件については、デススター・プロダクションの方で、お詫びとして別の番組のレギュラーの仕事を与えるようにしてもらったわわたくしたちじゃ、芸能界のことはどうしようもないから</p><p>香月グループは、色んなテレビ番組のスポンサーにはなっているけれど</p><p>テレビ業界の内側のことはよく判らない</p><p>ちゃんと実行しているかのフォローはさせておくけれどまあ、半年程度、レギュラーでの番組出演を保証するだけだと思うわやっぱり、実力の世界だから</p><p>今回の迷惑料として芸人さんたちにしてあげられるのは、それだけか</p><p>もちろん暴力団組織から、わたくしたちに対しても迷惑料の支払いの話があったわよ</p><p>それでデススター・プロダクションの女の子のアイドル部門を丸まる割譲してもらうことにしたから</p><p>女のアイドル部門を何で</p><p>だって男のアイドルとか、演歌歌手部門とかはいらないでしょ</p><p>御名穂さんと話し合ったんだけれど白坂雪乃事務所みたいな名前に改名して、雪乃さんを社長に据えるわ</p><p>雪乃が女性アイドルだけの芸能事務所の社長になる</p><p>今後のことを考えたらその方が良いでしょ今回のことで判ったけれど芸能関係とかテレビ業界にも、パイプを作っておかないといけないわ</p><p>雪乃がこのままテレビの世界で生きていくのなら</p><p>ミタマはともかく、エリとリエも華やかな世界が合っていると思うし</p><p>スーパーモデルを目指すのなら、そういう業界とのパイプはあった方がいいか</p><p>そうだね黒い森としても芸能部門の会社を持っていた方がいいね</p><p>オレは了承する</p><p>それで月子さんに来て欲しいのよ</p><p>デススター・プロダクションから女性アイドル部門を貰うのとなるとどうせ、社員のマネージャーさんたちや所属タレントの中に、暴力団組織のスパイが紛れていると思うからそういう人材は、チェックして排除したいのよ</p><p>ああ巫女の力で、心を調べるのか</p><p>まあ、業界大手のデスプロから分かれるとなると社員さんでもアイドルでも、自分から辞めてしまう人も居ると思うけれど</p><p>ていうかよくよく考えれば、まだ高校生の雪乃が社長の事務所じゃなかなか信用してはもらえないよな</p><p>マネージャーさんたちや所属タレントだけでなく</p><p>一般の人たちからも反発を受けるかもしれない</p><p>幾ら長期間嫌がらせを受けていたとしても雪乃がデスプロの女性アイドルたちを支配する立場になるのは</p><p>こういう時に、すぐに辞められる人ってさデスプロを辞めても、他の大きな事務所ですぐに雇ってもらえるような、実力のある社員さんとか、すでに人気のあるアイドルだよね</p><p>そうねどんな会社でも、能力のある人から辞めるのがパターンよね</p><p>それだとさせっかくデスプロの女性アイドル部門を丸ごと貰ってもまあ、スパイは追い出しても残っている人材は</p><p>ロクな人材が残らないのでは</p><p>そうね、そういう可能性もあるわね</p><p>それに、昨日の放送の感じだとデスプロって、元々、全体的に陰湿な体質があるみたいだし</p><p>オレには、そう感じられた</p><p>そういう陰湿な空気を新しい事務所に、そのまま持ち込まれても困る</p><p>むしろデスプロの中から、良い人材だけをピック・アップした方が良くないか</p><p>やる気があって、能力もあって、業界の色んな人たちを知っていて今はデスプロに所属しているけれど、デスプロの体質を嫌っていて、いずれはデスプロから離れて自分なりの芸能活動をやりたいって思っているような人をさ</p><p>それができるんなら、一番だけれどなかなか難しいわよデスプロだって、そこまでわたくしたちにやりたい放題をさせる気は無いでしょうし才能のある人たちが、わたくしたちの新事務所にどれだけ魅力を感じてくれるか判らないもの</p><p>まあ個人の能力に関しては、香月セキュリティ・サービスで調査できるわ業界の人たちの評価を聞くとかね性格的な資質は、やっぱり月子さんにチェックしてもらわないといけないけれどでも</p><p>今回のオトシマエはね業界大手のデススター・プロダクションから、わたしたちが女性アイドル部門を丸ごと割譲させたということに意味があるのよ勝ち負け的な問題としてね</p><p>運転席の翔姉ちゃんがオレに微笑む</p><p>ああデスプロ側が、オレたちに詫びを入れてそれなりの対価を支払わされたということを</p><p>世間に広くアピールしないといけないのか</p><p>一罰百戒二度とまた、雪乃たちが嫌がらせされないように</p><p>なかなか面倒だね</p><p>ええ、仕方ないわ</p><p>それならさなおさら、雪乃を社長にして、名前を白坂雪乃事務所にするっていうアイデアは良くないよ雪乃に、そこまでの責任を負わせるわけにはいかないし</p><p>デスプロの中にはオレたちに女性アイドル部門を獲られることを面白く思っていない人たちも多いだろう</p><p>そういう怨嗟を雪乃が代表として、受け入れてしまうことになる</p><p>そうね雪乃さんが成人するまでは、誰か別の人に社長をやってもらった方がいいかもしれないわね</p><p>でも誰か良い人、いるかしら</p><p>オレたちが信頼できる人で芸能界とかの連中とも渡り合っていけそうな人は</p><p>うーん、困ったなあ</p><p>ミナホ姉さんは新しい娼館のオープンに向かって忙しいし</p><p>克子姉は、ミナホ姉さんのサポートと、オレたちとのパンの仕事、お屋敷の家事に忙しい</p><p>渚は、自分の花屋があるししかも、今は妊娠している</p><p>翔姉ちゃんやレイちゃんは、香月セキュリティ・サービスの表の顔があるから</p><p>芸能事務所の仕事は、無理だよなぁ</p><p>とにかく女性アイドル部門をデスプロに割譲させるところまでは決定でいいわね</p><p>ああしょうがないもんな</p><p>それはもう、話が進んでしまっているんだし</p><p>それと新事務所での新人アイドルの採用は、あなたにやってもらうわよ</p><p>そうよだって月子さんだって、性格的なことは判るでしょうけれど、女性アイドルとしての魅力は判らないでしょ</p><p>いや、オレだって判らないよどんな子が売れるタレントになるのかとかは</p><p>とずっと、車内でオレたちの話を聞いていた、ありすが言う</p><p>黒森様が、気に入られた方を選べばいいのではありませんか</p><p>いや、そんなんじゃ</p><p>それで良いんだと思うわよヨシくんの趣味でいいのよ</p><p>じゃあ、メグもありすもアイドルやってみるか</p><p>あたしは、やらないわよもおっ</p><p>メグが、オレに右肩に寄り掛かってそう言う</p><p>あたしなんかより、ありすちゃんの方がアイドルに向いているんじゃないのおしとやかで可愛いし</p><p>オレの左の座席に居るありすにそう言う</p><p>いえ、わたくしはそういうことは苦手でございますから</p><p>ありすは、派手なことは好まないもんな</p><p>わたくしは、ご命令とあればアイドルにもなりますが</p><p>助手席から、キヌカが言う</p><p>いや、キヌカお前はいい</p><p>小柄でとっても可愛いんだけれどキヌカは、姉のミタマ同様、武闘派過ぎる性格だ</p><p>キヌカは、歌と踊りはできないだろ</p><p>わたくしには、まだ人様にお見せするような踊りはできませんが唱歌でしたら</p><p>歌には自信があるのか</p><p>安城流歌唱法による秘技アパッチの雄叫びをマスターしております</p><p>安城家に伝わる秘技でウラーッと大声量で歌うことで周囲の物質を振動させ、強力な衝撃波を生み出しますその威力はモニュメントバレーを穿つがごとくと表現されております</p><p>いつも思うのだが安城流拳法というのは、30年くらいの歴史しかないんじゃないだろうか</p><p>キヌカそれは歌じゃないし、そもそもアイドルは歌で誰かを攻撃したりはしない</p><p>では何で敵を討ち果たすのでございますか</p><p>ホント、見た目は可愛いんだけどなぁこの戦闘脳少女は</p><p>踊りでしたらわたくしはまだ、安城流舞踊闘法ふしぎな踊り１までしかマスターしいおりませんから</p><p>真顔でそう言うのだから困る</p><p>ミタマお姉様は、ふしぎな踊り３はおろか、みちづれのワルツまでマスターなさっております</p><p>そうか今度、踊ってもらおう</p><p>今日はマルゴさんやイーディたちが出場する格闘技大会の開催日だ</p><p>土曜だから昼のパン販売が終わってから、オレたちは会場に向かった</p><p>マルゴさん、イーディ、美智の姉の工藤遙花、それに天童乙女改め剣道マリアが試合に出ることになっている</p><p>マネージャーとして寧も今日は、朝から試合会場に行っている</p><p>オレと一緒に応援に行くのはメグと</p><p>こういう機会でもないとなかなか外出できない、ありすを誘った</p><p>キヌカが、オレたちの警護役</p><p>翔姉ちゃんは、デススター・プロダクションのことについて報告してくれるついでに試合会場まで、車を運転してくれている</p><p>盗聴の可能性があるから、こういう話はなるべく直に会って話す方が良いからだ</p><p>会場に着いたらすぐに仕事で、別のところへ行かなくてはいけないらしい</p><p>帰りはまた別の人に迎えに来てもらうことになっている</p><p>しかし、竹芝さんがよく部活を休むのを許してくれたよな</p><p>いつもならメグは女子陸上部の練習があるのに</p><p>秋の大会が終わったばかりだしその時は、イーディが応援に来てくれたから</p><p>地区大会の成績は良かったけれど県大会ではタイムが伸びなかった</p><p>オレもイーディと、観に行った</p><p>だから、イーディの試合の応援なら、行ってもいいって竹芝キャプテンが許してくれたの</p><p>竹芝さんも、イーディのことは気に入っているしな</p><p>わたくし、武闘競技会ということでしたら、是非とも見学したいと思いましたのでミタマお姉様もお誘いしたのですが</p><p>お姉様は、テレビ放送でお顔が広く知れ渡ってしまいましたから今回は遠慮なさると</p><p>ミタマと双子は、テレビで顔出ししているけれど</p><p>前回の放送で出演していたキヌカはステルス・キヌカとして顔を黒頭巾で隠していたから</p><p>格闘技大会の会場に行っても、騒ぎにはならない</p><p>エリさんとリエさんも、応援に来たがっていましたけれど</p><p>双子は、格闘技とかの観戦に興味があるらしい</p><p>でもなぁ、あいつらが来たら、ホント大変なことになるからな</p><p>例のケンとギンの睾丸を腫れ上がらせる攻撃をさせて、悶絶させたことで</p><p>わずかに残ったケンとギンのファンから、ミタマと一緒に敵対視されている</p><p>そういうのを面白がって、騒ぎを大きくしようとするヤジウマもいるだろうし</p><p>しばらくは、人の多い場所には連れて行かれない</p><p>愛は怖いからいいって格闘技とか苦手みたいね</p><p>メグが言う通り愛は、お屋敷でパンの試作をやると言っていた</p><p>可奈センパイも、格闘技は興味無いってさ</p><p>あの人は華麗なことが好きなタイプだから、殴り合いみたいなものをわざわざ観るのは嫌らしい</p><p>アニエスは、まだ人がたくさんいるところに連れていくのは無理だし月子たちもな</p><p>格闘技を観て興奮している人たちがたくさんいると気分が悪くなるみたいね</p><p>ああ心が読める子たちからすると、大音量のスピーカーがたくさんあって、ガンガン荒っぽい音楽を鳴らしているみたいな感じらしいよ</p><p>オレは、ヨミから聞いた通りに言う</p><p>というわけで、月子、ヨミ、ルナ、コヨミちゃんも連れて来られなかった</p><p>みすず様や瑠璃子様たちにも今日だけは、ご遠慮いただいたわ</p><p>香月家の令嬢たちが汗臭い格闘技会場に来るのも、ちょっとな</p><p>翔姉ちゃんたちだって、警護するのが大変だろうし</p><p>ということでみすずと瑠璃子だけでなく、美子さんも、可憐も、エリカもまり子も超お嬢様の女生徒たちは、みんな来ない</p><p>美智だけは、会場前で合流なんだよね</p><p>ええ、さっき待ち合わせ場所を連絡しておいたわ</p><p>美智は、イーディと仲が良いし姉の遙花も出場するのだから、観に来る</p><p>というわけで、今日のみすずたちの警護にはハイジが付いている</p><p>お屋敷のことはマナに頼んできたしうふふ、こうやってヨシくんを横を独り占めできるのは久しぶりだから嬉しいわ</p><p>メグがそう言って右側から、オレに抱きつく</p><p>ありすも、左側からオレにしがみついてきた</p><p>ああメグもアリスも、普段は、みすずたちやアニエスに遠慮しているんだよな</p><p>あらあら、羨ましいわわたくしも、そっちに行きたいわよ</p><p>運転しながら翔姉ちゃんが言った</p><p>あ、あそこに美智が居る</p><p>大通りの脇にいつもの制服姿の美智を見つけた</p><p>美智は、いつでもどこでもあの超お嬢様校の伝統的なセーラー服だ</p><p>もっとも、美智はまるで日本人形みたいな黒髪の美少女だからクラッシック・スタイルの制服がとてもよく似合っている</p><p>しかし、美智が先に着いているってことは</p><p>この施設は都心よりにあるからオレたちの学校より、美智たちの超お嬢様校の方が近いんだな</p><p>はい停めるわよお疲れ様</p><p>翔姉ちゃんが、路肩に車を停める</p><p>ありがとうございました、翔お姉さん</p><p>メグが車のドアを開け降りる</p><p>ああ、ありがとうね翔姉ちゃん</p><p>オレとありすも降りた</p><p>キヌカも、助手席のドアを開けて車を降りる</p><p>ご苦労様でございますご主人様</p><p>美智が、オレに一礼する</p><p>翔お姉様ここからの警護は、不肖美智が勤めます</p><p>車の中の翔姉ちゃんにそう告げる</p><p>ええ、頼むわよ美智さんじゃあマルゴさんたちによろしくね</p><p>翔姉ちゃんも気を付けてね</p><p>翔姉ちゃんは、ニコッと微笑むと車を発進させた</p><p>翔姉ちゃんのアメリカン・スポーツカーが加速して行く</p><p>さあ、行きましょヨシくん</p><p>キヌカ妹は後方監視、前方はわたくしが担当致します</p><p>ははっ</p><p>名家の警護役同士だから美智とキヌカは意外と相性が良いらしい</p><p>ありすほら</p><p>お嬢様育ちのありすとは、手を繋いでいた方がいいだろう</p><p>会場の中で、離れ離れになったりしたら困るし</p><p>メグが、オレと腕を組もうとする</p><p>恵美お姉様それはダメです</p><p>よろしくないです</p><p>美智とキヌカが、前後からメグにダメ出しする</p><p>腕を組んで歩くと緊急時に、ご主人様が回避行動をするのが困難になります</p><p>なりまする</p><p>ですから、ご自重下さい</p><p>オレはすでに、片手をありすと繋いでいるから</p><p>これで空いている方の腕をメグと組んだら</p><p>確かに、動きが鈍るよな</p><p>メグだって、こういう場所が初めてのありすとは手を繋いでいてやらないといけないことは判っているだろうし</p><p>納得して、オレの隣を歩くことにしてくれた</p><p>美智を先頭にゾロゾロと歩いて行く</p><p>えっと試合会場はどこなんだ</p><p>あちらの施設の中です</p><p>美智が指差したのは遊園地だった</p><p>隣に巨大なドーム野球場もある</p><p>あの中の青いビルの中に会場はあるそうです</p><p>青いビル</p><p>はい、黄色いビルではございません</p><p>へえ遊園地の中に</p><p>しばらく歩くとああ、ホントだ</p><p>ビルの前に女子格闘技大会のポスターが貼ってある</p><p>青くないです</p><p>キヌカが、ビルを見上げて言う</p><p>以前は青かったのです２０１４年の夏から茶色くなりました</p><p>オレたちはエレベーターに乗って５階へ向かう</p><p>ここは格闘技の殿堂なのだそうです普段はプロボクシングや、プロフェッショナル・レスリングの試合も行われているそうです</p><p>美智はちゃんと調べてきているんだな</p><p>ショウテンもここで収録されているそうです</p><p>ショウテン</p><p>はい座布団を１０枚集めるあのショウテンです座布団の１０と英語の１０《テン）をかけているのでしょう》</p><p>座布団１０枚集めるショウだからSHOW－TENなのかっ</p><p>そんな話をしているうちにエレベーターが到着する</p><p>ああガラス扉があって、すぐ眼の前が試合会場だ</p><p>チケットをお願いします</p><p>受付の人に言われたので、オレは内ポケットからチケットを取り出した</p><p>人数分の入場チケットは、マルゴさんからあらかじめ貰っている</p><p>係の人が、ペラペラの紙をくれた</p><p>ああ、今日の試合のタイムスケジュールなんかが書いてある</p><p>試合は、午前中が予選だったんだよな</p><p>マルゴさんやイーディのことだから予選落ちってことはないだろうけれど</p><p>ああ、結構、お客さんが来ているな</p><p>今は試合と試合の間の休憩時間か</p><p>ここはロビーで試合場の中に入るのは、あそこの扉からか</p><p>ああ、本当にボクシングのチャンピオンたちの顔写真とかが掲げられているな</p><p>キョロキョロと辺りを見廻していると</p><p>ヨシくん、あっちに何か張り出してあるみたい</p><p>本戦の組み合わせとかか</p><p>オレたちが、そちらへ向かおうとすると</p><p>あらこんにちは黒森様</p><p>いきなり声を掛けられた</p><p>思わず、振り向くと</p><p>格闘技会場には似合わない大正時代の女学生みたいな、矢がすりの袴を着けた美少女が２人立っている</p><p>確かこの子たちは</p><p>ご無沙汰しております、栗宮でございます</p><p>警護役の御厨でございます</p><p>香月家でのガーデンパーティに来ていた槍の師範の武闘派お嬢様</p><p>栗宮素子さんと、その警護役の御厨くるみさんか</p><p>食玩のアサルトキングダムを買いに行くのに出遅れたら</p><p>どこの店でもドムが無い</p><p>まあ、ドムは３つ買うのが普通だから</p><p>何軒か回って、やっとドムを1箱発見</p><p>買って帰ったのですが</p><p>開封するとヒートサーベルが真ん中からポッキリと折れている</p><p>いや、何でも上手くいかない時は、こんなものです</p><p>1190．ファイティング・オン　／　賞金３０００万円</p><p>＋メグ、</p><p>ああ、こんにちは</p><p>オレは格闘技会場のロビーで出会った武闘派お嬢様の栗宮素子さんに挨拶する</p><p>ご無沙汰しております</p><p>ありすがスッと栗宮さんに一礼した</p><p>ありすは鞍馬家の令嬢で今は身分を剥奪されているが、名家の生まれだ</p><p>名家・栗宮家の素子さんとは子供の頃から、面識があるだろう</p><p>まあ、ありすさんお元気そうで何よりですわ</p><p>栗宮さんは、嬉しそうに微笑む</p><p>皆、あなたたちのことを心配しておりましたのお姉様の美里さんもお元気</p><p>それは良かったわ今日は、黒森様のお付きをなさっているのね</p><p>一見、和やかな会話だが</p><p>栗宮さんは、ありすを元・名家の一員で、今は香月家の臣下として話している</p><p>昔の様に名家の令嬢同士という関係では、話していない</p><p>キヌカさんも、お元気</p><p>栗宮さんは、キヌカにも声を掛ける</p><p>はい現在は、黒森様の元でお勤めを果たしておりまする</p><p>キヌカも深々と栗宮さんに頭を下げる</p><p>さすが安城流拳法の伝承者毎日の鍛錬は、怠っていないようね</p><p>武闘派お嬢様は、キヌカの身体を見てそう言う</p><p>黒森様そのうちに、キヌカさんとお手合わせさせていただけませんか</p><p>ああ、美智と一緒に合同練習会の方へ行かせますよ</p><p>今は週に１度香月セキュリティ・サービスの研修館を借りて、名家のお嬢様とその警護役の合同稽古を行っている</p><p>レイちゃんや、翔姉ちゃんも講師を勤めているが栗宮さんと御厨さんは、そこで美智とイーディに心月なんかの気の技を習っている</p><p>ところで黒森様そちらの方は</p><p>栗宮さんが、メグを見る</p><p>ああ、メグとは初対面か</p><p>栗宮さんは、香月みすずの公認パートナーである黒森公としてのオレしか知らない</p><p>メグと婚約している吉田良信のことはここでは話せない</p><p>オレの家族のメグですオレとメグとイーディは同じ高校のクラスメイトなんですよ</p><p>ああ、メグはちょっとお嬢様に気合い負けしている</p><p>そうでございましたかわたくしは、栗宮素子でございますどうぞ、よろしくお願い致します</p><p>素子お嬢様の警護役の御厨くるみでございます</p><p>オレの家族として紹介したから栗宮さんたちは、ありすに対する態度とは違って、恭しくメグに頭を下げた</p><p>恵美様は格闘家ではないのですわねでも、鍛えてはいらっしゃる良い筋肉の付き方をなさっていますわ</p><p>メグの身体を見ただけで栗宮さんは、そう言った</p><p>あ、あのはいあたしは陸上競技をしています</p><p>ああ、槍投げや砲丸投げも元は戦士たちが始めた競技でございますものね</p><p>この人の頭の中は、闘うことしかないのだろうか</p><p>いや、あのあたしは、槍投げとかはしないんですけれど</p><p>名家の令嬢と話すだけでも、テンションが上がるのに</p><p>武闘派の栗宮さん相手じゃ、ますますメグが緊張する</p><p>えっと、あの栗宮さんは、今日は、イーディの応援に来てくれたんですよね</p><p>ええ、もちろんですわイーディさんは、わたくしとくるみの体術の先生ですから</p><p>当然のこととして栗宮さんは笑顔で、答えてくれた</p><p>わたくし、こういう格闘技の試合を拝見するのは初めてですが女子の大会ということで、とても興味がございますの</p><p>名家のお嬢様でも、この人は武闘派だもんな</p><p>あの美智は、まっすぐ学校からここへ来たんですけれど</p><p>そうだ今日は土曜日</p><p>美智は、４時間目の授業が終わってからこの会場に来た</p><p>だから超お嬢様校の制服姿のままだ</p><p>まあ、美智の場合はいついかなる時でも、このセーラー服姿だけど</p><p>でも、栗宮さんと御厨さんは</p><p>美智と同じ超お嬢様校に通っているはずなのに</p><p>今は大正時代の女学生のような、矢がすりの袴姿だ</p><p>ああ、この姿のことでございますか</p><p>栗宮さんは笑顔でそう答えた</p><p>わたくしの屋敷は、ここのすぐ近くですからくるみと一度、家に寄って、着替えて参りました</p><p>えこんな都心のどまん中に、栗宮家のお屋敷があるのか</p><p>袴の方が何かあった時に、動きやすいですので</p><p>御厨さんが、警護役とはとても思えない様なほんわかとした笑顔でオレに言った</p><p>確か御厨さんは、主の栗宮さんよりも３つ年下の１４歳だったはずだ</p><p>こうやって栗宮さんとお揃いの袴姿だと小柄で可愛らしい御厨さんは、栗宮さんの妹にしか見えない</p><p>もっとも１４歳で名家の警護役に任じられているんだから絶対に、かなりの強者のはずなんだけれど</p><p>まあ、栗宮さんの場合本人も栗宮流槍術の師範だから、警護役がそんなに強くなくてもいいのかもしれないけれど</p><p>スカートですと、裾捌きが難しいですから</p><p>御厨さんが、そう答えると美智は</p><p>わたくしは常にこの制服のまま戦っております</p><p>美智が、胸を張って言う</p><p>ホントに美智はこのセーラー服か、全裸か、ほぼどちらかの姿しか見たことが無い気がする</p><p>スカートですと手裏剣などが自然に取り出せますし</p><p>なるほど和服ですと、ふところか袖口からしか武器を取り出せませんものね</p><p>いや、栗宮さんそんなことに感心しなくても</p><p>そういう動きは敵に気取られますからスカートならこうするだけで</p><p>美智が、スカートの皺を直すような手つきでスッと自分の腰に触れる</p><p>この通りでございます</p><p>美智の白い指の中に、いつの間にか手裏剣が握られていた</p><p>素晴らしいですわわたくしとくるみもそんな風に自然に武器が取り出せるようになりたいです</p><p>もう少し、体術に自信が付けば、美智さんのようにスカートでも外出できるようになると思いますが</p><p>栗宮流槍術は普段のお稽古が袴でございますので</p><p>御厨くるみさんが言う</p><p>戦闘的な立ち振る舞いをするためには和服の袴の方が慣れているんです</p><p>はい、今日は戦闘衣装のつもりで袴を着けてまいりました</p><p>く、栗宮さん何で</p><p>こちらは格闘技の試合会場でございますからいつ、他流試合を申し込まれるか判りませんので</p><p>はい、どんな状況でも闘えるように着替えて参りました</p><p>御厨さんまで</p><p>少しドキドキしています皆様、格闘家でいらっしゃることは存知上げておりますが一応、あちらに槍も用意してあります</p><p>栗宮さんが指差す方を見るとああ、執事みたいな服を着た長身の紳士が、布袋に入った長いものを２つ抱えている</p><p>そうだよなあ、名家のお嬢様が女の子２人だけで格闘技の観戦には来ないよなあ</p><p>ちゃんと御厨さん以外にも大人の警護の人が来ている</p><p>いや、試合にエントリーしていない人は闘うことはないと思います</p><p>でももしものことがございますし</p><p>そりゃ、試合を観て興奮した観客とケンカになることがあるかもしれないけれど</p><p>槍を持ち出されるのはちょっと</p><p>いいんじゃないのそれぐらいの気分の方が楽しそうだしさっ</p><p>聞き慣れた明るい声に振り向くと寧が居た</p><p>実際、今日来ているお客さんの半分ぐらいは格闘技やっている人たちだしっ</p><p>寧がロビーの中に居る観客たちを見る</p><p>確かに男も女も、体格の良い人が多い</p><p>女子の総合格闘技は、まだまだ人気がこれからだからさっ出場選手と同じ道場やジムの人とかの応援が多いんだよねっもちろん純粋な格闘技ファンの人もいるけれど</p><p>ていうかさマルゴお姉ちゃんが、ちょっと仕掛けたんだよだから今日の大会は、普通の試合よりも格闘技をやっている人たちの比率が多いんだよねっ</p><p>周りの人たちに聞こえないような声でオレたちに囁く</p><p>マルゴさんが何をやったの</p><p>うんこの大会自体は、結構、前から続いているんだけれど女子の格闘技って、優勝賞金が高額な大会なんて、今まで１つも無かったんだよねっ</p><p>賞金</p><p>ほら、前に関西のタカサキさんて会ったことがあるでしょあの人からここの大会の主催者に話を通してもらってさ</p><p>ああ、鷹倉姉妹の事件の時に関西ヤクザで、日本の格闘技界に影響力がある親分さんに会ったっけ</p><p>今日の試合の賞金はマルゴお姉ちゃんが出しているんだよもちろん、マルゴお姉ちゃんのスポンサーを通してだけど</p><p>あのね女子の総合格闘技って、体重別でクラスが分かれるんだよそのそれぞれのクラスで普通の大会の３倍の賞金が出るようにしたの</p><p>それなら賞金目当てで、色んな選手がやって来る</p><p>さらに、マルゴお姉ちゃんは大会の主催者に裏から根回ししてスーパー無制限クラスを作ってね</p><p>無制限クラス</p><p>その無制限クラスは、何でもアリのルールなのホントに何でもアリそして優勝賞金は</p><p>３０００万円なんだよねっ</p><p>さ３０００万円</p><p>それも優勝者の総取り２位以下には、トロフィーと１万円分の図書券しか出ないのっ</p><p>それぐらいインパクトが無いとさ世の中に、名前が売れないでしょあたしたちは、チマチマやってるわけにはいかないもん</p><p>マルゴさんの目的は、アメリカで自主興行の格闘技大会をやることだから</p><p>日本で名を売るのは、実績作りとスポンサー集めが目的だ</p><p>なるべく早く、大きく話題になる形で格闘家としての名声を築かないといけない</p><p>まその賞金３０００万円たって、マルゴお姉ちゃんが優勝すれば、そっくりそのまま返ってくるんだし</p><p>理屈ではそうだけど</p><p>というわけで無制限クラスには、３０００万円を目当てに日本中の格闘技道場から名前の知られた選手が集まっているよっあたしが、色んな格闘技団体やジムにいっぱい宣伝しておいたからさっどこの団体も経営が大変だから賞金３０００万円って聞いたら、気になるよねっそれなりに自信のある選手たちなら、何も考えずに飛び付いてくると思ってさ</p><p>マルゴさんと寧の目論見が当たって強くて、名前のある選手が出場してくれているのか</p><p>それと、慎重すぎて、今回の大会はパスするけれど優勝賞金３００万円の大会は、どんなものなのか様子見に来た選手とかも多いみたいだし</p><p>なるほどだから、試合会場にも、それなりの格闘家たちが集まっているのか</p><p>うん、マルゴお姉ちゃんが名前を上げるためにはなかなか良い感じに熱い大会になってると思うよっ</p><p>でも、そういう強豪選手たちを相手にしてさマルゴさんは、絶対に勝たないといけないんだよな</p><p>今日の大会で優勝しないと次のステップには進めない</p><p>まあね何が何でも、賞金の３０００万円は回収しないといけないし</p><p>そう、マルゴさんや寧にとっては、この賞金は見せ金でしかない</p><p>間違っても、他の選手に掻っ攫われるわけにはいかない</p><p>それで、寧お姉さんあのイーディや、遙花さんたちもその無制限クラスに出場するんですか</p><p>メグが寧に尋ねる</p><p>まさかスーパー無制限クラスは、それなりに実席のある人しかエントリーできないしスポンサー推薦で、マルゴお姉ちゃんを押し込むので精一杯だったよ</p><p>ああ格闘技界では無名のマルゴさんが、賞金３０００万円のクラスにエントリーできるだけでも異例なことなんだ</p><p>ていうか、他にもクラスがあるのにみんなでスーパー無制限クラスに出場して、仲間同士で潰し合いするんじゃ意味が無いし</p><p>あたしたちチーム・クロモリの今日の目標は、全クラス制覇だから</p><p>イーディが４８キロ級クラスで、遙花さんが５４キロ級クラス、そんで剣道マリアちゃんが６０キロ級クラスに出場だよっ</p><p>ああ、天童乙女改め剣道マリアが一番重いんだ</p><p>そっちの賞金も、きっちり回収ねもちろん、普通の体重別クラスの賞金も普通の大会よりは上だから、スーパー無制限クラスにはエントリーしなかったけれど、キャリアや実績がそれなりにあるっていう選手がたくさん出るからっ</p><p>てことは高校生で出場しているのは、イーディたちぐらいか</p><p>イーディが高１で遙花さんと剣道マリアは高３だ</p><p>いや、他にも何人かはいるよっ</p><p>まあ、それは楽しみですわわたくしと同年代の選手が、どんな闘いをするのか興味があります</p><p>あの中学生の選手はいらっしゃいますか</p><p>１４歳の御厨さんが尋ねる</p><p>それはいないっていうかここの主催者がエントリーを認めないよ中学生はさっ</p><p>寧が苦笑して、答えた</p><p>ああ、だから美智さんは、今回の大会にはお出にならなかったんですわね</p><p>栗宮さんが、ポンと手を打って納得する</p><p>いや、あの確かに美智はまだ中３だけれど</p><p>美智はみすずの警護役を天職にしているから格闘技大会への出場は、興味が無いと思う</p><p>美智はムスッとしたまま、返事をしない</p><p>わたくしも、この様な大会に出場して強い方とお手合わせしてみたいですが</p><p>素子お嬢様そのようなことは、御前様がお許し下さいませんわ</p><p>年下の警護役の御厨さんが主に言う</p><p>そうですわねお祖父様がお許し下さいませんわね</p><p>さすがに名家の令嬢が女子格闘技の大会に出場するのは、問題になる</p><p>で、ヤッちゃん今って会場内は、どうなっているの</p><p>うんとね午前中に全てのクラスの予選が終わって、これから本戦今は、ちょっと遅めの昼食休憩なんだよね午前の進行が遅れたから</p><p>みんな控え室に居るよ会いに行く</p><p>試合前だからみんなピリピリしているんじゃないか</p><p>ああ遙花ちゃんやマリアちゃんはねイーディとマルゴお姉ちゃんは、全然ケロッとしているけれど</p><p>姉上には会いたいです</p><p>姉の工藤遙花のことが気になるんだろう</p><p>うん、じゃあ行こうかこっちだよっ</p><p>寧が、オレたちを案内しようと前に立つ</p><p>黒森様わたくしたちもよろしいでしょうか</p><p>栗宮さんがオレに言う</p><p>戦闘前の雰囲気を味わってみたいですわ</p><p>じゃあ、一緒に来て下さいあ、向こうの槍の人はここに残して下さい</p><p>試合前の控え室に、槍を抱えて行くのはさすがに目立ち過ぎる</p><p>ああ、そうですわね出場予定の無い者が、武装して行くのは失礼ですわね</p><p>栗宮さんは、そういう納得をして槍持ちの紳士に、ここで待つように指示した</p><p>安心なさい香月家の美智さんに、鞍馬家のキヌカさんまでいらっしゃいますから</p><p>栗宮さんの臣下は、栗宮さんの言葉に不承不承待つことを受け入れた</p><p>オレたちは、寧に付いていく</p><p>控え室は階段で１つ下のフロアだった</p><p>階段の上に立っただけで下から、汗と消毒液の匂いがする</p><p>階段の上の狭いスペースでも、コンクリートの壁の脇で、何人もの選手が身体を動かして、午後の闘いに備えていた</p><p>みんな、ピリピリしているのが判る</p><p>ああ、みんな女子でも格闘家だからガタイが良いし、相手を威嚇するために金髪だったり、髪の毛を立てていたり</p><p>ありすが、オレにしがみついてくる</p><p>ああ、大丈夫だから</p><p>オレは、ありすの肩を抱く</p><p>ヨシくんあたしたち、場違いかしら</p><p>メグが、小声でオレにそう言うが</p><p>オレたち以外にも、控え室に選手の激励に来ている人はいるみたいだし</p><p>選手のファンや、家族らしい人も居た</p><p>オレやメグだって、イーディのクラスメイトだし</p><p>美智は遙花さんの実の妹だし</p><p>ありすやキヌカだって、選手の家族に見えるだろう</p><p>この緊迫した状況の中でハイカラさんな袴姿の栗宮さんと御厨さんは、間違いなく浮いている</p><p>どう見ても、勘違いしたコスプレにしか見えない</p><p>ただ２人ともお上品で、ほんわかとした美少女だからな</p><p>もの凄くワクワクした顔でキョロキョロと辺りを見廻しているし</p><p>予選を突破したぐらいで、何だってんだっ気を引き締めていくよっ</p><p>押忍ッ</p><p>何か撮影用のカメラとライトの前から、聞いたことのある声がする</p><p>ああ、あの空手着の２人は</p><p>工藤遙花と剣道マリアだ</p><p>マリア、気合い入れてくよっ</p><p>押忍っ</p><p>ああ去年の高校生女子空手チャンピオンだった工藤遙花には</p><p>テレビのドキュメンタリー番組の密着取材が付いているんだっけ</p><p>微妙に人が集まって、撮影の様子を見ている</p><p>面白がって観ている人もいればこうやって、テレビを引き連れている遙花たちのことをあからさまに侮蔑の眼で見ている選手もいる</p><p>遙花ちゃん、ミッちゃんが激励に来てくれたよっ</p><p>寧が、工藤遙花に声を掛ける</p><p>美智の登場に撮影のライトが、美智をババッと照らす</p><p>ゆえあって、庭園美術館へ行ったのですが</p><p>改装されてすっかり綺麗になっていました</p><p>庭園美術館は、元皇族のお屋敷なので戦前のアールデコ様式の建築が綺麗でした</p><p>旧岩崎邸などよりも綺麗に残っているんですよね</p><p>日本の名家のお屋敷は戦後の混乱期に、かなり酷いことになってしまっているので</p><p>アメリカ軍に接収されて、将校クラスの人が勝手に部屋をイジったり</p><p>乗っ取り屋に屋敷を奪われたり</p><p>庭園美術館はとても幸運だったと思います</p><p>1191．ファイティング・オン　／　オウシュウ</p><p>＋メグ、寧、美智</p><p>おいおい、姉もなかなかだけど</p><p>妹もメチャクチャ可愛いな</p><p>工藤遙花の密着取材のカメラと照明ライトの光</p><p>多くのヤジウマが集まっている中に、美智が入って行く</p><p>何よあの女ばかり</p><p>高校生のくせに取材とか生意気よね</p><p>他の出場選手からのそんな声も聞こえてきた</p><p>あら、美智来たのね</p><p>空手着姿の遙花は、胸を張って妹を出迎える</p><p>今日は朝から自分が主役のような状態でずっとテレビの取材を受けているから</p><p>すっかりいい気になっているみたいだ</p><p>この美智の姉には、そういうお調子者な性格がある</p><p>予選は無事に勝ち抜かれたようですね</p><p>美智が、いつもの無表情で言う</p><p>当たり前でしょ美智、あんたあたしを誰だと思っているのよ</p><p>工藤遙花は、そう答えた</p><p>マリアも少し苦戦したけれどちゃんと予選を突破したわ</p><p>押忍</p><p>天童乙女改め剣道マリアも空手着で、ポーズをキメる</p><p>油断なさらないように姉上は、いつも詰めが甘いですから</p><p>あんたにそんなことを言われる筋合いはないわよ</p><p>シュバッと美智の正拳が、工藤遙花の顔面ギリギリに突き出された</p><p>続いて、剣道マリアにも美智は、シュバッと拳を突き付ける</p><p>工藤遙花も剣道マリアも、美智の素早い動きに全く反応できなかった</p><p>そういう強気なお言葉は、せめてわたくしより強くなってから口にするようにして下さい</p><p>美智は低い声で言う</p><p>美智あんたっ</p><p>工藤遙花が激高して、美智に掴み掛かろうとするが</p><p>美智は、その手を簡単に払いのけた</p><p>姉上は、ご自分がまだ未熟であることをお忘れにならないように謙虚さを失っては、勝てる試合も落とすことになります</p><p>美智は、ギロッと姉を睨む</p><p>とマイクを持った、テレビの女性レポーターが姉妹の前にやって来る</p><p>えっと工藤遙花さんの妹さんなんですよね</p><p>はい工藤美智と申します</p><p>妹さんも、お姉さんのように空手をなさっているのかしら</p><p>美智は、姉を見て</p><p>いえ、わたくしは工藤流古武術を嗜んでおります</p><p>工藤流古武術</p><p>はい姉は、わたくしよりも弱いので、空手しかできません工藤の家に生まれながら、工藤流を学ぶことのできなかった落ちこぼれでございますから</p><p>わざと美智はカメラの前で、姉を貶めるようなことを言う</p><p>な、何よっあんなお笑い武術空手の方が、ずっと素晴らしいわよ</p><p>美智は、また遙花のふところにシュバッと入り込んで遙花のみぞおちら肘を、遙花の顎に拳を触れさせる</p><p>試合前ですからここまでにしておきますが</p><p>今の踏み込みの早さなら美智は、遙花を一撃でノック・アウトできた</p><p>半年前の再現で遙花を失神どころか、再び病院送りにする鋭い攻撃だった</p><p>せめて、もう少し心構えをしっかりなさって下さい今のままの姉上では、決勝まで行く途中に、リングの上で醜態をさらすことになると思います</p><p>それから、剣道マリアにも</p><p>あなたも反応が鈍い</p><p>ズバッとまた、剣道マリアの顔面に右の拳を向ける</p><p>剣道マリアは、今度は美智の動きを捉えて防御の構えを取った</p><p>美智の左手が、剣道マリアのガードを潜り抜けて彼女の脇腹に触れている</p><p>少し、勘が戻って来ましたね以前のあなたは、そのスピードでの対応ができていたのです</p><p>姉上のような未熟者と稽古し過ぎたせいで全体的に反応速度が鈍っています少し、調整致しましょう</p><p>そのまま、取材のカメラと目映いライトの前で</p><p>美智がズザッと剣道マリアに踏み込んで、光速の突きを連続して繰り出すッ</p><p>さっきよりも、さらに</p><p>は、速いッ</p><p>周囲のヤジウマや参加選手たちの中から驚きの声が出る</p><p>クッ、うっ、クックッ、ウウッ</p><p>剣道マリアは防戦一方でも、何とか美智の攻撃をしのぎきった</p><p>うん、良いですね大分修正されました</p><p>美智は、汗もかかず涼しい顔で、剣道マリアに言った</p><p>一方、剣道マリアの方はすっかり全身汗だくで、肩で息をしている</p><p>今の呼吸を忘れないで下さい対戦相手に呼吸を合わせるのではなく相手よりも、速く、鋭くです</p><p>剣道マリアは、息切れしながらそれだけ答えた</p><p>姉上よりも、あなたの方がまだ結果を期待できますから精一杯、頑張って下さい</p><p>美智は、そう言うと姉を見て</p><p>姉上も悔いが残らないように、ベストを尽くして下さいね</p><p>美智あんた、いつもそうやって上から目線で</p><p>カメラや観衆たちの前で、メンツを潰された工藤遙花は妹を憎しみの眼で見るが</p><p>上から目線は、姉上の方でしょう弱いくせに</p><p>あたしはっ、弱くないっ</p><p>では今日の試合、クラス部門で優勝して、実績を示して下さい</p><p>そんなの判ってるわよっ</p><p>工藤遙花は、美智に怒鳴る</p><p>期待せずに、観戦させていただきます</p><p>無表情のまま、そう言った</p><p>では、これで他の方たちへの激励がまだですので</p><p>美智は、そう言ってその場から立ち去ろうとするが</p><p>おい、ちょっと待ちなそこの小さいのっ</p><p>ヤジウマの中から赤いトレーニングウェア姿の異常に体格の良い女性が、前に出る</p><p>何か御用ですか</p><p>美智は低い声で、そう答えた</p><p>ああ、用があるから声を掛けたあたしはコマンド・サンボの壇闘志子だゴッド・ヒグマっていうジムを主宰している</p><p>年齢は20代後半ぐらいかな金髪で眉毛を剃ってて、なかなか怖い顔をしている</p><p>工藤流古武術工藤美智です</p><p>美智も挨拶する</p><p>そんなのはどうでもいいんだよっあんた、そんだけ動けるのに、何で自分は試合に出ないんだ予選には出てなかったから、出場選手じゃないんだよね</p><p>わたくしはこういう場で闘うことは好みませんので</p><p>何だそりゃふざけんじゃないよっあたしは少しでも強いやつとやり合いたくて、ここに来てるんだそんだけの技を見せられてさ出場選手にエラソーに説教するくせに、自分は試合には出ないなんて納得できないねっ</p><p>壇闘志子の言葉に、他の出場選手たちも</p><p>そういえば、そうね</p><p>何か、あたしたちまで上から目線で小馬鹿にされてるみたいな気がするわ</p><p>出場選手にグダグダ言う前に自分が出場すればいいのに</p><p>美智に対する反感の空気が形成されていく</p><p>あっ、みんなごめーんっダメなんだよっミッちゃんはさっこの大会には出場できないんだよねっ</p><p>寧が、明るい笑顔で周囲のヤジウマたちに言う</p><p>な、何だこの美人</p><p>え芸能人か</p><p>ヤジウマの男たちが、寧の美貌にざわつく</p><p>何でこの子は、大会に出られないんだよっ</p><p>壇闘志子は、憎々しげに寧を見て尋ねた</p><p>それはさぁだって、ミッちゃんまだ中学生なんだもーんっ</p><p>今回の大会は高校生でないと主催者が出場を許さない規定になっている</p><p>あ、あんた中学生なのかい</p><p>驚く壇闘志子に美智は、胸ポケットから学生手帳を取りだして</p><p>中学３年でございます</p><p>つーかさ、見れば判るでしょミッちゃん、こんなに小柄で可愛いんだからっ</p><p>胸はこれから発育する予定です</p><p>ムスッとした顔で、美智はそう答えた</p><p>ザワザワするヤジウマたち</p><p>確かに、見た目はそうよね</p><p>あんなに強そうだから高校生以上だと思ったけど</p><p>えー、てことは工藤遙花って中学生の妹に勝てないの</p><p>あの子、確か高校3年だよね</p><p>３つも年下の妹より弱いんだ</p><p>ゲンメツぅ</p><p>遙花の評価が、ガタ落ちになっていく</p><p>強さに年齢は関係ありませんわ</p><p>オレたちと一緒に、美智たちの様子を見ていた栗宮素子さんが言う</p><p>美智さんは強いお姉様は弱いそれだけのことでございます</p><p>おいおい、公衆の面前で工藤遙花は弱いと断言してしまった</p><p>さあ、美智さん参りましょうまだ他の方たちへの激励が終わっておりませんわ</p><p>はい参りましょう</p><p>場違いな矢がすりの袴姿の栗宮さんたち名家の令嬢の気品と華やかさとに周囲の人間は、みんな呆気に取られる</p><p>はーい、じゃあ行こうっ遙花ちゃーん、マリアちゃーん頑張ってねぇっ</p><p>参りましょう黒森様</p><p>寧と栗宮さんを先頭にしてオレたちは、工藤遙花たちから離れる</p><p>工藤遙花がハッとして、妹を呼び止める</p><p>あ、あんた覚えてなさいよっあたし、絶対に優勝してみせるからねっ</p><p>美智は、姉に振り返って一瞥しただけで何も答えずに、その場を立ち去った</p><p>姉上は調子が良いと、すぐに気が緩む性格ですから</p><p>遙花たちが見えなくなったところで美智が、オレに言う</p><p>ああやって、怒らせてカッカしている時の方が試合に集中するんです子供の頃から、ずっとそうでしたから</p><p>わざと遙花を怒らせるようなことをしたのか</p><p>それにああしてしまえば他の選手たちのお姉様に対する印象が変わりますものね</p><p>栗宮さんがそう言う</p><p>うん中学生の子に手も足も出ないんだって、勘違いしてくれたら遙花さんたちの実力を過小評価してくれるもんねっ</p><p>それなり眼の肥えた人でないと先ほどの美智さんの動きの意味は判りませんから</p><p>栗宮さんの護衛役の御厨くるみさんが言う</p><p>ご主人様はすでに工藤流６級でございますから、わたくしの身体捌きに慣れていらっしゃるのですだから、お気づきにならなかったのでしょうが</p><p>わたくしたち護衛役は公の場で要人たちが臨席しているパーティ会場などでも、敵を制圧しなければなりません時には賓客がスピーチしている最中に、周囲の皆様にはまったく気付かれないように、敵を仕留めることも</p><p>ああ誰にも気付かれずに、いつの間にか敵を倒し会場から自然に連れ出す</p><p>さっきの美智さんはわざと、弱く見えるような体捌きをなさったんです歩幅の取り方とか、重心移動を下手に見せたりして</p><p>御厨さんが言う</p><p>もちろん、みなさん美智さんが、相当の技量の持ち主だということは理解していましたがスピードがあるだけでもし自分が対戦したとしても、何とか打ち勝てるレベルのように見せ掛けていたのです</p><p>戦闘能力をセーブしていたのか</p><p>スピードと技のキレだけは、周囲の方たちにも伝わっていましたが拳の重さや破壊力は実際に、技を仕掛けられたあのお二人にしか伝わってないと思います</p><p>美智は、全ての攻撃を寸止めにしていたがあの拳で本気で打ち抜かれた、どれほど深刻なダメージを食らうかは</p><p>実際に拳を向けられた工藤遙花と剣道マリアにしか伝わっていない</p><p>だから、あの二人は冷や汗をかいていた</p><p>だから周りにいらした出場選手たちは、美智さんとあの二人の様子を見てこれなら勝てると思っているはずなんです</p><p>御厨さんは、そう説明してくれた</p><p>あの壇という選手には見透かされてしまいましたが</p><p>美智が、溜息を吐く</p><p>わたくしもまだまだ未熟です</p><p>そうか、だからあのコマンド・サンボの人は、何でお前が出場しないと、美智を呼び止めたのか</p><p>しかし、あの場にいらした選手の中で、美智さんの意図に気付かれたのはあの方だけですわ</p><p>はいおそらく、これからの試合は美智さんのお姉様たちに有利に進むと思います</p><p>今の騒ぎが噂になって他の選手たちは、工藤遙花や剣道マリアは大したことがない相手だと油断してくれるか</p><p>わたくしが姉上にして差し上げられることはこれぐらいですから</p><p>ああ、気合いが入ったと思うぞ良くやった美智</p><p>オレは、美智を褒める</p><p>オー、Darling、ミチ、ミンナ来てくれたノネっ</p><p>と控え室の一角で、バッタリとイーディに会う</p><p>イーディはスポーツブラと身体にフィットしたショートパンツだけのへそ出し姿で</p><p>バニラのアイスクリーム・バーを咥えていた</p><p>イーディ、そんな格好で試合前にアイス食って腹が冷えたりしないのか</p><p>平気ヨRelax、Relaxネっ</p><p>本人は、ケラケラ笑っている</p><p>あここに居たわ</p><p>居たわよ例の外人の子っ</p><p>同じピンクのトレーニングウェアを着た出場選手らしい女性たちがイーディを見つけて、集まって来る</p><p>フジワラさーん、こっちです居ましたぁっ</p><p>とピンクのウェアの女性集団が、あっという間にオレたちを取り囲む</p><p>ああこの娘か</p><p>と同じピンクのウェアを着ているけど、他の人たちよりも背が高くて、髪をオールバックにしている女性がやって来る</p><p>はい、フジワラさんこの子ですっ</p><p>頭にタオルを巻いた２０歳前後の選手が、イーディを指差した</p><p>アー、このコはアタシが午前中の予選で倒したコなのネ</p><p>イーディは、アイスを舐めながら自分の指差す選手を見て笑う</p><p>その後、どうネ元気か</p><p>タオルの選手は</p><p>元気なわけないでしょっ</p><p>酷く怒っている</p><p>フジワラさん、あたしこの子に反則されて負けたんですっ</p><p>イーディが反則</p><p>あたしもですあたしも反則されてその子に負けました</p><p>別のピンク・ウェアの選手もそう言う</p><p>ああ、アンタ予選の２回戦の子ネ</p><p>イーディは、笑っている</p><p>ウチの所属選手だけじゃなくってあなたと午前中に対戦した選手は、みんな反則されたって言っているのよ</p><p>ということだからさ、悪いんだけれどウチの子が、そう言ってるんだからちょっと、大会本部まで来てくれないかな話を聞かせて欲しいから</p><p>フジワラと呼ばれたオールバックの長身の女性選手はかなり不機嫌な表情で、イーディにそう言う</p><p>アンタ、誰ネ</p><p>しかし、イーディは、ヘラヘラ笑って彼女に尋ねる</p><p>おい、コラテメェ、フジワラさんを知らねえのかよっ</p><p>ふざけたことを言ってるんじゃないよっ</p><p>格闘技やってて、フジワラさんを知らねえはずがねーだろ</p><p>バカにすんじゃないわよっこのバカ外人</p><p>ああ同じピンクのトレーニングウェアを着た女性たちが、どんどん集まって来る</p><p>どうやら、かなり大きな格闘技団体の人たちらしい</p><p>おいお前たちは黙ってな</p><p>フジワラは、ピンク・ウェアの集団に言う</p><p>知らなきゃ教えてやるよ</p><p>フジワラはイーディを睨んで</p><p>ブラジリアン柔術のレミー藤原だ欧州藤原氏っていう団体のトップをやっている</p><p>ブラジルなのに欧州</p><p>イーディはレミー藤原にニヤッと笑う</p><p>ソンデアタシがどんな反則をしたって言うノネ</p><p>イーディは、アイスを持ったまま笑顔で尋ねた</p><p>このヤロー、ふざけやがってテメー、スタンガンか何か持っているだろう</p><p>タオル頭の選手が叫ぶ</p><p>そうよっあたしも試合中にビリビリ身体が痺れたわっ</p><p>もう一人のイーディと予選を戦った選手もそう証言する</p><p>闘志子は、トシコなのでⅩ死虎《トシコ》とかにしようかと思ったのですが</p><p>週刊プロレスの記事を読んだらやっぱりマズイと思って、止めました</p><p>時事ネタとしても良くないですし</p><p>ネットにアップされている動画を観てもプロレスになってないですから</p><p>1192．ファイティング・オン　／　美しきライバルたち</p><p>・工藤遙花／18歳美智の姉去年の女子高生空手チャンピオン調子に乗りやすい</p><p>・剣道マリア／１７歳元・天童乙女記憶を操作されて別人になった</p><p>・レミー藤原／29歳ブラジリアン柔術団体欧州藤原氏のトップ</p><p>＋寧、メグ、美智</p><p>どう考えてもおかしいわよっあんたとの試合中に身体が感電したみたいにビリビリ痺れたんだからっ</p><p>絶対に何か反則してるはずよっ</p><p>スタンガンか何か隠しているんでしょっ</p><p>午前中の予選でイーディと対戦した女子選手たちを含むお揃いのピンクのトレーニングウェアを着た女子選手たちが口々にそう主張する</p><p>ウチの子たちが、ここまで言ってるんだからさ悪いけれど、大会本部まであたしと一緒に来てもらうよ</p><p>やはり他の子たちと同じピンクのウェアを着たオールバックで、背の高い選手ブラジリアン柔術の団体欧州藤原氏を主宰しているというレミー藤原が、イーディに言う</p><p>アタシが反則シテイルっていう証拠はあるノカ</p><p>イーディは、いつもの笑顔でアイスを食いながら、レミー藤原に言い返した</p><p>だ、だってあたし、あんたに触れられた瞬間に身体がビリビリしたんだからっ</p><p>あれで身体が痺れたから、あんたに負けたのよっ</p><p>あんな反則を食らわなかったら、あたしたちがあなたみたいな子に負けるはずがないんだからっ</p><p>絶対に反則よあんたみたいな子は、失格になるべきなんだからねっ</p><p>十数人はいるピンク・ウェアの欧州藤原氏のメンバーたちはイーディが反則したと確信しているらしい</p><p>反則だって</p><p>あの外人の子が反則してたらしいよっ</p><p>うわわわこっちでも、ヤジウマが集まって来てしまった</p><p>しかし、イーディはアイスバーを咥えたまま</p><p>アタシ、この格好ヨどこにスタンガンなんて仕込むノネ</p><p>ニヤニヤ笑いながら言う</p><p>電気ウナギとかジャナインダカラアタシの手から電気ナンテ出ないヨ</p><p>上は試合用のスポーツブラ1枚下半身も、身体にピッタリと貼り付いた短パンだけしか身につけていない</p><p>これじゃあスタンガンみたいな機械を隠していたら、すぐに判る</p><p>で、でもビリビリきたんだからっ</p><p>絶対にあんた、何かやってるのよっ</p><p>大会本部に提訴するから、あんたは黙って付いて来ればいいのよっ</p><p>欧州藤原氏の女子選手は、断固としてイーディを連れていこうとする</p><p>そうだな申し開きは、本部でしてもらおうほら、あたしたちと来るんだっ</p><p>レミー藤原は、イーディの腕を掴もうとする</p><p>その瞬間ッ</p><p>イーディが、レミー藤原の手を払い除けたのだが</p><p>レミー藤原は、ビクビクッと身体を痙攣させる</p><p>感電したミタイって言うノハ、今みたいなコトカ</p><p>デモ、電気じゃナイネ痺れ方が違うノヨ</p><p>レミー藤原は、痺れた自分の腕を驚いた表情で、みつめて見る</p><p>手を開いたり閉じたりして麻痺の状態を確認しているが</p><p>大丈夫ヨコレカラ試合の人には余計なダメージは与えないネ次の試合までには、その痺れは消えるヨ</p><p>ふざけんなっレミーさんの身体を何だと思ってるんだッ</p><p>スーパー無制限クラスで優勝を狙っている人なんだよっあんたのせいで、体調を崩したらどうするんだよっ</p><p>ていうか、あんたやっぱり何か反則しているんだろっ</p><p>レミーさん、大会の係の人に訴えましょうよっこいつ、やっぱりヤバイですって</p><p>そうですよ試合前のレミーさんにこいつはケガさせようとしたんですからっ</p><p>いやレミー藤原の方が、イーディの腕を無理矢理掴もうとしたんだけれど</p><p>欧州藤原氏のメンバーたちは、どんどん興奮して大声で騒ぎ出してしまっている</p><p>こりゃちょっとマズいぞ</p><p>人数が人数だしなぁ</p><p>へえ、こんなレベルのことで訴えたりするんだ</p><p>とヤジウマたちの向こうから、聞き慣れた声がした</p><p>はい、ちょっとゴメン通してもらうよ</p><p>人をかき分けて現れたのはマルゴさんだった</p><p>な、何だあんたは</p><p>レミー藤原が、マルゴさんを睨む</p><p>あたしはその子の関係者だマルゴ・スタークウェザー・クロモリチーム・クロモリのリーダーってことになっている</p><p>何かさ自分たちが知らない技を使われたら、すぐに反則されたとか言い出す、頭の悪い子たちがいるって聞いたから、顔を見に来たんだよ</p><p>な、何なの、この人</p><p>あたしたちのことバカにしてるの</p><p>欧州藤原氏を舐めてんのかよ、こいつっ</p><p>ピンクのトレーニング・ウェアの集団は怒りの矛先をイーディから、マルゴさんに変える</p><p>止めなあんたたち</p><p>レミー藤原が自分の団体の選手たちを抑える</p><p>今のが技だって言うのかよ</p><p>不機嫌な顔で、マルゴさんに尋ねる</p><p>まるで電気に痺れたみたいに、ビリビリってなる技のことですわよね</p><p>オレたちの横から武闘派お嬢様の栗宮素子さんが、前に出る</p><p>まるで大正時代の女学生のような袴姿の美少女の登場に周囲の眼が、一気に栗宮さんに集中する</p><p>特に珍しい技ではございませんわわたくしにも使えますし</p><p>栗宮さんは、自分の脇の警護役御厨くるみさんを示す</p><p>うちの御厨にも使えますわ御厨皆様にご挨拶なさい</p><p>はい御厨くるみ、１４歳でございます</p><p>主とお揃いの矢がすりの袴姿のほんわかとした可愛い女の子がペコリと頭を下げる</p><p>あなたとあなたとあなたは今日はもう、試合は無いのでございますね</p><p>ピンクのウェアの集団の中から、特に騒がしかった３人の女性選手を指差す</p><p>予選敗退ですから</p><p>今日はもう、試合は無いわよっ</p><p>３人はムスッとして答える</p><p>そうですかそれでは失礼致します</p><p>御厨さんの身体が、ゆらっと揺れた</p><p>えいっ、えいっ、えーいっ</p><p>まぐぇぅ</p><p>ホゲピョーン</p><p>３人の女性選手は御厨さんに身体を軽くタッチされただけで</p><p>全員、その場に崩れ落ちる</p><p>な、何をしたッ</p><p>レミー藤原が、御厨さんに叫ぶ</p><p>ですからこれは、こういう技なんです</p><p>反則などではございませんわ見ての通り習得すれば、１４歳の娘にも使える技ですから</p><p>御厨さんと栗宮さんが笑顔で答える</p><p>どういう技なんだって聞いているんだよっ</p><p>レミー藤原は、憎々しげに栗宮さんたちに問うが</p><p>あらそれをお尋ねになるのですか</p><p>呆れ顔で、栗宮さんが言った</p><p>相手の技は、対戦者が自ら見極めるべきものなのではありませんか</p><p>御厨さんが、やんわりとそう言う</p><p>レミー藤原さんは、スーパー無制限クラスですわねあたしも、そうなんだけれど</p><p>マルゴさんは、レミー藤原に</p><p>もちろん、あたしもイーディの技は使えるからレミーさんとの対戦の可能性がある以上、技の説明なんかして手の内を拭かすようなことはしませんよ</p><p>マルゴさんは、スーパー無制限クラスで優勝するのが今日の目的なんだから</p><p>思い出したあんた、スポーンサー推薦で無理矢理スーパー無制限クラスにエントリーしてきたゴリ押しの外人だね</p><p>レミー藤原は、マルゴさんを睨んでそう言う</p><p>ゴリ押しかどうかは、実力を見てから言って欲しいなぁ</p><p>マルゴさんは、笑顔のままそう答えた</p><p>何にしたってさ格闘技の試合は、リングの上だけで決着付けるべきものでしょ試合が終わった後でさっきのは反則に違いないとか言い出すのは、かなりカッコ悪いことだと思うけれどあなたの団体では、そうじゃないみたいですね</p><p>あんたあたしにケンカを売ってるのか</p><p>レミー藤原は、低い声で言う</p><p>まさかそんなつもりは無いですよ</p><p>ソウヨアタシたちは、　弱い者イジメはしないノネ</p><p>イーディがさらに煽る</p><p>弱いコにケンカを売ったりするナンテ、馬鹿馬鹿しいヨ意味が無いシ</p><p>あたしたちのどこが弱いって言うんだいっ</p><p>レミー藤原が、激高して喚く</p><p>そういうところだと思うわよ</p><p>また新しい人物が現れた</p><p>身体に密着した黄色いトラックスーツを着た金髪の女性</p><p>レミーさん、自分の門下生が可愛いのは判るけれど身内の証言だけで、多人数で対戦相手のところに押し掛けて、吊し上げようとするとかどうかしていると思うわよ</p><p>聖子</p><p>レミー藤原は、黄色いスーツの女性を見て呟く</p><p>ましてや一目で、この人たちの実力を見抜けないんてね</p><p>黄色いスーツの女性は、マルゴさんやイーディたちにニコッと微笑む</p><p>創作マーシャルアーツのルドルフ聖子よゴールデンバウムっていうジムをやっているわ</p><p>お名前は知っていますルドルフ女帝さんですよね</p><p>マルゴさんは、この人のことを知っている</p><p>それはマスコミの人がわたしに付けた仇名よあたし自身は、女帝とか言われるのは心外なのよね</p><p>格闘技界で女帝と呼ばれるような実力者なんだな</p><p>初めまして、マルゴ・スタークウェザー・クロモリです</p><p>２人は挨拶する</p><p>うふふ、２人ともいいわね活きの良い子が参戦してきて、わたし、とても楽しみよマルゴさんはわたしと同じスーパー無制限クラスで、イーディさんは一番軽いクラスなのよね</p><p>そうダヨ</p><p>イーディが笑顔で答えると</p><p>晴子こっちにいらっしゃい</p><p>ルドルフ聖子さんに呼ばれて１人の少女が前に出て来る</p><p>やはり身体にぴったりなトラックスーツを着ているけれど晴子という子のスーツの色は黒だった</p><p>小柄で細身だが筋肉は鍛えられ、引き締まった肉体をしていることは薄い布地越しによく判った</p><p>うちの晴子よイーディさんとは、良い遊び相手になると思うわ</p><p>緑川晴子です</p><p>礼儀正しく、黒スーツの少女は頭を下げた</p><p>こらこら、晴子ちゃんあなたには、わたしが素敵なリングネームを付けてあげたでしょ</p><p>ルドルフさんが、そう言う</p><p>ああルドルフ聖子さんのルドルフもリングネームなんだな</p><p>ライン晴子です</p><p>晴子さんは、ポッと頬を赤らめて言った</p><p>どうも、このリングネームが恥ずかしいらしい</p><p>ライン晴子と晴子キルヒアイスと緑川オーベルシュタインの中から好きなのを選べって言ったらこの子、一番簡単なのを選んだのよ</p><p>シュターデン晴子と緑川オフレッサーという候補もありました</p><p>もうトリューニヒト晴子とかよりは良いでしょ</p><p>何の話をしているんだろう</p><p>それで、レミーさんのところには４８キロ級クラスには若手のホープはいないのかしら</p><p>ルドルフ聖子さんが、レミー藤原にそう尋ねると</p><p>い、居るさっ居るに決まっているだろウチは４８キロ級は３人も決勝に残ったんだぞっおいっ</p><p>ピンク・ウェアの中から３人の少女が、前に出る</p><p>コガネイ・ハナです</p><p>カラスヤマ・チヒロです</p><p>シンマチ・サクラです</p><p>うん、この３人はまあ、普通の女子選手だな</p><p>何よ、３人も本戦に残っているんなら問題無いじゃない</p><p>ルドルフさんは言う</p><p>これでもなお、イーディさんが何か反則をしているというのなら試合中に証拠を掴んで、審判に抗議なさい試合の結審が付くまでにアピールするのよできるわよね</p><p>そうだよね試合が終わった後に、グチグチ文句を言うのはかなりカッコ悪いからね</p><p>マルゴさんも、レミー藤原にそう告げる</p><p>判ったよこいつらの試合には、あたしも張り付いて監視するよ何がどうなっているのかあんたたちが技と言っているものの正体を見極めてやるからね</p><p>レミー藤原は、そう言った</p><p>はーいじゃあ解散もうすぐ、本戦が始まるんだから、皆さん、準備に入りなさい</p><p>パンパンと、ルドルフ聖子さんが手を叩く</p><p>ちっ行くよ、あんたたちっ</p><p>ピンクのウェア軍団がレミー藤原とともに、自分たちの控え室に戻って行く</p><p>じゃあねまた後で対戦を楽しみにしているわ</p><p>ルドルフ聖子さんとライン晴子さんも立ち去って行った</p><p>集まっていたヤジウマたちも、三々五々に散らばっていく</p><p>マルゴ、選手のリストを持ってイルカ</p><p>ああ、ここにあるよ</p><p>マルゴさんが、選手の名簿を取り出した</p><p>今の人たちダケではナイネアタシたちを陰から見ている変なコたちが居たヨ</p><p>陰から見ていた</p><p>結構、強そうな気を感じたネ</p><p>イーディが、そこまで言うような人たち</p><p>ああここの連中だよ</p><p>マルゴさんが名簿を指差す</p><p>そして、オレたちに</p><p>実はさ、あたしたちと対立していた関西のヤクザたちが１グループ、送り込んで来ているんだよ</p><p>現実の抗争ではあたしたちに、やられっぱなしだからせめて、こういう機会には黒森家に勝ちたいってさほら、今回あたしたちは関西ヤクザのタカサキさんのツテで、この大会に出場しているだろだから協力する代わりに、自分たちも１チーム出場させるって</p><p>優勝が目的でなく黒森家の関係者チーム・クロモリだけを標的にして、関西から遠征してきているんだ</p><p>オレは、マルゴさんのリストを覗き込む</p><p>そこにはチーム・関西ガチ虎一家という文字が書かれていた</p><p>みんな偽名でエントリーしているけれど実力は、かなりの人たちだと思うよ</p><p>各クラスに、何人かずつエントリーしている要注意だよねこの連中は、平気で反則も仕掛けて来るだろうしあたしたちをケガさせて、決勝まで進めないようにさせるとか、姑息な手も使ってくるだろうから</p><p>マルゴさんはオレたちを見て</p><p>君たちを人質にしようとしたりする可能性もあるから気を付けてね警護役の子は、いつも以上に警戒を怠らないように</p><p>美智とキヌカが、真顔で頷く</p><p>わたくしたちも、気を引き締めましょうね</p><p>武闘派お嬢様たちも、そう言う</p><p>遙花ちゃんとマリアちゃんのところはずーっとテレビの密着取材があるから、大丈夫だと思うけれどっ</p><p>いや、そろそろチームで固まっていた方がいいと思うよ行こう</p><p>寧は、みんなと客席の方へ行ってて</p><p>えー、マルゴお姉ちゃんあたし、チームのマネージャーなんだからこっちに居たいよセコンドとか何か必要なものを届ける役とかさ</p><p>いや、チーム・マネージャーなんだから客席に居てあたしたちのスポンサーになってくれた人たちが観戦に来てくれていると思うから</p><p>ヤッちゃんマルゴさんたちに試合に集中してもらうために、そういうオモテの仕事は、ヤッちゃんがしないと</p><p>寧は、何とか納得してくれた</p><p>じゃあ君たちは客席に</p><p>はい、頑張って下さい応援してますからイーディも頑張れよ</p><p>頑張って観てますから</p><p>わたくしたちも、応援しています</p><p>栗宮さんも、そう言ってくれた</p><p>期待しております</p><p>ご健闘を</p><p>御厨さんも、キヌカも</p><p>美智は無言で、イーディと手の平を合わせた</p><p>ニヤッと笑うイーディと、いつもの無表情のままの美智</p><p>気の技を使う２人にとっては、これで充分なのだろう</p><p>試合は軽いクラスからだからイーディが緒戦で、あたしの出番が最後だよ</p><p>マルゴさんは、ニコッと笑ってそう言った</p><p>観客席は、全席指定席だから並んで座る</p><p>警護の都合があるから外側の席を、美智とキヌカにした</p><p>栗宮さんと御厨さんはお客さんだから、真ん中の方へ</p><p>ところでさっきの技、お判りになりますか</p><p>栗宮さんが、オレに尋ねた</p><p>さっきのってあの感電したみたいに、ビリビリって痺れるっていう技のことですか</p><p>ええ、そうですわ</p><p>微笑む栗宮さん</p><p>いや、あのオレはまだ工藤流の６級だから、よく判りません</p><p>痺れるツボがあるんです</p><p>美智が横から言う</p><p>正確にそのツボを突くと身体に一瞬、電気が走ったように痺れるツボが</p><p>あ、なるほどイーディは、予選でそのツボを突いたのか</p><p>それをレミー藤原の門下の女子選手たちが</p><p>スタンガンか何かで、感電させられたと勘違いした</p><p>いえ、ただ普通にそのツボを突くだけでしたら相手の動きを一瞬止める程度の効果しか出ません</p><p>イーディさんも、さっきの御厨もツボを突く手に気を乗せたのですわ</p><p>そうすると人体のツボ、すなわち経穴とは、神経や血管の集中点ですから突き込まれた気が、身体全体に拡がっていきますから</p><p>ああまるで電撃されたみたいに感じるんですね</p><p>工藤流では雷照印《ライデイン》という名称の技ですが、イーディの一族にも同様の技があったようです</p><p>うんイーディのニューオリンズの暗殺教団の技も</p><p>気を積極的に活用しているから</p><p>しかし、予選の段階でイーディさんが、あの技を多用していたということは</p><p>栗宮さんが言う</p><p>やはり、イーディさん寝技が不得意でいらっしゃるのですか</p><p>うーん、話を書きながらまた新キャラを作ってしまった</p><p>ガチ虎一家のキャラは、これから考えます</p><p>ただのやられ役も考えないといけないし</p><p>昨日、一杯200円の安いコーヒー店に入ったのですが</p><p>隣のテーブルで、4200万円のマンションの商談をしていて驚きました</p><p>最終的に、不動産屋さんが押し切れないでお客さんは、買わないことにしたみたいでしたけれど</p><p>そうだよなあ</p><p>4200万円のものを２００円コーヒーの狭い店内で、売り込みする人は</p><p>ちょっと信用できないですもんねぇ</p><p>1193．ファイティング・オン　／　全選手入場</p><p>・ルドルフ聖子／25歳創作マーシャルアーツゴールデンバウム・ジム主宰</p><p>・ライン晴子／17歳ゴールデンバウム・ジム所属</p><p>＋メグ、寧、美智、イーディ</p><p>武術に造詣の深いお嬢様栗宮素子さんが言う</p><p>神経や血管の集中ポイントである経穴に、気の波を打ち込んで相手の身体を瞬時に痺れさせる技雷照印</p><p>イーディが、その技を午前中の予選で多用していた</p><p>これまで何度か、お稽古をさせていただきましたがイーディさんは立ち技ばかりで、相手を倒して寝技に持ち込むようなことはございませんでした</p><p>栗宮さんは、香月セキュリティ・サービスの旧研修館で行われている名家の令嬢とその警護役の合同練習会で、イーディと美智から体術を習っている</p><p>わたくしやイーディの技は実戦を重視しておりますから</p><p>競技としての格闘技のような、時間制限や判定のある1対1での戦闘は想定していません特に、1人で多人数と闘う場合は1人の敵に寝技を仕掛けるようなことをすれば、他の敵に攻撃されます</p><p>うん寝技で、1人を抑え込んでも</p><p>他のやつらに背中や頭を攻撃されたらヤバいことになる</p><p>多数の敵に、次々に攻撃を仕掛け最悪の場合には、逃亡することも想定しなくてはなりませんさらに言えば、わたくしの場合は護衛役でございますから、常にお守りすべき主の位置を把握していなければなりませんですから可能な限り立ったままでの闘うことにしています</p><p>寝技では、1人を倒しても次のアクションを起こすのに、時間が掛かってしまいますものね</p><p>美智の言葉に、栗宮さんがうなずく</p><p>イーディはこのような、競技形式の闘いは初めてなんだよな</p><p>1対1で総合格闘技のルールがあって</p><p>区切られたリングの中で、時間制限や審判による判定もあって</p><p>立ち技がメインの選手に対しては、総合格闘技の選手はタックルで倒して寝技で勝負しようとするのが基本ですから</p><p>栗宮さんは言う</p><p>それで、イーディは寝転がされた時に</p><p>はい、相手に寝技の勝負に持ち込まれる前に雷照印を使っていらっしゃるのではないかと思います</p><p>わたくしも、このようなところで闘うのならそうすると思いますわ</p><p>栗宮さんの警護役の御厨さんが、リングを見下ろしてそう言った</p><p>あの雷照印という技わたくしも、美智さんから習いましたが本当に便利ですもの完璧に打ち込めば、数秒間は相手の動きが完全に止まりますそれだけあればどんな反撃も可能です</p><p>タックルされて寝転がされても相手が寝技を仕掛けて来る前に、雷照印を打ち込めば</p><p>相手が痺れている間に、立ち上がることもできるし</p><p>もし、本当にそうだとしたらイーディ、かなり苦戦しているってことになるんじゃないか</p><p>雷照印を多用しなければならないくらい、パタパタとマットの上にタックルで押し倒されていることになる</p><p>やっぱり、リングでの闘いだと勝手が違うのかな</p><p>足下の感触が地面とは違うと思いますし</p><p>なるほど、栗宮さんの言うとおりかもしれない</p><p>リングのマットだと、衝撃を吸収するような材質になっているはずだから普通の床ほど踏ん張れないのかもしれない</p><p>ぬふふふーん心配しすぎだよ、ヨッちゃん</p><p>あたし、午前中の予選、観ていたけれどイーディ、一度もマットに倒されてないから</p><p>ていうか全試合、瞬殺だよ試合開始と同時に、相手を戦闘不能にしてるもん</p><p>そうだよむしろ、最初の1発目から気の技を使っちゃってるよそれで相手を痺れさせて2発目でK.Oしちゃってたからっ</p><p>寧が、そう証言する</p><p>いや、それならイーディなら、雷照印みたいな気の技を使わなくても勝てるだろ</p><p>リングでもいつも通りに動けて、相手にタックルされて押し倒される前に先制攻撃ができているんなら</p><p>多分ねイーディ、わざと悪評が立つようにしているんだよ</p><p>対戦相手が、あの子は何か反則しているはずだって言い広めるようにわざわざ気の技を使っているんだと思うんだよねっ</p><p>電撃を受けたみたいに、全身にビリビリと痺れが広がる</p><p>出場選手たちは、普段、そんな技を受けたことはないから</p><p>こんなのはおかしいきっとスタンガンか何かを隠し持っていているんだと思い込む</p><p>もちろん、試合中のイーディはそんなものを隠し持つことは不可能だということは誰が見ても判ることだけど</p><p>イーディと対戦した1人が、変だと言い出せばどんどん話に尾ひれが付いて、絶対に反則しているはずだという話になっていく</p><p>だからさっき、欧州藤原氏の連中が大挙して押しかけてきたんだ</p><p>レミー藤原も、複数の門下生が反則していると真顔で証言するのだから本当にそうなんだと思ったんだろう</p><p>でもイーディは、どうしてそんなことを</p><p>普通に勝てば悪い評判が広まることはないのに</p><p>どうして自分から、他の対戦相手に嫌われるようなことをするんだ</p><p>悪い評判も、名前を売るのには有効だからじゃないかしら</p><p>確かにあの子は何か反則をしているはずだという評判が拡がればイーディの試合が注目される</p><p>どんな風に反則しているのか、見極めようと</p><p>それだけでは、ございません</p><p>イーディは格闘家ではございませんから</p><p>イーディは自分の闘いをしているだけなんだと思います</p><p>判りますわたくしも、このような場で闘うとしたらわたくしらしくあろうとすると思いますから</p><p>キヌカがそう言う</p><p>もちろん、この場におけるルールは、厳守せねばならないのでしょうが心までスポーツ選手になる必要はないのでございます</p><p>ああなるほど、そういうお覚悟なんですね</p><p>わたくしにも合点がいきました</p><p>御厨さんも、そう言う</p><p>警護役の美智に、キヌカに、栗宮さん</p><p>それと栗宮流槍術師範の栗宮素子さん</p><p>武術をやっている人たちには、イーディの気持ちが理解できたらしい</p><p>ヨシくん判る</p><p>ありすも、困惑した顔でオレを見ている</p><p>寧は、いつものようにニコニコ笑っていた</p><p>まあ、見ていれば判るよイーディが何を考えているのかはさっ</p><p>予選を見ていた寧もイーディの思いを理解しているらしい</p><p>あ始まりそうだよっ</p><p>試合会場の照明がスーッと暗くなる</p><p>ああ、いつの間にか観客席か満席になっている</p><p>すると、スピーカーからアナウンスの声が</p><p>大変長らくお待たせ致しましたこれより４８キロ級クラスの本戦ラウンドを行います</p><p>そして音楽とともに、リングの上にスポットライトの光線が落ちる</p><p>そこには1人の小柄な老人が立っていた</p><p>老人は、マイクを握りしめると</p><p>はい、みなさん、またお会いしましたねーっ</p><p>今日は、日本一強い女を決める日ですねっ外は青空っ気持ちの良い天気ですねっホントに死ぬには良い日ですっ</p><p>ニカッと嬉しそうに微笑む老人</p><p>あれが今日の大会の主催者だよっ</p><p>寧が、オレたちに囁いた</p><p>江戸川ナガハルさんていうホントは大きな食品会社の会長さんなんだけれど、格闘技が大好きでこういう大会を主催しているんだよっ</p><p>ボクの余計な話より、皆さん、速く選手をミタイですよねぇボクも見たいですはい、それでは丁度、お時間となりましたまずは一番軽いクラスの選手たちからですっどうぞ、お楽しみ下さいっ</p><p>アナウンスの声が、すぐに続く</p><p>４８キロ級クラス全選手、入場ッッ</p><p>リングサイドに次々と女子選手がやって来る</p><p>まずは黒いトラックスーツの殺し屋ッ無国籍創作マーシャルアーツの達人ッコールデンバウム・ジム所属ッ、ライン晴子だァーっ</p><p>さっきのルドルフ聖子さんのお弟子さんか</p><p>クールで綺麗な女の子だ</p><p>無表情で、軽く観客席を見上げる</p><p>続いて 正拳三銃士を連れて来たよっ打撃の専門家ッブラジリアン柔術欧州藤原氏所属、カラスヤマ・チヒロだァーッッ</p><p>ああ、例のピンクのトレーニング・ウェアの1人だ</p><p>シャァァァっ</p><p>大きな声で気合いを発する</p><p>次も、正拳三銃士寝技の達人ッブラジリアン柔術欧州藤原氏所属、コガネイ・ハナだァッッ</p><p>この人もさっき会った</p><p>頑張りマッスッ</p><p>観客席に一礼する</p><p>そしてぇ、正拳三銃士、最後の使途何でもアリならコイツが一番怖いヤサイマシマシ、ニンニクカラメブラジリアン柔術欧州藤原氏所属、シンマチ・サクラの入場だァッ</p><p>実家はラーメン屋ですッ</p><p>そしてそしてまさか、この女が来てくれるとはっMMMAジュニア・チャンピオン女子プロレス界期待の若手、戦闘姫ッ、グラップル・アカデミー　マッスルドッキング所属ロビン・ムスクだァッ</p><p>ブワワッとガウン姿の選手が、飛び出して来る</p><p>え覆面女子覆面レスラーなのかっ</p><p>時はキターァァァッ</p><p>覆面女子レスラーは、大きく拳を天に突き上げるッ</p><p>続いて闘いたいからここまできたッ格闘キャリア一切不明リューオリンズよりの金髪の黒豹、今年の最年少の１６歳ッッチーム・クロモリ所属、イーディ・セクストンだァァっ</p><p>イーディはいつもの笑顔で、ひょいっと観客席に手を振る</p><p>イーディはまだ、１６なのネッ</p><p>すると、一部の席からブーイングが起きる</p><p>イーディが反則しているかもしれないという噂はもう広まっているようだ</p><p>さらにさらに暗黒街からの刺客ッ女なのに不良番長ップロのケンカを見せてやるッ超A級ケンカ番長、関西ガチ虎一家所属、電人M子の登場だァッ</p><p>こいつが関西ヤクザの送り込んで来た嫌がらせ部隊の1人か</p><p>なぜか、昔の応援団みたいなボロボロの大きなガクランを着て、頭には破れた学帽を被り口に楊枝を咥えている</p><p>うぃーすっ声が小さい、もう一度だういーっす</p><p>うんとそれでも４０キロ級クラスだから、小柄で可愛い女の子なんだけれど</p><p>ガクランの下は、素肌にサラシを巻いたままだけど胸は無いな</p><p>あとなぜか、首に数珠を掛けている</p><p>ああ、ガクランが大きすぎるから袖はたぷたぷだし、裾はずりずりと引き摺って歩いている</p><p>いうか、何で電人M子なんだ</p><p>そして最後の選手は去年の覇者オレたちは君を待っていた和の心超実戦空手、トミー・アシダ道場所属モンキー・ミミの登場だァッ</p><p>ピンクの空手着を着た女の子が、ジャンプしながら登場する</p><p>おもてなし殺ってやるですぅぅ</p><p>この子が去年の４０キロ級の優勝者</p><p>以上、８名によるトーナメント戦を行いますッッ</p><p>背後のモニターに、試合の順が表示される</p><p>第１試合／イーディチーム・クロモリ　VS　コガネイ・ハナ欧州藤原氏</p><p>第２試合／ライン晴子ゴールデンバウム・ジム　VS　カラスヤマ・チヒロ欧州藤原氏</p><p>第３試合／電人M子関西ガチ虎一家　VS　ロビン・ムスクグラップル・アカデミー　マッスルドッキング</p><p>第４試合／シンマチ・サクラ欧州藤原氏　VS　モンキー・ミミトミー・アシダ道場</p><p>第１試合と第２試合、第３試合と第４試合の勝者で準決勝か</p><p>同門対決にならないように、欧州藤原氏の人たちはバラバラにしたのね</p><p>レフェリーは、阿部ジロージャッジは、ゴールド菅井、シルバー前田、パール小沢の３人です</p><p>そのまますぐに試合が始まるらしい</p><p>第１試合の選手だけを残して他の選手は、控え室に戻った</p><p>イーディと欧州藤原氏のコガネイ選手がリングに上がる</p><p>ハナッ落ち着いていけよっ</p><p>ああ、レミー藤原さんは、自らセコンドを勤めるつもりらしい</p><p>さっきのマルゴさんたちとの経緯があるから</p><p>少しでもリングから近いところでイーディが反則しているのかどうかチェックするつもりなんだな</p><p>イーディの方は誰もいない</p><p>マルゴさんは工藤遙花と剣道マリアたちに付いているのか</p><p>関西ヤクザの刺客による嫌がらせで試合前に、ケガさせられる可能性があるから</p><p>イーディ頑張れっ</p><p>オレも観客席から大声で叫ぶ</p><p>オレたちが付いてるからなぁ</p><p>判ってるヨッ</p><p>嬉しそうに、リングの上からオレに手を振る</p><p>両選手中央へ</p><p>オッサンのレフェリーがイーディとコガネイ選手を呼ぶ</p><p>レフェリー、ボディチェックしっかりやって</p><p>リングの下から、レミー藤原さんが叫ぶ</p><p>そいつ、何か隠してるかもしれないからっ</p><p>イーディは、競技用のスポーツブラに、膝までの長さのピチピチのスパッツを着けているだけだ</p><p>乳首こそ浮いていないが、身体のラインがはっきりと判る</p><p>足は裸足だし、テーピングや包帯なんかも一切していない</p><p>余計なモノは何も持っていないことは遠目でも判る</p><p>ほら、ボデイチェックだ</p><p>手がいやらしいネ</p><p>イーディはオッサンに検査されるが</p><p>ネ何も無いヨ</p><p>オーケイほら、そっちもだ</p><p>レフェリーの声に相手の選手も、ピンクのトレーニングウェアを脱いでタンクトップと短パン姿になる</p><p>ああ胸に大きく欧州藤原氏のロゴが入っている</p><p>よし、オーケイ２人とも、正々堂々とやれよ</p><p>レフェリーは、正々堂々のところをイーディだけ見て言った</p><p>ということは予選からの噂は、すでにレフェリーの耳にまで届いているのだろう</p><p>ラウンド１</p><p>アナウンスが、試合の開始を告げる</p><p>まだだよ、ヨッちゃん</p><p>寧がリングの脇を指祭</p><p>ああ試合開始はあのゴングが鳴ってからなんだな</p><p>いいか、よく見ていけよ倒してけ、倒していけっ</p><p>ハイィィィッ</p><p>師匠のレミー藤原の声にコガネイ選手が鋭い声で応える</p><p>カーンッ</p><p>ようやく、ゴングが鳴ったッ</p><p>woo</p><p>ふわっと、一瞬でイーディが、コガネイ選手の前に近寄るッ</p><p>コガネイ選手は、イーディの早過ぎる動きに全く対応できていない</p><p>イーディはニヤッと笑ってポンと軽く、コガネイさんの肘に触った</p><p>ぎゃわわわわわッッ</p><p>雷照印《ライデイン》</p><p>高圧電流のような痺れが、コガネイ選手の全身に広がっていくッ</p><p>YHAAA</p><p>イーディのハイキックが綺麗にコガネイさんの側頭部を蹴るッ</p><p>そのままコガネイ選手はマットに倒れた</p><p>おいっ、ドクターッ</p><p>レフェリーが、慌てて試合を止める</p><p>ハナッコガネイ、しっかりしろっ</p><p>レミー藤原さんが、慌ててリングの中へ入って来る</p><p>大丈夫ネ後遺症が残らない様に、優しく蹴ったカラ</p><p>イーディは、ニヤニヤ笑いながらそう言った</p><p>テメェバカにしてんのかっ</p><p>レミー藤原さんは、カッとなってイーディに向かってパンチを繰り出す</p><p>ドウシタノ何を怒っているノネ</p><p>イーディは、フジワラさんの攻撃を全て躱し笑っている</p><p>おい、止めろ藤原ッ</p><p>レフェリーのおっさんが、藤原さんを制止する</p><p>お前もこの後、試合があんだろここで騒ぎを起こしたら、出られなくなるぞっ</p><p>悔しそうに、攻撃の手を止める藤原さん</p><p>それによお前も今、見た通りこの外人は、何の反則もしていねぇ</p><p>でも１発目は変でしたあんな軽い打撃でウチのコガネイが、あそこまでダメージを受けるはずがありませんっ</p><p>藤原さんは、レフェリーにそう言う</p><p>そうだよおかしいんだよ変だよなオレたち審判だって、そう思ってるよ今朝からずっとこの外人娘の試合を観てきてるんだから</p><p>レフェリーは、苦々しげにイーディを見る</p><p>でも、何でこうなるのか全然判らねえんだから</p><p>反則しているという証拠が無ければ失格にはできない</p><p>そんなことはどうでもイイのネアタシの勝ちで良いノカ</p><p>ああオメーの勝ちだ勝ちってことにするしかねぇだろ</p><p>レミー藤原は、レフェリーに訴えるが</p><p>オメーのところの子は、ブッ倒れててこいつはこうして元気で立ってるこんなのこいつの勝ちってことにするしかねーじゃないかっそうだよなっ</p><p>レフェリーは、最前列の３人のジャッジにリングの上から尋ねた</p><p>３人のジャッジは困惑した表情で、うなずいた</p><p>第１試合勝者、イーディ・セクストン</p><p>イーディの勝利が、正式にコールされる</p><p>勝ったヨーッ</p><p>イーディが、オレたちに向かって叫ぶが</p><p>観客席の半分は、戸惑っていて</p><p>もう半分は、イーディにブーイングを始めた</p><p>みんなよく判らない強さには、嫌悪感を感じるんだよね</p><p>しかし、こういう勝利をイーディさん自身が望まれたのですわ</p><p>武闘派お嬢様の栗宮さんが、そう言った</p><p>イーディさん凄いです</p><p>こんなにたくさんの人を敵にすることを恐れていらっしゃらないんですから</p><p>イーディはリングの上でも、いつものように笑っている</p><p>あの方の心の強さには敬意を表しますわ</p><p>栗宮さんは、イーディを見てそう呟いた</p><p>どうして欧州藤原氏の子を３人も本戦に残ったことにしてしまったのか</p><p>８人トーナメントだと、バリエーションが</p><p>まあ、ヤラレ役として割り切るしかないんでしょうけれど</p><p>マルゴさんの出るスーパー無制限クラスの出場者も</p><p>マルゴさん、壇闘志子、レミー藤原、ルドルフ聖子、関西ガチ虎一家の人と８枠のうち、もう５人決まってしまっているし</p><p>もう少し、変化が付けたいなあ</p><p>やっぱり、恐竜時代から蘇った原始人と、宮本武蔵のクローンは必要でしょうか</p><p>1194．ファイティング・オン　／　クジョ</p><p>・電人M子／18歳ケンカ番長関西ガチ虎一家</p><p>・ロビン・ムスク／21歳覆面女子レスラーグラップル・アカデミー　マッスルドッキング所属</p><p>・モンキー・ミミ／26歳昨年の40キロ級チャンピオン超実戦空手トミー・アシダ道場所属</p><p>イーディさんは、スポーツ競技としての格闘技の試合をやるおつもりがまったく無いのだと思います</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんがそう言う</p><p>イーディは、試合開始と同時に相手の選手に雷照印を打ち込み、身体を麻痺させたところをハイキックして、ノック・アウトしてしまった</p><p>まあねイーディは、完全に試合の空気を無視しているもんねっ</p><p>試合の空気って</p><p>次の試合をご覧になればお判りになりますわ</p><p>栗宮さんが、リングを示す</p><p>ああ、イーディの試合が終わって失神した欧州藤原氏の選手も担架で運ばれた</p><p>そのまま第２試合の選手たちが、リングに上がっている</p><p>あの子たちはイーディと違って、スポーツ格闘技業界の人たちだからちゃんと試合をすると思うよ</p><p>第２試合は創作マーシャルアーツゴールデンバウム・ジムのライン晴子さん対ブラジリアン柔術欧州藤原氏のカラスヤマ・チヒロさんだ</p><p>このお二人ならちゃんと噛み合うと思います</p><p>栗宮さんは、そう言う</p><p>お願いしますッ</p><p>ライン晴子さんが、礼儀正しく対戦相手に一礼する</p><p>オネガイシマッスッ</p><p>カラスヤマさんは、少し甲高い声で挨拶を返した</p><p>ああいうところからして違うでしょ</p><p>イーディは、試合前は対戦相手を見て、ただ笑っているだけだった</p><p>さっきのイーディたちの時と同じようにリング上でレフェリーが選手たちをボディチェックする</p><p>ライン晴子さんは、黒字に黄色いラインの身体にぴったりフィットしたトラックスーツ</p><p>カラスヤマさんは、欧州藤原氏のロゴ入りのタンクトップと短パン</p><p>２人とも、問題は無いようだ</p><p>アナウンスが終わると同時に、試合開始のゴングが鳴る</p><p>テヤッ</p><p>ライン晴子さんとカラスヤマさんはリングの中央で、まず軽くお互いの拳を合わせて</p><p>それからフットワークを駆使しながら、適度な距離に離れる</p><p>うん確かに、テレビなんかでよく見る普通の試合っぽい感じがするよな</p><p>リングの家の２人はお互い、軽いパンチやローキックで牽制しながら相手に攻め込む、間合いを探っていく</p><p>場の空気に緊張感はあるけれどイーディが一気に対戦相手を屠ったような、峻烈さは感じない</p><p>あれが空気を読んだ試合ですわ礼儀正しくいきなり相手に突っかかって行ったりしないで、まずはお互い落ち着いたペースでスタートします</p><p>栗宮さんが、説明してくれる</p><p>うん、イーディみたいに最初から、フルスロットルで闘わないんだな</p><p>スピードや勢いだけではありませんリズムやテンポ戦いの場に立つ心構えから、イーディさんはあの方たちとは違うんです</p><p>栗宮さんは、そう答える</p><p>スポーツとしての格闘技の世界にいるとどうしても、あのような空気で試合するようになってしまうんです格闘技のルールによる縛りだけでなくスポーツの試合におけるあうんの呼吸というか、約束事みたいなものが身に付いてしまうんです</p><p>そうですわね剣道で例えるならあの人たちは竹刀での試合で、イーディさんは真剣を使った実戦なんですわ</p><p>栗宮さんが、オレたちにそう話している間に</p><p>リングの上ではライン晴子さんが、じりじりと相手との間合いを詰めていく</p><p>例えば、竹刀での試合なら浅い打ち込みなら、わざと身体で受けとめてしまうこともできます本当に斬り殺されることはないのですから肉を切らせて骨を切るというような捨て身の戦法も採れます何より、スポーツとしての格闘技の勝敗は過失で相手に大ケガをさせたり、事故が起きる可能性はあってもそもそも相手の命を断つようなことを目的にしていませんそして、試合とはそういうものであることを選手たちは理解して対戦しています</p><p>ホントに、殺したり殺されたりする闘いではなく</p><p>スポーツとして勝敗をつけるだけのことだ</p><p>だから、その競技のルールの中でどうやったら相手に勝てるかを考えて闘いますし予期せぬトラブルが起きて、対戦相手との間に遺恨が残るのを避けるために、試合の場の空気をできる限り合わせるようにしますそれが礼儀を重んじるということにも繋がるのです</p><p>試合前のお願いしますの礼やまずリングの中央で、拳を軽く合わせるところから闘いを始めるのは、場の空気をならすためか</p><p>でもイーディは</p><p>オレは、思わず呟いてしまう</p><p>イーディの技はニューオリンズの暗殺教団で身に付けた暗殺技だ</p><p>正々堂々と、真っ正面から敵と闘うのではなく</p><p>どんな手を使っても、確実に相手を殺し自分は生き残らなくてはならない</p><p>はいイーディさんの技は常に、真剣での実戦です真剣であれば最初から命の奪い合いですから、一撃たりとも、自分の肉体に相手の剣先を触れさせるわけにはいきません</p><p>金属の刃が当たれば肌が切れ、出血します血が失われれば、体力は急激に落ちます筋肉や腱を切られたり、骨が断ち斬られれば敵の次の攻撃を避けることもできなくなります</p><p>真剣によるダメージは深刻だ</p><p>少しでも気が緩んでいたら、即、死に繋がる一撃を食らう可能性もある</p><p>だから、イーディは試合開始と同時に、速攻で相手を倒しているんだな</p><p>イーディの持つ実戦感覚ではスポーツ格闘技の試合の空気は、受け入れられないのだろう</p><p>そういうことだけではございません</p><p>イーディの注意深さは、皆様がお考えになられている以上です</p><p>もし、イーディの対戦相手も雷照印のような技が使えたら、どう致しますか</p><p>気の技が使えるのは、わたくしたちだけと考えるのは早計ですわたくしの家の工藤流古武術に近い技が、イーディが居たアメリカの教団に存在していたのですから</p><p>似たような技は他の流派にも存在している</p><p>そしてイーディよりも先に、敵が雷照印を使ってきたら</p><p>美智は、静かに言った</p><p>何の防衛策も無く、真っ正面から雷照印を打ち込まれればイーディやわたくしでも、しばらく行動不能になりますそのような状況で、敵に攻撃され続ければ命も危ういでしょう死んでしまったら、ご主人様たちをお守りすることはできませんそれは、わたくしたちにとっては絶対にやってはならない失態なのです</p><p>美智は警護役であることに誇りを感じている</p><p>ですからイーディは試合開始と同時に、全力で敵を打ち倒しているのです</p><p>牽制の意味もあるんだと思うよ今、ここの会場にはあたしたちと敵対している勢力の人たちも来ているはずだし</p><p>黒森家に負け続けている関西ヤクザのたちが嫌がらせとして、今日の大会に関西ガチ虎一家というチームを派遣してきている</p><p>いや、リングの上に１チーム送り込んできているのなら</p><p>観客席にも、当然、関西ヤクザの配下が混じっているはずだ</p><p>はい敵に対する、アピールという面も、もちろんあるのでしょう</p><p>イーディにリングの上で雷照印を打ち込まれた相手は大きく痙攣したり、呻き声を上げたりしていましたが雷照印という技は、本来はもっと穏やかに打ち込むことのできる技なのです</p><p>と、観客席にドワッっと歓声が沸く</p><p>リングの上でライン晴子さんが、相手選手へのタックルを成功させた</p><p>欧州藤原氏のカラスヤマさんをマットに倒しその身体の上に、マウントする</p><p>そのままマウントポジションから、パンチを打ち下ろすッ</p><p>観客席が興奮しオレたちの座席の前のオッサンたちも、思わす立ち上がる</p><p>雷照印とは、本来こう使います</p><p>美智は前列のハゲ頭のオッサンの背中をポンと叩く</p><p>むきゅうっ</p><p>オッサンは、スーッと力が抜けて座席にぺたんと座り込む</p><p>とても自然に自分から、よっこいしょと腰掛けたみたいに</p><p>お、おい美智</p><p>い、いいのかたまたま前の席に座ってたオッサンを失神させてしまって</p><p>この方だけリングではなく、わたくしたちの方に精神を集中させていましたから</p><p>つまりこのオッサンは敵</p><p>関西ヤクザが派遣して来たやつらの一員なのか</p><p>こうやって技を打ち込まれたことを気付かせないのが本当の雷照印の使い方ですしかも、雷照印だけで完璧に相手を失神させることができます</p><p>イーディがリングで使った時は</p><p>雷照印を打ち込んだことで、対戦相手の様子がおかしくなったことは誰が見ても判ったし</p><p>ノックアウトの決め技として、雷照印の後に派手なハイキックを繰り出していた</p><p>すなわちイーディは、わざとああやっているのです</p><p>わざと試合会場の空気を乱し、他の出場選手や観客たちから反感を買うような行動をすることでこの会場内に居る敵勢力を炙り出しているのです</p><p>美智はさっきからずっと、リングでなく観客席の方を見ている</p><p>そうか他の人たちがスポーツとしての試合をやっている中で、１人だけ実戦をすることで</p><p>普通の観客ならイーディに対して場の空気が読めない娘だとブーイングするだけだ</p><p>しかし、関西から送り込まれて来た敵勢力はそんなイーディの戦闘力についつい気を取られてしまう</p><p>そいつらにとっては、イーディは嫌がらせの標的の１人だし</p><p>同時に、自分たちを駆除しに来るかもしれない存在だからだ</p><p>そしてイーディの起こしたアクションに対しての反応を見て美智が、観客席の中の不穏分子を割り出していく</p><p>このイーディたちの一番軽いクラスのトーナメント戦が終わるまでに、観客席の方の掃除は終えてしまいたいですから</p><p>後のクラスで闘う姉上や、剣道マリア、そしてマルゴお姉様には、心置きなく闘っていただきたいですので</p><p>リングで闘っている最中に関西ヤクザの配下に、何か騒ぎを起こされて</p><p>それで、試合を台無しにされては溜まらない</p><p>オオオオーッ</p><p>リングの上では、ライン晴子さんにマウントパンチされていたカラスヤマさんが、パンパンとマットを叩いて、ギブアップする</p><p>第２試合は、ライン晴子さんの勝利だ</p><p>だいたい判りましたので駆除して参ります</p><p>美智が立ち上がる</p><p>キヌカ妹、御厨くるみさんここの護りをお願い致します</p><p>キヌカと御厨さんが美智に返事する</p><p>何かあればわたくしも闘いますしうちの藤堂が、すぐそこに控えています</p><p>武闘派お嬢様栗宮さんも、そう言ってくれた</p><p>藤堂というのはああ、さっきロビーで栗宮さんたちの槍を持っていた人か</p><p>なるほどオレたちの５メートルぐらい後ろの通路の角に、布袋に入った槍を２本抱えて立っている</p><p>美智こそ、１人で大丈夫か</p><p>オレが心配になって、そう尋ねると</p><p>むしろ１人の方が小回りが利きますから</p><p>美智は、いつもの無表情でそう答える</p><p>大丈夫だよ、ヨッちゃんほら</p><p>観客席の最後列に工藤父が来ている</p><p>娘の遙花の闘いを、こっそり見に来たんだ</p><p>すでに美智が席から立ち上がったことに気付いている</p><p>父上と連携してミッションを遂行致します</p><p>美智はそう言うとオレたちから離れて歩いて行く</p><p>ヨッちゃん、ミッちゃんを見てちゃダメだよリングの方を見て</p><p>そうだなちょっと心配だけれど</p><p>オレがずっと美智の姿を眼で追っていたら敵を刺激する</p><p>やつらは、たった今美智が雷照印で、仲間を１人失神させたことさえ、まだ気付いていないはずだ</p><p>イーディがリングの上で使っている雷照印が派手だからこそ美智の地味な雷照印の存在が隠せる</p><p>敵の工作員を１人１人、確実に駆除することができるはずだ</p><p>ミッちゃんと工藤さんのコンビなら心配いらないよ</p><p>工藤遙花がリングに上がるまでに</p><p>父と妹は全てを終わらせるだろう</p><p>続きまして、第３試合を行います</p><p>アナウンスが流れる</p><p>ああ、リングの上にも関西からの刺客が登場する</p><p>関西ガチ虎一家所属電人M子</p><p>どういうわけだかボロボロのガクランに学生帽の応援団スタイルの小柄な女の子が再び、姿を見せる</p><p>そして、彼女の対戦相手は</p><p>覆面女子プロレスラーのロビン・ムスク</p><p>ロビン・ムスクも、たっぷりとしたガウンを羽織ってリングに現れる</p><p>２人とも早く脱いで試合のできる格好になりなさい</p><p>レフェリーのオッサンが、そう言うと</p><p>アタイはこのまんまでも構わん一向に構わん</p><p>電人M子は、ガクランを脱ぐことを拒絶する</p><p>いや、君は構わなくてもわたしが構うんだよっ</p><p>レフェリーが、強くそう言う</p><p>まあ、そうだよな小柄な女の子の身体に対して、ガクランがでかすぎて裾を引き摺っているし</p><p>チッ、しゃーないのぉ</p><p>電人Mは、ガクランを脱ぎリングの下に居る、セコンドのオッサンに渡す</p><p>このオッサンは、白Tシャツに青いジャージで、首にタオルを下げてる、普通のセコンドスタイルだ</p><p>てことは、このガクラン・ファッションは電人M子個人の趣味なんだろう</p><p>そのガクランは、アタイの命なんじゃからのっ大切に保管してたもれっ</p><p>そうセコンドに言う電人M子は胸はサラシでグルグルの布巻で、下半身はボンタンのズボン</p><p>履いていた下駄も、セコンドに預ける</p><p>学生帽は、そのまま被って闘うつもりらしい</p><p>そっちも早く、脱ぎなさいっ</p><p>レフェリーの指示でロビン・ムスクも着ていたガウンを投げ捨てた</p><p>こっちは女子プロレスラーらしい、身体にぴったりとフィットしたコスチュームだったが</p><p>君それは何なのかね</p><p>ロビン・ムスクは胸に金属製のヨロイを付けていた</p><p>これはわたしがあまりにも強すぎるために、対戦相手へのハンディとして身に付けているものです</p><p>ロビンは、胸を張ってそう答える</p><p>いや幾ら何でも、ヨロイはマズいだろ</p><p>うん、レフェリーの言う通りだ</p><p>しかし、この鋼鉄の鎧は我が一族の先人たちの鎧を繋ぎ合わせた、ダメージ軽減・回復効果を持つ歴史の鎧《ヒストリーアーマー》と設定されているのであるから</p><p>ロビン・ムスクは、そんなことを言い出す</p><p>そんなアイテムなら、なおマズいだろ</p><p>それにこのヨロイは胸はカバーしているが、腹はカバーしていないので、ただ重いだけで防御には余り意味の無いシロモノなのだ</p><p>それなら着けている意味が無いだろッ</p><p>レフェリーのオッサンは、怒って言う</p><p>クッあなたの つらいお気持ち このロビン・ムスクお察し致しますされど</p><p>されどじゃないっ早く脱ぎなさいっ</p><p>そうじゃ、いつまで待たせとるんじゃ早う脱がんかいっ</p><p>電人M子がシビレを切らせて文句を言う</p><p>フフッこれぞロビン殺法ナンバー２、敵の誘いには絶対に乗るな</p><p>敵の誘いとかじゃないからヨロイを脱がないのなら失格にするぞ</p><p>レフェリーにそこまで言われてロビン・ムスクはついに折れる</p><p>判りました脱ぎます脱ぎますよ</p><p>しかし鋼鉄製とか言ってた割には、やたら軽そうなヨロイだな</p><p>その代わりこの肩のところに付けてるこれは、このままにしますよっ</p><p>何だあの金色に輝く物体は</p><p>それは何なんだ</p><p>レフェリーが尋ねると</p><p>そんなのロビン・ムスクのチャームポイントに決まっているじゃないですかぁっ</p><p>あの人お笑い担当のレスラーなのかしら</p><p>ああ、何か所属のプロレス団体では、そういうポジションみたいでも、実力は確かなんだってああ見えてもジュニア・チャンピオンらしいから</p><p>寧がパンフレットを見て、そう答える</p><p>それくらい付けててもええですわそんなことよりはよ、始めましょコロシアイむっふっふ</p><p>電人M子が、レフェリーにそう言った</p><p>ライン晴子さんたちの第２試合は割と普通だったけれど</p><p>この人たちの第３試合はすでに大荒れな感じだな</p><p>もういい、始めようっ</p><p>レフェリーの声に</p><p>第３試合ラウンド１</p><p>ようやく場内にアナウンスの声が流れる</p><p>試合開始を告げるゴングが会場全体に轟く</p><p>済みません花粉症がツラくて</p><p>今年も恐怖の季節がやって来ました</p><p>1195．ファイティング・オン　／　第3試合の悪夢</p><p>・壇闘志子／32歳コマンド・サンボゴッド・ヒグマ所属</p><p>・江戸川ナガハル／８２歳女子格闘技大会の主催者</p><p>リングの上では</p><p>覆面女子レスラーのロビン・ムスクと関西ヤクザが派遣してきた関西ガチ虎一家の少女ケンカ番長、電人Ｍ子との対戦が始まる</p><p>と言ってもこれは一番軽いクラスの闘いだから</p><p>２人とも、小柄だしコスプレ少女たちにしか見えない</p><p>ロビン殺法、ナンバー３先手必勝ッ</p><p>試合開始のゴングが鳴ると同時に、ロビン・ムスクが素早い動きで電人Ｍ子に仕掛けるッッ</p><p>うりゃりゃ、どりゃぁぁ、コンチクショゥ</p><p>さすがプロの女子レスラー</p><p>リングのロープ際から一気に加速して鋭い、ドロップキックをかまそうと高く跳ぶッ</p><p>エイッシャアッ</p><p>にゃはほほはッ、当たらねばどうということはないのだばぁっ</p><p>電人Ｍ子の方も身体の動きにキレがある</p><p>ロビン・ムスクのキックをギリギリで躱して逆に、着地した彼女の腕を掴み、背後に廻り込むッ</p><p>こいつケンカ慣れしているッ</p><p>そのまま後ろから、ロビン・ムスクの腰を抱えて上げて</p><p>ポイっとなッッ</p><p>裏投げで、ロビン・ムスクをマットに叩き付けるッ</p><p>シェェイッ</p><p>ロビン・ムスクは、綺麗に受け身を取る</p><p>マットの上での闘いは、レスラーである彼女の方が極めている</p><p>クッやるな、コンチクショウ</p><p>ノー・ダメージでスッと立ち上がり、電人Ｍ子を睨む</p><p>それは、こっちのセリフなりィッにゅふふんっふんっ</p><p>ニヤッと微笑む電人Ｍ子</p><p>学生帽に、白いサラシを巻いた胸そして、ガクランのズボン</p><p>少女番長は大きく手を開いてて、構える</p><p>ならばロビン殺法ナンバー２７空中大激突ッッ</p><p>ロビン・ムスクは、再び電人Ｍ子に突進してジャンプ</p><p>今度は、フライング・ラリアットかぁッ</p><p>なんのっ、ようこっ</p><p>電人Ｍ子は、これをヒラリとかわすが</p><p>ロビン・ムスクは、そのままの勢いで正面のリング・ロープに飛び込んで</p><p>ロープの反動を使って電人Ｍ子に飛び掛かるッッ</p><p>トペッ</p><p>背後から、フライング・クロスチョップ</p><p>ふんみゃっ</p><p>ロビン・ムスクの手刀が電人Ｍ子の喉を打つッ</p><p>ひゃゃゃゃぁぁんっ</p><p>そのまま吹っ飛ばされて電人Ｍ子は、マットに倒れ込む</p><p>どうだっコンチクショウ</p><p>ロビン・ムスクは片手を上げ観客席にアピールする</p><p>観戦者たちが、大きく湧いた</p><p>さすが普段から興行で闘っている人は、見せ方を判っているよね</p><p>ある意味予選からずっと瞬殺を繰り返してきたイーディとは真逆な闘い方だ</p><p>慌てず、急がず観客たちに自分たちの闘いを、じっくりと観戦させる</p><p>前の試合のライン晴子さんたちとも違うね場の空気が</p><p>まあねライン晴子さんたちは、スポーツ競技としての格闘家だから、ベストを尽くして相手選手と闘いはするけれどロビン・ムスクさんみたいに、観客に見せることは重視してないもんね</p><p>イーディは、相手選手との空気も、観客の視線も完全無視して自分のリズムで、ひたすら敵を瞬殺し続けている</p><p>ライン晴子さんたちアスリートは、相手選手との空気作りは大切にするが観客の視線を気にするような闘いはしていない</p><p>だけど、ロビン・ムスクは相手選手との空気も、観客たちの視線も大事にしながら、見られる試合を作ろうとしている</p><p>こういう姿勢はあたしたちも、勉強しないといけないよね</p><p>マルゴさんと一緒に、アメリカで格闘技興行をやる予定の寧はそう言う</p><p>イーディのやり方だとどれだけ強くても、ファンが増えないと思うもんロビンさんみたいに、徹底してエンターテインメントであろうとする心構えは素晴らしいと思うよ</p><p>でもわたくしには、少し意識が観客席の方へ行き過ぎることは現在の闘いでは、よろしくないと思いますわ</p><p>武闘派お嬢様栗宮素子さんが言う</p><p>エンターテインメントとしての試合は対戦相手がどちらも、そういう闘いをするという合意が無ければ、成立できないわけですから</p><p>あそれはそうだな</p><p>相手も観客に見せることを重視してくれないとエンタメ路線のロビンさんが一方的に不利になる</p><p>それは大丈夫だと思うよっ</p><p>あの不良番長ちゃんロビン・ムスクに合わせる気はあるみたいだから</p><p>ああロビン・ムスクにフライング・クロスチョップで倒されていた電人Ｍ子は</p><p>ムックリと起き上がるとネコのように、身体をブルルルッと振るわせて</p><p>アンタ、やるやんけマスクのネーチャンよぉぉっ</p><p>落ちていた学帽を拾い、パンパンと埃を払うって被り直すと</p><p>不敵な笑いをニカッと浮かべる</p><p>ふんっマスクのネーチャンではない、わたしはロビン・ムスクだっ</p><p>何でもええわっこんかいっ</p><p>オオオッ</p><p>ああこれはこれで噛み合っている試合だ</p><p>あの電人Ｍ子って子も本当は、格闘技興行の世界の人なんじゃないかな</p><p>オレはそんなことを考えた</p><p>関西ヤクザたちが、どういうメンバーを選抜して送ってきたのか判らないけれど</p><p>格闘技大会に出場させるのだから関西限定の女子プロレス団体とかから、ああいうキャラで売っているレスラーを抜擢してきたんじゃないだろうか</p><p>それは判らないよ少なくともあたしが知っている限り、電人Ｍ子なんてプロレスラーはいないし</p><p>あたし今日のために、日本中の格闘技団体に所属している選手は、ほとんど全部チェックしてるけどあの子の顔にも、覚えはないんだよね</p><p>だけど電人Ｍ子は本職のロビン・ムスクを相手にして、ちゃんとプロレスっぽい試合を成立させている</p><p>行くよっコンチクショウ</p><p>再び、ロビン・ムスクが電人Ｍ子に向かって走るッ</p><p>トゥイヤッ</p><p>身体と身体がぶつかる寸前にロビン・ムスクは、ピョンと電人Ｍ子の肩に飛び乗るッッ</p><p>そして、そのまま両太ももで、ムニュッとＭ子の頭を挟んで</p><p>ティヘラッ</p><p>ぶるるるんっと、Ｍ子の上で大きく身体をネジって彼女の頭を足で挟んだまま</p><p>しゃああああっ</p><p>グググイッと自分の体重で勢いを付けて電人Ｍ子の身体を回転させるように、マットに叩き付けるッ</p><p>電人Ｍ子が、変な悲鳴を上げる</p><p>かなりのダメージを受けたようだ</p><p>うわヘッドシザーズ・ホイップだよっ</p><p>寧が、興奮気味に言った</p><p>さすが、ジュニア・チャンピオンルチャ系の技が上手いねっ</p><p>ルチャ</p><p>メキシコのプロレスだよ身体の軽い選手は、ああやって大きく跳んだり跳ねたりしないと観客にアピールできないから</p><p>しかし、この試合はレスリングではございませんわ</p><p>今日の大会は、総合格闘技ルールだからこのままマットに電人Ｍ子を抑え込んでもロビン・ムスクのフォール勝ちにはならない</p><p>試合の勝敗を決めるのは</p><p>相手選手を完全にノック・アウトするか</p><p>レフェリーがもうダメだとテクニカル・ノックアウトを宣告するか</p><p>あるいは、セコンドがタオルを投げるか</p><p>ドクターストップが宣告されるか</p><p>それ以外は、選手本人のギブアップのみ</p><p>１ラウンド５分の試合を３ラウンドやっても勝敗がつかない場合のみ</p><p>審判員が、優勢だと判断した選手を勝者と認める</p><p>そういうルールだ</p><p>ヘイっカモン起きなさい、朝だよっハイ、ハイ、ハーイ</p><p>ロビン・ムスクは先に立ち上がって、マットに倒れたままの電人Ｍ子に叫びながら手を叩く</p><p>あら、寝技には持ち込まないんですね</p><p>栗宮さんが、意外そうに言う</p><p>寝技だと、Ｍ子ちゃんが対応できないと思ってるんじゃないかな</p><p>えそれなら、寝技を仕掛けたら確実に勝てるじゃないか</p><p>いや、このまま勝っちゃったらロビンちゃん的には、美味しくないんだよあの子としては、もう少し自分の見せ場が欲しいんだと思うよ</p><p>なるほどとっとと勝ちを決めるのではなく</p><p>時間いっぱい観客に見せる試合をやりたいのか</p><p>だから、瞬殺しには行かない</p><p>うううーん、もおおっ頭に来たなりィィこっのーっ、プロレス一代めーッ</p><p>よろよろと起き上がった電人Ｍ子がロビン・ムスクを睨んで、そう言った瞬間</p><p>エイヤサッ</p><p>再び、ロビン・ムスクがタタタと走って、得意の空中戦を仕掛けるッ</p><p>フライ・ハイッ</p><p>フライング・ボディプレスだっ</p><p>ようこそ、ようこっ</p><p>電人Ｍ子は、飛んで来たロビン・ムスクの身体をガバッと受けとめ</p><p>ウラウラウラァァアタイは、でっかい活火山じゃぁぁ大・爆・発ッッ</p><p>そのままロビン・ムスクを肩に抱え上げたままグルグルグルっと、その場で回転して、受け身が取れないような態勢でマットに叩き付けるッ</p><p>エアプレーン・スピン</p><p>あの小さな身体で凄いね</p><p>ムウッ</p><p>お尻からマットに落とされたロビン・ムスクは痛みに苦しんでいる</p><p>どんなもんじゃぁぁいなんぼのもんじゃあいじゃじゃじゃじゃじやあい</p><p>電人Ｍ子のアピールに、試合会場の観客がドッと湧いた</p><p>くぅぅ、コンチクショウまだまだまだぁぁ</p><p>ロビン・ムスクはダメージを残しながらも、ゆっくりと起き上がり</p><p>あたしは、あんたの力を９引き出して、１０の力で勝つんだからねッッ</p><p>電人Ｍ子を指差して鋭く叫ぶ</p><p>みなさーん、プロレスは本当は強いんですよーっ</p><p>ロビン・ムスクが観客席に向かってそう言った瞬間</p><p>それはどうじゃかのっ</p><p>今度は電人Ｍ子の方が、大きく足を上げて</p><p>ロビン・ムスクの頭を狙って蹴るッ</p><p>おおっ、ケンカ・キックだっ</p><p>さっせるかぁぁッシャァァァァァッッ</p><p>ダメージにヨロついていたはずのロビン・ムスクがシュバッと身体を沈ませて</p><p>電人Ｍ子のキックを避ける</p><p>ウッシャァァァァ</p><p>そのまま、身体を回転させながら、彼女の懐に入り込み</p><p>ウォォォォっッッどっ、せいっ</p><p>電人Ｍ子の腕を掴み、足を絡ませたまま後方に倒れ込むッッ</p><p>カワズ掛けか</p><p>いや、ヨッちゃんあれは、カワズ落としだよっ</p><p>どう違うのか、オレには判らない</p><p>むぎゃ、ばふおむぅぅッ</p><p>マットに激しく後頭部を打ちつけられる電人Ｍ子</p><p>これは、かなり効いているぞ</p><p>ウッシャァァァァァウラァァァァァッ</p><p>立ち上がったロビン・ムスクが自分の勝利を確信して高く拳を突き上げる</p><p>オオオオオーッ</p><p>会場全体から、声が上がる</p><p>さすが見せる試合ができる人だ</p><p>んんんんんん</p><p>ふふふふふ、くっくっく</p><p>マットに仰向けで倒れたままの電人Ｍ子は</p><p>くははははははははびゃはっはっはっは</p><p>会場の天井を見上げたままげはげはと笑いだし</p><p>♪るるるんるんるんるるんるんるんオ～レは、死なないーだぁって、世界は丸いんだもんっ行きはヨイヨイ、帰りは怖いしょせん、この世はコネとカネ、るるるるんはぁぁ、ダンチョネ♪</p><p>わけの判らない歌を歌いながらゆっくりと起き上がると</p><p>ロビン・ムスクに向かって</p><p>ぐはははっ電人Ｍ子、復活電人Ｍ子、復活</p><p>自らを鼓舞するように、大きな声でそう繰り返すと</p><p>アンタ、強いよね序盤・中盤・終盤、スキがないと思うよ</p><p>相手にそう言う</p><p>だけど、アタイ、負けないよいくでぇぇぇ、リミッター解除、ソニック・フォーム</p><p>電人Ｍ子は、ガチャッとベルトを外すとストンとズボンを落とす</p><p>アタイが生足になると怖いんやでぇぇぇっっ</p><p>白いムッとした素肌の太ももと青と白の縞々パンティだけの姿になった</p><p>観客席の男たちから歓声が上がるッ</p><p>行くぞッ秘技ッ超常スマッシュ、裸神拳脱げば脱ぐほど強くなぁるッッ</p><p>電人Ｍ子がロビン・ムスクに仕掛けるッッ</p><p>それも両腕をグルグル回すグルグルパンチ状態で</p><p>ロビン・ムスクの周りを全力で走り回るッ</p><p>ロビン・ムスクには電人Ｍ子の攻撃の意図が理解できない</p><p>リリカル、マイカル、マイケルトミオカ全力全壊、スター・ダスト・ブレイカーぁぁッッッ</p><p>電人Ｍ子はさっき脱いだ自分のスボンをズバッと蹴り上げてッ</p><p>ロビン・ムスクの顔にぶつけるッッ</p><p>ロビン・ムスクが怯んだ一瞬の隙を付いて</p><p>ちぇすとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッ</p><p>下半身縞パンだけの不良番長少女が美しいシルエットで、跳び蹴りするッッ</p><p>強烈なキックを直撃で食らう、ロビン</p><p>くぁぁひぃぃぃっ、ふぅぅっ、へぇぇぇぇぇぇっふぉぉぉぉぉぉぉぉッッ</p><p>そのまま電人Ｍ子は、連続蹴りをロビン・ムスクに叩き込んだッッッ</p><p>ま、マズいそ、それまでぇぇぇぇぇッッ</p><p>レフェリーが試合を止める</p><p>ロビン・ムスクは気絶していた</p><p>ロビン・ムスクはリングから担架で医務室へ運ばれて行ったが</p><p>審判員たちは、試合の勝敗に困っていた</p><p>何や何や何やたまたま、脱ぎ散らかしてあったズボンが足に引っ掛かって、あの人の顔に飛んでしまっただけなのじゃわ</p><p>電人Ｍ子は平然とそう言う</p><p>たまたまじゃい意識してやったんじゃないからアタシは無罪ですわアイアム・ノット・ギルティ</p><p>いや、誰が見てもわざとだろ</p><p>観客席も白々しい態度の電人Ｍ子に、みんな呆れている</p><p>ちょっと、いいですか</p><p>さっき開会宣言をした大会主催者の小柄な老人が、審判席にやって来る</p><p>江戸川ナガハルさんだよっ</p><p>江戸川老人は、しばらく審判たちと話すと</p><p>マイクを持って、観客たちに</p><p>はい、またお会いしましたねお前の顔なんかもう見たくないという方も多いと思いますが、少しだけ、お付き合い下さい</p><p>今の試合において反則かもしれない行為が行われたのは、皆さん、ご覧の通りですはい、ボクも見ていましたアナタも見ていましたそこのお爺さんも、お孫さんも見ていましたねびっくりしましたね驚きましたねボクもそうです</p><p>老人は言う</p><p>でもね試合中にズボンを脱いで、それを目隠しに使うというの故意でやったのか、たまたまだったのか、ボクにはよく判らないですねこれ、限り無く反則に近いけれども反則としちゃっていいものか困りますねはい、どうしましょうかね</p><p>だけど、こんなことをいつまでも話していると試合が進まないですねまだ一番軽いクラスのトーナメントです皆さんも、もっとどんどん先の試合を観たいのではありませんかボクは観たいです</p><p>で、どうすんだよっ</p><p>観客席から、ヤジが飛ぶ</p><p>だからって、今ので負けにされたらロビンが可哀相だろ</p><p>そうだ、そうだロビン・ムスクだって自分の団体背負って来てんだぞ</p><p>プロレス舐めたら、承知しねえぞ</p><p>ああ、ロビン・ムスクのファンの人たちなんだな</p><p>はいみなさんのおっしゃる通りですねでも電人Ｍ子さんの反則負けということにしても、今日のこの後の試合にロビン・ムスクさんは出られないですねそれに、このクラスにはリザーブの選手も居ないですですから</p><p>江戸川老人は、一間置いてから言った</p><p>それでボク提案したいんですけれどね今の試合は、勝敗無しの無効試合にしますロビン・ムスクさんには負けは付きませんそれで電人Ｍ子さんには、減点ポイントを付けて、次の試合に進んでもらいます</p><p>減点ポイント</p><p>ここから先の試合で試合が判定になった場合は、Ｍ子さんの負けになりますそういうペナルティを抱えて２回戦に進んでもらおうと思います</p><p>もちろん、また電人Ｍ子さんが反則っぽい行為をした時には、その場で負けということにします不戦勝になるよりは、その方がずっと良い</p><p>江戸川老人は、そう言うが</p><p>何か釈然としないよな</p><p>そんなんでも、もし、そいつが決勝まで勝ち進んで</p><p>そうだよ、優勝しちまったらどーすんだよ</p><p>観客たちはブーブーと文句を言う</p><p>あーら、皆さんはその子がわたしに勝てると思っているの</p><p>次の第４試合に出場する去年の勝者、モンキー・ミミが、鮮やかなピンク色の空手着姿で現われる</p><p>大丈夫よこんな子、決勝以前に、このわたしが蹴散らして差し上げるから</p><p>次の試合にモンキー・ミミが勝利すれば</p><p>２回戦は、自動的に電人Ｍ子との闘いとなる</p><p>マジで言うとるんげしょげしょ</p><p>電人Ｍ子は、モンキー・ミミを見てヘヘッと笑う</p><p>まあ、わたしとの実力差が判らないなんてあなた、本当に馬鹿なのね</p><p>モンキー・ミミも蔑みの眼で、電人Ｍ子を見る</p><p>ミミ、そんな野郎、ブッ殺しちまえ</p><p>モンキー、頼むぞっ</p><p>まだ第１回戦の４試合目が終わってないのに</p><p>観客席から、モンキー・ミミにそんな声が上がる</p><p>ヤッちゃっていいのよねうふふ、ヤッちゃうわよっあたしっ</p><p>モンキー・ミミが、優雅に観客たちに手を振る</p><p>じゃ、そういうことでいいですね、皆さん</p><p>大会主催者の江戸川老人が、マイクでそう言った</p><p>あ、そうそう電人Ｍ子さんは、この先の試合も、ずっと今のままの格好でお願いします</p><p>今のまま</p><p>ズボンを穿き直すの禁止そのままで、やって下さい</p><p>頭に学帽胸はサラシを巻いただけ</p><p>そして、下半身は縞々のパンティ１枚という姿で</p><p>電人Ｍ子は、試合を続けることになった</p><p>では、そういうことでまた、後でお会いしましょうそれでは、それでは、それでは</p><p>うーん、マジで体調が悪いです</p><p>1196．ファイティング・オン　／　アングル</p><p>ていやぁっ</p><p>一番軽いクラスの第１回戦の最後の試合</p><p>前年度のトーナメント優勝者で、超実戦空手トミー・アシダ道場に所属しているモンキー・ミミ選手と</p><p>ブラジリアン柔術欧州藤原氏の正拳３銃士の最後シンマチ・サクラ選手の闘いが始まる</p><p>モンキー・ミミは、全身ピンク色の空手着のままシンマチ選手は、欧州藤原氏のお揃いのタンクトップと短パンだ</p><p>サクラぁっ、しっかり見ていけよっ落ち着いてやれば、勝てない相手じゃないぞっ</p><p>相変わらず欧州藤原氏のコーナー下には、主宰者のレミー藤原選手がセコンドに付いている</p><p>はいッッ、レミーさんっ</p><p>気合い入れてけっ気合い</p><p>うわっしゃぁぁっっ</p><p>そんな２人の様子をモンキー・ミミは冷ややかに見て</p><p>ちょっと、レミーさん逆効果なんじゃないこの子緊張して、身体がガチガチになってるわよ</p><p>余裕たっぷりに、そう言う</p><p>ほら、ちょっと試してみてあげるわよせいやぁっ</p><p>モンキー・ミミは相手に拳が届く距離に、踏み込むッ</p><p>ほらっ、空手パンチ、空手パンチ、空手チョップ、空手キック</p><p>声は軽いがスバズバと重そうな拳と蹴りを繰り出していく</p><p>シンマチ選手は両腕や足で攻撃をガードするが、ずるずると拳圧に負けて、後ろに下がっていく</p><p>あれだけ重そうな攻撃だとガードしていても、ダメージが溜まっていきますね</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんが言う</p><p>すぐに腕が腫れ上がってしまいます効いていますよとっても</p><p>コラぁ、サクラぁぁ下がるな、前に出ろ隙を見て、倒していけっ</p><p>レミー藤原が、リングの下から弟子に叫ぶ</p><p>タックルだぁっ、転がしていけぇぇ打撃に付き合うなっ寝技に持ち込めば、お前の方が強いっ</p><p>そう返事はするがシンマチ・サクラ選手は、防戦一方だ</p><p>モンキー・ミミに一発も反撃できていない</p><p>あーら、失礼ね空手家だって、総合の試合に出場しているんだからグラウンドでの闘いだって、たっぷり練習して来ているわよっ</p><p>モンキー・ミミは、すでに相手の選手をコーナーに追い詰めている</p><p>あたしが寝技が苦手なんて、誰が言ったのそういう、変な噂は立てないでくれるあたしの空手イヤーは地獄耳なんだからおかしなことを言う人は容赦しないわよっ</p><p>そろそろ、キメてあげるわっ空手ウイ～ングッ</p><p>モンキー・ミミはマットをガシッと蹴り</p><p>まるで大きな猛禽類が、空中で大きく翼を広げて敵を威嚇するように</p><p>モンキー・ミミも両腕を大きく広げて、高く高くジャンプした</p><p>空手ビーム</p><p>いや、何がビームなのかよく判らないけれど</p><p>モンキー・ミミの空中跳び膝蹴りが、シンマチ選手の顔にスバッと打ち込まれたッッ</p><p>もぎぅっ</p><p>シンマチさんは、変な悲鳴を上げてガクッとマットに倒れ込む</p><p>ドボボボっと、シンマチ選手の鼻から血が零れる</p><p>ああ、気絶はしていないようだけれど</p><p>ぁぅぅ</p><p>どうするまだやる</p><p>モンキー・ミミは、ニコツと微笑む</p><p>シンマチ選手は、すでに戦意を喪失していた</p><p>ほがふぁが</p><p>でも、口と鼻を思いっきり蹴られて言葉がはっきり、言えない</p><p>そういう時は、どうするんだっけ</p><p>モンキー・ミミが、そう言うと</p><p>シンマチ選手は、マットの床をパンパンと大きく叩いて負けを認めた</p><p>サクラ</p><p>セコンドのレミー藤原が、絶句している</p><p>はい、よくできましたあなた筋は良いわよ基本はできていると思うわでも、レミーさんのところでは強くなれないわよっ</p><p>モンキー・ミミは会場中に聞こえるよう大きな声で、そう言う</p><p>うちのトミー・アシダ道場へいらっしゃいようちならあなたみたいな子だって、ちゃんと才能を伸ばしてあげられるわよ</p><p>リングの上で引き抜きか</p><p>おいっ、モンキー、てめぇっ</p><p>レミー藤原が、カツとなってリング下から睨むが</p><p>あーら、結果が物語っているでしょレミーさんたら修行途中の未熟な子たちを、この大会に出場させてま、３人本戦に残ったのは褒めてあげるけれどでも、あなたのお弟子さんは全員、１回戦負けじゃない</p><p>そうだ欧州藤原氏から、決勝トーナメントに残った３選手は</p><p>コガネイ・ハナ選手が、イーディに失神ノックアウト負け</p><p>カラスヤマ・チトセ選手も、ライン晴子選手に負けた</p><p>そして、最後のシンマチ・サクラ選手はモンキー・ミミとの圧倒的な実力差に、戦意喪失という最悪の敗北をした</p><p>レミーさんのところって、ホント人数だけはいっぱいいるけれど、選手層に厚みがないわよねうちの道場ならこの子たちみたいなレベルでは、こういう大会には出さないわよ</p><p>モンキー・ミミは笑って言う</p><p>うちは有望な選手がたくさんいるものホントはあたしだって、体重別クラスじゃなくって賞金３０００万円のスーパー無制限クラスの方に出たいわよレミーさんの顔も、あたしの空手ビームでギッタンギッタンにしてみたいし</p><p>ざけんなよ、コラぁ</p><p>レミー藤原は、モンキー・ミミに徹底的に貶められて怒りを露わにする</p><p>上等だ、コラァ今から、アタシと勝負しろこの野郎</p><p>レミー藤原は、リングの上に上がろうとする</p><p>いやいや、この２人だと体格差がありすぎるだろう</p><p>レミー藤原は、とても大柄でガッシリした肉体だけれどモンキー・ミミは、一番軽いクラスだから、小柄だ</p><p>あらあら、やりますエキシビション・マッチあたしも、この子相手じゃ、まだ身体が温まりきっていないのよ</p><p>モンキー・ミミは、フットワーク軽くシュッシュとシャドウ・ボクシングして見せる</p><p>そこまででですわ</p><p>リングのモンキー・ミミ側のコーナーの下から</p><p>とても背の高いレミー藤原や、マルゴさんよりも高そうな、赤い空手着姿の女性が現れる</p><p>ミミ、そのお人は、うちの獲物ですわ勝手に獲ったらあきませんよ</p><p>まあポロンお姉様</p><p>モンキー・ミミは、現れた女性選手を見てそう言う</p><p>この人は姿を見ただけでも、相当強そうに見える</p><p>あれがトミー・アシダ道場からスーパー無制限クラスに出場しているポロン・カリスマン選手だよっ</p><p>寧がパンフレットをオレに示してくれた</p><p>ああ、本当だ本名が、オオバヤシ・マチコリング・ネームが大ポロン・カリスマン</p><p>ちなみに、モンキー・ミミ選手の本名はオギワラ・ミミコか</p><p>ミミには、ミミの獲物がおりますやろうちの獲物まで横取りしようとするんなら、可愛いミミでも容赦しませんキッチリとお仕置きしてあげますわ</p><p>ポロン選手が、同門のモンキー・ミミに言う</p><p>この人からは、何か危険な空気を感じる</p><p>キョーコさんやミス・コーデリアたちのような狂気を</p><p>いえいえ、あたしが悪うございましたレミーさんは、どうぞお姉様が屠ってあげて下さい</p><p>モンキー・ミミは、あっさりと姉弟子に謝る</p><p>あらあら、物分かりが良くて何よりやわそういうミミの方が可愛らしくて、うちは好きです</p><p>ポロン選手は、やんわりと微笑むと</p><p>そういうことですからレミーさんは、去年同様、うちがズタボロにしてあげますから楽しみに待ってて下さいね</p><p>舐めんなよ今年こそは、ゼッテェにオメーに勝つ</p><p>ああ、レミー藤原は去年のこの大会で、ポロン選手に負けているんだ</p><p>今年から賞金３０００万円なんだ絶対に、このあたしが優勝してやるからなっ</p><p>そうやってキバり過ぎると足下を掬われますわ</p><p>ポロン選手は控え室の方を見て</p><p>今年は賞金が大きくなりましたから、今までとは違う面白い子たちがたくさん出場していますしな</p><p>それでも勝つのはこのあたしだ</p><p>レミー藤原が、大きな声で宣言する</p><p>そうだ、レミー弟子の分まで勝てよっ</p><p>期待しているぞ、レミー</p><p>レミー様、頑張って下さい</p><p>ゴー・ファイト</p><p>すぐに観客席の欧州藤原氏の応援団がレミー藤原にエールを送る</p><p>レミー藤原は、歓声に応えて太い腕を高く突き上げる</p><p>プロレスだねぇ</p><p>レミー藤原はブラジリアン柔術でモンキー・ミミやポロン選手は、超実戦空手</p><p>どっちもプロレスの選手ではない</p><p>女子プロレスラーだったのは、１つ前の試合に出ていたロビン・ムスクだ</p><p>いやさこうやって、これからの対戦に、因縁を作っておいてさ観客を楽しませようとしているんだよっ</p><p>今日の大会のメインは最後にやる賞金３０００万円のスーパー無制限クラスのトーナメントなんだからさっ今の内から、観客の皆さんが期待するようにアングルを組んでいるんだと思うよっ</p><p>これでレミー藤原さんと、ポロンさんの試合は弟子の敵討ちっていう構図になるんだしさ</p><p>あらかじめ打ち合わせをして今、ああいう風に演技しているんですか</p><p>メグが、寧に聞く</p><p>どうだろうポロンさんとモンキー・ミミさんの方は打ち合わせしてあったんだと思うけれどレミーさんの方は、そうじゃないと思う</p><p>だって、このアングルレミーさんの方が、圧倒的に美味しくないものトミー・アシダ道場の方が有利に進んでるから</p><p>ああレミー藤原は、弟子が全員１回戦で脱落してしまったわけだし</p><p>一方的に、モンキー・ミミ選手やポロン選手に小馬鹿にされている</p><p>これでスーパー無制限クラスの試合で、レミーさんがポロンさんに負けたらホント、欧州藤原氏っていうジムそのものが潰れちゃうかもしれないもん</p><p>というよりそれが狙いなんでしょうね</p><p>トミー・アシダ道場は今日の大会で、欧州藤原氏をコテンパンに負かせて格闘技ジムとしての評判を落とそうとしているのではありませんか</p><p>あたしもそう思う多分、今、欧州藤原氏に付いているスポーンサーや練習生を根こそぎトミー・アシダ道場が奪い獲りたいんだと思うよ</p><p>ああ、確かに欧州藤原氏は選手も多くて、活気がありそうだかもんな</p><p>リングの方では</p><p>うちなぁ、女子格闘技のジムも、最近、少し増えすぎていると思うんよ</p><p>ポロン・カリスマン選手がレミー藤原に言う</p><p>せやから、あなたのところみたいな、中途半端なジムは存在するだけで目障りなんですていうかレミーさんみたいな弱い人に教わるんじゃ、練習生の子らも可哀相ですわ</p><p>うちは楽しいよっどんな子も確実に強くなれるからねっ</p><p>モンキー・ミミが、観客席に向かってアピールする</p><p>あたしやポロンお姉様みたいに強くて綺麗なお姉さんが、いっぱい居るからねっ</p><p>まあ、ミミホントのことでも、そんなに大きな声で言うたらあきませんわうち恥ずかしいですわ</p><p>口では恥ずかしいと言っているがポロン・カリスマンは平然と笑っている</p><p>じゃ、レミーさんそういうことで</p><p>あたしも、２回戦の支度をしないと</p><p>ミミ、控え室で少し相手してあげるわ今のまんまだと、身体に火が付いてないですやろ</p><p>はーい、お願いしますお姉様ぁ</p><p>ほな、皆さんもまた後で</p><p>ポロン選手はそう言うとモンキー・ミミとともに退場して行った</p><p>レミーさん、す、すみません</p><p>リングの上に残されたシンマチ・サクラ選手が顔の血を手で拭って、そう言う</p><p>あたしがふがいなかったばかりに本当に済みません</p><p>モンキー・ミミの攻撃に圧倒され思わず戦意を喪失して、負けを認めてしまったという事実が</p><p>今になって、彼女の中に激しい後悔の念となって心の底から湧き上がって来たんだろう</p><p>済みませんあたし、あたし</p><p>大粒の涙が、ポロポロと鼻血まみれの顔に流れて行く</p><p>もういいんだもういいんだぞサクラ</p><p>レミー藤原は言う</p><p>お前たちの仇は、きっとあたしが取る絶対にだっ</p><p>頑張れ、レミー</p><p>オレたちは、応援しているぞ</p><p>観客席から、またそんな声が上がる</p><p>こうしてモンキー・ミミとポロン・カリスマンの仕組んだアングルが完成する</p><p>レミーさん、あたし、絶対に格闘技止めませんからっレミーさんの下で、絶対に強くなりますっ次は、負けませんっ</p><p>マットの上にへたり込んだままの愛弟子をレミー藤原は、ギュッと抱き締める</p><p>頑張れぇぇ、２人とも</p><p>そんな歓声が、聞こえるが</p><p>オレには、これもまたモンキー・ミミたちが想定したことのように感じた</p><p>もう、そろそろイイカ</p><p>とリング下に、イーディが現れる</p><p>リングの反対側にはライン晴子選手が</p><p>悪いケレド次はアタシたちの試合なのネ</p><p>そうだトーナメントは続く</p><p>これで一番軽いクラスのベスト４が出そろったわけだから</p><p>なもなく、準々決勝を開始致します</p><p>公式アナウンスもそう告げた</p><p>後ろの大型モニターに文字が出る</p><p>準決勝第一試合／チーム・クロモリ所属イーディ・セクストン選手ＶＳ創作マーシャルアーツゴールデンバウム・ジム所属ライン晴子選手</p><p>まだ後ろのクラスの試合もたくさん残っているから、休憩を挟まずにこのまま試合は進行するのだろう</p><p>ホンジャア、やろうネっ</p><p>イーディはいつもの笑顔でとんとんとんと、リングに上がるための階段を昇って行く</p><p>すみません、ここ数年で最悪の体調不良です</p><p>花粉症かと思っていたのですが、雨が降っても辛さが変わらないので</p><p>これは別の病だと確信しました</p><p>1197．ファイテイング・オン　／　イーデイの闘い</p><p>イーディさん、どうなさいますかね</p><p>武闘派お嬢様、栗宮さんがオレに言う</p><p>リングの上では、ベスト4による準決勝第1試合イーディ対ライン晴子さんの闘いが始まろうとしていた</p><p>また、瞬殺で終わらせちまうつもりなのかな</p><p>ここまでのイーディは、全試合試合開始と同時に雷照印を打ち込み、相手の身体が麻痺しているうちにトドメの一撃を与える</p><p>実質、２発だけで対戦相手をノック・アウトしている</p><p>あのライン晴子という選手決して悪くはないと思いますが、イーディさんの実力には叶わないと思います</p><p>栗宮さんはそう言う</p><p>晴子簡単に勝てる相手ではないわよ落ち着いていきなさいね</p><p>はい、マスター</p><p>ライン晴子さんのセコンドには、師匠のルドルフ聖子選手が付いている</p><p>そう言えばマルゴさんは、全然、顔を出さないよね</p><p>確かに、この後マルゴさんも試合があるんだから、イーディのセコンドに付く余裕は無いのかもしれないけれど</p><p>でも、マルゴの出場するスーパー無制限クラスは、プログラムの一番最後だし</p><p>同じスーパー無制限クラスに出場する予定のルドルフ聖子選手や、レミー藤原選手、ポロン・カリスマン選手たちは同門の選手のセコンドに付いている</p><p>そりゃ、マルゴお姉ちゃんとイーディは、同じチーム・クロモリとしてエントリーしているけどさ</p><p>でも、技が全然違うでしょ同じ流派ってわけじゃないし</p><p>マルゴさんは、マーシャルアーツ系の技を使う</p><p>イーディは、ニューオリンズの暗殺教団に伝わっていた暗殺拳だ</p><p>師匠と弟子みたいな関係ではないのですから、余計なイメージが付かないようにイーディさんの試合には、お顔をお出しにならないのだと思います</p><p>栗宮さんが、そう言った</p><p>それにこの後の体重別クラスで、チーム・クロモリとして遙花ちゃんやマリアちゃんも出場するでしょマルゴお姉ちゃんがセコンドとかやって、チームとしての結束をアピールしちゃうと遙花ちゃんたちもイーディみたいな技を使うと勘違いされちゃうよっ</p><p>観客たちや他の選手たちに、イーディの技がチーム・クロモリの選手なら全員使えると思われても困る</p><p>だからチームは同じでも身に付けている技は別々だし、そんなに仲良くないっていう風に見せたいんだと思うよ</p><p>リングの下イーデイ側のコーナーに、美智が現れる</p><p>美智は工藤父と一緒に会場内に入り込んでいる関西ヤクザの嫌がらせ部隊を駆除しに行ったはずだけど</p><p>いつもと同じ超お嬢様校のセーラ服姿の小柄な美少女が、リングの上のイーディに声を掛ける</p><p>何なんだよあの可愛い子は</p><p>観客たちも突然、リング下に現れた美智に興味を示す</p><p>どうしたネ</p><p>イーディが、リングのロープに身体をもたれさせて美智に尋ねる</p><p>もう少し、真面目にやって下さい</p><p>美智のその言葉に、観客席からオーッという声が上がる</p><p>美智の見た目は年齢通りの１５歳の美少女だからな</p><p>しかも、この小さな肉体に恐ろしい戦闘力が秘められていることは、外見からは全く判らない</p><p>すでにリングの上で壮絶な実力を示しているイーディに、美智が意見するというのは</p><p>観客たちには驚くべき光景なのだろう</p><p>アタシ、不真面目カネ</p><p>イーディが、美智に尋ねる</p><p>いささかそう感じられます</p><p>美智は、真っ直ぐにリング上を見上げて答えた</p><p>判ったきちんとやるヨ</p><p>両選手、中央へっ</p><p>レフェリーが、イーディとライン晴子選手を呼ぶ</p><p>いよいよ、試合開始だ</p><p>晴子っ出会い頭だけ気を付けて</p><p>ライン晴子さん側は、イーディの速攻に注意している</p><p>試合開始のゴングが鳴る</p><p>イーディが攻めてくると思って、身構えているライン晴子さん</p><p>おい、アレはやらないのか</p><p>ヘラヘラ笑いながら、ゆっくりとライン晴子さんに近付く</p><p>ホラ、試合開始の時に拳と拳をチョコッと合わせる挨拶のコトネ</p><p>イーディは、自分の拳をスッと突き出す</p><p>この試合はアンタのリズムに合わせてあげるヨ</p><p>ライン晴子さんはほんの一瞬だけ、イーディの拳に自分の拳を合わせると</p><p>テイヤッハイッ、ハイッ、ハイッ</p><p>いきなりイーディに対して連続蹴りでラッシュする</p><p>ふん♪ふん♪ふん♪</p><p>イーディは、ライン晴子さんの蹴りを全て避けた</p><p>じゃあ、こっちもいくネッ</p><p>そして、今度はイーディの方がキックを次々と繰り出す</p><p>うっはっぐっ</p><p>ライン晴子さんは、イーディのように軽々と相手の蹴りを躱すことはできない</p><p>全て、腕でガードして何とか致命傷にはならないようにしているが</p><p>晴子距離を取って１回、仕切り直しよっ</p><p>ライン晴子さんは、後ろに下がろうとするが</p><p>そうはさせないネ</p><p>イーディは跳んで、ライン晴子さんにドロップキックを食らわせようとする</p><p>ライン晴子さんは、イーディの足を力いっぱい払い除ける</p><p>マットの上に引っ繰り返るイーディの身体</p><p>今よ、晴子</p><p>セコンドのルドルフ聖子さんが叫ぶ</p><p>ライン晴子さんは、イーディの上にのし掛かって寝技で勝負しようとする</p><p>そいつは、どう見たって打撃屋なのよっグラウンドの技術なら、晴子の方が上のはずよっ</p><p>師匠の言葉通り、ライン晴子さんはマウントポジジョンでイーディを抑え込もうとするが</p><p>ライン晴子さんの身体が、突然電撃を食らったみたいに吹っ飛ぶ</p><p>ここで雷照印か</p><p>そのままイーディは、ライン晴子さんの背中に廻り込んで</p><p>腕で首を締めるッ</p><p>スリーパー・ホールドか</p><p>まだ雷照印の影響で、身体が痺れたままのライン晴子さんはどうすることもできない</p><p>リングの中にタオルが投げ込まれた</p><p>ルドルフ聖子さんが、弟子の敗北を認めた</p><p>カンカンカンカン</p><p>ゴングが打ち鳴らされる</p><p>それまでだっ</p><p>レフェリーの声に、イーディは首締めを止めた</p><p>晴子</p><p>慌ててリングの中に飛び込んでくるルドルフ聖子さん</p><p>大丈夫ヨしばらくしたら、痺れは取れるネ身体にも深刻なダメージは残ってないカラ</p><p>アナタならすぐにタオルを投げ込んでくれると思ってたネウン、良カッタ</p><p>雷照印で身体が麻痺した状態での首締めは相当、危険な行為だったんだろう</p><p>でも、ルドルフ聖子さんが、即座にタオルを投げ込んだからライン晴子さんの身体に支障はない</p><p>せ、聖子さん</p><p>ようやく、ライン晴子さんが喋れるようになる</p><p>聖子さんあたし</p><p>ええ泣きなさい、悔しかった、いっぱい泣けばいいのよそれで、今日の日の屈辱を絶対に忘れないでね</p><p>イーディは、そんな２人をいつもの笑顔で、ヘラヘラと見ている</p><p>お前やればちゃんとできるんじゃねーか</p><p>観客席から、イーディにそんな声が上がる</p><p>観客たちの大部分はイーディが雷照印を使ったことに気付いていない</p><p>マウントポジションを取ろうとしたライン晴子さんが、一瞬、身体のバランスを崩したところを付いて一気に逆転したように見えている</p><p>あたしの指示ミスよ寝技に持ち込んだら、あの技が来るっていうのを見逃していたわ</p><p>ルドルフ聖子さんは、そう言う</p><p>それは判らないヨそのコが、アタシが反撃する前に寝技をキメていたら負けていたのはアタシの方ネ</p><p>この技気を練るのに間がいるノネダカラ、今、このコに食らわせたのも慌ててやったカラ、本来の３０パーセントぐらいの威力ナノネ</p><p>ああ、だからいつもは試合開始と同時に仕掛けているのね</p><p>ルドルフさんは、納得する</p><p>試合開始ギリギリまで、気を練っているからゴングと同時に、１００パーセントの雷照印を打ち込める</p><p>でも、いいのそんな大切なこと、あたしたちに教えちゃって</p><p>ルドルフ聖子さんは、クスッと笑う</p><p>ああ、自信があるのねそんなことを教えてぐらいでは、絶対に負けないっていう</p><p>コレ以上は、手の内は見せないヨ</p><p>あなたみたいな化け物が、どうして体重別クラスの方に出場しているのよスーパー無制限クラスなら、このあたしがギッタンギッタンにしてあげられるのに</p><p>ウチのマルゴも相当なMONSTERネダカラそっちのクラスは任せたノヨ</p><p>あら、そうじゃあ、その人と対戦するのを楽しみにするわ</p><p>ルドルフさんは、そう言う</p><p>楽しかったヨ、ハルコまたやろうネ</p><p>笑顔で、そう言うイーディに、ライン晴子さんは</p><p>次は負けません</p><p>キッと強い眼で、イーディを睨む</p><p>２人のそんなやり取りを聞いて観客席は、また大きく盛り上がる</p><p>うん、あの子はいいかもね</p><p>アメリカに連れていく選手だよっマルゴお姉ちゃんとイーディたちだけじゃあ組める試合が少なくなっちゃうから</p><p>寧はマルゴさんとアメリカでの格闘技興行を計画している</p><p>今日はさ人材探しもしているんだよっライン晴子ちゃんは、清潔感もあるしアメリカでも、人気出ると思うよっ</p><p>でも、ライン晴子さんは師匠のルドルフ聖子さんとの絆が固そうだしヤッちゃんたちの企画に引き抜くのは難しいんじゃないか</p><p>そんなのルドルフ聖子さんごと、出場を打診すればいいんだよっ</p><p>ああ、師匠と弟子セットでアメリカに連れていくのか</p><p>あたしたちのアメリカ興行はルドルフさんたちにとっても美味しい話のはずだからさ</p><p>全米進出全世界的に名を売ることのできる女子格闘技大会にする</p><p>もっともこの後の試合で、ルドルフさんの実力を見せてもらわないと、最終決定はできないけれどねっ</p><p>ああ、師匠の方が弟子よりもセンスも才能も劣っているというケースもありますものね</p><p>師匠っていうのは、弟子よりもずっと優れていないとダメなんじゃないのか</p><p>格闘技の団体を運営する能力と、本人の強さは別のものですからなかなか難しいものなんですよ</p><p>栗宮さんは、笑顔でそう言った</p><p>ところで、これまでの試合で他に興味を持たれた選手はいらっしゃいますか</p><p>そう聞かれて寧は</p><p>うーん、欧州藤原氏の３人は良いところが見られなかったよねロビン・ムスクもプロレスに特化し過ぎてる感じだし</p><p>電人M子さんとモンキー・ミミさんは</p><p>あの２人は、ちょっと判らないなぁ強いってことは判ってるけれど</p><p>次はその電人M子対モンキー・ミミの対決となる</p><p>ま、試合を観て考えるよっ</p><p>美智が戻って来た</p><p>ご主人様、ただ今、戻りました</p><p>スッと、自分の元の席に座る</p><p>イーディが観客の注意をリングに向けている間に、客席内にいる敵は全て駆逐致しました</p><p>そうかだから、美智はイーディにあんなことを言ったのか</p><p>瞬殺では何人もの敵を倒す余裕が無い</p><p>これから会場内に侵入して来ようとする敵については父上が排除して下さるそうです</p><p>美智が観客席、後方を見る</p><p>ああ、工藤父がこっちに向かって軽く手を上げる</p><p>じゃあ、この会場の中はもう安全なんだ</p><p>はい、後は出場者だけです</p><p>各クラスに敵の手の者、関西ガチ虎一家の所属選手が、本戦に残っていますから</p><p>美智は、リングの方に視線を送る</p><p>ああこの一番軽いクラスの関西ガチ虎一家の刺客である、電人M子が現れた</p><p>先ほどと同じ学帽に、胸はサラシ巻き、縞パンのみというスタイルで</p><p>イーディとマルゴお姉様は実力で、敵を打ち倒されるでしょうが</p><p>ああ、工藤遙花と剣道マリアはガチ虎一家にやられてしまうかもしれないな</p><p>試合前に何とかして、出場を辞退させるしかないのか</p><p>それでしたら、わたくしにお任せ下さい</p><p>ずっと黙っていたキヌカが口を開く</p><p>このような場合のための、ステルス・キヌカでございます</p><p>キヌカは、そう言って黒頭巾と覆面を取り出す</p><p>熱と頭痛と重い咳で苦しんでます</p><p>死ぬかもしれませんうー</p><p>こういう体調で元気な子たちを書くのはツライです</p><p>1198ファイティング・オン　／　２つの結末</p><p>・大ポロン・カリスマン／２７歳超実戦空手トミー・アシダ道場所属インチキ京都弁を使う</p><p>・モンキー・ミミ／26歳昨年の４８キロ級チャンピオン超実戦空手トミー・アシダ道場所属</p><p>さてでは、とっとと終わらせてしまいましょうか</p><p>鮮やかなピンク色の空手着を着た、去年のこのクラスの覇者モンキー・ミミがリングに上がる</p><p>一番軽いクラスの準決勝、第2試合</p><p>モンキー・ミミ対電人M子との闘いが始まる</p><p>くくっわいのこと、簡単に倒せると思っとるんか</p><p>前戦でのペナルティで下半身は縞パン1枚で闘うことになった、電人M子がニヤッと笑う</p><p>ええ、あなた程度の選手は簡単にヒネリ潰させてもらうわよマトモに相手したらバカを見るだけみたいだし</p><p>モンキー・ミミも、不敵な笑みを浮かべる</p><p>あなたの身体能力が、人並み以上だってことは認めるけれどあなたからは、格闘技のセンスとかは全然感じないもの邪悪さだけよね、あなたって</p><p>邪悪でなんぼですわ</p><p>そう返す電人M子を見て、モンキー・ミミは</p><p>あなた、裏格闘技の人でしょ</p><p>裏</p><p>聞いたことがあるわ関西の方で賭の対象になって闘う裏の格闘技があるって話をルール無用、何でもありの現代の拳闘士あなた、多分そこの世界から来たのよね</p><p>だったら、何じゃい</p><p>電人M子は、あっさりと認める</p><p>困るのよね裏の人は、ずーっと裏に居てもらわないと表の世界の人間であるあたしたちは</p><p>裏の人間が、表のヤツラよりも強いことが、世間に知られたら困るからやろ</p><p>ニヤッと笑う電人M子</p><p>まさかあなたたちこそ弱いから、裏の世界に沈むハメになったんでしょホントに強ければ、ヤクザなんかのオモチャにはならないものね</p><p>モンキー・ミミは肩や首を軽く廻して、闘いに備える</p><p>あたしが困るって言ったのはメンド臭いからよ裏の人間が光ある場所に出て来たら、きっちり退治しないといけないから悪いけれど再起不能になってもらうわ</p><p>ロビン・ムスクちゃんみたいな、真面目に格闘技をやっている子があなたみたいな人のせいでケガさせられたんですもの２度と表の世界に、顔出しできないようにしてあげる</p><p>やれるもんなら、やってみーや</p><p>ゴングが鳴った</p><p>スァァァァァァァッ</p><p>モンキー・ミミ選手が、一気に電人M子との間合いを詰める</p><p>ほよっ、ほよっ、ほよっ</p><p>電人M子は、奇声を上げながらカウンター狙いのパンチを繰り出すが</p><p>遅い、遅い、遅いわよっ</p><p>全て、モンキー・ミミに避けられる</p><p>ほら、捕まえたっ</p><p>モンキー・ミミの手が電人M子の腕を掴んだように見えたが</p><p>ヌルリッと滑ってM子の腕が捉えられない</p><p>今じゃっ</p><p>逆に電人M子のキックが、モンキー・ミミの頭を狙う</p><p>モンキー・ミミは、何とか腕でキックをガードするが</p><p>その蹴りもヌルルルッと</p><p>あなた、全身に何か塗ってるわね</p><p>モンキー・ミミは、一旦、距離を取ってからM子に叫んだ</p><p>乾燥肌なんじゃいクリームを塗って何が悪いっ</p><p>何がクリームよそれはもうワセリンでしょっ</p><p>そんなん知ったことかぁぁ</p><p>今度は電人M子の方が、モンキー・ミミを攻撃する</p><p>あれ、全身に塗ってますね足の裏以外は全て</p><p>ああ、そっか足の裏までヌルヌルさせたら、踏ん張れないもんな</p><p>踏ん張るどころか、マットの上にまともに立てなくなります</p><p>しぇしぇ、しぇしぇっ、しぇけなべいびー</p><p>また訳の判らない奇声を発しながら、電人M子がモンキー・ミミにパンチをラッシュしていく</p><p>モンキー・ミミは防戦一方だ</p><p>ミミ</p><p>モンキー・ミミ側のコーナー・ポスト下に同門のポロン・カリスマン選手が現れる</p><p>髪ですその人頭の毛にまでは、塗ってないどす</p><p>そうか頭にまでベットリとクリームを付けたら</p><p>髪の毛がペッタリと頭に張り付いて異様な外見になる</p><p>全身ヌルヌルなのが、最初からバレてしまうし</p><p>クリームが流れて、自分の眼に入る危険性もあるから</p><p>最高よ、そのアドバイスッ</p><p>モンキー・ミミは、シュワッと電人M子のパンチをかいくぐると</p><p>両手でグワシッと、電人M子の髪の毛を掴むッッ</p><p>空手ホームランッッ</p><p>そのまま力任せに、ブオンッと電人M子の身体をブン投げたッ</p><p>ぎょぇぇぇぇぇぇぇッッ</p><p>投げ飛ばされた電人M子は、ドカッと背中からマットの上に倒れるが</p><p>全身にヌルヌル・クリームを塗っているから、そのままツーッと</p><p>マットの上を滑って流れて行く</p><p>ほええ</p><p>あマットの端から、リング下に落ちた</p><p>それを狙ってモンキー・ミミは</p><p>空手ウイングッッ</p><p>大きくジャンプして、コーナーポストの上に立つと</p><p>リング下の電人M子に向かって</p><p>空手トルピード</p><p>一直線にダイブするッ</p><p>ぐぇぇぇぇぇぇぇッッ</p><p>電人M子の身体を全身で押し潰すッッ</p><p>そこまでだっドクターっ</p><p>レフェリーが、試合を止めた</p><p>うおっしゃぁぁ</p><p>モンキー・ミミは大きく勝ちどきの声を上げ</p><p>１人だけ、リングの中に戻って来る</p><p>うぉぉぉぉぉぉぉ</p><p>観客たちは、最高に興奮していた</p><p>さすがモンキー</p><p>強いぜ、負けないぜ</p><p>モンキー・ミミは片手を上げて、観客たちの声に応えるが</p><p>ちっ、あいつのヌルヌルが付いちまったよ</p><p>手や足に付いたクリームを、空手着の裾で拭っていた</p><p>体重別・４８キロクラスの準決勝第２戦の勝者は、モンキー・ミミ選手ですイーディ・セクストン選手との決勝戦は、５４キロ級の準決勝戦の後に行います</p><p>そんなアナウンスが、会場内に響く</p><p>ああ、このまま決勝戦だと、今、闘ったばかりのモンキーさんが不利だもんね</p><p>かといって、この後も試合が立て込んでますから休憩時間を挟むわけにはいきませんし</p><p>栗宮さんも、そう言う</p><p>最後のスーパー無制限クラス以外は、決勝戦だけ次のクラスの試合の途中に組み込んでいくんですね</p><p>モンキーさんは、身体に電人M子のヌルヌルが付いているから、シャワーを浴びないといけないし空手着も着替えた方が良い</p><p>決勝戦前に、少しでも時間が空く方が助かるだろう</p><p>引き続き、体重別５４キロクラスの決勝トーナメントを行います</p><p>場内アナウンスが、そう告げた</p><p>姉上の出番です</p><p>ああ、リングの前にドタドタとテレビのスタッフが現れる</p><p>美智の姉の工藤遙花は去年の高校生空手チャンピオンで、それなりに顔が知られているから</p><p>今日は、テレビのドキュメンタリー番組が密着取材に来ている</p><p>それでは５４キロクラス選手入場</p><p>さっきのイーディたちのように５４キロクラスでも、入場行進曲に合わせて、選手が次々と現れる</p><p>あれ一番軽いクラスと比べて、普通な子ばかりだな</p><p>覆面女子レスラーとか、ピンク色の空手着の選手とかはいない</p><p>普通の空手着や柔道着を着た選手がほとんどだ</p><p>さっきのクラスの方が異常だったんじゃないの</p><p>うんそうかもしれない</p><p>ああ、欧州藤原氏のトレーニング・ウェアの選手もいる</p><p>レミー藤原のところは、本当に選手がたくさんいるんだな</p><p>あ姉上です</p><p>工藤遙花も真っ白な空手着スタイルで登場した</p><p>今の彼女に死角は無いッ空手界の女子高生クィーンだッチーム・クロモリ所属、工藤遙花ァァッッ</p><p>紹介アナウンスに合わせて、観客席に手を振る遙花</p><p>観客席の男たちが湧く</p><p>こうやって遠くから見ている分にはそれなりの美少女なんだけどねぇ</p><p>ああ、美智の姉だから綺麗なことは、綺麗なんだけれど</p><p>オレも思わず言葉が出る</p><p>うん、ヨッちゃんそうなんだよねぇ</p><p>とにかく工藤遙花は残念な子だ</p><p>武闘派お嬢様の栗宮さんが、オレに言う</p><p>工藤遙花さんの２人後ろに</p><p>さっきのクラスの電人M子のように</p><p>学帽ガクラン・ケンカ番長スタイルの女が現れる</p><p>裏格闘技界からの第２の刺客ッ生で拝んでオドロキやがれっ関西ガチ虎一家所属、原人Ｌ子だァッ</p><p>さっきが電人Ｍ子で今度は原人Ｌ子か</p><p>関西ガチ虎一家の目的は、あたしたちに対する嫌がらせだから出場選手は、リングの上でうちのチームの選手を潰すつもりだと思うんだけれど</p><p>観客席やこの会場に入り込んだ関西ヤクザの手下たちはすでに、美智と工藤父が全員駆除している</p><p>残っているのは予選に勝ち残って本戦トーナメントへの出場を決めた関西ガチ虎一家の選手だけだ</p><p>でも前のクラスみたいに、イーディと当たる前に他の選手に負けてしまうこともあるから</p><p>あれは予想外だったんじゃない電人Ｍ子は、モンキーさんに勝つ気満々だったし</p><p>寧は、そう言うがすでに１人ヤられてしまっているのだから、ガチ虎一家の連中が無茶なことを仕掛けて来る可能性もあるんだよな</p><p>５４キロクラスも以上、８名でトーナメント戦を行いますッッ</p><p>リング下に８人の選手が並んだところで場内アナウンスが、そう告げた</p><p>異議ありッ</p><p>シャシュッと黒い小さな影が、リングの上に跳ね上がるッ</p><p>シュバッとコーナーの柱の上に立ったのは</p><p>ステルス・キヌカ推参</p><p>顔を黒い頭巾で隠したキヌカだった</p><p>おっ、ステルス・キヌカだっ</p><p>おいっ、まじかよっ</p><p>キヌカはこの間この姿で雪乃のテレビ番組に出ている</p><p>原人Ｌ子覚悟ぉッ</p><p>キヌカはコーナーポストの上から、原人Ｌ子を指差す</p><p>原人Ｌ子も、この突然の闖入者に戸惑っている</p><p>あなたは、わたくしの親のカタキなのですっ親のカタキ、覚悟っ</p><p>わ、ワタシは</p><p>カタキと言ったらカタキなのですっ多分、カタキなんですっきっと、カタキなんですっカタキなんじゃないかなま、ちょっと覚悟をするのですッ</p><p>一気にたたみ掛けるように言うキヌカ</p><p>食らえッステルス流星キックッッ</p><p>そのまま、キヌカはコーナーの柱から高くジャンプすると</p><p>原人Ｍ子目掛けてキックを放つッ</p><p>慌てて、両腕でガードを固める原人Ｌ子</p><p>キヌカは、彼女の腕を蹴って再び上空へ舞うと</p><p>ステルス・反転ローリング・クラッシュ</p><p>今度は、クルクルッと縦に回転しながら、原人Ｍ子の後頭部に</p><p>ジャスト・ミートッッ</p><p>カカト落としをキメた</p><p>ミギィィィッッ</p><p>原人Ｍ子は</p><p>ち、チガウワタシカタキ、チガウ</p><p>それだけ呟くとそのまま、ガクッと失神て倒れた</p><p>正義は勝つ</p><p>黒頭巾のキヌカは、勝利のポーズを取る</p><p>嵐ともにやって来て、悪を蹴散らす嵐の娘ステルス・キヌカはどこへ行くステルス・キヌカこそ誠の少女の姿なのである</p><p>自ら、意味不明なナレーションを叫ぶと</p><p>サラバだ、諸君</p><p>ステルス・キヌカはシュパタタッと、風の様に走り去って行く</p><p>会場は、シーンと静まり返っていた</p><p>ああ、なるほど覆面をすれば、良いのですわね</p><p>栗宮さんの警護役の御厨くるみさんが、そんなことを言い出した</p><p>遙花たちの試合は、簡単に触れるだけにします</p><p>体調が直りません熱と咳に苦しんでます</p><p>杉なんてなくなればいいのに</p><p>1199．ファイティング・オン　／　工藤姉妹</p><p>えー先ほどのトラブルによる負傷で、関西ガチ虎一家所属、原人Ｌ子選手は決勝トーナメントに出場できなくなりました</p><p>場内にアナウンスが流れる</p><p>つきましては体重別・５４キロクラスは、昨年度の優勝者である大雪山柔道クラブ所属・武蔵トモエ選手を１回戦シードとして、７人によるトーナメントと致します</p><p>後のスケジュールが詰まっているから、そういうことになるんだな</p><p>対戦は、次のようになります</p><p>リングの後ろの大型モニターに対戦表が表示される</p><p>１回戦第１試合／ダイヤモンド愛子カワウチ道場ＶＳ小松竜子トゥインクル・クラブ</p><p>第２試合／工藤遙花チーム・クロモリＶＳ岩崎ヒロミマドンナ・ララバイ</p><p>第３試合／レイン・ボーマンカワウチ道場ＶＳ岩崎ヨシミみんなのジム</p><p>１回戦シード／武蔵トモエ大雪山柔道クラブ</p><p>準決勝の組み合わせは、第１試合と第２試合の勝者と、第３試合の勝者とシード選手で行います</p><p>うん工藤遙花は、第２試合か</p><p>リングに第１試合の選手たちが上がり、対戦の準備をしている</p><p>ありす、どうだここまで観て</p><p>オレはお屋敷から、メグとキヌカと一緒に連れて来たありすに尋ねる</p><p>わたくしこういう試合を観るのは、生まれて初めてなので何と表現したら良いのか判りませんが</p><p>ありすは答える</p><p>でも、皆さん、一生懸命に鍛錬を重ねて今日の試合に臨まれているんですよねわたくしも早く、何か、一生懸命に打ち込めるものを見つけたいと感じました</p><p>この子は、本当に真面目な子だ</p><p>槍術でしたら、わたくしが教えてさしあげますわ</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんが、そう言う</p><p>いえ、あのわたくし、闘いたいわけではございませんのでその</p><p>うんありすに、戦闘は似合わない</p><p>あら、残念ですわ</p><p>でも身体を動かすのは気持ち良いことよありすさんは、もっと外で汗をかいた方が良いと思うわ</p><p>オレたちの家族になってから、ありすはほとんど外出していない</p><p>来週からは、マナや双子たちと中学校の特別クラスに通うことになっているけれど</p><p>基本的にはお屋敷の中に閉じ籠もったままになっている</p><p>あ、はいそうでございますね</p><p>うんありすちゃんは、お屋敷に来てからたっぷり汗をかくのはベッドの上だけだもんねっ</p><p>顔を赤らめるありす</p><p>ベッドの上で汗を</p><p>不思議そうに栗宮さんと、彼女の警護役の御厨さんがありすの顔を見る</p><p>あの黒森様のお側に置いていただいておりますのでわたくしにはわたくしのお役目がございます</p><p>ありすはオレのセックス奴隷だ</p><p>ベッドの上でどのようなお役目を</p><p>栗宮さんが、そう尋ねると同時に</p><p>キヌカが、返って来る</p><p>ステレス・キヌカとしての黒頭巾を外して来ているので周りの観客にはバレていない</p><p>キヌカの見た目は小さくて可愛らしい女の子だから</p><p>この小さな肉体に、あの破壊的な戦闘力が詰まっているとはとても、想像できない</p><p>ああ、お帰りキヌカご苦労さん</p><p>キヌカが、オレの方に頭を突き出す</p><p>ああ頭を撫でて欲しいんだな</p><p>うん良くやった偉いぞ</p><p>オレはキヌカの頭を撫で撫でしてやる</p><p>キヌカは、いつものように余り表情は出さないが嬉しそうに、そう言った</p><p>５４キロクラスの試合は問題なく進んで行く</p><p>ええと第１試合は、小松竜子選手が勝ったらしい</p><p>次は美智のお姉さんの出番だぞ</p><p>第２試合工藤遙花は、相変わらずテレビ局のカメラを引き連れている</p><p>美智は遙花さんのセコンドに付きたいんじゃないのか</p><p>オレは美智に尋ねてみた</p><p>現在のわたくしのお役目はご主人様たちの警護でございますから</p><p>美智は、いつもの無表情でそう言う</p><p>でも、客席内に入り込んでいた敵は全て駆逐したんだろ</p><p>警護でしたら、うちの御厨もキヌカさんも居ますし</p><p>栗宮さんも美智に、そう言ってくれた</p><p>ですが、わたくしは</p><p>美智は、口籠もったまま動かない</p><p>ここはオレが見ているからお前、遙花に付いてやってくれよ</p><p>振り向くと工藤父が、観客席の一番後ろから、オレたちの席にまで降りて来ていた</p><p>ああ、場内のチェックは、ちゃんとオレの仲間たちにやらせているから、安心しろ</p><p>外から新たに関西ヤクザの配下が入って来ないように</p><p>オレは、ほら遙花のヤツには嫌われているからよだから、美智悪リィけど、オレの代わりに遙花の側に付いててやってくれねーか</p><p>工藤遙花は工藤父が、ジッちゃんの直属で裏の仕事をやっていることを知らない</p><p>工藤探偵事務所なんてものを作って、好き勝手に遊んで生きていると思い込んでいる</p><p>わたくしも姉上には嫌われています</p><p>香月家の令嬢・みすずの警護役だ</p><p>かつて遙花が望んでいた警護員のエリートコースを美智は歩んでいる</p><p>工藤遙花には、３歳も年下の妹に負けたコンプレックスが根深く残っている</p><p>そんでもオレよりは嫌われてねーだろ</p><p>工藤父の声は、寂しそうだった</p><p>美智、行こうオレも一緒に行ってやるから</p><p>美智は驚くが、オレは席を立ち</p><p>工藤さんみんなの警護、お願いします</p><p>おうっ、任せとけ</p><p>オレは美智の手を引いてリング下へ向かう</p><p>美智の手は緊張していた</p><p>何だね、君たちは</p><p>リングサイドで、呼び止められるが</p><p>チーム・クロモリの者です</p><p>オレは平然と、押し入ってしまった</p><p>今日の試合はたくさんのジムや道場の人たちが入り乱れているから</p><p>堂々としていれば、問題なく入れて貰える</p><p>リング下で空手着姿の工藤遙花を捕まえた同じく空手着姿の剣道マリアも居る</p><p>な、何よ美智</p><p>工藤遙花は美智の顔を見て、不快そうに言った</p><p>あたし、これから試合なんだから判っているの</p><p>テレビのカメラがあるからそれ以上のことは言わない</p><p>姉上頑張って下さいご武運を祈ります</p><p>とテレビ関係者の偉そうな立場っぽいオッサンが</p><p>おい、妹さんも撮しておいてくれ</p><p>カメラに指示する</p><p>ち、ちょっとあのこれって、あたしへの取材ですよね</p><p>工藤遙花は、慌ててそう言うが</p><p>もちろん、そうだけれどさっき、妹さんが控え室に来た時にも思ったんだけれどこっちの絵の方が、テレビ的に美味しいかなぁって</p><p>オレたちは試合前に工藤遙花たちを激励に行った</p><p>その時も近くにテレビ・カメラがあったから</p><p>あ、あたしより美智の方が良いんですか</p><p>テレビ局の人は笑う</p><p>そんなわけないってのそういうことじゃないです工藤遙花さんは、女子高生美少女空手チャンピオンで工藤遙花さんが、この大人も出る大会に挑戦するっていうのが今回の番組の主旨ですけれどでも、妹さんも、相当な美人さんじゃないですか</p><p>テレビの人は、ニヤニヤと遙花と美智を見比べて</p><p>美少女姉妹っていう方が、美味しさが増しますし麗しい姉の闘いを見守る、美しい妹っていうのステキじゃないですかえっと、そこの君もチーム・クロモリの人</p><p>ってオレのことか</p><p>そこだと、カメラに撮っちゃうからこっちに来ててくれる邪魔だから</p><p>ああオレは邪魔か</p><p>オレは、カメラの死角に入る</p><p>うん、いいねいいねこの絵で行きましょーッ</p><p>軽薄な感じに、テレビの人が決めてしまった</p><p>美智さっきみたいなアドバイスは、いらないからね</p><p>工藤遙花は、美智を睨んで言う</p><p>あたしの技は空手なのよあんたの使う、古臭い変な技とは違うのよあんたのアドバイスなんか聞いたら、かえって調子が狂っちゃうわ</p><p>さっき美智に反応速度を修正されたことに反発しているらしい</p><p>今は特に何も申しません</p><p>美智はリングの反対側の対戦相手をちらっと見る</p><p>あの方なら油断さえしなければ、姉上の実力なら必ず勝てるはずですから</p><p>あ、当たり前でしょあんた、あたしを誰だと思っているのよ</p><p>工藤遙花は、妹に褒められたと思っていい気になる</p><p>そういう態度が油断に繋がります</p><p>あちらの選手姉上が想像している以上に、フットワークが巧みだと思いますしリーチも長いですあちらが得意とする距離で闘ってはいけません</p><p>美智は一目で相手の能力を見抜く</p><p>そ、そんなの判っているわよだから、少し距離を取って闘えばいいんでしょ</p><p>工藤遙花は、そう言うが</p><p>姉上逆です距離を詰めて下さいインファイトに徹すれば、姉上のペースで闘えますから</p><p>あ、当たり前じゃない判ってたわよあたしは</p><p>両選手、リングへ</p><p>レフェリーに声を掛けられて工藤遙花は</p><p>リングへと上がって行く</p><p>判ってたわよあたしは美智に言われなくても、判ってたんだからね</p><p>リングのロープを潜りながら、美智に振り向いてそう言う</p><p>お姉さんは、あなたにとってどんな人ですか</p><p>とテレビの人の指示で、女のリポーターが美智にマイクを向ける</p><p>美智はリング上の遙花を見上げたまま</p><p>いつも心配していますでも姉妹でございますから</p><p>溜息を吐いてそう言う</p><p>工藤遙花は緒戦に無事勝利した</p><p>２ラウンド丸まる使って、最後は判定だったけれど</p><p>それでもジャッジは全員、工藤遙花の勝ちだと判断した</p><p>はぁ、はぁ、はぁみ、見てたわよねか、勝ったわよ</p><p>全身汗だくで、工藤遙花はリングから降りて来た</p><p>すぐに、リングの上に次の試合の選手たちが上がって行く</p><p>さすが、去年の高校チャンピオン今、対戦した岩崎選手は３２歳のベテラン格闘家ですよ</p><p>リポーターの女性は、興奮気味にそう言う</p><p>現役の女子高生が、大人の選手と互角以上の闘いをして勝つなんて快挙ですよ</p><p>あこの人たちは</p><p>工藤遙花のことだけ取材に来ているから、判ってないんだ</p><p>いえ、快挙でしたらすでに、高校１年生の選手が、４８キロ級クラスの決勝に残っていますので</p><p>美智がいつもの無表情で言う</p><p>姉上はすでに高校３年生ですしまだ、本戦トーナメントの１回戦に勝っただけですし誠に申し訳ありませんが、今の選手は特筆すべきほど強くはありませんでした</p><p>いや、あの、でもあなたのお姉さんが勝ったんですから</p><p>レポーターの女性は、美智の態度に困惑している</p><p>いいんです今、美智が話していた、下のクラスで決勝に残っている女子高生もあたしたちと同じチームの子ですから</p><p>ムスッとして工藤遙花は言う</p><p>アメリカから来た、留学生の子ですけどっ</p><p>勝ったのに、美智が褒めてくれないことにムクれているらしい</p><p>あ、ああそうなんですかえっとその選手も、取材した方が良いですか</p><p>リポーターの女性は、さっきの責任者らしいテレビの人に尋ねるが</p><p>しないでいいですっいえ、しないで下さい</p><p>工藤遙花は、はっきりと言う</p><p>イーディを取材されたらドキュメンタリー番組の主役の座を奪われてしまうと感じたのだろう</p><p>そんなことより、遙花さん次の試合、見ておいた方がいいんじゃないですか</p><p>リングの上では、１回戦の第３試合が始まろうとしている</p><p>レイン・ボーマン選手対岩崎ヨシミだ</p><p>み、見るわよ一応</p><p>工藤遙花はそう言う</p><p>でも第３試合の勝者は、その後は自動的に去年の優勝者と闘うことになっているから</p><p>ああそういうルールになったんだっけ</p><p>もし、あたしが決勝に残れたら相手は多分、去年の覇者の武蔵トモエさんだと思うのよ</p><p>その選手はそんなに強いんだ</p><p>姉上は決勝以前に、第１試合の勝者と準決勝を戦わなくてはならないことをお忘れなく</p><p>美智がリングの奥の壁際にいる選手を見る</p><p>確か、第１試合に勝ったのは</p><p>ああ、オレみんなと話していたから、ちゃんと試合を観ていない</p><p>次に対戦するのはトゥインクル・クラブの小松竜子選手ですよね</p><p>女のリポーターが、パンフレットを開いて調べる</p><p>ええっと華麗な蹴りに定評のある、女子キックボクサーで、愛称はコマッタさん</p><p>コマッタさん</p><p>先ほどの試合を見せていただきましたがわたくしが見る限り、かなりの難敵でございます姉上</p><p>姉上のファイト・スタイルとは一番、噛み合わないタイプの格闘家でございますから</p><p>上のクラスの出場者も、全部キャラを作りました</p><p>名前だけしか出ない人もいると思いますが</p><p>喉が痛くて、声が出ません少し動いただけで、クラクラします</p><p>誰か杉を滅ぼして下さい</p><p>1200．ファイティング・オン　／　バブリング</p><p>・小松竜子／23歳トゥインクル・クラブ所属女子キックボクサー通称コマッタさん</p><p>・武蔵トモエ／28歳大雪山柔道クラブ所属昨年の５４キロクラスの覇者</p><p>＋美智</p><p>工藤遙花の次の対戦相手であるキックボクサー小松竜子選手</p><p>通称コマッタさんについて美智が言う</p><p>特に、今日の姉上は身体のキレがイマイチでございますから</p><p>そう言い切る妹に、工藤遙花は</p><p>そんなことないわよむしろ今日のあたしは、いつもより調子が良いくらいよ</p><p>そう断言し返すが</p><p>そういう風に、ご自分の体調を自覚できないほど良く無い状態におられます</p><p>うーん、オレの眼には今の工藤遙花に、何か問題があるようには思えないけれど</p><p>いつもよりも調子が良く感じられる時こそ、実はよくないという話はよくあることです</p><p>でも、美智がこうまで言うのだから何かあるんだろう</p><p>もったいぶらないで言いなさいよあたしの何が気にくわないって言うの</p><p>工藤遙花は、怒気の籠もった声で妹に言う</p><p>そんな姉妹の様子を、テレビカメラは撮影し続けている</p><p>今の姉上はうん、たんです</p><p>美智の言葉に、ギョッとした顔をする工藤遙花</p><p>攻撃のリズムが単調ですうん、たん、うん、たんのワンツーばかりを多用しています</p><p>姉上が次に闘われる選手はカウンター攻撃がとても巧い選手です姉上のうん、たんのタイミングは、すでに知られてしまっていると考えるべきでしょう</p><p>５４キロ級の第１試合を闘った小松竜子選手は、工藤遙花よりも先に試合を終えているから工藤遙花の第２試合は、チェックしているはずだ</p><p>わ、判ったわ攻撃のリズムを変えるわよ</p><p>遙花は、あっさりと自分の問題を認めた</p><p>どう変えるのです</p><p>それはうん、たんじゃなくすればいいんでしょ</p><p>うん、たんを止めてどうなさいます</p><p>うん、たんじゃないんならうん、たてぃたか、うっとんとか</p><p>いえ、いっそうってぃか、うっとん、うっぴっぱでは</p><p>それは難しいわよ</p><p>剣道マリアわたくしの前に立ちなさい</p><p>ちょっと、姉上に実演して見せるだけですから</p><p>美智は、剣道マリアを敵に見立てて姉の前で、軽く動いてみせる</p><p>いいですかうってぃか、うっとん、うっぴっぱ</p><p>するするっと、ジャブとストレートを繰り出しながら剣道マリアを追い込んで最後は膝蹴り</p><p>もしくはちゃぴぺか、ぺっとんた、まっぷりま</p><p>今度は、ローキックの連続から入ってストレート、フック、最後はアッパーの連続技</p><p>とにかく、相手に次の攻撃を予想させない組み合わせが大切です</p><p>特にカウンター狙いの敵に対しては、攻撃の入り方に注意して下さい</p><p>うん、たんで仕掛けることだけは、絶対に避けて下さい</p><p>わ、判ったわよ美智</p><p>工藤遙花は、戸惑いの表情で妹に返事した</p><p>あの今のうん、たんとかちゃぴぺかって何なんですか</p><p>工藤遙花に密着取材しているドキュメンタリー番組の女リポーターが尋ねる</p><p>工藤遙花は、少し間を置いて</p><p>あのあたしは、空手が専門ですけれどあたしたちの祖父は、古武術をやっていまして家に昔から伝わる武術なんです妹の美智は祖父から、その古武術をずっと習っててその</p><p>うん、たんは、工藤流古武術における技のリズムの表現です</p><p>姉上も、空手を始められる前はわずかな期間ですが、わたくしと一緒に工藤流古武術の稽古をしていますので</p><p>遙花が、工藤流古武術を嫌っているのは知っていたけれど稽古をした経験はあるんだ</p><p>いえ、あたしはそんな古武術とか認めてないですし近代空手の方が、技術も技も洗練されているって判っていますから</p><p>申し訳ございませんわたくしの方が工藤流しか知りませんので工藤流古武術の言葉で説明させていただいております</p><p>そうなのよこの子がうん、たんでないと、あたしに説明できないから</p><p>女のリポーターは</p><p>とっても、ご姉妹で仲が良いんですねぇ</p><p>明るい笑顔で、そう言う</p><p>はいーっ</p><p>驚く、遙花</p><p>ああ、この姉妹の絆をちょっと強調して撮っておいてくれ</p><p>テレビの偉そうなオッサンが、カメラマンに指示する</p><p>い、いやあの、あたしと妹はそんなに仲が良いとかは</p><p>工藤遙花は、必死で否定するが</p><p>いいから、いいから空手少女の孤独な闘いより美少女姉妹の挑戦の方が、ずーっとイイよ</p><p>テレビの人たちは、遙花の言葉を謙遜だと思い込んでいる</p><p>姉上うてぃった、うてぃった、やんばらやんやんやん</p><p>美智に突然、そう言われて</p><p>工藤遙花は、工藤流古武術の指導法に則って中空に蹴りとパンチを放っていく</p><p>やっぱり覚えているのですね</p><p>美智は微笑む</p><p>そりゃ忘れないわよ生まれて初めて習った格闘技なんだから</p><p>工藤遙花は、苦々しい表情で言う</p><p>あたしが６歳であんたはまだ３歳ぐらいだったんじゃないの</p><p>はい、わたくしはそのままお祖父様の家に引き取っていただきましたから</p><p>工藤家は昔は貧乏だったので末っ子の美智は、祖父の家に預けられて育った</p><p>あたしも小学校の夏休みが終わるまでは、あんたと一緒に居たから</p><p>お祖父様に工藤流古武術の基礎を教わりましたとてとて、たったん</p><p>工藤遙花は、美智の言葉の意味する連続技を繰り出す</p><p>はい、とてもよろしいですとってん、ぱらり、のぷぅ</p><p>そんなことを話している内に</p><p>リングの上の１回戦第３試合が決着する</p><p>勝者はカワウチ道場所属、レイン・ボーマン</p><p>ああ、ちょっと色黒の選手が勝利に喜んで飛び跳ねている</p><p>１ラウンド４分１６秒必殺必中ライジングアローからのインディアン・デスロックの連続技でレイン選手が勝利しました</p><p>これで５４キロクラスの１回戦は終了</p><p>ベスト４進出はトゥインクル・クラブ所属小松竜子選手、チーム・クロモリ所属工藤遙花選手、カワウチ道場所属レイン・ボーマン選手、そして前年度の優勝者である大雪山柔道クラブ所属の武蔵トモエ選手です</p><p>観客席が、ワーっと沸く</p><p>引き続き、準決勝戦第１試合を行います</p><p>出番だわ</p><p>遙花が美智を見る</p><p>行ってくるわよ美智</p><p>ご武運を姉上</p><p>あんなに溝が開いていたはずの姉妹の関係がいつの間にか改善されていく</p><p>勝って帰ってくるからね</p><p>工藤遙花は、リングへと向かう</p><p>オレと美智と剣道マリアはリング下から試合を観ることになった</p><p>相手の小松竜子という選手はああ、あの人か</p><p>キックボクサーというだけあって、身体が分厚いし、手足も太い</p><p>でも、とても愛嬌のある顔をしている選手だ</p><p>小松選手の応援客らしい人たちが、一斉に大声で</p><p>コマッタさぁぁーん</p><p>と、呼び掛けると</p><p>はぁぁーい</p><p>小松選手は、明るい笑顔で元気に手を振る</p><p>なかなかの人気選手らしい</p><p>遙花ちゃーん</p><p>工藤遙花も、現役女子高生選手だからファンが付き始めている</p><p>遙花も軽く手を上げて</p><p>ういっす</p><p>何でそんな返事になるのか判らないが、とにかくファンに応える</p><p>レフェリーが選手たちを軽くチェックして</p><p>試合開始のゴングが鳴るッ</p><p>FIGHT</p><p>工藤遙花と小松選手は、リングの中央で軽く拳を合わせる</p><p>そこから</p><p>姉上ッとどんぱ、どどんと、しゅびしゅば、しゅびびび</p><p>さっきまでのリング下での稽古の流れで</p><p>セコンドの席から叫ぶ美智の声に工藤遙花の身体は、率直に反応するッ</p><p>ぱらんか、ぷららんか、はんぷる、ばんぶるびー、はむぽっぷん</p><p>工藤流古武術の方式で様々な種類のキックとパンチを混ぜた複雑なコンビネーションが繰り出されるッッ</p><p>な、何なのこの子</p><p>これでは小松選手は、カウンター攻撃を仕掛けるどころか遙花の想定外の攻撃を避けるだけで精一杯だ</p><p>何なのよ</p><p>それでもさすがプロ格闘家、フットワークと腕のガードで遙花の攻撃をギリギリで避けていく</p><p>どかじゃか、どんどん、どんじゃら、ちゃかぽこ、ぽかすかじゃんがら、すかちゃら、すかぽこ、ぽこぽこぽ、ほかぽか、ぴーひゃらら、だばだば、しゅびどぅば、はららら、くわばら、おちゃっぴぃ、どんぶらこっこ、ずんぶらぶらぶら、とてとてたった、とびたった、くるくる、もこもこ、はらほれひれはれふれひれはー、じーらっは、こんぱらや、ふんばば、ほんだだ、かぁぁん、びぃやぁんッッッ</p><p>小松選手の動きを見て、さらにどんどん指示を増やす</p><p>何も考えず、機械的に美智の指示に合わせていく遙花</p><p>さらに美智は</p><p>あーれー、どるるん、ちぃーぱっぱ、ひばーだら、ぶーだれ、ばるるるん、ぼろろ、ぶろろろろろー、ぎゅんぎゅん、らーら、るーららら、はらっぽ、もろっこ、ばすまじっくりん、きんたらぎんだら、ずーとるび、かきのきくりのきかきくけこ、からんば、はらばんば、ふぁんたらぎーほけ、でりかえっせん、ちゃいさか、ほいさか、ぶひひひん、ぶぶん、ぶん、ぶひひひひひー、ぱるっく、ぽろっこ、けろっこでめたん、あんどろうめだ、さるばとーれ、ぺすかとーれ、じょかとーれ、めんたる、めんでる、めんそーる、めんそーれ、そーれ、それそれ、そらしどれッッむ</p><p>妹の指示による姉の攻撃はどんどん加速していく</p><p>ついに小松選手のガードが、追いつかなくなったッ</p><p>ゲフッ</p><p>工藤遙花の正拳が、小松選手のボディに打ち込まれるッッッ</p><p>グラッと崩れる小松選手の肉体</p><p>いまだッ</p><p>あっれ、きゅいじぃぃぃぃぃぃぃぬっ</p><p>美智が指示したトドメの一撃は側頭部への左回し蹴りだった</p><p>工藤遙花からすれば気が付いたら、対戦相手が倒れていたという状態だろう</p><p>全身汗だくで呆然と、マットの上に倒れている小松選手を見ている</p><p>カンカンカンカンカン</p><p>試合を止めるゴングが乱打されている</p><p>勝者、工藤遙花</p><p>レフェリーが、遙花に宣言する</p><p>うおおおおおっ</p><p>観客席は、もの凄く盛り上がっていた</p><p>何か良く判らなかったけれど凄かったぞー</p><p>すげー、コンビネーションだった</p><p>決勝も頑張れよ遙花ちゃーん</p><p>そんな遙花を讃える声が、あちこちから叫ばれている</p><p>いや、すげーのは美智だ</p><p>小松選手の動きを予測してもの凄い勢いで、姉に適確な指示を送っていたのだから</p><p>美智を信じて、指示通りに完全に動いた遙花もそれなりに、すげーけど</p><p>い、いいのよね勝ったんだから、これで</p><p>工藤遙花はポカンとした表情で、リング下の美智に尋ねる</p><p>姉上キリっとなさって下さい次の敵が見ています</p><p>ああ準決勝第２試合に出る２人の選手が</p><p>先に決勝進出を決めた工藤遙花を見上げている</p><p>まだ終わっていませんよ姉上</p><p>工藤遙花は、フーッと大きく息を吐いて気持ちを落ち着かせる</p><p>そして、もう一度、観客席に手を振ってリングの下へ降りてくる</p><p>でも、ちょっと悔しいわ</p><p>遙花は妹に言った</p><p>あたしの力で勝ったわけじゃないから</p><p>姉上のお力です</p><p>はっきりと、そう言う</p><p>攻撃のタイミングの指示はわたくしが致しましたが敵を打ち倒したのは、姉上のご自身の空手の技ではございませんか</p><p>遙花は、改めて妹の顔を見て</p><p>美智あなた、変わったわね</p><p>ぽつりと言う</p><p>昔より、ずっと丸くなった優しくなったわ</p><p>美智は、ずーっと美智のままでございますが</p><p>そんな姉妹のやり取りもテレビカメラは記録していく</p><p>まさかツツイヤスタカ先生みたいなネタをやるとは</p><p>こういうのは書いている途中で思い付くのでうーん</p><p>体調がまだ良くないので、減ページで済みません</p><p>1201．ファイティング・オン　／　48キロ級決勝戦</p><p>柔道着の選手が相手の選手を寝技で制する</p><p>関節技がキマってしまったのだろう技を掛けられた選手は、すぐにマットをパンパンとタップした</p><p>レフェリーが試合を止めた</p><p>体重別・５４キロクラスの準決勝第２試合は前年度の優勝者である武蔵トモエ選手の勝利です</p><p>場内アナウンスに観客席から、声が漏れる</p><p>工藤遙花が、５４キロクラスの決勝戦で戦う相手が決まった</p><p>やはり、こういうことになりましたか</p><p>柔道のスペシャリストというのは空手家である姉上にとっては、決して理想的な相手ではないと思いますが</p><p>だ、大丈夫よ倒されないようにして、立ったままの打撃で勝負するからそれに、もし倒されたとしてもグラウンドでの寝技の特訓だってしてきているし</p><p>それは、あちらも同じでしょうむしろ昨年の覇者であり、姉上よりも総合格闘技のキャリアの長い武蔵選手の方が、空手を使う選手への対応は完璧だと思いますが</p><p>確かに、武蔵選手の方は、今までに何度も打撃系の選手と闘って来て勝利している</p><p>経験値は、工藤遙花よりずっと多いはずだ</p><p>じ、じゃあどうすればいいのよ</p><p>工藤遙花は、素直に妹に尋ねた</p><p>もう、彼女はこの３つ年下の妹の格闘センスが、自分よりも優れていることを認めている</p><p>美智が、そこまで口にしたところで</p><p>アンタたち楽しそうネ</p><p>５４キロ級の準決勝戦が終わったから</p><p>この次の試合は４８キロ級の決勝戦なんだ</p><p>準決勝と連戦にすると連続で闘う選手が不利だから</p><p>各クラスの決勝戦は、次のクラスの準決勝戦が終わったところで行うルールだ</p><p>Darlingが、ココに居てくれて良かったネチョットENERGY貰うヨ</p><p>イーディは、そう言ってオレの背中に抱きついて来る</p><p>ウンウンDarlingの匂いネ</p><p>鼻をオレの背中に擦り付けて、クンクン匂いを嗅いでいる</p><p>工藤遙花は、そんなイーディを無視して</p><p>美智、何か策があるのなら教えなさいよあたしの決勝戦まではこの子たちの試合と６０キロ級のトーナメントがあるんだから時間は充分にあるんだから</p><p>イーディの出る４８キロ級の決勝戦の後は６０キロ級の本戦トーナメントの１回戦が４試合準決勝が２試合工藤遙花の５４キロ級決勝戦という順番になる</p><p>ソウ、慌てるコトはないネ</p><p>イーディが、オレの背中から顔を上げて遙花に言う</p><p>アタシの闘いぐらい、観てからにすればイイヨ</p><p>いつもの明るい声で、そう告げる</p><p>工藤遙花は性格はとても真面目だから、美智と作戦を練るのに使える時間は最大限有効に使いたいのだろう</p><p>姉上イーディの闘いを観ることに致しましょう</p><p>イーディが、何か姉上に示したいものがあるようですから</p><p>でも、美智この子の決勝戦の相手は、空手家よ</p><p>遙花の言う通りイーディが、決勝戦で戦うのは超実戦空手のモンキー・ミミ選手だ</p><p>あたしの相手は柔道家なんですから闘いのヒントとかにはならないと思うわよ</p><p>ソウデモないノネ</p><p>美智の代わりに、イーディが答える</p><p>マア楽しんで観ててクレレバいいノネ</p><p>そしてイーディは、剣道マリアの胸元をポンと叩いて</p><p>アンタもダヨシャッキっとするのネ</p><p>精神を改造された元・天童乙女剣道マリアが、困惑した表情で返事する</p><p>かつてイーディに敗北したことを記憶は失っても、身体が覚えているのかもしれない</p><p>イーディ・セクストン選手</p><p>係員が、イーディを呼ぶ</p><p>試合の時間だ</p><p>ハイ、今行くネホンジャアネ、ミンナ</p><p>イーディは、いつもの笑顔のままリングに向かう</p><p>ね、あんたって正体は何</p><p>リングの上でモンキー・ミミ選手は、すでにイーディを待ち構えていた</p><p>あんたも裏の人間でも裏格闘技の関係者じゃないわよねあんたからは、あの業界の人たち特有のよどんだ感じは無いみたいだから</p><p>質問したら、何でも答えてもらえると思ったら、大間違いネ</p><p>ニコニコ笑いながら、そう言う</p><p>世の中知らないままにしておいた方がイイこともアルヨ</p><p>イーディの出自はニューオリンズの暗殺教団だ</p><p>裏の世界でも、単に賭の対象になっているだけの裏格闘技の連中とは生き死にのレベルが違う</p><p>あら、そうでも、あたしは欲張りだから知りたいことは、知りたいのよ</p><p>モンキー・ミミ選手は、軽く足を屈伸させながら言う</p><p>こうしましょうかこの試合で、あたしが勝ったらあんたの秘密を、全部あたしに暴露するとか白状してもらうわよ</p><p>そういう約束はできないノネ</p><p>イーディは、笑顔のままそう言う</p><p>あら、怖いのあたしに勝つ自信が無いだから、約束できないのかしら</p><p>モンキー・ミミ選手は、そう言ってイーディを挑発するが</p><p>アタシの秘密は、そんな程度のコトで人に話せるホド軽くはないノヨ</p><p>余裕たっぷりで、そう言い返す</p><p>あらあら、自分が特別だと思っているみたいねま、そういうのは若い子の特権だから仕方ないのかもしれないけれどでもねあたしぐらいのキャリアになると判ってくるのよそんな、人に話せないような特別な何かを背負って生きている人なんて、実際にはほとんど居ないんだから</p><p>モンキー・ミミ選手は、そう言う</p><p>ソウでもないヨ世の中重い何かを背負って生きているコはたくさんいるネアンタが知らないダケヨ</p><p>どうやら、あたしたち全く、噛み合わないみたいね</p><p>アタシがアンタに合わせてアゲル気がないだけネ</p><p>じゃあ、あたしの方があんたに合わせてあげましょうか</p><p>それは無理ヨアンタじゃデキナイのネ</p><p>どんどん険悪になっていく２人</p><p>あたし判っているのよあんたの技が、気を使うものだってことは</p><p>モンキー・ミミ選手は気を知っている</p><p>対処方も、一応は心得ているわ</p><p>これはブラフか</p><p>それとも、本当に気の技の返し方を知っているのか</p><p>タシカに、気を遣うヨアンタみたいなメンド臭そうな人が相手の時ハ</p><p>イーディは、気を使うと気を遣うをすり替えて返事する</p><p>２人とも、それぐらいにしてくれ</p><p>レフェリーが、２人の決勝進出選手に言う</p><p>それでは、これより体重別・４８キロクラスの決勝戦を行います</p><p>アナウンスが会場中に轟く</p><p>トミー・アシダ道場所属、モンキー・ミミ選手</p><p>ダァーッ</p><p>名前を呼ばれたモンキー・ミミ選手が大きく叫んで、片手を上げるッ</p><p>頼むぞ、モンキー</p><p>絶対、優勝しろよっ</p><p>勝ってミミさーんっ</p><p>観客席から応援の声が飛ぶ</p><p>チーム・クロモリ所属、イーディ・セクストン選手</p><p>ハイヨ</p><p>イーディの方は、軽く手を上げるだけ</p><p>準決勝のライン晴子戦には、観るべき内容があったから前みたいなブーイングは起こらなかったが</p><p>積極的に応援する声は無い</p><p>イーディ、頑張って</p><p>応援してるよっイーディ</p><p>メグと寧が、観客席から叫んでくれた</p><p>イーディは、クスッと微笑んでメグたちに手を振る</p><p>決勝戦だからな、真面目に闘ってくれよ</p><p>イーディは、レフェリーからも小声で注意されていた</p><p>カーンッッ</p><p>決勝戦のゴングが鳴るッ</p><p>シャアアアッハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハーイッ</p><p>まずは、リング中央で拳を合わせるみたいな儀式は抜きでモンキー・ミミ選手は、試合開始と同時にイーディを攻めていく</p><p>イーディは、軽やかなステップでモンキー・ミミの攻撃を躱していった</p><p>ちょろまかとええいっ</p><p>逃げの一手ばかりのイーディにモンキー・ミミは、イラつきを見せる</p><p>空手キック</p><p>ブオンッと、モンキー・ミミ選手の蹴りがイーディの顔面を狙う</p><p>イーディは、ギリギリでスルルッと回避すると伸びきったモンキー・ミミ選手の足を軽く手で払う</p><p>ひやぁッッ</p><p>それだけでモンキー・ミミ選手は、体勢を崩して倒れそうになるッ</p><p>いや、今回は何とか踏ん張った</p><p>よくも、よくもッ</p><p>再び、イーディに向かって攻撃を仕掛けようとするモンキー選手</p><p>ミミ、ヒートアップし過ぎですわ落ち着いて</p><p>セコンドで同門のポロン・カリスマン選手が、モンキー・ミミ選手にそう叫ぶ</p><p>でも、攻撃し続けて気を練られないようにしないと、例の技でやられるからッ</p><p>モンキー・ミミは、雷照印を打ち込まれないように連続攻撃を仕掛けているのか</p><p>ええぃ、えいっ、えいっ、たぁぁっ空手チョップ空手チョップ空手チョップ</p><p>イーデイは、敵の攻撃を巧みに避けながら最後の空手チョップに合わせて、スルスルっと身体を捻る</p><p>イーディの身体を追い掛けているモンキー・ミミは、想定外の動きに思わずつんのめってしまった</p><p>上手い</p><p>工藤遙花が、イーディの足捌きを見て思わず、呟く</p><p>あの動きいかなる流派の技か、姉上はお判りになられますか</p><p>美智が姉に尋ねる</p><p>驚く工藤遙花</p><p>あれは工藤流古武術でございます</p><p>イーディは、工藤流古武術で闘っているのか</p><p>そんなわけないわよ工藤流は、もっとふざけた感じの、気持ちの悪い動きだわ</p><p>姉上が、そう感じていらっしゃるのは父上の工藤流ばかりを見てこられたからです今、イーディがやっているのが、本来の工藤流でございます</p><p>本来の</p><p>工藤流古武術の本質は相手の攻撃の気を反らしていくことにあります自分に向けられている気を脇に流して敵の隙を付いて、カウンターで反撃しますそれが工藤流古武術です父上は、敵の気を反らすのに悪ふざけを使いますがイーディほどの手練れとなりますと、足捌きだけで同じ効果を起こすことができます</p><p>強い攻撃の気をモンキー・ミミは自分の蹴りや拳に乗せて、イーディを打ち抜こうとしている</p><p>イーディは、自分に向けられているその気のベクトルを素早いフットワークで避けている躱している自分の脇の何も無い空間に反らしていく</p><p>コンチクショッエイッ、エイッ、エイットゥアアアッ</p><p>モンキー・ミミの攻撃は、イーディにヒットしないしイーディに向けて発している強い気も、次々に外されていく</p><p>これでは焦りが溜まっていく一方だし、モンキー・ミミの内側の気はどんどん消耗していってしまう</p><p>ミミ、一旦、下がって仕切り直しせなあきませんわ</p><p>ポロン・カリスマン選手が、そうアドバイスするが</p><p>止まったら、こっちがやられるっここは、むしろギアを１つ上げていくわっ</p><p>さらに攻撃を加速させようとする</p><p>wooshawッッ</p><p>イーディの動きが、回避から攻撃に転じる</p><p>バキィィッ</p><p>モンキー・ミミが加速のために踏み出した１歩に合わせて</p><p>イーディの拳が、完全なカウンターとなって</p><p>モンキー・ミミを下腹部を打ち抜くッッ</p><p>ぐへっ</p><p>モンキー・ミミ選手の動きが止まったぁぁっ</p><p>そのまま、イーディは相手の腹に両手を当てて</p><p>ぎゃううううう</p><p>雷照印</p><p>大量の気が、電撃のようにモンキー・ミミの身体を痺れさせる</p><p>wooo、gawoo</p><p>トドメはカカト落としだった</p><p>イーディの長い足が鞭のようにしなりモンキー・ミミの頭に直撃するッッッ</p><p>ぶへぇッッッ</p><p>ドクター</p><p>モンキー・ミミがマットの上に崩れ落ちる前にレフェリーは試合を止めた</p><p>イーディの完全なるノックアウト勝利だった</p><p>うおおおおおおおおおおおーっ</p><p>会場内の観客が、大きく沸いた</p><p>イーディとモンキー・ミミの攻防が早過ぎてほとんどの観客には、１発目の腹パンチや２発目の雷照印は、よく見えていなかったかもしれないが</p><p>最後のカカト落としは、技が派手だからハッキリと見えていたはずだ</p><p>誰が見ても、正々堂々とした完璧な勝利だ</p><p>体重別・４８キロクラス優勝はチーム・クロモリのイーディ・セクストン選手です</p><p>アナウンスが、イーディの勝利を告げる</p><p>yeah</p><p>イーディは、リングの中で両手を挙げて高くジャンプする</p><p>やったヨDarlingミチミンナ</p><p>喜んでいる</p><p>嬉しいんだ</p><p>ああ、暗殺教団に生まれて、暗殺技を仕込まれた少女が</p><p>表の舞台で優勝したことに</p><p>イーディの今の対戦相手のモンキー・ミミ選手も、姉上がこれから決勝戦で戦う武蔵選手もどちらも戦意を強く表現なさるタイプの選手です闘いに熱くなる性質ですから工藤流の気の反らしが有効なはずです</p><p>美智が姉に言う</p><p>あたしに工藤流古武術で戦えって言うの</p><p>工藤遙花は、驚いてそう言うが</p><p>いいえさっきと同じですタイミングの取り方だけ、工藤流の技法を流用なさればいいのです</p><p>勝機を掴んだその後はどうぞ、姉上の空手の技で決着なさって下さい</p><p>わ、判ったわ工藤流は、ちょっとだけ使わせてもらうだけですからね</p><p>工藤遙花は、美智の作戦にまんまとハマッてしまっている</p><p>美智は、姉が持っている工藤流古武術への悪いイメージを消してしまいたいのだ</p><p>別に、遙花が空手を捨てて工藤流に再入門することを期待とかはしていない</p><p>ただ工藤流のことを、一方的に嫌ったままで居て欲しくないのだと思う</p><p>工藤流は美智や遙花の家の流派なのだから</p><p>姉上、まだ時間がございますから控え室の方で、実際にやってみましょう相手の気を反らし一瞬の隙を見落とさずに、一撃で敵を討つ練習です</p><p>工藤遙花は、大きくうなずく</p><p>イーディに続いて、工藤遙花も体重別クラスを制するために</p><p>最後の仕上げに向かう</p><p>工藤姉妹が仲直りする話になってる</p><p>いいのかそれで</p><p>剣道マリアの出る60キロ級はそこそこにして</p><p>すぐにマルゴさんたちのスーパー無制限クラスに入る予定です</p><p>1202．ファイティング・オン　／　結果を出すということ</p><p>では、ご主人様ちょっと席を外します</p><p>48キロ級クラスの決勝戦が終わり</p><p>姉の遙花と控え室で決勝戦の作戦会議に行こうとする美智</p><p>イーディ、ご主人様を頼みます</p><p>美智がリングから降りて来た、イーディに言った</p><p>表彰式は、全部の試合が終わってからまとめてやるらしい</p><p>リングの上は、イーディとの試合で気絶したモンキー・ミミ選手を運び出すのに手間取っている</p><p>任せておくネウフフ、Darling</p><p>オレに、抱きついて来るイーディ</p><p>やっぱり、クラス優勝を決めたことが嬉しいらしい</p><p>よく頑張ったなイーディおめでとう</p><p>ソウネ、おめでたいノネ</p><p>ついでに剣道さんのセコンドもお願いするわ</p><p>工藤遙花が、イーディに言った</p><p>剣道マリアは戸惑っている</p><p>あなた、緊張するとトッ散らかるタイプだからイーディさんにアドバイスして貰いなさいあたしが付いてあげたいって思ってたけれどこうなったら、あたしも何としてもクラス優勝したいからあなたの試合を観てあげられないのよ</p><p>工藤遙花は、そう言う</p><p>イイヨアタシ、コレでもうヒマになったからアンタのセコンドでも何でもヤルネ</p><p>イーディは、いつもの様にヘラヘラ笑いながらそう言った</p><p>60キロ級本戦トーナメントの出場者は、こちらへ</p><p>係の人が声を掛けている</p><p>ようやく、リングの上が片付いたようだ</p><p>これでまた60キロクラスの出場者紹介になるのか</p><p>ホラ行こうネ</p><p>イーディが、剣道マリアを促す</p><p>わたくしたちも参りましょう</p><p>美智も姉を連れて控え室に向かった</p><p>オレは、イーディに手を引かれて通路の方へ向かう</p><p>何をしているんです</p><p>それは間違いなく御厨くるみさんだった</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんの護衛役の14歳の可愛らしい少女</p><p>だって主とお揃いの矢がすりの袴姿という女学生スタイルだから</p><p>ただ、今の御厨さんは</p><p>ステルス・キヌカの黒頭巾で顔を隠していて</p><p>片手に槍を持っている</p><p>まあ、布袋にまだ入れられたままだからこの人が栗宮流槍術の手練れだと知らなければ、何か妙に長い棒を持っているとしか思われないだろうけれど</p><p>御厨さんは、オレを見上げて</p><p>はい、わたくしも親の仇、覚悟というのをやらせていただこうと思いまして</p><p>あ60キロクラスにも、関西ヤクザが派遣して来た嫌がらせ部隊である関西ガチ虎一家所属の選手がいるんだ</p><p>48キロクラスでは電人M子が本戦に残っていたけれど、イーディと当たる前にモンキー・ミミ選手に倒された</p><p>54キロクラスでは原人L子が選手紹介の最中に、キヌカに襲撃されて倒れた</p><p>そして60キロクラスにも、ああ、あそこに居るのがそうだな</p><p>女なのに、学帽にガクランのケンカ番長スタイルの3人目の刺客が</p><p>それはダメヨクルミ</p><p>イーディが、笑顔で御厨さんに言う</p><p>何がダメなのでございますか</p><p>親の仇はキヌカがもうやったネ同じパターンはつまらないヨニバンセンジだと思われるネ</p><p>ふんふんと、うなずく御厨さん</p><p>仕掛けるなら、違う方法でいくネ</p><p>黒頭巾を外してニコッと微笑む、14歳の少女</p><p>黒森様ちょっと、わたくしの槍を持っていて下さいませ</p><p>オレに槍とキヌカの頭巾を託す</p><p>では、ちょっと行って参ります</p><p>そのまま、ニコニコ笑顔で出場者の待機場所にいる、3人目の女ケンカ番長のところへ向かう</p><p>だ大丈夫なのか</p><p>いきなりケンカ番長に声を掛けた</p><p>わたくしは、御厨くるみと申しますあなたは</p><p>関西からの3人目の刺客は不審に感じながらも</p><p>関西ガチ虎一家、野人ＬＬ子</p><p>電人Ｍ子、原人Ｌ子、野人ＬＬ子クラスが重くなるにつれて、サイズが大きくなっている</p><p>この様子だとスーパー無制限クラスに出場するのは、ＸＬ子だな</p><p>まあ、悪手していただけますか</p><p>御厨さんはスッと手を差し出す</p><p>野人ＬＬ子選手は、躊躇している</p><p>御厨さん自身については、何のデーターも知らないだろうけれど彼女が、関西のヤツラのターゲットであるオレたちと一緒に居るのは見ているはずだ</p><p>自分の敵である確立がとても高い</p><p>わたくしとは悪手していただけませんの</p><p>御厨さんの笑顔は、無邪気で愛らしい</p><p>この華奢で可愛い女の子が、何か仕掛けてくるとも思えないし仕掛けて来たところで、大したことはないだろうと、野人ＬＬ子は感じたようだ</p><p>御厨さんの小さな手をクッと握る</p><p>はくしょんっ</p><p>御厨さんがブルンッと震えて、大きなクシャミをした</p><p>その振動が、握られた手から野人ＬＬ子の身体に、伝わる</p><p>あら、御免遊ばせうふふ、ありがとうございました試合、頑張って下さいませ</p><p>御厨さんは、そう言うとペコッと一礼して、オレたちのところへ戻って来る</p><p>野人ＬＬ子は、ポカンとした表情で御厨さんを見送った</p><p>うふふ、行って参りましたっ</p><p>クルミ誰に習ったのネ、今の技</p><p>イーディがすぐに小声で尋ねた</p><p>これも栗宮流槍術の応用ですわ３００秒殺しと言います本来は、悪手でなく槍の先を相手の身体に当てて行う技ですけれど</p><p>御厨さんが、そう言う</p><p>Darling、このコ今、何をしたのか判るカ</p><p>オレにも小声でそう言う</p><p>いや、オレには何も判らなかった</p><p>剣道マリアも興味があるらしく、真剣な眼でイーディの言葉を聞いている</p><p>クルミはクシャミしたフリをして、衝撃波を送り込んだのネ</p><p>衝撃波</p><p>ほんの一瞬ダケヨブルルンッてだけの波デモ、その波が、握手をした手から伝わってあのオンナの腰の裏側アタリを焦点にして集中したのネダカラ</p><p>はい衝撃波で、あの方の背中と腰を繋ぐ骨を、ほんのちょっとだけズラしました</p><p>御厨さんは、笑顔でオレに言う</p><p>腰の一点にだけ集中するように、波を打ち込んだんです</p><p>そして、チラッと野人ＬＬ子の方を見て</p><p>あの方は、今はまだ異常に気付いていませんしかしこのまま放置していると、どんどん骨のズレが悪化していきます</p><p>骨のズレが悪化する</p><p>技を仕掛けてから、身体に影響が出るのに３００秒程度掛かりますので３００秒殺しという名前になっています</p><p>骨のズレを放置したまま、をリングの上で闘ったりしたらほんとに３００秒で、腰そのものがギックリといくのネ</p><p>はい、バキッとなります</p><p>何て恐ろしい技なんだ</p><p>コレであのオンナは1回戦敗退決定ヨ</p><p>オレたちに嫌がらせする前に自滅してくれれば助かる</p><p>結局御厨さんとオレだけ、元の席に戻って来た</p><p>もちろん、御厨さんの槍をロビーの栗宮家のオッサンに再び預けてから</p><p>イーディだけが、剣道マリアのセコンドに残った</p><p>ありがとうな</p><p>みんなの警護をしていてくれた工藤父がオレに言う</p><p>オレは何もしていませんよ</p><p>そうだオレじゃない</p><p>美智が、ずっと溝ができたままだった姉との関係を自分で修復したんだ</p><p>いや、お前のお陰で美智が変わった昔は、香月のお嬢様のことしか頭に無い、猪突猛進タイプだったけれど今じゃ、周りの人間に気を遣える子になったから</p><p>それだって、オレの力じゃないですよ美智がうちの色んな子たちと暮らしていく中で、色々と自分で気付いたんだと思いますから</p><p>美智お姉様には、いつもお世話になっています</p><p>わたくしも、毎朝、稽古を付けていただいております</p><p>ありすとキヌカが、そう言う</p><p>年下の子たちの面倒見が良くて年上のあたしたちには、素直ですとっても良い子ですから</p><p>メグも、工藤父にそう証言する</p><p>ホント、そういう娘じゃなかったんだよなぁホント、人は良い環境だと成長するってことなんだろうな</p><p>工藤父は、苦笑する</p><p>遙花も美智が、自分より強いって認められるようになって少しは落ち着いてきたしよ</p><p>それはどうだろ遙花ちゃんはまだまだ、ちょっとオダテるといい気になっちゃうタイプだと思うけど</p><p>寧が、おどけてそう言った</p><p>さて体重別・６０キロクラスの本戦トーナメント１回戦は</p><p>第１試合／コマンド・サンボゴッド・ヒグマ所属の吉良ケン子VSビーバップ反逆同盟所属、中山美穂子</p><p>第２試合／名声学園・チーム南風所属、朝倉南VS関西ガチ虎一家所属、野人ＬＬ子</p><p>第３試合／チーム・クロモリ所属、剣道マリアVS戦国魔ジム所属、Go翔子</p><p>第４試合／アナハイム・レッスルジム所属、クリスチーナ・魔拳士VSアンドロ超道場所属、大月フロル</p><p>という４試合が組まれていた</p><p>第１試合は吉良ケン子の勝ちこの人は壇闘志子さんのところの選手なんだな</p><p>第２試合は本当に３００秒殺しが効いて、試合の途中で野人ＬＬ子は、腰を抑えたまま身動きできなくなった試合放棄で、朝倉選手の勝ち</p><p>第３試合はイーディのアドバイスに従って、剣道マリアが何とか勝った</p><p>そして、第４試合は</p><p>ああ、あの大月って選手お兄さんたちもレスリングで有名な選手なんだよっ</p><p>ほら、セコンドに付いている上のお兄さんが大月メロス選手で、下のお兄さんが大月マルス選手２人とも、日本代表経験があるんだってさっ</p><p>そんで、対戦しているクリスチーナ選手は普段は、靴の販売店に勤めているそうだよシュー・フィッターの資格を持っているらしいよ</p><p>寧はよく知っている</p><p>今日の試合の結果良い選手が居たら、アメリカでの格闘技興行に出場してもらおうと考えているから、あらかじめ調査しているんだろう</p><p>しっかし、アレだよなぁ</p><p>身体のでかいクラスになってくと迫力は出て来るけれど、試合は単調でつまらなくなってねえか</p><p>それは仕方ないってば本来の体重別なら、このクラスのはずの人でも、自分の力に自信がある人はスーパー無制限クラスに出場しちゃってるから</p><p>ああ、そうか優勝賞金の額が段違いなんだよな</p><p>そうそうスーパー無制限クラスだけ優勝賞金３０００万円だもんっ</p><p>だから強いやつは、スーパー無制限クラスに出場している</p><p>所属している格闘技ジムや道場でスーパー無制限クラスの代表になれなかった選手が、仕方なく体重別の方に出ているのだと思う</p><p>このクラスに出場している選手の層が薄いのなら何とか、マリアちゃんも優勝して欲しいよね</p><p>寧はそう言ったけれど</p><p>剣道マリアは、準決勝第２試合で大月フロル選手に敗けた</p><p>あらら残念</p><p>チーム・クロモリによる全クラス制覇の夢は叶わなかったよっ</p><p>そいつは望み過ぎだろ相手はみんな、大人の格闘家なんだからよあのイーディっていう子が、一番軽いクラスで優勝したってだけで大金星だぜ</p><p>遙花もな正直、決勝戦まで行けただけで充分スゲェと思うよ</p><p>次、遙花さんの試合よね</p><p>６０キロ級本戦トーナメントの準決勝が終わったところで</p><p>５４キロ級の決勝戦工藤遙花対大雪山柔道クラブ所属、武蔵トモエ選手となる</p><p>おお、戻って来たぞ</p><p>工藤父の言うとおり</p><p>美智と工藤遙花がリングサイドに戻って来た</p><p>密着取材のテレビクルーも一緒だ</p><p>イーディと試合に負けたばかりの剣道マリアも合流する</p><p>それでは、ここで体重別・５４キロ級決勝戦を行います</p><p>そんなアナウンスが会場内に流れた</p><p>武蔵トモエという選手は、柔道家らしいガッシリとした体格をしていた</p><p>大地に根を張って、ビクとも動かない大樹のようなイメージの人だ</p><p>相手の選手は柔道で遙花さんは空手ですよねこれ、相性とかってどうなんですか</p><p>メグが、工藤父に尋ねる</p><p>遙花の方が、分が悪いなどっちも道着を着たままで闘ってるからよ柔道家の方は、いつも通りに道着の衿を掴んで投げたり、締めたりできるからな</p><p>ああ、工藤遙花の空手着がマズいのか</p><p>しかも、武蔵トモエって選手は、前年度のクラス王者だし年齢も２８歳だろ遙花より１０も年上だ修羅場を潜ってきた経験値でも負けている</p><p>工藤遙花さんが勝っているのは、若さだけということですか</p><p>武闘派お嬢様、栗宮さんが尋ねる</p><p>それもどうだろうプロ格闘家で２８歳なら、全盛期じゃねえのか下手すら、スタミナや回復力も、１８歳の遙花より上かもしれねえぜ</p><p>遙花は胸を貸してもらうつもりで、ブチ当たるしかねえんだろうな</p><p>大丈夫ですよ遙花さんが勝ちますから</p><p>何で、そう言い切れるんだ</p><p>工藤父が、ジロッとオレを見る</p><p>今の遙花さんは、１人じゃないですから</p><p>オレはリングの下の一団を見る</p><p>美智やイーディが付いているんですから負けるはずがありませんよ</p><p>リングの上は、決戦の準備ができたようだ</p><p>セアアアッ</p><p>武蔵選手は、一気に距離を詰めて来るッッ</p><p>サアッ</p><p>工藤遙花の道着の衿を掴もうとするが</p><p>遙花は、落ち着いた動きで身体を捻り</p><p>自分の首元に伸びてきた武蔵選手の手を右手でズバッと払い除けるッッ</p><p>この相手の闘う気の反らし方は工藤流古武術だッ</p><p>そのままの勢いで、相手の脇腹に向かって正拳突きッッ</p><p>武蔵選手が、強打に一瞬気を取られた瞬間ッ</p><p>工藤遙花の回し蹴りが、武蔵選手の側頭部に炸裂したッッッ</p><p>ズバンッッ</p><p>武蔵選手の身体が、吹っ飛ぶ</p><p>早くて、鋭くて、正確な蹴りだ</p><p>思わず、工藤父が娘のコンビネーションを見て呟いた</p><p>こんな攻撃が遙花にできるなんて</p><p>できるさ</p><p>美智が付いているんだから</p><p>攻撃のスピードは、直前までの練習で高められていた</p><p>タイミングの取り方も、肌で感じ取らされたんだろう</p><p>今の工藤遙花なら絶対にできる</p><p>武蔵選手は、蹴られた後頭部を押さえたままうずくまっている</p><p>起き上がらない</p><p>カンカンカンカンカンッ</p><p>１ラウンド、２７秒レフェリー・ストップで勝者・工藤遙花ッッ５４キロ級のチャンピオンは、工藤遙花選手ですっ</p><p>アナウンスが、遙花の勝利を告げる</p><p>遙花が勝ったのかオレの娘が優勝</p><p>工藤父は、呆然となっている</p><p>遙花お姉様</p><p>リングの上下で喜び合っている姉妹を父は観客席から、見つめていた</p><p>ふっそうだな遙花の空手で、柔道家に勝つならこういう短期決戦で勝負するしかねえもんなさすが美智判っているその美智の作戦を実行できた遙花も偉いぞ２人ともよくやった</p><p>工藤父の眼に、うっすらと涙が浮かんでいた</p><p>朝から父が具合が悪いというので、病院へ</p><p>咳が出て、熱もあるというので病院の人が</p><p>もしインフルエンザだと問題なので、このマスクをしていて下さい</p><p>と、新品のマスクをくれた</p><p>しかし、父は</p><p>なぜか、受け取ったマスクで口を塞ぐのではなく</p><p>アイマスクみたいに自分の眼を覆う</p><p>私何やってんの</p><p>父マスクだから</p><p>私そういう使い方しないだろふざけているの</p><p>父いや、飛行機に乗った時とか</p><p>ホントにアイマスクだと思ってるのか</p><p>私違うってこれは、こうやって口を塞ぐんだよ</p><p>父息苦しいよ</p><p>私それでいいんだよ</p><p>ボケは笑えるが、呆けは本当に笑えないです</p><p>1203．ファイティング・オン　／　馴れ合いを嫌う</p><p>・マルゴ・スタークウェザー・クロモリ／19歳チーム・クロモリのリーダー</p><p>＋寧、</p><p>大会プログラムは、ついにメイン・イベントであるスーパー無制限クラスに突入する</p><p>大変、長らくお待たせ致しましたこれより日本女子格闘技界史上初の優勝賞金３０００万円、スーパー無制限クラスの本戦トーナメントを行いますッ</p><p>リングアナウンサーが、高らかに宣言する</p><p>会場内が大きく沸く</p><p>ここからが本番だよなっ</p><p>ああ、各ジムや道場のエースは、みんなこのクラスに出ているからなっ</p><p>賞金が賞金だからなぁ</p><p>どこの選手もガチで獲りに来るぜ</p><p>近くの客席から、そんな声が聞こえてきた</p><p>それでは午前中の予選を勝ち抜いた８名の女戦士たちの登場です</p><p>照明がスーッと落とされ暗くなる会場</p><p>今までの体重別クラスの選手入場のような音楽は無い</p><p>控え室へ向かう通路にのみサッと強い光が当たる</p><p>まずはブラジリアン柔術団体欧州藤原氏、レミー藤原ァァッ</p><p>オオッ</p><p>軽く小走りで入って来るレミー藤原選手</p><p>もう何度も姿を見ているから、オレたちも知っている</p><p>体格がガシッとしていて、髪の毛をオールバックしているレミー選手は、リングに駆け上がると、軽く観客席に手を振った</p><p>レミー先生</p><p>レミーさぁん、頑張って下さぁい</p><p>ガンバですっレミー先生</p><p>ああ、観客席内の欧州藤原氏のトレーニングウェアを着た一団が一斉に歓声を送る</p><p>欧州藤原氏というジムは、本当にたくさんの門人を抱えているんだな</p><p>あの人は都内に３つ、大阪と名古屋と仙台に１箇所ずつジムを開いているんだよっジム経営者としても、かなりのやり手なんだよねっ</p><p>続きまして創作マーシャルアーツゴールデンバウム・ジム主宰、ルドルフ聖子ォッッ</p><p>セィィッ</p><p>ルドルフ選手の方は走らずに普通に入場してくる</p><p>長身の身体のラインがはっきり判る黄色いトラックスーツ姿で</p><p>余裕たっぷりの笑顔を浮かべて</p><p>ルドルフ女帝っ</p><p>本日もお美しいですわ</p><p>聖子様ぁぁ</p><p>観客席のあちこちからリングに向かって、声が飛ぶ</p><p>ルドルフ聖子さんは美形だから女子ファンが一番なんだってさっお姉様になって欲しい女子格闘家の第１位なんだってっ</p><p>続いてコマンド・サンボゴッド・ヒグマ、壇闘志子</p><p>うっしゃぁぁ</p><p>壇選手は、大きく気合いを入れてから会場内へ入って来る</p><p>この人は、顔も体格もかなりイカツイ</p><p>白、ピンク、青のトリコロールに塗り分けられた派手なレスリング・スーツを着ている</p><p>ああ、随分、ガニマタなんだなノッシノッシと歩いてくる</p><p>出たな、クマ殺し</p><p>女子格闘界最強のオトコ</p><p>トシコぉぉぉ</p><p>そんな声が、観客席から飛んだ</p><p>続きまして超実戦空手トミー・アシダ道場所属、大ポロン・カリスマン</p><p>白い空手着姿のスラッとした女性が、軽やかに現れる</p><p>ニコツと満面の笑みを浮かべて</p><p>ポロンさーん、頑張ってぇ</p><p>ポロンさん、可愛い</p><p>せいやっ、せいや、せいやっ</p><p>同じ道場の後輩らしい女の子たちが、一斉に叫ぶ</p><p>この人も美人だから女の子たちに人気があるようだ</p><p>可愛い小鳥ちゃんたちの期待に応えるように、頑張りますわ</p><p>ポロン選手は、楽しそうにそう言う</p><p>続いてインターナショナル女子相撲リーグブーゲンビリア・代表取締役会長、レムリア・マキ</p><p>Ｔシャツと短パンにマワシを付けた巨大なお姉さんが登場する</p><p>女子相撲</p><p>がんばれー、社長</p><p>社長、がんばっ</p><p>どすこーいどすこーい</p><p>しかも社長なのか</p><p>あの人がさ、最近、女相撲のプロリーグを起ち上げたんだよねでもなかなか経営が上手くいってないみたいでさ</p><p>それで、この大会の賞金を狙ってる</p><p>そういうことだと思うよっ</p><p>なるほどマルゴさんが、裏から賞金を増額させたことで、こういう人も大会に出て来たんだ</p><p>続きましてダイナミック・プロレスリング所属グレース・マリンカ</p><p>女子でもヘビー級のレスラーがズワッと現れる</p><p>黒地に赤のコスチューム</p><p>よく日焼けしている褐色の肌のの美女だけど筋肉隆々のマッチョボディだ</p><p>偉大なチャンピオン</p><p>燃える根性、見せてくれ</p><p>グレース・ゴーマリンカ・ゴー</p><p>観客席からの声に、女子プロレスラーは</p><p>軽やかにリングに駆け上がりロープを軽々と飛び越える</p><p>この人も、今回が初出場イーディたちの４８キロクラスで闘ってたロビン・ムスクさんもプロレスラーだったけれどこの人は、重量級だからさ男のレスラーと闘って、勝ったこともあるらしいよ</p><p>へええ</p><p>続いて関西ガチ虎一家所属、廃人３Ｌ子</p><p>しぇけなべいびっ</p><p>ああやっぱり、このクラスにも居るのか</p><p>関西ヤクザが送り込んで来た謎のガクラン女軍団</p><p>一番軽いクラスの電人Ｍ子は、女番長スタイルでも可愛かったけれど</p><p>スーパー無制限クラスだと見た目がゴツくて、ホントの男の番長みたいだ</p><p>またかよ</p><p>ホント、何なんだろうなあの格好</p><p>クラスが上がる度に、身体だけはデカくなっているんだよな</p><p>本当は関西ヤクザたちが裏の世界でやっている裏格闘技の女選手らしいから</p><p>それなりに強いはずなんだけれど</p><p>４８キロクラスの電人Ｍ子は、何かトボケた闘いしかしていなかったし</p><p>５４キロクラスの原人Ｌ子は、試合前にキヌカにブッ潰されたし</p><p>６０キロクラスの野人ＬＬ子は、栗宮さんに腰の骨をズラされたまま闘って１回戦でボロ負けしているから</p><p>観客の人たちにとっては、関西ガチ虎一家の印象はそんなによくない</p><p>最後にチーム・クロモリ所属、マルゴ・スタークウェザー・クロモリ</p><p>そして、一番最後にマルゴさんが登場する</p><p>マルゴさんは、身体にぴったりとフィットした黒いスポーツ用のブラと黒いレギンス・パンツを着けている</p><p>鍛え上げられて引き締まっている長身の肉体</p><p>手には黒革のグローブ</p><p>マルゴさんは、ニッと微笑むとしっかりとした足取りで、リングへと向かう</p><p>何、あの人</p><p>カッコ良い</p><p>何か、他の人と違うよね</p><p>客席の中から、そんな女の子の声が聞こえた</p><p>ルドルフ様の方がカッコ良いわよ</p><p>レミー先生だって</p><p>一番カッコ良いのは、ポロン・カリスマンだ</p><p>それぞれのファンから、そんな声も出たが</p><p>でも、何かが違うのよあの人</p><p>うんオレの眼で見ても、マルゴさんは他の選手たちと違って見えた</p><p>何がだろう</p><p>強さは、８人の選手全員に感じる</p><p>闘志が燃えたぎっているのも、みんな同じだ</p><p>緊張しているだけでなく、表情に余裕が感じられるのはルドルフさんやポロン選手もそうだし</p><p>雰囲気かなぁ１人だけ、違ってる気がするわ</p><p>後ろの方の座席から、そんな観客の意見が聞こえてきた</p><p>何だろう</p><p>ちょっと寒くないか</p><p>マルゴさんが、リングの中に入ると</p><p>以上、８名によるトーナメントで今年最強の女を決定致します</p><p>リングアナが、そう宣言する</p><p>おい、そのマイクをあたしによこしなっ</p><p>コマンドサンボの壇闘志子がマイクを奪い獲り</p><p>おい、みんな聞けよあたしはね頭に来てんだよっ怒ってるんだ</p><p>そんなマイク・パフォーマンスを始める</p><p>今日の大会ここまで、お客さんたちに観ていただいてあたしは恥ずかしいよっ何なんだ、この成績はさっ体重別３クラスのうち下の２つをさ、チーム・クロモリだか何だか知らないが新参者に奪われるっていうのは、どうなっているんだいっ弛んでるよ、あいつら</p><p>壇闘志子は、あからさまにイーディと工藤遙花のクラス優勝に文句を言う</p><p>どうなってるも、こうなっているもないですわその子らが強かったんやから、仕方ないことなのとちがいますか</p><p>ポロン・カリスマンが壇敏子の握るマイクに向かって、おかしな京都弁でそう答える</p><p>ああ、あんたのところのモンキーが決勝戦で無様に負けたんだよね高校生だっけ勝った外人の子は</p><p>壇闘志子は、意地悪そうにそう言うが</p><p>そうそうあの子、まだ高校の１年生なんやてホンマに、世の中には強い子がおるわぁ</p><p>リングの外から届けられた、もう一本のマイクを受け取ってポロン選手は答える</p><p>うちのライン晴子も、あの子に負けたのよねいっそ、うちのジムに来てくれないかしらあたしが指導したら、あの子、もっともっと強くなるわよ</p><p>ルドルフ聖子さんが、ポロン選手のマイクに向かってそうコメントした</p><p>おいおいおーい、話をすり替えんじゃないよっお前らのところの門下生が負けたんだっ飛び入りの高校生にそれはつまりお前らの教え方が悪いってことだろそんなダメな道場に、あの娘が入ったって才能を潰すだけになっちまうんじゃないのか</p><p>壇闘志子は自分のマイクで、そう言う</p><p>才能がある子は、ウチに来なあたしが、たっぷり可愛がってあげるから絶対にこいつらの道場に入るよりも、強くなるよ結果を見れば判ることさ</p><p>あー、あー、あーなるほどね、トシちゃんあなたのとこの選手だけ、６０キロ級の決勝戦に残っているからそれで、そういうこと言い出しているのね</p><p>ポロン選手が、そう言う</p><p>ああ、６０キロクラスの決勝戦は壇選手と同門の吉良ケン子選手と大月フロル選手の対戦ということになっている</p><p>チーム・クロモリの剣道マリアは準決勝で大月フロル選手に敗れた</p><p>そうだ、うちの子はちゃんと勝ち残っている結果が出ているところがレミーや、ルドルフや、ポロンのところの弟子や門下生は、みんな途中で脱落しちまっているじゃないかはぁぁ、ダメだねぇ、ホント</p><p>壇選手は、大きくアピールする</p><p>やっぱり、空手やマーシャル・アーツはもう時代遅れなんだよっこれからは、あたしのコマンド・サンボの時代なんだよっ</p><p>おやおや、そうやろかうちの道場の子やないですけれど、５４キロ級で優勝しのは空手の子ですやろ</p><p>超実戦空手トミー・アシダ道場のポロン選手は、そう言う</p><p>ああ、工藤遙花ねあの子は、なかなか素質のあると思うわ</p><p>ルドルフ聖子が遙花を褒める</p><p>だ－か－らそいつも、工藤遙花って子も、チーム・クロモリとかいう新参チームの所属だろ</p><p>壇闘志子は、そう言うが</p><p>チームとか、どうでもええですわ空手が優勝したんですからうちらの勝ちです時代はまだまだ空手ですわ</p><p>ポロン選手は、そうアピールする</p><p>そうかしらあたしの創作マーシャル・アーツも、かなりイケてると思うわよ</p><p>何言ってるんだよ時代は、コマンド・サンボだよ</p><p>レミーちゃんあんたもブラジリアン柔術の宣伝したらええんとちゃう</p><p>ルドルフ聖子、壇闘志子、ポロン・カリスマンの３人だけでどんどん会話を進めて行く</p><p>レミー藤原が、何か言おうとするが</p><p>レミーのところはいいんだよ宣伝しなくたって、門下生はいっぱいいるんだからさっ</p><p>壇選手が、割り込んでそう言う</p><p>でも、今日の試合を見たらどうかしらレミーさん、大丈夫レミーさんのジムの子、本戦に出た数は一番多かったけれどみんな、一番軽いクラスばっかりだったししかも、ことごとく酷い負けっぷりだったわよね</p><p>ルドルフ聖子が、そんな話をレミー藤原に振る</p><p>ああ、あれは酷かったやっぱ、レミーの教え方が悪いんだろうな</p><p>ブラジリアン柔術が弱くなったんとちゃいますか</p><p>どんどんジムが増え続けてた欧州藤原氏だけれど今日の敗北がキッカケで、勢いが止まってしまうかもしれないわよね</p><p>壇闘志子とポロン、ルドルフ聖子が順番に言う</p><p>この３人がイジリ役で、レミー藤原がイジラレ役というパターンが、どうも定番になっているらしい</p><p>そんなのあたしが、このスーパー無制限クラスで優勝すれば挽回できることだろ</p><p>レミー藤原は、ポロン選手からマイクを受け取って少しムッとした口調で、そう言った</p><p>あたしがあんたたち全員に勝ってブラジリアン柔術欧州藤原氏の強さを証明してやるよっ</p><p>そうです藤原先生、頑張って</p><p>レミー、FIGHT</p><p>あたしたちも一緒に戦いますから</p><p>観客席の欧州藤原氏の門下生たちから声が飛ぶ</p><p>あらあら、勝つのはあたしようちの晴子が負けた分まで、このあたしがテッテーテキに勝たせてもらうから</p><p>クスッと微笑むルドルフ聖子</p><p>何言うとるんですうちのミミの仇は、このポロンが取りますからついでに優勝もいただきます</p><p>ポロン・カリスマン選手も、笑ってそう言う</p><p>おい、お前らいい加減にしろよっ勝つのはあたしだっ賞金３０００万円は、このあたしがいただくことになっているんだからねっ</p><p>壇闘志子が、そんな風に話をまとめる</p><p>おっしえーと、あんたたちも何かアピールすることはあるかい</p><p>壇選手は、自分のマイクをずっと黙っていた女相撲のレムリア・マキ選手に手渡す</p><p>みなさんこんにちはレムリア・マキです</p><p>レムリア選手は、ちゃんと自己紹介してから</p><p>インターナショナル女子相撲リーグブーゲンビリアでは、現在、新人選手を募集中だっ我こそはと思う者は、どんどん応募して欲しい以上</p><p>なぁにいきなり、募集なの</p><p>ルドルフ聖子選手が呆れた口調で、そう言うと</p><p>いや、あのこういう機会は、なかなか無いと思ったんだっええい優勝するのは、このあたしだからねっ３０００万円、絶対にあたしが持って帰るからっ</p><p>レムリア・マキ選手がそう言うと</p><p>ほら、あんたたちも何かアピールしといたら、どうなんだい</p><p>壇選手はマイクをグレース・マリンカ選手と廃人３L子に向ける</p><p>オレは何も無い</p><p>グレース選手は、太い声でそれだけ答えた</p><p>告知も、宣伝も、募集も何も無いのかい</p><p>ムスッとグレース選手は、呟く</p><p>じゃあ、そっちのアンタは</p><p>マイクを向けられた、廃人３L子は</p><p>ワシはそっちのお姉さんだけ、確実にコロコロして来いって、上の人間に言われて来てましたわ</p><p>マルゴさんを見てニヤッと微笑む</p><p>タマだけは、獲らしてもらうけんのぉ覚悟しとけよ、ワレぇ</p><p>関西ヤクザの配下である女ケンカ番長は、そう言う</p><p>だって怖いわねぇ</p><p>ホンマ怖いわなぁ</p><p>ルドルフ選手とポロン選手が、苦笑する</p><p>あいつは、ああ言ってるけれどあんたはどうなんだい</p><p>最後に壇闘志子が、マルゴさんにマイクを渡すが</p><p>君たちって試合前に、いつも、こんなパフォーマンスをやっているの</p><p>マルゴさんは、マイクを使わず苦笑して、壇選手たちにそう言う</p><p>ホント、仲良しなんだねあ、そうかこの大会も、今年で７年目なんだっけレミーさんや壇さんたちは、毎年出場しているんだから仲良しにもなっちゃうのもしょうがないよね</p><p>それどういうことかしら</p><p>ルドルフ聖子がマルゴさんに言う</p><p>別に今、言葉で何か話したいことなんて無いよそんなことより早く、殴り合いを始めないか</p><p>マルゴさんは他の選手たちに言う</p><p>拳でブチのめしてあげないと君たちみたいな人には、何も伝わらないと思うんだ</p><p>薬を変えたら、少しは花粉症の症状が治まったのですが</p><p>ニュースによると明日は、普段の10倍の花粉が飛ぶって</p><p>今まで花粉症じゃなかった人まで、症状が出るかもしれないとか</p><p>杉を杉を滅ぼしてくれ助けて、カミタマン</p><p>1204．ファイティング・オン　／　アイ・ハブ・ドリーム</p><p>・レムリア・マキ／25歳インターナショナル女子相撲リーグブーゲンビリア・代表取締役会長</p><p>・グレース・マリンカ／21歳ダイナミック・プロレスリング所属の女子レスラー</p><p>・廃人３Ｌ子／２７歳関西ガチ虎一家</p><p>あなたたちが、これまで日本に女子格闘技を根付かせようと頑張ってきたことは知っているしその努力は認めるよ</p><p>マルゴさんはリングの上に居るスーパー無制限クラスの本戦出場者たちに言う</p><p>でも、正直今のあなたたちじゃあ、夢が無いよねこのままなら、仲良しなだけのクソつまらない女子格闘技界が出来上がるだけだ</p><p>ふーん何やら、エラソーなことを言うてはりますけれどそういう、あんさんには何かプランがあるんですのん</p><p>超実戦空手のポロン選手が、マルゴさんにマイクで言う</p><p>そうだッアタシたちはなっ、何年も頑張って女子格闘界を温めてきたんだよっポッと出のアンタに文句を言われる筋合いは無いねっ</p><p>コマンド・サンボの壇闘志子が言う</p><p>そうだね何の実績も無いあんたじゃ真面目に話をする気にもなれないよ</p><p>ブラジリアン柔術のレミー藤原選手もそう言った</p><p>あたしたちが今まで必死に頑張ってきたからこうやって7回目の大会で、スーパー無制限クラスに賞金３０００万円も出してくれる企業も現れたんだと思っているわ</p><p>創作マーシャルアーツのルドルフ聖子がそう言う</p><p>後の3人関西ガチ虎一家の廃人３L子と、女子相撲のレムリア・マキ、プロレスラーのグレース・マリンカは黙っている</p><p>つまり現在における日本女子格闘技の四天王は、ポロン、壇、ルドルフ、レミーの４人で</p><p>他の３人は、自分には発言権が無いと思っているのだろう</p><p>本当に、そう思っているのならおめでたいとしか言いようがないね</p><p>実際に賞金３０００万円出してくれる企業を探して来たのはマルゴさんなのだ</p><p>大会委員長江戸川さんスーパー無制限クラスの決勝だけれどトーナメントは止めちゃってもいいかな</p><p>マルゴさんは、リングの上から大会本部にそんなことを言い出す</p><p>おい、お前何を言っているんだ</p><p>驚く、レミー藤原</p><p>はい、どういう方式に変更したいのだね</p><p>大会主催者の江戸川老人が、リング前の大会本部席で、マイクを持って立ち上がる</p><p>この７人全員、あたしがブチのめすあたしは７戦連続で構わないあたしに勝った人が優勝だよ</p><p>１人につき、１ラウンド５分のみの対戦でいいよその５分間で、この人たちをノックアウトかギブアップさせられなければ、あたしの負けそういうルールでどう</p><p>マルゴさんは、７人を全員５分以内に倒すと明言する</p><p>あなた本気なの</p><p>おい、バカなことを言っているんじゃねーぞ</p><p>そんなメチャクチャなルール変更が通るわけないですわ</p><p>フカしてんじゃねーぞ、小娘が</p><p>ルドルフ、レミー、ポロン、壇がそう言うが</p><p>いいでしょう判りましたでは、そうしましょうね</p><p>江戸川老人は、あっさりとマルゴさんの要求を受け入れる</p><p>ボクもアナタがこの７人と戦う様子を、全部ミタイですから</p><p>というわけでマルゴさんVS他の選手という７戦勝負になってしまう</p><p>他の選手たちは、マルゴさんが敗れた段階で残った選手だけでトーナメントを組み直すということで納得した</p><p>こんなのワケが判らないけれどやりたいんなら、どうぞ</p><p>７人と連戦なんて、スタミナが持つわけねーだろ</p><p>さっさとこの子をツブして仕切り直ししたらええんです</p><p>あたしがヤッちまってもいいかい</p><p>リングの下に並べられれた７つの椅子女子格闘技四天王は、仲良く座って口々そう言い合っている</p><p>他の３人は黙ったままだ</p><p>マルゴさんは、１人だけリングの上から</p><p>関西のお姉さんから、どうぞ先に済ませてしまいたいから</p><p>関西ガチ虎一家の廃人３L子に言う</p><p>オメー、ええ度胸やナイケ</p><p>学帽ガクラン姿の廃人３L子は椅子から立ち上がりリングへと上がる</p><p>それじゃあ始めようか</p><p>変則７番勝負、レディ・ゴー</p><p>カーン</p><p>ゴングが鳴る</p><p>デリャリャリャリャア</p><p>廃人３L子は、奇声を発しながらレフェリーの後ろに廻り込むと</p><p>でいやぁっ</p><p>何とレフェリーを、マルゴさんに向かって突き飛ばすっ</p><p>マルゴさんが、倒れ込むレフェリーを避けた瞬間に</p><p>もろうたわっ</p><p>ビヤッッと、マルゴさんに攻撃を仕掛けるが</p><p>残念だったね</p><p>スワッと加速したマルゴさんのハイキックが炸裂するッ</p><p>顔面に蹴りを打ち込まれて廃人３L子は、一撃で失神した</p><p>この人は、暗器をいっはい仕込んでるのが判ってたしそれも先っぽに毒とか塗ってると思うから、最初に仕留めておきたかったんだよね</p><p>マルゴさんが、気絶した廃人３L子の足を蹴飛ばすと太い釘のようなものがコロコロっと転がり出る</p><p>苦笑するマルゴさんを、リングの下から方の対戦者たちが呆然と見上げている</p><p>次、女相撲のレムリアさんどうぞ</p><p>お、おうっ</p><p>担架で担ぎ出された廃人３L子と入れ違いに女相撲のレムリア・マキ選手がリングに上がる</p><p>７番勝負第２試合、レディ・ゴー</p><p>はいやぁぁッッ</p><p>ゴングが鳴った瞬間にレムリア選手は、相撲のぶちかましの要領でマルゴさんにタックルを仕掛けるが</p><p>はいよっと</p><p>マルゴさんは、ひらりとタックルを躱してレムリア・マキの背後に廻り込む</p><p>レムリア・マキ選手の腰をガッと掴んで持ち投げたッ</p><p>重そうな女相撲の選手なのに、簡単に担ぎ上げて後ろに投げる</p><p>バックドロップ</p><p>受け身の取れない体勢で、後頭部からマットに叩き付ける</p><p>げびっ</p><p>レムリア・マキは、気を失ってマットに崩れる</p><p>はい、次レミーさん、やろうか</p><p>このヤローッ</p><p>１人ずつ、確実にマルゴさんは、女子格闘技界の大物たちを仕留めていく</p><p>う、嘘だろこんな</p><p>マットの中の惨状を見て、壇闘志子が思わず呟く</p><p>ブラジリアン柔術のレミー藤原選手にマルゴさんは、寝技で勝利した</p><p>レミー選手に、一切、主導権を握らせないで</p><p>関節技がキマッた瞬間に、レミー選手は自らマットを叩いてギブ・アップした</p><p>苦しそうに呼吸するレミー選手に対して、マルゴさんは汗もかいていない</p><p>次壇さん、どうぞ</p><p>チクショウ</p><p>コマンド・サンボの壇闘志子選手の大きな身体も、マルゴさんは何度もマットに投げ落とした</p><p>まるで柔道の有段者と幼稚園児の闘いを見ている様な、圧倒的な実力差</p><p>ぐっがああっ</p><p>マルゴさんが、壇選手の身体を押さえ込んで右腕を関節技でキメる</p><p>ま、負けだあたしの負けだよ</p><p>壇闘志子は、自ら負けを認めた</p><p>何なんだ、あいつ</p><p>メチャクチャ強いじゃねぇか</p><p>予選の時は、ここまで強くなかったろ</p><p>隠してたのかよこれだけ力があることを</p><p>観客席は、異様な空気になっていた</p><p>それぞれが応援してきた選手がマルゴさんに、あっさりとネジ伏せられていくのだから</p><p>それでも驚異の戦闘力を見せるマルゴさんに、みんな眼が離せなくなっている</p><p>ルドルフ聖子さんどうぞ</p><p>ちぃっ</p><p>ルドルフ聖子は立ち技でマルゴさんに蹴りとパンチの連続技を打ち込むッ</p><p>遅い全然、遅いですよ</p><p>マルゴさんは、ルドルフ聖子の攻撃を一撃も食らわずに逆にカウンターでキックを放つ</p><p>そこから抑え込んでマルゴさんは、ルドルフ聖子の首を裸締めする</p><p>うぐぐぐぐーぅっ</p><p>タンタンタンッと、ルドルフ聖子もマットをタップする</p><p>おいおいルドルフ聖子にも勝っちまったよ</p><p>ルドルフ様が負けた</p><p>５人抜きかよ</p><p>あいつ５戦やって少しも消耗していないじゃないか</p><p>ここまで来ると、マルゴさんがどこまで勝ち続けるのかを全ての観客が注目する</p><p>うちが先に行かせてもらいますえ</p><p>空手のポロン・カリスマン選手がレスラーのグレース・マリンカ選手に言った</p><p>グレース・マリンカは、リングの上のマルゴさんを睨んだままそう答えた</p><p>あたしが、こんなんで負けるなんて</p><p>締められた首を押さえながら、悔しそうな顔でリングから降りるルドルフ選手を見てポロン選手は</p><p>認めるしかないようですわなあんたが、底抜けに強いっちゅうことは</p><p>あなたたちが弱いだけかもしれませんよ</p><p>マルゴさんは、そう言ってポロン選手を挑発する</p><p>全力で行かせてもらいます</p><p>ポロン選手との闘いは、激しい打撃戦になった</p><p>しかしポロン選手の拳や蹴りは、１つも有効打をマルゴさんに入れられないが</p><p>マルゴさんの方は、何発もポロン選手に強打を打ち込んでいく</p><p>マルゴさんのパンチで、ポロン選手の動きが止まった瞬間</p><p>ブワンッと鋭い回し蹴りが、ポロン選手の頭に打ち込まれて勝負は決した</p><p>ポロンまでもかよ</p><p>何なんだあの女</p><p>つ、強すぎる</p><p>マルゴさんが倒すべき相手は後１人</p><p>最後グレースさん</p><p>ポロン選手が運び出されるまでマルゴさんとグレース・マリンカ選手は、しばし対峙する</p><p>あなたとは少しは、楽しめると思うんだけれど</p><p>あたしも、そう思う</p><p>グレース選手は、無表情でそう答えた</p><p>７番勝負のラストレディ・ゴー</p><p>デヤヤヤヤァッ</p><p>グレース選手との闘いは、プロレス勝負となった</p><p>組み合い、投げ合い関節技を掛け合う</p><p>ギリギリの攻防が続いていく</p><p>おっ、こいつはいけるかも</p><p>あの女、７戦連続で戦いっぱなしだからな</p><p>グレース・マリンカは、体力オバケだからな勝機はある</p><p>あっちの女が、スタミナ切れになったら</p><p>観客たちは、マルゴさんの負けを期待しているようだったが</p><p>３分も経たない内に</p><p>最終的に、マルゴさんの後ろ三角締めがキマる</p><p>ぎ、ギブアップ</p><p>グレース・マリンカ選手も自分の負けを認めた</p><p>マルゴさんが７人を全て倒してしまった</p><p>じゃこれでスーパー無制限クラスは、あたしの優勝ってことでいいですよね</p><p>リングの上から、マルゴさんは笑顔で敗者たちに言う</p><p>医務室へ運ばれた廃人３L子以外はノックアウトされたレムリア選手とポロン選手も、今は意識を取り戻して、マルゴさんを見上げている</p><p>仕方ないね認めてやるよ</p><p>壇闘志子が言う</p><p>ここまでやられたら負けを認めざるを得ない</p><p>レミー藤原も、そう言う</p><p>あんたこんだけ戦っても、まだまだ元気みたいですし</p><p>ポロン選手は、マルゴさんのスタミナに驚いている</p><p>あんたが一番だ認めてやるよ</p><p>ルドルフ聖子選手も、そう言ってくれた</p><p>皆さんが、そう言うんなら</p><p>女相撲のレムリア・マキ選手も、異存はないらしい</p><p>あんた、強いね</p><p>グレース・マリンカ選手は、それだけ言う</p><p>当たり前だよあたしの目的はアメリカ制覇だからね</p><p>大きな声でそう言った</p><p>リング下の６人女たちは、一斉にマルゴさんを見上げる</p><p>日本に女子格闘技を根付かせるのも、大事な仕事だと思うけれどさやっぱり、世界を狙わなきゃいけないと思うんだよ夢はでっかい方がいいと思わないかい</p><p>アメリカで女子格闘技を</p><p>でも、アメリカだって女子の格闘技興行は、そんなに盛んじゃないって聞いているわよ</p><p>レミー藤原とルドルフ聖子が言う</p><p>そんなのやり方次第だよ格闘技のビジネスは、日本よりずっと盛んなんだからアメリカで成功すれば世界にコンテンツが売れるしね</p><p>そんなに簡単にいくかよっ</p><p>レミー藤原が言う</p><p>そうよ、あたしたちだってアメリカで試合したことぐらいあるわアメリカの女子選手と戦って、何度も勝ってるわよ</p><p>ルドルフ聖子が、文句を言う</p><p>うちもアメリカで勝ってますわでもアメリカっていう国は、本質的には男性中心ですから女子の格闘技なんて、大して興味は持ってもらえなかったですわ</p><p>ポロン選手が、そう話す</p><p>ああ、だからあたしはアメリカで男の総合格闘技の選手と戦うつもりなんだ</p><p>お、男と戦うってのかい</p><p>驚く壇闘志子</p><p>それも格闘家としてそれになりの実績があるチャンピオン・クラスの男性選手とねすでに数人と対戦交渉も始めているよ男と戦ってそして、女のあたしが勝つんだ</p><p>マルゴさんの言葉に６人の女たちは、呆然となる</p><p>あなたたちは、どうか知らないけれどあたしは、男よりも強くなりたくて格闘技を始めたんだあたしの闘いは男に勝たなきゃ、意味が無い</p><p>マルゴさんははっきりと、そう言った</p><p>女のあたしが、男性優位のアメリカで男の選手に勝つんだ何度も、何度も男たちが敗北を認めるまで</p><p>マルゴさんの言葉に会場全体が静まり返る</p><p>だ、だから、あんたそんなに強いのか男と闘って勝つことを目的に鍛錬しているから</p><p>グレース・マリンカ選手が言う</p><p>そうだよあたしは、あなたたちとは狙っているものが違う目的が違う意識が違う夢が違う</p><p>ただ日本の女子格闘技界の狭い世界の中で生きていこうとしている女たちと</p><p>アメリカへ渡って男の格闘家たちと闘う準備を始めているマルゴさん</p><p>その違い</p><p>は勝てないわけだ</p><p>壇闘志子が、吐き捨てるように言った</p><p>あたしも、昔は思っていたよ男より強くなりたいってでも</p><p>そうねいつの間にか、眼の前のことだけに精一杯になってそういう夢は忘れてしまっていたわね</p><p>ルドルフさんもそう言う</p><p>取りあえず日本一強い女の称号、アメリカに持っていかせてもらうよ</p><p>リングの下の６人の女たちにマルゴさんは言った</p><p>次話で、この章は終わりの予定です</p><p>とにかく体調不良に苦しんであんまり上手く書けなかった章でした</p><p>格闘技は難しい</p><p>次章は、エロ話に中心でいきます</p><p>1205．ファイティング・オン　／　ラーメンを食べて帰ろう</p><p>最後に、後回しにされていた体重別・60キロクラスの決勝戦が行われて大月フロル選手が優勝した</p><p>今日の女子格闘技の試合は、これで全ての試合が終わった</p><p>大会主宰者である江戸川老人がマイクを持って、講評を述べる</p><p>ボクね、格闘技が好きだってこと、皆さんによく知られているでしょだからボクのところに色んな人が話を持って来るんですだいたいは、お金のことですね格闘技の大会を開きたいから、後援者になってくれとかそれか、ジムを拡張したいから、お金を貸して欲しいとかねもちろん有望な人には後援しますし、お金も貸しますだから、今日の大会もボクが主催者なっているんです</p><p>白髪で黒眼鏡の小柄な老人が、ニコニコ顔でそう言う</p><p>他にもねボクのところに、色んなことを言ってくる人がたくさんいますねあそこの団体の選手と闘いたいから、話の仲介をしてくれないかとかヒドイ人になると、あいつと闘って、自分に勝たせろとまで言ってくる人もいます酷いですねバカ者ですね試合で負けてくれるように、頼んでくれとかそんなの自分で話をつけなさいって突っぱねたこともあります</p><p>そんな格闘家も居るのか</p><p>いや気持ちは判りますよみんな、自分の格闘技団体を抱えていて経営は苦しい、何とか格闘技だけで生活したい、自分たちの技を広く世に知らしめたい、そういう思いで頑張っているっていうことはみんな、生活があって必死でアクセクしているっていうのは、よは判りますでもねボク、ちょっと最近は、そういう状況に飽き飽きしていたんですというのはねそういう話には、ワクワク感が無いんですよ生活していくのにカツカツっていうんじゃ格闘技にワクワクはできませんよね</p><p>江戸川老人は各団体の主催者たちレミー藤原や、女相撲のレムリア・マキたちを見ながら、そう言う</p><p>そしたらねほんの3ヶ月ぐらい前のことだけれど知人の紹介で、ボク、そこに居るマルゴ選手に会ったんです</p><p>で話を聞いてみたらとても面白いんですよマルゴさん自分は女だけれど、世界のトップレベルの男の選手と闘って、勝つって言うんですそう最初に会った時から、勝つって言ってました男の選手と闘ってみたいとか勝ちたいじゃなくって自分が勝つってね</p><p>マルゴさんは、江戸川老人を見てニヤッと笑う</p><p>これは、ボクにはかなり衝撃的でしたそういえば今の格闘技界で、男と闘いたいっていう女の子の選手はそんなにいないです体力差も体格も違いますからまともに闘ったら、女が男に勝てるはずがないってことは、みんな判ってますだから子供のクラスはともかく、成人してからの格闘技の対戦で、男対女っていうのは、まずやらない普通は、完全に男女別にして試合しています当たり前ですけれど</p><p>うんオリンピックだって、何だって、男女混合の試合なんて聞いたことがない</p><p>でも、マルゴさんは言うんです男子と闘って、勝つとそしてそれは女にとっての、叶えたい夢の1つなんだとも言いましたそう言われるとボクにも何となく判るのよね世界一、強い男になりたいっていうのは、男なら誰でも持っている夢だと思うけれど女の子の場合は、世界一強い女になりたいっていう前に、男より強くなりたいっていう気持ちがあると思うんです根源的に</p><p>江戸川老人は今日の大会に出場した女の選手たちに言う</p><p>君たちそうでしょ格闘技を初めた時には、心のどこかにはそういう気持ちがあったはずだと思うのねただ強くなりたいっていうだけじゃなくて男に勝ちたいっていう気分が</p><p>女性選手たちはみんな黙って、江戸川老人の話を聞いている</p><p>だけど実際に格闘技を初めてみたら、男子の熟練者は強いしね女の子じゃ、現実として勝てないし試合だって、男女別だからねいつの間にか女の子は女の子たち同士で試合し合っていくのが当たり前になっちゃっているんだよね男の選手と闘うなんてことが、現実的なことじゃないって思い込んでそういうことを考えなくなってるそれで、まあ普通の場合は良いんだろうけれど</p><p>マルゴさんは違った</p><p>でも男と闘いたいって言う女の子が、ボクの前に現れたのよしかも、自分が勝つって言い切る子が正直ちょっと、ドキドキしました久々に、ワクワクしましただってねマルゴさんが、ボクに話してくれたプランは、とても詳細で、これなら実現できるかもって感じられたから</p><p>マルゴさんの計画</p><p>大事なのは、ルールなんです例えば今のボクシングのルールでは、絶対に女は男に勝てませんグローブを付けての手だけの殴り合いじゃ男の体格には叶いません柔道もそう柔道のルールじゃ、身体の大きい方が有利です</p><p>江戸川老人は言う</p><p>でも、打撃中心の技なら鋭く、素早いキックやパンチを相手の急所に正確に打ち込んで、一撃必殺を狙うのなら女の子でも、男に勝てるかもしれないそう言う、マルゴさんの主張はとても面白いと感じました</p><p>それはマルゴさんが、キョーコさんから仕込まれた格闘術だ</p><p>一撃必殺で、相手の意識を奪う敵に一切、反撃の機会を与えないで無能力化させる</p><p>だからね彼女に思う様に、やってご覧なさい何でも協力してあげますって約束してあげたい気持ちにもなったんですけれどでも、こういうことは簡単にOKしてはダメですだから、ボクは言いましたまずは、あなた自身の実力をボクに示しなさいって言葉だけでなく、ホントに強いというところを見せてもらわないとそれで、この大会を紹介しました世界レベルの男性格闘家と闘うとか言う前にまずは日本の女子選手のトップになってみせなさいって</p><p>そこまで話して江戸川老人は、クスッと苦笑する</p><p>ボクは全然、判っていませんでしたねこのマルゴさんはただの女性格闘家じゃなかったんです今回の大会にいつも以上に、女子格闘技界の強い選手たちが参加してくれるように、賞金３０００万円のスーパー無制限クラスを作ったのは、彼女の業績ですマルゴさんが自分でスポンサーを幾つも回って、お金を集めたんですこの人は、そういうこともできる人なんですそれで賞金が良くなったから、ホントに今の日本を代表するような強い女子選手が、みんなこの大会に出てくれました</p><p>江戸川老人は、内情を暴露する</p><p>そして、マルゴさんはボクとの約束を守って、自分がすでに日本一強い女子選手であることを証明なさいましたそれは、皆さんがご覧になった通りです</p><p>マルゴさんは、スーパー無制限クラスの予選を勝ち抜いた７人の選手と連続で対戦して、全員打ち負かすという快挙を成し遂げた</p><p>それもノック・アウトか、ギブアップして負けを認めさせるという完全勝利で</p><p>他の７人との圧倒的な力の差を見せつけて勝った</p><p>ボクの眼が確かならば今の彼女は、間違いなく男性の選手と闘っても勝てます世界のトップレベルの選手は判りませんが少なくとも、日本人の男性選手となら互角以上の闘いをするでしょう</p><p>江戸川老人は、そう断言してくれた</p><p>ですからボクは、ボクの持っている全ての力を駆使して、マルゴさんの挑戦に協力してあげたいと思っていますすでに、マルゴさん自身がアメリカの総合格闘技の団体と交渉しているそうですがボクも金銭面や人材面で、全面的に応援させていただきますボクは見てみたいマルゴさんが、男性の選手と闘い、勝利する姿を女が男に勝つという場面をボクは、彼女の男に勝ちたいという夢をボク自身の夢として、実現させてみたいのです</p><p>少しよろしいですか</p><p>スーッと、リングの前に居たルドルフ聖子さんが手を上げる</p><p>江戸川老人は、係の人にルドルフ選手にマイクを持って行くように手で指示する</p><p>ルドルフ聖子選手は、マイクを受け取ると</p><p>今の日本の女子格闘界で、彼女が一番強いということに関しては異議はありませんあたしも負けましたここにいる他の選手たちも負けましたそれは認めますあなたが一番よでも</p><p>ルドルフ聖子は、マルゴさんを見て</p><p>アメリカに男をブン殴りに行くなんて面白そうな話、あなた１人だけにやらせるのは嫌よあたしも連れていきなさい</p><p>もちろんあなたに納得して貰えるような強さになるまで、自分自身を鍛え直すわだから、あたしも参加させなさいよ</p><p>うちも許してもらえるんなら、参加したいですわ</p><p>ポロン・カリスマン選手もそう言う</p><p>すると、グレース・マリンカ選手が、ルドルフ聖子に</p><p>マイク、貸して</p><p>ルドルフ聖子は、笑顔でマイクを手渡す</p><p>ワタシ生まれつき身体が大きくて、力もあるのでお前はプロレスが天職なんだって、中学の先生に言われたんで、今日まで女子プロレスをやってきましたけれど</p><p>褐色の大きな肉体のグレース選手がモソモソと話す</p><p>デモ、そういうこととは関係無くワタシも、オトコの人たちをブン殴ってみたい一緒に連れてって欲しい</p><p>あっという間に３人の選手が、マルゴさんのアメリカ行きに同行したいと言い出す</p><p>他の子たちはいいのかしら</p><p>ルドルフ聖子が、医務室送りになった関西ガチ虎一家の廃人３L子以外の３人を見る</p><p>あたしはいいから</p><p>レミー藤原は首を振る</p><p>無理です自分には</p><p>女相撲のレムリア・マキは、それだけ答えた</p><p>あたしも自分のジムのことだけで、精一杯だ</p><p>壇闘志子も、そう言う</p><p>そりゃ、あたしだって男と闘って、男に勝ちたいって思ったことはあるよでも世界レベルの男性選手と闘って、今の自分が勝てるなんて思えないよ</p><p>マルゴ選手が、どれぐらい強いのかも身体で判りましたし</p><p>あたしにはそこへは行かれないよ悔しいけどさ</p><p>レミー、レムリア、壇の３人はそう言う</p><p>て、この子たちは言ってるけれどあたしとポロンさんとグレースちゃんは、今からでもマルゴさんに必死で追いつきたいって思っているわお願いあたしたちも連れて行って</p><p>頭を下げて、お願いしますわ</p><p>ルドルフ、ポロン、グレースの３人はマルゴさんを見上げて、そう言う</p><p>必ず、闘う機会を作ってあげられるって約束はできないけれどそれでも良ければ</p><p>マルゴさん自身が、男性選手たちとまだ交渉中なのだから</p><p>確実にルドルフ選手たちの試合も組むとか確約はできない</p><p>それで構わないわ男に勝ちたいっていうのは、あたしにとっても忘れていた夢だから</p><p>うちもそうでしたわ男に勝ちたい</p><p>男をブッ潰したい</p><p>こうしてマルゴさんは、３人の強力な仲間を得た</p><p>ふむ実に、ストレートで、なおかつ、ワクワク、ドキドキする夢だね女が男に打ち勝つという夢は</p><p>江戸川老人は、満面の笑顔でそう言った</p><p>それから表彰式になって</p><p>体重別・４８キロクラスの優勝者としてイーディ</p><p>５４キロクラスの優勝者として工藤遙花が、表彰された</p><p>やったヨDarling</p><p>イーディは、嬉しそうに表彰状を掲げて観客席に見せる</p><p>工藤遙花には、相変わらずテレビのカメラが付いていた</p><p>ありがとうございます色んな人たちに助けられて、何とか勝てた大会だと思います</p><p>そうコメントする工藤遙花の視線の先には妹の美智の姿があった</p><p>空手女子高生チャンピオンの美少女が、大人の大会に挑戦するというドキュメント番組は、予定通り放送されることになるだろう</p><p>それはマルゴさんの女子選手が、アメリカで男性選手に挑戦を表明というニュースとはまた別に伝えられる</p><p>工藤遙花と剣道マリアはこのまま女子の格闘家としてアスリートの生活をする方が良いだろう</p><p>そのためのキッカケは、今日の大会で掴めたはずだ</p><p>以上をもちまして本日の大会を終了致します皆様、ありがとうございました</p><p>ああ、これで全部終わったんだ</p><p>観客たちも席を立つ</p><p>家路に帰る人と控え室の知り合いの選手に会いに行く人</p><p>リングの周囲にも、選手たちが残っているから一緒に写真を撮ったりする人も居る</p><p>とりあえずは全部、上手くいった感じだねっ</p><p>オレの横で寧が、そう言う</p><p>今日、手に入れなければならないものは全て回収したからさっ</p><p>江戸川老人の後援と後押し</p><p>ルドルフ聖子選手たち人材</p><p>マルゴさんの日本一強い女という名声</p><p>マスコミ関係には、記者会見とかしないといけないしこの後の懇親パーティで、マルゴお姉ちゃんとスポンサーになってくれそうな人たちに挨拶しなくちゃいけないとか忙しくなるけれど</p><p>マルゴさんの夢に向かって色々なことが動き出すんだな</p><p>というわけだからヨッちゃんは、みんなと先に帰ってよっ</p><p>オレやメグやありすは記者会見や懇親パーティには、参加できないもんな</p><p>チーム・クロモリの関係者として顔を出すことはできるかもしれないけれど</p><p>格闘技関係の団体の人たちや、スポンサー関連、マスコミの人たちが集まっているところに学生のオレたちがウロウロしているのは、やっぱり場違いだよな</p><p>でも、ヤッちゃん１人で大丈夫</p><p>マルゴさんのマネージャー役なのは判るけれど一気に、面倒なことになりそうだし</p><p>あたしは平気マルゴお姉ちゃんも居るし、イーディも居るし</p><p>マルゴさんは、早速ルドルフさんたちやマスコミの人たちに囲まれているし</p><p>おや、美智と一緒にこっちにやって来た</p><p>すぐシャワー浴びて着替えて来るカラちょっと待っててネ</p><p>え、イーディ懇親パーティとか出なくていいのか</p><p>そういうのは、アタシはいいノネ今日の主役は、マルゴとハルカヨアタシは早く帰りたいネ</p><p>モンキー・ミミ選手がやって来る</p><p>何なのネ</p><p>振り向くイーディ</p><p>あんたもあんたんとこのチームのリーダーと、アメリカへ行くわけ</p><p>行くも何もアタシは、アメリカ人ネ</p><p>そうじゃなくって例のアメリカで男をブチのめす試合をするっていう計画、もしかしてスーパー無制限クラスだけじゃなくって、軽いクラスもあるんじゃないの</p><p>あんたも男と闘う試合を予定しているのかって聞いているのよ</p><p>モンキーさんの問いに</p><p>予定はあるヨ</p><p>どういう試合になるかは、未定だけれどあたしも、マルゴと一緒にアメリカで試合をするヨ</p><p>イーディはニューオリンズの暗殺教団と完全に縁切りするために</p><p>格闘家として、顔と名前を広く知られるようにすることを考えている</p><p>アメリカ人の多くがイーディの顔と名前を知っているような状況になれば暗殺教団が再びイーディに接触してくるようなことはなくなるだろうから</p><p>オトコと闘うかどうかはまだ決めてないケレド</p><p>なら、あたしも連れて行きなさいよっ</p><p>モンキー・ミミさんは、そう言う</p><p>うちのコロンだけ、アメリカ遠征とかズルいわよあたしも行きたいっての</p><p>あたしも一緒に行きたいです</p><p>振り向くとライン晴子さんが居た</p><p>あたしもアメリカで一緒に戦いたいんです</p><p>イーディお前は残って、懇親パーティでこの人たちと、アメリカの試合について話を詰めろ</p><p>デモDarling</p><p>命令だこの人たちはイーディにとって、大切な仲間になる人たちなんだぞ</p><p>イーディにももっと友達が必要だ</p><p>家族とは違う親しい仲間が</p><p>判ったヨこの人たちと仲良くしてくるネ</p><p>オレにそう言う</p><p>ええ、ええ、仲良くしてもらうわよアタシはあんたに、かなり痛いメに遭わされているからね</p><p>モンキー・ミミ選手はイーディにカカト落としで失神させられた</p><p>ライン晴子さんもイーディに負けている</p><p>あんたの奇妙な技も含めてちょっと色々と話を聞かせてもらうわよっ</p><p>モンキー選手は、イーディを引っ張って行こうとする</p><p>ジャアネDarlingまた後でネ</p><p>イーディは苦笑して、モンキー・ミミ選手たちと控え室へ向かう</p><p>あ、じゃああたしも一緒に行くよっヨッちゃん、またねっ</p><p>寧もイーディたちに付いていった</p><p>ヨシくんラーメン食べて帰ろうか</p><p>そうだなありす、キヌカそうするか</p><p>オレは、２人に尋ねる</p><p>ラーメンでございますか</p><p>それは何でございますか</p><p>名家・鞍馬家のお嬢様とそのお付きはラーメンを知らない</p><p>中華料理だ</p><p>とっても美味しいわよ</p><p>メグが２人に言う</p><p>中華料理なら近くに良いお店を知っておりますわ</p><p>はい、三つ星のお店を</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんと、その警護役の御厨くるみさんが言う</p><p>い、いやあの、オレたちはもう少し庶民的なお店に行こうと思っています点</p><p>この人も名家のお嬢様だから三つ星の中華料理店とか、きっと値段も超一流なお店だろう</p><p>庶民的と申しますと</p><p>いや、その庶民は、格闘技とか見た帰りは、そういうお店でラーメンを食べて帰るものなんです</p><p>オレは訳の判らない説明をする</p><p>そうなのですかでは、くるみ</p><p>はい素子お嬢様</p><p>わたくしたちも、ご相伴させていただきましょう</p><p>一緒に、ラーメンを食べに付いて来るんだ</p><p>ラーメンなら、良い店を知ってるぜ今日はハルカの優勝祝いだオレが、全員オゴッてやるよ</p><p>工藤父がそう言った</p><p>え、いいんですか</p><p>メグが、そう言うと</p><p>ああラーメンに餃子ぐらいはサービスしてやるっ</p><p>そこへ美智が戻って来る</p><p>遙花のテレビ取材に、妹として付き合わされて戻って来るのに、時間が掛かったらしい</p><p>お待たせ致しました、ご主人様</p><p>これで全員揃った</p><p>よしじゃあ、帰ろう</p><p>オレたちも席を立ち、出口へと向かう</p><p>父が突然、ラーメンが食べたいと言い出したので近所まで食べに行ったので</p><p>格闘技編は、これで終わりです</p><p>次はエロ系の話に戻す予定です</p><p>1206．夜の寄り道　／　ご休憩タイム　(メグとセックス)</p><p>・山峰恵美／１６歳主人公の学校での公認・婚約者女子陸上部細身の美少女</p><p>・工藤美智／１５歳中学３年生みすずの警護役工藤流古武術の達人小柄で日本人形のように美しい美少女つるぺた</p><p>・工藤優作／４２歳美智の父親裏の仕事専門の警護人</p><p>ラーメンなんて久しぶりだったわよね</p><p>工藤父のオゴリで、みんなでラーメンを食べた後</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんと警護役の御厨くるみさんだけでなく2人の槍持ちの執事さんまで付いて来た</p><p>栗宮さんたちは、本当にラーメンを食べるのが初めてだったらしい</p><p>まあまあまあ、そんな風に啜って食べてもいいのですか熱くないですかはい、いただきますまあ、美味しい</p><p>と眼を丸くして食べていた</p><p>それから栗宮さんとは別れて彼女のお屋敷は、本当に都心のド真ん中にあるらしい</p><p>オレたちは、工藤父の運転する車で帰路についた</p><p>翔姉ちゃんが、最初から頼んでおいてくれたらしい</p><p>オレとメグ美智、ありす、キヌカが一緒だ</p><p>外は、すっかり暗くなっていたけれどまだ宵の時間だ</p><p>あ、あたし買わなきゃいけないものがあったんだ</p><p>車がオレたちの街の駅前の大通りに差し掛かったところでメグが言う</p><p>あ、工藤さん停めて下さいオレとメグだけ、ここで降りて買い物していきます</p><p>わたくしたちも、一緒に降りましょうか</p><p>や、ありすは久しぶりに、人がたくさんいる場所に出てたろちょっと疲れた顔をしているから、先に帰って休んだ方がいいキヌカ、ありすを頼む</p><p>キヌカが、オレに返事する</p><p>お前らだけで大丈夫か</p><p>工藤父が、そう言うが</p><p>大丈夫ですよまだ早い時間だしバスもありますし、何かあったらお屋敷から迎えに来てもらいますから</p><p>そうかそんじゃあ、停めるぞ</p><p>工藤父が、路肩に車を停める</p><p>ありがとうございます、工藤さん</p><p>オレとメグが、車から降りると</p><p>美智も降りる</p><p>警護役としてお供致します</p><p>え、いいわよ美智ちゃん</p><p>警護役無しでご主人様が街をお歩きになられたとなったらわたくしが、みすずお姉様に叱られますので</p><p>うん、そうだな美智付いてやってくれ</p><p>運転席から、工藤父が言う</p><p>もう小僧もそれなりに重要人物だからな</p><p>はい父上</p><p>オレはただの高校生ではないのか、もう</p><p>ところで、美智今日は、ありがとうな遙花のこと</p><p>工藤父は、恥ずかしそうにそう言う</p><p>父上は、お気になさらずに姉妹でございますから</p><p>美智は、いつもの無表情でそう答えた</p><p>じゃあ、気を付けろよこの子たちは、ちゃんとオレが送り届けるから</p><p>ええ、頼みます工藤さんありす、キヌカまた後でな</p><p>お先に戻っておりまする</p><p>ほんじゃあな</p><p>工藤父が、車を始動させる</p><p>車は夜の街の中を走り去って行った</p><p>はぅ</p><p>美智が溜息を吐く</p><p>やっぱり遙花さんのことで、気疲れしたんだろ</p><p>オレは、美智の肩をグニグニと揉んでやった</p><p>実の姉妹は疲れます父も</p><p>お父さんと同じ車に乗っているの息苦しかったのね</p><p>はい今日のようなことがあった後では父上の温かい視線が、かえって息苦しく感じます</p><p>工藤遙花が、体重別のクラスで優勝してとりあえず、格闘家としての第一歩を踏み出したこと</p><p>美智が姉に協力して姉妹の関係が改善したこと</p><p>その2つが重なって工藤父は、とても喜んでいた</p><p>姉上と父上の関係を良くするところまでは、できませんでしたし</p><p>工藤父は、長女の遙花に自分は嫌われていると思っているから観客席から見守るだけで、接触はしなかった</p><p>それはまたこれから少しずつ改善していくしかないよ</p><p>工藤母が、家族を捨てて不倫相手と家を出てから、まだ半年しか経っていないのだ</p><p>簡単にどうにかなるという問題では無い</p><p>美智は寂しそうに、微笑む</p><p>さ、行こう美智</p><p>オレは右手を美智と繋ぐ</p><p>左手は、メグと</p><p>メグ、買い物は何</p><p>薬局とスポーツ用品店部で足りなくなっているものの買っておこうと思って</p><p>ああ、今日はイーディの応援でメグは、陸上部の練習を休ませてもらったから</p><p>もちろん、竹芝キャプテンには許可してもらっているけれどせめて、陸上部のための買い出しくらいはしておかないと、明日の練習で怖いセンパイたちに睨まれる</p><p>そっちのショッピングセンターで、全部揃うと思うわ</p><p>オレたちは3人で買い物に行く</p><p>買い物が一通り済んだ頃</p><p>Rururururu</p><p>メグの携帯が鳴る</p><p>あら、珠代お姉さんだわ</p><p>黒い森の元・娼婦で今は、ミナホ姉さんの新しい娼館のお手伝いをしている</p><p>もしもし、恵美ですはい</p><p>メグが、電話に出る</p><p>あ、えっとヨシくんと相談してみます</p><p>メグは携帯を外して、オレを見る</p><p>どうしたの珠代さん</p><p>それが克子お姉さんから、あたしたちが近くに居ることを聞いたって</p><p>ああ、工藤父がありすたちを連れ帰ったから</p><p>オレたちが駅前の繁華街に居ることを聞いたのか</p><p>それで珠代さんは、ミナホ姉さんのところ</p><p>ここは駅前だからミナホ姉さんの新しい娼館のあるホテルは、すぐそこだ</p><p>近くに居るのなら、お茶でも飲みに来いということか</p><p>ううん珠代お姉さん、今日は本業の方だって</p><p>娼婦を引退した後の珠代さんはスタイリストの見習いと、それから</p><p>今はお部屋が空いているから、遊びに来ないかって言うの</p><p>珠代さんはこの繁華街の近くで、ラブホテルを経営している</p><p>珠代さんのホテルの位置は、何となくしか覚えていなかったからメグが、スマホの地図で調べてくれた</p><p>まあラブホテル街のド真ん中なわけだが</p><p>まだ早い時間だから、部屋の空きがあるんだろうな</p><p>ああ、ここだ覚えてる</p><p>久しぶりだな</p><p>ゴールデン・ウィークにはメグとマナと3人で1晩泊まった</p><p>マナのペナルティで、一晩中セックスしまくった気がする</p><p>ええっと裏から入ってって言ってたわ</p><p>オレたちは高校生だし、美智はまだ中学生な上に制服姿だからさすがにラブホテルに正面玄関からは入れない</p><p>裏口から、ソソソと入ると</p><p>はーい、待ってたわよ</p><p>監視カメラで観ていたのか、珠代さんが管理室のドアを開けて、出迎えてくれた</p><p>あら、今日も３人なのね</p><p>美智がペコリと頭を下げる</p><p>ま、いいわここを通って、そっちへ抜けて</p><p>管理室から、ホテルのロビーに出る</p><p>ホテルの部屋の写真が並んで空のサインが光っていた</p><p>確かに空き室が多い</p><p>それで洋室と和室、どっちがいい</p><p>ロビーの窓の中から珠代さんが、空いている部屋を示して言う</p><p>ええとメグ、どっちがいい</p><p>洋室にします</p><p>メグは料金を見て、安い方を選んだ</p><p>洋室なら、そっちより、こっちの方が良いわよ広いし３人で楽しむんならね</p><p>珠代さんは笑って少し料金の高い別の部屋のキーを出してくれた</p><p>ご休憩でいいのよね</p><p>はい明日もありますから、お泊まりしないで、ちゃんと家に帰ります</p><p>克子ちゃんに迎えに来てもらう</p><p>いえ悪いですから、バスで帰ります</p><p>今の時間なら、２、３時間経っても学校方面へのバスはある</p><p>そうじゃあ、楽しんでいってね</p><p>オレはキーを受け取ってメグと美智とエレベーターに乗る</p><p>ご主人様、ここはセックスのための宿泊施設でございますよね</p><p>エレベーターの扉が閉まったところで美智が尋ねる</p><p>そうだけど嫌か</p><p>いえむしろ、興奮致します</p><p>オレは美智を抱き寄せ、チュッとキスする</p><p>それから、メグとも</p><p>んんっもうっ</p><p>お屋敷だと、いつも誰かに観られているからちょっと新鮮な気分ね</p><p>お屋敷の中は、全ての部屋に監視カメラがある</p><p>メグが当番の日に、オレとの２人きりでのセックスを望んでも誰かにこっそりと観られている可能性は、とても高い</p><p>お二人きりでなく、申し訳ありません</p><p>美智が、メグにそう言うが</p><p>そんなことないわよ美智さんが一緒でもあたしは嬉しいわ</p><p>そう言えば、ちょっと珍しい組み合わせだな</p><p>エレベーターが、指定した階に着きドアが開く</p><p>ラブホテルの狭い廊下の先ああ、オレたちの部屋のランプが点灯している</p><p>さあ行こう</p><p>オレたちは、密室の中に入る</p><p>うん、確かに広めの部屋だ</p><p>赤い壁紙の貼られた薄暗い、淫靡な雰囲気の部屋だった</p><p>ああ天井は、鏡張りだ</p><p>靴を脱いで、カーペット敷きの部屋に上がる</p><p>オレは靴下を脱いで裸足になった</p><p>美智とメグも、靴を脱いで上がって来る</p><p>ヨシくん、何か飲む</p><p>メグが、冷蔵庫の方へ行こうとするがオレは、後ろから抱き締める</p><p>したくなったんだ</p><p>オレは、素直に言った</p><p>もうしょうがないんだから</p><p>メグは、オレに正面から抱きついて来る</p><p>オレたちはキスをした</p><p>ああ、メグのブラに包まれた柔らかい胸の弾力をオレの胸で感じる</p><p>オレは勃起した下腹部を、メグの腰に押し付けた</p><p>メグの細い指がオレの下腹部を撫でる</p><p>もう、こんななの</p><p>あたしも濡れてきちゃった</p><p>メグの息も、熱を帯びている</p><p>あのね、ヨシくんあたし、格闘技の試合とか生で観たの、今日が生まれて初めてだったんだけれど</p><p>ちょっと興奮しちゃった今、かなりエッチな気持ちになっちゃってるの</p><p>濡れた眼で、オレを見て</p><p>あたしもしたくなっちゃった</p><p>今度は、メグの方からオレにキスしてくる</p><p>オレの舌を情熱的に啜る</p><p>ね、美智さんあたし、先でもいい</p><p>もちろんです恵美お姉様</p><p>メグのことも姉として立ててくれる</p><p>ただ、あのご主人様</p><p>美智も裸になって、待っていてもいいですか</p><p>美智は自分の下腹部を抑えて、言う</p><p>服を着てままでは自分が抑えられません</p><p>美智も今日の格闘技の大会で、いつもより興奮しているんだ</p><p>もちろんだ脱いで待ってろ、美智</p><p>はいありがとうございます、ご主人様</p><p>美智は、自分で脱衣していく</p><p>オレとメグはお互いの服を脱がし合っていった</p><p>半脱ぎでなく全裸でセックスしたい気分だった</p><p>オレのパンツをメグが下ろすと勃起ペニスが、ビヨンッとメグの眼の前に飛び出す</p><p>ヨシくんの可愛い</p><p>メグは、オレの亀頭にチュッとキスする</p><p>舌で亀頭全体を、レロレロと舐めてくれた</p><p>オレはメグを立たせてブラの背中のホックを外す</p><p>メグの可愛いおっぱいが弾ける</p><p>ああ乳首は、もうコリコリしている</p><p>オレは、メグの乳首に吸い付いた</p><p>もうおっぱい、好きなんだから</p><p>メグが、自分の胸に吸い付くオレの頭を優しく抱いてくれる</p><p>あたしも吸われるの好きだけれど</p><p>オレの口の中で、メグの乳首がどんどん鋭く硬くなっていく</p><p>ああんっくぅんぁぁ気持ちいいよヨシくん</p><p>オレは、反対側の乳首も舐める</p><p>空いた方の乳房は、手で揉んだ</p><p>ああ少し張っているな</p><p>ヨシくんベッドベッドに行こうよ</p><p>オレは、乳首から口を離してメグの愛液で湿り始めていた、パンティを脱がす</p><p>完全に全裸にしてベッドに連れていった</p><p>美智も、すでに全裸になっている</p><p>メグがベッドに横たわって足を大きく開いて、オレを待つ</p><p>オレは、メグの裸身に覆い被さりながら</p><p>美智も、そこで横になって観ていろよ</p><p>オレは、美智もベッドの上に呼ぶ</p><p>美智もメグの横に、寝転がる</p><p>オレの手の届く範囲に、２人の美少女の裸身が並んでいる</p><p>美智の１５歳の白い裸身は胸に凹凸は無いけれど、まるで人間国宝の職人が作った日本人形のように愛らしく美しい</p><p>一方、１６歳のメグは健康そのものの、スポーツで引き締まった小麦色の綺麗な肌実に、健やかな肉体だ</p><p>ヨシくん早く</p><p>メグは、長い足を折り畳んでM字開脚でオレを待つ</p><p>メグの秘唇からは、トロトロと熱い蜜が溢れていた</p><p>メグは、エッチだな</p><p>だってヨシくんが、欲しいんだもの</p><p>オレはメグの肌を手の平で撫でていく</p><p>脇の下から、引き締まったお腹可愛いおへそ細い腰そして、小さなお尻</p><p>お尻の下の方へ垂れてきている愛液を手で掬い取ってオレの張り詰めた亀頭に塗りつける</p><p>うん来て</p><p>オレはメグの割れ目に、オレの亀頭を</p><p>あうっ入って来たわ</p><p>メグの狭い入り口を押し入るッ</p><p>あああっ、ヨシくんもっと奥まで奥まで来てぇぇ</p><p>オレのペニスが熱く湿ったメグの膣の中に、潜り込んでいく</p><p>あああっ、ヨシくんあああっ</p><p>半年間、何度もセックスしたけれどメグの膣は、良く締まる</p><p>むしろ、克子姉にテクニックを習って締め方を工夫しているし</p><p>どんどん、セックスの味が良くなっている</p><p>ぁぁんヨシくんが、全部、あたしの中に入ってる</p><p>メグが下から、オレを優しく抱き締める</p><p>下半身で深く結合したまま、メグがオレの眼を見て言う</p><p>オレも好きだよメグ</p><p>それからオレはゆっくりと、腰を前後させる</p><p>あっぁっはぁっんんっくぅん</p><p>オレの律動に合わせて、メグは可愛く啼く</p><p>ぁぁっくぅぅはふっああっ気持ちいい気持ちいいよヨシくん</p><p>ああのね天井の鏡にあんっヨシくんに愛してもらっている、あたしの姿が映っているの</p><p>正常位だからオレには見えない</p><p>鏡の中のあたし気持ち良い顔してる幸せな顔をしているよ</p><p>そのメグの顔はオレにも見えている</p><p>ああメグ可愛いよ</p><p>オレはそのまま腰の動きを加速させていく</p><p>１発目はこのまま、一気にいこうと思った</p><p>はぁぁヨシくんああんヨシくん</p><p>メグの息も荒くなる</p><p>オレの強い突き込みにメグのおっぱいが、ぷるぷると揺れた</p><p>メグがオレの手をギューッと握りしめる</p><p>オレも、メグの手を強く握り返した</p><p>ヨシくん一緒に一緒にね</p><p>メグの肌が火照っていくじんわりと汗ばんでいく</p><p>オレは、リズミカルにグイグイとメグの胎内を衝く</p><p>ビチュッ、ビチョッ、ビチュゥゥ</p><p>激しく抜き差しする度にメグの愛液が飛沫となって、ベッドのシーツに飛び散った</p><p>あああっ、ヨシくんあたしあたし</p><p>メグの眼がオレに訴える</p><p>お、オレもだメグ</p><p>オレの身体の奥からもムラムラとした大きな塊が、湧き上がって来ている</p><p>メグの胸の谷間に大粒の汗の玉が流れた</p><p>メグの顔が会館への兆しを掴む</p><p>はぁぁヨシくぅぅん来るぅぅ来ちゃうよぉぉはぁぁ、ぁぁ</p><p>オレはラストスパートをかけたッ</p><p>ガシガシッと、大きく深く突き込むッッッ</p><p>メグの膣が、ビクビクッと震えた</p><p>ヨシくんイクぅぅイッちゃううイクぅぅッッッ</p><p>メグメグぅぅあああああっ</p><p>メグが絶頂に跳んだことを確認してオレも、シュートするッッ</p><p>ああ、熱いィィィお腹の底に届いてるよおっ</p><p>ドクドクドォォク</p><p>メグの胎内で脈動する、オレの勃起ペニス</p><p>子宮口に擦り付けた亀頭の先から白濁液が、ズバババッと大量に迸るッッ</p><p>あああーっ、幸せよあたし、幸せよヨシくーんッッ</p><p>メグは、ビュクビョクと裸身を痙攣させながら大きな声で、オレに叫んだ</p><p>もっと出して中に出してぇぇっ</p><p>ドクドクッ</p><p>ドオオップ</p><p>オレは肛門をキューッと締めてメグの胎内に、射精し続ける</p><p>オレはメグの裸身の上で、脱力する</p><p>ヨシくんすごく良かったよ</p><p>同い年の同級生で、公式のオレの婚約者である美少女が蕩けた顔で、そう言った</p><p>ヨシくんとのセックス大好き</p><p>汗だくの裸身で、メグはオレに抱きつく</p><p>あたしあたしねヨシくんじゃなかったらきっとセックス、好きにならなかったと思う</p><p>ヨシくんで良かった全部、ヨシくんに捧げられてヨシくんでないと、あたしダメなのヨシくんヨシくん</p><p>セックスの余韻に溺れてメグは、涙目でオレにそう言った</p><p>愛してるよぉ、ヨシくんヨシくぅん</p><p>オレと繋がったままメグは、ギュッとオレを抱き締める</p><p>娼館で生まれ、母親を殺され養家で肩身の狭い思いをして育った少女</p><p>メグも複雑すぎる人生を歩んで来ている</p><p>オレはずっと一緒に居るからなメグ</p><p>うん離さないで、離さないでねヨシくん</p><p>いつもと違う環境お屋敷でない場所でのセックスが</p><p>メグの心の中に溜まっていた感情を、一気に吐き出させたんだと思う</p><p>メグも周りの子たちに、気を遣うタイプだし</p><p>メグが落ち着くまでしばらく、そのまま抱き締め合ったままでいることにした</p><p>美智の顔をちらっと見ると美智は判っているという眼をしてくれている</p><p>(待っててくれすぐにお前も抱いてやるからな)</p><p>オレは、心の中で美智にそう話していた</p><p>Gレコはどうなるんだろうなぁ</p><p>最終回の形が、全く想像できないていうか、何人生き残るんだろう</p><p>まさかの敵対勢力一掃とかで終わらないよなあうーむ</p><p>色々と賛否両論あるけれど</p><p>今、判っていることは１０年後、１５年後でも、私たちはGレコの話題で話をしているだろうということだけだ</p><p>１５年経ったターンエーのことを、今でも話しているように</p><p>1207．夜の寄り道　／　ご休憩　(続)　美智とセックス</p><p>ようやく、メグと身体を離す</p><p>メグの胎内から、射精したての勃起ペニスを引き抜く</p><p>とろろろっと桜色の秘唇から、オレの精液が漏れ出して来る</p><p>よっこらしょ</p><p>オレは、そのまま汗だくの身体をメグの裸身の隣に横たえる</p><p>裸の美智が、すぐにオレのペニスをしゃぶりに来る</p><p>この匂い、好きです</p><p>１５歳の武闘派少女は愛しそうにオレのペニスを嗅ぐと、赤い舌でペロッと先端を舐める</p><p>味も好き</p><p>そのまま、ちゅぱちゅぱとフェラを始めた</p><p>ヨシくんこっちも</p><p>メグがオレにキスしてくる舌と舌を絡め合う</p><p>メグだって、１６歳の健康的な女の子だ１回のセックスで満足するはずがない</p><p>おっぱいも触って</p><p>自分からオレの手を、胸に持っていく</p><p>オレは、メグの火照った肌柔らかなおっぱいを揉む</p><p>ご主人様たくましくなって参りました</p><p>美智が、自分の小さな口の中でオレのペニスが、再び張り詰めていくのを感じて言った</p><p>ああ美智は、ご主人様の形を口と舌で記憶しております</p><p>カリの裏まで、ペロペロと舐めてくれる</p><p>あたしだって覚えているわよヨシくんのしか知らないもの</p><p>美智さん交代して</p><p>今度は、メグがオレのペニスを咥える</p><p>チューッと強く吸って尿道の中の精子を吸い出してくれた</p><p>美智の日本人形のような美しい顔がオレに迫る</p><p>美智ともチュッチュと、何度もキスを交わす</p><p>胸を舐めさせろ</p><p>わたくしの胸は</p><p>美智の胸は、つるぺただけど頬擦りすると、皮膚の下にわすがにぷりぷりとした感触がある</p><p>それに触れるのが、オレは好きだった</p><p>それから、乳首をペロペロと舐める</p><p>美智は感度が良い</p><p>オレは好きだぞ、美智の胸を舐めるのは</p><p>わたくしもご主人様に、胸を舐められるのは好きでございます</p><p>美智も、羞じらいの表情でそう答えた</p><p>美智は、どんな風にセックスしたいんだ</p><p>ストレートに尋ねてみる</p><p>あの四つん這いになりますから、後ろから犯して下さいませ</p><p>美智は頬を赤らめて、そう答えた</p><p>いいぞ</p><p>１５歳の小柄な少女がベッドの上で、四つん這いになる</p><p>あれ、美智靴下は脱いでないんだ</p><p>全裸かと思ったら、黒い学校指定の校章入りの靴下だけ履いたままだった</p><p>はい、このままで犯して下さいませ</p><p>美智がオレに可愛いお尻を向ける</p><p>白いつるんとした美しい肌２つの肉球の間に、美智の肛門とすでにタラタラと愛液を漏らしている女陰が、よく見える</p><p>よし入れるぞ</p><p>オレは、亀頭の先をグニグニと美智の割れ目に押し付けた</p><p>は、早く早く下さいませっ</p><p>中学３年生の胎内に潜り込むッ</p><p>メグよりも、美智の方が胎内が熱い肉壁の感触も違う</p><p>女の子は、１人１人味が違う</p><p>ずぶずぶぶっ</p><p>あああっ、ご主人様がぁぁ入って参りますぅぅッッ</p><p>美智の膣が、キューッと締まるそれでも、オレはさらに奥へ</p><p>ああああーっ</p><p>犬の交尾のスタイルで繋がっていく</p><p>うううっ、ううっ、うう</p><p>根元までズッポリと埋め込む</p><p>美智の愛液がオレのペニスを伝わって玉袋の辺りから、ポタポタとシーツの上に垂れている</p><p>オレは、四つん這いの美智の身体に覆い被さって可愛い背中をペロっと舐めた</p><p>美智の膣がビクッと締まる</p><p>背中が感じるんだよな美智</p><p>はいご主人様ぁぁはい</p><p>美智は、涙目でそう答えた</p><p>オレは、美智の小さな腰を掴んでゆっくりと、ピストンする</p><p>ああっはぁぁっぁぁっ</p><p>時々、強めにグンッと膣奥を突いてやるッ</p><p>はぁぁッぁぁ</p><p>美智は、大きな声で啼いた</p><p>ご主人様ぁぁご主人様</p><p>美智のお尻をお尻を叩いて下さい</p><p>今日の美智は生意気でした姉上や父上に対して</p><p>やっぱり、気にしていたのか</p><p>美智は悪い子でしたご主人様美智を美智を罰して下さい</p><p>美智の本性はMっ子だから</p><p>オレがしっかり、相手してやらないといけない</p><p>ああ叩くぞ、美智</p><p>オレは、美智の中をペニスで抉りながら</p><p>グッチュ、グッチュとピストンしながら</p><p>美智の尻を平手で、ピシャリと叩くッ</p><p>美智の小さな裸身が、ビクッと弓なりになり</p><p>美智の胎内が、キュッキュッと締まるッ</p><p>もう一発ピシャンッ</p><p>ひゃうッ</p><p>腫れ上がらない程度に、５、６発、連続して叩いた</p><p>美智の白い肌が、性の興奮で紅潮していく</p><p>汗の玉が浮き出してキラキラと光っていた</p><p>愛液もトロトロと湧き続けている</p><p>美智の胎内は熱く湿って、オレのペニスを包み込んでいる</p><p>美智最後は、美智の顔を見ながら出したい</p><p>オレの中に、射精欲が沸いてきた</p><p>はい、わたくしもご主人様のお顔が見たいです</p><p>オレたちは、体位を変える</p><p>わたくしが上になりますのに</p><p>いや、いい美智は、今日、頑張ったんだからオレが上になって、犯してやる</p><p>オレは、正常位で美智にのし掛かる</p><p>はいどうぞご主人様</p><p>美智も開脚して、オレを受け入れるポーズを取った</p><p>オレは美智のお尻を掴んで、グイッとオレの方に引き寄せる</p><p>ペニスを美智の中にズムッと押し込んだ</p><p>ぁぁっ</p><p>そのまま荒々しく、ガシガシと腰を振るッ</p><p>いいですっご主人様ぁぁ痛くして下さい美智は痛いのが好きですっ</p><p>それなら美智の身体を、抑え込むようにして</p><p>ガガガッと、激しく突き上げるッ</p><p>あああっ良いッご主人様ぁぁご主人様ぁぁ</p><p>美智が蕩けた顔で、オレを見上げている</p><p>オレは、美智の小さな裸身をユサユサと揺さぶって</p><p>はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぁぁ</p><p>判る美智の中で、性感が膨れあがっていくのが</p><p>ぁぁ、ご主人様ぁぁ気持ちいいです美智は美智は</p><p>２人の性感の上昇カーブを合わせていく</p><p>もうすぐ</p><p>うふふ２人とも、気持ち良さそう</p><p>メグが、オレたちのセックスを嬉しそうに見つめていた</p><p>ぁぁ、ぁぁご主人様ぁぁご主人様ぁぁ</p><p>美智の顔が、快楽に歪んでいく</p><p>判ってる、判ってるぞ美智</p><p>オレは一気に腰の動きを加速させるッ</p><p>最大戦速だぁぁっ</p><p>ああああっ、あああっご主人様ぁぁわたくしっ</p><p>美智が弾けるッ</p><p>イキますイッてしまいますああああイク、イクイクイクイク、イッちゃうのぉぉぉぉッッッ</p><p>美智の絶頂の波がオレにブワワッと伝わって来る</p><p>オレも、亀頭の先を美智の子宮口にグリグリと押し付けて</p><p>はぁぁっあううううっ</p><p>子宮に飛び込む熱液に美智の身体がビクビクッと蠢くッッ</p><p>み、美智ぃぃ</p><p>びゅるっびゅるっびゅるるっ</p><p>温かいですぅぅご主人様ぁぁ</p><p>美智は歓喜の涙を零しながら自分の中に精を放出しているオレを見ている</p><p>美智ぃぃ、美智ぃぃぃ</p><p>オレは美智の小さな身体をギュッと抱きしめて</p><p>最後の一滴まで美智の子宮に吐き出した</p><p>セックスの余韻に浸るオレたちの横で</p><p>はぁ、はぁ、はぁ美智さんがイク時はこっちにまで、気持ち良い波が飛んで来るのね</p><p>メグも汗ばんだ身体で、グッタリとなる</p><p>ああ心月で、エクスタシーの快感が周囲に居る女の子にまで伝わってしまうのか</p><p>久しぶりだから、忘れてたわはぁ、はぁ、はぁ</p><p>美智は、ここのところみすずたちやイーディとベッタリだったから</p><p>美智が、メグと一緒にオレとセックスするのはホントに、しばらくぶりだ</p><p>す、済みませんはぁ、はぁ、はぁ</p><p>美智は荒い息のままメグに謝る</p><p>いいのよ、気持ち良かったからはぁ、はぁ、はぁ</p><p>メグも、はぁはぁしながら美智に、そう答えた</p><p>ちょっと休もう冷たいモノでも飲もうよ</p><p>オレは、提案する</p><p>そうね何か持って来るわ</p><p>メグが起き上がって冷蔵庫に向かった</p><p>ウーロン茶とコーラがあるわ</p><p>コーラをもらうよ</p><p>炭酸飲料なんて、普段は飲まないけれど今は欲しい</p><p>美智さんは</p><p>わたくしは、ウーロン茶を</p><p>メグが、ペットボトルを持って来る</p><p>美智にはウーロン茶のペットボトルをそのまま、手渡すが</p><p>コーラの方は、キャップを外すと自分の口に含んで</p><p>オレは、メグの甘い舌まで啜る</p><p>それから裸のまま、ベッドに３人で寝転んで少し話をした</p><p>あたしさっきの試合会場で、ちょっとヤキモチ焼いていたの</p><p>ヨシくんがあのお嬢様とばっかり話していたから</p><p>お嬢様って栗宮さんのことか</p><p>そうよヨシくんたら、ずっとあの人たちの方ばかり見て</p><p>メグは、おっぱいの先をオレの肘に擦り付けてそう言う</p><p>そんなことないよだって、ほら、あの人たちは、わざわざイーディの試合を応援しに来てくれたんだし</p><p>判ってるわよ判ってるけどあたし</p><p>あの子たちラーメン屋さんにまでついてくるんだもん</p><p>そんな風に思ってたんだ</p><p>でも、もういいわその後で、ヨシくんとお買い物もできたしこうやって、ホテルでエッチもしたから</p><p>メグは、笑ってオレの頬にキスする</p><p>ごめんねあたし、面倒な子で</p><p>いや、そんなことはないよゴメン、オレ、メグがそんな風に感じてるとは思わなかったから</p><p>家族ならいいのよ家族は、みんな大好きだしヨシくんが、みんなのことを大切に思っているのも知っているからでも、家族じゃない女の子とヨシくんが親しそうに話しているのを見るとちょっと嫌な気持ちになるの</p><p>栗宮素子様と御厨くるみさんでしたらいずれ、わたくしたちの家族に引き入れる予定ですが</p><p>あのお二人にわたくしとイーディが、気の技をお教えしていることはご存知ですよね</p><p>香月セキュリティ・サービスの旧・研修館でやっている名家のお嬢様たちの合同練習会で</p><p>わたくしの気の技の行き着く先は心月でございますが心月の習得には、ご主人様とのセックスが欠かせませんので</p><p>わたくしが心月を習得したのはご主人様に処女を捧げたからでございます</p><p>オレとセックスして心月が使えるようになった</p><p>栗宮様たちは、気の技を身に付けるためには、どのような試練も乗り越えられる方々ですからご主人様とのセックスも、受け入れられると思います</p><p>技のために、ヨシくんとエッチするの</p><p>あの方たちはわたくしたちの家族になるべきなのです</p><p>栗宮様たちは武術のことにしか関心を持っていません偏った思考の持ち主ですご主人様でなければ、あの方たちの相手は勤まりません</p><p>みすずは、美智の考えを知っているのか瑠璃子は</p><p>もちろん、ご存知ですみすずお姉様も、ルリルリも了承して下さっていますし、イーディも賛成してくれています</p><p>そして栗宮様たち自身もすでに、ご主人様に対して、興味をお持ちになっています</p><p>それって心月を身に付けるためには、オレとセックスしなくちゃいけないとかもう、栗宮さんたちに話しているのか</p><p>いいえ、それはまだですがわたくしも、イーディも、いつもご主人様のお話ばかりしておりますしみすずお姉様や、ルリルリもそうでしょうわたくしたち全員の心の中心にするご主人様について、栗宮様が興味をもたれるのは当然です</p><p>美智も、イーデイも、みすずも、瑠璃子もオレのことばかり話すから</p><p>栗宮さんが、オレのことを</p><p>ですから、今日の試合栗宮様たちは、わたくしたちと観戦なさったのでしょうしラーメン屋さんにも、ついていらっしゃいましたご主人様が、どんな男性なのか詳しくお知りになりたかったのだと思います</p><p>今まで、武術にしか関心の無かったお嬢様が初めて興味を持った男の子が、ヨシくんてこと</p><p>何よもうっ</p><p>それだったら試合会場で、ずーっとヨシくんを独占して、あの子たちとはお話しないようにしたのにっ</p><p>ぷんぷんと怒る</p><p>オレもそういう話は、先にしておいてもらいたかったな</p><p>申しわけございません</p><p>で、どうするのヨシくんはあのお嬢様たちも、家族にするの</p><p>それは、まだ判らないよオレだって、あの子たちがどういう子なのか、よく判ってないし</p><p>悪い人たちではなかったわ２人とも綺麗だし</p><p>もういいわヨシくんに任せる家族になるんならあたしは、受け入れるしかないもの</p><p>そう言うメグに美智は</p><p>家族内のバランスをお考えでしたら恵美お姉様も、ご自分でこれはと思われる人材を、ご主人様に紹介なさるべきです</p><p>ご主人様のキャパシティは、まだまだ多くの家族を受け入れられるでしょうしわたくしたち家族の未来を安泰なみのにするためには、さらに有望な人材が必要ですわたくしもイーディも常に、ご主人様に相応しい家族候補を探しております</p><p>でも、あたしはあなたたちと違って、普通の高校生だしあたしの周りには普通の子しかいないもの</p><p>家族のメンバーに加えた方が良い、特別な子なんて見つけられないわ</p><p>愛お姉様は可奈お姉様は恵美お姉様の学校にも、有望な人材はいらしたではありませんか</p><p>そうだ愛も、可奈センパイも、オレたちの学校の生徒だった</p><p>わたくしのように警護役の能力を持つ者ばかりが、必要とされているわけではございませんから</p><p>愛にパン作りの才能があるなんてことは、出会った頃には判らなかった</p><p>可奈センパイの明るさは愛たちとお嬢様育ちのまり子を上手に繋いでいるオレのパン工房も校内の人気者である可奈センパイが顔を出すようになったことで、生徒たちに受け入れられ易くなったと思う</p><p>大切なのはご主人様のために、わたくしたち家族のためにこの後、どんな人材が補充されるべきかを、考えることだと思います</p><p>今いる家族だけじゃダメなの</p><p>わたくしたち家族が安心して暮らしていくためには有望な人材は、多い方が良いと思われませんか</p><p>そうね今日、会ったお嬢様たちあの人たちが家族に加わってくれるのが良いことだっていうのは、あたしにも判るわ</p><p>栗宮さんたちが家族になったら名家関係の方面が強化できる</p><p>アニエスたちが、超お嬢様校に通うということでも校内で助けてくれる人が増えるわけだし</p><p>でも、最後はご主人様のご判断でございますから主人様はいつも良い方だけを選ばれます良くない方はセックスなさらないですし、家族にもいたしません</p><p>わたくしの姉上は幸いにして、選ばれませんでした</p><p>オレは工藤遙花を家族にしなかった</p><p>だから、わたくしたちは有望な人材を探し、ご主人様にご紹介するだけでいいのですご主人様は決して、判断を間違われませんから</p><p>いやそんなに信用されても困るんだけれど</p><p>判ったわよヤキモチなんて焼いてる余裕は無いのよね</p><p>でも、今は今だけは、あたしたちだけの時間なんだから</p><p>メグが、オレの身体の上に乗って来る</p><p>次は、あたしが上になるわヨシくん、しよう</p><p>メグが、オレにキスしてくる</p><p>お手伝い致します</p><p>美智が、オレのペニスに舌を這わした</p><p>というわけで、栗宮さんたちのフラグだけ立てておいて</p><p>次話から、新章へ行きます</p><p>1208．夜の寄り道　／　痴漢ごつこ</p><p>ぁぁんうぅん</p><p>エクスタシーに達したメグが、オレの上で脱力する</p><p>ぅぅっ</p><p>オレも、メグの胎内に思いっきり、また精液を噴き上げた</p><p>ぁぁヨシくん</p><p>メグが、オレの顔に頬擦りする汗だくのおっぱいをオレの胸に擦り付けていた</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁイッちゃたすごく、気持ち良かったぁ</p><p>絶頂の余韻から抜け出たメグが汗の玉の浮いた顔で、オレに微笑む</p><p>ヨシくんもいっぱい出た</p><p>ああ、いっぱい射精したよ</p><p>オレは下から腰をグイグイ突き上げて陰茎の中に残った精の残滓まで、メグの胎内に送り込む</p><p>嬉しい好き、愛してる</p><p>メグは、オレにキスをする</p><p>年上の綺麗なお姉さんたちや、年下の可愛い子たちとセックスするのもいいけれど同い年の女の子とのセックスもなかなか良い</p><p>気負いなく、文字通り裸のままで愛を交歓できる</p><p>ああ、あたしも雪乃みたいに、早くヨシくんの赤ちゃんが欲しい</p><p>メグが、そう呟くが</p><p>判ってるわあたしは卒業までは、我慢するから</p><p>高校1年生で、婚約していることだけでも、学校中の注目を浴びているんだ</p><p>この上、メグが在学中に妊娠なんてことになったら大騒ぎになる</p><p>ただでさえ、うちの高校には日本国民のほとんど全員が妊娠していることを知っている高校1年生雪乃が通っているのだから</p><p>わたくしも妊娠が許されるまでには、１０年は掛かります</p><p>裸の美智が、ベッドに横たわったまま言う</p><p>今、１５歳でございますから２５歳までには、警護役としてわたくしの代役が勤められる者を育成致します</p><p>妊娠、出産から数年は、母として子供の成育に集中させていただきたいですから</p><p>ああ、出産してすぐに、現場復帰とかするつもりはないんだ</p><p>でも、美智はその方が良いか</p><p>美智自身が両親が生活が苦しくて、生まれてすぐに祖父の家に預けられて育ったから</p><p>そういう寂しい思いを、自分の子にはさせたくないのだろう</p><p>うん、そうだなオレも美智と一緒に、子育てするよ</p><p>ところで恵美お姉様</p><p>美智が、メグを見る</p><p>あ、そうねごめんなさい、そろそろ交代するわね</p><p>メグは、オレの上から裸身を起こそうとするが</p><p>いえ、そうではなく恵美お姉様は、大学に進学はなさらないのですか</p><p>恵美お姉様は成績優秀だとお聞きしておりますが</p><p>そうだ、メグはオレなんかよりも、ずっと頭が良い</p><p>元々、高校だってうちの学校よりも、ずっと偏差値の高い名門校に合格していたのに</p><p>雪乃のイジメで入学させてもらえなくて、うちの高校に来たんだし</p><p>成績が良いったって、普通の高校のレベルでの話よみすずさんみたいに、東大を受験を狙っているような成績じゃないしイーディみたいな天才児でもないし</p><p>みすずは本当に東大受験を考えているていうか、それくらい頭が良いらしい</p><p>そして、イーディだけでなく美智も、相当の天才児だ</p><p>教科書なんて一度読んだだけで、全て、暗記できるらしいし</p><p>わたくしたちの家族には、まだまだ人材が必要だというお話を先ほど致しました</p><p>だから、何あたしに大学へ行って、家族に足りない分野の勉強をしろっていうの</p><p>そういう選択肢もございます</p><p>美智はオレを見る</p><p>ご主人様は高校を卒業なさったると同時に、克子お姉様、愛お姉様とパン屋さんを開業なさるわけですが</p><p>オレの予定は、もう決まっている</p><p>ていうか、オレの卒業まで克子姉の夢であるパン屋の開店を待ってもらっているわけだし</p><p>オレと愛が、克子姉と同じぐらい上手にパンを焼けるようになるにはどうしたって、後２年は掛かる</p><p>それと高校を卒業することができなかった、克子姉や渚はオレや愛には、ちゃんと卒業して欲しいと思ってくれているから</p><p>恵美お姉様には大学に進学して、専門教育を受け何かを資格を取るということもできるわけでございますから</p><p>メグまで一緒にパン屋を手伝うことはない</p><p>でもオレたちの家族に、今人材が足りてない分野って何なんだ</p><p>まずは財務と法務の専門家です</p><p>エリカ妹の実家が、超一流の監査法人ですので財務関係についての専門家を派遣していただくことは可能でしょうが、これから黒森家が表のビジネスを手広くやっていくためには、身内で財務のスペシャリストが居た方が良いと思います</p><p>そういうのって、香月グループの専門家に頼めないの</p><p>それでは香月グループに、黒森家のビジネスの内幕が全て丸見えになってしまいます</p><p>美智は、即座に答える</p><p>今の香月グループのトップは司馬様でございますのでいずれ、みすずお姉様かルリルリが成長して、香月グループの経営を受け継ぐまではこちらの手の内を晒すようなことはするべきでは無いと思います</p><p>そうだ、だからジッちゃんは香月セキュリティ・サービスを、香月グループから完全に切り離して、オレに託したんだ</p><p>香月グループと黒森家は一心同体ではない</p><p>ですから、黒森家の中で財務関係も全てやる必要があるのですきちんとした企業を育てていくためには、そういう人材が必要になるのです</p><p>ミナホ姉さんが、今までやってきたのは基本的に裏のビジネスだ</p><p>表のビジネスをメインにしていくためには今までとは違う人材が要る</p><p>でも、あたし財務なんて、勉強する自信が無いわ</p><p>では、法務はいかがですか法律に強い人材も、わたくしたちには必要になります司法試験を突破して、弁護士資格を取られるというのは</p><p>そっちの方が、もっと自信が無いわよ</p><p>でも、美智の言う通りだ</p><p>家族の中に、弁護士が１人居ると色々と助かるよな</p><p>となると後は医療分野</p><p>医者も要るか</p><p>今は、池田先生に診てもらっているけれどあの女医さんも、もう高齢だし</p><p>それも自信無いわよ</p><p>メグは、泣きそうな声で言った</p><p>会計士、弁護士、医師と美智の言う不足している人材は、どんどん難易度が高まっていく</p><p>では保育関係は</p><p>保育って</p><p>オレは思わず聞き返した</p><p>これから先わたくしたちが、何人、ご主人様の赤ちゃんを産むと思いますか</p><p>しかも、１０年、１５年に渡って次々に子供が産まれることになりますそうでございますよね</p><p>アニエスたちはまだ１２歳だ</p><p>１５年後でも２７歳</p><p>さらにご主人様の女は、これからもなお増え続けるわけですから</p><p>いっそのこと、家族の中の誰かが保育資格を取得して保育園なり幼稚園なりを開業してしまうべきではないでしょうか</p><p>オレの子供専用の保育園と幼稚園</p><p>小学校からは、さすがに社会生活を学ぶために外に出るべきでしょうが、幼稚園までは</p><p>確かに幼稚園までは、あたしたちの家族の中でできた方が良いと思うわ外に預けるんじゃ色々と心配だし</p><p>みすずや瑠璃子の子は香月家の後継者になるわけだから</p><p>誘拐なんかの危険もある</p><p>いずれにしても、家族の中に保育の専門教育を受けて、資格を持ていらっしゃる方がいれば、わたくしたちも心強いです</p><p>もちろん、恵美お姉様にそうなっていただきたいということではございません今のは１例ですわたくしたちの家族に足りない分野は他にもたくさんございますから</p><p>そうね改めて考えてみると、他にももっとありそうよね</p><p>メグはうなずく</p><p>判ったわあたしに何ができるかあたしでも、何ならなれるか専門教育を受けたり、資格を取ったりできるか、自分で探してみる</p><p>はい、お願い致しますわたくしには警護役しかできませんので</p><p>マルゴお姉様とイーディが、しばらくアメリカへ行きますから警護役のやり繰りも考えなくてはなりませんし</p><p>イーディの代わりのご主人様の直衛はミタマお姉様にお願いすることになりますが</p><p>ああ、そうかミタマや月子たちが、オレたちの高校に編入して来るんだっけ</p><p>新人娼婦候補生の美里たちと一緒に新設されるなでしこ科に</p><p>マナ妹やありす妹たちの通う中学校はキヌカ妹が担当となります</p><p>うーんミタマとキヌカの安城姉妹は、戦闘力は申し分無いんだけれど警護役としての洞察力には欠けるんだよな</p><p>まあ、マナや双子たちが鋭い性格だから、何とかなると思うけれど</p><p>アニエスの周りには、巫女の力の使えるヨミもルナもコヨミちゃんも要るしハイジも結局、在籍したままにさせるから、一番問題ないよな</p><p>というかアニエスが心配だから、分厚く人材を盛らざるを得なかった</p><p>できれば自由に配置できる警護役が、もう１人いるとても助かるのですが</p><p>美智の言う通りだ</p><p>渚の店の警護とかも本当は誰か欲しい</p><p>しばらく、香月セキュリティ・サービスから警護の人員を借りるしかないな</p><p>工藤父たちにもオレたちのために、動いてもらっているけれど</p><p>本当は、あの人たちは遊撃隊として自由に動けるようにしておかないといけないんだよな</p><p>翔姉ちゃんと相談してみるよ</p><p>それからメグと美智と３人で、風呂場へ行って汗を流した</p><p>全身を映す大鏡を見たら、美智が興奮したので</p><p>鏡に手を当てて、立ちバックで美智を犯した</p><p>美智は、可愛く啼いた</p><p>射精したあとのペニスは、メグが口で綺麗に舐めしゃぶってくれた</p><p>うふふ、これでお腹の中に２回ずつ射精してもらったわね</p><p>メグが自分の下腹部を擦る</p><p>子宮の中に、ご主人様の精が詰まっていると思うと、心がワクワク致します</p><p>美智も、嬉しそうに自分のお腹を撫でる</p><p>オレも、２人のお腹を触った</p><p>本当に２人とも折れてしまいそうなくらい腰が細い</p><p>ぺこんと凹んだお腹</p><p>女の子のお腹は、どうしてこんなにつるつるしてて柔らかいのだろう</p><p>さお風呂から上がったら、帰りましょうみんな、待っているわ</p><p>そうだなご休憩の時間は、そろそろ終わりだ</p><p>オレたちは浴室を出てお互いの濡れた裸身をバスタオルで、拭き合う</p><p>それから、服を身につけた</p><p>あれメグ、ブラしないのか</p><p>メグは、ノーブラで服を着ようとしている</p><p>外したブラは、カバンに締まっている</p><p>風呂上がりで暑いのかな</p><p>それからフロントの珠代さんにもう出ますとメグが電話を掛けた</p><p>忘れ物がないことを確認してラブホテルの部屋から出る</p><p>あらあら、スッキリした顔をしているわよあなたたち</p><p>フロントにキーを返しに行くと、珠代さんがメグと美智の顔を見て言った</p><p>ホント憑き物が落ちたみたいこういう場合は、男の方がスッキリした顔で出て来るものなのにあなたたちは、面白いわね</p><p>クククッと笑う</p><p>あ部屋代、払います</p><p>オレは財布を取り出すが</p><p>いいわよ、あんたたちからお金は取れないわよ親戚みたいなものじゃない</p><p>でも冷蔵庫の中のモノも飲んじゃいましたし</p><p>そうじゃあ、飲み物代だけ貰っておくわ</p><p>オレはコーラとウーロン茶代を払う</p><p>またいらっしゃいお屋敷の中だけだと息が詰まっちゃうでしょ</p><p>珠代さんは笑顔で言う</p><p>はいまた、お願いします珠代お姉さん</p><p>メグが笑顔で頭を下げた</p><p>気に入ってくれたみたいねラブホテルでの逢い引き</p><p>はいハマッちゃいそうです</p><p>そっちの子はどうだったの</p><p>堪能させていただきました</p><p>美智も、ペコッと頭を下げる</p><p>じゃあ、あんたもまた来なさい他の男の子を連れて来てもいいわよ</p><p>珠代さんが、そんな冗談を言うと</p><p>いいえ、わたくしは未来永劫、この方としかセックス致しませんので</p><p>美智は、オレの腕に縋り付く</p><p>あたしもヨシくんだけです</p><p>メグもノーブラの胸を、オレの腕に押し付けて来た</p><p>そして、また</p><p>管理室の裏口からラブホテルの外に出て</p><p>すっかり暗くなった夜の繁華街を、３人で歩く</p><p>美智のセーラー服が目立つが美智があまりにも綺麗な姿勢ですっすと歩いているので</p><p>たまたま通り抜けているだけで、オレたちはいかがわしい街とは無関係ですという空気を作っている</p><p>そのまま、駅前まで戻って</p><p>ああ、ちょうどオレたちの高校方面に行くバスが来た</p><p>慌てて、飛び乗る</p><p>わたくしは立っておりますので、お二人はお座り下さい</p><p>夜のバスだから中はかなり空いているけれど</p><p>警護のためなんだろうな</p><p>オレとメグが座るとオレたちをガードするように、美智は脇に立つ</p><p>バスがゆらゆらと夜の街を走っていく</p><p>道は空いているから１５分ぐらいだな</p><p>メグが、オレに身体を寄せて甘えて来る</p><p>自分の胸の前にカバンを置いて外から見えないようにして</p><p>オレの手を自分の胸に当てる</p><p>痴漢していいわよ</p><p>してみたくないヨシくん</p><p>メグの眼がオレを誘う</p><p>じゃ、じゃあ</p><p>メグのブラウスのボタンを外して手を差し入れる</p><p>ああノーブラだから、生のおっぱいが</p><p>あん、乳首感じるわ</p><p>薄暗いバスの中には、他にもお客さんたちがいるのに</p><p>オレは、メグの生乳を揉んでいる</p><p>メグの乳首が固くなっていく</p><p>あ垂れて来ちゃった</p><p>ヨシくんの精子が今</p><p>メグは、艶やかに微笑む</p><p>いけないことだけれど恥ずかしいことだけれど気持ちいい</p><p>あたしなら、いつでも痴漢していいんだからね</p><p>そうやって、散々、メグのおっぱいを揉んでいくうちに</p><p>オレたちの降りるべき、バス停に着く</p><p>メグはボタンを直す時間が取れなくて、ブラウスの胸元を抑えたままバスから降りた</p><p>オレと美智も降りる</p><p>バスが行ってしまうと</p><p>わたくしのお尻もお触り下さって良かったんですよ</p><p>いや、それをしたらさすがに運転手にバレる</p><p>座席に座ってイチャイチャしているのは見逃してくれるだろうが</p><p>座っている客が、立っているセーラー服の女子中学生の尻を揉むのは</p><p>残念です</p><p>美智は、本当に無念そうに言った</p><p>周りに誰もいないのを確認すると</p><p>じゃあ、今痴漢する</p><p>美智のスカートの中に手を入れてぷりんとしたお尻を揉む</p><p>美智は、可愛い声を上げた</p><p>そのままメグと美智を両脇に抱いて３人で並んで、お屋敷の方へ向かう</p><p>オレたちの家の方から帰ろう</p><p>オレとメグはお屋敷の周囲を取り囲んでいる家の１つに、２人で暮らしている設定になっている</p><p>その家には地下通路があって、お屋敷にまで通じている</p><p>このバス停からならそっちの家の方が近い</p><p>メグは、ブラウスのボタンを留めないままにしているからオレからは胸の谷間が丸見えになっている</p><p>全然人気が無いからいいか</p><p>もう１ブロック行けば、お屋敷の外周地で家は建っているけれど、黒森家の番頭さんの森下さん夫妻以外は、人が住んでいない</p><p>だから、人通りは全くなくなる</p><p>歩きながら、メグがオレにキスする</p><p>美智も、オレにキスを求めてくる</p><p>オレも２人のお尻や胸を痴漢しながら笑い合って、歩いた</p><p>ここに帰るのは、久しぶりだな</p><p>公には、オレとメグの家に着く</p><p>こぢんまりとした小さな家だ</p><p>あそこの手前から私道でしょだからセールスの人とかも、ここには入って来ないのよ</p><p>それでもポストには、ＤＭが何通か入ってた</p><p>あ取らないで下さいこちらに来る郵便物は、香月セキュリティ・サービスが定期的に調べていますから</p><p>そうか、もし発信器とか入っていたらこの家の地下から、お屋敷に抜けられることがバレてしまう</p><p>入りましょもう痴漢ごっこはダメよきっと、克子お姉さんが見ていると思うの</p><p>私道に入った所でセンサーが発動するから</p><p>克子姉かマナがチェックしているはずた</p><p>鉄の門を開けて中に入る</p><p>メグ、鍵持ってる</p><p>ええ、あるわ</p><p>メグが玄関の鍵を開ける</p><p>ドアを開けて中に入った</p><p>また、この家でパーティやらないといけないな</p><p>夏には女子陸上部の人たちを招いて、ここでパーティした</p><p>次は期末試験の終わった後に、クリスマスパーティかな</p><p>学園祭が近いからここに泊めて欲しいって言われたわよここ、学校に近いからって</p><p>うちのクラスの子女の子よ菅谷さんとか</p><p>メグと仲が良いグループの子たちか</p><p>ヨシくんどうする</p><p>どうするって下手に泊めると、まずいんじゃないか噂を聞いて、どんどん増えたりして</p><p>そうね初めは女の子だけっていう約束にしてても、男の子も押し掛けて来るかもしれないものね</p><p>オレたちじゃ責任持てないから断るしかないんじゃないかな</p><p>オレのせいにしてくれていいよオレが他の女の子が泊まるのを嫌がっているてことで</p><p>いいわよあたしが嫌だってことにするから</p><p>まあ、どっちにしろ男のオレが住んでるってことになっているのに、泊まりに来ようとする女子がおかしいんだ</p><p>オレに風呂上がりの姿や、寝姿を見られてもいいんだろうか</p><p>婚約者のメグが居るからって、安全パイだと思われるのもちょっとシャクだ</p><p>お屋敷へ通じる地下通路の入り口はこちらからでは開けられない</p><p>お屋敷の方で安全かどうか確認して遠隔操作で開けてもらうしかない</p><p>オレは柱に隠されている、内線電話を取り出す</p><p>電話の起動も専用の鍵を差し込む方式だ</p><p>ツツツー</p><p>回線が繋がった</p><p>オレが電話に言うと</p><p>そして小さな家の２階へと通じる階段の下が</p><p>スーッと開く</p><p>お帰りなさいませ遅かったですわね</p><p>みすずが地下通路の内側に、立っていた</p><p>ちょっとムッとしている</p><p>みすずは、トントントンと階段を駆け上がるとオレと美智の匂いをクンクンと嗅ぐ</p><p>同じ石けんの匂いがします</p><p>旦那様はどちらかで、美智たちとお風呂に入っていらしたのですか</p><p>美智はばつの悪そうな顔をして黙り込んでいる</p><p>メグも、あさっての方向を見ていた</p><p>みすずは、ニコッと微笑んで</p><p>ま、いいです旦那様には、これからもう一度汗をかいていただいてわたくしたちが、お背中をお流し致しますから</p><p>ああまたセックスをするのですね</p><p>そうなるんだろうなやっぱし</p><p>さ、参りましょうみんな、旦那様を待っていますから</p><p>みすずは笑顔で、オレたちを先導する</p><p>新しいキャラの処女喪失も良いけれどすでに居るキャラのセックスも楽しい</p><p>次話から、次のストーリーに入ります</p><p>しばらく、エロ中心で進みます</p><p>1209．淫らな撮影会　／　みんなでフェラチオ</p><p>・香月みすず／１７歳名家・香月家の令嬢主人公の公式パートナー</p><p>・香月瑠璃子／１５歳名家・香月家の令嬢主人公のセックス奴隷みすずの従妹</p><p>・香月美子／１８歳名家・香月家の令嬢瑠璃子のお付きに戻る</p><p>・鳥居まり子／１６歳トリイ電子の社長令嬢名家の血は引くが、名家には属していない</p><p>・アーデルハイト鹿取／１３歳まり子の元・警護役日独ハーフなぜかハイジと呼ばれている</p><p>・黒森アニエス／１２歳お屋敷の地下に幽閉されていた金髪の日仏ハーフ美少女</p><p>・高梨克子／２１歳黒い森の元・娼婦お屋敷の家事を司る爆乳美女</p><p>そう言えば栗宮素子さんから、お電話をいただきました</p><p>地下通路を抜けていく途中でみすずが言う</p><p>栗宮さんが何だって</p><p>今日は一緒にイーディたちの格闘技の試合を観戦した</p><p>それから、ラーメンも一緒に食った</p><p>よろしくお願いしますだそうですわ</p><p>みすずは、ニコッと微笑んでオレに振り向く</p><p>ですから栗宮さんと臣下の御厨さん、お二人揃って、旦那様にお仕えなさる決意をなさったということですわ</p><p>あの２人が今日、オレたちと観戦しに来たのは</p><p>実際に親しくお話してみて旦那様でしたら、一生を捧げても良いと感じられたそうです</p><p>あれはオレとの見合いだったのか</p><p>メグが、ギュッとオレの腕を掴む</p><p>いや、でも栗宮家は名家なんだろ跡継ぎの問題は素子さんもどこかの名家に嫁がないといけないんじゃないのか</p><p>素子さんには、お兄様がいらっしゃいますから栗宮家は、お兄様がお継ぎになられますただお兄様は、とても優秀な方なんですけれど栗宮家先祖伝来の槍術に関しては、全くご興味をお持ちでないんですお稽古も全くしていません</p><p>将来の当主が槍は全然、学んでいない</p><p>ですから素子さんは、栗宮流槍術の師範として、ご自分が流派の継承をしなくてはならないと考えていらっしゃるみたいなんです</p><p>兄の代わりに素子さんが、栗宮流槍術を継ぐ</p><p>ですが、どこか他の名家に嫁がれたら素子さんが、槍のお稽古を続けるのは無理です</p><p>だって旦那様素子さんの血筋ですと、他所の名家の当主の奥さんにならないといけないんですわ</p><p>名家の奥方となればご自分で槍を持たれるなどということは、許されませんわちゃんと専任の警護の方が付きますから槍のお稽古なんて、危ないことはさせてもらえなくなります</p><p>結婚して、他所の名家の当主の奥さんとかになったらお世継ぎを産んで、育てるという大きな仕事があるんだし</p><p>実家で学んでいた槍とかを家の中で振り回すのは嫁ぎ先の義理の両親とかも、困惑すると思う</p><p>オレも袋に入った実物を見たから判るけれどあの槍は、かなり長い</p><p>屋敷に専用の道場でも無ければ日々の稽古もできない</p><p>ですから、素子さんはご結婚なさるおつもりは全く無いんです</p><p>でも、赤ちゃんは産みたいそうなんですだからうちにいらっしゃらないかって、あたしとルリたんでお話してみたんです</p><p>みすずと瑠璃子で何を</p><p>素子さんも、警護役の御厨さんもとっても凛となさっていて、お美しい方たちですから、旦那様のご愛妾によろしいと思いまして</p><p>ゴアイショウって何だ</p><p>ヨシくんお妾さんてことよ</p><p>メグが、オレに囁いた</p><p>メカケ</p><p>はい、将来的には正式にご愛妾として公認致しますわ</p><p>黒森公としてのオレはみすずの公式なパートナーだ</p><p>つまり、黒森公は香月家の後継者であるみすずと結婚することになる</p><p>そして、オレの正妻であるみすずが栗宮さんたちが妾になることを公式に認める</p><p>あ、問題は何もありません栗宮素子さんが、名家の令嬢の中でもちょっと変わった問題を抱えていらっしゃるということは、皆、知っていますから香月家が、あのお二人を引き取るということに関してはむしろ、栗宮家や他の名家にとっても、一番の解決策だと喜んでいただけると思います</p><p>槍に情熱を込めすぎているお嬢様の処遇について、皆様、困惑なさっておられるのです</p><p>美智がオレたちの背後から言う</p><p>今のままの武闘派お嬢様では他の名家でも、引き受け手がいないんだ</p><p>実家の栗宮家も素子さんの存在を持て余している</p><p>ご愛妾と言っても香月家の一員になるのですから素子さんの格は下がりませんから</p><p>数ある名家の中でも一番格式の高いのが、香月家と歌晏家と狩野家の３大名家だ</p><p>ただし、狩野家は家名は高いが、今は財産を失ってしまっていている</p><p>まあ細々としたことはこれから栗宮家と相談しなくてはなりませんが</p><p>みすずさんそれって、もう全部決まりなんですか</p><p>いいえもちろん最終判断は、旦那様にしていただきますわ旦那様が、お気に召さないのでしたら、破談にしていただいて構いません</p><p>オレ次第か</p><p>オレは、今日会った栗宮さんたちを思い出す</p><p>栗宮さんも御厨さんももの凄く純真な女の子だったんだよなぁ</p><p>武闘のことしか興味が無いけれど</p><p>でも、礼儀正しくて、優しそうな性格だったと思う</p><p>いつも笑顔で</p><p>箱入りのお嬢様だということは、判った</p><p>確かに、普通の男とは生活できないだろうなぁ</p><p>究極のお嬢様にプラスして槍を振り回すんだもんな</p><p>もう１回、会ってみて決めるよ</p><p>今日は普通に、みすずたちの学校の人っていう気持ちで会っただけだからもう１度、ちゃんと会って話をしてみないとうちで受け入れるかどうかは、決められないな</p><p>かしこまりましたでは改めてご面談の機会を設けますわ</p><p>みすずは、そう約束してくれた</p><p>あ、パパお帰りなさいですのっ</p><p>アニエスたちはお屋敷の２階の大広間に居た</p><p>今お写真を撮っていただいてますのっ</p><p>そうアニエス、ルナ、コヨミちゃん、ヨミは</p><p>新しく通う、超お嬢様校のセーラー服を着ていた</p><p>同じ制服を身につけた、可憐とハイジも居る</p><p>瑠璃子のお付きの立場に戻った美子さんも</p><p>制服が届いたから早速、袖を通して、記念写真を撮ることにしたのよ</p><p>大きな一眼レフのカメラを抱えた、克子姉が言う</p><p>瑠璃子も制服に着替えているが自分のカメラで、撮影する方に回っている</p><p>あら、公やっと帰ってきたわね</p><p>まり子とエリカも来ていたもちろん、セーラー服姿だ</p><p>美智もいつも通りの制服姿だし</p><p>この部屋に、オレの家族で超お嬢様校に通う子が、全員揃ったことになる</p><p>あれ、エリカ今日は土曜だから</p><p>寄宿舎から、エリカの姉の茉莉花が泊まりに来ているはずだ</p><p>はい、茉莉花お姉様は下の階にいらっしゃいますわ</p><p>渚が愛ちゃんが相手をしているわ恵美ちゃん、下に手伝いに行ってくれる</p><p>ここで超お嬢様校に通う子たちだけで何か話をするのだとメグは察してくれたらしい</p><p>あたしもすぐに制服に着替えて来ますわ</p><p>みすずもメグと一緒に、一旦、退出する</p><p>しかし壮観だな</p><p>古風なセーラー服だけれど超お嬢様校の制服は、色合いが落ち着いていて気品がある</p><p>スカートが長いんだな</p><p>そう言えばあの学校には、今風にスカートを短くしているような生徒は１人もいなかった</p><p>家柄と資産がなければ入学するのも難しい伝統校だからか</p><p>初等部のアニエスたちと中等部のエリカ高等部のまり子や美子さん</p><p>ちょっとずつ細部が違うが、基本的には同じデザインの制服だ</p><p>制服で記念写真ていうかあらかじめ、このメンバーで撮った写真を、学校の子たちに流出させておきたいのよ</p><p>まり子が自分の携帯で、写真を撮りながら言う</p><p>みすず様に瑠璃子様それに中等部のスターのエリカさん校内の有名人と、アニエスさんたちが仲良くしている写真が出回っていれば、在校生たちに最初から一目置いてもらえるでしょ</p><p>ああ名家のお嬢様たちには、香月家のパーティで事前に顔合わせしてあるけれど</p><p>超お嬢様校の大多数の一般生徒たちは、アニエスたちのことを知らないわけだから</p><p>あら、まり子お姉様だって中等部のわたくしたちにとっては、憧れの先輩ですわ</p><p>お綺麗ですし大きな名家のお嬢様たちにも、平気で張り合われるところが素敵だって</p><p>まり子は母親が名家・狩野家の出身だが、まり子の実家の鳥居家は資産家だが名家では無い</p><p>馬鹿だったのよ無理して張り合ってたのが、恥ずかしいわ</p><p>まあ、いいわあなたたちも入って写真を撮るわよ</p><p>克子姉が、まり子とエリカに言う</p><p>あなたは、そこで見ていて</p><p>オレは部屋の壁際の椅子に座る</p><p>お待たせしました</p><p>みすずもセーラー服に着替えてやって来た</p><p>それでようやく美智も写真に撮られる集団に加わる</p><p>ああ警護役としてはみすずと一緒に居るところしか撮られたくないんだな</p><p>瑠璃子ちゃんも中に入って全員揃ったから、集合写真を撮っておきましょうそれから仲良くしているところを個別にスナップ風に撮っていきたいわ</p><p>克子姉が、撮影プランを述べる</p><p>アンティーク長椅子を使ってまずは全員で写真を撮る</p><p>編入生の小学生たちが椅子に座りみすずと瑠璃子が左右に座る</p><p>美智は、みすずの後ろに立つ</p><p>美子さんは、瑠璃子の後ろに</p><p>まり子とエリカとヨミと可憐は長椅子の後ろへ</p><p>ああ、ハイジはまり子の警護役っぽく、側に立つ</p><p>みすずたちの学校の子たちは、ハイジをまだまり子の警護役だと思っているからか</p><p>はーい、笑ってアニエスちゃん、表情が固いわよ</p><p>兄さんに向かって、微笑めばいいんだよ</p><p>ルナが、そうアドバイスする</p><p>オレは慌てて、カメラを持つ克子姉の後ろに立つ</p><p>アニエスが、愛らしくニコッと微笑む</p><p>すかさず、克子姉がシャッターを切った</p><p>それから、もう何枚か集合写真を撮って</p><p>はーい、じゃあ一旦、バラバラになってそっちにジュースとお菓子があるから、ちょっと摘まみながら撮りましょうか</p><p>みんなで仲良くしている場面を撮りたいんだな</p><p>あ、制服に零しちゃダメよ汚さないでね</p><p>克子姉の言葉に、アニエスが明るく返事する</p><p>そして自由な撮影時間が始まった</p><p>もちろん、克子姉が歩き回ってパシャパシャ撮っているが</p><p>瑠璃子や、まり子、エリカもカメラや携帯で、お互い同士の写真を撮っていく</p><p>このお屋敷の大広間には、色々なアンティークの家具があるから可愛い女の子たちが居ると、それだけで絵になるみんなで仲良く、写真に納まる</p><p>うん楽しそうだな</p><p>アニエスはルナとコヨミちゃんと、ずっと３人のまま離れようとしない</p><p>可憐は最近、ここに居ないありす組だからなちょっと居場所に困っている感じだ</p><p>エリカが声を掛けているけれど</p><p>ヨミもちょっと引いた感じになっている</p><p>瑠璃子が、オレに飲み物を持って来てくれた</p><p>新しい制服といっても、アニエスちゃんたちは６年生ですから今、着ている制服は半年しか着られないんですけれど</p><p>ああもう１０月だからな</p><p>来年４月には、中等部へ進学するわけだから中等部用のセーラー服をまた買い直さないといけない</p><p>アニエスちゃんにはあの初等部の制服を着ていたという記憶が大切になりますから</p><p>今まで一度も学校に通ったことがないアニエスにはこの半年間だけが、小学生時代となる</p><p>ルナやコヨミちゃんたちと同じ制服を着て、学校に通ったという思い出がアニエスの中に刻まれて欲しいと思う</p><p>瑠璃子様、こちらに入って下さい</p><p>エリカが、瑠璃子を呼ぶ</p><p>はい、ただ今参ります</p><p>瑠璃子がみんなのところへ戻る</p><p>何にしても、このメンバーで同じ学校に通うことになるのだからこうやって仲良くなる時間を取ることは良いことだと思う</p><p>このメンバーにさらに栗宮素子さんと御厨くるみさんが加わる可能性があるんだよな</p><p>いやいや、今は考えないでおこう</p><p>克子ちゃん、そろそろいいですの</p><p>アニエスが、克子姉に尋ねる</p><p>ええそうねもういいと思うわ</p><p>パパこっちに来て下さいの</p><p>パパも一緒に写真を撮りましょうですの</p><p>ここからは家族だけの非公開写真よ</p><p>まり子さんたちも携帯で撮るのはダメですからね</p><p>瑠璃子が釘を刺す</p><p>ああ、女の子同士の仲良くしている写真なら流出させてもいいけれど</p><p>オレも一緒に写っているのは何か、イマイチだもんな</p><p>見栄えが悪いというか、この男、何って思われてしまうだろうし</p><p>はーい、パパはここここに座って下さいですの</p><p>アニエスは、オレを長椅子の真ん中に座らせる</p><p>それから、もう一度オレも入れて、集合写真を撮った</p><p>アニエスこの服で、パパのオチンチンをおしゃぶりしている写真が撮りたいですの</p><p>アニエスにとっては、オレとのセックスが日常生活の根幹になっている</p><p>いいのよそろそろ、そういう写真を撮る時間だから</p><p>この子たちが、普通に写真を撮るだけで終わるわけがないでしょ</p><p>はい、パパ脱ぎ脱ぎさせてあげますですのっ</p><p>アニエスが、オレのズボンを下ろしてペニスを引っ張り出す</p><p>えへアニエスが、大きくしてあげますですの</p><p>気品あるセーラー服を着た１２歳のハーフ美少女が、オレの亀頭をペロペロっと舐める</p><p>あうう</p><p>オレのチンコが、ムクムクッと大きく膨れていく</p><p>ルナルナも一緒に舐めるですの</p><p>う、うん兄さん、失礼します</p><p>右からアニエス、左からルナの小６少女２人によるダブル・フェラになる</p><p>まあ素敵ですわ、お兄様</p><p>瑠璃子が愛用のカメラで、オレたちを撮影する</p><p>エリカさん、わたくしたちは公のお顔を</p><p>まり子が、オレの耳を舐める</p><p>エリカは、オレの唇にキスをした</p><p>美少女４人に同時に攻められる</p><p>すると、アニエスが</p><p>コヨミちゃんも舐めてみますですの</p><p>コヨミちゃんに、声を掛ける</p><p>おい、アニエスコヨミちゃんは</p><p>コヨミちゃんは、身体の発育が遅れているのでまだ、オレとはセックスしていない</p><p>いえ舐めてみます</p><p>舐めるだけでもご奉仕致します</p><p>１２歳の一番小柄な少女は、そう言うとオレの股間に、顔を寄せる</p><p>ボクが舐めるみたいに真似して</p><p>実の従姉妹のルナが、コヨミちゃんに手本を見せる</p><p>オレの勃起ペニスを、キャンディバーのようにペロペロと舐め上げた</p><p>やってみます</p><p>コヨミちゃんは震えながら小さな舌で、オレの亀頭を</p><p>ぺちょ、ぺちょっと舐めた</p><p>上手ですのコヨミちゃん</p><p>コヨミちゃんも、だいぶ、おっぱいが膨らんできましたのもうすぐ、パパとセックスできますです</p><p>アニエスたちは、毎日、一緒に入浴しているから</p><p>アニエスそういうことは、決めつけちゃダメだ</p><p>オレは、フェラされながらアニエスに言う</p><p>コヨミちゃんコヨミちゃんが、自分で大丈夫だって判断するまでオレは何年でも待つから</p><p>そうコヨミちゃんに言う</p><p>そうです胸のふくらみと、セックスは関係ありませぬ</p><p>ムスッとして美智が言う</p><p>うんつるぺたでも、美智はセックスできている</p><p>逆に、多少胸が膨らんできたからってコヨミちゃんを急かすのはいけないことだ</p><p>もうちょっとだけ、待ってて下さい</p><p>コヨミちゃんは、上目遣いでオレを見て言う</p><p>黒森さんにちゃんと捧げたいんです</p><p>わたしの身体が幼いままだと黒森さんに楽しんでいただけませんから</p><p>オレは無理して、コヨミちゃんの身体に酷いダメージを与えるのが怖い</p><p>そのオレの心を巫女の力を持つ、この子は読んでいる</p><p>可憐様可憐様も、わたしと一緒に黒森さんのオチンチンをおしゃぶりしませんか</p><p>オレが、１人だけ寂しそうにしている可憐を何とかしないと思っていることも読み取ってくれた</p><p>可憐は、一瞬躊躇するが</p><p>可憐ちゃんも、一緒にパパのオチンチンを舐めましょうですの</p><p>アニエスも可憐に微笑む</p><p>可憐ちゃんアニエスは、学校は初めてですから学校のことは、可憐ちゃんに色々と教えてもらわないといけないですのこれからよろしくお願いしますですの</p><p>ペコリと、可憐に頭を下げた</p><p>その代わりパパとのセックスのことは、アニエスが色々と教えてあげられると思いますですの</p><p>アニエスは笑顔で、そう言う</p><p>パパ、ここのところをペロペロすると、とっても気持ち良さそうなお顔になるんですの</p><p>とオレのカリ裏を、指でくすぐった</p><p>ほら、可憐ちゃん舐めてみて下さいですの</p><p>そう言うとアニエスが指示したところに、舌を這わす</p><p>可憐、気持ち良いよ</p><p>可憐ちゃん、パパのオチンチン美味しいですの</p><p>アニエスが、明るく尋ねる</p><p>はいとても美味しいですわ</p><p>克子ちゃん、あのですの</p><p>アニエスは、モジモジしながら克子姉に言う</p><p>克子姉は、フェラチオを続ける可憐とコヨミちゃんを撮影しながら</p><p>これ以上は、制服を脱いでからにして汚しちゃダメなんだから</p><p>アニエスはセーラー服を脱ぎだした</p><p>はい、脱いだ制服は、わたくしが預かるわ</p><p>瑠璃子がセーラー服を受け取り、綺麗にたたむ</p><p>アニエスは、下着も脱ぎ捨てて全裸になる</p><p>パパ、次はアニエスの中に、パパのオチンチンが入っている写真が撮りたいですの</p><p>桜の季節になりました</p><p>月日ばかりが過ぎ去りますはぁ</p><p>このままではいけないということは、判っているんですがなかなか難しい</p><p>1210．淫らな撮影会　／　セックス撮影会　その１　アニエス→ヨミ→ルナ</p><p>裸になった12歳のアニエスが言う</p><p>写真を撮るだけよ最後までしちゃダメよ他の子もいるんだから</p><p>克子姉は、優しくアニエスに言う</p><p>これだけたくさんの女の子たちが居る前で、セックス撮影会をするのか</p><p>じゃあ、アニエスちゃんの後の撮影の順番を決めておきましょう</p><p>くじ引きにしましょうよあみだくじを作るわ</p><p>おい、まり子</p><p>あ、紙ならここにあります</p><p>エリカが、紙とペンを持って来る</p><p>ありがとうえーと、人数分、線を引いて</p><p>まり子がペンで紙に線を引いていく</p><p>１３人みたいですわ</p><p>エリカがサッと数えて、まり子に言う</p><p>あ、でもアニエスちゃんが１番ですから、くじは１２人でいいのではないですか</p><p>それとコヨミちゃんは、この撮影には参加できないよね</p><p>ホントにセックス撮影会になるんだ</p><p>あのエッチはできないですけれどせっかくですから、裸で黒森さんと写真を撮ってもらっておきたいです</p><p>コヨミちゃんは、そう答えた</p><p>それがいいですのっみんなと一緒の記念ですからっ</p><p>後は美子お姉様ですわね</p><p>みすずが美子さんを見る</p><p>美子さんは、瑠璃子を見て</p><p>わたくしは、瑠璃子様のお付きに戻りましたから瑠璃子様のご命令でしたら</p><p>そういう命令をするつもりはありません</p><p>瑠璃子は、きっぱりと言う</p><p>美子はついこの間お兄様に、自分はセックスしていただくつもりはないと宣言したばかりではありませんか</p><p>そうだちょっと前に、美子さんはオレにそう言った</p><p>それはその時は、香月の家のことを考えていたからでございますわ</p><p>美子さんは香月家の後継者である、ジッちゃんの３人の孫娘が全員オレの女になるのはマズいのではないかと考えていた</p><p>美子の考えは関係ありません美子から、お兄様に抱いていただきたくないと申し上げたことが問題なのです</p><p>もし美子が、改めてお兄様にセックスしていだきたいと望むのならお兄様にお詫びするべきですわそして、それはわたくしに命じられたからなどという理由であってはならないのよお兄様に失礼だわ</p><p>こんなに怒りを露わにする瑠璃子は珍しい</p><p>美子さんは、瑠璃子に深く頭を下げる</p><p>確かに瑠璃子に命令されたからなんて理由で、美子さんとセックスするのは嫌だよ</p><p>オレもそう告げる</p><p>それじゃあセックスしたってオレと美子さんの関係は、何も動かないじゃないか</p><p>瑠璃子と美子さんの主従関係の延長としてのセックスでは</p><p>は、はいおっしゃる通りだと思いますわ</p><p>美子さんは、暗い顔でオレに言う</p><p>その話も今すぐ結論が出ることじゃないでしょそれにこんな、みんなで楽しむイベントで美子さんにロスト・ヴァージンされるのも困るわ</p><p>そうですわね美子お姉様も香月家の娘なのですから、処女喪失はちゃんとした場を設けないといけないと思うわ</p><p>お祖父様もご覧になりたいでしょうから招待してさしあげないといけないですし</p><p>そういうわけだから美子さんは、くじから除外しておいて</p><p>克子姉は、まり子に言う</p><p>はーい、じゃあ１、２、３、４はい、１２人でくじを作りましたっ</p><p>まり子は、１２本引いた線の下に適当に１から１２までのナンバーを振っていく</p><p>それじゃあ、自分の場所を決めて下さい</p><p>じゃあ、わたしここにします</p><p>一番にエリカが言う</p><p>では、わたくしはここに</p><p>瑠璃子が、自分の位置を指差す</p><p>あたし、ここでいいわ</p><p>みすずが決めると</p><p>わたくしここで</p><p>ボク、ここ</p><p>では、わたくしはここで</p><p>次々と紙に書かれた線の上に、自分の指を置いていく</p><p>はいはい、判ったわ</p><p>それをまり子が、１人１人の名前を書いていく</p><p>最後２つ残ったところで</p><p>克子さん、どっちがいいですか</p><p>まり子が克子姉に尋ねる</p><p>えあたしも入っているの</p><p>はい、部屋の中の人全員の人数で作っちゃいましたから</p><p>克子姉は、ちらっと美子さんを見たが</p><p>ああそうじゃあ、あたし、こっち</p><p>では、最後に残ったのがわたくしですわね</p><p>まり子は、残ったラインの上に克子姉と自分の名前を書き込むと</p><p>ちょちょちょのちょいと</p><p>縦線しかなかった紙に適当に横線を入れて、あみだくじを完成させる</p><p>これでオッケイさあ、線を辿ってご自分の順番を確認して下さい</p><p>まり子の言葉に、同じセーラー服の少女たちは一斉にくじの紙に集中する</p><p>わたくし４番です</p><p>ボク、３番です</p><p>わたくしは６番ね</p><p>何か良く判らないうちにセックス撮影会の順番が決まってしまった</p><p>もういいですのアニエスが１番でいいんですの</p><p>裸のアニエスは、すでに興奮している</p><p>その前にこの人のことも脱がしてあげなきゃ</p><p>克子姉がズボンを下ろされて、勃起チンコを露出しているオレを見て言う</p><p>そうね公も裸の方がいいわよね</p><p>まり子がニヤッと微笑む</p><p>では、みんなでパパを脱がしますのっ</p><p>アニエスの言葉に制服美少女たちの手が、一斉にオレに伸びてきた</p><p>いい、ルールは写真は全員、この長椅子を使って撮ること</p><p>オレはアンティークの長椅子の真ん中に、全裸で１人座っている</p><p>服は全て、剥かれてしまった</p><p>どんな写真にするかは、各自に任せるわただし、写真を撮るだけよそのまま本格的にセックスしちゃダメですからね</p><p>克子姉それって</p><p>ここにいるみんなでこの人を射精まで導くのみんな全員で１回のセックスよだから、あなたも最後の子の写真が撮り終わるまで、射精はガマンしてね</p><p>同じオチンチンだからこそこの子たちの結束が強くなるんだから</p><p>そういうイベントなんだ</p><p>はーい、では１番アニエスちゃん、どうぞ</p><p>アニエスが、オレの居る長椅子にやって来る</p><p>アニエスはパパに抱っこしてもらって、セックスしているところを写真に撮りたいですのっ</p><p>ええっと座位か</p><p>アニエスは、オレに抱きついてきてキスする</p><p>可愛いおっぱいを、オレの胸に擦り付けた</p><p>アニエスの股間を触ると待っている間に、すでに興奮が高まっていたらしく、無毛の割れ目から愛液が滴っていた</p><p>じゃあしましょうですのっ</p><p>アニエスは、長椅子に座るオレの膝の上にお尻を乗せてくる</p><p>オレは、アニエスの割れ目にペニスを当てて</p><p>アニエスの狭く濡れた膣にオレのチンコが潜り込むッ</p><p>そのままアニエスは、オレに体重を預けて</p><p>ずにゅにゅにゅっとチンコが根元まで押し込まれる</p><p>この金髪のハーフ美少女の身体は発育が良いけれど、１２歳の肉体はオレのペニスをキュウキュウと締め付けている</p><p>アニエスが呼吸する度に実に良く締まる</p><p>パパぁぁアニエス、パパのオチンチンが入っている時が一番幸せですのあぅぅ</p><p>アニエスが、とろんとした眼でオレに振り向いて言う</p><p>さあ、写真を撮るわよ</p><p>オレは、後ろからアニエスの足をＭ字開脚で持ち上げる感じにして</p><p>オレたちの結合部が、しっかりとカメラに撮るようにする</p><p>克子姉は、そのまま数枚、写真を撮ると</p><p>他の子も、写真に入って</p><p>ルナたちに、そう言った</p><p>可憐さん行こう</p><p>ルナが、可憐に声を掛ける</p><p>可憐が、立ち上がる</p><p>可憐ちゃん、ルナ</p><p>アニエスは、オレと繋がったまま２人の同い年の美少女たちに声を掛ける</p><p>可憐ちゃんは、アニエスちゃんのおっぱいを舐めてあげて</p><p>ボクは、アニエスちゃんのクリトリスを舐めてあげるから</p><p>全裸で絡み合っているオレたちに日本一のお嬢様学院のセーラー服を着た美少女たちが、唇を寄せる</p><p>可憐が長椅子のオレの隣に座ってアニエスの桜色の乳首に、下を這わした</p><p>ルナは床に立て膝になってオレたちの結合点から、アニエスのクリトリスをチロチロと舐めていく</p><p>はぁぁっ気持ち良いですの</p><p>アニエスの裸身が震え膣が締まるッ</p><p>うんうん可愛いわよ、あなたたち</p><p>克子姉は、パシャパシャとシャッターを切っていった</p><p>はい、交代２番は誰</p><p>克子姉に呼ばれて、ヨミが手を上げる</p><p>ヨミは、すでに服を脱いで全裸になっていた</p><p>もうパパと離れないといけないのは、残念ですの</p><p>オレは、後ろからアニエスのおっぱいを揉みながら言った</p><p>はいですの今日は、みんなでする日でしたの</p><p>アニエスは、聞き分けよく腰を浮かして、オレのペニスを抜いてくれた</p><p>ヨミちゃんは、どういう風にしたい</p><p>克子姉に聞かれると</p><p>ヨミもアニエスちゃんと同じポーズにしますそれが一番、先生に犯していただいているのが良く撮れると思うので</p><p>アニエスもオレの膝の上にだっこする感じの座位か</p><p>ヨミはアニエスちゃんより重いと思いますけれど</p><p>ヨミは、そう言うがロリ巨乳なだけで、ヨミは腰も細いし身体も決して大きくはない</p><p>ヨミちゃんが重いなんてことになったら、あたしが困るわよ</p><p>胸もお尻も魅惑的なダイナマイトボディの克子姉が言う</p><p>重くなんかない大丈夫だ来い</p><p>ヨミが丸くて白いお尻を、オレの膝に乗せてくる</p><p>オレはまた、ヨミの割れ目にペニスの先を合わせて</p><p>ヨミの中もくちゅくちゅに濡れていた</p><p>鷹倉神社の巫女たちは人の心を読むからオレと繋がっていたアニエスの快感を、自分のものにしていたのだろう</p><p>うん１４歳の胎内は、１２歳のアニエスとは違う</p><p>温度も濡れ具合も亀頭で感じる膣壁の感触も</p><p>全部挿入したところでヨミはオレの上で脱力する</p><p>すかさず、オレはヨミの裸身を抱き締めて身体を固定する</p><p>ヨミ、そのままＭ字開脚だ</p><p>ヨミは、オレに挿入されたまま大きく足を開いた</p><p>結合部が丸見えになる</p><p>可愛いわよ、ヨミちゃん</p><p>克子姉が、シャッターを切っていく</p><p>オレはヨミの大きなおっぱいを揉んだ</p><p>乳首も、指でクリクリする</p><p>いやぁん、先生</p><p>こうされるの嫌なのか</p><p>好きおっぱい弄られるの、好きですああんっ</p><p>はい、誰か入って</p><p>克子姉が、他の少女たちに言う</p><p>あ、はいわたし入ります</p><p>エリカが入って来る</p><p>このおっぱい触ってみたかったの</p><p>セーラー服姿のエリカが、全裸でオレに犯されているヨミの胸を触る</p><p>凄いいいなあヨミさんて、わたしと同い年でしょ羨ましい</p><p>エリカは横の乳首をペロッと舐める</p><p>学校のことは心配しなくていいですからねわたしが、ちゃんとみんなに紹介しますから</p><p>中等部のスターと呼ばれているぐらい、明るくて人気のある美少女のエリカがヨミの面倒を見てくれるのか</p><p>２人とも、１４歳の中学２年生だ</p><p>でも、ヨミさんなら大丈夫だと思うわみんな、可愛い子は大好きだから</p><p>オレは、ヨミの股間に手を伸ばして指先に愛液を浸すと、ヨミのクリトリスをクリクリツと撫でる</p><p>ヨミエリカによろしくお願いしますは</p><p>ヨミの耳に囁く</p><p>よろしくよろしくお願いしますあああっいいっ</p><p>ヨミは全身を震わせながら答えた</p><p>３番目はボクです</p><p>次はヨミの実妹のルナか</p><p>やっぱり、すでに全裸になっている</p><p>ボクは、おっぱいはまだ足りないから</p><p>ルナは、対面座位でオレと繋がることを求めてきた</p><p>長椅子に座ったオレの身体に、正面から抱きついてきてオレのペニスの上に腰を落とす</p><p>同じ１２歳でも、アニエスほど発育が良くないから入り口が狭い</p><p>自分から、オレのペニスを受け入れようとする</p><p>ちょっと角度が悪いわ誰か直してあげて</p><p>裸のままのアニエスが、オレのペニスを掴んでルナの胎内に入りやすい角度に直す</p><p>ぐちゅぅぅっ</p><p>ルナの中にオレの勃起が沈んでいく</p><p>体温が熱い</p><p>それでも、ルナの膣はオレを受け入れられるぐらい良く濡れて、ほぐれていた</p><p>この子も巫女の力で、他の子の性感を感じ取っていたからだろう</p><p>ああ兄さんお腹の中いっぱいだよ</p><p>根元までオレを受け入れて、ルナはオレに微笑む</p><p>はーい、こっちに振り向いて写真撮るわよ</p><p>克子姉がお尻の方から、オレたちの結合部を撮影している</p><p>ルナも顔を大きく後ろに向けてカメラのレンズを見る</p><p>対面座位でセックスするオレとルナの淫らな裸身が克明に記録されていく</p><p>コヨミちゃん、行きますですの</p><p>アニエスが、コヨミちゃんの手を引っ張ってやって来た</p><p>長椅子のオレの左右に座り</p><p>はーい、３人でパパにキスしますの</p><p>裸で絡んでいるオレとルナ裸のアニエスセーラー服姿のコヨミちゃん</p><p>１２歳の美少女３人からオレは同時にキスを受けた</p><p>うんうんこれもなかなか、良い写真になりそうね</p><p>克子姉は、シャッターを切る</p><p>これ射精しないで堪えるのって、結構、苦行かも</p><p>まだ半分も終わってないですし</p><p>順番は、本当にあみだくじを作って決めました</p><p>1211．淫らな撮影会　／　瑠璃子→ハイジ→まり子</p><p>4番目はわたくしです</p><p>瑠璃子も、すでに全裸になっていた</p><p>あのせっかくの機会ですので、皆様に申し上げますが</p><p>瑠璃子が、神妙な顔でみんなに言う</p><p>家族になっていただいた方の中にはまだ、わたくしのことを瑠璃子様と呼んで下さる方もいらっしゃいますがお兄様の前のわたくしは、香月家の娘ではございませんわたくしはお兄様がお祖父様からお買い上げになられたセックス奴隷でございますから</p><p>そう言うと瑠璃子は長椅子に座るオレの前に、全裸で土下座をする</p><p>わたくしは、お兄様の忠実なる奴隷お兄様にご奉仕するために生まれて来た娘でございます</p><p>そう宣言して、顔を上げニコッとオレに微笑む</p><p>ですからお屋敷の外では、立場上、まだ香月家の娘を続けていかなければなりませんがこうやって、お兄様に愛していただく場では、わたくしのことは、あくまでもお兄様の奴隷として、扱って下さいませ</p><p>瑠璃子は、他の少女たちに言う</p><p>わたくしも、ご主人様の奴隷でございますからルリルリと同じ身分です</p><p>ヨミもそうですわ先生の奴隷になるって宣言しましたから</p><p>ボクもそうです</p><p>ヨミとルナ鷹倉家の姉妹が言う</p><p>鷹倉神社の巫女たちは、その強大な力をオレの奴隷になることで、オレに預けてくれている</p><p>どんなことでも、オレの命令通りに動き、自分で判断して行動しないという決まりがあるから巫女たちは自分の強すぎる力に負けて、精神崩壊せずに済むのだそうだ</p><p>コヨミちゃんが、口を開くが</p><p>いいんだよコヨミちゃんは兄さんに歓んでもらえる身体ができるまでは、奴隷にはなれないんだから</p><p>ルナが優しく言う</p><p>いつでもどこでも、先生が求めてこられたら全身全霊でセックスのお相手が勤められることそれと将来は、先生の赤ちゃんを必ず産むこと他の殿方とは、絶対に身体を許さないことそれが奴隷の条件ですもの</p><p>ヨミがそう言い切る</p><p>他の家族と仲良くが抜けていますわみんな仲良くが、わたくしたちの鉄則ですそしてお兄様と家族全員が、より幸せになるために、日々、努力し続けなければいけないのですわ</p><p>瑠璃子がヨミに諭す</p><p>あ、ごめんなさいみんな仲良くは、当たり前のことだと思っていたので、つい抜かしてしまいました</p><p>当たり前のことだからこそ抜かしてはいけないのよ</p><p>あの元の話に戻させていただきますが、わたくしも黒森様の奴隷で結構です</p><p>まり子の元警護役である、ハイジが言う</p><p>そのつもりでこちらに置いていただいておりますから</p><p>あのわたくしも奴隷でございます</p><p>１２歳の名家・水島家のお嬢様可憐もそう言った</p><p>水島家が香月家に対してしでかした罪に対するペナルティとして可憐は、オレの奴隷になっている</p><p>だったら、わたしも奴隷でいいです黒森様としか、一生、セックスしないですから</p><p>１４歳のエリカが、笑って言った</p><p>じゃあ、わたくしも奴隷でいいわよ公、よろしくね</p><p>まり子まで笑って、そう言う</p><p>てことはここに居る子のほとんどは黒森様の奴隷ですよね</p><p>エリカがクスッと笑う</p><p>まだ発言していないのは克子姉と、みすず、美子さんとアニエスだけだ</p><p>それでしたら瑠璃子様は、わたしよりもセックス奴隷の先輩ですから、今まで通り、目上の方としてお話し致します</p><p>異議無し</p><p>エリカとまり子がそう言う</p><p>それでも瑠璃子様は止めて欲しいのよ本当に嫌なの</p><p>でしたら、わたしは瑠璃子お姉様と呼ばせていただきますわ</p><p>じゃあ、わたくしはルリさまと呼びますルリさまなら愛称ですから、お受け入れ下さい</p><p>まり子もそう言う</p><p>では、わたくしもルリさまと呼ばせていただきます</p><p>ハイジが、そう言った</p><p>結局のところ瑠璃子のことを瑠璃子様と恭しく呼んでいるのは、元からお嬢様世界に暮らしている、この新参の３人だけだから</p><p>エリカ、まり子、ハイジの呼び方が変わればそれで済む問題だ</p><p>瑠璃子とりうえず、そういうことにしておいてくれ</p><p>お兄様が、そうおっしゃるのでしたら</p><p>ところでこの中で、一番早く公とセックスしたお姉様はどなたなんですやっぱり、克子さんですか</p><p>いいえ、この中ならみすずちゃんの方が先よあたしは２番目ね</p><p>じゃあ、みすず様が一番上のお姉様になるんですわね</p><p>まり子の言葉に、みすずは</p><p>いいえ上には上がいますから</p><p>やはり苦笑して、答える</p><p>オレはみすずよりも先に雪乃とセックスしている</p><p>それにあたしは旦那様の奴隷にはなれなくなってしまったのよ皆さんと同じ立場には、なれないわ</p><p>黒森公としてのオレは香月みすずの正式なパートナーとして認知されてしまっている</p><p>吉田良信としてのオレがメグの正式な婚約者であるように</p><p>今のオレは、２つの戸籍を持っているからみすずとメグとは、正式に婚姻できる書類を役所に提出して、ホンモノの夫婦になることが</p><p>お気になさらないで下さい、みすずお姉様</p><p>わたくしたちはお兄様の奴隷という立場を楽しんでおりますから</p><p>アニエスは、パパの娘ですの</p><p>アニエスが困り顔で、口を開く</p><p>娘ですから奴隷にはなれないんですけれどいいんですの</p><p>いいんだアニエスはずっと、オレの娘だからな</p><p>はいですのっずーっとパパの側に居て、ずーっとパパとセックスしますのっ</p><p>アニエスの倫理観が、ブチ壊れているのはどうすることもできない</p><p>今更、この子に自分が、どういう目的で誕生させられたのかを説明したら</p><p>アニエスの精神は、崩壊してしまうだろう</p><p>本当の父親である白坂創介が、自分の美しい娘を性奴隷にして犯してみたいというドス黒い欲求を満たすためだけに</p><p>フランス人の女性を犯し、産ませた子がアニエスだ</p><p>幼い頃からずっと地下室に閉じ込め、父親を崇め、父親に対し性的な奉仕をするということだけを教育されてきた娘</p><p>そして、その白坂創介はオレたちによって悲惨な最期を遂げた</p><p>アニエスにとってのパパが、白坂創介からオレにすり替わったことまで含めてアニエスには、真実を理解させることはできない</p><p>さあ、撮影に戻りましょ瑠璃子ちゃんの番だったわよね</p><p>克子姉が上手に話題を変えてくれた</p><p>あっあああっ、お兄様ぁ</p><p>瑠璃子は、全裸で床に四つん這いになっているところを後ろからオレに犯される撮影を望んだ</p><p>瑠璃子の濡れた胎内に今、オレのペニスが深く押し込まれている</p><p>瑠璃子、そのまま犬がおしっこをする時みたいに、片足を上げろそうじゃないと、オレたちの繋がっているところが写真に撮れない</p><p>１５歳のお嬢様が震えながら、片足を上げる</p><p>オレは、手で瑠璃子の細い太ももを抑えて身体を安定させる</p><p>いいわとっても、いやらしいわよ瑠璃子ちゃん</p><p>克子姉が、パシャパシャと写真を撮る</p><p>ぁぁ恥ずかしいです</p><p>よく言いますねルリルリは、ハメ撮りが大好きではありませんか今までにも、もっと淫らで淫靡な写真を何枚も撮っているはずです</p><p>そ、そんな言わないで、ミッチィ</p><p>瑠璃子は、恥ずかしそうに答える</p><p>エリカ、瑠璃子の乳首を摘まんでやれ</p><p>オレはエリカに命じる</p><p>はーい、黒森様瑠璃子お姉様、失礼致しますっ</p><p>全裸でバックから犯されている瑠璃子に清楚なセーラー服姿の年下の少女</p><p>エリカが瑠璃子の乳首を触る</p><p>まあ、瑠璃子お姉様乳首が固くなっていますわ</p><p>１４歳の白い指が、１５歳の乳房を弄る</p><p>オレも、指に瑠璃子の愛液を付けてオレたちの結合部から、瑠璃子のクリトリスをさわさわと撫でる</p><p>ぁぁっ、ぁぁ、あふぅ</p><p>瑠璃子の身体が、ビクビクと反応する</p><p>その様子も克子姉がカメラに撮していく</p><p>５番目はわたくしです</p><p>で、６番目はわたくしなの</p><p>ハイジとまり子も全裸になっていた</p><p>ああ、同じデザインの制服が綺麗にたたまれて壁際の椅子の上に並んでいる</p><p>さっきまでは、全員があの制服を着ていたけれど半分近くの少女が、今は全裸になっている</p><p>だから、わたくしとハイジ一緒にね</p><p>まり子が、ニコッとオレに微笑む</p><p>まずはハイジだ</p><p>わたくしもお膝の上に抱っこがいいです</p><p>ハイジも長椅子に座ったオレと座位で交わることを希望した</p><p>裸のお尻をぷりりんっとオレに向ける</p><p>オレはハイジの腰を掴んでオレのペニスを膣口に合わせようとするが</p><p>あ、誘導はわたくしがするわ</p><p>まり子が、オレのペニスを掴んでハイジの割れ目に導いてくれた</p><p>そのままよ、ゆっくりとお尻を下ろしなさい</p><p>はいんぐっ</p><p>１３歳のハーフ少女の入り口に、オレの亀頭が挿さる</p><p>あっああああ</p><p>狭い膣口をテラテラに赤く輝く亀頭の膨らみが潜り抜けるッ</p><p>一番太いところを呑み込んだら後はズブズブと入り込んでいく</p><p>はぁぁッ</p><p>オレに体重を完全に預けて深々とペニスを受け入れたまま、ハイジは脱力する</p><p>オレは後ろからハイジの小さな身体を抱きしめ可愛いすべすべのお腹を撫でてやった</p><p>ハイジは肌の感触が、他の子と違う</p><p>日独のハーフだけれどハイジは黒髪だから、パッと見では彫りの深い顔の日本人にしか見えない</p><p>だけどこの白い肌を触ってみると、違いが判る</p><p>日本人よりも肌が薄いんだろうか</p><p>はい、足を広げて繋がっているところが、良く見えるようにして</p><p>克子姉の指示にハイジはううっと呻きながら、大きくM字開脚する</p><p>すごいわハイジの小さな穴に、公の大きなオチンチンが根元まで入っている</p><p>改めて間近で目撃してまり子は驚嘆している</p><p>ある程度、撮影が終わると</p><p>可愛いわハイジ初めてあなたを見た時から、そう思っていたのよ</p><p>まり子は、ハイジの可愛らしい乳房を揉み乳首にキスする</p><p>ま、まり子お嬢様ぁっ</p><p>お姉様よまり子お姉様って呼びなさい</p><p>まり子お姉様</p><p>そうようふふ、本当に可愛いわ今、クリトリス舐めてあげるわ</p><p>まり子はオレたち繋がっているところに顔を埋め、ハイジのクリトリスを舌先で舐める</p><p>ひゃぁぁっやぁぁうっ、あうあうっ</p><p>ハイジはオレの上で胎内を震えさせながら、激しく身悶えした</p><p>はい、交代今度は、まり子ちゃんの番よ</p><p>ハイジ抜くぞ</p><p>名残惜しいがまだセックス撮影会は続く</p><p>途中で射精してしまったらこの親睦会の意味がなくなる</p><p>最初のアニエスから最後の子までオレのペニスをバトンにして、胎内で受けとめていくリレー大会なのだから</p><p>わたくし上になりたいわ</p><p>まり子がそう言うのでオレは長椅子に、どかんと横になる</p><p>そのオレの上に裸のまり子は跨がってきた</p><p>まり子も、対面騎乗位には、そんなにまだ慣れていないから</p><p>オレのペニスをどう受け入れればいいのか、悩んでいる</p><p>今度はハイジがオレのチンコの誘導役となる</p><p>ここです</p><p>オレの張り詰めた先端がまり子の割れ目を押し開く</p><p>力を抜いてゆっくりと、ご挿入下さい</p><p>ええ、判っているわあああんっ</p><p>まり子が、グイッと腰を落とす</p><p>公の大きいんだものああっ</p><p>まり子の膣も、すっかり熱く濡れていた</p><p>あああんっ気持ちいい</p><p>まり子はすでに痛みや違和感よりも、セックスの快感の方が勝っている</p><p>あん、あん、ああんっ</p><p>まり子は自ら、じゅぶじゅぶと腰を振ってオレのペニスを締め付けてきた</p><p>ダメよ、まり子ちゃんそれじゃあ、この人があなたの中でイッちゃうわ</p><p>克子姉が、撮影しながらまり子に注意する</p><p>あっごめんなさい</p><p>まり子は、慌てて腰の動きを止めた</p><p>わたくし気持ち良かったから、つい</p><p>オレはまり子の下からハイジに、眼で指示する</p><p>はいまり子お姉様には、わたくしがお仕置き致します</p><p>え、ハイジ</p><p>今度は、ハイジがまり子を攻める</p><p>まり子の胸を揉みまり子の首筋をペロッと舐める</p><p>ああんっ、ハイジあんっ</p><p>まり子の膣が締まる</p><p>わたくしだって、最初にお会いした時から、まり子お姉様はお美しいと思っておりました</p><p>まり子の両方の乳首を、両手で当時にクリクリと捏ねるハイジ</p><p>まり子お姉様のお肌にこんな風に触れてみたかったんです</p><p>ハイジも素直な気持ちをまり子に言う</p><p>あんっあなたが好きよ、ハイジ</p><p>わたくしも黒森様の次に、まり子お姉様が好きです</p><p>ハイジは微笑む</p><p>あら、あたしもそうよ公の次に、ハイジが好きっ</p><p>まり子も、ハイジの身体を愛撫し始める</p><p>ああんっハイジ</p><p>オレの身体の上で１６歳と１３歳の裸の美少女たちが、淫らに絡み合う</p><p>まり子の膣が、オレのペニスをキュウキュウと締め付けていた</p><p>しかし、花粉がツライです</p><p>父が母と街まで出掛けたのですが</p><p>母が眼を離した隙に、父が行方不明になり</p><p>結局、夫婦別々に電車に乗って帰って来ました</p><p>いや、無事に帰ってきたから良いですけれど</p><p>本当に80歳を過ぎてから父の行動が危ないです</p><p>昔は、何でも頼れる父だったんですけれど</p><p>その前の日は、今日は床屋に行きたいと朝の6時から着替えて準備していました</p><p>そんなに早くから床屋さんはやってないから</p><p>と、母と私で説得して床屋の開く時間まで、家に居させましたが</p><p>というか父よ</p><p>もう床屋に行くほどの毛は残っていないのになぜ</p><p>1213．淫らな撮影会　／　エリカ→コヨミ→克子</p><p>はーい、7番目はエリカですっ</p><p>元気にエリカが叫ぶが</p><p>エリカは他の子のように、裸にはなっていない</p><p>超お嬢様校の気品のあるセーラー服を着たままだ</p><p>そろそろ変化球が欲しい頃だと思うんですわたし、セーラー服は3着持ってますからこれは汚しても、破っちゃってもいいですよ</p><p>14歳のエリカが淫らに微笑む</p><p>あたし、おっぱいには自信が無いんでこのまま、どうぞ</p><p>そう言って、自分の手で制服のスカートを捲り上げるとエリカはパンティを付けていなかった</p><p>あたしこうしていますから、立ったまま後ろからお願いします</p><p>エリカは、長椅子の背に両手を置いて裸のお尻を後ろに付きだして、オレに立ちバックでの交接を望んだ</p><p>あ、待ってそっちに行くから</p><p>克子姉が、カメラを持ってエリカの方へ向かう</p><p>瑠璃子ちゃん、照明を</p><p>瑠璃子が、壁のパネルを開けてこの部屋の照明のシステムで、ライトの角度を調整するこのお屋敷には、どの部屋にもこういうシステムが付いている</p><p>ハメ撮り好きの瑠璃子は、克子姉に撮影テクニックを学んでいるからすぐに、エリカの身体に適確に光が当たるように操作した</p><p>はーい、OKあなた突っ込んでいいわよ</p><p>克子姉が、カメラを覗きながらオレに言う</p><p>オレは、エリカの後ろに立って</p><p>エリカもう少し、腰を上げてそれから、足も少し開いてくれ</p><p>エリカが、オレに言われた通りにすると</p><p>うんオレの眼からはエリカの小さなお尻の穴と、とろとろと愛液を垂らしている割れ目が、丸見えになった</p><p>は、はい犯して、エリカを犯して下さい</p><p>14歳の少女の秘唇に亀頭の先を当てる</p><p>最初のアニエスから数えて、7人目の女性器の味を堪能させてもらう</p><p>エリカは、ついこの間処女を失ったばかりだ</p><p>まだ、男根の挿入には慣れていない</p><p>エリカ力を抜け</p><p>オレは、エリカの細い腰を掴んでグイイッと押し込むッ</p><p>あっぁぁ痛ッ</p><p>処女膜の残滓でも、巻き込んでしまったかエリカが痛みに身体を振るわせた</p><p>うううううっあっ</p><p>ずずずずずずむっとオレは、根元までペニスを打ち込むッ</p><p>狭い</p><p>エリカちゃん、そのまま片足を上げられる</p><p>克子姉が、エリカにリクエストする</p><p>オレが支えててやるから左足を上げてみろ</p><p>オレは、右腕でエリカの腰を抱えて左手でエリカの左の太ももを持ち上げる</p><p>エリカは両手と右足に重心を乗せ、大きく左足を上げた</p><p>うふふエリカったら、子犬がおしっこしているみたいな姿よ</p><p>スカートを捲り上げたエリカは可愛い下腹部を丸出しにしている</p><p>オレとの結合部が、克子姉のカメラによく見えるようになった</p><p>あらエリカちゃんの身体が、捻れているから、面白い絵になっているわね</p><p>両手は長椅子の背を必死に掴んでいるからエリカは、小さなお腹をぐいっと捻って片足を上げている</p><p>うん膣の中も締まって、気持ち良いよ</p><p>オレは、素直に感想を述べた</p><p>もう少しだけ、そのままでいて</p><p>克子姉が、パシャパシャとシャッターを切る</p><p>はい、足を下ろして良いわよ</p><p>オレはゆっくりとエリカの左足を下ろしてやった</p><p>ようやく両足で安定して床を踏みしめてエリカが溜息を吐く</p><p>エリカの膣が少し緩んだ</p><p>その勢いでオレのペニスが、エリカのさらに奥へズブッと入り込む</p><p>何だもっと奥まで入るんじゃないか</p><p>わ、わたしには判りません</p><p>エリカの膣は、まだ充分セックスに慣れていないから</p><p>今までは途中までしか、ペニスが入り込んでなかったんだな</p><p>オレは後ろからエリカのセーラー服の裾から手を入れて、エリカの胸を揉む</p><p>ブラジャーをズリ上げて１４歳の生乳を楽しんだ</p><p>いやぁぁんああんっ</p><p>喘ぐエリカ</p><p>あなた、それぐらいにしておいてまだまだ、待っている子たちがいるんだから</p><p>克子姉が、オレに制した</p><p>たくさんの美少女たちがオレとエリカのセックスを見ている</p><p>あの、わたし本当にここに居ていいのでしょうか</p><p>オレに犯されたままエリカは、他の子たちに尋ねた</p><p>だってわたし以外は、皆様、名家のお嬢様とお付きでいらっしゃいますから</p><p>エリカは答える</p><p>わたしたちの学校は全員、良家の子女ですけれどその中でも、やっぱり差と言うか名家の令嬢と、普通の家の子との区別はあるんです</p><p>みすずと瑠璃子は名家・香月家の令嬢美智は、その家臣</p><p>アニエス、ルナ、ヨミ、コヨミちゃんたちも香月家の係累として、超お嬢様校の学籍を得ることになった</p><p>可憐は名家・水島家の令嬢</p><p>まり子だって母親が、名家・狩野家の出身だしハイジは、まり子の警護役として学籍を取得している</p><p>まだ子供だから学生だから、みんな平等とはいかないのよね</p><p>子供だって、自分の親がどんな人間かは知っているから自分が、名家のご令嬢とケンカしたことで、親の仕事に支障が出るかもしれないなんてことは、幼稚部の頃から判っているもの</p><p>子供の方が、そういうことには敏感だもんな</p><p>ほとんどの名家は家柄が良いだけじゃなくって大きな企業の経営者だし</p><p>ジッちゃんと歌晏さんによって名家同士は助け合うように指導されている</p><p>うちのトリイ電子だってお母様が狩野家から嫁がれた途端に、それまで敵対していた企業の大半が急に協力的になったって聞きましたわ</p><p>名家との血縁関係を築いたことで名家全体と、名家を支持している企業が手助けしてくれるようになる</p><p>そういうゲンジツがあるからわたくしも、少しおかしくなっていたのだと思います</p><p>まり子は名家・狩野家の血を引きながら、名家の人間ではないコンプレックスから</p><p>名家の令嬢にしか許されないはずの警護役を学校に連れて来たり名家中の名家の令嬢である歌晏桃子姉ちゃんと、必要以上に親しくしているところを周囲に見せたりしていた</p><p>だから、わたし皆様と、こうしてこの場にいることがとても不思議に感じるんです</p><p>旦那様のオチンチンを胎内に受け入れながらそれを言うの</p><p>みすずはクスクスと笑った</p><p>気にしすぎよ今はたまたま、同じ学校に通う子だけが集まっているけれど旦那様が愛しておられる女の子たちは、名家の人間でない人の方が多いんですから</p><p>みすずの言う通りだこの部屋に居る子以外にも、オレの女はたくさんいる</p><p>でもわたしたちの学校に通う子で、普通の家の子はわたしだけですから</p><p>エリカは心配そうに言う</p><p>エリカの膣がキュッとオレのペニスを締めた</p><p>今はでしょ</p><p>あたしたちの学校の在校生で可愛くて、才能があって、性格も良い子はみんな、旦那様に召し上がっていただくんですからねエリカも、良い子がいたら紹介してちょうだいね</p><p>エリカは驚いている</p><p>名家の令嬢かどうかなんて関係無いのよ旦那様とあたしたち家族にとって、有益な人材は全て、手に入れるわ</p><p>そうですわねわたくしたち、貪欲ですから</p><p>みすずの言葉に瑠璃子も、そう言う</p><p>アニエスは、小学５年生を探すですのっ</p><p>来年の春になったらアニエスも、ルナも、コヨミちゃんも、可憐ちゃんも中学生ですからっアニエスたちの代わりに、パパとセックスする小学生を見つけないといけませんのっ</p><p>ええ、頑張ってねアニエスちゃん</p><p>エリカも普通の家の子が自分１人で寂しいのなら、良い子を探してきなさいそして、旦那様に献上するのよ</p><p>あ、はいそうですねっ判りました</p><p>エリカは、笑顔でそう答える</p><p>そして、自分から腰をくねらせて、オレのペニスをグチュクチュとする</p><p>ああっああんっエリカ希望が湧いてきましたっ</p><p>エリカ、ダメだそんなことをしたら出ちゃうだろ</p><p>オレは慌てて、エリカの胎内からペニスを引き抜いた</p><p>くちゅうーっとエリカの秘部とオレのペニスの間に、愛液が糸を引く</p><p>ああんっ残念ですっ</p><p>みんな最後までしないでガマンしているんだから</p><p>まり子が、エリカを窘める</p><p>エリカも脱ぎなさい公とセックス撮影をした子は、みんな裸になるのよ</p><p>エリカも乱れたセーラー服を脱ぎ始める</p><p>８番目はわたしです</p><p>コヨミちゃんはすでに全裸になっていた</p><p>セーラー服と下着はああ、綺麗に畳んで椅子の上に置いてある</p><p>この子は、とても几帳面な性格だ</p><p>良かったわね少しブレイクできるでしょ</p><p>コヨミちゃんとは、セックスはしない約束だからチンコを膣に入れずに済む</p><p>ずっとガマンしているけれど下腹部がモヤモヤしてきている</p><p>早く思いっきり射精したい</p><p>ね、パパコヨミちゃん、おっぱいが膨らんできていますの</p><p>アニエスが言う通り平たかった胸が、ぷくっと膨らみつつある</p><p>発育の良いアニエスたちに比べて同じ１２歳なのに、コヨミちゃんの裸体は小学校の中学年ぐらいだ</p><p>股間も完全な無毛でナイフでスーッと切ったような、綺麗な割れ目があるだけだ</p><p>セックスはまだ無理だな</p><p>じゃあ、コヨミちゃんはこの人と長椅子に並んで座って</p><p>克子姉の指示に従って全裸のオレたちは、一緒に座る</p><p>この人のオチンチン触れる</p><p>はい触れます</p><p>コヨミちゃんが震える手でオレのペニスを掴む</p><p>オレは、コヨミちゃんの小さな身体を、腕で抱き締めた</p><p>撮るわよ</p><p>１２歳の処女が裸でオレの勃起ペニスを掴んでいるところを撮影する</p><p>わたしおしゃぶりもできます</p><p>コヨミちゃんはオレのペニスを口に含んだ</p><p>その姿もカメラに納められる</p><p>こんな幼い子に裸でフェラされるのは</p><p>セックスするより、興奮する</p><p>コヨミちゃんもういいから</p><p>オレは、慌ててそう言った</p><p>じゃあ、他の６年生の子と一緒に撮りましょう</p><p>克子姉が助け船を出してくれる</p><p>アニエスちゃん、ルナちゃん、可憐ちゃん入って</p><p>長椅子の真ん中にチンコを赤黒く勃起させている全裸のオレが居て</p><p>右に裸のコヨミちゃんとアニエス</p><p>左にまだセーラー服を着たままの可憐と裸のルナが並ぶ</p><p>はーい、みんな笑って</p><p>この写真後からみたら、相当、淫靡だろうな</p><p>アニエスたちの笑顔が無邪気だから裸の少女たちの濡れた股間とオレの勃起チンコとの対比がいやらしく感じられる</p><p>この場に馴れていない可憐だけが服を着ていて、なおかつ固い表情をしているというのが、また何ともいえない味になっている</p><p>パパコヨミちゃんのおっぱいに触ったり、舐めたりしなくていいんですの</p><p>アニエスが、そんなことを言ってくる</p><p>あど、どうぞ</p><p>コヨミちゃんが小さな胸をオレに突き出すが</p><p>いや、それは次の機会に取っておくよ</p><p>本当にセックスする時まで</p><p>わたしは今日のわたしのおっぱいも、黒森さんに覚えておいて欲しいです</p><p>みんなとこういうことをしている日ですから</p><p>じゃあ、触るだけ触らせてもらうよ</p><p>オレはコヨミちゃんの胸に手を触れる</p><p>なるほど今正に、成長中の胸は感触が違う</p><p>美智のつるぺたとも違う</p><p>ちょっと固い</p><p>乳首も完全に乳輪の中に埋没している</p><p>舐めるのもどうぞ</p><p>オレは桜色の乳輪をペロペロと舐めた</p><p>ね、コヨミちゃんパパにペロペロしてもらうのは、とっても気持ち良いですのっ</p><p>本当はただ、くすぐったいだけだろうと思う</p><p>あるいは男に敏感なところを舐められる違和感の方が大きいかもしれない</p><p>でも、コヨミちゃんはアニエスに合わせて、そう答えてくれた</p><p>うん、ありがとうコヨミちゃん</p><p>これからも時々、コヨミの成長を確かめて下さい</p><p>コヨミちゃんは、真っ直ぐにオレを見上げてそう言った</p><p>さて９番目は</p><p>あら、あたしの番かしら</p><p>はい、克子お姉様ですわ</p><p>瑠璃子があみだくじを見て、そう言う</p><p>じゃあ、カメラは瑠璃子ちゃんに頼むわ</p><p>克子姉は、そう言うと服を脱ぎ始めた</p><p>ここで克子姉か</p><p>膣の中で３段締めができる名器の持ち主だぞ</p><p>オレガマンできるのか</p><p>そんなに心配しなくて良いわ</p><p>全裸になった克子姉は、オレにニコッと微笑む</p><p>あなたは、そのままでいいから</p><p>長椅子に座っているオレの上へ対面座位で乗ってくる</p><p>はい、入れるわよ</p><p>克子姉がオレのペニスを受け入れる</p><p>ふんわり、やんわりと</p><p>あなた、頑張ってねもう少しだから</p><p>克子姉の温かく湿った胎内がオレのペニスを優しく包み込む</p><p>克子姉は、オレの顔を自分の豊かな胸に埋めた</p><p>はいお姉さんに甘えて良いわよ</p><p>まるで温かな温泉に全身浸かっている時のように</p><p>オレは、克子姉に抱かれて脱力する</p><p>まあ、旦那様お顔が可愛いですわ</p><p>膣を締めるだけがセックスじゃないのよ相手をリラックスさせることも覚えなさいね</p><p>まり子がオレたちを見て、そう答える</p><p>ルナとヨミは、巫女の力で克子姉のテクニックそのものを読み取ろうとしている</p><p>はい、瑠璃子ちゃん後ろから、繋がっているところを撮って</p><p>瑠璃子が、しゃがんで低い位置から、オレたちの結合を記録する</p><p>あたしのは、今日のイベントのオマケだからこれぐらいでいいでしょ</p><p>そう言うと、克子姉はすぐに自分の胎内から、オレのペニスを引き抜いた</p><p>色んなセックスの技法は、また別の機会に教えてあげるから</p><p>瑠璃子からカメラを受け取りながら、克子姉はみんな言った</p><p>それで１０番目は誰かしら</p><p>あたしです</p><p>克子姉の問いに手を上げたのはみすずだった</p><p>そして１１番目は、わたくしでございます</p><p>美智も手を上げる</p><p>あの大変申し訳ございませんが、わたくしは本日すでにご主人様に２回ほど膣内射精していただいております</p><p>ですから、わたくしはみすずお姉様と一緒に、ご奉仕致したいのですが</p><p>いいんじゃないこの人ももうかなり、限界に近そうだから</p><p>克子姉が、オレのペニスを見てそう言った</p><p>でも、美智も挿入はしなさいね全員がセックスを見せ合って、写真を撮るというのが今日の趣旨なんですから</p><p>みすずが、美智にそう告げた</p><p>ケホケホと喉の痛みと咳が止まりません</p><p>今年は本当に花粉がキツイです</p><p>去年は、そんなでもなかったので舐めてたら、失敗しました</p><p>セックス撮影会も、残り3人です</p><p>1214．淫らな撮影会　／　みすず→美智→可憐　そして爆発</p><p>１０番目みすずも、セーラー服を脱いで全裸になっている</p><p>みすずはどういうポーズで写真を撮りたいんだ</p><p>あたしは、いつも通りで</p><p>そう言って、長椅子に横たわって大きく開脚する</p><p>あたしが下で旦那様に犯していただきます</p><p>旦那様は、みすずのご主人様なんですから</p><p>まり子やエリカはオレとみすずの関係では、香月家の令嬢であるみすずの方が強い立場なのではないかと思っている可能性があるから</p><p>オレにのし掛かられて犯されるポーズを取ることでオレの優位を示そうしているのか</p><p>うん、いくぞ</p><p>オレはみすずの裸身大きく広げられた足の間に、身体を入れる</p><p>あ、でも入れる前にキスして下さい</p><p>オレはみすずにキスする</p><p>それから、みすずのおっぱいを揉んで乳首も吸った</p><p>おっぱい、少し大きくなったか</p><p>大きくもなります３日に一度は、旦那様に愛していただいていますから</p><p>みすずは笑顔で答える</p><p>いっぱい揉んでいただいてますしお腹の中に、たっぷり精子も出していただいてますから</p><p>身体に、どんどん性的魅力に溢れていくのは当然か</p><p>旦那様早く、下さいませ</p><p>みすずは、恥ずかしそうに自分の手で秘唇を開いて、オレを待ち受ける</p><p>艶めかしいピンク色の内側は、大量の愛液で光っていた</p><p>ああ入れるぞ</p><p>オレは勃起を挿入する</p><p>みすずの胎内がオレを迎え入れて、悦んでいる</p><p>ああっ、もっと奥まで奥まで欲しいの旦那様ぁ</p><p>１７歳のお嬢様がオレに求める</p><p>じゅぶじゅぶじゅぶっ</p><p>温かな愛液をブニュニュッと押し出しながらオレのペニスが、みすずの中に潜り込んで行く</p><p>あああ好きぃ旦那様ぁ、愛してますぅ</p><p>みすずは、潤んだ眼でオレを見つめてそう言う</p><p>ほとんどレイプだった処女喪失から半年</p><p>みすずの膣は、日々、オレ専用の肉壷として開発されてきている</p><p>あたしの中に旦那様がいるの幸せですあたし</p><p>みすずは眼にうっすらと歓喜の涙を溜めて、そう言った</p><p>はーい、そのまま撮るわよ</p><p>克子姉が、オレたちのセックスを写真に撮っていく</p><p>ぁぁはぁぁ</p><p>みすずが呼吸する度にぴったりとオレのペニス全体を締め付けている膣も、収縮する</p><p>みすずの胸もはぁはぁと上下していた</p><p>セックス胎内に異物を挿入されていることで、みすずの身体は興奮し、汗をかいていく</p><p>ね旦那様、あたし最近思うんですけれど</p><p>アニエスちゃんみたいにあたしも、セックスができる身体に成長すると同時に、旦那様に犯していただきたかったですそうしたらもっと早く、セックスが楽しめましたのに</p><p>みすずは１７歳で処女喪失した</p><p>その差５年</p><p>でもみすずが１２歳の頃は、オレは１１歳だぞ</p><p>１１歳って小学５年生だ</p><p>あら素敵その頃の旦那様とも、セックスしてみたかったですわ</p><p>旦那様は１１歳の時には、もう精通なさってました</p><p>多分ギリギリまだだったと思う小６の時には、もうオナニーしてたけど</p><p>じゃあ、あたしが１３歳で旦那様が１２歳の時にはセックスできたんですね</p><p>みすずは、クスクスと笑う</p><p>小６と中１だぞ</p><p>だから良いんじゃないですかセーラー服のあたしが、半ズボンの旦那様に犯されるんですよ</p><p>小学生でも犯すのはオレの方なのか</p><p>あのみすずちゃん</p><p>長椅子の背からぬっとアニエスが顔を出す</p><p>えなあに</p><p>オレと繋がったままみすずが、アニエスを見る</p><p>アニエスはパパと１２歳でセックスできて、とても幸せだと思ってますのでも１３歳でも、１４歳でも、１７歳でも、２０歳でもやっぱり同じですのアニエスは、パパとセックスするために生まれたんですから１２歳でセックスできなくてもいつかは必ず、パパとセックスできましたの</p><p>そう言って無邪気に微笑む</p><p>それを見てみすずは</p><p>そうねあたしも、旦那様に愛していただくために生まれたんだから１７歳でも、ちゃんと旦那様に巡り会えたことを神様に感謝するべきなのよね</p><p>アニエスに微笑み返す</p><p>そうですのだって、これからずーっとパパと一緒に居られるんですからあと１００年くらいは、パパとセックスしますの</p><p>おいおいオレ、１１６歳になっちゃうよ</p><p>大丈夫ですの未来の方が、科学が進んでるはずですから</p><p>アニエスは、エッヘンと胸を張ってそう言う</p><p>そうねあたしも、これから１００年、旦那様に愛していただくわ</p><p>ご奉仕致します旦那様</p><p>みすずが、うるうるとした眼でオレに言う</p><p>みすずの膣も、とくとくと愛液を漏らしてオレのペニスをキュッと締め付けた</p><p>そんなオレとみすずとアニエスの様子も克子姉がカメラで撮していく</p><p>はい、みすずちゃんの写真もOKよ</p><p>克子姉が、交代を告げる</p><p>名残惜しいですわでも、まだ１００年ありますから</p><p>みすずにそう言われながらオレはみすずの胎内から、愛液まみれのペニスを引き抜いた</p><p>ああ早く、一気にガシガシと突き込んで、思い切り射精したい</p><p>オレの下腹部には、射精欲が溜まってきている</p><p>１１番目美智でございます</p><p>うん判っている</p><p>美智もすでに全裸になっていた</p><p>ご主人様こういう趣向はいかがですか</p><p>美智はそう言うと立ったまま、片足を上に上げていく</p><p>ってええ</p><p>凄いわ美智さん、身体柔らかい</p><p>まり子が驚くのも無理は無い</p><p>美智は左足で床を踏みしめ、右足は真っ直ぐ頭の上に高く上げている</p><p>１８０度開脚を立ったまましている</p><p>バレエのダンサーみたい</p><p>エリカが感嘆の声を上げるが</p><p>大リーグボール２号を投げる時みたいね</p><p>あら、知らないアニメだと足が真一文字に上がった瞬間に、ビカッて光るんだけれど</p><p>星投手の右足が高く上がると青い虫が飛び、青い葉に止まるですよね</p><p>この間寧さんたちとビデオ鑑賞会をしたから知ってます</p><p>このお屋敷には過去の娼婦たちが残したマンガやビデオが大量に残っている</p><p>それこそ戦後まもなくから現代に至るまでの</p><p>でも、美智お姉様本当に凄いですわ全く軸がぶれないまま、ずっと同じポーズをキープなさっていますもの</p><p>エリカがそう言った</p><p>このままの体勢で１時間はキープできますわたくしだけでなく、イーディもできます</p><p>武闘派の２人は恐ろしく柔軟な肉体を持っているんだな</p><p>ですのでご主人様このまま、わたくしを犯して下さいませ</p><p>美智はそう言って空いている右手で、自分の割れ目を開いた</p><p>愛液だけでなく、白い液体がツツーと床に糸を引いて垂れる</p><p>こ、これは、数時間前にご主人様に膣内射精していただいたものです</p><p>恥ずかしそうに美智は言う</p><p>面白そうだから、やってみなさいよあなた</p><p>こういうセックスは、なかなかできないわよ</p><p>いえ、ご主人様がお望みでしたら毎日でも</p><p>美智お前、綺麗だな</p><p>いや元々、顔は日本人形のように整っている美少女だし</p><p>身体も胸はつるぺただけれどプロポーションは美しい</p><p>何か芸術作品みたいだぞ、お前の今の姿</p><p>全裸でスッと１８０度開脚したまま、真っ直ぐに立っている姿は</p><p>そうね3Dプリンターで、立像にして残しておきたいわね</p><p>でも、こういう完璧な美は少し崩した方が良いのよわり、美しさと魅力が増すわ</p><p>うんこの美智の裸身に、オレのペニスを打ち込んでみたい</p><p>オレは裸のまま、勃起チンコをゆらゆら揺らしながら、裸の美智に近付く</p><p>そのポーズだと正面からじゃなくって、斜めから入れた方が角度が合うと思うわ</p><p>克子姉の言う通り右足を高く上げていることで、身体が捻られているから</p><p>こっちからこうだな</p><p>美智の膣の角度は、よく知っているからここから斜めに</p><p>美智入れるぞ</p><p>オレは、美智の腰を抑えて</p><p>美智の胎内に挿入するために腰をグッと落として</p><p>美智の秘唇を開いて亀頭の先を押し込むッ</p><p>ここから斜め上方やや内側を削り取るようにズドンッと</p><p>ぁぁっ</p><p>美智の膣も捻りが入った状態になっているから</p><p>オレのペニスをぬぐぐぐぐっと</p><p>美智の膣が締まる締まりすぎだ</p><p>それでもオレは勃起を力尽くで突き上げていく</p><p>顔をしかめた美智に、オレが尋ねると</p><p>痛いのが心地よいのですもっともっとわたくしを犯して下さいませっ</p><p>オレは一気にズブブブッと、根元まで突き入れるっ</p><p>かはぁぁ</p><p>オレは、美智の裸身をギュッと抱き締める</p><p>それでも美智は、１８０度開脚をキープしたまま、耐えていた</p><p>はいはい、すぐに撮るわね</p><p>克子姉が立ったまま繋がっているオレたちの裸を撮っていく</p><p>克子姉急いでくれ</p><p>わたくしなら平気でございます</p><p>美智はおでこに汗の玉を浮かべながら、そう言う</p><p>美智は平気でもオレがもたないよ美智すげぇ締め付けなんだぞ</p><p>しかもこんな体勢でセックスしているから</p><p>ペニスのいつもと違うところが、締め付けられて</p><p>ううこんなんじゃ、ガマンできなくなる</p><p>はいはいはい美智ちゃんは、元々オマケの約束だったんだからこれで終了よはい、抜いていいわ</p><p>いえ、もう少し</p><p>美智はそう言うがオレは、急いでズブッと美智の胎内からペニスを抜く</p><p>美智は今日は、もう２回も膣内射精していただいているんでしょ</p><p>長椅子から立ち上がった、みすずが微笑む</p><p>だからガマンしなさい</p><p>美智は、そう言って上げていた足を下ろす</p><p>あなたの方は、ガマンしなくていいわよ次の子がラストだから</p><p>やっと最後の子か</p><p>溜まっていたものを思いっきり、女の子の中に吐き出しなさい野獣になっていいから</p><p>で最後の子は、誰なんだ</p><p>最後、１２番目は可憐ちゃんです</p><p>ルナが叫ぶ</p><p>振り向くと裸の可憐を、ルナとヨミが長椅子の上に左右から抑え付けていた</p><p>よりによって一番最後が、１２歳の可憐か</p><p>コヨミちゃんほどではないけれど可憐も、セックスできるギリギリの発育状態の肉体だ</p><p>さあさっき練習した通りに</p><p>そうだよ兄さんに言って</p><p>ヨミとルナにそう言われて</p><p>か、可憐を犯して犯して下さいそして、可憐の中に黒森様の精液を注ぎ込んで下さい</p><p>可憐は怯えた表情で、オレにそう言う</p><p>もう、ガマンができなくない</p><p>可憐っ</p><p>可憐の細い足を強引に開く</p><p>大丈夫ボクとヨミお姉様で、可憐ちゃんにたっぷりエッチな波動を送っておいたから</p><p>もう、グショグショに濡れていますわ</p><p>ああ１２歳の小さな膣から垂れた愛液で、可憐の内股はベトベトになっていた</p><p>オレはペニスを膣口に押し当てると一気に</p><p>可憐の悲鳴を聞きながら押し込むッッ</p><p>くはぁぁッッッ</p><p>可憐が大きく眼を見開いてオレの侵攻に耐えている</p><p>ああっ、ああっ、あーっ</p><p>ずぶずぶずぶずぶっ</p><p>アイスクリームケーキに、熱した包丁を突き刺した時のように</p><p>可憐の胎内をオレの勃起が押し広げていく</p><p>いやぁぁ、ぁぁ</p><p>亀頭の先が、可憐のぷっくりとした子宮口をノックした</p><p>はぁぁ、はぁぁ、くはぁぁ</p><p>可憐の身体から、ジワッと一気に汗が噴き出す</p><p>１２歳の少女がオレに犯されている</p><p>可愛いよ可憐</p><p>オレは無理矢理、可憐にキスした</p><p>無理矢理舌を押し込み可憐の舌を啜る</p><p>素晴らしいわあたしも、あんな風に旦那様に犯していただきたいのに</p><p>みすずの声がする</p><p>仕方ないですわくじびきの結果ですもの</p><p>瑠璃子の声も、聞こえた</p><p>１１人も挿入だけでガマンさせたんだものこの人も、久しぶりに野獣モードになるわよね</p><p>カメラのシャッターを切るカシャカシャという音とともに克子姉が、そう言った</p><p>オレの獣欲はもう止まらない</p><p>きゃあっあっうっあっうっああっ</p><p>オレの力強い突き込みに、可憐が喘ぐ</p><p>ああ可憐の狭い膣に絞られて</p><p>美智お姉さん早く</p><p>ルナが美智を呼ぶ</p><p>他の皆さんもわたくしたちと手を繋いで下さい</p><p>ヨミが、他の少女たちにそう告げた</p><p>全裸の可憐を犯すオレ</p><p>その可憐を左右から抑えている裸のヨミとルナ</p><p>ルナの背中に美智が手を当てる</p><p>そして裸の少女たちが手を繋いでぐるっとオレたちを囲い込む</p><p>少女たちの端と端みすずがヨミと、瑠璃子がルナと手を繋いだ</p><p>可憐ちゃんの感じている性感をみんなで共有します</p><p>ルナが、そう叫んだ瞬間</p><p>いやぁぁん</p><p>激しいですわ</p><p>すごい、すごいです</p><p>いいですいいっ</p><p>もっと、もっと</p><p>ああっ、エグってエグって下さい</p><p>いいの凄くいいああああっ</p><p>きゃううっあああぅぅ</p><p>写真を撮っている克子姉と見学中の美子さんを除いた１１人の裸の美少女たちが、同時に喘ぐ</p><p>オレと可憐のセックスの快感がヨミとルナの巫女の力によって、直列で繋げられた裸の美少女の輪の中を駆け巡り増幅されていく</p><p>オレはもう保たないィィィッッッ</p><p>ああ出ちゃう出ちゃうぞ</p><p>可憐の小さな身体が、オレの突き込みに揺さぶられている</p><p>可愛いおっぱいが、くるんくるんと揺れて汗の滴を散らしていく</p><p>あああも、もう</p><p>可憐が濡れた瞳で、オレを見上げる</p><p>出してぇぇッッ中に出して下さい</p><p>１１人の少女たちの思いを代弁してそう叫んだ</p><p>オレああ、吹き飛びそうだ</p><p>イクッ、イクイクイクッああああっ</p><p>ドバババッっと熱い噴流が可憐の子宮に飛び込むッッ</p><p>あああっ、熱いィィィィ</p><p>可憐が自分の内側を満たす精液の熱を感じた瞬間</p><p>美智が少女たちの輪の中で増幅された性感を一気に爆発させる</p><p>快感の波が一瞬にして、ズワワワッと、部屋の中の全員に伝わっていく</p><p>きゃぁぁっっ</p><p>全ての女がセックスの快感に襲われる</p><p>波に呑まれる</p><p>溺れていく</p><p>ああっ、イッちゃうイッちゃうイッちゃうう</p><p>すでにエクスタシーを体験している少女たちは絶頂に達した</p><p>その快感の波も、増幅されまだイッたことの無い少女にも、同じ快楽を与える</p><p>何これいやぁぁあああっ</p><p>跳んじゃう</p><p>白くなっちゃう</p><p>少女たちの嬌声を聞きながらオレは、可憐の胎内に射精を続けていた</p><p>どぴゅっ、どぴゅ、どぴゅぴゅ</p><p>大量に出る</p><p>あああああああああ</p><p>可憐が心を蕩かされた表情で、呆然とオレを見ている</p><p>誰も口を開かなかった</p><p>というかみんな、ぐったりして動けなくなっている</p><p>オレも全身汗だくで、心臓の鼓動が高鳴って動けない</p><p>１０分以上可憐の裸身の上に、ぐったりとなっていただろう</p><p>はぁ、はぁああうっ</p><p>何とか鼓動が落ち着いて</p><p>身体を起こす</p><p>ああ、みんな引っ繰り返ったままだ</p><p>みすずも、まり子も、エリカたちもとろんと蕩けた顔で、手を繋ぎ合ったまま倒れている</p><p>ああん美智ちゃんの心月は、強すぎるわよ</p><p>少女たちの輪に加わってなかった克子姉まで心月の影響で、エクスタシー波を食らってしまったらしい</p><p>カメラが無事だったから、良かったけれど</p><p>そう言って克子姉は、ムックリと起き上がる</p><p>あらいやだこの子、お漏らししちゃっているわ</p><p>克子姉誰が、漏らしたんだ</p><p>オレも、重たい身体で克子姉の方へ振り向くと</p><p>よりによって１人だけ服を着たままの子が</p><p>最後まで名門お嬢様学園のセーラー服を着たままだった美子さんが</p><p>ぺたんと床に尻餅をついたまま失禁していた</p><p>あらあらスカートがビショビショよ</p><p>そう言う克子姉に美子さんは</p><p>あはい済みません、済みません、済みません</p><p>呆然とした顔で答える</p><p>ルナとヨミが巫女の力で増幅して、美智が心月で解き放ったセックスの快感の波にまだ溺れたままなのだ</p><p>全員が回復するのにはさらに１０分が必要だった</p><p>次話でこの章は終わります</p><p>朝から母が騒いでいるのでどうしたのと聞いたところ</p><p>父のタンスを整理していたら父の隠し口座の通帳が見つかったのだそうです</p><p>いやほんの数十万円程度のものなのですが</p><p>ただ、問題は</p><p>通帳を見ると、父は去年の3月辺りまでは頻繁にお金の出し入れをしていたようなのですが</p><p>その後は全く、入金も出金もした様子が無いという</p><p>この通帳は何なの</p><p>と、母が聞くと</p><p>全然、判らん記憶に無い</p><p>と、父は答えて</p><p>しばらくは、怒った母と問答していたのですが</p><p>その内、母の顔が青ざめてきて</p><p>どうしましょうお父さん本当に覚えていないみたい</p><p>本当に去年の3月以降は自分の隠し口座の存在、そのものを記憶からなくしてしまっているようなのです</p><p>暗証番号どころか、口座を作ったことさえ忘れている</p><p>でも、去年の3月までは毎月、数万円下ろして使っているのよ、お父さんこれ、何に使ったの</p><p>いや記憶にないなあ</p><p>どこかに最近、あの人、来ないわねえというお店があるんじゃないかと思います</p><p>どこだか、もはや父にも判らないみたいですが</p><p>1215．明日の予定　／　お風呂ブレイク・第２のグループ</p><p>・片貝渚／２１黒い森の元・娼婦お花屋さんを経営</p><p>・片貝真緒／４歳渚の娘主人公をパパと呼ぶ</p><p>・吉田エリ／１３歳主人公の性奴隷関西から来た双子一人称がわたし</p><p>・吉田リエ／１３歳主人公の性奴隷関西から来た双子一人称がうち</p><p>ああん黒森様</p><p>オレは可憐と繋がったまま、可憐の小さな胸を揉んでいる</p><p>１２歳の令嬢と、何度もキスを交わした</p><p>2人で、セックスの余韻を楽しんで</p><p>もう美子ったら、しょうがないんだから</p><p>瑠璃子と美智が失禁した美子さんのが汚した床を、タオルで拭いている</p><p>美子さん本人は、みすずと克子姉に連れられて一番近いシャワールームで、下半身を洗いに行った</p><p>まり子やエリカ、ハイジたちは巫女の力と心月のコンボにまだ酔っていて、意識は回復したが呆然としている</p><p>はい、冷たいお茶をどうぞ</p><p>ルナとヨミがみんなに飲み物を配っていた</p><p>はーい、美子ちゃん綺麗にしてきたわよ</p><p>ああ克子姉たち、戻ってきたか</p><p>振り向くと美子さんも全裸になっていた</p><p>お漏らしの罰よ美子ちゃんにも、みんなと同じで裸にかってもらったわ</p><p>色々と、申し訳ありません</p><p>美子さんは、恥ずかしそうに手で胸と股間を隠しているが</p><p>１８歳の美子さんは結構、胸が大きいそれでいて、腰がくびれている</p><p>これでみんな、同じ姿ですの</p><p>アニエスの言う通り</p><p>これでこの部屋に居る少女たちは、全員、裸になった</p><p>日本一の超お嬢様校に通う美少女たちが全員、健康的な裸身をオレに晒している</p><p>あなた、そろそろ抜いてあげて</p><p>克子姉に言われて、オレは</p><p>は、はいあうっ</p><p>可憐の小さくて狭い胎内から射精した勃起を引き抜く</p><p>あ、待ってカメラ、カメラ</p><p>克子お姉様どうぞ</p><p>ヨミが、克子姉にカメラを手渡す</p><p>ありがとう可憐ちゃん、そのままよ</p><p>克子姉は可憐の膣口から、とろとろっとオレの精液が大量に溢れ出す様子を撮影していく</p><p>オレのチンコの方は</p><p>パパ、アニエスが綺麗にしますのっ</p><p>アニエスが、ペロペロとお掃除フェラを始める</p><p>あわたしもします</p><p>コヨミちゃんも、オレの股間に顔を入れて舌で舐める</p><p>コヨミちゃん平気なのか</p><p>亀頭についたオレの精液を舐めるコヨミちゃんに、オレが尋ねると</p><p>はい今ので、セックスするっていうことが何となく判ってきましたから</p><p>この子も巫女の力を持っている</p><p>今の合同セックスでそれぞれの少女の持つ、オレとのセックスについての思いを読み取っていったのだろう</p><p>わたしも早くできるようにたくさんご飯を食べて、運動して、お勉強して、よく寝るようにします</p><p>身体さえ充分に発育したらオレとセックスすると、約束してくれた</p><p>それなら、パパのオチンチンはコヨミちゃんにお任せしますのっ</p><p>アニエスは、そう言って今度は、可憐の股間に顔を埋めて</p><p>可憐はまだ身体に力が入らないでいる</p><p>その股間に口を付け膣口の中の精液を、アニエスは舐めている</p><p>そんなこと、しなくても</p><p>いいんですのアニエスはパパも可憐ちゃんも大好きですから</p><p>アニエスは、口の周りを精液と愛液だらけにしながらニコッと可憐に微笑んでいた</p><p>溜まるだけ溜めた精液を一気に可憐の中に放出したけれど</p><p>オレのチンコが1回ぐらいの射精で満足するはずがない</p><p>コヨミちゃんに舐められているうちにまた隆々と大きく怒張していく</p><p>まり子ちゃんたちも落ち着いた落ち着いたのなら今度は、全員、裸で集合写真を撮りましょう</p><p>あなた長椅子の真ん中に座って</p><p>あ、うんコヨミちゃん、ありがとう気持ち良かったよ</p><p>オレは、コヨミちゃんの顔と髪を撫でる</p><p>いえまた、させて下さい次はもっと上手にしますから</p><p>コヨミちゃんは、オレの亀頭から口を外して上目遣いでオレを見て、そう答えた</p><p>オレが長椅子の真ん中に座ると全裸の美少女たちが集まって来る</p><p>まり子、エリカ、ハイジももう大丈夫か</p><p>大丈夫よ気持ち良すぎて、身体が痺れただけですから</p><p>まり子が苦笑して、答える</p><p>セックスって凄いですね</p><p>驚きました</p><p>エリカとハイジが、そう言うが</p><p>巫女の力で増幅して、心月で爆発させて特別仕様のセックスだから</p><p>こういうのが普通だと思われても困るんだけれど</p><p>はーい、それじゃあ、まず普通に</p><p>ほんの1時間前にお揃いのセーラー服を着て、この子たちは写真を撮った</p><p>今度はチンコを勃起させているオレを加えて、全裸で写真を撮る</p><p>克子姉は、何回かシャッターを切ると</p><p>はーい、次は長椅子の後ろに立っている子たちは、前に出て来て床に座って、全員M字開脚</p><p>わ、わたくしもするのでございますか</p><p>美子さんが、慌てて言うが</p><p>美子これもお漏らしの罰よ</p><p>瑠璃子が主として、命じる</p><p>というわけで長椅子に座っている子たちは、お互いの足を交差させるようにして</p><p>椅子の下の子たちは、床の上で</p><p>みんなで、M字開脚して濡れた秘部をレンズに向ける</p><p>何か面白いわねみんなで、こんなはしたないポーズをするのは</p><p>ええ、とっても楽しいですわ</p><p>まり子とエリカは楽しんでいるが</p><p>美子さんは、複雑な表情でみんなの真似をする</p><p>オレはそんな裸身の少女の真ん中で、小さくなっていた</p><p>はーい、次はみんなであたしの方にお尻を向けて顔はレンズの方に振り向く感じでそうよ</p><p>次はオレの左右と前に、11個のお尻が並ぶ写真を撮った</p><p>次は何か面白そうなポーズはある</p><p>みんなで、黒森様のオチンチンの上に手を重ねてファイト、オーっていうのは、どうですか</p><p>エリカが、克子姉に提案する</p><p>じゃあ、それでいきましょう</p><p>黒森様、失礼します</p><p>エリカが、オレの勃起ペニスを掴む</p><p>旦那様、失礼します</p><p>みすずが、亀頭を包むようにオレのペニスの上に手を置く</p><p>その上に、他の９人の少女たちが可愛らしい手の平を重ねた</p><p>美子さんも顔を真っ赤にさせながら参加している</p><p>うふふ、本当に面白い絵ねいいわよ</p><p>克子姉が笑いながら、写真を撮った</p><p>はい全部OK撮影会は、これで終わりよ</p><p>ようやく淫らなセックス撮影会が終わる</p><p>でもパパのオチンチン、まだこんなに元気ですのこのままだと、可哀相ですの</p><p>アニエスが、オレのチンコを小さな手で愛撫しながらそう言う</p><p>パパ今度は、誰の中で出したいですの</p><p>美子さんを除いた裸の少女たちが一斉にオレの方を見た</p><p>あたしたちばかり、旦那様に愛していただくのはそろそろ申し訳ないわ</p><p>みすずが笑顔で、そう言う</p><p>あの茉莉花お姉様を、こちらにお呼びしてもよろしいですか</p><p>エリカが自分の姉のことを言う</p><p>エリカと茉莉花は、実の姉妹だが姉妹の本当の父親だったエリカの祖父によって、その事実は隠されていた</p><p>茉莉花お姉様は土日しか、こちらのお屋敷にいらっしゃれませんから</p><p>茉莉花は今は、音楽専攻のある高校の女子寮で暮らしている</p><p>だから、土日だけ外泊許可を取って、ここへ通って来ることになった</p><p>今日はそういうルールになってからの最初の土曜日だ</p><p>そうね茉莉花さんは、ずっと公に犯されることを想像して、こちらのお屋敷まで来ているんでしょうし</p><p>あの、それでできればエリカも茉莉花お姉様と姉妹で、黒森様に犯していただきたいんです</p><p>エリカは、恥ずかしそうにそう言った</p><p>良いと思うわ皆さんはどうかしら</p><p>みすずが、全員に尋ねるが異論は出ない</p><p>もちろんあたしたちは、すぐ側で見させていただくわよ</p><p>じゃあ、わたくしが１階へ降りて、茉莉花さんをお連れ致しますわ</p><p>瑠璃子が、バスローブを羽織って言う</p><p>エリカも実姉の出迎えに向かう</p><p>高校の制服姿で、この２階の広間に着た茉莉花は</p><p>中に居る人間が、全員肌かなことに驚いたが</p><p>皆様と一緒に、今黒森様にセックスしていただいていたところですの茉莉花お姉様も早く、お脱ぎなって下さい</p><p>下の階へ降りるために着たバスローブを脱ぎながらエリカが言う</p><p>だが茉莉花も母親が黒い森の娼婦だ</p><p>一瞬にして、この部屋の中の淫らな空気を受け入れる</p><p>はいそれでは、わたしも皆様に参加させていただきます</p><p>そう言ってオレによく見えるように、服を脱いでいった</p><p>オレは裸の茉莉花を抱き締めて、キスし</p><p>まだセックスに慣れていない裸身を舐め回した</p><p>エリカにも参加させる</p><p>姉妹でキスさせている間に、オレは茉莉花の陰部を舐めて</p><p>一度、クリトリス責めでイカせた</p><p>それから、茉莉花の眼の前でエリカに挿入し</p><p>次は、エリカの眼の前で茉莉花を犯す</p><p>交互に、姉妹を刺し貫いて</p><p>最後は、茉莉花の胎内に射精した</p><p>そんなオレたちのセックスを他の美少女たちは、興味津々な顔で観ていた</p><p>ああ、渚これから、みんなでお風呂に行くからええ、今は大丈夫よたっぷり射精したから、しばらくはオチンチンが勃たないと思うわ</p><p>克子姉が、内線電話で渚と話している</p><p>判ったわじゃあ、大浴場で</p><p>そう言って克子姉が、電話を切る</p><p>長椅子の上でぐったりとして、エリカと茉莉花の裸身を両腕に抱えて</p><p>ああ真緒ちゃんが、今夜はどうしてもあなたとお風呂に入るってきかないらしいのよだから、待っているんだって</p><p>真緒ちゃんが</p><p>ああ、そうか幼児とお風呂に入るんなら、勃起したチンコのままではマズい</p><p>しばらく、大丈夫でしょ</p><p>克子姉が、オレのチンコを見る</p><p>ああスッキリ出したから、大丈夫だよ</p><p>お風呂から出たら、真緒ちゃんは渚が寝室に連れて行くからそしたら、また、いっぱい射精していいわよ</p><p>この部屋に来る前もオレは街のラブホテルでメグと美智に合計４発射精している</p><p>お兄様のお望みでしたら、全員、何度でもお相手致しますわ</p><p>瑠璃子が、他の女の子たちに白いバスローブを配りながら笑顔で、そう言った</p><p>ダメよ、瑠璃子この後は</p><p>ああ、そうですわね忘れていましたわ</p><p>瑠璃子がコツンと自分の頭を叩く</p><p>あちらのグループの皆さんに、お兄様をお渡ししないといけませんものね</p><p>あちらのグループ</p><p>お風呂に行ったら、判るわよ</p><p>さあ、みんなバスローブを羽織ったそれじゃあ、お風呂に行きましょう</p><p>オレたちは、みんなでゾロゾロとバスローブ１枚だけを身に付けて、大浴場へと向かう</p><p>パパ、パパお風呂っお風呂っ</p><p>脱衣所では渚と真緒ちゃんが、すでに待っていた</p><p>真緒ちゃんは、オレを見るなり飛びついて来ようとする</p><p>早く早く真緒が、背中を洗ってあげるからっ</p><p>真緒服を脱がないと、お風呂に入れないでしょこっちに来なさい脱がしてあげるから</p><p>渚が、苦笑して愛娘に言う</p><p>うんっちょっと待っててねパパっ</p><p>真緒ちゃんは、オレに抱きつかないで大きくドタバタと脱衣所の中を走って再び、渚のところに帰る</p><p>オレたちの方は、バスローブ１枚を脱げば済むことだから</p><p>っていうか真緒ちゃんが来る前に、オレの身体に付いた汗と愛液と精液の匂いを洗い流しておきたい</p><p>渚、真緒ちゃん先に入っているよ</p><p>オレは声を掛けて裸になって、浴室の中へ入る</p><p>待ってましたでお兄さん</p><p>待ってましたわお兄さん</p><p>風呂場の中では全裸のエリとリエの双子が、腕組みしてオレを待っていた</p><p>どうぞ、こちらに</p><p>ありすとキヌカも居る</p><p>マナ姉さんはお台所の片付けと、監視装置のチェックがあるから、ここには来れないそうですわ</p><p>ああ克子姉と渚も風呂場に来ているし</p><p>ミナホ姉さんは駅前ホテルの新しい娼館に</p><p>マルゴさんと寧とイーディは格闘技の大会の懇親会とかで、まだ帰って来ていないはずだ</p><p>だからマナがお屋敷全体の監視を担当しているのか</p><p>この半年、ほとんどの時間をお屋敷内で過ごしていたマナは監視装置の使い方を完全にマスターしている</p><p>正直、オレやメグよりも詳しい</p><p>とにかくありすとキヌカが示した風呂の腰掛けに座ると</p><p>ありすがシャワーの湯でオレの身体を洗ってくれた</p><p>ところでお兄さん</p><p>うちらが、何で揃ってここで待ってたか判りますか</p><p>いや判らない</p><p>判らないけれど</p><p>わたくしたちにも、これから通う中学校の制服が届きました</p><p>届きました</p><p>ありすキヌカ</p><p>みすずお姉さんたちの学校の子たちだけ良い思いはさせませんからね</p><p>うちらも新しい制服で、エッチしたいです</p><p>そうか今度は、この子たちの</p><p>新しい制服でのセックス撮影会パート２か</p><p>ちなみにミタマお姉様と月子お姉様にも、新しい制服が届いております</p><p>ミタマと月子は美里たち新人娼婦候補生たちと、オレの高校に通うことになっている</p><p>て、ことはセックス撮影会パート３も</p><p>あ、でもミタマさんと月子さんは、お兄さんと同じ学校へ通うわけですから</p><p>エッチな写真を撮るのは実際に学校に行ってからでええそうですわ</p><p>校内セックスは、決定なんだ</p><p>これからは、学校に居る時間の中でメグや愛やイーディだけでなく、ミタマたちの相手もしなくちゃいけなくなる</p><p>ま、わたしらも別に今夜、どうしても制服エッチしたいっていうわけやにいんですけれど</p><p>でも、新しい制服が似合うかどうかはお兄さんに見て欲しいです</p><p>双子はそう言った</p><p>パパ、パパ</p><p>お風呂の中で走っちゃダメよ</p><p>真緒ちゃんと渚が入ってくる</p><p>みすずたちも、ゾロゾロと浴室に入って来た</p><p>オレが双子やありすたちと話す時間を作ってくれたようだ</p><p>Gレコの最終回を観てから、ネットラジオを聞いたのですが</p><p>トミノ監督の自分が作ったキャラクターに対する愛情に脱帽</p><p>ここまで愛情を込めて考えているんだ</p><p>きちんと個性があって、明確に生きているキャラが出せたのだから、作品としては充分成功という考え方は正しいと思いました</p><p>1216．明日の予定　／　アイスクリームとエレクトーン</p><p>わーい、わーい</p><p>お風呂から出るとみんなで食堂へ行って、アイスクリームを食べることになった</p><p>真緒ちゃんは、オレとお風呂に入って身体の洗いっこをしたことですっかり上機嫌になっている</p><p>ついでにアニエスも機嫌が良い</p><p>オレと真緒ちゃんとアニエスが同じテーブルのこちら側に並んで座って</p><p>テーブルの向こう側には、渚と茉莉花が居る</p><p>一方アニエス以外の超お嬢様校の生徒たちは、向こうのテーブルに集まって、みんなで何やら話している</p><p>風呂上がりのオレたちは、全員白いバスローブを羽織っただけの姿だ</p><p>どうですお兄さん</p><p>どうですかお兄さん</p><p>エリとリエの双子が新しい中学の制服を着てオレに見せに来た</p><p>いかがですか</p><p>ありすとキヌカも遅れてきた</p><p>はーい、あなたたちのアイス持ってきたよっ</p><p>風呂には来なかったマナも同じ制服に着替えて台所から双子やありすたちのアイスを、ワゴンを押して持って来た</p><p>お屋敷内の監視カメラを見てこの子らが食堂に来るのが判っていたのだろう</p><p>うんみんな可愛いぞ</p><p>白いブラウスの首元にリボン、赤系のチェックのスカート靴下で紺だ</p><p>古典的で清楚な超お嬢様校のセーラー服の気品は無いが現代的で活発な感じがして、なかなか良いと思う</p><p>わたくしこういう制服を着るのは初めてですわ</p><p>ありすとキヌカは幼稚部からずっと、超お嬢様校だった</p><p>名家だった鞍馬家が没落してしまったことで、もうあの学校には通えなくなった</p><p>向こうのテーブルにズラッと並んでいる少女たちが、全員、超お嬢様校の生徒だからありすにとっては、こうやって同じ部屋に居るのは色々とツラいかもしれない</p><p>もっとも、さっきの２階の大広間での全員揃ってのセーラー服姿ではなく今のみすずたちは全員、白いバスローブ姿だから、少しはショックも和らいでいるだろうと思うけれど</p><p>その制服も、とっても似合おうてるよありすちゃん</p><p>うん、可愛いです</p><p>エリとリエがありすに言う</p><p>このスカートの方が、前の制服よりも素早くキックが放てます</p><p>キヌカが、ビュンッとハイキックしてオレに白いパンティを見せてくれる</p><p>ま来週からは、毎日このメンバーで登校するんだから、よろしくね</p><p>マナがありすたちに微笑む</p><p>そうなんだよなマナだけが中２で、ありすたちは中１だから</p><p>この制服の中学生グループは、マナが一番年長になるんだよな</p><p>マナだけ１人、学年が違うけれど大丈夫か</p><p>ありすの方は警護役のキヌカが居るし、双子は世慣れしているから問題は無いと思うけれど</p><p>平気だってばだいたい、ほらあたしたちは一般生徒と隔離された特別クラスっていうことになってるからさ</p><p>エリとリエが雪乃のテレビに出演しているから芸能コースという名目で新クラスを作ってもらったらしい</p><p>でも一般生徒と絡まないといけない時だってあるだろ</p><p>全校集会とか</p><p>大丈夫だよもし誰かにコクられても、あたしは浮気したりはしないからさ、お兄ちゃん</p><p>マナは、クスッと笑う</p><p>マナは、身も心も全部お兄ちゃんのモノだからね</p><p>マナは白坂舞夏ではなく吉田マナという名で学校に通うことになった</p><p>オレのセックス奴隷で妹になったんだ</p><p>御名穂お嬢様が、色々と根回しして下さったからこの子たちを教える先生は全員女性にしていただいたし、一般生徒とは極力接触させない約束になっているわ</p><p>バスローブ姿の克子姉がオレたちのテーブルにやって来て言う</p><p>それだけ、お金も使っているのよ</p><p>世の中のことの大抵の無茶はお金で解決する</p><p>うんミナホ姉さんに感謝しないとね</p><p>それでも無茶な条件で、マナたちを引き受けてくれる私立中学を探すのは、本当に大変だったと思う</p><p>半年掛かったもんな</p><p>もっとも、マナ１人でなくありすたちが来て、まとまった人数になってからの方が話がトントン拍子に進んだらしい</p><p>ジッちゃんが、鞍馬家の娘たちの行く末を心配してくれているから学校探しを手伝ってくれたし</p><p>自分のアイスクリーム皿を持ってバスローブ姿の可憐が、オレたちのテーブルにやって来る</p><p>あら、いらっしゃいどうしたの</p><p>超お嬢様校で先輩だったありすが可憐に尋ねる</p><p>あの皆様、わたくしでは参加できないお話を始められましたので</p><p>可憐がそう言うから超お嬢様校グループのテーブルを見ると</p><p>そうね美智の提案は正しいわ</p><p>みすずがうなずいている</p><p>なるほどわたくしの家族には、まだ足りていない分野がありますわね</p><p>ああ美智がさっき、メグに話していたことか</p><p>医療や法務の専門家を家族に加えたいっていうやつか</p><p>わたくしには判らないお話ですから</p><p>というか可憐は</p><p>超お嬢様校の生徒だけれど最近は、ありすのグループに属しているから</p><p>こっちの方が、気が楽なんだろう</p><p>わたくしは将来的にはビジネスをやりたいと思っていますわ</p><p>うーん、わたしは会計士の資格を取って、お父様の監査法人に入るつもりでしただから、将来的にはわたしが会計的なことは、何でもできるように努力致しますけれど</p><p>１０年ぐらいは、掛かると思います</p><p>エリカはまだ１４歳だから大学を出て、会計士として１人前になるまでに時間が掛かる</p><p>１０年掛かってもいいわ将来的には何でも、あたしたちでできるようになりたいから</p><p>そうなるとお医者さんとか、弁護士さんとかを志す人って、この中にいます</p><p>ヨミちゃんやルナちゃんたちはどうあなたたちなら、相手の嘘が見抜けるから凄い弁護士になれると思うけれど</p><p>相手の嘘が見抜けることと裁判とかの場で、それを証明する能力があるのは別のことだと思います</p><p>いずれにしても、わたくしたちの力は世の中の人から見れば反則ですからそういう公の仕事についてもいいのかなって思います</p><p>そうね巫女の力はどっちかっていうと、香月セキュリティ・サービスみたいな仕事の方が向いているかもしれないわ</p><p>ヨミの言葉にみすずが言う</p><p>つまり裏の仕事の方が適しているということか</p><p>ボクはまだ未来のことは考えて無いです</p><p>わたしも今は、新しい学校に慣れることだけで精一杯だと思います</p><p>じゃあ、やっぱりお医者さん候補や弁護士さん候補とかは、新しい人材を探しておいた方が良いですわね</p><p>まり子がそう結論付ける</p><p>あっちのお姉さんたち、エライこと話してますなぁ</p><p>エリがアイスを食べながら、呟く</p><p>そうやな、うちらの知り合いとかで将来、医者とか弁護士になりそうな人とか１人もいなかったもんな</p><p>みんな、ヤクザかチンピラにしかなりそうもない連中やったもんなぁ</p><p>双子は関西ヤクザの両親に育てられたから</p><p>両親の知り合いとかも、全部ヤクザだったんだよな</p><p>それもヤクザの世界でもはみ出し者の困った人たちばかり</p><p>茉莉花さん何か弾いてくれないかしら</p><p>渚が笑顔で、茉莉花に言う</p><p>はいわたしですか</p><p>そうよ茉莉花ちゃんのためにあそこにエレクトーンを出しておいたわ</p><p>見ると確かにエレクトーンが部屋の片隅に用意されていた</p><p>上の部屋からピアノを下ろすのは、ちょっと大変そうだったから少し古い機材で悪いんだけれど</p><p>あれも昔、このお屋敷に居た娼婦が残していったものなんだろう</p><p>はーい、みんなこれから茉莉花さんが演奏するわよ</p><p>渚がみすずたちに言う</p><p>ああ、茉莉花さんが居るから音楽関係の子は探さなくていいのよね</p><p>まり子が、そんなことを言い出す</p><p>はい、茉莉花お姉様はとっても演奏がお上手ですから</p><p>エリカが、笑顔で姉を見る</p><p>うん茉莉花、頼むよ</p><p>オレも茉莉花に言う</p><p>はいそれでは</p><p>茉莉花は席を立ちエレクトーンへ向かった</p><p>それ使い方判る</p><p>克子姉が、一応尋ねると</p><p>茉莉花は、エレクトーンの電源を入れてポロロンと音を出して、機械の調子を見る</p><p>どんな曲を弾きましょうか</p><p>茉莉花が、オレに尋ねるから</p><p>明るくて楽しい曲がいいよ</p><p>茉莉花が演奏を始める</p><p>さすがお上手ですわね</p><p>美子さんと瑠璃子が、思わず呟く</p><p>ガーシュインね</p><p>I Got Rhythmよ</p><p>渚と克子姉が、オレに教えてくれた</p><p>本当に明るいメロディの楽しそうな演奏だ</p><p>食堂の入り口に</p><p>今まで姿を見せなかったメグや愛、月子やミタマが現れる</p><p>みんなでしばらく茉莉花の演奏を楽しんで聴いた</p><p>やがて曲が終わると</p><p>わーお、凄いですの</p><p>みんなで、茉莉花に拍手する</p><p>茉莉花は、恥ずかしそうに一礼した</p><p>そこへメグが</p><p>やっぱりこれ、お母さんのエレクトーンだわ</p><p>子供の頃お母さんが弾いているのを聴いてたもの</p><p>メグの母親は音大生だったのに、白坂創介に誘拐されて娼婦に堕とされた</p><p>そして、このお屋敷の中でメグを産み</p><p>メグが幼い時に亡くなった</p><p>このエレクトーンは、お屋敷に閉じ込められていたメグの母親が何とか手に入れて弾いていたものなのだろう</p><p>あ、ごめんなさいあたし、どのお姉様の持ち物なのかは知らなかったのよ</p><p>克子姉が、慌ててメグに言う</p><p>オレたちの家族の中で生前のメグの母親に会ったことがあるのは、ミナホ姉さんだけだ</p><p>克子姉や渚がお屋敷に連れてこられた時にはこのエレクトーンは、持ち主不在のまま、倉庫にしまわれていたのだと思う</p><p>いえそれは良いんですそれより</p><p>メグは茉莉花に</p><p>あのもう一度、今の曲を弾いて下さい</p><p>茉莉花は、チラリとオレを見る</p><p>うん、もう一度頼むよ</p><p>メグが何を考えているのかは判らないけれど</p><p>茉莉花がもう一度I Got Rhythmを弾き始めた</p><p>メグが曲に合わせて、歌い出す</p><p>メグは、子供の頃お母さんの歌を聴いて、育ったから</p><p>あらあら、知らなかったわメグちゃんに、こんな才能があったなんて</p><p>オレも半年前に、メグが寧やみすずとカラオケで歌うのを聴いたきりだった</p><p>うん、上手ね磨けば光る才能だと思うわ</p><p>メグちゃん、楽しそうですの</p><p>アニエスか言う通り茉莉花の演奏に合わせて歌うメグは、輝いていた</p><p>茉莉花の方もさっきよりもリラックスして演奏している</p><p>あの子も誰かと組んだ方が、より才能を発揮するタイプなのね</p><p>渚が、茉莉花のことをそう評した</p><p>歌と演奏が互いに高まり合って最高潮になる</p><p>さっきよりも大きな歓声と拍手が２人を包んだ</p><p>えー、まだ起きてたいよ</p><p>ダメよさあ、パパにお休みなさいしましょうね</p><p>茉莉花とメグの演奏と歌を聴いて、ちょっと興奮気味の真緒ちゃんを渚が何とか寝室へ連れて行こうとしている</p><p>真緒ちゃんお休み</p><p>幼児が遅くまで起きているのは良くない</p><p>そうですのまた明日ですのお休み、真緒ちゃん</p><p>仲良しのアニエスもそう言う</p><p>うー、お休みなさい</p><p>諦める真緒ちゃん</p><p>さあ、行きましょ歯を磨いて寝るわよアイスクリームを食べちゃったんだから</p><p>渚が、笑って娘に言う</p><p>あたしも休むわ皆さん、お休みなさい</p><p>渚はそう言って真緒ちゃんと食堂から立ち去る</p><p>それがキッカケでテーブルに座っているグループに変化が起きた</p><p>みすず、瑠璃子、美智、美子さん、まり子、ハイジはそのままお嬢様校の女子会トークを続けているが</p><p>ルナとヨミとコヨミちゃんはアニエスの横に、やって来た</p><p>エリカは、茉莉花の隣へ</p><p>もっとも、茉莉花はメグと克子姉と音楽についての話をしている</p><p>ミタマはありすとキヌカの側に座る</p><p>紅茶かコーヒー、欲しい人はいる</p><p>マナは、みんなに尋ねている</p><p>帰って来たナリィィ</p><p>寧とイーディが帰って来た</p><p>マルゴお姉ちゃんが、懇親パーティで他の格闘家の人たちと盛り上がっちゃってるからレイちゃんに迎えに来てもらったんだよっ</p><p>突然、有名人のレイちゃんが現れたからみんな、びっくりしてたけどねっ</p><p>うん香月セキュリティ・サービスの藤宮麗華は、キョーコさんと闘うスペシャル番組のせいで今ではすっかり日本中で知られている</p><p>格闘やっているコたちにも、レイカのファンがいっぱいいるノネ</p><p>レイちゃんは、背が高くて、凛としていて綺麗だし撲殺ステッキを振るうレイちゃんの剣技と優れた身体能力が、ホンモノであることは格闘技をやっている人の方が良く判るはずだ</p><p>今、車をガレージに入れているノネすぐにこっちに来るヨ</p><p>遙花さんとマリアちゃんは、マルゴお姉ちゃんに任せてきたよっ</p><p>ああ、工藤遙花と剣道マリアはマルゴさんが、香月セキュリティ・サービスの旧研修館へ連れて行くのかな</p><p>ここしばらくは、あの２人はあそこで合宿していたし</p><p>２人とも座ってみんなはティータイムになっちゃってるけれど、アイスクリームもあるわよ</p><p>克子姉が、寧とイーディにそう言う</p><p>あたし、紅茶</p><p>アタシ、アイスクリームが欲しいネ</p><p>マナが２人のオーダーを聞いて台所へ向かう</p><p>わたくしも、お手伝いしますわ</p><p>瑠璃子も席を立って、台所へ向かった美子さんも付いていく</p><p>アノネDarling</p><p>イーディが、嬉しそうにオレに微笑む</p><p>大会が終わった後にネ欧州藤原氏のコたちがアタシに謝りに来てくれたヨ</p><p>ああ本戦が始まる前に、イーディが何か反則しているはずだと文句を言いに来た連中か</p><p>本戦でイーディが良い試合をして、優勝したからねみんな、判ってくれたみたい</p><p>ソレダケじゃナイノネマルゴだヨ</p><p>マルゴの男の選手に勝ちたいっていう話に、ミンナ感動したミタイネそれでマルゴと同じチームのアタシのことも、見直してくれたらしいヨ</p><p>イーディは、笑って言う</p><p>女の子で格闘技やっている子は一度は、思うことだからね男に勝ちたいってさっ</p><p>でも、ゲンジツとして難しいことだから</p><p>いつの間にか、女子だけの大会の中だけで１番を争うことになる</p><p>ナカナカ良い人材も見つかったヨグレース・マリンカって子、アレはなかなかの逸材ネ</p><p>ええとスーパー無制限クラスに出場した、女子プロレスラーの人か</p><p>あのコは身体が良いカラ、アタシの技を教えたら、もっと化けるネ</p><p>あの人にイーディの技を教える</p><p>ただ今、契約しているプロレス会社との問題があるからマルゴお姉ちゃんが、掛け合いに行くって</p><p>空手のポロンさんと、創作マーシャルアーツのルドルフさんは、特に契約には縛られていないからこのまま、マルゴお姉ちゃんとアメリカ遠征に参戦するって</p><p>あの人たちも本気なんだ</p><p>マルゴさんの打ち上げた男を叩きのめすという夢に乗った</p><p>イーディも同じクラスのモンキー・ミミさんや、ライン晴子さんと仲良くなったんだよねっ</p><p>一緒に練習する約束をしたノネ</p><p>それは素晴らしい</p><p>イーディに新しい友達ができた</p><p>でも、今日の大会の影響で女子格闘技界は、ガラッと変わると思うよ</p><p>マルゴお姉ちゃんが、圧倒的な強さで優勝しちゃったわけだしそれでもチーム・クロモリは道場をやってないから、入門してくる練習生とかはいないけれどさ</p><p>いや来るかもしれないぞ押し掛けてくる子が</p><p>チーム・クロモリは連絡先も所在地も公表してないしさっ</p><p>押し掛けて来る方法が無いのか</p><p>それでも、マルゴお姉ちゃんと一緒にアメリカへ行くって発言したポロンさんやルドルフさんのところは、影響が少ないと思うんだけれどさ</p><p>他の道場は、多分、門下生が減ると思うネ</p><p>レミー藤原さんのブラジリアン柔術のジムや、壇闘志子さんのコマンドサンボの道場か</p><p>マルゴお姉ちゃんにコテンパンにされて意気消沈したままだからね</p><p>確かにあの表彰式での落ち込んだ暗い表情だと、新しい入門者は来ないだろうし、今在籍している人も辞めてしまうかもしれない</p><p>レミーさんの欧州藤原氏なんて日本中に幾つものジムを持っているって話だったけれど</p><p>今日の試合の後では経営が厳しくなるかもしれない</p><p>アソコで自分もアメリカで男と闘うって言ってタラ、また違った結果になったかもシレナイケドネ</p><p>マルゴの話に食い付いたポロンとルドルフの方が場の流れを読む力に長けていたノネ</p><p>圧倒的な力で大会に優勝したマルゴさんがアメリカで男の選手と闘って勝つと宣言したのだから</p><p>その発言のインパクトに負けないためには例え、自信がなくてもあたしも一緒にアメリカで闘うと公言してみせるしかない</p><p>その勇気がなければ自分の流派や道場が弱いということを自ら認めることになる</p><p>ま、しょうがないけれどね強さを見せつけなければ、生き残っていけない世界なんだから</p><p>公ちょっと、こっちに来てくれない</p><p>まり子がオレを呼ぶ</p><p>ああちょっと行って来るよ</p><p>オレはまり子たちのテーブルに行く</p><p>みすず、瑠璃子、美子さん、ハイジは何やら深刻な顔をしている</p><p>それが今、まり子さんが</p><p>みすずがまり子を見る</p><p>ちょっとわたくし、ある人に相談されたのよ少し込み入った話だから今まで話せなかったんだけれど</p><p>まり子は、笑顔でオレに言う</p><p>まり子に相談てことは</p><p>ええもちろん、わたくしたちの学校に通っている方で名家の令嬢よ</p><p>そんな人がまり子にした相談をオレたちに話してもいいのか</p><p>話すも何も公にしか、彼女を助けてあげることができないのよ</p><p>その子はね売春がしてみたいんだって</p><p>あ、もちろん名家のお嬢様だから、今までにそういうことは一度もしたことが無いそうよキスもまだだって初恋も</p><p>え、え、え</p><p>だけどどうしても、売春がしてみたいんだってだから公、買ってあげてくれない</p><p>こんなこと、公にしか頼めないでしょ変な人に頼んだらその女の子の一生が、メチャクチャになってしまうもの</p><p>どんな人なんだ</p><p>みすずたちの学校に通っている名家の令嬢たちならこの間の香月家のパーティに全員来ている</p><p>オレはみすずと挨拶したから、一応、顔と名前は判る</p><p>それが旦那様</p><p>みすずが暗い顔で言う</p><p>狩野桜子さんなんだそうです</p><p>狩野さんて香月家、歌晏家と家格が並ぶ３大名家の１つの</p><p>そうよ、わたくしの従姉妹の桜子さんなんです</p><p>そうだまり子の母親は、狩野家の出身だから</p><p>まり子と桜子さんは従姉妹同士だった</p><p>だから桜子さん、わたくしに相談してくれたんだと思うんですけれど</p><p>というわけで次話から次章桜子売春処女喪失編です</p><p>土曜日にゆえあって上野へ行ったのですが</p><p>上野公園は、お花見の人で大変なことになっていました</p><p>しかも色んな国の人たちが来ているし</p><p>上野東照宮の明治以前なら一般人が入れないような境内で</p><p>みんなしてお酒飲んで、焼き鳥屋やモツ煮を食べているのはすげぇなあ</p><p>しかも、維新の時には戦場になっているんですよね</p><p>上野広小路の今はデパートになっている辺りの大名屋敷から、アームストロング砲の砲撃があったわけで</p><p>桜は綺麗だけれど複雑な歴史のある場所なんですよね</p><p>1217．桜子・売春したいお嬢様　／　嵐の予感</p><p>・奈島寧／１８歳美しすぎる少女家族を犯罪組織に殺されている上辺の明るい性格は作ったもので、本当は大人しい</p><p>・イーディ／１６歳褐色金髪のアメリカ人武闘少女ニューオリンズの暗殺教団の技を使う日本語が変なのはわざと実は、とんでもない天才児</p><p>・喜代原愛／１６歳主人公と一緒にパンを焼いている学年１の美少女思考スピードがゆっくり</p><p>3大名家の1つ狩野家のお嬢様である桜子さんが、売春したがっている</p><p>まり子どういうことなんだ</p><p>そうよもっと詳しく話してくれないと判らないわ</p><p>みすずも、まり子に強く言う</p><p>詳細は、わたくしからは話せませんわ桜子さんのプライバシーに関わることですから</p><p>まり子は、笑顔でそう答える</p><p>でもまり子さんは、理由をご存知なんですわね</p><p>はい、わたくしは狩野家の血縁者ですから、桜子さんに何があったのかはだいたい判っています</p><p>狩野家は家の格はとても高いけれど、現在では没落している</p><p>かつての家の名声を元に現在の当主は、文化財団なんかの名誉職を斡旋してもらって何とか家を保っていると聞いた</p><p>狩野家が桜子さんが売春しなくちゃいけないくらい、家計が苦しいとかってことか</p><p>だからそれは、公が桜子さん自身から聞いて欲しいのよ</p><p>わたくしは桜子さんの問題は、公でないと解決できないと思っているわとにかく、早く何とかしないと桜子さんが、その辺に居る男の人相手に売春とか始めたら困るもの</p><p>今日の段階ではまだ処女よわたくしがお客にするなら、公が一番良いって勧めておいたから桜子さんも、今は売春相手の候補を自分では見つけられていないし</p><p>超お嬢様校に通う箱入りの令嬢だもんな</p><p>わたくしたちが普段、出会う機会のある男性は親戚か、パーティとかの場で会う人たちだけだからでも、そういう人たちを相手に売春するのは狩野家の恥になるから、桜子さんも避けたいのよ</p><p>名家・狩野家の令嬢が売春しているという話が広まったら、大変なスキャンダルになる</p><p>その点公なら秘密は守るし、桜子さんも黒森家というのがどういう家なのかは知っているから</p><p>政財界の大物たち専門の娼館が、黒森家の稼業だ</p><p>ミナホ姉さんが、顧客たちの秘密を厳守していることはよく知られている</p><p>売春したい子なら黒森家にコンタクトを取るのは理解できる</p><p>でもオレは黒森の人間だけれど、そっちの業務のことは全然タッチしていないぞ</p><p>新人娼婦候補生の研修ぐらいで実際の娼館の業務は、何も知らない</p><p>そんなことはいいのよとにかく、今の桜子さんを救えるのは公だけだしわたくしも、公にしか頼れないのよ</p><p>まり子はそう言った</p><p>明日の日曜日桜子さんに会ってもらえないかしらもちろん、わたくしも同席するわ</p><p>やっぱり、ここの屋敷に来てもらうのはマズいよな</p><p>オレはまり子に尋ねる</p><p>ここにはオレの女たちがいっぱい居るし</p><p>桜子さんが秘密で話したいことあっても監視カメラで、他の子たちに知られてしまう</p><p>まあねできれば、都心のホテルの部屋とかが借りられるといいんだけれど</p><p>まり子は、そう言うと</p><p>みすずお姉様香月家のホテルの部屋を、お借りできませんか</p><p>みすずは、不満そうに言った</p><p>それならあたしも、桜子さんのお話の場に同席したいわ</p><p>香月家のお嬢様で、年上のみすずお姉様が同席なさったら桜子さん、何も話せなくなりますわ</p><p>そうみすずは１７歳の高校2年生</p><p>桜子さんは、オレやまり子と同じ１６歳の高校１年生だ</p><p>わたくしなら、どうですか</p><p>香月家の施設をお貸しするのなら、やはり、みすずお姉様かわたくしが同席するべきだと思うんですわたくしなら桜子さんよりも年下ですし、みすずお姉様よりもお話しやすいのではないかと思いますが</p><p>瑠璃子は１５歳の中学３年生だ</p><p>年の差は１つだけれど高校生と中学生の差は大きい</p><p>わたくしも、同席していただくのなら瑠璃子様の方がよろしいと思いますわ</p><p>まり子が、みすずに言う</p><p>みすずは、少し考えて</p><p>判ったわあたしは、後から旦那様と瑠璃子に、話していただける範囲のことを聞きますその代わり</p><p>みすずは、美智を見て</p><p>美智を連れて行って下さい桜子さんは、警護役の不知火さんを連れていらっしゃるでしょこちらも警護役は付けるべきだと思いますから</p><p>よろしいですかご主人様</p><p>オレは香月家のパーティの時の狩野さんと不知火さんを思い出す</p><p>警護役の不知火さんは、とっても主人思いな性格だったと思う</p><p>狩野桜子さんが、売春したいと言い出していることを不知火さんは、どう思っているだろう</p><p>不知火さんとしては、何が何でも狩野さんの売春を回避させたいのではないだろうか</p><p>オレたちに問答無用で戦闘をフッ掛けて来る可能性がある</p><p>あの人も不器用そうなタイプだから</p><p>売春話を潰すためには、無茶なことをやりかねない</p><p>うん美智、来てくれお前が必要だ</p><p>これで明日のメンバーは決まった</p><p>あらあらあなたは、明日も大変そうね</p><p>横でオレたちの会話を聞いていたらしい克子姉が、オレに言う</p><p>それから、部屋の中の全員に</p><p>ちょっとみんな聞いて明日の夜は、マルゴちゃんとイーディの祝勝パーティをするからねっ</p><p>ああ今夜は、大会の方の懇親会があったから</p><p>うちでは、祝勝会ができなかった</p><p>マルゴさんは帰って来てないし</p><p>他の格闘家の人たちとの話もあればスポンサーになってくれる人たちとの懇親もあるからなぁ</p><p>イーディちゃん、おめでとうですのっ</p><p>優勝、おめでとうございます</p><p>アニエスとエリカがイーディに言う</p><p>みんなが、ワーッと拍手した</p><p>そう言えば、帰宅したばかりの時のイーディは少し興奮気味で</p><p>オレとしか話をしていなかったから</p><p>みんなで祝福するタイミングを逸していたんだな</p><p>エエットソンナ風に言われると恥ずかしいネ</p><p>イーディは、恥ずかしそうにそう言った</p><p>というわけだから夕方までには、帰って来なさいね</p><p>克子姉が笑顔で、オレに言う</p><p>今夜のセックス当番は愛だった</p><p>ゲストとしてイーディと寧が来ている</p><p>オレの部屋の大きなベッドの上で</p><p>愛は全裸でオレにしがみついている</p><p>どうしたんだ愛</p><p>充電中</p><p>愛は、オレの裸の背中に頬擦りしながら言う</p><p>吉田くんの身体、温かいから</p><p>ニコッとオレに囁いた</p><p>そう言えば愛は、さっき食堂にみんなが集まった時も静かだったな</p><p>愛お嬢様たち苦手だから</p><p>うつむいて、答える</p><p>１人ずつなら好きだけどお嬢様たちが固まっているのは困る</p><p>あー、何となく判るオレもちょっと苦手かも</p><p>みすず＋瑠璃子＋美智＋まり子＋エリカだとちょっと圧力を感じる</p><p>みんな元気で自分の意志を持っている、お嬢様たちだから</p><p>まり子ちゃんは可奈ちゃんとエリカちゃんは茉莉花さんとペアだと、丁度良いんだけれどねっ</p><p>シャワー上がりの寧が、髪を乾かしながらベッドの上のオレたちに言った</p><p>今はイーディがシャワーを使っている</p><p>でも、まあ許してあげてよお嬢様ズは、今、色々と嬉しくて舞い上がっているところだから</p><p>ヤッちゃん、どういうこと</p><p>今まではさお嬢様たちって、割と孤独でそれぞれの他の家の子たちと親密な関係になることなんてなかったんだよね</p><p>みすずと瑠璃子なんて、同じ香月家の従姉妹同士なのについ半年前まで、ほとんど交流が無かった</p><p>それがヨッちゃんを通じて、みんな姉妹になっちゃったからさそれも、運命共同体でしょ、あたしたちの家族になるってことは</p><p>一度家族になった以上はもう離れることはない</p><p>上辺だけの関係じゃないから愛たちのとっても深いところまで、吉田くんと繋がってるもの</p><p>そうなんだよねあたしたちのアイデンティティに、ヨッちゃんが触れてあたしたちは結び合ってるからさ</p><p>オレの女たちはみんなそれぞれ、問題を抱えていた</p><p>それをオレと関係を持つことで、一つ一つ解決していっている</p><p>だから、離れられないっていうかまあ、それだけが理由じゃないんだけれど</p><p>そうして、みんなヨッちゃんの女になって、姉妹になって、家族になったじゃんかそしたらさそれぞれの子が持ち寄ってくる力だの何だのが合わさってさ香月家なら財力と政治力イーディたちなら戦闘能力鷹倉さんたちの巫女の力もあるしアニエスの天使みたいな可愛らしさとか、双子ちゃんたちの世慣れた調整能力なんかだって力だよね愛ちゃんだって、今じゃパンの作るのがとっても上手になっているし</p><p>愛それしかできないです</p><p>それだけでも充分だよっあたしたちの家族は、みんな何かしらの能力や才能を持っているんだよ</p><p>みんな何より綺麗な女の子ばかりだし</p><p>オレだけだよな、何の才能も無いのは</p><p>これだけの子が運命共同体として集まったらさそれこそ、表の世界にも裏の世界にも大きな影響を及ぼすことができる無敵の集団が作れちゃうんじゃないかって、お嬢様ズは興奮気味になっちゃってるんだよみんなで何凄いことができるはずだってさお嬢様たちの方が、そういう力に関することに対しては敏感だからさ</p><p>そんであれだけ頭が良くて、能力のある子たちが色々とああしたい、こうしたいって討議することは悪いことじゃないからさ現実的に問題になりそうなことは、ちゃんと香月のオジィちゃんなり、ミナホお姉ちゃんなり、克子お姉ちゃんたちが事前に止めてくれるから今は、あの子たちを浮き浮きモードにしておいて良いんだよ</p><p>本当にヤバくなりそうなことは大人たちが止めてくれるか</p><p>さっきだって、オレたちの話を克子姉は、ちゃんと横で聞いててくれたもんな</p><p>プハァ、チョット待ってネ</p><p>とシャワールームから、イーディが出て来る</p><p>褐色の健康的な裸体を隠そうともせず、タオルでゴシゴシと髪を拭きながら</p><p>今のネイの話１つだけ大きな問題がアルノネ</p><p>イーディは、シャワーから上がって身体の水滴を拭きながらオレたちの話を聞いていたらしい</p><p>DarlingとセックスしたコはDarlingにVirginを捧げて、他のオトコとはセックスしたことがないコのコトヨ</p><p>ミンナ、セックスに対するネガティブな感情が無いノネDarlingとセックスすることが、楽しくて楽しくて仕方なくナッテシマウノネ何でか判るカ</p><p>いや判らない</p><p>ダッテ、ホラアタシたち、最初のセックスの時から他の子たちと一緒ネお互いにセックスを見せ合うのが当たり前になってイルシどのコとも、Darlingはホントウに気持ち良さそうにセックスするからみんな、肉体やセックス能力に関して、コンプレックスを持たないノネ</p><p>美智がつるぺたの胸を気にしているぞ</p><p>オレは、そう指摘するが</p><p>アンナのコンプレックスには入らないネDarlingは、ミチの胸だって嬉しそうに舐めてるカラむしろ、Darlingとセックスすることでミチのコンプレックスは解消されてるネ</p><p>最近のミッちゃんは気にしてる振りをしているだけだよねつるぺたの話題をわざと自分から出して、ヨッちゃんの眼を惹こうとしている感じだよ</p><p>普通の女の子の集団だともっと、お互いのことが気になってツンケンするはずなんだよねほら、一時のメグちゃんみたいに自分の身体とか、自分とのセックスしかヨッちゃんは、他の子と比べて、どう感じているのかが、気になって仕方なくなるんだよ</p><p>メグミは普通のコだからネ</p><p>イーディも、苦笑する</p><p>デモアタシたちのメンバーのほとんどは、自分に自信のあるコだカラDarlingが、自分というニンゲンの価値を認めてくれてイテ、セックスだってそれぞれの身体の特色を、ジックリ時間を掛けて楽しんでくれているから満足ナノネだから、みんな他のコに嫉妬しないし、コンプレックスも抱かないノヨ</p><p>愛は自分に自信がないよ</p><p>嘘ヨネーアイは自分がとてもカワイイっていうことは、ちゃんと判っているネ</p><p>イーディが指摘する</p><p>そうだよね美少女だからこそ、ヨッちゃんが愛ちゃんを自分の女にしたってこと愛ちゃんは、判っているはずだよ</p><p>愛は</p><p>うつむく、愛の胸をオレは、揉みながら</p><p>うん、愛は可愛いオレは、そう思うよ</p><p>うちの高校の１年生の中で一番の美少女と呼ばれていたのが、愛なのだ</p><p>ちなみに、２年生の１番が可奈センパイだ</p><p>うちの家族で自分に自信を持っていない子はメグちゃんと、可憐ちゃんと、コヨミちゃんの３人だけだと思うよ</p><p>みんな、可愛いのに</p><p>メグちゃんは、大分、落ち着いてきたけれどね他の子にコンプレックスを感じても、どうすることもできないって悟ってきたからそれよりお嬢様の勢力が強くなったことで、ヨッちゃんの普通の生活をする時間を守ってあげることの方が重要だと思っているみたいだし</p><p>それは愛も感じてます</p><p>ヨッちゃん自身が本質的には普通の人だからねお嬢様ズと離れている時はできる限り、リラックスさせてあげないと心がパンクしちゃうものね</p><p>克子お姉ちゃんに聞いたんだけれど１２人の女の子に連続して、オチンチンを差し込んで最後の１人まで、射精するのをガマンしたんだって</p><p>それでお嬢様ズは結束できたんだろうけれどヨッちゃんは、大変だったでしょ</p><p>よくガマンできるネDarlingは、偉いヨ</p><p>吉田くん、可哀相</p><p>愛が、オレの頭を撫で撫でしてくれる</p><p>今夜のお当番は、あたしたちだから無理しなくていいよあたしとか、ヨッちゃんの寝顔を見ているだけで幸せだから</p><p>寧は、そう言って裸のまま、ベッドに上がって来る</p><p>裸の愛と寧に挟まれるオレ</p><p>ソレはイイケレド話を戻すヨ</p><p>Darlingとのセックスは楽しいノネ怖くないノネDarlingは絶対に、女のコが怖がるような自分勝手なセックスはしないカラ女のコが自分の性的欲望を露わにしても全然、引かないシむしろ、どんな趣向でも悦んでやってくれるカラ</p><p>うん、女の子にとっては理想的だと思うよオトコがギラギラした欲望を吐き出そうとして、嫌なのにセックスさせられるみたいなことが無いんだから</p><p>ていうかこれだけの数の女がいると</p><p>オレがヤリたいと思うより先に当番の子とセックスするので精一杯になる</p><p>オトコとオンナの生物的な差があるノネオトコは毎日でも、射精できるけれどオンナは、１ヶ月のの生理の周期で性欲が高まるカラ</p><p>そうなんだよね月に、２、３回、ものすごーくセックスした時があってそういう欲求不満になった時に、ヨッちゃんに抱いてもらうのがメチャクチャ気持ち良いんだよっ</p><p>普段は、近くにいて手を繋ぐだけでも、幸せだったりするの</p><p>３人の裸の少女たちはそう言う</p><p>だから、これだけ女の子がいても問題にならないんだよヨッちゃんは、あたしたちがしたいって言った時はいつでも、どこでも相手してくれるし</p><p>Darlingは、毎日、１０回ぐらいセックスしても平気な身体をしているカラネ</p><p>吉田くん絶倫だから好き</p><p>セックス奴隷宣言した子たちが、ヨッちゃんにいつでも、どこでも求められたらセックスしますって言ってるけれどゲンジツは、逆のパターンの方が多いんだよね</p><p>うん寧の言うとおりだ</p><p>オレの方から求めることもあるけれどそういう時の相手は、瑠璃子とか、メグとか、愛とか</p><p>基本的に従順で、大人しいタイプの子ばっかりだったりする</p><p>大部分の子は当番日以外は、女の子の方からオレにセックスを求めてくるケースがほとんどだ</p><p>ホントDarlingは、アタシたちにとって安心して、気持ち良いセックスができる人ナノネダカラ</p><p>一度、Darlingとセックスしてしまうと他のオトコとしたいとは、思わなくなるノネ</p><p>うん愛も他の男の人なんて、怖いずっとずっと、吉田くんがいい</p><p>当然ヨ怖くなくて、気持ち良くて、秘密も守るネいや、Darlingと秘密を作るのが楽しいノネ</p><p>本当の肉親や親しい友人にも話さない淫らな時間を楽しむ</p><p>その上一緒にDarlingとセックスする仲間の姉妹たちも、みんな綺麗で素晴らしいコたちばかりネ一度、Darlingと関係を持ったらみんな、離れられなくナルヨネ</p><p>そう言ってイーディは、笑う</p><p>ネガティブな要素が１つもないっていうことはホントに、魅惑的なんだよねお嬢様ズが、ハマるのも判るよ</p><p>今のDarlingはそういう人なのネ</p><p>オレとセックスを楽しむことでみんな、オレ以外の男とはセックスしたいとは思わなくなる</p><p>いいことじゃないかオレは、オレの女たちは、一生、オレのモノにしておきたいから</p><p>他の男なんかに抱かせたくはない</p><p>愛はずっと吉田くんのモノだよ</p><p>愛もそう言ってくれる</p><p>それはいいのヨそういうDarlingの思いはネ</p><p>ただヨッちゃん、明日、狩野桜子さんの売春希望を受け入れたら</p><p>狩野桜子さんまで、ヨッちゃんとしかセックスできない身体になっちゃうからねっ</p><p>そうか狩野さんの話をちゃんと聞いた上で、どうするか本気で考えて決めないといけないのか</p><p>狩野桜子さんは売春してみたがっていると言う</p><p>つまり相手は誰でもいいと思っている</p><p>特にオレじゃなきゃいけないという理由は無い</p><p>売春なんて変な理由でセックスしたら結局、セックスはできても、気まずい関係になっちゃうかもしれないでしょ</p><p>寧がオレのペニスを、指で摘まみながら言う</p><p>例え、ヨッちゃんとのセックスは良かったとしても次もまた売春させて欲しいとか言いにくいかもしれないよね売春ていう行為は男が何かしらお金を支払うことになるんだから</p><p>狩野さんの方が、またオレとセックスしたくなっても自分から売春させてくれって連絡して、それでオレから金を取るのは何か気まずいよな</p><p>でも、どうしてもセックスしたくなって仕方ないから、ヨッちゃん以外の男の人に身体を売るようになったら大変だよ</p><p>Darlingと違って怖いセックスを体験することになるネ</p><p>ヨッちゃんとのセックスの時に感じたような満足が得られなかったらそれこそ、次から次へと男を変えて売春しまくる子になっちゃうかもしれないし</p><p>そういう可能性もあるのか</p><p>だから注意して名家のお嬢様が売春希望なんていうのは、やっぱり何か変なんだよ</p><p>寧さんも、イーディさんも吉田くんのことを、本当に心配しているんですね</p><p>愛がそう言うと</p><p>あったり前じゃん愛してるもんっ</p><p>世界一大切なアタシのDarlingなのネ</p><p>２人はそう言う</p><p>そういうことだから、明日は注意ねまり子ちゃんのペースに乗せられないようにしてね</p><p>あのコも調子になりやすいタイプなのネ</p><p>じゃあ今夜のセックスにしよっ</p><p>アタシ、上になるヨ今日は、ガシガシ、Darlingを犯したいネ</p><p>お姉ちゃんは、お口と胸でしてあげるっ</p><p>愛は、後ろからがいい</p><p>今日は、メグと美智に２発ずつ射精して</p><p>１２人と絡んで、最後は可憐に膣内射精して</p><p>エリカと茉莉花を交互に犯して茉莉花に出した</p><p>まだ６回しか、射精していないから</p><p>１人２回ずつでいいのかな</p><p>Darling、大好きネ</p><p>ヨッちゃん、早くしよ</p><p>吉田くん、愛は３回でもいいよ</p><p>こうして、今夜のお当番セックスが始まる</p><p>今年のF1チームは減り、またしても盛り上がらないシーズンになりそう</p><p>去年よりは、多少はカッコ良い車になったけれど</p><p>でもなんかパッとしない</p><p>インディカーの方が、カッコ良く見える時代が来るとは</p><p>フェラーリへ行ったベッテルが早速、優勝したのは凄いけれど</p><p>ルマンもにっさんのあれは、カッコ良くないと思うんですが</p><p>1218．桜子・売春したいお嬢様　／　朝のこと</p><p>＋数人</p><p>眼を醒ます</p><p>ああ朝だ</p><p>部屋の中には、昨夜の汗と愛液と精液の淫靡な匂いがまだ残っていた</p><p>おはよ吉田くん</p><p>眼を開けると愛がオレの朝立ちしたペニスを咥えていた</p><p>日曜日は、朝がゆっくりできるから好き</p><p>ああ、平日だと昼休みに売るパンの仕込みがある</p><p>うふふ吉田くん</p><p>愛がオレの亀頭を舌で舐めながら、オレに微笑む</p><p>愛のお口に出すそれともお腹の中</p><p>中に出したい</p><p>愛もそっちが良い</p><p>愛はそう言って身体を起こして、オレにのし掛かって来る</p><p>あでも</p><p>オレは、慌ててベッドの横を見た</p><p>裸の寧がすやすやと眠っている</p><p>ヤッちゃんを起こさないように静かにしような</p><p>昨日の格闘技大会マルゴさんのマネージャー役として、色々と裏で働いていたんだよな</p><p>もちろん、マルゴさんとイーディが、寧の安全を常に監視しててくれたはずだけれど</p><p>だから、2人とも寧を見ていられない試合の本戦中は、オレたちと一緒に寧は観戦していた</p><p>オレたちの席には、美智とキヌカに加えて武闘派お嬢様の栗宮さんと警護役の御厨さんまで居たし</p><p>寧の普段の明るい開けっぴろげな性格は奈島寧《ナトウ・ネイ》という偽名とともに作ったキャラクターだ</p><p>本来の奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》は、大人しくて内向的な女の子だ</p><p>普段の寧は、オレたち家族以外の人とは、ほとんど交流が無いし自分から会話したりもしない</p><p>それなのに、格闘技大会の会場という、知らない人がいっぱい居る場所へ行ってマルゴさんやイーディと一緒に、マスコミに売り込みをしたり、スポンサーを探したり、他の女子格闘家の人たちと交流するのはかなり大変だったと思う</p><p>それでもマルゴさんの夢を一緒に叶えたいと、寧は一生懸命頑張っている</p><p>愛は、小声でオレに言って騎乗位で、オレのペニスを胎内に入れようとする</p><p>愛のそこは濡れていた</p><p>昨夜、3回もセックスした余韻が残っているのと朝勃起フェラをしているうちに、興奮してきたんだろう</p><p>にゅるっと愛の中に、オレの亀頭が入り込む</p><p>愛はそのままゆっくりとチンコ全体を、自分の胎内に入れて</p><p>そのまま、オレの身体に重なって来る</p><p>下半身で繋がったままオレたちは抱き締め合って、キスをした</p><p>こうしているだけでも幸せ</p><p>愛は、オレの胸に自分のおっぱいを擦り付けながらそう言った</p><p>イーディは、どこへ行ったんだろう</p><p>ベッドの上にはいない</p><p>オレはベッドの周囲を見てみると</p><p>Good Morning、Darling</p><p>イーディは、部屋の床で全裸のまま、柔軟体操をしていた</p><p>180度開脚したまま、ぺったりと床に伏せる</p><p>お早うイーディ体調はどうだ</p><p>昨日の疲れとかは残っているわけないか</p><p>イーディとは昨夜もかなり荒々しいセックスをした</p><p>問題無しネ今日、試合してもイイヨ</p><p>あんたって、ホント朝からお盛んなのね</p><p>こ、この声は</p><p>振り向くと、部屋の椅子に雪乃が座って、こっちを見ていた</p><p>雪乃何で、ここに居るんだ</p><p>アタシが呼んだのヨユキノがどうしているか心配だったカラ</p><p>雪乃お前、そう言えば昨夜、食堂にみんな揃った時も1人だけ居なかったよな</p><p>克子姉とお嬢様ズと茉莉花に、ありすや双子や渚や真緒ちゃんが加わってみんなでアイスを食べていて</p><p>それから、格闘技大会の懇親会から寧とイーディが帰って来て</p><p>それから、茉莉花がエレクトーンを弾いたらメグや月子、愛たちも食堂に来た</p><p>このお屋敷に居る人間は、ほとんど食堂に集まっていたのに雪乃だけは姿を現さなかった</p><p>そんなの行けるわけがないでしょお嬢様たちが、夢や希望を語り合っているトコロにさあたしが顔を出すわけにはいかないじゃない</p><p>あたしは、ほらバッド・エンドでゲームセットな身体なわけだからさ</p><p>雪乃はそう言ってすっかり膨らんで来ている、自分の下腹部を触る</p><p>あんたに妊娠させられた女なんてあのお嬢様たちは、見たくはないでしょ</p><p>そんなことないよ白坂さん</p><p>愛が、オレの上から雪乃に言った</p><p>あたし早く、吉田くんの赤ちゃん妊娠したいものでも、今のあたしはちゃんとパン屋さんになれるまでは赤ちゃん無理だから</p><p>頬を赤らめる愛</p><p>だから白坂さんが、吉田くんの赤ちゃんを産むのとっても、楽しみ産まれたら、あたしもとても嬉しいよ</p><p>アタシも、そうネ</p><p>イーディはストレッチを続けながら、そう言う</p><p>アタシも今すぐはムリだけど、DarlingのBABYは必ず産むネミンナ、そうヨユキノとナギサはアタシたちより先に産むダケヨソノウチ、追いつくネ</p><p>だからバッド・エンドなんかじゃないよ</p><p>それで雪乃お前、昨夜は1人っきりで居たのか</p><p>オレが何かしら、フォローしておかなきゃいけないことだった</p><p>ううんそれが藤宮があたしの部屋にやって来てお菓子を買ってきたってさそれで、2人であんたたちが食堂で騒いでる頃に、お茶を飲んでたわ</p><p>そう言えば、レイちゃんは寧とイーディを車で連れ帰ってくれたはずなのに</p><p>ガレージに車を置きに行ったまんま食堂の方には、姿を見せなかったな</p><p>ああガレージにも、お屋敷内の全ての部屋を監視するシステムがあるから</p><p>レイちゃんは、雪乃が1人で寂しそうにしているのを見て話し相手になりに行ってくれたんだ</p><p>だから、まあ別にいいんだけれど</p><p>オレが気が付かなくても誰かがフォローしてくれる</p><p>そういう家族に、オレたちは成長している</p><p>今だって昨夜、姿を見せなかった雪乃のことを心配して</p><p>イーディが、ここに雪乃を呼んでくれた</p><p>白坂さんも、昨日あたしたちと観てたんだよね</p><p>吉田くんがあの子たちと次々セックスして、写真を撮っててだけど、最後の1人まで出しちゃダメって言われてガマンしているところ</p><p>昨夜の超お嬢様校グループの子たちとのセックス撮影会を観ていたんだ</p><p>ええ、観てたわよ恵美や月子たちもいたわなかなか笑わせてもらったわよあんたが射精したいのを必死にガマンしてる顔が、面白いんだもの</p><p>ああ、それに関してはオレは、雪乃に感謝しているよ</p><p>な何でよどうして、あんたがあたしに感謝するのよ</p><p>いやさオレ、昨夜も自分勝手なセックスをしないとか、イーディたちに言ってもらったりしたけれどでも、そういうのはさ雪乃に対して、散々、好き勝手なセックスをしたことに対する反省なんだ</p><p>オレはさ雪乃に本当に酷いセックスをしちゃったからさそれで、もう二度と、オレの愛している女の子たちには、あんな酷いセックスはしないって誓ったんだオレ自身が気持ち良くなる前に女の子が気持ち良くセックスできないといけないって思うから</p><p>オレは雪乃から教わったことがたくさんあるし雪乃のおかげだと思っていることがいっぱいあるんだ感謝しているよ</p><p>ふ、ふーんああ、そうなのへ、へぇべ、別に、そんなのあたしはどうとも思わないけれど</p><p>雪乃が照れて、オレに言う</p><p>て、ていうかだ、だったらさあたしのことなんか無視していいから愛を気持ち良くしてあげなさいよねっあんたたち、セックスしている最中なんでしょ</p><p>ああオレたちは、繋がったままだ</p><p>愛はずっと気持ち良いよ</p><p>お腹の中に吉田くんの熱いのを感じてるから</p><p>うーんっみんな、お早うっあれれヨッちゃん、もう、愛ちゃんとセックスしているの</p><p>寧が目覚めた</p><p>いや、雪乃の声が大きかったから途中で目覚めて、起きるタイミングを計ってくれてたんだな</p><p>アタシも見たいネDarlingとアイのcrazyなセックスをネ</p><p>イーディも笑って、そう言う</p><p>吉田くんcrazyだって</p><p>じゃcrazyなセックスをするか</p><p>騎乗位から、正常位に体位を変えて</p><p>オレは、全力で愛を責めた</p><p>あああっ、ああああっ、吉田くん吉田くん激しいよっ</p><p>愛が3回イクまで徹底的に突き込んで</p><p>オレも愛の中に朝一番の精を放った</p><p>ヨッちゃん、お口で綺麗にしてあげるね</p><p>寧が射精後のオレのペニスをお掃除フェラしようとすると</p><p>待ちなさいよあたしもするわ</p><p>悔しいけどあんたの精液の味とか匂いとか、忘れられないし時々、ものすごく舐めたくなるのよ</p><p>じゃあ、一緒にしよっ</p><p>寧が雪乃のための場所を開けた</p><p>雪乃は例を言うとオレの亀頭を口に含み、尿道の中に残った精液をズズッと啜ってくれた</p><p>寧は茎に垂れた精液を、ペロペロと舐め取ってくれる</p><p>Darling、早く大きく戻してネ次はアタシヨ</p><p>それから５人でシャワーを浴びて</p><p>雪乃のお腹を愛が愛おしそうに洗ってくれた</p><p>それで雪乃も、すっかり機嫌が良くなった</p><p>お腹空いたわ早く、食堂へ行きましょ</p><p>服を着て、みんなで食堂へ向かう</p><p>廊下の途中で窓の下を見ると</p><p>ああ朝練、やっているな</p><p>美智を中心にミタマやキヌカ、ハイジヨミやルナ、コヨミちゃんエリとリエの双子まで混じって、中庭で合同練習している</p><p>アタシは今日は休ませてもらったネ昨日の疲れが残っているカラ</p><p>おいおい今日が試合日でも構わないくらい元気だって言ってなかったか</p><p>オレが、そう突っ込むと</p><p>細かいことはイイノヨ今朝ぐらいは、Darlingとイチャイチャしたかったのネ</p><p>まあ昨日、イーディは頑張って体重別のクラス優勝したんだからな</p><p>今朝ぐらいは、朝練を休んだっていいだろう</p><p>おはようございますお兄様</p><p>食堂には瑠璃子やマナレイちゃんも居る</p><p>ああ、お早うレイちゃん、昨夜はありがとう</p><p>オレはレイちゃんに礼を言う</p><p>はい何のことでしょう</p><p>レイちゃんは、笑ってとぼける</p><p>いやレイちゃんが、良いお姉さんだってことだよ</p><p>オレはそう伝えた</p><p>それは家族の中の姉としての自覚を持てとつい最近、翔お姉様に叱られたんです</p><p>レイちゃんは、恥ずかしそうにそう言う</p><p>わたくしもここでは年長者ですからそれに警護役以外のこともできるようにならないといけませんし</p><p>レイちゃんの意識も変わってきている</p><p>お兄ちゃん朝はパンとご飯、どっちがいい</p><p>マナがオレに尋ねてくる</p><p>今日はご飯にするよ</p><p>この後も体力が必要な気がする</p><p>朝からガッツリ食べておきたい</p><p>お姉ちゃんたちは</p><p>アタシはパンなのネ</p><p>あたしはヨッちゃんと一緒で、ご飯にしようかな</p><p>パンを</p><p>舞夏、ご飯をちょうだい</p><p>イーディ、寧、愛、雪乃が順番に答える</p><p>オッケイちょっと待っててね</p><p>マナは台所へ入って行く</p><p>お兄様狩野桜子様の件ですけれど</p><p>１０時に香月家のホテルのお部屋でお会いするということになりましたわ先日お祖父様や歌晏様とお会いした、わたくしたちの学校に近いホテルです</p><p>変な政治家と面会させられた</p><p>あそこのお祖父様専用のフロアの１室を、貸していただくことになりました</p><p>てことはジッちゃんに話したのか</p><p>ジッちゃんの許可が無ければ貸してはもらえない場所だろう</p><p>お祖父様にご許可はいただきましたが詳細は、話しておりません狩野様のプライバシーに関わることですから</p><p>うん狩野桜子さんが、何で売春したがっているのか、オレたちにはまだ判らないし</p><p>余計な情報をジッちゃんが知ったら、大きな騒ぎになる</p><p>家の勢力は衰えているとはいえ狩野家は名門の家なのだから</p><p>お祖父様はわたくしがお兄様と逢い引きするのだと、思っていらっしゃるはずです</p><p>たまには趣向を変えて、景色の良い場所で楽しみたいからとお願い致しました</p><p>そういう風に話したのか</p><p>瑠璃子がオレとのセックスに使うということならジッちゃんは使用を許可するし</p><p>警護の人たちが、必要以上に余計なことをしないように命じてくれるだろう</p><p>ホテルには、わたくしがお連れ致します</p><p>わたくしならあちらのホテルの人たちとも、顔なじみですし事前に連絡しておけば、フロントを通さずに部屋の鍵を受け取ることができます</p><p>レイちゃんのところへホテルの人の方がキーを届けに来てくれるのか</p><p>狩野桜子さんとオレたちの会談はなるべく人目に付かないようにこっそりとした方がいいよな</p><p>うん、頼むよレイちゃん</p><p>お早う、パパ</p><p>お早うございますですのっ</p><p>真緒ちゃんとアニエスの仲良しコンビが手を繋いで、食堂に入って来る</p><p>渚と月子も一緒だ</p><p>パパ今夜はパーティだからねっ</p><p>今夜はパーティですのっ</p><p>そうだ今日は、夕方はマルゴさんとイーディの祝勝会パーティがあるから</p><p>狩野さんの件は昼間の内に済ませないといけない</p><p>ところで、お兄様ホテルへの同行者は昨夜の通り、わたくしとまり子さんとミッチーだけでよろしいですか</p><p>瑠璃子が、心配そうな顔でそう言う</p><p>あの月子さんか、あるいはルナちゃんにも同行していただいた方がいいのではないかと思うんです</p><p>巫女の力の持ち主がいれば狩野桜子さんの心の中を、全て読み取ることができる</p><p>それどころか、狩野さんの心の中の売春しなくてはいけないという気持ちを無理矢理削り取って、記憶を改変させることもできる</p><p>狩野さんは鷹倉神社の巫女のことを知っているかもしれないぞ</p><p>先日の香月家のパーティの時にはご存知ないようでしたが</p><p>瑠璃子の言う通りだが</p><p>でも、あの場でも歌晏桃子姉ちゃんは、巫女の力の存在を知っていたしあれから時間が経っている今は財産が減ってしまっているとしても狩野家は、３大名家の１つなんだろ情報収集能力は、衰えていないかもしれない</p><p>もし、狩野さんが巫女の力のことを知っていたらオレたちが、月子やルナを連れて来たのを見た瞬間に、裏切られたって感じると思うんだ</p><p>オレたちのことを信用してくれていたのにオレたちが、心を読み、記憶を書き換えることのできる能力者を連れて来たら</p><p>狩野さんは、オレたちに心を閉ざすだろう</p><p>だからさ今日は、狩野さんも知っているメンバーだけで行くべきなんだと思う</p><p>オレと従姉妹であり、今回のことを相談した、まり子</p><p>そして、香月家の代表として瑠璃子</p><p>警護役の美智</p><p>オレ以外は、みんな超お嬢様校の生徒だから狩野さんも、子供の頃からよく知っている</p><p>そうですわね判りました余計なことを申し上げて、済みません</p><p>瑠璃子は、納得してくれた</p><p>お早うございまーすっ</p><p>エリカと茉莉花の姉妹が手を繋いで、入って来る</p><p>昨夜は茉莉花お姉様と、いっぱいお話しちゃいました</p><p>エリカが、嬉しそうにオレに報告する</p><p>はいすっかり、夜更かししてしまいました</p><p>ついこの間まで、お互いの存在すら知らなかった姉妹は話すことがたくさんあるんだろう</p><p>茉莉花は土日しか、お屋敷に来られないし</p><p>エリカも、集の半分は実家に居るから</p><p>それで、黒森様今度は、どんな風に黒森様をお歓ばせするか、茉莉花お姉様と色々とご相談致しましたから</p><p>え、エリカさんったら</p><p>顔を赤くする茉莉花</p><p>次のわたしたちのお当番の時を楽しみにしてて下さいね</p><p>セックスの覚えたての頃はみんな、色々と、試してみたくなるんだよな</p><p>特にエリカみたいな、前向きな性格の子は</p><p>うん、楽しみにしておくよ</p><p>みすずとまり子が食堂にやって来る</p><p>何だ２人とも、眠そうだな</p><p>昨日は遅くまでみすずお姉様と作戦会議をしてたの</p><p>作戦て今日のか</p><p>まさか桜子さんの方は、もうなるようにしかならないわよ</p><p>まり子さんと相談していたのは歌晏桃子様のことですわ</p><p>そろそろ、桃子お姉様の方も決着を付けないと</p><p>オレは桃子姉ちゃんにレイプすると宣言したままだ</p><p>桃子お姉様も大分、良い感じに焦れてきてますから公が美味しく食べられるように、罠を仕掛けないとね</p><p>まり子が、ニコッと微笑む</p><p>その相談でずっと話し込んでしまいました</p><p>みすずは、眠そうな眼でそう言った</p><p>幾つか良いプランを思いつきましたから今夜にでも、旦那様に聞いていただきます</p><p>ああ夜までは、時間が取れない</p><p>あ、それヨッちゃんに話す前に、あたしと克子お姉ちゃんが聞くよっ</p><p>テーブルに座っていた寧が言う</p><p>言っとくけれど、悪巧みなら、あたしたちの方が専門だからミィちゃんとまり子ちゃんのプランを、もっと面白くブラッシュ・アップしてあげられると思うよっ</p><p>そうしてもらった方が良いと思うわよホントにこの人たち、独創的でユニークな悪巧みをするから</p><p>雪乃が苦笑して言う</p><p>あたし何回も、色んなことされたからよーく知ってるわ</p><p>えーとあー</p><p>いいじゃん、今となっては良い思い出でしょ</p><p>マナがオレたちの朝食を載せたワゴンを押して来て、雪乃に言う</p><p>雪乃さんはどうだか知らないけれどあたしにとっては、そうだよ</p><p>マナもオレに庭でレイプされたりその日のうちに１０回以上犯されたり</p><p>大変だったんだよなぁ</p><p>どっちにしてもあなたたちだけで話を進めないで、お姉ちゃんたちに相談してねっその方がもっともっと、ヨッちゃんに楽しんでもらえるようになるんだからさっ</p><p>寧が笑顔で、そう言った</p><p>ようやく次話から、桜子さんが出て来ます</p><p>さて、どうなることやら</p><p>1219．桜子・売春したいお嬢様　／　円卓</p><p>・藤宮麗華／香月セキュリティ・サービス行動隊長普段は男装の麗人レイちゃん</p><p>パパ、行ってらっしゃい</p><p>行ってらっしゃいですのっ</p><p>狩野桜子さんとの面談に向かうオレたちを家族のみんなが、玄関で見送ってくれた</p><p>ルリたん、まり子、美智くれぐれも旦那様をお願いね</p><p>さっきも言ったけれど詳しいお話は、後で聞かせてもらうから</p><p>自分が狩野さんとの面談に参加できないから不安らしい</p><p>みすずお姉様もう少し、わたくしたちを信用して下さらないと困ります</p><p>みすずお姉様も、わたくしたちのお姉様なのですからもう少し、どっしりと構えていらして下さい</p><p>瑠璃子の言葉に驚く、みすず</p><p>ケンカはダメぇ</p><p>みんな仲良くですのっ</p><p>真緒ちゃんとアニエスが、2人の間に入るが</p><p>大丈夫よケンカじゃないから</p><p>渚が優しい笑顔で、2人に言う</p><p>瑠璃子ちゃんは、みすずちゃんに注意しただけよほら、真緒やアニエスちゃんだってあんまり良くないことをしてる時は、あたしたちから注意されるでしょ</p><p>でも、みすずちゃんの方が瑠璃子ちゃんよりもお姉さんですの</p><p>アニエスがみすずを見上げる</p><p>あら注意するのに、年齢は関係無いわよもっと、こうした方が良いですよっていうのは、相手のことが好きで、仲良しだから言えることだから</p><p>仲良しなの</p><p>真緒ちゃんが、キョトンとしてみすずと瑠璃子を見る</p><p>そうよ本当の仲良しさんでないと注意できないことって、たくさんあるのよ</p><p>うーん、そうなんですの</p><p>そういうものよ、アニエスちゃんあなたも、学校へ行ったら判るわそれこそ、他の人に迷惑なぐらいお行儀の悪い子には、注意してお行儀良くしてもらわないといけないけれど少しぐらいお行儀の悪い子には、面倒だから、一々注意したりしないものよ好きな子にはちょっとしたことでもちゃんとしなさいって言ってあげるけれど</p><p>好きな相手だから、ちゃんとしててくれないと自分自身のことみたいに気になるんだよねっ</p><p>呆然としているみすずに瑠璃子は</p><p>わたくしたちはみすずお姉様を信じているのですから</p><p>超お嬢様校に通っているグループにとってはみすずは、自分たちのリーダーになるべき存在なんだ</p><p>だからみすずが余裕の無い姿を見せるのは、みっともないと感じている</p><p>わ、判ったわごめんなさい</p><p>みすずは瑠璃子に謝る</p><p>旦那様とあなたたちを信じて待っているわ</p><p>何も問題ございません、わたくしが付いております</p><p>わたくしも、おりますから</p><p>落ち込んだ表情のみすずに美智とまり子が、声を掛ける</p><p>レイちゃんも来てくれるんだから心配要らないよ、みすず</p><p>じゃあ、行って来る夕方までには、帰って来るから</p><p>オレは見送りの家族全員に、そう言った</p><p>いつものお屋敷のベンツに乗った</p><p>運転席に、レイちゃん助手席が美智</p><p>後ろの座席にまり子、オレ、瑠璃子</p><p>車はお屋敷の鉄の大門を出て車道を走る</p><p>ああ、レイちゃんの運転で、瑠璃子が乗っているから</p><p>香月セキュリティ・サービスの護衛車が前後に1台ずつ付く</p><p>もっともカモフラージュとして、全然別の車種の大きさも色も違う車を使っているから</p><p>オレたちをガードする車であることはその道のプロにしか判らないだろう</p><p>ホント、仲良くなられましたね</p><p>レイちゃんが笑顔で、瑠璃子に言う</p><p>これからはお互いの考えを自由に言い合える関係にならないといけませんから</p><p>瑠璃子は真面目な顔で、そう言った</p><p>昨夜のようなことがあってみんなで仲良くなることは、いいことですけれど親しすぎて、馴れ合うようになってはいけませんから</p><p>うん昨夜のセックス撮影会みたいなイベントは、超お嬢様校に通う子たちが結束するためには必要なイベントだと思うけれど</p><p>親しくなりすぎて、なあなあの関係になるのは良くない</p><p>みすずお姉様にこういうお話ができるのはわたくしだけだと思いますし</p><p>香月家の令嬢であるみすずにはまり子やエリカたちは、文句が言えない</p><p>年下でも、同じ香月家の娘であるみすずでないと</p><p>克子さんや、渚さんあるいは、御名穂さんから注意していただくという方法もありますよ</p><p>ああ香月セキュリティ・サービスに在籍しているレイちゃんや、翔姉ちゃんではみすずを諭すのは難しいのか</p><p>お姉様たちから注意していただく方が、良いモノもあると思いますがわたくしたち自身で解決しなくてはならないこともありますから</p><p>そうだな、さっきの話なんて瑠璃子から、みすずに言うから効くんだと思うよ</p><p>お嬢様ズの中の問題として内々で解決すべきことだ</p><p>ルリルリは少し大人になりましたね</p><p>みすずお姉様はずっと、わたくしとの主従関係を保ったままですから半年前から、そんなに変わられてはいません</p><p>いつも側に居て親しく話をすることができる従者がいるから</p><p>わたくしはこの半年、美子と距離を置きましたから1人になって、家族の皆様の中で自分自身の立場というものをゆっくりと考える時間がいただけました</p><p>みすずお姉様にはいずれは香月家というわたくしたちの表の顔を継いでいただかなくてはなりませんし</p><p>瑠璃子は香月家を継ぐ気はないのか</p><p>わたくしは生涯、お兄様のセックス奴隷でございますからお祖父様に、3000円で売り払われた意味を最近になって、ようやく理解致しましたあの時にすでに、お祖父様はみすずお姉様を後継者に選ばれたのです</p><p>香月家を受け継がせるつもりならオレに売り飛ばさないか</p><p>黒森公としてのお兄様はみすずお姉様の公式のパートナーとして認知されていますいずれは結婚式も執り行われるでしょうわたくしは、お兄様の奴隷の1人として、一生、お仕えするだけでございますわ</p><p>今のオレは戸籍を２つ持っているけれど</p><p>黒森公は、いずれみすずと正式に結婚しなくてはならない</p><p>名家・香月家の令嬢との結婚なのだから披露宴なんかも、華々しくやらなきゃいけなくなるだろう</p><p>だからオレは瑠璃子とは、結婚はできない</p><p>瑠璃子がオレに身体を寄せる</p><p>オレは、瑠璃子の小さな身体を抱き締めた</p><p>一生、離さないからな瑠璃子は、ずっとオレのものだ</p><p>はい永遠に、お兄様の奴隷です</p><p>走行中ですからキスとかはしないで下さいね危ないですから</p><p>そうだな歯が当たったり、舌を噛んだりしたら困る</p><p>でしたらお兄様</p><p>瑠璃子はオレの手を取り自分の服の裾から、中に誘う</p><p>オレは、瑠璃子の１５歳の肌をそれから、ブラジャーに包まれた可愛い胸の弾力を手の平で楽しむ</p><p>公瑠璃さんだけなのは、ズルいわ</p><p>まり子も、反対側からオレに寄り添って来た</p><p>わたくしだって一生、公と一緒に居るんだから</p><p>そう言って、オレの胸に自分の胸を、グイグイと押し付けてきた</p><p>ああみんな一緒だ</p><p>生きている限りオレたちは</p><p>ところで、まり子狩野桜子さんのことだけど</p><p>オレは、右手で瑠璃子のブラをズラして乳首を触りながら言う</p><p>今はダメよ桜子さんに会ってからにしましょう</p><p>まり子は、オレの左手に頬擦りしながら言う</p><p>本当に、デリケートな問題なのよあたしの口から事前に余計な情報を話したくないの公には全て、桜子さんから聞いて欲しい</p><p>狩野桜子さんにはプライベートで、何か問題があるとまでは聞いている</p><p>それ以上のことは直接、本人と会って顔と顔を突き合わせて、話してもらうべきか</p><p>判ったまり子の言うとおりにするよ</p><p>都心まで車を走らせてこの間、ジッちゃんや歌晏家の当主と会った、香月家のホテルに到着する</p><p>地下駐車場に、車を停めると</p><p>ホテルの制服を着た人が、やって来た</p><p>ええ、ありがとう</p><p>レイちゃんが運転席のドアを開けて何かを受け取る</p><p>多分、ホテルの部屋のカード・キーだろう</p><p>今日、瑠璃子が部屋を使うということは、すでに連絡してあるから</p><p>一々、フロントに行かなくても向こうから、届けに来てくれる</p><p>あの人も、香月セキュリティ・サービスの職員です</p><p>レイちゃんが、オレに小声で言った</p><p>ここのホテルは、いつもジッちゃんがお忍びで使っているから</p><p>香月家専用フロア専任の職員が居るんだと思う</p><p>また直接、エレベーターであのフロアへ行くのか</p><p>いえまずは、喫茶室へ参ります</p><p>ええ、桜子さんとは喫茶室に来てくれるように伝えましたから</p><p>狩野さんと直接連絡した、まり子が言う</p><p>そうだないきなり、ホテルの部屋に訪ねて来てくれって言うのは変だもんな</p><p>2階ですわ参りましょう</p><p>オレたちは、車から降りる</p><p>後はわたくしが皆さんは、待機して下さい</p><p>レイちゃんがお屋敷から付いて来た香月セキュリティ・サービスの警護員たちに言う</p><p>この人たちとはこの地下駐車場で分かれるのか</p><p>このホテルには、警護員用の休憩室もあるんです</p><p>レイちゃんが、オレに囁く</p><p>ここは香月家の施設だから、警備態勢は万全だもんな</p><p>監視カメラと専門の職員によって、ホテル内の安全は保たれている</p><p>危険そうな人物が来訪すれば、すぐにチェックされ排除される</p><p>それでいて、香月家専用フロアはジッちゃんが、秘密の会合なんかでも使う場所だから、完全に外とは遮断されている</p><p>防音で、電波も外に漏れない造りになっているから盗聴などの心配も無い</p><p>麗華お姉様トランクを開けて下さい</p><p>はい、今開けます</p><p>レイちゃんが、車のトランクを開ける</p><p>瑠璃子それは</p><p>瑠璃子は大きめのカバンを取り出していた</p><p>これは、あの記録用の機材ですわ</p><p>記録用って</p><p>ハメ撮りが大好きな瑠璃子は、もし本当に狩野桜子さんが売春することになった場合のために</p><p>彼女の処女喪失を撮影する機材を用意したんだな</p><p>瑠璃子愛用のセックス撮影用のデジカメを動画用と静止画用両方とも</p><p>きっと昨夜から準備して車のトランクに入れておいたのだろう</p><p>オレが持つよ貸してくれ</p><p>とにかくオレが手ぶらなのに、瑠璃子が大きな荷物を持っているのは変だから</p><p>瑠璃子愛用の撮影機材の入ったカバンは、オレが持って行くことにした</p><p>瑠璃子の性癖を考えたらこうなるのは当然だ</p><p>レイちゃんが先頭でオレと瑠璃子とまり子が続いて美智は、後方にも気を配りながら付いて来る</p><p>そういう体勢でホテル内を進む</p><p>エレベーターに乗って2階で降りる</p><p>喫茶室は、すぐ正面にあった</p><p>この間、ルームサービスで取り寄せたパフェはここでも食べられるんです</p><p>そう言えばアニエスやルナたちが、美味しそうに食べてたよな</p><p>喫茶室は、ホテルの中庭に面していた</p><p>明るい昼間の光が燦々と差し込んでいる</p><p>日曜日の午前中だけれどそこそこお客さんも入っていた</p><p>お兄様、こちらですわ</p><p>ボーイさんが、レイちゃんと瑠璃子の顔を確認すると予約席になっていた見晴らしの良い席に、オレたちを誘導した</p><p>１０人は座れそうな、かなり大きな丸いテーブルだった</p><p>ここはお祖父様のお気に入りの席なんですだから、お祖父様がいらっしゃらない時でも、いつも予約席なんです</p><p>満席なわけでもないのにだから予約席なんだ</p><p>あ、その椅子には座らないで下さいその席は閣下専用ですから</p><p>閣下以外の人間が座ると、その人に災いをもたらす危難の席と呼ばれています</p><p>その伝説はお祖父様が、ご自身で広められたんですお祖父様、アーサー王の物語がお好きですから</p><p>瑠璃子が、苦笑した</p><p>ああアーサー王の円卓にある危難の席ですわね</p><p>まり子は、すぐに理解したがオレには判らない</p><p>でも、確か円卓の危難の席には、サー・ギャラハッドが座るんじゃなかったかしら</p><p>危難の席はギャラハッド卿のものとなりますがギャラハッド卿は、成敗探索を果たした後に夭折致します</p><p>美智がまり子に言う</p><p>アーサー王の物語を彩る3人の人物アーサー王、サー・ランスロット、サー・ギャラハッドは、それぞれに理想の騎士になりきれない欠けた部分を持ちます理想の騎士とは良い封建領主であり、良いキリスト教徒であり、貴婦人との宮廷的恋愛を行うことアーサー王は、国王ですから良い領主ではありますが国王として全ての民に対して公平でなくてはならないので、自分の王妃であるギネヴィア妃のために闘うことは許されませんし、地位を捨ててキリスト教徒として聖杯の探索に赴くことも許されませんランスロットは高貴な騎士であり、ギネヴィア妃と宮廷的恋愛を行っていますがキリスト教としてはケガレているということで、聖杯を手にすることはできませんギャラハッドは、全くケガレの無い騎士であるが故に危難の席に座ることもできましたし、聖杯を手にすることもできますしかし、騎士として宮廷的恋愛を体験することができないうちに若くして死ぬことになります</p><p>美智が、そんな話をオレにしてくれた</p><p>えっと、公、何にする</p><p>まり子がオレにメニューを見せてくれた</p><p>うわコーヒー一杯でも、すげー高い</p><p>カレーライスなんて、３０００円もする</p><p>コーヒーでいいよ狩野さんたちが来たら、すぐに移動だろ</p><p>さすがに狩野桜子さんの売春希望の話をここで聞くことはできない</p><p>そうねわたくしも、コーヒーにするわ</p><p>結局みんなコーヒーだけを注文した</p><p>お兄様、わたくしたちのお屋敷にも円卓を作りましょうか</p><p>瑠璃子がそんなことを言い出す</p><p>１人１人の席にちゃんと名前を入れて危難の席も作ると面白いですわ</p><p>面白そうですわね公と円卓の少女たちですか</p><p>まり子は笑っているがオレには、何が面白いのか全然判らない</p><p>ルリルリ、そのアイデアは良くないと思いますわたくしたちの家族が今後何人に増えるか判りませんから</p><p>美智がいつもの無表情で答えた</p><p>それなら１００人ぐらい座れる、大きな円卓を作ればいいのよアーサー王の円卓だって、１３しか席が無かったっていう説もあるけれどアーサー王の物語に登場する円卓の騎士の数は、１３人以上いるし</p><p>ウィンチェスターのグレートホールに飾ってあったアーサー王の円卓は２４席でした</p><p>レイちゃんが、笑顔で言う</p><p>ああ英国趣味なんだよなレイちゃんは</p><p>マロリー版では、３００人座れると書かれています</p><p>３００人座れるってどんだけデカいんだ</p><p>狩野桜子さんがやって来た</p><p>警護役の不知火シエさんと年輩の男性も一緒だった</p><p>お待ちしておりましたわどうぞ、お座り下さい</p><p>ここは香月家の施設だから瑠璃子が応対する</p><p>サカモトは、車で待って居て下さい</p><p>狩野さんは、年輩の男性に言った</p><p>この人は狩野家の運転手なんだと思う</p><p>サカモト運転手は、心配そうに桜子さんを見る</p><p>香月セキュリティ・サービス、藤宮です</p><p>レイちゃんが立ち上がって、サカモト運転手に言う</p><p>わたくしが居りますのでご心配なく</p><p>レイちゃんのことは、この運転手さんも知っているはずだ</p><p>レイちゃんは、自分の名刺を取り出し</p><p>地下１階に運転手の方専用の休憩室がありますから、そちらでお休み下さい狩野桜子様がお帰りになられる時には、そちらに連絡致しますホテルの従業員か、香月セキュリティ・サービスの職員にこの名刺を見せれば、お部屋に案内致しますから</p><p>サカモト運転手は、名刺を受け取るのを拒もうとするが</p><p>受け取りなさい香月様に失礼になりますわ</p><p>狩野桜子さんがそう命じる</p><p>サカモトが心配するようなことは、何もありませんここは、香月様のお持ちになっているホテルですよ</p><p>サカモト運転手は、レイちゃんの名刺を受け取り</p><p>藤宮さん桜子お嬢様を、お願い致します</p><p>不知火さんもよろしくお願いします</p><p>さらに狩野家の警護役である不知火シエさんにも、声を掛ける</p><p>シエさんは表情が固い</p><p>やはり狩野家の中で、何か問題が起きているんだな</p><p>では、わたくしこれで</p><p>サカモト運転手は、スッと頭を下げると退出して行った</p><p>とにかく２人とも、座って下さいとりあえず、コーヒーでも飲みましょう</p><p>いきなり本題に入らない方が良いと思った</p><p>まずは、コーヒーでも飲んで狩野さんたちを落ち着かせよう</p><p>狩野さんは、暗い顔で緊張している</p><p>オレたちのコーヒーは、もう注文してしまいましたから狩野さんたちも、どうぞコーヒーがお嫌いでしたら、他の飲み物でも</p><p>オレは２人にメニューを差し出す</p><p>慌てることはありませんまだ昼前ですからゆっくり時間を掛けていいんですよ</p><p>そうですわ、狩野様</p><p>瑠璃子も、２人に言う</p><p>桜子さん黒森様と瑠璃子様が、そうおっしゃっているんですからとにかく、まずはお茶に致しましょう</p><p>最後にまり子が笑顔で、従姉妹の少女にそう言った</p><p>というわけで桜子お嬢様登場</p><p>ここからはサクサク進めていきたいと思っています</p><p>少年マガジンというマンガ誌は10年経つと全然違う物になってしまうので</p><p>いや10年前も一歩は連載していましたが</p><p>今はファンタジー系のマンガとかバトル物が多いですけれど</p><p>10年前の主流は、間違いなく萌え系でしたし</p><p>そもそも80年代には、ヤンキー系のケンカマンガばっかりの頃もありました</p><p>ミスターあじっこみたいな、アイデアで問題を解決する系のマンガばかりだった頃も</p><p>ホント、雑誌のテイストが全然違うんですよね</p><p>ジャンプの方は何十年経っても、ジャンプらしさが続いているのに</p><p>80年代初頭には暗黒期もありました</p><p>ホントに、暗いマンガばっかりの頃が</p><p>ヒロインがガチレイプされる凄ノ王とか</p><p>ヒロインが非処女の青の時代とか</p><p>後半のとんだカップルとか</p><p>主人公が、人殺しをしたと思い込んで東京に逃げてキャバレーのボーイになる朱に赤とか</p><p>マガジン50周年の時に、全然触れないんですよねあの暗黒期のことを</p><p>1220．桜子・売春したいお嬢様　／　売春希望の処女</p><p>ああ、そうそう、公そう言えば、この間、学校でね</p><p>まり子が、笑顔で話題を提供するが場の雰囲気は重いままだ</p><p>狩野桜子さんとお供の不知火さんの表情は、暗い</p><p>香月家のホテルの喫茶室日曜日の午前</p><p>オレと瑠璃子とまり子と美智とレイちゃん、それに狩野さんと不知火さんで丸テーブルを囲んで、コーヒーを飲んでいる</p><p>やっぱり何かあったんだな</p><p>狩野さんの家の運転手さんの様子も、変だったし</p><p>不知火さんは、わたくしたちの合同練習会にはいらっしゃらないのですか</p><p>美智が護衛役の不知火シエさんに話し掛ける</p><p>この前の香月家でのガーデン・パーティ以来香月セキュリティ・サービスの施設で、名家の警護役の合同練習会が行われている</p><p>例の武闘派お嬢様の栗宮さんたちは、毎回参加しているそうだ</p><p>なかなか、都合が合いませんので</p><p>不知火さんは、それしか返答しなかった</p><p>美智は、いつもの無表情で不知火さんをジッと見ている</p><p>合同練習会には来なくても、不知火さんは日常の鍛錬を怠ってはいないと思う</p><p>身体の姿勢の良さとか肌の艶で判る</p><p>オレも毎日、美智やイーディやミタマたちを見ているから警護役少女たちの体調なんかが、何となく判るようになってきた</p><p>今の不知火さんはむしろ、体調が良すぎる状態なんじゃないかな</p><p>つまり臨戦態勢で、ここに居る</p><p>ご主人様である狩野桜子さんに何かあったら、相手がオレたちであったとしても闘う覚悟をキメている</p><p>そういう張り詰めた気を彼女から感じた</p><p>こっちは、美智とレイちゃん2人の警護役を連れて来て良かった</p><p>美智の戦闘力も凄まじいがレイちゃんは、プロの警護人だ</p><p>不知火さんもレイちゃん相手には、無茶なことはしないだろう</p><p>ああ全員、コーヒーを飲み終わった</p><p>上階のホテルの部屋に移動して狩野さんの込み入った話を聞くか</p><p>ああ、じゃあ行こうか</p><p>オレたちは席を立つ</p><p>会計はしない</p><p>ここは香月家の施設で瑠璃子もレイちゃんも居る</p><p>請求書は、後でまとめて香月家か香月セキュリティ・サービスに届くのだろう</p><p>そういう状況が判っているから狩野さんも今のコーヒー代を払いますみたいなことは言わない</p><p>喫茶室のボーイさんに軽く頭を下げて廊下に出る</p><p>そのまま全員でエレベーターに乗って</p><p>香月家専用のフロアへ向かった</p><p>この前来た時は、ジッちゃんが居たから廊下の要所ごとに香月セキュリティ・サービスの制服職員が配置されていたけれど</p><p>今日はいない</p><p>こちらのフロアはわたくしたち以外には、完全にクローズドにしてあります</p><p>つまり、誰もこの階には来られないようにしてあるんだ</p><p>ルーム・サービスを利用なされる場合は別ですがその時も、飲食物を運んで来るのは、わたくしの部下ですのでご安心下さい</p><p>レイちゃんが知っている香月セキュリティ・サービスの職員しか入って来ない</p><p>お部屋は、こちらです</p><p>レイちゃんは、オレたちの先頭に立って廊下を進む</p><p>奥の部屋のドアの前で立ち止まるとカード・キーを差し込んで、鍵を開ける</p><p>この間とはまた別の部屋だな</p><p>レイちゃんが、ドアを開けてくれたのでみんな中に入る</p><p>ああ、前回、変な政治家と面談した時と同じ造りだ</p><p>廊下から入ったところが従者の待機場の前室になっていて、さらに奥に部屋がある</p><p>わたくしは、こちらに控えております何か、御用がございましたらインターフォンか、こちらのドアを開けてお知らせ下さいここからは、奥の部屋の声は一切、聞こえませんから</p><p>つまり、ここはジッちゃんが、政財界の人たちと密談する時に、警護役や秘書たちを待たせておく部屋なんだ</p><p>だから奥の部屋での会話は、一切、ここでは聞こえないように徹底して作られている</p><p>こちらの部屋のことはわたくしが知っていますから</p><p>ああ、どこにインターフォンがあるのかとかは、瑠璃子が全て判っているんだな</p><p>ジッちゃんと一緒に、ここの部屋を利用したことがあるんだろう</p><p>ここのホテルは、瑠璃子たちの学校に近いから</p><p>ジッちゃんが、ここで密談した後なんかに、学校帰りの瑠璃子たちを呼んで一緒に、お茶の時間を楽しんでいたんだろう</p><p>ところで、狩野様不知火さんは、どうなさいますか</p><p>瑠璃子が、優しい笑顔で桜子さんに尋ねる</p><p>もし、奥のお部屋に不知火さんをお連れになるのでしたらわたくしたちも、警護役を連れて参りますが</p><p>まり子によると狩野さんが売春したがっているのは、かなりプライベートな問題を抱えているからだそうだ</p><p>まり子は、狩野さんの従姉妹だから何が問題なのかは知っているらしいけれど</p><p>でも、とにかく狩野桜子さんが、売春したがっていて相談を受けた従姉妹のまり子が、オレに声を掛けた</p><p>だから、オレと桜子さんと仲介者のまり子は奥の部屋へ入って、詳しい話を聞かないといけない</p><p>また、瑠璃子はここが香月家の施設であり、オレは名家・香月家を通してしか狩野さんと面識が無いのだからオレたちに同行する権利がある</p><p>しかし美智は</p><p>狩野さんが美智には自分のプライベートなことは聞いて欲しくないと感じるのならこの前室に残して、奥の部屋には立ち入らせないようにするべきだろう</p><p>プロの警護人であるレイちゃんがそうすると言っているように</p><p>ただ、もし狩野さんが、美智の同行を認めないのなら彼女の方も、警護役である不知火さんを奥の部屋に連れて行くことはできない</p><p>密室の会話に、自分だけ警護役を連れて行くのは香月家に対して、礼を失することになる</p><p>わたくしは、桜子お嬢様のお側を離れません</p><p>狩野桜子さんが答える前に不知火さんが、言った</p><p>でもシエ、それは</p><p>主人の桜子さんは、明らかに躊躇している</p><p>ススッと、美智が前に出てそう言った</p><p>大丈夫よ、桜子さん美智さんは、お口の固い方だから香月みすず様の警護役ですから、心配は要りませんわ</p><p>まり子がそう言う</p><p>ああまり子は、桜子さんの今の精神状態では、不知火さんが側に居てくれる方が良いって思っているんだな</p><p>じゃあ、それでいいじゃないか</p><p>オレは、そう言って先にドアを開けて、奥の部屋に入る</p><p>そうですわね麗華お姉様何かありましたら、お呼び致しますのでよろしくお願い致します</p><p>瑠璃子も、レイちゃんにそう言ってオレに続いた</p><p>その後ろを当然のように美智が付いていく</p><p>さ、桜子さんわたくしたちも入りましょう</p><p>まり子に促されて狩野さんは、仕方なさそうに不知火さんを連れて、部屋の中に入った</p><p>一番最後に部屋に入った不知火さんがドアを閉める</p><p>これで、この部屋の中の様子は、絶対に、外には漏れない</p><p>なるほど部屋の構造は、この前、オレが政治家と会ったところとよく似ているけれど</p><p>さすがに、この部屋はジッちゃんが使っている部屋だから</p><p>広いし、部屋の調度品なんかも豪華だ</p><p>それと、さらにこの部屋から奥に続くドアが幾つもある</p><p>ここはお仕事の合間に、お祖父様がご休憩なさることも考えて造られていますから</p><p>ベッドルームやバスルームと繋がっているんだな</p><p>多分ジッちゃんが、もう少し若かったころは</p><p>ここに愛人を呼んで、セックスしたりもしていたんだろう</p><p>今日は、わたくしに自由に使って良いとお許しを得ています</p><p>瑠璃子はジッちゃんにオレとセックスを楽しみたいと言って、この部屋を使わせてもらっている</p><p>だからベッドルームもバスルームも好きに使っていい</p><p>どうぞ、ご覧になって下さいませ</p><p>瑠璃子は、そう言うと寝室に繋がるドアを開ける</p><p>オレたちが、中を覗き込むと</p><p>あ和室なんだ</p><p>はい、お祖父様は和室でお休みになるのがお好きですから</p><p>新しい畳の匂いのする部屋にはすでに布団が敷かれていた</p><p>枕は２つ</p><p>床の間に花が生けられている</p><p>それを見て狩野桜子さんの顔が、真っ赤になる</p><p>これはちょっと生々しいよな</p><p>こちらの部屋を使うかどうかは狩野様のお話次第ですわ</p><p>さてあちらで、詳しいお話をお聞かせ下さいませ</p><p>そう言って、元の部屋の奥のソファを、オレたちに示した</p><p>そうだなとにかく、狩野さんのことを話してもらわないと、オレもどうしたら良いのか判らないよ</p><p>オレは率先して向かい合ったソファのところに行き、さっさと座る</p><p>お兄様も、そうおっしゃっていますから</p><p>瑠璃子に促されて狩野桜子さんは、オレの正面に座る</p><p>オレの横に瑠璃子が狩野さんの横に、まり子が座る</p><p>不知火さんは桜子さんの脇に立っていた</p><p>これは何か起きた場合、すぐに狩野さんを守るために行動するという意思表示だろう</p><p>だから、美智もソファには座らずに、オレの横に立っている</p><p>とにかく何がどうなって、こういう話になったんですか</p><p>今はかつての輝きを失っているとはいえ3大名家の1つの狩野家のお嬢様が売春したがっているというのは</p><p>うつむいていた狩野さんは顔を上げると、オレに</p><p>このまま、何も聞かないでわたくしの身体を買っていただくということは、できませんか</p><p>即座に不知火さんが主人に声を掛けるが</p><p>シエは黙っていてこれは、私自身が決めたことです</p><p>狩野さんの意志は固そうだ</p><p>それで幾らで</p><p>キョトンとする狩野さん</p><p>いや狩野さんが、売春したがっていると言う話だけは、まり子から聞いていましたけれど身体を売るというからには、狩野さんの身体に値段が付いているんですよね一体、幾らで狩野さんは、売春したいんですか</p><p>オレはストレートに言う</p><p>何だこの困惑は</p><p>あの相場は、幾らぐらいでございますか</p><p>桜子さんは、そんなことを言い出す</p><p>わたくしぐらいの年頃の娘でしたら幾らぐらいで、買っていただけるものなのでしょう</p><p>これで1つハッキリした</p><p>桜子さんはお金が目的で、売春したいのではない</p><p>狩野家の財政が苦しくて自分の身体を売って、家を助けたいとかそういう話ではないようだ</p><p>そんなのオレには判りません</p><p>オレは、キッパリと答える</p><p>しかし黒森様のお家は、そういうことを専門になさっていると聞きました</p><p>ああ黒森家の稼業については、知っているんだな</p><p>あの一般的な値段で、結構でございますから</p><p>一般的な女子高生売春の値段て、幾らぐらいなんだろう</p><p>ご主人様、ちょっとよろしいですか</p><p>ああ、美智</p><p>美智は、オレなんかよりも、ずっと頭が良いのだから上手い答えを知っているはずだ</p><p>狩野様は今年、１６歳でいらっしゃいますね</p><p>美智が狩野さんに言う</p><p>はい美智さんもご存知の通り、高校１年生ですわ</p><p>元から在校生の少ない超お嬢様校の生徒で名家・狩野家の令嬢と、名家・香月家の警護役だからお互いのことは、よく知っている</p><p>１６年前に生産されたワインは全て、同じ値段ではございません</p><p>それこそ１本数百万円もするような、貴重なワインもございますし日常的に料理に使われているような安価なワインもあります</p><p>な、なるほど上手い例えだぞ、美智</p><p>ああそれと同じなのね女の子にも、一般的な値段なんていうものは無いということね</p><p>まり子が、美智の言葉にうなずく</p><p>で、でしたら黒森様が、わたくしに値段を付けて下さい</p><p>狩野さんは、オレを見て言う</p><p>眼の前に居る桜子さんは間違いなく、可憐な美少女だ</p><p>少し物憂げなところがあるのが魅力的だ</p><p>ベッドの上で、思い切り困らせてみたいと思わせるような魅力がある</p><p>この人はただの女子高生ではない名家中の名家のご令嬢だぞ</p><p>わ、わたくしは黒森様が御提示なさった金額で構いませんから</p><p>狩野さんは悲しげな眼で、そう言う</p><p>それでは、肉体の押し売りです狩野様</p><p>瑠璃子が、ムッとして言う</p><p>あなたは名家の娘としてのご自分の立場を判っていて、そんなことをおっしゃるのですか</p><p>可憐な美少女の高校１年生でそれでいて家柄の高い、名門家のお嬢様となれば</p><p>どれだけ大金を支払っても、セックスしたがる金持ちは居るだろう</p><p>狩野さんは、処女ですか</p><p>羞じらって、頬を赤く染める桜子さん</p><p>セックスの経験があるかどうかで、値段が変わるから聞いているんです</p><p>オレは少し強めに尋ねた</p><p>性的な経験はありません</p><p>桜子さんは、ビクッと震えて答えた</p><p>つまり処女なんですね</p><p>ダメ押しで、聞く</p><p>さ、桜子様はしたないですわ</p><p>不知火さんが、ご主人様にそう言うが</p><p>今日は、狩野さんからの申し出でオレたちは、ここに来ているんです大事な話をしているのですから、不知火さんは黙っていて下さい</p><p>そうね話の邪魔をするのなら、藤宮さんの居るお部屋に下がってもらうわよ</p><p>まり子も不知火さんを睨む</p><p>あなたには、この場での発言権はないのですからね</p><p>不知火さんは、まり子に頭を下げる</p><p>狩野さん、話を戻しますあなたは、誰かとキスしたことはありますか</p><p>これも大事な確認ですまだ、キスもしたことのない女の子なら売値が高くなりますから</p><p>オレは専門家っぽく、言い切る</p><p>桜子さんは、赤面したまま身体を震わせて、答える</p><p>今までに男性と交際したことはありますか</p><p>そうだろうなあの超お嬢様校は、ジッちゃんと歌晏さんが、名家の娘たちを男たちから隔離する目的で運営しているんだから</p><p>１６歳で、処女で、キスも経験がなくて、男と付き合ったことは一度もない</p><p>オレは桜子さんの眼を見て、確認するように言う</p><p>そういう女の子をそうですね、裏の世界でオークションに掛けたら狩野さんの最初のセックスには、１０００万円以上の値が付くと思いますよ</p><p>オレは適当な数字を言った</p><p>実際には、桜子さんの処女が幾らで売れるかはオレには判らない</p><p>でも、どう考えても１０００万円超えは、確実だよな</p><p>ミナホ姉さんなら平気で、それぐらいの金で狩野さんを売るはずだ</p><p>そ、そうでございますか</p><p>桜子さんは素直に、驚いている</p><p>だけど、そうなるとオレでは買えませんオレは、１０００万円なんて持ってないですから例え、持っていたとしても狩野さんの処女を買うために、そんな金を払うのは無理ですそれだけの金があったら、もっと有意義なことに使いますから</p><p>１回の処女とのセックスだけで１０００万円を支払うのは、ちょっとな</p><p>だから、適正な値段ではオレには、狩野さんを買うことはできません</p><p>あ、あのわ、わたくしは本当に、幾らでも構わないんです</p><p>桜子さん</p><p>黒森様が、お支払いできる金額で結構です</p><p>それは狩野様は、１００円でもお兄様に身体を売られるということですか</p><p>１００円は極端だけれど</p><p>そ、それでも構いませんわ</p><p>桜子さんは震えながら、そう言った</p><p>名家・狩野家の桜子様の価値が１００円でよろしいのですか</p><p>瑠璃子は、さらに問う</p><p>わ、わたくしはわたくし自身には、大した価値はございませんから</p><p>桜子さんの言葉は、自暴自棄そのものだった</p><p>でも、無料はお嫌なのでしょう誰でも構わないから、男性に身体を委ねるというのではなく狩野様は、ご自分の身体を売るという行為売春がなさりたいのですわね</p><p>瑠璃子がとがめるように、尋ねた</p><p>は、はい瑠璃子様のおっしゃる通りでございます</p><p>自暴自棄だけれど売春がしたい</p><p>１００円でも構わないから、セックスの対価を得る行為を体験したがっている</p><p>こんなの訳が判らない</p><p>本当に１００円で、結構です黒森様わたくしを買っていただけませんか</p><p>桜子さんは、泣きそうな眼でオレを見てそう言う</p><p>何か深い理由があるんだな、こりゃ</p><p>そう言われても</p><p>どんなご命令にも従いますどんな恥ずかしいことでも、致しますから</p><p>どうしてこんなに、必死なんだ</p><p>あなたを抱くということがオレにとって、かなりリスクがあることだということは判っていますか</p><p>オレはみすずのパートナーとして、名家のお嬢様たちに認知されている</p><p>オレが、あなたとセックスしたことしかも、金であなたを買ったことが世間に知られたら、大変なことになるんですよ</p><p>ジッちゃんが許しても他の名家の人たちが、オレを許さないだろう</p><p>わたくしを買って下さったことは誰にも言いません一生、内緒に致しますから</p><p>桜子さんは、そう言うが</p><p>いいや狩野さんオレが、今まであなたの話を聞いて感じたのは</p><p>オレは彼女を見て</p><p>あなたは、誰かに売春したことを示したいんじゃないですか</p><p>理由は、判らないけれど</p><p>わたしは売春してきたのよと、と言ってやりたい相手が、居るんじゃないだろうか</p><p>どういう人間関係のもつれで、そういうことになったか判らないけれど</p><p>そうじゃなかったら、１００円でもいいから売春したいという話にはならないだろう</p><p>世間には売春したことは、知られたくないんですよねだから、あなたはオレを相手に選んだんでしょう</p><p>オレなら絶対に、桜子さんを買ったことを公言しない</p><p>まり子にそう言われて、桜子さんは納得した</p><p>そもそも、ミナホ姉さんの黒森家は名家の人たちの性に関する秘密を、きっちりと守り続けている</p><p>白坂創介の処刑だって政財界の人たちは、ミナホ姉さんが顧客の情報の流出を止めるためにしたことだと思っている</p><p>だから白坂創介の死に関する捜査には、ありとあらゆる圧力が掛けられ強制的に打ち切られた</p><p>オレはそのミナホ姉さんの弟黒森家の人間だ</p><p>口の堅いのは確実だ</p><p>でも、狩野さんが誰かにたった１人でも、売春してきたと言ったらそう、ほのめかすだけでもそれだけでも、大変なことになります</p><p>狩野さんは、強張った表情でオレを見ている</p><p>多分、あなたにそう言われて相手は狩野さんが売春した男を、必死になって探そうとするはずですそして、オレのことに気付くかもしれませんそうなったら</p><p>そいつが、オレと桜子さんの関係を世間にバラすかもしれない</p><p>あの人は、そんなことはしません</p><p>あの人はわたくしのことなんて興味がないのですから</p><p>彼女の眼はどうしようもなく寂しそうだった</p><p>わたくしが本当に売春してきたと言ったらわたくしに愛想を尽かすだけですわ黒森様のご迷惑になるようなことにはなりません</p><p>それはどうでしょう</p><p>狩野様は、そうご判断なさったとしても実際は、どうなるか判りませんわ</p><p>そして、不知火さんを見て</p><p>不知火さんあなたは、多分、狩野様のお相手を知っていると思いますけれどあなたは、どう思いますか狩野様が売春なさったと聞いたら、その方はどうなさると思います</p><p>不知火さんは</p><p>とても、お怒りになられると思いますおそらく、ありとあらゆる手段を使って桜子様を買われた方を探されると思います</p><p>やっぱり、そうだよな</p><p>桜子さんやっぱり、きちっと全てお話ししなくてはダメよ</p><p>まり子が従姉妹に言う</p><p>そうしていただけないとわたくしたちには、何もして差し上げられませんわ</p><p>話して下さいここまで聞いてしまった以上、オレたちには詳細を聞く権利があると思います</p><p>オレもそう言った</p><p>そうよ桜子さんは、すでに公や瑠璃子様たちに、多大な迷惑を掛けているんだから</p><p>こうやって、場所を用意して下さって桜子さんのメチャクチャな提案を、真面目に聞いてくれているだけでも大迷惑よ</p><p>桜子さんはうつむくと</p><p>そうですわねわたくしの事情を何も話さないというのは間違っておりました申し訳ございません</p><p>オレたちに、頭を下げる</p><p>じゃあオレたちに、話してくれるんですね</p><p>桜子さんは、顔を上げると</p><p>はい全て包み隠さずに、申し上げます</p><p>そう、約束してくれた</p><p>ガンダムＢＦＴが終わりましたが</p><p>前作と監督が違って、脚本家が同じという体勢での製作だったので</p><p>アニメにおける、脚本家の力というのがよく判りました</p><p>結局、どういうキャラクターで、どういうストーリーにするかは監督の指示なので</p><p>脚本家では、どうすることのできない領分があるんでしょうね</p><p>ガンダムＢＦでも、バトルの単調さとかは指摘されていましたがキャラクターの魅力で、面白さをキープしていましたが</p><p>ＢＦＴは、チーム戦という特色が全然上手く演出できていない上にキャラクターの魅力が</p><p>これは監督の力不足なんだと思います</p><p>1221．桜子・売春したいお嬢様　／　理由　その１</p><p>あの、わたくしは</p><p>外からは絶対に盗聴される心配のないジッちゃん専用のホテルの部屋</p><p>それでも、狩野桜子さんは緊張している</p><p>そ、その</p><p>桜子さん、言いにくかったらわたくしからお話致しましょうか</p><p>まり子は、桜子さんの従姉妹だから彼女の秘密を知っているらしい</p><p>もちろん、桜子さんの脇に控えている警護役の不知火さんも知っているはずだ</p><p>さっき静かにしていろと注意されたから悶々とした表情で、主の桜子さんを見つめているけれど</p><p>いえ、大丈夫ですわ</p><p>そして、桜子さんはオレの眼を真っ直ぐに見て</p><p>黒森様、香月瑠璃子様これから、わたくしの話すことは絶対に誰にも話さないと約束して下さいませ</p><p>これは困ったな</p><p>みすずにも、話しちゃダメってことか</p><p>はいこれから申し上げることは、狩野家にとっての家の恥でございますから</p><p>うちの場合オレが直接話さなくても、鷹倉姉妹には心を読まれてしまうんだけれど</p><p>ああ、それはいいのかオレが話さないという約束は守っているんだし</p><p>月子も、ヨミも、ルナも、コヨミちゃんも人間はできている子たちだから、オレが誰にも話してはいけないと思っていることなら、他の子に話したりはしないだろう</p><p>後で一応、黙っててくれと命じておくことにする</p><p>判りました、約束しますオレは、狩野さんから聞いたことを誰にも話しません</p><p>わたくしも、秘密に致します</p><p>瑠璃子も約束する</p><p>美智もいいな</p><p>はい絶対に他言は致しません</p><p>美智は、みすずの警護役として名家の世界のことはよく判っているから</p><p>狩野さんが家の恥とまで言い切るようなことは、本当に世間に広まってはマズイことなんだろうと理解している</p><p>すでに、桜子さんの秘密を知っているまり子と不知火さん</p><p>話を聞いても他言しないと約束したオレと瑠璃子と美智</p><p>それでこの部屋の中の人間は全てだ</p><p>狩野さんは大きく深呼吸して</p><p>それでは、お話しさせていただきます</p><p>改めて、オレと瑠璃子を観る</p><p>実はわたくし狩野家の正当な娘ではないのです</p><p>正当な娘でないってことは</p><p>違うわよ、桜子さん桜子さんが、狩野家の正当な娘であることは確かなのよあなたのお父様が狩野様であることに間違いは無いんだからそれはDNA検査の結果で、はっきりしたはずよ</p><p>DNA検査までしたんだ</p><p>狩野桜子さんを巡って、そんな大騒動が起きていた</p><p>しかし、わたくしはお母様の娘では、ございませんから</p><p>桜子さんは、とても辛そうな表情で言う</p><p>わたくしは狩野家の父と母法的に正しい夫婦の間に、生まれた娘ではございません</p><p>わたくしは父が、銀座のお店の女性に産ませた子供なのです</p><p>つまり不倫の子なのか</p><p>その女性が、わたくしを妊娠していることが発覚した時にはもう堕胎できない時期になっていたそうですそれで狩野家は当時は、先代のわたくしの祖父がまだ健在でございましたから当主の判断で、わたくしを母の産んだ子として、狩野の戸籍に入れたのです</p><p>桜子さんは言う</p><p>かつての勢いを失っているとはいえ狩野家には、まだ昔の臣下が色々と手助けしてくれますから</p><p>ああエリカが産まれた時、みたいなことをしたのか</p><p>エリカも今の両親の実子ではない</p><p>エリカの母親は黒い森の元・娼婦だった人だ</p><p>海外の病院でエリカの母親が産んだということに偽装したんだよな</p><p>狩野桜子さんの場合も知り合いの病院で、そういう偽装工作をしてもらったんだろう</p><p>ですから、わたくしが狩野家の正当な娘ではないということはこれまでは、狩野家の内部の人間とお医者様だけの秘密となっていました</p><p>これまではって</p><p>わたくしも、知っていたわよわたくしの母は狩野家の出身ですから</p><p>それで香月家のガーデン・パーティの時にまり子と桜子さんの関係が、何となくギクシャクしていたんだな</p><p>まり子は名家の血は引いているけれど</p><p>彼女の実家である鳥居家は昭和に成り上がった家だから、名家では無い</p><p>それが、以前のまり子のコンプレックスになっていた</p><p>上流社会でも、彼女たちの通う超お嬢様校でも名家の子女は、明らかに扱いが違う学校に警護役を連れて来るなどの色々な特権も持っている</p><p>同じ学校に同い年の桜子さんが在籍しているのだからまり子にとっては、子供の頃から、コンプレックスを刺激される毎日だったと思う</p><p>しかも、名家と言っても狩野家は、没落し掛かっている状態だし</p><p>逆に名家ではないけれど、まり子の鳥居家は、トリイ電子という世界的な企業の創業一族でありとてつもない資産家だ</p><p>まり子は鳥居家や父親を誇りに思っている</p><p>まり子はそのことをいつ知ったんだ</p><p>２年くらい前よ中2の終わりぐらいだったから</p><p>なるほどだからか</p><p>名家・狩野家の令嬢だと思っていた桜子さんが本当は、不倫の子であると知って、まり子はショックだったんだな</p><p>自分自身はトリイ電子の現在の社長である父親と、名家出身の母親立派な両親の間に生まれた娘だ</p><p>だから、桜子さんに対して複雑な感情をこじらせて</p><p>名家の娘ではないのに、学校にハイジという警護役を連れて来るという暴挙に踏み切ってしまったのか</p><p>お母様から聞いたわもちろん、誰にも話してはいないわよお父様にも、内緒にしているわ桜子さんがご自分でおっしゃってた通り、これは狩野家にとって恥ずかしいことだもの家の外に漏らしてはいけないことなのは、判っていたもの</p><p>狩野家の恥</p><p>今の狩野家は他の名家の皆様にお助けしていただいて、何とか家格を保っている状態でございますから</p><p>桜子さんが言う</p><p>確か狩野家自身の資産は、もうほとんど残っていなくて</p><p>今は、色んな財団なんかの名誉職をやらせてもらって名家の一員としての地位をギリギリ保っていると聞いた</p><p>かつての香月家、歌晏家と並ぶ３大名家としての家柄だけで、どうにか存続を許されている家</p><p>家がそのような状態ですのにお店の女性と関係を持ち、子供を産ませたなどというのは、皆様のご好意を裏切る行為でございますから</p><p>ああみんなに助けてもらっているのに、何をやっているんだって、他の名家の怒りを買うことになるのか</p><p>だからわたくしの秘密に関しては、これまで徹底的に外に漏れないようにされてきたのです</p><p>桜子さんは、悲しげにそう言った</p><p>狩野家の内部では桜子さんに、酷いことを言う人も居たけどねわたくしもあんまり、桜子さんと仲良くしないようにしたし</p><p>公と会うまではね最近はホラ公の家で、色んな境遇で生きてきた子たちを知ったから桜子さんに冷たくするのは、間違っていたって気付いたのよ</p><p>無理矢理娼婦に堕とされたミナホ姉さんや克子姉、渚</p><p>帰る家を失った雪乃やマナ、双子、ありすたち</p><p>最初から、帰る家も無いアニエス</p><p>本当に酷い境遇で育った子たちがたくさん居る</p><p>だからここしばらくは、学校とかで桜子さんと親しく話すようにしていたのよ桜子さんの問題は桜子さん自身のせいじゃないんだからそう思えるように、なったのよ</p><p>まり子もこの数週間で、ずいぶん変わった</p><p>人の気持ちを考えるようになった</p><p>桜子さんの秘密は判りましたけれど</p><p>オレは桜子さんを見る</p><p>それでどうして桜子さんが売春したいのかは</p><p>話の繋がりが見えない</p><p>ああ、それはね公</p><p>狩野家にね大叔母様が居るのよ</p><p>オオオバサマ</p><p>あたしたちのお祖父様先代の当主ね、もう亡くなっているけれどそのお祖父様の姉よ今年、８０歳でまだ元気なのよ</p><p>ああお祖父さんのお姉さんが大叔母様か</p><p>その方は、昭和初期の狩野家が羽振りがよかった頃の人なのよだから、今でも他の名家の人に見下した態度を取ったりわたくしなんて、名家の人間じゃないからって口も利いてくれないわすっごく意地悪で、威張ってて口が悪い人なのよ</p><p>大叔母様は昔、狩野家から他家にお嫁に行かれたのですけれど</p><p>嫁ぎ先で大げんかして、出戻りになってそのまま、ずーっと狩野家の離れに居座ってるのよね</p><p>桜子さんの言葉にまり子が付け足す</p><p>離れと言っても母屋とは完全に別れていますし、そちらにお台所も浴室もありますし、玄関も専用のものがありますから</p><p>普段はまったく、桜子さんたちとは顔を合わさないのよ同じ敷地に暮らしているけれど生活は別って感じよね</p><p>それでも年に数回は、狩野家の本家の屋敷で一族の集まりがありますから</p><p>大叔母様もやって来る</p><p>大叔母様は狩野家が衰えたのは、自分の弟つまり、わたくしや桜子さんのお祖父様が当主の時に、采配を誤ったからだと思っているのよそれをいつも、一族の集まりで大きな声で言うわけこんなことになるのなら、自分が当主を継ぐべきだったとか平気で言うのよ結婚に失敗して、家に帰って来たくせに大叔母様に当主の資質なんか、全然無いのよ会社経営とかだってしたことがないのに言いたい放題なのよ</p><p>まり子は、その人のことが大嫌いなんだな</p><p>本当に困った方なのよでも、狩野家の中では本家の血筋で、一番年長の方だからみんな、迷惑に思っていても逆らえないのよ</p><p>前当主の姉で弟は、もう亡くなっている</p><p>だから現在の当主である桜子さんの父親よりも、態度が大きい</p><p>でその大叔母様が、この前の集まりの時にも思いっきり、やらかしてくれたのよ</p><p>まり子は、ハァと溜息を吐いた</p><p>わたくしも母とその場に居たわお祖父様の法事だったのよねだから、本当に、狩野家の本家と分家だけが集まった内々の会合だったんだけれど</p><p>まり子の表情が曇る</p><p>何が気に障ったのか判らないけれど宴席の最中に、急にまた大叔母様が亡くなった先代の批判を始めてね法事なのにそれから、現在の当主である桜子さんのお父様のことまで、ケチョンケチョンに罵りだして</p><p>桜子さんの表情も暗くなる</p><p>あげくに桜子さんを指差して、この子は、売春婦の娘だって言い出したのよ</p><p>ちょっと待ってくれ桜子さんの本当のお母さんて、銀座のお店の人なんだよな</p><p>さっきの話だとそうだった</p><p>そうよ何て言うのあたしは、詳しくないけれど女の人がドレスを着て、お酒を注いでくれるようなお店の人だって聞いたわ</p><p>だから、いわゆるホステスさんてやつだよな高級クラブとかの</p><p>そうそうそういうお店の人だと思うわ、公</p><p>そういう人はまあ、水商売の人ではあるんだろうけれどそれは売春婦っていうのとは違うんじゃないのか</p><p>毎回、お金で身体を売る商売じゃないんだから</p><p>いや、オレも詳しくは判らないけれど</p><p>でも売春婦って言い切るのは、ダメだろう</p><p>わたくしも、そう思うわよでも、大叔母様は</p><p>まり子はうつむいている桜子さんを見る</p><p>大叔母様は、桜子さんのことを何度も売春婦の娘って言うのよ大きな声で他の人が止めても、止めないのよ何がツボに入ったのか、判らないけれどとにかく、何かにつけて桜子さんのことをこの売春婦の娘って指を差して言うのよ当主の家に、売春婦の娘がいるんだから狩野家は、もうオシマイだとかどうして、お前たちは、この場から売春婦の娘を追い出さないんだとか、狩野家の本家の屋敷が、売春婦の娘に汚されているとか１人でワーワーと騒いで</p><p>それは酷い</p><p>わたくしのことを罵れば、お父様やお母様が困惑致しますから大叔母様は、わたくしたち当主の家族が、困る様子を見るのが心地よかったのだと思います</p><p>不倫をして、他所の女に子供を産ませた父が悪いのですから</p><p>だけど家族の集まりで、そんな騒ぎを起こされるのは</p><p>でも、あんまりにも大叔母様のヒステリーが酷すぎるからついに分家の人たちが怒り出してね大叔母様を本家のお屋敷から連れ出して、強制的に離れに送還しろっていう話になったの</p><p>まり子は、そう証言すると不知火さんを見る</p><p>その役目が不知火さんたちに命じられたのよね</p><p>そのように命じられましたから分家の男性の方たちが、あの方を抑え付けるわけには参りませんし普通の女性では、力が足りませんから</p><p>本家の地位長老の老婆だから</p><p>不知火さんのような警護役の女性でないと身体に触れて、連れ出すことはできない</p><p>わたくしと不知火の家の女たちで、お連れ致しました</p><p>不知火家は、狩野家の警護役をする一族だ</p><p>不知火シエさんが、桜子さんの警護をしているように</p><p>一族の他の女性が、狩野家の本家の女性たちの警護を担当しているのだろう</p><p>でもそれがいけなかったのよね桜子さんの警護役である不知火さんが強制送還に参加していたことで、大叔母様がさらにヒートアップしてしまってね</p><p>何をしでかしたんだ</p><p>わたくしには、許婚者がおります</p><p>桜子さんが不意に言う</p><p>ああみすずにも、前は居た</p><p>名家・鞍馬家の娘だったミタマにも、そういう話があった</p><p>名家は他家との関係を強めるために、積極的に子供たちを結婚させる</p><p>家の勢いを失った狩野家だって、家柄は高いのだから婚姻関係を結びたがっている家は多いだろうし</p><p>すでに、資産家の鳥居家に嫁いだまり子の母親という前例もある</p><p>桜子さんだって、どこかの名家か資産家の子供との結婚が決まっていてもおかしくはない</p><p>いえ許婚者が、おりました</p><p>大叔母様が、そちらのお家にわたくしのことについて、お話になられましたので</p><p>キレた大叔母様が桜子さんの秘密をバラした</p><p>昨日破談となりました</p><p>ああだからか</p><p>不知火さんの桜子さんに対する様子が、変だったり</p><p>狩野家の運転手さんまでが桜子さんのことを心配していたのは</p><p>桜子さんが、婚約破棄されたことで精神的に不安定になってしまっているから</p><p>そちらのお家は、狩野家と長くお付き合い下さっておりますからわたくしの秘密については、他所には喋らないと約束して下さいましたが</p><p>桜子さんは、辛そうに言う</p><p>水商売の女の娘では、ご嫡男の嫁として受け入れるわけにはいかないそうでございます</p><p>名家ですとそういうお考えのお家もございますわね</p><p>はい狩野家の正当な娘でなければ、家に入れられないとそう、おっしゃったそうです</p><p>桜子さんの顔は、真っ青だった</p><p>外に公言しない代わりに許婚者だった方とは、２度と会わないように命じられました</p><p>子供の頃から、ずっとその方と婚約していたのにね</p><p>まり子は桜子さんの許婚者のことも知っているんだ</p><p>あの人は、そういうことは余り気になさらない人だと思うけれどあそこの家は、ご当主がとても真面目な方だから</p><p>不倫して水商売の女に産ませた子供というのが、受け入れられないんだ</p><p>いえ、あの方も慶彦さんも、お父様と同じお考えですわ</p><p>まり子の言葉に桜子さんは、言う</p><p>メールをいただきましたあちらのお家でも、調査をなさってわたくしの本当の母親が、酒場の女であることを確かめられたそうですそれでわたくしが、ずっとそのことを黙っていたことが許せないと</p><p>真面目な人だから、怒っているんだ</p><p>しかし、慶彦様はお心の中では、桜子様を愛していらっしゃいますわ</p><p>不知火さんが叫ぶ</p><p>きちんとお話すれば判って下さるはずです</p><p>桜子さんが、不倫の子であることは彼女のせいじゃないし</p><p>そのことを許婚者に言えなかったのは狩野家の都合だ</p><p>桜子さん本人が責められることではない</p><p>もういいのよ、シエ</p><p>桜子さんは、暗い表情のまま言う</p><p>わたくしは、もう何もかも諦めましたから</p><p>だからなのか</p><p>子供の頃からの許婚者に婚約破棄されたことで</p><p>桜子さんは、すっかり悲観的になってしまって</p><p>それで、桜子さんは売春してみたいんですか</p><p>本当に売春の娘になってしまおうと</p><p>いや、売春婦そのものになってはまう気なのか</p><p>そういうことではないのですが</p><p>桜子さんはフッと力なく、微笑む</p><p>慶彦さんのメールにファイルが添付してあったんです</p><p>ファイル</p><p>興信所を使ってお調べになったわたくしの本当の母親についての調査報告ですわ</p><p>銀座の高級クラブのホステスだった人の</p><p>わたくしそれを読んで、ショックだったんです</p><p>まず、何よりわたくしは今まで、自分が本当の母親がどうしているのかを考えたことが一度もありませんでした</p><p>わたくしも酒場の女であった母のことを汚れた存在だと感じていたんです名家の娘である自分とは世界が違う人だとだから本当の母親に会いたいと思ったことはありませんでしたむしろ父を騙した悪い人なんだと思っていました一方的に、母のことを淫らで強欲な人間だと思い込んでいたんですいえ、そう思わないと自分自身の出生について、受け入れられなかったんでしょうね</p><p>桜子さんの眼に涙が溜まる</p><p>わたくしはわたくしを産んだ後、母がわたくしを見捨ててお金で、狩野家にわたくしを差し出したのだと思っていたんですいえ、そもそも母は狩野家からお金を得るために父に近付き、父を騙してわたくしを身籠もったのだとそう思い込んでいたんです</p><p>でも報告書を読んでみたら、そうではなかった</p><p>はいわたくしは何という思い違いをしていたのでしょう</p><p>桜子さんの眼からポロリと涙が零れる</p><p>桜子の母に何があったのかは今から考えます</p><p>ホント、この作品はそういう感じで作られています</p><p>昨日、ゆえあって目黒川の桜が満開の川端を歩いたのですが</p><p>若いカップルから、済みません、カメラでボクたちを撮って下さいと頼まれました</p><p>最近は、自撮り棒が流行っていますが</p><p>まだまだ道行く知らない人に、写真を頼む人たちがいるようです</p><p>幸せそうなカップルで私は寂しくなりましたが</p><p>目黒川には強い風が吹いて桜吹雪が舞っていました</p><p>曇天だったのは残念でしたけれど</p><p>1222．桜子・売春したいお嬢様　／　理由　その２</p><p>わたくしを産んだ女性は関西のとある大学教授の娘でした</p><p>狩野桜子さんは言う</p><p>きちんとした家のちゃんとした教育を受けた人だったんですそれが東京の大学に進学して、たまたま知り合った友人にそそのかされて、アルバイトとして銀座のお店で働いていたのだそうです両親には内緒で</p><p>ああ世間知らずのお嬢さんだったのね</p><p>はい本人にとっては社会勉強というか知らない世界を覗き込んでみたかっただけなんだと思います友人からそういう店で働くと、政財界の人たちと知り合いになれるから、将来、就職が有利になると言われたようです</p><p>そういうことってあるのか</p><p>わたくしに聞かれても、判らないわよ</p><p>まともな方でしたら、公とプライベートを混同致しませんから酒場で知り合った女性の就職を世話するようなことはございません</p><p>美智が真顔で言う</p><p>しかし政財界には、まともではない方も多いですから</p><p>アルバイトでホステスをしている女子大生の面倒を見てしまう人もいないわけじゃないってことか</p><p>それでわたくしを産んだ女性は、夜の世界の仕事を始めて父と出会ったのです</p><p>まずは女子大生ホステスと客という関係で</p><p>父がどういう考えで、その女性と交際を始めたのか、わたくしには判りませんすでに母と結婚していたというのに</p><p>名家の世界では、よくあることです</p><p>お若い頃から許婚者がいらしてその方との結婚以外の人生しか頭の中にないまま、成長なさいますから</p><p>きちんと恋愛を体験しないまま許婚者と結婚して、家庭を築いてしまうということ</p><p>まり子が、美智を見る</p><p>はいそういう方たちが、大人になってからこじれた恋愛事件を引き起こすというケースがよくあるのだそうです</p><p>ああ子供の頃から、親の決めた許婚者が居て</p><p>しかも、そのことを一族や、他の名家の人たちも知っているから</p><p>許婚者以外の人と恋愛なんて、絶対にできない</p><p>名家の人たちは、子供の頃から警護役に監視されているし</p><p>わたくしは、正式にみすずお姉様の警護役に任じられた時に香月セキュリティ・サービスでレクチャーを受けました過去の名家で起きた恋愛事件についてのファイルも、その時に見ています</p><p>普通の警護役は、それぞれの名家に代々仕えている警護の家から採用されるけれど</p><p>美智はそういう家の出ではないし香月家には、香月セキュリティ・サービスという警護の専門会社があるから</p><p>わたくしは、名家についてプロの警護人と同じ教育を受けておりますそれぞれの名家のご家族の顔とお名前、お屋敷の位置、ご趣味から過去に起きた問題まで、全て教えていただきましたみすずお姉様に近づけてはいけない、注意人物なども</p><p>オレも最近、色々と教えてもらっているからよく判る</p><p>名家ってのは家ごとの格っていうか、上下関係が細かいし</p><p>家の古さや、血筋、昔持っていた爵位の違いとか、現在の資産状況とかで家の格式が変わる</p><p>なかなかメンド臭い</p><p>過去に事件を起こされている家の方にはそのことを暗示するような話題は、口にしてはいけませんから</p><p>ああ例えば、一族の中に銀座のホステスさんと恋愛事件を起こした家の人には</p><p>銀座の高級クラブとかの話は、一切タブーなんだな</p><p>狩野様の件に関してはファイルの中には見当たりませんでしたので、現在まで隠蔽されてするのだと思います</p><p>狩野桜子さんが、不倫の子だということは香月セキュリティ・サービスにも知られていない</p><p>いや、ジッちゃんや香月セキュリティ・サービスの谷沢チーフは知っているのかもしれないけれど</p><p>狩野家が完全に隠している以上美智たちに伝える必要はないということか</p><p>いずれにせよ名家の方、特に男性は、成人した以降に問題のある恋愛事件を起こされるケースがよくあるのです相手は会社の部下と水商売の女性が大半ですそういうことになっても、普通は深みにハマらないようにお付きの方が注意するのですが</p><p>父は深みにハマってしまったのですね</p><p>妻がいながら酒場の女性といえ、実際はそういうお店でアルバイトしているだけの女子大生と道ならぬ恋に堕ちてしまわれた</p><p>そして桜子さんを妊娠した</p><p>はい最悪の事態です母はその時、まだ19歳だったそうですから</p><p>何で、避妊しなかったんだ</p><p>いや、オレたちには理想的な避妊薬を使っているけれど</p><p>今までまともな恋をしたことがない名家のお坊ちゃんにはそういうモノを手に入れることは無理か</p><p>家の人たちにも内緒で不倫してたわけだし</p><p>コンドームが破れたとかそういう可能性もある</p><p>父もその女性も怖くなってそれで、誰にも相談できないまま時間ばかりが過ぎてもう、どうしようもなくなって当時まだ健在だった祖父に報告した時には、もう堕胎することはできなくなっていたそうです</p><p>桜子さんは、辛そうに言った</p><p>お母さんは１９歳でその時、お父さんの方は何歳だったんです</p><p>当時、父は２８歳でした</p><p>２８歳の名家のお坊ちゃんと１９歳の女子大生の不倫か</p><p>母は２６歳です父と結婚して３年目のことだったそうです</p><p>子供の頃から許婚者がいて</p><p>２５歳の夫と２３歳の妻で結婚して３年後に夫は、１９歳と不倫する</p><p>それで結局母が妊娠したということにして、地方の私立病院で祖父と母が立ち合って、その女性がわたくしを産んだのですが</p><p>桜子さんの表情がさらに暗くなる</p><p>祖父は騙したんです生まれたわたくしは、狩野の家で養育されるがわたくしを産んだ女性は、わたくしにいつでも会えるという約束だったはずなのですそれなのに</p><p>祖父は、わたくしが産まれるとその女性を追い出したのです幾ばくかのお金だけを渡して名家の権威を使って、その女性を脅したんですあなたが息子の子供を産んだという記録は、全て抹消するあなたは、狩野家とは全く関係のない人間だ今後一切、狩野家に関わらないでくれもし、あなたが息子や狩野家に近付くようなことがあればわたしたちは、政財界にも知り合いが多いから全ての影響力を駆使して、あなたを抹殺すると</p><p>そんな風に脅されたら、信じちゃうわよねまだ１９歳の大学生ならいや、桜子さんが生まれた時は、もう２０歳になっているか</p><p>父は、祖父の暴挙を黙って見ていただけだそうですそれがわたくしを産んだ女性には、一番辛かったそうですわ</p><p>結局妊娠した後のことを全て狩野家の当主である父親に尻ぬぐいしてもらってしまったから</p><p>桜子さんのお父さんは何も文句が言えない状況だったんだろう</p><p>それでその女性は、わたくしを奪われたまま傷心状態で実家に帰られたそうなのですが</p><p>政財界の人たちとコネが作りたくて、銀座のお店でホステスのアルバイトをして</p><p>そこで知り合った名家の男に妊娠させられて</p><p>一応、３大名家の１つということになっている狩野家の当主に脅されたら</p><p>もう東京で生きていくことはできないと思っちゃうよな</p><p>そういう世界に首を突っ込んで色々なモノを見てしまった後では</p><p>そして実家のご両親には、東京で何があったのかを報告なさったそうなのですがいえ、狩野家の名前など、詳細はお話にならなかったようですが</p><p>東京の大学に通っているはずが</p><p>夜のお店でアルバイトしてそこの客である既婚者の男性と関係を持ち</p><p>子供を産んでお金だけ渡されて、東京から追われて来た</p><p>さっきも申し上げた通りこの女性のお父様は、大学教授でとてもモラルに厳しい方だったそうで</p><p>ああ真面目な性格の人だったんだ</p><p>お怒りになられたお父様に勘当されてその女性は、実家からも追われて</p><p>東京を追われ、実家を追われ</p><p>それで九州の方でやはり、夜のお仕事をなさっていたそうです</p><p>銀座のホステスのバイトしか労働経験が無いから</p><p>流れ着いた地方都市で水商売をしていたんだ</p><p>そして、あのどうやら、とても生活が苦しかったそうで九州でも、その女性は悪い人に騙されたらしくてその</p><p>桜子さんは、ブルルッと身体を震わせる</p><p>最後には売春をなさっていたそうなんです</p><p>わ、わたくしにはよく判らないのですが電話でお客様に呼ばれて、指定されたホテルに行って身体を売るようなお仕事にまで身を堕とされていたそうです</p><p>ホンモノの売春婦になってしまったのか</p><p>狩野さん今最後にはって言ったけれど</p><p>その言葉が、オレには引っ掛かった</p><p>その女性はわたくしを産んで下さった方は、もうこの世にはいらっしゃらないそうなんです</p><p>亡くなっている</p><p>その女性に売春を指示していた人に暴力団関係者だそうです殺されたそうです慶彦さんのメールに添付されていた興信所の調査にはそう書かれていました</p><p>ホテル売春の元締めのヤクザに殺されたのか</p><p>ですから、わたくしは本当に売春婦の娘なのですわたくしを産んだ方はわたくしを産んだことで、人生を踏み外して最後は、売春婦として亡くなったのですから</p><p>ちょっと、桜子さん</p><p>桜子さんの様子を見て、慌ててまり子が声を掛ける</p><p>あなたが自分を責めることではないわよ全部、あなたの亡くなった先代のお祖父様とお父様がなさったことなんだから</p><p>そうだ人は、自分の出生には責任を負うことはできない</p><p>でも慶彦さんが、そう言われるんですメールに書いてありました君は、売春婦の娘なんだって</p><p>慶彦狩野桜子さんの許婚者か</p><p>そいつも、どこかの名家のお坊ちゃんなんだろう</p><p>だから精神が潔癖症なんだな</p><p>狩野家と関わったことでその女性が、売春婦に身を堕としたことは事実です慶彦さんはいえ、慶彦さんの家、高橋家の皆様も女子学生に子供を産ませ、わずかなお金だけを渡して追い払いその後、一切のフォローをしなかった狩野家が許せないそうです人として許せないと狩野家とは絶縁なさるそうですこれまでのお付き合いと、狩野家の名前を汚すことは名家全体に影響が出るということで今回のことに関しては、誰にも話さないと約束して下さいましたが</p><p>そこの家も名家の一員だからスキャンダルを暴露することだけは、しないと約束してくれた</p><p>でも、桜子さんにとっては</p><p>今まで知らなかった、自分の出生の秘密の詳細</p><p>特に、本当の母親に対して狩野家が酷いことをしたということ</p><p>自分を産んだことで母親の人生が狂って最後は、売春婦にまで堕ちて殺されていたということ</p><p>許婚者から婚約を破棄され絶縁宣言されたこと</p><p>幾つものショックな出来事が重なって桜子さんを追い詰めている</p><p>わたくしは売春婦の娘なのですわたくしが生まれなければその女性は、売春婦にはならなかったのですから</p><p>本末転倒だ</p><p>でも傷だらけの今の桜子さんは、そう感じている</p><p>だから、桜子さんも売春してみたいんですか</p><p>はいわたくしを生んで下さった女性の無念をわたくしは、この身で体験しなくてはいけないのです</p><p>それも間違った考えだ</p><p>彼女の中で渦巻いている感情の嵐はどこかへ放出させないといけない</p><p>狩野さんは許婚者だった人のことをええっと</p><p>高橋慶彦様ですわ</p><p>まり子がオレに教えてくれた</p><p>ああ、その慶彦さんのことを今、どう思っていますか</p><p>ど、どうとは</p><p>驚く桜子さん</p><p>だから許婚者の慶彦さんのことをまだ愛していますか</p><p>桜子さんはウッと息を呑む</p><p>あ、愛しているとかあの、そういうことは</p><p>だって、子供の頃に許婚者になってからずーっと、自分は将来、この人と結婚すると思って来た特別な人なんですよね突然、こんなことになって婚約破棄とかになってますけれど、桜子さん自身の気持ちはどうなんですか</p><p>オレはさらに問う</p><p>ど、どうとおっしゃられてもわたくしは</p><p>うつむく桜子さん</p><p>こういう事態になってしまった以上慶彦さんとのご縁は、もう断たれてしまいましたし</p><p>そういうゲンジツ認識は、どうでもいいんです桜子さんは今でも、慶彦さんのことが好きですかできることなら、慶彦さんと結婚したいですかまだ、そう思っていますか</p><p>わたくしが、そう思っていてももう、どうすることもできないことですわ</p><p>桜子さんは叫ぶ</p><p>ああ許婚者に対する気持ちは、まだ大きく残っているんだ</p><p>そうよ、公名家同士の家と家との関係だから、桜子さんと慶彦様はもう無理よ結ばれないわ</p><p>桜子さんは、絶望の表情で力なく、そう答えた</p><p>桜子さんが売春したいというのは自分の身を汚して、慶彦さんへの気持ちを断ち切りたいという気持ちもあるんじゃないですか</p><p>それははい、そういうこともあるのだと思います</p><p>桜子さんは素直に認めた</p><p>つまり、この人は破れかぶれなんだ</p><p>桜子様、お心をしっかりお持ち下さい今すぐは無理だとしても慶彦様は、きっと桜子様を受け入れて下さいますその日まで慶彦様とご結婚なさる日まで、桜子様は純潔でいらっしゃるべきなんです</p><p>警護役の不知火さんが一生懸命、主に訴える</p><p>無理です慶彦さんが、わたくしを受け入れて下さるはずがありません高橋家の皆様が、狩野家をわたくしをお許しになるはずがありませんしもし、あの方たちがお許し下さったとしてもわたくし自身が、わたくしを許しません</p><p>興信所の調査ではわたくしを産んで下さった方は、去年まで生きていらしたのですたった１人で苦しんで、苦しんでそして、殺されてしまわれたなんてわたくしは、その方の苦しみを知らないでのうのうと生きていましたそれどころかその方を、わたくしをお金で見捨てた悪い人間だと、勝手に決めつけていましたこのわたくしの罪は永久に許されません</p><p>自分の本当の母親についての罪悪感</p><p>助けてあげられなかったこと</p><p>悪い人だと思い込んで、恨んでいたこと</p><p>そういう思いが、桜子さんをさいなんでいる</p><p>だから、わたくしはその方の苦しみをわたくしも体験しなくてはならないのですですから売春を</p><p>これは自傷行為なんだな</p><p>自分の身体を痛めつけることで罪悪感から逃れようとしている</p><p>判りましたオレが、桜子さんの身体を買いましょう</p><p>黒森様、なぜ</p><p>不知火さんが、怒りの眼でオレに抗議しようとするが</p><p>公に任せて不知火さんは、黙っていて</p><p>まり子と美智が不知火さんを制する</p><p>ただし、約束して下さいあなたは、今でも名家・狩野家の令嬢なのですから狩野家の評判を悪くするようなことはするべきではありませんだから売春するのは、オレだけにして下さいオレなら絶対に誰にも話しませんから</p><p>この自傷行為は放っておくと、どんどんこじらせて</p><p>最後は、誰にでも身体を売るところまで、エスカレートする</p><p>だから最初に釘を差しておく</p><p>オレとのセックスで、何とか桜子さんの体内に溜まっている負のエネルギーを解放できれば</p><p>オレの他に売春行為を拡大させていくことはないだろうと思う</p><p>それはわたくしからもお願いしますお兄様とだけ限定すると約束して下さるのなら、わたくしも他言は致しません</p><p>名家・狩野家の歴史を正当な娘ではない桜子さんが終わらせてしまうおつもりなら仕方ありませんが</p><p>現在の狩野家は財産を失い、香月家や他の名家の支援で何とか家格を保っている</p><p>桜子さんの出生の秘密彼女が、不倫の子であったということよりも子供を産んだ桜子さんの母親を酷いやり方で追い出したことそして、その結果、桜子さんの実母が無惨な最期を遂げたということは大きなスキャンダルになる</p><p>狩野家は他家からの支援を一気に打ち切られることになるかもしれない</p><p>桜子さんの本当のお母様のことについては、お悔やみ申し上げますがあなたのせいで狩野家が潰れたら、それこそ数十代に渡るご先祖様たちが、みんな化けて出て来られると思いますわ</p><p>瑠璃子は、桜子さんの実母への思いと狩野家の歴史を天秤に掛け、何とか暴走を防ごうとする</p><p>そうですわね狩野家も本家だけではございませんし一族全てを路頭に迷わせるわけには参りません判りました黒森様にしか身体を売らないとお約束致します</p><p>取りあえずの歯止めはできた</p><p>もっとも自傷行為だから</p><p>負の感情が増大したらこの歯止めは効果がなくなるかもしれないけれど</p><p>ところで桜子さんを売ってもらう値段ですけれど</p><p>この人は酷い目に合うことで、自分を罰したがっている</p><p>だから、１発１００円でも身体を売ってくれるだろうけれど</p><p>時給計算でいいですか</p><p>オレはわざと、桜子さんの予想を外すことを言う</p><p>時給ですか</p><p>はい今は労働に対しての最低賃金は、多分時給８００円台の終わりの方だと思うんですけれど</p><p>確か、都道府県によって差があるんだよな</p><p>あんまり細かいと、計算が面倒なのでここは思い切って、時給１０００円ということでいいですか</p><p>黒森様にお任せします</p><p>桜子さんは、お金のために売春したいわけじゃないから</p><p>幾らでも構わないんだよな</p><p>それでオレは、ここを夕方には出ないといけませんから午後５時までの労働ということでいいですよね</p><p>今夜はマルゴさんとイーディの祝勝パーティがある</p><p>桜子さんは、これもうなずく</p><p>そういうことで時間の方も、メンド臭いんで端数は切りますとりあえず、今日の売春額は６０００円てことでいいですか</p><p>オレは、そう言って財布を取り出し、１０００円札を６枚取り出す</p><p>１６歳のお嬢様キスもしたことのない美しい処女が</p><p>６０００円だ</p><p>じゃあ、はいこれ</p><p>オレは、当たり前のように６枚の紙幣を、桜子さんに差し出す</p><p>い、いただきますわ</p><p>桜子さんが、手を差し出した瞬間オレは</p><p>この６０００円を受け取った瞬間から丸、６時間桜子さんは、オレの命令をどんなことでも聞くことになりますがいいですね</p><p>静かに言う</p><p>多分、桜子さんは売春という言葉の意味は知っているけれど、何をするのかは判っていないんじゃないかと思うんですけれど</p><p>わ、判っていますわわたくし</p><p>桜子さんは、ムッとして答える</p><p>黒森様に身体をお任せ致します</p><p>オレはハァと溜息を吐き</p><p>桜子さん、それはマグロ状態と言って売春行為としては最悪ですお金を受け取っていながらマグロだと、お客に怒られます売春婦失格です</p><p>あなたの本当のお母さんはそんな緩い売春はさせてもらえなかったはずですよ</p><p>やっはり、この人もお嬢様だから</p><p>売春やセックスの実態については知識が薄いんだ</p><p>売春するなら桜子さんの方から、オレに奉仕してくれないと</p><p>１６歳のお嬢様は困惑している</p><p>やり方が判らないのなら教えますけれどどうします</p><p>オレとのセックスだけで、この人の負の感情を全て吐き出させるためには</p><p>かなりハードなセックスを体験させるしかない</p><p>お、お願いします教えて下さい</p><p>桜子さんはそう答えた</p><p>やれやれ、お金を払わされるのにオレは、教えなきゃいけないんですね</p><p>あのそれでしたら、今回はお金は結構ですから</p><p>桜子さんは、オレのペースにハマってきた</p><p>何を言ってるんです売春なんですからお金は払いますその代償として、オレは桜子さんの身体にやりたい放題させてもらうんですから</p><p>やりたい放題ですか</p><p>当たり前ですこれから６時間、桜子さんはオレのモノなんですから恥ずかしくて、淫らで、いやらしいことをオレが満足するまでしてもらいますからね</p><p>よしもう１枚、カードを切ろう</p><p>それからもしかしたら、オレの子供を妊娠することになるかもしれないですけれど構いませんね</p><p>よしよし、陵辱っぽい方向でこのまま進めます</p><p>相変わらず体調がすぐれないので少しだけのつもりで寝たら、朝になってました</p><p>1223．桜子・売春したいお嬢様　／　追い込まれるお嬢様たち</p><p>はええっ</p><p>オレの言葉に、驚く狩野桜子さん</p><p>それはに、妊娠しないようにしていただけるのではないのですか</p><p>黒森家の場合は、妊娠しないように薬を呑んでもらいますでも避妊薬を呑んだからって、絶対に妊娠しないというわけにはいきませんから桜子さんの体調とか体質とかで妊娠してしまう可能性が少しはあります</p><p>これは嘘だ</p><p>オレたちが使っている避妊薬は、黒い森の娼館で使っていたものだから</p><p>副作用も出ないし、１００パーセント完全に避妊することができる</p><p>だから、アニエスたちみたいな、まだ小さい子たちにも飲ませている</p><p>もちろん、もし桜子さんが妊娠してしまった場合は桜子さんも赤ちゃんも、黒森家で引き取ります桜子さんの本当のお母さんに、狩野家がしたようなことは一切しません子供は母親と一緒に成長するべきですから</p><p>はい、香月家もそれを承認致しますわお兄様は、みすずお姉様のお相手ですから桜子さんと正式な結婚をすることはできませんが、お兄様の側室でしたら問題はございませんし</p><p>瑠璃子も、オレに話を合わせてくれた</p><p>わ、わたくしが黒森家に</p><p>自暴自棄の桜子さんでもこの人の性知識は薄いから売春から妊娠という可能性は、全然考えていなかったらしい</p><p>特にオレは娼館である黒森家の人間だから</p><p>避妊は完璧にしてくれるものだと、思い込んでいたようだ</p><p>お兄様のお子様ですから黒森家だけでなく、香月家にとっても大切な子宝です</p><p>わたくしたちは、喜んで桜子さんと赤ちゃんをお迎え致しますわ</p><p>で、でもみすず様は</p><p>ああ桜子さんは</p><p>オレたちの家族のことを、何も知らない</p><p>すでに栗宮家の素子さんが、お兄様の側室になることが内定していますあの方は他の名家には嫁ぎ先がございませんから</p><p>栗宮流槍術の師範で槍の技の伝承が第一の人だから</p><p>他の名家からは嫁の引き受け手がいないし</p><p>名家以外の一般家庭では槍の稽古をする場所が無い</p><p>おそらく、これからも名家の中で問題を抱えているお嬢様は、お兄様が受け入れることになると思います香月家の側室でしたらある程度の格式は保てますから</p><p>オレは香月家の人間じゃないけれど</p><p>オレの側室になるということは、香月家の一員になることになる</p><p>ですから、桜子さんがお兄様の側室になられても皆様、それがおかしなことだとは思われませんわ</p><p>桜子さんの狩野家は家柄だけは香月家に並ぶ名家だ</p><p>ただ資産的には、かなり厳しいことになっているから</p><p>とんでもない資産家である香月家との縁を強化するために、娘を送り込むなんてことはいかにもありそうなことだ</p><p>桜子さんの出生の秘密が、世に知られればそれこそ、本当にどこの名家からも桜子さんは受け入れていただけなくなるわけですし</p><p>桜子さんが不倫の子であり、狩野家の正妻の子ではなかったということ</p><p>それよりも、狩野家が桜子さんの本当のお母さんを酷いやり方で追い出し</p><p>全くフォローしなかった結果、売春婦にまで身を堕として非業の死を遂げたというのは</p><p>他の名家の人からすれば、許せない話なんだろう</p><p>お祖父様が前におっしゃっていましたわ</p><p>お祖父様も、若い頃は何人もの女性を愛されてきたそうですがどの方も、お祖父様とお別れした後も、幸せになるようにちゃんとお世話をなさったそうですそういうことがきちんとできなければ名家の人間は、女遊びをするべきではないと</p><p>狩野家のしたことは名家の男としては、失格なんだな</p><p>桜子さんの本当のお母さんをわずかな手切れ金だけ渡して、追い払うのではなく</p><p>ちゃんと生活ができるように、ずっと面倒を見てあげなくてはいけなかったんだ</p><p>それができないのなら不倫の関係を結んではいけない</p><p>はい、狩野家は名家の誇りを傷付けるようなことをしてしまったのだと思います</p><p>桜子さんも狩野家の先代と、自分の父親がしたことを恥ずかしいことだと思っている</p><p>お兄様が、桜子さんを買われるということはこれも女遊びですが、みすずお姉様はすでにご存知のことですし、わたくしも受け入れますですから、もし桜子さんがお兄様のお子を懐妊なされた場合は、香月家が責任を持って受け入れます香月瑠璃子の名において、約束させていただきます</p><p>きっぱりと瑠璃子は言う</p><p>オレが桜子さんに判っていて欲しいことは売春するっていうことは、妊娠するかもしれないっていうリスクを負うってことですその覚悟ができないのならこの金は受け取らないで下さい</p><p>オレは6枚の千円札を振って、桜子さんに言う</p><p>あなたは売春したいというけれど本当に、売春するということの意味が判っていますか覚悟はできていますか</p><p>桜子さんは</p><p>か、覚悟致します</p><p>震えながらそう言う</p><p>今、黒森様のご指摘を受けるまでそういう問題に気付いておりませんでしたがでも、わたくしを産んで下さった女性はいつも、その様な覚悟をしていなくてはならなかったですわね</p><p>桜子さんの本当のお母さん</p><p>売春婦になるしかなくてその女性は、いつも、そんな覚悟を恐怖に震えながら、自分の身体を売るしかなかったのだと判りました</p><p>でしたらわたくしも、その方と同じ覚悟を致します</p><p>桜子さんの実母はもう、この世にはいない</p><p>だから、本当のお母さんの苦しみを追体験することでしか</p><p>母親との繋がりを感じられないんだろう</p><p>判りましたもし、妊娠したとしても後悔は致しませんその時は、生涯、黒森様にお仕え致します</p><p>桜子さんは、そう言うと</p><p>お金をいただきます</p><p>オレに手を差し出す</p><p>このお金を受け取った時からオレに買われたことになりますけれどいいんですね</p><p>桜子さんの心を挫くための妊娠話だったのに</p><p>かえって、桜子さんが腹を括ることになってしまった</p><p>桜子様、お止め下さい</p><p>臣下の不知火シエさんが、桜子さんにそう言うが</p><p>シエ、これはわたくしがしなくてはならないことなのですわたくし以外、わたくしを産んで下さった女性の無念を、誰が理解してあげられるというのです</p><p>売春婦として死んだ母親を理解するために自分も売春する</p><p>そういう思いに、桜子さんは囚われている</p><p>では桜子さんを6時間、買わせていただきます</p><p>オレは６枚の紙幣を、桜子さんの手の平に置いた</p><p>桜子さんは、そう言うとオレの渡した金をギュッと掴む</p><p>財布にしまって下さいそれはもう、あなたのお金ですから</p><p>財布を取り出し６０００円をしまい込む、桜子さん</p><p>じゃあ、瑠璃子向こうの寝室で撮影の準備をしてくれ</p><p>瑠璃子はオレが持って来た大きなカバンを開ける</p><p>あの撮影とは</p><p>ああ、桜子さんの裸とかオレとセックスする様子とか、全部撮影しますから恥ずかしい写真をいっぱい撮ります</p><p>動画も撮りますわ</p><p>瑠璃子が、愛用のデジタル・カメラを桜子さんに見せる</p><p>そ、それは困ります</p><p>桜子さんの顔が青ざめる</p><p>そういうものが残るのは</p><p>そうこれも彼女にとっては、想定外だろう</p><p>売春する覚悟ができても、桜子さんの本質は名家のお嬢様だから</p><p>自分の痴態が記録されることはマズいと感じる</p><p>あなたの６時間はオレが買ったのだから何をするのも、オレの自由です</p><p>オレは言い切る</p><p>売春するっていうのは、そういうことなんですけれどまさか、判ってなかったんですか</p><p>世間知らずのお嬢様を騙すことにする</p><p>桜子さんがオレに身体を売ってもう２度と売春なんてしないと思う様になるために</p><p>徹底的に追い詰める</p><p>世の中には女の子の裸や、セックスの様子を撮影したがる男が居るのをご存知ありませんか</p><p>そういう方がいるということは何かで見たことはあります</p><p>はい、特に珍しいことじゃありませんオレが桜子さんとのセックスを撮りたいんですから撮らせてもらいます</p><p>桜子さんは、困惑している</p><p>オレも一緒に撮されるんですから写真や動画が外に漏れることは一切ありません約束しますオレが家族で観て楽しむだけですから</p><p>ご、ご家族で</p><p>みすずは、観たがると思います桜子さんの処女喪失の記録なんですから</p><p>ああ、もちろん瑠璃子やまり子、美智にもオレと桜子さんのセックスには立ち合ってもらいますからみんな、いいよな</p><p>これも桜子さんには想定外だ</p><p>彼女はオレと２人きりで寝室に行って、犯されるものだと思い込んでいたはずだから</p><p>他の子に見られるセックスというものがそもそも、桜子さんの頭の中には存在していない</p><p>オレたちのセックスを撮影してもらうには他の子が必要ですしオレが見せたいんだから、買われている桜子さんには拒否権はありませんよ</p><p>お兄様のご命令ですからわたくしが撮影させていただきますわ</p><p>瑠璃子が、笑顔で言う</p><p>公が見ていいって言うんだからわたくしも見せていただくわよ</p><p>まり子が、明るい表情でそう言う</p><p>わたくしは警護役ですので立ち合わせていただきます</p><p>美智は、いつもの無表情でそう言った</p><p>不知火さんはどうしますかもし、見たいのなら一緒に寝室に来てもらっても構いませんけれど</p><p>オレは、桜子さんの警護役に言う</p><p>主の処女喪失に立ち合っていいのか不知火さんは、迷っている</p><p>というより、この人は今なお、桜子さんがオレに処女を捧げるのを回避したいと思っているだろう</p><p>どんな手を使ってでも</p><p>し、シエあ、あなたは来ないで見ないで欲しいの</p><p>桜子さんは、臣下にそう言うが</p><p>いえ、わたくしも桜子様の警護役でございますから桜子様が危険な目に合わないよう、同席してお守りさせていただきます</p><p>これはオレが桜子さんを傷付けるようなことをしたら</p><p>全力で阻止するという宣言だ</p><p>じゃあ、先に動画のカメラのセッティングをして参りますわまり子さん、お手伝いしていただけますか</p><p>瑠璃子がまり子に言う</p><p>美智は、不知火さんへの牽制のためにここに残しておかないといけない</p><p>この部屋に男はオレだけなのだから不知火さんは、オレを倒せば、桜子さんの貞操を守ることができる</p><p>それこそ、腕の骨でも折れば医者に行くのが先で、桜子さんとセックスすることなんて不可能になるんだから</p><p>不知火さんにそういう隙を与えないように美智が見張っている</p><p>ええ、お手伝い致しますわあ、そうだもしカメラの予備があったら、わたくしに貸していただけますわたくしも、公と桜子さんのセックスを撮影してみたいです</p><p>さすがにわたくしのスマートフォンで撮影するのはダメですものね</p><p>スマートフォンでは、位置や日付の情報が記録されてしまうし</p><p>何かの拍子に画像が流出してしまう可能性もある</p><p>小型のカメラが１台ありますから、どうぞお使いになって下さい</p><p>ありがとうございます桜子さん、綺麗に撮って差し上げますからねっ</p><p>楽しそうにそう言うまり子に対し桜子さんと不知火さんの表情は暗い</p><p>ああ、そうだこれも、聞いておきますが</p><p>瑠璃子たちが寝室の方へ行ったのを見てオレは</p><p>桜子さん前の生理が終わったのはいつですか</p><p>オレの言葉に、桜子さんは頬を赤らめる</p><p>オレたちはこれからセックスするわけですから知っておきたいんです</p><p>オレは、これもまた当然のこととして言う</p><p>桜子さんは、不知火さんを見るが</p><p>不知火さんだって、男との性体験は無いのだから</p><p>何が当たり前のことなのか、判断のしようがない</p><p>２週間ほど前ですわ</p><p>恥ずかしそうに桜子さんは言った</p><p>ああじゃあ、今は赤ちゃんが一番できやすい時期ですね</p><p>オレは明るく、そう言った</p><p>セックスするのにも一番良い時期です桜子さんの子宮が、オレの精子を求めていますから</p><p>従姉妹のまり子と、同じ名家の瑠璃子という緩衝役が席を外している状態では</p><p>桜子さんの緊張は高まる一方だ</p><p>自分から言い出したこととはいえこれから売春する男と会話しなくてはいけない</p><p>オレ、１回じゃ満足しませんから５回ぐらいは、桜子さんのお腹の中に射精すると思います</p><p>あく、黒森様のお好きなようにして下さい</p><p>セックスの知識が疎いから１回のセックスで、男が何回ぐらい射精するかも、よく判っていない</p><p>それからあの、フェラチオというのを知っていますか</p><p>ふぇら</p><p>オレの男性器を桜子さんが、口や舌で舐めて刺激する行為のことです</p><p>お口で</p><p>ビクッと震える桜子さん</p><p>そういう性行為があることは聞いたことはありませんか</p><p>ああ無いんだな</p><p>このお嬢様の場合多分、家のパソコンや携帯電話でも検索に制限が掛かっているだろうから</p><p>学校の性教育で習う以上の知識は無い</p><p>フェラチオとは、ラテン語のfellareを語源とする言葉です古くは、古代ギリシャ・ローマ時代から広く行われてきた性行為です</p><p>特に日本ではセックスの前や、セックスとセックスの合間に男性のペニスの勃起度を高めるために行うことが一般的になっています</p><p>そ、そうですか初めて知りました</p><p>桜子さんは、赤面したまま美智に言う</p><p>他にも男性の精液が有り余っている場合には、女性の口の中に放出することがあります女性は、口の中に出された精液を必ず全て飲み干さなくてはいけませんこれを飲精と言います</p><p>ああ、桜子さんにもオレの精液を飲んでもらうから楽しみにしていて下さい</p><p>オレの言葉に桜子さんが</p><p>わ、わたくしも黒森様の男性器を舐めて精液を飲み干すのでございますか</p><p>当たり前じゃないですか６時間もあるんだから、そういうこともしてもらいます</p><p>少し苦いですが、慣れると美味しくかんじます</p><p>み、美智さんはの、飲まれたことがあるのですか</p><p>驚く桜子さんに</p><p>わたくしは、みすずお姉様の警護役でございますからみすずお姉様とご主人様とのセックスには同席させていただいておりますしご主人様の精液が有り余っている場合には、わたくしも頂戴致します</p><p>これもまた当たり前のように言う</p><p>わたくしは生涯、みすずお姉様とご主人様をお守りすると誓ったのですから</p><p>ああ、オレとみすずのセックスの場に入って来られなければ守ってもらうことなんてできないからね</p><p>不知火さんの心を刺激するように、オレは言う</p><p>わたくしは、みすずお姉様に見守っていただいてご主人様に処女も捧げておりますみすずお姉様がご不在の時には、わたくしがご主人様をお慰めさせていただいておりますので</p><p>そ、それでいいのですかあなたは</p><p>不知火さんが、つい美智に尋ねてしまう</p><p>生涯、警護役としてお仕えさせていただくのですから当然でございますわたくしは、ご主人様たちの交合の場も、入浴の場も、排泄の場すら立ち入ることが許されているのですからわたくしも、全てお見せしておりますしこの身体でできることは、何でもさせていただいております</p><p>というかオレたちがオープン過ぎるという話もある</p><p>セックスを見られるのも、一緒に入浴するのもＯＫだし</p><p>放尿披露はみすずの趣味だ</p><p>ご主人様のお側に居て、お守りさせていただくためにセックスさせていただくのは警護役として最低限の義務だと思いますが</p><p>美智にイーディ、ミタマとキヌカ姉妹、ハイジ、翔姉ちゃんとレイちゃん</p><p>マルゴさんを除いてうちの警護役は、全員、オレとセックスしている</p><p>まあ、マルゴさんは警護役から格闘技の方に進むことになったし</p><p>いえ、義務というより権利でございますわたくしは、みすずお姉様の警護役としてみすずお姉様のパートナーであるご主人様に処女を捧げ、時折、お余りになられた精子を頂戴させていただいていることを誇りに感じております</p><p>それは不知火さんに対して</p><p>主である桜子さんが、オレに身体を売るのなら</p><p>そして、その場に警護役として立ち合おうとするのなら</p><p>不知火さんも、オレに身体を捧げるべきだと</p><p>美智は遠回しに言っている</p><p>わたくしは、桜子様の警護役として生涯、男性とは肌を重ねないと誓っておりますから</p><p>不知火さんは緊張した表情で、そう答える</p><p>あなたは、現在のご自分の立場が判っていないようですね</p><p>先ほどのお話で本日の売春行為で、狩野桜子様がご懐妊なさった場合には桜子様は、黒森家と香月家がご主人様のご側室として迎え入れることとなりましたが</p><p>その場合はあなたは狩野家に残されるということになります黒森家にも香月家にも、警護役は充分におりますので</p><p>不知火さんまで受け入れるということは無い</p><p>あなたは狩野家を守る不知火家の一員狩野家に残られるのが、筋でございます</p><p>花粉症の薬で胃が荒れて体調不良です</p><p>日曜は、1日、床に伏せっていました</p><p>しかし、ガンダム２種が終わってしまったので観たいものが何も無い</p><p>1224．桜子・売春したいお嬢様　／　闖入者たち</p><p>・鞍馬美里／１８歳　娼婦候補生名家鞍馬家の令嬢ありすの姉</p><p>お兄様、準備ができましたわ</p><p>瑠璃子が、こちらの部屋に戻って来て言う</p><p>寝室のカメラのセッティングが終わったのか</p><p>判ったじゃ、向こうの部屋に行きますか</p><p>狩野桜子さんにとってそれは、オレに犯されるということを意味する</p><p>すでに彼女は、6時間オレに買われている</p><p>その間に、何回セックスしようが、オレの自由だ</p><p>桜子さんは売春婦として、オレの性欲を受けとめ続けなければならない</p><p>美智はオレに答えると桜子さんの護衛役の不知火シエさんを見て</p><p>それであなたは、どうなさるのです</p><p>不知火さんは、迷っている</p><p>このままでは、オレに主の純潔を汚されてしまうから</p><p>何としても、オレと桜子さんのセックスを止めさせたいと思っている</p><p>その必死さが顔に浮かんでいる</p><p>部屋のチャイムが鳴る</p><p>今、オレたちが居る部屋の隣にはレイちゃんが居る</p><p>香月セキュリティ・サービスの警護人としてレイちゃんは、外部の人間が、オレたちを守ってくれているはずだ</p><p>ホテルのこのフロアは、香月家専用だし</p><p>このホテルの職員の中には、香月セキュリティ・サービスの人間がたくさん居る</p><p>誰か侵入者が来たとしても、レイちゃんがブッ倒すはずだし</p><p>余程の理由が無ければ、レイちゃんがオレと桜子さんのセックスを邪魔して外から、ドアを開けてくれとチャイムを鳴らしたりはしない</p><p>何か、どうしてもオレに知らせないといけないような緊急事態が起きたのか</p><p>わたくしが開けます</p><p>不測の事態を考慮して美智がドアへ向かう</p><p>静かに、ゆっくりとドアノブを廻して、戸を開くと</p><p>そこにはレイちゃんと、克子姉と鞍馬美里が立っていた</p><p>美里はミナホ姉さんの新しい娼館で、娼婦なるための研修を受けている最中のはずなんじゃ</p><p>美里だけ、なぜか大きめのバッグを持っていた</p><p>お邪魔するわお楽しみの最中なのに、ごめんなさいね</p><p>香月様から、あなたにメッセージがあるのよ</p><p>克子姉の口から、ジッちゃんの名前が出たことで</p><p>狩野桜子さんが、ビクッと震える</p><p>狩野桜子さんのことは、あなたに任せるのであなたが必要だと思うことは、全て思い切りして良いそうよ</p><p>それはつまり、桜子さんの処女を奪うことも、膣内射精して妊娠させることもオレの好きにやっていいということか</p><p>桜子さん本人以外のことは香月様が処理なさるそうだから</p><p>克子姉の言葉に、桜子さんは驚愕する</p><p>それはつまり狩野家の今回の問題を、ジッちゃんがすでに知っていて</p><p>解決に向けて動き出しているということだ</p><p>ど、どうして香月様が</p><p>思わず呟く桜子さんに克子姉が</p><p>名家の内部の問題なのだからシゲちゃんが、動くのは当然でしょ</p><p>クスッと、微笑む</p><p>狩野桜子様がご婚約なさっていた高橋様から閣下に婚約破棄についてのご報告があったそうです</p><p>そうか狩野家も高橋家も、どっちも名家の一員だ</p><p>子供同士を婚約させる時には、名家のトップであるジッちゃんや歌晏さんに報告しなくてはいけないのだろう</p><p>だから、婚約破棄だってそういうことになってしまったら、すぐに報告しなくてはならない</p><p>下手に隠し通そうとすればジッちゃんや歌晏さんから、ペナルティを食らわされる</p><p>狩野家は、香月家、歌晏家と並ぶ名門のお家柄ですけれど現在は、他の名家のご好意に甘えて、何とか成り立っている家なのよね</p><p>高橋家から婚約破棄の理由を聞いて、シゲちゃん激おこらしいわよ</p><p>銀座のお店でアルバイトとしてホステスをしていた女子大生と不倫して</p><p>妊娠させ、子供を産ませて</p><p>わずかな手切れ金だけ渡して、産まれた子供を奪い追放して</p><p>その後、一切のフォローをせず</p><p>売春婦に身を堕とし、最後は売春の元締めに殺されてしまった女性</p><p>香月様は名家の誇りを汚すような行為を、決してお許しになりませんから</p><p>自分の女にするなら最後まで責任を取らなくてはいけない</p><p>幸せにしなくてはならない</p><p>その覚悟がなければ関係を持つべきではない</p><p>ましてや子供だけ産ませて、何のアフターケアもしないで追い払うというのは</p><p>狩野家は、どうなるのです</p><p>真っ青な顔で、桜子さんがレイちゃんに尋ねる</p><p>それは閣下がお決めになられることです</p><p>レイちゃんは、静かに答える</p><p>わたくし、家に帰らないといけないわ</p><p>桜子さんは、呆然としてそう言う</p><p>ジッちゃんのペナルティ次第では狩野家が潰れる</p><p>すでに過去の資産のほとんどを失っている狩野家はジッちゃんたちに保護されて、何とか家格を保っていたのだから</p><p>ジッちゃんや歌晏さんが、狩野家への援助を止めたら他の名家も呼応して、狩野家はあっという間に潰れるだろう</p><p>助けてくれる家はなくなる</p><p>シエ戻りましょう、家へ</p><p>はい、桜子お嬢様</p><p>主人と警護役は、そう言い合うが</p><p>それはダメだよ</p><p>オレは2人の前に立ちはだかる</p><p>桜子さんは、6時間オレに身体を売っているもう、金は受け取ったんだから今の桜子さんには、自由は無いんだよ</p><p>お、お金でしたら返しますわ</p><p>そんな理屈が通ると思うのか</p><p>オレの言葉に桜子さんは、黙り込む</p><p>そもそも、桜子さんの方から幾らでも構わないから、売春を経験させてくれとオレに頼んで来たのだ</p><p>ここで金を返して家に帰るなんてことが、許されるはずがない</p><p>午後5時までは、オレと一緒に居てもらうし売春だって、きっちりやってもらうそういう約束ですよね</p><p>黒森様、今は緊急事態でございますので</p><p>不知火さんが、オレにそう言うが</p><p>それは狩野家の問題だろオレには関係無いそして今の桜子さんにも関係無いことだ</p><p>オレの言葉に、桜子さんが驚いてオレを見る</p><p>今の桜子さんは、名家・狩野家のお嬢様じゃない６０００円でオレに身体を売った、ただの売春婦だ売春婦としての勤めを果たしてもらわないと困るよ</p><p>すぅぅ、はぁぁと大きく深呼吸して</p><p>桜子様</p><p>慌てる不知火さん</p><p>今の黒森様のお言葉でわたくしは、わたくしを産んで下さった方の調査記録を思い出しましたその方はお父様から勘当され、九州で売春婦になられてからは一度もご実家に戻れませんでしたご家族の慶事やお葬式にも、出席することは許されなかったそうです</p><p>桜子さんの本当のお母さんは孤独の中で死んだ</p><p>ですから、わたくしもその方の様に、戻ることは許されないのですわね自分自身の勤めを粛々と果たしていくしかない</p><p>桜子さん自身が、自分で決めたことですからね</p><p>売春するということは桜子さん自身の意志だったはずだ</p><p>誰も強制はしていない</p><p>はい午後５時までは、どのようなことでも黒森様のご命令通りに致します</p><p>桜子さんは、スッとオレに頭を下げる</p><p>ということで、あたしたちの報告は終わりよあ、美里ちゃん置いていくからよろしくね</p><p>え、何で美里を</p><p>研修よそれと、そのお嬢様は売春という言葉は知っていても、具体的な行為については知らないんでしょだから研修中だけれど、ホンモノを連れて来たのよお手本としてね</p><p>克子姉の言葉に、美里が</p><p>本日は、ホテルへの訪問売春の実習をさせていただきに参りました</p><p>やんわりと微笑んでオレに一礼する</p><p>ええっと何だ</p><p>では、わたくしたちは失礼致します</p><p>後で美里ちゃんの回収に来るからよろしくねっ</p><p>そう言うとレイちゃんと、克子姉は、美里を部屋の中に押し込んで</p><p>再びドアを閉ざしてしまった</p><p>ご無沙汰しております、狩野様不知火さんも</p><p>美里はペコリと頭を下げる</p><p>美里も名家・鞍馬家の令嬢だ</p><p>子供の頃から、桜子さんたちと面識がある</p><p>鞍馬さん今まで、どうしていらっしゃったのです</p><p>桜子さんたちは香月家のパーティ以来、美里たち鞍馬家の令嬢たちに会っていない</p><p>わたくしは鞍馬家の負債を返済するために、黒森様のところで娼婦をさせていただくことになりました売春婦です</p><p>美里は、明るい笑顔で言う</p><p>でも、まだ研修中でございますから正式に、お客様に身体を買っていただいてはおりません練習として黒森様に何度か、犯していただいております</p><p>美里はフフッと微笑んで、オレを見る</p><p>はい、黒森家は娼館を経営なさっていらっしゃいますから商品であるわたくしたちを、お客様にお出しできるように研修して下さっています</p><p>美里は研修期間が終われば、客の相手をさせられると思っている</p><p>しかし、ミナホ姉さんとジッちゃんは</p><p>名家の令嬢である美里に、実際に売春をさせるつもりはない</p><p>身体を売らなくてもかつて鞍馬家の先代に恩を受けた老人たちが、美里を憐れんで、高い金を払って美里の時間を買ってくれる</p><p>むしろ、顧客同士で牽制し合って美里の身体を抱くことがタブーになるだろう</p><p>だから、美里は契約期限が終わるまでは、オレ専用の娼婦となる</p><p>そして、その後はオレたちの家族として、妹のありすと一緒にオレの子を産むだろう</p><p>今日も、ホテルのお部屋にお客様に呼ばれてという設定で売春婦としての研修をするように、命じられて参りました</p><p>ええっと黒森様、よろしいですか</p><p>何がよろしいのか、良く判らないけれど</p><p>ではわたくしが、こちらのドアから入って来たところから研修させていただきますね</p><p>そういうと、美里はドアをコンコンとノックして</p><p>失礼致しまーす</p><p>美里はドアの前で、改めて深々とオレに頭を下げると</p><p>ご指名ありがとうございます鞍馬美里、１８歳でございます</p><p>そしていきなり、ブラウスの前のボタンを外し出す</p><p>鞍馬様</p><p>美里の行動に、驚く桜子さん</p><p>美里はブラウスの前を開け清純そうな、淡い水色のブラジャーに包まれた胸をオレに見せる</p><p>それから、スカートを捲り上げて高校３年生の健康的な素足と、ブラジャーとお揃いの水色のパンティをオレに見せた</p><p>これが、わたくしでございますこのままわたくしが、お相手させていただいて、よろしいでしょうかわたくしがお好みでない場合は、他の者とチェンジすることもできます</p><p>ああこういう風にするように決められているんだ</p><p>黒い森では</p><p>いかがなさいますかお客様</p><p>美里が、笑顔でオレを見る</p><p>美里がいいよ</p><p>オレが、答えると</p><p>ありがとうございます本日は、精一杯、ご奉仕させていただきますどうぞ、よろしくお願い致します</p><p>改めてオレに一礼する</p><p>あの本当は、ここで電話を致しますそれでわたくしで良かったということを報告致しますそれから、お客様によっては先にお金を下さる方もいらっしゃるので、その場合は入金致しましたと連絡します今日は、研修ですので省かせていただきます</p><p>明るくそう言うが美里の言葉の生々しさに、桜子さんたちは呆然としている</p><p>それで、ここからはお客様のお望みになられる通りに、何でも致しますあ、そうだ克子さんから、衣装などをお借り致しましたもし、よろしければお客様のお好みに服に着替えますわ</p><p>美里はカバンを開ける</p><p>ああバニーガールとかチアガールとか</p><p>色々とコスプレ衣装が入っている</p><p>これは桜子様にも使っていただくようにと</p><p>克子姉気が利きすぎだよ</p><p>それから本日は黒森様に、フェラチオの特訓と、セックスの時の腰の使い方を教えていただくようにと、命じられて参りました</p><p>美里は微笑む</p><p>売春婦として生きていくためには、その２つの技術は必ずマスターしないといけないそうでございますからこれを怠るとマグロ女と呼ばれて、お客様が付かなくなると</p><p>鞍馬様は本当に、売春婦になられるのですか</p><p>ようやく桜子さんが、美里に問う</p><p>はい、今のわたくしにはこの肉体を買っていただく以外には、お金をいただく術がございませんから</p><p>美里は当然のこととして、言う</p><p>狩野様もご存知の通り鞍馬の家には莫大な借金がございます今は、香月様や歌晏様に立て替えていただいておりますがいつまでも、ご好意に甘え続けるわけには参りません名家に生まれた者の義務として家の負債は、わたくしがお返しするしかありません</p><p>でも鞍馬家がそのような窮地に陥ったのは、美里さんのお父様が経営を誤られたからでしたわよね</p><p>美里の父が騙されて、先祖代々受け継いで来た名建築の鞍馬閣を壊し、そこに高層ホテルを建てようとして</p><p>建築途中で資金が枯渇して鞍馬グループそのものが崩壊した</p><p>幸い、鞍馬閣はジッちゃんが、密かに裏から手を廻して移築させているので何とか残っている</p><p>鞍馬グループのホテルや旅館は、他の名家の人たちが買い取った</p><p>それでも、鞍馬家自身には莫大な借金が残っている</p><p>当主だった美里とありすの父親は夜逃げしたまま、連絡が取れない</p><p>はい、父のしたことですからわたくしが、身体を売ってでも返済しなくてはならないのですわ</p><p>美里の笑顔は変わらない</p><p>わたくしは鞍馬美里でございますから</p><p>娼婦になるとしても美里の名家の令嬢としての誇りは失われていない</p><p>いや、誇りがあるからこそ美里は、この運命を受け入れたのだ</p><p>それからわたくしは、もう一つ、命じられて参りましたわ</p><p>狩野桜子様に売春ということが、どのような行為なのかお手本を示すようにと</p><p>結局ジッちゃんや、ミナホ姉さんには何もかもお見通しなんだ</p><p>昨夜、まり子がオレに狩野桜子さんの話をしていた時克子姉は、横で聞いていた</p><p>もしかしたらミナホ姉さんも盗聴マイクで聴いていたのかもしれない</p><p>そして、同じ頃</p><p>名家・高橋家から狩野家との婚約破棄についての報告が、ジッちゃんに届いていた</p><p>その２つの情報から</p><p>桜子さんの精神状態とオレに何を求めてくるかを</p><p>ジッちゃんと皆姉さんは、推測した</p><p>自分の出生の秘密と、本当の母親の無残な死、そして子供の頃からの許婚者による婚約破棄</p><p>ショックの３連発で、自暴自棄になった桜子さんが母親の業苦を体験するために、売春したがっているということを</p><p>だから、このタイミングでこの場に</p><p>美里を送り込んで来た</p><p>狩野桜子さんと同じ名家の令嬢でありながら売春婦になる覚悟をして、研修に励んでいる美里を</p><p>うん、そうだな桜子さんは、実際のところ売春てのが何なのか、よく判ってないみたいだし研修で色々と勉強した美里に、お手本になってもらおうか</p><p>はい、黒森様いえっお客様よろしくお願い致します</p><p>さっそくだけれど狩野さんはフェラチオについて、あんまり知識が無いみたいだから美里、やって見せてあげてくれないか</p><p>美里が、そう言うと</p><p>あ、待って下さい、お兄様今、カメラを持って参りますわ</p><p>瑠璃子が、寝室にカメラを取りに行く</p><p>動画用のカメラは、三脚で固定したんだろうけれど手持ちのカメラの予備があるんだろう</p><p>では、あの黒森様</p><p>ん美里</p><p>先にキスさせていただいても、よろしいですか</p><p>美里はオレに抱きついて</p><p>オレの唇に、濃厚なキスをする</p><p>ああ、キスだけでも桜子さんと不知火さんは、驚いている</p><p>子供の頃から知っている美里が、自分からオレにキスしているんだから</p><p>しかも、チュッチュと</p><p>オレの唇を舐めるように何度もキスする</p><p>それから、美里の方から舌を差し入れて来た</p><p>んキスって、酸っぱくて甘いです</p><p>美里が潤んだ瞳で、オレに言う</p><p>本当に好きな相手とキスをするとそういう味がするのだと、克子様に教わりました</p><p>そして、もう一度オレにキスする</p><p>わたくしはまだ、黒森様としかキスしたことがありませんがうふふ、美味しいです</p><p>桜子さんは、今の美里の姿に驚いている</p><p>桜子さんが知っている鞍馬美里は内向的で、大人しい少女だ</p><p>かつての美里は、そうだった</p><p>１８歳なのに５つも年下の妹のありすに、常に守られていた</p><p>肉体は大人でも、精神は子供のままのお嬢様</p><p>そんな美里が今、自分から積極的に男の唇を吸っている</p><p>美里はキスが好きだな</p><p>はい、大好きですあの黒森様</p><p>美里が大きな瞳で、オレを見つめて言う</p><p>克子様にお聞きしたのですが売春婦となった後でも、これだけはお客様にご遠慮いただくＮＧというものを決めてよいのだそうです</p><p>ああそういうのアリなんだ</p><p>わたくしの場合は、キスと膣内射精はＮＧにしていただこうと思いますその２つはあの黒森様にしか、していただきたくないですから</p><p>精液を飲むのは</p><p>オレは、意地悪に言う</p><p>あ、それもＮＧに致します黒森様の精だけしか、美里は飲みませんわ</p><p>本当は美里のセックスの全ては、オレだけのモノになる</p><p>美里は、それを知らない</p><p>嬉しいよ、美里さあ、オレのチンコをしゃぶってくれ</p><p>はい喜んで、おしゃぶりさせていただきます</p><p>ニコッとオレに微笑む美里を</p><p>狩野桜子さんと不知火シエさんはただただ愕然として、ジッと見ている</p><p>何も知らないお嬢様にハードセックスする展開も考えたのですが</p><p>それは他の子に廻して</p><p>美里でワンクッション置きます</p><p>狩野桜子、歌晏桃子、栗宮素子取りあえず、伏線が残ったままの女の子たちは、これぐらいですよね</p><p>本当に遅い歩みで申し訳ないのですが、それでも確実に最終回には向かっております</p><p>1225．桜子・売春したいお嬢様　／　売春のお手本・フェラ＆対面セックス</p><p>それでは失礼致します</p><p>美里はお嬢様育ちの優雅な微笑みを浮かべて、ソファに座ったオレの前に跪く</p><p>何の恐れもなく、当たり前のようにオレのズボンに手を伸ばすと、流れるような動作でベルトを外し、ジッパーを下ろしていく</p><p>鞍馬美里様</p><p>不知火シエさんが、呆然として呟く</p><p>不知火さんや狩野桜子さんの知っている鞍馬美里は、もっと内向的で自分から何かを率先してするような女の子ではなかったはずだ</p><p>名家の一員として、全校生徒の少ない超お嬢様校の先輩として</p><p>子供の頃から知っていたはずの美里ではなくなっている</p><p>今の美里には、セックスを覚えたばかりの美少女の華やかさと艶やかさがある</p><p>うふふ黒森様</p><p>美里の白くて長い指がパンツの上から、オレのチンコを撫でてくれる</p><p>ちょっとお待ち下さいわたくしも準備致しますわ</p><p>美里は、そう言うとブラウスの前のボタンを全て外して、白い肌を露出させる</p><p>淡い水色のブラジャーは、フロント・ホックだ</p><p>パチンと金具を外して、おっぱいをオレに見せてくれる</p><p>まだオレしかしゃぶったことのない１８歳の桜色の乳首を</p><p>フェラチオして差し上げる時には、こうやって胸を露出致します</p><p>美里が、桜子さんに言う</p><p>わたくしの胸を視覚的に楽しんでいただくのですが、自由に触っていただいたりもします黒森様はそうするのが、お好きですから</p><p>うんオレはおっぱいが好きだ</p><p>見るのも、触るのも、舐めるのも</p><p>それでは黒森様の男性器を解放させていただきますわ</p><p>美里はそう言うと丁寧に、オレのチンコを露出させる</p><p>すでに半分ぐらい勃起している</p><p>生まれて初めて、男のチンコを見たのだろう</p><p>桜子さんと不知火さんが、思わず息を呑む</p><p>そんな彼女たちを無視して、美里は手でオレの生チンコを優しく撫でていく</p><p>うふふ可愛いですわ</p><p>美里の指が、オレのカリを撫で上げる</p><p>オレのチンコはみるみるうちに、張り詰めて大きくなっていく</p><p>隆々と、天を衝くように怒張する</p><p>瑠璃子やまり子や美智が、当たり前のように見ているから</p><p>桜子さんも不知火さんもオレの勃起ペニスから、眼が離せなくなっている</p><p>この匂いもすっかり好きになりました</p><p>美里はそう言うと、オレの亀頭に頬擦りする</p><p>それから、赤い舌でチロッと舐める</p><p>この味も好きですわ</p><p>オレのペニスを、パクッと咥える</p><p>ああ亀頭全体が、熱く湿った美里の口中で刺激される</p><p>そのまま、数回、ぺちょぺちょと唇と舌でオレのペニスをしごく、美里</p><p>そして、１度ちゅぽんとペニスから口を離す</p><p>唾がツーッと糸を引いて、オレの亀頭と美里の唇に橋を架ける</p><p>美里は、妖艶にニコッと微笑むと</p><p>これがフェラチオですわ売春婦なら、必ずできなくてはいけないことです</p><p>売春婦でなくても致します</p><p>愛しい男性の性器を見ればお口でご奉仕したくなるのは、女として当たり前のことですから</p><p>それは失礼致しましたそうですわねわたくしも、売春婦でなかったとしても黒森様の男性器でしたら、こうして舐めしゃぶって差し上げたいと思いますわ</p><p>そう言うと、美里は再び、オレのペニスに舌を這わす</p><p>上手くなった</p><p>処女喪失以来、美里とは４回ぐらい研修セックスをしているけれど</p><p>この子は本質的にはとても頭が良いからどんどん上手くなる</p><p>自分でも色々と工夫して、フェラチオするようになった</p><p>気持ちいいですか黒森様</p><p>美里はオレのチンコを捧げ持ち舌を広く使って、亀頭の表面をペロペロ舐めながらオレを見上げて言う</p><p>ああ、気持ち良いよ美里</p><p>うふふ嬉しいですわこうして、気持ち良さそうな黒森様のお顔を見上げているとわたくしも幸せな気持ちになります</p><p>美里はオレに微笑む</p><p>フェラチオしている時には、必ず、視線は上にお客様のお顔を見て、どこをどう舐めれば、気持ち良いのかを常に観察致します男性のとても敏感な部分ですから、丁寧に</p><p>ちゅぱっ、ちゅぱっ、ちゅっぱっと</p><p>ほんの数週間前には、何も知らない処女だったお嬢様娼婦が巧みな舌技を見せてくれる</p><p>ミナホ姉さんや克子姉、珠代さんや他の元・娼婦のお姉さんたちに毎日、指導されているんだもんな</p><p>だが、美里のフェラチオを実際に体験できているのはオレだけだ</p><p>この舌の感触を口の中の温かさをチンコで感じたことがあるのは</p><p>こういう技法もございます</p><p>美里は胸を張って、オレの亀頭に自分の乳首を擦り付ける</p><p>美里の乳首は、すでに固くなっていた</p><p>コリコリした感触が、唾液で濡れた敏感な亀頭の表面を滑って気持ちいい</p><p>美里</p><p>オレは手を伸ばして美里の張りと弾力のある乳房を揉む</p><p>このぷりぷりとした触感をオレは生涯、愛し続けるだろう</p><p>やっと触って下さったあんっ気持ちいいですわ</p><p>美里はオレに胸を揉まれながら、舌を伸ばしてオレのチンコの先を舐める</p><p>その様子を瑠璃子が、カメラで撮影していく</p><p>デジカメの電子的なシャッター音に、驚く不知火さん</p><p>警護役である彼女は、反射的に名家・鞍馬家の令嬢である美里の痴態が写真に撮られるのはマズいのではないかと感じたのだろう</p><p>お兄様と美里さんの大切な愛の記録ですから</p><p>瑠璃子は、そう言うとさらに撮影を続けていく</p><p>はい、わたくしは売春婦でございますから恥ずかしい写真を撮っていただくのも、お仕事のうちでございますわ</p><p>この美里の一言で桜子さんの処女喪失が記録されることが正当化される</p><p>わたくしも今のうちに、なるべくたくさん写真を撮っていただきたいと思います</p><p>今のうちになるべく</p><p>黒森様本日はどちらに出されますか</p><p>美里は、オレの不思議そうな表情を見てニコッと微笑んで言う</p><p>このまま、わたくしのお口の中に精液を出されますかそれとも</p><p>スッと、自分の下腹部を触って微笑む</p><p>お腹の中の方がよろしいですか</p><p>美里はどっちが良い</p><p>オレは質問に質問で返してしまった</p><p>わたくしは黒森様の精液を飲ませていただくのも好きですがあの味は好きですもう好きになりました</p><p>桜子さんを意識してなのか強調して、そう言う</p><p>でも、美里はどんな時でも、黒森様の精を子宮で受けとめることを望んでおりますわ</p><p>美里は優しくオレに微笑む</p><p>黒森様に抱いていただくのがわたくしの幸せでございます</p><p>寝室へ行こうか</p><p>いいえあちらは今日は、別の方のための褥なのでございましょう</p><p>すでに隣の寝室は桜子さんの処女喪失のためにセッティングされている</p><p>美里はある程度の事情を聞いた上で、この部屋に来ているのか</p><p>わたくしは娼婦売春婦ですいつでも、どこでもお客様が望まれたならば、セックスを致しますですから、どうぞここでこのまま</p><p>そうだな寝室へ移動して、流れを断ち切るよりは</p><p>このまま、美里の娼婦としてのセックスを、桜子さんに見せた方が良い</p><p>売春するということが、どういうことなのか桜子さん自身の眼で、しっかりと見て欲しい</p><p>判ったじゃあ、脱げ、美里</p><p>美里は、スッと立ち上がると優雅に服を脱いでいく</p><p>ブラウスを脱ぎスカートを落として下着姿になる</p><p>美里は元から、素晴らしい美少女だったけれど</p><p>すでに黒い森の運動・食事プログラムを受けてより魅力的な身体になり始めている</p><p>身体のラインが、艶かかなカーブを描いて出るべきところは出て、引き締まっているべきところは引き締められている</p><p>いや、胸やお尻だって理想の形になるように、日々の筋トレでキュッと引き締められている全く、垂れてない</p><p>わたくしもトレーニングした方がいいですわね</p><p>まり子が、自分の胸を触ってそう言う</p><p>克子お姉様に申し上げればまり子さん用のプログラムを組んで下さいますわ</p><p>瑠璃子が、笑ってそう言う</p><p>でも瑠璃子様たちは、皆さん、いつも一緒に住んでいらっしゃるからいいですけれど、わたくしは</p><p>トリイ電子の創業者の孫で、社長令嬢のまり子はお屋敷に住むことはできない</p><p>家が放任主義というか名家・香月家と親しくなるのなら構わないというスタンスなので今は、週のうち何日かだけ泊まりに来ているけど</p><p>お屋敷内なら克子姉が主婦だから、食事の管理だってできるけれど</p><p>まり子の家では克子姉のプログラムに則した食事をするのは、難しいかもしれない</p><p>では、諦めますか</p><p>美智が、いつもの無表情でまり子に言う</p><p>あ、諦めないわよっわ、判りましたわわたくしのできる範囲で、何としても、もっと魅力的な身体になるように努力しますっ</p><p>負けず嫌いのまり子は言う</p><p>まり子は、今だって魅力的だよ</p><p>わたくしは、もっともっと魅力的になりたいのよっそれに眼の前に、こんなに素敵な身体になられた方がいれば、負けられないって思いますわ</p><p>まり子の言うとおり美里の身体は、磨きが掛けられていた</p><p>まもなく、娼館がオープン致しますから他の皆様と、競っております</p><p>少し寂しそうに、美里は言う</p><p>ああ他の娼婦候補生の子たちと、みんなで頑張っているんだな</p><p>みんなとは上手くいっているか</p><p>はい、すっかり仲良くさせていただいております德大寺様と黒沢様とはまだ親しくさせていただけませんが</p><p>ああ、同じ娼婦候補生でも</p><p>一緒にお互いのセックスを見合った、住友桃香、白旗せつな、朝比奈希美の３人とは仲良くなれたけど</p><p>関西ヤクザの娘の德大寺園子さんと黒沢直子とは、仲良くなっていないんだ</p><p>いやそれは、ミナホ姉さんがわざとやっているんだよな</p><p>娼館の娼婦たちが全員仲良しっていうのも変だし</p><p>派閥があった方が、お互いに対抗し合って良いのかもしれない</p><p>オレは正式オープンまでに、後、１、２回は研修を担当することになっているけど</p><p>德大寺さんと黒沢さんとは、セックスしないままになるみたいだ</p><p>オレが処女を奪った他の３人はすでに挿入セックスでイケるところまで、研修を進めたけど</p><p>今日はわたくしだけの研修で申し訳無いのですけれど</p><p>美里はブラを取りパンティを脱ぐ</p><p>美里の股間はすでに濡れていて水色のパンティには大きな染みがではていた</p><p>ああ、オレも脱ぐよ</p><p>オレも立ち上がり服を脱ぎ始める</p><p>これが普通の状況なら、桜子さんと不知火さんは慌てて、オレから目を背けるのだろうが</p><p>オレはすでに、フル勃起のペニスを露出しているし</p><p>瑠璃子、まり子、美智、美里が何もおかしくないという空気を作っているから</p><p>処女の２人もただ呆然として、オレが服を脱いでいく様子を見つめている</p><p>脱いだズボンを持ち上げるとポケットの中の小銭が、チャラリと音を立てた</p><p>ああ、そう言えばホテルへの出張売春の研修なのに、オレ美里に金を払ってないな</p><p>黒森様五円玉をお持ちでしたら、わたくしにいただけませんか</p><p>美里がオレにねだる</p><p>あああるけど</p><p>オレは五円玉を探し出し美里に差し出す</p><p>頂戴致しますこの五円で、わたくしの身体は黒森様にお売り致しました</p><p>そう言って、美里は五円玉をオレの手の平から取る</p><p>この五円玉は一生、大切に致します</p><p>愛しげに、オレが与えた五円玉を見る</p><p>あ、美里さんこれをお使いになって下さい</p><p>まり子が、自分の首からペンダントを外すとペンダントの鎖だけを美里に差し出した</p><p>ありがとうございます鳥居様</p><p>かつてお嬢様校では名家の令嬢である美里の方が、一般生徒たちに様を付けられる存在だった</p><p>しかし今の美里は、自分を名家の令嬢でなく１人の娼婦だと考えているから</p><p>まり子に対して、様を付ける</p><p>まり子でいいですわ</p><p>まり子は、美里に微笑む</p><p>さあ、わたくしが付けて差し上げますわ</p><p>五円玉に鎖を通してまり子が、ペンダントのように美里の首に下げる</p><p>ああ美里の美しい乳房の上に、オレの五円玉が揺れている</p><p>わたくしは、黒森様にだけはずっと五円の女でございますわ</p><p>いつも五円で、オレに身体を売ってくれるということか</p><p>さあわたくしが、全身全霊でご奉仕させていただきます</p><p>ソファにお座り下さいわたくしが、致しますから</p><p>そうだ今日の美里は、腰使いの特訓をするんだっけ</p><p>たから、オレの上になって自分から腰を使うというのか</p><p>うん、判った頼むよ</p><p>オレは言われたとおりにソファに、浅く座る</p><p>裸の尻で革のソファに座ってみて気が付いた</p><p>このソファ沈み込むタイプじゃなくて、弾力が強い</p><p>何より、肌触りが良い</p><p>これってセックス用のソファだな</p><p>ということは、ジッちゃんは下半身が元気だった頃は、このソファでセックスしてたんだろう</p><p>というか、それ用の特注品だな</p><p>てことは、この部屋は密談専用じゃなくって、愛人とのセックス用に設えた部屋なんだと改めて気付いた</p><p>美里が、オレの上に対面座位で乗って来る</p><p>よく見えるところから、ご覧下さいわたくしは全て構いませんから</p><p>桜子さんにそう言うと自分の指で、自分の割れ目を開く</p><p>トロロッと、愛液が美里の内股に滴る</p><p>胎内は、充分に濡れてほぐれていることが判った</p><p>美里は、自分の愛液をオレのペニスに指で塗り付け</p><p>この黒森様の大きなモノを全て、わたくしの中に受け入れます</p><p>桜子さんには無理なことにしか思えないようだ</p><p>ではいただきます</p><p>美里が自分の膣口に、オレのペニスを当てる</p><p>ああ、亀頭の先に美里の肌の熱さを感じた</p><p>美里の内側から溢れる愛液がオレのペニスの上に垂れている</p><p>ぷにゅっと美里の中に、オレのペニスが押し入れられるッ</p><p>あああっあんっ黒森様ぁぁ</p><p>ずりゅりゅりゅりゅっと美里が腰を落としながら、オレの勃起を呑み込んでいく</p><p>本当に、入っていく</p><p>不知火さんが、思わず言葉を漏らす</p><p>う、嘘ですわ</p><p>桜子さんもオレたちの結合部から、眼が離せなくなっていた</p><p>女の美里が上になって、自主的に行っている結合だから</p><p>男のオレが上になるよりも、見ていて恐怖感が少ないのだと思う</p><p>ああっ、あああっ、もっと奥まで奥まで下さいませっ</p><p>美里は、そう言ってさらとグイッと腰に力を入れてオレを呑み込むっ</p><p>うああっ、し、締まるっ</p><p>締まる膣の中に埋没していく</p><p>あああっはぁ、はぁもはぁ、はぁ、はぁ</p><p>根元までズッポリとオレを受け入れ美里は、オレの上で脱力する</p><p>異物が奥深く挿入されたことで美里の額に、汗の玉が浮き始める</p><p>ほんのり桜色に白い肌が上気した</p><p>全部、入ってしまったの</p><p>驚いている桜子に、美里は振り向くと</p><p>はい、全てわたくしの身体に、受け入れました女の身体は、こうするようにできていますから</p><p>狩野様の身体と同じですわ</p><p>桜子さんも、男の勃起を呑み込めるのだと言い足す</p><p>美里気持ちいいよ</p><p>対面座位でのセックス</p><p>オレの眼の前に、美里の美乳とさっきオレが与えた五円玉のペンダントがある</p><p>オレは、そのままチュウチュウと眼の前の美里の乳首を吸った</p><p>ああんっ美里も気持ちいいですわ</p><p>美里は、快感に身体を震わせているろ</p><p>オレは美里の胸の谷間に顔を埋め左右の乳首を順番に舐めていく</p><p>こうしている時が、一番、幸せです</p><p>美里は、オレの耳にそう囁くと瑠璃子に</p><p>どうぞ、写真をお撮り下さいまだ、黒森様にしか抱かれていない、美里を永遠に残して下さいませ</p><p>もうすぐ、わたくしの身体はたくさんのお客様を受け入れることになるのですから</p><p>美里は自分が、オレ専用の娼婦になることを知らない</p><p>娼館が再開されたら他の娼婦候補生たちと、売春することなると信じている</p><p>今はまだ、黒森様しか知らない美里ですからどうぞ、思い切り、美里の身体をお楽しみ下さい</p><p>やっぱり娼婦になることを心の中では怖がっているんだ</p><p>悲しくて、寂しいことだと感じているんだ</p><p>でも、この唇はオレのものなんだろ</p><p>オレは、美里の唇にキスをする</p><p>美里はオレ以外の客には、キスはＮＧにすると約束してくれた</p><p>子宮もですわ</p><p>膣内射精も許すのは、オレだけ</p><p>もっとミナホ姉さんの娼館はお客は、全員、コンドームを使う</p><p>みんな政財界の大物権力者と資産家しか、顧客にしないのだから</p><p>そういう人たちの方が、誤って子供を作らないように徹底して、注意する</p><p>狩野家の今の当主がアルバイト・ホステスの女子大生を孕ませたといのは</p><p>それだけでも、名家の当主としては命取りの行為だ</p><p>当時はまだ当主でなかったけれどいずれ当主として、家を継ぐ嫡男としては、見逃すことができないくらい愚かな男だったということになる</p><p>いや、それでも孕ませた女性を家で受け入れ、ちゃんとアフター・フォローするだけの度量を見せれば、まだ良かったのだけれど</p><p>資産を失い、カツカツの状態である狩野家は桜子さんのお母さんに酷い仕打ちをして、フォローもしなかった</p><p>５年の年季奉公が終わりましたらわたくしも、黒森様のお子様を孕みたいです</p><p>わたくしもというのは妹のありすのことを示している</p><p>狩野さんたちには、ありすがオレのセックス奴隷になったことは教えていない</p><p>美里も桜子さんたちが聞かない限り、自分から話すつもりはないのだろう</p><p>ああ、孕んでくれ美里</p><p>いずれ再興される名家・鞍馬家の後継者はオレの子供になる</p><p>美里の子か、ありすの子かはまだ判らないけれど</p><p>嬉しいですわ</p><p>美里は微笑むとゆっくりと腰を使い出す</p><p>ああうっ</p><p>気持ち良いですかうふふこれが良いんですか</p><p>美里は、淫らに腰をくねらせる</p><p>その動きが美里の膣をよじって、オレのペニスに快感を与える</p><p>上手くなったな美里</p><p>毎日、練習しておりますから</p><p>美里は、ずぶずぶとオレのペニスで自分の胎内を掻き混ぜていく</p><p>ああっ、わたくしも気持ちいいですわ</p><p>美里の顔が、快感に蕩けていく</p><p>できることならずっと、黒森様と繋がっていたい</p><p>オレもだよ美里</p><p>あああっ、黒森様</p><p>美里が大きく腰を振ってオレのペニスを自分の内側に叩き付けていく</p><p>美里の柔らかいお尻の弾力を裸の膝に感じる</p><p>それにしても、このソファよく弾む</p><p>本当に、セックス用に特化したソファだ</p><p>これがセックスでございます</p><p>美智が桜子さんたちに告げる</p><p>桜子さんたちの位置からは、美里の膣にオレのチンコがズブズブとピストンされている様子が、丸見えのはずだ</p><p>美里も、彼女たちによく見えるように少し、お尻を後ろにつき出してセックスしている</p><p>このポーズなら、結合している性器だけでなく、美里の肛門も丸見えだろう</p><p>狩野様も、後ほどこれをしていただきます</p><p>桜子さんは、戸惑いの声を漏らす</p><p>すでに狩野様は売春の契約とともに、対価を受け取ってしまわれたことをお忘れなく</p><p>美智の言う通り</p><p>桜子さんは、６時間オレに何をされても文句は言えないことになっている</p><p>たった６０００円で、１６歳の美しい令嬢はオレに処女の肉体を売ってしまった</p><p>もっとも、今、オレとセックスししている美里は５円だけれど</p><p>くっ、黒森様ぁぁ</p><p>美里の腰使いが激しくなる</p><p>み、美里</p><p>こうなったらオレも、もうガマンできない</p><p>美里の尻をガッと掴んで</p><p>オレも下から、腰を使い始める</p><p>ああっ、それ良いですわ気持ち良いですぁぁ、ぁぁッッ</p><p>オレも美里も汗でグショグショになってきた</p><p>お兄様も美里さんも綺麗ですわ人が愛し合っている姿は、とても美しいと思いませんか</p><p>瑠璃子が、桜子さんにそう言うが</p><p>桜子さんの方は、生まれて初めて見る男と女の生々しいセックス</p><p>しかも、女の方が子供の頃から知っている、おしとやかだった美里だから</p><p>ただただ驚愕して眼を丸くして、オレたちのセックスを見つめている</p><p>不知火さんも、そうだ</p><p>２人とも本質的には、性的な好奇心の強い子なんだと感じた</p><p>ぁぁ、黒森様わたくしわたくし</p><p>美里がエクスタシーへ向かう、上昇カーブに乗るッ</p><p>オレももうすぐだよ</p><p>中に美里の子宮に出して下さい美里は黒森様の赤ちゃんをあああんっわたくし妊娠したいっ孕みたいですっ</p><p>美里の膣が、キュウキュウと収縮していく</p><p>あああーっ、絞られるぅぅ</p><p>あああー、美里オレ、オレ、オレ</p><p>美里の眼を見て、そう叫ぶと</p><p>待ってあああっ、わたくしもう少しですからぁぁっ</p><p>オレは肛門に力を込めて暴発に耐える</p><p>くぁっはぁぁあああっ来ますッ来ちゃいますッあああーっ、気持ち良いのが大きいのが来るぅぅ</p><p>美里の眼がオレを見ている</p><p>ああ、イッちゃいそうですわ美里来るッもう来ちゃいます黒森様ぁぁ美里、イッてしまってもいいですか</p><p>切ない瞳で、オレに許可を求める</p><p>ああ、イケよ美里あああ、美里</p><p>もうダメだ快感で、美里しか見えない</p><p>あああああっ黒森さまぁぁわたくしわたくしいぐぅぅ</p><p>美里が弾けるっ</p><p>汗だくの裸身が痙攣して膣がビクビクッと蠢くッ</p><p>美里ぉぉ出すぞ、出すぞ、中で出すぞあああ出るっ</p><p>美里の子宮口を思い切り、下から突き上げて</p><p>噴水みたいに、灼熱の白濁液を噴き上げるぅぅッッ</p><p>あああっ、温かい温かいです黒森さまぁぁ</p><p>美里は、ギュッとオレを抱き締めて自分の胎内で起きている射精現象を味わっている</p><p>オレも、美里の裸身にしがみついて腰をグイグイッと突き上げて</p><p>何度も精液を吐いていく</p><p>ああああーっ、気持ち良いィィ気持ち良いですぅ美里、飛んでいってしまいそう</p><p>美里の子宮が、オレの精液をゴクゴクと飲むように淫らに蠢いている</p><p>美里の１８歳の肉体はすっかり、開発されていた</p><p>昨日、父が会社のＯＢ会に行ったのですが</p><p>いやもう最近は、すっかり行動が怪しいので父が出掛ける時は、なるべく家族が付き添うことにしているんですが</p><p>会社の昔の仲間に、そういうのは見られたくないと言うので１人で行かせました</p><p>まあ昼間の会でしたし、大丈夫だと思ったのですけれど</p><p>会は５時に終わっているはずなのに帰って来たのは、夜の９時近く</p><p>どうしたの昔の同僚と、ご飯でも食べに行ったの</p><p>いや、みんなジィさんになっちまっててボーッとしてて、話にならないんだよ</p><p>それは父も一緒だってのまあ、みんな８０歳ですから</p><p>だから、会が終わったら誰ともお茶とか飲まずに、帰って来た</p><p>それにしちゃあ、時間が掛かりすぎだろ</p><p>いや、帰り道が判らなくなって色々と間違った電車に乗ってしまったので</p><p>ゾッとしました</p><p>よく帰って来たなあはぁ</p><p>1226．桜子・売春したいお嬢様　／　キスを盗む</p><p>対面座位で繋がり合ったままセックスの余韻に溺れる</p><p>オレは、眼の前の美里の乳首をチュウチュウと吸った</p><p>美里の膣の中で、オレのペニスがまたビクッと震える</p><p>チンコの中に残っていた精液の残りを美里の胎内に送り込む</p><p>あんっ、ぁぁ黒森様ぁぁ</p><p>美里が、オレをギュッと抱き締める</p><p>とっても素敵でしたわ</p><p>美里は、コンスタントに挿入セックスでイケる身体になってきた</p><p>他の娼婦候補生たちもだけれど肉体の開発は順調だ</p><p>ああ、スゲェ、気持ち良かったよ美里</p><p>オレは美里の乳首から口を離し彼女の眼を見上げて、言う</p><p>子宮に男の精を受け入れた１８歳の令嬢は肉体と表情の艶やかさを増していた</p><p>淫らな妖艶さと清らかな若々しさが並立している、不思議な魅力を持つ少女になっている</p><p>鞍馬美里には全裸で男のペニスで貫かれ、膣内射精されてもなお消すことのできない気品がある</p><p>それは彼女の名家の令嬢の血のせいなんだろうか</p><p>いつも、気持ち良く美里の肉体を使っていただいてありがとうございます</p><p>美里は、オレにキスする</p><p>美里がお客様に肉体を提供するようになった後もどうか、黒森様時々で結構ですから</p><p>判ってるオレも、美里としたいよずっと、美里に射精したい</p><p>はい、キスと膣内射精と精飲は黒森様だけですから</p><p>いや、黒い森の娼婦という身分になっても</p><p>これからも、美里はオレとしかセックスしない</p><p>この身体は、オレ専用の娼婦となる</p><p>娼館のオープンの前にまた、しような</p><p>はい、他のお客様に買っていただく前にもっともっと、黒森様の精を注いでいただきたいです</p><p>美里はジッちゃんや、ミナホ姉さんの真意を知らない</p><p>本気で客に身体を売ることになるんだと信じている</p><p>それしか、鞍馬家の負債を返済する方法は無いのだと思い込んでいる</p><p>実際にはジッちゃんが、名家の令嬢に売春させるはずがない</p><p>娼婦という立場になっても新しい黒い森の顧客たちは、美里の時間を高額で買っても、身体は抱かなかった5年間の契約期間に、名家・鞍馬家の令嬢を汚す者はついに誰もいなかった</p><p>名家の令嬢には、それだけの価値と気品がある</p><p>そういう伝説を作ることで、美里の名を高め</p><p>将来的には、鞍馬家の再興を果たす</p><p>それがジッちゃんの計画だ</p><p>うんいっぱい中出ししてやるから</p><p>だが、そのジッちゃんの計画については、今、美里に話すことはできない</p><p>そんなことをしたら美里から緊張感が抜ける張り詰めた精神が作り上げているこの気品も失われるだろう</p><p>美里自身は、本気で誠心誠意、一生懸命娼婦になろうと努力しているからこそ</p><p>この１８歳の令嬢は、美しく輝くのだ</p><p>ニコッと、美里がオレに微笑む</p><p>そう、オレは頑張り屋過ぎる美里の精神を安定させるための重りとなる</p><p>この子は、本当はそんなに心の強い子ではないから</p><p>オレが、時々セックスして美里の心を落ちつかせないといけない</p><p>オレは、美里の細い身体をギュッと抱き締めて</p><p>少女の甘いミルクのような汗の匂いを嗅ぐ</p><p>美里の顔に頬擦りした</p><p>美里は、またキスを求める</p><p>オレたちは長い接吻をした</p><p>ではそろそろ離れますわ</p><p>名残惜しそうに、美里は微笑む</p><p>わたくしばかり黒森様を独占するのは、申し訳ありませんから</p><p>ああ、セックスの途中までは周りの少女たちのことも、気になっていたけれど</p><p>佳境に入ってからは美里しか感じられなくなっていた</p><p>美里だけを見て、全身の肌とペニスで美里の生命を感じていた</p><p>美里はオレの肩に手をおいてオレの膝の上から腰を浮かす</p><p>美里の中に埋没していたオレのペニスが、ズルルルッと引き抜かれる</p><p>ああっ、抜けちゃうあんっ寂しいですわ</p><p>美里は笑顔で、オレを見てそう言いながら、床に立つ</p><p>そして、オレたちの正面でオレと美里のセックスを挿入から膣内射精まで、間近で見つめていた桜子さんに振り向く</p><p>狩野様、どうぞご覧下さい</p><p>桜子さんの前に仁王立ちになって美里は自ら、割れ目を指で開く</p><p>くぱぁと</p><p>愛液ですっかりトロトロになった膣口からドロロッとオレの白濁液が零れて、床に垂れる</p><p>これが黒森様の精液でございますわ</p><p>美里は、自分の膣から滴る精液を右手の人差し指と中指で掬うとペロリと舌を出して舐め取る</p><p>美味しいですわわたくしのためだけに射精して下さったのですもの</p><p>桜子さんと彼女の後ろに控えている不知火さんはすっかり呆然となって、この昔からの知り合いの美少女を見つめている</p><p>２人が知っている鞍馬美里は今はもういない</p><p>セックスの悦びを知ったことで美里は変わった</p><p>うふふ、さすが黒森様一度の射精では、ご満足にはなられませんわね</p><p>美里は、オレのペニスがまだ勃起しているのを見て微笑む</p><p>桜子さんに交代する前に美里がお掃除致しますわ</p><p>そう言って、オレの前にしゃがんではむっと、オレのペニスを咥える</p><p>お掃除フェラだ</p><p>まずは、強く吸って尿道に残った精液を吸い出してくれた</p><p>桜子さんにはお尻を向けるポーズになっているから</p><p>狩野家の令嬢にはオレのペニスを舐めている美里の顔と、オレの精液を垂らしている美里の女陰の両方が丸見えになっているはずだ</p><p>そんな美里の痴態を瑠璃子がカメラで撮影している</p><p>それはこの後、同じ行為をする桜子さんも全ての淫らな行為を記録されるということを示している</p><p>美味しい黒森様の匂いも味も美里はすっかり大好きになってしまいました</p><p>そう言って美里はオレのペニスに纏わり付いていた、汗と愛液と精液を、全部綺麗に舐め取ってくれた</p><p>美里の刺激でオレの勃起は、射精前と同じくらいの硬度を取り戻していた</p><p>さ、わたくしのお手本はここまでですわ狩野様、どうぞ</p><p>美里は、優しい笑顔でそう言う</p><p>生まれて初めて、男女の荒々しい結合を見せつけられて呆然としたままだった桜子さんが、ハッと我に返る</p><p>狩野様は、売春がなさいたいのですね</p><p>ですからすでに売春婦となることが決まっていて、売春の研修を受けているわたくしが、狩野様に研修の成果をお見せ致しました</p><p>他の娼婦候補生や、ホンモノの売春婦でなく</p><p>桜子さんが昔から知っている名家の令嬢の美里だから</p><p>インパクトがある</p><p>あんなに気弱で内向的だった美里が、これだけ積極的なセックスをしたのだ</p><p>自分からオレの上に跨がって、腰を使いオレの精を絞り取りお掃除フェラまでした</p><p>わたくしにできたことですから狩野様にも、おできになりますわ</p><p>美里の微笑みに桜子さんは、気圧される</p><p>あ、あのわ、わたくしは</p><p>身体をブルッと振るわせただけでその場から動けなくなってしまっている桜子さん</p><p>生のセックスを見たことが、そんなにショックだったのか</p><p>不知火さんの方も表情を強張らせたまま、凍り付いている</p><p>わたくしは狩野様のご事情は存知上げませんが</p><p>克子様からは狩野様が売春をなさいたがっているので、黒森様がお相手することになったということしか、うかがっておりませんから</p><p>硬直している桜子さんに全裸のまま股間にオレの精液を滴らせたまま微笑んで言う</p><p>でも、こちらへ向かう車の中でわたくしなりに考えましたわどうして狩野様は普通のセックスでなく、売春がなさりたいのだろうかって</p><p>美里は当然、桜子さんの本当の母親が売春婦に身を堕として亡くなったことは知らない</p><p>それであのわたくし、考えたんですけれど</p><p>美里は、少し間を置いてから言う</p><p>わたくしはこのように売春婦になるしかない運命でしたその理由は狩野様もご存知だと思います</p><p>桜子さんも、香月家のガーデンパーティに居たから</p><p>鞍馬家が潰れた理由も、ジッちゃんの怒りを買った経緯も知っている</p><p>歌晏家や他の名家の人たちから、見捨てられるしかなかったことも</p><p>売春婦になるしかないという運命はやはり、辛いですわ悲しいです１人になった時には、涙が零れることもあります性行為の研修を受けていて、こんなことまでしなくてはならないのかとゾッとすることもありますでも</p><p>こんな身の上でも絶望致しませんわこんなわたくしにだって、希望はあります</p><p>桜子さんが美里の言葉に、驚く</p><p>決して絶望だけではないのですわ</p><p>桜子さんは売春婦になった母親は、絶望のどん底で死んだと思っている</p><p>だから、自分も母と同じ体験を売春をして絶望の淵に沈まないといけないと、思い込んでいる</p><p>あの狩野様は、シェイクスピアの十二夜はご存知ですわね</p><p>美里が尋ねる</p><p>ようやく桜子さんが言葉を発した</p><p>十二夜のオリヴィア姫はお兄様が亡くなられたことで、ずっと黒い喪服を着たまま、悲しみに憂いていますそこへ道化が来てお姫様に尋ねます姫乃お兄様は、亡くなられて地獄に行かれたのかとお姫様は怒ってお兄様は天国に居られるはずですと言い返しますすると、道化はお兄様が天国におられるのに、どうして姫はいつまでも喪服を着てメソメソ泣いているのかと言いますそれを聞いてお姫様は喪服を脱ぐ決意をしますそして公爵のメッセージを伝えに来たヴァイオラに恋をする</p><p>絶望から、道化の一言で喪服を脱ぎ恋をする</p><p>以前は、どうしてオリヴィア姫が心変わりをするのかよく判らなかったんですわなぜ、道化の言葉で姫の絶望が晴れるのかが判りませんでしたでも、今のわたくしには何となく判るんです</p><p>わたくしは悲しい境遇に堕ちるしかありませんが、わたくしがそうなることで、妹のありすには身体を売らさずに済みます</p><p>実際はありすは、オレのセックス奴隷となっているだが</p><p>お金で何人もの男に身を任せるより、オレたちと暮らす方がまだマシだと美里は考えているのだと思う</p><p>それに、わたくしには黒森様のような、本当に辛く悲しい時には頼らせていただける方も居ます５年という年月を耐えしのげば汚れてしまったわたくしには無理ですが、ありすを新たな当主として鞍馬家を再興していただくというお約束もしていただいておりますわたくしにはまだ希望がございます</p><p>その美里の言葉が桜子さんの凍り付いた心に浸みていく</p><p>わたくしは今わたくしと同じように、売春婦になるしかない方たちと一緒に生活しておりますが皆さん、同じです売春婦として生きなくてはならなくなったとしても、絶望に沈むだけではありませんみんな、それぞれ、その様な境遇の中でも希望を見出して必死に生きていますわ</p><p>狩野さんあなたが、狩野家の中で大切に育てられていたということが希望だった人もいたはずですよ</p><p>桜子さんに言う</p><p>彼女の本当の母親だって自分の辛い境遇と引き替えに、自分の産んだ娘が幸福に暮らしていると思えば</p><p>厳しいゲンジツにも耐えられたはずだ</p><p>絶望しかなかったはずだと決めつけるのは、早過ぎると思います</p><p>そりゃ、最後は売春婦の元締めの男に殺されるという悲惨なことになったけれど</p><p>桜子さんの母親は自分の娘のことを、友達たちに話していたかもしれない</p><p>いつか会いに行きたいと希望を語っていたかもしれない</p><p>人生、どんなにどん底の時でも絶望だけにはならないですから人間は</p><p>オレは今年の４月のことを思い出す</p><p>母に捨てられ父も行方不明になった、オレ</p><p>誰もいない寒い部屋で、ボロいソファをベットにして一人ぼっちだった</p><p>父の残した預金通帳だけで、この先、どうやって生きていったらいいのか判らなかった</p><p>自分の人生に絶望していたどん底だと思っていた</p><p>オレは、雪乃に恋していた</p><p>雪乃のことを考えるコトでオレは絶望りゲンジツから逃避することができた</p><p>だから、オレは何とか生きていられた</p><p>わたくしは父の罪と母の犠牲によって存在しているのですわ</p><p>父親が不倫して、女子大生を孕ませ、捨てたという罪</p><p>子供だけを産んで堕ちて行くしかなかった母の犠牲</p><p>そんなことは、どうでもいいことなんです</p><p>そして、部屋の中を見廻し</p><p>ああ、あそこに美しい陶器の花瓶が飾ってあるな</p><p>狩野さんあれは何ですか</p><p>オレはその花瓶を指差す</p><p>青磁の花瓶ですわどなたの作かは、わたくしには判りませんが</p><p>桜子さんは、素直に答える</p><p>そうですあれはもう花瓶です捏ねて焼き上げる前の泥土ではない</p><p>オレも作者とかは判りませんけれどあの花瓶が美しいものだということは判ります今は何も生けられていませんけれど綺麗な花を一輪生けたら、もっと魅力的になると思います</p><p>そう言って桜子さんを見る</p><p>あなたも同じです何から作られたとか、誰によってこの世に生を受けたかなんて関係ないんです狩野桜子さんは、狩野桜子さんとして美しくあればいいあなたは、あなたのできることを一生懸命やればいいんです</p><p>わたくしは何もできませんわわたくしは、名家の娘という環境に甘えるだけで何も学んでこなかった女ですから</p><p>うつむく桜子さんにオレは</p><p>あなたには、まだその美しい身体があるじゃないですか</p><p>桜子さんの中の認識を変える</p><p>セックスを絶望を体験するための売春行為ではなく</p><p>彼女自身の価値と魅力を肯定するものだと意識改革する</p><p>はっきり言いますオレは、あなたとセックスできるかもしれないと聞いて嬉しかったです今日は、ワクワクしてここに来ました今だってあなたと思いっきり、セックスしたいと思っていますほら</p><p>オレは、自分の勃起を桜子さんに見せる</p><p>あなたに射精したくてこんなになっているんですよ</p><p>桜子さんは反射的に恐怖を感じている処女なのだから、仕方ない</p><p>今さら文句を言っても、もう遅いですよあなたは、オレに金で買われているんですからさあ、あなたの身体でオレのこのワクワクした気持ちを鎮めて下さい</p><p>怯えている桜子さん</p><p>あなたにして欲しいんですあなたが欲しいから、オレはあなたを買ったんですよ</p><p>オレは強い眼で桜子さんを見て、言う</p><p>怖くはありませんわわたくしが今、して見せた通りです黒森様は、とってもお優しい方ですから狩野様が怖がられるようなことはなさいませんわ</p><p>美里が２つ年下の桜子さんに言う</p><p>桜子さんは静かに答えた</p><p>元々、オレに売春を持ち掛けたのは桜子さんの方だ</p><p>しかし、今桜子さんの中で、オレとのセックスの意味が変化し始めている</p><p>い、いけません桜子お嬢様</p><p>不知火さんが、慌てて主を制止しようとするが</p><p>ぁうっっ</p><p>美智が気を打ち込んで、不知火さんの身体の自由を奪う</p><p>場の雰囲気に呑まれて不知火さんは、すっかり美智に対する警戒を怠っていたようだ</p><p>狩野さん立って下さい</p><p>オレも静かに命じる</p><p>ゆっくりと立ち上がる１６歳のお嬢様</p><p>全裸のオレも、ソファから立ち上がり</p><p>静かに桜子さんの方に向かう</p><p>裸の男の接近に、処女の桜子さんは身体を強張らせるが</p><p>大丈夫だから、怖がらないで</p><p>オレは、そう囁いて彼女を抱き締める</p><p>男に抱き締められるのは生まれて始めてなんだろう</p><p>それも全裸の勃起している男に抱かれるのは</p><p>オレの勃起ペニスは、桜子さんのお腹に当たっている</p><p>オレの腕の中の緊張した肉体</p><p>桜子さんの心臓が、バクバク鳴っているのが判る</p><p>オレはそのまま一度ギュッと彼女を抱き締めて</p><p>大きく深呼吸して下さい</p><p>いいからオレの言うとおりに</p><p>桜子さんの身体が息を吸うと膨れ、吐くと萎む</p><p>うん、ほんの少しだけど緊張が緩んだ</p><p>こうやって、あなたのことが抱き締められてとっても嬉しいです</p><p>オレは桜子さんの耳に囁く</p><p>本当に嬉しいんですあなたには、それだけの価値がある</p><p>そして、身体を離して</p><p>真っ正面から桜子さんに言う</p><p>午後５時までは、あなたはオレの恋人ですそうですよね</p><p>あなたを買った時に約束したはずです６時間は何でも、オレの言うとおりにするって</p><p>オレは桜子さんの手を握って、言う</p><p>だから５時までは、オレの恋人ですいいですね</p><p>桜子さんは、オレの押しに負けて返答した</p><p>じゃあ、恋人としてキスをします</p><p>桜子さんは、キスも初めてなんですよね</p><p>あなたの初めてのキスの相手になれるのもとっても、嬉しいです</p><p>そのまま、桜子さんの唇をオレの唇で塞いだ</p><p>最初は驚いていた桜子さんも名家の令嬢だから、暴れたりはしない</p><p>大人しく、オレにキスされている</p><p>オレは、一度、口を離して</p><p>桜子さんは、キスの間、息を止めていたらしい大きく呼吸する</p><p>だから、もう一度開いた口にキスをする</p><p>桜子さんの口中に舌を差し入れる</p><p>強張った身体をギュッと抱き締めてオレは、ディープキスを続けた</p><p>桜子さんの鼓動が早まる</p><p>羞じらいに体温が上がっていくのも感じる</p><p>こ、こんなことって</p><p>また口を外すとハァハァとながら、真っ赤になった桜子さんが呟く</p><p>まだ、終わりじゃないですよ</p><p>オレは、桜子さんがグッタリするのまで何度もキスを繰り返した</p><p>ぁぁ、わたくしはぁ、はぁ、はぁ、はぁ</p><p>桜子さんの身体に性的な興奮の火が灯る</p><p>おっぱい、見せて下さい</p><p>オレの囁きに驚く、桜子さん</p><p>恋人ならおっぱいだって、見たいし舐めてみたいって思います</p><p>自分から売春を申し出たということ</p><p>すでにオレから６時間６０００円という値付けで、金を受け取ってしまったということ</p><p>オレと美里との生々しいセックスを観たこと</p><p>美里から売春婦だって、絶望ばかりではないと聞かされたこと</p><p>様々な要因が桜子さんの内側で、化学反応を起こしている</p><p>桜子さんはオレとの恋人プレイを受け入れるしかない</p><p>こっちへ来てオレが脱がせますから</p><p>オレは、脱力している桜子さんをソファに連れて行く</p><p>オレの隣に座らせる</p><p>あ、あの脱ぐのは</p><p>オレが脱がせたいんですそうできたら、とっても嬉しいんです</p><p>オレは、そう言って桜子さんのボタンに手を掛ける</p><p>ぅぅ、さ、桜子様</p><p>美智に制圧されたままの不知火さんが泣きそうな顔で、オレたちを見ている</p><p>ほら、暑いですよね脱がせますよ</p><p>羞恥と興奮で赤くなった桜子さんのブラウスをオレは開いていく</p><p>ああ純白のブラジャーが見えた</p><p>うん１６歳らしい、綺麗な胸をしている</p><p>わ、わたくしは、恥ずかしい恥ずかしいですわ</p><p>オレは嬉しいですそんなに恥ずかしがっているあなたが見れて</p><p>オレはソファの上で桜子さんを横抱きにしてまた、キスをする</p><p>キスをしながらブラウスの前を、完全に開いてしまった</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁああ、わたくし</p><p>桜子さんはすっかり興奮している</p><p>夕方、駅前を通ったら</p><p>通学定期を買う人たちが行列していました</p><p>そういう時期なんですねえ</p><p>今は、通勤定期は機械で買えますが通学定期は、駅員さんに学校の在学証明書を見せないといけないのは昔のままなのでしょうね</p><p>1227．桜子・売春したいお嬢様　／　初めてのお触り＆フェラ</p><p>名家の令嬢、狩野桜子さんの美しい胸元</p><p>開かれたブラウスの内側に、純白のブラジャーが見える</p><p>ええっとこれ、ホックは背中側だな</p><p>オレは、桜子さんの背中に手を廻しブラウスの上から、ホックをパチッと外す</p><p>毎日、たくさんの女の子たちを脱がせているからこういうことも上手くなった</p><p>いきなりブラを外されて、驚く桜子さん</p><p>大丈夫ですよ心配しないで</p><p>オレはすかさずキスをして桜子さんを制する</p><p>んっっっっ</p><p>そのまま、ブラをズリ上げて１６歳の処女のおっぱいを露出させる</p><p>ああ陥没乳首だな</p><p>オレは鮮やかな桜色の乳輪を、指で優しく撫でていく</p><p>い、嫌</p><p>桜子さんは身体を震わせて呟く</p><p>ダメですあなたは今、オレに買われているんだから</p><p>オレは、なるべく力をいれずに桜子さんの胸に触れながら彼女の耳に囁く</p><p>午後５時まではあなたはオレのモノなんですそうですよね</p><p>桜子さんはすでに対価の１０００円札６枚を受け取っている</p><p>で、ですが怖いんです</p><p>桜子さんは、潤んだ眼でオレを見て言う</p><p>だから、怖くないように優しくしています</p><p>そうではないんですこのままだとわたくしが、わたくしではなくなってしまいそうでそれが怖いんですわ</p><p>オレはぷにっと少し力を入れて、桜子さんの生乳を掴む</p><p>もう遅いですあなたはすでに、変わり始めています</p><p>どうですか、オレとキスしてみて裸の胸を触られて、どんな気持ちですか</p><p>おかしな気分です何もかも怖いのに、心がゾクゾクします身体が震えます</p><p>みすずも、瑠璃子も性欲は強い</p><p>名家の中の名家、香月家の令嬢たちは本質的に貪欲だ</p><p>それならば香月家と並ぶ家柄の狩野さんだって</p><p>性には敏感なはずだと思う</p><p>恥ずかしいのにわたくし、とても恥ずかしいのに</p><p>そもそも本当の母の最期を知って母と同じ売春体験をしなくてはならないと思い込むのも</p><p>桜子さんの性質が淫らだからだ</p><p>ジッちゃんが桜子さんのことをオレに任すと言ってきた意味が判った</p><p>この人はもしオレが売春の話を拒否していたら</p><p>本当に誰彼構わず売春するような女の子に堕ちてしまう</p><p>だから、この子の淫らな欲求は全て、オレが相手をしてやらないといけない</p><p>桜子さんのおっぱい舐めますよいいですね</p><p>オレは、わざと桜子さんの耳に、そう囁く</p><p>舐めたいんです綺麗な胸だから桜子さんの乳首を吸う、最初の男になりたいんです</p><p>桜子さんはブルルッと震えながら</p><p>また顔を赤くする羞恥に震えて、悦んでいる</p><p>それじゃあ舐めます</p><p>オレは彼女の身体を抱き寄せて</p><p>ブラウスの間から乳房を零れさせて右の乳首から、舐める</p><p>うんオレの舌先で刺激されて</p><p>陥没乳首の中でコリコリと固くなってくるものがある</p><p>オレはチュッチュと乳首を吸い出そうとした</p><p>ああっいやっ</p><p>美智に身体を制止されている不知火さんが、泣きそうな表情で主を見ていた</p><p>瑠璃子が、楽しそうにオレたちの絡みを撮影している</p><p>どんな感じです狩野さん</p><p>へ、変な感じですわくすぐったいのにドキドキしますゾワゾワします</p><p>じゃあ左の乳首も舐めますね</p><p>オレは唇を寄せる</p><p>左の方が感度が良いみたいだな</p><p>いや、感度だけじゃない</p><p>ムックリと乳輪の中から、乳首が起き上がってきた</p><p>オレは舌で転がすようにしてさらに刺激する</p><p>いやぁっ、ぁぁキュンてなります胸がいやぁん</p><p>今まで埋もれていた敏感なところが全て露わになって、オレに責められているのだから</p><p>こんな感覚は生まれて初めてなんだろうな</p><p>美味しいですよ、狩野さんのおっぱい唇も美味しかったけれど全部、オレが初めてなんですよね</p><p>は、はいこのようなことをするのは全て、黒森様が初めてです</p><p>興奮に、ハァハァと荒い息をしながら桜子さんは言う</p><p>桜子さんオナニーの経験はありますか</p><p>オナニーとは何でございますか</p><p>名家の令嬢は、性的に抑圧されてる</p><p>ほぼ２４時間家の中の誰かに監視されている生活なのだから</p><p>こっそりと自慰をすることもできない</p><p>ご存知ないのでしたら、いいです知らないのなら、その方が良いことですから</p><p>下手に教えたらオナニー狂になってしまうかもしれない</p><p>ジッちゃんが瑠璃子たちを世間から隔離し、性的知識を遮断していたことをオレはずっと問題だと思っていたけれど</p><p>こんなに内面に溜め込んだ性欲が渦巻いているお嬢様たちには下手な性知識は毒になるんだな</p><p>母親が売春婦に堕ちたというエピソードを聞いて自分も売春しなくてはいけないと思ってしまうぐらいなんだから</p><p>自慰を教えたら罪悪感たっぷりで自慰にハマる可能性がある</p><p>それよりほら、瑠璃子が写真を撮っていますからカメラの方に微笑んで下さい</p><p>おっぱいを露出してオレに乳首を舐められたまま、笑顔で撮影される</p><p>そ、そんな恥ずかしいですわ</p><p>命令です今のあなたは、オレのモノなんですからダブル・ピースでカメラに微笑んで下さい</p><p>ダブル・ピース</p><p>きょとんとする桜子さん</p><p>両手でこうやってVサインをしてそれでカメラを見て</p><p>オレは、桜子さんにダブル・ピースのポーズを教える</p><p>こ、こんな馬鹿みたいですわ</p><p>馬鹿みたいだから、良いんじゃないですか</p><p>馬鹿みたいではないですウィンストン・チャーチル卿も、大戦中にはよくVサインをしていました</p><p>美智の話は良く判らない</p><p>いいからオレの言うとおりにして下さい</p><p>少しずつ、桜子さんの中からオレとの性行為が、絶望に向かうだけの売春でなく</p><p>馬鹿げていて、開けっぴろげで、楽しい行為になるようにすり替えていく</p><p>は、はい判りましたあんっ</p><p>オレはまた、桜子さんの乳首に吸い付く</p><p>はい、桜子さんこちらを向いて下さい</p><p>瑠璃子がカメラを向けて、声を掛ける</p><p>桜子さんは、オレに吸い付かれたまま両手でピース・サインをする</p><p>そのまま笑って下さい</p><p>名家の令嬢は公の場でカメラを向けられたら、穏やかに微笑むように子供の頃から躾けられている</p><p>変な顔の写真が出回ったら、家の恥になるからだ</p><p>だから、桜子さんは</p><p>男と半裸で絡みながらもついつい顔は笑顔になる</p><p>馬鹿げていて、淫らな写真が撮影された</p><p>後でオレのチンコを挿入した時にも桜子さんのセックス＆ダブル・ピース写真を撮ろうと思う</p><p>それじゃあ、狩野さん</p><p>は、はい何でございますか</p><p>オレの問い掛けに怯えながら答える、桜子さん</p><p>もっと変になりますから堪えて下さい</p><p>オレは桜子さんを抱き締めていた手を彼女のお尻と股間に向かわせる</p><p>ひゃあっな、何を</p><p>お触りです</p><p>お触り</p><p>はい狩野さんの身体を触るだけですから</p><p>スカートを捲り上げてオレの手が潜り込む</p><p>うん１６歳お嬢様のお尻は</p><p>まだ肉が付いていなくて、薄いけれど弾けるような肌の弾力が素晴らしい</p><p>ああっ、お尻をさ、触るのですかああっ</p><p>お尻だけじゃないですよ</p><p>オレの手は彼女の太ももも揉む</p><p>太ももの内側の柔らかさを確かめる</p><p>白くてつるつるの肌だ</p><p>とても温かくて、柔らかい</p><p>ああっい、嫌ぁぁ</p><p>そして、オレの指が彼女の股間に触れる</p><p>そこはいやぁん</p><p>性的経験の乏しい子はパンティの上から、まさぐった方が良い</p><p>その方が怖くないし布地越しの愛撫でも、充分に感じてくれる</p><p>お、お願いそこはああっ</p><p>オレは、キスで桜子さんの唇を塞ぐ</p><p>右手で桜子さんのお尻を揉み左手で股間を、そわそわと指を上下させて撫でる</p><p>桜子さんの清潔な白いパンティに温かな液体の染みができていく</p><p>濡れてきましたね、狩野さん</p><p>濡れる</p><p>自分の肉体に起きていることを桜子さんは理解していない</p><p>女の子は興奮してくるとここが湿ってくるんですよ</p><p>お、お腹の底が熱いです</p><p>赤い顔の桜子さんの肌に汗が浮いてくる</p><p>どんな感じですオレにここを触られて</p><p>オレの腕の中で、身体を震わせる桜子さん</p><p>身体が熱くて変です変な気持ちなのわたくし</p><p>眼がとろんと蕩けていく</p><p>気持ち良くはないですか</p><p>ええオレにここを撫でられるのは、気持ち良いでしょう</p><p>オレはグリグリと少し力を入れて、陰部をマッサージしていく</p><p>は、はいき、気持ち良いですわ</p><p>愛液がパンティ越しに、オレの指を濡らしていく</p><p>桜子さんの身体から興奮した女の子の甘くて淫らな匂いがしてくる</p><p>では、桜子さんもオレを気持ち良くして下さい</p><p>オレは桜子さんの尻を揉んでいた手を外して</p><p>彼女の美しい右手を掴む</p><p>それをそのままオレの股間に運ぶ</p><p>オレのチンコを男性器を触って下さい優しく撫でて下さい</p><p>オレは震える桜子さんの手を、強引にオレのペニスに触れさせる</p><p>さあ触って</p><p>桜子さんがゴクリと唾を呑み込む</p><p>恐怖より性的興味が勝っている</p><p>張り詰めた亀頭に触れて桜子さんは、オレの熱さに驚く</p><p>そのまま根元まで撫でて下さいこうやって</p><p>オレは桜子さんの手をオレのペニスの表面に沿って、上下させる</p><p>そうです上手ですよ、桜子さん</p><p>乱れた衣服から、おっぱいを露出させて</p><p>自らの股間をパンティ越しに、オレに愛撫されながら</p><p>桜子さんは、オレの生チンコを撫でていく</p><p>桜子さん、撮影致しますわ</p><p>瑠璃子に話し掛けられて、驚いた桜子さんがカメラに振り向いたところを</p><p>パシャリと撮られる</p><p>令嬢のこんな淫らな写真が流出したら狩野家は終わりだ</p><p>いや、まだこんなもので済ませるつもりはない</p><p>わたくしドキドキすることばかりで、感覚が麻痺してしまいますわ</p><p>桜子さんは、恥ずかしそうにそう言うがその手は、オレのペニスを撫で続けている</p><p>では、もっとドキドキして下さい</p><p>狩野さんオレにフェラチオして下さい</p><p>オレの亀頭を触る手が止まる</p><p>オレは、桜子さんの手の上にオレの手を重ねて</p><p>オレの勃起ペニスを強く意識させながら</p><p>あなたの口で、オレのこれを舐めて下さい咥えて、しゃぶって下さいそしたら、オレは</p><p>桜子さんの眼を真っ直ぐに見て告げる</p><p>あなたの口の中に射精します精液を出しますから全て、飲み込んで下さい</p><p>桜子さんは震えている</p><p>どうしても、まだ処女のままのあなたに舐めて欲しいんです飲んで欲しいんです</p><p>そろそろカードを切ろう</p><p>いや、桜子舐めろ、咥えろ、飲めオレに奉仕しろ</p><p>オレは、わざと意地悪く言う</p><p>桜子さんは、ゾクッと身体を震わせると</p><p>先ほど、わたくしがご奉仕致しましたようになさればいいんですわ</p><p>さっきオレにフェラしてみせた美里が笑顔で、桜子さんに言う</p><p>美里は、まだ全裸のままだ</p><p>瑠璃子たちにしてもそうだけれどオレとセックスする女の子たちは、お互いに痴態を見せ合うのが普通になっていくから、裸身をさらけ出すことに慣れていく</p><p>娼婦候補生たちも研修の時は、いつも、みんなでセックスを見せ合っているし</p><p>桜子さんはおっぱいむき出しのままで、ソファに座ったオレの前に跪く</p><p>お、お願いですそんな、はしたないことは桜子様には</p><p>涙目で不知火さんが訴えるが無視する</p><p>まずはこうやって捧げ持って、自分の口の方へ向けます</p><p>美里が横から桜子さんにオレのペニスを掴ませる</p><p>もう３０センチほど、黒森様の方に寄って下さいそうでないとおしゃぶりできませんわ</p><p>桜子さんが、オレのほうにずりずりと寄る</p><p>はい、そのまままずは黒森様を見上げて、お口でご奉仕させていただきますとご挨拶なさって下さい</p><p>美里は新しい娼館で習った通りに、桜子さんに作法を教える</p><p>は、はいさ、桜子がお口でご奉仕させていただきます</p><p>オレのペニスを両手でにぎっている処女のお嬢様がオレを見つめて、そう言った</p><p>ああ、桜子気持ち良くしてくれ</p><p>オレは桜子さんのうなじから頬を手で撫でて笑顔で、そう言った</p><p>は、はい一生懸命致します</p><p>怖がっているけれど淫らなことがやってみたいんだな</p><p>では、まず先端にキスして下さいませ</p><p>美里の指示のままに</p><p>ぶるぶると震えながらゆっくりと、桜子さんがオレのペニスに唇を近づける</p><p>眼を閉じてはいけませんご自分が、どれだけ淫らな行為をしているのか常に自分で自分を理解していなければ、ご奉仕にはなりません</p><p>桜子さんの大きな瞳が、オレの亀頭を見つめたまま</p><p>ピンクの唇がオレの亀頭に接触する</p><p>そのまま、舌を出してまずは、先端の大きく膨らんでいる部分を亀の頭の形に似ているので亀頭と言いますそこを丁寧に舐めて下さいませ</p><p>桜子さんは口から少しだけ舌を出してオレの亀頭を舐める</p><p>変わった味がするでしょうすぐにそれが美味しく感じるようになります黒森様のお味が、忘れられなくなりますわ</p><p>美里がそう言う</p><p>桜子さんは慣れない体勢でする口唇奉仕に、戸惑っている</p><p>身体の震えが、止まらないままだ</p><p>桜子</p><p>桜子さんはオレのペニスを両手で捧げ持って、亀頭に舌を這わせたまま</p><p>恐る恐る、オレの顔を見上げる</p><p>気持ち良いぞ桜子の舌がすげぇ、良い</p><p>嬉しいよ桜子がオレにフェラチオしているから</p><p>オレが、そう告げた瞬間</p><p>桜子さんの震えは止まった</p><p>次は全体をお口の中に含んで下さい桜子様の唇で黒森様を包み込むように</p><p>美里の指導のまま桜子さんは、オレのペニスを咥えた</p><p>そのまま前後にちゅっぱ、ちゅっぱ、ちゅっぱですわ</p><p>美里のフェラを見ていたから桜子は記憶を再現して、オレのペニスを吸う</p><p>主人の唇が男の男根に汚されていくようすを不知火さんは、悲しそうに見つめていた</p><p>桜子そのまま、咥えていてくれ</p><p>処女のフェラチオは、精神的には興奮するけれど</p><p>テクニックの不足は、どうしようもない</p><p>いつまでも、しゃぶらせておくよりは</p><p>オレが自分で根元をシゴいて一気に放出してしまうことにした</p><p>黒森様それは、わたくしが致しますわ</p><p>美里がオレの意図を察して、オレのペニスの根元を握ってくれた</p><p>手コキの研修はこの前、やったばかりだっけ</p><p>美里は優等生だからいつも真面目に研修を受けて、テクニックを確実にマスターしている</p><p>桜子様は、一度お口を外して黒森様に、わたくしのお口に出して下さい精子を飲ませて下さいとご挨拶して下さい</p><p>美里が、すこすことオレのペニスをシゴいてくれている前で</p><p>桜子さんが、潤んだ瞳でオレを見上げる</p><p>わ、わたくしの桜子のお口の中に出して黒森様の精子を出して下さい桜子は飲みたい飲んでみたいです</p><p>言わされているはずの言葉に桜子さんの本意が混じっている</p><p>彼女の好奇心が、オレの精液の味を知りたがっている</p><p>ああ、飲ませてやるから咥えろ、桜子っ</p><p>はむっと桜子さんの可愛らしい唇が、オレの張り詰めたペニスを咥える</p><p>美里が手コキの指の力を強く速くさせていく</p><p>オレは手を伸ばして桜子のおっぱいを触った</p><p>勃起した方の乳首を指先で擦る</p><p>桜子の顔が切なそうに震えた瞬間にオレの腹の底から、射精欲が湧き上がって来た</p><p>ぁぁ、出すぞ桜子あああ出るぅっ</p><p>んんんっぐぅ</p><p>桜子さんの口の中にびゅるるっと噴出するオレの精液</p><p>桜子さんは、その熱液の味と量に驚きながら</p><p>それでも、必死に受けとめている</p><p>まだだまだ出るからな</p><p>オレは桜子さんの頭を抑えて</p><p>グイグイと腰を振りながら、最期の一滴まで放出する</p><p>素敵ですわ</p><p>桜子さんへの初めての口内射精を瑠璃子が撮影していく</p><p>ううっあああっ気持ち良かったぞ、桜子</p><p>オレは、全て出し終えると桜子の顔を撫でて、微笑んだ</p><p>桜子は、困惑した表情でオレを見上げている</p><p>今、抜くからなそのまま、ちゅぽんて抜くぞ</p><p>オレは、桜子さんの唇からペニスを引き抜く</p><p>ああ可愛らしい唇の端から、オレの精液と唾液が少しだけ垂れてしまった</p><p>桜子さんは、口内に残った精液をどう処理したらいいのか、判らなくなっている</p><p>まずは大きく口を開けて黒森様の精をお口に受けとめているのを見ていただきます</p><p>美里が指導する</p><p>ああ、桜子見せろ</p><p>桜子さんはオレに向かって口を開く</p><p>確かに白濁液がたっぷりと、可愛い口の中にある</p><p>もちろん、瑠璃子が写真に撮る</p><p>うんもういいぞ</p><p>そうしたらお口の中でクチュクチュして、飲みやすいように黒森様の精液を自分の唾液に溶かします</p><p>言われた通り桜子さんは、クチュクチュとする</p><p>うんじゃあ、飲んでくれ</p><p>オレが命じると、桜子さんはコクッとうなずいて</p><p>コクリ、コクリと喉を鳴らしてオレの精子を飲み干した</p><p>ちょっと苦いものなのですね</p><p>桜子さんはそう言った</p><p>きっと一生忘れられない味ですわ</p><p>夜書いていたのが、最近、バタッと眠ってしまって</p><p>朝になってから、慌てて書くようになってしまっています</p><p>1228．桜子・売春したいお嬢様　／　羞恥プレイへの招待</p><p>オレの精液を飲み干した狩野桜子さんがオレを見る</p><p>ああ、口をすすぎたいのか</p><p>初めてのフェラチオに、初めての精飲じゃあな</p><p>口の中が変なんだろう</p><p>は、はいできましたら</p><p>桜子さんは、恥ずかしそうにそう答える</p><p>うんいいよ瑠璃子、洗面所まで連れてってあげてくれ</p><p>このジッちゃん専用の個室の中のことは、瑠璃子が一番詳しいはずだから</p><p>瑠璃子に頼む</p><p>ここはジッちゃんが密談以外に、仮眠したり昔は愛人を連れて来て、セックスを楽しんでいた部屋だから</p><p>洗面所だってあるだろう</p><p>はい、お兄様かしこまりました桜子さん、こちらにどうぞ</p><p>桜子さんは立ち上がり大きく広げられて、おっぱいが露出しているブラウスの前を閉じようとする</p><p>桜子さんそれはダメですわ</p><p>瑠璃子がすぐに注意する</p><p>今の桜子さんは、身体をお兄様に買っていただいているのですからそういうことをするのにも、お兄様のお許しをいただかなければいけないと思います</p><p>桜子胸は、そのままだ</p><p>オレは桜子さんを呼び捨てにして、命じた</p><p>桜子さんの口の中にオレの精子が注がれ、全て飲み干されたんだ</p><p>オレと桜子さんの関係距離だって、今までとは変化している</p><p>桜子の胸は形が良いから、ずっとそのままで見ていたいんだだから、そのままにしていろ</p><p>オレははっきりとそう言う</p><p>桜子さんは、ブラウスの前を押さえていた手を離す</p><p>再び、白い乳房と桜色の乳首がオレの視界に入って来る</p><p>じゃあ、早く口を洗って来いまだまだ、桜子にしてもらうことが山ほどあるんだからな</p><p>午後5時のタイムリミットまでたっぷり時間がある</p><p>は、はいすぐに戻ります</p><p>桜子さんはオレに一礼するとおっぱいがプルンと揺れたそのまま、瑠璃子に付き添われて、洗面所へ向かう</p><p>ホントは軽く汗をかいたから、シャワーでも浴びたい心境だろうけれど</p><p>桜子さんは濡れやすい体質みたいで、パンティも湿っていたし</p><p>でもこの後で、もっと汗をかくことになるのは桜子さん本人も理解しているから</p><p>今は口をすすぐことしか考えていないのだろう</p><p>さすがね、公すっかり公のペースじゃない</p><p>桜子さんと瑠璃子の姿が見えなくなるとずっと様子を見ていたまり子が、オレに微笑む</p><p>わたくしやエリカの時もどんどん公のペースに引っ張られて、気が付いたら凄いことになっていたけれど桜子さんも何とかなりそうね</p><p>まり子の言葉に美智に身体を押さえ込まれている不知火さんが、ジロッとオレを見る</p><p>いや、まだだ桜子さんの問題は、根が深いそう簡単には、解決しないよ</p><p>エリカも自分の出生の秘密を知って、ショックを受けていたけれど</p><p>でも、エリカの場合は本当の母親も、今まで会えなかった姉の茉莉花も生きている</p><p>これから新しく人間関係を構築していくことができるのだから希望がある</p><p>だけど、桜子さんの場合は</p><p>本当のお母さんは桜子さんが知らない時に、無惨な最期を遂げてしまっている</p><p>もう会えないし母親がとても苦しんでいた時に、何もしてあげられなかったという思いが、桜子さんの心を責め立てている</p><p>母親と同じ体験をするために売春しなくてはいけないと思い込むような暗い絶望が桜子さんを包み込んでいるんだ</p><p>午後５時のタイムアップの時間まで気が抜けないよオレは</p><p>オレのペースで、上手いことやっているつもりでも何かの拍子に、桜子さんの絶望のスイッチが入ってしまって、突発的に暴走する可能性があると思う</p><p>注意深く、桜子さんの様子を観察して臨機応変に、対応していかないと</p><p>油断してはいけない</p><p>わたくしたちのご主人様はこういう方でございます</p><p>美智が不知火さんに言う</p><p>とても注意深く思いやりに溢れる方なのです</p><p>しかし、不知火さんは</p><p>思いやりに溢れるのならば何か羽織っていただけませんか</p><p>ああ、オレは裸のままだった</p><p>２連続の射精で、勃起は少しは弱まっているけれどチンコ丸出しだ</p><p>オレは、ホント女の子の前で裸でいることに慣れ過ぎてしまっているよな</p><p>ああ、悪い悪いバスローブか何か無いかな</p><p>と言っても、この部屋のことは瑠璃子に聞かないと判らない</p><p>美智、お前バスローブとかのある場所を知っているか</p><p>申し訳ありませんわたくしは知りませんわたくしがこちらの部屋に入ったのは初めてですいつもは、みすずお姉様とルリルリ、それに美子お姉様しか、こちらのお部屋には呼ばれませんから</p><p>そうだよなあ普段は、ジッちゃんが使っている専用の個室なんだから</p><p>ジッちゃんの孫娘たちだけが部屋に呼ばれて美智は、今レイちゃんが居る控えの間に待たされていたんだろう</p><p>ねえ、公そのカバンの中には、何か入ってないの</p><p>まり子がさっき克子姉が持って来てくれた大きな衣装カバンを指差す</p><p>克子さんのことだから公のために、バスローブとかも入れてくれているんじゃないかしら</p><p>オレはカバンを開けてみる</p><p>まり子大当たりだ</p><p>一番上に、普段、オレがセックスの合間にお屋敷で来ているバスローブと同じものが畳んで入っていた</p><p>ホント、ありがたいよ克子姉</p><p>後で、お礼を言わないと</p><p>オレはバスローブを取り出し裸の身体に纏う</p><p>ついでだから、どんなモノが入っているのか見てみるか</p><p>オレはバッグの中をさらに調べる</p><p>ああナース服にレースクィーン、あれれチアガールの衣装だけ、同じものが何着も入っているぞ</p><p>克子姉が、こんなことをするからには何か理由があるはずだ</p><p>それからコスプレ衣装の下には</p><p>うわ、凄いわね、公それ</p><p>まり子が驚くほどのエッチな下着類がいっぱい入っていた</p><p>これみんな穴が開いているじゃない</p><p>穴が開いているんじゃなくってそういうデザインなんだよ</p><p>ブラジャーは乳首のところがパンティは、陰部のところの布地が無い</p><p>なるほどセックス用の下着なのね</p><p>着用したまま性行為ができる</p><p>まり子は、トンデモないデザインの下着を一つ一つ手にとって驚いていた</p><p>やっぱり男の人はこういうセクシーな下着を付けている女の人の方が好きなの</p><p>人によるよ好きな子が、たくにそういう格好をしてくれるのは刺激的で良いと思うけれど好きでない子なら、別に何を着ていたって、オレには気にならないから</p><p>そこまで言ってハッと気付く</p><p>今の絶望している桜子さんを救うのは</p><p>そうか、絶望というのは心が孤独だってことだもんな</p><p>お兄様戻りました</p><p>そこへタイミング良く、瑠璃子が桜子さんを連れて戻って来る</p><p>桜子さんは、さっきの指示を守っておっぱいを露出させたままだ</p><p>うん桜子、こっちに来いちやんと口の中が洗えているか、オレが確認してやるから</p><p>恐る恐る、オレの方へやって来る桜子さん</p><p>オレは桜子さんを抱き締めると</p><p>じゃ調べるぞ</p><p>そう言って桜子さんにキスする</p><p>そのまま桜子さんの口の中に舌を差し入れ</p><p>桜子さんの身体をギュッと抱き締め離さない</p><p>洗面所の冷たい水で口をすすいだことでクールダウンした身体に再び火を付ける</p><p>大丈夫さっきのフェラチオで、桜子さんの身体の中にはセックスへの好奇心が燻っているはずだから</p><p>簡単に燃え上がるはずだ</p><p>うん口の中は、綺麗になったみたいだな</p><p>長いキスが終わると桜子さんは、オレの腕の中で大きく呼吸をする</p><p>こっちはどうだろう</p><p>オレはそう言ってまた、桜子さんの乳首に吸い付いた</p><p>ホントに公はおっぱい好きよね</p><p>あらまり子さんは、お嫌いなんですか</p><p>瑠璃子が笑って、まり子に言った</p><p>いやそのわたくしも、胸を触られるのは好きだけれど</p><p>わたくしは、舐めていただくのも大好きでございます</p><p>美智が、まり子に言う</p><p>そんな話をしている間に</p><p>ああん、いやぁぁん</p><p>オレの舌に刺激され桜子の乳首は、またさっきと同じくらいに固くなっていく</p><p>今度は反対側の陥没乳首も、オレは吸い出して勃起させた</p><p>うん桜子の胸が、ますます魅力的になったぞ</p><p>オレは、満足して微笑む</p><p>じゃあ、好きなのを選んで着替えてくれ</p><p>オレは衣装のカバンから、穴開き下着とチアガールの服を取り出す</p><p>こ、これを着るのですか</p><p>桜子さんにも穴の開いた下着の意味は判る</p><p>この下着なら、きちんと着用しても乳首と女性器が丸出しになる</p><p>ああ、これの上にこっちのチアガールの服を着るんだこれは布地が薄いからきっと乳首が浮いて、よく判ると思うんだよ</p><p>わ、判りました黒森様のご命令でございますから</p><p>桜子さんは、午後５時まではどんなことでも、オレの命令を聞かないといけない</p><p>６０００円で身体を売ったということは、桜子さん本人が一番良く判っている</p><p>じゃあ、オレの見ている前で今着ている服を全部脱いでこっちの下着と服に着替えてくれ</p><p>それは一度全裸になれという命令だ</p><p>桜子さんは口ではそう言うが手が震えている</p><p>オレのすぐ眼の前で裸になることにまだ抵抗があるんだろう</p><p>羞恥と恐怖が</p><p>瑠璃子とまり子も桜子と同じ穴開き下着とチアガールの服に着替えてくれ</p><p>オレは２人に言う</p><p>本当は美智にも着替えさせたいけれど今は、手が空いてないもんな</p><p>美智は気の技で、不知火さんを抑えているから</p><p>ご主人様である桜子さんの身体が、いよいよオレに汚されるとなれば</p><p>この警護役の忠臣はイチかバチかで、何をしでかすか判らない</p><p>オレを止めようと、オレに攻撃を仕掛けてくるのならまだ良いが</p><p>瑠璃子やまり子を人質にされたら、困るもんな</p><p>ホント、そういう可能性もあり得るんだから今しばらくは、美智に抑え込んでもらっておいた方がいい</p><p>判りましたわ、お兄様これに着替えればいいんですわね</p><p>どうせなら、思いっきりエッチな下着がいいわ</p><p>瑠璃子とまり子は、あっさりとオレの提案に乗る</p><p>それぞれ下着を選んで服を脱ぎ始める</p><p>瑠璃子様まり子さん</p><p>桜子さんは、２人が当たり前のように脱ぎだしたことに驚いている</p><p>お兄様のご命令ですから</p><p>そうそう、公の命令だから仕方ないのよ</p><p>２人とも、さっさと全裸になってしまった</p><p>これには不知火さんも、唖然としている</p><p>お兄様わたくし、これとこれのセットにしようと思いますわ</p><p>瑠璃子は黒字にピンクのレースの付いた穴開き下着を選んだ</p><p>それとこれも付けてみたいですわ</p><p>ガーターベルトか</p><p>ああ、これでニーソックスを吊るんだな</p><p>チアガールの服に、ニーソックスって変かな</p><p>うん、好きにしろ</p><p>瑠璃子は、黒いレースの付いたニーソックスを選んだ</p><p>ああ、それならわたくしも付けますわ</p><p>まり子は黒の穴開き下着の上下に赤いガーターベルトとニーソックスを選んだ</p><p>せっかくだから思いっきり、エッチな感じの方が楽しいもの</p><p>桜子さんはこの真っ赤な下着にしたら赤い下着なんて、普段は付けないでしょ</p><p>まり子が決めかねている桜子さんに、派手な下着を勧める</p><p>こっちのピンクのも良いですわ</p><p>瑠璃子は鮮やかなピンク地に、黒いレースの付いた下着セットを桜子さんに示した</p><p>ああ、それも淫らで可愛いですわね</p><p>桜子さん赤とピンク、どっちが良いかしら</p><p>裸になって恥ずかしい下着を勧めてくる２人に桜子さんは、困惑し</p><p>赤の下着じゃ、品の無い売春婦になっちやうよ桜子は可愛いんだからピンクの方が似合うと思う</p><p>オレは自分の意見を言った</p><p>ああ、そうね大人っぽい路線じゃなくて、可愛い路線で行くんなら確かに、ピンクの方よね</p><p>まり子は自分が推薦した赤い下着を引っ込めた</p><p>ガーターベルトとニーソックスを黒にすればピンクの下着でも品の良い大人っぽさが出せますわ</p><p>瑠璃子が黒いレースのガーターベルトとニーソックスを、ピンクの穴開き下着の上下に合わせてみる</p><p>ああ、さすが瑠璃子様これで決まりですわ</p><p>まり子が、瑠璃子のセンスに感心する</p><p>オレもそれが良いと思うよ</p><p>じゃ、桜子さん早く脱いで、これを着てまず３人で下着姿で並んで公に彩りを見てもらいましょうよ</p><p>まり子は、そう言ってピンクの下着と黒のガーターのセットを桜子さんに押し付ける</p><p>早くしろ、桜子</p><p>オレが急かすと</p><p>桜子さんも覚悟を決めて服を脱ぎ始めた</p><p>オレの視線があっても</p><p>すでに脇に瑠璃子とまり子が全裸になっているのだ</p><p>裸になることへの抵抗は軽減されている</p><p>桜子さんは手の震えも止まっていた</p><p>丁寧に服を脱いで行く</p><p>ああやっぱり、この人は身体のラインが綺麗だな</p><p>１６歳のお嬢様は肌も白い</p><p>ブラウスを脱ぎスカートも落として</p><p>オレが背中のホックを外して、ズリ上げていたブラジャーも外した</p><p>ぷるるんと揺れる美乳</p><p>ほらほら、桜子さん早くしてよ</p><p>まり子が最後の１枚を脱ぐところで躊躇している従姉妹に声を掛ける</p><p>まり子と瑠璃子はすでに穴開き下着の上下を身につけ、ガーターベルトを着けていた</p><p>桜子さんは腹を括ってえいしょっと、パンティを下ろす</p><p>やっぱり恥ずかしいんだろうオレに背を向けて、脱いだ</p><p>ああ、真っ白なお尻が丸見えになる</p><p>腰を屈めているから可愛いお尻の穴まで見えた</p><p>これを着けるのですね</p><p>桜子さんは真ん中がパックリと大きく割れたパンティを見て、思わず呟く</p><p>でも、同種のモノを瑠璃子たちが身に着けているのだから</p><p>桜子さんも拒絶するわけらはいかない</p><p>オレに背中を向けたまま穴開きパンティを穿いた</p><p>それから穴開けブラも付ける</p><p>ガーターは手伝ってあげるわ</p><p>先に着終わったまり子が桜子さんを気遣ってくれた</p><p>はーい、では３人並んで、整列</p><p>お兄様、いかがですか</p><p>桜子さんを真ん中にして右に瑠璃子、左にまり子</p><p>この穴開き下着の上下＋ガータ－ベルト＆ニーソックスというのは本当にハレンチ極まりない格好だな</p><p>下着は着けているけれど乳首と股間を隠す布地が無いから</p><p>オレの眼には３人の乳首の色の差も、秘部の大きさや位置の違いまで比較することができる</p><p>下着が肉体を締め付けて補正しているのに恥ずかしいところは丸出し</p><p>そしてまたガーターベルトとニーソックスが付け足されて、なおエロい</p><p>まり子と桜子さんは１６歳の高校１年生</p><p>瑠璃子は１５歳の中学３年生</p><p>美しい少女たちの淫らな姿をオレは眼で楽しむ</p><p>うん、スゲェ可愛いよ可愛くてエロい３人とも</p><p>オレの羽織っているバスローブの合わせ目から、ぴょこんと勃起したチンコが顔を出す</p><p>公ったら</p><p>瑠璃子とまり子は笑っているが桜子さんは、恥ずかしそうに頬を赤らめる</p><p>じゃあ３人ともその下着の上に、このチアガールの衣装を着てくれ</p><p>赤と白の縦縞のミニスカートに身体にぴったりとフィットするヘソ出しの白地に赤いラインの入ったノースリーブ</p><p>これを着たらホテルのラウンジに昼飯を食いに行くからな</p><p>え黒森様</p><p>みんな昼飯まだだから腹が減ったろメシを食ってから、ゆっくり桜子とセックスすることにするよ</p><p>こ、この姿でこのホテルの中を歩くのですか</p><p>桜子さんの表情がこわばる</p><p>そういうことだ一般のお客さんたちと一緒に、メシを食うぞ</p><p>オレはニヤッと微笑む</p><p>大丈夫だよ瑠璃子もまり子も桜子と同じ格好をしているんだからみんな、学校の体育祭か何かでチアガールをやることになって、練習しているだけだって思ってくれるよ</p><p>３人とも同じ学校の生徒だし</p><p>さらに、制服姿の美智も居る</p><p>多少、変に思っても異常なことだとは誰も思わないはずだ</p><p>ただし間違ってスカートがめくれたりしたら３人とも、エロ過ぎる下着を着けていることはバレてしまうからな</p><p>生の女性器がたまたま通りがかった人たちに、見られてしまう</p><p>上もヘソ出しだから何かの拍子でズレたら、お前たちがヘンタイみたいなブラジャーをしていることが判っちゃうぞ</p><p>その前に乳首がクッキリと浮くだろうけれど</p><p>判ったわうふふ、面白そうねっ</p><p>きっと楽しいですわ</p><p>まり子と瑠璃子はオレの趣向を面白がってくれた</p><p>一方、桜子さんは顔面蒼白だ</p><p>さあ、チアガールになってくれオレも服を着るから</p><p>こうしてオレは、瑠璃子やまり子たちも参加させて</p><p>桜子さんに羞恥プレイを仕掛ける</p><p>桜子、諦めろよオレに身体を売ってしまった以上はオレのどんな要求にも応えてもらうからな</p><p>簡単に処女喪失はさせない</p><p>絶望だけのセックスにならないように桜子さんの精神を、徹底的に揺さぶってやる</p><p>色々と片付けないといけないことが多くて</p><p>1229．桜子・売春したいお嬢様　／　オール・スター勢揃い</p><p>お兄様、着替えが終わりました</p><p>オレも服を着たけれど</p><p>オレに身体を売っている途中の狩野桜子さんと瑠璃子とまり子</p><p>３人ともエロい穴開き下着＋ガーターベルトとニーソックスという扇情的な艶姿の上に</p><p>ミニスカートでヘソ出しのお揃いのチアガールの衣装を着た</p><p>微笑む瑠璃子と、胸を張っているまり子恥ずかしそうな桜子さん</p><p>同じ衣装を着ても、それぞれ態度は異なっているけれど</p><p>うん、３人とも可愛いよ</p><p>ただ可愛いどころか気品さえ感じる</p><p>すげぇな、さすが子供の頃から名家の世界で生きている女の子たちは違う</p><p>こんなエロい服すら、器用に着こなしてしまう</p><p>いや、克子姉が選んで持って来てくれた、このチア服が</p><p>布地も縫製もちゃんとしているしデザインもスマートだから</p><p>特に、ヘソ出しでも胸元が上手に隠されていることでエロさだけが強調されないようにコントロールされている</p><p>３人の少女たちの肉体の健康美もあって清純な雰囲気さえ感じさせる服に仕上がっている</p><p>これなら、このホテルの中を歩き回っても変じゃないわね</p><p>誰かに聞かれたら香月様の専用室で、学校で発表するダンスの練習をしているとか答えればいいんだもの</p><p>桜子さんと瑠璃子とまり子は同じ学校の生徒だ</p><p>超お嬢様校だって、体育祭とかで応援合戦とか生徒全員でのダンスとかあるだろうし</p><p>３人が同じ衣装を着ていたら学校で何かあるんだろうと勘違いしてくれるだろうと思う</p><p>服の下はこんなにエッチなのにね</p><p>まり子がチラッと服の上衣の裾を持ち上げる</p><p>ああ、黒いレースの穴開きブラから、ピンクの乳首が見えた</p><p>スカートが何かの拍子にめくれたら、大変なことになりますわ</p><p>瑠璃子は、そう言って自分のミニスカをめくる</p><p>こちらも穴開きパンティ瑠璃子の割れ目のすじが、オレの視界に入る</p><p>桜子もおっぱいを出せ</p><p>オレは、桜子さんに命じる</p><p>おそるおそる服を捲り上げる、桜子さん</p><p>ちょっと舐めるぞ</p><p>オレは鮮やかなピンクのブラの穴から顔を出している桜子さんの乳首を舐める</p><p>うんさっきまで陥没していたはずの乳首は、露出したまま</p><p>コリコリと固くなっている</p><p>これから行われる露出プレイに桜子さんの性的興奮は続いている</p><p>さてとオレたちは昼飯を食いに行くけれど、不知火さんはどうする</p><p>オレは美智に身体の自由を奪われている不知火さんに尋ねる</p><p>わ、わたくしは桜子お嬢様の警護役でございます</p><p>本来ならどんな時でも、桜子さんの側に侍っていなくてはならない</p><p>判っていると思うけれどここのホテルは、香月家の施設だ香月家の城みたいなものだよ</p><p>ジッちゃんが密談したり、休憩したり、愛人と会うことを想定して最初から、香月家専用フロアが造られているホテルだ</p><p>職員たちの中に、香月セキュリティ・サービスの人間が混じっている</p><p>しかも、香月家の本家の娘である瑠璃子はみすずと並んで、ジッちゃんの次に最重要警護対象として規定されている</p><p>この建物の中で、狩野家の家臣である不知火さんが無茶なことをすると狩野家の名前に傷が付くだけだよ</p><p>例えばホテルに来ている一般客を混乱させて、桜子さんを連れてオレから逃げだそうとするようなことをしたら</p><p>もっとも、こんなエロい格好のまま桜子さんを外に連れ出すのは無理だと思うけれど</p><p>オレもメシを食っている時には、桜子の身体に変なことをするつもりはないからさ</p><p>不知火さんは、オレをギッと睨むと</p><p>判りましたどうか、わたくしも連れて行って下さいませ</p><p>この部屋に残されるよりは羞恥プレイをさせられる主に付き添いたいと思ったらしい</p><p>美智不知火さんを自由にしてやれただし警戒はしててくれよ</p><p>美智が気の力による拘束を解いてやる</p><p>不知火さんは、大きく息を吐いて立ち上がる</p><p>じゃあ、不知火さんもこれに着替えて</p><p>オレは、克子姉が渡してくれた衣装カバンからさらに桜子さんや瑠璃子たちと同じチアガールのコスチュームを取り出す</p><p>驚愕する不知火さん</p><p>桜子にだけ恥ずかしい思いをさせるつもりか</p><p>怒りの眼のままオレから衣装を受け取る</p><p>美里も着てくれ</p><p>オレは、美里にも同じチア衣装を渡す</p><p>美里は鞍馬家の没落によって超お嬢様校を退学している</p><p>瑠璃子や桜子さんと一緒に居るところを人に見られたくはないだろう</p><p>大丈夫だ克子姉が、変装セットも用意してくれてるから</p><p>オレはカバンの中から眼鏡や付けぼくろを取り出す</p><p>鞍馬美里だって気付かれなきゃいいだろ</p><p>オレは美里とも昼飯が食いたいんだ</p><p>オレは、真っ直ぐに美里の眼を見て言う</p><p>もちろん、美里はチア服の下は、下着を着ちゃダメだぞノーパン・ノーブラだあ、ガーターベルトとニーソックスだけは着けてくれ</p><p>オレは、１８歳の美しい娼婦候補生に命じる</p><p>判りましたあの黒森様</p><p>かつてのように</p><p>ホテルという公の場で、名家の人間である桜子さんたちと一緒に昼食のテーブルを囲むことを許されたことに</p><p>美里は礼を言ったらしい</p><p>気にするなさっきも言ったけれどここは香月家の家の中みたいな場所なんだから</p><p>オレは笑って答える</p><p>美智は悪いけれどそのままだ</p><p>不知火さんへの警戒があるからチア服に着替えることで、隙をみせたくない</p><p>美智まで、穴開き下着にミニスカじゃもしもの時に闘えないだろ</p><p>美智が、いつもの無表情でオレに言う</p><p>オレが嫌なんだスカートがめくれて、美智のマンコを知らないやつに見られたりするのが</p><p>美智は、表情は変えなかったが頬を赤く染めた</p><p>生涯、ご主人様以外にはお見せ致しません</p><p>胸を張ってそう言う</p><p>さて、オレがガン見していると不知火さんが着替えにくいだろうから</p><p>オレは部屋のドアを開けて、隣の控えの間に居るレイちゃんと克子姉と話すことにした</p><p>ガチャっとドアを開けると</p><p>レイちゃんたちは、紅茶を飲んでいた</p><p>一旦、ブレイクして昼飯を食いに行くことにするよ</p><p>オレは言う</p><p>もちろんホテルの中から出るつもりはないから</p><p>オレはドアを大きく開けてチアガールの姿になっている少女たちを見せる</p><p>みんな今、あんな格好だしさ</p><p>ああ使ってくれたのね、あの服</p><p>克子姉がチアガールたちを見て、微笑む</p><p>せっかく克子姉が用意してくれたからねっていうか良いアイデアだと思うよ助かった</p><p>桜子さんの絶望は孤独感から来ている</p><p>自分が本当は父の不倫の子であったということ</p><p>それは純粋な名家の令嬢ではないということであり</p><p>狩野家は桜子さんの出生の秘密を隠していたけれど彼女自身は、他家のお嬢様たちと自分を比較して、自分だけが違う存在だと疎外感を感じていたはずだ</p><p>しかも、本当の母親のことを</p><p>桜子さんが産まれた後に桜子さんの本当の母親は、自分の祖父と父親によって酷い方法で家から追い払らわれて</p><p>最期は、売春婦にまで身を堕として無残な最期を遂げたこと</p><p>それを今まで知らなかったこと父親が、彼女に話さなかったということも</p><p>桜子さんの絶望疎外感を増した理由になっている</p><p>こういう時って形からでも自分は独りぼっちじゃないって感じられるようにしないとけないからさ</p><p>同じ服を着ることだけでも孤独感は薄れる</p><p>それもまずは、桜子さんと同じ名家の令嬢である瑠璃子と</p><p>狩野家の血を引く従姉妹であるまり子から</p><p>桜子さんの臣下である不知火さんでは桜子さんの心の孤独感には踏み込めないから</p><p>先に瑠璃子、まり子と同じ服に着替えることで仲間意識を芽生えさせて</p><p>それから、不知火さんと美里を追加する</p><p>面倒だけれど、ちゃんと手順を踏まないと桜子さんの心の殻は壊せない</p><p>ホント、あなたは大変ね</p><p>克子姉が、優しくオレに微笑んでくれた</p><p>だからご飯はルームサービスを持って来てもらうんじゃなくて、部屋の外に食べに行くのね</p><p>そうだ同じエロ衣装で、ホテル内を移動して食事をするというちょっとした冒険</p><p>同じ体験をすることで桜子さんの中に、瑠璃子たちに対する仲間意識が生まれる</p><p>このホテルの中には和食、中華、フレンチ、イタリアンのレストランと、ラウンジがありますけれど</p><p>一番、簡単に食事できるのはどこ確か、こういう所のレストランは服装にうるさいだろ今、こんな感じだしさ</p><p>チア服でも入れるのはどの店だ</p><p>ランチですから余り、気にしなくても平気だと思いますわ</p><p>レイちゃんは、そう言うが</p><p>正直昼飯には、あんまり時間を取りたくないんだよだから、ササッと行ってササッと食べられる店がいい</p><p>桜子さんを買ったのは、午後５時までだ</p><p>それまでにセックスだけでなく彼女の心の中に溜まってしまっているモノを全て吐き出させないといけない</p><p>ただし目的を達成するためには、緊張と緩和を巧みに使っていかないといけないから</p><p>このエロ衣装での昼食会はどうしても必要だ</p><p>密室内での性行為だけでは偏った性癖の少女になってしまう</p><p>この密室内での閉ざされた関係を公の場に持ち込むことで、桜子さんの認識を変える</p><p>一気に処女喪失させるのではなくこういうワン・クッションが大切なのだと、オレはこれまでの経験で学んできている</p><p>判りましたでは、イタリアンのお店に個室を用意させます</p><p>ああ緊張させるのは、ホテル内を移動させる時だけで充分だよねオレも、食事するのは、他の人の視線を気にしないで、安心できる場所の方がいいと思う</p><p>さすがレイちゃんは、よく判っている</p><p>すぐに手配しますそれと</p><p>レイちゃんはオレに２枚のメモを見せてくれた</p><p>瑠璃子ちょっと来てくれ</p><p>オレは奥の部屋で、まり子たちと美里の変装を手伝っている瑠璃子に声を掛ける</p><p>ああ、不知火さんもこっちに背を向けて、チア服に着替えている</p><p>プロポーションの良い人だっていうのは判ってたけれど想像していたよりも、おっぱいが大きそうだなうん</p><p>瑠璃子が来たので２枚のメモを見せる</p><p>瑠璃子は思わず呟いた</p><p>で、今どうなっているの</p><p>オレは、詳細をレイちゃんに聞く</p><p>それぞれ、ホテル内の別のお部屋に待機していただいております</p><p>オレは、２枚のメモを瑠璃子から返してもらって</p><p>こっちの人たちはすぐにレストランの個室に来てもらおう食事がまだなら、一緒に昼食を取った方が良い</p><p>オレは片方のメモを示してレイちゃんに言う</p><p>瑠璃子がうなずく</p><p>それで、こっちの人は食事が終わった頃に、来てもらおうよ</p><p>そうですわねその方が、桜子さんにはよろしいと思いますわ</p><p>昼飯は、なるべく美味しく食べたいもんな</p><p>では、その様に手配致します</p><p>すげぇ良いよ可愛い</p><p>オレは美里を見て言う</p><p>結局美里は品の良いセルフレームのメガネをかけて、髪の毛を大きく横でツインテールにリボンで結んでいた</p><p>美里は、おしとやかで落ち着いた雰囲気の子だけれど顔立ちが整っているから、一気に華やかな印象になった</p><p>アメリカンスクールとかなら、こんな感じの子も居そうな気がする</p><p>不知火さんも可愛いですよ</p><p>この人も背が高くて、骨格がしっかりしているからヘソ出しチアガールの格好が、良く似合う</p><p>余り見ないで下さい</p><p>ムスッとして、不知火さんはそう言うが</p><p>オレが見なくても、ホテルの中のみんなが不知火さんを見ますよこんなに可愛いんですから</p><p>この美少女チアガールの集団は人の眼を惹く</p><p>レイちゃんが、部屋のドアを電子ロックを施錠して</p><p>オレたちが戻って来るまでは、誰にも入れないようにしてくれた</p><p>誰もいない香月家専用フロアの廊下を歩いてエレベーターに向かう</p><p>この廊下からは、担当者が監視カメラで観ていますから</p><p>レイちゃんが、小声でオレに囁く</p><p>ああ、オレがイタズラして、女の子たちのスカートを捲ったりしたら恥ずかしいところが監視者にも観られてしまう</p><p>自重しなければ</p><p>どうなさいました桜子さん</p><p>瑠璃子が、桜子さんに声を掛ける</p><p>短いスカートの下には、穴開きのエロ下着を着けているだけ露出した陰部がスースーするのだろう</p><p>桜子さんの歩き方は、何ともギコチなかった</p><p>不知火さんが桜子さんのお尻にぴったりと寄り添って後ろからガードしている</p><p>不知火さんは普通のパンツを履いたままだもんな</p><p>みんな穴開きエロ下着だとむしろ、不知火さんの普通パンツがミニスカから見える方がエロく感じるかもしれないけれど</p><p>下着を着けていない、ノーブラ・ノーパンの美里は堂々と歩いている</p><p>娼婦候補生としての生活を体験したことで度胸が付いたというかあのオドオドしていた昔の美里から、完全に脱皮している</p><p>ここまで雰囲気が違うと鞍馬美里を知っている人でも、今の変装した美里に気付かないかもしれない</p><p>あたしも一緒でいいの</p><p>当たり前じゃないか克子姉だけ、あそこの部屋で留守番させるわけにはいかないよ</p><p>オレたちの先導役として、レイちゃんもイタリアン・レストランに行くのだから克子姉も</p><p>瑠璃子たちの学校の先生みたいな顔をして、堂々としていればいいよ</p><p>克子姉は香月家の施設に来るために、清楚なスーツにタイトスカートという姿だし</p><p>ヘソ出しチアガールの中高生たちにいつもの超お嬢様校の制服姿の美智、オレ、レイちゃんという集団だから</p><p>克子姉が、女性教師っぽく見えるはずだ</p><p>克子姉が、ニコッと微笑んだ</p><p>みんな一緒になって楽しむ時間が過ごせれば良い</p><p>今は戸惑っている桜子さんもすぐに、この集団の空気に慣れるだろう</p><p>エレベーターが来たのでオレたちは、乗り込む</p><p>イタリアンのお店は１階です</p><p>レイちゃんが、エレベーターのボタンを押す</p><p>そう言えば、ホテルのロビーの脇にあったかもしれない</p><p>フレンチや中華のお店は、最上階の１つ下のフロアなんですけれど</p><p>景色がとても良いんですよ夜は特に次の機会には、そちらにも参りましょう</p><p>今、香月家の施設では高層階のドローン対策が大変なんですよ</p><p>ドローンてあの、ラジコンのヘリコプターにカメラを付けたのが最近増えたじゃないですかあれで高層階の部屋を盗撮されないように</p><p>ああ、そうだねどういう対策をしているんだ</p><p>オレは興味を持ってレイちゃんに尋ねた</p><p>はい、ここのホテルの場合はアメリカ軍が開発したレーザー砲を、数カ所取り付ける予定です</p><p>れ、レーザー</p><p>あ、この間、テレビのニュースで観たわアメリカの軍艦が、海賊退治とかに使うやつでしょ</p><p>まり子が興味を持って、話に加わる</p><p>はい、それと同じものですそのレーザー砲で、こちらのホテルの敷地内に飛来したドローンは、問答無用で撃墜することになっていますセンサーで感知した瞬間に、ボワッと一瞬で撃ち抜きます</p><p>う、うんここはジッちゃんが、政財界の大物たちと密談したりもするホテルだから</p><p>し、しかし</p><p>そういうことをして大丈夫なんですの</p><p>まり子がレイちゃんに尋ねるが</p><p>大丈夫も何も個人所有のホテルに、レーザー砲を付けてはいけないというような法律は、まだありませんから</p><p>そりゃあまだ無いよな</p><p>そんな話をしているうちにエレベーターが１階のフロアに到着する</p><p>さショーの開始よっ</p><p>まり子がチアガールたちに声を掛けた</p><p>ホールの方で、チアガールの大会とかやっているのかもしれないね</p><p>みんな可愛いなあ</p><p>大人ぽい子が多いけれど高校生だよなぁ</p><p>レイちゃんを先頭にホテルの１階ロビーを抜けて行く、チアガールの一団</p><p>レイちゃん、まり子、瑠璃子、美里、桜子さん桜子さんにぴったりと張り付いている不知火さんオレと克子姉に最後尾が美智だ</p><p>みんな足が綺麗だな</p><p>足だけじゃないだろ</p><p>わぁ、スタイル良い子ばっかりね</p><p>モデル事務所の子なんじゃないの</p><p>うわ、ママ綺麗な人たちだよ</p><p>ホントに綺麗なお姉さんたちだわね</p><p>ホテルロビーには、たくさんのお客さんが居た</p><p>フロントでチェックインしている人ソファに座って談笑している人人を待っている人家族連れさらにホテルの職員たち</p><p>みんな、チアガールたちの華やかさに眼を奪われる</p><p>ああ、レイちゃんはわざと人の多いところを通って、イタリアン・レストランへと向かっているんだな</p><p>恥ずかしそうに歩いているのは、桜子さんと不知火さんたちだけ</p><p>瑠璃子もまり子も美里も朗らかに微笑んで、品良く歩いている</p><p>ザッツ・ダンシングっていう、アメリカの映画の中のダンスシーンの名場面を集めた作品があるんだけれどね</p><p>その映画の中でエレノア・パウエルっていう昔のスターが、ビキニの水着姿で踊る場面が収録されているのよ</p><p>ビキニの水着でダンス</p><p>戦前のダンスシーンだから、モラル的にも色々とうるさかったはずだしミュージカル映画だから、お父さんが子供を連れて観に来ることもあるでしょそれでエレノア・パウエルのダンスはもちろん、ビキニしか着ていないんだから健康的なお色気たっぷりなのよでも顔は、とってもニコニコと明るく清らかな微笑みを崩さないのよね</p><p>だからセクシーなんだけれど、少しもいやらしくないのよいや、もちろんいやらしい眼で見たら、エッチなんだろうけれどお父さんが子供と一緒に観ても問題のないダンスなのよエレノア・パウエルの表情と雰囲気がそういう風に場をコントロールしているのよね</p><p>そう言って、克子姉は瑠璃子たちを見る</p><p>今のあの子たちもそう表情と雰囲気で、周りを制しているわ</p><p>ああ、みんな瑠璃子たちに注目するけれど</p><p>悪い印象は、一切与えていない</p><p>綺麗な少女たちが、お揃いのチアガールの格好で歩いているという風にしか、感じていないから</p><p>普通に可愛いとか綺麗とか、話している</p><p>扇情的なだけの集団なら周りを眼を気にして、みんな見ないし話題にしないわ</p><p>ジロジロ見ていると自分の方がエロい人間だと思われるから</p><p>こういうことができちゃうのは生まれついてのお嬢様たちの強さよね</p><p>瑠璃子もまり子も名家・鞍馬家の令嬢だった美里だって</p><p>人に注目されることに慣れている</p><p>というかそういう視線の中でしか、生きられない世界で育った</p><p>何を着ていようと、どこにいようとこの子たちは常にお嬢様なのよ</p><p>はい、こちらのお店です</p><p>レイちゃんがようやく、オレたちをイタリアン・レストランの前に連れて来た</p><p>レストランの前には、すでに制服姿のお店のマネージャーさんらしい男性が待っていた</p><p>レイちゃんからの連絡で、香月家のお嬢様たちが来るのだからそういう準備もする</p><p>いらっしゃいませこちらへどうぞ</p><p>レイちゃんの顔だけ見て店員さんは一礼して、オレたちを店の奥に招く</p><p>昼時だから、レストランの中にもたくさんのお客さんたちが居た</p><p>もちろん、みんな突然現れたチアガールの集団に注目する</p><p>たくさんの視線を集めたままオレたちは店の一番奥の個室に誘導された</p><p>ここも閣下の専用室です</p><p>ということは部屋の中は完全防音で、携帯などの電波も遮断されている</p><p>監視カメラも無し</p><p>室内の会話は一切、外に漏れないし中で何をしようと、誰にも知られないで済む</p><p>ホテルの全てのレストランにお祖父様が会談なさるための特別室が設けてあるんです</p><p>お祖父様は、あまりイタリアンはお食べになられませんがお祖父様がお会いになられる方が、イタリアンを好まれる場合がございますから</p><p>なるほどそして、この特別室は、いつジッちゃんが来てもいいように常に準備されているんだろう</p><p>だから、レイちゃんの内線電話での連絡だけですぐにオレたちに使用させることができる</p><p>では入りましょう</p><p>瑠璃子が特別室のドアを開けると</p><p>あらあら、みんなお揃いで可愛いわねっ</p><p>部屋の中から、聞いたことのある声がした</p><p>ああ、レイちゃんがわざと遠回りしたのは</p><p>この人たちは、先に特別室に到着させるためだったんだ</p><p>早く入りなさいわたくし、お腹が減っているのよ早く、みんなでお食事致しましょう</p><p>特別室の白いテーブルクロスの敷かれた席の真ん中に</p><p>超お嬢様校の歴史あるセーラー服を着た歌晏桃子姉ちゃんが、笑顔で座っていた</p><p>もちろん、警護役のセバスティアヌスこと山田梅子さんも来ている</p><p>お祖父様のご命令であたしたちも、こちらへ参りました</p><p>みすずと美子さんも香月家の娘たちも、セーラー服姿で着席していた</p><p>歌晏様みすず様、美子様なぜ</p><p>桃子姉ちゃんたちの登場に桜子さんが、驚いている</p><p>あら、わたくしたちは桜子の義姉のはずよこの間、義姉妹になる誓いをしたわよね</p><p>そういうことを、確かに香月家のガーデンパーティでしていた</p><p>妹の危機に姉が駆けつけるのは、当然のことよそれに</p><p>クスッと笑う桃子姉ちゃん</p><p>名家に起きた問題は歌晏家と香月家が解決するのがルールのはずよ</p><p>桜子さんの許婚者だった男の家から今回の一件については、ジッちゃんに報告されている</p><p>ジッちゃんからも、オレに桜子さんのことは任せるというメッセージがあった</p><p>でも、名家の世界には、香月家とは別にもう１つのトップ歌晏家がある</p><p>公ちゃんだけに、桜子を任せてはおけないわだから、わざわざ来たのよ</p><p>桃子姉ちゃんが動き出したのなら香月家も、年下の瑠璃子だけではなくみすずと美子さんも出動させないと、対抗できない</p><p>いいから、早くドアを閉めて座りなさい</p><p>桃子姉ちゃんは、笑顔で言った</p><p>とにかく食事が先よ</p><p>何か疲れて、バッタリ寝込んでしまいました</p><p>日曜で良かった</p><p>朝になってから、慌てて書きましたふぅ</p><p>統一地方選で選挙カーがうるさいです</p><p>電話で＊＊党ですがみたいな選挙違反の電話もかかってきます</p><p>しかしながら、我が家は</p><p>父の痴呆戦の方で大変な日々を送っております</p><p>1230．桜子・売春したいお嬢様　／　女子昼食会</p><p>・香月美子／１８歳名家・香月家の令嬢普段は瑠璃子のお付きの立場に戻っている</p><p>ね、桜子あなた、リチャード３世は知っているわよね</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが尋ねる</p><p>ホテルのイタリアン・レストランの特別室</p><p>突然の歌晏桃子姉ちゃんと、みすず、美子さんの登場にテーブルについた狩野桜子さんは、とても緊張している</p><p>シェイクスピアのリチャード３世でしたら、もちろんわたくしも観たことがありますわ</p><p>自分のことで名家中の名家、歌晏家と香月家の令嬢たちが、わざわざ揃って来訪したということに、桜子さんは戸惑っている</p><p>馬鹿ねお芝居の方じゃなくて本物のリチャード３世のことよ</p><p>確か数年前に遺骨が発見されたと記憶していますわ</p><p>桜子さんの代わりに、瑠璃子が答える</p><p>そうよリチャード３世という人は、英国の歴代の王様の中で唯一、戦争に負けて亡くなった人なのよそれでお墓がどこにあるのか、ずっと判らなかったのよね</p><p>桃子姉ちゃんは、笑って言う</p><p>それが２０１２年に駐車場の工事をしていたら、リチャード３世らしき遺骨が出て来たのよ記録に残っていたリチャード３世の埋葬場所と一致するであろう場所にね年代も合うし、戦争で死んだらしい傷もあるリチャード３世て言えば、身体に障害があったことが有名なんだけれど、発見された遺骨には記録されていた通りの王の特徴も確認されたこれは、本物の遺骨かもしれないって話になってね</p><p>リチャード３世の子孫を探し出して、DNA鑑定をしたと聞きましたわ</p><p>リチャード３世には子供が居なかったからリチャード３世の姉の子孫を探し出したのよ今はもう、英国を離れてカナダ人になっていたのよね王家の子孫はそれでDNA鑑定の結果発見された遺骨は、リチャード３世に間違いないと判明したのよリチャード３世が亡くなったのは、１４８５年だから５００年前に亡くなった人の骨が、どこの誰のものだが判明した唯一のケースらしいわよ</p><p>へえそんなことがあったんだ</p><p>さて、この話には続きがあってね今のイギリスの王家は、王朝が代わっても前の王家の血を引く人との婚姻で血の繋がりが何となく続いていることになっていたんだけれど</p><p>桃子姉ちゃんはニヤッと笑う</p><p>５００年前のイギリス王、リチャード３世のDNA鑑定が行われたことで現代の王家の血筋のDNAと比較することができたのよそうしたら血統が繋がっていないことが判っちゃったのよね</p><p>おそらく歴史のどこかで王様の血を引いていない、本当なら王位を継ぐ資格の無い人間が、即位してしまっているみたいなのよねだから、リチャード３世の持っていた王家のDNAが現代に繋がっていないのよ</p><p>血統の問題という話題に桜子さんの表情がこわばる</p><p>彼女は父親の不倫の子であり、狩野家の正しい娘でない</p><p>それが桜子さんのコンプレックスになってしまっている</p><p>でも、そんな事実が判っても歴史の裏話としては面白いけれど何の影響も無いのよね</p><p>桃子姉ちゃんは、明るく笑ってそう言う</p><p>５００年以上前に正当な王位継承者でない人間が即位して、王家の血筋が切れてしまっていたとしてもそれから積み上げてきたイギリスの王様たちの歴史の重さは変わらないんだから</p><p>桜子さんが桃子姉ちゃんを見る</p><p>大切なのは、血を受け継ぐことじゃないのよ責任ある立場を受け継いだ人たちが、何をしてきたかということなのよ</p><p>桜子の場合はお父様が、狩野様であることは確実なんだしあなたのDNAも鑑定されているわつまり、あなたが狩野家の娘であるということは間違いないのよ</p><p>正式に婚姻している夫妻の子でなく父親が不倫相手の女子大生に産ませた娘だというだけで</p><p>だから問題なのは、桜子に名家・狩野家の娘という責任ある立場を受け継いでいく気持ちがあるかどうかなのよね</p><p>桃子お姉様のおっしゃる通りですわ</p><p>みすずもうなずく</p><p>桜子さんはすでに狩野家の娘なのよ生まれてからずっと、その立場を背負って今日まで生きてきたはずよ</p><p>わたくしたちは、ずっとあなたを見てきたから、よーく知っているわよ桜子</p><p>みすずと桃子姉ちゃん桜子さんよりも年上の名家の令嬢たちは、子供の頃から家同士の付き合いでお互いを見てきている</p><p>わたくしも瑠璃子も桜子をニセモノのお嬢様だなんて思わないし、もしあなたにそんなことを言う人がいたら、わたくしが引っぱたいてやるわ</p><p>わたくしも、そんな無礼な人がいたら怒って差し上げます</p><p>美子さんが穏やかに桜子さんに言う</p><p>これは、桃子お姉様やあたし、美子お姉様だけがそう思っているのではないわお祖父様や歌晏様、名家全体の総意よ</p><p>そうよ、桜子は何も心配することはないのよあなたのことは、わたくしたちが名家全体が守るわ</p><p>うなだれる桜子さん</p><p>そうだそういうことじゃないんだ</p><p>名家の人たちが、桜子さんを正当な狩野家の娘として、今まで通り承認してくれるとしても</p><p>自分の出生の秘密を本当のお母さんが悲しい最期を遂げるしかなかったということを</p><p>桜子さん自身が、許せないでいる</p><p>これは外部の問題でなく桜子さんの内面の問題だ</p><p>桃子姉ちゃんも、みすずも、美子さんもその言い方じゃ、回りくどくて、桜子には伝わらないよ</p><p>あら、公ちゃんそれは、どういうことかしら</p><p>桃子姉ちゃんが、笑ってオレに言う</p><p>もっと簡単にストレートに桜子に伝えられることだって思うんだよ</p><p>あらそう、だったら公ちゃんが判りやすく、桜子に話してあげなさい</p><p>オレは真っ直ぐに桜子さんを見て</p><p>みんな、桜子のことが大好きなんだよ</p><p>桃子姉ちゃんも、みすずも、美子さんも名家がどうとか、本当はどうでもいいんだよ桜子が心配で、わざわざここまで来てくれたんだみんな、桜子のことが好きだから</p><p>驚いて顔を上げる、桜子さん</p><p>公ちゃんのその言い方はストレート過ぎるわよでも、その通りよ</p><p>わたくしたちは、お祖父様たちに命じられてここへ来たんじゃないわわたくしたち自身の意志で桜子のことが心配で来たのよ</p><p>あたしも美子お姉様もそうよそれから歌晏様やお祖父様だって、桜子さんのことを心配なさっているのよそれも本当だから</p><p>ええ、本当ですわ</p><p>みすずと美子さんが言う</p><p>お祖父様たちにとっては桜子は、わたくしたちと同じご自分の孫娘だと思っていらっしゃるんだもの</p><p>桃子姉ちゃんがそう言い切る</p><p>名家がどうだとか関係無いんだよ本当にみんな、桜子のことが心配でさ桜子は、たくさんの人たちに愛されているんだよ</p><p>オレは改めて桜子さんに言う</p><p>桜子さんは、それ以上の言葉が出ないようだった</p><p>ま、いいわとにかく食事前に、はっきり伝えておきたかったのよ桜子はわたくしたちの妹なんだからあなたは、姉であるわたくしたちに甘えていいのよ</p><p>子供の頃から、本当によく知っている間柄なんですから気兼ねはいらないわ</p><p>わたくしにできることでしたら、何でも致しますわ</p><p>歌晏桃子、香月みすず、香月美子</p><p>わたくしも年下ですけれど桜子さんが大好きですわ</p><p>そして香月瑠璃子</p><p>名家の中の名家と呼ばれている歌晏家、香月家、狩野家の３家</p><p>狩野家の娘としての重責を知っていて、今の桜子さんをフォローしてあげられる立場にいるのはこの３大名家のお嬢様たちしかいない</p><p>つまり、桜子に判って欲しいのはねわたくしたちは、あなたのことを怒っていないしあなたを叱るためにここに来たのではないっていうことよ心配だから様子を見に来ただけそれで、できることなら桜子の力になってあげたいそういうことなのよ</p><p>公ちゃん風に言うなら桜子のことが好きだからよそういうことなのよ気持ち良くご飯が食べたいから先に伝えておいたわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言うとメニューを取る</p><p>瑠璃子、ここのお店のオススメはあるかしら</p><p>スパゲッティは、どれも美味しいですわ全部、お勧め致します</p><p>桃子姉ちゃんの質問に、瑠璃子は笑って答える</p><p>あら、そうそれは楽しみねさあ、桜子も早く決めなさいあなたカルボナーラが好きだったわよね</p><p>それは桜子さんの中学生の頃のお好みですわ最近はボンゴレ・ビアンコが好きなんじゃないかしらよく学校のミルクホールでお昼に食べているのを見ますから</p><p>みすずが笑って言う</p><p>さすが超お嬢様校</p><p>うちの学校だと、学食の麺類はうどんしかないぞ</p><p>桃子お姉様はアラビアータの様な辛めのスパゲッティがお好きですわね</p><p>みすず、あなたよく見ているわね</p><p>桃子姉ちゃんが、感心している</p><p>旦那様と生活するようになりましたから毎日、観察力が鍛えられています</p><p>うちはお喋りで判りやすい子ばかりじゃないからさ</p><p>お互いにお互いをよく観察していないと家族が保てない</p><p>黒森家の家族は、血の繋がりは無いからねいつもちゃんと見ていないと、誰が心の中に問題を抱えているのか判らないからさ</p><p>ちゃんと見てないで、相手のことを全て判っているつもりとかになるとトンデモないことを見逃すことになるかもしれないからさ</p><p>みんな仲良くというルールは</p><p>いつもお互いに敬意を払い、相手に踏み込みすぎないということに通じる</p><p>大変ねえ、公ちゃんのところは</p><p>桃子姉ちゃんは笑うが</p><p>その大変なことが、当たり前にできる子しか公の家族にはなれないんですわ</p><p>まり子が、フフンと笑ってそう言った</p><p>あなたは公ちゃんのところに行って、ずいぶん幸せそうねまり子</p><p>幸せそうじゃなくって本当に幸せなんですっ</p><p>今まで１６年間生きてきて心の中に溜まっていた澱みが、全部綺麗になくなってしまいましたもの今は公もいるし、優しいお姉様たちもいて下さるし可愛い妹たちまでいるんですもの幸せにならない方がおかしいですわ</p><p>だから、桜子もあなたたちが引き取るつもりなの</p><p>桃子姉ちゃんは、鋭く尋ねて来る</p><p>いや、桜子との契約は今日の午後５時までだよ</p><p>だから今は、桜子って呼び捨てにしているけれど５時を過ぎたら、ちゃんと桜子さんて言うように改めるよ</p><p>公ちゃんたらまた変わった遊びをしているのね</p><p>桃子姉ちゃんはオレが桜子さんを６時間６０００円で買っていることを知らない</p><p>遊びじゃないよオレはいつでも、本気だから</p><p>本気じゃなければ１６歳の処女のお嬢様を買ったりできない</p><p>この昼食が終われば処女膜だって破るし、膣内射精だってキメるつもりだ</p><p>桜子さんが２度と、売春したいなんて考えないように徹底的に犯してやる</p><p>そうよね、だから公ちゃんは怖い子だし魅力的なのよね</p><p>そう言うわたくしもウカウカはしていられないわよね</p><p>オレは桃子姉ちゃんをレイプすると宣言している</p><p>ああ隙を見せたら、いつでも襲い掛かるからね覚悟しててよ</p><p>オレの言葉に桃子姉ちゃんの警護役の山田梅子さんが身構える</p><p>ホント、公ちゃんは怖いよねでも、ワクワクするわ</p><p>桃子姉ちゃん本人は平然と笑っている</p><p>どっちにしても桜子のことは公ちゃんに任せるっていう、お祖父様や香月様の判断をわたくしも支持するわ</p><p>わたくしたちは、わたくしたちのできることなら何でもするけれど公ちゃんでないとできないことがあることは判っているから</p><p>オレでないとできないこと</p><p>ま、公ちゃんは怖い子だけれど安心して任せられるからただここから先は、わたくしたちも立ち合うわよ</p><p>オレが桜子さんを犯す様子を桃子姉ちゃんたちも立ち合って見る</p><p>その方が桜子は安心できるでしょ</p><p>桃子姉ちゃんが見ていればオレが過激な行為を桜子さんに強制しないだろうという考えなんだろうけれど</p><p>もうすでに、桜子さんはヘソ出しチアガール衣装の下はエロい穴開き下着に着替えさせられているし</p><p>ファースト・キス強奪、おっぱい露出に乳首舐めまでやられてフェラチオ強要で、口内射精されて精液を飲み干させられている</p><p>だいたい、桃子姉ちゃんが見ているくらいでオレが手を抜いたセックスをするわけがない</p><p>まり子の処女喪失に立ち合っているから桃子姉ちゃんは、そのことを判っているはずなのに</p><p>いいわよね桜子</p><p>桜子さんは小さく答える</p><p>あ、そうか桜子さんは、オレと桃子姉ちゃんのこれまでのことを知らないから</p><p>桃子姉ちゃんが側にいてくれればオレが桜子さんに無茶なことはしないだろうって安心するのか</p><p>みすずもいるしな</p><p>さらに年上で良識派っぽい美子さんもいる</p><p>このお姉さんたちなら、オレが暴走することはないと感じているだろう</p><p>みんな、桜子さんにとっては子供の頃からよく知っている人たちだし</p><p>さあ、今度こそ本当にご飯よご飯、ご飯、お昼にしましょう</p><p>桃子姉ちゃんが、そう宣言する</p><p>そして、それぞれが注文する料理を決め</p><p>桃子姉ちゃんを中心に食事会が始まった</p><p>あら、あたしのスパゲッティも美味しいけれど桜子のも良さそうね</p><p>桃子姉ちゃんの華やかさと明るさで特別室の中は、いつの間にか和気藹々となっている</p><p>女子のそれも超お嬢様学校のノリだから、オレは肩身が狭いけれど</p><p>レイちゃんは女子校出身だから、何となく溶け込んでいる</p><p>克子姉も娼館という閉じた世界で、女だけの生活を何年も体験してきているから</p><p>女子会のノリに付いて行っている</p><p>鞍馬さんも、お元気そうで何よりだわ</p><p>はい歌晏様も、お変わりないございませんか</p><p>わたくしは元気よすこぶる元気うちのセバスティヌスは、公ちゃんのところのアメリカ人に負けて落ち込んだままで困っているんですけれどね</p><p>美里とも普通に明るく話している</p><p>美里が黒い森の娼婦になったことは知っているはずなのにそのことには一切触れない</p><p>やっぱり桃子姉ちゃんは、名家のお嬢様たちの女王《クィーン》なんだよな</p><p>女王としての振る舞いが、判っている</p><p>みすずや瑠璃子は、桃子姉ちゃんの領域には届いていない</p><p>藤宮さんは勤務時間中ですから無理でしょうけれど公ちゃんのお姉さんは、ワインでもお飲みになられたらいかがここのレストラン、なかなか良いワインを揃えているみたいですし</p><p>桃子姉ちゃんは、克子姉のことまで気遣ってくれる</p><p>ありがとうございますでも、あたし車で来ていますから</p><p>克子姉は、新しい娼館から美里を車で連れて来た</p><p>当然、帰りも車で送って行くことになる</p><p>あら残念ねじゃ、美味しいワインはまた今度、次の機会にしましょう</p><p>桃子姉ちゃんは、明るくそう言う</p><p>よろしければ、黒森のお屋敷にいらした時に秘蔵のワインを開けますわうちのワイン倉には、他所にはないビンテージがありますから</p><p>お屋敷は、戦後まもないころから政財界の人たちの社交クラブをやっていたから古いワインも地下にはある</p><p>白坂創介が支配されていた時代には、勝手に飲まれたり、売り飛ばされたりしないように番頭の森下さんが、特別なビンテージのワインだけを秘密のワイン倉に隠していたらしい</p><p>それは素敵なお話ですけれど今は、公ちゃんの前で酔っ払うのは、ちょっと怖いわね</p><p>酔い潰れたらオレにレイプされるかもしれないと感じているらしい</p><p>心配いりませんはそういう無粋なことは、うちの子は致しませんから</p><p>克子姉は、微笑んで言う</p><p>意識が飛んでいたら歌晏様が、お楽しみになれないでしょうし</p><p>あらあら、楽しいのかしらああいうことって</p><p>とっても楽しいですわよ、桃子お姉様っ</p><p>まり子が、２人の会話に割り込む</p><p>まり子はすっかり、女の悦びに目覚めさせていただきましたからっうふふっ</p><p>桃子お姉様も早く、こちらにいらしたらいいのに</p><p>わたくしは、まり子みたいに単純じゃないのよ</p><p>いいえわたくしも、公に出会うまではそう思っていましたけれど意外とシンプルなものですわ男と女は、そうなるようにできていますから</p><p>まり子は、経験者の余裕でそう言った</p><p>さて食後のコーヒーやお茶も出たし、そろそろいいかな</p><p>オレはレイちゃんに言う</p><p>食事中は、この特別室にも料理を運ぶボーイさんたちの出入りがあったけれど</p><p>今なら、一切の人の出入りを止めることもできる</p><p>ああ、公ちゃんわたくしも、もういい頃合いだと思うわ</p><p>桃子姉ちゃんは知ってるんだ</p><p>ただちょっと席替えをしてもいいかしら</p><p>席替え</p><p>ええと、まず桜子はわたくしの隣の席に来てみすずと瑠璃子、美子さんが桜子の隣のそちら側の席に公ちゃんとまり子は、わたくしの隣に座って</p><p>鞍馬さんと公ちゃんのお姉さんは、申し訳ないですけれどそちらの奥に藤宮さんと警護役の皆さんは済みませんけれど面談の最中は立っていただけます少し威圧した方が良いと思いますから</p><p>桃子姉ちゃんの言う通りに、席替えすると</p><p>特別室のドアに向かってオレたちがテーブルにズラッと並んで座っている</p><p>テーブルの反対側は、誰も座っていないから</p><p>まるで面談というより、学校の入学試験の時の面接みたいな感じになっている</p><p>レイちゃん、美智、不知火さん、セバスティアヌス(山田梅子)さんという名だたる警護役が、脇を固めているし</p><p>その面接官席の中心にいるのが桜子さんと桃子姉ちゃんたち３大名家の令嬢たちだ</p><p>公ちゃん、いいわよねこれで</p><p>ああ、確かにこの方が良いねさすがだよ、桃子姉ちゃん</p><p>これからやって来る人に対する威圧効果もあるが</p><p>この方が、桜子さんも守られていると感じてくれると思う</p><p>じゃあ、レイちゃん呼んでくれる</p><p>はい、少々、お待ち下さい</p><p>レイちゃんが、部屋の外と通話できる唯一の手段である内線電話で指示を出す</p><p>すでに彼はこのレストランの近くに移動して、入室の許可を待っていたらしい</p><p>部屋の外に誰かが来たというチャイムが、すぐに鳴る</p><p>では、よろしいですね</p><p>レイちゃんが、オレに尋ねた</p><p>オレの指示でレイちゃんがドアを開ける</p><p>外には高価そうなスーツを着た２人の男性が立っていた</p><p>前に立っているのは、２０代前半ぐらいの青年</p><p>後ろの男は警護役だ顔付きと体格で判る</p><p>レイちゃんに誘われて青年たちが特別室の中に入って来る</p><p>驚愕している桜子さん</p><p>そう、その男性は</p><p>あら、お久しぶりね高橋さん</p><p>桃子姉ちゃんが、ニヤッと笑って挨拶した</p><p>歌晏桃子様香月みすず様、瑠璃子様美子様まで</p><p>桜子さんの許婚者だった名家の青年一方的にメールで婚約破棄を宣言してきた男</p><p>高橋慶彦は部屋の中の豪華な顔触れに驚いていた</p><p>桜子の問題にわたくしたちが駆けつけるのは、当たり前のことですわ</p><p>桃子姉ちゃんは、高橋慶彦を睨んでそう言う</p><p>日本にまた地震が来ると言いまくっている外国人がいるらしい</p><p>そういうことを言う人も、それをネットで取り上げる人もどうかしていると思う</p><p>昔の富士山大噴火予言や、ノストラダムスの１９９９年とか、２０１２年に地球が滅ぶ予言とか</p><p>好き勝手に言い放って、世間を騒がせるだけで、誰も責任を取らないんだから</p><p>ノストラダムスという言葉の響きは、妙に怖いけれど</p><p>ノートルダムのことなわけで</p><p>ノートルダムが我らの貴婦人という意味で、聖母マリアを指すとなると</p><p>おどろおどろしさも半分くらいになる</p><p>1231．桜子・売春したいお嬢様　／　桃子姉ちゃんの怒り</p><p>・高橋慶彦／２３歳名家・高橋家の令息狩野桜子の許婚者だった</p><p>椅子は勧めないわよわたくしたちはあなたと、そんなに長く面談するつもりはありませんからそちらで立っていなさい</p><p>名家・歌晏家の令嬢桃子姉ちゃんは、狩野桜子さんに一方的に婚約破棄を通告した名家・高橋家の青年に告げる</p><p>あ、あのなぜです</p><p>高橋青年はこの場に、桃子姉ちゃん、みすず、瑠璃子、美子さんと名家を束ねる歌晏家、香月家の令嬢たちが全員勢揃いしていることに驚いている</p><p>ということはこの男は、あくまでも桜子さんだけに会いに来たのだろう</p><p>このホテルに桜子さんが来ているという情報だけを聞いてきて</p><p>ああ、桜子たちの格好のこと体育祭でする余興の練習でもしていたんだと思うわわたくしもよく知りませんけれど</p><p>桃子姉ちゃんは、わざと桜子さんと瑠璃子とまり子さらに不知火さんと美里までが、お揃いのチアガールのヘソ出しミニスカート姿なことについて言及する</p><p>それは、つまり高橋青年に、桜子さんは婚約破棄のことで大したショックを受けていない学校の友人たちとチアガールの練習をするぐらい元気なのだということを示している</p><p>いわゆる効いていないぞアピールというやつだ</p><p>もっとも桜子さん自身は元許婚者の襲来に、すっかり真っ青な顔になってうつむいている</p><p>何とか平静を保っているのは隣から桃子姉ちゃんとまり子が、桜子さんの手を握ってあげているからだろう</p><p>高橋さんこそよく、桜子がここに居ることが判ったわね</p><p>桃子姉ちゃんは、皮肉っぽい笑みを浮かべて高橋青年に言う</p><p>それは香月家にお尋ねしましたら、桜子さんはこちらにいらっしゃると教えていただけましたので</p><p>香月家には、香月セキュリティ・サービスという名家の人間専門の警護をするという名目の私兵組織兼情報収集機関がある</p><p>名家の人たちについての情報は逐一掴んでいるはずだから桜子さんの現在位置だって知っているはずだと思ったのだろう</p><p>あら、高橋さんは確か、メール一通で桜子にサラナラなさったんじゃなかったのどうして、今更桜子に会いたいのかしら</p><p>桃子姉ちゃんは全てを知っている</p><p>いや、高橋家は狩野桜子さんとの婚約破棄についての一件を、全て香月家に報告したということだから</p><p>ジッちゃんから、報告の内容が歌晏さんに話されそれを桃子姉ちゃんも聞いて来たと考えるべきなんだろう</p><p>それは、その高橋家といたしましては、今回のこと狩野家が桜子さんの出生について隠し事をなさっていたことは、当家に対する重大な瑕疵であると考えだから、僕と桜子さんの婚約については破棄せざるを得ないという結論に達したのですが</p><p>隠し事桜子さんが、狩野家の正統な娘ではなかったということ</p><p>父親は確かに、狩野家の現当主だが母親は、銀座のお店にホステスのアルバイトに来ていた女子大生だった</p><p>つまり不倫の子</p><p>しかも、その母親は狩野家から追放された後、売春婦に身を堕として亡くなった</p><p>ええ、そうらしいわねでも高橋家からの婚約破棄の通告はもうすでに全て済んでいるはずよねそれなのにどうして、高橋さんは改めて桜子に会いに来たのかしら</p><p>桃子姉ちゃんは尋ねる</p><p>高橋青年は、戸惑いながらも言う</p><p>高橋家は、高橋家として今回のことに関しては、婚約破棄するしかないと判断したわけですが</p><p>あなた個人はそうじゃないってことかしら</p><p>桃子姉ちゃんは、煽り気味に尋ねる</p><p>いや、そうではありません僕は祖父や父の決定には従いますというかこの決定は、妥当なものだと思いますし高橋家も、狩野様や歌晏様、香月様ほどではございませんが名門の家系ですから</p><p>不倫の子で、売春婦の娘とは結婚できないということか</p><p>ですが、その名家の一員として、香月様には婚約破棄についての詳細をお話しなくてはならないと考えて、父が報告させていただきましたのですが大変、ご不興なご様子だったそうで</p><p>名家の存続と保護について、日頃からジッちゃんは色々と行動している</p><p>だから、名家同士の婚姻に関しては、ジッちゃんに報告しなくてはならない</p><p>ましてや婚約破棄なんてことになったら</p><p>当事者からの直接の報告が行われる前に、ジッちゃんが香月セキュリティ・サービスの情報網でその事実を知ったりしたら</p><p>ジッちゃんの激しい怒りを買うことになる</p><p>だから高橋家の現当主は、真っ先にジッちゃんに詳細を報告した</p><p>うちのお祖父様も、とっても怒っていらしたわよ</p><p>だから、わたくしがここに居るんです</p><p>高橋家は今最も家柄が高く、勢力もある大名家の香月家と歌晏家の当主に睨まれている</p><p>で、ですが今回の件での瑕疵は、全て狩野家にあるわけで高橋家としては、こうするより他になかったわけで</p><p>慌てて弁明する高橋青年</p><p>あなたのお気持ちは判りますけれどでもやり方というものがあるんじゃありませんこと</p><p>桃子姉ちゃんは、チクリと刺すように言う</p><p>一方的なメールだけで済ませてしまおうだなんて長い期間許婚者だった１６歳の女の子に対して、可哀相過ぎる対応だとは思いますわよわたくしは</p><p>で、ですから僕はこうして、桜子さんに直接会いに来たんです</p><p>高橋青年はそう言う</p><p>それってうちのお祖父様や香月様が、予想以上に怒っていらしたから少しでもお怒りを鎮めるために、直接会ってちゃんと話をしたという既成事実を作っておこうっていうそういうお考えなのよね</p><p>桃子姉ちゃんは笑顔で、高橋青年を追い詰めていく</p><p>いや、あのですが、今回の件は本来ならば、狩野家の方が高橋家に謝罪に来られるべきことのはずです何度も申し上げますが婚約破棄するしかないような重大な瑕疵があったのは、狩野家の方であって、高橋家ではありませんっ</p><p>少しキレ気味に話す高橋青年</p><p>桜子さんは、叱られている子供ようにただ力なく、うつむいて下を見ているだけだ</p><p>あなた何か勘違いしているんじゃないのかしら</p><p>判らないの今、この部屋の中のこういう状況を見て</p><p>クスッと高橋青年を嘲笑する</p><p>桜子のことをわたくしは、自分の妹だと思っているわ今までもそうだったしこれからも、ずっとそうよ</p><p>桃子姉ちゃんは、桜子さんの手をギュッと握りしめて言う</p><p>あたしも同じ気持ちですわ桜子さんはあたしの妹です</p><p>わたくしにとっては、大切なお姉様ですわこれからもずっと</p><p>瑠璃子も、笑顔でそう言った</p><p>美子さんは黙ったままだ</p><p>判る高橋さんあなたは狩野家に重大な瑕疵があったなんて言っているけれどそんなものは存在しないのよ</p><p>桃子姉ちゃんがニヤッと笑う</p><p>桜子の出生に桜子本人は責任を無いもの関係無いわでも、桜子って可愛い子でしょそうよね、まり子</p><p>わたくしにとってはとっても優しい従姉妹ですわいつも、わたくしのことを気遣ってくれて助けてくれる大切な家族です</p><p>まり子は笑顔で、そう言う</p><p>そうだ香月家のパーティの時に、いきなりジッちゃんに挨拶しようとして場の雰囲気を壊してしまったまり子を助けようとしたのは桜子さんだった</p><p>まり子が狩野家出身の母親を通して、桜子さんの従姉妹だということもあるんだろうけれど</p><p>それ以上に、桜子さんは優しい子なんだと思う</p><p>わたくしたちは、あなたが主張するような瑕疵を認めないわだって、桜子は良い子だしこの子は、名家の娘としての気品をちゃんと持っているわ世界中のどこの国にでも、上流階級のパーティに日本の名家代表で送り出すことができる子よ</p><p>桃子姉ちゃんは桜子さんの親のことなんて問題にしていない</p><p>ただ桜子さん本人の魅力と価値だけを認めている</p><p>ですが事実として、桜子さんの母親は</p><p>高橋青年の言葉を、桃子姉ちゃんは遮る</p><p>だから、そんな事実は認めないっていうことなのよまだ判らないの</p><p>驚く高橋青年</p><p>狩野家は確かに今は勢力が弱くなってしまっているけれどわたくしの狩野家やみすずたちの香月家と並ぶ名門の家柄よあなたの高橋家よりも、ずっとずっと家格が上なのよ今はお金が無いからあなたの家みたいなところと婚約するしかなかったんでしょうけれど、２００年前なら狩野家と高橋家の縁談なんてあり得ないレベルのお話だったはずよ</p><p>狩野家の再建はあたしのお祖父様と桃子お姉様のお祖父様がなさっている名家・保護プログラムの中でも最優先事項の１つになっていますわ</p><p>お祖父様たちは名家としては後発の家格の低い高橋家に、名門である狩野家との縁を結ぶチャンスをあげたのにあなたたちは、桜子さんとの婚約を反古にしてしまったわホント、高橋家には失望致しましたわ</p><p>チャンスを失ったのは高橋家の方です</p><p>歌晏家と香月家の令嬢たちの言葉に、高橋青年はぶるるっと震える</p><p>桜子さんの本当のお母様の存在は申し訳ないですけれど、香月家が闇に葬りますこの件を外部に漏らす方がいらした場合は例え、高橋さんであったとしても容赦は致しません</p><p>すでに、高橋家に秘密を漏らした狩野家の女性は香月家の病院の隔離施設に移送しました</p><p>香月セキュリティ・サービスの人間としてレイちゃんが言う</p><p>確か、狩野家の本家の大叔母様でヒステリー持ちで、そんなことをヤラかしてしまったって話だったけれど</p><p>その方は亡くなられるまでその施設から外に出ることはできません</p><p>それで狩野家の皆様は、秘密を守らなければどういうことになるのかお判りになられると思いますわ後は高橋家だけです</p><p>レイちゃんの言葉を受けて、桃子姉ちゃんが高橋青年に言う</p><p>この秘密を知っているのはご当主とあなただけかしらああ、そちらの警護役の方も、ご存知よね</p><p>桃子姉ちゃんは、高橋青年の後ろに立っている警護役の男性に言う</p><p>美智や山田梅子さんを見れば判るように警護役は常に主の側に居るから、色々な秘密を知る立場にある</p><p>だけど、たいていの名家は先祖代々警護を任せる一族を家臣に持っているから警護役が、主人に従って知り得た秘密を漏らすことはまずない</p><p>藤宮さん高橋家が雇った興信所の人たちは、どうしたの</p><p>すでに処理済みです</p><p>まさか全員、殺してしまったわけではないでしょうね</p><p>桃子姉ちゃんが、軽くそう言うと</p><p>いいえ興信所たちの人に、彼らの調査から漏れていた事実を示して、高橋家に提出した報告書が誤りだったことを認めさせました</p><p>ああ新しい事実をねつ造したのね</p><p>ねつ造</p><p>はい狩野様が銀座の女性とお付き合いしていたということは当時の目撃者がたくさんいますから覆せませんがそれが桜子様が、その女性の娘であるということの証明にはなりませんから</p><p>レイちゃんの言葉に、桜子さんが顔を上げる</p><p>DNA鑑定の結果、桜子様とその女性に親子関係は認められないという証明書と狩野様と同時期に、その女性が別の男性とも交際されていたということさらに、その女性が妊娠していたことは証言者がいますけれど病院の医師に、その女性は死産だったと証言していただきましたから</p><p>興信所の人の調査の変えようがないところは、そのままにして</p><p>こちらでコントロールできる新情報をねつ造して調査結果を改めさせる</p><p>桜子さんの父親が同時不倫していたとしても桜子さん本人が不倫の子であるという事実を証明できなくなれば</p><p>はっきりとした証拠が無いのならいい加減な話を流布したら、容赦しないと、わたくしたちの裏の部隊の人間が脅せば、興信所は口をつぐみます</p><p>香月セキュリティ・サービスには工藤父たち、非合法なことを専門にやる裏部隊がいる</p><p>それでその人たちの口はふさげるのね</p><p>監視は継続していますもし、何か問題が生じれば即、対応する態勢はキープします</p><p>例えば、インターネット上に狩野家に関する誹謗が掲載された場合は、すぐに打ち消す情報を流しますしどこの誰がそれを書き込んだのかを調査して、可及的速やかに対応することになっています</p><p>とにかく徹底して香月セキュリティ・サービスが、桜子さんの出生の秘密を守ると宣言している</p><p>ということだから後は本当に高橋家だけねあなたたちはこの件について口をつぐむことに同意して下さるのかしら</p><p>桃子姉ちゃんが、改めて高橋青年を見る</p><p>歌晏様と香月様から、黙っていろと命じられれば他言は致しません高橋家も名家の一員ですから</p><p>高橋青年は、不快そうに言う</p><p>しかしそういうことになるのなら、僕はやはり桜子さんと結婚しなくてはいけないのでしょうか</p><p>婚約破棄の理由となった桜子さんの出生の秘密が隠蔽されることになったのだから</p><p>桜子さんと高橋青年の婚約は、このまま継続されることになる</p><p>言ったはずよ高橋家には失望したと</p><p>あなたのような人に、わたくしたちの大切な妹を嫁がせるわけにはいかないわよ</p><p>隣の席の桜子さんを抱き締める</p><p>ホント、狩野様もどれだけお家の経済が苦しくても、こんなダメな男性に狩野家の娘を嫁がせようとするなんて、どうかしているわ</p><p>眼が曇っていらっしゃるみたいですわね</p><p>みすずまでそんなことを言う</p><p>婚約破棄は、そのままよ他の家の人たちに理由を聞かれたら、高橋家が、歌晏家と香月家の不興を買ったと答えなさい本当に、そうなんだから高橋家には、狩野家の娘は嫁がせないとお祖父様たちがお決めになられたのよ</p><p>な、なぜ僕たちが責められなければならないのです</p><p>反発する高橋青年</p><p>あなたはご自分の家の歴史もご存知ないみたいね</p><p>僕の高橋家の歴史が何だと言うのですか</p><p>桃子姉ちゃんの態度に、高橋青年はさらに反発する</p><p>高橋家が名家になれたのは明治期の功績があったからでしょそれ以前も、あなたの家は貴族だったけれど江戸時代には、京都の下級貴族でしかなかったのだから</p><p>それがどうしたというんです僕の先祖は、明治維新以降、新しい時代の中で事業を興し一族から何人も、政府の要職に就く人間も輩出して</p><p>そんなことはどうでもいいのよその明治に高橋家の礎を築いた高橋慶喜さん、あなたの直接のご先祖様のはずよその方の奥さんのこと知っているかしら</p><p>高橋青年は口籠もる</p><p>慶喜さんの奥様は芸者さんだったのよねいえそれは別に珍しいことじゃないのよ明治の元勲たちだって、若い頃は皆さん、下級貴族や下級武士で貧しい生活をなさっていた方が多かったし芸者さんを奥さんにした方は、何人もいたわ鹿鳴館の夜会に来てた人たちなんて、元芸者が何人も居たって話だし</p><p>そもそも、明治時代には遊郭の傾城太夫を、豪商が身請けして自分の妻にすることは普通のことだったし政治家や事業家には、みんなお妾さんがいるのが当たり前だった明治のジャーナリストで、そういう人たちのお妾さんのリストを新聞に載せた人がいたんじゃなかったかしら</p><p>宮本外骨だったと思います</p><p>そうよねそれで、そういうお妾さんたちだって元は、酌婦や芸者さんたちが多かったわけだし、そういう稼業の人に政財界の重鎮が子供を産ませるなんて話はよくあることだったのよねもちろん他に子供がいなくて、そういう生まれの子供が名家を継いだこともあるわ</p><p>酒場の女や売春婦上がりの女が産んだ子供が名家の当主になったこともあるのか</p><p>あなたにも芸者さんの血が入っているのよそういう高橋家の歴史を知っているくせに桜子のことが受け入れられない、桜子の本当のお母さんが銀座のお店で働いていた女だっていうだけで即座に、婚約破棄を通告するそういうのって、どうかと思うわよ</p><p>彼女の母親の場合はただのホステスではありませんっ狩野家を追われた後、その女性は</p><p>高橋青年は言う</p><p>そうだ桜子さんのお母さんは、九州で売春婦になって</p><p>売春婦のまま死んだ</p><p>だからそれは桜子には、関係の無いことだと言っているでしょ</p><p>でももし、この事実が世間に知られたら桜子さんは売春婦の娘と言われることになるわけで</p><p>そんな事実は広まらないと、さっき話したばかりですわ</p><p>桃子姉ちゃんが叫ぶ</p><p>結局高橋青年自身が嫌なんだ</p><p>母親が売春婦になった娘と結婚することが</p><p>名家の一員でいるためには、相応のプライドが必要だと思うけれどあなたのプライドは、間違っていると思うわ</p><p>桃子姉ちゃんは、不快そうに言う</p><p>何よりもあなたには名家の人間としての、高貴さが感じられませんノブレス・オブリージュ高貴なる者が持たなければならない義務が、あなたには欠落しているのよ</p><p>桜子の出生の秘密を知ってこの子と結婚するのが嫌になったんでしょうけれどね桜子は、まだ１６歳よ女の子なのよ婚約破棄を申し出るにしても、この子の心を傷付けないように気遣いするべきだったと思わないメールで一方的に言いたいことだけ伝えてあげくに興信所の報告書を、そのままメール添付するとか、馬鹿なんじゃないの</p><p>高橋青年は</p><p>僕は僕の方が被害者なんですよ僕は狩野家にキズモノを押し付けられるところだったんだ苦情を言って何が悪いんですか</p><p>追い詰められて本音を吐露する</p><p>ダメだ、こいつ</p><p>結局、そういう風にしか考えられない心の狭い人間なのよね桜子、こんな人と結婚しなくて済んで、本当に良かったわね</p><p>とにかくあなたと桜子との婚約は、あなたが歌晏家と香月家に無礼を働いたので、取りやめになったということになりますこれはわたくしのお祖父様と香月様の決定ですからいいわね</p><p>そんなそれじゃあ、僕の立場がなくなるじゃありませんかそんなことは納得できません</p><p>高橋青年は喚く</p><p>仕方ないでしょ桜子の名誉を守るためには、そうするしかないんだから</p><p>桃子姉ちゃんは、冷たくそう言った</p><p>納得できません抗議しますそんなことをなさるんでしたら、僕だって他の名家の方々に、本当のことをお話しますよ桜子さんが本当はどんな女の娘なのか、みんなにブチまけてやりますからねっ</p><p>こいつは結局自分のことしか考えていない</p><p>桃子姉ちゃんが不意にオレに振り向く</p><p>公ちゃんには、悪いと思ったんだけれどこういうことになるだろうと思って、公ちゃんのところの子に来てもらったのよ</p><p>高橋さんこの様子だと、黙ってられないみたいですし藤宮さん</p><p>桃子姉ちゃんの指示でレイちゃんが、特別室のドアを開ける</p><p>失礼致しますわっ</p><p>そこに現れたのはヨミだった</p><p>えっとわたくし、どなたの口を封じれば良いんですか</p><p>ホントこの子が公ちゃんのところの子で良かったわ</p><p>散々喋っていた桃子姉ちゃんは、喉が渇いたのかアイスコーヒーを届けてもらった</p><p>ストローでチュチュっと吸いながらヨミが、高橋青年と警護役の記憶を消していく様子を眺めている</p><p>こんな能力の持ち主が、わたくしの臣下だったらわたくしはとっくの昔に、世界征服計画を開始しているわよホント、公ちゃんはそういう野心の無い子だから、この子たちのご主人様になれるのよね</p><p>桃子姉ちゃん、前はヨミたちが自分に近付くのを嫌がってたけれどさ</p><p>オレが言う</p><p>今はもう気にして無いわ公ちゃんの性格や人柄が、よく判ったしこの子たちが、公ちゃんの意に反するようなことは絶対にしないってことも判ったから</p><p>桃子姉ちゃんは、オレに微笑む</p><p>公ちゃんはわたくしの記憶を操作したりはしないでしょ</p><p>しないよそんなことは</p><p>そうよねそういう子なら、今日だって、能力者の子を連れて来るものね</p><p>桃子姉ちゃんは、隣の席の桜子さんを見る</p><p>そりゃ、ヨミたちみたいな力のある子を連れて来る方が桜子さんの対応だって、楽にできたろうけどさ</p><p>相手の心と記憶を読み記憶を書き換えることができるのだから</p><p>でも、それじゃあ問題の解決にはならないだろ</p><p>オレの答えを聞いて桃子姉ちゃんは、ニコッと笑う</p><p>公ちゃんのそういうところわたくしは大好きよ公ちゃんの方が、あの人よりもずっと高貴な魂を持っているわよね</p><p>そう言って記憶を削られてボーっとした表情をしている高橋青年を見下ろす</p><p>オレあいつ、嫌いだよ</p><p>あいつ話をしている時に、一度も桜子を見なかった</p><p>そうだこの男は</p><p>そりゃ、歌晏家の桃子姉ちゃんの方が大事なのかもしれないけれどさ桜子のことで話に来ているのに、全然、桜子を見ないなんて</p><p>高橋さんは桜子さんのことを人間として見ていなかったんですわ</p><p>名家と名家の政略結婚高橋家は狩野家の家柄を、狩野家は高橋家の資産を手に入れるための相手だとしか思っていなかったからだから、こんなことになったんですわ</p><p>そういう契約で結婚する相手だとしか感じていなかったから</p><p>桜子さんの出生の秘密を契約違反だと文句を付けてきた</p><p>桜子さんに対する愛情とかは、最初から全く無かったんだ</p><p>ホント、公ちゃんとは全然違うよね公ちゃんは、桜子のことを心配して横からチラチラと桜子の顔を見ていたでしょ</p><p>そりゃ見るよ心配だから</p><p>オレの答えに、桜子さんは恥ずかしそうな表情になる</p><p>あの人の親高橋家の当主の方は、今頃、お祖父様たちが対処して下さっているわあの人ほど、馬鹿じゃないから記憶を改変するようなことまでは、しないで済むはずよ</p><p>ジッちゃんと歌晏さんが並んで高橋家の当主に、桜子さんの秘密の隠蔽を命じているんだ</p><p>ご当主の方が、お祖父様たちの怖ろしさは、よーく判っているからあの人なんてまだ若いから、お祖父様たちに叱られても反発して、ムチャクチャなことをしでかしかねないでしょだから、あの人だけ、こっちに呼んだのよ</p><p>直接、あの人と会うことで桜子の気持ちの整理もできると思ったしね</p><p>婚約破棄に関するショックはこれでどうにか踏ん切りが付くだろう</p><p>これだけダメなつまらない男だったんだから結婚しなくて、正解だったんだ</p><p>桜子さんに関する醜聞が広まらないということも香月セキュリティ・サービスが保証したし</p><p>さて、その上で桜子、あなた、この後はどうするの</p><p>桃子姉ちゃんは桜子さんに尋ねる</p><p>まだ公ちゃんに遊んでもらい続ける</p><p>昨日の夜突然母が</p><p>大変、大変お父さんたら忘れていたのよ</p><p>え、何を</p><p>金曜日に、いつものお医者さんに行ったでしょそれでお薬を処方してもらったんだけれど薬局に行ってないのよ</p><p>お薬がまだあるからいいと思ってたんだって</p><p>それで夕食後のお薬が足りなくなったから、薬局に行ってないの思いだしたんだって</p><p>ちょっと待って、金曜日に処方箋を書いてもらったんだよね</p><p>そうなのよ、だから今日中に薬局に行かないと、期限切れになっちゃうのよ</p><p>でも、もう夕食後の時間</p><p>駅前の薬局なら、8時30分までやってるはずよあんた、行ってきて</p><p>というわけで、冷たい雨の降る中を全力疾走して父の薬を買って来ました</p><p>なんだかなぁ</p><p>1232．桜子・売春したいお嬢様　／　裸でぶつかり合うということ</p><p>さて、その上で桜子、あなた、この後はどうするのまだ公ちゃんに遊んでもらい続ける</p><p>元許婚者の高橋青年がヨミに記憶改変されている様子を見ながら</p><p>桃子姉ちゃんは桜子さんに、そう尋ねた</p><p>これで取りあえずあなたの秘密は守られるわ今まで通り狩野家の娘として生きていくことができるのよ</p><p>桜子さんの売春希望は間違いなく、自暴自棄からの行動だ</p><p>自分の出生の秘密を知ってしまったこと特に、本当の母親が売春婦として死んだということに対するショック</p><p>父親が、その事実を隠していたということまた、本当の母に酷い仕打ちをして、苦しい状況を全く助けてあげなかったという事実</p><p>そして、何より婚約者の家である高橋家に、その事実を全て知られてしまったということ</p><p>高橋家から、自分の出生の秘密が他の名家や世間に伝わってしまうのではないかという不安</p><p>そんなことになったら、桜子さんの将来はメチャメチャになる</p><p>幾つもの衝撃が重なって桜子さんに、母親の辛い体験を自分も経験しなくてはならないと思い込ませた</p><p>ヨミが巫女の力で高橋青年の記憶を削り取り高橋家や高橋家の雇った人間たちの口は、香月セキュリティ・サービスが徹底的にふさぐと決まった以上</p><p>桜子さんの不安の要因は、半分に減った</p><p>少なくとも桜子さんが、これから先も名家の世界で生きていくことができるということは、香月家と歌晏家が保証している</p><p>公ちゃんには悪いけれどここで切り上げて、家に帰るという選択もあるのよ</p><p>桃子姉ちゃんはそう言うけれど</p><p>いや、その選択は無いよ桃子姉ちゃん</p><p>ここで中止することはできないよ</p><p>わたくしは今、桜子に話しているのよ公ちゃんは黙っていなさい</p><p>強い眼で、オレを見る</p><p>だから、今の桜子にはそんなことを決めることは許されないんだってば</p><p>オレは負けずと睨み返す</p><p>午後の５時までオレは桜子の身体を買っている今は、まだオレが支配しているんだ</p><p>桜子さんがオレを見る</p><p>何よそれそんなの、お金の問題なら、わたくしが返すわそれでいいでしょ</p><p>桃子姉ちゃんは、強硬に文句を言うが</p><p>金の問題なんかじゃないよこれは、人間と人間の大切な約束だオレは桜子さんの覚悟を買ったんだ桜子さんは、ほんの１時間前の自分の心を裏切ることができるのか</p><p>オレに売春したいと言ってきたのは桜子さんの方なんだ</p><p>６時間６０００円で身体を売るという約束も彼女自身が了承したことだ</p><p>桃子お姉様何もかも、もう遅いんですわ今から、桜子さんの運命を変えることは、誰にもできません</p><p>どうしてよ桜子の様子を見る限りはというより、公ちゃんの性格から考えて、まだ桜子の純潔はそのままなんでしょ</p><p>まり子の処女喪失を見ているから桃子姉ちゃんは、オレが初めての女の子にはたっぷりと時間を掛けることを知っている</p><p>というか桜子がすでに犯されていたなら、精神的にも肉体的にも、もっとズタボロな状態になっている</p><p>こんな風にホテルの中を移動して、イタリアン・レストランに来ることはできないし昼食だって喉に通らないはずだ</p><p>しかし、桜子さんは自分が注文したスパゲッティを普通に食べていた</p><p>ああ、桜子はまだ処女のままだよ</p><p>だったらもう一度、ここでこの子に選択する権利をあげるべきなんじゃないかしら</p><p>それは許されないんだってば確かに、桜子の肉体はまだ処女のままだけれど心はもう、違うからさ</p><p>桜子さんはすでにオレにファースト・キスを奪われている</p><p>裸のおっぱいを露出させられ左右の乳首をしゃぶられた</p><p>それから、フェラチオを強要されオレの精液を飲んだ</p><p>オレはもう桜子に彼女の導火線に火を付けてしまったんだここで止めたらその火は残るよ桜子の中で延焼して面倒なことになると思う</p><p>オレではない他の男に突発的に、売春しようとするかもしれない</p><p>桜子の内面には今、色んな負のエネルギーが溜まっているそれを全部吐き出させるための準備をオレはしたんだちゃんと最期までやらないと溜め込まれたものが爆発するよ</p><p>桜子さんの眼を見てオレは言った</p><p>そうだしても、眼の前の状況が変わったんだから改めて、桜子に選択させるべきよわたくしは、そう思うわ</p><p>桃子姉ちゃんは、断固としてそう言う</p><p>それは桃子姉ちゃんの場合だろ桜子は桃子姉ちゃんとは違うんだよ</p><p>何が違うのよいくら公ちゃんでも、そういう決めつけをするのは許さないわよ</p><p>いいえ旦那様がおっしゃっていることは、決めつけなんかではありませんわ</p><p>みすずがオレたちの間に入る</p><p>わたくしも、そう思いますわたくしたちには桃子お姉様のような心の強さはございませんわ</p><p>わたくしも、優柔不断な性格でございますしこの半年間、色々なことを体験して参りましたから今の狩野様のお心は、良く判ります</p><p>美子さんも口を開く</p><p>歌晏様は、どんな状況にあっても常にご自分で、ご自分の行くべき未来を選択なさる強さをお持ちですけれどわたくしには、そんなことはできません眼の前の急激な変化にただ慌てふためいて、その場に立ち尽くすだけになってしまいますわ</p><p>美子さんはずっと、瑠璃子やジッちゃん、それにオレとの距離を取り方を悩んでいる</p><p>美子さんはゆっくり時間を掛けて、自分の進む方向を決めてくれていいんだよ</p><p>オレたちは、みんな一緒に住んでいるんだし慌てて、何かを決定しなくちゃいけないようなことは無いんだから</p><p>時間は幾らでもある</p><p>でも、桜子には時間制限がある夕方の５時までにオレは、桜子に判ってもらわないといけないことがあるんだ</p><p>桜子さんは驚いた表情でオレを見る</p><p>どういうことよちゃんと説明してちょうだいそうでないとわたくしにも桜子にも、判らないわよ</p><p>桃子姉ちゃんが、怖い顔でオレに言う</p><p>そうだなオレが判って欲しいのはつまり</p><p>もう、元には戻れないんだからさ</p><p>そう桜子さん自身が、自分の秘密を知ってしまったんだ</p><p>本当の母親の辛かったであろう生活と無惨な死のことを</p><p>知ってしまった以上は知らなかった頃には戻れない</p><p>戻れないのならその場に呆然と立ち尽くしているんじゃなくって前に進むしかないんだよ自分で腹を括って</p><p>桜子さんにオレは、そう告げた</p><p>でも、わたくしは何をどうすることが前に進むことなのか、自分では判らないんです</p><p>桜子さんは、苦しそうにそう言った</p><p>ああだから、オレが後ろから、思いっきり背中を押してやるんだよ</p><p>ああ、やっと桜子さんが、オレの眼を見てくれた</p><p>ショックなことが起きて何をどうしたらいいのか、自分では判らなくなっちゃって呆然としたまま動けなくなる時もあるよオレにもそういう時期があった</p><p>今年の４月親父がオレを捨てて、失踪した頃</p><p>本当に、この先どうやって生きていったらいいのか判らなくなっていた</p><p>オレは泥沼にハマッたように何もできないで、ただもがいていた</p><p>そういう時にはさ誰かに、ドンと背中を押してもらうしかないんだよとにかく、立ち止まったままじゃダメなんだ前に進む、キッカケが必要なんだよ</p><p>オレにとってはそれはミナホ姉さんとの出会いだった</p><p>犯罪組織黒い森の一員となることでオレは前に進めた</p><p>やらなきゃいけないこと、オレがするしかないことが次々に見つかってオレは、今でも進み続けている</p><p>自分１人で停滞から抜け出ることができない人は旦那様のような方に、助けていただくしかないんですわあたしもそうでした</p><p>わたくしもお兄様に救っていただきました</p><p>瑠璃子もニコッと微笑む</p><p>今、振り返ると確かにあの時のわたくしは停滞していました自分自身ではどうすることもできないような状態で、もがき苦しんでおりましたわ</p><p>ジッちゃんに美子さんと２人だけに隔離されて成長した瑠璃子は</p><p>あの頃、限界に達していた</p><p>そこに父親が、シザーリオ・ヴァイオラの事件で頓死して</p><p>さらに、瑠璃子を追い詰めた</p><p>だから、ジッちゃんはオレに瑠璃子を売り飛ばすことで</p><p>瑠璃子を全てのしがらみから、解放したんだ</p><p>でも、公ちゃんが背中を押すというのはつまり、アレをすることなんでしょ</p><p>桃子姉ちゃんは困り顔で言う</p><p>うん、オレはこの後、桜子さんを徹底的に犯すつもりだ</p><p>それでいいんですわそれが旦那様のやり方でございますから</p><p>はい何も問題はございませんわ</p><p>みすずと瑠璃子は、にこやかに桃子姉ちゃんに言う</p><p>桃子お姉様は歌晏様と香月様が、公に桜子さんのことを任された理由をお考えになられるべきですわ</p><p>桃子お姉様には、まだお判りにはならないのでしょうけれど公なら、ちゃんと時間までに桜子さんを助けますわわたくしたちには、よーく判っていますから</p><p>そうねこのお部屋の中にいる女たちは桃子お姉様と山田梅子さん、桜子さんと不知火さん以外の全員が、旦那様のお力を信じておりますわ</p><p>みすずが部屋の中の女たちを見て、微笑んで言う</p><p>みすず、瑠璃子、美智、まり子、美里、克子姉、レイちゃん、ヨミ</p><p>みんな、オレの女だ</p><p>美子さんとはセックスしていないけれど彼女も、オレとセックスするようになってからの瑠璃子たちの変化を、ずっと見てきている</p><p>そうあなたたちは、わたくしが判っていないと言うのね</p><p>ムスッとして、桃子姉ちゃんは言う</p><p>仕方ありませんわこればかりは自分で経験したみないことには、理解できないことですもの</p><p>みすずが、やんわりと桃子姉ちゃんに言う</p><p>まあいいわ公ちゃんに任せますそうねそれがお祖父様たちの決定なんですものね</p><p>不承不承桃子姉ちゃんは納得してくれた</p><p>ヨミ後、どれくらいかかる</p><p>オレは高橋青年とその警護役の男の記憶を改変しているヨミに尋ねる</p><p>もうちょっとだけ待って下さいあんまり複雑なことをすると、この人たちの心に歪みが生じるからここ数日の狩野家に関することだけ記憶喪失になってもらっていますわついでに狩野家というキーワードを聞いたら、激しい頭痛がして何も考えることができなくなるように書き込んでおきます</p><p>慌てなくて良いから、ゆっくり確実にやってくれ</p><p>巫女の力が変に作用すると簡単に精神崩壊を引き起こす</p><p>高橋青年たちを再起不能にしてしまうのは、さすがにマズイ</p><p>そうねじゃあ、わたくしは、コーヒーでも飲んで待っているわ</p><p>桃子姉ちゃんは、アイスコーヒーのストローを咥えて吸う</p><p>それならオレは桜子の乳首でも吸おうかな</p><p>オレは、桜子に言う</p><p>こ、ここでですか</p><p>驚く桜子</p><p>大丈夫だここは特別室だから部屋の中から呼ばない限りレストランの定員さんたちも、入って来ないんだろ</p><p>追加の注文は、内線電話を通じてのみ</p><p>ボーイさんが中に入る時には、外からチャイムを鳴らして知らせてくれる</p><p>そして、部屋のドアはレイちゃんが確認して、内側から開くことになっている</p><p>何を戸惑っているんださっきだって瑠璃子たちの前で、同じことをしていただろ</p><p>先ほどの時には歌晏桃子様や香月みすず様たちは、いらっしゃいませんでしたしそれに</p><p>桜子さんはヨミに心を支配されている高橋青年たちを見る</p><p>あの慶彦さんたちが見ていますから</p><p>恥ずかしそうに、そう言う桜子さん</p><p>ああ、そこに居るけれど見えてないそうだよな、ヨミ</p><p>はい、眼は開いていますけれど今のこのお部屋の中の状況は、全く感知できていませんわ眠っているのと同じです</p><p>記憶改変中の高橋青年たちの思考は止まっている</p><p>だから、問題は無いんだ</p><p>オレは、笑って桜子さんにそう言う</p><p>そうだとしてもわたくしは</p><p>嫌だろうな元許婚者の前で、肌を晒すのは</p><p>だからこそオレは命じないといけない</p><p>いい加減にしろ桜子はオレに買われているんだぞオレがそうすると言ったらどんなことでも、命令通りにしろ夕方の５時までは</p><p>今のお前は名家・狩野家の令嬢じゃないんだぞ桜子はオレに買われた売春婦なんだからな</p><p>桜子は、ハァッと大きく息を吐いて</p><p>判りました仰せの通りに致します</p><p>ああさっきとは違う</p><p>従姉妹でも名家の娘ではないまり子や年下の瑠璃子や美智しか側に居なかった時の方が</p><p>桜子にとっては、気が楽だったはずだ</p><p>名家の一員でなくなって娼婦候補生となった美里や、黒森家の人間である克子姉の登場も桜子さんのプレッシャーにはならなかった</p><p>でも、自分よりも年上でカリスマ性のある桃子姉ちゃんや、みすず、美子さんたちに見られるのは嫌なんだろう</p><p>もちろん高橋青年たちのことも強く意識している</p><p>早くこっちに来いオレの膝に乗れ</p><p>桜子さんは仕方なさそうに、オレの方へやって来る</p><p>服をめくるぞ</p><p>オレは、桜子さんのチアガール衣装の上衣の裾をべろんと持ち上げる</p><p>ああ、穴開きブラから桜子さんの桜色の乳首がコンニチワしている</p><p>それまたずいぶん、いやらしい下着ね</p><p>桃子姉ちゃんは穴開きブラを見て、そう言う</p><p>ああ、可愛いだろ桜子の身体の魅力がすごく良く判って</p><p>オレは、即裸子の胸をぐいっと掴んで、そう言う</p><p>桜子はおっぱいの形が良いんだよ何度見ても、触りたくなるまた、この揉み心地が良いんだよなぷりぷり、ぷるるるんってさ</p><p>ブラの上から、弾力のある１６歳の胸を揉む</p><p>桜子さんは堪えている</p><p>桃子姉ちゃんたちの視線と、高橋青年の存在が気になって仕方がないんだろう</p><p>さっきのように、オレとの性行為にのめりこみはしない</p><p>桜子いつまで囚われているんだ</p><p>オレは桜子さんの身体を膝の上に乗せて片腕で彼女の身体を抱きかかえる</p><p>もちろん、もう片方の手は胸への愛撫を止めない</p><p>今のお前はただの売春婦なんだぞなぜ、狩野家のお嬢様のままでいるんだ</p><p>桜子さんの耳にそう囁く</p><p>桜子さんは、オレの膝の上で身悶えする</p><p>身体の奥には性の火種がすでに燃え上がり始めている</p><p>この１６歳の健康的な肉体にはセックスへの期待と興味が渦巻いている</p><p>彼女の中に溜まっていた全てのモノを燃やし尽くすまで、この炎は消えない</p><p>自分の身体に素直になれ今のお前には、狩野家のことなんて全て忘れろここにあるのは桜子のこの身体だけだ</p><p>でも、わたくしにはわたくしは狩野家の娘であることにしか価値の無い女ですわ</p><p>口惜しそうに、桜子さんは言う</p><p>そう高橋青年は、そうだった</p><p>だからここへ来て、一度もまともに桜子のことを見なかった</p><p>桜子との婚約をどこまでも、名家としての家の問題だとしか考えていなかったから</p><p>だから、当事者である桜子さんを無視して上位の名家である歌晏家の桃子姉ちゃんとの会話だけに集中していた</p><p>それは、あそこに居る男が馬鹿だったっていうだけで桜子に値打ちが無いってことにはならないんだ</p><p>オレは狩野家の娘である桜子のことなんて、どうでもいい今、オレの腕の中に居る裸の桜子にしか興味が無い</p><p>そんなの嘘ですわ</p><p>桜子は言う</p><p>狩野家の娘でなければわたくしなんて</p><p>オレは穴開きブラから顔を出している桜子の乳首を、ペロッと舐める</p><p>震える桜子</p><p>桜子は、どうせ言葉では信じないだろ</p><p>オレは舌先で乳首を責めながら、彼女に言う</p><p>だから身体で思いっきり、語り合おう</p><p>オレたちは、これからセックスする</p><p>身体でオレは、桜子に全てをさらけ出す桜子のことも全部、味わい尽くすつもりだから</p><p>わたくしを味わう</p><p>そこまでしないと理解し合うことはできないだろオレが桜子のことを、魅力的な女の子だと感じていることだって、判ってもらえないから</p><p>オレは、自分の鼻の先っぽを桜子の乳首に擦り付けて言う</p><p>だからセックスだセックスするぞ最初は売春婦と客という関係からでもいい身も心も裸になって身体と身体を、心と心をぶつけ合うことから始めるしかないんだそこからしか生まれない関係がある</p><p>オレは、桜子の身体を愛撫しながら桃子姉ちゃんを見る</p><p>桃子姉ちゃんには、オレたちのぶつかり合う過程の全てを見て欲しいこうすることでしか、築けない関係もあるんだよ</p><p>桃子姉ちゃんは、真顔でオレたちを見ている</p><p>判ったわ見せてもらうわよ</p><p>今のわたくしには判らないけれどあなたたちは、みんな、公ちゃんの力を信じているみたいだから</p><p>とみすずたちを見る</p><p>そうさ、オレたちは裸と裸をぶつけ合うことで理解し合ったんだだから家族になれたんだよ</p><p>確信を持ってオレは、そう桃子姉ちゃんに告げた</p><p>父を大学病院の定期検診に付けて行かないといけないので行って来ます</p><p>今日は、血液検査があるから速めに着かないといけないんだよな</p><p>1233．桜子・売春したいお嬢様　／　準備</p><p>はーい、お待たせしました</p><p>ヨミが笑顔で言う</p><p>高橋青年と彼の警護役の記憶の書き換えが終わった</p><p>この2人の男たちは、桜子さんの出生の秘密とオレたちにここで会ったことを思い出せない</p><p>無理に思い出そうとすると、激しい頭痛に襲われる</p><p>うん、ヨミご苦労さん</p><p>オレは、桜子さんのミニスカートを持ち上げ穴開きパンティから剥き出しになった彼女の局部を眺めながら答えた</p><p>高橋青年は、もうしばらくはボーッと何が何だか判らないままになっているだろう</p><p>そんな彼の視界の中で桜子さんに恥ずかしい格好をさせる</p><p>桜子さん本人は、恥しさから耳まで真っ赤になっている</p><p>じゃあ、みんな上の部屋に戻ろうか</p><p>昼飯も食った次は桜子さんの処女の肉体を楽しむ時間だ</p><p>徹底的に、桜子さんの全てを味わい尽くす</p><p>彼女にもオレとのセックスの味をお望み通りに売春を体験してもらう</p><p>歌晏様たちもいらっしゃるのですか</p><p>桜子さんが、小さな声でオレに尋ねる</p><p>ああ、桃子姉ちゃんにも見てもらうよ今の桜子は、オレが買っているんだから桜子を犯すところを誰に見せるかは、オレの自由だ</p><p>きっぱりとオレは言う</p><p>安心しろあいつは連れて行かないから</p><p>オレは、高橋青年を指差して言う</p><p>桜子の処女喪失はみんなに祝福されながらでないといけないからな</p><p>祝福</p><p>オレの言葉に驚く、桜子</p><p>そうだ桜子は自分がみんなからどれだけ愛されているかを、そろそろ理解するべきだ</p><p>困惑する桜子の尻をオレは揉みながら、囁く</p><p>オレが判らせてやるからな</p><p>身体と身体の結合を通して</p><p>うん、桜子の肌は温かいすでに火照っている</p><p>恥ずかしい格好でのホテル内移動から、桃子姉ちゃんたちとの会食、高橋青年の登場と記憶改変</p><p>次々と起きる出来事に、桜子さんの心と身体が興奮状態を極めている</p><p>オレは桜子さんの細い腰を抱いて席から立つ</p><p>高橋青年たちだけを特別室に残してオレたちはレストランを出る</p><p>彼のことは、レイちゃんの指示で香月セキュリティ・サービスの職員が回収して高橋家に届けることになっているらしい</p><p>ここのホテルは香月家の施設だし、今度は歌晏家の桃子姉ちゃんまで居るからレストランの店員さんたちは、深々とオレたちに一礼した</p><p>食事代は、後でまとめて請求が来るんだろう</p><p>今は会計をせずに、そのまま店外へ出る</p><p>行きよりも桃子姉ちゃんやみすずたちが増えたから</p><p>ホテル内を通る美少女たちの行列に、注目する人たちは増えている</p><p>ただ今度は、桃子姉ちゃんが華やな微笑みで周囲を威圧しているから</p><p>みんな、声を漏らしてオレたちを眺めているだけで何の集団かしらみたいな話はしていない</p><p>お揃いのチアガールの格好をしている少女たちよりも桃子姉ちゃん1人の印象の方が強いのだ</p><p>だから、ホテルのお客さんたちには、オレたちがどこかの良家の令嬢である桃子姉ちゃんと、そのお友達と臣下の行列に見えるんだと思う</p><p>視線が自然と桃子姉ちゃんに集まっているのが判るからオレは、少女たちの群れの中で堂々と桜子の身体を抱き、プニプニのお尻を触りながら歩いて行く</p><p>桜子は、恥ずかしそうに震えている</p><p>オレにセクハラされている主人を警護役の不知火さんが、心配そうに見つめているが、彼女には何もできない</p><p>美智が不知火さんを警戒しているしここで騒ぎを起こせば、歌晏家の桃子姉ちゃんにまで迷惑が及ぶ</p><p>レイちゃんや桃子姉ちゃんの警護役のセバスティアヌス(山田梅子)さんだって不知火さんを制止するだろうし</p><p>人の心を操作できるヨミまで居る</p><p>先頭を行くレイちゃんは、行きのように遠回りはしなかった</p><p>今度は、最短距離で香月家専用フロアに通じるエレベーターに到着する</p><p>さすがにこの人数ですと一度に全員は乗れません</p><p>レイちゃんが苦笑する</p><p>オレに桜子桃子姉ちゃん、セバスティアヌス(山田梅子)さん、みすず、瑠璃子、美子さん、美智</p><p>まり子、美里、ヨミ、克子姉、不知火さんにレイちゃんだもんな</p><p>オレたちは2組に分かれて順にエレベーターに乗る</p><p>さっきの部屋は、レイちゃんでないとドアが解錠できないから先発組は、後発組に入ったレイちゃんが到着するまで上階のエレベーターホールで待っていた</p><p>そしてようやく元の部屋に戻って来た</p><p>あたしたちはまた、ここで控えているわ</p><p>ホテルの廊下と繋がる控えの間で、克子姉が言う</p><p>レイちゃんと克子姉は、さっきも奥の部屋には来なかった</p><p>ヨミも、こちらに居ますもし、ヨミのことが必要になったら呼んで下さい</p><p>ヨミが笑顔でオレに言った</p><p>今から始まる桜子さんの処女喪失に巫女の力が介在するのは良くない</p><p>桜子さんが不思議な力で、強制的に身体を奪われたと感じるのはマズい</p><p>あくまでも自分の意志で、オレに身体を売ったということを彼女の心に刻み付けないと</p><p>うん、悪いけれど、そうしてくれヨミ</p><p>オレはヨミの髪を撫でてそう言う</p><p>全然悪くないですわわたくしも先生の奴隷ですから、気にしないで下さい</p><p>こういう時、ヨミの邪気の無い明るさが助かる</p><p>鷹倉姉妹でも、１８歳の月子は落ち着きすぎているし</p><p>１２歳のルナやコヨミちゃんでは幼すぎる</p><p>桜子さんや桃子姉ちゃんたちに受け入れられやすいのはヨミだと判断してここへ送り込まれて来たんだと思う</p><p>ミナホ姉さんとジッちゃんで協議したんだろう</p><p>３人でお茶でも飲みながら、お喋りしているわ</p><p>わたくしは勤務中ですからあんまり、お喋りとかできませんけれど</p><p>レイちゃんが笑って言う</p><p>この控えの間から、このホテル全体に指示を出したり外部と連絡したりしないといけないんだよな</p><p>狩野家や高橋家から、何か言ってくるかもしれないし</p><p>状況に変化があった場合には、ジッちゃんから指示が来るかもしれない</p><p>オレはそう言って奥の部屋に入る</p><p>今度こそ寝室へ桜子を連れて行くよ</p><p>オレは、オレの腕の中で震えている桜子に言う</p><p>桃子お姉様、あちらの寝室にはもう記録用のカメラをセット致しましたからこちらのお部屋でもモニターで観ることはできますわ</p><p>いいわよ桜子の大事な初めてでしょちゃんと側で見届けるわ</p><p>セバスティアヌスあなたも近くから見せてもらいなさい</p><p>桃子姉ちゃんは、オレに山田梅子さんを犯させたいと思っている</p><p>桃子お姉様あんまりたくさんで押し掛けるのは無粋ですわ</p><p>わたくしは、こちらのお部屋から観せていただきますからセバスティアヌスさんもこちらに</p><p>困惑する山田さん</p><p>大丈夫よここは香月様専用のお部屋ですから、警護体勢は万全ですし隣のお部屋には、藤宮さんもいらっしゃいますわ桃子お姉様たちの警護は、美智さんに任せてセバスティアヌスさんは、ここでわたくしとのんびり観戦させていただきましょう</p><p>まり子は笑って言う</p><p>せっかくの桜子さんの初めてですけれど今日は、中継観戦にしておきます</p><p>ていうか幾ら強気なまり子でも</p><p>３大名家歌晏家、香月家、狩野家の娘の揃ったところで</p><p>しかも桜子さんのセックスを観るというのは、居づらいんだろう</p><p>どうせその内に従姉妹同士の交流の機会は来ると思いますし</p><p>つまり、桃子姉ちゃんやみすずたちの居ない場所で</p><p>オレと桜子さんとまり子の３人だけのセックスがしたいということか</p><p>桜子さんは、まり子がオレの女になっていることは知らないから</p><p>ただ呆然と、まり子の言葉を聞いている</p><p>そうね言われてみれば、あちらの寝室はそんなに広くはなさそうですしみんなで押し掛けるのは、桜子にプレッシャーになるわよね</p><p>桃子姉ちゃんは、まり子の提案にうなずく</p><p>それに山田さんも桃子お姉様が、ことある度に圧力をお掛けに成られていると、変なトラウマを持ってしまわれますわ</p><p>桃子姉ちゃんが、自分の愛する警護役がオレとセックスするところをどうしても観てみたいというのは判るけれど</p><p>あんまりにも露骨だと山田さんが辛い</p><p>オレの顔を見るのも、苦になってしまうと思う</p><p>判ったわセバスティアヌスは、ここでまり子と観ていなさいただしまり子あなたが、セバスティアヌスが公ちゃんたちのセックスから眼を背けないように、しつかり監督しててちょうだいね</p><p>かしこまりましたわ、桃子お姉様</p><p>まり子は、笑顔で応える</p><p>生で見せられるより、映像の方がまだ楽だ</p><p>セバスティアヌスは、ハァと嘆息している</p><p>わたくしもこちらのお部屋に居ります</p><p>歌晏様や香月様と、狩野様の初体験を拝見するのは緊張致しますから</p><p>今は名家から脱落している鞍馬家の娘としては３大名家のお嬢様たちと並ぶのは気疲れするよな</p><p>あのそれでしたら、わたくしも</p><p>わたくしも、皆さんのお邪魔になると思いますから</p><p>美里はいいけれど美子さんはダメですオレたちと一緒に、寝室に来てもらいます</p><p>オレは、桜子の身体をギュッと抱き寄せて</p><p>それが桜子にとっても、美子さん自身にとっても大切なことですから</p><p>どうしてでございますか</p><p>美子さんが、オレに問うと</p><p>それは、美子と桜子さんがとても似た境遇だからですわ</p><p>瑠璃子が、主人モードで美子さんに言う</p><p>そうだよ美子さんも、桜子と同じお父さんは名家の人だけれどお母さんは違う</p><p>オレの言葉に、腕の中の桜子がビクッと反応する</p><p>美子さんは亡くなったジッちゃんの長男の隠し子だった</p><p>本妻との子ではない愛人の子</p><p>だから、ジッちゃんの次男がシザーリオ・ヴァイオラを使って、アメリカで長男一家を惨殺した時に巻き込まれなかった</p><p>美子さんの存在は誰にも知られていなかったから</p><p>桜子は名家のお嬢様として美子さんはお嬢様のお付きとして生きてきたから、少し感覚は違うんだろうけれどさ</p><p>桜子は自分は不倫の子で、売春婦の娘だと知った後もお嬢様として生きている</p><p>だから、ここには家の運転手の車で来たし、警護役の不知火さんも連れて来た</p><p>一方、美子さんは香月家の娘として認知された後、必死でお嬢様に成り切ろうと頑張っているけれど</p><p>瑠璃子のお付きからは脱皮できなかった</p><p>だから、公以外の場では瑠璃子は、美子さんとの関係を元に戻した</p><p>このまま無理をさせたら、美子さんが精神的に潰れてしまう</p><p>でも２人の境遇は同じだ自分だけが、特殊な状況にいるわけじゃないっていうことは知ってた方がいいと思う</p><p>そうよ名家の子が本妻の子じゃなかったなんていうのは、戦前にはよくあった話よ妻以外の子は倫理的に許されないなんていう感覚は、ここ数十年の文化だもの</p><p>日本は、先祖のお墓を守る跡継ぎが居ることが最優先だから本妻の子じゃないと許されないなんてことはなかったのよお殿様には側室、豪商にはお妾さんが居るのが当たり前だったんだから</p><p>桜子さんがうつむいて言う</p><p>かつての日本がそうだったということと今の自分がそうであるということは同じではない</p><p>とにかく、美子さんは立ち合うべきだ今の桜子のことを本当に理解できる立場にいるのは、美子さんだけなんだから</p><p>桜子さんにも美子さんから、今の桜子さんを理解できるかもしれないと感じて欲しい</p><p>桜子さんが今感じている絶望や孤独はそういうことからも解消できるはずだから</p><p>ではこちらへどうぞ</p><p>瑠璃子がオレたちを寝室に招く</p><p>オレは桜子の腰を抱えたまま寝室に入る</p><p>うんジッちゃん好みの和室の寝室だ</p><p>結局、寝室まで来たのは</p><p>オレと桜子みすず、桃子姉ちゃん、美子さん瑠璃子、美智</p><p>部屋の真ん中に布団が敷かれ枕が２つある</p><p>その周囲に数台のカメラの三脚が瑠璃子の仕掛けた撮影用のデジカメのコードが、布団の周りを取り囲んでいる</p><p>ちなみに、カメラの映像はこういう風にして観ることもできますわ</p><p>瑠璃子は、壁のパネルを開いて操作する</p><p>グゥオオオンと天井から、大きな液晶モニターが降りて来た</p><p>ジッちゃんはこの部屋で、映像を観たり株式市場の様子を確認したりするのに使っているんだろう</p><p>さっきも申し上げましたけれど、部屋のシステムに持ち込んだカメラを繋げましたからはい、こうなります</p><p>瑠璃子は、大画面に部屋の真ん中の布団を映し出す</p><p>ですから桜子さんも、お兄様に愛していただいているご自分の姿を観ることができますわ</p><p>オレに犯されている自分の姿を</p><p>セキュリティは大丈夫なのよね部屋のシステムに繋いだことで、この映像がホテル内の別の部屋でも観られてしまうということは無いの</p><p>桃子姉ちゃんが、心配して言う</p><p>それは大丈夫ですここのお部屋は、お祖父様専用ですから</p><p>部屋の外に繋がっている回線は、お隣の部屋で麗華お姉様が物理的に断ち切って下さるようにお願いしてありますわ</p><p>ああ、この部屋の中だけで独立できるように通信回線の遮断ができるんだ</p><p>お祖父様もお若い頃は、若い愛人の裸を写真や映画に撮るのがお好きでしたから</p><p>室内での淫らな行為を大画面に映し出すなんていう使い方も想定してこの部屋は作られている</p><p>お祖父様が楽しまれていたのはフィルムの写真機と８ミリの時代だったそうですけれど</p><p>わたくしもお聞きしましたわお祖母様には裸の撮影を断られたそうです</p><p>だから、愛人や娼婦の方ばかりたくさん撮影なさったそうですわ</p><p>みすずと瑠璃子が笑う</p><p>そんな話ができるようになるくらいジッちゃんと孫娘の仲は良くなっている</p><p>わたくしの趣味もお祖父様からの遺伝なんですわ</p><p>自分とオレとのセックスを撮るのも他の子たちを撮るのも</p><p>ここは、本当に良いお部屋ねでも、わたくし和室は苦手なのよ</p><p>歌晏の屋敷は、洋室しかないからそれに正座の生活だと、膝小僧が前に出て、足の形が悪くなってしまうでしょ</p><p>わたくしたちは平気ですけれど</p><p>みすずも瑠璃子も美子さんも日本舞踊を習っている</p><p>瑠璃子、座布団をちょうだいお行儀悪いことは知っているけれど、わたくしはここで足を投げ出さしてもらうわよ</p><p>はい、どうぞ桃子お姉様</p><p>そう言って桃子姉ちゃんは壁に背中をもたれて、足を前に伸ばして座布団に座る</p><p>美智は不知火さんとそちらに座っていなさい</p><p>不知火さんは、オレに主人が犯されるのを何としても回避したいと思っている</p><p>だから、少し離れた位置に美智と一緒に座らせる</p><p>はい、みすずお姉様不知火さん、こちらへ</p><p>美智の気の技を身体に受けて知っているから不知火さんは、今は美智に従う</p><p>それでも眼はチャンスを伺っている</p><p>わたくしは、カメラを持って部屋中を動き回りますから</p><p>瑠璃子が笑って言う</p><p>じゃあ、桜子オレたちは布団に行こう</p><p>オレの言葉に、桜子さんはビクッと身体を固くする</p><p>どうしたんださあ、セックスするぞ</p><p>桜子は、売春がしたくて今日、ここに来たんだろ</p><p>桜子さんの背中を撫でながらオレは</p><p>さあ桜子の願いを叶えてやるよ</p><p>父の病院に付き添って、自分が体調を崩すというパターン</p><p>体調が良くないとエロは書けないです</p><p>ワン・クッション置かせて下さい</p><p>1234．桜子・売春したいお嬢様　／　陵辱の開始・処女膜確認</p><p>桜子は、売春がしたくて今日、ここに来たんだろさあ桜子の願いを叶えてやるよ</p><p>オレの言葉に桜子さんは、ブルブルと身体を震わせる</p><p>怖いのだろう</p><p>わたくしの願いはこういうことではありません</p><p>蒼白の顔で言う</p><p>わたくしは黒森様と２人きりでそれで、わたくしの身体を自由にしていただきたかっただけで</p><p>オレたちの居る広い和室の中央に敷かれた布団の上</p><p>その周囲からたくさんの美少女たちが眼を爛々と輝かせて、オレと桜子さんを見ている</p><p>歌晏桃子姉ちゃん、みすず、瑠璃子、美子さん、美智不知火さん</p><p>さらに、隣の部屋では瑠璃子のカメラで撮られている映像を、まり子たちが観ている</p><p>名家のお嬢様たちとオレの女たちに監視され桜子さんは、オレに処女を捧げなくてはならない</p><p>このようなことはわたくしは、望んではいせんでした</p><p>不知火さんが呟く</p><p>この部屋の中にいるたった１人の桜子さんの臣下</p><p>不知火さんは、何としてもオレから桜子さんを救い出して、このホテルから脱出したいと考えているだろう</p><p>しかし、美智の存在がそれを許さない</p><p>何もかも、桜子が望んだ通りのセックスになるんなら売春にはならないよ</p><p>金でオレに身体を買われた桜子が嫌なことでも、オレが求めるままに何でもするっていうのが売春だろ</p><p>それはそうなのだと思いますが</p><p>桜子さんは、自分が無茶を言っていることは理解している</p><p>そもそも、売春したいと言ってきたのは桜子さんの方なのだ</p><p>オレに要求する立場ではない</p><p>でも、これはあんまりですわ</p><p>桜子さんはうつむいて言う</p><p>午前中の同い年で従姉妹のまり子と、年下の瑠璃子と美智なら、まだ耐えられた</p><p>そこに年上の美里が加わっても美里は、名家のお嬢様から脱落して黒い森の娼婦候補生になっているから、桜子さんのプライドはギリギリ保てた</p><p>だが歌晏家の桃子姉ちゃんや、香月家のみすず</p><p>年上の３大名家の令嬢たちの前で、初セックスを披露するというのは</p><p>同じ高い家柄を誇りながら財産を失って沈みつつある狩野家の娘としては、ツライだろう</p><p>いつまで名家のお嬢様のつもりなんだ</p><p>オレは、桜子さんの胸をギュッと掴んで言う</p><p>今の桜子は、ただの売春婦だオレに金で身体を売ったんだろ今の桜子には、名家とか狩野家とかは関係ないんだ</p><p>オレはそう言って、チアガール服の上衣の裾から手を入れて穴開きブラから顔を出している桜子さんの乳首を摘まむ</p><p>今はセックスのことだけを考えろオレに奉仕することだけを売春婦らしく</p><p>オレは、桜子の耳に囁く</p><p>これからここで行われるセックスが、桜子さんのこれからを変える</p><p>もし、桜子さんの希望通りにオレと２人だけの部屋で</p><p>彼女が、初めての売春を体験したとしたら</p><p>その後の桜子は次々と何人もの男に、身体を売り続けることになるだろうと思う</p><p>売春にハマるっていうことじゃない身体を売るという行為には、そういう麻薬みたいな魅力は無い</p><p>エロマンガじゃないんだから女の子が、売春に取り憑かれるとしたら、その子は相当なヘンタイだうちの高校の生徒会長の岩倉さんみたいな</p><p>常習的に売春を繰り返すような女の子たちだって大半は、売春セックスの魅力に取り憑かれているのではなく</p><p>あれは簡単にお金を手に入れたいとか、自分の価値を認めて欲しくて自暴自棄になっているとかそういうことなんだろうと思う</p><p>そういう子たちは、むしろセックス自体にはニブくなっていく</p><p>今の桜子さんだって売春したい理由の半分は自暴自棄からだ</p><p>残りの半分は</p><p>桜子は売春という行為を通じて一度も会ったことがないまま死んでしまった本当のお母さんを理解したいんだろ</p><p>乳首を触られながらオレにそう言われて桜子さんはビクッと震える</p><p>でも、１回ぐらいの売春体験じゃ売春婦として死んだお母さんのことは判らない</p><p>いや、何回売春を繰り返したって判るはずがないんだ</p><p>桜子さんと、彼女の本当のお母さんの人生は交わっていないのだから</p><p>子供の頃から名家の世界で生きてきたお嬢様に男に捨てられ、実家を勘当され、見知らぬ土地で売春婦に堕ちるしかなかった人の気持ちは判るはずがない</p><p>今はオレにしか売春はしないと約束してくれているけれど</p><p>オレとの好意で判らなかったなら次は、売春相手を替えてみようという考えになるだろう</p><p>そうして何人もの男に身体を売りさらに判らなくなっていく</p><p>彼女の求める本当の母親からどんどん遠ざかることになる</p><p>桜子のお母さんだって、こういう売春を強制されたことがあるかもしれないとは思わないのか</p><p>ハッとなる桜子</p><p>桜子のお母さんは今の桜子みたいに、売春についてああしてくれとかこうしてくれとかは言えなかったと思うぞ</p><p>身体を買った客が性行為を他の人間に見せるって言ったら、受け入れるしかなかったはずだ写真や動画を撮られるんだって、桜子のお母さんにとってはいつものことだったと思うぞ</p><p>実際はオレにはよく判らない</p><p>確か、桜子さんのお母さんは、暴力団組織の男に管理されていたのだから</p><p>商品である売春婦のセックスを撮られたりしたらそれを勝手に流出されたり、商売にされたら困るだろうと思うはずだ</p><p>逆に暴力団組織の男自身が、そういう商売をやっている可能性もあるけれど</p><p>そ、そうですわねわたくしが、間違っておりました</p><p>しかし、桜子さんはオレが娼館を生業とする黒森家の人間だと思っているから</p><p>オレの言葉を信じてしまう</p><p>そうだよ桜子さんのお母さんだって昔からの顔見知りの男に、身体を買われたり知っている人たちの眼の前で、犯されたりしたかもしれないそういうことが好きな客っていうのは、どこにでもいるからね</p><p>オレはさらに、そう言う</p><p>わたくしが想像していたよりももっと、ずっと母は辛い思いを体験していた可能性があるのですね</p><p>ていうか、桜子の想像なんて最初から足りてないよお嬢様育ちの桜子が売春ていう行為について、どれだけ判っているって言うんだよ</p><p>よしオレのペースに引きずり込んだ</p><p>桃子姉ちゃんやみすずを立ち合わせる本当の理由はブレーキだ</p><p>彼女たちが見ているからオレが、ムチャクチャ過ぎることはしないだろうと、桜子さんが安心するという効果と</p><p>桃子姉ちゃんたちに全てを見られたのだから今後の桜子さんが、自由奔放に売春することはできないという警告の効果がある歌晏家や香月家特に香月セキュリティ・サービスが、これからは桜子さんの日常生活を監視することになるのだろうから</p><p>そのどちらのブレーキ効果にも、桜子さんはまだ気付いていない</p><p>さてとそれじゃあ、始めようか瑠璃子桜子に売春宣言させるからどのカメラに向かってすればいい</p><p>それでしたらお兄様あちらのカメラに向かって、お願い致します</p><p>瑠璃子が三脚に乗せられたデジタルカメラの１つを指差す</p><p>今、角度などを調整致します</p><p>判った桜子、このまま布団の上に座るぞ</p><p>いいから、座れ</p><p>オレは桜子さんの身体を抱きかかえたまま布団の上に座る</p><p>これでどうだ瑠璃子</p><p>はい、綺麗に映っていますわ記録を開始しますお隣のお部屋にも、動画を配信致します</p><p>この部屋の巨大なモニターにもオレと桜子さんの姿が映る</p><p>桜子、カメラに向かって自分の名前を言え下の名前だけでいい</p><p>オレは、桜子さんの耳に囁く</p><p>狩野家のことは、少しずつ頭から消していかないといけない</p><p>桜子です</p><p>桜子さんはカメラを見て、言う</p><p>年齢と学年も言え</p><p>１６歳の高校１年生です</p><p>今までにセックスの経験は</p><p>カメラに向かって答えろ桜子</p><p>何が無いんだ</p><p>オレは後ろから桜子を抱き締めて、服の上から胸を揉む</p><p>せ、セックスの経験はございません</p><p>処女なのか</p><p>誰が処女なんだ</p><p>オレは桜子さんのチア服の裾を捲り上げ穴開きブラジャーを付けただけの胸をカメラの前に露出させる</p><p>早く答えろ</p><p>桜子です桜子が処女なの</p><p>羞恥に震える桜子</p><p>みんな見ているからな桜子の恥ずかしい姿を</p><p>オレは小声で囁く</p><p>桜子も桃子姉ちゃんたちの視線を肌で感じている</p><p>それで、処女の桜子が今から何をするんだ</p><p>答えろ桜子</p><p>桜子は今く、黒森様に身体を買っていただいております</p><p>オレに売春しているんだよな</p><p>売春で桜子は、処女喪失したいんだよな</p><p>黒森様のお好きになさって下さい</p><p>オレは、桜子がどうしたのかを聞いているんだよっ</p><p>露出した桜子の乳首は、オレの指の愛撫で固くシコり始めている</p><p>ああっ桜子は売春で処女喪失したいですっしてみたいんですっ</p><p>破れかぶれになって桜子は、そう叫ぶ</p><p>桜子は、本当のお母さんみたいな立派な売春婦になりたいんだよなっ</p><p>オレの言葉に桜子は震える</p><p>どうなんだ、桜子</p><p>桜子は</p><p>黒森様のおっしゃる通りですわたくしは本当のお母様みたいな売春婦になりたいです</p><p>身体を震わせながらカメラに向かって、そう言う</p><p>よし、よく言えたな偉いぞ、桜子</p><p>オレは、桜子のチア服のミニスカートに手を掛ける</p><p>処女膜って知ってるだろ桜子</p><p>オレは、スカートをまくり上げて膝の上の１６歳の太ももを大きく開かせる</p><p>強制M字開脚だ</p><p>処女を失う前に綺麗なままの桜子のここを、記録するからな</p><p>オレも見たいしみんなも見たいと思うぞ</p><p>オレのチンコに突き破られてしまったらもう永遠に見ることができなくなるものだからな</p><p>いきなり陰部を触らずまずは、穴開きパンティの下の柔らかい内股を揉む</p><p>不知火さんだって警護役なんだから、毎日の義替えとかは見ているだろうし一緒に温泉とか大きな風呂には入ったことはあるだろうから、桜子の裸は見たことがあるだろうけれど</p><p>オレの指が少しずつ、這い上がる</p><p>さすがに、桜子の処女膜までは、見たことがないだろ</p><p>嫌がるな桜子の身体は、今はオレが買っているんだぞ</p><p>オレは、そう囁くと右手の人差し指と中指で</p><p>穴開きパンティの真ん中の白い肌を</p><p>桜子さんの閉じていた秘唇をくぱぁと、開く</p><p>震える桜子さん</p><p>素敵ですわ桜子さん</p><p>瑠璃子がハンディカメラを抱えて来て桜子の秘部をアップで撮影する</p><p>大モニターに映る開かれた割れ目</p><p>肉色の処女地</p><p>とろっと愛液が桜子さんの内側から染み出して、垂れる</p><p>うん、綺麗だ今はまだ誰にも入られたことのない場所だけれどすぐにオレがブチ抜いて、たっぷり射精してやるからな</p><p>あ、桜子さん処女膜が見えましたわ</p><p>瑠璃子が桜子の処女膜を映し出す</p><p>ここも綺麗なピンク色これがすぐに失われてしまうんですわね</p><p>そして、美子さんに</p><p>美子お姉様静止画をお願い致しますわ</p><p>今日の瑠璃子の撮影助手は美子さんか</p><p>みすずは香月家の代表として、桃子姉ちゃんと控えていないといけないし</p><p>美智は、桜子さんの警護役である不知火さんを抑えていないといけない</p><p>そうだ不知火さんは</p><p>オレは、不知火さんたちの方に振り向く</p><p>桜子様、おいたわしい</p><p>不知火さんはM字開脚を強制されている主人も</p><p>桜子さんの痴態を大写しにしているモニターからも眼を背けていた</p><p>不知火さん見ておいた方が、いいと思いますよ</p><p>ご主人様の恥ずかしい場面を見てしまったことより見ないままでいたことの方が、一生の後悔になりますからね</p><p>オレの言葉に不知火さんは顔を上げようとするが</p><p>待って、シエ見ないでっ</p><p>桜子さんは、慌てて自分の臣下に叫ぶ</p><p>お願いだからあなたは、見ないで</p><p>そんな選択肢は、今の桜子には無いんだけれどな</p><p>桜子の秘部をさわっと撫でながら言う</p><p>オレが見せたいんだから売春婦の桜子は、見せるしかないんだよ</p><p>不知火さんは、どうなんですこんな桜子の姿を見ないままで済ませることができるんですか</p><p>不知火さんに言う</p><p>生涯、お仕えするおつもりでしたら見るべきです</p><p>ここで眼を背けたままでいたらあなたは、主と別れなくてはならなくなりますよ</p><p>オレに犯される桜子さんを助けたいのに指をくわえたまま、どうすることもできない不知火さん</p><p>美智の言う通りだと思うよ最期まで何も見ないままなら桜子は、不知火さんを解任するだろうこれから先も、不知火さんが桜子と一緒に生きていきたいのなら見なくちゃダメだ</p><p>そうね桜子の女の子としての一生で一番大切なところを見ないで、警護役を続けていくのは無理でしょうね</p><p>桃子姉ちゃんも、笑顔でそう言う</p><p>あなたは桜子の喜びも悲しみも、いつも側にいて一緒に感じ合う覚悟をしなかったの</p><p>不知火さんが、顔を上げる</p><p>桜子様、わたくしがシエが付いておりますいつでも桜子様のことを見ておりますですからお心を強くなさって下さい</p><p>見られたくないという言葉を、桜子さんは必死に呑み込む</p><p>彼女の中で名家のお嬢様であることよりも、オレに身体を売った売春婦であると言う意識の方が、強くなり始めている</p><p>そういう意識チェンジをしていかないとただのお嬢様では、この恥辱に耐えられない</p><p>桜子お前は、売春婦の娘だ</p><p>売春婦の娘が、自分も売春婦になるんだこんなことぐらいで、恥ずかしがっててどうする</p><p>桜子さんは、小さな声で返事する</p><p>ほら、不知火さんに見て下さいって言え桜子の恥ずかしい姿を見て下さいって</p><p>シエ、見て、わたくしの恥ずかしい姿を</p><p>桜子さんの秘部から、温かい液が滴りオレの指を濡らす</p><p>わたくしは本当は、こういう浅ましい娘なのよ売春婦の娘なのよ</p><p>自分の放った言葉に、カーッと桜子さんの顔が赤く染まる</p><p>愛液がたぷたぷと零れて来る</p><p>このまま、チアガールの格好で犯したい気持ちもあるけれどでも、やっぱり裸になった桜子を見たいな</p><p>全て脱ぎ捨てるという行為を通して今までの自分から、脱皮させたい</p><p>１回目は、裸でやろうチアガールの姿でのセックスは、２回目以降でいい</p><p>オレは最初から複数回のセックスをすることを言っておく</p><p>震えながら桜子さんは応える</p><p>じゃあ、カメラに向かって脱げオレも楽しむけれど、他のみんなにも桜子のストリップを見てもらうんだ</p><p>よし立て</p><p>オレは桜子さんを抱いていた手を離す</p><p>桜子さんは、ふらつきながらも何とか立ち上がる</p><p>桜子さん、今度はこちらのカメラですわ</p><p>瑠璃子がカメラを指示する</p><p>全てのカメラの映像は、瑠璃子が持って来たノートパソコンに記録されているが</p><p>どのカメラの映像をモニターに表示するかは、瑠璃子がパソコンを操作してして決めている</p><p>ほら、売春婦の桜子が、これよりまだ処女のヌードをご覧にいれますって言えよ</p><p>オレの命令に、桜子さんは</p><p>ば、売春婦の桜子がこれより皆様にしょ、処女のヌードをお見せ致します</p><p>恥ずかしそうに宣言する</p><p>よし脱げ</p><p>カメラと桃子姉ちゃんたちの視線を意識して</p><p>桜子さんは、震える手で服を脱ぎ始める</p><p>チア服の上を脱ぎミニスカートを落とす</p><p>ああ、ガーターベルトとニーソックスは、そのままでいい</p><p>その方が売春婦らしいだろ</p><p>桜子さんは穴開きのブラジャーを外し</p><p>パンティを脱ぎ下ろす</p><p>すいぶん、濡れているみたいだな</p><p>桜子さんの股間と内股は、愛液でベトベトになっていた</p><p>申し訳ありませんわたくし、淫らなんです</p><p>桜子さんは、自分のことをそう評する</p><p>そうだな桜子は淫乱だな６時間６０００円で、処女の身体を売ってしまうような娘だし</p><p>オレも立ち上がって服を脱ぎ始める</p><p>眼を伏せるな、オレを見ていろ男の裸を見るよりも、もっと刺激的なことをこれからやるんだぞ</p><p>桜子は潤んだ眼でオレを見る</p><p>１２３４話かこういうのは１２３話以来ですねうーん</p><p>体調が戻らないまま、エロシーン突入です</p><p>1235．桜子・売春したいお嬢様　／　覚悟から前戯まで</p><p>この前も思ったけれど</p><p>歌晏桃子姉ちゃんが、オレを見て言う</p><p>公ちゃんてホント脱ぎっぷりがいいわよね</p><p>オレは服を脱ぎ捨てて、全裸になっていた</p><p>そんな風におっしゃる桃子お姉様も旦那様の裸を平然とご覧になられていますわね</p><p>みすずが、笑って言う</p><p>そう、桃子姉ちゃんは眼を爛々と輝かせて、オレの勃起ペニスを見ている</p><p>だってこういう機会じゃないと、しっかり見ることはできないじゃない</p><p>それに、公ちゃんのだから怖いとは思わないし、汚いとも感じないわ</p><p>あたしはとても男性的で美しいモノだと思っていますわ</p><p>みすずも、オレの勃起を見て言う</p><p>それにとても可愛いです優しく撫でて、ペロペロ舐めてあげたいですわそうよね、美智</p><p>みすずが、美智に声を掛ける</p><p>こうやって、遠くから拝見しているだけで口の中に唾液が溜まっていきます</p><p>本当に、お兄様の男性器はいつもお元気でたくましいですわ</p><p>瑠璃子は、オレの隆々と天を衝くオレ勃起とガーターベルトとニーソックスだけの姿になって震えている桜子さんの裸身を同じ画面に入れて撮影する</p><p>ど、どうして皆様平気でいらっしゃるんです</p><p>桜子さんの警護役の不知火さんが叫ぶ</p><p>確かに裸のオレと桜子さんを、美少女たちが取り囲んで眺めているという状況は異常だ</p><p>だって公ちゃんですもの</p><p>旦那様にお任せしておけば、何も心配はいりませんわ</p><p>桃子姉ちゃんと、みすずが笑顔で答える</p><p>オレだって誰の前でも、平気で裸になるわけじゃないよ</p><p>裸になることやセックスは、人間にとって一番プライベートなことだと思うしオレには露出趣味は無いから</p><p>公ちゃんはちゃんと見せるべき人を選んでいるということね</p><p>はい、あたしたちの旦那様は人を見る眼のある方ですから</p><p>いや、それはみすずの過大評価だ</p><p>オレはさ誰の前でも平気で裸になる女の子がお行儀が悪いのなら、誰の前でも裸になる男だって、やっぱりみっともないって思うんだよ</p><p>セックスも同じだセックスすることになった経緯がどんなものだとしてもオレは、本気でセックスしたいと感じた子としかしない</p><p>そして、オレの勃起チンコを桜子さんの正面に向ける</p><p>このチンコは桜子とセックスしたくて、こんなに勃起しまくっているんだ早く桜子の中に入って桜子の子宮に、たっぷり射精したいって</p><p>裸の桜子さんは震えているがオレが、急に彼女を襲うような素振りは見せていないから</p><p>可愛い瞳は、オレの勃起を真っ直ぐに凝視している</p><p>初めての行為に恐怖を感じているけれどやっぱり、セックスに興味があるんだ</p><p>桜子さんも、内面の性欲は強い方だと思う</p><p>や、止めて下さい桜子様は狩野家のお嬢様でございますいずれかの名家の男性とご結婚なさるまでは</p><p>不知火さんが、また叫ぶ</p><p>あーら、そういう考えは古いんじゃないかしら</p><p>桃子姉ちゃんが、微笑んで言う</p><p>名家の男性たちは、よその女性たちと性を楽しんでいらっしゃるのに女はガマンをして、家の中に閉じ籠もっていろというのはアナクロニズムな発想よ</p><p>ジッちゃんたちには、愛人もいるし、黒い森のような政財界の重鎮たち専用の娼館もある</p><p>しかし、名家の女たちには</p><p>わたくしだって、処女のまま結婚して、一生、配偶者以外の男性との性体験が無いままで死ぬというのは嫌だわ</p><p>あたしたちにだって、性欲はありますから</p><p>桃子姉ちゃんの言葉に、みすずが付け足す</p><p>みすずは今は、公ちゃんと週何回しているの</p><p>そんなドギツイ質問を、桃子姉ちゃんはする</p><p>今は週に３回は必ずしていただいています旦那様は、お忙しいですから</p><p>みすずは、笑って素直に答える</p><p>オレの女たちは、当番制でオレと毎日、セックスしている</p><p>自分の当番の日だけでなく、他の女の子にゲストとして招かれることもあるから</p><p>特に美智は、みすずと一緒にオレに犯されるのが大好きだ</p><p>でも、月に２回ぐらいはあたしの方が、どうしてもガマンできなくなる時がありますからそういう時には、旦那様にお願いして抱いていただくこともあります時間の無い時には、移動中の車の中でとか</p><p>克美姉と、日舞教室帰りのみすずたちを迎えに行って走る車の中でするというのは、よくある</p><p>あら、楽しそうね</p><p>楽しいですわ夜の街の明かりを見ながら、旦那様に愛していただくのは</p><p>みすずは、自慢げにそう言った</p><p>そうやって、桃子姉ちゃんの中に溜まっている性欲を刺激する</p><p>公ちゃん、今度、うちの車の中でセバスティアヌスを犯してちょうだいわたくし、横で見てみたいわ</p><p>でも、桃子姉ちゃんの意識はまだ、自分自身がセックスするというところに行き着いていない</p><p>だから自分の身代わりとして、セバスティアヌス(山田梅子)さんをオレに犯させてセックスの様子を見たいと望んでいる</p><p>今は桜子のことしか、頭の中に無いよ</p><p>オレのすぐ眼の前にある１６歳の処女の肉体</p><p>さあ、桜子こっちに来い</p><p>お願いでございますお願いでございますから桜子様の純潔だけは、お許し下さい</p><p>不知火さん</p><p>わたくしがわたくしが、身代わりになりますからわたくしが、桜子様の代わりに、黒森様のご命令に従いますですから</p><p>必死に、オレに訴える</p><p>思わぬ警護役の懇願に桜子さんは、驚いている</p><p>それはダメだよそういう話は受け入れられない</p><p>わ、わたくしも処女でございます男性は全く知りませんわたくしの身体をご自由になさって下さって構いませんから</p><p>オレは不知火さんだって、魅力的な女の子だとは思うよセックスできるんなら、やってみたいとは思う</p><p>でしたら、どうかわたくしを桜子様の身代わりに</p><p>でも、不知火さんは桜子ではない</p><p>オレは、きっぱりと言い切る</p><p>今、桜子が追い詰められている状況は桜子が、自分の責任で引き起こしたことの結果だこれは桜子自身が、受け入れないといけないことなんだ</p><p>桜子さんがウッと息を呑む</p><p>ここで不知火さんに助けられたら桜子は、ダメになるよそれだけは確かだ</p><p>オレは、桜子さんに振り向く</p><p>今、この瞬間が桜子の運命の分かれ道だ不知火さんに代わってもらったら桜子は、名家のお嬢様として純潔を守ることができるのかもしれないでも、そんなお嬢様はクズだ</p><p>オレの言葉に、桜子さんはビクッと身体を振るわせる</p><p>今、桜子がこういう状況になっているのは桜子自身が選んだことだそりゃ、そう決めた時には桜子には売春とか身体を売るということの意味は、よく判っていなかったのかもしれないでも、桜子はそれを選んでオレと契約してしまったんだ</p><p>６時間６０００円という値段でオレから前払いで金を受け取ってしまった</p><p>それを今更、不知火さんに肩代わりさせるわけにはいかないだろう名家の令嬢っていうのは、臣下を犠牲にして自分だけが生き残るのか違うだろ</p><p>自分のケツは自分で拭け、お前のやったことの責任は、お前自身の身体で支払え桜子今日の午後５時までは、お前はオレに買われた売春婦なんだぞ</p><p>シエ、ありがとう</p><p>まずは自分の臣下に、礼を言った</p><p>それからその場に座り、オレに対して土下座をする</p><p>黒森様これまでのご無礼、申し訳ございませんでした</p><p>額を床に擦り付けた</p><p>わたくしは売春婦です売春婦として精一杯、ご奉仕致します</p><p>桜子さんには狩野家の令嬢としての、プライドと誇りがある</p><p>今まではそれが悪い方に出て自分から売春を申し出たのに、プライドと誇りが邪魔をして、オレに素直に奉仕できなかった</p><p>でも、今からは</p><p>わたくしはお約束致しましたことは、全て、責任をもって何でもさせていただきます</p><p>名家のプライドと誇りでオレに売春するという約束を果たす</p><p>シエ今のわたくしは午後５時までは、わたくしは黒森様に買われた売春婦ですあなたの主人でも、狩野家の娘でもないのよ</p><p>美智、不知火さんを黙らせておいてくれ</p><p>美智が気で、不知火さんの身体と口を封じる</p><p>桜子まずはフェラチオだ昼前に教えたろオレのチンコを咥えろしゃぶれ</p><p>オレは布団の上に仁王立ちになる</p><p>桜子さんは、オレの前に来て跪き震える両手で、オレのペニスを捧げ持つ</p><p>桜子さんの唇がオレの張り詰めた亀頭に触れる</p><p>ちゅぽん</p><p>温かく湿った口内にオレの先端が包まれる</p><p>そのまま桜子桃子姉ちゃんを見ろ</p><p>いいから今のお前が売春婦だということを桃子姉ちゃんに見せるんだ</p><p>桜子さんはオレのチンコを含んだまま、桃子姉ちゃんを見る</p><p>うふふ、可愛いわよ桜子</p><p>桃子姉ちゃんは、楽しそうに桜子さんに微笑んだ</p><p>桜子、そのまま桃子姉ちゃんにダブル・ピースしろ</p><p>両手でピースサインをするんだほら、こうだ</p><p>オレは両手でVサインをして桜子さんに見せる</p><p>桜子さんは、眼でうなずくと</p><p>桃子姉ちゃんに、フェラ顔でダブル・ピースをキメる</p><p>もう少し笑えオレのチンコを、もっと上手そうに舐めろ</p><p>何とか頑張って、オレのリクエストに応えようとする桜子さん</p><p>よし、良い表情になってきたぞそのままダブル・ピースで瑠璃子のカメラにもご挨拶だ</p><p>桜子さんはオレの命令を実行する</p><p>もちろん彼女は、自分の痴態が、隣の部屋に居るまり子たちにも中継されていることは理解している</p><p>どうやら完全に吹っ切れたようだ</p><p>夕方５時までは、売春婦となることを完全に受け入れた</p><p>どうだオレのチンコは、美味しいか答えろ、桜子</p><p>桜子さんは、オレのチンコから口を離すと</p><p>黒森様の美味しいです</p><p>桃子姉ちゃんにも言え</p><p>美味しいです黒森様の男性器</p><p>みすずにもだ</p><p>とっても美味しいです</p><p>それぞれを見て桜子さんは、涙目で訴える</p><p>本当は恥ずかしいのだろう情けないのだろう</p><p>でも、売春婦としてオレの命令を実行していかなくてはいけない</p><p>瑠璃子のカメラにもだオレのチンコをペロッと舐めてから言え</p><p>桜子はピンクの舌で、オレの亀頭の上を舐めると</p><p>美味しいとっても美味しいです</p><p>桜子はオレのチンコが好きなんだよなフェラチオが好きになったんだよな</p><p>オレに強要される桜子さん</p><p>わたくしは黒森様の男性器を舐めるのが好きですフェラチオが大好きです</p><p>頬を赤くしてそう言うのを瑠璃子のカメラが記録していく</p><p>よし不知火さんにも、そう言え</p><p>言うんだ</p><p>し、シエ黒森様のオチンチンとっても美味しいの桜子は、黒森様のオチンチンをおしゃぶりするのが大好きなってしまいました</p><p>美智に身体を封じられた不知火さんが、涙目になって主の告白を聞いている</p><p>よし布団の上に寝ろ</p><p>桜子さんは布団の上に、仰向きで横たわる</p><p>ああ、苦しそうにハァハァと大きく息をしている</p><p>桜子さんの裸の胸が、呼吸の度に大きく上下していた</p><p>桜子さんの柔らかな唇に、オレの唇を重ねる</p><p>桜子は抵抗はしない</p><p>オレの差し入れた舌も受け入れる</p><p>オレは、桜子のおっぱいを揉んだ</p><p>ああ、緊張しているんだろう肌が汗ばんできている</p><p>桜子の汗の匂いは甘いな</p><p>オレがクンクンと首の臭いを嗅ぐと</p><p>恥ずかしいですお風呂に入りたい</p><p>そう桜子さんは、呟く</p><p>後で一緒に入るぞ風呂の中での売春婦の奉仕も教えてやるから</p><p>はい、かしこまりましたあんっ</p><p>オレは桜子の乳首に吸い付く</p><p>乳首を舐めても、今の桜子はお乳は出ないのよね公ちゃん、何が楽しくて舐めているのかしら</p><p>あら、乳首を舐めていただくのは、とっても気持ち良いんですわあたし、大好きです１時間でも舐めていていただきたいって、思いますもの</p><p>そうなの、みすず</p><p>はい、桜子お姉様だってああやって、舐めて欲しいとは思われませんか</p><p>みすずが、桜子さんの胸を吸うオレを示す</p><p>あたしはこうして見ているだけで乳首が疼きますわ今日は夜にでも、旦那様にしゃぶっていただきます</p><p>そうやって、桃子姉ちゃんの性的興味を煽る</p><p>オレの方は</p><p>桜子の左右の乳首を舐め終わるとそのまま桜子の柔らかいお腹の上に、舌を這わせる</p><p>桜子のおへその周りをぺろりと舐めついに</p><p>桜子、大きく足を広げろ</p><p>さっきの処女膜確認はオレは、瑠璃子がカメラでアップにした映像を、モニターで観ただけだったから</p><p>今度は肉眼で見る</p><p>桜子はおずおずと足を開くが</p><p>それじゃあ足らないこうだ</p><p>ひゃぁうっ</p><p>オレは、桜子の太ももを抑えて無理矢理に、大きく開脚させる</p><p>は、恥ずかしいです恥ずかしい</p><p>オレに秘部を覗き込まれ桜子は、手で顔を覆って恥ずかしがる</p><p>オレは両手の指を使ってくぱぁと秘唇を開く</p><p>愛液に光っている桜子の内部</p><p>ああ、処女膜を肉眼で確認した</p><p>うん桜子の名に相応しい、桜色の膜が子宮口にある</p><p>桜子の処女膜は、小さな穴が３つ開いているタイプだった</p><p>これは膜が、割と穴を塞いでしまっているな</p><p>処女膜が破れる時には、かなり痛がるかもしれない</p><p>こうして見ておかないと実際のセックスの想定ができない</p><p>ああっ、ああ黒森様ぁ</p><p>女の瑠璃子にカメラで撮影されるよりも</p><p>男のオレに肉眼でガン見される方が桜子さんには恥ずかしいらしい</p><p>オレはクリトリスを剥き出す</p><p>ああ、小さいな</p><p>小さな肉芽がルビー色にテカテカと光っている</p><p>確か、小さい方が神経が集中しているから感じやすいんじゃなかったっけ</p><p>フーッと息を吹きかける</p><p>オナニー経験もない桜子さんは、初めての刺激に身体を震わせる</p><p>桜子舐めるぞ</p><p>ど、どこを</p><p>もちろんここだ</p><p>ひゃああああっ</p><p>オレは、１６歳のクリトリスを舌先で転がす</p><p>あああっ嫌、いや、いやぁぁあああっ、止めて止めて下さい</p><p>桜子がオレの頭を掴むが、オレは止めない</p><p>あれって凄く、気持ち良さそうね</p><p>はい、とっても気持ち良いですわ旦那様は、舌使いがお上手ですから</p><p>みすずが、即座に答える</p><p>でも、あんなところを公ちゃんに舐められるのはみすずは、恥ずかしくないの</p><p>恥ずかしいという感情は、セックスを充実させるためのスパイスですわ</p><p>まあ、みすずも公ちゃんの男性器を舐めるんだからお相子なのよねそう思えば女の方が、舐めてもらうのもおかしくないか</p><p>桃子姉ちゃんは、そんなことを言っている</p><p>いやぁぁあああっ、あああっ、ああんっ</p><p>ああ、桜子のクリトリスがさっきより大きくなっている</p><p>舌先の感触も固くなってきた</p><p>どうしようかこのまま、一度イカせた方がいいのか</p><p>そこまで考えてハッとする</p><p>そうだ、今は桜子が売春婦で、オレが客だった</p><p>エクスタシーを体験したあとのフワフワした感覚で、処女喪失させるのは良くないな</p><p>桜子には、この売春による処女喪失をはっきりとした意識で、記憶させたい</p><p>オレは、舌を止める</p><p>桜子の愛液で汚れた口を、手で拭って</p><p>桜子、そろそろ１つになるぞ</p><p>桜子の身体が、緊張でこわばる</p><p>破瓜まで、行き着かなかった</p><p>続きは次話で</p><p>夜になると胃が痛くて体調をなんとかしないとはぁ</p><p>1236．桜子・売春したいお嬢様　／　処女破瓜＋膣内射精　(初めては売春)</p><p>そんなに怖がることはないんだ</p><p>オレは、桜子さんの大きく開脚した足の間に自分の身体を入れながら言う</p><p>桜子の身体はセックスできるようにできているんだから</p><p>濡れやすい体質で秘唇も良い感じに開いてきている</p><p>オレは眼と指で、改めて桜子さんの陰部の状態を確かめていく</p><p>でも怖いんですわたくし</p><p>桜子さんは、布団の上に裸身を横たえ小刻みに震えている</p><p>生まれて初めてすることが怖いのは、仕方ないさみすずだって最初の時は怖がってたもんな</p><p>はい半年前はでも、今は楽しいだけです旦那様にセックスしていただくのは、あたしの人生の一番の歓びですわ</p><p>最初の時は、身体が慣れていないし処女膜が破れてしまいますから、どうしても少し痛いですけれどでも、あたしの場合は2回目のセックスの時は、もう快感の方が勝っていましたわ</p><p>わたくしは、破瓜の痛みも甘美でございました</p><p>この小さなMっ子は、少し痛いぐらいを好む</p><p>桜子のここは、半年前のみすずと同じくらい発育しているし美智の割れ目は、桜子さんよりも小さくてチンコを突き込むのも大変だったけどちゃんとセックスできたよ</p><p>オレは、桜子さんのぷっくりとした恥丘を撫でる</p><p>うん、このマンコはセックスするのに問題は無いオレが保証するよ</p><p>桜子さんが、緊張した表情でオレを見上げる</p><p>何を言ってももう遅いよオレは、桜子の身体を買ったんだ桜子がどんなに怖がろうと、絶対にセックスするからな</p><p>オレは桜子さんの身体から溢れてくる愛液を指で掬いオレの勃起した亀頭に塗りつけていく</p><p>これを桜子のマンコに突きたてて処女膜をブチ破って、子宮口まで突き込むそれから、たっぷりグチョグチョやってまだ誰の精液を受け入れたことのない桜子の子宮に射精するんだ</p><p>そんなに大きなものわたくしの中に入りませんわたくし壊れてしまいます</p><p>オレのペニスを見て桜子は震えながら、そう言う</p><p>だから大丈夫だってみすずも美智も壊れてないだろ</p><p>オレは桜子さんの身体に、のし掛かる</p><p>美子お姉様は、そちらからお願いします</p><p>瑠璃子が、オレたちの結合する瞬間を撮影しようと助手の美子さんに指示を出す</p><p>ハメ撮りのスペシャリストの瑠璃子は、ベストな位置と角度を完璧に把握している</p><p>あきらめなさい、桜子</p><p>桃子姉ちゃんも、オレと桜子さんの初セックスを興味津々に見つめている</p><p>美智に肉体を封じられている不知火さんが主の貞操の危機に、声を震わせる</p><p>だが、もちろん身動きできないで、ただオレたちの絡みを指をくわえて眺めているだけだ</p><p>いくぞ、桜子</p><p>怖い怖い、怖い、怖いですやっぱり嫌ぁぁっ</p><p>桜子は、身体をずり上げてオレから逃げようとするが</p><p>オレだって、何人もの処女とのセックスを体験してきている</p><p>片腕でガシッと桜子の肩を抑えて逃がさない</p><p>わ、わたくしわたくし迷ってます迷っているんです</p><p>仰向けで布団に横たわっている桜子が、オレを見上げて言う</p><p>いまさら何を迷っているんだ</p><p>そ、それはこ、このまま黒森様に抱いていただいて、本当に良いのか桜子には判らない判らないんです</p><p>桜子はオレのことは好きかそれとも嫌いか</p><p>オレは、そんな問いかけをしながら勃起ペニスを、桜子さんの女性器に押し込むための体勢を固めていく</p><p>それはわ、判りません</p><p>判らないのか</p><p>だ、だってわたくし、まだ黒森様のことを、よく知りませんもの</p><p>桜子さんはオレのことを、少なくとも１６歳の美少女が自分の処女を捧げてもいいと思うような愛している男とは感じていないということだ</p><p>うん、オレのことなんてよく判らないよなこうして顔を合わせるのだって、今日が２回目だしでも</p><p>そういうよく判らない男に身体を任せるのが売春するってことなんじゃないか</p><p>だから、オレと桜子さんとの関係はこれでいいんだ</p><p>桜子さんが、何とかオレに反論しようと試みた瞬間</p><p>オレは、グイッと腰を押し入れるッ</p><p>あがうゥゥッ</p><p>意図していなかったタイミングで、桜子さんの膣口にオレの亀頭がブサッと刺さるッ</p><p>い、痛ッッやめて下さい</p><p>ここで止めるはずがない</p><p>オレは桜子さんの肩と足を両腕で押さえ込み</p><p>彼女の裸身を布団の上に固定したままさらに腰を</p><p>イイイっ、痛いですっ無理です無理ですからっ</p><p>処女膜がオレの侵入を拒んでいる</p><p>破るぞ、桜子</p><p>い、嫌ぁぁ、いやいやいやぁぁ</p><p>オレは亀頭の先に感じる抵抗を、無理矢理に押し破ろうと</p><p>グイッと腰を押し込むっ</p><p>ダメですっもうダメぇっ痛いのっもう許して下さい</p><p>オレは痛みと恐怖に喚く桜子が、息を吐ききるタイミングを探る</p><p>嫌ぁぁもう、嫌ぁぁ</p><p>大きく叫んだ桜子が吐ききった息を、再び吸う</p><p>ずむむむっ</p><p>いっ、痛いぃぃぃぃぃ</p><p>オレのペニスが桜子の処女膜をビリビリと引き裂いていく</p><p>押し破りながらさらに奥へと潜り込むッ</p><p>桜子の大きな瞳から、ポロポロと大粒の涙が零れ落ちる</p><p>あああっ痛い痛いですっもう、止めてぇぇぇ</p><p>まだ半分だほら、まだまだ入るぞ</p><p>オレは、ゆっくりと熱くたぎった肉の棒を、桜子の膣奥へ押し入れる</p><p>さすが処女だすごい狭い締まる</p><p>膣道をオレのペニスの太さに、押し広げていく</p><p>あっ、あああーっ</p><p>オレに処女を犯されている主人を見て不知火さんも、泣いている</p><p>これでゴールだぁぁっ</p><p>オレの亀頭が桜子さんの子宮口とキスをする</p><p>オレのペニスが、根元まで桜子さんの体内に挿入された</p><p>くはぁぁ、ぁぁ痛ぅぅ</p><p>桜子さんは、はぁはぁと大きく呼吸する</p><p>異物を奥深く押し入れられて苦しいんだろう</p><p>赤く火照った肌に、汗の玉が浮き上がってくる</p><p>オレのペニスが、桜子さんの狭い胎内で締め付けられている</p><p>処女の内部は熱いとろとろに湿っている</p><p>温泉の中にチンコだけ入れているみたいな感じだジンジンする</p><p>そして、オレが抱き締めている桜子さんの裸身もポカポカと火照っている</p><p>全部入っているよ</p><p>桜子は、言葉も発せない様子で潤んだ瞳で、オレを見上げている</p><p>桜子の中は気持ちいいよオレたち、今、セックスしているんだ</p><p>桜子の眼から、また涙が零れる</p><p>オレは、そんな桜子にキスする</p><p>処女膣がオレのペニスの挿入に馴染むまではしばらく待った方が良い</p><p>腰はそのまま動かさないで、オレは桜子の温かいおっぱいを揉む</p><p>親指で、固くシコッた乳首をグニグニと捏ねる</p><p>ぅぅ、はぁぁ</p><p>桜子の前髪が汗で額に張り付いている</p><p>ロスト・ヴァージンしたばかりの少女の苦悶の表情は、いつ見てもセクシーだ</p><p>これは、永遠に残しておきたい</p><p>瑠璃子撮れているか</p><p>はい、桜子さんの中にお兄様が入る様子を全て、記録致しました</p><p>瑠璃子は、そう言うと</p><p>美子お姉様、カメラを交換して下さいお兄様と桜子さんが繋がっているところの静止画を撮りたいですから</p><p>自分の持つハンディの動画のカメラと、美子さんに任せていた静止画用のカメラを交換する</p><p>美子お姉様は、桜子さんを撮影するわたくしの様子も撮しておいて下さい</p><p>１６歳の美少女が犯されている場面を撮す、１５歳の美少女</p><p>なるほど、それもなかなかセクシーな絵柄だ</p><p>お兄様身体を起こしていただけますかお兄様と桜子さんの繋がっているところを撮りたいですわ</p><p>瑠璃子がそう言うからオレは勃起を深く突き入れたまま、身体を起こす</p><p>ああ、桜子のキツキツの割れ目が、オレのペニスが根元までハマッているのがはっきり見える</p><p>美しいですわ桜子さん</p><p>瑠璃子は、肉の槍に刺し貫かれている桜子さんの裸体を何枚も色んな角度から撮影していく</p><p>お兄様の精液を子宮で受けとめたらもっと、もっと美しくなりますからね</p><p>瑠璃子も興奮しているんだな</p><p>ようやく、桜子さんが言葉を発する</p><p>わたくしもう、戻れないかもしれないですわ狩野家には</p><p>潤んだ大きな瞳が呆然とした表情で、オレを見る</p><p>当たり前だろたった１度でも、自分の意志で売春をしてしまった娘が、名家の令嬢でいられるもんか</p><p>オレは桜子さんの温かな肌を撫でながら言う</p><p>この子の売春希望は、突発的な自暴自棄だった</p><p>それでも、彼女の意識は自分は狩野家の娘であるということが前提だった</p><p>だけど、今実際に愛していない男に処女を捧げたことで</p><p>冷たいゲンジツが、桜子さんに襲い掛かっている</p><p>わ、わたくしこれから、どうなるのですか</p><p>桜子さんが、オレに尋ねる</p><p>そんなのは、桜子自身が自分で決めることだ</p><p>オレは桜子さんを突き放す</p><p>だいたい、まだ何も終わってないんだぞ</p><p>オレは、桜子さんの肉体の様子を再確認する</p><p>ハアハァという大きな呼吸は、治まってきている</p><p>身体のこわばりも取れてきた</p><p>うん、１６歳の肉体が生まれて初めてのセックスに対応しつつある</p><p>まだ、オレは桜子の中に射精してない</p><p>オレは、少しだけ腰を引く</p><p>そしてまた、ズンッと押し込む</p><p>桜子は苦悶の表情を浮かべるがうん、何とか耐えられそうだ</p><p>それも、一度では終わらないからな午後の５時までは、何度も桜子の中に射精してやる</p><p>ゆっくりとオレは、腰を動かし始める</p><p>はぅぅあぅぅ</p><p>昼前にも言ったけれど桜子は、このままオレの子を妊娠することになるかもしれないでも、仕方ないよな桜子は売春婦なんだからそういうリスクは承知した上で、オレに身体を売ったんだから</p><p>い、いやぁぁいやぁぁ</p><p>暗い熱情からしてしまったことが</p><p>ゲンジツ感をロストしたまま、その場の勢いだけで約束してしまったことが</p><p>今桜子さんの中で蠢く、オレの熱いペニスによって</p><p>もうどうすることもできない冷たい事実として彼女を襲う</p><p>とにかく、５時までは徹底的に犯してやるその後のことは、オレには責任は取れないオレが桜子を買ったタイムリミットが、５時なんだからなオレたちの関係はそこまでだ</p><p>そんなぅぅ</p><p>それが売春するっていうことだろ桜子は、判っていてオレに身体を売ったんじゃなかったのか</p><p>嫌ぁぁ、うううっ、くぅぅ</p><p>桜子は、本格的に泣き始める</p><p>オレは、腰の動きを強くする</p><p>あぐぅ痛いっ痛いです</p><p>ガマンしろ最初のセックスは、みんな痛いんだ</p><p>でも、でも</p><p>１６歳の裸身が淫らに揺れる</p><p>可愛いおっぱいが、ぷるぷると踊る様に回転する</p><p>ああ、瑠璃子はハンディの動画用カメラに持ち替えてオレたちの交合を撮影している</p><p>さ、桜子そろそろ１発目が出そうだ</p><p>オレの中から、射精欲が湧き上がって来る</p><p>ほら、中に出して下さいって言えよ赤ちゃんができてもいいから、桜子の子宮に射精してって</p><p>何もかもが想像とは違う</p><p>本当のセックス本当の売春</p><p>妊娠への恐怖</p><p>言うんだ、桜子今のお前は、オレの命令は何でも聞かなきゃいけないんだぞ</p><p>桜子は、身体を震わせながら</p><p>さ、桜子のな、中に中に出して下さい</p><p>涙をぽろぽろと零しながらオレを見上げて言う</p><p>続きは</p><p>桜子は黒森様のあ、赤ちゃんができてしまっても構いませんから</p><p>言葉にしてしまった後でゲンジツの波に襲われる</p><p>嘘、いやぁぁそんなの怖い、怖いです</p><p>怖くても中に出すぞ、桜子</p><p>オレは一気にスパートを掛けるっ</p><p>痛い痛い、痛い痛いッッ痛いですぅぅ</p><p>パンパンッと下腹が打ち合わされて音が鳴る勢いで、桜子の膣を犯すッ</p><p>あああっ、痛いぃぃぃ助けて、お母様ぁぁシエお父様ぁぁ</p><p>ああ込み上げてくる</p><p>さ、桜子いくぞ、いくぞ、いくぞ</p><p>嫌ぁぁ、やめてやめて下さいもう、いやぁぁ</p><p>うううっ出るぅぅ</p><p>オレのペニスが桜子の膣の中で、迸るぅぅッッッ</p><p>きゃあああああッッッ</p><p>びゅるるるっと子宮の中に飛び込んで来た白濁液の熱さに</p><p>桜子さんは、全身で悲鳴を上げる</p><p>ああ、桜子っ桜子っまだ出るぞもっと、出るぞ</p><p>びゅくびゅくっ</p><p>あ、熱い広がってる</p><p>オレは、腰をグイグイと押し付けて</p><p>桜子さんのプリプリの子宮口に、亀頭を擦り付けるようにして</p><p>何度も何度も精を吐く</p><p>桜子さんの子宮から溢れた熱汁が膣奥に広がっていく</p><p>ああ何て綺麗なのかしら素晴らしいですわ、桜子さん</p><p>初めてのセックス初めての膣内射精</p><p>全てに戸惑い、恐怖している桜子さんの表情と裸体を瑠璃子は、赤裸々に記録している</p><p>ううっ、桜子っ</p><p>オレは肛門をキュッと締めて最後の１滴を、桜子さんの胎内に絞り出した</p><p>桜子さんの汗だくの肌の上で脱力する</p><p>すげぇ、気持ち良かったよ桜子</p><p>オレは茫然自失となっている桜子さんに、キスする</p><p>桜子さんの犯されたばかりの身体を、ギュッと抱き締めた</p><p>５時まで、まだ３時間以上も残っているたった６０００円で、桜子の身体を何度も犯せるなんてすごい嬉しいよ</p><p>桜子さんの眼から、また涙の滴が零れた</p><p>オレは、その涙を唇で吸う</p><p>この涙だって、オレが買い取っているんだと示すために</p><p>震えて天井を見上げている、桜子さん</p><p>ああレイプ眼って、本当にあるんだ</p><p>オレを見ろよ桜子</p><p>オレの言葉に、桜子さんの黒い瞳が力なく、オレを見る</p><p>後悔しているのか</p><p>ここで後悔していると答えてしまったら</p><p>桜子さんは、もう立ち直れないだろう</p><p>５時までは、後悔するのも禁止だ桜子は売春婦なんだから、自分のことを顧みている時間なんて許されないんだぞ</p><p>今は、オレのことだけを見ていろオレを桜子の肉体で、楽しませることだけを考えろ淫らなセックスに集中しろ</p><p>桜子が、そう即答するのは</p><p>ここで改めて自分が売春してしまったことの意味を考え出したら</p><p>精神がパンクするまで追い詰められることに気付いているからだろう</p><p>だから恐怖と後悔に沈没してしまいそうな自分を封印する</p><p>そうでないと桜子は、自分を保っていられない</p><p>桜子の身体すごく良いぞ</p><p>オレはわざと桜子の中にハマッたままにしている勃起を、グイグイと押し込む</p><p>１度の射精ぐらいじゃオレは萎えない</p><p>ほら、身体を褒められたんだありがとうございますぐらいは言えよ</p><p>オレに、そう言われて</p><p>桜子の身体を褒めて下さって、ありがとうございます</p><p>桜子は困惑した表情で、オレに言った</p><p>桜子の中に、オレが入っている精液を出されたのも、感じたよな</p><p>怖いかこのまま、妊娠してしまうかもしれないのが</p><p>桜子さんは、正直に答えた</p><p>桜子は、オレに射精される時に助けを求めていたよな覚えているか</p><p>桜子はお父様、助けてって言っていたぞそれからシエ、助けてとも叫んでいた</p><p>全て記録してありますから再生致しましょうか</p><p>後でな今は、いい</p><p>オレは、そう言うと桜子の顔を撫でる</p><p>涙で腫れた眼の周りを指で拭っていく</p><p>そして桜子はお母様、助けてとも言っていた</p><p>オレは桜子の瞳を見下ろして、そう言う</p><p>そのお母様はどっちのお母様だ</p><p>桜子がハッと我に返る</p><p>狩野家の桜子を育ててくれた母親かそれとも桜子を産んでくれた本当の母親か</p><p>育ての親は名家・狩野家の母</p><p>産みの母は売春婦となって死んだ、一度も会ったことのない母</p><p>狩野家の母です</p><p>桜子はそう、オレに言う</p><p>それなら、桜子は売春婦の娘じゃない桜子の心はまだ、狩野家のお母さんの娘だ</p><p>オレにそう告げられた瞬間</p><p>桜子は、ワーッと大きく喚いて泣く</p><p>お母様ぁ、ごめんなさい桜子は桜子は</p><p>育ての母親を思って桜子は泣く</p><p>激しく後悔している売春してしまったことを</p><p>こんなことでオレに処女を奪われてしまたことを</p><p>可愛いぞ、桜子</p><p>だから、オレは腰の動きを再開する</p><p>このまま抜かずの２発目に突入だ</p><p>某テレビ局が、視聴率下落に歯止めをかけるために放送している番組の半分を新しくしたという話だけれど、全く話題になっていない</p><p>同様に少年サンデーの創刊５５周年に合わせて新連載を５５本始めるという話も</p><p>現状刷新のためだけの改変は意味がない</p><p>目的意識が欠落している</p><p>1237．桜子・売春したいお嬢様　／　抜かずの２発目・事後撮影</p><p>ああっ痛い痛いですああぅっああんっ</p><p>オレの突き込みに身体を揺すぶられながら、桜子は泣く</p><p>いやぁぁもう、嫌ぁぁごめんなさいお母様、ごめんなさい</p><p>避けたばかりの処女膜と、無理矢理に押し広げられた膣が痛むのだろう</p><p>しかし、愛液と処女血、それにオレの1発目の精液が潤滑油になっている</p><p>桜子の１６歳の裸身は、急速にオレとのセックスに馴染んでいく</p><p>あああっ、あああっ、嫌ぁぁ</p><p>身体的な痛みと異物を押し入れられた違和感</p><p>精神的には恥ずかしさと、悲しみと、自分への怒り</p><p>そして、異常な状況でのセックスはこの本質的に性欲の強い少女に、性的な興奮も与えている</p><p>桜子の肌はカッカと熱くなり、全身汗まみれになって火照っている</p><p>オレはそんな桜子の弾ける生命感を全身とペニスで感じている</p><p>桜子、気持ち良いぞお前の身体</p><p>桜子の涙目が、オレを見上げている</p><p>美しい裸身を、屈辱的に大きく開脚させられて初めての男根を、陰部に突き入れられている桜子</p><p>手の平で包み込むのに丁度良い、形の良いおっぱいに細い腰と柔らかな腹可愛いおへそ弾力のあるお尻に、ぷにぷにとした太もも</p><p>お前は綺麗だ可愛いぞ、桜子</p><p>本当に美しいですわ</p><p>瑠璃子が、オレたちの性行為そのものを間近から、撮影している</p><p>桜子さんの写真を大判のパネルに致しますわお兄様のお部屋に飾りましょう</p><p>瑠璃子は、そんなことまで言い出す</p><p>冗談ではなく、本気でそう言っているのだ</p><p>ハメ撮り写真師としての瑠璃子は、普通の女の子とは感覚が違う</p><p>ああ、桜子オレ、またイキそうだ</p><p>オレは、両手で桜子の左右のおっぱいを揉みながら言う</p><p>膣内射精に対してまだ恐怖感が残っている</p><p>自分の膣奥に、男の熱い液が吐き出される瞬間を思い出したのだろう</p><p>そうじゃないだろほら、売春婦の桜子は何て答えないといけないんだ</p><p>オレは、桜子の火照ったおっぱいを揉んで2つの乳首を同時にクリクリと摘まみながら言う</p><p>桜子今のお前は、売春しているんだぞ最期までちゃんと売春婦としての勤めを果たせ</p><p>オレは、ガシガシと腰を突き込みながら鋭く言う</p><p>だ、出してぇ桜子の中に射精して下さいあ、赤ちゃんができても構いませんから</p><p>オレは一気に、腰の動きを加速させる</p><p>パンパンパンっと、小気味の良い音を立てて強く深く、桜子の中に突き込むッ</p><p>汗の玉が、オレたちの裸身の周囲の布団の上に飛び散る</p><p>あああーっ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁ怖いぃぃぃお母様ぁぁ</p><p>ガクガクと震える桜子</p><p>ああで、出るぅぅ</p><p>桜子オレを見ろ</p><p>桜子の眼が、オレを見上げた瞬間</p><p>またドビュビュビュビュッと桜子の子宮に、精を吐き出す</p><p>桜子は、大きく眼を見開いて自分の胎内で起きている現象を感じている</p><p>その表情も、瑠璃子がアップで記録する</p><p>ど、どうだ、桜子わ、判るか</p><p>オレは、ビュビュルと放出を繰り返しながら桜子に問う</p><p>嫌ぁぁごめんなさい、お母様ぁぁ</p><p>2度目の膣内射精は、1度目よりもハッキリと感じられたらしい</p><p>ああっぁぁ桜子</p><p>オレは、何度も腰を突き込んで身体の中の全ての精液を、桜子の胎内へ送り込む</p><p>そして、そのままグッタリと、桜子の裸身の上に脱力した</p><p>２連続の射精にかなり消耗している</p><p>ああ、桜子</p><p>桜子の細い身体を抱きしめる</p><p>頬擦りして呆然とした表情の顔にキスする</p><p>すげぇ、気持ち良かったよ桜子は良い身体をしている</p><p>桜子は、絶望した顔でオレを見て、呟く</p><p>売春をしてしまったこと両親を裏切ってしまったこと純潔を失ってしまったこと</p><p>全てに後悔している顔だ</p><p>そんな顔をするなよ桜子は、まだ営業中なんだぞ</p><p>桜子の本当のお母さんはお客に対して、そんな顔をすることが許されたと思うか</p><p>桜子の本当の母親は彼女を産んだ後売春婦になった</p><p>身体を売った客に、そんな暗い顔をしていたらクレームが来るぞそんなことになったら桜子の本当のお母さんを管理していたのは、暴力団の男なんだから殴られたり、蹴られたり、何をされるか判らないことになる</p><p>でも、わたくしこういう時には何とお応えしたらいいのか、判りません</p><p>桜子は、泣きそうな顔でそう言った</p><p>オレに指摘されるまで狩野家の両親、特に母親のことばかりを考えていて</p><p>もう一人の母親実母のことを忘れてしまっていたのが、申し訳ないのだろう</p><p>自分を産んだせいで売春婦となり、どん底の生活の中で死んだ実母のことを少しでも理解したいと考えて</p><p>桜子は、オレに身体を売ったのに</p><p>生々しいセックスの恐怖と痛みと後悔の中で実母のことを忘れてしまっていた</p><p>判らないのかオレは、桜子の身体を褒めているんだよいい身体だすげぇ、気持ち良いセックスができたたっぷりと射精したよ桜子は良い女だ</p><p>オレは、桜子の胸や腹全身を手の平で撫でながら、そう言う</p><p>人に褒められたら桜子は、何て答えるんだ</p><p>桜子は、オレに礼を言う</p><p>そうだそれでいい</p><p>オレは、桜子の鼻の頭にキスをする</p><p>すげぇ、気持ちが良かったよこのセックスは、無意味じゃないオレは、一生、桜子の処女を貰ったことを忘れないよ</p><p>オレは、桜子の手を握りそう言う</p><p>セックスっていうものは男と女の二人でするものなんだ桜子が後悔してても、オレは満足しているだから無意味じゃない判るか</p><p>よく判りません</p><p>桜子は正直にそう答える</p><p>オレは、桜子とセックスできて、すごく嬉しいしこうやって、今も桜子と繋がったままで幸せな気持ちだよ</p><p>オレは、桜子にオレたちが繋がっているところを触らせる</p><p>そういう喜びを桜子は、桜子の身体は、オレに与えてくれているんだだからオレたちのセックスは、無意味じゃないオレが喜んでいるんだから</p><p>辛いのだろう苦しいのだろう後悔しているのだろう</p><p>桜子自分がどう感じているかというより、相手に何を与えられたかを感じろ</p><p>そうでないとお前は、自分の殻に閉じ籠もったままで桜子自身も、周りの人から何を与えられてきたのか、桜子に優しさを与えてくれた人たちが何を感じていたのか何もかも、判らないままになる</p><p>今の桜子は自分の感じていることだけしか気にしていないしだから、自分本位で身勝手で無茶なことばかりしている</p><p>家を飛び出てオレに売春したいと言ってきたこと</p><p>本当の母親のことを理解したいという気持ちは判るが現在の両親たちのことは全然考えていない</p><p>逆に、セックスの最中に両親のことを思い出して、申し訳ない気持ちになった途端</p><p>本当の母親への思いは、忘れてしまった</p><p>余りにも、自分本位だ</p><p>桜子も、自分自身を振り返って反省している</p><p>でも、桜子の心がどうであっても桜子の身体は、充分、オレを歓ばせている世の中には、こういうこともあるんだ</p><p>気持ちと身体が、別の作用をするということが</p><p>それが判らないと桜子は、本当のお母さんのことを理解できないよ</p><p>売春婦になるということは、本当に辛くて悲しいことだけれどそれで何もかも絶望しきっていたわけじゃないと思う人は、どんなに地獄みたいな場所に突き落とされても希望を探すものだと思うよどんなに心が落ち込んでいても、身体が気持ちいいことを求めるから</p><p>今年の4月親父に見捨てられたオレは</p><p>誰もいない暗闇の家の中で、雪乃のことを思って何度もオナニーした</p><p>雪乃だけが、オレの希望だった</p><p>そして自慰行為でも、肉体の快楽が</p><p>オレを絶望からギリギリ救っていてくれたと思う</p><p>桜子の本当のお母さんにとって売春することは地獄だったと思うけれどお客さんから良かったよとか気持ち良かったよって歓んでもらえることは、やっぱり嬉しかったんじゃないかな</p><p>人に褒められて嫌な気持ちはしないはずだ</p><p>どんなことであっても</p><p>そしたら、それは桜子さんの本当のお母さんとお客さんとの行為が、ただのお金だけを得るための冷たい関係じゃなくって何かしら、意味のある温かい行為だったんじゃないかって思えてこないか</p><p>判らないです判りませんわたくしには</p><p>桜子さんは、そう答える</p><p>少なくとも、オレは桜子とセックスできて嬉しいよ桜子は後悔しているだろうけれど、オレは全く後悔していない凄い、気持ち良かった本当に良い身体をしているよ桜子は</p><p>オレは、もう一度桜子の裸身をギュッと抱き締める</p><p>桜子さんは、困惑した表情でオレに教えられた通りに礼を言った</p><p>まだ、終わりじゃないからな後、３時間ある時間ギリギリまでセックスするぞ</p><p>桜子とセックスできるのは、今日だけかもしれないんだからもう２度と、この身体を抱くことはできないかもしれないんだから思い残しが無いように、思いっきりセックスするよ</p><p>驚いて、オレを見る桜子さん</p><p>これは売春なんだろ今日は６時間６０００円で、午後５時まで身体を売るという約束で金を払った契約が成立した以上、５時までは桜子はオレのモノだ</p><p>オレは、桜子の眼を見てそう言う</p><p>でも、次は桜子が嫌だと言ったら無いんだ桜子が売らなければ、オレは買えないそうだろ桜子</p><p>は、はいそ、そうでございますわね</p><p>桜子は答える</p><p>今日は５時までオレのモノだけれど次があるかどうかは、桜子次第なんだ</p><p>これもはっきりさせておこう</p><p>桜子さんの本当のお母さんは売春するしかないところまで、生活が追い詰められていたけれど今の桜子さんには、売春を続けなくてはいけない理由は無いんだからさ</p><p>今日の５時から先は桜子さんが自分で、これからどうするかを決めることになる</p><p>でも、わたくし名家の娘なのに、売春をしてしまった罪深い女でございますから狩野家を追放されるかもしれませんそうなったら本当のお母様のように売春婦になるしかないかも</p><p>そういうことにはならない絶対に</p><p>桜子が狩野家を追われることはないしましてや売春婦に堕ちることなんて、あるはずがないそんなことジッちゃんや歌晏さんたちが許すわけがないよ</p><p>公ちゃんの言う通りよ</p><p>オレたちの様子を見続けていた歌晏桃子姉ちゃんが言う</p><p>今の狩野家は香月家や歌晏家、他の名家たちが支えて、それで何とか名家としての体裁を保っているんですからねそれは、狩野家に３大名家の家柄があるからでしょ普通の名家ではないのよ、狩野家はだから狩野家の名誉を傷付けるようなことが起きることをお祖父様たちが、お許しになるはずがないわ</p><p>１６歳まで、３代名家の１つである狩野家の令嬢として、世の中に知られてきた桜子さんが</p><p>家を勘当された上に、売春婦になったりしたら</p><p>名家そのものの名誉を傷付ける大スキャンダルになる</p><p>あなたがどう考えようと狩野家とあなた自身の名誉は、名家全体が守りますあなたは、そういう立場にいるのよ</p><p>実際桜子さんの問題に、すでにジッちゃんや歌晏さんが動き出している</p><p>だから、名家から没落して売春婦になった美里をここへ送り込んで来たり</p><p>桜子さんの行動にブレーキを掛けるために、桃子姉ちゃんとみすずも派遣されてきた</p><p>みんな本気で桜子のことを心配しているんだよ</p><p>桜子は改めて、まだオレのペニスの入っている自分の秘部を見る</p><p>下腹部の鈍い痛みを感じる</p><p>わたくしは、もう売春してしまいました桜子は売春婦になってしまいました</p><p>苦しそうにそう言う</p><p>それを知っているのはここに来ているわたくしたちだけでしょ</p><p>桃子姉ちゃんは笑顔で言う</p><p>わたくしたちと公ちゃんの身内だけわたくしたちが黙っていれば、誰にも知られないわ</p><p>それにまだ、公ちゃんとだけでしょそれなら、公ちゃんとの個人的な関係であなたたちが、どういうルールのセックスをしようと、文句を言う人間はいないわよそうよね、みすず</p><p>桃子姉ちゃんはオレの公式パートナーであるみすずに尋ねる</p><p>ええ、桜子さんならあたしは気にしませんわ別に今日だけじゃなく、これからも旦那様に可愛がっていただいたらいかがです旦那様も、桜子さんのお身体を気に入られたみたいですし</p><p>みすずの笑顔に、驚く桜子さん</p><p>みすず、それは桜子が決めることだから</p><p>そうでございますねごめんなさい、あたしが言うのは早計でしたわでも、うちは構いませんから</p><p>みすず本人だけでなく、香月家も桜子さんがオレのセックス・パートナーになることを認めるということか</p><p>わたくしも、そう思うわ桜子みたいに面倒臭い性格の子は、しばらく公ちゃんに可愛がってもらった方が良いと思うわ</p><p>桃子姉ちゃんも、そんなことを言い出す</p><p>内面にフツフツと溜め込んでしまっているモノをお兄様が吐き出させて下さいますから桜子さんご自身では、お判りになられていないんでしょうけれど</p><p>瑠璃子がカメラを向けたまま、言う</p><p>桜子さんどんどん、スッキリとした素敵な顔に変わっていらっしゃいますよこうやって撮影し続けているとよく判ります</p><p>裸になってもう何も隠しようがなくなって、大きな声で泣いて喚いて、セックスして恥ずかしいところも全部さらけ出しているからな</p><p>今だってオレたちは裸で抱き合ってて、まだ身体が繋がったままなんだぞ</p><p>オレのペニスは、２度の射精で萎え始めているがそれでもまだ、桜子の胎内に納まっている</p><p>旦那様の素晴らしいところの１つなんですけれど裸になって、肌を合わせていることがいつの間にか当たり前のことに思えてくるのよそうなったら心まで裸になってしまうのよね</p><p>未体験のわたくしには、判らないことですけれどでも、そうねこうやって見ていても人のセックスを見るなんて、本当はとんでもないことのはずなのに公ちゃんの場合は、普通に見られるのよね</p><p>それは、お兄様がわたくしたちのことを受け入れて下さっているからですわ部屋の中心にいらっしゃるお兄様が、わたくしたちの存在をわたくしたちが、お兄様のセックスを見ることも、ここに居ることも全て許して下さっているから何の違和感もなく、この場に居られるのだと思います</p><p>ところで、お兄様そろそろ</p><p>瑠璃子は、次に記録するべきモノを待っている</p><p>桜子、１度抜くぞ</p><p>オレは桜子さんに言う</p><p>とりあえず５時までは、従順な売春婦でいることに桜子さんは決めたらしい</p><p>素直な態度で、オレに言う</p><p>よし抜くぞ</p><p>オレは身体を起こして、桜子さんの胎内からペニスを引き抜く</p><p>痛みに顔をしかめる桜子さん</p><p>結合していた時には、気づかなかったけれど</p><p>オレのペニスの茎に、赤く処女血が付いている</p><p>一番狭い膣口を亀頭が潜り抜ける</p><p>にゅぽんと、オレのチンコが抜け落ちると</p><p>処女血とミックスされてピンク色に泡立っているオレの２発分の精液が</p><p>一気にトロトロトロッと溢れてくる</p><p>桜子さんそのまま、足を広げていて下さい</p><p>瑠璃子がカメラで記録する</p><p>視線はカメラにはい、そのまま</p><p>ぐったりと布団に横たわる桜子</p><p>処女血が白いシーツを赤く染めていた</p><p>美子お姉様、カメラを交換して下さいこれは桜子さんの大切な瞬間ですから静止画も、わたくしが撮ります</p><p>瑠璃子は、美子さんからカメラを受け取りカシャカシャと写真を撮る</p><p>犯されて処女を失ったばかりの１６歳の美少女の裸身を</p><p>記録写真を撮り終わったら一度、シャワーを浴びて、身体を洗おうオレが洗ってやるよ</p><p>とにかく、汗と愛液と精液と処女血を洗い流さないと</p><p>オレの血塗れになったペニスも洗わないといけない</p><p>セックスの続きは、それからしよう</p><p>桜子の膣のダメージも確認した後での話だけれど</p><p>膣内への挿入は、もう止めた方がいい感じなら口で奉仕させればいい</p><p>とにかく、５時までは徹底的に、セックス漬けにする</p><p>オレは、美智が身体と口を封じ込んでいる不知火さんを見る</p><p>あの人もそろそろ何とかしてあげないといけないよな</p><p>日常生活が、ここのところバタバタしております</p><p>さて、不知火さんはどうしようか</p><p>1238．桜子・売春したいお嬢様　／　処女血を洗い流す</p><p>とにかく、1回シャワーを浴びてくるから桃子姉ちゃんたちは、お茶でも飲んでてよ</p><p>まだ桜子さんは、全裸で足を広げたまま布団の上で呆然としている</p><p>処女喪失のダメージが残る桜子さんの身体を清める</p><p>とくに股間の処女血は、洗い流さないといけない</p><p>オレのチンコに付いている血も</p><p>そうでないと、フェラチオもさせられない</p><p>人間の血というのは、あまり舐めたりしない方が良いものなのだ</p><p>ええ、ご用意致しますわ温かい飲み物と、冷たい飲み物どちらがいいですか</p><p>冷たいのがいいわわたくし、喉が渇いてしまって</p><p>桃子姉ちゃんは、食い入る様にオレと桜子さんのセックスを見ていた</p><p>この人の性欲も相当強い</p><p>冷たいコーヒーか紅茶でよろしいですかここは、お祖父様の専用室ですからジュースみたいな飲み物は置いてないんです</p><p>あら、みすずお姉様お隣の部屋の冷蔵庫の中に、カクテルに使うためのレモンジュースがあるはずですわ</p><p>アイス・コーヒーでいいわよ頭をスッキリさせたいから</p><p>では、ご用意致します</p><p>美子お姉様、みすずお姉様をお手伝いして下さいわたくしは、お兄様たちを浴室へご案内致しますわ</p><p>このジッちゃんの専用室について詳しいのは香月家の3人だけだ</p><p>分担して、作業に入る</p><p>桜子起きろ立てるか</p><p>桜子さんは、よろよろと身体を起こす</p><p>ほら、オレに掴まれ</p><p>やっぱり、処女喪失で腰と股間が痛むらしい</p><p>顔をしかめながら、何とか立ち上がる</p><p>桜子さんの股間と太ももとお尻に、処女血とオレの精液が垂れていた</p><p>桜子さんの警護役の不知火さんが、辛そうに犯された桜子さんの裸体を見ている</p><p>何か言いたそうにしているな</p><p>美智喋れる様にしてやれ</p><p>美智が気による拘束を緩める</p><p>うぅぅさ、桜子様ぁ</p><p>不知火さんは、乾いた声で主人に呼び掛けるが</p><p>桜子さんは、悲しそうに顔を背ける</p><p>こんな姿を臣下に見られるのが耐えられないんだろう</p><p>つきり、桜子さんの精神はまた、名家・狩野家の令嬢のまま</p><p>不知火さんの主のままだ</p><p>く、黒森様お、お願いがございます</p><p>自分に心を閉ざした主を見て、不知火さんはオレに言う</p><p>どうぞ、わたくしに桜子様のお身体を清めさせて下さいませ</p><p>汗と愛液と処女血と精液で完全に汚れてしまった１６歳の主人の身体を</p><p>不知火さんは、自分の手で洗い清めてあげたいようだ</p><p>ダメだそれはオレが楽しんでやることだ今の桜子は、不知火さんの主人じゃないオレが買った売春婦だからな</p><p>オレは不知火さんを突き放す</p><p>桜子さんだって、ここで臣下に優しくされるのはかえって辛いだけだ</p><p>では、わたくしも売春婦に売春婦になります</p><p>不知火さんの言葉に、驚く桜子さん</p><p>わたくしの身体も、黒森様にお売り致しますですから</p><p>これは本気の眼か</p><p>それとも自暴自棄なだけか</p><p>幾らで</p><p>桜子は、６時間６０００円で自分の身体と処女をオレに売った不知火さんも、多分、処女だと思うけれど幾らでオレに自分を売るつもりだ</p><p>わ、わたくしはさ、３０００円で結構です</p><p>不知火さんは、慌ててそう言う</p><p>桜子の半額ということか</p><p>四分の一でも構いません</p><p>ああ彼女は</p><p>このままだと桜子さんとの絆が途絶えてしまいそうで</p><p>とにかく、桜子さんが自分の手に届かないところへ行ってしまうのが怖いんだ</p><p>だから、自分の方が同じ売春婦になることで、桜子さんに追いつこうとしている</p><p>不知火さんなりに、一生懸命で必死だ</p><p>その行動は、桜子さんの気持ちを理解しているとは言えない</p><p>ダメだな</p><p>オレは、冷たく答えた</p><p>で、でしたら５００円でも、１００円でも構いません無料でもいいんですどうか、わたくしに桜子様とご一緒させて下さいませ</p><p>ほら、何も判っていない</p><p>無料で良いのなら、売春婦ではない</p><p>そういうことじゃない不知火さんは、自分の値打ちを判っていないんだよ</p><p>不知火さんの方が、桜子より良いプロポーションをしている鍛えている身体だから、きっと締まりも良いだろうし普段から人に仕えている人だから、奉仕することにも気が回るだろう桜子みたいに、こっちから指示しないと何もできないような落ちこぼれの売春婦にはならないはずだ</p><p>オレの言葉に、桜子さんがハッとする</p><p>何だ、桜子は自分で判っていなかったのか午前中に、オレと美里のセックスを見ていたろ</p><p>美里は娼婦候補生としてミナホ姉さんたちの指導を受けている</p><p>あれが売春婦として客から、お金をいただくことが許されるセックスだいつでも、オレがどうしたら気持ち良くなるかを考えて、一生懸命、奉仕してくれたそうだったろう</p><p>なぜ、わざわざ美里がここに送り込まれて</p><p>桜子さんの前で、娼婦の技を見せたのか</p><p>桜子さんは、そろそろ気付くべきだ</p><p>桜子はオレに命じられた通りにするだけで、後はただ足を大きく開いて寝ていただけじゃないか客であるはずのオレの方が気楽に楽しめるようなセックスじゃなかったぞそうだろ</p><p>処女喪失の痛みと、衆人環視の元でセックスすることの羞恥に耐えたのに</p><p>ダメ出しをされて、桜子は辛そうにうつむく</p><p>だから、桜子は１時間１０００円の激安・売春婦なんだよ売春婦としては、ダメでほとんど使い物にならないことは判っていたからな</p><p>でも、黒森様は先ほど、桜子様との行為を歓んでいらっしゃっではありませんか</p><p>余りにも酷い、オレの言葉に不知火さんが、抗議をする</p><p>ああ、ただの女の子としてなら桜子は最高だよ可愛いし、綺麗だし身体も良いセックスも気持ち良かった</p><p>でも、売春婦としては落第しているってことだよ全然、ダメだ</p><p>で不知火さんは、オレが今、１時間１０００円の激安で難アリの落ちこぼれ売春婦を買っている最中なのに自分を、もっと安い値段で売り付けようっていうのか</p><p>いいかモノの値段ていうのは、価値そのものを表しているんだぞ桜子は、６時間６０００円でオレに身体を売ると約束してオレからその金額の金を受け取ってしまった時に自分で自分を激安のダメ売春婦にしてしまったんだ</p><p>オレは、桜子を見る</p><p>なあ、桜子考えて見ろよ確かに、お前の本当のお母さんは売春婦になるしかなかったそうしないと生きていけないところまで、追い込まれた生活をしていたそうだよな</p><p>本当の母親のことを言われて桜子はオレを見る</p><p>それってさ桜子の本当のお母さんの売春は、１時間幾らだったんだと思う時間計算じゃなくって、１晩だったかもしれないしセックスの回数で値段が違ったのかもしれないけれどさ</p><p>このお嬢様育ちの少女は経済的な発想で、母のことを考えてはいない</p><p>お前の本当のお母さんは１時間１０００円で、身体を売っていたと思うかそんなわけねーだろ売春婦になるしかなくなって身体を売っているのに１時間１０００円でいいんなら、他に幾らでも仕事はあるよ</p><p>桜子は本当の母親が、自分を産んだ後に売春婦となり</p><p>売春婦として死んだことがショックだった</p><p>自分の感じたショックと絶望から１時間１０００円での売春を受け入れてしまった</p><p>桜子は本当のお母さんの気持ちが判りたくてだから、自分も売春してみようって思ったんだろうけどさ</p><p>こんな売春じゃお母さんのことなんて、何も判らないよただ身体を売るだけじゃ桜子の本当のお母さんが直面していた状況とは、全く違うんだから</p><p>うっ、ううう</p><p>桜子はまた泣き始める</p><p>おい、泣くなよ桜子さんの本当のお母さんだって売春婦り営業中に、泣きたくなるようなことは何度もあったと思うよでも、仕事中には泣けないしお客さんに楽しんでもらうためには、笑顔でいなくちゃいけないんだ</p><p>オレはさらに追い詰める</p><p>さっきの美里がそうだったろ本当に、鞍馬家のお嬢様だった美里が家の没落で娼婦になることを心から受け入れられていると思うかジッちゃんからの指示で、今日、ここに送り込まれて桜子たちの眼の前で、オレとセックスするなんてことを、喜んでやっているわけがないだろ</p><p>今、ここに美里本人がいないから何でも言える</p><p>本人がするとわたくしは、喜んでさせていただいておりますわとか言い出しかねないから</p><p>でも、美里は笑顔を絶やさずにずっと笑って、オレとセックスしていたよな恥ずかしくても、桜子たちに自分のセックスを見せていた何でか判るか</p><p>桜子さんも不知火さんも愕然とした顔で、オレを見ている</p><p>それは、美里が鞍馬家再興のためには、自分が娼婦になるしかないってことを理解して受け入れているからだ覚悟しているんだ腹を括っているんだ今日のことだって、ジッちゃんはちゃんと鞍馬家の負債から美里が身体を張って働いた分を引いてくれる美里のセックスは、全て、鞍馬家のためになるそれが判っているから美里は自分の辛さは呑み込んでセックスの時には笑顔だけなんだそれが、身体を売るってことなんだと思う売春ていうのは、究極のサービス業なんだからな</p><p>桜子みたいに金は幾らでもいいなんていうのは、売春婦としては論外だし身体を金で売ったということにだけ満足して、後はマグロみたいに寝っ転がっているっていうのも最低だよ落ちこぼれの落第生だ</p><p>桜子さんは、真っ青になっている</p><p>これではオレに犯された意味が何も無い</p><p>でも、５時まではオレの相手をしてもらうぞそういう契約だしもう、金を払ったんだからなタイムリミットになるまでには、もう少し、良い売春婦になって欲しいって思っているけどさ</p><p>ただでさえ、桜子みたいな激安、ダメ売春婦の相手をしなくちゃいけないのに不知火さんは、桜子よりもさらに安い値段でオレに身体を売るって言うのか</p><p>オレは、不知火さんにスバッと言う</p><p>値段が安いっていうのは、自分には価値が無いって言っているのと同じだからなどうして、オレが１００円とか無料の女の相手を、してやらないといけないんだ</p><p>オレの勢いに、不知火さんは頭を下げる</p><p>せめて一万円の女になれよその代わり値段に合っただけの仕事はしてもらうぞ不知火さんは、顔や身体は上玉なんだから桜子よりも、価値は上だ問題なのは心の問題だけだよ</p><p>オレは、自分の胸をドンと叩いて言う</p><p>売春婦になるというのなら裸になって布団に横たわって後はお好きにじゃなく心までちゃんと売春婦になる覚悟をしろよ</p><p>不知火さんに向けて言っているが桜子さんに伝えたい</p><p>そうじゃないと体験しても、何も判らないままになるよ</p><p>桃子姉ちゃんが、笑ってオレを見て</p><p>公ちゃんて、本当に凄いわねぇ</p><p>真っ裸で、ここまで熱く人に話をしてしかも、相手に真面目に話を聞かせるなんて、なかなかできないわよ</p><p>確かにオレは素っ裸だ</p><p>チンコ、まだ半勃ちしているし</p><p>あら、うちではいつものことですわ</p><p>みすずが笑顔で答える</p><p>わたくしたちも、裸で拝聴致します旦那様の一番、魅力的な瞬間ですから</p><p>ああ、オレって</p><p>いつも全裸で、エラソーなことを話しているんだな</p><p>反省しようむ</p><p>ま、いいやとにかく、オレと桜子はシャワーに行ってくるから不知火さんは、少し頭を冷やして考えた方がいいよ</p><p>場の雰囲気だけで自分も売春婦になりますは最低だ</p><p>不知火さん、桜子のことは公ちゃんに任せておけば大丈夫よ</p><p>さっきから、ずーっと見ているけれどここまで、桜子のことを考えて、一つ一つ丁寧に行動してくれる人ってまずいないわよさすが、公ちゃんだって感じているわ</p><p>桜子これは全て、あなた自身の問題なのよあなたが、自分を客観的に見られるようになったら公ちゃんが、どれだけあなたに優しくしてくれたか判ると思うわ</p><p>桃子姉ちゃんの優しい笑顔に桜子さんは、戸惑っていた</p><p>はい、ここがシャワールームですわ</p><p>うん、ありがとう瑠璃子</p><p>オレは桜子とタイルの上に乗る</p><p>桜子は、恥ずかしそうに胸と股間を手で隠していた</p><p>少しガニマタになっているのは秘部に処女喪失の違和感が残っているからだろう</p><p>身体を隠すな桜子</p><p>オレは、シャワーの湯の出し方を確認しながら言う</p><p>オレはもう、桜子の裸は全部見ている唇の感触や、桜子の口の中の味だって知っているおっぱいの柔らかさや、乳首の感触だってオレは桜子のマンコの中の感触だって知っているし桜子の処女膜を押し破る感触は、もう永遠にオレだけしか知らない</p><p>今更、隠すモノなんて何もないよ桜子だってオレのキスの味も、精液の味もお腹の底に射精される感覚だって、もう覚えたろ</p><p>桜子は、うなだれて返事する</p><p>手を下ろせ隠すな</p><p>桜子は手を下ろす</p><p>うん、桜子の胸は形が良いんだしオレは乳首が見えている方が好きだからな</p><p>少し、足を開け肩の幅に洗い流すから</p><p>オレはシャワーヘッドを取り、お湯を出す</p><p>湯の温度が一定になるまで待つ</p><p>もっと力を抜けよ腰に力が入りすぎだ痛みを感じていて、まだ何か入っているみたいな違和感があるのは判るけれどそこまで身体を固くしている必要はない</p><p>そんなに緊張して身体をこわばらせていると桜子の身体が洗えないからさ桜の割れ目を開いて内側まで洗い流さないといけないんだぞ</p><p>よし、オレの言うとおりに深呼吸しろ</p><p>オレは、深呼吸させて桜子の身体をリラックスさせていく</p><p>ようし、もう一度すぅ、すぅ、はぁぁだ</p><p>うん、桜子の身体から余計な力が抜けていく</p><p>桜子の秘唇からたぽたぽっと、オレの精液が滴って、床のタイルに落ちた</p><p>ああ、身体がこわばっていたから膣の中に溜まったままになっていたのが、リラックスして垂れてきたんだな</p><p>恥ずかしそうに赤面して言う桜子</p><p>気にするなよくあることだ</p><p>オレは、そう言って桜子の肌に、温かいお湯を掛けていく</p><p>うん、１６歳高校１年生の美少女の肌</p><p>本当に水を弾く</p><p>肩から、背中、胸、お腹と洗い流して股間を丁寧に洗っていく</p><p>ちょっと、浸みるかガマンしてくれな</p><p>血や精液は、オレが手で拭い落として行く</p><p>今、桜子のお腹の中にオレの精液が２発分入っている</p><p>オレは、桜子の下腹部を撫でて言う</p><p>桜子は今は危険日だから避妊薬を飲まなかったら、本当に妊娠する可能性が高いぞ</p><p>この柔らかくてつるつるのお腹の奥でオレの精子が、桜子の卵子に向かって襲い掛かっていると考えると、なかなか感慨深い</p><p>避妊薬を飲んでも可能性は残るんでしたわね</p><p>ああ、そんなことを話したっけ</p><p>実際には、黒い森で使っている避妊薬なら、ほぼ１００パーセント妊娠の危険は無いんだけれど</p><p>そうなった時は、ちゃんと桜子もお腹の赤ちゃんもオレが引き取るから安心しろ</p><p>オレは桜子のお腹に頬擦りして、そう言う</p><p>どんなことがあろうとも幸せにだけは、してやるから</p><p>それはオレの覚悟だ</p><p>さ、そこへ寝て足を広げろ中が傷付いていないかどうか、確認するから</p><p>桜子は、タイルの上に寝そべって大きくM字開脚する</p><p>よし見るぞ</p><p>オレは桜子の秘唇を広げる</p><p>シャワーの湯で中も清める</p><p>感じやすい桜子は、そんな声を漏らした</p><p>自分の内側を覗き込むオレに、桜子は心配そうに尋ねた</p><p>処女膜は綺麗に破れている出血も止まっているみたいだ</p><p>膣内のダメージは少ない</p><p>それでも、本当ならもう今日は、セックスしない方が良いんだろうけれど</p><p>でも、最低でも後１回は桜子とセックスしないとな</p><p>午後５時までに伝えないといけないことが、まだ残っている</p><p>大丈夫だろうと思うまだまだセックスするぞ、桜子</p><p>桜子は、悲しそうな顔でそう答えた</p><p>よし、オレのチンコは桜子が洗ってくれ</p><p>ほら売春婦なんだから、当然のことだろ</p><p>桜子にシャワーヘッドを渡す</p><p>白くて細い指が、オレのチンコを触った</p><p>もう慣れたろオレのチンコに触るのも</p><p>桜子は自分がオレにされたようにオレのチンコを丁寧に洗っていく</p><p>うん気持ちいいな</p><p>あ黒森様</p><p>桜子の手の中で、オレのペニスはムクムクと大きく硬くなっていく</p><p>昨日、ゆえあってミツコシの本店へ行ったのですが</p><p>まだ居るんですねエレベーターガール</p><p>エレベーターの操作が、担当の職員さんでしかできないというかハンドル式の不思議なエレベーターで</p><p>ただガールでなくもう少し年上の女性でした</p><p>ミツコシの中のレストランで食事もしたのですがウェイトレスさんたちがみんな高齢</p><p>それもミツコシか</p><p>ちなみにミツコシ本店は戦前の建物です</p><p>1239．桜子・売春したいお嬢様　／　誇りと決意</p><p>２人きりのシャワールーム</p><p>オレのペニスは、桜子の白い手の中で洗われているうちに</p><p>ムクムクと大きくなっていく</p><p>どうしたらいいのかは、自分で考えろ</p><p>今の桜子さんはオレに買われた売春婦なんだから</p><p>ま、また、おしゃぶりすればよろしいですか</p><p>桜子さんは、オレを見上げてそう言う</p><p>オレは自分のペニスを表裏を見てもう処女血が付いていないことを確認する</p><p>舐めるのもいいけれど、桜子のおっぱいに擦り付けるとか、乳首に当ててみるとか、頬擦りするとか色んなやり方があるんだ</p><p>桜子さんは、早速オレの亀頭を自分の桜色の乳首に擦り合わせる</p><p>上目遣いで、桜子さんはオレに尋ねる</p><p>うん、気持ち良いよ桜子は、どうなんだ</p><p>セックスっていうのはさオレが気持ち良いことは、たいてい桜子も気持ち良いはずなんだそうならないといけないんだ男だけが一方的に気持ち良くて、女は辛いだけなんておかしいんだよ</p><p>桜子自身はどうなんだよここまで、オレとセックスしてみて感想は</p><p>桜子さんはオレのペニスを自分の胸で擦りながら</p><p>いえ、黒森様は黒森様が、本当にわたくしのことを考えて下さってそれで色々なことをお教え下さっているということは判っております</p><p>桜子さんは、オレに言う</p><p>わたくしは男性に身体を売るということは、もっと暴力的に一方的に乱暴されることだと思っていましたから男の方は獣欲のままにわたくしに酷いことをなさるのだとそれをただ必死に堪えて耐えるのが売春だと思っておりました</p><p>１６歳のお嬢様は未知なるセックスを恐怖していた</p><p>黒森様は一つ一つ、わたくしに丁寧に説明して下さっていえ、教え諭して下さっていらっしゃいますそうですわね</p><p>そうだなぁオレが男の標準だと思われると困るから、一応、説明しておくと普通の性欲が有り余っている男子高校生なら、桜子の身体を６時間好きにできるってことになったら、メチャクチャなことをするかもしれないな性欲完全解放でもちろん、そういう男ばかりじゃないけれど</p><p>これだけの美少女だと緊張しちゃって、チンコが勃たないとか</p><p>何もできないまま、タイムアップになってしまうやつもいるだろうし</p><p>オレはさオレと今日、ここでセックスしたことが、桜子の人生にとってプラスなことにしたいだけだよ</p><p>わたくしが後悔しないようにして下さっているということでございますか</p><p>いや、後悔したっていいんだそれでこういう体験は、二度としちゃダメなんだって桜子が身体で理解できればそれだって、人生におけるプラスの効果だろ</p><p>わたくしが売春を二度と行わないようにということですか</p><p>桜子さんの大きな瞳が、オレを見つめる</p><p>そういうことじゃないオレが判って欲しいのはこういう体験じゃ、桜子が桜子の本当のお母さんを理解することはできないってことだ</p><p>こんな売春行為をやってみたって売春婦に堕ちて死んだ母親の気持ちは判らない</p><p>桜子と桜子のお母さんでは売春の条件が違う環境も違うそうだよな</p><p>桜子のお母さんは生活のために、身体を売るしかなくなっていた暴力団組織の人間に管理され、そういう環境から抜け出ることができないうちに殺されてしまった</p><p>桜子は売春するったって、ここは香月家の当主専用のホテルの特別な部屋だし歌晏桃子姉ちゃんやみすずたちに見られているあれだって、本当はオレが桜子に酷いことをしないようにチェックしているんだよ桜子に対してではなく、オレに対するプレッシャーだよ</p><p>桜子は自分がどれだけたくさんの人に愛されていて、今も心配してもらっているのかを感じた方が良い</p><p>はいそうですわね</p><p>桜子は、素直にうなずいた</p><p>その上であの人たちはさ桜子が、今の絶望から立ち直るためなら、セックスぐらい経験したって構わないって思ってくれているんだよ</p><p>本当の母親の悲惨な人生と死を知って</p><p>また、その情報が許婚者の家に流出して一方的に婚約破棄されたことで</p><p>桜子さんは、絶望し自暴自棄になっていた</p><p>だからオレに桜子を任せてくれたんだと思うよ</p><p>オレの言葉に、桜子は納得してくれた</p><p>それでわたくしはこの先、どうしたらよろしいのでしょうか</p><p>それは桜子が、自分で決めることだろ</p><p>オレは午後５時までたっぷり、桜子の身体を楽しむだけだよそれでセックスっていうものが、楽しいものなんだって桜子に伝えたい本当のセックスっていうのはさ楽しいんだよセックスで絶望なんてできないただただ幸せな気持ちになる</p><p>オレはしゃがんで桜子の下腹部を触る</p><p>ここに今、オレの精液がたっぷり入っていてもしかしたら、桜子の卵子と結合して、赤ちゃんができるかもしれないそうなったらそうなったでオレは、とっても幸せだよ</p><p>オレは桜子のお父さんみたいなことはしないから桜子も桜子の赤ちゃんも、オレのところで引き取るし幸せにするうん、そういうのも良いよなワクワクするよ</p><p>でもみすず様が</p><p>桜子がそう言うと</p><p>あたしは全然構いませんわ</p><p>みすずが裸になって入って来る</p><p>旦那様が愛される女性は、全てあたしの大切な姉妹です</p><p>ニコッと微笑んでそう言う</p><p>桃子姉ちゃんの方はいいのか</p><p>美子お姉様と瑠璃子に任せて来ました瑠璃子の方が、あたしよりも貫禄がありますから桃子お姉様のお相手に相応しいですし</p><p>というか瑠璃子と美子さんのコンビなら、何とかっていう感じだよな</p><p>それに桃子お姉様が様子を見てくるようにと、あたしにかなり、興奮なさっているんですわ</p><p>３大名家のお嬢様が旦那様に犯されていく様子を見たのですから</p><p>桃子姉ちゃんにとっては歌晏家・香月家・狩野家は、名家の中心である特別である特別な３家だ</p><p>今はすっかり勢力を落としてしまっているとはいえ</p><p>高い家柄を誇る狩野家の令嬢が売春婦としてオレに犯される姿を見て、興奮しているのか</p><p>桃子お姉様も色々と抱え込んでいらっしゃいますから</p><p>あの明るくて華やかな性格で、ついつい見落としてしまうけれど</p><p>桃子姉ちゃんだって昔の瑠璃子と同じなんだよなお付きの山田梅子さんと２人きりの王国の女王様で親しい友達はいなかったんだろうから</p><p>家柄も資産も凄すぎる家の娘は孤独になる</p><p>まり子は、その桃子姉ちゃんの孤独に気が付いていた</p><p>だから、他の名家の令嬢たちや超お嬢様校の生徒全員にやっかまれることを承知の上で桃子姉ちゃんの妹分になっていた</p><p>この前の香月家のパーティまではあたしたちも、桃子お姉様と親しくお話させていただけませんでしたから</p><p>みすずの言う通りあのパーティで、名家の令嬢たちの関係は大きく改善されたらしい</p><p>親しくなるためのキッカケができた</p><p>今は香月セキュリティ・サービスでの、お嬢様たちと警護役を対象にした護身術の合同練習会もやっているし</p><p>みすずや瑠璃子と仲良くなったから今日だって、桜子のために桃子姉ちゃんがここへ来てくれたんだろうし</p><p>前の閉鎖的な関係では桃子姉ちゃんは、香月家の施設には来なかったろう</p><p>あら、桃子お姉様と一番仲良しなのは旦那様ですわ</p><p>桃子お姉様は、すっかり旦那様のことを気に入っていらっしゃるんですから</p><p>桃子お姉様は、まだあたしや瑠璃子のことは完全に信用していないと思いますけれど旦那様のことは信頼なさってますから</p><p>でもみすずに、オレがシャワールームで桜子に変なことをしているんじゃないかって偵察させているんだろ</p><p>だから、みすずはここへ来た</p><p>それって、桃子姉ちゃんがオレを信用していないってことなんじゃ</p><p>桃子お姉様は、旦那様が自分の見ていないところで桜子さんに淫らなことをするのがお嫌なんです旦那様のなさることは、全部見たいんですわ自分が同じことを旦那様にされることを、後で想像できるように</p><p>桃子お姉様今晩はたっぷり自慰なさると思いますわこんなに刺激的な体験を見てしまわれているんですから</p><p>オレと桜子さんのセックスをオカズに桃子姉ちゃんが、オナニーする</p><p>旦那様も気付かれていらっしゃるように桃子お姉様には、強いレイプ願望がございますわ</p><p>近々、桃子お姉様のお望みを叶えてさしあげないといけませんわね</p><p>桃子姉ちゃんのレイプ計画は今、みすずや瑠璃子を中心にしてプロジェクトチームが組まれている</p><p>本当に桃子姉ちゃんにとってサプライズな状況でないとレイプにならないし</p><p>超お嬢様校に通う令嬢たちの生活はオレでは判らないことが多すぎる</p><p>いや、今は桃子姉ちゃんのことは考えなくていいよ午後５時までは、桜子のための時間なんだから</p><p>オレは、オレとみすずの会話を呆然として聞いている桜子さんを見て言う</p><p>とにかく、あたしは旦那様のご決定は、全て受け入れますわ桜子さんとは良い姉妹になれると思いますし桜子さんの赤ちゃんは、自分の子だと思って育てます桜子さんにも、あたしと旦那様の赤ちゃんを可愛がって欲しいしみんなで楽しく暮らしていけると思いますわ</p><p>瑠璃子や美智や他にもいるたくさんの姉妹たちが、旦那様の赤ちゃんを産むことになっていますから</p><p>瑠璃子様も</p><p>ああ、桜子さんは瑠璃子が、オレとセックス奴隷にことはまだ知らせてなかったんだっけ</p><p>はい、瑠璃子もですあんなに美しくて魅力的な女の子を、旦那様が愛されないはずがないですわ桜子さんも、そうですけれど</p><p>みすずは笑顔で、当然のことのように言う</p><p>あ、美子さんとはそういう関係になってないぞ</p><p>オレは、慌てて付け足す</p><p>時間の問題ですわというより、美子お姉様もようやく覚悟が決まられてきたという感じだと思います</p><p>とにかく、この後どんなことが起きようと、あたしたちは桜子さんを受け入れますお守りします例え、狩野家を勘当されるようなことになっても</p><p>みすずは桜子さんに安心できる未来を１つ提案する</p><p>もちろん、不知火さんもご一緒で構いませんわあたしや瑠璃子は、このまま桜子さんが一生、旦那様専用の売春婦になって下さったらいいのにって思っています</p><p>オレ専用の売春婦</p><p>外部には桜子さんは、ご家庭の事情で香月家で預かることになったということにします変に思われる方は、いらっしゃらないでしょう香月家なら、歌晏家のご令嬢がいらしても家格に問題はないはずですし歌晏家の財政が苦しいことは、みんな知っていますから香月家との縁を深くするために、桜子さんが花嫁修業にいらしたということにすればいいんです</p><p>実際に、桜子さんには花嫁修業として、旦那様と赤ちゃんを作る練習をたっぷりしていただきますし</p><p>平然と笑顔で話すみすずを見て、桜子さんは絶句している</p><p>桜子さんはこのまま名家の令嬢と旦那様専用の売春婦であることを両立させることができますわたくしたちの家の中だけの秘密として外部には、桜子さんや狩野家の醜聞になるようなことは、一切漏らしません香月家が保証致します</p><p>というか香月セキュリティ・サービスは、すでにオレの所有する会社となっている</p><p>ただし</p><p>みすずの顔から、笑みが消える</p><p>桜子さんは、当然、判っていらっしゃると思いますけれどあたしの提案は、桜子さんが旦那様だけの女でいることを前提としていますからもし、桜子さんが他の男性と人生を歩まれたいのならあたしたちは、桜子さんをサポートすることはできませんわ</p><p>みすずの言葉に、桜子さんはブルルッと身体を震わせた</p><p>みすずも貫禄が出て来た</p><p>もちろん、今すぐでなく夕方５時までに決めて下されば結構ですいえ、一度、狩野家にお戻りになられた後でも構いませんあたしの提案を受け入れて下さるのならお迎えに参りますわ</p><p>みすずの顔に笑みが戻る</p><p>これで午後５時以降の桜子さんの生きる道が少なくとも１つは存在することになる</p><p>可能性が示されることは、悪いことではない</p><p>さて旦那様みすずは少し、冷たい物を飲みすぎてしまいましたわ</p><p>みすずが、ニヤッと微笑む</p><p>ああ、見ているからしろよ</p><p>そうか、だからみすずは服を脱いで来たのか</p><p>桜子さんあたしは、困った性癖があるのセイヘキって判るかしら恥ずかしいクセのことよ</p><p>あたしはね旦那様に、おしっこするところを見ていただくのが大好きなのとても興奮するのよもちろん、旦那様の前でしかしないわ旦那様が見たがっているからじゃないの、あたしが見ていただきたいのよ旦那様は、どんなことでもあたしたちの恥ずかしい望みを受け入れて下さるから</p><p>そう言ってシャワールームのタイルの上で、M字開脚をする</p><p>瑠璃子のエッチな写真撮影もそうよ瑠璃子の性癖なのよ自分のでも他の子のでも、旦那様のセックスの様子を記念撮影するのがとっても興奮するらしいわだから旦那様は、瑠璃子の自由にさせているのよ</p><p>初めは黒い森のルールだったけれど</p><p>最近は、瑠璃子が率先して記録用の機材を持って来るもんな</p><p>当たり前のように、ハメ撮りの撮影に来る</p><p>他の子もそうよ美智は、ちょっと痛いセックスが好きだから旦那様によくお尻を叩いていただきながらしているわ美智がそう望んでいるのそれなのに旦那様は、どこまでもあたしたちに付き合って下さるのよ</p><p>旦那様、みすずは放尿致します</p><p>うん、出せここで見ているから</p><p>うっ、ぅぅ</p><p>桜子さんの見ている前でシャワワワッとおしっこを放つ</p><p>虹のように緩やかな弧を描いてみすずの透明な尿がタイルの上に滴っていく</p><p>少し匂う</p><p>旦那様、そこではお身体に飛沫がかかりますわ</p><p>そんなのは洗い落とせば済むことだここはシャワー室なんだから</p><p>オレはそう言ってみすずが広げた割れ目の中の尿道口から放水される様子をジックリと観察する</p><p>恥ずかしいですわでも、興奮します気持ち良い</p><p>みすずは正直に感想を述べた</p><p>やがて、おしっこの虹の橋は勢いを失い止まる</p><p>ポタポタと、最期の水滴がみすずの股間からタイルの床に落ちた</p><p>はぁぁ、気持ち良かった</p><p>みすずは、にっこりと微笑むと</p><p>桜子さんあなたには、恥ずかしい姿を見せていただきましたからあたしの恥ずかしい姿も披露致しましたもちろん、あなたのロスト・ヴァージンとあたしのおしっこ姿が恥ずかしさで釣り合うとは思っていませんけれどとりあえずねあたしのロスト・ヴァージンの記録は、黒森のお屋敷にありますから、お望みでしたらいつでもお見せ致しますわ</p><p>こうでもしないとあたしたちは、対等な立場になれないでしょだから、こうしたんですわ</p><p>３大名家と言っても今の狩野家は、歌晏家や香月家のお情けで何とか家格を保っている状態だ</p><p>正直歌晏家と香月家には、頭が上がらない</p><p>だから自分がセックスをする様子を、歌晏桃子姉ちゃんやみすずに見られるのは</p><p>桜子さんにとっては我慢して受け入れるしかない屈辱でしかない</p><p>本当なら、あたしもここで旦那様とのセックスをあなたにお見せするべきなんでしょうけれど午後５時までは、旦那様はあなたに集中なさりたいでしょうから、あたしのおしっこ披露だけで許してね</p><p>そしてそろそろ気付いてねあなたはどんな状況にあっても名家・狩野家の娘であるという運命からは逃れられないからだから、初体験をあたしや桃子お姉様たちに見られなくてはいけないということになったのだけれど</p><p>みすずの顔から、また笑みが消える</p><p>あたしたちの旦那様まであなたと一緒に、桃子お姉様たちに人として一番恥ずかしい姿を披露しなくてはいけないことになってしまっているわ</p><p>人に裸やセックスを見られるのが恥ずかしいというのは旦那様だって同じよあたしたちの旦那様は、露出癖は無いわとっても紳士よ桜子さんだって、判っているでしょ本当にセックスするということになるまでは旦那様は、馴れ馴れしく相手の女の身体には触れないしお行儀の悪い言動もなさらないわあたしたちの身体を、いやらしい眼で見ることすらなさらないでしょ</p><p>はい、黒森様はじっくりとわたくしの話を聞いて下さって本当に紳士的でいらっしゃいました</p><p>その分、セックスの時はとっても、情熱的になられますわそれでも、あたしたちのキャパシティを越えてしまうような、無理なセックスは絶対にお求めになられないもの</p><p>みすず様のおっしゃる通りだと思います</p><p>桜子さんはそう言う</p><p>だったら判るでしょ旦那様だってこんな衆人環視の前で、桜子さんとセックスしなくちゃいけないのは本当はお嫌なのよあたしや桃子お姉様の見ていない場所で自分のペースでなさりたいはずだわ</p><p>衆人環視でないセックスの方が珍しいんだが</p><p>雪乃との初体験以来いつも誰かに観られながら、セックスしている気がする</p><p>でも、旦那様は桜子さんのために恥ずかしいのを我慢して、桃子お姉様やあたしたちの前で裸になりあなたとセックスして下さったのよ</p><p>あなたの中では旦那様にお金で買われて辛いことに耐えていることになっているんでしょうけれど旦那様だって、あなたに合わせて辛い思いをなさっているのよそういうことに気付いて下さらないと本当に困るわ</p><p>いや、みすずオレはオレで、ちゃんと腹を括ってこうしているわけだから</p><p>本当なら旦那様には、桜子さんのために腹を括らなくてはならない理由なんて何も無いんですわそもそも身体を買って欲しいと持ち掛けてきたのは、桜子さんの方なのに場所を用意して、お金まで払って旦那様が恥ずかしい思いをするというのは間違っています</p><p>みすずは、キッパリと言う</p><p>あたしは旦那様とも、桜子さんとも１つ年上のお姉さんですから、老婆心から苦言を申し上げましたはいみすずのお話は、これで終わりです</p><p>みすずは改めて微笑むと桜子さんに</p><p>桜子さん誇りを取り戻しなさい</p><p>名家の娘狩野家の娘としての誇りをで、ございますか</p><p>桜子さんは、みすずに尋ねる</p><p>違うわ人としての誇り１人の女としての誇りよ</p><p>今のあなたはもう処女ではないけれど心はまだ子供のままだわさっきのセックスだって、何もかも旦那様にリードしていただいただけじゃないあんなのは売春婦の仕事ではないわヤケになった子供の相手を旦那様が、一生懸命して下さっただけなのよ</p><p>でも、今の桜子さんのお腹の中には旦那様の赤ちゃんの種が入っているわあなたの肉体は、もう旦那様の赤ちゃんを孕むことができるお母さんになれるのよ</p><p>みすずの言葉に桜子さんは、そっと下腹部に手を置く</p><p>だからこそ大人になりなさい自分がしてしまったことの責任は、自分が取りなさい迷惑を掛けた人には、ちゃんとあなた自身が恩を返しなさいそれができなくては、あなたはいつまでも大人にはなれないわ</p><p>みすずは、そこまで言うとスッと立ち上がって</p><p>シャワーの湯を出して、自分の股間を洗う</p><p>それから、汚してしまった床のタイルやオレに飛んで来たおしっこの飛沫まで綺麗に洗い流す</p><p>自分がしたことの後片付けをきちんとする</p><p>ではみすずは、先にあちらの部屋に戻りますわ</p><p>みすずは、オレに笑顔で言う</p><p>桜子さんは、あたしの居ない場所で旦那様にお話しないといけないことがあるはずですから</p><p>うんありがとう、みすず</p><p>オレは、みすずに礼を言う</p><p>愛しておりますわ旦那様</p><p>みすずは笑顔で、シャワールームから退出して行った</p><p>タイルと鏡に囲まれた部屋にオレと桜子さんだけが残る</p><p>黒森様本当に、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません</p><p>桜子さんはオレに、そう言うが</p><p>桜子、その言葉はまだ早いぞそういうのは、全部済んでから言うことだ</p><p>オレは、桜子さんの眼を見て言う</p><p>そうでございますわねそれでもこれまでのわたくしの不作法を、どうぞお許し下さい</p><p>桜子はそう言ってタイルの上で、オレに土下座する</p><p>これより先は午後５時までは桜子は、どんなことでも致しますわたくしは、セックスについて詳しくございませんので黒森様に教えていただくしかございません本当に申し訳ございませんがよろしくお願い致します</p><p>みすずの話でようやく桜子さんも吹っ切れたらしい</p><p>売春の契約をしてしまったのは自分なのだからとにかく、午後５時までは、積極的にオレとセックスしなくてはいけないということを受け入れた</p><p>じゃ、ここで一発やっておこう</p><p>桃子姉ちゃんたちの視線を感じないところでもう一回、セックスを体験させた方が良いと思った</p><p>鏡に映っている姿を見ながら後ろから四つん這いになって、動物みたいにオレに犯されろ</p><p>は、はいあの、やり方を教えて下さいませ</p><p>オレたちは２人きりのセックスを開始する</p><p>この4月からまた生活のサイクルが変わってしまっているので困っています</p><p>はてさて、どうしたものか</p><p>1240．桜子・売春したいお嬢様　／　２度目のセックス・殻を破る</p><p>あのこれ</p><p>シャワールームのタイルの床に座り込んだ全裸のオレと桜子さん</p><p>大きな鏡に向かって、背中を壁にもたれたまま抱き合う</p><p>まずは、チンコをフル勃起させるために桜子さんに手でシゴいてもらった</p><p>また大きく熱くなっていきます</p><p>ほんの数十分前に処女を失ったばかりの１６歳の美少女その白い手の中で、オレのチンコが膨らんでいく</p><p>桜子の手が気持ち良いからだよ</p><p>オレは、桜子のつるつるの頬にキスしながらそう囁く</p><p>大きくなって、また桜子の中に入ってドクドク精液を注ぎ込みたくてたまらなくなっているんだ</p><p>そんなに何回も出せるものなのですか</p><p>恥ずかしそうに桜子さんは言う</p><p>他の男は判らないけどオレは、５、６回は連続でセックスできるように普段から鍛えているよ頑張れば１０回以上でもできる</p><p>セックスしたがっている子がいたら他にどうしてもやらなきゃいけないことが無い限りは、オレはどんな時でも相手をしないといけないんだよオレの方から今は、そういう気分じゃないとか今はしたくないとかは、絶対に言っちゃダメなんだ</p><p>桜子は、不思議そうに尋ねる</p><p>だって、オレの女がさ寂しい気持ちになっていたり、落ち込んでいたり、不安な気分になっていたりしてさそういう気持ちを何とか吹き飛ばそうとして、オレにセックスを求めてくるんだから応えるしかないじゃないか</p><p>どんな時でもセックスしたくなった時には、オレが相手をするって、みんな信じてくれているんだからオレは、絶対に期待に応えないといけないんだよ</p><p>期待に応える</p><p>ああ信頼されてるからな、オレは</p><p>桜子さんに笑顔でオレは言う</p><p>オレの今の家族はみんな血縁関係は無いからさ信頼だけが全てだから言葉じゃなくって、常に行動で示していくしかないんだ</p><p>言葉なんて誰も信じない</p><p>実際に汗をかいて家族のために行動している姿を見せないと</p><p>だから家族の誰かがトラブルに巻き込まれたら、どんなことをして身体を張って助ける絶対にオレが助けに来るって信じてもらわないといけないんだ一度でも、あの子たちの期待を裏切ったら、オレの家族は崩壊するだから、いつも本気で気を抜くことは許されないんだ</p><p>オレの言葉を桜子さんは、オレのチンコを愛撫しながら真剣な顔で聞いている</p><p>セックスもそうだよ男と女は違う男は、こんな風に何度でも勃起して射精できるけれどセックスが、単純な肉体の快楽でしかない場合もあるけれど女はそうじゃない</p><p>オレはこの半年、たくさんの女たちを見てきた</p><p>だからそう思う</p><p>女の場合はその時の精神的な浮き沈みや、肉体なら一ヶ月の生理周期とか、突然悲しい気分に襲われちゃうとか心も身体も複雑なことが、たくさん起こっているんだよ</p><p>男よりもずっと複雑だ</p><p>so complexなんだよね</p><p>コンプレックスという言葉の意味は複雑、入り組んでいるということ</p><p>しかも、オレの女たちはみんな頭が良いし、優しいし、普段は礼儀正しい良い子たちばかりだから日常生活でのセルフ・コントロールがちゃんとできている子たちだ</p><p>特にみすずや瑠璃子は公の場では、名家・香月家の令嬢として慎み深く行動している</p><p>だから、あの子たちがオレにセックスを求めて来る時は日常生活で抑え込んでいる感情とか、不安が溜まり込んでしまってそれを思い切り吐き出して、心を解放したい時なんだよオレはそう感じているだから、オレの方はいつでも全力で相手をしなくちゃいけないんだオレが、あの子たちの心を解放しなくちゃ溜まっていくモノの重さに潰れてしまうと思うんだ</p><p>オレはどんな時でも、セックスを拒否してはいけない</p><p>全力でしないと</p><p>それは、あの子たちの男となったオレの義務だ</p><p>それで、先ほどのみすず様のその</p><p>ああ、おしっこ披露かあんなの全然、オッケーだよみすずはさ自分の一番恥ずかしい姿を見せることで、相手と仲良くなろうとするんだよだから、さっきのは本当に心から、桜子と仲良くなりたいからだと思うよ</p><p>普段のみすずのおしっこ披露は朝夕と時間が決まっている</p><p>さっきのはイレギュラーだ</p><p>ということは瑠璃子様が撮影なさるのも</p><p>うん記録映像を撮ることで瑠璃子自身も、その場に参加しているつもりなんだと思う</p><p>だから、例えば桜子がオレのことを無理矢理レイプされた、一生許さないって憎むかもしれないけれど</p><p>そんなことはありませんわわたくしは、わたくしの意志でこうしています</p><p>いや、例えばだよもし、桜子さんにオレとセックスをしたことを恨みに思ったらああやって、ロスト・ヴァージンの映像を撮っていた瑠璃子のことも嫌いになるだろう</p><p>ただ眺めていただけの桃子姉ちゃんやみすずよりも撮影係の瑠璃子の方が罪深いと思わないか</p><p>オレは桜子さんに微笑む</p><p>瑠璃子はさオレが桜子に憎まれるなら、自分も同じくらい憎まれようとしてくれているんだオレのセックスに自分も責任を負おうとしてくれているだから、あんな風に記録係をしてくれているんだと思うよ</p><p>瑠璃子はいつでも、オレの共犯者になりたいんだと思う</p><p>ホント、判りづらいっていうかso complexなんだよな女の子はみんなだからオレはいつも本気で向かい合うしかないんだよ</p><p>わたくしとも、黒森様は真っ直ぐに向き合って下さってますわ</p><p>桜子もso complexな女の子なんだから仕方ないよ</p><p>オレは、チュッと桜子の唇にキスする</p><p>そして桜子は綺麗だほら、鏡を見てみろよ</p><p>オレは正面の大きな鏡を指す</p><p>鏡の中に裸のオレたちが、映っている</p><p>桜子の身体は本当に綺麗だおっぱいの形が良いし乳首がツンと上向きなのが良いよな腰は細いし足も長い</p><p>オレは、鏡の中の桜子の裸身を見ながら現実の桜子を撫で回していく</p><p>わたくしは綺麗ではありませんわ</p><p>桜子は、うつむく</p><p>綺麗なのは歌晏桃子様や、香月みすず様たちです</p><p>お二人とも、いつもお綺麗で優雅でわたくしみたいに、自分に自信の無い娘とは違います</p><p>ああ、こういうコンプレックスも抱えていたんだ</p><p>他の３大名家の令嬢たちしかも年上の子に対するコンプレックス</p><p>家柄の高さは並んでいても桜子さんの狩野家だけ、没落寸前になってしまっている</p><p>桃子姉ちゃんは、雰囲気からして華やかだもんなみすずも、メチャクチャ可愛いしそれは、そうなんだけれどさでも、桜子だってオレは綺麗だと思うぞ</p><p>ジッちゃんが言っていた名家は代を重ねるごとに、外から美男美女を嫁や婿として補給して行く</p><p>だから、必然的に一部の例外を除いて、美男美女ばかりになっていく</p><p>桜子さんだって長く続いている名門の家に産まれた娘だ</p><p>美しく育つのは、当然だ</p><p>桜子だって、綺麗だし、可愛いし、魅力のある女の子だよオレが保証する</p><p>オレは桜子さんの大きな瞳を見て、そう言う</p><p>桜子さんは赤面して答える</p><p>黒森様に綺麗と言っていただくのは恥ずかしいですけれど可愛いって言っていただけたのは嬉しいです</p><p>そう言ってオレに抱きついてきた</p><p>うん、可愛いよ桜子は、可愛いオレが、そう感じているんだから桜子自身も、自分が可愛いっていうことを認めろよ</p><p>黒森様が桜子を可愛がって下されば、信じますわ</p><p>ああ、可愛がってやる可愛がってやるから</p><p>オレは、桜子さんの手の中で完全復活したペニスを指す</p><p>今は桜子がオレのこれを可愛がってくれ</p><p>桜子さんは、ニコッと微笑んでオレのペニスに唇を触れさせる</p><p>ほら、見てみろ桜子、自分がどんな淫らなことをしているのか鏡で見ろよ</p><p>タイルの上に座って、壁に背中をもたれている全裸のオレに全裸の桜子さんがフェラチオしている</p><p>わたくしとてもはしたない姿ですわ</p><p>もっと、はしたなくなっていいんだここには、オレと桜子しか居ないんだから</p><p>はい桜子は、もっともっと淫らになります</p><p>桜子さんは、多めに唾を乗せた舌でオレの亀頭をペロペロと舐め始める</p><p>フェラチオしている自分を鏡越しに見ている</p><p>ああ、わたくしいけないことをしていますわ</p><p>今はいいんだ午後５時までは、桜子はオレのモノなんだから</p><p>桜子さんは丁寧にオレのペニスを舐め上げていく</p><p>オレも桜子さんのおっぱいに手を伸ばし弾力の強い肉塊を揉む</p><p>どこが感じるんだ</p><p>お、おっぱいの先が</p><p>乳首か</p><p>は、はい乳首が感じます</p><p>すっかり素直になった桜子さんが言う</p><p>桜子、タイルの上に横になれ</p><p>オレが舐めてイカせてやるから</p><p>イカセ</p><p>ああ、女のイクという感覚を知らないんだよな</p><p>いいから、寝ろ仰向けだ顔だけは鏡の方を向いていろ自分がオレに何をされているのか、よく見るんだ</p><p>言われた通りに横たわる桜子さん</p><p>足を大きく広げろ</p><p>オレは、桜子さんの股間に顔を入れる</p><p>こんなは、恥ずかしい</p><p>鏡の中の桜子さんオレに秘部をベロベロとクンニされようとしている</p><p>客観的に鏡に映る自分の痴態を見ればそりゃ、恥ずかしいだろうな</p><p>もっと恥ずかしくなるぞ</p><p>オレは、桜子さんの秘唇を両手でクパァと広げる</p><p>ああ、すっかりオレと肌を触れ合わせていることに慣れてきたし</p><p>このシャワールームの中は、２人きりだから</p><p>桜子さんの内側は、すっかり潤んでいた</p><p>ふっ</p><p>オレは息を吹き込む</p><p>身悶えする桜子さん</p><p>やっぱりこの子は感度が良い</p><p>これならイケるはずだ</p><p>よし舐めるぞ</p><p>オレは、クリトリスを剥き出して</p><p>桜子の一番敏感な部分を舌で責める</p><p>◇ ◇　◇</p><p>ああああーっ、ああああんっ、くぁぁん黒森様ぁぁ</p><p>うん桜子さんの身体の芯に、火が付いた</p><p>女の子の炉心が燃え上がっていく</p><p>こ、怖いですっわ、わたくし変です、変です、変になってしまいますもう、お許しになって下さいぃぃぃ</p><p>ここで止めるわけにはいかない</p><p>オレの頭を掴んで、桜子さんはオレの舌を自分の秘部から外そうとするが</p><p>オレは断固として、攻撃を緩めない</p><p>むしろ舌の動きと強さを加速させていく</p><p>いやぁぁ、いやぁぁわたくし、わたくしぃぃぃぃ</p><p>口の中が、桜子さんの愛液の酸っぱさで満ちていく</p><p>あはぁぁ、あはぁぁ、あはぁぁあああっ、黒森様ぁぁ</p><p>鏡の方を見ると桜子さんは、ちゃんと鏡を見続けていた</p><p>自分がオレに、どれだけエロいことをされているのかを見て興奮の炎に、さらに燃料を注いでいる</p><p>わたくし桜子は桜子ははぁぁッッ</p><p>桜子さんが弾ける気配を感じた</p><p>だから、オレはもっと、もっと、もっと</p><p>ひぃやぁぁきゃうううううんッッ</p><p>可愛い悲鳴を上げて桜子さんはイッた</p><p>オレの髪をギュッと白い手で掴んで</p><p>桜子さんはお腹に力を入れてガクガクと全身を痙攣させる</p><p>いゃゃぁぁ、いゃぁぁお母様ぁぁ</p><p>それはまた育ての母親のことなんだろう</p><p>産みの母への思いがあっても</p><p>桜子さんの中の育ての母との絆は強い</p><p>ぁぁ、ぁぁ、はぁぁ</p><p>桜子さんの内側から、愛液がどんとん溢れてオレの顔をベトベトに汚していく</p><p>とろーんとした眼で、桜子さんは全身を脱力させた</p><p>オレは蛇口を捻って湯を出して</p><p>ジャバジャバと顔を洗う</p><p>しばらくしてようやくエクスタシーの余韻から、桜子さんは戻って来た</p><p>わたくしどうなってしまったんですか</p><p>大丈夫だ女の子は、みんなそうなるんだ</p><p>わたくしだけがこんな風になってしまうわけではないのですね</p><p>そうだみんな、そうなるだから、安心しろ</p><p>とっても、気持ち良かったですわ</p><p>桜子さんはオレに、そう言う</p><p>こんなに気持ちの良いことがこの世の中にあったのですね</p><p>もう少し慣れて来たら、オレのチンコを身体の奥に受け入れたまま今みたいな絶頂が体験できめようになるから</p><p>ああ今日は無理だと思うけれど</p><p>そこまで言って気付く</p><p>桜子さんとは今日の５時までの契約だ</p><p>これから先、また桜子さんの身体をオレが抱くことになるかどうかは判らない</p><p>だから余計な約束をしてはいけない</p><p>次は、オレが気持ち良くなる番だまた桜子の中に射精するぞ</p><p>はい、何回でもどうぞ</p><p>桜子はタイルに裸身を横たえたまま、オレにニコッと微笑む</p><p>どうぞ桜子の身体を、思う存分お楽しみ下さい</p><p>セックスは人を変える</p><p>セックスは男と女の距離を、可能な限りゼロにまで引き寄せる</p><p>ちゃんとお互いを感じ合う心と身体を重ね合わせるセックスなら</p><p>よし、起き上がれるか起きられるんならそのまま、タイルの上に四つん這いだ</p><p>桜子さんはタイルの上で犬のポーズを取る</p><p>このまま後ろから動物の交尾みたいに、桜子を犯すからな</p><p>シャワールームの鏡の中の自分の姿を見て、桜子はまた頬を赤らめる</p><p>恥ずかしい方が興奮するだろう</p><p>素直に鳴った桜子は、鏡を通してオレに返事する</p><p>少し足を開け腰の高さを合わせるからうん、もうちょいそれでいい</p><p>桜子の白いお尻が、オレの眼の前にある</p><p>桜子のマンコもお尻の穴もオレに丸見えだぞ</p><p>桜子は、羞恥に身体を震わせる</p><p>今から桜子の中にまた入れるからなオレのチンコを受け入れる自分の様子をよーく見ていろ</p><p>オレは桜子のお尻を掴んで</p><p>女の子のお尻は、ひんやりしていて触り心地が良い</p><p>亀頭の先を桜子の割れ目に当てる</p><p>まだだ入れるのは、これからだぞ</p><p>ゆっくりと腰を前に</p><p>はあああっは、入ってくる</p><p>鏡の中の桜子が、挿入の衝撃に大きく眼を見開く</p><p>２回目だ膣の中に道はできている</p><p>どうした痛むのか</p><p>避けた処女膜の残りが、オレの亀頭が巻き込んでしまったのかもしれない</p><p>へ、平気です痛くても我慢できますからどうぞ、黒森様のお好きなように</p><p>太くて固い異物の挿入に桜子さんは、さっそく額に汗を浮かべながら、オレに言う</p><p>鏡があるから、バックでの結合でもお互いの表情が、よく判る</p><p>判った気にしないでするぞ</p><p>オレはぐいっ、腰を送り込む</p><p>またしても、オレの亀頭が桜子さんの胎内に根元まで入り込む</p><p>桜子さんの肌が桜色に火照っていく</p><p>判るか桜子オレたち、繋がっているんだぞ</p><p>はいわたくしたち、繋がっています</p><p>鏡の中の自分とオレを見て桜子は、さらに興奮していく</p><p>ああ蕩けた胎内が、さらに熱く湿っていく</p><p>動くぞ、桜子</p><p>オレはゆっくりとペニスを抜き差ししていく</p><p>ああっ、ああーっわたくし淫らですこんなにはしたないことをしているあああーっ</p><p>四つん這いでオレに犯されて、身体を揺すられている桜子さん</p><p>セックスしている自分の裸身を見て、桜子さんは快感に身体を捩る</p><p>ああーっ、あああーっ、あああんっ</p><p>シャワールームの中に、桜子さんの喘ぎ声が響いてくる</p><p>後ろから犯されて、ぷるぷる揺れる桜子さんのおっぱいが可愛い</p><p>だから、腰の動きを強くしたり速くしたりして踊るおっぱいの様子を眼で楽しむ</p><p>いやぁぁ、あああっああっ黒森さまぁぁ</p><p>良く濡れて、良く締まる本当に良い膣だ</p><p>それから、オレの下腹に当たる桜子さんのお尻の感触も良い</p><p>オレは手を伸ばして、おっぱいも揉む</p><p>うん、乳首がコリコリしている</p><p>わたくしを桜子をもっとイジメてイジメて下さいませあああっ、あああーっ</p><p>桜子は、隠していた本性をようやく見せてくれた</p><p>この子も名家の令嬢という運命によって、相当so complexな少女になっている</p><p>あああ、わたくしわたくし</p><p>淫乱な性格というわけではない</p><p>セックスでなければ解決できないような澱みが心の中に溜まっていただけだ</p><p>それをオレはペニスで掃除していく</p><p>あああっ、はぁぁああああっ</p><p>桜子の内側をオレの亀頭が、丁寧に擦り上げていく</p><p>ぷっくりした子宮口も、ツンツンと突く</p><p>ああっ、はぁぁくぅぅ</p><p>そして、最期は精液で全部、押し流してやる</p><p>桜子さんの憂いも、悲しみも</p><p>もうそろそろだまた、中に出すぞ、桜子</p><p>オレは射精体勢に入る</p><p>どうぞ桜子は桜子は、赤ちゃんができてしまっても構いませんから</p><p>あああ桜子っ</p><p>何もかも全て桜子の中に吐き出して下さい</p><p>あうっ</p><p>桜子っ</p><p>ああ判ります</p><p>熱いのが広がってます</p><p>桜子さんは鏡の中のオレに射精されている自分の裸身を見ている</p><p>わたくしは桜子は黒森様だけの売春婦です</p><p>切ない表情で桜子さんが桜子さん自身に宣言していた</p><p>はぁ、はぁ、はぁ、はぁううっ</p><p>びゅっと最後の塊が、桜子さんの膣奥に放出される</p><p>桜子さんも、それを胎内で感じる</p><p>オレはずるっと桜子さんの中から、ペニスを引き出した</p><p>桜子さんの内側からトロロローッ白い精液が零れていく</p><p>処女喪失からの連続セックスで少し腫れている陰唇からタイルの床へ、オレの精液がツーと糸を引いて滴る</p><p>もういいぞ、そのポーズのままだと辛いだろう</p><p>オレが桜子さんの尻を撫でると</p><p>桜子さんは四つん這いのポーズを崩しオレに裸身を擦り寄せて来た</p><p>わたくしこうして体験してみましたけれど亡くなった実の母の気持ちは判らないままです</p><p>ああこんな売春体験で、売春婦として死んだ桜子さんの本当の母親の気持ちなんて判るはずがない</p><p>ですが桜子は、売春婦にはなれると思います</p><p>黒森様にだけ身体を売る黒森様専用の売春婦でしたら</p><p>いえ、今のわたくしではまだまだ道は険しいですわねまだ黒森様にご指示していただかなければ、何もできない娘でございますから</p><p>桜子さんは、そう言ってオレの胸に、自分のおっぱいを擦り付ける</p><p>お約束通り午後５時までに、本当の売春婦になれるよう精一杯努力致します</p><p>桜子という少女が内側から、自分を包み込んでいた殻を破ろうとしている</p><p>ゆえあって上野へ行って来ました</p><p>今月3回目昼飯を食べるのも同じところ</p><p>ただ景色は全然違います</p><p>2週間前は、花見の人で信じられないほど大混雑していたのですが</p><p>今は花も散り、普通の混雑</p><p>こうして季節は巡っていくのですねうーん</p><p>桜子の季節に桜子さんの破瓜が間に合いませんでした</p><p>さて、不知火シエさんはどうしよう</p><p>1241．桜子・売春したいお嬢様　／　お嬢様であるということ</p><p>ええっともう一度シャワーを浴びないとマズいよな</p><p>シャワールームの中は、桜子さんの甘い汗の匂いと、酸っぱい愛液の匂いそれにオレの精液の淫臭で満ちていた</p><p>桜子さんは、クスッと微笑む</p><p>今度はわたくしが洗って差し上げますわ</p><p>桜子さんは自分からシャワーの湯を出してオレの身体を洗ってくれた</p><p>しかし本当に綺麗なおっぱいだよな</p><p>お触りになりたいのでしたら、どうぞ</p><p>桜子さんがオレに言う</p><p>オレは桜子さんの胸を弄ぶ</p><p>どうせなら、この胸にセッケンの泡をたっぷりと付けてソープランドみたいなこともしたいけれど</p><p>時間が無い</p><p>外では、桃子姉ちゃんたちがオレたちが戻って来るのを待っているし</p><p>もっと桜子を玩具《おもちゃ》のように扱って下さいませ</p><p>午後5時までは桜子は、黒森様の玩具でございますから</p><p>セックスのオモチャか</p><p>午後5時以降のことは何も決まっていない</p><p>オレたちが、このホテルのジッちゃんの専用室に居る間に</p><p>おそらく、外では色んなことが起きているはずだ</p><p>ジッちゃんも、歌晏さんも名家・狩野家の問題を放っておくはずがない</p><p>オレたちは、ここに隔離されたんだな</p><p>問題の中心に居る桜子さんだけでなくみすず、瑠璃子、美子さんの香月家の娘たちに歌晏桃子姉ちゃんまで</p><p>３大名家の令嬢たちがこの場に集められたということは外では、娘たちには見せたくないことが起きているということだ</p><p>桜子は、オレが洗ってやるよ</p><p>オレは、桜子の手からシャワーヘッドを取る</p><p>オレが洗ってやりたいんだ</p><p>おそらく狩野家は大変なことになっているはずだ</p><p>桜子さんの出生の秘密の流出は何とか食い止められているだろうけれど</p><p>狩野家の現当主が、桜子さんの本当の母親に酷い仕打ちをして、何のフォローもしないまま死なせてしまったことをジッちゃんたちは罰するはずだ</p><p>どういう結果になるのかはオレには想像できない</p><p>ずっと、このまま黒森様のここに居たいですわ</p><p>そうはいかないよみんなが待っているから</p><p>オレと二人だけの閉ざされた空間から桃子姉ちゃんやみすずたちの居る寝室へ</p><p>それから、寝室の隣の居間に居るまり子たち</p><p>さらに廊下へ繋がる部屋に居る克子姉やレイちゃんたち</p><p>そして外界</p><p>桜子さんは、少しずつ外の世界へ戻って行くことになる</p><p>大丈夫だまだ時間はたっぷりある</p><p>オレは桜子さんの裸身を抱き締める</p><p>桜子さんも、オレにしがみついてきた</p><p>柔らかな胸が、オレの胸に押し付けられる</p><p>オレたちは、何度目かのキスを交わした</p><p>随分、遅かったわね</p><p>和室の寝室に戻ると</p><p>桃子姉ちゃんたちは、畳の上にうつ伏せに寝そべってトランプで遊んでいた</p><p>桃子姉ちゃんと、美子さんと瑠璃子が勝負している</p><p>美子さんたちは、ちゃんと正座しているけれど</p><p>あ、そうか桃子姉ちゃんは和室が苦手なんだっけ</p><p>オレの視界には、桃子姉ちゃんの美しいお尻のラインからスカートが捲れて、綺麗な太ももまで丸見えになっている</p><p>あらそれ素敵ね</p><p>桃子姉ちゃんが、桜子さんを見て言う</p><p>シャワー上がりのオレたちは</p><p>オレの方は、いつものバスローブ姿だけれど</p><p>桜子さんの方は、裸身の上に真っ赤な肌襦袢を着ていた</p><p>シャワールームの脱衣所に置いてあったものだ</p><p>ちゃんとした帯は無かったから、鮮やかな桜色の腰紐で結んでいるだけ</p><p>どうしても開いてしまう胸元から見える白い肌が、何とも色っぽい</p><p>黒森のお屋敷から持って来たんですわ</p><p>やっぱりみすずが用意してくれたのか</p><p>桜子さんは、和服の方がお似合いだと思いましたから</p><p>うん、湯上がりのしっとりとした美少女</p><p>セックスを覚えたばかりの１６歳の少女の赤い襦袢姿はセクシーだ</p><p>シーツも交換しておきましたわ前のシーツは、桜子さんの純潔の証が残っていますからこちらは持ち帰って、永久保存致します</p><p>みすずは、そんなことを言う</p><p>というかここホテルですからいくらお祖父様の専用室とはいえ、血の付いたシーツを残して帰ることはできませんわ</p><p>ここのホテルの従業員の中には、香月セキュリティ・サービスから来ている人も居るんだろうから</p><p>このジッちゃんの専用室の清掃なんかは、その人たちがやるんだろうけれど</p><p>もし、ここに血の付いたシーツなんかが残っていたら</p><p>お祖父様が吐血でもなされたんじゃないかと心配なさる人が出たりしたら、大変なことになりますから</p><p>まさか、ここで桜子さんの公開処女喪失をしていたなんて想像していないだろうから</p><p>普通は、ジッちゃんの体調のことを考えるよなぁ</p><p>それでシーツに付いた血液を、香月家の病院で検査とかしたりしたらますます大騒ぎになる</p><p>ですからセックスの痕跡は全て持ち帰ります</p><p>みすずが笑顔で、そう言った</p><p>あらあら本妻のみすずが、自ら浮気の手助けをしてくれるんだから、公ちゃんは幸せねぇ</p><p>桃子姉ちゃんが、そう言いながらカードを切る</p><p>いえ、桃子お姉様あたしは旦那様の本妻ではございませんわ</p><p>え、だってあなたは香月家の</p><p>あたしが香月家の娘であることなんて、旦那様にとっては最優先事項ではございませんわ</p><p>ですから、毎日せめて旦那様にとっての上位５人の中に入れるように、一生懸命、女を磨いています</p><p>わたくしも、みすずお姉様と同じですわ何とかトップ５の中に入りたいと日々努力しておりますけれどなかなか難しいですわたくしたちの家族には、お姉様たちも妹たちも、素晴らしい女性ばかりですから</p><p>ふーん、あなたもそういう考えなの</p><p>桃子姉ちゃんは不知火さんを抑え込んだままの美智に尋ねる</p><p>わたくしは、最下位の５名に入らないように、必死に研鑽し続けております</p><p>あなたがでもわたくしの眼で見たって、あなたはとても可愛い女の子よ香月家の警護役でなかったら、絶対、あたしの家臣にしていただいたと思うものあなたが、うちの学校に通うようになった時からずっと気にしていたんだから</p><p>美智は戦闘能力がズバ抜けているが</p><p>それ以上にとんでもない美少女だ</p><p>あなたが護衛役だなんて誰も思わないでしょうからそういう意味では、効果的なんでしょうけれど</p><p>桃子姉ちゃんの言う通りみすずと一緒に居ても、可愛らしい後輩と一緒に過ごしているとしか思われない</p><p>誰が見てもはっきりと警護役だと判る桃子姉ちゃんのセバスティアヌス(山田梅子)さんとは、コンセプトから違う</p><p>わたくしは歌晏様もご存知の通り、可愛げの無い女でございます</p><p>美智はいつもの無表情で言う</p><p>そして、黒森家には可愛らしさの極致のような女性が、何人も居りますわたくしの器量などでは、そういう方たちにはかないません</p><p>ああ、なるほどねあなたって、ホントに笑わないものねまあ、常にクールでいることに徹していないと警護役は勤まらないんでしょうけれどそれでも、気にしているんなら、少しは愛想良くしてみたら</p><p>桃子姉ちゃんは、そう美智にアドバイスする</p><p>いえそういう可愛らしさでは、絶対に勝てない方たちがいますので</p><p>ふーんそれじゃああなたは何で、そういう子たちに対抗していくつもりなの</p><p>日々研鑽し続けているって言ってたんだから何か勝算があるんでしょ何をそんなに頑張っているわけ</p><p>もちろんセックスでございます</p><p>いつでもどこでもご主人様のお求めに応えられるよう準備していることは当然でございますがそれ以上に、わたくしにしかして差し上げられような特殊なセックスはできないかアクロバティックかセックスの体位など、いつも考えて実践しております</p><p>アクロバティック</p><p>いや、桃子姉ちゃんそこを突っ込まない方が</p><p>例えば先日、考えていましたのは２０メートルの高さのある天井からロープを垂らしまして、わたくしが全裸でロープを昇りますそして、地上１５メートルの地点で手の力だけでロープに掴まったままの体勢で、グラグラ揺れる脚立の天板の上に立ったご主人様に背後から犯していただくという</p><p>そんなのオレが嫌だよ</p><p>面白そうね</p><p>桃子姉ちゃん食い付くんだ</p><p>それ、本当にやる時は見てみたいからわたくしを招待しなさいね</p><p>お約束致します</p><p>おい、オレの意見は聞かないのか</p><p>あなた可愛くて強いだけの子かと思ったけれど、かなりアヴァンギャルドなのねますます気に入ったわ</p><p>うちのセバスティアヌスなんてあんなにアヴァンギャルドな名前を付けてあげたのに、常識人だから詰まらないのよ</p><p>それでしたら、桃子お姉様今、外のお部屋にいらっしゃる克子お姉様や、寧お姉様、双子のリエさんとエリさんたちとお話なさればよろしいですわ</p><p>そうですわね皆さん、とてもアヴァンギャルドな思考をなさっていますわ</p><p>美子さんが、うなずく</p><p>わたくしたちとは、物の考え方や感じ方が全く違う方たちですからとても勉強になりますもの</p><p>美子さんにとってはそうなんだな</p><p>あと、普段は世界中を飛び回っていらっしゃるので時々しか、黒森のお屋敷にいらっしゃらないんですけれどキョーコお姉様という方がいらっしゃって、この方が誰よりもアヴァンギャルドでいらっしゃいますわ思考も行動も</p><p>キョーコさんは国際犯罪者キョーコ・メッサーは、法治国家の外に居るからなぁ</p><p>あそこまで突き抜けてハチャメチャな人はなかなかいない</p><p>この間いらした時にうかがったんですけれど桃子お姉様、ご存知かしら今、インターネットで飲食店の評判を色んな人が書き込んで評価ランキングを示しているところがあるそうなんです</p><p>ああ、知っているわ</p><p>キョーコお姉様は、今、お仕事で関西の方に行かれているんですけれどそういうインターネットのサイトをご覧になられて、パートナーの方と中華を食べに行かれたそうなんです</p><p>キョーコさんが、ミス・コーデリアとラーメンを食べに行った時の話か</p><p>そしたら、サイトでは評判が良いし、評価の点数もとても高いお店だったのに余り美味しくなかったんだそうですそれできっとそちらのサイトの人が、わざと良い評判の書き込みを増やしたり、高評価になるようにポイントを操作したりしてお店からお金を貰っているのに違いないと思われたそうで</p><p>桃子姉ちゃんは、興味津々で瑠璃子に尋ねる</p><p>桃子お姉様ならどうなさいます</p><p>瑠璃子は逆に尋ねた</p><p>そうねぇ、あたしならまずは、そのサイトを運営している会社を調べて、本当に不正が行われている証拠を見つけるわそれからマスコミを動かすか、裁判できそうなら訴えるとか上場している会社なら、もっと色んな手が使えるんだけれどそういうのをやっているような会社は、そんなに大きくは無いと思うのよねだから、弁護士を使うか、消費者センターとかを動かすしかないと思うんだけれど</p><p>キョーコさんはそんな、まどろっこしいことはしない</p><p>そういうコトじゃないのよねそのキョーコっていう人のアヴァンギャルドさは</p><p>キョーコお姉様は、まず斧と鉈を購入なさったそうです</p><p>オノとナタ</p><p>はい、それでそちらの会社が使用しているコンピューターのサーバーの位置を特定してそちらを襲撃して、全てのサーバーを物理的に粉々になるまで破壊してしまったそうです</p><p>そんなことをしたら</p><p>稼働中の飲食店ランキングのサイトの全てのデータが完全に失われる</p><p>バックアップは取ってなかったの</p><p>それも特定して全て、粉砕なさったそうですわ</p><p>キョーコさんのやることに抜かりはない</p><p>それで今後、操作していると感じたらまた来るとメモを残して帰って来たそうです</p><p>はあ、思い切ったことをするわね今まで溜めたお店の情報や、お客さんたちの書き込みのデータが全て消えちゃったらまたサイトがゼロからやり直しになるじゃない</p><p>それでも本社ビルを襲撃されて、火を付けられるよりはマシのはずだからとキョーコお姉様はおっしゃっていましたわ</p><p>キョーコさんが関わると、ネット上の炎上が本物の大火災になるのが普通だ</p><p>サーバー完全粉砕で済んだんだからその会社の人たちは運がいい</p><p>はぁぁ、それはまた思い切ったことをする人がいるのね</p><p>桃子姉ちゃんは、呆れていた</p><p>ところで桜子</p><p>不意に桃子姉ちゃんは、桜子さんを見る</p><p>どうしちゃったのあなた公ちゃんとシャワーに行く前は、すっかり落ち込んで、この世の終わりみたいな顔をしていたのに</p><p>あんなに公ちゃんに触られるのを怖がって、震えていた子が今は、自分から公ちゃんに寄り添っているなんて</p><p>赤い肌襦袢姿の桜子さんはさっきからずっと、オレにベッタリくっついている</p><p>あのそれは</p><p>恥ずかしそうに頬を赤らめる桜子さん</p><p>色々、吹っ切れたみたいねそれはいいけれど、公ちゃんがどういう魔法を使ったか、わたくしは興味があるわ</p><p>魔法なんて使ってないよ</p><p>ただ２人きりの方が色々と整理できるんだと思う</p><p>２人きりで別にお話だけしてたわけじゃないんでしょ</p><p>そう聞いて来た桃子姉ちゃんに、桜子さんは</p><p>はい、またセックスをしていただきましたわたくしも女の快感というものを身体に教えていただきましたしまた、胎内に射精していただきました</p><p>そんな主人の言葉を聞いて不知火さんの表情が、また曇る</p><p>優しくしていただきましたそれで色々なことが、理解できるようになったんです</p><p>色々なことって、どういうことかしら</p><p>桃子姉ちゃんが鋭い眼で尋ねる</p><p>一番大きなことはわたくしには、どんなことをしても、亡くなった本当のお母様のお気持ちは理解できないということです</p><p>生まれてからずっと名家のお嬢様として生きてきた桜子さんには売春婦として死んだ母親のことは理解できない</p><p>てきるはずがない</p><p>実際に、本当のお母様のように本物の売春婦にならない限りはそれも遠い地で、名家の力の及ばないところで悪い人たちに管理されて、酷い生活を体験しなければ判らないことなのだと思い知りました</p><p>そうね本当のお母様のことでショックを受けた桜子が自分もお母様と同じ体験をしないといけないと思い込んでしまった気持ちは判るわよだから、お祖父様や香月様はあなたが公ちゃんと、こうなることをお許しになったんだと思うわ思い詰めたあなたが、家出とか自殺とかしちゃうよりはマシでしょうから</p><p>それに公ちゃんなら安心だし公ちゃんが女の子に、自分の欲望だけに身を任せるような乱暴なセックスをしないもの桜子の気を晴らすためには、公ちゃんが一番なのよね秘密は守れるし</p><p>オレは黒森家という裏の組織の人間だ</p><p>香月セキュリティ・サービスという、名家全体の機密を取り扱う組織のオーナーでもある</p><p>絶対に秘密は厳守する</p><p>ここは、絶対に外に内部の様子が漏れない香月家の施設のしかも香月様のプライベートなお部屋その上わたくしやみすずたちも立ち合って、桜子が取り乱さないように監視させてもらったわ</p><p>瑠璃子やまり子の方が桜子は気が楽でしょうけれどわたくしやみすずの前では、あなたは絶対に取り乱すことはないものね子供の頃からそう躾けられているんですから</p><p>３大名家歌晏家、香月家、狩野家</p><p>家柄が同格である以上年の近い３家の令嬢たちは、幼い頃から</p><p>いつも家の名誉を背負って公の場に立ってきた</p><p>わたくしだって、みすずや桜子の顔を見るとついつい姿勢を正してしまうものそういう癖が身に付いているのよね</p><p>あたしもそうですわ</p><p>結局わたくしたちは、名家の令嬢である運命からは逃れられないのよもし、桜子が本当に売春婦になるって思い詰めてしまったとしてもお祖父様や香月様、名家全体が許さないわ許すはずがないのよ</p><p>しかし、わたくしは狩野家の両親の正当な娘ではありませんわたくしはお父様が犯した不倫の子売春婦になられてしまった女性の娘であることは事実ですわ</p><p>桜子さんが、そう言うが</p><p>いいえ桜子それは真実であって、事実ではないのよ</p><p>真実と事実</p><p>あなたの出生にまつわる真実は、永遠に闇に葬られるわだってその真実が公になることで、得をする人間が誰もいないんですもの</p><p>狩野家が昔のような大資産家なら、話は別ですけれど今の狩野家にあるのは、家柄の高さだけでしょこの上、家の名誉に傷が付くようなことが世間に知られたら最後に残った家柄すら、価値を失うわ</p><p>狩野家の一族は、みんな桜子さんが不倫の子であることを知っていた</p><p>狩野家から嫁に来たまり子の母親は、娘にそのことを教えていた</p><p>なのに、今までヒステリーを起こしたバァさんが、桜子さんの許婚者に密告するまで、家の外の人間に秘密がバレなかったのは</p><p>そんなことをしても得をする人間が、誰もいなかったからだ</p><p>ロクに財産が無いんだからスキャンダルを告発して、現在の当主である桜子さんのお父様を失脚させたりしても、そこから何かを得ることはできないのよねそれより大人しくしていれば、歌晏家や香月家や他の名家が、家格を保つための最低限の援助をしてくれる家なんだから余計な騒ぎを起こすべきではないのよ</p><p>下手にスキャンダルになったら、他の名家から援助を打ち切られて没落寸前の家が、本当に没落してしまう</p><p>他の名家だって歌晏家と香月家っていう２家が突出しているより、狩野家みたいな家が間にある方が気が楽なのよ</p><p>家柄も高く、資産も有り、権力も保持している２家だけより家柄だけの家が１つあった方が</p><p>何か困ったことがあったら狩野家にちょっとお金を包んで、歌晏家や香月家に取りなしてもらったりすることもできるし名家の世界の中から、余計な緊張関係を取り去る効果があるのよね</p><p>まあ、そういう狩野家の効能だけでなく桜子が今まで、名家や狩野家にとって良いお嬢様でいたからってことも大きいんでしょうけれど</p><p>あたしたちの学校でも桜子さんはいつも朗らかで、決して出しゃばらず、どなたにも優しい方だと評判が高いですわ</p><p>そうよねあたしなんて、派手好きで、出しゃばりまくっているから、みすずや桜子より人気が無いのよ</p><p>そんなことありませんわ桃子お姉様には、下級生たちのファンクラブがありますから</p><p>桃子姉ちゃんに、みすずが言う</p><p>それは知っているけれどわたくしのことを嫌っている子も多いのよねその点、わたくしは桜子のことを悪く言う子に会ったことはないわ</p><p>下級生の中でもそうですわ</p><p>瑠璃子までが、そう言う</p><p>桜子さんは香月家のパーティで浮いていたまり子を助けてくれた優しい娘だ</p><p>桜子のことは誰もが名家・狩野家の令嬢と認めているのよそれは、あなたの血筋のせいではないわ桜子という人間を見て、みんながした評価なのよ</p><p>つまりね真実なんてどうでもいいのよ大切なのはみんなが感じている事実だけ</p><p>ニヤッと微笑むと</p><p>桜子の純潔もそうよあなたが、公ちゃんと売春の真似事をして処女を失ってしまったなんていう真実は、誰にも知られないから気にしなくていいの</p><p>そうか</p><p>名家世界のトップテンジッちゃんと歌晏さんたちは</p><p>桜子さんの現実の純潔処女膜の有無なんかを重視してない</p><p>他の名家や世間の人たちが狩野家の桜子が清純であると感じていればあなたの名誉さえ保てるのならば、真実はどうでもいいのよ</p><p>世間に対して嘘を吐くということではないのよ言わなくていいことは、話す必要は無いということだけ世間の皆様にはあたしたちの振る舞いを見て、色々と感じられるんでしょうから、あたしたちの方から必要以上の情報を伝えなくていいのよ</p><p>名家の令嬢の年長者桃子姉ちゃんとみすずが、桜子さんに言う</p><p>そうですわ世間の皆様は、わたくしのこともまだ処女だと思っていらっしゃるみたいですし</p><p>みすずは１７歳で、オレというジッちゃん公認のパートナーが居るから</p><p>もしかしたら、もう経験しているかもしれないと考える人たちもいると思う</p><p>しかし、瑠璃子はまだ１５歳の中学生だし</p><p>この大人しそうで可憐な美少女がオレとハメ撮りセックスに興じているとは、想像できないだろう</p><p>話さなくていいことは、話さない相手が勝手に思い込んでいることは無視するそれを徹底しないと、自分のプライベートが守れないわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、桜子さんにそう言った</p><p>桜子のことだから公ちゃんに売春してしまった自分には、もう名家の令嬢の資格は無いとか思ってたりするんでしょうけれど、全然、そんなことは無いからね</p><p>相手が旦那様ですから桜子さんのプライベートなことなのよ</p><p>公の場で、これまで通りでいらっしゃれば何の問題も無いことですわ</p><p>桃子姉ちゃん、みすず、瑠璃子が言う</p><p>生まれついての３大名家の令嬢たちは桜子さんのことを、本当に心から心配しているんだな</p><p>ありがとうございます皆様</p><p>桜子さんは、桃子姉ちゃんたちに頭を下げる</p><p>ですがわたくしは、それでもわたくし自身にケジメを付けなくてはなりません</p><p>午後５時までは桜子は、黒森様に身体を買っていただいていますなのに、わたくしはまだきちんと黒森様にご奉仕できていませんだから、時間まではつたない技術に、魅力の無い肉体でございますが、精一杯のご奉仕をさせていただきたいと思っています</p><p>ええ、どうぞ気が済むまでしなさいそれだって、桜子のプライベートなんだからあなたのしたいようにすればいいのよ</p><p>あたしたちも５時までは、向こうの部屋に行ってましょうか</p><p>みすずも、笑顔で桜子さんに言う</p><p>いえ、できればどうぞ、最後まで見守っていて下さい</p><p>桜子は、そう言うとオレに</p><p>お隣の部屋にいらっしゃるまり子さんたちも、こちらにお呼びしてもいいですか</p><p>まり子たちは桜子を気遣って、隣の部屋で待機してくれている</p><p>いいのか桜子</p><p>はい桜子はこんなわたくしのことを心配して下さった皆様にはしたない姿を、お見せしたいんです</p><p>統一地方選の選挙運動が続いていますが</p><p>車通りの多い道に、無理矢理選挙カーを停めて渋滞の原因になりながら</p><p>みなさまのための政治をしてまいります</p><p>とか言うヤツは信用できません</p><p>今回は、公示前に事前活動していた候補者も多いし</p><p>区議会選なので地元出身をアピールしたいのは判りますが</p><p>わたくしは、地元の＊＊幼稚園を卒園致しました父は、地元の区立＊＊小学校を卒業し、中学も区立＊＊中学です</p><p>何か変だなあと思ったら、候補者自身は小学校から他の区の私立の学校へ行ってたらしいです</p><p>本人は幼稚園しか地元じゃないし父親の話は必要なのか</p><p>こんなのが明後日まで続くのかはぁ</p><p>1242．桜子・売春したいお嬢様　／　１００円のまり子</p><p>どう桜子さんて、まあ、向こうの部屋で観ていたけれどね</p><p>開かれたドア隣の部屋に居た、まり子と山田梅子さんと美里が入って来る</p><p>桜子さんの希望で、彼女たちを呼んだ</p><p>さらにその先の部屋に居る、レイちゃんや克子姉、ヨミまでは呼ばない</p><p>まり子たちの部屋はジッちゃん専用室の居間だからこっちの寝室での桜子さんの処女喪失は中継されていたけれど</p><p>レイちゃんたちの居る部屋は、警護人の待機室だから中の様子は、いかなる手段を使っても完全に感知できないようになっている</p><p>色々とスッキリ致しましたわちょっと腰が重くて、痛みがありまいけれど</p><p>赤い肌襦袢1枚の桜子さんは言う</p><p>ああ、判るわわたくしも、そうだったから</p><p>まり子は、ニコッと微笑んで</p><p>こうなっちゃったから話すけれどわたくしも、公にセックスしてもらっているの公だけよ初めても公に捧げたわ</p><p>驚く、桜子さん</p><p>ほら、前のわたくしって何かやたらとイライラしていて、人当たりの悪い娘だったじゃないすぐに周りの人とケンカしてでも、最近はそういうことが無くなったのよ自分で言うのも変だけれど丸くなったと思うわ</p><p>桜子さんだって前のわたくしだったら、今日みたいなことを相談してはくれなかったでしょ</p><p>桜子さんの相談亡くなった本当のお母さんの気持ちを理解するために売春してみたいということ</p><p>それはそうですわね確かに、まり子さんは変わられたわ明るくなられたし、皆さんに優しくなられたそれと前よりも、ずっと落ち着いた雰囲気になられたわ</p><p>ええ、全部公のお陰よ公とセックスして公の女になったから前は、わたくしの気持ちなんて理解してくれる人はどこにもいないって思ってたけれど今は、公がいるから何か嫌なことがあったら、思いっきり公とセックスして、身も心もメチャクチャにしてもらえばいいしセックスする度に、元気がもらえるのよそれと</p><p>まり子は、クスッと微笑む</p><p>セックスする度に信頼できる姉妹が増えるわわたくしたち、いつも他の子と一緒に公にご奉仕するから</p><p>オレのセックスはほとんどが1対複数だもんな</p><p>色んな環境で生きてきた、色んな環境の子たちが居るけれど一緒に、セックスを楽しむとみんな仲良くなっちゃうわセックスってほら隠しごとができないから身体も心も、丸裸になるでしょわたくしのことも全部赤裸々に見られてしまうけれどわたくしも、他の子の全てを見せてもらえるから</p><p>判りますわたくしも黒森様に全てをお見せしてしまったら、心の重荷がスーッと消えて行きましたわ</p><p>そうよ、公に対してそうなったことが一緒にセックスしている他の女の子にも起こるのよそうなったらホント、みんな、自分の本当の家族よりも信じられる人たちになるわ心からの姉妹になるのよ</p><p>ああ、まり子はみすずや瑠璃子とも、公ちゃんのセックスを一緒にしているのね</p><p>ええ、わたくし今、週に２、３回は黒森のお屋敷にお泊まりに行かせていただいてますから一緒にベッドの上で、ご奉仕させていただいてますわ</p><p>だからまり子は、最近、わたくしのことはお見限りなのねみすずや、瑠璃子たちとばかり仲良くして</p><p>元々、まり子は桃子姉ちゃんの妹分だった</p><p>オレの女になる前はお泊まりだって、桃子姉ちゃんの居る歌晏家のお屋敷の方が多かったはずだし</p><p>それは、桃子お姉様がいけないんですわ</p><p>まり子は笑顔で言う</p><p>わたくしの何が悪いって言うのよ</p><p>寝桃子姉ちゃんは、怪訝な顔でまり子に尋ね返した</p><p>桃子お姉様が、なかなか公とセックスなさらないからですわ早く公とセックスなさって下さいまり子は、桃子お姉様と一緒に公にご奉仕したいって、ずっと待ちわびておりますのに</p><p>男性にとっても、女性にとってもこんなに楽しくて、みんなが仲良くなれることはないのですから</p><p>公今から、わたくしと桜子さん一緒にセックスしてもいいわよね</p><p>まり子と桜子</p><p>公はいつもみすずお姉様と瑠璃子様香月家の従姉妹同士とはセックスしているけれど</p><p>まり子は、胸元のボタンを外しながら言う</p><p>狩野家の従姉妹の身体も比べてみたいでしょ</p><p>まり子と桜子さんは従姉妹同士だ</p><p>桜子さん、わたくしとあなたは色々な面で、良く似ているわ</p><p>服を脱ぎながらまり子は言う</p><p>わたくしはお母様が名家・狩野家の娘なのにその血を引くわたくし自信は、名家に属していないことを口惜しがっていたわだから、狩野家の本家の娘であるあなたのことが、ずっと羨ましかった</p><p>まり子さんでも、わたくしは</p><p>ええ、もちろん、わたくしも知っていたわ桜子さんが、お父様の不倫の子であるということもだから、ますます口惜しかったのよわたくしの身体にも、あなたの身体にも名家の血が半分だけ入っているわ</p><p>まり子は狩野家から嫁に来た母親と、名家では無い新興の大企業の経営者である鳥居家の父親正式な夫婦の間に生まれた娘</p><p>桜子は狩野家の現在の当主である母親と、銀座のお見せでホステスのアルバイトをしていた女子大生の間に生まれた不倫の子だ</p><p>桃子お姉様やみすずお姉様たちはご両親とも名家の方たちだから、１００パーセント、名家の血を受け継いでいらっしゃるけれどわたくしたちは、５０パーセントハーフなのよパーセンテージは同じなのに桜子さんは、名家の一員として公に認められていてわたくしは、そうじゃないそのことがずっと口惜しかったわ憎いとさえ感じていたわ</p><p>まり子は笑顔を崩さず正直に話す</p><p>でも、そんなこと今は、もうどうでもいいの名家の血なんて、こだわってないわだって、わたくしには公がいるもの</p><p>上半身下着姿になったまり子が、オレに抱きついて来る</p><p>名家の血なんかより、公の方が良いううん、公の方が好き公と一緒だと毎日、ワクワクするような楽しいことばかりなんだもの</p><p>でも、桜子さんあなただって、鳥居家のためにどちらかの名家に嫁がなくてはならないはずですわ</p><p>まり子は成り上がりの鳥居家が、名家との縁を繋ぐために政略結婚しなくてはならないことになっていた</p><p>そういうお話でしたけれどでも、よくよく考えてみましたら、新参者の鳥居家じゃ</p><p>わたくしを名家・狩野家の血を引く娘って肩書きで売り込んだとしてもどうしたところで、結局、名家の中でも下の方の家格の家としか、縁談がまとまらないんですよねぇ</p><p>名家というものはそんなにたくさんの数の家があるわけではないですし上の方の家格の名家は、近い家格の家同士で子供たちを結婚させますものね</p><p>幾ら世界企業になったトリイ電子の社長令嬢でも嫁として迎え入れてくれる名家なんて限られていますわ家柄はあっても、今は家の台所事情が苦しくて鳥居家から援助して欲しがっているお家とかなんでしょうね</p><p>桜子さんがうつむく</p><p>狩野家がそうだった</p><p>家の経済状態が厳しいから３大名家の家柄なのに、一般家庭の鳥居家にまり子の母親を嫁に出した</p><p>でも嫁に出すのと嫁にもらうでは条件が全然違いますし嫁に出すのは、出しっ放しですけれど嫁にもらう方は、将来、その嫁が家の跡継ぎ息子を産む可能性もあるわけですから</p><p>そうねおかしな家の娘が、跡継ぎの母親になったら色々と問題が起きるかもしれないと敬遠する家が大半でしょうね</p><p>桃子姉ちゃんが、まり子の言葉にうなずく</p><p>名家の世界には庶民の家とは違う、しきたりとかが多いものね息子の母親が、そういうことを教えられないとか母親の実家が、子育てについて色々と余計なことを口出しして来て家が代々受け継いできた伝統行事を改悪するんじゃないかとか心配するのは当然だと思うわ</p><p>なるほど一般家庭から名家に嫁に入るのは、なかなか大変なんだな</p><p>わたくしは、狩野家出身の母から色々と、そういうことも教わっていますけれどでも、名家ではない鳥居家出身のわたくしがお嫁に行ったら、どうせ酷い目に合うことは判っていますわ一生、針のムシロです姑や小姑どころか、分家の人たちからも延々とネチネチとイジメられるのは判ってますもの例え、母から教わった狩野家のやり方を話してもそれは当家のやり方と違うとかお母様はともかく、名家の生まれではないあなたには本質的なことは判らないとか、グチグチ言ってくることは眼に見えていますから</p><p>まり子は、笑顔のまま溜息を吐く</p><p>ああ判るわうちも本家よりも分家の人たちの方が、排他的なのよね</p><p>桃子姉ちゃんも情け無さそうに言う</p><p>だからわたくしは、名家にはお嫁に行きませんそう決めましたお父様や鳥居家の人たちが、どんな縁談を持ってこようとわたくしは、断固として拒絶するわ</p><p>まり子は、元気に言う</p><p>でも大丈夫なのか</p><p>オレはちょっと心配になった</p><p>まり子の意志が固くても、家の人たちは</p><p>あのね公どうして、わたくしの両親が頻繁に外泊を認めて下さっているのか判る</p><p>まり子が呆れ顔で、オレを見る</p><p>それは、わたくしのお泊まりする場所がみすずお姉様や、桃子お姉様のお屋敷だからよはっきり言って下の方の名家に、頭を下げてお嫁に行くより香月家や、歌晏家のお姉様たちのお気に入りの方がずっずっとずーっと価値があるのよ</p><p>香月家と歌晏家は多の名家を束ねる家柄だ</p><p>財力だけでなく、政財界の重鎮たちを自由に動かすだけの権力も持っている</p><p>むしろ、下の方の名家のお嫁さんになっちゃったらお姉様たちと気安く話せなくなるわよだからわたくしが、お姉様たちに可愛がられている間は、お父様たちは何もおっしゃらないわよ</p><p>下手に縁談をまとめてしまう方がまり子と、みすずや桃子姉ちゃんたちとの関係を破壊してしまうのか</p><p>っていうか本当は、香月家も歌晏家も飛び越えて公、あなたよ</p><p>公の女であるということに価値があるのよあなたに認められ、あなたに選ばれ、あなたに心と身体を捧げたということが</p><p>そう言ってまり子は満足げに微笑む</p><p>この甘美な気分を早く、桃子お姉様も体験なさればいいのに女に生まれて来たのにこの思いを味わえないのは、もったいないですわ</p><p>まり子は、桃子姉ちゃんを見てそう言う</p><p>わたくしのことはいいわよ今は、桜子の時間なんだから</p><p>桃子姉ちゃんは、自分に向けられた言葉の矛先を反らす</p><p>そうでした桜子さんわたくし、今は、とっても嬉しいですわ</p><p>まり子はそう言って服の残りを脱ぎ捨てて、ブラとパンティだけになる</p><p>さあ、一緒に公にご奉仕しましょっそれで、わたくしたちも、公ももっともっと仲良くなりましょう</p><p>わたくし、さっき昔は、あなたのことを羨ましいと思っていたと言いましたけれど</p><p>まり子は、ブラを外しながら言う</p><p>でもね、わたくしはその気持ちと同じくらいううん、本当はわたくしずっずっと、桜子さんと仲良くなりたかったのよ</p><p>名家の父に、一般家庭の母の桜子さんと</p><p>一般家庭の父に、名家の母のまり子</p><p>似たような境遇なら親しくなりたいという気持ちも、心の中にはある</p><p>わたくしは、テレビ中継だけれど公と桜子さんのセックスを観たわだから、桜子さんにも、わたくしのセックスを見て欲しいううん、あなたと一緒に公に抱かれたいとにかく仲良くしたいのよ</p><p>でもわたくしは今、黒森様に身体を売っておりますから</p><p>午後５時までは桜子さんは、オレに売春する</p><p>だから、わたくしも同じ立場になるわよ公</p><p>後でいいから、わたくしに１００円頂戴</p><p>１００円</p><p>それで、わたくしの身体を１００万年、公に売ってあげるわずっずっと、公だけの娼婦になってあげるから</p><p>１００円で１００万年</p><p>あ、ウソウソ１００万年で、オシマイなんてやだ１００億年、ううん、宇宙が滅ぶまでそれもダメだわ宇宙が滅んでもそうよ、永遠永遠に、まり子は公の女なんだから</p><p>まり子は、そんなことを言い出す</p><p>だけど、今は桜子さんと同じにならないといけないからとにかく１００円でいいわわたくしも、公に売春してあげる</p><p>そう言ってオレの頬に、チュッとキスする</p><p>桜子さんはさ何でも重く考え過ぎなのよ公は、どんなことでも全て受け入れてくれるんだから公となら売春だって楽しいわよワクワクするわっ</p><p>と桜子は赤い顔で言った</p><p>売春という言葉に対して桜子さんが感じていた重みを</p><p>軽い言葉で吹き飛ばしてしまおうと</p><p>知りませんでした</p><p>そっとまり子に言う</p><p>まり子さんがこんなに可愛らしい方だなんて</p><p>そ、そんなの仕方ないでしょこ、これだって公のせいよ公のせいで、こうなっちゃったんだから</p><p>公のせいなんだからわたくしと桜子さん、２人の可愛い売春婦の相手をしなさいっいいわねっ</p><p>そんなのいいに決まっている</p><p>桜子さんにとってもここで、まり子と和解するのは良いことだ</p><p>まり子は狩野家の遠縁で、桜子さんの従姉妹なんだから</p><p>ああ、しようか３人で</p><p>はい、じゃあするわよ布団へ行きましょ瑠璃子様、記念写真をお願いしますわ</p><p>まり子は、瑠璃子にハメ撮りを要請する</p><p>はい、判りましたわ美子お姉様</p><p>カメラの準備に入る２人</p><p>美子さんも、今は瑠璃子のお付きモードだから命じられた通りに行動する</p><p>ていうか、この人もオレのセックスをすっかり見慣れている</p><p>桃子お姉様は、その辺でご覧になってて下さいそれで早いところ、早く公とセックスする覚悟を決めちゃって下さい</p><p>あらわたくしは、公ちゃんが襲って来てくれるのを待っているのよ</p><p>現在、水面下で計画が進行中だ</p><p>それからセバスティアヌスさん公とのセックスは怖くないですからあなた何度も見て、もう判っているでしょ最初は痛いし違和感もありますけれど慣れちゃったら、気持ち良いだけで楽しいだけですわ</p><p>まり子は、セバスティアヌス（山田梅子）さんにもそう言う</p><p>そして不知火さん</p><p>半裸のまり子は、美智に取り押さえられている不知火さんに言う</p><p>あなたも、よーく見ていて下さいねそしたらあなたも、わたくしみたいに桜子さんと一緒に公にご奉仕したくなるはずですから</p><p>不知火さんは、驚いた顔でまり子を見上げている</p><p>とっても楽しくて仲良くなるんですわたくしも、こうやってたくさんの姉妹と仲良くなりましたから</p><p>まり子は今では、オレの高校の可奈センパイと一番仲が良い</p><p>それだってオレとのセックスを通じて親しくなったんだ</p><p>桜子が、小声でオレに言う</p><p>わたくしは、さっきまであんなに絶望しておりましたのにこんなわたくしと仲良くなりたいと言って下さるなんて同じ立場で売春婦になって下さるなんて</p><p>まり子の申し出が</p><p>桜子に合わせて１００円の売春婦になると言ってくれたことが</p><p>心から嬉しいんだ</p><p>嬉しいのなら、直接まり子にそう言えよ恥ずかしくて言いづらいのなら態度で示せ</p><p>オレはそう囁く</p><p>はいまり子さんと精一杯、ご奉仕致します</p><p>桜子は、そう言った</p><p>ほらほら、早く公桜子さんも</p><p>まり子は、和室の寝室の真ん中に敷かれた布団のシーツの直してから</p><p>パンティ１枚の姿で、オレと桜子を呼ぶ</p><p>公が真ん中ねわたくしが右、桜子さんは左側いいわねっ</p><p>まり子が、ポジションを指示する</p><p>桜子は、布団の左側に座ると</p><p>オレに自分の赤い肌襦袢の腰紐の端を握らせる</p><p>簡単に結んであるだけですからそのまま引けば、解けます</p><p>オレは紐を引っ張る</p><p>結び目は、本当に簡単に解けた</p><p>肌襦袢の前が開いて白くて美しい乳房が、露わになる</p><p>桜色の乳首も</p><p>ああまり子</p><p>何、公</p><p>オレは２人の裸の胸を、見比べる</p><p>やっぱり従姉妹だな胸の形が良く似ている</p><p>形の良いお椀型のおっぱい</p><p>ツンと乳首が上を向いているところとか</p><p>当たり前でしょ従姉妹なんだから</p><p>もっともっと、わたくしと桜子さんの共通点を見つけなさいよ</p><p>ああ、探すよ感じてみる</p><p>眼で見るだけでなく全身とペニスで</p><p>桜子とまり子の共通点と違いを感じるんだ</p><p>じゃあ、まずキスの感触から比べてみよう</p><p>うーむ、世の中、なかなか上手くはいかないものだ</p><p>1243．桜子・売春したいお嬢様　／　深まる関係</p><p>まずは、まり子とキスする</p><p>次に桜子さんと</p><p>１６歳の美少女の従姉妹同士の２人</p><p>わたくしとまり子さん違いますか</p><p>うん、良く似ているけれどやっぱり違う</p><p>オレは、２人の髪を左右の手で同時に撫でながら言う</p><p>何が違いますか</p><p>桜子さんが、オレに尋ねるから</p><p>肌の感触とか、唇の弾力感とかやっぱり血が繋がっているからだと思うけれど、よく似ているよでも、キスしてみると違うんだまり子はまり子で、桜子は桜子だ上手く説明できないんだけれど確実に違う</p><p>ああ、何となく判るわわたくし</p><p>子供の頃、狩野家のお祖父様に茶道で使う名品のお茶碗とその写しのお茶碗を見せていただいたことがあるの</p><p>あああれですわねあのお茶碗は、もう狩野家にはないんです</p><p>寂しそうに桜子さんが言う</p><p>知ってるわうちにあるものわたくしがお願いして、狩野家から鳥居家が買い取ったのよ亡くなったお祖父様との大切な思い出の品だから</p><p>まり子の家は、大企業のトリイ電子の創業家で経営者だから家運が傾いた、妻の実家から家宝の一部を買い取ったのだろう</p><p>そのお茶碗は大昔の名工が作ったものだけれど写しの方も、現代の人間国宝級の先生がそっくりに作ったものだから、見た目じゃ全然違いが判らないのよ</p><p>狩野家のお祖父様はそれぞれのお茶碗で、わたくしにお茶を点てて下さったわそして、実際に手にとって器からお茶を飲んでみたら全然違うのよ形はそっくりなのにお茶をいただいた後の印象が違うの</p><p>わたくしも、お祖父様に同じお茶碗を試させていただきました</p><p>桜子さんが、懐かしそうに言う</p><p>作った職人の魂が違うから形はそっくりでも、異なった物になるんだと教えていただきましたわ</p><p>わたくしにも、そうおっしゃったわ</p><p>桜子さんに、まり子は微笑む</p><p>亡くなった狩野家の先代は桜子さんが不倫の子であることを知っていた</p><p>それなのに、そういう教育を施していたということは</p><p>桜子さんを狩野家の正当な娘と認めていたということだろう</p><p>わたくしたちも魂が違うから、キスの味が違うのよ</p><p>まり子が笑顔で言う</p><p>キスだけではございませんわどうぞ、身体の隅々までお比べ下さい</p><p>桜子さんは、赤い肌襦袢を後ろに脱ぎ落とす</p><p>わたくしのは公が脱がせて</p><p>うん、まり子</p><p>オレはまり子の最後の１枚、パンティを両手で脱がす</p><p>濡れやすいのは、２人とも一緒だな</p><p>愛液を吸って、まり子のパンティは重くなっていた</p><p>でも、それってセックスするためには、良いことなんでしょ</p><p>まり子は、カラッと明るくオレに尋ねる</p><p>ああ、濡れにくい体質よりは良く濡れる子の方が良いと思うよ</p><p>ほら桜子さん、わたくしたちは良い方なんですって</p><p>まり子が、桜子さんにそう言うと</p><p>桜子でいいですわ</p><p>そうねわたくしのことも、まり子って呼び捨てにして</p><p>はいまり子</p><p>うふふ変な感じね桜子</p><p>従姉妹で、幼い頃からずっと同じ超お嬢様校の生徒だったというのに</p><p>あの学校では、名家の子女は別格に扱われるから</p><p>名家・狩野家のお嬢様である桜子と、一般家庭の鳥居家の娘であるまり子との間には</p><p>常に大きな溝が存在していた</p><p>もっと早く仲良くなれていれば良かったわね</p><p>今からだって、遅くはありませんわ</p><p>まり子には、わたくしの恥ずかしい姿を全て見られてしまいましたからもう隠ものは何もありませんし</p><p>じゃあ、わたくしの恥ずかしいところも見なさいよ</p><p>まり子は、そう言うとオレに抱きついてオレを布団の上に押し倒す</p><p>公好きよ</p><p>何度もオレにキスをする自分のおっぱいをオレの胸に押し付けてきた</p><p>ああ、乳首のコリコリ感を肌で感じる</p><p>はい舐めて好きでしょ、公</p><p>まり子は、オレの口に自分の乳首を差し出す</p><p>わたくしも好き公にペロペロしてもらうのが</p><p>オレはまり子の右の乳首に吸い付く</p><p>あんっゾクってなる気持ちいい</p><p>まり子が、背筋をビクッと振るわせる</p><p>桜子も、舐めてもらいなさいよ</p><p>桜子も、布団の上に仰向けに倒されたオレの顔の上に自分の乳房を持って来る</p><p>まり子の乳首は、完全に勃起しているけれど桜子の方は、まだ完全に乳輪の中から飛び出してはいない</p><p>でも、乳首の色は良く似ている</p><p>頬に触れる２人のおっぱいの肌触りも</p><p>オレに乳首を吸われて、桜子も身体を震わせた</p><p>オレは２人の美少女のおっぱいを、交互に楽しんでいく</p><p>公ったら、嬉しそう本当におっぱいが好きなんだから</p><p>黒森様のお顔を見ているとわたくしも幸せな気持ちになります</p><p>まり子と桜子が、そう言う</p><p>オレはどんな顔で、２人の胸を舐めているんだか</p><p>いや、後で瑠璃子の撮っている映像を観れば判ることだけれど</p><p>ちょっと、あんまり見たくはないな</p><p>多分、相当、浮ついた表情で舐めてるんだろう</p><p>じゃあ次は２人で、公のオチンチンをおしゃぶりしましょうよ</p><p>まり子が、明るく同い年の従姉妹に提案する</p><p>じゃあ、わたくしがこっち側から舐めるから桜子はそっちからね</p><p>布団の上に横たわったオレの身体の左右から２人は同時に、フェラしようとする</p><p>あたっ</p><p>オレのチンコの真上で、２人は頭をブツケ合う</p><p>身も心も裸になって笑い合える関係になれた</p><p>でもどうしましょう２人で一緒に舐めるというのは、難しいのではありませんか</p><p>桜子さんが、まり子に尋ねる</p><p>そんなことないわ、黒森のお屋敷で克子さんたちがしているところを何度も見ているもの</p><p>あのよろしいですか</p><p>ずっと、オレたちの様子を黙って見ていた美里が口を開く</p><p>わたくしはこの様に習いましたわ</p><p>美里が布団の上のオレの身体の上にやって来る</p><p>こういう時はこうして、黒森様の男性器を</p><p>美里はオレのペニスの根元を掴む</p><p>角度を変えるんですわお口でのご奉仕が、しやすい様に</p><p>ああ、そうかわたくしたちは、公のオチンチンが勃っているままの状態で舐めようとしていたから</p><p>なるほど公様の男性器は、そうやって角度を直しても大丈夫なものなんですわね</p><p>まり子と桜子さんが手でチンコの角度を変えるというテクニックにうなずく</p><p>垂直に近い角度に致しましたら男性器の上方と下方に別れて、同時にご奉仕できますわ</p><p>美里が、笑顔でそう言う</p><p>でも、その前にお二人で、黒森様の亀頭部分をこのツルツルの部分ですわこちらに左右すらキスをして黒森様のお顔を見ながらですそういうことから、始められた方がいいですわお口でのご奉仕は、眼で楽しんでいただく要素も大きいものですから</p><p>ご教授ありがとうございます</p><p>まり子と桜子さんが、左右からオレのペニスにキスをしてオレの眼を見る</p><p>うんすげぇ、可愛いよ２人とも</p><p>美少女の従姉妹同士の可愛い唇が、オレの亀頭に触れている</p><p>どうという強気な顔でオレを見ているまり子と恥ずかしそうな桜子さん</p><p>亀頭で感じる性感と奉仕されているのを眼で見る快感</p><p>お口でのご奉仕中は、なるべく黒森様のお顔をご覧になって下さいそうすれば唇や舌で刺激した時の反応が、とてもよく判りますから</p><p>美里が、２人に言う</p><p>鞍馬様は本当によくご存知ですわね</p><p>桜子が感心して言う</p><p>わたくしは娼婦見習いでございますからわたくしも、教えていただいたばかりですわまだお客様にご奉仕させていただいてはおりませんから</p><p>というか美里は娼婦候補生だけれど、黒い森の娼館が再会されても客相手に売春することは無い</p><p>名家の娘を買うことはジッちゃんが、許さないからだ</p><p>むしろ、家のために娼婦に身を堕とした美里を憐れんで色んな名家の人たちは、美里を抱かないでお金だけを払ってくれることになる</p><p>美里がセックスする相手は、これからもオレだけだ</p><p>しかし、そのことを美里はまだ知らない</p><p>もう、いいわ美里さんも脱いじゃいなさいよ一緒に公を気持ち良くしちゃいましょ</p><p>まり子が美里に言う</p><p>あ、セックスはダメよ美里さんは、さっき公に中に出してもらったでしょ次はわたくしがいただく番よ</p><p>美里と桜子にはオレはすでに膣内射精している</p><p>それに、今だから言うけれどわたくし、美里さんのことも、ずっと綺麗な人だなって思ってたのよ昔からね</p><p>美里も名家の娘だからまり子との間には、溝があった</p><p>今からでも仲良くなりたいのよ</p><p>わたくしは、もうすぐ娼婦となりますわ</p><p>寂しそうに、美里は言う</p><p>そんなの関係無いわ何になろうと美里さんは、美里さんよわたくしが幼稚部の頃から、憧れていたお姉様だわ</p><p>美里の眼に、涙が溜まる</p><p>公のお陰よわたくしも、公の女になったから前みたいな、変なプライドが全部捨てられたのよこれからは全部正直になるわ見ての通り、今のわたくしは丸裸なんだから</p><p>まり子は、そう言うと見物している桃子姉ちゃんに</p><p>だから、早く桃子お姉様も公にヤラれてしまって下さいホントにまり子は、お姉様と一緒にセックスしたいんですからっ</p><p>もうそれは判ったわよ何度も言わなくていいわ</p><p>桃子姉ちゃんは、困り顔で答える</p><p>じゅあ美里さんは早く服を脱いで桜子、わたくしは美里さんに教わった通りに公のオチンチンを根元の方から舐めるわだから、あなたは先っぽから舐めて</p><p>まり子と桜子のダブル・フェラが始まる</p><p>美里は、オレによく見えるように笑顔で、優雅に裸になっていく</p><p>鞍馬さん、前より綺麗になっているわよね</p><p>桃子姉ちゃんがぽつりと呟く</p><p>娼婦になるための研修で、旦那様と何度もセックスなさっていますから</p><p>みすずが、平然とそう言う</p><p>旦那様とセックスするとみんな、綺麗になるんですわ</p><p>そうねみすずも、昔よりずっと綺麗になっているわ</p><p>桃子姉ちゃんが、みすずを見て言う</p><p>ありがとうございますでも、あたしだけじゃないですわ瑠璃子だって、美智だってみんな処女の時より、ずっと綺麗で可愛らしくなっていますわ</p><p>それも公ちゃんとのセックスの効用なの</p><p>はい旦那様にセックスしていただくと身も心もスッキリして、幸せな気持ちになりますから美しくならない方がおかしいですわ</p><p>桃子お姉様、わたくし</p><p>まり子が、オレのペニスから唇を離して桃子姉ちゃんに言う</p><p>セックスというものは男の人の劣情を、女が嫌々受けとめるものだと思っていたんです公の実際のセックスを見るまでは</p><p>何か男の人がああしろ、こうしろって自分勝手に女に命令をして女が無理矢理に屈服させられて、身体を犯されるみたいなそんなイメージを持っていました</p><p>でも、公の場合はわたくしたちに、高圧的な態度で命令するとか、そういうことはしないですし慣れて来たら、わたくしたちの方から次は、こういうセックスがしたいってお願いをして、公にしてもらうことの方が多いんですわ</p><p>旦那様は、わたくしたちのしたいことは何でもして下さいますから</p><p>本当に嫌な顔をしないで、全て受け入れてれるんです</p><p>オレはそれがオレの義務だと思っている</p><p>どんなに疲れていようが、オレの女に求められたら</p><p>オレは、彼女たちの期待に応えるセックスをしないといけない</p><p>こんなにもたくさんの魅力的な女がいてくれるのだから</p><p>彼女たちの期待を裏切ることは絶対に許されない罪となる</p><p>全裸になった美里がオレの傍らにしゃがみ込む</p><p>黒森様右手をお借り致しますわ</p><p>そう言ってオレの右手を持ち上げる</p><p>わたくしが、今、習っている技法にはこういうのもあるんです</p><p>そう言ってオレの手の平をペロペロと舐める</p><p>指と指の間も</p><p>この様に、指を男性器に見立てておしゃぶりするのを指フェラというのだそうですわ</p><p>オレの指を口に咥えて、舌を這わせる</p><p>まあ美里さんのお顔、淫らね</p><p>みすずが、美里の指フェラを見てそう言う</p><p>あ、桜子さんそこは、そうなさらない方がいいですわ</p><p>カメラで撮影していた瑠璃子が桜子さんのフェラを見て言う</p><p>美子お姉様、ちょっと変わっていただけます</p><p>瑠璃子は、美子さんに動画用のカメラを渡すと</p><p>唇をすぼめてチュパチュパする時はこうですわ</p><p>瑠璃子は実際にオレのペニスをしゃぶって見せる</p><p>唇をすぼめすぎるのはひょっとこ顔と言って、それはそれでお好みになられる男性もいらっしゃるそうなんですけれどお兄様は、いつでもわたくしたちに麗しさをお求めになられていますから</p><p>ちゅぱちゅぱちゅぱと音を立てて、フェラをする</p><p>瑠璃子の視線は、オレの眼をキープしている</p><p>フェラ中でも瑠璃子の美貌は崩れない</p><p>わたくしも克子様から教わりましたわセックスの時こそ、美しく見ていただけるように心掛けなくてはいけないと</p><p>美里が、瑠璃子のフェラを見て言う</p><p>一生懸命にフェラしてくれているんだから多少、変な顔になっても可愛いと思うけれど</p><p>わたくしも、お兄様と愛を交わすときは常に美しいわたくしでありたいと思っておりますわ</p><p>そうですわねわたくしとか、ちょっとセックスが雑だったかもしれないわ気を付けますごめんなさいね公</p><p>まり子が、オレに謝ってくる</p><p>いや、気にしなくていいよみんな、一生懸命してくれていることは判っているからさ</p><p>お兄様これは女の嗜みの問題でございますわ</p><p>瑠璃子は、オレの亀頭の先端をチロチロと舐めながら言う</p><p>はぁぁ、あたしも見ていられなくなっちゃいましたわそっちに参ります</p><p>みすずが立ち上がり服を脱ぎ始める</p><p>ちょっとみすず、あなたどうしたのよ</p><p>あたしだって、みんなと一緒に旦那様を気持ち良くさせてあげたいんですわ</p><p>そう言うと美智に</p><p>美智、もういいと思うわ不知火さんは、もう暴れたりしないわよ</p><p>桜子さんの純潔は、完全に汚された</p><p>それどころか、今は積極的にオレに奉仕している</p><p>まさか、あたしや瑠璃子を突き飛ばしたりしてまで旦那様から桜子さんを引き離そうとはしないでしょうし</p><p>香月家の令嬢たちにケガを負わせたりしたら不知火さんは、狩野家から追放される</p><p>二度と桜子さんの警護役には戻れないだろう</p><p>美智もこっちに来て裸になって、旦那様にご奉仕なさい</p><p>セックスは、まり子さんと桜子さんにお任せするけれど旦那様を気持ち良くして差し上げるのに、あたしたちも参加するのよ</p><p>美智は、不知火さんから離れるとスッと立ち上がって、服を脱ぎ始める</p><p>はい、お返ししますわわたくしも服を脱ぎますから</p><p>瑠璃子はフェラしていたオレのチンコを桜子さんに返し脱衣を始める</p><p>すでに裸の桜子さんとまり子と美里</p><p>服を脱いで行くみすず、美智、瑠璃子</p><p>美子お姉様記録をお願いしますわここは動画だけで結構ですから</p><p>美子さんは、１人でカメラを任された</p><p>後に残った桃子姉ちゃんと、セバスティアヌス（山田梅子）さん、そして不知火さんは</p><p>ことの成り行きに呆然としている</p><p>そんなお顔をなさらないで下さい</p><p>みすずが服を着たままの少女（処女）たちに言う</p><p>あたしたちもみんなで仲良くなりたいだけですから</p><p>裸になってオレとのセックスを通して</p><p>親交を深める</p><p>日曜なのに、色々とバタバタした1日でした</p><p>選挙も行ったしはぁ</p><p>この章も、何とか終わりが見えてきました</p><p>次は、ワンクッション吉田くんの高校の学園祭をやって</p><p>桃子姉ちゃんレイプ計画が、その次かな</p><p>武闘派お嬢様のエピソードもあるけど</p><p>とにかく、ようやく出してしまった人物たちのエピソードの回収ができそうです</p><p>1244．桜子・売春したいお嬢様　／　まり子→桜子→まり子・セックスリレー</p><p>どうですか旦那様</p><p>いかがですかお兄様</p><p>黒森様、いかがです</p><p>こんなのどう公</p><p>みすずがオレの右足の指を舐めている</p><p>瑠璃子は、オレの左手を指フェラする</p><p>美智が、オレの左足を舐めていた</p><p>美里は、オレの右手をペロペロと舐めている</p><p>そして、オレの身体の上ではまり子と桜子さんによるダブル・フェラが続いていた</p><p>全身に快感が走る</p><p>みすずや美智たちは、オレがどこを感じるのかよく知っているから適確に刺激してくる</p><p>何か公ちゃんがみんなに責められているみたいね</p><p>呆れた口調で、見学者の桃子姉ちゃんが言う</p><p>でも、楽しそうねみんな仲良しで</p><p>美子さんは、必死にオレたちの痴態をカメラで撮っている</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんと不知火さんはただただ呆然となって、オレたちを眺めていた</p><p>みんながしてくれるのだからありがたく快感を受けとめるだけだ</p><p>まり子さん、そろそろいいんじゃないかしら</p><p>オレの勃起の具合を見てみすずが言う</p><p>ああ、でも入れる前に、公にちょっと舐めてもらいますわいいでしょ、公</p><p>そう言ってオレの頭の上に跨がって来る</p><p>まり子の割れ目はすでに濡れていてオレの肌の上にポタポタと愛液の滴を零していた</p><p>ああ、舐めてやるから来い</p><p>お願いするわ、公</p><p>まり子が、オレの顔に腰を落とす</p><p>オレは舌を伸ばしてまり子の裂け目をベロベロと舐める</p><p>ああんっ桃子お姉様これが気持ち良いのよっ公は、とっても上手なんだから</p><p>まり子は身体をくねらせてオレの舌に震える</p><p>ああ、まり子の酸っぱい愛液が口の中に拡がってきた</p><p>うん、愛液の味も桜子によく似ているな</p><p>従姉妹だから体質が近いんだと思う</p><p>公ここもお願い</p><p>まり子は、自分で両手で割れ目を開いて、紅くシコッたクリトリスを剥き出す</p><p>オレは舌先で下から上へ、チロチロと擦り上げるようにして紅玉を舐める</p><p>ああんっあああーっ、これ好きなのっ気持ち良いっ気持ち良いーっ</p><p>まり子は、大きく喘ぐ</p><p>わたくしが週に２、３回は黒森のお屋敷にお泊まりしているのは公とセックスしたいからなんだからっ気持ち良いのよっもう、公がいないとわたくしダメになっちゃっているんだから</p><p>まり子は、タポタポと愛液を滴らせながらそう叫ぶ</p><p>まり子さんは、覚えたてだから仕方ありませんわ</p><p>瑠璃子が、自分おっぱいにオレの手を擦り付けながら言う</p><p>わたくしも、最初の頃はそうでしたわちょっと物寂しい気持ちになると、お兄様に犯していただかないと心が落ちつきませんでしたから</p><p>みんなそうよねしばらくしたら落ち着いてくるから、安心なさい旦那様とは、いつでもセックスできるって身体で理解したら心に余裕が生まれるわ</p><p>みすずも、自分の乳首をオレの足の裏に押し付けながらそう言う</p><p>ありがとう公、もういいわそろそろ中に欲しくなっちゃったから</p><p>まり子はそう言ってオレの顔から腰を上げる</p><p>美智がシュパッとやって来てまり子の愛液でベトベトになったオレの顔をタオルで拭いてくれた</p><p>さすが気が利く娘だ</p><p>桜子先に、わたくしがいただくわねちょっと横で見ていて</p><p>まり子が、フェラしていた桜子さんを脇に移動させてオレの腰の上に乗ってくる</p><p>あのねこれは騎乗位って言って、女の子が主体的になれるセックスなのこれだと、全部、自分のペースでできるから怖くないわよ</p><p>黒森様のセックスは怖いことなどありませんわ</p><p>桜子さんは、恥ずかしそうにそう言うが</p><p>まあ、いいから見ててっ</p><p>まり子はそう言って体面騎乗位で、オレと繋がろうとする</p><p>こうやって公のオチンチンを自分の中に誘導するのよ</p><p>まり子はそう言って、オレのペニスを掴み自分の膣口に当てる</p><p>うん熱くてカチカチね公のオチンチンさ、入れるわよ</p><p>亀頭の先がまり子のまだ狭い入り口を、押し広く</p><p>あああっ入って来るわ</p><p>まり子の体温と潤んだ膣にオレのチンコの半分が締め付けられた</p><p>ああ、まり子の愛液が、オレのペニスを伝わってオレの陰毛を濡らしていく</p><p>はい、わたくしにもよく見えますわまり子の中に、黒森様のものが</p><p>桜子さんは、オレたちの結合を間近から観察していた</p><p>午前中に、美里とオレのセックスを強制的に見せられた時は頭の中はパニック寸前だったろうから、こんなにはっきりとは見られなかったんだろう</p><p>今は桜子さんも処女を卒業しオレの精を３発も胎内に受け入れているから</p><p>怖がらずに、従姉妹の性行為を見つめている</p><p>はぁぁ、もっとよもっと深くまで欲しいのまり子の一番深いところを奥を、公のオチンチンでクリクリと擦って欲しいのよ</p><p>まり子は、オレの顔を見下ろしながら欲情した眼で、さらに腰をグイッと落とす</p><p>ぁぁっああんっ</p><p>ずぶぶぶぶぶっずんっ</p><p>熱い締め付けがチンコ全体に</p><p>そして、オレの亀頭の先がまり子の膣奥に到着する</p><p>あああっ、いいわああんっこれ、好きまり子、公と繋がるの大好きっ</p><p>まり子はそう叫びながら、クニックニッと腰をくねらせて膣を締める</p><p>オレのペニスと膣穴をさらに密着させるように</p><p>まり子さんだではないわあたしたち、みんな大好きよ</p><p>みすずが、笑っている</p><p>はい、お兄様と繋がっている時間は甘美ですわ</p><p>天にも昇る心地が致します</p><p>瑠璃子と美智がそう言う</p><p>美里は何も言わない</p><p>美里とは研修として、何度かセックスしただけだし</p><p>今のこの時間が特別だということを美里自身が理解している</p><p>本来なら名家のお嬢様でいられなくなって、名目上だけだとしても黒い森の娼婦に堕とされてしまった美里は、この場に居ることは許されない</p><p>美里が、今日、このホテルに派遣されて来たのは</p><p>売春したがっていた桜子さんに対するショック療法として本当に売春婦になることになってしまった顔見知りの元・令嬢を見せるためだ</p><p>ジッちゃんか、ミナホ姉さんのアイデアなんだろうけれど</p><p>それに黒い森の新しい娼館は、まだ正式オープン前だから</p><p>今の美里は、あくまでも娼婦候補生でしかない</p><p>だからここで、みんなと一緒に楽しむことが許される</p><p>新しい娼館が開業したら美里は、もう、桃子姉ちゃんや桜子さんたちの前には姿を見せることはできない</p><p>５年後、娼婦を引退して妹のありすと共に、名家・鞍馬家を再興するまでは</p><p>美里、オレの手を握っていてくれ</p><p>オレは美里に、そう言う</p><p>いいから、手を握っていてくれよ</p><p>美里潤んだ瞳で、オレを見ると</p><p>両手で、オレの右手を掴むと自分の柔らかな胸に押し当てる</p><p>これで美里も一緒だ</p><p>オレを通じてこの部屋の少女たちは、連結していくんだ</p><p>ああっ、ああっいいわ、公見てぇぇ、公の上のはしたない姿のまり子を見てぇぇっ</p><p>まり子は、本格的に腰を上下させ始める</p><p>すっかりセックスの味を覚えてきたまり子の裸身が、いやらしく蠢いていく</p><p>その動きがオレの眼を楽しませる</p><p>膣内のすぼまりと同じくらいオレを興奮させる</p><p>こうよ、桜子あなたも乗馬の経験があるでしょあれと同じよ公の身体の上でギャロップするのっはぁぁっ</p><p>まり子がリズミカルに、腰を動かしていく</p><p>ああっ、締まる</p><p>ああっ、いい気持ちいいっ公公っ</p><p>まり子がよがり啼く</p><p>ああっ、気持ち良いっ</p><p>はい、そろそろ抑えてまり子さん１人で最後までイッちゃダメよ</p><p>みすずがまり子を制する</p><p>今は旦那様に、まり子さんと桜子さんの身体を比べていただくんでしょあなただけ先走ったらいけないわ</p><p>ぁぁっはぅぅそ、そうでしたごめんなさい</p><p>まり子は、赤い顔で熱い息を漏らしながらみすずに謝る</p><p>ああ、最後はちゃんとまり子の中に射精するからだから、桜子と交代してくれ</p><p>オレも、まり子にそう言う</p><p>まり子は、慌てて腰を上げようとするが</p><p>いや、ちょっと待ってくれ織りはまだ、ちゃんとまり子の中を味わっていないから</p><p>まり子、オレを受け入れたままちょっとリラックスしてくれオレに身体を完全に乗せてしまっていいから</p><p>まり子がオレに体重を預けて、脱力する</p><p>対面騎乗位オレと性器で繋がったまま</p><p>ああ、まり子</p><p>オレはペニス全体で、まり子の胎内を感じる</p><p>亀頭で感じる内部の襞の感触や</p><p>まり子の内側の体温</p><p>湿り気と締め付け具合</p><p>うん覚えた</p><p>えっとあ、ありがとう</p><p>まり子は、なぜかオレに礼を言う</p><p>じゃ、桜子に変わるわ</p><p>まり子は、ゆっくりと腰を浮かせて</p><p>胎内から、ペニスを抜く</p><p>はい、交代よ</p><p>まり子に代わって、今度は桜子さんがオレに跨がって来た</p><p>こ、これ恥ずかしいですわ</p><p>対面騎乗位でセックスするということはオレの顔の真っ正面に自らM字開脚することだから</p><p>その恥ずかしいのがいいのよ</p><p>どうせ、もう何もかも公には見られちゃっているんだから、観念なさい</p><p>見るどころか、オレは桜子さんの膣内の感触を知っている唯一の男だ</p><p>桜子は恐る恐る、オレの上に乗って来る</p><p>ああ、公のオチンチンの角度はわたくしが合わせてあげるわ</p><p>まり子がオレのペニスの先端を、桜子さんの入り口に合わせる</p><p>これが、入るんですわね</p><p>さっきから何回も入ってるじゃない大丈夫よ桜子の身体は、公のオチンチンを全部受け入れてたんだから</p><p>まり子も、動画の中継で桜子さんの処女喪失を観ている</p><p>ここに居る全員が知ってることよだから、覚悟して、ズボッて入れちゃいなさい公に、オチンチンを入れられる感触は覚えているでしょ今度は、あれを自分でするのよ</p><p>桜子さんは、腰を落とそうとするが決心が定まらない</p><p>ほら、桜子大きく深呼吸してスウスウ、ハァで呼吸を繰り返すんだ</p><p>は、はいすぅ、すぅ、はぁぁ</p><p>よし、素直だ</p><p>少しずつ、桜子さんの身体のこわばりが取れていく</p><p>そのままスゥーッと腰を下ろすんだ</p><p>はいううっ</p><p>オレの亀頭がまた桜子さんの胎内に割って入る</p><p>まり子よりも熱い</p><p>そこで息を吐くのよはぁぁっ、吐きながら力を抜くの</p><p>まり子が、桜子さんに指示する</p><p>は、はぁぁううっ</p><p>桜子さんが息を吐いた瞬間オレの亀頭が、ずぶずぶと奥へ潜っていく</p><p>そこで緊張しないで、気持ちを落ち着かせて公のオチンチンを全身で受け入れるのよっ</p><p>桜子さんが、辛そうな顔でオレを見下ろしている</p><p>だから、オレも桜子さんを見つめる</p><p>大丈夫だ怖くないから桜子のペースですればいい</p><p>初めての自分が主導的になって挿入するセックス</p><p>こ、これでいいんですか</p><p>まだよ半分しか入ってないわ</p><p>まり子の言うとおりだけれど</p><p>いいんだよ、桜子怖いんなら、そこまででいい</p><p>オレは、桜子に微笑む</p><p>だけど中腰のままの体勢で、苦しそうだな</p><p>残りはオレが入れてやるよ</p><p>オレは下からゴツンっと腰を突き上げるっ</p><p>突然の攻撃に驚いた桜子さんは、体勢を崩した</p><p>そのまま、オレの上にどすんと尻餅をつくっ</p><p>オレのペニスの全てが勢いよく、桜子さんの膣内へ入り込んだ</p><p>ふっ、深いですっ</p><p>対面騎乗位の方が他の体位よりも、深く結合できる</p><p>今までよりもさらに奥へオレの亀頭は、桜子さんの子宮を下から押し上げていた</p><p>とろとろとろっと桜子さんの胎内から、愛液が湧く</p><p>１６歳の少女の肉体がセックスのダメージを軽減させようと機能する</p><p>オレの上で脱力して、荒く息をする桜子さん</p><p>綺麗な形のおっぱいが、深い呼吸に揺れていた</p><p>ね、平気でしょ女の子の身体は、公のオチンチンを全部入れられるようにできているのよわたくしも、自分の身体で学んだわ</p><p>桜子さんは、少しは気分が落ち着いてきたようだ</p><p>感じるかオレのチンコを</p><p>布団に仰向けで横たわるオレは下から、桜子さんを見上げて問う</p><p>熱いです大きいです太いモノが、わたくしの中にあります</p><p>桜子さんは、オレを見下ろして答えた</p><p>オレも感じるよ桜子をすっげぇ熱いまり子よりも体温が高いのは、まだセックスに不慣れで興奮しているからだと思うけどでも、これは桜子だ桜子の中にオレはいる</p><p>はいわたくしも、感じています</p><p>桜子さんはオレに微笑む</p><p>そのまま、腰を動かすのはできるか</p><p>も、申し訳ありませんわたくし、腰が抜けてしまったみたいで</p><p>まだ無理かまあ、そうだろうな</p><p>じゃあ、オレが少しだけ下から突き上げるから</p><p>オレはズンッと衝く</p><p>平気か</p><p>は、はい今ぐらいでしたら</p><p>オレは、そのままグチュグチュと下から、桜子さんの胎内を掻き混ぜた</p><p>桜子さんは、奥を突かれる度に可愛く啼いた</p><p>セックスを覚えてこれからどんどん良い女になっていくと思う</p><p>オレと桜子さんの関係は、この後どうなるか判らない</p><p>みすずたちは楽観視しているみたいだけれど</p><p>オレには正直、午後５時以降のことは何も想像できなかった</p><p>桜子さんとのセックスはこれきりになるかもしれない</p><p>どう、公わたくしと違う</p><p>まり子が、桜子さんの具合を尋ねてくる</p><p>うん、やっぱり違うよチンコを入れてみたら、よく判る２人とも、よく締まってて、よく濡れて、スッゲェいいけれど違うよまり子はまり子で、桜子は桜子だ</p><p>違うけれど２人ともスゲェいいよああ、気持ち良いよ</p><p>当たり前でしょ最高に可愛い従姉妹同士なんだから</p><p>まり子は、微笑む</p><p>わたくしと桜子２人とも最高に決まってるわよ</p><p>桜子さんは、まり子を見る</p><p>ありがとう、まり子</p><p>何言ってるのよわたくしは当然のことを言っただけよ</p><p>こうして一緒にオレとセックスしたことで</p><p>桜子さんは、まり子との絆を強めている</p><p>狩野家や桜子さん自身の今後がどうなるかは判らないけれど</p><p>少なくても、桜子さんには信頼できる仲の良い従姉妹がいる</p><p>どう、公桜子の中は気持ち良いまた、桜子の中に出しちゃいたい</p><p>まり子が、オレに言う</p><p>もし我慢できないのなら、そのまま桜子の中でイッてもいいわよ</p><p>桜子の中は、スゲェ気持ち良いよ気持ち良いけれど最後は、まり子の中で出すよ</p><p>初めての騎乗位で桜子さんは、上手く腰が使えていない</p><p>それに処女喪失からの連続セックスで、そろそろ身体が限界だと思う</p><p>無理して、桜子さんの中でフィニッシュまで持っていくのは止した方がいい</p><p>桜子の身体で気持ち良くなったモノをまり子の中に出したいんだいいだろ、桜子</p><p>オレは、桜子さんに尋ねる</p><p>チンコをバトンにしたリレー・セックス</p><p>まり子から桜子へそして、またまり子へ</p><p>高まったオレの情欲をまり子の子宮に届ける</p><p>異物を奥深くに挿入されて桜子さんは、少し辛そうな表情だったけれどそれでも笑顔を作って、オレにそう答えてくれた</p><p>はーい、じゃあ最後は、思いっきりするわよ</p><p>また、まり子がオレの上に乗って来る</p><p>桜子は、そこで見ていなさいね</p><p>はい、最後まで見させていただきますわ</p><p>従姉妹同士は、すっかり仲良くなっていた</p><p>それじゃ、いっくわよーっ</p><p>まり子は、スブリとオレを挿入すると荒々しく、腰を振る</p><p>あああっ、ああうーっ、気持ち良いわよっ公、公、公</p><p>まり子も、黒森のお屋敷で他の子たちから克子姉直伝のセックス・テクニックを学んでいる</p><p>この腰使いもそうだ</p><p>わ、わたくしさっきからイキたくて、イキたくて、仕方なかったんだからっ</p><p>激しい身体の動きに、まり子のおっぱいがプルプルと可愛く踊っている</p><p>桜色の乳首が、尖っているのが見える</p><p>あああーっ、わたくしもうイッてしまいそういいわよねいいわよね公いいわよね</p><p>切なそうな眼で、オレを見下ろして懇願する</p><p>ああオレもイキそうだよ</p><p>オレも、何とかまり子に合わせようと自分の身体を射精体勢に向かわせる</p><p>いい、一緒よ一緒にイッてね、お願いだからお願いよ、公わたくしの大切なものは、みんなあげるからお願いだから、一緒にイッて</p><p>まり子の胎内が締まるッ</p><p>まり子は、もうすぐイク</p><p>ああ、公、好き、好きぃぃ大好きなのぉぉあああ、あああー、あああーんっ</p><p>イクイクイクイクイクゥゥイッちゃううううッッ</p><p>オレの上でエクスタシーの波に襲われる</p><p>ああ、イクぞあああー、まり子まり子</p><p>射精寸前のオレを桜子さんが見ていた</p><p>優しい微笑みで</p><p>ああああ出るぅぅ</p><p>あああっ熱いのきてるぅぅああああーっ</p><p>まり子ぉぉぉぉ</p><p>女の子の絶頂は、長く続くのよ男の人の射精の快感よりもだから、一緒にイクっていう時は、旦那様はいつも少し遅れて射精して下さるの</p><p>みすずが、そんな解説をした</p><p>ああオレは、まり子の中に噴水みたいにドクドクと精を噴き上げつづけている</p><p>射精するオレの手を美里がギューッと握りしめ続けてくれている</p><p>アカン、生活サイクルがどんどん変わっていく</p><p>この４月から、色々と始まっちゃったりしているので</p><p>困った困ったはぁぁ</p><p>1245．桜子・売春したいお嬢様　／　女体洗浄のプロ</p><p>はぁ、はぁ、はぁほら、これでわたくしも桜子と一緒よ</p><p>絶頂から回復したまり子が、桜子さんに言う</p><p>わたくしのお腹の中にも、公の精液がピュピュッて出たわ</p><p>汗ばんだ裸の身体で、オレを抱き締めて嬉しそうにそう言う</p><p>はいよく判りましたわ</p><p>桜子さんも、自分の下腹部を抑えて笑顔で答えた</p><p>そうよ、一緒よわたくしたち</p><p>まり子は、大きな声でそう言う</p><p>それなら美里もだよ</p><p>オレは、まり子に覆い被させられているまま言う</p><p>オレの手を美里はまだ握ってくれていた</p><p>美里だって、オレと午前中にセックスしたんだから</p><p>はい頂戴致しました</p><p>美里も恥ずかしそうに答えた</p><p>ああ、そうよねじゃあ、美里さんもわたくしたちの仲間だわ</p><p>まり子が、そう言うが</p><p>それでしたら、わたくしも昨夜、ご主人様に膣内射精していただいております</p><p>そうだ、昨夜はマルゴさんやイーディたちの格闘技の試合を観た後に、美智やメグとラブホテルへ行ったんだよな</p><p>ていうかあたしたちや瑠璃子も、昨夜は旦那様にオチンチンを入れていただいているわ</p><p>うんそれから帰宅した後に、超お嬢様校に通う子たち全員とセックス撮影会をしたんだよな</p><p>膣内射精だって、先週は何度もしていただいてますから</p><p>克子お姉様から教えていただいたんですけれど男の人の精子というもは、女性の胎内の中に入ったら数日は生きているそうですからわたくしたちのお腹の中にも、お兄様の元気な精子が泳いでいますわ</p><p>つまりわたくしも桜子も、美里さんも、みすずお姉様も、瑠璃子様もみんなみんな、仲間なんですわ姉妹なのよっ</p><p>まり子が、オレの腹の上で身体を起こして元気に言う</p><p>みんな一緒なのっすっごい幸せあーあ、こんな幸せをまだ経験していない人たちが可哀相に思えてきますわ</p><p>まり子は、桃子姉ちゃんたち処女グループを観て言う</p><p>まり子覚えていらっしゃいね</p><p>少しカチンと来たのか、桃子姉ちゃんはムッとするが</p><p>あら、わたくし、何を覚えていればいいんです桃子お姉様</p><p>まり子は、挑戦的に桃子姉ちゃんに微笑む</p><p>まり子そろそろ、どいてくれ</p><p>オレはまり子を見上げて言う</p><p>オレたちはまだ騎乗位で繋がったままだ</p><p>そうよ、まり子そのままでは、公ちゃんが潰れちゃうわよ可哀相だわ</p><p>もうっ、わたくしはそんなに重くはありませんっ</p><p>まり子は、顔を赤らめて怒る</p><p>そうよねっ公</p><p>ああ、まり子は重くないよでも</p><p>美智今、何時だ</p><p>午後4時２２分でございます</p><p>全裸になっても、腕に小さな時計をはめている</p><p>この辺りが美智らしい</p><p>時間厳守は、警護役にとって一番大切なことだから</p><p>自分が時間を守るだけではなく一番身近に居る警護役は、主人のスケジュールの管理もしなくてはいけない</p><p>てことはここまでだな</p><p>午後５時まで残り４０分弱</p><p>黒森様それは、どういうことでございますか</p><p>わたくしはお約束の時間いっぱいまで、黒森様に誠心誠意、ご奉仕させていただくつもりでございますわ</p><p>午後５時までっていう約束ならオレは、午後５時丁度にはちゃんと服を着て、身だしなみも整えた桜子をここから送り出さないといけないんだよ</p><p>オレは、桜子さんに微笑んで言う</p><p>学校とかでもそうだろ部活は午後５時までっていう校則なら、午後５時には後片付けも全部終わらせて服も着替えて、校門の外に出ないといけないそういうものだからさ</p><p>このまま終わっちゃうのは、嫌なんでしょ</p><p>桜子さんの言葉をまり子が遮る</p><p>そんなの気にすることはないわよ公とはまたセックスしてもらえばいいんだもの</p><p>次があるかどうかは、まだ判らないよまり子</p><p>オレのペニスが入ったままのまり子の膣が、驚きでキュッと締まった</p><p>何でよ桜子がして欲しいのなら、公はまたセックスしてくれるんでしょ</p><p>やっぱりそう思っているんだな</p><p>それが許されるんならな</p><p>オレの言葉に、部屋の中の少女たちが静まる</p><p>今、ここでオレたちが、こうやってセックスを楽しめたのはそりゃ、もちろん桜子が自分自身の意志で、そう望んだからだけどでも、それだけが全てじゃないだろ</p><p>オレの言葉に桜子さんが、うつむく</p><p>ジッちゃんだの歌晏さんだの色んな人の意志が関わっているそのことは、まり子だって判っているだろ</p><p>この部屋を貸してくれたのは、ジッちゃんだし</p><p>歌晏さんは、ここに孫娘の桃子姉ちゃんを送り込んで来た</p><p>でも歌晏様や香月様でしたら、桜子にとって良いようにして下さるはずですわ</p><p>オレもそう思うよでもこの後のことは、ここから出ないと判らないよ</p><p>そうね桜子さんのことは名家・狩野家の問題なのよね</p><p>桜子さんの出生の秘密不倫の子であったということだけでなく、狩野家の酷い扱いで、桜子さんの本当のお母さんが悲惨な最期を遂げたという事実</p><p>桜子さんの許婚者がいた高橋家との婚約破棄の問題</p><p>色々とある</p><p>ジッちゃんたちが、オレたちをここに閉じ込めたのも理由があると思うんだよ</p><p>この部屋の外では色々なことが進行しているはずだ</p><p>だからオレは今は、何も約束できない</p><p>はっきりと言う</p><p>外の状況が判らないんだからさうかつなことを約束するのはいけないと思うんだ</p><p>オレの思い通りに、事態が動くとは限らないのだから</p><p>でも、公は桜子のために桜子がこれ以上辛い思いをしなくても済むように、助けてくれるのよね</p><p>まり子が、真剣な眼でオレに尋ねる</p><p>そんなの当たり前だろオレにできることなら、何でもするさ</p><p>でもオレの力では、どうすることもできないことが世の中にはあるということをオレは骨身に染みるほど、よく学んできているんだよ</p><p>世界は複雑で本当にたくさんの人たちの意志が絡み合って成立しているから</p><p>オレは、再び桜子さんを見て</p><p>だから、セックスはここまでで残りの時間は、片付けに使おうオレに犯されたままのオレの精液の匂いがする身体で、桜子はこの部屋から出るべきじゃないと思う</p><p>部屋も、綺麗に掃除しよう貸してもらった部屋なんだからあちこち汚したままにして、ここから出るのは良くないよ</p><p>みすずたちにそう言う</p><p>旦那様のおっしゃる通りですわね</p><p>確かに、お祖父様ならわたくしたちが使った後の、このお部屋の様子もチェックなさると思いますわ</p><p>瑠璃子もうなずく</p><p>だから、残り４０分弱でギリなんだよええっと、とにかく、セックスしたオレとまり子と桜子と美里は、もう一回シャワーだ</p><p>娼婦候補生だからって、美里の身支度を手抜きさせるわけにはいかない</p><p>やっぱり、身体を綺麗に清めてから帰すべきだ</p><p>みすずたちは服を着て、後片付けの方を頼む</p><p>かしこまりました、旦那様</p><p>美子お姉様カメラの片付けは、わたくしがやりますわ</p><p>はい、ではわたくしはお掃除の方を</p><p>普段、黒森家のお屋敷で、みんなして家事を分担しているから</p><p>みすずたちは、行動が素早い</p><p>桃子姉ちゃんはやっぱり、日常生活は使用人の人たちにやってもらう生活なんだろう</p><p>こういう時は、腰が重い</p><p>あ、桃子お姉様は、そのままで結構ですわ山田さんと不知火さんも何もしなくて構いませんから、あちらの部屋のソファで待っていて下さい</p><p>主婦モードに入った瑠璃子が言う</p><p>じゃあ、任せたシャワー組、行くぞ</p><p>オレは、まり子、桜子、美里を連れてシャワーに向かう</p><p>ほら、並んでくれ順番に洗ってやるから</p><p>オレはスポンジをボティ・シャンプーで泡立てながら言う</p><p>ジッちゃん専用室だからシャワーが１本しか無いんだよな</p><p>黒森様洗う係でしたら、わたくしが</p><p>いえ、わたくしが致しますわまだ、時間内でございますから</p><p>娼婦候補生の美里と売春体験中の桜子が、そう言うが</p><p>いいから任せてくれ普段から、毎日オレは何人もの女の子を洗っているんだからオレがやった方が早いはずだ</p><p>早くて、かつ丁寧に確実に、身体全部を洗い清める</p><p>ほら美里からだ</p><p>１８歳の健康的な裸を背中からスポンジで洗っていく</p><p>美里の場合は名家・鞍馬家の令嬢だった頃より、絶対に今の方が元気な身体になっている</p><p>セックスを覚えたことで体質が変化したというより黒い森の美容促進プログラムが効いてきているんだろう</p><p>適度な運動と食事によるコントロール</p><p>娼婦になるという精神的なプレッシャーも身体を動かすことと、美味い食事があればある程度までは軽減されるものらしい</p><p>ミナホ姉さんは、そういうことの専門家だ</p><p>あ、前は</p><p>いいから、オレに任せろ</p><p>オレは、美里の首筋から胸や腹も、スポンジで擦っていく</p><p>お尻と太ももも足も、指の先までササッと洗う</p><p>早ぁーいホント、公って女体洗浄のプロね</p><p>まり子が、驚いている</p><p>この半年何百回もしてきたことだから、上手くなるのは当たり前だ</p><p>ここも洗うぞ</p><p>もちろん陰部もオレが洗う</p><p>マンコの中も洗うから開いて</p><p>美里は、腰を落として軽く足を開き自分の指で、割れ目を開く</p><p>オレは、そこにシャワーの湯を当てまずは、乾いた愛液や精液を流していく</p><p>オッケイだ</p><p>それから恥丘や足の付け根も、しっかりスポンジで洗う</p><p>よーし</p><p>そのまま、シャワーで美里の身体の石けんの泡を綺麗に流していく</p><p>じゃ、次桜子だ</p><p>オレは、桜子の１６歳の裸身も石けんで磨き上げていく</p><p>それからまり子も</p><p>お兄様と皆さんのお洋服は、こちらにございます</p><p>オレたちがシャワー室から出ると、瑠璃子と美智がオレたちが脱ぎ散らかしていた服を全て畳んで、持って来てくれた</p><p>お兄様たちがお使いになったバスタオルやバスローブは、全て、わたくしが回収致しますわ</p><p>セックスの証拠は何も残さない</p><p>あの、瑠璃子様</p><p>桜子さんが、瑠璃子に声を掛ける</p><p>判っておりますわ本日、お使いになった肌襦袢は差し上げます記念にお持ち帰り下さい</p><p>桜子さんが、売春婦として着ていた赤い肌襦袢のことか</p><p>桜子さんは、瑠璃子に頭を下げる</p><p>処女の証の付いたシーツの方はオレたちのお屋敷に持って帰るって言ってたよな</p><p>だから、肌襦袢だけが桜子さんの初体験の思い出の品となる</p><p>着衣は、あちらのお部屋でお願いできますかこちらの浴室と脱衣所は、わたくしと美智で掃除致しますから</p><p>シャワー・ルームも掃除した方が良い</p><p>ああ、頼むよ瑠璃子、美智</p><p>オレは、パンツだけ履いてみんなの居る部屋へ行く</p><p>ああ、こっちもみすずと美子さんが、掃除をしている</p><p>桃子姉ちゃんたちは何をして良いのか判らないという困惑した表情で、オレたちに振り向いた</p><p>ほら、美里、桜子、まり子下着も履かせてやるから、早く、こっちに来い</p><p>え公</p><p>いつもオレがやっているんだから</p><p>みすずを始めオレに下着を着せられることを好む子が多い</p><p>だから風呂上がりのオレは、いつも大忙しだ</p><p>えっと、美里のパンティはこれだなほら足を上げろ</p><p>まずは、美里のパンティを穿かせて</p><p>ほら、ブラジャーだ</p><p>克子姉に習ったからオレは、女の子の胸を綺麗に見せるブラの付け方を知っている</p><p>というか特訓して、できるようになった</p><p>次、桜子</p><p>桜子の下着も、シュババッっと穿かせる</p><p>まり子もだ</p><p>まり子は、オレに下着を着せられながら</p><p>公、確かに身体を洗うのは公はとっても手際が良いから公がやってくれた方が早かったと思うけれど</p><p>でも、下着を付けるのはわたくしたちが自分でした方が早いと思うわよ</p><p>ま、いいけれど公がしてくれたんだから</p><p>まり子は、苦笑してそう言う</p><p>ごめんごめん、いつもの流れだったからつい</p><p>なあに、公ちゃんはいつも女の子の下着を着せてあげているの</p><p>はい、その通りですわあたしは、いつも旦那様にしていただいてます</p><p>みすずが、掃除しながら言う</p><p>あらあら、公ちゃんは大変ね</p><p>残り２０分でございます</p><p>美智が、風呂場から出て来てオレに言う</p><p>桃子姉ちゃん、ヒマだったら桜子と美里を見てあげてくれ</p><p>できれば、２人ともこの部屋に入った時よりも、綺麗で、優雅に見えるようにしたいんだ</p><p>ああ判ったわセバスティアヌスわたくしのお化粧ポーチを持って来て</p><p>こういうことは華やかさでは定評のある桃子姉ちゃんに任せよう</p><p>歌晏様わたくし、お化粧は</p><p>大丈夫よ派手にはしないからナチュラルメイクにするわ誰も、あなたがお化粧しているとは気付かない程度だけど飛びっ切りの美人にしてあげるわ</p><p>桃子姉ちゃんは、山田梅子さんからバッグを受け取りながら言う</p><p>あなたって昔から、真面目な性格な子だから、ちゃんとお化粧とかしたことないでしょわたくし、ずっと思っていたのよ桜子は、ちゃんとメイクしたらもっともっと可愛くなる子だって</p><p>それから、美里を見上げ</p><p>あなたもねわたくし好みの美人に仕上げてあげるわ</p><p>でも残り２０分で２人の少女だと</p><p>桃子姉ちゃん１人で、手が足りるかな</p><p>外の部屋に居る克子姉にも手伝いに来てもらった方がいいだろうか</p><p>ここはオレたちだけで、全てを整える方が良い</p><p>みすず、そっちが終わったら桃子姉ちゃんのサポートを頼む</p><p>ああ助かるわわたくしも、みすずの意見が聞きたいと思っていたのよ</p><p>桃子姉ちゃんは、機嫌良く受け入れてくれた</p><p>歌晏家と香月家のお姉さんたちにメイクしてもらうなんてなかなか体験できないわよっ</p><p>化粧道具を広げて、桃子姉ちゃんはニコッと桜子に微笑む</p><p>はい感謝致しますわ</p><p>桜子さんは、少し緊張気味に答えた</p><p>馬鹿ね、感謝するならわたくしでなく、公ちゃんになさい</p><p>桃子姉ちゃんはクスッと微笑む</p><p>ご主人様見ていないで、早く、お着替えの方を</p><p>あ、そうかオレはパンツ１枚のまんまで、桜子さんたちの様子を見ていた</p><p>慌てて、服を着始める</p><p>まり子も自分の支度ができたら、わたくしを手伝ってあなたは意見は言わなくていいわよあなたのセンスは、必要ないから</p><p>もう桃子お姉様</p><p>さっきやり込められた反撃を桃子姉ちゃんは、まり子にする</p><p>お兄様、お着替えが済みましたら寝室のカメラ類をバッグに詰めて、こちらに運んでいただけますか</p><p>瑠璃子がやって着て、オレに言う</p><p>電源コードなどは、全て外して１箇所に集めておきましたので、後は仕舞うだけですので</p><p>オレも片付けの作業に加わる</p><p>微妙に忙しいというか</p><p>父の認知症が、シャレにならないペースで進行したりしているので</p><p>明日は法務局へ行かなきゃいけないし</p><p>1246．桜子・売春したいお嬢様　／　精算しなければならないもの</p><p>うん、良いんじゃないかしら</p><p>午後５時の２分前桃子姉ちゃんが、桜子さんの支度を終える</p><p>桜子あなた、今みたいに額を出してた方が良いわよ大人っぽく見えるわ</p><p>軽くナチュラルメイクをした上に、髪型も変更した</p><p>そうね桜子も、公に大人のオンナにしてもらったんだから、その方が良いわよ</p><p>まり子も、自分の支度を終えて言う</p><p>こちらも終わりましたわ</p><p>美里の方を担当していた、みすずが言う</p><p>うん、良いね２人ともとっても綺麗だ</p><p>桜子さんも美里も女子高生の凛とした美しさに輝いていた</p><p>とても４０分前には、裸になってセックスしていた子には見えないわね</p><p>お兄様カメラのバッグをお願い致します</p><p>瑠璃子がハメ撮り用のカメラや電源コードや記録用のノートパソコンをまとめたカバンを持って来る</p><p>これが流出したら、大変なことになる</p><p>名家・狩野家の令嬢桜子さんのロスト・ヴァージン映像からみすずや瑠璃子たちも裸になっている様子まで、全部映っているのだから</p><p>ああ、それはオレが持っていくよ</p><p>シーツやバスローブなどの汚れ物は、わたくしが運びます</p><p>美智たち警護役は、いつでも両手をフリーにしておかないと仕事にならないから、荷物運びはさせられない</p><p>ここは黒森家のお屋敷なら、美智にも何か運んでもらうだろうけれど</p><p>この部屋の外は、公の場ここは香月家の施設であるホテルの中だ</p><p>吊るに人目を気にしないといけない</p><p>わたくしが運びますわ</p><p>瑠璃子の元・お付きの美子さんが、そう言うが</p><p>いえ、ここではわたくしが年少ですからわたくしが運びます</p><p>瑠璃子と美子さんは２人の間では、子供の頃からの主従関係を復活させている</p><p>だけど、公式の場におけるルールとしてはみすず、瑠璃子、美子さん３人の香月家当主の孫娘たちは、対等な立場ということになってる</p><p>だから一番、年長者である美子さんが荷物運びをするのは変だ</p><p>桜子さんに差し上げた肌襦袢もホテルの外に出るまでは、わたくしがお預かり致しますわ</p><p>瑠璃子は、赤い肌襦袢も大きなバッグにしまい込む</p><p>全て、準備完了でございます</p><p>美智が、オレに報告する</p><p>オレたち全員、きちんと服を着て身だしなみも整えてある</p><p>部屋の掃除もした</p><p>ここでオレたちがセックスをした痕跡は、全て消した</p><p>お時間でございます、ご主人様</p><p>午後５時か</p><p>桜子さんとの売春契約の時間が終わった</p><p>うん、じゃあ外へ出よう</p><p>オレは、桜子さんを見る</p><p>いいね桜子さん</p><p>ハッとなる桜子さん</p><p>彼女の身体を買っている間はオレは、桜子と呼び捨てにしていた</p><p>でも、もうそういうことは許されない</p><p>桜子さんは売春婦から名家の令嬢に戻る</p><p>問題ないわよねさ、行きましょう、公ちゃん</p><p>返事をしない桜子さんに代わって桃子姉ちゃんが、オレに微笑んだ</p><p>ああ行くよ</p><p>オレは外へ繋がるドアを開ける</p><p>あら、もういいの</p><p>完全に防音、防聴、電波も通さない処理をされたジッちゃん用の部屋の外は警護役の待機所だ</p><p>背の高い男装の麗人と、ロリ巨乳の中学生がスッと席から立って、オレたちを出迎える</p><p>克子姉、レイちゃん、ヨミが３人とも、待っていてくれた</p><p>ごめん、ずっと待たせてて</p><p>昼食後にこの部屋に戻って来てからずっと、この３人はここでオレたちが出て来るのを待っててくれたんだ</p><p>気にしなくていいわよ３人で楽しくお喋りしていたわ</p><p>ヨミは麗華お姉様に色々と警護のことを教わっていましたわ</p><p>ヨミはアニエスの警護役という名目で、超お嬢様校に編入することが決まっている</p><p>人の心が読めてもそれを実際に生かすためには、警護についての基礎を学ばないといけませんから</p><p>ヨミたちの巫女の力は強力だけれど力の及ぶ距離が決まっているし、相手に集中しないといけない</p><p>悪意を持つ人物が近付いて来れば、ヨミはその人の心を読むことができるし身体を操作することもできるけれど</p><p>例えば遠くから突然、複数の暴漢が乱入してきたりしたらヨミが１人を制している間に、警護対象者が別の悪いやつに襲われてしまうかもしれない</p><p>だから警護の基礎危険ポイントを事前に察知し、様々な想定をして対処できる知識が必要だ</p><p>この部屋はホテル内の監視司令室と直通回線がありますから、ホテル内の状況は常に把握していましたし</p><p>なるほど、レイちゃんのパソコンのモニターにホテル内の様々な位置に配された、監視カメラの映像が映っている</p><p>全てを完全に遮断してしまうと、緊急事態が起きたときに対処できなくなるから司令室との有線での直通回線だけは、繋げてあるんだ</p><p>そうしてないと、ホテルが火事になってもジッちゃんの防音部屋に居る人たちは気付かないままになってしまうし</p><p>ホテル内に暗殺者が入り込んだような場合には脱出ルートを決められなくなる</p><p>待てよ、ということは</p><p>何かある</p><p>司令室からレイちゃんを通じてジッちゃんからの新しい指示が届いているかもしれない</p><p>はい皆様が、こちらのお部屋から出ていらしたら、すぐに上のフロアのお部屋にお連れするように命じられておりますわ</p><p>上のフロア</p><p>このホテルのここのフロアはジッちゃん専用だ</p><p>部屋は、まだ幾つもある</p><p>ジッちゃんが来ているのならこのフロアの別の部屋で、待っているだろう</p><p>はい上のフロアです</p><p>レイちゃんは、そう言うと桜子さんを見て</p><p>狩野桜子様のご両親がいらっしゃっていますわ</p><p>桜子さんの顔が、青ざめる</p><p>桜子さんの両親ジッちゃんや歌晏さんと同世代だった先代当主は、もう亡くなっているから</p><p>桜子さんのお父さんが、名家・狩野家の現当主だ</p><p>資産は失っていても香月家、歌晏家と並ぶ名門中の名門家</p><p>そうかジッちゃんらしいやり方だねいつものパターンだ</p><p>オレは桜子さんに笑顔で、平然と言う</p><p>大丈夫だよ、桜子さんオレたちが付いているから心配するようなことは、何もないからさ</p><p>ええ、旦那様に全てお任せしていれば問題ないわ</p><p>みすずも笑顔で、桜子さんに言う</p><p>黒森様、みすず様</p><p>オレにとっては、いつものことだから全然、平気だよ</p><p>桜子さんの不安を少しでも取り除かないといけない</p><p>うんなるほど桜子さんのお父さんとお母さんが来ているんなら、別のフロアの部屋に連れて行くよな</p><p>精神が不安定になって家を飛び出した娘を探しに来たんだろうから同じフロアに連れて来たら、１部屋ずつ調べようとするかもしれない</p><p>まあ、ジッちゃんの特別室は、どうやっても開けられないと思うけれど</p><p>じゃあ、上の階に狩野家の当主夫妻がいらしていてもちろん、そのことを香月様はご存知なのよね</p><p>桜子さんは今日、家の車でこのホテルに来た</p><p>狩野家の運転手さんが、狩野家に連絡したかもしれない</p><p>あるいは昼食時に、桜子さんの許婚者だった男をここのホテルのレストランで叩きのめしたから</p><p>あの男の家から、狩野家に連絡が入ってこのホテルに桜子さんが居ることを知ったのかもしれない</p><p>でも、いずれにせよここのホテルが香月家の特別な施設だということは、名家の人間なら全員知っているはずだ</p><p>もちろん、狩野家の人たちだって知らないはずがない</p><p>だから、ジッちゃんに何も言わずにいきなり、押し掛けて来るなんてことは絶対にないはずだ</p><p>桜子さんを連れ戻しに来るのなら事前に、ジッちゃんの許可を取らないと</p><p>はい、もちろんご存知ですわ上のフロアのお部屋にお通しするようにというのも閣下のご命令でございますから</p><p>ということは香月様も、こちらへいらっしゃるのよねもう着いていらっしゃるそれとも</p><p>ジッちゃんが来るのなら</p><p>オレたちだけで、桜子さんの両親に会うのは待った方がいい</p><p>いいえ、閣下はいらっしゃっておられません</p><p>上のフロアに、到着なさっておられるのは歌晏様ですわ</p><p>わ、わたくしのお祖父様がいらしているの</p><p>ジッちゃんでなく歌晏老人が来ているのか</p><p>はいですから、こちらのフロアにはお通しできなかったんです</p><p>ジッちゃんが来ていないのにレイちゃんたち、香月家の臣下が、ジッちゃんの専用のフロアに他家の人たちを連れて行くことは許されない</p><p>なるほどねよーく、判ったわ</p><p>桃子姉ちゃんは、溜息を吐く</p><p>覚悟して行かないといけないわよ公ちゃん、桜子</p><p>さてどうなる</p><p>となるとこのメンバー全員で行く必要は無いわよね</p><p>桃子姉ちゃんは、みんなを見る</p><p>とりあえずセバスティアヌスは席を外して狩野様はご自分の家の問題を、他家の臣下に知られたくはないはずだもの</p><p>まずは自分の警護役をメンバーから、外そうとする</p><p>セバスティアヌス（山田梅子）さんは、困惑している</p><p>ああ、そうか歌晏さんが来ているんなら姿を見せないと、警護役の仕事をサボっていると思われちゃうかもしれないんですよね</p><p>オレは彼女の心配に気付く</p><p>だったら部屋の前までは一緒にいらっしゃいわたくしたちがドアを開けたところで、お部屋の中にいらっしゃるお祖父様に会釈なさいそれで、そのままセバスティアヌスは、中へは入らずに廊下で待機よ</p><p>美智も、そうした方がいいわね</p><p>美智も狩野家の当主にとっては、他家の臣下なんだから</p><p>中へは入らない方が良い</p><p>シエもお二人と一緒に、廊下の外からご挨拶だけして部屋には入らないでちょうだい</p><p>桜子さんが、自分の警護役の不知火さんに言う</p><p>わたくしと一緒だとシエが、お父様に叱られてしまうかもしれないから</p><p>警護役なのに桜子さんの純潔を守れなかったことを叱責される</p><p>いいのよわたくしが、立ち合って欲しくないの自分がしたことの責任は、自分で取りたいのよわたくしのしたことで、シエが責められるのを見たくはないのよ</p><p>不知火さんは、言葉を詰まらせる</p><p>みすずお姉様香月家としてもわたくしたち３人が揃ってお邪魔するのは、良くないと思いますわ</p><p>そうねみすずに、瑠璃子に、美子さん３人が揃って顔を出す方が変よ</p><p>それに桜子さんに関する話をまだ中学生の瑠璃子の前するのは、狩野様たちはお嫌だと思うわ</p><p>桜子さんの本当のお母さんのこととかも、話題に出るだろうし</p><p>そうね香月家の代表として、あたしがご挨拶しますだから瑠璃子と美子お姉様は、別の部屋で待っててちょうだい</p><p>３人の中での一番の年長者は、美子さんだけれど</p><p>歌晏家の桃子姉ちゃんと並んで、香月家の代表者役となるのはみすずが適任だ</p><p>歌晏様と狩野様ご夫妻のいらっしゃるお部屋の隣をすでに用意させてあります</p><p>レイちゃんがすぐにそう言う</p><p>さすが、レイちゃんだ</p><p>今まで居た部屋はせっかく掃除も全部したんだから、もう使わない</p><p>ここに残るより隣の部屋に居てくれる方が、連絡も取りやすいし</p><p>じゃあ、瑠璃子と美子さんそれに克子姉とヨミ、美里とまり子も、そこの部屋で待っててくれよ</p><p>克子姉とヨミはそもそも、桜子さんの問題とは無関係だし</p><p>巫女の力を持つヨミを連れて行くことは、歌晏さんが嫌がると思う</p><p>美里は没落したとはいえ名家・鞍馬家の娘だから、狩野さんたちの前に出るわけにはいかない</p><p>まり子も名家ではないけれど、トリイ電子の社長令嬢だそれに</p><p>あら、わたくしは行くわよ</p><p>まり子は、ニヤッと笑う</p><p>わたくしは、桜子の従姉妹なんですから狩野家は、わたくしにとっては母の実家よ桜子の付き添いとして、わたくしが立ち合うのはおかしな話ではないわ</p><p>それもそうだけれど</p><p>まり子余計なことは言うなよ</p><p>この子は、勝ち気で場の空気を読まないで、自分の思っていることをそのまま口に出すクセがある</p><p>何よ、そんなことを言うけれど公の方こそ、歌晏様や狩野のおじ様たちに会うことはないのよ</p><p>何でだよオレは、当事者だぞ</p><p>オレは桜子さんを買って</p><p>ロスト・ヴァージンさせた相手の男だ</p><p>オレが行くのは当たり前だろ</p><p>と克子姉は</p><p>あら、普通の男の子なら逃げちゃうと思うわよこんな状況になったら</p><p>何でさオレが言って話をしないとどうにもならないじゃないか</p><p>て、ことはあなた、何もかも正直に話すつもりなの</p><p>桜子さんの両親はオレのことを知らない</p><p>いきなりオレが現れて桜子さんとセックスしたなんてことを話したら</p><p>話がこじれるだけか</p><p>ホントあなたの普通は、普通の人の普通とは違うんだもの</p><p>だからあたしが、あなたに付いていかないといけないのよ</p><p>克子姉も来るの</p><p>大人がいないとあなたたちだけじゃ、狩野様に話を聞いてもらえないと思うわよ</p><p>ああ桃子姉ちゃんも、みすずもオレも</p><p>狩野家の当主夫妻から見たら、ただの高校生か</p><p>麗華お姉さんは香月家の家臣という立場があるから、お話には参加できないでしょ</p><p>レイちゃんは、香月セキュリティ・サービスの職員だもんな</p><p>狩野夫妻からすれば、香月家の使用人だ</p><p>だから、あたしがお嬢様の代わりに、黒森家の代表として行くわ</p><p>しかし、克子お姉様黒森家は、名家で無いですし今回のことには何も関係していないと思いますが</p><p>あら、何を言っているのようちの子が、狩野様の大切なお嬢様をキズモノにしたのよ黒森家の大人が、この子と一緒にお詫びに行くのが普通でしょ</p><p>あそうかなるほど</p><p>オレ１人じゃ、話にならないのか</p><p>オレと桜子さんがセックスしたことは</p><p>黒森家と狩野家の遺恨となる可能性がある</p><p>大人が立ち合うことで、誠意を見せないとね黒森家が、名家の人たちから非難されることになってしまうわ</p><p>克子姉は笑顔を崩さない</p><p>あの全て、わたくしが自分で望んでしたことですから黒森家にご迷惑を掛けるようなことにはならないように父と母に説明致しますわ</p><p>桜子さんが、慌てて克子姉に言う</p><p>そういう理屈は通らないわよこういう場合は女の子の方から誘ったとしても、責任を取らされるのは男の方なのよそれが世間の常識でしょ</p><p>克子姉の言う通りだうん桜子さんのお父さんやお母さんからしたら、全部、オレが悪いってことになると思うよ</p><p>どんな理由があろうともオレは、桜子さんとセックスして処女を奪ったんだ憎まれるのは仕方ないんだよな</p><p>心配しないであたしが一緒に、謝ってあげるから</p><p>克子姉が、そう言ってオレの髪を撫でる</p><p>ということで克子姉にも、来てもらうことになった</p><p>では、参りましょうご案内致します</p><p>レイちゃんが、オレたちを先導する</p><p>エレベーターで上の階へ</p><p>ああ、ここのフロアもホテルの一般客には、解放していないんだな</p><p>廊下には、人影は全く見えなかった</p><p>歌晏様と狩野様のいらっしゃるお部屋は、あちらです瑠璃子様たちは、こちらのお部屋をお使い下さい</p><p>レイちゃんが、カードキーで歌晏老人たちの居る部屋の隣のドアを開ける</p><p>ありがとうございますお兄様、おカバンをお預かり致します</p><p>ああハメ撮り映像を記録したカメラ類を持って行くのはマズイよな</p><p>オレは、カバンを瑠璃子に預ける</p><p>ヨミが先に部屋に入る</p><p>大丈夫ですっ</p><p>巫女の力で、部屋の中をチェックして不審者などが居ないことを確認する</p><p>こういうことを率先してするのはレイちゃんと話した効果なんだろう</p><p>瑠璃子、美子さん、ヨミ、美里が部屋の中へ入る</p><p>こっちも行くわよ</p><p>桃子姉ちゃんが隣の部屋のドアへ向かう</p><p>オレ、みすず、まり子、克子姉、レイちゃん</p><p>それに廊下の外から挨拶だけする予定の美智とセバスティアヌス（山田梅子）さんと、不知火さんが後に続く</p><p>ドアは、わたくしが</p><p>そして、オレと桜子さんに振り向き</p><p>よろしいですね</p><p>オレは緊張している桜子さんの手を握る</p><p>頼むよレイちゃん</p><p>レイちゃんが、ドアの横の呼び鈴を鳴らす</p><p>すぐにガチャリとドアが開いた</p><p>見慣れぬ黒服の男が、ヌッと現れる</p><p>歌晏家か狩野家の警護人だろうと思う</p><p>狩野桜子様をお連れ致しました</p><p>レイちゃんが黒服の男に言う</p><p>はあ、世はゴールデンウィークだというのに</p><p>色々とバタバタしています</p><p>参ったなあ微妙に忙しいです</p><p>1247．桜子・売春したいお嬢様　／　密室の中へ</p><p>中から出て来た黒服の男は、レイちゃんにそう言って奥へ向かう</p><p>ここの部屋も、普段はジッちゃんが密談に使っているんだろう</p><p>だから、廊下には警護役用の待機室が繋がっていて主人たちが居る部屋は、さらにその奥にある</p><p>今の人は、うちの警護人じゃないわ狩野家の人なの</p><p>桃子姉ちゃんが、桜子さんに尋ねる</p><p>いえ多分、父がこちらに来るためにわざわざ雇っていらしたんだと思います</p><p>桜子さんは答えた</p><p>おそらく、シエのお父様の不知火さんは、お父様に付いて下さっていると思いますが</p><p>ああ、不知火さんは先祖代々、狩野家に仕えている警護役の家の人だったよな</p><p>今はお父様の警護人は、不知火さん、お一人だけですから</p><p>ああ、なるほどね狩野家の現当主が、香月家の施設に来るのに警護人が一人じゃ格好が付かないものね</p><p>ジッちゃんが移動する時には毎回必ず、数チームの警護員たちが付く</p><p>それこそ、ジッちゃんを直接ガードするチームだけでなく訪問先に先乗りして危険なことがないかチェックするチームや、尾行者をまくための影武者のチームまでいる</p><p>オレは歌晏さんの警護の人には、まだ会っていないけれど歌晏家だって、同じだろう</p><p>香月家と歌晏家は同じぐらいの家柄と勢力を誇っているのだから</p><p>となると家は没落寸前でも、家格だけは香月家、歌晏家と同じ狩野家の当主は</p><p>こういう時には他の２家に、色々と合わせないといけない</p><p>でも藤宮さん</p><p>桃子姉ちゃんは、レイちゃんを見る</p><p>今の臨時雇いの警護の人香月セキュリティ・サービスだったら使います</p><p>うちでは雇いませんねあのレベルの人は</p><p>レイちゃんは、笑顔で答えた</p><p>そうよね公ちゃん、判る</p><p>桃子姉ちゃんは、今度はオレに振り向いた</p><p>例えば一流の人たちが集まるパーティに行かないといけないとするでしょ他の人たちは、みんな高級な自家用車で会場へ向かうだけど、自分は車を持っていない仕方ないからレンタカーを借りるまあ、そういうのと同じケースよね</p><p>警護役が高級酒に変わっただけの例え話だよな</p><p>この場合、レンタカー屋さんからどんな車を借りるかが大切なのよその人のセンスが判るから他の人がベンツやロールスロイスで来ている会場に車なら何でもいいんだろうって、商用のライトバンとかで来たら馬鹿にされるのは仕方ないわよね</p><p>桃子姉ちゃんは、笑ってそう言う</p><p>つまり、ジッちゃんや歌晏さんが連れている警護役の人たちは、値段も性能も素晴らしい上にプレミア価値まで付いている超高級車で</p><p>桜子さんのお父さん狩野家の当主が、人数を水増しするために追加で雇った黒服警護員たちは、ポンコツ車ってことか</p><p>公ちゃんだったら、そういう時どうする大切なパーティに行かなきゃいけないのに、自分の車が無かったら</p><p>桃子姉ちゃんが、オレに尋ねた</p><p>そんなのそのパーティに行く人に、誰か知り合いがいないか調べてその人の車に乗せてってもらうよ</p><p>誰も知り合いがいなければ普通に公共の交通機関を使って行くよお金に余裕があれば、タクシーもアリだなそんなつまらないことでカッコ付けてても、意味が無いしさ</p><p>ま普通の人は、そうするわよね</p><p>桃子姉ちゃんは、桜子さんを見る</p><p>でもそういう時に、よその家の方に頭を下げて車に乗せていただくこともパーティ会場で恥をかくことを覚悟して、車を使わずに済ませることもできないのがわたくしのお父様なのです</p><p>お父様はお父様がお考えになられている狩野家の家格に相応しい行動をすることだけが、全てでございますから</p><p>そんなの形ばかりで、中身が無い行動ですけどね</p><p>桜子さんの父親が、どういう人間なのかよく判った</p><p>結局、臨時雇いにしたってああいうレベルの人を使っているんじゃあね狩野家の家柄が泣いているわよ</p><p>申し訳ありませんお待たせ致しました</p><p>やはりスーツ姿の白髪交じりの髪の体格の良い人がさっきの黒服警護員の代わりに、やって来る</p><p>グレーの髪の男は、桜子さんを見て</p><p>桜子様、皆様、大変ご心配なさっておられますよ</p><p>申し訳ありません不知火さん</p><p>ということはこの人が、不知火シエさんのお父さんか</p><p>シエ、お前が付いていながらどうしてこんなことになる</p><p>不知火父は、いきなり娘を叱りつけるが</p><p>不知火さん、親子でのお話は後にしていただけません</p><p>桃子姉ちゃんが、不知火父を制した</p><p>奥の部屋でお待ちなんでしょうわたくしのお祖父様と桜子のご両親が</p><p>は、はいご案内致します</p><p>不知火父も、桃子姉ちゃんの華やかな政治的圧力にはかなわないようだ</p><p>さ、行きましょう皆さん</p><p>桃子姉ちゃんが、オレたちに声を掛けたのはオレや克子姉が一緒に奥に入ることを、不知火父に止められないようにするためだろう</p><p>この不知火父という人も自分の都合でしか、物事を見極められない頭の固い人なんじゃないかと感じた</p><p>ど、どうぞこちらへ</p><p>まるで自分の家のようにオレたちを中に誘導するし</p><p>ここは香月家の施設だぞ</p><p>狩野家はホテルの一室を、香月家から借りているだけで</p><p>いや、この展開だとジッちゃんが部屋を貸しているのは狩野家の当主じゃなく、歌晏さんかもしれない</p><p>もし、そうだとしたら狩野家の警護役である不知火父が、この場を仕切ろうとしているのは全面的におかしいということになる</p><p>不知火父が、歌晏さんと狩野家の当主夫妻が居る奥の部屋のドアをノックする</p><p>内側から、ドアが開いた</p><p>ああまた知らない人だ</p><p>スーツ姿のまだ30代前半ぐらいの男</p><p>雰囲気で判るこの人も警護役だ</p><p>しかも、かなり強いと感じた</p><p>オレも工藤流古武術6級だからそれぐらいは判る</p><p>あら、あなたも来ていたのクリス</p><p>桃子姉ちゃんが、青年を見て言う</p><p>公ちゃん、紹介するわ他の子たちは知っているからこの人は、お祖父様の現在の警護チーフのハンス・クリストファー・アンダーソンよ</p><p>外国人なのか</p><p>いや、美男子だけれど髪や肌や眼の色も、どう見ても日本人にしか見えないけれど</p><p>始めまして、黒森様山田太一と申します</p><p>美青年は、そうオレに自己紹介した</p><p>へやまだ、たいち</p><p>えっとクリス何とかというのは</p><p>もちろん、それはわたくしが付けたニック・ネームよ</p><p>もしかして山田梅子さんのお兄さんですか</p><p>はい、妹がいつも、お世話になっております</p><p>山田青年は、深々とオレに頭を下げた</p><p>ああ、オレたちの後ろの開かれたままの廊下に通じるドアの向こう</p><p>美智や不知火シエさんと並んでいるセバスティアヌス（山田梅子）さんがとっても恐縮した表情をしている</p><p>あ、黒森公ですオレの方こそ、いつも妹さんにお世話になっています</p><p>オレも、慌てて頭を下げる</p><p>どうぞ、御前がお待ちになられております</p><p>山田青年は、大きくドアを開く</p><p>ああ部屋の奥に、椅子に座った歌晏老人と４０歳から５０歳ぐらいの夫婦が見えた</p><p>桃子姉ちゃんが、スッと頭を下げて礼をする</p><p>みすずやレイちゃんたち克子姉も、一緒に深々と頭を下げた</p><p>だから、オレも頭を下げる</p><p>ん外の廊下に居る子たちは、別室に下がって良いぞ瑠璃子くんたちの警護をしていてくれこっちは、少し長い話になるかもしれんからな</p><p>歌晏老人は警護人用の部屋を間に挟んで、ドア２つ向こうの廊下に居る、美智たちに言った</p><p>チラッと振り返ると、美智、山田さん、不知火シエさんの３人も廊下で歌晏老人に向かってお辞儀をしていた</p><p>不知火くんいや、父親の方だ</p><p>わ、わたくしでございますか</p><p>不知火父が、慌てて歌晏老人に聞き返す</p><p>判っていると思うがわたしたちが話している間に、君の娘を尋問したりしないでくれよ</p><p>歌晏老人は、笑顔でしかし鋭い目で、不知火父に言う</p><p>君の娘さんが、ここで見聞きしたことはもしかしたら、香月家の機密事項かもしれんのだわたしが許可するまで娘さんと、いかなる会話をすることも禁じるいいね</p><p>は、はい歌晏様のご命令を遵守致します</p><p>不知火父は、狩野家の警護役なのだから</p><p>本来は、歌晏家の当主の命令に従う必要は無い</p><p>だが、家運の傾いた現在の狩野家は</p><p>香月家や歌晏家から様々な援助を受けることで何とか存続している</p><p>不知火父も、そのことはよく判っているから歌晏さんに逆らうようなことは、絶対にしないはずだ</p><p>太一、お前が不知火くんを監視していろそっちの部屋から外に出すな娘たちに絶対に接触させるな</p><p>歌晏さんは、不知火父の言葉を無視して自分の警護役に、そう命じる</p><p>いや、あの歌晏様わたくしは、歌晏様のご命令に従いますとそうお約束したのでございますが</p><p>すっかり戸惑っている不知火父</p><p>わたしが他家の臣下をそれも警護人を信用するはずがないだろうそうは思わないかね警護人という職業は、主人を守るためならどんな卑劣な手でも、ためらわずに行う職業だとわたしは思うがね君は、そうではないのか</p><p>別に返える必要は無いとにかく君のことは、太一に監視させるおい、女の子たち今のうちに、瑠璃子くんたちの部屋に行きたまえそして、良いというまでドアをロックしておくんだいいね</p><p>歌晏老人は、美智たちにそう言うが</p><p>３人の警護役の少女たちは、歌晏老人に返事もしなければ瑠璃子たちの居る隣室へ向かおうとも、しなかった</p><p>部屋の奥のさらに奥歌晏老人にお辞儀したまま、動かない</p><p>美智、歌晏様のおっしゃる通りになさい</p><p>まずみすずが、美智にそう言う</p><p>かしこまりました、みすずお姉様では、歌晏様歌晏様のおっしゃる通りに行動致します</p><p>美智が、歌晏老人に頭を下げたままの状態で返事をした</p><p>セバスティアヌスも、お祖父様のご命令を実行しなさい</p><p>桃子姉ちゃんも、自分の警護役に言う</p><p>こちらには、クリスや、藤宮さんがいらっしゃるのですからわたくしたちの警護は問題ないわ瑠璃子さんたちを守っていいわね</p><p>セバスティアヌス（山田梅子さん）も、主に答える</p><p>シエも美智さんたちと一緒に行きなさいいいわね</p><p>桜子さんが、不知火シエさんに言う</p><p>歌晏様は、不知火さんに命じられたけれどシエも、お許しがあるまでは絶対に不知火さんと会話してはだめよ瑠璃子様たちがいらっしゃるお部屋には、誰も入って来ないようにして</p><p>瑠璃子たちの居る隣室には</p><p>オレと桜子さんたちとのセックス映像を記録したカメラ類や</p><p>桜子さんが処女だった証の血が付いたシーツとか見られたらかなりマズい証拠物件が幾つもある</p><p>はい桜子お嬢様判りました</p><p>シエさんも、自分の主人に約束する</p><p>自分の主人以外の人間の命は受けない相手が誰であったとしてもそれは、警護役の基本だろう不知火くんよりも、あそこの少女たちの方が警護役の何たるかを理解しているようだな</p><p>歌晏老人は、そう言う</p><p>頭を下げる不知火父</p><p>とにかく君たちは、先に行きなさい</p><p>行きなさい、美智</p><p>セバスティアヌス</p><p>シエ行くのよ</p><p>歌晏さんと主たちの命を受け、みすずたちは</p><p>もう一度深く頭を下げると美智が、廊下に続くドアを静かに閉めた</p><p>これは、不知火父たちにどこの部屋で待機しているか教えないためだろう</p><p>とにかく、廊下へ繋がる経路は遮断され</p><p>今は、オレたちが居る警護役たちの部屋と奥の部屋が開かれたドアを剥間にして、繋がっている</p><p>さて、じゃあお前たちは、こっちに来いそこでは、込み入った話ができない</p><p>歌晏老人が、オレたちに言う</p><p>ここから先は警護役には、聞かせる必要の無い話だ太一、お前もそっちの部屋に居ろ藤宮くんと一緒に、不知火くんと彼の部下たちを監視していてくれ</p><p>ああさっきの黒服の男以外に、もう２人同じような格好の男が、こちらの部屋に居る</p><p>この３人は狩野家の臨時雇いの警護人か</p><p>歌晏家の警護人はここには、山田青年しかいないみたいだ</p><p>他にも来ているはずだけれど歌晏さんが、このフロアには山田さんしか連れて来なかったんだろう</p><p>香月家の警護人もレイちゃんだけだ</p><p>もっとも、それは今、ここに居るのがレイちゃんだけという話で</p><p>このホテルの中には香月セキュリティ・サービスの職員が、たくさん働いているから、いつでも応援が呼ぶことができる</p><p>不知火くん、君と君の部下を合わせたら４人太一と藤宮くんと倍の人数がいるわけだが無茶なことはしない方が良い太一と藤宮くんは、不知火くんたちよりも１０倍は強いからね</p><p>歌晏さんは、そんなことを言った</p><p>本当に不知火父が、何かしでかすんじゃないかと考えて、牽制しているみたいだ</p><p>御前こちらのことはお任せ下さい</p><p>山田青年は、笑顔でそう言う</p><p>皆さんは、どうぞ奥へ</p><p>レイちゃんも笑ってオレたちに言った</p><p>じゃあ、そうさせてもらうわ</p><p>桃子姉ちゃんがまず先に、奥の部屋へ入る</p><p>あたしも失礼致します</p><p>みすずが、桃子姉ちゃんの後を追った</p><p>桜子行きましょう</p><p>まり子が桜子さんの手を握って２人で、奥の部屋に進む</p><p>後に残ったのはオレと克子姉か</p><p>よし、じゃあオレたちも行こう、克子姉レイちゃん、こっちの部屋のことよろしく</p><p>お任せ下さい克子さん、頼みます</p><p>ちょっと待ってくれないか</p><p>ずっと黙っていた桜子さんの父親が、口を開く</p><p>今回のことは確かに、狩野家の失態です歌晏様や香月様に、ご迷惑をお掛けしてしまったことは、大変申し訳なく思っています</p><p>少し乾いた声で狩野家の現在の当主が言う</p><p>ですからわたしと娘の話し合いに、歌晏様や桃子さん、香月家のみすずさんが立ち合われることは仕方ないと思っていますまり子くんはわたしにとっては、姉の娘ですし彼女が付いていてくれ方が、桜子が心強いかもしれないだから、話し合いの場に居ることを認めますしかし</p><p>狩野典明氏は、ジロッとオレと克子姉を見る</p><p>君たちは、何者なのかね</p><p>この人は、オレたちのことを知らないんだ</p><p>オレは、名家の人間じゃないし</p><p>みすずのパートナーってことになっているけれどオレのことを知っている人は、まだまだ限られている</p><p>わたしは現在の狩野家の当主だが、君たちを知らない君たちが誰で、どういう目的で桜子に関わっているのか全く判らないそしてわたしはわたしが知らない人間に、わたしの家にとって大切な話し合いの場に居てもらいたくはない</p><p>狩野氏は、キッパリと言う</p><p>これって、つまり自己紹介しろってことなのかな</p><p>あのオレは黒森公って言いますそんで、オレは</p><p>とにかく話そうと、オレが口を開くと</p><p>君のことなど聞いていないわたしは、部外者は立ち入るなと言っているんだこれは、名家・狩野家の当主として宣言だ</p><p>ああ、問答無用でオレと克子姉を、外に追い払いたいんだ</p><p>あら、名家っておっしゃるけれどあなた、本当に名家の方</p><p>克子姉が、クスッと笑って言う</p><p>どういう意味だね</p><p>狩野典明氏は、ムスッとして克子姉に尋ねる</p><p>名家の方たちそれもご当主の方たちは、皆さん、あたしが何者なのかご存知ですわあたしを知らないなんて名家の世界では、あり得ないことですわ</p><p>克子姉は去年の秋まで、黒い森の娼館のナンバーワン娼婦だった</p><p>政財界の重鎮たちの中に、克子姉の客だった人たちが何人も居る</p><p>その通りだわたしは、彼女が何者かちゃんと知っているぞ</p><p>歌晏さんが、笑ってそう言った</p><p>彼女のことを知らないというのは、君がこの数年名家の人間として、他家との付き合いを完全に遮断していたということになるな</p><p>克子姉が娼婦だったのは５年前からだ</p><p>その頃には、もう狩野家の財政は厳しくなっていたのだろう</p><p>だから、狩野氏は黒い森の娼館に来ていない</p><p>友人に誘われたとしても狩野家には、黒い森の娼婦を買えるような大金は余っていないのだから</p><p>そして、娼館に出入りしていないのなら他の名家の人たちは、狩野氏には黒い森の娼婦の話は、絶対にしない</p><p>黒い森は、違法な売春組織なのだから</p><p>あなたはあなた自身が思っている以上に、名前だけの名家の当主なのよねホントどうしようもないわね</p><p>克子姉は、そう言うと平然と、隣の部屋に入って行った</p><p>ほら、あなたもいらっしゃい</p><p>オレに振り向いて微笑む</p><p>オレもドアを潜る</p><p>閉めてくれそのドアさえ閉めれば、外にこの部屋の中の会話は聞かれることはない</p><p>歌晏老人が、オレに言った</p><p>レイちゃんよろしく頼む</p><p>不知火父と３人の臨時雇いの部下たちのことをレイちゃんに頼む</p><p>山田青年が信用できる人なのかどうかはオレにはまだ判らないし</p><p>それでもとにかく</p><p>オレは、ドアを閉める</p><p>シュカッッッとドアが電子ロックで固定される音がした</p><p>昨日は母の店の件で、法務局へ行ったのですが</p><p>書類の不備で、追い返されました</p><p>以前は父が担当していたことが父がどんどんボケてしまっているので</p><p>何をどうしていたのか記憶が曖昧になっているのです</p><p>父のパソコンの中を見て前はどうしていたのかを探っているのですが、なかなか上手くいきません</p><p>書類は作り直して、連休明けにまた法務局まで行かないといけない</p><p>1248．桜子・売春したいお嬢様　／　困った父親</p><p>・歌晏雲英／８２歳名家・歌晏家の当主桃子の祖父</p><p>・狩野典明／４８歳名家・狩野家の当主桜子の父親</p><p>・狩野聡子／４５歳典明の妻桃子の実の母ではない</p><p>さてこれで、この部屋は密室だここでの話は、外には漏れない香月が作らせた施設なのだから、間違いは無いと思うそうだな、みすずくん</p><p>密室と化した部屋の中で歌晏老人が、みすずに尋ねる</p><p>今、この部屋の中にいるのは</p><p>最初から、部屋の中に居た名家・歌晏家の当主であり、桃子姉ちゃんの祖父もあるこの老人と</p><p>名家・狩野家の当主である、桜子さんのお父さんとお母さん</p><p>この3人だけが、椅子に座っている</p><p>後から入室したのはオレと克子姉の黒森家組</p><p>香月家を代表してみすず</p><p>歌晏桃子姉ちゃんとまり子は、桜子さんの付き添いだ</p><p>そして、今日の事件を引き起こした張本人である狩野桜子さん</p><p>はい、ご安心下さい歌晏様</p><p>みすずが、歌晏老人の問いに答えた</p><p>ここには、いかなる盗聴機器も会話を記録する装置もございませんわ</p><p>ああ君たちが来る前に、うちの太一に一通りのチェックはさせたあいつが問題ないと報告してきたのだから、そうなのだろうとは思うだが、一応、みすずくんに香月家としての公式見解を示しておいてもらいたかったのだ</p><p>オレは前にジッちゃんが訪問する場所に、翔姉ちゃんが先乗りして、盗聴器や爆発物なんかが仕掛けられていないかチェックするのを見せてもらったことがある</p><p>３大名家・香月家の当主であるジッちゃんが日常的に、そういうことをしているのだから</p><p>香月家と並ぶ家柄の名家である歌晏老人の警護役の山田太一さんがこの部屋のチェックをするのは当然だ</p><p>香月家と歌晏家はとても親密だけど</p><p>そういうことをするのは、相手が気を悪くするかもしれないから止そうなんてことはこのレベルの人たちには、あり得ない</p><p>みすずくんが、はっきりと断言してくれないと典明くんたちが安心して、娘さんと話せないだろうからね</p><p>そう言って桜子さんの父親を見る</p><p>狩野典明氏まだ40代か50歳ぐらいに見えるこの人が、名家・狩野家の当主なのは</p><p>ジッちゃんや歌晏老人と同世代だった先代当主が、すでに亡くなっているからだ</p><p>わたしの太一、典明くんのところの不知火くん、香月家の藤宮くん警護役たちにも、席を外してもらったこのメンバーなら、お互いに胸襟を開いて話ができると思う典明くんも、そう思うだろう</p><p>ジッちゃんの言葉に狩野典明氏し、苦々しい顔でジロッとオレと克子姉を見る</p><p>香月家のみすずや、歌晏家の桃子姉ちゃん桜子さんの付き添いとして、従姉妹のまり子が来ていることについては仕方ないと感じているのだろうけれど</p><p>狩野典明氏にとっては、オレと克子姉は完全な部外者だ</p><p>ここから出て行って欲しいと思っていることは、表情で判る</p><p>さて先に、なぜここに香月が来ていないか、一応、理由を話しておいた方がいいだろうと思う</p><p>歌晏老人は、オレたちに言う</p><p>そうだここは香月家のホテルでしかも、ジッちゃんが色々な人たちと密談したりするのに使っている特別な施設だ</p><p>どうしてジッちゃん本人が来ないで歌晏さんだけが来ているんだ</p><p>ジッちゃんは名家全体のことをいつも考えている</p><p>今日、狩野桜子さんがしでかしたことは</p><p>香月家歌晏家と並ぶ狩野家の家庭問題なんだから</p><p>いつもならジッちゃんが自ら仲裁に来るような重要な案件だと思う</p><p>簡単に言うとな香月は今、とある大国の要人と会っている前からそういうスケジュールになっていて、変更することができなかったんだ</p><p>歌晏老人は、苦笑する</p><p>香月は８０を過ぎた今でも現役だからな香月家なり、香月グループの表の顔は経営を司馬くんに任せたとはいえ、今でもあいつだ仕方ないあいつには跡を継がせる息子がいないのだから</p><p>ジッちゃんの長男美子さんの父親は、アメリカで殺されてしまった</p><p>殺害を指示したのはジッちゃんの次男、瑠璃子の父親だったこの人は、全ての悪事が露呈してオレたちの見ている前で、処分された</p><p>残っているのは、みすずの父親のジッちゃんの３男だけだだけど、この３男は国の高級官僚として、バリバリに働いている香月グループを継ぐ気は、今のところは無いらしい</p><p>その点、わたしは子供には恵まれたから家督はまだ譲ってはやらんが、公の仕事は息子に任せて、悠々自適の生活をしている隠居だよだから、香月と違ってヒマだけはあるもっとも、その代わり警護人などは、息子の方に良いメンバーを付けてやっているから、わたしの警護は若手の太一に任せているもっとも、この年齢になると毎日、顔を合わさないといけない警護人ぐらいは若い人にしたくなるんだどけだけキャリアがあっても、老けた警護人を連れて歩くのは嫌だよ気分が暗くなる</p><p>歌晏老人は、そう言って狩野典明氏を見る</p><p>君はよく不知火くんのような男を連れていられるなわたしだったら、ああいう体力の衰えてきた警護人は外に出さんよ屋敷の警備責任者にでもして、後進の指導をやらせるよ香月のところの谷沢くんみたいに</p><p>香月セキュリティ・サービスの谷沢チーフは今では、香月家の雇っている全ての警護人や警備員たちを監督する立場に居る</p><p>現場のことは全て翔姉ちゃんに任せて、自分は裏方に徹してくれている</p><p>谷沢さんは、現役の警護人ですよあの人は警護人に必要な、注意力も集中力も判断力も、全く衰えていませんし戦闘能力だって、本気で戦ったら香月セキュリティ・サービスの若い人たちを全員ノックアウトできるくらい強いですよ</p><p>オレは、谷沢チーフの名誉のために言う</p><p>ほうそうなのかね</p><p>歌晏老人は、笑ってオレに尋ねる</p><p>狩野典明氏の方は歌晏老人の話を遮ったオレに、ギョっとしている</p><p>オレはオレ自身は、全然強くないですけれど毎日、警護役の子たちと一緒に居ますから誰がどれくらい強いのかは、何となく判るようになってきました</p><p>オレが美智から習っている工藤流古武術は気を扱う武術だから</p><p>相手の強さを瞬間的に肌で感じ取ることができるように訓練している</p><p>ふむでは、君は不知火くんをどう評価する</p><p>不知火父不知火シエさんのお父さんは</p><p>あの人はもう警護人は引退するべきだと思います</p><p>ムッとして、オレを睨み付ける狩野典明氏</p><p>歌晏老人は、さらにオレに聞いてきた</p><p>自分の能力に自信がなくなった警護人は現場に居るべきではないからです</p><p>君に何が判るんだ君はみすずさんの許婚者だということは知っているがだが、君は名家の人間じゃないだろう</p><p>狩野典明氏が、苦々しい顔でオレに言う</p><p>君のような子供に名家の世界の警護役のことが判るはずがない</p><p>娘の桜子さんが家を飛び出したこと</p><p>その件でジッちゃんと歌晏さんに、このホテルに呼び出されたこと</p><p>にも関わらず、歌晏老人がのらりくらりと、なかなか本題に話を勧めないこと</p><p>あげくに、オレみたいな子供に自分の警護役の能力を低く見られたこと</p><p>加納典明氏は、全てのフラストレーションをオレに叩き付ける</p><p>いや、わたしはそうは思わないね</p><p>歌晏老人は、笑って狩野典明氏を見る</p><p>典明くんは知らないようだから教えるがこの少年は、香月セキュリティ・サービスのオーナーだよ</p><p>狩野典明氏には、歌晏さんの言葉の意味が判らないようだった</p><p>香月は香月セキュリティ・サービスの全ての株を、こいつにやったんだつまり、こいつは最高の警護人たちを抱え込んでいる巨大組織のボスということだ</p><p>そんな馬鹿な</p><p>狩野典明氏は激しく驚いている</p><p>嘘じゃないです本当のことです</p><p>だいたい、こいつは普段から香月の警護役と親しくしているんだ今では、典明くんよりも名家の警護については詳しいと思うね</p><p>不知火父にしか警護されたことのない狩野典明氏より</p><p>オレの方が、数多くのプロの警護人たちの仕事を見てきている</p><p>でお前が不知火くんが衰えていると気付いた、具体的な理由は何だったんだ典明くんに判るように説明してくれ</p><p>歌晏さんは、オレに言う</p><p>それはだから、不知火さんは自分の今の力に自信が無いからそれで、ここに３人も部下を連れて来たんだと思ったんです</p><p>もっと詳しく判りやすく説明したまえ</p><p>つまりここのホテルは、香月家の城みたいなところじゃないですかホテルの中に、香月セキュリティ・サービスの職員が、たくさん配置されているわけなんですから</p><p>オレは、頭の中で言葉を選んで話す</p><p>ふむ、それで</p><p>それで、あの歌晏さんは、他にもたくさんの警護の人たちを連れて来ているはずですよね隠居してたって、歌晏家の当主なんですから直接の警護要員だけだって、１０人以上は連れて来ているはずです</p><p>さっき歌晏さんが言ってた通りこの半年で、オレは警護のことについて色々教えてもらっています</p><p>翔姉ちゃんとレイちゃんという、二人のプロが詳しく教えてくれている</p><p>だから、歌晏さんみたいな立場の人がどのくらいの規模の集団で動いているかは、だいたい検討がつきます</p><p>ああ、その通りだわたしは車、５台でここに来ている</p><p>ああ、やっぱりジッちゃんと同じか</p><p>でも、歌晏さんはこの部屋、いえ、ここのフロアに来る時には、自分の警護担当者を山田太一さん、一人だけしか連れて来ていません</p><p>ここのフロアにエレベーターで降りてからこの部屋に来る廊下にだって、他の人が居るのをオレは見ていない</p><p>人の気配は全然感じない</p><p>だから、確実にこの階に、歌晏家の他の警護員たちは来ていないと判断する</p><p>勝手に部屋のチェックなんかはやるけれど連れて来るのは、あくまでも山田太一さん一人だけ一人だけに絞ったそうなんですよね</p><p>オレを見たまま、歌晏さんはフフッと笑う</p><p>そういうことだそれが、このホテルでのルールだ考えてみろここは普段は、香月が人を呼んで密談する場所だぞそういう部屋に警護の人間を、何人も連れて来るのは無粋だとは思わないか</p><p>確かに、そうですね</p><p>オレはうなずく</p><p>例えば、３人ぐらいの人が集まって密談しようと思ってて</p><p>それぞれが３人も４人も警護の人間を連れて来たら</p><p>部屋の中は人だらけになってしまう</p><p>お互いの警護人が警戒し合ってしまうだろうから密談なんてできなくなる</p><p>だから香月は、このホテルを建築する時にわたしたち専用の地下駐車場や、そこから密談用のフロアまで直通で繋がっているエレベーターなどを、様々な仕掛けを造らせたんだわざわざ香月がここを安全な場所として提供してくれているのに無粋なことはできんよ警護人を連れて来るのなら、一人だけというのが、このホテルでのわたしたちの決まりなのだだから、わたしは太一以外の警護の連中は、全て地下に残して来たのだ</p><p>歌晏老人は言う</p><p>この間、お前と会った時などは太一も下に置いてきた</p><p>そうだこの前に、このホテルで</p><p>オレが、最初に歌晏さんに会った時は</p><p>この人は、警護役を連れていなかった</p><p>お前を警戒させたくなかったのだお前がどんな人間なのか日常的な様子を見たかったのでな</p><p>あああの時はオレは、この人はジッちゃんの友達なんだと思っていた</p><p>確かに、歌晏さんが自分の警護役を連れて来ていたら、オレはもっと警戒していたと思う</p><p>ところが不知火くんは、あのような輩を３人も連れて来たこれはどういうことなんだろうね</p><p>歌晏老人は、狩野典明氏に振り向く</p><p>わ、わたしはこの場所に、そういうルールがあることは知らなかったんです本当です、信じて下さい</p><p>狩野氏は聞かれたことの答えではなく弁明を始めた</p><p>ああ、そうだろう典明くんは知らなかったんだろうね</p><p>つまり、この人は狩野家の今の当主だけれど</p><p>今までに１度もジッちゃんに、ここのフロアに招かれたことは無い</p><p>だが、典明くんが知らなくても、不知火くんは知っているはずだよ彼は狩野が生きていた頃には、警護役として何度かここの部屋にも来ていたはずだ</p><p>先代の狩野家の当主はジッちゃんに招かれて、ここに来ていた</p><p>だから、不知火父が連れて来る警護人は一人というルールを知らないはずがない</p><p>例えルールに違反することになるとしても、不知火君くんがここに部下を連れて来てしまったのはこの少年の言う通り現在の自分の能力に自信が無いからだと思う身体も精神も、すっかり衰えてしまっているから自分１人では、うちの太一や香月家の藤宮くんには敵わないと不知火くん自身が判断したからだろうね</p><p>注意を払うためには眼と耳の数を増やすしかない</p><p>山田さんやレイちゃんから感じるプレッシャーにも、まとまった人数で何とか対抗しようと試みている</p><p>警護人としてのプライドを捨てでも香月家や歌晏家の警護人と力が拮抗していないと、狩野家の恥辱になると考えたんだろう</p><p>それにしても集めていらした臨時雇いの素多たちの質が悪すぎますわ</p><p>桃子姉ちゃんが、自分の祖父に言う</p><p>あんな人たちでは、居ても戦力にはなりませんわ足手まといになるだけです</p><p>今の不知火さんではあの３人の黒服に、適確な指示を与えて統率するのは無理だよなあ</p><p>それも仕方がなかったのだろう今の狩野家ではあの程度の連中を雇うのが精一杯なんだと思う</p><p>歌晏老人は、そう言うと狩野典明氏に振り向いて</p><p>不知火くんの方からは君に現場から外して欲しいとは言ってこないだろう彼の性格では身体がもう無理だと感じていても、頭の方が自分の衰えを認めないと思う</p><p>心も身体も、完全にダメになってしまうまで頑張り過ぎてしまうんだろうな</p><p>ああいう人の場合は</p><p>だから、君のほうから角が立たないように、自然に不知火くんを現場から引退させた方が良いわたしは、そう思うね</p><p>口籠もる狩野氏</p><p>こんな状態でも、不知火さんが警護役を辞めさせられないんだから狩野家には、人材が全くいないからだ</p><p>先祖代々、狩野家に仕えている不知火家の人間ぐらいしか今のお金のない狩野家には臣下が残っていないのだろう</p><p>これは忠告だよ典明くん</p><p>歌晏さんは重い声で言う</p><p>判りました歌晏様のご命令に従いますその代わり、不知火の代わりにどなたか良い警護役を、わたしの家に派遣してはいただけませんか</p><p>警護役の派遣</p><p>それも、できましたらあのお恥ずかしい話ですが、ご存知の通り今の狩野家では歌晏様のお使いになっているような警護役は雇えませんですから</p><p>警護役に支払う賃金の一部を歌晏家に、援助して欲しいということか</p><p>あるいは、歌晏家の警護人を無償で、狩野家に貸して欲しいということか</p><p>わたしのところには、今は警護の人間は余っていないむしろ、わたしも良い警護人が見つかったら、雇い入れたいぐらいだ</p><p>歌晏さんは、苦笑する</p><p>そういう話は、こいつとしてくれ警護人なら、香月セキュリティ・サービスにたくさん居るはずだ</p><p>ていうか名家への警護員の派遣が、香月セキュリティ・サービスのメインのビジネスだ</p><p>うちは無償でのサービスはしません正規料金でしたら、何人でも警護の人を派遣しますよ</p><p>か、狩野家は数ある名家の中でも、さらに名門の家だぞ</p><p>狩野典明氏は、オレの態度にカチンときたのか大きな声で叫ぶ</p><p>だから何なんですか名門の家だから安く警護人を派遣しろってことですかそれとも、いっそのこと無料奉仕しろって話ですか</p><p>そ、そんなことは言っていないぞ</p><p>狩野典明氏はうろたえる</p><p>図星だったか</p><p>オレはそういうことは一切しませんから</p><p>そうよ、公ちゃんはビジネスとして会社を経営するんですから狩野家にだけ特別待遇を与えるなんてことはできないですわ</p><p>そんなことをしたら、他の名家も狩野家と同じようにしてくれって、言ってくるに決まってますもの</p><p>狩野家だけに料金を安くしたりしたら</p><p>他の家も狩野家と同じ様に、正規料金から値引きをしろとか</p><p>無料で警護人を派遣しろとか</p><p>勝手なことを言い出すと思う</p><p>オレになら、ジッちゃんがオーナーだった頃より文句が言いやすいだろうし</p><p>でも、わたしは歌晏様のご命令で、不知火を引退させなくてはならないわけですし</p><p>狩野典明氏は、そんなハチャメチャナ理論を言い始めた</p><p>わたしは命令なんてしていないよわたしがしたのは忠告だ</p><p>名家の当主は他家の当主に命令したりはしない典明くん君だって、もう、名家・狩野家の当主なのだから当主としての役目は何なのかを自分で導き出して、君の責任を果たしたまえ</p><p>結局、老いた忠臣に引退を命じるのは主人としての仕事だ</p><p>歌晏さんに命じられたから仕方なくするようなことではない</p><p>ですが、わたしの家は</p><p>狩野典明氏は、必死に家の窮状を訴えようとする</p><p>知らんよ君の家のことは、君が何とかしたまえ</p><p>歌晏老人は、強い言葉で狩野氏を突き放す</p><p>さて取りあえず、これでお互いがどんな人間なのか見当が付いたと思う</p><p>歌晏さんは、ザッパリと話を変えた</p><p>はい大体判りました</p><p>オレは歌晏さんに答える</p><p>桜子さんのお父さんの性格は、よく判った</p><p>この人は何でもかんでも、人のせいにするタイプだ</p><p>さっきからでもとかしかしとかばかり口にしている</p><p>狩野家の現状が、かなりヤバイということについては自覚があるみたいだけれど</p><p>だからって建設的で前向きな話は、自分からは絶対にしない</p><p>なかなかメンド臭い人だ</p><p>名家中の名家、狩野家の当主であることに大きな誇りを持っているけれど</p><p>逆を言えばそのちっぽけなプライドだけにすがっている男だ</p><p>狩野典明氏は、歌晏さんの言葉の意味が全然判っていないらしい</p><p>典明くんは、この少年をこいつは典明くんを、お互いがお互いを理解しないことにはここから先の話し合いはできないのだよ</p><p>歌晏さんは、狩野氏にそう言う</p><p>なぜ、わたしがこの子供と話をしなくてはならないのです</p><p>狩野典明氏は、憮然とした態度でそう言う</p><p>わたしがここに来たのは娘の桜子を連れ戻すためです彼とわたしが理解し合わなくてはいけない理由なんて何もないはずですが</p><p>ああ、このオッサンは</p><p>想像力にも欠けているんだな</p><p>それはだな桜子くんの件で、この少年は典明くんと話さねばならないことがあるからだ</p><p>歌晏老人は、そう言うとオレに</p><p>でどうだったんだやったのか</p><p>またずいぶん</p><p>ストレートに聞いてくる</p><p>はいやりました</p><p>オレもストレートに返答した</p><p>きっちり、やりました口に１発、あそこに３発出しました</p><p>き、君は何の話をしているんだ</p><p>狩野典明氏は、ポカンとした顔でオレに言う</p><p>この人は桜子さんが、オレに売春したなんてことを</p><p>少しも、想像していなかったんだ</p><p>自分の娘は、そんなことをするはずがないと思っている</p><p>あるいは桃子姉ちゃんや、まり子が、桜子さんの暴走を止めてくれたはずだと信じている</p><p>このオッサンは世の中は、全て、自分の都合が良い方向に転がって行くものだと思いこんでいるみたいだから</p><p>オレは狩野桜子さんとセックスしましたヴァージンでした桜子さんの処女は、オレが奪いました</p><p>オレは、大きな声ではっきりと言った</p><p>知らないうちに、もう５月</p><p>困った、困った</p><p>1249．桜子・売春したいお嬢様　／　結審</p><p>オレは、大きな声でそう言うと</p><p>そんなはずがない</p><p>桜子さんの父狩野典明氏が叫ぶ</p><p>桜子は、狩野家の娘だぞっそれが、お前のような下賤な輩《やから》に</p><p>ヤカラって何だよ</p><p>そんなことは絶対にあってはならないことなんだぁっ</p><p>５０歳近い年齢のオッサンが喚く</p><p>だが事実は事実なのだろう</p><p>歌晏老人が、サラリと言う</p><p>で、どうだった良かったか</p><p>老人の眼が、オレを見る</p><p>スッゲェ、良かったです</p><p>オレは即座に答えた</p><p>何がどう良かったんだ</p><p>桜子さんは、おっぱいの形が凄く綺麗なんですっオレの手の大きさにぴったりで、揉むと吸い付くような肌でそれから、乳首の色が名前通りに桜色なのも気に入りましたそんで</p><p>黙れっそんな話は聞きたくないっ</p><p>狩野典明氏が聞きたくなくともオレは話す</p><p>裸にして、全身舐め回しましたし乳首もマンコもですそんで、もちろん処女でしたから締まりも良かったですオレのチンコが、桜子さんの中で絞られてマンコの中の感触が最高だったんです</p><p>おいいっ黙れと言っているだろう</p><p>オレ、我慢できなくて４回も出しましたっ１回は、桜子さんの口の中に射精して全部飲ませましたしあとの３回は全部膣内射精ですっ</p><p>キサマぁぁっ</p><p>狩野典明氏の顔色が変わる</p><p>避妊はしてませんっ桜子さんの子宮に中出ししましたから、今のままだと妊娠するかもしれませんね</p><p>この馬鹿者めぇぇぇぇ</p><p>狩野典明氏は、席からバッと立ち上がり一直線にオレに向かって来るッ</p><p>オレは逃げない</p><p>たっぷり６時間、色んな体位で楽しませてもらいました</p><p>狩野典明氏が、拳を振り上げる</p><p>お父様、お止め下さい</p><p>桜子さんが父親を止めようとするが</p><p>後ろから克子姉が桜子さんの身体を抱いて抑え込んだ</p><p>ホント、良い身体でしたよ桜子さんは</p><p>まだ言うかぁっ</p><p>オッサンの拳がオレの顔を殴る</p><p>１発目は、受けてやる</p><p>２発目からは、身体を動かしてダメージを減らした</p><p>３発、４発</p><p>激高した狩野典明氏は、オレを足で蹴ろうとしたから</p><p>腹にキックを食らうのは、さすがにヤバイからオレは避けた</p><p>すると狩野典明氏は、ズッこけて勝手に床に引っ繰り返った</p><p>この人、普段は全然運動してないみたいだな</p><p>パンチも、いわゆるポカポカ・パンチだったし</p><p>公ちゃん、大丈夫</p><p>桃子姉ちゃんが、心配そうにオレに言うが</p><p>全然平気だよ</p><p>オレは、笑顔を作ってそう答える</p><p>でも、公</p><p>まり子も、オレを心配そうに見ていた</p><p>ホントに平気だってほら、みすずや克子姉は、少しも心配していないだろ２人とも知ってるから、オレが美智に鍛えられていることを</p><p>美智がオレに教えてくれていることの意味が良く判った</p><p>相手を攻撃する能力の訓練でなく相手の攻撃を見極め、自分のダメージを最低限にする日々の鍛錬</p><p>わざと顔で受けた１発目のパンチでさえ、完全に入ることがないように角度を上手くズラすことができた</p><p>こんなオッサンのパンチ、効くわけないじゃないか</p><p>オレは床に倒れている狩野典明氏を見て、そう言う</p><p>きぃっさまぁぁ</p><p>狩野氏は再度立ち上がって、オレを殴ろうとするが</p><p>もう止したまえ</p><p>歌晏老人の威厳に溢れた重い声が狩野典明氏を制止する</p><p>これ以上、わたしの眼の前で暴力行為を働くのならば外から太一たちを呼ぶぞ</p><p>当事者だけで話ができるように、わざわざ警護役を外に出してくれているんたぞ仲裁者としてここに来ているわたしもだ</p><p>本来なら歌晏老人の立場なら、１人だけ警護役を付けていたっておかしくはない</p><p>歌晏家の当主というのはそういう地位だ</p><p>家柄とか家の格とかが同じだとしても現在の歌晏家は、狩野家を遥かに勝る資力と権力を持っている</p><p>わたしの気遣いを無視して、警護役のいない場所でこれ以上暴力行為を働くのなら典明くんわたしは、君に与える罰をさらに増やさねばならなくなる</p><p>わたし与える罰</p><p>狩野典明氏は、驚いて言う</p><p>どうやら君はどうして自分がここに呼ばれたのか、その理由さえ理解していないようだね</p><p>歌晏老人の眼が冷たく、典明氏を見る</p><p>そ、それは不祥事をしでかした娘を、引き取りに来たのですわたしは</p><p>父親の言葉に、桜子さんは悲しそうにうつむく</p><p>うむ、これは不祥事なのかね</p><p>不祥事でしょう娘が、桜子がこんな男に身体を汚されたというのなら</p><p>桜子さんは、今年何歳になった</p><p>歌晏老人は、低い声で答えた</p><p>何だ典明くんは、自分の娘の現在の年齢を知らないのかね</p><p>い、いえ今年の春に高校生になりましたからええっと</p><p>普段から子供のことに全然興味を持っていない親だったんだなこの人</p><p>１６歳ですわ桜子は</p><p>今まで一度も口を開かずに椅子に座ったまま、オレたちの様子を見ていた桜子さんの母親が言う</p><p>ありがとう聡子くんそうか狩野桜子くんは、１６歳かということは未成年だな未成年者が起こした不祥事はこれが不祥事ならばその責任を負うのは、未成年者の親ということになるのではないか</p><p>歌晏老人は、狩野典明氏に言う</p><p>少なくとも、君には娘さんに対する監督不行届の罪があると思うがそうは、思わないかね</p><p>わ、わたしはわたしは何もしていませんっ罪になるようなことは、何もっ</p><p>反射的に、狩野氏はそう答えた</p><p>だから何もしてこなかったことが罪だと言っているんだよ</p><p>何もしてこなかった罪</p><p>なぜ、桜子さんがこんなことをしたと思う</p><p>判らないのか１６歳の少女が、相当思い詰めなければこんなことにはならないのだぞ</p><p>歌晏老人は、桜子さんを見て</p><p>桜子くん君は、何をしようとして今日、このホテルに来たのかわたしたちに言い給え</p><p>桜子さんの身体は、まだ克子姉に後ろから抱かれたままだ</p><p>まり子も、スッと桜子さんの手を握る</p><p>２人の肌の温かさを感じて桜子さんは</p><p>はいわたくしは売春というものを体験したいと思って、こちらに参りました</p><p>真っ直ぐに歌晏老人を見て正直に答える</p><p>で、相手はこの小僧か</p><p>はい１時間１０００円で６時間、わたくしの身体を買っていただきました</p><p>桜子お前、気が狂ったのか</p><p>狩野典明氏が叫ぶが</p><p>あなた、いい加減になさって下さい</p><p>桜子さんの母親が、夫に言う</p><p>これ以上、みっともないことはなさらないで</p><p>みっともないわたしが</p><p>ああ、典明くん君はみっともないだから、しばらく黙っていたまえ</p><p>歌晏老人が、典明氏に言う</p><p>桜子くんはこの小僧のことは、知っていたのかね</p><p>桜子さんへの審問を再開する</p><p>はい先日の香月様のお屋敷でのガーデン・パーティの時にご挨拶させていただいておりました</p><p>ふむ、つまり初対面では無い面識は有ったということだな</p><p>オレと桜子さんは親しくはなかったけれど</p><p>全く知らない間柄ではなかった</p><p>桜子くんは売春というものをどう定義している</p><p>お金で身体を売る行為だと思っております</p><p>桜子さんは、歌晏老人に答えた</p><p>では、なぜ金で身体を売るようなことをする女性がいると思う</p><p>売春で生計を立てている女性の多くは売春行為が稼ぎがいいから、やっているのだほんの数時間の労働で普通の人間が１日に稼ぐ数倍の金を得ることができるだからだ</p><p>老人は、桜子さんを真っ直ぐに見据えてそう言った</p><p>中には金銭的に困窮してはいないのに、売春行為に暗い悦びを感じて、それで身体を売るような変態性欲者もいるがそういう連中でも、必ずある程度以上の金は受け取る１００円でも２００円でも構わないということにはならないなぜか、判るかね</p><p>いえ判りません</p><p>歌晏老人はフフッと笑うと</p><p>そういう女たちにとっては自分の身体を売った金額が、そのまま自分の価値になるからだ評価額というやつだな</p><p>金で自分自身を評価する</p><p>自分の身体とセックスが数千円の価値しかないとは思わない１０万円ということは無いが数万円の価値はあるはずだと信じているだから、自分が信じる自分の価値に見合った金額が得られなければ売春はしないそれは、売春行為の裏に自分の価値を他人に認めさせたいという気持ちが隠されているからだ</p><p>ところで桜子くんは現在、金に困っていたりするのかね</p><p>いいえ、そんなことはございません</p><p>ふむ、では身体を売らなくてはならないほど生活に困窮している大部分の売春婦とは違うな</p><p>歌晏老人は、笑顔のままそう言う</p><p>では、桜子くんは君自身の肉体とセックスの価値が１時間１０００円の価値しかないと思っているのかね</p><p>桜子さんは、オレを見る</p><p>黒森様でしたらその額で良いと思いました</p><p>では、君は見ず知らずの男性に、自分の身体を売るとしたら幾らで売るどんな人間なのか全く判らない初対面の男の相手にしなくてはいけないのなら</p><p>そういう方とはしたくはありません</p><p>桜子さんはすぐにそう答えた</p><p>何万円でも、何千万円でもわたくしは、見知らぬ方とはセックス致しません</p><p>老人はニヤッと微笑み</p><p>それが桜子くんが感じている桜子くん自身の価値だ君自身は、君の肉体とセックスには値段が付けられないと思っているつまり</p><p>桜子くんは売春婦ではない君とその小僧が今日、ここでしたことはただの売春ごっこだ</p><p>それは黒森様にしていただいて、自分でも気付きましたわたくしのしていることは、ただの真似事で売春ではないということが</p><p>桜子さんは、うつむいてそう言った</p><p>当たり前だそもそも、桜子くんのような若くて魅力的な女性が、１時間１０００円で売春するなんてことが、あり得るはずがないのだから</p><p>でも、わたくし黒森様から６０００円、いただいてしまいました</p><p>申し訳なさそうに言う</p><p>その金は、みんなでアイスクリームでも食べるのに使いたまえみすずくんや、うちの桃子、まり子くんや他の子たち桜子くんのことを心配してくれた人たちに、ご馳走してあげるんだね</p><p>歌晏さんは、笑顔でそう言うと</p><p>おい小僧お前だって、今更、金を返してくれとは言わないだろう</p><p>言わないです桜子さんにあげた金ですから</p><p>ふむ、あげたか桜子くんの身体を買った代金ではないのだな</p><p>桜子さんみたいな可愛い女の子が、お金で買えるわけがないですよ</p><p>このことだけは、お前に感謝するもし、お前が売春女子高生の相場に見合った金額を支払っていたら、桜子くんも形式的には売春したと見なされたかもしれないしかし、お前が１時間１０００円などという、ふざけた値段を提示してくれたおかげで全てはごっこ遊びということで終わった</p><p>現実としては代金が１０００円だろうが、売春は売春だ</p><p>しかし、この場で歌晏老人という権力者が、そう断言すればただのごっこ遊びだったということになる</p><p>少なくともそれで桜子さんの心は救われる</p><p>名家の令嬢が売春をしたのであれば大問題だしかし、今回のことはセックスに興味を持つ年頃の男女による不純異性交遊だそれはそれで問題ではあるがこれぐらいのことは、よくあることだ健康な若い男女にセックスをするなとはわたしは言えないわたしだって、この小僧と同じ年頃にはすでに童貞ではなかったからな香月も、今は亡き桜子くんの祖父もそうだった</p><p>妊娠にだけは気を付けてもらいたいが君たちが今後も売春ごっこを続けようと、わたしは何も言わんよ君たちのセックス・ライフに他人であるわたしが文句を付ける道理はないそれが公にならないのならば</p><p>みすずのおしっこ披露や瑠璃子のハメ撮り好きと同じだ</p><p>世間に知られなければ家の中では、どんなセックスをしていても構わない</p><p>名家の令嬢だってプライベートは自由だ</p><p>桜子くんについての問題に関しては不問とする異議のあるものは居るかね</p><p>歌晏老人は、部屋の中を見渡す</p><p>誰も発言はしない</p><p>異議は無いようだな</p><p>無いですわさすがお祖父様素晴らしい御決裁です</p><p>桃子姉ちゃんが、歌晏さんに微笑む</p><p>狩野家の名誉に傷が付かないのでしたらわたしは、それで構いません</p><p>狩野典明氏は、そんなことを言った</p><p>桜子さんのお母さんは、暗い表情のままだ</p><p>では引き続き典明くんについての審議に入る</p><p>わ、わたしの</p><p>驚く狩野典明氏</p><p>さっきも言ったろう君には君の罪があるそれも桜子くんについての監督不行届以上の罪だ</p><p>歌晏老人は、ジッと典明氏を見ると</p><p>高橋家から桜子くんとの婚約を破棄する件についての詳細な報告が、香月だけでなくわたしにも届いている</p><p>跡継ぎ息子を桜子さんと婚約させていた高橋家は婚約破棄の理由をジッちゃんに報告した</p><p>香月家と歌晏家は、名家全体を束ねる家だから</p><p>その報告レポートと同じモノが、歌晏さんにも届いている</p><p>桜子さんが、どういう経緯を経て生まれたのかまた、その過程において、典明くんが１人の女性を傷付け、酷い仕打ちをし死に追いやったのかわたしもすでに全て知っている</p><p>狩野典明氏は、銀座のお見せでアルバイト・ホステスをしていた女子大生と不倫をし</p><p>桜子さんを出産させた</p><p>そして、子供が産まれると同時に桜子さんの本当の矢母さんを家から追い出して</p><p>桜子さんのお母さんは、売春婦に身を堕とし死んだ</p><p>そ、そんなわたしが死なせたわけではありませんあの女には、ちゃんと手切れ金だって支払いましたし</p><p>あんな金額ははした金と言うのだよわたしたちの世界の常識では手切れ金というのは、最低でも君が払った額の１０倍以上だ</p><p>ああ２００万円ぐらいしか払わなかったんだ</p><p>で、ですがわたしたちは手切れ金の前に、彼女の出産費用なんかも全て出しているわけですし</p><p>君が孕ませたのだから、君が払うのは当然だろう</p><p>一喝する、歌晏老人</p><p>いや、当時の典明君はまだ狩野家の当主できなかったのだから、狩野のやつが払ったのだな</p><p>亡くなった狩野家の先代当主が全てを支払った</p><p>どうしてあいつはわたしや香月に相談してくれなかったのだろう水くさいと思ういや恥ずかしすぎて、相談できなかったのだと思うあいつにも名家・狩野家の当主としてのプライドがあったんだろうあいつは、いつもそのプライドの高さのせいで失敗を重ねていた</p><p>香月家や歌晏家と同じくらい家格の家が没落寸前にまで失墜してしまったのは、桜子さんのお祖父さんの代のことらしい</p><p>あいつが生きていたら、１発ブン殴ってやるところだが</p><p>３大名家の当主として歌晏老人とジッちゃん、そして狩野家の先代は親しい関係にあった</p><p>それなのに、狩野家の先代は息子がしでかした不倫事件のことを、歌晏さんたちに相談してくれなかった</p><p>相談できなかった</p><p>死んでしまった人間のことだから悔やんでも、どうすることもできん桜子くん、済まない君のことはわたしや香月は、君のことについてもっと早く気付くべきだったのだ</p><p>そして歌晏さんも親友の家で起きていることについて、察してあげることができなかった</p><p>いいえ歌晏様や香月様にはいつもお助けいただいております狩野家の人間で、お二人に感謝していない者はおりません</p><p>家が傾いた狩野家が、それでも何とか名家としての体裁を保っているのは</p><p>歌晏家と香月家が、色々な形で保護しているからだ</p><p>家と家のことと君自身のことは別だ君はあいつの孫娘だわたしたちには友として、死んだ狩野の子や孫を見守る義務がある</p><p>そして歌晏さんは狩野典明氏を見た</p><p>同時に名家を束ねる者として、名家の誇りを守るために、厳しい処断を行う義務もある</p><p>処断</p><p>わたしも香月も、君が犯した過去の罪について今更、処分を下すつもりはない</p><p>過去の罪桜子さんの本当のお母さんを死なせたこと</p><p>いや、あれは妻以外の女と関係を持って、桜子を産ませたことはわたしの罪かもしれませんけれどあいつが、わたしと関係が切れた後に売春婦になったこととかましてや死んだことは、わたしの責任ではありませんっ</p><p>狩野典明氏は、叫ぶ</p><p>それはあいつ自身のせいでわたしとは、全然、関係がないことですっ</p><p>そう考えられる君は、幸せな人間だと思うよだが、君はそういう人間なんだなまあいい、わたしは過去のことを問い詰めるつもりは無いと言った</p><p>歌晏老人は典明氏を見て</p><p>問題なのは、常に現在とそれに繋がる未来だ</p><p>重い声で言った</p><p>今の君に名家・狩野家を背負うだけの資質はあるのだろうかこのまま君に狩野家を委ねていて狩野家に未来はあるのかわたしと香月は、そのことだけに注目している</p><p>名家の当主としての資質</p><p>桃子、それからみすずくん君たちの眼から見て今の典明くんをどう評価する典明くんは、このまま狩野家の当主の座にあって良いのだろうか</p><p>歌晏さんは２人の名家の令嬢に尋ねる</p><p>大変失礼だとは思いますけれど</p><p>わたくしには狩野典明氏には、名家の長たる資質は無いと思いますわ</p><p>みすずも狩野典明氏の資質を疑う</p><p>２人とも何でそう思うんだね</p><p>歌晏さんは、孫娘たちに尋ねた</p><p>狩野様は常にご自分の立場でしか、物事が考えられない方だと感じたからです</p><p>人の気持ちが理解できない方だと思いましたわ</p><p>狩野様は桜子さんとセックスしたということで、旦那様を叩いていらっしゃいましたけれど</p><p>そうよねご自分も、桜子の本当のお母様に誰かに叩かれるのようなことをしているのよね</p><p>結婚しているいい歳をした男がアルバイトの女子大生と不倫し、子供を産ませた</p><p>しかも、生まれた子供を奪って追放し、一切フォローしないまま死なせてしまった</p><p>桜子の本当のお母様のご縁戚の方たちに一生、憎まれるようなことをなさっていますわ</p><p>桜子さんの本当のお母さんの親や兄姉や親戚や友人たちの中には</p><p>狩野典明氏のことを殴りたいと思っている人が何人もいるはずだ</p><p>そういうことを想像できなくて狩野様の中ではもう済んだことにしてしまっていらっしゃるみたいですわね</p><p>だから、平気で旦那様を叩くことがおできになられるんですわ</p><p>桜子は狩野様が過去になさったことにショックを受けて、こんな騒ぎを起こしたというのに</p><p>狩野様はご自分には何の責任も無いと本気で思っていらっしゃるんですから</p><p>そういうお考えの方がわたくしには、名家・狩野家の当主に相応しいとは思えませんわ</p><p>桃子姉ちゃんとみすずは言う</p><p>わたしもそう思う</p><p>歌晏老人は</p><p>先程から、わたしは典明くんの態度をずっと見てきたが狩野家の問題について、香月が場所を提供し、わたしがここに来ているというのに典明くんから、ねぎらいの言葉を聞いていない普通は言うんじゃないのかねご迷惑をお掛けして申し訳ありませんとか本日はご足労いただきありがとうございますとか</p><p>ああ、狩野典明氏はオレたちがこの部屋に入って来た時も、ずっとムスッとしたまま偉そうに座ってたよな</p><p>君は、わたしや香月が、狩野家のために動くのは当たり前のことだと考えているようだがわたしたちは名家全体を守るということと、死んだ君の父親に対する友情から行動しているだけだ狩野家の家臣になった覚えはないぞ</p><p>当事者としての自覚が欠けているとしか思えないこの状況で、そんな態度でいられるというのはどうかしているとても、名家の当主に相応しいとは思えない</p><p>判らないのかねわたしはここに、君の審査に来たのだそして君は不合格だわたしの審査結果を、香月も受け入れてくれると思う君には歌晏家の当主の座から降りてもらうことになるだろう</p><p>キッパリと宣告する</p><p>ちょっ、ちょっと待って下さい幾ら歌晏様でもそれは横暴ですあなたたちが、狩野家の家臣ではないようにわたしだって、狩野家だって歌晏家や香月家の家臣ではありません名家はそれぞれが独立した存在のはずです誰が当主なのかは、家の人間が決めることで歌晏様が口出しなさることではないと思います</p><p>慌てて狩野典明氏は文句を言う</p><p>普通の名家なら、そうだろうが今の狩野家は、わたしと香月の援助で家を保っていることを忘れてもらっては困る</p><p>わたしたちの意に反するというのなら全ての援助を打ち切る他の名家の連中たちにも、狩野家との付き合いを考え直すように忠告する</p><p>歌晏家と香月家だけでなく全ての名家が、狩野家との関係を断ち切ることになる</p><p>ははっ、あなたはそうやってわたしを脅しているようですが狩野家は、歌晏家、香月家に並ぶ名門ですあなたたちが、本気で狩野家を潰すようなことは絶対にしないことをわたしは知っていますよ</p><p>ジッちゃんたちは名家はなるべく減らしたくないと思っている</p><p>名家中の名家である狩野家が潰れるのはマズい</p><p>だから、今までも援助して来た</p><p>ああ、狩野家は残すよだが家と君は別だ君がいなくなっても、狩野家が残ればいいのだ</p><p>わたしは本家の嫡男ですよわたしを除外したら、家を存続させることはできないですからね</p><p>狩野典明氏は、喚く</p><p>そうだろうかすでに、狩野家の分家たちは君を引き摺り下ろすための行動を開始しているぞ</p><p>分家</p><p>わたしと香月はすでに、狩野家の分家の主だった者たちに話を付けた皆、納得してくれたよ</p><p>桜子さんを、ここのホテルに閉じ込めている間に</p><p>歌晏さんたちは、狩野家の分家の人たちを説得していたんだ</p><p>押し込めという言葉を知っているかね鎌倉時代からあった武家の慣行だできの悪い主人だと家が滅ぶだから、家臣たちが合議してダメな主人を強制的に監禁するんだそして主人は病気になったということにして、新しい主人を立てる家を守るために家臣たちが行う最終手段だよ</p><p>家は主人とその家族だけのものじゃない</p><p>このまま狩野典明氏が当主のままだと他の名家に見捨てられるというのなら</p><p>下の人たちが、強制的に当主を替える</p><p>押し込められるか、自分から当主の座を降りるか今すぐに決めたまえ</p><p>歌晏さんの言葉は、どこまでも冷たかった</p><p>ここのところ２日ぐらい睡眠不足でした</p><p>はぁぁ、寝ないとすぐに体調が悪くなるのはもう若くないということなんでしょうね</p><p>1250．桜子・売春したいお嬢様　／　それぞれの行く道</p><p>・山田太一／歌晏老人の警護役桃子からはハンス・クリストファー・アンダーソンと呼ばれている</p><p>・不知火一徹／狩野典明の警護役シエの父</p><p>名家・狩野家の当主である自分が分家の人たちによって地位を剥奪されるという現実に、狩野典明氏は震える</p><p>下の人間ほど常識的なものだよ皆、ずっと典明くんが桜子くんの本当の母親にしたことを非道だと思っていた今までは、こんな酷いことが世間に特にわたしや香月に知られてはマズいと狩野家はわたしたちの援助で何とか成り立っているのだから君の名家の当主としては相応しくない行為が明るみになれば、家の存続の危機になると思い、口をつぐんでいた</p><p>狩野典明氏が、女子大生と不倫し、妊娠させ生まれた子供だけを奪って捨てたということは狩野家の縁者はみんな知っていた</p><p>母親が狩野家の出身であるまり子まで知っていたんだから</p><p>しかし、狩野家の外に秘密が漏れなかったのはこんなことが世間に知れたら、家が取り潰しになるかもしれないという恐怖感を全員が感じていたからだろう</p><p>狩野家は特別な名家だからどんなことがあろうとも、わたしや香月や他の名家が救ってくれるなどという幻想を信じていたのは当主である典明くん、君独りだけだったということだ</p><p>長い歴史を持つ名家の当主だから、何をしてもいいということにはならない</p><p>今でも強大な資力と権力を持っている歌晏家や香月家ならまだしも</p><p>狩野家は家柄だけで他には何も持っていない</p><p>他の名家に助けてもらっているだけの情けない家なのだから</p><p>分家の人たちは、普段の生活でそのことをよく理解している</p><p>他の名家の人たちからの援助をありがたいと感謝しているし助けてくれる人たちを裏切るようなことをすれば家の未来は無いと感じている</p><p>援助してもらうのは当然のことだなんて甘い考えでいたのは当主の狩野典明氏だけだったということだろう</p><p>しかし、君が過去に犯した罪は桜子くんが婚約していた高橋家に漏れてしまったそうなれば、高橋家からわたしや香月に話が伝わることになる君の家の分家やわずかに残った家臣たちは動揺したこのまま君を放置しておけば大変なことになると考えた</p><p>典明くんは変だと思わなかったのか君の警護役の不知火くんが、どうしてあんな得体の知れない三流の警護人を臨時雇いしなくてはならなくなったのかを</p><p>不知火父の部下の黒服たちは明らかに能力が低そうな連中だった</p><p>わたしと香月に呼び出され香月家の施設に行かなくてはならないんだいつもなら、他の名家西部家か神崎家あたりからまともな警護役を貸してもらっていただろうそういう交渉を担当していたのは狩野家の分家の加納栄光くんか加納英徳くんだ</p><p>名家に属している人間が誰と誰が繋がっているとか、誰と誰が仲が悪いかなどは、分家や家臣も含めて全て把握しておるよわたしや歌晏は、君たちとは違って全ての名家の人間と付き合わなくてはならないのだからな</p><p>あ、そうか名家を束ねる立場の人だと、そういうことまで気にしていないといけないのか</p><p>知らないで仲の悪い家の人たちを、歌晏家の屋敷に呼んでしまったりしたら大変なことになる</p><p>例えばわたしも香月も、典明くんと西部家と神崎家を同時に呼び出したりはしないそんなことをしたら、君に警護役を貸してくれる家がなくなるからな</p><p>歌晏老人との面会にはどの家も万全の警護体勢で臨むことになるから</p><p>狩野家に警護役を貸し出す余裕がなくなる</p><p>しかし、今回は狩野家の分家の二人は、西部家や神崎家に警護役を借りる交渉をしなかった借りるというからには後でそれ相応のお返しをしなくてはならない狩野家の当主の地位を剥奪されるかもしれない典明くんのために働くのは、二人とも嫌だったのだろうだから、狩野栄光くんも英徳くんも動かなかったそれで不知火くんは自分であんな連中を探してくるしかなかったんだ</p><p>すでに狩野家の分家の人たちの反乱は始まっている</p><p>典明くんは、下の人間たちの苦労を理解していないし警護役なんて誰でも構わないと思っているから気にならなかったんだろうがね</p><p>歌晏老人は、冷ややかに言う</p><p>ボロは着てても心は錦という言葉はあるが公の場で平然とボロボロの服を着ていて平然としているような人間は、名家の当主ではない名誉ある家の長であるのならそれに相応しい服を着ていなければ、下の人間たちが恥をかく警護役も同じだあんな低レベルの警護役を連れて、わたしに会いに来るというのはボロ服を着てきたというのと同じなのだよ</p><p>ここでもまた狩野典明氏には当主としての資質が無いことが立証された</p><p>狩野家の分家と家臣に君を擁護する人間は1人もいないだろう不知火くんだって、君の警護役という立場でなかったら逃げ出してしまいたいと感じているはずだ</p><p>不知火父は自分の主人である狩野典明氏よりも</p><p>歌晏老人のことばかり気にしていた</p><p>あのわ、わたしはどうなるのでしょうか</p><p>愕然とした表情で狩野典明氏は尋ねる</p><p>知らんよ君の家の人間たちが、何か考えているだろう江戸時代なら、家臣によって押し込めになった殿様は死ぬまで座敷牢の中だ確か、明治になるまで座敷牢から出してもらえなかった藩主がいたはずだ</p><p>歌晏老人は、そう言いながら桜子さんの母親を見る</p><p>それより聡子くんが、典明くんに話があるはずだ</p><p>桜子さんのお母さんは実の母ではないけれどさっきから、ほとんど言葉を発していない</p><p>ずっと暗い顔でうつむいているだけだった</p><p>聡子</p><p>典明氏は、呆然とした表情で妻を見る</p><p>あなたには申し上げておりませんでしたが、先ほど実家の父からわたくしに電話がございました</p><p>神崎さんから</p><p>ということは桜子さんの母親は、名家・神崎家の出身なんだろう</p><p>はい父は、わたくしにあなたと離縁をして、神崎家に戻るようにと</p><p>典靖も連れて帰るようにと命じられました</p><p>おいっ、典靖は狩野家の跡継ぎ息子だぞ</p><p>桜子さんには、弟がいるんだっけ香月家のパーティの時に聞いた</p><p>桜子さんは不倫の子でも跡継ぎ息子の弟は、典明氏と自分の息子だから</p><p>この奥さんは、これまで狩野家の当主の妻であることに堪えてきたんだろう</p><p>このまま、あなたの息子が狩野家の跡継ぎになれるはずがありませんわ</p><p>典明氏の妻は、大きな声で言った</p><p>分家の人たちが、そんなことを許すはずがないじゃありませんか</p><p>残念ながら、今は昔と違って暗愚な当主を座敷牢に閉じ込めておくことはできないからな君の息子を当主にしたら君が何かしらの影響力を持って、息子を操り、君を失脚させた分家や家臣たちに復讐するかもしれない皆、それを恐れているのだろう</p><p>では、わたしの後の当主は狩野家は誰が継ぐのですっ</p><p>典明氏は叫ぶ</p><p>さあな狩野家の連中の話を聞いて、わたしと香月が調整するよ当主の地位を追われた典明くんが気にすることではない</p><p>歌晏老人は、冷たくそう言った</p><p>では、典明くん君との面会は終わりだここから独りで帰りたまえ聡子くんは、このまま神崎家に送り届ける息子の典靖くんも、今頃はもう神崎家に着いている頃だろう</p><p>狩野家の分家や家臣たちは、典明氏を見捨てているのだから</p><p>典明氏が息子を抱き込んで騒ぎを起こす前に、神崎家に連れて行ったのか</p><p>待って下さい、わたしは何一つ納得できませんっ</p><p>典明氏は、歌晏老人にそう言うが</p><p>君との面会は終わったとわたしは言ったんだよおい、小僧ドアを開けてくれ内側からなら、ロックは自動的に解除される</p><p>歌晏さんが、オレに言う</p><p>オレは不知火父やレイちゃん、山田太一さんら警護役が待機している部屋へ通じるドアに向かい、ドアノブに手を掛ける</p><p>ちょっと待て、まだわたしは</p><p>オレに叫ぶ狩野典明氏の声を無視してドアを開く</p><p>電子ロックで施錠されていたドアは、簡単に開いた</p><p>そのまま、ドアを開けると</p><p>お話はお済みですか</p><p>歌晏老人の警護役桃子姉ちゃんがハンス・クリストファー・アンダーソンと呼んでいる山田太一さんがニコッとオレに微笑む</p><p>彼の足下には、不知火父の連れて来た黒服が3人とも失神して倒れていた</p><p>ああ、この人たちは藤宮さんに失礼なことをおっしゃったので、制裁しました</p><p>太一さんは、平然とそう言う</p><p>レイちゃんは、苦笑していた</p><p>ああテレビに出て国民的な人気者になっている藤宮麗華に対して、黒服たちが何か小馬鹿にするようなことを言ったんだな</p><p>それで山田太一さんが鉄拳制裁でノシた</p><p>不知火父が、恐縮して言う</p><p>この人が、臨時雇いの３人を制御できなかったからこういうことになった</p><p>黒服たちは臨時の雇い主の狩野典明氏がナメた臨時の上司である不知火父も、ナメられていたその延長でレイちゃんのこともナメたから、山田さんに制裁された</p><p>僕だから良かったんですよ僕は拳で殴るだけですから藤宮さんの鋼鉄のステッキで殴られたら、この人たち全員、頭が砕けてなくなっているところでした</p><p>そんなことは致しません</p><p>レイちゃんは苦笑して言う</p><p>不知火くん、悪いが典明くんだけ引き取って帰ってくれ</p><p>歌晏老人は、不知火父に言う</p><p>かしこまりました歌晏様</p><p>不知火父は、スッと頭を下げる</p><p>この３人は、わたくしの部下が外に叩き出させますわ</p><p>レイちゃんが気絶している黒服たちを見て、不知火父に言う</p><p>後々、面倒なことにならないようにちゃんとお話しておきますから</p><p>２度とフリーの警護人の仕事ができないように香月セキュリティ・サービスの裏の人間が脅しを掛けるということか</p><p>不知火父は、レイちゃんにも頭を下げた</p><p>さあ、典明様帰りましょう</p><p>い、嫌だわ、わたしはこんなことは認められない認められるはずがないじゃないですかわたしはわたしが狩野家の当主なんだぞ</p><p>大声で喚き出す</p><p>わたしは生まれた時から、狩野家を継ぐことになっていたんだ他の連中とは違うんだ特別な人間なんだわたしはこんなことで当主の地位を奪われるなんてこんなことは、あってはならないことなんだそうだろう、不知火</p><p>歌晏老人や妻には同意してもらえないことが判っているから典明氏は、自分の最後の臣下に尋ねる</p><p>残念ですが、典明様あなたの時代は終わりました</p><p>不知火父は言う</p><p>しらぬぃぃぃぃっ</p><p>わたくしが最後までお供致しますさあ、参りましょう</p><p>嫌だ、嫌だ、嫌だぁぁ</p><p>狩野典明氏は、子供の様に喚く</p><p>ところで典明くん</p><p>歌晏老人が、声を掛ける</p><p>ハッと振り向く典明氏</p><p>君は桜子くんに何か言うことがあるんじゃないのかね</p><p>歌晏老人の言葉に、部屋の中の全員が桜子さんを見る</p><p>狩野典明氏は、桜子さんを見ると</p><p>表情が憎しみの色に染まっていく</p><p>桜子、お前のせいで</p><p>典明氏が、そこまで言った瞬間オレは</p><p>正拳を典明氏の顔に叩き込んだ</p><p>護身術の一環としてどこを殴れば、確実に一撃で失神させられるかぐらいのことは、美智とイーディから教わっている</p><p>むへっ</p><p>ヘロヘロと力なく、床に倒れる典明氏</p><p>桜子さんが叫ぶが</p><p>大丈夫です今の殴り方なら失神するだけで、身体にダメージは残りませんよ</p><p>山田太一さんが、笑顔で言う</p><p>連れて行きたまえ不知火くん</p><p>歌晏老人が不知火父に促す</p><p>意識を取り戻した後でも暴れるようなら薬を使いたまえ</p><p>歌晏さん、薬なんかを使うよりも</p><p>巫女の力ちょうどヨミが隣の部屋に居る</p><p>いや、お前の力は隠しておけこういうことは、昔ながらの方法を使うべきだ</p><p>歌晏老人は寂しそうに言う</p><p>こういうことは、珍しいことではないのだよ愚かな当主が廃されるということは</p><p>ジッと気絶している典明氏を見る</p><p>狩野家が傾きだしたのは時代のせいだ先代の典明くんの父親は、プライドの高か過ぎる男だったが悪い男では無かった時代の流れの変化を見誤り、狩野家の財産の大半を失ってしまった</p><p>名家は減り続けている</p><p>１００年隆盛を極めたまま続いていかなければ名家にはならないとジッちゃんは言っていた</p><p>まり子の家の鳥居家のような戦後に大きくなった家もあるけれど、まだまだ年月に磨かれてきていないと</p><p>逆に、数百年続いた名家でもその時の当主の失敗で、スッと消えてしまう家もある</p><p>だから名家は増えるよりも、消える方が遥かに多い</p><p>典明くんは、先代の悪いところだけを引き継いでしまったらしいもはや昔のような力のある名家ではないのに３大名家と呼ばれた頃の狩野家の当主として振る舞おうとしていたそれを許してしまっていたわたしや香月にも責任がある</p><p>歌晏家や香月家が没落しかけている狩野家に、手厚い保護をするから</p><p>狩野典明氏は、ますます勘違いをした</p><p>今、わたしは彼に最後のチャンスをやったもしここで典明くんが、桜子くんに謝ることができたのなら桜子くんの本当の母親にしたことと、桜子くんにずっと辛い思いをさせてきたことを謝罪するのなら典明くんの押し込めを中止させても良いと思っていたしかし</p><p>狩野典明氏は、桜子さんに謝るどころか</p><p>全ての問題を桜子さんに押し付けようとした</p><p>馬鹿な男だしかしわたしは、彼のことを赤ん坊の頃からよく知っているのだ狩野家に跡取り息子が産まれたことを香月と死んだ狩野と３人で祝った</p><p>死んだ親友の息子を処罰しなくてはいけない</p><p>歌晏老人の表情は、辛そうだった</p><p>もういい典明くんを連れて行ってくれ</p><p>不知火父が、倒れている狩野典明氏を抱きかかえる</p><p>身体だけは、みんなに大きくなられたのに坊ちゃん</p><p>不知火父も、子供の頃から典明氏を警護してきた</p><p>藤宮です入って来て</p><p>レイちゃんが、内線電話にそう言うと山田太一さんが、廊下に通じるドアを開ける</p><p>そこには香月セキュリティ・サービスの制服組が１０人ほど立っていた</p><p>神田くんたちは、不知火さんに付いて狩野家までお送りして富田くんたちは、ここに引っ繰り返っている３人を連れ出して下に工藤さんが来ているから、引き渡して後は、工藤さんが処理して下さるわ</p><p>工藤父に、３人の黒服のことは任せるのか</p><p>香月セキュリティ・サービスの職員たちは、てきばきとレイちゃんの指示を実行していく</p><p>では、失礼いたします歌晏様、皆様</p><p>不知火父が、オレたち全員に言う</p><p>不知火くん君は典明くんの個人的な警護役でなく、狩野家の警護役なのだからまた会うこともあるはずだな</p><p>歌晏老人は、不知火父にそう言う</p><p>いえ、歌晏様わたくしには、もう警護役としてやっていかれるだけの気力と体力がございません後進に後を譲り隠居致します</p><p>そうか残念だが、君の意志がそうであるのなら仕方あるまい</p><p>はい誠に申し訳ございませんが</p><p>不知火父は、歌晏老人にそう言うと</p><p>桜子様江のことを、よろしくお願い致します</p><p>桜子さんに、頭を下げる</p><p>娘はわたくしと違って桜子お嬢様のためだけの警護役でございますから</p><p>父親が当主の座を剥奪され母と弟は実家に帰る</p><p>これから先の狩野家は、どういうことになるのか全く判らない</p><p>桜子さんの今後のことだって</p><p>いえ、桜子お嬢様は狩野家の気品をお持ちになっておられますあなた様は、いままでもこれからも名家・狩野家のご令嬢でございます</p><p>不知火さんは、笑顔を作ってそう言った</p><p>不知火さん</p><p>失礼致しますお嬢様</p><p>不知火父が、狩野典明氏を連れ去り</p><p>レイちゃんと山田太一さんの居る部屋とのドアが再び閉ざされた</p><p>オレ、克子姉、歌晏老人、桃子姉ちゃん、みすず、桜子さん、まり子</p><p>それから、桜子さんの母親の狩野聡子さんだ</p><p>お祖父様狩野家は、この後、どうなるのです</p><p>桃子姉ちゃんが、歌晏老人に尋ねる</p><p>典明くんにやらせていた様々な財団などの名誉職はああいうものの代わりは、すぐに見つかるものだがとりあえず、聡子くん君が全て代わってくれ</p><p>驚く、聡子さん</p><p>神崎の家に戻っても君、個人の収入がなければ肩身が狭い思いをすることになるだろう典明くんに関しては、対外的には病気をして長期療養することになったと公表することにするだから、典明くんがしていた役職を、聡子くんが引き継いでも皆、変には思わないだろう</p><p>でも、わたくしは離縁せよと父に命じられております</p><p>典明くんの印鑑を押した離婚届は用意させる離婚はいつでもできる聡子くんに新しく交際したい男性ができたのなら話は別だが今はまだ離婚するべきではないと思う息子さんのためにも</p><p>いずれにせよ、狩野の家からはしばらく離れていた方が良い今回調べてみて判ったが狩野家の中には、典明くんと同じ病に冒されている者が多い</p><p>昔の栄光を忘れられずに高すぎるプライドを振りかざす人たちが</p><p>今、狩野家の内部に居る人間では狩野家内の改革はできないと感じただから君の実家の神崎家と、まり子くんの鳥居家から、改革者を入れようと思う</p><p>わたくしの家から</p><p>君のお母さんは、狩野家の出身だ典明くんの妹なのだから鳥居家が、狩野家の窮状を助けるのはおかしなことではあるまい</p><p>でも、鳥居家は名家ではございません</p><p>わたしと香月は鳥居家が、狩野家を乗っ取ってしまっても構わないと思っているよこれも昔からよくあることだ勢いを失った古い名家に新興の家が入り込み、名と血筋を受け継いでいくということは</p><p>歌晏老人は、聡子さんを見て</p><p>神崎家にも話はしてある神崎家も、狩野家の名前は欲しいだろうが狩野家を丸まる呑み込むだけの資力は無いむしろ、神崎家も鳥居家との関係を深めることの方に興味があるだろう</p><p>鳥居家は名家でないが財力はある</p><p>鳥居家と神崎家で共同して、狩野家を再興してくれとわたしと香月が言えば、済むことだ今後は、歌晏家と香月家は表立って、狩野家への支援はしない他の家からの援助も、鳥居家か神崎家を通さないと、狩野家には届かないことにすれば狩野家の中の連中も、大人しく従うだろう</p><p>困ったことが起きても、歌晏家や香月家が助けてくれると思っていたから狩野典明氏は、余裕をぶっこいていたけれど</p><p>これからは名家・神崎家と鳥居家を通さないとどんな助けも望めないとなれば</p><p>おかしな暴走は起きなくなる</p><p>お祖父様、鳥居家が狩野家を乗っ取っても良いということでしたら</p><p>桃子姉ちゃんは祖父に言う</p><p>次の狩野家の当主はまり子でもいいっていうことになりますわね</p><p>ええーっ</p><p>まり子が叫んだ</p><p>だって、そうでしょあなたのお母様は、狩野家の出身なんだしまり子が、養女として狩野家に入って当主になれば、鳥居家と狩野家が１つになるわ</p><p>それで、まり子くんが神崎家から婿を取れば何もかも丸く治まるないや、聡子さんのところの典靖くんでもいい</p><p>母親が狩野本家の娘で、父親が鳥居家の当主であるまり子と</p><p>父親が狩野典明氏で、母親が神崎家の娘である典靖という子供との結婚</p><p>そんなの嫌ですわ典靖くんて、まだ小学生じゃないですか</p><p>典靖くんが嫌なら、神崎家にはもっと適齢の男子がいるはずだから候補はたくさんおるぞ</p><p>わたくしは嫌ですし困ります</p><p>ほんの１時間前、まり子は永遠にオレの女でいると誓ったばかりだ</p><p>それにわたくしが、狩野家の当主になんてなってしまったら</p><p>まり子は桜子さんを見る</p><p>桜子は、どうなるんです</p><p>そうだ父親は、当主の座を廃された</p><p>母親は、弟を連れて実家に帰るという</p><p>しかし、桜子さんは</p><p>桜子さんが、狩野聡子さんの娘でないことは実家の神崎家も知っているだろう</p><p>桜子さんはこの先、どこで暮らせばいいんだ</p><p>大改革が行われることになっている狩野家の中は桜子さんの居場所はあるのか</p><p>父の体調がおかしいらしく、足がふらついてウォーター・サーバーに頭から激突し、部屋中水浸しにして倒れていました</p><p>微熱はあるらしいのですが、身体がふらつく以外症状が無く</p><p>連休中なので、医者にも行かれません</p><p>言ってることも変なんです</p><p>空中を指してここから、この辺あたりまでがエフなんだとか言ってます</p><p>ああ全てがエフになる</p><p>1251．桜子・売春したいお嬢様　／　珠に傷</p><p>まり子の言葉に、歌晏老人は</p><p>さて、どうしたらいいのかね神崎家は、聡子くんと聡子くんの息子である典靖くんを引き取ることに合意してくれているが</p><p>桜子さんは、狩野典明氏が不倫をして産ませた娘だ</p><p>正妻の狩野聡子さんの娘ではない</p><p>親は、当主の座を廃された</p><p>わたくしは桜子も連れて参りたいと思っております</p><p>聡子さんは言う</p><p>わたくしは、これまでも桜子を自分の娘として育てて参りましたその思いは、これからも変わりません</p><p>桜子、ごめんなさい今まで、あなたに本当のことを言えなかったことそれから、あなたの本当のお母様のことも</p><p>桜子さんは、自分が不倫の子だということは知っていた</p><p>しかし、本当の母親がどういう経緯で狩野家から追い出され売春婦という悲惨な境遇に身を堕として死んでしまったということを知らされないままでいた</p><p>本当にごめんなさいごめんなさい、桜子</p><p>母親に抱きついて、桜子さんは泣く</p><p>やっと桜子さんに謝ってくれる大人が現れた</p><p>いや、狩野聡子さんも、名家・神崎家の出身で名家の娘としての教育を受けてきている</p><p>狩野家の当主である夫には、今まで逆らえなかったのだろう</p><p>夫が、どんなに無茶なことを求めて来たとしても</p><p>ありがとうございます、お母様</p><p>桜子さんは顔を上げて涙を拭き、母親に言う</p><p>でも、わたくしは桜子は、お母様や典靖と一緒に神崎家へ行くことはできませんわ</p><p>それでは神崎の家にお戻りになるお母様がお辛いでしょうわたくしのことで、お母様と典靖が肩身の狭い思いをするのは</p><p>狩野典明氏が、最後に桜子さんにお前のせいでと暴言を吐いたように</p><p>せつかく家柄の良い狩野家に、神崎家から娘を嫁に出したのに不倫の娘の桜子さんの件で、当主が押し込められ、香月家や歌晏家から睨まれることになったのだから</p><p>神崎家の中でも、桜子さんに辛く当たろうとする人たちはいるだろう</p><p>桜子さんを連れて戻った母親と弟も冷たい眼で見られることになる</p><p>そんなことはいいのよあなたは、わたくしの娘なのですから</p><p>狩野聡子さんは、そう言うが</p><p>お祖父様わたくしたちの家に、聡子様、典靖くん、桜子さんの３人を引き取ることはできませんか</p><p>桃子姉ちゃんが歌晏老人に尋ねる</p><p>いっそのこと母親と姉弟３人まとめて歌晏家に引き取るという考えか</p><p>それは無理だな</p><p>歌晏老人は、厳しい表情で答えた</p><p>現在の当主の狩野典明くんが、家臣たちによって押し込めということになっても典明くんの息子の典靖くんには、本家の嫡男として当主を継ぐ資格がまだある</p><p>桜子さんの異母弟</p><p>狩野典明氏と正妻の聡子さんの間に生まれた息子には</p><p>典靖くんを歌晏家が引き取ることになったら、それは歌晏家が狩野家の嫡男を人質に取るということになるそれは名家の世界では配下に下ることを意味する</p><p>ああ、戦国時代に今川義元が、松平家の嫡男だった徳川家康を人質として受け入れていたのと同じことですわね</p><p>狩野家は歌晏家と香月家と同格の家だぞわたしたちが、狩野家のそれも本家の相続資格を持つ男子を引き取れば狩野家の格が下がり、歌晏家の家来と見なされることになるそんなことを狩野家の分家や家臣たちが認めるだろうか</p><p>認めないだろう</p><p>今の狩野家には家柄の高さしか誇るものがないのだから</p><p>つまり香月家が、桜子くんたちを引き取るのもダメだということだそれから小僧、お前たちもだ黒森家は、一応、香月家の関係者ということになっているからなお前たちのところで３人とも迎え入れるというのも無理だぞ</p><p>黒森家のお屋敷で引き取るのも無理か</p><p>かといって狩野家の中は、これから大改革を断行しなくてはならない聡子くんも、典靖くんも特に桜子くんは、今の狩野家の中に居場所はあるまい</p><p>昔の栄華を忘れられない人たちは、改革に抵抗するだろうそんな家の中に他家から嫁に来た聡子さんや、母親が一般人の桜子さんが居続けるのは無理だ</p><p>神崎家が聡子くんに子供を連れて実家に戻れと命じているのは、そのためだ神崎くんは、君たちのことを案じているのだよ名家としての面目を保とうとしているのではなく、一人の親として聡子くんたちのことを保護したいと思っているのだ</p><p>お父様には感謝しておりますわ</p><p>ああ、このタイミングでしかも神崎家の当主から、娘の変換を求めるのなら全て典明くんの失態が原因ということになる聡子くんが負うダメージは、最低限で済む</p><p>理由は不明でも、狩野典明氏が何かをしでかしたということは、他の名家の人たちにもすぐに知られることになる</p><p>狩野聡子さんが、即座に実家に戻ったということは聡子さんも典明氏の被害者で、神崎家の当主が非情に立腹しているということを意味するのだろう</p><p>それでしたら、なおさらわたくしは、お母様や典靖と一緒に神崎家へは参れませんわ</p><p>わたくしは神崎のお祖父様の孫ではないのですから肉親で無い者が、肉親の情にすがることはできません</p><p>歌晏家も香月家もダメ黒森家も、桜子さんを引き取ることはできない</p><p>かといって、このまま狩野家に残るのも無理だし</p><p>そうですわね、聡子様と典靖様はこのまま神崎家にお戻りにならればいいんですわ</p><p>神崎家が聡子様のご実家である以上それが一番良い選択だと思いますそれで</p><p>まり子はニコッと微笑んで、桜子さんを見る</p><p>桜子は、うちに鳥居家に来ればいいのよ</p><p>まり子の家へ</p><p>格が下がるとか、どっちが格上かとかは名家同士の場合の話ですよね</p><p>まり子は、歌晏老人に尋ねる</p><p>ところが、鳥居家は名家ではございませんから全ての名家が格上ですわですから桜子を狩野家からお預かりして、生活する場所を鳥居家がご提供させていただくことにいたします</p><p>まり子、大丈夫なの</p><p>桃子姉ちゃんが、まり子に尋ねる</p><p>問題ありませんわうちのお父様は、わたくしのお願いは何でも聞いて下さいますし桜子なら、家族全員大歓迎ですわ</p><p>鳥居家は、母親が狩野家の出身だし</p><p>名家との繋がりを欲しているから、桜子さんを喜んで迎えてくれるだろう</p><p>ふむ一般の家が、名家の娘を迎え入れるという形にするのかそれならば狩野家の連中も受け入れると思う</p><p>歌晏老人は、納得する</p><p>狩野家の改革は神崎家と鳥居家が共同して行うんですよねそれでしたら神崎家に前当主の嫡男の典靖様が行かれるのなら、鳥居家がご令嬢の桜子をお預かりするのは、おかしなことではありませんわ</p><p>歌晏老人にまり子は笑顔で言う</p><p>なるほどまり子くんに、こうまで政治的なセンスがあるとは知らなかったな</p><p>歌晏老人も微笑み返した</p><p>さっきのまり子くんを狩野家の次の当主に据えるというのは、なかなか良いアイデアなのかもしれんな</p><p>え、本当にまり子が当主になる</p><p>そうでしょ、お祖父様</p><p>自分の妹分を褒められて桃子姉ちゃんは、嬉しそうに言う</p><p>いや本当のことを言うとだな、わたしも香月も、狩野家の次の当主は、１０年ぐらいは決めるべきではないと思っているのだ</p><p>１０年間当主が不在</p><p>名目上は病気療養中の典明くんを当主のままにしておいて、家の差配をする当主は置かない方が良いいや、長い名家の歴史の中には、こういうケースが何度もあったのだ</p><p>これだけ狩野家の内部が混乱しているのに、この上、跡継ぎ争いまで起きたら本当に家が滅ぶだから、今は家の立て直しの方を最優先にさせたいのだ</p><p>お家騒動が起きるのは、確かにまずい</p><p>だから、聡子くんこのまま、君の典靖くんが次の当主になるという可能性もまだ残っているし、狩野家の分家の中から適当な人物を抜擢するかもしれないもちろん、さっき話が出たように鳥居家からまり子くんに当主になってもらうというアイデアもアリだそれは全て、これから先、１０年間の狩野家と、それぞれの声歩車の成長を見て決めることにしたい</p><p>その１０年の間に神崎家は、自分の血の入っている典靖少年を擁立しようとするだろうし</p><p>狩野家は、家の内部から後継者候補を選ぼうとするかもしれない</p><p>鳥居家が、本気になってまり子を押そうとするかもしれないし</p><p>でも、１０年間は決めないというルールがある以上各勢力は、それぞれ１０年後に向かって全力で狩野家の再興の方に力を注ぐ</p><p>いずれにせよ、名家・狩野家の再興に関わることはそれぞれの勢力にとってメリットがある悪い方向に進まないように、わたしや香月が調整するから安心していたまえ</p><p>お祖父様桜子さんには、狩野家の当主になるチャンスは無いのですか</p><p>桃子姉ちゃんが、不意に歌晏老人に尋ねた</p><p>残念だがそれは無い今現在桜子くんを押す勢力は存在しないのだからね</p><p>歌晏老人の言葉に、桜子さんはビクッと震える</p><p>本当の母親が一般人で、すでに亡くなっている桜子さんには後ろ盾がない</p><p>だから桜子くんは自由なんだ君は自由に自分の人生を生きなさい</p><p>歌晏様</p><p>誰が何と言おうと桜子くんが名家・狩野家の娘であることは変わらないだから、これから先もわたしと香月が、桜子くんは名家の一員としての地位を保証するしかし桜子くんは、名家の令嬢としての義務を負う必要は無い</p><p>今の桜子くんには、もう、狩野家のためにどこかの名家に嫁に行くという義務も無いどの勢力も、桜子くんを利用することがないように徹底させる</p><p>歌晏老人は、そう言うが</p><p>それは困りますわ義務を負わないのに、権利だけをいただく訳にはまいりません</p><p>桜子さんが、慌ててそう言い返す</p><p>桜子くんの場合は、名家の一員としての義務を免除されたわけではない今の名家の世界には、君に義務を負わすことができる者がいないのだ</p><p>歌晏さんは、低い声で答える</p><p>狩野家の当主は、１０年間は不在になる君に何かを命じる者はいないわたしや香月も、狩野家の娘である桜子くんに、不当を要求をすることはできない</p><p>歌晏家、香月家、狩野家３大名家は同格なのだから</p><p>歌晏家や香月家の当主が、狩野家の娘を勝手に結婚させたりはできない</p><p>いや、歌晏さんもジッちゃんも権力者だから強制することはできるだろうが</p><p>わたしも香月も名家の当主としてのプライドがあるそんなことは、決してしない</p><p>歌晏さんは断言する</p><p>狩野家の連中が、桜子くんに無理な要求をする可能性もあるが今の狩野家は、君や君の本当の母親に対する負債の方が遙かに大きいはずだとわたしは考えているこの上、桜子くんに狩野家のために人生を捧げろなどと言い出す者がいたら、このわたしが直々に成敗する</p><p>狩野家の内部の人たちには、桜子さんに手を出すなと歌晏さんが脅しを掛けてくれるということか</p><p>君は自由なんだ、桜子くん</p><p>再び笑顔を作って、歌晏さんは言う</p><p>鳥居家でまり子くんと自由気ままに暮らしたまえ好きなことを勉強をして、やりたい仕事に就きたまえ恋も君の自由にしていいんだ</p><p>桜子さんはうつむくが</p><p>君は本当のお母さんの分まで、自由に生きるべきだ</p><p>歌晏老人の言葉に、桜子さんはハッとなる</p><p>若くして不倫の子を産んで子供を奪われ、追放され</p><p>実家には勘当されて売春婦として死ななくてはならなかった、桜子さんの本当のお母さん</p><p>わたしや香月は、桜子くんに表立った援助はできないがどんなことでも協力は惜しまないよ困ったことがあったら、何でも相談したまえ</p><p>老人は優しい笑顔でそう言った</p><p>あら、お祖父様わたくしやみすずが、桜子さんを助けるのは構いませんわよねわたくしたちは、歌晏家や香月家の看板を背負ってはおりますがわたくしたち、桜子さんと義姉妹の誓いを立てておりますから</p><p>桃子姉ちゃんが、笑顔で言う</p><p>もちろん構わんよお前たちの個人的な友愛にまで、口は出さんよまた、他の人間にも口出しはさせない</p><p>歌晏老人は、約束してくれた</p><p>いいのよ、桜子は鳥居家に来て</p><p>ううんわたくしは、桜子に来て欲しいわたしが望んでいるんだから、来てくれないと困るわ</p><p>鳥居家で桜子は、わたくしと生活しながらこれから先の自分の未来のことをゆっくり考えればいいわわたくしもあなたも、まだ高校１年生なんだから学校に進路届を出すのだって、まだ１年は余裕があるもの</p><p>まり子が、優しく桜子さんに言う</p><p>桜子さんは、まり子に礼を言った</p><p>聡子様も典靖様をお連れになって、いつでもお遊びにいらして下さいませ鳥居家は、いつでも歓迎致しますわ</p><p>まり子が、狩野聡子さんに言う</p><p>桜子さんが、名家・神崎家に居る母や弟に会いに行くよりも</p><p>名家ではない鳥居家の方に、神崎家から母子が来る方が問題が少ないのか</p><p>よし、ではこの件はこれで終了とする問題は無いな</p><p>狩野家は当主の典明氏は、分家と家臣に押し込められ、当主の座から引き摺り下ろされたおそらく、次の当主が決まるまで、どこかに監禁されることになるだろう</p><p>典明氏の妻の聡子さんと息子の典靖さんは実家の神崎家に行く</p><p>桜子さんは従姉妹のまり子が居る鳥居家にお預けになる</p><p>そうして、今後の狩野家は神崎家と鳥居家が、人材と資金を出して改革し、再興させる</p><p>今後１０年間は、誰が次の当主になるかは決めない</p><p>問題がないようなら、解散しよう小僧太一と藤宮くんを呼んでくれ</p><p>オレはすぐに、隣の部屋に通じるドアを開いて二人を呼ぶ</p><p>ああ、藤宮くん聡子くんと桜子くんのために部屋を用意してやってくれ少し、わたしのいない所で母娘で話したいこともあるだろうああ、桃子とまり子くんも一緒に行ってやってくれ２人きりでは、かえって気まずいかもしれんからな二人の邪魔にならない範囲で、付き添ってあげてくれ</p><p>歌晏老人は、レイちゃんや桃子姉ちゃんたちに言う</p><p>かしこまりましたどうぞ、狩野様、桜子様、桃子様、まり子様もこちらへ</p><p>レイちゃんが、他の部屋へ桜子さん親子たちを誘導しようとすると</p><p>あの、歌晏様</p><p>桜子さんは、何故か心配そうにオレを見た</p><p>歌晏さんは、桜子さんにニコッと微笑むと</p><p>大丈夫だ桜子くんが思っているようなことにはならんよ</p><p>また、オレを見る</p><p>さあ、行きましょう桜子さんお祖父様にお任せしていれば平気よ</p><p>公も図太い人だから、大丈夫全然平気よ聡子様も、こちらへ</p><p>桃子姉ちゃんとまり子が狩野家の血の繋がらない母娘を促す</p><p>では、歌晏様失礼致します</p><p>聡子さんが、歌晏老人に頭を下げた</p><p>うむ、全て良いようにさせる安心したまえ</p><p>では、お祖父様一旦、失礼致しますわ</p><p>歌晏老人に一礼した後も、桜子さんは心配そうな眼でオレを見ていた</p><p>桜子様参りますよ</p><p>レイちゃんが桜子さんに声を掛けて</p><p>桃子姉ちゃんとまり子が桜子さんと母親を連れて部屋を出る</p><p>山田太一さんは、そのまま部屋に残った</p><p>部屋に居るのはオレ、歌晏老人、克子姉、みすず、太一さんの５人となる</p><p>桜子くんが何を心配していたか判るかね</p><p>歌晏老人が、オレに尋ねる</p><p>いや判らないです</p><p>桜子くんは、自分が退席した後にお前が、わたしに厳しく叱責されるのではないかと思っているのだよ</p><p>オレが怒られる厳しく</p><p>お前は桜子くんが言い出した売春婦ごっこを受け入れて桜子くんの身体を楽しんだのだからな</p><p>そのことか</p><p>詳しいことは知らんが、どうせお前のことだから相当、楽しんだのだろう</p><p>口内射精して飲精させて</p><p>処女喪失は、抜かずの２発で</p><p>その後も</p><p>責任は取ります</p><p>何だ、お前みすずくんを諦めて、桜子くんと結婚するのか</p><p>そうじゃないです結婚はできませんけれどこれから先、オレが生きている限りは桜子さんが困っていたら、世界中のどこにいても駆けつけてオレが助けますそういう覚悟です</p><p>ふむ本気でそう言っているのか</p><p>歌晏老人は、オレの顔を見て言う</p><p>そういう覚悟ができる相手じゃなければセックスしませんオレだって、覚悟を決めてパンツを脱いでるんですから</p><p>おかしな表現をするのだな覚悟してパンツを脱ぐか</p><p>歌晏老人は苦笑するとみすずを見て</p><p>みすずくんは、いいのかねこういう男を自分のパートナーにしていて</p><p>あたしは、旦那様に従うだけですというより、わたくしは旦那様のこういうご性格を愛しております</p><p>節操の無さをかね</p><p>自分が愛さねばならないと感じた女性は全て幸福にしようとなさることですわわたくしの旦那様は、これ以上は自分には無理だとか許容量を超えてしまったら自分が保たないとかは一切、おっしゃいませんから愛すべき女性は、全て手を抜くことなく、徹底的に愛されますそれにわたくしの旦那様でしたら、まだ１００人でも２００人でも愛すべき女性を受け入れられると思いますわ</p><p>みすずは、オレをスーパーマンだと勘違いしている</p><p>黒森家も同じ考えかね</p><p>歌晏老人は、今度は克子姉に尋ねた</p><p>はいこの子は良い子しか選びません鼻が効くのか、眼が肥えているのか判りませんけれど</p><p>克子姉は、まるで自慢するように言う</p><p>この子の場合中身の無い女性には、全く興味を示しませんから美しくて、優しくて、何かしらの能力に優れた子しか選ばないんです今まで子の子が見つけてきた子は本当に全員、素晴らしい魅力と才能の持ち主ですわ黒森家の屋敷は、今はちょっとした女の梁山泊になっていますもの</p><p>克子姉の答えに歌晏老人は</p><p>確か、梁山泊に集まった英傑は１０８人だったな</p><p>うちに居る子たちは梁山泊の食客とは違いますからみんな家族としてこの子を中心に家を盛り立てて行く覚悟ができていますわみんな数年先には何かしらを成し遂げる力を持っていますしつまり、この子が女の子を連れて来る度に黒森家は大きく強く成長しているんです</p><p>そんなに女ばかり集まってよくケンカにならないものだね</p><p>歌晏老人が尋ねる</p><p>みんな仲良くが我が家の家訓ですそれが守れない者は、家から追い出されますからこの子の愛を失うぐらいなら、みんな、協力して家を守る方を選びますわ</p><p>ふむなるほど</p><p>歌晏老人は改めて、オレを見る</p><p>女の子とは美しい珠《たま》のようなものだと、わたしは考える</p><p>女の子は珠</p><p>美しいが壊れやすい珠だ珠に１つでも小さな傷が入ればそこからひび割れて、割れてしまうかもしれない</p><p>女の子の心のことか</p><p>そして、名家の娘たちは一般の娘たちよりもずっとか弱い普段から守られすぎているから珠に傷が付きやすい割れる時は、あっさりと割れる珠に傷が一番怖い</p><p>悲しげな表情で、歌晏老人は言う</p><p>狩野典明くんのしたことは娘の内面に珠に大きく深い傷を付けたと思うそれならば、わたしたちのするべきことは傷が大きくならないように、娘の心が割れてしまわないように手当することが最重要だと思う</p><p>狩野桜子さんが、心に受けた傷</p><p>元々、桜子くんには自分が父親の不倫の娘であり、そのことを世間に隠しているという負い目傷があった</p><p>最初から桜子さんという珠には歪みがあった</p><p>それでも本当の母親のことを何も知らされていなかったから桜子くんには、実の母はどこかで幸せに暮らしているのに違いないという希望があった</p><p>今回のことで桜子くんは真実を知ってしまった狩野典明くんが、彼女の本当の母親に何をしたかということと何もしなかったということを</p><p>子供だけ産ませて、狩野家から追い出したこと</p><p>わずかな金だけを与えて、その後全くフォローしなかったこと</p><p>桜子くんは、名家の娘だ気高い娘だ自分が狩野家の中で、何不自由なく安穏と暮らしていた時に実の母親が、自分の知らないところで生活に困窮し売春婦に身を堕とし売春婦のまま死んでしまったと知ったのはショックだろう</p><p>歌晏さんは、オレを見る</p><p>彼女の珠に深い傷ができてしまったのだ真実を知った桜子くんが、自暴自棄となり死んだ母親を理解するために自分も売春行為をしてみたいと考えたのも仕方ないことだと思う</p><p>歌晏さんはオレたちの全てを知っている</p><p>ここのホテルはジッちゃん専用で、盗聴したりはできないんじゃなにかったのか</p><p>いや、オレたちにそう思わせただけで</p><p>ジッちゃんと歌晏さんは、オレたちの行動を全て監視していた</p><p>どの部屋を使うか指示したのはジッちゃんだ</p><p>ジッちゃんしか知らない監視システムがあの部屋に仕掛けられていたのかもしれない</p><p>結果的に言えばわたしも、香月同様、お前に桜子くんの相手をしてもらって良かったと思う</p><p>歌晏老人はそう言う</p><p>お前じゃなければロクでもない男が、自暴自棄な桜子くんの相手をしていたら、彼女の傷はさらに広がったと思う悪い男に騙されて、本物の売春婦となってしまったかもしれないお前だったからこそ桜子くんは、名家の令嬢のまま踏み留まれたのだと感じているよ</p><p>オレもずっと、それが怖かった</p><p>人間の心の傷は本物の珠と違って、時間が経てば少しは癒える最初の手当が適切なら傷が広がったり深まったりすることはない</p><p>とてもよく判りますわ</p><p>しかし傷跡は残る傷は癒えるが、消えしないのだよ同じところにショックを受ければ、傷はまた大きくなる</p><p>人の心の傷は絶対になくなったりはしない</p><p>桜子くんは今日は、お前のおかげで持ちこたえたしかし、これで彼女の傷が癒えたわけではない</p><p>また売春したがるってことですか</p><p>売春というより贖罪だな桜子くんの本当の母親が生きていてくれたなら幾らでも取り戻しようがあった母親孝行をすることで、困窮していた母親のことを知らなかった罪を償うことができただが桜子くんの本当の母親が死んでしまっている以上</p><p>死んだ母親には尽くせない</p><p>死んだ母親の苦しみを知るために何も知らなかった自分を責めるために桜子くんは、また突発的に売春しようとすると思う</p><p>桜子さんの本当の母親に対するイメージが売春婦だったということしかないからか</p><p>だから、わたしは先ほど桜子くんを狩野家から切り離した狩野家の監視ある場所から外して、こちらがチェックできるところへ置いておくしかない</p><p>歌晏老人は、桜子さんに君は自由だと言い切った</p><p>その上で、お前に頼みたいのだがこれからも、桜子くんの売春ごっこの相手をしてやってくれないか彼女の中で、突発的に湧き上がるやるせない思いは、誰かが秘密裏に解消してやらなければならぬ</p><p>桜子さんはこれからも時々、無性に売春したくなるのか</p><p>だから、その度にオレが相手をして、不安定な心を安定させなくてはならない</p><p>狩野家にも、鳥居家にも、神崎家にも誰にも知られないところで</p><p>この傷は、一生治らないかもしれん桜子くんは、誰かと愛し合い結婚した後もお前に売春を求めるかもしれないもし、そうなったとしても、わたしはお前に密かに桜子くんと通じて欲しいと願うこんなことを頼めるのは、お前だけだ</p><p>人の心の傷が、そんなに簡単に治らないことはオレもよく知っている</p><p>君の公式なパートナーである、みすずくんにも黒森家にも、お願いしたいどうか、彼にこの役目を</p><p>他の人たちに知られないように、密かに売春ごっこして桜子さんの心を安定させるのはオレにしかできないことだ</p><p>あたしは構いませんわ名家・狩野家の名誉のためにも桜子さんがそういうことをなさることは隠さないといけないことは判りますし</p><p>黒森家としてはお断り致しますわ</p><p>笑顔で、そう答えた</p><p>驚く歌晏老人</p><p>克子姉は、オレの腕を掴んで</p><p>この子は、男娼ではありませんから名家の皆様のご都合で、お役目としてセックスしたりは致しません</p><p>仕方ないから、セックスしてあげなきゃいけないなんて考えは、絶対にしてはダメよそんなの、あなた自身にとっても、桜子さんにとっても良いことではないわ</p><p>真剣な眼で、オレに言う</p><p>桜子さんが、自分でこの人の女になると決心しこの人の子供を産む覚悟をして、あたしたち家族の一員になるのでなければ、これ以上のセックスも売春ごっこもしてあげる必要はないのよ</p><p>昨日あったこと</p><p>ふらついて頭を打った父の様子がおかしい</p><p>さっきまで自分で歩いてトイレに行っていたのに</p><p>急に歩けなくなった動けなくなった</p><p>腰に力が入らずにベッドから落ちて、おしっこを漏らした</p><p>慌てて母が熱を測ると39度もある</p><p>ゴールデンウィークだし、救急車を呼ぶとどこの病院に連れて行かれるか判らないので</p><p>大通りまでタクシーを捕まえに行って、前に父が緊急手術をした大学病院へ</p><p>前の時も夜間診療で連れて行ったから３年ぶり２度目</p><p>父は病院に着いたときは、完全に腰が抜けてしまって入り口で車椅子を借りる</p><p>それから診察を受けて</p><p>前回は、大動脈瘤破裂で緊急手術で、そのまま３ヶ月入院したから</p><p>今度も覚悟はして言ったのですが</p><p>結果的には、風邪のウィルスのせいではないかということで</p><p>夜遅くにまたタクシーで、父を帰宅させました</p><p>薬が効いたのか、朝になったら何とか自分でトイレに行くぐらいには改善していました</p><p>ホッと胸を撫で下ろしたのですがああああああ</p><p>たった１日で、痴呆が劇的に悪くなっている</p><p>またお漏らししたので、ついに老人用おむつを買って来ました</p><p>これを書いている間も、何度も騒ぎを起こしているので</p><p>リアル・イズ・ヘル</p><p>1252．桜子・売春したいお嬢様　／　偏見と覚悟と決心と</p><p>・鷹倉夜見子／１４歳鷹倉神社の巫女の３姉妹の真ん中強気な性格のロリ巨乳ヨミ</p><p>歌晏様が名家の一員である桜子様を大切になさっているようにあたしたちもこの子のことが大切です家族ですから</p><p>この子が家族に向けるべき愛情をお役目として桜子様に注ぐのは間違っていますし、黒森家は断固として拒否致します</p><p>わたしの頼みが聞けないというのかね</p><p>歌晏老人は強い眼で克子姉に言う</p><p>克子姉は、圧力に屈しない笑顔のまま、歌晏老人の眼を真っ直ぐに見返している</p><p>君たちは、娼婦をわたしたちに売ることを生業にしているはずだそんな黒森家が、わたしの願いを無視するというのか</p><p>歌晏老人の機嫌を損ねたらミナホ姉さんがこれから再開する黒い森の新しい娼館は、間違いなく経営危機となる</p><p>一番の顧客である政財界の人たちが、歌晏老人を恐れて娼館に来てくれなくなるだろう</p><p>あたしも娼婦でしたいえ、正式な引退表明はまだしておりませんからお客様たちは、まだあたしのことを娼婦だと思われているはずですですから、あたしの身体は汚れていますそのことは、あたし自身が一番よく知っています</p><p>この子はあたしたちの希望なんです馬鹿な子です脇の甘い子です誘惑に弱い子ですでも正直な子です真っ直ぐな子なんですあたしたちにとって、愛おしい可愛い子なんです</p><p>克子姉は、潤んだ瞳でオレを見る</p><p>この子は真っ直ぐに人を愛しますセックスの時も真っ直ぐに、あたしたちを見てくれますいつでも、今現在のあたしの心と身体を真っ直ぐそのままに受け入れてくれますどんな時も、不平や不満を言わずにありのままのあたしたちを悦んでくれますだから、この子とのセックスは幸せなんです他の男性のように女が、男の方の欲望を我慢して奉仕することがありませんから</p><p>あたしたちは、この子とこの子の家族のためなら何でもしますわあたしだってこの子のために、また娼婦にならなければならないような事態になったら、喜んで娼婦になります何でもします死ななければならないのなら、死にますだって今のあたしは、この子に愛されるために生きているんですから</p><p>克美姉の気合いが、歌晏老人を圧する</p><p>だからこの子の愛やセックスを、名家のお嬢様の精神ケアのためになんか使わせませんわこの子にはそういう役目のために、仕方なくセックスしなくてはいけないような体験は絶対にさせませんからっ</p><p>そのまま克子姉は、みすずを見る</p><p>今回は狩野桜子様の件は、ご事情が判りましたから、あたしやミナホお嬢様や渚も、受け入れました</p><p>ああ桜子さんの本当の母親が売春婦として死んでしまったということや</p><p>もう桜子さんが、死んでしまった母親に会えないということに</p><p>ミナホ姉さんや克子姉たちは、心を動かしたのだろう</p><p>ミナホ姉さんは誘拐されて娼婦に堕とされて監禁されている間に、母親を亡くしている母の顔を再び見ることはできなかった</p><p>でも、これから先みすずちゃんも、瑠璃子ちゃんも、まり子ちゃんでもつまらない理由で、この子を他の女の子とセックスさせようとしたら、あたしたちが許さないわお屋敷から叩き出して、２度とこの子に会わせないから、覚悟なさいねっ</p><p>克子姉の剣幕に、みすずは</p><p>慌てて、克子姉に頭を下げる</p><p>それからシゲちゃんもよっどうせ、ここの様子を監視カメラで観ているか録画しておいて、後で観るんでしょうけれどうちの子を手駒にするようなことをしたら、お尻を蹴飛ばしてやるんだからっシゲちゃんだって許さないからねっ</p><p>克子姉は、天井に向かって大声で叫ぶ</p><p>やっぱり、そうか監視システムは無いというのはフェイクで</p><p>ジッちゃんや歌晏さんだけが覗けるようになっているんだ</p><p>か、克子くんき、君は、香月に</p><p>天下の香月家当主を叱り飛ばす克子姉に歌晏老人は驚愕している</p><p>あのせっかくの機会だから、お教えいたしますけれど歌晏様は、あたしたち黒森家が名家・香月家に従属しているとお考えのようですがまあ、対外的にはその方が判りやすいから、そういう風にしていますけれど現実は違いますから</p><p>現実には、お寂しい香月シゲちゃんもこの子の恩情で、黒森家の家族に参加しているだけですからだから、この子シゲちゃんのことをジッちゃん、ジッちゃんて呼んでるのよ</p><p>それはこの小僧が将来的にみすずくんと結婚して、香月家の一員にんるからではないのかだから、香月はこいつにそう呼ばれることを許しているんじゃないのか</p><p>歌晏老人は、オレを見る</p><p>あなた香月家に入るのみすずさんの婿養子とかになる戸籍から香月家の子になる</p><p>歌晏老人は、驚いてオレを見る</p><p>だってみすずや瑠璃子や美子さんやジッちゃんは家族だから、大切ですけれどオレが香月家の人間になったら、香月家の分家の香月昴とか香月仁たちの面倒まで見なくちゃいけなくなるじゃないですかオレはあいつらと家族になりたくないですから</p><p>みすずたちの親戚としては付き合えるけれど</p><p>同じ家族として、生きていくのは嫌だ</p><p>みすずたちのためなら、身体も命も張れますけれど香月昴たちのために死ぬのは嫌ですから</p><p>ほらこの子は、こういう子なんです香月家の財産や権力には、全く興味が無いんです</p><p>克子姉は、歌晏老人に言う</p><p>頭が悪いんです野心を抱くほどの賢さが無いんですでも良い子なんですあたしたちにとっては、最高の男の子なんです</p><p>歌晏老人は、しばらく考えて</p><p>判った色々と誤解していたようだ謝罪する</p><p>小さな声で、そう答えた</p><p>しかし桜子くんはどうなるこれからも、突発的に売春の欲求が芽生えたらそれを誰が解消する</p><p>あの歌晏さんもジッちゃんも、桜子さんのことが心配なのは判りますけれど</p><p>二人とも、女の子のことを甘く見過ぎです桜子さんは、そんなに弱い人じゃありませんよ</p><p>うん、オレは肌を合わせたからよく知っている</p><p>歌晏さんたちに、そこまで心配されなくても桜子さんは、自分で自分のことを決められる人です</p><p>部屋の中の内線電話が鳴る</p><p>歌晏さんの警護役の山田太一さんが、電話に出る</p><p>判りました御前藤宮さんからです</p><p>さっき、桜子さん親娘と桃子姉ちゃんとまり子を別室に連れて行ったんだよな</p><p>何かあったんだろうか</p><p>藤宮くんが、どうしたんだ</p><p>歌晏老人は、山田太一さんに聞き返す</p><p>狩野桜子様が入室を求めていらっしゃるそうです</p><p>入室この部屋への</p><p>ということは、桜子さんは今この部屋の隣の警護役の待機室に居るのか</p><p>入っていただいて良いと思いますわ</p><p>克子姉が、歌晏老人に言う</p><p>麗華お姉様が、そろそろ頃合いだと思われたんでしょうから</p><p>歌晏老人は克子姉を睨んで尋ねる</p><p>ここは香月家の施設ですわ歌晏様やシゲちゃんが覗き見できるシステムを稼働なさっているのなら香月セキュリティ・サービスの警護人である麗華お姉様が、外から監視できないはずがないじゃありませんか</p><p>笑顔で克子姉は言う</p><p>いかがなさいますか御前</p><p>山田太一さんは、電話機を持ったまま歌晏老人に尋ねる</p><p>入室を許可する</p><p>と歌晏老人が言った瞬間</p><p>つまり、山田さんが改めて電話機でレイちゃんに許可のことを伝える前に</p><p>カシャッっとドアの電子ロックが解除される</p><p>ということは、隣の部屋にここの部屋の音声は丸聞こえになっているということか</p><p>太一</p><p>歌晏老人が、山田さんを見る</p><p>いえ、先ほどわたしが藤宮さんと待機していた時には何も聞こえませんでした</p><p>レイちゃんもプロだ同業者の山田さんが居る前では、ボロは出さない</p><p>ドアは、あたしが開けますわ</p><p>みすずが、そう言ってドアを開く</p><p>外には</p><p>狩野桜子さんとレイちゃんそして、ヨミが立っていた</p><p>藤宮くんこれはどういうことなのかね</p><p>歌晏老人は、ムッとしてレイちゃんに言う</p><p>香月が、このような指示を君にしたとは思えない</p><p>はい、これはわたくしの独断したことでございます</p><p>レイちゃんは明るい笑顔で言う</p><p>君は香月家の家臣なのだろうこんなことをして良いと思うのか</p><p>歌晏さんは、鋭くそう言うが</p><p>翔お姉様でしたら、現在も香月閣下の専任警護人でいらっしゃいますから許されないと思いますがわたくしは、香月セキュリティ・サービスの一職員でございますから</p><p>レイちゃんは、ニコッと微笑んでオレを見る</p><p>現在の香月セキュリティ・サービスのオーナーは、黒森公様でございますのでわたくしは、香月閣下よりも黒森公様に忠誠を誓っております</p><p>あ、そうだった香月セキュリティ・サービスは、すでにオレの会社になっていた</p><p>それに歌晏様は、ご存知ないと思いますが</p><p>わたくしも、黒森公様の女黒森家の家族でございます</p><p>驚く歌晏老人山田太一さんも</p><p>君は香月やわたしよりも、こいつの方が大切だと言うのかね</p><p>わたくしたちの家族は血よりも濃い絆で結ばれております</p><p>で、ですが藤宮さんどういうことですかその後ろに居る少女は、鷹倉家の巫女の一人でしょう御前の側には、絶対に近づけないと事前に約束していただいはずです</p><p>山田さんは、すでに戦闘態勢でヨミを睨んでいる</p><p>巫女の力があれば、歌晏老人を自由に操ることができるのだから歌晏家の乗っ取りも可能になるのだから</p><p>あら、わたくしの力には有効範囲があります残念ですけれどこの距離からでは、歌晏様やあなたには届かないですわ</p><p>隣の部屋の奥からでは無理だな</p><p>ギリギリ心を読むことはできるかもしれないけれどより力を使う記憶を操作するとか身体を支配するのは無理だ</p><p>し、しかし鷹倉神社の巫女は、精神的に不安定で非情に危険な存在だと報告を受けています即刻、立ち退いていただきたい</p><p>山田さんは言う</p><p>うんヨミたちの母親の先代の巫女も、コヨミちゃんのお母さんである巫女の妹も非情に精神が不安定だった</p><p>自分と周囲の人たちの心を壊し姉妹ともども無惨な最期を遂げた</p><p>あら、ヨミちゃんは安定していますわ香月セキュリティ・サービスが、毎週、鷹倉家の姉妹たちの精神状態をテストしていますけれどみんな、問題ある数値が出たことは一度もありません</p><p>どうやら黒森公様とのセックスが多ければ多いほど、安定度が増しているという統計が出ています</p><p>ですから、わたくしが一番安定していますヨミが一番、先生にセックスしてもらってますから</p><p>ニコっと、ヨミが微笑む</p><p>妹のルナはまだ幼いですし、月子お姉様は恥ずかしがり屋さんですからだから、ヨミが回数だけは一番なんです</p><p>コヨミちゃんのことを言わないのは巫女の力を持つ少女がもう一人いることが秘匿事項だからだ</p><p>コヨミちゃんの存在が、オレたちの切り札になるかもしれない場合もあるから隠している</p><p>ヨミさんにはわたくしが同行して下さるよう、お願い致しました</p><p>あのこちらでお話なさっていたことは、全てお隣のお部屋で聞かせていただきました</p><p>桜子さんは歌晏老人が、オレに売春ごっこの相手をこれからも続けろと命じたことを知っている</p><p>克子姉が、もの凄い勢いでその要求を拒絶したことも</p><p>わたくしのことで、歌晏様や香月様がご心配して下ったことは大変嬉しいのですが黒森様がおっしゃっていた通り、桜子は桜子自身のことを自分で決められますですから</p><p>桜子さんは、そう言ってオレの前に歩いてくる</p><p>黒森様まだ桜子は、お礼を申し上げておりませんでした本日はありがとうございます</p><p>礼を言われるようなことはしていない</p><p>裸にして、１回、口内射精をして処女を奪って、３回、膣内射精しただけだ</p><p>桜子ももう１６歳でございますから映画や小説やお芝居で、売春ということがどういうものなのかは、何となく判っておりましたそれが汚れた行為であることも</p><p>ですが、黒森様はわたくしの売春を体験したいという無理なお願いを叶えて下さりながら、同時にわたくしが名家の令嬢としての誇りを失わないように様々なお心遣いをして下さいましたわたくしのような馬鹿な娘のために</p><p>桜子さんの眼が、潤う</p><p>そして歌晏老人を見て</p><p>歌晏様先ほど、歌晏様はわたくしに自由だとおっしゃいましたわたくしは、もう狩野家のためにどこかの名家に嫁入りしなくてもいいのだと</p><p>うむ確かにそう言った桜子くんは自由だ自由に恋をして、好きな男と結婚して、子供を産みたまえ</p><p>歌晏老人は答える</p><p>それでしたら桜子も、黒森様のご家族の末席に、置いていただきたいですわ</p><p>桜子さんもオレの家族に</p><p>黒森様がお許し下さるのならあの、黒森様</p><p>桜子さんの眼が、恥ずかしそうにオレを見る</p><p>桜子のことをお好きでございますか</p><p>好きだよオレは桜子さんのことは、好きだ</p><p>わたくしのどこがお好きですか</p><p>おっぱいの形が桜子さんは、すげぇ綺麗だから肌触りも良いし、乳首の感度がいいところも好きだ</p><p>ああ、もちろん顔も綺麗だと思うし、声も可愛いし、プロポーションも良いし優しくて、素直なところも好きだようん、嫌いなところが１つも無い</p><p>オレの女たちは、みんなそうだ</p><p>みんな嫌いなところは１つも無い</p><p>わたくし黒森様のそういうところが大好きでございますわ</p><p>桜子さんは、そう言った</p><p>黒森様が気に入って下さったことは狩野の家とは何の関係も無い、わたくし自身の肉体と心ですから</p><p>いやだってオレは、桜子さんとしかセックスできないから狩野家なんて、よく判らないものとはセックスできないじゃないか</p><p>でしたら、桜子とわたくしの肉体と心と、これからもセックスしていただけませんか桜子はわたくしも、黒森様だけの女にしていただきたいのです</p><p>即答はしない</p><p>もう一度、桜子さんをジックリと眺める</p><p>身体の良さはよく知っている</p><p>繊細で美しい心の持ち主だということも</p><p>桜子さんの眼は、きちんと覚悟している人の眼になっている</p><p>いいよでも</p><p>毎回、売春ごっこは嫌だよ３回に１度くらいならいいけれどああいう面倒な設定は無しで次は何も考えずに、桜子の身体を楽しみたいから</p><p>桜子さんは、恥ずかしそうに微笑んで言う</p><p>でも、わたくしのような女はまた、何かとご面倒をお掛けするかもしれません</p><p>いや、面倒なのはいいんだよ面倒なのは、当たり前だからみんな生きているんだからさどうしても色んなことを抱え込んじゃうし、面倒なことに巻き込まれたりするのは仕方のないことだからそういうのを一緒に悩んで、一つ一つ解決していくことは家族なら当然のことでオレの女なんだからそんなのを面倒臭いとか思わないよ</p><p>それでしたらあの、わたくしは、本当の映画や小説に出て来る売春婦のように、荒々しく黒森様に犯していただきたいですわ</p><p>判ったそういうのもやろう</p><p>すると、桜子さんいや、桜子は</p><p>それでは今から、桜子はヨミさんに一生、黒森様としかセックスできない身体にしていただきますわ</p><p>あ、先生別にレイプされたら、必ず自害するとか、そういのじゃないですわ桜子さんが、一生、先生にしか性的魅力を感じなくてセックスしたいなって思ったら、先生のことしか考えられなくするようにするだけです</p><p>おいおい、それって</p><p>あ、大丈夫ですすでにわたくしと月お姉様とルナは、お互いに力を使って、そうなってますから試験済みですから、心に変な負担が掛かったりするようなことはありません</p><p>すでに鷹倉姉妹が、そんな暗示を掛け合っている</p><p>だって、わたくしたち姉妹こそ一生、先生だけの女でないと、大変なことになってしまうじゃないですか</p><p>巫女の力が外部に出たら恐ろしいことになる</p><p>だから、万に一つのことも起こらないようにわたくしたちは常にお互いを監視していますし、先生のことしか愛せないし、先生としかセックスできないし不安なことがあったら隠さず抑え込まず、すぐに先生にセックスして安心させてもらうようにしているんです</p><p>そう話して、ヨミは山田太一さんを見る</p><p>そこまで徹底していますからわたくしたち姉妹のことは、ご心配なく</p><p>鷹倉姉妹たちは何重もの鎖で、オレに繋がれ常に、ストレスを溜めないで心を落ちつかせるように努力している</p><p>同じ縛りをわたくしも致します</p><p>いや、ちょっと待ってくれ巫女の力で一生オレとしかセックスできなくなるとかそんなことをしなくたって、オレは桜子の覚悟を信じるよ</p><p>黒森様は桜子を信じて下さることは判っておりますでも</p><p>桜子は、歌晏老人を見た</p><p>ここまで致しませんと歌晏様には、判っていただけないと思いますから</p><p>歌晏様がこれから先も、わたくしが突発的に売春したがるだろうとお考えになられたのは偏見です</p><p>桜子は、悲しそうな眼で言った</p><p>歌晏様は、わたくしの本当の母が売春婦となり売春婦として死んだことをお知りになられたから</p><p>売春婦の娘ならそういう欲求に囚われるだろうと、お考えになられたのでございますわ</p><p>歌晏老人の偏見</p><p>桜子を売春婦の娘だからと勝手な決め付けをした</p><p>ですから、わたくしは歌晏様の前で一生、黒森様しか愛さない女になりますそれでしたら、今後、わたくしの売春相手を探すようなご心配は、していただかずに済みますから</p><p>桜子は、自らヨミの方へ向かう</p><p>待ちたまえ、桜子くん</p><p>歌晏老人が、桜子を止めようとするが</p><p>ヨミが、桜子の頭に手を当てる</p><p>歌晏老人の指示で、山田太一さんがヨミを止めようと飛び出すが</p><p>邪魔しないでね</p><p>レイちゃんが、シュバッと一撃で山田太一さんを抑え込む</p><p>腕の間接技を完全にキメて山田太一さんの頭を床にグッと押し付ける</p><p>あなた自分で思っているほど強くないわよさっきは、弱い人を倒していい気になっていたけれど</p><p>ニッと、レイちゃんは微笑む</p><p>香月セキュリティ・サービスじゃ、警備部には入れてもトップ・エリートにはなれないわうちには、わたくしよりも遙かに強い人たちがいるし黒森家には、本物のモンスターもいるわよ</p><p>キョーコさんの強さは比べるものがないあの人は常識外れだ</p><p>はーい、完了です</p><p>桜子さんは、再びオレの前に戻ると</p><p>狩野桜子生涯、黒森様にお仕え致しますふつつか者ですが、どうぞ可愛がって下さいませ</p><p>改めて、オレに深く礼をした</p><p>わたくしも聞いていたわあれはお祖父様が悪いわ確かに、今後も桜子が売春したがるというのは偏見よ</p><p>歌晏老人たちをレイちゃんに任せて</p><p>オレとみすずと桜子とヨミ、克子姉は桃子姉ちゃんたちと合流した</p><p>廊下を出て、すぐ隣の部屋だ</p><p>狩野聡子さん、瑠璃子、美子さん、美智、不知火シエさん、セバスティアヌス(山田梅子)さん、美里もいる</p><p>藤宮さんが、お兄様よりも強いなんて</p><p>山田梅子さんは、レイちゃんが山田太一さんを制したことを驚いている</p><p>麗華お姉様も、わたくしやイーディの技を学んでおりますから</p><p>ああ、本当にレイちゃんの策略でオレと歌晏老人の会話を、この部屋でモニターしていたんだ</p><p>黒森家裏規則第３条第２項であなたの行動は、家族はいついかなる時でも監視していいことになっているのよ</p><p>え、オレのプライバシーは</p><p>え、何か問題があるの</p><p>無いなうん</p><p>勝手に好きなだけ監視していてくれ</p><p>嬉しいわ、桜子これで、わたくしたちはずーっと一緒よ</p><p>まり子が、従姉妹に抱きついて喜んでいる</p><p>ずーっとずーっと公に可愛がってもらいましょうねっ</p><p>はい、まり子ありがとう</p><p>桜子は、まり子に礼を言う</p><p>もう、そんなこと言わないでよ照れちゃうわよあーん、これも公のせいよわたくしって、自分勝手な我がままキャラでこの年齢まで生きてきたのに</p><p>そんなことないよまり子は、場の空気が読めない子だっただけで最初から、優しい良い子だったと思うぞ</p><p>空気が読めなくて済みませんでしたっでも、いいわとにかく、桜子もわたくしたちの家族になったんだから</p><p>桃子お姉様も、早く、こちらにいらっしゃればいいのに</p><p>また桃子姉ちゃんにプレッシャーを掛ける</p><p>そうね桜子の覚悟を見て、考えさせられたわ</p><p>今のわたくしはまり子や桜子、みすずたちよりも意気地が無いのかもしれないって</p><p>いえ、あたしも自分のダメさに思い知らされました</p><p>名家のルールに縛られたままで旦那様や黒森家のことを考え切れていなかったと思います反省しますわ</p><p>そうね今のままなら、みすずちゃんにこの子の表の妻の座は任せられないわね</p><p>裏の妻の方はメグちゃんや愛ちゃんたちが、本気で争い合っているわよ表の妻だって、みすずちゃんが安泰なんてことはないからね</p><p>あのもしかして、わたくしが本気で頑張って、狩野家の当主の座をゲットしたらわたくしが公と、結婚式を挙げちゃってもいいってことですか</p><p>それもアリだと思うわよ別にこの子の方は、香月家とか狩野家とか気にしていないんだし黒森家としても、どうしても香月家の娘と結婚して欲しいとかは考えていないわ</p><p>克子姉は、笑顔でそう考える</p><p>じゃ、ちょっとガンバっちゃおうかしら</p><p>ええ、頑張ってわたくしも、狩野家の次の当主はまり子が良いと思うわ</p><p>桜子は、そう言う</p><p>何言ってるのよあなたも頑張って当主を目指しなさい桜子の本当のお母さんに対する偏見を覆すには桜子が当主になるのが一番なんだから</p><p>桜子が売春婦の娘であることは狩野家の分家や家臣たちは全員知っている</p><p>戦って、勝って、あなた自身を認めさせるのよわたくしは負けてあげるつもりは無いけれど一緒に競い合いましょう桜子</p><p>桜子は、涙を溜めてまり子に言う</p><p>お母様このようなことになりましたでも、桜子が自分で決めたことです悔いはありません</p><p>育ての母の聡子さんに言う</p><p>ええ、桜子が決めたことなら反対はしないわ黒森様、まり子さん桜子をお願い致します</p><p>聡子さんは、オレたちにそう言う</p><p>歌晏桃子様も、香月みすず様、瑠璃子様、美子様もどうか、これからも桜子のことをよろしくお願い致します</p><p>大丈夫よわたくしたちが、桜子のことは守るわ</p><p>桃子姉ちゃんが、笑顔でそう約束した</p><p>お祖父様は１０年先のお話をなされたけれどわたくしたちの残りの人生はもっともっと長いですもの５０年後でも７０年後でもわたくしたちは桜子の味方でいますわ</p><p>桜子の章は、これで終わりです</p><p>次話は、黒森家の祝勝パーティとなります</p><p>この物語は、毎日書き続け積み重ねることだけを目的にしています</p><p>とにかく続けること</p><p>毎日、先へ進むこと</p><p>コイケカズオ先生が作品とは結局、自分の慰めのために作るのだということをおっしゃっていますが</p><p>わたしにとってはツライ日常から逃れるために、1日のうちの３時間前後をこの作品に使っているだけです</p><p>だからストーリーのあるものなはずなのにちゃんと、その時その時のわたしの心象風景が出ます</p><p>というか、ストーリーすら変わります</p><p>後から読み返すと、その時、その時の自分の状況や精神状態が本当によく判ります</p><p>自分がどういう人間かということも</p><p>どんな作品も、人間性が透けて見えるというのは本当のことだと思います</p><p>作品中の設定や、あからさまなわたしの勘違いなどもそのまま残しておくべきなんだとわたしは考えています</p><p>その時、その時のわたしの記録として</p><p>これは商業作品ではありませんし文学ですらありませんから</p><p>というより、この作品を書き続けることでわたしは自分が作家にはなれないということを痛感しています</p><p>でも絶望していても先に進まないといけない</p><p>ラストシーンに向かって</p><p>わたくしの現実がどうであったとしても、作中の人物たちには関係無いのですから</p><p>昔、舞台の裏方の仕事をしている時に、とある先生に言われたのですが</p><p>全ての物語は、一度スタートしたら最後まで語られるべきなんだ</p><p>なぜなら、全ての物語は語り始められた瞬間から、人だけでなく天の神の眼にも晒されているから</p><p>ショウ・マスト・ゴー・オン</p><p>幕が下りるまでは、どんなに苦しくともショウは終わらない</p><p>父がついにわたしのことを認知できなくなりました</p><p>３日前までは、一緒に駅前でコーヒーを飲んで世間話などもしていたのに</p><p>今は家の中でトイレに行くだけでも介護が必要で</p><p>わたしの名前が判らない</p><p>そういう日だからこそ、わたしはこの章の最後に運命に反抗する桜子を書いたのだと思います</p><p>昨日までの予定では、もっと運命に流される子になるはずだったのに</p><p>1253．余韻　／　また今度</p><p>それじゃあ、落ち込んでいるお祖父様を慰めてくるわまり子も来なさいご機嫌取りは得意でしょ</p><p>桃子姉ちゃんは、笑ってそう言う</p><p>セバスティアヌスもよクリスのフォローを頼むわ</p><p>ああ、山田梅子さんの兄の山田太一(ハンス・クリストファー・アンダーソン)さんはレイちゃんに、完敗してたもんなあ</p><p>ああ、慰めるんじゃないわよクリスには、傷口に塩を揉みこむ感じにしてあの人はなにくそってならないと努力しないタイプだからもっと伸びる人なのに、そこそこの才能と実力があるから自分から、今以上強くなろうとはしないのよねだから、今日藤宮さんにコテンパンにされて良かったと思うわ歌晏家の警護役の中では、クリスに対抗しようとする人なんていないから井の中の蛙だったのよ、あの人</p><p>桃子姉ちゃんは、山田太一さんをそんな風に評価している</p><p>おそらく山田家というのが、先祖代々、歌晏家を警護している一族なんだと思う</p><p>今の歌晏家は歌晏老人は当主のまま、支配下の会社なんかの経営は桃子姉ちゃんのお父さんである息子にやらせて、隠居みたいな生活をしているから</p><p>山田家の当主が、歌晏老人の息子の警護をしていて</p><p>跡取り息子の山田太一さんが、歌晏老人の警護担当者になっているのだと思う</p><p>そういう立場の人だから歌晏家の警護役たちは、山田太一さんに頭が上がらないのだろう</p><p>警護役の能力では香月家には、いえ、香月セキュリティ・サービスには敵いませんわ</p><p>山田梅子さんも、そう言う</p><p>セバスティアヌスも、余計なプライドを捨てて、香月セキュリティ・サービスでの合同練習に参加なさい</p><p>今は香月セキュリティ・サービスの施設を借りて、名家のお嬢様たちとその警護役たちの合同護身術練習会が定期的に行われている</p><p>あなたたちのお父様はずっと他家の警護役と交流することを嫌がっていたんでしょうけれどこれもあたしたちの代から改革していかないことの一つなんでしょうね</p><p>桃子姉ちゃんは、まり子を見て</p><p>今日はこのまま、お祖父様と帰宅するけれどまり子はどうするの今夜はわたくしの家に来ない桜子さんも一緒にどう</p><p>二人を自宅に誘う</p><p>残念ですけれど今夜は、黒森のお屋敷でイーディさんたちの祝勝パーティですから公の家族のわたくしが参加しないわけには参りませんわ桜子、あなたも、もちろん行くのよ家族の皆様にわたくしが紹介してあげるわ</p><p>まり子は、桜子に言う</p><p>はいよろしくお願いしますまり子</p><p>嬉しそうに、桜子は答えた</p><p>でも、その前に桜子さんは、お医者さんの検診があるわ麗華お姉さんが、香月セキュリティ・サービスの口の固い女医さんに来て貰っているはずよ</p><p>いつもの処女喪失後の検診か</p><p>あたしは美里ちゃんを、御名穂お嬢様のところへ送ってから帰るわ</p><p>美里は駅前ホテルの地下にある黒い森の新しい娼館に帰らないといけないんだ</p><p>美里さんごめんなさいわたくし</p><p>桜子が、改めて美里に謝る</p><p>本当に娼婦にならないといけない美里のような運命の子がたくさんいるのに一時の感情から、自暴自棄で売春体験をしようとしたことを謝っているんだ</p><p>いいえ人は、それぞれ違う運命を生きているのですからわたくしはわたくし、桜子様は桜子様で、精一杯頑張っていけばいいのだと思います</p><p>わたくしもどうしようもなく、辛く苦しくなっしまった時には、黒森様にお縋りすればいいのだと判っていますからだから平気です</p><p>5年間頑張れば鞍馬家を再興し、ありすともまた暮らせます黒森様の赤ちゃんを産んで、わたくしも皆様の一員にしていただきますそういう明るい未来が来ることが判っているのですから今は、どんなことにも堪えられます</p><p>頑張って下さいわたくしも頑張りますあの時々、美里さんにお電話しても構いませんか</p><p>桜子は、美里に尋ねた</p><p>わたくしたち娼婦の外部との通話は制限されていますから黒森御名穂様のご許可がいただければ</p><p>大丈夫よあたしが許可をもらってあげるわただし傍受される危険性のあるアプリは使わせられないわよ</p><p>克子姉が二人に言った</p><p>恐る恐るずっとすみに控えていた不知火シエさんが、オレたちに声を掛ける</p><p>わ、わたくしはこれからどうしたらいいのでしょうか</p><p>桜子は狩野家を離れて、まり子の鳥居家にお預けになる</p><p>となると桜子の警護役だった不知火さんは</p><p>うちは、別に不知火さんも来たって全然平気よ</p><p>鳥居家の財力なら桜子のついでに不知火さんも受け入れることは可能だ</p><p>いえそういうことにはいかないわ</p><p>桜子は、真顔で言う</p><p>シエあなたの人生は、あなた自身で決めなさい</p><p>狩野家は存続させていただけることになったのですから狩野家に戻っても、あなたの居場所はあるはずです微禄でも、不知火家はこれからも狩野家に従って下さるでしょうから</p><p>不知火家の父親の元に帰ることも、不知火シエさんにはできる</p><p>わたくしと一緒に神崎家に来てくれてもいいのよ典靖にも警護役を付けないといけなくなるでしょうし昔から気心の知れているあなたなら、心強いわ</p><p>桜子の育ての母狩野聡子さんも、そう言ってくれた</p><p>シエさんには、聡子さん親子と神崎家へ行くという選択もある</p><p>不知火さんなら、他の名家の警護役になるという手もあるわよ元・狩野家の警護役ならうちの娘にぜひという人は多いと思うの</p><p>いっそのこと、香月セキュリティ・サービスに入れていただいたら藤宮さんにお願いしてああ、今は公がオーナーなんだから、公が推薦したら絶対に入社できるわよ</p><p>まり子は、そんなことを言う</p><p>わたくしはこれからも、ずっと桜子様のお側に居たいのです</p><p>不知火さんは、そう言った</p><p>しかし、現在、黒森家の警護役は足りております</p><p>しかも不知火さんのような名家のお嬢様の警護役にのみ特化したタイプの警護役は黒森家では、余り役に立ちません</p><p>ああ気が使えて、スバ抜けて頭が良くて、底抜けに強い美智とイーディが居て</p><p>戦闘力だけに全てを注いでいるミタマとキヌカの安城姉妹が居て</p><p>策略も使えて、小技の効くハイジもいる</p><p>巫女の力が使えるヨミも今は警護役を目指しているし</p><p>今は警護役から格闘家に軸足を移したとはいえ何かあったら頼りになるマルゴさんも居る</p><p>さらに、本当の危機にはキョーコさんが助けに来てくれるだろう</p><p>警護役として余り特色のない不知火さんは、確かにうちには合わないかもしれない</p><p>どういたしましょうか旦那様</p><p>不知火さんは警護役以外に何ができるんだ</p><p>ズバリと聞く</p><p>わ、わたくしはう、生まれてからずっと、桜子様の警護役でございましたから</p><p>過去のことはどうでもいいんだよ今の不知火さんは、警護役以外に何ができるのかを聞いているんだ</p><p>し、しかし、わたくしは</p><p>シエはお裁縫が上手ですわ</p><p>桜子が言う</p><p>わたくしのハンカチを縫ってくれましたしワンピースを作ってくれたこともあります</p><p>それってもしかして今年の夏の狩野家の本家の集まりの時に、桜子が来てた服</p><p>ああ、やっぱりあれは素敵だったわあんなのが作れるのなら、凄く才能があるわよ</p><p>まり子が、不知火シエさんに言う</p><p>それは、あのわたくしの裁縫は、趣味の範囲のことでございますから</p><p>いいえ、立派な才能ですわわたくしが推薦致します黒森様、シエはお裁縫ができますわっ</p><p>じゃあ、裁縫係っていうことで不知火さんにも、うちに来てもらおうか</p><p>いや、普段は桜子と一緒でいいんだけれど桜子はまり子と一緒に行動するんだから、どうせ週の半分は黒森の屋敷に泊まるんだろ</p><p>あったり前でしょ公とセックスする機会を減らしたくないもの桜子にも早く、公と一緒にイク感覚を知って欲しいし</p><p>なら、不知火さんは名目上は、桜子の警護役のまま、うちに来た時は裁縫係をやってて貰うよ</p><p>お裁縫ができる子は少ないから助かるわ</p><p>ヨミたちにも教えて下さい</p><p>ヨミも笑顔で、そう言った</p><p>あ、あのわ、わたくしは、黒森様に、せ、性的なご奉仕をする下僕とかでなくてよろしいのでしょうか</p><p>恐る恐る不知火さんはオレに聞く</p><p>いや、そういうのはえっと、ゴメン、今日は不知火さんのことも何とかしてあげたいって、ずっと考えてたんだけれど</p><p>でも、ほら今日はずっと桜子がどんな女の子なのかを理解するのに精一杯だったから</p><p>桜子の美しい顔を見る</p><p>いや、こんな短い時間で理解できるわけがないしていうか、ずっと一緒にいるみすずや瑠璃子たちのことだって、オレは本当に理解しているのかどうか判らないよ時々、もしかしたら、この子はこういう子なのかもしれないって閃くことがあるけれど人は生き物だから今はそうでも、またどんどん変わっていくものだから理解しきることは、無理なんだ</p><p>だから、オレは女の子のことを判ったと勘違いしたくないし、判っているフリもしたくないでもいつも理解したいと思っているし、理解しようとする努力は続けないといけないと思うんだ</p><p>オレはまだまだ判っていない</p><p>それが真実だ</p><p>今日はとにかく桜子のことを理解するのが先決だったからそれで、何かが判ったとは癒えないけれどとにかく桜子の心の奥を、ほんの少しだけでも覗くことはできたと思う今日は、それが精一杯だオレみたいな頭の悪い男にはさ</p><p>そんなことありませんわ</p><p>桜子は、オレに言う</p><p>オレは不知火さんのことは全然、まだ理解できていない理解するだけの時間が圧倒的に足りてない桜子のことを大切に思ってくれている優しい人だってことと、顔が綺麗でプロポーションが良いことは判っているけれどそれ以上のことは、まだ判らないから</p><p>わ、わたくしは狩野桜子様の警護役ですそれ以上でも、それ以下でもありません</p><p>不知火さんは、そう言うが</p><p>違うよ不知火さんは桜子の警護役である前に、不知火シエという一人の女の子なんだ</p><p>ただの警護役なんていない警護役って言ったって、みんな性格も違うし、得意にしている領分も違う、趣味も嗜好も異なっているんだから</p><p>いえご主人様の警護役は、全てご主人様が大好きでございますつまり、男性に対する嗜好は全員、同じです</p><p>それは違うわ、美智旦那様の方が、あたしたちの性的嗜好に合わせて下さっているのよだから色んな嗜好を持つ女の子たちが、みんな旦那様の女でいられるのよ</p><p>みすずが、美智の意見を否定する</p><p>とにかく、少し理解し合う時間を作ろうよそうでないと、オレも不知火さんにどうしてあげたらいいのか判らないからさ</p><p>別にいいでしょ、不知火さんも，これで、桜子と一緒に居てもいいっていうことになったんだからさ</p><p>まり子が、笑顔でシエさんに言う</p><p>そ、そうですねで、では裁縫係として、よろしくお願い致します</p><p>不知火さんは、オレたちの提案を受け入れてくれた</p><p>はぁーあ</p><p>と不意に桃子姉ちゃんが、溜息を吐く</p><p>今日一日見てて思ったけれど公ちゃんて、思っていたよりもずっと大きいのよね</p><p>いやオレのチンコは、そんなに大きくないよ</p><p>桃子姉ちゃんには、オレと桜子のセックスをじっくりと見られている</p><p>いや、別にオレも他の男のチンコの大きさなんて、あんまり良く知らないけれどさ中学で寮生活をしていた時に風呂場で、メッチャクチャ、チンコがでかいやつとかに会ったことがあるからさなんつーか、500ミリのペットボトル大勃起していない時で、そういう凄いチンコのヤツラがこの世の中にはたくさんいるからさ</p><p>公ちゃんの男性器がそこまで大きくないのはみすずたちにとって良いことだと思うわよペットボトル大とかナンセンスよちょっとした恐怖映画の怪物だわ</p><p>桃子姉ちゃんは、そう言うと</p><p>違う違う、わたくしは別に男性器の話とかしたいわけじゃないのよっもうっ</p><p>え違うんだ</p><p>とにかく今日は、わたくしも桜子のことで精一杯だったわだから、このまま帰りますけれど次は</p><p>今度はわたくし自身のことで、公ちゃんと向き合うわ</p><p>そうでないとそろそろ、わたくしも限界だもの</p><p>何が限界なのだろう</p><p>またね公ちゃんセバスティアヌス、まり子、お祖父様の部屋に戻るわよ</p><p>桃子姉ちゃんは、すっと身を翻すと部屋の入り口へと向かう</p><p>ああ、また今度桃子姉ちゃん</p><p>オレが桃子姉ちゃんに声を掛けると</p><p>ええ近々また会いましょう</p><p>桃子姉ちゃんは、笑顔でオレに振り返った</p><p>黒森様どうか、桜子のことをよろしくお願い致します</p><p>先に狩野聡子さんのお迎えの人が来た</p><p>香月セキュリティ・サービスと、聡子さんの実家の神崎家の人たちだ</p><p>これから狩野家へ行って、お子さんの典靖くんと身の回りの物を持ち出して神崎家へ戻る</p><p>本家の嫡男が連れ去られることについて、狩野家の分家やわずかに残っている家臣が抵抗するかもしれないがそこは、歌晏家と香月家の意向ということで押し切るらしい</p><p>まあ、狩野典明氏の押し込めも含めてジッちゃんと歌晏老人で、狩野家内部の根回しはほぼ終わっているはずだから</p><p>大きな問題はならないだろう</p><p>下手に逆らったら、本当に狩野家が潰されるかもしれないということは狩野家の人たちもよく判っているだろうし</p><p>はい、桜子のことはオレに任せて下さい</p><p>狩野聡子さんは、最後に深々とオレに頭を下げて部屋から退出した</p><p>部屋に残っているのは</p><p>オレ、克子姉、みすず、瑠璃子、美子さん、美智、美里、桜子、不知火シエさんの９人となる</p><p>狩野桜子様、お医者様がいらしていますので参りましょう</p><p>そう言ってやって来たのは香月セキュリティ・サービスの滝さんだった</p><p>久しぶりだなあ</p><p>桜子が、オレに言う</p><p>うん不知火さんも付いて行ってあげてよ一人じゃ、心細いだろうから</p><p>ということで桜子と不知火さんも部屋から退出した</p><p>これで７人</p><p>桜子さんがいなくなった途端</p><p>はぁぁ、あたしってダメな女ですわね</p><p>そういうことを言っていると、本当にダメな女になってしまうわよ</p><p>克子姉は笑顔で言う</p><p>人生は長いんだから今日ダメなら、明日は取り返せるように頑張りなさい</p><p>そうですわ、みすずお姉様みすずお姉様が不甲斐ないようでしたらお兄様も香月家も、わたくしがいただきますわ</p><p>みすずお姉様とお兄様の公式パートナーを解消して名家の皆々様たちの前で、瑠璃子がお兄様と結婚式を挙げても構いませんか</p><p>わたくしも自分の欲を抑えすぎていたと思います競い合いましょうお互いにお互いを磨き合いましょうみすずお姉様そうでないと、お兄様を狩野家の桜子さんや歌晏家の桃子お姉様に奪われてしまいますわ</p><p>そうね旦那様の公式のパートナーという立場をいただいて、少し浮かれていたと思うわあたしも、覚悟し直さないといけないわね</p><p>部屋の内線電話が突然、鳴り出した</p><p>美智が電話を取る</p><p>はいかしこまりました、少々お待ち下さいご主人様、香月様からでございます</p><p>オレは美智から受話器を受け取る</p><p>あ、代わりましたオレです</p><p>ああわたしだ</p><p>確かにジッちゃんの声だった</p><p>香月から聞いていると思うがどうしてもわたしが顔を出さなければならない重要な案件があってねこの後も別の会談が控えている</p><p>ああ、何かどこかの国の重要人物が来ているんだっけ</p><p>だから、今日そこで起きていたことについて全てを知っているわけではないが、わたしの代わりに関くんモニターしていてもらったからだいたいのことは今、報告してもらった</p><p>ジッちゃんの代わりにオレたちの様子を翔姉ちゃんが監視していたんだ</p><p>お前たちにやり込められて、歌晏のやつがヘコんでいるのだそうだな</p><p>いや、あのそれは</p><p>気にするなわたしもかつて、瑠璃子の時にお前にヘコまされたことがある</p><p>えそうだったっけ</p><p>わたしたちのような立場だと、人に叱責させるようなことはなくなる皆、わたしたちの機嫌を伺って悪いことも遠回しに言うからなわたしにとって瑠璃子の件は良い教訓になった瑠璃子をお前に売り飛ばしたのはわたし自身だがお前に瑠璃子を奪われたように感じているよ</p><p>今の歌晏もそうだろう全て自分の手の中で、お前や桜子くんたちを操っているつもりだったのにいつの間にか操りの糸は切れていて、お前たちは自立していたこういう体験は、歌晏にとっても新鮮だと思う</p><p>実際黒森家は、わたしたちから自立しているマルゴくんはついに、わたしに援助を求めなかった彼女は自分の才覚だけで、格闘技の興行を開催しようとしている</p><p>マルゴさんはスポンサーを見つけるために、香月家のパーティでレイちゃんと闘って見せたりしていたけれど</p><p>ジッちゃんには香月家からは、何の援助も求めていないのか</p><p>何から何まで香月家にすがるのは危険だということを理解しているんだろうまた、そういう立場になるのは面白くないとも感じているんだろう本当に独立心に満ちた強い女性だと思うよ御名穂くんや克子くんもそうだが黒森家の女性は、本当に強いわたしは彼女たちに敬意を払う</p><p>克子くんが言う通りわたしは、お前のお情けでお前たちの家族に入れてもらっているだけの人間だわたしは、お前にジッちゃんと呼ばれることが本当に嬉しいのだ後はできれば、わたしが生きている内に、みすずでも瑠璃子でも美子でもいいから、お前との間に赤ん坊を見たいそれだけを強く望んでいる</p><p>ジッちゃんは、真面目な声でそう言うと元の明るい声に戻り</p><p>歌晏には、わたしからも連絡しておくお前たちは気にしなくて良い落ち込んだ老人の相手は、同年代の友でなければ落ち込みが増すばかりだからなだから、お前にはみすずたちのフォローを頼むあの子たちも、他家の元気なお嬢さんたちに当てられてヘコんでいるだろ</p><p>そっちはお前に任すそれと、狩野聡子くんのフォローもこっちでしておくから</p><p>お前にとっては、桜子くんの母親は立派な大人に見えるんだろうがわたしや歌晏は、聡子くんが神崎家に生まれた時から知っているんだ聡子くんもわたしたちが救ってやらねばならない名家の娘なのだよ</p><p>そうか今年８２歳のジッちゃんにとっては</p><p>桜子も桜子の育ての母の聡子さんも立場は同じなのか</p><p>歌晏のやつは平然と、１０年間は狩野家の当主は定めないなどと言ったらしいがわたしも歌晏も８０代だ１０年先に生きているかどうかの保証は無いそれよりも歌晏の孫娘と、みすずたちがお前を認めているからだから、聡子くんはお前に大切な娘を託してくれたのだお前たちの将来性に賭けてくれたということだ</p><p>ああそうだよな</p><p>オレを信用してくれたわけじゃない</p><p>名家・神崎家の娘で名家・狩野家に嫁に行った聡子さんは</p><p>歌晏桃子姉ちゃんや、みすずたちのこともずっとよく知っているんだよな</p><p>だから、桃子姉ちゃんたちを信じてオレに桜子を託してくれた</p><p>聡子くんも夫が押し込めとなり、息子を連れて狩野家から実家に戻らなくてはならないことはショックなはずだ娘として可愛がっていた桜子くんをお前に奪われたこともしかし、聡子くんも名家の娘だお前たちのような若者には絶対に、辛い顔は見せたくないと思っている堪えているのだ</p><p>だから、聡子くんのことはわたしの方で何とかするすでに聡子くんの学生時代からの親友の女性に来てもらうことになっている神崎家の当主にも、絶対に聡子くんを責めないように強く言ってある</p><p>ジッちゃんオレたちには何かすることはある</p><p>無い強いて言うなら気が付かないフリをしていてくれ年長の人間には、年下の人間に気遣われるのが一番辛いからな</p><p>ジッちゃんは、歌晏老人のこともオレに言っている</p><p>オレたちが、歌晏さんに余計なフォローをしないようにって</p><p>オレは、ジッちゃんに答えた</p><p>桜子とシエさんは、後から香月セキュリティ・サービスの人が黒森家に連れて来てくれることになったので</p><p>先に帰って良いとレイちゃんから連絡が来た</p><p>オレたちは、また専用エレベーターでホテルの地下のVIP専用駐車場に降りる</p><p>しかし行きにオレたちを連れて来てくれたレイちゃんは</p><p>歌晏老人のところから、戻って来ない</p><p>克子姉の車は、５人しか乗れないし</p><p>オレたちは７人だ</p><p>さて、どうしようかと思っていると</p><p>みんなこっちだよ、こっち</p><p>駐車場の奥に、マルゴさんが来てくれていた</p><p>うわ、久しぶりのマルゴさんの業務用バンだ</p><p>白いボディに、今日は丸子典礼というロゴが取り付けられていた</p><p>あれ、今夜の祝勝パーティはマルゴさんも主役ですよね</p><p>何でここに居るんだ</p><p>そうだけどだから、準備はマナちゃんたちでやるって、あたしは追い出されたんだよ</p><p>それに君がいないとパーティが始められないから、さっさと連れて来いって寧にも言われてきた</p><p>とにかく、車が２台あれば全員が乗る</p><p>克子姉の車は、美里を下ろすために駅前ホテルに寄らないといけないけれどあそこはお屋敷まで１５分も掛からない距離だし</p><p>さあ乗って</p><p>マルゴさんに言われてオレたちは、車に乗り込む</p><p>警護役は、それぞれの車に乗らないといけないから</p><p>美智は、克子姉の車の方だ</p><p>旦那様は先にお屋敷に戻られた方がいいですから</p><p>うん、オレはマルゴさんの車の方に乗ることにする</p><p>エレベーター・ホールの奥から</p><p>歌晏老人が、桃子姉ちゃんやまり子や山田太一さんや山田梅子さんやたくさんの警護役を連れて、駐車場へやって来た</p><p>桃子姉ちゃんが微笑む</p><p>まり子、あなたはこのまま、あっちの車に乗せてもらったら</p><p>すると、まり子は</p><p>公わたくしは桜子たちを待って後から行くから、先に帰ってて</p><p>大きな声で、オレに叫ぶ</p><p>オレは返事をするが</p><p>ああ、桃子姉ちゃんやまり子たちの後ろの歌晏老人は</p><p>とっても不機嫌な顔をしている</p><p>やっぱり、オレたちにヘコまされたのが後を引いているんだ</p><p>歌晏さんまた、遊びましょうね</p><p>笑顔で元気に歌晏老人に叫ぶ</p><p>小僧お前</p><p>今度は歌晏さんのルールじゃなくってオレたちのルールで、遊びましょう楽しみにしてて下さい</p><p>オレがそう叫ぶと</p><p>歌晏老人の表情が緩む</p><p>ふん好きにしろ</p><p>オレたちはそれぞれの車に乗り込みホテルから出発する</p><p>こうしてちゃんと最後には主役をやってくれるから良信くん（黒森公くん）には感謝です</p><p>とりこぼし分、何とかしましたはぁ</p><p>1254．余韻　／　押し掛けて来た客</p><p>・マルゴ・スタークウェザー・クロモリ／19歳金髪碧眼のアメリカ・インディアン今は黒森家の養女</p><p>・黒森マナ／１５歳旧名・白坂舞夏雪乃の妹主人公の性奴隷</p><p>克子姉の車には美里と美智が乗った</p><p>マルゴさんの商用バンにはオレと、みすず、瑠璃子、美子さん、ヨミが乗り込む</p><p>香月家所有のホテルを出て、空が暗くなった夕方の街を抜け黒森家の屋敷に戻る</p><p>お兄様、お休みになっていて下さい</p><p>少し疲れた</p><p>やっぱり、名家の人たちとかお嬢様たちとの接するのはくたびれる</p><p>オレからしてみればやっぱり異世界の異文化の人たちだもんなぁ</p><p>あのマルゴお姉様、お尋ねしたいことがあるのですが</p><p>みすずが不意に、マルゴさんに言う</p><p>マルゴさんは運転しながら、ルームミラー越しに笑顔でみすずに答える</p><p>あのマルゴお姉様はどうして、こんなに急いで格闘技のビジネスを始められたのですか</p><p>確かにマルゴさんは、この半年間格闘技興行を行うために奔走しまくっている</p><p>自分の肉体を娼館の警護役から格闘家に改造することから初めて</p><p>スポーンサーを探したり、格闘ビジネス界の人とコネを作ったり</p><p>あたしは今年１９歳だからさ</p><p>キョーコさんが昔、言ってたんだけれど人間は２０歳までに、自分の基礎が定まってしまうって</p><p>基礎</p><p>考え方とか、生き方とか自分自身が世の中を渡っていくための個人的なルールとかかなそういうのって２０歳までに出会った人の影響とか、それまでの生活の中で身に付けた物とかにずーっと縛られてしまうまあ、２０歳を過ぎても軍隊に入るとか、刑務所に入るとか、故郷とは全く違う文化圏で暮らさないといけなくなるとか、そういう場合は基礎から変わっちゃう場合もあるんだろうけれどさでも、ほとんどの人の場合２０歳までに体験したことが、残りの人生に影響するんだと思うんだよね</p><p>２０歳までの生活と体験、出会った人たちの影響、知ったこと、学んだこと</p><p>娼館の元・娼婦のお姉さんたちを見ていて感じたんだけれどみんな、娼婦を引退した後も、物事の判断基準が娼婦だった頃と変わらないんだよねミナホなんてさ、娼婦としての稼働期間はほんの数年で身体を壊されちゃったからね娼館経営者として過ごしてきた時間の方が、娼婦として過ごした時間よりもずっと長いのに今でも、娼婦としての意地とか娼婦としての仁義にこだわっているよね克子さんも、そう何か判断をしなくちゃいけない時には、娼婦の考え方で動くそれが基礎になっちゃっているんだよ</p><p>確かにさっき克子姉はオレのために、歌晏老人に怒ってくれた</p><p>普通の人間は歌晏家の当主に、あんなにズケズケと文句は言えない</p><p>あれは克子姉の行動理念が黒い森の娼婦のままだからだ</p><p>政財界の大物を顧客にして肌を重ねて来た克子姉だからこそ、堂々と反抗してみせることができる</p><p>それも、ジッちゃんのことをわざとシゲちゃんと呼んだりして、可愛らしく怒ることで歌晏老人が、克子姉の言葉に反射的に反発するのを防いでいたと思う</p><p>そういうのも高級娼婦だった時に学んできたテクニックなんだと思う</p><p>あたしはさミナホにアメリカの養護施設で拾われてから、ずっと娼館の用心棒だったでしょだからさ裏の世界のこととか、効率の良い人の脅し方とか、そんなことばかり学んできたんだけれど</p><p>鏡の中のマルゴさんの口元が、苦笑する</p><p>娼館の用心棒のままで、２０歳になるのはちょっと嫌だなって思ったんだよだから、２０歳までに格闘家にチェンジしておきたいって、少し急いだんだ</p><p>みすずは、つぶやく</p><p>うん、残りの人生自分の基礎が娼館の用心棒より格闘家の方がいいなって思うからまあ、格闘家なんてずーっとやっていけるかは判らない職業だけれどとにかく、裏の世界のやり方とか考え方が自分の基礎として固まっちゃうのは怖いと思うんだあたしだけじゃなくって寧もね</p><p>あの子も、ここ数年はって言っても、中学生から高校生っていう一番多感な時期をズッポリ裏の世界で過ごしちゃったわけでしょ完全に抜け出すの無理だとしても、せめて少しでも表の世界に近いとこへ連れて行かないといけないと思うししばらくは、ミナホから遠ざけないといけないよね</p><p>ミナホ姉さんから</p><p>ミナホは娼館とか裏の世界のビジネスからは抜け出せないよそういう世界で生きていくことがミナホの基礎になっちゃっているからもちろん、予定通りに５年後には娼館は廃業するんだろうけれど、裏世界との付き合いは一生続くと思うよミナホの場合は</p><p>ミナホ姉さんは１２歳で誘拐されて娼婦に堕とされてから、ずっと娼館の中で暮らして来た</p><p>克子さんは、良信くんたちとパンを作ったり特に、学校で実際にお客さんの学生たちにパンを売ることで、今、全面的な矯正を掛けているこのままいけば、克子さんの基礎は娼婦のままだとしても日常生活で見せる範囲においては、普通の人たちと問題なく暮らしていけると思うよ</p><p>さっき話した今までと違う環境に身を置くことで、克子さん自身が変わっていくんだよ今は克子さんパンの店頭販売や、パン製作の実習とかで君の学校の生徒たちも仲良く話をしているんだろ</p><p>家族だけの会話じゃなくってそういう外部の人たちの接触が、克子さんを良い方向に変えてくれるはずだよ年下の高校生たちとの交流はリハビリとしては最高なんじゃないかなただ</p><p>ルーム・ミラーの中のマルゴさんの眼が、ジロッとオレを見る</p><p>良信くん君は、克子さんに娼館のオープンまでミナホを助けるようにお願いしたんだってね</p><p>それはミナホにとってはありがた迷惑だったと思うよミナホは、克子さんを自分から自立させたいんだから</p><p>オレが克子姉に新しい娼館を手伝うように言ったのは大失敗だったのか</p><p>それでもリニューアル・オープンまでの話なんだよね今は、新人娼婦の子たちの研修も時間が足りてないみたいだし、克子さんが来てくれてミナホは助かっているかもしれないでも、運営が軌道に乗ったらミナホは、克子さんを新しい娼館には呼ばなくなると思うね</p><p>克子姉もそうだろう</p><p>オレが頼んだから、今は新しい娼館の手伝いに行っているけれど</p><p>克子姉は本当はもう娼館には近付きたくないんだもんな</p><p>まあ、二人とも大人だから君がそんなに気にしなくて良いことなのかもしれないむしろ、これで克子さんも娼館とケジメを付けて別れられると思うしとにかく、克子さんの矯正は君が高校を卒業するまで残り２年数ヶ月、たっぷりと時間を掛けてやっていくことになるんだし</p><p>克子姉はオレが高校を卒業するまで、自分のパン屋の開業を待ってくれている</p><p>だから、それまでは克子さんには娼婦としての基礎の上に、たっぷりと普通の人たちとの交流体験を積み重ねていくことができるでも、ミナホは</p><p>これからも、５年間は娼館の経営者として、裏の世界で生きていく</p><p>ミナホがどうして今みたいな性格話し方とか態度とか何で、ああいう人との関わり方しかできなくなっちゃったかは、君にも判るよね</p><p>オレは、オレのクラスの担任だった頃のミナホ姉さんを思い出す</p><p>ミナホ姉さんて、普通の人たちには基本的に、思いっきり相手にプレッシャーを掛ける態度でないと会話できないんですよねぇ</p><p>うんああでないと裏社会の怖い人たちとは、渡り合っていけないからね</p><p>常に、自分が優位になるように相手をネチネチといたぶるように、脅しながら怖い笑顔で余裕たっぷりに話すっていうやり方</p><p>ミナホは家族と香月さんみたいな目上の人たち以外にはああいう態度でしか対応できないでもあんなんじゃ普通の人には堪えられないよね</p><p>昔の良信くんぐらいだよああいうモードの時のミナホに食らいついていったのは普通の人は、二度とミナホとは会いたくないって思うだけだよ</p><p>ああああいう態度や言動が、ミナホ姉さんの基礎になっちゃっているんだ</p><p>そして、ミナホ姉さんがこれからも裏の世界で生きていく以上この基礎は崩れない</p><p>あたしや克子さんや寧もミナホ流のやり方はできるよ良信くんは、よく知っていると思うけれど</p><p>ああ、マルゴさんや寧がミナホ姉さん流のやり方で人を脅す様子は何度も見て来ている</p><p>あたしと克子さんと寧は黒い森の一番古いメンバーだからさミナホの影響を一番受けているからね</p><p>先に娼館から独立して自分の花屋をやっていた渚さんは、ミナホの影響はそんなに受けていない真緒ちゃんもいたしね</p><p>半年前までのあたしたちは、ミナホの強い影響下にあったのはさ、あたしたち自身の方にも問題があったんだよあたしも克子さんも寧もミナホの復讐心に同調することで、何とか自分自身の絶望に堪えていたから</p><p>克子姉は娼婦に堕とされて、人生をねじ曲げられことに</p><p>寧はシザーリオ・ヴァイオラに両親と最愛の弟さんを殺され、自分の命も狙われ続けていたことに</p><p>マルゴさんは金髪碧眼で生まれて、インディアン居留地の中でずっと迫害されてきて実の父親たちにレイプされ自分の父親を銃殺してしまったことに絶望していた</p><p>あたしたち黒い森の初期メンバーは、それぞれ絶望の淵にいただけどミナホの白坂創介に対する復讐計画に参加することでギリギリ何とか生きる意欲を保たせていたんだと思うあの頃は</p><p>マルゴさんは暗い声でそう言うとククッと笑って</p><p>だけど、ミナホの復讐は半年前に終わったんだからさそういう関係も終わりにしないとねみんなそれぞれ前に歩き出したんだよ</p><p>そうだ今は、もう、みんな絶望はしていない</p><p>オレたちには、守らなくてはいけない家族がいる</p><p>そうか渚が、マルゴさんたちほどミナホ姉さんの影響下に入らなかったのは</p><p>守らなくてはいけない真緒ちゃんが居たからか</p><p>人は自分自身よりも大切な人がいれば絶望なんてしているわけにはいかないんだ</p><p>あたしたちがミナホの影響下から抜け出していくことを抜け出さなきゃいけないってことを、ミナホも自分で判っているんだよだから、ミナホは、最近ずっと新しい娼館に泊まり込んで、黒森のお屋敷の方には帰って来ないんだよ</p><p>自分が一人だけまだ裏の世界の中に居て、暗い空気を発していることに気付いているんだよそういう波動が手伝いに来ている克子さんはしょうがないけれど、あたしや寧に影響を及ぼさないように、ミナホなりに心配してくれているんだよね</p><p>自分の影響下から離れて行こうとするマルゴさんや寧のために</p><p>でも、それだと今、みんなと別れているミナホ姉さんは、すっげぇ寂しいじゃないですか</p><p>そうだろうねでもあたしたちには、どうすることもできないあたしたちはあたしたちで、自分の道を切り開くのに今は精一杯だから</p><p>マルゴさんも寧も克子姉も黒い森の初期メンバーは、ミナホ姉さんから巣立ちしないといけない</p><p>判りましたオレが何とかします</p><p>マルゴさんは、クククと笑い出す</p><p>君が、そこまで頑張る必要は無いんだよ</p><p>何のために、今、新しい娼館に珠代さんが居ると思うのさ珠代さん以外にも、引退した黒い森の元・娼婦のお姉さんたちが、順番にミナホの様子を見に行ってくれているそうだよ</p><p>ミナホが娼館で過ごした年月は、決してムダじゃなかったってことだよミナホが娼婦だった時の先輩も経営の方に移ってから、サポートした人たちも、ミナホのことを忘れてはいないってミナホが、あの地獄みたいな場所で必死に生きてきたことを、みんな見てきているんだから</p><p>ミナホのケアはお姉さんたちに任せておけばいい君は、君が今するべきことを頑張ってミナホは、いつでも君のことを観ているんだからそしてミナホが帰って来た時に、少しだけ優しくしてあげてよそれで充分なんだから</p><p>年下のオレがあからさまに心配そうな顔をする方が</p><p>ミナホ姉さんを傷付けることになるのか</p><p>判りましたオレは、オレのするべきことをやります</p><p>オレは、マルゴさんに約束する</p><p>あたしも、変わらなきゃ</p><p>みすずがそっと呟く</p><p>ただのお嬢様のまま、２０歳を迎えるのは嫌ですわ</p><p>みすずも、今日一日で色々と考えることがあったらしい</p><p>わたくしはすでに動き出しておりますわ</p><p>え瑠璃子、お前</p><p>お兄様、わたくし前に、香月家の明治期の旧館を紹介するテレビ番組に出演致しましたでしょ</p><p>あ、ああそういうのをこの間、放送した</p><p>オレも観た</p><p>あれが、今度、本になります香月グルーブの出版社から続いて、香月瑠璃子が紹介する香月家の秘宝や香月瑠璃子と観る、日本の宝などテレビ番組と書籍のシリーズ化が決定しております</p><p>わたくしただのお嬢様にはなりません日本で一番良く知られている名家のお嬢様になりますわたくしは、名家の広報ウーマンとして名家と一般の人たちを繋ぐ役割に就きたいと思っております</p><p>まずは香月家の屋敷や宝物から始めて他の名家の歴史ある建物や宝物を、わたくしが一般の方たちに紹介させていただきますそれで名家の伝統や、何代にも渡って続いてきた家の重さを皆様に知っていただきたいと思うのです</p><p>そういう活動を誰かがしなければ鞍馬家の鞍馬閣のようなことが、また起きてしまいますから</p><p>ああ、鞍馬閣はとても素晴らしい建築物で、名家の宝の一つだったのに</p><p>鞍馬家の若い当主が悪いやつにそそのかされて、取り壊してしまった</p><p>ジッちゃんが、こっそりと移築させたから何とか守れそうだけれど</p><p>世間の皆様に、名家の宝物の価値を知っていただいたらあのような破壊はできなくなると思うのです</p><p>先に広く価値を知らしめてしまったら</p><p>若い名家の当主が無茶なことをするのに歯止めが掛かるか</p><p>香月家のわたくしがお願いすればそれぞれの名家の方たちも協力して下さると思いますし、失礼がないようにプロジェクトチームを組んでいただくことに致しましたもちろんメンバーは全員女性ですので、ご安心下さい</p><p>お兄様にご心配いただくようなことは、絶対に起きないように徹底して配慮致しますわ</p><p>そして、隣に座っている美子さんに</p><p>美子も手伝ってちょうだいいいわね</p><p>瑠璃子は主人モードで言った</p><p>美子さんは、嬉しそうに言う</p><p>この人はやっぱり瑠璃子に仕えるのが好きなんだ</p><p>いつでにお兄様色々なカメラと、その使い方も習って参りますから、お楽しみに</p><p>瑠璃子のハメ撮り好きは変わらないようだ</p><p>あたし、どうしよう</p><p>みすずがうつむいてポツリと言った</p><p>オレが、みすずに声を掛けようとすると</p><p>先生こういう時は、放っておいてさしあげるべきですわ</p><p>そうだね今、声を掛けるのは、みすずちゃんを甘やかせるだけになると思うよ</p><p>マルゴさんも笑顔でオレに言った</p><p>Darlingお帰りナノネ</p><p>お屋敷に帰るとイーディとマナとありすが出迎えてくれた</p><p>ただイーディは</p><p>なぜか派手な色の水着の上に、ビロードのたっぷりとしたマントを羽織り頭に王冠を乗せている</p><p>今日はアタシの祝勝会ダカラ主役らしい格好にしたノネ</p><p>いやイーディ、その姿は</p><p>どう見ても、美女コンテストの世界大会の優勝者だぞ</p><p>マルゴの分もあるネ、マルゴはどこ</p><p>ガレージに車を入れているよ</p><p>マルゴさんこの格好するのかな</p><p>あ、Darling今日は、アタシ、トモダチ呼んだのネ</p><p>え友達</p><p>もう食堂の方に来ているよイーディちゃんの格闘技仲間が</p><p>YESセイコとハルコとポロンとミミとグレースなのネ</p><p>昨日の女子格闘技大会に出場した選手でマルゴさんと一緒にアメリカへ行くと宣言した人たちか</p><p>えーと創作マーシャルアーツゴールデンバウム・ジム主宰のルドルフ聖子さんと</p><p>ルドルフさんの弟子のライン晴子さんと</p><p>超実戦空手トミー・アシダ道場の大ポロン・カリスマンと</p><p>同じ道場のモンキー・ミミさんと</p><p>女子プロレスラーのグレース・マリンカさんか</p><p>アニエスちゃんの訓練のために呼んだらしいよ</p><p>ほら、アニエスちゃんたち明日から学校でしょいきなり家族じゃない人たちがいっぱいいる世界に行くんじゃなくって</p><p>外の人の方を、お招きしたノネ</p><p>それでアニエスちゃんには、外の人たちの前では絶対にセックスの話題とかは禁止って言ってあるからルナちやんとコヨミちゃんが横に張り付いているから、うっかり話しそうになっても巫女の力で食い止めるし</p><p>アタシやマルゴのトモダチに失礼なことをしないトイウところカラ実践的に学ばせるノネ</p><p>ああ悪い考えじゃないな</p><p>女子生徒だらけの超お嬢様学校に行く前の練習には丁度いいか</p><p>それから、お兄ちゃん他にも、変な人が来ているけど</p><p>えどんな人</p><p>それがもの凄く、お料理が上手なのよ二人とも</p><p>二人</p><p>お料理だけじゃないネ今日は早く来て、パーティ会場のお掃除とかもやってくれたヨスゴクよく働くしかも笑顔Darling、あの子たち当たりネ</p><p>って誰のことだよ</p><p>栗宮素子様ですわ</p><p>ずっと横でオレたちの話を聞いていたありすが言う</p><p>栗宮様とお付きの御厨さんもご一緒です</p><p>ああ昨夜、一緒にイーディたちの試合を観戦した</p><p>槍の師範の武闘派お嬢様とその警護役か</p><p>お客さんだからいいって言ったんだけれど気にしないで下さいって、どんどんお料理や家事を手伝ってくれるのしかもどんなこともスッゴく上手いんだよ</p><p>パーティのお料理の半分くらいは、あの人たちに手伝ってもらっちゃたもの</p><p>ええーっとた、確か</p><p>あの子たちはオレの側室になるとか言ってるんじゃなかったっけ</p><p>今、栗宮さんはどちらに</p><p>みすずがマナに尋ねる</p><p>もちろん、パーティ会場の食堂にいるよ</p><p>新たなるお嬢様の登場にみすずの顔色が変わる</p><p>仕事から帰って来てベッドで寝たままの父に</p><p>どう大丈夫と聞くと</p><p>ああ、何か言わなきゃいけないことがあったんだよなぁ</p><p>悪い予感</p><p>何思い出せる</p><p>と、父は</p><p>あ、思い出したウンチ漏らした</p><p>で着替えてないの</p><p>うん着替えてはいない</p><p>ついに老人用オムツの出番</p><p>風呂場連れてって、ベッドのシーツなんかも全取っ替えの大騒ぎ</p><p>ウンチ漏らしたってどんなシムラケン世界だよっ</p><p>ダッフンだぁぁ</p><p>1255．余韻　／　祝勝パーティ　（その１）</p><p>◇白坂姉妹</p><p>・白坂雪乃／１６歳主人公にレイプされて現在、妊娠中登山ロープ並みに神経が太い少女</p><p>・黒森マナ／１４歳旧名・白坂舞夏雪乃の妹主人公の性奴隷</p><p>◇犯罪組織黒い森</p><p>・黒森御名穂／黒森家当主娼館の経営者</p><p>◇主人公の高校</p><p>・星崎可奈／１７歳愛のテニス部の先輩主人公の性奴隷２年生で一番の美人</p><p>◇超お嬢様校の生徒</p><p>・鳥居まり子／１６歳トリイ電子の社長令嬢名家・狩野家の血は引く</p><p>・不知火シエ／１７歳桜子の警護役裁縫係として採用</p><p>・安奈エリカ／１４歳瑠璃子の後輩主人公の性奴隷</p><p>・高畑茉莉花／１６歳長い髪のピアノ少女実はエリカの姉（学校は別の高校）</p><p>◇鷹倉神社の巫女</p><p>◇セックス奴隷たち</p><p>・安城キヌカ／１３歳主人公の性奴隷元・ありすの警護役ミタマの妹</p><p>・アーデルハイト鹿取／１３歳まり子の元・警護役日独ハーフハイジ</p><p>◇香月セキュリティ・サービス</p><p>◇その他</p><p>◇格闘美女＆格闘美少女</p><p>・グレース・マリンカ／21歳女子レスラーほややんとした性格</p><p>パーティ会場となる食堂へ行くと</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんと、彼女の警護役の御厨くるみさんがオレたちを出迎えてくれた</p><p>２人とも、和服の上に割烹着という戦前の若奥様な格好だった</p><p>お兄さんスゴイです、この人たち</p><p>２人でパッパカとお料理でも何でも、もの凄い早さでやってくんですわ</p><p>１３歳の双子のリエとエリが、オレに言う</p><p>確かにテーブルの上には、たくさんの美味しそうな料理が並んでいる</p><p>克子お姉ちゃんが残してったレシピをあたしと恵美お姉ちゃんが中心になって午後から作ってたんだけど、この人たちが来たらアッという間に全部作っちゃったんだよ</p><p>ああ、台所からメグも出て来た</p><p>メグとマナは瑠璃子と一緒に、この半年、克子姉の家事の技術を学んできている</p><p>克子姉が外出しないといけなかったから、パーティの料理の準備を頼まれていたのか</p><p>わたくしもくるみもお料理、お洗濯、お掃除、お裁縫などの家事一切と槍の技を祖母より徹底的に仕込まれておりますから</p><p>はい、わたくしも家事と槍を、大奥様より教わりました</p><p>えーと家事と槍</p><p>栗宮家の娘は家事と槍ができなくてはなりませんから</p><p>どちらも、素子お嬢様は免許皆伝なさっております</p><p>くるみも、もう少しよあなたの免状は、栗宮家槍術家元として、わたくしが認可致しますからね</p><p>はい、早くお免状がいただけるように日々精進致します</p><p>主と警護役は、そんなことを言い合う</p><p>あでも、黒森様わたくしたち、夜伽の技については、何も教えていただいておりませんので</p><p>大奥様がそういうものは、全て殿方の趣味・嗜好に合わせるものだと</p><p>ですから、黒森様のお好みでまだ色の付いていないわたくしたちを、ご自由にお染め下さいませ</p><p>２人はニッコリと微笑んでオレに頭を下げる</p><p>あ、あの栗宮さん、これはどういうことなの</p><p>ご安心下さい今日はご挨拶に参りましただけでございますから</p><p>栗宮さんは、笑顔で答える</p><p>輿入れの日取りは黒森様とご相談して、吉日を選びたいと思っております</p><p>輿入れって何だ</p><p>本日は黒森様のご愛妾の末席に加えていただくために、ご先達の皆様へのご挨拶と</p><p>こちらのお屋敷の中での槍の置き場とお稽古場所を探しておこうと思い、参上致しました</p><p>ああ、オレの側室になるって話本気なんだ</p><p>しかも、ここに槍も持って来るんだ</p><p>あ、あたし、何も聞いていませんわ旦那様</p><p>いや、オレもあんまり良く知らないっていうか、正式な話は何も聞いていないんだけれど</p><p>まあ香月様にはすでに栗宮家からご許可をいただいておりますが</p><p>栗宮素子さんは、そう言う</p><p>黒森御名穂様にもお電話でお話して、お許しをいただきましたわ</p><p>ジッちゃんさっきの電話でも、何も言って無かったぞ</p><p>ミナホ姉さんからも、何も聞かされてはいない</p><p>突然のことでご迷惑だとは思いますがわたくしもくるみも、みすず様や他のご愛妾の皆様を軽んじるようなことは決して致しません</p><p>もちろん、黒森様には生涯、お仕え致します決して口答えは決して致しませんどんなことでも致します忠節を尽くします</p><p>ただ２つだけ、お願いがございます</p><p>お願いがございます</p><p>毎日、数時間だけわたくしたちに槍のお稽古をさせて下さいませ</p><p>槍に触れさせて下さいませ</p><p>それとわたくしとくるみが産む、黒森様のお子に栗宮流槍術を伝授することをお許し下さいませ</p><p>お許し下さいませ</p><p>わたくしは栗宮流槍術を、わたくしの代で断絶させるわけにはいかないのでございます</p><p>どうかよろしくお願い致します</p><p>栗宮さんと御厨さんは息を合わせて、オレに言う</p><p>つまりお家の槍を伝えるために、栗宮さんたちは旦那様にお仕えするというの</p><p>ありていに申し上げればその通りでございます</p><p>栗宮さんは、笑顔のまま答える</p><p>しかし、わたくしもくるみも昨日、黒森様とお人柄を拝見し、この方ならばと感じました</p><p>はい、黒森様でしたらわたくしも、全てをお捧げできると思います</p><p>やっぱり一緒に、イーディの試合を観戦することになったのは</p><p>あれはお見合いだったのか</p><p>この方ならわたくしたちを受け入れて下さると感じましたし、この方の下ならば栗宮流槍術を後世に伝えることができるはずだと</p><p>わたくしも感じました</p><p>つまり、栗宮さんたちは槍の技の伝承が、何よりも大切なんだ</p><p>他の名家に嫁に行ったら栗宮流の槍の稽古をさせてもらえないし</p><p>そこの家で子供を産んでも、槍の技を伝えることは禁じられるかもしれないから</p><p>この屋敷に来て、心ゆくまで槍を極める代わりにオレの側室として、家事でも何でも引き受けるということなんだな</p><p>栗宮さんと御厨さんはわたくしたちの学校の中でも、とりわけ変わっていらっしゃいますものね</p><p>横から瑠璃子が言う</p><p>確かにお兄様でないと他の男性では、受けとめきれないかもしれません</p><p>でも瑠璃子</p><p>みすずが、瑠璃子に振り向く</p><p>栗宮家は香月家や歌晏家や狩野家ほどでは無いけれど、名家の中では家格の高い家よ可憐の水島家や、ありすさんの鞍馬家よりもずっと</p><p>だから、格上の香月家の命令で可憐やありすが、オレたちのところに居ることが許されている</p><p>そういう名家のルールはもう、いいではありませんかみすずお姉様</p><p>瑠璃子は、笑ってそう言う</p><p>大切なのは、栗宮さんたちのお気持ちとお兄様が、お受け入れになるかどうかだけですわ</p><p>はい、ですから本日は黒森様に、わたくしたちの能力を知っていただきたいと思い、馳せ参じましたお望みでしたら夜伽の方もわたくしとくるみの身体も、お試し下さって構いませんわ</p><p>はいいかようにもして下さいませ</p><p>うんとそれは</p><p>とにかく今日は、マルゴさんとイーディの祝勝会だからそういうことは全部、後にしてくれもちろん、栗宮さんと御厨さんの料理は、じっくり味わって食べるけど</p><p>はい、お召し上がり下さいませ</p><p>お召し上がり下さいませ</p><p>栗宮さんと御厨さんは、ニッコリとオレに微笑む</p><p>お祖父様にお電話して参ります</p><p>みすずが、キッとなってそう言うが</p><p>いや、ダメだよジッちゃんは何か、どっかの国の偉い人と会っている最中らしいからさっき、そう言ってた</p><p>さっきの電話で、ジッちゃんが栗宮さんたちのことをオレに話さなかったということは</p><p>これぐらいのことは、自分たちで解決しろっていうことだろう</p><p>栗宮さんを受け入れるか、拒絶するかはオレ次第だってことだ</p><p>あれれー、どうしたのーミィちゃん、余裕が無いねー</p><p>と寧が、食堂に入ってくる</p><p>何何々やっとメグちゃんが腹を括ったと思ったら、今度はミィちゃん</p><p>みすずに向かってニィと微笑む</p><p>あたしはそういうことではありませんわ</p><p>自分の地位を脅かしそうな人が入ってきそうになってから、大慌てになるっていうのはみっともないと思うよ逆を言うと、今までミィちゃんがいかに他の子たちをナメてたかってことでしょヨッちゃんの表の妻の座は、自分のものだってタカをくくってたわけだからさ</p><p>香月家の娘である自分はヨッちゃんの一番隣の位置は、絶対にキープできるはずだとか思ってなかった</p><p>そういう寧お姉様は、どうなんですか</p><p>みすずはムッとして、寧に言い返す</p><p>寧お姉様こそ自分が旦那様に一番近いと考えていらっしゃるのではありませんか</p><p>おーおー、ミィちゃんも言うようになったねえ瑞兆、瑞兆言いたいことを言い合えない姉妹より、こうやってケンカを恐れずに何でも話せる方が全然良いもんねっ</p><p>あたしはミィちゃんみたいに欲深じゃないもんあたしは、ヨッちゃんが幸せなら、それでいいからさ別に、自分がヨッちゃんの一番になりたいとかは考えないよ</p><p>あたしはヨッちゃんだけ、オンリー・ワンだものヨッちゃんがこの世界に生きているから、あたしもこの世界で生きていたいと思うしヨッちゃんが信者ったら、あたしも死んじゃうしあたしは家族が大好きだしお姉ちゃんたちも、妹たちもみんな大事だけれどでも、この家族だって、真ん中にヨッちゃんが居るから、何とかまとまっている家族でしょ</p><p>それは判りますけれど</p><p>あたしは、ヨッちゃんを愛していてるよ宇宙で一番だからヨッちゃんにとって、あたしが何番目でもいいんだよ何番目だろうが、あたしはいつも全力でヨッちゃんのことを愛してるもん好き好き、ヨッちゃん</p><p>寧はそう言ってオレを抱き締め</p><p>唇にチュッとキスをする</p><p>今日も、頑張ったね偉いよ、ヨッちゃん</p><p>寧の柔らかくて温かな身体に抱き締められているとオレの身体から、スーッと力が抜けていく</p><p>大変だったんだよねこんなに身体が緊張しちゃってずっと、身体に力が入ったままだったもんね</p><p>桜子のこととか歌晏老人とか</p><p>今日も、メチャクチャ緊張することばかりだった</p><p>どんな展開になっても、オレは桜子が不幸にならないように必死で考えて行動しないといけなかったんだから</p><p>自暴自棄な処女のお嬢様を前にして失敗は許されなかった</p><p>ミナホ姉さんと、ジッちゃんと、歌晏老人が次から次へと、色んな人を送り込んで来たから</p><p>もうちょっとシンプルにことが進めば良かったんだけどさいつものように、色んな人たちの思惑が絡んだからさなかなかツラかったよ</p><p>オレが寧に言ったツラかったという言葉にみすずは、驚く</p><p>うん、ヨッちゃんお帰りもう、ここはヨッちゃんの家の中だからね名家の人たちと会うときみたいに気張らなくていいんだよ</p><p>自分の大きな胸を、オレの頬に押し付けて寧は言う</p><p>それから栗宮さんたちを見て</p><p>あなたたちも、うちの子になりたいんならさ対戦モードになっていない、素顔のヨッちゃんのこともよく見て</p><p>判っておりますわわたくしもくるみも香月家でのガーデンパーティで、香月様や歌晏桃子様の発せられるプレッシャーを敢然と受けとめていらっしゃる黒森様を拝見させていただきましたからいつも、あんな風に気張っていらっしゃったら精神が保ちませんわ</p><p>わたくしもくるみも家の中では、黒森様にリラックスしていただけるように努めないといけないのですわね判りました精進致します</p><p>ご忠告、ありがとうございます</p><p>栗宮さんと御厨さんが、寧に言う</p><p>そうそう、愛情の押し付けはダメだからね気を付けて</p><p>うんうん、物分かりが良くて助かるよこれ以上、ミィちゃんみたいな子が増えると困るけれどあなたたちみたいに気遣いができる子なら、みんなも歓迎してくれると思うよっ</p><p>寧の言葉にみすずは、絶句する</p><p>あ、ヨッちゃんそろそろ、お客さんたちみんなここの部屋に呼ぶけれど、いいよね</p><p>お客さんああ、昨日の女子格闘技大会に出場していた選手たちが、イーディの招きで来ているんだっけ</p><p>マルゴお姉ちゃんが、ヨッちゃんたちを迎えに行ってたからさあたしが、お客さんたちに庭とか、ここのお屋敷の中で見せても良い場所だけ案内してあげてたの今は、マルゴお姉ちゃんが戻って来たからガイドを交代してもらたんだよお客さんたちを呼ぶ前に、ヨッちゃんの顔を普通の高校１年生に戻さないといけないと思ったからさ</p><p>みすずのパートナーとして香月家の当主であるジッちゃんに認められた男黒森公としての顔のままでいるのは良くないか</p><p>これから行われるのは、マルゴさんとイーディの祝勝会なんだから</p><p>ただの高校１年生の黒森良信に戻らないといけない</p><p>お姉ちゃんはキリリッとしたヨッちゃんも好きだけどヘニャヘニャでいいんだよここは、家の中なんだから</p><p>寧は、笑顔でオレに言う</p><p>うん、そうだねはぁぁ</p><p>うんうんいつものヨッちゃんの顔だ可愛いよ、ヨッちゃん</p><p>寧はもう一度、オレの唇にキスをすると</p><p>じゃお客さんたちを連れて来まーす</p><p>笑顔で食堂から出て行く</p><p>台所からエプロン姿の愛とメグが、出て来る</p><p>おっ、ただ今愛、メグ</p><p>オレが２人に声を掛けると</p><p>お料理はその人たちが手伝ってくれて、全部できたから愛は、恵美ちゃんとパーティの最後に出すケーキを作ってた</p><p>愛もキリっとしてる吉田くんよりクタクタしている吉田くんの方が好き</p><p>クタクタ</p><p>うん、クタクタ大分、クタクタしてきたこっちの方が、吉田くんは可愛いよ</p><p>愛が、オレのほっぽたを手で撫でながらそう言う</p><p>そうねあたしも今のヨシくんの方が好きだわ</p><p>名家とかの人たちに会いに行く時のヨシくんは頭の中をフル回転させてて、いっぱいいっぱいな感じなのよそれはぞれで素敵だけどヨシくんは、気が抜けてホエっとしている時の方がいいわ</p><p>クタクタとかホエッとか</p><p>とにかく、オレはカッコつけずに頭悪さを隠さないでいた方が良いっていうことなんだろう</p><p>とにかくお疲れ様何があったかは判らないけれど大変だったみたいねその辺に座ってて何か冷たい物でも、持ってきましょうか</p><p>じゃあ麦茶をくれ</p><p>そう言えば喉が渇いている</p><p>判ったわみすずさんたちも麦茶でいいわね</p><p>メグが台所に戻ろうとすると</p><p>スーッと、栗宮さんと御厨さんがメグの後ろに付いていく</p><p>あの人たち、ああやって付いて来るけれど、絶対にあたしたちの邪魔にならないようにしてるんだよ自分たちから、余計なことは言わないでお台所の中の物のありかや、あたしたちがどんな風に道具を使っているかとか、ずっと観察して手伝いが必要なことだけ、ササッと助けてくるんだよね</p><p>マナが、小声でオレに言った</p><p>絶対に押しつけがましいことはしないのこっちが手伝って欲しい範囲を適確に把握してくれて勝手に味付けを変えたりはしないんだよそれでいて、手伝ってくれたものはあたしたちだけで作るよりも、確実に良くなっているの本当にもの凄くお料理が上手な人たちなんだなって判ったから途中からどんどん積極的に、お料理を手伝ってもらうことにしたんだていうか、最終的に３品ぐらいは克子お姉ちゃんのレシピだけ見せて作ってもらったけれどこれがまた、ちゃんと克子お姉ちゃんの味になっているんだよね</p><p>良い人たち愛もそう思うあの人たち本気でうちの子になりたいんだって判った</p><p>愛がそう言った</p><p>結局、ここのお屋敷は何なんだいマルゴやイーディはここのお屋敷とどういう関係になっているのさ</p><p>マルゴさんとイーディが女子格闘家たちを連れて来る</p><p>マルゴさんに質問しているのは超実戦空手のトミー・アシダ道場に所属しているモンキー・ミミさんだ</p><p>そうやねうちもよう判らんわ２人とも出身はアメリカやろここのお屋敷の持ち主とは、どういう関係</p><p>同じくトミー・アシダ道場の先輩の大ポロン・カリスマン選手も尋ねる</p><p>ああここのお屋敷の持ち主は篤志家でねここは、今、特殊な事情を抱えている人たちの孤児院みたいになっているんだよ</p><p>さっきも話したけれどあたしはアメリカに帰る場所が無いから</p><p>アタシもネ最後の肉親だったグランマは亡くなったしニューオリンズには帰る家が無いヨ</p><p>まだミスコンの優勝者の格好をしているイーディも笑顔で答える</p><p>ここの子たちは、みんなそんな感じなんだよね、吉田くん</p><p>マルゴさんは、いきなりオレに声を掛ける</p><p>あ、はいオレも親は離婚してますし親父が失踪しました</p><p>黒森の家の黒森公ではなく吉田良信として答える</p><p>あたしも、ロクでなしのパパは死んじゃってママとお祖父ちゃんに見捨てられて、ここの家に拾ってもらいました</p><p>マナがオレに続けて言う</p><p>わたくしも今年の５月に父を亡くしましたわ</p><p>嘘ではない瑠璃子の父は、ミス・コーデリアに蹴り殺された</p><p>驚いて、オレたちにそう答えたのは創作マーシャルアーツゴールデンバウム・ジム所属のライン晴子さんだ</p><p>そうそうあたしなんて、ロサンゼルスで家族全員、地元のギャングに殺されちゃってるし嘘じゃないよ当時の新聞記事とか、見せてあげようか</p><p>寧みたいな事情の子は少ないけれどでも、他にも似たような事情の子も何人かいるんだよねそういうわけだからさあたしたちはいいけれど小さい子たちもいるし他の子たちには、あんまり個人的な事情を尋ねたりしないであげてね</p><p>マルゴさんが、女子選手たちに釘を刺す</p><p>わ、判ったわ子供たちを傷付けるようなことはしないわ</p><p>ゴールデンバウム・ジム主催のルドルフ聖子選手が約束してくれた</p><p>みんなも頼むよまあ、何人かはあなたたちも知ってると思うけれど</p><p>普段は無口な美少女女子プロレスラーのグレース・マリンカ選手が答えた</p><p>じゃあそろそろ、他の子たちも呼んできてええですか</p><p>みんな、待ってますからうちらが呼んで来ます</p><p>双子のエリとリエがマルゴさんに尋ねる</p><p>あれれあんたたちって</p><p>モンキー・ミミさんが２人に気付く</p><p>確かテレビに出ている子でしょ</p><p>あそうだわわたしも毎週、観てるもの</p><p>ルドルフ聖子さんも気付いた</p><p>そうですわお父ちゃんとお母ちゃんがヤクザで</p><p>自分の親分さんの家にピストル持って襲撃掛けて死んでしもうて、大ニュースになりましたわ</p><p>わたしがエリです</p><p>うちがリエですわ</p><p>双子が、ニコッと微笑む</p><p>あそうだわ双子の悪魔だわ</p><p>モンキー・ミミさんが、双子を指差してそう言う</p><p>嫌やな、リエちゃん双子の悪魔なんて</p><p>しゃーないよ、エリちゃんこの間、テレビ局の中で色んなゲーノージンに恥かかせたから</p><p>ネットでわたしのこと双子の悪魔ってアダナ付けられてしもうとるんよね情けないわ</p><p>うちら、悪魔やないのになぁお兄さん</p><p>うん悪魔じゃないよな</p><p>双子は、雪乃のために嫌がらせをしていた芸能人たちに仕返ししに行っただけだから</p><p>ちょっと、パーティとかいつ始まるのよあたし、お腹がペコペコよあたしは、お腹の子の分まで人の３倍食べないといけないんですからねっ</p><p>雪乃が、食堂に入って来る</p><p>げっ白坂雪乃っ</p><p>モンキー・ミミさんが、雪乃の顔を見て仰天する</p><p>何よげっっていうのは何なのよっ</p><p>いや、それはげっ、げっげげげのげ</p><p>歌って誤魔化そうとするモンキーさんに、雪乃は</p><p>そこはせめて、♪ゲッ、ゲッ、GET　THE　GLORY♪でしょうが</p><p>と訳の判らないことを言う</p><p>ま、待って双子の悪魔と白坂雪乃がここに居るということは</p><p>モンキー・ミミさんが、そう言った瞬間</p><p>安城ミタマ、ただ今、参上</p><p>ミタマと顔を時代劇みたいな頭巾で隠したキヌカが乱入して来る</p><p>そしてその後ろから</p><p>ありすと可憐とハイジが</p><p>さらに、鷹倉家の月子とルナとコヨミちゃんがヨミと合流する</p><p>そして、エリカと茉莉花の姉妹</p><p>お店から、ここに来る途中で可奈ちゃんを拾って来たわよ</p><p>あたしも来たわよルンッ</p><p>渚が、可奈センパイと入って来る</p><p>最後にアニエスと真緒ちゃんが、手を繋いでやって来た</p><p>マルゴお姉ちゃん、イーディちゃん優勝おめでとうですのっ</p><p>２人で元気に明るくマルゴさんとイーディを讃える</p><p>まあ、可愛いわぁん</p><p>ポロンさんが、アニエスたちを見てそう言った</p><p>まあみんな、揃っちゃったのね</p><p>オレやみすずたちのための麦茶を台所からワゴンで運んできたメグが言う</p><p>ええっとこれでまだ来ていないのは</p><p>美里を新しい娼館に送って行った克子姉と美智</p><p>ミナホ姉さんはパーティに来てくれるんだろうか</p><p>それから、桜子と彼女の処女喪失後検診が終わるのを待ってくれているまり子と不知火シエさんこの３人は、多分レイちゃんが２人を連れて来てくれると思う</p><p>翔姉ちゃんは、ジッちゃんのお偉いさんとの面談に付いているから今日は無理か</p><p>あれ、あの子たちどうしたのさ</p><p>モンキー・ミミさんが、マルゴさんに尋ねる</p><p>ああ、あの子たちは寧が今、呼んでくるよ</p><p>チーム・クロモリの中で１人だけ優勝できなかったから罰ゲームとして、裏庭の草刈りをしてもらっているんだ</p><p>え片方の子は、優勝してたでしょうが</p><p>モンキーさんは言う</p><p>それがこの子が優勝できなかったのは、自分にも責任があるから一緒に罰ゲームをするって言うからさ</p><p>苦笑するマルゴさん</p><p>ほら、あんたたちちょっと急いでシャワー浴びて来て、その格好じゃパーティに出られないよっ</p><p>寧の声の方を見ると</p><p>お揃いのジャージの上下に、麦わら帽子に片手にカマを持って、手足と顔が泥だらけの</p><p>工藤遙花と天童乙女改め、剣道マリアが廊下を歩いて行く</p><p>工藤遙花は、クラス優勝して剣道マリアは、途中で負けたんだった</p><p>１０分だけ待っててすぐに着替えさせるから</p><p>寧が、オレたちに言う</p><p>じゃあマナちゃん、みんなに飲み物を配ってくれるかい</p><p>はーい栗宮さん、御厨さん、お手伝いいただけますか</p><p>ありすやキヌカたちも手伝ってくれるようだ</p><p>みんなワラワラとパーティの準備に入る</p><p>お客様たちはこちらのテーブルにどうぞ</p><p>メグが、女子格闘選手たちを席に誘導した</p><p>あううう、パパ</p><p>たくさんの知らない人たちしかも、みんな大きくて迫力のある人たちだから</p><p>アニエスは、緊張している</p><p>大丈夫ヨみんな、アタシとマルゴのトモダチネ</p><p>イーディが、アニエスに微笑む</p><p>あ、そうだ ついでに、あたしの友達も呼んだわよ</p><p>突然雪乃が言う</p><p>え、雪乃お前</p><p>驚くオレ</p><p>いたのか友達</p><p>馬鹿もうっ</p><p>雪乃が、オレの足をカツンと蹴る</p><p>と、そこへお屋敷の正門に誰かが着たことを示すブザーが鳴った</p><p>だ、誰だ</p><p>あたしの友達って行ったら決まっているでしょ</p><p>食堂のモニターに正門の前に停まった車の座席が、クローズ・アップされる</p><p>夜だけど誰かが来たら照明のライトが付くからすぐ判る</p><p>あらお笑いのスナッチじゃない</p><p>ルドルフ聖子さんが画面を観て言った</p><p>嘘、スナッチも来たの</p><p>モンキー・ミミさんもモニターを覗き込む</p><p>確かに雪乃の番組に出てくれているお笑い芸人のスナッチが、車の運転席に乗っていた</p><p>あららスナッチの車の後部座席に居るの</p><p>うん間違いなく、フランシーね</p><p>これまた雪乃のテレビに出演してくれているオカマのフランシーも来ていた</p><p>太りすぎてて、助手席だとシートベルトが締められないっていう話本当だったみたいね</p><p>モンキーさんが、そう言う</p><p>ええっとオレが正門まで行って、誘導しましょうか</p><p>正門を開けるのは、ここから遠隔操作でできるけれど</p><p>お屋敷のどこに車を停めればいいかとかは判らないだろうから</p><p>あ、大丈夫みたいだよ良信くん</p><p>マルゴさんが、モニターを観て言う</p><p>丁度他の車も着いたみたいだから</p><p>スナッチの車の後ろにさらに２台、車が来た</p><p>１台は克子姉が運転する車</p><p>助手席には美智</p><p>ああ後ろに、ミナホ姉さんも乗っている</p><p>ミナホ姉さん来てくれたんだ</p><p>それから、もう１台は</p><p>ねえねえあれって</p><p>モンキー・ミミさんが思わず叫ぶ</p><p>藤宮麗華よね</p><p>うん間違いないと思うわ</p><p>ルドルフ聖子さんが言う</p><p>レイちゃんの運転する車中には、まり子と桜子と不知火シエさんの姿が見えた</p><p>ああ、桜子だけの検診だから早く終わったんだな</p><p>どうすんのよ藤宮麗華まで来ちゃったわよ何なのよ、ここ</p><p>モンキー・ミミさんが騒ぐ</p><p>パーティは、ほぼフルメンバーで行きます</p><p>これはサクっと終わらせて、さっさと新章へ行きたいと思っているのですが</p><p>前は同じ分量を書くのに3時間ぐらいでできたのに</p><p>最近は4時間ぐらいかかります</p><p>集中力が落ちているのかもはぁ</p><p>1256．余韻　／　祝勝パーティ　（その２）</p><p>◇主人公の高校の生徒</p><p>・香月瑠璃子／１５歳香月家の令嬢主人公のセックス奴隷みすずの従妹</p><p>・香月美子／１８歳香月家の令嬢普段は瑠璃子のお付きの立場に戻っている</p><p>・スナッチ／雪乃のテレビ番組に出ているお笑い芸人</p><p>・フランシー／雪乃のテレビ番組に出ているオカマのコラムニスト</p><p>ちょっと、雪乃ちゃんここ、良い感じのお屋敷じゃない写真撮って、ブログに載せちゃってもいい</p><p>雪乃に付き合って、玄関まで出迎えに行くとオカマのフランシーが、雪乃に言った</p><p>そんなことしたらあきませんわ</p><p>うん確実に死ぬわなぁ</p><p>絶対に殺されますわ</p><p>間違いないです</p><p>雪乃のテレビ番組でフランシーと共演している双子のエリとリエが苦笑して言う</p><p>おいおい冗談だろ</p><p>お笑い芸人のスナッチが、双子たちに尋ねると</p><p>冗談ではありませんわここで見聞きしたことは、一切他言無用に願います</p><p>ミナホ姉さんが美智と克子姉と一緒に、玄関から入って来てフランシーとスナッチに言う</p><p>だ、誰なの</p><p>明らかに思いオーラを背負っているミナホ姉さんに2人の客はたじろぐ</p><p>その人、怒らせちゃダメよホントに、人の命なんか何とも思っていない人だから</p><p>雪乃が嫌味っぽく、ミナホ姉さんを見る</p><p>あたしは黒森御名穂、この屋敷の主です</p><p>ミナホ姉さんは、そう自己紹介すると</p><p>うちの雪乃がいつもお世話になっております</p><p>スッとスナッチとフランシーに頭を下げる</p><p>ミナホ姉さんが雪乃のために</p><p>ちょっちょっと</p><p>わたしたちの大切な家族である雪乃のことを、お二人がいつも大変可愛がって下さっていることには家族一堂感謝しております</p><p>ミナホ姉さんは、そう言うと顔を上げる</p><p>眼から強いプレッシャーを、発しながら</p><p>ゆえあって、わたしはやこの屋敷に関することはお二人にご説明することはできませんどうか、ご詮索なさらないで下さいませ</p><p>いや、だけどよ</p><p>ミナホ姉さんの圧迫感に男のスナッチは思わず反発してしまう</p><p>待ちなさい、スナッチ</p><p>しかし、フランシーは</p><p>あたし判るわこの人のこの独特の雰囲気これって裏の世界の人のものなのよ</p><p>ミナホ姉さんは否定も肯定もしない</p><p>どうぞ今夜は、当家でのパーティをお楽しみ下さい</p><p>とどうでもいいことを答える</p><p>フランシーは、深く溜息を吐き</p><p>こんな業の深そうな人に会うのは久しぶりよまったく</p><p>雪乃ちゃんもたいがいだけどこの人は、輪を掛けて重たそうよね</p><p>だから、知らない方がいいことは知らないでいいのよ</p><p>まあそういうことなんでしょうね</p><p>フランシーは、ふんふんとうなずいている</p><p>だから、今夜は細かいことは考えないで、ここのお屋敷のパーティを楽しんでってよ</p><p>しかしな、雪乃</p><p>スナッチは、まだスッキリしないらしい</p><p>こんばんはいらっしゃいませ</p><p>ヨミと月子がやって来る</p><p>もう一度、ルールを説明しますここのお屋敷の位置や、お屋敷の中の様子、お屋敷に住んでいる家族の人たちのことは、一切、誰にも話してはいけません</p><p>写真などはご遠慮下さいませそれからここのお屋敷の敷地の外に出るまでは、携帯電話などの記録装置のある機会には一切手を触れないで下さい</p><p>ていうか、この建物の中からは電波の発信などはできなくなってますけどね</p><p>その他、何か疑問に思ったことやお困りのことがございましたら、すぐにわたくしたちにご相談下さい</p><p>勝手に何かやったり、色んな場所を覗きに行ったりしちゃダメですからね</p><p>そういうルールでよろしくお願い致します</p><p>二人は巫女の力を発していた</p><p>あ、ああ判った</p><p>そ、そうなのじゃ、仕方ないわね</p><p>スナッチとフランシーの心にルールが書き込まれる</p><p>格闘技の選手たちにもすでに、同じ術を掛けてあります</p><p>ミタマが、オレの耳に囁くミタマも今は番組の出演者だからオレたちと一緒に出迎えに来ていた</p><p>そうかさっき、寧が格闘家の女性たちを庭に連れ出した時に</p><p>巫女の力やら電波遮断やら、色んな方法ですでに危険の除去が行われている</p><p>だから、今夜のパーティの客たちからこの屋敷についての情報が漏れる心配は無いのか</p><p>はいもういいですわ</p><p>ヨミがパンと大きく手を叩く</p><p>美智が玄関のドアを開けて、外に居るレイちゃんたちを呼ぶ</p><p>やれやれただ今</p><p>まずはレイちゃんが中に入って来る</p><p>ええ藤宮麗華</p><p>何で、ここに居るのよ</p><p>ああオレたちの監視カメラは、一番最後に来たレイちゃんの顔まで見えていたけれど</p><p>スナッチとフランシーには、1台後ろの克子姉たちまでしか見えていなかったのか</p><p>わたくしは、ここのお屋敷の住人家族の一員ですですからわたくしに出会ったことは、他言無用に願います</p><p>レイちゃんは、笑顔で言う</p><p>そうよ今、ただ今って言ってたでしょ</p><p>雪乃がレイちゃんの言葉を裏付けた</p><p>わたくしが、なぜこちらのお屋敷に住んでいるかということも全て、機密事項でのでお話できません</p><p>ああ何か、判ってきたような気がする</p><p>スナッチは言う</p><p>スナッチは、半年前のキョーコさんがテレビスタジオを乗っ取って、レイちゃんと最初の戦闘をテレビ放送した時にその場に居た</p><p>何か判っても、言っちゃダメよいいわね</p><p>フランシーが、スナッチに言う</p><p>ああ、判ってるよルールなんだよな、ああ、チクショ</p><p>巫女の力が発動している</p><p>もういいんでしょ入るわよ</p><p>レイちゃんの背後から</p><p>まり子が、桜子と不知火シエさんの背中を押して入って来た</p><p>わたくしもただ今っと</p><p>見知らぬ場所と、見知らぬ人たちに桜子とシエさんは、緊張している</p><p>何、固くなっているのよこれからは週の半分は、ここで暮らすことになるんだからあなたたちの家になるのよ</p><p>まり子が桜子と不知火シエさんにニカッと微笑む</p><p>桜子さんとシエさんねお話は、うかがっているわ</p><p>つまり、二人を引き受けるということはジッちゃんから、もう話が通っている</p><p>何もご心配なく黒森家は、あなたたちを受け入れるわ</p><p>ミナホ姉さんの笑顔はちょっと怖い相手にプレッシャーを感じさせる暗い微笑だ</p><p>狩野桜子ですこの度は、ご面倒をお掛け致しますどうぞ、よろしくお願い致します</p><p>スッとミナホ姉さんに頭を下げる桜子</p><p>その立ち振る舞いだけで育ちの良さが判る</p><p>し、不知火シエでございます</p><p>不知火さんも、慌てて頭を下げた</p><p>ええ歓迎するわ</p><p>ミナホ姉さんは、二人に応えた</p><p>あの、黒森御名穂様わたくしも、初めましてでございますわね</p><p>まり子も、ミナホ姉さんに一礼する</p><p>鳥居まり子でございますお留守の時にいつもこちらに来させていただいています</p><p>ええ、知っているわあなたは、あたしのことは知らないでしょうけれどわたくしは、あなたがここの屋敷でしたことは全て知っているわ</p><p>オレとまり子のセックスもミナホ姉さんは、覗き見している</p><p>あたし、あなたには少し期待しているのよあなたみたいなお行儀の悪い、躾のなっていない子の方が、見ていて面白いから何より、あなたは元気だしね</p><p>ミナホ姉さんそれ褒め言葉になってないよ</p><p>顔は微笑んでいるけれどまり子に圧力を掛けているとしか思えない</p><p>あなたのことも歓迎するわ</p><p>まり子の足が、震えている</p><p>あー、この強気な資産家のお嬢様は</p><p>ミナホ姉さんみたいな人と、真っ正面から対話するのは、これが初めてなんだろうな</p><p>常に、抜き身のナイフを片手に握っているような人との対面は</p><p>みんな、もう揃っているのね</p><p>ああジッちゃんと翔姉ちゃん以外は</p><p>じゃあ、パーティの会場へ行きましょう</p><p>オレたちは食堂へと向かう</p><p>桜子、大丈夫か</p><p>食堂に向かう廊下の途中で、そっと桜子の耳に囁く</p><p>はい問題無いそうです今すぐにでも、お相手致します</p><p>桜子は笑顔で答えた</p><p>処女喪失したばかりだから幾らなんでも今すぐはムチャだ</p><p>無理をするなお前、ガニマタで歩いているぞ</p><p>腰を重そうにして歩いている桜子のお尻を眺めながら、オレは歩く</p><p>この小さくて細い身体の中にほんの数時間前には、オレのチンコが入っていた</p><p>今もオレの精液が、桜子の子宮に溜まっている</p><p>詮索しちゃいけないのは判っているけれどこんなに可愛い女の子ばかり揃っていると、色々と想像しちゃうわ</p><p>フランシーが雪乃にそんなことを言っている</p><p>それがまだまだ居るのよ</p><p>嘘だろ何だ、そりゃ</p><p>スナッチは、信じていないようだ</p><p>そんな話をしているうちにオレたちは、食堂に着いた</p><p>せーの</p><p>寧の号令とともに</p><p>部屋の中のオレの女たちが一斉に、挨拶する</p><p>何よ小鳥ちゃんと天使ちゃんばっかりじゃないの</p><p>す、すげぇ</p><p>フランシーとスナッチは、ただただ感嘆している</p><p>わー、ホントに桜子様だぁぁ</p><p>超お嬢様校の後輩であるエリカが桜子の姿を見て、やって来る</p><p>ようこそ桜子様</p><p>可憐とありすも</p><p>新しく来た桜子とシエさんとオレがセックスしたか聞きたいのだと思う</p><p>女子選手たちは、オレが帰って来る前からイーディの友達として紹介されているからアニエスは、オレの女だとは思っていない</p><p>オレが近くに居たときの雰囲気も違うし</p><p>だけど桜子にはオレが肌を重ねた空気を感じ取ったのだろう</p><p>そ、そのですの</p><p>しかし、アニエスにはお客さんたちの前では、セックスに関する言葉は喋らないように言ってあるし</p><p>ルナとコヨミちゃんが、べったりと側に付いてアニエスの心の状態を監視している</p><p>桜子は、オレたちの家族になったよシエさんの方は取りあえず、保留中だ</p><p>アニエスの顔が、パッと明るくなる</p><p>アニエスは家族が増えることに、いつも喜びを感じている</p><p>アニエスですのよろしくお願いしますですの</p><p>ニコッと、桜子に微笑んだ</p><p>狩野桜子ですよろしくお願い致します</p><p>桜子も、アニエスに笑顔で応える</p><p>アニエス、桜子にみんなを紹介してあげてくれルナとコヨミちゃんアニエスを頼むよまり子とエリカと可憐は、桜子とシエさんを頼む</p><p>とりあえず従姉妹のまり子に、顔見知りのエリカと可憐がいれば、桜子とシエさんは安心するだろう</p><p>じゃあ、まず真緒ちゃんと渚ちゃんから紹介しますですのっ</p><p>アニエスが、桜子を渚たちの方へ連れて行く</p><p>はいはいはーいみんな揃ったんだから、グラスを持ってぇぇ</p><p>マイクを持って、寧がみんなに言う</p><p>何だとんでもねぇ美少女だな</p><p>うん綺麗な子ね</p><p>スナッチとフランシーが、寧を見て言う・</p><p>はーい、グラス配ってまーす</p><p>無い人は手を上げて</p><p>飲み物も好きなものを注いで下さい</p><p>エプロンドレス姿のマナとメグと瑠璃子が、みんなにグラスを配っていた</p><p>他の子たちもとにかく、みんな可愛いわよ</p><p>ああアイドル専門の芸能事務所だって、ここまでのタマは揃ってないぜ</p><p>とマナが、女子格闘家たちのテーブルへ行って</p><p>格闘家の皆さんはお酒ですか</p><p>飲み物を尋ねる</p><p>ワインもビールもシャンペンも他のお酒も一通り、用意してありますけれど</p><p>ええーっとあたしは、最初の一杯だけはいただきますわ</p><p>創作マーシャルアーツのルドルフ聖子さんはそう言う</p><p>うちの晴子は未成年だからお酒はダメよ</p><p>炭酸飲料や、糖分が強いものもダメなんです</p><p>ルドルフ聖子さんの弟子のライン晴子は言う</p><p>そう思ってお茶とかも、何種類も用意してありますから、お好きなものをどうぞ</p><p>マナは、笑顔で答えた</p><p>うちの子たちもあんまり甘い飲み物は好まないから</p><p>みんな、お茶とかなんだよな</p><p>炭酸やジュースを飲みたがるのは、エリとリエの双子ぐらいだ</p><p>うちらも最初だけは、お酒をいただきますわ</p><p>超実戦空手のポロン選手が言う</p><p>わたしたちも、スポンサーとかの接待の時にはお酒を飲まないわけにはいかないから、多少は飲むのよ</p><p>ポロン選手と同じ道場のモンキー・ミミ選手がそう言った</p><p>わたしも出されたものは、拒まずに杯は全て飲み干すそれが決まりだった</p><p>女子プロレスラーのグレース・マリンカさんが言う</p><p>だったら、シャンパンを開けちゃおうよいいのがあるんだ</p><p>マルゴさんが瓶を持って来て言う</p><p>そちらのお二人スナッチさんとフランシーさんも、シャンパンいかがですか</p><p>マルゴさんが持っている瓶を見て</p><p>ちょっと、あんたそれ</p><p>フランシーが、慌ててマルゴさんの方へやって来る</p><p>これすっごい高いやつでしょあたし、知ってるわよ</p><p>そうでもないですよあたしが選んできたんだけど、そこそこのヤツしか持って来てないですから</p><p>ああここのお屋敷、お酒はいっぱいあるのよでも、ここの大人の人たちって、普段はほとんど飲まないから</p><p>この屋敷の酒蔵の中にあるものは政財界の大物の顧客たち用に仕入れてきた銘酒ばかりだ</p><p>克子姉たちが、そんなに飲まないのは娼婦だった時に、お客さんの相手をして飲まされたのを思い出すからだろう</p><p>何だったら、二人ともお土産に一本ぐらいワインを持ってっても構わないと思うわよ</p><p>って雪乃ちゃんが言っているけれどミナホ、いいかい</p><p>マルゴさんが、ミナホ姉さんに許可を取る</p><p>じゃあ大目に持って来たから、あそこの瓶の中から選んで下さい</p><p>マルゴさんが、ワイン瓶を置いてあるテーブルを指差す</p><p>おいおいおい、これはオレも知ってるぜ一本、２０万円ぐらいするワインだろ</p><p>こっちのはもっと高いと思うわよ</p><p>スナッチとフランシーは、ワイン瓶を一本一本確かめていく</p><p>そんなの後にしなさいよ</p><p>雪乃が2人に言う</p><p>そうですよはい、シャンパン・グラスをどうぞ</p><p>マルゴさんは、2人の前にグラスを置く</p><p>それじゃあシャンパンを開けますね</p><p>マルゴさんが瓶を持つ</p><p>シュポンッ</p><p>小気味の良い音とともにシャンパンの栓が飛ぶ</p><p>はい注ぎます</p><p>マルゴさんは、そのままスナッチとフランシーのグラスに、注いでいく</p><p>いいただくわ</p><p>うんマルゴさん、お酒を注ぐ姿も颯爽としているな</p><p>格好いい</p><p>じゃあルドルフさんたちにも</p><p>ええっとあなたの祝勝会なのに、注いでもらうのは悪くない</p><p>ルドルフさんが尋ねる</p><p>いいんですよここはあたしの家で、皆さんはお客さんなんだからあたしが注がせていただきます</p><p>マルゴさんはルドルフさん、ポロンさん、ミミさん、グレースさんのグラスにもシャンパンを注いでいく</p><p>ハルコには、アタシが注いであげるノネ</p><p>イーディが、冷たいお茶の入ったピッチャーを持って来てライン晴子さんの持ったグラスに注ぐ</p><p>イイノヨこれから長い付き合いになるんダカラネ</p><p>この女子選手たちと一緒にマルゴさんたちは、アメリカへ進出する</p><p>はーい、そんじゃあ皆さーんグラスは持ってますかぁ飲み物は入ってますかぁ</p><p>寧がマイクを持って、会場のみんなを見渡す</p><p>あ、あたしグラス無いです</p><p>ちょっとマリアあんた何をやっているのよ</p><p>工藤遙花がすっかり妹分と化している天童乙女改め剣道マリアを叱る</p><p>あ、マリアもお茶ね</p><p>えーっ、じゃないわよあんただけは、昨日の大会で途中負けなんだからもっと節制しなさいよ</p><p>そうだマルゴさん、イーディ、工藤遙花はそ、それぞれのクラスで優勝している</p><p>だってじゃないわよあんたはね何事にも真剣さが足りないのよ</p><p>工藤遙花のバカ真面目っぷりが剣道マリアに良い影響を与えている</p><p>関西ヤクザのスパイだった頃の面影はすっかり消えている</p><p>あの旦那様、お茶でよろしいですか</p><p>ああオレもまだだった</p><p>みすずが、グラスとお茶を持って来る</p><p>オレはみすずから、グラスを受け取りながら</p><p>堂々としていろよ焦っているのが丸見えなのはよくないぞ</p><p>自分に自信を持てよ</p><p>みすずがうつむくから、オレはこっそりと、みすずのお尻を揉む</p><p>みすずのお尻は自信を持っていいと思うぞ</p><p>オレは、ニコッと微笑んだ</p><p>はいはいはーいみんな、グラスあるねっそれじゃあマルゴお姉ちゃん、イーディ、工藤遙花さんの優勝を祝って、みんなで乾杯しまーす乾杯の音頭はミナホお姉ちゃん、お願いしまーす</p><p>寧がミナホ姉さんを指名する</p><p>あらあたしでいいの</p><p>ミナホ姉さんが、マルゴさんを見る</p><p>うんあたしは、ミナホがいい</p><p>イーディも、笑顔で言った</p><p>では僭越ながら</p><p>ミナホ姉さんはグラスを片手に、立ち上がる</p><p>マルゴ、イーディさん、工藤遙花さんおめでとうよく頑張ったわねでも、まだ道の途中よ今日は、思い切り騒いで明日からまた精進しなさい</p><p>ミナホ姉さんの言葉は厳しさの中に、優しさが見えた</p><p>お客様たちも本日は、ありがとうございますでは乾杯</p><p>そして祝勝パーティが始まる</p><p>うーんなぜか、妙に日々忙しい</p><p>はぁぁ作品を書くのに割ける時間が安定しない</p><p>困ったもんだ</p><p>まあ、最終的には睡眠時間を削れば済むことなんだけれど</p><p>1257．余韻　／　和解</p><p>・グレース・マリンカ／21歳女子レスラーぽややんとした性格</p><p>それでは皆さーん、しばらくご歓談をお楽しみ下さーい</p><p>乾杯が済むと司会役の寧が、マイクで言う</p><p>今日の祝勝パーティはいつもの家族だけじゃない</p><p>新しく家族になった桜子とシエさんもいるし</p><p>イーディが呼んだ女子格闘家の皆さん</p><p>さらには、雪乃が呼んだお笑い芸人のスナッチとオカマタレントのフランシーまで来ている</p><p>場が和むのには少し、時間が必要だ</p><p>はーいお皿とお箸をどうぞ</p><p>お料理もいっぱいありますから、食べて下さい</p><p>マナとメグが中心になって今度は小皿と箸を配っていく</p><p>あら、あたしの残してったレシピ通りにみんなできてるわね</p><p>克子姉が、料理を見て笑顔で言う</p><p>それはあそこのお二人がお手伝いしてくれたんです</p><p>メグが和服に割烹着姿の栗宮素子さんと御厨くるみさんを示す</p><p>ああ、この人たちも居た</p><p>いえいえ、わたくしたちは</p><p>マナさん、恵美さんのご指示通りにお手伝いしただけですわ</p><p>槍の師範の武闘派お嬢様たちが謙遜して言う</p><p>そんなことないよあたしよりも、素子さんたちの方がずーっとお料理が上手だもん</p><p>克子お姉ちゃんの置いてったレシピと下ごしらえが終わっている食材を見たら克子お姉ちゃんが、どういう味にしたいのかのイメージをパパッと理解して、もの凄い勢いで仕上げていくんだもの</p><p>いえいえいえいえわたくしも、くるみもまだまだ未熟者でございます</p><p>どうぞご指導下さいませ</p><p>栗宮さんと御厨さんは深々と克子姉に頭を下げる</p><p>あの子たちもなのよね香月様から、お話はうかがったわ</p><p>乾杯の音頭を取ったミナホ姉さんがシャンパングラスを片手に持って、オレのところに来た</p><p>取りあえずは受け入れるけれど最終判断は、あなたに任せるわ</p><p>黒森家の屋敷に受け入れることは了承するが本当に側室にするかどうかは、オレが決めるんだな</p><p>克子が歌晏様に直談判に行ってくれたから名家の面倒な子を押し付けられるのは、これで止まると思うわ</p><p>ああ桜子たちと栗宮さんたちでストップか</p><p>没落名家の鞍馬家の美里とありす姉妹に</p><p>香月家からペナルティを受けることになった名家・水島家の可憐</p><p>さらには、名家じゃないけれど名家の血を引くまり子に</p><p>一般家庭の子だけれど、超お嬢様校の中等部のスターのエリカ</p><p>ここのところ問題を抱えたお嬢様たちが、みんな、オレのところに来てたからなぁ</p><p>何言っているのよ歌晏桃子様が残っているでしょ</p><p>うううわざと忘れたフリをしていたのに</p><p>あの方こそ何とかしてさしあげないといけないわよ対等にお話することができる相手が、あなたしかいないんだから</p><p>歌晏家のお嬢様の桃子姉ちゃんにとってはみんな目下だからな</p><p>親しくなった子は、みんな妹分だと思っているし</p><p>ホント、ああいう性格だと友達はできにくいよな</p><p>オレはミナホ姉さんに約束する</p><p>頼むわじゃ、あたし、向こうの部屋で仕事をしているから</p><p>ミナホ姉さん、またパーティは始まったばかりだよ</p><p>乾杯して、シャンパンを一杯飲んだだけで料理だって何も食べていないはずだ</p><p>あたしが居たらお客様たちが落ち着けないでしょ</p><p>確かにスナッチたちも、格闘家の皆さんも見た目は若いのに、異様に威圧感のあるミナホ姉さんを不思議そうにチラチラと見ている</p><p>あなたたちだけの方が楽しいパーティになるわよ</p><p>ミナホ姉さんは居るだけで近くの人たちにプレッシャーを掛けてしまうけれど</p><p>みんな落ち着かないだけでミナホのことを怖がってはいないよ</p><p>スッと近付いて来たマルゴさんが笑顔で、ミナホ姉さんに言った</p><p>あの人たちは、みんなそれぞれの世界で、ミナホ並みに怖い人を見てきているからねだから、普通の人みたいに、怖がったりはしていないよ</p><p>ああ芸能界でも、それなりに活躍している2人と</p><p>格闘技の世界に身を置いてこれまた、それなりに実績の有る人たちだもんな</p><p>普通の人たちよりは規格外の人間に慣れている</p><p>でも、今晩中にやらないといけない仕事があるのよ古くからのお客様に新しい娼館のご案内のお手紙も書かないといけないし</p><p>業務再開のお知らせは娼館主のあたしが、お一人お人のに手書きで書かないと失礼に当たるわ</p><p>娼館の再開の準備は着々と進んでいる</p><p>そうじゃあ、また後で顔を出してよミナホ、今夜はこっちに泊まるの</p><p>ええ、あっちは今日は珠代さんが、引退したお姉様たちと一緒に新人の子たちの面倒を見て下さっているわ今頃、みんなであたしの悪口でも言って盛り上がっているんじゃないかしら</p><p>苦笑して答えるミナホ姉さん</p><p>そうかなむしろミナホが娼館の娼婦を守るために、どれだけ闘って来たかを話してくれていると思うよ</p><p>マルゴさんはそう言うと</p><p>今夜は来てくれてありがとう、ミナホ</p><p>笑顔でミナホ姉さんに礼を言う</p><p>妹のお祝いのパーティなんだから、来ないわけにはいかないわよ</p><p>ミナホ姉さんは少し照れた声で答えた</p><p>娼館再開の追い込みの忙しい時にわざわざ、戻って来てくれたんだ</p><p>アメリカでミナホがあたしを拾ってくれたからあたしは夢を見ることができたんだ感謝しているよミナホ</p><p>あなたは才能のある子よあたしと出会わなくなって、きっと成功していくわよ</p><p>ミナホ姉さんの言葉に、マルゴさんは首を振って</p><p>違うよミナホに会えなかったら、あたしはまだアメリカの田舎の養護施設の中に居るよそして暗くて思い過去から、一歩も抜け出せないまま、あそこで干涸らびていたと思う</p><p>それこそ、あなたの誤解よマルゴあなたは、あなたが思っているよりもずっと強いわ今だってあたしが手伝わなくても、ちゃんと着実に自分の計画を進めていってるじゃない</p><p>マルゴさんは香月家の力だけでなくミナホ姉さんの力も借りていない</p><p>寧と2人でアメリカ進出の夢に向かって突き進んでいる</p><p>そうだよあたしたちは、手伝ってはもらわないよこれは、あたしたちの夢だからミナホはミナホで、今、やらなくてはいけないことがあるんだし自分のことは自分でやるさ</p><p>マルゴさんは笑って、そう言う</p><p>それでもあたしたちは、いつも、ミナホに力を貰っているんだよミナホを身近に感じ入るんだ</p><p>あたしを</p><p>不思議そうにマルゴさんを見るミナホ姉さん</p><p>そうさ格闘技興行のためにスポンサーを口説きに行く時とかさ面談の前に、寧と一緒に話しているんだこういう人を相手にする時は、ミナホならどうするんだろうっていつも</p><p>それで作戦を立てていくけれどあたしは１９歳で、寧は１８歳だよ２０歳も３０歳も年上のオジサンたちに色々と言い負かされそうになった時にはさまた、ミナホなら、こんな人には絶対に負けないはずだって自分に言い聞かせて必死で食い下がるんだよ</p><p>フフッと、小さく笑う</p><p>あたしや寧の心の中にはリトル・ミナホが住んでいるんだよねそして心の中のミナホが、何か困ったことに直面する度にいつもあたしたちのことを叱咤激励してくれているんだどんな時でも、心の中のミナホがあたしたちと一緒に闘ってくれているとっても心強いんだよ</p><p>だから、ありがとうミナホいつも、あたしたちの心の中に居てくれてあたしたちの姉になってくれて、ありがとうあたしたちにたくさんの素敵な家族をくれて、ありがとうミナホが居てくれたからあたしは、ちゃんとやっていけている頑張れているんだよありがとう</p><p>ば、馬鹿なこと言わないでよあたしなんかが心の中にいたら、小うるさくって溜まらないわよとにかく仕事してくれるわ優勝、おめでとう</p><p>マルゴさんにそう言うとそのまま立ち去って、食堂の外へ歩いて行く</p><p>うーんミナホお姉ちゃんは、相変わらず照れ屋だねぇ</p><p>いつの間にか横から見ていた寧が退室していくミナホ姉さんの背中を見て、クスッと笑った</p><p>でも良かったね来てくれてっ</p><p>寧もミナホ姉さんが今夜のパーティに来てくれたことが嬉しいらしい</p><p>良信くんもありがとう</p><p>オレは礼を言われるようなことは、何もしていない</p><p>君と出会って、ミナホは変わった昔のミナホならパーティの最初の乾杯だけ付き合うなんてことすらしなかったよ</p><p>そうだよねぇ暗い部屋で、あたしたちが楽しんでるのを監視カメラで眺めながら次の悪巧みの準備をしていたよねぇ</p><p>ヨッちゃん、後でミナホお姉ちゃんに食べ物を差し入れしに行ってよ今すぐじゃなくていいから</p><p>そうだな後で、パーティの料理をお皿に乗せて運んであげよう</p><p>オレが返事をすると寧は、食堂の中を見渡して</p><p>さてさて皆さんのご歓談は、どんな感じかな</p><p>オレも、部屋の中をぐるっと見てみる</p><p>もっと盛った方がよろしいでしょうか</p><p>栗宮さんと御厨さんは、料理のテーブルのところに張り付いてみんなに給仕している</p><p>あの槍姉妹は人間ができすきているよね</p><p>ヤッちゃん槍姉妹って</p><p>レズっ子なら百合姉妹なんだけれどあの子たちに、そういう雰囲気は無いからどっちもノンケっぽいんだよねぇそんで槍っ子なんでしょだから槍姉妹槍マンとかじゃないんだから良いでしょっ</p><p>あなたたち、そこは代わるわお食事して、みんなとお喋りして来なさい</p><p>克子姉が槍姉妹に言う</p><p>いえわたくしたちは</p><p>皆様のために、ご奉仕する立場でございますから</p><p>ああオレの女の末席がどうとか言ってたな</p><p>でも、まだそういうことになったわけではないんだから</p><p>今夜は、あなたたちもお客様なのよ</p><p>いえ、わたくしたちの覚悟はできております</p><p>わたくしたちにできることは何でもさせていただきたいと思っております</p><p>はぁぁ参ったな</p><p>アニエスちょっと来い</p><p>オレは、アニエスを呼ぶ</p><p>アニエスが、パタパタとオレの方へやって来る</p><p>もちろんルナとコヨミちゃんも一緒だ</p><p>オレは、アニエスと一緒に槍姉妹の所へ行く</p><p>黒森様何を召し上がります</p><p>皆様もわたくしがお取り致します</p><p>御厨さんたちは、取り皿を用意してオレたちを出迎える</p><p>アニエスこの人たちは</p><p>アニエスは真剣な眼で、オレを見上げる</p><p>オレたちの家族になりたいと言ってきてくれたんだがまだ、どうするかオレは決めていない</p><p>栗宮さんは</p><p>そんなことおっしゃらずにこちらに置いて下さいませ</p><p>わたくしにできることは、何でも致します</p><p>御厨さんも、笑顔を崩さずにそう言う</p><p>オレは、アニエスの意見を聞いてみたいんですこの子は、うちの年少組の中心ですから</p><p>オレは槍姉妹たちに、そう言うとアニエスを見て</p><p>というわけだからアニエス、このお姉さんたちとちょっとご飯を食べながらお話してみてくれそれでうちの家族にした方がいいか、アニエスの意見をオレに教えてくれいいな</p><p>アイ・アイ・サーですのっ</p><p>アニエスは、オレに敬礼すると</p><p>ルナとコヨミちやんも手伝って下さいですのアニエスは、あんまり外の人たちのことを知りませんからもし、悪い人たちだったらダマされてしまうかもしれませんのっ</p><p>わたくしたち悪い人ではないですわ</p><p>御厨さんが、そう言うが</p><p>いいえ、本当は悪い人の方が自分は悪い人じゃないって言ったりするから、注意しなくてはいけないんですのっアニエスは、そう教わりましたですのっ</p><p>どなたにです</p><p>栗宮さんが尋ねる</p><p>真緒ちゃんに教わりましたですのっ</p><p>１２歳のアニエスが４歳の真緒ちゃんに教わったのか</p><p>明日からアニエスはお外に行かなければなりませんの</p><p>ああ、明日の月曜日からアニエスたちは超お嬢様校に編入する</p><p>アニエス栗宮さんたちは、お前の学校の先輩だから学校のことも、色々と聞いておけ</p><p>かしこまりましたですのっ</p><p>アニエスは、オレにうなずくと</p><p>可憐ちゃんとハイジちゃんも、こっちに来て下さいですの</p><p>可憐とハイジを呼ぶ</p><p>もし、学校のことでアニエスを騙そうとしても可憐ちゃんが気付きますですの</p><p>いや、確かに可憐は超お嬢様校の生徒だけれど</p><p>どうして、そこまで栗宮さんたちを警戒しているんだ</p><p>ああーやっぱり、あの槍姉妹に何か信用できないものを感じ取ってるみたいだよねっ</p><p>うんちょっとアニエスたちの反応を見てみよう</p><p>ていうかルナとコヨミちゃんが、すでに槍姉妹の心の中をチェックしているんだろうけれど</p><p>ではみんなでお食事しながら、取り調べをしますですの</p><p>えーと誰かアニエスに刑事ドラマとか観せたのか</p><p>栗宮さんと御厨さんは年少組のグループに連れて行かれる</p><p>料理の給仕係は</p><p>克子お姉様、そこはわたくしと美子がやりますから</p><p>瑠璃子と美子さんが担当する</p><p>じゃ、頼むわちょっと心配だから、アニエスちゃんの方を見ているわ</p><p>克子姉も、アニエスたちのテーブルに向かった</p><p>新しく来た桜子とシエさんを中心にエリカと茉莉花の姉妹、ありすとキヌカ＆ミタマ、エリカと可奈センパイが集まっている</p><p>ちょっといいの可奈</p><p>まり子が小声で尋ねる</p><p>あなたホントは、あっちの芸能人の居る方のテーブルに行きたいんじゃない</p><p>可奈先輩は</p><p>お笑いの人は興味無いわもう一人の人も</p><p>そっけなく言う</p><p>あ、イケメン俳優とかも、どうでもいいわよあたしは、ノブ一筋だから</p><p>ニッと、まり子に微笑む</p><p>むしろ、女優さんとか女性アーティストなら、話を聞いてみたいと思うけれど</p><p>ふうん、そうなんだわたくしも、テレビなんてほとんど観ないし、芸能人も興味が無いのよね</p><p>女子高生２人に、興味が無いと言われたスナッチたちは</p><p>どういうことだか女子格闘家たちのテーブルに合流していた</p><p>そんでな普段から、イーディお姉さんはもの凄―く強いんですわ</p><p>こっちの美智さんも強いです</p><p>どうやらスナッチとフランシーと共演している双子がこのテーブルに連れて来たらしい</p><p>雪乃とマナにイーディと美智メグもここのテーブルら居る</p><p>渚と真緒ちゃんに工藤遙花と剣道マリアも</p><p>ああお嬢様ではない普通の子が集結しちゃった感じなんだな</p><p>みんな芸能人にも格闘女子にも興味があるみたいだ</p><p>うん、その子が何かヤバいのは知っているよ</p><p>モンキー・ミミさんが、美智を見て言う</p><p>確かあんたの妹なんだろ</p><p>と、工藤遙花に言った</p><p>あたしはこの子の不肖の姉ですから</p><p>ツンとして工藤遙花は言う</p><p>ルドルフ聖子さんが尋ねる</p><p>あたしたちの家に工藤流古武術っていうのがあるんですよ先祖代々、それを伝えてきていたんですけれど</p><p>わたくしはお祖父様より、工藤流古武術の全てを学びました</p><p>だから、この子は底抜けに強いのよ姉のあたしよりも、ずっとずっと強いんだから</p><p>姉のあんたはその工藤流古武術ってのは使えないのかい</p><p>モンキーさんが問う</p><p>あたしは習わなかったんですあの工藤流古武術は、古臭くて、カッコ悪くて、全然ダメな武術だと思っていたんでだから空手を習ったんです</p><p>どうしてです妹さんは強いのに</p><p>ポロン選手が、不思議そうに尋ねた</p><p>それがあたしたちの父親が父親が工藤流古武術を使うんですけれどこの父親が、とにかくカッコ悪くて、ダメなんですあたし、子供の頃からチャランポランな父が大っ嫌いでだから、工藤流古武術もダイッ嫌いだったんです</p><p>服のセンスも変だし言動は訳が判らないし友達がおかしな人ばかりだし武闘の技も変なんです工藤流古武術ネバーセイ・ネバーアゲインとか</p><p>その技は昔、工藤父に仕掛けられたことがある</p><p>あの技は、父のオリジナルです工藤流古武術に昔からある技ではございません</p><p>父は修行の途中で祖父の家から飛び出したので、工藤流の免許皆伝には至っていないのです</p><p>そんなの知らないわよとにかく、あの人はいつも家にいなくてあちこちをフラフラしているし稼ぎは悪いし結局、母との仲は悪くなっていくし母も馬鹿だから、変な男と不倫して離婚するハメになっちゃうしホント、どうしようもないオトコなのよっあの人は</p><p>工藤遙花は父に対する怒りをブチ撒ける</p><p>だから、嫌だったんです工藤流古武術とか父に、技を習うのとか絶対に嫌だと思ってたんですあたしは</p><p>ああちょっとは判るなあ</p><p>モンキー・ミミさんが口を開く</p><p>あたしの実家山梨でほうとう屋をやってたんだけどねほうとうって知ってるよね平べったくて太いウドンなんだけれどさ</p><p>ほうとうか</p><p>そんでまあうちの店は、昭和の頃にあたしのお祖父さんが始めたんだけれどどういうつもりだったのか、店の名前をほうとうむすこってのにしちゃってさその名前の呪いなのかもしれないけれど本当に息子が、つまりあたしの父親は放蕩息子になっちゃってねぇ店のお金を盗んで、ギャンブルに使ったり母親に隠れて、外に愛人を作ったり困った人だったんだよだから、あたしも子供の頃は、親父のことが大嫌いだったんだよねぇ</p><p>今は、どうなんです</p><p>ずっと黙っていたグレース・マリンカさんが尋ねる</p><p>うーん、嫌いだよねえだから、あたしモンキー・ミミなんて名前で闘ってるわけだしさ嫌なんだよ本名の、萩原美々子っていう名前が親父の名前が萩原美々男でさ最後の１文字しか違わないんだよねだからさ、自分の名前を見ると親父のことを思い出すからさモンキー・ミミにしているんだよ</p><p>ミミさんはそう言う</p><p>って言ってもうちの父親は、もう死んじゃってるからねえいつものようにベロンベロンに酔っ払ってた時にさたまたま、その日に台風が上陸してさ山梨を直撃したんだよねそしたら、親父酔っ払っているのに、店の様子を見てくるって外に出てさなぜか店とは反対側の方角の飲み屋街に向かう途中に、農業用の用水路に落ちて溺れ死んだんだよねあたしが高２の時に</p><p>だから、死んじゃったんだから、もう恨みは忘れて水に流せっていう親戚もいるんだけれど無理なんだよねえだって、親父との良い思い出とか一つも無いんだからどっか、遊びに連れてってもらったとか一度も無いし親父のことを思い出しても酔っ払っている顔か、キレまくってお母さんのことを蹴飛ばしている姿かしか出て来ないんでもん楽しい記憶が無いんだからさぁ</p><p>オレもそうだな</p><p>本当の母親に関する楽しい思い出は一つも無い</p><p>そんで山梨の実家はさあたし、兄ちゃんが２人居るんだけれど親父が死んだら、上の兄ちゃんがほうとう屋は、継ぎたくないって言い出して車の洗車専門店を始めたのねでも、それが経営的には、あんまり上手くいってなくてさそれで下の兄ちゃんが、親戚のほうとう屋で修行して洗車専門店の敷地の中で、ほうとうの店を始めたんだよそんでさ店の名前をほうとうむすこのままにすると、親父みたいな子がまた産まれるかもしけないだろだから</p><p>モンキー・ミミさんは言う</p><p>上の兄ちゃんが阪神ファンで、下の兄ちゃんが車好きだからさ店の名前は、タイガー洗車ポルシェほうとうって言うんだよ</p><p>ミミ、それもしかして、笑うとこなん</p><p>ポロン・カリスマン選手が尋ねる</p><p>そうだよ笑うとこ、笑うとこ</p><p>モンキー・ミミ選手はニヤッと笑う</p><p>ちゃんと下の兄ちゃんのほうとう屋にはタミヤの１６分の１のプラモデルが作って置いてあるから</p><p>ま、みんな親で苦労しているってことよね</p><p>話を聞いていたフランシーが言う</p><p>あたしの場合は、オカマになっちゃったから親の方を困らせているけれどだって、あたし本名は、青井龍治よ</p><p>それはまた男っぽい名前だ</p><p>龍治なんて、英語で言ったらドラゴン・スレイヤーよしかも、青井でブルードラゴン退治なんだからっ</p><p>フランシーが、強く言う</p><p>だから、あたしも子供の頃は、龍治って名前は嫌いだったわぁしかも、あたし雑誌連載でデビューしたでしょ本名が印刷されてお店に並ぶのは嫌だったからそれで慌ててペンネームをフランシーにしたのよ</p><p>確かに、名前は大切よね</p><p>いやあの弟子のリング・ネームを強制的にライン晴子にした人が、よく言う</p><p>ああ、ライン晴子さんが師匠を睨んでいる</p><p>考えてみれば子供が産まれた時に、親が最初にするのが命名なんやわねやっぱり、親の責任が大きいのよねぇ</p><p>ポロンさんが、そう言うのを聞いていると</p><p>愛がちょんちょんと、オレの肩を叩く</p><p>オレに台所の方を指差す</p><p>あのねちょっと来て欲しいの</p><p>愛はみんなのためにケーキを作っていたはずだから</p><p>何か、オレに手伝って欲しいことでもあるんだろうか</p><p>オレは、愛と一緒に台所へ行く</p><p>あれ姿が見えないと思っていたみすずもここに居たのか</p><p>よ、よう</p><p>工藤父が居た</p><p>いつもの黒の細いスーツに派手なカラーシャツとネクタイ</p><p>昔のマンガに出て来るような、探偵スタイルだ</p><p>いや、あの遙花の祝勝会だって聞いたんで、来てみたんだが</p><p>工藤父が苦笑する</p><p>何か出て行き辛い空気になってねぇか</p><p>なってるよ</p><p>うーむ今日も睡眠時間が</p><p>困った困った</p><p>1258．余韻　／　和解(続)</p><p>ほらよぉオレのところによ、工藤探偵事務所の助手としてよ毎回、香月セキュリティ・サービスの若い奴らが出向して来るだろ</p><p>パーティ会場の食堂に隣接している台所の奥</p><p>オーブンの前に椅子を並べて工藤父がオレに言う</p><p>他にはみすずと愛という、なかなか普段は一緒にいない2人が一緒に工藤父の話を聞いていた</p><p>ああ5月の頃は、若い男の人と女の人が居ましたよね</p><p>最近の工藤父は、基本的に1人で行動していたけれど</p><p>工藤父と出会った頃には確かに助手が居た</p><p>香月セキュリティ・サービスの若い人たちの中でジッちゃんや谷沢チーフがこいつには裏の仕事の実情も知っておいてもらいたいと思った時に、工藤父のところに出向させているのだ</p><p>あれでまた若いのが2人来たんだけどよーこいつらが、まあどうしょもねぇんだよ</p><p>取りあえず、初日によ親睦を深めるために、カラオケに誘ったんだけどよー</p><p>工藤父とカラオケ</p><p>いや、オレも鬼じゃねぇから初日だろまあ、若い奴らのレベルに合わせてやろうと思ってよ松村和子の帰ってこいよの曲に合わせて帰って来たウルトラマンを歌うっていう、定番のネタをやったんだけどよ</p><p>定番のネタ</p><p>そしたら、そいつらいや、若けーんだからよ、松村和子の帰ってこいよを知らねえのは仕方ないのかもしれねーけどよ帰って来たウルトラマンの歌を知らねえっていうんだぜ考えられねーだろ</p><p>だから、スマホでよ帰って来たウルトラマンの画像を見せたらよ1人は、ウルトラマンのことは全然知らないって言うしよもう1人の方は、これはウルトラマン・ジャックだとか言い出してよふざけんなっオレが子供の頃は新マンとか帰りマンて呼んでたんだっウルトラマン・ジャックなんてグランドキングの映画の辺りからだろオレは、あの大問題作のウルトラ6兄弟VS怪獣軍団だって劇場公開時に観ているんだぞ</p><p>そんでよー、もう、頭に来ちまったから今度はグレートマジンガーの音楽に合わせて、魔法の妖精ペルシャの２つ目のオープニング曲おしゃれめさるなの歌詞でで歌ってみたんだが</p><p>どうしたらいいんだろうこのオッサン</p><p>新しい助手の人たち、ドン引きだったでしょう</p><p>ああ、もうドン引きも、ドン引き完全アウト２人ともオレを見る眼が、ものすげー冷たいのそんで、もうこうなりゃ、どうなっちまってもいいと思ってさ</p><p>何をやったんだ</p><p>ドクロの旗の下で戦う宇宙海賊の替え歌でよー</p><p>♪相撲のうみは、キタノウミぃぃ♪</p><p>♪オレの果てしない憧れっさー♪</p><p>♪相撲のはなは、タカノハナ♪</p><p>何の歌ですそれ</p><p>ええー、お前も知らないのかよぉぉぉぉっ</p><p>誰か寧を連れて来てくれ</p><p>こういうオタク話はヤッちゃんでないと、判らない</p><p>ああみすずと愛が、呆然を通り越してポカーンとしている</p><p>はぁぁ、こういうことばっかりやっているから遙花に嫌われちまってるんだよなぁ、オレ</p><p>工藤父は大きく溜息を吐く</p><p>ええとこの台所からでも、食堂の様子をモニターすることができる</p><p>オレは工藤遙花たちのテーブルの映像と音声を拡大した</p><p>でも、ホント親の影響って大きいわね</p><p>そうやねうちなんて、空手を始めた時は、親に無理矢理道場に連れて行かれたから何で、よその子は遊んでいるのに、うちだけ練習せなあかんのか理解できなかったですもの</p><p>ポロン選手がそう言う</p><p>ホントに我が儘な人で、うちや母が言う通りにしないとすぐに不機嫌になる人でしたから</p><p>ふーん、空手のお稽古を続けているうちにだんだん好きになったってこと</p><p>フランシーが興味津々で尋ねる</p><p>そうやのうて空手の稽古なら、幾らでも父のことを蹴ったり叩いたりできるってことに気付いたんですわだから後は１日でも早く強くなって、父を追い越すことしか考えなかったですわ</p><p>え、もしかして自分の親父をブチのめしたのか</p><p>スナッチが、ポロン選手に聞く</p><p>そんな父なんて、小学校の５年生でブッ倒しましたわうち才能有りますから</p><p>ニヤッとポロンさんは微笑む</p><p>父親を越えないとプロにはなれないと、うちは考えています</p><p>あー、あたしも生きている時に、一発ブン殴っておけば良かったなあ</p><p>モンキー・ミミさんが言う</p><p>死んじゃったら、全部チャラになっちゃうわけじゃないもんね恨みも辛い思い出もお墓殴っても、手が痛いだけだもんね</p><p>そして工藤遙花に</p><p>ホント親なんて、ある日突然死んじゃったりもするもんなんだから生きているうちに返せるものは、何でも返しておきなさいよ</p><p>はいやっぱり、顔面に正拳をブチ込むしかないですよね</p><p>ああモンキーさんたちは、お酒が入っているから</p><p>工藤遙花に、余計なことを言う</p><p>オレ、このまま帰った方がいいよな</p><p>工藤父は、モニター画面を見上げてポツリと言う</p><p>愛が工藤父を見て、言う</p><p>せっかく娘さんの優勝をお祝いしに来たんですから会ってあげて</p><p>いやだけどよー</p><p>あんなこと言ってるけれどホントは嬉しいと思うから</p><p>愛が一生懸命、工藤父を説得しようとする</p><p>愛は母親が、夫と結婚する前に別の男と関係を持ったことで産まれた子だから</p><p>本当の父親を知らない</p><p>愛ならお父さんがお祝いに来てくれたらとっても嬉しいよ</p><p>うちの高校の１年生の中でトップの美少女と呼ばれている愛が</p><p>潤んだ瞳で、工藤父にそんなことを言うから</p><p>あたしも考えすぎなくていいと思いますわせっかくいらしたんですから</p><p>うん顔を出すだけでも良いと思いますよお祝いに来たってことだけでも伝わればそこから、親娘関係が改善することもあると思いますし</p><p>工藤父が昨日の試合にも応援に来ていたことは</p><p>工藤遙花は知らない</p><p>そ、そうだなこうなりゃ当たって砕けろだ</p><p>いや別に当たったり、砕けたりすることはないと思うけれど</p><p>うっし行って来る</p><p>工藤父は、両手でパシーンッと自分の顔を叩いて気合いを入れて</p><p>台所から、食堂へ飛び出す</p><p>オレたちも、台所から顔を出して工藤父の様子を見る</p><p>１人地獄車</p><p>ふわっとジャンプして、走り込み前転でくるくるくるんと、食堂の床を転がって</p><p>トーッ</p><p>シュバッと立ち上がって、ポーズを取る</p><p>モンキー・ミミさんが呟く</p><p>楽しい歓談の中に突然乱入した、４０過ぎのオッサンの姿に</p><p>食堂全体が、凍り付く</p><p>細すぎる黒スーツにカラーシャツのオッサンはどう見ても、異様だ</p><p>父上、いらしていたのですか</p><p>食堂の奥の壁際に居た美智がいつもの無表情で、言った</p><p>一応、確認しておくけれどあの子、あんたの妹だよね</p><p>モンキー・ミミさんが、工藤遙花に尋ねる</p><p>ということは、もしかすると</p><p>フランシーたちの視線が、工藤父に集まる</p><p>そうよ、あたしの父よ</p><p>工藤遙花の顔が怒りと恥ずかしさで、真っ赤になっていく</p><p>しかし父は</p><p>ヘーイ・ボーイエキゾチック・ボンバーワーオエントリーナンバー１番、工藤優作娘に捧げるバラードキャプテン・ツカサの替え歌で</p><p>いつものヘロヘロした笑顔でそう言うと</p><p>あ、ワン、ツー、スリー、フォーズンズンチャチャ、ズンズン、チャッチャ</p><p>う歌い出した</p><p>♪チョット、ありのままぁお馬が通る♪</p><p>♪ドラエモンだゾぉぉマツナカ騒ぐっ♪</p><p>♪チョーさん、ナカモト♪タカギにシムラぁ♪</p><p>♪アイツの噂でカトチャも騒ぐぅ♪</p><p>♪それにつけても、おやつはカァァル♪</p><p>♪ポール・マキぃにぃぃシラヌイ・マイさぁぁ♪</p><p>♪ダッシュ、ダッシュ、ダンダンダダンッ♪</p><p>♪ノック、アーンド、ダウンっ♪</p><p>♪今だキメるぞ、イナズマ落としィィッ</p><p>♪その時、オレがスーパー、スーパー、スーパー、スーパーダイヤモンドぉぉぉ</p><p>♪ダイダイダイダイ、ダイヤマン</p><p>♪ばくはつっ♪ばくはつっ♪</p><p>♪化学編隊ダァァイヤマンッッッ♪</p><p>オーレッ東京大好きっ</p><p>何か途中で歌が変わったような気がする</p><p>な、何しに来たのよっ</p><p>立ち上がって、工藤父の方に突進する工藤遙花</p><p>ホントにあんたは、いつもいつもいつも</p><p>真っ赤な顔で父に殴り掛かるが</p><p>はぁぁハラホレヒレハレっ</p><p>工藤流古武術の見切りで工藤父は、ヘロヘロと娘の攻撃を避けていく</p><p>くぅぅ一発ぐらい、殴らせなさいよっ</p><p>工藤遙花は、そう叫ぶが</p><p>悪リィなオレも、まだ現役のプロだからよお前に殴られるわけにはいかないんだよ</p><p>工藤父は、軽業のようにおバカなポーズを取りながら、娘の拳と蹴りを躱していく</p><p>こっのぉぉ</p><p>工藤遙花は攻撃のスピードを速める</p><p>おっ、ギアが上がったな正拳、裏拳、回し蹴り、スキが無いと思うよっだけどっ、オイラ負けないよっ</p><p>そうやって、あんたはいつもふざけてっ</p><p>工藤遙花は怒りを燃やすが父親への攻撃は、全く届かない</p><p>ふんふんふふんふんふんふふん遙花は、まだまだだなぁ</p><p>楽しそうに、工藤父は微笑む</p><p>ちくしょう、このぉぉ</p><p>当ったらないぜー、お尻ペンペンっ</p><p>ああ、２人が料理の並んでいるテーブルの方に少しずつ近付いてしまっている</p><p>このままじゃ危ないな</p><p>工藤父は平気だろうけれど工藤遙花の方が、大分、足がふらついてきているから</p><p>そこまででございますっ</p><p>美智がシュバッと父と姉の間に入り込み、両者の急所に拳を当てる</p><p>美智お前、また速くなったんじゃねぇのか</p><p>工藤父が美智に言う</p><p>より速く、より強く、より正確にで、ございますここには学ぶべき技をお持ちになられている方たちがたくさんいらっしゃいますから日々の鍛錬で、新しい技を身に付けております</p><p>美智は父にそう言うと姉に</p><p>姉上も工藤流古武術はお嫌いなのでしょうが今、ご覧になられた父上の技を姉上の空手に流用することはできるはずです</p><p>あたしにあんな変な動きをやれって言うの</p><p>ムッする工藤遙花</p><p>そうじゃないのネ今のは、ツマリこういうコトデショ</p><p>ミスコンの優勝者の格好をしたままのイーディが王冠とビロードのマントを外して、前に出る</p><p>ワン、ツー、スリータン・トン・パッこういうリズムで、こういう足の動きネミチのパパは、わざと上半身を変に動かして、判りづらくしているけれど単純化すると、こういう風になるのネ</p><p>女子レスラーのグレース・マリンカさんがイーディの足捌きを食い入るように見ている</p><p>アタシは覚えたカラモウ、自分のモノとして使えるネ別に工藤流に入門したワケじゃナイヨ色んな人の技を眼で見て、盗んで自分の財産にしていくノネハルカみたいに視界が狭いと新しい技は何も身に付かないネ</p><p>あ、あたしは空手家なんだから、空手だけでいいのよ</p><p>工藤遙花は、イーディの言葉に反発しようとするが</p><p>アンタの空手ってこういうのデショ</p><p>イーディは遙花の眼の前で、彼女の空手の動きを完璧に再現して見せる</p><p>もう覚えたヨ見てたカラ</p><p>正拳や回し蹴りをしながら、ニコッと微笑む</p><p>それでコレに今のミチのパパの動きを組み込むネ</p><p>イーディは遙花の空手と、工藤父の足捌きを融合させる</p><p>ほら、こうなったってコレは空手ネ工藤流じゃナイヨ</p><p>うん足の動きが変わっても、見た目は空手だ</p><p>アンタの学んでいる空手は他の格闘技の技を採り入れたぐらいで壊れるほどヤワじゃないノネ</p><p>もっと柔軟な思考を採り入れないと進歩できなくなります姉上</p><p>美智も姉にそう言う</p><p>オレのことは嫌いで構わないけどよ利用できるものは、どんなものでも利用するっていうような貪欲さが無いと、色々と厳しくなるぞ遙花</p><p>工藤父は娘に、そう言った</p><p>そんでもまあ優勝、おめでとうな</p><p>恥ずかしそうに、苦笑する</p><p>ほんじゃ、オレは帰るよお騒がせしましたぁコリャまた、失礼しましたハラホレヒレハレ、ハラホレヒレハレ</p><p>工藤父は、踊る様に食堂から立ち去って行く</p><p>工藤遙花は、そう父の背中に言うが</p><p>みんなと仲良くな皆さんも、娘たちのことをよろしくぅぅバイビーっバイならっまた会う日までっ</p><p>工藤父は、廊下の向こうへ消えて行った</p><p>ちょっと行ってくるわ工藤さんには、他のお部屋でお料理とお酒を召し上がってもらうから</p><p>克子姉が笑顔でオレにそう言うと食堂から出て行く</p><p>何だ、ちょっと変なオッサンだけど良いお父さんじゃないか</p><p>モンキー・ミミさんが、工藤遙花に言う</p><p>ちょっとっていうよりかーなーり変な人だったけどね</p><p>フランシーも、笑顔でそう言う</p><p>優勝はしたけれど昨日の試合を観て、遙花さんのディフェンスが心配だったんだと思うよほら、遙花さん対戦相手から、何発か重い打撃を食らってたから</p><p>そんなあの人は</p><p>工藤さんなら昨日、来てたよオレ、客席で会ったし</p><p>そうだったよね栗宮さん</p><p>オレは、栗宮さんにも証言を求める</p><p>はいあなたの試合を心配そうに観ていらっしゃいましたわ</p><p>あの人が</p><p>だって、あの人はあたしより、いつも美智の方を大事にしていたんだし</p><p>父上はもうわたくしのことは、そんなに大事に思われてはいません</p><p>わたくしの方が父よりも強いですし良いご主人様にも恵まれましたわたくしには、父に心配していただく要素がございません</p><p>美智は名家・香月家のみすずの警護役だし</p><p>香月セキュリティ・サービスの裏部隊の工藤父よりも安定した立場に居る</p><p>生活のことも、オレたちと一緒に暮らしているんだから何も心配しなくていいし</p><p>兄上ももう社会人として自立なさっておられますし今の父上が心配なさっているのは、姉上のことだけだと思います</p><p>お母さんのことは心配していないの</p><p>男と逃げて行った母</p><p>父上と母上は離婚なさいました父上には現在の母上をどうすることもできません</p><p>工藤遙花には納得できないらしい</p><p>悦子さんのことなら香月セキュリティ・サービスが追跡調査をしているから、居場所は判っています</p><p>レイちゃんが優しく言う</p><p>香月セキュリティ・サービスの元・職員で愛人の山岡と一緒に関西ヤクザに情報を売ろうとしたこともあったから</p><p>美智や遙花の母親には、監視が付いているのだろう</p><p>工藤さんもご存知のはずです</p><p>お母さんは今、どこに居るんです</p><p>工藤遙花は、レイちゃんに尋ねるが</p><p>それは遙花さんには教えられません</p><p>レイちゃんはそう答える</p><p>何であたしは娘よ</p><p>姉上母上は、わたくしたちを捨てて行かれたのです</p><p>わたくしたちの方から、会いに行くのは筋違いでございます</p><p>その通りだ家族を捨てて、男と逃げ出したのは母親の方なのだから</p><p>捨てられた工藤父や、美智や、遙花さんや、お兄さんの真一さんの方から母親を探しに行くべきではない</p><p>悦子さんも空手の有段者だし取りあえず、遙花さんが心配する様な生活はしていませんから</p><p>つまり美智と遙花の母親は、まだ愛人と一緒に居るんだ</p><p>あるいは別の男と</p><p>だから、まだ学生の娘たちには詳細が伝えられない</p><p>レイちゃんの言葉の裏を感じ取って工藤遙花が、そう言った</p><p>ちょっと雰囲気を変えたいね恵美ちゃん、何か歌ってよ</p><p>マルゴさんが、笑顔でメグに言う</p><p>そうエントリーナンバー２番が恵美ちゃんそろそろ余興の時間にしようよ</p><p>よっ、待ってましたメグちゃんっ</p><p>は、はい判りましたそれじゃあ</p><p>メグはジャズソングを１曲アカペラで歌った</p><p>ここは娼館だったからお屋敷には、カラオケの装置もあるけれど</p><p>今日はアカペラの方が良い身内だけのパーティの手作り感があって</p><p>CONTINENTALかフレッド・アステアの映画で使われていた曲だよね</p><p>場の空気を和ませる明るくて元気な歌だった</p><p>上手いわね</p><p>良かったわよ</p><p>みんながメグに拍手してくれる</p><p>じゃあ、次はわたしらが歌いますわ</p><p>うちらが歌います</p><p>立ち上がるエリとリエ</p><p>エントリーナンバー３番子供の歌</p><p>いきますワンツー</p><p>双子は、そのままメリーさんの羊のメロディで</p><p>♪メリケンさんのムスコ♪</p><p>♪ムスコ、ムスコ♪</p><p>♪メリケン粉♪</p><p>♪ラスプーチンのムスコ♪</p><p>♪ラスプーチンコ♪</p><p>♪お助けマンのムスメ♪</p><p>♪ムスコ、ムスメ♪</p><p>♪お助けまんこ♪</p><p>クククと笑う双子</p><p>おいおい、くっだらねーな</p><p>あんたたち、まんこちんこの話をさせたらオカマには敵わないわよ</p><p>スナッチや、フランシーたちは笑っている</p><p>今の歌はどういう意味なんですか</p><p>ああー、やっぱりお嬢様たちには伝わらなかったか</p><p>そ、そんな変な歌でもいいんならあたしも歌うわよ</p><p>工藤遙花が立ち上がる</p><p>何か、あたしのせいで空気を悪くしちゃったみたいだから昔子供の頃に、さっきの人がよく歌ってたんで覚えちゃった歌なんだけれど</p><p>そして歌い出す</p><p>何ださっき聞いたよりも、良い歌じゃないか</p><p>30年前に思い付いた替え歌を使うことになるとは</p><p>だからキタノウミ</p><p>本当はその次は、相撲の歌は、トチノ和歌だった</p><p>1259．余韻　／　許可無し</p><p>パパ、食べてるご馳走、美味しいよっ</p><p>真緒ちゃんがオレのところにやって来る</p><p>うん、工藤父の騒ぎは終わったし</p><p>どこかの席に座って、オレも食事にしよう</p><p>ホントどのお料理も美味しいわね</p><p>ふと、雪乃たちのテーブルを見ると</p><p>フランシーが、雪乃に言う</p><p>これ本当に全部、あの子たちが作ったわけ</p><p>まあね、あたしは全然やらないけれどここの子たちは、みんなで食事の支度や掃除や洗濯をやってるから</p><p>雪乃が空いたグラスやお皿を片付けているマナを見て、答える</p><p>ああマナが自分の妹だと話してしまっていいのか、悩んでいるんだな</p><p>マナの正体が白坂舞夏だとバレれば自分と同じ社会の敵・白坂創介の娘だということまで知られてしまう</p><p>働き者が多いのよ何もやらないクズは、あたしだけなのよね</p><p>結局言わないことを選んだ</p><p>あの感情任せで何でもペラペラと話していた雪乃が思慮深くなっている</p><p>でも、可愛い子ばっかりじゃないあそこの司会をやっていた子なんて、底抜けに綺麗よ</p><p>フランシーは、マルゴさんの隣で食事している寧を指して言う</p><p>ちょっと、嫉妬しちゃうあたし子供の頃は、ああいう女の子になりたいって思ってたのよ</p><p>あいつは見た目だけよ中身は、ものっすごい腹黒女なんだからっ</p><p>雪乃は半年前に、寧に色々とやられたからなあ</p><p>そうなのじゃあ、あっちの子はあの子も、すっごく綺麗よスナッチも、そう思うでしょ</p><p>フランシーが指差したのはマナだった</p><p>よせよ、フランシーオレは、高校生には手は出さないんだ今は芸能事務所だってコンプライアンスがウルサイんだからよ</p><p>お笑い芸人のスナッチは言う</p><p>ファンの子に呼び止められた時だってメッチャクチャ、気を遣うからな写真撮ってくれとか言われた時だってなるべくツーショット写真にならないように、他の芸人とかにも入って貰ったり場所が、劇場とかテレビ局前とか、特定できるような背景を入れて撮らせたりしてるからなファンの子が、冗談でスナッチとホテルに行って撮ったなんてネットに写真をアップしたりしたら、トンデモネーことになっちまうからな</p><p>あー、尾ヒレが付くのよねぇ勝手なストーリーが混じって憶測だけで余計なことをベラベラ言う連中がいるしそれをまた真実として拡散する連中もいるものね</p><p>フランシーが、うなずく</p><p>そうだよだからよ女子高生なんて、怖くて話もできねえよ</p><p>スナッチが、そう言うが</p><p>あの子高校生じゃないわよ中学生よまだ２年生だから、１４歳よ</p><p>雪乃がマナの年齢を教える</p><p>嘘でしょあの子、あんなに大人っぽいじゃない</p><p>驚く、フランシー</p><p>オレはてっきり雪乃よりも年上だと思ってたぞ</p><p>違うわよあたしより２つ下よ</p><p>雪乃たちが自分のことを話題にしていることに気付いてマナが、雪乃たちのテーブルに近付く</p><p>美味しいですか何か、欲しい物がありましたら持って来ますよ</p><p>ニコッとフランシーとスナッチに、微笑む</p><p>あたし、黒森マナですいつも、雪乃お姉ちゃんがお世話になっています</p><p>そのまま自然な流れでそう言った</p><p>白坂舞夏でなく黒森マナとしてだけど、姉の雪乃が世話になっていることについてきちんと礼を言う</p><p>あ、フランシーさんのグラスが空ですね何を持って来ましょうか</p><p>ああじゃあ、ワインを貰おうかしら</p><p>赤ですか白ですか</p><p>赤でいいわ</p><p>はーい、ちょっと待ってて下さいね</p><p>マナは、ススッと雪乃たちのテーブルから離れる</p><p>まぁぁ、可愛い子ねぇ</p><p>フランシーは、マナのことが気に入ったらしい</p><p>ヨシくん、ここ空いてるわよ</p><p>メグがオレを呼ぶ</p><p>メグは女子格闘家たちのテーブルに居た</p><p>はぁぁん女の園に、男はあんただけなんだって</p><p>モンキー・ミミさんが、少し酔って赤くなった顔でオレに言う</p><p>あ、はいどうしたもんだか</p><p>オレは曖昧に答えた</p><p>女ばっかりやから一人くらい男の子がいないといけないんやないの女だけの家は物騒だから</p><p>ポロンさんが、そう言うが</p><p>マルゴやイーディの住んでいる家よ物騒なことなんて、起きるはずがないわよ</p><p>ルドルフ聖子さんがそう言う</p><p>あ、そうかドロボウなんて、みんな撃退しちゃうかお兄さんも変なことはできないってことだね</p><p>モンキー・ミミさんは、ヌフフと笑う</p><p>いや、オレ毎日、毎晩、この子たちと変なことばかりしています</p><p>しかし聖子さんところの晴子ちゃんは、静かだねえさっきから、全然喋ってないじゃないか</p><p>ミミさんがルドルフ聖子さんの隣に座っているライン晴子さんを見て言う</p><p>小声で答える晴子さん</p><p>この子は、いつもこうなのよたくさんの人数でのパーティとか、苦手みたい</p><p>ルドルフ聖子さんは、弟子の少女を見て言う</p><p>確か晴子ちゃんて、まだ１７歳だったよね</p><p>ミミさんが尋ねる</p><p>じゃあ、高校生なんだね</p><p>昨日の格闘技大会に出場した選手同士でもお互いのことは、そんなに知らなかったらしい</p><p>晴子は高校は行ってないのよ</p><p>ルドルフさんが、弟子の代わりに言う</p><p>晴子は父親が格闘技バカだったのそれも自分は一度も格闘技を習ったことがないのに、アレコレと変な知識だけは詳しいっていうタイプの</p><p>ああ、１番困るタイプやわ</p><p>ポロン選手が嫌そうに言う</p><p>それで娘の晴子を近所のレスリングジムに入門させてね晴子にオリンピックで金メダルを取らせて、それからプロの格闘家にするのが夢だったらしいのよ</p><p>なあに女版カート・アングルにするつもりだったの</p><p>ミミさんが、そう言うが晴子さんは</p><p>いえ、父はあたしには第２のジャンボになれと</p><p>ジャンボはメダルは取ってないじゃないか</p><p>ですからあたしにジャンボの分までメダルを取れって</p><p>何それ訳が判らないわ</p><p>ミミさんは呆れている</p><p>Darling今の話、判るカ</p><p>イーディが、オレの横にやって来てこそっと囁く</p><p>いや、判らないジャンボって何</p><p>昔、日本にジャンボっていう名前で活躍したスポーツ選手がいたノネ</p><p>相変わらず来日してまだ半年しか経っていないイーディの方が、オレより日本のことに詳しい</p><p>超天才児なのだからその辺のことは、もう諦めているけれど</p><p>ああ、その人みたいになれってことなんだ</p><p>ソウイウことネ素晴らしいプロゴルファーだったらしいネ</p><p>しかし、何でゴルフの人みたいになろうとしてレスリングを始めるんだ</p><p>というよりゴルフってメダルが狙えるのか</p><p>お父さんがそういう人でも晴子は、メチャクチャ才能がある子だから中学ではアマレスで大活躍だったのよそれでスポーツ推薦で、レスリングの名門校に進学したんだけれどね</p><p>晴子さんの師匠ルドルフ聖子さんの言葉に、ライン晴子さんはうつむく</p><p>晴子は才能が有りすぎたのよ入学して１月も経たないうちに、そこのレスリング部の顧問の先生を病院送りにしちゃって</p><p>え何か、やられたんで仕返ししたのかい</p><p>ミミさんが、晴子さんに尋ねる</p><p>いえごく普通に、練習相手をしていただいたんですけれど</p><p>晴子さん</p><p>中学の時と違って高校だし、顧問の先生は男性だから力をセーブせずに、思いっきりやっちゃっても大丈夫だと思ったんです</p><p>そしたら病院送りになっちゃったんだ</p><p>ミミさんが、呆れた口振りでそう言った</p><p>はい腰の骨が折れてしまって、レスリングのコーチとして再起不能な身体に</p><p>判る</p><p>突然女子プロレスラーのグレース・マリンカさんが口を開く</p><p>あたしも経験がある</p><p>それで、晴子は部に居辛くなっちゃったのよ顧問の先生は、それまでリスリング部の指導に実績があった人で部のセンパイたちにも慕われていたみたいなのよね</p><p>そういう先生を入学して来たばかりの１年生が再起不能にしてしまったわけだから</p><p>それでまあ、レスリング部を辞めたらスポーツ推薦で入学したんだから、学校も辞めることになっちゃったらしいのよね晴子の場合は</p><p>ルドルフさんは、そう言って少し落ち込んでいる愛弟子の肩を軽く抱いた</p><p>でも、それだとバカ親父がうるさかったんじゃないの</p><p>もちろんよレスリングを辞めてしまったら、オリンピックに出場して金メダルを取って、プロに転向する計画通りにはならないわけだから家の中で暴れて、相当、晴子に酷いことを言ったらしいわよだから</p><p>ルドルフさんは微笑む</p><p>わたしが拾ってあげることにしたのよ晴子の中学の時のレスリングのコーチが、わたしの知り合いでこういう子がいるから、預かってみないかって声を掛けられたのよそれで晴子のお父さん以外の家族お母さんとか親戚の人たちから許可を貰って家から連れ出して、あたしのジムに住まわせているのよこのまま父親と一緒にいるとロクなことにはならないだろうから</p><p>はぁぁ、この子も父親で苦労しているんだねえ</p><p>ミミさんが、優しくライン晴子さんに微笑む</p><p>結局、晴子は規格外なのよ普通のコーチとかでは、この子の器の大きさが判らないし、才能を伸ばしてあげられないって感じたのほら、クラブ活動とかの指導は基本的に普通の子に教えるためのシステムになっているでしょでも、晴子は心も身体も、普通じゃない特別な子だから</p><p>ルドルフさんは、ライン晴子さんの才能を本当に高く評価している</p><p>その点わたしは、創作マーシャルアーツの格闘家だから何でも自由に、晴子のことを思いっきり伸び伸びと鍛えてあげられると思うのよねいつも練習の時には、晴子にガチで掛かってこいって言ってあるし</p><p>ルドルフ聖子さんならライン晴子さんが力をセーブせずに、思いっきり戦うことができる</p><p>やっぱり普段から全力を出して練習しないとねスッキリしないじゃないそういうのはさっ</p><p>聖子さんいつも、ありがとうございます</p><p>ライン晴子さんは師匠に頭を下げる</p><p>いいのよそれに今回のことで、イーディちゃんやあなたたちとも知り合えたし今、ここに居るメンバーなら、晴子が全力を出しても楽しく練習できるでしょ</p><p>アタシはWELCOMEネ</p><p>あたしも、思いっきり戦える相手ができて嬉しい</p><p>グレース・マリンカさんも、晴子さんにそう言った</p><p>今まで居たところは本当につまらなかったから</p><p>ちょっと、あんた今まで居たところって</p><p>グレースさんの発言に、ミミさんが突っ込む</p><p>グレースちゃんあんたもしかして、ダイナミック・プロレスリングを退社して来たのと違う</p><p>ポロンさんが慌てて、尋ねる</p><p>そう言えばずっと不思議だったのよあそこの会社がよくグレースちゃんに格闘技大会への出場を許したなって</p><p>そうよねあそこは元プロレスラーのオッサンたちが女子選手を集めて作ったプロレス団体でとにかく社長がシブチンで、お金にガメつくて、女子選手の待遇が悪いって聞いてるわよ</p><p>ミミさんが言う</p><p>しかも、プロレスは全国を回って興行しているわけだからグレースちゃん１人だけツアーから抜けだして、東京で団体とは関係の無い格闘技大会に個人として出るなんていうのは許可するはずがないって思ってたのよ</p><p>許可はもらってない</p><p>グレースさんは言う</p><p>絶対に出場は許さないって言われた</p><p>えグレースちゃん誰に、そう言われたの</p><p>ミミさんが穏やかに尋ねる</p><p>もちろん社長に</p><p>ええっと、今のダイナミック・プロレスリングの社長って海賊大王ゾリー・ガスパーだったと思うんやけど</p><p>ポロンさんが言う</p><p>そう強そうなリングネームを名乗ったけれど本当は、弱い本名はタナカ・ミツルだし昔は、社長は強かったって言う人もいたけれど昔も弱かったと思うとにかく弱かった話にならない</p><p>弱かった</p><p>よその格闘技大会への出場は、許可できないって言うからあたし</p><p>ぐ、グレースさん</p><p>だから社長を倒して勝手に出場してみた</p><p>社長を倒した</p><p>この子と同じ軽く捻って、病院送りにしてみた</p><p>とグレースさんは、ライン晴子さんを見る</p><p>えあんた、さっきあたしも経験があるって発言してたけれど</p><p>あれは、ずっと過去のことじゃないの</p><p>ミミさんとポロンさんが尋ねる</p><p>昨日のこと</p><p>昨日</p><p>昨日、社長を倒してついでに専務の悪魔烏賊・死神ヒロシと経理の煉獄大使ケンジと統括本部長の狼男アフリカン・ゲル大佐を倒した団体のコーチの宇宙大将軍コウケイ２世も倒したそれで合宿所から出て、そのまま電車に乗って試合会場に行った</p><p>グレースさんはそう言う</p><p>武士の情けで救急車だけは電話しておいた今頃は、全員病院で並んで寝ていると思う</p><p>元レスラーのオッサンたちを全員、病院送りにしてきたんだ</p><p>それマズいでしょダイナミック・プロレスリングって裏にヤクザが付いているって聞いてるよ</p><p>ミミさんが、そう言うが</p><p>そんなことはどうでもいいとにかくあそこでの生活はもつまらなかったあたしはダイナミック・プロレスリングにはもう戻らない</p><p>グレース・マリンカさんは強い眼で、そう言う</p><p>あたし子供の頃から、ずっと力が有り余っていたこの力で、思いっきり誰かと戦ってみたかった叩いたり、ブン投げたり吹っ飛ばしたりしてみたかったでもあたしが本気を出すと、みんなに大ケガをさせてしまうから</p><p>この人も見た目は美人だけれど</p><p>身体は引き締まって、ガッシリとしている</p><p>プロレスなら思いっきり身体を動かせると思ったあたしと闘える相手が居ると思ったでも</p><p>ああダイナミック・プロレスリングじゃくっだらないアングルがあるもんね</p><p>ミミさんアングル</p><p>今日の試合は、こいつに勝たせるとかわざと客の前でケンカさせて、遺恨を作るとか上の人たちが、馬鹿馬鹿しいストーリーを考えて選手たちに演じさせてるんだもんね</p><p>あたしは演技とかできないそういうのは苦手</p><p>グレースさんは器用な人じゃなさそうだもんな</p><p>しかも、明日の明後日も、その次の日もずーっと、全国を回って試合するから本気で戦うなって言うケガしないように、気を付けて戦えってそんなのつまらない心が燃えない</p><p>グレースさんは、そう言うと</p><p>昨日の格闘技大会の方が面白かった楽しかった</p><p>ま、うちらは力をセーブして戦えとかは言わないしな</p><p>むしろわたしたちだって全力で戦うことを望んでいるし</p><p>ポロンさんとルドルフさんが微笑む</p><p>あそこはもう嫌だプロレスはもういい</p><p>ああダイナミック・プロレスリングが合わなかったんだね</p><p>海賊大王とか、現役の頃からとにかく手を抜くタイプのレスラーだったもんね節制しないから、身体もぶくぶくだったしダイナミック・プロレスリングの他の経営陣たちもどっちかっていうと、そっちのタイプの人ばかりだもんね</p><p>現役時代にパッとしなかった人が女子レスラーを集めて、偉そうにしていることが問題なのよ</p><p>男のプロレスラーを集めないあたりが嫌やわ女なら騙せるっていう考えだったんでしょうけれど</p><p>..ルドルフ聖子さんとポロンさんがそう言う</p><p>でも、グレースちゃんあんた、これからどうするの</p><p>そうやわどこ行くか決めてるん</p><p>今夜、泊まる場所とかあるの</p><p>口々にグレースさんに尋ねる</p><p>決まってない昨夜はマンガ喫茶に泊まった</p><p>それは良くないな</p><p>グレースさん実家はどこなん</p><p>故郷は島鹿児島と沖縄の間でも、実家はもう無い</p><p>家族はいないの</p><p>今まで黙っていたライン晴子さんが尋ねる</p><p>もういないあたしだけ</p><p>じゃあホントに行くところが無いのね</p><p>それで帰れる実家も無い</p><p>でも、ダイナミック・プロレスリングには帰りたくないんよね</p><p>ルドルフさん、晴子さん、ポロンさん</p><p>だけど抜けさせてくれないかもしれないよダイナミック・プロレスリングと繋がっているヤクザたちが、グレースちゃんのことを捕まえようとしているかもしれないし</p><p>そうねグレースさんなら、レスラーとして稼ぎが期待できるでしょうからヤクザは手放したいと思わないでしょうね</p><p>うーん、困ったわ</p><p>昨日の大会でも目立ってたからグレースちゃん、ファンも増えていると思うし</p><p>Darlingグレースのこと、何とかしてあげてネ</p><p>イーディが、オレに言う</p><p>ソウヨDarlingなら、全部解決できるネ</p><p>ニコッとイーディが、微笑む</p><p>オレは改めて、グレースさんを見る</p><p>この人はオレの家族ではないからこのまま、このお屋敷に泊めてあげるわけにはいかない</p><p>メグ、グレースさんには今夜は、オレたちの家に泊まってもらおうか</p><p>オレにはお屋敷に隣接する敷地に、メグと暮らしている設定になっている家がある</p><p>そこにはメグの部活の友達や、オレのクラスのやつらが来ることもあるから生活用品は何でも揃えてある</p><p>寝室にはベッドもあるしバスルームも、ちゃんとお湯が出る</p><p>グレースさんに泊まってもらうことは可能だ</p><p>いいだろ、メグ</p><p>ええ、いいわ</p><p>メグは、笑顔で許可してくれた</p><p>それからダイナミック・プロレスリングから、問題なく足抜けしてヤクザにも狙われないようにする方だけれど</p><p>ミナホ姉さんに頼むか</p><p>裏社会の人に話をつけてもらって</p><p>いやこういうことは、ミナホ姉さんよりもむしろ</p><p>工藤さんてまだ、お屋敷の中に残っているかな</p><p>中国史には宇宙大将軍を本当に名乗った人がいたらしい</p><p>６世紀の南北朝時代に</p><p>最近知った</p><p>あと、昨日ペルシャの歌に合わせて、グレートマジンガーの歌詞で歌うと書きましたが</p><p>逆でした</p><p>グレートマジンガーの音楽に合わせて、ペルシャの歌詞で歌うが正解です</p><p>(昨日の文は直しました)</p><p>風呂入りながら、歌ってみて気付きました</p><p>３０年前のオタク芸です</p><p>1260．余韻　／　電話と名前</p><p>おーし、話はだいたい判った</p><p>食堂に戻って来た工藤父は</p><p>ほんじゃ、ちょっくら行って来るわ</p><p>ちょ、ちょっと何処へ行くつもりなのよ</p><p>工藤遙花が、父にそう言うと</p><p>だからダイナミック・プロレスリングのケツ持ちをやっているヤクザを捕まえてそれから、病院送りにしちまった会社のオッサンたちにも会ってくりゃいいんだろ</p><p>あんたが会ってどうするのよあんたみたいな、訳の判らない私立探偵なんて相手にされるわけがないでしょ</p><p>工藤遙花は、父の本当の仕事を知らない</p><p>そうかなオレが一生懸命お願いしたら、全て丸く治まるような気がしてるぜ</p><p>工藤父は、グレース・マリンカさんを見て</p><p>とにかくその子の契約を解除するようにお願いすりゃいいんだろ後、オッサンたちをケガさせたことについて、訴えたりはしないようにってこともオレが、よーくお願いしてくるからよ</p><p>お願いという名目で脅すのか</p><p>バカなこと言わないでよあんたみたいな人に何ができるって言うのよ</p><p>工藤遙花は、文句を良いながらも父のことを心配しているらしい</p><p>ちょっと何で、この人にこんなことを頼むのよこの人は馬鹿なんだから無茶なことをして、おかしなことになったらどうするのよ</p><p>遙花は工藤父を呼んだ、オレを責める</p><p>おいおい、遙花お前は心配しすぎだってのオレは大丈夫だからよえーと、確か、ここの屋敷の中からは携帯は使えないんだったよな</p><p>工藤父は、克子姉に振り向く</p><p>ええ外部にお電話なさるんでしたら、これを使って下さい</p><p>克子姉は部屋の内線電話を、外部と通話できるモードにする</p><p>おお、了解了解だから、遙花、そんな顔してんじゃねぇよオレはよダイナミック・プロレスリングとつるんでるヤクザの組長のことは、よーく知ってるんだよだから出掛ける前に、アポを取っておかねえとな</p><p>工藤父は、そう言うと黒スーツの内側のポケットから、手帳を取り出し</p><p>えーとカワバタの個人携帯の番号はっと</p><p>受話器を取り手帳に記してある番号を見て</p><p>オレは古い人間だからよぉ電話番号は手帳に書くか、暗記するかなんだつーか、昭和の頃にはよみんな、人様の電話番号なんて幾つも暗記していたんだよなとっころが今は、携帯に１回登録しちまったらボタンですぐに呼び出せるからよ他人の電話番号なんて、覚えてるヤツはまずいねえだろ</p><p>ピッポッパッと番号をプッシュしていく</p><p>だけど、オレの仕事はよ携帯なんて、いつ壊されるか判らないからな携帯電話がオシャカになったからって、電話を掛けなきゃいけねぇ相手の番号が判らなくなったじゃ済まされないからよこうやって、人様の電話番号は手帳に書き込んで持ち歩いているんだあ、この手帳も同じ内容を書き込んだのを、持ち歩き用と記録用と非常事態用の３つ用意してあるから１つなくしても支障がないように新しく書き留めておかないといけない電話番号があったら３つの手帳にそれぞれ書き込むんだよメンドくせーけれどしょうがねぇことだからな</p><p>そして受話機を耳に当て</p><p>おっ、カワバタかオレだ工藤だ工藤探偵事務所所長、男の中の男、ハードボイルド・マイトガイ、工藤優作ここにありだおいっ、電話を切るんじゃねーぞ電波が悪いふさげけんじゃねぇ悪いのは、テメーの顔だけにしておけ</p><p>工藤父は、電話の相手にそう言う</p><p>あー、判ってる、判ってる用件は、手短に言うおい、カワバタよつーか、カワバタ組長さんよ空を見上げりゃ、ピーヒャララあのよあんた、ダイナミック・プロレスリングっつー、女子プロの団体のケツ持ちやってるだろああ、そうそうやってんだよなああそんで、その団体、今ちょっとメンドーなことになってねーか</p><p>ズバリと尋ねる</p><p>ああ、そんでよーそのダイナミック・プロレスリングから抜けて出して来たっつー、姉ちゃんがここに居るんだけれどえーと、姉ちゃん、リングネーム何だっけ</p><p>グレース・マリンカ</p><p>グレースさんは、静かに答える</p><p>ああ、マリンカマリンカって、姉ちゃんレスラーだあんっダイナミック・プロレスリングには、マリンカって名前のレスラーは３人いる</p><p>居るあたしが、グレース・マリンカあとゼット・マリンカとゴッド・マリンカが居る</p><p>何だそのマリンカ・シリーズは</p><p>あーんとここに居るのは、グレースグレース・マリンカだそんでよそのグレース・マリンカっ子がよ多分、オメーも知っていると思うけれどよ団体の社長から何から全部、ブッ倒して脱走して来たらしいんだけどよああ、そうやっぱり、探しているああ訴えるとかヌカしている警察に被害届けを出すふーん、そう</p><p>工藤父は声のトーンを変え</p><p>カワバタよそれ取りあえず、ストップさせといてまあ、具体的にはオレがこれから、そのオッサンたちに会って色々とお願いしてみるからよーオメーも、この際だからオレに付き合って、オッサンたちに告訴とか諦めさせるのを手伝ってくれやっ</p><p>電話相手はヤクザの組長なんだよな</p><p>やっぱり、すげぇな工藤父</p><p>手伝えったら、手伝えってんだおいおい、組長さんよ、組長さんオレが、こんなに腰を低くしてんだからよー、やれったらやれってんだよあー、テメェ、やんねーんなら、また地獄見せるぞ判ってんのかコンチクショー</p><p>ついでによー、グレース・マリンカ円満退団ってことで、ダイナミック・プロレスリングから足抜けさせるからオメー、オッサンたちに納得させてくれえーと、昨日付けで契約解除したっつー書類を作らせるからいいな、カワバタ今後、ダイナミック・プロレスリングの関係者が、グレース・マリンカの半径１００メートル以内に近付いたら、命の保証が無いからな判ったか、コンチクショー</p><p>工藤父言いたい放題だな</p><p>えー、グレース・マリンカってリングネームは、会社が付けたんだから他じゃ使わせないとか言い出すはずだってまあ、そういう細かいことは、後にしようやとにかくグレース・マリンカは、独立させるからよーしょうがねーだろ本人が独立させたいって言ってんだからよそうだな、姉ちゃん</p><p>って本人も言ってるからよーいいな、判ったなそういうことになったかからなこれから、オレがダイナミック・プロレスリングの社長と話を付けるからよオメーも来いいいなもし、来なかったらただじゃ済ませねーからな</p><p>工藤父は、強く言う</p><p>それとこの件に関しては、和解金とかは一切ねーからなオメーにも、謝礼金とかねーからいいな何だ、カワバタ不満か不満なのかだって、オメー、しょうがねぇだろこの件は香月セキュリティ・サービスの仕事だからなそうだ工藤探偵事務所が受けた仕事じゃねえオレよりも、さらにヤベー人からの直接指示だああそういうことだだから、オメーやダイナミック・プロレスリングのオッサンたちが不満だとしてもグレース・マリンカは絶対に足抜けさせなくちゃならねーんだよああそうだよそういうことだって言ってるだろその内に、何かの形で埋め合わせはするだから、今回はオレの言うとおりにしてくれ</p><p>現在の香月セキュリティ・サービスのオーナーは、オレだから</p><p>オレからの依頼は香月セキュリティ・サービスからの正式なオーダーになる</p><p>それじゃあこれから、オメーの事務所に行くからよダイナミック・プロレスリングの方には、オメーから話を付けておいてくれそんでオレとオメーで、社長に会うってことにしようああできる限り速く、速やかに問題を解決しろつていう指令なんだよしょうがねーだろああとにかく、オメーのところへ行くからよ頼むな、カワバタそんじゃあ、後でな</p><p>工藤父は、電話を切った</p><p>ほら何とかなりそうだろつーか、何とかしてやるからよ大船に乗ったつもりで、オレに任しておいてくれ</p><p>ニヤッとオレたちに微笑む</p><p>和解金なら、香月セキュリティ・サービスからわたくしが預かっている機密活動費から捻出できますよ</p><p>病院に運ばれた人たちへのお見舞い金と、話を付けて下さる組長さんへの謝礼金だけなら３００万円ぐらいですよね</p><p>３００万てオレにとっては、大金だけれど</p><p>香月セキュリティ・サービスのトップ・エリート警護人であるレイちゃんには経費として、個人の決裁で支出することができるんだ</p><p>いや、何でも金で解決しようとすると相手にナメられるからなだから、金は払わなくていいそのうち、カワバタが何かで困ったことになった時にオレが手を貸してやるよその時には、香月セキュリティ・サービスの名前やコネを使わせてもらうことになるかもしれねえそういうんで、この貸し借りはチャラにしよう</p><p>工藤父は、そう答えると</p><p>そういうことでいいんだろ勝手に香月セキュリティ・サービスの名前を使っちまったけれどこの方が、コトが上手く進むと思うからよ勘弁してくれよな</p><p>オレに、そう言う</p><p>いえ、それはOKですオレが、工藤さんにお願いした話ですから</p><p>オレは、香月セキュリティ・サービスのオーナーとして答えた</p><p>良い機会だから、教えといてやるけれどよ人間てものは金での謝礼には意外と、あんまり有り難みを感じてくれねーもんだよ</p><p>謝礼金には有り難みが無い</p><p>そりゃ臨時収入が入るのは、誰だって嬉しいだろうけどさ謝礼金を支払うと、人間関係が変になっちまうそれきり、気まずくなって関係が断ち切れてしまうヤツもいるだろうし逆に、金だけが目当てになって、余計なことをやり出すやつもいるこの間のことを他言して欲しくなかったら、また金を寄越せとかな金が絡むと本当にメンド臭いことになるんだわ</p><p>だから、オレは他人との貸し借りは、なるべく金以外のもので解決したいって思っているんだそれはオレの労力かもしれないし相手の相談に乗ってやることかもしれない今回なんて、香月セキュリティ・サービスと繋がりを持てるかもしれないという可能性を提示してやるだけでもカワバタには、価値があるんだオレ個人よりも、香月セキュリティ・サービスの方がずーっと信用があるからな</p><p>ということでオレはこれから先方へ出向いて、全ての問題を解決してくるぜ今夜のうちにな</p><p>工藤父は、自信たっぶりにそう言った</p><p>ほら、グレースちゃんここはお礼を言うところでしょ</p><p>グレース・マリンカさんは、恥ずかしそうにそう言った</p><p>工藤さんて君が思っている以上に、能力の高い人だからね</p><p>マルゴさんが、工藤遙花に言う</p><p>父上は、普段はオチャラケていますが芯の強い方ですから</p><p>美智が姉に２人の父親のことをそう評した</p><p>褒めんなよ、美智オレの方が照れちまうからよ</p><p>ほんじゃあなっ</p><p>工藤父は、笑顔で食堂から出て行く</p><p>頼みます、工藤さん</p><p>オレの声に工藤父は、軽く片手を上げて退場して行った</p><p>小声でぽつりと工藤遙花が呟く</p><p>ねえねえ茉莉花ちゃん、何か弾いてくれない</p><p>場の空気を変えようと、寧が音楽科に通っている茉莉花に頼む</p><p>ええかしこまりました</p><p>茉莉花は笑顔でそう言うと食堂の片隅に置かれているエレクトーンに向かう</p><p>明るい曲にしてよっ</p><p>寧のリクエストに</p><p>では、ショパンの子犬のワルツを</p><p>茉莉花は、軽やかにクラッシックのピアノ曲を弾き始める</p><p>それからしばらく余興の時間が続いた</p><p>瑠璃子と美子さんが、日舞を踊ったり</p><p>う、歌いますの</p><p>アニエスと、ルナと、コヨミちゃんと、可憐小学６年生の４人が、茉莉花のピアノに合わせて、合唱したりした</p><p>なぜ、マルゴさんやイーディたちの優勝をお祝いする歌が森の熊さんなのかはよく判らないが</p><p>きっとアニエスの趣味なんだろうなあ</p><p>でも、小学生の女の子たちの歌はとにかく可愛らしい</p><p>アニエスは、まだ緊張が取れていないみたいだけれどそれでも、家族じゃない人たちと同じ部屋に居ることに、大分慣れて来たみたいだった</p><p>小鳥ちゃんたち可愛かったわよ</p><p>オカマ・タレントのフランシーが、立ち上がって拍手してくれた</p><p>その後は、また寧が司会をしてゲーム大会をやったり</p><p>はーい、このケーキは愛ちゃんの自信作でーすっ</p><p>愛の特製ケーキをみんなで食べたりした</p><p>そうしてパーティはお開きの時間となる</p><p>今日は楽しかったよ雪乃の家族の皆さんに会えて良かった</p><p>お笑い芸人のスナッチが微笑む</p><p>雪乃ちゃんも、あたしと漫才でもすれば良かったわね</p><p>フランシーは、そう言うが</p><p>嫌よ、あたしは</p><p>あたしたちも楽しかったよ</p><p>モンキー・ミミさんが、そう言った</p><p>うちら本当は、敗者なんですから、祝勝パーティにお邪魔するのは変なんやけれど</p><p>ポロンさんが、そう言う</p><p>まいいじゃないこれから、一緒にアメリカ遠征に行くことになるんだし</p><p>ルドルフ聖子さんも笑顔で、そんなことを言う</p><p>あのさライン晴子さん</p><p>マルゴさんが、晴子さんに声を掛ける</p><p>君高校は中退したって言ってたけれど、今からでも他の高校に編入してみない</p><p>驚く晴子さん</p><p>いや、この家のすぐ裏にさあたしが去年、卒業した高校があってさ寧やイーディや、良信くんや恵美ちゃん、愛ちゃんたちも通っているんだけれど</p><p>あたしも通っているわよ</p><p>向こうのテーブルから、可奈センパイが笑顔で手を振る</p><p>そこの高校ならちょっとしたコネがあるから、晴子さんのことも編入させてあげられると思うんだよね</p><p>ちなみにわたくしも、来週から通わせていただきます</p><p>わたくしも、お世話になりますわ</p><p>他にも、今はここに居ないけれどミナホ姉さんの新しい娼館の新人娼婦候補生たちも、オレの高校に通うことが決まっている</p><p>なでしこ科という、特別なクラスを創設して</p><p>だから、晴子さんのことも追加できると思うんだどう高校通ってみたいと思わないイーディと一緒だから、練習や試合優先で授業を欠席することとか、アメリカ行きのことも学校の方に柔軟に受け入れてもらえるように働きかけれるし</p><p>ライン晴子さんは、困惑の表情でうつむく</p><p>せっかくのチャンスなんだからわたしは、通った方が良いと思うわ</p><p>晴子さんの師匠のルドルフ聖子さんが言う</p><p>晴子も高校ぐらいは、卒業しておいた方が良いわよイーディさんたちが一緒なら大丈夫でしょ</p><p>晴子さんは前の高校は、レスリング部の顧問を再起不能にしてしまったことで居づらくなって辞めさせるを得なくなったわけだから</p><p>改めて、オレたちの高校にな編入したって問題は無い</p><p>マルゴさん、その話進めてくれる</p><p>ライン晴子さんが返事をする前にルドルフ聖子さんは、そう言った</p><p>じゃあ、学校の理事から理事長に話してもらうよ</p><p>ええ、任せておいて</p><p>マルゴさんの言葉に克子姉が、微笑む</p><p>オレの学校の理事長は、半年前は克子姉がやっていたけれど</p><p>今は、ミナホ姉さんが理事長だから克子姉は、理事の１人になっている</p><p>それでグレース・マリンカさんは、今夜はここにお泊まりなんよね</p><p>ポロンさんが、グレースさんを見て言う</p><p>あたし尾上ジュンそれが、本名</p><p>不意にグレースさんは、そんなことを言い出す</p><p>グレース・マリンカは、リングネームで社長が付けた名前もし社長が、これから先は、名乗らせないっていうのならリングネームを変えないと</p><p>ああ、さっき工藤父がヤクザの親分との会話で、そんなことを話していた</p><p>じゃあ、あんたこれからは、リングネームを変えるのそれとも本名で闘う</p><p>モンキー・ミミさんがグレースさんこと、尾上ジュンさんに尋ねる</p><p>それはどうしよう</p><p>尾上さんは決めかねているようだった</p><p>じゃあ、あたしが新しいリングネームを付けてあげるわ</p><p>ルドルフ聖子さんは、そう言うと尾上さんをじっくりと見て</p><p>そうねあなたなら、ミス・イゼルローンとかレディ・ガイエスブルクとか、力強い名前が似合うと思うわよ</p><p>それはどうかしら、うちならコンデ・マコをリングネームに推薦するわ</p><p>ポロンさんは、そんなことを言い出す</p><p>えー、この子にだってプロレス時代のファンが居るんでしょうからあんまり元のリングネームから変えちゃうのは良くないと思うわよ</p><p>モンキー・ミミさんが、そんな意見を述べる</p><p>前がグレース・マリンカならやっぱりグレンダ・イザワとかになっちゃうのかな</p><p>寧の意見はよく判らない</p><p>とにかく、今夜中に工藤さんが前のプロレス団体とは話を付けてくれるからゆっくり考えればいいよ</p><p>マルゴさんはグレースさんにそう言う</p><p>ヤバイ、眠すぎて限界</p><p>睡眠時間を削っているうちに朝になってしまったはぁ</p><p>昨日は、ゆえあって父を連れてまた上野まで行かなきゃいけなかったのですが</p><p>交差点で信号待ちをしている時にお漏らしをしなさった</p><p>81歳の父のお漏らしの世話をするのはとても悲しいです</p><p>．余韻　／　散会</p><p>そう言えばさポロンさんて本当の名前は何なの</p><p>さっき、モンキー・ミミさんがホントは萩原美々子だって教えてくれたしグレース・マリンカちゃんが尾上ジュンちゃんだってことも判ったわだから、あなたの本名も知っておきたいんだけれど</p><p>ニコッと微笑む、ルドルフさん</p><p>ちなみにわたしの本名は、葛城聖子でこの子は、緑川晴子なのよね</p><p>ああ、そうだったライン晴子さんは、緑川さんだっけ</p><p>師匠のルドルフさんに、無理矢理リングネームを付けられたんだよな</p><p>うちはリングネームと違いますけれど</p><p>ポロンさんはケロッとした顔で、そう言う</p><p>そうそう、大ポロン・カリスマンっていうの本名なんだよ</p><p>ポロンさんと同門のモンキー・ミミさんが証言する</p><p>ポロンさん見た目は、どこから見ても日本人だし</p><p>ていうか名前の最初に付いている大ってのは何なんだ</p><p>本名って言うてもホントは、少し違うんやけれどね　ポロンさんは笑顔で言う</p><p>うちねお父さんが、ドイツ系ブラジル人なんよだから、産まれた時の名前はポロン・マンお父さんが、トーマス・マンやからお母さんは春海美也子《ハルミ・ミヤコ》やけれど</p><p>両親は、国際結婚なんだ</p><p>ほんで、うちのお父さんは、ちょっと変わった人で日本のアニメが大好きで、わざわざブラジルから日本に来たっていう人なんよだからうちのポロンという名前は、昔のアニメの主人公の名前らしいんやわ</p><p>アニメの主人公</p><p>トーマスお父さんが、そのアニメの女の子が大好きだったんやってだけどそのアニメの女の子は、金髪の可愛い女なんよところがうちは、お母さんの方の血が濃かったみたいで、髪は黒いし、日本人顔だし見ての通り、子供の頃から体格も良かったから、アニメのポロンちゃんとは全然雰囲気が違ってたらしいんやわ</p><p>ポロンさんは言う</p><p>だからうち、４歳年下の妹がいるんだけれどトーマスお父さんは、その妹にもポロンて名前を付けたんよ</p><p>そうなると姉妹がどっちもポロンだから、必然的にお姉ちゃんのうちの方が大きいポロンてことになってな</p><p>大きいポロン大ポロン</p><p>ほら、昔、ローマ帝国に大カトーと小カトーが居たり、フランク王国に大ピピンや中ピピンや小ピピンがおったでしょそういうのと同じでうちが大ポロンで、妹が小ポロンなんよ</p><p>大きいポロンとお父さんがマンさんてことまでは判ったけれどカリスし、どこから来たのよ</p><p>ルドルフさんが、尋ねる</p><p>確かに、今のままなら大ポロン・マンだ</p><p>それはなうちが小学校に入ったくらいから、学校でみんなにイジメられたんよ幼稚園まではポロンちゃんで良かったけれど学校だと先生からマンさんとか呼ばれるから女なのにマンなんて変だって言い出す男子がおってなそのうち、うちのことをおマンとか、呼び出したりしてな</p><p>見た目が日本人だからイジメの対象になったんだ</p><p>学校でイジメられるのが嫌やから空手を始めたんよそんでお父さんも何とかしないといけないって思ってくれはってな、ブラジルから日本に帰化してくれて名前を変えてくれたんよ</p><p>名前を変える</p><p>当時は外国人が日本に帰化する時には、ファミリーネームを漢字にしたりしてたんよほら、日本に帰化したサッカー選手に呂比須《ロペス》とか三都主《サントス》とか闘莉王《トゥーリオ》とかおったやろ</p><p>ああそういう選手が居るよな</p><p>でも、うちの一家はマンやから名字を感じにしても万とか満じゃ、気持ち悪いやんかそんでマンに何か足そうっていうことになってカリスをくっ付けたんよ</p><p>カリス＋マンでカリスマンか</p><p>漢字だと雁の巣の万雁巣万て書くんやけどね</p><p>ちょっと待ってそのカリスっていうのは、どこから出て来たのよ</p><p>それは、トーマスお父さんのブラジルの故郷の土地の名前らしいわさすがに、お父さんが好きな仮面ライダーの名前から取ったとかじゃないから、安心して</p><p>ポロンさんは笑う</p><p>だから、うちの今の戸籍上の名は雁巣万ポロンなんよ学校の卒業証書とか、運転免許証の名前はそうなっとるからでも雁巣万ポロンだとビックリマンチョコみたいやろしかも、妹も同じ雁巣万ポロンて名前のままやしだから普段は大ポロン・カリスマンて名乗ってるんよ</p><p>なるほどほぼ本名っていうことか</p><p>うーん人生いろいろね</p><p>でも、いいわこれでポロンさんとも仲良くなれそうだから</p><p>ええ、仲良くしましょうあたしたちはみんな最強を目指しているわけやけど、別につるんでたって構わないわけだから</p><p>ポロンさんも、微笑む</p><p>まずは、アメリカ遠征だけれど次の大会では、マルゴさんを倒してわたしが優勝するわよ</p><p>あーら、うちだって負けないですわ</p><p>誰が優勝したとしても次もまた、ここで祝勝パーティを開催するよ</p><p>マルゴさんが、２人のライバル格闘家に言う</p><p>うん、次もあたしがお料理作るよ</p><p>それは良いねここのお屋敷は、お料理は美味しいし、お酒は美味いし可愛い女の子ばかりで、何よりアットホームでいいよ安心してくつろげるのが良いね</p><p>あんなにあった料理やお酒がきれいに無くなっている</p><p>これだけの人数がいるからだろうけどそれにしても、女子格闘家の皆さんはよく食べるよく飲むお喋りしながら</p><p>ところでマルゴさんアメリカ遠征の件は、どこまで決まっているの</p><p>ああ、最初の一手はもう打ったよ</p><p>女子格闘家たちは、一斉にマルゴさんに注目する</p><p>まずはラスベガスで優勝賞金が高額な格闘技大会を開催することにしたよ誰でも出られるオープンな大会をねスポンサーは、全てあたしが見つけてきてあるし試合の配信ビジネスなんかの交渉も終わってる</p><p>出場者もさ一般からの参加者だけでなく男の格闘技の選手で、それになりに有名な人たちにも、どんどん声を掛けているよ新しい大会だから、最高レベルの選手たちは出てくれないかもしれないけれどお金を積めば出場してくれそうな男の人たちは全部、呼ぶつもりとりあえず、アレックス・ゴドノフと、ピーター・ラディッツは出場してくれるって</p><p>でもそれって、男の選手たちの格闘技大会なんじゃないの</p><p>マルゴさんは、ニヤッと微笑むと</p><p>だから本当にオープンな大会なんだよエントリーの要項には、出場者は男子に限るなんて、一言も書いていないんだから</p><p>つまり、その男の選手たちを集めたラスベガスでの大会にうちらも出るのね</p><p>ポロンさんが聞く</p><p>そういうことそれであたしたちで、男の出場者たちを蹴散らかす各クラスの優勝は、根こそぎあたしたちが獲得するし決勝戦は、女だけでやりたいよね準決勝戦までに、男の選手が全員敗退していたら面白いと思わない</p><p>てことはアレックス・ゴドノフや、ピーター・ラディッツやらそこそこ名の通った選手たちも、あたしたちが撃滅してかないといけないってことだね</p><p>面白そう</p><p>モンキー・ミミさんの言葉にグレース・マリンカ（尾上ジュン）さんがクスッと笑う</p><p>ラスベガスの大会での勝利で、全世界に名前を売ってそれで、次は男子選手のチャンピオン・クラスとの対戦を実現させるそして、最終的には絶対王者・格闘皇帝ジョゼフ・メンドーダを引きずり出したいんだ</p><p>マルゴさんの言葉にモンキーさんは</p><p>メンドーダ選手のクラスになるともう充分、金も稼いでいるからどんなに札束を積んでも、名の通った大会以外は出てくれない</p><p>最強の男と闘って、勝たないと女の強さを、世の中の人たちに知らしめるっていう目的が達成できないからねまずは、今度のラスベガスの大会でであたしたちが男性の出場選手たちに、ことごとく完勝して見せないといけないんだ、そうやって実績を積み上げて、女でも男に負けないってことをアピールしていすかないという実績を出さないとジョゼフ・メンドーダを、引っ張り出すことはできないと思うんだよ</p><p>マルゴさんの言う通りねジョゼフ・メンドーダが、男の面子を守るためにわたしたちのリングで闘ってくれるように、外堀から埋めていかないといかないといけないのね</p><p>ルドルフさんが少し興奮気味に、話す</p><p>そんでそのラスベガスの大会はいつなん</p><p>ポロンさんも、ワクワク顔でマルゴさんに尋ねた</p><p>今年の大晦日だよもう、格闘技大会の会場としてラスベガスのホテルを抑えてあるあたしと寧は、半年前から動いているからさ一番最初に、オープン・トーナメントの会場を決めたよ</p><p>じゃあ、大晦日に向けて調整するわ晴子もいいわね</p><p>ルドルフさんが、愛弟子に言う</p><p>ライン晴子さんも、もう腹を括ったようだ</p><p>うちらも負けてられないわね</p><p>ああ、ガッツリ練習してアメリカには、最高のコンディションで行けるようにするよ</p><p>ポロンさんとモンキー・ミミさんも楽しそうに言う</p><p>あたしも、大晦日までに男に負けない身体になる</p><p>グレース・マリンカさんも、ワクワク顔でそう言った</p><p>アンタは練習以前に、これから住む場所と生活費を稼ぐための仕事を見つけなよ</p><p>モンキー・ミミさんが冷たい口調で、グレースさんに言った</p><p>今夜は、ここに泊めて貰えることになったけれど仕事だって、さっきのオッサンが上手いことプロレス会社との契約を解除してくれたとしてもさ、そうなっちまちったら、あんた無収入になっちまうんだからね</p><p>なるほどプロレス団体を抜けたらグレースさんは無職になってしまう</p><p>そんならさアンタ、あたしの番組に出演なさいよ</p><p>ずっと女子格闘家たちの話を聞いていた雪乃が口を開く</p><p>この人みたいなキャラはなかなか面白いと思うのよね</p><p>今の番組のレギュラーは</p><p>妊娠中で、少しずつお腹が大きくなっている雪乃と</p><p>若手のお笑い芸人のスナッチと</p><p>オカマのコラムニストのフランシー</p><p>それからエリとリエの双子の中学１年生と</p><p>カバーガール役としてビキニに日本刀を持って立っている高校３年生のミタマ</p><p>それから、準レギュラーとして頭巾で顔を隠して出演するステルス・キヌカ１３歳</p><p>そうねこういう見た目からして強そうな体格が良くって、それでいて美人の女の子なんて面白いかもしれないわよねしかも、この子時々、スットンキョな反応をするから意外性もあるし</p><p>フランシーが、グレースさんを見て言う</p><p>確かに、グレースさんはこんなにもガッシリとした筋肉のある肉体をしていて背も高いなおかつ美人だ</p><p>プロレス会社が、解放したがらなかったのもよく判る</p><p>スナッチは、どう思う</p><p>雪乃に問われて、お笑いのスナッチは</p><p>雪乃の番組なんだから、雪乃が決めろよオレも、まあ悪くはないと思うけれどさ</p><p>グレースさんのスター性を認めてくれた</p><p>わたしも、ええと思います</p><p>うちも、ええと思います</p><p>双子も、そう言ってくれた</p><p>あの番組のカバーガールという、よく判らないお役目をわたくしと一緒にしていただけるのならば、歓迎致します</p><p>ミタマとキヌカも、そう言った</p><p>じゃ、そういうことでいいかしら</p><p>雪乃が最後に、オレに尋ねる</p><p>ああ、いいんじゃないかなグレースさんが、受け入れてくれるなら</p><p>オレはグレースさんを見る</p><p>雪乃の番組に毎週出演してもらう代わりに衣食住は、オレが保証するよ</p><p>グレースさんの契約解除に工藤父は、香月セキュリティ・サービスの名前も使っている</p><p>たから、グレースさんのことは香月セキュリティ・サービスのオーナーであるオレにも責任がある</p><p>任せるあたしはワクワクできる闘いができれば、他には何もいらない</p><p>グレースさんはそう答えた</p><p>ほんじゃあなまた、番組でな</p><p>スナッチが、雪乃に言う</p><p>フランシーは、オレが車で送っていくよなあに、オレはほとんど飲んでないから大丈夫だ</p><p>いいの、あたしと一緒のところを週刊誌に写真撮られちゃうかもしれないわよ</p><p>フランシーの方は、かなり酔っ払っているようだった</p><p>どうすんのよ熱愛発覚とかスクープされちゃったら</p><p>別にいいよオレとフランシーじゃ、記事になりようが無いしよ</p><p>まああたしじゃ記事にならないのぉ失礼しちゃうわね</p><p>フランシーが、くだを巻く</p><p>正門の外に居るわたくしの部下に、運転代行をさせますスナッチさんも、結構、飲まれていらっしゃいますから</p><p>あーん、藤宮麗華っあたし、もうちょっと藤宮麗華とお話してみたかったわ</p><p>オレもだもう少し、お近づきになりたかったぜ</p><p>スナッチも、余りレイちゃんと交流できなかったことが不満だったらしい</p><p>次の機会がございますわ</p><p>レイちゃんは、明るくそう答える</p><p>じゃあさ今度、少しインタビューさせてもらえる雑誌のあたしの連載に使いたいのよ</p><p>構いませんわいつがよろしいですか</p><p>ええっとね</p><p>酔っていても仕事のことを忘れないのがフランシーの素晴らしいところだ</p><p>手帳を開いて、自分のスケジュールを確認する</p><p>今度の木曜か金曜日に会えないかしら</p><p>じゃあ、木曜日に</p><p>ああ、インタビューの中で藤宮さんの所属なさっている会社の宣伝とか、して下さっていいわよその代わり、インタビューの謝礼はお車代ぐらいしか払えないけど</p><p>それは構いません雑誌に載るインタビューでしたら、香月セキュリティ・サービスの広報の仕事ということに致します</p><p>こうして、レイちゃんのインタビューが決定してしまった</p><p>格闘技のお姉さんたちのお話も面白そうなんだけれど雑誌の編集部に企画を上げてみないと通るか判らないからやれることになったら頼むわね藤宮麗華さんの方は通らないわけがないから、このまま進めちゃうけれど</p><p>半年前のテレビ初出演以来レイちゃんは、すっかり有名人になっている</p><p>だけど、レイちゃんの本業は警護人で別に、芸能界に興味があるわけではないから</p><p>ニュースショーやバラエティ番組への出演依頼が香月セキュリティ・サービスの方にメールでたくさん届いているらしいが</p><p>全て、無視しているそうだ</p><p>雑誌のインタビューや対談みたいな仕事のオファーも全部断ってしまっているらしい</p><p>だから、フランシーによるレイちゃんのインタビューは相当、注目されることになるはずだ</p><p>ほら、フランシー帰るぞ</p><p>スナッチが、フランシーに言う</p><p>はいはい、判ったわよそれじゃあ皆様、ごめん遊ばせ</p><p>お先に失礼するぜ、皆さん</p><p>では、玄関まで、わたくしがお送りいたします</p><p>レイちゃんがスナッチとフランシーを連れて、食堂から出て行く</p><p>さてわたしたちも帰りましょうか</p><p>ルドルフ聖子さんも立ち上がる</p><p>皆さんはあたしが車で送るよ</p><p>グレース・マリンカさんは、ここに泊まっていくのだから</p><p>運転期のレイちゃんとルドルフ聖子さん＋ライン晴子さん＋ポロンさん＋モンキー・ミミさんなら大きめの乗用車でも、全員乗れる</p><p>それじゃあ、帰りますわみんな、楽しかったよー</p><p>ポロンさんも、笑顔でみんなに言う</p><p>じゃ、グレースちゃんのこと頼んだわよ</p><p>モンキー・ミミさんが、グレースさんを見て言う</p><p>アカン、眠すぎて書きながら、何度も眠落ちしました</p><p>この週末は、少し時間的に余裕があるはずなのですが</p><p>昨日、ゆえあって父を連れて日暮里まで行かなくてはならなかったのですが</p><p>何の事前の予兆もなく、突然</p><p>あ出ちゃった</p><p>父が道の真ん中で、おしっこを漏らしました</p><p>はぁぁスボンがびしょ濡れになって、大変</p><p>私も、子供の頃に夏休みのラジオ体操に行って、おしっこを漏らした記憶がありますが</p><p>自分の父のこんな様子を見るのは正直つらいです</p><p>1261．余韻　／　インディペンデンス</p><p>・吉田リエ／１３歳主人公の性奴隷</p><p>はぅぅみんな、お帰りになったですの</p><p>スナッチとフランシー、それに女子格闘家たちがいなくなった食堂で</p><p>アニエスが大きく溜息を吐く</p><p>お屋敷の中でも、アニエスが居る場所に今までこんなに長く家族以外の人間を招き入れたことはない</p><p>アニエスはずっと緊張していたんだろう</p><p>アニエスは、オレを見上げて微笑む</p><p>明日からは、アニエスは学校に通わないといけないんですからよその人たちに慣れないといけませんですから</p><p>アニエスも自分が克服しないといけない問題のことは理解している</p><p>明日の月曜日は、アニエスたちが超お嬢様校へ通う最初の日となる</p><p>それに、ルナとコヨミちゃんが、ずーっと側に居てくれましたし今日のお客さんたちが悪い人たちじゃないことも知ってましたの</p><p>うんあらかじめ巫女の力で、この屋敷のことを不思議に思わないような暗示を掛けてあったけれど</p><p>それでもスナッチたちや女子格闘家の皆さんは良い人ばかりだった</p><p>だから、今日は平気ですの明日からは学校というところには、意地悪な人もいるって、みんなに教えてもらいましたから気を引き締めていかないといけないんですの</p><p>アニエスは、可愛い笑顔でそう言う</p><p>そうだ世の中は、善意ばかりではない</p><p>世の中に出て生きるということは悪意から身を守り続けないといけないということだ</p><p>頑張れよ、アニエス</p><p>はい、頑張りますのみんなと一緒ですから、心強いですの</p><p>アニエスは、すぐ横のルナやコヨミちゃんを見る</p><p>ボクたちも、本当は少し怖いんだけれど</p><p>お嬢様たちばかりの学校に通うんですから</p><p>でも、ヨミお姉様やみすずお姉様、瑠璃子お姉様、美智お姉様、美子様</p><p>まり子お姉様やエリカお姉様、ハイジお姉様、可憐さんも一緒ですから</p><p>ルナとコヨミちゃんは、そう言う</p><p>お嬢様たちの中でもさらにステータスの高い香月家の令嬢たちに高等部の中で目立っているまり子や、中等部のスターのエリカも居る</p><p>警護役も揃っているから心配はない</p><p>新しいお姉様の桜子ちゃんもいますの</p><p>アニエスが、微笑む</p><p>桜子と話してみたか</p><p>オレはずっと、お客さんたちの方が気になっていたからアニエスたちの居た方のテーブルには行っていない</p><p>はいですの可愛いお姉様ですのアニエスは、大好きになりました</p><p>そうかアニエスが受け入れてくれて良かった</p><p>明日にでも、一緒にパパにご奉仕するって、約束しましたのルナや可憐やエリカちゃんも一緒ですの</p><p>アニエスにとってはオレとセックスする子が家族という定義だから</p><p>一緒に集団セックスをすることが、本当に家族となる儀式だ</p><p>今日は、桜子ちゃんは初めてだったからまだ、痛いと思いますから</p><p>アニエスは、桜子の身体のことまで気遣ってくれていた</p><p>ああ、そうだな明日、しよう</p><p>はいはいぃ、みんな聞いて</p><p>今日は、マナがお屋敷の主婦を担当している</p><p>これから、2グループに別れて作業しまーすウサギさんチームは、あたしと一緒にパーティのお片付けでーすクマさんチームは、愛ちゃんと一緒に明日のパンの準備をして下さーい</p><p>そうだ明日は、月曜日だから</p><p>昼休みに学生食堂で売るパンの仕込みをやらないといけない</p><p>パンでございますか</p><p>和服に割烹着姿の栗宮素子さんが、言う</p><p>すっかり、場に溶け込んでいるけれど栗宮さんたちは、帰らなくていいのか</p><p>そう、パンだよっ素子ちゃんたちは、パンを作ったことはあるっ</p><p>そうですの素子ちゃんも、くるみちゃんもうちの子になりたいのならパンが作れないといけませんの</p><p>アニエスが、栗宮さんたち主従に言った</p><p>オレが知らないうちに栗宮さんたちは、どんどんみんなと親しくなっているみたいだ</p><p>わたくしたちは和菓子なら作れますが、パンは</p><p>ええ、パンは経験がございません</p><p>御厨くるみさんも、そう言う</p><p>じゃあ、克子ちゃんに習った方が良いですの愛ちゃんも、パンはお上手ですけれど人に教えるのは、苦手ですから</p><p>では、克子様わたくしとくるみに、お教えいただけますか</p><p>いいのかしら</p><p>克子姉はオレを見て、微笑む</p><p>栗宮さんたちを最終的に受け入れるかどうかの判断をオレはまだしていない</p><p>いいんじゃないかなこれだけ料理が上手な人たちなんだからパンの作り方を教えてもらっておいても、損ではないと思うし</p><p>オレたちの家族になるということとは別の問題として</p><p>でも、栗宮さんたちはお家にはお戻りにならなくていいの</p><p>みすずが心配そうに尋ねる</p><p>はい、今日は黒森家の皆様に、わたくしたちのことを理解していただきたいと思って参りましたから</p><p>制服と学校に持っていくものは明日の朝、栗宮家の車に届けていただくことになっております</p><p>栗宮さんたちは、そう言う</p><p>そして、そのまま栗宮家の車で登校致します</p><p>香月様のお車には乗せていただくわけには参りませんので</p><p>栗宮家は名家の中でも、家格が高いらしい</p><p>今は、この屋敷からは毎朝２台の車がみすずたちの送迎に使われている</p><p>美子さんと美智や可憐とハイジは毎日まり子とエリカは、週の半分、お屋敷に泊まった時だけ同じ車に乗っている</p><p>まり子やエリカは名家の人間でないし、可憐は現在公式には香月家に預けられていることになっているからそれで良い</p><p>わたくしが、香月家の車に乗せていただいて登校すると栗宮家が香月家の支配下になったと勘違いなさる方がいらっしゃるかもしれませんし</p><p>正式に黒森様の側室にしていただくことを公表するまでは他家の皆様が疑念を抱かれるようなことは避けるべきだと思います</p><p>栗宮さん、御厨さんは言う</p><p>2人の言っていることは、正しいと思うけれど</p><p>やっぱり何かを隠しているよなこの子たちは</p><p>あたしに任せておいて</p><p>パンの作り方を教えながら色々とお話してみるわ</p><p>と、栗宮さんは</p><p>わたくしたちのことでございましたらもうすでに</p><p>何もかも、お見通しの方がいらっしゃると思いますが</p><p>この人たちは、鷹倉神社の巫女のことも知っているから</p><p>自分たちの心が全て、読まれているということも判っている</p><p>そうだとしてもあたしは、ちゃんと自分の眼と耳でお二人ことを理解したいと思うわ</p><p>克子姉は笑顔で、そう言った</p><p>でもさ、克子お姉ちゃんがパン教室を始めちゃったらさ明日のパンの仕込みをする人が足りなくならない</p><p>お兄ちゃんは、とっても疲れていると思うから休ませてあげたいんだよね簡単な方のパンは、年少組の子たちに任せていいと思うけれど、難しい方は愛お姉ちゃんだけだと大変でしょ</p><p>愛は作業は決して遅くないんだけれど</p><p>パンを作っている最中に、新しいパンのアイデアとか何かが頭の中に閃いたりすると、動きが止まる癖がある</p><p>じゃあ、マナがパンの方に入りなさいよ後片付けの方の指示はあたしがするわ</p><p>今では克子姉、愛の次にパン作りが上手いのはマナだから</p><p>そうだね克子お姉ちゃんが、栗宮さんたちとお話したいのならマナが愛お姉ちゃんと難しい方のパンを作るよ</p><p>大丈夫だよオレも愛とパンを作るからさ</p><p>でも、お兄ちゃん疲れてるでしょ</p><p>そりゃ、昨日今日と連続で色んなコトがあったから身体はくたびれている</p><p>だからこそパンを作るんだよオレは、パン屋を自分の仕事にするんだからちょっと疲れてるからなんて理由で、仕込みを休んだりしちゃいけないんだ</p><p>ここのところ忙しかった日には、家族がパンの仕込みをやっておいてくれるなんてケースが何度あったけれど</p><p>そういうことじゃダメだ</p><p>だからオレが愛と作業するよ</p><p>わたくしも美子と、お兄様のサポートを致しますわみすずお姉様、お片付けの方をお願いできますか</p><p>克子姉、愛、マナの次にパン付きが上達しているのが瑠璃子だから助かる</p><p>桜子がオレの女になったことや、栗宮さんたちが来たことでみすずは、少し不安になっている</p><p>いいよ、いいよミィちゃんも、パン作りに行っちゃってっ</p><p>振り分けするよっ後片付けウサギさんチームリーダーがメグちゃんで、あたし、月子さん、ミタマちゃん、キヌカちゃん、エリカちゃん、茉莉花ちゃん、まり子ちゃん、カナちゃんもそっちに入って</p><p>名前を呼ばれた子が寧の右手に集まる</p><p>可奈センパイと茉莉花も今日はお屋敷に泊まるらしい</p><p>可奈センパイは、明日の朝、オレやメグたちと一緒に登校すればいいし</p><p>茉莉花はまたレイちゃんに送って行ってもらうんだろう</p><p>そう言えば、レイちゃんはスナッチたちの運転代行を、香月セキュリティ・サービスの部下に頼みに行ったから、ここにはいない</p><p>マルゴさんも、女子格闘家の皆さんを車で駅まで送って行った</p><p>パンの仕込みのクマさんチームはヨッちゃん、愛ちゃん、ミィちゃん、瑠璃子ちゃん、美子さん、マナちゃん、アニエス、ヨミちゃん、ルナちゃん、コヨミちゃん、ありすちゃん、可憐ちゃん、ハイジちゃん、エリちゃん＆リエちゃん</p><p>部屋の中の少女たちが２つに分かれていく</p><p>それから、パンの初心者コースのキリンさんチームが克子お姉ちゃんが講師で、栗宮さんと御厨さんあー、桜子ちゃんとシエさんも、ついで習っておいてっ</p><p>寧ちゃん、真緒は</p><p>真緒は何をしたらいい</p><p>真緒ちゃんは渚さんと寝る準備ていうか、もう寝る時間でしょ</p><p>えー、パパとお風呂に入りたーい</p><p>ダメよ、真緒パパ、これからお仕事なんだから</p><p>オレがパンの仕込みを終わらせるまで待っていたら真緒ちゃんが寝る時間が遅くなってしまう</p><p>それに今日はパーティの準備に時間が掛かっちゃったから、真緒ちゃんの好きな大浴場の方はお湯が沸いてないよ</p><p>悪いけれど今日は、個室のシャワー・ルームの方で身体を洗ってくれるかな</p><p>えーパパと大きなお風呂に入りたかったのにぃ</p><p>大浴場は今から準備しても、入れるようになるまでに一時間くらいは掛かる</p><p>真緒ちゃん、明日は一緒にお風呂に入れると思うから</p><p>オレは、しゃがんで真緒ちゃんを抱き締めて言う</p><p>今日は小さい方のお風呂で我慢して</p><p>真緒ちゃんは、渋々納得してくれた</p><p>おい、雪乃お前、真緒ちゃんをお風呂に入ってあげてくれ</p><p>オレに急に声を掛けられて雪乃は驚いている</p><p>お前どうせ、何もやらないんだろだから</p><p>雪乃も母親になる準備をしている</p><p>真緒ちゃんの身体を洗ってあげたりするのも、良い経験になるはずだ</p><p>判ったわよあたしが面倒を見ればいいんでしょもうっ</p><p>雪乃ちゃんの面倒はあたしが見てあげるわ</p><p>渚がクスッと笑った</p><p>あたし、明日の朝は花市場へ行くから先に真緒と休むわ</p><p>そしてオレに言う</p><p>オレが渚とキスをすると</p><p>パパ真緒も</p><p>オレは、真緒ちゃんのほっぺたにもキスをする</p><p>ちょっと、あんた</p><p>雪乃が、オレを睨むから</p><p>オレは、雪乃にもキスをする</p><p>最後に、オオカミさんチームミッちゃんとイーディは、お屋敷の警戒システムの監視をしててっあたしたち、観てられないからっ</p><p>以上全員、自分の仕事は判ったよねっ</p><p>わたしは何をする</p><p>女子プロレスラーのグレース・マリンカさんこと尾上ジュンさんが言う</p><p>ああ、そうだこの人だけ残って、今夜は泊まるんだった</p><p>いや、いいよグレースさんは、お客さんなんだからさっ</p><p>そういうわけにはいかないわたしは色々と世話になってしまっているわたしにも何かさせて欲しい</p><p>グレースさんは、そう言った</p><p>警戒システムの監視は、ミチだけでもできるネ</p><p>ダカラ、ジュンはアタシと一緒に、仕事が終わったみんながすぐに入れるように大浴場の準備をしてるヨ</p><p>えーずるいー</p><p>今日は諦めなさいあたしたちは、雪乃ちゃんと小さいお風呂よ</p><p>渚が、優しく愛娘に言った</p><p>よーし、そんじゃあ全員、作業開始っ</p><p>寧の号令で、全員が動き出す</p><p>ウサギさんチーム洗い物は、あたしと月子さんと茉莉花さんでしますから寧お姉さん、食堂の方お願いします</p><p>メグが、運動部員らしくテキパキと指示を出す</p><p>クマさんチームは、２つに分かれるよ簡単な方のパンは、アニエスをリーダーにして年少組で作って難しい方は、お兄ちゃん、指示して</p><p>キリンさんチームは、あたしと一緒に来て基本的なことだけ教えたら、クマさんチームに合流して、簡単な方のパンを作るわ</p><p>克子姉が栗宮さん・御厨さんと、桜子・シエ2組の主従に言う</p><p>ジュン大浴場は、こっちネ</p><p>イーディが、グレースさんを連れて食堂から出て行く</p><p>じゃ、あたしたちも行きましょうみなさん、お先に休ませていただくわお休みなさい</p><p>じゃあ、みんな頑張ってねー</p><p>渚と真緒ちゃんと雪乃も退出して行った</p><p>いつの間にかミナホ姉さんが、食堂に戻って来ている</p><p>先に始めているよ</p><p>オレはパン工房に向かう愛たちにそう言うと、ミナホ姉さんの方へ走る</p><p>パーティの最初だけ顔を出してそのまま、別室へ行ってしまっていたけれど</p><p>久しぶりに、ここに帰って来たらあたしが居なくても、みんなが自立できているから安心しているのよ</p><p>オレはミナホ姉さんと、もっと一緒に居たいけどね</p><p>ここのところ新しい娼館のオープンのために、ミナホ姉さんはお屋敷を留守にしているから</p><p>もうしばらくはしょうがないわ</p><p>まもなく黒い森娼館の再開される予定になっている</p><p>それより明日から、うちの高校に新人娼婦候補生たちと月子さんとミタマさんを編入させるから</p><p>ああ聞いているよ</p><p>オレの高校はミナホ姉さんが理事長で、黒森家が裏から支配している</p><p>新しくなでしこ科という特別クラスを旧校舎に作って美里たち新人娼婦候補生と月子たちを通わせることになっている</p><p>美里も月子もミタマも高3だから半年だけの通学だけど</p><p>これで何とか高校を卒業することができる</p><p>マナちゃんたちを受け入れてくれる中学校は向こうの都合で水曜日からっていうことになったわ</p><p>マナ、ありす、キヌカ、エリとリエが通うことになる私立中学校</p><p>そっちも、マナたちのために特別クラスを作ってくれるらしい</p><p>エリとリエが毎週、雪乃のテレビに出ているからとりあえず芸能コースということにするんだそうだ</p><p>できれば編入日を揃えたかったんだけれどマナさんの書類とか、双子の子たちの書類は色々と手の込んだ偽造をしなくちゃいけなかったから</p><p>マナは白坂舞夏の過去を消すために、全ての経歴を作り直さないといけなかったし</p><p>エリとリエは両親が死んでいるし、オレたちの家に保護されている理由は明かせないからこれまた嘘の種類を作らなくてはいけなかった</p><p>でも、これで色々と動き出すね</p><p>様々な理由でこの屋敷に集まった少女たちが</p><p>今度はこの屋敷から外部の世界と接触していく</p><p>そうね止まっていた時間が、動き出すわ</p><p>生まれてからずっと１２年間、この屋敷の中に囚われていたアニエスや</p><p>５月の連休から、ほとんどの時間、お屋敷の中に居たマナにとっては特にそうだろう</p><p>新しい人生が始まる</p><p>そうだ工藤さんからも連絡があったわグレース・マリンカさんの契約無事に解除できたそうよ</p><p>これで彼女は自由になった</p><p>マルゴさんたちと、問題なくアメリカ遠征に行くことができる</p><p>そっちは年末か</p><p>うん、判ったありがとうじゃあ、オレも一仕事してくるよ</p><p>オレは、ミナホ姉さんに微笑む</p><p>無理はしないでね名家の方は、香月様や歌晏様がこれ以上、あなたを利用しないようにあたしの方からも働き掛けておくわ</p><p>それはありがたいけれど</p><p>でも、栗宮さんたちと桃子姉ちゃんのことは、すでに始まってしまっている</p><p>ま、なるようにしかならないから頑張れるだけ頑張るよ</p><p>オレには、そうするしかない</p><p>いつでも、自分のできることを精一杯頑張るだけだ</p><p>オレはミナホ姉さんの細過ぎる身体を、抱き締める</p><p>なあに、どうしたのよ</p><p>んミナホ姉さんも、無理はしないでね</p><p>オレは抱き締めたままミナホ姉さんの背中を優しく撫でる</p><p>ありがとう良信</p><p>ミナホ姉さんは、オレの耳にそう言う</p><p>黒森公も、黒森良信もどっちも、オレなんだけれどでも、良信の方が気が楽だよ</p><p>黒森公は名家との関係や、裏社会との関係があるから</p><p>良信の方はただのバカな高校生のままでいられるし</p><p>あなたには苦労ばかりさせているわごめんなさいね</p><p>いや、オレは好きでやっているんだよミナホ姉さんが謝ることじやないってば</p><p>オレは、そう言ってミナホ姉さんから、身体を離す</p><p>そろそろ行かなきゃ</p><p>そうねあたしも仕事に戻るわ</p><p>オレたちはキスをしてそれぞれの仕事場に向かうことにする</p><p>ところで良信今夜は誰とセックスするの</p><p>昨日も、今日も自分でも驚くぐらいセックスしているんだよな</p><p>通常通りのスケジュールなら、セックス当番が決まっているはずなんだけれど</p><p>イレギュラーなできごとが起きたから、当番表も変更しないといけない</p><p>寮生活で土日しか、このお屋敷に来られない茉莉花の相手もしないといけないし</p><p>新しく家族になった桜子のこともある</p><p>これから考えるよ</p><p>オレは苦笑してミナホ姉さんに答えた</p><p>次話でセックスシーンをやって、この章は終わりですふー</p><p>週末になって、やっとまとまった睡眠時間が取れました</p><p>ここ１ヶ月ぐらいは、精神的にも肉体的にもキツイ状態が続いています</p><p>それが見事に作品に反映されていてうーむ</p><p>さらに追い打ちを掛けるようにガックリとなることが起きています</p><p>というか去年からの問題なのですが</p><p>月曜日の夜までに、先方から何の連絡も無い場合は公表しようと思っています</p><p>1262．恋の鞘当て　／　風呂場の攻防</p><p>オレたちは、パンの仕込みを終え</p><p>メグたちが、パーティの後片付けを終えた</p><p>それから、明日準備や学校の予習や宿題など個人の用事がある人は、それをすることになって</p><p>特に何も無い子たちは、みんな大浴場で合流して一緒に入浴することになった</p><p>浴室前に集まったのはオレ、寧、みすず、瑠璃子、美子さん、イーディ、まり子、可奈センパイ、可憐、エリカと茉莉花、月子、アニエス、ヨミ、ルナ、コヨミちゃん、ありす、ミタマ、キヌカ、ハイジ、エリとリエの双子</p><p>何で、この子も一緒に入る</p><p>女子レスラーのグレース・マリンカこと、尾上ジュンさんも</p><p>彼女はオレが、他の女の子たちと一緒に風呂に入ろうとしていることに憤慨している</p><p>はいパパと一緒にお風呂に入るのは、当たり前のことですの</p><p>オレに抱きついてきたアニエスが、キョトンとした顔で尾上さんに答えた</p><p>これがうちのルールだからさっ、気にしないでよっ</p><p>寧が、平然とオレの前で裸になっていく様子を見て、グレースさんはさらに驚いている</p><p>あ、ヨッちゃんブラのホック外して</p><p>オレは、寧の背中のホックを外す</p><p>んあんがとっ</p><p>パパ、アニエスのホックも外して下さいですの</p><p>寧に対抗して下着姿になったアニエスも、オレにねだる</p><p>１２歳のアニエスは、寧と違って子ども向けのデザインの可愛らしいブラジャーを付けているんだけれど</p><p>日仏ハーフのアニエスは、発育が良いからなぁ</p><p>同い年のルナや可憐たちよりも、大きなサイズのモノを付けている</p><p>よっと外れたぞ、アニエス</p><p>ああ、アニエスの可愛い乳首が見えた</p><p>他にはオレにブラ外しを頼んでくる子はいないな</p><p>あららやっぱり来たか</p><p>武闘派お嬢様の栗宮素子さんと警護役の御厨くるみさんも脱衣所にやって来た</p><p>２人とも和服姿のままだ</p><p>えっと栗宮さんたちも、一緒に入るの</p><p>はい黒森様に、わたくしたちの裸身をご堪能いただきますわ</p><p>お望みでしたらそのままお床入りでも構いません</p><p>えーとホントにこの２人は、どうしてこんなにオレの側室になりたがっているんだろう</p><p>その前に黒森様</p><p>わたくしたち帯を緩めますから</p><p>黒森様が、わたくしたちの帯を引っ張られて</p><p>わたくしたちがあーれーと言いながら、クルクル回って、着物がはだけてしまうというのをなさいませんか</p><p>栗宮さんたちは、少し興奮気味に言う</p><p>ええっとそういうのは</p><p>ああ、昔の時代劇とかで悪代官が、町娘にいいではないか、いいではないかって襲い掛かるシチュエーションだねっ</p><p>はい、それでございますっ</p><p>黒森様その場面を再現なさりませんか</p><p>こんな勢いで、そう言うのは</p><p>つまりそういうプレイを、栗宮さんたちがやってみたいんだな</p><p>それじゃあした方がいいんだろうな</p><p>お代官様、お許し下さいならあたしや瑠璃子が、すでにしています</p><p>みすずが割り込んで来る</p><p>和服での行為はもう何度も、旦那様としていますから</p><p>そうだ悪代官プレイは、前にもやったことがある</p><p>みすずにせよ、瑠璃子にせよ和服を着るのが好きな子は、帯を引っ張られてあーれーを一度はやってみたいものらしい</p><p>しかし、みすず様黒森様は、わたくしたちをお脱がせになられるのは、今夜が初めてでございますわ</p><p>同じシチュエーションでも人間が違うのですから黒森様に楽しんでいただくことはできると思います</p><p>栗宮さんも御厨さんも一歩も引かない</p><p>今日はいいよ、止しておこう</p><p>槍の師範の武闘派お嬢様たちに言う</p><p>だいたいさ、脱衣所にこれだけ人が居るんだからあーれーなんてやってたら危ないよ</p><p>みんなで一斉に風呂場に来たから脱衣所は、女たちで満ちている</p><p>まるで修学旅行の夜の女風呂だ</p><p>いや、オレは男だから女風呂の様子はよく知らないけれど、多分、こんな感じだろう</p><p>それぞれみんな親しい子同士で集まって脱衣所から、浴室へ向かっている</p><p>わ、判りましたそうでござすますねわたくし、少々、浮かれておりましたお許し下さい</p><p>ご容赦下さいませ</p><p>栗宮さんたちが、慌ててオレに謝る</p><p>いや、いいよ謝ってもらうようなことじゃないし</p><p>寛大なお言葉ありがとうございます</p><p>では、黒森様お代官様、お許し下さいませは、またの機会に</p><p>次の機会に致しましょう</p><p>結局やってみたいんだな</p><p>ジュン何でまだ服を着ているノネ</p><p>すっかり全裸になったイーディがお風呂で遊ぶためのアヒルの人形が入った桶を脇に抱えている</p><p>これで子供たちと遊ぶヨ早く脱いでネ</p><p>グレース・マリンカさんは、困り顔でオレを見る</p><p>全然平気ヨDarlingは、あたしたち全員のDarlingダカラ</p><p>Darling、ジュンが恥ずかしがっているカラ先に脱いで、お風呂場へ言ってヨ</p><p>判ったイーディ</p><p>オレはささっとシャツを脱ぎ、ズボンを下ろす</p><p>グレースさんが、可愛い悲鳴を上げるがオレは、パンツも脱いで全裸になる</p><p>じゃあ、先に入ってるぞイーディ</p><p>行こう、ヨッちゃん</p><p>オレたちが浴室に入ろうとすると</p><p>あ、お待ち下さい今、わたくしたちも参ります</p><p>黒森様のお背中を流して差し上げますわ</p><p>肌襦袢姿の栗宮さんたちが、慌てて裸になろうとしている</p><p>いや今夜のお風呂当番は、決まっているからさ</p><p>今夜は誰だっけ</p><p>お当番はハイジちゃんとエリカと茉莉花お姉様です</p><p>浴室の中から、エリカが叫ぶ</p><p>もう待ってますから早く来て下さい</p><p>ああ、裸のエリカとハイジと茉莉花が浴室の入り口でオレを待っている</p><p>週末しかお屋敷に来られない茉莉花のために今夜を当番の日にしてくれているんだな</p><p>また週末しか会えない実の妹のエリカと共同作業ができるようにと</p><p>そういう当番の調整は瑠璃子とマナがやっていると聞いた</p><p>一方、ハイジの方は本当に順番通りなんだろうけど</p><p>ヨッちゃんの身体は、みんなで順番に洗ってあげているんだよだから横入りはダメなんだよっ</p><p>寧が、栗宮さんたちに言う</p><p>栗宮さんも、御厨さんもさあたしたちの家族の末席に加わりたいって言った以上は、勝手なことは許さないからねっ</p><p>笑顔だけれど寧の言葉には重みがあった</p><p>寧は家族みんなのお姉ちゃんとして、栗宮さんたちの暴走を食い止める役目をやってくれている</p><p>エリカ、ハイジ今、行くからな</p><p>オレは、そのまま栗宮さんたちを見ないで、浴室に向かう</p><p>おれも、２人のことを特別扱いはしないということを明確に示しておかないといけない</p><p>エリカとハイジに掛け湯をしてもらって</p><p>それから一度みんなで湯船に浸かって、身体を温める</p><p>ハーイ、お待たせネ</p><p>イーディが、グレースさんを連れて浴室に入って来た</p><p>もっとも、グレースさんは身体にバスタオルを巻いて、オレの視線から逃れようとしていた</p><p>しかしあれだな</p><p>美智は小柄で身体も細くて、胸がつるぺたどこにあんなパワーが隠されているのか判らない身体をしている</p><p>イーディは美智よりも、筋肉があるのがはっきりと判る他インクをしているけれどそれでも全身がキュッと引き締まっていて、細い</p><p>昨日の格闘技大会だって、一番軽いクラスにエントリーしていたもんな</p><p>それに比べて、グレース・マリンカこと尾上ジュンさんは無制限クラスだったら</p><p>鍛え上げられて引き締まってはいるけれど格闘家らしい筋肉で厚みのある肉体をしていることがタオルの上からでも判った</p><p>グレースさんは、オレをジロっと睨むが</p><p>ホラアンタはこっちネ</p><p>イーディが、グレースさんを年少組特にリエとエリの居る方に連れて行く</p><p>あの子たちの方が、グレースさんと気が合うと感じたかららしい</p><p>まあ、いい彼女のことは、イーディに任そう</p><p>栗宮さんたちもようやく裸になって入ってくる</p><p>ああ、２人とも槍を振り回すにしては、筋肉が付きすぎているわけでもなく</p><p>キュッと引き締まった綺麗なプロポーションをしている</p><p>胸筋が鍛えられているせいか胸が大きく見える</p><p>２人ともおっぱいが、クッと高い位置に引き上げられ乳首はクイッと上を向いている</p><p>あんたたちはそっち月子さんとまり子ちゃん、相手してあげてっ</p><p>寧が栗宮さんたちを月子の方へ向かわせる</p><p>栗宮さんも御厨さんもオレにアピールしようと、裸のお尻を振って胸を揺らしながら月子たちの方へ向かう</p><p>といってもさすがに、寧や克子姉のような巨乳ではないしこんな歩き方は、今までしたことがないのだろう</p><p>栗宮さんも御厨さんもギコチない歩みとなっている</p><p>股間だけはタオルで隠しているが桜色の乳首は、わざとオレに見せているんだな</p><p>とにかく、オレを意識していることは間違いない</p><p>さて、そろそろ洗い場へ参りましょう黒森様</p><p>エリカが、笑顔でオレに言う</p><p>黒森様の右半身は、エリカが洗います右半身は、ハイジちゃんが両足は、茉莉花お姉様の担当です</p><p>それでオチンチンは、３人で協力して洗います</p><p>ま、任せる</p><p>ハイジと茉莉花がボディシャンプーを垂らしたスポンジを泡立て、それぞれの仕事を始める</p><p>最初は、スポンジと手で洗ってくれていたが</p><p>そのうち、３人ともおっぱいにセッケンを付けてオレの身体に擦り付けたりもする</p><p>こういうテクニックは、克子姉と渚からみすずや瑠璃子、マナ、寧、メグたちにどんどん伝授されさらに、エリカたち最近家族になった子たちにも教えられていく</p><p>茉莉花、お母さん大分、元気になったんだって</p><p>はい、香月グループの専門病院に入れていただけましたので感謝しております</p><p>オレの腿に、自分の乳首を擦り付けながら答える</p><p>もう少ししたらわたしもお見舞いに参りたいと思ってます</p><p>茉莉花の母親はエリカの産みの親だ</p><p>今まで、ずっと離れ離れだったけれどようやく、再開できるのか</p><p>安奈家の母にも、一緒に来ていただきますその方が良いと思いますので</p><p>そうだなエリカだけ会いに行かせるのはお母さんが心配するかもしれないもんな</p><p>エリカが実の母親のところに行ったまま、戻って来ないかもしれないと</p><p>はいもちろん、本当の母様にはお会いしたいですけれどわたしは、杏奈家の母のことも大好きです今までずっと育てて下さったご恩は、決して忘れません</p><p>エリカは真剣な顔で、そう言う</p><p>さっき、桜子様とお話したんですけれどわたしと桜子様は、似たような境遇ででも、わたしは本当のお母様にお会いすることができますが</p><p>うんエリカも桜子も、産みの母と育ての母がいる</p><p>だけど、桜子の本当の母親はすでにこの世にはいない</p><p>後で後悔することのないようにエリカは、２人の母に精一杯、親孝行をしたいと思っていますそれから茉莉花お姉様にも</p><p>エリカは姉を見る</p><p>わたしこそエリカのことを大切にするわ</p><p>茉莉花は、優しくそう言った</p><p>やっと会えた妹なんですから</p><p>そんな２人の会話をハイジが寂しそうに聞いている</p><p>ハイジは孤児だ本当の家族は、もういない</p><p>オレは、ハイジの頭を撫でてやる</p><p>はい、判ってますわたくしには新しい家族が居ますから</p><p>ハイジが、オレに微笑む</p><p>そうだ、オレたちが居るからな</p><p>はいだから、わたくしは寂しくはありません</p><p>オレの腕にしがみついて可愛い胸を擦り付けながら、ハイジは言った</p><p>ネウチはみんな仲良しなのネ</p><p>イーディが、グレースさんに言う</p><p>そうですわここの家はみんな仲良くがルールなんです</p><p>ルールというか、仲良うできん子は追い出されてしまいますからなぁ仲良くするしかないんですわ</p><p>リエとエリが笑ってグレースさんに言う</p><p>でも、無理して嫌々、仲良くしとるんと違いますよ</p><p>ここの家の子は、みんなええ子ばっかりやもんなぁ仲良ぅして、ずっとに一緒に暮らしていきたいですもん</p><p>うちらの家族なんですわ</p><p>ずーっとずっと家族でいさせてもらいたいもんなぁ</p><p>双子の言葉をオモチャのアヒルが浮いた浴槽に浸かったまま、グレースさんは呆然として聞いていた</p><p>ジュンもアタシたちの家族になればいいのにネ</p><p>イーディが、いきなりそんなことを言い出す</p><p>でもどうやって</p><p>グレースさんは、困惑した表情でイーディに聞き返した</p><p>ソレハおいおい教えてあげるネ</p><p>サァ、アタシたちも身体を洗うネジュン、アタシの背中を流してネ</p><p>ジュンさんの背中は、うちとエリちゃんが洗ってあげるわ</p><p>玉の様なすべすべのお肌に磨き上げますわ</p><p>双子が先にサブッと風呂から上がる</p><p>失礼致します冷えもんでございます</p><p>裸の美智がオレたちから大幅に遅れて、脱衣所から浴室に入ってくる</p><p>美智何なんだそれは</p><p>美少女３人に身体を洗ってもらいながらオレは、美智に尋ねる</p><p>江戸の末期頃には、お風呂屋さんで、後から遅れて入った客がそう言う習慣があったのだそうです</p><p>お風呂で身体があったまった人に、外から入ってきたばかりの人と身体が触れると温度差で冷やっとするので、あにかじめ冷えもんでございますと言って、注意喚起することになっているのだそうです</p><p>それは判ったがなぜ、ここで江戸末期の習慣を行う</p><p>あれ、美智はお屋敷の監視システムを観てたんじゃないのか</p><p>オレはハッと思い出して言う</p><p>麗華お姉様がお戻りになられましたので代わって下さいました</p><p>そうか、監視の方はレイちゃんがしてくれているのなら安心だ</p><p>美智こっちに来てちょうだい</p><p>美智がスタスタとタイルの上を歩いてみすずの方へ向かう</p><p>うん、つるぺただ揺らすものが何も無い</p><p>それでも美智は、オレにとっては飛びきりセクシーな女の子だけれど</p><p>はぁぁ、美智が側に来てくれてやっと落ち着いたわ</p><p>何かダメなのよ、今日のあたし</p><p>香月家と同じ３大名家の１つ狩野家の桜子が、オレの女になったことと</p><p>家格の高い名家である栗宮さんが、押し掛け側室にやって来たことで</p><p>みすずは、自分のペースを見失っている</p><p>家族の中でのお嬢様グループのボスの座を、奪われてしまうのではないかと危惧しているんだ</p><p>はーい、流しまーす</p><p>エリカがオレの身体のセッケンを、全て洗い流してくれた</p><p>じゃあオチンチンを洗いますね</p><p>３人の少女たちの白い手が、オレの股間に伸びてくる</p><p>そんな洗い方だと大きくなっちゃうよ</p><p>エアマット用意した方がいいんじゃないっ</p><p>そう言ったのは寧だ</p><p>ええっと今日のお風呂道具係はっ</p><p>そう叫ぶ寧の言葉に</p><p>ヨミとキヌカちゃんです</p><p>ヨミが手を上げる</p><p>エアマットでございますね</p><p>ヨミとキヌカで脱衣所にマットを取りに行く</p><p>エア・ポンプ内蔵型のボタンを押せば、すぐに膨れるタイプのものだ</p><p>すぐに広げます少々、お待ち下さい</p><p>キヌカが言った</p><p>このままオレはマットの上で、セックスするのかな</p><p>誰とする</p><p>モーニングに掲載された新人のマンガ家さんの作品について</p><p>ネット上で、ベタホメの人とうーむの人がいるみたいですが</p><p>わたしはうーむでした</p><p>褒めている人は、非常にリアリティがある作品とおっしゃっていますが</p><p>私には男側の目線から見たファンタジーだと感じました</p><p>※特別寄稿わたし（銀三〇）に何が起きていたかあるいは何も起きていなかったということについて（＊作品のストーリーとは関係ありません）</p><p>ようやくブッちゃけることができるようになりましたが</p><p>実は昨年の夏より、この作品にゲーム化のオファーが来ていました</p><p>ホント、馬鹿げていますよねゲーム化なんて</p><p>でも、自分の書いた物が評価されたように感じて当時は、とても嬉しかったです</p><p>またゲーム化という提案がハチャメチャで面白そうだったので打診して来た会社の方と何度かお会いしました</p><p>そして、私（銀三〇）は思いっきり、訳の判らない目に遭わされることになったのです</p><p>私の元に小説家になろうの運営からあなたの作品について、ゲーム化の打診が来ていますという連絡が来たのが２０１４年の６月２５日です</p><p>もちろん、驚きました</p><p>私がノクターンで書いている作品は、とにかく長大でとてもゲーム化するのに相応しい内容のものではないからです</p><p>しかしながら、ゲーム化を打診して下さった会社は誰もが知っているオタク業界では名の知れた大きな会社でしたし</p><p>小説家になろうとも提携して、すでに幾つかの事業をなさっている実績がありましたのでお会いしてお話をうかがうことにしました</p><p>先方の担当者とお会いしたのは、７月７日です</p><p>先方は役職のある方と部下の方の２名でいらっしゃいました</p><p>取りあえず、お話ししてみた印象はなんか麻雀のコンビ打ちみたいに役職のある人が話したことに、部下の方が上手く相づちを入れて会話を転がしていくというような感じでした</p><p>さて、この日にはかなり詳細なレジュメをいただきました</p><p>今回のゲーム化の話は、いわゆる廉価版のアダルトゲームとしての製品化で</p><p>ゲーム化の話を私が了承してから、どのような流れを経て数ヶ月後に製品が完成するまでの詳細な工程表まで付いていました</p><p>ゲーム化した製品は、パッケージ分は全国のアダルトショップでの販売し後は、ネットでのダウンロード販売をするということ</p><p>まずパッケージ化した製品の数だけは確実に版権使用料を支払って下さるということ（後で自分で計算しましたがだいたい３０万円くらいでした）ダウンロード販売分は、売れた分だけ印税を支払って下さるということ</p><p>また具体的にこのような絵の絵師にグラフィックを頼みたいというサンプルや、今からだと絵師は夏のコミケが終わってからでないと作業できないから、それまでに他のことを進めておきたいなど</p><p>とにかく、お話の内容は具体的かつ詳細でさすが、オタク業界で長く活躍なさっている会社のお仕事だなあと思いました</p><p>私の作品はバカみたいに長いのです</p><p>廉価版のゲーム化ですとストーリーの最初までしか入らないはずです（雪乃陵辱の１回目ぐらいまで）</p><p>そして何より、気軽に許可してしまってテキトーなものを作られるのが嫌でした</p><p>絵にしろ声優さんにしろ、私のイメージと全然違うのは困りますし</p><p>雪乃だけでなく、寧やみすずたちも登場しないことには作品らしさが出ませんし</p><p>ですから、私は</p><p>ゲーム化するのなら、最初からシリーズ化考慮していただくことはできないか</p><p>と、最初から無茶を承知でお尋ねしました</p><p>できれば作品の第一部を短くまとめ直して数本のゲームで完結するものにしたいもちろん、売れなかったら途中で打ちきりになるのは仕方ないと思うが少なくとも、続編の製作までは最初から考えて欲しいと</p><p>というかそういう形にでもしなければ、私にとってはゲーム化のメリットは何も無いわけで</p><p>テキトーに作品の冒頭部分だけを抜粋したゲームを発売して３０万円貰っても</p><p>そういう目的で、今まで作品を書いてきたわけではないので</p><p>するとどういうことか役職者の方が</p><p>では、そういう方向で進めましょう</p><p>と、軽やかに答えて下さるのです</p><p>私は正直え、アリなんだと内心驚きました</p><p>それから正式に契約書なども、きちんと作製して下してさるというお話しでしたし</p><p>途中で、話がおかしな方向へ行っても、本契約前に抗議することは可能だろうと感じました</p><p>少なくともお話の様子では、役職者の方は私の作品の第一部ぐらいまでは読んで下さっているようでしたので（部下の方は確実に読んでない様子でした）</p><p>きちんと私の作品の内容をご存知の上で、最初から続編まで販売することを考慮して、製作するとおっしゃって下さるのだから問題は無いのだろうと思いました</p><p>しかも、先方は</p><p>今すぐ結論を出す必要はありませんので少しお考えになられてからお返事をお聞かせ下さい</p><p>と、おっしゃりこの日はサンプルのアダルトゲームをいただいて帰宅しました</p><p>とにかく、この日の印象は仕事慣れしている、きちんとした会社だなあというのが全てでした</p><p>帰宅してから、いただいたサンプルのゲームをやってみたのですが</p><p>同人アダルトゲームのレベルの出来映えなんですよね</p><p>つまらないし、抜けないし、センスが感じられない</p><p>廉価版ソフトなので声優さんは１人だけだし、容量も少ない</p><p>これだと、作品冒頭の雪乃陵辱すら相当削らないと入らない</p><p>何か、いっぱい頭の中にがある状態だったのですが</p><p>担当の方は、本当に名前の知られた企業の方なのです</p><p>そういう問題は、これからどうにかするんだろうなと思っていました</p><p>そして、１週間後の２０１４年の７月１４日に</p><p>このまま製作を進めてもよろしいですか開発現場のラインなどを抑えたいと思いますので</p><p>というメールをいただきましたのでその日のうちに</p><p>どうぞお進め下さい</p><p>と返信致しました</p><p>その後、８月２８日に</p><p>現在、担当のディレクターが作品を読み込んでいます９月中盤あたりまでに原画候補を選定し、１０月にはゲーム用の作品の改稿をお願いすることになります</p><p>というメールをいただきました</p><p>だから、具体的に何かが進んでいるものだと私は思っていました</p><p>次に先方から連絡をいただいたのは何と１１月になってからでした</p><p>社内に入院する者が出て、わたくしも体調を崩していたのでご連絡が滞りました</p><p>というメールの内容に、すでに疑問を感じていたのですが</p><p>担当現場も決まりましたし、レーベルのサイトも年末には立ち上がります</p><p>というお話で今度は、ゲームの製作会社で打ち合わせをしたいということでしたので</p><p>それならばと１１月１４日に再度、お会いすることになりました</p><p>と・こ・ろ・が</p><p>教えていただいたゲーム製作会社は、ゲーム化の打診をして下さった会社の経営する店舗と同じビルにありました</p><p>だから、そこのゲーム製作会社も同じ会社の系列なのだと判りました</p><p>私はそこの会社にうかがうのに手土産として、ケーキ１０個ほど買っていきました</p><p>別に、先方に気を遣ったわけでなく</p><p>相手の方が信用できるかどうか不安な場合、私は必ず手土産を持っていくことにしています</p><p>そして、手土産を渡した後の様子で相手がどんな人間か判断することにしています</p><p>指定された時間にその会社に行くと</p><p>事務所内には前回の役職をお持ちの方と、私の作品の担当者になるという若い人と、奥で何か作業している男性の３人しかいませんでした（前回の部下の方はいらっしゃいませんでした）</p><p>事務所に入るなり私はあ、これはダメだと感じました</p><p>何と言うか空気が冷ややかなんです</p><p>若い人はめんどくせーなという顔をしているし、奥の男性はやって来た私のこととか完全無視ですから</p><p>これ、お土産に持って来ました</p><p>と、ケーキの箱を渡すと役職の方はとても困惑した顔で、受け取られました</p><p>ありがとうございますとは言っていただけましたがケーキの箱は、そのまま後ろの椅子に置いたままとなり</p><p>ぶっちゃけるとそこの事務所でそのまま２時間ぐらいお話しましたが、お茶とかは一切いただけませんでした</p><p>あ、こういう待遇なんだな</p><p>と感じたのも、つかの間具体的な打ち合わせに入ろうとすると</p><p>何も無いんです</p><p>前回は、あんなに色んなことをまとめた資料があったのに</p><p>この日は、何も書類が無い</p><p>これから先の具体的なスケジュールとか、確か２ヶ月前までには絵師の候補を決めておくという話だったのに</p><p>何も決まってないし、テーブルの上は空</p><p>それどころか前回、私に渡して下さったレジュメすら持って来ていない</p><p>前回の打ち合わせで話し合ったことのメモさえ無い</p><p>作品のゲーム化を担当するという若い人は話してみると、私の作品を全然読んでいないことは明らかでした</p><p>つまり、完全なノープランで私と会っている</p><p>７月８月の時のメールでは作業を開始していますということでしたが本当に、、まだ何も始まっていないことは明らかでした</p><p>なので前回のお話はこうでしたよねと、私が一つ一つ確認することとなり</p><p>再度、シリーズ化が考慮されなければ、ゲーム化は困るというお話もしました</p><p>役職者の方は、今回も大丈夫ですとおっしゃるのですが</p><p>実際にゲーム化の作業する担当者の若い人はできるわけねーだろ、そんなのという冷ややかな顔をしています</p><p>何かにつけて廉価版ですからと、ボソボソと言う</p><p>つまり面倒なことは無理です、できませんということなのだと思うのですが</p><p>役職者の方は問題ありませんと言う</p><p>どこまでが本気の話で、どこからが嘘なのか全く判らない</p><p>ただ役職者の方と製作現場に温度差があるのは確実で</p><p>なおかつ、製作会社に来てみて大丈夫かこの会社という印象しか無い</p><p>何かモノを作っているという覇気が、全く感じられないのです</p><p>会社全体が、どんよりとしているだけでなく、担当者がとにかくこんなのやりたくないというオーラを全開にしている</p><p>ラチが開かないので</p><p>では、作品の第一部を６章に分けて、６本のソフトで完結するシリーズに再構成してみます</p><p>と、私の方から提案してみました</p><p>こちらは、シリーズ化を考慮していただけないのならお断りするという姿勢を最後まで崩しませんでした</p><p>というか真面目にゲーム化する気があるのなら、現実的な提案をしていただきたかったのですが</p><p>何か自分の作品がゲーム化されると聞いて、舞い上がっている可哀相なバカという風にしか、最後までマトモに相手をしていただけなかったと思います</p><p>それでまた</p><p>冬のコミケが終わらないと絵師が決められないので、具体的な進行は年明けになる</p><p>と前回の時と、全く同じことを言われて</p><p>この日の打ち合わせは、終わりました</p><p>最後まで、私が買ってきたケーキは、放られたままでしたので</p><p>帰り際に</p><p>ケーキ、食べて下さいね</p><p>と言うと、役職者の方だけが</p><p>と、思い出したように答えました</p><p>この日の感想はああ、この話は実現しないな、これは無理だろうというものでした</p><p>だから、もの凄く凹んで帰宅しました</p><p>一応、お約束した通りにゲーム化の試案を先方からお送りしたのですが</p><p>担当者の若い人からは、拝見致しますというメールしかいただけませんでした</p><p>すると、すぐにCCで内容を読まれた役職者の方から慌てて</p><p>先日はお菓子をありがとうございます</p><p>というメールをいただきました</p><p>今後の進行は、私でなく、全て担当者として下さいと言っていたのにわざわざメールを下さったわけで</p><p>さすが名の通った会社の方だけあって、常識的なことを理解なさっているのだと感じました</p><p>だが、しかし</p><p>その１１月１８日のお菓子を食べましたというメールを最後に</p><p>役職者の方からも、ゲーム化担当の若い人からも</p><p>一切、連絡が途絶える</p><p>あ、やっぱり、この話は頓挫したんだ</p><p>先方が平然と音信不通になるのは不快でしたけれど</p><p>そういう業界の人たちなんだと思って、諦めることにしました</p><p>もの凄く嫌な気分でしたけれど仕方ないなぁと</p><p>そして時は巡る</p><p>そんなこともあったなあとようやく思えるようになった半年後</p><p>今年の５月１２日に</p><p>役職者の方から、またメールが来ました</p><p>それによると</p><p>あなたの作品の担当者が、３月末で退職し、彼に任せていた仕事が全て滞っておりましたつきましては、打ち合わせをしたいのですが</p><p>新しく開発担当会社を抑えましたので、ここから仕切り直ししたいと思います</p><p>すっげーなぁ</p><p>１回目の中断が身体を壊したで２回目が担当者が退職</p><p>３月末に退職した人の仕事の件で５月１２日にメールを送って来るって</p><p>これ会社としては、相当ヤバイと思います</p><p>会社がおかしいのか、私のことを馬鹿にしているかどっちかです</p><p>多分、後者だと思います</p><p>というか、この半年間も私の作品のゲーム化に関する作業は何１つ進んでいないわけですよね</p><p>しかも、役職者の人も退職した人のせいにしていますけれど</p><p>ずーっと放ったらかしにしていたわけで</p><p>ていうか、私の送ったゲーム化試案も誰も読んでいない</p><p>新しい会社を抑えたってそこの人と、また1から話をする</p><p>ていうか、今までラインを抑えたとかディレクターに内容を読み込ませているとか全部、嘘だったんですよね</p><p>それなのに、この期に及んでまだこんなメールを送ってくるのか</p><p>前回のメールから半年、最初にゲーム化の打診をいただいてから、すでに10ヶ月が経っているというのに</p><p>何かもう、呆れるやら世の中が嫌になるというか</p><p>これで、また打ち合わせに行ったとしても</p><p>今からですと、夏のコミケが終わるまでは動けませんね</p><p>という話になってまた時間だけが過ぎていくことは明白です</p><p>なので1日、気分を落ち着かせてから</p><p>本気でゲーム化を考えられているとは思えないどうなっているのか</p><p>という旨を役職者の方に、かなり厳しい文言でメールしたのですが</p><p>それから数日が経ちますが今も返信はありません</p><p>そもそも、最初にゲーム化の打診をいただいた去年の７月とは状況が違うわけです</p><p>あの頃は、私の作品はまだ１０００話に達する前で勢いがありました</p><p>１０ヶ月も経ってしまって</p><p>今、ゲーム化をしたとしても、とっくに作品の旬は逃してしまっていると思います</p><p>おそらくノクターンに書かれている作品を元に、アダルトゲームを作製して販売するという企画というのが先にあって</p><p>その企画書のラインナップを埋めるのに</p><p>これだけの数の作家さんたちが、わたしたちの会社でのゲーム化にＯＫしてくれています</p><p>と、上司なりスポンサーさんなりを納得させるための人数稼ぎとして</p><p>それなりにポイントを集めている作家さんが、ことごとく声を掛けられ</p><p>私もその中の１人だっただけなんだと思います</p><p>だから、あの役職者の方も最初っから、私の作品をゲーム化するつもりなんて無かったのだと思います</p><p>それで、軽々しくシリーズ化を考慮するなんて約束してくれた</p><p>多分、四半期ごとに社内でこの作品は、現在制作中ですという報告をすると、次の期の予算が出るんだと思います</p><p>で、引っ張るだけ引っ張ってもう予算が出そうにないところまで来たら諸事情で製作中止ということにする</p><p>だって改めて、考えてみれば</p><p>どうやったって、この作品が廉価版のアダルトゲームになるはずがないですから</p><p>あちらの会社に何かアイデアがあるのかと思っていたら、ホントに何も無かったわけですし</p><p>そして、これは本当に悲しいことなのですが</p><p>ゲーム化を打診して来た会社は、何度も書いていますように、オタク業界では誰もが名前を知る大きな会社なんです</p><p>色々な会社と組んで色んなことをしています</p><p>ですから、今回の件で今後、私はその会社が関わっている事業には関われなくなると思います</p><p>そんなバカなと思われるかもしれませんが、世の中ってそういうものですから</p><p>ていうか、そうなる具体的な理由があるんですがそれを書くと大問題になるので書けません</p><p>つまり、具体的に言うと小説家になろうを通して、私の作品が出版されるようなことは今後、まずあり得なくなりました</p><p>いや、そもそも、私にはそれだけの才能は無いことは判っているのですが</p><p>今後は夢を見ることさえ、許されなくなります</p><p>それがちょっとだけ悲しいのです</p><p>この文章を2015/05/18　21:40にアップし</p><p>小説家になろうの運営の方にも、経緯を報告したところ</p><p>完全無視だった先方から、23:13にメールが届きました</p><p>凄いですねえネットの力</p><p>1263．恋の鞘当て　／　寧とお姉ちゃんセックス</p><p>ジュン、サウナへ行こうネ</p><p>イーディが、グレース・マリンカさんをサウナに誘ってくれた</p><p>グレースさんは女の子たちと一緒にオレが風呂に入っていることに違和感を感じているのに</p><p>ここでさらにオレがセックスを始めたら、びっくりするだろう</p><p>グレースさんは、何でヨミとキヌカがエアマットを広げ始めたのだろうと不思議そうら眺めている</p><p>ホラ、行くネ</p><p>イーディは無理矢理、グレースさんの手を引っ張って奥のサウナ室に連れて行ってしまった</p><p>ほらっ、今のうちだよっ</p><p>寧がにんまりと微笑む</p><p>お兄様、どなたとなさいます</p><p>その間も、エリカと茉莉花とハイジがオレのペニスを撫でてくれているから</p><p>オレのチンコは、ムクムクと大きく膨れあがっていた</p><p>そうだな、今はセックスに慣れている子の方がいいな</p><p>今は、オレ肉体的にも、精神的にちょっと疲れているからなるべくお任せしたいんだけれど</p><p>初心者の子だと色々気遣ってあげないといけないし</p><p>時間もたっぷりと落ち着いた気持ちでしないといけない</p><p>では、あたしがお相手致しますわ</p><p>みすずが、ザブンッと湯の中から立ち上がって、オレに裸身を晒すが</p><p>いーや、ここはあたしでしょうっ</p><p>今のミィちゃんじゃダメだよセックスしても、ヨッちゃんをより疲れさせるだけだから</p><p>みすずが、寧に抗議しようとするが</p><p>ヨッちゃんにセックスしてもらうことで自信を取り戻そうとか考えてない</p><p>寧がスバリと言う</p><p>そういうのって、良くないと思うよまだ、ヨッちゃんの女になったばかりの新しい子たちならいいけれどミィちゃんは、みんなのお姉さんなんだからさいい加減、ヨッちゃんから貰うばかりでなくヨッちゃんにあげられる子になってよ</p><p>それから、栗宮さんと御厨さんを見て</p><p>これから、あたしが本物のセックスを見せてあげるからねっ</p><p>べ、勉強させていただきます</p><p>わ、わたくしもお勉強致します</p><p>栗宮素子さんと御厨くるみさんは、寧に言う</p><p>ミィちゃん、そんな遠くから見てるんでいいのっ</p><p>その寧の言葉に、みすずが美智と慌てて、こちらにやって来る</p><p>他の子たちも、よーく見ててねっ</p><p>そして、寧はオレの前に立つ</p><p>風呂の床にしゃがんでいるオレには、視線の位置に寧の股間がある</p><p>そのままオレは裸の寧を見上げた</p><p>白い肌、奇跡のように均整のとれたプロポーション</p><p>本当に美しい</p><p>まず顔がとびきりの美少女だけれど、豊かな肉体も素晴らしい</p><p>やっぱり寧さんて綺麗よねぇ</p><p>湯船の中から、可奈センパイが溜息を吐いている</p><p>そういう言い方しないのっここに居る子は、みんなそれぞれ魅力がある子ばかりだしだからこそ、ヨッちゃんに選ばれたんだよっ</p><p>栗宮さんたちは、まだヨッちゃんに選ばれてはいないけれど、それでも今、この場に居ることが許されているだけでも凄いことなんだよヨッちゃんは、警戒している相手の前では、絶対にパンツを脱がない子だから</p><p>改めて、寧の口から言われると何か恥ずかしい</p><p>ということはグレース・マリンカさんもですか</p><p>寧は、グレースさんがイーディと入っていったサウナ室のドアを見て</p><p>あの人は、強い人と闘うことにしか興味が無いけれど悪い人ではないじゃんか昔の麗華お姉ちゃんとか、ミタマさんやキヌカちゃんに近いタイプだよね</p><p>思考がシンプルだから、判りやすくて良い人だよま、ヨッちゃんが家族として受け入れるかどうかは判らないけれど警戒しなくていい人なのは間違いないよね</p><p>そんなことを話している内に、寧がオレの前に来る</p><p>さてしょっか、ヨッちゃん</p><p>はい、立ってエアマットの上に行こうっ</p><p>オレに触れていたエリカたちの手が外れる</p><p>オレは、寧が差し出してくれた手を掴み立ち上がる</p><p>うん、ヨッちゃん好き好きっ</p><p>オレのことをキュッと抱き締めてくれた</p><p>寧の柔らかなおっぱいが、オレの胸に押し付けられる</p><p>ほら、おいで</p><p>そのままオレを抱き締めたままエア・マットの上に行く</p><p>ヨッちゃん、疲れてると思うけれどあたしが下でいい</p><p>寧が、ニコッと笑ってそう言うから</p><p>オレはちょっと恥ずかしくなりながら、そう答えた</p><p>じゃあ来て</p><p>マットの上に、仰向けになって寝そべる寧</p><p>オレは寧の上に、のし掛かる</p><p>今はお姉ちゃんて呼んでよ</p><p>寧が、オレに注文する</p><p>うんお姉ちゃんオレのお姉ちゃん</p><p>寧の身体を抱きしめ</p><p>まずはキスをする</p><p>んキス好きっヨッちやんのキスは、優しいから</p><p>オレを見上げる優しい笑顔</p><p>お姉ちゃんは瞳が綺麗だ</p><p>オレは、思わず呟く</p><p>寧の大きな瞳は宝石のように輝いていた</p><p>お姉ちゃんの眼はヨッちゃんを見るためにあるんだからねっ</p><p>そして、お姉ちゃんの口はヨッちゃんとキスするためにあるのっ</p><p>今度は寧からオレにキスしてくる</p><p>オレのことを食べちゃうためじゃないの</p><p>オレが、冗談ぽくそう言うと</p><p>食べちゃいたい時もあるけれど食べちゃうわけにはいかないから、我慢してるんだよっ</p><p>クククッと、寧は笑う</p><p>そうですの寧ちゃんがパパを食べちゃったら、アニエスたちが困りますのっ</p><p>いつの間にか、マットの脇に来たアニエスが寧に言う</p><p>大丈夫だよあたしはヨッちゃんを食べないから</p><p>おっぱい舐めてあたしの胸は、ヨッちゃんのためにあるんだよ</p><p>少し、真顔になってそう言う</p><p>オレは、寧の豊かな胸に自分の顔を埋めた</p><p>片手で胸を揉みながら乳首をペロペロと舐める</p><p>ノブはホントおっぱい舐めるのが好きよね</p><p>あら、わたくしは公に舐められるの好きよ可奈は違うの</p><p>あたしだって結構、好きよおっぱいを一生懸命舐めてる時のノブって、とっても可愛いんだもんっ</p><p>ホントだ黒森様、可愛いかも</p><p>エリカが、寧の乳首を吸うオレを興味深そうに見ている</p><p>そのまま、オレは寧の裸身の上を舌で探検する</p><p>乳首から、おへそへ</p><p>もう濡れているから、入れちゃってもいいんだよ</p><p>寧は、そう言ってくれたけれど</p><p>お姉ちゃんを味わいたいんだ</p><p>オレは寧の秘部に、舌を這わす</p><p>ああっくぅっヨッちゃん気持ちいいよ</p><p>真夏の犬が水を飲むようにペチャペチャと音を立てて、オレは寧の愛液を啜る</p><p>酸っぱい味と淫らな性臭がする</p><p>ああっ、ああんっ気持ちいいよぉっ</p><p>それから、寧のクリトリスを剥き出して</p><p>紅玉のように輝くそこをチロチロと舌先で舐めた</p><p>くぁぁんっ、あはぁんあああっ、ヨッちゃん</p><p>寧は可愛く啼く</p><p>ね、ヨッちゃんはふぅっき、来てぇぇお姉ちゃんの中に入って来てぇぇ</p><p>寧は、興奮に白い肌を紅潮させていきながらオレにねだる</p><p>オレの方も、寧の可愛い反応と肌の感触に、すっかり勃起していた</p><p>うんいくよ</p><p>オレたちは視線を合わせて微笑み合う</p><p>それから、オレの勃起した亀頭を寧の割れ目に</p><p>お姉ちゃんと繋がろうヨッちゃん</p><p>大きく開脚して、オレの挿入を待つ寧</p><p>はぁぁっ入って来たぁ</p><p>寧の膣にオレのペニスが、潜り込む</p><p>ここも、ヨッちゃんのためだけの場所だよヨッちゃん専用なんだからねっ</p><p>判ってるよお姉ちゃん</p><p>そのままズブブブっとオレは寧の胎内に、ペニスを押し込んでいく</p><p>あああっ、もっと奥までヨッちゃんのオチンチン、全部ちょうだい</p><p>処女喪失から半年寧の膣は、オレのペニスの大きさを完全に覚えた</p><p>ついにオレの亀頭の先が、寧の膣奥に到着する</p><p>根元まで、ずっぽりと寧の中に入った</p><p>あんっヨッちゃんでお腹の中がいっぱいだよおっ</p><p>寧はそう言って下からオレを抱き締めてくれた</p><p>良い子、良い子ヨッちゃんは、本当にいつも一生懸命な良い子だよね</p><p>オレに深々と刺し貫かれたまま</p><p>寧は、オレの背中を優しく撫でてくれる</p><p>いつも頑張っているよね今日も、ずっごく頑張ってたあたしは知っているよ</p><p>でも、みんな頑張るヨッちゃんを見ているのが、当たり前になってきちゃってここんところ、ヨッちゃんに優しくしてなかったよねごめんねヨッちゃん</p><p>だから、お姉ちゃんが褒めてあげるよヨッちゃんは、良く頑張ってる偉いよヨッちゃん</p><p>寧が、優しい笑顔でオレに言う</p><p>そう言われた瞬間、オレは</p><p>スーッと身体から、力が抜けていった</p><p>お姉ちゃんオレ</p><p>判っているよほら、お姉ちゃんと一緒だからね安心してもヨッちゃん</p><p>うんオレは性器で、寧と繋がっている</p><p>寧の胎内は、温かく濡れてオレペニスを優しく受け入れてくれている</p><p>いいんだよあたしは、ヨッちゃんのお姉ちゃんなんだからもっともっと、あたしに甘えていいんだよ</p><p>そうか今日も色んなことがあったもんな</p><p>オレ、自分が思っていた以上に疲れているんだ</p><p>お姉ちゃんはずーっと、ずっと、ヨッちゃんと一緒なんだから</p><p>寧の言葉は嬉しかった</p><p>オレは寧の頬に、自分のほっぺたを擦り付ける</p><p>もうっ、また可愛くなっちゃってさっ</p><p>オレにはオレの顔は見ることができない</p><p>もっともっと、可愛くなっちゃえっ</p><p>寧は自分から下から腰をくねらせる</p><p>オレも動くよ</p><p>うん、良いからヨッちゃんの好きにして</p><p>オレは、ゆっくりと寧の中でペニスを前後させていく</p><p>ああ、気持ち良いヨッちゃんのオチンチン、気持ち良いよっ</p><p>ああ、オレも寧のことがたまらなく愛おしく感じられた</p><p>同時に寧の胸を揉み、唇にキスする</p><p>本格的なセックスに突入した</p><p>ああん気持ちいいっ</p><p>オレもたのらなく気持ち良いよ</p><p>オレはズブズブと、さらに腰の動きを激しくしていく</p><p>あああーっ、ああんっいいよっいいっ</p><p>寧の胸をユサユサと揺らしながらオレたちのセックスが続く</p><p>特別寄稿があったので時間が足りませんでした</p><p>結局、こちらが強攻策をとった途端に先方から予算を元にスケジュールとプランをまとめるから、もう2週間時間をくれと言ってきました</p><p>その提案を見てから、ゲーム化を進めるか止めるか、私の方で判断してくれと</p><p>いや、そういうのは去年のうちにしておくべきことだったと思うのですが</p><p>でも、あちらからのお話なので、もう２週間だけは待つことしました</p><p>ていうか、そうしなくてはいけないのです</p><p>そういう相手なんです</p><p>ギリギリまで泣き寝入りするかどうか悩んだぐらいですから</p><p>1264.恋の鞘当て　／　寧とセックス（族）・人にやさしく</p><p>ねっヨッちゃん、判る</p><p>寧が膣をキュッとオレのペニスを締め付ける</p><p>うん、判るよお姉ちゃん</p><p>くちゅくちゅと熱い愛液に湿った胎内</p><p>温かくて、柔らかくて優しい寧に、オレは包まれている</p><p>うん、ヨッちゃんが、あたしの中に入ってる</p><p>オレお姉ちゃんと繋がっているよ</p><p>ああ、寧が下からクイクイッと腰をくねらせる</p><p>気持ち良いよお姉ちゃんとのセックス</p><p>あたしも気持ち良いよヨッちゃん</p><p>オレの舌を寧は強く吸ってくれた</p><p>あんっずっとずっと、こうしていたいねっ</p><p>オレもずっとお姉ちゃんとしていたいよ</p><p>オレたちは、お互いの眼を見つめ合ったまま腰を動かす</p><p>お互いの一番感じるところにお互いの性器を擦り付けていく</p><p>半年間のセックスで寧もオレも、息が合うようになっている</p><p>大浴場のエアマットの上でオレたちは、ダンスするようにお互いの肉体を与え合う貪り合う愛し合う</p><p>お兄様たち楽しそう</p><p>そんな瑠璃子の声がした</p><p>パパも寧ちゃんもとっても幸せそうですの</p><p>アニエスの声を聞こえる</p><p>浴室中から、少女たちの視線を肌で感じる</p><p>それでもオレの眼は愛し合う寧から離れない</p><p>寧もオレだけを見てくれている</p><p>んんっああーっ、あんヨッちゃん</p><p>白い裸身が、揺れている</p><p>豊かな胸が、踊っている</p><p>寧はセックスしている時が、一番美しいと思う</p><p>ああっ、ね激しくしてお願いヨッちゃん</p><p>寧の18歳の肉体に火が付いた</p><p>このまま一気に絶頂へと向かおう</p><p>オレは腰の突き込みを速くする</p><p>ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ</p><p>オレたちの結合部から、淫らな水音が聞こえて来る</p><p>あああっ、いいよヨッちゃん気持ちいい</p><p>寧の身体から甘いミルクのような匂いが立ち上る</p><p>美少女の匂いが、オレの性感をさらに高める</p><p>オレももうすぐ</p><p>うん出してねお姉ちゃんの中でイッちゃってね</p><p>寧が、汗ばんだ顔でオレを見上げて言う</p><p>風呂場でのセックス寧の前髪がおでこにペッタリくっついている</p><p>汗と湿気と愛液でオレたちは、とろけていく</p><p>あああっ、お姉ちゃんお姉ちゃん</p><p>オレは、寧の2つの豊乳を両手で鷲掴みにして一気にスパートを掛ける</p><p>ああっ、あああっいいよもっと、ギュッとヨッちゃん</p><p>オレの手の平の中に、寧のコリコリと勃起した乳首を感じた</p><p>ヨッちゃん、ヨッちゃんあああっ</p><p>寧も下から、グイグイと腰を突き上げてくる</p><p>ああ、あたしあたしヨッちゃぁぁんッ</p><p>寧は、もうすぐイク</p><p>お姉ちゃん、オレももうすぐだから</p><p>一緒だよ一緒に一緒にイこうねヨッちゃんああっ、大好き愛している好き好き好きぃぃ</p><p>急上昇するジェット戦闘機のように寧が一気に駆け上るッ</p><p>あああー、ヨッちゃんあたしお姉ちゃんイッちゃうイッちゃうよぉぉっ</p><p>寧の裸身が、オレに打ち込まれたままぐうーっと弓なりになるっ</p><p>はぁぁッッイクイクイクイクッイクぅぅ</p><p>ビクビクビクッと寧の身体が痙攣した</p><p>膣が締まるぅぅ</p><p>オレも出るぅぅッッッ</p><p>オレは、ズドンと思いっきり強く突き込んで</p><p>亀頭の先を、寧のぷっくりとした子宮口に擦り付けながら</p><p>ッ</p><p>ああっ、熱いッ</p><p>膣奥に注がれる白濁液に寧はまた、ビクッと身体を震わせる</p><p>ぁぁヨッちゃんの出てるぅぅ</p><p>オレはぐっしょりと湿った寧の裸身を抱き締めながら</p><p>腰を何度も押し付けて射精を続ける</p><p>ぅぅお姉ちゃん</p><p>弾力のある寧のおっぱいに顔を埋めたまま放出する</p><p>ヨッちゃん好きだよ</p><p>オレも愛してる</p><p>射精しながら感じる寧の肉体生命</p><p>寧も、オレの全てを受けとめてくれていた</p><p>ああ幸せだ</p><p>オレは最高の幸福に包まれている</p><p>ヨッちゃん、ヨッちゃん</p><p>すぐ近くで優しい声がする</p><p>あ、気が付いた</p><p>顔を上げると寧がオレに微笑んでいた</p><p>寧は、オレの髪を優しく撫でてくれている</p><p>あれオレ、気を失ってたの</p><p>ほんの３分ぐらいだよあたしも思いっきりイッちゃってたからまだ、身体がとろんとなってるのっ</p><p>ああさっきのエアマットの上だ</p><p>オレはまだ、寧の中にペニスを挿入したまま</p><p>寧の豊かな裸身の上で、脱力していた</p><p>あのお水、持って来ました</p><p>裸のエリカが、コップに入った水を持って来てくれた</p><p>風呂場でのセックスは、脱水症状に気を付けないといけないんだよな</p><p>オレは力の入らない身体を、何とか起こしてエリカからコップを受け取る</p><p>ゴクリと一口飲むと</p><p>ああ火照った身体に、冷たい水が染み込んでいく</p><p>お姉ちゃんもいる</p><p>うん、ちょうだいヨッちゃん</p><p>エアマットに横たわったままニコッと微笑む、寧</p><p>オレは、コップの水を口に含み口移しで、寧の口に注ぎ込む</p><p>コクコクッと、寧の喉が鳴る水を飲んでいる</p><p>ぷはっ美味しいねっ</p><p>寧の笑顔は美しい</p><p>寧の胎内で、オレのペニスが思わずピクッと反応する</p><p>あ、動いたえいっ</p><p>寧が、膣をキュッと締める</p><p>その勢いで、オレの亀頭がぬぽんと抜け落ちた</p><p>あ抜けちゃった</p><p>寧の膣から、オレの精液がタララッと垂れてくる</p><p>あ、もったいないです</p><p>エリカが、寧の股間に顔を入れて垂れたオレの精液をペロッと舐め取る</p><p>あんっ、いきなりそんなことしないでよっ</p><p>寧がそう言うが</p><p>だって寧お姉様って、とっても綺麗なんですもの</p><p>エリカは、全然、抵抗がないらしい</p><p>こちらは、わたしが</p><p>オレのペニスの方は、エリカの姉の茉莉花がお掃除フェラしてくれる</p><p>あなたも一緒に</p><p>茉莉花は、そう言ってハイジにも声を掛けた</p><p>ああ、この3人が今夜のお風呂当番だったっけ</p><p>オレのチンコは茉莉花とハイジのダブル・フェラとなる</p><p>もう、あたしの方はいいならさぁ</p><p>寧がエリカに言う</p><p>でも、もう少しだけ</p><p>エリカは、ペロペロと寧の汗や愛液まで舐めていた</p><p>多少は、レズッ気もあるのかな</p><p>この超お嬢様女学園の中等部のスターは</p><p>オレもヤッちゃんを、舐めたい</p><p>オレはお姉ちゃんからいつものヤッちゃんに切り替えて</p><p>茉莉花とハイジにフェラされたまま身体を伸ばして、寧の胸に口を付ける</p><p>まだ興奮して勃起したままの乳首を、舌先で転がすように舐めた</p><p>あんっヨッちゃん</p><p>うん寧のおっぱいは、本当に美味しい</p><p>ノブは、本当におっぱいが好きよねえ</p><p>横を見ると可奈センパイとまり子が、食い付くようにオレを見ていた</p><p>もちろん裸のまま</p><p>でも可奈の言う通りね公、スッキリした顔になったわ</p><p>そうなのよ憑き物が落ちたみたいに、さっぱりした顔になっちゃってるでしょさすが寧さんよねぇ</p><p>あたしたちはさノブにセックスしてもらうと、すっごいスッキリするじゃない色々とモヤモヤしてたこととか、全部、綺麗に吹っ飛ぶでしょ</p><p>うん、判るホントにスッキリするわだから、ちょっと嫌なことがあった時なんかもの凄く公にセックスしてもらいたくなるもの</p><p>2人は、そんな話を始める</p><p>あたしもそうだから、セックスはノブだけなのよ他の男の子じゃ、こんな風にスッキリさせてはくれないって判るから</p><p>そうなのわたくしはずっと女子校だから、男の子のことは良く判らないのよ</p><p>ノブは特別よこんな男の子は他にはいないわあたしたちに、自分の欲望だけを無理矢理押し付けてくることなんて、絶対にしないじゃない普通の男の子って、もっと動物だから</p><p>動物的にヤリたいだけでさ女の子の胸とかお尻とか足とかは、チラチラ見てくるけれどそういうセックスのパーツとしてしか、あたしたちのことを見てない時があるのよね</p><p>うちの高校の2年生で1番の美少女と評判の可奈センパイは毎日、男子生徒たちからエロい視線を浴びている</p><p>ノブみたいにどんな時でも、1人の女の子として丸ごとあたしっていう人間を抱き締めようとしてくれるのは、いないわよそれぞれの女の子の魅力を感じ取ってくれてそれぞれの子に合わせて、愛してくれるでしょ</p><p>そうねわたくしはわたくし、可奈は可奈って、違う風に愛してくれてるわよね</p><p>だから、ノブとセックスするとあたしたちは、スッキリするのよ心の隅々まで、全部、ノブが見てくれて溜まっていたものを押し流してきれるからでも</p><p>同じことをノブにしてあげられる女の子は少ないわ単純に男としての性欲を満たしてあげることはできても心までスッキリと洗い清めてあげられる人は</p><p>寧お姉様、克子お姉様、渚お姉様だけでございますわたくしが知る限りでは</p><p>早くその領域に達せねばならぬと思っておりますがわたくしは、まだまだ未熟でございます</p><p>それなら、あたしも未熟よ</p><p>可奈センパイが、美智に微笑む</p><p>でも、絶対寧さんみたいになってみせるわあたしばっかりスッキリさせてもらうのなんて嫌だもの</p><p>そうねそれは、わたくしも同感だわ</p><p>まり子は、そう言うと栗宮さんを見て</p><p>栗宮様は公の側室になられたいのだそうですけれどただセックスすればいいっていうわけではございませんから道は険しいですわ</p><p>覚悟はしておりますねえ、くるみ</p><p>はい、わたくしも覚悟はできております</p><p>栗宮素子さんと臣下の御厨くるみさんはそう言う</p><p>みすずが重い表情で、口を開く</p><p>どうして、あたしでは寧お姉様のようにスッキリしてはいただけないのですかあたしの何がいけないのですか</p><p>オレが答える前に、寧が言った</p><p>それはしょうがないよだって、ミィちゃんは人に優しくないんだからっ</p><p>あたし優しくない</p><p>寧の言葉に、ショックを受けるみすず</p><p>そうだよねっ、アニエス</p><p>寧は、アニエスに尋ねた</p><p>そうですの確かに、みすずちゃんは、あんまり優しい子じゃないですの</p><p>ケロッとした笑顔でアニエスは答える</p><p>ルリちゃんと比べるとどう</p><p>さらに寧は突っ込む</p><p>瑠璃子ちゃんは最初の頃は、優しくなかったですのでも、この半年でどんどん優しい子になっていますの</p><p>アニエスは、そう証言する</p><p>うつむくみすずにエリカが言う</p><p>仕方ないですよみすず様は、香月家のお嬢様なんですから人に優しくないのは当たり前です</p><p>あ、判る判る桃子お姉様も、悪い人ではないけれど優しい人ではないもの</p><p>まり子が、うんうんと大きくうなずいた</p><p>でも、瑠璃子は</p><p>だって、ルリちゃんは自分の問題に気が付いているから、この半年間、一生懸命、みんなのために家事を頑張ってくれてたんだよ</p><p>寧が笑顔で言う</p><p>わたくしはお兄様の奴隷でございますから</p><p>なぜお祖父様が、わたくしを奴隷としてお兄様にお売り渡しになられたのか今はよく判ります香月家の令嬢でしかなかった頃のわたくしは心の冷たい、弱々しい娘でございましたから</p><p>皆様と生活させていただくようになって色々なことを学ばせていただきましたとても感謝しておりますそして、わたくしはわたくしが理解したことを早く美子にも感じて欲しいと思っています</p><p>美子さんはお付きモードで反応した</p><p>寧お姉様のご指摘の通りですわ人に優しくなるということについて美子も考えてみてわたくしも、まだまだ未熟ですけれど努力は怠りませんわ</p><p>人に優しくか</p><p>この半年で、ルリちゃんは変わったミィちゃんは変わらなかったかえってお嬢様病をこじらせているそれだけの違いだよっ</p><p>ドバッ</p><p>サウナ室のドアが、力強く開かれる</p><p>ぷはぁぁ、外は涼しいネェェ</p><p>イーディとグレース・マリンカさんが出て来る</p><p>ホラ、ジュン冷たいシャワーを浴びるネッ</p><p>イーディという少女も本質的に優しい子だ</p><p>人の面倒を見るのが大好きで</p><p>イーディがここまでグレース・マリンカさんに関わっているということは</p><p>グレースさんの中に、何かを感じているからだろうな</p><p>さあ、あたしたちも身体をシャワーで洗って、もう一度、温まろう</p><p>はい、シャワーしまーす</p><p>エリカと茉莉花とハイジがシャワーのお湯でオレたちを洗ってくれた</p><p>エリカも人に優しくなりたいです</p><p>洗いながらエリカは、そっとオレの耳に囁いた</p><p>風呂から上がると脱衣所には、ちゃんと全員分の新しい下着とパジャマが用意されていた</p><p>逆にそれまで着ていたはものは、全て回収されていた</p><p>さすが克子姉お屋敷の主婦の仕事は完璧だ</p><p>また、わいわいやりながらタオルで身体を抜き、パジャマを着て食堂に戻る</p><p>食堂はすっかり綺麗に掃除されていたが</p><p>どう、お風呂上がりにアイスクリームでも冷たいモノもあるよっ</p><p>マナが、オレたちに笑顔で言う</p><p>ということでみんなでアイスを食べることになる</p><p>何か弾きますわ</p><p>茉莉花がエレクトーンの所へ行って、穏やかで優しい曲を弾いてくれた</p><p>綺麗な曲ですの</p><p>アニエスもルナやコヨミちゃんたちも、アイスを食べる手を止めてうっとりと茉莉花の演奏を聴いていた</p><p>やがて曲が終わる</p><p>ブラボーですの</p><p>オレたちは、茉莉花に拍手した</p><p>茉莉花は、恥ずかしそうに微笑む</p><p>今のは何て曲</p><p>ショパンのノクターンの第2番です夜想曲とも言います</p><p>結局人間性なんですね</p><p>以前ピアノの先生が言ってたんですどんな演奏も、最後は演奏者の人間性が出るって</p><p>人間性</p><p>こずるい人には、こずるい音しか出ないし意地悪な人には、意地悪な音しか出ないだから、人間性を磨くことだけは怠ってはいけないって</p><p>茉莉花の言葉を、みんなも聞いている</p><p>別に無理をして良い人間になろうする必要は無いんですただ美しくなろうとする努力はしないといけないって、おっしゃっていました</p><p>全てのアートがそうよね悲しい音楽でも美しく楽しい音楽でも美しく調和でも破綻でも、どんな表現をしようととにかく美しくあるということだけは抑えていないといけない</p><p>さっきのお風呂場での皆さんのお話を聞いて思いだしたんです</p><p>そして茉莉花は次の曲を弾き始める</p><p>色々とご心配いただきまして、ありがとうございます</p><p>ゲームの会社の方とは交渉中というか、また返信がありません</p><p>どうなっちゃうんでしょうかね</p><p>小説家になろうの運営の方には、連絡済みです</p><p>久しぶりに感想欄の方を拝見致しました</p><p>本当に、返信ができなくなっていて申し訳ありません</p><p>時間的にも、精神的にも余裕がなくなってきています</p><p>感想の返信は本当に精神状態が安定していないと、心が折れます</p><p>この後書きもそうなんですけれど</p><p>ちょっと辛いことがあっても、なるべく笑える話として書くしかないというか</p><p>本当に笑えない話は、書けないんですよ</p><p>自分のことも、家族のことも、その他のことも</p><p>だから、精神に余裕の無い時はほとんど書けなくなります</p><p>今はというか、この作品は最初から</p><p>何があろうと毎日、書き続けることだけを目的としていますので</p><p>心が折れそうなことは、なるべくしないようにしています</p><p>なので済みません</p><p>物語内の矛盾に関しましては</p><p>毎日更新というのは、ジャンプの長期連載マンガみたいなものですから</p><p>前とは合致しないことが、色々と起こるのはどうしようもないんです</p><p>みすずなんて、初期は1人でバスに乗ってお屋敷まで来ていましたし</p><p>私は湾岸ミッドナイトというマンガが好きなのですが</p><p>凄いんです矛盾とか、全然気にしていないですから</p><p>うちは客のエンジンに手をいれないから、ここまで大きくなったって明言していたはずのＲＧＯが、普通にエンジン・チューンしてたりしますし</p><p>今はうちの現場はあいつが全て仕切っていると言われていた山中が、次の章では全く出て来なくなって、10年ぐらい経ってまた出て来たり</p><p>このヒロインは、もう話が広がらないって思ったら、アメリカへ留学しちやうし</p><p>レギュラーだった高校の先生は消えるし主人公は学校へ通っているんだかどうだか判らなくなるし</p><p>でも面白いんです</p><p>作者が、その時その時に描きたいと思ったものを全力で描いていますから</p><p>また同じテーマでも、前の章で描ききれなかったと感じたらキャラを変えて、もう一度挑戦してみたり</p><p>そういう作品の作り方に、わたしは憧れています</p><p>まあ、単純なミスもたくさんあることは判っているんですけれど</p><p>直していくだけの余裕が無いんです</p><p>1265．恋の鞘当て　／　殻を破る</p><p>オレたちは、風呂上がりのアイスクリームを食べ</p><p>茉莉花のエレクトーンの演奏を楽しんだ</p><p>素敵ですのっ</p><p>演奏を終えた茉莉花に、アニエスを始め年少組の女の子たちが拍手する</p><p>茉莉花は椅子から立ち上がると、恥ずかしそうにオレたちに一礼した</p><p>あたしもピアノは弾きますけれどやっぱり、専門教育を受けている人には敵わないですわ</p><p>茉莉花は、全寮制の音楽科のある高校に通っている</p><p>そういうことをおっしゃるから、寧お姉様に優しくないと言われてしまうんですわ</p><p>瑠璃子がみすずに言う</p><p>あ、あたし何かおかしなことを言った</p><p>みすずは慌てて、瑠璃子に尋ねる</p><p>寧に人に優しくないと言われたことはかなりの衝撃的だったようだ</p><p>みすずお姉様は、何も間違ったことはおっしゃっていませんわ</p><p>瑠璃子は、笑顔で言う</p><p>でも、世の中には言わなくていいことというものが、ございますわ</p><p>みすずには、瑠璃子の言葉の意味が判らないらしい</p><p>今はさ、茉莉花ちゃんが素敵な演奏をしてくれたんだから素直に、茉莉花ちゃんの演奏を褒めてあげるだけでいいんだよっ</p><p>あたし褒めていませんでしたか</p><p>みすずは、キョトンとしている</p><p>ミィちゃんは褒めたつもりなんだろうけれど横から聞いている人には皮肉だと感じるかもしれないよねっ</p><p>皮肉ってそんなつもりは全くありませんわ</p><p>みすずは、必死に否定する</p><p>それって、あの物事の受け止め方の問題だと思うんです</p><p>横から会話を聞いていたまり子が、そう言う</p><p>みすず様って桃子お姉様と同じなんですわね</p><p>歌晏桃子姉ちゃんと</p><p>桃子お姉様もいつも誤解されるんですよ誰に対しても高飛車で、上から目線で、皮肉ばっかり言っているってでも、そうじゃないんです桃子お姉様にとっては桃子お姉様は、名家・歌晏家のご令嬢でいらっしゃいますからどんな場所へ行っても、いつも皆さんに注目されてしまいますどんな時でも、その場の主役になってしまうじゃないですか</p><p>オレは最初に、桃子姉ちゃんと会った香月家のガーデンパーティを思い出す</p><p>確かに、桃子姉ちゃんの登場で場の雰囲気が変わった</p><p>あの場に居た全員の視線が桃子姉ちゃんに集まっていたし桃子姉ちゃんの方も、自分の発言や立ち振る舞いが他の人たちに見られているということを意識していた</p><p>だから、あんな芝居がかった態度になる</p><p>桃子お姉様にとってはどこへ行っても、誰と会ってもああですからだから常に、わたしはこう感じているということを表現してしまうんです</p><p>特に、わたくしたちと一緒にレストランでお食事する時なんかはこのお料理は美味しいとか自分の好みとは違うとか、一々コメントなさるんですわわたくしたちが桃子お姉様に注目しているから、あらゆることについて感想を述べるのが義務だとお考えになっているんです</p><p>確かに桃子姉ちゃんは、どんな時でもサバサバと自分の感じたことをオレたちに話す</p><p>いつでもどこでも、自分がその場の中心に居ると思っていらっしゃいますから高貴なる者の義務として、場の主役でありつづけようとなさっているんです</p><p>桃子姉ちゃんが自分が主役でないと我慢できないような狭量な性格なんじゃない</p><p>歌晏家の当主の孫娘として生まれて来ていつでも場の主役として輝いてみせることを義務づけられて来たから</p><p>ああいう性格と態度になった</p><p>よく判りますわ今年の春までのわたくしがそうでしたから</p><p>わたくしが、いずれ香月家の後継者になるのだと思い込んでおりましたから一族や臣下たちを導ける存在にならなくてはいけないと思っていました傲慢だったんですお兄様に、躾けていただく前のわたくしは</p><p>オレがシツケル</p><p>シツケルって何だ</p><p>はい、瑠璃子はお兄様に犯していただく度に、自分が特別な人間ではないということをむしろ、世間知らずの何もできない哀れな娘だということを教育していただいております</p><p>いやオレは、そんなつもりは</p><p>まだまだ未熟ではございますが家事とセックス女として、わたくしがお兄様にご奉仕して差し上げられることはできる限り上達したいと思って、日々、研鑽しております</p><p>人はさ確かに自分の人生の主人公ではあるんだけれどさ</p><p>寧が言う</p><p>でも、それだけじゃあ無いんだよ一人っきりで生きているわけじゃないんだから家族や友人、たまたま道ですれ違った人毎日、色んな人に接して生きているんだからさ自分の人生においては、自分が主役だけどさ他人の人生の中では、自分は脇役でしかないっていうことを判ってないといけないんだよ</p><p>はいお兄様にわたくしが教えていただいたのはそういうことでございますだから、わたくしは何もできないのに、ふんぞり返っている愚かな娘であることから抜け出さないといけないと思ったんですわまず、それまで美子や香月家の使用人の皆さんにしていただいていたことを自分自身でできるようにならなくてはいけないと思いましたしさらには、お兄様や他の家族の皆様のために、自らの率先してご奉仕できるようになりたいと思いました</p><p>わたくしはもちろん、わたくし自身の人生の主役でございますが同時に、お兄様や皆様たちの人生の良い脇役になりたいのですご迷惑をお掛けする存在ではなくお側に置いていただく価値のある女になりたいのです</p><p>瑠璃子は本当に変わった</p><p>誰にでも優しい、良い子になった</p><p>ミィちやんには、ルリちゃんみたいな感覚は、無いでしょヨッちゃんや他の家族への気遣いが無いわけじゃないけれどでも、ミィちやんはまだ、ミツちゃんの人生の主役とかやっていないもんヨッちゃんの人生の脇役を演じるっていう気持ちは無いでしょだからいつでも、どこでも自分が主役ってう気分が取れないんだよだから、茉莉花ちゃんの演奏に拍手してあげればいいだけの時に自分と演奏の腕を比較する発言をしちゃうんだよねっ</p><p>寧は、そう分析した</p><p>あたしが言った人に優しくないっていうのは、そういう意味だよいつでも自分についての意識が強くて、他の人に対する意識が足りてないの自分の気持ちを優先して周りの人たちの心が見えてないんだよねっ</p><p>うつむく、みすず</p><p>みすず様、そこまで落ち込むことは無いですわわたくしだってみすず様と同じです公に出会うまでは自分のことしか考えていない悪い娘でしたから</p><p>まり子が苦笑する</p><p>エリカもです自分のことばっかりのいけない子でしただから、もっともっと、黒森様にお仕置きしていただかないといけないんですご奉仕も致します</p><p>エリカがそう言う</p><p>わたくしの場合は瑠璃子様みたいに、家事とかお料理とかは上手くできないと思いますけどでも、公や家族の皆さんのために、わたくしができることを探しています家族のお荷物でなく戦力になりたいですから</p><p>エリカもですわたしもみんなのために何かができる人になりたいです</p><p>まり子とエリカの言葉にみすずは</p><p>それは、あたしだってあたしだって、そう考えているわよ</p><p>旦那様のために、家族のために役に立つ人間になりたいって思っているわ</p><p>思っているのはいいけれど、それで何をしたのさ</p><p>寧が穏やかに言う</p><p>ミィちやんは香月家の娘っていうポジションから、一歩も抜け出せていないと思うよっ</p><p>違うって言うんなら、ミィちゃんは香月家の娘以外に何をやっているのさルリちゃんは、家事の他に名家のお宝を紹介するテレビの仕事も始めてるよっ自分から殻を破って、どんどん色んなことに挑戦しているじゃんか</p><p>そうだ瑠璃子はどんどん1人で歩き出している</p><p>みすずお姉様セックスもですわわたくしたちのセックスは、まだお兄様にスッキリさせていただいているだけですから先ほどの寧お姉様の様に、わたくしたちとすることでお兄様もスッキリと気分爽快になられるようにならないとお兄様にご奉仕できているとはいえませんわ</p><p>そうですのアニエスももっとパパに悦んでもらえるように、頑張らないといけませんの</p><p>ホント寧さんや克子さんたちに比べたら、未熟よねあたしたち</p><p>未熟だから努力します頑張りますエリカも</p><p>エリカはオレを見て誓う</p><p>頑張るのはいいけれど慌てなくてもいいわよあなたたちは、みんなまだ学生なんだから</p><p>克子姉が食堂にやって来る</p><p>優しい笑顔で、オレを見て</p><p>たっぷりと時間を掛けて自分の進む道を探しなさいこの人の愛人以上の存在になりたいのなら慌てないで、じっくりと取り組むのよ忘れないで、あなたたちは、あななたちの人生の主人公だけどあなたたちの人生には、すでにこの人が脇役として登場しているんだからあなたたちが慌てて転んで、自分の人生をしくじったらこの人やあたしたちにまで影響を及ぼすことになるんですからね</p><p>オレたちは家族だ</p><p>すでに運命共同体となっている</p><p>そうね自分1人で自分がしたことの責任を負うことはできないのよね公が、助けに来てくれちゃうものそうしたら、公だけでなく他の家族にも迷惑を掛けることなっちゃうわよね</p><p>そうよあたし個人は別に、あなたたちに迷惑を掛けられても構わないけれどあなたたちには、年下の妹たちも居るんですからね自分のせいで、妹たちが泣くようなことになるのは嫌でしょ</p><p>克子姉の言葉に、アニエスが</p><p>その通りですのアニエスのせいで、真緒ちゃんが悲しくなるのは困りますの</p><p>この場で一番年下のアニエスですら自分より幼い真緒ちゃんのことを心配している</p><p>そういうことよだから、慌てないことあたしたちにも、色々と相談してくれていいんだからねあなたたちにはお姉さんズも居るんだから活用なさい</p><p>それから、ずっと黙ってオレたちの会話を聞いていた栗宮さんと御厨さんを見て</p><p>お二人もね本当なこの人の側室になるんなら、みんなにちゃんと話してくれないと困りますあたしたち全員にも影響するんですから</p><p>そのようですわね</p><p>栗宮さんは、真面目な顔でそう言った</p><p>さてとこの話は一旦終わりねまずは、それぞれ、ゆっくり考えてねそれじゃあ今からファッションショーが始まりまーす最初の子出て来て</p><p>克子姉の言葉に月子が現れる</p><p>オレの高校の女子の制服を着て</p><p>あ、そうか明日から月子も、オレたちの高校に通うんだったよな</p><p>新しい娼館の新人娼婦候補生たちと一緒に</p><p>はいお邪魔させていただきますいかがですか</p><p>月子は、その場でクルッと一回転する</p><p>スカートの裾が、フワッと舞った</p><p>うん良く似合っているよ</p><p>いつもは大人っぽい月子だけど制服を着たら、やっぱり女子高生だ若さが輝いて見える</p><p>もう高校には通えないと思っておりましたが黒森様のお力で、高校を卒業することができそうです</p><p>月子は１８歳の高校３年生だ</p><p>今から編入しても、高校生活は半年しか残っていない</p><p>それでも、高校へは通った方が良い</p><p>月子の高校時代は、今しかないのだから</p><p>はい、それじゃあ次の人、どうぞ</p><p>克子姉が、食堂の先の廊下に声を掛ける</p><p>そうだ、月子たちと一緒にオレの高校に編入されるのは</p><p>やっぱりミタマか</p><p>うん、ミタマも今年１８歳だから、半年後には卒業だ</p><p>こうなったか</p><p>しかし</p><p>ミタマは、ギロッと大きな瞳でオレを睨む</p><p>いや、何で月子はちゃんと女子の制服を着ているのに、ミタマはさ</p><p>ミタマは何故か男子生徒と同じ制服を着ていた</p><p>詰め襟にスボンの学生服</p><p>いや、完全に同じではない</p><p>ミタマの着ている男子の制服はオレのとは色違いの真っ白な学生服だった</p><p>白い学ランに雪乃のテレビ番組でも持っていた、日本刀を鞘ごと持って来ている</p><p>どうして、こうなったんだ</p><p>それは寧お姉様が</p><p>オレは、寧に振り向く</p><p>だって、ミタマちゃんならさ普通に女子の制服もあるんだけれどそれでも、こっちの方がインパクトがあって面白そうじゃん</p><p>インパクトのためにミタマは男装して、学校へ通うのか</p><p>ちょっとミタマちゃん、そのまま大衆はブタだって言ってみてっ</p><p>寧は、ミタマにそんなことをリクエストする</p><p>クッ大衆はブタだぁッ</p><p>そして、またミタマが、言われた通りに素直に演じるし</p><p>ねー、面白いでしょっ</p><p>いやまぁ</p><p>確かに面白いとは思うけれど</p><p>女の子に学生服っていうのは</p><p>あ、そうだ一応、ミタマさん用に普通の女子の制服も用意してあるから校内セックスの時は、そっちに着替えてもらって</p><p>やっぱり、スカートじゃないと学校の中ではセックスし辛いもんねっ</p><p>いや、あのえーと</p><p>いいか</p><p>何かミタマは白い学生服が気に入ったみたいだし</p><p>ということでファッションショーは終わりよ</p><p>克子姉が、笑顔で言う</p><p>今日も減ページで済みません超、眠いです</p><p>ゲームの会社私が特別寄稿で今までの経緯を公表していること</p><p>まだ気付いていないようです</p><p>凄いですよね</p><p>ゲーム化のオファーをしておいて、しかもトラブルになっていて</p><p>現在、作品がどうなっているのか社の人間がまったく調べてないということですから</p><p>ちゃんと社名とか判らないように書いていますが</p><p>判る人には判ってしまうはずなのに</p><p>特に、今後もノクターンの作品をゲーム化していくつもりなら</p><p>こういうことで悪い評判が立つのは避けたいと思うはずなんですけれど</p><p>1266．恋の鞘当て　／　根深い問題</p><p>・グレース・マリンカ／21歳女子レスラーぽややんとした性格尾上ジュン</p><p>さあ、みんなアイスクリームを食べたんだから、しっかり歯を磨いて寝なさい</p><p>克子姉に言われてオレたち、風呂→アイスのパジャマ組は、ゾロソロと洗面所に行って歯を磨くことになる</p><p>ここは元・娼館だから各自の部屋に風呂とトイレと洗面所は付いているけれど</p><p>同時に娼婦たちの合宿施設でもあったのでみんなで、一斉に顔を洗うことのできる大きな鏡の洗面所もある</p><p>昭和の頃ここが黒森楼と呼ばれていた頃は、娼婦のほとんどが田舎から買われてきた若い娘だったから</p><p>みんなで、和気藹々とできる場所も必要だったんだと思う</p><p>ホラジュンには、お客さん用の使い捨て歯ブラシがあるネ</p><p>イーディは、グレース・マリンカさんの世話を続けている</p><p>グレースさんは、相変わらずの無愛想な表情で歯ブラシを受け取っていた</p><p>オレたちも、それぞれ自分の歯ブラシを取り出す</p><p>はーい、みんな歯磨き粉は付けましたのまだの人には付けてあげて下さいですのっ</p><p>アニエスが、一列に並んだパジャマの少女たちに言う</p><p>オレの歯ブラシには、瑠璃子が歯磨き粉を付けてくれた</p><p>それでは、みんな歯ブラシ開始ですのっ</p><p>アニエスの号令と共に、は一斉にシュカシャカと歯を磨き始める</p><p>もちろん、グレースさんもだ</p><p>真顔で真剣に歯を磨いている</p><p>正直オレには、この人は今１つよく判らない</p><p>さっきの食堂でのオレたちの話も無言で聞いていたし</p><p>ここの屋敷に居る人間の関係性とか疑問に持たないんだろうか</p><p>変な集団だとは思っているんですけれど別にどうでもいいって感じてるみたいです</p><p>ルナがオレのところに来てそっと囁く</p><p>オレの心を読んでグレースさんのことについて報告してくれる</p><p>あの人は本当に強い人と闘うことにしか興味が無いんですでも、それはあの人が野蛮で凶暴だからじゃなくって</p><p>ルナは、巫女の力でグレースさんの心を探っている</p><p>昔とても悲しいことがあってそれ以来、強くなることしか考えないようにしているみたいです自分の周りとの人たちとも、できる限り交流しないようにしていて</p><p>それだけ判れば充分だよ、ルナ</p><p>グレースさんの抱えている過去の悲しいできごとまで覗き見してはいけない</p><p>イーディは何かしら気付いているんだと思うだから、ずっとグレースさんに張り付いているんだろうしあの人のことは、明日以降にしよう</p><p>今夜はもう、新しいアクションは起こさない</p><p>もう寝ないと明日は平日だし</p><p>ルナたちも初登校だもんな</p><p>オレは歯ブラシを咥えたまま、ニコッと微笑む</p><p>ルナやアニエスたちは明日から、超お嬢様校に通うことになる</p><p>月子とミタマは新人娼婦候補生の子たちとオレたちの高校に編入される</p><p>マナや双子やありすたちは水曜日くらいから、新しい中学に通うことになるらしい</p><p>アニエスちゃんあんな風にしているのは、緊張しているからなんです</p><p>ルナが小声で、みんなの前に立って歯磨きしているアニエスのことを言う</p><p>お屋敷の外に出て、学校で社会生活をするというのはアニエスにとっては、何もかもが初めてのことだ</p><p>緊張するのも判る</p><p>アニエスのこと頼むぞ、ルナ</p><p>もちろん判ってます、兄さん</p><p>ルナは、オレに明るくそう応えてくれた</p><p>歯磨きが終わって、みんなで順番に口を濯いでいると</p><p>イーディ、はい鍵</p><p>メグがやって来てイーディにオレとメグが住んでいることになっている家の居住区の鍵を渡す</p><p>部屋にあるものは何でも使っていいわよ新しいシーツがある場所は知っているわね</p><p>判っているノネThank You、メグ</p><p>イーディは、メグに笑顔で答えると</p><p>Darling、アタシ、今夜はジュンと泊まるネ</p><p>ああ、そうだなその方がいいよなよろしくな、イーディ</p><p>ドーンと任せておくネ</p><p>とにかく、グレース・マリンカさんのことはイーディに任せよう</p><p>何でイーディがこんなにグレースさんに関わっているのか判らないけれど</p><p>イーディのことだから、きちんとした理由があるのに決まっている</p><p>ソレジャア、ミンナ、GOOD NIGHTDarling</p><p>イーディは、オレに飛び付くとオレの唇に、チュッとキスする</p><p>ミント味ネアタシもだけど</p><p>二人とも歯磨きしたばかりなんだから当たり前だ</p><p>お休みネ、Darlingジュン、こっちネ</p><p>グレースさんは、イーディがオレにいきなりキスしたことには驚いているようだったが</p><p>何を驚いているのネアタシ、アメリカ人ヨ</p><p>ああ外国の習慣か</p><p>グレースさんは、イーディの誤魔化しを信じてしまう</p><p>お休みなさいですの</p><p>アニエスが、イーディとグレースさんに声を掛けると</p><p>ごゆっくり、お休み下さい</p><p>また明日な</p><p>明日です</p><p>可憐、コヨミちゃん、エリ、リエの年少組にエリカも加わって、みんな笑顔でグレースさんに手を振る</p><p>お、お休み</p><p>グレースさんは、そう答えるとアニエスの後に続いて、廊下に消えて行った</p><p>あのパパ、お願いがありますの</p><p>とアニエスが、オレのところにやって来る</p><p>明日の緊張を解すために今夜は、オレとセックスして一緒のベッドで寝たいんじゃないだろうか</p><p>オレは、そう考えていたが</p><p>今夜は桜子ちゃんが、アニエスたちの家族になった夜ですの桜子ちゃん、お屋敷は初めてでとっても戸惑っていると思いますから、パパ、今夜は一緒に寝てあげて欲しいですの</p><p>それとパパ、お仕事でお屋敷に居られなかったから、茉莉花ちゃんも可哀相ですの茉莉花ちゃん、週末にしかパパとセックスできませんから茉莉花ちゃんも、してあげて欲しいですの</p><p>アニエスは成長した</p><p>半年前は、地下室の中で誰にも心を開かない少女だったのに</p><p>今は、周りの子たちに気遣いできる子になっている</p><p>生きている限り変化し続けていく</p><p>判ったアニエスの言う通りにするよえっと、桜子と茉莉花がリラックスできるように他の子も呼んだ方がいいよな</p><p>はいですのアニエスが見ていた感じではアリスちゃんと可憐ちゃんず、桜子ちゃんと仲良しになりたいみたいですの茉莉花ちゃんは、エリカちゃんと一緒にさせてあげるべきですの</p><p>あ、でも今夜は、可奈ちゃんも来ていますのそれに、今夜の本当の寝室当番はまり子ちゃんでしたのだから、２人も呼ばないといけませんの</p><p>可奈センパイも、いつもこのお屋敷に泊まっているわけじゃないしな</p><p>まり子も明るくてカラッとした性格だから、居てくれた方が助かるか</p><p>まり子は、桜子の従姉妹だし</p><p>お嬢様たちだけでなく、可奈センパイと茉莉花がメンバーに加わるのも良いことだと思う</p><p>オレたちの家族には、色んな過去を持った子たちが集まって来ているんだから</p><p>うん、そうするよアニエス</p><p>オレは笑顔で約束する</p><p>明日、アニエスが学校から帰ってきたらすぐにセックスしような</p><p>わーお楽しみですのっわーお、わーお</p><p>笑顔で喜ぶ、金髪ハーフの美少女</p><p>パパ、アニエスは大丈夫ですのっルナやコヨミちゃんが側に居てくれますの可憐ちやんも、お友達を紹介してきれるって言ってましたの</p><p>アニエスは、オレに心配を掛けないように虚勢を張っている</p><p>オレには良く判る</p><p>ああ、頑張れよアニエス</p><p>アニエスの小さな身体を抱きしめて可愛い頬にキスをした</p><p>オレのセックス部屋１０人は一緒に寝られる特大ベッドのある部屋に</p><p>桜子たちがやって来たみんな可愛いパジャマ姿で</p><p>アニエスの指示通りに</p><p>１６歳の桜子と１３歳のありす１２歳の可憐</p><p>１６歳の茉莉花と１４歳のエリカ</p><p>１６歳のまり子と１７歳の可奈センパイ</p><p>下は小学６年生から、上は高校２年生までの美少女たちだ</p><p>あれ不知火さんは</p><p>でも、桜子の警護役である不知火シエさんが居ない</p><p>シエは、栗宮さんや御厨さんと一緒に寧さんと美智さんが連れて行かれましたわ</p><p>桜子が答える</p><p>武闘派お嬢様の２人もか</p><p>何でも、こちらのお屋敷のセキュリティシステムについてお教え下さるそうです</p><p>ああ３人とも戦闘能力の高い人たちだから、知っててもらった方がいいんだな</p><p>それと寧さんが衣装部屋に連れて行くって言ったわよ</p><p>衣装部屋</p><p>何かよく知らないけれど不知火さん、裁縫係になるんだって</p><p>ああ、そんな話もあった</p><p>いずれにしても、今夜は不知火さん桜子から離すって</p><p>しばらく離れて、頭を冷やす時間を作ってあげないと不知火さんがパンクしちゃうものね</p><p>子供の頃からの自分の主人である桜子がオレの女になってしまったということ</p><p>そして、ここには警護役はたくさん居るから無理に不知火さんに来てもらう必要は無い</p><p>というか、美智やイーディが、自分よりもずっと強いことを不知火さん自身が理解している</p><p>警護役としてのアイデンティティが崩壊寸前だ</p><p>これでまた眼の前で、桜子が公に犯されるのを観なくちゃいけなくなるのは、不知火さんも辛いでしょうし</p><p>いや、今夜はもう桜子とはしないよ処女膜が破れたばかりなんだから桜子だって、まだ痛むだろ</p><p>オレは桜子の身体を見て、言う</p><p>黒森様がお望みでしたら、桜子は何回でも致します</p><p>おい桜子</p><p>いやいやいやしないって</p><p>とか言って今夜はしなくても、明日の朝にはするでしょお医者様は今夜はもうしない方が良いっておっしゃったのよね</p><p>まり子が、桜子に尋ねる</p><p>恥ずかしそうに答える桜子</p><p>だったら、明日の朝は今夜じゃないんだからして良いのよ朝の優しい光の中で公とセックスするのって気持ち良いわよわたくしは大好きモーニング・セックスって言うのよ</p><p>まり子が、桜子に笑顔で言う</p><p>あー、あたしは朝エッチは、そんなにしたことないなぁ放課後に部活をサボってノブとエッチっていうのは、よくあるけれど</p><p>わあ、良いですねぇ黒森様と同じ学校の方だと、そういうことができて羨ましいです</p><p>エリカが、そう言った</p><p>あたしなんてまだまだよ学年が違うし愛の方が凄いはずよノブと一緒に居る時間が段違いに多いしちょっとムラムラしたからって、おトイレ感覚で犯してもらっているはずよ</p><p>そうなんですか黒森様</p><p>まあたまにな</p><p>仕方ないからオレは認める</p><p>逆にイーディには、よく逆レイプされるよムラムラするからヤラセロってイーディの方が、オレに迫って来るんだ</p><p>うわぁそういうの良いですよね性欲を隠さないっていうか性的欲求をためらわずにぶつけられる関係って、憧れちゃいます</p><p>おいおいエリカ</p><p>じゃあ、エリカさんもノブのこと逆レイプしてみる</p><p>可奈センパイが、おどけて言う</p><p>それはちょっと</p><p>オレを見て、エリカは恥ずかしそうに頬を赤らめる</p><p>あたしもちょっとねやっぱり、ノブのことを犯すよりノブに犯される方が好きだもの</p><p>可奈もわたくしも自分が押し倒される方が好きだわ</p><p>おい、その話はそれ以上広げるなよ思いきり引いてる人たちがいるぞ</p><p>オレが苦笑して言う</p><p>桜子にありすに可憐お淑やか系のお嬢様たちは、いきなり始まったエロトークに呆然となっている</p><p>あ、ごめんなさいね</p><p>一番年上の可奈センパイが、代表して謝る</p><p>でも桜子が、こうやって無事に公の家族になって本当に良かったわ</p><p>まり子が話を変える</p><p>ホント、わたくしずっと心配してたんだからもう大丈夫よこれから先は公が桜子のことも幸せにしてくれるんだから</p><p>わたくしもこちらに置いていただけることになって、本当に嬉しいですわ</p><p>桜子も改めて、オレに言う</p><p>わたしも、桜子様がいらしてとっても嬉しいですありす様や可憐様とも、さっきからずーっと、その話をしていたんですですよねぇ</p><p>わたしは、桜子様のグループに入りますからありす様や可憐様も、同じ考えですわ</p><p>さっきのパーティの時、オレはお客さんたちのテーブルに居たから</p><p>エリカたちが、何を話し合っていたのか全然知らなかった</p><p>わたくしだけでなくミタマとキヌカも、桜子様のグループに入らせていただきます</p><p>わたくしもよろしくお願い致します</p><p>可憐までが、桜子に頭を下げる</p><p>わたくしのグループとは、どういうことなのです</p><p>桜子自身は、すっかり困惑していた</p><p>香月みすず様に対抗できるのは狩野桜子様しかいらっしゃらないということですわ</p><p>おいおい、みすずに対抗ってうちの家族はみんな仲良くが原則だろ</p><p>だってみすず様、怖いんです</p><p>エリカ怖いって</p><p>香月家のお嬢様でいらっしゃるんですからわたしたちのことなんて、感嘆にプチッて潰しておしまいになることだってできるんですよみすず様は</p><p>みすずは、そんなことはしないぞ</p><p>はい、なさらないとわたしも信じていますけれどみすず様に、そういうお力があるのは事実ですだから、エリカは怖い方なんだと思っています</p><p>エリカはそう言う</p><p>わたくしもみすず様は、怖いです</p><p>可憐は、どうなんだ</p><p>怖いですとても</p><p>ああ、みすずは最初、可憐のことを自分のペットにしようとしていたから</p><p>可憐にとっては怖い人というイメージが残っていても仕方ないか</p><p>わたしはよく判らないです</p><p>茉莉花はそうだよな</p><p>お嬢様世界のことは、全然知らないんだから</p><p>でも、皆さんの様子を拝見していると香月みすず様のことを恐れていらっしゃる方が多いことは知っておりますわ</p><p>みすずを恐れている人は多い</p><p>ああ、判るかも良い人だって知っているけれど確かに、ちょっと怖い雰囲気があるわよねえあたし、みすずさんと２人きりで話したりするのは、超苦手だもの</p><p>可奈センパイまで、みすずに怖さを感じている</p><p>ちょっと待ってくれよじゃあ、瑠璃子はどうなんだ</p><p>オレは、香月家のもう１人の令嬢瑠璃子のことを尋ねる</p><p>瑠璃子さんは、とっても良い人だわあたし、大好きよ</p><p>可奈センパイは、即答した</p><p>わたしもお世話になっています良い方ですわ</p><p>茉莉花も瑠璃子には、悪印象を持っていない</p><p>瑠璃子様は変わられたもの昔とは、全然違うわよ</p><p>ええ、わたくしもそう思います</p><p>とっても、お優しくなられました</p><p>ありすに可憐</p><p>ああ、そうかみんな、幼稚部から超お嬢様校に通っていたから</p><p>昔の瑠璃子のことも、よく知っているのか</p><p>昔は瑠璃子様も怖かったけれど今は怖く無いわお優しいし、お料理もお上手だし</p><p>ま美味しいご飯を作って下さる人のことは、誰だって好きになるわよ</p><p>克子さんに、瑠璃子さんに、マナさんに、恵美さんここのお屋敷の家事担当の人たちは、あたし、みんな大好きだもの</p><p>自分たちのために働いてくれる人を嫌いになるはずが無い</p><p>でも、みすずさんの方は良く判らないなあほら、あたしは香月グループっていう名前は知っているけれど、実際にどれくらい凄い家なのかは良く判ってないでしょ</p><p>可奈センパイは、名家の詳細を知らない</p><p>だから、余計に感じるのかもしれないけれどみすずさんは、何か得体が知れなくて怖いわ瑠璃子さんは怖くないだって、あの子は判りやすいもの</p><p>瑠璃子が判りやすい</p><p>瑠璃子さんは、ノブのセックス奴隷でしょあの子は、そういう自分の境遇を楽しんでいるわノブの奴隷になったことが嬉しくて嬉しくてたまらないんだと思うだから新入りのあたしたちには対しては香月家のお嬢様でなく、ノブのセックス奴隷として応対してくれたからあたしたちも、気楽に付き合えているんだと思うわ</p><p>みすず様は怖いですどんな時でも、黒森様の一番になろうとなさってますから</p><p>みすずの問題は、オレが思っているよりも根深いのかもしれないぞ</p><p>悪徳芸能プロの経営者が2人も逮捕されたので芸能界編もやりたくってきたのですが</p><p>それをやると、さらに完結が伸びるのでうーん</p><p>芸能界エロ小説は、別の作品で書きたいんですよねぇ</p><p>1267．恋の鞘当て　／　心の内</p><p>とにかく、わたくしたちは香月家が巨大で怖い家だということを、子供の頃から両親や家族から教えられていますから</p><p>超お嬢様校の代表としてまり子が言う</p><p>正確には、香月家と歌晏家と狩野家には絶対に失礼なことをしてはいけないって</p><p>まり子は、チラッと桜子を見る</p><p>狩野家は今はアレだけど、でも公の場で狩野家をあなどるようなことをしたら、香月家と歌晏家からお叱りを受けることになるから</p><p>名家の中でも、特に家格が高い３家</p><p>今は狩野家は没落寸前だけれど香月家と歌晏家の方は安泰だから</p><p>香月家と歌晏家がサポートすることで、狩野家は家格を保ち続けている</p><p>そうですよねぇ歌晏様と香月様は、本当に怖いですよねえ</p><p>エリカもそう言う</p><p>長い歴史を持つ名家の中でも、群を抜いて古いお家だし明治維新も戦後の混乱も乗り越えて、今なお名家の中心にそびえ立っている２家ですから</p><p>名家を指導する立場の家なんだよな</p><p>畏れおおいのよね香月様と歌晏様は</p><p>まり子の言葉に名家・鞍馬家のありすと、名家・水島家の可憐もうなずく</p><p>２人ともジッちゃんの命令で、オレたちと暮らすことになった</p><p>名家と言えども、家格の低い家は名家・香月家の当主には逆らえない</p><p>畏れおおいって言う割には、まり子は歌晏桃子姉ちゃんの妹分をやっていたじゃないか</p><p>それはだって、桃子お姉様は超然となさっていらっしゃるから一緒に居て楽しいものそれに、みんな恐れ入ってしまって、桃子お姉様の近くには行かないでしょだったら、わたくしがお身内になってしまうのはアリなんじゃないかなって思ったのよ</p><p>ああ、香月家のガーデンパーティで、最初に桃子姉ちゃんが登場した時のことを思い出したぞ</p><p>確かに、桃子姉ちゃんは独自の華やかすぎるオーラを発していて、他の名家のお嬢様たちを圧倒していた</p><p>でも桃子姉ちゃん自身が、ああいう空気を楽しんでいたから嫌味にはならない</p><p>本当に華やかで面白い人だと感じた</p><p>歌晏桃子様は、名家のお嬢様の女王陛下になられることを開き直っていらっしゃるというか楽しんでいらっしゃいますものね</p><p>いえ、本当はお寂しいのよ女王様でも、臣下が山田梅子さんしかいない王国の領主だからでも、桃子お姉様は産まれてからずっと、ああいう生活を続けていらっしゃるから、ご自分が寂しいということにすら気付かれていないのよ</p><p>だからわたくしのことも、簡単に妹にして下さったんだと思うわ本当はもっと、安心して心を開くことのできる身内が必要なのよ</p><p>女王陛下のことを、他の子たちは遠くから眺めているだけなんだろう</p><p>畏れ多いから近寄って、友達になることは許されないと感じている</p><p>わたくしは早く、桃子お姉様にも公の女になっていただきたいのよわたくしたちの家族になれば、桃子お姉様のお寂しさは解消されるんだから</p><p>まり子は、ことある度に桃子姉ちゃんを勧誘している</p><p>ま、もう時間の問題だと思うけれどね後は、桃子お姉様と公、どっちが先に素直になるかだけだから</p><p>驚いて、まり子に聞き返す</p><p>そうよ公は、桃子お姉様のことをどう思っているの</p><p>じゃあ、質問を変えるわ公は、桃子お姉様とセックスしたいの</p><p>オレは、桃子姉ちゃんの身体のラインを思い出す</p><p>優雅で手足の長い１８歳の身体</p><p>桃子お姉様のヴァージンは欲しくないの桃子お姉様に、公の赤ちゃんを産んで欲しいとは思わない</p><p>うん、セックスしてみたい処女はオレが破りたい桃子姉ちゃんに、オレの子供を孕ませたい</p><p>素直に答える</p><p>だったら早く、行動しなさいよわたくしにできることなら、何でも手伝ってあげるから</p><p>歌晏様も、こちらにいらっしゃるのならわたくしは、ますます桜子様のグループに入らせていただきたいと思います</p><p>ありすと可憐が言う</p><p>みすずは怖い、桃子姉ちゃんも怖いでも、桜子なら怖くないってことか</p><p>それは、あの</p><p>桜子様には、昔から優しくしていただいておりますから</p><p>３大名家の１つ狩野家の令嬢でも、家が傾いていた桜子は</p><p>他の名家の令嬢たちや、超お嬢様校の一般生徒たちに日頃から、気を遣って生活していたんだろう</p><p>そうでないと香月家や歌晏家に助けられている家格の高さだけが誇りの家の娘は、超お嬢様校で生きていけない</p><p>そうはおっしゃいますがわたくしは、こちらのお屋敷では新参者でございますし</p><p>桜子は、困惑している</p><p>わたくしは、グループを率いるようなことは苦手でございますそれに、香月みすず様や歌晏桃子様と対立するようなことになるのは困ります</p><p>桜子の実家の狩野家は当主だった桜子の父親が押し込められて、母親の実家の名家・神崎家とまり子の鳥居家が共同して復興させることになっている</p><p>その計画を裏から指示しているのは、ジッちゃんと歌晏さんだ</p><p>つまり、桜子自身も狩野家のことを考えたら、香月家や歌晏家には逆らえない</p><p>ですが、わたくしたちはこのまま、こちらのお屋敷で香月みすず様や歌晏桃子様の家臣になるのは嫌なんです</p><p>香月家と歌晏家に取り込まれるわけには参りません</p><p>ありすと可憐は言う</p><p>没落してしまったとはいえわたくしも、名家・鞍馬家の娘です</p><p>わたくしも水島家の娘としての誇りがございますから</p><p>香月家や歌晏家よりも、立場は下とはいえ名家は名家だ</p><p>どれけだけ香月家と歌晏家の家格が高いとしても臣下のように支配されるのは嫌なんだ</p><p>わたしもわたしの家は名家じゃないですけれど、みすず様や歌晏様は苦手です一緒のグループに入ったら、みすず様や歌晏様に毎日ペコペコしてないといけない感じがしますから</p><p>と言ってもここにいらしたら、桃子お姉様のグループなんて山田さんしか居ないんでしょうから、わたくしが所属して差し上げないといけないのよねお誘いした立場としては</p><p>まり子が、苦笑して言う</p><p>それを言ったら、みすずのグループだって美智しかいないじゃないか</p><p>えー、翔お姉様や麗華お姉様も居るじゃない</p><p>まり子が、大きな声で言う</p><p>香月セキュリティ・サービスの方たちは、みんな香月家の臣下なんだから</p><p>ああそういう認識なんだ</p><p>瑠璃子様が、克子さんのグループに入られたのだって香月家グループのトップが、みすず様に決まったからなんですよね</p><p>エリカが、オレに尋ねる</p><p>超お嬢様校の生徒の視線だとそう見えるのか</p><p>エリカは、オレたちのところに来てまだ日が浅いから家族の人間関係の詳細は知らないし</p><p>どういう問題が起きているかは大体判った</p><p>この秋から、オレたちの家族に参加した子たちで</p><p>超お嬢様校の生徒たちはみすずに対して、警戒したままになっている</p><p>それは、子供の頃からの香月家に失礼なことをしたら、家が潰されるぞと徹底的に教育されてきたから、香月家の娘に対して何かに付けて意識しまくっているんだ</p><p>その上、同じ香月家の娘でも、瑠璃子の方は克子姉やマナやメグたちと一緒に、お屋敷の家事をやっているから</p><p>日々の生活の中で、警戒が解けてしまっている</p><p>三人目の香月家の娘の美子さんも、最近は瑠璃子のお付きに戻って生活しているからやっぱり、警戒心は解除されている</p><p>その結果、瑠璃子や美子さんの分までみすずが畏れおおい香月家のイメージを１人で背負うことになってしまっている</p><p>香月家や、ジッちゃんの持つ強大な力のイメージを</p><p>どうしたのノブ</p><p>いや、ちょっと思い出したことがあるんだよ</p><p>半年前の連休中の名家のお嬢様たちの日舞発表会の時</p><p>みすず、瑠璃子、美子さんが踊った後の観客たちの反応は重かった</p><p>観客席に居たのは、ほとんどが名家や良い家の人たちだったのに</p><p>みんな、名家・香月家の令嬢たちに、どう反応すればいいのか判らなくて香月家を恐れているからこそ、何の反応もできなくなっていた</p><p>あれが、世間の人たちが香月家の娘にする普通の対応なんだろう</p><p>褒めることすら失礼になるかもしれないと思うから何の反応もできなくなる</p><p>それぐらい香月家そのものが、恐れられている</p><p>可奈センパイや、茉莉花もまり子やエリカを通して、みすずを見ているんだもんな</p><p>親しい子や、姉妹が、みすずに対して恐れを感じているのなら名家と関係がなく超お嬢様校の生徒でもない可奈センパイや茉莉花は、影響を受ける</p><p>やっぱりみすずのことを、恐れるようになる</p><p>そういうことなんだな</p><p>つまりまり子やエリカ、ありすや可憐たちの、みすずに対するイメージを引っ繰り返さないと</p><p>みすずはどんどん、家族の中から孤立していくことになる</p><p>このままじゃマズい</p><p>この話は、もういていいでしょ公</p><p>まり子がパジャマのボタンを外し始める</p><p>今夜は桜子の歓迎会なんだから桜子は朝までお預けだけれどわたくしたちが、桜子に色んなセックスを教えてあげるわ</p><p>桜子様グループの結成式ですから、わたしたちが黒森様に犯していただいているところを桜子様にお見せいたしますわ</p><p>そう言って、エリカもパジャマを脱ぎ始める</p><p>さ始めましょ</p><p>あのね、全部自分で脱いじゃダメよノブが、ムラムラするように襲い掛かってくれるように、チラチラさせるのが良いのよ</p><p>可奈センパイが、そんなことをみんなに言う</p><p>パジャマはズボンだけ脱いで上はボタンを開けて、胸元の谷間を見せるだけパンティもチラチラ見せるのよ、いいわね</p><p>なるほど可奈こういう風なのがいいのね</p><p>まり子が感心している</p><p>みんなパジャマの下を脱いで、生足を露出した</p><p>広いベッドの上に、ぺたんと座ってパジャマのシャツの裾から、白いパンティが見えている</p><p>大きく開いた胸元からは、おっぱいが覗けそうだ</p><p>オレはまだ、みんながみすずを怖がっているということに引っ掛かっていた</p><p>みんなはオレのことは怖くないのか</p><p>ここに居る少女たちは、全員、オレが処女を奪ったけれど</p><p>可奈センパイや、ありすや、可憐みたいにほとんどレイプだった子もいるし</p><p>キョトンとした顔をするまり子</p><p>あたしたちが、公を怖がるわけがないでしょ</p><p>最初はちょっとだけ怖かったです</p><p>可憐が恥ずかしそうに言う</p><p>でも、今は怖く無いです</p><p>わたくしもです黒森様のことは怖くはありませんわ</p><p>ありすも、そう言った</p><p>わたくしのことも、美里お姉様のことも、ミタマとキヌカのことも黒森様は、ずーっと１番良い形に治まるように、苦心して下さったことを知っておりますから</p><p>わたしも自分のことも、茉莉花お姉様のことも救っていただきましたから</p><p>エリカが微笑む</p><p>感謝していますわ</p><p>姉の茉莉花も、オレに言う</p><p>ていうかさノブとセックスするようになってから、他の男の子たちの方が怖くなってるわよ</p><p>今はほら、男の子の生理的な感覚が判るから学校でもさ、あ、この人、あたしのことイラらしい眼で見ているっていうのが、ハッキリ判るようになったのよね胸を見られているとか、足を見ているとか、お尻を見られているとか視線で男の子たちの心の中が判るのよだから、ノブ以外の男の子とはどんどん喋らなくなっているわ気持ち悪いんだもの</p><p>あ、それ判るわ</p><p>まり子も</p><p>わたくしも他の男の人、苦手になっているかも男の人たちのギトギトした感じが嫌なのよね</p><p>いや、オレだってまり子たちのこと、エロい眼で見たりしているぞ</p><p>それはいいのよわたくしたちは、公の女なんだから</p><p>そうよ、どんどんエッチな眼で見てよていうか、見るだけじゃなくって押し倒しなさいよ好きなだけエッチしなさいよ</p><p>まり子と可奈センパイは、オレを挑発するように言う</p><p>ノブはさ他の男の子たちとは違うのよ何て言うのかな視線が真っ直ぐなのよねああ、判ったノブは、女のことを馬鹿にしていないからなんだわうちの学校の男子とかさ基本的に、女は自分よりも馬鹿だと思っているのよね簡単に騙せると思っているから気持ちの悪いカッコ付けをしたりするのよね</p><p>そうよね、公はわざと格好の良いことをしようとしたりしないわよねわたくしたちの顔色をうかがって、お世辞とかお追従とか言ったりしないじゃないだから、言葉が信用できるのよ公は、無意味な嘘は言わないからそういうところが良いのよね</p><p>そうですよねぇ真面目な方ですよね、黒森様は</p><p>判らないことがあったっても、判ったフリとかしないじゃないですか判らない時は、判らないって顔をきちんとなさるから頭の良いフリをして、女の子にアピールするとかもなさらないじゃないですか</p><p>だって、オレ頭良くないから</p><p>オレは認める</p><p>いや、頭が悪いから理解することを諦めるってことじやないぞ本当に頭が悪いから他の人よりも時間が掛かるけれど、一生懸命みんなの話を聞いて、足りない頭で必死に考えて何とか理解しようと思っているオレみたいな馬鹿は、諦めたら終わりだから努力だけは続けないとさいや、本当に頭の回転が悪いからみんなには迷惑掛けていると思うけれど</p><p>そんなことはありませんわ</p><p>わたくしは黒森様は、とっても聡明な方だと思っております</p><p>そうね秀才ではないと思うけれど、絶対に馬鹿ではないわそれにノブはとっても我慢強いしね</p><p>可奈センパイが、褒めてくれた</p><p>あの愛のスピードに堪えられているだけでも凄いわよたいていの子は、愛が話している最中にああ、もういいっって言葉の鈍さに怒って、会話を打ち切ってしまうと思うしそれで愛が頭の鈍い子だと、勘違いする男子が多いのよね</p><p>愛は、思考スピードが遅いだけで本当は頭の良い子だ</p><p>ジックリと考えながら、最近は、自分のアイデアで新しいパンを焼いてみたりもしている</p><p>男の子なんてさ自分の思い通りにならないと、すぐにへそを曲げる人が多いのにノブは、あたしたち１人１人のペースに合わせてくれるから助かるのよ</p><p>オレは別にそうした方が良いと思うことを、しているだけだよ</p><p>特別なことをしているつもりはない</p><p>そういうのを当たり前だと思っているからノブは凄いのよだから、みんなのノブでいられるのよね</p><p>わたくしたちのことも受け入れてくれるし公は、みすず様や瑠璃子様みたいな方たちも、平然として受け入れちゃうのよね</p><p>怖くないしむしろ安心なのよ公は、絶対にわたくしたちのことを裏切らないって判っているから</p><p>そうですわねわたくし本当はまだ香月様や歌晏様のお言葉は信じていませんでも、黒森様は信じて付いて参ります</p><p>桜子はそう言う</p><p>わたくしは、歌晏様や香月様を信じてここに来たのではありません信じられるのは、黒森様だけです</p><p>桜子の言葉にありすと可憐が続く</p><p>黒森様がいらっしゃらなければ毎日、不安で泣いてばかりだったと思います</p><p>可憐が、そう言うが</p><p>いや、ちょっと待て</p><p>それは違うだろ可憐が安心して居られるのはアニエスやルナたちが、毎日、可憐に笑顔で優しくしてくれているからだろオレの力じゃないよそれに、克子姉やマナたちが、美味しい食事を作ってくれたりみんなが家族のために、色んなことをしてくれているからだオレなんて、大して役には立っていないよ</p><p>オレはみんなに助けられて、何とか生きているだけの人間だ</p><p>黒森様こそ間違っておられますわ</p><p>アニエスさんたちだって、黒森様がいらっしゃるから微笑むことができるんだと思います笑い合うことが</p><p>わたくしたちの真ん中に公がいるのよ</p><p>いつの間にか、半裸の少女たちがオレを取り囲んでいる</p><p>さ、公誰からにする</p><p>１６歳の桜子と１３歳のありす１２歳の可憐</p><p>１６歳の茉莉花と１４歳のエリカ</p><p>１６歳のまり子と１７歳の可奈センパイ</p><p>みんな優しい笑顔でオレを見ている</p><p>さてエロシーンはどうしよう</p><p>1268．恋の鞘当て　／　眼下の脅威</p><p>まり子がオレに微笑む</p><p>桜子と可憐とありすエリカと茉莉花まり子と可奈センパイ</p><p>パジャマの下を脱いで素足になった美少女たちが、オレを見ている</p><p>まり子や可憐たち超お嬢様校に通っているお嬢様たちが、みんなみすずに対して、警戒心を持っていることは判った</p><p>それはそれで何とかしなくちゃいけないことなんだけれど</p><p>今はとにかく、眼の前に居る少女たちの相手をしないといけない</p><p>部屋のドアが、突然、ノックされる</p><p>お屋敷のルールではオレが夜の当番の子たちとセックス部屋に入ったら、翌日の朝、部屋から出て来るまでは、当番で無い子たちは一切邪魔をしてはいけないことになっている</p><p>夜、寝る前のセックスと目覚めた後のモーニング・セックスは、当番の子の権利として保障されているからだ</p><p>それなのに、こんな時間に誰かが来たということは</p><p>あら、やっぱり聞かれていたのかしら</p><p>まり子が、天井を見上げる</p><p>このお屋敷の中には盗聴システムが張り巡らされていることは、まり子たちも知っている</p><p>別にいいけれど聞かれてもいいと思って話したことだから</p><p>苦笑して、オレを見るまり子</p><p>公に判っていてもらいたかったのよねわたくしたちが、香月家をどう思っているかということを</p><p>あたしたちにとっては、香月グループもまり子のお家のトリイ電子だって、そんなに変わらないんだけれどねどっちも大きい家で、お金持ちで、とにかく凄いんだから</p><p>でもわたくしたちにとっては、明確な差があるのよ鳥居家は名家ではないし、香月家は名家の中の名家同じ名家の中でも格があるし</p><p>ありすの鞍馬家や、可憐の水島家よりもずっと家格が高い</p><p>コンコンコンッ</p><p>ドアが、さらにノックされる</p><p>ちょっと行って来るよ</p><p>オレがベッドから降りようとすると</p><p>まり子も付いて来ようとする</p><p>いいよまり子たちは、パジャマが半脱ぎになっているからオレはまだ着たままだからさ</p><p>オレは、1人でドアへ向かう</p><p>さすがに、セックスの空気を引き摺った格好のままで来訪者と対面するのは、お嬢様としては恥ずかしいだろう</p><p>もう一度、ノックの音が響くと同時にオレは部屋のドアのロックを外した</p><p>ガチャッと、ドアを開ける</p><p>あ、ごめんなさい今、平気</p><p>ドアの向こうに居たのはメグだった</p><p>どうしたんだ何かあったのか</p><p>ごめんなさい、あたしすっかり忘れてたのよヨシくん、明日までに学校に出さないといけない種類があるのよ</p><p>ああ、右手に何かペラペラのプリントを持っているな</p><p>え、そんなのあったっけ</p><p>オレはそんなものの存在は、全く記憶に無い</p><p>これ、先週ヨシくんが、パン工房へ行っちゃってて教室に居ない時に先生が配ったのよアンケート形式の調査票なんだけれどこれ、明日の朝のホームルームの時までに提出しないといけないのよでも、ヨシくん朝はパンの仕込みがあるから、ホームルームには出られないでしょ</p><p>いや、オレはいつも、朝のホームルームの時までには教室に行くようにしているけれど</p><p>メグの表情が変だ</p><p>あたしが自分のと一緒に、ヨシくんのも提出しておくから今、書いちゃってくれない明日もあたしは朝練だから、朝はすれ違いになっちゃうし</p><p>メグは部屋の奥に向かって</p><p>３分ぐらいで書き終わる書類なんで本当に悪いんですけれど、ちょっとだけヨシくんを借りてもいいですか</p><p>大きな声で言う</p><p>いいわよ、恵美さん</p><p>可奈センパイが、大きな声で答える</p><p>その調査票なら、あたしも去年書いたわ大切な書類だから、慌てないでちゃんと書いてね、ノブ</p><p>メグに話を合わせてくれる</p><p>ええ、書き方はあたしが知ってるからヨシくんにパパッと必要な項目だけ書いてもらいますから</p><p>メグはこの書類は、自分がオレに書き方を教えないといけないものだとアピールする</p><p>３、４分で終わることならいいでしょ、みなさん</p><p>可奈センパイが、年長者の貫禄でベッドの上の他の少女たちに、そう言ってくれた</p><p>そうね学校に提出しないといけない書類のことなら仕方ないわよね</p><p>まり子もそう言ってくれた</p><p>黒森様、お部屋の中で書類をお書きになられたらいかがです恵美お姉様も、どうぞ中へ</p><p>エリカが、そう言うが</p><p>いえ、さすがにそれは悪いわあたしは今夜はお当番じゃないんだから</p><p>メグは、部屋の中に入ることを拒んだ</p><p>オレが廊下で書くよペンとか持って来てくれてるんだろ</p><p>ええ、ここにあるわ</p><p>メグが、返事をする</p><p>じゃあ、ちょっと待っててくれすぐだから</p><p>本当にごめんなさいね</p><p>オレは廊下に出て</p><p>ドアを締める</p><p>廊下にはメグの他にミナホ姉さんと寧と美智と、なぜか栗宮素子さんと御厨くるみさんが居た</p><p>そしてみすず自身も</p><p>みすずは、かなり落ち込んだ表情をしていた</p><p>こりゃ聞いていたんだな</p><p>まり子やエリカたちが自分のことをどう思っているかということを</p><p>オレは、みすずをギュッと抱き締める</p><p>みすずも、オレを強く抱き締め返した</p><p>ゴメンネあたしが嘘吐きなことは、みんな知っているからさだから、メグちゃんに嘘吐いてもらったんだよっ</p><p>確かに、同じことを寧がしたら部屋の中の子たちは嘘だと気付くだろう</p><p>しかし、生真面目なメグが訪ねてきたのだからまり子たちは、嘘だか本当なのだか判別不明になっているだろう</p><p>かといってここでミナホお姉ちゃんが乱入すると、大事になっちゃうしねっ</p><p>それも、その通りだ</p><p>ミナホ姉さんが突然顔を出したら、部屋の中の子たちが緊張してしまう</p><p>可奈センパイに、まり子に、エリカと茉莉花に可憐とありすと桜子</p><p>みんな、最近、オレの女になったばかりだから</p><p>まだ、ミナホ姉さんの重さには慣れていない</p><p>数分しか時間が無いから質問は手短にして下さい</p><p>ミナホ姉さんが栗宮素子さんに言う</p><p>では、簡潔に何故、黒森様は鳥居まり子さんたちが、みすず様に不満を持っているということを知って、何もなさらなかったのです</p><p>栗宮さんが、オレに尋ねる</p><p>この人さっきまでとは雰囲気が違う</p><p>あのお嬢様の穏やかさが消えている</p><p>黒森様のお立場なら彼女たちに、みすず様に恭順するように命ずることがおできになられるはずですわ</p><p>オレが、まり子たちに命じる</p><p>黒森様のハーレムの順列は香月家の令嬢である、みすず様が最高位に置かれるべきですわ明確なランク付けが無ければ、これだけたくさんの人たちがいるのですから正しく支配することはできませんわ今、こちらのお部屋で話されていたのは分派行動でございますこのままでは、幾つもの派閥が形成されお互いに対立し合うことになるとは思われませんか</p><p>そんなことにはならないよ</p><p>きっぱりと、オレは言う</p><p>なぜ、そう言い切れるのです</p><p>栗宮さんは、真剣な眼でオレを見る</p><p>オレが、みんなをまとめるからさ派閥に分かれて、ケンカするようなことには絶対にさせない</p><p>オレは、みすずを抱き締めたまま答える</p><p>そうはおっしゃいますが黒森様は、部屋の中の皆さんのお話をただ聞いているだけで即座に、適確な対応をなさろうとはしていませんでしたわ</p><p>ああ、大きな問題があることは分かったけれど対策は明日以降にするつもりだった</p><p>わたくしでしたら、今夜できることは今夜のうちに致しますが</p><p>ふうん、例えば</p><p>今度は、オレが栗宮さんに問い返す</p><p>他にも、みすず様に不満を感じている方がいらっしゃるかもしれませんし全員を集めて、集会を開きますわ</p><p>もう夜でみんな、自分の寝室に入ったのに</p><p>みすず様に関することですわこのまま放置しておかれるのはみすず様が、お辛いとはお思いになられないのですか</p><p>みすずは強い娘だこんなことぐらいで、へこたれたりはしないよ</p><p>みすずを強く抱き締めたまま言う</p><p>それに今はまり子たちの時間なんだあの子たちの当番をストップさせて、みすずのための緊急集会とかをやるわけにはいかないよそんなことをしたら、オレがあの子たちよりみすずのことを優遇したってたことになる</p><p>優遇なさるべきですみすず様は、香月家のご令嬢ですわ黒森様の正妻になられるべき方なのですから</p><p>オレは、自分の女に差は付けないよ</p><p>オレは、栗宮さんの眼を見て言う</p><p>それが納得できないのなら、栗宮さんたちはこのお屋敷には、残らないで欲しい</p><p>このお屋敷の中でのルールは、名家の世界とは違う栗宮さんの価値観を押し付けられるのは困るし嫌だよオレの女たちは、みんな誇り高いんだオレがみすずだけを優遇したら、他の子たちのプライドを傷付けることになるそんなことをするわけにはいかないそれに</p><p>この件はみすずが、自分自身の行動でジックリ時間を掛けて解消していかなきゃいけないことだ瑠璃子が半年掛けたみたいに、みすずも自分の香月家の娘だから怖いという印象を変えていくしかないんだ今から緊急集会をやって、オレがみすずと怖がるなって命令したって、みんなの心の中は変わらないよこれは、みすずが自分で克服していかなきゃいけない試練なんだオレは、サポートはするけれどオレが何とかしてやれることじゃないんだ</p><p>みすずが、オレの身体をギュッと抱く</p><p>みすずが香月家に生まれたという事実は変えられないし、今まで他の名家の子たちや超お嬢様校の生徒たちと接してきた過去は、もう変えられない今のみすずが、みすずの過去の影響を受けるのは仕方がないけれどそれでも、未来は変えられるんだからさ今からでも、少しずつみんなに理解してもらえるように努力していけば、きっと香月家のみすずは怖いっていうイメージを取り除くことはできるはずだいや、そうするしかないんだよすぐには無理だろうけれどたっぷり時間を掛けてさ</p><p>オレがみすずに、そう言うと栗宮素子さんは、ムッとして</p><p>黒森様のおっしゃっていることはキレイゴトですわ上から強い力で圧力を掛けなければ、世の人たちは従いませんこちらがどんなにお話しても、人はご自分が理解したいことしか、判ろうとして下さらないのですわ</p><p>ああ、そうだろうなオレの言っていることは理想論だキレイゴトだと思うよ</p><p>でも、だからって諦めるわけにはいかないんだよ人間は、死ぬまで、自分の理想に向かってジタバタし続けるんだオレはジタバタするよ、最後の最後までだから、みすずにもジタバタさせるっ闘い続けさせる</p><p>言った</p><p>生きているってことは、自分の過去とか運命とかと、永遠に闘い続けるってことだファイティング・ポーズを崩さずに、立ち向かい続けないといけないんだよっだから、みすずだって香月家の影とは延々と闘い続けなきゃいけないんだ</p><p>あたしが悪かったんですあたし自身、香月家の力で、自分が旦那様の１番になれるんだと錯覚していていました旦那様のすぐ隣に居させていただくことが、当然だと思い込んでいましたいい気になっていたんですあたし</p><p>みすずが泣きながら、言う</p><p>瑠璃子が努力している姿を見てきていたのにあたしは、みんなさんに溶け込む努力をして来なかっただから悪いイメージを持たれてしまったのは当たり前のことなんですあたしが、悪い子だったんですからごめんなさい</p><p>今のみすずさんの素直な気持ちをみんなに話してみたらどうかしら</p><p>メグが、そう提案するが</p><p>いや、言葉じゃダメなんだよこういうことは行動で少しずつ理解してもらうしかないんだ</p><p>旦那様のおっしゃる通りですわあたしどんなに辛くても、頑張ります</p><p>ああ、頑張れ応援するよ</p><p>オレは、もう一度みすずの身体を抱きしめる</p><p>うん、さっきよりも力が抜けて、柔らかな肉体になっている</p><p>オレに心の内を話したことで、少しはスッキリしたようだ</p><p>みすず様も黒森様もなぜ不合理で、手間の掛かることをなさろうとするのか、わたくしには理解できません</p><p>あなたには判らないわよあなたが思っているほど、世の中は合理的にできてはいないしどんなことでも、手間を惜しんだら良い結果は得られないんですから</p><p>ミナホ姉さんが、栗宮さんに言う</p><p>ヨッちゃん、そろそろ３分だよ</p><p>ああまり子たちの部屋の中へ戻らないと</p><p>みすず、また明日</p><p>キスはしない</p><p>ここでキスまでするのは、まり子たちに対して申し訳なさすぎる</p><p>みすずはオレから身体を離す</p><p>じゃあ、戻るよ</p><p>オレは、ミナホ姉さんにそう告げた</p><p>ええ、ごめんなさいね</p><p>ミナホ姉さんは、栗宮さんたちを見る</p><p>どうしても、この子たちにあなたの本質を見てもらいたかったのよ</p><p>オレもまだ不満そうな、栗宮さんを見て</p><p>結局栗宮さんたちは、どういう人たちなんだい</p><p>オレの側室になりたいって、押し掛けて来た２人</p><p>美少女で料理や家事も完璧な上に槍の師範として、戦闘能力も高い武闘派の名家の令嬢</p><p>お目付役よ、あなたの</p><p>あなたは香月様から、香月セキュリティ・サービスをいただいたでしょ</p><p>オレは香月セキュリティ・サービスのオーナーとなった</p><p>政財界の重鎮から、名家の人たちまでを護る最強の人材の揃った警護会社が、オレの支配下になっている</p><p>だから、他の名家の人たちがあなたのことを怖がっているのよあなたが、香月セキュリティ・サービスを暴走させるかもしれないって</p><p>そりゃそうだなただの高校１年生が、香月セキュリティ・サービスのトップになったら</p><p>オレだって、怖いと感じる</p><p>今は、香月家と歌晏家が名家を束ねているけれどでも、それぞれの名家の人たちは、香月家や歌晏家の臣下ではないのだから、危険を感じたら抑止力を用意するわ</p><p>それが栗宮さんたちなのか</p><p>みすずさんのことを怖がっている人たちが何人もいたのと同じよ本人がどういう人間かとは関係無く強大な力を持っている人は、それだけで怖がられるのよあなたの場合もそう名家の人たちからしたらあなたが香月セキュリティ・サービスを手にしたこと自体が脅威なのよ怖がっているのよあなたを</p><p>ですから、わたくしたちはこちらに潜入し、黒森様がどんな方なのかを探ると同時に緊急事態の時に、黒森様を制止する任務を与えられたのです</p><p>名家も、一枚岩ではございませんからどの家も、香月様や歌晏様の指示には、従わざるを得ないことは判っておりますけれどその指示が本当に正しいものなのかどうかは、自分で判断したいと思っていますそして、問題があるのならば香月様や歌晏様の見えない所で、こっそりと処理しなければなりません</p><p>つまり栗宮さんたちは名家・栗宮家が送り込んで来たスパイで</p><p>そらに、オレが香月セキュリティ・サービスに、他の名家にとって問題のある指示を出しそうとした時にオレを処分する暗殺係も兼ねているんだ</p><p>この子たちを受け入れるということは、そういうリスクも背負い込むことになるわよ</p><p>もちろん側室として、こちらに参った以上は心と身体の全てを浸かって、どんなご奉仕もさせていただきますわわたくしとくるみは純潔も、黒森様に捧げますしお子様も孕ませていただきますただ、黒森様が他の名家に対して攻撃を仕掛けようとなさった場合にのみは、全力で阻止させていただきます</p><p>なるほどそういう人たちなのか</p><p>どうする、ヨッちゃんこの子たち、受け入れる</p><p>そんなことは今すぐは決められないよオレだってまだ、栗宮さんと御厨さんのことは、よく判らないし</p><p>いつものほややんとした顔だけでなく</p><p>栗宮さんには、理知的で冷徹な表情もあることを知った</p><p>慌てて決めなくてもいいことは、ゆっくり判断するよ拙速はよくない</p><p>とにかく、栗宮さんたちのことも明日だ</p><p>オレは今日、抱かないといけない女の子たちの所へ戻らなくてはいけない</p><p>お休み、みすず、ミナホ姉さんヤッちゃん、メグ、美智もお休み</p><p>栗宮さんと御厨さんも、お休みなさいまた明日</p><p>栗宮さんは、ぽややんとしたお嬢様の顔に戻ってオレに頭を下げた</p><p>まり子さんたちに、よろしく言ってね</p><p>寧、メグ、ミナホ姉さん、美智がオレに言う</p><p>お休みなさいませ、旦那様</p><p>みすずも、オレに頭を下げる</p><p>今夜と明日の朝はいつもの儀式は中止に致しますわ</p><p>ああみすずの日課のおしっこ披露中継か</p><p>まり子たちに、これ以上悪い印象を持たれないようにということだろう</p><p>ああ、判ったまた、明日な</p><p>オレは、笑顔でそう言うとまり子たちの待つ部屋のドアを開ける</p><p>中に入り、再びドアを閉めカチリとロックした</p><p>ごめん、ごめん、もう済んだよもう、邪魔は入らないから</p><p>オレが、みんなのいる特大ベッドの方に振り向くと</p><p>お帰り、ノブ</p><p>どう、公</p><p>いかがです</p><p>どうぞ、ご覧下さい</p><p>可奈センパイ、まり子、エリカ、桜子、茉莉花、ありす、可憐</p><p>７人の美少女たちは、パンティを脱いで</p><p>全員、Ｍ字開脚で自分の秘部をオレに見せるようにして、ベッドの上に並んでいた</p><p>さあしましょ、ノブ</p><p>可奈センパイが、欲情した眼でオレを見て言う</p><p>ワンクッション、おきました</p><p>結局、今、私が巻き込まれていることもそうなんですけれど</p><p>何かしらの権限を持った人は存在するだけで、人に脅威を与えるのです</p><p>だから、注意深く人に接していただきたいのですが自覚の無い人はどうしようもないという</p><p>閉話休題</p><p>1年ぐらい前に妖怪＊＊ッチなんて、もうダメだよと、店内で大声で話していた玩具店のことを書きましたが</p><p>久しぶりに近くを通ったので、見てみたら見事に潰れていました</p><p>そうだよなあ妖怪ウォ＊＊、まだ売れてるもんなあ</p><p>1269．恋の鞘当て　／　１番年下のお嬢様（可憐）のセックス披露</p><p>はーい来て、公</p><p>７人の美少女たちが、ベッドの上でオレを待っている</p><p>みんな上はパジャマ1枚下半身は裸の状態で</p><p>今、みんなで見せ合いっこをしていたんだけれど女の子によって、結構違うのね</p><p>Ｍ字開脚で股間を晒したまままり子が、オレに微笑む</p><p>そうですよね、形だけでなく位置とかも1人1人違ってますよね</p><p>エリカが、自分の割れ目と周りの子の割れ目を見比べている</p><p>可憐さんのとても小さいですけれど、本当に黒森様を受け入れているのですか</p><p>今日、処女喪失したばかりの桜子が最年少12歳の可憐に尋ねる</p><p>はい今はもう、そんなに痛くも苦しくもないです</p><p>恥ずかしそうに、小学校6年生のお嬢様は答えた</p><p>わたくし、黒森様のセックス奴隷でございますから今、一生懸命、ご奉仕のやり方を教えていただいております</p><p>アニエスさんにお勉強を教えてあげる代わりに、可憐さんはセックスを教えていただいているんです</p><p>わたくしは、月子お姉様たちと一緒にご奉仕させていただくことが多いですわ巫女の皆様は、克子お姉様たちのテクニックを記憶として丸ごとコピーなさっていらっしゃいますから</p><p>でも、月子さんとかちょっと怖くないヨミちゃんは明るいし、ルナちゃんとコヨミちゃんは可愛いけれど</p><p>というより鷹倉神社の巫女の皆さんと親しくすることは、怖くないのですか</p><p>桜子が、ありすに尋ねた</p><p>人の心を読み人の身体を自由に操ることのできる巫女</p><p>桜子が恐れているのも当然だろう</p><p>あの方たちはわたくし以上に、黒森様に人生の全てを捧げていらっしゃいます黒森様の下にしか、居場所が無いんですわ</p><p>ありすは、真顔で答える</p><p>そうなのよね、普通の人だと巫女の相手は無理だもの公みたいな、底抜けに開けっぴろげな人でないと、あんな恐ろしい能力を持った人たちは受けとめきれないのよね</p><p>はい、普通の方なら巫女の力に溺れてしまって、破滅してしまいますが黒森様は巫女の皆様を我欲のために利用しようとはなさいませんし何より、巫女の皆様を信じていらっしゃいますから</p><p>アリスの言葉に、桜子は</p><p>それは、どういうことなのですか</p><p>だから、桜子普通の男だとさ、最初は巫女を支配して、巫女の力で自分の敵を倒したり、気に入った女の子を自分のモノにして喜んだりするけれどさすぐに怖くなるのよ</p><p>まり子が、桜子に微笑む</p><p>自分のことも巫女が力でコントロールしているんじゃないかって、疑心暗鬼になるわけその疑念は、もちろん巫女にはすぐに伝わっちゃうから、どんどん関係がおかしくなるのよお互いにお互いを信じることができなくなって破滅するしかなくなるのよね</p><p>ああ、黒森様ならそういうことは無いですものねむしろ、力で心が見えちゃう度に黒森様が自分たちのことを信じてくれていて、すっごく愛して下さることを確認するわけですから安心して生活できるんですね</p><p>はいですから、巫女の皆さんは黒森様と、黒森様の大切な家族を護るために、文字通り命を懸けていらっしゃいますわ覚悟していらっしゃいますから</p><p>ありすは真顔で言う</p><p>わたくしと姉の鞍馬家を再興し、鞍馬閣を取り戻すという夢よりも、巫女の皆さんのお覚悟の方が勝っていると感じています本当に、ご自分たちの生きる場所はここにしかないし、黒森様のお子様を産むことでしか巫女の血を後世に残すことはできないとお考えになられているのですから</p><p>いえ、覚悟ならありす様も充分凄いって思っていますわ</p><p>わたしとか受け継ぐ家とかはありませんからワガママでどうしようもないわたしを、黒森様に拾っていただいただけですもの</p><p>そんなことはないですよ、エリカさん</p><p>姉の茉莉花が言う</p><p>エリカさんもわたしも、こうして黒森様の家族になられたことで救われたのですから</p><p>うんわたし、自分が両親の本当の子じゃないと知ってとっても、孤独で寂しい気持ちになっていましたでも、黒森様に救っていただいて今は寂しくないです本当のお姉様である茉莉花お姉様とも会えましたし他にも、たくさんの家族がいますから</p><p>それは、わたしもそうですわ今は、毎週末、こちらのお屋敷で皆様と過ごせることが楽しくてたまりません</p><p>茉莉花も、オレに微笑む</p><p>でしたら、巫女の皆さんとも親しくなさって下さい皆さん、優しくて良い方たちですわこちらから信頼を示せば月子お姉様もヨミお姉様も、ルナさんやコヨミさんも信頼で応えて下さいます</p><p>そうなのよね桜子もさ、あの人たちももう身内なんだって気分で接したら、気楽に話せると思うわよだって、わたくしたちは全員、公の女なんだから家族のルールもう、誰かに習ったでしょ</p><p>はいみんな仲良くですよね</p><p>まり子の問いに、桜子が答える</p><p>そういうこと家族なんだから、信じなきゃね姉妹なのよあ</p><p>可奈センパイが、ハッとなる</p><p>ノブ月子さんとミタマさんて、明日から、うちの高校に来るのよね</p><p>2人とも3年生よね</p><p>でも、なでしこ科っていう特別クラスに入るから普段の授業は、一般生徒とは別になるんだってさ</p><p>新人娼婦候補生の子たちと一緒だし</p><p>ミナホ姉さんが厳選した、女性教師だけが一般生徒と隔離されたなでしこ科の授業を受け持つことになる</p><p>でも、校内に居てくれるのなら心強いじゃないこの先、イーディちゃんがアメリカ遠征に行っちゃったりするんだし</p><p>そうだなミタマと月子が校内に居てくれるのは心強いよな</p><p>警護役がいなくならずに、むしろ増えるんだから</p><p>そうよねよーいしょっと</p><p>いきなり、可奈センパイがオレに抱きついてきてオレの身体をベッドに押し倒す</p><p>まり子たちもほら、いつまで経ってもあたしたちに手を出さないフトドキモノを脱がしちゃいましょう</p><p>あ、それ面白そうねわたくし、ズボンを脱がすわ桜子たちも手伝って</p><p>可奈センパイとまり子とエリカがオレを脱がしていく</p><p>桜子と茉莉花とありすと可憐は恥ずかしそうに見ているだけだ</p><p>おてんばとおしとやかの差がはっきりと出る</p><p>もう、公ったらこういう時、抵抗しないんだから</p><p>本当にされるがままなんですね</p><p>まり子とエリカが言う</p><p>だから可愛いのよノブは</p><p>可奈センパイが、オレの頬にキスをする</p><p>あたしたちのことも信じてくれているのよね</p><p>オレは、あっという間にパンツだけの姿になる</p><p>パンツは誰が脱がすあなたたち、してみたら</p><p>可奈センパイが、おしとやかな4人に言う</p><p>桜子してみなさいよ</p><p>まり子が同い年の従姉妹にそう言うが</p><p>桜子は、恥ずかしがって手が出せない</p><p>では、わたくしと可憐さんが致します</p><p>可憐さん、いいわね</p><p>13歳のアリスと12歳の可憐が、共同でオレのパンツを脱がす</p><p>あら、いつも元気なノブが今日はどうしたのよ</p><p>オレはまだ充分に勃起していなかった</p><p>みすずのことをまり子たちが警戒しているという話を聞いてから</p><p>この子たちの人間関係を深く理解したいと思って、観察モードで集中しているから</p><p>身体がエロい気分で盛り上がっていない</p><p>問題ありませんわわたくしと可憐さんで</p><p>お口でご奉仕致します</p><p>ありすがオレの半勃ちペニスを捧げ持ち可憐が赤い舌を這わせる</p><p>ありすも、ペニスの根元から舌で舐め上げていく</p><p>見なさい、桜子公のオチンチンが大きくなっていくわよ</p><p>可愛い性奴隷たちの口唇愛撫にオレのチンコはムクムクと起き上がる</p><p>はーい、ノブどうぞ</p><p>可奈センパイは、パジャマの前を開いて自分のおっぱいをオレに触らせる</p><p>ノブのだからね好きにしていいのよ</p><p>わたしのもどうぞ</p><p>茉莉花も胸元を開く</p><p>オレの右手が可奈センパイのおっぱいを揉み、左手が茉莉花の胸元をまさぐる</p><p>2人の胸は、弾力も大きさも肌触りも違う</p><p>それでも、乳首がコリコリと固くなっていった</p><p>ありすと可憐も、舌の感触や口内の温度が違う</p><p>交互に、オレの亀頭をチャパチュパと吸ってくれるが違いがはっきりと判る</p><p>本当に大きくなってきましたわ</p><p>でしょう</p><p>女たちによって、張り詰めていくオレの勃起ペニスを桜子とまり子は観察している</p><p>もういいんじゃない、カチカチになっているわよ</p><p>可奈センパイが、笑ってそう言うが</p><p>いえ、黒森様はいつももう少し大きくなられます</p><p>ありすと可憐のフェラは、続く</p><p>ほら、公見て</p><p>まり子が、オレに向けて大きく足を開脚する</p><p>白い指で、自分から秘唇を広げて内側の桜色の部分を見せた</p><p>早く、ここに入れて</p><p>まり子のそこは愛液でキラキラと光っていた</p><p>桜子も、まり子の真似をして破瓜したばかりの痛々しい女性器を広げて見せてくれた</p><p>ああ、この大きさですわ</p><p>ありすが、口の中でオレの最大勃起を感じ取った</p><p>じゃあ、誰からにする</p><p>可奈センパイが、オレに尋ねるが</p><p>先ほど桜子様が、わたくしの女性器で黒森様の男根を受け入れることができるかどうか、ご心配なようでございましたから</p><p>ああ、可憐さん実演したいのね</p><p>はい桜子様に、お見せ致します</p><p>ああ、可憐来いよ</p><p>オレは可憐とは対面座位で交わることにした</p><p>ベッドの上に足を投げ出して座るオレの上に可憐が立つ</p><p>パジャマの上だけを着た12歳の令嬢</p><p>オレの眼の前に、可憐の無毛の秘唇が丸見えになっていた</p><p>可憐、濡れ方が足りないぞ</p><p>オレは、そのまま可憐のお尻を掴んで秘唇を舐めていく</p><p>あっ、ああっ、気持ち良いです</p><p>ぴったりと閉じた秘唇を舌で割って、奥を舐める</p><p>ああっううっ</p><p>内側からとろりと愛液の酸っぱい味を感じる</p><p>くっ、黒森様</p><p>可憐は小さな手で、オレの頭をギュッと掴んで堪えている</p><p>とぷとぷっと、可憐の細い足の間に温かな愛液が滴り落ちた</p><p>黒森様も、もう</p><p>可憐がオレを見下ろして挿入をねだる</p><p>もう少し、ほぐした方が良いんじゃないのか</p><p>オレは、可憐のまだ小さなお尻をムニムニと揉みながら言った</p><p>まだ、ほぐれていないうちに黒森様のオチンチンで、可憐の中を押し広げて下さい</p><p>可憐は、赤く興奮した表情で言う</p><p>少し痛い方が好きなんです</p><p>可憐自分で入れて見ろ</p><p>オレは１２歳の少女に命じる</p><p>可憐は、オレの上で腰を落とそうとしゃがみ込む</p><p>桜子、こっちからの方が繋がる様子がよく見えるわよ</p><p>まり子と桜子が、オレたちの合体に注目している</p><p>ま、参ります</p><p>可憐は、手でオレのペニスを持って自分の割れ目に当てようとする</p><p>しかし、ベッドの上ではなかなか上手く位置が合わせられない</p><p>手伝って差し上げますわ</p><p>ありすが手を伸ばしてオレのペニスの角度を調整する</p><p>いいのよ、わたくしたちは同じ奴隷なのですから気にしないで</p><p>そうよ、可憐さんはノブにだけ集中して</p><p>可憐が、オレを見下ろす</p><p>黒森様、ただ今お受け入れ致します</p><p>可憐は、自分で小さな秘唇を開いてオレの亀頭を膣口に当てた</p><p>ああ、頼むそのままだ</p><p>亀頭の先に可憐の愛液が伝わってくる</p><p>可憐は、腰をくねらせながら、オレの亀頭全体に自分の愛液を擦り付けて</p><p>まあ、広がっていきますわ</p><p>可憐の小さな穴が、オレの亀頭の形に押し広げられていく</p><p>可憐の胎内は熱い</p><p>オレはチンコの先で、この１２歳の美少女の内側の感触を堪能していく</p><p>可憐は勇気を出して、ズッと強く腰を下へ</p><p>１番狭いところをオレの張り詰めきった亀頭が潜り抜けていく</p><p>ああ、温かく潤った幼い膣がオレを包んでいく</p><p>可憐さん、もう少しですから</p><p>ありすが、可憐を応援している</p><p>ゆっくりとオレのペニスが、可憐の中に侵攻していく</p><p>黒森様の形にああっ、広がります広げられておりますあああっ</p><p>可憐の肌が上気していく</p><p>幼い裸身は、異物を挿入されることに強く反応している</p><p>可憐は、ついにオレの全てを自分の胎内に受け入れた</p><p>オレの腰の上に、完全にお尻を乗せオレのペニスで串刺しになったまま、脱力する</p><p>オレに抱きついて来るからオレも、可憐を抱き締めた</p><p>キスをすると可憐の膣が、キュッと締まって、オレのペニスを締め付ける</p><p>本当に全て入ってしまったわ</p><p>桜子は驚いている</p><p>当たり前よ、可憐さんはもう女ですもの</p><p>まり子は、そんな桜子に微笑む</p><p>桜子やわたくしたちと一緒よ公のオチンチンを受け入れられる身体なのよ</p><p>桜子は、自分の下腹部を見る</p><p>ほんの数時間前のオレのペニスを押し込まれた時の感触を思い出しているんだろう</p><p>可憐動けるか</p><p>無理なら体位を変えて、オレが動くぞ</p><p>大丈夫ですわたくしが致します</p><p>可憐の肌には、すでに汗の玉が浮いていた</p><p>前髪がペッタリと汗で額にくっついている</p><p>可憐が、ゆっくりと腰をくねらせる</p><p>この子も、セックスについて日々、学んでいる</p><p>腰使いも、どんどん上手くなっている</p><p>あっああーっううっ</p><p>可憐の小さな膣の中で、オレのペニスが上下左右に擦られていく</p><p>時々深く、押し込まれて亀頭の先が、可憐の子宮口をノックする</p><p>桜子は、オレと可憐のセックスを食い入るように見ている</p><p>あっ、あっあっあっあっ、ああーっ</p><p>可憐は少しずつ、腰の動きを早めていく</p><p>膣の中が緩んできて、激しく動けるようになってきたんだ</p><p>くぅぅ、ああっああっ、ああっ</p><p>セックスの時は、大きく喘ぐようにオレの女たちは指導されている</p><p>身体と一緒に心も解放するために</p><p>はぁぁ、あっ、あっ、あっ、あっくぅぅ</p><p>まだ着たままだった可憐のパジャマの上が、激しい動きのせいではだけていく</p><p>可愛いおっぱいと乳首が見えた</p><p>可憐、ちょっと舐めさせろ</p><p>オレは可憐のお尻を抱えて可憐の乳首をペロペロと舐めた</p><p>ああっ感じますお腹の中と乳首に黒森様を</p><p>可憐は、身体を震わせていく</p><p>熱いお腹の底が熱いです</p><p>オレは可憐のパジャマの上を脱がせて、全裸にする</p><p>そして、可憐のお尻をグッと掴んで</p><p>オレの方から、腰をグイグイと突き込む</p><p>あああっ、あああー、ああんっあああーっ</p><p>大きく喘ぐ可憐</p><p>そのまま、可憐の軽い身体を抱き上げて座位から、正常位になる</p><p>ああっ、黒森さまぁぁ</p><p>可憐の大きな黒い瞳がオレを見上げている</p><p>潤んだ瞳熱く湿った裸身</p><p>可憐、このまま一気にいくぞ</p><p>はいご存分に可憐を犯して下さい</p><p>ああ可憐</p><p>オレに犯されている可憐は、本当に可愛い</p><p>今日も、中に出すぞ</p><p>はいわたくしは、妊娠する準備もできております</p><p>１２歳の可憐は覚悟している</p><p>今日も、可憐の中に中に注いで下さい</p><p>ああっ、あああーっ、ああーっ激しいです</p><p>ズボズボと、可憐の胎内を突き込むッ</p><p>ああっ、もっと犯してもっと可憐を犯して下さい黒森様ぁぁ</p><p>可憐可憐</p><p>ああッ、何か何か来ます黒森様ああっ怖い</p><p>可憐も高ぶっている</p><p>もう何度もセックスしているんだ</p><p>そろそろ可憐も確実に絶頂へ到達できるようになっているはずだ</p><p>大丈夫だ、怖がるなオレがここにいる</p><p>オレが可憐の小さな手に自分の手を重ねると</p><p>可憐は、ギュッとオレの手を握りしめた</p><p>はい、黒森様可憐も可憐もここにいますあああーっ</p><p>可憐の性感が、急上昇していくのを感じてオレは射精したい気持ちをセーブする</p><p>どうせなら、一緒にイキたい</p><p>あああっ、はぁぁ、黒森様わたくしああああっ</p><p>ああ、快感のカタパルトに乗ったな</p><p>こ、怖いです止めて下さいあああっ、待って待って下さいあああっ</p><p>可憐は、セックスの中断を求めるがむしろ、オレの腰使いは強く激しく、早くなる</p><p>あああっ、嫌ぁぁいやぁぁ怖い怖いです可憐、浮き上がっちゃう飛んでいってしまいます</p><p>オレが捕まえているから、平気だ飛んでっていいんだぞ可憐</p><p>きゃあああっあああー、いやぁぁ何か変ですわたくし、わたくしああっ、光ってる白い光が来ますはぁぁ、ぁぁ</p><p>そして、１２歳の少女は</p><p>くぅぅ、はうはうはうあうううううっ</p><p>身体を大きく弓なりにのけ反らせてイク</p><p>いや、いや、いやぁぁいやぁぁんっ</p><p>ビクビクビクッと幼い裸身が痙攣した</p><p>狭い膣が、オレのペニスをギュッと絞る</p><p>オレもイクぞうううっ</p><p>熱いッ</p><p>ジュワッと子宮の内壁に吐きかけられた白濁液の温度に</p><p>また、可憐は身体を震わせた</p><p>ああ、出るぞ、出てるぞ可憐可憐</p><p>あああっ、いやぁぁいやいやいやーんっ</p><p>エクスタシーの渦の中で可憐は、胎内を汚されていく</p><p>オレの精を内面に浴びて</p><p>ああっ、まだ出るぞ可憐可憐</p><p>びゅるびゅるとオレの射精は続く</p><p>ぁぁあ、黒森様</p><p>快感の波に包まれたまま</p><p>可憐は薄目を開けて、自分に精を放っているオレの顔を見つめていた</p><p>うーん、やっと1人か</p><p>さて、どうしよう</p><p>1270．恋の鞘当て　／　闘うお嬢様たち</p><p>正常位で深く繋がったままオレは可憐の小さな裸身を抱き締めて、ベッドの上で脱力する</p><p>ぁぁ、はぁぁ、はぁぁ、はぅ</p><p>可憐も全身汗まみれになって、大きな呼吸を繰り返している</p><p>ぁぁ黒森様ぁ</p><p>エクスタシーの余韻に溺れたままビクビクッと身体を痙攣させながら、オレにギュッとしがみつく</p><p>ぁぁっ、ぁぁ、ああうッ</p><p>可憐の幼い膣が、キュキュッと締まる</p><p>オレの尿道の中に残っている精液を絞り出し</p><p>12歳の子宮が、ゴクゴクと呑み込んでいく</p><p>うふふ、可憐さんも女の子から女になったみたいね</p><p>可奈センパイが、可憐のとろけた表情を見て言う</p><p>もうダメよ一生、ノブ無しじゃ生きられない身体になっちゃったのよあたしも経験したことだから、良く判るわイッちゃってる時に、お腹の中に出されるのはホントに効くもの</p><p>まだセックスを体験して日の浅いエリカが尋ねる</p><p>すぐに判るわよあなたにも</p><p>はい、楽しみです</p><p>微笑み合う2人</p><p>女の子にも、性欲はあるしセックスに対する興味や関心もあるのよねでも、ホラ、男の人って怖いし普通の男の子たちって、ノブとは違って、身勝手で自分のことしか考えていないものねだからあたしたち女の子は、気楽にセックスを楽しむなんて、なかなかできないものなんだけれど</p><p>可奈センパイは、可憐に覆い被さったままのオレの尻を優しく、撫でる</p><p>ノブみたいに、女の子が怖がるようなことは自制してくれる人だと安心だし妊娠の心配をしなくてもいい薬も貰えるから、思いっきり楽しめるのよねそれでいて、克子さんたちがチェックしていてくれるからセックスにハマリ過ぎることもないでしょうし</p><p>こうやって、みんなと仲良くセックスするのも楽しいわよねお互いの一番恥ずかしいところを見せ合っているんだし同じ男の人に愛されているんだから、仲良くなるしかないし</p><p>今、可憐さんが思いっきりイッちゃう可愛い姿を見たからとっても、愛おしく感じるわ本当に自分の妹みたいに感じるのよ</p><p>まり子は、そう言って可憐の髪を撫でていく</p><p>そうですねわたしも、可憐さんのことをとっても可愛く感じています</p><p>14歳のエリカが２つ年下の可憐を見て微笑む</p><p>あら、あたしにとってはエリカさんだって妹だと思っているわよとっても可愛いわ</p><p>こうして、オレの女たちは仲良くなっていく</p><p>それは、とても良いことだと思うけれど</p><p>でも、オレは現在、この子たちとみすずの間に溝が生じていることも知っている</p><p>っっ黒森様</p><p>ああ、可憐が絶頂の余韻から、ようやく醒める</p><p>大丈夫か、可憐</p><p>は、はいお恥ずかしいところをお見せ致しました</p><p>頬を赤らめる可憐</p><p>オレのペニスを挿入したままの膣が、またキュッと締まる</p><p>いや、可愛かったぞ可憐</p><p>オレが可憐の唇にそっとキスすると可憐は自分からオレの舌を求めた</p><p>んっ甘いです</p><p>可憐は不思議そうに言う</p><p>レモンみたいな味がします</p><p>本当に好きな人とキスすると、そんな味になるのよ</p><p>可奈センパイが笑って、可憐に言った</p><p>可憐の大きな瞳が、オレを見上げる</p><p>わたくし早くママになりたいです黒森様の赤ちゃんを産ませていただきたいです</p><p>幼いお嬢様が、オレに言う</p><p>わたくしもう、産めますから</p><p>確かに、可憐の肉体は12歳の少女としては発育が良い方だろう</p><p>だから、オレとのセックスにも馴れてきている</p><p>そのうちにな</p><p>オレは、優しく可憐に言う</p><p>この可愛いおっぱいからお乳が出るようになったら、オレも飲ませてもらうからな</p><p>オレは、まだ少し硬い可憐の乳房を揉む勃起したままの乳首を指の腹で捏ねた</p><p>可憐は、可愛く喘いだまた、膣がビクッと震える</p><p>可憐は覚えたてだからどんどん先に進みたい気持ちになっているんだろうけれど、急がなくていいし、慌てなくていいからゆっくりと時間を掛けてさ楽しみながら、先に進もう</p><p>オレは密着した肌とペニスで可憐の生命を感じながら、そう言う</p><p>オレたちにはずっと一緒なんだからさ</p><p>はい可憐は少し、急ぎすぎていましたまだまだセックス奴隷として未熟でございますのに失礼致しました</p><p>穏やかな笑顔で、オレに言う</p><p>それじゃあ、可憐そろそろ</p><p>あ、そうでございますね</p><p>いつまでも、可憐と繋がっているわけにはいない</p><p>ああ、まだお姉さんたちが待っているからな</p><p>オレは、可憐の中からペニスを引き抜こうとする</p><p>公そういう考え方は、そろそろ止めた方がいいわよ</p><p>確かに今、この部屋にはあたし、可奈、桜子、エリカさん、茉莉花さん、ありすさん、可憐さんって７人の女の子がいるけれどさ</p><p>まり子は特大ベッドの上に寝転がっている、半裸の少女たちを見て言う</p><p>でも、だからって公は７人の子と均等にって、桜子は明日の朝までセックスできないけれどとにかく、みんなを平等に同じだけセックスする必要は無いのよ</p><p>公がしたい子と、したいだけすればいいの可憐さんの中にもっと出したいのなら、このまま続けちゃってもいいしもう疲れたから、今日は眠るって言ったっていいのよ他の子とはセックスして、わたくしだけお預けとかでも全然ッ構わないのよそんなことで、わたくしは怒ったりしないし公のことを嫌いになったりはしないから</p><p>このお部屋の中では、公が王様なのよわたくしたちは、公のハーレムの女奴隷よだから、何でも公の好きなようにしていいのみすず様たちに対してしているみたいに公が変に気を遣う必要は無いのよ</p><p>いや、みすずは</p><p>またみすず批判になるのはマズい</p><p>きっと、みすずは別室で、この部屋の様子をモニターしているだろうから</p><p>みすずさんだけじゃないわよノブは恵美さんや、雪乃さんにも、いつも気を遣っているわよねそんなに怖いの</p><p>怖いわけじゃないけれど</p><p>ま、しょうがないわよねあの３人は本当は独占欲が強いから自分がノブを独占できない代わりに、ノブに全ての女の子たちを均等に愛して欲しいと望んでいるのよね自分以外の誰かが、１回でも自分より多くノブに愛されたりするのがガマンできないのよ</p><p>可奈センパイが、みすず、メグ、雪乃の３人をそう評する</p><p>いや、それはここに居る子たちは、みんな性格が違うわけだからさ</p><p>それぞれの女の子に合わせて、オレが対応を変えなくちゃいけないんだよ</p><p>独占欲の強い子もいれば、自分の感情を表現するのが苦手な子もいるすぐに周りの女の子の顔色を見る敏感な子もいれば、完全マイペースな子もいるし見た目と内面が全然違う子もいる</p><p>それは判るけれどでも、公が＊＊しなくちゃいけないって思い詰めるのは良くないわよ</p><p>家族の中に色んな子がいるのは判るし、色々と面倒な子もいることは知っているわ公が、毎日、大変な思いをして対応していることもでも</p><p>そうね、ノブ少なくても、今、この部屋にいるメンバーは、ノブが気遣いしなくていい子だと思うわよ</p><p>まり子の言葉に可奈センパイが続く</p><p>ノブは、いつでもあたしたちにセックスを求めていいし、あたしたちはどんな状況でもセックスに応じるわそれは他の家族と同じだけれど公は、あたしたちにはセックスを求めなくてもいいのよ</p><p>そうそう、したくない時は無理にしなくてもいいから公</p><p>だけどさ、まり子や可奈センパイがどうしてもセックスしたい時だってあるだろ</p><p>あのねノブ確かに女の子にも、そういう時はあるけれどあたしたち、ノブが疲れているみたいだから、今は我慢しようって考えるくらいのデリカシーは持っているわよ</p><p>そうよ公にギュッと抱き締めてもらって、キスしてもらったら後は、朝まで手を繋いで寝るたけでガマンするわよ</p><p>まり子と可奈センパイが言う</p><p>他の子たちのことは判らないけれどあたしたちは、そうよそれで満足よ</p><p>だって公のこと愛しているもの</p><p>ノブにとって重荷になるだけのセックスは望まないわよ</p><p>現在のわたくしは黒森様の奴隷です所有物でございますからお気遣いなさらないで下さい</p><p>ありすも言う</p><p>あのわたくしや、美里お姉様や、ミタマとキヌカのことまで、本当にお気遣いしていただいていることには、心の底から感謝しておりますが奴隷として扱っていただけないことが心苦しいと感じることもあります</p><p>大切にしていただいていることは嬉しいのですがわたくしのことで、黒森様にご迷惑をお掛けするのなら</p><p>いや、迷惑なんて思ってないよ</p><p>それでしたらもっと、お気楽になさって下さいわたくしは、黒森様の客ではありませんわたくしは、黒森様の玩具《おもちゃ》でございます</p><p>可憐のことも、玩具にして下さい</p><p>オレの下で可憐も、そう言う</p><p>わたくしの心も身体ももう全て、黒森様にお捧げ致しておりますから</p><p>可憐が下からオレに抱きついて幼い裸身をオレに擦り付ける</p><p>腰をくねらせて、自分の胎内に挿入されたままのオレのペニスを刺激した</p><p>大切にしていただくのなら黒森様の玩具になりたいです可憐で遊んで下さいわたくしの心と身体を玩んで</p><p>潤んだ瞳で、１２歳の美少女は言う</p><p>言葉の選択がちょっとアレだと思うけれどあたしも、ありすさんたちもつまり、ノブとの距離をもう少し縮めたいのよ</p><p>親しき仲にも礼儀ありって言うし本当の家族だって、血を分けた親兄弟にだって踏み込ませないことってあると思うけれどさ例えば、あたしだって、お父さんには絶対に自分の裸を見せたりはしないものお父さんの方だって、年頃の娘のお風呂を覗きに来たりしないわそういう気遣いが家族同士にもあるのは当然だけれどでも</p><p>ノブとはもっと近付きたいのよとっくに、親にも見せたことのない恥ずかしいところまで見られちゃっているけれどあたしたちは、今以上に公の身内になりたいのよだから、つまらない気遣いはいらないのよあたしたちには</p><p>オレが口を開いた途端可奈センパイは、オレの頭を抱き締め</p><p>そんなに怖がらないでよあたしたちは、みすずさんたちとは違うんだから怖くないのよノブのこと、嫌いになったりしないから</p><p>克子さんや寧さんに公が思いっきり甘えられるのは安心できるからでしょあの人たちが公のことを愛していて、簡単に嫌いになったりしないって信じているからでしょわたくしたちは、まだまだ克子さんや寧さんの領域には届かないことは判っているけれどでも、信じて欲しいのよ公がわたくしたちを決して裏切らないように、わたくしたちも公を裏切ったりしないって</p><p>公が一番怖がりなのよだから優しいことも判っているわ</p><p>でも、だからこそあたしたちは気遣い無用になりたいのよ</p><p>公は、今までちゃんと人を選んで自分の女にしてきたはずよ自分の眼を信じてわたくしたちは、もっとあなたに近付きたい公の懐に入れて欲しいの</p><p>まり子と可奈センパイの言葉は判る</p><p>ありすと可憐の気持ちも</p><p>すっげぇ有りがたい嬉しいし、助かるけれど</p><p>オレにはみんなが望むように、距離を縮める具体的な方法が判らない</p><p>黒森様って本当に真面目な方ですのね</p><p>ずっと話を聞いていた桜子が口を開く</p><p>感動致しましたあのわたくし、あなたが好きですわ</p><p>桜子</p><p>あなたが好きですあなたのことが気に入りましたあなたと、一生一緒に暮らしていきたいって思っています</p><p>エリカもですあなたのことが好きです大好き愛しています</p><p>エリカも</p><p>わたしも好きですあなたのこと可愛い人だなって思っています</p><p>茉莉花まで</p><p>まり子黒森様と距離を縮めたいのなら、求めてはいけないと思うわ</p><p>桜子が従姉妹に言う</p><p>今はただ自分の素直な気持ちを正直にお話するだけでいいのよ好きです愛していますって</p><p>エリカ、今から黒森様のことを公さんて呼びます公さん大好き好き好き</p><p>私は同い年ですから公くんて呼びます好きですわ、公くん</p><p>桜子エリカ茉莉花</p><p>では、わたくしはみすずさんが旦那様とお呼びになられているのですから、わたくしはあなたってお呼び致しますわ</p><p>え桜子</p><p>オレは思わず、桜子を見る</p><p>桜子は恥ずかしそうに言った</p><p>いや、でもそれだと、桜子、みすずとの仲がギクシャクするんじゃないのか</p><p>オレのことを旦那様と呼ぶみすずにケンカを売っていることになる</p><p>仕方ありませんわ、あなたわたくしは、狩野家の娘でございます香月家の娘のみすずさんとは家格は同じ対等でなくてはいけないのですから</p><p>これは桜子の宣戦布告だ</p><p>今の狩野家は、香月様からの支援で何とか家を保っております香月家には、とても感謝しておりますでも、家のこととわたくしとみすずさんの関係は、別でなければならないのですから</p><p>敢えてお屋敷内に波風を立てるというのか</p><p>いいことだと思うわよみすず様の不戦勝のままというのはわたくしたちにとっても、公にとっても良いことでは無いと思うから</p><p>まり子はそう言って微笑む</p><p>わたくしたちも、公もまだまだ若いんだから誰が公の正妻の地位を得るかは競い合うべきよみすず様にだけ、すでに地位が約束されているなんてことは良くないのよ</p><p>わたくしは、あたしたちのグループのリーダーは桜子だと思っているけれどでも、だからって桜子に公の正妻の地位まではあげないわよわたくしも、公の正妻の座を狙うわこのレースにエントリーします</p><p>ええ、まり子一緒に競い合いましょう</p><p>桜子は明るい笑顔でそう言った</p><p>家の都合と自らの運命に翻弄されていたあの気弱そうな少女は、もういない</p><p>桜子は本来の明るさと強さを取り戻していく</p><p>そうだ彼女も</p><p>香月家、歌晏家と並ぶ３大名家の令嬢なんだ</p><p>香月みすずや、歌晏桃子姉ちゃんに対抗するだけの底力を持っている</p><p>わたくし、負けませんわ</p><p>桜子は、決意を胸にそう言った</p><p>次話でセックスシーンの続きをやって、次の章へ行く予定</p></section></body></FictionBook>